狂化系一夏のセカンドISライフ (G・himagin)
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番外編
とある狂った少女のお話
その少女には恋する男の子がいた
名を《織斑一夏》
自身の親友の弟であり、彼女が後に作る《IS:インフィニット・ストラトス》の
少女はその淡い好意を寄せている相手に時折想いを伝えるが、それは当然の如く一夏には届かない
そうこうしているうちにIS適正を持ってしまっていた織斑一夏がIS学園に来て、もう1人の適正者も出た
そのもう片方の《
好意
一夏がくれた優しさや温かさ
思い出
その全てが塗り替えられて
そして一夏のことを邪険に扱い結果を認めることすらせず、ただひたすらに他の
その結果、少女は殺された
一夏が手にしていた謎の能力で独立して一夏を殺そうとしていた《白式》の魂を目の前で砕き、怒りのままに攻撃した少女に対して守ることすらせず一方的に蹂躙して、最後には
『この世に生まれたことを恨め』
と、言って首をかかと落としで跳ね飛ばされた
そこで少女の運命は止まった
―筈だった
少女は記憶を失ってから自身の家と同じ部屋、同じ親の元で生まれて第2の生を得た
そして、友人である《織斑千冬》と友達付き合いを初めてから千冬に妹《織斑一火》が生まれた
その瞬間、全てを思い出した
『お前みたいなやつが出しゃばるから最悪の結果になるんだよ』
『あーあ、ここで死ななかったかぁ・・・。なんで ーくんが怪我をしてお前が無傷なの?』
『生きる価値のないゴミが・・・死ねよ』
そして
『で?なんだっけ?生きる価値のないゴミは死ね・・・だっけ?自己紹介をしてどうすんだよ』
『 姉といいクソモップといいその姉といい中国といい・・・うるさいことありゃしない。『 君』『 さん』うるっせぇんだよ』
『この世に生まれたことを恨め』
一夏に殺された所まで全てを・・・
そして少女は一夏を恨んだ・・・
『あ、あれ・・・なにこれ・・・殺されたのに・・・嬉しいよぉ・・・///』
訳ではなく、少女は頬を赤く染めて体をクネクネしていた
そして訳もなく一火を付け回し話しかければ冷たい態度で無視or馬鹿にしていたがある時
『ねぇ、なんでお前ここに居るの?帰れよ』
『・・・は?』
『だ〜か〜ら〜帰れっt『うっせぇんだよコレから剣道があるんだクソ兎に構ってる暇なんざねぇんだとっとと失せろ!』・・・はぁ?』
『・・・っ!?(ほ、本音が!ヤベぇよこの世界だと初っ端から友好度マイナスだったのにこれは不味い!消される!)
す、すみません・・・でした』
『・・・はぁ、もう良いからさ、消えてよ』
『わ、わかりましたぁ!』
と言うような会話がありそれで確信した。『私の知ってるいっくんだ!』と
それからの行動は恐ろしかった
私物回収、ストーカー、拉致未遂、etc…
白騎士事件を起こしてからはドローンで一火を24時間365日監視して妹や彼女の幼馴染を除く恋愛感情を向ける人物を拉致して洗脳し、一火を拉致るために無人機をグレードアップさせて転生者の技術を利用してビルドドライバーとフルボトルを作り上げた
しかし、それを使うことはせず、IS学園に織斑一火が来るまで待ち続けた
そして遂にやってきた。一火の初舞台を見ながら呟く
「いっくん逃がさないよ♥」
・・・と
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本編
設定 一
織斑一火(元 織斑一夏)
性別 女
身長 138cm
体重 31kg
血液型 A型
種族 人間(記憶持ちの逆行転生者)
IS適性 SS+
容姿 塔城小猫を黒髪黒目にした感じ
所属 IS学園1年1組
使用IS 白式・騎士
前世で神様転生者にストーリーを荒らされた元織斑一夏、しかしストーリーを荒らされたが前世で負けたことは基本的にない。強いていえば転生者と
