泥棒と運命と (そんなことよりひもQ食べたい)
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第一話

 「なるほど、こいつはどうにも胸糞わりい話だこって」

 

 その男は静かにタバコに火を付けた。ジッポライターの蓋を開く音、ライターの火が煙草に燃え移る音、そしてライターの蓋が再び閉められる音、その三つの音だけが薄暗い地下室に染み渡った。それから少しの間、ユラユラと揺れるタバコの煙を眺めていたその男が、タバコを口から放し肺に溜まっていた煙を吐き出した。

 

 「何をしたんだ…?」

 

 赤いジャケットに身を包み、ゆっくりと煙草の煙に酔う男に対して、地下室の暗がりから声を掛ける者が一人。薄暗い地下室に同化するかの如く、薄気味悪い雰囲気を持った男、間桐雁夜という男が問いかける。

 

 「見れば分かんだろ?」

 

 その問に対して、赤いジャケットの男はタバコを咥えたまま応える。

 

 「撃ったんだよ、こいつでな」

 

 そう言って男は手に持っていた鉄の塊を見せつけるように持ち上げる。『ワルサーP38』とそう呼ばれる拳銃だ。最新の物と比べれば些か古臭い印象を受けるその拳銃だが、生産数は多くそれなりにポピュラーな物であり信頼性も高いこともあって近年までは多く使用されていた。

 

 「そんな、ただの拳銃で…そんな簡単に…?」

 

 「なにをそんなに悩んでるのかは知らねえが、頭に風穴開ければよっぽどの化けもんでもない限りは死ぬだろう?」

 

 男の言葉は当然だ、相手が人の形をしている者ならば銃で頭を撃てば死ぬ。銃が広まっている現代では子供でも理解出来るような当然の概念に対して、もう一人の男は畏怖を覚える。人は銃で撃てば死ぬ、だが相手は人では無かった。それなのに確かに死んだ。

 

 「それより、そこでくたばってるジジイの事は置いといてだ。サーヴァント『バーサーカー』、召還に応じ参上した、アンタが俺のマスターか?」

 

 英霊、そう呼ばれる存在がいる。英雄が死後、祀り上げられ精霊化した存在の事をそう呼び、またそれをとある特殊な条件のもとで使役する時、彼らの事をサーヴァントと呼ぶ。彼ら英霊は人を越えた存在であり、ちっぽけな人間では立ち向かうことすら困難な存在であった。

 

 それを、雁夜は実感した。これが英霊か、と。

 

 「あ、ああそうだ。俺がお前を召還した」

 「そうかい、そんじゃあいっちょよろしく頼むぜ」

 

 赤いジャケットの男はそう言って拳銃を持っていないほうの手を差し出した。シェイクハンズ、握手の催促の催促をしている事に気がついた雁夜は少し驚き躊躇うような仕草をとった後に、その手を取った。

 

 「なあ、アンタはいったい誰なんだ? 俺は確かにバーサーカーを召還しようとした筈だしアンタもそう名乗った、なのにどうもアンタは狂っているようには見えない。それにその恰好と武器はどう見ても近代の物みたいが、現代で英霊として祀り上げられるような人物には心当たりがない。それに……」

 「おいおい、質問は一つずつにしてくれよ」

 

 手を取り、そのままの姿勢で質問を捲し立てる雁夜をジャケットの男は窘める。

 

 「あ、ああすまない」

 「まあそうだな、取り合えず俺が誰かだったか?」

 

 ジャケットの男はそこで一度言葉を切り、咥えていた煙草を器用に口で弾き飛ばした。

 

 「俺の名は……」

 

 クルクルと回りながら落ちる煙草を目で追いながらゆっくりと手に持った拳銃を持ち上げる。

 

 「ルパン三世、泣く子も黙る大泥棒さ」

 

 その言葉と同時に、ジャケットの男、ルパン三世は引き金を引いた。火薬の爆発音を伴い銃口から飛び出る弾丸は正確に、吸い込まれるように、落ちて行く煙草に向かって進みそれを打ち抜いた。

 

 

 

 ここから物語は始まる。これはゼロに至るための物語ではない。これは運命を盗み取る物語だ。

 

 

 

 

 




どっかで誰かが思いついているであろうネタの山の中の一つだと思う。
ジャケットの色が赤いのは作者の趣味です。グリーンやら他の色がいい方は自分で脳内補完してくださいな


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第二話

 ― P.M.14:00 冬木市警察署所長室 ―

 

 「それでICPOの方がわざわざこんな地方までどのようなご用件で?」

 

 『冬木市』、大きく取り上げられるような名産物や産業もなく、自然豊かな事と近年になって経済成長が進んでいる事ぐらいしか取柄のない日本の地方都市、その街の警察署にその男はやって来た。

 

 「まずはこれをご覧ください署長殿」

 

