みんなに忘れられたぼっちの幻想入り (八坂 エルナ)
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紅魔館異変
幻想入り


東方と俺ガイルを書いてみたかったんですよ。
どうかよろしくおねがいします
ではどぞ!


「貴方幻想郷にこない?」

突如として現れた金髪の女の人がそう言う。

 

今俺はまわりに目のようなものがある場所にいる。修学旅行の帰りの新幹線乗る前にトイレに行ったら帽子をかぶった男にポケットの中の財布を取られ、そいつを追いかけたなぜか知らんが財布を投げ、それを俺がキャッチするとその男は俺を突き飛ばしてそのままホームから落ちドンといった。しっかりと俺は見た、俺を落とした奴の顔を……

「っでここは何処なんだ?」

「ここはスキマ場所と場所の境界ね。それと私の家のようなものかしら」

「ていうか俺は新幹線にドンって行かれたはずなんだけど」

「ドンといく直前に引き込んだの。それで幻想郷に来ない?」

「幻想郷とは?」

「人々から忘れ去られたものが行く世界かしら」

「つまり俺は忘れられたと」

「いえまだよ。貴方は忘れられてない。幻想郷に行くなら、私があなた関わった人の記憶をすべて消す。それにあなたは今帰ったところで帰る場所ないでしょう。それにあなたを落とした人はどう思うでしょうね?落とした人が平然と生きていたら」

「つまり俺にはその幻想郷に行くしか選択肢がないと」

「そういうこと」

 

それもそうだな。俺にはあっちでやり残したことはない。いや正確にはなくなった、と言ったほうがいいな。あっちで俺は本物が欲しかったけど手に入らなかった。あの二人をあの場所を本物だと勘違いし、出しゃばった結果がこれだ。しかしこの人が誰も俺を知らない世界に連れて行ってくれるというチャンスが生まれた。多分幻想郷に行ってもぼっちだろうけど、あっちにいてあの二人に蔑まれるよりましだ。

 

「わかった行くよ」

「それじゃ行くわよ」

そう告げると空間に裂け目ができ、一つの神社が見える。

ここが幻想郷だろうか?

「ついたわ。ここが幻想郷、そしてこの場所は博麗神社。あなたが今からお世話になるところよ」

「お世話って何?俺の家とかないの?」

「無いわよ、まだ。ここで少しお世話になってる間に用意するから。なんせ急だったので」

「そういうことなら納得だ」

「あとこの神社で修行もしてもらうわ。幻想郷は妖怪もいたりするから、身を守る力は欲しいもの。せっかく助けたのに、すぐ死なれても後味悪いわ」

「ていうか、おまえも妖怪だろ」

「よく分かったわね。あとお前じゃなくて八雲紫ね」

「俺には八雲のような能力的なものはあるのか」

うんココ大事。別に期待してないけど、どうせならあってほしい異能の力。ここは元厨二病としての心がうずく。

「ちょっとまってね」

そう言い八雲は俺の頭を触る。こうやって何か測ってるのだろう。

「貴方の能力は〘分解と生成を操る程度の能力〙よ」

 

何それ結構チートじゃん。それで分解と生成って魔法の高校に行ってるとあるシスコンお兄様のちからと一緒じゃん、いやあの人は分解と再生か。

「それじゃあとは頑張ってね。スキマからたまに見てるから」

そう言い放ち消える。

 

「取りあえず神主さんに会うか」

「貴方が外来人ね。紫から聞いているわ」

巫女かな?そんな人が歩いて来た。

「えっと……八雲にたった今連れてこられた外来人です」「名前はなに?私は博麗霊夢この博麗神社の神主そして今代の博麗の巫女」

「えっと比企谷八幡ですよろしくおねがいしますえっ神主!?」

「ええそうだけど。それと言葉崩していいわよ面倒くさい」

「俺…この神社に住まわせてもらえ、って言われたんですけど」

「はぁぁぁ!そんなこと知らないわよ!あのスキマ妖怪!」

「不都合のようなのでちがうt「いいわよそれくらい」」

「あいつに逆らうと食料の配給とめられるから…」

なにあいつそんなことしてんの?ブラック過ぎないか?確かに胡散臭かったが食料で人を脅すなんて人の心はないのか?あっ、あいつ妖怪だった。てへっ。

「早く特訓するわよ。あまり時間をかけたくないの。あと家事は貴方がやってね」

「おっ…おうよろしくな博麗[霊夢]博r[霊夢]は[霊夢]霊夢」

「最初からそう言いなさい。基本幻想郷は名前呼びよ」

 

何それきつくね?にわかぼっちならまだしもプロぼっちの俺にはきつ過ぎる。しかも幻想郷は女性が多いらしい。きっついマジべーわ。

 

「霊力は操れそうもないわね。こうやって手に力を集中して」

「こっ、こうか?」

すると小さな玉のようなものができた。思いの外かんたんに。そっからも特に問題はなく霊力先生の指導は進んだ。どうやら俺は異常に飲み込みが早いらしい。普通2.3日練習してできることを小1時間でできた。

「あんた何者?」

「ぼっち」

「まあいいわ。次は弾幕とスペルカードね。まず弾幕ね」

というと霊夢は弾幕を作る。

「ああ、さっきやったやつの応用的な感じか」

練習の感覚で霊夢っぽくやってみる

練習の比にならないくらいに難しかった、30分くらいでできたけど。

「うおっ」

俺は自分の弾幕に驚く。霊夢のようなきれいな弾幕では無く、真っ黒の弾幕だった。

 

「不気味な弾幕ね。スピード型と誘導型の間って感じかしら?嫌らしいわ」

「酷くない?確かに不気味だけど、嫌らしくはないだろ」

なんて話していると

「お〜い霊夢、なんださっきの弾幕は?真っ黒ってなんか怖いぞ。どんな気持ち悪い妖怪にあったんだ?霊夢があんな弾幕出すなんて珍しいな」

「いや私じゃないわよ。こっちいる男の弾幕よ」

「うわっいつからいた?」

ここでず〜といたよ、なんて言ってみようか。このネタ幻想郷の人知ってのかな?あのひょっこりする人そろそろ出番減ってきたよな。

 

「最初からいた、比企谷八幡だ」

「霧雨魔理沙だZE☆」

いやこいつの語尾のぜって絶対ZEだよな。多分星付いてるし。さてはこいつ戸部タイプのリア充か。それにしてもthe魔女って格好してるな。黒い三角帽子、それに黒を貴重としたふわっとした服。こいつ、リア充じゃない厨二病だ、いやそもそも幻想郷にリア充とか厨二病の概念ってあるの?いや多分ないななんて考えてると目の前の魔女バナナは超笑顔で

「八幡、弾幕ごっこしようぜ」

「はぁ?」

 




次回魔理沙vs八幡


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やはり俺が魔女っ子と弾幕ごっこするのは間違っている

今回は魔理沙と八幡の戦いです
八幡は能力をどのように使うのかどんなスペカを使うのでしょう
ではどぞ!


それは、突然の提案だった。

 

「八幡弾幕ごっこしようぜ」

 

「はぁ?」

 

いやいやこいつ何言ってんの?数時間前に幻想郷に来た人間に弾幕ごっこしようぜだと、殺す気かよ弾幕ってさっきのあれだろ俺の場合黒い玉だったやつあれを飛ばし合うの本当に死んじゃうよ?

 

「お前馬鹿なの?なんで俺とそんなことするの?霊夢の方が強いし、俺とかさっき色々できるようになったところだぜ?そんな雑魚倒して楽しいか?もしかしてドS?」

 

「いや私はSじゃないし、さっきできるようになったんなら後は実践だろ」

 

「確かにそうね。各自で特訓するのもいいけど実践も必要よ。いざ妖怪と戦うって時に自分の技をうまく使えないなんて、役立たずにももどかあるわ」

 

「さいですか……」

 

「んじゃ話は決まりだな八幡。今すぐ行けるか?」

 

「できれば一生待って欲しんだけど。せめて30分は時間をくれ。ルールとかを確認したい」

 

「分かったぜ、んじゃルールは霊夢に聞けよ」

 

30分後

 

「八幡行けるかー」

 

「不安だがやってみる」

 

「ルールの確認ね。魔理沙はハンデでスペカは3枚まで、八幡は無制限。互いに致命傷または絶命させたら負け、以上それ以外何でもあり。思う存分ドンパチしなさい」

 

「八幡!」

 

俺と霧雨が互いに宙に浮いたどころで霧雨がなにか言ってきた。やっぱやめとかだったらいいな。

 

「初心者だろうか本気で行くぜ」

 

うん違った、死亡宣告だ。

 

「お手柔らかにお願いします」

 

「では始め!!」

 

霊夢の合図とともに両者はは己の弾幕を展開する。霧雨の弾幕は意外ときれいだった一方、俺はやっぱり黒。う〜んなんでかな?

 

「いきなり行くぜ 魔符〘スターダストレヴァリエ〙」

 

と言うと霧雨は一気に加速してこちらに突っ込んできた。

俺は間一髪で回避するて言うか掠った

 

「うおっ危な!」

 

「初見でよく躱したな。殆どの初心者はこれで終わるぜ」

 

っと自慢げに語っているが、ほんとに危なかった。かすった場所も熱を持ったように熱い。

 

「それじゃこちらからも行かせてもらう 剛符〘無限の魔弾〙」

 

無限の魔弾その名の通り空中に大量の銃が出現し、一斉に打ち放つ。スペカはイメージが大事らしいので俺の見てたアニメをイメージした。なんのアニメかって?まど○ギだな。

しばらく魔弾を打ち続けたが霧雨は難なく躱しきってしまった

 

「おい八幡!さっきの技危ないだろ!それよりお前の能力なんだよ!大量銃殺か?」

 

「しっょぱなから捨て身でぶっ飛んでくる奴に言われたくない、それと俺の能力は〘分解と生成を操る程度の能力だ〙ほら次行くぞ」

 

と言うと俺は右手に剣左に銃を作り、霧雨に一気に近寄る。多分だか霧雨の戦い方は中距離戦メインだ。なら近距離で仕留める、しかしまたあの突っ込んでくる奴が来ると躱せるかわかんないな。だいぶきついな。

 

「私と肉弾戦をしようってのか?ちっとそれはきついから近寄らないでくれると助かるな 恋符〘マスタースパーク〙」

 

「ヤバッこのままじゃ当たる。な、なら 霧符 〘バニッシングミスト〙」

 

力を手に宿しマスパを受け止めるするとマスタースパークは消えた、正確には散っていったのほうが正しいな

 

「はぁ?八幡なんだよそれ?デタラメすぎるだろ!私のマスパ打ち消すとかありかよ!」

 

あぁなんか文句言ってるな〜聞こえな〜い聞こえな〜い。それより今なら近接戦闘に持ち込める。念には念を

 

「霧符〘バニッシングミスト〙!」

 

今度は銃に力を貯めるそれを放つ。すると見事に霧雨の持っていた八角形のマスパが出たものに当たり消えた。

 

「あぁぁぁ!八卦炉が!!おい八幡弁償しろ!」

 

えっ!?俺が弁償するの?だいぶ霧雨様はお怒りのようです。こっからどうするかってさぁ?絶賛近接戦闘に持ち込めそうなんだよ、持ち込めそうなのはいいが俺剣使えないんだよな〜っえ?無計画だって、バカ野郎先のこと考えてなかっただけだ、一緒?あぁそうだな♪はぁ〜どうしよう

 

「おら!」

 

取りあえず剣を振るう。しかし霧雨はいともかんたんに躱すずっと躱す。

 

「どうした八幡?そんな剣じゃ当たんないぜ。神子の方がずっもうまいぜ!さてとそろそろ本当に決めさせてもらうぜ 天儀〘オーレリーズソーラーシステム〙」

 

神子って誰だよ?そしてなんかヤバげだ六色の玉が霧雨の周りを廻っている。あれ多分だか霧雨の必殺技だな

 

「くらえぇぇぇ!」

 

あれを食らったらヤバイ、冗談抜きでヤバイやつ。多分バニッシングミストでもあそこまで高密度の力だと分解に時間が掛かる。

そしてこの能力の弱点は一回に分解するのは消したいもの一塊まで。離れているとリキャストしないといけないつまりあの玉が全てひっついていれば一個を消す力で全部消せるが離れていると無理だ普通に消せば多分三つ目あたりを分解したらもう直撃だな、マスパみたい随時発射みたいなやつだと一塊と認識されるからリキャストしなくていいから楽なんだけどなしょうが無い…まだ使いたくは無かったけど使うか

 

「間符 〘シャドウスクエア〙」

 

八幡の前に黒い四角形の何かが現れたその中に先程の玉は吸い込まれていく

 

「な!」

 

「くらえ《オーレリーズソー》なんだっけ?」

 

魔理沙の後ろに先程の黒い四角形が現れる。その中から先程の玉が放出される。そして魔理沙に直撃そのまま魔理沙は墜落し今、八幡の勝利が決まった。しかし八幡は不思議がっていた

 

玉足りなくねスクエアに入る前、六個だったよな。今出てきたのが四個はてとうしたのだろうか?

それにしても俺が霧雨に勝った事が信じられない。素人だぜ

 

「霧雨大丈夫か?」

 

地上に降り霧雨の安否確認……

 

「おい八幡!なんだよあの技…」

 

(おい八幡!)って今日何回言うんだろう?すでに俺が一日で八幡と呼ばれた回数の新記録を出した気がする。そもそも名前呼ぶ人いなかったわ。強いて言うなら戸塚とざ…材木屋?だけだな。親ですら俺を呼ばない。お〜いとかお前だな。

 

「さっきの技か?あれはシャドウスクエアと言ってな、空間を消してもう一箇所消した場所をつなげる技だ。

わかりやすく言うとスキマだよ」

 

「あんたたちご苦労さま」

 

「霊夢か。なんかもう空気だったな」

 

「それより八幡、貴方デタラメね。最後のあれ、簡易スキマのようなものでしょ?

自分ではまだ決め手になる技がないから相手の技を使おうってところかしら?まったくいやらしいわね」

 

「いやらしくて悪かったな。あれは本当に今使う予定はなかったんだけどな、霧雨の技がヤバげだったからやむを得ずだ」

 

「あと八幡、私のことは魔理沙って呼んでくれ。苗字呼びはあまり好きじゃないんだ。それに基本幻想郷は名前呼びだぜ」

 

いつだったか霊夢と同じこと言ってるな

 

「魔理沙、弾幕ごっこ案外楽しいな」

 

「次は絶対に勝ってやるぜ」

 

「返り討ちにしてやるよ」

 

 

「今すぐ討ち取って上げましょうか八幡」

 

どこからか聞いたことのある声が聞こえる

 

「八雲か」

 

「紫でいいわよ それよりあなたかしら?スキマに黄色と青の玉をぶち込んだのは」

 

あぁぁ!だから最後ニ個足りなかったんだっえスキマ?

 

「俺は空間を消してそこに玉を入れただけだ。スキマに繋がってるんだ?」

 

「貴方がその空間を消したからよ。私は空間と空間の境界に居るの。その空間の壁にを壊されたんだからそこはスキマの中ってことになるわよ!」

 

納得だね。次からこいつに恨みができたら、こいつの私生活ダダ漏れにできるのか。そりゃいいな

 

「使わないで、とわ言わないけどできるだけ使わないでくれると助かるわ。それじゃまた」

 

「魔理沙、霊夢あいつに恨みができたらいつでも言え。あいつのプライベート覗き放題にしてやるから」

 

「わかったわ」

 

「よっしゃいいね(≧∇≦)b」

 

二人共満面の笑顔だわ。相当恨み溜まってるな……

聞かないでおこう…

 

「八幡、八卦炉な」

 

うん忘れてた。後で頑張って作るか弁償はやだ




戦闘描写って難しいですねがんばります。
次回は霊夢目線の魔理沙vs八幡です。


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最終奥義by八幡

紅魔館です
ではどぞ!


