超次元ロックマン (天龍神)
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EPISODE1
久しぶりの紫龍と機械好きの義妹


無性に新作を書きたくなったので


此処は超神次元ゲイムギョウ界、以前は女神が国を運営していたのだが、天界の上層部との話し合いの結果、人間達に政治権力を明け渡すという形で国営から身を引いた女神達は武装探偵にして「神姫」と呼ばれる存在で人間達の助けを担っているのである。

 

 

 

「ギョウカイ墓場に来るの久しぶりだな」

 

 

 

「龍姫お姉ちゃんと一緒にお仕事ってわたしも久しぶりな感じがする」

 

 

 

ギョウカイ墓場、ここは各異世界で志半ばで命を落として行った者達やクリエーター達の強い怨念などが集まった空は赤黒い如何にも暗黒次元のような場所でゲイムギョウ界特有の心霊スポットにして夏場は肝試しに使われている場所で、「神」こと檀黎斗のような者もやって来てしまうために、すらっとした背丈に相応な肉体を持ち一度刀を握ればたった一人で世界を変えてしまうと恐れられているが当の本人が温厚であまり好戦的でなくむしろ良好的な性格で風に靡かせたポニーテールに束ねている部分にと前髪に白い十字キー型の髪飾りを一つ着けている少女は一見ごく普通の大和撫子の女子高生に見えるボクっ子である鳴流神龍姫ともう一人は血は繋がらないが義妹で腰まで伸びた薄紫色の髪を束ねず頼りなさそうだがこう見えて機械などが大好きな一面を持っているが龍姫を含めて周りに振り回されやすいのが玉に瑕ではある元第一女神候補生、ネプギア改め鳴流神美龍飛ともに超神次元ゲイムギョウ界の調査にやってきたのであった。

 

 

 

二人は久しぶりにコンビを組むので嬉しがったのであった。

 

 

 

道中は魔物が襲いかってくるが、

 

 

 

「はぁぁぁ‼」

 

 

 

「カチッ‼」

 

 

 

「昔は手こずったけど」

 

 

 

「いろんな世界に出向いてるからかな」

 

 

 

【ボク達、出番】

 

 

 

【ない】

 

 

 

もう既に異世界を渡り歩ていたこともあって超神次元ゲイムギョウ界でのステータスがカンストを振り切ってしまったので、何度もステータスを上げていたららしく、武器を使わないで通常攻撃で倒せてしまうほどになってしまったので、美龍飛の相棒である特殊な金属、ライブメタル、モデルXとモデルZは呆然と浮いていたのであった。

 

 

 

「ん?」

 

 

 

「どうしたの? 美龍飛」

 

 

 

「ねぇ、このアンドロイド、ボディが損傷が激しいけど、メモリが無事みたいだから」

 

 

 

「なるほど、美龍飛はこのアンドロイドを蘇らせたいんだね。好きにすればいいよ」

 

 

 

「いいの(^^)/ そうと決まれば、あの人に連絡入れないと」

 

 

 

超神次元ゲイムギョウ界のギョウカイ墓場の最深部までやって来た二人は調査対象である魔物退治を終わらせて帰ろうと転送可能なエリアまで戻ろうとした時だった、どっかの次元から流れ着いたのであろう、茶髪の女型の帽子を被った壊れたアンドロイドを見つけた美龍飛は自分の機械好きが抑えきれずにいたので龍姫は好きにすればいいと言うと、美龍飛はあるところに連絡を入れたのであった。

 

 

 

これが物語の始まりとなるとは

 

 

 



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修復するために

どうも、久しぶりにロックマンX アニバーサリーコレクションを楽しんでいる者です。

ロックマンXのSSネタを思いついたので忘れないうちに書き出しました


ギョウカイ墓場で壊れた女性型アンドロイドらしき残骸を見つけた美龍飛はいつもの癖でアンドロイドの残骸パーツを自宅兼仕事場になっているプラネテューヌ教会の開発室に転送してある人物達にそのパーツを見せていたのであった。

 

「わたし達で直せそうですか?」

 

「無理だ」

 

「ですよね」

 

「ボディパーツどころか、頭脳メモリー以外が修復不能だしな」

 

今アンドロイドの残骸を見せているのは、ミッドチルダで暴動を起こしたが実は時空管理局上層部が関与していたことで保釈金で保釈された多くの戦闘機人要するにサイボーグを世に送り出した科学者「ジェイル・スカリエッティ」と、仮面ライダーの世界でバグスターウイルスを生み出して宝生永夢に感染させて広げた科学者ではないがゲーム作りに情熱を燃やしゲーマドライバーを作り出した元幻夢コーポレーション社長「檀黎斗」こと「自称・檀黎斗神」とヴェスタWSCの取締役代表「ウォルター・スズキ・十七世」は各々にアンドロイドの残骸を見て美龍飛の持っている機械のノウハウでは直せないときっぱりと切り捨てたのであった。

 

一応、朝宮睦月も同席しているのだが。

 

どうやらメモリ以外が修復不能というのだ。

 

「これ、「アンドロイド」じゃなくて「レプリロイド」って言う物らしいよ。美龍飛」

 

「レプリロイド?」

 

「此処とは違う次元の地球でレプリロイドの一人者のケイン博士って言う人が偶然見つけた「エックス」を解析して作られたアンドロイドってことです」

 

