IS『インフィニット・ストラトス』 鉄血と蒼穹…その先へ。 (耀翔)
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プロローグ とあるガンダムフレームのパイロットが天災に拾われるらしいですよ。

はい。どうもこんにちわ。
書きたくなりました、鉄血のオルフェンズ×蒼穹のファフナー×IS。
鉄血のオルフェンズを見ていたらなんか……ね。蒼穹のファフナーは…俺が好きだから!!!!!やってしまった感あるけどな!!!!!


「…ここは…どこだ?たしか俺は流星号のコックピットにいたはずじゃなかった…のか?」

 

よぉ!俺はノルバ・シノって言うんだ!

目を覚ますと俺は白い空間みたいなのに居た。たしか俺はギャラルホルンにスーパーギャラクシーキャノンを撃ち込んで…まぁ、結果はどこからかの横槍で当たりはしたがかすっただけだった。その後のことは覚えていない。周りを見渡していたら目の前に小さい子供が出てきた。

 

「あ、起きたんだね。シノくん。」

シノ「な、だれだよ…」

「僕?僕は神様って所かな。」

シノ「神様ァ…?」

 

俺はすぐには信じられなかった。だって嘘か本当か分からないような話だ。まぁ、今起きてるから信じるしかねぇけどよ…

 

神様「君達を少し面白いところに行かせてあげたくてね。」

シノ「面白いところ…だと?それに俺達ってどうゆう事だ?」

神様「…今にわかるよ。先に言ってしまうと鉄華団のガンダムフレームは全部やられた。」

シノ「なっ!?三日月と昭弘が!?」

神様「うん。ダインスレイブ…知ってるでしょ?あれを打ち込まれガンダム・バルバトスルプスレクスは中破、ガンダム・グシオンリベイクフルシティは大破状態になる。バルバトスのパイロット…三日月・オーガスはリミッターを外し暴れ、少しあとに大破まで追い込まれ…ジュリアによってトドメを刺された。グシオンリベイクフルシティのパイロット、昭弘・アルトランドは…イオククジャン?だっけ、その人が愚かにも名前をフルオープンで言ってね。近くに転がってた…ハサミみたいなものでぺちゃんこにはした。けど。そのクジャに従えるパイロット達にトドメを刺された。」

 

信じられなかった。ミカと昭弘が死んだなんて。だが、ここでひとつ不思議な事が出てきたから質問した。

 

シノ「なぁ、団長はどうなったんだ?」

神様「団長…あぁオルガのことか。オルガは…死んだよ。団員を守ってね。その時の言葉聞く?」

シノ「…あぁ。聞かせてくれ」

神様「『俺は止まんねぇからよ、お前らが止まんねぇかぎり、その先に俺はいるぞ!だからよ、止まるんじゃねぇぞ・・・』これが、オルガの最後の言葉。」

シノ「ははっ、団長らしいや」

 

実に団長らしい言葉だった。

その言葉を聞いた時にはなんか、スッキリまでは行かないが…楽になっていた。その時、後から何かが落ちてくると同時にものすごく重い音もした。

 

神様「…ほら、シノ。三日月・オーガスと昭弘・アルトランド…それに君達のガンダムフレームだ。」

 

神様が言う。俺は後ろを向く。そこには…俺の乗っていた流星号とミカ、昭弘…ふたりの乗っていたバルバトスとグシオンが立っていた。

 

シノ「三日月!昭弘!」

ミカ「…あれ?シノ?なんでここに…っか、ここどこ。」

昭弘「シノ!?三日月!?なんでここにいる!?それにここはどこだよ」

シノ「同じ事言ってんじゃねぇか…」

 

このあと、神様から同じようなことをミカ達に説明していた…が、ミカはあまり理解出来ていない様子…昭弘は理解したらしい。

 

ミカ「ふぅん…んで、俺達はどこに行くんだ?えーっと…神様。」

神様「お楽しみって所かな。それと君達の機体はそのまま。だけど…三日月・オーガス、君はバルバトスルプスレクスかバルバトスルプス、どっちの方がいい?」

ミカ「んー…ルプスレクスの方かな。アレ、使いやすかったし。」

神様「あぁ、尻尾か。わかった。それじゃ、飛ばすよ。向こうの世界に付いたら君達のどこかにその機体はいる。探してみてね。」

昭弘「ちょっと待ってくれ、もうなのか?」

神様「時間はない。それじゃ。」

 

俺達3人のしたに大きな穴が空いた。それにより落ちる。

 

シノ「うわあぁぁぁぁぁぁ!?」

ミカ「ん…」

昭弘「おうっ…!?」

 

落ちていく姿を見て神様はこう言った。

 

神様「…今度こそ幸せにね。鉄華団のガンダムフレームを操るパイロット達。さてお次は…っと…」

 

神様は忙しい。なにせもう一組来たのだから…

 

 

ーーーー

 

 

「ふんふーん♪」

「束様、機嫌がよろしいですね。」

束「そう見える?くーちゃん。」

クロエ「はい。」

 

ハロハロー!束さんだよー!

私は今、秘密のラボの中で作業をしている最中なの!私は今全国から追われる身だからね!仕方ないね!そんな所に不思議な反応が3つもこの上に現れるんだよね。

 

束「あれあれ?なんか変な反応が3つ??くーちゃん、少し外に出るよ?」

クロエ「わかりました。気をつけてくださいね。」

束「はいはーい!」

 

私は不思議な反応があった場所に行く。

そこには男の子3人が倒れていた。

 

束「…えっ?これってやばくない…???と、とりあえず!運ばなきゃな…」

 

1人では運べないのでくーちゃんにも来てもらうことにした。まぁ、ラボの上だからすぐに来てくれた。男の子3人をラボの中に運び、目覚めるまで少し様子を見ることにした。

 

 

ーーーー

 

ミカ「……知らない天井だな……」

 

こういう時、なんて言うんだろうな。わかんないや。名前でも言っといたら大丈夫かな。三日月・オーガス。

俺は目を覚ますと知らない天井があった。体はなんか、痛くないし、普通に起きることにした。それと、少し違和感があった。俺は仰向けで寝ていた。阿頼耶識のせいで仰向けで寝れなかった。それに、右は動かなくなっていたはず…

 

ミカ「……ここ、どこだ?」

 

周りを見渡していたらドアの開く音がした。音がした方を見てみると…変な格好をした女が入ってきた。その女は近くまでくる

 

束「あ、起きた!よかったぁ…君だけ2日も起きないからびっくりしたよ?」

ミカ「…まず聞いていい?」

束「ん?何かな?」

ミカ「…アンタ、誰。」

 

まず知らない奴に喋りかけられるのはあまり好きじゃない。名前を聞いたら…またこのパターンか…みたいな顔された。

 

束「私は篠ノ之束。このラボの持ち主だよ。まぁ、全員起きたからこの世界について説明しなきゃね。えーっと…名前聞いても?」

ミカ「…三日月・オーガス。」

束「三日月・オーガスか。それじゃあミーくんだ!」

ミカ「……昭弘達は?」

束「隣の部屋にいるからついてきて。」

 

俺はベッドから降りる。束に付いていく。そうじゃなきゃ分からないし。寝ていた部屋を出て、隣の部屋に移動。入ると昭弘とシノがいた。

 

シノ「おぉ!起きたか三日月!」

ミカ「うん。シノ達はいつ起きたの?」

昭弘「俺達は昨日だな」

ミカ「そっか。で、束。教えてくれ。ここが何処なのか。」

 

何故か束は嬉しそうにしている。何故だろうか。まぁ、そんなことはどうでもいいんだけど。そこから束の説明会が始まった。終わるのは2時間後だった。

 

シノ「っー事はこの世界には女しか乗れないISっーものがある世界で?」

昭弘「その機体が俺らにあると。普通じゃありえないな。」

ミカ「元々宇宙に行くために作ったのか…すごいな、束。」

束「えへへ…それでね?君達のISの事なんだけどさ…世代には分けられないほどの技術が使われているの。」

ミカ「…ふぅん。」

 

実を言うと分からない。

機体のことは全部おやっさんに任せてたから。

 

束「そこでね?君達の国籍をちょちょいと作ってきたの。まぁ、名前はそのままなんだけとね。私が親の代わりにっ!それで、この世界のことと、ある程度のことを教えるから!」

 

今なんて言ったかわからなかった。親?

でも、この世界のこととを教えてくれるならいいかな。

シノや昭弘はなんか喜んでる。まぁ、帰る場所がないからな。

 

シノ「んじゃあ…世話になるぜ、束さん!」

昭弘「世話になる。」

束「うんうん!時間的にも夜ご飯だ。食べよ!」

 

この日から色んなことを教わっていたらあっという間に1年が経った。

 

ーーーー

 

はじめまして、だな。昭弘・アルトランドだ。

俺達がこの世界に来てから1年がたった。俺とシノ、ミカは色んなことを教えて貰った。ISの事とか、世界の歴史とかな。驚いたのはミカの成長速度だ。アイツはすぐに飲み込んで行動にする。今のミカはこのラボ1の料理人だ。クロエさんもびっくりしていた。今俺は与えられた部屋で筋トレ中だ。そんなところに束が来た。

 

束「あー君あー君。」

昭弘「どうした?悩み事あるって顔して。」

束「そ、そのね?私…みーくんのことが…好き、みたいなんだ。」

昭弘「……………………………………はい?」

 

あまりのことで筋トレを辞めてしまった。




はい、まだ続きますよ。


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プロローグ とあるガンダムフレームのパイロットが天災に拾われるらしいですよ。(2)+とある機体が拾われるらしいですよ。

はい、前回の続きだよ。
……ヒャッハァ!!!!
ごめんなさい。2話にしてミカと束の出来上がり。
後悔はしていない。だってやってみたかった。うん。
ちなみに、ISの世界に送り込まれる時に三日月達は歳を14歳にされています。真壁一騎と皆城総士は14歳でIS世界に…ってことになってます。まぁ、勿論搭乗機はマークエルフ。総士の場合はニヒト(無印)ですけど。んー…ちょっと無理やりすぎたかなぁ…今思えば昭弘達の年下でIS学園に入学????????

前回の指摘ありがとうございます。
直しておきました。今回辺りで蒼穹をクロスさせます。


前回から引き続き昭弘・アルトランドだ。

俺は今筋トレをやめ、束の相談相手になっている。

 

昭弘「三日月のことが好き…かぁ…」

束「ど、どうしたらいいんだろう。あー君…」

 

俺にもわからなかった。こんなことを相談されるのは初めてだから。だが、大体半月前から束が三日月といる時に顔を赤くしているのは分かっていた。

 

昭弘「…束さんはどうしたいんっすか…」

束「えっ…?そりゃ…付き合いたいですよ?好きだし。」

昭弘「…なら気持ち伝えたらいいんじゃないんですかね。」

束「出来ないから困ってるんだけどなぁ…」

昭弘「すんません、俺はよくわからないです。そう言うの、1度もないんで。でも、自分の気持ちに素直になるって言うのもいいんじゃないんですかね。」

 

束さん、すんません。俺にはこれぐらいしか言うことがないです。

俺にも経験があれば良かったんですが…

 

束「そっか、頑張ってみるよ。あー君、ありがとね!早速みーくんのところに行ってくるよ!」

昭弘「うっす。」

 

束さんは元気よく部屋を出ていった。まぁ、少しでも気が楽になってくれたのならいい。そんなことを思いながら、筋トレを再開した。

 

ーーーー

 

皆様、はじめまして。クロエ・クロニクルです。

今、私は三日月様に相談されています。その話は少し時間を遡ります…

10分前…私はラボの中にある開発室の中にいました。そこに三日月様がやって来ました、、

 

ミカ「クロエ、少しいい?」

クロエ「三日月様…大丈夫ですよ。」

 

私は作業を中断し、三日月様の方を向きます。顔を見たら…すぐにわかりました。悩み事があるのだと。

 

クロエ「それで、どうしました?」

ミカ「…なんて言えばいいんだろう。束の近くにいたり、話していたりすると…こう、体が熱くなる?鼓動が早くなったりするんだ。」

クロエ「…はい。それで?」

ミカ「…これ、どうすれば治るのかなぁって。わかんなくてさ。」

 

多分三日月様は…束様のことが好きになったのですね…

約1年前に三日月様達は宇宙ネズミ…だとか…ヒューマンデブリだとか言われていて、人間扱いされなかったと、聞いています。そのためか、分からないのでしょう。それに三日月様達が来てから約1年…その半月前に束様の様子がおかしいのを見ていました。それにしても、三日月様は顔には全く出ないので分かりずらかったですが…

 

クロエ「三日月様、それは多分、束様に恋をしているのかと。」

ミカ「恋?なにそれ。」

クロエ「恋…というのは簡単に説明するとその人と話していると楽しかったり、もっと話していたいとか…見ているとなんか体が熱いとか鼓動が早くなったりとか…まぁ、好きってことです。」

 

言ってしまうと私はそんなことを経験したことがないので、ちょっと前に調べたことを言っただけです。

 

ミカ「…ふぅん。そうなんだ。それで、どう伝えたらいいの?」

クロエ「…それは三日月様が考えることだと思いますよ。」

ミカ「…わかった。ありがとうクロエ。今度何か作るよ。」

クロエ「あ、それなら玉子焼きがいいです。」

ミカ「ん。わかった。それじゃ。」

 

三日月様は満足したのか、開発室を出てきます。

それにしても、三日月様は本当に変わりました。言ってしまうと料理よ腕は私以上です…教えたことをすぐに自分のモノにし実行してきます…三日月様はまるでスポンジみたいな…実際、三日月様が作った玉子焼きはラボにいるみんなの好物です。そんなことを思いながら、開発を再開します。

 

ーーーー

 

ん、三日月・オーガスだ。

俺はクロエに相談して、答えが得れたから束を探してる。早速、この気持ちを伝える事にした。早いかもしれないけど。ラボを歩き回っていると束を見つけた。なんか、座って考え事してるから声をかける。

 

ミカ「束、ここにいたんだ。探した。」

束「へっ!?み、みーくん!?」

ミカ「…話がある。部屋に行かないか?」

束「えっ、あ、うん…私も話が…」

 

