星のカービィ カルデア戦記 (青龍騎士)
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プロローグ 新たな冒険の始まり

カービィ達の新たな物語がここから幕を開けます!星の戦士達の活躍をご覧あれ!


 プププランド。そこは平和な国であり、人々はのんびりと暮らしている。しかもポケモンなども多く生息しており、人々はポケモン達と共に生活をしているのだ。

 

 

 そんなある日、平原ではカービィ、ピカチュウ、ルカリオ、ゲッコウガ、リザードン、ジュナイパー、シルヴァディの7人が話をしていたのだ。

 

「昨日、手紙が届いているのは知っているよね?」

 

 カービィはそう言った後、ピカチュウ達に手紙を見せた。

 

「ああ。差出人は不明でござるが、この平原に集まってくれと書いてあったでござったからな・・・。」

「確かにそうだな。その手紙が届けられたのは我々7人のようだが、一体何が目的なのだろうか・・・。」

「ピッカ・・・。」

 

 ゲッコウガ達が考え始めたが、リザードンが彼等の肩を叩いた。

 

「考えても仕方がないぜ。今はその手紙の通りにしておけば分かると思うからな。」

「そうだな・・・。」

 

 ルカリオがそう言ったその時、目の前にゲートが姿を現したのだ。

 

「何故、ゲートが!?」

「分からない。だが、何故ゲートがこの場所に!?」

 

 シルヴァディがそう言ったその時、ゲートの中から一人の少女が姿を現した。

 

「初めまして・・・。あなた達が選ばれし7人ですね・・・。」

「君は?」

「私はエルス。あなた達に手紙を出したのはある依頼をする為に送ったのです。」

「その依頼とは?」

 

 カービィがそう言った後、エルスは悲しそうな表情をした。

 

「どうか私の世界を救ってください。」

「ピカ!?」

「えっ!?もしかして君の世界で何かあったの!?」

 

 カービィの言葉にエルスは頷いた。

 

「はい。私達の世界では人類があと数年で滅亡してしまう恐れがあります。私もサーヴァントのマスターとしてその脅威に挑みましたが、敵の襲撃によって死んでしまいました・・・。」

「じ、じゃあ、お前の今の姿は幽霊という事なのか!?」

「そうですが・・・。」

(これ、タバサが聞いたら気絶するだろうな・・・。)

 

 エルスの言葉にリザードンは心からそう思ったのだ。

 

「そこで私は死ぬ前に10つの手紙を送りました。私が死んだら誰が後を引き継ぐのか考えていましたが、それを調べてみた結果、その中にいる7人が有力候補となっているのです。他の3人についてはまだ分かりませんが・・・。だからお願いです!私の代わりに私達の世界を救ってください!」

 

 エルスのお願いを聞いたカービィは、彼女に近づいた。

 

「もちろん協力するよ!事情を聞いた以上、黙っているわけにはいかないからね。」

 

 カービィがそう言った後、ピカチュウ達も近づき始めた。

 

「ピッカ!」

「拙者も助太刀するでござるよ。」

「俺も協力してやるぜ!」

「私も共に戦おう。」

「頼みを聞いた以上、放っておけるわけにはいかないからな。」

「こういう頼みは必ず引き受けるぜ!」

「ありがとうございます!」

 

 エルスは一礼したと同時に、ゲートを指差した。

 

「ここから先はカルデアへと繋がります。あなた達の活躍にご期待しています!」

「うん!じゃあ、行って来るね!!」

 

 カービィは笑顔で応えた後、リザードン達と共にゲートの中に飛び込んだのだ。

 

「では、私も・・・。」

 

 エルスはゲートを消し、その場から姿を消したのだった。

 

「こ、これは大変だ・・・。卿に知らせないと・・・!」

 

 この様子を見ていたソードナイトはそう言った後、すぐに駆け出したのだった。

 

 

「何!?カービィ達が再び異世界に!?」

 

 ソードナイトの報告にメタナイト達は驚きを隠せなかった。

 

「はい!どうやらエルスという少女によって、カルデアへと向かったそうです!」

「そうか・・・。あとこんな噂を知っているか?」

「噂・・・。ああ。ポケモン達が行方不明となる事件が起きている事ですね。」

 

 メタナイトの言葉にソードナイトがそう言った。

 

「そうだ。原因を解明しているが、どうやら異世界の影響でそれぞれの時代に飛ばされてしまった可能性もあるだろう。」

「一刻も早く見つけるべきですね。」

「その通りだ。すぐに準備をするぞ!」

『はっ!』

 

 ソードナイト達はそう言った後、急いで準備を始めたのだった。

 

 

 カービィ達がカルデアに向かったと同時に、新たな戦いが始まりを告げようとした。さらに星の戦士達の新伝説も始まりを告げようとしたのだった・・・。




次回から本編に入りますが、水曜日と土日に投稿する予定となっています!

では、感想をお待ちしています!


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特異点F 炎上汚染都市 冬木 第1話 カルデアでの出会い

今回から本編スタート!カービィ達の新たな活躍に注目です!

OP:カービィ!(星のカービィOP2)


「う、うーん・・・。」

 

 カービィが目を覚ました途端、ある獣が彼の顔を舐めていたのだ。

 

「あ、あれ?ここってもしかしてカルデアなのかな?」

 

 カービィがキョロキョロと見回した途端、リザードン達は既に起きていたのだ。

 

「リザードン達も起きていたんだ。」

「ああ。この獣によってな。」

 

 リザードンが指さした途端、一人の少女が彼等を見ていたのだ。

 

「大丈夫ですか?」

「な、なんとかね・・・。でも、この獣は一体何なの?」

「はい。この子はフォウ。カルデアを自由に散歩する特権動物です。私はフォウさんにここまで誘導され、お休み中のあなたを発見したのです。」

「フォウ。」

 

 フォウはそう言った後、そのまま何処かに行ってしまったのだ。

 

「また行ってしまいました。あの様に、特に法則性もなく散歩していますので。」

「自由すぎるにも程があるぞ・・・。」

「そ、そうですね・・・。私以外にはあまり近寄らないんですが、あなた方は気に入られたようです。これでフォウさんのお世話係がまた増えましたね。」

「お世話係って・・・、マジかよ。」

 

 リザードンの言葉にカービィ達は苦笑いしていたのだ。

 

「それよりもここってカルデアなの?」

「ええ。そうですが・・・、何故あなたはここを知っているのでしょうか?」

「ああ。実はここに来る前にエルスという少女から話を聞いたが・・・。」

「エルス!?あなた方、エルスさんに会ったのですか!?」

「そ、そうだけど・・・。」

 

 少女の言葉にカービィは苦笑いしながらそう言ったのだ。

 

「あっ、自己紹介がまだだったね。僕の名はカービィ。で、こちらがピカチュウ。」

「ピッカ!」

「拙者はゲッコウガと申す。」

「俺はリザードンだ!」

「私はルカリオ。よろしく頼む。」

「俺はジュナイパー。森の狩人だ。」

「シルヴァディだ。」

「分かりました。私はマシュ・キリエライト。マシュでいいですよ。」

 

 マシュが笑顔で応えた後、一人の男が姿を現した。

 

「マシュ、マシュ・キリエライト。そこにいたのか。」

「レフ教授。」

「あと君達の名前も聞こえていたが、カービィ、ピカチュウ、ゲッコウガ、リザードン、ルカリオ、ジュナイパー、シルヴァディだったね?」

 

 レフの言葉にカービィ達は頷いた。

 

「私はレフ・ライオノール。レフでいいよ。ところで君達は何故ここにいるんだ?」

「エルス殿によってこの世界に来たでござるが・・・。」

「つまり異世界という事か。それに君達がまさかエルスに出会ったとは驚いたな。彼女は死んだはずなのに・・・。」

「僕達の前に姿を現したけど、幽霊と化していたんだ。」

「そうか・・・。しかし幽霊と化しているとは驚いたな。これを職員達が聞いたら驚くのも無理ないな・・・。」

 

 レフはそう言った後、カービィ達を見つめ始めた。

 

「それにどうやら君達はマスター候補生ではないみたいだが、エルスの頼みで異世界からこのカルデアに来たみたいだね。では、カルデアについて説明をしておこう。」

 

 レフはそう言った後、説明を始めた。

 

「カルデアは人理継続保障機関であり、魔術だけでは見えない世界、科学だけでは計れない『世界』を観測し、人類の決定的な絶滅を防ぐために設立された特務機関だ。そんなある日、何の前触れもなく、カルデアで観測を継続していた未来領域が消失し、人類は2017年で絶滅することが証明されてしまった。そこで我々は時空の特異点を探し出し、解明あるいは破壊し、人類滅亡を阻止するために動き出していた。さらに守護英霊召喚システム「フェイト」を使い、英霊と呼ばれる強力な力を持った過去の英雄たちをサーヴァントとして召喚して契約を結ぼうとしたが、この計画にエルスという10歳ぐらいの少女が立ち上がったのだ。」

「エルスって、10歳だったんだ・・・。」

「ああ。彼女はまだ幼かったが、人一倍の勇気があった。だが、何者かによって襲撃を受けてしまい、その傷が元で亡くなってしまった。当然我々はその死を悲しんだ。そこで所長は二度と悲劇を起こさないように、48人のマスター候補生を集めたのだよ。マシュもその一人だ。」

「そうだったのか・・・。しかしエルスにその様な事があったとは驚いたな・・・。」

 

 リザードンの言葉にルカリオ達も頷いた。

 

「では、私は管制室の方へ。」

 

 マシュはそう言った後、管制室へと向かい始めた。

 

「それに君達がエルスによってこの世界に召喚された事についてだが、君達がカルデアの救世主なのかも知れないという証拠なのだろう。それに君達がレイシフトに協力してくれれば助かるのだが・・・。」

「その事についてはもちろん協力するよ。」

「なら話は早いな。そろそろブリーフィングが始まるからすぐに行きなさい。ウチの所長は遅れるだけで根に持つからね。」

「あっ、はい!」

 

 レフの言葉にカービィ達は頷き、マシュと共に管制室へと向かい始めたのだった。

 

 

 管制室に入った途端、カービィ達は所長であるオルガマリーによって追い出されてしまったのだ。

 

「いたた・・・。なんでこうなるの?」

「俺達は話を聞きに来ただけなのに・・・。」

「どうやら君達はファーストミッションから外れてしまったみたいだね・・・。」

「なんで!?」

「君達が人間じゃないという理由で。」

 

 レフの言葉にカービィ達は項垂れてしまった。

 

「そりゃそうだけどさ・・・。その様な言い方はないだろ・・・。」

「済まないな・・・。では、個室に案内しよう。」

 

 レフはそう言った後、カービィ達を個室に案内し始めた。

 

 

 カービィ達はレフと別れて個室に入ると、そこには一人の医師がいたのだ。

 

「あれ?人がいるよ?」

「うわっ!なんだ君達は!?ここは僕専用のサボり場だよ?誰の許可を得て入ってきたんだね!」

「さ、サボリ場・・・、レフ教授にこの部屋が僕達のだって聞いたけど・・・。」

「レフ教授が・・・。でも、君達は何故ここに?」

「実は・・・。」

 

 カービィはそう言った後、説明を始めた。

 

 

「なるほど・・・。エルスによってこの世界に来たという事か・・・。にしてもエルスが幽霊として君達の元に姿を現すとは驚いたな・・・。」

 

 事情を聞いた医者は納得の表情をしていた。

 

「僕はロマニ・アーキマン。医療部門のトップで、カルデアの皆からはドクターロマンって呼ばれてるよ。」

「お医者さんなの?」

「そうだよ。でも、もうすぐレイシフトが始まるのに、どうして君達はここに?」

「実は僕達もレイシフトに行こうとしたけど、所長が僕達を追い出してしまったんだ。」

「成程。君達も僕と一緒だね。」

 

 ロマニの言葉にカービィ達は首を傾げた。

 

「所長に、『ロマニがいると現場の雰囲気が緩む』と言われて、追い出されてしまってね。だからここで拗ねてたのさ。」

「そうだったのか。でも、僕等はロマニさんみたいな明るい人は大好きだよ!」

「そうそう!堅苦しい人ばかり集まったら窮屈でたまらないもんな!!」

「おお!僕のことを理解してくれる人達がいるとは!所在ない者同士、仲良くしようじゃないか!」

「そ、そうでござるな・・・。」

 

 ロマニの言葉にゲッコウガが苦笑いしたその時、レフから通信が入った。

 

「どうしたんだい?」

『もうすぐレイシフトが始まるのだが、Aチームは良好で問題ない。ところがBチームの何名かに微かな変調が見られる事が判明された。来てくれるか?』

「分かった。麻酔をかけに行くからすぐに向かう。」

『そこからなら二分で到着するはずだ。頼むぞ。』

「OK。」

 

 ロマニはそう言った後、通信を切った。

 

「ああ。言い忘れていたけど、レフはカルデアスの大事な部分を設計した魔術師なんだよ?」

「あの人が!?」

「そうさ。それじゃあ、僕はこれで行くね。もし暇だったら医務室に来てくれ。美味しいケーキでも・・・。」

 

 ロマニがそう言ったその時、謎の爆発音が遮った。

 

「な、なんだ!?」

「ともかく行ってみよう!」

 

 カービィ達が部屋から出た途端、部屋の天井の照明が切れた。

 

「まさか。カルデアで停電なんて・・・。」

「どうやら只事ではないでござるな。」

 

 ゲッコウガがそう言った後、アナウンスが鳴り始めた。

 

『緊急事態発生、緊急事態発生。カルデア内の発電所から火災が起きています。』

「火災だと!?待てよ?確かマシュも管制室に向かっていたという事だよな・・・。となると、管制室の方にも火が広がっているんじゃ・・・。」

 

 リザードンがそう言った後、カービィ達は息を飲んだ。

 

「ロマニさん!こう見えても僕達は救助活動をしたことがあります!負傷者がいたら助けに向かいますので!」

「分かった!だが、あまり無茶はしないでくれよ!」

「大丈夫!」

 

 カービィはそう言った後、リザードン達と共にすぐに向かい始めた。

 

(マシュ・・・。無事でいて・・・。)

 

 カービィは心からそう思いながら、リザードン達と共に管制室へと向かい始めたのだった。




ED:a・chi-a・chi アドベンチャー(魔神英雄伝ワタルED)

管制室で火災が発生!カービィ達は救出に向かいますが、果たしてどうなるのか!?

そして次回は特異点Fでの戦いが始まります!

では、感想をお待ちしています!


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第2話 新たな戦いの幕開け

今回から救出作戦がスタート!果たしてどうなるのか!?

OP:カービィ!


 管制室では火が燃え上がっており、部屋は見るも無残に破壊され、瓦礫の山と火の海が広がっている人地獄と化していたのだ。

 

「う・・・。」

 

 するとその中に3人の人物が起き上がった。マスター候補生であるドールリカ、ドールイズミ、ドールイサムなのだ。

 

「いつつ・・・。まさか俺達が爆発に巻き込まれるなんて・・・。」

「ええ・・・。怪我はない!?」

「なんとか・・・。」

 

 ドールイズミがそう言ったその時、カービィ達が管制室に入ってきた。

 

「こ、これは酷すぎる・・・。」

「ああ・・・。それよりもマシュ殿は何処にいるでござるか!?」

 

 ゲッコウガが辺りを見回した途端、何処からか声が聞こえた。

 

「フォウ!フォウー!」

「この声、フォウだ!しかも悲しそうな声をしている・・・。」

「ともかく行ってみるでござる!」

 

 カービィ達は急いで灼熱の火の海を潜り抜け、マシュとフォウを見つけたのだ。

 

「マシュ!フォウ!無事か!?」

「フォウ、フォーウ!」

 

 マシュは倒壊した瓦礫に下半身を下敷きにされており、フォウはカービィに近づいて彼の頭の上に乗ったのだ。

 

「大丈夫、マシュ!?」

「カービィ!?それに皆まで!?」

「アンタを助けに来たんだ。すぐに瓦礫をどかしてやる!」

「私の事は、構わないで・・・。助かりませんから・・・。」

 

 カービィ達は向こうを見ると、下半身は瓦礫に押し潰されている為、おびただしい量の血が溢れていたのだ。

 

「あきらめないで!たとえ君がピンチになっても、僕達が助けてあげる!」

「それに俺達は目の前で大切な仲間が死ぬのを黙って見ている訳にはいかないからな!!」

「仲間?」

「その通りだ!」

 

 ルカリオがそう言った後、リザードンが瓦礫を持ち上げたのだ。

 

「たとえ会ったばかりでも、俺達の仲間だ!だから・・・、絶対にお前を助けてみせる!」

「それが拙者達の答えでござる!」

「ピッカ!!」

「皆さん・・・!」

 

 マシュの目から涙が出そうになったその時、ドールリカ、ドールイサム、ドールイズミが駆けつけて瓦礫を持ち始めたのだ。

 

「今の言葉、感動したわ!」

「君達は!?」

「俺達はマシュと同じマスター候補生だ。ここからは助太刀する!」

「ありがとう!」

 

 カービィがそう言った後、リザードン達は瓦礫をどかしてマシュを救出したのだ。

 

「よし!波動治癒術!」

 

 そしてルカリオが波動治癒術を発動し、マシュの傷を治したのだ。

 

「これで大丈夫だ。後は安静にするだけだ。」

「ありがとうございます!」

 

 マシュが笑顔で応え、カービィ達も笑顔で応えた。

 

「マシュから話は聞いたけど、まさか君達だとは驚いたわ。」

「へ!?俺達の事を知っているのか!?」

「まあね。私はドールリカ。」

「俺はドールイサム。」

「私はドールイズミよ。よろしくね。」

「こちらこそ!」

 

 カービィがそう言った後、彼等の周囲に無数の光の粒子が溢れ始めた。

 

「こ、これ、どういう事!?」

「分からない・・・。皆、一塊になれ!」

 

 ドールイサムの合図で彼等は一塊となって抱き合ったのだ。

 

『レイシフト開始まで、3、2、1、0。全行程完了。ファーストオーダー、実証を開始します。』

 

 そして機械の音声が鳴ったと同時に、光に包まれたカービィ達はカルデアから姿を消してしまったのだった・・・。

 

 

「ん・・・。」

 

 カービィは目を覚ますと、そこにはフォウが覗き込んでいたのだ。

 

「フォウ。無事だったんだね。他の皆は?」

 

 カービィが辺りを見回すと、マシュ達が近づいてきた。

 

「大丈夫ですか、カービィ?」

「マシュ!」

 

 マシュの姿を見たカービィは彼女に飛びついた。しかも彼女は服装は最初に出会った時とは違い、眼鏡を外し、黒いライダースーツの様なモノを身に着けていたのだ。

 

「生きていたんだね・・・。良かったよ・・・。」

「ありがとう、カービィ・・・。」

 

 マシュはカービィを優しく抱きしめ、彼の頭を優しく撫でたのだ。

 

「取り敢えず全員無事で良かったでござるが、その服装は一体?」

 

 ゲッコウガの発言にマシュは自らの衣装と大きな十字の形をした盾を見始めた。

 

「それについては後ほど説明します。その前に、今は周りをご覧ください。」

「ん?」

 

 カービィ達が振り向くと、人型の形をした骸骨のモンスターが何十体も蠢いていたの

だ。

 

「どうやらモンスターでござるな・・・。マシュ殿は戦えるでござるか?」

「はい。今この身には英霊の力が宿っていますから」

「なら心配無用だね!皆、行くよ!」

 

 カービィの合図で彼等は戦闘態勢に入り、骸骨の大群を睨みつけた。

 

「ならば私達も!」

 

 ドールリカの言葉にドールイズミとドールイサムも頷き、彼女達も変身したのだ。

 

「ドールリカ、見参!」

「ドールイズミ、見参!」

「ドールイサム、見参!」

 

 ドールリカ達は変身した後、武器を構えて戦闘態勢に入った。

 

「ええっ!?君達も変身できるの!?」

「その通り!私達も戦った経験があるからね。」

 

 カービィの言葉にドールリカが応えた。

 

「なら、こいつの出番でござるな。」

 

 ゲッコウガはそう言った後、背中に掲げているデルフを抜いた。

 

「おお!とうとう俺の出番か!」

「その通りでござる!」

 

 ゲッコウガはそう言った後、デルフを投げた。

 

「カービィ!吸い込みでござる!」

「うん!」

 

 カービィはそう言った後、デルフを吸い込み始めた。

 

「行くぜ、相棒!」

 

 デルフはそう言った後、カービィの口の中に入った。

 

「はっ!」

 

 するとカービィはジャンプし、ソードカービィへと姿を変えたのだ。

 

「カービィも変わった!?」

「これぞカービィの能力であるコピー能力でござる。」

「「「「コピー能力!?」」」」

 

 ゲッコウガの説明にマシュ達は一斉にそう言った。

 

「左様。カービィは特定の対象物を吸い込む事でそれをコピーする事が出来るでござるよ。」

 

 ゲッコウガがそう言った後、カービィは一撃必殺の態勢に入った。

 

「「ソードビーム!!」」

 

 2つの声が重なり、骸骨の大群の半数は瞬く間に蹴散らされたのだ。

 

「今の攻撃がソードビームか・・・。俺も負けないように覚えておく必要があるな。」

 

 この光景を見たドールイサムはそう言いながら決意した。

 

「残り半数!」

「ならば俺達に任せろ!」

 

 さらにリザードン達も一斉に攻撃を繰り出し、骸骨の大群は全滅したのだ。

 

「さっ、行こう!」

 

 カービィの言葉に全員が頷き、次のエリアに向かい始めた。それと同時にカービィ達の新たな長き旅が始まりを告げられたのだった・・・。




ED:a・chi-a・chi アドベンチャー

カービィ達の新たな冒険がスタート!果たしてここからどう動くかに注目です!

では、感想をお待ちしています!


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第3話 闇の眷属に気を付けろ!

今回はオルガマリーとの合流。さらにはドールリカ達のサーヴァントも決まります!

OP:雨が降るから虹が出る


 ある程度進んだ後、カービィ達は休憩し始めた。

 

「何とか助かったけど、今のは一体・・・。」

「恐らく特異点の影響により出たのだろう。しかし情報が無いのが問題だからな・・・。」

「ピカ・・・。」

「フォウ・・・。」

 

 ピカチュウとフォウがそう言った後、電子音が鳴り始めた。

 

「通信が入ったな。」

 

 ルカリオはそう言った後、通信を起動した。

 

『ああ、やっと繋がった!もしもし、こちらカルデア管制室だ、聞こえるかい?』

「ロマニ殿!」

 

 なんとホログラムに映ったのはロマニであり、ゲッコウガ達は安堵のため息をついた。

 

「どうやらもしもの時にもらった腕輪が役に立ったな。」

『ああ。しかしマシュだけでなく、ドールリカ、ドールイズミ、ドールイサム、カービィ達もいるとはね。その様子だとレイシフトに成功したのだが、その姿はハレンチ過ぎるぞ!!』

 

 ロマニの発言にカービィ達はマシュの方を向いた。

 

「確かにエロいな・・・。」

「全然エロくないです!!」

 

 リザードンの発言にマシュは顔を赤くしながら反論した。

 

「それに私はカービィ達を守る為、『デミ・サーヴァント』として変身したんです。」

「デミ・サーヴァント?」

 

 マシュの言葉にカービィは首を傾げた。

 

「今回の特異点Fの調査と解決のためにカルデアで事前にサーヴァントを用意していました。そのサーヴァントも先ほどの爆破でマスターを失い、消滅する運命にありましたが、彼は私に契約を持ちかけて英霊としての能力と宝具を譲り渡す代わりにこの特異点の原因を排除して欲しいと・・・。」

『英霊と人間の融合であるデミ・サーヴァント。カルデアの六つ目の実験が成功したみたいだな・・・。』

「英霊と人間の融合・・・。そんな事もできるなんて・・・。」

 

 カービィがそう言ったと、マシュは首を傾げ始めた。

 

「英霊の力を託されましたが、まだ英霊の名を知らないので能力や宝具の力も分からずじまいです。」

『そうか・・・。あら?』

 

 するとカルデア側の電力の安定がまだなのか、通信が乱れてしまい始めた。

 

『まだ安定していないな。仕方がない。2キロ先の霊脈と呼ばれる場所へ向かってくれ。』

「その霊脈と言う場所に行けばいいのですね。」

「その通りだ。健闘を祈る。」

 

 ロマンがそう言った後、通信が切れた。

 

「しかしフォウもいたとは予想外ね。」

「フォウ!」

「取り敢えず僕にしがみついてね。」

「キャーウ!」

 

 フォウはカービィの頭にくっつき、辺りを見回し始めた。

 

「さて、行こうか。」

 

 カービィの言葉に全員が頷き、そのまま先に進み始めたのだった。

 

 

 一方、別の場所ではカルデアの所長であるオルガマリーが、骸骨の群れから逃げていたのだ。

 

「何なのコイツら!? なんだって私ばっかりこんな目に逢わなくちゃいけないの!?もうイヤ!助けてよ、レフ!いつだって貴方だけが助けてくれたじゃない!それなのに、どうして・・・。」

 

 オルガマリーは涙を流しながら叫んでいたその時、骸骨の一人が彼女に襲い掛かってきた。

 

「ひっ・・・!」

 

 オルガマリーが悲鳴を上げたその時だった。

 

 

「そこだ!」

「!?」

 

 

 なんとカービィが姿を現し、デルフで骸骨の一人を倒したのだ。

 

「あ、あなたはあの時の!?」

「僕達は君を助けに来たよ。」

 

 カービィが笑顔で応えた後、ピカチュウ、ルカリオ、リザードン、ゲッコウガ、ジュナイパー、シルヴァディが飛び出してきた。

「ここは俺達に任せてくれ!」

 

 リザードンがそう言った後、彼等は一斉攻撃を仕掛けはじめた。さらに4人の人影が姿を現し、オルガマリーは驚きを隠せなかった。

 

「マシュ!?ドールリカ!?ドールイズミ!?ドールイサム!?」

「オルガマリー所長。無事で何よりです。ですが今は、こいつ等を倒します!」

 

 マシュがそう言った後、彼女達はリザードン達の援護に向かい始めた。

 

「そこだ!」

「はっ!」

「えい!」

「終わりよ!」

 

 ドールリカ達の総攻撃が見事決まり、骸骨達は全て消えてしまったのだ。

 

「ねえ、どういう事なの?」

 

 戦いが終わった後、オルガマリーは目を点としながら、マシュに質問し始めた。

 

「所長。信じがたい事だと思いますが、私はサーヴァントとの融合によってデミ・サーヴァントになってしまいました。」

「そう・・・。サーヴァントとの融合、デミ・サーヴァントが成功したのね。それよりもなんであなた達まで?」

「うん・・・。僕達がマシュを救おうとした時、レイシフトに巻き込まれちゃって・・・。」

「そうなの・・・。で、マスターは?」

 

 オルガマリーの質問にカービィが手を上げた。

 

「デミ・サーヴァントになった際、一緒に巻き込まれたカービィをマスターとして契約しておきましたので。左の手の甲を見てください。」

 

 カービィは右の手の甲を見ると、令呪が刻まれていたのだ。

 

「これが令呪・・・。ガンダールヴのルーンとは違う感じがする・・・。」

 

 カービィが2つのルーンを見比べ始めたその時、ドールリカがカービィに近づいた。

 

「令呪は契約したサーヴァントへの絶対命令権で三回まで使用できる。ある程度の命令やサーヴァントに魔法に近い奇跡の力を使ったり、サーヴァントの力を高めるブーストスキルなどにも使用できるからね。」

「そうなんだ・・・。でもこの令呪。ガンダールヴのルーンに似ているんだよね・・・。」

 

 カービィの言葉にゲッコウガ達は令呪を見始めた。

 

「本当でござるな。確かにガンダールヴのルーンとそっくりでござる!」

「そのガンダールヴと言うのは?」

 

 ゲッコウガの言葉にドールイズミが尋ねて来た。

 

「異世界であるハルケギニアの神『ブリミル』の4つの使い魔の一人でござる。彼は勇猛果敢な神の盾。左に握った大剣と右に掴んだ長槍で、導きしブリミルを守りきると言われているでござるよ。」

「そうなの・・・。じゃあ、カービィに刻まれているルーンもその効果が出ているという事なの?」

「そういう事でござるよ。」

 

 ドールイズミの言葉にゲッコウガはそう返した。

 

「しかし俺達より先にマスターになってしまうのは少し悔しいけどな・・・。」

「その気持ちは分かるわ。でも、ベースキャンプを作ったら後で召喚の儀式をしておかないとね。」

「そうだな。」

 

 ドールイズミの言葉にドールイサムはそう返したのだった。

 

 

 その後、霊脈のある場所でベースキャンプを作り、マシュの盾を触媒にして召喚サークルを設置したのだ。

 

「これで準備万端ね!」

 

 オルガマリーがそう言った直後、周囲の空間がカルデアにあった召喚実験場と同じ電脳空間に似たものへと変化したのだ。

 

『シーキュー、シーキュー。もしもーし!よし、通信が戻ったぞ!』

 

 それと同時に通信が戻り、連絡を取る事に成功したのだ。

 

「ロマニ殿!こちらは無事でござる!」

『そうか。それは良かった。』

「何であなたが仕切っているのよ、ロマニ!」

『おわっ!!しょ、所長、生きていらしたんですか!?あの爆発の中で!?』

「どういう意味よ!それよりも医療セクションのトップがなぜその席にいるの!?」

『はい・・・。現在生き残ったカルデアの正規スタッフは20人にも満たない状態で、そこで僕が作戦指揮を任されたのです。』

「じゃあ、レフは!?」

『残念ながら死亡してしまいました・・・。さらにマスター適正者の44人も危篤状態です。』

「ならばすぐに凍結保存に移行しなさい!蘇生方法は後回しでも大丈夫だけど、まずは死なせないのが最優先よ!」

『確かコフィンにはその機能がありました!至急手配します!』

 

 ロマニは慌てながらスタッフ達に指示を始めたのだ。

 

「凍結保存を本人の許可なく行う事は犯罪行為に当たるでござるが、それで良かったのか?」

「死んでさえいなければ後でいくらでも弁明できるわ。でも・・・、44人の命を私一人で背負いきれないわ・・・。」

 

 オルガマリーの震える声を聞いたカービィは彼女の肩を叩いた。

 

「その気持ちは分かるよ・・・。僕達も少し前に世界滅亡の危機に挑んだからね・・・。」

 

 カービィの発言にドールリカ達は彼の方を向いた。

 

「その話は本当なの?」

「うん・・・。マルクと言う悪い奴が次元や僕達の世界を混乱に陥れようとしていたんだ。失った物もあったけど、それでも前に進んで彼の野望を打ち砕く事が出来たんだ。」

「その通りでござるよ。拙者達がその戦いを乗り越えられたからこそ、今の拙者達がいるでござる。」

「だからオルガマリー。何かを背負う重圧は我々にも分かる。」

「俺達はカルデアの人間じゃないから、一緒には背負えない。だが、俺達が必ず守ってやる!」

「だから一緒に頑張ろうよ!」

「ピッカ!」

「俺達も協力するからさ!」

「元気出して行こうぜ!」

 

 カービィ達の笑顔にオルガマリーは目を見開き、すぐに立ち上がった。

 

「まさかあなた達に励まされるとはね・・・。このまま黙っているわけにはいかないし、皆の分まで頑張らないと!」

「その通りだよ!」

 

 オルガマリーの決意にカービィは笑顔で応えたのだ。

 

「もしかしたらカービィは、私達にはない何かを持っているのかもしれないわね。」

「ああ。俺達も負けずに頑張らないとな。」

 

 ドールイサムの言葉にドールリカも頷いたのだった。

 

 

 その後、ドールリカ、ドールイサム、ドールイズミはサーヴァント召喚を始めた。その結果、ドールリカはイシュタル、ドールイズミはマタ・ハリ、ドールイサムはアストルフォを召喚する事に成功した。そしてオルガマリーとロマニは今後の対応策を話し合い、彼女はカービィ達と共に特異点のある場所へと向かい始めたのだった。




ED:a・chi-a・chi アドベンチャー

ドールリカ達もサーヴァントの召還を終え、特異点のある場所へと向かいました。果たして今後がどうなるかに注目です!

では、感想をお待ちしています!


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第4話 サーヴァントとの決戦!

今回からサーヴァント戦!果たして戦いはどうなるのかに注目です。

OP:カービィ!


「えっ!?ここで聖杯戦争が?」

 

 カービィ達が特異点に移動する際中、オルガマリーの話に彼等は驚きを隠せなかった。

 

「ええ。この冬木の地ではかつて『聖杯戦争』と呼ばれる戦いが行われていたわ。因みに聖杯とは所有者の願いを叶える万能の力であり、あらゆる魔術の根底にあるとされる魔法の釜と言われているの。その起動のために七騎の英霊を召喚し、七人のマスターがサーヴァントと共に殺し合い、最後に残った者が聖杯を手にするという戦いなの。」

「そんな・・・!いくら何でも残酷すぎるよ!!」

「その気持ちは分かるわ・・・。あとカルデアの英霊召喚システム・フェイトはそれを元に作られたの。」

 

 オルガマリーがそう言ったその時、ドールイサムは気配を感じ取った。

 

「サーヴァントの気配がする・・・。向こうからだ!」

 

 ドールイサムがそう言った後、カービィ達の前に一人の女性が姿を現した。しかもスレンダーな体型で髪は長く、両目を布で覆っていたのだ。

 

「まだ生き残りがいましたか・・・。今すぐ永遠に眠らせてあげましょう・・・。」

 

 その姿を見たイシュタルは驚きを隠せなかった。

 

「ちょっと待って!こいつ、メドゥーサじゃない!」

 

 イシュタルの発言にメドゥーサは彼女の方を向いた。

 

「久しぶりですね。リン。まさかこんなところで出会えるとは驚きました。」

「ええ・・・。私もよ。でも、どうやら闇に染まっているみたいね・・・。」

 

 イシュタルがそう言った後、ドールリカが彼女に近づいた。

 

「知っているの?」

「ええ。かつて桜のサーヴァントとして活動していたわ。でも、今の彼女は闇に染まっているわ。」

「なるほど・・・。だったらやるべき事は一つ!メドゥーサの闇を解放させるのみ!」

 

 ドールリカの言葉にカービィ達も頷き、戦闘態勢に入った。

 

「返り討ちにしてあげましょう!」

 

 メドゥーサは目を覆っていた布を外して不気味な赤い光を放った。

 

「躱して!」

 

 イシュタルの合図でカービィ達はうまく躱した。当たっていたら石になっていただろう。

 

「危なかったわね・・・。今の攻撃を当てられたら石になっていたわよ。」

「そ、そうでござるか・・・。しかし厄介な奴でござるな・・・。」

 

 ゲッコウガが冷や汗を流しながらそう言ったその時、メドゥーサが短剣で襲い掛かってきた。

 

「させぬ!」

 

 だが、ゲッコウガが新たな武器である月光斬で攻撃を防いだのだ。

 

「好都合!石になれ!」

 

 メドゥーサは石化の魔眼を輝かせようとしたが、ゲッコウガが目つぶし攻撃を繰り出したのだ。

 

「うっ!目が!」

 

 メドゥーサが目を押さえ始めたその時、ルカリオが波動を放つ態勢に入った。

 

「波動弾!!」

「くっ!!」

 

 ルカリオの波動弾が見事決まり、メドゥーサはダメージを受けてしまったのだ。

 

「おのれ・・・!調子に乗るな!!」

 

 メドゥーサは鎖を解き放ち、ルカリオ達を縛ったのだ。

 

「しまった!飛び道具があったとは!!」

「動けないでござる・・・!」

「完全に不覚を取ってしまったか・・・。」

 

 ルカリオ達がそう言った後、メドゥーサが彼等に近づき始めた。

 

「さあ、覚悟はできていますか?」

 

 メドゥーサがそう言ったその時、カービィが立ちはだかった。

 

「まだ抵抗する者がいたとは・・・。ならばあなたも縛られてあげましょう!」

 

 メドゥーサは再び鎖を解き放ったがカービィは素早い動きで躱したのだ。

 

「今の内にリザードン達を!」

「任せて!」

 

 マタ・ハリは移動した後、リザードン達を鎖から解放させたのだ。

 

「しかしどうやら彼女はマスターがいないみたいだな。この世界は完全に狂っているぜ。」

「確かにそうね・・・。本来、サーヴァントはマスターから魔力を供給してもらわねば現界し続けることができない。しかし目の前のサーヴァントはマスターなしで自由に動いていた。これは何か裏があるに違いないわ。」

 

 イシュタルがそう言ったその時、カービィが地面に着地した。

 

「確かにそうかもしれないね・・・。でも、僕はこんな事で引くわけにはいかない!皆を守る為にも!」

 

 カービィがそう言った後、ゲッコウガは持ち物袋からボクシンググローブを取り出した。

 

「カービィ!これを!」

 

 ゲッコウガはボクシンググローブを投げ、カービィはそれを吸い込んだ。するとカービィはファイターカービィへと姿を変えたのだ。

 

「姿が変わった!?どういう事なの!?」

 

 この光景にオルガマリーは驚きを隠せなかった。

 

「この姿は僕の能力であるコピー能力だよ。目の前にある物を吸い込んで、その能力をコピーできるんだ。」

 

 カービィはそう言った後、そのままメドゥーサに襲い掛かった。

 

「はああああああ!!」

 

 カービィは素早い連打攻撃でダメージを与えまくり、メドゥーサを追い詰め始めた。

 

「まだまだ!」

 

 さらに連続攻撃を繰り出した後、そのまま必殺技の態勢に入った。

 

「ライジングブレイク!!」

「ぐはっ!!」

 

 そして強烈な一撃が決まり、メドゥーサは地面に不時着してしまったのだ。

 

「よし!ここは私に任せろ!」

 

 ルカリオはそう言った後、波動を出す態勢に入った

 

「浄化波動弾!!」

 

 ルカリオは浄化波動弾を発動させてメドゥーサに直撃。すると彼女の身に宿っていた闇が消え去ったのだ。

 

「う・・・。私は一体何を・・・。」

 

 メドゥーサがそう言った後、ドールイズミが彼女に近づいた。

 

「あなたは洗脳されていたのよ。でも、もう大丈夫。ルカリオのおかげで正気戻っているわ。」

「そう・・・。」

 

 メドゥーサはそう言った後、ドールイズミの方を向いた。

 

「時間がないから要点だけ話します。セイバーを倒しなさい。」

「セイバー?」

「セイバーを倒せば全てが終わりを告げます。私はセイバーに倒されて操られていましたので。ですが、貴女達のおかげで私は解放する事ができました・・・。ありがとうございます・・・。」

(私は何もしていないけどね・・・。)

 

 ドールイズミが苦笑いしたその時、メドゥーサの体が光の粒子となって消滅し始めたのだ。

 

「大変!メドゥーサが消滅するわ!」

 

 ドールイズミの言葉にカービィ達はメドゥーサの周りに集まった。

 

「あなた達の戦いは始まったばかり。これから想像を超える災難や恐怖が降りかかる。それでも戦えますか?」

「もちろんだよ!たとえどのような事があっても僕達は戦い続ける!絶対に!!」

 

 カービィの言葉にルカリオ達も頷いたのだ。

 

「分かりました。また会う事を楽しみにしています。その時はゆっくりと話をしましょう・・・。」

「もちろん!」

 

 カービィがそう言った後、メドゥーサは光の粒子となり、カードへと変化をしたのだ。

 

「メドゥーサが・・・、カードになった?」

 

 ドールイズミはカードを拾い、そのカードをじっと見始めた。

 

「メドゥーサの絵が描かれている・・・。どうやら倒れた事でカード化したみたいね・・・。」

「そうね。どうやらそのカードを使う事で、メドゥーサを召喚する事ができるわ。で、誰が持つの?」

 

 イシュタルの言葉にドールイズミが手を上げた。

 

「このカードは私が大切に持つわ。」

「ならお願いね。」

 

 ドールイズミがカードを受け取ったその時だった。

 

 

「やるじゃねえか!サーヴァント相手に果敢に攻めるたぁ、見応えのある奴等じゃねえか!」

「何奴!?」

 

 

 ゲッコウガが振り向いた途端、は青いローブを身に纏い、長い杖を持った魔法使いの姿をした男性が姿を現したのだ。それを見たイシュタルは誰なのかすぐに分かったのだ。

 

「あなた・・・、もしかしてクー・フーリンなの!?」

「その通りだ!俺はもともとランサーだったが、今じゃキャスターとして活動している!よろしくな、坊主ども!」

 

 クー・フーリンの言葉にカービィ達は苦笑いをするしかなかったのだった。




ED:a・chi-a・chi アドベンチャー

メドゥーサを撃破!今作ではサーヴァントはカードとなり、マスター達はそれを掲げて召喚する仕組みとなっています。

では、感想をお待ちしています!


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第5話 契約と覚悟

今回はエミヤとの戦い。果たしてカービィ達は勝てるのか!?

OP:カービィ


 カービィ達の前に降り立ったクー・フーリンは、彼等に近づき始めた。

 

「君は何故ここに?」

「本来ならメドゥーサと対峙したお前等に加勢するはずだったが、お前等の覚悟を傍観しようとしたのさ。しかしあのメドゥーサを倒すとはやるじゃねえか。」

「た、大した事じゃないけどね・・・。」

 

 カービィがそう言った後、クー・フーリンはデミ・サーヴァントであるマシュに興味を持ち、体をジロジロみながら早速とんでも無いことをしてきた。

 

「ひゃっ!?」

 

 クー・フーリンは突然マシュの体をペタペタと触るセクハラを行い、マシュは顔を真っ赤にしながら慌てて彼から離れた。

 

「おう、いい体してるじゃねえか!役得だな。」

 

 クー・フーリンがそう言ったその時、イシュタルが間に入った。

 

「はいはい。そんな事をしている暇があったら説明しなさいよ。」

「相変わらず厳しいな・・・。まあいいや。あれは数日前、突然この街が一夜にして炎に覆われてしまい、人がいなくなって残ったのがサーヴァントだけとなった。そしたらセイバーが暴れ出してキャスター以外の全てのサーヴァントが倒されてしまったが、先ほどのメドゥーサのように闇に侵食されて暴走してしまった。生き残ったサーヴァントはセイバーと俺だけだ。」

「じゃあ、セイバーを倒せばこの聖杯戦争が終わるという事なのか・・・。」

「そういう事だ。しかし俺だけではセイバーに勝つことは出来ない。ここからはお前達と協力させてもらうぜ!」

「ああ!感謝する!」

 

 ドールイサムが代表してそう言った後、カービィは自分の体にいつの間にかカードケースが付いている事に気付いた。

 

「そう言えばさっきからカードケースが付いているけど、これっていったいなんだろう?」

 

 カービィが首を傾げた直後、オルガマリーがそれを見た。

 

「どうやらサーヴァントのマスターになった事で、このカードケースが着いたみたいね。」

「じゃあ、この中には契約しているサーヴァントのカードが入っているの?」

「そうよ。中を開けてみて。」

 

 カービィは中を見ると、マシュのカードが入っていたのだ。

 

「そっか。契約をするとそのカードが自動的に入るんだ・・・。」

「その通り。因みにドールリカ達もカードケースを持っているわ。」

 

 オルガマリーがそう言った後、クー・フーリンはドールイサムと手を合わせて契約した。するとドールイサムのカードデッキの中に、クー・フーリンのカードが追加されたのだ。

 

「これで契約は完了だけど、本来ならサーヴァントと契約する為には専用の詠唱をマスターが唱えなければならない。でも、あなた達はなんで手を握るだけで契約が完了するのかしら・・・?」

「うん・・・。サーヴァントと手を握れば契約ができる能力をエルスから授けられたからね・・・。」

「私達もそうだけど・・・。」

 

 カービィとドールリカの言葉にルカリオ達も頷いた。

 

「エルスと出会ったの!?」

 

 カービィの発言を聞いたオルガマリーは、すぐに彼を掴んだ。

 

「う、うん・・・。エルスから手紙が届いて僕達は彼女と出会ったんだ・・・。しかも彼女は霊体のままとなっているけど・・・。」

「そうだったの・・・。しかしエルスが霊体として生きているなんてね・・・。」

 

 オルガマリーはそう言った後、カービィをマシュに渡した。

 

「所長はエルスを知っているのですか?」

「ええ・・・。エルスは私の妹よ・・・。」

『妹!!??』

 

 オルガマリーの衝撃の発言にカービィ達は驚きを隠せなかった。

 

「ええ・・・。私にとっては大切な妹なの・・・。それなのに・・・、どうしてこんなに早く亡くなってしまったのよ・・・。」

 

 オルガマリーが涙を流した直後、ドールリカが涙を拭き取った。

 

「泣かないでください。確かにその気持ちは分かりますが、ここで落ち込んでいても何も始まりません。大切なのは今です。エルスの為にも・・・。」

 

 ドールリカの言葉にオルガマリーはハッと気付いた後、すぐに気持ちを切り替えた。

 

「そうね!こんなところで落ち込んでいても仕方がないわ!ところでキャスター。聖杯は何処にあるの?」

「確か柳洞寺にあるが、そこにはセイバーとアーチャーがいる。」

「そうか。だったら倒すしか方法はないみたいだな!すぐに急ぐぞ!」

 

 リザードンの言葉に全員が頷き、すぐに柳洞寺に向かい始めたのだった。

 

 

 山奥にある柳洞寺に着いたカービィ達は辺りを見回していた。

 

「聖杯は一体何処にあるんだろう・・・。」

 

 カービィがそう言ったその時、アーチャーが彼等の前に姿を現したのだ。

 

「今までコソコソ逃げていたキャスターがやってくるとはな・・・。しかもこれ程幼いマスターまでいるとは・・・。」

「永遠に終わらないゲームなんて退屈だからな。この面白え奴等と共にお前らを倒しに来たんだよ!」

 

 クー・フーリンがそう言った後、イシュタルがアーチャーの方を向いた。

 

「士郎・・・。まさかこんなところで出会うなんて・・・。」

「リン・・・。まさかお前もいるとはな・・・。だが、立ちはだかるのなら容赦はしない!」

「もちろんそのつもりよ!あなたを闇から解放させてあげるわ!」

 

 イシュタルが戦闘態勢に入った後、カービィ達も前に出た。

 

「僕達は君を倒して世界の未来を守る・・・!皆、行くよ!」

 

 カービィの言葉にリザードン達は頷き、そのまま戦闘態勢に入った。

 

「ならばこちらも本気で行こう!」

 

 アーチャーは持っていた黒弓を捨てた後、白と黒の二色の夫婦剣である干将・莫耶を出現させたのだ。

 

「弓兵でも剣は使うみたいだな・・・。だが、我々はこんなところで行く輩ではない!」

 

 ルカリオがそう言った後、彼等はアーチャーに襲い掛かった。

 

「お嬢ちゃん、行くぜ!」

「はい!」

 

 さらにマシュとクー・フーリンも一斉に飛び出したのだ。

 

「させん!」

 

 だが、アーチャーは大量の剣をどこからともなく出現し、矢のように一斉発射してきたのだ。

 

「クソッ!身動きが取れない!」

「今、助ける!」

 

 カービィが助けに向かおうとするが、アーチャーが懐に入ってきた。

 

「そこだ!」

「くっ!」

 

 カービィは殴り飛ばされ、壁に激突してしまった。

 

「カービィ!」

「クッ・・・!今の攻撃は効いたみたい・・・。」

 

 カービィがそう言った後、アーチャーは彼に近づいた。

 

「少年よ、何故戦う?」

「僕が戦う理由・・・、それは、大切な仲間とこの世界の未来を守るためだ!!」

 

 カービィはそう言った後、立ち上がり始めた。

 

「全ての人間を救う事は不可能かも知れない・・・。でも、僕はこれ以上仲間を見捨てる訳にはいかない!たとえどのような困難であろうとも、僕は仲間を守る為に戦うんだ!!」

 

 カービィの純粋な思いを聞いたアーチャーは、すぐに戦闘態勢に入った。

 

「それがお前の答えか・・・。だが、力なき想いは無力だ!」

 

 アーチャーが襲い掛かってきたが、カービィは攻撃を躱した。

 

「僕はこんなところで死ぬ訳にいかない・・・。皆と再会する為にも・・・!!」

 

 カービィがそう言った直後、シルヴァディも頷いた。

 

「その通りだ!俺達はこんなところでくたばる訳にはいかないんだよ!!」

 

 シルヴァディはそう言った後、マシュ達を救出した。

 

「助かったぜ、シルヴァディ!」

「気にするなよ!それよりもまだまだやれるな!」

「もちろんだ!」

 

 リザードンがそう言った後、ゲッコウガが槍を召喚マシンから出した。

 

「カービィ、これを!」

 

 ゲッコウガが槍を投げた途端、カービィはそれを吸い込んだ。

 

「はっ!」

 

 するとカービィはランスカービィに変身し、戦闘態勢に入ったのだ。

 

「今度は槍に変わった!でも、いろいろな姿に変身して羨ましいな・・・。」

「そんな事を言っている場合じゃないだろ・・・。」

 

 アストルフォの発言にドールイサムが呆れた表情でそう言った後、カービィがアーチャーに襲い掛かった。

 

「返り討ちにしてくれる!」

 

 アーチャーが襲い掛かったその直後、ジュナイパーがアーチャーに狙いを定めた。

 

「そこだ!」

「くっ!」

 

 アーチャーが攻撃を躱したその時、カービィが襲い掛かってきた。

 

「はあああああああ!!」

 

 カービィの攻撃をアーチャーは干将・莫耶を出現させて真正面から受け止めたのだ。

 

「今だ!」

 

 カービィの合図でリザードンが飛び出し、炎を吐く態勢に入った。

 

「ギガフレイム!!」

 

 強烈な炎が発射され、アーチャーに直撃したのだ。

 

「ぐおおおおおお!!」

 

 アーチャーが悲鳴を上げた後、ゲッコウガが襲い掛かった。

 

「これで・・・、終わりでござる!」

 

 ゲッコウガの居合切りが決まり、アーチャーは倒れてしまったのだ。

 

「終わったでござるな・・・。」

 

 ゲッコウガがそう言った後、アーチャーが消滅し始めた。

 

「見事だ・・・、まさかこのような作戦を思いつくとは予想外だった・・・。」

「ううん。皆がいてくれたからこそ、勝利につながったんだ。これは僕一人の勝利じゃないからね。」

 

 カービィの言葉にゲッコウガ達も頷いた。

 

「そうか・・・。カービィと言ったな。お前ならどのような困難を乗り越えられるだろう・・・。後は頼んだぞ・・・。」

 

 アーチャーはそう言った後、カードと化したのだった。

 

「大丈夫、カービィ?」

「なんとかね・・・。」

 

 イシュタルの言葉にカービィがそう言った後、彼はカードを拾った。

 

「これで残るはセイバーね。こうなった以上は最後までやり切り、この戦いを終わらせましょう!」

「そうだね!休む暇もないし、僕達にはやるべき使命がある!すぐに聖杯を取りに行こう!」

 

 カービィの言葉に全員が頷き、彼等は聖杯を取りに行こうとしたその時だった。

 

 

「そうはさせるか!」

『!?』

 

 

 全員が声のした方を向くと、一人の少女が姿を現したのだ。

 

「ついに来たわね・・・。アルトリア!」

 

 そう。姿を現したのはこの世界のセイバーであるアルトリアオルタだったのだ・・・。




ED:a・chi-a・chi アドベンチャー

連携攻撃で見事エミヤに勝利!次回はアルトリアオルタとの戦いですが、ここでポケモンが登場します!

では、感想をお待ちしています!


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第6話 激突!アルトリアオルタとの戦い

今回はアルトリアオルタとの戦い!10人のマスター達よ、正々堂々と戦え!

OP:カービィ!


 アルトリアオルタの姿を見たカービィ達は、警戒態勢に入っていた。

 

「気を付けろよ!セイバーの攻撃はとても高い!油断すればやられるぞ!」

「分かった!こっちも本気で行くから!」

 

 カービィがそう言った後、ゲッコウガはデルフを思いっきり上に投げた。

 

「相棒!吸い込め!」

「うん!」

 

 カービィはデルフを吸い込み、そのままソードカービィへと変身したのだ。

 

「行くよ!」

「来い!」

 

 カービィとアルトリアオルタは同時に飛び出し、激しい激戦を繰り広げ始めた。

 

「すごい!カービィがアルトリアオルタと互角に戦っています!」

「カービィは多くの戦いを乗り越えてきたからな・・・。アルトリアオルタと互角に戦えるぐらいの実力を持っているのも無理ないだろう。」

「そうなのか・・・。だが、俺も黙っているわけにはいかないな!」

 

 ドールイサムはそう言った後、剣を構えてアルトリアオルタに襲い掛かってきた。

 

「うおおおおおお!!」

 

 強烈な一撃が振り下ろされたが、アルトリアオルタはガードをしたのだ。

 

「助太刀に来たぞ!」

「ありがとう!」

 

 カービィがそう言った後、アルトリアオルタは2人を見つめた。

 

「2人掛かりで来るとは・・・。だが、その程度で私を倒せると思うな!!」

 

 アルトリアオルタは強烈な波動斬を繰り出したが、マシュが宝具でガードしたのだ。

 

「助かったよ!」

「どういたしまして。」

 

 カービィの言葉にマシュは笑顔で応えた。

 

「だが、やはりそう簡単にはいかないみたいか・・・!」

「うん・・・。それにあの宝具はとても厄介だね・・・。いくら僕達でも太刀打ちできないかもしれない・・・。」

 

 カービィがそう言ったその時、ジュナイパーが隣に移動した。

 

「いや・・・、チャンスはある!」

「ジュナイパー!」

「俺達7人の力を合わせれば勝てる可能性がある!」

「そうか!僕達7人が力を合わせれば!」

「「「「「勝てる可能性がある!」」」」」

「ピッカ!」

 

 カービィ達は一斉に集まり、そのままアルトリアオルタに狙いを定めた。

 

「それに僕達はエルスによって選ばれた戦士達!彼女から託された使命を果たして見せる!」

 

 カービィの言葉にオルガマリーはある事を思いついた。

 

「そうか!エルスがレイシフトする前に10の手紙を書いていたけど、その手紙を受け取ったのはあなた達だったのね!」

 

 オルガマリーの言葉にカービィ達は頷いた。

 

「手紙?そう言えば私ももらったような・・・。」

「俺も。」

「私も・・・。」

「「えっ!?」」

 

 ドールリカ達の発言にマシュとオルガマリーが驚いた後、ドールリカ達は手紙を見せた。

 

「間違いないわ!エルスの手紙よ!」

「と言う事は・・・、君達もエルスによって選ばれた戦士達だったんだ!!」

「その通り!」

 

 ドールリカはそう言った後、彼女達はカービィ達の元に移動した。

 

「10人の力を合わせれば、どのような敵でも怖くないわ!」

「いい度胸だ・・・。潔く死ぬがいい!!」

 

 アルトリアオルタが宝具を発動し、その必殺技を発動しようとしたのだ。

 

「エクスカリバー・モルガン!!」

 

 強烈な斬撃が襲い掛かったが、カービィとドールイサムがガードで弾き返したのだ。

 

「馬鹿な!私の奥義を弾き返しただと!?」

「俺達はこんなところで倒れる訳にはいかないんだ・・・!」

「今から見せてやるよ・・・。僕達の力を・・・!」

 

 カービィがそう言ったと同時に彼等は動きだし、一斉に襲い掛かり始めた。

 

「それっ!」

 

 ドールリカはヨーヨーを投げ、アルトリアオルタにダメージを与えた。

 

「まだまだ!」

 

 さらにドールイズミのバトン投げで、追い打ち攻撃を与えた。

 

「忍法、影分身!」

 

 ゲッコウガは影分身を繰り出し、そのままアルトリアオルタに襲い掛かった。

 

「連撃無双斬!!」

 

 ゲッコウガの連続斬撃が見事決まり、アルトリアオルタは倒れてしまった。

 

「おのれ・・・!私を馬鹿にするな!!」

 

 アルトリアオルタは立ち上がって襲い掛かったが、ルカリオが攻撃を弾き返した。

 

「はっ!」

 

 ルカリオの打撃攻撃が見事決まり、アルトリアオルタは後方に飛ばされてしまった。

 

「次は俺だ!」

 

 さらにリザードンが尻尾で弾き飛ばした後、ジュナイパーの弓矢攻撃、さらにはシルヴァディの強烈なタックルも決まったのだ。

 

「ヂュウウウウウウ!!」

「うわあああああああ!!」

 

 さらにピカチュウの電撃攻撃も決まり、アルトリアオルタの体力はあと僅かとなったのだ。

 

「よし!最後は俺達で行くぞ!」

「うん!」

 

 カービィとドールイサムが襲い掛かろうとしたその時、新たなポケモンが立ちはだかったのだ。

 

「あれ?このポケモン、もしや!?」

 

 カービィが驚いたその時、ポケモンはカービィとドールイサムを弾き返したのだ。

 

「うわっ!」

「くっ!」

 

 ポケモンはアルトリアオルタに駆け寄り、回復薬を渡したのだ。

 

「すまないな。」

「気にするなよ。お互い様だ。」

 

 ポケモンはそう言った後、カービィ達の方を向いた。

 

「あのポケモンはルガルガンだ!しかもまよなかの姿だ!」

「まさかポケモンがこの世界にもいたとは・・・。他はどうなっている?」

「データによればこいつしかいないみたいだ!」

「そうか・・・。しかしなんでこの世界にポケモンがいるんだ?」

 

 リザードン達が疑問に思ったその時、ルガルガンが戦闘態勢に入った。

 

「俺を差し置いて勝手にドンパチしてんじゃねーよ。それに聖杯目当てでここに来たんだろ?」

「それはそうだけど・・・。」

「だったら大人しく死にやがれ!!」

 

 ルガルガンはそう言った後、そのままリザードン達に襲い掛かってきた。

 

「ロックナックル!!」

「ぐわあああああああ!!」

『リザードン!』

 

 リザードンは攻撃を受けてしまったが、すぐに体勢を整えた。

 

「大丈夫か!?」

「なんとかな・・・。だが、アイツの岩攻撃はとんでもない威力をもってやがるぜ!」

「そりゃどうも。言っておくが聖杯は俺の物だ!お前等なんかに渡してたまるかよ!」

 

 ルガルガンはそう言った後、また襲い掛かってきたのだ。

 

「ルガルガンは水・草・格闘攻撃が弱い・・・。しかもこの姿は悪もある・・・。と言う事は・・・!」

 

 ルカリオはそう言った後、そのままルガルガンに襲い掛かった。

 

「お前も喰らいやがれ!ロックナックル!」

 

 ルガルガンがロッククライムを繰り出したが、ルカリオは攻撃を躱したのだ。

 

「何!?躱されただと!?」

「そんな攻撃はお見通しだ!真空螺旋拳!!」

「がはああああああああ!!」

 

 ルカリオの強烈な攻撃が決まり、ルガルガンは地面に叩きつけられたのだ。

 

「そんな馬鹿な・・・。まさか俺が負けてしまうとは・・・。」

「甘く見ていたのはお前の方だったな。だが、お前とはもう一度戦ってみたいものだ。」

「そうかよ・・・。俺も同感だぜ・・・。」

 

 ルガルガンがそう言った後、ゲッコウガが彼にモンスターボールを当てて捕まえたのだ。

 

「あとは治療すれば大丈夫でござるな。」

「ああ。残るはアルトリアオルタだけだな。」

 

 ジュナイパーがそう言った後、アルトリアオルタが襲い掛かってきた。

 

「今がチャンスだ!」

「うん!」

 

 するとカービィとドールイサムが飛び出し、ソードビームの態勢に入った。

 

「「「ダブルソードビーム!!」」」

 

 2つのソードビームがアルトリアオルタに直撃し、彼女はそのまま倒れてしまったのだ。

 

「終わったみたいね・・・。」

「うん・・・。」

 

 オルガマリーの言葉にカービィが応えた後、彼はマシュの宝具を見た。

 

「けど、マシュの宝具について気になる事があったんだ。盾の宝具の名前、分かる?」

「いえ。私に力を託してくれた英雄の事は分からなくて・・・。」

「そう、宝具の名前も真名も分からないか・・・。じゃあ私が名前をつけてあげるわ!貴女にとって意味があるカルデアの名前を取って、『仮想宝具 疑似展開/人理の礎ロード・カルデアス』よ!」

「ロード・カルデアス・・・!いい名前ですね!」

「でしょ?」

 

 マシュの言葉にオルガマリーはウインクしながら応えた直後、アルトリアオルタが立ち上がった。

 

「見事だ、10人の戦士達よ。まさかこの私を倒すとはな・・・。」

 

 ボロボロの状態のアルトリアオルタがそう言った後、彼女の体は少しずつ金色の光となって消え始めた。

 

「おい、あれは何だ?」

 

 ジルヴァディが向いている方を見ると、アルトリアのすぐ近くに輝きを放つ金色の水晶体が落ちていたのだ。

 

「もしかしたら、特異点の可能性が高いな・・・。」

 

 ドールイサムがそう言った後、アルトリアオルタはカービィ達の方を向いた。

 

「戦士達よ。これはまだ始まりにしか過ぎない。」

「始まり?」

「人理修正、『冠位指定グランドオーダー』は始まったばかりだ。」

「グランドオーダー?」

 

 カービィは首をかしげたが、アルトリアオルタは足元から金色の粒子となり、そのままカードとなったのだ。

 

「グランドオーダーか・・・。」

 

 ドールリカがそのカードを拾った途端、クー・フーリンの体が光となり始めたのだ。

 

「あなたも役目を終えたのね。」

「そのようだな・・・。イサム!次一緒に戦う時はランサーで呼び出してくれよ?」

「ああ、もちろんだ!」

「楽しみにしているぜ、じゃあな!」

 

 クー・フーリンはそう言った後、そのまま消滅したのだった。

 

「あとは水晶体を拾おうよ。」

「ピッカ。」

 

 カービィの言葉にピカチュウがそう言った後、突然大空洞に拍手の音が響いた。

 

「素晴らしい物を見せてもらった。まさか君たちがここまでやるとは驚いたよ。」

「この声・・・、もしや!?」

 

 カービィ達が声のした方を向くと、一人の男が立っていた。

 

「久しぶりだね。君達。」

『レフ!!』

 

 レフの姿を見たカービィ達は驚きを隠せなかったのだった。




ED:a・chi-a・chi アドベンチャー

アルトリアオルタを倒しましたが、まさかのレフが登場!次回はカービィ達が奇跡を起こします!

では、感想をお待ちしています!


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第7話 レフの野望を打ち砕け!

今回はレフが降臨!しかしカービィ達が奇跡を起こします!

OP:カービィ!


 レフの姿を見たカービィ達は驚きを隠せなかったが、ジュナイパー達は首をかしげていた。

 

『レフ!?レフ教授だって!?彼がそこにいるのかい!?』

 

 すると腕輪からロマニの声が響き、レフはその声を聞いて不気味な笑みをした。

 

「ロマニ君も生き残ってしまったのか。すぐに管制室に来てくれと言ったのに、私の指示を聞かなかったんだね、まったく。どいつもこいつも統率の取れてないクズばかりで吐き気が止まらないな。人間というものはどうしてこう、定められた運命からズレたがるんだい?」

 

 レフの発言にカービィ達は困惑していた。

 

「おい・・・。レフってあんな奴なのか?」

「前とは違うみたいだけど・・・。」

 

 カービィがそう言ったその時、レフを見たオルガマリーは歓喜の表情をしていた。

 

「レフ、生きていたのね・・・。」

「ああ。オルガも元気そうで何よりだ。」

 

 オルガマリーが駆け出そうとしたその時、ジュナイパーが制した。

 

「待て!オルガマリー!あいつは既に闇堕ちしている!」

「ジュナイパー!?」

「ジュナイパーの言う通りでござる!その男は邪悪な存在でござる!」

『ええっ!?』

 

 ゲッコウガの発言に全員が驚きを隠せなかった。

 

「ほう、私の気配に気づくとはな・・・。しかし、オルガ。爆弾は君の足元に設置して君は木っ端微塵になる予定だったのはずだ。なのにどうして生きている?」

『!?』

 

 レフの発言にカービィ達はオルガマリーの方を向いた。

 

「レフ、どういう意味なの?」

「いや。生きているとは違うな。君はもう死んでいる。肉体はとっくにね。肉体という枷に縛られ、マスターとしての適性がなかった君は、残留思念だけとなってようやくレイシフト出来たという事か。」

「じゃあ、オルガマリーは既に死んでいたという事なのか!?」

「その通りだ。君は死んだことで初めて、あれほど切望した適性を手に入れたんだ。だからカルデアにも戻れない。それにカルデアに戻った時点で、君のその意識は消滅するのだよ。」

「そんな・・・。」

 

 レフの話を聞いたオルガマリーは言葉を失い、カービィ達はレフの方を向いた。

 

「そう言えば、オルガマリーはマスター適性がないと言っていたよね。」

「ああ。本来ならレイシフトも出来ないはずなのだが、彼女が死んだ事で適性を手に入れたからな・・・。」

「つまりお前が犯人と言う事なのか!ふざけるな!!」

 

 ドールイサムが怒りでそう言った後、レフはニヤリと笑った。

 

「最後にカルデアの状況を見せてやろう。」

 

 レフは水晶体を引き寄せて手中に収めた後、 空間を歪めて空中に赤く輝く球体であるカルデアスを出現させたのだ。

 

「カルデアスが真っ赤になっている!」

「聖杯があれば時空を繋げることができる。そしてこれこそ人理が焼却した証だ!」

『焼却だと!?』

 

 ロマニの驚愕の声にレフは頷いた。

 

「カルデアが無事なのはカルデアスの磁場で守られていたからだが、カルデアの外はこの冬木と同じ末路になっているだろう。」

『じゃあ、外部と通信がとれないのは故障ではなく、受け取る相手が既に存在していないからなのか!』

「ふん、やはり貴様は賢しいな。オルガよりも君を優先して殺すべきだったよ。まずは死にぞこないからだ。」

 

 レフが指をオルガマリーへと向けた途端、その体がふわりと宙に浮かび上がったのだ。

 

「大変だ!オルガマリー所長が!」

「させない!」

 

 カービィが素早くオルガマリーの体にしがみ付き、彼女を引っ張り始めたのだ。

 

「カービィ!?」

「しっかりして、オルガマリー!」

 

 カービィが叫んだ後、ドールリカ、ドールイズミ、ドールイサムも彼女を引っ張り始めたのだ。

 

「あなた達まで!?」

「決まっています!あなたを死なせるわけにはいきません!」

「無駄だ!いくら抗おうとも運命には逆らえないのだよ!」

 

 レフがそう言ったその時、ゲッコウガが背後から襲い掛かってきたのだ。

 

「油断しているとはいい度胸でござるな!」

「しまった!?」

 

 レフが気付いたが既に遅かった。ゲッコウガの斬撃攻撃が決まり、レフはダメージを受けてしまい、結晶体を手放してしまったのだ。

 

「今でござる!」

 

 さらにゲッコウガは素早い動きで結晶体を回収し、その場から離れたのだ。

 

「しまった!」

「悪いがこれは回収させるでござるよ。」

 

 ゲッコウガがそう言っている中、カービィ達はオルガマリー達を引っ張っていたのだ。

 

「諦めないでください!あなたが死んだら悲しむ人だっているんですよ!」

「あなた達は人類最後の希望であり、カルデアの最後のマスターなのよ!私なんかの為に命を落とさないで!」

「それにあなたが死んだらエルスが悲しみます!あなたはそれでいいのですか!?」

「エルス・・・。」

 

 ドールイズミの言葉にオルガマリーは涙を流した。

 

「良くないわよ・・・。お願い・・・、助けて・・・!」

 

 オルガマリーの言葉を聞いたカービィ達はお互いを見て頷いた。

 

「大丈夫!たとえ何があっても・・・。」

「「「「僕(私、俺)達が必ず守る!」」」」

 

 カービィ達がそう言った直後、ルカリオが飛び出したのだ。

 

「お前は既に死んでいるが、私が奇跡を起こそう!蘇生波動術!」

 

 ルカリオの蘇生波動がオルガマリーに直撃し、彼女の肉体が再生し始めたのだ。

 

「すごい・・・!肉体が再生していく・・・!」

 

 オルガマリーがそう言った後、彼女の肉体の再生は成功したのだ。それによって彼女を引っ張る重力も途切れてしまい、カービィ達は地面に着地したのだ。

 

「オルガマリー所長は大丈夫ですか!?」

「心配無用だ。私の蘇生波動術はどのような者でも生き返らせる事ができる。オルガマリーはもう大丈夫だ。」

「所長・・・!無事で良かった・・・!」

 

 オルガマリーが生き返った事に、マシュは彼女に抱き着いたのだ。

 

「助かったわ。けど、貴方がこのような奇跡の力を持っているなんて・・・。」

「私だけじゃない。カービィ達も奇跡の力を持つ戦士達の1人だ。それぞれ違う能力を持っているが、力を合わせられたからこそ今の私達がいる。」

「そうだったの・・・。」

 

 オルガマリーが納得の表情をし、ドールリカ達は彼女の復活を喜んでいた。

 

「さて・・・、残りはレフのみだね。」

 

 カービィがそう言った後、彼等はレフの方を向いた。

 

「貴様等・・・!よくも私の野望を打ち砕いてくれたな・・・!」

 

 レフは怒りで自分の作戦を台無しにされた事に怒っていたのだ。

 

「レフ・・・。オルガマリーの想いを踏みにじり、カルデアの人達のたくさんの命を奪った・・・。僕等は絶対に許さない!!」

 

 カービィがそう言った後、ゲッコウガ達もレフの方を向いた。

 

「お主のような邪悪の存在の思い通りには絶対にさせぬ!」

「たとえどのような事があろうとも・・・。」

「俺達は絶対に阻止してみせる!」

「ピッカ!」

「今度会ったら次は命が無いと思うんだな!」

「その事を忘れるなよ!!」

 

 ゲッコウガ達が臨戦態勢でそう言い、レフは下手に手を出す事が出来なかった。すると大空洞が音を立て始め、地響きに続いて、天井から破片が降り注ぎ始めた。

 

『まずい、空間が不安定に崩壊し始めている!すぐにレイシフトを開始する!』

『了解!』

「チッ!次会うときは必ず貴様らをこの手で殺す!!首を洗って待っていろ、星の戦士達よ!」

 

 レフはカルデアスと共に光に包まれ、そのまま姿を消した。

 

「皆、一塊になれ!」

 

 ドールイサムの合図で彼等は一塊となった。

 

「フォウさんは私に捕まってください!」

「キュウ!」

 

 そしてフォウはマシュに飛びつき、カービィはオルガマリー、ピカチュウはドールリカに抱きかかえられた。

 

『よし、準備出来た!レイシフトを開始する!』

 

 洞窟が崩壊する中、レイシフトの光に包まれてカービィ達は目を閉じたのだった。

 

「ん・・・。」

 

 カービィが目を覚ますと、白い空間だった。しかもルカリオ達もいたのだ。

 

「ここはいったい?」

「分からない。我々も目を覚ましたばかりだからな・・・。」

 

 ルカリオがそう言った後、エルスが姿を現したのだ。

 

『エルス!』

「あなた達の活躍を見ましたが、本当にお見事でした。そして姉さんを生き返らせてくれてありがとうございます!」

「彼女が死んだらお前が悲しむからな・・・。」

 

 ルカリオの言葉にカービィ達も頷いた。

 

「では、あなた達をここに呼び出した理由についてですが、これから先は7つの特異点を旅するグランドオーダーが待ち構えています。」

「グランドオーダー・・・。アルトリアオルタが言っていたあの言葉だね。」

 

 ドールリカの言葉にエルスは頷いた。

 

「その通りです。これから先はかなりの難関ですが、貴方達ならやれることを信じています。そして姉さんをよろしくお願いします・・・。」

 

 エルスはそう言った後、そのまま消えてしまった。それと同時にカービィ達は光に包まれたのだった・・・。




ED:a・chi-a・chi アドベンチャー

オルガマリー生存!ルカリオ達の連携で見事復活させる事に成功しました!

次回は特異点Fのその後です!

では、感想をお待ちしています!


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第8話 新たなスタートの始まり

FGOのガチャをしたら、スカサハを手に入れました!イヤッホー!!

今回は特異点Fの最後の話です!

OP:カービィ!


「ん・・・。」

 

 カービィ達が目を覚ますと、カルデアの白い天井が広がっていた。

 

「ここはいったい・・・。」

「ここはカルデアの君達の部屋だよ。」

 

 カービィ達の顔を覗き込んだのは派手な装飾を身に纏った黒髪の綺麗な女性だった。

 

「あなたは?」

「私は希代の天才発明家にして芸術家!レオナルド・ダ・ヴィンチ!気軽に、ダ・ヴィンチちゃんと呼んでくれても良いのよ?」

「レオナルド・ダ・ヴィンチってあの芸術家の!?」

「でも、男なんじゃ・・・。」

 

 カービィ達が疑問に思ったその時、ルカリオはその疑問についてすぐに分かった。

 

「どうやら彼女は名画『モナ・リザ』の美しさに心酔し、その姿でカルデアに現界したそうだ。」

「そうなのか・・・。しかしダ・ヴィンチさんがその姿で来るとは驚いたぜ・・・。」

 

 ジュナイパーがそう言った後、ダ・ヴィンチが彼等の方を向いた。

 

「もう!ダ・ヴィンチさんなんて言わないで、私の事はダ・ヴィンチちゃんと呼ぶように!いいわね?」

『は、はい!』

 

 ダ・ヴィンチの有無を言わせない笑みと迫力によって、カービィ達は思わず背筋を伸ばしながらそう言ったその時だった。

 

 

「フォーウ!」

「あ、フォウ。」

 

 

 するとフォウがカービィのベッドから飛び出し、彼の頭の上に乗った。

 

「フォウはカービィを気に入っているな・・・。」

 

 ジルヴァディがそう言ったその時、ルガルガンが姿を現した。

 

「あっ、ルガルガン・・・って、たそがれの姿になっているよ!?」

 

 なんとルガルガンはまよなかの姿ではなく、たそがれの姿になっており、カービィ達が驚くのも無理なかった。

 

「ああ。あの時はレフによって闇に染まっていたからな。だが、お前達のおかげで俺は元の姿に戻る事が出来た。感謝する。」

「気にするなよ。それにしても、お前の口調はこれが元だったのか・・・。」

「あれも闇に染まっていたからな。だが、治療によって元に戻る事に成功した。」

「そ、そうだったのか・・・。」

 

 ジュナイパー達がそう言った後、ロマニが姿を現して身体検査をし始めた。

 

「うん。どうやら異常ないみたいだね。しかしルカリオのあの波動術は驚いたよ。まさか生き帰らせるとは・・・。」

「オルガマリーが死んだらエルスが悲しむし、大切な仲間を失う訳にはいかないからな。」

 

 ルカリオがそう言った後、マシュが入ってきた。

 

「皆さん、軽食にサンドイッチを持ってきたので食べてください。」

「ありがとう、マシュ!」

 

 カービィ達はサンドイッチとジュースを食べた後、マシュ達と共にレイシフトの管制室に向かい始めた。

 

 

「かなりの爪痕が残っていたな・・・。」

「ああ・・・。」

 

 管制室は爆発と火災の爪痕がかなり残っており、その中ではカルデアの生き残った職員が慌ただしく働いていた。

 

「まず瓦礫を早急に退かしなさい!それが終わったらレイシフトの為のデータ復旧と修復を急ぎなさい!」

 

 オルガマリーは職員達に指示を出しており、その途中にカービィ達に気付いた。

 

「皆、目が覚めたわね。」

「オルガマリー!もう体は大丈夫なの!?」

「ええ。あなた達が蘇らせてくれたおかげで大丈夫よ。死ぬ前よりも調子がいいし、酷かった肩凝りとか無いわ。」

 

 オルガマリーはそう言った後、カービィを抱き上げてルカリオ達の方を向いた。

 

「ありがとう、皆。私にもう一度生きるチャンスを与えてくれて。」

「あの時は魂がしっかり残っていたから君を助けることが出来た。もし、そうじゃなかったらどうなっていたのか分からなかったからな・・・。」

「そうね。だからこそ、貴方達のおかげで生き返る事が出来た。けど、この世界はここにいる人間以外は全て滅んでしまったの・・・。」

『ええっ!?』

 

 オルガマリーの言葉にカービィ達は驚きを隠せなかった。

 

「それに44人のマスターは今も意識不明で凍結しているわ・・・。」

「そんな・・・!」

 

 オルガマリーの言葉にカービィ達は悲しそうな表情をした。

 

「それによってサーヴァントと契約できるマスターを調べてみたけど、カービィ達だけでなく、リザードン、ルカリオ、ピカチュウ、ゲッコウガ、ジュナイパー、シルヴァディもマスター適正がある事が判明されたわ。」

「俺達もなのか!?」

 

 ジュナイパー達は驚きを隠せず、オルガマリーは頷いた。

 

「この結果、マスターはあなた達10人しかいない。本当ならあなた達にこんなことを頼みたくないけど、この世界をの未来を守るためにはあなた達に頼むしかないの。」

 

 オルガマリーの発言を聞いたカルデアの職員達の手が止まり、その視線がカービィ達に集まった。

 

「カービィ、ピカチュウ、ルカリオ、ゲッコウガ、リザードン、ジュナイパー、シルヴァディ、ドールリカ、ドールイズミ、ドールイサム。私達カルデアの職員は全力であなた達をバックアップする。だから、お願い・・・。世界の未来を守るために戦って欲しい・・・。」

 

 オルガマリーがそう言った途端、カービィが彼女の頭を撫でた。

 

「もちろんだよ!それにエルスから頼まれていたんだ。この世界を救ってほしいって!」

 

 カービィの発言にゲッコウガ達も頷いた。

 

「それにこの世界とは無関係ではないでござるよ。」

「俺達も精一杯協力するぜ!」

「この世界の人理を焼却した者、恐らくはレフの背後にいる巨大な力を持つ黒幕がいるはずだ。もしそれらを放っておけば私たちの世界にも危害を加える可能性があるからな。」

「ピッカ!」

「これ以上の大切な人達を失う訳にはいかないしな。」

「やるからには使命を果たすのみだ!」

「もちろん私も同じよ。皆で力を合わせればできるわ!」

「あの男には一発地獄を味あわせないといけないしね!」

「エルスの想いを無駄にしない為にも絶対にこの世界を救って見せる!共に戦うぜ!」

 

 カービィ達の決意にオルガマリーは微笑んで頷き、カルデアの職員達は彼等の勇気と決意に賞賛して拍手を送った。

 

「カービィさん。私も最後まで共に戦います。一緒に未来を守りましょう!」

「うん!」

 

 マシュの言葉にカービィは笑顔で応えた。

 

「では、これより全カルデア職員に通達します。ここに、カルデアの最後にして原初の任務、人理守護指定『グランドオーダー』を発令します!!魔術世界における最高位の任務を以て、我々は人類と未来を救済します!!」

『はい(おう)!!』

 

 オルガマリーの宣言にカービィ達は勢いよく応え、そのまま復旧作業に取り掛かった。

 

(いよいよここから新たな戦いが始まるんだ・・・。七つの特異点を巡る旅はかなり辛いはずだけど、それでも絶対に果たして見せる!)

 

 カービィは心から決意した後、そのまま瓦礫を持ち上げ始めたのだった。




ED:a・chi-a・chi アドベンチャー

特異点Fは終わりを告げ、いよいよグランドオーダーが幕を開けます!では、予告をどうぞ!

予告

第一特異点であるオルレアンに到着したカービィ達。しかしそこでは黒いジャンヌが出現しているという情報があった!

ルカリオ「どうやらそのジャンヌは偽物だそうだ。」

カービィ「偽物?何だか怪しいな・・・。」

ジャンヌとの出会い

カービィ「君が・・・、ジャンヌなの?」

ジャンヌ「ええ。」

メタナイト達との再会!

カービィ「メタナイト!」

メタナイト「久しぶりだな。」

そして・・・、ピカチュウの覚醒!

ピカチュウ「僕は・・・、あきらめる訳にはいかないんだ・・・!皆を救う為にも!!」

BGM:Rock'n Rouge

カービィ「これ以上好き勝手させるわけにはいかない!」

ピカチュウ「大切な仲間を守ってみせる!」

マシュ「準備万端です!」

リザードン「ゲッ!俺も狙われているのか!?」

ルカリオ「覚悟はいいか?」

ゲッコウガ「いざ、参る!」

ジュナイパー「狩人か・・・。なら、遠慮なく相手になるぜ!」

シルヴァディ「マルチアタック!」

ドールリカ「苦戦は免れないかもしれないけど、やるしかない!」

ドールイズミ「喰らいなさい!」

ドールイサム「さあ、行くぞ!」

果たして黒きジャンヌの野望を止める事ができるのか!?

ピカチュウ「アイアンテール!!」

ドゴオオオ

第一特異点 邪竜百年戦争 オルレアン、近日スタート!

では、感想をお待ちしています!


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第一特異点 邪竜百年戦争 オルレアン 第9話 召喚と新たな戦いへ

今回から新章スタート!カービィ達の新たな戦いの始まりです!

OP:カービィ!