「確か、ケイン博士がエックスの解析を半分も理解していない状態で作ったって確か記録があったような」

 

「なるほど!」

 

そこに天界のあらゆる物事を調べられる天界図書館から戻ってきた龍姫と、鳴流神家の長女の鳴流神龍美がアンドロイドと思っていた物が実は別次元の地球でケイン博士が生み出したレプリロイドという限りなく人間に近い物だと判明したのであった。

 

元になったのはトーマス・ライトが最後に作ったロックマンの後継機「エックス」らしいのだが、ケイン博士も理解できない技術だったらしくその状態でレプリロイドを生み出してしまったという。

 

「ん?すいません‼ ちょっと外に出てきます‼」

 

「わかったよ、行ってきなよ」

 

「その間にアンドロイドわたしどもで解析してみるとするよ」

 

タイミングよく龍姫のインテリジェントデバイスに通信が入ったので龍姫は席を外すことを言ってヴェスタWSC社の外へ出て行ったのであった。

 

「はい‼ こちら「流星の絆」」

 

「龍姫、そのレプリロイドの事が判明したわ‼ 名前は・・・」

 

「えΣ(゚Д゚)‼」

 

ヴェスタWSC社の外に出た龍姫は周りに誰もいないことを確認して通信を繋いだところ、親しい先輩神姫からのようでレプリロイドの名前が判明したとの知らせだったのである。

 

この知らせを聞いた龍姫は驚いたのだった。

 

 

 



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白の王(アイリス)と

天界の親しい先輩神姫から通信で龍姫はとんでもないことを知らされたのであった。

 

「元は、一体のレプリロイドだったんですかΣ(゚Д゚)‼」

 

「そうよ。だけど、「強さ」と「優しさ」を同時には搭載できなかった。それも当然ね、ドクター・ライトの技術が衰退してしまったことで高度なレプリロイドが出来なくなってしまったのだから」

 

「わかりました。先輩ありがとうございました。」

 

「どういたしまして」

 

龍姫はスクリーン越しで先輩神姫からの通信を聞いていた。

 

超神次元ゲイムギョウ界のギョウカイ墓場で回収したレプリロイドの残骸は元々は一体のレプリロイドだったらしいが当時の技術では「エックス」を生み出したトーマス・ライトの技術が再現できなかったことでやむ終えず二体のレプリロイドになったと言うのであった。

 

話を聞き終えた龍姫は先輩神姫にお礼を言って通信を切ったのであった。

 

「龍姫‼」

 

「‼」

 

「こんにちは、龍姫さん」

 

「どうしたの?」

 

「プラネテューヌに寄ったから龍姫達に会いに来たの‼」

 

とそこに飛行島で旅をしている冒険者の赤い髪の少年と銀色の長い髪の少女「アイリス」と相棒の白猫「キャトラ」二人と一匹に出くわしたのであった。

 

どうやらプラネテューヌに寄ったので龍姫達に会いに来たというのであった。

 

「龍姫、その様子だと、また依頼が舞い込んだみたいね」

 

「依頼というか、ちょっと・・・」

 

「おや? 皆さんお揃いで」

 

「ウォルターさん、こんにちは、今日はこちらでお仕事なんですね」

 

「いえ、これからすぐに戻るところです。折角ですから、あれをご覧になられて行ってはどうでしょうか? 龍姫さんに詳しいことは伺ってください」

 

「ありがとう‼ それじゃあ、龍姫、お願いね」

 

「見せるくらいならいいか・・・ついて来て」

 

しばらくするとウォルターが別の場所へ赴くために社から出てきて、回収したレプリロイドの残骸の見物を許可して龍姫がキャトラ達を案内することになったのであった。

 

「(*´ω`*)」

 

「あのアンドロイド、ほとんど壊れてるじゃない」

 

「酷い。誰が」

 

「わからない。見た感じ、機能停止してからスクラップされたって感じだね。不幸中の幸いか悪運が強かったのか、頭脳メモリーは原型を留めてたんだ。正式名称は「レプリロイド・アイリス」って言うらしい」

 

「わたしと同じ名前なんですかΣ(゚Д゚)‼」

 

ヴェスタWSC社の開発室に案内されたキャトラ達はレプリロイドの残骸を見て驚いてしまったのであった。

 

 



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天界の開発部門って・・・

キャトラ達に壊れているレプリロイドの残骸の正式名称が「アイリス」だということを明かした龍姫はなんとかしたいと思っているのだが、何分、ロボット工学の知識があまりないのとその技術を身につけるには時間が必要となるので困っているのだが、幸いにも今いる超神次元ゲイムギョウ界のヴェスタWSC社は発展し続けている紫の大地「プラネテューヌ」ということもあって手がないわけではないのであった。

 

「(そうか‼)たしか・・・」

 

「何か閃いたのね(^^)/‼」

 

「うん」

 

「龍姫お姉ちゃん、わたしも手伝うよ(≧▽≦)‼」

 

「(^^)/」

 

龍姫は近くにあったパソコンで何か閃いたようで椅子に座ってブラインドタッチでキーボードを操作していったのであった。

 

物の数分でプリンターからある資料が出てきたのであった。

 

それをみんなで手分けしてまとめることにしたのであった。

 