束と一緒に俺の部屋に行く。その時、少し束の顔が赤かったような気がした。熱でもあるのかな。俺達は部屋についたので入った。

 

ミカ「適当に座っといて。お茶持ってくるから」

束「あ、うん…」

 

俺は部屋にある冷蔵庫からお茶を取り出し、棚からコップを2つとり、束が座ってる前にあるテーブルの前まで移動、テーブルにコップを2つ置き、お茶を入れる。

 

ミカ「麦茶だけど。いい?」

束「大丈夫だよ、私、麦茶大好きだから。」

ミカ「ならいいんだけど。」

束「…」

ミカ「…」

 

部屋には時計の針が動く音しか響かなくなった。その沈黙を破るのは…

 

ミカ・束「「あの」」

束「えっと…先にどうぞ?」

ミカ「…いや、そっちが先に。」

 

俺と束だった。なんか、おかしかった。

ここまで一緒に同じことを言うってこと無かったから。

 

束「……みーくん、この世界、楽しい?」

ミカ「……んー…束と一緒に居れればものすごく楽しくなると思う。」

束「…そっかー………ん!?な、なんて言った…!?」

 

少し間が開き…束が顔を赤くして立ち上がった。そこまで驚くのか。でも、まぁ…驚いた顔が可愛いからもうちょっと驚かしてみることにした。

 

ミカ「俺は束が好きだよ。」

束「…………………なんで先言うのかなぁ…」

 

束は今より顔を赤くして…座り込む。

 

ミカ「駄目だった?」

束「…ダメじゃない…私もみーくんが好き。でも私、みーくんの年上だよ…?」

ミカ「関係無い。」

束「…離したくないなぁ…」

ミカ「離さければいい。俺は束の隣に立ちたい。俺の命は…オルガの物だと思ってた。けどさ。」

束「………」

ミカ「オルガはこの世界にいない…生きている意味もない俺に、この1年間で生きる意味をくれた。その生きる意味をくれた人の隣に立って一緒に歩んでいきたい。だからさ、束。俺と付き合ってくれないかな。」

 

正直に言う。

今ものすごく恥ずかしい。前の俺ならこんなこと言わなかった。だって前の俺はオルガのやりたい事をやっていることだけだった。今は違うけどさ…

 

束「…断るつもりは無いよ。むしろ嬉しい。」

ミカ「…!じゃあ…」

束「私もみーくんと付き合いたい。これからもよろしくね…みーくん。」

 

ーーーー

 

 

こうして、三日月と束は付き合う。

そして、もう1組、この世界にやってくる。それは三日月と束が付き合いたい始めてから半年後のことだった。

 

 

ーーーー

 

やほやほー!束さんだよー!今はちーちゃんとお話中なんだー!あ、ちーちゃんって言う人は織斑千冬って言う人だよ。

 

束「それでね?みーくんがさぁ…」

千冬「わかったから…それ以上貴様の惚気を聞いているとブラックコーヒーを2、3倍濃くしないと甘くなるほどだからな…勘弁してくれ…」

束「むぅ…酷くない?」

千冬「酷くないぞ……」

 

楽しい話をしている最中にみーくん達とは違うISコアの反応をキャッチした。

 

束「ん…?ちーちゃん、この話はまた後でね」

千冬「…次はマトモな話でかけてこい…」

 

ちーちゃんとの連絡をやめ、みーくん達にメッセージを送る。まぁ、反応があった場所にISを展開して言ってほしいってだけ。まぁみーくんには出る前に私の部屋に寄ってから行ってほしい…て入れたんだけどね…3分後、みーくんが来てくれた。

 

ミカ「どうしたの、束。出撃前に寄ってほしいって…」

束「もしかしたらこの反応、前のみーくん達と同じかもしれないの。」

ミカ「…別世界からってこと?」

 

みーくんは分かってくれた。

そう、今回のこの反応はみーくん達と同じ可能性がある。

また束さんの知らない技術で作られているものだから。その技術でみーくんやしーくん、あーくんが傷つくのが嫌だから。

 

束「うん…だから、気を付けて。」

ミカ「…わかった。でも、俺は死ぬまで束を守り続けたいから死ぬつもりは無い。ちゃんと帰ってくるよ。」

束「…行ってらっしゃい、みーくん。」

ミカ「うん。」

 

そしてみーくんは私の頭を少し撫でて部屋を出ていった。

去り際に撫でるなんて卑怯だよみーくん…

 

 

ーーーー

 

よぉ!久しぶりの俺してんだな。ノルバ・シノだ。

俺と三日月、昭弘は機体…もといISを纏い束の指定したポイントまで移動中だ。

 

シノ「なぁ三日月。俺ら3人で出撃は少しおかしいんじゃねぇの…?」

ミカ「…束が言うには前の俺達みたいにこの世界に来た人達らしい。だから最大戦力の俺達を出したんだと思うよ。」

昭弘「ふぅん…敵なら殺ってもいいんだな。」

ミカ「うん。でも、相手に敵意無かったら殺らずその前ラボに連れてくよ。」

 

三日月は本当に変わったなぁ…まず雰囲気からだな。まぁ、変わるきっかけを作ったのは束だろうけどさ。三日月…全く笑わねぇのに束との会話の時にすっげぇ嬉しそうに笑って話を聞いてるのを見てからなぁ…分かっちまうんだよなぁ…そんなことを頭の隅で考えながら周りを見回していると…白と紫の機体が見えた。多分あの2機だろう。それにしても俺達と同じ全身装甲(フルスキン)とはな…敵意がないことを祈り、白い機体と紫の機体に近づいていく。

 

ーーーー

 

 

「…総士、前に見慣れない機体がこっちに向かってきてる」

総士「慌てるな。この世界の事を知っているものかもしれない。一騎、問いかけてみてくれ。」

一騎「お、俺がか……」

 

はじめまして。真壁一騎です。

俺と総士は調査中に謎のワームホールに吸い込まれ、この世界にやってきた。お互いを確認すると、機体が違うことに気づいた。俺はマークエルフで、総士がニヒト…ニヒトに関しては最初に行った蒼穹作戦の時に見た時の姿になっていた。とにかく、人を探すため飛んでいたところにピンク色の機体に茶色の機体、白と青、それに角が黄色の機体が見えたので、チャンネルをオープンにして話しかけてみる。

 

一騎「そこの3機。すまないが話を聞きたい。俺は真壁一騎。この通り敵意はない。」

 

ルガーランスは持っているけど、戦いたくない。無駄な争いは避けたい。ピンク色の機体が答えてくれた。

 

「話?っーことは…それに敵意はない…っと。三日月、ラボに連れていく方針だな。」

「そうだね、シノ。ここよりラボにいた方がまだ安全だろうね。昭弘、シノと一緒にあの機体の後についてくれ」

「わかった。」

「っー事だ。ここの話は今から向かうラボに着いてからでいいか?」

 

よかった。争いは避けられるようだ。それに、話をするならラボって場所に行ったほうが良さげな雰囲気だ。それに従うことにする。

 

一騎「わかった。総士もそれでいいか?」

総士「構わない。そこの3機、名前を聞いてもいいか?」

 

総士は名前を聞いてくれた。

確かに、呼び方がわからないな。すると普通に答えてくれた。

 

シノ「俺はノルバ・シノ。2人にはシノって呼ばれてる。」

昭弘「元二番隊隊長、昭弘・アルトランドだ。」

ミカ「元遊撃隊隊長、三日月・オーガス。」

 

遊撃隊…二番隊…なんかやばい人達なのかな…少し怖い。

そんなことを頭の片隅に置いておき、シノ達の誘導で無事、ラボってところに付いた。格納庫みたいなところに付いたら付いたで、3機の機体が消え、その中から人が降りてきた。

 

ミカ「ねぇ、ISの解除の仕方わかる?」

一騎「あいえす…?あ、このエルフのことか。ごめんわからない。」

総士「あいえす…ラボ…それに君達の機体…これはすぐにでも教えてもらえなければ整理しずらいな…」

ミカ「…ISの解除の仕方は普通に降りたい、って思えば行けるよ。簡単な言い方で言えば服を脱ぐ感覚。」

 

言われた通りに降りたいって思うとエルフが消え、足が床についた。それで、1つ違和感があるのは…俺は眼鏡をかけていることぐらいだ。総士も降りれたみたいだ。髪を結んでいたものが少し違うぐらいだ。

 

ミカ「へぇ…それが待機状態か。一騎に眼鏡…なんかあっているよ。」

一騎「そ、そうかな。それより…」

ミカ「わかってるよ。シノ、昭弘、2人を客間に案内してくれ。俺は束に報告ついでに連れてくる」

シノ「はいよ。それじゃ2人とも、ついてきてくれ。」

 

俺と総士はシノと昭弘に付いていくことにする。

 

ーーーー

 

三日月・オーガスだ。

謎の2機をラボに連れてきたのと俺達と同じ状況だからこの世界のことについての説明をしてもらうために束の部屋に向かっていると…束が後から現れ抱きついてくる。

 

束「おかえり、みーくん。よかった…無事に帰ってきてくれて…」

ミカ「だから死ぬまで束の隣に居るっていった。死ぬ訳ない。それで束、頼みが。」

束「わかってるよ、あの2機のパイロットに説明すればいいんだよね。客間には行ってるの?」

ミカ「うん。シノ達に連れていってもらった。だから行こう。」

束「うん。」

 

束は離れ、俺の隣に来ると手を繋いできた。握り返し、一緒に客間に向かう。

 

ーーーー

 

昭弘・アルトランドだ。

今は俺達は客間で2人を待っている。その際に聞いたことがある。

この2人、真壁一騎と皆城総士は竜宮島と言うところの住人で、フェストゥムとかって言う敵が来たら応戦しているらしい。一騎と総士はシュリーナガルに急遽派遣され、フェストゥムを倒し…同化ってもんを治してしまう奇跡を一騎は起こした。その後、謎の反応があったから総士と共に調査に行ったら吸い込まれた…らしい。

 

シノ「へぇ、じゃあ、一騎と総士はそのファフナーって言う機体のパイロットなのか!すげぇな…」

総士「同化現象との戦いもある。だが、ノルバ達の方も中々だぞ。」

シノ「あー…総士、そのノルバって呼ばないでくれると助かる。なんか慣れねぇし。」

総士「すまない。シノ。」

 

正直、シノと総士の話に突っ込めない。それは一騎もだった。

 

昭弘「一騎…だったか。喉はかわいてないか?」

一騎「あ…大丈夫だよ、昭弘。それより、三日月遅いね。」

昭弘「あぁ、三日月なら多分もうすぐくる。」

一騎「…?」

 

ドアの開く音がする。噂をすればなんとやら…だな。

三日月と束さんが入ってくる。

 

束「やほやほー!はじめまして、篠ノ之束だよ。このラボの持ち主さ!」

 

ーーーー

 

はじめましてだな、皆城総士だ。

僕と一騎はこの世界のことについて説明を聞いていた。

聞いていくと驚くことが沢山出てきた。僕達が乗ってきたファフナーはISって言う物になっている事。元々ISは女にしか使えないものだということ。もちろん僕達は男だ。何かあるまでは公表しないという事だ。三日月達の事もだ。それと、ISの基礎知識を教えて貰った。色々大変な作業らしいが、なれてきたら楽しくなってくると、篠ノ之は言っていた。驚いたのが篠ノ之がここにいてもいいと言ってくれたことだ。

 

総士「…確かに僕達には帰る場所はない。でも、いいのか?」

束「もちのろん!いいに決まってるじゃないか。」

総士「…なら、世話になる。」

一騎「ありがとうございます、束さん。」

 

こうして、僕達はこのラボに住まわせてもらうことになった。その半年たち、3月。織斑一夏という男がISを動かしたというニュースが流れた。それに乗っかるようにして僕達と三日月達の事を公表した。それにより、もっと世間が騒がしくなった。そして、三日月達と僕達はIS学園と、言う女子校に通うこととなる。




はい。2話です。まぁ、プロローグはこれにて終わり。次から本格的にISなお話に入ります!


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設定

はい、この作品思ったら三日月、昭弘、シノ、一騎、総士、オリ主…6人もの主人公が…


三日月・オーガス

始まる前14歳。IS学園入学時16歳。

好きな物(人)束、ラボにある自分の部屋、バルバトスの待機状態。

使用IS ガンダムフレーム・バルバトスルプスレクス

型式番号 ASW-G-08

世代 第四世代(リミッター付き)

全身装甲(フルスキン)

待機状態はアニメで出ていた腕についていたお守りが待機状態。

世代に関しては束が付けた。リミッターを付けないと操縦者もろとも殺してしまうから。

使用武装

超大型メイス

両腕レクスネイル

腕部200mm砲

ヒールバンカー

テイルブレード

以上。

動力源

エイハブ・リアクター×2

 

ーーーー参考程度にーーーー

三日月・オーガスは火星での戦闘により死亡。その後昭弘・アルトランドと共に神様に白い空間に連れてこられた。そこには死んだはずであるノルバ・シノと再開する。その後、ISの世界に3人で送り込まれ、倒れていたところを束に救われた。その半年後、ラボで過ごしていくうちに束の事が好きになっていたのをクロエに相談し、その後、束と部屋で話していた。その時に告白をした。その後、付き合っている。ちなみに、ラボでの料理の腕は真壁一騎とほぼ同等のレベルである。

 

昭弘・アルトランド

歳は三日月・オーガスと共に同じである。

好きな物(事)筋トレ、部屋の掃除(これはIS世界に来てからである)

使用IS ガンダムフレーム グシオンリベイクフルシティ

型式番号 ASW-G-11

全身装甲(フルスキン)

世代 第四世代(これの理由も三日月・オーガスのバルバトスと同じ)

使用武装

ロングレンジライフル

グシオンリベイクハルバード

サブアーム

ナックルシールド

ロケットランチャー

シザーシールド

滑腔砲

レールガン

以上

動力源

エイハブ・リアクター×2

 

ーーーー参考程度にーーーー

昭弘・アルトランドも火星での戦闘で命を落としており、三日月・オーガスと共に白い空間に連れてこられた。そこでノルバ・シノとの再開。ISの世界に3人で送り込まれる。その後束に拾われラボでの生活する。その時に流石にこの汚さは異常だということに気づいてクロエに教えてもらい、ラボの掃除をした。そこから与えられた部屋もマメに掃除している。体は16歳とは思えない程である。