 決意から数日後、復旧作業が終わりをつげ、カービィ達は召喚ルームに来ていた。

 

「ここでサーヴァントを召喚するの?」

「そうだよ。召喚するには聖晶石が必要さ。」

 

 ダ・ヴィンチはそう言った後、カービィに聖晶石を渡した。

 

「あと君達が持っているカードについてだけど、英霊召喚の触媒の代用として活用できるんだよ。さらに守護英霊召喚システム・フェイトを使えば触媒元となった英霊を高確率で呼び出せる事が可能さ。」

「よし!やってみるでござる!」

 

 カービィは聖晶石を砕き、ドールリカ達は冬木で手に入れたカードを召喚サークルに置いた。

 

「では、行くよ!」

 

 カービィは召喚サークルに砕いた聖晶石の破片をばらまいた。すると召喚儀式が始まり、サーヴァント達が姿を現したのだ。

 

「よっ!久しぶりだな!」

「クー・フーリン!」

 

 クー・フーリンを筆頭に、アルトリア、メドゥーサ、エミヤ、メディア、佐々木小次郎、宮本武蔵、巴御前、ブリュンヒルデ、パールヴァティー、源頼光、クレオパトラ、ニトクリスが召喚されたのだ。

 

「すごい・・・。こんなにも召喚できたんだ・・・。」

「中には冬木にいないサーヴァントもいるけど・・・。」

「私達も正直驚いています。では、契約の方を。」

 

 アルトリアの言葉にカービィ達は頷き、そのまま契約を始めたのだった。

 

 

「えーっと、アルトリアはドールリカ、メドゥーサとパールヴァティーはドールイズミ、エミヤとクー・フーリンはドールイサム、クレオパトラはルカリオ、メディアはピカチュウ、巴御前はゲッコウガ、ブリュンヒルデはリザードン、ニトクリスはジュナイパー、小次郎、武蔵はシルヴァディ、頼光はカービィとなったわね。」

 

 その後、食堂ではイシュタルがモニターを見ながら確認しており、彼女の言葉にカービィ達も頷いていた。

 

「まあ、皆で決めた事だからな。でも、カービィの方は凄く嬉しそうだぜ・・・。」

 

 リザードンが指さす方を見ると、頼光はカービィを抱いていた。

 

「いい子ですね・・・。」

「なんだか恥ずかしいな・・・。」

 

 頼光に抱かれているカービィは照れ臭そうにそう言っていた。

 

「これ、よく見ると親子にしか思えないわね・・・。」

「そうですね・・・。でも、こういうのも悪くないかもしれないと思います。」

 

 パールヴァティーはそう言った後、エミヤに接近した。

 

「先輩。私もサーヴァントとなりましたが、これからは共に頑張りましょう!」

「あ、ああ・・・。」

 

 エミヤがそう言ったその時、イシュタルとアルトリアも接近した。

 

「私もよ、士郎。」

「シロウ。私もです。」

「た、大変ですね・・・。」

「ハハハ・・・。」

 

 この光景を見ていたマシュ達が唖然としたその時、オルガマリーが駆けつけて来た。

 

「皆!第一特異点のレイシフトだけど、明後日に完成するわ!」

「明後日か・・・。それまで準備は怠らないようにしておかないと!」

 

 カービィの言葉に全員が頷き、準備に取り掛かり始めたのだった。

 

 そして翌日、第一特異点へのレイシフトの準備が終わり、オルガマリーが説明をし始めた。

 

「第一特異点は百年戦争時代のオルレアンよ。」

「オルレアン・・・。ジャンヌが活躍していた時代だね。」

「ええ。あと言い忘れたけど、それぞれの特異点にポケモンがいる事が判明されたわ。」

「ポケモン・・・。まさかルガルガンがいた時と同じなの!?」

 

 オルガマリーの言葉にカービィ達は驚きを隠せなかった。

 

「そうよ。どうやらこの特異点の影響で起こったみたいだけど、ポケモンの回収もお願いしてもらうわ。」

「任せてくれ!モンスターボールもたくさん用意している!」

 

 ジュナイパーはそう言いながら、モンスターボールを見せた。

 

「これでポケモンを捕まえるのね。」

「ああ。俺達の世界ではポケモンはモンスターボールで捕まえるからな。」

「そうだわ。ポケモンと言えば・・・。」

 

 オルガマリーはそう言った後、ポケモンを見せた。

 

「あっ!こいつニャビーじゃねえか!」

「カービィ達だ・・・。まさかこんなところで出会えるなんて予想外だよ・・・。」

「なんでニャビーがここに?」

「オイラ、時空乱流の影響でここに来たんだ。そこをオルガマリーの姉ちゃんが保護してくれて・・・。」

「そうなのか・・・。けど、無事で何よりだぜ。」

 

 リザードンがそう言った後、オルガマリーはマシュにニャビーを手渡した。

 

「私にですか?」

「ええ。あなたにもポケモンは必要だと思うからね。大丈夫よ。ポケモンについてはリザードン達が教えてくれるから。」

「はい・・・。」

 

 マシュはそう言った後、ニャビーの方を向いた。

 

「マシュ姉ちゃんだな。よろしく!」

「ええ!」

 

 ニャビーの言葉にマシュは笑顔で応えた。

 

「羨ましいな・・・。」

「まあまあ。特異点に着いたらポケモンが見つかるわ。それじゃ、すぐにレイシフトを。」

 

 オルガマリーがそう言った後、カービィ達はレイシフトの態勢に入った。

 

「俺はカルデアを守っておくぜ!」

「ルガルガン、頼んだよ!」

 

 カービィの言葉にルガルガンは笑顔で応えた。

 

「では、レイシフト、開始!」

 

 オルガマリーの合図でカービィ達は第一特異点へと向かったのだった。

 

 

 第一特異点についたカービィ達は、辺りを見回していた。

 

「1431年のフランスだね。確かこの時代にジャンヌはいるのかな?」

 

 カービィの言葉にドールリカは首を横に振った。

 

「その年代だとジャンヌ・ダルクは既に火刑で処刑されている可能性が高いわ。最後は異端の烙印を押されたからね・・・。」

「そんな・・・。フランスを救う為に戦ったのに・・・。」

 

 カービィがそう言った途端、空には巨大な光の輪が浮かんでいた。

 

「何あれ!?」

『分からないわ。ともかくこちらで調べておくわ!』

「分かった!」

 

 カービィが通信を切った後、ジュナイパーが何かを見つけた。

 

「あった!砦だ!」

「もしかすると何か事情が分かるかもしれない。すぐに急ぐぞ!」

「もちろんだよ!皆、急ごう!」

 

 カービィの言葉に全員が頷き、彼等は急いで駆け出したのだった。




ED:Rock'n Rouge

第一特異点がスタート!この章ではピカチュウをメインとして活躍させる予定です!

では、感想をお待ちしています!


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第10話 聖女との出会い

今回はジャンヌが降臨します!

OP:カービィ!


 砦に着いたカービィ達は、辺りを見回していた。

 

「酷い有様だ・・・。こんなにボロボロになっているとは・・・。」

「多くの負傷者も出ている・・・。これはどうやらただ事じゃないみたいだよ。」

 

 カービィがそう言った後、ニャビーが近くにいる兵士を見つけた。

 

「だ、大丈夫!?」

「君は!?」

「オイラ達は旅の者だ。この有様はいったい・・・。」

「ああ・・・。実は魔女によってやられてしまったんだ・・・。」

「その魔女というのは!?」

「・・・ジャンヌ・ダルクだ。」

 

 兵士の発言にニャビー達が驚きを隠せなかった。

 

「そんな・・・!ジャンヌがどうして!?」

「彼女は竜の魔女として甦った。さらにピエール・コーションだけでなく、王まで殺されてしまった・・・!」

「嘘だろ・・・。一体誰がそんな事を・・・。」

 

 リザードンがそう言った後、ピカチュウが敵を察知した。

 

「ピッカ!ピカチュウ!」

「どうしたの・・・、!?」

 

 ピカチュウが指さす方を見ると、ワイバーンの大群が姿を現したのだ。

 

「どうやら異変によって起きたみたいだな。だったら戦闘開始だ!!」

『おう!!』

 

 リザードン達がそう言ったその時だった。

 

 

「そこの方々、武器を取ってください!私と共に!続いて下さい!」

「今の声・・・!」

 

 

 カービィが声のした方を見ると、長い金髪を三つ編みに纏め、その身には軽装の鎧を装着し、大きな旗を持った少女がいた。しかも少女は兵士達を引き連れて、ワイバーンの群れに立ち向かおうとしたのだ。

 

「あっ!あれってルーラーだ!」

「知っているの?」

 

 アストルフォの言葉にカービィは首を傾げた。

 

「うん!共に戦った仲間だからね!」

「そうか!なら、僕達も!」

 

 カービィの言葉にピカチュウ達が頷き、彼等は一斉にエアライドに乗って攻撃し始めた。

 

「その機体は!?」

「これはエアライド。僕達の世界ではその乗り物を使って攻撃するんだ!」

「私達、持っていないけど・・・。」

「じゃあ、予備のエアライドだな!受け取ってくれ!」

 

 ジュナイパーはエアライドを人数分投げ、ドールリカ達はキャッチしてそれに乗った。

 

「エアライドに乗るなんて初めてだけど、今はやるしかないな。」

「ええ。私達の力で倒しに向かいましょう!」

 

 アルトリア達はエアライドに乗りながら、ワイバーンを次々と倒しまくった。

 

「ワイバーンはドラゴンとひこうタイプだな。なら、アイスメモリ!」

 

 シルヴァディはアイスメモリを装着し、こおりタイプとなった。

 

「冷凍ビーム!!」

 

 シルヴァディの冷凍ビームが決まり、ワイバーンは氷漬けになってしまった。

 

「ピカチュウ!」

「ピッカ・・・、ヂュウウウウウウウ!!」

 

 さらにピカチュウのボルテッカーも見事決まり、半数が撃墜した。

 

「どんどん行くよ!」

 

 さらにカービィの連続攻撃、少女と兵士達の援護もうまく決まり、ワイバーン達は全て倒す事に成功したのだ。

 

「終わったみたいだね。」

 

 カービィがそう言ったその時だった。

 

 

「逃げろ!魔女が、魔女が出たぞ!!」

『!?』

 

 

 突然、兵士の一人が少女を魔女呼ばわりして騒ぎ出したのだ。

 

「魔女ってもしや・・・!!」

 

 カービィが少女を見てそう言った途端、ピカチュウが少女に飛びついた。

 

「ピカ!」

「えっ!?」

「ピカピーカ!」

「どうやらピカチュウはここにいたら危険だと判断しているみたいだ。すぐに急ごう!」

「ええ!」

 

 カービィの言葉に少女はそう言い、彼等は急いでその場から退散したのだった。

 

 

 カービィ達は砦から遠く離れた森の中へ逃げ込み、落ち着ける場所で座っていた。

 

「助けてくれてありがとうございます。私はジャンヌ・ダルク。サーヴァントクラスはルーラーです。」

「ジャンヌって・・・、あの!?」

 

 ドールリカは驚きを隠せず、ジャンヌは微笑んでいた。

 

「僕はカービィ!僕はマスターをしているんだ。僕達がここに来たのはカルデアの事とこの世界の異変を調査と解決しに来たんだ。」

「そうですか・・・。私はかつてジーク君と共に旅をしていました。ところが・・・、何者かによって離れ離れになってしまい・・・、気が付いたらここに現界したのです。」

「そんな、ジークが・・・。それで彼は何処にいるの!?」

「私にもわかりません・・・。もしかすると・・・、何処か遠くにいるかもしれませんが・・・。」

「そうなんだ・・・。」

 

 カービィはそう言った後、マシュはモニターで現在の状況を見た。

 

「どうやら、こちらの世界にはもう一人、ジャンヌ・ダルクがいるようです。あのフランス王シャルル七世を殺し、オルレアンにて大虐殺を行ったというジャンヌが・・・。」

「同時代に同じサーヴァントが二体召喚されたみたいだな。」

 

 ドールイサムがそう言った後、マシュはモニターで新たな事実を見つけた。

 

「そして、竜の召喚は最上級の魔術であり、この時代の魔術でも困難なレベル。つまりこの異変を起こしているもう一人のジャンヌが、特異点である聖杯を持っている可能性があるということです。」

「こうなった以上はやるしかないみたいだな。奴の思い通りにさせないためにも、俺達がやるしかないぜ!」

「リザードンの言う通りだ!オルレアンを奪還して闇のジャンヌを撃破する!そして聖杯も回収する!ジャンヌ、力を合わせて立ち向かおう!」

「はい!こちらこそ、お願いします。どれほど感謝しても足りないほどです。ありがとう!」

 

 ジャンヌは笑顔でそう言ったが、ピカチュウは不安な表情をしていたのだった。

 

 

 その後、今日は森の中で野宿をすることになり、その夜はシルヴァディが開発したセキュリティロボが周囲の警戒をしていた。

 

「シルヴァディのおかげで警戒が楽になりましたね。」

「ああ。彼は発明がピカイチと聞いていたからな。」

 

 アルトリアとエミヤがそう言った後、ジャンヌは焚き火の元に向かっていた。

 

「あれ?」

 

 すると焚き火ではピカチュウが溜息をついていた。

 

「ピカチュウ、何をしているのですか?」

「ピカ!?ピッ、ピカチュウ・・・。」

 

 ピカチュウはそう言った後、すぐにある装置を出した。

 

「それは?」

 

 ジャンヌが疑問に思った後、ピカチュウは装置を起動した。

 

「この装置は翻訳装置。僕は喋れないからこれを使うんだ。」

「そうですか・・・。それよりも何をしていたのですか?」

 

 ジャンヌがそう言った後、ピカチュウが彼女に飛びついた。

 

「ジャンヌの事を調べてみたけど・・・、最後は火あぶりで処刑される文献を見て心を痛めていたんだ・・・。」

 

 ピカチュウはそう言った後、悲しそうな表情で見つめた。

 

「ジャンヌはフランスの為に戦って最後はあんなことになったけど、辛くはなかったの?」

「そうですね、でも今まで自分に起きた事に憎しみを抱いていません。ただ神への信心が強いだけですし、それだけを信じて進んでいたので。」

「そうなんだ・・・。」

「ピカチュウもそんな思いがあったのですか?」

 

 ジャンヌの言葉にピカチュウは夜空を見上げた。

 

「僕も辛い思いをしたよ。元の世界やハルケギニアなどの世界では、それ等の世界を守る為に多くの敵と戦っていた。皆の力で止める事は出来たけど、その分辛い経験もあったからね・・・。でも、僕はカービィみたいに強くなれない・・・。」

 

 ピカチュウが涙を流した直後、彼の頭をジャンヌは優しく撫でた。

 

「大丈夫ですよ。あなたもその小さな背中で多くの世界は人々達を守ろうとした。その勇気は見事としか言いようがありません。それにあなたには私がいます。あなたのサーヴァントとして、共に戦うマスターを守るのが私の役目ですから。」

「ジャンヌ・・・。」

 

 ピカチュウはそう言った後、涙を拭いた。

 

「ありがとう。なら、僕も守り切ってみせるよ。もう一人のジャンヌを止める為にも!」

「ええ!」

 

 ピカチュウの言葉にジャンヌは笑顔で応え、彼等は契約をしたのだった。

 

 

「いいのか?放っておいて?」

 

 その頃、カービィ達はこの光景をじっと見ていた。

 

「いいよ。それにピカチュウはジャンヌがいるし、しばらくはこのままでいいと思うから。」

「そうだな。それじゃ、俺達は寝る準備をするか。」

 

 リザードンがそう言った後、彼等は寝る準備に向かったのだった。




ED:Rock'n Rouge

ジャンヌはピカチュウと契約しましたが、彼とジャンヌならいいコンビになれそうです!

そして次回は竜の魔女が降臨します。

では、感想をお待ちしています!


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第11話 闇のジャンヌ、降臨

今回は闇のジャンヌの降臨です!

OP:カービィ!


「ん・・・。」

 

 翌朝、ピカチュウは目を覚ますと、そこはジャンヌの膝の上だった。

 

「そうか・・・。契約を終えた後、ここで寝ていたんだっけ・・・。」

 

 ピカチュウがそう言った後、ジャンヌが覗き込んだ。

 

「おはようございます。大丈夫ですか?」

「うん。なんとかね。」

 

 ピカチュウがそう言った後、マシュが駆けつけてきた。

 

「大変です!向こうで火事が!」

「「ええっ!?」」

 

 マシュの言葉にピカチュウとジャンヌが驚いた後、通信が入った。

 

『みんな!そこの近くにサーヴァントが探知された!だけどそこからどんどん離れていって……あ、ロストした!』

「どうやらサーヴァントが街を襲撃し、また何処かへ行ってしまったみたいだね。急ごう!」

「ええ!」

 

 ピカチュウ達は急いで街を駆け出したのだった。

 

 

「ま、街が・・・!」

「そんな・・・!」

 

 カービィ達が辿り着いた時には、ラ・シャリテは既に破壊され、そこに住んでいた全ての人間がワイバーンに食い殺されていた。

 

「酷すぎる・・・!いったい誰がこんな事を!」

「分からぬ。だが今は・・・、ワイバーンを倒すのみでござる!」

「そうだね!よし!」

 

 カービィ達は一斉に立ち向かい、ワイバーンを倒しまくった。

 

「そこだ!」

「えい!」

「はっ!」

 

 カービィ達はワイバーンを蹴散らしたが、いくら倒しても次々と出てきた。

 

「これじゃあキリがないよ!」

「こうなったら・・・。冷凍ビーム!!」

 

 シルヴァディの冷凍ビームが決まり、ワイバーン達は地面に墜落した。

 

「これで全部か・・・。」

「いや、まだだ!」

 

 リザードンが指差す方を見ると、大量のワイバーンが襲来。そのワイバーンの上には五体のサーヴァントが乗っていた。

 

「おい!あれって・・・。」

 

 リザードンがそう言った後、五体のサーヴァントはワイバーンから降りてカービィ達と対峙した。

 

「やっぱり!あれがもう一人のジャンヌか!」

「この特異点の元凶と思われる存在こそ、もう一人のジャンヌ・ダルク・・・。いや、ジャンヌ・オルタが正しいだろう。」

「そうね。アルトリアが冬木の時の黒い姿のように、ジャンヌが金髪が白髪になり、鎧が黒く染まっているわ。けど、四人のサーヴァントは一体・・・。」

 

 イシュタルがそう言った直後、ジャンヌ・オルタはジャンヌを見た。

 

「あんな哀れな小娘にすがるしか無かった国はこんな結末になるなんてね。」

「貴女は!?」

「私はジャンヌ・ダルク。蘇った救国の聖女ですよ、もう一人の私。」

 

 その言葉を聞いたピカチュウは前に出た。

 

「君がもう一人のジャンヌだね。どうしてこの様なことをしたの?」

「そんなものは明白じゃないですか。この国に救う価値なんてない、だから全部壊すんですよ。」

「もしかすると裏切られて処刑したの!?」

「あんな愚者を救ったところで未来はありません。もう騙されない、裏切りを許さない・・・。もそも主の声も聞こえない。主の声が聞こえないということは、主はこの国に愛想をつかした、という事です。」

「そんな・・・!いくら何でも酷すぎるよ!」

 

 カービィがそう言った後、ピカチュウが前に出た。

 

「騙されることや裏切られる痛みや苦しみ分かるけど、それは自分自身が決める事だと思う。その決断があるからこそ、今の僕達がいるんだ!」

「そんな嘘を・・・、どちらにしても、人類種が存続する限りこの憎悪は収まらない。このフランスを沈黙する死者の国に作り変える。それが私、それが死を迎えて成長し、新しい私になったジャンヌ・ダルクの救国方法です。」

「じゃあ、全部滅ぼしたらどうするんだ!?」

「私はこのフランスに復讐さえできればそれでいいのです。」

 

 ジャンヌオルタの言葉にピカチュウは怒りの状態に入った。

 

「だったら僕は君を止めてみせる!これ以上悪巧みを止めるだけでなく、君を正気に戻させてみせる!」

「邪魔をするなら容赦しないわ。やりなさい、バーサーク・ランサー!バーサーク・アサシン!」

「よろしい。では私は血を戴こう。」

「私はそこの女騎士と盾の女、そして聖女の肉と血を戴きたいわ。」

 

 ジャンヌオルタの合図で 貴族風の姿をした男性、バーサーク・ランサーと多くの拷問器具を持った不気味な女性、バーサーク・アサシンが出てきた。

 

「戦闘開始だ!」

『おう!!』

 

 エミヤ達はワイバーンに立ち向かい、バーサーク・アサシンはドールリカ、バーサーク・ランサーはシルヴァディが対峙した。

 

「貴様が相手か。」

「お前等の好き勝手にはさせないからな!」

「いいだろう・・・。来い!」

 

 バーサーク・ランサーとシルヴァディは同時に飛び出し、激しい戦いを繰り広げまくった。

 

「一気に攻める!」

「こざかしい!」

 

 バーサーク・ランサーが襲い掛かったが、シルヴァディはうまく躱した。

 

「あなたの血をもらうわ!」

「悪いけど、それだけは断るわ!」

 

 ドールリカがそう言った後、バーサーク・アサシンの攻撃を躱した。

 

「ワイバーン!やりなさい!!」

 

 ワイバーンの大群が襲い掛かろうとしたが、リザードンは空を飛んだ。

 

「ドラゴンダイブ!!」

 

 リザードンのドラゴンダイブが決まり、ワイバーンは地面に墜落した。

 

「・・・。」

「ん?」

 

 リザードンの姿を見たジャンヌ・オルタはまるでおもちゃを見つけた子供のように目を輝かせると、ジャンヌの持つ白い旗と異なる黒い竜の刻印が描かれた旗を掲げた。

 

「素晴らしい・・・、その力、竜の魔女である私に相応しい!」

「ゲッ!俺も狙われているのか!?冗談じゃない!」

 

 リザードンが逃げ出そうとした直後、ブリュンヒルデがジャンヌ・オルタに突進した。

 

「大丈夫ですか!?」

「助かったぜ!にしても、あのジャンヌはドラゴンをコントロールする力があるのか!?」

「確かにそうかもしれません。こうなると前に出ない方がいいみたいです。」

「要注意という事か・・・。迂闊に近づいたら危ないかもな・・・。」

 

 リザードンが冷や汗を流した直後、ジャンヌ・オルタはリザードンに接近しようとした。

 

「何が何でもあなたを狙う!」

「悪いがそれはお断りだぜ!」

「キャッ!」

 

 リザードンはそう言った後、ジャンヌ・オルタを尻尾で払った。

 

「よくもやってくれたわね・・・!」

 

 ジャンヌ・オルタがそう言った後、ピカチュウが立ちはだかった。

 

「次は僕が相手だ!君を倒す!」

「上等よ・・・。やれる物ならやってみなさい!」

 

 ピカチュウとジャンヌ・オルタは同時に飛び出し、激しい戦いを繰り広げ始めたのだった。




ED:Rock'n Rouge

ジャンヌ・オルタはリザードンを狙っている・・・。もしかすると彼女はドラゴンポケモンを狙っているのでは・・・。

では、感想をお待ちしています!


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第12話 新たな仲間と初めてのポケモン

今回は激闘の後半と新たな仲間の登場です!

OP:カービィ!


 ピカチュウとジャンヌ・オルタの戦いは激しい展開となっているが、リーチの差では彼女が有利となっており、スピードはピカチュウが勝っていた。

 

「くっ!いくら躱してもいつまで耐えきれるか・・・。」

「その程度かしら?これでも喰らいなさい!」

「うわっ!」

 

 ピカチュウはジャンヌ・オルタに弾き飛ばされたが、メディアがキャッチした。

 

「大丈夫!?」

「なんとかね・・・。でも、ジャンヌ・オルタはかなり強いよ。」

「でも、この状況をどう切り抜けるの?」

「ここは僕にいい考えがある。」

 

 ピカチュウはそう言った後、全員の方を向いた。

 

「メディア、魔力を僕の尻尾に!」

「分かったわ!」

 

 メディアは魔力をピカチュウの尻尾に当てた。

 

「よし!」

 

 ピカチュウはそう言った後、ジャンプしてジャンヌ・オルタに襲い掛かった。

 

「返り討ちにしてあげるわ!」

 

 ジャンヌ・オルタがカウンターを仕掛けるが、その攻撃は外れてしまった。

 

「何!?」

「アイアンテール!!」

「キャッ!」

 

 強烈なアイアンテールが決まり、ジャンヌ・オルタはダウンを喫してしまった。

 

「やってくれ・・・、魔力が・・・!?」

 

 なんとジャンヌ・オルタは膝をつき、謎の脱力感と苦痛に襲われて胸を強く抑えた。

 

「このアイアンテールは魔力を半分減らす事ができるんだ。いい加減に諦めて降伏するんだ!」

「ふざけるな・・・、誰が降伏なんか・・・くっ、竜召喚と竜操作が・・・。」

 

 ジャンヌ・オルタは今の一撃で魔力が半減されてしまい、まともに動けない状態となっていた。

 

「このままではいけない・・・撤退しましょう・。」

「あなたがそんな状態じゃ私達の勝ち目がなくなりますわ。」

「チッ・・・、仕方ない、戻ってジルに魔力を回復してもらわないと・・・。ワイバーン!」

 

 ジャンヌ・オルタはワイバーンを呼び、自身の魔力を回復させる為に急いでオルレアンに撤退することを決めた。

 

「ピカチュウ、覚えておきなさい。そこの聖女の前に必ず貴様を亡き者してやるわ。」

「絶対に死ぬわけにはいかない!全力で相手になってやる!」

「減らず口を・・・、まあいい。それにこの世界にはお前のようなポケモンはある程度いる・・・。その中にはドラゴンが多くいるからね・・・。あなた達よりも先に手に入れてやるわ・・・。」

 

 ジャンヌ・オルタがそう言った後、彼等はワイバーンに乗り、その場から離脱した。

 

「まさかあなたが最優先となってしまうなんて・・・。大丈夫ですか?」

「大丈夫だよ。こういうのは慣れているから。それにサーヴァントはマスターである僕達を守りながら戦うでしょ?だったら僕達は皆を守る為に戦うよ!」

 

 ピカチュウの言葉にカービィ達も頷いた。

 

「もちろんだよ!」

「拙者達はこうやって戦っていたでござるからな。」

「俺も同じだ!」

「私もだ。」

 

 カービィ達の言葉にジャンヌは苦笑いをしていた。

 

「まったく・・・。」

「カービィ達はいつもこうだからな。」

「そうそう。さて・・・、そこに隠れている二人、出てきたらどうだ?」

 

 ジュナイパーが破壊された街の物陰を見た途端、二つの影が動いた。

 

「あらー、見つかっちゃったわね。」

「まあ仕方ないさ。どのみち出て行くタイミングを逃したからちょうど良いさ。」

 

 物陰から現れたのは二人の男女だった。

 

「味方なのか?」

「ええ・・・。騒ぎを聞きつけてきたけど、まさかあなた達で撃退するなんて・・・。」

「こう見えても僕達は戦闘に慣れているからね。」

「そうなの。初めまして、私はマリー・アントワネット。クラスはライダーよ!」

「マリー・アントワネット・・・。」

『ええっ!!??』

 

 マリーの自己紹介にカービィ達は驚愕してしまった。

 

「あら?私をご存じで?」

「うん・・・。フランス革命期に消えた王妃、ヴェルサイユの華と謳われた少女と聞いたんだ。それに僕達の世界でも結構女性に人気があるし・・・。」

「あら?そうなの!?それは嬉しいわね!」

 

 マリーは嬉しそうにそう言った。 

 

「流石はマリーだ。では次は僕だ。僕はアマデウス、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトだ」

「モーツァルト!?あの天才音楽家の!?」

「僕は芸術家の一人に過ぎないのだが・・・。」

「いやいや!アンタの作曲した音楽は遠い未来の世界で世界中に普及していて人気は衰えていないぜ!」

「そうなのかい?それは名誉なことだね」

「すごーい!流石は天才音楽家のアマデウスね!ところで、あなた達はここにいるサーヴァントのマスターかしら?」

「うん!僕はカービィ!」

「僕はピカチュウ!」

「拙者はゲッコウガと申す。」

「俺はリザードンだ。」

「ルカリオだ。」

「俺はジュナイパー。よろしくな。」

「俺はシルヴァディだ。」

「ドールリカよ。」

「私はドールイズミ。」

「俺はドールイサムだ。」

 

 互いに自己紹介が終わった後、マリーとアマデウスはカービィ達に近づいた。

 

「ここからは私達も戦うわ。共に戦いましょう!」

「うん!」

 

 ピカチュウがマリー、アマデウスと契約をしたその時、ロマニから通信が入った。

 

『皆!所長からプレゼントがあるんだ。』

「プレゼント?」

『うん。ドールリカ達にポケモンをプレゼントすると言っているんだ。しかもその三匹はカルデアに迷い込んでいたから、所長が保護してドールリカ達に渡そうと考えていたんだ。』

「本当なの!?」

『その通り!今から転送するよ!』

 

 ロマニがそう言った後、ポケモン達が転送された。

 

「チコリータ、ヒノアラシ、ワニノコだね。」

『そうさ。では、どれにするか選んでくれ。』

 

 ロマニがそう言った後、ドールリカ達は選び始めた。

 

「私はヒノアラシにするわ。」

「うん!よろしく!」

 

 ドールリカはヒノアラシを抱え、頭を撫でた。

 

「じゃあ、私はチコリータね。」

「うん!」

 

 ドールイズミもチコリータを抱えて抱き寄せた。

 

「俺はワニノコ・・・、いだーっ!!!」

 

 ドールイサムはワニノコだが、腕を噛みつかれてしまった。

 

「どうやらイサムに好意を持っているみたいだね・・・。」

「こ、こんなので大丈夫か・・・?」

 

 噛みつかれたドールイサムは手当をしながらそう言った。

 

『それにこの世界にはポケモンがたくさんいる。その為にモンスターボールで捕まえて回収してくれ。』

「任せて!」

『では、健闘を祈る。』

 

 ロマニがそう言った後、通信が切られた。

 

「よし!先を急ごう!」

 

 カービィ達は先を急いだが、彼等はまだ気づかなかった。その先にもう一人の聖女がいる事を・・・。




ED:Rock'n Rouge

ポケモンを手に入れたドールリカ達ですが、サーヴァントにもポケモンを付ける予定となっています。

次回はリザードンとマルタの戦いです!

では、感想をお待ちしています!


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第13話 リザードンVSマルタ

今回はリザードンとマルタの戦いです!

OP:カービィ!


 マリーとアマデウスを仲間に加えたカービィ達は、通り道を歩いていた。

 

「しかし君達がマスターとは驚いたね。初めて見た時はあの生き物達がマスターだと思ってしまったよ。」

「まあ、エルスという少女から手紙をもらっていたからな。もしかするとマスターとして選ばれたのはそのせいかも知れないな。」

 

 リザードンがそう言ったその時、ブリュンヒルデが敵を感じた。

 

「リザードン、向こうから敵が来ます。」

「何!?」

 

 リザードン達が指さす方を見ると、現れたのは儚い雰囲気を出していた綺麗な女性だった。

 

「こんにちは、皆さま。」

 

 そう。彼女はジャンヌ・オルタの後ろに控えていたサーヴァントの一人、バーサーク・ライダーだった。

 

「お前はあの時もう一人のジャンヌと一緒にいたサーヴァントだな?何しに来た?」

「私は壊れた聖女・・・。彼女のせいで理性が消し飛んで凶暴化してるのよ。今も衝動を抑えるのも必死。監視が役割だったけど、最後に残った理性が、貴方たちを試すべきだと囁いている。」

「俺達を?」

「貴方たちの前に立ちはだかるのは竜の魔女。『究極の竜種』に騎乗する、災厄の結晶。私ごときを乗り越えられなければ、彼女を打ち倒せるはずがない。」

 

 その言葉を聞いたリザードン達はすぐに警戒態勢に入った。

 

「だから、私を倒しなさい。我が真名はマルタ。さあ出番よ、大手甲竜タラスク!」

 

 マルタがそう言った後、タラスクが出てきた。 

 

「マルタは悪竜タラスクを鎮めた一世紀の聖女。タラスクは彼女が退治したリヴァイアサンの子と言われているが、大きな亀のような姿をした竜だ。」

「そういう事か!なら!」

 

 タラスクは高速回転しながらいきなり襲いかかってくるが、リザードンは両手で止めたのだ。

 

「言っておくが・・・。俺はマスターの中では怪力なんだよ!!地球投げ!!」

 

 リザードンの地球投げが決まり、タラスクは地面に叩きつけられた。

 

「タラスク!?」

「まっ、こんなところだ。」

 

 リザードンは腕を鳴らしながらそう言った。

 

「こうも簡単にタラスクを封じるとは。仕方ありません。さあ、来なさい・・・、あなた達の力を見せなさい!」

 

 マルタは主力武器かと思われた十字の槍を木に立てかけ、手甲を装着した両手で拳を作ってファイティングポーズを取った。

 

「お、おい!聖女が武器でなく拳で戦うのか?」

「拳で戦う聖女か。なら、勝負だ!」

 

 リザードンはそう言った後、翼を広げて襲い掛かろうとした。

 

「大丈夫なのか!?」

「心配するな!俺も格闘には自信がある!だから俺に任せろ!」

「分かった!だが、あまり無茶はするな!」

「おう!!」

 

 リザードンはそう言った後、戦闘態勢に入った。

 

「リザードン、頑張れ!」

「さて、どのような展開を見せてくれるのか楽しみにしているよ。」

「面白い・・・、その勝負、受けて立ちます!!」

 

 リザードンとマルタは飛び出し、拳と蹴りでストリートファイトのような激しい攻防をした。

 

「喰らえ!」

 

 リザードンのテイルアタックが見事決まったが、マルタは一旦離れて右拳に聖なる光を込め、足に力を込めて彼に近づいて全力で振るう。

 

「鉄拳聖裁!!!」

「がはっ!!」

 

 リザードンは飛ばされるが、すぐに立ち上がった。

 

「やってくれるじゃねえか・・・!だが、俺だって負けられない理由があるんだよ・・・。仲間と共にカルデアを救う為にも・・・、俺は戦い続ける!」

 

 リザードンはそう言った後、メガストーンを光らせた。

 

「メガ進化!」

 

 するとリザードンはリザードンXとなったのだ。

 

「いくら進化しても・・・、この私には敵いません!」

 

 マルタが襲い掛かってきたが、リザードンXは攻撃を躱して上から襲い掛かった。

 

「な!?」

「ドラゴンキック!!」

「キャアアアアア!!」

 

 強烈なドラゴンキックが決まり、マルタは倒れてしまったのだ。

 

「まだやる気か?」

「いえ・・・。私の負けよ。」

 

 マルタがそう言った後、体が光の粒子となって消滅していく。同時にマルタと一緒に動けなかったタラスクも消滅して行ったのだ。

 

「見事な攻撃、いや・・・、いい拳だったわ。久々にいいのを貰ったわ。」

 

 マルタは一瞬だけ笑みを浮かべながら殴られた頰を軽く摩ると、立てかけた十字の槍を持つ。それと同時にリザードンも元に戻ったのだ。

 

「最後に一つだけ教えてあげる。竜の魔女が操る竜に、貴方達は絶対勝てない。けど、それに対抗できる異世界からのドラゴンがこの時代にいる事が判明されているの。確か名前はゼクロムと言ったけど・・・。」

「ゼクロム!?俺達の世界のポケモンじゃないか!!」

「あれ、ポケモンっていうのね・・・。でも、竜の魔女はそのドラゴンを狙っているわ。その為にまずはリヨンに行きなさい。」

「リヨン?」

 

 マルタの言葉にカービィ達は首を傾げた。 

 

「そこに竜を倒す存在、『竜殺しドラゴンスレイヤー』がいるわ。」

「ドラゴンスレイヤーだね。戦力になるなら仲間に引き入れた方がこちらとしてもメリットが大きいし。」

「タラスク、ごめん。次は真っ当に召喚されたいものね。」

 

 ジャンヌ・オルタに無理矢理狂化属性を与えられ、戦わされていたマルタは悲しそうな表情を浮かべるが、リザードンが近づいた。

 

「だったら次は俺が召喚してやるぜ!絶対お前を悲しませたりしない!」

「あなたが・・・?」

「ああ!だが、人類の身体を守る為の戦いに協力してくれ!」

 

 リザードンがそう言った後、マルタは彼の手を取った。

 

「分かったわ。リザードン、もしあなたが今度私を召喚出来たら、あなたのためにこの拳を振るうわ。」

「もちろんだ!必ず召喚してみせる!」

「待ってるわ、私の未来のマスター。」

 

 マルタが笑顔でそう言った後、タラスクと共に消滅した。そして残っていたのはマルタのカードだった。

 

「マルタ。お前は俺が召喚してみせる。だからその時まで待ってくれ。」

 

 リザードンはカードを拾い、カードケースにしまった。

 

「さっ、休んでいる暇はないぜ!ドラゴンスレイヤーがいるリヨンに向かうぞ!」

「けど、ダメージを回復してからだ。お前は無茶が多すぎる。」

「分かってるよ・・・。」

 

 リザードンがそう言った後、カービィ達は笑いあったのだった。

 

 

 一方、遠くの場所ではハルバードが空を飛んでいた。

 

「この時代にカービィ達がいるのか?」

「はい!間違いありません!」

「そうか・・・。無事でいればいいのだが・・・。」

 

 メタナイトは真剣な表情でそう言い、ハルバードは速度を上げたのだった。




ED:Rock'n Rouge

リザードンの活躍でマルタを撃破しました!

次回はリヨンに行きますが、ここで仲間との再会イベントが起こります!

では、感想をお待ちしています!


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第14話 メタナイトとの再会

今回はメタナイトとの再会です!

OP:カービィ!


 カービィ達はマルタの情報を元にリヨンへと向かっていた。

 

「どうやらこの先がリヨンだね。うまく情報を聞きとればいいんだけど・・・。」

 

 カービィがそう言った後、一人の老人が座っていた。

 

「ほっほっほ。お主、リヨンへと向かっているのかね?」

「そうですが・・・。」

「なら、いい事を教えよう。剣を持った騎士がワイバーンや骸骨兵を蹴散らして守り神として守っていた。ところが複数のサーヴァントが襲撃して行方不明となってしまったのじゃ・・・。」

「複数のサーヴァント!?」

「そうじゃ。わしから出す情報はここまでじゃ。それじゃ。」

 

 老人はそう言った後、消えてしまった。

 

「今のって・・・、もしかして幽霊だよね?」

「さあね・・・。それよりもリヨンに行ってみましょう!もしかしたら竜殺しに出会えるかも知れないわ!」

「分かった!急ごう!」

 

 カービィ達は急いでリヨンに向けて飛び立ったのだった。

 

 

「着いた・・・って、これはいったい・・・!」

「嘘でしょ・・・!」

 

 カービィ達がリヨンに辿り着くと、そこには多数のリビングデッドがうろついていた。

 

「どうしてこんな事に・・・!」

「いったい誰がこんな事をしたんだ!!」

 

 このような光景にルカリオ達が怒りを感じ取り、ジュナイパーは戦闘態勢に入った。

 

「こうなった以上はやるしかない・・・。行くぞ!!」

 

 ジュナイパーはそう言った後、弓矢を使ってリビングデッドに当てまくった。

 

「さらにもう一発だ!」

 

 さらに連続攻撃も決まり、リビングデッドは倒れてしまったのだ。

 

「とりあえずは倒したが、こんな事ってありなのかよ・・・。」

「ああ・・・。それに・・・、何処からか気配がするな・・・。」

 

 シルヴァディがそう言ったその時、顔の右側を髑髏の仮面で隠し、皮を剥いだように不気味な両手に鋭い爪を付けた男が姿を現した。

 

「人は私をオペラ座の怪人(ファントム・オブ・ジ・オペラ)と呼ぶ。竜の魔女の命により、この街は私の絶対的支配下に。」

「ファントム・・・。オペラ座の怪人に登場した怪人のモデルとなった男か!」

「その通りだ。そしてこの町の住民達は死者にした。貴様等も死者になってもらう!」

 

 ファントムはカービィ達を死者にするために宝具を展開した。

 

「唄え、唄え、我が天使……『地獄にこそ響け我が愛の唄(クリスティーヌ・クリスティーヌ)』。」

 

 ファントムの背後に無数の死骸で作成されたパイプオルガンが現れてしまった。攫いに最悪な事にファントムの口から発された異様な歌声が、不可視の魔力放射をしてカービィ達にダメージを与えてきた。

 

「このままだとまずいよ!」

「私に任せたまえ。聴くがいい!魔の響きを!『死神のための葬送曲(レクイエム・フォー・デス)』!」

「おお!アマデウスが生前に死神に葬送曲の作成を依頼されたという伝説の魔曲か!」

 

 シルヴァディがそう言った後、その魔曲はファントムのステータスを下げた。

 

「こんな事をした奴は絶対に許さねえぜ・・・。俺が相手だ!!」

 

 シルヴァディはそう言った後、スピードを上げて襲い掛かった。

 

「リザードン!周囲にいる死体を静かに焼き尽くし、二度と外道の魔の手に触れないように灰にしてくれ!」

「おう!ギガフレイム!」

 

 シルヴァディの言葉にリザードンは頷き、死体を次々と灰にしたのだ。

 

「次は俺だ!あのパイプオルガンを破壊してやる!」

 

 シルヴァディはファイトメモリを装着し、そのままスピードを上げて襲い掛かった。

 

「マルチアタック!!」

 

 強烈な一撃が決まり、オルガンは破壊されてしまったのだ。

 

「あぁ・・・。私の、クリスティーヌがぁ・・・。」

「ゲッコウガ!止めを刺せ!」

「承知!」

 

 ゲッコウガは飛び出したと同時に、ファントムに襲い掛かった。

 

「お主の様な外道を生かしておくわけにはいかぬからな・・・。喝!!」

 

 ゲッコウガの一撃が見事決まり、ファントムはダメージを受けてしまった。

 

「ああ・・・。何故だ・・・!何故、私が・・・・!」

 

 ファントムがそう言った直後、ジュナイパーが彼に近づいた。

 

「お前のような奴には生きる価値もない・・・。その事を忘れるな!」

 

 ジュナイパーがそう言った後、リザードンの放ったギガフレイムでファントムは消滅したのだ。

 

「終わったか・・・。」

 

 リザードンはそう言った後、ファントムのフェイトナンバーズカードを拾った。

 

「死者の方は弔い終えた。あとはどうするかだが・・・。」

 

 エミヤがそう言った後、通信が入った。

 

『皆!街の奥の城から微弱なサーヴァントの気配がいた!』

「なんだって!?」

『それだけでなく、ポケモンもいる!』

「分かった!」

 

 ドールイサムがそう言った後、彼等は城へと向かったのだった。

 

 

 カービィ達は城の奥に進むと、そこには焚き火の側で休んでいる騎士とオタチ、ウパー、ハネッコ、ホーホー、フラベベ、メリープがいた。

 

「あっ!あんなところにいた!」

「それにポケモン達までいるなんて!」

「くっ・・・、なんだ?この生物は・・・、それに・・・、ポケモン達とサーヴァントまで出てくるとは・・・。」

 

 騎士がそう言った後、ハネッコ達がカービィ達に気付いた。

 

「あっ!カービィ!」

「皆もここにいたんだ!」

「うん・・・。私達はこの場所に飛ばされていたの。途方に暮れていたところをこの人に助けてもらって・・・。」

「そうなのか・・・。」

 

 ルカリオがそう言った後、騎士は彼等の方を見た。

 

「その様子からすれば仲間だな・・・・。」

「うん!ルカリオ、波動術を!」

「よし!」

 

 ルカリオはそう言った後、波動治療の態勢に入った。

 

「波動回復術!」

 

 ルカリオの波動回復術が見事決まり、傷は回復しまくった。

 

「ある程度は治したが、どうしても治らない傷があるな・・・。」

「治らない傷?」

 

 ルカリオが指さす方を見ると、呪いの傷があった。

 

「これは呪いの傷・・・!どうやらこれが原因なのか!」

「そうだ・・・。呪いを解くことができるのは『洗礼詠唱』が出来るジャンヌのような聖女か聖人のサーヴァントだけだ。」

「ええ・・・。私はランクダウンの影響で力が足りず、もう一人の聖人がいないと無理です・・・。」

「くそっ!どうすれな・・・!」

 

 ドールイサムがそう言った後、ロマニから連絡が入った。

 

『いい情報を見つけた。聖杯を持っているのが竜の魔女、ジャンヌ・オルタならその反動で抑止力として聖人が召喚されている可能性がある。』

「そうなると今までと同様に街で情報を得るしかないのか・・・。だが、手分けして探しても、戦力を分断すればジャンヌ・オルタ達の差し向けたサーヴァントに倒される可能性もあるだろう。」

「いったいどうすれば・・・!」

 

 カービィ達がそう言ったその時、何処からか音が聞こえた。

 

「この音・・・・!」

 

 カービィ達が音のした方を見ると、なんとハルバードが姿を現したのだ。

 

「あれはハルバード!という事は・・・!」

 

 カービィがそう言った直後、ハルバードからメタナイトが姿を現した。

 

『メタナイト!』

「久しぶりだな。お前達がこの戦いに巻き込まれていると聞いて駆けつけてきた。」

「そうなのか・・・。それよりもジークフリートがピンチなんだ!」

「モニターでお前達の話は聞いている。すぐに全員ハルバードに乗り込むぞ!」

『おう!!』

 

 カービィ達は急いで着陸したハルバードに乗り込み始めた。

 

「これ・・・。戦艦だよね・・・。」

「ああ・・・。俺達、こんなのを見るのは初めてだ・・・。」

「え、ええ・・・。」

 

 ドールリカ達が顔を見合わせながら唖然としていると、カービィが駆けつけてきた。

 

「ぼーっとしている暇はないよ!急いで!」

「おっと!」

 

 カービィの言葉にドールリカ達も急いで乗り込み始めた。

 

「彼等はいったい・・・。」

 

 騎士は困惑しながらも、ハルバードに乗り込み始めたのだった。




ED:Rock'n Rouge

メタナイトと再会を果たし、カービィ達はハルバードに乗り込みました!それと同時にマリーの死亡フラグも折れる事に成功です。

では、感想をお待ちしています!


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第15話 ゲオルギウスを探せ!

今回は清姫達とゲオルギウスとの出会いです!

OP:カービィ!


 カービィ達がハルバードに入ると、そこの設備にマシュ達は驚きを隠せなかった。

 

「凄い・・・!異世界なのに最新設備並の機材が揃っています・・・。」

「ハルバードは最新設備を取り入れているからな。」

 

 メタナイトがそう言った後、ダ・ヴィンチから通信が入った。

 

『ちょっとちょっと!こんな凄いものがあるなんて聞いてないよ!』

「あっ、ダ・ヴィンチちゃん!」

 

 カービィがそう言った後、メタナイトが通信を変わった。

 

「この機体はハルバード。我々の世界の戦艦だ。」

『君達の世界のかい!?』

「そうだ。私はメタナイト。カービィ達の仲間だ。」

『仲間だね。あと帰ったら君達も来てよ!いろいろ調べたい事があるからさ!』

「分かった。そうさせてもらうとしよう。」

『よし、オッケー!』

 

 ダ・ヴィンチがそう言った後、通信が切られた。

 

「君の仲間は興奮する者がいるようだな。」

「なんだかすいません・・・。」

「気にするな。」

 

 メタナイトがそう言った後、トッコリ達が姿を現した。

 

「カービィ!まったくお前はいつもこうだからな・・・。」

「ごめん・・・。ルイズは?」

「ああ・・・。あいつならいないぜ。俺達とは別行動を取っているからな。」

「そうか・・・・。」

 

 カービィが落ち込んだその時、マシュが彼の肩を叩いた。

 

「落ち込まないでください。それよりも今は・・・。」

「そうだね。急ごう!」

 

 カービィの言葉に全員が頷き、ハルバードは発進したのだった。

 

 

 それから2分後、カービィ達はティエールに到着して辺りを見回した。

 

「ティエールには2人のサーヴァントがいるようだが・・・、ん?」

 

 メタナイトが向こうを見ると、炎が上がっていたのだ。

 

「今の炎・・・!」

 

 カービィ達が炎のした方に駆け寄ると、そこに二人の少女の姿をしたサーヴァントがいた。

 

「二人のサーヴァントがいる!」

「一人は淡い緑色の髪に着物を着た少女でもう一人はゴスロリ風の衣装を着たマイクを持つ少女か。何故か言い争って激しい攻撃をしているぞ。」

「ともかく止めた方がいいみたいだ!」

 

 カービィがそう言った後、攻撃が襲い掛かってきた。

 

「うわっ!近づけない!」

 

 カービィがそう言った後、争う声が聞こえた。 

 

「このっ!この、この、このっ!ナマイキ!なのよ!極東のド田舎リスが!」

「うふふふふ。生意気なのはさて、どちらでしょう。出来損ないが真の竜であるこの私に勝てるとお思いで。エリザベートさん?」

「うーーっ!ムカつくったらありゃしないわ!カーミラの前にまずはアンタを血祭りにしてあげる!この泥沼ストーカー!」

「ストーカーではありません。『隠密的にすら見える献身的な後方警備』です。この清姫、愛に生きる女です故。」

「アンタの愛は人権侵害なのよ!」

「血液拷問フェチのド変態に言われたくありませんね。」

 

 この言葉を聞いたカービィはすぐに駆け出し、急いで止めに向かった。

 

「はい、ストップ!」

「「キャッ!!」」

 

 カービィのタックルで2人のサーヴァントを突き飛ばしたのだ。

 

「こんなところで喧嘩するなんてよくないよ!街中でやったら迷惑じゃないか!」

「し、しかし・・・、この女が・・・。」

「だ、だってこいつが・・・。」

「だったら喧嘩両成敗だね・・・。ここは一つ・・・。」

 

 カービィはそう言った後、吸い込みを始めた。

 

「「キャアアアアアアア!!」」

 

 すると2人のサーヴァントは吸い込まれてしまい、カービィはそれを吐き出して地面に激突させた。

 

「いつつ・・・。」

「痛い・・・。」

「これで懲りないならもう一回吸い込まれたい?」

「「ご、ごめんなさい・・・。」」

 

 カービィの吸い込みに既に恐怖を抱いた二人は大人しく引き下がった。

 

「分かればいいよ。それで二人に聞きたいことがあるんだ。僕達の仲間が呪いで苦しんでいて、呪いを解くために聖人のサーヴァントを探してるんだ。」

「聖人?この国に広く根付いた教えの聖人ならば、一人心当たりがありますが。」

「本当か!?」

「ええ。彼の真名はゲオルギウス、西側に向かいました。」

「ありがとう!」

 

 カービィはそう言った後、二人を見た。

 

「ところで君達は?」

「私の名は清姫と申します。」

「私はエリザベートよ、それにしてもアンタ、吸い込みだけでなく、変な力も感じているわね。」

「ああ、それはコピー能力でござるな。」

「「コピー能力?」」

 

 ゲッコウガの言葉に清姫とエリザベートは首をかしげた。

 

「左様でござる。」

 

 ゲッコウガがそう言った後、ドールリカは清姫達を調べていた。

 

「清姫は安珍清姫伝説という和歌山県に伝わる伝説の童女で、エリザベートは血の伯爵夫人と言われたエキセントリックな少女だって。」

「そうなのか。」

 

 リザードンがそう言った後、カービィが清姫達に近づいた。 

 

「一つ提案があるんだけど、これからフランスを黒ジャンヌから解放するために戦っているんだ。一緒に来ない?」

「わかりました、喜んで力をお貸しします。」

 

 清姫は先程とは全く違う反応で、カービィの顔を見て頰を少し赤く染めて、即答した。

 

「決断早いね・・・。」

「ふん、そういう事なら手伝ってもいいわよ。」

 

 エリザベートも了承し、二人はカービィと早速契約を結んだ。

 

「言っておきますが、指切りで嘘をついたら針千本を呑ませますから。」

「う、うん・・・。」

 

 カービィがそう言った後、契約を終えてサーヴァントカードが出てきたのだ。

 

「では、よろしくお願いいたします。『旦那様(ますたぁ)』♪」

「また始まった・・・。気をつけなさいよ、カービィ。こいつとんでもないストーカーだから。」

「ストーカーか・・・。何だか不安だな・・・。」 

 

 カービィがそう言った後、彼等はハルバードに乗って西へと向かったのだった。

 

 

 その後、飛行船から降りたカービィ達は街を捜索していた。

 

「確かこの辺りに・・・、いた!」

 

 ピカチュウが指さす方を見ると、ひときわ目を惹く鎧を纏った長い髪の男性がいた。

 

「間違いないわ!ゲオルギウスよ!」

 

 ドールリカがそう言った後、ゲオルギウスが彼等の方を向いた。

 

「君達は誰かね?それにサーヴァントがたくさんいるのだが・・・。」

「実は・・・。」

 

 ドールイサムはゲオルギウスに説明を始めた。

 

 

「なるほど・・・・。仲間が呪いにかけられて聖人である私の力が必要なのか。」

 

 ドールイサムの話を聞いたゲオルギウスは納得の表情をした。

 

「そうなんだ!だから頼む!」

 

 ドールイサムがそう言った後、ゲオルギウスは彼に近づいた。

 

「私の力でよければ君に貸そう」

「本当か!?」

「だが、この街の人間を避難させないといけない。それが終わってからで良いか?」

「もちろん大丈夫だ!すぐに避難の手伝いに行くぞ!」

 

 ドールイサムの合図で彼等が動き出した。その時だった。

 

 

「ワイバーンが来ます!」

『!?』

 

 

 ジャンヌが指さす方を見ると、ワイバーンの大群が近づくのが見えた。

 

「街の人達は混乱しています!」

「だったら・・・、僕達で立ち向かおう!」

『おう!!』

 

 カービィ達が一斉に飛び出し、ワイバーンの大群に襲い掛かった。

 

「覚悟しろ!!」

 

 リザードンのギガフレイムで3匹を黒焦げにした後、ゲッコウガが襲い掛かった。

 

「忍法!氷苦無!」

 

 ゲッコウガの氷苦無が襲い掛かり、ワイバーンの10匹に当たって撃墜させたのだ。

 

「デルフ!」

「よし!」

 

 カービィはデルフを吸い込み、ソードカービィへと変化した。

 

「旦那様が変化した・・・!」

「どうなっているのよ・・・。」

 

 カービィのコピー能力に清姫とエリザベートは驚きを隠せなかった。

 

「僕の能力であるコピー能力。今からその力を見せてあげる!」

 

 カービィはジャンプした後、強烈な一撃の態勢に入った。

 

「「ソードビーム!」」

 

 ソードビームが見事決まり、ワイバーン達は墜落しまくった。

 

「凄いです、旦那様!」

「あのワイバーンを倒すなんて・・・。」

「勝負はここからだよ!皆、準備はいい!?」

『おう!!』

 

 さらにアルトリア達も動き出し、ワイバーンを次々と撃破しまくった。

 

「最後はこれで終わりだよ!アイアンテール!!」

 

 そしてピカチュウが最後の一匹を倒し、ワイバーン達は全滅したのだ。

 

「見事だ。あのワイバーン達を撃破するとは・・・。」

「大した事ないよ。僕達は多くの戦いを経験したからね。」

 

 カービィがそう言った後、ゲッコウガが視線を感じた。

 

「ん?何者かがこちらに近づいてくるでござるが・・・。」

「え?」

 

 カービィがそう言ったその時、4人の少女が近づいていた。

 

「やっと着いた・・・。」

「ええ・・・。」

 

 その姿を見たカービィ達は驚きを隠せなかった。

 

「そんな!」

「馬鹿な!どうしてお主達がここに・・・!」

 

 驚きを隠せないカービィ達にマシュが尋ねた。

 

「知り合いですか?」

「うん・・・。彼女達はルイズ、シエスタ、ティファニア、エーコ。僕達の仲間なんだ・・・。」

『ええええええええええ!!??』

(あれがカービィが言っていたルイズさん・・・。)

 

 カービィの説明にアルトリア達が驚いている中、マシュはルイズ達を見ながらそう思ったのだった。




ED:Rock'n Rouge

ゲオルギウスを見つけましたが、まさかのルイズ達が登場!果たしてどうなるのか!?

では、感想をお待ちしています!


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第16話 再会からの新たなスタート

今回はルイズ達との再会。そしてカービィとルイズの初めての出会いの振り返りです。

OP:カービィ


 ルイズ達の事を聞いたアルトリア達がざわついている中、カービィ達はルイズ達に近づいた。

 

「ルイズ!どうしてここに!?」

「決まっているでしょ!カービィ達がここにいることを知って、シエスタ達と共に駆けつけてきたの。けど、キュルケ達はゾロアーク達を探しているため、別行動をとっていたの。」

「そうだったんだ・・・。けど、キュルケ達、大丈夫かな・・・。」

 

 カービィがそう言った後、ルイズは彼に近づいた。

 

「カービィ。」

「ルイズ?って、うわっ!?」

 

 なんとルイズはカービィを抱き上げ、抱き締めたのだ。

 

「ちょっ!?ルイズ・・・、あっ・・・。」

 

 ルイズの方をよく見ると、彼女は涙を流していたのだ。

 

「うう・・・。あなたがいなくなって・・・、ひっく・・・、心配していたんだから・・・。」

「ご、ごめん・・・。」

 

 カービィが謝った後、シエスタはゲッコウガ、ティファニアはルカリオに抱きついた。

 

「もう・・・、いなくならないでください・・・。」

「すまぬ・・・。」

「このまま会えないかと思うと・・・、私・・・。」

「すまなかった・・・。」

 

 ゲッコウガとルカリオも謝ったその時だった。

 

 

「もう我慢できません。旦那様と抱き合うなんて・・・。」

 

 なんと清姫が病んでいるヤバイ精神状態となっており、それを見ていたアルトリア達は後退してしまった。

 

「き、清姫!?」

「どういう事かしら?カービィ?」

 

 冷たい目でルイズがそう言った後、カービィは清姫の方を指差した。

 

「僕も分からないんだよ・・・契約してから旦那様と呼ぶようになったんだ・・・。」

 

 カービィがそう言った後、ルイズは清姫の方を向いた。

 

「あなたが清姫ね?その話は本当かしら?」

「ええ、本当ですよ。旦那様……カービィ様は安珍様の生まれ変わりです。」

「安珍・・・。ああ。歴史書で見たけど、あの坊さんの事ね。でも、カービィには私がいるんだから!保護者兼恋人としてね!」

 

 ルイズがそう言った後、頼光も前に出た。

 

「保護者は私です。だってこの子は私の子供ですから。」

「だ、誰なの?」

「この人は源頼光。僕のサーヴァントだけど、自分の子供だと思っているんだ。」

「そうなの・・・。それにしても胸がでかすぎるわよ・・・。」

 

 ルイズはため息を着きながらそう言い、全員の方を見た。

 

「ともかく、この事については話し合う必要があるわ。」

「そうですね。詳しく説明をお願いできますか?」

「分かりました。この事に関しては私が説明します。」

 

 マシュはそう言った後、ルイズ達に説明を始めたのだった。

 

 

「なるほど。現在カルデアは大変な事になっているのね。」

 

 マシュの説明を聞いたルイズ達は納得の表情をした。

 

「はい。カービィ達がいたからこそ、今の私達がいるのです。」

「分かったわ。なら、私達も協力するわ。カービィ達が関わっている以上、協力しないとね。」

「ありがとうございます!」

 

 マシュがそう言った後、ルイズはカービィを抱えた。

 

「もう日が暮れているし、今日はここで泊まりましょう。」

「そうですね。」

 

 ルイズの言葉にマシュも頷き、彼女達は宿へ移動したのだった。

 

 

 そしてその夜、カービィとルイズは窓の外を見ていた。

 

「ここの月はプププエリアと同じ一つとなっているわね。」

「うん。こうやって2人で見る月は久しぶりだね。」

 

 カービィの言葉にルイズは笑顔で応えた。

 

「ねえ、カービィ。あの時の事覚えている?私とあなたが最初に出会った日を・・・。」

「もちろん覚えているよ。あの時の出会いを・・・。」

 

 カービィはそう言った後、出会いの日を思い出し始めた。

 

 

 ハルケギニアにあるトリステイン魔法学院。そこでは学院から少し離れた草原で春の使い魔召喚の儀式が行われていた。ほぼ全ての生徒は使い魔の召喚を既に終えており、自分が召喚した使い魔と親睦を深めていたのだ。

 

「次、ミス・ヴァリエール。」

「はい!」

 

 ルイズは前に出た後、呪文を唱える態勢に入った。

 

「おっ、次は『ゼロ』のルイズがやるそうだぞ。」

「何回失敗するのか?」

「30回じゃないのか?」

「いや、40回じゃ・・・。」

 

 生徒達が何回失敗するか賭けをし始めた直後、ルイズが呪文を唱え始めた。

 

「宇宙の果ての何処かにいる私の僕よ!神聖で美しく、そして強力な使い魔よ!私は心より求め、訴えるわ!我が導きに答えなさい!」

 

 ルイズがそう言った直後、彼女の目の前に巨大なゲートが出現した。するとその中からカービィが飛び出したのだ。

 

「ぽよ!ぽよ?」

 

 カービィは着地した後、辺りを見回し始めた。それを見たルイズはカービィに近づこうとしたその直後、誰かが来る気配を感じた。

 

「危ない!」

「ぽよっ!?」

 

 ルイズがカービィを抱き上げ、素早くその場を離れた。するとゲートの中からゲッコウガ、ピカチュウ、リザードン、ルカリオ、サーナイト、ゲンガー、カイリキー、オコリザル、ゾロアーク、サンダース、プリン、ホルード、ニャース、ワルビアル、サンドパン、ピジョット、ニョロボン、ウインディ、プテラ、ムウマージ、ラッキー、ジュカイン、ピクシー、フライゴン、ゴルーグ、ドダイトス、シャワーズ、ブースター、ブラッキー、エーフィ、リーフィア、グレイシア、ニンフィア、ガマゲロゲ、シャンデラ、ガブリアス、ローブシンが飛び出し、地面に降り立った。そして最後にオンバーンが降り立った後、ゲートは消えてしまった。それを見たルイズはカービィを地面に降ろしたのだ。

 

「やっと着いたでござるか・・・。けど、ここはいったい何処でござるか・・・?」

「さあ・・・。異世界という事は間違いないけど・・・。」

「ピカ・・・。」

 

 ゲッコウガ達が話し合いを始めた直後、カービィが彼等に近づいた。

 

「カービィ殿!無事だったでござるな!」

 

 ゲッコウガがカービィを持ち上げた直後、ルイズは肩をプルプルと震わせ始めた。

 

「ぽよ?」

 

 カービィが心配そうにルイズを見つめたその時だった。

 

「や・・・、や・・・、やったー!!」

 

 ルイズは飛び跳ねながら喜んだが、それを見た生徒達は驚きを隠せなかった。

 

「う、嘘だろ!?あのルイズが一発でゴーレムやドラゴンを召喚した!?」

「しかも一発で!?」

「今月のお小遣いがァァァァァァ!!」

「どうやら賭けは俺の一人勝ちだな!」

 

 生徒達がざわざわ騒いでいたその時、目の前にカービィの姿が映り、彼等は嘲笑し始めた。

 

「ルイズ!一匹だけぬいぐるみがいるぞ!」

「さすがはゼロのルイズ!すべての使い魔が完璧じゃなかったようだな!」

 

 その事を言われてムッとしたルイズは、ゲッコウガからカービィを抱き上げて生徒達に見せた。

 

「縫いぐるみじゃないわよ!ほら、ちゃんと生きてるでしょ!?」

「うぎ・・・。」

「痛がっているでござるな・・・。」

 

 ルイズに体を強く掴まれたカービィはちょっと痛そうに顔を歪ませており、その様子を見たゲッコウガは哀れな目で見つめていたのだ。

 

「でもそんな出来損ないのボール、なんの役に立つのさ?」

「やっぱり失敗には変わりないな、ゼロのルイズ!」

「言わせておけば・・・。」

 

 ルイズがワナワナと震えだし、もう一発怒鳴ってやろうと前へ踏み出したが、召喚の儀を監督していたコルベールがそれを制したのだ。

 

「ミス・ヴァリエール、儀式を続けなさい。」

「でも、ミスタ・コルベール!彼等はあんな言葉を言ったのですよ!」

 

 ルイズがコルベールに訴えたが、彼はいきり立っている彼女の肩に手を置くと、穏やかな口調で彼女を諭し始めた。

 

「言わせておけばいいのです、ミス・ヴァリエール。貴女の使い魔には貴女の使い魔だけの素晴らしい能力がきっとあるはずです。貴女の使い魔を信じてあげなさい。」

「全員と契約ですか?」

「ええ。」

 

 コルベールの言葉にルイズが頷いたその時、ゲッコウガが近づいた。

 

「一ついいでござるか?」

「構いませんが。」

 

 ゲッコウガの言葉を聞いたコルベールとルイズは彼等の方を向いた。

 

「拙者達はカービィのパートナーとして活動しているでござる。」

「カービィを使い魔にすれば、俺達が契約しなくてもルーンの効果が発動するぜ。」

「なるほど。それは便利ですね。」

「分かったわ。じゃあ、今から契約をするからね。」

 

 ルイズはそう言った後、杖を握りしめて呪文を唱え始めた。

 

「ぽよ?」

 

 胸の中でカービィが首をかしげている姿を見つめながら、ルイズはルーンを唱え始めた。

 

「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔と成せ。」

 

 ルーンを唱え終えると同時に、ルイズはカービィに口付けた。それを見たピカチュウ達は驚きを隠せなかった。

 

「ピカ!?」

「き、キスをしちゃった・・・。」

「ぷぃう・・・。」

 

 ポケモン達が ザワザワと騒ぎ始めたその時、カービィの口から腑抜けた声が聞こえた。ルイズが目を開けながらカービィを見ると、彼の顔に赤味が差していた。

 

(恥ずかしかったのかしら?)

 

 ルイズはそう思った後、カービィを抱き上げたまま、コルベールの方を見た。

 

「コントラクト・サーヴァント、完了しました。」

「よろしい。では・・・。」

「っ!ぽっ、ぽよぉ!ぽよぉ!!」

 

 コルベールの号令を遮り、急にカービィが苦しみだした。いきなり左手に走った激痛と熱さに耐えられなかったようだ。

 

「あっ、カービィが苦しみ始めたわ!」

「大丈夫か!?」

 

 ピクシー達が苦しんでいるカービィに近づき始めた直後、ルイズが胸の中にいるカービィを強く抱きしめた。

 

「大丈夫、使い魔のルーンが刻まれるまでの辛抱だから・・・、大丈夫。」

「まるでお母さんみたいね。」

 

 サーナイトの言葉にゲッコウガ達が頷いた直後、カービィの左手から発せられていた光が収まった。光と一緒に熱も引き、後にはルーンだけが残される。刻まれたルーンは、ルイズの目から見ても珍しいものだった。

 

「ぽよ・・・?」

 

 カービィはルイズと共に自分の左手に現れたルーンをただ単に不思議そうに見つめている。それはルーンに既視感を覚えたコルベールも同じだった。

 

「では、スケッチを写させてもらうよ。」

 

 コルベールがカービィの左腕に刻まれているルーンをスケッチした直後、生徒達の方を向いた。

 

「では、皆さん。教室に戻りますよ。」

 

 コルベールの合図で生徒達が一斉に空へと舞い上がり、教室へ戻り始めたのだ。

 

「おお!空を飛んでいる!さすがはファンタジーの世界だな!」

 

 ゴルーグが空を舞っている生徒達を見て感心していた直後、彼等はルイズに抱き上げられているカービィの方を向いた。

 

「ぽよ!ぽよ!」

 

 カービィはルイズにすっかり懐いたらしく、彼女の胸に抱きついていたのだ。

 

「すっかり懐いているな。」

「先程ルーンが刻まれている時、強く抱き締めていたのが相当嬉しかったそうね。」

『ああ、納得・・・。』

 

 サーナイトの言葉に全員が納得した直後、ルイズはカービィに視線を移した。

 

「あなたがカービィね。私はルイズ。ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ。」

「ル、ルイィ・・・フラダンスゥ・・・?」

 

 カービィは性格が幼いだけでなく、長い言葉を覚えたり、スムーズに会話をするのは無理の様だ。それに気付いたルカリオはルイズに近づいた。

 

「カービィはまだ幼い。そんなに長い名前は覚えられないからな。」

「そう・・・。なら、ルイズでいいわ。ル・イ・ズ。」

 

 ルカリオのアドバイスを聞いたルイズは、赤ん坊に言葉を教えるように、ゆっくりと名前を復唱した。

 

「ル・イ・ズ・・・、ルイズ!」

「そう、ルイズ!」

「ルイズ!ルイズ!」

 

 ルイズは嬉しくなって、自分の胸の中にいるカービィの頭を撫でた。

 

(はるかぜとともにやって来たこの子となら、きっと最高のパートナーになれる。)

 

 ルイズはそう思った後、ゲッコウガ達の方を向いた。

 

「皆、教室に戻りましょう。」

「ああ。」

 

 ルイズの言葉に頷いたゲッコウガ達は、彼女の後に着いて行った。

 

 

「あの時の出会いがあったからこそ、今の私達がいる・・・。カービィもそう思うでしょ?」

「うん!ルイズと出会ったからこそ、今の僕達がいるからね!」

 

 カービィがそう言った後、彼等はお互いを見つめ合った。

 

「カルデアの戦いも長き戦いになるかもしれないけど、一緒ならどんな困難でも乗り切れるわ!頑張りましょう!」

「うん!僕達の力で!」

 

 ルイズとカービィが抱き合った直後、清姫がドアを開けたのだ。

 

「旦那様と何やっているのですか?」

「またアンタね!いい加減にしなさいよ!」

 

 ルイズと清姫は喧嘩をしてしまい、それを見ていたカービィはため息をついたのだった・・・。




ED:Rock'n Rouge

ルイズとカービィは最強のコンビと言えますが、清姫は黙っちゃいられませんからね・・・。これから先がどうなる事やら・・・。

では、感想をお待ちしています!


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第17話 ジュナイパーと闇の狩人

今回からドラゴンポケモン達を保護しに向かいますが、ジュナイパーとアタランテの戦いが起こります!

OP:カービィ


 街での戦いから翌日、ドールイサムは騎士と出会った。

 

「呪いの方はどうだ?」

「ああ。ジャンヌとゲオルギウス、ルカリオのサポートのおかげですっかり治った。それに君達には本当に感謝する。」

「いや、大した事ないぜ。それに俺達は仲間だろ?」

「そうだな。私の真名はジークフリートだ。よろしく頼む。」

「こちらこそ!」

 

 ドールイサムはジークフリートと契約し、その隣にアストルフォが姿を現した。

 

「黒のライダーとセイバーのコンビ復活だね!」

「そうだな・・・。」

 

 ジークフリートがそう言った後、ゲオルギウスがルカリオに近づいた。

 

「ルカリオと言いましたね。君の事は皆から話を聞きました。勇敢なるあなたを守る為に、私も共に戦います。」

「感謝する!」

 

 ルカリオはそう言った後、ゲオルギウスと契約した。 

 

「とりあえずは戦力が揃いましたね。」

「いや、まだだよ。」

「え?」

 

 カービィの発言にジャンヌは首を傾げた。

 

「まだポケモン達が残っている。それにジャンヌ・オルタはここにいるドラゴンポケモン達を自らの配下に加えようとしているからね。一刻もどうにかしないと大変な事になると思う。」

「そうですね・・・。」

「それにこの特異点にはゼクロムというポケモンがいるわ。ジャンヌ・オルタも黒いドラゴンを持っているし、それに対抗するにはゼクロムの力が必須だからね。」

 

 ルイズの言葉にシエスタ達も頷いた。

 

「確かにその通りですが、そのドラゴンは何処に?」

「西の方角にいます!」

「となると、西の山の方だね。準備ができたらすぐに行こう!」

 

 カービィの言葉に全員が頷き、彼等は移動を開始したのだった。 

 

 

 カービィ達は西の山に移動しており、谷を越えながら進んでいた。

 

「本当にこの場所にいるの?」

「レーダーによればいるはずなんだけど・・・。」

 

 ルイズがそう言った後、何処からか足音と飛行音が聞こえた。

 

「今の音、まさか!」

 

 カービィが音のした方を見ると、オノノクス、サザンドラ、オンバーン、カイリュー、レディアンが姿を現したのだ。

 

「皆、どうしてここに!?」

「俺達はいつの間にかここに飛ばされていたんだ。そしたらあの狩人に追いかけられていた!」

「その狩人は!?」

「バーサーク・アーチャーと聞いたが・・・。」

「やはりジャンヌ・オルタか・・・。」

 

 リザードンがそういった直後、バーサーク・アーチャーが姿を現したのだ。

 

「随分と逃げ回っているが、それもここで終わりだ!覚悟しろ!」

「あいつか!よし・・・!」

 

 ジュナイパーはそう言った後、前に出た。

 

「アンタがオノノクス達を追いかけ回している者か。」

「何者だ?」

「俺の名はジュナイパー。異世界の狩人だ。」

「異世界の狩人か・・・。邪魔をするなら容赦しない!」

 

 バーサーク・アーチャーは攻撃を繰り出すが、ジュナイパーは攻撃を躱しまくった。

 

「こいつを喰らえ!」

 

 ジュナイパーは連射をしてきたが、バーサーク・アーチャーも躱しまくった。

 

「どうやら只者じゃないみたいだな・・・。」

「お前もだ・・・。だが、この程度で倒れる私ではない!」

 

 バーサーク・アーチャーはそう言った後、攻撃を繰り出す態勢に入った。

 

「連続攻撃だ!」

「おっと!」

 

 ジュナイパーは華麗な動きで躱した後、間合いを取った。

 

(あいつの攻撃は弓矢だけか・・・。だが、今のままだとまずいぜ・・・。何か・・・、そうだ!)

 

 ジュナイパーはそう言った後、接近の態勢に入った。

 

「接近で攻めてくるつもりか。だが、それが命取りだ!」

 

 バーサーク・アーチャーが攻撃を仕掛けたその時、ジュナイパーは空を飛んだ。

 

「何!?」

「言っておくが・・・、俺の武器は弓矢だけじゃない!」

 

 ジュナイパーはそう言った後、リーフブレードを構えた。

 

「ブレードスラッシュ!」

「がはっ!!」

 

 強烈な斬撃が見事決まり、バーサーク・アーチャーは後退してしまった。

 

「さらにこいつはおまけだ!Zパワー、発動!」

 

 ジュナイパーはZクリスタルを発動させ、Z技を解放した。

 

「シャドーアローストライク!!」

 

 強烈な一撃が決まり、バーサーク・アーチャーは倒れてしまったのだ。

 

「見事だ・・・。異世界の狩人・・・。いや、ジュナイパーだったな・・・。お前の腕前は見事だったぞ・・・。」

「まあな・・・。ところでアンタの名前を聞いていなかったが・・・。」

「そうだな・・・。私の名は・・・。」

 

 バーサーク・アーチャーが言おうとするが、彼女は消滅してしまったのだ。

 

「ちぇっ。聞き損ねたな・・・。まあ、また会える日が来るかもしれないし。」

 

 ジュナイパーがそう言った後、ニトクリスが彼を抱き上げた。

 

「また会える時が来るだろう。だが、無茶をし過ぎだ。お前には私がいる事を忘れるな。」

「ああ・・・。肝に銘じておくぜ・・・。」

 

 ジュナイパーがそう言った後、レディアンが彼等に近づいた。

 

「ジュナイパーのおかげで助かったよ。けど、僕達を追いかけて来たのはバーサーク・アーチャーだけじゃないんだ。」

「バーサーク・アーチャーだけじゃない?いったい誰が?」

「それは・・・。」

 

 レディアンが言いきろうとしたその時、オノノクスが反応を察した。

 

「向こうから敵が来るぞ!」

「何!?」

 

 全員が指さす方を見ると、鎧の騎士が姿を現した。

 

「Aurrrrrrr!!!」

「やはり・・・、ランスロット、あなたでしたね。」

 

 アルトリアがそう言った後、ドールリカが何かを思い出した。

 

「そう言えば・・・、円卓の騎士達の中に裏切りの騎士がいると聞いたけど・・・、まさか!?」

「そのまさかです。」

 

 アルトリアがそう言った後、ドールリカも前に出た。

 

「あなたも戦うのですか?」

「ええ。それに事情を聞いているし、これは放っておけるわけにはいかないからね。」

「分かりました。では、協力を。」

「オッケー。」

 

 ドールリカはそう言った後、戦闘態勢に入った。

 

「さあ、行くわよ!」

 

 ドールリカの合図と同時にランスロットとの戦いが始まったのだった。




ED:Rock'n Rouge

ジュナイパーがバーサーク・アーチャーを撃破!次はドールリカ達の戦いです!

では、感想をお待ちしています!


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第18話 ゼクロムからの試練

今回はアルトリアとドールリカがランスロットに挑むだけでなく、ゼクロムからの試練にマシュ達が挑みます!

OP:カービィ!


 アルトリアとランスロットの戦いは嵐のような剣戟を繰り広げていた。

 

「やはりそう簡単にはいかないか・・・。なら、私のヨーヨーで!」

 

 ドールリカがヨーヨー攻撃を繰り出すが、ランスロットの剣技に弾かれてしまった。

 

「弾かれた!?」

「どうやら奴の剣技はかなり強力としか言いようがないだろう。ヨーヨーだと駄目だ!」

「くっ!どうすれば・・・!」

 

 ドールリカは冷や汗を流しながらそう言った。

 

「ランス、ロット・・・?」

 

 マシュはランスロットを見つめると何故だが胸がざわついて胸元で強く手を握りしめた。

 

「どうしたの?」

「いいえ、何でもありません。」

 

 カービィの言葉にマシュはそう応えた。

 

(アルトリアの動きがいつもと違う・・・。どうやらランスロットの事で迷いがあるかもしれない・・・。よし!)

 

 ドールリカはそう思った後、アルトリアの方を向いた。 

 

「アルトリア!詳しくは知らないけど、ランスロットをどうしたいの!?」

「ドールリカ・・・、私は・・・。」

 

 アルトリアがそう言った後、ドールリカが彼女の肩を叩いた。 

 

「確かに辛いことがあったかも知れない。でも、過去を振り返っても何も始まらないわ!自分の今の気持ちを正直になって!!」

「今の気持ち・・・、はっ!」

 

 アルトリアはそう言った後、ある事を思い出した。

 

(そうだった・・・。私は一度バーサーカーとなったランスロットと対峙した事がある。あの時は答えを見つけられず倒す事しか出来なかったが、今は違う。大切な人との出会いが自分を変えた。だからこそ、ランスロットと向き合って答えを出す・・・。よし!)

 

 アルトリアは決意した後、ランスロットの方を向いた。

 

「ランスロット、私はあなたを許します。」

「!?」

 

 ランスロットは驚いたが、ドールリカはアルトリアに近づいた。

 

「それがあなたの答えね。これ以上苦しませないように一刻も早く倒さないと!」

「そうですね。では、参りましょう!」

 

 アルトリアがそう言った後、ルカリオは武器を錬成し始めた。

 

「何をしているの?」

「ルカリオさんは武器を錬成する事が得意です!」

「見せてやろう!私の力を!」

 

 ルカリオは武器を錬成した後、それを投げた。

 

「受けとれ!」

「はい!」

 

 アルトリアはその武器を受け取ると、それを見て驚きを隠せなかった。

 

「こ、これはカリバーン(勝利すべき黄金の剣)!?」

「ああ。それはお前が王になるために石から引き抜いた選定の剣で、過去に失われた聖剣だった。だが、私はそのような武器も錬成する事ができるからな。」

「ありがとうございます!では・・・。」

 

 アルトリアはそう言った後、戦闘態勢に入った。

 

「ドールリカ!お前にはこの武器だ!」

 

 さらにドールリカも剣を受け取り、それを見つめた。

 

「双剣ね!よし!」

 

 アルトリアとドールリカは飛び出し、激しい攻撃を繰り広げた。

 

「今がチャンスです!」

「ここは合体技で行くわ!」

 

 アルトリアとドールリカはジャンプした後、そのままランスロットに襲い掛かった。

 

「「フォースブレイド!!」」

「Gaaaaaaaaaaa!!」

 

 アルトリアとドールリカの合体技が決まり、ランスロットは倒れてしまった。

 

「あっ!漆黒の鎧が!」

 

 カービィが指さす方を見ると、ランスロットの身を包んだ漆黒の鎧が砕け散り、消滅しながらアルトリアに向けて手を伸ばした。

 

「王、よ・・・、私、は・・・。」

 

 消滅していくランスロットにアルトリアは彼に近づいた。

 

「ランスロット、もう良いのです。あなたは十分苦しんだ・・・。あなたの罪を、許します。」

 

 その言葉にランスロットは一筋の涙を流し、静かに消滅した。

 

「この様子だと吹っ切れたみたいね。」

「ええ。ですが、今は先に進みましょう。ゼクロムに会って協力を要請する必要があります。」

「そうね。先に進みましょう!」

 

 ドールリカの言葉に全員が頷き、急いで頂上へと向かったのだった。

 

 

「やっと着いた・・・。」

 

 カービィ達は頂上に辿り着き、ゼクロムを見つけた。

 

「おお、カービィか。久しぶりだな。」

「知り合いなのですか?」

「うん!ポケモン達は僕の仲間なんだ!」

 

 マシュの言葉にカービィは笑顔で応えた。

 

「事情はこちらも把握している。私の力が必要なら協力するぞ。」

「本当!?ありがとう!」

 

 カービィの言葉にゼクロムは頷いた。

 

「だが・・・、そこの奴等は少し検査する必要がある。」

「へ!?私達ですか!?」

「そうだ!こいつ等を倒したらOKだ!」

 

 ゼクロムがそう言った後、ホログラムのポケモン達が姿を現した。

 

「気を付けて!ホログラムでもかなり手ごわいよ!」

「分かりました!参ります!」

 

 マシュ達はそう言った後、ホログラムのポケモン達に襲い掛かった。

 

「言っておくが、かなりの強敵レベルだ!油断するとやられるぞ!」

「分かりました・・・。ですが、負ける訳にはいきません!!」

 

 マシュはそう言った後、攻撃を防いで弾き返した。

 

「カービィさん達と共に戦う事を決めた!だから私は負けられない!」

 

 マシュがそう言った後、ドールリカ達も動き出した。

 

「私達だって負ける訳にはいかない!」

「たとえどんな事があろうとも・・・!」

「俺達は戦い続ける!」

 

 さらにドールリカ達はホログラムのポケモンを倒したのだ。

 

「私達も!」

「行くぞ!」

 

 さらにサーヴァント達も動き出し、ホログラムのポケモン達を倒しまくったのだ。

 

「見事だ!私も共に戦おう!」

「ありがとうございます!」

 

 マシュが一礼した後、カービィは微笑んだ。

 

「これで準備は整った!あとはジャンヌ・オルタとの戦いに挑むだけだ!」

「もちろんだ!すぐに行こう!」

 

 カービィの言葉に全員が頷き、すぐに行動を開始した。それと同時にこの特異点でのラストバトルも幕を開けようとしたのだった。




ED:Rock'n Rouge

ゼクロムを仲間にし、いよいよジャンヌ・オルタとの戦いです!果たしてどうなるのか!?

では、感想をお待ちしています!


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第19話 ジャンヌ・オルタの隠された正体

今回から決戦ですが、ジャンヌ・オルタの正体が明らかになります!