「一か八か、天界の技術開発部にゲイムギョウ界の技術で全環境対応型のレプリロイド製作できる資料を送ってもらえるかどうか数分前に先輩に頼んで良かった!」

 

「これなら、飛行島にいる技術者でも修理できるわね」

 

どうやら龍姫は前もってキャトラ達に会う数秒間で念話であろう先輩神姫に至急天界の技術開発部に取り繕ってもらっていたのであった。

 

天界の開発部門も個人の意見では動くことは難しいので龍姫達でも修復または一から創造できるレプリロイドの資料を送ってほしいと申し出たところ天界の開発部門から資料が送られて来たと言う訳であった。

 

「大体、ボクと同い年くらいに見える姿でいいかな?」

 

「はい・・・」

 

「アンタ達もそう言えば似たようなもんだったわね」

 

「その通り‼」

 

数分後ジェイル達も合流したことで作業は大幅に進み完成まであと一息になったのであった。

 

ノーヴェ達もジェイルが生み出した機械の肉体を持った存在だったことでキャトラに同類と思われていたのであった。

 

念のため龍姫は自分と同い年ぐらいに見えるようにバイオリアクターのカプセルの装置を操作して髪は元々のクリーム色に設定したのである。

 

元はサポート用のレプリロイドらしいが念のために戦闘も出来るように、

 

「お姉ちゃんの戦闘データだよね?」

 

「これくらいはやってあげないとね」

 

「龍姫の戦闘データ組み込んだレプリロイドか・・」

 

非戦闘から戦闘形態を切り替える機能を搭載するために龍姫は何と自分のこれまで培った戦闘知識が入ったチップを埋め込んだのであった。

 

そしてついにレプリロイドが完成したのであった。

 

 

 

 



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優しさのレプリロイド

紫龍神姫との二つ名で知られている龍姫は自らの戦闘データが入っているチップを埋め込んで見事レプリロイドが完成したのであった。

 

もちろんアーマー類はすべて換装するタイプになっているので、日常モードと戦闘モードを切り替えられるという簡単に言えば姿が変わらない女神化のようなものなのだろう。

 

「アイリス‼」

 

「兄さん‼ 待って‼」

 

「生きるんだ‼ ゼ・・・達がおまえを・・・」

 

どうやら龍姫達の手によって新たなボディーを手に入れたレプリロイドは頭脳メモリーの再起動が行われているようで戦争で息絶えた実の兄が生きろと突き飛ばして旧知の間柄の存在の名を告げると消えて行ってしまったところで、

 

「兄さ~ん‼」

 

「キャァΣ(゚Д゚)‼」

 

「え?此処どこ(゜.゜)? あなたは? わたしは「アイリス」」

 

「初めまして、ボクは鳴流神龍姫、ここはゲイムギョウ界のプラネテューヌってところ」

 

「それじゃあ、ゼロ達は‼」

 

叫びながら起き上がったのでそれに驚いてしまった龍姫達は思わず声が出てしまったのだが、復活したレプリロイドこと「アイリス」は今いる場所が分からないでいたので、いつも通りにい近くにいた龍姫に向かって自己紹介をしたので、龍姫も自己紹介をして今いる場所が超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌだと説明したのであった。

 

アイリスは此処にはいないイレギュラーハンター達の事を聞いて来たのであった。

 

「大丈夫です‼ イレギュラーハンターの方々は、人員不足に陥ってますが、今さっき言ったゼロさん達は今もイレギュラーハンターとして戦ってます」

 

「良かった」

 

美龍飛は以前仕事でだがサイバーゴーグルで顔を隠した状態でイレギュラーハンターであるゼロと一緒とは言わないが巨大メカニロイドを偶然にも同時に攻撃して破壊したことで面識があるのでアイリスにゼロ達が今も生きていることを説明したのであった。

 

アイリスはほっとした。

 

「龍姫‼ 美龍陽も‼ お願い‼ 今すぐ‼ イレギュラーハンター本部に向かって‼ 時空管理局員が襲撃してるの‼」

 

「先輩も戦えますよね‼」

 

「今、オペレーションルームがパンク状態なの‼ ほかのメンバー全員出払ってて、戦えるの龍姫達だけなの‼」

 

「わかりました‼ 向かいます‼」

 

「行くよ‼」

 

「お願い‼ わたしも連れていって‼」

 

「いいよ‼ 向こうについたら武装展開について話す‼」

 

やはりゆっくりとしている暇がないようで天界から今すぐにイレギュラーハンターの応援に向かってほしいという伝令が入ってきたのである。

 

急いで出撃することになった鳴流神姉妹にアイリスは一緒について行くことになったのであった。



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待ってろーイレギュラーハンターの本部

イレギュラーハンターの本部がどういう訳か時空管理局の局員達の襲撃に会っているという通達が入った龍姫達に復活して間もないアイリスは同行すると聞かなかったので、龍姫の独断で一緒に行くことになってしまったのであった。

 

「着いたけど、派手にやらかしてるね、ヤコブは無事みたいだけど」

 

「ヤコブ?」

 

「そっか、アイリスさんは知りませんでしたね。自分でアイリスって言うのもどうかと思いますけど。ヤコブは地球での生活を捨てた人間による月への移住計画のエレベーターらしいです。シグマ達に利用されたらしいですけど」