魔理沙に八卦炉の仕組みを教えてもらい、何とかして生成する。

 

「いやーほんとに何でも作れるんだな」

 

まぁ今の所だいたいのものは作れるとおもっている。八卦炉も中がどうなってるか分かったので、いつでも完全コピーを作れるだろう。

 

「まぁ外側だけなら作れるけど、八卦炉みたいに特殊なやつは中も教えてくんなきゃ作れない」

 

「じゃあ八幡お金作って」

 

おいそこの巫女何言ってるの?もう巫女あるまじき発言だろ、巫女やめたら?

 

「流石に駄目だ俺は作ってもいいが、紫にバレてみろ。金どころか家具全部持ってかれるぞ」

 

「真実味がありすぎて怖いわ、八幡。さっき紫と初めて会ったんでしょ?なんでそこまでしってんのよ」

 

「俺は人を見る目はあるからな、ああ言うやつはしれっと嫌がらせをしてくるんだよ」

 

ソースは俺、小学校の時隣の奴が優しそうな奴で俺は油断した。あの頃の俺は友達(笑)が欲しかっのだろう。消しゴムを忘れたふりをしてそいつから消しゴムを借りた。これをきっかけに話そうと思った。しかし次の日俺の筆箱には画鋲だらけの消しゴムが合った。普通にホラーだったその後、画鋲を盗んだ奴誰だとなり俺が叱られた。ぱっと見優しそうな奴には裏がある。

 

「それより霊夢あっちの方からなんか赤い雲が押し寄せてくるんだけど幻想郷の雲って赤なの?」

 

「な訳ないでしょあれは異変よ」

 

異変とは妖怪やその他が自分の能力などを使い幻想郷に異変をもたらすものだとか。その異変の解決が博麗の巫女の仕事なんだと

 

「霊夢行くぞ」

 

「そうね」

 

「それじゃ行ってらっしゃい!」

 

ビシッと敬礼。霊夢様の出陣だ!

 

「何言ってのよ?あんたも行くのよ。盾は多いほうがいいもの」

 

盾って言ったよね?何博麗の巫女って人を盾にして戦うのがスタイルなの?非人道的だはんた〜い」

 

「冗談よ、ほら早く」

 

「はい…!」

 

そこからは俺たちは雲が濃くなってるところ、紅魔館に向かう。PS紅魔館は案外最近出来たらしい。

途中でなんか黒い玉が飛んできたが俺は気にしないことにした。だってここは幻想郷だもん。 幻想郷だもんって言い訳いいな。だいたいの事説明できるぞ。

 

「やっと着いたか。なんか寝たフリの門番が居るけど、どすんの?」

 

目の前には普通の人だったら分かんないくらい上手く寝たフリした奴が居る。服装も中国っぽいやつで細く白い足が出ている、なんて素晴ら…いや破廉恥な服だ、裸より水着の方がエロく見える原理と一緒だね。

 

「寝たフリ?やることは変わんないわよ 霊符〘夢想封印〙」

 

いきなりの必殺技これは相手も

 

チラッ「えっ嘘ちょっとまぁぁぁぁ」

 

中国さんご愁傷様です。そっと手を合わせる

 

「流石に殺っては無いわよ、それと寝たフリしてたこいつが悪いの、さぁは入りましょ」

 

「悪魔だな」

 

「霊夢は巫女って感じじゃないもんな」

 

「「普段ぐうたらの戦闘狂」」

 

「おっ八幡気が合うな」

 

「たまたまだ」

 

その後俺らの頬をレーザーのようなものが通り悪魔こと霊夢が笑って?こっちを見ていたの余談だ

 

 

 

きぃぃと音を鳴らし城に入る

 

「お客様お待ちしていました、ここ紅魔館の従者十六夜咲夜と言います。主により侵入者を排除しろと言われたので、まいりました」

 

「此処は俺がやるお前ら先に行け」

 

俺には似合わない言葉ランキング2を言う

 

「おい八幡じゃ殺されるぞ」

 

「俺が相手をしている間はこいつは何もできない。その間に異変終わらせろ。主ってはて良いと思う…それに俺には必殺技がある。もちろんお前らは知らない技だ」

 

あぁ俺には必殺技がある。多分一発で倒せるが最低な技なのであまり使いたくない。

 

「死ぬんじゃないわよ」

 

「後でな」

 

二人は奥の方へかけて行った

 

「貴方がお相手ですか?それでは死んでください」

 

「!!!???」

 

瞬きすらしていないだろうその間に目の前には大量のナイフ

 

「うおっ!」

 

間一髪で躱す、しかしまた次のナイフが来るまたナイフまたナイフとどんどんナイフが来る

 

「剛付 〘無限の魔弾〙」

 

取りあえずバカみたいに撃つ、ナイフが高速で飛んでくるならこれである程度は迎撃できるはずだ しかし玉はそのまま壁に当たる

 

それでまたナイフは眼前にある また躱す

まるでナイフがそこに置いてあったかのようになってる

考えろ今ミストは使えない。あんな量今の俺には消しきれない

相手の能力は何だ?物体を高速で飛ばす?違う。それならさっきの魔弾が当たってる筈。

それとも物体を増やし相手の目の前におく? 可能性としては低くない。

あと何だ思い当たる節は

 

 

時をとめる?

それだ!でたらめかもしれないが一番あり得る。 その理由に相手は常に懐中時計を持っている。懐中時計は能力のトリガーなのだろう

 

「お前の能力は〘時を止める〙か?」

 

「正解です、でもわかったところで何もできません!」

 

次の瞬間眼の前には今までとは比にならない量のナイフ

絶体絶命

しかし当たる場所がわかっていれば[素通り]させれる

 

「あっぶないな〜全く本当に死ぬっつうの」

 

俺は躱せないので頭から腹までを分解しナイフを素通りさせる、体分解すんのめっちゃ怖かったもう戻んないと思った〜

そして体をもとに戻す、今だ魔理沙戦の時に使った銃の標準を合わせ

最低奥義 腹は決まった やるぞ! 最低のレッテルが貼られても!

 

「破符〘ドレスブレイク〙」

 

これもまぁアニメの技だ、なんのアニメかは言わない

十六夜に見事に命中する。その名の通り服を分解して相手を怯ませる技だ

 

「!!!」

 

「剛付〘魔弾 痺〙」

 

十六夜が服が消し飛んだことに動揺し、固まった隙を見て痺れて動けなく銃弾を撃つ。反応が遅れた十六夜はもろに当たり、その場に倒れ込む。

 

「悪いな…ほら生成」

 

十六夜に多分同じメイド服を十六夜が着ている状態で作る。流石にあのままは可哀想だからな。あとは生成した鎖でしばり、鎖を地面に埋め込み杭を打つ。

 

「最低ですね、後でお嬢様に報告します」

 

お嬢様ってこの異変の戦犯だよな、多分死ぬ。権力行使反対〜

 

「あと数分で痺れは取れるからおとなしくな、んじゃ」

 

十六夜と別れ紅魔館を歩く……ここ広!迷った

すると階段を見つける

 

「地下への道か行ってみるか」




次はフランです因みに八幡は咲夜戦ですでに傷だらけです、


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吸血鬼の女の子(幼女)は間違っている

今更ながら八幡の能力の説明をします

〘分解と生成を操る程度の能力〙

あらゆる物を分解、生成することができる 
生成するものは本人のイメージどおりになる。イメージが弱いほど生成した物は弱くなる

分解は、今は一塊しか分解出来ない。一塊とは物どうしがくっついていることを言う、離れていると分解の能力を再発動させないといけない 空間などは世界と一繋がりと考えるため分解可能

剛符〘無限の魔弾〙
大量のの銃を生成し一気に放つ 八幡の得意技
イメージはマド○ぎ ちなみに剛符は、まだ何枚かある

霧符〘バニッシングミスト〙
対象物を分解する、自前の銃や剣に力を込め飛ばすこともできる

間符〘シャドウスクエア〙
空間の一部を四角く分解相手の技を入れる。そのまま相手の背後の空間を分解し空間を繋ぎ当てたりもできる。使いすぎると紫怒られる

破符〘ドレスブレイク〙 
分解の力を使い相手の衣服を分解する。咲夜を一撃で葬った技だ

 今の所こんな感じです。では本編です
ではどぞ!


おっす、オラ八幡今すげー扉の前にいるぞ

 

いやそれにしても豪華な扉だな、これ作る金があれば一体何本マッカンが買えるのだろうか。な〜んて考えはやめてノックしてみよう。 

 

おいマッカンのことをなんてで終わらすな消すぞ、

なんで俺は、自分と会話をしているのだろう気持ち悪いからやめよう

 

さて、ほんとにノックしよう

 

コンコンコン

 

ここで俺はしっかり3回ノックする。2回はトイレだぞ、これ礼儀として覚えとけ。

このことしっかり知ってるなんて八幡超常識人。

常識人はこんなこと、いちいち言わない? うっせ

 

「だれ?」

 

扉の向こうから女の子の声が聞こえる。俺は取りあえず扉を開ける。

 

「気にするな、ただの迷子の侵入者だ」

 

っと言いながら扉を開ける。扉を開けた先では赤い服の小さな女の子が座っていた。恐らく人間ではない。その理由に宝石のようなもののついた羽が生えている

 

「悪かったな、急に来て。悪い帰るわ」

 

俺の勘がこいつは危険だと言うので扉を締める事にした。

 

「まって!!」

 

ハイ駄目でした。ここで逆らうと更に危険だと思うので諦めて中に入る。

 

「お兄さんの名前は、何?」

 

「比企谷八幡だ」

 

「私はスカーレット・フランドール、フランって呼んで。それじゃあ八幡、私と遊ぼ」

 

フランと名乗る子がそう言うと、手に持っていたぬいぐるみがが四散する。

そして弾幕が飛んでくる

 

「おい!ちょっと待て」

 

俺の声なんて届くわけもなく、弾幕が飛んでくる量的に分解できないので、躱す

 

「凄い〜八幡凄いもっと遊ぼ」

 

相変わらずの弾幕だな。こんな狭い空間でそんなに打たれるときつい

 

「!!」

 

やばいとうとう躱しきれなくなってきた。何発か当たっている。咲夜戦でほつれた学校の制服が、もうすでに穴が空いている。

 

「剛符〘無限の魔弾〙」

 

いつもみたいにただ飛ばすのではなく、相手の弾幕に当てるように撃つ。弾幕を迎撃できさっきより楽になった

 

「八幡凄い、こんなにやってるのに壊れない」

 

フランがそう言ってるが、精神的にもう壊れそうだ、

それより…

 

「おいフラン」

 

「何?」

 

「こんなことして、楽しいのか?」

 

フランの弾幕が止む。多分フランの能力は、ものを壊すだと思う…

 

「楽しいよ。だって楽しくなかったらこうやって遊ばないもん」

 

「そんじゃ1つ言っていいか」

 

………先程まであんなに騒がしかった空間に静寂が訪れる

 

「楽しいなら、せめてもっと楽しそうな顔しろよ」

 

「??」

 

フランは混乱しているのか、俯いて何かをつぶやいてる

だが俺は、話すのをやめない

 

「多分だかお前の能力は、壊すだろ。 お前はその能力を持つものとして破壊をしているだけだろ。

それはお前の意思じゃない、お前に会って短時間の俺が気づいたんだ。それほど分かりやすかったよ、フランドールという存在は。」

 

「ち…う  違う!」

 

フランは怒号をあげる。多分今まで言われなかったことに動揺して、わけが分からなくなっているだけだろう。

 

「禁忌〘きゅっとしてドカン〙!」

 

俺は躱すことなく右手を差し出す

 

グチャ

 

俺の右腕は弾け飛んだ、やばいくそ痛い。けどこれがこいつを論破する鍵になる

 

「ほらな、苦しい顔してるぞ。今度からは破壊無しで遊ぼうなフラン」

 

その後フランは泣きじゃくり謝ってきた、数分後泣きつかれたのか寝てしまった。溜まっていたものを涙と一緒に出したのか、フランの寝顔はスッキリとした顔だった

 

「俺の腕どうしよう」

 

さっきのフランの技で腕が消し飛んだ、しかも利き手

生成しようと思ったが、少し生成しただけで体力切れとなってしまった。

 

どうやら自分で“分解”すれば生成にあまり体力を使わないが、他人に“破壊”されると生成に体力をごっそり持っていかれる。多分、体力満たんでもでも腕1本直せないな

 

取りあえず右腕の神経(痛覚)を分解で消し飛ばしたため、痛くは無い。しかし出血がひどい、すでに頭がくらくらしてる

 

「助けを呼ぶか 間符〘シャドウスクエア〙」

 

空間を分解し助けを呼ぶ

 

「紫いるか〜いるなら霊夢のところまで飛ばしてくれ」

 

そうすると彼女は、スキマから出てきた

 

「八幡私は、便利な移動手段じゃないのだけど…あっ」

 

この有様に気づき慌ててる素振りを見せている

 

「八幡どうしたの、この怪我」

 

俺の足の上で寝ているフランを見て納得した

 

「八幡、無茶しすぎよ。この子の能力は破壊だったはず。そして精神状態も不安定。でも今は、落ち着いてる。八幡が直したのね」

 

「まぁ そうだな、こう自分を誤魔化している奴は、一回現実を突き付ければいい。」

 

「優しいのね八幡は、霊夢達の方は解決したらしいわよ」

 

実際さっきの幻想郷に来て、特訓をした身としては頑張ったんじゃね。

 

 

 

 

その後、霊夢&魔理沙に軽く説教をくらい

自分では腕を生成仕切れないので遠泳亭と言う所で直してもらうらしい。腕って治るの?

 

 

 

side外界、由比ヶ浜

 

あの日、修学旅行の帰りの日ヒッキーは突然姿を消した。それなのに誰も気づいていない。それどころか

ゆきのん以外誰もヒッキーのことを、覚えていない

彩ちゃんや小町ちゃんですら覚えてない。

 

まるでヒッキーと言う存在がこの世から無くなったようになってしまっている

 

ゆきのんはあの《下種男がいなくなって静かでいいわ》

って言っているだけど、私は謝りたい。謝って貰いたい

 

「何処に居るのヒッキー……」

 

郡青とオレンジが混ざり合う空に向かい、優しい女の子はそう呟いた……

          

                side由比ヶ浜out

 

 

side???

 

「あいつ比企谷八幡は何処にいる」

 

「幻想郷と呼ばれる所にいるわ」

 

「なら連れて行け」

 

「なぜ?」

 

「あいつを処分する」

 

「つまらないわ、でもいいわ。」

 

「本当か?」

 

「ええ、こうやって私を呼ぶことができたんだもの。普通の人はできないわ」

 

「なら」

 

「一週間後に迎えに来てあげる。それまでに連れていきたい人を連れてきてね、条件は比企谷八幡を覚えているものにしましょうか」 

 

「あいつを覚えているものか…分かった」

 

「それじゃまたね」

 

side???out




今回はかなり短め、思いの外フランとの戦いが短くなってしまいました。これで紅魔館編終了となります。
次の異変までは、八幡の治療や日常編になります


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永遠亭での生活も悪くない

いや〜夏休みでだらけてて書いてませんでした


俺はあれから、永遠亭?と言われる場所に行った。フランにやられた腕を治しに来たのだ。

竹林を結構進んだところに遠泳亭はあるらしい

 

俺としては竹林にいや竹が生えている道にいい思い出はない、あの二人に軽蔑され俺は何が悪かったのかわからないまま幻想郷にきた

 

「着いたわよ」

 

「お〜the古いお家みたいな所だな」

 

俺は霊夢におんぶされていた。だって血の流し過ぎで貧血になり、上手く立つことも出来ないからしょうが無い。

ああ小町が見たらゴミを見る目で

 

〘ゴミいちゃん〙

 

って言うんだろうな…

 

俺をおんぶしたまま、霊夢は戸を開ける

 

「永琳はいるかしら〜」

 

「あら霊夢じゃないどうしたの?薬は貴女と縁があるとは思えないけど」

 

「今日はこっち」

 

そう言うと霊夢は俺を近くの椅子に下ろす、俺も男なのだからまぁ多少なりとも体重があるはずなのだが、霊夢は全く疲れてない御様子。

結構距離あったぞ……。見た目によらず剛力なのね

そんなことを思ってると霊夢に睨まれた

あ〜怖い

 

すると永琳という人が

 

「その腕を治せばいいの?」

 

俺の腕を見て察したらしい

 

「頼めるかしら」

 

「そりゃ良いけどそれより霊夢が男の人をいや、怪我人を連れてきたことが驚きだわ」

 

いや、こいつ巫女でしょ?何かやっつけたりしてんでしょ。人助けとかもしてんじゃないの?