転生者に世界から追放された時に安心院なじみと出会いスキルを開花させる。その後世界の狭間で一夏を殺しに来た転生者やヒロイン、実の姉、天災などを1人で
そして神の手で強制的に殺されて逆行させられた
しかしほぼ全ての原作キャラが原作レベルまで落ちたこの世界ではかなりのリミッターを掛けないとマトモな戦闘することすらできない
前世と本編開始前の行動
IS学園入学
↓
無人機襲来、当然のように一夏が単騎で壊滅させる
↓
学年別トーナメント、ラウラの暴走、これは転生者が終わらせた
↓
臨海学校、銀の福音暴走、転生者が一夏を巻き添えに殺そうとしたが失敗、一夏が始末する
↓
夏休み中に更識楯無(転生者の魅了にかかってる)が襲撃、返り討ちにした
↓
文化祭後転生者に呼び出され集団リンチにあいなんとか転生者に大ダメージを与えるも白式が転生者側に付き勢い付いたヒロインが世界から追放する
↓
安心院なじみと出会い
↓
その後生きていることを知ったヒロインや転生者を返り討ちにした。(順番はIS学園1年(ヒロインを除く)全員→箒&鈴→白式→束&千冬→シャルロット→ラウラ&簪→山田→転生者)
↓
神の手で殺され逆行させられる
↓
織斑一火として生まれ、気付かぬうちに着々と原作幼馴染と蘭を落とす
↓
国からの命令でIS学園に強制入学
篠ノ之束
性別 女
身長 173
体重 ERROR
血液型 B型
種族 人間(記憶持ちの逆行転生者)
IS適正 S+
容姿 原作通り
所属 なし
使用IS
本作1、2を争うヤバイヤツ
前世でも篠ノ之束であり転生者の魅了に掛かり一夏に襲いかかるも一夏によって返り討ちにあい転生、一火が生まれた際に全てを思い出す
その後は一火に想いを寄せる五反田蘭を拉致し洗脳、《一火 is GOD》と教えこみ狂信者にさせて一火にトラウマを植え付ける(勘違いしては行けないがトラウマを植え付けるように仕向けたのではなく蘭が独断で行動したのである)
さらに知識面でも
なお純粋な戦闘能力では本作では2番目に高い、IS等の発明も足せば一火を超える可能性もありえる
前世と本編開始前の行動
一夏に想いを寄せる
↓
転生者の魅了に掛かり取り巻きになる
↓
一夏を1度は世界から追放するも生きていることを知って白式、千冬と共に殺しに向かう
↓
返り討ちにあい殺される
↓
転生して一火が生まれて記憶を取り戻す
↓
一火=自身の想い人であった一夏とわかり本格的にIS開発とビルドドライバー∑の開発をはじめる
↓
白騎士事件を起こし行方をくらます。ドローンで一火を24時間365日観る生活を始める
↓
五反田蘭を拉致洗脳、狂信者にする
↓
無人機とビルドドライバー∑を完成させる
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(1)
ここはIS学園一年一組・・・、女性のみの教室に異様なオーラを放つロリ少女が居た
名は織斑一火、主人公であるはずの一火はイライラしながら周りを見ていた
「(・・・ここはIS学園一年一組だよな。だとするとなんで
実はこの織斑一火、逆行転生者であり、過去に転生者の影響で全ての人間に敵意を向けられ自身の所持していたIS《白式》にさえ恐怖され、転生者側に付かれる始末だった。
しかし、その段階で原作を凌駕するスペックを誇っていた彼自身が持っていた異常性アブノーマルが開花して、何年もの末、転生者とその取り巻きヒロイン共を八つ裂き、惨殺などを行い。神の手によって転生者がいない世界へと逆行してしまった
「み、皆さん・・・。おはようございます。こここ、これから1年この1組で副担をする。や、山田真耶です」
「(しかも俺の
「じ、自己紹介をして下さいぃ・・・」
彼の
彼の神化は生身で200キロ先のISを拳を奮った時の風で文字通り木っ端微塵する事が出来る程だったが、今は2m先のISを凹ませるほどしかできなくなっている
「・・・お、織斑さん?織斑一火さん?」
「あ"?」
「ヒ、ヒイィ!?いい、いえ、」