 

ノルバ・シノ

歳は三日月と昭弘と同じ。

好きな物(?)料理、掃除、ISの整備または装備開発。

使用IS フラウロス\四代目流星号だ!/…四代目流星号。

型式番号 ASW-G-64

世代 三日月達と同じ理由 第四世代

全身装甲(フルスキン)

使用武装

レールガン\ギャラクシーキャノンだ!/…ギャラクシーキャノン

フラ…四代目流星号専用マシンガン

ショートバレルキャノン

アサルトナイフ

ガンドレット

以上

動力源

エイハブ・リアクター×2

 

ーーーー参考程度にーーーー

ノルバ・シノは負傷した状態で片腕がないフ…四代目流星号でラスタルが乗る船に一泡蒸すため本物のダインスレイブ\スーパーギャラクシーキャノンだ!/…スーパーギャラクシーキャノンを装備しもう一度戦闘に出るが…ジュリアからの横槍で弾道をそらされ、時間を稼ぐため突っ込むが艦の主砲にあたり死亡…その後、白い空間に連れてこられた。三日月・オーガスと昭弘・アルトランドと再開しISの世界に3人で送り込まれる。その後束に拾われる。ラボでの生活が決まり、その一週間後、三日月・オーガス達に内緒で束にISのことについて教えて貰った。整備から改良まで。

 

真壁一騎

物語開始時14歳

好きな事(?)料理、機体の整備

使用IS

マークエルフ(原作とは違いマークエルフの色が白。この理由は物語の中でわかります)

世代 三日月・オーガス達と同じ理由。第四世代

全身装甲(フルスキン)

使用武装

デュランダル

ゲーグナー

マインブレード

ルガーランス

レールガン

 

ーーーー参考程度にーーーー

戦闘後、謎の反応があったため、皆城総士と共に調査に出ていた。その時にそれぞれ機体に乗っていたため、そのまま謎のワームホールに吸い込まれた。その後、奇跡的に誰もいないところからのスタートだった。皆城総士を起こし、それぞれの機体を確認。そこでマークエルフだと分かったのだが色が違うこたに少し困惑しながらもこの世界に先に来ていた…三日月・オーガス達に会い、ラボに行き、ラボでの生活をする。

 

皆城総士

物語開始時14歳

好きな事(?)読書、機体整備、機体改良

使用IS

マークニヒト(姿は無印。だが色は紫。これも物語の中で分かります。)

世代 第四世代(理由は三日月・オーガス達と同じ)

全身装甲(フルスキン)

使用武装

ホーミングレーザー

アンカーユニット

ルガーランス

ーーーー参考程度にーーーー

真壁一騎と共に謎の反応があり、それの調査を真壁一騎と共にしていたところに謎のワームホールに吸い込まれた。ISの世界に来た。真壁一騎と共に人のいるところに向かう事にした。そこに三日月・オーガス達と会い、ラボにいく。帰る場所なんてないのでラボでの生活をする。

 

立花唯依

物語開始時は15歳

好きな物(?)お菓子作り

使用IS

ガングニール

世代 第三世代

使用武装

ガングニール専用ランス

スピゴット

レールガン

剣(特別)

 

ーーーー参考程度にーーーー

立花唯依は1人でISを作り上げた。

その頭脳は束と並ぶ。だが、少し好きな人ができてしまうとテンパって可愛い可愛いアホっ子になる。だが、好きな人ができる前なんてあまり他の人とは話さない。



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入学、ようこそIS学園へ。

さて、1話に入っていきますよー!!
総士のキャラ崩壊がひどい…が、今回だけです。多分。


三日月・オーガスだ。久しぶりだね。

織斑一夏がISを動かしたって言うニュースが流れ、それと同時に俺達も公開した。それによりIS学園に入学することになった。俺は束としばらく離れてしまうから嫌だったんだけど仕方ない…今、俺達はIS学園の前にいる。そこに1人のスーツがに女がこちらに近づいてきた。

 

「貴様らがIS学園に入学することになった男性操縦者か。」

ミカ「うん。よろしく、千冬。」

他の5人「なぜ知っている?」

千冬「オーガス、学園では織斑先生と呼べよ。」

ミカ「わかった。」

 

その後、軽くその場で自己紹介をした。俺達はみんな1組らしい。移動をした。

1組の前で待ってろって言われたからまつ。待っている時になんかすごい音がした。それも2回。怖い、それに凄い声が…それが収まり、織斑先生から入れと言われたから、俺から入る。シノ達が入ったのを確認する。

 

千冬「それで、入学式には間に合わずいなかったがこの5人もこのIS学園に来た。軽く自己紹介をしろ。」

ミカ「三日月・オーガス。好きな事は料理とか好きなものは自分の部屋とこのISの待機状態。付き合っている人はもういるから。まぁ、よろしく。」

女子「なんか色々隠し持ってそうで引かれる!!!」

 

それ、どういう事???

 

シノ「ノルバ・シノだ!好きな事は料理とかだ!まぁ三日月ほど上手くないけどな。」

女子「お兄さん系キャラきたー!!!!!」

 

確かにシノは頼れる一面がある。

 

昭弘「昭弘・アルトランドだ。好きな事は掃除と筋トレだ。」

女子「怖そうだけど優しい一面がありそうなキャラきたー!!!!!」

 

昭弘はものすごく頼りになるし優しい。

 

一騎「真壁一騎です。好きな事は料理とか。よろしくお願いします」

女子「守ってあげたい!!!!!」

 

一騎の料理は美味い。少し負けた気分になることが多々ある。

 

総士「皆城総士だ。好きな事は読書だ。以上。」

女子「わからないことを聞いたら教えてくれる教師ポジ!!」

 

総士は分からないことがあったら聞いてみるといいよ、わかりやすく、優しく教えてくれるから。俺も助かった。

 

終わったところで俺達は空いた席に座る。その後、チャイムがなる。

 

千冬「各自質問はこの休み時間に済ませておけよ?」

 

織斑先生はそう言って教室を出ていく。

俺は暇を潰すために寝る事にした…が。織斑一夏がこっちに近づいてきた。

 

一夏「よぉ!三日月・オーガス。」

ミカ「織斑一夏か…よろしく。同じ男子として。」

一夏「おう。よろしくな、三日月。それでさ、なんかすごく珍しい目線で見られるのって辛くないか?」

ミカ「わかるよ。その辛さ。でもそのうち慣れるよ。頑張ろう。一夏。」

 

そこに1人の女が来た。

 

「一夏を借りてもいいだろうか?」

ミカ「あぁ、うん。どうぞ。」

 

女は一夏を連れていった。

これで暇になったので寝る事にした。これは余談だけど授業始まる3分前に後ろの女子が起こしてくれた。素直に感謝。遅れてきた一夏と女は織斑先生からの出席簿アタックの餌食になった。そして、めんどくさいことが起こった。

 

千冬「あぁ、忘れていたな。このクラスの代表を決める。代表の仕事は…まぁ、ISによる行事があるからそれに出てもらうのと後は中学の時にもやったことがあるであろう学校祭とかのまとめ役だな。推薦でも構わない。」

 

すると次々に女子が手を挙げ推薦してくる。

 

「はい!織斑君がいいと思います!」

「あ、私もー!」

「私は三日月君!」

「私も三日月くん!」

 

それにより一夏は立ち上がる。

 

一夏「え、お、俺!?」

千冬「うるさいぞ、織斑。」

ミカ「めんどくさそうだな…」

 

そんなことを思っていると…バンっ、と音が聞こえたので見てみる。

 

「待ってくださ!納得出来ませんわ!このクラスの代表が男!?そんなのは納得できません!」

 

…あの金髪ドリル、なんて言った?

その先の言葉に俺は切れた。

 

「男が珍しいから代表にする???このわたくし、セシリア・オルコットにそのような屈辱を1年味わえと!?それにこんな極東の猿に任せていられません!実力的に言ったらこのわたくしがやるべきです!」

ミカ「…なぁ…お前…煩いよ…」

「な、なんですかあなた!?」

 

つい殺気を出してしまった。

なんか、束もバカにされているような気がしたから。そして、一夏が言ってはいけないことを言った。

 

一夏「お前の国もメシマズ何年もトップとってるだろ…」

セシリア「な、なんですって!?貴方私の国を侮辱するのですか!?」

 

あぁ、ほらまためんどくさい事になった……もう、誰がいいか手っ取り早い手段でやることにしようよ。俺は立ち上がり織斑先生に提案をする。

 

ミカ「織斑先生、推薦された織斑一夏と俺、そこの金髪ドリルで模擬戦をして決めるってことはどうですか?」

セシリア「き、金髪ドリル…」

千冬「ほう、三日月、それはいい案だな。実にわかりやすい。まぁ、三日月の言ったのは建前だろう?」

ミカ「よくわかったね。俺はただ金髪ドリルを潰したいだけだ。俺の好きな人をバカにされているような気がしたから。」

 

あのムカつく金髪ドリルを潰したいだけ。クラス代表なんてめんどくさい事したくない。

 

一夏「おう、その方がわかりやすいな」

セシリア「負けたら私の奴隷ですからね。それだけは覚えていてくださいな!」

千冬「よし!模擬戦は一週間後!いいな??」

 

その後は何にもおこらず放課後になった。

俺達5人はこの学校の事について話していた。

 

シノ「三日月…お前あんなこと良く言えたな。」

ミカ「ムカついたんだ。束をバカにされているような気がしたから。」

シノ「あはは…そ、そうか。」

昭弘「まぁ、がんばれよ三日月。」

ミカ「うん。思いっきり潰すよ。」

シノ「それはやめてやれ…相手がトラウマになるぞ。」

一騎「それにしても見事に染め上げられてるね」

総士「今の時代、それが当たり前だろう。女性が強いと言うのが定着しているからな。」

 

そこに1人の教師が入ってきた。山田先生だ。

 

真耶「あ、よかったまだ居たんですね!」

ミカ「山田ちゃん…どーしたの?」

真耶「や、山田ちゃん…??まぁ、いいです。そんなことより寮の鍵です!すいません、三日月君は一人部屋で他の方は女子とのペアになります。」

シノ「おいおい、それって大丈夫かよ…」

真耶「1ヶ月もすれば部屋割りが変わりますから…それまで我慢してください」

 

山田先生が俺達に鍵を渡してくる。

今思えぼなんで一人なんだろう…

 

昭弘「それなら仕方ないな。」

一騎「我慢すればいいしな。」

総士「それでは、山田先生。俺達は寮に行きます。」

真耶「あ、はーい。気をつけてくださいね。あ、それと大浴場は男子は今使えませんよ。」

ミカ「わかってる。部屋にシャワー室あるからそれでって感じでしょ。じゃ、行こ皆。」

 

俺達は俺達で話しながら寮に向かった。

その時に妙な視線を感じたので警戒することにした。だけど、なんか知っているような視線。まぁ、それぞれの部屋に入る。びっくりしたのがそれぞれの部屋が案外近いって事。それよりも…IS学園の寮ってホテルみたいな部屋してた。2つあるベッド…でも俺は1人なのでなんかいらない…どうせなら窓側のベッドを使おう。荷物は束が送っていた様子…いつの間に?

 

ーーーー

 

よぉ、ノルバ・シノだ…

なんで今テンション低いかって言うとだな…なんか、視線がものすごく痛い。まぁ、嫌だよなぁ…と、とりあえず、話ぐらいしておかないと行けないよな…!

 

シノ「同じ部屋になったノルバ・シノだ。当分の間、よろしく頼む。」

「…紫ノ宮凛峰。よろしく。ベッドは窓側のやつ使って。」

シノ「お、おう。」

 

と、とりあえず名前をしれただけまだマシか…こんな調子で大丈夫なのか…?

 

ーーーー

 

昭弘だ…部屋のドアを開けると…

 

「おかえりなさい、ご飯にする?お風呂にする?それとも…わ・た・し?」

昭弘「……」

 

無言で閉め、部屋の番号と鍵の番号を確認して同じだと分かる。深呼吸をしてもう一度開ける

 

「おかえりなさい、私にする?それとも私にする?私よね?」

昭弘「選択肢アンタしかねぇだろ…とりあえず服着ろ。話はそれからだ。」

「面白みがないわねぇ…ま、部屋に入って少し待ってて。」

 

水色の髪の女は入ってすぐ左にあるドアを開けその中に入る。俺は部屋にあった椅子に座り待つことにした…

 

ーーーー

 

ど、どうも…真壁一騎です。

部屋に入ると…寝起きの…それにシャツしか来ていない女子を見てしまったのでひとこと言って部屋の前で待機中だ。終わったのか、その女子が顔を出してくる。

 

「…すまない。今終わった。入っても大丈夫だ。」

一騎「…おじゃまします。」

 

部屋に入る。そこにはIS学園の制服に何故か白衣をきた女子がいるという…その制服に白衣…なんか合わないな。

 

「君が…男性操縦者の真壁一騎か。私は立花唯衣だ。一応、1人でISを組み立てた。」

一騎「1人でISを?すごいな…知ってるみたいだけど一応ね。真壁一騎です。しばらくのあいだよろしく。立花。」

唯衣「あぁ、よろしく。ところで真壁は料理は出来るか?」

 

ん?

料理のことを聞いてきた。なぜだか分からないが答えておこうかな…

 

一騎「出来るけど…」

唯衣「本当か!?なら今夜からぜひ作って欲しい!作れるのだが…お菓子作りの方が得意でな…料理は…」

一騎「…わかった。今夜は何がいい?」

唯衣「シェフのおまかせで。」

一騎「…じゃあ、カレーにするか。」

 

思えばこれはいいきっかけかもしれない。料理の腕を上げるために…そんなことを思いながら部屋のことを決めていった。

 

ーーーー

 

皆城総士だ。

部屋に入ってみると中で倒れているから少し焦った。その人をベッドに運び、布団をかけて本を読みながら様子を見ている。顔色がそこまで良くない。

 

「ん…」

総士「…起きたか…」

 

倒れていた女子が目を覚まし、起き上がる。

 

「…貴方は…」

総士「1年1組の皆城総士だ。しばらくの間、同じ部屋だ。よろしく。」

「1年4組の更識簪。名前でいい。」

総士「…簪か…ん?」

 

僕はあるものに気づいてしまった。

それは…天元突破グレンラガンのDVDだ。

 

総士「……なぁ、これ…」

簪「……無茶で無謀と笑われようと意地が支えの喧嘩道」

総士「!!!!」

 

更識は気づいた。僕の見ていた物をそして、更識が言った台詞…次に僕が言うのはもちろん…!

