ONEPUNCH×ONEPUNCH (がじら)
しおりを挟む

ハンター試験編
プロローグ&一話


どうも!がじらです!ハーメルンで小説投稿するのは
初めての事なので、よく仕組みがわかってませんが・・・
それでも読んでいただける方は感謝です!ありがとうございます!!
それでは、どうぞ!


ここはZ市。

 

不本意ながらも今やS級ヒーローであるジェノスを弟子に取ったサイタマ。

いつものように2人で生活していたある日。

 

「はぁ、格闘技大会も何も学べるものがなかったな・・・。」

 

つまらなそうに晩御飯であるおでん(海藻もりもり)をつつく

先日、サイタマはシルバーファングことバングの弟子であるチャランコの入場券を受け取り

武術を体験したいサイタマはチャランコになりすまし

異種格闘技大会に参加したのだが、結局サイタマは全ての敵をワンパンで倒してしまった。

偽装がバレて結果は準優勝だったが、決勝戦で当たったスイリューですら

武術はかっこいいということしか伝えられなかったのである。

 

『そうですか・・・ですが、スイリューという者はなかなかにやるようでしたが。』

 

「あいつは確かに凄かったけど、武術はかっこいいって事しかわからなかった・・・。」

 

『そ、そうですか・・・先生ほどの実力になると、もはやこの世界では満足出来ないかも知れませんね・・・。』

 

「この世界・・・か、毎日飯食って、怪人を倒すだけの日々だからな・・・暇な毎日だぜ・・・。」

 

『先生、この世界に満足しておられないのですか?』

 

「満足っていうか、もはや伸びしろが無いように感じてしまうし、その、あるか分からない伸びしろを伸ばせるような、超強力な怪人もいない。武術ですら得られるものはなく、結局1発だ。」

 

すごく寂しそうな顔でおでん(海藻もりもり)を口へ運ぶサイタマ。

 

『・・・・・・先生、満足してないのなら、他の世界に行ってみますか?』

 

少しサイタマの顔色が変わる。ワクワクしたような顔だが、すぐに

不可能なことだと思い、しょぼんとした顔になる。

 

「そんなことが出来たらとっくにやってるよ。あんまりおちょくらないでくれ・・・・・・。」

 

『先日、クセーノ博士が研究していた、人を他の世界に送り込む機械が完成したそうです。』

 

ジェノスがふふっと笑う。

 

「まじか!?ちょっと貸して貰えない!?それ!?」

 

身を乗り出して聞き返すサイタマ。目は期待とわくわくでキラキラしている。

 

『許可がないとなんとも言えませんので、1度相談してみます。』

 

携帯を取り出し、電話を始めるジェノス。

 

「おう!頼んだぞ!!ワクワクッ」

 

そして翌日……

 

『失礼します。先生。』

 

身長の3倍はあるであろう荷物を抱えたジェノスが扉を開け、家に帰ってきた。

 

「おう、ジェノス。その荷物なんだ?」

 

ジェノスが返ってきた瞬間の疑問を口にしたサイタマ。

 

『先程、クセーノ博士から頂いてきた、異世界転生装置です。』

 

「おお!でかしたぞジェノス!!」

 

再び、目が輝きを取り戻すサイタマ。

しかし、それとは対照的に険しい顔をするジェノス。

 

『ですが先生、この機械を使えばこことは違う世界、異世界に行けますが

もう帰ってこれないかもしれません。完成したとはいえ

猿を入れた機械は転送は成功しましたが、戻ることはなかったらしいです。

しかも、どこの世界に転生するかもわからないそうで・・・』

 

そう、完成したとはいえ試作品であるのに変わりはなく

転送はしっかりとできているが、戻ってこれる見込みはほとんどないのである。

これには、サイタマも毛髪のない頭を抱える。

 

「・・・俺は、自分が異世界でどれだけ強いかを試してみたい。

異世界がどんなところかわからないけど、化学力が発達していたら

なんちゃらマシンを直して帰れるかもしれない。この世界の未練はあまりない。

一つあるとしたら、ジェノスが心配だ。」

 

驚きの一言に目を丸くするジェノス。

 

『俺ですか?』

 

「そうだ、お前、S級って言っても何気によく倒されてるし

頭部が残ってなきゃダメなんだろ?大丈夫なのか、一人にして。」

 

サイタマの優しさに思わずハンカチを取り出すジェノス。

 

『先生・・・!俺は一人で頑張ります!先生という甘えを省き

己の向上に尽くします!!』

 

涙は出ないが、顔のあたりにハンカチをふきふきするジェノス。

 

「そうか・・・それを聞けて安心したよ。ありがとうな、ジェノス。」

 

少し寂しそうな顔をするサイタマ。

だが、今の彼の毛髪のない頭は異世界のことでいっぱいなのである。

 

『それでは、先生。装置を設置します・・・。

先生、俺も装置が完成したら先生の元へ向かいますので

そこで学んだことを教えてください!』

 

やはり涙は出ないが口調は少し涙声になっている。

 

「任せろ、ジェノス。クセーノ博士にも礼を言っておいてくれ。」

 

サイタマも少し寂しそうな顔をするが、やはり

ハゲ上がった頭の中は異世界の事しかない。

 

『先生・・・設置が完了しました・・・。どうかご武運を・・・!!』

 

身長の三倍はある機械をガチャガチャやっていたジェノスがこちらを振り向いた。

 

「さんきゅ、ジェノス・・・じゃあ、行ってくるぜ!」

 

異世界転生装置の扉があき、そこには人一人分のスペースがある。

中に入るサイタマ。名残惜しそうな顔をしている。

その顔のまま、ガシャンと扉が閉まる。

しばらく会えない先生の最後の顔に、寂しい気持ちになるジェノス。

ジェノスは外から何やら操作をしているようだ。

 

『それでは先生、また会いましょう!!』

 

準備が終わったジェノスはボタンをぽちっと押す。

その瞬間、ピシュン!と異世界へと転送されるサイタマ・・・!

 

どうなることやら転送されてしまったサイタマである・・・!

 




どうでしたでしょうか!
初めての小説の初めての一話です!
文がおかしいかもしれませんが・・・
一週間に一度くらいで更新しますので
今後ともよろしくお願いします!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

とりあえずの二話

とりあえず、一話投稿の同日に二話を書いておきます^^
ついにハンターハンターの世界にサイタマが飛び込みます!

ちなみに、原作は流れはわかるのですが、セリフの一つ一つは覚えてません・・・
あしからず・・・><

さて!どうなることやら!!


・・・転送できたっぽいな。

なんか変な感じだしな。さて、転生先の世界はどこなんだろうか・・・

強いやついるかな・・・!?

ワックワクだな!

 

~くじら島~

 

ゴン『よおし!かかった!!!』

 

子供の体ではどう見ても釣ることができない巨大魚を釣っている。

その時・・・

 

ヒューーー・・・ボチャン!!

池に転送装置が落ちてきたのである。

 

『うわぁ!!』

 

びっくりしたゴンは思わず手を放してしまった。

竿までぽちゃんと池に落ちてしまった。

 

『なんなんだ・・・?何かが落ちてきたみたいだけど・・・』

 

上から落ちてきた物体に好奇心をしめすゴン。

その時、池の中から破裂音のような音がした。

 

「ふう、扉があかないと思ったら水の中だったわけか・・・

・・・あっ、壊しちゃった・・・」

 

唯一の異世界への移動手段であった機械を壊して外に出たサイタマ。

もう戻れないことに動揺している。

 

「で、でも水の中に落ちたんだったら・・・すでに壊れていたよな・・・うんうん・・・」

 

独り言をぶつぶつ言うサイタマ。

『ねぇ、おじさん』

 

急に空から降ってきた機械から出てきたサイタマに

目をキラキラさせるゴン。

「・・!!び、びっくりしたぁ・・・ちゃんと人いて安心・・・」

 

『何を言っているの?』

 

変な目で見られるサイタマ。

サイタマの言う通り、異世界に絶対に人間という種族が繁栄しているとは

限らないのだ。だが、同じ種族がいて安堵している。

 

「あぁ、こっちの話だ。」

 

『ふーん、そんなことよりおじさん』

 

「おじさんってのやめよう。俺はサイタマだ。君は?」

 

『じゃあ、サイタマさん、僕はゴン!よろしくね!

ところでおじさん!どこから来たの!?』

 

ふっ・・・と笑うサイタマ。まるでその質問を待っていたかのような

笑みを浮かべ、質問に答える。

 

「異世界・・・だっ!!!元居た世界に強いやつがいなくなったから

科学の力でこの世界まで渡ってきたんだ。」

 

キリッっと答えるサイタマを

よくわからないような目で見るゴン。

 

『ふ、ふーん・・・サイタマさん、頭でも打ったの?』

 

とりあえず、頭部打撲を疑うゴン。

 

「打ってねえよ事実だ。」

 

『そ、そっか・・・』

 

そんな二人の様子を見ていた女性が声をかけてきた。

 

ミト「こらーゴン!知らない人とあんまり話してちゃダメでしょう!

特にこの人なんて、どっからどう見ても怪しい人じゃない!

なんか禿げ上がってるし。」

 

「一気に部外者かよ。部外者だけどよ。

つーか怪しいのはわかるけどハゲは関係ないだろ。」

 

ミ「ハゲに当たりはいないって決まってるの。

そんなことよりゴン。沼の主を釣り上げることはできなかったみたいね。」

 

『そ、それは・・・このサイタマさんが邪魔をして

逃がしちゃったからだよ!この人がいなかったら釣れてたもん!』

 

ミ「ダメ!そんなこと言ってもダメなんだから・・・!

沼の主を地上にあげてくるまでハンター試験は受けさせません!」

 

『そんなぁ!ひどいよミトさん・・・!』

 

ゴンの目が涙ぐむ。

 

「なんか、すまんことしたな、ゴン・・・沼の主ってこの中にいるのか?」

 

『うん・・・でも、サイタマさん、釣りとかできなさそうだし・・・』

 

「釣りなんてしなくても地上にあげればいいんだろ?」

 

そういうとサイタマは水の中へ一直線、落ちていったのである。

 

ザバァァァァァン!!!

 

ミト、ゴン「え・・・あの人・・・??」

 

そして、時間にして数秒。

 

ザバァァァァァン!!!

 

激しい水しぶきを上げ、サイタマが戻ってきた。

その手には沼の主が・・・。

 

「ほらよ、ゴン。ミトさん、これでいいんだろ?」

 

ミ「・・・いや、今のはあなたが勝手にやったことで

ゴンは何もしてないからダメです!!」

 

「屁理屈こねてるんじゃねえよ。地上にあげりゃいいんじゃねえのかよ。」

 

ミ「ダメです!ゴンにハンター試験は受けさせません!」

 

「試験・・・?」

 

ミ「ハンター試験もしらないの?プロハンターになるための試験よ。」

 

「ヒーローみたいなもんか・・・。わかった。じゃあ、俺もそれ受けるから

ゴンもハンター試験に行く権利をやってくれ。」

 

『サイタマさん・・・』

 

「サイタマでいい。ほら、どうなんだミトさん。」

 

そんなサイタマを見て、明らかな溜息をこぼす。

 

ミ「・・・わかったわよ・・・あんたがいれば大丈夫そうだし・・・ハゲてるけど・・・」

 

『やったあ!!!ありがと、サイタマ!!!』

 

「だからハゲは関係ねえって言ってるだろ。」

 

こうして、ハンター試験を受けることが決まったサイタマ。

はてさて、どうなることやら・・・。




二話目、完結しました!
どうだったでしょうか、次回には
ハンター試験の様子を書こうと思っています!

それでは次回も期待していてください!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

なんやかんや三話

なんやかんや三話です!
どうもです!!がじらです!!!
読んでくださり、ありがとうございますっ!!!

今回は試験場での出来事と、一次試験の始まりまでです!
同日に一次試験の模様を投稿致しますので、そちらもご覧になってください^^
それでは、どうぞ!!!


なんやかんや色々あり、クラピカ、レオリオと出会い

共にハンター試験を受けることとなった。

 

そして、場は一次試験場。

 

「ハンター試験ってこんなところで受けるんだな・・・。」

 

クラピカ「サイタマ、頭がまぶしいぞ」

 

レオリオ「そりゃあ、あんなツルツルじゃあなあ・・・」

 

「地下だろうが、何に反射してまぶしいんだ!?」

 

クラピカ、レオリオ、ゴン「wwwwwwwwwwww」

 

「こいつら・・・」

 

『番号札をどうぞ!』

 

「お、おう、ありがとうな。」

 

レオリオ→403

クラピカ→404

  ゴン→405

サイタマ→406

 

レオリオ「サイタマは見た目的に、0って番号がよかったのになwwwww

はげてるしなwwwwwまじゆでたまごwwwwwww」

 

レオリオ、クラピカ、ゴン「wwwwwwwwwww」

 

「・・・こいつら・・・!!!」

 

???「君たち、新顔だなあ!」

 

小太り体系のおっさんが上のパイプに腰を掛けながら

話しかけてきた。

 

「誰だあいつ、知り合いか?」

 

ク「知らないな。」

 

レ「俺も知らないな。」

 

ゴ「俺たちのこと、新顔ってわかるの?」

 

?「まぁね、何しろ、俺もう35回もテスト受けてるから」

 

皆「35回!?」

 

?「まぁ、試験のベテランってわけだよ!!」

 

レ「威張れることじゃねえよな・・・」

 

ク「確かに・・・」

 

?「わからないことがあったら何でも聞いてくれ。」

 

ゴ「ありがとう!

 

ト「俺はトンパっていうんだ!」

 

ゴ「俺はゴン、こっちはレオリオとクラピカとサイタマ!」

 

新しく来た仲間に喜びを感じながら、談笑する仲間たち

 

?「うわあああああああああ!!!!!」

 

トンパと楽しく話をしていると

男の断末魔が聞こえてくる。

 

その方向を向くと、ピエロのような人物が

腕が桜吹雪のようにバラバラになっていく男が見える。

 

?「う、うううう・・・うわああああ・・・」

 

言葉にならない断末魔をあげている。

 

するとピエロのような人物が喋る。

 

ピ「あーら不思議・・・腕が花びらとなって消えちゃった♥

種も仕掛けもございません♦気をつけようね。

人にぶつかったら謝らなくちゃ・・・♠」

 

「やばいんじゃないか?あいつ・・・

ただならぬ気配がする・・・あんなのもハンター試験を受けているのか・・・」

 

ト「あぁ、今年も来たか……ヒソカ……。見ての通りやばいやつで

過去に気に入らない試験官を半殺しにして脱落している。」

 

「そうだな……すげえやばそうだ……関…えっと…関節のパニックとは

比べ物にならない殺気だな……。」

 

そう言いつつも、サイタマはにやりと口角をあげる。

 

ト「とりあえず、あいつには関わらない方がいいな……。」

 

ゴ「うん……嫌な感じ……。」

 

キ「そうだな……変な感じだ……。」

 

レ「近づかない方がいいな。」

 

ク「その方が良いだろう。」

 

ここにいる全員が、ヒソカの異常さに気が付き

出来れば近づかないでおこう。という結論に至る。

だが、サイタマは……

 

(あいつ、元の世界にはいなかったタイプのやつだ…。間違いなく強いな…。)

 

この世界に来て初めて出会う強者に喜びを隠せないサイタマがそこにはいた。

 

(さっきトンパが試験は5~6まであるって言ってたな……いつかぶつかる時が来るかもしれないから

今はあまり目立つ行動はしないでおこう。この世界の強者は

どんな戦いをしてくれるのかな……)

 

ワクワクが止まらないサイタマを尻目に、何か声が聞こえる。

 

サトツ「皆さん、こんにちは。一次試験の試験官であるサトツです。」

 

ゴ「やっと始まるっ!!」

 

キ「そうだな!」

 

ついに始まる試験にドキドキの最年少2人。

 

「さて、どんな試験なんだ?ヒーロー試験みたいに、パンチングマシンや100m走とか?」

 

それならこんな所に呼ばないよな。と考え直すサイタマ。

 

サトツ「それでは、試験を始めます。一次試験は、私についてくるだけです。」

 

全員「え?」

 

皆が驚く。あの天下のハンターライセンスを取るための一次試験が

まさかただ試験官を追いかけるだけなんて……と。

 

そんな考えを持っている間にサトツは競歩のような動きをし、

ものすごい速度で走り出したのである。




はいっ!どうもです!!がじらです!!

始まりました試験っ!!
天下のハンターライセンスを取る事ができるのでしょうかっ!!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

やっとこさの四話

どうもです!!がじらです!!!
今回から本格的なハンター試験開始です!!

一次試験はサトツによる競歩(?)ですが
ゴンとその仲間たちは攻略することが出来るのでしょうか!!!

あと、読みづらいのでサイタマの発言は今回から
サ「なんちゃら」
と変更させていただきます!

それではどうぞ!!


ものすごい速度で走り(歩き)だした試験官のサトツ。

それを追いかけるように走り出す受験者たち。

 

ゴンたちは最前列に並ぶ。

 

サ「案外早いが、関節のポンコツの方がまだ速いな……。」

 

なんだか期待はずれみたいな顔をするサイタマだが

まだ試験官が本気ではないと感じ取り、油断せずにと決意する。

 

ゴ「なんの話をしてるの?」

 

不思議な顔をこちらに向けてくる。

 

サ「あぁ、元いた世界の話だ……」

 

急に遠い目をするサイタマ。ものすごい速度で走りながら

遠い目をするサイタマは絵的にすごくシュールである。

 

ゴ「サイタマー、もし良ければ、元いた世界のことを、教えてくれない?」

 

少しびっくりするサイタマ。

そんなサイタマを好奇心に溢れた目で見るゴン。

 

サ「……いいぞ、隠すつもりもないしな。」

 

一次試験の間、ゴンとサイタマはサイタマの元いた世界の話をしていた。

 

サイタマはその世界ではヒーローという、ハンターに似た職業についていた事。

この世界で言う三ツ星ハンターであるジェノスが弟子にいた事。

ヒーローという職業について、怪人を倒していたが

その怪人のほとんどをワンパンで倒していた事。

 

そして、その決まったワンパンKOに作業感を感じてしまい

退屈になりこの世界に来たことも。

 

つい数日前のことだが、既に昔話を語るようなサイタマに

少し寂しそうな顔をするゴン。

 

最前列で談笑しているサイタマとゴンの余裕にライバル心が湧いている

キルア、レオリオ、クラピカは距離を離すまいと

頑張っている。

 

そのうちにレオリオが10代だとカミングアウトし

サイタマは年下かよっ!と突っ込んだ。

 

そうしているうちに、二次試験場についたサイタマたち。

 

レオリオやクラピカもなんとか追いついて一次試験を突破した。

 

サトツ(……元の世界……?ヒーロー?怪人?何の話をしているのでしょうか…。

聞くところ、かなりの実力者のようですが、元の世界が気になりますね…。)

 

サ「ここが二次試験場か?」

 

サトツ「いいえ、違います。ここは詐欺師のねぐら。

ここにしかいない生物たち。狡猾に人を騙そうとする……

騙されると……死にますよ。」

 

顔色ひとつ変えずに言う。

 

レ「ばーか!!騙されるとわかっていて騙される奴がいるかよ!」

 

自分が騙されると微塵も思っていないレオリオが言う。

 

「騙されているぞおおおおおー!!!」

 

そう大声で叫び影から出てくる人…

それは自らを真の試験官と名乗り、サトツの方に指をさし

そいつは人面ざるだから騙されるなー!と言っていた。

 

困るサトツに、だんだんとサトツを疑い始める受験者たち。

 

そこで、サイタマが動く。

 

サ「おい、お前」

 

「騙されてるぞ!そこのハゲのやつ!!」

 

若干ハンゾーの肩がぴくっと動くが気にしない。

 

サ「誰がハゲのやつだ!」

 

「ふげばぁっ!」

 

思わずビンタが炸裂し、偽物であった試験官がどこかに飛んでいった。

 

サ「あ……」

 

サイタマの顔に不安がにじみ出る。

 

サトツ「そこのお方、ありがとうございます。私は本物の試験官です。」

 

そう言い、内ポケットからハンターライセンスを取り出すサトツ。

 

皆が安堵してるのを見て、サイタマは間違ったことはしていないと確信する。

 

(よかった……危うく試験官を殴って失格になるところだったぜ…。)

 

ゴンやレオリオが、彼の元に駆け寄り功績を称える。

 

ゴ「すごいね!サイタマ!!」

 

サ「お、おう……今すごい安心してるぜ……」

 

レ「心配するこたァねぇよ、サイタマ!お前は俺たちを救ったんだ!!

誇りに思うべきだと思うぜ!」

 

サ「……そう……だな……」

 

まるで元の世界の怪人を倒したかのような賞賛を受けるサイタマだが

まるで元の世界の怪人を倒したかのような手応えのなさに少し寂しくなる。

 

 

 

 

 

そんなサイタマを見て、性的興奮をしている変態ピエロがいた。

 

(あれはサイタマって言うのか♦️クククッ あの超腕力…♦️しかも一次試験に息ひとつ乱さずに走り続ける持久力、忍耐力、精神力 強化系の念能力かと思ったけど…どうやらオーラはたれ流しの状態のようだ♣️

だけど、そのオーラの大きさはまだわからない……

正直、今の念すら知らない彼と戦っても……♠︎勝てるかどうか )

 

サイタマを観察し、念を覚えてないことを確認するヒソカだが

その状態でもサイタマに勝てるかわからないと言う恐怖と快感がヒソカを襲う。

 

下半身もっこりピエロは、ゴンとキルアの観察対象にサイタマも加えることを

脳内のメモに書き、そして……

 

「興奮しちゃうじゃないか……!!」ズキュウウウウウウン

 

 

 




どうもです!!がじらです!!!
今回は一次試験突破し、二次試験会場へ向かうところらへんまで
書かせていただきました!

……二次試験は印象薄いから文字だけ書いて手っ取り早く終わらそうなんて
思ってないんだからねっ!!!

それでは次回もよろしくお願いします!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

色々あっての五話

どうもです!!がじらです!!!

二次試験の模様を書こうか書くまいか迷ったんですが

結局書いてしまいました><

それでも良ければ読んでください^^


レ「ちっ!またマラソンだぜ!」

 

ヌメーレ湿原を走りながら言う。

 

ク「地面がぬかるんでいるから、普通よりも体力を使うぞ!」

 

二次試験会場へ行くためにまたマラソンが始まり

流石に嫌気がさす受験者たち。

 

走るだけでなく、ここにいる狡猾な動物達は人を欺き食料とするために

 

一次試験の時よりも困難を極めるのであった。

だが、サイタマは……

 

サ「試験官のおっさん」

 

サトツ「おっさんではありません、サトツです。」

 

サ「じゃあ、サトツ。」

 

サトツ「いきなり呼び捨てですか……」

 

受験者に呼び捨てで呼ばれて無表情のまま少し驚くサトツ

 

サ「いいじゃねぇか、別に。それよりハンターってさ

やっぱ合格するやつはつええんだよな」

 

サトツ「そうですね…私のように遺跡の保護が主な活動のハンターもいますが

皆、ある程度の実力はあるでしょうね」

 

相変わらず無表情で答える。

 

サ「そっか……ありがとな、サトツ。ちょっとワクワクしてきたぜ…」

 

サトツ「あなたは、強い者と戦いたいのですか?」

 

サ「あぁ、じゃないとこの世界に来た意味がないからな。」

 

今まで無表情だったサトツの顔が少し動く

 

サトツ「この世界……ってどういうことですか?」

 

あぁ、そういえばこのおっさんには言ってなかったな。と

少し面倒な顔をするサイタマ。

 

サ「あぁ、元の世界からこの世界に来たんだよ。強いやつを探しに…」

 

サトツ「差し支えなければ、もう少し詳しく伺えますか?」

 

サイタマはゴンとしたような説明をする。

 

サトツ「……そうですか。では、その転送装置は今どこに…」

 

サ「あぁ、海の中に落ちて壊れた。」

 

サトツ「そ、そうですか……」

 

無表情だが、思っていることはわかる。

非常にもったいないと思っているのである。

 

別の世界の文化や科学、この世界との暮らしの違いを見るチャンスだと思ったからだ。

 

サ「ごめんな…」

 

少し申し訳なさそうな顔をするサイタマ。

 

サトツ「いえ、いいんです。それより、強い人と会いたいんですよね。」

 

サ「そうだな。会いたいな。」

 

サトツ「それならひとつ心当たりが……」

 

サイタマはここで天空闘技場のことを知ることとなる。

 

サトツ「素人では200階まで行ければいい方です。

しかし、200階からは少し素人では難しい壁があるかもしれません…」

 

サ「へえ、なるほどな……いいこと聞いた、ありがとな!」

 

サトツ「いえいえ、こちらこそありがとうございます。」

 

そんなことを言っているうちに二次試験会場についたサイタマとサトツ。

 

少し待っていると、レオリオを背負ったヒソカが現れ

もう少し待つと、ゴンとクラピカ、キルアなども現れ

みんなで再会を喜ぶのであった。

 

サトツ「皆さん、お疲れ様でした。この場所が、二次試験会場になります。

では、私はこれで。皆様の健闘をお祈りします。」

 

そして、二次試験が始まる……!!

 

 

 

 

試験官「ようこそ、一次試験通過おめでとう!

二次試験官のメンチよ!!」

 

試験官2「同じくブハラ!」

 

メンチ「二次試験、開始させてもらうわ……!試験内容は……」

 

会場が静まり返る。

 

メンチ「……料理よっ!!!!」

 

メンチは試験内容を伝え、それに伴い文句もちらほら聞こえてくる。

 

「料理だと!?ふざけるな!」

 

「俺たちはハンター試験を受けに来たんだよ!!」

 

メンチ「だから、私たちを満足させれる料理を作れたら合格よ」

 

 

メンチから、この島に住む豚を料理して美味しくするのが

試験だと言われ、素直に従うサイタマ。

 

サ「豚って……どんな料理を作ればいいんだ?」

 

秒で見つけ、秒で捕獲したサイタマが頭髪のない頭をひねる。

 

サ「……丸焼きでいいか。」

 

 

ジェノスに昔習った焼き方で……!!