 

「こいつは特別、外来人よ、そうでもなきゃ私が、見返り無しで人助けするとでも?あと紫の命令」

 

こいつ巫女じゃない悪魔だ!

 

「分かったわ、暫く入院は確定ね。腕を治すにしても今のこの体力で腕一本治したら死んじゃうもの」

 

治すのに死ぬの?こわ

でも治すのも体力使うってヒロア○でいってたなぁ

あれって本当なんだな

 

「そういう訳だ霊夢またな」

 

「治ったら直ぐに帰ってきなさいよ」

 

「へいへい」

 

っとかんたんな別れの挨拶を済ませ、俺は永遠亭に入院することが決まった。

 

 

 

 

数日後

 

「八幡君食事を持ってきたわ」

 

あれから実に3日たった。腕も無事生やすことができた。あの薬は痛覚を消しても脳に響いてくる痛みで、どうやってその痛みを消していいか分からず結果同仕様もなかった

……痛みって色々あるんだな……

 

結果痛かった…

腕大事にしよう…

 

治ったが生えた腕の筋肉量が元の時より半分以上少なかったのでリハビリでまだ入院中だ

 

足は動くが永琳には体が怠いと言い食事などは運んで貰ってる、世間一般の人から見たらヒモだ

 

「うわ…きゅうりかよ」

 

きゅうりは俺が苦手な野菜だ。だってこいつ殆ど水分の癖に栄養ありますよ〜みたいな色しやがって

他の緑黄色野菜に謝れ!

 

「きゅうりが嫌?なら次から動けるんだらか自分で作ってね」

 

「……」

 

「うごけるものね?」

 

「ゔがぁぁぁうでがぁ〜」

 

「………」ニコッ

 

「はいわかりました。けど俺は正直言って大した料理は作れない、だから永琳作ってくれ」

 

ひぇ〜何あの笑顔、殺意と憎悪しか無かったよ

 

「分かったわご飯は作ってあげるけど買い出しは行ってね」

 

「それなら」

 

「じゃあ早速お夕飯の買い出しと明日の分の買い出しお願いね」

 

早速か〜この寝ているだけで生きていける生活も終わりか〜

 

 

 

その後俺は永琳から8000円くらい貰い、何か永琳の弟子?的な人といけと言われたので、そいつの部屋に向かう

8000円は多いと思って聞いたら、新しい服を買えとのことでした

 

「ここが…」

 

ガラッ

 

襖を開ける

 

中にいた人が驚いたのかこっちを見てきた、いや睨んだのか。

その瞬間

 

ドクンッ

 

激しい動悸に襲われたが深呼吸したらすぐに収まった

 

「お前が永琳の弟子か?」

 

「えっあ、はい」

 

永琳の弟子はうさぎの耳が頭から出てる女の子(美少女)だった。

服装はブレザーかな?

 

彼女は俺のことををじっと見ている

 

「何か俺の顔に付いてるか、腐った目とか?」

 

自虐してみたけど自分で言うのきついな

 

「えっあのっ…さっき目が合いましたよね」

 

「ああ」

 

目のことツッコんで来なかったなよかった〜

 

「その何でそんなに平気でいれるのですか。普通の人ですよね……」 

 

「何だ?お前の能力か?自分と目があった普通の人を惚れされる的な?」

 

雪ノ下タイプなのか?

 

「ちっ…違います!私の能力は〘狂気を操る程度の能力〙です!私と目があってしまうとその…狂気に襲われるんです…」

 

「狂気って激しい動悸も含まれるか?」

 

「ええ」

 

「深呼吸したら治ったぞ」

 

「ええ!」 

 

「まぁ、今も目を合わせてるが、さっきみたいな動悸はしない。慣れたらしいな」

 

「慣れたって……あと私は、鈴仙 優曇華院 イナバです」

 

 

 長くね?

 

 

 

side鈴仙

 

この人は、何なんだろう?私の目を見ても動悸程度で済んでしまうなんて、私の能力が落ちたのかな?いやそれは無いと思うけど……

そんなことを思っていると彼は

 

「えっと、鈴仙…俺はその目もう効かないらしいから、俺に変な気使わなくていいぞ。」

 

彼はそういう私は、

 

「はっ、はい!」

 

正直に言うと私はすごく嬉しかった、永琳様のような凄い方以外に目を気にすることは無いと言われたこと

私を普通の人と同じ扱いをしてくれたこと

 

それから話を聞いたところ、リハビリがてらに人里で食材の買い出しと新しい服を買いたいらしい、その付き添いとして一緒に行けと永琳様に言われたらしい

 

私は彼をもう少し知りたくなった、あわよくば友人位にはなりたいなと思った

 

場所は玄関、私と彼は準備ができたので人里に向かって歩き出した。

 

「よろしくおねがいします、えっと……」

 

「比企谷八幡だ」

 

「よろしくおねがいします八幡さん!」

 

「おっ…おう」

 

 

                 side鈴仙out




あれっこれって鈴仙フラグかな?
次はお買い物


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デート?

今回は八幡と鈴仙のデート?です


「それじゃあ行くか」

 

「はいっ」

 

と言い俺は永遠亭の玄関の扉を開ける

 

と…

 

ドガーン!!!

バキバキバキッ!!

ガサガサガサ!!

 

とんでも無い爆発音と、熱い風が扉の取っ手に捕まってる俺ごと吹き飛ばした

 

「イっつ〜」

 

「大丈夫ですか?」

 

「ああ、何なんだ?」

 

「多分…輝夜様と妹紅様が、また殺りあってるのかと」

 

しれっとすごいこと言ったよ、輝夜ってこの家の宿主でしょ?しかも殺りあってんでしょ、それに'また'ってどういう事?

 

「鈴仙…またって事はいつもなのか?」

 

率直にきく

 

「輝夜様と、妹紅様は不老不死なので手加減ない殺し合いです…」

 

すると

 

「御二方そろそろお辞めください」

 

永琳さんの登場だ、何か話している

 

すると

 

「輝夜!今度は殺してやるよ!」

 

「ええ殺してね」

 

と物騒な事を笑顔で言う、見た目乙女の中身バb

 

ギロッ!

 

「おい!腐り目」

 

「ひゃい!」

 

「失礼な事考えなかったか?」

 

「いいえっしょんな事ありません」

 

「ははっ そんな怯えくていいよ、またな」

 

「はい、また今度」

 

そう言い妹紅さんは、去っていった

おい鈴仙笑ってたなら助けろよ怖かったんだぞ

 

「ひゃい… しょんな、ふふっ」

 

噛んだところのことで鈴仙は笑っていた

 

「れっ、鈴仙行くぞ」

 

「はい…ふふ、ひゃい…」

 

わすれてくれ〜〜! 

 

何だかんだ色々あったが、買い物という本当にの線路に戻ってこれた。

 

只今人里に向かうために竹林を歩いている

 

「あの八幡さんは、外界から来たのですよね」

 

「まぁそうだな、俺も突然だったし、逆に外界に帰れない状況でもあったしな…」

 

それと同時にあれを思い出す

 

ーーー

 

「貴方のやり方嫌いだわ」

 

「もっと人の気持ち考えてよ!」

 

そして、あの時突き落とされたときだ、あいつは、

 

「君が居るから周りが不幸になる」

 

                ーーー

 

確かに、あれな思い出だな

でもまた、会いたいとは思っていない。もしかしたらこの現状、霊夢や魔理沙と一緒にいることが心地良いのかもしれない

 

「……ま……ん?」

 

「八幡さん?」

 

「おっ、なんだ」

 

「いえ…ずっとぼ〜としてたので」

 

「すまん、考え事してた」

 

そんな言葉を聞き鈴仙は、俺の顔がとても暗いことに気づいたらしい 

 

「外でのことですか?もしよければ八幡さんの事聞いてもいいですか?」

 

「つまらないぞ」

 

「それでもいいです、人里までまだ少しありますし」

 

 

 

 

それから俺は外界での10数年のことを余り漏れなく言う。もちろんここに来た理由まで。

 

「凄い人生ですね」

 

少しばかり暗い顔になってしまったな

 

「聞くもんじゃなかっただろ」

 

「いえ、八幡さんのことしれてよかったです」

 

そう言うと鈴仙は笑顔になる

やっぱり笑うと可愛いな。幻想郷は顔面偏差値クソ高いけど、中学時代の俺が子の状況なら告って 振られて終わりだな。

 

振られちゃうのかよ ってこの自虐人生何回目だろうな

このネタ他の小説でも多いよな 

あれ俺…何言ってんだ小説?

 

「八幡さん、人里です」

 

「ここか〜人が多いな」

 

「人里なので」

 

鈴仙さんそんな簡単なツッコミしないで、当たり前すぎること言った俺、バカみたいじゃん

そうだった幻想郷、人外いるんだった、ここでの'人'は

ガチで人、人族といったところだ

俺が言いたかったのは'人数'何だけどな

its外界ジョーク

 

「それより早くお買い物しましょう」

 

 

 

それからは

鈴仙に美味しい野菜の見分け方や旬の魚を教えてもらった

 

「それでは食材の買い出しは、終わりましたので八幡さんの服を買いに行きましょう」

 

「それじゃあ行ってくる」

 

鈴仙は呆けたような顔をしている

 

「どした?」

 

「何で、一人で行こうとしてんですか」

 

「っえ?」

 

「八幡さんはあくまで入院中です!私と一緒に行動します!」

 

「えっ、あ…(いいですね)はい」

 

「それに、こうして一緒に歩いてると恋仲みたいで新鮮なんです」

 

はっ?と思った

 

「ふんっ 俺と恋仲なんて彼女が可愛そうだろ」

 

いつものように自虐で終わらせる、自分で言って泣きたくなるな、事実だが

 

「そんなことないと思うけど……」

 

何かすごいこと口走ってた気がするけど…

 

「ああもう行くぞ」

 

 

 

ー服屋ー

 

「現代っ子何だがこの服に合ってるか」

 

自分ではよく分からないため鈴仙に聞く

 

「…………」

 

「鈴仙?」

 

「…………」

 

「おーい鈴仙?」

 

「あっうんとても似合ってる」

 

「じゃあこれで良いか」

 

〔カッコよくて見惚れてたなんて言えないな〕

 

八幡は会計を済ませて鈴仙に近づくと、何故か赤面していた

 

「どうした熱いのか」

 

「違います!そうだ!お団子食べに行きませんか?」

 

「良いけど…」

 

それじゃあと、店主に告げ出ていく店主は

 

「末永くお幸せに〜」

 

っと言っていたこの店では、またのご来店とかでは無く幸せにと言うんだな、変わった店だ。もしくは買っていかれた服に対して言っているのか?それなら分かるな。

 

それからは、鈴仙と団子屋で団子を食べ、永遠亭に戻った。

団子を4つほど食べ、お昼ご飯が食べれなくなってしまい、永琳にお説教されたのはまた別の話

 

 

 

自室(入院室)

 

夜も夜なのだが鈴仙と話していた

 

「そうだ鈴仙、これあげるんだった」

 

そう言ってポケットから御守りを出した

 

「これは?」

 

「今日のお礼だ、俺は養われる気はあるが、施しを受ける気はないからな。借りは返す」

 

「捻デレですね」

 

「おい!なんでお前がその言葉を知ってる!」

 

鈴仙は突如大声を出した俺にびっくりした様子だったがすぐに治った

 

「それじゃあ、また明日です」

 

鈴仙はその場を立ち上がると

 

「ああ、俺も眠い」

 

「おやすみなさい」

 

「おやすみ」

 

その日は終わった

 

 

side鈴仙

 

八幡さんとの挨拶を終え自室に戻り布団に入ると、

今日1日のことを振り返る

初めて異性の人と出合い、目の事なんてどうでも良いといわれ

彼の過去の話を聞きその話を聞いたくらいから彼が気になってしまった。

 

一緒に買い物をし、服も選んで最後は一緒にお団子も食べた。

こう考えると本当に恋仲の様だ

 

と考えると体が熱くなるような感覚に襲われる、

いま明かりをつけ鏡を見れば顔は真っ赤だろう

 

何でこんな感覚に襲われるのだろう

彼に会いたい、声を聞きたい、一緒にごはんを食べたい

こんな事ばかり部屋に来てから思ってる

 

もしかして私、八幡さんのこと……

 

「あぁぁぁぁぁ!!」

 

その先のことは考えられず布団の中で、ただ悶えた

 

「八幡さん……」

 

頑張って寝ることにした

 

               side鈴仙out




はい、鈴仙はあれです


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傷とともに心の傷も癒えていく

八幡退院です〜


あれから数日、まぁ傷は治ったが永琳の料理があまりにも美味しいため買い出しを条件に、リハビリという名の

…リハビリという名の…なんだろうな

取りあえず永遠亭には1ヶ月位居た、あまりにも長く居たので博麗神社に帰るのが怖い 

あいつ怒ってるかな

 

今俺は寝室で寝ている、

 

「八幡流石にそろそろ退院ね」

 

扉があいた

今、俺の平和が終わろうとした

なんとかせねば 材木座風になったなキモいな

 

「えっ、嫌だ」

 

「流石にもうダメよ、これ以上は本格的に働いてもらうことになるわよ」

 

「仕事内容は?」

 

「雇われてからのお楽しみよ」

 

えっ…怖い口角は上がってるけど、目は全く笑ってない雪ノ下よりも怖いな

あれっ?雪ノ下って

 

どんな顔だったっけ?