 

総士「壁があったら殴って壊す…道が無ければ、この手で作る!」

 

更識は微笑む。あぁ、やっとわかる人がいた。

 

「「心のマグマが炎と燃える!超絶合体!グレンラガン!!」」

簪「俺を!」

総士「俺たちを!」

「「誰だと思っていやがる!」」

 

言い切った瞬間ハイタッチをする。

そして僕は思う。グレンラガン好きに悪い人はいないと。

 

簪「これからよろしく、総士。」

総士「あぁ、よろしく簪。」

 

この後、2人でグレンラガンを見た。

思いのほか、ほかの人と見ると楽しかった。




やばい、本当に総士のキャラ崩壊が酷かったな


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模擬戦の前のお話。

はい、一気に飛ばす、という訳では無いです。
ちょっとだけ、模擬戦前のお話になります。
そしてこれ書き上げた状態がオールなんです。酷い。
今回短いです。ごめんなさい


こんばんは、三日月・オーガスだ。部屋でゆっくりしている。

1週間後の模擬戦に向けて少しあの金髪ドリルの専用機のことを調べようとしていたら束からの連絡が入り、模擬戦をする事になったのを話した。そしたらちょちょいとハッキングして金髪ドリルの専用機のデータを出してくれた。イギリスの第三世代IS『ブルー・ティアーズ』。機体名と同じ武装を持っている。スナイパーライフルのスターライトmkⅡ、インターセプター…ビッドに関しては全部で6機そのうちの2機がミサイル。極端すぎる。あの金髪ドリルは接近される前に相手をダウンさせてきている。接近戦は慣れてないらしい。ならやりやすい。

 

ミカ「……すぐ終わりそうだな、金髪ドリルとの模擬戦。でも不確定要素がひとつある…織斑一夏の専用機…多分貴重だから政府は取りたがるよな…」

 

そう、多分政府の人達は織斑一夏のデータを取りたいから専用機を支給するだろう。俺達は親…いや、正確には束に脅されて渡せない。俺達のデータはヤバいんだとか…金髪ドリルとの模擬戦、織斑一夏との模擬戦のことを考えていたら窓からノックする音が聞こえた。カーテンを開けてみるとそこには束がいた。春とはいえまだ冷えるので窓を開け部屋の中に入れる。

 

ミカ「束…なんで来てる?」

束「え、彼氏に会いたいからじゃ…ダメかな?」

ミカ「…ダメじゃない。とりあえず…お腹減っただろ。なんか簡単なものなら作る。」

束「わぁい!」

 

うん、可愛い。

俺は荷解きをしていたのでそのおかげである程度のものはある。食材も送ってくれたおかげで作れた。その20分後作り終えたので束の前まで持っていく

 

束「それにしても、みーくんがキレるだなんて珍しいね。ISコアネットワークから聞いてたけどさ。」

ミカ「ただ、バカにされたようで気に食わないんだ。あの金髪ドリル。だから潰すつもりで行く。」

束「わかった。頑張って、みーくん。あ、私とクロエはここで寝泊まりするからよろしく」

ミカ「わかった。」

 

ここでスパッと言えるようになるのは少し危ない。だがこれは束だからだ。束だからこそ許せることなのだ。そんなこんなで今日ら寝た。

次の日、束は俺の布団に潜り込んで寝ていた、幸いにも起きやすい体制だったので束を起こさないように俺は起き、制服を着て朝ごはんの準備をする。

 

ーーーー

 

おはよう、真壁一騎です。

同室の立花より早めに起きて朝ごはんの準備中なんだ。

昨日はんか遅くまでやっていたから…ちょっと心配になったね。そんなことを思っていると立花が起きたようだ。

 

一騎「おはよう、立花。」

唯依「あぁ、おはよう真壁…」

一騎「朝ごはん、あとすこしで出来るから顔洗って目を覚ましてきなよ」

唯依「あぁ…朝ごはん食べ終わったあと、髪の方を手伝ってくれ…1人じゃできない…」

一騎「わかったよ。」

 

立花は目を擦りながらシャワー室へと入っていく。その辺に出来た目玉焼きをパンにのせたものを皿に起き立花の机に置く。ついでにブラックコーヒーも。

 

唯依「さて…お、美味そうな朝食だな。それにブラックも付いているとは…驚きだ。」

一騎「勝手に冷蔵庫の物使っちゃってるけどね」

唯依「いい。真壁が作るのであればな。いただきます」

 

唯依は椅子に座りパンを食べ始める。

ちなみに俺はもう食べた。(唯依と同じもの)

こうして1日が始まる




ごめんなさい、短いですよね。ごめんなさい
次は総士、昭弘、シノの視点を書いて、その後模擬戦って感じになるかと。


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模擬戦その前のお話+三日月、模擬戦初戦〜「加減できるかな…」〜

はい今回は出てなかった3人…総士、昭弘、シノの3人の様子を見てから模擬戦に入ります。でもまぁ、総士の場合見てますけど…その後の様子ですね。おふたりはどうなるのやら…

そしてセシリアの…潰し会?セシリアファンの方すいません。


こんばんわ…いや、おはようか?皆城総士だ。

簪とグレンラガンをすべて見終わったところだ。見終わったのは朝の5時。寝るにも寝れないので2人ともそのまま学校に行くことにした。今簪は目を覚ますためシャワー室にいる。僕もそうしたい…のだが、専用機の二ヒトを1回外さなければ髪を洗えない…まぁ、外しても簪はデータを盗み見ることはしないだろう…ガチャ、っと開く音がしたので簪が上がったのだろう。何があっても見ないように本を読んでいたので見なかった。

 

簪「総士、お風呂どーぞ。目を覚ますのにはちょうどいいとおもうよ?」

総士「そうだな。目を覚ましてくるとするよ。」

 

僕は髪留めを外し、バスタオルを引き出しから取り出しシャワー室に向かう。服を脱ぎ中に入る。シャワーを浴びていると色々思い出す。島にいた時の…ファフナーパイロット達の痛みとか。それは今でもたまぁにある。束にも、話していない事だ。その痛みが今来て…ふらつくのだが、何とか立っていることにした。

 

総士「ぐ……この世界に来ても…まだ、来るのか…」

 

この痛みが収まるまでに5分かかった。まぁ、この言い訳は髪を洗うのに手間取った…と言えば誤魔化せるので大丈夫だ。

とはいえ、少し長めになってしまったのでササッと洗って出ることにした。髪についた水分を大体でいいのでとった後、制服を着て出た。姿を現すと少し長すぎたので心配したのか、簪がものすごく…うん。なんか、「長くて心配した」と、言わんばかりの顔でこちらを向いた

 

簪「総士、少し遅かったけど…」

総士「髪を洗うのに手間取った。僕の髪はほかの男子より長いからな。」

簪「そっか…なら乾かすの手伝うよ?」

総士「…いやだいじょ」

簪「手伝うよ?」(威圧)

総士「…お願いします。」

 

この時の簪には勝てなかった。

何故だか、フェストゥムに同化される以上の恐怖と危機感を感じた…

 

ーーーー

 

おはよう!シノだ!

俺は同居人の凛峰より先に起きて朝ごはんの準備をしている最中だ…そして勝手に冷蔵庫にあった食材を使っているので…起きたら金払わなきゃ…

 

凛峰「ん…ん?いい香り…」

シノ「お、起きたか。おはよう、凛峰」

凛峰「あ、うん…おはよう…この香り…シノが?」

シノ「あぁ、勝手に冷蔵庫の中身使っちまって悪ぃな。」

凛峰「…いい。顔洗ってくる。」

 

凛峰は顔を洗いに行った。

帰ってくるまでにはできているだろう。ちなみに今回の朝ごはんは焼き魚、味噌汁、ごはんだ。the和食。出来上がったので簡易テーブルを出し、それを広げ…そのテーブルに2人分の朝ごはんを置いていく。ちょうどラストってところに凛峰が戻ってきた。

 

凛峰「…料理、出来たんだ」

シノ「まぁな…三日月と真壁程じゃないけどさ…」

凛峰「…その2人、すごいの?」

 

凛峰は窓画を背にして座る俺はベッドのある方に座る。

まぁ、あの2人のレベルはすごい…俺は真似なんかできないほどにな…

 

シノ「俺の料理を上回る美味さだ。特に三日月の玉子焼きと真壁のカレー。」

凛峰「…冷めるとあれだね。食べよっか。」

シノ「おう。」

 

俺と凛峰は手を合わせ…「いただきます」と言う。

それぞれ食べ始めた。

 

凛峰「…味噌汁の味…ちょうどいい…」

シノ「そうか、よかったぜ。」

凛峰「…毎日飲みたいぐらいね。」

 

これは予想外だった。

実は1番不安だったのが味噌汁の味!人それぞれに好みあるからさ…

 

シノ「じゃ、毎日作るよ。」

凛峰「…よろしく。」

 

そんな感じで食べていった。

 

ーーーー

 

おはよう。昭弘・アルトランドだ。

朝起きると……少し違和感があり(主に右腕)、布団をめくってみると…そこには楯無さんがいた。確か俺は昨日何にもしていないはずだ。うん。とりあえず起こす事にした。

 

昭弘「お、おい…楯無さん…起きろ…」

楯無「あ、おはよう…昭弘君…」

昭弘「…なんで一緒に寝てるんっすか……」

楯無「えー?なんでって…そりゃあねぇ?15とは思えないほどの体…少しは気になったのよ…ごめんなさいね。」

昭弘「…とりあえず、ちゃんと服来てください。俺は朝飯食いに行くんで。」

 

楯無…さんは今ワイシャツだけ。なのだ。

目のやり所に困るので食堂に行くと嘘をつき部屋を出た…あの人は本当になんなんだ…つかめない人だ…

 

ーーーー

そして1週間がたった…

余談として…この1週間、三日月と箒に鍛えてもらった一夏君。多分マシな動き出来るであろう…

ーーーー

 

おはよう、三日月・オーガスだ。

今日は待ちに待った血祭り(血祭りと書いて模擬戦)だ。馬鹿にされたのをまだ根に持ってるから遠慮なくやろうと思う。今いる場所はアリーナのピッドの中…一夏の専用機が中々来ない。そのため待機中。

 

ミカ「…一夏、お前の専用機…どんなのか楽しみだな」

一夏「いや、三日月の専用機がものすごく気になる。確かに俺の専用機も気になるけどさぁ…」

 

そんな話を一夏としていると山田先生が来た。それもちょっと走って。

 

真耶「織斑くん織斑くん!来ました!織斑くんの専用機!」

ミカ「遅いね。ちょっと間に合わなくない?フィッティングとか。」

 

ピッドには灰色に近い白いISが姿を現した。なんか、ちょっと訳ありそうなISだと…俺は思った

 

真耶「そうなんですよねぇ…あ、織斑くんの専用機の名前は白式ですよ!」

一夏「白式…!これが…」

千冬「オーガス、先に出てくれないか。」

 

山田先生の隣にいつの間にかいた織斑先生に気づいた。ほんと、いつからいた?

 

ミカ「いいよ。あ、死なない程度で潰してもいい?」

千冬「構わん。死なない程度でな。」

ミカ「言葉はちゃんと聞いた。」

 

俺は相棒のバルバトスの待機状態を少し撫でて…意識を少し集中すると…声が聞こえた。

 

「三日月。装備とか追加しといたから…使って?」

ミカ「追加?どんなやつ?」

「んー鎌。」

ミカ「鎌?」

「うん。さ、やろうよ。相棒!」

ミカ「うん。」

 

目を開けると、バルバトスを纏っていた。いつも通りのバルバトスルプスレクス。ただ、ひとつ違うのが装備。巨大メイスとかその他になかったものがあった。そう、さっきの声が言ってた鎌。名前は…天使刈りの鎌。(鎌のイメージはゴッドイーターレイジバースト2に出てくるリィンフォース鎌をイメージしてもらえれば分かるかと。)後々使うとして…今はメイスを出し、ピッドから出ることにした。

 

ミカ「三日月・オーガス、バルバトスルプスレクス…行くよ。」

 

ピッドから出た瞬間、歓声が凄かった。あの金髪ドリルは…空にいた。俺はものすごく余裕だから…地に降りてた。

 

セシリア「やっと来ましたか。それにしても全身装甲…三日月・オーガスさん、今謝れば手加減ぐらいは…」

 

警報がなった。あの金髪ドリルは持っているスターライトを構えコチラをロックしていると。

 

ミカ「いらないよ。そんなの。俺はアンタを潰す。それだけ。」

セシリア「そうですか…それなら…フィナーレですわ!」

 

この試合が終わるまでにいい腕だったら…普通に名前呼びしてあげよう…そんなことを思いながら放たれたレーザー…いや、ビームを最小限の動きで回避する。

 

ミカ「……こんなもん?もうちょっと…」

セシリア「わかりましたわ…その要望に答えましょう…行きなさいBT<ブルーティアーズ>!」

 

あの金髪ドリルから4機、出てきた。4機バラバラにビーム攻撃をしてきているが、かわしている…金髪ドリルは動かなくなった。さっきからあの4機からの攻撃は来ているのに。そろそろめんどくさくなったので当初の目的を果たすことにする。テイルブレードを使い4機を破壊。

 

セシリア「なっ…!な、なんですかそれ…!」

ミカ「今から潰される相手に言うわけないでしょ?」

 

巨大メイスを金髪ドリルに投げる。それは当然よけられる。だが、目くらましは出来た。俺は飛び…金髪ドリルに近ずき、浮いている物をレクスネイルで破壊。ついでに投げたメイスを回収。回収したメイスで金髪ドリルを下に行くよう殴る。金髪ドリルは何にもできずに地に叩きつけられる

 

セシリア「かはっ…」

ミカ「…もう終わり?」

セシリア「ま、まだです…!インターセプタ!」

 

金髪ドリルはよろめきながらも…ナイフみたいなのを出してきた。まだ、立てるのか少し見直した。俺もメイスを仕舞い…天使刈りの鎌をだす。

 

ミカ「アンタ、まだ立てるんだね。」

セシリア「何故かアナタとの模擬戦は…最後まで、やりたくなりましたの。」

ミカ「すごい変わりだね…アンタの名前、もう一度聞いてもいい?」

セシリア「…ふふっ。セシリア・オルコットですわ。」

ミカ「…セシリア…か。じゃ、最後の…」

セシリア「今の私が出来る…最大の一撃を…!」

 

俺とセシリアは同時に動き出し…交差する。倒れたのは…セシリアだった。

 

『ブルーティアーズ、シールドエネルギー0。三日月・オーガスの勝利。』

ミカ「セシリア、最後のはよかった。あれ…潰そうとしたのに…まぁ、いいや。」

 

俺は倒れてるセシリアをピッドに運び戻っていく。




あれれー?