 

サ「よし!ほら、食いな!!」

 

ブハラ「うーん!おいしい!!合格!」

 

サイタマは内心ガッツポーズをとる。

……が……

 

メンチ「不合格。見た目が悪い。」

 

サ「ええええ!?」

 

幾度となく挑戦し、後から来たゴンやキルアたちと

相談しながらやったものの、結局……

 

ブハラ「うん!お腹いっぱい!!」

 

メンチ「私も。ってな訳で、合格者なしよ!」

 

 

「合格者なし!?まじかよ!?」

 

メンチ「未知への挑戦がない!ハンターの資格なんてなしよ!」

 

 

皆の反感をかう中、メンチは断じて異論を認めない。

 

 

???「それにしても、合格者なしはやりすぎじゃないかのぉ」

 

空から、おじいちゃんの声がする。

 

みんなが見上げたそこには……

 

「あれはっ!ハンター協会のマーク!!審査委員会か!?」

 

そこには、でかでかとハンター協会のマークを付けて

試験会場の真上を飛ぶ飛行船が飛んでいた。

 

すると、そこから人が飛び降りてきて……

 

ドオオオオオォォォォォォン!!!!

 

砂煙を舞いあげ、着陸に成功するおじいちゃん。

 

サ「あのおっさん、シルバーファングかよ」

 

カツッカツッと足音を立て、メンチの元へ行くおじいちゃん。

 

「何者だあいつ!!!」

 

メンチ「審査委員会の会長であり、ハンター試験の最高責任者の……ネテロ会長よ」

 

ネテロ「まぁ、会長とはなばかり……実際はトラブルが起きた時に

収めるくらいしかせんがの……

して、メンチ君、君は受験者に未知へ挑戦する気概を求めた結果

それにそぐわぬものがおらず、合格者なしということになったのかの?」

 

メンチ「い、いえ!受験者に美食ハンターを軽んじる発言をされ

少しかっとなって、審査が厳しくなってしまいました……。

どうか試験のやり直しを!!!」

 

ネテロ「いいぞぉ、しかし、試験官を変えるのも面倒じゃし

メンチくんはそのままで、再試験じゃ!」

 

メンチ「ありがとうございます!!それでは、試験し直しです!!

それでは次はゆで卵です!会長!私たちをマフタツ山まで!」

 

 

真ん中に亀裂のようなものがある山に着き、メンチは言う。

 

メンチ「この亀裂をよく見て。卵があるでしょ?あれのゆで卵が

今回の試験よ!!」

 

卵は、亀裂の中に、蜘蛛の巣のような糸にぶら下がっている。

普通に落ちれば、卵を取れはするが

その後、落ちて死ぬ。

 

「ひえええええ!」

 

 

 

「たけええええ!!!」

 

 

サ「……あの卵をとって茹でるだけか?」

 

メンチ「そうね、取れるなら……だけど?」

 

サイタマは迷わず飛んだ。

 

メンチ「あっ、あのバカ!」

 

サイタマは卵を取り、大事に抱えながら落ちていった。

 

ネテロ「ふぉっふぉっ、ああいう気合いだけのやつには

この試験はうってつけじゃのぉ」

 

皆、サイタマの末路に狼狽する。しかし……

 

ドンッ!!

亀裂の中から爆発音のような音がした。

 

すると……

 

メンチ「……え、ええ?」

 

ネテロ「わお……やるのお……」

 

そう、サイタマは月から地球に帰れるような脚力を持っている。

つまり、この亀裂から出れる力なんて造作もなく出せれるわけだ。

 

サ「これでいいか?」

 

メンチ「……は、はい……いいですよ……。」

 

ヒソカ「クックククク…… 」その後、メンチ自ら飛び降り、卵を取る見本を見せ

ゴンたちもそれを真似して二次試験突破したのである。




二次試験は書いたはいいものの
大した内容がなかったので薄くなりました……><

次こそは……サイタマを活躍させようと思うので
どうか次の話も見てください!
よろしくお願いします!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

まちにまった六話

どうもです!!がじらです!!!
今回は主人公であるサイタマに活躍してもらいますっ!!


それではどうぞ!!!





次の試験会場への飛行船の中……

 

サイタマ「暇だな……次の試験会場までの移動時間も

かなりあるし、すごい暇だ……」

 

飛行船なので、夜景を眺めているサイタマ。

試験も思ったより歯応えがなくて

ものすごく退屈な試験を送っている。

強者も数人いたが、機会がなく全然会えないのである。

 

ゴン「サイタマー!」

 

キルア「サイタマじゃん」

 

少年2人組が話しかけてきた。

 

サイタマ「おう、ゴンにキルアじゃねえか」

 

ゴン「サイタマ!試験どう?」

 

サイタマ「なんかすげえ微妙だな。難しくもないし

あんまり強いやつもいる感じもしない……」

 

キルア「そうだよねー。あんまり手応えがないって言うかさ……っっ!!!」

 

サイタマ「……なんだ?この殺気は……?」

 

キルアとゴンは殺気のした方に目をやるが、誰もいない。

しかし、サイタマだけは、殺気のした方の真逆を見ている。

 

ネテロ「ふぉっふぉっ、ワシの動きについてこれるやつがいるとはのぉ……」

 

サイタマ「おっさん、ハンター協会の会長さんか……」

 

ネテロ「そうじゃな」

 

ゴン「ネテロさん、こっちにさっき人がいなかった?」

 

キルア(どうやって移動した……?)

 

ネテロ「ふぉっふぉっ、人は知らないのぉ」

 

キルア「なんの用?」

 

ネテロ「なんの用もないがの。次の試験会場まで

時間が余って暇で仕方ないのじゃ……ゲームをせんか?」

 

サイタマ「面白そうだ、いいぞ」

 

ゴン「いいよ!」

 

キルア「まぁ、いいけど」

 

ネテロ「そうか、それじゃあ、こっちに着いてきなさい……」

 

 

案内されたのは体育館のような所であった。

 

先に着いたネテロは、ボールをひとつ持っていた。

 

ネテロ「このボールに触れでもしたら、ハンターライセンスをやろう。

君たちは殴るも蹴るもありだ。だが、ワシは攻撃はしない。」

 

ゴン「えー!そんなのゲームにならないよ!」

 

ネテロ「それはどうかの……?さて、どうするんじゃ?」

 

キルア「俺から行くよ」

 

ゴン「キルア!」

 

サイタマ「頑張れよキルア。」

 

ネテロ「おっほっほ……」

 

その時、キルアがネテロのまわりをくるくる回る

 

ネテロ「……肢曲か……暗殺術のひとつじゃの……」

 

キルアが複数人いるように見える。

 

サイタマ「関節のビックリのやつか……」

 

ゴン「この前聞いたのとなんか名前が違うよ……」

 

 

キルア「いってぇぇぇ!鉄かこの脚!」

 

ネテロの脚を思いっきり蹴ったキルアだが

ダメージを負ったのはキルアだった。

 

キルアは善戦したが、結局はゴンにバトンタッチをした。

 

ゴン「よぉぉし!!」

 

ネテロ「はよぉせぇ!」

 

 

ゴンも善戦したが、結局は触れることは叶わなかった。

そして、サイタマにバトンタッチした……!

 

サイタマ「おっさん、つええな」

 

ネテロ「ふぉっふぉっ、ワシも舐められたもんじゃ!」

 

サイタマ「何でもしていいって……言ったよな?」

 

ヒュン!

 

ネテロ「い、いつの間に後ろに……」

 

サイタマ「普通のローキック!」

 

先程、キルアが蹴ったところに再度蹴りをいれる。

 

ゴン「もろ入った!」

 

ネテロ「ぐぎいいいい!!!」

 

断末魔をあげる。

 

咄嗟に堅を足の脛にして、骨折は免れたものの

足に大きいダメージを負ったネテロ。

 

ゴン「サイタマ!ナイスキック!」

 

キルア「サイタマ、そんなに強かったのか……?」

 

サイタマのキックを称えるゴンとキルア。

 

ネテロ「お前さん、新人の割にかなりやるみたいじゃの」

 

ネテロはこんなことを言っているが、内心冷や汗をかいていた。

念を使わずに、ネテロに堅をさせるサイタマ。

ほんの少し、堅が遅かったら間違いなく足は使い物にならなくなっていたであろう。

そして、サイタマが念を覚えたらもはや勝てないこともわかっていた。

 

ネテロは昔、人類最強の称号を掲げていた。

武闘家として、その後はハンターとして。人類最強となったネテロ。

今は昔の半分くらいの力であると言うが、それでも一二を争う念能力者である。

それに念を覚えてないサイタマが……

 

 

サイタマ「おっさんも、なかなかやるな。ワンパンで倒れなかったのは

すげえ久しぶりだよ。」

 

サイタマはわくわくしていた。

そこそこ本気で蹴ったネテロの足。

元の世界なら、ボキボキに折れていてもおかしくない威力だが

なぜかネテロの足は健在である。様子からして

まだ骨すら折れていないだろう。

 

ネテロ「それじゃあ、少し本気を出すかの……」

 

ネテロから発せられる膨大な殺意。猛烈な圧力。

ゴンとキルアは完全に萎縮してしまっている……しかし……

 

サイタマ「……!いい殺気してるな……関節のトランペットより

殺気は上だな……」

 

ネテロ「ふぉっふぉっ、ほれ、ボールに触れたらハンターライセンスじゃぞ」

 

挑発するネテロ。それに燃えるサイタマ

 

サイタマ「じゃあ、遠慮なく」

 

ネテロ「!?」

 

キルア「サイタマの野郎……」

 

ネテロのまわりをくるくる回り出したサイタマ。

……超高速反復横跳びをしながら……

 

ゴン「……っ!すごい風圧……!」

 

キルア「こいつら……やばい……っ!逃げるぞゴン!」

 

殺気と風圧の中、どうにか出口へ行き、逃げ出すゴンとキルア。

 

ネテロ「なんてデタラメな……」

 

サイタマ「デタラメで結構だ。さて、行くぞ」

 

反復横跳びをやめ、ネテロの正面に現れる。

 

ネテロ「小童が!くるくる回っておるのに正面に来たら意味がなかろう!」

 

そう言い、サイタマにかつてされたようにローキックを振り下げるネテロ。

しかしそこにサイタマの影はない。

 

ネテロ「な、なぜじゃ……」

 

サイタマ「攻撃しないんじゃなかったのかよ」

 

いつの間にか背後に回り込んでいたサイタマが喋る。

 

ネテロ「な、何者なんじゃ……お主……」

 

サイタマ「俺か……?」

 

言葉に詰まるサイタマだが、少し時間が立ちまた口を開く

 

サイタマ「趣味でハンターを目指しているものだ。」

 

そういい、ネテロの膝の裏側にキックをかます。

 

ネテロ「ぐぎゃあ!」

 

ネテロは盛大に膝カックンされたような体勢になる。

 

そのネテロが持っていたボールをすかさず掴むサイタマ。

 

サイタマ「ほらよ、これでいいのか?」

 

少し笑みを浮かべるサイタマ。

 

ネテロ「うぅ……いたたた……本当にとりよるとはの…」

 

少し苦い顔をするネテロ。

 

サイタマ「ライセンス、くれよな。」

 

ネテロ「あぁ……」

 

ネテロ(念を覚えてなくてこれか……わしが最強だったのは半世紀前じゃが

今最強はもしかしたら……)

 

そして、サイタマはハンターライセンスを受け取り、飛行船を後にするのであった。




どうもです!!がじらです!!!

ネテロを見事下したサイタマ!
ハンターライセンスを持って試験をおりましたが
どこへ向かうのでしょうか!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

天空闘技場編
たのしかった七話


どうもです!!がじらです!!!
ネテロとの勝負に勝利し
ハンター試験を最後まで受けずにライセンスを取得したサイタマ!

行くあてがない彼が行く先とは……!?

どうぞお楽しみください!!


サイタマ「ふう、ライセンスも貰ったし、どうしようか…」

 

元の世界だと、プロヒーロー合格みたいな感じだが

それの合格と同じくらい呆気ないものであった。

 

サイタマ「……そういえば、サテツみたいなやつが何か言っていたな…」

 

天空闘技場のことを思い出すサイタマ。

 

サイタマ「……そこに行くしかないか……!」

 

急いで天空闘技場へ向かうサイタマ。善は急げである。

 

しかし、サイタマは考えていた。

超難関と言われるハンター試験。

それを最後まで受けてないとはいえ、それよりも難易度が高いであろう

ハンター協会の会長、ネテロを念は使っていないが完全に下して

それでライセンスを手に入れた訳だが、明らかに順序が違うような気がしている。

ネテロも強かったが、一応、最強と呼ばれているのがネテロなら

それを超えるものはそういないはずであると。

サイタマがここで得れるものがあるのかと。

しかしその思いはいい意味で裏切られることになる。

 

 

 

サイタマ「ここが……天空闘技場……!?」

 

目の前に広がるのは超高層ビルのような建物。

一目見ればただならぬ建物であるという事はわかるがしかし

初見で天空闘技場なんてわかりもしないだろう。

 

サイタマ「……入るか……!!」

 

先程の考えが嘘のように内心ワクワクしていたサイタマ。

 

受付を済ませ、寛いでいる。

サイタマが驚きだったのは、闘技場の割にトーナメント式でなく

しかもデタラメな金額が貰えると言うことである。

明確な優勝はなく、フロアマスターが皆のゴールのようだ。

 

天の声「番号、0000、Oのリングへどうぞ!」

 

サイタマ「絶対見た目で判断してんだろ」

 

サイタマが立ち上がり、控え室へ移動しようとする。

その瞬間に大爆笑が引き起こったのを無視する。

 

 

天の声「0000さん、出番です!」

 

 

サイタマ「お前が対戦相手か……?」

 

 

「0000……卵かよwwwwwwww」

 

天の声「番号0000のサイタマ選手!!!

これが初めての天空闘技場であるといいます!

変なマントに変なベルトに変なスーツがトレードマークの

サイタマ選手はどんな戦いを見せてくれるのでしょうか!」

 

サイタマ「選手を煽る実況酷くないか?」

 

「だってよ!お前も可愛そうだが、今回は勝たせてもら

 

サイタマ「うるせぇ!」

 

バチンッ!

 

「ふべえらぁぁ!!」

 

天の声「……あっ!サイタマ選手!相手選手を

ビンタ1発でノックアウトー!!デビュー戦にして

ワンパンKOだあああ!!!最高の滑り出しっ!!」

 

サイタマ「ふう、まだ階層が低いからか……まだ弱いな…。」

 

そして、踵を返し敗者に背を向け退場していくサイタマ。

 

 

 

受付嬢「勝利おめでとうございます!賞金です!!」

 

サイタマ「え?これだけ??」

 

受付嬢「はい、まだ階層が低いので、それに伴い賞金も少ないです…

ですが、上がれば上がるにつれて賞金も高額になっていきます!」

 

サイタマ「なるほどな……ちなみに、この金はどれくらいのものなら買えるんだ?」

 

受付嬢「ジュース1本くらいですね。」

 

サイタマ「少なない?めっちゃ少なない??」

 

受付嬢「勝てばいいんですよ!勝てば!!

あと、サイタマ選手は無傷なので、もう一試合組ませていただきます!」

 

 

サイタマ「お、おう」

 

 

組まれた試合もビンタ1発で片付けたサイタマはすぐに200階まで

到達するのであった。

 

 




どうもです!!がじらです!!!
ついにサイタマだけが天空闘技場編突入しました!

次から天空闘技場編が始まります!!

次回もよろしくお願いします!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

よくやったぞ八話

どうもです!!がじらです!!!
前回ではサイタマが天空闘技場に入り
200階まで到達したところまでです!

これから天空闘技場200階からが始まりますっ!!


サイタマ「へえ、200階から個室がつくのか……!」

 

サイタマは個室と、200階までに稼いだお金の量に満足していた。

 

サイタマ「怪人を倒さなくても貰える金はいいな……!

そうだ、せっかくだから200階の相手とも戦ってみるか……

個室があったり、賞金が出なかったりってことは

それだけつええやつがいるんだよな……!」

 

 

サイタマは受付まで行く道まで歩いていった……

しかし、ある通路で異変を感じた。

 

サイタマ「……この殺気……確か、一次試験会場の……」

 

足がすくみそうになる……ことも無く、とことこ歩いていくサイタマ。

 

サイタマ「……やっぱお前か……」

 

そこにいたのは……

 

 

ヒソカ「クククッ まだ念も覚えてないのに

この殺気の中でまだ歩くことが出来るのか…♠やっぱり

僕の目に狂いはなかったね♦️」

 

 

そこには、下半身が不自然に膨らんだ変態ピエロが座っていた。

 

 

サイタマ「やっぱりお前か……ピエロ…」

 

 

ヒソカ「僕はヒソカ……♦️サイタマの試合、ずっと見てたよ 

素晴らしいし、実に興味深い♣️闘技場では、常に1発KO♠

念も覚えてないのにここまで来れたのも…君はすごいよ 」

 

 

サイタマ「それはありがとな、でも今から受付に行くんだ。

少し待っててくれよ。」

 

ヒソカ「念も覚えてないのに、普通なら自殺行為だけどね…♠

だけど君なら……手応えすら感じないんじゃないかな?」

 

サイタマ「さっきから念だのなんだのなんなんだ?超能力のことか?」

 

ヒソカ「やっぱり存在も知らないか…でも僕も教えられる立場では

ないからね……♣️良い師にで会えるといいね 」

 

サイタマ「……まぁいいや、受付行ってくる。」

 

サイタマは受付に向かい歩いていった。

その後ろ姿が見えなくなったところでヒソカは

サイタマが来た方の通路に話しかける。

 

 

ヒソカ「……誰か、いるんだろ 」

 

 

ヒソカが喋りかけた通路から、メガネをつけ

シャツはズボンから半分出ている。そんな男が現れた。

 

 

ウイング「やはり、気づいていましたか……ヒソカ……」

 

ヒソカ「気づくよ……強いオーラを感じたからね 」

 

ウイング「……まあいいでしょう……それより彼は念を覚えてなかったようですが

あの殺気の中を歩み出すのは、並の勇気や強さではまず不可能ですよ?」

 

ヒソカ「そうだね……でも彼はなぜか恐怖なんて微塵も感じてないようだった♠

そのまま受付に行ったけど、彼は大丈夫だよ 1敗もする感じもしない♦️

意地悪ピエロが言うんだから本当さ♣️」

 

ウイング「……もし彼がピンチになったら、念を教えますからね……」

 

 

サイタマ「……何の話をしてるんだ?」

 

 

ウイング「……なんでもないです、それでは……」

 

サイタマ「待てよ!」

 

 

ウイング「はい、なんでしょう?」

 

サイタマ「俺がまだ覚えてないことがあるのはわかったけどさ

いつか教えてもらうけど、今はまだいいぞ。」

 

ウイング「わかりました、それでは200階、頑張ってくださいね」

 

そういい、ウイングは元きた通路に戻って行った。

 

サイタマ「ヒソカ、じゃあ、俺は個室で寝てくるから……そんじゃな」

 

ヒソカ「あぁ 君と戦えることを楽しみにしているよ♠」

 

サイタマ「念……か……」

 

超能力みたいなもんなのかな……俺でも扱えるのか?

 

……考えても仕方ない。とりあえず、200階からのやつは

皆念というやつを使うようだし、戦いの日までゆっくりしとくか……

 

 

時は過ぎ……

 

戦闘日決定!

 

3/6日!15時から!

 

サイタマ「……よし!」

 

 

 

天の声「来ましたー!これまでビンタ1発で相手選手全てノックアウト!

200階クラスもワンパン伝説を築き上げてくれるのかー!?」

 

おおおおおおおおおお!!!!!!!!

歓声が聞こえる。

 

天の声「対する対戦相手は、片足、しかも義足です!

顔もわからず謎に溢れたギド選手!!

そもそも立っているのもやっとに見えますが、どうやって

戦うのでしょうかー!?」

 

ギド「くくく、念も覚えてない雑魚が……!」

 

サイタマ「そういうお前は念ってやつを使えるんだろ?

せっかく戦うんだから、楽しませてくれよ?」

 

ギド「何を言っているのか……その間抜けな顔で吠え面拝ませてくれよ?」

 

天の声「それでは、試合開始ですー!!!!」

 

サイタマ「スイリューの時も不意なことがあって長く出来なかったからな……

今回は受けに徹するか……」

 

ギド「ひゃっひゃっひゃっ!」

 

そう言いながらコマを杖の上で回す。

 

サイタマ「わお、器用だな。」

 

ギド「ふふふ、舞踏独楽!!」

 

その杖の上の独楽が増える

 

サイタマ「……!!」

 

どうなるサイタマ!!




どうもです!!がじらです!!!
天空闘技場200階クラスでの初戦を描きました!
念を相手に、まともに勝負することができるのでしょうか!?

それでは次回もお楽しみにー!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

思い出の九話

どうもです!!がじらです!!!

ついにサイタマVS念能力者の戦いが実現っ!!

念を知らないサイタマVS1度洗礼を受けたギド!!

さて!どうなるでしょうか!!


独楽を杖の上で増やすギド

 

サイタマ「独楽か……!?」

 

天の声「出ましたー!舞踏独楽!!多数の独楽を操り

敵を攻撃させる!」

 

ギド「ふふふ……いくぞ!戦闘円舞曲!!」

 

ギドの杖の上で回っていた独楽をこちらに嗾ける。

 

サイタマ「独楽が……浮いてるのか……?」

 

サイタマのまわりを複数の独楽が高速回転しながら囲んでいる。

 

独楽同士がぶつかり合い、サイタマを背後から攻撃する!

 

サイタマ「うっ……!こいつも念を使うんだよな!?

ってことはやっぱ念ってのは超能力みたいなもんなのか!?」

 

ギド「冥土の土産に教えやる!念と言うのは

能力者がどういうタイプか、というのと、どう思うかで

自在に形を変える!まぁ今から死ぬお前には関係ないがナっ!

とりあえず一撃目を耐えたことを褒めてやろう!」

 

笑いながら独楽がサイタマを攻撃するのを見ている。

 

サイタマ「念……っていうか……」

 

サイタマは体の異変に気づく。

ギドの攻撃を受けるまで変化はなかったが、今は

目に見えないジャケットを羽織っているような気分だった。

その異変は次第に別の人も気づく。

 

まずはギド。

 

ギド「……!?なんだ?この桁が違うオーラの量!!!

会場を包み込むほどのオーラじゃねえか!!!」

 

そう、サイタマのオーラの量は桁違いにあったのだ。

会場を包み込めるほどのオーラの量!纏をせずとも

もはやギドの攻撃なんて、炎症の起きない蚊と同レベルの威力になっていた。

 

その次にウイング。

 

ウイング「……なんですか……あのデタラメな量のオーラは……!?」

 

ズシ「ギドの攻撃で閉じていた精孔が開いたんっすね……ですが師範代…

あの膨大なオーラを使いこなせてないっすよね……

それでも、ギドの攻撃を食らってもびくともしないっす……つまり……」

 

ウイング「あぁ、彼の通常状態は、達人が纏をしている状態よりも

はるかに打たれ強い……ということです……

あんなものを私に育てられるのでしょうか……。」

 

その次にヒソカ。

 

ヒソカ「……なんだい このオーラの量は……♦️

明らかに常人じゃないね……♠流石に僕もびっくりしちゃった 

旅団の戦闘員、ウボォーギンでも比較にならない……どころか

ウボォーですら子供に見えてしまうオーラの量 

もう、青い果実じゃないね……サイタマは♠」

 

そしてサイタマ。

 

サイタマ「なんだ?この力は……?俺はまだ強くなれたのか……!!」

 

強くなれたことに単純に喜びを現すサイタマ。

 

サイタマ「でも、このままだったら、何か、この陽炎みたいなやつが

すごくもったいない気がする。俺の体から出ているみたいだし

多分出しすぎると問題もあるんだろうな……」

 

今度は、独楽を全て避けながら

サイタマは無意識のうちにこんなことを考え、そして……

 

実行したのである。

 

サイタマ「そうだな、体から出ているなら、体に纏わせればいいもんな。」

 

無意識のうちにした行動、それは、纏である。

熟練者のやるそれのように、体の少しまわりを纏っているオーラ。

常人がこれの習得にどれだけ時間がかかるとも知らずに……。

 

ギド「……なんだよ!あのおかしなオーラを全て圧縮して

纏をしたってことかよ!?そんな密度のオーラ!触れるだけで腕が弾け飛ぶぞ!?」

 

サイタマ「お前、ありがとな、色々教えてくれて。

だけどここは負けられないんだよ。じゃあな……。」

 

その状態でギドに近づく。

 

ギド「く、くるな!くそっ!!竜巻独楽!!」

 

ギドが片足義足を利用して、自ら独楽のように回っている。

 

しかし、サイタマは臆することなく近づき……

 

サイタマ「普通の……」

その瞬間、自然とサイタマのオーラの全ては右拳に集まっていた。

要は、無意識のうちにあの膨大な量のオーラ全てを

右腕に集めて硬としたのである。

 

ギドはそれを見て咄嗟に

 

ギド「こ!!降参だ!!!」

 

と白旗を上げざるを得なかった。

 

 

 

200階、相手選手の降参とはいえ、勝利したサイタマ。

会場からは歓声が上がる。

 

そして、そんなその場を後にし、個室へ戻るサイタマであった。




どうもです!!がじらです!!!