OP:カービィ


 カービィ達は空を飛びながら、オルレアンへと向かっていた。

 

「もう少しでオルレアンだよ!急いで!」

「ええ・・・。一刻も早く急ぎましょう。手遅れにならない内に・・・。」

「そうね・・・。それにしても敵は何処にいるのかしら?」

 

 ルイズがそう言った後、レーダーが反応した。

 

「レーダーが反応したわ!どうやら向こうにいるみたい!」

「よし・・・!」

 

 カービィがそう言った後、彼等は一斉に着地した。

 

「ようやく来ましたね・・・。」

「ジャンヌ・オルタ!」

 

 なんとジャンヌ・オルタが姿を現し、カービィ達は警戒態勢に入った。

 

「ここに来ているのは私だけではありません。」

「何?」

 

 ルカリオがそう言った途端、ヴラド三世、カーミラ、残りの2人のサーヴァントも姿を現した。

 

「あれは・・・、デオンとサンソン・・・!」

 

 マリーの発言にカービィ達は彼女の方を向いた。

 

「知っているのか!?」

「ええ・・・。デオンはかつて私に仕えていた者。そしてサンソンは私を処刑した張本人ですわ!」

「なるほど・・・。どうやらこれは放っておけるわけにはいかないみたいだね・・・。」

 

 ピカチュウがそう言った後、エリザベートがカーミラの方を向いていた。

 

「そしてカーミラは私の未来の姿なの。」

「カーミラが!?お前にいったい何があった!?」

「詳しくは分からないけど、余計な御世話だからね!」

 

 エリザベートの言葉にカービィが頷いた後、ピカチュウが前に出た。

 

「ピカチュウ?」

「ジャンヌ・オルタとの戦いは・・・、僕が行くよ。」

「大丈夫なの?」

「うん・・・。こうなった以上覚悟はできているつもりだからね。」

 

 ピカチュウはそう言った後、戦闘態勢に入った。

 

「さあ、行くよ!」

「かかってきなさい!」

 

 ピカチュウとジャンヌ・オルタは同時に飛び出し、激しい攻防戦を繰り広げた。

 

「なかなかやるわね!」

「そっちこそ!」

 

 2人は尻尾と旗で火花を散らした後、すぐに間合いを取った。

 

「ジャンヌ。一つだけ聞きたい事がある。」

「何?」

「君は自分の家族を覚えている?」

「・・・え?」

 

 ピカチュウの突然の質問にジャンヌ・オルタは言葉を失っていた。

 

「実は僕、君と会ってからいろいろと調べてみたんだ。それに・・・、この世界はジャンヌ・ダルクが処刑されてからまだ僅かな時しか経過していない。それなのに、何故ジャンヌが二人も存在するの?」

 

 ピカチュウの言葉にメディアはある事を思い出した。 

 

「そう言えば・・・、最初は処刑された経験があるマリーが考えたように聖女のようなジャンヌにも僅かながら憎しみの心があったからもう一人のジャンヌが生まれたのかと思っていたわ。でも、ジャンヌ自身が処刑されて死ぬまで『恨んでいない』と証言したと言っていたけど・・・。」

「そうだよ。仮に本当に彼女がジャンヌの心の闇から生まれたのなら、生前の同じ記憶があるのは当然の事だけど、彼女には『大切な家族との記憶が一切ない』。これは明らかな矛盾なんだ。」

 

 ピカチュウの言葉にカービィ達も彼の方を向いた。

 

「じゃあ、あの黒きジャンヌの正体は・・・。」

「そう・・・、『聖杯によって生み出され、憎しみの心を植え付けられたジャンヌ・ダルクと言う名の虚像な存在』だということだよ・・・!」

「だからジャンヌ・オルタという事なのか・・・!」

 

 リザードンがそう言った後、ジャンヌ・オルタは旗を落としてしまった。

 

「嘘だ・・・。私が偽物が・・・。」

「それにあなたが本物なら家族の名前を言ってください!私のお父さんとお母さんの名前を!!例え戦場の記憶が強烈であろうとただの田舎娘としての記憶の方が遥かに多いのです!!忘れるわけがない、あの牧歌的な生活を!!」

 

 さらに追い打ちとしてジャンヌが質問するが、ジャンヌ・オルタは思い出す事ができなかった。

 

「無理もないよね・・・。でも、僕は偽物でもいいと思うよ。」

「え・・・。」

 

 ピカチュウの発言にジャンヌ・オルタは彼の方を向いた。

 

「それに肉体と魂があるんだし、別の新しい自分になればいい事もあるよ。それに君は復讐以外何も知らない。だったら僕達がいろいろと教えてあげるから。」

 

 ピカチュウの言葉にジャンヌ・オルタは困惑し始めた。

 

「ふざけるな・・・!敵であるお前達と・・・。それに私は憎しみを持っているんだぞ・・・!」

「確かにそうかもしれない。けど、僕が全部受け止めてあげる。たとえどんな事があろうとも、僕は逃げないから。」

 

 ピカチュウの言葉にジャンヌ・オルタは彼の方を向いた。

 

「なら・・・、受け止めるならやってみなさい・・・。」

「もちろんそのつもりだよ。」 

 

 ジャンヌ・オルタの体から邪悪なオーラが吹き荒れ、竜の紋章が描かれた旗を広げた。

 

「さあ、行くわよ!」

 

 すると背後に旗と同じ竜の紋章が描かれた巨大な魔法陣が展開された。

 

「現れよ、我が最強の竜!!邪竜・ファヴニール!!!」

『グォオオオオオオオオオッ!!!』

 

 するとジャンヌ・オルタの合図でファヴニールが召喚されたのだ。

 

「こ、これが、ファヴニール・・・。かなり危険な相手かも知れないけど、やるしかない!」

 

 ピカチュウは立ち止まっていたが、すぐに気を引き締めた。

 

「北欧神話の邪竜だが、そんなので後退する我々ではない。そうだろ?」

「もちろん!」

 

 ピカチュウはそう言った後、ダッシュして襲いかかった。

 

「返り討ちにしてあげるわ!」

 

 ファヴニールが襲いかかろうとするが、ピカチュウはうまく回避した。

 

「ゼクロム!」

「任せろ!」

 

 さらにゼクロムの攻撃も決まり、ファヴニールはダメージを受けてしまった。

 

「やってくれるわね・・・。でも、あなた達の思い通りにはさせないわ!」

 

 ジャンヌ・オルタはそう言った後、ピカチュウに襲いかかった。

 

「喰らいなさい!」

「うわっ!」

 

 ピカチュウは飛ばされたが、すぐに体勢を立て直した。

 

「まだまだ行くわよ!」

 

 ジャンヌ・オルタの猛攻が始まり、さらにはファヴニールの攻撃も受けてしまい、大ダメージを喰らってしまったのだ。

 

「ピカチュウ!」

 

 メディアが駆けつけ、彼を抱き上げた。

 

「まだだ・・・。こんなところで死ぬわけにはいかない!」

「でも、その怪我で・・・。」

「やはりそう簡単にはいかないけど、僕はこんなところで諦めるにはいかない!ジャンヌ・オルタの闇を解放するためにも!!」

 

 ピカチュウがそう言ったその時、彼の体が光始めた。

 

「あの光・・・、どうやら覚醒したみたいだね・・・。」

 

 カービィがそう言った後、ピカチュウはメディアから離れて接近し始めた。

 

「嘘!?傷が治っていくなんて・・・!あんたは一体何者なの!?」

 

 ジャンヌ・オルタが驚いた直後、ピカチュウは翻訳機を外して戦闘体勢に入った。

 

「悪いけど、それは教えてあげることができない。でも、必ず君を救って見せる!行くよ!」

 

 ピカチュウはそう言った後、ジャンヌ・オルタに立ち向かったのだった。

 




ED:Rock'n Rouge

ピカチュウが覚醒し、ジャンヌ・オルタに立ち向かいます!果たしてその行方はどうなるのか!?

では、感想をお待ちしています!


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第20話 ジャンヌ・オルタを救え!

今回はピカチュウとジャンヌ・オルタとの戦いですが、この特異点のラスボスも姿を現します!そして第一特異点は最後の戦いに突入します!

OP:カービィ!


 覚醒したピカチュウはジャンヌ・オルタに襲い掛かり、次々と攻撃を繰り出した。

 

「こ、こいつ・・・!強くなっている・・・!」

「僕はこんなところで負ける訳にはいかないんだ!皆と共に生きる為にも・・・、世界を救う為にも・・・、そして!元の世界に帰るためにも・・・!!」

 

 ピカチュウはそう言った後、稲妻の如く移動してきた。

 

「これが・・・、僕の全力攻撃!ボルテッカー!!」

「キャアアアアアア!!」

 

 ジャンヌ・オルタは後退したが、すぐに体勢を整えた。

 

「くっ!こんなところで倒れる訳には・・・!」

 

 ジャンヌ・オルタがそう言った直後、彼女は上を見た。

 

「そこだ!」

 

 なんとゼクロムがファヴニールを攻撃しており、ファヴニールはダメージを受け続けていた。

 

「そんな・・・!こんな事って・・・!」

「これで分かったでしょ?僕達は強い絆があるからこそ、どんな敵にも立ち向かう覚悟がある。ゼクロム!お願い!」

「任せろ!」

 

 ゼクロムはそう言った後、奥義の態勢に入った。

 

「これで終わりだ!!」

 

 ゼクロムの強烈な一撃が決まり、ファヴニールは地面に墜落して消滅したのだ。

 

「ファヴニール・・・。」

 

 ジャンヌ・オルタが呆然と言ったその時、ピカチュウが彼女に近づいた。

 

「完敗ね・・・。まさかあなた達に負けるなんて・・・。」

「皆の絆があったからこそだよ。それよりもジャンヌ。僕達と一緒に行こうよ。一緒に未来を救う為に。」

 

 ピカチュウがそう言った後、ジャンヌ・オルタの憎しみや悲しみの負の感情が静かに消えていった。

 

(もしかすると・・・、ファヴニールが倒されたのかも知れないわね・・・。燃え盛る炎が雨に打たれて消えゆくように感じるけど・・・、今は彼等と共に行くのも悪くないかな・・・。)

 

 ジャンヌ・オルタがそう言った後、ピカチュウの手を触れようとした。その時だった。

 

 

「私の聖女に触れるな!!」

「うわっ!」

「ピカチュウ!?」

 

 

 なんと不気味な声と共に何者かが魔力弾を放ち、ピカチュウに当てたのだ。

 

「大丈夫!?」

「なんとか・・・。今のはいったい・・・。」

 

 ピカチュウが立ち上がると、幾重にも重ねたローブと貴金属に身を包み、眼を広く剝いた異相をした長身の男性が姿を現した。

 

「あっ!あれってジル・ド・レェだ!確かフランスの貴族軍人でジャンヌと共にオルレアン奪回を果たした英雄だが、ジャンヌの処刑により絶望し、自分の領地に住む近隣の少年を拉致して殺害した殺人鬼だと聞いたけど・・・。」

「よく御存じですね。」

「って、待って!じゃあ、もしかしてジャンヌ・オルタを作り出したのは・・・!」

「この私です!」

 

 ジルの発言にピカチュウ達は驚きを隠せなかった。

 

「ジル、待って。私は・・・。」

「さあ、行きましょう。今は逃げるべきです。」

「ちょっと!!」

 

 ジャンヌ・オルタの制止を聞かず、ジルは彼女と共に消えてしまった。

 

「消えてしまった!」

「恐らく二人はオルレアンの城へ向かったはずです!急ぎましょう!」

「けど、他の皆は!?」

 

 ピカチュウがそう言った後、カービィ達が駆けつけてきた。

 

「こっちは終わったよ!全員カードにしておいたから!」

 

 カービィがそう言った後、彼等はカードを見せた。

 

「なら、心配無用だね。ともかく急ごう!」

 

 ピカチュウの言葉に全員が頷き、城へと向かいだしたのだった。

 

 

 城の中ではジルがジャンヌ・オルタと儀式を始めようとしていた。

 

「ファヴニールは滅び、ワイバーンも数が少ない、そして召喚したサーヴァントは全滅した。ジャンヌよ、新たなサーヴァントを召喚するのです!」

「ジル・・・、私はもう戦えません。」

 

 すっかり戦意を失ったジャンヌ・オルタの姿にジルは嘆くように驚いた。

 

「なんと!?あのネズミめ・・・。こうなった以上は私一人でやるしかありません!」

 

 ジルは懐から聖杯を取り出した。その時だった。

 

 

「なるほど・・・。こういう事だったのか・・・。」

「!?」

 

 

 ジルが声のした方を見ると、ピカチュウが姿を現した。

 

「ピカチュウ!」

「どうしてここに!?」

「メタナイト達のワープ装置で移動する事に成功したんだ。しかし聖杯をジルが持っていたとは・・・。」

 

 ピカチュウはそう言った後、ジャンヌ・オルタに近づこうとした。

 

「邪魔をするな!」

 

 ジルは魔力弾を放つが、ピカチュウは次々と躱した。

 

「こいつを喰らえ!」

「ギャッ!」

 

 ピカチュウはアイアンテールでジルを殴り飛ばした。

 

「ピカチュウ!」

「今の内に!」

 

 ピカチュウの合図でジャンヌ・オルタは逃げ出した。

 

「このネズミめ・・・!こうなったら!」

 

 ジルは宝具を発動させ、不気味な魔本『螺湮城教本プレラーティーズ・スペルブック』を開いて不気味な魔力を漂わせた。すると床中に無数の不気味なモンスターが召喚されたのだ。

 

「おっと!驚くのはまだ早い!」

 

 さらにジルはモンスターと融合し、下半身が海魔となったのだ。

 

「邪魔する奴には裁きを喰らわせてやる!」

「だったら僕が倒してやる!」

 

 ピカチュウがそう言った後、ジャンヌ・オルタが戻ってきた。

 

「ジャンヌ!?なんで戻ってきたの!?」

「ピカチュウ。私はあなたに言っていないことがあるわ。」

「えっ?」

 

 ジャンヌ・オルタの言葉にピカチュウは首を傾げた。

 

「私は、聖杯で生み出されたジャンヌ・ダルクの偽物なの。だから、ジルが倒されれば当然私も消えるわ・・・。」

「消える・・・!?どういう事!?」

「元々サーヴァントは死んだ英雄が英霊の座と呼ばれる場所から聖杯の力で仮初めの肉体を得て召喚されるけど、私はジルが聖杯の力で生み出したサーヴァントとは全く別の存在であるの・・・。それに私は正規の英霊じゃないから、英霊の座に向かうことができない・・・。それなら、いっそのこと消えて無くなりたいから・・・。」

 

 ジャンヌ・オルタがそう言った直後、ピカチュウは彼女の方を向いた。

 

「だったら僕がその運命を覆して見せる!たとえ正規の英霊じゃないとしても、肉体と心があるじゃないか!必ず助けてみせる・・・!それが僕の決意だ!!」

「ピカチュウ・・・!」

 

 ピカチュウの言葉にジャンヌ・オルタは涙を流した。

 

「ほう・・・。一人であるあなたに何ができますか?」

「言っておくけど、僕は一人なんかじゃない・・・。仲間達がいる!」

 

 ピカチュウがそう言った後、カービィ達が姿を現した。

 

「早いよ、ピカチュウ!」

「ごめん・・・。けど、これで全員揃ったね。」

 

 ピカチュウはそう言った後、戦闘態勢に入った。

 

「さあ、行くよ!」

 

 ピカチュウがそう言ったと同時に、戦いが始まりを告げられたのだった。

 




ED:Rock'n Rouge

いよいよ次回でこの特異点での戦いも終わります!果たしてピカチュウは奇跡を起こす事ができるのか!?

では、感想をお待ちしています!


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第21話 光り輝く小さな稲妻の戦士

今回で第一特異点の戦いは幕を閉じます!

OP:カービィ!


 カービィ達はジルとの戦いに立ち向かい、彼の攻撃を躱しながら次々と攻撃を当てていた。

 

「アマデウス、援護をお願い!」

「任せてくれ!」

 

 アマデウスの宝具攻撃が決まり、ジルの宝具はランクダウンしたのだ。

 

「ナイス援護!そしてそのまま火炎放射だ!」

 

 リザードンの攻撃が決まり、ジルはダメージを受けてしまった。

 

「あっぢー!!」

 

 ジルの悲鳴が響き渡り、その隙にピカチュウが追い打ちをかけたのだ。

 

「ジル!君はどうしてこんな事をするんだ!」

「ジャンヌを助ける方法は一つ!貴様らを殺し、フランスを死の世界に変える事だ!!」

「ジャンヌはもうそんな事を望んでない!もう操り人形じゃないんだ!」

「貴様は私のジャンヌへの想いを愚弄するつもりかぁ!!?」

「大切な誰かを失う悲しみは分かるけど、憎しみに支配されて復讐するのは間違ってる!」

「もう許さん!貴様から殺してやる!」

 

 ジルの攻撃が決まり、ピカチュウは飛ばされてしまった。

 

「キャッチ!」

 

 だが、メディアがキャッチして着地したのだ。

 

「大丈夫!?怪我しているじゃない!」

「まだだ・・・!」

 

 ピカチュウはそう言った後、歩き始めた。

 

「貴様!そんな怪我をしてまで何故!?」

「僕はこんなところで負ける訳にはいかない・・・!ジャンヌを救う為にも、こんなところで倒れる訳にはいかないんだ!!」

「ピカチュウ・・・!もう止めて!あなたが傷つくのを見たくない!」

 

 ジャンヌ・オルタは涙を流しながらそう言った後、ピカチュウは彼女の方を向いた。

 

「大丈夫。僕は全然平気だよ。それに・・・、あきらめなければ必ず奇跡が起こる。たとえこのような状況でも、僕らは戦い続ける!」

「ピカチュウ・・・。」

 

 ジャンヌ・オルタがそう言った後、ジャンヌが彼女の肩を叩いた。

 

「彼ならきっと奇跡を起こします。信じましょう。」

「・・・ええ!」

 

 ジャンヌ・オルタがそう言った後、ピカチュウは立ち向かった。

 

「無駄だぁ!私には聖杯がある!聖杯がある限り私は無敵なのだぁ!!」

 

 ジルの言葉を聞いたルカリオが反応した。

 

「奇跡を起こすのはお前だけじゃない!私も奇跡を起こす戦士だ!」

 

 ルカリオはそう言った後、波動弾の態勢に入った。

 

「まさか蘇生波動術を!?」

「違う!それを遥に超える大技だ!受肉波動術!」

 

 ルカリオの受肉波動術が見事決まり、ジャンヌ・オルタの存在を確立させる事に成功したのだ。

 

「私が受肉するなんて・・・、これで消えることは無いですね・・・。」

「良かったね、ジャンヌ!」

「ありがとう、ルカリオ、そして・・・、ピカチュウ。」

 

 ジャンヌ・オルタがそう言った後、ピカチュウはジルの方を向いた。

 

「馬鹿な!そのような事が・・・!」

「僕達は奇跡を起こす戦士だからね。さあ、これで終わらせてあげるよ!」

 

 ピカチュウはそう言った後、Z技を発動させた。

 

「ひっさつのピカチュート!!」

 

 ピカチュウの強烈な奥義が発動され、ジルに直撃した。

 

「ギャアアアアアアア!!」

 

 ジルは大ダメージを受けてしまい、光の大爆発を起こした。すると海魔は一瞬にして全て消滅したのだ。それと同時に聖杯が転がり、マシュが回収する事に成功した。

 

「終わったか・・・。」

 

 ピカチュウが溜息をついた後、ジルが彼の方を向いた。

 

「何故だ・・・、何故、ジャンヌを助けた・・・・?」

「僕達は困っている人を放っている訳にはいかないし、大切な仲間を守りたいと思っているんだ。」

「貴様は二人の聖女を穢したいのか!?」

「そんな事はないよ!この特異点での戦いを終わらせた後、皆をプププランドに連れて行こうと思うんだ。それにジャンヌ・オルタには復讐だけでなく、無限の可能性があるんだ。これからはもう一人のジャンヌではなく、一人の女の子として生きて欲しいからね。」

 

 ピカチュウがそう言った後、ジャンヌ・オルタが彼を抱き上げた。

 

「小さいのにあなたがそんな事を言うなんてね・・・。分かったわ。あなた達と共に行動するわ。」

「ジャンヌ・オルタ・・・!」

「それに私はドラゴンポケモンに興味があるし、私だけのドラゴンポケモンを手に入れたいと思うわ。」

「そうだね。僕達も手助けするよ。」

 

 ピカチュウがそう言った後、彼はジルの方を向いた。

 

「まさか聖女に新たな未来を与えるとは・・・、だが、ピカチュウと言っていたな。ジャンヌを裏切る事は決してしないでくれ・・・。」

「大丈夫だよ!ジャンヌは守り切ってみせる!だって僕達の仲間なんだから!」

 

 ピカチュウがそう言った後、狂気が解かれたかのように安らかな表情を浮かべる。

 

「もしも、もしもあなたがあの戦争の時にジャンヌの側に居てくれたら・・・、ジャンヌは処刑される事なく幸せになれたのかも知れません・・・。あとはよろしくお願いします・・・。」

 

 ジルはそう言った後、消滅してしまったのだ。

 

「任せてよ、ジル。」

 

 ピカチュウがそう言った後、マリー達が消滅し始めた。

 

「お別れの時が来たみたいね。」

「大丈夫だよ!僕達が召喚してあげるから!」

「では、お願いね!」

 

 マリーがそう言った後、彼女達は消滅した。

 

「私達も帰りましょう。」

「うん!」

 

 カービィ達はレイシフトしてカルデアに戻り始めたのだった。

 

 

 その後、カルデアに帰還したカービィは英霊召喚を行った。その結果、マリー、アマデウス、清姫、エリザベート、ゲオルギウス、ジークフリート、マルタ、カーミラ、ヴラド三世、デオン、ジルの召還に成功したのだ。

 

「バーサーク・アーチャー、サンソン、ファントム、ランスロットは召喚する事ができなかったな。」

「ファントムとサンソンは無理かもしれないけど、バーサーク・アーチャーとランスロットはまた会える気がするかもしれないからね。」

 

 カービィの言葉に全員が頷き、彼等はマリー達を案内し始めたのだった。

 

 

 そしてその夜、ピカチュウはジャンヌ・オルタと話をしていた。

 

「あなたがいてくれたからこそ、私がこの場所にいる事ができた。本当にありがとう!」

「どういたしまして!けど、ジャンヌ・オルタじゃちょっと呼びにくいから・・・、新しい名前を付けた方がいいかもね。」

「新しい名前?」

 

 ジャンヌ・オルタがそう言った後、ピカチュウはある事を思いついた。

 

「そうだ!レティシア。これでどう?」

「ええ。これからはその名前で行くわ。よろしくね、ピカチュウ。」

「うん!」

 

 ピカチュウは笑顔で応え、レティシアとハイタッチを躱したのだった。

 

 

 その後、正式なサーヴァント契約が行われた。カービィは清姫、エリザベート、カーミラ。ピカチュウはジャンヌ、レティシア、ジル、マリー、アマデウス、デオン。リザードンはマルタ。シルヴァディはヴラド三世。ドールイサムはゲオルギウス、ジークフリートと契約を行ったのだった。




ED:Rock'n Rouge

第一特異点の戦いが終わりを告げ、ジャンヌ達も仲間になりました!

次回はポケモン達の楽園がカルデアに作られます!

では、感想をお待ちしています!


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第22話 ポケモン達の楽園

今回はポケモン達の楽園作りです!

OP:カービィ


 ある日のカルデアでは、カービィ達が話し合いをしていた。

 

「ポケモン達に作る楽園なんだけど・・・。」

「そうだな・・・。ハネッコ達を保護したのはいいが、ちゃんと彼等の憩いの場を作っておく必要があるな。」

「そうでござるが、空いているスペースがあれば・・・。」

 

 ゲッコウガがそう言った後、カービィがあることを思い付いた。

 

「確かオルガマリーがポケモン達のスペースを提供してくれたよ。今は簡易な状態だけど。」

「なら、拙者達で改造するでござる!」

「ポケモン達にも過ごしやすい環境を作らないとな!」

「だったら行動開始!」

『おう!!』

 

 カービィ達は一斉に駆け出し、ポケモン達の部屋に向かい始めたのだった。

 

 

 それから翌日、マシュ達はポケモン達の部屋に向かっていた。

 

「カービィが仲間達と共にポケモン達の部屋を改造したと聞きましたが・・・。」

「一体どんな部屋を作ったのかしら?」

「さあ・・・。」

 

 マシュがそう返したその時、ポケモン達の部屋の前に着いた。

 

「開けてみます。」

 

 アルトリアが扉を開けると、そこは前とは違い、南国の景色が広がっていた。

 

「前と全然違う・・・。」

「しかも楽園のような雰囲気となっているわ!」

「どれだけ改造したのよ・・・。」

 

 オルガマリーがそう言った後、カービィが姿を現した。

 

「カービィ!まさかあなた達でここまでやるなんて凄いじゃない!」

「皆で力を合わせたからね。」

 

 カービィがそう言った後、中央を指差した。そこは大きな木が立っていた。

 

「この木はポケマメの木。ポケモン達の好物であるポケマメがたくさんなるんだ。」

「ポケマメですか。私達も食べれますか?」

「食べれるけど食い意地張るのはよそうよ・・・。」

 

 カービィが苦笑いした後、マシュが木の実を見つけた。

 

「木の実も栽培しているのですね。」

「ああ。食料不足の為に木の実も栽培しているからね。」

 

 カービィがそう言った後、アルトリア達が色々な木の実を見た。

 

「見たことのない木の実がたくさんある・・・。」

「僕達の世界の木の実さ。マトマの実、モモンの実、ヒメリの実等あるからね。」

「因みに味で分類しているよ。辛い、渋い、甘い、苦い、酸っぱい、混合という風に。」

 

 ピカチュウが指差す方を見ると、分類を示す看板があった。

 

「確かにそれなら分かりやすいな。」

「まあね。あとは料理の材料に使われたりするけど、マトマパスタやマーボービスナ、リンドサラダとかがあるんだ。」

 

 カービィがそう言った後、アルトリアがモモンの実を食べていた。

 

「相変わらず食い意地を張っているな・・・。」

「いいじゃないですか。」

「じゃあ、次行くよ。」

 

 カービィがそう言った後、彼等は次の場所に移動し始めた。

 

 

 次についた場所は洞窟だった。

 

「ここでは石とか金の玉とかいろいろ採掘されるんだ。あと化石も出てくるからね。」

「化石も出てくるのですか?」

「そうだよ。あっ、ハネッコが何かを持ってきた。」

 

 カービィがそう言った後、ハネッコは化石を見せた。

 

「化石見つけたよ!羽の化石。」

「よし!化石復元マシン用意!」

 

 カービィの合図でリザードンが光線を化石に浴びせた。すると化石はアーケンに変わったのだ。

 

「オイラアーケン!よろしく!」

「凄い!こんな技術もあるのですね!」

「僕達の世界ではこういう技術もあるからね。」

 

 カービィがそう言った後、アーケンがアルトリアに近づいた。

 

「この子、とてもかわいいですね。」

「そう言われると嬉しいな。オイラ、アルトリアの姉ちゃんのパートナーになるよ。」

「では、よろしくお願いします。」

 

 アルトリアはそう言ったと、アーケンを抱き上げた。

 

「いいな・・・。アルトリアがポケモンを手に入れて・・・。」

「この先いろいろなポケモンがいるから会ったらどうするか考えようよ。」

 

 カービィがそう言った後、オタチ達がアスレチックで遊んでいた。

 

「ここはアスレチック。ポケモン達の為の訓練場だよ。」

「設備が最新でとてもいいわね。」

「ポケモン達も楽しそうで動いているし。」

「あとは温泉だけだね。」

「温泉?この部屋にあるの?」

「向こうだよ。」

 

 カービィが指さす方を見ると、オノノクス達が温泉に入っていた。

 

「よっ!お前等も来ていたのか!」

「オノノクス。けどこれってポケモン達の温泉なの?」

「そうだよ。因みに僕も入っているけど。」

 

 カービィがそう言った後、オルガマリーが彼の肩を掴んだ。

 

「な、何!?」

「アンタ達ばかりずるいわよ!私達にも温泉入れるようにしなさいよ!」

「分かっているけどさ。空いているスペースや水道などはどうするの?」

「それは既に考え済みよ。」

 

 オルガマリーはそう言った後、図面を見せた。

 

「オッケー。何とかやってみるね。」

「お願いね!」

 

 カービィは頷いた後、ピカチュウ達と共に急いで作業に向かった。

 

「我々も手伝いに行くか?」

「そうだな。」

 

 さらにエミヤ達も後に続いたのだった。

 

 

 その後、作業はわずか30分で速攻に完成し、その夜はオルガマリー達が温泉に入っていた。

 

「ふう・・・。やはり温泉があるっていいものね・・・。」

「はい・・・。けど、カービィさん達には感謝しないといけませんね・・・。」

「そうね・・・。男子の方も既に完成しているからね。それに・・・。」

「それに?」

「カルデアの外の景色もなかなか悪くないわね・・・。」

 

 オルガマリーは窓の外に移る景色を見ながらそう言い、マシュ達も頷いたのだった。

 

 

 一方、別の特異点では一人の少年が歩いていた。

 

「ここは異常なしか・・・。しかし奴等のやることはあまりにも酷すぎるだろう。それよりもあの戦士達が気になるが、今は自分のやるべき事に集中だ。」

 

 少年はそう言った後、その場から去ったのだった。




ED:Rock'n Rouge

カービィ達のおかげでポケモン達の楽園が誕生しました!さらにマシュ達の温泉も作られましたが。

最後に出た少年は次章で本格的に登場します!では、第二特異点の予告です!

予告

第二特異点であるセプテムに着いたカービィ達。そこにはネロ・クラディウスがいた。

ネロ「余はネロ・クラディウスだ。」

ドールリカ「この人が・・・、ネロ・クラディウス・・・。」

襲い掛かる新たなサーヴァント!

ダレイオス三世「グオオオオオオオオオ!!」

カエサル「行くぞ!」

カリギュラ「ネロォォォォォォ!!」

レフとの決戦!

レフ「貴様ら如きが邪魔をするな!!」

カービィ「僕は君を許さない!!」

そして・・・、立ちはだかる謎の少年!

「君はポケモン達と共に戦う覚悟を秘めているのか・・・。だが、この僕には敵うはずがない!」

カービィ「それはやってみなきゃ分からないよ!」

BGM:ハートは戻らない

カービィ「僕は君を守ってみせる!」

ドールリカ「あなたの好き勝手にはさせない!」

ルイズ「本気で怒ったからね!」

マシュ「援護します!」

ネロ「さあ、宴の始まりだ!」

ブーディカ「お姉さんに任せて!」

エルメロイ二世「貴様等の実力、見せてもらおう!」

メタナイト「あの少年は危険すぎるな・・・。」

第二特異点の激闘が幕を開ける!

ドールリカ「喰らえ!これが私の全力だ!」

ドッゴーン

第二特異点 永続狂気帝国 セプテム、明日スタート!


では、感想をお待ちしています!


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第二特異点 永続狂気帝国 セプテム 第23話 第二特異点への旅立ち

今回から第二特異点スタートです!

OP:カービィ!


 ある日の朝、カービィはベッドから目覚めた。

 

「ん・・・。」

 

 カービィが隣を見ると、ルイズがすでに起きていた。

 

「おはよう、ルイズ。」

「おはよう、カービィ。」

 

 カービィは向こうを見ると、清姫と頼光が宙吊りとなっていた。

 

「ど、どうなっているの!?」

「ああ、あれね。いつもカービィの部屋に入ってくるからトラップを仕掛けたの。まさか引っ掛かるなんてね・・・。」

「ハハハ・・・。」

 

 カービィが苦笑いしたあと、ルイズは罠を解除した。

 

「納得いきません!旦那様と結ばれるのは私です!」

「貴方達にはまだ早いです。当分私がお世話をします。」

「私のパートナーなんだから手を出さないで!」

「貧乳でよく言えますね?」

「なんですって!?それはアンタも同じでしょーが!!」

 

 ルイズ達は大喧嘩してしまい、カービィはため息をついたのだった。

 

 

「なるほど。意外に苦労しているみたいだな。」

 

 その後、食堂ではカービィの話にリザードン達は納得の表情をしていた。

 

「もう大変だよ・・・。いつになったら仲良くできるのかな・・・。」

「あの有り様じゃ無理だって・・・。」

 

 クー・フーリンがそう言った後、アルトリアは山盛りの料理を持ってきてテーブルに着いた。

 

「相変わらずだな・・・。」

「ええ。特にマトマパスタが美味しそうなので。」

「人気があるからね・・・。」

 

 カービィがそう言ったその時、オルガマリーが駆けつけてきた。

 

「どうしたの?」

「第二特異点の準備ができたわ。朝食を食べたら集まってね!」

 

 オルガマリーの言葉にカービィ達は頷き、急いで朝食を食べたのだった。

 

 

 カービィ達はレイシフト部屋に着くと、そこにはオルガマリー達がいた。

 

「全員揃っているわね。今回の特異点はセプテム。古代ローマの世界となっているわ。」

「古代ローマか・・・。確かあそこはパクス・ロマーナの時代だからね。」

 

 ドールイズミの言葉に全員が頷いた。

 

「さらにこの特異点にもポケモンがいることが分かったの。でも、最近ではそれを回収して自分のものにする組織も出てきているわ。」

「その組織って?」

「詳しくは分からないけど、また何かあったら調べるわ。」

 

 オルガマリーはそう言った後、出動メンバーを見始めた。

 

「今回の出動メンバーは・・・。カービィ、マシュ、頼光、ピカチュウ、ジャンヌ、ゲッコウガ、巴御前、リザードン、マルタ、ルカリオ、クレオパトラ、ジュナイパー、ニトクリス、シルヴァディ、武蔵、ドールリカ、イシュタル、ドールイズミ、パールヴァティー、ドールイサム、クー・フーリン、チコリータ、ヒノアラシ、ワニノコ、ニャビー、ルガルガン、メタナイト、レディアン、ルイズ、シエスタ、ティファニア、エーコ、以上よ。」

 

 オルガマリーの言葉に全員が頷いた。

 

「俺もいよいよ特異点の戦いに赴くのか・・・。その分しっかりしないとな!」

 

 ルガルガンはそう言った後、戦闘態勢に入った。

 

「じゃあ、準備をして!」

 

 オルガマリーはそう言った後、カービィ達をコフィンに誘導した。

 

「そうだ!レイシフトの前に渡す物があるんだ!」

「渡す物?」

「これさ。」

 

 ダ・ヴィンチはそう言った後、カービィにミニチュアの戦艦を渡した。

 

「これは戦艦『スターシップ』。それを投げたら戦艦サイズの大きさになる優れものだよ。」

「そうなんだ。開発してくれてありがとう。」

「どういたしまして。さっ、頑張ってね!」

「うん!」

 

 カービィ達は一斉にコフィンの中に入り、そのままレイシフトされたのだった。

 

 

 第二特異点に着いたカービィ達は辺りを見回していた。

 

「どうやらここは一世紀のヨーロッパみたいだね。」

「綺麗な青空と白い雲、そして草原が広がっているな・・・。」

「僕達の世界もそうだけど・・・。ん?」

 

 カービィが空を見ると、謎の大きな光の輪が浮かんでいた。

 

「あの光の輪・・・。そう言えば、前の特異点でもそれが浮かんでいました!」

「いずれも調査する必要があるが・・・。」

 

 メタナイトがそう言った直後、声が聞こえた。

 

「この声・・・、戦いの声だ!」

 

 メタナイトが向こうを見ると、片方は大部隊でもう片方はきわめて少数の舞台で戦っていた。

 

「一方的だが・・・、ん?」

 

 メタナイトが向こうを見ると、なんとアルトリアに似ている少女がいたのだ。

 

「アルトリア!?いや、違う。顔つきや髪が似ているが、似た者同士としか言いようがないな。」

「ともかく助けに向かおう!」

「そうだな。攻撃開始だ!」

『おう!!』

 

 メタナイトの合図でカービィ達は動き出し、兵士達を次々と倒しまくった。

 

「これで全部か・・・。」

 

 リザードンがそう言った後、大部隊は撤退した。

 

「剣を納めよ、勝負あった!」

 

 少女はそう言った後、カービィ達の方を向いた。

 

「貴公等は首都からの援軍か?すっかり首都は封鎖されていると思ったが・・・、まあ良い、褒めてつかわすぞ。」

「僕達はただの通りすがりだよ。」

「通りすがりだと?通りすがりにしては妙な力を使うな・・・。」

「魔術師もいるけど、特殊な力を持っているからね・・・。」

 

 カービィの言葉にピカチュウ達も頷いた。

 

「ともあれ、この勝利は余とお前たちのもの。全ては首都ローマへ戻ってからのことだ。では、遠慮なく付いてくるがいい!」

「そうするしかないね・・・。」

「うん・・・。」

 

 カービィ達は謎の少女に仕切られながらも一緒についていくことになり、首都ローマに向かうことになったのだった。

 

 

 一方、丘の上では少年が様子を見ていた。

 

「やっと彼等も来たか・・・。だが、彼等がエルスによって選ばれた10人だとは思えないな・・・。だが、オルガマリーを助けたのは感謝しないとな・・・。」

 

 少年はそう言った後、モンスターボールを見つめた。

 

「しかしこの特異点にもポケモンがいるとは予想外だった・・・。けど、こんな事もあろうかと自らのポケモンを用意した甲斐がある・・・。ポケモンの回収は彼等に任せるが、僕はやるべき事をしなければならない・・・。カルデアに害をなすあの男に制裁を加える為に・・・。」

 

 少年はそう言った後、その場から去ったのだった。

 




ED:ハートは戻らない

第二特異点が始まりましたが、カービィ達は謎の少女と出会いました。

さらに少年も行動を開始しましたが、カービィ達と出会える時はあるのか?

では、感想をお待ちしています!


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第24話 薔薇の皇帝とドールナイト

今回はカリギュラとの戦いです!

OP:カービィ!


 カービィ達はローマに向かう途中、ドールリカは少女をじっと見ていた。

 

「うーん・・・。」

「どうしたの、ドールリカ?」

「いや・・・。よく見るとアルトリアと似ている気がするんだよね・・・。」

 

 ドールリカの発言に少女は反応した。

 

「アルトリア?無礼な!余はアルトリアなどではないぞ!」

「ごめん・・・。よく似た仲間がいるからね・・・。これがその証拠。」

 

 ドールリカはそう言った後、アルトリアのカードを見せた。

 

「おお!確かに余とよく似ておるの!顔の形や髪や目の形など特に!目の色は違うが確かに見間違えても無理はないの!」

「他にも決定的な違いがあるぜ。胸が小さい・・・。」

「馬鹿!それは禁句・・・!」

「あ・・・。」

 

 クー・フーリンは気付くがすでに遅し。するとドールリカが持っていたカードからアルトリアが姿を現したのだ。

 

「ゲッ!」

「よくも言いましたね・・・。エクスカリバー!!」

「ぐはあああああ!!」

 

 クー・フーリンは倒れてしまい、カービィ達が彼に駆け寄った。

 

「うわ・・・。そうなるのも無理ないよね・・・。」

「まったく・・・。ん?」

 

 アルトリアは少女の方を向き、その姿に驚きを隠せなかった。

 

「うわっ!私と同じじゃないですか!!」

「なるほど。この者がアルトリアか。余はネロ!ネロ・クラウディウスであるぞ!」

「ネロ・クラウディウス・・・。ローマ皇帝の!」

「いかにも!」

 

 ネロがそう言った直後、カービィが敵の反応に気付いた。

 

「敵が来るよ!」

「今度は誰?」

 

 ドールリカ達が向こうを見ると、両目が黒く染まった屈強な男だった。

 

「我が、愛しき、妹の子、よ」

「伯父上!?」

 

 男の登場にネロは驚きを隠せなかった。

 

「いや、いいや、今は敢えてこう呼ぼう。如何なる理由かさ迷い出でて、連合に与する愚か者!カリギュラ!!」

「カリギュラ!?そんなまさか!?」

「何処かで聞いた事があるが・・・、今は戦いに集中しないと!」

 

 ドールリカはそう言った後、戦闘態勢に入った。

 

「攻撃開始!」

『おう!!』

 

 カービィ達は一斉に襲い掛かり、カリギュラは次々と攻撃を受け流した。

 

「大丈夫か!?」

「心配しないで!あの人があなたの伯父さんなら、姪っ子が伯父さんを倒すなんて悲しい事はさせないから!」

 

 ドールリカはそう言った後、ヨーヨーで縛り上げようとした。

 

「させるか!」

 

 だが、カリギュラは攻撃を躱した。すると彼はドールリカに接近した。

 

「ふん!」

「ぐはっ!!」

 

 ドールリカは殴り飛ばされ、地面を引きずった。

 

「ドールリカ!」

「大丈夫・・・。このくらい!」

 

 ドールリカは立ち上がった後、戦闘態勢に入った。

 

「まだやる気か!?」

「当然!この程度で私は倒れないからね!」

 

 ドールリカはそう言った後、接近体勢に入った。

 

「まさか格闘術で挑むのか!?」

「こうするしか方法はないからね!」

 

 ドールリカはそう言った後、走りながらカリギュラに襲い掛かった。

 

「させるか!!」

 

 カリギュラは攻撃をしようとするが、ドールリカは躱した。

 

「何!?」

「グランドアッパー!!」

 

 ドールリカのアッパーが決まり、カリギュラは地面に激突した。

 

「チッ!ドールリカと言ったな。この屈辱は忘れないぞ!!」

 

 カリギュラはそう言った後、その場から姿を消したのだった。

 

「逃げられたか。」

「だが、奴はまた出てくるだろう・・・。」

 

 メタナイトがそう言った後、ネロはドールリカに近づいた。

 

「大丈夫か!?」

「全然平気よ。」

「まったく・・・。無茶をするな・・・。」

 

 ネロがそう言った後、ドールリカは立ち上がった。

 

「さっ、ローマに行こうか。」

 

 ドールリカの言葉に全員が頷き、ローマへと向かったのだった。

 

 

 カービィ達はローマに辿り着き、景色に心を奪われていた。

 

「見るがよい、しかして感動に打ち震えるのだっ!これが余の都、童女でさえ讃える華の帝政である!」

「ここがローマ・・・。凄い・・・!」

 

 カービィ達が驚いている中、ネロは彼等に林檎を渡した。

 

「ほれ、それを食うのだ。」

「ありがとう!」

 

 カービィはそう言った後、林檎を食べた。

 

「結構おいしいです!」

「いい味ですね。」

「それは良かった。余はその方らが気に入った。お主も少女達も正直者である事はわかるのだ。」

「確かにあまりにもおかしすぎて理解は難しいからね・・・。」

 

 ドールリカの言葉に全員が頷いた。

 

「済まぬが館で事情を話す。着いてきてくれるか?」

「そうするよ。」

 

 カービィがそう言った後、彼等は館に移動したのだった。

 

 

 館ではカービィ達がネロの話を聞いていた。

 

「平和なローマに突如、余以外の複数の『皇帝』が現れた連合軍。『連合ローマ帝国』がこのローマ帝国の半分を奪ったのだ。」

「先程現れたカリギュラもその一人か・・・。この時代だと既に死んでいるという事は・・・、サーヴァントという事か。」

 

 ルカリオの言葉に全員が頷いた。

 

「フランスでの特異点のように、誰かが聖杯を手にして皇帝をサーヴァントとして召喚している可能性が高い。それに連合軍を防ごうにもネロの今ある軍を総動員しても抑えきれていないからな。」

「その通りだ。最早、余一人の力では事態を打破することは出来ない。」

「そういう事なら俺達も協力するぜ!」

 

 リザードンの言葉にネロは彼等の方を向いた。

 

「本当か?」

「もちろんだ。それに話を聞いた以上俺達は黙っている訳にはいかないからな。」

「僕も助太刀するよ!」

「感謝する!」

 

 ネロがそう言った後、ドールリカは彼女の方を向いた。

 

「連合には他にも戦力がいるの?」

「ふむ・・・。連合には巨大な魔術を操る輩がいると聞いた。兵たちの噂ではあるが、最前線で姿を見かけたとか。」

「巨大な魔術・・・。もしかするとレフの可能性が高いわね。」

 

 ルイズの言葉にカービィも頷いた。

 

「あのような魔術を使えるのはレフぐらいしかいないからね。」

「もしそれが本当なら倒さないと!カルデアを崩壊直前まで追い込み、オルガマリーを爆死させ、マスター候補生を仮死状態に追い込み、大勢のカルデアの職員の命を奪った罪を償う為にも!」

 

 ルイズの言葉にカービィ達が頷いたその時、首都に攻めてくる連合軍の残党が攻めてきたのだ。

 

「残党か・・・。行くぞ!」

『おう!!』

 

 カービィ達は急いで出動し、連合軍の残党を倒しに向かい始めた。

 

 

 カービィ達は連合軍の残党を蹴散らしまくり、最後の一人を倒し終えた。

 

「これで残党は倒した。これからどうするんだ?」

「ガリアに向かうぞ。そこはこの戦争の重要な最前線である。しかも敵サーヴァントがいる可能性が充分に考えられ、必然的にお主達の力が必要となるぞ。」

「分かった!その時は僕達に任せて!」

「期待しているぞ。」

 

 ネロの言葉にカービィ達は頷き、彼等は館に帰り始めたのだった。




ED:ハートは戻らない

ドールリカの活躍でカリギュラを撃退しましたが、彼はしつこいですからね・・・。

次回はガリアでの話です!

では、感想をお待ちしています!


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第25話 母のぬくもり

今回はブーディカ達との出会いです!

OP:カービィ!


 カービィ達はガリアに向かっており、馬を使って移動していた。アルトリアは用事の為、一旦カルデアに戻ったのだ。

 

「取り敢えず今のところは大丈夫だね。」

「ええ。敵も来なくてとりあえずは大丈夫ね。」

 

 ルイズがそう言った後、彼女達はガリアに到着した。

 

「着いた!ここがガリアね!」

 

 ルイズの言葉に全員が頷いた直後、ネロは皇帝として兵士たちに言葉を送って鼓舞し始めた。

 

「戦いはまだまだ続く!だが、我等がいる限りこの戦いに勝てるチャンスがあるぞ!」

 

 ネロの言葉は兵士たちの士気を高めていた。

 

「さすがはカリスマ皇帝ね・・・。ん?サーヴァント?」

 

 ドールリカがそう言った後、 一人は赤い髪をした綺麗な女性のサーヴァントで、もう一人は灰色の屈強で大きな肉体を持つ男性のサーヴァントの2人が出てきた。

 

「君達がマスターのようね。サーヴァントも多くいるけど・・・。私達は味方だから。」

「そう・・・。あなたは?」

「私はブーディカ。ガリア遠征軍の将軍を努めているわ。」

「ブリタニアの元女王ですね。」

「そういう事。で、こちらが・・・。」

 

 ブーディカがそう言った後、男は前に出た。

 

「戦場に招かれた闘士がまた増えたか。喜ぶがいい、此処は無数の圧殺者に見ちた戦いの園だ。あまねく強者、圧制者が集う巨大な悪逆が迫っている。反逆の時だ。さあ共に戦おう。比類なき圧政に抗う者よ。」

「その喋り方・・・、スパルタクスでござるな。」

「正解だよ。彼は共に戦う事を喜んでいるからね。」

 

 ブーディカがそう言った後、スパルタクスはアストルフォの方を向いた。

 

「おお!黒のライダーか!」

「赤のバーサーカー!こんなところで出会うなんて・・・。」

「そうか。アストルフォから話を聞いたけど、スパルタクスとは別の世界で出会っていたからな。」

 

 ドールイサムが納得の表情をした後、彼等は前に出た。

 

「俺はドールイサム。よろしくな!」

「ドールリカよ。」

「ドールイズミ。」

「僕はカービィ!」

「ピカチュウだよ。」

「拙者はゲッコウガと申す。」

「リザードンだ。」

「私はルカリオ。」

「ジュナイパーだ。」

「シルヴァディだ。よろしくな!」

 

 そして互いの自己紹介が終わり、ドールリカが代表して聖杯について話し始めた。

 

 

「なるほど・・・。だったら私達も協力するわ!」

「共に戦おう!反逆者達よ!」

 

 ブーディカ達も協力する事になったが、彼女はある提案を出した。

 

「まだあなた達の力を知らないから勝負してくれないかな?」

「分かったわ。なら、ここは私達で勝負するから!」

 

 ドールリカとドールイズミは前に出た後、戦闘態勢に入った。

 

「君達マスターが相手ね。さっ、始めましょう!」

 

 4人は同時に飛び出し、激しい戦いを繰り広げ始めた。

 

「僕達はどうする?」

「観戦するしかないだろ?」

「そうだね・・・。」

 

 カービィはそう言った後、戦いを見つめたのだった。

 

 

 そして戦いが終わり、ブーディカとスパルタクスはドールリカとドールイズミの実力に満足していた。

 

「お見事ね。」

 

 ブーディカはそう言った後、満足そうに笑みを浮かべながらカービィ達の傍にいるマシュをジッと見ると何かに気付いた。

 

「よく見たら、そーいうことか。あんた、それならそうって言ってくれればいいのに!」

「はい??」

「色々複雑なコトになってるんだねぇ。こっちだって・・・、あ、それによく見たらめんこいねえ!」

「え?」

「こっちおいで、ほら。よしよし。」

 

 ブーディカは満面の笑みを浮かべながらマシュを抱き寄せ、まるで自分の子供をあやすように頭を撫でていく。

 

「あっーーな、なんでしょうかブーディカ、その、わぷっ・・・。」

「あたしにはあんたは妹みたいなもんだ。『あんたたち』は、かな。よしよし。」

 

 ブーディカはマシュにある『何か』の正体に気付いて愛おしそうに抱きしめており、マシュはブーディカの温もりに力が抜けてそのまま甘えるようにギュッと抱きしめた。

 

「まるで親子みたいだけど、子煩悩な母親だね・・・。」

 

 ピカチュウがそう言った後、ブーディカは彼に気付いた。

 

「ほら、ピカチュウも。」

「ええっ!?」

「いいからいいから。」

「うわっ!」

 

 ピカチュウも抱きしめられてしまい、温もりに陥落してしまった。

 

「お、俺達もそうなるのか・・・?」

「関わらない方が・・・。」

 

 リザードン達が去ろうとしたが、ブーディカにカービィが狙いを定められた。

 

「逃げることないじゃないか、ほーら。よしよーし。」

「うわっ!」

 

 さらにカービィまでも抱きしめられて頭を撫でられたのだ。

 

「ちょっと。それは私の役目ですが・・・。」

「そんな問題じゃないでしょ!」

 

 ルイズがツッコミを入れた直後、彼女までブーディカに捕まってしまった。

 

「キャッ!」

「うわっ!」

「ちょっと!」

 

 さらにドールリカ、ドールイズミも捕まえられてしまったのだ。

 

「母は強しだな・・・。」

「ああ・・・。」

 

 この光景を見ていたリザードン達は呆れた表情で見たのだった。

 

 

 その後、解放されたカービィ達はガリア奪還に向けて作戦を取っていた。

 

「ガリアには敵サーヴァントがいる事が判明された。その名前を調べてみたが・・・、カエサルという奴だ。」

「カエサル・・・。」

 

 メタナイトの発言にクレオパトラはある事を思い出した。

 

「心当たりはあるのか?」

「ええ・・・。生前愛人関係となっている男です。」

「そう言えばそうだったな・・・。だが、いずれにしても戦う必要はあるだろう。」

 

 ルカリオの言葉にクレオパトラも頷いた。

 

「ええ。こうなった以上はやるしか方法はありません。たとえどのような事があろうとも!」

「よし!」

 

 ルカリオはそう言った後、立ち上がった。

 

「カエサルについては私が立ち向かう!」

「大丈夫か!?」

「心配するな。彼の実力さえ分かれば十分だ。」

 

 ルカリオはそう言った後、格闘の構えを取った。

 

「分かった!カエサルはルカリオとクレオパトラに任せる。他は敵兵達を倒してくれ。」

「オッケー!」

「任せて!」

「決まったようだな。すぐに行くぞ!」

『おう!!』

 

 ネロの合図で彼女達は行動を開始したのだった。




ED:ハートは戻らない

母は強しですからね・・・。まあ、このような光景を見れば無理ないと思いますが・・・。

では、感想をお待ちしています!


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第26話 ルカリオVSカエサル

今回はルカリオとカエサルの戦い!果たして勝つのは!?

OP:カービィ!


 カービィ達はガリアに赴いているが、彼等はエアライドに乗り、他は馬で移動していた。

 

「敵の数は大体3万よ。」

「よし!突撃開始だ!」

 

 メタナイトの合図で突撃が始まり、リザードンは炎を吐く体勢に入った。

 

「喰らいやがれ!!」

 

 リザードンの炎攻撃が決まり、兵士達は黒焦げになってしまった。

 

「今度はこいつでござる!」

 

 さらにゲッコウガの斬撃も決まり、兵士達は倒れてしまった。

 

「今度は魔物だ!」

「よし!ストーンエッジ!」

 

 ルガルガンの技が決まり、ストーンエッジで魔物達も倒されてしまった。

 

「見事だ!そのまま突き進むぞ!」

『おう!!』

 

 ネロの合図で攻撃が始まり、連合軍は次々と逃げ出していた。

 

「今がチャンスだ!突っ込め!!」

 

 メタナイトの合図でルカリオ達は急いで駆け出したのだった。

 

 

 ルカリオ達がサーヴァントの元に辿り着くと、そこにはカエサルがいたのだ。

 

「こいつがカエサル・・・!けど、なんか太っているのが気になるが・・・。」

 

 ルカリオがそう言った直後、カエサルが彼等の方を向いた。

 

「待ちくたびれたぞ。一体、いつまで待たせるつもりか。しかし、だ。どうやら私が退屈をするだけの価値はあったぞ。」

「まさかネロの美しさなのか!?」

「そうだ。その美しさは世界の至宝でありローマに相応しい。我らの愛しきローマを継ぐ者よ。名前は何と言ったかな?」

 

 カエサルがそう言った後、ネロは前に出た。

 

「余は、ローマ帝国第五大皇帝。ネロ・クラウディウスこそが余の名である。貴様を討つ者だ!」

「良い名乗りだ。そうでなくては面白くもない。そこの客将よ。遠い異国からよく参った。貴様達も名乗るがいい。」

 

 カエサルの言葉にルカリオは前に出た。

 

「私はルカリオ!マスターの一人だ!私も貴様を倒しに来た者だ!!行くぞ!!」

 

 ルカリオはそう言った後、戦闘態勢に入った。

 

「面白い・・・。ん?」

 

 カエサルは向こうを見ると、クレオパトラがいたのだ。

 

「カエサル様・・・!」

「おお!クレオパトラか!久しぶりだな!」

「はい・・・。お元気そうで何よりですが、あなたもサーヴァントとして復活されたのですね。」

「そうだ。で、マスターは?」

「こちらです。」

 

 クレオパトラはルカリオを指差した。

 

「なるほど・・・。ルカリオとやら。聖杯については私を倒せたら教えてやろう。だがその前に、ここまで来られた褒美だ。我が黄金剣、黄の死(クロケア・モース)を味わえ!」

 

 カエサルの宝具攻撃が襲い掛かったが、ルカリオはすぐに躱した。

 

「そんな攻撃は効くか!」

「なかなかやるな・・・。だが、いくら貴様でもこの私には勝てない!」

「それはやってみなければ分からない・・・。行くぞ!!」

 

 ルカリオとカエサルは如意棒と剣を交え、火花を散らしながら戦い始めた。

 

「カエサルはローマの前皇帝の一人だからな・・・。奴と互角に戦えるとは・・・。余もローマを守る為にこんなところで立ち止まるわけにはいかないな。」

 

 ネロは原初の火を構えて戦闘態勢に入った。

 

「ほう、どうやらかなりの場を超えているようだな。美しい少女たちを従えているお前の勇気と強さに感嘆したぞ。」

「いや、仲間だ。」

「褒美に一つ教えてやろう。聖杯なるものは、我が連合帝国首都の城にある。正確には宮廷魔術師を務める男が所有しているな。」

「その魔術師とは?」

「できんな、貴様への褒美は終わりだ。これ以上くれてやる道理はない」

「なら、貴様を倒すのみだ!」

 

 ルカリオはそう言った後、連続攻撃でカエサルにダメージを与えた。

 

「私をここまで熱くさせるとは見事だ!だが、これで終わらせてやる!」

 

 カエサルは本気で襲い掛かり、ルカリオは後退し始めた。

 

「くっ!本気で攻めて来たか!クレオパトラ!」

「はい!」

 

 クレオパトラはそう言った後、戦闘態勢に入った。

 

「カエサル様!いい加減にしてください!これ以上仲間を傷つけるなら容赦しません!」

「悪いがそれはできない・・・。あの御方からの命令だからな・・・。」

「あの御方とは誰なのか気になるが、こんなところで倒れる訳にはいかない!」

 

 ルカリオはそう言った後、攻撃を弾き返した。

 

「ここからは私も全力で行くぞ!メガ進化!!」

 

 ルカリオはメガ進化を発動させ、メガルカリオの姿になった。

 

「何!?姿を変えただと!?」

「ここからは私の戦いだ!行くぞ!!」

 

 メガルカリオはそう言った後、カエサルに接近した。

 

「そこだ!」

「うごっ!」

 

 攻撃が見事決まり、カエサルは飛ばされた。

 

「クレオパトラ!」

「はい!」

 

 さらにクレオパトラの蹴りも決まり、カエサルは膝をついてしまった。

 

「今がチャンスです!」

「よし!最後の一撃を喰らわせてやる!」

 

 ルカリオはそう言った後、強烈なパンチの態勢に入った。

 

「喰らえ!!爆裂拳!!」

 

 ルカリオのパンチが決まった直後、ネロが駆けだした。

 

「止めは余がやる!覚悟!」

 

 そしてネロの一撃が決まり、カエサルは倒れてしまった。

 

「見事だ・・・。それでこそ、ローマ皇帝だ!」

 

 カエサルがそう言った後、クレオパトラは彼に近づいた。

 

「カエサル様。」

「美しい女たちに負けるのも悪くない。そも、俺が一卒兵の真似事をするのは無理がある。まったく、あの御方には困ったものだ。」

「あの御方とは?」

「そうだ。当代の正しき皇帝よ。連合首都であの御方は貴様の訪れを待っているだろう。正確には皇帝ではない私だが、まあ、死した歴代皇帝さえも逆らえん御方だ。その名と姿を目にした時、貴様はどんな顔をするだろうか。楽しみだ。」

「どうやらネロと関わりのある人物みたいね。」

 

 ドールリカがそう言った後、カエサルはルカリオの方を向いた。

 

「ルカリオよ。お前の一撃はとても見事だ。また今度手合わせを使用ではないか。」

「ああ。こちらこそよろしく頼む。」

 

 ルカリオがそう言った後、ネロは不安な表情を浮かべていた。それを察したドールリカは守るように前に出た。

 

「ならば私が守ってみせるわ!たとえどのような事ああろうとも・・・、絶対に!!」

「ほう!少女にしてはやるではないか!で、貴殿は?」

「ドールリカよ。」

「ドールリカか。覚えておこう。」

 

 カエサルはそう言った後、消滅した。するとカードが出てきたのだ。

 

「カエサルは元の時代に帰ったみたいね。」

 

 ドールリカはカードを拾い、それをネロが見つめた。

 

「これはいったい・・・。」

「カエサルが残してくれたカードよ。カエサルはネロにとって血の繋がった先祖だからね。もしかすると子孫であるあなたを心配していたのかも知れないわ。」

「そうかもしれないな・・・。」

 

 ネロはそう言った後、カードをもらった。

 

「これは戦いが終わるまで一時的に持っておく。大切なご先祖の為にも・・・。」

「その意気よ!さっ、次に・・・。ん?」

 

 ドールリカが気配のした方を見ると、一匹のポケモンが檻の中にいたのだ。

 

「おーい!ここから出してくれー!!」

「大変だ!すぐに救出しないと!」

 

 カービィが駆けだそうとしたその時、ピカチュウのカードケースからカードが飛び出し、レティシアが出てきたのだ。

 

「レティシア!」

「ここは私に任せて!」

 

 レティシアはそう言った後、ポケモンを救出したのだ。

 

「もう大丈夫よ?あなたは?」

「俺はジャラコ。ポケモンさ!」

「ジャラコね。私はレティシアよ。あなたはどうしてここに?」

「俺は修行の最中に謎の穴によって吸い込まれたんだ。気が付いたらここにいたんだ・・・。」

「そうだったの・・・。じゃあ、私があなたの面倒を見るわ。」

 

 レティシアの言葉にジャラコは驚いた。

 

「いいの?こんな落ちこぼれの俺を・・・。」

「大丈夫よ。私がついているから。」

「じゃあ、よろしくな。レティシア姉ちゃん。」

 

 ジャラコの言葉にレティシアは微笑んだ。

 

「ガリアも救ったし、取り敢えずは一件落着だね。」

「そうね。さっ、戻りましょう!」

 

 ルイズの言葉に全員が頷き、彼女達はローマへと向かったのだった。

 

 

 一方、別の場所では2人の少女が目を覚ましていた。

 

「ここはいったい・・・。」

「分からない・・・・。もしかするとここは異世界・・・。」

 

 少女達がそう言った後、一人の女性が姿を現した。

 

「その様子だと大丈夫ね・・・。」

「あなたは?」

「私はステンノ。女神よ。」

「「女神?」」

 

 少女達の言葉にステンノは微笑んだのだった。




ED:ハートは戻らない

ルカリオの活躍でカエサルを撃破し、ガリアの奪還に成功!

次回はステンノからの試練です!

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第27話 ステンノからの試練

今回はステンノの登場!さて、メドゥーサの運命がどうなるかにも注目です。

OP:カービィ!


 カービィ達はローマに戻る途中、とある噂を聞いていた。

 

「古き神?」

 

 カービィの発言にメタナイトは頷いた。

 

「そうだ。噂によればこの世界にいるそうだ。もしかするとサーヴァントの可能性もある。

「そうね・・・。ネロ。気になるし、ちょっと行ってみる?」

「だが、ローマの帰還途中だぞ。」

「心配無用。ここは僕の船を使えばOKだよ。」

「その船とは?」

「今から見せるね。スターシップ!!」

 

 カービィがそう言った後、空を飛ぶ船が懐から飛び出し、そのまま大きくなったのだ。

 

「おお!これは見事だ!」

「でしょ?これなら大丈夫だよ。」

「兵はブーディカ達に任せて、余達は船に乗って行こうではないか!」

「うん!」

 

 ネロの言葉にカービィは頷いたのだった。

 

 

 その後、彼等はスターシップに乗りながら地中海へと向かっていた。

 

「もう少しで地中海ね。あっ!見えて来たわ!」

 

 ドールイズミがそう言った後、目的の島が見えた。

 

「あれが目的の島ね。行きましょう!」

 

 ドールリカがそう言った後、スターシップは島へと向かったのだった。

 

 

 カービィ達が島に辿り着くと、そこには古き女神がいた

 

「ご機嫌よう、勇者のみなさま。当代に於ける私のささやかな仮住まい、形ある島へ。」

「あなたが古き神なの?」

「ふふ。でも、まさか勇者があなた達だとはね・・・。しかも見た事のない生き物が7匹いるなんて。おまけにサーヴァントまでいるじゃないの。」

「悪かったな!!」

 

 リザードンがそう言った直後、女神はドールイズミに近づいた。

 

「一つ聞きたいことがあるわ。どうしてあなたからメドゥーサの気配を感じるの?」

「メドゥーサ?という事は・・・、あなたはもしかしてメドゥーサのお姉さん?」

「ええ。私はステンノ。ゴルゴンの三姉妹が一柱よ。」

 

 ステンノがそう言った後、パールヴァティーはある事を思い出した。

 

「ああ。ライダーのお姉さんですね。」

「そうよ。でも、その気配の元はどうなっているの?」

「これが原因よ。」

 

 ドールイズミはそう言った後、カードを見せた。

 

「メドゥーサとの契約の証だけど、今はここにはいないわ。でも、呼び出せる事ができるけど・・・。」

「あの・・・、ライダーは怖がっていますよ・・・。2人の姉に酷い目に遭わせられましたから・・・。」

「へ?そうなの?」

 

 ドールイズミの言葉にパールヴァティーは頷いた。

 

「じゃあ、召喚したらどうなるのか・・・。ちょっと試してみるわね。」

 

 ドールイズミがそう言った直後、カードが光り出した。

 

「これって・・・。」

 

 ドールリカがそう言った後、メドゥーサが姿を現した。しかもボロボロの状態で・・・。

 

「メドゥーサ!」

「ライダー、どうしてここに?」

「実は逃げ出そうとしましたが、クー・フーリン達によって無理やり・・・。」

「やられてしまったという事だね・・・。」

 

 カービィがそう言った後、メドゥーサは震えながらステンノの方を見た。

 

「う、上姉様・・・、お久しぶりでございます・・・。」

「うふふ・・・。駄メドゥーサ・・・、会いたかったわ・・・。」

 

 ステンノが近づこうとするが、メドゥーサは怯えていた。

 

「ちょっと待って!怯えているじゃないの!」

「そうですよ!」

 

 メドゥーサの様子に気づいたドールイズミとパールヴァティーはステンノの前に立った。

 

「折角の姉妹の感動の再会に水を差すの?」

「いや、あなたから恐ろしい気配が察しているからね・・・。普通だったらこうしないけど・・・。」

 

 ドールイズミは冷や汗を流しながらそう言った。

 

「なるほどね・・・。でも、あなたはメドゥーサを化け物だと知ってて契約してるの?」

『!?』

 

 ステンノの発言にドールイズミ達は驚きを隠せなかった。

 

「化物ですって!?アンタいい加減に・・・!」

「いいんです、イズミ!」

「メドゥーサ?」

 

 メドゥーサの言葉にドールイズミは彼女の方を向いた。

 

「今はこの姿でも、私は昔、醜い化け物となって・・・、その結果、姉様たちを喰い殺してしまいましたから・・・。」

「えっ!?ライダーが!?」

 

 パールヴァティーがそう言った後、ルカリオがある事を思い出した。

 

「ギリシャ神話ではステンノともう一人の姉、エウリュアレは逃げたと記されているが真実は違うそうだ。英雄殺しの魔獣『ゴルゴーン』となってしまい、理性を失って喰い殺してしまった。」

「そうか!だから死後に英霊の座に着いた時からずっとその事がトラウマとなっていたのですね!」

 

 パールヴァティーの言葉にルカリオは頷いた。

 

「驚いたわね・・・。でも、この際だからハッキリ言わせてあげるわ。メドゥーサは化物かどうかでも、はっきりと言える事があるわ。」

「それは?」

「私達の仲間という事よ。」

 

 ドールイズミの言葉に全員が驚いていた。

 

「存在や生き方については私にだって分からない。けど、大切な仲間というのは確かよ。これがその証拠だという事を!」

 

 ドールイズミはカードを見せながらそう言ったのだ。

 

「私もです!ライダーは共に戦った大切なサーヴァント!たとえどのような事があっても、共に生き抜く覚悟はできています!これが私達の覚悟です!」

「イズミ・・・、サクラ・・・。」

 

 メドゥーサがそう言った後、ステンノは息を吐いた。

 

「なるほどね・・・。そこまで言うならあなた達を試してあげるわ。」

「試す?」

「この島の洞窟に勇者を出迎えるための催しを作ったのよ。そこには私が用意した魔獣がいるわ。それをあなた達とメドゥーサで攻略しなさい。あと魔獣を倒した後に宝箱があるから、それをどうするかはあなた達次第よ。」

「分かったわ!必ずクリアして見せるから!」

 

 ドールイズミの言葉にパールヴァティーも頷いた。

 

「無事にクリアできたら仲間になるわ。」

「今の約束忘れないでね!」

 

 ドールイズミがそう言った後、メドゥーサが彼女に近づいた。

 

「大丈夫ですか?」

「大丈夫よ。仲間になればカルデアで召喚しやすくなるし、それにまた姉妹で一緒に暮らせるじゃない。私はそれを考えて試練に臨むの。」

 

 ドールイズミがそう言った後、パールヴァティーも近づいた。

 

「私もよ。それに私はライダーには幸せになって欲しいからね。大丈夫よ。もしもの時は私がいるから。」

「サクラ・・・。では、参りましょう。」

 

 メドゥーサの言葉にパールヴァティーとドールイズミは頷いた。

 

「さっ!行くわよ!」

 

 ドールイズミがそう言った後、彼女達は洞窟に入ったのだった。

 

「大丈夫かな?」

「今は信じましょう。ドールイズミは相当の覚悟があるからね。」

 

 カービィの言葉にドールリカはそう応えたのだった。




ED:ハートは戻らない

ドールイズミ、パールヴァティーがメドゥーサと共に試練に挑みます!果たしてどうなるのか!?

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第28話 女神の試練をクリアせよ!

今回はドールイズミ達が試練に挑みます!

OP:カービィ!


 ドールイズミ、メドゥーサ、パールヴァティーは洞窟内に来ており、警戒しながら進んでいた。

 

「確かこの辺りに怪物がいると聞いたわね・・・。」

「どのような怪物でしょうか?」

「さあ・・・。」

 

 メドゥーサがそう言った後、声が聞こえた。

 

「この声・・・、主の登場ね。」

 

 ドールイズミがそう言った後、キメラが姿を現した。

 

「キメラか・・・。よし!」

 

 ドールイズミはそう言った後、弓矢を構えた。

 

「それは・・・!」

「ダ・ヴィンチちゃんに頼んで作ってもらったの。さあ、行くわよ!」

 

 ドールイズミはそう言った後、弓矢を連射した。

 

「凄い!でも、私だって負けません!」

 

 パールヴァティーも負けじと攻撃を繰り出し、キメラにダメージを与えた。

 

「メドゥーサ、準備はいい?」

「はい!」

 

 ドールイズミの合図でメドゥーサは両眼の魔眼を封印している眼帯を外し、真紅の両眼が怪しく輝かせた。するとキメラの体が一瞬で動かなったのだ。

「石化の魔眼は敵を動かなくすることが可能です!」

「よし!今がチャンス!」

 

 ドールイズミは弓矢を構え、狙いを定めた。

 

「ストライクアロー!!」

 

 強烈な一撃が決まり、キメラは消滅してしまったのだ。

 

「ふう・・・。何とか倒したわね。」

「ええ。これで上姉様の試練は終わりました。」

「あとは宝箱だけど・・・。」

 

 パールヴァティーがそう言った後、通信が入った。

 

「ん?」

 

 ドールイズミは通信に応答すると、それは清姫だった。

 

「清姫!あなた、カルデアにいるはずじゃ・・・。」

「ええ・・・。実はエリザベートさんがいないのです。そこで旦那様に話をしてもらった後、あなたに連絡をしたのです。」

「いない?部屋にはいなかったの?」

「はい。ちょっと暇なのでお話をしようと思ったんですが・・・。」

「しかし急にいなくなるとはね・・・。何かあったのかしら?」

 

 ドールイズミが考え始めた直後、メドゥーサがサーヴァントの気配を察した。

 

「ちょっと待ってください。何か宝箱の中が怪しくないですか?」

「え?」

 

 メドゥーサが宝箱を指差すと、ドールイズミはすぐに察した。

 

「あの宝箱は結構大きいし、人が余裕に入れるぐらいに・・・。まさか!!」

 

 ドールイズミは気付いた直後、すぐに宝箱の中を開けた。

 

「ふう・・・。助かったわ。」

「エリザベート!」

 

 なんと宝箱の中にはエリザベートがいたのだ。

 

「あははははは!」

 

 すると他のサーヴァントも姿を現した。その姿は猫耳と猫の手と猫の尻尾を体に付け、そしてメイド服を着て、何故か手にはオムライスが乗った皿を持つ女性で、もはや何の英霊かさっぱり分からない謎のサーヴァントだった。

 

「どうしてあなたここに!?」

「分からないわよ!カルデアの私の部屋で新しい歌の歌詞を考えていて、気がついたらこの島にいたのよ。そしたら、女神様に手伝わされたのよ。」

「つまりカルデアにいたはずなのに、いつの間にかこの島で召喚されて手伝わされたという事ね・・・。」

 

 話を聞いたドールイズミは呆れた表情をした。

 

「あははははは!」

「それで、このメイド服を着た猫耳の女の子は誰ですか?」

「あははははは!では自己紹介とあいなろう!我はタマモナインのひとつ、タマモキャット!語尾はワン。趣味は喫茶店経営。好きなものはニンジンときた。うむ。我ながらブレブレなのだな。だ、ワン。」

「他にもいるみたいだけど、キャラは定まっていないわね・・・。」

 

 ドールイズミが溜息をついた後、宝箱の中からもう2人姿を現した。

 

「苦しかった・・・。もう最悪!」

「確かに辛い。」

 

 その少女達を見たドールイズミ達は唖然とした。

 

「彼女達も入っていたの?」

「ええ。私と同じくね。ともかく今は報告しに行きましょう。」

 

 エリザベートの言葉に全員が頷き、彼女達は外に向かったのだった。

 

 

「お見事です、勇者よ。無事に私の試練を潜り抜けたようね。」

 

 その後、洞窟から出たドールイズミ達はこれまでの事を報告し、ステンノはそう言った。 

 

「ここからは仲間になるわ。役にはあまり立てないけど、妹共々使ってちょうだい。」

「分かったわ。タマモキャットは?」

「報酬はニンジンをいただこう!」

「別に構わないそうよ。」

「分かったわ・・・。」

 

 ドールイズミが苦笑いをした後、彼女はステンノ、カービィはタマモキャットと契約を交わした。

 

「それにしてもキュルケとタバサがここにいるとは驚いたよ。ゾロアークとオコリザルは見つかった?」

「全然・・・。他の皆も探している。」

「そう・・・。それにしてもポケモン行方不明事件は後を絶たないわね・・・。」

「ええ・・・。」

 

 キュルケがそう言った後、エリザベートはネロをマジマジと見つめていた。

 

「ん?魔力感じない・・・。え、人間?アンタが?」

「何を驚いている。無礼かつ無粋なヤツめ。その姿が美少女ベースでなければ叩き斬っているぞ?余は当代の皇帝ネロ・クラウディウスである!・・・むう、何故そう親しみのある視線を向けるのだ?」

「うっそ、生ネロ!?」

「何が生か!?」

 

 この光景を見ていたカービィ達は疑問に思っていた。

 

「聞いた話によればエリザベートとネロは顔なじみだったよね・・・。」

「でも、なんでカルデアにいるエリザベートがこの世界に召喚されたの?」

 

 ルイズがそう言った後、タバサがある事を思い出した。

 

「仮説だけど、もしかしたら聖杯は特異点の中心人物の関係者や近い存在を召喚する。そして、選ばれた英霊は英霊の座以外の場所でも強制的に召喚される可能性もある。つまり、特異点の聖杯は召喚する土地の過去や未来の英霊、それに中心人物の関係者や近い存在を呼び出しやすい。」

「よく知っているわね・・・。」

 

 ルイズがそう言った後、ポケモン達がいた。

 

「あれ?ルイズじゃない!」

「ラッキー!ハピナス!」

 

 ラッキー達は姿を現し、ルイズ達に駆け寄った。

 

「あなたもこの世界にいたの!?」

「ええ。それだけじゃないわ。」

 

 ハピナスがそう言った後、ツツケラ、アローラコラッタ、ナッシー、コジョンド、ズルズキン、オドリドリ、ドラピオン、トロピウス、カクレオンが姿を現したのだ。

 

「あっ!こんなにいる!」

「他には?」

「あとはレシラムがいるわ。」

「レシラムね・・・。」

 

 ルイズがそう言った後、ゼクロムが姿を現した。

 

「ゼクロム!」

「レシラムは私のライバルだ。私が説得をすれば大丈夫だろう。」

「じゃあ・・・、いったんローマに戻ってレシラムに会いに行きましょう!」

 

 ルイズがそう言ったその時だった。

 

 

「ネロォオオオオオッ!!」

『!?』

「お、伯父上・・・!?」

 

 

 なんと海中からカリギュラが姿を現し、ルイズ達は驚きを隠せなかったのだった。




ED:ハートは戻らない

ドールイズミ達が試練をクリア!次回はカリギュラとの戦いですが、果たしてどうなるのか!?

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第29話 紅蓮の剣舞

今回はカリギュラとの激闘です!

OP:カービィ!


 カリギュラの登場でカービィ達は戦闘態勢に入っていた。

 

「あいつの目的はネロだからね・・・。いい加減に懲りて欲しいと思うけど・・・。」

「私もそう思います・・・。ですが、戦うしか方法はありません。」

「そう来ないとね!」

 

 カービィがそう言った後、彼等はカリギュラに立ち向かった。

 

「うおおおおおお!!」

 

 カリギュラが襲い掛かるが、カービィ達は攻撃を躱した。

 

「やはりそう簡単にはいかぬでござるな!」

「同感ですね。ですが、宝具を発動する前に倒せば・・・。」

「勝率はあるという事ね。」

 

 ルイズの言葉にシエスタは頷いた。

 

「こうなったら私が行くわ!」

 

 ドールリカはそう言った後、双剣を構えた。

 

「余も行くぞ!これは余の戦いだ!」

「そうね。ここから先は私達のターンよ!」

 

 ドールリカとネロは同時に飛び出し、次々と攻撃を喰らわせた。

 

「ネロォォォォォォォォ!!」

「キャッ!」

「くっ!」

 

 だが、カリギュラの相当のタフさにドールリカ達は押されていた。

 

「このままだとまずい!俺達も助太刀するぜ!」

 

 ジュナイパーが弓矢を構えた直後、カリギュラが接近してきた。

 

「しまった!」

「させるか!!」

 

 だが、シルヴァディのタックルで攻撃を未然に防いだのだ。

 

「助かったぜ!」

「気にするな。だが、奴のタフさには正直驚いているぜ・・・。」

 

 シルヴァディは冷や汗を流しながらそう言った。

 

「奴は悪と格闘の属性を持っている。となると・・・・、フェアリーだ!」

 

 シルヴァディはフェアリーメモリをセットし、そのままカリギュラに襲い掛かった。

 

「マルチアタック!」

「うおっ!!」

 

 強烈な一撃が決まり、カリギュラは後退した。

 

「どうやらこいつ、タフさが特徴だな・・・。」

「何か対策はあるのか!?」

 

 リザードンがそう言った後、エリザベートが何かを思いついた。

 

「対策ならあるわ!」

「あるって何が!?」

「それは・・・。」

 

 エリザベートはそう言った後、マイクスタンドを出した。

 

「私の歌よ!」

『!?』

 

 エリザベートの発言にルイズ達は驚きを隠せなかった。

 

「ま、まさか・・・!?」

「そうよ!カービィ、準備はいい!?」

「うん!」

 

 エリザベートとカービィは並び、歌を歌う態勢に入った。

 

「ストップ!!」

 

 だが、ルイズ達が飛び出し、エリザベートとカービィを抑えつけた。

 

「何するのよ!!」

「アンタね!こんな事をしたら死傷者が出るでしょうが!!もっと他にいい案はないの!?」

 

 ルイズがそう言った後、ドールリカが前に出た。

 

「ここは私が行く!」

 

 ドールリカはそう言った後、剣を強く握りしめた。

 

「まさかカリギュラに立ち向かうつもりなのか!?」

「大丈夫!こういうのは慣れているからね。」

 

 ドールリカはそう言った後、襲い掛かった。

 

「邪魔するな!!」

 

 カリギュラが襲い掛かったが、ドールリカは攻撃を躱した。

 

「はあああああああ!!」

「ぐおっ!!」

 

 ドールリカの蹴りが決まり、カリギュラは後退してしまった。

 

「今がチャンス!」

 

 ドールリカはそう言った後、剣舞の態勢に入った。

 

「剣舞の態勢だと!?」

「見せてあげるわ。あなたに地獄を・・・。」

 

 ドールリカはそう言った後、剣舞で攻撃し始めた。

 

「はあああああああ・・・・!!」

 

 ドールリカの剣舞が次々と決まり、カリギュラにダメージを与えまくった。

 

「凄い!ダメージを確実に与えている!」

「このまま行けば大丈夫かもしれない!」

「うむ!見事な腕前だ!余も行くぞ!」

 

 さらにネロも飛び出し、攻撃を仕掛ける態勢に入った。

 

「そこだ!」

 

 ネロの斬撃が決まったが、カリギュラはまだ戦おうとしていた。

 

「ネロ・・・、ネロ・・・。」

「どれだけタフなの・・・?」

 

 ドールリカが唖然とした表情でそう言った後、リザードンが前に出た。

 

「どうやら奴は強烈な一撃を与えないと駄目だ。これで終わらせてやる!」

 

 リザードンはそう言った後、火炎放射の態勢に入った。

 

「煉獄火炎!!」

「ぐおおおおおおおおお!!」

 

 カリギュラはネロに手を伸ばしながら悲鳴を上げ、消滅してしまったのだ。

 

「終わったか・・・。」

 

 リザードンがそう言った後、カリギュラのカードが地面に落ちた。

 

「これ・・・。」

 

 ドールリカはそれを拾い、ネロに渡した。

 

「余にか?」

「ええ・・・。カリギュラは狂化しててもあなたを大切に思っていたの。だからこれはあなたが持つべきだと思うわ。」 

「感謝する。」

 

 ネロはカリギュラのカードを受け取り、そっと抱きしめた。

 

「とりあえずは一件落着だけど、サーヴァントはこれで終わりじゃないと思うわ。」

「何者かがいる限り、サーヴァントは次々と出まくるという事だな。」

「そうね。とりあえずは一旦合流して今後の事を話しあいましょう。」

 

 ドールリカの言葉に全員が頷き、彼等はブーディカ達の元に向かいだした。

 

 

「そんな事が・・・。」

 

 ローマに帰還した後、ネロからの説明を聞いたブーディカは納得の表情をした。

 

「うむ・・・。いずれもそれぞれの都市を連合軍から解放しようと思うが、今のままではまずい事になるだろう。」

「確かにその通りだ。となると・・・、ここはレシラムに会いに行くべきだ。」

「けど、レシラムは何処にいるの?」

「その事なら調べて置いた。」

 

 メタナイトはそう言った後、地図を見せた。

 

「ローマの近くにある神殿に彼はいるはずだ。だが、敵のサーヴァントも向かっているに違いない。」

「確かにそうね。ここは一刻も早く行くべきだと思うわ。」

「手遅れにならない内にね。」

 

 カービィの言葉にブーディカ達は頷いたのだった。

 

 

 一方、別の場所では少年がモニターでこの光景を見ていた。

 

「とうとう伝説のポケモン達を探しに向かいだしたか・・・。さて、うまくいくかだね。」

 

 少年はそう言った後、モニターを切ったのだった。 




ED:ハートは戻らない

カリギュラを倒しましたが、カービィ達はレシラムを探しに向かいます。果たしてどうなるのか!?