 

違和感が俺を襲う

 

外界の記憶…一部が靄がかかっているようで思い出せない

つい数日前はしっかり覚えて鈴仙にも話したのに

外界で何があったかは、覚えてるけど顔が思い出せない

たが俺を突き落としたやつの顔は鮮明に憶えている

 

「…まん」

 

「八幡!」

 

「おおっなんだ!」

 

「っでどうするの働くの、退院するの?」

 

外界のことは、あとにしよう

しかし働くのは嫌だな専業主夫にしてなんて言ったら遠回りの告白になるな、新たな黒歴史を生むことになるところだった

名残惜しいが諦めるか

 

「分かった、面倒見てくれてありがとな」

 

「そう、普段捻くれてるのにお礼はしっかり言うんだね?」

 

「世話になったんだ礼位はいう」

 

ふふ と永琳は微笑むと踵を返し出入り口に向かう

扉の前で止まると

 

「私からも、ありかとう」

 

「なんのことだ?」

 

素でわからなかってので聞く

 

「あの子貴方と会ってから元気なのよ、そのせいか最近目の力をうまく抑制できるようになってね。

貴方のおかげよ、だからありがとう」

 

「そんなことないな」

 

「なぜ?」

 

「俺の経験上、俺に会って元気になるなんてない。逆に元気を持ってかれる、俺に会って元気になるのは警戒心強い犬くらいだ」

 

本当のことだボッチは、現状維持と悪化しかできない。これは定義だ

 

「貴方は自分を過小評価し過ぎよ」

 

「事実だ…」

 

「鈴仙にも挨拶しなさいよ」

 

「………」

 

無言を肯定とみなしたのか永琳は出ていった

 

その後俺は荷造りし、鈴仙に挨拶し、永遠亭を後にした

鈴仙は何か寂しそうだったけどもう関係ないな。でもたまには行くか、永琳の飯を食いに。

 

途中腹が減ったので人里に寄ることにした

何か食い物は、無いかな

するといい匂いが鼻をくすぐった

 

「うどんか、よしあれにするか」

 

「いらっしゃい 」

 

「狐で」

 

「あいよ」

 

注文を済ませてテーブルにつくすると後ろから声がした

 

「八幡じゃないか、奇遇だな」

 

声の主は上白沢慧音だ。鈴仙と来たときに寺子屋行き、その時知り合った。寺子屋の子供(主に妖精)はあの、水色の奴と黒い奴はかなり頭悪かった

何聞いても

 

「あたし最強ね」

 

「そーなのかー」

 

しか言わねー。あの日はほんとに疲れた。

 

「なんで、俺の隣に座るんだ?」

 

慧音が隣りに座ってきたので俺は隣にずれる

また隣にずれてくる またずれる

 

「なぜ逃げる」

 

「いや…だってな」

 

「私は、お前と話がしたい悪いか」

 

「寺子屋には行かないぞ」

 

慧音は図星だったのかバツの悪そうな顔をする

 

「はい、狐と天ぷら」

 

俺と慧音のうどんが来た

 

「上手いな」

 

「そうだな」

 

俺と慧音はうどんを食べながら幻想郷に来てからのことを話した

 

「あの、吸血鬼と戦ってよく生きてたな」

 

「それは俺も思った」

 

俺はうどんを食い終え、お代を払い慧音に挨拶をしその場を去った。

やっぱ狐うどん上手いな

 

人里では取りあえず霊夢のお土産を買う

アイツのことだから怒ってても、なにかあげれば喜ぶだろう

 

お土産を買い、今俺は博麗神社の階段を上がっている。あまり気づかなかったが、薄っすら紅葉が赤く染まり始めていた。

 

「もうそんな時期か…」

 

多分今は、10月くらいだろう。幻想郷は環境がいいから植物の変化も外界よりズレがあるのだろう

 

「ふぅ 着いた」

 

やっと着いた永遠亭から此処だとかなりの距離だ。

今更だけど俺は空飛べるんだった。

鈴仙と人里まで歩いてたから飛ぶこと忘れてたな

 

ガラガラガラ

博麗神社の玄関を開ける

 

「今帰ったぞ〜」

 

仕事帰りのサラリーマンみたいなことを言い、家に入る

そして霊夢が居るであろう茶の間に行く

 

「おい、霊夢」

 

「ん…ん…」

 

俺は手の上にりんごを作り、それを霊夢の眉間を狙い

落とす

 

ゴンッ!

 

「やばっ」

 

立派なりんごだったのかすごい音がしたすると寝ていた巫女もどきが

 

「いった〜!誰よ」

 

霊夢は周りをキョロキョロしおれの足を伝い俺と目があった

 

「…ただいま」

 

「八幡…」

 

感動の再開みたいな雰囲気だがそんな事はなかった

 

「おっそ〜い!何してたのいくら何でも時間かなかかりすぎでしょうが! ばか! あほ! 八幡!」

 

「おいっ八幡は悪口じゃないだろ」

 

なんて霊夢は言ってるが案外心配してくれていたらしい。ツンデレか」

 

「誰がツンデレよ」

 

なんで、心読めるの?あれか巫女補正か

 

「いや、何で心読めるの?みたいな顔してるけど、声に出てたわよ」

 

すると

ガラッぴしゃ

っと勢いよく扉が開けられた

 

「おおっ八幡じゃん、やっと退院したんだな」

 

「おお」

 

「これで霊夢はしっかり寝れるな」

 

「ちょ魔理沙!」

 

霊夢が、顔を先程のりんごのように赤くしている。

そういえばさっきのりんごは

 

霊夢に当たった部分が茶色く変色してる

霊夢石頭かよ?慧音じゃん、あいつの頭突きえぐいからな。地響きする頭突きってなんだろうな

あの水色と黒いのはそのせいで頭が悪いのかもな

 

そこまで考え

 

「霊夢、さっきまでぐっすり寝てたぞ」

 

「んなこと無えよ、こいつ八幡が入院中ずっとソワソワしてたんだぜ」

 

「魔理沙!」

 

「気晴らしに弾幕ごっこしても、夢想封印と他のスペカ間違ったしな」

 

「魔理沙!」

 

「いっつも夜飯二人分作ってたしな」

 

「それは……魔理沙の分よ」

 

「まぁ何か心配かけたらしいな悪かった」

 

子の状況で永遠亭でだらけてましたって言ったらどうなるかな

うん死ぬな

 

「そんじゃ明日みんな呼んで、八幡の歓迎会しようぜ」

 

「いや、俺はそういうのいいんだが」

 

マジ勘弁やめて

 

「八幡大丈夫よ。歓迎会という名の只の宴会だから」

 

「そうなのか」

 

「そうと決まっちゃみんなに言ってくるぜ」

 

そう言い魔理沙は飛んで行った。ほんとに嵐のような奴だな

 

「はぁ面倒だけど明日の準備するわよ」

 

「何するんだ」

 

「お酒買ってきて」

 

「俺未成年だけど」

 

「幻想郷にそんなの無いわよ。お酒は全年齢対象よ、私や魔理沙も飲んでるし」

 

驚愕の幻想郷のルールを聞き俺は、酒を買いにいった

郷に入っては郷に従えってことわざもあるしな

俺も飲むのかな…マッカン無いかな

 




次は宴会かなその後は、妖々夢かな


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ぼっちは宴会イベントに向いていない

宴会ですかなり短め


俺は今酒瓶を背中に背負った籠に入るだけ入れ 

神社に戻ってる

 

「あ〜重い。霊夢やれよ」

 

なんて文句を一人で言っている

 

 

そして時は流れ夜

 

既に神社内は色んな妖怪、妖精etc…がわらわらといる。俺は魔理沙に強要され酒を少し飲んだが、あまり味がわからなかった。

やっぱマッカン飲みたい、まぁそのうち酒も慣れるだろう

なぜマッカンは生成できない?俺の力不足か

 

そんなことがあったが

宴会の騒がしい雰囲気に負け、今は屋根の上でお茶を飲んでいる。いわゆる月見酒だ

 

「ふい〜幻想郷は外よりいいな」

 

「あらっここを気に入ってくれたのね」

 

「紫か…」

 

「どう幻想郷は?」

 

突然現れたのは紫だ。幻想郷は特異の奴ばっかだから、何かもう慣れた

 

「まだ怪我しかしてないが、それでも外より良いよ

俺のことを一人の人間として見てくれてる、ありがとよ」

 

「………」

 

「外はどうなってんだ」

 

俺は今1番聞きたいことを聞く

 

「殆どの人があなたを忘れたわ」

 

「殆どってことは全部じゃないんだな」

 

「あら、感のいいガキは私嫌いよ」

 

すごく懐かしいセリフを聞いたな文化祭の時雪ノ下さんが言ってたんだよな、えっ待てなんでこのタイミングであのときの言葉を

 

「雪…ノ下…さ ん?」

 

違ったら黒歴史だな

 

「案外早く気づいたわね、比企谷くん」

 

「比企谷くんはよせ、もう今は紫だろ」

 

「雪乃にはほんとは姉なんて居ないのよ、ちょっと記憶をいじって私の存在を雪ノ下家に介入させたの」

 

「なぜ?」

 

「貴方の監視かな」

 

「最初から」

 

「ここ(幻想郷)来ることが決まってたんだな」

 

「最終手段よ」

 

「そうか」

 

そこからは何も聞かなかった俺はこの世界に今の所満足している。それどころか

なんだろう…ここは俺が居るべき世界の気がする。

それほど幻想郷に居ると家に居るように安心する。ここを知る前からは俺は幻想郷をしっている?

 

そんなわけないと思考を切り、横にいる紫の顔を見る

それはどこか満足そうな不安そうな顔だった

 

 

「紫、冷えてきたから俺は戻るぞ」

 

「そこは、女性も気遣いなさいよ」

 

「悪かった、行こうぜ」

 

俺と紫はいろんな奴らがどんちゃん騒ぎしている場所に戻った

 

「お兄様!」

 

「どわっ」

 

破壊の吸血鬼ことフランだ

そして扉を開けた瞬間飛び込んできた

 

「フラン…」

 

「お兄様!久しぶりです」

 

「よお、フラン元気だったか?それよりどいてくれ後ろの鬼……巫女が怖いから」

 

今フランは俺に覆いかぶさって俺と鼻がくっつくくらい距離で話してる、近い近い!

 

「八幡〜八幡は幼女がいいのかしら」

 

待て俺はシスコンだがロリコンじゃない

 

「ちょまて、マジで誤解だ!違う」

 

「問答無用!」

 

そうか誤解は解けない。なぜならもう解は出ているのだから、そんな事前言ったな

 

夢想封印が飛んでくるこれ、かなり本気のだ

フランを下ろし

 

「霧符バニッシングミスト」

 

反射でスペカ使っちまった

 

「八幡黙ってくらいなさい」

 

何その死刑宣告?その後俺は霊夢に世界一キレイな土下座を決めた。フランは心配そうに見てきて紫は呆れていた。

 

 

 

ここでなら本物が手に入るかもな。

 

 

 

 

 

 

side???

 

 

 

「連れてきたぞ、あいつのことを知ってるやつ」

 

「そう、それは同意の上かしら」

 

「ああ」

 

「ヒッキーに会えるんでしょ?」

 

「なんで私まで」

 

「いいじゃんゆきのん!」

 

「しょうがないわね。比企谷君にあってけじめをつけるわよ」

 

「うん!」

 

「ふたりともいいかな?」

 

2人に出発の確認をする

 

「ええ」

 

「うん」

 

「準備はできたらしいわね」

 

「それじゃあ行くわよ   隼人」

 

「!!」

 

葉山は聞いたことのある声に驚いた。まさか と思ったところで意識はブラックアウトした

 

               side葉山隼人out




次はオリジナル異変行きます
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幻想郷女人消失異変
異変はまた幻想郷を襲う


オリジナル異変行きます


何だかんだ俺も幻想郷の生活に慣れた

今は11月、真っ赤に染まっていた葉っぱも落ち始め、冬が近づいていることをしらしている

 

ザザッ ザザッ

 

俺は今、神社の境内の落ち葉を処理すべく箒で落ち葉を掃いている。

 

そして落ち葉を一纏めにして

 

「分解」

 

ふぅ。これで一段落、中に入って休もう。

 

「八幡落ち葉は?」

 

っと思ったら同居人に話しかけられた

 

「霊夢か、ちょうど言葉のまんまの意味で片付けたぞ」

 

霊夢は、えっ? みたいな顔をしている

何故だ?

 

「や……も」

 

「霊夢さん?」

 

「せっかく焼き芋作って食べようとおもったのに!!」

 

そういうことか、しかし何故俺が怒られるのか。その計画があるのなら予め言ってくれれば消さなかったし、その前に霊夢がやれよ、もう一度言おう

なぜ俺が怒られる

 

「すまなかった」

 

ここは素直に謝ろう

 

「言ってなかった私も悪いわ」

 

なんだろう、そんな悲しい顔されても罪悪感しか襲ってこない

 

「焼き芋やろうぜ、ほらまた生成すれば 落ち葉は作れるからさ」

 

「そう!じゃあつくりましょ!」

 

俺は枯れ葉などを生成し、霊夢は芋を落ち葉に入れ火を付ける

待っている間は、人里であった事や霊夢に妖怪の事を教えてもらった、

 

「その先代が戦ったって言う銀の九尾ってすごいんだな」

 

その話の中にあった狐の妖怪の話はすごかった

今の霊夢よりも強かった、先代の博麗の巫女と始めて引き分けた唯一の妖怪らしい

 

そんなところで

 

「んっいい匂いね」

 

甘い匂いが二人の鼻をくすぐる

 

「そろそろか」

 

俺は木の枝で葉っぱを退けて、新聞紙で包めて霊夢に渡す。

 

「おっ気が利くじゃない」

 

「どうせやらせるんだろ」

 

「まぁ、そうね」

 

俺も焼き芋を手に取り

 

「「いただきます」」

 

「んっ!美味しい」

 

霊夢は、とても満足そうに食べている。

俺は、猫舌なので息を吹きかけ冷ましながら食べる

 

「だらし無いわね」

 

「猫舌なんだよ…」

 

焼き芋を食べ終えたところで何か、妖怪が暴れてると言う情報が烏天狗の射命丸文が伝えに来たので、霊夢は渋々その場に向かった。

 

ってな訳で射命丸と一緒に空の散歩をしている

理由は幻想郷の案内だ

 

「ここは夏になれば向日葵がたくさん咲いて綺麗なんですよ」

 

「そうか、ならその時になったらまた案内頼むわ」

 

「わかりました、そろそろ夕暮れ時ですね。私は、帰ります」

 

「おう、俺も帰るな」

 

「あっ 八幡さん。最近行方不明が増えているので

気をつけてください」

 

何か心がざわつくような感覚に襲われた

なんだろうな

 

「ありがとな、霊夢にも伝えとく」

 

「それじゃあ今度こそさよならです」

 

俺は射命丸と別れ、神社に帰ってきた。そういえば紫のやつ俺が幻想郷に来たときに、まだ無いって言ってたから俺のマイホームを用意してくれるはずだけど

幻想郷に来て結構時が過ぎたがそのことに関しては音沙汰なしだ

 

「ただいま」

 

シーン

 

擬音をつけるならそうだろう

 

「霊夢は、まだか」

 

俺は風呂に入り飯を食べ、その日は寝た

 

翌朝、まだ霊夢は居ない

 

「あいつ、どこまで行ったんだ」

 

霊夢は飛ぶのも速いし、それに妖怪なんてすぐに蹴散らすだけの力を有している。そんな奴がこんなに時間がかかるだろうか。

ちょっと過保護な気もするが調査するか

 

あいつのところに行けばいいかな

 

 

 

「魔理沙いるか?」

 

俺は今魔法の森と言う所にいる。魔力を持たない者は森の幻覚作用のある茸の胞子で体調を崩してしまうらしい。妖怪でもなかなか近づかない森だ。

 

俺は、空間と自分の干渉力を全部でないが、分解しているので茸の影響をあまり受けない

 

「八幡どうかしたのか?」

 

そしてここに住むのが自称魔女、霧雨魔理沙だ

こいつは、茸にある魔力を高めてくれる力を借り

魔女をやっている。

 

「霊夢についてだ」

 

「おっ霊夢に惚れたのか?」

 

「いや、そんな事はない。それに俺になんか好かれても不快だろ。」

 

「八幡の持ちギャグは8割自虐ネタだからな」

 

「それよりだ、単刀直入に聞く。霊夢が妖怪を倒したりする所要平均時間はどれくらいだ?」

 

「霊夢は、悪さをする妖怪とかならあった瞬間

夢想封印だから、それである程度は倒せる」

 

「つまり、時間はあまり掛からないと言う訳か」

 

魔理沙に聞いたところ、1日以上かかるとしても夜の妖怪とかだから、1日中家を空けるなんて殆どしないらしい。

 

「どうしたんだ?」

 

「昨日、射命丸から妖怪の情報が入って、倒しに行ったんだ。それでまだ帰って来てない」

 

「マジか?」

 

「嘘はついてない」

 

「霊夢が……」

 

魔理沙も難しい顔になっている、こと霊夢に関しては1番と言っていいほど知ってる彼女だからこそ心配しているのだろう。

 

「探しに行くぞ八幡!」

 

「おう」

 

「ちょっと待ちなさい」

 

玄関の方から声がする。アリス・マーガトロイドだ。

 

「どうしたんだアリス?」

 

「その話を聞いて1つ思い当たることがあるの」

 

どうやら話を聞かれていたらしい

 

俺と魔理沙は黙って聞く。手がかりがあるならほしいからだ。

 

「最近、妖怪や人間、それに神と行った類の女性が多く行方不明になっているの。それもみんな強者達よ」

 

「例としては?」

 

「八坂神奈子やパルスィや風見幽香、それと昨日、永遠亭の所のおっきい方の兎が居なくなったらしいわね」

 

 鈴仙!