 男は少し草臥れた印象を与えるベージュのトレンチコートの内側から幾つかの資料を取り出し、机の上に広げた。

 

 「これは?」

 「これはここ10年の間にとある泥棒が行ったと考えられている窃盗事件の目録です」

 「ふむ……」

 

 警察署署長が広げられた書類に目を通す間に、トレンチコートの男は被っていた中折れ帽子の位置を直していた。少しずつ調整をし、納得いった位置に収まった所で署長が資料から顔を上げた。

 

 「それでこれが今回の訪問とどのような関係があると?」

 「注目していただきたいのは、事件が起こった年です。気が付かれたかもしれませんが、その目録では二年程前の事件を境にプッツリと事件が途絶えているのです。これは目録が更新されていないのではなく、間違いなくそこから事件が起こってないのです」

 「成程、確かに。だが事件が無いのは平和な証拠、我々の仕事がなくなってしまうのは考え物ですが、世間的には全く問題ないのでは?」

 「それがそう簡単な話ではないのです」

 「と、いうと?」

 

 「私はこれらの事件を起こした犯人の捜査を一任されております。警察側の人間としてこんなことを言うのは間違っているかもしれませんが、何年も犯人を追っているとなんというか腐れ縁というようなものが出来まして。その腐れ縁の私から言わせてもらえばヤツがそう簡単に犯行を止めるということは考えられないのです」

 

 「それはまあなんというか、刑事の勘とでもいうやつですかな?」

 

 「まあそんなところでしょう。それで本題に入りたいのですが、私はヤツがこの二年で潜伏して何か大きな事を企んでいるのではないかと考えております。そこで色々な方面に線を張りヤツの動向を探っておったのです。そこで久方ぶりにヤツの目撃情報があったのが……」

 

 「ここ冬木市、というわけですか」

 

 納得いったという表情で一息着いた署長は、用意していた緑茶に手を付けそれを啜った。

 

 「事情は分かりました。ただ我々も今は立て込んでおりまして、あまり協力は出来そうもありません銭形警部」

 「なぜです!? ヤツほどの大泥棒を日本警察は放置しておくつもりですか!?」

 

 トレンチコートの男、銭形幸一は署長の返答に対して少し声を荒げて疑問を投げかけた。

 

 「お、落ち着いて下さい銭形警部。何も全く協力しないとは言ってないでしょう。我々も出来る範囲では協力させていただきますが、はっきり言って今はたかが盗人に人を割いている暇はないのです」

 「それはいったいどういう理由で?」

 「窃盗よりも重要な案件……殺人ですよ。それも残虐な快楽目的だと思われる事件が今この街では問題となっているのです」

 「殺人! それはまあなんというか穏やかではないですな」

 

 銭形幸一は今でこそ一人の泥棒の専任捜査を行っているが、元来は正義の気質が強い彼は殺人と聞いて荒げていた声を抑えた。

 

 「というわけでそちらの捜査に人員と時間を割いているのであまり余裕がないのです」

 「成程、そういうことなら仕方がない」

 「ただ先程も言いましたが出来る限りは協力させていただきますよ。ああ、ところでその大泥棒とやらはいったい何というヤツなのですか?」

 「おっと、私としたことがうっかりしてましたな。これがヤツの写真です」

 

 銭形はコートの内側から一枚の写真を取り出し、広げていた書類の一番上に置いた。その写真には、少し長いモミアゲでスポーツ刈りのような髪型をし、赤いジャケットを着た男が縦長の顔でニッコリ笑っている様子が移っていた。

 

 「もっともヤツは変装の達人なので顔写真はあまり役に立たないかもしれませんな」

 「そうですか、こちらの写真はコピーさせて頂いても?」

 「勿論構いません。ただ何度も言うようにヤツは変装の達人、あまり写真を信用しないように」

 「分かりました、それで肝心のこの男の名前は?」

 「ヤツの名は…」

 

 署長の問に対して、銭形は一呼吸を置いて応えた。

 

 

 「…ルパン三世、神出鬼没の大泥棒です」

 

 

 泥棒と刑事、その運命は交差する。

 

 

 



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第三話

 「こいつは随分と派手にやってんなあ」

 

 冬木の街は海に面している。海岸線の多くは工業地帯となっており夜中でも工場の灯は幾つか灯ったままであった。そんな工業地帯の外れのコンテナ置き場で動く人影があった。

 

 金属が擦れ合い小さな火花が度々発生する。二本の槍を巧みに操る人物と不可視の得物を握る人物がそれぞれの武器で打ち合っていた。お互いの技量は並外れた物であり、一瞬の気の迷いがすぐに致命的な隙を生むようなやり取りであった。

 

 そんな様子をモニター越しに眺める人物達がいた。

 

 「おいルパン、サーヴァントとかいう連中はあんな化け物揃いなのか?」

 