では、感想をお待ちしています!


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第30話 ドールイサムVSレオニダス

今回はレオニダスとの戦いです!

OP:カービィ!


 カービィ達はゼクロムに乗りながらレシラムを探していた。

 

「結局探すのはカービィと俺達ポケモン達だけか。」

「その通りだ。メタナイトはソードナイト達と連絡を取り合っている。さらに他の連中はローマで待機命令を出している。」

「そうか・・・。後で皆、怒るだろうな・・・。」

 

 カービィはそう言った後、神殿を見つけた。

 

「あった!あれが神殿だよ!」

「よし!」

 

 カービィ達は着陸し、神殿の中に入ろうとした。

 

「説得できるかは分からない。でも、成功しないと。」

 

 カービィの言葉に全員が頷き、彼等は中に入り始めたのだった。

 

 

 一方、ルイズ達はローマで待機していたのだ。

 

「あーあ・・・。私達は待機か・・・。」

「仕方がありませんよ。説得できるのは彼等だけですから。」

「それもそうだけど、大丈夫かしら?」

 

 ルイズがそう言った後、清姫は空を見上げていた。

 

「旦那様、大丈夫でしょうか?」

 

 清姫がそう言った直後、敵の反応をキャッチした。

 

「この反応・・・、敵です!」

「えっ!?」

 

 清姫の言葉にカービィ達が驚いた直後、敵兵が出てきた。

 

「敵兵ね!よし!」

 

 ルイズはそう言った後、エクスプロージョンの態勢に入った。

 

「エクスプロージョン!」

 

 強烈な爆発が決まり、兵士達は飛ばされてしまった。

 

「さらに追い打ちです!」

 

 清姫の援護もあり、敵は次々と倒れたのだ。

 

「やるわね!」

「そちらこそ!」

 

 ルイズと清姫がそう言った後、エリザベートが気配を察した。

 

「向こうからサーヴァントが来るわ!」

「えっ?」

 

 ルイズがそう言った後、炎を振り払いながら一人の男が近づいてきた。それは顔を兜で隠し、鍛え抜かれた肉体を晒し、その上から赤いマントを羽織っていた。

 

「なんだ?」

「どうやらサーヴァントだ。堂々たるその振る舞いはまさに武人で右手には槍、左手に円形の盾を装備している。この様子からすればランサークラスだ。」

 

 ドールイサムがそう言った後、サーヴァントは戦闘態勢に入った。

 

「我が兵士達を一瞬で焼き払うとは見事・・・。だが、我は倒れぬぞ!」

「何者だ!?」

「我はサーヴァント、ランサー。真名をレオニダス!スパルタの王にして、炎門の守護者!!」

「レオニダスと言ったらスパルタ教育の語源となった国、スパルタの王で十万人のペルシャ軍をわずか三百人で立ち向かった英雄たちを束ねた王じゃないか!」

「その通りよ。こうなった以上、戦うしか方法はないわ。」

 

 ドールリカがそう言った後、ドールイサムが前に出た。

 

「だったら俺が行く!こういう敵は俺に任せてくれ!」

「分かったわ!」

 

 ドールイサムは戦闘態勢に入り、レオニダスを睨み付けた。

 

「本気で行くぞ!」

「来い!」

 

 ドールイサムとレオニダスは同時に飛び出し、激しい戦いを繰り広げた。

 

「おお!凄い戦いじゃねえか!」

「ドールイサムも戦力に置いてはかなり上だからね。けど、あのレオニダスは相当のタフだし、どれだけ耐えきるかだけど・・・。」

 

 ドールリカがそう言った後、ドールイサムは攻撃を躱した。

 

「そこだ!」

 

 強烈な一撃が決まったが、レオニダスは立っていた。

 

「まだまだぁああああっ!!」

 

 レオニダスはそう言った後、ドールイサムに襲い掛かった。

 

「くっ!やはりそう簡単にはいかないか!」

「あいつ、ランサーだけでなくシールダーとしても活躍できるんじゃないのか?」

「確かにそうかもしれないけど、今はそんな事をしている場合じゃないわ!」

 

 ドールリカがそう言った後、ドールイサムは後退し始めた。

 

「そこだ!」

「ぐわっ!!」

 

 ドールイサムは飛ばされたが、すぐに体勢を立て直した。

 

「ほう!見事な腕前だ!」

「ああ・・・。俺はこんなところで負ける訳にはいかないからな。サーヴァントマスターとして絶対に・・・!」

 

 ドールイサムはそう言った後、武器を変えた。

 

「槍!?あなた、何時の間にそんな武器を!?」

「ああ。あれは俺がイサムに教えたんだよ。剣が使えなくなった時の為にな。」

 

 クー・フーリンがそう言った後、ドールイサムは槍を構えた。

 

「行くぞ!」

「槍で挑むのか。いいだろう!」

 

 ドールイサムとレオニダスは互角の展開を繰り広げ、一進一退の攻防を繰り広げた。

 

「なかなかやるな・・・。だが、俺はこの程度で屈しない!」

 

 ドールイサムはそう言った後、槍を弾いた。

 

「もらったー!!!」

 

 強烈な一撃が見事決まり、レオニダスを倒したのだ。

 

「我の完敗だ・・・。貴様の強さはお見事だった・・・。また、戦える事を楽しみにしている。」

「ああ。今度は召喚してやるから。」

 

 ドールイサムがそう言った後、レオニダスは消滅した。するとその跡にカードが置いてあった。

 

「これがレオニダスのカードか・・・。」

 

 ドールイサムはそう言った後、カードを拾った。

 

「あとはカービィ達だけだが、アイツ等ならうまくいくんじゃないのか?」

「俺もそう思うかもしれないが、レシラムを説得する事ができるのだろうか・・・。」

 

 ドールイサムは心配そうな表情でそう言ったのだった。

 

 

「という訳なんだ!協力してくれない?」

 

 その頃、カービィ達はレシラムを説得していた。

 

「なるほど・・・。そのような事が・・・。分かった!私も協力しよう!」

「本当か!?」

「ああ・・・。だが、問題は異世界からの戦士達の実力がどんなのか知る必要がある。案内してくれないか?」

「分かった!」

 

 カービィはそう言った後、仲間達と共にレシラムを連れてローマへ向かったのだった。




ED:ハートは戻らない

戦いはドールイサムに軍配が上がり、レシラムは協力してくれることに。ですが、レシラムからの試練をマシュ達は受ける事になりますが、大丈夫かに注目です。

では、感想をお待ちしています!


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第31話 ダレイオスに要注意!

今回はダレイオスとの激闘!ですが、ヤバイ予感が・・・。

OP:カービィ!


 レシラムを仲間に加えたカービィ達は、急いでローマに向かっていた。

 

「敵のサーヴァントが来る前にどうにかしないと!」

「手遅れになる前に急がないとまずいな・・・。」

 

 レシラムがそう言った後、ハルバードが姿を現した。

 

「待たせたな!」

「メタナイト!」

「実はさっき苦戦していたサーヴァントを助け終えていた。中に入ってくれ。」

「うん!」

 

 カービィはそう言った後、彼等はハルバードの中に入ったのだった。

 

 

 カービィ達がハルバードの中に入ると、その中には一人の女性サーヴァントと鎧の男がいた。

 

「君がカービィか。話はメタナイトから聞いた。私はアサシン、荊軻。君たちと同じくネロ・クラウディウスの客将をしている。」

「荊軻でござるな。で、こちらは?」

「彼は呂布だ。」

「呂布ってあの三国志の!?」

 

 シルヴァディの言葉に荊軻は頷いた。

 

「そうだ。そちらの事情は概ね把握した。さりとて、こちらのやることは特に変わらない。群がる「皇帝」どもを屠るだけだ。私も、呂布も。既に、サーヴァントの「皇帝」を三体は殺している。」

「サーヴァントの「皇帝」か・・・。他にもいるのか?」

「ああ・・・。噂によれば黒い皇帝がいると聞いたな・・・。」

「黒い皇帝か・・・。どんな奴なのか気になるな。」

 

 リザードンがそう言った後、メタナイトが情報をキャッチした。

 

「連合軍が新たなサーヴァントを召還した。」

「本当か!?」

「一人は赤い髪をした少年で、もう一人はサーヴァントとしては不可解な点が多いスーツ姿の長い黒髪をした男性だ。」

「なんか妙な組み合わせだな・・・。」

 

 ジュナイパーの言葉にシルヴァディ達も頷いた。

 

「まあいい・・・。この事は帰ってからどうにかしないとな。さて、これからどうするか・・・。」

 

 リザードンがそう言ったその時だった。

 

 

「◾️◾️◾️◾️ーーッ!!」

『!?』

 

 

 獣のような咆哮が轟き、全員が声のした方を見た。すると戦艦内に現れたのは三只眼に全身を禍々しい刺青と黄金で彩った漆黒の巨人のサーヴァントだった。

 

「な、なんだこいつは!?」

「見ろ!あの刺繍を!古代エジプトで見られるホルスの眼とも言われる独特な形をした眼の紋章だ!」

「じゃあ、エジプト関係のサーヴァントなのか!?」

「違う!彼はダレイオス三世。古代ペルシアの王だ!」

「古代ペルシアの王か・・・。相手にとって不足はないな!」

 

 リザードンはそう言った後、ダレイオスは咆哮の態勢に入った。

 

「◾️◾️◾️◾️ーーッ!!」

 

 すると動く死体や歩く骸骨と化した大量の兵が出現した。

 

「あの屍軍団は不死の属性を持っている。こうなると元を断たなければ意味がない!」

「ならば俺が相手だ!」

 

 リザードンはそう言った後、ダレイオスに立ち向かった。

 

「◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️ーーッ!!」

 

 するとダレイオスは戦斧で攻撃を始め、リザードンは躱していた。

 

「野郎!」

 

 リザードンはそう言った後、ドラゴンテールでダレイオスを弾き飛ばした。

 

「くそっ!このままだとまずいぞ!」

「長期戦にしても奴がいる限り時間の問題だ!」

「こうなったら一か八かだ!!」

 

 リザードンはそう言った後、ダレイオスに襲い掛かった。

 

「自殺行為をする気か!?」

「いいや!算段は既に考えているんだよ!!」

 

 リザードンはそう言った後、ダレイオスを抱えて空を飛んだ。

 

「地獄を見せてあげるぜ!」

 

 するとリザードンは地球投げを繰り出し、ダレイオス三世を地面に叩きつけたのだ。

 

「◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️ーーッ!!!」

 

 バーサーカーは断末魔の絶叫を上げながら消滅し、同時に大量の屍の兵も消滅した。

 

「はあ・・・、はあ・・・。」

 

 リザードンは息を荒げながら、ダレイオスのカードを拾った。

 

「なあ・・・、あいつ今まで出会ったバーサーカーで一番怖かったぞ!!」

「拙者もでござるよ・・・。正直言って二度と戦いたくないでござる。」

「無理もないだろう・・・。だが、今はローマに向かうべきだ。」

 

 メタナイトの言葉に全員が頷き、ハルバードはスピードを上げたのだった。

 

 

 カービィ達がローマに辿り着くと、ルイズ達が駆けつけてきた。

 

「戻ってきたよ!」

「大変よ、カービィ!ブーディカがさらわれたの!!」

『ええっ!?』

 

 ルイズの報告にカービィ達は驚きを隠せなかった。

 

「今さっき兵から連絡があったの。連合が部隊を複数動かしていたようで、その際にブーディカが連合軍に囚われてしまったわ。」

「こうなるとまずいでござるな・・・。」

 

 ゲッコウガが考えた直後、メタナイトはある事を思いついた。

 

「そうなるとここはワープを使って奪還する必要があるな。」

「ワープゲートね!位置は特定できる?」

「やってみよう。」

 

 メタナイトはそう言った後、位置を確認した。

 

「位置を確認した!どうやら牢獄にいる!」

「よし!救出は私が行くわ!」

 

 ドールリカがそう言ったその時、彼女のカードケースからアルトリアのカードが飛び出し、姿を変えて着地したのだ。

 

「いいえ。ここは私が行きます!」

「アルトリア!どういう事!?」

「ええ・・・。ブーディカ女王は私にとっては偉大な王、簡単に言えば大先輩です!」

『大先輩!!??』

 

 アルトリアの発言にドールリカ達は驚きを隠せなかった。

 

「はい・・・。ブーディカは一世紀の古代ブリタニアの女王・・・。そして、同じ国で後の時代に私はブリテンの騎士王・アーサー王として君臨していました。彼女はブリテンで『勝利の女神』の伝説となっており、大先輩の女王として敬っています。用事の為に一旦カルデアに戻りましたが、最初はブーディカ女王がいると聞いてすぐに会いたいと思いましたが、ネロと何故か同じ顔をしているので、下手に混乱させないように自重していました。」

 

 アルトリアはネロを指差しながらそう言った後、ネロがアルトリアに近づいた。

 

「それでブーディカが囚われたと聞いて、我慢出来なくなって出てきたという事なのか。」

「はい・・・。」

 

 アルトリアがそう言った後、ワープゲートが起動された。

 

「やるからには救出を成功してくれ!お主ならできるはずだ!」

「もちろんです!では、行ってきます!」

 

 アルトリアはそう言った後、ワープゲートに入った。

 

「大丈夫なのか?」

「彼女なら大丈夫だ。余とは性格も違うが、それぞれ譲れぬ信念を持っておる。今は彼女に賭けてみようではないか。」

「そうだな。」

 

 ジュナイパーはそう言った後、ワープゲートを見つめたのだった。




ED:ハートは戻らない

リザードンの活躍でダレイオス三世を倒す事に成功しましたが、ブーディカが囚われの身になってしまいました!アルトリアが救出に向かいますが、果たして!?

では、感想をお待ちしています!


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第32話 救出と因縁の再会

今回は救出作戦。さらにアルトリア達に縁のある男も登場します!

OP:カービィ!


 連合軍の牢獄ではブーディカが囚われていた。するとワープゲイトが姿を現し、アルトリアが姿を現した。

 

「あ、あなたは一体・・・。しかもネロに似ている・・・。」

「私の名はアルトリア・ペンドラゴン。この時代から後の時代のブリテンの王……またの名を、騎士王・アーサー王と申します。」

「アルトリア・・・、ブリテンの王・・・?」

「はい、あなたの後輩の王ですよ。」

 

 アルトリアがそう言った途端、彼女を満面の笑みで抱き寄せた。

 

「ブ、ブーディカ女王!?」

「あぁ・・・、こんなにも頼れる後輩が来てくれたなんて、嬉しくて涙が出て来そうだよ。私なんかの為に助けてくれるなんて・・・。」

「ありがとうございます。私も尊敬する先輩のあなたと出会えてとても光栄です。」

 

 アルトリアはそう言った後、周りを見た。

 

「ともかくここから急いで脱出しましょう。」

「そうね。」

 

 アルトリアとブーディカはワープゲイトの中に入り、ゲイトはそのまま消えたのだった。

 

 

「ふう・・・。無事に救出完了したね。」

 

 その後、ブーディカを奪還したカービィ達は、今後の事を話し合い始めた。

 

「本当は私が救出しようと思っていたけど、まさかアルトリアが立候補するなんて予想外だったかな。」

「何言ってるの。助けてくれようとした意志を持ってくれたあなたも偉いと思うわ。」

「そ、そうね・・・。」

 

 ドールリカは照れ臭そうにそう言った後、全員の方を向いた。

 

「ブーディカを救出した以上、今度はこっちから攻める必要があるわね。」

「だが、連合軍が今までとは異なる戦術を変えたことから新たな敵サーヴァントの仕業が高いだろう。しかもその敵サーヴァントはかなり頭が冴えており、軍師のように頭脳明晰だ。そうなるとハルバードで出動した方がいいな。」

 

 メタナイトの言葉に全員が頷いた。

 

「この世界にいるポケモン達も全員救出したし、あとは僕達の力で連合軍を倒しに行くだけだね。」

「そうだな。」

 

 カービィとリザードンがそう言った後、アーケンが姿を現した。

 

「アーケン!」

「アルトリア姉ちゃん、オイラを置いていくなんてずるいよ!」

「すいません・・・。ブーディカ女王の事で黙っていられなくて・・・。」

「まったく・・・。けど、ここからはオイラも助太刀するよ!」

 

 アーケンがそう言った後、ブーディカは彼の方を見た。

 

「この子がアルトリアのペットなの?」

「ええ。彼はアーケン。ポケモンという種族です。」

「へー。私もポケモンをパートナーにしようかな・・・。」

 

 ブーディカがそう言った後、ハルバードに全員が乗り込もうとしていた。

 

「あっ、急がないと!」

 

 ブーディカ達も乗り込み、ハルバードは連合軍のアジトへと向かったのだった。

 

 

 カービィ達はエアライドに乗り込み、敵を次々と倒しまくった。さらにハルバードの援護もあり、連合軍は次々と逃げ出してしまったのだ。

 

「見えたぞ!あれが連合軍のアジトだ!」

「あとはサーヴァントをおびき寄せるだけだね。けど、兵士達を巻き込むわけにはいかないし・・・。」

「で、どうするの?」

「こうなったら挑発が必須だね。」

 

 カービィがそう言ったその時、ティファニアが腰に付けているモンスターボールからヤナップ、バオップ、ヒヤップが飛びだしたのだ。

 

「まあ、あなた達!」

「挑発だろ?だったら俺達に任せてよ!」

「できるの?」

「まあ、見てな。」

 

 ヤナップがそう言った後、彼等はマイクを使って息を吸い込んだ。

 

「えー、レフに召喚された哀れな連合軍のサーヴァントに告ぐ!アンタ達が捕えた仲間はとっくに救出したんだよ!」

「ここからは正々堂々とサーヴァント同士で勝負しようじゃないか!」

「まあ、臆病者のアンタ等には俺達には勝てないもんねー。」

「「「やーい、やーい!子ザルのお尻はまっかっかー!」」」

 

 ヤナップ、バオップ、ヒヤップは尻を叩きながら挑発したのだ。

 

「ふう・・・。これだけやれば大丈夫だろう。」

 

 ヤナップがそう言った後、ティファニアとブーディカが彼等の方を見た。

 

「あなた達、そんな挑発を使わないの。」

「ティファニアちゃんの言う通りよ。あなた達の事は聞いているけど、優しい子ががそんな汚い言葉を使っちゃダメ。」

「そうだね・・・。しかしこれで引っかかればいいんだけど・・・。」

 

 ヤナップがそう言ったその時、砦から男が出てきた。

 

「貴様等!!俺をバカにするとはいい度胸だ!直々に相手をしてやる!!!」

「うわっ!出てきた!」

「意外と沸点が低いみたいだな・・・。」

「けど、あの男何処かで見た事があるような・・・。あ!」

 

 イシュタルがそう言った後、彼女はスピードを上げた。

 

「姉さん!?」

「リン?」

 

 さらにパールヴァティー、アルトリアもイシュタルの後を追いかけた。

 

「もしかすると彼女達、この人と因縁があるかもしれないわね。私達も急ぎましょう!」

 

 ドールリカの言葉に全員が頷き、彼女達も後を追いかけたのだった。

 

 

 イシュタル達が地面に辿り着くと、スーツ姿の男が彼女達の方を向いた。

 

「貴様は・・・、遠坂凛・・・。」

「お久しぶりです。ウェイバー先生。」

「ロード・エルメロイ二世だ。」

 

 エルメロイ二世がそう言った後、ドールリカ達も姿を現した。

 

「知り合いなの?」

「ええ。彼は時計塔の講師よ。『プロフェッサー・カリスマ』、『マスター・V』、『グレートビッグベン☆ロンドンスター』、『女生徒が選ぶ時計塔で一番抱かれたい男』・・・と言う数々の異名を持っているわ。」

「遠坂凛!なんて事を言うんだ!」

「へー。そう呼ばれていたのか・・・。」

 

 リザードン達はジト目でエルメロイ二世をじっと見た。

 

「なんでそんな目で見るんだ!!」

「さらに彼の本名はウェイバー・ベルベッド。私が経験した聖杯戦争のライダーのマスターでした。もっとも、私が知っている彼は少々頼りない見習いの魔術師の少年でしたが・・・。」

「それが今じゃ驚くように成長しているということね。」

「ええ・・・。しかしライダーに引っ張られていた少年がこれほどまでに逞ましく堂々とした風格を出すとは・・・。」

「貴様らは俺の親戚の姉か!?というかアーサー王!性格変わり過ぎだろ!!」

 

 このような光景を見たカービィ達は顔を見合わせた。

 

「これ・・・、どう止めればいいのか分からないよ・・・。」

「ドールリカ。ここはあなたが止めた方がいいと思うわ。」

「そ、そうね・・・。」

 

 ドールリカがそう言った後、アルトリアは彼女を指差した。

 

「で、こちらが私の現在のマスターです。」

「彼女がそうか。前に出てきてくれ。」

 

 エルメロイ二世がそう言った後、ドールリカが前に出た。

 

「マスターのドールリカです。」

「ふむ。貴様がセイバーのマスターか。しかし人間ではない事は確かだ。」

「ええ・・・。人形ですからね・・・。」

「人形だと!?」

 

 エルメロイ二世が驚いた直後、カービィ達も前に出た。

 

「私とドールイサムも人形だけど、ピカチュウ達はポケモン。カービィは魔獣となっています。」

「どういう事だ!?こいつ等がマスター!?状況を説明してくれーーーーーーーー!!!!」

 

 エルメロイ二世の叫び声は辺り一面に響き渡ったのだった・・・。




ED:ハートは戻らない

エルメロイ二世が叫ぶのも無理ないですね・・・。カービィ達がいればそうなりますし・・・。

では、感想をお待ちしています!


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第33話 アレキサンダーとの激闘

今回はアレキサンダーとの戦いです!

OP:カービィ!


「落ち着いた?」

 

 その後、混乱していたエルメロイ二世をカービィが心配そうに見ていた。

 

「すまない・・・。では、説明してもらおうか。」

 

 エルメロイ二世がそう言った後、カービィが彼の方を向いた。

 

「僕達はエルスという少女に頼まれてカルデアに来たんだ。僕達がマスターになったのもそれが原因なんだよ。」

「そのエルスというのは?」

「オルガマリーの妹だが、今では死んで幽霊となっている。」

「なるほど。では、次はセイバーだ。」

 

 アルトリアは前に出た後、説明を始めた。

 

「今の私は聖杯はいりません。シロウだけが欲しいのです。」

「シロウ?まさか衛宮士郎のことなのか!?」

 

 エルメロイ二世がそう言った後、エミヤがドールイサムのカードケースから出てきた。

 

「その通りだ。エルメロイII世、時計塔で話して以来だな。」

「ああ・・・。しかしセイバー。前の時と性格が変わり過ぎだが・・・。」

「あの戦い以来、いろいろありましたが、最終的に王ではなく女に目覚めました。あの時は聖杯を使って過去を変えようと思いましたが、シロウや多くの人との出会いでその考えは変わりました。私はもう過去を変えるつもりはありません。そして、今の私の願いはシロウを私の嫁にする事とシロウのご飯をいつまでも食べることです。それにシロウは私の嫁です。あとは円卓の騎士のみんなと仲直りしたいのですが、ちゃんと話し合って解決したいです。」

「・・・なるほど。」

 

 事情を知ったエルメロイ二世は納得の表情をした。

 

「確かにあの時とは違う答えだ。今の貴様なら『王』も喜んでいるだろうな・・・。」

「その王って?」

「教える訳にはいかないな。あと私がここにいるのは縁のゆかりもない英霊の依り代にされて過去に飛ばされた。」

「英霊の依り代?」

「諸葛孔明。それが私に宿る英霊の名だ。今の私は『擬似サーヴァント』と言ったところだな・・・」

「諸葛孔明って、呂布と同じ三国志で出て来る天才軍師じゃないか!?」

「ああ・・・。人間の肉体を依り代として英霊の魂を宿らせる。マシュのデミ・サーヴァントと同じと言うことだな。」

 

 メタナイトがそう言った後、エルメロイ二世はイシュタル達の方を向いた。

 

「それに・・・。凛達もそうだな。」

「ええ。正確に言えばそうですね。」

「はい・・・。」

「それはさて置き、私はある人の軍師としてここにいる・・・。そろそろ出てきたらどうだ?」

「ごめんごめん、あの大きなものに見惚れていたよ。」

 

 エルメロイII世に呼ばれて砦から出てきたのは赤い髪をした少年だった。

 

「この人は・・・。」

「ああ・・・。『征服王』の幼き姿だ。」

「この子が!?これは数奇な運命ですね・・・。」

 

 アルトリアがそう言った後、少年がカービィ達の方を向いた。

 

「僕はアレキサンダー。正確にはアレキサンダー三世だ。」

「アレキサンダーと言えば紀元前4世紀のマケドニア王国の若き王子であり、後に様々な名で呼ばれる多くの可能性を持つ者じゃないか。」

「どうしてこんな美少年があんなムキムキマッチョな大男になるのでしょうか・・・。」

「いったい何があったんだ?」

 

 アルトリアのため息にジュナイパーは唖然としながらそう言った。

 

「ようやく会えたね。待っていたんだ、君が来るのを。」

 

 アレキサンダーはネロの方を見ながらそう言った。 

 

「余のことを待っていた?」

「うん。ちょっと、興味が湧いたからね。あれこれとちょっかいをかけたのは、そのためだ。話がしたかったんだ。君とね。」

 

 その言葉を聞いたドールリカはアレキサンダーの方を向いた。

 

「じゃあ、ネロと話をしたかっただけなのにどうして兵を使ったの!?」

「僕もそれが本意じゃないんだけど、仕方なくね・・・。」

「じゃあ、ブーディカを捕えようとして兵を送り出したことも!?」

「そうだよ。色々あったけど、君たちの方から来てくれたから良かったけど。」

「だったら最初から一人で来てよ!」 

「うん。人間の命は尊いものだと思うよ。それは、僕だってそう思う。でもね、そうするのが一番だと思ったんだ。君の、いや・・・、君達のことが気にかかったから。ローマ皇帝第五代皇帝、ネロ・グラウディウス。そして、カービィ、ゲッコウガ、ピカチュウ、リザードン、ルカリオ、ジュナイパー、シルヴァディ、ドールリカ、ドールイズミ、ドールイサム。」

 

 

 アレキサンダーの言葉にカービィ達は息を飲んだ。

 

「さて、ネロ。君は何故、何故、戦うんだい?なぜ、連合帝国に恭順せずにこうやって戦い続ける?連なる『皇帝』の一人として在ることを選べば、無用の争いを生むことなどないだろうに。」

「無用だと?」

 

 アレキサンダーの言葉にネロは彼青睨み付けた。

 

「許さぬ……死から蘇った血縁であろうと、過去の名君であろうと、古代の猛将であろうと、伝説に名高き、大王その人であろうとも……今!この時に皇帝として立つ者は、ネロ・グラウディウスただ一人である!民に愛され、民を愛することを許され、望まれ、そう在るのはただ独り!ただ一つの王聖だ!ただ一つだからこそ輝く星!ただ一人だからこそ、全てを背負う傲慢が赦される!たとえローマの神々全てが降臨せしめて連合へ降れと言葉を告げようとも、決して退かぬ!退くものか……!そう信じて踏破するよが我が人生!我が運命!退かず、君臨し、華々しく栄えてみせよう!余こそが!紛うことなきこの世界である!」

 

 ネロがそう言った後、アレキサンダーはドールリカ達の方を向いた。

 

「次は君達だ。どうしてネロに付き添い、共に戦うんだい?君はこの戦いをどう思う?」

 

 アレキサンダーの問いにドールリカが前に出た。

 

「確かにあなたの言う通りかもしれないけど、その決断を下したらローマの民だけでなく、この世界の全ての人間が消されてしまうわ。確かにアンタの言い訳も正しいかもしれない。でも、私達はこの世界の未来を守る為に戦うの!災厄の元凶がなんであろうとも!」

 

 ドールリカはそう言った後、カービィ達も前に出た。

 

「背負う事は慣れているからね。それにその覚悟はできている!」

「カービィの言う通りよ!ネロは私達の大切な仲間!手を出すなら容赦しないわ!」

「ドールリカ・・・。」

 

 ネロがそう言った後、アレキサンダーは戦闘態勢に入った。

 

「そっちがその気ならこちらも本気で行くよ。『始まりの蹂躙制覇(ブケファラス)』!!!」

 

 アレキサンダーは自身の宝具であり、愛馬である黒毛の屈強な馬、ブケファラスを呼び出して騎乗し、スパタと呼ばれる片手剣を持った。

 

「ウェイバーはどうするんだ?」

「ロード・エルメロイ二世だ。私の目的は彼をネロに会わせることだ。私自身は戦うつもりはない。」

「そう。ならば私が相手よ!」

 

 ドールリカはそう言った後、双剣を手に取った。

 

「あなたが相手なら止めて見せるわ!」

 

 ドールリカはそう言った後、アレキサンダーに立ち向かった。

 

「無茶だ!いくらその行為は無謀すぎるぞ!」

「やってみなければ分からない!」

 

 ドールリカはそう言った後、ジャンプして襲い掛かった。

 

「何!?」

「いくら馬で攻撃しても、奇襲には弱いわよ!」

「しまった!」

 

 アレキサンダーは気付くがすでに遅かった。そのまま奇襲攻撃を仕掛けられ、アレキサンダーは負けを喫してしまったのだ。

 

「完敗か・・・。まさか一瞬で決着が着くなんて・・・。」

「私達はこんなところで止まるわけにはいかないからね。」

「そうか・・・。もう一つ、言葉を残しておくよ。可愛い皇帝さん。その誇り高である咲き誇る花の如き輝きは尊いものだろう。けれど、きっと危険なものでもあるはずだという事を忘れないでくれ。」

 

 アレキサンダーは忠告した後、静かに消滅した。

 

「本当に正しいのか分かっていない。だけど、ネロがローマの為に戦うのは決して間違ってはいない。ネロがいるからこそ、この世界の未来は守られているからね。」

「すまない・・・。ドールリカ・・・。そしてありがとう・・・。」

 

 ネロがそう言った後、ドールリカは微笑んだ。

 

「で、エルメロイ二世は?」

「好きにしろ。たとえ貴様等を退けたとしてもまだ後ろに控えている大量のサーヴァントにやられるからな・・・。」

「なら、協力させてもらうぜ。アンタの力はこれからも必要だからな。」

「甘い奴だな・・・。まあ、いいとするか・・・。」

 

 エルメロイ二世はそう言った後、ルカリオと契約した。

 

「よし!行こう!」

 

 カービィの言葉に全員が頷き、彼等はこの特異点にいる黒幕の元へと向かったのだった。




ED:ハートは戻らない

アレキサンダーを撃破し、いよいよこの特異点の黒幕との戦いです。果たしてどうなるのか!?

では、感想をお待ちしています!


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第34話 レフの真の姿

今回はレフとの激戦が幕を開けます!

OP:カービィ!


 カービィ達はエアライドに乗りながら移動をしていた。メタナイト達はハルバードに乗っている。

 

「どうだ?」

「今のところはまだ見つかっていないよ。そっちは?」

「こちらもだが・・・、来たぞ!」

 

 エミヤが指さす方を見ると、レフがいたのだ。

 

『ようやく見つけたみたいね。判断はあなた達に任せるわ。だけどあの男はカルデアを裏切り、多くの人たちの命を奪った。それだけは分かってるわね?』

「もちろん!あいつは絶対に許されない人だ!多くの命を奪った事を懺悔させるから!」

『健闘を祈るわ。』

 

 オルガマリーがそう言った後、通信が切られた。

 

「カービィ!ここからは君達の戦いだ!思う存分行って来い!」

『おう!!』

 

 カービィ達はそう言った後、急いで駆け出したのだった。

 

 

 一方、レフは城の外でハルバードに驚きを隠せなかった。

 

「なんだと!?まさかこんな物はカルデアになかったはず・・・。一体誰が・・・。」

 

 レフがそう言ったその時、カービィ達がハルバードから姿を現して着地したのだ。

 

「貴様等・・・!」

「久しぶりだね、レフ。連合軍の兵士達ならもう既に倒し終えたよ。」

 

 カービィがそう言った後、兵士達が大量に倒れていたのが見えた。

 

「何時の間に!?」

「さあ、ここからはお前に懺悔させてもらうぜ!」

「ほう・・・。だが、ネロに絶望を与えるサーヴァントで消し去ってやるとしよう・・・。」

 

 レフはそう言った後、聖杯を取り出して輝かせると、奥から煌びやかな装飾に身を包んだ赤い瞳が怪しく輝く巨躯の男性のサーヴァントが姿を現した。 

 

「勇ましき者よ。実に、勇ましい。それでこそ、当代のローマを統べる者である。」

「こ、この方は・・・、始祖ロムルス!?」

『!?』

 

 ネロの発言にカービィ達は驚きを隠せなかった。

 

「ローマ帝国の父、ロムルス。ネロの御先祖であり、ローマ建国の王だ。カエサルが言っていたのはあの男だが、歴代ローマ皇帝が最も敬愛する存在であるロムルスが敵であることにショックを受けているのも無理ないだろう・・・。」

 

 ルカリオがそう言った後、ネロは覚悟を決めて原初の火を構えた。

 

「例え、ローマ建国の王、始祖ロムルスが余の敵だろうと関係ない。余こそが、ローマ帝国第五代皇帝に他ならぬ!ローマを守るために、あなた様を倒す!!余の大切な仲間と共に!!!」

「その意気よ!」

 

 ドールリカはそう言った後、カービィ達と戦闘態勢に入った。

 

「さあ、行け!ロムルス!奴らを・・・。」

 

 レフは聖杯を輝かせてロムルスに命令を下そうとしたその時だった。

 

 

「私はローマだ。そして、彼らもローマだ!!!」

『!?』

 

 

 なんとロムルスの発言に全員が驚きを隠せず、彼は一瞬で振り返り、その手にある朱色の槍でレフを薙ぎ払ったのだ。 

 

「ウゴァッ!?」

「嘘だろ!?」

「まさか裏切るなんて・・・。」

 

 油断していたレフはまともにロムルスの一撃で薙ぎ払われ、城の残骸に激突。カービィ達もその光景に驚きを隠せなかったのだ。

 

「レフに召喚され、本来なら遊馬達の敵であるはずのロムルスがマスターであるレフを攻撃するとは予想外だ。もしかすると彼には彼なりの考えがあるかもしれない。」

 

 メタナイトがそう言ったその時、レフが立ち上がった。

 

「やはり裏切ったか!!消えろ!!!」

 

 レフの右手から無数の触手が現れ、その触手の先端が刃物のように鋭くなった。

 

「させるか!!」

 

 だが、ルカリオが攻撃を弾き返し、レフを蹴り飛ばしたのだ。

 

「感謝する!」

「気にしないでくれ。それよりもどうしてこのような事を!?」

「我が愛しき子、ネロよ・・・。最初はお前に立ち塞がる壁として戦うつもりだったが、その必要は無くなった・・・。」

「えっ?」

 

 ロムルスの言葉にネロは疑問に思っていた。

 

「ネロ、お前は多くの友と共に試練を越えてきた。そして、見事私の想像を越えた立派なローマ皇帝となった。」

 

 ロムルスの言葉にドールリカは彼の言葉を察知した。

 

「そうか!ロムルスは最初からネロを立派なローマ皇帝として鍛えるためにわざと敵のふりをしていたのね!まるで娘の成長を促し、見守る父親のように・・・。」

「ロムルス・・・。」

 

 ネロは涙を流したが、ロムルスは彼女の肩を叩いた。

 

「行け、ネロ。お前の友と共にローマを救うのだ!忘れるな、ローマは永遠だ!」

「はっ!」

 

 ネロはそう言った後、戦闘態勢に入った。

 

「私も行くわ!」

「ドールナイトよ、お前もローマだ!行け!」

「はっ!」

 

 ドールリカはそう言った後、ネロと共に戦闘態勢に入った。

 

「抵抗する気か・・・。そう言えばフランスでは大活躍だったみたいじゃないか。まったく、おかげで私は大目玉さ!」

「となると、お前の背後にいる黒幕に怒られたという事だな。」

「そうだ。本来ならとっくに神殿に帰還していると言うのに、こいつ等にやられるなんて情けないという理由で追い返された!結果、こんな時代で後始末だ。聖杯を相応しい愚者に与え、その顛末を見物にする愉しみも台無しだよ。」

「なるほど。その時代に関係する人物に聖杯を与えれば時代が勝手に狂うと言うわけか・・・。」

 

 ルカリオがそう言った後、ジルが姿を現した。

 

「ジル!」

「その通りです。私はフランスを滅ぼそうとしました。」

「だが、私は違っていた。そこで貴様が介入したという事だ。」

「ほざけカス共。人間なんぞ初めから期待していない。君達もだ。凡百のサーヴァントを掻き集めた程度で、このレフ・ライノールを阻めるとでも?」

「それはやってみなければ分からないよ。それに・・・。僕は君を許さない!!」

 

 カービィはそう言った後、前に出た。

 

「仲間をこれ以上傷つける奴には容赦しない!」

「お前達は思い違いをしている。聖杯を回収し、特異点を修復し、人類を、人理を守るぅ?バカめ、貴様達は既にどうにもならない。抵抗しても何の意味もない。終末は確定している。貴様たちは無意味、無能!」

 

 するとルカリオが前に出た。

 

「馬鹿なのは貴様だ!未来は無限の可能性がある。例え貴様等が未来を消し去っても、絶望の中には必ず、一筋の希望の光がある。その希望を掴み、未来を守る為に我々はここにいる!」

「ルカリオの言う通りだ!俺達は大切な仲間がいる!」

「その絆があるからこそここにいるでござる!」

「お前のような奴に負けてたまるか!」

「悪いが徹底的に始末してやるぜ!」

「二度と復活させないようにな!!」

 

 カービィ達は警戒態勢に入りながら戦いの構えを取った。

 

「ならば、哀れにも消えゆく貴様たちに!今!私が!我らが王の寵愛を見せてやろう!!」

 

 レフがそう言った後に、光に包まれた。するともはや人ではない、無数の不気味な目が集まり、巨大な肉の柱のような形をした出来たモンスターとなったのだ。 

 

「改めて、自己紹介をしよう。私はレフ・ライノール・フラウロス。七十二柱の魔神が一柱!魔神フラウロス!これが、王の寵愛そのもの!」

「フラウロスか・・・。だが、本物のモンスターと分かった以上、やるしか方法はない!」

「その通りだ!我々も援護するぞ!」

「助かるよ!」

 

 カービィはそう言った後、メタナイトはある事を思い出した。

 

「待て、カービィ。ここはサーヴァントを吸い込んだ方がいいだろう。」

「サーヴァントを?」

「そうだ。そうすればお前の新たな力が得られるだろう。」

「でも、誰をコピーすれば・・・。」

 

 カービィがそう言った後、清姫が前に出た。

 

「旦那様。ここは私が。」

「分かった!じゃあ、行くよ!」

 

 カービィはそう言った後、清姫を吸い込み始めた。

 

「参ります!」

 

 清姫はそう言った後、カービィの口の中に飛び込んだ。

 

「す、すごい根性ね・・・。」

 

 エリザベートがそう言った後、カービィは清姫を飲み込んだ。

 

「はっ!」

 

 カービィが上空に飛んだ後、彼の頭に清姫の頭の髪が付けられ、手には扇子が握られたのだ。

 

「これこそサーヴァントコピー能力!吸い込んだサーヴァントの能力を使う事が可能だ!」

「サーヴァントコピー能力・・・。」

 

 カービィがそう言った後、吸い込んだはずの清姫が姿を現したのだ。

 

「因みに吸い込まれたサーヴァントはカービィから解放される。」

「そうですか。それを聞いて安心しました。」

 

 マシュは安堵のため息をつきながらそう言った。

 

「な、なんだあの生物の能力は!?この生物にこんな力があるのか!?」

 

 だが、エルメロイ二世は驚きの表情をしながらそう言っていた。

 

「さあ、ここからが君にとっての悪夢の始まりだよ!」

 

 カービィは扇子をレフに向けながらそう言ったのだった。




ED:ハートは戻らない

ついにサーヴァントコピー能力が発動されました!次回は決戦ですが、果たしてどうなるのか!?

では、感想をお待ちしています!


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第35話 レフとのラストバトル

今回はレフとのラストバトル!さあ、カービィ達の活躍をご覧あれ!


 カービィ達はレフに襲いかかり、レフは触手で攻撃を仕掛けてきた。

 

「小癪な!まとめて倒してやる!」

 

 触手が襲い掛かろうとするが、ゲッコウガは居合斬の態勢に入った。

 

「そこ!」

 

 ゲッコウガの居合斬が決まり、触手は切れてしまった。

 

「貴様!」

「こいつを喰らえ!波動弾!」

 

 ルカリオの波動弾が決まった直後、ルイズが襲い掛かった。

 

「そこ!」

「ぐおっ!」

 

 ルイズの斬撃が決まり、レフはダメージを受けてしまった。

 

「よくもやってくれたなぁっ!消えろぉっ!!」

 

 レフが攻撃を繰り出すが、カービィが清姫の能力で触手を燃やしたのだ。

 

「何!?」

「ルイズ!ディスペル!」

「オッケー!」

 

 ルイズは虚無の態勢に入り、ハピナス達は守る体勢に入った。

 

「ディスペル!」

 

 するとルイズの虚無の魔術が発動され、レフの悪魔の力は消えてしまった。

 

「うがぁっ!?な、何だ!?私の、悪魔の力が、消える!?」

「これで強化はできないみたいね!」

「おのれ、よくもぉおおおおおっ!!」

 

 レフが攻撃を仕掛けるが、カービィはうまく躱した。

 

「こいつを喰らわせてもらうよ!」

 

 カービィはそう言った後、宝具発動の態勢に入った。

 

「転身火生三昧!」

「ギャアアアアアア!!」

 

 カービィの攻撃が決まり、レフは悲鳴を上げた。

 

「さすがです、旦那様!私も参ります!」

 

 さらに清姫の攻撃も決まり、レフは後退してしまった。

 

「何故だ・・・。何故私が・・・。」

「どうやら僕達を甘く見ていたようだね。ならばここで終わらせてあげるよ!」

「そうはいくか!聖杯よ、私に力を!!」

 

 レフが持っていた聖杯は今悪魔となった体内に隠されており、最後の手段として願望器である聖杯の力を使う。すると聖杯の力で失った肉体を再生され、その力を何倍にも上昇させた。

 

「聖杯の力で強化しても・・・、我々がいる事を忘れているようだな!」

「何!?」

 

 レフが驚いた直後、ゼクロムとレシラムの2つの技がレフに直撃したのだ。

 

「ぐおっ!しまった!」

「まだまだ行くぜ!連続攻撃開始だ!」

『おう!!』

 

 さらにリザードンの合図で一斉攻撃が始まったのだ。

 

「何故だ、何故私がこんな奴等に追い詰められているんだ!!?」

「まだ今まで何も思わなかったみたいだね。特異点『F』で最後に会った時からずっとレフが何を思ってカルデアにいたのかを。」

「どういう事!?」

 

 カービィの言葉にルイズは彼の方を向いた。

 

「最初から悪魔としてカルデアを裏切るつもりだったにしてもいくつか腑に落ちない点が多かったよ。少なくともお前はカルデアで長く過ごして、色々な人間と触れ合ってきたはずだよ。カルデアの重要な装置のシバを開発して、オルガマリーは君を信頼していたし、ロマン先生は事件が起こる前には親しそうに君の事を話していた。」

「そうだ。それにマシュに親身になって魔術指導をしていたらしいじゃないか。それなのに、お前は本当に人間に対して何も思わなかったのか?」

 

 カービィとジュナイパーの言葉にドールイズミはある事を思い出した。

 

「そう言えば・・・、レフがカルデアにいた時、マシュに魔術指導をしていたわ。それこそオルガマリーが嫉妬するくらい親身になって教えていたからね・・・。」

「もしかするとマシュは心の底からは憎み切れていなかったのかもな・・・。」

 

 ドールイズミとドールイサムの言葉にドールリカも頷いた。

 

「黙れ!私はレフ・ライノール・フラウロス!!七十二柱の魔神が一柱、魔神フラウロスだ!!人間の命をゴミ屑同然だ!人類の未来はもう終わっているんだ!!!」

「まだ終わらないよ!僕達がいる限り!!」

 

 カービィはそう言った後、ピカチュウ達と共に最大奥義の態勢に入った。

 

「行くよ!合体奥義・・・!」

『セブン・ストライク!!』

 

 カービィ達の合体奥義である強烈な光線が炸裂し、レフに直撃したのだ。

 

「ぐおおおおおおおお!!」

 

 レフは悲鳴を上げた後、爆発したのだ。

 

「やりましたか!?」

 

 マシュがそう言った直後、煙の中からスーツがボロボロだがまだ生きているレフがフラフラになりながら立っていた。

 

「あれだけの攻撃を受けて、倒れないだと!?」

「悪魔の力だけでなく、手に握られた聖杯の力もあるな。」

「まだだ、まだ、私は負けたりはしてない・・・人間ごときに・・・!!」

 

 レフがそう言った後、ゲッコウガ達は警戒態勢に入った。

 

「これ以上は無駄でござる!いい加減に降伏を!」

「黙れぇええええっ!私は未来焼却の一端を任された男だ、万が一の事態を想定してないと思ったか!?」

 

 するとレフは聖杯を掲げて何かをしようとした。

 

「まずい!サーヴァント召喚だ!」

「させぬ!」

 

 するとゲッコウガはスピードを上げてレフに襲い掛かった。

 

「斬!!」

「ギャアアアアアアア!!」

 

 ゲッコウガの斬撃でレフは聖杯を持っている腕を切られてしまった。

 

「ドールリカ殿!」

「オッケー!」

 

 するとドールリカが聖杯を回収し、レフの腕を投げ飛ばした。

 

「これで終わらせるでござる!この悪魔に生きる価値はない!」

 

 ゲッコウガはそう言った後、斬撃の態勢に入った。

 

「水神無双斬!!」

「ぐわああああああああ!!この私が・・・!こんなところで・・・!」

 

 レフは真っ二つに斬り裂かれてしまい、死体を残さずに消滅してしまった。

 

「お前にはお似合いの死に場所でござったな・・・。まあ、地獄行きは避けられぬでござるよ。」

 

 ゲッコウガはそう言った後、刀を納めた。

 

「レフ教授・・・。本当に彼は哀れな存在な人でしたね・・・。」

「うん・・・。短い間だけでも一緒にいてくれた存在なのに、裏切った罪はとても大きいからね・・・。」

 

 マシュとカービィがそう言った後、ゲッコウガとドールリカが姿を現した。

 

「聖杯を手に入れたわ。」

「これで回収完了でござるよ。」

「うん。」

 

 カービィはそう言った後、聖杯を手に取った。

 

「レフに召喚する前に取り返して正解だったよ。彼がサーヴァントを召還するくらいなら、こっちがサーヴァントを召還して仲間にする。それが僕達の答えだからね。」

 

 カービィがそう言ったその時、聖杯が光出した。

 

「な、何!?」

 

 カービィが驚いた直後、一人の女性とサンソンが姿を現した。

 

「君達は・・・!」

「嘘!?サンソン!?」

「お前等はあの時の・・・!」

 

 サンソンが驚きを隠せなかった直後、女性はカービィ達の方を向いた。

 

「貴様等か・・・。私を召還したのは。」

「そうだけど・・・。」

「私はアルテラ。フンヌの戦士だ。」

「あの古代アッティラの女王なの!?」

「その通りだ。」

 

 アルテラはそう言った後、カービィ達の方を見た。

 

「ふむ・・・。なかなかいい目をしているな。悪くない奴等だ。」

 

 アルテラはそう言った後、前を向いた。

 

「貴様等に告ぐ。私も共に戦うぞ。」

「えっ!?協力してくれるのですか!?」

「ああ・・・。お前達の目は間違いなく本物だからな。」

「ありがとうございます!」

 

 マシュが代表して一礼をした。

 

「ならば僕も協力するよ。僕も罪を償うために共に戦う。マリーを死なせた罪は重いからね。」

「いいけど、マリーが許してくれるかだね・・・。」

 

 ピカチュウが苦笑いしたその時、アルテラは気配を察した。

 

「向こうから誰か来るが・・・。」

「えっ?」

 

 カービィがそう言ったその時、一人の少年が姿を現した。

 

「どうやらレフを倒したみたいだね・・・。感謝する。」

「君は?」

「僕はカルリア・ソルダース。エルスとは幼馴染さ・・・。」

「エルスの幼馴染!?」

 

 カルリアの発言を聞いたカービィ達は驚きを隠せなかったのだった。




ED:ハートは戻らない

レフとの戦いに決着が着きましたが、カルリアという少年が降臨!果たしてどうなるのか!?

では、感想をお待ちしています!


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第36話 カルリアとの戦い

今回はエルスの幼馴染であるカルリアとの戦いです!

OP:カービィ!


 カルリアは驚きの隠せないカービィ達の方を向いていた。

 

「レフを倒してくれた事には感謝する。彼はエルスを死なせる結果を作った張本人だ。」

「えっ!?エルスが死んだのはレイシフトでの戦いが原因じゃなかったの!?」

「いや、それは合っているが、レイシフトでの戦いで襲撃を受けた犯人について調べてみた。その結果、レフが繰り出したモンスターだという事が判明されていたんだ。」

「そんな・・・。レフがこのような事をしていたなんて・・・。」

 

 カービィがそう言った後、カルリアは彼に近づいた。

 

「お前達はエルスから頼まれた10人のようだな。だが、本当にエルスから頼まれた戦士に相応しい人物なのか確かめる必要がある。」

「まさか戦うという事なの!?」

「その通りだが、ここはポケモン勝負で行こうと思う。」

「ポケモンだと!?お前、ポケモンを持っているのか!?」

「そうだ。俺は強くなるためにポケモン世界で修行していた。そしてリーグチャンピオンになった後、手に入れたポケモン達と共に異世界へと渡り続けた。だが、そのせいなのかポケモン達が喋ってしまう事態が起きたけどな・・・。」

 

 カルリアの言葉にカービィ達は唖然としていた。

 

「いろいろと苦労しているみたいだな・・・。」

「そうなんだよ・・・って、それはもういいよ!!」

 

 カルリアはそう言った後、戦闘態勢に入った。

 

「俺の選んだポケモンはそう簡単に倒せない。さあ、行くぞ!」

 

 カルリアはそう言った後、モンスターボールを出した。

 

「さあ、全員出て来い!」

 

 カルリアはそう言った後、6匹のポケモンを出した。

 

「ブーバーン、ジバコイル、オーダイル、アローラナッシー、カラマネロ、グランブルか・・・。しかもレベルが高そうだぜ・・・。」

「その通りだ!さあ、攻撃開始だ!」

 

 カルリアの合図でブーバーン達が襲い掛かった。

 

「ポケモンならポケモンで戦うのみだ!攻撃開始!」

『おう!!』

 

 するとリザードン達が一斉に立ち向かい、リザードンはブーバーン、ピカチュウはオーダイル、ルカリオはジバコイル、ジュナイパーはグランブル、ゲッコウガはカラマネロ、シルヴァディはアローラナッシーに立ち向かった。

 

「お前の力じゃ俺には勝てないんだよ!」

 

 ブーバーンが襲い掛かったが、リザードンは攻撃を躱した。

 

「おっと!こいつを喰らえ!」

「ぐはっ!!」

 

 リザードンの強烈な一撃が決まり、ブーバーンは後退してしまった。

 

「俺達だって負ける訳にはいかないからな。こんなところで死ぬわけにはいかないぜ!」

「こいつ!」

 

 ブーバーンが襲い掛かったが、リザードンは彼を掴んだ。

 

「何!?」

「ここから先は地獄への始まりだ!」

 

 リザードンはそう言った後、地球投げでブーバーンを地面に激突させたのだ。

 

「がは・・・。」

「勝負ありだな。」

 

 リザードンがそう言った後、ゲッコウガ達も動き出した。

 

「拙者達はこの程度で倒れぬでござる!水神斬!!」

「がは・・・!!」

 

 ゲッコウガは斬撃技でカラマネロを撃破した。

 

「こいつを喰らわせてもらうぜ!」

「キャッ!」

 

 ジュナイパーはシャドーストライクでグランブルを撃破する事に成功した。

 

「なるほど・・・。俺のポケモンの実力を予想以上に超えているな・・・。やはりエルスが選んだ人物は間違っていなかったみたいだな。」

 

 カルリアはそう言った後、戦いに集中した。

 

「全員態勢を取れ!」

『了解!』

 

 カルリアの合図でオーダイル達は警戒態勢に入った。

 

「なるほど・・・。ここは合体技で攻めようという事か・・・。」

「その通りだ!攻撃開始!」

 

 カルリアの合図で合体攻撃が繰り出されたが、ピカチュウ達はうまく躱したのだ。

 

「何!?」

「どうやら勝負ありのようだな!」

 

 リザードンがそう言った後、彼等の合体攻撃でオーダイル達は大ダメージを受けてしまったのだ。

 

「強すぎる・・・。」

「無理もないだろう・・・。彼等は俺達よりも多くの戦いを経験したからな・・・。」

 

 カルリアはそう言った後、モンスターボールにポケモン達を戻させた。

 

「お前達の実力はよく分かった。いずれまた会う事になるが、その時はサポートをしてやる。」

「ありがとう!けど、君は何処に行くの?」

「俺は新たな特異点に渡って問題を解決していく・・・。エルスの無念を晴らす為にも・・・。」

 

 カルリアはそう言った後、消えたのだった。

 

「カルリアはエルスの為に戦う信念を持っていますね。」

「うん・・・。共に戦う日が来ればいいんだけど・・・。」

 

 カービィがそう言ったその時、ブーディカ達の体が消え始めた。

 

「そろそろお別れか・・・。カルデアに戻ったら召喚してね。」

「もちろん!」

 

 ドールリカが笑顔でそう言った後、ブーディカ達はカードとなったのだ。

 

「そろそろ帰るのか?」

「うん・・・。でも、カルデアに帰ったら召喚するから!」

「そうか・・・。なら、これを受け取ってくれ。」

 

 ネロはそう言った後、原初の火をドールリカに手渡した。

 

「これを私に?」

「そうだ。そうすれば成功する確率が高くなる。召喚する日を待っているぞ。」

「分かったわ!必ず召喚するから!」

「うむ!また会える事を楽しみにしているぞ!」

 

 ネロの言葉にドールリカは笑顔で返した後、彼女達はカルデアに帰還したのだった。

 

 

 カルデアに帰還したドールリカは、仲間達を連れて召喚ルームに移動した。

 

「さっ、召喚するよ!」

 

 ドールリカがそう言った後、彼女達はサーヴァントを召還した。するとネロ、ブーディカ、荊軻、呂布、エルメロイ二世、カエサル、ロムルス、レオニダス、ステンノ、タマモキャット、アルテラ、サンソン、カリギュラ、スパルタクスが姿を現したのだ。

 

「今回はこのぐらいね。さっ、契約開始!」

 

 ドールリカの合図で契約が始まり、彼女はネロ、ブーディカ、カリギュラ。ドールイズミはステンノ、リザードンはレオニダスとエルメロイ二世、カービィはタマモキャット、ルカリオはアルテラとカエサル、ゲッコウガは荊軻、ジュナイパーは呂布、ドールイサムはロムルス、シルヴァディはスパルタクス、ピカチュウはサンソンと契約を交わした。

 

「今回もお疲れ様。それにしてもレフが悪魔だとは予想外だったわ・・・。私の恋を返してよ・・・。」

 

 オルガマリーは泣き出してしまい、それをマシュ達が落ち着かせた。

 

「やれやれ・・・。そうなるのも無理ないよね・・・。」

「確かにそうね。それじゃ、今日はゆっくり休みましょう。」

 

 ドールリカの言葉に全員が頷き、彼女達は自分の部屋に帰り始めたのだった。

 

 

 それから数日後、格納庫ではメタナイトが状況を確認していた。

 

「今のところは異常ないな。」

 

 メタナイトがそう言った後、ソードナイトが駆けつけてきた。

 

「卿!何者かがこのカルデアに侵入しています!」

「何!?すぐに全員に伝えろ!」

「はっ!」

 

 ソードナイトはそう言った後、すぐに駆け出したのだった。




ED:ハートは戻らない

第二特異点もクリアし、ネロ達が仲間になりました!

ところがカルデアに侵入者が発生!それと同時に次回から新章に入ります!では、予告をどうぞ!

予告

カルデアに侵入してきたのはまさかのチビ化物!予想外の展開にカービィ達は大パニック!

カービィ「これはいったいどういう事!?」

マルタ「私にもわからないわよ!」

そんな中、新たなサーヴァントである沖田と信長から話を聞き、ゲッコウガが立ち上がった!

ゲッコウガ「話を聞いた以上、ここは拙者に任せるでござる!」

忍一族の末裔ゲッコウガ!いざ、降臨!

BGM:1/2(るろうに剣心OP2)

ゲッコウガ「拙者に勝てる事は不可能でござる!」

シエスタ「ここは私に任せてください!」

沖田「ゲッコウガさん、助太刀します!」

信長「お主ならきっといい忍となりそうじゃ。」

巴御前「必ずマスターの為に運命を覆します!」

アギルダー「同じ忍として負ける訳にはいかないな。」

果たしてゲッコウガはこの世界の異変を解決する事ができるのか!?

ゲッコウガ「水神ノ閃(すいじんのひらめき)!!」

ズバアアアアア

ぐだぐだ本能寺編、近日スタート!

では、感想をお待ちしています!


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ぐだぐだ本能寺編 第37話 異次元からの来訪者

今回から新章スタート!ゲッコウガ達の活躍をご覧あれ!

OP:カービィ!


 第二特異点の戦いから数日後、ポケモンリゾートはカービィ達の手によって改築されてきたのだ。

 

「ふう・・・。なんとか完成したみたいだね。」

 

 カービィの言葉にゲッコウガ達も頷き、ハネッコ達は楽しく遊んでいた。

 

「それにしてもこのカルデアにポケモン達の楽園ができるなんて驚いたわ。」

「そうそう。ジャラコも楽しんでいるみたいだし。」

 

 レティシアが指さす方を見ると、ジャラコはアスレチックで遊んでいた。

 

「それにしてもあなたがポケモンを手に入れるとは驚きました。」

「まあ、私もドラゴンポケモンが欲しかったからね。あとポケモン達のそれぞれのパートナーも決まっているでしょ?」

「そうですね。私はメリープ、マルタはトロピウス、エリザベートはフラベベ、マリーはハネッコ、デオンはウパーと決まっていますが、他はまだのようですね。」

「でも、昨日はオドリドリ達がネロ、キレイハナがブーディカに懐いたからね。もしかすると他も決まるのかな?」

「その可能性もありえますね。」

 

 ジャンヌがそう言ったその時、警報が鳴り響いた。

 

「こんな時に警報!?」

「何があったのかしら?」

 

 カービィとルイズがそう言ったその時、通信が入った。

 

『カルデアに侵入者よ!ダ・ヴィンチによると別位相から直接侵入してきたみたい。レフみたいな悪魔の反応はないらしいけど、第一級警戒体制を敷いてるわ。急いでカルデア内のサーヴァントたちと合流して侵入者を排除して。やり方は任せるわ!』

『了解!』

 

 カービィ達は急いで駆け出し、ハネッコ達も後を追いかけたのだった。

 

 

 カービィ達が外に出ると、異様な光景を目にした。

 

『ノブノブー!』

『!?』

 

 なんと突如現れたのは体長数十センチの人型?と思われる軍服を着た妙に可愛い謎のナマモノだった。

 

「な、何よあれ!?」

「ともかく捕まえよう!」

 

 カービィ達が警戒態勢に入り、謎のナマモノ達は警戒態勢に入った。

 

「ならばここは拙者が!」

 

 ゲッコウガが飛びだそうとしたその時だった。

 

 

「そこまでです!」

「「「ノブッ!?」」」

 

 

 凛とした声が響くと、ナマモノは顔を真っ青にした。

 

「今の声・・・。」 

 

 ゲッコウガが声のした方を見ると、アルトリアやジャンヌと面影が似ているピンクの着物を着た和服美人の少女だった。しかも見事な波紋を描いた刀を構えており、その刀を見たゲッコウガはすぐに察した。

 

「この刀・・・。どうやら沖田総司でござるな。」

「ど、どうして分かったのですか!?」

「刀を見て分かったでござる。名刀、加州清光・・・、その刀を使う者は歴史上二人いる。そしてその姿を見れば沖田殿しかいないと分かっているでござるよ。」

「ゴフッ!!」

 

 真名がばれた沖田は吐血してしまった。

 

「そう言えば沖田殿は病を患っていたでござるな・・・。ところで何故この世界に?」

「はい、実は私はあの謎の生き物を追ってこちらの世界に現界したのですが・・・。」

「まてまて人斬り!わしを置いていくではないわ!」

 

 するともう一人のサーヴァントが姿を現したが、妙に謎のナマモノとよく似た軍服に赤いマントを羽織っていた。

 

「ゲッコウガ、真名は分かる?」

「拙者の洞察眼なら見破れるでござる!」

 

 ゲッコウガはそう言った後、洞察眼で見破り始めた。

 

「分かったでござるよ。こいつは第六天魔王の織田信長でござる。」

「うおっ!?お主、わしを既に見破るとは・・・。」

「「「ノ、ノブー!?」」」

 

 信長が驚いた直後、ナマモノ達は沖田と彼女の登場に恐れをなしたのかその場から撤退してしまった。

 

「逃げられてしまったみたいだね。」

「うむ・・・。だが、このナマモノは信長殿に似ているでござるが・・・。一体何が?」

「ギクッ!?」

 

 ゲッコウガに指摘された信長はビクッと体が震え、体中から冷や汗をかいて目線を必死に逸らしていた。

 

「ともかく今はあのナマモノをどうにかしないと!」

 

 カービィの言葉に全員が頷き、ナマモノ達を追いかけだしたのだった。

 

 

『ノ、ノブ・・・。』

 

 その後、カービィ達はナマモノ達を追いつめ、ナマモノ達はガタガタと震えていた。

 

「さて、ナマモノ達を追いつめたのはいいでござるが、いったい何があったのか教えてくれるとありがたいでござる。」

 

 ゲッコウガは沖田達の方を向きながらそう言った。

 

「じ、実は・・・。」

「待て、人斬り!あっさり話すのか!?」

「うるさいですよ!元はと言えば、あなたの所為なんですから!」

「信長殿の所為?」 

「はい。私達の世界はあなた達とは異なる別の世界であり、そこで聖杯戦争が行われていました。ですが、本来願望機である聖杯は、願望機としての力がない事をノッブが見抜いたのです。そこで彼女が超兵器として帝都聖杯に火薬を詰めて爆弾にしようとした結果、聖杯が暴走してしまったのです・・・。」

『へ!?』

 

 沖田の話にカービィ達は唖然とした表情をした。

 

「挙げ句の果てに再構成中の聖杯にノッブが落ちてしまい、殆どの力が失われて同時に大量のナマモノが発生してしまったのです・・・。」

「そして、それにより二人がいた世界とカルデアが繋がってしまい、ナマモノが流れ込んでしまった・・・。つまり、此度の事件の元凶は信長殿とは・・・。」

 

 ゲッコウガが呆れた表情でそう言った直後、シルヴァディとエミヤは信長に近づいた。

 

「あのさ。聖杯が危険な物だと知っているのになぜそのような事を?」

「日本を救う為じゃ。」

「馬鹿か!そんな事をしたら日本が吹き飛ぶに決まっているだろ!しかも聖杯を爆弾にするとは何を考えているんだ!!どんだけうつけなのだ貴様は!!?馬鹿はやはり馬鹿なのか!?」

「いくらなんでも酷くないか!??」

 

 エミヤの発言に信長がツッコミを入れた。

 

「ともかくこうなった以上はやるしかないでござる!」

「そうね。チビノブ達の事は私達で何とかするわ。あなた達は元凶となる世界に赴いて戦って欲しいけど、今回はゲッコウガに行かせてもらうわ。」

「拙者でござるか!?」

 

 ゲッコウガの言葉にオルガマリーは頷いた。

 

「そうよ。それにこの世界は戦国世界だし、あなたが適任だと私は思うわ。」

「そうですね。ここはゲッコウガさんにお願いします!」

「分かったでござる!ここは拙者に任せるでござる!」

 

 ゲッコウガがそう言った後、シエスタと巴御前も駆けつけてきた。

 

「私達も助太刀します!」

「頼むでござる。」

「僕達はチビノブをどうにかしておくね!」

「そちらはよろしく頼むでござるよ。」

 

 ゲッコウガはそう言った後、背伸びをした。

 

「さて、始めるでござる!」

 

 ゲッコウガはそう言った後、沖田達と共に彼女達の世界に向かった。だが、それは残念な世界だという事を彼等はまだ知らなかったのだった・・・。




ED:ジョバイロ

新章が幕を開けましたが、ゲッコウガが沖田達の世界の異変にどう立ち向かうかに注目です!

では、感想をお待ちしています!


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第38話 残念サーヴァント達との決戦!

信長達の世界に着いたゲッコウガ達ですが、果たしてこの世界でどう立ち向かうのか?

OP:カービィ!


 ゲッコウガ達は信長達の世界に辿り着き、辺りを見回していた。

 

「ここが信長殿達の世界でござるか・・・。しかしどう見ても残念世界にしか見えないでござるが・・・。」

「ノッブが余計な事をするからですよ。」

「うう・・・。」

 

 信長がシュンと落ち込んだ後、ゲッコウガ達は顔を見合わせた。

 

「ゲッコウガさん。ここは・・・。」

「ああ・・・。カモン!エアライド!」

 

 ゲッコウガがそう言った途端、3つのエアライドが姿を現した。

 

「な、なんじゃこれは!?」

「拙者達の世界のエアライドでござる!さあ、早く!」

 

 ゲッコウガがそう言った後、沖田はシエスタ、信長は巴御前のエアライドに乗り、彼等は移動を開始した。

 

「しかし驚いたのう。先程の真ん丸の奴もマスターなのか?」

「そうでござるよ。拙者達は異世界から来た戦士達でござるからな。」

「なるほど。道理で儂が知ってるサーヴァントを使役する魔術師のマスターとは違ったわけじゃな。」

「凄いですね。人間じゃない生物達が世界を救う為に立ち向かうなんて・・・。」

「気に入ったぞ!ゲッコウガよ、儂の配下にならないか!?共に天下を統一しようぞ!」

「いや・・・、それは・・・。」

 

 ゲッコウガがそう言ったその時、音が聞こえた。

 

「今の音・・・。」

 

 ゲッコウガが音のした方を見ると、ちびノブ達が姿を現した。

 

「「「ノッブノブー!!」」」

「やはり聖杯の影響が大きいでござるな・・・。」

 

 ゲッコウガはため息をついた後、戦闘態勢に入った。

 

「行くでござる!」

 

 ゲッコウガはそう言った後、斬撃を繰り出す態勢に入った。

 

「飛龍斬鉄剣!」

 

 ゲッコウガの新技が炸裂し、ちびノブ達は倒れてしまった。

 

「ふう・・・。ぬ?」

 

 ゲッコウガがちびノブ達の倒れた場所を見ると、極東独特の茶器が置いてあった。

 

「しかしこんな物があるとは驚いたでござるな・・・。ふむ。これはなかなかでござるよ。」

「どうやら聖杯から漏れた魔力がわしの意識にあった価値あるものを複製しておる様じゃな。」

「価値あるものですか?黒いお釜に小さい壺に古ぼけたお椀・・・、あまり価値がある様には見えませんが・・・。」

「日本では国宝級の品物でござるからな。平蜘蛛に九十九髪茄子に曜変天目茶碗、下手したらどれも数十億はするでござるよ。」

「なるほど・・・。」

 

 シエスタがそう言ったその時、ちびノブが姿を現した。

 

「返り討ちにするでござる!」

 

 ゲッコウガが臨戦態勢に入ったその時、ちびノブ以外にも敵が出てきた。 

 

「は!?金と銀のちびノブが出た!?」

「それだけじゃありません!でかノブもいます!」

「こっちには金と銀のでかノブです!」

「どれだけいるんですか!?目立ちたいからとはいえ自重してくださいよ、ノッブ!!」

「んなこと知らんわボケェッ!こんな目立ち方などしたくはないぞ!!」

 

 信長の言葉にゲッコウガは呆れた表情をした。

 

「はあ・・・。仕方がないでござるな・・・。」

 

 ゲッコウガはそう言った後、素早い動きで移動した。

 

「一気に攻める!」

 

 ゲッコウガはそう言った後、スピードを上げて斬り裂きまくった。

 

「シエスタ殿!」

「はい!」

 

 さらにシエスタの追い打ち攻撃も決まり、ちびノブ達は消滅してしまった。

 

「よし!このくらいでござるな!」

「次が出てきました!」

 

 巴御前が指さす方を見ると、残念サーヴァント達が姿を現した。

 

「こ、これはいったいどういう事でござるか・・・?カルデアにいるサーヴァントみたいな者が多いでござるが・・・。」

「しかも残念な性格になっています・・・。」

 

 残念サーヴァントの姿を見たゲッコウガ達は唖然としていた。

 

「確認出来るだけでもよくわからない名前を名乗っていますし・・・。ともかく戦いましょう!」

「そうでござるな!」

 

 ゲッコウガはそう言った後、残念サーヴァント達に襲い掛かった。

 

「斬!」

 

 ゲッコウガの斬撃が決まり、残念サーヴァント達は消滅してしまった。

 

「しかし日本の歴史に名を馳せる戦国武将が、時代と国が異なるサーヴァントの姿を借りて変な名前を名乗っているのか不思議でござる・・・。待てよ?もしかすると・・・。」

 

 ゲッコウガはそう言った後、信長の方を見た。

 

「サーヴァントを呼び刺す力を持つのは聖杯。これも信長殿の仕業でござるな・・・。」

 

 ゲッコウガは呆れた表情でそう言った。 

 

「全く、ノッブはどれだけ迷惑をかけているんですか。こんなんだとあなたが生きてた頃の家臣の皆さんに同情しますよ。」

 

 沖田の言葉に信長はブチ切れてしまった。

 

「やかましいわ!わしだってこんなことになるとは思ってなかったのじゃ!それなのに小姑みたいにネチネチネチネチと・・・。もうお前らとはやっていけん!バーカバーカ!ちびノブにやられちまえ!!」

 

 まるで子供のようにいじけたノッブは全力疾走で逃げ出してしまった。

 

「年上なのにいじけるとは情けないでござるよ・・・。」

「まあ子供じゃないんだし、そのうち帰ってくるから大丈夫でしょう。」

「は、はあ・・・。」

 

 沖田の言葉にシエスタは苦笑いしたのだった。

 

 

 その後、信長が沖田の言った通り、帰ってきた。

 

「帰ってきましたね・・・。」

「その様子だと・・・、ぬ?」

 

 ゲッコウガは信長の様子を見て真剣な表情をした。

 

(なんか怪しいでござるな・・・。これは警戒する必要があるでござる・・・。)

 

 ゲッコウガはそう思った後、信長をじっと見つめたのだった。

 

 

 その後もゲッコウガの活躍で敵は次々と倒れ、最後の残念サーヴァントも撃破したのだ。

 

「ふう・・・。これで全員でござるな・・・。」

 

 ゲッコウガがそう言った後、茶釜が残っていた。

 

「どうやらこの茶釜は変質した聖杯の核でござるよ。」

「そうか!これでわしの力も元に戻る・・・。」

 

 信長が茶釜を手に取ると、その身から赤黒いオーラが放たれて様子が変わり始めた。

 

「やはりでござるか・・・。」

「えっ!?どういう事ですか!?」

「あの信長は偽物でござるよ。」

「えっ!?」

 

 ゲッコウガの言葉にシエスタ達は驚きを隠せなかった。

 

「馬鹿な!何故分かった!?」

「拙者は本物か偽物を見破れる事が可能!それにお主の正体もすぐに察する事ができるでござる!そしてお主の正体は信長殿が聖杯に落ちた時に二つに分かれた半身だということを!」

 

 ゲッコウガがそう言った後、本物の信長と荊軻が姿を現した。

 

「救出させてもらったよ。」

「おのれ、わしの半身め!!許さんぞ!!」

 

 ゲッコウガは安心の表情をした後、闇信長の方を向いた。

 

「貴様の悪行はここで終わらせる!」

「やれるものならやってみろ!」

 

 ゲッコウガと闇信長は戦闘態勢に入り、戦いに向かったのだった。




ED:ジョバイロ

残念サーヴァントについては自分も唖然としましたからね・・・。果たしてたたかいはどうなるのか!?

では、感想をお待ちしています!


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第39話 新たな奥義、水神ノ閃

今回でぐだぐだ本能寺も終わりを告げますが、果たして!?

OP:カービィ!


 ゲッコウガは闇信長と激しい戦いを繰り広げており、一歩も引かぬ展開となっていた。

 

「見事な実力じゃ!じゃが、いくらなんでもお主にわしを倒す事は不可能!」

 

 闇信長の攻撃が襲い掛かるが、ゲッコウガは素早く躱した。

 

「なんの!」

 

 ゲッコウガはそう言った後斬撃でダメージを与えたのだ。

 

「巴殿!」

「はい!」

 

 さらに巴御前の弓矢で闇信長は茶釜を落としてしまい、それをシエスタがキャッチした。

 

「一丁あがりです!」

「おのれぇえええええっ!じゃが、まだじゃ!わしの体には聖杯に落ちた時に取り込んだ欠片の力が残っておる!!」

「聖杯の欠片でござるか!?」

 

 闇信長の発言にゲッコウガは驚きを隠せなかった。

 

「貴様の手にある核ほどでは無いが、貴様らを葬るには充分じゃ!!いざ、三界神仏灰燼と帰せ!我が名は第六天魔王波旬、織田信長なり!!」

 

 闇信長は体内にある聖杯の欠片の力を使い、フィールドを燃え盛るどこかの寺院へと変えた。

 

「本能寺でござるな・・・。だが、拙者は動じぬでござるよ?」

「ほう・・・。いい度胸じゃのう・・・。そうだ!わしの家臣となれ!共に天下を統一しようではないか!」

「いや、それは興味ないでござるよ。」

「そうか・・・。ならばお主の望む物をくれてやろう!女なら美少女から熟女まで揃えてやろう!それでハーレムを築くのはどうじゃ!?」

「いや・・・、そんな事は必要ないでござるよ。だって・・・。」

 

 ゲッコウガが指さす方を見ると、シエスタが鬼のような形相で襲い掛かってきた。

 

「ぬぉおおおおおっ!??」

 

 闇信長は慌てて躱し、シエスタは攻撃を避けられてしまった。

 

「外しましたか・・・。」

 

 恐ろしい光景にマシュ達はガタガタと震えていた。

 

「そこの女!人が交渉している時に襲い掛かるとは何事じゃ!?」

「ハーレムなんて必要ありません・・・。これ以上それを言ったら・・・、殺しますよ?」

 

 シエスタの黒い笑みに闇信長は小便を漏らしてしまった。

 

「あっ、漏らした。」

「ぬおおおおおおおお!!よくも恥をかかせてくれおったな!こいつだけは許さん!!」

 

 闇信長はそう言った後、炎を繰り出した。

 

「なんの!」

 

 シエスタはそう言った後、薙刀を回転しながら炎を弾き返した。

 

「まだまだ行きます!」

 

 シエスタはそう言った後、闇信長にダメージを与えたのだ。

 

「おのれ!こいつを喰らえ!!」

 

 闇信長は接近して襲い掛かるが、シエスタはうまく躱したのだ。

 

「やるでござる!」

「おのれ!こいつを喰らえ!!三千世界(さんだんうち)!!」

 

 闇信長の宝具が襲い掛かるが、ゲッコウガが次々と弾き返した。

 

「こいつめ!」

 

 闇信長が襲い掛かるが、ゲッコウガは躱してカウンター斬撃を浴びせた。

 

「がは・・・!」

「まだやる気でござるか?」

「おのれ!!こうなったらわしも本気を出すしか無いようだな!!三界神仏灰燼と帰せ!第六天魔王波旬!!」

 

 フィールドの炎が全て闇信長に集まり、軍服の衣装が焼けて裸になっていった。

 

「あれはわしの切り札とも言える宝具、第六天魔王波旬じゃ!神秘や神性を持つ者に対して絶対なる力を発揮する!」

「ここにはいないでござるが、近づくのは容易でないでござるな・・・。」

 

 ゲッコウガがそう言ったその時だった。

 

 

「そこだ!」

「うげっ!!」

『!?』

 

 

 なんと二体のポケモンが姿を現し、闇信長に攻撃を仕掛けたのだ。

 

「シュバルゴ!アギルダー!」

「さっきから騒がしいと思ったら、こういう事だったのか・・・。」

「この世界に飛ばされてから大変だったんだ。だが、ここからは俺達も協力する!」

「感謝する!」

 

 ゲッコウガはそう言った後、戦闘態勢に入った。

 

「ひとつ言っておくでござるが・・・。お主は信長ではない。」

「何!?」

「信長殿は破天荒で人々から恐れられていたが、天下布武・・・、天下を統一して争いのない国を作ろうとしていた。だけど、今のお主にはその思いが感じられぬ。聖杯で二つに分かれて、その力で心が暴走しているからでござるからな・・・。」

「貴様!絶対許さん!!」

 

 闇信長が襲い掛かろうとするが、ゲッコウガはこの攻撃を躱した。

 

「ならば拙者はお主の闇を破壊する!」

 

 ゲッコウガはそう言った後、覚醒してサトシゲッコウガとなったのだ。

 

「変身しても無駄じゃ!!」

 

 闇信長が襲い掛かるが、サトシゲッコウガはうまく躱した。

 

「これで終わらせる!!」

 

 サトシゲッコウガはそう言った後、忍者刀を持って闇信長に狙いを定めた。

 

「水神ノ閃(すいじんのひらめき)!!」

「何!!??」

 

 闇信長が驚いた直後、水を纏った忍者刀の一撃は闇信長を斬り裂いたのだ。

 

「勝負ありでござるよ。」

 

 サトシゲッコウガがそう言った後、元の姿に戻った。

 

「お、おのれ・・・。だがわしは貴様らに負けたわけではないぞ。わしの心の中にあるノッブに敗れたのじゃ、それに、わしはまた必ず現れる・・・。そう・・・。お前達が大地への感謝を忘れた時とかにな!」

 

 闇信長は光に飲み込まれたままラスボスの最後みたいな台詞を言って消滅した。

 

「ふう・・・。」

 

 ゲッコウガがそう言った後、信長の本来の力が光となって漂い、彼女が手を伸ばすとそれが体の中に取り込まれて本来の力を完全に取り戻した。

 

「あっ、聖杯の欠片です!」

 

 シエスタは聖杯の欠片を取り、それは光の粒子となって茶釜の中に入った。すると特異点の元凶であった信長が消えた事で、この世界の崩壊が始まったのだ。

 

「どうやらこの戦いも終わるでござるな・・・。」

「そうじゃな・・・。」

 

 信長がそう言った後、2枚のカードが姿を現した。それは信長と沖田のカードだった。

 

「もしかすると・・・、これはこの聖杯戦争を終わらせた褒美かも知れないでござるな。」

「そうですね。今回はお世話になりました。今度は是非私たちの世界にも遊びに来てください。大戦真っ最中ですけど。」

「うむ、本来交わることのない世界じゃったが、お前達は気に入ったのじゃ!」

 

 沖田と信長がそう言った後、ゲッコウガは前に出た。 

 

「もし、拙者が二人を召喚できたら、その時は共に戦ってくれるでござるか?」

「もちろんです!あなたのために一肌脱ぎましょう!」

「喜んで第六天魔王の力、存分にふるってやろう!」

「かたじけない!さらばでござる!」

「はい!それではまたどこかで逢いましょう!」

「さらばじゃ!」

 

 沖田と信長は消滅し、再び異世界の聖杯戦争へ向かった。

 

「ゲッコウガさん。」

「うむ!」

 

 さらにゲッコウガ達もカルデアに戻ったのだった。

 

 

 ゲッコウガ達はカルデアに帰還した後、信長と沖田を召還した。

 

「さて・・・、後はちびノブ達でござるが・・・。」

 

 ゲッコウガがそう言った直後、ちびノブ達が働いているのが見えた。

 

「こ、これはいったい・・・。」

 

 ゲッコウガがそう言った後、オルガマリーが姿を現した。

 

「ああ。彼女達はここで働く事になったわ。大丈夫よ、危害は加えないから。」

「そうでござるか・・・。まあ、こんな結末も悪くないでござるな。」

 

 ゲッコウガの言葉にシエスタ達は笑顔で返したのだった。




ED:ジョバイロ

ぐだぐだ本能寺が終わり、沖田と信長が仲間になりました!

次回は幕間の話です!

では、感想をお待ちしています!


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第40話 化石のポケモンとパートナー

今回は化石ポケモンのパートナー決めです!

OP:カービィ!