さて皆様!サイタマがギド選手を討ち取りましたよ!!
ウボォーギンでさえも子供と言わしめるオーラの持ち主であり
無意識なる纏、そして、無意識なる硬ができるサイタマ!

「硬」は纏、絶、練、発、凝の応用であるため
逆に言えば「硬」ができるということは
この全てをマスターしたことになります!

別にギドを破壊してもよかったんですが、ゴンの相手に困るのでやめときました!

さて、続きはどうなることやら!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

やってまいりました十話

どうもです!!がじらです!!!

十話目です!!
前回はギドに手を出す前に勝利しました!!

さて今回は十話目なので
少し長く書いてみました!!
内容も満足して貰えればと思います!!

それではどうぞっ!!!


サイタマ「ふう……この変なもやもやはなんなんだ……」

 

そんなサイタマの部屋をノックする者がいた。

 

変態ピエロさんである。

 

ヒソカ「やあ 僕だよ♦️」

 

下半身テント野郎の姿を見て、サイタマは興奮した。

変な意味ではない。

 

サイタマ「おぉ、ヒソカじゃねえか」

 

ヒソカ「あら♦️覚えていてくれたんだね❤ ︎」

 

意外そうな顔をするヒソカ。そんな格好してたら

誰でも嫌でも覚えることはおいておく。

 

サイタマ「あぁ、だってお前だけ…全然質がちげえからな……」

 

少し、目を細くするサイタマ。

 

ヒソカ「そりゃどうも♣️」

 

ぬふふと気色の悪い笑みを浮かべるヒソカ。

 

サイタマ「そんで、何の用だ?」

 

ヒソカ「そうだね 君に関することさ……♠」

 

サイタマの肩が少し動く。

 

サイタマ「どういうことだ?」

 

ヒソカはお見通し と言わんばかりの笑みを浮かべた後

本題へ移る。

 

 

ヒソカ「サイタマ、君はギドの攻撃を食らってから、体に異変があったろう♦️」

 

サイタマの顔色が良くなる。

1人でいくら悩んでもわからなかったことをヒソカが知っていたからだ。

 

ヒソカ「あのもやもやしたやつは『 オーラ』と言うんだ 

君は念の篭ったギドの攻撃を受けて、覚醒したんだよ♣️」

 

サイタマ「ほへぇ……そうなのか……」

 

サイタマは少しだけ納得した。しかし、まだ疑問に思っていることがある。

 

サイタマ「じゃあ、念ってやつはなんだ?」

 

ヒソカはにやぁと笑う。(*´ω`*)

 

ヒソカ「それを知りたかったら、僕と戦うまで……ダメだよ 

僕は君が勝とうが負けようが念のことを教える……♦️

日時は自由に決定してくれて構わない♠」

 

ヒソカが殴りたい笑顔でサイタマを見つめている。

 

しかし、サイタマの答えは決まっていた。

 

サイタマ「……やっと強いやつと戦えるのか……!!

明日でいいか!?」

 

そのハキハキした態度に、流石のヒソカも面を食らう。

 

ヒソカ「……わかった それじゃあ明日にまた会おう♠

次は……殺し合いの場でね…… 」

 

そう言ってヒソカはサイタマの個室から出ていった。

 

サイタマ(あいつ……この世界に来て初めて出会った強者だからな……!)

 

サイタマはわくわくしていた!

 

 

そして次の日……

 

 

天の声「それでは始まります!!!

注目のカードが揃っている今回の対決!!

まずは、ヒソカの説明からです!!

言わずも知れた変態奇術師のヒソカ選手!!

その強さから、フロアマスターに1番近いとされています!!

 

そして!次の選手です!

全ての敵をビンタで倒し、ギド選手に関しては

圧力で降参までさせました!!

非常に強いビンタと圧力で戦ってきたサイタマ選手に

奇術師の小賢しい芸は通用するのでしょうか!」

 

 

サイタマ「おう、ヒソカ……ちゃんと念能力を教えてもらうぞ」

 

ヒソカ「ふふふ それより生きることを目標にしたらどうだい?」

 

天の声「それでは!!試合始めー!」

 

その瞬間、動き出したのは、右拳にオーラを集め、硬にした状態にしたサイタマの方だった。

 

天の声「あぁっとおおお!!!まず手を出したのはサイタマ選手!!」

 

ヒソカ「……は……早いっ!!」

 

サイタマ「残念だったな……普通のパンチ」

 

ヒソカは予め右斜め前の地面につけておいた伸縮自在の愛を発動させ

引っ張られるように回避をはかる……が、避けきれず左腕を木っ端微塵にされる。

 

ヒソカ「くっ……♠」

 

天の声「……おっと!!サイタマ選手のパンチ炸裂っ!!!

ヒソカ選手の左腕が亡きものになりました!!」

 

ヒソカ「……まさか木っ端微塵にされるとはね……♠

木っ端微塵にされると薄っぺらな嘘で、敵の動揺もはかることはできない……♣️

だけど……殴られた時に間一髪右拳につけた伸縮自在の愛が……!?!?」

 

ヒソカは目を疑った。がしかし、よく考えれば当然のこと。

 

サイタマの右拳には、会場を包み込むほどのオーラが硬によって凝縮されていた。

そんな右拳に伸縮自在の愛など言う半端なオーラを当てたところで

弾き返されるだけなのである。

恐らく、体につけてもサイタマが無意識のうちに攻撃したあと

している纏でも弾き返されるだろう。

 

ヒソカ「これは……まずいね 」

 

サイタマ「よく避けたな……そこそこ本気だったんだけど……」

 

ヒソカ「そこそこ……?いい加減本気を出したらどうだい♠」

 

サイタマ「……いいだろう、出してやるよ。」

 

サイタマは再度、右拳にオーラを集め、硬をする。

 

ヒソカ(……これでいい♦️)

 

 

天の声「おーっとー!!!サイタマ選手!

拳を振り下ろすがそのどれもがヒソカ選手にはかすりもしません!!

流石奇術師と言った所でしょうか!!流れるような動きのヒソカ選手を

見極めて一打を加えることすら至難の業ですっ!!!」

 

 

 

サイタマはその拳をヒソカに幾度となく振り下ろす。

しかし、これは流石にヒソカの柔軟性。伸縮自在の愛も利用しながら

うまく避けていた。

 

サイタマ「逃げてばっかだったらそのうち当たった時が怖いぜ?」

 

ヒソカ「大丈夫 そんなことは万に1つもないから♠

君の頭髪のように……ね♦️」

 

サイタマ「あぁ!?」

 

サイタマはハゲしく怒り、攻撃がだんだんと単調になっていく

その好きを逃がさずヒソカが仕掛けた罠……!

 

サイタマ「おらぁ!当たれえ!!」

 

渾身の一撃もすかし、体勢を崩し、憤怒するサイタマ。

 

ヒソカ「そんなこと言ってるから当たらないんだよ♠」

 

そう言い、いつの間にかサイタマの背後に移動するヒソカ。

そしてサイタマが体勢を崩している間、

ヒソカは右手にオーラを集中させて硬にし、そして

 

バシュン!!

 

サイタマ「ぐがっっ!!!」

 

サイタマの頭髪のない頭を思いっきり殴り抜けたのである。

 

サイタマは無意識のうちに右拳に硬をしているため

これは他の部位が通常状態よりも脆くなっていることを知らない!

 

ギド戦のサイタマを見てヒソカは

戦う上で教えては厄介と判断し、教えることを交換条件に勝負を挑んだのである!!

 

 

思わぬタイミングで思わぬ打撃をくらい、よろめいた末に倒れるサイタマ!

 

天の声「ダウン!ヒソカ選手へポイント!!」

 

おおおおおおおおおおおおおおーー!!!!!

 

湧き上がる会場!

 

倒れたサイタマを見下し、安心と満足を得るヒソカ。

 

ヒソカ「これで……いいかな♦️」

 

 




どうもです!!がじらです!!!

無意識という天賦の才能が仇となり弱点をつかれたサイタマ!!

どうなってしまうのでしょうか!!!
さて!それではまた次回もよろしくお願いします!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

みんなでわっしょい十一話

どうもです!!がじらです!!!

十話出たあとなんですが、まぁ、休日ですのですごい暇なんです (。-`ω´-)
同日に3つくらい出せそうな勢いです!!

ついにダウンしてしまったサイタマ!
それを見て安堵するヒソカ!!
この戦い……!どうなるんでしょうか!!!

それではどうぞ!!


天の声「ダウン!!サイタマ選手!!」

 

ヒソカ「くくっ♦️どうやら僕の勝ち……かな……♠」

 

倒れている姿を見て安心しているヒソカ。

 

 

しかし……その安堵も長くは続かない……。

 

 

天の声「おおおっとおおお!!サイタマ選手!!あのパンチを受けたのですが

何も無いかのように立ち上がりました!!!」

 

ヒソカ「……♠」 (。-`ω´-)

サイタマ「おい、お前……」

 

少し後頭部が窪んでいるように見える(錯覚)サイタマが喋る。

相変わらず、右拳の硬は解けないままだ。

 

ヒソカ「なんだい?」

 

サイタマ「……本気でやっていいって言ったよな……?」

 

その瞬間、会場の騒がしい客たちすら、声が出ないような殺気を発した。

 

ヒソカ「……ぐっ!!」

 

思わずコロシアムの端にいるサイタマの反対側の端まで移動する。

 

サイタマ「……来いよ……?」

 

ヒソカ「君が来たらどうだい?♠それとも、当たらないのに腹を立てて

チャレンジすることすら諦めたのかな……?♦️」

 

サイタマ「……いいよ、行ってやる。」

 

右拳の乱れない……むしろオーラの密度が上がった硬の手を構えて……

 

思いっきり踏ん張り、走る体勢をとる。

 

これはスイリューによる

パンチ力は踏ん張りも大切という教訓から、である。

 

そして、サイタマは、全オーラを右拳へ、全精神力、筋力、そして怒りを

両足にかける。

 

ドォォォォン!!

 

サイタマは地面を思いっきり蹴り、端にいるヒソカへ飛んで行くのであった。

踏ん張りが大切とは言ったが、明らかに勘違いされている。

 

サイタマ「おおおおおおお!!!!」

 

気合を込めて、アンパンチを撃つアンパンマンのように

右腕を引く……すると……

 

サイタマ「!?」

 

急にものすごい勢いで視点が回り続けるサイタマ。

 

 

天の声「おおおおっと!!!!サイタマ選手!すごい勢いで飛んだはいいものの

今度はすごい勢いで先日のギド選手みたく高速回転をしています!!!!」

 

サイタマは高速回転をしていながら、後頭部がヒソカの右拳に

吸い寄せられるように動いている。

そう、サイタマの後頭部を殴った時に一緒に

伸縮自在の愛をつけていたのであった。

そして、伸縮自在の愛を発動させ、後頭部についたオーラを吸い寄せる。

するとくるくると回りながらヒソカの右拳に吸いよせられるようになるのだ。

 

先程まで殴ろうとしていただけに、相変わらず

右拳の硬が解けないのは流石とも言える。

 

そして……

 

ヒソカ「これで……おしまい♠」

 

サイタマのヒソカへ向かう勢い、回転エネルギー、後頭部は絶の状態。

 

ヒソカは右拳を再度、硬にし、飛んでくるサイタマを迎えるように

パンチングマシンに挑戦する格闘家のような構えをし……そして

 

バコオオオオオオオン

 

ヒソカが後頭部を殴ることにおいて

あらゆる有利が働いたこの状況。

 

サイタマは場外まで飛ばされることになったのである……。




どうもです!!がじらです!!!

いやぁ!いい朝ですね!!
なんてのはよくって

2発のクリティカルヒットを食らい
サイタマ選手本格的にピーンチ!な感じなんですが!

果たして勝敗はどうなるのでしょうか!?

次回もよろしくお願いします!!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

べりべりはっぴー十二話

どうもです!!がじらです!!!

休日はすごく暇ですね……

なので小説を書いてるわけですが。

サイタマだとなんでも出来ちゃうので
したいストーリーが山ほどあって
多分六十話くらいまで続いちゃいそうです!!

それではどうぞ!


回転!勢い!絶で通常状態よりも脆くなっている後頭部!!

 

それに強化系並のパワーをもつヒソカに全力の硬を右拳にし

後頭部を殴られて、ただで済む人間が

この世界に何人いるだろうか。

 

天の声「ヒソカ選手ー!サイタマ選手の後頭部を殴り抜けましたー!!!

サイタマ選手ー!場外まで飛んでいきましたー!!!」

 

ヒソカ「ふふ……今度こそ、これでおしまい♦️」

 

ヒソカの手に残る確かな手応えが勝利を確信する。

サイタマが吹っ飛ばされた時の砂煙で

遺体を拝めないのが残念だ。とさえ思っている。

 

しかし、そんなヒソカにもひとつ、疑念が残っていた。

 

それは、サイタマのオーラが消えないことである。

 

これはサイタマがまだ死んでいない事を表している。

死んでいないだけで、気絶しているかもしれない。

だが、これはヒソカにとってはひとつの不安要素でもある。

 

ヒソカ「まぁ……いいや♣️」

 

そんなことを言った瞬間、ヒソカは鳥肌が立った。

 

莫大な量のオーラを砂煙の方で感じたのだ。

サイタマの練により、砂煙がパァっと晴れる。そこには……

 

ヒソカ「誰も……いない……?」

 

ヒソカ「……!!!」

 

 

 

 

 

 

 

サイタマ「……連続普通のパンチ」

 

ヒソカ「な……っ!!!いつの間に後ろに……!!!」

 

 

ヒソカは驚く。自分が先程殴り抜けて砂煙に埋もれていたはずの男が

自分の背後にいることに。そして……

 

 

 

サイタマの連続普通のパンチにより、塵と消えたヒソカ。

 

ヒソカのあの攻撃を耐えれる人はこの世界に何人いるだろう。

しかし、サイタマはこの世界で育った人ではない……。

 

サイタマ「これで、いいか?」

 

サイタマは審判の方を睨みつける。

 

審判「……あっ!勝者!サイタマ選手!!!」

 

ゴアアアアと大歓声があがる。ゴンが天空闘技場に来る前に目標を

殺してしまったサイタマ。

 

サイタマ「ふう、小賢しいやつだったぜ……」

少しイライラしながらもヒソカに勝利したサイタマ。

そんな様子を見て、ある1人の女性が話しかけてきた。

 

????「ねぇ、あんた」

 

全体的にピンクっぽい色合いの女性である。

 

サイタマ「誰だ?」

 

 

 

マチ「名乗ってなかったわね、私はマチよ、よろしく」

 

サイタマ「初めまして、サイタマだ。」

 

強者特有のやたらに気が強かったり、気が強い訳でもないサイタマは

変人ばかり扱うマチからしたら好印象なのである。

 

マチ「あんた、ヒソカを肉片にするなんて、かなりやるみたいじゃない」

 

サイタマ「そりゃどうも。」

 

マチ「初めまして、それで、本題なんだけど」

 

サイタマ「いや、本題に変わるのはええな。」

 

マチ「幻影旅団……って知ってる?」

 

サイタマ「なんだそれ……」

 

マチ「要は旅をする盗賊よ。」

 

サイタマ「へえ……」

 

マチ「詳しく話すと、蜘蛛のモチーフがあって、13人という限られたメンバーがいて、団長を頭。

他12人を足として活動している旅団なの。」

 

ふーん、と、サイタマは頷く。

 

マチ「私も旅団員なんだけど、さっきあなたが倒した変態ピエロも

一応旅団員だったの。」

 

サイタマ「へええ……その旅団員が俺に何の用だ?」

 

マチ「一応、ルールでね、旅団員を殺した人は任意だけど

旅団員になれる資格があるの。」

 

サイタマ「それで、旅団員に穴が空いたから、せっかくだったらいれてやろう。

ってことか?」

 

マチ「……普通のメンバーの場合はそうだけど……あんたは違う……

あんたがいると……なんか安心できるの……

りょ、旅団としてね!?勘違いしないでね!

……だから、いてほしいの。私の勘よ。」

 

サイタマ「……マチさんの言葉だけで入れるもんなのか?」

 

マチ「旅団員になるための条件は

旅団員を倒した後、入団の意思を示す。か

欠員時に旅団員の推薦がある。の2つよ。」

 

サイタマ「じゃあ……俺は綺麗に収まってるわけか……」

 

マチ「そうね、私からしたら、ぜひぜひ入ってもらいたいけど……」

 

サイタマは悩む。強くなるんだったら、ヒソカのような人が何人かいる旅団に

入るべきだと思う。……だが、元ヒーローの正義感も一応ある。

……しかし、サイタマの心の中では

返答は既に決まっていた。




どうもです!!がじらです!!!

マチさんにデレを入れてみた。みたはいいものの。

ハゲのサイタマにマチがデレるとか
絵的にものすごくシュールですね……!

マチ「サイタマ……ずっと側にいて……?ずっと旅団やってよ……?」

サイタマ「ほへ?(真顔)」

くっそシュールですね。

それでは次回もよろしくお願いします!!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

念能力の修行編
リクームウルトラ十三話


どうもです!!がじらです!!!

サイタマは旅団員であるヒソカを木っ端微塵にし

マチから推薦を受けるサイタマ!
マチはサイタマの返答マチなのだ!マチだけに!!はっはっはっはっは!!!!!!!
ふふふふふふふふ!!!!!

まあそんなことはいいので、サイタマ!どうなるのか!!!

それではどうぞ!!


マチ「あんた、すごい強そうで、冷静っぽいから

今の旅団に必要だと思うのよね。」

 

旅団はほとんど盗賊と聞いたサイタマ。

 

聞くところによるとかなりの知名度を持っている盗賊らしい。

 

そんな旅団に入ったら、きっと強いやつとも出会えるだろう。

 

元からそういう趣旨でこの世界に来たのだ。

 

マチさんも、すごく推してくれているようだし

 

断る理由もない。

 

サイタマが出した答えは……

 

 

 

 

 

 

 

サイタマ「マチさん」

 

マチ「はい?」

 

サイタマ「……団長に会ってみたい。」

 

マチ「はい!」

 

 

マチはすごく笑顔になって皆に電話する。

 

マチ「団長ー!ヒソカが、死んじゃったんだー!」

 

団長「……?どうしてだ?」

 

マチ「今私の目の前にいるサイタマっていう人がね

天空闘技場でヒソカを木っ端微塵にしたの!」

 

団長「……木っ端微塵……ヒソカをか……」

 

マチ「うん!それでね、サイタマは団長に会いたいって言ってるんだけど!」

 

団長「……そうだな、会うべきだろう。日時はこちらで指定する。

今はこれを他の旅団員に知らせてくる。

できるだけ全員来るように命令しておく。」

 

マチ「うん!それじゃまたねー!」

 

ハキハキしながら電話を切る。

 

マチ「良いって」

 

サイタマ「そうか、ありがとうな。」

 

マチ「旅団にヒソカがいるってだけで虫唾が走るのに

それを殺してくれて、しかも強い人が旅団に入るって言うのは

他の旅団員からしてもいい条件のはず……」

 

サイタマ「いつ会うんだ?」

 

マチ「……とりあえずアジトに行ってこよう。」

 

 

 

アジトへ行くサイタマとマチ。

 

 

マチ「ここよ。」

 

サイタマ「廃墟じゃない!?ここ!?」

 

マチ「当たり前でしょ。盗賊が都会の一等地になんて住んでられないってのよ」

 

サイタマ「そ、そりゃそうだな。」

 

 

その廃墟とも言える建物に入る。

すると、マチとサイタマの他に先客がいた。

 

サイタマ「お邪魔しマース」

 

マチ「ただいま」

 

挨拶をするサイタマ、マチ。

 

そこにいたのは、黒髪オールバック。

黒のコートを羽織った若者がいた。

 

 

 

 

団長「おう、お疲れ様」

 

サイタマ「おっす」

 

マチ「団長、久しぶり」

 

団長「おう、久しぶり。見ない顔がいるが……」

 

そういい、サイタマにピントを合わせる団長

 

サイタマ「ヒソカを倒したサイタマだ。」

 

手っ取り早く自己紹介を済ます。

 

団長「よろしく、サイタマ。俺は幻影旅団の団長をやってるクロロだ。」

 

こちらも早く自己紹介を済ます。

 

団長「そろそろ他のメンバーも来るはずだから、少し待ってくれ。」

 

 

次に来たのは、長身でかなり高い鷲鼻が特徴の女性であった。

 

 

クロロ「あぁ、パクノダ。久しぶりだ。」

 

 

パクノダと呼ばれる女性は答える。

 

パクノダ「久しぶりね、団長。」

 

サイタマ「おっす、サイタマだ。」

 

パクノダ「初めまして、いい髪型ね。」

 

サイタマ「……マチさん、この人なんなんですか?」

 

マチ「何って、れっきとした旅団員よ。」

 

 

その次に来たのは、やたら筋肉質の身長2mを超えてる男性2人と

やたら侍感溢れるちょんまげ系男性である。

 

 

クロロ「ウボォー、ノブナガ、フランクリン。久しぶりだな。」

 

ノブナガ「久しぶりだな、団長。」

 

フランクリン「久しぶりだ……!」

 

ウボォー「ほんっと!久しぶりだぜ!団長!!

で、お前がサイタマか!!!」

 

サイタマ「おっす」

 

 

ウボォー「おっす!だってよ!天下の幻影旅団相手に!!

いいなあ!気に入った!!!俺はウボォーギン!!

ウボォーって呼んでくれ!!」

 

サイタマ「ウボォーか……叫び声みたいだな……」

 

ノブナガ「はっはっ!!旅団員にあって

そんなに突っかかってくるやつはお前が初めてだ!!!

俺はノブナガ!よろしくな!!」

 

サイタマ「……よろしく……」

(ノブナガって……前の世界ではすごい人だったよな……)

 

サイタマ「ノブナガ……」

 

ノブナガ「なんだ?早速。」

 

サイタマ「……天下統一とか目指してたりするのか……?」

 

 

 

その質問にこの場にいる旅団員が爆笑する。

 

ウボォー「はっはっは!!!よくわかんねえ事言うな!お前!!」

 

クロロ「天下統一か……確かどこかの歴史本で……」

 

ノブナガ「はっはっ!天下統一かあ!いつかしてみたいなあ!!」

 

サイタマ「やっぱりか!!そうだと思ったぜ!!!」

 

 

???「なんかすげえ笑い声が聞こえるな。」

 

???「お楽しみのところ、すまないね」

 

ノブナガ「おぉ!フィンクスにフェイタンじゃねえか!久しぶりだな!」

 

クロロ「あぁ、久しいな。」

 

フェイタン「えらく久しぶりね。そいつがサイタマ?」

 

サイタマ「おっす、サイタマだ。」

 

再び、ウボォーギンとノブナガが笑い出す。

 

ウボォー「はっはっ!またおっすだってよ!

サイタマー!気をつけろよ!あんまり舐めた態度とると

気味の悪い拷問されちまうぞ!」

 

フェイタン「ウボォーは少し黙るね。」

 

またもアジト内で大爆笑が起こるのであった。

 

 

???「なんだい?楽しそうじゃないか!俺も混ぜてよ!」

 

そこにいるのは、ウボォーやフィンクスと比べれば

若干小柄である青年のような男がいた。

 

ノブナガ「よおー!シャル!やっと来たか!」

 

シャル「みんな、久しぶりー!

聞いたよー!サイタマ、ヒソカを木っ端微塵にしたんだって!?

すごいねぇ!彼は態度はあぁだけどかなり強かったでしょ?」

 

サイタマ「うーん……確かによくわからない引力に吸い寄せられもしたけど

まだまだ満足できねえな……」

 

ウボォー「はっはっはっ!!すげえなお前!!

念能力のことも知らずに勝つなんてよ!!」

 

サイタマ「そういや、念能力のことを教えてもらう前にやっちゃったな……」

 

ウボォー「あぁ、そんな話してたのか!いいぜ!後で教えてやるよ!!」

 

その後、数分の談笑が始まり、その終止符を打ったのはクロロだった。

 

 

クロロ「さて、初期メンバーが揃ったところで本題へ入ろう。

サイタマ、お前が団長である俺を呼んだということは

入団を前向きに検討しているわけだな?」

 

旅団員の肩に力が入る。団長モードのクロロの声は

やはりよく響き、緊張感も出てくる。

 

サイタマ「……そうだな、俺はもっと強いやつと戦いたい。

ここにいると俺自身、もっと成長できる気がするし

旅団を狩りに来る強者も少なからずいるだろうし……

みんなこんなに歓迎ムード出してくれてるから

もはや断る理由がないな……」

 

クロロ「では、入ってくれるか?サイタマ。

俺たち幻影旅団はお前の入団を歓迎する。」

 

少し考えるサイタマだが、やはり心の中では

答えは決まっていた。

 

 

 

 

サイタマ「……入るよ。入れてくれ、幻影旅団に。」

 

 

 




どうもです!!がじらです!!!

ついにサイタマに大きな進展がありました!!
幻影旅団に入ることを決意するサイタマ!!

ヒソカの代打を務めることができるのか!!
今後に注目ですっ!!!

それでは!次回もよろしくお願いします!!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ひゃっほーパラダイス十四話

どうもです!!がじらです!!!

最近話数のタイトルを考えるのに時間を取ってるがじらです!

ついに幻影旅団入りしたサイタマ!

どうなるのでしょうか!!!


それではどうぞっ!!!