 黒い帽子に黒いジャケット、そんな姿の男がモニターを見て呆れたように言葉を吐いた。

 

 「らしいぜ、むかーしむかしの神話かお伽噺にでも出てくるような連中がその話通りの力を持ってるって話だからな」

 

 「けっ、ファンタジーも程々にして欲しいもんだな。それでルパン、あんな奴ら相手に勝ち目なんてあんのか?」

 

 「心配すんなよ次元、なんのために俺がこの二年間準備してきたと思ってだ? おっと、そんな話している内にどうやら俺の出番みたいだぜ」

 

 そう言って赤いジャケットの男、ルパン三世はハッキングしていた監視カメラの映像から目を離し、立ち上がった。

 

 「おい、これから始まるんだろ? どこに行こうってんだ?」

 

 「なあに、俺たちゃあコンピューターゲームで遊んでるわけじゃないんだからよ、ちょっとばかし自分の目で連中のお手並みを拝見しようかとな」

 

 「そうかい、俺はあんな連中のドンパチに巻き込まれるのは御免だからここで見てるからな」

 

 黒いジャケットの男、次元大介の言葉に軽く手を挙げて返答した、ルパンは薄暗い部屋の扉を開けて外へ出ていった。それを気にした様子もなく次元はモニターに目を向けたまま、ジャケットの内側から煙草を取り出し、咥えた。

 

 「なんでも願いの叶うお宝ねぇ、胡散臭いったらありゃしねえ」

 

 咥えた煙草に火を点けた所で、次元の背後で扉の開く音がした。次元はその音を聞いて、帽子の下の瞳をチラリと後方に向けた。

 

 「よお五エ門、遅かったじゃねえか」

 

 「なに、久方ぶりの日本故、茶の買い付けに行っていた次第」

 

 次元の視線の先には着物で腰に白鞘を差した男がいた。

 

 「それで、肝心のルパンはどうした?」

 

 「あいつならついさっき出て行ったよ、なんでもこいつらの様子を自分の目で確かめたいんだとさ」

 

 次元はそう言って、着物の男、石川五エ門にモニターを見るように促した。

 

 「……これは両者とも凄まじい技量だ」

 

 五エ門は暫くモニターを注視したあと、溢すように感嘆の声を上げた。

 

 「分かるのか?」

 

 「うむ、こちらの二槍の使い手の速さは目を見張るものがある、それに二本もの槍をこうも軽快に操れる者などそうそういないだろう。 そしてこちらの鎧姿の者、得物は見えぬが恐らくは剣であろう、速さが売りの槍の使い手とは異なりこちらは圧倒的なまでの剛剣、どちらも得物は違えどそれぞれの分野では極地に至っている」

 

 「成程、なんにせよこいつら見てえなおっかねえ連中とやり合おうなんて思いたくもねえな。 おっとどうやらお出ましのようだぜ」

 

 次元がモニターに目をやると、先ほどまで争っていた二人が手を止め、新しく現れた赤いジャケットの男に注視している様子が映っていた。

 

 「そいじゃあまあ、お手並み拝見ってか」

 

 次元の視線の先、モニターのその向こう側に舞台は移る。

 

 「やあやあお二人さん、こんばんわ」

 

 どこからか霞のように現れたルパンの姿に、争っていた二人は手を止め距離を離す。

 

 「何者だ?」

 

 暫しの緊張が走った後に鎧姿の方が、ルパンへと不可視の武器を向け訪ねた。

 

 「おぉ怖い怖い、そんな物騒なもん向けなさんな。こっちには今日の所はやり合う気はサラサラないんでね」

 

 ルパンのその言葉に今度は槍の操者がその槍をルパンの方に向けた。

 

 「この場に割って入るということは貴様もサーヴァントであろう、戦う気概も無く我らの勝負を邪魔立てするならばそちらにその気がなくとも、こちらは容赦出来ないぞ」

 

 「まったく、どいつもこいつも気が短い連中だねえ。 ま、そちらさんがどう思おうがこっちにもこっちの都合ってやつがあるんでね、今日の所は予告だけだ」

 

 「予告だと? 宣戦布告のつもりか?」

 

 予告という言葉に鎧を纏う人物が目を鋭くさせる。

 

 「宣戦布告ねえ……、まああながち間違いじゃあないが、戦うっていうのとはちっとばかし意味合いが違ってくるがな」

 

 「どのクラスのサーヴァントかは知らないが、いい加減勿体ぶってないでその予告とやらを言ってみたらどうだ?」

 

 「おっと、それもそうだな」

 

 ようやくルパンが予告の内容を言いあげるのかと、その場にいた者達は待ち構えるが、ルパンは不敵な笑みを浮かべたまま何も語ろうとはしなかった。

 当然のことに、その場にいた者達の苛立ちが募っていく。今のルパンの様子は外見だけは隙だらけであったのでいっそ今の内に脱落させてしまうかと、その場にいた内の大半の者が考えた時、鎧を纏う人物が一番初めにそれに気が付いた。