「あ、いえ、自己紹介でしたよね?すみません。(危ない危ない、初っ端から1周目の二の舞にする所だった)」
一火は席を立ったそれだけで異様なオーラは広がり既に気絶してるやつが多かったのにさらに増えた
「えー、織斑一火です。趣味は喧嘩、剣道(竹刀で人をボコボコにすること)、料理です。特技は瞬間移動です!1年間迷惑をかけるかもしれないですがよろしくお願いします!」
ドゴォ
メジャァァ
「ぐはっ!?」
一火が頭を下げた時のオーラによる攻撃が山田の頭に直撃、吹っ飛ばされて壁に叩き付けられて、意識を喪失した
「・・・あれ?山田せんせーは?」
「「「「(お前にやられたんだよ!)」」」」
「そんな訳ないじゃんw」
「「「「(なんで心の声が!?)」」」」
「全くもう・・・、次の人!」
「ひゃ、ひゃい!私は─」
ブォン ドォォン ゴシャァァァ
瞬間、爆発が起きて一火の近くにいた生徒5名が吹っ飛ばされた
そして爆心地にいたのは無傷の一火とひしゃげた出席簿を持っている一火の姉、織斑千冬だった
「・・・おねーちゃん、マッサージは肩にやるものだよ?」
「織斑先生(もしくは千冬おねーちゃん)だ。それと今度は背中にやってやる」
「ありがと♪」
「「「「(今のマッサージ!?)」」」」
皆は唖然としていた。今の音はどう考えてもマッサージに使われる音じゃないとわかっているから
「あー、私がこの畜生共の担任をする織斑千冬だ。貴様らは今人間ではなくヒトモドキだ!15日で人にして、その後1週間で国家代表の10倍強くする!出来ない奴は即退学だ!」
「「「「(出来ませんよ織斑様!?)」」」」
皆は同じことを考えていた
一火side
「(あー、暇だ。持ってきたマンガでも読むかな?)」
2度目だから流石に参考書読まなかったり候補生馬鹿にするようなことはないけど・・・。なんで2周目なんてあるんだよ。もう1回遊べるドンッ!てことか?冗談よせよ(全ギレ)
はぁ・・・まぁとりあえず今俺女だからこの学園にレズなんていねぇだろうし静かに過ごしますかぁ・・・
「ねぇ織斑さんに話しかけようよ〜」
「無理だよ私達みたいな人が話そうとしても無駄だって」
「あのオーラのまま踏まれる・・・。イイ!」
なんか俺の方チラチラ見ながら言ってるけど無視で、悪口聞いててもしょうがないし
「コホン・・・い、一火、少しいいか?」
「ん?あぁ・・・箒?別にいいけど、ここでいい?」
「お、屋上で・・・」
「(逃れなれない出席簿・・・)まぁ、良いよ」
「何故不満そうなんだ?」
「出席簿が飛んでくる気がしてね」
「は?・・・あ」
「そういう事」
「ここでいいぞ・・・(千冬さんコワイ・・・)」
なんで顔色が悪いんだ?
まあとりあえず
「剣道大会優勝おめでとう。なにあの衝撃波」
あれは凄かった。1周目では見れなかったから2周目では見たけど衝撃波で竹刀を粉々にするってなにアレ
「一火がやってたんじゃないか、竹刀を振っては私を吹き飛ばしまくって、お陰て昔は傷が絶えなかったんだからな」
「そうだっけ?」
「そうだ。というか見てたのか?」
「ダメだった?」
「いや、寧ろ・・・とても嬉しい・・・///」
「?」
「い、いやなんでもない!!そ、そろそろ時間だからか、戻るぞ!」
「あ、そう。じゃあまた後でね」
はぁ・・・
一火sideend
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(2)
一火side
「――と言うわけなんですが・・・誰かわからない人はいませんか?・・・織斑さんは、大丈夫ですか?」
「俺が貴方に渡したものを忘れてませんか?」
「そうでしたね。すみませんでした」
思えばあの参考書結構無駄なところ多かったからね。直しておいたよ
「他の人は・・・」
なさそうだね。うん、1周目でも読んでなかったの俺だけだったぽいし
「では1時限目はこれで終わりです」
と、言って山田先生が教室からいなくなったけど・・・寝よっかな?