サイタマ「幻影旅団に入れてくれ。」

 

その言葉に、サイタマが歓声に包まれる

 

 

ウボォー「おおおお!!!サイタマ!これからよろしくな!!」

 

サイタマの元へ行き、肩をポンポンするウボォー

 

ノブナガ「おう!仲良くなろうぜ!!」

 

サイタマに近づき、握手する。

 

フェイタン「あまり調子乗るないよ。」

 

そう言いながら、少し笑っているフェイタン。

 

フィンクス「なんだかよくわかんねえが、よろしくな!!」

 

状況が読めていないフィンクス

 

フランク「よろしくな、これから仲良くやっていこう!」

 

近づくことはしないものの、瓦礫の上で座りながら

歓迎の言葉を口するフランクリン。

 

パクノダ「これからよろしくね。この旅団の男は

だいたい協調性がないから、あなたみたいな人は大歓迎よ」

 

マチ「同じくよ。ヒソカの代わりがいて本当によかったわ……」

 

といい、サイタマを見つめるマチ。

 

クロロ「サイタマ、入団はOKだが、ヒソカは団員ナンバー4だったんだ。

蜘蛛の中に4の文字を書いた刺青を入れることになっているのだが

どこに彫るか、希望はあるか?」

 

サイタマ「団長ナンバー4……どこに彫ろうか……」

 

ウボォー「体のどこでもいいなら……頭がいいぜ!!」

 

 

旅団員全員が爆笑である。

これにはクロロも笑うしかない。

 

 

サイタマ「まぁ……いいけど……」

 

 

数分後、頭に蜘蛛の刺青が入ったサイタマが現れた。

 

 

旅団員「wwwwwwwww」

 

クロロ「wwwwwwwww」

 

全員が笑う。

 

サイタマ「お、おい……おまえら……」

 

ウボォー「いいじゃねえか!サイタマ!!似合ってるぞ!!」

 

サイタマ「……カツラかぶっていいか……?」

 

苦虫を噛み潰したような顔をするサイタマ。

 

クロロ「何を言っている、刺青の上にカツラを被るなんて

蜘蛛に誇りを持ってない証拠だ……

我々が服を着ることは仕方ないがな……

カツラを被らずに誇りを持て、団長命令だ。」

 

くすくす笑いながらクロロが喋る。団長モードはどこに行ったのか。

 

フィンクス「wwそうだなww俺たちだって本当は

全裸になって戦いたいんだぜ?wwwそれぐらい旅団員であることを

誇りに思ってるんだwwwwなぁwwwウボォーwwww」

 

ウボォー「そうだなwwwwそれに比べてお前は幸運だな……

そんな目立つところに蜘蛛の証をつけてよwww

昼になると神々しく輝く蜘蛛の刺青が見れるぞwwwww」

 

はっはっはっはっ!!!!!!

 

全員が笑う。

 

パクノダ「いいじゃないww似合っててwwww」

 

サイタマ「パクお姉様……」

 

マチ「いいと思うよ……ユニークで……」

笑いを堪えている。いつの日かに

キルアの突き刺し攻撃を腹筋で受け止める時よりも

腹筋の力が強くなっている。

 

サイタマ「……マチさん……」

 

クロロ「……ウボォー、入団が決まったことだし

サイタマに念能力を教えてやったらどうだ?」

 

そういえば、とウボォーギンが思い出す。

 

ウボォー「いいだろう、数日、サイタマを借りるぞ!」

 

サイタマ「よろしくな、ウボォー。」

 

 

 

 




どうもです!!がじらです!!!

今回の進展は特になかったですが、ネタ回と思っていただければ……

次回からウボォーさんに念能力を教わるサイタマ!

さてどうなることやら!!!

次回もよろしやすー!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

流れに乗ってる十五話

どうもです!!がじらです!!!

最近コメントやお気に入りが増えてきて
非常に感無量がじらです!!
感想は全て返信する所存ですので、質問やその他矛盾など
思うところは全て書いてもらえれば嬉しいですっ!!

さて、今回なんですが
旅団に入って初めてのイベント、念能力についてです!
ウボォーさんに念について教わるサイタマ!!
しかし、思わぬ展開が……?

どうぞごゆっくり!!


一度、廃墟から出て

水見式を試してみることになった。

 

ウボォー「ここにグラスいっぱいに水が入っている。

ここに葉っぱをおいて、グラスに向かって練だ。

それで系統はわかる。」

 

廃墟の外で座り、地面に水がいっぱい入ったグラスと葉っぱを用意している。

 

サイタマ「本当にこれでわかるのか?」

 

怪しげな顔をするサイタマ。

 

ウボォー「あぁ、わかるさ。強化系なら、水の量が増え

変化系は水の味が変化し、具現化系は水に不純物が出てきて

放出系は色が変わる。操作系は葉っぱが動き、それ以外は特質系だ。」

 

サイタマ「ふ、ふうん……」

 

納得したような顔をするサイタマ。

 

ウボォー「いいからやってみろ!それだけで系統がわかるんだ!」

 

サイタマ「はいよー」

 

グラスに手をかざす。そして、目いっぱいの練をする。

 

ウボォー(……なんだ……このオーラの量はよ……!)

 

その勢いはアジト内で待機していた旅団員にも伝わっていた。

 

 

〜アジト内〜

 

ノブナガ「……なんだ、このオーラは……?」

 

マチ「……多分サイタマの練だね。私は会場の外にいたけどわかったし。

あいつオーラの量もすごいよ。」

 

クロロ「興味深いな……」

 

〜アジト内〜

 

 

ウボォー「変化は……」

 

グラスの中で、葉っぱがなくなる。

 

ウボォー「……特質系だな。もう練やめていいぞ。」

 

サイタマ「おう。」

 

ウボォーはあまりのオーラの量に冷や汗をかいていた。

 

ウボォー「特質系は団長と同じだな。

他に類を見ない、なんでもありの強力な能力を持てる系統だが

能力が強力になるにつれて、制約も複雑になっていく。」

 

サイタマ「制約ってのは?」

 

ウボォー「自分の行動に制限をかけたり、自分の中で

強く決めたルールを作ることにより、能力も強くなっていく。

まぁ、誰しも制約を作るわけじゃねえが……

 

特質系は複雑な制約をつければ付けるほど強くなって

自由度も増えるから便利だ。あと、念能力には相性があって

特質系で言うと、強化系が覚え辛い。まぁでも、

お前は元々体術が得意なようだし、そこは問題ないだろう。」

 

サイタマ「うーん、つまり、強い制約を付けると

能力も強くなるってことね。」

 

ウボォー「まぁ、そういうことだ。あんまり焦らず決めることだな。

だが、9月1日にでけえ仕事があるから

それまでには決めれるようにしな。」

 

サイタマ「あぁ、そうする。サンキューウボォー。」

 

ウボォー「おう。そうだ、俺の念能力。見とくか?」

 

サイタマはその言葉に興味を示す。

 

サイタマ「見せてくれるのか?」

 

ウボォーギンは大声で笑う

 

ウボォー「俺とお前の仲じゃねえか!よし!じゃあ行くぜ!」

 

ウボォーギンの右拳にオーラが集まる。

 

ウボォー「行くぜ!超破壊拳(ビッグバンインパクト)!!」

 

その右腕で地面を殴る。

 

ドォォォォォン!!

 

小型ミサイル程の威力を持つ超破壊拳。

それは、地面を殴るだけで局地的な地震が起き、

殴った部分にクレーターができる程である。

 

これには流石のサイタマも驚く。

ウボォーの近くで一歩も動かなかったが

サイタマは自分のパンチをこんなに爆発させることはできない。

 

ウボォー「これが俺の念能力だ!!」

 

サイタマ「……いいじゃねえか……!!」

 

わくわくしてきたサイタマ。

 

サイタマ「……じゃあ、俺もやってみるか……!!」

 

ウボォー「はっはっ!やってみろ!その小さい身体でな!!」

 

サイタマは公式で175cmの身長である。

あのシャルナークですら180cmはあるのに……。

それに比べて、ウボォーギンは2m50cmである。

この巨漢からなされる超破壊拳は凄まじい威力を持つが

サイタマはどうか……。

 

サイタマ「必殺マジシリーズ……」

 

ウボォー「……!?」

 

サイタマの声と同時に右拳に全てのオーラが移動していく。

スイリューから教わった数少ない

「踏ん張れば強いパンチ出せる」

ということも活かしておく。

 

足を大きく振り上げ、踏ん張る!

 

ドンッ!!

 

これだけでクレーターが出来そうな威力である。

 

ウボォー「こいつ……やばい……」

 

サイタマに少し距離をとるウボォーギン。

 

 

サイタマ「マジ……」

 

腕を大きく振り上げ、体勢は整った。

 

サイタマ「殴り!!!!」

 

 

その腕を振り下げ、地面に衝突させる。

 

 

ボゴォォォォォン!!!

 

ウボォーギンのものとは比べ物にならない程

大きな地震が襲い、大きなクレーターが出来たのである。

 

ウボォーギンとの規模の違いを表すと

 

ウボォーギンは地面を殴ったのに対し

サイタマは地球を殴った。

それほどまでに違う威力に地球という星が悲鳴をあげている。

 

強化系の最高峰と言われるウボォーギンが

そのガタイをしてやっと小型ミサイルだが

 

サイタマのこれはまさに核爆弾である。

これにはアジト内の旅団員たちもこっちに来て

ウボォーギンとサイタマを問い詰める。

 

クロロ「……これは、どういうことだ?ウボォーギン……」

 

冷たい声で語るクロロ。

 

ウボォー「……団長……こいつは、明らかに規模が違いすぎる……」

 

心ここに在らずと言った様子のウボォーギンに

クロロは質問の対象を変える。

 

クロロ「サイタマ。一体何をした。」

 

ゴミだらけのサイタマは埃を払いながら答える。

 

サイタマ「……ウボォーの超破壊拳ってのを真似したら

こんなことに……」

 

サイタマもびっくりである。

 

クロロ「……なるほどな……ウボォーがこんな様子なのも納得だ……。」

 

フィンクス「だけどよ、ウボォーに力で勝るものなんて

そうそういないはずだぜ?」

 

フィンクスも旅団初期メンバーの一人である。

初期メンバーであるが故、ウボォーギンの強さを理解している。

普通に考えたら妥当な疑問である。

 

フェイタン「アジトの中でもわかた。こいつの練は只者じゃないね。」

 

冷静に言うフェイタン。フェイタンも初期メンバーの一人だが

サイタマの練を離れたアジトで感じ取った際に

質の違いに気がついたようだった。

 

クロロ「……待て、ウボォー。サイタマは結局、念の系統はなんだったんだ?」

 

クロロはウボォーギンを超える腕力を持っているサイタマは

上限がわからないフィンクスのような強化系だと思っているが

一応、確認しておく。

 

ウボォー「……団長と同じ、特質系だ……。」

 

そこにいた旅団員全員が驚く。

特質系は念の性質上、強化系とは相性が非常に悪く

覚えることは明らかに無謀と思われていたからだ。

特質系が強化系を超えるパワーを出すことは不可能ではない

かもしれないが、数時間でそれは無理と判断した旅団員。

それでは可能性は一つしかない。

 

クロロ「……ウボォー、それでは、ただの腕力とオーラだけで

この威力なのか……?」

 

可能性はこれしかない。と旅団員は思ってはいたが

同時にありえない事だとも思っていた。

 

ウボォー「……そうだ……。」

 

旅団員の顔が青くなる。

 

特質系は制約が面倒なことで知られる。

実際、クロロも念能力を盗むという超強力能力を持っているが

盗むに至って、かなりのステップを踏まないといけないのである。

 

そんな特質系のサイタマが腕力だけで

旅団一の巨漢。強化系の最高峰であるウボォーギンの

何倍もの威力を出しているのだ。

もはや能力なんて使わなくても勝ててしまうサイタマに

旅団員は恐怖すら覚えていた。

 

クロロ「……サイタマ。お前の入団は歓迎するが

旅団員と揉め事にならないようにな……。」

 

サイタマ「すまん、気をつける」

 

普通に反省するサイタマ。

ハンター協会で組まされたチームでは上手くいかなかったので

猛烈に反省する。

 

クロロ「……あとな……」

 

クロロは団長オーラを出しながら、旅団員全員に聞こえる声で言った。

 

 

 

 

クロロ「パク、サイタマの記憶を調べろ」




どうもです!!がじらです!!!

今回は本当はもう少し進みたかったんですが
私にもお仕事があるので……><

あと、三連休が終わりましたので気分どんよりで
ペースが遅くなるやも……申し訳ない><
実はこの小説、金曜日から三連休までで
ここまで書いたんですよね……

文字数は少ないんですが
一応、遅くても週一。早かったら一日にいっぱい投稿したりと
不定期……文字数は少ないんですが。

それでは次回もよろしくお願いします!!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

それではそろそろ十六話

どうもです!!がじらです!!!

前回はウボォーギンが可愛そうな回でした!

そんな強さをみてクロロがした行動は
パクノダに今までのサイタマの記憶を聞き出すことなんですけど

どうなるでしょうか!!!

それではどうぞ!!!


クロロ「パク、サイタマの記憶を調べろ。」

 

冷たい声で言う。

こんな意味がわからない強さを持っているサイタマが

今の今まで無名だったことにも不思議はある。

 

クロロは新しい旅団員の記憶の内容を聞いていて

損は無い。と思っていた。

こんな強さの原因はどこからなのか。それも知りたいところではある。

 

パクノダ「わかったわ。なんて質問する?」

 

パクノダがサイタマの近くによりながら聞く。

 

クロロ「……その強さはどこから来たか……だ。」

 

パクノダ「OK……。」

 

パクノダは毛髪のない頭に手を置き、質問する。

 

パクノダ「あなたの強さはどこから?」

 

……数秒たっただろうか。パクノダの顔はみるみる青くなる。

 

クロロ「どうだった?」

 

興味ありげに答えるクロロ。

 

パクノダ「……彼は、怪人と呼ばれるものを倒していた。

それの経験から強くなったのと、もう1つ……」

 

相変わらず真っ青な顔で答える。

 

クロロ「なんだ?」

 

パクノダ「……毎日腕立て伏せ100回。上体起こし100回。スクワット100回。

ランニング10キロ……。1日3食必ず食べる……。

エアコンは精神力向上のため、夏でも冬でも使用禁止……。以上よ……。

そのせいで、毛髪全て抜け落ちたそうだわ……。」

 

旅団員は変な顔をする。

毎日はきついかもしれないが、それでもできない範囲ではない。

そんなトレーニングのようなことでこの強さが生まれたのか。

 

フェイタン「……余程間抜けね。拷問して吐かせるよ。」

 

少し苛立ちを見せるフェイタン。

 

クロロ「フェイタン。待て。……パク、次だ。怪人とはなんだ?」

 

パクノダ「OK……」

 

引き続き、記憶あさりは始まる。

 

パクノダ「怪人って何?」

 

パクノダの顔がさらに青くなる。

 

クロロ「どうだった?」

 

やはり興味ありげに言うクロロ。

 

パクノダ「……怪人とは、悪の元凶……サイタマは元々

それを趣味で狩るヒーローをやっていたそうよ……

だけど違う……何か違和感がある……。」

 

悩むパクノダ。そして、口を開く。

 

パクノダ「団長。私が質問していいかしら。」

 

 

クロロ「いいぞ」

 

パクノダ「ありがとう。それじゃあ……

サイタマ。あなたの生まれはどこ……?」

 

……パクノダはさらに青ざめる。

 

パクノダ「……知らない場所だわ……まさかとは思うけど

暗黒大陸……。」

 

その単語に不穏な空気が流れる。

 

フィンクス「おいおい、冗談だろ……?」

 

パクノダ「……わからない。けど記憶の中に度々出てくる

ヒーローや怪人。出てくる都市全てを私は知らない。」

 

旅団員全員が頭を抱える中、ついにサイタマが口を開く。

 

サイタマ「あぁ、言ってなかったか。俺は別の世界から来た者だ。」

 

数度目の説明にうんざりするサイタマ。

 

クロロ「……別の世界……!?」

 

全員の目が疑わしい目をしているが

クロロだけは子供のような輝く目をしている。

 

クロロ「別世界とは!?どうやってこの世界に来たのか!?」

 

熱の入った言葉と、キラキラした目をサイタマにぶつけるクロロ。

 

ウボォー「だからか……そんなに身体能力が強いのは……」

 

頷くウボォーギン。

 

フェイタン「バカね。そんな訳ないね。」

 

疑うフェイタン。

 

サイタマ「待て待て、今から説明すっから。」

 

パクノダを交えて全てを説明するサイタマ。

 

クロロ「……元の世界で強い者がいなくなったから!?

弟子の命の恩人に頼んでここまで来たのか!?

それじゃあ!その機械はどこにあるんだ!?」

 

はしゃぐクロロ。微笑ましい限りである。

 

サイタマ「……壊した……」

 

クロロ「えぇぇ……」

 

旅団員「えぇぇ……」

 

残念そうな顔をする旅団員たち。

 

サイタマ「で、でも、転送装置自体はないけど

その弟子がそのうち来るみたいだから、その時に……。」

 

クロロ「おぉ!!是非弟子さんも旅団にっ!!!!」

 

サイタマ「まぁまてよ……」

 

 

その後、クロロの夢物語の小一時間語られることになった旅団員。

 

クロロ「ふぅ、そうだな、今回は集まってくれてありがとう。

それでは各自!解散!!!」

 

 

 

 

 




どうもです!!がじらです!!!

仕事がそろそろ始まってしまいます……><

そのギリギリまで書いた私を讃えてもよろしくってよ……!!

それでは解散になったサイタマは
一体どこに行くのでしょうか!!!

次回もよろしくお願いします!!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

そして輝く十七話

どうもです!!がじらです!!!

クロロの好奇心旺盛感を出すのが難しくって
無邪気な感じになってしまったがじらです!!!


さて、今回はクロロが解散指示を出した後の話です!!

それではどうぞ!!!!


クロロ「それでは、解散!」

 

そう言い、団員たちは別々の方向へ歩みを進める

 

 

サイタマ「……暇だな……」

 

とりあえず、サイタマはクロロから貰った携帯を持ち

 

宿に困らないため、天空闘技場を目指す。

 

マチ「あんた、天空闘技場を目指すの?

あたしも連れてってくれない?」

 

マチが話しかけてくる。同じく暇なのだろう。

 

サイタマ「あぁ、いいぞ。」

 

 

〜天空闘技場〜

 

サイタマ「ついたぞ、マチさん。」

 

マチ「さんはいらないわ。」

 

サイタマ「じゃあ、マチ。俺は200階クラスの受付行ってくるから

俺の個室にでも行って休んでおいてくれ。」

 

マチ「了解……」

 

そう言い、マチはサイタマの個室へと向かう。

 

 

 

サイタマ「受付するか……」

 

 

テレビの中の天の声「おおおおっと!!!

鬼サイボーグ選手!!!またもコンビネーションアタック炸裂ー!

相手選手ー!立てません!!!!勝利ー!

200階クラスがなんのそので余裕の勝利ー!!!」

 

サイタマ「……あはは、聞いたことある名前。

おい!なんであいつがここにいるんだよ!早くね!?完成するの早くね!?」

 

サイタマの目に映るのは、転送される直前に見たサイボーグがいた。

 

サイタマ「……ちょっと待てよ。なぁ……。」

 

そういい、個室へ向かうサイタマ。

 

サイタマ「ただいま……」

 

どんよりとした顔で挨拶をするサイタマ。

 

マチ「おかえりなさい。」

 

女性用ファッション雑誌を読みながら挨拶をするマチ。

 

マチ「元気ないじゃない……何かあった?」

 

サイタマ「……弟子がな、この世界に来たみたいだ。」

 

疲れたような声で言うサイタマ。

 

マチ「あら、いい事じゃないの。」

 

サイタマ「……はぁ……こんな刺青つけてさ……

しかもまた先生言われるなんて……」

 

マチ「……大変ね……。」

 

 

サイタマは次の試合まで、個室でマチと一緒に過ごした。

 

 

マチ「いい?負けたら承知しないからね。

そんなところに蜘蛛をつけているんだから

負けたらさらし者よ。」

 

サイタマ「……負けねぇよ……」

 

 

そう言い、闘技場へ向かうサイタマ。

 

天の声「おおおおおおっとおお!!!!サイタマ選手!!

前の試合ではヒソカ選手を木っ端微塵にする圧倒的実力を見せてくれました!!

しかも今回はギャグのつもりか、素晴らしい刺青を彫っての登場です!!!

しかし!今回の対戦相手は普通じゃありません!!

今回はどんな試合を見せてくれるのでしょうかー!!」

 

サイタマ「ふう、普通じゃない選手って

こんなのの選手になるやつはだいたい普通じゃねえよ……」

 

 

天の声「対する対戦相手は!!

イケメンサイボーグの異名を持つ彼!!!

素晴らしい機械腕のコンビネーション!!

あぁ見えて残酷で冷徹な性格の彼!!

ちょっと私も惚れてしまいそうです!!!

鬼サイボーグ選手!!!!」

 

サイタマ「……はっ……はははっ……知ってる名前……。」

 

 




どうもです!!がじらです!!!

カルピスおいしいです!!!!

なんかマチがいると安心できそうなので連れてきました!!
大体の不祥事は彼女で解決できます(適当)

そして!次回!!ついに見知った彼と遊びではなく本気で
やり合える時がやって来ます!!!

次回もよろしくお願いします!!!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

風の中のスバル。砂の中の十八話

どうもです!!がじらです!!!

いやあ、鬼サイボーグって誰でしょうね!!
気になりますねぇ!!!

それでジェノスは(頭悪い)
サイタマとの勝負で勝つことが出来るのか!!!!

それではどうぞ!!


サイタマ「……お前……」

 

ジェノス「先生……!!!やっぱり

先生ならここにいると思いましたよ!!」

 

天の声「おおおっとー!何か会話しているー!

戦う前から面識ありかー!!??」

 

サイタマ「ありまくりだ」

 

ジェノス「ですね……」

 

サイタマ「じゃあジェノス。あとで色んなことを聞かせてもらうからな。

手加減はしなくていい。」

 

ジェノス「先生こそ、この世界の先輩なんですから。色々聞かせてください!

何か芸術みたいな蜘蛛を彫っているようですが、それのことも

聞かせてください!!」

 

 

審判「それでは!はじめ!!!」

 

ジェノス「加速」

 

そう言うと、機械腕がサイタマと逆方向に向かってエネルギーを出し

それを推進力にサイタマの元へ一瞬でたどり着く。

 

サイタマ(あれ、少しだけ早くなってる?)

 

マチ(……早い……っ!!!)

 

ジェノス「マシンガンブロー!!!」

 

両腕の機械腕が容赦なくサイタマをボコボコにする

 

 

天の声「おーっとぉ!!鬼サイボーグ選手の初めて見せる技!!

マシンガンブロー!!!!素晴らしい攻撃です!!!」

 

ジェノス「……効いてない……!!!焼却!!!」

 

サイタマに両手の手のひらを向けて高出力火炎放射を放出し

それを推進力にいったんサイタマの元から離れる。

 

サイタマ「強くなってるな、ジェノス」

 

ジェノス「ありがとうございます!先生!!」

 

喜ぶジェノス。

 

ジェノス「……加速!!」

 

加速し、サイタマの後ろまで瞬間的に回り込み

サイタマの首を掴んでそして……

 

ジェノス「ハイボルテージフィスト!!!」

 

ビリビリビリビリ!!!と音を立てて攻撃する雷攻撃。

 

サイタマ「おぉぉ、痛い痛い……」

 

流石のサイタマも少し怯んだところを

 

ジェノス「焼却!!」

 

次は地面に向けて焼却を持続的に撃つ。

するとジェノスの身体は浮き、上からサイタマに火炎放射を浴びせることに成功した。

そして最後の攻撃……

 

ジェノス「……ロケットスタンプ!!!」

 

ロケットスタンプは空中から急降下し、対象を押しつぶす技である。

 

 

マチ「……まずいじゃない……サイタマ……。」

 

心配するマチ。

 

ジェノス「……先生が……いない……?」

 

ロケットスタンプにより、舞った砂煙が原因で

サイタマを見失う。

 

サイタマ「俺はここだ」

 

ジェノスの後ろから声がする。

 

ジェノス「……!!!」

 

サイタマ「手加減ローキック!!」

 

サイタマはかなり手加減をしたローキックで膝の裏に攻撃した。

まぁ一般人からしたら骨折レベルだが……

 

ジェノス「……!!」

 

そして膝カックンされたあとみたいな体勢になるジェノス。

 

サイタマ「まだやるか?」

 

ジェノス「……いえ、俺の負けです。」

 

ジェノスは審判に棄権を申し込んだ。

 

審判「鬼サイボーグ選手!!棄権により

サイタマ選手の勝利!!!」

 

マチは胸を撫で下ろす。

 

 

そして闘技場から抜けたサイタマとジェノス。

 

サイタマ「おい、ジェノス。」

 

ジェノス「はい!先生!!」

 

サイタマ「お前!今俺は幻影旅団っていうある種盗賊らしいところに入っているんだ。

これはその証の刺青なんだ。お前も入るか?」

 

ジェノス「先生、盗賊に入ったんですか?」

 

少し険しい顔をするジェノス。

 

サイタマ「あぁ、旅団のメンバーはみんな強いし、

旅団の活動を通して強いやつと戦えるかもしれないしな。

そのためにここに来たんだから、楽しまないと……」

 

そんなセリフを聞き、ものすごい笑顔でジェノスが言う。

 

ジェノス「そういうことだったんですか!!!

俺も是非!!!入れてもらいたいです!!!!」

 

喜ぶジェノス。

 

サイタマ「マチ、旅団員に空きはあるか?」

 

マチ「え、えぇ、今は空いてないわね……。」

 

そんなトントン拍子で幻影旅団に入ろうとするジェノスにびっくりするマチ。

 

ジェノス「それは残念です……」

 

しょんぼりするジェノス。

 

マチ「でも、師弟関係だったら、もし旅団の活動がある時に

連れてってもらえるかもしれないから、一応連絡しておくね。」

 

サイタマ「あと、ジェノス」

 

 

ジェノス「はい?」

 

サイタマはジェノスがこの世界に来て、一番心配だったことを聞いてみる。

 

サイタマ「お前、一応S級ヒーローだけど、よくパーツボロボロになってるだろ?