 

今幻想郷では普通ではないこと、つまり異変が起こっているらしい。

 

「アリスも手伝ってくれるか」

 

昔の俺なら言えなかったであろう言葉だ

 

「ええ」

 

「絶対に解決してやる」

 

っと魔理沙

 

「まず情報が欲しい。人里に行こう」

 

「わかったわ」

 

「いいぜ」

 

この異変、なぜか心がざわつく。俗に言う嫌な予感だろうか?

でも今はできることをする。それが俺にできることだ

 

「それじゃあ行こぞ」

 

3人は、森から飛び立った




次は情報収集短めになる予感…


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異変の加速

俺は魔理沙とアリスと共に人里に行き、今回の異変の事について情報を集めに来たと言う訳だ。

 

「気にして無かったけど、よく見ると女性が少ないな」

 

「まったく、犯人は何でこの私を狙わないんだ。美少女だぞ」

 

「まぁお前も美少女の部類に入るだろうが、犯人のタイプじゃないんじゃないか?」

 

「そんなこと話してないで、聞き込みするわよ」

 

魔理沙は気に食わない様な表情だが、アリスに従うことにした。

 

まず適当な家に入る

 

勿論俺はそんなことできない。ぼっちに知らない人の家はきつい…

アリスまじリスペクトっす

 

「ここ最近、里の女性が減った気がします。何か知りませんか」

 

なかなか若い男性だ

 

「詳しく知らないが、俺の嫁も里からいなくなるって事はねぇが、いつも誰かのこと考えてる様にボォ〜としてんだよ。結婚して1年なのにもう飽きられちまったかなぁ」

 

男は軽く言うが表情は浮かばれない。やっぱり好きな人がそうなってしまうのは複雑なのだろう。

 

「悪かった、情報提供感謝する」

 

その後俺達は里のいろんな人に聞いた(アリス)が、殆どが一軒目の同じような状況か、どこかに行ってしまったか

の二通りだ

 

「今日はここまでにしましょうか」

 

「そうだな、怪しい事が起きてるのに夜まで行動するのは危ないしな。」

 

「それなら私達も帰るぜ、行くぞアリス」

 

「また明日」

 

二人は帰っていったので俺も帰るか…

っと思ったが鈴仙の事もあるので永遠亭に向かうことにした。

 

 

 

「はっ!?」

 

永遠亭に向かう途中の竹林で、すごい景色を目のあたりにした。

 

それは竹林の一部は醜く真っ黒になり、また一部は氷漬けになっていた。

 

「この黒いのは…炭…か」

 

黒い竹を触るとボロっと崩れ、手が真っ黒に染まった。

 

「永遠亭大丈夫か?」

 

俺はそのまま真っすぐ進んだ。進むごとに炭と氷は酷くなっていく。

 

そして永遠亭に着くと、先程の心配は杞憂だったらしく、

 

っと言いたかったが永遠亭もあちらこちら凍ったり炭化している。

 

「永琳!」

 

俺は玄関を開け、叫ぶ

 

永琳は薬の調合台の下で横たわっていた。凄くうなされている。意識はあるが起き上がれないようだ。

 

俺はすぐに近づき揺さぶる

 

「大丈夫か!?」

 

「うっ…ん……八幡?」

 

「ああそうだ、体大丈夫か?」

 

「足がやられたわね」

 

永琳の足は霜焼けのように赤くなっていた。

 

俺は入院時に薬の種類と場所を教えてもらったので、その時の記憶を頼りに回復薬を探す。

 

「これか」

 

回復薬を永琳に飲ませ、凍傷が癒えていくのを見てから話しかけた。

 

「何があった?」

 

「それはね」

 

 

 

side永琳

 

それは昨日のこと

 

「うどんげ、薬草を摘んできてくれますか」

 

「はい、師匠」

 

鈴仙は直ぐに竹林の中に入って行き姿も見えなくなった。

 

「ん〜暇ね」

 

少し前までは暇な時には話し相手になっていてくれた八幡が居たけど、うどんげが帰ってくるまでやることが無くて暇なのよね。

 

読書でもして待っていようかしら

 

それから私は読書をしてうどんげの帰りを待っていた。

 

そしたら

 

「きゃぁぁぁ」

 

ドーン

 

と扉を突き破りうどんげが飛んできた

 

「うどんげ!!」

 

うどんげは立ち上がり臨戦態勢を作る

 

「師匠も増援お願いします」

 

「!!」

 

普段この子はどんなに負けそうでも、まず自分で対処しようと思うっている子。そんな子が早々に助けを乞うと言うことは、本当に異常事態ということだ。

 

それより、うどんげをここまで吹き飛ばす相手なんて相当ね。

 

さぁどんな奴かしら、私の愛弟子に手出したのは

 

「っ!?」

 

眼の前にいたのは

 

「霊夢?」

 

その横にも2人ほどいる

 

「……夢想封印……」

 

「なっ!?」

 

躱そうとした、けれど足が地面と氷で密着してうまく動けない。うどんげも同じだ

私はそのまま夢想封印をくらって意識を失った。

 

           side永琳out

 

 

「そうか、霊夢が」

 

昨日霊夢は妖怪退治に向かう途中、またはその帰りの間に何かあった可能性があるな。

 

「でも、あの子があんな無利益で労力の無駄なことするかしら」

 

「そうだな。そうだあいつの目は正気だったか?」

 

「ごめんなさい、そこまで見れる余裕がなくて。それにうどんげも拐われちゃったし。」

 

「鈴仙を必ずとは言い切れないが、助ける努力をする。全力で」

 

それにいまの話で霊夢が出てきたのはかなりの情報だ。

 

可能性だが、元から暴れてる妖怪なんて居なかった。そこに嘘の情報を流して霊夢を誘導し、そこで何かをさせたと考えるのが一番正しい。

 

じゃあその情報を持ってきたのは誰だ?

射命丸だ。それに俺をついて行かせない為に案内をしたと言うなら、全部繋がる。

 

多分、黒幕の能力は対象を操るとかだろうな。人心掌握術だけで霊夢を仲間に入れれるとは思えない。

 

霊夢や鈴仙を手に入れて何をしようとしてんだ?

 

それに、まだ霊夢は完全には相手のものになっていない

完全にあっち側だったら、夢想封印はもっと強大なものになっているはずだ。

 

自分深層域で抗ってるんだ、だったら助ける。それでも情報が少ない、もっと情報がほしい

 

射命丸は何かしら具体的な情報を知っているかもな。もう夜だがちょっと徹夜で探すか。

 

「永琳、後のことは輝夜に頼んどく。またな」

 

俺は輝夜に伝え飛び立つ

 

「こんな時だが月が綺麗だな。もう少しで満月かな」

 

「さぁいくか」

 

俺はスピードを上げ、射命丸を探しに飛んだ。

 

 




アリスと魔理沙は誘拐されません。
次の日二人が来ないから探しに行ったら、もう行方不明…とか考えてたんですけどそれだと仲間が少なすぎるので辞めました


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犯人

気づいてる人はわかると思います。
犯人が出てきます。


昨日の晩、俺は射命丸を探したが見つからなかった。

そう簡単に見つかるはずないと思い、明日探すことにし家に帰り寝た。今日こそ見つけると自分に誓い、朝飯を食べてると

 

射命丸は普段と同じく新聞を届けに来た。

 

「射命丸…」

 

「おはようございます八幡さん」

 

笑顔の挨拶今の射命丸からは、操られてる感じはしない

が聞いて見ると事にした。

 

「お前最近何かあったか?」

 

至って自然に、異変のことを追っていることを気づかれるな。

 

「なにもないですよ、どうしたんですか八幡さん?」

 

「いや別に…その霊夢が帰ってこなくなったからな」

 

「さらわれちゃったんですか?」

 

やっぱりな…

 

「おいっ…射命丸」

 

「どうしたんですか?」

 

「何で霊夢が拐われたって思ったんだ?

妖怪を退治に行ったのは知ってるよな、妖怪と戦いに行ったんなら。霊夢はないと思うが、

負けた…と考えるのが普通じゃないか?

それをお前は拐われたと言った。お前はそうなることを知っていたんじゃないのか?」

 

「………」

 

「無言は肯定とみなすぞ」

 

射命丸は目を泳がせている。言い訳でも考えてるのだろう。新聞は作れるが頭自体はあんまり良くない射命丸だ、そうスラスラ言い訳が出てくるとは思えないな。

 

「なんとなく…そう思っただけですよ。八幡さん怖いですよ」

 

「そうか怖いな、だったらこれ以上怖くなる前に言え

今回の異変の犯人を」

 

流石に不味いと思ったのか、その場から逃げ出そうとする射命丸。しかしいつものようなスピードは出ず俺でも追いつけた。

 

それもそのはず、俺は射命丸に3倍の重力を生成している。

 

ここ数ヶ月で目に見えない物まで生成できるようになった。

 

「逃げたって事は本当に異変と絡んでるんだな」

 

「……」

 

「全部吐くまで逃さないぞ 間符〘ブラックボッス〙」

 

シャドウスクエアのちっょと上の技で、相手を引きずり込んで閉じ込めることができる。

 

「さぁ言ってくれ」

 

「……」

 

「あくまで無言を貫くか……」

 

「っ!!」

 

俺は射命丸の周りの地面が伸びて来て針になり、射命丸の喉元を貫かんと待ち構えている。

 

俺もこんな事はしたくないが博麗の巫女がいない以上、別の誰かがやらなければいけない。こんな事をしなきゃ真相にたどり着けないなら、俺がやる。

 

時間もあまりかけたくないので、1分毎に針を伸ばし喉に突きつけている。

 

「すびまぜん…言いまず」

 

数分が経ち喉に針がくい込んでいった

流石にやりすぎたのか泣いちゃった。小町だったら

 

《女の子泣かせるなんて最低だよごみいちゃん、小町的にポイント低い》

 

かな

 

「っで黒幕はだれだ?」

 

「名前は…葉山さんと、雪ノ下さんと、由比ヶ浜さんって言う人です。」

 

「っ!?」

 

なぜ葉山が…それに雪ノ下、由比ヶ浜

 

あれっ?あとの二人誰だったっけ?名前はしっている、けど顔が思い出せない。

 

いや、それに葉山と言っても人違いかもしれない

 

「見た目は?」

 

「金髪と桃色と黒の長髪です…」

 

金髪……人違いじゃない、何であいつが幻想郷に?

いや、理由は1つか

 

 

 

あの時殺しそこねたターゲットを、殺しに来たというわけだろうな。

 

 

 

そうなると、もう一つ聞きたい

 

「そいつらの能力はなんだ?」

 

「すみません…それだけは言えないんです。」

 

「これ以上針を伸ばしてもか?」

 

「すみません…」

 

聞きたい事はだいたい聞けた。もういいか…

俺は針を引っ込め、ブラックボックスも解除し射命丸を開放する。

 

「脅迫みたいで悪かったな。全部解決したらなにか奢る。」

 

射命丸は少し安心した様子。

 

「そういえば、お前は操られてないのか?」

 

「命令さえ聞いていれば自由にしてくれます。」

 

「そうか」

 

取りあえず、今回の異変の犯人が分かった。

あいつを見つけてやる、そして外界での事を2倍で返してやる。

 

射命丸はふらふらと飛んでいき、妖怪の山の方に消えていった。

そう言えば新聞配達の途中だったな。

 

本当に後で奢ろう。奢りで済めばいいな。

 

「「八幡!」」

 

不意に空から名前を呼ばれる

 

「魔理沙とアリスか」

 

「なにか成果はあったか?結構Sっ毛強いんだな、お

前」

 

なんで知ってんのこいつら?

 

「私の家でね見透かしの水晶と言う魔道具で、あなたを見てたの。」

 

「忘れてくれ」

 

あぁ恥ずかしいなんで聞いてんだよ。今すぐ布団に入ってそのまま死にたい。

 

「それより犯人は、あなたの知り合いなのね」

 

「そのことなんだが、俺に一任させてくれ。」

 

「なんでだ?」

 

「これは外界の人間の問題だ、外界の奴が問題を起こしたんだ、だったら外界から来た人間が解決することだ。」

 

そうだ、外界の事は外界が解決する。適材適所だ

よし行こう。

 

「断るぜ」

 

「同じく」

 

「えっ?」

 

なに聞いてなかったの?外界の問題だって

 

「外界の奴の問題だろうが、私の友達が操られてんだ。だったら助けに行く、当たり前だぜ」

 

「そう、私は友達を助けに行くだけ、八幡の事情なんて知らないわ。」

 

友情ってやつか、俺には無い感情だな。

だけどその言葉は聞いていて不快にならない。

本当に心の底から助けたいと思ってる者だけが言える、❲本物❳の絆か

外の奴らは、嘘だらけだったからな。やっぱり幻想郷はいいな。

 

「分かった。無茶はするなよ」

 

「八幡もな」

 

「腕を一回無くした人が何いってんだか」

 

うっ  ぐぅの音も出ない。

 

「分かってる、危なくなったらお前らを頼るよ。」

 

二人は笑っている。俺が照れながら言っていることに気づいてるらしい。

 

「行くぞ」

 

「よっしゃ」

 

「ええ」

 

三人の意見が纏まり、いざ行くぞとなった瞬間。

 

「君らしくないね」

 

その声は、どこか優しくけど深い闇がある声。

 

「葉山か…」

 

そいつは、姿を表した

 

「久しぶりだね。修学旅行ぶりかな」

 

「ああ、特急葉山号は幻想行きだったよ。」

 

「嫌味臭く言うのは変わらないね」

 

「人間そんなかんたんに変わるかよ」

 

「今度こそ君を殺る」

 

「まぁがんばれ」

 

「君は一人…いやその後ろの二人もかな。そっちの娘は雪ノ下さんと、結衣の変わりかな。」

 

また、その名前か頭が痛くなる…

まるで俺自身が思い出すのを拒んでいるようだ。

 

「悪いな、俺はその二人をあまり覚えてないんだよ。」

 

「っ!!君ってやつは…」

 

「それよりお前さっき〔君は〕って言っよなお前は、何人なんだ。」

 

「それよりって…ああ紹介するよ、幻想郷の皆だよ」

 

「は?」

 

葉山の後からわらわらと人が出てきた。魔道具の転移結晶で出てきてるようだ。

 

「「「霊夢!!」」」

 

最後の方に霊夢と射命丸が言っていた、黒髪と桃色の髪の奴が出てきた。

 

「それじゃあ始めようか」

 

葉山の合図とともに、葉山幻想郷軍VS八幡、魔理沙、アリスの戦いが始まりを告げようとしていた。




次回 決戦
さぁ八幡はどうやって勝つのか。


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決着

さぁ葉山君はどうなる?