 ある日の食堂ではカービィが山盛りの料理を食べていた。

 

「アンタ、相変わらずね・・・。」

「僕はこれだけ食べる必要があるからね。」

「向こうでも・・・。」

 

 マシュが指差す方を見ると、アルトリアも大量の料理を取っていたのだ。

 

「やはり大食いには大食いのプライドがあるのか・・・。」

 

 リザードンがそう言った後、オルガマリーが姿を現したのだ。

 

「どうした?」

「皆、ポケモンの化石が新たに見つかったわ!」

「また見つけたんだ!行ってみよう!」

 

 カービィの言葉に全員が頷き、彼等は駆け出したのだった。

 

 

 カービィ達がポケモンリゾートに着くと、そこには化石が並べられていた。

 

「色々な種類が在るみたいだね。」

「ええ。甲羅の化石、爪の化石、根子の化石、竪の化石など色々あるわ。」

「早速復元してみて!」

「やってみるわ!」

 

 オルガマリーはそう言った後、化石復元ガンを放った。すると、化石がポケモンになったのだ。

 

「えっと、カブト、プロトーガ、アノプス、リリーラ、オムナイト、アマルル、チゴラス、タテトプス、ズガイドスね。」

「それにしてもこんなにも出てくるなんて・・・。」

 

 ルイズの確認にマシュは驚いていた。

 

「他にもプテラがいるけど、彼は何処にいるのか分からないからね・・・。」

「なるほど。パートナーはどうする?」

「うーん・・・。」

 

 カービィが考えたその時、ブーディカがチゴラスを抱き上げた。

 

「私はこの子を気に入ったわ。とても可愛いしね。」

「じゃあ、チゴラスはブーディカだね。チゴラス!迷惑かけないでよ!」

「分かってるよ。よろしく頼むぜ!」

 

 チゴラスがそう言った後、アマルルがトコトコと歩いた。

 

「ボクもパートナーが欲しいな・・・。」

「アマルル。あいつならどうだ?」

 

 チゴラスはネロを指差しながらそう言った。

 

「うーん・・・。パートナーとしてはいいけど、性格がちょっと・・・。」

「そんな事は気にするな!余のパートナーになるのなら、もちろん許可する!」

「うわっ!」

 

 アマルルはネロに抱かれ、チゴラスは彼の方を見た。

 

「お前もパートナーができてよかったな。」

「複雑だけど・・・、まっ、いいか。」

 

 アマルルがそう言った後、カービィは残りを見た。

 

「あとはカブト、オムナイト、リリーラ、アノプス、プロトーガ、タテトプス、ズガイドスだね。」

 

 カービィがそう言った後、エリザベートがアノプスを見た。

 

「ねえ、この子は進化すると何になるの?」

「アノプスはアーマルドに進化できるよ。」

「悪くないわね。じゃあ、この子にするわ!」

 

 エリザベートはアノプスを抱えてパートナーにした。

 

「清姫は?」

「私は遠慮しますわ。いいポケモンがまだ見つかりませんので。」

「確かアンタは蛇系がいいと言っていたわね・・・。」

 

 エリザベートがそう言った後、マルタがズガイドスを見た。

 

「私はこれにする。」

 

 マルタはズガイドスを抱きながらそう言った。

 

「じゃあ、私はプロトーガですね。」

 

 沖田はプロトーガを抱きながらそう言った。

 

「俺も選ぶとするか。頼むぜ、カブト!」

「わしはこいつじゃ!」

 

 クー・フーリンはカブトを選び、信長はタテトプスを選んだ。

 

「オムナイトとリリーラはどうするの?」

「僕はエミヤさんに付いていくよ。」

「私はマリーさんにするわ。」

「分かった、よろしく頼む。」

「お願いします。」

 

 オムナイトはエミヤ、リリーラはマリーをパートナーにしたのだ。

 

「あとは強化してどれくらい強くなるかだね。」

「ええ。今後の戦いのためにも実践経験を積む必要がありますし、その為にも強化をする必要があると思います。」

「ならばここは私にお任せください。彼らを鍛えて見せましょう!」

「じゃあ、お願いするわ。」

 

 ルイズの言葉にレオニダスは頷いたのだった。

 

 

 それから数日間、ニャビー達はレオニダスの指導強化で強くなり、戦闘できる状態となっていた。

 

「取りあえずは強化成功ね。あとは第三特異点でどれだけ実力を出せるかがカギだけど、やるからにはしっかりやりなさい!」

『おう!!』

 

 オルガマリーの言葉にニャビー達は一斉に応えた。

 

「次の世界についてはまだ不明だけど、また何かあったら説明するわ。」

「じゃあ、お願いね!」

 

 カービィの言葉にオルガマリーは頷いた。

 

(皆が強くなっている・・・。私もしっかりしないと!)

 

 この光景を見ていたマシュは新たな決意をしたのだった。




ED:ジョバイロ

プロトーガ達のパートナーが決まり、いよいよ次回からは第三特異点に向かいます!では、予告をどうぞ!


予告

第三特異点はオケアノスと判明!リザードンはこの旅を楽しみにしていた。

リザードン「大航海時代は俺の好きな時代だからな!」

ルイズ「あんた意外ね・・・。」

その世界で出会うサーヴァント!

ドレイク「アンタならいい海賊になれるよ。」

アタランテ「久しぶりだな、ジュナイパー。」

ティーチ「よろしくでおじゃる!」

オリオン「あんたの腕前、見させてもらうぜ!」

エウリュアレ「見せてもらうわ。あなたの覚悟を。」

アステリオス「カービィ、あぶ・・・ない・・・!」

そして立ちはだかる敵!

イアソン「僕に楯突くなら容赦しない!」

ヘクトール「ほう!面白いやつもいるもんだ!」

メディア・リリィ「イアソン様には指一本触れさせません!」

新たな戦いが今、幕を開ける!


ED:NEW LOOK

リザードン「俺は海賊王になる!!」

カービィ「はあああああ!!」

ドレイク「砲撃開始!」

エウリュアレ「そう簡単に捕まるわけにはいかないわ!」

ドールイズミ「また三人で暮らせるように援護してあげるわ!」

ステンノ「エウリュアレに手を出すなら容赦しないわ!」

メドゥーサ「助けてくださーい・・・。」

メディア「イアソン・・・。私はあなたを許さないわ!」

果たして戦いはどうなるのか!?そして聖杯の行方は!?

リザードン「喰らいやがれ!ドラゴンフレイム!!」

ゴオオオオオ!!

第三特異点 封鎖終局四海オケアノス、次回よりスタート!

では、感想をお待ちしています!


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第三特異点 封鎖終局四海オケアノス 第41話 遥かなる航海の旅へ!

今回から第三特異点の物語が始まります!

OP:DESTINY(タイムボカン逆襲の三悪人OP1)



 ある日の朝、リザードンは冒険小説を見ていた。

 

「リザードン、お前が冒険小説を見るなんて意外でござるな。」

「ああ。このタイトルを見ろ。」

「どれどれ?」

 

 ゲッコウガがタイトルを見ると、それは宝島だった。

 

「お主、どうやら航海冒険が好きでござるな?」

「まあな。俺もいつかこのような冒険をしてみたいぜ!」

 

 リザードンがそう言った後、ピカチュウが歩いているのが見えた。

 

「ピカチュウじゃないか。どうしたんだよ?」

「あっ、リザードンにゲッコウガ。実は夢を見たんだ・・・。」

「夢?」

 

 リザードンの言葉にピカチュウは頷いた。

 

「そうなんだ。実をいうと紫色の髪をした少女が何かと対峙しているのを見たんだ。しかもあの闇はギャラクティック・ノヴァ並の強さを持っていたよ・・・。」

「なるほど・・・。となると、これは意外な展開かも知れないでござるな・・・。」

 

 ゲッコウガがそう言った後、メディアが姿を現した。

 

「ピカチュウ、うなされていたけど大丈夫?」

「う、うん・・・。ありがとう・・・。」

 

 ピカチュウはそう言った後、メディアをじっと見た。

 

「どうしたの?」

「大丈夫だよ。こんなところで立ち止まるわけにはいかないからね。」

 

 ピカチュウがそう言った後、集合の合図が鳴った。

 

「そろそろ行かないと!」

 

 ピカチュウの言葉に全員が頷き、急いで管制室に向かったのだった。

 

 

 ピカチュウ達が管制室に辿り着くと、そこにはオルガマリー達がいた。

 

「今回は1573年、場所は見渡す限りの大海原。今までのフランスとローマの二つの特異点と異なり、具体的な地域が決まってないのよ」

「今回の特異点は大航海時代だな。俺、実を言うとこの時代に憧れていたからな。」

「意外ね。あなたが大航海時代が好きなんて。」

 

 オルガマリーがそう言った後、マシュが手を挙げた。

 

「ですが、転送する時、いきなり海の上に落とされたら困るのですが。私は水泳のトレーニングを受けていません。」

「そう言う時は拙者達に任せるでござる!」

 

 ゲッコウガの言葉にピカチュウ達も頷いた。

 

「大航海時代と言えば、これが有効かも知れません!」

 

 シエスタはそう言った後、コショウを出した。

 

「そうね。これならうまく使えるかもしれないわ。」

 

 オルガマリーはそう言った後、出動メンバーを発表し始めた。

 

「じゃあ、マスター以外の出動メンバーはこうなっているわ。ルイズ、シエスタ、ネロ、アストルフォ、ティファニア、エーコ、ヤナップ、バオップ、ヒヤップ、チルタリス、頼光、マリー、デオン、マルタ、アルテラ。以上よ!」

 

 オルガマリーがそう言った後、ルイズ達はストレッチをした。

 

「よし!頑張りましょう!」

 

 ルイズの言葉に全員が頷き、彼女達はレイシフトに入った。

 

「転送開始!」

 

 ロマニが転送スイッチを押した後、カービィ達は第三特異点に出発したのだった。

 

 

 カービィ達がレイシフト先となる第三特異点に辿り着くと、そこは海賊船だった。

 

「おい・・・。ちょっと待て。なんで海賊船に到着したんだ!?」

 

 リザードンは通信機でオルガマリーに話した。

 

『ごめんなさい、無人島にでもレイシフトしようとしたけど・・・、どうしてこうなったのかしら?』

「まあ、気にするなよ・・・。となると・・・。」

 

 リザードンがそう言った後、海賊達が姿を現した。

 

「やっぱりばれるのも無理ないな・・・。さて、やるとするか!!」

 

 リザードンはそう言った後、尻尾で海賊達をなぎ倒したのだ。

 

「な、なんだ!?あのドラゴンは!?」

「俺の名前はリザードン!異世界から来たドラゴンだ!」

 

 リザードンはそう言った後、剣を構えて戦闘態勢に入った。

 

「来い!」

 

 リザードンは剣さばきで敵を次々と葬りまくった。

 

「なるほど・・・。どうやら只者じゃないみたいだな・・・。降参だ。」

「そうか。お前達はこんなところで何しているんだ?」

「実は俺達海賊島に向かうところなんだ。ところが何処にあるのか分からなくて・・・。」

「分かった!ここは風の音を感じてみるか。」

 

 リザードンはそう言った後、風の音を感じた。

 

「東の方角だ。あそこに目印がある。」

 

 リザードンが指さす方を見ると、海賊島が見えた。

 

「本当だ!やるじゃねえか、お前!」

「ところでこの状況を把握している海賊入るのか?」

「ああ!その方はフランシス・ドレイク艦長だ。案内してやるぜ。」

 

 海賊の一人がそう言った後、船は海賊島に到着したのだった。

 

 

「なるほど。女だけでなく、モンスターもいるとはね・・・。」

 

 その後、ドレイクはカービィ達と出会い、彼等の姿を見ながらそう言っていた。

 

「まあな。俺、実を言うと大航海の冒険に憧れていたんだ。」

「おっ!アンタも冒険好きか!お前とは気が合いそうだな!」

「俺もだぜ!ん?」

 

 リザードンがそう言ったその時、彼は気配を察した。

 

「どうした?」

「何者かが近づいてくるが・・・。」

 

 リザードンがそう言った後、幽霊の集団が姿を現したのだ。

 

「な、何だこいつ等!?」

「イ・・・。」

「ん?」

「イヤァアアアアアアアッ!!ゆゆゆ、幽霊ぃっ!??」

 

 ドレイクは顔を真っ青にして絶叫し、銃を乱射したのだ。

 

「ゆ、幽霊が怖いのか!?」

「そうなんだよ・・・!助けてくれー!!!」

 

 ドレイクがそう言った後、リザードンは炎を吐く体勢に入った。

 

「しょうがねえな・・・。はっ!」

 

 リザードンはそう言った後、強烈な炎でゴースト達を蹴散らしたのだ。

 

「終わったぜ。」

「そうか・・・。助かった・・・。」

 

 ドレイクがそう言った後、リザードンは彼女の方を向いた。

 

「本題だが頼みがあるんだ。この世界を救うために力を貸してくれ。」

「世界を救うねぇ、海賊の柄じゃねえんだけど。」

「確かにそうかもしれないが、このままだとこの世界は滅んでしまうんだ。まあ、気分が乗らないのも無理ないが、ここは俺達と共に戦ってくれないか?」

「確かにそれもそうだが、その対価はどうするんだ?」

「対価ならこれでどうですか?」

 

 するとシエスタは胡椒の入った瓶を取り出した。

 

「こ、これって胡椒なのか!?」

「そうですが・・・。」

「嘘だろ!?まさかお前等が持っているなんて・・・。」

 

 ドレイクが驚きながらそう言い、その言葉を聞いたゲッコウガ達は顔を見合わせた。

 

「やっぱり効果的中でござったな・・・。」

「そうだね・・・。」

 

 ゲッコウガの言葉にカービィはそう返したのだった。




ED:NEWLOOK(Re:CREATORS ED)

第三特異点に着いたカービィ達ですが、ドレイクが胡椒で驚くのも無理ないと実感しますね・・・。まあ、この時代は胡椒は高価でしたし・・・。

では、感想をお待ちしています!


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第42話 リザードンとドレイク

今回はリザードンとドレイクの話です!

OP:DESTINY


「う・・・。」

 

 その後、気絶していたドレイクは起き上がった。

 

「大丈夫か?」

「すまない・・・。胡椒は私達にとっては高価な代物なんだ・・・。」

「そうだったな・・・。気絶させて悪いな。」

「気にするな。これだけあれば充分だ。アンタに私たちの命と船を預けよう。」

「頼むぜ、ドレイク!」

 

 ドレイクはジョッキにラム酒を注いでリザードンに渡す。

 

「よぉし、契約の証だ・・・。一杯飲め!」

「おうよ!」

 

 リザードンが飲もうとしたその時、ドレイクの胸元から聖杯が姿を現した。

 

「せ、聖杯!?」

 

 この光景を見たカービィ達は驚きを隠せなかった。

 

「どういう事だ!?」

「こいつかい?こいつに目をつけるとはお目が高い。金で出来たジョッキなんて悪趣味だが、こいつは別さ。汲めども汲めども尽きない酒だけじゃない。テーブルに置けばあら不思議、肉と魚がドカドカ盛られていきやがる。たまたま拾ったもんだけど、こんなご機嫌なお宝は他にないんじゃないかねぇ?」

「何言ってんですか姐さん、たまたまじゃねえ、とんでもない大冒険だったっスよ!」

 

 部下の海賊の一人がその聖杯を手に入れた経緯を話した。

 

「それはだいぶ前、明けない七つの夜に海に破滅の大渦が現れた。メイルシュトルムと呼ばれる大渦から海底に沈んだ伝説の古代都市であるアトランティスが現れたそうだ。『時は来た。オリンポス十二神の名の下に、今一度大洪水を起こし文明を一掃する也……!』ってさ。んで、俺達は騒いでいた巨人を相手に大立ち回りしてその聖杯を奪い取ったという事だ。」

「そ、そうだったのか?」

「いや、むかついたから邪魔しただけさね。あのデカブツ、海神ポセイドンを名乗りやがって。船乗りとして許せないじゃないか。だから邪魔した。お宝もこうして奪ってやった。最後に都市ごと渦に沈めてやった!最っっ高!」

「ポセイドンと言えばギリシャ神話の海と地震を司る神だろ!?まさかそいつを倒すとは・・・。」

「どうやら拙者達が来る前に、ポセイドンによって人理定礎が崩壊しかけていたそうでござるな。」

 

 ゲッコウガがそう言った直後、聖杯がリザードンとドレイクの間を行き来し始めた。

 

「あれ?何でこの聖杯は行き来しているんだ?」

「もしかすると・・・。分かった。どちらかに相応しいか迷っているみたいだね。リザードン、私もアンタの実力を試してみたい。やってくれるかい?」

「オッケー!俺も一度戦ってみたからな。受けてやるぜ!」

「よし!始めようか!」

 

 ドレイクは二丁拳銃を構えてまずは空に向かって威嚇射撃のように弾丸を放ち、海賊たちは邪魔にならないようにその場から引き下がった。

 

「さあ、行くよ!」

 

 ドレイクはリザードンに射撃をするが、リザードンは攻撃を回避した。

 

「やるね!今まで戦っていた相手の中で、こんなスリリングな戦いをする奴は始めてだよ!」

「俺もだ!アンタの2丁拳銃もやるじゃねえか!こうなったらとことんやろうぜ!」

「もちろんだ!」

 

 リザードンとドレイクの戦いは激しさを増し、海賊達も興奮していた。

 

「これ、どちらが勝っても可笑しくないかもしれないね。」

「しかも二人とも楽しそうだし。」

「まあ、気がすむまでやらせておいた方がいいかもね。」

「それもそうね!」

 

 ドールイズミが言った後、彼女達は観戦をしたのだった。

 

 

「ふう・・・。勝負は引き分けだな。」

「ああ!いい勝負だったぜ!」

 

 勝負は引き分けに終わり、リザードンとドレイクは聖杯を見ていた。

 

「この聖杯、どうやら特異点の空間に変化が起こらないみたいだ。」

「そうなのか?じゃあ、この聖杯はアンタ等の目的じゃないということか。」

「ああ。そこから考える結論は一つ、この時代には『聖杯が二つ存在』しているということだ。」

「二つの聖杯ね・・・。まあ、乗りかかった船だ。協力してやるよ。」

「悪いな。」

「気にするなって。私等は仲間だろ?」

 

 ドレイクの言葉にリザードンは頷いた。

 

「それにこの聖杯はアンタにやるぜ。」

「いいのかい?」 

「いいさ。聖杯は願いを叶えることができるが、俺達は自らの手で願いを叶えるからな。だから持ってくれ。」

「なるほど……私好みの良い答えじゃないか。リザードン、お前の事をますます気に入ったよ!よーし、お前ら!宴の再開だ!!」

 

 リザードンの答えに満足げに頷いたドレイクは聖杯から大量の料理を出して楽しい宴会を再開した。

 

「さっ、リザードン!」

「それじゃ!」

 

 リザードンはそう言った後、ラム酒を飲んだ。

 

「おお!アンタやるね!」

「まあな!ん?カービィ?」

 

 リザードンがそう言った直後、カービィがラム酒と気付かずに飲んでしまったのだ。

 

「おっ!小さいのにやるね!」

「カービィ!それはお酒だぞ!」

「へ!?ひっく・・・!」

 

 カービィはフラフラになってしまい、歩きながらルイズの方に寄ってきた。

 

「カービィ!?」

 

 ルイズが驚いた直後、カービィは彼女の膝の上で寝てしまったのだ。

 

「すっかり眠ってしまいましたね・・・。」

「まあ、酒と気付かずに飲んでいたからね・・・。」

 

 ルイズはそう言った後、カービィの頭を撫でた。

 

「お休み、カービィ。」

 

 ルイズはそう言った後、カービィの頭を撫で始めたのだった。

 

「こうして見ると親子だね。」

「だが、あいつ等が黙っちゃいられないだろうな・・・。」

 

 リザードンはため息をつき、ドレイクは首をかしげたのだった。

 

 

 その頃、清姫と頼光がレイシフトしようとしており、ヴラド達が羽交い絞めに止めていたのだった・・・。




ED:NEWLOOK

ドレイクとリザードンは良きパートナーとなりそうですね。性格も似ていますし。

では、感想をお待ちしています!


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第43話 バイキングにご用心!

今回はあのバイキングが降臨します!

OP:DESTINY


 宴会の翌朝、ドレイク達海賊は宴会で酒をたらふく飲んでも酔わずに出航の準備を整えた。

 

「おお!これが黄金の鹿号(ゴールデンハインド)か!」

「そうだ。さあ、出航開始だよ!」

 

 ドレイクの合図で黄金の鹿号が出航し、この世界の特異点を解決するための大航海が始まった。

 

「なら、俺は空を飛ぶとするか!」

 

 リザードンはそう言った後、空を飛び始めた。

 

「なら、僕達はエアライド!」

 

 さらにカービィ達もエアライドで移動し始めた。

 

「じゃあ、僕は・・・、おいで、『この世ならざる幻馬(ヒポグリフ)』!」

 

 アストルフォはヒポグリフを召還し、その背中に乗って移動し始めた。

 

「アストルフォはこれに乗って移動するのか!」

「まあね。よし!無人島まで競争だよ!」

 

 アストルフォがそう言った後、彼等はスピードを上げ始めた。

 

「野郎ども!あいつらに負けるな!黄金の鹿号、全速前進だ!!」

「「「アイアイサー!」」」

 

 対抗心を燃やすドレイクはアストルフォ達の後を追い、黄金の鹿号を全速前進で進ませたのだった。

 

 

 その後、カービィ達はサーヴァントの気配がする無人島に辿り着いた。

 

「そこにサーヴァントの気配がするの?」

「ああ。クラス名は・・・。」

 

 ルカリオが言いきろうとしたその時、海賊の姿を模した敵が姿を現した。

 

「どうやら敵だな・・・。行くぜ!!」

 

 リザードンはそう言った後、スピードを上げて襲い掛かり始めた。

 

「火炎放射!!」

 

 リザードンの攻撃が決まり、海賊達は次々と倒れた。

 

「後に続くよ!」

 

 さらにドレイクの攻撃も決まり、海賊達を蹴散らす事に成功した。

 

「よし!このまま行けば・・・。」

「サセルカ!!」

『!?』

 

 なんと一人のサーヴァントが姿を現し、血の斧を持っていた。

 

「あれはエイリーク・ブラッドアクス!九世紀にノルウェーを支配した残虐な王だ!しかもクラスはバーサーカー!」

「バーサーカークラスかよ・・・。だが、相手にとって不足はないな!」

 

 リザードンはそう言った後、エイリークに襲い掛かった。

 

「自殺行為ヲスルトハイイ度胸ダ!オ望ミ通リニシテヤロウ!!」

 

 エイリークはそう言った後、斧を振り下ろそうとした。

 

「させるか!!」

 

 リザードンは攻撃を躱し尻尾で強烈な一撃を与えた。

 

「ナイス攻撃でござる!」

「援護を頼む!」

「よし!」

 

 ゲッコウガは巨大水手裏剣を出し、敵に狙いを定めた。

 

「忍法!巨大水手裏剣!!」

 

 ゲッコウガの巨大水手裏剣が襲い掛かり、エイリークを切り裂いたのだ。

 

「グオオオオオオ!!??」

 

 エイリークは大ダメージを受けてしまい、彼は倒される前に霊体化して逃げたのだ。

 

「くっそー・・・、逃げられたか・・・。」

「どうやら霊体化して逃げたでござるな・・・。」

「ああ・・・。だが、手がかりは見つけたよ。」

「へ?」

 

 ドレイクが指さす方を見ると、エイリークや海賊達が乗っていた船を見つけた。

 

「あれってエイリークの船なのか?」

「そうみたいだね。中に入るよ。」

 

 ドレイクがそう言った後、彼女達は中に入った。

 

 

「失礼する!」

 

 ゲッコウガがそう言った後、船の中にはヴァイキングが書いた本があった。

 

「間違いないよ。どうやら奴等が書いた本だ。」

 

 ドレイクはそう言った後、中を見始めた。

 

「なるほど・・・。中には出発地点から到着地点までのあらゆるものが絵と文字で記録されているみたいね・・・。」

「文字は調べられたら分かるが・・・。ん?」

 

 リザードンが一枚の紙切れをよく見ると、この島と周囲一帯の海図が描かれていたのだ。

 

「間違いない!これは島と周囲一帯の海図だ!」

「これはどうやら大きなお宝となりそうだね。さっ、すぐに支度するよ!」

 

 ドレイクの言葉に全員が頷き、彼女達はすぐに準備を始めたのだった。

 

 

 その後、リザードン達はヴァイキングの海図を元に次の島へ向かうが、航海途中で見たことない海賊旗を掲げる海賊船と戦闘を繰り返していた。

 

「こんな時に奇襲してくるなんて・・・。」

「どうやら俺達を敵視しているみたいだな・・・。まとめて倒してやるぜ!」

 

 リザードンはそう言った後、大文字で海賊船にダメージを与えた。

 

「見ろ!海賊達が逃げていくぞ!」

「どうやらアンタの炎に逃げたようだね。しばらく休んでおきな。」

「そうだな・・・。」

 

 リザードンはそう言った後、座って休んだ。

 

「それにしても・・・。航海冒険って退屈しないで済みそうだぜ。」

「だろ?そろそろ次の島が見えて来たぞ。」

 

 ドレイクが指さす方を見ると、次の島が見えてきた。

 

「あれが次の島か・・・。さてと!休んだし、そろそろ行くとするか!」

「ああ!」

 

 リザードンの言葉にドレイクは頷き、彼等は上陸の準備を始めたのだった。




ED:NEWLOOK

エイリークとの戦いは逃げられてしまいましたが、手がかりを手に入れる事に成功しました!

次回は三姉妹の女神の次女が姿を現します!

では、感想をお待ちしています!


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第44話 神殿にいる女神

今回はゴルゴン三姉妹の最後の一人が降臨!

OP:DESTINY


 次の島に到着したカービィ達は、辺りを見回していた。

 

「ここが次の島・・・。なんだか幻想的な気配を感じるんだよね・・・。」

「そうなのですか?」

「ええ。もしかすると何者かが結界を張っている可能性が高いかもしれないわね・・・。」

 

 ルイズが真剣な表情でそう言った後、地震が発生した。

 

「何!?」

「地震だ!空に上がれ!」

 

 リザードンはドレイクを抱え、ルイズ達はエアライドで空を飛んだ。

 

「今の地震、ただ事じゃなかったみたいね。」

「ええ。あなた達は!?」

「大丈夫です!ですが、船が動かなくなりました!」

「こっちもカルデアとの通信ができなくなった。こうなったら結界を出した張本人を倒しに行くぞ。」

 

 ルカリオの言葉に全員が頷き、行動を開始したのだった。

 

 

 無人島だが人工的な建物がけっこうあり、その中を調べて見たが誰も住んでいなかった。

 

「誰もいないなんて・・・。ん?」

 

 するとカービィは 不思議な魔力を発する岩穴を見つけた。

 

「こんなところに岩穴?入って見よう。」

 

 カービィはそう言った後、仲間達と共に中を見た。その岩穴に入るとそこには見事な装飾などが施された広大な迷宮が広がっていた。

 

「広大な迷宮か・・・。」

「地下迷宮ってやつかい?いいねぇ、海賊の血が滾る!」

「こういうのには番人や罠があるのは普通だからな。先に進もう。」

 

 メタナイトの言葉に全員が頷いた直後、足音が聞こえた。

 

「今の足音はいったい・・・。」

「見つからない様にしないとな・・・。」

 

 メタナイトがそう言った後、ドールイズミのカードケースからメドゥーサとステンノが出てきた。

 

「メドゥーサ、ステンノ!どうして!?通信が悪い状態なのに・・・。」

「ええ・・・。実はここにエウリュアレがいるのよ。」

「エウリュアレってゴルゴン三姉妹の次女じゃない!まさか彼女が!?」

「私はエウリュアレと心が繋がっているの。だからここにいることを察知したの。だからカルデアの皆さんに無理を言って転送してもらったの。」

「だったら会いに行きましょう!道は分かる?」

「任せて!」

 

 ステンノはそう言った後、道案内をし始めたのだった。

 

 

 そして全員がある程度進み終えた途端、ゲッコウガがサーヴァントの気配を察した。

 

「邪悪な力を感じるでござる!」

 

 ゲッコウガがそう言った後、奥から出て来たのは仮面をつけた全身傷だらけの大男だった。

 

「しね・・・、このあすてりおすが、みな、ごろしに、する・・・。」

「アステリオスだと!?ギリシャ神話のミノス王の妻、パシパエの妻とオス牛の間に生まれた子・・・、ミノタウロスだ!」

「こうなったら俺が相手だ!」

 

 リザードンが腕を鳴らしたその時だった。

 

 

「アステリオス、待ちなさい!!」

『!?』

 

 

 最奥の部屋から可愛らしくも凛とした声が響き、斧を振るおうとしたアステリオスが止まった。

 

「止まった・・・。まさか!?」 

 

 ステンノがそう言った直後、部屋から現れたのはゴルゴン三姉妹の次女、エウリュアレだった。

 

「エウリュアレ!」

「ステンノ・・・、メドゥーサ・・・!?」

 

 ステンノとエウリュアレは駆けより、二人は嬉しそうに手を取り合った。

 

「こうして見るとステンノとエウリュアレは双子の姉妹にしか見えないわね。」

「ええ。それにメドゥーサも相変わらずね。私を見下ろすなんて生意気だわ。」

(嬉しそうな表情で酷い事を言うのはどうかと思うな・・・。)

 

 この光景にピカチュウが苦笑いしながらそう思った後、ドールイズミはアステリオスの方を見た。

 

「で、この子とはどういう関係なの?」

「ええ。アステリオスは私を守ってくれているのよ」

「守る?誰かに狙われているの?」

「あなたには関係ないでしょう?」

「関係あるわ。あなたがメドゥーサとステンノの大切な家族だからよ。」

「は?」

 

 エウリュアレがそう言った後、ドールイズミが彼女に近づいた。

 

「私はメドゥーサとステンノのマスターのドールイズミよ。二人の大切な家族が狙われているなら一緒に守らせてくれるかしら?」

「そこまでして私が欲しいの?」

「いいえ。家族を離れ離れにさせないためにも私達で守りたいの。それにこの世界の戦いが終わった後、カルデアって組織の拠点でエウリュアレを召喚出来るわ。そうしたら、短い間だけかもしれないけど、メドゥーサとステンノと一緒に三姉妹で一緒に暮らせると思うの。」

「けど、あなたがそこまでする理由はあるの?」

「もちろん!家族は一緒の方がいいからね。それに折角再会したんでしょ?その絆を砕かれない様にするためにも、私達が守ってあげるわ!」

 

 ドールイズミの言葉にエウリュアレは微笑んだ。

 

「今まで来た人よりはマシかもね。分かったわ。あと、アステリオスも連れてってくれるかしら?」

「ええ。」

 

 ドールイズミはそう言った後、アステリオスの方を見た。すると彼は素顔を見せたが、少年のような優しい素顔だった。

 

「だれ……?」

「私はドールイズミ。イズミでいいわ。」

「イズ・・・、ミ?」

「そう!イズミよ。」

「イズミ……おまえ、こわく、ない、のか?」

「大丈夫よ。怖くないから。」

「う、うん・・・。」

 

 アステリオスがそう言った後、メタナイトが彼等の方を見た。

 

「とりあえずはここから脱するが、エウリュアレを狙う敵がいるかもしれない。そこでアステリオスの宝具を展開して今日はここで休むとしよう。」

「そうだね。この島には食料もたくさんあるし、そうするかね!」

「なら、決まりだ!移動開始!」

 

 メタナイトがそう言った後、彼等は迷宮から去ったのだった。

 

 

 その夜、ドールイズミはステンノ達と共に月を眺めていた。

 

「綺麗な月ね・・・。」

「ええ・・・。あなた達を見ていたけど、多くのサーヴァント達を従っているなんて驚いたわ。」

「まあ、こういうのには慣れているからね。それに皆、どうしているのかな・・・。」

 

 ドールイズミがそう言った後、ステンノが彼女の方を向いた。

 

「仲間がいるの?」

「うん。皆、ドールランドに残っているけど、みんなそれぞれ頑張っているの。だから私も頑張らないと!」

「そう・・・。けど、あまり無理しないでね。」

「もちろん!」

 

 ステンノの言葉にドールイズミは笑顔で応えたのだった。




ED:NEWLOOK

エウリュアレ達が仲間になりましたが、次回はあの海賊が襲い掛かってきます!果たしてどうなるのか!?

では、感想をお待ちしています!


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第45話 大海賊の真の姿!?

今回はあの海賊がカービィ達の前に降臨します!

OP:DESTINY


 エウリュアレとアステリオスを仲間に加えたカービィ達は早朝、アステリオスの宝具による結界を解いて無人島を出た。

 

「今のところは異常はないね。」

「うん・・・。でも・・・、あれ・・・。」

 

 アステリオスが指差す方を見ると、先日遭遇した海賊旗と同じ旗を掲げた海賊船だった。

 

「おい!あの船ってまさか!?」

『マズイわ!あの海賊旗はかなりのビッグネームよ!』

 

 するとオルガマリーの通信が入り、全員が通信を聞いた。

 

『伝説の海賊……史上最高の知名度を誇る海賊よ!』

「まさか黒髭か!?」

『本名はエドワード・ティーチ!みんな、気をつけなさい!!』

 

 カービィ達は目を凝らして敵船を見つめると、敵船にコートを羽織った見事な黒い髭を生やした男……おそらく黒髭と思われる海賊が立っていた。

 

「あー!アイツ!アイツだ!あたしの船を追い回してた海賊!ここで会ったが百年目だ。水平線の彼方まで吹き飛ばしてやる!」

 

 ドレイクは黒髭に対して怒りを込めながら挑発するが、彼は動じなかった。

 

「はぁ?BBAの声など、一向に聞えませぬが?」

「ーーーーは?おまえ、今、何、言った?」

 

 ドレイクの言葉にリザードンは近づいた。

 

「BBA。つまりババアだ。」

「そ、そうか・・・。」

 

 ドレイクはそう言った後、倒れてしまった。

 

「精神的に死んでいるな・・・。あそこまで言うのはさすがにな・・・。」

 

 するとエウリュアレが近づいてきた。

 

「ダメね、凍ってるわ。無理もないわね、私も最初に遭遇した時、こうなったもの・・・。」

「エウリュアレ、あなた、あんなのに追いかけられていたの?」

「何というかご愁傷様ですね・・・。」

 

 ステンノとメドゥーサはこれまでにないほど激しくエウリュアレに同情した。

 

「んっほおおおおおおおおおお!やっぱりいたじゃないですか、エウリュアレちゃん!ってあれ!?なんか二人に増えてる!??まさかの双子!?二人に増えて可愛さ倍増!いや、二乗!!かわいい!されたい!踏まれたい!素足で!素足で踏んで、ゴキブリを見るように蔑んでいただきたい!!」

 

 黒髭のロックオンにステンノは背筋を伸ばしてしまった。

 

「背後へ隠れろ!」

 

 リザードンの合図でステンノとエウリュアレはアステリオスの背後に隠れた。

 

「ああん?そこの!デカイの!邪魔でおじゃるよ!?むっ!?いや、隣の眼帯のお嬢さん、いい!眼帯キャラで際どい衣装!エウリュアレちゃんと双子のお嬢さんとセットで是非ともいただきたいでござる!」

「すいません、アステリオス。私も隠れていいですか?」

「・・・いいよ。」

「ありがとうございます。」

 

 メドゥーサもアステリオスの後ろに隠れたが、マシュはあまりのキャラの濃さに意識が遠のいていた。

 

「無理もないな。女性達はすぐに隠れろ!ロックオンされるぞ!」

 

 リザードンの合図でルイズ達は慌てながら隠れてしまった。

 

「こらーっ!余計なことをするなー!」

「お前が悪いだろ!」

 

 ティーチの言葉にリザードンが返した後、アストルフォが前に出た。

 

「ここは僕に任せて!」

 

 アストルフォは前に出た後、すぐにティーチの方を向いた。

 

「おお!かわいい女の子が!」

「僕は男の子だよ!」

「は!?」

「これが証拠。」

 

 アストルフォは自身が男だと証明するためにスカートをチラッとめくった。スカートの中にはある男性を象徴するモノがあったのだ。

 

「ノォオオオオオオオオオオオッ!??」

 

 黒髭は絶望の表情で倒れてしまい、そのまま倒れてしまった。

 

「無理もないが、かなりの大ダメージだとは・・・。」

「だが、黒髭はなにか仕出かすに違いない。油断するな。」

 

 すると倒れていたティーチが起き上がった。

 

「まあいい。他のかわいこちゃんもいるから問題ないでおじゃるよ!」

「そうかそうか・・・。」

「リザードン?」

 

 リザードンは空を飛び、無人島で水分補給の為に取っておいた椰子の実を拾ってティーチに向かって投げた。

 

「へぶっ!?」

『!?』

 

 椰子の実はティーチの顔面に直撃し、強烈なロングスローで粉々に砕け、中に入っていた水分がティーチの顔に思いっきりかかり、そのまま倒れたのだ。

 

「り、リザードン!?」

「どう言うことですか!?」

 

 突然の事態にブリュンヒルデ達と黒髭の船に乗っていたサーヴァント達、敵味方関係なく呆然としてしまった。

 

「このオオトカゲ!何をするでござるか!?せっかくマシュマロちゃん達の姿を目に焼き付けていたのに!」

「うるせえ!それでも最恐最悪の黒髭か!しかも最低最悪の形でぶち壊しやがって!!」

 

 リザードンはティーチを睨み付け、警戒体勢に入った。

 

「そんなことより、エウリュアレ氏とBBAの聖杯を寄越すでござる!」

「ふざけるな!俺達は絶対に仲間を渡さない!せっかく再会できた三姉妹の絆をてめえなんかに引き裂かせるか!!」

 

 リザードンの言葉にドールイズミも前に出た。

 

「リザードンの言う通りよ。エウリュアレはメドゥーサとステンノと一緒に暮らすことを望んでいた。そして私はエウリュアレのマスターで仲間!だから私は、エウリュアレの望みを叶えるため、メドゥーサとステンノの大切な家族を守るために戦うわ!!」

 

 アステリオスの後ろから聞いていたエウリュアレはドールイズミの言葉に驚いた。

 

「確かに私はメドゥーサとステンノと一緒に神話の時代で暮らしていた島でまた過ごすことを望んでいたわ。その島に戻ることは出来ないけど、カルデアに召喚されればまた三姉妹で一緒に暮らすことは可能かも知れないわ。」

「ええ。でも、なんでエウリュアレのためにここまで?」

「私達は仲間達の幸せを守る為に戦うわ。それを阻止するのなら、私達が相手になるだけよ!」

「・・・分かったわ。イズミ、あなたに賭けるわ。けど、無理はしないで。」

「ええ。」

 

 ドールイズミはバトンを構えて戦闘体勢に入った。

 

「うっひょー!これはいいでおじゃるな!マスターにも美人がいたとは!お持ち帰りしたいですぞ!」

「ロックオンされてしまったか・・・。けど、やるしかない!」

 

 ドールイズミはスピードを上げて走りだし、ティーチの船に乗り込んだ。

 

「さあ、始めるわよ!」

 

 ドールイズミの合図で戦いが幕を開けたのだった。




ED:NEWLOOK

自分もティーチを見たときはイメージぶち壊しで唖然としましたね・・・。さて、ドールイズミはどう立ち向かうのか!?

では、感想をお待ちしています!


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第46話 黒髭軍団との戦い

今回は黒髭軍団との戦いです!

OP:DESTINY


 ドールイズミはバトンを回し、海賊達に当てて次々と倒していた。

 

「助太刀するわ!」

 

 さらにドールリカは原初の火を構え、襲い掛かる海賊達を切り払った。

 

「助かるわ!」

 

「どういたしまして。それよりもまだやれる?」

 

「ええ!」

 

 ドールイズミは武器を薙刀に変え、迫りくる海賊達を次々と斬り捨てながら倒したのだ。

 

「残りあと僅か!」

 

「よし!ティーチは私が行くわ!」

 

 ドールイズミはティーチと対峙し、戦闘態勢に入った。

 

「うっひょー!ドールイズミちゃん!罵ってくださーい!」

 

「う……これはさすがに苦戦するわね……」

 

 ドールイズミが冷や汗を流した直後、カードケースからパールヴァティーが姿を現した。

 

「助太刀します!」

 

「助かるわ!」

 

「うっひょー!またまた美少女!」

 

「ひっ!」

 

 パールヴァティーが悲鳴を上げた直後、メドゥーサが飛び出して黒髭に蹴りを入れたのだ。

 

「ライダー!」

 

「助太刀します、サクラ。」

 

 パールヴァティーとメドゥーサは黒髭に襲い掛かり、強烈なダブルハイキックを黒髭の顔面にハイキックを喰らわせた。

 

「がは……」

 

 黒髭はダウンを奪われて倒れてしまい、敵サーヴァント達はドールリカによって逃げ回っていた。

 

「おっしゃあ!撃て撃て!今のうちに大砲をありったけ撃ちなっ!」

 

「「「ア、アイアイ姉御!」」」

 

 すると怒りを爆発させたドレイクが大砲の発射を部下の海賊に命じながら、敵船を攻撃し始めた。

 

「今のうちに!」

 

 ドールリカ達はすぐに黒髭の船から離れ、ドレイク達の元に着地した。

 

「おのれぇ……こうなったら、ブラッドアクス・キングさーん!あのBBAの船を止めてエウリュアレちゃんを奪ってくだされ!!」

 

「ウォオォオオオオオウ!!」

 

 黒髭の合図でエイリークが姿を現したのだ。

 

「黒髭のサーヴァントだったのか!?」

 

「エイリークが黒髭に従っているということは、黒髭がサーヴァントを召喚するための聖杯を所持している可能性が非常に高いだろう。」

 

「ウオオオオオオオオオ!!」

 

「させません!」

 

 エイリークは黄金の鹿号に侵入してエウリュアレを強奪しようとしたが、マシュが盾で見事防いだのだ。

 

「助太刀します!」

 

 するとデオンは剣を振り払い、エイリークの肩を切り裂いた。

 

「怯みました!」

 

「よし!」

 

 するとリザードンが飛び出し、タックルでエイリークを弾き飛ばした。

 

「コイツ!」

 

 エイリークは斧を持ってリザードンに襲い掛かるが、リザードンは海賊刀で防いだのだ。

 

「それは海賊刀!?いつの間に!?」

 

「リザードンに頼まれて作ったからね。さっ!思いっきりやりな!」

 

「おう!!」

 

 リザードンは海賊刀で武器をぶつけ合い、エイリークを後退させた。

 

「まだやる気か?」

 

「ウガアアアアアアアアアア!!」

 

 エイリークが飛び出そうとするが、リザードンは尻尾で彼にダメージを与えた。

 

「これで終わりにしてやるぜ!」

 

 リザードンは息を大きく吸い込み、炎を吐く体勢に入った。

 

「ドラゴンフレイム!!」

 

 リザードンの炎はエイリークを包み込み、彼を燃やし始めた。

 

「グオオオオオオオオ!!」

 

 エイリークは炎によってダメージを受けてしまい、そのまま倒れてしまった。

 

「かなりダメージを受けたでござるな。」

 

 するとエイリークは消滅し始めた。

 

「……コロ、ス……コロス……チクショウ……セイハイ……テニイレ……ウガァアアアアア!」

 

 エイリークは敗北の屈辱から恨み言を残し、最後の悪あがきで斧を投げ飛ばした。

 

「させぬ!」

 

 だが、ゲッコウガが斧をうまくキャッチする事に成功し、エイリークは消滅した。

 

「でかしたぞ、ゲッコウガ!」

 

「今の内に撤退するでござる!」

 

「フォオオオオオオ!?待つでおじゃる!こちらも撃て撃て!あの船を止めるのじゃ!!」

 

 黒髭はエウリュアレと聖杯を手に入れる為に黄金の鹿号を沈没させる為にありったけの砲弾を打ち込み始めた。

 

「そうはさせないわ!」

 

 するとルイズは魔術を発動させ、ミラーバリアを作り出した。

 

「ルイズ……何時の間にこんな技を?」

 

「私だって新たな魔術を取得する為に修行したからね。」

 

 ルイズがウインクをした途端、砲弾はミラーバリアに当たり、黒髭の船に直撃して爆発を起こしたのだ。

 

「うわああああああああ!!」

 

「じゃあね!」

 

 ルイズはウインクしながらそう言い、黄金の鹿号はスピードを上げて何処かに行ってしまった。

 

「おのれぇっ!けど、女の子ならいいか……」

 

『おい!!』

 

 黒髭はエウリュアレと聖杯を奪うことができず船を損傷させたルイズに対して怒りを燃やしたが、女の子という理由で許したため、部下達からツッコミを入れられたのだった。

 

 

「ふう…なんとか逃げ切れたね……」

 

 その頃、黄金の鹿号では、カービィ達が座って休んでいた。

 

「けど、奴等との戦いはまだまだ始まったばかりだからね。今はゆっくり休んどきな。」

 

「うん。ありがとう……」

 

 するとルイズが立ち上がり、海を見つめていた。

 

「けど……私の推測によれば他のサーヴァントもいるという情報が入ったわ。どうやらこの戦い、一筋縄ではいかないかもね……」

 

「なるほど……」

 

 リザードンはカモメが舞う空を見上げ、これからの戦いに新たな決意をしようとしたのだった。




ED:NEWLOOK

エイリークを撃破しましたが、まだまだ見ぬサーヴァントもいますからね。果たして今後がどうなってしまうのか!?

では、感想をお待ちしています!


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第47話 月の女神との出会い

今回は月の女神が降臨します!

OP:DESTINY


 カービィが乗っている黄金の鹿号は追手を逃れる為、とある無人島に来ていた。

 

「幸い島には大量の樹木が自生している。船の補強には丁度いいかもね。」

 

「けど、森には魔物が大量に住んでいる。用心しながら進むんだよ。」

 

 ドレイクの言葉に全員が頷き、彼女達は移動を開始したのだった。

 

 

 カービィ達が先に進んでいる中、メタナイトが口を開いた。

 

「オルガマリーからの話だが、カルデアで戦闘中の魔力の波動を計測していた際、黒髭が乗っていた船が一番大きく、黒髭が発動した宝具の可能性が非常に高かった。だが、計測中に船の魔力値が下がっていた。」

 

「下がっていた!?そう言えば、敵サーヴァントの一人、エイリークを倒した時に起こっていたのかな?」

 

「確かに。考えられる結論は黒髭の宝具、『女王アンの復讐号(クイーン・アンズ・リベンジ)』は部下が強ければ強いほど宝具である船の強さが上がるものかもしれないということでござる。つまり、サーヴァントを乗せれば乗せるほど強くなる特殊な効果を持つ宝具であり、黒髭がエウリュアレ殿を狙っていたのはサーヴァントであり女神であるその力を求めていたからでござるよ。最も、黒髭本人の趣味がほとんどだと思われるでござるが…」

 

「だろうね……ん?」

 

 カービィ達が声のした方を見ると、森の奥からぬいぐるみが降ってきた。

 

「あ〜れ〜!」

 

「ええっ!?ぬいぐるみが喋ってる!?」

 

 カービィ達が驚いた直後、ドールリカがぬいぐるみをキャッチした。

 

「助かったぜ……いや、ぬいぐるみじゃないからね?ぬいぐるみっぽいけど、それは認めるけど。」

 

「味方なのか?」

 

「大丈夫。危害を加える気は毛頭ありません。」

 

「ならいいけど……」 

 

「あーーーーー!!」

 

「今度は何!?」

 

 すると森の奥から真っ白な髪をしたメドゥーサよりもかなり際どい衣装を身に纏い、大きな弓を持った美女が現れた。

 

「待て、こいつらは敵じゃない……ぷぎゅる?!」

 

「また浮気したの、ダーリン!?」

 

『へ!?ダーリン!?』 

 

 美女はクマのぬいぐるみを掴んで衝撃的な発言をしていた。

 

「私と!言うものが!ありながら!もう我慢の限界です!さあ、お仕置きの時間よ!」

 

「え、この状況で真っ先に殴られるの俺なの!?ちょ、待って、待って、誤解、誤解よ!胸とか足とかガン見したのは確かだけど!ごめんなさ……ぷぎゅる!」

 

 美女はクマのぬいぐるみにお仕置きと言う名の制裁を加えるために何度も殴りまくっていた。

 

「ストップストップ!」

 

 するとジュナイパーが間に入った。

 

「なに!?男女の問題に口を挟まないで!民事の事案よ、民事の!」

 

「分かった。お仕置きが終わるまで待っておくか……」

 

 ジュナイパーは呆れながらお仕置きが終わるまで待っていたのだった。

 

 

「さて、お仕置きが終わったけど、まさかフクロウがマスターだなんて……」

 

 美女はジュナイパーを見ながら驚いていた。

 

「俺はポケモンだ。因みに俺はジュナイパーだ。」

 

「ジュナイパーか。それにポケモンという言葉も聞いた事ないわね……」

 

 美女は深く考えた後、カービィ達の方を見た。

 

「他のマスター達も人間じゃない者がたくさんいるみたいだな……いったい何があったのか教えてくれないか?」

 

「実は……」

 

 ジュナイパーは美女とぬいぐるみに説明を始めたのだった。

 

 

「事情は分かった。ならば協力するしかないだろ!」

 

 その後、説明を聞いたオリオンはジュナイパーに対してそう言った。

 

「人類史が滅ぶ時点で協力する以外の選択肢がないからな。」

 

「じゃあ、私も協力する!」

 

「助かるぜ。それで、君たちは何者なんだ?」

 

「え?アルテミスだけど?」

 

「アルテミスって言えばオリンポス十二神の一柱で月の女神じゃないか!?という事はそのぬいぐるみは……」

 

「そう。こっちは私の恋人、オリオンよ」

 

「やっぱり……しかしぬいぐるみとなって召喚してしまうとは……」

 

「サーヴァントの召喚には色々な制限などが起きてしまうが、今回の場合は神霊のランクダウンによる代理英霊召喚によってかなり特殊なケースであるが、アルテミスがサーヴァントとしての役割を果たし、本来召喚されるはずのオリオンはクマのぬいぐるみになってしまったという事だ。」

 

「そうなんだよ……なんでこうなるんだよ……」

 

 オリオンは落ち込んでしまい、カービィ達は唖然としていた。

 

「じゃあ、契約するが、誰がアルテミスと契約する?」

 

「俺が契約するぜ。同じ弓使いとして契約したいからな。」

 

「えっ!?あなたも弓使いなの!?」

 

 ジュナイパーの発言にアルテミスは驚きを隠せなかった。

 

「まあな。今から見せてやるぜ。」

 

 ジュナイパーは弓矢を構え、空を飛んでいるワイバーンに狙いを定めた。

 

「そこ!」

 

 すると弓矢はワイバーンに当たり、ワイバーンはそのまま地面に墜落したのだ。

 

「凄い!君、やるじゃない!」

 

「こう見えても俺の弓矢は天下一品だからな。」

 

 ジュナイパーが弓矢を納めた後、アルテミスが彼の手を取った。

 

「じゃあ、契約しましょう!よろしくね、マスター!」

 

「ああ!」

 

 ジュナイパーはアルテミス&オリオンと契約し、サーヴァントカードを手に入れた。

 

「同じ弓矢使い同士気が合うみたいだね。それよりもさっき飛んでいたワイバーン。向こうの洞窟に入っていると思うよ。」

 

「向こうの洞窟か。ワイバーンの鱗は船の強化素材に使えるからな。」

 

「なら、行くとしようぜ!船の素材集めに!」

 

 リザードンの言葉に全員が頷き、彼等はワイバーンのいる洞窟に向かいだしたのだった。




ED:NEWLOOK

アルテミスとオリオンって、おしどり夫婦に見えますが、オリオンは苦労していますね・・・・・。

では、感想をお待ちしています!


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第48話 女海賊との激闘

今回は女海賊との戦い!それにリザードンが挑みます!

OP:DESTINY


 オリオンとアルテミスの出会いの後、リザードンは仲間達と共に多くのワイバーンを倒し、その鱗で船を強化する事に成功した。その後、彼等は奇襲攻撃を仕掛ける事になり、リザードン率いる特攻部隊が突撃する事になった。

 

「来るとしたら…来たぜ!」

 

 すると黒髭の船が姿を現し、リザードン達は戦闘態勢に入った。

 

「かかれー!!」

 

『うおおおおお!!』

 

 リザードン達は一斉に飛び出し、黒髭の船に乗り込んだ。

 

「ゲッ!オオトカゲ!」

 

「誰がオオトカゲだ!黒髭、ここで倒させてもらうぜ!」

 

「しかし、のこのこやってきたのも運の尽き!野郎ども、やっちまえ!そして、我が黒髭海賊団が誇るサーヴァントの皆さん、お願いします!」

 

 船から続々と部下の海賊達が出てきて戦闘が始まり、リザードン達の戦力を分散させるために一気に押し寄せてきた。

 

「ここは僕等で何とかするよ!」

 

「頼むぞ!」

 

 リザードンが黒髭の元に向かおうとしたその時、 に二人のサーヴァントが現れる。

 

「お待ちになって。」

 

「僕たちが相手になるよ。」

 

 現れたのは長身で抜群なスタイルの美女と小柄で顔に大きな傷がある小柄で男装をした麗人だった。美女には海賊のシンボルである髑髏の装飾がついた服を着ており、どうやら海賊のようである。

 

「二人がかりで来るとはな…」

 

「正確には私たちは二人で一組のサーヴァントですけどね。」

 

「黒髭の命令で君を抑えに来た……君は女性に優しそうだから僕たちに手荒な真似をしないと睨んでね。」

 

「なるほどな…で、あんた等は伝説の女海賊、アンとメアリーなのか?」

 

「あら?わかってしまいましたか?その通り、私はアン・ボニーですわ。」

 

「僕はメアリー・リード……よく分かったね。」

 

「当然さ。大海賊時代に存在した二人一組の伝説の女海賊だからな…」

 

「怨みはありませんけど、あの船長に命令されましたからね。」

 

「君を止めさせてもらうよ……」

 

「面白え…本気で行かせてもらうぜ!!」

 

 リザードンはスピードを上げ、アンとメアリーに立ち向かったのだった。

 

 

 一方、マシュ達は黒髭ともう一人のサーヴァントと対峙していた。もう一人のサーヴァントは槍を持つ緑色を基調とした衣装を纏ったランサーと思われる男性のサーヴァントだった。

 

「それで、オジサンは誰の相手をすればいいのかなぁ?」

 

 飄々としているがただならぬ雰囲気を漂わせるランサーに対し、ドールイサムが前に出た。

 

「ならば俺が相手だ!」

 

「ほう!若いのが相手か。では、お手並み拝見と行こうかね。」

 

「望むところだ!」

 

 ランサーとドールイサムが同時に飛び出し、武器をぶつけながら激しい戦いを繰り広げたのだった。

 

 

 一方の黒髭はゲッコウガが対応していた。

 

「畜生!なんで蛙を相手にしなければならんのだ!!」

 

「いや、マシュ殿達は嫌と言っているでござるよ。だから拙者が相手になるということでござる。」

 

「ええい!お前を倒してネロちゃん達のところへ行くでござる!」

 

「はあ…こいつは荒療治をする必要があるでござるな…来い!」

 

 ゲッコウガはスピードを上げて駆け出し、黒髭との戦いに挑んだのだった。

 

 

 リザードンとアン&メアリーの戦いは激しい展開となっていたが、リザードンの猛攻で彼が有利となっていた。

 

「ますます油断できないね。アン、一気に決めよう!僕から行く!」

 

 メアリーは大航海時代に中南米で使われていた鉈をサーベルを手本にして作られた片手剣のカトラスでリザードンに斬りかかる。

 

「なんの!」

 

 リザードンはソードホルダーから海賊刀を抜いてカトラスを受け止める。

 

「へぇ……いい剣だね。」

 

「俺の剣は海賊刀だからな!」

 

 リザードンはメアリーを弾き返し、戦場での剣戟が始まる。

 

(片や伝説の女海賊で数多の敵を斬り伏せてきたメアリー。アンタの腕前は見事だが、こんなところで倒れる訳にはいかないぜ!)

 

 リザードンは攻撃を弾き返し、メアリーは一旦下がった。するとメアリーはアンとアイコンタクトを交わして二人の宝具を発動させる。

 

「行きますわよ、メアリー!」

 

「行くよ、アン!」

 

「「比翼にして連理(カリビアン・フリーバード)!!」」

 

 それは二人が捕縛する寸前まで無数の兵士を相手に戦い抜いた逸話から生まれた宝具である。

 

「宝具発動か…メガ進化!!」

 

 するとリザードンはメガ進化し、メガリザードンXとなった。

 

「進化した!?どういう事!?」

 

「でも、このまま行くよ!」

 

 メアリーはメガリザードンに突撃し、先ほどよりも速く、そして強烈なカトラスの斬撃が放たれる。

 

「悪いがそれは見切ったぜ!」

 

「えっ!?」

 

 だが、メガリザードンは攻撃を華麗に回避してしまい、そのまま尻尾でメアリーを弾き飛ばした。

 

「くっ!体勢が…」

 

 メアリーが体勢を立て直して着地しようとするが、船の外にまで飛ばされてしまったのだ。

 

「メアリー!!?」

 

「しまった!?」

 

 メアリーは船から投げ出され、そのまま海に向かって真っ逆さまに落ちて行く。アンは手を伸ばそうとしたがあまりにも距離が離れていてどうする事が出来なかった。

 

「させるか!!」

 

 ところがメガリザードンが空を飛び、物凄いスピードでメアリーをキャッチしたのだ。

 

「ど、どうして!?」

 

「悪いがこんなところで死なせる訳にはいかない。それに…アンを悲しませる訳にはいかないからな…」

 

 メガリザードンの言葉にメアリーは彼に対する感情が変わり始めた。

 

「メアリー!無事だったのね!」

 

「うん!リザードンに助けてもらったよ。敵である僕を助けてくれるなんて予想外だよ…」

 

 メアリーは船に着地し、アンの元に駆け寄った。

 

「本当にありがとうございます!メアリーを助けてくれるなんて…」

 

「当然の事をしたまでさ。で、まだ戦うつもりか?」

 

「いや、それは止めておくよ。」

 

 メアリーとアンは武器を納め、メガ進化を解除したリザードンに近づいた。

 

「君に助けてもらった以上、攻撃することはできないからね。ここからは協力するよ。」

 

「本当か!?」

 

「けど、僕達は海賊だ。誰かに束縛されるのは嫌いだからね。その事を忘れないで。」

 

「もちろんだ!」

 

 リザードンはアン、メアリーと契約を交わし、新たなサーヴァントカードが生まれた。

 

「二人で一つのサーヴァントか…よろしく頼むぜ!」

 

「ええ。共に戦いましょう!」

 

「もちろんだ!」

 

 リザードン、アン、メアリーの三人は向きを変えて海賊達に襲いかかったのだった。




ED:NEWLOOK

アンとメアリーが仲間になりましたが、次回は予想外の展開が起こります!

では、感想をお待ちしています!


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第49話 新たな波乱の幕開け

今回はティーチとの戦いですが、波乱が巻き起こります!

OP:DESTINY


 ゲッコウガは黒髭と戦っており、剣と剣がぶつかり合う激しい展開となっていた。

 

「なるほど……どうやら海賊の魂は本物でござるな……」

 

「もちろんでおじゃる!ん?」

 

 すると黒髭は自身の宝具がパワーダウンしたことに気づいた。

 

「はっ!?ま、まさかアンちゃんとメアリーちゃんが!?」

 

 黒髭はアンとメアリーが倒され、消滅したことで宝具の力がパワーダウンしたと思ったが、リザードンがその二人を背中に乗せながら姿を現したのだ。

 

「な、何で二人がそのオオトカゲと!?ま、まさか!?」

 

「ごめんなさい、船長。いいえ、元船長。私達はリザードンのサーヴァントになりましたの。」

 

「短い間だけ世話になった……それだけは感謝しておくよ。」

 

「と言うわけだ。悪いがアンとメアリーは貰ったぜ!!」

 

「イヤァアアアアアッ!?そ、そんな、我が黒髭海賊団の可憐なる二つの花があのオオトカゲに奪われた!?」

 

 黒髭はアンとメアリーをリザードンに奪われたことに大きなショックを受けてしまった。

 

「もう許さん!こうなったらお前を倒して、女性サーヴァント…いやいや、そこの女性達もまとめて黒髭海賊団へ…」

 

「だから止めろ!!」

 

「あべし!!」

 

 黒髭はリザードンに蹴り飛ばされ、壁に激突した。

 

「ジュナイパー!そっちはどうだ!?」

 

「あいよ!準備できたぞ!」

 

 するとジュナイパーの合図でアルテミスが手を降った。

 

「準備できたぞ!」 

 

「よっしゃ!操舵手、取舵一杯!角度をつけて、衝角で土手っ腹食い破るよ!」

 

「あいよ、姐御!取舵いっぱああああい!」

 

 近くまで来ていた黄金の鹿号に乗っているドレイク船長が部下に命令してアン女王の復讐号に向かって突撃する。

 

「オー、マイ、ガッ!全員、衝撃に備えなさい!爆発するですぞおおおおおおおおおおおおおおお!」

 

 黒髭はこれから何が起きるのか直ぐに察知し、大声で叫んだ。その瞬間、アン女王の復讐号の船内が大爆発を起こし、船が大きく揺れた。

 

「悪いな!火薬庫に導火線に火をつけさせてもらったぜ!」

 

 するとオリオンが姿を現し、ジュナイパーの肩の上に乗った。

 

「し、死ぬかと思った!火薬庫で!導火線に!火をつけて!全力で!走るとか!」

 

「まあ、ドレイクが考えた作戦だからな。お前の小さな体が役に立ったのかも知れないぜ。」

 

「けど、こんな思いは懲り懲りだ!」

 

 するとドレイク達が突撃してきた。

 

「さあて、掠奪開始だ。乗り込むよ、私の頼れるアホウども!!」

 

「なら、こちらも暴れさせてもらうぜ!」

 

「メアリー、私達も!」

 

「そうだね、アン!」

 

 リザードン達の猛攻によって黒髭の部下は全て倒され、残るは黒髭とランサーのみとなってしまったのだ。

 

「残るはお前だけだ!覚悟しろ!」

 

「まだまだ!この黒髭、例え一人でも負けることはーー」

 

 黒髭が言い切ろうとしたその時だった。

 

 

 

 グサッ!!

 

 

「ゴガッ……!?」

 

『!?』

 

 

 なんと黒髭の仲間であるはずのランサーが背後から槍で黒髭を貫いてしまった。

 

「嘘だろ…どういうことだ!?」

 

「いやあ……やっと隙ができたよな、船長。まったく、油断ブッこいてる振りして、どこだろうと用心深く銃を握りしめているんだからねえ。オジサン、まったく関心したぜ。天才を自称するバカより、バカを演じる天才がそりゃ厄介だわ」

 

「そうか!分かったぞ!」

 

「どういうこと!?」

 

「ランサーは初めから黒髭を狙うつもりで共に行動していたらしく、黒髭もそんなランサーを警戒していたからな…」

 

「待てよ?ということは…」

 

 リザードンは素早く黒髭の体に手を突っ込むと、金色に輝く杯を取り出した。

 

「あれは聖杯!?まさかエドワード・ティーチがこの時代の特異点だったんですか!?」

 

「そう言うことだ。それにこのサーヴァントはヘクトール。ギリシャ神話の英雄、トロイヤ軍最強の戦士だ。トロイヤ戦争に置いて、トロイヤ防衛の総大将を務めた大英雄と称されている。」

 

「そういうことか!ルカリオ!ティーチの治癒を!イズミ達はエウリュアレの護衛!俺達はヘクトールを倒しにいく!」 

 

「おっと!オジサンは君を相手にしている暇はないんでね!」

 

 ヘクトールは軽やかに飛ぶとイズミ達のいる黄金の鹿号に侵入してきた。

 

「下姉様には手出しさせません!」

 

「私の妹に近づかないでもらえるかしら?」

 

「エウリュアレ……まもる!」

 

「名高きメドゥーサと女神ステンノ、そしてミノタウルスか……だがなぁ、あんたら如きに遅れを取るほど、オジサン落ちぶれちゃいねえがな!」

 

 ヘクトールがメドゥーサとステンノとアステリオスに槍を向けたその時、ドールイズミが間に入った。

 

「私もいることを忘れないで!」

 

「ほう。マスターのお嬢ちゃんもいるのか。さて、どのような実力か見せてもらうとするかね。」

 

「言っておくけど、私はそう簡単に甘くないわ。行くわよ!」

 

 ドールイズミはバトンを構え、戦闘体勢に入ったのだった。




ED:語れ!涙!

まさかの裏切りが起こりましたが、果たしてカービィ達はどう立ち向かうのか!?

では、感想をお待ちしています!


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第50話 黒髭との誓い

今回はヘクトールとの戦いですが、黒髭はどうなるのか?

OP:DESTINY


 ドールイズミとヘクトールの戦いは激しい展開となっているが、ヘクトールの猛攻にドールイズミは押されていた。

 

「つ、強い…」

 

「悪いね。オジサンは嬢ちゃんの相手をするわけにはいかないな。先に目的のものを手に入れますか!」

 

 ヘクトールはエウリュアレを最短で手に入れようと動こうとしたが、ドールイズミが接近してきた。

 

「隙だらけよ!」

 

「うおっ!」

 

 ドールイズミはヘクトールの顔面ににハイキックを喰らわせた。

 

「しまった…オジサン、油断したよ。だが、そう簡単にはいかないぜ?」

 

 ヘクトールはジャンプしてエウリュアレに襲いかかるが、アステリオスがパンチの体勢に入っていた。

 

「そこ!」

 

「ごへっ!」

 

 ヘクトールはアステリオスに殴り飛ばされ、小型の船に不時着した。

 

「これ以上はさすがに無理だな…仕方がない。引き上げるか。」

 

 ヘクトールは小船を動かしながら逃げ出し始めた。

 

 

「逃すか!アルテミス、頼む!!」

 

 ジュナイパーの合図でアルテミスは弓矢を構えた。 

 

「さあダーリン、愛を放つわよ!月女神の愛矢恋矢(トライスター・アモーレ・ミオ)!!」

 

「冷静に考えろ!お前どこ出身!?」

 

 アルテミスの弓からオリオンに対する愛の力を込めた矢を放つ。 

 

「悪いが倒れる訳にはいかないからな!」

 

 ヘクトールは宝具で攻撃を防ぎ、スピードを上げて去ってしまった。

 

「くそっ!逃げられたか……!」

 

「だが彼の目的は分からないことがある。黒髭から聖杯を手に入れようとしていたが、何故エウリュアレも……」

 

「分からないな。それよりも黒髭は!?」

 

 リザードンが黒髭を見ると、ヘクトールに刺され、更には聖杯を摘出され、いつ消滅してもおかしくない状況だった。さらに彼はマシュやドレイク達に見守られながら最後の時を迎えていた。

 

「さあて、そろそろさよならのお時間ですな!BBA、そして小僧!これで勝ったと思うなよでござるよ!?」

 

「ああ、はいはい。もう何言われても負け犬の遠吠えだから。」

 

「黒髭が誰より尊敬した女が!誰より焦がれた海賊が!黒髭の死を看取ってくれる上に、この首をそのまま残してくれるなんてな!それじゃあ、さらばだ人類!さらばだ海賊!黒髭は死ぬぞ!くっ、ははははははははははは!!」

 

 するとルカリオが近づき、消滅しようとしている黒髭の体に手を当てた。

 

「蘇生波動術!」

 

「!?」

 

 ルカリオの波動治療により、消滅しかけた黒髭に膨大な魔力を与え、消滅を止めたのだ。

 

「な、何故……?」

 

 黒髭は自らの消滅を受け入れていたが、その消滅を止めた人物に視線を向ける。

 

「何故、拙者を……助けた……」

 

「私はリザードンから頼まれた。話は彼から聞くといい。」

 

 するとリザードンは黒髭に近づいた。

 

「黒髭……お前の命は俺が預かる。」

 

『!?』

 

 リザードンの発言に黒髭だけでなく、周りにいたカービィ達も驚いた。

 

「伝説の大海賊が聖杯というでっかいお宝を奪われてこのまま消えるなんて無様としか言えない。それでもいいのか?」

 

「ふっ……拙者は負け犬。負け犬は消えるだけでござるよ……」

 

「負けたからで終わるな!俺だって勝負に負けた時ぐらいある。だが、敗北を知る度に何度でも立ち上がり、強くなることが出来た。だから今の俺がここにいるんだ!」

 

 リザードンはそのまま黒髭の胸ぐらを掴んで持ち上げた。

 

「だったらお前も恐くてカッコいいとこを見せてくれ!海賊を夢見た、全ての少年の夢をもう一度見たいんだ!そしてあの黒幕とヘクトールに一泡吹かせようぜ!俺達と共に!!」

 

「…」

 

 リザードンの言葉を聞いた黒髭は、彼の方を向いた。

 

「ガハハハハッ!いやはや、ここまで来るとおかしくて仕方ないでござるな。まさか、拙者まで誑して仲間に引き入れようとするとは……確かに、海賊が宝を奪われたままじゃ格好がつきませぬな……良かろう!!」

 

 黒髭は立ち上がるとリザードンを見上げながらニヤッと笑みを浮かべる。

 

「オオトカゲ、いや……拙者の新たなマスターよ!共にヘクトール氏とその背後にいる無礼な奴らから聖杯を奪おうではないか!!」

 

「ああ!あんたの活躍を期待しているぜ。ティーチ!!」

 

 リザードンとティーチが契約を交わした後、ティーチは早速エウリュアレに視線を向けた。

 

「では、マスターの仲間になったところで……改めてよろしくお願いするでござるよ、エウリュアレちゃぁあああん!!」

 

「イヤァアアアアアッ!?」

 

 

 ボガッ!!

 

 

「グボアッ!?」

 

 ティーチがエウリュアレに近づこうとした瞬間、ドールイズミがハンマーで彼を叩いた。

 

「調子に乗るとすぐこれだから。ティーチ!今後から女の子に迷惑をかけないこと!いいわね!」

 

「鬼!悪魔!外道!正に鬼畜の所業!」

 

「リザードン!今度は丸焦げにして!」

 

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!拙者が悪かったからこれ以上はやめてください!!」

 

 ドールイズミの発言にティーチは土下座をしてあっさりとひれ伏すのだった。

 

「ぶっ、あはははははっ!!全く、リザードンは本当に私たちの予想もつかないことを平気でやるね……いいぜ、こうなったらとことん付き合おうじゃないか!!」

 

「おう!よろしく頼むぜ!」

 

 ティーチを傘下に入れたリザードン達はは黄金の鹿号とアン女王の復讐号の二つの船でヘクトールの元まで向かうのだった。

 

 

 黄金の鹿号とアン女王の復讐号から遠く離れた海の上に浮かぶ船では、ヘクトールが金髪の美少年にこれまでの報告をしていた。

 

「いやもう、オジサン、久々に死を覚悟しちゃったよ。アキレウスと対峙した時と同じぐらいやばかったよ……」

 

「まさか、向こうにアキレウスと同等の力を持つサーヴァントが?」

 

「いいや、サーヴァントじゃない。向こうのサーヴァントも中々たったが、一番ヤバいのはそのマスターだ。人間の奴等はまだいいが、モンスター達がマスターなのは予想外すぎるぜ。特にあのリザードンという奴はかなり手強いらしいからな…」

 

「馬鹿な、そんな無茶苦茶な奴等は聞いたことないぞ。君はどう思う?『メディア』。」

 

 金髪の美少年に呼ばれて出てきたのは奇しくもカルデアにいる一人のサーヴァントと同じ名前で面影が残っている可憐な美少女だった。

 

「そうですね……今の話から察するに彼等は魔術を使わずに戦っているみたいです。そんなに魔力の反応はありませんし。」

 

「そうか……しかし、こちらには『最強の大英雄』がいる!例えどんなサーヴァントでも、変わったマスターでも、勝つことはできない!!」

 

「ええ。その通りですわ、マスター……『イアソン様』」

 

 メディアはその男……イアソンに優しい笑みを浮かべるのだった。

 

 

 その頃、ピカチュウは強い魔力を感じ取っていた。

 

「近づく度に魔力が強くなる…しかもこの魔力…間違いない!」

 

 ピカチュウは立ち上がり、海の先の方を見た。

 

「きっとこの先にいるはずだ。夢で見たあの子が…」

 

 ピカチュウは真剣な表情をしながら海の先を見続けたのだった。




ED:NEWLOOK

ティーチが仲間になりました!次回は夢で見たあの娘が登場します!

では、感想をお待ちしています!


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第51話 イアソンとメディア

今回は第三特異点の黒幕が降臨!

OP:DESTINY


 カービィ達はピカチュウの指示でひたすら船を走らせていた。

 

「ピカチュウ、お前の指示で船を動かしているが、これでヘクトールが見つかるのか?」

 

「分からない。それに感じるんだ…夢で見たあの子がいることを…」

 

「それって一体…」

 

 カービィが声を掛けようとしたその時、ヘクトールが乗っていると思われる船を発見した。だが、それは巨大な船でこの時代の船とは構造や特徴がかなり異なる異質な船だった。

 

「もしかしてアルゴー号!?」

 

「ギリシア神話で見たことがあるけど、まさかこの特異点に姿を現すなんて…」

 

「正真正銘『アルゴノーツ』だ!金羊の毛皮を求めて旅立った、冒険者たちの船。人類最古の海賊団と言っても過言じゃねえ。」

 

「人類最古の海賊団……金羊の毛皮を求めて旅立った冒険者たち・アルゴノーツを乗せた船だ。だが、そのリーダーはカルデアにいる一人のサーヴァントを裏切り、不幸のどん底に叩き落とした人物だ。」

 

「もしかしてサーヴァントはメディアの事じゃ…」

 

「正解だ。そしてそのアルゴノーツのリーダーにして船長は……」

 

「イアソン…だね。」

 

 するとピカチュウ達の前にイアソンが姿を現したのだ。

 

「やあ、君たちがヘクトールを追い詰めた戦士達かな?ほぅ、話に聞いていたが、蛙やネズミ、さらにはドラゴン……君達がマスターのようだね?」

 

「正解だよ。で、君がイアソン?」

 

「そうさ!そして、紹介しよう!私の愛しき妻……メディアを!」

 

「えっ!?今、メディアって……まさか!?」

 

 ピカチュウが驚く中、イアソンの隣に杖を持った可憐な紫髪の少女が現れた。

 

「はい。お呼びですか、マスター?」

 

「あっ!間違いないよ!夢で見たあの子だ!」

 

『何!?』

 

 ピカチュウの発言にカービィ達は驚いてしまった。

 

「まさかあの子なのか!?」

 

「うん…けど、どうしてイアソンのサーヴァントなんかに…」

 

 ピカチュウが考え込んだその時、オルガマリーから緊急通信が入った。

 

『大変よ、ピカチュウ!今、メディアがそっちに向かってるわ!』

 

「まさか!?」

 

 ピカチュウが驚いた直後、カードケースの中からメディアが飛び出してしまった。

 

「め、メディア!?」 

 

「イアソン……イアソン!!!」

 

 メディアは憎しみや怒り、様々な負の感情に顔を歪めていた。

 

「生前からの憎い相手が現れたと聞いて皆の制止を振り切り、無理やりカルデアから転送して現れただろう。」

 

「無理もないかもしれない…けど、このままだと大変なことになってしまう!」

 

 ピカチュウがメディアの方を向くと、彼女の登場にイアソンは驚愕していた。

 

「ば、馬鹿な!?ここに幼きメディアがいるのに、何故君が!??」

 

「この恨み、晴らさでおくべきか!!死に去らせ!!!」

 

 メディアは杖を掲げると周囲に数多の魔法陣が現れ、魔力砲撃を放つ。

 

「うわぁああああっ!?」

 

「イアソン様!」

 

 ところが、そこに幼きメディア……メディア・リリィが前に出て魔力障壁を展開して魔力砲撃を受け止めた。

 

「っ!?あなたは昔の私!?どうしてよ……どうしてその男を守るのよ!!」

 

「私はイアソン様を愛しているからですわ!」

 

「ふざけないでよ……その男は……私に何をしたと思っているのよ!!」

 

「はっはっは!な、なんて醜い姿だ!まさしく君は『裏切りの魔女』に相応しい!!」

 

 イアソンのその一言にメディアは正気を失い、復讐者と成り果てながら再び杖を構えて魔力砲撃を発動しようとした。その時だった。

 

 

「アイアンテール!!」

 

「うわっ!!」

 

「!?」

 

 

 なんとピカチュウがアイアンテールでイアソンを殴り飛ばしたのだ。

 

「今の発言…許せないよ…」

 

「ピカチュウ…どうして…」

 

 予想外の展開にメディアは正気を取り戻してしまい、ピカチュウは彼女に近づいた。

 

「僕は仲間を傷つけるのは一番大嫌いなんだ。だからイアソンに一発殴り飛ばしたんだ。」

 

「けど、どうしてあなたがそんな事を!?」

 

「それはメディアが僕等の仲間だからだ!」

 

「仲間……!」

 

 ピカチュウの発言にメディアが呆然としたその時、イアソンが起き上がった。

 

「貴様…何をする…!」

 

「これ以上、メディアを苦しませるのなら容赦しない!君だけは絶対に許せないよ!」

 

「ハッ、君のような頭の悪そうなネズミに私の考えが分かるわけがない!」

 

「イアソンは自分の国を作り、王になりたいでしょ?ギリシャ神話で王座を追われ、最終的には国を追われた……だからこそ自分の国を作り、王になろうと思っている。残念だけど無理だね!」

 

「なんだと!?」

 

「……君の為に沢山の罪を重ねて背負ってきたメディアを平気で裏切り、見捨て、不幸せにした。どうして君はそう簡単にメディアを裏切ったんだ!!」

 

「ふ、ふん!貴様には分からないだろう!メディアの内に潜む本当の恐ろしさを!!」

 

「うるさい!!メディアはちょっと意地悪なところがあるけど、本当は優しいお姉さんみたいだ。元はと言えば、君がメディアを裏切ったり酷い事をしたせいだ!」

 

「ぐっ!??」

 

 ピカチュウの指摘は的中しており、イアソンは心臓が大きく跳ねて跳ねてたじろいでしまう。

 

「自分を献身的に支えてくれたたった一人の女性を裏切り、不幸のどん底に落とした。そんなことをするような奴が国民を幸せに出来るはずがない!!」

 

「ピカチュウ…!私のためにそこまで…!」

 

 メディアは自分のためにイアソンに怒るピカチュウを見て、彼女の目には涙が浮かんでいた。

 

「ええい!そこまで私を愚弄するとは…もう容赦しない!!メディア、行くぞ!」

 

「はい!」

 

 イアソン達は戦闘体勢に入り、ピカチュウ達を睨み付けた。

 

「ありがとう、ピカチュウ…私のために…」

 

「気にしないでよ。それよりも戦える?」

 

「ええ!」

 

 メディアは戦闘体勢に入り、イアソン達を睨み付けた。

 

「イアソン。私はあなたを許さないわ。行くわよ!」

 

 メディアの合図でカービィ達は動きだし、戦いが幕を開けたのだった。




ED:NEWLOOK

仲間を傷つける者は許さないピカチュウの怒りが爆発!果たして戦いはどのような展開になるのかに注目です!

では、感想をお待ちしています!


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第52話 リザードン、怒りの暴走

今回はヘラクレスが降臨!さらにリザードンの怒りが爆発してとんでもない展開が起こります!

OP:DESTINY


 ピカチュウ達はイアソン率いる軍勢に戦いを挑み、敵を次々と倒しながら彼に近づこうとしていたが、次々に増援が来るためキリがない状態となっていた。

 

「やはりそう簡単にはいかないみたいだね。」

 

「確かにそうね。ピカチュウ、ここは私が遠距離攻撃を出したと同時に動き出した方がいいわ。」

 

「分かった!」

 

 メディアのアドバイスにピカチュウは頷いた後、彼女が杖から光弾を発射させた。

 

「今だ!」

 

 するとピカチュウが駆け出し、敵の攻撃を次々と回避しながらイアソンの目の前に接近した。

 

「何!?」

 

「こいつを……喰らえ!!」

 

「がはっ!!」

 

 ピカチュウのアイアンテールがイアソンの顔面に激突し、彼は倒れてしまった。

 

「よくもやってくれたな……よし、遂に君の出番だ!来たまえ!!」

 

 イアソンが呼ぶとアルゴー船の中から新たなサーヴァントが現れた。

 

「◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎ーーー!!!」

 

 それは巨人と見紛うほどの巨躯を持った巌のような男だった。

 

「な、なんだこいつは!?」

 

「でかすぎる……」 

 

 リザードン達が息を飲んでいる中、その男の正体をメディアとメドゥーサは知っていた。

 

「っ!?ま、まずいわ!あれはギリシャ神話の大英雄、ヘラクレスよ!」

 

「ヘラクレス!?確かギリシャ神話の二大英雄の一人、ゼウスと人間の娘の間に生まれた半神半人の英雄であり、数多の冒険と試練を繰り広げ、その全てを乗り越えた大英雄だよね。たくましい人だと思っていたのに、まさかこんな巨人なの!?」

 

 イメージを崩されたピカチュウは唖然としていた。

 

「ギリシャ神話で一番有名と言っても過言ではない大英雄・ヘラクレス……しかし、彼から感じるこの気配はバーサーカークラスなのか!?」

 

「その通りです。狂戦士であるバーサーカーとして召喚されたヘラクレスは、大英雄と言うよりも恐ろしい神のような敵を相手にしているような気分としか言えません。」

 

 メデューサの説明にカービィ達は息を飲んだ。 

 

「勝てないさ!勝てるものか!このヘラクレスは、あらゆる場所であらゆる怪物と戦った。敗北などなく、最後には神まで至った男!それがヘラクレスだ!君達のような二流三流とは訳が違う。無造作に引き千切られるか、雑魚敵としての宿命だ!」

 

「雑魚だと……?」

 

 イアソンの発言にリザードンの何かがキレてしまった。

 

「消せ……」

 

「なんだい?」

 

「今の発言を……取り消しやがれ!!!」

 

 リザードンの怒号が響き渡り、その風圧によってヘラクレスは後退してしまった。

 

「馬鹿な!怒号でヘラクレスを後退させただと!?」

 

 予想外の展開にイアソンは驚きを隠せなかった。

 

「俺はな……仲間を傷つける事が嫌いだが……それよりも一番嫌いな物があるんだ……俺達を雑魚呼ばわりするのが一番大嫌いなんだよ!!」

 

 リザードンは怒りの炎を漂わせたと同時に、強烈な一撃でヘラクレスを殴り飛ばした。

 

「おお!ヘラクレスを殴り飛ばした!」

 

「けど、彼は怒り心頭によって我を忘れているみたいだ。このまま放っておくとまずい事になるかもね……」

 

 ドレイクが真剣な表情をした直後、リザードンは着地したと同時にイアソンに狙いを定めた。

 

「ひっ!」

 

「まずはテメェから血祭りにあげてやる!!」

 

 リザードンは怒りで襲い掛かるが、メディア・リリィが立ちはだかった。

 

「させません!」

 

 メディア・リリィが魔法障壁を繰り出すが、リザードンはそれを打ち破ってしまったのだ。

 

「そ、そんな……!」

 

「邪魔だ!」

 

「キャッ!」

 

 リザードンはメディア・リリィを突き飛ばした後、イアソンに強烈なパンチを顔面に叩き込んでダウンを奪った。

 

「うぐ……体が……」

 

 倒れたイアソンは身体が動かない状態となってしまった。

 

「もう終わりか……これで終わりにしてやる!」

 

 リザードンが止めを刺そうとしたが、ドレイクが羽交い絞めをした。

 

「リザードン!少し冷静になれ!お前の気持ちはよく分かる!」

 

「ドレイク!けど、俺は……」

 

「分かっている!だが、この程度で怒りを爆発させれば悪党と同じ末路を歩んでしまう事になる!そんなのでは海賊王失格だ!!」

 

「!!」

 

 ドレイクの発言を聞いたリザードンは両手を下してしまった。

 

「……悪いな、迷惑を掛けて……正気を失った俺が馬鹿だったよ……」

 

「まったく……けど、アンタが正気を取り戻して良かったよ。さて、ここからはアンタの戦いだ。思う存分暴れて来い!」

 

「ああ!」

 

 リザードンは翼を広げ、ヘラクレスの方を向いた。

 

「さて……あのナルシストを倒したいところだが、アンタは厄介そうだからな。悪いがここで倒してもらうぜ!」

 

「◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎ーーー!!!」

 

 リザードンとヘラクレスはお互いに飛び出そうとした。その時だった。

 

 

「その戦い、私達も参戦します!」

 

『!?』

 

 

 リザードンとヘラクレスが声のした方を見ると、アルトリアとエミヤが姿を現したのだ。

 

「二人とも!召喚されたのか!?」

 

「ええ。ヘラクレスとは因縁がありますからね。ドールリカとドールイサムに頼んで召喚してもらいました。」

 

「そうだ。我々はヘラクレスと戦った事がある。命を賭して守り抜こうとし、敬愛したあの子のためにも……止めてみせる!!」

 

 アルトリアとエミヤは駆け出したと同時に、ヘラクレスに戦いを挑んだ。

 

「どうやら因縁があるみたいだな……まあいいや。ヘラクレスはあいつ等に任せて、俺はイアソンを倒すとするか!」

 

 リザードンがイアソンに立ち向かおうとしたその時、ヘクトールが立ちはだかった。

 

「悪いね。ここはオジサンが相手だよ。」

 

「そうはさせないという事か。なら、相手になってやるぜ!」

 

 リザードンは海賊刀を引き抜き、戦闘態勢に入った。

 

「おっ!いい生きざまになったね。私も助太刀するよ!」

 

 さらにドレイクも戦闘態勢に入ってリザードンの隣に移動した。

 

「助かるぜ!さあ、戦闘開始だ!」

 

 リザードンの合図と同時に彼等とヘクトールの戦いが幕を開けたのだった。




ED:NEWLOOK

リザードンの暴走はドレイクのおかげで止まりました。次回はヘクトールとの戦いですが、真の目的が明らかになります!