修理してくれる博士はいるのかよ?」

 

ジェノスは笑みを浮かべながら答える。

 

ジェノス「クセーノ博士が新機能をつけてくれまして

信号を送ると、すぐに新しいパーツが出てくるんですよ!!」

 

自慢げに語る

 

サイタマ「くっそ有能かよ博士」

 

マチ「団長にまた、入れて欲しい人がいるって連絡はしといたよ。」

 

サイタマ「じゃあ!行くか!アジトに!!!」




どうもです!!がじらです!!!

いやあ、負けてしまいましたね
ですが、ジェノスが旅団入りを検討しているようです!!
サイタマには一生ついていく心意気だそうです!!!



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

愛しさと、切なさと、十九話

どうもです!!がじらです!!!

前回はジェノスとサイタマが戦って
そのあと、旅団員のみんなにジェノスを紹介させるところからです!!

さて!!どうぞ!!!!


廃墟のようなアジトを見て、ジェノスは驚く。

そんな様子に気がついたのかマチが言う。

 

マチ「盗賊が都会の一等地なんて暮らせないってのよ」

 

 

クロロ「来たか!サイタマ!!それにジェノス!!」

 

やたらテンションがハイなクロロがいる。

あと、他の旅団員もいる。

 

適当に挨拶を済ませ本題へ……

 

クロロ「ジェノス。お前を正式にメンバーに迎え入れることはできない。

しかし、サイタマの弟子ならお前も相当やるんだろう?

だったら、仕事の時はゲストとしてついてきてもらう。それでいいか?」

 

ジェノス「構わない。」

 

クロロ「それでは、ウボォー、サイタマ、ジェノスに念能力を

教えてやってくれ!今回は俺も行く!!!」

 

異世界の科学力を前にワクワクが止まらないクロロ。

 

ウボォー「お、おう……じゃあ行くぞ……?」

 

 

ウボォーギン、サイタマ、クロロと、ジェノスのメンバーで

クレーターの横で修行をする。

 

サイタマ「そういやウボォー。」

 

ウボォー「なんだ?」

 

サイタマ「ジェノスは体のだいたいが機械なんだけど

念とかって使えるものなの?」

 

ウボォー「……い、行けるさ!!覚えられるとも!!

常に周を纏っていれば体術もそれなりに強いだろうからな!!!」

 

クロロ「だが、精孔は人の体にしか宿って……」

 

ウボォーは急いで団長の口を抑える。

 

ウボォー「団長!!!やってみないとわかんないだろうが!!!」

 

慌てふためくウボォーギン。

 

ウボォー「そんじゃあ、まずはオーラを解放させる。」

 

すると、ウボォーはオーラが纏った右拳を

ジェノスの頭に向かってふり下げる

 

ガンッ!!!

 

ジェノス「頭は硬いからな。問題は無い。しかし、なんだか

見えない生暖かいジャケットを着ているみたいだ。」

 

クロロ「成功した!?」

 

驚くクロロ。

 

ウボォー「ほらな!やってみるもんだろ!!」

 

ジェノス「クセーノ博士の作ってくれた新パーツのおかげか……!!!」

 

感謝してもしきれない。と手を合わせる。死んでない。

 

クロロ「もしかしたら、クセーノ博士って人が念能力者だったのかもな。」

 

推論を語り出すが、無視するウボォー、サイタマ、ジェノス。

 

 

数分後……

 

ウボォー「いいぞ!ジェノス!!!もう四大行をマスターしやがった!!」

 

喜ぶウボォーギン。

 

クロロ「そして、それならば……」

 

 

ウボォー「それじゃあ!水見式をやって見るか!!」

 

ウボォーギンはグラスにまずいっぱい注ぎ、葉っぱを置く。

 

ウボォー「これに手をかざして、練をしてみろ!!!」

 

 

クロロ「と、なるために……」

 

 

ジェノス「これでわかるのか?」

 

ウボォー「サイタマに聞いてみればいい、こいつもこれで

系統がわかったんだ。早くやれ。」

 

ジェノスは手をかざして練をする。サイタマ程ではないものの

オーラの量で言ったら、十数分前は念も知らないとは

思えない程のオーラだった。その量は幻影旅団でも

通用するレベルである。

 

ウボォー「……不純物が出てきたな……お前は具現化系だ!」

 

ジェノス「先生はなんなんですか!?」

 

 

クロロ「であるが故に……」

 

 

ウボォー「あの独り言言ってる団長と同じ、特質系だ。」

 

サイタマ「かなりレアみたいだぞ〜!ジェノスゥ〜!!」

 

ジェノス「流石先生!!!」

 

 

クロロ「つまりは〜」

 

 

ウボォー「団長!うるさい黙れ!!」

 

クロロ「(´・ω・`)」

 

ウボォー「ジェノス!具現化系はオーラを実体化させて

武器や道具として戦う!まぁ、何を実体化させるかは

追追、考えるといいが、9月1日には決めておけよー!」

 

ジェノス「了解した。」

 

 

クロロ「ジェノス!!少しだけでいいから科学力を見せてくれ!!

団長命令だ!!!」

 

ウボォー「まだジェノスは団員じゃねえだろ!やかましい!

さっさとアジトに帰れ!!!」

 

 

クロロ「 (。-`ω´-)」

 

 

 

 




どうもです!!がじらです!!!

今回はジェノスがトントン拍子で幻影旅団に
関わっていったストーリーです!!

今回はここまで!!
また次回もよろしくお願いします!!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

鏡の中の二十話

どうもです!!がじらです!!!

お気に入りがそろそろ百件を越えそうで
凄く嬉しい、かつ、皆様に感謝しているがじらです!!!

さて!今回からまともな修行編に入ります!!

ここで、新たなる変化が起こります!!

それではどうぞ!!!!


ジェノスとサイタマは

念の系統がわかったところで修行をしていた。

 

ジェノス「ウボォーギンさん!!」

 

ジェノスが元気に喋る。

 

ウボォー「ウボォーでいいぜ」

 

ジェノス「じゃあウボォーさん!」

 

ウボォー「どうした?」

 

ジェノス「俺は最初に具現化系と聞いた時

まず最初に思い浮かんだのは機械でした。

機械は俺の命を救ってくれ、ここまで強くしてくれた。」

 

ジェノスは語り出す。

 

ウボォー「そうか……具現化系は最初に思い浮かんだものに

左右されたりする能力だからな……実際にとあるハンターが

具現化系と聞いて最初に思い浮かんだのがゴリラだったから

ゴリラを具現化する能力を発現したみたいな話は噂で聞いたぜ。」

 

ジェノス「ゴリラ……ですか……。」

 

だが、ジェノスは最初に思い浮かんだものが機械なので

別に問題は無い。

 

ジェノス「それでは、機械に関する修行をさせてもらいます!!

ありがとうございます!ウボォー!!」

 

そう言って頭を下げるジェノス。

 

ウボォー「いいってことよ……!!!」

 

 

その後……

 

ジェノス「先生!俺は機械を具現化することにしました!!」

 

驚くサイタマ。

 

サイタマ「……早くないか!?俺なんてどんな能力にするか

目処も立ってないんだぞ!?」

 

ジェノス「普通は難しいかもしれませんが、俺からしたら

これはもはや当たり前とも言える結果なので……」

 

サイタマ「……俺なんて、やっと成長出来るチャンスがあるのに

一体どうすればいいか……」

 

悩むサイタマ。

 

ジェノス「……今は決めなくていいんじゃないですか?

先生は念能力なんてなくてもかなり強いですし、負けることもないでしょう。

でも、そのうち自分にはこれが足りないと思う時が来るかもしれません。

それを補うために念能力を使ってみてはいかがでしょう!」

 

的確なアドバイスにサイタマも頷く。

 

サイタマ「そうだな……。俺も人だから限界があるかもしれないし……

そのために使うのも、悪くないかもな!!!」

 

ジェノス「はい!!一緒に修行しましょう!!」

 

サイタマ「おう!!!」

 

 

それから、時は立ち。今は6月も終わりの頃。

 

ジェノス「先生!念能力が使えるようになりました!!」

 

サイタマはいつものなんとも言えない顔をしている。

 

サイタマ「……そ、そうか……どんな能力なんだ……?」

 

ジェノス「単純なんですが、機械全てをオーラで生み出すことができる能力です!

幸い、俺のオーラはかなりの量あるようですから

どんな機械でも瞬時に作り出すことができます!

この世界よりも前の世界の方が、科学の技術が発達しているそうなので

この能力でも、かなり不意打ちや効果的な攻撃も可能……

異世界から来たことを最大限に活かせる能力……ですが……」

 

険しい顔になる。

 

ジェノス「制約もあって、これを具現化している間

俺のパーツの能力が使えなくなります。

加速、焼却などです。歩けはしますが走れませんし

ジャンプはできますが、飛べはしません……」

 

他人からすればそれがどうした?だが

ジェノスはあのパーツで5年弱ほど暮らしている。

あのパーツがあったからこそ、自分はあそこまで強くなれている。

 

そんな彼がそれを投げ打つ覚悟は相当なもので

制約としてはかなり重い分類に入る。

 

サイタマ「制約ってそうやって使うのか……

ちなみに、かっこいい名前とかはないのか?

超破壊拳みたいなやつ。」

 

すごい目のきらきらしたサイタマが聞く。

 

ジェノス「……退廃的な人類(マシンクリエイター)とかどうですか?」

 

すごい興味がなさそうに言うジェノス。

 

サイタマ「いやぁ、退廃的はまずいだろー」

 

ジェノス「それでは、人類史上最大の危機(マシンナーズリベンジャー)とかは?」

 

サイタマ「人類に恨みあるだろお前。」

 

ジェノス「……じゃあ、この世の頂点に立つ無機物(ハルマゲドン)とか。」

 

サイタマ「お前……」

 

ジェノス「神の代理者(マシンナーズレボリューション)とか……」

 

サイタマ「まだマシな気がしてきた……」

 

ジェノス「そんな事いいじゃないですか!」

 

少し寂しそうな顔をするサイタマ。

 

サイタマ「……そうだな!」

 

ジェノス「それより、俺念能力見て貰えますか?ウボォーさんもできれば!」

 

 

そう言い、集まる旅団員。

 

ウボォー「念能力が出来たんだって?見せてみろ!!」

 

フィンクス「機械の身で念を覚えただけでもすげえけどな!!」

 

クロロ「ジェノス。お前の能力を見せてみろ。」

 

マチ「団長。盗んじゃダメよ。」

 

フェイタン「あまり最初から期待してないね。」

 

パクノダ「そう?他人の念能力を見るのはいつでも

楽しいわね!」

 

フランクリン「どんな念能力か見ておこうか……!」

 

ノブナガ「お前まで念能力を覚えちまったか……!」

 

シャル「いやぁ、ワクワクするねえ!!」

 

 

サイタマ「なんか、いっぱい来たな。」

 

ジェノス「えぇ、俺は先生とウボォーさんだけで良かったんですが……」

 

苦い顔をするジェノス。

 

ウボォー「まぁ、未来旅団に入るならいつか見せなきゃいけねえしよ!

せっかくだしみんな呼んできちまったぜ!」

 

ジェノス「まぁ、それもそうですね……

じゃあいきます!!」

 

場が静まり返る……そして……!!

 

ジェノス「神の代理者(マシンナーズレボリューション)!!!

来い!重機関銃!!」

 

そう言うと、ジェノスの手元に設置型の重機関銃が現れる。

 

ジェノスはそれのトリガーを引く。

 

バババババババババ

 

それは、一撃で人体を貫通するほどの威力の念弾。

 

旅団員からは歓声が上がる!!

しかしフランクリンは笑わない。

 

ジェノス「モードチェンジ!!」

 

すると、重機関銃には変わりはないが

着弾時に小規模の爆発が起こるようになった。

 

ウボォー「はっはっは!!!かっこいいじゃねえか!!!」

 

ジェノス「次だ!神の代理者!!!

来い!ガン〇ム!!!」

 

すると、人の何十倍くらいあるであろうサイズのロボットが現れる。

 

その瞬間、旅団員からは本物の歓声が上がる。

 

ウボォー「うおおおお!!!」

 

フィンクス「いいじゃねえか!!!」

 

ジェノス「……流石に……これはきついか……解除……!」

 

そう言うと、ロボットは即座に消える。

 

クロロ「……なんだ……今のロボットは……。素晴らしい。

いい能力を持ったな。ジェノス。」

 

ジェノス「ありがとうございます。」

 

サイタマ「いいじゃねえかジェノス!!!」

 

ジェノス「ありがとうございます!!!先生!!!」

 

サイタマ「あとな、先生からありがたいアドバイスをしてやろう。」

 

ジェノス「はい!!なんでしょう!!」

 

目を輝かせるジェノス。

 

 

 

 

サイタマ「かっこいい名前。つけろ。」




どうもです!!がじらです!!!

えぇ。私、実はネーミングセンスないんです(今更。)

なので、ジェノスの能力の名前を思いつきましたら
感想か何かで書いて貰えると嬉しいです!!

参考(場合によれば丸写し)にさせて頂きます!!!

期限は次回の更新までで!

それではこれからもよろしくお願い致します!!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

大きな玉ねぎの木の下で二十一話

どうもです!!がじらです!!!

前回は、かなりの能力を発現させたジェノス!

そのジェノスの能力の幅広さを、この二十一話で
ご覧いただけたらなぁ!と思っております!!!

それではどうぞ!!!


サイタマ「かっこいい名前つけろよ。」

 

興味が無いジェノスは適当に名前をつける。

 

ジェノス「神の代理者(マシンナーズレボリューション)でどうですか?」

 

サイタマ「いいんじゃないか!?」

 

賛成するサイタマ。

 

ウボォー「いい響きじゃねぇかジェノス!!」

 

クロロ「いいセンスだと思うぞ。」

 

みんなから賛成を受けるジェノス。

 

 

ジェノス「ありがとうございます!

早速、どこかで実践修行したいのですが……。」

 

サイタマ「……俺とやるか?」

 

笑うサイタマ。

 

ジェノス「いいのですか!?」

 

喜ぶジェノス。

 

ウボォー「いいじゃねぇか!師弟対決!!」

 

クロロ「あぁ、ジェノスの実力が見ておく必要がある。」

 

頷くクロロと旅団員。

 

ジェノス「先生、やりますか?」

 

ジェノスが聞く。

 

サイタマ「いいぞ……。」

 

頷くサイタマ。

 

ウボォー「じゃあ、俺が実況をやらせてもらう。解説は

団長に任せる。」

 

クロロ「ジェノスの知りうる科学を説明できる範囲で説明する。」

 

旅団員が見送る中、勝負は始まる。

 

ウボォー「それじゃあ、位置について……」

 

サイタマは相変わらず知らん顔だが

ジェノスは両足を思いっきり地面に突き刺し、体を固定する。

 

ウボォー「レディー……ファイトッ!」

 

 

ジェノス「神の代理者(マシンナーズレボリューション)!!!

来い!レールガン!!!!」

 

ジェノスの手には念で作ったレールガンが出てくる。

 

ウボォー「先に行動したのはジェノス!近代兵器らしいものを抱えている!」

 

実況するウボォーギン。

 

クロロ「あれはレールガンと言って、簡単に言えば

電気の力で物体を加速させて発射させるものだ。

詳しく言えば、電位差のある2本の電気伝導体製のレールの間に、電流を通す電気伝導体を弾体として挟み、

この弾体上の電流とレールの電流に発生する磁場の相互作用によって、弾体を加速して発射するものだ。」

 

ウボォー「まるでコピペのような解説ー!!!」

 

ジェノスはそのレールガンを自分のコアに接続する。

 

ウボォー「レールガンをコアに突き刺しましたー!

どういうことでしょうか!?!?」

 

クロロ「ジェノスは制約で具現化してる間は

腕や足のパーツの動きをかなり制限して、あの能力を実現している。

だから、心臓部であるコアにレールガンを接続することで

普段は様々なパーツに分散しているエネルギーを

全てレールガンに注ぎ、1発の威力を格段に高めたのだろう。

あいつの念がもし、コアから来ているとするならば

それがどれだけ効率的な威力の底上げ方かがわかる。

その衝撃に、不自由な足が耐えきれないと判断したのか

能力を発動させる前に、足を突き刺して固定させたのだろう。」

 

ジェノス「いきます!!」

 

ゴオオオオオオオォォォォォン!!!

 

まるで天災のような音を出しながら

サイタマに一直線に飛んでいく念弾。

 

ジェノス「まだまだ!!!」

 

ゴオオオオオオオォォォォォンゴオオオオオオオォォォォォンゴオオオオオオオォォォォォン

ゴオオオオオオオォォォォォンゴオオオオオオオォォォォォンゴオオオオオオオォォォォォン

 

ウボォー「なんとー!!!あの威力の念弾を

一秒に1つのペースで撃っているぅー!!!」

 

クロロ「念がコアから来ているならば

レールガンは溜めを必要とせず撃つことが出来るな。

恐らくだが、あのレールガン1発の威力は

大型ミサイルの威力を軽く超えるだろう……。」

 

湧き上がる旅団員。

 

フランクリン「具現化系でありながら、マシンガンだのレールガンだのを

具現化し、効率よくダメージを稼げるというわけか……。」

 

フィンクス「いいねぇ!男のロマンだねぇ!!」

 

ノブナガ「あぁ!1度は憧れる能力だぜ!!」

 

フェイタン「あの電気。出力を変えれば、拷問でも使えるね。」

 

パクノダ「あら、いい能力じゃないの。」

 

マチ「……サイタマ……!」

 

 

 

ウボォー「こんな威力のレールガン!!果たしてサイタマは耐えることが出来るのか!!!」

 

 

 

ジェノス「……流石の先生もノーダメージという訳には行かないはず!

レールガン!解除!!」

 

そう言うと、レールガンが消え、足を抜く。

 

 

 

サイタマ「……ジェノス。なかなかやるなぁ!」

 

念能力の強さに、自らに伸びしろを感じるサイタマ。

 

 

ジェノス「……高エネルギー反応確認!!」

 

 

ウボォー「おおっと!!まだピンピンしているサイタマ!!

どうやってあの高威力レールガンを!?」

 

クロロ「これに関しては理屈ではない。俺でもわからないが

これがサイタマの強さとしか……」

 

 

ジェノス「まだ行きますよ!先生!!神の代理者(マシンナーズレボリューション)!!!

来い!!キック力増強シューズ!!!」

 

ウボォー「何をしているジェノスー!!!

パーツも使えないのにキック力だけ強くしてどうする!?」

 

クロロ「あいつの制約は恐らく、具現化するものが複雑さに比例して

パーツの制限も強くなる。さっき、ガ〇ダムを具現化した時に

やたら疲れていたのはそのせいだ。

今回だが、たかが科学っぽい靴ひとつなら

加速くらいは行えるだろう。」

 

ウボォー「なるほどー!ジェノスはこの靴でサイタマに一矢報いることが

できるのでしょうかー!?」

 

 

キュリキュリキュリ……

ジェノスが具現化した靴の横についてるやつを出力最大になるまで回す。

キック力増強シューズはそのうち光り輝く。

足つぼを刺激するらしいが、機械とは関係ない。なんて言っちゃダメ。

きっと何らかの力が働いて原作……って言うか

みんなが知ってる靴と同じ倍率になる!!

 

ウボォー「おっとぉ!ダイヤルみたいなものを回すと

具現化した靴に念が集まっていくー!!」

 

クロロ「非常に興味深いな。」

 

 

ジェノス「加速!」

 

肩の後ろ側についているブースターでブーストし

ものすごい勢いで砂煙の舞う中に突撃していくジェノス。

レーダーがあるジェノスに、砂煙の中のサイタマを発見することなど

赤子の手を握るよりも楽な作業なのだ。

 

ジェノス「ブーストアタック!!!」

 

そう言い、靴がついてある方の足でライダーキックのような

蹴りを入れる。

 

バシュゥゥゥゥン!!!

 

サイタマの顎にクリティカルヒットする。

湧く旅団員。

 

ウボォー「おおぉぉ!!!入ったー!!!」

 

クロロ「あの靴で強化された蹴りはかなりのものだぞ……。」

 

フィンクス「かっけえええええ!!!頑張れ!!!ジェノスッ!!!!」

 

ノブナガ「男だぜ!!ジェノスのやつはよ!!!!!」

 

マチ「……サイタマぁ……」

 

 

サイタマ「うーん、いい蹴りだな。」

 

ジェノス「!?」

 

ウボォー「サイタマー!!全然効いてる様子がありません!!!」

 

クロロ「サイタマは恐ろしく強いな……。」

 

フィンクス「けーっ!全然効いてねえぜ!!」

 

ノブナガ「まて!フィンクス……!!これからだぜ……!!!」

 

マチ「……サイタマ……!」

 

 

サイタマ「……そろそろ、俺の番だぜ……!」

 

そういい、踏ん張るサイタマ。

 

 

ジェノス(あまり自信がない……!果たして、未来の機械は

具現化できるのか……!そして、俺のイメージ通りの効果を発揮してくれるのだろうか……!

賭けるしかない……この手に……!!!)

 

 

ウボォー「ついに動くサイタマー!!どうなってしまうのかジェノスー!!!」

 

フィンクス、ノブナガ「頑張れー!!!!男見せたれー!!!!」

 

 

ジェノス「……キック力増強シューズ!!解除!!!

神の代理者(マシンナーズレボリューション)!来たれ!!名刀!電光丸!!!」

 

ジェノスの手元にはおもちゃの刀のようなちゃっちぃ

見た目のものがある。

 

ジェノスは確信する。これこそ、近接戦闘最強武器であると。

 

ウボォー「おっと!?これは!?明らかに切れ味がないようにも見え

もはや、祭りの景品にもなっているであろうおもちゃの刀だぁ!!」

 

クロロ「何を考えているんだ……?」

 

フィンクス「……ジェノス!何してんだ!!」

 

ノブナガ「おい!そのおもちゃみてえな刀やめて

もっと強い兵器を使えよ!!」

 

ジェノス「……ふふ、皆さん、知らないんですか?この刀の強さを……!」

 

すると、痺れを切らしたのか、サイタマはジェノスに向かって

飛んでいく。

そして、すぐジェノスの目の前まで到達する。

 

サイタマ「連続普通のパンチ……!」

 

ウボォー「おっとぉ!!目にも止まらぬ速さのパンチを

ジェノスにけしかけるサイタマー!!!」

 

クロロ「シンプルながらにいい攻撃だな。」

 

フィンクス、ノブナガ「死ぬなよー!!!ジェノス!!!」

 

マチ「……いける……っ!!!」

 

 

サイタマは、気づいた。

サイタマ(……あっやべっ!つい普通に撃っちまった……!!

頭部残ってなかったらダメなんだよな……!大丈夫かな……!?)

と殴りながらに考えているのである。

 

しかし、その心配も杞憂に終わる。

 

キンキンキンキンキンッッ!!!

 

サイタマ「!?」

 

ジェノス「ふっ……!!」

 

ウボォー「なんとっ!!あのパンチのラッシュを刀1つで全て弾き返しました!!」

 

クロロ「あれは、ジェノスが刀を操ったようには見えなかった。

まるで、刀が独立して動いているような……」

 

ノブナガ、フィンクス「科学ってすげええええ!!!!」

 

 

サイタマは全ての攻撃を弾き返されたことに驚いたのか

少し距離を取る。

 

 

ジェノス(流石先生……科学の結晶である電光丸がもう使い物になりません……)

 

ジェノス「先生!これが、最後の攻撃です!!!」

 

サイタマ「そうか……!!思う存分当ててこい!!!」

 

 

ウボォー「おっとぉ!!ジェノス!!最後の一撃であると宣言ー!!」

 

クロロ「一体、何を具現化させるのか……」

 

ノブナガ、フィンクス「いったれええええ!!!」

 

マチ「……お願い、耐えて……!!」

 

 

ジェノス「名刀 電光丸!解除!!!」

 

そう言うとジェノスは、胸にあるコアを掴み出し

腕のくぼみにハメる。

 

ジェノス(……俺の考えが正しければ、今までの焼却砲よりも

段違いに強い……焼却砲が撃てるはずだ……!!)

 

 

クロロ「念がコアから来ているものだから

元々どんな威力かはよく知らないが、念を覚えたコアをハメた

腕は強いぞ……!」

 

ウボォー「どうなるのでしょうかー!!!ジェノスの最後の一撃は

どういう結果を生むのでしょうか!!」

 

ノブナガ、フィンクス「いっけええええ!!!」

 

パクノダ「2人、仮面ライダーでも見てるみたいね。」

 

フェイタン「そうね。すごく滑稽よ。」

 

フランクリン「まぁ、いいじゃねぇか、男の憧れなんだよ。あーいうのはな。」

 

マチ「……サイタマ……!!」

 

 

 

ジェノスの両腕にオーラと電気が溜まっていく。

 

クロロ「あいつ、オーラによる元々あった放出と

オーラによる放出をかけあわせて強く……!」

 

 

ジェノス「最大……出力……!!」

 

 

マチ「サイタマ……!!!」

 

 

ノブナガ、フィンクス「ジェノスゥゥゥゥ!!!」

 

 

ジェノス「最大出力!焼却砲!!!!」

 

 

 

 

バリバリバリバリバリバリバリ!!!!

ドコンドコンドコンドコン!!!

 

ウボォー「サイタマー!さっきの攻撃をもろに貰う!!!

まるで宇宙の終わりのような無慈悲な攻撃ー!!!