 

「ありがとう。ロックオン‼」

 

「なんだか、わたし達も危ないみたいだから先に飛行島に避難させてもらうわね」

 

「コロニー落下で地上が荒れ果ててしまってるからな、バリアジャケットがないキャトラ達じゃ長くは持たない‼」

 

現場の世界に到着したがアイリス(X)は驚愕してしまったのであった。

 

それもそのはず自分がオペレーターをしていた頃はまだこの世界は草花が生い茂っているところや活気ある街並みが連なっていたが、今はシグマが雇った傭兵レプリロイド「ダイナモ」が起こしたコロニー落下事件で地上が荒れ果ててしまい、普通の人間では生きていけない荒野となってしまったのであった。

 

なので人間と猫であるキャトラ達を飛行島に帰還させて龍姫達はバリアジャケットと神姫化を行ったのであった。

 

アイリス(X)は龍姫に道中教えられたのであろういとも簡単に戦闘モード一に切り替えたのであった。

 

アイリス(X)の戦闘アーマーは頭部がサイバーゴーグルで顔を隠したヘルメット型で後ろに髪を出して口元は空いているのは龍姫達と同様で肝心のアーマーは龍姫達のバリアジャケットのような感じではあるが、あづみのバトルドレス時代の「リゲル」を参考にしたアーマーになっているために状況に合わせて換装することが可能になっているという完全にドクター・ライト&ドクター・ワイリー顔負けな武装状態で現場に飛行しながら向かったのであった。

 

スキット:空中飛行中の会話 その1

 

龍姫「アイリス。大丈夫そうだな」

 

アイリス「え~と?」

 

美龍飛「すいません。これがいつも姿なんです」

 

龍美「そうだね~この姿じゃなくても飛べるんだけど、今はお仕事だからね~」

 

アイリス「わかりました・・・(´・ω・`)」

 

龍姫「大丈夫か・・・この先」

 

「あれがイレギュラーハンターの本部?」

 

「うん(ゼロ・・・)」

 

無事に現場であるイレギュラーハンターの本部の空域に到着した龍姫達は戦闘態勢に入ったのであった。

 

 

 

 

 

 

 



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シグマウイルス

白猫プロジェクトのアイリスと区別するために、ロックマンX側のアイリス(X)の表記です


イレギュラーハンターの本部に壊滅させた時空管理局の局員達が襲撃しているという報告を受けた龍姫達とアイリス(X)は顔をサイバーゴーグルで顔を隠した状態で飛行しながら近くまでやってきたのであった。

 

「なんで‼ ボク達が襲われなきゃいけないの‼ って‼ 人間が空飛んでるんだけど(゚Д゚)ノ」

 

「質量兵器所持並びに公務執行妨害で現行犯・・・」

 

「狙いは何だ‼」

 

「それは言えん‼」

 

「ゼロ‼ アクセル‼」

 

空中飛行で翻弄している時空管理局の局員はれっきとした人間が多いためにロボット三原則で攻撃できない戦闘用レプリロイド達が次々と破壊されている光景の中に青いレプリロイド「エックス」と赤いレプリロイド「ゼロ」と人間が空を飛んでいることに驚いているレプリロイド「アクセル」はなるべく傷付けないように戦っていたのであった。

 

「うぁあああーーー‼」

 

「おまえは(゚Д゚)ノ‼」

 

「助かったの?」

 

「この世界はおまえら時空管理局の管轄外のはずだが? 狙いは聞いても無駄か、さぁ、おまえらの罪を数えろ‼」

 

そして、龍姫達がタキオン粒子を操ってクロックアップを発動させて次々と時空管理局の局員を気絶させて行ったのであった。

 

ちなみにアイリス(X)はゼロから遠く離れている場所で戦っている。

 

こういった状況においても軍師の才能がある龍姫はどうせ聞いたところで目的を言わないであろうと確信していたので、

 

「なんだ‼ うわぁぁっぁl‼」

 

「あいつらに何が起きたんだ?」

 

「あの紫の龍の仮面が何か仕掛けたのだろう」

 

「さてと、話してもらおうか?」

 

相変わらずの神姫化している龍姫の話し方にはどっかの皇女に近いものを感じるが置いておいて、サイバーゴーグルを装着しているとはいえ催眠術をかけて時空管理局の局員の一人を操ることに成功したので龍姫は目的を吐かせることにしたのであった。

 

「し・・・シグマを・・・探しに」

 

「なんだと‼ 誰の命令だ‼」

 

「わからない、上からだ」

 

「隊長‼ 見つけました‼」

 

「‼ やめろ‼」

 

「目的の物を手に入れた以上この世界を破壊させてもらう‼ それではな‼」

 

「チッ‼ こいつは捨て駒か‼」

 

なんと時空管理局が誰も知りえない元17隊イレギュラーハンター部隊 隊長だったレプリロイド「シグマ」がウイルス今で言うバグスターウイルスに変貌した「シグマウイルス」を探しにやって来て、関係者であるエックス達を捕まえようとしたということだったのだ、だが、多勢に無勢、避難誘導を行っている隙を突かれてしまいシグマウイルスのサンプルの採取を許してしまったのであった。