では、感想をお待ちしています!


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第53話 恐るべき計画の実態

今回はイアソンの計画の実態が明かされます!

OP:DESTINY


 リザードンとヘクトールの戦いは激しさを増している。海賊刀とドゥリンダナがぶつかり合い、火花を散らしていた。

 

「なるほど。さすがはトロイアの戦士と言ったところか…だが、俺だって負けるわけにはいかないからな!」

 

 リザードンは間合いを取ったと同時に火炎放射を繰り出そうとした。

 

「おっと!そうはいかない!」

 

 ヘクトールが回避の構えを取った直後、リザードンがスピードをあげて彼に襲いかかった。

 

「何!?」

 

「火炎放射と見せかけての攻撃だ!ドラゴンテール!」

 

 リザードンの尻尾がヘクトールに当たり、彼を大きく弾き飛ばした。

 

「くっ!」

 

 ヘクトールが体勢を整えた直後、リザードンが目の前に迫ってきた。

 

「ドラゴンフレイム!」

 

「ぐおっ!」

 

 リザードンの火炎放射が炸裂し、ヘクトールはダメージを受けてしまった。

 

「いやー、やるじゃないの……ドラゴン相手にここまでやられたら……オジサン、本気を出さなければならないよな!!」

 

 ヘクトールの魔力が爆発し、手に持つ槍……ドゥリンダナの柄を短くして剣のような形にし、その刃から眩い光が放たれる。

 

「宝具発動か!」

 

「その通り!トロイヤ軍伝説の英雄の力を見せてやるよ。『不毀の極剣(ドゥリンダナ・スパーダ)』!!!」

 

 振り下ろされたドゥリンダナから巨大な斬撃の光が放たれ、リザードンに襲いかかる。

 

「チッ!メガ進化だ!」

 

 リザードンはメガ進化したと同時に、斬擊の光を素早く回避した。

 

「これを回避するとはね……!それなら、これならどうだい!!」

 

 更にヘクトールの魔力が爆発し、ドゥリンダナの柄を伸ばして槍にする。

 

(ピカチュウから話を聞いたが、ギリシャ神話の伝説ではヘクトールの槍は世界のあらゆる物を貫くと讃えられており、それがヘクトールのもう一つの宝具にして切り札であるか…となると、ここは一か八かだな。)

 

 メガリザードンは確信したと同時にヘクトールに襲いかかる。

 

「標的確認、方位各固定……『不毀の極槍(ドゥリンダナ・ピルム)』!!!吹き飛びなぁ!!!」

 

 ヘクトールが投擲の構えに入ると同時に籠手を着けた右腕から噴射炎のようなものが発生し、そこからドゥリンダナをミサイルのように放つ。

 

「そうはさせるか!炎の斬擊!!」

 

 メガリザードンは自らの海賊刀に炎を発火させ、ドゥリンダナを一閃して切り裂いたのだ。

 

「何!?ドゥリンダナが切り裂かれた!?お前さん、一体何者だい!?」

 

「俺か…だったらその身に刻ませてやるぜ!」

 

 メガリザードンはスピードを上げたと同時にジャンプし、海賊刀を振り下ろす体勢に入った。

 

「俺の名はリザードン!異世界のマスターであり、最強のポケモンだ!」

 

 メガリザードンの炎の斬擊がヘクトールの体に当たり、彼は倒れてしまった。

 

「やるじゃないか、リザードン!」

 

「まっ!こんなところだ!」

 

 ドレイクの言葉にリザードンは手を叩いた。

 

「はぁ〜……ここまで派手にやられたのはアキレウスの時以来だよ。いやー、お強いね。リザードン……」

 

 ヘクトールはメガ進化を解除したリザードンに賞賛を送りながらその体が消滅していく。

 

「ヘクトール、もし答えられるなら教えてくれ。イアソンが聖杯とエウリュアレを狙う理由はなんだ?」

 

「……いいさ、褒美として教えてやろう。エウリュアレを……『神を生贄に捧げる』……それが目的だ。」

 

「神を生贄に!?何に捧げるつもりだ!?」

 

「『契約の箱アーク』。それが目的さ……」

 

「アーク……?それって一体……」

 

「それから最後に一つ……メディア王女に気をつけろ。」

 

「イアソンのところにいる幼いメディアか!一体どういうことだ!?ますます謎が深まるばかりだぜ……」

 

「俺から話すことはこれだけだ……敵だが、これだけは言わせてくれ……頑張れよ……お前さん達なら何とかできるかもしれねぇな……」

 

 ヘクトールは敵ながらもリザードン達に大きな可能性を見つけ、最後にエールを送りながら静かに消滅した。

 

「メディア女王に気を付けろか……もしかするとメディア・リリィがイアソンにも隠している何かを抱えている可能性が出てきたな。それにピカチュウが夢で見たあの光景……この戦いには裏があり、それをメディア・リリィが何かを握っているな。」

 

「確かにそうだね……」

 

 リザードンとドレイクが確信した直後、ヘラクレスが彼等に襲いかかってきた。

 

「おっと!このデカブツが残っているな。」

 

 リザードン達が攻撃体勢に入った直後、ピカチュウ達が駆け付けてきた。

 

「もう終わったの?」

 

「ああ。だが、あのメディア・リリィという奴は何かを企んでいるに違いない。奴には十分に注意する必要があるぜ。」

 

「メディア・リリィが!?」

 

「そうだ。だが今は……ヘラクレスを倒しに行くぞ!話はそれからだ!」

 

 リザードンの言葉に全員が頷き、ヘラクレスとの戦いに挑んだ。

 

 

 一方、カービィ達は骸骨兵を倒した後、イアソンに接近してきた。

 

「ひいっ!来るな来るな!」

 

「元はと言えば君が悪いからね……仲間を傷つけた罪は償ってもらうよ!」

 

 カービィはデルフを構えてイアソンに斬擊のダメージを与えた。

 

「がは……!」

 

「まだまだ!」

 

 カービィの斬擊は容赦なくイアソンを切り裂き、腕、脚、腹、背中にまで斬擊の雨霰を喰らわせた。

 

「か、体が……」

 

「止めだ!」

 

 カービィが止めを刺そうとするが、メディア・リリィが立ちはだかった。

 

「エクスプロージョン!」

 

 だが、ルイズのエクスプロージョンを受けてしまい、壁にぶつかってしまった。

 

「今がチャンスよ!」

 

「よし!」

 

 カービィは勢いよく飛び出したと同時に、イアソンの心臓部分を剣で突き刺したのだ。

 

「そ、そんな……こんな事って……!」

 

 イアソンは絶命してしまい、そのまま消滅した。

 

「よし!これで僕達の勝ちだね!」

 

 カービィの言葉にルイズがウィンクしたその時だった。

 

 

「まだ勝負は終わっていません……」

 

『!?』

 

 

 なんとメディア・リリィが動き出し、カービィ達を睨み付けた。

 

「よくもイアソン様を殺しましたね……あなたは絶対に許しません!!」

 

 メディア・リリィは魔力を発動させ、カービィに狙いを定めた。

 

「あなた達はここで死んでもらいます……さあ、覚悟してください……」

 

「まさかとんでもない展開になるなんてね……」

 

 メディア・リリィの怒りの表情を見たカービィは冷や汗を流したのだった。




ED:NEWLOOK

イアソンをカービィが撃破しましたが、そのおかげでメディア・リリィの怒りが爆発!果たしてカービィ達はどうなるのか!?

次回から土日で投稿します!

では、感想をお待ちしています!


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第54話 予想外の新たな敵

今回はメディア・リリィとの激戦ですが、思わぬ展開が待ち受けています!

OP:DESTINY


 イアソンを殺されたメディア・リリィは杖を構えてカービィ達を睨み付けた。

 

「あなた方のおかげでイアソン様は死んでしまった……仇は取らせてもらいます!」

 

「ちょっと待ってよ!僕達は君を正気に取り戻そうと!」

 

「覚悟!」

 

 メディア・リリィが魔力弾を放った直後、マシュが駆けつけてシールドで防いだのだ。

 

「マシュ!」

 

「間に合いましたね。」

 

 マシュは笑顔をした後、モンスターボールを取り出した。

 

「そのモンスターボールは!?」

 

「このような展開になると思って持ってきました!ニャビー、お願いします!」

 

 マシュはモンスターボールを投げ、ニャビーがボールから姿を現した。

 

「ニャビー、火の粉!」

 

「おう!」

 

 マシュの指示でニャビーが動き出し、火の粉攻撃を仕掛けた。

 

「させません!」

 

 だが、メディア・リリィは魔力障壁でガードしたのだ。

 

「やはりそう簡単にはいかないか……」

 

「その通りです。ここで倒れる訳には参りません。イアソン様の仇を討つ為にも……」

 

「まさかイアソンを殺してしまったのか!?」

 

 ニャビーは冷や汗を流しながらカービィの方を向いた。

 

「うん……それで火に油を注いでしまって……」

 

「やってしまったか……けど、こうなった以上は仕方がないよな……」

 

 ニャビーが苦笑いした直後、メディア・リリィが魔力弾を放ってきた。

 

「おっと!」

 

 ニャビーは素早い動きで魔力弾を躱した後、スピードを上げてメディア・リリィに襲い掛かった。

 

「近接攻撃には弱いみたいだな!フレイムタックル!」

 

 ニャビーは自らの体から炎を発火させ、タックルでメディア・リリィに突撃した。

 

「がは……!」

 

「ナイスタックル!」

 

 ニャビーが着地した後、メディア・リリィが尻もちをついた。

 

「やってくれますね……あなた達を全員倒します……!」

 

 メディア・リリィは次々と魔力弾を発射するが、カービィ達は慌てながら躱していた。

 

「ますます攻撃が激しさを増してきたわね……このままだとまずいかも……」

 

「そんな……!何か対策はないのですか!?」

 

「対策はあるかもしれないけど、今のメディア・リリィは要注意としか言いようがない。近付こうとしても返り討ちに遭いそうな予感がするんだ。」

 

「それじゃあ、逃げるしかないの!?」

 

「ううん。こうなると彼女を止めるしか方法はない。その為にはルイズの力が必要だ。」

 

「分かったわ。ここは私に任せて!」

 

 ルイズは杖を構えながらメディア・リリィに狙いを定めた。

 

「ここはこの一撃で……エクスプロージョン!」

 

 ルイズのエクスプロージョンが炸裂し、メディア・リリィは大きく飛ばされてしまった。

 

「今がチャンス!」

 

 すぐにカービィがメディア・リリィに近づき、彼女を取り押さえたのだ。

 

「くっ!」

 

「よし!勝負ありだ!」

 

 カービィがガッツポーズを取った後、ルイズはメディア・リリィに近付いた。

 

「私の負けです……まさかあなた達に負けてしまうなんて……」

 

「仲間との絆の力があるからよ。それよりもアークの箱の真実を教えてもらえないかしら。」

 

「アークの箱ですか……実は……」

 

 メディア・リリィが説明しようとしたその時だった。

 

 

「全く……無様な奴だな……この様なことをするとは……」

 

『!?』

 

 

 全員が声のした方を見ると、一人の男が姿を現した。

 

「何者だ!?」

 

「私の名はハルバス。あるお方の命令でこの場所に来た……」

 

「あるお方ですって!?」

 

「そうだ。サーヴァントを召喚して一時は様子を見たが、まさかの大狂わせだ……この光景を見た時は怒りで震えていたよ…憎いほどにね!!」

 

 ハルバスは雷を鳴らし、カービィ達を睨み付けた。

 

「もしかするとこいつが真の黒幕かもしれない。ここは共に戦おう!」

 

「いいのですか?こんな私でも……」

 

「何言ってるの。アンタは自らの罪を償う必要もあるけど、あなたをここで死なせるわけにはいかないの。それに……」

 

 ルイズが言い切ろうとしたその時、リザードンと戦っていたはずのヘラクレスが彼女達に襲いかかってきた。

 

「嘘!?なんでヘラクレスが!?」

 

「ヘラクレスはあの男のサーヴァントではない。私のサーヴァントなのだよ。」

 

「なんですって!?」

 

 ルイズが驚いた直後、ヘラクレスの拳がメディア・リリィに襲いかかろうとしていた。

 

「しまっ……」

 

 メディア・リリィが叫んだ直後、ピカチュウがヘラクレスにアイアンテールで横に殴り飛ばした。

 

「ピカチュウ!」

 

「間一髪だったね!」

 

 ピカチュウはグッドサインで応えた後、メディア・リリィの方を向いた。

 

「どうして私を助けに?」

 

「君の事を夢で見たんだ。あの時は何もできなかった自分が悔しかったけど、今なら同じ過ちを繰り返さずに済む……それに……僕は君を守りたいんだ。」

 

「ピカチュウ……」

 

 ピカチュウの笑顔にメディア・リリィは驚きを隠せなかった。

 

「分かりました……私も共に戦います!」

 

「よし!契約開始!」

 

 ピカチュウが、メディア・リリィと契約を交わした直後、リザードン達が駆けつけてきた。

 

「ヘラクレスがこっちに来たけど大丈夫か!?」

 

「大丈夫!それよりもここは撤退しないと!」

 

「よし!急げ!」

 

 ドレイクの合図で全員がそれぞれの船に移動し、一斉に逃げてしまった。

 

「まあいいとしよう……しかし、アークの箱か……」

 

 ハルバスはいつの間にか回収していたアークの箱を取り出した。

 

「噂には聞いたとはいえ、こんな物に頼るのは止めた方がいいかもしれないな。一先ずは今後の動向を見てから判断しよう……」

 

 ハルバスは遠く離れている二つの船を見つめながら邪悪な笑みを浮かべたのだった。




ED:NEWLOOK

今作での第三特異点の敵はオリキャラのハルバスと判明。しかし黒幕の正体は分からずじまいですが、その正体が明かされる日は来るのでしょうか?

では、感想をお待ちしています!


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第55話 アタランテとの再会

今回はアタランテ達が登場します!

OP:DESTINY


 カービィ達は二つの船を移動させながら、船上でゆっくりと休んでいた。

 

「まさか黒幕がイアソンではなく、ハルバスだなんて予想外だよ……」

 

「無理もないだろう。だが、奴の行動を阻止しなければ、この特異点は消滅してしまう事もあり得る。」

 

「そうね。カービィ。あなたがイアソンを倒してくれたのは予想外だったわ。けど、本当にありがとう……」

 

「気にしないでよ。本当はピカチュウの役目だったけど……そのピカチュウは?」

 

「あそこよ。」

 

 メディアが指差す方を見ると、ピカチュウはメディア・リリィと話をしていた。

 

「それを口にする自由を私は剥奪されています。魔術師として私は彼に敗北していますから。」

 

「魔術師として?」

 

 メディア・リリィの言葉にピカチュウは耳を疑い、メディアも駆けつけてきた。

 

「ちょっと待ちなさい。サーヴァントとしてではなく、魔術師としてのあなたが負けた……!?成長した私より力が劣るとはいえ、神代の魔術師が負けるなんて……」

 

「どう言うこと?」

 

「サーヴァントでは生前よりも力が抑えられているけど、彼女は魔術師としての力が100パーセントの状態で戦っていたわ。けど、その相手がそれ以上の存在だなんて……」

 

 メディアの説明にピカチュウは息を飲んだ。

 

「ええ。どうか覚悟を決めておきなさい、遠い時代の、最新にして異世界の戦士達。アナタたちでは彼には敵わない。魔術師では、あの方には絶対に及ばないのです。だから……星を集めなさい。いくつもの輝く星を。」

 

「もしかしてサーヴァントの事なの?」

 

「どんな人間の欲望にも、どんな人々の獣性にも負けない、嵐の中でさえ消えない、宙を照らす輝く星を……」

 

「分かったよ。だったら君もその星の一つになってくれない?」

 

「私を、ですか……?敵としてアナタ達に刃を向けた私を……?」

 

「君は負けて絶望したんだよね?だったら僕等が君の希望の光になるよ。」

 

「あなたが……私の希望の光に……?」

 

「そうだよ!そして、必ずそいつに勝って、人類と世界の未来をこの手に取り戻す!それが僕等の役目だから!」

 

 ピカチュウの言葉にカービィ達も頷いた。

 

「自信がありますが、本当に出来るのですか?アナタ方に……」

 

「俺たちには無限の可能性がある。今までだって絶望的な状況を何度も潜り抜けてきた。例えどんな絶望が襲い掛かってこようとも、俺達は必ず立ち上がって前に進む。」

 

「リザードンの言う通りだよ。だから、もう二度と君に絶望なんかさせない。約束するから!」

 

 ピカチュウの言葉を聞いたメディア・リリィは彼を抱き抱えた。

 

「私は……裏切られるのは嫌です。だから、裏切らないでくださいね……」

 

「僕は絶対に仲間を裏切らない。だって君はもう僕等の仲間なんだから!」

 

 ピカチュウの言葉にメディア・リリィは笑みを浮かべた。

 

「成長した私が共に戦う理由が少しだけ、分かった気がします……」

 

 メディア・リリィがピカチュウと契約を交わしたその時、無人島が見えた。

 

「あった!あれが次の目的地だね!」

 

「よし!あそこに船を止めるよ!」

 

 ドレイクの合図で部下達が船を止めようとしたその時だった。

 

 

「伏せろ!何かが飛んでくる!!」

 

「なぬ!?」

 

 

 何かが飛来するのを確認したエミヤは大声で注意喚起をし、カービィ達が伏せたその直後にオリオンの眉間に矢が突き刺さった。

 

「ひゃぅ!?」

 

「ダーリンの頭に矢が!?大当たり!」

 

「今すぐ取るぞ!」

 

 ジュナイパーは矢を引き抜くと、その矢に矢文が括り付けている。

 

「矢文だ。読んでくれるか?」

 

「ええ。」

 

 アルテミスは矢に括り付けられていた紙をジュナイパーから受け取り、早速中に書かれた文章を見た瞬間、アルテミスは笑顔になった。

 

「どれどれ……あ!」

 

「アルテミス、どうしたんだ?」

 

「うふふ、知り合いだったわ。相変わらず堅苦しいわね。やっぱり愛を知らない純潔少女だからかしら」

 

「おい!その純潔少女ってまさか……!」

 

 アルテミスの発言にジュナイパーは心当たりがあった。

 

「ええ、そうね。早速急ぎましょう。」

 

 アルテミスは笑顔で応えた後、無人島の方を向いたのだった。

 

 

 カービィ達は無人島に上陸すると矢文を放った者を探しに森の中に入る。

 

「周囲に警戒して進まないと……」 

 

 カービィが辺りを見回しながら進んだその時だった。

 

 

「待て!」

 

『!?』

 

 

 凛とした声が森の中から響くように聞こえる。

 

 

「矢文を寄越したのは、アンタかい!?」

 

「その通りだ……汝らはアルゴノーツを敵とするものか!?それとも既にあきらめ、屈した者か!?」

 

「諦めるか!諦めてるなら、ヘクトールを倒してねえよ!!」

 

「もう、いい加減に姿を見せたら?相変わらず真面目な子ね、あなたは!」

 

 メディアが大声で呼ぶと森から響くその声の主は同様の声を響かせた。

 

「っ!?その声はまさか!?」

 

「心配しなくてもいいわよ。イアソンはもう死んだ。、そして私達は真の黒幕を倒すためにここに来たのだから……出て来なさい、アタランテ!!」

 

 メディアに呼ばれて森の中から現れたのはフランスの特異点で出会った猫のような耳と尻尾が生えた獣人のような女性だった。

 

「あっ!あの時の!」

 

 ジュナイパーの驚きにアタランテは彼の方を向いた。

 

「おお。あの時のフクロウか。フランスでは迷惑をかけたな。」

 

「別に気にしてなんかいないぜ。」

 

 ジュナイパーが苦笑いした後、アタランテはメディアの方を向いた。

 

「お前……本当にメディア、なのか?」

 

「ええ、久しぶりね。アタランテ。アルゴー船の冒険以来かしら」

 

「そうだな……いや、だがイアソンの隣にいたのは……」

 

「あれは昔の私、ほら。後ろにいるのがその子よ。」

 

 メディア・リリィは前に出た後、一礼をする。

 

「この度はイアソンがご迷惑をかけてすみません……ですが、カービィによって彼は殺されました。」

 

「そのカービィというのは?」

 

「この子です。」

 

 メディア・リリィはルイズに抱かれているカービィを指差した。

 

「ピンクのボール?本当に彼が?」

 

「混乱するのも無理ないですね……全て事実です。」

 

「なるほど。まだ子供なのにイアソンを倒すとは……」

 

 アタランテはカービィを見つめており、彼は首を傾げた。

 

「そしてここにいるのは……裏切りの魔女と呼ばれるようになった大人の私よ。」

 

「そうだったか……それにしても、随分顔色がいいな。もしかしてイアソンをカービィが倒したのが切欠か?」

 

「そうね。」

 

 メディアが笑顔で応えた後、アルテミスがアタランテに近づいた。

 

「はぁい♪お久しぶりね、アタランテ。あなたとは赤ちゃんの時に拾った時以来ね。」

 

「…………アルテミス様?」

 

「ええ、そうよ。」

 

「いやいや、冗談だろう。アルテミス様は狩猟と純潔の女神であり、間違えてもサーヴァントとして召喚されることはないはずだ」

 

「ねえ、ダーリン?アタランテが信じてくれないの。別にいいじゃない。純潔の女神が愛に生きたって。ねえ?」

 

「はっはっは。ノーコメント、ノーコメントです!」

 

 今だに信じられないアタランテにジュナイパーが近づいた。

 

「補足説明させてもらうけど、アルテミスはこのぬいぐるみ……恋人のオリオンが心配で自身の神霊としてのランクダウンによる代理英霊召喚でこの世界に召喚された。彼女は間違いなく赤子の時の君を救った恩人なのは間違いないからな……」

 

「へ!?どう言うことだ?」

 

 ジュナイパーの説明にリザードンは首をかしげた。

 

「アタランテはアルカディアの王女として生まれたが、男児を望んでいた父親は森に捨ててしまった。それを哀れに思ったアルテミスが救い、聖獣である雌熊に託して育ててもらったからな。」

 

「なるほど。しかしアルテミス。俺も気になっていたが、その姿は本当なのか?」

 

「本当よ。愛に生きる狩猟の女神、それがこの私ーーアルテミス、よ。うふっ」

 

「……」

 

 アタランテは信仰して敬っていたアルテミスがまさかこんな恋愛脳スイーツな女神だとは思いも寄らずに立ちくらみをしてしまう。

 

「お、おい!大丈夫か!?」

 

 ジュナイパーは慌ててアタランテを支えた。

 

「だ、大丈夫だ。大海の聖杯戦争で、私の精神も少しは鍛えられた……い、今さら自分が信仰していた女神が恋愛脳系だからって頽れたりしない……!!」

 

「分かるぜ、あんたの気持ち……イメージを押し付けるのはよくないけど、最低限のイメージがぶっ壊れるって……辛いよな……」

 

「分かってくれるか、私の気持ちが……!!」

 

「ああ!分かるぜ!」

 

 ジュナイパーとアタランテは英霊や神霊のイメージとは違いすぎる姿に驚愕や落胆し、そこに共感してガシッと握手を交わした。その時、アストルフォが元気良く挨拶してきた。

 

「やっほー!久しぶりだね、『赤のアーチャー』!」

 

「っ!?お、お前は『黒のライダー』!??」

 

 アストルフォの登場にアタランテは困惑した。

 

「いやー、あの時は敵同士だったけど今度は味方みたいでよかったよかった!」

 

 彼等はどうやらどこかの聖杯戦争で戦ったらしく、特にアタランテは気まずい表情を浮かべていた。

 

「あ、あぁ……そうだな……こほん……では、少し遅れたが紹介したいサーヴァントがいる。『契約の箱』を持つサーヴァント。要するに、アルゴノーツが求める男だ。出てこい!」

 

「全く、忘れられたのかと思ったよ。」

 

 アタランテの合図で森の奥から出て来たのは杖を持った緑髪の青年だった。

 

「この海域において、最初に召喚されたサーヴァント……ダビデだ。」

 

「ダビデって、あのイスラエルの王!?」

 

「神の子、イエス・キリストの祖か……!確か旧約聖書に登場するイスラエルの王で巨人ゴリアテをたった一人で倒したと言われている……」

 

「その通りだよ。では、今から教えるよ。この特異点において重要なキーアイテム……契約の箱についてを。」

 

 ダビデの発言にジュナイパー達は息を飲んでしまったのだった。




ED:NEWLOOK

アタランテと再会を果たし、ダビデからアークの箱及び契約の箱についての真実が語られます!果たしてその秘密とは!?

では、感想をお待ちしています!


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第56話 契約の箱の真実

今回は契約の箱の真実が語られます!

OP:DESTINY


「えっ!?契約の箱はダビデの宝具!?」

 

 ダビデの話を聞いていたカービィ達は驚きを隠せなかった。

 

「そうだ。モーゼから授かった十戒が刻まれた石版を収めた木箱であるが、この箱に触れさせれば相手が死ぬ効果を持つ。宝具としては三流で霊体化することができず、僕と共に現物として召喚される。仮に倒されて消滅されても誰かが所有していれば残り続けるからね。」

 

「そうか……イアソンが契約の箱を狙っているとアタランテから聞かされて、僕達のように正しく召喚された者達が現れるのを待っていたんだね。」

 

「その通りだ。」

 

 ダビデが頷いた直後、カービィがメディア・リリィの方を向く。

 

「じゃあ、イアソンはそれを知らずに契約の箱にエウリュアレを生贄に捧げようとしていたんだね。」

 

「あれはイアソンを王にさせる物ではありませんからね……私が彼に入れ知恵をしたのは確かですが、元はと言えばハルバスが私に命じていたのです。」

 

「ハルバスが!?じゃあ、あいつはこの世界を滅ぼそうとしているのか!?」

 

「はい。仮に神霊であるエウリュアレが契約の箱に生贄に捧げれば、それに伴い世界が死んでしまいます。特に不安定な世界であるこの特異点が消え去ってしまいますからね。」

 

 メディア・リリィの説明にカービィ達は息を飲んだ。

 

「イアソンは生前の様々な境遇から王になりたかった……やはり彼が操られてしまうのも無理ないわね……」

 

「そうだね……スターロッドも使い方を間違えれば大変なことになるし、その為、厳重に保管しているからね……」

 

 ピカチュウがメディアの言葉に同意した直後、ダビデが彼の方を向く。

 

「何だい?そのスターロッドは?」

 

「願いを叶える魔法の杖だけど。」

 

 ダビデの質問にあっさり答えたピカチュウに、スターロッドの事を始めて聞いた者達は衝撃を受けた。

 

「……な、何だと!?そんな杖は聞いたこともないぞ!?」

 

「当たり前だ。多分俺の世界にしかないし、そこは平和な国だからそういう物もあるぜ。」

 

 リザードンの補足説明にダビデ達は驚いていた。

 

「さて、我々が考えなければならないのはヘラクレスをどうするかだ。ヘラクレスを倒さない限り我々の勝利はない。」

 

「ヘラクレスこそとってこの世界における最大の壁とも言っても過言ではありません。ですが、ヘラクレスの十二の命の大半を奪ったサーヴァントがいますから。ですよね?アルトリア、エミヤ。」

 

 メドゥーサはアルトリアとエミヤに視線を向けると頼もしく二人は頷く。

 

「しかし、ヘラクレスは何とかなるにしても、一つ気になる点があります。」

 

「何か違和感があるのか?」

 

「彼はバーサーカークラスの狂化スキルで理性は失ってますが、私とシロウが出て来たときに僅かながら驚いていました。あの様子だと少なくとも、ヘラクレスは私達とかつて戦った聖杯戦争の時の出会った記憶が残っている可能性があります。」

 

「あの冬木での事件ね。他には?」

 

「彼はエウリュアレを奪うどころか何故か殺しそうな勢いでした……もしかしたら、ヘラクレスは契約の箱にエウリュアレを捧げたらこの世界が崩壊すると分かっているのでは無いでしょうか?」 

 

「なるほど……私達があの聖杯戦争で戦った時と何か違和感を感じると思ったらそう言うことか……」

 

 アルトリアとエミヤの発言にドールリカはすぐに答えを纏め始めた。

 

「つまり纏めると……ヘラクレスは契約の箱にエウリュアレを捧げないようにイアソンの命令を無視してエウリュアレを殺そうとしているかもしれないわね。」

 

 ドールリカの発言に全員が彼女の方を向いた。

 

「つまり本当の意味では敵では無いことなの?」

 

「正確に言えばね。となると、ここはヘラクレスを救うのがいいと思うわ。」

 

「けど……どうやって?」

 

 アステリオスが首をかしげた直後、ゲッコウガが手を叩いた。

 

「カイオーガ殿ならできるでござるよ!」

 

「カイオーガ……あいつか!」

 

 ゲッコウガの説明にリザードン達も納得した。

 

「カイオーガ?」

 

「そうだ。俺達の世界にいる伝説のポケモンだ。奴はヘラクレスに対抗できる力を持っているだけでなく、奇跡の雨を降らす事ができる。」

 

「その奇跡の雨って?」

 

「味方には全快の回復をするが、敵には容赦ないダメージを与えることが可能だ。」

 

「じゃあ、彼を仲間にすれば勝機はあるということですね。」

 

「そうだ。奴は西方角にある海域にいるが、ハルバスは絶対捕らえに向かうだろうな……」

 

「あいつならやりかねないわね……ともかく彼の暴走を止めないと不味い事になるわ。」

 

「確かにそうだね。手遅れにならない内に急がないと!」

 

 カービィの言葉に全員が頷き、すぐに準備を始めたのだった。

 

 

 一方、西の海域では、ギャラドスが海を渡っていた。

 

「早くカービィを見つけてカイオーガの元に連れていかないと……ハルバスが彼の元に来る前に……」

 

 ギャラドスはさらにスピードを上げ、カービィ達がいる無人島へ向かい出したのだった。




ED:NEWLOOK

ヘラクレスを救うカギはカイオーガと判明!次回は彼の元に向かいますが、果たしてどうなるのか!?

では、感想をお待ちしています!


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第57話 カイオーガからの試練

今回はカイオーガの試練にニャビーが挑みます!

OP:DESTINY


 カービィ達が準備をしている中、アタランテは海岸から大空を見つめていた。

 

「ふう……」

 

 アタランテが落ち着いて息を吐いたその時、ジュナイパーが姿を現した。

 

「見張りご苦労さん。リンゴ、持ってきたぜ。」

 

「ありがとう。」

 

 アタランテはジュナイパーからリンゴを受け取り、迷わずそれをかじる。

 

「ジュナイパー……あの時の戦いからまさかここで再会するとは思わなかったな……」

 

「俺もだよ……けど、お前と無事に再会できて本当に良かったよ。」

 

「そうだな……」

 

 ジュナイパーが大空を見上げた直後、何者かが近づくのが見えた。

 

「あれは……」

 

 ジュナイパーが遠くを見ると、ギャラドスがこちらに向かっているのが見えた。

 

「ギャラドスじゃないか!お前、無事だったようだな!」

 

「その姿はジュナイパーか!お前も無事で良かった!」

 

 ギャラドスとジュナイパーは再会を喜ぶが、アタランテは首を傾げていた。

 

「知り合いか?」

 

「正確に言えば仲間だ。それよりもお前は何故ここに?」

 

「そうだ!実はお前達をカイオーガの元に連れて行けと彼から頼まれていたんだ。あのハルバスより先に来て欲しいって言われたからな……」

 

「そいつは一大事だな……すぐにカービィ達に呼びかけてくる!」

 

「だが、彼等は準備を終えていないぞ!」

 

 アタランテが止めようとしたその時、準備を終えたカービィ達が出てきた。

 

「もう終わったよ!」

 

「うおっ!?準備が早いな……」

 

 アタランテは唖然としながらカービィ達を見つめる。

 

「あっ!ギャラドス!無事だったんだね!」

 

「おお!カービィもいるのか!って、今はそれどころじゃない!カイオーガがお前達を連れて来いって言われている!」

 

「分かった!すぐに船に乗って急ごう!ギャラドスは案内をお願い!」

 

「任せてくれ!」

 

 ギャラドスは頷いた後、アタランテの方を向く。

 

「嬢ちゃんはジュナイパーと一緒に俺の背中に乗りな。」

 

「あ、ああ……しかし何故ジュナイパーと?」

 

「お前、ジュナイパーと仲睦まじく話をしていただろ?」

 

「そ、それは……」

 

 アタランテが顔を赤くした直後、アルテミスが彼女の肩を叩く。

 

「アタランテ……頑張りなさい。」

 

「どういう意味ですか!!!」

 

 アタランテは顔を赤くしながらアルテミスに叫んだのだった。

 

 

 

 その後、ギャラドスはアタランテとジュナイパーを乗せながら、カービィ達を連れてカイオーガの元へと向かって行く。

 

「カイオーガというのは伝説のポケモンと聞いたが、彼の他にもこの世界にポケモンがいるのか?」

 

 アタランテはギャラドスに対して質問する。

 

「もちろんいるぜ。ラプラス、ネオラント、ママンボウ、サニーゴ、ドヒドイデ、ランターン、ブルンゲル、カラナクシ、ミロカロスがいる。彼等は今、カイオーガ達と共に行動しているが……おっ!見えたようだな。」

 

 ギャラドスの視線の先を見ると、カイオーガ達の姿が見えた。

 

「おお!ハルバスよりも早く来たようだな……」

 

「この方がカイオーガさんですか?」

 

「そうだ。彼こそが海の神、カイオーガだ。」

 

 ギャラドスの紹介にカイオーガは一礼をする。

 

「私はカイオーガ。ギャラドスの言う通り、海の神だ。」

 

「マシュ・キリエライトです。よろしくお願いいたします。」

 

 マシュが一礼した後、カイオーガは彼女達を見つめる。

 

「なるほど。噂には聞いているが、お前達はまだまだ未熟な部分があるみたいだな。」

 

「そうでしょうか?」

 

「そうだ。そこで私から試練を与える。その試練の内容は……これだ!」

 

 カイオーガが宣言した直後、海の中からポケモンバトルリングが出てきた。

 

「こ、これは!?」

 

「今回の試練はポケモンバトルだ。代表ポケモンを一人出して勝利すれば大丈夫だ。だが、ピカチュウ達は使用不可能!さあ、誰を選ぶ?」

 

 マシュ達が考えだしたその時、ニャビーが前に出る。

 

「ここはオイラが行くよ!」

 

「ニャビー!」

 

「お前が相手か……なら、こいつで勝負だ!」

 

 カイオーガはリング上で渦を発生させ、そこからアシマリを召喚した。

 

「お前の苦手なのは水属性だ。さあ、どれだけやれるか見せてもらおうか!」

 

「よし!行くぞ!」

 

 ニャビーは勢いよくアシマリに立ち向かうが、彼女は水鉄砲を放ってくる。

 

「くっ!」

 

 ニャビーは慌てて回避した後、体勢を整える。

 

「火の粉だ!」

 

 ニャビーは火の粉を繰り出すが、アシマリには効果は今一つだ。

 

「炎攻撃は水にあまり効果がない!他の攻撃で行く方が得策だ!」

 

「そうか!ならば引っ掻きで!」

 

 ニャビーが引っ掻こうとした直後、アシマリの水鉄砲を食らってしまった。

 

「うわっ!!」

 

「ニャビー!」

 

 ニャビーは倒れてしまうが、すぐに体勢を整える。だが、フラフラのため、立つのがやっとだ。

 

「無駄な足掻きだ。降伏しろ。」

 

「誰が降伏なんかするか……」

 

「何……?」

 

 ニャビーはヨロヨロと歩きながらアシマリに近づく。

 

「オイラは諦めが悪いからな!ここで倒れたらマシュ姉ちゃんが悲しむ!だからオイラは最後まで戦うんだ!全身全霊全力で立ち向かってやる!!」

 

 ニャビーが叫んだその直後、彼の体が光輝く。

 

「こ、これは進化なのか!?」

 

「も、もしや……!」

 

 ニャビーの体が光輝き、そのまま彼を包み込む。すると彼の姿が変わり、新たな姿に進化した。

 

「お前……どうやらニャヒートに進化したようだな。」

 

「あ、ああ……」

 

 ニャヒートは自ら進化したことに気付いた後、アシマリの方を向く。

 

「ここからが反撃だ……行くぜ!」

 

 ニャヒートはスピードを上げてアシマリに襲いかかり、強烈な乱れ引っ掻きでダメージを与える。

 

「そして最後はこいつで終わりだ!」

 

 最後はニャヒートのフレイムタックルが決まり、アシマリは倒れて消滅した。

 

「なるほど。ホログラムポケモンを相手にここまでやるとは……合格だ。」

 

「へへっ!」

 

 ニャヒートがにかっと笑ったその時、マシュが彼の元に駆けつける。

 

「ニャヒート……まさかあなたが進化するなんて……」

 

「俺も驚いているけど、今のままでは完全体とは言えない。後一回進化すれば完全体の姿になれることが可能だ。これからもよろしく頼むぜ!」

 

「はい!」

 

 ニャヒートの言葉にマシュは笑顔で応える。

 

「これでカイオーガ達が仲間になったが、あとはハルバス達だけだな。」

 

「ああ。それに……わざわざ向かわなくても来たみたいだよ。」

 

 ドレイクが指差す方を見ると、ハルバスの船が遠くに見えた。

 

「こうなった以上はやるしかないわね。」

 

「当然だよ。力を合わせてハルバスを倒そう!」

 

『おう!!』

 

 カービィの言葉に彼等は拳を上げ、ハルバスの元へと向かいだした。




ED:NEWLOOK

試練をクリアし、いよいよハルバスとの決戦へ!果たしてどうなるのか!?

では、感想をお待ちしています!


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第58話 燃えろ!ガオガエン

今回はヘラクレスとの戦い!果たしてどうなるのか!?

OP:DESTINY


 カービィ達は姿を現したハルバスの船にいるヘラクレスと彼を睨み付けている。

 

「とうとう来たみたいだね……」

 

「ええ……けど、やるしかありません!」

 

 カービィ達は戦闘態勢に入り、ニャヒート達も警戒態勢に入る。

 

「ニャヒート、まだ戦える?」

 

「ああ。俺だってこんなところでくたばるわけにはいかないからな!マシュ姉、やってやろうぜ!」

 

「はい!」

 

 マシュは強くうなずき、カルデアス・ロードを身構える。

 

「よし!来たぞ!」

 

「攻撃開始!かかれー!!」

 

『うおおおおおおおお!!』

 

 カービィの合図で彼等が動き出し、そのままハルバスに襲い掛かる。

 

「ヘラクレス、やれ!」

 

「◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎ーー!!!」

 

 ハルバスの合図でヘラクレスが立ちはだかる。

 

「来たぞ!ヘラクレスだ!」

 

「よし!アルトリア、マシュ、ニャヒート!時間稼ぎを頼む!!」

 

『了解!』

 

 エミヤが目を閉じて『切り札』を出す準備をすると、ヘラクレスを足止めして時間稼ぎをする為にアルトリアとマシュとニャヒートの三人で立ち向かう。

 

「よし!詠唱開始だ!

 

 エミヤの合図で彼に膨大な魔力が迸り、カルデアからの魔力供給を使って詠唱を始める。

 

体は剣で出来ている(I am the bone of my sword.) 血潮は鉄で、心は硝子(Steel is my body, and fire is my blood.)幾たびの戦場を越えて不敗(I have created over a thousand blades.)ただの一度も敗走はなく(Unknown to Death.) ただの一度も理解されない(Nor known to Life.) 彼の者は常に独り剣の丘で勝利に酔う(Have withstood pain to create many weapons.) 故に、その生涯に意味はない(Yet, those hands will never hold anything.) その体は(So as I pray,)…… きっと剣で出来ていた(UNLIMITED BLADE WORKS.)。」

 

 詠唱が終わりを告げた途端、青い海と空が広がる世界は炎に包まれた。

 

「いきなり世界が変わった!?」

 

「生命の源である海に満ち溢れた世界は一転し、果てしない地平線が広がる荒野となるとは予想外だぜ……」

 

「しかも空は雲に代わり、巨大な歯車が動きながら浮かんでいるな……」

 

「それだけでなく、まるで墓標のように荒野に無数に突き刺さる数多の刀剣が悲しげに輝いています!」

 

「これがエミヤの固有結界なのか!?」

 

「その通りだ!剣を作るのではない、無限に剣を内包した世界を創る。これが、この私……『エミヤシロウ』に許された魔術!!『無限の剣製(アンリミテッド・ブレイド・ワークス)』!!!」

 

 エミヤの宝具攻撃が発動され、武器が次々とヘラクレスの体に直撃して大ダメージを与える。

 

「◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎ーー!!!」

 

 ヘラクレスは悲鳴を上げるが、すぐに体勢を立て直す。

 

「これで一つの命を削ったが、奴は12の命を持っている。残りはあと11だ。」

 

「あと11回も殺さなければいけないのかよ!どれだけタフなんだ、こいつ!」

 

 ニャヒートがツッコミを入れた直後、ヘラクレスがニャヒートに襲い掛かる。

 

「うわっ!」

 

 ニャヒートはヘラクレスの強烈なパンチを躱すが、逆に彼の蹴りを喰らってしまう。

 

「ぐわっ!」

 

「ニャヒート!」

 

 蹴り飛ばされたニャヒートは船の上を転がり、壁に激突する。

 

「大丈夫か!?」

 

「なんとか……」

 

「ここは俺達に任せろ!水鉄砲、発射!」

 

 ギャラドス達は一斉に水鉄砲を発射し、ヘラクレスにダメージを与え始める。

 

「カイオーガ!」

 

「よし!奇跡の雨だ!」

 

 カイオーガは奇跡の雨を降らし、ニャヒート達の傷を回復させる。

 

「◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎ーー!!!」

 

 だが、ヘラクレスはダメージを受けてしまい、命が残り10となってしまった。

 

「助かった……けど、今の俺じゃヘラクレスに勝てやしないぜ……」

 

 ニャヒートは立ち上がるが、自らの未熟さに悔しさを感じていた。するとマシュが近づき、彼の頭をなでる。

 

「大丈夫ですよ。確かに今のままでは勝てません。ですが、仲間との絆があればどんな敵でも倒せると思います!」

 

「仲間との……絆……?」

 

 ニャヒートはマシュの言葉に首を傾げる。

 

「ええ。あなたならきっとできます。さあ、立ち向かいましょう!」

 

 マシュはカルデアス・ロードを構え、ヘラクレスに立ち向かう。

 

「仲間との絆か……そう言えばカービィ達はこれまで仲間達と共に多くの戦いを乗り越えたと聞いたな……俺もあいつ等みたいになれるかどうかは分からないが、俺は自分のできる事をやるのみだ!」

 

 ニャヒートは戦闘態勢に入り、ヘラクレスを睨み付ける。

 

「ニャヒート!」

 

「心配かけてすまない……戦いに向かう!」

 

 ニャヒートは前に進みながらヘラクレスの元に向かう。

 

「いかん!いくらなんでも無謀すぎるぞ!」

 

「そうですよ!自殺行為をするつもりですか!?」

 

「自殺行為なんかしない!だが、ここで俺がやらなきゃ誰が皆を守るんだ!」

 

 ニャヒートは強気の決意でヘラクレスの方を向く。

 

「俺はマシュ姉だけでなく、カービィ達と共に戦う!それが俺の本当の答えだ!!」

 

 ニャヒートが宣言したその時、彼の体が光輝いた。

 

「また進化!?」

 

「ニャヒート……あなた、もしかして……」

 

 マシュが口元を手で押さえている中、ニャヒートの姿が変わり、ガオガエンとなったのだ。

 

「へへっ!とうとう最強の姿になったな……これで互角に戦えるぜ!」

 

 ガオガエンは腕を鳴らした後、マシュの方を向く。

 

「マシュ。ここは俺に任せてくれ!」

 

「はい!ですが、危なくなったらサポートをします!」

 

「頼むぜ!」

 

 ガオガエンは炎の闘志を燃やし始め、格闘態勢に入る。

 

「ここから先は俺の戦いだ!覚悟しやがれ、ヘラクレス!」

 

「◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎ーー!!!」

 

 ヘラクレスとガオガエンはにらみ合い、両者が同時に飛び出す。

 

「ガオガエン、躱せ!」

 

 エミヤの合図でガオガエンがヘラクレスの攻撃を躱した直後、彼はそのまま回り込む。

 

「今だ!」

 

 ガオガエンはヘラクレスを掴み、バックドロップの態勢に入る。

 

「喰らいやがれ!バーニングバックドロップ!!」

 

 炎のバックドロップが見事決まり、ヘラクレスは船の上に叩きつけられる。

 

「ルイズ!今がチャンスだ!」

 

「よし!」

 

 ガオガエンの合図でルイズは詠唱を始め、術式を唱える。

 

「ディスペル!」

 

 ルイズのディスペルが炸裂し、ヘラクレスの宝具の効果が打ち消された。

 

「◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎ーー……」

 

 その瞬間、ヘラクレスは前のめりに倒れてしまい、勝負がついた。

 

「終わったか……」

 

 ガオガエンが溜息をついた後、ヘラクレスは消滅してカードになった。

 

「よし!固有結界を解除だ。」

 

 エミヤが固有結界を解除すると、元の世界に戻った。

 

「さてと……これで残るはハルバスだけだ!」

 

 ガオガエンはハルバスを指差しながら宣言する。

 

「ならば私も本気を出そう……この姿で!」

 

 ハルバスは術式で自らの体を変化させる。

 

「ま、まさか魔神柱となるのか!?」

 

「その通りだ!我こそは序列30位、海魔フォルネウス!貴様をここで始末する!」

 

 ハルバスはフォルネウスの姿となり、戦闘態勢に入る。

 

「ここは俺に任せろ!奴の好き勝手にはさせない!」

 

 リザードンは前に出た後、戦闘態勢に入る。

 

「行くぜ、化物!俺の本気と覚悟を見せてやる!」

 

 リザードンは海賊刀を構え、フォルネウスに立ち向かったのだった。




ED:NEWLOOK

ガオガエンの活躍でヘラクレスを撃破!そしてフォルネウスとの戦いですが、リザードンが立ち向かいます!

では、感想をお待ちしています!


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第59話 彼こそは海賊

今回で第三特異点の戦いは終結します!

OP:UNLIMITED BEAT


 リザードンは海賊刀を構えながら、フォルネウスの攻撃を次々と回避していた。

 

「チッ!やはりそう簡単にはいかないか!」

 

「当たり前だ!貴様はここで終わりにしてやる!」

 

 フォルネウスの触手が襲いかかるが、リザードンは海賊刀で切り裂く。

 

「バカな奴だ。私の触手は本体を倒さない限り、再生することが可能だ!」

 

 フォルネウスは切り裂かれた触手を再生させ、ピカチュウ達を捕らえる。

 

「しまった!」

 

「そうはさせるか!」

 

 リザードンが海賊刀で触手を切り裂き、ピカチュウ達を救出する。

 

「助かったよ……」

 

「気にするな。しかし奴はとても強いのは確かだ。こうなるとディスペルがカギとなるが、どれだけ耐えきれるかだな。」

 

「そうね。それまで持ちこたえればいいんだけど……」

 

 ルイズが真剣な表情をしたその時、オルガマリーから通信が入る。

 

『かなり苦戦しているみたいね。けど、それを打ち破る新たな方法があるわ。』

 

「その方法は?」

 

『サーヴァントドッキング。サーヴァントと融合してその能力を駆使しながら戦うことよ。それができるのはあなた達マスターだけ。』

 

「分かった!さて、誰と融合するか……」

 

 リザードンが辺りを見回そうとしたその時、ドレイクが前に出る。

 

「だったら私がやるよ。アンタとならいけるかもしれないからね!」

 

「そうと決まれば頼むぜ!」

 

 リザードンは腕時計型通信機<カルデアス>を起動させ、サーヴァントドッキングシステムを起動する。

 

<サーヴァントドッキング!システムオン!>

 

 電子音が鳴り響くと同時に、ドレイクは光に包まれてリザードンの回りに集まる。その直後、彼女の帽子と上着が彼の体を包み、手には銃が握られていた。

 

「これがサーヴァント・ドッキングか……ならば駆使して見せるぜ!」

 

 リザードンはスピードを上げたと同時にフォルネウスに襲いかかり、触手を銃で破裂させる。

 

「おのれ!再生……できない!?」

 

 フォルネウスの破裂してしまった触手は再生できなくなってしまい、彼は焦りを感じてしまう。

 

「アンタの触手は何度でも再生できるが、サーヴァントドッキングの攻撃を喰らうとその効果は失われてしまうようだな……」

 

「貴様!!」

 

 フォルネウスは触手でリザードンを捕まえようとするが、彼は海賊刀を駆使して次々と触手を切り裂く。

 

「き、貴様……!」

 

「触手を失った以上、抗う術は残っていない……これで終わりにしてやるぜ!」

 

 リザードンは息を大きく吸い込み、フォルネウスに狙いを定める。

 

「紅蓮爆竜炎!!」

 

「ぐわああああああ!!」

 

 リザードンの炎によってフォルネウスは業火に包まれてしまい、大ダメージを受けて変身を解除されてしまう。

 

「こ、この私が……こんな奴にやられるとは……無念……」

 

 ハルバスは自爆してしまい、煙が晴れた跡には何も残っていなかった。

 

「終わったみたいだな。」

 

「ああ……俺達の勝ちだ!」

 

 リザードンが勝利宣言した直後、ドッキングが解除されてしまう。

 

「お疲れさん。よくやったよ。」

 

「ああ……けど、この戦いも終わりだな……」

 

 リザードンが空を見上げた直後、彼等が元の世界に帰る時が来た。

 

「そうだ。アンタにこれをやるよ。」

 

 ドレイクは自らの銃をリザードンに渡す。

 

「ネロから話は聞いたけど、この銃を触媒にすれば召喚されることができるみたいだな。また協力することになった時にはよろしくな!」

 

「もちろんだ!」

 

 リザードンはグッドサインで応える。

 

「よし!カルデアに帰ろう!」

 

 カービィの言葉に全員が頷き、彼等はカルデアへ帰還したのだった。

 

 

 

 その後、カービィ達はサーヴァントの召喚を終え、ドレイク、エウリュアレ、アステリオス、エイリーク、オリオン&アルテミス、アン&メアリー、ティーチ、ヘラクレス、ヘクトール、ダビデ、メディア・リリィ、アタランテが仲間に加わった。

 

「よし!あとはサーヴァントパートナーだが、ドレイク、アン&メアリー、ティーチは俺、エウリュアレとアステリオスはイズミ、エイリークはシルヴァディ、ダビデはイサム、ヘラクレスはカービィ、ヘクトールはルカリオ、メディア・リリィはピカチュウ、オリオン&アルテミス、アタランテはジュナイパーだ。」

 

「確かにこちらがピッタリかもしれないわね。」

 

「そうだな。それにパートナーとしての組み合わせもなかなかいいと思うぞ。」

 

「まあな。さてと!歓迎会に向かうとするか!」

 

 リザードンの言葉に全員が頷き、歓迎会の会場である食堂に向かったのだった。

 

 

 

 その一方、別の次元では一人の少女がモニターでカルデアの状況を見ていた。

 

「ここにいるんだね。皆が……」

 

 少女はそう呟いた後、その場から歩き去った。




ED:NEWLOOK

第三特異点解決!しかし新たな少女が姿を現しましたが、それは次回で明らかになります!

では、感想をお待ちしています!


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第60話 再会と新たな事件

今回はララとの再会です!

OP:DESTINY


 第三特異点での戦いから翌日、カービィはポケモンゲームで遊んでいた。

 

「よし!そこ!」

 

 カービィがガッツポーズを取った直後、ルイズが入ってくる。

 

「どうしたの?」

 

「大変よ、カービィ!何者かがこのカルデアに来たらしいの!?」

 

「なんだって!?すぐに行こう!」

 

 カービィはルイズと共に急いで駆け出した。

 

 

 

 カービィ達は通路の方に出向くと、ゲッコウガ達が話をしているのが見えた。

 

「あっ、ゲッコウガ!どうしたの?」

 

「おお!カービィ!実は……」

 

 ゲッコウガが指さす方を見ると、一人の少女が姿を現す。

 

「あっ!ララ!」

 

「カービィ!ルイズ!」

 

 ララはカービィの元に駆け寄り、彼を抱き上げる。

 

「よかった~!無事で良かったよ~!」

 

「ごめん、心配かけて……」

 

 カービィはすまなさそうな表情で謝る。

 

「けど、ララ。どうしてここに?」

 

「カービィ達が心配でこの世界に来たの。けど、その心配はなかったみたいだね。」

 

「そうかもね……けど、ここに来たのはララだけなの?」

 

「それだけじゃないよ!」

 

 ララが笛を鳴らすと、レン、ルン、ヤミ、ナナ、モモ、セリーヌ、お静、涼子、ティアーユ、ザスティン、恭子が姿を現す。

 

「皆も来ていたんだね!」

 

「うん!けど、テュカ達は何処に行ったのか分からないんだ……」

 

「そうか……みんな無事でいればいいんだけど……」

 

 カービィが心配そうな表情をした後、オルガマリーが姿を現す。

 

「侵入者がいると聞いたけど、まさかあなた達の仲間だったとはね……」

 

「オルガマリー!」

 

 オルガマリーの発言にカービィ達は彼女の方を向く。

 

「まあ、あなた達の仲間なら心強いかもしれないわね。分かったわ。じゃあ、あなた達も協力してもらうわ。よろしく頼むわね。」

 

「はーい!」

 

 ララが代表して手を上げ、カービィ達は笑顔で見つめ合った。

 

 

 

 その後、ララ達はカルデアでルイズ達と共に出撃する事になり、カービィ達は部屋で話をしていた。

 

「しかし驚いたよ。カービィがエルスから依頼を受けるなんて……」

 

「うん……僕も最初は驚いたよ。けど、その内容を聞いたらいてもたってもいられなくなったからね……」

 

「私はカービィが行方不明になったのを聞いてメタナイトに相談しようとしたけど、私達も突然現れたゲートによって吸い込まれたからね……」

 

「そうなんだ……けど、犯人はいったい誰なのかな?」

 

「その事についてはまだ分かっていませんからね……」

 

 シエスタの説明にララ達は頷く。

 

「まあ、せっかく合流したんだし、今日はゆっくり休んで明日から頑張りましょう。」

 

 ルイズの言葉に全員が頷き、彼女達はそれぞれの部屋に向かいだす。

 

「僕達も寝ようか。」

 

「そうね。」

 

 ルイズとカービィもベッドに入り、就寝に入った。

 

 

 

 その後、夢の中ではカービィとルイズは花畑のような空間にいた。

 

「ここは一体……」

 

「私にもわからないわ……」

 

 カービィとルイズがキョロキョロと見回した途端、一人の女性が姿を現す。

 

「あら。ここにお客さんが来るなんて驚いたわね……」

 

「えっ!?」

 

 ルイズとカービィは声のした方を向くと、優雅な花の模様の刺繍がとても綺麗な着物を着て刀を持った青い瞳の女性が立っていた。

 

「夢を見ているのなら、元の場所にお帰りなさい。ここは境界のない場所。名前を持つアナタが居てはいけない世界よ?」

 

「境界のない場所?それっていったいどういう事なの?」

 

「求めて来た訳ではないみたいね。ごめんなさい。縁を結んでしまったのはこちらの方みたいね。」

 

「気にしなくてもいいわ。」

 

「そう……それに私は眠っているから外のコトは分からないけれど、何が起きたのか予想できる。どうせまた斬った張ったの、ロマンスの欠片もない事件でしょう。災難ね、気の多いマスターさん。でもやれる事、やるべき事があるのはいい事だわ。」

 

「どういう事なんだろう……?」

 

 カービィが疑問に思う中、女性は彼を抱き上げる。

 

「本当はもっと話をしたいけど、時間がないからここまでね。けど、これだけは言っておくわ。これから起こる事件はあなた達の絆を確かめる最大の難関……けど、あなた達ならそれを打ち砕く事はできるわ。それを忘れないで……」

 

 女性が笑顔で見つめた後、空間は光に包まれ始めたのだった……

 

 

 

「う……」

 

 カービィとルイズはベッドから起きると、一枚のカードがベッドに置かれていた。

 

「このカード……」

 

 カービィがカードを見ると、それは夢の中で出会った女性が描かれていた。

 

「もしかするとあの人……」

 

 カービィがカードを見つめたその時、清姫が慌てて扉を開ける。

 

「マスター!」

 

「清姫!何があったの!?」

 

「エリザベートさん達が……行方不明となりました!!」

 

「「ええっ!?」」

 

 清姫の報告にカービィとルイズが驚きを隠せなかった。

 

「カービィ……もしかして……!」

 

「もしかするとあの夢は本当だったのかもしれない。すぐに急ごう!」

 

 カービィは清姫と共に急ぎ、ルイズは着替えて後を追いかけた。

 

 

 

 カービィ達が管制室に辿り着くと、そこにはオルガマリー達がいた。

 

「全員揃ったわね。現在行方不明となったサーヴァントだけど、ブーディカ、エリザベート、呂布が行方不明となっている事が判明されたわ。」

 

「3人が行方不明となっているみたいね。何か手がかりはあるの?」

 

「手がかりについてですが、どうやらあの特異点にいる事が判明されました。」

 

 マシュがモニターを起動するとその特異点は21世紀の町並みとなっていることが判明された。

 

「もしかするとこの特異点には何か裏があるという事なの?」

 

「その可能性も高いわ。けど、この特異点はサーヴァントは極力使わない方がいいかもしれないわ。下手をしたら何かが起きる可能性もあるし。」

 

「分かった!ここは僕達で行くよ!」

 

「そうね。出動メンバーを発表するわ!カービィ、ピカチュウ、リザードン、ルカリオ、ゲッコウガ、ジュナイパー、シルヴァディ、ガオガエン、マシュ、ドールリカ、ドールイズミ、ドールイサム。以上よ!」

 

「よし!出動開始だ!」

 

『おう!!』

 

 カービィ達は一斉に飛び出し、新たな特異点へと向かったのだった。




ED:NEWLOOK

ララ達が仲間になりましたが、サーヴァント行方不明事件が発生!果たして今後がどうなるのか!?

次回から新章!では、予告をどうぞ!


予告

サーヴァント行方不明の事件が発生し、調査する事になったカービィ達。そこで彼等は一人の女性と出会う。

「私は両儀式だ。よろしく頼む。」

カービィ「なんか……夢で見た女性と同じだ……」

襲い掛かるかつての仲間!

ブーディカ「私の邪魔をするものは誰だろうと許さない。勝利の女王の名の下に、その首を晒すがいい……!」

闇のサーヴァントの降臨!

ピカチュウ「いったい何者なんだ……?」

新たな波乱が巻き起こるこの戦い!果たしてどうなるのか!?

BGM:Pray

カービィ「いったい何がどうなっているのか分からないよ……」

マシュ「一つずつ解決しなければ大変な事になります!」

ピカチュウ「いい加減に目を覚ませ!」

式「お前等がどの様な実力を出せるのか見せてもらおう。」

ドールリカ「これ以上あなたを苦しませたくない!」

波乱連続のこの激闘!果たしてどうなるのか!?

カービィ「この闇を切り裂いて見せる!うおおおおおおおおお!!」

空の境界 the Garden of Order 編、近日スタート!


では、感想をお待ちしています!


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空の境界 the Garden of Order 第61話 魔眼使いの女性、両儀式

今回から新章がスタートします!カービィ達の新たな戦いをご覧あれ!

OP:DESTINY


 カービィ達は目的地である特異点に辿り着くと、灯りが灯された立ち並ぶビル、夜空に浮かぶ三日月……それは日本の都会を思わせる風景だった。

 

「アスファルトで舗装された車道……壁のようにそびえる高層建築……これは……これは……!間違いありません!ここは二十一世紀の日本の都市部です!」

 

 マシュは今までにないほどテンションが上がっており、まるで田舎から都心に来た人みたいにはしゃぎまくっていた。

 

「そう言えばマシュはカルデアから出たことがないって言ってたな……」

 

「そうなると少し気になるが、俺達の世界にも連れていきたくなるな。」 

 

「のんびりしていて平和すぎるけどね……」

 

 ピカチュウは苦笑いした後、この特異点で不気味な気配を感じた方角に視線を向ける。

 

「どうしたの?」

 

「円形の形をした塔のような奇妙なビルが建っているけど、そこからサーヴァントの気配が感じられるんだ。」

 

「同時に邪悪な気配も感じる。気を引き締めろ……」

 

 ルカリオの言葉に全員が頷いた直後、ジュナイパーは気配を察する。

 

「入り口付近に人影がいるぞ!」

 

「何!?」

 

 ジュナイパーが指差す方を見ると、ビルの入り口付近でゴーストが多数いて、その中心にサーヴァントと思われる者が戦闘を行っていた。

 

「すぐに加勢するぞ!」

 

『おう!』

 

 リザードン達は急いで加勢するために向かうが、ゴーストが一斉に消失し、その中心にいたサーヴァントの姿が目視出来た。

 

「女性サーヴァントだ!」 

 

「けど、着物に赤い革ジャン、そして……ナイフ?なんか違和感があるような……」

 

 カービィはその女性をよく見ると、黒髪に黒い瞳のまさにクール美人というに相応しいが、着物に赤い革ジャンという謎のファッションに身を包み、その手には鋭いナイフが握られていた。

 

「……はあ、やっすい夢。いつもの悪夢にしては質が悪いな、これ。シャレコウベの地縛霊とか時代を考えろ。今時は売りの一つもないとやっていけないぞ。」

 

「?」

 

 カービィは女性をよく見ると、雰囲気が違うことに気づく。

 

「似ているけど違うね……僕が見た夢はそんな女性じゃなかったのに……」

 

「へ?そうなのか?」

 

 ガオガエンの質問にカービィは頷く。

 

「まあ、雰囲気が違うのは確かでござるが……これはさすがに……」

 

「聞こえてるぞ。」

 

「!?」

 

 ゲッコウガが声のした方を見ると、女性が近付いてきた。

 

「何だ?敵か?悪人にしろ善人にしろ、頭にナイフを打ち込めばこんな現実とはおさらばだ。厄介ごとに首を突っ込んだのはその頭だろ?綺麗さっぱり、元いた場所に返してやるよ」

 

 女サーヴァントはナイフを振りかざして突然襲いかかってくる。

 

「違うよ!僕達は敵じゃないから!それにその行為は通り魔としか考えられないよ!」

 

「誰が通り魔だ!!……ん?」

 

 謎の女サーヴァントはカービィに視線を当て、彼を抱き上げる。

 

「へ!?」

 

 カービィが驚いている中、女サーヴァントは彼の頭を撫でる。

 

「意外と女性的なところもあるみたいだな。」

 

「そうでござるな……」

 

 リザードン達が唖然としている中、マシュは頬を膨らます。

 

「聞こえているぞ。」

 

「うわっ!?聞こえていたのか!?」

 

「当たり前だ。だが、お前達が敵ではないことは確かだ。いきなりこのような事をしてすまない。」

 

「気にしなくていいよ。大丈夫だから。」

 

「そうか……」

 

 女性サーヴァントが穏やかなエミを浮かべた直後、オルガマリーからの通信が入る。

 

『皆!そのサーヴァントの眼だけど、魔眼ということが分かったわ!まだこれほどの魔眼の使い手がいたなんて……』

 

「魔眼?メドゥーサの石化のと同じなの?」

 

 カービィは女サーヴァントの顔をよく視ると、彼女の目が黒から青赤く輝いており、不思議な色となっていた。

 

『ええ。魔術世界において魔を帯びた眼は転じて神秘を視る眼は魔眼と称される。魔術式や詠唱を必要なしにただ視るだけで神秘を映す。あなたのは魔眼の最上位、死の概念をカタチとして捉え、干渉する虹の瞳……直死の魔眼ね』

 

「よくご存知だな。通信から聞こえるお前は魔術師だな?まあオレに出来るのは死を視る事だけ。死にやすい線……えーと、要はモノの結末か。いつか死ぬことと決まっている要因、死の結果をなぞっているだけって言えば、分かるか?」

 

「確かに。それにしても直死の魔眼か……」

 

「うん。死を視る魔眼……まさかそんな使い手が存在したとは驚いたよ。」

 

「無理もないだろう。紹介がまだだったな。私は両儀式だ。」

 

「式だね。僕はカービィ。魔術師じゃないけどサーヴァントマスターを務めているよ。」

 

「まさかこんな幼き子供がサーヴァントマスターとは……もしかするとこの子は特殊な力を持っているかも知れないな。」

 

「僕だけじゃないよ。ピカチュウ達もサーヴァントマスターだから。」

 

 カービィはピカチュウ達を指差し、彼の説明と同時に頷く。

 

 

「さて、式はここで何をしているのか教えてくれないか?」

 

「ああ。私はこのマンションにいる悪魔を倒しに来た。」

 

「悪魔?」

 

 式の言葉にカービィが疑問に思う中、マンションから闇のオーラが強くなり始めたのだった。




ED:Pray

新たな特異点で式と出会いましたが、ここでどのような戦いを繰り広げるのかに注目です。

では、感想をお待ちしています!


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第62話 マンション内での激闘!

マンションに突入したカービィ達ですが、ここで起こる戦いにどう立ち向かうのか!?

因みに第4特異点以降で登場するサーヴァントは登場しません。では、スタート!

OP:DESTINY


 カービィ達はマンションから噴きる出る闇のオーラに警戒態勢を取っていた。

 

「これは一体……」

 

「このマンションはかつて死を蒐集しようとした、ある魔術師の墓標。太極と地獄を融合させた伽藍の堂だ」

 

「何でそんなことを……」

 

「詳しく説明すると面倒だが、とにかくそこは子供が入るには危険な場所だ。中には敵がうようよいる。」

 

「となると……これはかなり危険な戦いとなりそうだな。」

 

 ガオガエンの発言にカービィ達も頷く。

 

「その名前をオガワハイムと言っている。」

 

「オガワハイムね……」

 

 カービィは考えたと同時に、全員の方を向く。

 

「もしかするとこのマンションの中にサーヴァント達がいるかもしれない!一刻も早く救出しないと!」

 

「主従関係なのにそこまでする必要があるのか?」

 

「決まっているじゃないか!だって彼等は僕達の大切な仲間!誰も失う訳にはいかないんだ!!」

 

「そうか……なら、私も手伝ってやるよ。案内なら任せてくれ。」

 

「サンキュー!」

 

 カービィは笑顔で応え、仲間達と共にマンションの中に入り始めた。

 

 

 

 カービィ達はマンションの中にいる敵を次々と倒しながら、前に進んでいた。

 

「このマンション……なんて名前なんだろう?」

 

「オガワハイムだ。」

 

「オガワハイム?」

 

 式の説明にカービィは首を傾げる。

 

「オガワハイムは死を蒐集しようとしたとある魔術師が作り出した建物。あらゆる『死に方』を求めて飾った展覧会と称され、このマンションの元住人が死んでゾンビとして徘徊していた。」

 

「そんな……なんでこんな物を……」

 

 カービィは驚きを隠せず、ジュナイパー達はこのマンションを作った魔術師に対して強い怒りを抱いた。

 

「オレも詳しくは知らないが、奴は死を……人という存在を知ろうとしていた。そして、こいつを使って『何か』を手に入れようとしていた。」

 

「その何かというのは?」

 

「知るか。だが安心しろ、その魔術師はもうこの世にはいない。オレが『殺した』。」

 

「なるほど……けど、その魔術師が今回の主犯の可能性は無いのか?」

 

「……無いと思う。あいつと戦ったが、サーヴァントを引き寄せる力は無いはずだ。」

 

「じゃあ、誰がエリザベート達を……」

 

 カービィが考え出したその時、敵が姿を現す。

 

「次から次へと……」

 

「こうなると徹底抗戦しかないだろう。行くぞ!」

 

 ルカリオの言葉に全員が頷き、一斉に飛び出す。

 

「波動弾!」

 

「火炎放射!」

 

「水神斬!」

 

「10万ボルト!」

 

「「ソードビーム!!」」

 

「バーニングエルボー!!」

 

「シャドーストライク!」

 

「マルチアタック!」

 

 カービィ達の猛攻撃が炸裂し、敵は次々と倒れてしまう。

 

「ほう!やるじゃねえか!あの大軍を次々と蹴散らすなんて。」

 

「こう見えても戦いには慣れているからね。けど、ここのゾンビの皆はちゃんと成仏しているのかな……」

 

「さぁな。流石にこの眼で魂を見ることはできないからな」

 

「分かったよ……」

 

 カービィが息を吐いた直後、とある部屋を見つけた。

 

「この部屋……よし!」

 

 カービィは扉を開けると、そこにはエリザベートがいた。

 

「あっ!エリザベート!大丈夫なの!?」

 

「カービィ!私は大丈夫よ!」

 

「良かった……」

 

 カービィはエリザベートの元に駆け寄り、彼女は彼を抱き上げる。

 

「でも、どうしてここに?」

 

「私、作曲をしていてどのような曲にするのか悩んでいたの。その時、突然飛ばされて気が付いたらここにいたの……」

 

「そうだったんだ……けど、無事で良かったよ……」

 

 カービィが安堵のため息をついたその時だった。

 

 

「ウオオオオオオオオオ!!」

 

「なんだ!?」

 

 

 カービィ達が急いで外に出ると、そこでは呂布が暴れていた。

 

「やっぱり……こうなったら戦うしかないみたいだよ!」

 

「そうね。カービィ!ここは私を吸い込んで!」

 

「よし!」

 

 カービィは息を大きく吸い込み始め、エリザベートは彼の口の中に入った。

 

「はっ!」

 

 するとカービィはジャンプをしたと同時に、エリザベートの髪と角を装着してマイクを構える。

 

「まずい!エリザベートは歌で攻撃をするタイプだ!これをカービィがやるとしたら……」

 

『地獄絵図になる!!』

 

 マシュ達は一斉に冷や汗を流す中、カービィと彼の中から出たエリザベートが息を大きく吸い込む。

 

「まずいでござる!式殿!耳栓を!」

 

「あ、ああ……」

 

 式達が耳栓を付けたと同時に、カービィとエリザベートが目を見開く。

 

 

「「ボエエエエエエエエエエエ!!」」

 

 

『ギャアアアアアアアアアア!!』

 

 

 地獄のダブルコーラスが始まってしまい、呂布達は苦しみながら転がってしまう。

 

「今がチャンス!」

 

 ガオガエンは呂布に拳骨をお見舞いし、彼を正気に戻してカルデアに転送する。

 

「はあ……はあ……なんとか終わったな……」

 

「そうだな……もう地獄のダブルコーラスは勘弁してくれ……」

 

 リザードン達は息を荒げており、エリザベートは頬を膨らます。

 

「じゃあ、私は戻るから。」

 

 エリザベートもカルデアに帰り、カービィ達はお互いを見合わせる。

 

「あとはブーディカだけだね。」

 

「うん。彼女も闇に取り込まれていないか心配だよ……」

 

「その時は私達でどうにかするしかないからね……ともかく急ごう!」

 

 ドールリカの言葉に全員が頷き、彼女達は急いでブーディカを探しに向かい出した。




ED:Pray

エリザベートとカービィのダブルコーラスは地獄としか言いようがありません……

次回はブーディカとの戦いです!

では、感想をお待ちしています!


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第63話 憎悪の戦士、ブーディカ

今回はシリアス展開の物語です!

OP:DESTINY


 カービィ達はゴースト達を次々と倒しながら、次の部屋に辿り着いた。

 

「ここは一体誰がいるんだろう……」

 

 カービィが警戒すると同時に扉を開ける。

 

「や。こんばんは、皆。私の部屋にようこそ。」

 

「ブーディカ……?」

 

 なんと部屋には行方不明だったブーディカがおり、今まで見た部屋とは違い、とても綺麗だった。

 

「もしかして迎えに来てくれたの?それはありがとう。でも、もう、ダメだよ、呼び鈴も押さずに入ってくるなんて。そこはちゃんと叱っておくからね、お姉さんとして。」

 

「う……ごめん……」 

 

 カービィは済まなさそうな表情をしており、ピカチュウ達は安堵のため息をつく。

 

「良かった……ブーディカは無事みたいね!」

 

「そうそう。いつもマシュに会う度にハグしているからね……」

 

「私、そんなにハグばっかりするハグ魔だった?」

 

「少なくともね……僕達にもやるし……」

 

 カービィの言葉にピカチュウ達も頷く。 

 

「そ、そうかな?まあいいや。ちょうどシチューを作ってたところなんだ。みんな食べて行って。」

 

「じゃあ、シチューを食ったらカルデアに帰りましょう!一旦帰還して……」

 

「帰る?何を言っているの?」

 

 ブーディカの口から予想外の言葉が発せられ、今さっきまでの優しい雰囲気が一変する。

 

「この気配……まさか!?」

 

 ドールリカが察したその時、ブーディカの姿が光に包まれると今までと違う姿へと変わった。

 

「赤い髪が綺麗に伸びているわ!」

 

「その頭には王を象徴する王冠が被っており、更にはマントを羽織って盾が左手に装着されている……もしかすると全盛期の姿なの!?」

 

 ドールイズミの発言に全員が息を飲む中、ブーディカの体から漆黒の闇が漂っていた。

 

「ふざけた事を言わないで。帰る、ですって?私は帰らない。私に帰る場所なんてない。だって……全部、お前達が奪ったんだ!あの人の親族は私達だけだった。王には、私と娘しかいなかった!だから私は後を継いだのに、女には相続権がないと言って、お前達が!ローマお前達が、私から奪ったんだ!!」

 

 ブーディカの発言にルカリオはすぐに察する。

 

「もしかするとこれこそがブーディカの心に抱いた深い闇かも知れない……」

 

「そうなの!?」

 

「その通りだ。ローマ帝国はブーディカが治めていたブリタニアの全てを奪い、ブーディカと娘二人にあまりにも酷い仕打ちをした。それによりブーディカはローマへの深い憎悪を抱いており、オガワハイムに囚われた影響で一人の『復讐者』へと成り代わっていた。」

 

「そんな……こうなったら私が!」

 

 ドールリカは前に出たと同時に戦闘態勢に入る。

 

「良いのかよ。あいつはお前の仲間で、しかもかなりの手練れだ。お前が太刀打ちできるのか?」

 

「ブーディカを斬るつもりはないわ。それに彼女に再び復讐の心が芽生えたら私が止める。それが私の役目だから。」

 

 ドールリカは笑顔で応えた後、原初の火を構える。

 

「原初の火だと!?それを見せたらまずいんじゃ……」

 

 リザードンが焦るが、ブーディカの憎しみの込もった瞳が更に鋭くなる。

 

「それはネロの剣……許さない……ローマを、ネロを……絶対に許せない!!!」

 

 ブーディカの憎悪と闇がこみ上げ、ドールリカは警戒態勢に入る。 

 

「私は忘れていた。人類史を守る、なんて大義名分で誤魔化していた。この怒りを。憎しみを。この復讐をーー!」

 

「ブーディカ、あなたは私が止める!」

 

「邪魔するな……私の邪魔をするものは誰だろうと許さない。勝利の女王の名の下に、その首を晒すがいい……!」

 

 ブーディカはカルデアのサーヴァントではなく、かつてローマ帝国を震撼させた勝利の女王としてドールリカに襲いかかる。

 

「そこ!」

 

「くっ!」

 

 ドールリカは攻撃を次々と受け流しながら、ブーディカの約束されざる勝利の剣(ソード・オブ・ブディカ)の攻撃をガードする。

 

「あの怒り狂った剣は復讐で全てを斬り伏せるからな……しかしドールリカは次々と攻撃を受け流している。」

 

「あとはどれだけ耐えきれるかだけど……」

 

 ドールイズミが心配の表情をした直後、ブーディカはサイドステップで攻撃を躱す。

 

「おっと!隙あり!」

 

 その直後、ドールリカが攻撃を繰り出そうとするが、その攻撃は止められてしまう。

 

「嘘……」

 

「その程度ね……」

 

 ブーディカが再び襲い掛かるが、ドールリカは原初の剣で攻撃を受け止め、更には受け流していた。

 

「あいつ、一刀流をよくもあそこまで使えるな。」

 

「けど、このまま守りが続いていたら負けてしまうんじゃ……」

 

「その可能性も十分にあり得るからな……」

 

 するとブーディカが動き出し、宝具を発動させる。 

 

「これで終わらせる!『約束されざる勝利の剣』!!」

 

 ブーディカが約束されざる勝利の剣を輝かせると、刃から魔力塊が放たれて次々と連射していく。

 

「しまった!」

 

 ドールリカは必死に魔力塊を斬り落としていくが、間に合わず全身にまるで無数のボールを叩きつけられたように魔力塊が襲い掛かった。

 

「うっ……」

 

「これで終わりだ!!」

 

「させるかー!!!」

 

 カービィ達が一斉に動き出した。その時だった。 

 

 

「止めよ、ブーディカ!!!」

 

『!?』

 

 

 ドールリカの目の前に赤い影が現れ、ブーディカの剣を原初の剣で防ぐ。

 

「う、嘘だろ!?」

 

「ま、まさか……」

 

 カービィ達が驚愕する中、ドールリカも目を見開いて驚いていた。

 

「嘘でしょ……ネロ……なの!?」

 

 なんとカルデアにいるはずのネロが助太刀に駆けつけていたのだった。




ED:Pray

絶体絶命のピンチにネロが駆けつける展開に!果たしてブーディカを闇から解放する事ができるのか!?

では、感想をお待ちしています!


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第64話 奇跡を起こす光の絆

今回はブーディカとの決着ですが、絆の力で奇跡が起こります!