向こう側にある山にも当たり、歪な形に変形するー!!!」

 

クロロ「流石のサイタマと言えど、これには流石に

ノーダメージでは済まないだろう。」

 

ノブナガ、フィンクス「うっはああああああ!!!!!」

 

 

マチ「……サイタマぁ……!!」

 

 

ジェノス「……ふぅ……燃え尽きた……オーラもコアも

もう空っぽだ……」

 

 

 

 

サイタマ「……よかったぞ。お前の攻撃。

俺が戦った中で1番つええよ。お前は。」

 

ジェノス「なっ!!??」

 

いつの間にか目の前にいるサイタマに驚くジェノス。

 

サイタマ「なかなか楽しかったぞ!」

 

そういい、右拳にオーラを集めるサイタマ。

 

ウボォー「おっとぉぉ!!やはり生きていたぁ!サイタマ!!!」

 

マチ「……!!」

 

 

サイタマはジェノスの顔に拳を振り……

 

 

 

 

ウボォー「試合!終了!!!勝者サイタマ!!」

 

嫌な予感を察してか、試合終了のゴングを鳴らすウボォーギン。

 

その寸前のところで寸止めしたサイタマ。

最初からそのつもりだったが。

 

ふうっと息をつくサイタマとマチ。

 

 

ジェノス「先生……!」

 

サイタマ「よかったぞ!お前の攻撃!!普通に1番強かったぜ!!」

 

 

ジェノス「ありがとうございます!先生!!!」

 

 

ノブナガ、フィンクス「ジェノスゥゥ!!よくやったぞ!!」

 

ジェノス「ありがとうございます!!」

 

 

クロロ「ジェノス。」

 

 

ジェノス「はい!」

 

 

クロロ「まずは、よく頑張ったな。」

 

ジェノス「ありがとうございます!」

 

クロロ「そしてだがな、ジェノス。」

 

ジェノス「はい!」

 

クロロ「幻影旅団にとって、お前の能力はかなり嬉しいものだ。

乗り物になれば、移動手段は増え、オーラで作ったものであるから

証拠なんて残りもしない。非常に素晴らしい能力なんだ。

正直いって、旅団はお前が欲しい。

今は、正式なメンバーとして迎えることは残念ながらできないが

それでも、幻影旅団のお手伝い役として、共に行動してくれるか?」

 

ジェノスは、サイタマの方を向いて、笑みを浮かべながら

クロロの方に向き直る。

 

 

 

 

ジェノス「もちろんです!」




どうもです!!がじらです!!!

今回は、僕が小説を書いて最大文字数の
5000文字超えです!!

ジェノスのファンが旅団内でも出てきたところで
今回はこれでおしまいです!!!

うう!長文かなり疲れました!!!

それでは、今後もご愛読のほど、よろしくお願い致します!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

硝子の二十二話

どうもです!!がじらです!!!

前回、ジェノスの念能力のすごさを見てもらったところで

今回はサイタマの念能力がついに発現致します!!


さて!どんな能力になってしまうのか!!!

それではどうぞ!!!


サイタマは悩んでいた。

 

今まで戦ってきた中で1番強かったジェノス。

 

そんな彼にも、念能力を使わずに勝ってしまった。

 

団長と同じ特質系。カリスマ性溢れる系統。

そんな系統をどう使えばいいか、わからなかった。

 

明らかな伸びしろがあるのに、伸ばす方法がわからない辛さを

サイタマは感じていた。

 

サイタマ「……俺自身で出来ないことを、念能力で補う……」

 

サイタマは呟く

 

ジェノス「先生?どうかなされたのですか?」

 

サイタマ「いやぁ、なんでもない。」

 

サイタマ(……みんな、どういう能力を持っているのか……聞いてみるか。)

 

サイタマ「突撃!隣の念能力!!!」

 

 

 

フランク「指から念弾が出る。」

 

クロロ「念能力を盗める。」

 

ウボォー「強いパンチが出せるぜ」

 

フェイタン「痛みをオーラに変えるね。」

 

フィンクス「腕回せば回すほど強いパンチが出せる。」

 

パクノダ「記憶を読み取れるわ。」

 

マチ「念を糸に変えるわ。あと、破けたマント縫っておいたから。」

 

シャル「針を刺したら操れるよ。自分に刺したら強くもなれるっ!」

 

ノブナガ「言いたくないでござる」(原作でもわからない……><)

 

 

 

サイタマ「うーん、参考にならん。」

 

十人十色の念能力。

自分に何か志、目標がなければ、誰に聞いても感銘を受けることは無いだろう。

 

サイタマ「フィンクスのやつも、少し気になるが

俺は特質系で、フィンクスのは強化系だから相性が悪いよなぁ……」

 

サイタマは念についてクロロに聞いてみた。

 

クロロ「念。というのは、発の1種であり

人は生まれながらに系統に属している。」

 

サイタマ「……発って言うのがわかんねぇな……」

 

クロロ「四大行の1つだ。四大行とは

纏、絶、練、発の四つだ。

纏はオーラを体に纏う。

 

絶は精孔から出るオーラを閉じ、気配を消す。疲労回復にも効果がある。

 

練は精孔を広げ、通常時よりもオーラを高める。

 

そして発が、念の系統を扱う所謂必殺技だ。系統の力を発揮できる技だな。」

 

サイタマは考える……そして、口を開く。

 

サイタマ「特質系の特徴ってなんだ?」

 

クロロ「そうだな……なんでもありではあるが、敵に関することが多いな。

俺も相手の念能力を奪う能力だし、パクノダは相手の記憶を読み取れる。

 

パクノダはサポートだが、基本的に相手を根本から変える傾向に

あると思う。」

 

サイタマはまたしても考える。

自分にどんな念能力が向いているか……欲しい念能力があったとして

自分がかけられる制約は何があるか。

 

相手を根本から変えて、自分に有益に働く念能力があるのか。

……元の世界で、強くなってしまった自分を

1番活用できる念能力は何か……。

 

 

 

 

 

 

 

サイタマ「団長……。」

 

口を開く。

 

クロロ「なんだ?」

 

サイタマ「……敵が自分のオーラに触れている間

相手の発が発動しない能力……とかって出来たりするか……?」

 

サイタマはこの世界ですら念能力がない状態でも、最上位の強さを

誇っている。それが揺らぐことがあるとするならそれは

念能力によるものである。と考えたサイタマは

根本的に敵の念能力を除去するという考えに至ったのだ。

 

 

クロロは考える……

 

 

クロロ「発を発動させない能力……か……

すなわち、相手に念能力を使わせない……ということだぞ。

できないことは無いかもしれないが、制約もかなりのものになるぞ?」

 

サイタマ「……それなら、常にオーラを放出しているから

疲労も人一倍するし、纏もできないし

俺は純粋な格闘で戦わないといけないが

相手は纏も練も使い放題だ。相当不利だぜ?」

 

クロロ「……確かに、不利かもしれないが

じゃあ、もう1つ。私生活や今後の人生において

制約をつけておけば、それも確実に覚えられるぞ。」

 

サイタマは考える。

自分が何かを制限、規制するということは

何かを諦めるということだ。

自分において重要なことを投げ捨てる覚悟で

念能力を習得せねばならない。

 

サイタマ「……これだけは……言いたくなかったがな……」

 

クロロ「……なんだ?」

 

サイタマ「……俺の制約……それは……

 

 

 

 

毛が生えてこない!!生えてきても全て抜く!!

カツラも植毛もしない!!!!!!これでどうだああああ!!!!」

 

 

クロロ「……な、なるほど……。お前にとってそれは

そこまでのコンプレックスだったのだな……

その覚悟……いい覚悟だ。念能力は確実に覚えられるだろう。」

 

 

サイタマ「よっしゃああああああ!!!!!」

 

 

そして、時は立ち。

 

 

サイタマ「ジェノスー!」

 

わくわくしたようなサイタマが近づいてくる。

 

ジェノス「先生!どうしたんですか?」

 

サイタマ「俺な!ついに念能力が決まってな!!

まぁ、前から決まってはいたんだけど、みんなを驚かせたくてな!!!」

 

ジェノスはニヤニヤ笑う。

 

ジェノス「なんでしょう!!見せてください!!!」

 

すると、会話を聞きつけたのか、旅団員が集まる。

旅団員はサイタマやジェノスの成長する様子を見るのが楽しくて

解散と言われても、結局どこにもいかずに見守っている。

もうすぐ夏だと言うのに、みんなが生活できている理由は

ジェノスは成長により、小物ならば複数のものを具現化できるようになったので

エアコンと扇風機を具現化し、快適な旅団ライフを過ごしているのである。

 

ウボォー「おぉ!サイタマ!!念能力が決まったのか!?」

 

サイタマ「あぁ!!まぁ、見とけって!!!」

 

そう言い、サイタマのオーラは瞬く間に広がる。

 

フィンクス「……オーラの量は相変わらず半端ねぇな……!」

 

サイタマ「ジェノス!お前の能力を発動してみろ!」

 

ジェノス「はい!先生!!神の代理者(マシンナーズレボリューション)!!!

来い!レールガン!!!」

 

……しかし、その手にレールガンは現れない。

 

ジェノス「……あれ?神の代理者(マシンナーズレボリューション)

!!!!来い!レールガン!!!!」

 

 

……何度やってもその手にレールガンが現れることは無い。

 

ジェノス「……先生、なぜ……」

 

笑うサイタマ。

 

サイタマ「……ふふふ、俺の念能力は

相手が自分のオーラに触れている間、発を発動させない能力……!!

ここにいる旅団員全員、今は発はできないぜ……!」

 

試す旅団員。

 

ウボォー「……本当だ!ただのパンチになってるぜ!!!」

 

サイタマ「……ふふふ!!!」

 

フィンクス「……本当だな、発動しやがらねえ。

どんな制約つけたら、こんな能力を実現できるんだ。」

 

サイタマ「…秘密だ……!!!」

 

ジェノス「……念能力はわかりましたが、どんな名前なんですか?」

 

そりゃあ、いい名前なんですよね!!と期待の眼差しを向ける。

 

サイタマ「……そうだな……

 

 

 

 

 

 

 

 

餡子包饅頭による正義執行(ア〇パンチ)で、どうだ!?」

 

 

 

 

 

幻影旅団「ないわ〜」




どうもです!!がじらです!!!

まぁ、念能力の名前に関しては本当に
真面目に後で決めるので許してください。

さて!今回はまたもやチート能力を持ったサイタマ!!

体術で敵を純粋にねじ伏せれるのと
オーラを操れば、敵と味方が戦っている時に

敵だけに綺麗に念能力の効果発揮できそうですよね!!

今後の活躍に期待です!!


それでは次回もよろしくお願い致します!!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

パラダイス二十三話

どうもです!!がじらです!!!

いやぁ、なんでしょう。サイタマの念能力の
名前が本当に浮かびません……!

あと!!!!お気に入りがっ!!!!
100件を超えました……!!!!!!
やったあああああ!!!!!!

それではどうぞ!!


サイタマ「……念能力が発現して良かったぜ……

髪の毛……」

 

 

その後、彼らジェノスとサイタマは、幻影旅団員の元、

四大行の練習に励んでいた。

 

サイタマとジェノスはオーラの量が中堅念能力者の

比ではない多さをしているため

 

纏をするだけでかなりダメージカットになり

 

サイタマは、発動するだけで雑魚なら気絶するレベルの練も覚えた。

 

ノブナガ、フィンクス「……覇王色……!?」

 

 

絶に関してだが、ジェノスはコアから発しているオーラなので

瞬間的に絶を切り替えられる強みを持っていた。

凝や流なども、かなりの速度でできるようになった。

 

サイタマは癖なのか、絶をしている状態だと

猛烈に間抜けな顔になる。それを省けばかなり優秀なのだが。

 

 

サイタマやジェノスもかなり強かったため

それを育てる旅団員もかなり強くなっていった。

 

 

 

そして、団長であるクロロが

旅団員全員を呼び、何やら話をする。

 

 

シャル「ボノレノフ!コルトピ!!!」

 

 

ウボォー「シズクじゃねぇか!!元気だったか!?」

 

めがねの少女に喋りかけるウボォーギン。

 

シズク「どうも。」

 

手早く喋るシズク。

 

 

 

サイタマ「……あったことがないやつがいるな……」

 

ジェノス「……そうですね……」

 

 

クロロ「……お前達の実力は十分に育っている。

もはやサイタマは戦闘員として活躍もできる。

後方から念能力でサポートすることも可能だろう。

ジェノスは汎用性が非常に高く

元々の戦闘力も高いが、念能力のおかげで

乗り物や兵器による奇襲、後方からの支援もできる。任せたぞ、二人とも。」

 

サイタマ「おう、任せとけ!」

 

ジェノス「ありがとうございます!」

 

ウボォー「団長!!今回は何を盗むんだ!?」

 

すごく興奮している。

 

 

クロロ「……アンダーグラウンドのオークションの

お宝を奪う。」

 

シャル「何のお宝を?」

 

マチ「古文書とか。団長、本好きだし。」

 

フェイタン「違うね、きと、ゲームね

世界一高いゲームが何本か売りに出されるね。」

 

ノブナガ「とりあえず、金銀財宝が基本じゃねえか?」

 

 

そんな話に対して、団長の答えは

単純明快であった。

 

 

 

クロロ「……全部だ。」

 

サイタマ「おぉ、すげえ悪党みてえだな。」

 

ジェノス「悪党ですよ、先生。」

 

ウボォーは何やらわくわくしている。

 

ウボォー「本気かよ!団長!!地下のオークションは

世界中のヤクザが協定を組んで仕切ってる!!

手ぇ出したら、その筋のもん全部敵に回すことになるんだぜ!!」

 

 

クロロ「怖いのか?ウボォー。」

 

ウボォーは笑いながら答える

 

ウボォー「嬉しいんだよぉ!!嬉しくてたまんねえ!!!

さあ!命じてくれ団長!!今すぐ!!!」

 

クロロ「俺が許す、殺せ。邪魔するやつは一人残らずな。」

 

 

ウボォー「うおおおおおおおお!!!!」

 

 

 

サイタマ「すげぇ、悪党じゃねえか。」

 

ジェノス「悪党ですよ。」

 

 

 

 

そして、仕事の時間になる……。

 

 

サイタマ「ほへぇー!これがヨークシンシティ!!」

 

人混みに紛れながら叫ぶサイタマ。

 

ジェノス「そうですね!この盛況ぶり!!」

 

 

フランクリン「こういう時は絶だ。人に当たらずに済むぜ。」

 

 

サイタマ「さんきゅ…………おっ……聞き覚えがある声が……」

 

 

その方向に目を向ける。

 

 

??「いやぁ!残念!!また今度ね!!!」

 

 

 

サイタマ「レオリオ!!!」

 

 

声をかける。

 

 

レオリオ「……おっ!!サイタマじゃねぇか!

……どうした……その頭……。」

 

サイタマ「……い、いやぁ!この世界では流行ってるみたいだしな!!

俺も流行に乗ろうと思ってな!!!!」

 

レオリオ「……そうだよな!!お前がそんな旅団に入るなんてねえよな!」

 

 

ゴン「……サイタマ!!!何その頭wwwww」

 

サイタマ「ゴン!!!キルアもいるじゃねえか!!」

 

キルア「……なんだよ!その頭wwwww」

 

 

サイタマ「うっせ!こっちにも事情があんだよ!!」

 

 

ジェノス「誰ですか?」

 

サイタマ「まてまてジェノス。敵じゃない敵じゃない。知り合いみてえなもんだ。

それより、お前ら何やってんだ?」

 

レオリオ「腕相撲さ!ゴンと腕相撲をし勝ったらダイヤプレゼント!!

挑戦料は10000!!!どうする!?」

 

 

すると、フランクリンの横にいたメガネの女の子

シズクと呼ばれていた少女が前に出る。

 

レオリオ「お!おっとぉ!初めて女の子が登場だ!!

お嬢ちゃんどこから?おいくつ?」

 

シズクは無視して席に座る。

 

レオリオ「お、お嬢ちゃん、連れないね……」

 

シズク「よろしくお願いします。」

 

やはり無視してゴンに挨拶する。

 

ゴン「あっ、こちらこそ……」

 

 

レオリオ「レディーゴー!!」

 

 

ビシッと音がし、お互いの実力がぶつかり合う。

ゴンは今まで出したことなかった能力。

念を扱っている。シズクも同様。

 

サイタマ「……あいつ、念を使えるようになったのか……!」

 

 

シズクは幻影旅団。しかし、具現化系と強化系。

ゴンはその上、天性の才能を持っている。

 

拮抗した念能力者同士の腕相撲に決着がつく。

 

コンッ

 

テーブルに手の甲がつく。それはシズクの手だった。

 

シズク「……あっ」

 

レオリオ「残念嬢ちゃん!!!」

 

シズク「ありがとうございました。」

 

そして、仲間の元に戻る。

 

 

フランクリン「どうだった?」

 

シズク「負けちゃった……あの子、強いよ。」

 

フェイタン「あんなガキがか?」

 

シズク「ちょっと欲しかったのにな……あのダイヤ」

 

フランクリン「左でやればよかったのに。」

 

フェイタン「そうね、何故利き腕でやらなかたか。」

 

シズクはハッとする。

 

シズク「あ、そうか、相手が右手出したからつい……

もう一回挑戦したいな。」

 

フェイタン「ダメよ、もう時間ね、仕事開始よ。」

 

そんなシズクを気の毒に思ったのか、サイタマが口を開く。

 

サイタマ「シズクさん、俺が取ってきてやるよ、少し待ってな。」

 

シズク「いや、いいですよ。あとさんつけなくていいです。」

 

サイタマ「遠慮すんな、ちょっと待ってろ。」

 

人混みに入るサイタマ。

 

 

 

サイタマ「よぉ、レオリオ。挑戦させてくれ。急いでんだ。

ほれ、挑戦料だ。」

 

レオリオ「おっとお!これは思わぬ挑戦者!!

金を払ってくれればなんでもいいですよぉ!ささっ!どうぞどうぞ!」

 

 

サイタマはゴンの向かいの席に腰をかける。

 

サイタマ「おっす、よろしくな。」

 

ゴン「よろしく、サイタマ。」

 

 

サイタマはゴンの出されている右手を強く握る。

 

 

キルア(……なんだよ!このオーラの量!!おかしいだろ!)

 

 

しかし、それに気づいてないレオリオは続ける。

 

レオリオ「レディーファイト!!」

 

 

その瞬間、バゴン!という音がする。

 

レオリオ「……お、あ、あれ……?

あっ、えっと、勝者!!サイタマー!!!!」

 

「うおおおおお!!!!ついに勝者が出たか!!!」

 

「あんちゃん!おめでとうな!!!」

 

湧き上がる見物客。

 

サイタマ「さんきゅ、急いでんだ。貰ってくぜ。」

 

 

サイタマはダイヤを持ち立ち去る。

 

ゴンは冷や汗をかいている。。

 

ゴン「キルア……サイタマのオーラ……」

 

ゴンは冷や汗を拭いながら言う。

 

キルア「あぁ……規格外だぜ……ありゃあ……」

 

キルアまでも冷や汗をかいている。

 

 

サイタマ「シズク、ほらよ。ダイヤだ。」

 

シズクにダイヤの指輪を手渡すサイタマ。

 

 

シズク「あ、ありがとうございます。」

 

シズクは貰った指輪を指にはめる。

 

シズク「ちょうどのサイズ……本当にありがとうございました!」

 

 

サイタマ「いや、いいよ、それより、さっさと行こうぜ。」

 

 

 

 




どうもです!!がじらです!!!

いやぁ、サイタマはイケメンですね!
元ヒーローの血が騒いだのか、サイタマは
困ってる幻影旅団のメンバーを助けちゃいました!!

サイタマに腕相撲で勝てる人はいるのでしょうか!?

そう言えば、今思ったことがあるので書きます。




ウボォーギン「嬉しいんだよぉ!!!(*´ω`*)」

それでは、次回もよろしやす!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

青春アミーゴ二十四話

どうもです!!がじらです!!!

えぇ!今回は、サイタマとジェノスの初仕事ですっ!!

どんな活躍をしてくれるのでしょうか!!!


それではどうぞっ!


サイタマ「……ついに初仕事ってことか……!!」

 

わっくわくのサイタマ。

 

ジェノス「旅団として、うまくやっていけるでしょうか……」

 

サイタマ「……でもよ、いきなり喧嘩が始まってるぜ……?」

 

 

場所は、ジェノスが具現化させた気球の中。

 

 

ウボォー「俺たちの中に、ユダがいるぜ……?」

 

クロロとの電話の先で話すウボォーギン。

 

ノブナガ「この中に……裏切り者がいると……?」

 

たちまち、不穏な空気が流れる。

 

クロロ「いないよ、そんなやつは。それに、俺の考えじゃ

ユダは裏切り者じゃない。ちなみに、銀30枚でキリストを売ったとされるが

俺たちの中の裏切り者は、いくらで俺たちをマフィアに売る?

メリットを考えろ。マフィアに俺たちを売って

そいつは何を得るんだ?金か?名誉か?地位か?

 

それで満足したと考えるようなやつが

俺たちの中に本当にいるのか?」

 

ウボォー「流石にそんなやつはいねぇか……」

 

 

 

サイタマ「どうやら収まったようでよかったぜ……」

 

 

ジェノス「どうやら、収まったようですが、話はしているようです。

告げ口したやつが、具体的な内容を言っていなかったこと。

そして、そんな情報を信じる上層部のマフィアがいたこと。

競売品をどこに移したかを、拷問で聞いたとしても

知らないの一点張りだったこと。

マフィアの強いやつらが、強いやつを集めたのが陰獣と言うそうです。

どうやらそいつが、競売品を全て奪っていったそうです。」

 

そんな事を言っているあいだに、目的地につく。

 

サイタマ「……お前、アナウンサーにでもなれるんじゃねえか?」

 

 

ジェノス「それはそうと、マフィアたちに見つかったそうですよ。」

 

サイタマが丘の下を見下げる。

 

サイタマ「うわぁ、何あれ……」

 

ウボォー「お前らは手を出すなよ!!」

 

そう言い、丘の下に降りていく

 

ウボォー「うおらああああああ!!!!!!!」

 

フランクリン「まるでゴリラ対蟻だな。」

 

サイタマ「なんだよその例え。」

 

 

シャル「見てても仕方ないから、トランプでもしないか?」

 

シズク「そうね。」

 

マチ「賛成。」

 

サイタマ「おう……ジェノスもやろうぜ」

 

サイタマはジェノスを誘うが、何やら日記のように見えるものを書いている。

 

ジェノス「あ、あぁ、なんでもないです、先生。」

 

サイタマ「んー?まぁいいや、やろうぜ。」

 

 

ウボォー「悲しいぜ……俺はたかが、戦車と同じ評価かよ……」

 

 

サイタマ「なんかいってるな。」

 

マチ「ウボォーなら問題ないよ。」

 

シャル「そうだね、ウボォーに限ってそれはないね。10!」

 

 

ジェノス「……ん、心拍数、脈拍が……ダウト!!」

 

シャル「卑怯じゃない!?それ!?」

 

ジェノス「卑怯なんて言葉は盗賊が使う言葉ではないですね……

……!!ウボォーさん!高エネルギー反応!!

恐らく陰獣!四人います!!」

 

 

見渡すウボォーギン。

 

ウボォー「四人……?三人しかいねぇぜ……?

……ぐぉ!!」

 

ジェノス「ほら、言わんこっちゃない。」

 

サイタマ「お前は大阪のおばはんか。6!」

 

ジェノス「ダウトです、先生。」

 

サイタマ「お前もうレーダー使うなよ!!!」

笑うシャルナーク。

 

シャル「仲間だね!!!」

 

苦い顔をするサイタマ。

 

サイタマ「……手伝おうか?ウボォー!」

 

ウボォー「余計なお世話だぁ!!!」

 

サイタマ「っち……連れねえの……。」

 

シャル「ウボォー。ああ見えて、サイタマを若干ライバル視してるからね。

強さをどこまででも追求するウボォーは、君を気にしているのは確かだ。」

 

サイタマ「そうだったんだな……。11!!」

 

ジェノス「……ダウトです!先生!!」

 

サイタマ「てめぇ!またっ!!!」

 

笑うジェノス

 

ジェノス「先生、たかがゲームでも、勝てる時に勝っておかないとダメですよ!

俺の機械という強みを最大限に生かした……」

 

サイタマ「もぉぉ!!お前はキングか!!いいからウボォーの観察でもしてろ!!」

 

シャル「……あっ!!」

 

咄嗟に耳を塞ぐ旅団員。

 

サイタマ「……えっ?えっ?」

 

と言いつつ、同じように塞ぐサイタマとジェノス。

 

 

ウボォー「ぐおおおおおおおお!!!!!!!」

 

陰獣の1人を大声で倒すウボォーギン。

 

ノブナガ「俺たちの鼓膜まで潰す気かよ!!」

 

サイタマ「そうだそうだ!!!毒で首から下が動かない癖に!!!」

 

反抗する旅団員。

 

ウボォー「あぁ!?それよりシズク!ヒルと毒を吸い出してくれ!!」

 

シズクは困った顔をする。

 

シズク「毒は吸い取れますが、ヒルは生きてるので無理ですー!」

 

サイタマ「あぁ、初任務なのに、暇だぜ……」

 

ジェノス「平和でいいじゃないですか……。」

 

マチ「私は、平和に暮らせればいいんだけどね。」

 

フランクリン「こんな物騒な旅団に入って何言ってやがるんだか……

っと……シャル、ビールか?任せとけ!!」

 

ウボォー「キンキンに冷えたやつを頼む!!」

 

フランクリン「注文が多いな!!!」

 

 

ウボォー「早く吸い出してくれ!!」

 

だが、その時、突然ジェノスの目の色が変わる。

 

ジェノス「高エネルギー反応!!!ウボォーさん危ない!!」

 

ウボォー「……ん?……ぐああああああ!!!」

 

その瞬間、ウボォーの体に鎖が巻き付き

どこかへと運ばれて行った……。

 

 

 




どうもです!!がじらです!!!