「い、一火!あの本あるか?」
「あの本・・・あー、あるよ」
あの本とは『篠ノ之流剣術 一火バージョン』という、昔篠ノ之流剣術をしてる時にもっとこれ戦闘用に出来るよな?と思ったので作ったんだが・・・俺が思いのほか箒にあってしまって・・・
「はいこれ」
「ありがとう!」
うん、すごく上機嫌に自分の席に戻ったな
さぁて次はなにを―
「ちょっと宜しくて?」
「あぁそうだったよ忘れてたよオルコットイベントォ!」
「!?」
「あ、ごめん。イギリス代表候補生のセシリア・オルコットさんだよね?どうしたの?」
「い、いえ・・・、唯一試験官を倒した私が」
「ごめん私も倒した、いきなり国から放り込まれて扱いが転入生だから知らなかったんだろうけど・・・」
「そ、そうですか・・・。ISについては」
「予習復習したし一応織斑先生に一通りの操作は叩き込まれたし、問題ないよ」
「・・・わかりました」
キーンコーンカーンコーン
「それでは授業・・・の前にクラス代表を決めたいと思います」
「先生、クラス代表ってなんですか?」
「そのままだ。クラス委員程度の存在と思え」
「はーい」
「推薦で決めたいと思うのだが誰がいい?」
「はいっ!織斑さんがいいと思います!」
「私は篠ノ之さんがいいと思う!」
「織斑さんの方がいいよ!絶対強い!覇者の雰囲気があるもん!」
「は、覇者の雰囲気・・・?」
「織斑、やれ」
「え?織斑先生なん「いいからやれ」え?なんで?織斑先生の顔に泥を塗るとかそういう?やっぱり第2回モンド・グロッソ「どこのクズだそんな寝言を言ったやつは」・・・お姉ちゃん?」
「・・・すまない。妹がISに乗って戦っているところ見たら・・・興奮した」
「『(織斑先生って末期のシスコンだったんだ・・・)』」
「という訳で私を満足させてくれ」
「待ってよ、そんな事で私させられたら本当にしたい人とか」
「そこの人がしたくないなら私にやらせ「あ?」ひっ!?」
「何故貴様に妹の晴れ舞台を妨害しなくてはならな「お姉ちゃんストップ、OK、これでどう?一週間後に試合して勝った方にやらせるって言うのは?」」
「いい案だな。オルコット、命令だ」
「な、なんですか・・・?」
「勝ったら首吊って死ね」
「!?」
「はいはい残念すぎるお姉ちゃんは放っておいて授業再開しましょ〜」
うーん、どこで変になったんだろ・・・
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(3)
一火side
「でぇやぁ!」
「はぁぁ!」
ビュンッ
ギュォォ!!
ガギィィィィン!!
はい皆さんこんにちは織斑一火です。これからこんな風に挨拶するようにします
ところでこれ、何してるかわかりますか?
正解は〜
「これ……
「剣道だぞ」
剣道でした〜。うん、擬音がおかしいよね。わかるよ
「何アレ、斬撃の衝撃波?なんかチェーンソーみたいな音も聞こえてたんだけど…」
「空耳だろ」
「いやそれが普通の反応なんだけどさ!チェーンソーの音が鳴ってる時、地面に竹刀が着いたでしょ!?その跡が凄いことになってるからね!?」
その跡が凄く抉れてる地面である。剣道場が無茶苦茶に……(白目)
「まあどうにかなるだろ、というか一火、衝撃波がとんでもないことになってるぞ、極太で視認可能だった」
「努力の賜物だよ、俺みたいに練習したら出来ると思うぞ」
「したくないなぁ…」
「あ、それよりも俺らって相部屋なんだよな?」
「さっき千冬さ……織斑先生に聞いた限りだとそうだな」
「ふ〜ん、その話をしてる時のお姉ちゃんが般若も真っ青な顔してたんだけどなんで?」
「色々あったんだ……(遠い目)」
「アッハイ(察し)でもお姉ちゃんのことだからお姉ちゃんと相部屋になるのかと思った」
「……(多分しようとしていただろうなぁ…)」
ドガァッ
「一火、失礼するぞ」
扉が半壊して千冬お姉ちゃんがやってくる。今は放課後だからお姉ちゃん呼びでも問題ない…はず
「お姉ちゃん、扉の開け方違う、扉壊れそう」
「知らん、それより一火、専用機が来るそうだ」
「……はぁ?」
「どうやらあの"バカ"が専用機を造るらしくてな、それのテストパイロットに一火が選ばれたらしい、さっきメールが着た」
「俺の隣に実妹でIS適性Aの人がいるんだけど」
「私は持ってるから例外だ」
「あ、そうなんだ」
前とは違ってIS適性Aの箒は既に専用機を持ってるらしい
というかバカって……あの
というか昔のあの兎が時折俺を見る目が獣のそれだったんだけど…
「お姉ちゃん、その専用機、変なものついてないよね?」
「保証はできないな、開発者がアイツだから」
「はぁ……せめてまともな武装でありますように」
「雪片二型とかなら私はアイツをぶちのめさなければならない、一火と私を同一視するなとな
ではな、それと篠ノ之、余計な事をしたら……削ぐ」
「は、はいっ!」
そんで俺達は自室に入りそのまま2人して寝ましたとさ、ちゃんちゃん
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(4)
一火side
そして迎えた一週間後……
オルコットさんに専用機が配られる旨を伝えたら何故か泣きそうな表情になったけど何かあったのかな?