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緊急転移

イレギュラーハンターの本部を襲撃した龍姫達が壊滅させた魔法主義派にして犯罪集団にシグマウイルスの採取を許してしまったのだが、龍姫は一瞬動揺して見せたがこれも龍姫が張った罠であるということに気付くのはそう遅くはなかった。

 

「なんだ!? バインドか‼」

 

「いつの間に‼」

 

「泳がすつもりだったが、さてと、イレギュラーハンターの本部襲撃並びに損壊容疑で現行犯逮捕‼」

 

【こっちも終わった。お姉ちゃん】

 

【美龍飛、ご苦労さん、急いで本部に帰還してくれ】

 

龍姫が犯罪者を逃がすような真似を犯すようなことをやらかす訳がないと姉妹達はとっくに気が付いていたが初陣であるアイリス(X)はなんでっと言った表情をしていた。

 

予め龍姫が現場に到着した時点でもう既に襲撃に関わった集団全員に時間差でバインドが発動するように仕組んでいたのであった。

 

そして急いでそのまま天界治安部隊に身柄を送って念話で美龍飛達の報告を聞いて急いで帰還を命令したのであった。

 

その瞬間、

 

「エックス‼ 大変だよ‼ 建物が‼」

 

「どうなってるんだ‼」

 

≪イレギュラーハンターの本部周辺並びにその付近の地域の転送を緊急承諾‼≫

 

「ゼロ‼」

 

まるで砂で作ったかのように近くにあったビルの残骸が消えて行ったのを見た龍姫達を含む天界本部は急いで今いるイレギュラーハンターの本部周辺の地域すべてをどこかの異世界に転送することになったのであった。

 

そして付いた場所は、

 

「此処はどこだ!?」

 

「大丈夫そうですね」

 

「(゚Д゚)ノ‼」

 

「龍姫さん、これは一体?」

 

「アンタ達、幾らんでも建物ごと転移して来るんじゃないわよ‼」

 

「猫が喋ってる(゚Д゚)ノ‼」

 

そう転移した場所はキャトラ達が住んで居る世界にある島の一つ「ディーダ島」の隣に着陸したのであった。

 

それに気付いた飛行島からキャトラ達がやってきたのであった。

 

エックス達は喋る猫であるキャトラに興味津々になっていたのであった。

 

「すまない、ここはどこだか、教えてはくれないだろうか?」

 

「此処はわたし達が暮らしている世界です。此処は見ての通り機械の島なんです」

 

「機械の島? 転移?」

 

「まさか、わたし達は次元を超えて来てしまったというの?」

 

「はい、あの集団なら可能だしね(´・ω・`)」

 

「(´・ω・`)」

 

司令官らしいレプリロイド「シグナス」がキャトラ達に今いる場所を訊ねると此処が異世界だと返ってきたので金髪の女性型レプリロイド「エイリア」は信じられないといったことを述べたが、キャトラは龍姫達ならやりかねないと苦笑いをしていたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 



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レプリロイドと神様

人間・獣人・半獣・精霊・神そして極めつけはアンドロイド達が共存し、ルーンと呼ばれる特殊な魔石が存在する世界にハンターの本部の建物ごと転移されてしまったイレギュラーハンター達はキャトラ達に出会ったのであった。

 

「オレはエックス、イレギュラーハンター、よろしく」

 

「イレギュラーハンターのゼロだ」

 

「ボクはアクセルって言うんだ。よろしくね」

 

いきなりあれこれ聞いては警戒心を生みかねないと判断したのかエックス達は自己紹介をしたのであった。

 

そこまでは良かったのだが、

 

「わたしは、アイリスって言います。こちらこそよろしくお願いします」

 

「(アイリスだと‼)」

 

「ゼロ、どうかしたのか?」

 

「いや、なんでもない」

 

「(?_?)」

 

白の王にして魔導師であるアイリスが自己紹介を終えた瞬間、ゼロは一瞬驚いたがいつものハンターとしての顔に戻ったのだが、長年の付き合いがある親友であるエックスは不思議そうな顔で聞いたがゼロはたぶらかしたのであった。

 

赤紙の少年はわかっていなかった。

 

「(もしかして、ゼロってアイリス(X)のこと)」

 

「(うん)」

 

「しばらくはこの世界でハンター業務になるだろう」

 

キャトラとアイリスはゼロがやむを得ない事情でアイリス(X)を手にかけてしまったことに気が付いたのだが、アイリス(X)が復活していることは伏せることにしてシグナスが号令をかけたのであった。

 

一方でフラクシナスに戻った龍姫達は天界の本部に報告をしていたのであった。

 

「ご苦労様です。しかし、あの世界が崩壊するとは」

 

「はい」

 

「それと、アイリス(X)を復活させたことはイレギュラーハンターのメンバーには伏せておきなさい、特にゼロには」

 

「わかりました」

 

「それじゃあ、今まで通り次元武偵の業務に勤めなさい」

 

イレギュラーハンターの世界が崩壊するとは天界も予測できていなかったらしく龍姫達はそれに関してはお咎めはなかったのだが、アイリス(X)を復活させてしまったことはイレギュラーハンター、特にゼロには内緒にしておくようにと天界の本部から通達が入った所で報告は終了したのであった。

 

「あの~、もういいですか?」

 

「いいよ、入って来て」

 

「失礼します」

 

天界への報告が終わったタイミングを見計らって扉がノックされたので龍姫は声でアイリス(X)だと分かったので入って来るように言ったのである。

 

「龍姫さん達は、「人間」じゃないんですねわたしと同じ「レプリロイド」なんかですか?」

 

「そっか、いきなり出撃したから言いそびれちゃった、ボク達はアイリス(X)が言う通り人間じゃない、けれど、レプリロイドでもない、神姫、簡単に言えば精霊また神様かな」

 

 

「?」

 

どうやら龍姫達が人間ではないことには気づいていたが女神とは思ってなかったのであった。

 

 



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国は大丈夫ですか~!!!