正直いって2人はトランプをしていただけですが
ここから大活躍を見せてくれます。

それでは!次回もご覧下さいね!!

そう言えば、僕が書いてるオリジナル作品を
ハーメルンに投稿したので、そちらも興味があれば
見てくれると嬉しいです!!

それでは!!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

今からそいつを、これから二十五話

どうもです!!がじらです!!!

ウボォーさんが捕まりました!!!

私、このシーンを初めてみた時、すごくショックでした><

ウボォーさんのこともだいぶ気に入っていただけに……


それではどうぞっ!!


ジェノス「ウボォーさん!危ない!!!」

 

叫ぶジェノス。

 

ウボォー「ぐっ!ぐわああああ!!!」

 

 

ジェノス「ウボォーさん!!」

 

サイタマ「ウボォー!!!」

 

シャル「あーぁ……ウボォー行っちゃった……」

 

フェイタン「全く、世話焼かせるやつね。」

 

マチ「今なら行き先がわかる。隠で消してあるから

凝で見破るか、針に気づくか。」

 

 

 

シャル「ジェノスー、ごめんだけど、車具現化してくれない?」

 

手を合わせて、拝むように頼むシャルナーク。

 

ジェノス「はい!二台具現化します!!」

 

シャル「ありがとね!フランクリン、ビールよろしく!!!」

 

 

ジェノスとシャルが運転している念の車。

念車と言うべきその車で追跡している旅団たち。

 

マチ「……気づかれた……。」

 

フェイタン「案外早かたね。」

 

シャルナーク「大丈夫!!もう少しで追いつく!!」

 

 

しかし、念車の上に誰かが乗り

何か布のようなもので、包まれる。

 

そして、包まれた二台の車は包まれて小さくなる。

 

ノブナガ「なんだこりゃ!!おい!!!」

 

包まれて小さくなった布から、ノブナガの声がする。

 

 

梟「やっぱただものじゃねぇなあ。お前ら。

あの一瞬にドアを開けて脱出する反応の鋭さはよぉ。」

 

 

サイタマ「……ノブナガのやつ、大丈夫なのか?」

 

ジェノス「いいんじゃないですか?ほっておいても。」

 

マチ「便利な能力ね。」

 

シズク「あの能力を使えば万引きし放題。」

 

マチ「あの能力があれば、競売品もポケットに入るね。」

 

シャル「ってことは、盗んだのはこいつって訳だね。」

 

すると、別の方向から声がする。

 

 

フェイタン「お仲間が助けに来たね。」

 

シャル「こりゃまた大勢で……」

 

陰獣の誰か「なんだこいつら?これが本当に幻影旅団かよ。」

 

陰獣の誰か「あぁ、確かだ!」

 

シズク「……あれっ?ここにいるやつが6人で

ウボォーが倒したのが4人でしょ……?これで10人だよ。」

 

マチ「つまり、鎖のやつは陰獣じゃないってこと?」

 

サイタマ「……誰だったんだよじゃあ。」

 

暗闇のせいで、顔が見えなかったサイタマは

それが顔なじみであることだなんて知る由もなかった。

 

フェイタン「さぁ、こいつらに聞けばわかるね。」

 

シズク「じゃあ、全員生かしておくの?」

 

フェイタン「いや、生かしておくのは梟ってやつだけでいいね。」

 

マチ「じゃあ、そいつは任せな。」

 

陰獣の誰か「ガキどもが、勝手なことを抜かしやがって……

陰獣の恐ろしさを見せてやるよ……!」

 

シャル「だってさ。」

 

フェイタン「シャルナークはそこで見てなね。

ワタシが2人で、他は1人ね。」

 

シズク「了解」

 

 

サイタマ「パンチ」

 

ジェノス「焼却」

 

 

いつの間にか敵が全滅し、生きているのは梟のみとなった。

 

マチ「動くと切れるよ。」

 

マチが、念糸を梟に巻き付けて言う。

 

 

 

シャル「さぁて、ノブナガを出してもらおうか。」

 

 

マチ「うーん、でも車に空きはあるけど、うるさいからね。このままでいい。」

 

ノブナガ「……!?」

 

シャル「車だけ出すことはできるの?」

 

梟「ふっ……不可能だ……!」

 

ノブナガ「いいから出せよォ!!!!」

 

サイタマ「じゃあ、ジェノスに車を作ってもらえば……」

 

シャルはポンッ!と手を叩く

 

シャル「なるほど!それじゃあそれで行こう!!」

 

ノブナガ「だせよおい!なぁこらあああ!!!!」

 

 

マチ「……この状態の方がうるさそうだね……」

 

フェイタン「……あぁ、仕方ないから出してあげるね。」

 

小さなポケットサイズの布から車と、車に乗っているノブナガが出てくる。

 

 

ノブナガ「こらぁ!!お前ら何遊んでくれとんじゃ!!」

 

 

怒りながらノブナガ刀に手をかけながら車から出てくる。

 

フェイタン「団員同士のマジギレ禁止ね」

 

ノブナガ「うるせぇ!!」

 

マチ「……やっぱ出した方がうるさかったわね。」

 

ノブナガ「なんだとぉ!?この野郎!!」

 

サイタマ「ノブナガ……お前可哀想にな……」

 

そういい、ノブナガの頭をポンポンする。

 

ノブナガ「サイタマ……!!」

 

サイタマ「でも、そこそこうるさいんだな。お前。」

 

ノブナガは再度、刀に手をかける。

 

ノブナガ「……んだとぉ!!ふざけてんじゃねえぞ!!」

 

 

ジェノスがノブナガの肩を叩く。

 

ジェノス「まぁまぁ、そう言わずに……

気を確かに持って……」

 

ノブナガ「……ジェノスに言われたら……仕方ねぇな……」

 

 

フェイタン「さっさと乗るね。」

 

マチ「早くしないと置いてくよ。」

 

ノブナガ「かーっ!お前らと同じ車にのってられるか!

ジェノス!もう一台用意しろ!!!」

 

 

ジェノス「……はいはい……俺が運転します。お先、行っててください。」

 

シャル「了解ー!じゃぁまたねー!」

 

 

シャルナーク、フェイタン、サイタマ、マチ、シズク

が乗っている車が走り出す。

 

その後を、ジェノスとノブナガが運転する車が追いかける。

 

 

そして、ウボォーギンが捕まっているビルにつき

変装して内部に入ることに成功したのであった。

 

 

サイタマ「……この帽子……そうか!カツラ、植毛ができないなら

帽子かぶればいいのかっ!!!!」

 

ジェノス「……そこまで……」

 

マチ「ニット帽とかなら縫おうか?」

 

サイタマ「あぁ!頼むぜ!!!」

 

シャル「……サイタマ……そんなにも辱めを……

誰がそんなところに蜘蛛の刺青を……」

 

サイタマ「おめぇらだろうがよぉ!!!!」

 

顔に血管を張り巡らせている。

いつの日かに、死なない蚊を叩いていた時以来である。

 

シャル「wwww」

 

 

 

 

なんか、マフィアの幹部っぽいやつ

「注射器が体に通らねぇから、ガスで動きを止めている。」

 

 

ウボォーが何か喋る。その瞬間に、なんか幹部っぽいやつが

後ろから殴られ、死んでしまう。

 

 

フィンクス「耳を疑ったぞ。お前がさらわれた。と聞いた時はな。」

 

ウボォー「ふんっ!」

 

シズク「デメちゃん!お仕事だよ!

ウボォーの体の自由を奪っている毒を吸い出して!!」

 

デメちゃん「ギョギョッ」

 

そういい、掃除機でウボォーの傷口に入っている

ガスを吸い出した。

 

 

その瞬間、ウボォーの体の拘束具が

おもちゃのように外れる。

 

ウボォー「すううぅ…………くっそおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」

 

 

 




どうもです!!がじらです!!!

いやぁ!!助かりましたが、この先、どうなって行くのでしょうか!!

そう、これ書いてる時に思ったんですが
移動手段がどこでもドアで、「ウボォーのいるとこ。」
って言えば1発でしたよね。まぁ、イベント回収のために……ね?

それでは、次回もよろしやすー!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

この支配からの二十六話

どうもです!がじらです!!!

はい。どうも。
暑かったり寒かったりでやばいですね。

私は京都に住んでいるのですが
事情があり2週間ほど東京に来ています。

そして、そのタイミングで台風が来ましたね><

まあ!そんなこんなで!!更新ペースが遅れました!(言い訳)

ですが、もう少し更新ペースをあげてお送りしたいのでどうか><

それではどうぞっ!!


ウボォー「くそおおおおおおおおおおおお!!!!

あの鎖使い!!必ず借りは返すぜ!!!

どこだああああああああ!!!!!」

 

暴れ狂いながら叫ぶウボォーギン。

 

シャル「逃げたんだよ。ウボォーが大きい声出すから。」

 

フィンクス「もう帰るぜ、目的は達した。」

 

マチ「陰獣も始末したし。」

 

シャル「お宝も手に入れたしね。」

 

そう言いながら、出口へ一列退場していく団員たち。

 

 

サイタマ「ウボォーのやつ一体どうしたんだよ。」

 

ジェノス「多分、1回捕えられたものの

殺さずにとって置かれたことに怒っているのでしょう。」

 

 

 

ウボォー「ダメだ!……団長に伝えてくれ……

俺は鎖野郎とケリを付けるまでは、帰れねぇとなぁ!!!」

 

 

そんな言葉を聞いた瞬間、サイタマはウボォーギンの頭をはたく。

その衝撃にウボォーギンは耐えきれず、思わず膝をつく

 

ウボォー「がぁぁ!!」

 

サイタマは跪くウボォーギンを見下しながら言う。

 

 

サイタマ「お前、1回やられてんだろ?相手の念能力の詳細もわからないで

突っ込んでも、勝ち目はほとんどないと思うぞ。

ケリ付けるのはいいが、仲間も少しは頼ったらどうだ?」

 

ウボォー「ぐ……」

 

黙るウボォーギン。

 

サイタマ「……それでも、それでもお前は鎖を倒しに行くのか?

1人でか?」

 

ウボォー「……あぁ、あいつには借りがある。

返さなきゃならねぇからな……!」

 

ウボォーギンは立ち上がり、道を進んでいく。

 

サイタマ「……ウボォー!待て!!」

 

ウボォーは振り返り、サイタマの方を向く。

 

サイタマ「……やっぱ1人じゃ不安だな……。

ジェノス。ついてってやれ。」

 

ウボォー「いらねぇよ!」

 

サイタマ「いらねえ事あるか!行ってこいジェノス!!

実戦練習だぞ!!」

 

ジェノス「はい!先生っ!!!」

 

そう言い、ウボォーギンの元に行くジェノス。

 

ウボォー「……」

 

 

シャル「ジェノスがいるんじゃあ、僕はいらないかな……。」

 

マチ「あんなやつ放っておいて、さっさと帰るよ。」

 

 

サイタマ「……ジェノス、絶対に生きて帰れよ。」

 

ジェノス「……はい、もちろんです!先生!」

 

 

ウボォー「……あんま足引っ張んなよ。」

 

 

マチやシャルナークの背中を追いかけていくサイタマ。

 

 

 

ウボォー「……ところでよ。シャルナークはわかるんだけどよ。

ジェノスは相手の位置とか情報はわかるのか?」

 

ジェノス「わかりますが、少し時間がかかるので、ゆっくりしておいてください。

見つけてきます。」

 

ウボォー「おう、頼りにしてるぜ。」

 

 

 

 

 

シャル「それにしても、ジェノスに任せて大丈夫だったの?」

 

サイタマ「大丈夫じゃねぇか?多分お前らが思ってるより強えぞ?」

 

フィンクス「あのジェノスさんが負けるわけねえだろ。最強だぞまじ

やばいから、うん。もうほんと半端ないからな。いい加減にしろよ。」

 

シャル「そういうもんかあ……」

 

ノブナガ「そうだせ。ジェノスさんは絶対に負けねえよ。

夢と希望がジェノスさんには詰まってんだ。

言わば正義のヒーローなんだぜ。負けるはずがねえよ。」

 

マチ「気持ち悪い信仰心だね。盗賊が夢だの希望だの正義だの。

どっかで頭打ったんじゃないの?」

 

すると、ノブナガが鞘から刀を抜き、首元までその剣先を伸ばす。

 

 

ノブナガ「なんだと?もう一度言ってみろ!」

 

シャル「ま、まぁまぁ。男ってああいうやつは好きだからね。

仕方ないと思うよ。ジェノスは事実、かなり強いし

ウボォーを任せても問題ないと思うよ。ね?サイタマ。」

 

サイタマ「そうだな。あいつはかなり強くなっている。

相当のことがねえ限り負けねえよ。多分。」

 

 

マチ「まぁ、あのサイタマが言うんだからそうなんだろうね。

ジェノスを少し過小評価してたのは私の方か……。」

 

それを聞くと、

 

ノブナガは刀をゆっくりと納める。

 

 

ノブナガ「……そうだろ……そうだろ!?強いんだよジェノスさんは!!!」

 

 

マチ「……何言ってんだか……。」

 




どうもです!がじらです!!!

すごく寒いです。

さて、今回なんですが
またどこでもドアでいいじゃないですか。とか言っちゃダメです。
色々あるんです^^


それでは次回もよろしやす^^


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

念能力の実戦編
勇敢な恋の二十七話


どうもです!がじらです!!!

ここから、ジェノスとウボォーの男と男の
笑いあり涙ありの物語が始まりますっ!

ウボォーは借りを返せるのか!?
ジェノスは役に立てるのか!!緊張の瞬間が始まりますっ!!


数日後、とあるネットカフェみたいなところ。

 

 

ジェノス「アクセス成功。サイタマ先生のハンターライセンスを

借りていて正解でした。」

 

ジェノスは物凄い勢いでキーボードを打っていく。

この世界に来て色々なことを学習したジェノスは

「格ゲーのボタンは押す力が強ければ強いほど

強い攻撃が出せる」というトンデモ理論でコントローラーを破壊する

ジェノスではない。今は頭のいいジェノスになったのだ。

 

その様子を見てウボォーギンが感心する。

 

ウボォー「へえ、まともな情報を探れるのはシャルの仕事だったが

お前もできるとはな。かなりやるじゃねぇか。」

 

ウボォーギンは不自然なくらい体格に合わず、ミニマムなサイズに見える

缶ビールを何本も飲みながら言う。

 

ジェノス「ありがとうございます。」

 

 

 

そんなやり取りも、画面を見ながらしている。

ジェノスの体内に内蔵された、超電波WiFiの力で

PCがサクサク動くのなんの。クセーノ博士もかなり実用的なものを

つけているようだ。どうやら超強力瞬間接着剤とか内蔵してるスペースはないだろう。

 

ジェノス「……!」

 

ジェノスの手が止まる。

 

ウボォー「……どうした?何かわかったか?」

 

 

ジェノス「……特定しました……!!ホテルの一室!!!

乗り込みますか!?」

 

ウボォーギンは、おもちゃのような缶ビールを飲み干し言う。

 

ウボォー「当たり前だ!!今すぐにいく!!出発だぜ!」

 

ジェノス「……その必要はありません。場所さえ特定すれば

こちらのものです。」

 

 

ウボォー「……どういうことだ?」

 

ジェノス「……見ててください。神の代理者(マシンナーズレボリューション)!!」

 

すると、ウボォーギンは疑問に思う。

 

ウボォー「おいおい、お前の念能力はよく知っているが

車を出すにしても飛行機を出すにしても、屋内なら

使いようがねえんじゃねえのか?一旦、道路にでねえと

具現化はできても移動は出来ねえぞ?」

 

ジェノス「……大丈夫ですっ!出てこい!!!

どこでもドア!!!!」

 

 

そう言うと、ジェノスの手元にはドアノブが握られていた。

ドアノブは、当たり前のようにドアにくっついている。

しかし、不可解な点がひとつ。

 

ウボォー「……なんだよこのドア。一体どこに繋がってんだ……?」

 

ドアというのは空間と空間。部屋と部屋を繋ぐのが役割のはず。

だが、ジェノスの具現化して見せたドアは、1枚置いてあるだけで

向こう側の空間もくそもないのだ。部屋の仕切りになることなく

ただあるだけである。

 

ジェノス「……どこにですか?今から言いますよ。

○○にある○○ホテルのエントランス!!!!」

 

 

そう言いながらドアノブをひねり、ピロピロピロリン!!の効果音と共に

開けた先は全く別の空間であった。

ネットカフェの空間が映し出されるはずの、青いドアの先には

ホテルのエントランスが映し出されていた。

その不思議とも言える。しかしその表現が正しいかわからないほどの

超常現象を前に、でかい図体をしているウボォーギンが脱力している。

 

 

ウボォー「……なんだあ?こりゃあ……。」

 

ジェノス「ウボォーさん、この先に鎖野郎と呼ばれる者がいます。

行きますか?」

 

ウボォーギンはそれを聞いた瞬間、脱力していた体に膨大な量のオーラを

張り巡らせる。そして言った。

 

 

ウボォー「当たり前だ!!借りを返すんだよ!あいつに!!!

ぶっ飛ばしてやる!絶対にだ!!」

 

ジェノス「はい!行きましょう!!!」

 

ジェノスは迷わず扉に入る。それについて行くように

ウボォーギンもついていく。だが、ウボォーギンの体がどこでもドアに入りきらず

ドンッ!という衝撃が走る。

 

ウボォー「がっ!なんだあこりゃあ!!」

 

ジェノスは笑いながら答える。

 

ジェノス「今から広げますから。……はいどうぞ。」

 

以前よりも広くなったどこでもドアに入るウボォーギン。

 

ジェノス「神の代理者(マシンナーズレボリューション)、解除。」

 

どこでもドアはピロピロピロリン!!という効果音と共に消えていく。

 

 

そして、エントランスに入った直後に言った言葉。それは……

 

 

 

ウボォー「おい!!鎖野郎!!!狩りを返しに来たぜ!!」




どうもです!がじらです!!!

同日二話公開です!!!
すごいですね!いっぱい書ける気がして仕方ありません!!!

ついに復讐の火蓋が切られましたっ!!
ジェノスの能力はまじで無敵だと思いますが……ま、まぁ……
ジェノスなんでね。うん。

それでは次回もよろしやす!!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ロマンス二十八話

どうもです!がじらです!!!

暑いですけど、どんどん、先が思いついてしまうので
書かずにはいられませんねっ!!
ウボォーギンとジェノスのコンビはいかに!!


それではどうぞよろしくお願いします!!!


ホテルのとある一室。

 

 

センリツ「……!」

 

クラピカ「どうした?」

 

センリツ「……ピロピロピロリン……って、すごくファンシーな音がしたわ……

その方向に足音が2つできた……どういうこと?瞬間移動でもしているみたい……」

 

クラピカは険しい顔をする。既に場所が特定され、事前にその事も

把握出来ないまま、手段のわからない奇襲を受けているのだ。クラピカたちにしたら

かなりまずいことである。

 

クラピカ「……その詳細はわかるか……?」

 

センリツ「……1つは、足音的にかなりの巨漢よ……。

心音もここからでも聞こえるほど、荒れていて怒りに満ち溢れてる……。」

 

クラピカ「さては、幻影旅団か……ついに仕掛けてきたな……。

もう1人の方はわかるか?」

 

センリツは考える。しかし、答えはクラピカが期待していたのとは違うものだった。

 

センリツ「……え……?どういうこと……?確かに足音は2つあるのに……

もう1つの心音がない……読み取れないんじゃなくて……既に死んでいるような……。」

 

クラピカは頭をかしげる。

死体を操る念能力者、もしくはモラウのように具現化系、操作系などによる

念人形は作れないことは無い。しかし……。

 

クラピカ「……もし、それが死体、もしくは念人形だとしても

それじゃあ、どうやってここまで瞬間移動してきたのだ……?

念能力者の数が圧倒的に足りない……いや、例え、そういう念能力を持っていたとしても

来る前から念人形を作って何になる……?自ら、念能力を使い、戦う前から作っておいてデメリットしかない……。」

 

 

センリツ「……何か叫んでいる……怒りに満ち溢れた声……

この声は……幻影旅団の……来るわ!」

 

 

 

一方その頃。

 

 

ウボォー「鎖野郎、出てこねえな……。」

 

ジェノス「あんな声出したら逆効果ですよ。」

 

ウボォー「……くそう!いちいち1部屋1部屋探せってのかよ!?」

 

 

ジェノス「……待ってください……高エネルギー反応……。

あの部屋です!!」

 

ウボォー「……畜生!相変わらずいい能力だ……!!」

 

ウボォーギンはそう言うと、そのホテルの一室に向かっていく。

 

ジェノス「……待ってください。こういうのは奇襲が大切です。」

 

ウボォーギンはジェノスに向かって振り向く。

 

 

ウボォー「……じゃあ、挨拶代わりに一発……お見舞いしてやるか……!!!」

 

ウボォーギンの右拳に、膨大な量のオーラが集まっていく。そして……

 

 

ウボォー「……超破壊拳(ビックバンインパクト)!!!」

 

それを、ホテルの大部分を支えている柱にぶつける。

豪華な飾りが残念になるほど粉々に砕け散り、ホテルは崩壊を始めた。

 

 

ジェノス「……焼却」

 

ジェノスは柱ではなく、生命反応が複数でている部屋に向かって

焼却砲を放つ。一瞬で辺りは文字通り焼却され、何やら悲鳴も聞こえるようだ。

 

ウボォー「……これでいいかあ……いい挨拶したぜ」

 

ジェノス「そうですね」

 

 

 

すると、その焼却砲を放った方向から

金髪の少し小柄な。女の子とも男の子とも言える者が立っていた。

しかし彼は様子がおかしく、両方の目を綺麗な緋色に染め上げていたのである。

 

 

ウボォー「出やがったな!鎖野郎!!!借りを返しに来たぜ!」

 

ジェノス「あれが鎖野郎ですか。随分と小柄な……」

 

すると、鎖野郎と呼ばれている彼が答える。

 

 

クラピカ「黙れ!お前たち……私を狙うのは道理だが

この一帯を破壊して……何がしたいんだ!?

それと、そこにいるやつは誰なんだ!?幻影旅団の者か!?」

 

興奮気味に言う鎖野郎ことクラピカ。

 

ジェノス「質問が多いですね。」

 

ジェノスはため息をつく。

 

ウボォー「あぁ。全くだ。まず一つ目だが、奇襲は大切だから。だ。

2つ目に関しては、まぁ微妙なとこだな。関係者ではあるがメンバーではない。

だが一応、旅団員の候補ではあるな。かなりの実力者だ。

このホテルを突き止めたのもこいつだし、ここまで運んできたのもこいつだ。」

 

ウボォーギンは、ジェノスの頭を大人と子供の体格差を利用しポンポンする。

 

ジェノス「そうですね、今は先生が旅団員として活躍しているので

それを見届けるのが仕事ですね……」

 

 

クラピカ「……そうか……それでは、そこにいる者も排除しなければならないな……。」

 

クラピカ(言ったはいいものの、ウボォーギンは強化系を極めていると言っても過言ではないし

それ+能力も身体能力もわからない男……見たところ機械が大部分を占めているようだし

あれを使ってさっき、すごい威力でこのホテルを攻撃したのか……

となるとあの男は放出系か……まずいな……ウボォーギンに前衛を任せられ

後衛でサポートされたかかなり骨が折れる……機械の彼も旅団員候補に挙がるほどの実力者

なのだろうから……かなりきついかもしれない……)

 

 

ウボォー「ジェノス、お前は少し見てろ。サポートくらいは許してやる。

足引っ張るなよ!」

 

ジェノス「わかりました!」

 

 

クラピカ(やはりかっ!このコンビ……どう戦ってくるのか……)

 

 

 

すると、ウボォーギンが地面が割れるほどの踏ん張りを見せ

ウボォーギンとクラピカにあった距離が瞬く間に縮まる。

 

ウボォー「おらぁ!!」

 

クラピカ「……まだ避けられるパンチだ……しかし……」

 

ウボォーギンはクラピカに向かいパンチを放った。しかし

ギリギリの所で避けられ、俊敏な動きで体勢を立て直すクラピカ。

しかし、クラピカが避け、体勢を立て直した瞬間に

まるで読んでいたかのように着弾する焼却砲。流石のクラピカもこれを避けることは

叶わなかった。

 

 

クラピカ「ぐ……っ!!なんて威力だ……!

でもなんだ……まさか……あそこにいるジェノスという彼は

私が思っているより遥かに強い……?」

 

クラピカは考えていた。焼却砲を受けて気がついた事がある。

これはオーラによる発ではなくて、何かしら一般人が実現できる

科学のひとつであることを。それでは、念能力が何かはわからない。

正直クラピカには、念能力を推測する暇はなく

念能力を使わずとも戦える彼に、少し驚いていた。

 

 

 

 

クラピカ「……少し軽く見すぎていた……私も全力で戦おう……!!」




どうもです!がじらです!!!

クラピカがジェノスの実力を認めました!!
しかしクラピカはジェノスの念能力についてまだ知りません!!

そして次回!!ついに戦いが始まりますっ!!!


次回もどうぞよろしやす!!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

もう恋なんてしないなんて二十九話

どうもです!がじらです!!!

お久しぶりです^^ちなみになんですが
私はクラピカは女性説推してます……。夢いっぱいです。

それではどうぞ!!!