「……(イライラ)」
「姉さんが遅い…」
「……(アタフタ)」
上からお姉ちゃん、箒、山田先生。お姉ちゃん、出席簿が歪んでるよ。箒、頭抱えないで、俺も同じ気持ちだから。山田先生は可愛いな畜生
「(前より専用機が来るのが遅い……何かあったの?)まあもう少し待って、来なかったら訓練機で行くから大丈夫だよ」
と、その時
「呼ばれてとび出て束ドーン!」
テレポートでもしたのか兎が来やがった
「呼んでない」「専用機だけ置いて帰って下さい」
「えぇっ!?箒ちゃんもちーちゃんも酷い!」
「あ、あの…あなたが」
「そう!ISの生みの親!篠ノ之束さんなのです!ドンドンパフパフー!……という訳でソレのISつくったからとりあえず説明ね」
そう言うと白と銀のガントレットを俺に渡す
「白式・騎士、従来の三世代機よりハイスペックの機体で武装は片手剣《雪片零型》、モードチェンジギミック搭載のミニハンマー《
「は〜い」
「というかちーちゃんに頼まれなかったらお前のISを作らなかったからな、ちーちゃんに感謝しろよ」
「(私から頼んだんじゃなくて束が「つくろう!」ってハイテンションで言ってた記憶があるんだが…気の所為か?)」
「あの、千冬姉様、お飲み物はいかがでしょうか」
「あぁ…済まな……誰だ?」
「すみません、自己紹介がまだでした。私はクロエ・
へぇ……クロエ・
「……織斑?私の妹は一火だけだが」
「束様が千冬様と一火様のDNAを元にして作られたクローンのようなものです。」
「何してるんですか姉さん!?」
「そこのちーちゃんの劣悪コピ「死にたくないならそれ以上喋るな」……まあちーちゃんの妹はもっと優秀であるべきだ!という訳で束さんはちーちゃんとソレの妹をつくったのでしたー!」
「成程、バカもの」
うわぁ頭が握り潰されそう
「に"ゃぁぁぁぁ!?ちーちゃん!痛い!痛すぎるから!」
「貴様が勝手に命を作るからだろ!反省しろ駄兎め!」
「あの…織斑先生、姉さんの頭がザクロ状態になりそうで「黙れ!一火を侮辱したコイツだけは!「もし殺したらお姉ちゃんのこと嫌いになるからね?」すまん」……一火、ありがとう」
「問題ないさ〜、で、フィッティングとかは済んだんでしょ?オルコットさんとやってくる」
「「一火」」
「なにかな?箒、お姉ちゃん」
「「無様に負けるのは許さん」」
「負ける気すらしないね」
ピットからアリーナへと飛ぶ
そこには顔色が青紫のオルコットさんがいた
初日の昼休み
トゥルルルルル…トゥルルルルル…
「……こちらIS学園の織斑千冬です」
「ちーちゃぁぁぁぁん!