「さぁ始めようか」 

 

合図がかかると、幻想郷の人(人以外もいる)が臨戦態勢を取る。

 

「人数はざっと15人くらいか」

 

ラグビーできるね。あれラグビーって15であってるっけ。皆来年ラグビー世界大会だよ、皆見てね。

俺見ないけど、ていうか幻想郷にテレビ無い。

 

「おい!霊夢どうしたんだよ」

 

「魔法使いの娘、無駄だよ」

 

「なんでだよ」

 

「僕の能力は〘異性の好感度を調整する程度の能力〙だよ。まぁ効果は分かるよね。」

 

そういうことか、霊夢や鈴仙やその他は操られてるのでは無く、葉山に対する愛で動いているのか。

 

「ちなみに彼女達は、溺愛と言ったところかな。」

 

「あと人里の人はどうした」

 

「彼女達は家の家事をしてもらってるよ」

 

戦闘員は戦い、非戦闘員は自分の周りのお世話と言うわけか。適材適所だな。こんな事をしている奴だが、非人道的なことはしてないっぽいな。

 

「そんなことより、君達お喋りする余裕があるんだ」

 

フッと笑うと

 

「霊夢、雪乃ちゃん、結衣、美鈴。あいつをやっつけてくれないか?」

 

「分かったわ[ええ]『うん』〔分かりました〕」

 

葉山の命令を受けた4人は一斉に襲いかかってきた。

 

「ヤバッ!」

 

俺は飛んできた氷の矢を躱す。行き着く間もなく美鈴の蹴りが飛んでくる。

 

この氷は永遠亭の時のだな。永琳に手傷を負わせるほどのもの、気をつけないとな。

 

蹴りを受け流し、美鈴の腹にパンチを当てる。

 

「ぐわっ」

 

威力は結構強い、手を生成した鉄で覆っているからだ。それしてそのまま。

 

「っっ!?」

 

「悪いな」

 

美鈴の血を分解し貧血状態にする、それも一発でぶっ倒れるくらい。美鈴はそのまま地面に落ちていった。

 

「冷符〘氷牙〙」

 

横から氷の尖ったものが飛んできた。

それを寸で躱したが、腕をかすめていく。

 

「ちっ」

 

ヤバ  油断した。相手は一人じゃないんだったな。

それに、美鈴は単独で突っ込んできたから隙ができ、血液分解ができた。倒れるくらいの血を消すには最低2秒必要だ、だがこいつらに2秒の隙は危険だな。

 

氷結→夢想封印→フルボッコ→昇天

 

になるかもしれないな。考えただけで怖い

 

 

それからは、黒髪の奴が氷で牽制し、霊夢と桃髪の奴で肉弾戦。俺は最初こそ対処出来たが、だんだんと押され今では傷だらけだ。

 

「剛符〘無限の魔弾 爆〙」

 

お得意の数撃ちゃ当たるZEを使う。しかし前のとは少し違う。文字通り爆発する。

 

ドーン

 

「………」

 

黒髪は何か言ったようだが爆発音で聞こえなかった。

 

「これで二人目」

 

残りは霊夢は桃髪。

 

桃色の方の炭化の能力はうざい、触れたものを炭にするため銃弾を炭にされたり、剣を炭にされたりと、とてもうざい。

 

掠る程度は、炭化の対象外らしく俺はまだ炭にされてない。あいつは、一発もまともに受けてはなら無い、故に集中力を使う為尋常じゃなく疲れる。

 

「一気に行くか」

 

俺は片手に剣片手に銃を持ち突っ込む。

 

「おりぁ!」

 

俺は、斬りかかるが炭化される。俺は素早く剣を手放し剣を振った反動で回転しつつ、もう一本剣を生成し、斬りかかる。霊夢の方は距離があるので銃で牽制。

2回連続の攻撃に対処ができなかったらしく、俺は剣に分解の力を宿し手をぶった斬る。

 

「いっ!!」

 

操られている無機質のような顔の桃髪の顔が歪む。

 

「はぁはぁ」

 

顔が青くなってきている。貧血か

 

「悪いな」

 

美鈴と同じ方法で殴り。意識を奪う

桃髪は落ちていった。

 

あとは、霊夢だけだ

 

しかし霊夢は攻撃するようなスピードでは無く、ゆっくりと近づいてきた。目には生気が宿っている

 

「…まん」

 

「霊夢?」

 

「次の…激を上手く…躱…て」

 

次の攻撃を上手く躱してか

上手く言えないのか、途切れ途切れで言っている。

洗脳の抗ってるらしい

 

「分かった」

 

「ごめん、限界」

 

また、霊夢の目は光を失う

俺は距離を取る

 

「霊夢〘夢想封印 集〙」

 

高威力の夢想封印が飛んでくる。

この技は来るとわかってないと。防ぐのは難しい。

ありがとな霊夢

 

「間符〘シャドウスクエア〙」

 

空間を分解し夢想封印を隙間にとばす。

 

バニッシングミストでも良いと思ったが、この威力はこの体力で分解しきる自身が無い。

この能力は万能だが、ご都合主義は無いのだ。

使えないときは使えない。

 

夢想封印集を全部隙間に飛ばすと、一気に霊夢に近づき

パンチの体制をとる。

れるはすかさずガードする。しかし俺の狙いはパンチでは無いのだ。

 

「破符〘ドレスブレイク〙」

 

ビリィ

 

そんな乾いた音がして巫女服は消し飛んだ。

俺も成長して、破壊する部位を調整できるようになった。よって霊夢は下着姿だ。

 

「なぁっ!?」

 

よしっ素の霊夢が出てきた。

 

「悪い 間符〘シャドウスクエア〙」

 

俺は、先程隙間に取り入れた、夢想封印をシャドウスクエア少しで取り出す。

 

「夢想封印」

 

これ言ってみたかった

 

少量とはいえ全力の夢想封印の一部、相当な威力だっただろう。霊夢は意識を失った。

 

「倒し終えたか」

 

俺は、霊夢を抱え地面に降りる。

 

「コングラッチュレーション、ヒキタニ君」

 

葉山がそこに居た

 

「今更ヒキタニはよせ。」

 

「全く使えないなこの娘たちは」

 

「はぁ?」

 

「君一人倒せないんだよ、最弱の君をだよ?」

 

と言い気絶している霊夢蹴る

 

「お前!」

 

「君風に言うか、俺は前に言ったぞ俺は君が思ってるほど良いやつじゃない。ってな」

 

霊夢に足を乗せ、語ってる

 

「退けろ」

 

「何だって?」

 

「その足を退けろ!」

 

「それが人に頼む態度かい?君は、土下座も靴舐めも余裕なんだろ。」

 

俺は地に頭つけ改めてお願いする。

 

「無様だな…あと3秒そうしてろ」

 

1…2…3

 

ザシュ

 

「っん!」

 

生々しい音と、霊夢の声がした。

俺は頭を上げ葉山が霊夢の方を見ると。

 

 

 

子刀が刺さっていた。

 

 

その切り口からは鮮血が流れあまりに痛々しく、

気絶している霊夢の顔もひどく歪んでいる。

 

「君がそれ以外の行動をしていれば、助かったかもしれないのにね。」

 

そうだ真っ先に葉山を切っていれば、こうはならなかった。 先程の戦いで疲れたせいか頭が回らなかった。普段は、いらないほど回るのになんでだよ。

 

そうか自分が弱いからか

最弱を気取ってたやつが急に力を手に入れ、慢心していた。それだけ…

 

俺は剣を生成し胸に押し付ける

葉山は笑っている

 

これは俺が呼んだ事だ俺が根源だ、雑草は根から抜こう俺が命を絶てば全部終わる。

 

逝こう

 

「バカ…八幡!…」

 

「霊夢?」

 

まだ子刀の刺さった霊夢が言う。気絶から復活したようだ

 

「命を…だいじに…じゃないと…ぶっ殺すわ…よ」

 

凄い矛盾

 

「こいつ!」

 

「うぐっ」

 

葉山は刺さっている子刀を足で更に押す

 

「はぁはぁ」

 

「八…ん…」

 

霊夢は大きく息を吸うと

 

「人を駒としか思ってないこいつをぶっ殺しなさい!!!」

 

それを言うと事切れたように。眠る霊夢

 

 

 

 

そっからのことは覚えてない、気がつくと目の前には胴体が真っ二つの葉山と、なぜか傷が塞がってる霊夢が居るだけ。

 

「疲れた…」

 

俺も意識を手放した。

 

 

 

 

 

 

side葉山

 

「人を駒としか思ってないこいつをぶっ殺しなさい!!!」

 

もう完全に洗脳が解けている霊夢が言った

そして眠ってしまった。

「こいつ!」

 

俺はこの女()を踏む。

 

「退けろ」

 

「なに?」

 

「退けろ」

 

「その足を退けろと言っている。人間」

 

明らかに比企谷の口調ではなかった。

そいつの方を見ると

 

比企谷八幡では無い…いや限りなく似ている妖怪がいた。

 

その容姿は 髪の毛が後ろのほうが白くなっている、極めつけは九つの銀色の尻尾だ。

 

「何なんだ!」

 

「人間風情に教えることなどない」

 

「君は、比企谷八幡なのか」

 

「そうであり、そうでは無い」

 

「何なんだ!君ってやつは」

 

「我の逆鱗に触れたことあの世で悔め」

 

すると、眼の前の比企谷八幡(化物)

 

が何かを空中に書き始めた。

 

《加速》《鎌鼬》

 

その刹那、俺の懐に比企谷八幡(化物)が居た

 

「斬!」

 

そう言うと視界が揺れた、そのまま視点は下がって行き自分の足が見える。

 

そうか体を真っ二つに切られたのか。

何故だろう、こんな状況なのに冷静だ。

もう死ぬのか、比企谷八幡との戦いに負けて逝くのか

 

いや流石比企谷だ、雪ノ下陽乃が気にいるだけある。いやあの人は八雲紫か。

どうとあれもう疲れた、もう寝よう。来世何で信じちゃいないけど、生まれ変わったら。俺も本物の関係()が欲しいな。

 

おやすみ

 

side葉山out

 

side八幡?

 

「博麗の巫女、すまなかった」

 

私は、文字を書く

 

《治療》

 

霊夢の傷が癒えていく

 

「そろそろこの体が限界らしい」

 

尻尾やらが消えて行く

 

「また、会おう」

 

「次合うときは現世の体と上手く融合した形で会いたいな」

 

「毎回体の持ち主が意識を失うのは困る。」

 

「ははっ」

 

                side八幡?out

 

 

 




八幡の疑問は残りますが、取りあえず異変解決です。
次は洗脳の解けた雪ノ下や由比ヶ浜と八幡が対面します。
この章はもうちょっと続きます

次回 魔理沙&アリスの方の戦い


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決着(魔理沙&アリス)

魔理沙たちの方です
今回はサッと終わらせます
基本空中戦です
魔理沙目線でかきます、けど途中途中なんか違うな、みたいなのがあるかもしれません、ご了承ください


葉山とか言う奴が合図を出したら、あいつの配下になっちまった奴らが襲ってきやがった。

 

目は死んじまってる

 

私達の相手は八幡の方に行った奴ら以外だ

鈴仙、正邪、パルスィ、ニトリ、チルノ、射命丸、妖夢、楓、小町、幽香、神奈子

といったような多く種族が居る、弱くはないが強くもない奴等だ。しかし例外に神奈子や幽香と言った強者も居る

 

「アリス連携できるか」

 

「わかったわでも基本は支援に回らせてもらうわ」

 

と言い人形を展開させる

 

今回は11対2の戦力差、協力しないと勝てない

 

「そりぁぁ」

 

という声と同時にニトリの水が飛んできた。私達は躱すしかし躱したが先で既に妖夢、楓、小町がそれぞれ刀と鎌で切り込んでくる。

 

「甘い!」

 

アリスの人形が全部防いだ。そのすきに一回距離を取り

体勢を作り直す

 

「結構やばいかもな」

 

「魔理沙…まとめて相手しようとしないで、一人一人を確実に仕留めましょう」

 

「分かっぜ」

 

まず一番弱いであろうチルノから片付けに入り、全力のスピードで後ろに周り、首に手刀を入れ気絶させる

 

「洗脳を受けてる分反応が遅いな」

 

…私のさっきのスピードだってチルノなら無理だが、鈴仙とかなら目でも終えるはず。それなのに気づくのが遅かった。なら

 

もう一度全体からの距離を取り

 

「アリス速さで勝負するぞ、支援しっかりな」

 

「ふふ分かったわ」

 

魔理沙は全力のスピードで飛び周りを翻弄する

 

進行方向に妖夢が立っていたので

 

「恋符《マスタースパーク》」

 

マスパを後ろに放ち加速する、その速さに反応し切れず妖夢は魔理沙の箒に轢かれ意識が飛んだのか。落ちていった。そして妖夢の刀が服に引っかかり少し破けた。

 

さ〜てこのまま加速して……

 

「魔理沙!そのまま真っすぐ飛んで!」

 

何か作戦があるのだと思い言われたとおりに、飛ぶ

 

すると急に箒が重くなり前に進まなくなる、疑問に思い後ろを見ると、アリスの人形の糸で複数人を捕縛した

 

「お〜すげ」

 

捕縛した人達を人形が手際よく意識を奪っていく。

 

アリスは私の元へと寄ってくる。

 

「魔理沙ナイスよ」

 

臨戦態勢のまま聞く

 

「何をしたんだ」

 

「魔理沙の箒の端に糸を括り付けて魔理沙と逆方向に飛んだだけ」

 

そういうことか

 

「でも肝心の2人が残っちまったぜ」

 

八坂神奈子 風見幽香

 

この二人は捕縛を躱してこちらを見ている。

 

律儀なことに会話が終わるのを待ってくれてるらしい

 

「あ〜あまったく骨が折れるぜ」

 

「お婆さん見たいよ」

 

「勘弁してくれ、それじゃ行くぞ」

 

魔理沙は二人の元に突っ込んでいく、

 

「魔符《スターダストリヴェリエ》!」

 

しかし見事に躱されてしまい逆にカウンターをくらう二人同時に鳩尾に霊力を固めた玉を当てる

 

「ゔっ!」

 

少し吹っ飛びまた体勢を作る

 

「はぁはぁ行くぜ」

 

「恋符《マス…》」

 

今度はマスパを撃とうとして八卦炉を構えたが、既に視界には二人はいない。

 

「魔理沙後ろ!」

 

後ろを振り返るとまた霊力の玉が見える

体を動かそうと思ったがうまく動かない、さっきの鳩尾が響いてる。

 

「うっ!」

 

当たると思い目をつぶる……しかし玉は当たらなかった

 

「魔理沙ごめんなさい遅れたわ」

 

「永遠亭の…」

 

永琳がいた、足には包帯が巻いてあってすでに怪我している様子。

 

「永琳ありがとな」

 

「早く倒して八幡の元に行きましょう。」

 

「よっしゃ」

 

「ええ」

 

ここで永琳の参加はかなりデカイ

ここで一気に決めさせてもらうぜ

 

永琳は弓を引く  

そして矢が放たれると同時に私も前に出る

 

二人は永琳の矢を躱したり霊力の玉で相殺している

 

そして

 

「魔砲《ファイナルスパーク》!」

 

二人は同じく矢を避けつつも魔理沙に近づき懐に入り玉を作る

 

しかし二人の霊力の玉は何に当たるわけでもなく、目の前の太いレーザーにただかき消される

 

ファイナルスパークを前に打たずに下に撃ったのだ

 

「貰ったわ」

 

アリスの人形が隙を見て二人を糸でぐるぐる巻きにする

 

そんでもって

 

「これで終わりよ」

 

身動が取れなくなった二人に何百と言う矢で襲う

そして二人は地面に叩きつけられ気を失った

 

「よっしゃ勝ったぜ」

 

「ふぅ取りあえず一安心ね」

 

「最後の連携良かったわ」

 

「永琳本当にありがとな、あと少しでやられるところだった」

 

「さあ八幡のところに行きましょ」

 

「だな」

 

私達3人は八幡を探しに飛ぶ

その途中

 

「「っ!!?」」

 

「何だ今の?」

 

「凄い霊力?いや妖力?」

 

原因不明のものすごい力の圧を感じた。

 

「あっいたぞ…ってあれ八幡だよな」

 

3人の目には尻尾の生えた八幡?が見えた。葉山もいる。

 

「あれって霊夢!?」

 

背中に刃物が刺さり鮮血を流している霊夢がいる

 

「あの野郎!」

 

飛び出そうとするがアリスが止める

 

「魔理沙少し待ってもう少し見てからにして」

 

「だって霊夢が…すまん」

 

冷静になれと言う意志が伝わってきたので、止まる

 

永琳はただ固まって見ている

 

「あれって文字…」

 

八幡?を見ると文字が浮かび上がっていた。

 

《加速》《鎌鼬》

 

 

 

その瞬間視界から八幡?が消え葉山の体は2つに割れた。八幡?は葉山を見下ろしている

 

「嘘…なんで…」

 

永琳はなにか言ってたが聞こえなかった

 

その後八幡?は、霊夢に何か話しかけ元の八幡になり意識を失った。

 

私達は急いで近寄り

 

「魔理沙、永琳取りあえずここらへんにいる人達を、一回博麗神社に持っていきましょう。怪我がひどい順に」

 

「わかった」

 

「ええ」

 

そして私達は時間はかかったものの全員を神社に連れて行くことができた。

 

私は八幡の傷の治療をしながら

 

「お前は一体何者なんだよ…八幡」

 

そんなこと聞いても答えるはずもなく、ただ八幡を見下ろした。

 

兎にも角にも取りあえず異変解決だ、八幡早く目覚ませよ

 

 




異変自体は終わりです。
でも章はまだ続きます。


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正体

早いですが八幡の力の正体を明かします


知ってる天井だ… 博麗神社か

 

「っつ!」

 

起き上がろうとしたが体が痛くあまり動かない。それでも起き上がる

多分異変は解決したのだろう。周りを見渡せば葉山に操られてたと言うか、洗脳されていた者達がそれぞれの治療を受け眠っていた。

 

「こいつらって…」

 

横には例の二人だ

 

それは氷の能力の奴と炭化の奴だ

名前は…出て来ない。

何だったっけ?