OP:DESTINY


「ネロ……?なんで、あんたがここに……?」

 

 ネロが登場したことにブーディカは呆然としてしまった。

 

「余はブーディカの豹変に居ても立っても居られず、皆の制止を振り切って現れた。だからもう止めるのだ。余の首をくれてやる。だから、ドールリカ達を傷つけるな。余が不甲斐ないばかりにブーディカ達を傷つけてしまった……」

 

 ネロの発言にメタナイトから通信が入る。

 

『ブーディカ達の全てを奪った者たちは皇帝であるネロの意思ではなく、その領土を納めていた者たちによる独断で行われていた。それはローマ帝国が強大だけでなく、伝統的な支配体制の所為でこのような悲劇が起きてしまった。』

 

「ネロは反乱の鎮圧後にその真実を知り、激怒して彼らの行いを容赦なく処断したみたいね。けど、ネロとブーディカが生前にあっていれば悲劇が起こらなかったかも知れないわね……」

 

 ドールリカの発言にネロは頷く。

 

「それに友であるマシュやドールリカ達が心から慕っているブーディカのそんな姿をこれ以上見せたくないのだ……」

 

「ま、まさか!?」

 

 ピカチュウが驚いた直後、ネロは立ち上がって両腕を大きく開いて全てを受け入れるように目を閉じようとする。

 

「待って!ここは私が行くわ!」

 

「ドールリカ!」

 

 ドールリカはブーディカに接近し、彼女の肩を掴む。

 

「あなたの気持ちは分かるけど、誰かが誰かを憎み、争い傷つける……そんな事をしても誰も幸せにならないわ。だからその様なことはもう止めて!」

 

「邪魔するな!ネロの首を寄越せ!!」

 

 ブーディカは抵抗するが、ドールリカは平手打ちで彼女の頬を叩く。

 

「私はあなたを本気で刃を向けたくないの……それにあなたは私の大切な仲間。だから傷付けたくない……」

 

 ドールリカは涙を流すが、前を向いてブーディカの方を向く。

 

「それにあなたには居場所があるわ。私達がいる限り、あなたは一人じゃない!だから帰りましょう!私達のカルデアヘ!」

 

「ドールリカ……」

 

 さらにマシュも前に出る。

 

「私には両親と呼べる存在はいません。親しい人はドクターだけしかいませんでした。だから、初めてでした……ブーディカさんに抱き締められて、心が温かくなって嬉しかったんです。もしも、私に一緒にいてくれるお母さんがいたらこんな気持ちなのかなと思っています……」

 

「マシュ……あなた……」

 

「私は、ブーディカさんが大好きです!だから、お願いです!私たちの元に戻って来てください!!」

 

「二人とも……」

 

 ブーディカの心が落ち着き始めそうになった直後、ルカリオは辺りを見回す。

 

「完全に解放するにはこの闇をどうにかする必要があるな。ここは私に任せろ。」

 

 ルカリオは気を集中し始め、床に手を置く。

 

「オガワハイムは死を蒐集する為に作られた。人を死へと促す為に、人の心を負へと促す力が働いているだろう。だが、その様な闇は私の力で十分だ!」

 

 ルカリオは床に強烈な波動の光を発動させ、人の心を蝕むオガワハイムの邪悪なる闇を消し始める。

 

「これで終わりだ!」

 

 ルカリオの波動の光で、人とサーヴァントを狂わせるオガワハイムの闇を全て消し去り、そしてその闇に囚われていたブーディカに潜む闇も消滅する。

 

「大丈夫!?」

 

「ええ……」

 

 闇から解放されたブーディカはその場に座り込み、正気に戻って自分がしてきたことを深く悔んだ。

 

「……ああ……私……何を……そっか……恥ずかしいところ、見せちゃったな……ドールリカとマシュに……いっぱい迷惑をかけて……それに、ネロも……ごめんなさい……」

 

 ブーディカは仲間であるはずのドールリカ達をこの手で傷つけてしまったことを深く自分を責める。

 

「気にしないの。私も沢山みんなに迷惑かけているけど、仲間のことを家族同然のように大切に思ってるから迷惑ぐらいなんてことないわ!」

 

「その通りだ!元はと言えば、余がもっとしっかりしていれば……すまない、ブーディカ……」

 

「ネロ……」

 

 謝罪するネロにブーディカは驚くが、ドールリカは二人を寄せる。

 

「誰でも心の中では良い心と悪い心が戦ってる。でも、そっから逃げ出さなければ、きっとどんな事だってやり直せるし、誰とだって、分かり合える。ネロと分かり会える時だってくるわよ。時間はあるんだから、逃げ出さずにしっかりと向き合って、二人でゆっくり話していけば良いと思うわ。」

 

「そうね。帰りましょう。」

 

 ブーディカとネロはドールリカによってカルデアヘ転送される。

 

『OK、大丈夫よ。ブーディカとネロは無事に帰ってきたわ。今、ブーディカに異常が無いかロマニとダ・ヴィンチに頼んで検査してもらうから後は任せて。』

 

「分かったわ。」

 

 ドールリカは頷いた後、サーヴァントを確認する。

 

「これでサーヴァントは全部ね。」

 

「やれやれ。お前のやり方にも無茶なところがあるな。」

 

「むう……それよりもこの世界にポケモン達はいるのかな?」

 

「分からないよ。いるとしたら屋上にいるかもしれないからね。」

 

「そうね。とりあえず一休みしたら行きましょう。」

 

 ドールリカ達は休憩を始め、式は彼女達の姿を見ていた。 

 

「まあ、未那はまだマシな方だが、あまり無茶はしないで欲しいぜ……」

 

 式は大切な誰かを思い出しながら髪をかき、床に座り込んで休み始めた。




ED:Pray

ドールリカの活躍でブーディカを闇から解放させることに成功!

次回は12月31日に投稿しますが、特別編をお送りします!

では、感想をお待ちしています!


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特別編1 カルデア忘年会2018

今回はカルデアの忘年会です!

OP:DESTINY


 12月31日。カービィ達は忘年会の準備をしていた。

 

「今年も終わりか……思い起こせばこの1年はいろいろあったからね。」

 

「そうね。皆、それぞれの一年を過ごしているけど、この世界を救う戦いはまだまだ始まったばかりだからね……」

 

「うん。第3特異点まで進んだけど、まだまだ解決しなければいけない特異点はいくつもあるからね。」

 

 カービィが苦笑いした後、イシュタルがテーブルを拭き終えた。

 

「よし!あとは皆を呼ぶだけね!」

 

「そうですね。今、沖田さんと信長さんがテレビを見ていますが……」

 

 アルトリアが指さす方を見ると、沖田と信長がテレビを見ていた。

 

「はあ……今年のFGOアニメは全然面白くないのう……」

 

「同感ですね……折角ですから私達で企画をしたらどうですか?」

 

「おお!それは同感じゃな!」

 

 信長は手を叩いた後、すぐに炬燵を用意する。

 

「どうしたの?炬燵なんか出して。」

 

「今から忘年会の準備じゃ!ほれ、アルトリアとメドゥーサも炬燵に入れ!」

 

 信長の言葉にアルトリアとメドゥーサは炬燵の中に入る。

 

「よし!カメラ用意!」

 

 信長の合図でガオガエン達はカメラを構える。

 

「おっ!撮影か?」

 

 クー・フーリン達も部屋に入ってくる。

 

「その通り!さあ、ここから真の忘年会の始まりじゃ!」

 

 信長の合図で忘年会が幕を開けた。

 

「という訳で始まりました!カルデア忘年会!司会はわし、信長と!」

 

「沖田総二でお送りします!」

 

 信長と沖田の発言に歓声が起こる。

 

「えー、今年は特にいろいろとありましたが、FGOも進んでいますね。」

 

「うむ!特に第二部が始まっているが、作者はまだ1部の四章をやっているぞ。まあ、あまり時間がないみたいじゃが……」

 

「裏話はいいから!」

 

 信長の発言にオルガマリーはツッコミを入れる。

 

「さて、ここでゲストの紹介です!オルガマリーさん、マシュさん、カービィさんの三人です!どうぞ!」

 

 沖田の合図で三人が炬燵に移動する。

 

「さて、まずはこの物語について振り返りますが、印象に残ったことはありますか?」

 

「そうね……私はカービィ達によって助けられたことね。」

 

「どのような展開じゃったか?」

 

「特異点Fの時に私はレフによってカルデアスへ吸い込まれそうになったの。でも、カービィ達が助けてくれたお陰で今の私がいることができた。本当にありがとう!」

 

 オルガマリーの発言に拍手喝采が起こる。

 

「素晴らしい!まさに友情の証ですね!」

 

「うむ!今の話は良かったぞ!」

 

 オルガマリーの話に沖田と信長も拍手していた。

 

「次はマシュさんです。」

 

「はい。私は第三特異点でガオガエンに進化したことです。」

 

「その理由は?」

 

「第三特異点でニャビーは戦いを通じて成長しました。しかしこの特異点で最終進化まで行くとは予想もしませんでしたが、彼がここまで成長するのはとても喜ばしい事だと思います。」

 

「おお!これはいいのう!」

 

「はい!ここでガオガエンさんにも話をしてもらいましょう!」

 

 沖田は炬燵から出た後、ガオガエンに近づく。

 

「マシュの言う通りだ。あの時はマシュを姉と感じて接していたが、今じゃすっかりパートナーとなっている。これからは彼女と共に戦うぜ。皆で生きて、ここに帰るためにも!」

 

 ガオガエンの発言に拍手喝采が響き渡る。

 

「ありがとうございます!では、最後にカービィさんです!」

 

「僕!?」

 

「そうじゃ!お主の思い出は?」

 

「そうだな……」

 

 カービィは考え始め、前を向く。

 

「色々あるけど、やはり印象に残るのはルイズとの再会だな。」

 

「再会ですか?」

 

「うん。僕にとってルイズは大切なパートナーだからね。この世界に来た時は、彼女の事が心配だったからね……黙って行ってしまった僕が悪いけど……でも、第一特異点で再会したことはとても嬉しかったよ。もう一度、ルイズと共に冒険ができるんだって。」

 

「カービィ……」

 

 ルイズは口を手で押さえ、シエスタ達は拍手喝采する。

 

「くーーっ!!これは素晴らしいぞ!」

 

「やはり離れていても愛している……これは素晴らしいとしか言いようがありません!」

 

「やっぱりルイズとカービィは最高のパートナーかもね!」

 

 沖田、信長、オルガマリーが称賛するが、マシュ、清姫、頼光が立ち上がる。

 

「お待ちください!私だってパートナーの一人です!」

 

「旦那様と結ばれるのは私ですよ?」

 

「私の子供に手を出さないでもらえますか?」

 

「言ってくれるわね……」

 

 ルイズは青筋を浮かべながら、清姫達の方を見る。

 

「だったら相手になるわよ。覚悟はいいかしら?」

 

「上等!トレーニングルームに向かいましょう!」

 

「だから喧嘩は止めろって!」

 

 ルイズ達の一触即発にガオガエン達は慌てながら止めに向かう。

 

「えー……ゴタゴタ騒がしい展開となりましたが、そろそろ除夜の鐘がなる頃なので、今回はここまでとなります!」

 

「うむ!FGOはまだまだ続くからのう!けど、ガチャの確率をもう少し増やして欲しいのじゃが……」

 

「それはさすがに無理かも知れませんね。では、最後に一礼します!」

 

 沖田の合図で全員がカメラの方を向く。

 

「来年もこの作品を……」

 

『宜しくお願いします!』

 

 カービィ達が一礼した後、拍子木の音が鳴りながら、幕が閉じられたのだった。




ED:Pray

ルイズ達は相変わらずですね……

今回は今年最後の投稿となります!皆様、感想お待ちしています!よいお年を!


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第65話 オガワハイムに潜む影

新年明けましておめでとうございます!今年はこの話からスタートします!

OP:DESTINY


 カービィ達は一休みした後、外に出て行動していた。

 

「さて、次は……」

 

 カービィが辺りを見回した途端、突然周囲が真っ暗に染まっていく。

 

「な、何!?」

 

「どういう事!?」

 

 リザードン達が驚く中、夜空の月と星、街の街頭などの明かりを遮り、彼等を強大な闇が覆っていく。

 

「何も見えない……」

 

「どういう事!?」

 

 マシュ達が辺りを見回したその時、闇の中から雑音のような不気味な声が響き渡る。

 

「光を持つ者達よ、オレはお前達に憤怒を抱いている。」

 

「もしかしてサーヴァントなのか!?」

 

「いえ、シャドウサーヴァントとも違いますし、7つのクラスにも該当しません!」

 

「もしかしてルーラーなのか!?」 

 

「調停はオレから最も遠い言葉だ。その推測、挑戦と解釈した」

 

「じゃあ、もしかしてアヴェンジャーなのか!?」

 

「そんなところだ。それより、貴様達は何だ?死霊どもを殺して回るなど、非常識にも程がある。彼らは生ある時は報われず、無念から死を迎える事も叶わず、安寧を捨て、無を選んだ敗北者。生に見捨てられ、死から置いていかれたもの。そう、名前もなく姿もない怪物ども。彼岸にすら行き場のない魂に、安息を。地獄が彼らを拒否するのなら、『新しい地獄を作る』。この塔は怨嗟に満ちねばならん。」

 

「新しい地獄……塔……ま、まさかこのオガワハイムはその為に建てられていたのか!」

 

「そうだ。それが我が信仰にして存在意義。光よーーオレの仕事の、邪魔をするな。」

 

「ふざけるな!!俺等は人類と世界の未来を守るために戦っている!邪魔をしているのはそっちだ!!」

 

「その通りだ!波動斬!!」

 

 ルカリオは波動の斬撃を繰り出すと、切り裂かれた闇の中から無数のゴーストが出現した。

 

「フォウ、フォウ、フォーーーーウ!」

 

「こいつらはいったい!?」

 

「フォウさんがかつてないほど興奮しています!あのゴーストはただのゴーストではないようです!」

 

「今までの相手とは違うみたいだね。あれからは憎しみなどの負の集合体のようなものだし、どう戦えばいいのだろうか……」

 

 カービィが考え始めたその時だった。

 

 

「心配しないで、みんな。私が全部斬ってあげる。」

 

『!?』

 

 

 全員が優しく柔らかい声に反応すると、そこには驚くべき人物がいた。

 

「本物のガイアの怪物が相手なら仕方ないけれど、相手はアラヤの怪物の劣化品。相手が死に狂った末の幽霊なら、こっちも死に物狂いで戦えばいいだけの話ですもの。」

 

「し、式!?」

 

『ええっ!?』

 

 なんと式の姿をした人物の姿に全員が驚きを隠せなかった。

 

「初めまして、皆様。こんばんは、カービィ。」 

 

「は、はあ……」

 

「カービィは知っているのか?」

 

「うん……夢の中で出てきた人なんだ……けど、どうして……」

 

 カービィが驚く中、女性は式が持っていたナイフの代わりに日本刀を持っており、鞘から抜いて構えていた。

 

「そうよ。極力出てこないつもりだったけど、相手が相手だから出てきちゃった。少しの間だけど、あなたに力を貸すわ」

 

「戦ってくれるならありがたいよ!全員戦闘開始!」

 

「お、おい!今の式に何か言う事があるんじゃないのか!?」

 

 ガオガエンはカービィに声を掛けるが、彼は首を横に振る。

 

「話は後だよ!それよりも今は!」

 

「さあ、軽くやっつけてしまいましょう。ここに地獄を作ると言っていたけれど、それは閻魔の管轄です。恨み言だけの蓄音機なんて地獄の鬼も願い下げ、見果てぬ夢ごと、両儀の狭間に消えなさい。」

 

「よし!行くよ!」

 

 カービィと式は同時に地を駆け、亡霊を斬り裂いていく。

 

「これでも喰らいなさい!」 

 

 式は両眼に妖しく輝く直死の魔眼で亡霊の死の線を見ながら刀で一撃必殺の元、問答無用に斬り伏せる。

 

「これでどうだ!」

 

 カービィはエスパーで亡霊達にPKフラッシュで次々と倒しまくる。

 

「俺達も行くぞ!」

 

「ああ!」

 

 さらにリザードン達も後に続き、次々と亡霊を斬り倒す。

 

「最後の一体!」

 

「よし!これで終わりだ!」

 

 止めはジュナイパーの弓矢で亡霊を全部倒した。

 

「終わったか……」

 

 ガオガエンが溜息をついた後、マシュは喜びの声を上げる。

 

「敵ゴースト、消滅しました!やりました、ありがとうございます、式さ……ん?」

 

「あいたた……木の根っこにつまずいて転ぶなんて、何やってんだオレ……」

 

 なんと先程まで綺麗な着物姿だった式が藍色の着物に革ジャン姿になっていた。

 

「ん?なんだ、オレが馬鹿やってるうちに片付けたのか。お疲れさん、お前等。」

 

「ちょっと集合。」

 

 カービィの合図で彼等は小声で話し始める。

 

「もしかすると式は多重人格かも知れない……」

 

「じゃあ、先程の姿も?」

 

「何か深い事情がありそうだし、あちらから話してくれるまではあまり深く追求しない方が良いかもね……」

 

 ピカチュウの言葉に全員が頷いた後、隠れたいたフォウが姿を現す。

 

「フォウ、フォーウ!」

 

「フォウ!それは!?」

 

 カービィがフォウが持っているのを見ると、それはカギだった。

 

「もしかするとオガワハイムの何処かに繋がる鍵かもしれないね。ともかく先を急ごう!」 

 

 ピカチュウの言葉に全員が頷き、彼等はカギを保管してオガワハイムの元へ向かいだした。




ED:Pray

今回はこの特異点の黒幕が降臨!果たして戦いはどうなるのか!?

では、感想をお待ちしています!


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第66話 亡霊達の反乱

今回は黒幕との激闘!果たして勝つのは!?

OP:DESTINY


 カービィ達はカギを手に入れた直後、とある扉の前に辿り着いた。

 

「確かこの部屋がポケモン達がいる場所かも知れないな。」

 

「調べてみたけど、ここにシャンデラ達がいるかもしれないね。ともかく開けてみよう!」

 

 カービィがカギを開けると、そこにはシャンデラ、ミミッキュ、ブルーがいた。

 

「カービィ!助けに来てくれたのか!」

 

「うん!皆は大丈夫!?」

 

「なんとかね……けど、全員無事よ!」

 

「良かった……」

 

 カービィは安堵のため息をついた後、式が彼に近づく。

 

「どうしたの?」

 

「戦いの前に一つ頼みがある。オレをお前のサーヴァントにしてくれないか?」

 

「どういう事!?」

 

「戦いが終われば夢が覚めると思っていたが、そうでもないらしい。それに、お前達の話が真実なら、人理焼却でオレは一度死んだ。擬似サーヴァントになった理由はわからないけどな。」

 

「じゃあ、お前も人理焼却によってやられたのか!?」

 

「そうだ。オレは旦那と娘を取り戻す……大切な人を取り戻したいお前達の覚悟があったからこそ、その気持ちをお前達が気付かせてくれた。それがオレの決意だ。」

 

「そうか。だったら協力するよ!大切な人を取り戻すためにも!」

 

 カービィの言葉に全員が頷く。

 

「よろしくな、カービィ。」

 

 カービィが式と契約した直後、彼女の体に一つのカードが飛び出す。

 

「あっ、このカード……」

 

 カービィが言い切ろうとしたその時、カードは式の体に浸透した。

 

「大丈夫!?」

 

「なんとかな……けど、今のカードが浸透したおかげで、新たな力を得たみたいだ……」

 

「そうか……けど、あまり無理はしない方がいいよ。」

 

「分かってるよ。さてと、最上階に続く扉を開くぞ。」

 

 式が指さす方を見ると、最上階へと続く扉があり、カービィはカギを差し込んで扉を開けた。

 

「よし!行こう!」

 

 カービィ達は急いで駆け出し、黒幕のいるエリアに向かいだした。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

 カービィ達は最上階に辿り着くと、そこは見上げると空がとても近く、静かに輝く月に手が届きそうなほどの高さだった。

 

「よくできてる。まるで巫条ビルの屋上だ。明け方が近いな。」

 

「そうだな……噂をすれば……」

 

 ガオガエンが向こうを見ると、例のサーヴァントが現れる。

 

「この塔は消え去るだろう。お前達の手によって無に帰すだろう。だがオレの仕事は終わらない。絶望の島。監獄の塔。財宝の城。それらの姿を思い出すまでは、決して。」

 

「絶望の島、監獄の塔、財宝の城……?それってまさか……」

 

 ルカリオが確認した直後、彼はすぐに正体を察する。

 

「分かったぞ!このサーヴァントの正体は巌窟王、エドモン・ダステスだ!」

 

「なんだと!?」

 

 ルカリオの発言に全員が驚きを隠せなかった。

 

「まさかばれるとはな……死霊も英霊も同じものだといずれ知れ。我らは共に、この世に陰を落とす呪いなのだと。」

 

「呪いだと!?そんな馬鹿な事があり得るのか!?」

 

「あり得るのだよ。貴様はこいつ等が相手だ!」

 

 巌窟王は地上で対峙した強力な力を秘めた亡霊を呼び出す。

 

「巨大ゴーストだと!?」

 

「消えないのだ。消えないのだよ、呪いというヤツは。これはすでに完成された呪いの循環システムだ。魔術の王がオレに押しつけた人間オマエタチの負債だ。他人がいる限り、殺し、その犠牲者の憎しみが次の糧を生み出す。つまり永遠だ。無限、無間に生きる地獄だ。敬虔深いものならばこう祈るだろう。決して殺せない不滅の現象ーーいと深き場所の神、と」

 

「だったら倒すのみだ!行くぞ!」

 

 式は死の線を見通すことができる直死の魔眼を発動させ、瞳を赤青く輝かせた式はナイフを構える。

 

「……ほう。不滅の現象を、オマエは倒せると言うのか?」

 

「一万年か一億年か、それ以上の年月在るとしても、それが人間には不老不死に見えるだけの話だ。万物には綻びがある。未来永劫に不変のものなんて、この宙には有り得ない。消えろ復讐鬼。どれほど長く、偉大な命であろうと……それに終わりがあるのなら、オレは神様だって殺してみせる!」

 

 式は決意と覚悟で巨大ゴーストに立ち向かい、ガオガエン達も後に続く。

 

「全員でかかっても無駄だ!」

 

「それはやってみなければ分からないぜ!」

 

 ガオガエンはDDラリアットで巨大ゴーストにダメージを与える。

 

「今の一撃ではまだだ!もう何発ぐらいか当てて置け!」

 

「ならば拙者が!辻斬り!」

 

 ゲッコウガの辻斬りが決まり、亡霊に効果抜群のダメージを与える。

 

「亡霊はゴーストタイプ。つまり、あくタイプとゴーストタイプには弱いからね。」

 

「そう言う事か……ゲッコウガ、最大の一撃を頼む!」

 

「承知!」

 

 式の合図でゲッコウガは強烈な辻斬りで亡霊を切り裂く。

 

「勝負ありでござる!」

 

 ゲッコウガが叫んだ直後、亡霊は悲鳴を上げずに消滅する。

 

「なるほど……だが、甘い……甘いぞ!光の者達よ!」

 

 巌窟王が不気味な笑みを浮かべると、突然屋上全体が闇に覆われる。

 

「な、何だ!?」

 

「まずい、この闇は危険だ!」

 

 ルカリオが警告するが、闇の方から無数の亡霊達が現れてしまい、カービィ達を拘束する。

 

「し、しまった!」

 

「動けないよ……」

 

「くそっ……」

 

 カービィ達は拘束された状態となってしまい、残るはドールリカとなってしまった。

 

「これで 残るは貴様だけだ。だが、永遠に消えない人間の持つ心……人の悪の力がある限り、お前は俺に絶対に勝てない……」

 

「だったらあなたを倒す!たとえ何があろうとも!」

 

 ドールリカは強き決意を胸に秘めた後、そのまま巌窟王に立ち向かった。




ED:Pray

カービィ達が捕まってしまい、残るはドールリカだけに!果たして戦いはどうなるのか!?

では、感想をお待ちしています!


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第67話 奇跡を起こせ!一筋の小さな希望

オガワハイムでの戦いはこれで最後となります!

OP:DESTINY


 ドールリカは巌窟王に戦いを挑み、彼女は素早い動きを駆使しながら、激しい戦いに身を投じていた。

 

「くっ!攻撃が強くて上手く攻めに転じる事ができない!」

 

「その程度か……こいつを喰らえ!」

 

 巌窟王の強烈な一撃が決まり、ドールリカは倒れてしまう。

 

「ドールリカ!」

 

「うぐ……」

 

 ドールリカは立ち上がろうとするが、力が出ない状態となってしまう。

 

「この勝負はオレの勝ちだ。闇の力の前には無力だ。」

 

 巌窟王の発言を聞いたカービィはすぐに立ち上がり、自力で亡霊の拘束から解放する。

 

「貴様、まだ立ち上がれる力があるのか!?」

 

「当然だよ!確かに、僕等は負の心、悪に負けちまうほど弱い存在なのかもしれない……けど、誰かの為に命をかけて戦う人を、弱くても大切な人を守ろうとする強い心を持つ人だっている!」

 

「カービィの言う通りだ!心の中で必死に戦いながらも自分の守りたい物を必死に守り抜いた奴もいる!」

 

 カービィの発言にリザードンも叫び、ドールリカも立ち上がる。

 

「誰でも心の中じゃ、良い心と悪い心が戦っているわ。でも、そこから逃げ出さなきゃ、きっとどんな事だってやり直せる。誰とだって、分かり合えることだってできるはずよ!」

 

「分かり合えるものか!人間は全て身勝手で欲深い存在だ……この永遠の地獄は決して終わることはない!!」

 

「そんな事はない!誰もが分かり合える未来はきっと来るはずだ!」

 

 カービィは立ち上がったと同時に、デルフを真剣に構える。

 

「相棒!全力でこの闇を蹴散らすぞ!」

 

「もちろんだ!デルフ、力を貸して!」

 

「おう!」

 

 カービィは気を集中してデルフに力を与える。するとデルフが光輝き、新たな力を纏わり始める。 

 

「な、何だ!?何だこの光は!??」

 

 巌窟王は新たな光の力を得たデルフに驚愕の声を上げた。

 

「へへっ!気の力を溜めたおかげでパワーアップが完了した!相棒、今がチャンスだ!」

 

「うん!」

 

 カービィはスピードを上げて亡霊達を切り裂きまくった。

 

「言い忘れたが、光の力を纏わった俺の斬撃を喰らうと、亡霊達は二度と甦る事は不可能だ!」

 

「なんだと!?」

 

 巌窟王が驚く中、マシュ達にまとわりついていた亡霊が消えた。

 

「す、凄いです!あれだけの大量のゴーストを一瞬で全て消し去るなんて……!」

 

「フォ、フォーウ!」

 

「これで反撃の準備が整った!行くぞ!!」

 

『おう!!』

 

 ガオガエン達も反撃の一撃を巌窟王に繰り出した後、彼等はカービィの元に集まる。

 

「よし!あの技をやるぞ!」

 

「分かった!あれだね!」

 

 カービィは頷いた後、オルガマリーに連絡する。

 

「すぐにここにいるポケモン達全員を集めて!」

 

『何をするつもりなの?』

 

「巌窟王を倒すにはあの技を使うんだ!」

 

『分かったわ!ポケモン達、援護に向かいなさい!』

 

 オルガマリーの指示でポケモン達が一斉に集まる。

 

「皆!ここはあの合体技で行くよ!」

 

「あの合体技だな!」

 

「オッケー!やってやろうぜ!」

 

 カービィの合図でポケモン達はそれぞれの配置に着く。

 

「何をするつもりですか!?」

 

「今に分かるよ!」

 

 カービィ達は一斉にジャンプした後、そのまま巌窟王に襲い掛かる。

 

「これで終わりにしてやるよ!」

 

 カービィ達は回転しながら急降下する。

 

『ドリームストライク!!』

 

 カービィ達の攻撃が巌窟王に激突し、彼はそのまま倒れてしまう。

 

「まさかこのオレがやられるとは……まあいい。今回はここまでだ……」

 

「逃げるつもりか!?」

 

「そうだ。今回はお前達の勝ちだ。だが、次は必ずオレが勝つ。」

 

「巌窟王!俺達だって負ける訳にはいかないからな!」

 

「フッ……待っているぞ、光の者達よ。」

 

 巌窟王はにやりと笑い、静かにこの特異点から消えていった。

 

「消えてしまったか……」

 

 ルカリオが辺りを見ると、特異点の元凶である巌窟王が消えた事で、オガワハイムも消滅していく。

 

「長い夜が夜明けを迎えたか……」

 

「そうだね!皆、帰ろう!」

 

「フォウ!」

 

 カービィ達はレイシフトをし始め、カルデアへと帰還した。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

「ええーっ!?あの合体技って、あなた達だけで開発していたの!?」

 

 その後、カルデアではカービィの説明にルイズ達は驚きを隠せなかった。

 

「そうだよ。もしもの為に訓練をしたからね。」

 

「じゃあ、ポケモン達がフラフラなのはその為だったのか!」

 

「そういう事。」

 

 カービィがウインクした後、ルイズが頬を膨らます。

 

「ずるいわよ!あなた達だけで合体技を作るなんて!今度は私とカービィでやるわよ!」

 

「もちろんそのつもりだよ。この先はルイズの力も必要になるからね。協力してくれるかな?」

 

「当然!」

 

 ルイズがウインクした直後、清姫がカービィを抱き上げる。

 

「いえ、旦那様。私となら大丈夫ですよ?」

 

「ちょっと!抜け駆けしないでよ!」

 

「私も!」

 

「いたたたた!」

 

 カービィはマシュ、ルイズ、清姫の取り合いで痛がり始め、ゲッコウガ達は苦笑いをする。

 

「合体技か……シロウ、私達もやりましょう。」

 

「ちょっと!抜け駆けしないでよ!」

 

「私もやります!」

 

「落ち着け!まずは話を……」

 

 エミヤの方も大変な事になっており、ゲッコウガ達はため息をつく。

 

「やはりハーレムは苦労するでござるな……」

 

「同感だ……」

 

 この光景にゲッコウガ達は呆れた表情をするしかなかった。




ED:Pray

ハーレムは辛い……やはり今回の話は勉強になったのかも知れませんね……

さて、次回からは新章に移ります!では、予告をどうぞ!


予告

ある日の事、アルトリアとジルが行方不明になる事態が発生!彼女達を救うために飛び込んだ世界は、ZERO世界だった!

イシュタル「ここって、10年前の冬木よね……」

パールヴァティー「え、ええ……」

そこで出会うサーヴァント達!

キリツグ「邪魔をするなら容赦しない!」

ディムルッド「見せてもらうぜ!お前の実力を!」

イスカンダル「征服王、ここに降臨!」

さらにカービィ達はミュウツーと再会するが、彼は敵として襲い掛かってきた!

ミュウツー「私の復讐を邪魔するな……」

カービィ「どういう事!?」

そんな中、ミュウが姿を現し、原因を説明する。

カービィ「ええっ!?黒幕がいる!?」

ミュウ「そうなんだ!奴を倒さない限り、ミュウツーは洗脳から解く事が出来ないんだ!!」

ルイズ「だったらやりましょう!私達の手で!」

カービィ「もちろんだ!」

1994年の冬木を舞台にした激闘が今、幕を開ける!

BGM:空は高く風は歌う

カービィ「これ以上争っても意味がないよ!」

ルイズ「あなたは絶対に許さない!」

ドールリカ「家族なら一つになるべきだと思います!」

ドールイズミ「大丈夫よ。あなたは一人じゃないから。」

ドールイサム「ディムルッド、これが俺の覚悟だ。」

リザードン「征服王!俺が相手だ!」

アルトリア「あなたなら信じています。」

エミヤ「爺さん。俺と共に戦おう。」

キリツグ「何故だ……この光景を見るとイラつくのは……」

アイリ「ここは私に任せて!」

イシュタル「あの時の過ちは起こさない様にするわ!」

パールヴァティー「私、信じています!」

果たして冬木の命運はどうなるのか!?そして、ミュウツーとミュウの戦いは!?

カービィ「やるしかない!この戦いを終わらせるためにも!」

Fate/Accel Zero Order編、近日スタート!

では、感想をお待ちしています!


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Fate/Accel Zero Order編 第68話 ZEROの世界へ

今回から新章スタートです!

OP:to the beginning


 ある日の朝、カービィは清姫に抱かれながら眠っていた。

 

「すっかり眠っておりますね。」

 

 清姫が頭を撫でたその時、マシュが慌てながら駆けつける。

 

「大変です!新たな特異点が見つかりました!」

 

「ええっ!?」

 

 マシュの発言に清姫は驚き、カービィは起きてしまう。

 

「どうしたの?」

 

「カービィさん!実は、新たな特異点が……」

 

「分かったよ!とりあえず管制室へ行こう!」

 

 カービィの発言に全員が頷き、彼等は急いで管制室へ向かいだした。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

 カービィ達は管制室へ行く途中、イシュタル、パールヴァティと遭遇する。

 

「あっ、カービィ!」

 

「どうしたの!?」

 

「セイバーがいなくなったの!」

 

「アルトリアが!?」

 

「はい!話をしている途中にいきなり転移されて……」

 

「まさかこの特異点と関係があるんじゃ……」

 

 カービィが考え始めたその時、ジャンヌとレティシアも姿を現す。

 

「大変です!ジルがいなくなりました!」

 

「ええっ!?それってまさか……」

 

 

「そのまさかだ。」

 

『!?』

 

 

 全員が声のした方を見ると、エルメロイⅡ世が姿を現す。

 

「ウェイバーさん!」

 

「ロード・エルメロイⅡ世だ!」

 

 エルメロイⅡ世は怒鳴った後、カービィ達に近づく。

 

「今回の失踪も発見された特異点に関わりがある。管制室で説明をしよう。」

 

「分かった!」

 

 カービィは頷き、仲間達と共に管制室へ向かいだした。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

 カービィ達が管制室へ辿り着くと、そこにはドールリカ達がいた。

 

「全員揃ったわね。これを見て。」

 

 オルガマリーはモニターに映る特異点を指差す。

 

「今回の特異点は私達がレイシフトをした冬木市の十年前よ」

 

「十年前?」

 

「そうだ。ここからは私が説明しよう。」

 

 エルメロイⅡ世はカービィ達の前に出て説明を始める。

 

「人類史が焼却されてしまった後、カルデアスにおける観測に様々な可能性が入り乱れている。私がいた人類史ではカルデアスは無かった可能性があり、そしてその十年前の冬木市ではなんと聖杯戦争が行われていた。」

 

「それってもしかして……資料にあった最初の聖杯戦争という事なの?」

 

「そうだ。この世界では2004年で最初の聖杯戦争だが、私のいた世界の冬木市では計五回も行われていた。」

 

『5回!?』

 

 エルメロイ二世の発言に全員が驚く。

 

「今回の冬木市では第四次聖杯戦争が行われていたからな……」

 

「けど、なんで5回も?」

 

「それは聖杯が一度も具現化せず、しかも第三次聖杯戦争以降、とある事故のせいで聖杯が汚染されて万能の願望機からどんな願いも悪意のある願いとなって世界を滅ぼす大量殺戮装置になってしまった……私は実際にその汚れた聖杯を解体して冬木の聖杯戦争を終わらせた実績がある。」

 

「そうなんだ……だったら聖杯を完成させずに処理する必要があるね。」

 

「その通りよ。けど、問題が一つあるの……」

 

 オルガマリーはモニターを別画面に変えると、それはミュウツーがミュウと戦っていた。

 

「ミュウツー!?それにミュウもいるなんて……」

 

「そうよ。ミュウツーは聖杯を守る守護神として召喚されたわ。さらにミュウはミュウツーの暴走を止める為に召喚したの。」

 

「これはますます放っておけないね。力を合わせて立ち向かおう!」

 

 カービィの言葉に全員が頷いた直後、メドゥーサが手を上げる。

 

「イズミさん。今回の特異点に、私も連れて行ってください!」

 

「どうしてその特異点に?」

 

「サクラを……サクラを助けたいんです!!」

 

「どういう事?」

 

「私が説明します……」

 

 パールヴァティーは手を上げた後、全員の前に出る。 

 

「私はかつて……まだ十にも満たない幼い時から……拷問に近い魔術の調練を受けていたんです。」

 

『!?』

 

 パールヴァティーの説明にカービィ達は驚いてしまう。

 

「どういう事!?」

 

「私は幼少期に間桐家に養子に出されましたが、間桐家当主の間桐臓硯お爺様は私の素質に合わない魔術修行や体質改変の為に無数の不気味な蟲を使った肉体と精神に大きな苦痛を与える調練を行なっていました。それはもはや拷問に近いもので、更には義理の兄様から虐待を受けていたのです。」

 

 さらにイシュタルも前に出る。

 

「しかも間桐臓硯は既に体を人から蟲に置き換えた化け物で、魂も心も腐り果てた外道の存在である事が分かったのよ……」

 

「絶対許せないよ!」

 

 カービィの発言に全員が彼の方を見る。

 

「人の嫌がる事を平気でするなんていくら何でも許せないよ!」

 

「私もよ!魔術師のほとんどは根源に達する事が目的だけど、人間性に関して一般的な価値観からかけ離れた人が多いわ!一般人の命を平気で実験材料にする奴もいるし、絶対に許すわけにはいかないんだから!」

 

 カービィとルイズの発言にリザードン達も同意する。

 

「魔術師は基本的に性格破綻していると思っていいだろう……対峙したら倒しに行くだけだ!」

 

「その通りだ!全力で倒しに行くぞ!」

 

『おう!!』

 

 ガオガエンの発言にポケモンとカービィ達は一致団結して声を上げる。

 

「この世界のさくらちゃんも救出しないとね!」

 

「ありがとうございます!」

 

「さらにあの爺さんには天罰を与えないとな!」

 

「不幸にした父親も!」

 

「待って!お父様はさすがにやり過ぎだから!」

 

 ドールイサムの発言にイシュタルは慌ててしまう。

 

「奴等を本気で怒らせたら、外道な魔術師や時計塔が全て滅ぼされそうだな……」

 

「同感ね……で、目的はどうするの?」

 

「このようになっている。」

 

 メタナイトとエルメロイⅡ世はモニターの画面を切り替え、目的を要点にした画面を映す。

 

「まず、冬木の聖杯を完成させないためにサーヴァントを一人も脱落させない。」

 

「オッケー!」

 

「マスター達の協力を求めるが、ほぼ全員が非協力的な者ばかりだ。マスターの意識を奪って令呪を奪うか、サーヴァントを拘束するなどの対策をとる。」

 

「任せて!」」

 

「第四次聖杯戦争で危険で一般人に多大な被害を出す存在であるキャスターのジルとそのマスターをいち早く拘束する。しかもそのマスターは子供を殺した殺人鬼だからな……」

 

「分かった。私が始末しに行こう……」

 

 アタランテは戦闘態勢に入って腕を鳴らす。

 

「第四次聖杯戦争の中でもジルとは別のベクトルで特に危険な存在である言峰綺礼についてだが、過剰戦力を使っても撃退して拘束しなければならない。」

 

「殺したらいろいろとまずいからな……」

 

 リザードンの発言に全員が頷く。

 

「聖杯完成阻止には関係ないが、間桐桜を救出する。」

 

「ここは私達に任せて!」

 

 メタナイトの発言にドールイズミが胸に手を当てる。

 

「サーヴァントを一人も脱落させない状態で魔術を無効化することができるメディアの宝具『破戒すべき全ての符』を使用して聖杯を解体する。」

 

「分かったわ!」

 

「そしてミュウツーを洗脳している支配者を殺す事だ。」

 

「要点は以上だが、これはここにいる我々……いや、カルデアにいる多くのサーヴァントの力を借りなければ成し遂げることは出来ない。」

 

「だったらやってやろうよ!僕達の力でこの特異点の問題を解決するんだ!」

 

「なら決定だ!すぐに準備を始めるぞ!」

 

『おう!!』

 

 カービィ達はメタナイトの合図で急いで準備に向かいだした。

 

(この特異点は新たな波乱が起きるかもしれない……でも、やってやる!皆で生きて帰る為にも!)

 

 カービィは心の中で思いながら、急いで準備をし始めた。

 




ED:空は高く風は歌う

カービィ達がZERO世界へ向かいますが、果たしてどうなるかに注目です!

では、感想をお待ちしています!


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第69話 ZERO世界に革命を!

ZERO世界に突入したカービィ達。果たして彼等はどのような革命を起こすのか!?

OP:to the beginning


 カービィ達はZEROの世界に到着した後、辺りを見回す。

 

「ここが10年前の冬木市か……特異点『F』の時とは違う燃える前の夜の冬木市が広がっているね。」

 

「ああ……だが、我々の役目はこの戦いを終わらせる事だ。たとえどのような事があろうとも、放っておく訳にはいかないからな……」

 

「そうだね。まずはジルのマスターを倒す事だね。」

 

 カービィの発言にピカチュウ、ジュナイパー、アタランテ、ジャンヌ、レティシア、マリー、デオンが前に出る。

 

「ここは僕達に任せて!」

 

「よし!行って来い!」

 

 メタナイトの発言にピカチュウ達は頷き、すぐに行動を開始する。

 

「次は言峰の討伐とそのサーヴァントの捕獲!」

 

「ここは俺達が行く!」

 

 ドールイサム、クー・フーリン、レオニダス、ジークフリート、ガオガエンが前に出る。

 

「あいつは格闘訓練をこなしているからな。俺が直々に戦闘不能にさせてやるぜ!」

 

「頼んだぞ、ガオガエン!」

 

 ドールイサムの発言にガオガエンはガッツポーズを取り、彼等は移動を開始する。

 

「あとはこの世界の桜の救出だけど、彼女と関係があると思われる第四次聖杯戦争のマスターの一人と接触する必要があるからね。メドゥーサ、大丈夫?」

 

「ええ。その事は覚悟しています。」

 

「なら、大丈夫だね。急ごう!」

 

 カービィの言葉にメドゥーサは頷き、彼等は急いで最初の戦いの場へ向かいだした。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

 カービィ達はエルメロイⅡ世の案内でコンテナが積み上げられた場所である倉庫街へ来た。

 

「この場所にいるんだよね。」

 

「ああ……激しい剣戟の音が響いている。」

 

 エルメロイⅡ世が指さす方を見ると、アルトリアとランサークラスの男性が戦っていた。

 

「見つけた!アルトリアだ!」

 

「よし!援護に向かいましょう!」

 

 ドールリカの合図で彼女達はアルトリアの援護に向かう。

 

「拙者はバーサーカーのマスターを探すでござる!」

 

 ゲッコウガも動き出し、カービィ達もドールリカの後に続く。

 

「助太刀に来たわ!」

 

「ドールリカ!」

 

 アルトリアが振り向いたと同時に、カービィが彼女の前に着地する。

 

「ここは僕が行くよ!」

 

 カービィは笑顔で応えた後、ランサーを睨み付ける。

 

「君はディムルッドだね。」

 

「何故、私の真名を!?」

 

「君の事は噂で聞いているよ。それに僕達はアーチボルト陣営の敵ではないから。」

 

「ふむ、どうやら只者ではないようだな。なぜランサーのマスターが私だと気付いた?」

 

 すると何処からか男性の声が響き、ケイネスが姿を現す。

 

「魔術迷彩をしていたみたいだな。」

 

「そうだね。僕達は同盟を結びに来たんだ。」

 

「同盟かね?」

 

「その通りです。私はケイネスの姪の名代である為、明日にも対談をしたいのですが……」

 

「なるほど……受け入れるとするが、一つ気になる事がある。」

 

「どうしたの?」

 

「このピンク玉とモンスターがサーヴァントマスターだという事が気になるのだが……」

 

 ケイネスの発言にカービィ達が顔を見合わせる。

 

「まあ、僕達は異世界に呼ばれた戦士達だからね。そこでサーヴァントマスターになっちゃって……」

 

「それなら納得がいくが……君達の世界は常識はずれの奴等が多いのかね?」

 

「そこまで言われたらそうかもしれないな……」

 

 リザードンの発言にカービィ達も頷く。

 

「では、今夜は失礼する。また会おう。」

 

 ケイネスはディムルッドを引き連れて倉庫街から静かに立ち去った。

 

「よろしいのですか?マスター」

 

「逸るなランサー。確かに怪しい連中ではあるが、ここまで得体が知れぬとなると様子見が得策だ。私と交渉した男はサーヴァントだ。」

 

「た、確かにサーヴァントの気配を感じられましたが、彼だけでなく、他の連中も我らと何かが違うような……」

 

「そうだ。普通のサーヴァントとは何かが違う。しかも、あのピンク玉とモンスター達がサーヴァントマスターという事もだ。このような事はまずありえないが、何かが起ころうとしている。もしかすると我々は彼等と共に戦うべきなのかもしれないな……」

 

「そうですね。」

 

 ディムルッドとケイネスは頷き合い、これからの展開に期待を寄せた。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

「やれやれ……なんとか交渉に成功したね……」

 

 その後、カービィ達はため息をつきながらアルトリアの方を向く。

 

「助かりました、あのランサーは厄介でしたので。」

 

「アルトリア、僕達はこの戦いを……」

 

「分かっています。私もこの第四次聖杯戦争の経験者です。これから起きる悲劇を食い止めるために全力を尽くします。ただ……」

 

「ただ?」

 

「実は一つ、私が経験した第四次聖杯戦争と大きな違いがありまして。」

 

「それってもしや……」

 

 ドールリカが言い切ろうとしたその時だった。

 

 

「Arrrrrrthurrrrrrrrr!!!」

 

 

『!?』

 

 

 全員が声のした方を見ると、なんとランスロットが姿を現した。

 

「まさかランスロットが出てくるなんて……」

 

「どうやら奴も第四次聖杯戦争のサーヴァントだったな。ならば私も戦おう!」

 

 ルカリオはランスロットに立ち向かい、武器をぶつけ合いながら激しい戦いに身を投じる。

 

「ルカリオさん……ん?」

 

 ティファニアは心配そうな表情をした直後、足元に一枚のカードが落ちていた。

 

「このカードは一体……」

 

 ティファニアがカードを拾った直後、そのカードが光出して中からサーヴァントが姿を現す。

 

「こ、これってまさか……!」

 

 ティファニアが確信した直後、そのサーヴァントは黒きアルトリアだった。

 

「久しぶりだな。ピンクボール……」

 

「き、君は……アルトリア・オルタ!」

 

 アルトリア・オルタの降臨にカービィ達は驚きを隠せずにいた。

 

「Arrrrrrthurrrrrrrrr!??」

 

 特にランスロットはまさか自分が仕えていた偉大なる王が突然二人に増えたことで、バーサーカークラスで狂化スキルを与えられても驚きを隠せなかった。

 

「オ、オルタ!?どうしてあなたが!?」

 

 アルトリアはアルトリアオルタの元に駆け寄り、事情を聞く。 

 

「無様な姿をしたダメスロットを叩き直しに来た。それに……奴等と共に戦う気持ちが強いおかげで、この場所にカード状態で復活したからな……」

 

「わかりました。とりあえず、ランスロットを抑えましょう」

 

 事情を聞いたアルトリアは納得した後、マシュの方を見る。

 

「マシュも協力してください。あなたの力もあればランスロットを完封できます。

 

「分かりました!」

 

 マシュも戦闘に参加し、戦いは新たな局面へと移り変わった。




ED:空は高く風は歌う

アルトリアオルタが仲間になり、戦いに新たな変化が生まれます!果たしてどうなるのか!?

では、感想をお待ちしています!


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第70話 桜を救出せよ!

今回は桜の救出作戦!カービィ達は臓硯の野望を打ち砕く事ができるのか!?

OP:to the beginning


 ランスロットとの戦いはルカリオ達が優勢となっていた。元々同じ存在であるアルトリアとアルトリア・オルタは即興とは思えない見事なコンビネーションでランスロットを攻めており、マシュも盾を振るって攻撃に参加し、三人がかりで攻められて大きな隙が出来たところをルカリオが攻めていた。

 

「そこだ!」

 

 ルカリオのパンチが決まり、ランスロットは地面に叩きつけられる。

 

「はあっ!!!」

 

 さらにマシュは地を蹴り、起き上がるランスロットの頭に思いっきり盾を叩き込んだ。

 

「よし!」

 

 マシュが自分が強くなっていることに内心喜んでいた直後、ランスロットは剣を手放して静かに彼女を見つめて呟く。

 

「Gala……had……?」

 

「え?」

 

 ランスロットの発言にマシュは驚くが、彼は彼女の攻撃の何かに気付いていた。

 

「今がチャンスだ!」

 

「よし!確保!」

 

 カービィの合図で彼等はランスロットを捕獲した。 

 

「ランスロット……あなたとの決着はまた別の機会にします。」

 

 アルトリアはランスロットとの生前の決着をつけたいのを我慢する。

 

「今後の予定だけど、今から桜ちゃんを助けに行くわ。その後は二手に分かれたチームの連絡次第ね。」

 

「サクラは私にとっても大切な人です。私は召喚してくれたマスターを守らなければなりません。サクラを必ず助けてください。」

 

「任せて!」

 

 メドゥーサの言葉にドールイズミは頷く。

 

「私は青いのと共に行動する。こいつ一人より私も一緒にいれば、『アイリスフィール』を守りやすい。そうだろ?」

 

「……ええ、そうですね。あなたの力が借りられるなら心強いです。それに、アイリスフィールは私達にとって大切な方ですから。」

 

「分かった。また何かあったら連絡してね!」

 

 カービィは腕時計型通信機《スターD》をアルトリアとアルトリア・オルタに渡し、二人はそれを持って近くに隠れているアイリスフィールの元へ向かった。

 

「さて、あとはゲッコウガだけど……」

 

 カービィが考えた直後、ゲッコウガから連絡が入る。

 

『マスターを見つけたでござる!』

 

「よし!すぐに行こう!」

 

「ランスロットさんも一緒に!」

 

 ランスロットはマシュの手を握り、大人しく彼女と共に向かいだす。

 

「なんだか奇妙な光景だね。」

 

「私もそう思うかな……」

 

 この光景にカービィとドールリカは苦笑いするしかなかった。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

 倉庫街の近くでは、ランスロットのマスターが壁を背にして苦しそうに座っていた。体調が悪そうで顔の左半分が歪んでいる男性……それこそがランスロットのマスター、間桐雁夜だ。

 

「バー、サーカー……くっ!」

 

 バーサーカーを捕縛され、雁夜は令呪を使ってこの場を切り抜けようとしたが、それよりも早くカービィ達が駆け寄った。

 

「あなたが間桐雁夜さんだね。」

 

「そ、そうだが……君は……?」

 

「僕はカービィ。詳しいことは後で話す!それよりも早く行くよ!」

 

「い、行くって……?」

 

「決まっている!桜ちゃんを地獄から救い出す!」

 

「えっ!?」

 

 カービィの発言に雁夜は驚愕する。

 

「なんで君が桜ちゃんを!?」

 

「ここにいる二人のサーヴァント……エミヤとメドゥーサは桜ちゃんを大切に想っているんだ!二人に頼まれた、桜を救いたいと……だから助けに行くんだ!!」

 

「それだけじゃないわ!ここに未来の桜もいるの!」

 

「未来の桜!?」

 

 雁夜が驚いた直後、パールヴァティーが出てくる。

 

「桜ちゃん……?本当に君なのかい……?」

 

「は、はい……でもおじさん……あの時……」

 

「まあ、無理もないかもな……突然の事態だし……」

 

 リザードンの発言にゲッコウガ達も頷く。

 

「間桐雁夜よ。急なことで動揺しているのは分かるが、我々は一刻も早く桜を地獄から救い出す……君はどうしたいんだ?」

 

「陥れる罠かも知れない……だが、君が桜ちゃんを救う気持ちがとても強いのなら、力を貸してくれ……」

 

「分かった!ルイズ!」

 

「ワープスター!」

 

 ルイズの合図でワープスターが飛び出し、さらにはエアライドが次々と出てくる。

 

「えっ?これ、君達の乗り物なの?」

 

「そうだよ!雁夜さんは後ろに乗って掴まって!」

 

「いや、こういう乗り物は見た事ないから!大丈夫なのか!?」

 

「心配しないで!こう見えてもこれに乗って移動していたから!」

 

 カービィはウインクした後、ランスロットはマシュの後ろに乗る。

 

「さあ、行くよ!」 

 

「分かった……しかし君達は一体……」

 

 雁夜はオロオロしながらカービィの後ろに乗り、彼等は間桐邸へ向かいだした。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 カービィ達はわずか数分で、大きく立派な洋館である間桐邸に到着した。

 

「よし!突撃だ!」

 

「私とメドゥーサで先陣を切る!マシュとエルメロイはマスター達の守りを頼む!」

 

「私達は同行します!」

 

「行きますよ、シロウ!」

 

「ああ!!」

 

 カービィ達は一斉に間桐邸に突入し、一直線に桜がいると思われる蟲蔵へ突入した。

 

「こ、これは……」

 

 それは想像を絶する光景であり、無数に広がる不気味な蟲……その中心には鎖に繋がれた裸の幼き少女、間桐桜に群がっていた。

 

「あ、あれが幼い頃の桜なの!?」

 

「うん……そしてあの人が間桐臓硯お爺様なの……」

 

「そう言う事か!こいつ……!」

 

 カービィ達は怒りの表情で臓硯を睨み付ける。

 

「何じゃ、貴様らは……桜は魔術の調練の途中だ。それとも、貴様らがわしの蟲たちの餌になるのか?」

 

「誰が餌になるか!メドゥーサ!」

 

 リザードンの指示でメドゥーサは眼帯を外し、魔力を大量に使って石化の魔眼を発動する。

 

「キュベレイ!!!」

 

 メドゥーサの石化の魔眼により、蟲と臓硯に重圧をかけて動けなくする。

 

「ぐおっ!?ま、まさか……魔眼だと!??」

 

「桜を返してもらう!!!」

 

 エミヤとメドゥーサは床を蹴り、一気に桜の元へ飛んで干将・莫耶と短剣を振るい、桜に群がっていた蟲を切り裂く。

 

「今でござる!」

 

 素早くゲッコウガが桜を縛っていた鎖を破壊し、メドゥーサは彼女を救出した。

 

「救出成功でござる!」

 

「桜ちゃん!!」

 

 雁夜は桜の頭を撫でると桜は目を開き、虚ろな目で雁夜を見る。

 

「おじ、さん……?」

 

 さらに雁夜の次に映ったメドゥーサ達を見て桜は初めて見る人たちに疑問を抱く。

 

「あなた、たち……だぁれ……?」

 

「私達はあなたの味方よ。あなたを助けに来たから。」

 

「わたし、の……?」

 

 桜の虚ろな目には見た事のない人達の後ろ姿が映っていたが、今の彼女には幼い子供達が夢見る弱き人を助け、悪を倒す存在に見えた。

 

「何が桜の味方じゃ……桜はわしの、間桐のものだ!誰にも渡さんぞ!!」

 

 臓硯は更なる無数の蟲達を呼び出して桜を奪い返し、カービィ達を喰らうために放った。

 

「させるか!火炎放射!」

 

 リザードンは火炎放射で無数の蟲達を焼き尽くす。

 

「カービィ!」

 

「よし!コピー能力、ライト!」

 

 カービィはライトで光を照らす。

 

「ぐぁあああっ……な、何じゃ、何なのだこの光は……!?」

 

 カービィのライトは臓硯と蟲達を苦しめ始める。

 

「臓硯と蟲は太陽の光が苦手よ!今が攻撃のチャンス!」

 

「よし!そのまま……ライトニングソード!」

 

 数多の蟲たちはカービィのライトニングソードで一瞬で灰となり、更にそのダメージが臓硯を襲う。

 

「もう観念したら?」 

 

「ば、馬鹿な……こんな事が……だが、わしは死なぬぞ……!!この場を生き残れる切り札がある!!」

 

「それはどうかしら?」

 

「何!?」

 

 ドールイズミはマジックアイテムであるゴッドハンドグローブを装着する。

 

「それは!?」

 

「ゴッドハンドグローブよ。身体の中にある異物をこのグローブの力で簡単に取り出せるわ。」

 

 ドールイズミはグローブの装置を起動させ、そのまま力を発動させる。

 

「今よ!」

 

 グローブの発動と同時に、この場にいた二人の人間に変化が起きる。

 

「がぁっ!?くっ、あがっ!?な、何だ!?」

 

 すると、雁夜が苦しみ出して膝をつくと、身体中から大量の蟲が現れて引き寄せられるようにドールイズミの前に集まる。

 

「あっ、くぅっ……」

 

 さらに少し苦しそうにした桜の胸から光が漏れだすとその中から親指大の蟲が現れた。

 

「そ、それは!わしの核!?」

 

 親指大の蟲を見たドールイズミはそれを拾う。 

 

「これがあなたの核とも言える蟲だとは……話には聞いていたけど、血が繋がってないとはいえ、自分の孫娘の心臓に埋め込むなんて最低よ……」

 

「そうか!臓硯は自分の命とも言える核の蟲を桜の心臓に埋め込んでいて、これがある限り、彼女の心臓に宿っていたことで臓硯は不死身となっていたのか!」

 

「これで桜に親しいもの達は手出しはできないはずだったけど、それも今日で終わりよ!」

 

 核の蟲も雁夜の中にいた蟲と同じようにドールイズミの前に集まる。

 

「や、やめろ!わしはまだ、まだ生きたいのじゃ!!」

 

「命が限りあるものだからこそ美しい。限りあるものだからこそ、生命は必死に生きて行く。それなのに、他者を平気で喰らい、傷つけてきたあんたは許されない罪を犯し続けたわ。覚悟しなさい、間桐臓硯!」

 

 ドールイズミの発言の後、ルイズがエクスプロージョンを唱える。

 

「これで終わりよ!エクスプロージョン!」

 

 ルイズのエクスプロージョンが蟲達に炸裂し、その光によって蟲達は消滅した。

 

「ア、ア、アァ……」

 

 臓硯は核を失い、その蟲の体が砂となって消滅した。

 

「数百年……生に執着して生きてきた妖怪の最期だったね。」

 

「ええ……」

 

「あなたはいったい……?」

 

 ドールイズミの後姿に桜はそう呟いた。

 

「終わったわ。桜ちゃん。あなたは地獄から解放されたわ。」

 

 ドールイズミは桜を安心させるように振り向いて微笑む。

 

「私はドールイズミ。よろしくね。」

 

「どーるいずみ……?」

 

 自分を地獄から救ってくれた人の名前を呟きながら、色々なものから解放されて安心したのか桜はメドゥーサの胸の中で静かに眠りについた。

 

「これにて一件落着ね。」

 

「ああ……本当に桜ちゃんを助けてくれてありがとう。」

 

「いえいえ。さっ、後始末をしましょう!!」

 

 ドールイズミの発言に全員が頷き、すぐに後始末を始めた。




ED:空は高く風は歌う

ドールイズミ達の活躍で臓硯を撃破!次回はピカチュウ達とイサム達の行動です!

では、感想をお待ちしています!


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第71話 それぞれの戦い

今回はピカチュウ達とドールイサム達の戦いです!

OP:to the beginning


 カービィ達が桜救出に向かっている頃、ピカチュウ、ジュナイパー、アタランテ、ジャンヌ、レティシア、マリー、デオンはジルと龍之介がいる陣営本拠地へと到着していた。

 

「ここにいるみたいね。」

 

「よし!突撃開始!」

 

 ピカチュウ達は一斉に突撃し、そのまま龍之介がいる部屋へと向かう。

 

「ここだ!」

 

「よし!」

 

 カービィ達が扉を開けると、そこは想像を絶する光景が広がっていた。

 

「こ、これは……!?」

 

「嘘でしょ……!?」

 

 それは多くの死体が転がっており、子供達の死骸も転がっていた。

 

「その通り。これは今まで殺した人達の遺体さ。」

 

「お前がジルのマスターだな。」

 

 ジュナイパーが声のした方を見ると、ジルと龍之介が姿を現した。

 

「お前は美を追求して殺人を繰り返すシリアルキラーと聞いているが、何故、そんな事を!?」

 

「決まっている!享楽的芸術的殺害が目的なのさ!」

 

「こいつ、狂っているぜ……」

 

「何度でも言うがいい。神は人間賛歌も絶望も等しく愛しており、故に礼賛も冒涜も信仰として受け止め、そんな世界を延々と創り続けているのだから、この世界は神の愛に満ちているのさ!」

 

「そうか……この野郎!!」

 

 ジュナイパーが飛び出したその時だった。

 

 

 ボガッ!!

 

 

「ぐほっ!!」

 

 

 なんとアタランテが飛び出し、龍之介を殴り飛ばした。

 

「あっ、そうか……アタランテは子供を大事にしているから、子供を傷つけた奴には容赦しないんだった……」

 

 ジュナイパーが気付いた直後、アタランテは龍之介を殴りまくる。

 

「今の内にジルと契約を!」

 

「うん!」

 

 ピカチュウはジルと再契約をした後、アタランテの方を見る。

 

「お前が!降伏!するまで!殴るのを止めない!」

 

「がはっ!ぐほっ!ごはっ!」

 

「次は骨だ!」

 

 アタランテの容赦ない暴行劇が始まり、彼女は龍之介の骨も砕き始める。

 

「おい!もう止めろ!これ以上やったら死ぬぞ!」

 

「邪魔をするな!こいつには痛みを与えなくてはならない!多くの子供を痛めつけた罪を!」

 

「だからと言ってやり過ぎです!」

 

「そうよ!これ以上やったら本当に死ぬわよ!!?」

 

「おぉ……リュウノスケ……何と惨たらしい……」

 

 この光景にピカチュウは唖然とするしかなかった。

 

「えーっと……これって止めなくてもいいのかな?」

 

「よくありません!どうにかしてください!」

 

「はあ……皆、今頃どうしているのかな……」

 

 ピカチュウは心配そうな表情で窓の外を見つめた。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

 一方、ドールイサム達は言峰、百貌のハサンと戦いを繰り広げていた。

 

「なるほど。言峰は卓越した武人であり、クー・フーリンでも全力で殺す気で向かわないと勝てないレベルだという事か。」

 

「そう言う事だ。ガオガエン!」

 

「任せろ!」

 

 ガオガエンは言峰にパンチを浴びせた後、強烈なバックドロップでダメージを与えた。

 

「まだまだ行くぞ!」

 

 さらにラリアット、ハイキック、ジャーマンスープレックスで追加ダメージを与える。

 

「おのれ!アサシン!」

 

 言峰の合図で百貌のハサンが動き出したが、レオニダスの宝具である炎門の守護者を使い、三百人のスパルタ兵士を召喚して応戦する。

 

「今がチャンスだ!」

 

「よし!」

 

 クー・フーリンの合図でドールイサムが動き出し、言峰に斬撃のダメージを与えた。

 

「がは……」

 

 言峰は倒れてしまい、ガオガエンが抑え込む。

 

「終わったぞ!」

 

「よし!任務完了だ!」

 

 百貌のハサン達は降伏せざるを得なくなり、ドールイサム達はハイタッチを交わした。

 

「俺達の方は無事に終わったな。」

 

「ああ。あとは他の皆だが……」

 

 ガオガエンが辺りを見回した後、ゲッコウガが駆けつけてきた。

 

「こっちは無事に終わったでござる!」

 

「そうか!こちらも終わったぜ!」

 

「あとジャンヌ達の方でござるが……かなりまずい展開になっているでござる……」

 

「まさか苦戦を強いられているのか!?」

 

「違うでござる。アタランテが龍之介をボコボコに……」

 

「そっちはそっちで危ない展開がするな。言峰を連行した後に止めに行くぞ!」

 

『おう!!』

 

 ガオガエン達は急いで言峰達を連行し、アタランテの暴走を止めに向かった。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

「ま、まさかとは思ったけど、ここまでやるなんて予想外過ぎるわよ……」

 

 カルデアではアタランテの行動にオルガマリー達は唖然としていた。

 

「無理もないぜ。アタランテは子供を大切にしているからな……」

 

「確かに……こうなるとアタランテを止めるのはジュナイパーしかいないと思うかも……」

 

「同感ね……これから先がどうなる事やら……」

 

 オルガマリーはため息をつきながら、再びモニターを見つめ始めた。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

 冬木での最初の激闘は無事に作戦を成功させたが、アタランテの暴行行為によって龍之介は病院送りとなったのだった。




ED:空は高く風は歌う

今回の作戦は無事に成功しましたが、アタランテの行為はやり過ぎだったのかも知れませんね……

では、感想をお待ちしています!


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第72話 桜の笑顔

今回は間桐邸を襲った後のその後です!

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 冬木に来て最初の朝、カービィ達は朝食を食べていた。

 

「本当に君達は感謝しているよ。」

 

「困っている人は放っておけないからね。あとは桜ちゃんだけど……」

 

 カービィが考え事をした直後、桜がメドゥーサと共に姿を現す。

 

「おっ、桜ちゃん。おはよう」

 

「おはよう!桜。先に食べているよ!」

 

「お、おはよう……」

 

「おはようございます。」

 

 メドゥーサはカービィが食べているオムライスに気付く。

 

「オムライス……ということは、彼女が来ているのですね?」

 

「にゃはは!タマモキャット、参上なのだ!」

 

 メドゥーサの発言後、タマモキャットがキッチンから颯爽と登場する。

 

「だれ……?」

 

 ハイテンションに登場したタマモキャットに桜は首を傾げる。

 

「おお、これは可愛い天使!我が名はタマモキャット!以後、お見知り置きを!」

 

「キャット?」

 

「まあ、桜ちゃんには難しいかもね……」

 

「タマモキャットに何処に猫要素があるのかは僕等も知りたいよ……」

 

 雁夜とカービィの発言にピカチュウ達も頷く。

 

「タマモキャットの作るオムライスは絶品ですよ。サクラも食べますか?」

 

「オムライス……食べる!」

 

「了解!疾風怒涛の如く作るのだ!!」

 

 タマモキャットはと風の如くキッチンに突撃してオムライス作りに取り掛かる。

 

「あいつ、行動が早いな……」

 

 リザードンの発言にルカリオ達は唖然とする。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

 それから数分後、出来立て熱々のタマモキャット特製のオムライスが桜の前に置かれ、子供の好きな料理の上位に入るであろうオムライスに桜は目を輝かせ、スプーンを持って食べ始める。

 

「はむっ……もぐもぐ。おいしい!!」

 

「では報酬にニンジンをいただこう!」

 

「ニンジン?」

 

「あー、彼女の言動は気にしないでください。ほとんどの人は理解していませんので。」

 

「そうだよ。冷めないうちに食べてね。」

 

「うん!」

 

 間桐に心を壊された桜に笑顔が戻ってきてメドゥーサは幸せそうな笑みを浮かべながら桜の頭を撫でた。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

 朝食終了後、桜に会うためにステンノ達が姿を現す。

 

「あらあら、随分と薄幸な女の子ね……」

 

「女神でさえ吐き気がする死ぬより辛い目にあったのに、よく頑張ったわね……」

 

「う、上姉様!?下姉様!?」

 

 ステンノとエウリュアレの登場にメドゥーサは驚いてしまう。 

 

「ライダーのお姉さん……?」

 

「そうよ。ふふふ……これは可愛がりがある子の様ね……」

 

 ステンノとエウリュアレは桜に近づいて頭を撫でる。

 

「メドゥーサが妹のように大切に思っている子なら、私たちにとっても妹同然の存在でしょう?」

 

「そ、そうか?」

 

「そうそう。サクラと言ったわね?今から私たちのことをお姉様と呼びなさい。」

 

「お姉様……?」

 

「そうそう、素直な子ね。気に入ったわ。」

 

「私たち好みに育ててあげる♪」

 

「お、おい!桜を自分好みに育てればとんでもない事になるぞ!」

 

 ステンノとエウリュアレの行為にジュナイパー達は慌ててしまう。

 

「そうですよ!それだけは勘弁してください!!」

 

「待て。女神には荷が重いだろう。子供の相手なら私が変わろう。」

 

 アタランテまで乱入してしまい、誰が桜を可愛がるかで揉めてしまう。

 

「いつも皆はこうだけど、とてもいい仲間だからね。」

 

「そうなの……?」

 

 カービィの言葉に桜は首を傾げる。

 

「そうだよ。僕もこの仲間達がいるからこそ、今の自分がいるんだ。桜も僕達の大切な仲間だからね。」

 

「……うん!」

 

 カービィの発言に桜は飛びっきりの笑顔で応える。

 

「良かった……桜ちゃんに笑顔が戻って……」

 

 雁夜は桜に笑顔が戻ってきたことに涙ぐんでいた。

 

「そうだね。桜ちゃんの問題はこれにて一件落着だね。あとは現状について纏めようか。」

 

 ピカチュウの言葉に全員が頷く。 

 

「さて、とりあえず現状についてまとめよう。まず、アルトリアに関してはカルデアの記憶を持っている。もちろん第四次聖杯戦争の悲劇を食いとめる事に協力する意思がある。」

 

「私は同じくカルデアの記憶を持っていますが、マスターであるリュウノスケはアタランテに半殺しにされた状態で警察に突き出され、現在は警察病院で全治数ヶ月の入院中です。」

 

「アタランテ、お前な……」

 

 ジュナイパーの発言にアタランテは横を向く。

 

「けど、私の魔術で暗示を掛けたからね。退院後は大人しく服役するわ。」

 

「これであの殺人鬼は死刑となるだろうな。俺もあいつは気に入らなかった奴だし。」

 

「同感だね。それにジルと再契約も済ましたし。」

 

 ピカチュウの発言にジルも頷く。

 

「言峰についてだが、メディアの魔術で間桐邸の一室で眠っており、少なくともこの特異点である第四次聖杯戦争まで眠ってもらう予定だ。」

 

「ハサンは僕と契約を交わしたし、共に戦う事を誓ったからね。」

 

「ええ。あと雁夜は間桐桜救出と間桐臓硯消滅により聖杯戦争へ参加する目的が消滅しましたね。」

 

「ああ。もう参加する必要はないからね。」

 

「だが、ランスロットはアルトリア関連で暴走してマスターである雁夜の少ない魔力を根こそぎ奪いかねないだろう。その事についてはドールリカが担当してもらう。」

 

「すまないね。君に任せてもらって……」

 

「気にしないでください。慣れていますから。」

 

 雁夜の発言にドールリカは苦笑いする。

 

「じゃあ、僕達の目的と聖杯戦争の真実を教えるね。ここの聖杯は既に汚染されているんだ。僕達はそれを回収するだけでなく、桜ちゃんを助けるために動いたんだ。これ以上、桜を不幸な目に遭わせたくないしね。」

 

 カービィの言葉に全員が頷く。

 

「本当にありがとう!だが、時臣だけは絶対に許さない……!」

 

「時臣って……もしかするとお父様!?」

 

「ああ……あいつのせいで桜ちゃんは……」

 

 復讐に取り憑かれた雁夜の爪が食い込むほど握りしめた手を、ドールイズミは両手で優しく包み込んだ。

 

「雁夜さん。あなたの手をそんなことで穢したらダメですよ。」

 

「イズミちゃん?」

 

「確かに許せないかもしれないけど、実の父親を倒したら桜ちゃんが自分のせいだと思って自分を責めると思うよ。」

 

「そうね……お父様はあなたに迷惑を掛けたし、責任は私も感じているわ。それに桜は私にとって大切な妹だしね。」

 

「姉さん……」

 

 イシュタルの発言にパールヴァティーは胸に手を当てる。

 

「イシュタルの言う通りだ。桜には姉ちゃんがいる。そうなるとその子も悲しむし、雁夜を一生恨むと思う。」

 

「だけど、あいつがいる限り桜ちゃんはまた……」

 

「大丈夫!桜は僕等の味方だから!それに、そんな体で時臣を殴る事すら出来ないじゃないか。ここは僕達が事実を話して説得させてやるよ。自らの罪を知ってもらうためにね。」

 

 カービィの発言にピカチュウ達も頷く。

 

「そうだよ。それに……雁夜さんが手を出さなくても……」

 

「へ!?」

 

 ピカチュウが指さす方を見ると、メドゥーサとアタランテが武装しようとしていた。

 

「サクラを不幸にした元凶は始末してやりましょう。」

 

「私も力を貸すぞ。サクラを不幸にした償いをしてもらうために……」

 

「だからと言ってそんな事はしなくていいから!」

 

「メドゥーサも止めなさい!」

 

 メドゥーサ達の行為をドールイズミ達は慌てながら止めに向かう。

 

「時臣……俺が手を出すまでもなく死が迫ってるな……」

 

 雁夜は顔を引きつりながらその光景を見て呟いてしまった。

 

「無理もないよね……あれだけの光景を見れば……」

 

 カービィの発言に全員が溜息をつくしかなかった。




ED:空は高く風は歌う

桜の笑顔を取り戻せましたが、時臣との話にドールリカ達が向かいます!果たしてどうなるのか!?

では、感想をお待ちしています!


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第73話 本当の家族

今回は遠坂邸での会談です。

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 ドールリカ、ドールイズミ、雁夜の3人は遠坂邸に立ち寄っていた。

 

「殴りたい気持ちは分かるけど、私達の目的はちゃんと事実を知って欲しいだけでなく、再び家族を一つにさせたい。それが私達の目的よ。」

 

「そうだけど、君達にはいつもすまないと思うな……」

 

「大丈夫!ここは私達に任せて!」

 

 ドールイズミがグッドサインで応えた後、時臣が出てくる。

 

「久しぶりだね、雁夜。で、こちらの方々は?」

 

「異世界から来たマスター達だ。訳あって協力している。」

 

「そうか。では、客間に移動して話してくれないか?お前達がここに来た理由を。」

 

「ええ。今から話す事は衝撃的な出来事です。その事を覚悟してください。」

 

 ドールリカの発言の後、彼女達は客間に移動し始めた。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

「何!?桜が!?」

 

 その後、客間ではドールリカの発言に時臣は驚いてしまう。

 

「はい。彼女は臓硯によって蟲に調練されていました。あなたは桜を何故養子に出したのですか?」

 

「愛する娘……桜の未来を思ってのことだ。」

 

「桜の?」

 

「そうだ。桜の持つ『架空元素・虚数』。それは魔術の世界においてとても貴重な才能で、将来は稀代の魔術師として大成することを約束されるほどの力である。しかし我が家には凛が生まれており、その子も桜に負けず劣らずの素晴らしい才能を持っていた。だが、原則として魔術は一子相伝。桜を凡俗に落とすくらいなら、貴重な実験体としてホルマリン漬けにされるなら……桜の未来の為に間桐へ養子に出したのだ。それがまさかこんな事になるとは……」

 

「無理もありません。これがその映像です。」

 

 ドールリカは桜が蟲に調練されている場面を時臣に見せる。

 

「そ、そんな……何故桜が……」

 

「これが間桐の魔術だよ、時臣……」

 

 雁夜はドールイズミに体を支えてもらいながら立ち上がり、時臣に近づく。

 

「俺が何で間桐を去ったのかその理由が分かったか……?間桐は人を喰らう不気味な蟲を使った外道の魔術だ。ジジイは蟲を使って俺の両親や大勢の人間を喰らってきた……それにな、ジジイは桜ちゃんを間桐の当主にするつもりは初めからなかったんだよ。優秀な間桐の魔術師を産むための胎盤にするつもりだった……」

 

「私達も最初に聞いた時は驚いたわ。」

 

「そ、そんな……それじゃ、私と臓硯殿との約束は……」

 

「最初から騙されていたという事よ。」

 

 ドールリカの言葉に雁夜も頷く。

 

「そうだ!お前は……桜ちゃんを幸せにするどころか自ら地獄に叩き落としたんだ!!!カービィ達が桜ちゃんを救うために臓硯を倒したんだ!!!」

 

 雁夜が声を荒げて少ない力を振り絞って胸ぐらを掴んで持ち上げた。

 

「わ、私は……何て事を……」

 

 時臣は自分がしてきたことが裏目に出て桜が不幸な目にあった事実に打ちひしがれ、その場に崩れ落ちた。

 

「罪の意識が分かってきたみたいね……」

 

「ええ……」

 

 ドールイズミの発言にドールリカも頷いたその時、ドアが勢いよく開いた。

 

「お父様!」

 

 扉が勢いよく開いて部屋に入ってきたのは、幼き凛だった。

 

「り、凛……」

 

「凛ちゃん……」

 

 雁夜は時臣から離れると凛は目に涙を浮かべながら時臣に近づいて拳で何度も叩く。

 

「お父様のバカバカ!桜が幸せになる為に、寂しいのを我慢してきたのに……あんなの、あんなの酷いよ!!」

 

「凛ちゃん、まさか君は……」

 

「すまない、我々が桜の間桐の仕打ちを凛に話させてもらった。」

 

 雁夜の隣に別行動をしていたエミヤとドールイサムが現れた。

 

「あなた達!まさか、凛ちゃんにあの映像を見せたの!?」

 

「そうだ。桜に間桐で何が起きたのかを知ってもらう為だけでなく、葵にも見せてもらった。」

 

「へ!?まさか!?」

 

 雁夜が驚いた直後、葵がふらつきながら入ってきた。

 

「葵……」

 

「あ、葵さん!」

 

 葵は雁夜の方を向き、彼に一礼をする。 

 

「雁夜君……ごめんなさい……桜の為にそんな体になって……」

 

 葵は雁夜が自分の体を犠牲にしてまで桜を助けようとした事を聞き、涙を浮かべながら雁夜に謝罪した。

 

「お、俺は良いんだ……俺は何も出来なかったから。桜ちゃんはこの人達が助けてくれて今は無事だ。間桐邸でサーヴァント達が一緒に遊んでくれている。」

 

「そう……ありがとう……」

 

 葵は時臣の元に行くと座り込んで嘆いた。

 

「時臣さん……どうして桜があんな目に……?桜が幸せになると思って間桐に養子に出したのに……どうして……」

 

「すまない、私も……私も騙されていたんだ……」

 

「魔術師という概念に囚われた……これがこのような結末を生み出したみたいね。」

 

 ドールリカは2人にそう告げた後、時臣と葵に近づく。

 

「魔術師として凄い才能があるのは分かったけど、彼女はまだ6歳じゃない。それなのに引き離すのはよくないと思うわ。なら子供の成長を願い、子供の行く道を見守るのが務めだと思うわ。あなたが起こした行動によって心が壊されて未来への夢も希望も無くしてしまった……その罪を忘れないで。」

 

「ああ……」

 

 時臣が頷いた後、凛がドールリカに近づく。

 

「あなたが桜を救ってくれた人!?」

 

「そうだけど……」

 

「お願い!桜を返して!あの子は私の大切な妹なのよ!」

 

 凛はドールリカに駆け寄って上着を握る。

 

「気持ちは分かるわ。けど、問題はあなたの気持ちがあの子に届くかね。何か策があればいいけど……」

 

 ドールリカが考え出したその時、通信が入った。

 

「もしもし?」

 

『大変だ!何者かが現れて桜が……!』

 

『何!?』

 

 アタランテの発言に全員が驚いてしまう。

 

「話は後よ!急ぎましょう!」

 

「うん!」

 

 ドールリカ達は急いで桜の救出に向かい出した。

 

「我々も一緒に行こう。」

 

「桜は私達の大切な娘。放っておけるわけにはいかないわ!」

 

「分かりました!行きましょう!」

 

 時臣と葵も駆け出し、急いでエアライドに乗って桜の救出に向かい出した。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

 ドールリカ達はエアライドに乗りながら桜の行方を探していると、彼女は黒いエアライドに乗っているのが見えた。

 

「あっ!桜ちゃんだ!」

 

「桜!」

 

「!?お姉ちゃん、お父さん、お母さん……」

 

 桜は手を伸ばすが、一人のシャドウサーヴァントが彼女を捕まえようとする。

 

「まずいわ!このままだと!」

 

「ならばこれを!」

 

 ドールイズミは凛にウイングアイテムを渡す。

 

「これを付ければ空を飛べるわ!」

 

「分かったわ!」

 

 凛はウイングアイテムを使用し、空を飛びながら桜の救出に向かう。

 

「桜を返しなさい!」

 

「たとえ子供でも容赦しないぞ!」

 

 シャドウサーヴァントは攻撃を仕掛けるが、凛は素早い動きで躱す。

 

「おのれ!」

 

 シャドウサーヴァントは雷攻撃を繰り出そうとするが、時臣がレイガンで攻撃をストップさせる。

 

「今だ!凛!」

 

「はあああああああ!!」

 

 凛のダイブアタックが決まり、シャドウサーヴァントはバランスを崩してしまう。

 

「今よ!」

 

 凛は桜を救出し、空を飛びながらドールリカ達の元に戻る。

 

「やったじゃない!」

 

「桜は私の大切な妹だからね。」

 

 凛はウインクした後、時臣がシャドウサーヴァントを睨み付ける。

 

「娘に怖い思いをさせた罪、償ってもらう!」

 

 時臣はドールイズミからマジックライフルを受け取り、そのままシャドウサーヴァントに狙いを定める。

 

「桜。本当にすまなかった。私が不甲斐ない所為で不幸に遭わせてしまった。だが、これからは違う!桜は私達の大切な娘!必ず守り切ってみせる!」

 

「お父さん……」

 

 時臣はライフルを発射し、シャドウサーヴァントに貫通ダメージを与えた。

 

「畜生……あの御方に申し訳ない……」

 

 シャドウサーヴァントはそう言った後、爆散してしまった。

 

「あの御方とは誰なのか気になるけど……今は……」

 

 ドールリカは向こうを見ると、桜は葵と時臣に近づく。

 

「お父さん、お母さん……」

 

「っ!桜っ!!」

 

 葵は堪らず桜を抱き寄せ、強く抱きしめる。

 

「桜、ごめんね……私達のせいで辛い目にあって……」

 

 葵は大粒の涙を流して桜に必死に謝り、時臣も桜を抱きしめて謝罪をする。

 

「桜……私が不甲斐ない所為でこの様な事になってしまい、本当にすまなかった……」

 

「お父さん……お母さん……」

 

 桜は記憶の中に眠る家族との思い出が蘇り、目を閉じて葵と時臣をギュッと抱き締める。

 

「桜!」

 

 凛はやっと桜が両親と再会が出来たことを喜び、走り出して桜を後ろから抱きしめた。

 

「良かったわね。」

 

「でも、本当にこれで良かったの?」

 

「ああ……桜ちゃんが幸せになればそれでいいんだ……本当にありがとう……」

 

 雁夜は涙を流しながら笑みを浮かべ、ドールリカ達も笑顔で返す。

 

「あっ!皆!」

 

 するとアタランテ達が一斉に駆けつけてきた。

 

「サクラは!?」

 

「大丈夫!無事よ!」

 

「良かった……それにしてもサクラを攫ったあのサーヴァントは一体……」

 

「確かあの御方と聞いたけど……」

 

 ドールイズミの発言に雁夜はある事を思い出す。

 

「そう言えば聞いたことがあるな……あれは数日前の事だが、夜中に多くの亡霊達が出て来たという怪奇現象があった。確か奴等はあの御方と叫んでいたが、一人だけ名前を言っている奴がいた。」

 

「その名前は?」

 

「確か名前はレフと言っていたが……」

 

『!?』

 

 雁夜の発言にドールリカ達は驚きを隠せずにいた。

 

「その人なんだけど……私達が倒した敵なの……」

 

『ええっ!?』

 

 ドールリカの発言に雁夜達は一斉に驚いてしまった。




ED:空は高く風は歌う

家族が一つになりましたが、まさかのレフがこの世界で復活!?新たな波乱が起こるこの展開、どうなるかに注目です!

では、感想をお待ちしています!


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第74話 対策と会談

今回は対策と会談です!