あの
「は!?ちょっとまて説明を『ツーツーツー』……束…!」
《名前はまだない》にて
「クーちゃん!専用機作るための材料とか持ってきて!コアの材料も!このメモに書いてあるもの全部!」
「は、はい!だ、誰かに渡すのですか?」
「ちーちゃんに頼まれてね!織斑一火っていう出来損ないにあげることになったの!」
「一火姉様ですか…、わかりました(……この心拍数測定装置、体温確認装置メンタル視認装置などは、必要なのですか?)」
クロエ退室後
「いっくんの体温も心拍数もメンタルも……一目で見ることが出来る……あぁ…下着がダメになっちゃった……///」
終わり
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(5)
一火side
とりあえずガクブルしてるオルコットさんの緊張を解こうと話しかける
「あの……オルコットさ「ひぃぃっ!?こ、殺さないでくださいぃっ!?」……試合だから少し落ち着こ?ね?」
「ひ……うぁぁ…怖すぎます……」
「あーあー!泣かない!可愛い顔が台無し!」
とりあえず近付いてオルコットさんの涙を拭う、手だから汚いかもしれないけど許してよ?
「ほら、緊張を解いて……深呼吸、すーー…はーー……」
「すーー…はーー……」
「落ち着いた?」
「は、はい……すみません、試合の前にこんな醜態を」
「大丈夫だよ。じゃ、試合をはじめよっか」
そしてオルコットさんがスターライトMarkIII……だったっけ?を俺に構えた時、狙われているという白式からのいらん警告とは別にもう1つ視界の右端に報告が来ていた
《ドラゴンボトル、MIGHTY ACTION X、トリガーメモリ、使用可能》
その報告に俺は沸騰するような怒りを覚えた
『3』
「……よ」
「はい?」
『2』
「ざ…んなよ…」
「お、織斑さん?」
『1』
「ふざけんなよ……」
「え?」
『試合開始』
「『ふざけんなよあのクソ兎ィィィィィ!』」
俺の意識はそこで途切れた
一火side end
束side
ふ〜ん……この反応を見るに、やっぱり私の知ってるいっくんなんだね♪
「い、一火!?な、なんであんな風に!」
今のいっくんは怒りを目の前にいるあのパツキンドリルにぶつけてるけどあれじゃ2分も持たないかな?
私が白式・騎士に仕込んだプログラムにあの
いっくんは間違いなくキレる、それを想定した上であのプログラムを加えたんだけど……あはっ♪
予想通りマジギレしたね♪ ……これで私の初舞台の場が整った、そしていっくんに私が
あぁ……お腹の下のあたりがキュンキュンするよぉ♥
「……私のISで何してるのかな?お仕置きが必要みたいだね」
「お前がなにかしたのか?」
「知るわけないでしょ?まあアレを止めないと死人が出そうだからね。私が行くよ。今のアレ相手にちーちゃんだってまともに戦えないでしょ?」
「……」
「という訳で、いってきまーす♪」
そしてアリーナの中に入る頃にはあのパツキンドリルのISはボロボロで、ダメージレベルはCは行ってるだろうね。そして私を見つめる殺意あふれる視線を感じて体が思わず悦びで震えちゃったけど、そんなことしてる場合じゃないや。私はビルドドライバー∑を取り出して腰にあてがう。すると腰にベルトが巻かれて右側にマキシマムスロットが、左側にキメワザスロットホルダーが展開される
そして赤いフルボトルとピンクのフルボトルを取り出してビルドドライバー∑のスロットに入れる
『ラビット!絵本!ベストマッチ!』
そしてレバーを回すとスナップビルダーが展開されて前に赤いハーフボディ、後ろにピンクのハーフボディが展開される
『Are you ready?』
「……変身♪」
『ラビットアンダーワールド!ALICE!Yeah!』
そして赤とピンクの仮面ライダー……と呼ばれる存在、ALICEに変身した
ね?無茶苦茶だったでしょ?(白目)
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(6)
束side
いっくんの髪が赤く変化して白式を解除し、白い刀身の日本刀を持ちこっちに来る
おっと……その状態はヤバいな
「ガァァァァァ!」
「ハイハイうるさいな〜」
『アリスアンブレラ!』
傘状の銃剣、アリスアンブレラをつくって日本刀を受け止める
ガィィィィンッ
「うわっ……
私はいっくんの腹を蹴り距離をとり、白いフルボトルと赤いフルボトルをとりだし、
『ハリネズミ!