 

すると、居間の方から声が聞こえきたので這うようにそちらへ向かう。

 

扉を開ける

 

「八幡!」

 

魔理沙とアリスが居た

 

「よかった目覚めたのね」

 

「ああ、ところで何時間くらい寝てた?」

 

「一日くらいよ」

 

そんな寝てなかったのか

 

なんかこう激しい戦闘をして極大の力を出して

ウオオオ勝ったぞー

フラッ

バタン

数カ月後に目覚める

周り奴らやったー 

恋人(ヒロイン)号泣

ハッピーエンド

 

の流れとかじゃないんだな まずそんな極大な力とか使ってないし。

上記の出来事は恋人が(ヒロイン)いることが大前提だ。俺には一生来ない結末だな。

 

クソっリア充爆発しろ。何だよ恋人号泣って

俺なんかだったら「やっと逝ってくれたと思ったのに」とか言われて、彼女は演技でした〜勘違い男子乙

のバットエンドなのに

 

話を戻そう

 

「他の奴らはねている奴らで全員か?」

 

「いや、とっくに目覚めて帰ったやつもいるぜ、それに八幡は案外傷は深くなかったからな、手当も結構雑だぜ」

 

「おい」

 

「永琳がそれくらいでいいって言ったのよ」

 

「永琳が来てたのか」

 

聞いたところによると戦いの最中に助けに来てくれたらしい。足の怪我あいつ大丈夫なのか?無理をさせたかもな。後でなんか詫びを待っていこう

 

俺はそのまま二人と何があったかを話してもらうことにした。

 

「八幡お前って妖怪だったのか」

 

「えっ?」

 

えっ何目が腐ってるから妖怪?酷い言いようだ

確かに腐ってるけど。

 

「なんでそんな事聞くんだ?」

 

魔理沙の質問に疑問を持ったので、聞いてみることにした。

 

「だってよ〜八幡なんかこう…銀って言うか白っていうかそんな色した尻尾が生えてたんだよ。よく分かんない力も使ってたし。それに妖力だって感じたんだぜ。人間には妖力はねぇし、尻尾も生えないぜ。だからそれがあった八幡は妖怪何じゃないのか?」

 

「えっ?何?俺に尻尾生えてたの?今日ってエイプリルフール?」

 

怖いって何その悪質な嘘、こうやって相手を不安にして解決できるのは私ですみたいなこと言って洗脳する気だな。そんな奴がいるから変な宗教に入る人がいるんだ

 

「ええ、事実よ。そしてエイプリルフールではないわ」

 

アリスの顔を見るに本当の事らしい。アリスが言うなら本当出しな

 

「おい八幡、私は信用して無いって顔だな」

 

心読むなよ…

 

「はいはい魔理沙スゲー超信頼(棒)」

 

「この!」

 

そこで魔理沙が立ち上がり俺のようによってくるが、右足を出した瞬間転んだ。アリスの糸で引っ掛けたらしい魔理沙が転んだ所の少し横に目をやると糸を引っ張っている人形がいた。  可愛いな

 

「はいはい喧嘩はしない」

 

「アリス〜」

 

アリス何か凄い姉キャラだな

 

「それが本当なら俺って一体何なんだろうな」

 

「……」

 

「……」

 

「……」

 

沈黙…いや本人が分かんないのに他人が知るかよって話だよな

 

「私が教えてあげましょうか」

 

いた〜他人で知ってた人

 

「紫か」

 

「貴方の正体知ってるわよ」

 

「なら頼む」

 

俺たちは俺について聞くことにした。自分じゃない人に自分のこと言われるって。

親に勝手に自分の過去(黒歴史ww)を知り合いに言われるみたいで、むず痒いな

 

「じゃあ結論から言うわね」

 

「「……」」

 

俺達は黙って聞く

 

「貴方は妖狐九尾、俗称銀狐」

 

「っ!!?」

 

「気づいたみたいね、と言うかよく知ってたわね八幡」

 

俺の一瞬本当一瞬だけ驚いた顔をしたのを、それだけで紫は知ってると気づいた。凄いな

 

「先代の博麗の巫女と互角に戦ったって言うことは、霊夢から教えてもらった。この事しか知らん」

 

「そういうこと」

 

そこから紫による銀狐の説明が始まった

 

「銀狐の名前は特に無いわ。八幡が言ってた通り先代の博麗の巫女と戦える程の力を有していた。だけど幻想郷では忌み嫌われる存在だったわ。周りからは嫌われていたのに何かと厄介事に巻き込まれていたわ」

 

「まるで本当に俺みたいだな」

 

「そりゃそうだろうよ、生まれ変わりなんだから」

 

「えっ」

 

「八幡、貴方は銀狐の生まれ変わりだから私は雪ノ下陽乃として監視をしていた。それと生まれ変わりって言うのは言いすぎかしら。正確には強力な存在を転生しきれずに人間としての貴方を依り代に貴方の中で眠ってると言ったところかしら」

 

「つまり?」

 

魔理沙が聞く

 

「つまり俺の中に銀狐と俺比企谷八幡の魂の二つがあるということだ」

 

ほ〜 と納得したような顔をする魔理沙

 

「紫、なんで銀狐は死んだんだ?そこまで強いなら負ける筈は無いんじゃないのか。妖怪なら寿命がもっと長い気がするのだが。戦えるほど動けるなら若そうだけど、偏見だけど」

 

「幻想郷を守ったのよ。ある日幻想郷の外界と分ける結界が壊れてたらしいのよ。それは先代でも気づけなかった。だがすぐに気づいた銀狐は結界を張った。

だけど結界を張る姿を見た何かしらの妖怪が先代に報告し、幻想郷を乗っ取ろうとしたと言う訳で退治された。銀狐は先代に好意をもち先代を信じていたらしいわ。けど結界を張っていただけと言っても信じてもらえずに退治された。何の抵抗もせず逝ったらしいわ」

 

「ちょっと待て、引き分けたんじゃないのか」

 

「それはその出来事の少し前の事」

 

「つまり、一度戦い引き分けた相手に少なからず銀狐は勘違いの恋をした。しかし先代に信用されずショックで戦う力も出なかったと」

 

「そういうことになるわ」

 

恋は基本勘違い、それは今の俺が掲げる恋愛論 。

生まれ変わりって言っても性格は変わらないんだな。勘違いをし、偽物に手を付け結局全部自分に帰ってくる不幸、そんなことになるなら俺は最初から手を付けない

他人に深入りすると後悔するから

 

結局この世は適材適所、嫌われる役がいて嫌う役がいるそれが人間の定められた使命

 

俺も嫌われ役らしい前世も、今も、多分来世も

ずっとこの役は変わらない

 

「八幡?」

 

アリスが聞いてくる

 

「どうした」

 

「いやすごい暗い顔していたから」

 

「前世も今も結局俺だなってさ」

 

「今の貴方も同じなの?」

 

「そうなんだろうな」

 

「……」

 

「紫なんで葉山の時その銀狐が出てきたんだ」

 

「霊夢を刺された怒り、もとからあった恨みが爆発したのよ」

 

スーパーサイヤ人かよ

 

「でもう一回なるには、それと銀狐の能力は」

 

「それは自分に聞きなさい。一回銀狐が目覚めたから貴方自身が望めば話を聞けると思うわ」

 

「そうか、ありがとう」

 

「どのみち教えないといけなかったから良いわよ」

 

そう言い残し紫は隙間に帰っていった

 

「まぁこの事は後々考えていきましょう」

 

昔話とはいえ結構暗い話だったので部屋の空気が少し重い、その空気を打破すべく話を切り替えるアリス

 

「そうだな」

 

「まぁ八幡はなんであっても八幡だから私はどうでもいいけどな」

 

魔理沙はニカッと笑う

 

「それじゃ私と魔理沙は夕飯の買い出しに行ってくるわ」

 

「すまん」

 

皆の看病までしてこの家のことをやってくれるのはありがたいが、気が引ける

 

「良いのよ、それより早く治しなさい」

 

「んじゃ行ってくるぜ」

 

二人は玄関に向かい

扉を開ける音だけが、静かな神社内に響いた

 

「銀狐か……」

 

 

はやし込んで忘れていたが、自分が寝ていた布団をたたんでないことを思い出し、たたみに行く。

自分の部屋があるからだ

 

美少女に囲まれて寝るっていうのも…

って考えたが

そんなことしたら最悪殺される、社会的に生物的に

辞めとこう

 

ふすまを開ける

 

「ヒッキー!」

 

「比企谷君?」

 

あの二人が起きていた。

 

「……………」

 

 

パタン

 

俺は開けたふすまを閉めた

 

 

向こうで

 

なんで!?

まったくあの男は…

 

と聞こえる

 

これもう一回開けないといけないやつ?

 

そんなこと思いながら俺はただふすまの前で立ち尽くすだけだった。




次は由比ヶ浜と雪ノ下と再会します


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再会

予告通り再会です。
だけど、まさかの展開!?


あの二人に呼ばれ目があってしまい、ついふすまを締めてしまった。

でももう一回開けないといけないやつだよなぁ

 

「はぁ」

 

ため息をつきつつ覚悟を決め、ふすまを両手で思い切り左右にじゃなく片手で静かに開ける

 

「よぉ」※キョドってます

 

「ヒッキー」

 

「比企谷君」

 

炭化使いの奴が突っ込んできて俺の背中に手を回しガッチリホールドする

俗に言うハグと言うやつだ。

ヒッキー?

 

「なっ!?」

 

驚いたのとまだ癒えてない傷に手が当たりつい声が出ていまった。突っ込んできたやつの他にもう一人氷使いだ

炭化使いは、顔を赤くし手を離す。

 

パシンッ

 

平手打ち…なんで?

もはや処理する情報が多すぎて平手打ちに対する声も出なかった。

 

「貴方勝手にいなくなってどう言うつもり!」

 

「幻想郷にどうしてきたってことか?」

 

「ええ」

 

急に聞かれてもな

 

「葉山にな、駅のホームから落とされてドンと逝くはずだったが、ドンとなる直前に幻想郷の奴に助けられた。」

 

「姉さんに?」

 

って言うことがお前が雪ノ下雪乃か

 

どうやらこいつは外界での自分の姉は、姉ではなかったことに気づいているらしい。

 

ここに雪ノ下雪乃がいるって事は、炭化は由比ヶ浜か

 

ズキンッ!

 

二人の名前が俺の中で一致した瞬間激しい頭痛に襲われた。脳が燃えるような痛みに耐えられずその場にしゃがみ込んでしまう。

 

すると

 

〘貴方のやり方…嫌いだわ〙

 

〘もっと人のこと考えてよ!〙

 

〘すまない…君はそんなやり方しか出来ないって知っていたのに〙

 

〘…謝ってんじゃね…〙

 

〘誰も傷つかない世界の完成だ〙

 

修学旅行の事、文化祭の事が洪水のように流れ込んでくる。

 

「……」

 

「……や…く…」

 

「比企谷君!」

 

「おっ悪い」

 

「聞いてるのかしら難聴谷君」

 

酷い言われ様だ、だが懐かしくもある。あの教室での出来事、基本何もない毎日。本を読んで、紅茶を飲んで偶に依頼が来て、そんな日常。

 

「すまんぼーとしてた」

 

「なにか言うことはないのかしらって言ってるの」

 

由比ヶ浜の全力で首をふっている

 

「修学旅行の件ならあれは最善だったんだ…許してくれ」

 

それから思い出した記憶を頼りに修学旅行で自分が行ったことを1から説明する。

 

「そうだったんだ」

 

「ごめんなさい一方的に攻めてしまって…」

 

「気にするな」

 

修学旅行で生まれた関係の亀裂は修復された…のか?

 

「それなら帰るわよあの教室に、皆で」

 

それが目的で来たんだろう。だけどそれは無理な話だ。こいつ等もこっちに来たということは、あっちでの存在を犠牲にして来たと言う事だと言う事、紫の奴しっかり言ったのかよ。

 

「それはできない。今帰ったところで…」

 

そこまで言って何故か俺は言う事を躊躇ってしまった。

俺と違ってこいつ等には大切な人が居たはず。

それでもここに来た以上伝えないといけない

 

「誰もお前等を覚えてない」

 

「「えっ……」」

 

二人の表情は絶望に染まった

 

「此処は幻想郷忘れられた者達が来るところ。例え自分意思でここに来た場合、外界の人はお前等を忘れる。それくらいの事は紫から聞いているはずだが」

 

「私達は隼人っちに、比企谷を迎えに行かないかと言われて…それだけで」

 

雪ノ下も首を縦に振っている。葉山は俺を殺る為にこいつ等を手駒にしたという事か。

 

そして由比ヶ浜は次の言葉を紡ぐ

 

「それで幻想郷?に来てから能力のことを聞いてヒッキーを探しながらもそっちの特訓をして、ある日隼人っちに能力を試したいから手を触ってと言われてそしたら、ここで眠ってたの」

 

葉山による精神掌握で意識は無かったという事か…そうだな…

 

「お前等は外界に帰りたいか」

 

それだけを聞く

 

「帰りたい!」

 

「……」

 

由比ヶ浜は帰りたいと願っているが、雪ノ下はどうやらちょっと違うらしい。

 

「だって家族だってよ友達だっているもん。ヒッキーも一緒に帰るの!みんなが忘れても、もう一回関係は作れるから!ゆきのんもそうでしょ」

 

何時ぞやの雪ノ下が言ったセリフに近いことを言っている。

 

「私は…」

 

「雪ノ下、正直に頼む」

 

いつになく真面目で真剣な声で聞く

 

「私は…残りたいわ。正直外には忘れ物はない。それに姉さんの居なくなった世界では私は親に、人形の様に姉さんにやったように、操られるだけ…そんなのが待ってるよりだったらここで暮らしたいわ」

 

「そうか…分かった」

 

 

「紫」

 

 

さっき別れたばかりの大妖怪様を呼ぶ。

別れたばかりに合うのは気まずいがしょうが無い。

 

そうすると一瞬、世界が暗くなりまた元に戻る。

そして由比ヶ浜の姿は消える。

先程まで由比ヶ浜が立っていた場所には、あの完璧人間

が立っていた。

 