OP:to the beginning


「なるほど。つまりレフというのはかつての仲間だったが、最期は敵として滅ぼされていたという事だね。」

 

 その後、間桐邸ではドールリカの話に時臣は納得の表情をしていた。

 

「ええ……けど、なんであの男が生きているの!?ゲッコウガによって始末したはずなのに……」

 

 ドールリカの苦悩に時臣がすぐに判断する。

 

「もしかすると……聖杯の穢れの影響かも知れないな。」

 

「じゃあ、レフの復活も?」

 

「そうだ。あの聖杯をどうにかしない限り、まずい事になるだろう。我々も協力するが、今のままでは駄目だ。ここは一致団結して聖杯をどうにかする必要がある。」

 

「そうですね。現在の陣営の状況ですが、キャスター陣営はアタランテのフルボッコにより壊滅、アサシン陣営もガオガエン達の手によって壊滅しています。」

 

「まさか綺礼がやられたのか!?」

 

「はい。彼なら間桐邸の一室で眠ってもらっています。無事なので大丈夫ですよ。」

 

「だが何故綺礼を!?」

 

「言峰綺礼は第四次聖杯戦争で聖杯の泥を被り、人を殺戮する化け物となってしまったのです。私達は言峰綺礼が化け物にならないように保護したのです。眠ってもらったのが彼は代行者であることを知っていたので、下手にこちらの動きを阻害してもらいたくなかったからです。申し訳ありません。」

 

 ドールリカの謝罪に時臣は彼女の頭に手を置く。

 

「そうだったのか……綺礼は本当に無事なのかい?」

 

「ええ。後でご案内しますよ」

 

「そうか……それを聞いて安心した。」

 

 時臣が溜息をついた後、ドールリカはある事を思いつく。

 

「そう言えば、あなたのサーヴァントは?」

 

「……王は今どうされているのか私には分からない。こちらからいくら呼びかけても応答してくれない……」

 

「そうですか。なんとか協力してくれるといいのですが……」

 

「いや、無理だろう。奴はそう簡単に協力してくれまい。」

 

「そうですか。後はランサー陣営に行っているカービィ達が説得に向かっています。上手く行けばいいのですが……」

 

 ドールリカは心配の表情で窓の外を見つめた。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

「なるほど。そう言う事か……」

 

 一方のランサー陣営ではカービィ達の説明にケイネスは納得の表情をしていた。

 

「うん。僕達はこの聖杯戦争の悲劇を止めに来ていたんだ。それに皆で協力すれば、この聖杯戦争は無事に犠牲者を出さなくて済む。それにはあなたの力が必要なんだ。」

 

「なるほど。それに君だけでなくポケモンという生物にも興味があるからな。それにカルデアが我々によって創設されたと聞いた以上、協力しない手はない。共に戦おうではないか!」

 

「お願いします。」

 

 エルメロイⅡ世が一礼した後、カービィとマシュは顔を見合わせる。

 

(本当はアニムスフィア家が運営していたのに、幾ら何でも所長や所長の家で頑張った事をこの先生の偉業だと嘘をついて言うなんて……)

 

(仕方がありませんよ。これも作戦なんですから……)

 

 カービィとマシュは罪悪感を感じながら、激怒しているオルガマリーを危惧し始めた。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

「あいつ!よくも嘘をついてくれたわね!しかも私達の家の功績を嘘で捻じ曲げて、あの男の偉業と言いやがって!!」

 

 一方のカルデアではオルガマリーが今までに無いほどの怒りを爆発させて燃え上がる炎のような怒気のオーラを纏っており、サンソン達は引いていた。

 

「ロマニ!今すぐレイシフトの準備をしなさい!」

 

「ええっ!?しょ、所長!?君は何をする気だい!?」

 

「決まってるでしょ!あの長髪野郎をとっちめに行くのよ!!」

 

「いやいやいや!言っちゃ悪いけど、君はレイシフトが出来ない……」

 

 ロマニの発言にダ・ヴィンチちゃんが手を上げる。

 

「あー、それなんだけどね、どうやらオルガマリーはルカリオ君が復活させた時に同時にマスター適性が備わった肉体が作られたみたいだからレイシフトが出来るんだよねー。」

 

「何だって!?全く、どこまで規格外なんだ、彼らは!?」

 

 ダ・ヴィンチちゃんがケラケラと笑いながら話す事実にロマニは衝撃を受けた。

 

「私は元々はマスター候補生だったが、何故かマスター適性がなくレイシフトが出来なかった。しかし、一度死んで魂となって肉体を失い、魂だけの存在になり、カルデアス内でルカリオが奇跡の力で新たな肉体を作り上げた事で、偶然にも私にマスター適性が備わったわ。待ってなさい、私の魔弾であいつの顔をボコボコにしてやるわ!!」

 

「み、みんなー!オルガマリー所長を抑えるんだ!!このままだとまずい事になる!」

 

 ロマニ達カルデア職員と応援要請をしたサーヴァント達の助けを得てオルガマリーをレイシフトさせない為に抑え込み始めた。

 

「離しなさい!」

 

「落ち着いてください!」

 

「この先どうなるのか心配になってきた……」

 

「同感ね……」

 

 この光景を見ていたキュルケとタバサは呆れた表情をした。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

 その後、ソラウ、ディムルッドと合流したカービィ達は、間桐邸へと急いで向かっていた。

 

「しかし驚いたな。ソラウに掛かったスキルを解除するとは。」

 

「ルカリオは波動の力でスキルを解除する事が可能だから。」

 

「そうか。間桐邸までもう少しだな。それまで何もなければいいが……」

 

 ケイネスが考え始めた直後、アルトリアから連絡が入る。

 

『大変です、カービィ!』

 

「どうしたの?」

 

『謎のサーヴァントが襲撃し、私のマスターであるアイリスフィールが狙われています!』

 

「謎のサーヴァントが襲撃してきた!?」

 

『すいません、援軍をお願いします!アイリスフィールはこの聖杯戦争の聖杯の器なのです!奪われたら一大事です!』

 

「アルトリアのマスターが聖杯の器!?どういう事!?」」

 

 カービィの大声にエルメロイⅡ世とケイネスが反応する。

 

「聖杯の器が謎のサーヴァントに狙われているだと!?」

 

「馬鹿な!この聖杯戦争の七騎のサーヴァントと我々以外に謎のサーヴァントが召喚されているのか!?」

 

『その可能性は高いみたいです!場所はアインツベルンの森です!』

 

「分かった!すぐに向かおう!」

 

 ケイネスの言葉の後、通信が切られた。

 

「まさかとんでもない事になるとは予想外だったな。」

 

「そうだね。こうなると思ってケイネス達の専用武器を用意したよ!」

 

 カービィはケイネスとソラウに武器を手渡す。

 

「ほう。悪くないな。」

 

「これは協力しないとね。」

 

「よし!すぐに急ごう!」

 

 カービィの言葉に全員が頷き、彼等は急いでアルトリア達の援護に向かい出した。




ED:空は高く風は歌う

ケイネス達も協力する事になりました!あとはイスカンダルの登場を待つだけですね。

では、感想をお待ちしています!


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第75話 謎のアサシン

今回は謎のアサシンが降臨!果たしてどうなるのか!?

OP:to the beginning


 カービィ達は急いでアルトリアがSOS信号を出している場所に到着し、彼女達と合流する。

 

「大丈夫か!?」

 

「なんとか……それにしても、まさかあの男が出てくるとは……」

 

「あの男!?」

 

「ええ……確か名前は……」

 

 アルトリアが言い切ろうとしたその時、一人の男が姿を現す。

 

「な、なんだこいつは!?」

 

「あの姿からはアサシンクラスだと推測出来るが、あんなサーヴァントは第四次聖杯戦争にはいなかった。」

 

「もしかするとイレギュラーの可能性もあるだろう。となると、この聖杯戦争は何かが狂っているに違いない。」

 

 ケイネスが推測した後、アサシンはカービィ達を睨み付ける。

 

「この聖杯戦争を荒らす存在か……邪魔するなら、容赦しない」

 

 アサシンはカービィに狙いを定めた。

 

「さぁ、ついてこれるか?」

 

「それならば……ニンジャ!」

 

 カービィは忍者の姿となり、アサシンの攻撃を躱しながら彼を掴む。

 

「何!?」

 

「稲妻落とし!」

 

 カービィの投げ技が決まり、アサシンは地面に叩きつけられる。

 

「ほう!あのピンクボールはやるな!」

 

「カービィです……」

 

 マシュが苦笑いした直後、アルトリアとアルトリアオルタは戦闘態勢に入る。

 

「あなたの目的は何だ!?」

 

「何故、アイリスフィールを狙う!」

 

「聖杯を破壊する……その為に、召喚された!!」

 

 アサシンのその一言が切欠となり、アルトリアとオルタは強い意志を込めた瞳で睨みつけて二つの聖剣を輝かせる。

 

「そんな事は、絶対にさせない!!」

 

「アイリスフィールを……今度こそ守る!!」

 

 二人の決意が重なり、聖剣を二人同時に振り下ろす。

 

「「約束された勝利の剣!!!」」

 

「っ!?」

 

 光と闇の聖なる濁流がアサシンに襲いかかり、彼は大ダメージを受けてしまう。

 

「やってくれるな……」

 

 アサシンがフードを外したその時、隠れていた素顔を見た瞬間、アルトリアとオルタの目は見開き、同時に呟く。

 

「「キリ、ツグ……?」」

 

『!?』

 

 それは冷たい目をした褐色の肌と白髪を持つ男性でどこかエミヤによく似ていた。

 

「馬鹿な、あの男は……!?」

 

 エルメロイⅡ世もその男を知っており、アルトリアと同じく困惑してしまう。

 

「ばれてしまったか……」

 

「アンタ、アルトリア達と知り合いなのか!?なら、どうしてそんな事をするんだ!?」

 

 リザードンの発言と同時にアルトリアとアルトリアオルタが前に出る。

 

「分かりません。ですが、もしかすると……」

 

 アルトリアが推測し始めたその時、天から雷が轟いた。

 

「この雷は!??」

 

 その雷にエルメロイⅡ世は嬉しさと困惑が入り混じった複雑な声をあげた。

 

「向こうからだ!」

 

 ジュナイパーが指さす方を見ると、二匹の勇猛な牛が牽引する戦車に乗る髭面の勇ましい巨漢が姿を現す。

 

「三方、武器を収めよ。王の御前である!」

 

「何者でござるか!?」

 

「我が名は征服王イスカンダル!此度の聖杯戦争においてはライダーのクラスを得て現界した!!」

 

「征服王、イスカンダルだと!?」

 

「ん?イスカンダル……」

 

 ゲッコウガはすぐに何かを察し、イスカンダルの方を見る。

 

「イスカンダル殿。失礼するがお主の少年時代の昔の名はアレキサンダーで間違いないでござるか?」

 

「ほう!蛙も我が名を知っていたか!その通り、余の昔の名はアレキサンダーで間違い無いぞ!」

 

「なるほど……」

 

 ゲッコウガは冷静な表情をした後、思考を巡らせ始める。

 

(あのアレキサンダー殿にいったい何があったのかは考えるとしても、あのイスカンダルを相手にするのは……むう……)

 

 ゲッコウガが推測した直後、イスカンダルの戦車の荷台に乗った気の弱そうな恐らくマスターと思われる少年が姿を現す。 

 

「何を考えてやがりますかっ!このバカはーーって!?」

 

 少年が抗議をした途端、逆にデコピンを喰らってしまった。 

 

「な!?ウェイバー!?」

 

『は!?』

 

 ケイネスの発言に全員が彼の方を向く。

 

「確か教え子の……」

 

「そうだ。まさか彼もサーヴァントを召還していたとは……だが、サーヴァントにやられるとは修行が足りないな。」

 

「だったらジャーマンスープレックスをかけてみればどうだ?」

 

「貴様等は何を考えている!?」

 

 リザードンの発言にエルメロイⅡ世がツッコむ。

 

「ほう、貴様がこの聖杯戦争をかき乱している謎のマスターか!獣ばかりのようだが……」

 

「俺達は訳あってこの聖杯戦争に介入させてもらってる!」

 

「気に食わん……と思ったが、なかなか良い面構えでは無いか!ウェイバーよ、お前より堂々としてるではないか!」

 

「う、うるさい!勝手に比べるな!」

 

 ウェイバーの発言にカービィ達はエルメロイⅡ世を見る。

 

「しかしあの大馬鹿な少年が何故今のような姿に……」

 

「私に言われても……」

 

「貴様等は私をバカにしているのか?」

 

 エルメロイⅡ世の発言にカービィ達は蜘蛛の子の様に散らす。

 

「言っておくが、邪魔をするなら容赦しないぜ!」

 

 リザードンはウェイバーに襲い掛かり、彼を殴り飛ばす。

 

「あっ。」

 

『あっ。』

 

 全員が叫んだ瞬間、ウェイバーは戦車から落ちてしまい、そのまままっさかさまに森の中に落ちてしまった。

 

「リザードン!なんて事を……」

 

「ゲゲーッ!やってしまったー!!」

 

「貴様はこの少年に恨みでもあるのか!?」

 

「いや、恨みがあるというか、少し頼りないから強化させようと……」

 

「余計な御世話だ!!」

 

 エルメロイⅡ世が怒鳴った直後、ウェイバーが森の中から出てきた。

 

「死ぬかと思った……」

 

「うおっ!お前、凄いタフだな!」

 

 リザードン達が驚いた直後、イスカンダルは何かを察知する。

 

「ふむ……リザードンと言ったな。実はそこのセイバーの城で酒宴を催そうと思ってな。誘いに来たわけだが、お主も参加するか?」

 

「別にいいけどさ。なんでそのような事を?」 

 

「なーに、王同士、問答を持ってお互いの格を競い合おうと思ってな!アーチャーも呼んでおる、では明日の夜に頼むぞ!」

 

 イスカンダルは言いたい事を言い終えると手綱を持って牛を操り、戦車を動かす。

 

「お、おいっ!?」

 

 リザードンの制止も効かずにイスカンダルはマスターの少年と共に何処かへ飛んで行ってしまった。

 

「自由すぎる奴だな……」

 

「ウェイバーも苦労しているみたいだが、彼のおかげでキリツグという男は逃げられてしまったな。」

 

 ケイネスの発言に全員がキリツグがいない事に気付く。

 

「あいつ、余計な事を……」

 

「無理もないだろう。それにしてもあの金ピカ王も来るとは……頭が痛い……」

 

 アルトリアオルタの発言にカービィ達は唖然とする。

 

「ところであのアサシンについて知っているの?」

 

「彼はキリツグ……名はエミヤキリツグです。彼はシロウの……シロウのたった一人の家族で父親なのです。」

 

『ええっ!?』 

 

 アルトリアから語られた衝撃的な事実にカービィ達は驚愕した。

 

「まさかエミヤの父さんがサーヴァントだとは……」

 

「無理もないだろう。ところで、そのエミヤの父が狙っていたアイリスフィールというマスターは?」

 

「近くで隠れています。アイリスフィール!もう大丈夫です!出て来てください!」

 

 アルトリアが呼ぶと森の奥から一人の女性が出て来た。

 

「おお!凄い美人だ……」

 

 ジュナイパーは白い防寒着に身を包んだ綺麗な白い髪に赤い瞳を持つ女性に心を打たれてしまう。

 

「セイバー、彼等は誰なの……?」

 

「ご心配なく、アイリスフィール。彼等は私たちの味方、信頼における方々です。」

 

「本当に……?彼らが、私を解放してくれるの……?」

 

「ええ、本当です。あなたの聖杯の器としての運命を解放してくれます。」

 

 アルトリアは笑顔で語り、カービィ達の方を見る。

 

「アイリスフィール。僕達は聖杯を完成させない為に戦っているんだ。それにアルトリアから話は聞いているよ。大切に想っている人なら守り切って見せるから!」

 

「まあ……小さいのに頑張っているみたいね。」

 

 アイリスフィールはカービィを抱き上げる。

 

「私はアイリスフィールよ。アイリでもいいわ。」

 

「うん!よろしくね!」

 

 カービィは笑顔で応えるが、ルイズは頬を膨らます。

 

「あなた、もしかして嫉妬?」

 

「別にそんなんじゃないから……」

 

「素直じゃないわね。」

 

 ソラウは苦笑いしながらピカチュウの頭を撫でる。

 

「何故だ……何故、彼等を見ると嫉妬心が出るのは……」

 

「あいつ等は可愛いさがあるからな……無理もないと思うぜ……」

 

 ケイネスの発言にリザードンは苦笑いをする。

 

「まあいい。ともかく今は間桐邸に向かおう。そこで今後の作戦会議を行う。」

 

「そうだね。すぐに行こう!」

 

 カービィの発言に全員が頷き、彼等は急いで間桐邸に向かおうとした。その時だった。

 

 

「なるほど……貴様等も私と同じ部外者とは……」

 

『!?』

 

 

 全員が声のした方を見ると、一匹のポケモンが姿を現した。

 

「お、お前は……ミュウツー!?」

 

『ええっ!?』

 

 リザードンの発言にカービィ達は驚きを隠せず、宙に浮かんでいるミュウツーの姿を見つめた。




ED:空は高く風は歌う

まさかのミュウツーが降臨!果たしてどうなるのか!?

では、感想をお待ちしています!


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第76話 ミュウツーとの激闘

今回はミュウツーとの激闘!果たして戦いはどうなるのか!?

OP:to the beginning


 ミュウツーの姿を見たカービィ達は驚きを隠せず、警戒態勢に入った。

 

「ミュウツー!どうしてここに!?」

 

「私は聖杯を守るために召喚された……邪魔をするなら容赦はしない!」

 

「待ってよ!僕達は味方だから!」

 

「ごちゃごちゃ煩い!」

 

「うわっ!」

 

 ミュウツーがシャドーボールを放ち、全員が慌てて躱す。

 

「凄い威力だ……下手をすれば殺されてしまうな……」

 

「ミュウツーは最強のポケモンの一人なんだ!下手をすれば殺される事もあり得る!」

 

「なるほど……ここは連携攻撃で攻める必要がある。だが、あまり深追いはするな。」

 

「分かった!連携攻撃で決めて、ミュウツーを捕まえよう!」

 

 カービィの言葉に全員が頷き、彼等は一斉に飛び出す。

 

「いくら攻めても無駄だ!」

 

 ミュウツーはリザードンに接近し、彼を投げ飛ばす。

 

「うわっ!」

 

「リザードン!」

 

 リザードンは投げ飛ばされ、地面に激突する。

 

「ならば辻斬り!」

 

 ゲッコウガの辻斬りが襲い掛かるが、この攻撃も止められてしまう。

 

「そんな!」

 

「甘い!」

 

「おわっ!」

 

 ゲッコウガは弾き飛ばされてしまい、地面に激突してしまう。

 

「ミュウツー!僕達と過ごした日々を忘れたの!?大切な仲間がここにいるのに!」

 

「そんな事は覚えていない……ただ邪魔をするなら……」

 

 

「そこまでだよ!」

 

『!?』

 

 

 カービィ達が声のした方を見ると、一匹のポケモンが姿を現す。

 

「ミュウ!」

 

「良かった!皆、無事だったんだね!」

 

 ミュウは笑顔で応えた後、ミュウツーを睨み付ける。

 

「貴様!邪魔しに来たのか!?」

 

「当然だよ!僕は君を開放しに来たんだ。あいつなんか放っておいて、一緒に戦おうよ!」

 

「黙れ!邪魔をするなら容赦はしない!」

 

 ミュウツーのシャドーボールとミュウの波動弾がぶつかり合い、戦いはエスカレートし始める。

 

「なるほど。君達の世界にはこんなポケモンがいるのか。」

 

「そうなんだ。でも、あの聖杯のおかげで今は敵となっている。ともかく今はここを離れよう!」

 

 カービィの言葉に全員が頷いた直後、ミュウが彼等の方に移動する。

 

「僕に任せて!テレポート!」

 

 ミュウはテレポートでカービィ達と共にその場から転移する。

 

「逃げられたか……まあ、いいだろう……」

 

 ミュウツーは背を向け、そのまま聖杯の元へ向かい出した。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

「まさかそのような事が……」

 

 その後、間桐邸ではカービィの報告にドールリカ達は驚きを隠せなかった。

 

「そうなんだ!聖杯には僕達の仲間のミュウツーがいる!彼を元に戻す為にも、聖杯をどうにかする必要があるんだ!」

 

「分かっているが、今の状況ではまずいだろう。」

 

「どういう事?」

 

 エルメロイⅡ世の発言にカービィは首を傾げる。

 

「イスカンダルにギルガメッシュ。あの二体のサーヴァントをどうにかしない限り、聖杯の回収は難しい事になる。」

 

「じゃあ、まずはあの二体をどうにかしておく必要があるみたいだね。」

 

「確かにそうだな。だが、明後日にアインツベルンの城でライダーが主催する酒宴に、マスターであるカービィ達とセイバーとアーチャーが呼ばれている。もしかしたらアーチャーはそこに現れるかもしれない。」

 

「となると、俺達でアーチャーを捕縛するしかないな。」

 

「大丈夫なのか?」

 

「大丈夫だよ。僕達には秘策があるからね。それに時臣さん。あなたの事は聞いているよ。これからの未来……凛と桜の為に全力を尽くさなければならない。二人が本当の意味で幸せになる為に、二度と選択を間違えないように。」

 

「分かった。後は託すとしよう。」

 

 時臣の言葉にカービィ達は頷く。

 

「私もはこの聖杯戦争の参加者として出来る限り見届けたいと思う。もはや戦う意味が無くなってしまった以上、せめて君達の戦いをこの目で焼き付けておきたい。」

 

「分かった!けど、死なないでね。」

 

「心配するな。ソラウの為にも私は死ぬわけにはいかないからな。」

 

「よし!これで準備は万端だね!」

 

「うん!あとは酒宴が始まると同時に動き出す必要があるね。では、改めて作戦を伝えるよ。」

 

 カービィは皆に、自身の考えた作戦の内容を伝え始めた。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

 そして2日後、いよいよ酒宴が始まりを告げようとしていた。

 

「だ、大丈夫なのか!?」

 

「分からない……けど、カービィ達なら……」

 

 ドールリカがカービィ達を心配そうに見つめていた途端、雷鳴が轟き、戦車に乗ったイスカンダルとウェイバーが降り立つ。

 

「ほう!酒宴のために色々用意してくれたようだな!」

 

 テーブルと椅子、テーブルに乗る食器などを見てイスカンダルは感心したように何度も頷いた。

 

(な、なんで私服姿なんだ?)

 

(俺に言われても……)

 

(ここは我慢する必要があるでござるな……)

 

 ゲッコウガの言葉に全員が頷く。

 

「ところでそのワイン樽は?」

 

「とある店から盗んだ。」

 

「おい!今すぐ戻せ!ワインはこちらで用意しているぞ!」

 

「家族の為に必死に働いている民の物を勝手に盗む王がどこにいるでござるか!」

 

「仕方がない。返すとするか。」

 

「だったらそうしてよ……」

 

 カービィが溜息をついた直後、突然強烈なオーラが中庭に現れた。

 

「あれは……」 

 

 霊体化を解除して静かに現れたのは金色の鎧に身を包み、金髪と赤い瞳を持つ英霊だった。

 

「我を置いて勝手に宴を始めるつもりか?雑種。」

 

「こ、これが……ギルガメッシュ……」

 

 そう、彼こそまさに天上天下唯我独尊と言う言葉が相応しい存在であり、最古にして最強の英霊と謳われる時臣が召喚したサーヴァント。英雄王ギルガメッシュだ。

 

「さて、どうなるかだな……」

 

「何事もなければいいのですが……」

 

 クー・フーリンの言葉にマシュは心配そうな表情をしたのだった。




ED:空は高く風は歌う

いよいよ酒宴が始まります。果たしてどうなるのか!?

では、感想をお待ちしています!


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第77話 聖杯門答

今回は聖杯門答。果たしてどうなるのか!?

OP:to the beginning


 ギルガメッシュの姿を見たカービィは警戒態勢に入る。

 

「ほう……サーヴァントマスターのようだが、蛙にドラゴン、鼠にピンク玉もいるみたいだな……」

 

「まあな。俺はリザードン、仲間のカービィ、ゲッコウガ、ピカチュウ、ルカリオ、ジュナイパー、シルヴァディ、ガオガエンだ。」

 

「なるほど……我の名前はギルガメッシュだ。さて……」

 

 椅子に座るとエミヤが作った料理をワゴンに乗せて持ってくるとテーブルに並べるとイスカンダルは目を輝かせた。

 

「おお!何という旨そうな料理だ!」

 

「すげぇ……誰が作ったんだ?」 

 

「私だ。口に合うか分からないがな」

 

 エミヤが作ったと聞き、イスカンダルとウェイバーが驚く中、ギルガメッシュはすぐに料理を食べる。

 

「こ、これは……!?何ということだ……」

 

 ギルガメッシュはエミヤの料理に目を見開いていた。

 

「如何かな?英雄王。」

 

「フッ……この場に自信を持って出す度胸があるな。まさか、この我にこの言葉を言わせるとはな……美味いぞ、雑種よ。褒めてつかわそう。」

 

「当然です、シロウの料理は最高ですからね!」

 

「お前は何時の間に食っていたのか!」

 

 アルトリアは既にエミヤの料理を食べており、ガオガエンがツッコミを入れる。

 

「それを言うならカービィもだぞ!」

 

 リザードンが指さす方を見ると、カービィまで食べていた。

 

「無理もないだろう。奴等は大食いだ。」

 

「ははははっ!良い、実に良いぞ!この美味なる料理には最高の酒が合う。見よ、これが王の酒というものだ!」

 

 気分が良くなったギルガメッシュは手の上を金色に輝かせると、空間が歪んで中から金の酒器を取り出した。

 

「おお!神代の酒だ!」

 

「その酒器の中には神代の酒が入っており、それを奪い合うために戦争が起きたほどの美酒だ。さあ、飲め!」

 

 ギルガメッシュの合図でリザードン達は酒を飲む。カービィ達はジュースを飲んでいた。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

 しばらくすると、イスカンダルはこの酒宴の最大の目的を語り出す。

 

「さて、美味い酒と肴で身も心も満たしたところで、話そうではないか……聖杯は相応しき者の手に渡る運命にあると言う。英霊同士、お互いの格を競おうではないか。言わばこれは、聖杯戦争ならぬ『聖杯問答』。誰が聖杯の王に相応しい器か。」

 

「聖杯門答?」

 

「そうだ。では、アーチャーから。」

 

「そんな物は決まっている。この世の全ての財が我のものだ。勝手に持ち出そうなどと、盗人猛々しいにも程があるぞ。」

 

「じゃあ、イスカンダルは?」

 

「受肉だ。」

 

「受肉?」

 

「はぁ!?お、お前!望みは世界征服だったーーぐへぁっ!?」

 

 ウェイバーがイスカンダルに駆け寄った瞬間に彼のデコピンが炸裂し、ウェイバーは宙を飛んで空の彼方へと消えてしまった。

 

「馬鹿者、たかが杯なんぞに世界を取らせてどうする。征服は己自身に託す夢。聖杯に託すのはあくまでも……そのための第一歩だ。」

 

「なるほど、聖杯で受肉してもう一度生を受けて、この世界でイスカンダルとしての新たな人生を歩みだすという事なのか?」

 

「そうだ!その通りだ、分かってるじゃないか、坊主!!」

 

「ルカリオだ。まあ、私もサーヴァントの一人を受肉させたからよく分かる。」

 

 ルカリオの発言にイスカンダルは聞き捨てならぬ表情で驚く。

 

「何ぃっ!?お前のサーヴァントを受肉させただと!?」

 

「正確に言えば僕のサーヴァントだよ。レティシアと言う女の子のサーヴァントなんだけど、生まれが特殊で英霊の座に戻ることができない存在だった。彼女は虚ろな存在だけど、生きたいと強く願った。ルカリオの波動術で受肉させてその存在を確立させた。あとは皆を僕等の世界に連れて平和に暮らしたいと思っているからね。」

 

「ほう!それは見事だ!是非とも後でそのレティシアに話を聞かせてもらえないか?受肉した感想とかを聞きたい。」

 

「まあ話ぐらいなら大丈夫だと思うよ」

 

「よし!いい話を聞けた。さあ、次は騎士王、お前だ!お前は聖杯に何を望む?」

 

 イスカンダルの発言にアルトリアは立ち上がる。 

 

「私は、滅びた故郷の救済、王の選定のやり直し……と言うのが前の願いでした。」

 

「前だと?今は違うというのか?」

 

「はい。私は過去を変えることをやめました。願いはありますが、聖杯で叶えられるものでは無いので……」

 

「ふっ、聖杯では叶わぬ願いか……それはどんな願いを所望なのだ?ほら、言うてみよ。」

 

 アルトリアは冷静に息を吐いた後、すぐに前を向く。 

 

「まず一つ……シロウを世界から奪い取り、永遠に一緒にいることです」

 

「シロウ?それはこの肴を作った先ほどの赤いサーヴァントか?」

 

「世界から奪い取るだと……?」

 

 アルトリアの発言にイスカンダルとギルガメッシュは不審に思う。

 

「彼はとある事情で世界に縛られています。詳しくは話せませんが、私は彼を解放して一緒にいたいのです……」

 

「ほぅ……あやつはお前と同じ時代の英霊か?いや、違うな……こんな美味い飯をその時代で作れるはずがないな、そもそも何者なのだ?」

 

「そこは私個人のプライベートなのでお話できませんが、彼は私の大切な人です。」

 

「ぷっ……ふはははははっ!何を願うかと思えば男を手に入れたいなど、それでは王ではなくただの恋する乙女ではないか!これは傑作だな!!」

 

 ギルガメッシュは笑い出すが、アルトリアは冷静だった。 

 

「もう一つは……円卓の騎士のみんなともう一度ちゃんと向き合って話がしたい……それだけです……」

 

 アルトリアの二つの願いにギルガメッシュは大笑いをしているがイスカンダルは静かに尋ねる。

 

「……騎士王よ。お前さんや国を破滅に追い込んだ元凶である息子と妻を寝取った配下の騎士、そいつらとも話すつもりか?」

 

「……ええ。私は逃げずに過去を向き合います。全ては私がいけないのですから。その二人とは特に決着をつけなければなりません。もしもの時には……」

 

「再び刃を交えるつもりか?」

 

「いいえ、剣ではなく拳で語り合います。こう見えても腕っ節はかなりありますからね。」

 

 拳を構えて無垢な笑みを浮かべるアルトリアにイスカンダルは楽しそうに大笑いをした。

 

「ふははははっ!いやー、王としての願いではなく一人の少女としての願いを語るとは思わなかったが、前を向いてしっかりと歩むその心意気は気に入った!」

 

「ありがとうございます。ただ、シロウへの願いに関しては私一人では難しいので同盟者を募っていますが……」

 

(けど、イシュタルとパールヴァティは黙っていられないかもね……)

 

 カービィが苦笑いしながら向こうを見ると、イシュタルとパールヴァティから嫉妬のオーラが溢れていた。

 

「次はお前達だ。聖杯にかける願いは?」

 

「そんなのは無いよ。」

 

 カービィの発言に全員が彼の方を向く。

 

「どういう事だ?」

 

「僕達はマルクという敵との戦いで大切な仲間を失った。けど、ルイズ達との出会い、いろいろな仲間との出会いがあったからこそ、今の僕達がいる。それに、願いは自分達で叶えるからね。」

 

「そうでござるよ。それに拙者達の世界ではスターロッドという願いを叶える物があるでござるが、あれは国の宝である為、誰も使わないでござる。」

 

「それに俺達はスターロッドが何者かによって乱用されない様に守り続けているからな。今は他の奴等が後を託しているけどな。」

 

「なるほど……己の願いを全て自分の手で掴み取ったからこそ、聖杯の力を無用とするか……うむ、何と立派な心意気よ!敵ながら気に入ったぞ、坊主!」

 

 イスカンダルはカービィを叩きながら感心する。

 

「聖杯戦争に介入した目的は人類と世界の未来を取り戻す。その一つとして、この聖杯戦争の聖杯完成を阻止する事だ。」

 

「人類と世界の未来を取り戻すだと?」

 

「グランドオーダーだよ。僕達はエルスという少女に導かれてカルデアに来た。そこで人類と未来を取り戻すグランドオーダーを行っている。その時の未来は人類の全てが消滅していたんだ。」

 

「そんな……それじゃあ、爺ちゃんも婆ちゃんも……」

 

 ボロボロになりながら帰ってきたウェイバーは呆然としており、イスカンダルは考えていた。 

 

「それだけじゃないよ。この冬木にある聖杯は前回の第三次聖杯戦争の時に汚染されて世界を滅ぼす大量殺戮装置になっている。」

 

「なるほど……我が力を貸してやっても構わぬぞ?」

 

 ギルガメッシュの発言に全員が彼の方を向く。  

 

「本当か?」

 

「だが、条件が一つある。そのスターロッドという物を我によこせ。」

 

「あのスターロッドを!?」

 

「そうだ!それを我に献上しろ!」

 

「スターロッドは僕達の国の宝!それはお断りだよ!」

 

「ほぅ、この我の最大限の譲歩を断ると言うのか……?」

 

「当たり前だ!」

 

 カービィ達は戦闘態勢に入り、それと同時にイスカンダル達は下がる。

 

「我がままにも程があるからね!少し封印させてもらうよ!」

 

「ならば戦うのみだ!行くぞ!」

 

「来い!」

 

 カービィ達とギルガメッシュの戦いが始まり、アルトリア達は息を飲み始めた。




ED:空は高く風は歌う

カービィ達とギルガメッシュの戦いが勃発!果たして勝つのは!?

では、感想をお待ちしています!


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第78話 激戦と運命の再会

今回はギルガメッシュとの戦いと新たな展開です!

OP:to the beginning


 カービィ達とギルガメッシュの戦いは激しさを増していたが、カービィ達は宝具攻撃を回避しながら、次々とギルガメッシュに攻撃を当て続けていた。

 

「凄い!あの英雄王に攻撃を次々と当てているなんて!」

 

 この光景にマシュ達は騒然としていた。

 

「カービィ達は多くの戦いを乗り越えていたからね。ギルガメッシュも目じゃないわ。」

 

 マシュの発言にルイズはウインクする。

 

「雑種が!調子に乗るな!」

 

 ギルガメッシュは宝具である『王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)』を繰り出すが、次々現れる宝具をカービィ達は躱しながら接近する。

 

「馬鹿な!?余の宝具を次々と躱すだと!?」

 

「僕達はこの程度で怯む敵じゃないからね!」

 

「その通りだぜ!悪いが武器の一つを手に入れたからな。こいつを喰らわせてもらうぜ!」

 

 リザードンはギルガメッシュの宝剣を構えながら、彼に斬撃のダメージを与える。

 

「次は私だ!」

 

 さらにルカリオは発勁でギルメッシュを壁に叩きつける。

 

「馬鹿な……余がこんな雑種共に……何故だ?」

 

 ギルガメッシュが疑問に思った直後、カービィが接近する。

 

「僕達をあまり甘く見たのが原因だったね。その理由は只一つ……仲間との絆、そして、悪に負けない正義の心がある限り、僕等は戦い続けるんだ!」

 

 そしてカービィの一撃が決まり、ギルガメッシュは戦闘不能になって倒れてしまう。

 

「すぐに拘束を!」

 

 ルカリオの合図でアルトリアがギルガメッシュを拘束する。

 

「まさか本当にギルガメッシュに勝つとは……」

 

「いざという時は援護しようかと思ったが、必要はなかったのかもな。」

 

 アルトリアとエミヤの発言にカービィ達はニカッと応える。

 

「聖杯を完成させないためにギルガメッシュを封じなければならなかったからね。ごめんね。」

 

 カービィが済まなさそうな表情をした直後、ルカリオがサーヴァントの気配を察する。

 

「来たぞ!」

 

 ルカリオの合図でアルトリアがアイリスフィールの前に立つと、キリツグが姿を現す。

 

「少し目を離した隙にまた仲間を増やしたか。全く、厄介な連中だ。決着がつくより先に、どうあってもそこのホムンクルスは抹殺させてもらう。」

 

「そうはさせない。」

 

 ナイフを構えるキリツグに対し、干将・莫耶を投影したエミヤが立ち塞がる。

 

「……何者だ?貴様は……」

 

「あんたの夢を受け継いだ者だよ、爺さん。」

 

 エミヤは敵ながらとても懐かしそうな表情でキリツグを見つめる。

 

「爺さんだと?悪いが僕はそこまで老けてない。第一、僕の夢を受け継いだなど戯言を──っ!??」

 

 キリツグはエミヤの言葉と風貌によって、冷静だった雰囲気が一気に崩れてしまった。

 

「馬鹿な……そんなはずはない……何かの、何かの間違いだ……!」

 

「間違いじゃないよ。聞いた話だと、子供の頃、君は正義の味方に憧れていた。それを今日みたいな綺麗な星空の下、とある屋敷の縁側で一人の少年に話したよね……?」

 

「それは……!?」

 

 カービィの発言にキリツグがカタカタと体が震えだした直後、エミヤが彼に近づく。 

 

「『うん、しょうがないから俺が代わりになってやるよ。爺さんはオトナだからもう無理だけど、俺なら大丈夫だろ。まかせろって、爺さんの夢は──俺が、ちゃんと形にしてやるから』」

 

 エミヤの言葉にキリツグは力を失ったかのように手をぶらりと下げ、ナイフを手から落としてしまった。

 

「士郎なのか!?まさか君がサーヴァントになるとは……」

 

「その言葉をそっくりそのまま返すよ、爺さん。何があったかはお互い、じっくり語ろう。だから……アイリスフィールを狙うのはやめてくれ。」

 

「……それは出来ない。彼女を消すのが僕がこの世界に召喚された役目だからだ。」

 

 キリツグの発言にカービィ達は驚いてしまう。

 

「そんな!例え世界が違くても、アイリスフィールを愛していたんじゃないの!?イリヤは二人の愛から生まれたんじゃないのに!?」

 

「愛しているからこそ……僕自身の手でやるしかないんだ……!」

 

 キリツグが銃を構えようとした直後、ドールリカが近づく。

 

「一つ聞くけど、あなたの目的は聖杯の器であるアイリスフィールを消して聖杯完成を阻止するためではないですか?」

 

「何故そう思う……?」

 

「……あなたの先ほどの雰囲気がとても辛そうに見えました。それは聖杯が完成する事で起こる災厄の事、そしてその恐ろしさを『誰よりも理解』しているからこそ全力で阻止しようとしたのでは?」

 

「……厳密には少し違う。僕は世界と契約しているサーヴァントだ。」

 

「世界?」

 

 キリツグの発言にドールリカは首を傾げる。 

 

「僕は人類を継続させるために世界から遣わされる『守護者』だ。この世界で聖杯が完成され、世界が破滅するのを防ぐために聖杯の器……アインツベルンのホムンクルスの破壊を命じられた。だが……」

 

「だが?」

 

「君達の姿を見た時から、僕に様々な記憶が溢れてきた。本来契約した僕には無い別世界の『衛宮切嗣』としての記憶……戦いの記憶、愛する人の記憶……それが混ざり合ってきたからな……」

 

「じゃあ、僕達が来た事でこの世界に影響が起きていたという事なのかな?」

 

 カービィの発言にピカチュウ達も頷く。

 

「確かにそうかもしれないわね。一人で災厄を防ごうとしていたのは凄いと思います。けど、目的が同じである以上、アイリを殺すことなく災厄を防ぐことが出来ると思います。」

 

「……それは確実で容易な方法なのか?」

 

 キリツグの発言にルイズが前に出る。

 

「簡単かどうかは分からないけど、犠牲が無い道があるならそれに賭けた方がいいからね。確かに甘いかもしれないけど、カービィ達はその甘さを貫く為の強い信念と力を持っているし、無謀だと思われている展開もぶち壊す数々の奇跡を起こしてきたからね。エミヤだってアイリスフィールを守りたい気持ちがあるし。」

 

「なるほど……」

 

 キリツグは納得した後、カービィ達の方を向く。

 

「アイリを救える道があるなら僕もそれに賭けてみるか……よろしく頼む。」

 

「なら決定ね!」

 

 ルイズの発言にカービィ達も頷く。

 

「なら、余も戦うとしよう。坊主共の勇姿は見事であった!奴等とならどんな困難でも乗り越えられるかも知れんな!」

 

「そうだね。僕もそうするよ。」

 

「これで役者は揃ったな。」

 

 ケイネスの発言にカービィ達は頷く。

 

「よし!これで準備万端だ!皆で協力してこの聖杯戦争を終わらせよう!」

 

『おう!!』

 

 カービィの発言にキリツグ達は拳を上げながら応えた。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

「カービィ達がいよいよ聖杯に向かうとするか……」

 

 一方、ミュウツーはこの光景を遠くから見ていた。

 

「だが、私はここで終わるわけにはいかない。たとえ何があろうとも……」

 

 ミュウツーは背を向けた後、その場から消え去った。




ED:空は高く風は歌う

ギルガメッシュを倒し、キリツグとイスカンダルも協力する事に!さあ、反撃の算段は整いました!いよいよ大聖杯へと向かいます!

では、感想をお待ちしています!


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第79話 大聖杯を破壊せよ!

今回はこの世界の最終決戦!果たしてどうなるのか!?

OP:to the beginning


 酒宴から翌日、カービィ達は最後の作戦会議をしていた。

 

「大聖杯はミュウツーだけでなく、黒幕もいるに違いない。けど、この戦いはそう簡単にいかないという事は分かっているね?」

 

「確かに分かっている。けど、目撃情報によればレフの姿が見えたという事は分かっているが、別の方では老人、ある場所では謎の女性という目撃情報が出ているんだ。この3つを推測してみたけど、どうやら黒幕が変身した姿と考えているだろう。僕達を動揺させる為に……」

 

 ウェイバーの推測にカービィ達は驚きを隠せずにいた。

 

「となると、大聖杯に行けば真実が分かるみたいだね。」

 

「なら、皆で一緒に行こうよ!力を合わせれば、解決できるかも!」

 

「この件については桜ちゃんの言う通りだね。皆で力を合わせればできるはずだ!」

 

「よし!なら決定だね!準備ができ次第行動しよう!」

 

 カービィの言葉に全員が頷き、ピカチュウ達は急いで準備を始めたが、ここに残っているのはカービィとケイネスだった。

 

「で、君はこの事については覚悟はできているのか?」

 

「正直怖いかもしれない。けど、皆がいるからこそここまで来れる事が出来たんだ。最後の戦いも気を引き締めないとね。」

 

 カービィはウインクした後、すぐに準備に向かい出した。

 

「まだ小さいのにそこまでの根性があるとは……これには脱帽するしかないな……」

 

 ケイネスは苦笑いした後、その場から移動し始めた。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

 そしてその夜、カービィ達はエアライドに乗りながら大聖杯へ向かっていた。

 

「大聖杯まであと少しよ。」

 

「分かったよ。そろそろ姿が見える頃かな……」

 

 カービィが望遠鏡で様子を見ると、大聖杯の姿が見えた。

 

「あれが大聖杯だね!よし!」

 

 カービィ達はエアライドから降りた後、大聖杯を見つめる。

 

「大聖杯から放たれる魔力だが、明らかに邪悪で呪われたものへと変質している。」

 

「これではどのような願いも捻じ曲げられ、この世界を破滅するほどの力を秘めているだろう。紛れもない事実に違いないが、あの聖杯をどうにかしないとまずいだろう。」

 

「ここは私に任せて。」

 

 メディアは魔術を打ち消す力を持つ宝具である破戒すべき全ての符を取り出した。

 

「破戒すべき全ての符を大聖杯に突き刺して大聖杯を破戒して打ち消せば、この特異点が無事に解決するからな。」

 

「けど、ミュウツーがいる限り油断はできないけどね。」

 

 メディアは苦笑いした後にゆっくりと歩こうとしたその時だった。

 

 

「そこまでにしてもらおう!」

 

「来たみたいだね!」

 

 

 ミュウツーがいきなり姿を現し、戦闘態勢に入る。

 

「やはりミュウツーか!いい加減に正気に戻れ!」

 

「悪いが正気に戻す事は出来ない!」

 

「ならば僕が相手になるよ!」

 

 ミュウはミュウツーに戦いを挑み、上空で激しい戦いを繰り広げ始めた。

 

「今の内に大聖杯を!」

 

「任せて!」

 

 ミュウの合図でカービィ達が移動し始めたその時だった。

 

 

「そうはさせるか!」

 

『!?』

 

 

 全員が声のした方を見ると、アイリスフィールと瓜二つでが黒と赤の際どい艶やかな衣装を身に纏った謎の女性だった。

 

「何者だ!?」

 

「ユスティーツァ・リズライヒ……いいや違う、この世の全ての悪に汚染された聖杯の、成れの果てよ!」

 

『何!?』

 

 アイリの発言に全員が驚いてしまう。

 

「いったいどういう事だ!?」

 

「ユスティーツァ・リズライヒとは二百年前のアインツベルンの当主であり、私の先代のホムンクルスのような存在なの。でも、そこにいるのは外見をユスティーツァを模しただけでその中身は黒い聖杯そのものなの。」

 

 アイリの説明にピカチュウ達が息を飲む。

 

「おお?我が末裔にあるまじき妄言を。我こそは天の杯。根元に至り全ての悪を根絶する、第三魔法の具現であるぞ。」

 

「そんなのに興味はないよ!それよりも君が犯人みたいだね!ミュウツーを操っただけでなく、レフなどの変身した姿をしたのも!」

 

「その通り。邪魔をするなら容赦しないぞ!」

 

 黒アイリはモンスターを呼び出し、カービィ達に猛攻を仕掛ける。

 

「数が多すぎる!」

 

「このままだとジリ貧となりそうだが、やるしか方法はない!」

 

「けど、この状況をどうやって!?」

 

 ピカチュウの発言の直後、エルメロイⅡ世が手を上げる。

 

「聖杯の泥は言わば大樽一杯に貯まったニトログリセリンだ。それなら、樽の中身の爆発力を更に封じ込めるだけの火力で樽ごと一気に吹き飛ばす……荒療治だが、今はこれしかない。」

 

「ここは私にお任せください。」

 

「大聖杯を全て消し尽くしてやる。」

 

 エルメロイⅡ世の説明にアルトリアとアルトリアオルタが前に出る。 

 

「そうか!二人の聖剣であり、光を打ち出す神造兵器である約束された勝利の剣なら大聖杯を一気に吹き飛ばすことができるかも!」

 

「その通りだ。カービィ、お前の力も必要不可欠だ。やってくれるか?」

 

「任せて!」

 

 カービィは素早くデルフを構え、戦闘体勢に入る。

 

「相棒!思いっきり行くぜ!」

 

「うん!この戦いを終わらせるためにも!」

 

 カービィは力強く頷き、アルトリア達と共に聖杯破壊に向かい出した。




ED:空は高く風は歌う

いよいよ聖杯騒動も終わりを告げます!果たしてその結末は!?

では、感想をお待ちしています!


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第80話 決着と別れ

今回でZERO世界に決着が着きます!

OP:to the beginning


 カービィ達が聖杯の泥を消滅しようとする中、リザードン達はミュウツーの攻撃を次々と躱しまくっていた。

 

「くそっ!このままだと大変な事になってしまう!」

 

「俺達でもいつ倒れるか分からないぜ!」

 

「いったいどうすればいいんだ!?」

 

 シルヴァディが叫んだ直後、ゲッコウガがミュウツーの背中から放っているオーラに気付く。

 

「どうやら原因はあの背中から出るオーラでござる!」

 

「なんだって!?じゃあ、そのオーラを消滅させるには!?」

 

「聖杯の黒幕をどうにかする必要があるでござる!」

 

「となると、カービィ達に賭けるしかないという事か!」

 

 リザードンの言葉と同時に、アルトリアとアルトリアオルタが宝具を展開する体勢に入った。

 

「今だ!」

 

「束ねるは星の息吹。輝ける命の奔流。受けるが良い!」

 

「卑王鉄槌。極光は反転する。光を呑め!」

 

 並び立つ二人は呼吸を合わせ、巨大な光を放つ聖剣を振り上げる。

 

「「ダブルエクスカリバー!!」

 

 二つの聖剣から放たれた二つの極光が化物たちを一掃し、大聖杯と黒アイリに襲いかかる。

 

「あぁあああああああああっ!!?」

 

「やったの!?」

 

「ま、まだだ……まだ我は消えぬ、消えてなるものかぁああああああっ!!!」

 

 黒アイリは大聖杯から更なる膨大な魔力を得て聖剣の極光を防ごうとするが、カービィが襲い掛かってきた。

 

「しまった!」

 

「エクスカリバーだけじゃないって事を忘れないで!ソードビーム!」

 

 カービィのソードビームが決まり、黒アイリは切り裂かれた。

 

「ば、バカな……このような奴等に……」

 

 黒アイリは消滅してしまい、聖剣の極光は大聖杯の魔力の泥を全てなぎ払った。

 

「終わったの!?」

 

 カービィが向こうを見ると、僅かな魔力の粒子が湯気のように漂っていた。

 

「大聖杯から感じる呪いのような邪悪な魔力は感じられない……やったのだろう。」

 

 エルメロイⅡ世の発言の直後、ミュウツーが正気に戻る。

 

「私は一体……」

 

「悪夢は終わったよ。もう苦しむ事はない。」

 

 ミュウが笑顔で応えた直後、聖杯の中から魔力が集結して全身に痛々しい刺青を刻み、赤いスカーフのようなものを巻いた黒髪の少年が姿を現す。

 

「ぎゃははははははは!いやー、まさかあんな無茶苦茶な方法で大聖杯をぶっ壊すとはやるじゃねえか!!」

 

『!?』

 

 全員がサーヴァントに警戒態勢を取った直後、少年が慌てる。

 

「待ってくれ!俺は敵じゃないから。」

 

「じゃあ、誰なの?」

 

「あいよー!オレ様は最弱英雄アヴェンジャー!またの名を、『この世の全ての悪』……『アンリマユ』様だぜ!以後お見知り置きを。」

 

「アンリマユ!?第三次聖杯戦争でアインツベルンの魔術師が召喚したサーヴァントで、敗北して大聖杯に取り込まれた際に願望機としての機能を汚染した元凶でもある存在じゃないか!」

 

「そうだ。だが、俺はお前達と共に戦うぜ。元はと言えば全部アインツベルンが原因なんだからよ。」

 

「どういう事?」

 

「そうだな。オレ様を召喚したのは第三次聖杯戦争当時のアインツベルンだ。あいつはルール違反を犯してオレ様を召喚したんだよ。仮にオレ様を召喚しなかったら聖杯が汚染されることはなかったって事だ。ぶっちゃけアインツベルンのクソジジイが元凶って事だな。」

 

「そ、そうなんだ……あのお爺さんはいったい何を考えているんだろう?」

 

「さあ……」

 

 アイリが辛い表情をしたその時、崩壊した大聖杯から大量の光の粒子が溢れてアイリの周囲に集まる。

 

「おい!アイリの周りに光の粒子が!」

 

「心配するな。あれは大丈夫だから。」

 

「どういう事……って、あ……」

 

 カービィが指さす方を見ると、光の粒子がアイリの中に入り込み、その身を光が包んで膨大な魔力が溢れ出る。

 

「いったいどうなるんだろう……」

 

 カービィが心配そうに様子を見ると、光が止んだと同時にアイリの姿が大きく変化していた。

 

「白のコート姿から赤いリボンの装飾が施された純白のドレスを身に纏っている……じゃあ、記憶が取り戻したという事なの?」

 

「ええ……正確に言えばそうかもね。そしてキリツグ。やっと会えたわね。」

 

「アイリ、本当に僕が分かるのか?」

 

「ええ、覚えているわ。あなたと出会った時のこと、深く愛し合った時のこと、イリヤが生まれた時のこと、あなたとイリヤと一緒に家族の時間を過ごした時のこと……全て覚えているわ。」

 

「アイリ……すまなかった。僕のせいで……」

 

「謝らなくていいの。こうしてまた、あなたと会えることができたから……」

 

「アイリ……」

 

 キリツグはアイリを抱きしめ、ピカチュウ達は回れ右をする。

 

「何故回れ右をする?」

 

「さあね。」

 

「しらばっくれるな!」

 

「まあまあ。それに今の私はあなたの妻であり、イリヤの母であり、そして……聖杯でもあるんだから。」

 

「えっ?」

 

 アイリの発言にカービィが驚いた直後、彼女の胸から光り輝く金色の杯……『聖杯』が具現化し、この場にいる全ての者達に光を与えた。

 

「あっ!体力と魔力が回復していく……」

 

「ええ……まさか聖杯が奇跡を起こすなんて驚いたわね。」

 

「そうだね。キリツグさんと同じように記憶を宿したし、大聖杯がこんなに奇跡を起こすなんて驚いたよ。」

 

「俺も予想外だけどな。さっ、契約しようぜ!」

 

「オッケー!」

 

 ドールリカが代表してアンリマユと契約を交わした直後、サーヴァント達が消滅していく。

 

「どうやらお別れの様みたいね。」

 

「そうだな。ランサーよ。お前はこの聖杯戦争であまり活躍できなかったが、これからはドールイサムと共に戦ってくれ。」

 

「はっ!」

 

 ディムルッドは敬礼をした後、ドールイサムと契約を交わす。

 

「ライダー、今度は彼等の為にも頑張ってくれ。」

 

「おう!」

 

 イスカンダルはルカリオと契約を交わし、百貌はカービィと契約する。

 

「では、僕達は彼と契約を交わそう。」

 

「ええ。」

 

 キリツグとアイリはピカチュウと契約を交わし、彼等はカルデアへ帰ろうとしていた。

 

「ありがとう!皆!元気でね!」

 

「君達の活躍を期待している。」

 

「あまり無茶はしないでくれよ!」

 

「うん!さようなら!」

 

 カービィが手を振ったと同時に、彼等はカルデアへと帰還した。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

 その後、カルデアに帰還したカービィ達は、オルガマリーと話をしていた。

 

「お疲れ様。今回の任務も無事に完了ね。」

 

「うん。そっちの方は?」

 

「大丈夫よ。けど、あなた達が帰ってくると同時に二枚のサーヴァントカードが姿を現したわ。」

 

 オルガマリーはカービィに二つのサーヴァントカードを見せる。

 

「ちょっと召喚してみるね。」

 

 カービィ達は召喚ルームに移動し、2つのカードからサーヴァントを呼び出す。すると中から出てきたのはアルトリア達にとって予想もしない人物だった。

 

「ジャガーの戦士、ここに見参!タイガーじゃないからそこんとこヨロシク!」

 

「真名は、シトナイにしたわ。外観によく現れてるのが、シトナイのようだから。よろしくね、マスターさん。」

 

 2人のサーヴァントの姿にアルトリア達は近づく。

 

「イリヤ?大河?」

 

「まあ、セイバーちゃんじゃない!」

 

「シロウもいるんだ!まさかここで会えるなんて!あっ、お父様も!」

 

「イリヤなのか……!?」

 

「うん!やっと会えたね!」

 

「イリヤ……」

 

 キリツグとアイリはシトナイを抱きしめ、感動の再会を果たした。

 

「まさかこんな偶然も起こるなんて驚いたな。」

 

「そうね。でも、家族の絆っていいわね。」

 

 カービィとルイズがほほ笑んだ直後、ジャガーマンが彼の手を取る。

 

「そこの君、私を使ってみない?案外強いから!」

 

「えーっと……」

 

 この光景を見ていたエミヤは唖然とする。

 

(藤ねえはいつもこうだからな……カービィ、済まないが頼むぞ……)

 

 エミヤはため息をついた後、イリヤの元に近づき始めた。




ED:空は高く風は歌う

ZERO世界の戦いは終わりましたが、ジャガーマンの登場で新たな波乱が起きそうです……絶対カルデアが滅茶苦茶になりそう……

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第81話 エミヤの花嫁騒動(前編)

今回から日常編!エミヤの花嫁騒動ですが、果たしてどうなるのか!?

OP:DESTINY


 Zero世界での戦いが終わってから数日後、アイリはカービィ達と話をしていた。

 

「シロウの事だけど、彼のお嫁さん候補は3人いる事が判明されたの。」

 

「ああ。アルトリア、イシュタル、パールヴァティーの3人だね。」

 

「ええ。そこでこのような計画を考えたのよ。実はね……」

 

 アイリはカービィ達に計画の内容を説明し始める。

 

「えっ?それでやるの?」

 

「ええ。準備をお願いね。」

 

 カービィ達は一斉に頷き、作戦遂行の為に動き出した。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

 そして翌日、特設会場では多くのサーヴァント、ポケモン、職員達が集まっており、審査員席にはアイリ、ブーディカ、ジャガーマンが座っていた。

 

「そろそろ来るかしら……」

 

 アイリが足を鳴らした直後、ルカリオがエミヤを連れて来た。

 

「ルカリオ!これはどういう事だ!」

 

「悪いがこれも任務だ。連れて来たぞ、アイリ。」

 

「ご苦労様。司会者、お願い!」

 

「「はーい!」」

 

 アイリの合図でルイズとカービィが飛び出す。

 

「という訳で始まりました!エミヤの花嫁決定戦の始まりだよー!!」

 

 カービィの司会と同時に歓声が響き渡る。

 

「花嫁決定戦だと!?」

 

「そうよ。アイリから頼まれていたの。お嫁さん候補をキリツグさんに認めて欲しいと依頼されたからね。」

 

「ミセスアイリ!これはどう言うことだ!?」

 

 エミヤはアイリに抗議するが、彼女は彼をハリセンで叩く。

 

「あなたは私の夫のキリツグが息子にしたんだから、戸籍上は私の息子でしょう?あなたはイリヤの兄か弟か分からないけど、あなたは私の息子だからね。」

 

「だが、生前、災害の時に実の両親の記憶が失われてしまったからな……親しい家族は爺さんと藤ねえしかいなかった……」

 

「それで母親がどんなものなのか分からなかったという事だね。」

 

「だったら少しずつ分かれば良いじゃない。母親と息子の関係を。まずはアイリさんを母親と認めるべきよ。」

 

「分かった……母さん……」

 

「うん!改めてよろしくね、シロウ君!」

 

 アイリは笑顔で応えた後、ジャガーマンがエミヤに近づく。

 

「あと私も審査員をやるからよろしく。」

 

「藤ねえ。まさか騒動を起こすんじゃないだろうな……」

 

「絶対しないから。」

 

「じゃあ、あの機械はなんだ!」

 

 エミヤが指さす方を見ると、恋愛測定メーターが置かれていた。

 

「ああ。これは恋愛測定をする機械だから。これによって花嫁を決めるという事で。」

 

「また騒動が起きてしまうぞ……」

 

 エミヤが溜息をついた途端、ルイズが咳払いする。

 

「はい。この話はここまでにしましょう。審査員はこの三人!アイリ、ブーディカ、ジャガーマンの3人よ!」

 

 ルイズの合図で彼女達は一礼をする。

 

「で、爺さんは?」

 

「あそこ。」

 

 ルイズが指さす方を見ると、キリツグは宙吊りにされていた。

 

「離せ!シロウを婿として迎える訳にはいかない!」

 

「いい加減に認めてやれよ……」

 

 キリツグの発言にリザードンはため息をつく。

 

「じゃあ、次はエントリーの人物だね。まずは世界にその名を馳せる伝説の騎士王!アルトリア・ペンドラゴン!次にメソポタミア神話の女神、イシュタルの擬似サーヴァントとして顕現した少女、遠坂凛!そしてインド神話の最高神シヴァの伴侶、パールヴァティーの擬似サーヴァントとして同じく顕現した少女、間桐桜!以上の三人でお送りするよ!」

 

「でも、アルトリアオルタは?」

 

「ああ。彼女ならあまりエミヤとの思い出が無いから、アルトリアに全てを託して今は控えているって。」

 

「そうか。じゃあ、始めようぜ!」

 

 リザードンの発言に全員が頷き、ルイズはルール説明を始める。

 

「ルールは簡単。ここに椅子があるでしょ?」

 

「そこで二人で座り、話をするのですね。」

 

「そうよ。けど、ここからが本題。あなた達と彼との恋愛関係がどうなるかを確認させてもらうわ。けど、変な事をしたらペナルティだからね。」

 

 ルイズの発言にアルトリア達は一斉に頷く。

 

「オッケー!まずはパールヴァティーから!」

 

「はい!」

 

 パールヴァティーは一礼した後、エミヤの隣に座る。

 

「先輩……こうやって話すのは久しぶりですね。」

 

「ああ……」

 

「それに私、感じているんです。先輩と一緒なら、どんな状況でも大丈夫だと思います。だって、心が壊れた私にとって、先輩は私に人としての心と幸せを取り戻してくれた大切な人ですから!」

 

 パールヴァティーの笑顔にエミヤの頬が赤く染まる。

 

「おお!恋愛メーターが動いた!さあ、結果は……85点!」

 

 ジャガーマンの発言に歓声が起こる。

 

「だいたいこんなところですね。」

 

「ナイスアピール!さて、次はイシュタルだよ!」

 

「ええ。」

 

 イシュタルはパールヴァティーと入れ替わり、エミヤの隣に座る。

 

「聖杯戦争を生き抜く為に同盟関係を結んでから、いろいろあったかもしれないわね……」

 

「そうだな……」

 

「ええ。あとあなたが召喚されたのを覚えている?私が聖杯戦争の時に触媒として使った宝石が、士郎を助けた時に使った物だという事を……」

 

「その宝石があったおかげで、私は凛と出会えたからな……」

 

「そうね。だから私は今でも感じているの。士郎は私の最高の相棒なんだから。」

 

 イシュタルのウインクにエミヤも頷いた。すると恋愛感情メーターが動き出す。

 

「さあ、結果は……80点!5点届かず!」

 

「むう……」

 

 イシュタルは頬を膨らましながら席に戻る。

 

「これ、壊れているんじゃないの?」

 

「うーん……設定は上手くやっているけどね……じゃあ、セイバーちゃん!」

 

「はい。」

 

 アルトリアは一礼した後、エミヤの隣に座る。

 

「シロウ。覚えていますか?私との出会いを。」

 

「ああ……月明かりが照らす夜、危機的状況だった時にアルトリアを召還する事が出来た。だが、今でも感じている。どうやって召喚する事ができたのか……」

 

「それはキリツグのお陰でもありますよ。」

 

「キリツグが!?」

 

 アルトリアの発言にカービィ達はキリツグの方を向く。

 

「はい。キリツグは瀕死だった幼いシロウを救う為、失われた約束された勝利の剣の鞘をその身に埋め込ませました。」

 

「じゃあ、約束された勝利の剣の鞘がエミヤの中にあったからこそ、アルトリアを召喚出来たのか。」

 

「ええ。つまり、シロウは私の唯一無二の鞘と呼ぶべき存在なのですよ。」

 

「まさかシロウを生かせるために行った処置であったが、逆に彼女を引き合わせる事態へと起こしてしまったとは……」

 

 衝撃の事実にキリツグは驚きを隠せずにいた。

 

「約束された勝利の剣の鞘は聖剣を納める鞘だけあって非常に優れた力を持っている。その力があったからこそエミヤは生きる力を、そして……己の道を突き進むための力を手に入れたという事ね。」

 

「そうです。そしてシロウ。あなたは私を一人の女として見てくれた。そのおかげがあったからこそ、今の私がいるのです。そして今、この場を借りて改めてシロウに伝えたい事があります。」

 

 気持ちを引き締めるために身に纏った鎧を消し、髪を縛るリボンを解いた。その直後、アルトリアはエミヤを抱きしめる。

 

「シロウ……あなたを、愛している。」

 

「アルトリア……」

 

 アルトリアの発言にエミヤは顔を赤くしてしまい、大歓声が響き渡る。

 

「おーっと!ここで恋愛メーターが動いた!しかも100点!セイバーちゃん、やるーーーーーー!!」

 

 ジャガーマンの発言にブーディカとアイリも立ち上がる。

 

「流石は私の後輩!お見事だわ!」

 

「まさかセイバーに女性としての一面があったのね。お見事よ、シロウ君!」

 

 審査員達も大絶賛してしまい、歓声は鳴り止まずにいた。

 

「これで決定みたいだね。」

 

「いいえ。まだ終わってないわ!」

 

 ルイズが指さす方を見ると、イシュタルとパールヴァティーが動き出した。

 

「ちょっと、セイバー!何勝手に愛の告白してるのよ!ズルイじゃない!」

 

「そ、そうですよ!そんなことをしたら先輩の心がぐらっとセイバーさんに傾くじゃないですか!」

 

「うわ……抗議しているよ……」

 

 イシュタルとパールヴァティーの抗議にカービィは呆れた表情をする。

 

「ならば、あなた方も愛の告白をすれば良い!さあ、シロウへの想いをぶちまけるのです!」

 

 アルトリアの挑発にパールヴァティーが動き出す。

 

「じゃあ、私から!」

 

「ちょっ、桜!?」

 

「先輩!あなたの事を、誰よりも愛しています!ずっとそばに居させてください!永遠に私と一緒にいてください!!」

 

 パールヴァティーの告白にメーターが100となってしまった。

 

「うわっ!85点から100点になった!」

 

「ああもう!分かったわよ!私も言うわ!私はね、士郎がいないとダメなのよ!私の隣はあんたじゃないとダメなの!あんたは私の弟子で、サーヴァントなんだから、私の側にいる義務があるのよ!!」

 

 イシュタルの告白もメーターが100になってしまった。

 

「これ、絶対まずいよね……」

 

「うん……どうなるのかしら……」

 

 この光景を見ていたカービィ達は唖然とするしかなかった。果たしてエミヤの花嫁は誰になるのか!?




ED:大丈夫(レイトン ミステリー探偵社 ~カトリーのナゾトキファイル~ED1)

告白タイムが終わり、いよいよ結果へ!さあ、判定は?

では、感想をお待ちしています!


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第82話 エミヤの花嫁騒動(後編)

花嫁騒動の結果が出ます!さあ、果たしてその結末は!?

OP:DESTINY


 恋愛確認が終わりを告げた後、審査結果が発表されようとしていた。

 

「いよいよ結果が発表されますが、誰が勝っても波乱が起こるのは確定だと思うよ。さて、どうなるか……」

 

 カービィの発言に全員が息を飲んでしまう。

 

「もし仮に一人を選んだ場合だとすれば、恋するサーヴァント達が暴走してカルデア崩壊の危機に直面するからね。この間もあったじゃないか。カービィ争奪決戦で清姫が暴走して大騒動になった事を。」

 

「あの時は大変だったからね……しかも今回は騎士王に女神が二柱ともなれば、その被害は想像を絶するものになるのは容易に想像できるよ。」

 

「さて、エミヤはどうするかだな……」

 

 カービィ達はエミヤの方を見ると、彼はガタガタと震えていた。

 

(どうすればこの場を乗り切れるか……誰か助けてくれ……)

 

 エミヤが強く懇願していたその時、審査員達が出てくる。

 

「審査結果を発表します!アイリさん。」

 

「ええ。」

 

 アイリは前に出た後、全員の方を見る。

 

「恋愛結果は互角となっている事が判明。確かにシロウ君を守る気持ちは同じみたいね。そこで、この様な結果が出たわ!」

 

 アイリの発言に全員が注目する。

 

「今回の審査結果はこうなっているわ!アルトリア、凛、桜の三人全員をシロウ君のお嫁さんに決定します!!!」

 

『!?』

 

「「えぇえええええええーっ!??」」

 

「アイリスフィール……あなたならそう言うと思ってましたよ。」

 

 イシュタルとパールヴァティーは驚愕して絶叫したが、アルトリアは予想通りと言った様子で冷静だった。

 

「つ、つまり一夫多妻制という事なのか!?」

 

「そうだけど?」

 

「いやいや、アイリ!それはおかしいだろ!一夫多妻制なんておかし過ぎるぞ!」

 

「良いじゃない、みんなのこと気に入ったんだから。でもあなたにだって、愛人のマイヤがいたんだからそれぐらい構わないじゃない。」

 

 アイリの発言にイリヤ達はキリツグの方を見る。

 

「どういう事なの?」

 

「誤解だ、イリヤ!これにはわけが……」

 

「……爺さん。後で話を聞かせてもらえないか?」

 

「士郎!?誤解だ!頼む、誤解だから!お願いだから2人共落ち着いてくれええええええええええ!」

 

 キリツグの叫びにカービィ達は唖然とする。 

 

「衛宮家の決定権は神である私にありまーす!という訳だから、シロウ君と仲良くイチャイチャしてね?」

 

 アイリのウインクに全員がざわつく。

 

「まあ、皆が一緒ならいいけど……」

 

「ええ………あ、でも出来れば第一正妻は私が……」

 

「じゃあ、私は第一正夫の座をいただきます。」

 

 アルトリアの発言に全員が驚く。 

 

「第一正夫って何よ!?そんな言葉聞いたことないわ!?」

 

「シロウは私の嫁です。つまり、シロウは私の正妻です。そして、シロウの正妻はあなた達……ほら、これで問題ないでしょう?」

 

「いやいや!意味わかんないから!?」

 

 アルトリアの発言にイシュタルがツッコむ。 

 

「では、私が第一正妻で姉さんが第二正妻で良いですね!?」

 

「桜ぁっ!?何勝手に自分が一番になってるのよ!?」

 

「私が一番最初に先輩を好きになったんだから第一正妻の座は私のモノです!!姉さんは二番目で我慢してください!!」

 

「嫌よそんなの!第一正妻の座は私に譲りなさい!」

 

「絶対に嫌です!姉さんでもそれだけは譲れません!!」

 

「おいおい……エスカレートしているぞ……これ、まずいんじゃないのか……」

 

 女同士の戦いが始まりを告げ、リザードン達は息を飲んでしまう。

 

「今の内に逃げておこうか……」

 

「あ、ああ……って、アルトリアオルタ!お前、シロウを担いで何やっているんだ!?」

 

 リザードンの発言にアルトリアオルタは彼の方を向く。

 

「私はまだ、シロウとの思い出がない。だから……この事は黙ってくれ。」

 

「いや、黙ってくれと言われても……」

 

 リザードンが唖然とした直後、アルトリア達がギロリとアルトリアオルタを見つめる。

 

「まずい!」

 

 アルトリアオルタはエミヤを抱えながら逃げてしまい、アルトリア達が彼女を追いかける。

 

「これ、放っておいた方がいいのか?」

 

「俺もそう思うかな……」

 

「さあ、トレーニングに行くとするか……」

 

「俺も……」

 

 カービィ達は回れ右をしてそれぞれの場所に向かい出した。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

 それから翌日、カービィ達は食堂に入るとエミヤの顔がげっそりとなっていた。

 

「え、エミヤ!?その顔はどうした!?」

 

「何も聞かないでくれ……」

 

 エミヤの発言を聞いたカービィ達はアルトリア達の方を見ると、彼女達の顔はつやつやとなっていた。

 

「今の発言は聞かなかった事にするか……」

 

「そうだね……」

 

 カービィ達は頷き合った後、テーブルの椅子に座り始めた。




ED:大丈夫

一夫多妻制という事になりましたが、果たして第一夫人はいったい誰なのか……

では、感想をお待ちしています!


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第83話 昼寝騒動!寝たら殺される!

今回はオルガマリーの昼寝騒動です!

OP:DESTINY


 エミヤの花嫁騒動から数日後、シトナイとジャガーマンが昼寝をしていた。

 

「まったく……今から訓練するこんな時に……」

 

 エミヤが呆れた表情をした直後、ゲッコウガが姿を現す。

 

「こういう場合はこの方法が適任でござるよ。」

 

 ゲッコウガは爆弾を取出し、そのままシトナイとジャガーマンに投げる。

 

「伏せろ!」

 

 ゲッコウガの合図で伏せた直後、爆弾は爆発を起こす。

 

「どうだ!?」

 

 エミヤが爆発の起きた方を見ると、シトナイとジャガーマンはまだ昼寝をしていた。

 

「こうなったら……起きろーーーーーーーー!!」

 

 エミヤはジャガーマンにビンタをかましまくり、ゲッコウガはシトナイを揺らす。

 

「何よ……せっかくいいところだったのに……」

 

「いいところじゃない!ゲッコウガ、そっちの方はどうだ?」

 

「全然駄目でござるよ。ぐっすり寝ているでござる。」

 

「よし!私がどうにかしよう。」

 

 エミヤはシトナイに近づいた直後、彼女は彼を抱き寄せる。

 

「おい!いったい何を!?」

 

「離すでござる!」

 

 ゲッコウガがシトナイを引きはがした直後、彼女も起きてしまう。

 

「折角いい展開だったのに……」

 

「あのな……人を近づけてこのような事をする馬鹿はいないと思うぞ。」

 

「けど、日向が当たる場所で昼寝をするのは気持ちいいんだから……」

 

「いい御身分よね……」

 

『?』

 

 全員が声のした方を見ると、オルガマリーがフラフラと歩いていた。

 

「オルガマリーじゃない!どうしたのよ。」

 

「最近全然眠れなくて……」

 

「となると……ここは荒療治をするしかないみたいだね。」

 

 ジャガーマンはハンマーを取り出し、オルガマリーを叩こうとする。

 

「殺す気かーーーーーーーー!!」

 

「うげっ!!」

 

 ジャガーマンはオルガマリーに蹴り飛ばされ、壁に激突する。

 

「他に方法はないの!?」

 

「そうだ!皆に相談してみよう!」

 

 ジャガーマンはすぐに全員を集めに向かい出した。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

「なるほど……話は聞いていたけど、そこまで重症だとは……」

 

 その後、オルガマリーの話を聞いたルカリオ達は唖然としていた。

 

「おかげで大忙しよ!これから私が寝るまで全員昼寝禁止!!」

 

『ええっ!!??』

 

 オルガマリーの発言にメリー達は驚きを隠せなかった。

 

「別にいいじゃない!昼寝したって!」

 

「そうよ!たまには休ませてよ!」

 

 マリー達はオルガマリーに対して一斉にブーイングをする。

 

「寝てしまった人は卍固めを仕掛けるわよ。」

 

『!?』

 

 オルガマリーの発言にマリー達は一斉に背筋を伸ばしてしまった。

 

「こ、これはまずい事になったな……」

 

「けど、もう眠い・・・。」

 

 シトナイが後ろに倒れ出そうとしていた。

 

「起きろ!」

 

「うわっ!」

 

 エミヤが素早く動き出し、シトナイを支える。

 

「だったら私達で所長を眠らせましょう!」

 

「でも、どうやって?」

 

「私が子守唄を歌ってあげるわ。」

 

「お願いね。」

 

 エリザベートは息を吸い込み、歌を歌い始めた。

 

「しまった!エリザベートは音痴だから……」

 

「ぎゃあああああ!!耳が腐るーーーーーー!!」

 

「苦しいーーーーーーー!!」

 

「ぎええええええええ!!」

 

 エリザベートの歌声によって多くが倒れてしまい、大騒動となってしまった。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

「し、死ぬかと思った……」

 

「あ、ああ……」

 

「出しなさいよ!」

 

 その後、エリザベートの歌はガオガエンによって中断されてしまい、彼女は檻の中に閉じ込められていた。

 

「やれやれ……じゃあ、ハンモックはどうかしら?」

 

「でも、木に紐を結ばなければならないし、ここにはあまりないからね……」

 

「じゃあ、運動をしたらどうかな?」

 

「そう言う事なら用意しているぜ。」

 

 ガオガエンはプログラムを確認してオルガマリーの方を見る。

 

「腕立て100回、腹筋100回、スクワット100回だ!さあ、やれ!」

 

「そんなにできるかー!!」

 

「うげっ!!」

 

 オルガマリーに蹴り飛ばされたガオガエンは壁に激突してしまった。

 

「普通の方法じゃうまくいかないわね。ここは催眠術で行くわ。」

 

 ルイズは懐から振り子を取出し、揺らし始めた。

 

「眠くなる……眠くなる……」

 

「寝れるかー!!」

 

「ぐほっ!!」

 

 メリーはオルガマリー殴り飛ばされ、地面に激突してしまった。

 

「大丈夫!?」

 

「なんとかね……」

 

 心配するカービィにルイズは苦笑いで返した。

 

「もういい!こうなったらずっと起きている!」

 

「それだと私達が困るじゃないか……」

 

「煩い!だいたい私の苦労を考えているの!?」

 

「凄い説教だ……」

 

「耐え切れないよ~。」

 

「眠ってしまいそう……」

 

 オルガマリーの説教にアルトリア達はフラフラの状態になり始めた。

 

「それならいい方法があるよ!」

 

「あるの?」

 

「うん!」

 

 カービィはアイスモードとなり、オルガマリーの方を向く。

 

「これで眠らせてあるよ!それっ!」

 

 カービィのフリーズでオルガマリーはアイスブロックにされてしまった。

 

「本当にこれで眠れたのかしら?」

 

「さあ……けど、これで私達も寝られるわね……ふわ……」

 

 ルイズが欠伸をした直後、カービィが眠ってしまった。

 

「まずい!カービィがアイスのまま、眠ってしまった!」

 

「起きなさい、カービィ!」

 

 ルイズの呼びかけにも応えず、カービィは眠っている。さらにカルデアはアイスエリアとなってしまった。

 

「カルデアがアイスエリアとなってしまった!」

 

「これじゃあ、眠りたくても眠れないよー……」

 

「起きなさい、カービィ!」

 

「目を覚ませ!」

 

 ガオガエン達はカービィを必死に叩き起こし、騒ぎが収まったのはそれから30分後の事だった。




ED:大丈夫

オルガマリーを眠らせる事に成功しましたが、逆にカービィがアイス状態となって眠ってしまった事で大変な目に遭いました。

では、感想をお待ちしています!


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第84話 ジャガーマンのスポーツ騒動

今回はジャガーマンがメインです!

OP:DESTINY


 ある日のカルデアでは、ジャガーマンがサーヴァント達の様子を観察していた。

 

「なるほど……今のところは異常なし……けど、なんか退屈なんだよね……」

 

 ジャガーマンが溜息をついた後、彼女は何かを思いつく。

 

「そうだ!ここはスポーツで楽しめば!」

 

 ジャガーマンはアイデアを思いついた後、すぐにオルガマリーの元に向かい出した。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

「なるほど。スポーツね。」

 

 ジャガーマンの話を聞いたオルガマリーは納得の表情をする。

 

「私も体を動かしたいし、この件についてはOKよ。」

 

「なら、決定ね!じゃあ、早速やるスポーツを考えてくるから!」

 

 ジャガーマンは急いで飛び出し、すぐにスポーツ案を考え始める。

 

「やれやれ……これからが忙しくなりそうね……」

 

 オルガマリーはため息をついた後、すぐに書類作成を始めた。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

 それから翌日、ジャガーマンは全員を集めていた。

 

「藤ねえ。こんなところに皆を集めて何をするつもりだ?」

 

「ふっふっふ。よくぞ聞いてくれました!実はこのカルデアでスポーツを開催しようと考えているわ!」

 

「で、どんなスポーツを?」

 

「サッカーをするよ。ルールは分かっているから任せておいて!」

 

(((絶対嫌な予感しかしない……)))

 

 ジャガーマンの発言にルイズ達は悪寒を感じてしまった。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

「という訳で、対抗戦を行います!」

 

 そして翌日、サッカーの対抗戦が始まり、カービィ達とアルトリアチームに分かれての試合が行われようとしていた。

 

「カービィチームは3-4-3だね。ゴールキーパーはガオガエン。ディフェンダーはリザードン、オノノクス、ジュナイパー。ミッドフィルダーはカービィ、ピカチュウ、ルカリオ、ミュウツー。フォワードはゲッコウガ、シルヴァディ、プリンで勝負か。士郎!そっちはどう?」

 

「こっちは4-4-2。ゴールキーパーはアステリオス。ディフェンダーはメドゥーサ、パールヴァティー、ジャンヌ、ヘラクレス。ミッドフィルダーはアルトリア、イシュタル、シトナイ、私だ。フォワードはクー・フーリン、レティシアで。」

 

「なら決定だね!それじゃ、試合開始!」

 

 レディアンが笛を鳴らしたと同時に、試合が始まった。

 

「一気に攻める!」

 

 ゲッコウガ達が一斉に動き出し、アルトリア達を躱してゴールへ向かう。

 

「バーサーカー、やっちゃえ!」

 

「グオオオオオオオオオ!!」

 

 シトナイの合図でヘラクレスが襲い掛かろうとする。

 

「パルテノンウォール!!」

 

「な!?」

 

 だが、ヘラクレスがパルテノンウォールを発動させ、カービィ達をブロックしてボールを奪う。

 

「ヘラクレス!?お前、喋ったのか!?」

 

「ああ。カルデアに来てから喋るようになったが……」

 

「なんで!?カルデアで何があったの!?」

 

 ピカチュウが唖然とした直後、ボールはシトナイへ渡る。

 

「奪え!」

 

 メタナイトの合図でリザードンが襲い掛かるが、シトナイはにやりと笑う。

 

「スノースピン!」

 

 シトナイはスケートの様な滑りでドリブル回避を成功させる。

 

「何!?」

 

「そしてそのまま……ブリザードショット!」

 

 シトナイのシュートが襲い掛かるが、ガオガエンは手に力を込める。

 

「バーニングハンド!!」

 

 ガオガエンは片手でシュートを止め、そのままカービィに向かってボールを投げる。

 

「よし!」

 

 カービィは素早くボールを受け取り、そのままドリブル回避してゴールへ向かう。

 

「そのまま!スタードライブ!」

 

 カービィのドライブシュートが襲い掛かるが、アステリオスは力を込めてガード態勢に入る。

 

「ウォールガード!」

 

 アステリオスは壁を作り出してゴールを防ぐが、カービィのシュート威力に負けてしまい、壁は壊されてしまった。

 

「そしてそのまま入ったー!!先制点はカービィチーム!」

 

「よし!」

 

 カービィはガッツポーズを取り、ピカチュウ達は喜ぶ。

 

「やってくれますね……次は私が行きます!」

 

 アルトリアはボールを受け取り、そのままゴールへ向かう。

 

「何をするつもりだ!?」

 

「あの技を使わせてもらいます!エクスカリバー!!」

 

 アルトリアのシュート技が襲い掛かり、そのままゴールに突き刺さった。

 

「ゴール!セイバーちゃんのシュートが炸裂ー!!」

 

「というか藤ねえはなんで実況をしている!?」

 

「いいじゃん、別に。さあ、どんどんやってみよー!!」

 

 ジャガーマンの実況と同時に会場は盛り上がり、サッカーの試合は白熱の展開となった。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

「結局引き分けに終わったか……」

 

 その後、食堂ではカービィ達が食事をとりながら、試合を振り返っていた。

 

「でも、いい経験になったでしょ?チームワークの連携にもつながったし。」

 

「そうだね。次は野球かバスケがいいな。」

 

「じゃあ、私は実況をするから。」

 

「いや、藤ねえも参加した方がいいと思うぞ……」

 

 エミヤの発言にカービィ達は頷く。

 

「まっ、この様な経験も悪くないかもね。」

 

 この光景を見たオルガマリーは微笑んだ後、パスタを食べ始めた。




ED:大丈夫

サッカー勝負は引き分けに終わりましたが、いい勝負となりました!

では、次回から第四特異点の話に入ります!予告をどうぞ!


予告

第四特異点であるロンドンに着いたカービィ達。そこでアルトリアの息子であるモードレッドと出会う。

モードレッド「アンタが父上のマスターか。俺はモードレッドだ。」

ドールリカ「私はドールリカ。よろしく。」

この特異点は霧が広がっており、何者かが仕掛けていた事が判明!

ゲッコウガ「あの霧を解明しない限り、ロンドンがパニックになるのも無理はないでござる……」

襲い掛かるサーヴァント!

ジャック「邪魔をしないで!」

ニコラ「私の力を思い知るがいい!」

メフィストフェレス「さあ、悪夢の始まりです!」

そして……最大の敵が姿を現す!

「貴様等が計画を邪魔する者達か……」

カービィ「君は一体……!」


BGM:ラッキープール


カービィ「もしかするとジャックは何か悲しい過去を持っている気がする!」

ピカチュウ「かなり手ごわい敵かもね……」