『Are you ready?』
「ビルドアップ」
いっくんが日本刀で攻撃したけど前面のハリネズミハーフボディが防いでくれた。そしてフォームがチェンジする
『ファイヤー剣山!ファイヤーヘッジホッグ!Yeah!』
消防車?そんな生温いものは使わないよ?これが束版ファイヤーヘッジホッグフォームなのだ〜!
そして火炎放射器ハーフボディから火炎を放ち、いっくんを含む辺り一面を燃やし尽くす
しかしいっくんは炎から出てきて日本刀を振りかぶる、なのでハリネズミハーフボディに針を展開して防ぎ、火炎放射器ハーフボディの炎を纏った蹴りを入れ、再度ボトルを変える
『ゴリラ!チェーンソー!ベストマッチ!Are you ready?』
「ビルドアップ♪」
『殺戮デストロイヤー!ゴリチェーンソー!Yeah!』
ゴリラモンドならぬゴリチェーンソーフォームになってチェーンソーハーフボディの斬撃が地面ごとアリーナの端から端まで抉り破壊する
いっくんはそれでも無傷、でもゴリラハーフボディで殴って怯んだところを横に一閃する
「ハァァッ!」
「ッ!?グァッ!」
ISスーツが破けただけで生身には全然ダメージがない。
もうこれに関しては驚きを通り越して感動すら覚えたけど多分感動した瞬間に消されるだろうからレバーを回して大技を放つ
『Ready Go!BOLTECH FINISH!Yeah!』
「ハァァァァッ!」
数式が展開されて地面を殴り、吹き飛んだ地面だった部分を足場に一気に駆け上がりそこからいっくんに向かってチェーンソーを振り下ろそうとするがいっくんはひとっ飛びで私と同じところまで上昇して日本刀を一閃する
「うぁっ!?」
「ウサギィ…!」
「あっはっは…、ここまで殺意を向けられるといっその事清々しいね…」
その勢いのまま壁に叩きつけられて意識が一瞬飛かけるがいっくんが日本刀を一閃しようとするのが見えたので日本刀を横に一閃する前になんとか壁から抜け出して地面に着地し、後ろを見たら壁が文字通り木っ端微塵に……流石に今のを喰らったら即死物だよ…
「怖いなぁ…そこまで殺意を向けられる理由を知ってても怖いよ…」
「ガァァァァッ!」
いっくんの放つ即死の斬撃を必死に回避しながらもう一度ファイヤーヘッジホッグフォームになる
『ファイヤーヘッジホッグ!Yeah!』
その直後爆炎を纏ったアッパーが命中、そのまま空中に放られて、腹、肩、足などを恐ろしい速度で殴られる
そしてトドめに昔私を殺した踵落としで地面に叩きつけられ、地面にクレーターが出来る
「がふっ…」
そして私を殴りつけまくって流石に限界なので蹴りを放ち距離をとり、レバーを回しハリネズミハーフボディの針を軸として身体を回転させて火炎放射器ハーフボディから炎で辺りを焼き尽くす
IS学園の壁が融解して、いっくんのISスーツが上半身のみ焼滅して鼻血ものだけれどそんなことを考えている暇もなく、オレンジと灰色のボトルをビルドドライバー∑に入れ替える
『タカ!ミニガン!ベストマッチ!Are you ready?』
「ビルドアップ…!」
『天空の暴れん坊!ホークミニガン!Yeah!』
ホークミニガンフォームになりホークミニガンを取り出す。そして迷うこと無くレバーを回してからいっくんを蹴りあげる
『Ready Go!BOLTECH FINISH!Yeah!』
「ハァァァァァッ!」
球形の式が展開されてからホークミニガンを乱射していっくんを吹き飛ばす
そしていっくんは立ち上がるけど髪の色が元に戻って気絶した……オーバーヒートかな?
そんな束さんも限界なわけで変身が強制的に解除されてぶっ倒れて…束さんの乗ってる移動式ハウスこと『名前はまだない』が回収してくれて、そこで意識が途切れた
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