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模擬戦2回戦目〜<蒼穹、ソロモンの反応>

はい、模擬戦2回戦目とフェストゥム戦です。
蒼穹要素入れていきます。あれ、最初の模擬戦で入れてもいいのかな…???

後、筆があまり進まず…アスタリスクの方も止まっております。出来上がり次第、あげます!


よ、織斑一夏だ。

セシリアと三日月の模擬戦を見ていて…俺は三日月に勝てるのかどうか…そんなことを思っていた。三日月のIS、バルバトスルプスレクス…あんなものに勝てるのか…?2回戦目をするにあたって、三日月のISの準備ができるまで、ISを纏ったまま待機中だ。

 

千冬「織斑、オーガスの準備が出来た。アリーナに出ろ。」

一夏「お、おう!」

 

そうして、ピッドから出た。アリーナの真ん中には三日月の纏う…バルバトスルプスレクスが静かに立っていた。

 

ミカ「ん、やっと来たね。白式の色変わってるのと…翼がいいね。」

一夏「これで俺の専用機になったらしい。まぁ、これからお世話になる専用機だし、大切にしていきたいな。」

ミカ「…んじゃ…もうそろそろだし…」

 

三日月は…手に持っているメイスを構えた。正直、あのメイスに叩かれるって言うのは勘弁だ。そんなことを考えながらも俺も雪片を構える。そして…試合開始のブザーがなる。

 

ーーーー

 

久しぶりだな。真壁一騎だ。

三日月の1試合目の途中からこのアリーナに来ている。

1試合目の最後のあの一閃…凄かった。三日月のSEも少しは削られていた。2回戦目、織斑一夏と三日月の試合。勝負はもう決まっているみたいなものだけどね。そこにプライベートチャンネルで総士が話しかけてきた。

 

一騎「総士?どうしたんだ?」

総士「嫌な予感がするんだ。」

一騎「嫌な予感ってまさか…この世界にフェストゥムが出てくるって言うのか?」

総士「予感だからな。警戒しておいて損は無い。」

 

確かに。出てくる可能性は0じゃない。俺達と一緒に来ている個体もいるだろう。そんなことは思いたくもないけど。いつでもエルフを纏えるように…エルフについているリミッターを解除できるようにしておいた。試合の方に目を戻すと…やっぱり、三日月のSEが全く減っておらず…突っ込んでくる織斑一夏の攻撃を少しの動作で避けたり受け流したりしていた…

 

ーーーー

 

すこし疲れ気味の三日月・オーガスだ。

この世界に来てから少し体力落ちたかな…前の世界だったらそんなこと無かったんだけど…鍛え直そう。今は織斑一夏との模擬戦に集中しなきゃ。と、言ってもさっきからイノシシみたいに突進しかしてこないので避けたり受け流したりしている。白式のあの刀…雪片二型だっけ?(束情報)それに気をつけながらじゃないと相手が素人とは言え負ける。それに、あの白式には単一能力<ワンオフ・アビリティ>…がある。その能力はバリア無効化攻撃。

 

ミカ「織斑、教えたこと…やらないのか?」

一夏「…」

ミカ「緊張でとんだ?」

一夏「おう!」

ミカ「はぁ…」

 

まぁ、仕方ない…事なのか?初めてのISでの模擬戦に専用機の感覚…それぞれ違うのだろう。緊張している…なら多分出来ることが出来なくなる…と、言うのもあるのか…?こちらのSEはまだまだある…それなら少し楽しむ事にした。俺は巨大メイスをもう一つ出し、装備する。前の世界ではやったことのない事だ。だが、この世界…ISにはアシスト…パワーアシストだっけ?それがあるから出来ること。俺は瞬時加速<イグニッション・ブースト>で近づき…殴ろうとする。その時、アリーナのバリアを破壊された。そのことにより織斑一夏にあたる寸前で止まる。後ろを見ながら…その穴が空いた場所を見るため振り返る。

 

ミカ「…アリーナのバリアを破壊された?やばそうだな。」

一夏「え?そんなにやばいのか?」

ミカ「考えてみろ。このアリーナのバリアって確かISと同じSEのはず…違ったらゴメンだけどね。」

一夏「…え?やばくないか?」

 

織斑一夏と話している最中に織斑先生がオープンチャンネルで話す。

 

千冬「オーガス、織斑、今すぐピッドに戻れ。」

ミカ「そうしたいのは山々。でも、生徒の避難が終わるまで行けないでしょ。」

一夏「そ、そうだよ、千冬ねぇ。相手はバリアを壊すことが出来るんだろ!?それなら避難が終わるまで時間稼ぐしかないじゃん。」

千冬「……無理はするなよ。2人とも。避難が終わり次第、教師が突入する。その間の時間稼ぎを頼む。」

ミカ「了解…織斑、無茶だけはするなよ。」

一夏「おう。」

 

煙が晴れてくると同時に現れる…その姿は金色で…人の形に近い…化物だった。その化物は綺麗で…見とれたほど。そしてその化物はこういう…束のラボでも画像は見たが…それでも見惚れた。

 

ーーーーあなたはそこにいますか?ーーーー

と。その言葉のあとに俺のプライベートチャンネルにひとつのメッセージが届く。その送り主は真壁一騎…その内容はフェストゥムの言葉には答えるな…織斑一夏に言っといて…と言うことだけ。それを織斑一夏に伝えることにした。

 

ミカ「織斑、あの化物の言葉に答えない方がいい。」

一夏「わ、わかった。ここは三日月に従うしかない。で、どう時間稼ぎする?」

ミカ「どうしようか…」

 

あの化物は俺達が話している時には攻撃を仕掛けてこないらしい。まるで興味を持っているかのように。

 

ミカ「とにかく、あの化物の攻撃に当たらないように…時間稼ぎ。」

一夏「案外難しいことを言うんだな…三日月は…」

ミカ「それしかないでしょ。」

一夏「そうだけどよぉ…」

 

そんな話…いや、ちょっとした作戦会議をしていたら…バリアの穴から入ってきた白いと黒色の全身装甲<フルスキン>のISが来た。俺はその2機を知っている。だから…

 

ミカ「織斑、心強い仲間来たよ。」

一夏「は??あの2機か?」

ミカ「うん。あの2機が何とかしてくれる。俺達は流れ弾が生徒に当たらないようにしよう。一騎、総士…あとは頼んだ。俺らじゃ思考を読まれてなんにもできずに死ぬ。それが嫌なら生徒の安全確保。」

一夏「お、おう!」

 

後は…ファフナーに任せる。

 

ーーーー

 

皆城総士だ。

僕の嫌な予感が当たった。この世界にフェストゥムが来ることはないだろうと思っていた。だが、あの謎のワームホールに引きずり込まれてこちら側の世界に来た…僕達と同じで。そう考えるしかなかった。実は、今日の朝から…ニヒトが警戒するように言っていた。その為、すぐ出ることが出来た。そして、アリーナのバリアが破壊された時、本来ニヒトにはなかったソロモンが反応。フェストゥムが来たことを教えてくれた。本来これはアルヴィスのだった…筈なのだ。だが、このニヒトにはその機能が付いていた。ある意味助かるが…

 

一騎「総士、俺達の思考は読まれない…筈だよな。」

総士「その筈だ。この世界に来てからの戦闘はないから不安になるのも仕方ないだろう。だが、対抗できるのは僕達だけだ。多分、篠ノ之に言えばガンダムフレームにもつけてもらえるだろうがそれはまだ先になりそうだ。」

一騎「そうか。ならやるしか無いよな。でも、俺と総士なら出来る。」

総士「そうだな…機体が少し違えど、やれるさ。」

 

僕は本来なかった装備…ルガーランスを装備。一騎と合わせることにした。だが、僕のニヒトにはレールガンを装備することが出来ない。だが、そんなことは気にしない。そして、合図はいらない。一騎が動き出すと同時に僕も動き出す。だが、一騎はノートゥング・モデル。僕のニヒト…ザルヴァード・モデルとの出力は倍以上違うため、僕が先にフェストゥムに近づき、切りかかる。その切りかかりは避けられはする。だが、フェストゥムに少しの傷をつけることが出来た。僕は1度下がり、ホーミングレーザーでの援護をすることにした。一騎に前衛を任せることにする。一騎の操るマークエルフ…それは一騎の…ザインの前の搭乗機だ。感覚はまだ残っているらしく、エルフでしかできない戦い方をする。右手にルガーランス、左手にレールガン。左手のレールガンでまずはフェストゥムに向け3回撃ち、怯ませる。フェストゥムもフェストゥムで怯ませた後、ワームホールでの攻撃でエルフやニヒトを仕留めに来る。だが、それをよける。

 

総士「一騎!」

一騎「わかった…!」

 

僕はホーミングレーザーを放つ。それによりフェストゥムの動きを封じる。動きを封じたところに一騎はフェストゥムにルガーランスを突き刺す。そして、ルガーランスの刀身を展開。内蔵されている荷電弾を撃ち込みコアを破壊する。ワームホールが出てくる前に一騎は離脱。フェストゥムが消滅するワームホールに巻き込まれることなく、今回の戦闘は終わった。一騎は僕の隣まで来て拳を前に出てきた。

 

一騎「お疲れ様、総士」

総士「あぁ、お疲れ様。と、言ってもほぼ一騎がやったようなものだ。」

 

僕も拳を前に出し、コツン、と一騎の拳にぶつける。

今思えば、こんなことをするのは初めてだった。

 

ーーーー

 

織斑千冬だ。

私は今、ありえないものを見ていた。ピッドのモニターからだが。

男性操縦者の…真壁一騎、皆城総士の専用機の戦い方。未知のものとの戦い方をみて、信じられなかった。何故なら、連携や操縦技術が私の見てきた中でいいのだ。その動きはまるで、慣れているように動いていた。三日月・オーガスもそうだが。

 

真耶「織斑先生、あの子達は…いったい…」

千冬「…さぁ…私にもわからん。だが、見てわかることだけは言おう。多分山田先生も思っていることだろう。」

真耶「…あの真壁君と皆城君の動きはあの生物みたいなのを倒すのに手慣れています。見てわかりました。それに、コンビネーションがバッチリでした。」

千冬「……今年の1年はレベルが高いぞ。恐らくだが、ノルバとアルトランドもオーガス達みたいな動きをするだろう。」

真耶「……今年は凄いですね…」

 

ーーーー

そんなこんなで模擬戦は中止になった。

予想外の乱入やアリーナのバリアを破壊されたことにより出来なくなった。これから、三日月達は予想もしない学園生活を送ることとなる。今回起きたことは…小さなことにしかならない。

ーーーー




はい、模擬戦のお話は終わりです。
いやぁ、ガンダムフレームとフェストゥムの戦闘でもよかったんですが、フェストゥムは思考を読んで行動してくるので実現不可でした。悲しみ。でも、スパロボだとそれが出来てるんですよね。本当に不思議です。あ、スパロボ作品の中で一番好きなのがアルトアイゼンリーゼとヴァイスリッターゴースト?(正しくはライン・ヴァイスリッター。間違いを指定していただき感謝…!)でしたっけ、その合体技のランページゴーストが大好きです。機体だとリ・ブラスターとバルゴラとか好きですね。


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模擬戦中止。その後。

はい。今回はオリジナルが占めるかと。
今超絶迷っているところです。ガンダムフレームにジークフリート・システムを入れるか入れないか…コメントして入れるか入れないか…お願いします!


三日月・オーガスだ。

フェストゥムが侵入してきて、それを一騎達がやってくれた。その後の模擬戦は中止。案外助かっている。こうやって部屋でゆっくり出来るのだから。部屋に束がいたら物凄く……いいな、とか思いつつ機体のことについてまとめていた。このレポートは束に送ることになっている。束曰く、夢に近づきたい。夢を叶えたい。だから、力を貸してほしい。と言ってきた。俺は勿論、力を貸すことにした。束の夢を、叶えさせてあげたい。その為に。少し疲れたのでまとめているデータを保存。PCの電源をきり、飲み物を手に取り飲む。

 

ミカ「…機体調整しなきゃ。右スラスターの反応が鈍かったし。でも今は…夜ご飯作って食べるか。」

 

俺は立ち上がり、キッチンへと向かう。

さぁ、今日の献立はどうしようかな…

 

ーーーー

はじめまして。更識楯無よ。

まぁ、模擬戦を見ていたんだけど…あの三日月・オーガスって子…あまりにも容赦と言うか…遠慮がないのよね。それに動きも初心者とは思えない。ま、中止になっちゃったし…この後は暇なんだけど…私の部屋のもう1人…昭弘君が戻ってこないのよね。なにか面倒事に巻き込まれてなければいいけど…そんなことを思いながら私は食堂へ行く。その食堂に向かう最中、自動販売機の前に立っていた昭弘くんを見つけたので声をかけることにした。

 

楯無「昭弘くーん。」

昭弘「あれ、更識先輩じゃないですか…どうしたんっすか。」

楯無「んー…お腹減ったから食堂に行こうって思ってね。昭弘君は今までどこに居たの?」

昭弘「あー…アリーナで練習してました。」

 

アリーナを借りて練習?