 

 「なんだこれは」

 

 そう言って上を見上げた鎧を纏う人物に釣られ、槍の操者も上を見上げた。

 

 「紙切れ?」

 

 まるで狙ったかのように、宙をはらりと舞いながらそれぞれの手元に名刺程の大きさのカードが落ちてきた。槍の操者はそこに書かれていた文章に目をやった。

 

 『ランサーのサーヴァント、ディルムッド・オディナ様へ。 此度の戦争の終結のおり聖杯を盗みに参ります。 大泥棒ルパン三世より』

 

 カードには流暢な筆記体で短くそう書かれていた。

 

 その内容を見て、槍の操者、ランサーのディルムッドは目を見開いた。そして予告状を受け取った全ての者は同じように驚愕していた。

 

 「貴様、一体何者だ!?」

 

 「おいおい、そこに書いてあるだろ? 大泥棒ルパン三世ってな」

 

 「ふざけるのも大概にしろ、どうやらそちらの騎士の様子を見るに俺と同じようにクラスと真名が書かれていたようだが、その様子だと他のサーヴァントの情報も筒抜けか?」

 

 「ご丁寧に大泥棒って書いてあるだろ? その程度の情報なんざ俺にとって盗むなんて造作も無いからな、あんまりにも楽勝だったんで調べながら居眠りしちまったぜ」

 

 「くっ……」

 

 おどけたように欠伸をする仕草をしながら挑発してくるルパンの姿に、ランサーは思わず跳びかかりたい思いだったが、相手の力量が分からない内から闇雲に仕掛けるのは危険だと判断し堪えた。

 

 「それで予告状はお気に召したかいランサーのディ……おっと真名までここでばらしちまうのは流石にフェアじゃあないか? ま、気を取り直してだ、ランサーにセイバー、っとこいつはアーチャーとライダーもお出ましか?」

 

 「くっはははははは!! 成程、小汚い盗人風情かと思えば道化であったか! 我が財を盗もうなどとは随分と笑わしてくれるものだな道化よ!」

 

 いつからそこに潜んでいたのか、端にある街灯の上に、全身黄金の鎧を纏った男が立っていた。その男は頭を抱えながらルパンの方を向き高笑いをしていた。そしてその手にはランサーとセイバーと同じように、予告状があった。

 

 「これはこれは王様、ご機嫌麗しゅう。 どうやら冗談だと思われたようだが、生憎俺は本気だぜ?」

 

 「本気! 本気と来たか! 成程、我に頭に垂れる程度にはどうやら礼儀を知っているようだが、この我から我が財を盗むなどということがどういうことか分かっていないわけではあるまい?」

 

 「それは勿論、名だたる世界最古の王にして英雄達の頂点、そこに挑もうっていうんだこっちだって生半可な覚悟じゃあないさ」

 

 「我に挑む、その言葉に嘘偽りはないな道化よ」

 

 「当然、狙った獲物は必ず頂く、それがこの俺ルパン三世だからな」

 

 「くっははははは! 大言を吐いたな道化よ! 善い、その覚悟に免じて我の財を盗むなどと言った不敬は許そう、そしてもし万が一、我が財を盗むなどといったことが出来たならその財は貴様に褒美としてくれてやる!」

 

 「有難き幸せってか? じゃあまあ遠慮なく挑ませて貰うぜ?」

 

 「善かろう、ではまたいずれ相まみえる時まで、つまらぬ諍いで脱落することなどないようにしろ」

 

 ルパンと黄金の男の会話が終わるまで、誰も口を挟むことが出来なかった。黄金の男の威容に思わず皆口を噤んでいた。

 

 「ではな道化」

 

 「じゃあなアーチャーさんよ」

 

 黄金の男、アーチャーはルパン以外の者には目もくれることなく消えていった。

 やっと終わったかと、緊張が解けたランサーとセイバーが何か言葉を発しようとしたが、その声は更なる乱入者によって遮られた。

 

 「うむむ、坊主どうやら出遅れてしまったようだぞ?」

 

 「あほか! 敵がそろい踏みの中堂々と出ていったって袋叩きにあうだけだろう!」

 

 「あほうは貴様の方だぞ坊主、堂々を名乗りを上げて敵陣の真っただ中に切り込む、確かに戦略として三流もいいとこかもしれんが、それこそが征服の醍醐味というものだぞ」

 

 二頭の雄牛が引く戦車(チャリオット)の上、赤髪の巨漢とどこか頼りない風貌の年若い少年が言い争いをしながら現れた。

 

 今宵の戦争はまだ終わらない。




ギル様の財を盗む、これすなわち最初に脱皮した蛇と同じ所業なり


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