クラピカ「……流石に幻影旅団クラス二人を相手にするのは難しい……

やはり、あれを使うしか……」

 

クラピカがそう言うと、段々と……目が濃い緋色に変化していく。

 

ジェノス「あの鎖野郎……何か変わってきています!!」

 

ウボォー「あぁ!わかってる!!やつの念能力の恐ろしい部分は

恐らくあれだ!気をつけろよ!ジェノス!!!」

 

ジェノス「はい!!」

 

 

クラピカ「……絶対時間(エンペラータイム)!」

 

 

そう叫んだ途端、クラピカは脅威の身体能力を物にする。

超身体能力を手にしたクラピカが、深く、深く踏み込み

放たれるパンチは瞬間的にウボォーギンの体に

強い衝撃を与えていた。

 

 

ウボォー「……くっ!!!なんて強さだ!!!」

 

ジェノス「ウボォーさん!!」

 

ウボォーギンの体格を持ってしても、かなりの反動で吹き飛ばされてしまった。

 

クラピカはそのウボォーギンを殴った反動を利用し

これまた一瞬でジェノスの元に辿り着く。

そして、クラピカはジェノスに向かって拳を振り下ろす。

 

クラピカ「……っ!?なぜだ!?何故避けられた……!?」

 

しかし、クラピカの拳は空を切る。咄嗟に体勢を立て直し

ジェノスの位置を確認する。しかし見つからない。

 

ジェノス「マシンガンブロー!!」

 

クラピカ「くっ!!」

 

クラピカは後頭部に強い打撃を受ける。

ジェノスは焼却砲を移動に使い、高速でクラピカの後ろに回り込んだのだ。

 

 

クラピカは思わずジェノスと距離を置く。

念能力の一つである癒す親指の鎖(ホーリーチェーン)を巻き付け

そして考える。

 

ジェノスと呼ばれる男の驚異を。

 

まるで強化系のような動きの速さ、そして放出系のような遠距離攻撃。

どれをとってもトップクラスであるジェノスに

クラピカは僅かながら動揺を浮かべていた。

 

ジェノス「焼却」

 

クラピカ「……!」

 

 

考えているうちに頭部の攻撃は治ったが、追加で攻撃をくらってはまずい。

それに相手は二人いるのだ。かなり難しいところである。

 

間一髪で避けた焼却。後ろにあった建物が跡形もなく消え去った威力に

クラピカは冷や汗をかく。

 

ウボォー「……うおお!!!」

 

ウボォーギンが土煙の中から参上し、クラピカを視界外から攻撃しようとする。

しかし、その攻撃を避け、一定の距離を保ちながら束縛する中指の鎖(チェーンジェイル)

でウボォーギンに攻撃を仕掛ける。

 

ウボォー「ぐっ!くそう!!なんて強度なんだ!!!」

 

鎖に攻撃されるウボォーギン。彼の鋼鉄の体を持ってしても

防げないクラピカの念能力、束縛する中指の鎖(チェーンジェイル)

単純な攻撃ではあるが、同時に効果的な攻撃でもある。

 

クラピカ「これが……お前たちとの覚悟の違いだ!」

 

クラピカは立て続けに鎖攻撃を仕掛ける。

ギリギリで避けているが、その体からは傷が増えるばかりである。

 

ウボォー「……避けるのが精一杯だな……!!」

 

すると、ウボォーはほんの少しだけジェノスの目を見る。

それを理解したかのように、ジェノスは行動に移す。

 

 

ジェノス「焼却!」

 

 

クラピカ「くっ!!」

 

焼却砲はクラピカの体に直撃し、煙にまみれる。

4、5階建てのビルを一瞬で破壊できる焼却砲を食らって

無事なはずがない……。

 

ウボォー「やったか!?」

 

ジェノス「やめてください!こんな時に!!!」

 

ウボォー「なんの話だ!?」

 

 

しばらくすると、煙を切るようにしてクラピカがものすごい速度で現れる。

かなり濃い緋色をしていて、恐らくしばらく煙に紛れていたのは

癒す親指の鎖(ホーリーチェーン)で治していたからだろう。

そのクラピカの行く先はウボォーギンであった。

 

ウボォー「ぐぁぁ!!!」

 

 

ウボォーギンは殴られた反動で飛んでいく。

クラピカのパンチもまた、強化系並の破壊力があり

しばらく、ウボォーギンは立てもしないだろう。

 

 

クラピカ「……次だ!お前も幻影旅団の関係者なら消すべきだな……!!!」

 

クラピカは強く踏み込み、離れて援護していたジェノスの元に

一瞬で現れる。そして拳をジェノスに向けて放つ。

 

ジェノス「……!?」

 

ジェノスはクラピカの攻撃をもろに受ける。ウボォーギンが

吹き飛び、そしてほとんど再起不能状態にされたパンチが

ジェノスにも振りかざされたのである。

 

ジェノス(……クラピカというやつ……やつはかなりの攻撃力、スピード

そして遠距離攻撃を持っている……かなりの手練だな……仕方ないか……)

 

ジェノス「神の代理者(マシンナーズレボリューション)!!」

 

 

 

 

 




どうもです!がじらです!!!

なんか打ち切り漫画みたいなところで終わってしまいました……。

ですがっ!近いうちにまた書くと思うのでどうぞよろしくお願いします!!

あと、九月に入ってからは仕事が山ほど忙しくなってしまいます><
そこら辺はご了承……それでは次回もよろしやす^^


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

愛のままにわがままに三十話

どうもです!がじらです!!!
えぇ、更新が遅くなって申し訳ございません……。

小説書こっかなあ!!って思ってたんですけどね
なんか、そのですね。はい。マイクラ楽しいです。
最近ベイブレードの動画を見るのが面白くてですね。
魔改造という動画は物凄くおすすめします。

……!!!それではどうぞ!


ジェノス「神の代理者(マシンナーズレボリューション)!!!!」

 

そう叫んだ瞬間、ジェノスはその場に座り込み

胡座をかいた。

それが、クラピカには理解できない。

 

クラピカ「……!?何をしている!!ふざけているのか!?」

 

緋色の目が更に濃く染め上がる。

今のクラピカは、ウボォーギンと対等にやりあえる……

どころか、恐らくジェノスがいなければ

優勢なのはクラピカの方だろう。事実、ウボォーギンは

ジェノスの支援がありながら、一時的にリタイアしている。

 

そんな力を持つ自分を相手に胡座をかくジェノスが理解できないクラピカ。

 

 

ジェノス「いいや、ふざけてなどいない。実際、お前は強いレベルの念能力者

のようだしな……だから、少し本気を出して……この能力の限界を

試そうと思ってな……そうすると、具現化するものがものだから

ピクリとも動かないのだろうと思ってな。」

 

クラピカ(……具現化……?放出系ではない……??

本当にあの遠距離攻撃は100%科学によるものだったのか……

しかし、そうなると念能力のイメージがつかない……!!

強化系並のパワーに、放出系並の科学力……その上に

具現化系の念能力……!?デタラメすぎやしないか……!?)

 

だんだん、クラピカの血の気が引いていく。

まさか自分は……幻影旅団に入団すらできてないようなやつに圧倒されている……。

しかし、気で負けていては勝ちはない……と、素直に念能力を考察するクラピカ。

 

だが、そんなクラピカを尻目にジェノスが発言する。

 

 

ジェノス「……俺の能力は神の代理者(マシンナーズレボリューション)

俺の知り得る機械を具現化するという能力だ。だが

今から具現化する物のように強力な物……いや、今回は『者』か……を具現化するには

少々ペナルティが強くてな。恐らくだが指一本動きはしない。」

 

 

クラピカ「……何故……お前も念能力者ならば知っているはずだ。

念能力を晒すことは、故に弱点を晒すことでもある……。

そう軽く喋っていいものではない……何故それを……今!私に!説明した……!?」

 

ジェノス「……簡単だ……。まず少し、説明させてもらうが

俺はこの世界の出身じゃない……とある世界から来たんだ。

そしてここが本題……俺が元いた世界とここでは

地理、科学、歴史、技術、神話など全てが違う。

……ここまで聞けばわかるだろう。この能力をお前に話したところで……

お前が対策を練ることは、100%!!成功しない!!!

念能力を知っだところで無意味を意味する!!」

 

クラピカ「……私が知らない機械……そして、異世界から来た……か。

まぁ私からしたら……貴様!そして幻影旅団を倒せればそれでいい!!

もはや貴様がそれを本気で言ってようが冗談で言ってようが関係ない!!

ここで切り伏せるまでだ!!!」

 

 

クラピカが地面を蹴り、ジェノスに一直線向かっていく。

ジェノスはそれでも尚、ピクリとも動かない……いや、動く必要が無い……

と言った方が正しい。そしてジェノスは短い言葉を発した。

 

 

 

 

ジェノス「出てこい!!!!

機械仕掛けの神……!!デウス・エクス・マキナ!!!!!」

 

 

 

クラピカは既にジェノスの元にたどり着きそうな所まで移動していて

既に腕をジェノスの元に突き出す体勢が整っている。

 

そして今、正に攻撃を繰り出さんとするクラピカが見たものは。

 

 

一言で言うなら、からくりで出来た女の子、である。

細く、人体にはない光沢がある手足。

手足と体を繋げる部分が露出して何か見えそうである体。

というか、関節が上手く繋がってないのか

ショッピングモールのマネキン並に雑な人形である。

所々、歯車が見えている。しかし、しかしながらこのデウス・エクス・マキナは……。

 

超美しく可愛いのだ。まぁそんなことクラピカには関係ないのだが。

 

クラピカは無情にも、邪魔をしようとクラピカとジェノスの直線上に立つ

デウス・エクス・マキナに攻撃を当てようと拳をふりかぶった。

 

 

クラピカ「……!?」

 

 

しかし、その渾身の一撃も虚しく……なんと……

 

華奢と言われても仕方がないマネキンに止められてしまっていたのだ。

 

 

デウス「……クラ……ピカ……さん……ですね。

お相手……しましょう……ピカ……ピカ……チュウ……??」

 

ジェノス「何をやっている!!反撃だ反撃!!!」

 

クラピカ「……くっ!」

 

クラピカは思わずバックステップをする。そして、内心安堵する。

 

クラピカ(……そんな具現化系の能力を持っているのに、

制約が制約だから、1人で数的有利を取れることはない。

1人具現化したところで自分が動けないのでは意味が無い……

デウス・エクス・マキナ……なんてものは聞いたことがないが

所詮、念能力で作れるもの。大した戦闘力は持っていないはず……)

 

クラピカ「いける!」

 

そのセリフを聞いた途端に冷笑するジェノス。

 

ジェノス「……今、どうせ念能力で作れるから

戦闘力は俺より下……なんて考えてなかったか?」

 

クラピカは再び青ざめる。

 

クラピカ「……だったらどうした!事実その通りだろう!」

 

ジェノスの笑いは止まらない。

 

ジェノス「……お前はデウス・エクス・マキナの力を知らないから

そんなことが言える……今からその顔……だんだんと染め上がる緋色の目と

同時に青く染め上がるぞ……」

 

クラピカ「……何を言ってる!!!」

 

 

 

ジェノス「……デウス・エクス・マキナ!任せたぞ!!」

 

 

デウス「任されました……」




どうもです!がじらです!!!

はい!可愛い設定は私の完全なる理想ですすいません!!!

さて、最近、この小説の閲覧数やお気に入り数
しおり数などが増えてきていまして、物凄く嬉しい限りです。

しかしなんででしょうか!!!低評価めっさ多い!!!
申し訳ない!!!これからも宜しくして欲しいですが!!!!

それでは次回も、ばいばい!!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

夏の日の1993三十一話

どうもです!がじらです!!!

えぇ、暑いですね。やってられません。

ところで!!!!私!!!!
ゲーム実況をね、やってみたいと思うんです。
Youtubeでチャンネルは作ってあるので
本格的に開始したらその時はどうか視聴ください^^

まぁそんなどうでもいいことは置いておいて。

デウス・エクス・マキナですよ皆様!
私的には、きっとかわいい系のロボットなんです!!!

そんな妄想も含めて!どうぞご覧下さい!!!


ジェノス「……デウス・エクス・マキナ!任せたぞ!!」

 

デウス「任されました……!」

 

胡座をかくジェノスを守るように立つデウス・エクス・マキナ。

 

クラピカ「……くっ!所詮貴様は機械!どんな存在かは知らないが

必ず何か勝つ方法があるはずだ……!弱点が……」

 

そんな思考をしているクラピカを、その機械の目で捉えながら

飛んでくるデウス・エクス・マキナ。そして

その機械の腕でクラピカを殴り飛ばした。

クラピカの咄嗟のガードも間に合わず、もろに機械の攻撃を食らってしまった。

 

クラピカ「くっ……!」

 

デウス・エクス・マキナの攻撃は

ウボォーギン程とはいかぬものの、ジェノスとどっこい並の威力。

しかし、ジェノスの超高速移動もないので、多少戦いやすい。

 

クラピカはそう思っていた。

しかし、悪夢はここから始まる。

 

 

デウス「いきます。」

 

クラピカ「……!?」

 

 

デウス・エクス・マキナは機械。機械であるが故……

ありえない角度、方向からの攻撃が可能である。

肘が逆方向に曲がり裏拳。正拳をバックステップで避けたかと思うと

そのあとにバズーカが飛んでくる。

 

果てには、腰から上を高速回転させ

回転エネルギーがかかっている状態でのパンチ等。

 

クラピカは「幻影旅団」という

人間によって構成された旅団の打倒を考えていた。

しかし、こうも人間離れした……人間ではないのだが。

そんな彼女相手、なす術など

クラピカは残念ながら持ち合わせていない。

 

クラピカ「ふん!はっ!」

 

クラピカが反撃を繰り出しても、腰や頭がおかしな方向に移動し避けられ

そしてまたも攻撃の隙を生んでしまう。

 

クラピカ「……それじゃあ……お前が追いつけないほど

強くなってみせる……!!」

 

 

クラピカの絶対時間(エンペラータイム)は多用は禁物な能力であるが

 

先程から使っているずっと使っている。体が慣れてきたのか。

 

はたまた、クラピカの機械に対する耐性がついたのか。

 

 

 

 

クラピカはデウス・エクス・マキナを殴りつけた。

 

 

デウス「うっ……」

 

クラピカ「はっ!はっ!」

 

殴り続けるクラピカ。彼もまた、機械のように慈悲はない。

 

 

クラピカが一方的に殴っている描写が数分、十数分と続く。

しかし、デウス・エクス・マキナはどういう訳か

 

一向に壊れる気配がない。どういう事なのか。というと……。

 

クラピカ「ふんっ!はっ!!……何故だ!?何故壊れない!?」

 

クラピカのパワーで何度も、何度も、何度も何度も何度も。

 

殴っても殴っても……壊れない。

 

ジェノスはその時、不敵な笑みを零した。

 

 

ジェノス「デウス・エクス・マキナは俺が具現化系の能力で出している

言わば念人形……。俺がオーラを送り続ける限り

デウス・エクス・マキナは傷一つ付かない!!」

 

クラピカ「なっ!!」

 

緋色に輝いた目を見開くクラピカ。

 

ジェノス「……それだけではない……俺のオーラの上限があがり

今よりもっとオーラを送ると……」

 

クラピカ「……強くなる……デウス・エクス・マキナが……もっと……」

 

 

ジェノス「その通りだ。ちなみに、殴られても即座に修復できるように

オーラの全てをデウス・エクス・マキナの戦闘力に使っている訳では無い。

今、デウス・エクス・マキナが戦闘力に使っているオーラの量は

オーラの最大値の……大体、6.7割くらいってとこか……」

 

クラピカは、より緋色の目を濃く輝かせた。しかし

それと同じタイミングで、顔を真っ青に染めあげた。

 

クラピカ「どうすれば……」

 

焦点の合ってない目で何かを見つめるクラピカ。

 

そんな、そんな最悪の瞬間に、新たなるトラブルが起きる。

 

 

 

 

超破壊拳(ビックバンインパクト)おおおおぉぉぉぉぉ!!!!!!」

 

 

クラピカ「!?」

 

ジェノス「ウボォーさん!!!」

 

ウボォー「すまん!またせたな!!!な、なんか人形いるけど

こいつは味方だよな……。」

 

ジェノス「はい!デウス・エクス・マキナです!!

俺の念能力で具現化しました!」

 

ウボォー「ウス……クス……キナ……よくわかんねえが!おめでとうな!!」

 

 

 

クラピカ「何を話している……まだ生きているぞ……私は……!

お前達が死ぬまで……死なない……!!!!」

 

 

ジェノス「ウボォーさん!戦えますか!?」

 

 

ウボォー「任せろ!時間を稼いでもらったから

ある程度回復したぜ!!!」

 

デウス「……それでは行きましょう!!」




どうもです!がじらです!!!

ウボォーさん復活ですよ。クラピカは強いですが
2対1はきついんじゃないでしょうか!!!

さて!次回もよろしやす!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

冬の日の2009三十二話

どうも!がじらです!!

さてさて、なんとお気に入り件数がおよそ200になりました!
嬉しいです!!一応、この小説は
キメラアント編+おまけまで書こうとしているのですが
案外早く終わりそうなので、次の小説も考えておかないとなあ
と思っています!まぁ何が言いたいかって言うと、アイデアください。

それではどうぞ!


それは、一方的なものであった。

 

戦闘と言うには、あまりに酷いものであった。

 

クラピカはデウス・エクス・マキナの猛攻と

一撃喰らえば戦闘不能になる程の威力を持つウボォーギンの

意外なる陣形。しかし、これがかなりの曲者であった。

 

人数差があるとはいえ、クラピカは避けること、逃げることのみに

全神経を集中させた。そしてクラピカはずっと考えていた。

ウボォーギン、デウス・エクス・マキナは気づいていない。

ジェノスに関しては勝ちを確信しているという、

いつもの慢心モードに入っている。

 

そんな状況だからこそ、ここまで時間が稼げ

隙を伺い、考えることが出来る。その内容は。

 

 

この2:1という数的不利の返し方である。ウボォーギンは恐らく

デウス・エクス・マキナの欠点について知らない。

 

デウス・エクス・マキナとは元々。ジェノスが100%機能しないことを

前提とした能力である。

 

……要はジェノスをどうにか攻撃できれば……

攻撃の影響でジェノスが具現化しているものは消え去るであろう。

 

それを不可能とする存在がデウス・エクス・マキナ。しかし

デウス・エクス・マキナは所詮、念人形に過ぎない。

それの対処法を、クラピカは持っていた。

 

クラピカ「そんなものか!二人がかりで倒すことが出来ぬとは!

私が倒そうとしていた幻影旅団も、勝手に消滅してくれるかもな!」

 

 

ウボォー「……なんだと!」

 

ウボォーギンがそう叫ぶより先に、デウス・エクス・マキナが前に出てきた。

 

ここで、クラピカの攻略の誤算があった。

 

ジェノス「……俺ではなく、幻影旅団を馬鹿にするとは……。

許さん!!デウス・エクス・マキナ!お前の力……見せてやれ!!!」

 

デウス「はい!!!」

 

クラピカ「……なんだ?何を言っているのだ……?」

 

ジェノス「説明してやる。さっき、デウス・エクス・マキナに送り込んでいる

オーラの量。戦闘力に使っているオーラの量は6.7割と言ったな……。

 

それを全て戦闘力につぎ込むと……どうなると思う……。

 

デウス・エクス・マキナ。実は俺の世界にいた神様みたいなものでな。

それを擬似的に俺の能力を使って具現化していると言うよりか……

 

 

『呼び出してる』

 

デウス・エクス・マキナを完全な神として呼び出すことは現時点では不可能だが……

 

 

 

十分なんだよ、お前を倒すくらい、十分すぎる程だ。

 

先程、呼び出していると言ったな……俺は具現化系だが、彼女は違う……

彼女は強化系だ……。オーラの系統すら違うんだ。もちろん彼女も

 

念能力くらい使える……。それでクラピカ。お前は終わりだ……。」

 

 

クラピカ「……なんて、なんて厄介な能力なんだ!

だが!強化系は単調!二人いたところでどうにかなる私ではない!!」

 

 

デウス「……ふふふ、威勢だけは結構なことで……それでは私も

本気を出しますか……

 

機械神速(ファンタズマステップ)。これで終わらせます。」




どうもです!がじらです!!!

……最高です。本当に。やばいですね。かっこよすぎます
マキナさんやばいです。最高です。

さて、皆様、次回ついに、一時的な決着が着きます!!


それでは次回も!ばいばいっ!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ONEPUNCH×ONEPUNCH おまけ集

どうもです!がじらです!

いやはや、最近ほんと忙しくてほとんど小説の展開を忘れました。
ごめんなちゃい。

そんなことなのでおまけパートです。
感想より、何やら意見がありましたので
それを実現させる話になります!

それではどうぞ!


ハンター試験にて。

 

メンチ「寿司よ!寿司を握りなさーい!」

 

一同は困惑する。食べたことも見たことも。更にいえば聞いた事すらない料理の名前が

ハンター試験のひとつとして出てきたのである。

 

しかし、この場にその寿司を分かるものが、いた。

 

 

ハゲ「魚だあ!」

 

あるハゲが叫んだ。その一言に、一同は魚を使う料理だということがわかった。

 

サイタマ「……畜生、誰だよ。叫んだ奴…………!?!?」

 

 

サイタマは見てしまった。

この世界でも同類の……

 

 

ハゲとカテゴリーされた彼の姿を……。

 

 

サイタマ「お前!!さっき叫んでたお前だよ!」

 

忍者のスピードに軽々追いつくサイタマに少し……いや、内心かなり驚いているだろう。

しかし平然を装って言った。

 

 

ハゲゾー「あ、あぁ……言っておくが、これ以上寿司のレシピを教える気はないからな。

今回のハンター試験は貰っていくぜ!」

 

 

サイタマ「違う!そうじゃないんだよ!!お前!なんだよその頭!!」

 

ハンゾーは何を失礼な。と思いつつも

彼、サイタマの頭を見た途端わかった。

 

 

 

 

 

こいつ、俺と同じ……類は友を呼ぶ……!!

ハゲとハゲは惹かれ合う……!!と。

 

しかし、ハンゾーとサイタマでは禿げた理由は違う。

ハンゾーはいかにも強者感を出すように言った。

 

 

ハンゾー「……この頭か?これは度重なる修行の成果だ。

ハゲになるぐらい修行した末、手に入れた力は大きいぞ……!」

 

サイタマは頭と共に目が輝いた。

 

サイタマ「俺もだ!俺と同じ理由でハゲになる奴がいたのか!!!

ということは、実力はかなりあるんじゃないか!?」

 

思わぬ返しにビビるハンゾーであるが、平常心を強く持つ。

 

ハンゾー「……よくわかったな……俺の実力は

髪が生えてるやつとは桁違いに強い……

元々俺は才能に恵まれてはいたが……

 

 

俺は、髪の毛が生えていた頃の自分より遥かに強い……!」

 

 

そんな感じで仲良くなると思います。

 

 

 

 

アーマードゴリラ編

 

ゴリラは起きる。ゴリラの朝は早い。

最近は怪人協会だのヒーロー狩りだの色々と物騒な世の中になって来ている。

 

そんな世間にゴリラはため息一つ。

安全に、ゴリラとしての人生を全うしたい。

怪人なんて言う悪と。ヒーローなんて言う正義。

 

一般市民は力がないため、ヒーローに頼り

ヒーローを崇める。がしかし。

 

アーマードゴリラは強かった。

強い彼からするに世の中は。

 

自分で怪人なんて倒せてしまう彼からするに世の中は。

正直無駄に物騒になっているだけなのである。

この前も、通りすがりのゴリラに喧嘩を売られたところであった。

 

ゴリラ「はぁ、もうちょっと楽な世界に飛ばされないかなぁ……」

 

そんな事を考え普段通りに生活する日々。

 

夕食のバナナのバナナ汁によるバナナ添えを食べ終わった

ゴリラはベットに横になる。

 

 

そして数時間の眠りにつき起床。

 

ゴリラは驚く。驚愕する。

 

彼は今、寝ていたベットなどなく。起きた場所はなんと森。

 

ゴリラ「どうなってんだ……こりゃぁ……」

 

 

すると、森の中でコソコソ音がする。

 

ハゲ「……おいおい、こんな所でゴリラが寝てやがらァ……

後々邪魔になると面倒だから排除しておかないと……

ハンター試験合格のためだ!悪く思うなよ!」

 

木の上で何故俺を観察しているのだ。と思いながら言う。

 

ゴリラ「……ここはどこだ?」

 

ハゲ「ゴリラが喋った!?」

 

驚きのあまり木から落ちるハゲ。

 

ゴリラ「……失礼なやつだな。俺だって喋れるっての。

で、ここはどこだ?」

 

ジリジリと、落ちたハゲに近づきながら質問を重ねる。

 

ハゲ「……こ、ここはハンター試験の試験会場だ……。

しかし、なんでこんな所にお前みたいなゴリラがいるんだ……?」

 

ゴリラ「ハンター試験?試験会場?なんだよそれは。」

 

ハゲ「……お前本当に何も知らねえのか……?」

 

 

ハゲは丁寧にハンターについて、ハンター試験について説明した。

ゴリラは元いた世界について説明した。

 

ゴリラ「ほう、それで、なんで俺がここに?」

 

ハゲ「知らねえよ」

 

ゴリラ「困ったな……全く……」

 

ハゲ「じゃあ、俺についてこいよ、今からでも誰かに頼めば

試験を受けさせてくれるかもだぜ!」

 

ゴリラ「俺は帰る方法が知りたいんだが。」

 

ハゲ「お前の帰る方法も、ハンターになれば情報が入るかもしれない。

せっかくこんな所に来たんだ。取っといて損は無いぜ」

 

ゴリラ「……そうか……」

 

 

 

そうしてゴリラはハンターになった。

彼の強さと見た目の可愛さから付けられたあだ名は

 

「愛と勇気のアーマードハンター」

 

であった。




どうもです!がじらです!

えぇ、正直言いますと
アーマードゴリラや寿司なんて言う
超マイナーな意見が飛び交ってるなんて思いもしませんでした。はい。

それでは次回もよろしやすー


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。