それは普段ならありえない事なんだけど…何故ならこの時期は2年生とか3年生達のアリーナの予約で埋まっていたはずなんだけど…?

 

楯無「アリーナって…上の学年がアリーナの予約してやっていたはずよね?」

昭弘「なんか、アリーナのことに関して先生と話していたらその先生の携帯にメールが来て…そのメールを見た先生が顔を真っ青にしてその予約の人に言ってから貸してくれましたよ。」

楯無「何を見たんだか…ま、それならいいわ。ところで昭弘君、お腹減ってない?」

昭弘「…減ってないといえば嘘になるな。」

楯無「じゃ、行きましょ。」

 

私は昭弘君の手を握り、歩き出す。その時に昭弘君がなんか言っていたけど無視して食堂へと向かう。

 

ーーーー

この世界での初戦闘で少し疲れている皆城総士だ。

今は部屋でやすんでいるが…この後、機体の整備のため、整備室へと行く事となる。少しだけ、使いたくない気持ちもあるが、この世界でフェストゥムに対抗出来るのは僕と一騎のみだ。次の襲撃に万全の状態でやりたい。そのためだ。早めに慣れておかないと今日みたいなことをやらかすだろう……いつもならあのルガーランスの初撃はかすったりしない。ちゃんと斬ることが出来ていた。ダメダメだな、僕は。だが、ひとつ不安がある。それはファフナーが2機だけ。多分、これから増えていくことだろう。その時に困る。一騎のエルフが…二次移行と言うものをし、ザインになる…という可能性にかけてみる。だが、あのエルフの色は白…可能性としてはゼロじゃない。考えごとにしては長く、それも深く入り込んでいたらしく…

 

簪「総士…?おーい…総士?…ダメか…なら…えいっ」

総士「な、なんだ!?か、簪!?何故だきついて…!」

簪「下向いてものすごく真剣な顔で30分もなにか考え事みたいなことしてたら心配になるよ。」

 

後ろから抱きついてきたことにより、現実に戻ってくる。正直ありがたかった。

 

総士「ところで、簪。」

簪「んー…?」

総士「いつまでだきついているつもりだ?」

簪「……~ッ!」

 

顔を真っ赤にして簪は離れる。

ちょっと…いや、かなり可愛いと…思ってしまった。言ってしまうと年齢は…この学園の生徒の中では1番上だと思っている…そんな僕が可愛いと思ってしまった。またこれも…この世界なら大丈夫だと思っている。ダメだな。少し緩んでいるのかもしれないな。

 

総士「…この後、整備室にいく。一緒にどうだ?」

簪「いいの!?行きたい!絶対に行く…!」

総士「…専用機に関しては…誰にも言わないのなら少しだけ喋れる。」

 

こんな…平和が日常みたいな世界で…過ごしていると、つい、向こうの世界のことを忘れそうになる。それだけは絶対に忘れたくない思い出だ。

 

ーーーー

 

よぉ!久しぶりなシノだ!

あの模擬戦のあと、俺はなんにもねぇから部屋でゆっくりしているところだ。あ、今…凛峰はお風呂だ。ちなみに晩御飯の準備はもうできてるから上がってきて髪を乾かし終えたらすぐ出せるようにしてある。そんなこんなで待機時間は俺の機体、流星号の専用装備に関しての設計中だ。ちなみに、三日月のバルバトス、昭弘のグシオンにも専用装備を作る予定だ。まぁ、IS学園じゃ出来ない事だから設計するだけだな。あのファフナーだったか?あの2機に関しちゃあまり知らないし。教えてはもらったが俺の技術じゃファフナーに合う武器を作れない。俺はガンダム・フレームにしか知識が…まぁ、これから頑張っていくさ。いつの間にか…PCでの設計に夢中になっていたらしく…凛峰が出てきたことに気づかずそのまま作業をする。

 

凛峰「…シノ、ココア。」

シノ「お、ありがと。」

 

なんにも疑問を持たず、視点をPCの画面に向けたまま受け取り飲む。カップを置いたところで初めて気づいた。

 

シノ「って、お前!出てきてんなら一声かけてくれよ!」

凛峰「ははっ、ごめんなさい。だって真剣にやってたからさ。邪魔するのもあれだなーって。」

シノ「ったくよぉ…晩御飯は出来てる。少し待っててくれ。」

凛峰「わかった。」

 

設計中のデータを保存、その後何重にロックし電源を切る。その後キッチンまで行く。

 

ーーーー

 

一騎「うーん…やっぱり、ザインみたいに動けないか…エルフの感覚が微かに残っていて良かった。ザインみたいに動かしていたらすぐに動かなくなる…」

 

この世界初のフェストゥム戦にて少しだけ無茶な動きをしてしまった為、整備中だ。実は総士と共に動き始めた時に足についているスラスターをザインの感覚で最大速度をいきなり出してしまい負荷をかけてしまった。ザインならないんだけど。どれだけ頼っていたのかわかったよ。エルフの整備に夢中で…周りに人が集まりつつあることに気づかずそのまま整備をする。いつまでかかるかな…?

 

ーーーー

 

ハロハロー?束さんだぞー?

かっくん達の初戦闘を見ていて思ったことがあるよ。

確かあの金色の綺麗な化物はフェストゥム……人の思考を読むことが出来るらしい。だけど、ファフナーは…たしかジークフリードシステムとかって言うもので防いでいるらしい。これはかっくんとそうくんに負担がものすごくかかる。そのためにみーくん達のISにジークフリードシステムを組み込まなきゃいけない…まぁ、天災の束さんならプログラムにすることが可能!なんだけど……そうくんからデータが来るまでなんにも出来ないのが現実。悲しいよ。はぁ。

 

クロエ「束様、ため息をだしてどうしました?」

束「ん?いや、そうくん達にちょっと苦労することが起こってね……どうしよーかなーって。」

クロエ「…そうですね。総士様と一騎様にしか相手のできない相手が出てきたのなら…作るしかありませんよ。総士様と一騎様ではいつか必ず限界が来ます。」

束「そうくんからくるデータまちかなぁ…」

 

ーーーー

そんなこんなで模擬戦後の日常。

だが、もうひとつ…確実に何かが迫ってきていることに……

誰も気づいてはいない。そう、あの機体がこの世界にあることも。

ーーーー




はい、長らくお待たせ致しました。
三日月が短すぎる?ごめんなさい。クラス代表戦に活躍させます。
あの機体、でわかる方いるかな?そうですね、ヒントとしてはグレイズです。ここまで言ってしまえば…分かるかな?


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異変(1)〜『使ってやるからもっとよこせ……!バルバドス!』~

はい、サブタイトルからお察しの方は感が鋭くていいね!
少しだけ前倒し。あの機体が三日月の前に姿を現します!
まぁ、鉄血ちゃんと見てるならわかりますよ。

それと、少し早いと思いますが、バルバトスルプスレクスをちょっとばかし強化(予告)します!バルバトスには専用装備が来ますね。


おはよう、三日月・オーガスだ。

朝のホームルームで織斑一夏がクラス代表になった、ということを聞かされた。山田ちゃんは一繋がりでいいですね!っと、言っていたが…そうなのか?そんなこんなで授業中、集中しながら受けれた。時間は放課後まで行く。総士や昭弘、シノは既に部屋に戻っていっている。余談だけど、織斑一夏がグラウンドにクレーター作ってた。

 

ミカ「ふぅぅ……やっと終わりだね。」

一騎「そうだね……この後、なんか織斑君のためにパーティをやるらしいんだけど。三日月は来る?」

 

織斑一夏の?興味無いなぁ…行ったところでなんだよね。

俺はやることがあるため、断ることにする。

 

ミカ「ごめん、興味無いし…それにやらなきゃいけない事があるから。」

一騎「じゃ、皆行かないことになるね。実は俺も行かないことにしたよ。」

ミカ「正直、仲良くするつもりは無い。めんどくさいし?」

一騎「あ、あはは……」

 

よろしく……とは言ったけどさ。仲良くするつもりは無い。

織斑一夏の近くにいると巻き込まれそうだから……

 

ミカ「俺はこの後整備室行くけど……一騎はどうする?」

一騎「んー…部屋に戻るよ?晩御飯の準備もあるし……」

ミカ「……久しぶりに食べたいな。一騎の料理。」

一騎「わかった。部屋は近いし。整備終わったらおいでよ」

ミカ「ん。それじゃ、後で。」

 

俺は整備室に向かうことにした。

その道中、織斑一夏がなんかものすごく青ざめて……怖がるように逃げていたのを見た。何があったのだろう……

 

ーーーー

 

束「ふむふむ。しーくんの考えたバルバトス専用装備か。でもこれってあまり使われないんじゃないかな?」

シノ「そうかもしれねぇな……だが、俺らの中じゃ刀の使いは三日月だけだしよ。」

 

よぉ、シノだ。今束と三日月のIS……バルバトスの専用装備……『バインダー』に関して相談中だ。片側5枚、両方で10枚。展開して自分とあと1機を守れるようにしてあり……その内側には刀がバインダー1枚につき2本入っている。まぁ、このバインダーは後付けだけどな。

 

束「んー……刀だけって言うのはちょっと心配だなぁ…」

シノ「やっぱりそうっすか…?」

束「うん。バルバトスの元々の装備をそのバインダーって言うのに入れられればいいかも。それと、今ある射撃武器じゃ物足りないから…アサルトカノンの『ガルム』や連装ショットガンの『レイン・オブ・サタディ』とか…」

シノ「そうだな……そっち方向に持っていくか。バルバトスの拡張領域は沢山空いてるから入れてもいいかもな。」

束「そだね。それじゃあ外見はガルムの化物と外見レインの化物作って渡すよ。んで、その補給の仕方は……」

シノ「バインダーを閉じて5秒したら拡張領域からの補給って感じでいいんじゃねぇか?」

束「そうだね!じゃ、しーくん……その設計図は私の方で預かるけど他の設計図は?」

シノ「それに関しちゃまだだ。」

束「おっけー。それじゃ、なんかあったら連絡ちょーだい」

 

束は通信を切った。

ちなみに、今部屋には俺しかいないので束と話していた。バインダーの1枚目と2枚目にアサルトカノン『ガルム』と連装ショットガン『レイン・オブ・サタディ』を入れるようにって言うの忘れたけど束なら入れてくれるだろう……次は三日月に連絡を入れることにする。

 

シノ「あ、でた。三日月今大丈夫か?」

ミカ「あ、うん。大丈夫だよ。どうしたの?」

シノ「おまえのバルバトスの専用装備の事だ。」

ミカ「専用装備かぁ……あ、装備たくさんもてるやつがいいな。今のじゃ流石にね。この後きつくなるだろうし」

シノ「そうか。よかったな。沢山ある装備だ。」

 

それを聞いて三日月は少しだけ、喜ぶことがわかった。

 

ミカ「へぇ……」

シノ「確か三日月は刀、使えたよな」

ミカ「ん?使えるよ。それがどうかした?」

シノ「いや、その専用装備は刀を結構内蔵していてな。専用装備の名前はバインダーと言うんだけどさ。そのバインダーに元々三日月の使っていた物とかさ収納している。取り出す時に……そうだな、例えばメイス。そのメイスはバインダーにしまっている時には取っ手の部分だけ。手に持つ時には先の部分が出てくるっていう仕組みになる。」

ミカ「……へぇ、もちろん射撃系統の武器も?」

シノ「それも束が作るらしい。あとのことは来てからだな。」

ミカ「ん、わかった。」

 

三日月はなにか作業をしながらも……真剣に聞いてくれた。

設計者としては嬉しかったな。

 

ーーーー

 

ハロハロー?篠ノ之束さんだぞー?

しーくんから送られてきたバルバトス専用装備のバインダーを制作中なんだー。このバインダー……防御に関係しても適しているからものすごく硬くしとかなきゃね!そこら辺のISの攻撃なんかじゃ傷つかないほどにね!まぁ、フレームはもう出来てる。あとはシステム。システムも組み込むだけでOKなのだ!ただ、刀とアサルトカノン『ガルム』と連装ショットガン『レイン・オブ・サタディ』は少し時間がかかるから今日中には渡せない……少しだけ残念だよ。

 

束「ん?この反応……なんだろう……?」

 

みーくんたちの通うIS学園直上に謎のIS反応が出た。そして、データとして出てくるのは……みーくん、しーくん、あーくんのISにもある……『エイハブ・リアクター』搭載機。名前は聞いたことない。けど、みーくんのIS、バルバトスにあるデータの中にあったものだった。これはみーくん達にしか相手できないものだ。すぐに連絡することにした。みーくんはかけるとすぐに出てくれた。

 

束「み、みーくん!」

ミカ「どうしたの?束。すごく焦ってるけど…」

束「IS学園直上に謎のIS反応!そしてみーくん達のISと同じ『エイハブ・リアクター』搭載機だよ!」

ミカ「……今すぐ出る。多分、千冬も気づいてるはず。流れ弾がこの学園や寮に当たらないようにシノや昭弘……一騎と総士にISを纏って……弾除けをするように言って。俺一人でやる。」

束「……1人で!?危険だよ!?」

ミカ「……大丈夫、死なないから。」

 

みーくんはそれだけを言って通信を切った。彼女であり、機体の事を任されてる束さんとしては物凄く心配なんだけどな……とりあえず、しーくん達に連絡する。今度は一斉に……

 

束「皆!戦闘準備!謎のISが来たから!学園や寮に当たらないようにして!」

 

ーーーー

 

ミカ「バルバトス、謎のISのこと、分かることあったら教えて」

「そうだね、機体名はグレイズアイン。でも、まだいると思うよ。モビルアーマーとか。」

ミカ「……グレイズアイン……?」

「あの、ほら、うるさいヤツ。オルガの声聞こえなかったやつ。」

ミカ「……あぁ……」

 

俺はバルバトスを纏い、空にいる。

その理由は目の前にいる機体を潰すためだ。でも、ひとつ不思議なことがある。武器を出していないからなのか、それとも話しているからなのか……グレイズアインは攻撃をしてこない。それに、人が乗っているとは思えない。なんて言えばいいのかな……気配?