アイリス(X)は元からレプリフォースなどで培ったオペレーターの能力なのか龍姫達が人間ではないことに気が付いたようだった。

 

アイリス(X)からすれば自分に思いを寄せているゼロと同等の高性能なボディをくれた龍姫達が若いくして自身が知っているケイン博士を軽く超えてしまったのだから。

 

と言っても龍美と龍姫はロボット工学は二の次なのでほとんどが美龍飛達が機械好きなことでアイリス(X)を復活させたなのだが

 

まさか龍姫達が女神だとカミングアウトしたのだが、レプリロイドのアイリス(X)にとって神様と言う物は、

 

「神様は、いないと思ってました」

 

「そうなるよね。正確には、猫妖怪&龍神&女神のクオーターなんだけど」

 

「え~と、妖怪? 非科学的な答えなんですね(´・ω・`)」

 

とこういった感じで会話が進んで行ったのであった。

 

そこに、

 

「龍姫ちゃん‼」

 

「星龍」

 

「え~と」

 

「あ、新入りのレプリロイドの、ボクは流星の絆の副将を務めている獅子神星龍って言うんだ‼ よろしく」

 

「アイリス(X)です。今日からお世話になってます」

 

「星龍はボクの幼馴染達の一人だからボクが居ない時は気軽にわからないことは聞いてね、それ、異世界でも通信ができるようになってるから、そう言えば、星龍の案件は片付いたみたいだね」

 

「まぁ、あれは歴史上ベストテンにに入るくらいの逮捕者出したからね」

 

「物凄い、お仕事を受けているんですね」

 

龍姫の幼馴染であり親友である金髪碧眼に黒い変わったリボンでツインテールに結っている少女だが龍姫と同じく妖怪と神様のクオーターである獅子神星龍がフラクシナスの龍姫の部屋に入ってきたのであった。

 

星龍とアイリス(X)は自己紹介を終えて星龍が片付けてきたとい仕事を聞くことにしたのであった。

 

「ありません‼ 政府丸ごと逮捕しちゃったんですか(゚Д゚)ノ‼」

 

「アイリス(X)、異世界だと日常茶飯事なんだよ。それに貴族だ‼ 王族だからとか言って、罪を数えられない犯罪者は後を絶たないからね」

 

「そこの王族の一人娘は保護したんだね」

 

「うん。今はギルドに登録して、明日から依頼を受けるって、勤めてた先生の一人と通っていた冤罪にされた子も一緒に‼」

 

「何も罪のない人に濡れ衣を着せてしまうそう言った人達がいるのが怖いです」

 

「国としてはもう既に終わってたと言わざるを得ないって感じだったよ。今頃、留置場に入れられて裁判待ちだね、物証がある以上は有罪確定だしね」

 

スラム街から特待生として王立学院に通っていたある一人の生徒に殺人未遂罪の冤罪を吹っ掛けるという案件を受けるとことになった星龍は単独とはいえ見事解決して見せたのであった。

 

その生徒の身の潔白を証明をしたが聞き入れてもらえなかった当事者の王族の子女と学院に勤めている女性教師から話を聞いて現場を調査した星龍はある物証を発見したというのであった。

 

「誰だ‼ 国王陛下の・・・‼」

 

「それがどうしたんです? 国王、さぁ、おまえの罪を数えろ‼」

 

「言っておきますが、助けは来ませんよ」

 

と国王に逮捕状を叩きつけて貴族の過半数が逮捕されるという出来事はスラム街の民衆に語り継がれるのであった。

 

 

と龍姫とアイリス(X)は聞いていたのであった。

 

アイリス(X)は龍姫達が熟している業務のスケールの大きさに驚くしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 



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M型ルーンレプリカ

龍姫の幼馴染みである黒龍魔神というなんだか世界征服しそうな二つ名だが列記とした神姫の獅子神家次女、獅子神星龍と対面したアイリス(X)はこれから自分が熟すであろう仕事がレプリフォースオペレーター時代よりスケールが大きすぎることに驚いたのであった。

 

「そう言えば、新しい身体には慣れた?」

 

「はい。若干、感覚がレプリロイドと違う感じがします」

 

「全環境対応型の機械機人のボディを参照に作られたんだから‼ 人間に近い感覚になるの‼ M型ルーンレプリカが内蔵されてるから思考能力も人間と変わらないから‼」

 

「え‼ 装なんですか(゚Д゚)ノ! ルーンって何ですか?」

 

「ルーンってのはこういった特殊な石で、M型ルーンレプリカは人間の心の感情を具現化した模造品ってとこかな」

 