「ひゃっはろ〜」

 

「紫ふざけるな…上手くやってくれたか」

 

「ええ、あちらにうまくねじ込んだわ」

 

俺の質問に答えながらいつもの姿に戻る紫

 

「雪ノ下悪い…」

 

今度は一切の別れを言えなかった、雪ノ下に対して謝る

 

「何をしたの」

 

だがまだ何が起きたのかわかってない様子

 

「由比ヶ浜を返した。幻想郷には外に帰りたいと思っている、外来人は滞在する事ができない。由比ヶ浜対しての周りの記憶、本人の記憶うまく紫にやってもらった」

 

「そう」

 

「やけに冷静だな」

 

「あの娘は、元気で生きているのでしょう」

 

「保証する」

 

「ならいいわ、でもお別れの挨拶くらいはしたかっただけど」

 

そして微笑むと

 

「私はこっちの世界のほうが肌にあってるから。私はこちらで頑張るわ」

 

「同感だ…」

 

雪ノ下は紫の方に行く。

 

「姉さん、いえ八雲紫さんよろしくおねがいします」

 

「こちらこそよろしくね雪乃。紫でいいわ」

 

もう雪乃ちゃんとは呼ばない

 

こうして雪ノ下は幻想郷で住むことが決まり。由比ヶ浜は返した。二人には行く道こそ違うが頑張ってほしい。雪ノ下に関しては俺が慣れるまでは支える。由比ヶ浜はすぐに友達でも作るだろう。

 

「もう少しすれば飯だ、それまで休んでろ。まだ少し痛むだろ」

 

雪ノ下は頷くと布団入りに潜り込んだ

 

 

そして当初の目的、布団をたたみ紫と居間に向かう

 

「色々助かった」

 

「幻想郷は助け合い、問題の起こし合いよ」

 

すごい概念だなそれ

 

「紫」

 

「何?」

 

「俺の家いつできるの?」

 

「忘れてたわ」

 

「おい」

 

シリアスな暗いこと言うと思ったら大間違いだ、これぞ外道

 

数日後には俺の家を用意すると約束してくれたのでよかった。

あと雪ノ下の家も用意してくれる様に頼んだ

 

やっと自分の家だ




記憶消失八幡はテンプレでいきました。
次は霊夢の目覚め、引っ越しです。雪ノ下と同居はしません。
そんなの私が許しません


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引っ越し

あれから数日無事霊夢も目を覚まし、その他の奴等も回復しそれぞれの居場所に帰っていった。

 

そして今日はついにマイホーム引越しだ、こっち来てから博麗神社に泊まるのが当たり前になっていたが、あくまで家ができるまでの居候、それなのに紫は俺の家のことを忘れてた。 許せぬ…

 

なのでもう一回申請し、ついでにこちらに住むことになった雪ノ下と別々に家を用意してもらった。

 

よく頑張ったよな俺…

 

霊夢は横暴でごろ寝しかしないが外見は正直雪ノ下より良いのだ。そんなやつと毎日ひとつ屋根の下

 

みんな俺の理性を褒めてくれ

 

えっ?へたれ?うっせ!

 

 

「あ〜あんたもう行くの?」

 

荷造りをしシャドウスクエアで隙間に、ぶち込み

紫が待ってる境内の階段に向かう。

 

行こうと思ったら霊夢が起きてきた。

 

「大家には出てくときくらい挨拶しなさいよ」

 

「いや昨日言ったろ。朝に出るって」

 

「あ・い ・さ・つ」

 

「ありがとうございました」

 

すごい笑顔(目は笑ってない)で御札をちらつかせるなんて殆ど脅迫だろ。

 

「たまには来なさい」

 

「そのうちな」

 

 

こうして俺は博麗神社を去っていった。

 

 

そして紫に案内される道中

 

「どう?銀狐には聞けた?」

 

「ああ、一回だけな。少し話を聞いたあとに、なんかこの力は自分で解き放て。その時まではもう反応はしない。とか言われた」

 

「そう頑張りなさい」

 

「まぁ力は欲しいしな」

 

紫はフフッと笑うと前を向き黙った

 

銀狐の話によると銀狐の能力は、〘文字を操る程度の能力〙本人曰く〘言の葉〙と言うらしい。

文字を書きそれを体現させる能力。如何にもチートだだけどいろいろ制限があるらしく。銀狐は制限を教えてくれなかった。自分で身につけ己で学べとの事。

ようは、面倒くさい勝手に覚えろ。平塚先生かよ…

面倒臭がりは、前世も今世も同じだな。

さすが俺

 

 

なんて考えてると

 

「着いたわよ」

 

「おお」

 

結構豪華だった。なんかこう、平屋的なものを想像していたが。コテージの様な木造りの家だ。

アリスの家と似ているな

 

俺は鍵を貰うと家に入り間取りを確認する。

 

「一人で住むのに丁度いいな」

 

突き抜けの2階部屋は3つ、その他生活に欲しいのは揃ってる

 

「紫サンキューな」

 

「名高き銀狐様の家だもの」

 

「うるせ、俺は人間だ」

 

「そういや雪ノ下はどこで住んでんだ?」

 

てっきり家が用意されるまで博麗神社に居候すると思ってたが、そんな事なかったのでちょっと気になった。

 

「あの娘なら紅魔館に住んでるわ」

 

「はぁ!?」

 

「あの娘の性格的に紅魔館が良いんじゃないかと思ってた、頼みに行ったら即決OKだったの」

 

「こっちでもいいとこに住むのかよ…」

 

まぁ後は軽く掃除をして、数日分の買い出しをして寝よう。それだけやれば日も暮れるだろう。

 

「私は帰るわね」

 

「またな」

 

紫には帰り俺は家に入る。

 

「よっしゃやりますか」

 

誰も聞いて無いので少し大きな声で言い

作業を開始した。

 

雪ノ下次あった時貧血だったりしてな。吸血鬼の姉妹だもんな…

 

後で鉄分多い野菜持っていってやろう

 




これにてこの章は終了です
皆さんなんの異変をやって欲しいか、感想.メッセージなんでもいいので、答えてください。

オリジナルの場合は、少し内容を考えてくれると助かります。

何もなければ、春雪異変の章をやります。
西行妖のやつです

読者の意見をどんどん使いたいのでお願いします。


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生命反転異変
さらば銀狐


新異変です


引っ越して早数ヶ月、もう冬だ

俺は俺の家で目を覚ます。やっぱマイホームって良いな

一生引きこもってようかな。布団で…

だがそんな幻想は一瞬でぶっ壊された。そうイマジンがブレイクされたのだ

 

「なぁっ!?」

 

顔を洗おうと洗面台に行き鏡を見ると

 

 

銀狐がそこに居た。

 

「ちょ!えっ!まって何で?」

 

あまりにも突然のことで情報を処理できず、体の中に居る銀狐本人(魂)に聞く。

 

「お前勝手に乗っとるな!確かに朝起きてから尻が重いと思ったけど、急な変身はやめろ。これは緊急だ流石に応答しろ!銀狐!」

 

正式には乗っとってないけど、体が変わってんだそれはもう乗っ取ったと同じことだろう…違う?

 

〘どうした〙

 

「どうしたもこったも無ぇ!どういう事だ!」

 

〘そうか遂に力をその体に顕在させたか〙

 

「いや違くてこれどうすればいいの?」

 

〘我にも分からぬ〙

 

「違うのか?」

 

〘ああ〙

 

犯人最有力候補銀狐さんは容疑を否定のこと……

じゃなくて無罪でした。銀狐こう見えて嘘は嫌いらしいです。

 

〘それよりお前が力(銀狐の姿)を自分で顕在させた事により、我の役目が終えてしまった。よって力をお前にすべて託す。それに伴い我はお前と完全融合し我は消える。あとは一人で頑張るのだぞ〙

 

なんかすっごいこと言ってるけど。何で急に変身…いや狐だから変化か…が出来たんだろう。

 

〘さらば〙

 

「おい!まてよ」

 

なんの疑問も解けないまま銀狐の意思は消え、俺に吸収されたらしい。マイペース過ぎるだろ銀狐 展開はえーよ

 

そしてあいつが残していった力も体が取り込んできた

 

「っ!」

 

体の内で凄く冷たいような熱いような力が溢れている。どうやら銀狐の力は順調に馴染んでいるようだ。さらば銀狐

 

じゃなくて!この体どうすればいいんだよ…

まぁ今はいいか。正直この体は嫌いではない。腰の部分か尻尾の分重いだけでこっちの方が霊力が多いので能力が使いやすいと思う。

 

 

「困ったことがあったら博麗神社…」

 

霊夢に聞きに行こうかと思ったが、なんか面倒くさそうなので紅魔館のパチュリーに聴きに行くことにした。

 

 

 

 

紅魔館

 

「よう美鈴入っていいか?」

 

紅魔館の門番美鈴に聞く。いつもなら寝ているので勝手に入れるが、今日は珍しくピシッと立って門番をしている。咲夜にシバかれすぎて真面目になったのか?

 

因みに尻尾はみんなに見えないように、光を分解と生成をなんやこんやして光を屈折させ見えないようにしている。

 

「八幡さんどうぞ」

 

門を開け、玄関の扉を開ける

 

俺の目には信じられない光景が広がっていた。

 

「汚なっ」

 

そう汚いのだ。あのホコリの存在すら許さない掃除の鬼、咲夜がこんな光景になる程掃除を放ったらかす筈が無い。それにもし咲夜が長期不在でも今は雪乃(名前で呼ぶことになった)がいる。それがこうなるはずない。

 

そんな光景に呆然としていると

 

「八幡だ〜きゃはは」

 

「お兄ちゃん久しぶり」

 

上からレミリア、フランだ

ご気付きの皆さんそうです。二人のキャラが入れ替わってます。冷静なレミリアはフランのように抱きついてきて、いつもならはしゃぐフランがレミリアに辞めなさいと催促している。完全に立場が逆だ

 

「よう二人共、俺は用事があるからまた今度な」

 

「わかったまたね!」

「今度一緒に遊びましょ」

 

キャラブレた吸血鬼姉妹も可愛いな。

今ロンコンって思ったやつ違うからな、そのお兄ちゃんスキルのせいで年下美化補正が掛かってるだけな。

 

そして図書館への道中ソファに座って寝ている咲夜を見たが、本当に咲夜大丈夫か?

 

「パチュリーいるか?」

 

「ああ〜」

 

奥の方でだるそうな声が聞こえた。あれいつもならお出迎えしてくれるのに…見放された?

 

そして声の聞こえた方に行くとまた驚くべき光景があった

 

「あ〜本嫌い」

 

と言いポイッと本を投げ捨てる様子のパチュリー

なんか今日俺を始めとして皆おかしいな。最早異変だろ

 

「八幡さま〜」

 

小悪魔が泣いて飛んできた

 

「どうしたんだ」

 

「どうしたもこうしたもありません。数日前から皆さん人が変わったように急変してしまい。もう紅魔館はほとんど機能していません」

 

 

その後小悪魔にいろいろ事情を聞き、紅魔館勢に何があったのか話してもらった。どうやら数日前朝起きたらもう皆がめちゃくちゃになっていて、唯一良かったことは美鈴が真面目になった事だけ。咲夜は働かない。パチュリーは本を大事にしなくなった。と

 

流石にこれは異変だと思い俺は、博麗神社に居るであろう霊夢に頼るため、紅魔館を飛び出した。

 

頼む霊夢はいつも通りであってくれ。

 

フラグだな



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霊夢?

 

「頼む霊夢は普通であってくれ」

 

 

 

そんな誰にでもわかるフラグはすぐに回収出来た。

 

そう霊夢も案の定普通ではなかったのだ

 

だがそれはいい方の変化だった

 

 

 

「あら八幡おはよう」

 

「お、おう」

 

 

 

すっごい巫女っぽいのだ。昼間は寝床でぐーぐーぐーの如くだらけている霊夢が境内の掃除、本殿の掃除をして何と無人のお守り売り場まで出来上がっていた。

 

 

 

こんなの霊夢じゃ無い

 

 

 

これは異変だ。ハイ確定。みんなを元に戻さないとな

 

でも霊夢はこの方が幻想郷の奴も喜ぶか。でもそうすると守矢の奴等が信仰が〜てなって困るか。

 

 

 

よし、霊夢ももとに戻そう。

 

 

 

「霊夢、異変だ」

 

 

 

「どんなのかしら」

 

 

 

へっ?この現状気づいてないの?

 

もしかして自分は普段もこうだと思ってるせいで気付けないのか?

 

それとも俺みたいに外見の変化じゃないから分かりにくいのか。

 

 

 

「みんながおかしい…いや普段と逆なんだ」

 

 

 

「逆…」

 

 

 

「いやお前もな」

 

 

 

おい、そのえっ?みたいな顔やめろ

 

 

 

「お前は普段こんな綺麗に掃除はしない。するとしてももう少し雑だ。そして決定的なのはこの時間お前は基本まだ寝ている」

 

 

 

今は、10:30くらいだろう。こいつはまだ寝ている時間だ、元同居人が言うんだ信憑性は高いだろ

 

 

 

「そう…」

 

 

 

「異変だ後頼む」

 

 

 

ここで俺はフェード・アウト

 

 

 

「待ちなさい」

 

ですよね知ってた

 

 

 

「情報提供ありがとう。任せなさい」

 

 

 

ああこんな巫女ならもっと幻想郷は平和だったのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから数日霊夢は異変を追ってあちこち飛び回っているらしい。俺は折角譲ってもらった銀狐の力《言の葉》を使いこなす為に日常生活で少しづつ使っている。

 

今は漢字一文字なら完璧に使いこなした。

 

 

 

「えっと《清》と」

 

 

 

朝ごはんの野菜を洗うのが面倒なので、文字を使い一気に洗う。

 

 

 

そして《混》《炒》で混ぜて炒めると完成だ。戦闘で使ったことはないが、主婦的な漢字は銀狐より使いこなしている自身がある。

 

 

 

さていただきま…

 

 

 

ドーン

 

 

 

リビングの壁をぶち抜いて現れたのは霊夢だった

 

 

 

「霊夢!?」

 

 

 

霊夢は体中傷だらけで、巫女服も少し破けている(決して危なくない程度に)様だ。それより霊夢をここまでぶっ飛ばすやつなんてそんなに居ない…もっとそれより俺んちの壁…

 

 

 

「あれ〜巫女ってこんな弱かったかな〜もしかして私強い?そーなのかー」

 

 

 

霊夢をふっ飛ばした犯人であろう人物が現れた。

 

その名は

 

 

 

「ルーミアお前何やってんだ」

 

 

 

そうルーミアだこいつは決して強くない。まぁ痛み慣れはしてると思うけど。

 

※慧音の頭突きの被害者ランキング2位。1位はチルノだ

 

 

 

「お腹減ったから食べていいか聞いたら、攻撃してきたから。がんばって戦った!そしたらぶっ飛んだ」

 

 

 

もしかして…今の霊夢は巫女らしさを引き換えに、あの馬鹿力を失ってしまったのでは?

 

俺の予測だと今回の異変は《反転》つまり全部が逆

 

霊夢がいい例だ。あと咲夜

 

今この世は 強いものが弱い世界。俺はなぜか知らんが例外だ。裏も表も無いなんて素晴らしい人間じゃないか

 

 

 

いややっぱ俺も例外じゃ無いな俺の今世の体が消え銀狐が表に出てきた。つまり魂が反転した。幸い銀狐は消えていったが、本当なら銀狐が今俺を操縦する番なのだ。

 

 

 

反転する異変、弱くなった霊夢、最早霊夢は頼れないと見たほうがいい。

 

 

 

「どうしろって言うんだよ……」

 

 

 

穴の空いた壁を見ながらそう呟くしかできる事は無かった…

 

 

 

「そーなのかー」

 

 

 

ルーミアお前は気楽だな。




少し期間空きます


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