 

ミカ「……バルバトス、全リミッター解除。」

「……限定解除でいい?」

ミカ「うん。そうじゃなきゃダメでしょ。身体持たないし。」

「わかった。バルバトスの全リミッター限定解除。」

 

かけられていたリミッターを限定解除すると……ツインアイの色が緑から赤へとかわる。そして、装甲の隙間から……青い炎が漏れ出している。向こうの世界だったら『阿頼耶識』のリミッターを解除になってたけど、こっちの世界に来たら阿頼耶識なかったし。向こうの世界みたいにはならないと思う。

 

ミカ「……今は……とりあえずアンタが邪魔だ……!」

 

メイスを持ち……グレイズアインを叩き落とす為に瞬時加速を使いグレイズアインの死角へと潜り込み、したからメイスを突き上げる。しかし、それをいとも簡単に避けるグレイズアイン。この反応はもう、あれしかない。

 

ミカ「阿頼耶識の動き……!だけど……!」

 

テイルブレードをグレイズアインの足に引っ掛け、地面に落とす。そしてそのグレイズアインが落ちた所に……体制を直しつつメイスを叩きつける。グレイズアインは左腕を犠牲にし、受け止めていた。

 

「ミカ……焦りすぎだよ!もう少し落ち着いて!」

ミカ「……落ち着いてる…!」

「爪で抉りだせ!その無人機のコアを!」

ミカ「了解……!」

 

グレイズアインの大体胴体の真ん中にレクスネイルを突き刺そうとした時……なにかに止められて動かなかった。バルバトスの方はなんにも無い。それなら……

 

「……まさか……いや、そんなはずは……」

ミカ「……なんでもいい……だから……もっとだ……もっと寄越せバルバトス…」

「……ッ……リミッターをもう1段階…一時解放。体が持つのは5秒だよ。」

 

肩についている装甲の隙間から蒼色の炎が吹き出る。

レクスネイルを阻んでいた物は……簡単に割られ、グレイズアインに突き刺すことが出来た。そこからコアを取り出し。離れる。その数十秒後、グレイズアインは爆発四散。

 

ミカ「…………終わった……」

 

足が地に着くと同時にバルバトスは待機状態へと戻る。俺はもう…限界だったらしく…そのまま倒れ意識を手放した。

 

ーーーー

 

織斑千冬だ。

正体不明ISが現れたと、真壁から聞き…全生徒を部屋から出ないよう指示したあと、専用機持ちを全員寮の守りに行かせた。そして私は今…バルバトス……オーガスと正体不明ISとの戦闘を途中から見ていた。正直、動きが素人ではなかった。模擬戦といい、今回の事件といい……頭が痛くなりそうだ…。あの正体不明のISも気になるが爆発四散して調べようにも調べられない。後でオーガスに聞かなきゃダメだな…面倒事(後処理)が控えているため、職員室に戻る事にした。戻ろうとした矢先にニンジンが飛んできているのが見えた。多分、あれは……いいや、確定で束か。そのニンジンの着陸地点はオーガスの近くなので行く事にした。

 

ーーーー

後、4回。

バルバトスに変化が起きる数字。

この数字は、バルバトスにも、三日月・オーガスにも見られない。

ーーーー




なんか、終わり方が雑なような気がしますが。
しかもこれ、鈴が来る前っていう。このIS……ちょっとハプニング多い……??????フェストゥムにグレイズアイン。さて次はなんだ?


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三日月に異変……??

はいどうもー!!!!!!!!!!!
……お待たせいたしました。


ハロハロー!束さんだよ……

今、IS学園の医療室なんだけど…みーくんの様子を付きっきりで見てるよ。あの戦闘後、倒れたから…ちーちゃんには私がいるって事…伏せてもらってるよ。

 

束「……みーくん…無茶しちゃって…」

千冬「全くだ。正体不明機を1人で相手してな」

束「ちーちゃん!?」

千冬「うるさい」

 

いきなり現れたちーちゃんに、驚いたよ……

 

千冬「全く…オーガスの事が心配過ぎて私が入ってきたのに気づかんとはな……」

束「あ、あはは…」

千冬「お前なら知っているだろうから聞くぞ。答えろよ」

束「……質問内容によるね。」

 

ちょっと真面目な雰囲気が治療室を包み込みそうな話になりそうだよ……多分ちーちゃんが聞きたいのはみーくん達のこと。

 

千冬「オーガスやシノ、アルトランド……真壁、皆城…この5人は何者だ?」

 

ほらね?この事に関しては流石に勝手に話わけにはいけないんだけど…許可をとったら…いいかな?

 

束「それに関してはみーくん達に話していいか聞かないと喋れないね」

千冬「……む、そうか。なら仕方ない。聞いてもらえるだろうか?」

束「ちょっと待ってね。」

 

みーくん以外全員にメッセ送って…その数秒後、皆から話していいと返信が来た。早くない?

 

束「いいってさ。じゃ、まずみーくん達のことについてひとつ共通してる事がある」

千冬「共通している事か。」

束「皆別世界から来てる。みーくん、しーくん、あーくんに関しては1回死んでる。転生してこの世界に来たらしいよ」

千冬「転生……別世界……信じ難いが、今目の前に寝ている例外の1人が居る。信じるしかないな。真壁と皆城は?」

束「かーくんとそーくんは謎のワームホールに吸い込まれてやって来た。ほら、金色の化け物来たでしょ?」

千冬「あぁ。来たな……まさか!」

 

ちーちゃんは馬鹿じゃないからわかっただろうね。

 

束「そう。あの金色の化け物はかーくん達の世界から来たと思われる。名前はフェストゥムって言うらしい。そのフェストゥムにはかーくん達しか相手にできないときた。」

千冬「何故だ?まさかそのフェストゥムと言うやつが我々の思考を読んで避けるとでも?」

束「その通りだよ、ちーちゃん。倒すにはコアと言うものを破壊しないと倒したことにならないらしい」

千冬「はぁぁぁ……厄介事が多いな…今年は…」

束「あ、あはは…お疲れ、ちーちゃん」

千冬「これで1つの疑問は無くなった。2つ目だ…束、オーガス達のISはお前が作ったのか?」

 

おっとこれを聞かれるとは思いもしなかったなぁ…なんて事は嘘。

多分聞いてくるだろうなぁとは予想していた。

 

束「いいや?作ってないよ。あれはみーくん達の専用機。この世界に来る前に乗っていた機体らしいよ。まーくんとみーくんは機体が違った…らしいから二形態移行<セカンドシフト>を近い内にすると見込んでる。」

千冬「……そうか。通りで。聞きたい事は以上だ。後はその彼氏と2人っきりにしてやる。オーガス、束を可愛がってやれ」

ミカ「…そうするよ、千冬。」

束「へ?」

千冬「織斑先生だ……といいたいところだが今は許してやる。それじゃあな。」

 

ちーちゃんは微笑みながら治療室を出ていった。

 

ーーーー

 

おはよう、三日月・オーガスだ。

目が覚めたら知らない天井で、少し周りを見回してみると千冬と束が真剣な顔をして話していたから黙っていた。その話の途中、気付いたのかこちらをちらっと千冬が見た。少し待て…と言わんばかりにね。

だから黙ってた。

 

束「……いつから?」

ミカ「……んー…コアを破壊って所から。」

束「あー…そうなんだ…みーくん、心配かけさせないで…今回ばかしは…」

 

束は抱きついてきた。久しぶりの匂いだ。落ち着く匂いだ。

 

ミカ「ごめん。束…心配かけさせて」

束「もう…」

ミカ「……あれ…?」

束「どうしたの?みーくん」

ミカ「……右目が…見えない?」

束「えっ!?」

ミカ「でも、バルバトスを纏っていたら見えるよ。前の所でもそうだったんだ。」

 

右目が見えなくなっているのは多分リミッターを外し過ぎたんだ。阿頼耶識ないから大丈夫だと思ったんだけどな。右腕は動くようだ。

そうだ……

 

ミカ「束、ごめん」

束「へ?」

 

束は離れた。離れたからできる……俺は束を押し倒す。

 

束「み、みーくん!?」

ミカ「……束?どうしたの?」

束「いや、ここここ、ここ学園…!」

 

束の顔は真っ赤。久しぶりにみた。本当…可愛い……

や今日ぐらい許されてほしい。と、言っても一線はまだ超えてないよ?

 

ミカ「……今日ぐらいは許される。だから、一緒に居よう。」

束「みーくん…いいよ。」

 

この日、束と普通に寝た。

相当俺、疲れていたらしい。

 

ーーーー

 

一騎「……入っていけない……三日月の馬鹿…」

 

やほ、真壁一騎です。

三日月が戦闘後、倒れたって聞いたから治療室に来てちょっと開けたんだけど……タイミングが悪かった。丁度三日月が束さんを押し倒したところだ。そのまま入るタイミングをそのまま逃がした。

 

一騎「はぁ…」

唯衣「どうした、真壁。ここにいる友達に用があって来たのではないのか?」

一騎「あ、立花…いやぁ……三日月がチョット…ね」

唯衣「……そうか」

 

声をかけて来たのはルームメイトの立花唯衣さんだった。

分からないところを聞いたらわかりやすく教えてくれたりして貰っている。

 

唯衣「それなら晩飯、食べに行かないか?食堂の飯、美味いぞ」

一騎「ん、いいね。行こっか。」

唯衣「もちろん真壁の奢りだろう?」

一騎「えっ?」

唯衣「冗談だ」

 

たまに冗談で言って困らせてくるがいい友達だ。

 

一騎「じゃ、行こうか」

唯衣「あぁ。」

 

今思えば、食堂行くの初めてだった。

その事は内緒にしておく事にした。

 

ーーーー

 

よ、シノだ。

織斑先生からの待機状態解除と三日月が居ないのは多分……三日月がやったんだろうな。1人で。本当にすげぇよ、三日月は…

 

凛峰「待機状態解除、よかったね。」

シノ「あぁ。しっかし何があったんだろうなー」

凛峰「さぁ?」

 

ちなみに、俺と昭弘、一騎と総士には正体不明機と伝えられており、凛峰やほかの生徒は待機せよ、としか来ていないらしい。

 

凛峰「……それよりも、シノ。お腹減った」

シノ「ん?じゃあ晩飯作り始めるか!何がいい?」

凛峰「おまかせ」

シノ「あいよ。んー今日はー…」

 

こーんなかんじで凛峰とは仲良くしている。俺としても助かってるんだよなぁ…

 

シノ「そんじゃ、パスタ系にするか!」

凛峰「はーい」

 

ーーーー

 

総士「……バルバトスから自動的に送られてきたデータ…ちょっと興味深いな。」

 

僕は今、戦闘中のバルバトスから送られてきたデータをまとめ、それを見ている。その中でメーターにひとつ気になるものがあった。それは99/100。これはリミッター解除時の時に出てきていた。このメーターが何を表しているのか…未だ謎だが。束に送ることにした。

 

簪「総士、ご飯。」

総士「わかった。丁度データの纏め終わったところだ。今日は食堂か?」

簪「ん。そうだよ」

総士「それでは行こうか。奢る。」

簪「ん。」

 

あのメーターが気になるが……今は置いておこう。

ここの食堂…出てくるのが早くて美味しいんだ。

 

ーーーー

 

「流石だな、バルバトス。」

「グレイズアインでは務まりませんでしたね」

「次はスフィンクスB型三体に襲撃させますか?」

「そうしてくれ」

 

三日月達の知らない所でIS学園が危険になっていることをこの時はまだ誰も知らない。スフィンクスB型が放たれるまであと12日……

 

ーーーー




お待たせ致しました(!?)
ごめんなさい(!?)


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全ガンダムフレームの変化…そしてクラス代表戦までのお話

どうも。
筆が乗りそうな日です。
やりますよー
いつもより500字短め


久しぶりだな、昭弘・アルトランドだ。

正体不明機の襲撃の次の日になったが、変わりなかった。

だが、ひとつ変わったのが…三日月だ。あの三日月が遅れてくるという事件があったが織斑先生は厳重注意で終わった。多分、束さんと寝ていたんだろうな。ラボに居た時も何度かやらかしていた。それよりも、織斑先生は知っていたのか…?

それで、2組に転校生が来た。その転校生は中国の代表候補性らしく…それに織斑との面識もあったらしい。まぁ、クラス代表戦には織斑がでるから関係はない。時間は過ぎていき昼休み。

 

ミカ「昭弘、大丈夫?ぼーっとしてるけど」

昭弘「あぁ…お前よりはな」

ミカ「……朝はやらかした。」

昭弘「……その様子だとまだ迎えてないらしいな。また一緒に寝たのか」

ミカ「普通にね。それの他に何があるって言うのさ」

 

この様子だと2人の初夜はまだ先のようだ。

まぁ、なんかいいんだけどさ…先を越されないで済みそうだ。って、なんの先なんだ?俺でもわからん……オルガがここにいたら笑われそうだな。それよりも、三日月は本当に変わった。あっちの世界に居た時よりもな。変わったといえばシノも変わ…かわ……変わってると思う。少しは。

 

ミカ「昭弘、放課後模擬戦をしないか?」

昭弘「模擬戦?いきなりどうしたんだ」

ミカ「……ちょっと試したい事もある。ダメか?」

昭弘「いいや、断る理由がない。いいぞ。」

ミカ「第4アリーナ。借りといたから。じゃ。」

 

そう言って三日月はどこかに行った。

三日月からの模擬戦を申し込まれるのは初めてだ。何かあったのか?