龍姫は悪気はないがアイリス(X)に新しい身体には慣れたのかと質問したのでアイリス(X)は以前と少し感覚が違うと答えたのであった。

 

それもそのはず、機械機人を生み出したスカリエッティ・ジェイルの協力も相まってスバルとギンガ姉妹と同じようにボディを組み立て龍姫が作り出しライト博士とワイリーでも難しかった人間の感情を再現に成功した証であるM型ルーンレプリカという特殊な人工ルーンと自らの戦闘データが入ったチップも一緒に組み込んだことを龍姫は説明したのであった。

 

「それと、敬語は使わなくてもいいから、ボク達の事は呼び捨てでいいから(^_-)-☆」

 

「ありがとう、龍姫、星龍」

 

「この戦艦にはシミュレーションルームが設けてあるから、戦闘訓練できるよ」

 

「ありがとう。早速行ってみる」

 

龍姫はあまり堅苦しいことは苦手なので基本的には年上以外(例外はいる)の前ではちゃんと敬語で話すが基本的にはくだけた口調で話すことが多いのでアイリス(X)に敬語を辞めて欲しいと言ったのであった。

 

アイリス(X)はお礼を言って星龍がフラクシナス内にシミュレーションを使ったトレーニングルームが設けられていると説明してアイリス(X)は部屋を立ち去ったのであった。

 

「アイリス(X)、やっぱり無理しちゃってる」

 

「自分に戦う力があったらお兄さんが死なずぬ済んだって言ってるようなもんだよ」

 

「お互い引きずってる以上はボク達が出来る範囲は限られてるしね」

 

龍姫と星龍はアイリス(X)がエックスと同じく戦闘を好まない性格であることは知っているのだが、ゼロとアイリス(X)が互いに引きずっている物があるのは分かり切っていたのだが、今は見守るしかできなかった。

 



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四大精霊の王

フラクシナスにて龍姫と星龍から自らが人間ではなく神姫であると明かされて半日で国王陛下も関わった犯罪を片付けてしまう偉業を成し遂げてしまったことまで聞かされたアイリス(X)は迷っていた。

 

「(ゼロ達にしか持てなかった、強さと優しさをわたしが持てしまったなんて、これからどうすればいいの? ゼロにあったらわたしは‼) 78%、兄さん達ならもっと上に行けるはず」

 

「78%は良い方ではないのか? こういった物に興味がないわたしが言えたことではないが」

 

「初めましてアイリス(X)といいます。今はフラクシナスに保護されている協力者です」

 

「ほう、キミが新しい仲間の? わたしはフラクシナス艦長代理、ミラ=マクスウェルと言っても、双子同然の奴がいるから、コードネーム「綾瀬」と呼ばれている。そして」

 

「何?‼」

 

「君は精霊を見るのは初めてだったな。自分は四大精霊の主「マクスウェル」という精霊だ」

 

本来ならばオペレーター時代では考えられないアイリス(X)のシミュレーションを使った実戦訓練を行っていた。

 

もし自身がイレギュラーハンターならばどの程度の実力を測るという意味も含まれているのだ。

 

 

どう言った状況に置かれるかは自ら決めるシステムなのでアイリス(X)はいつの間に入っているのであろう自身が知っている街の廃墟を舞台にしたメカニロイド暴走事件を再現して、戦闘モードのアーマーを身に纏って、確実に一機ずつゼロの愛刀でもあるビームサーベル型のゼットセイバーと同等の威力を誇る鍔がない鳴流神姉妹が祖父龍造の愛刀だった名刀「鶴姫一文字」に近い形の刃がゼットセイバーの緑ではなく美龍飛達が日本刀に得物を変えても使っているビームサーベルと同じ半透明なピンク色の刃で切り裂き、左手に持っている美龍飛達がモデルZXに変身していると同様の小型拳銃でエックスのようにとはいかないがデフォルトで二段チャージ可能(パーツ装備で強化可能)のバスターショットと背中のユニットで滑空しながら殲滅していって、アイリス(X)は兄、カーネルにも及ばないと言っていると、後からフラクシナス艦長代理にしてリーゼ・マクシアの四大精霊の王とも呼べるミラ=マクスウェルに対面したのであった。

 

余程気に入ったのか白の軍服姿でチャームポイントのアホ毛のようなものを揺らしながら堂々とした感じで名乗ったので、アイリス(X)も名乗ったのであった。

 

そして四大精霊たちにも対面したのだがあまりにも非科学的なこともあってアイリス(X)は驚いたのであった。

 

 

 

 

 

 



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シグマ復活の段‼

フラクシナスではアイリス(X)は四大精霊の王「ミラ=マクスウェル」に対面してお互い話をしていたのであった。

 

「アイリス(X)の世界には精霊などのマナと呼ばれるような物は存在しないのだな」

 

「はい。レプリロイドはエネルゲン水晶で稼働するです。わたしは元々は戦闘用に生み出されたわけではないので」

 

「その物言いだと、キミはサポート用といったところか」

 

「はい・・・」

 

「その様子だと、話したくないことがあると言ったところだな。まぁ、わたしは気にしない、それでは、またな」

 

精霊とレプリロイドの違いはあれど、人間共に生活に送っている存在なのだ。

 

飛行島に偶にやってくるアンドロイド達にもアイリス(X)を会わせたいと思っているのだが、アイリス(X)も興味があるのであった。

 