 

ーーーー

時間は過ぎていき、放課後。第4アリーナにて…

ーーーー

 

昭弘「……いつものメンバーが揃ったな。」

ミカ「だね。」

 

観客席には一騎、総士、シノ…俺の前には昭弘。そして知らないやつ3人。いや、1人は知ってる。日本初、束以外にISを作った立花唯衣。凄いと思う。束も褒めて他ぐらいだし。

 

ミカ「……昭弘、いきなり始めても?」

昭弘「大丈夫だ。」

 

俺と昭弘は模擬戦をするためにいる。

この前の感覚をもう一度、つかみたいから。

模擬戦開始の合図入らない…俺は巨大メイスを取り出し…昭弘はグシオンハルバードを取り出す。まだ、動く時じゃない。

 

ミカ「……」

昭弘「……」

 

この沈黙の中、先に動いたのは昭弘だった。

そこまで距離は空いているわけもない。それなのに瞬時加速<イグニッション・ブースト>を使い死角に入り込み、ハルバードを…『殺す気つで降る。もちろん、驚いた。いつの間にか侵入されていた。それに。ギリギリで避けるが違和感を感じた。

 

昭弘「それ避けるのかよ」

ミカ「……遊撃隊の隊長だったから!」

 

俺はメイスを構え、1歩踏み込み…瞬時加速を使う。そのまま一直線に突っ込む……

 

昭弘「一直線か…悪くねえ!」

ミカ「一直線だって?笑わせないでよ、昭弘。そんなことするわけない」

 

昭弘の数メートル先で右左とスラスターを点火……ジグザグに動く。

 

昭弘「なっ…!?」

 

ーーーー

 

唯衣「あれは……個別連続瞬時加速<リボルバーイグニッション・ブースト>?」

凛峰「……そうだと思う。」

楯無「うそ…!?1年生で…?」

一騎・総士・シノ「「「個別連続瞬時加速?」」」

 

こんにちわ、真壁だ。

いま、アリーナにて昭弘と三日月の模擬戦見てるんだけど三日月の行った講堂に驚いている。

 

唯衣「個別連続瞬時加速ってのはスラスターに次々点火させることによって行う加速のことだ。成功率は低いがな。」

楯無「あの子…すごいわね…代表候補生でも…片手で3本…それぐらいじゃないかしら?」

 

三日月は本当にすごい。

そんなことを平然とやってのける。憧れる所でもあり、ちょっと悔しい。そんな中、総士は何か、見ていた。

 

一騎「どうした?総士。」

総士「ん?あぁ。バルバトスのメーターを見ているんだ」

一騎「メーター?」

総士「そう、メーターだ。そのメーターがこれなんだが」

 

総士は俺にも見えるように見せてきた。

そのメーターは93\100。俺は隣のメーターがポンッと出てきたのを見た。そのメーターの上にある名前はグシオンリベイクフルシティ。昭弘のISだ。

 

一騎「総士、フルシティのも出てきたぞ?」

総士「なんだと!?」

 

メーターを見ていて、戦況がどっちに傾いているのか、気づいていなかった。が、フルシティのメーターは…97\100だった。

 

ーーーー

 

機体が熱い。でも動きが段々良くなっている。さっきから昭弘は防戦一方。そろそろ退屈になってきたので一気に決めるため、瞬時加速で巨大メイスの間合いになったところでメイスを上からー…その時、バルバトスが止まった。

 

ミカ「なっ…」

昭弘「バルバトスの動きが止まった……今だ!」

 

これを機に昭弘は動いた。ハルバードをしまい、サブアームも稼働。それで俺を殴ってくるが、昭弘も止まった。

 

昭弘「動かない……!?」

ミカ「……」

 

動きは止まっているのだが、エイハブ・リアクターは動いているのに気づいた。それを昭弘にも聞いてみることにした。

 

ミカ「昭弘、エイハブリアクター動いてない?」

昭弘「あ?エイハブリアクター?動いてるぞ。」

ミカ「……なら少し待ってみよう。」

昭弘「おう。」

 

少し待つと目の前に168/777と出ていた。これの意味がよく分からないが待ってみることにした。そうする他ないから。

数分後、やっと777/777になった。その時、単一能力<ワンオフ・アビリティー>『阿頼耶識』が発動可能になったという知らせが来た。

 

ミカ「……阿頼耶識。昭弘」

昭弘「俺もでた…阿頼耶識って」

ミカ「……俺らの世界のだよ。ここまでにしておこう。この単一能力はいつでも発動できるらしい。と、なるとシノのISも。」

昭弘「多分、メーターが出てくるだろうな。今回のことをまとめるために……シノと一騎、総士を集めて話し合うのがいいかもな」

ミカ「そうだね。」

 

こうして、不思議に終わった模擬戦。

この後、集まって話をした。

短く言うとシノのIS、フラウロスにもメーターが出てくる可能性があるということ。だけ。じかんは過ぎていき……クラス代表戦。




個別連続瞬時加速のよき例がわからん。これでいいのか?
久しぶりに筆が乗った。


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『__________貴方はそこにいますか__________』

はいはーい。ここですこし原作ブレイク!
っても、移す気ないとまでは行かないけど……
ちょっとだけ、というかこのIS作品ってだいたいはオリジナル話見たいな?でもちゃんとアニメ枠も入れますよ!

……早いかな?早いよね?コレ……
でも、この先のことを考えると必要になるんですよね。


ひさしぶり、三日月・オーガスだ。

今日はクラス代表戦だ。このクラス代表戦に勝てば

半年間だったかな。デザートフリーパスがあるため勝って貰わなければ……

 

「ねぇねぇみかみか〜」

ミカ「えっと……誰だっけ」

「同じクラスの本音だよぉ〜」

ミカ「本音……どうした?」

 

隣から本音と言うクラスメイトから話しかけられた。ごめん、クラスメイトの名前覚えられてないんだ……

 

本音「聞いてみたいことなんだけど……おりむーと2組の子どっち勝つと思う?」

 

どっちか迷うよね。

2組の代表候補生か……織斑か……

 

ミカ「…そうだな…相手は確か中国の代表候補生だから多分中国の代表候補生だろうね……けど」

本音「けど?」

ミカ「織斑には切り札がある。それの使い所を間違わなければ織斑は勝てる。」

本音「へぇ〜じゃあ!お菓子かけよ!」

ミカ「いいよ。俺は織斑に。」

本音「私は2組の子かなぁ」

 

織斑の知らないところで賭けが行われた。

絶対に勝てよ、織斑!

 

ーーーー

 

どうも、一騎です。

試合が始まる前に束さんからの連絡が来た。

内容は近いうちにミーくん達のIS見に行くよぉ〜

 

らしい。

まぁ、多分イチャつくんだろうけど……あはは…三日月と束さんのところ見てると胸焼けみたいなものになるんだけど。それと口から出てくるものがくっそ甘い。まぁ、そんなことは置いといて……クラス代表決定戦の時に出てきたのがフェストゥム スフィンクス型だったから大丈夫なんだけど……

 

唯衣「真壁?」

総士「一騎?」

一騎「……」

 

ほかのフェストゥムだったら少し辛い。リンドブルムとかあればちょっとは対抗できるけど。やっぱりザインに慣れすぎているのかな。

考え事に集中しているのか…2人からの声掛けには気づかずにいる。

 

総士「一騎。」

 

総士は一騎の肩を叩く。そこまで強くじゃないところを見ると優しい。

 

一騎「へ?あぁ、どうした?総士。」

総士「どうした?じゃないだろう……」

唯衣「さっきから下を向いていたのでな、少し心配になったのだ。」

一騎「あぁ……ごめん。考え事。」

 

まずこのクラス代表戦にゴーレム以外に出てこなければいいけど…そんなことを思っていたのがフラグとなったのか…

 

 

奴らがきた。

黒色のISと共に。

 

ーーーー

 

視点関係じゃ初めてね。

2組のクラス代表で中国の代表候補生の凰鈴音よ。

今日はクラス代表戦で…幼馴染の一夏と初回から当たっていてね。

その試合中なんだけど、アリーナのシールドを突き破って黒いISと金色の人型が3体も入ってきた。

 

鈴「な、なによあいつら……!」

一夏「鈴、逃げるぞ。」

鈴「はぁ!?」

 

ほぼシールドエネルギーがない一夏が隣に来て私に言った。

確かに、私達じゃ何にもできないかもしれないけど、生徒が避難できていない。それに、一夏は金色の人型を見て逃げようと言ってる。それほどやばいやつなのだろう。

 

鈴「逃げたいのは山々。けど、逃がしてくれなさそうね……!」

一夏「……そうだな。けど…もうすぐで来る。アイツらが。」

鈴「アイツら?何、救援でもくるの?それとも感?」

一夏「まぁ、そんなところだ。っと、噂をすれば…」

 

侵入してきたISの所にひとつの砲撃。多分目くらましだと思う。土煙が発生している時に……

空から降りてきたのは白色と紫色の全身装甲のIS2機とピンク色とベージュ色に近いIS……腕が長く、大きな鈍器みたいなのをもった……トリコロールのISが姿を現した。

 

ーーーー

 

ちょっと…キレそうだけど。落ち着こう。三日月・オーガスだ。

せっかく、織斑の勝ち星が上がりそうなところに……フェストゥムと……黒いIS。

黒いISに関しては多分封殺出来る。けど、フェストゥムを相手しろと言われてもきついものがある。それにまだ、避難すらできていない。それなら手段はひとつしかない。

 

ミカ「昭弘、動かなくなったら回収頼む。」

昭弘「はぁ?何言って……」

ミカ「……絶対防御カット、単一能力<ワンオフ・アビリティー>阿頼耶識起動。」

 

実質、三日月達には絶対防御は甘えみたいなものだった。

あの世界で過ごし生き抜いてきたからである。

絶対防御をきったら怒られるけど、今回は仕方ない。

あったら邪魔だし。

バルバトスのツインアイが緑色から赤色へと変わっていき……駆け出したと同時に黒いISが吹っ飛ぶ。

 

鈴「なっ……今何が起きたの……?」

一夏「三日月はさっき、単一能力って言った……確か単一能力って二次形態変化だっけ。それしないと発生しないものだよな?」

鈴「えぇ、そのはずよ。アンタ別だけどね。ほんと謎だわ。」

 

昭弘「お前ら、早く逃げた方がいい。あの相手は俺らがする。逃げんのが嫌なら弾でも弾いてろ。シノ、三日月の援護するぞ。」

シノ「おうよ!っー事だ。死ぬなよ二人とも!」

 

昭弘とシノは動き出したようだ。これで援護は期待できるし、『遠慮』なく殺れる。

 

総士「……僕と一騎は奴をやる。行くぞ!一騎!」

一騎「あぁ!」

 

総士と一騎も動き出した。

フェストゥムには対抗できないから。頼んだよ。

 

一夏「鈴、避難できるまでの弾除けするぞ!」

鈴「わ、わかった!」

 

ーーーー

 

こんにちわ、かな?

バルバトスのISコアです。名前は無いよ。

阿頼耶識と私のリミッターは全くの別物で……少し戸惑った。

私のは擬似的に阿頼耶識のリミッターに似せた物を束さんに付けてもらったからグレイズアインの時はそのリミッターを一時的にだけど解除したからかな。単一能力が阿頼耶識になったのは。でも、私の体みたいなものだから分かる。なんか、別な物を感じる

そんな所にひとつのコードが届く。

 

「これは……Mark-dreizehn?なんだろうこれ…」

 

Mark-dreizehn。

これが何を意味しているのか……

dreizehnは確か13番のはず。何語だったかな……?

 

ーーーー

 

総士「くっ……!この3体……普通のスフィンクス型とは違うぞ…!」

 

3体のうち2体のスフィンクス型は僕の方に来ており、ホーミングレーザーとルガーランスで攻撃を捌き、回避している。

このスフィンクス型2体は…連携を取ってきている。まるで…そう、あの時みたいに。そんな時、ありもしない機体コードがニヒトに送られてきた。それは……Mark-dreizehn。確かこの機体はカノンの機体のはず。一瞬でも探せればいい。そう思い、ホーミングレーザーの火力を最大にしスフィンクス型に放つ。スフィンクス型2体は被弾しており、地に落ちていた。

 

総士「なっ……!バルバトスからだと?今は分かったからいいか。それに、思わぬダメージだったらしいな!」

 

アンカーユニットを使い、2体のスフィンクス型のコアに突き刺し、消滅させる。

 

総士「……終わったか。あと1体……まぁ、大丈…」

 

真横を何かが高速で飛んできた。

それに反応出来るわけなく立ったまである。急いで振り向いてみるとそこにはアリーナの壁にぶつかり、倒れているエルフが。

 

総士「一騎!おい、返事をしろ!」

 

エルフの近くに行くのだが……流れ込んでくるデータに驚きを隠せなかった。マークエルフ大破と言う。見ただけでわかるのは絶対防御すら貫通し腹部を貫かれている。エルフの頭が砕け散り、一騎の頭が見える。そんな時、横からの攻撃に反応出来ず、吹き飛ばされる。吹き飛ばした敵を見ると……そこには……

 

総士「エウロス型…!」

 

ーーーー

 

真っ暗だ……周りを見ると真っ暗な空間だけがみえる。そんな空間にただ1人だけ……それに、体もうごかない。

 

『久しぶりだね、一騎。』

 

聞いたことのある声が聞こえた。その声は初めてザインに乗った時にも。聞こえた。それに、総士を助け出すために一緒にウルドの泉にも……

 

一騎「……その声は…乙姫?」

乙姫『うん。一騎、貴方はこんな所で止まっちゃダメな人だよ。貴方にはまだやることがある。それは分かってるよね。』

一騎「……わかってる。けど、体が動かないんだ。」

乙姫『大丈夫。動くから……ウルドの泉でやってたこと覚えてるかな。』

一騎「忘れるわけない。でも、なんでそんなことを今?」

 

目の前に急に現れたのは何かのコア。

何かわからないのに、そのコアには何故か妙な感覚があった。

 

乙姫『両手を前に出して……あとは分かるよね?私が出来るのはここまで。次会う時まで。バイバイ、一騎。』

 

そこからは乙姫の声なんか聞こえなくなった。

けど、やることは決まった。動かなかったはずの両手を動かし、コアを包むようにする。

真っ暗な空間が音を立て崩れていく。崩れ、見えてきたのは……愛機のザインだった。

 

一騎「そこにいたのか。」

 

ザインに触れると視界が白くなっていき……目を開けると

マークザイン 各部位異常なし。シールドエネルギー(以後SE)異常なし。武装 ルガーランス×2 ガルム44×1。ソロモンの反応。エウロス型と断定。

一気に流れてくる。

 

一騎「行くぞ、ザイン…!」




あけましておめでとうございます。
そして暫くおまたせいたしました。
ようやくですよ。でも、書いて期間が開き、ごっちゃごちゃですけどね。やっと上げれました。はは……


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