お互い、戦争に巻き込まれという過去があるためなのだ。

 

そして話を一区切りして二人は別れたのであった。

 

一方でイレギュラーハンターの本部では、

 

「エックス、今回の襲撃、どう思う?」

 

「確かに、なんで人間がオレ達を襲いシグマウイルスのサンプルを手に入れようとしたんだろう?」

 

「それとだ、あの紫色の仮面の女達もあいつらとは敵対していると見て間違いないな。それに、あの剣は紛れもない「日本刀」だ」

 

「日本刀?」

 

「ゼットセイバーとは違い、刃は金属でできている日本古来の片刃の剣だ。素人でも扱いやすいからな。」

 

「そうなのか、なんでゼロは日本刀のことを知ってるんだ? そんなことは良いとして、あの子達も空を飛んでたということは」

 

「あれじゃないの、あの子達はどこかでボク達が襲撃されてるって聞いて助けに来てくれたって感じだから、もしかしてボク達みたいな組織の子じゃないかな?」

 

エックス達三人は今回の襲撃事件について話し合っていたのであった。

 

確かに何故、時空管理局の局員はわざわざ管轄外である世界にまでやって来てシグマウイルスのサンプルを手に入れる目的とはいえハンターベースを襲撃したのであろうという疑問が上がったらしく、それを鎮圧しに神姫化した龍姫達のことも気になっていたのであった。

 

アクセルは龍姫達は敵ではないと発言して、組織のメンバーではないのかと発言したのだ。

 

確かに龍姫達は天界の次元武偵なので、あながち間違ってはいないのであった。

 

ゼロは龍姫達が得物にしている日本刀について話し出したのでエックスはゼロにツッコミを入れたのであった。

 

一方龍姫達に汚職を公にされて壊滅状態の時空管理局の方では、

 

「ウフアハハハハハハ(^-^) この世界はレプリロイドの世界だ‼」

 

「どうなってるんだ(゚Д゚)ノ‼ 俺達聞いてないぞ(゚Д゚)ノ‼」

 

「お役目ご苦労でだ‼」

 

どうやらやってはいけないシグマウイルスのサンプルを使用してしまいミッドチルダにシグマが復活してしまったのであった。

 

 

 

 

 



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シグマ、始動

時空管理局の局員は扱えも出来ないシグマウイルスのサンプルを使用してしまいミッドチルダでシグマが復活してしまったのだ。

 

正しくはシグマにウイルスが感染したことでシグマがウイルスになったといった方が正しいのだが。

 

「こっちに来るな・・・ヒェェェェ~」

 

「うわあぁっぁぁぁ‼」

 

「さて、エックス・ゼロ・アクセルよ。来るが良い、わたしはここに居るぞ‼ さて、この世界は面白いことが出来そうだな‼ フアハハハハハ(^^)/‼」

 

実体化したシグマは次々と時空管理局の研究員は悲鳴をあげていって此処にはいない宿敵であるエックス達に宣戦布告をし、残った研究員に自分のメモリーに記録されているレプリロイドのデータを元に戦闘用レプリロイドを作製し始めたのであった。

 

「あの世界だと、作るのに時間が掛かりすぎたが、ミッドチルダといったか、素晴らしい、こうも簡単にできるのだな」

 

シグマはミッドチルダは車などの車両に関する技術力は地球に劣るのだが、何故かユニゾンデバイスや機械機人が存在している所為なのかシグマの指示通りに研究員達は動いて行ったのであった。

 

シグマはこの世界はレプリロイドしいて言うならばロボット技術が発展していると思ったのだろう、ある程度のレプリロイドのボディが完成していったのであった。

 

一方で、

 

「エックス、すまないがこの世界について調査に向かってくれないか?」

 

「わかった。行ってくる‼」

 

「転送開始‼」

 

ディーダ島に転移したイレギュラーハンター達は今いる世界の生態系を調査するためにエックスが単独で調査に向かうことになったのであった。

 

エックスは内心、生みの親であるライト博士の事を気に掛けていたが、またカプセルでやって来てくれると信じてディーダ島内に調査に向かったのであった。

 

「しかし、あちこちにメカニロイドなどの残骸があるけど、人はいないみたいだな。アイリス達が言うにはもう既に人間はこの島からいなくなったらしい」

 

エックスはいつでも戦えるように訓練を受けた戦闘用レプリロイド(厳密には違うが)なので周辺の注意は怠っておらず、襲ってくる自立型マシン、エックス達からすればメカニロイドを次々とバスターで倒しながらディーダ島最深部まで向かったのであった。

 

以前に飛行島からやってきたアイリス達からディーダ島が破棄されてしまったということを聞いていたので大方は見当はついていたのだ。

 

「♪~‼」

 

「まさか、しょうがない、全滅させないと出れそうにない」

 

やはりお約束なのだろう最深部に辿り着いたエックスの目の前に小型空中迎撃用メカニロイドを生み出すガーディアンが作動し、それに伴い、二足歩行のメカニロイドが現れて入ってきた入り口は赤い結界を張られてしまい、転送不可にされたのであった。

 

 

 

 



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エックス&アイリス(X)

ディーダ島の最深部の部屋で閉じ込められて転送不可に陥ったエックスは襲い掛かってくる自立型アンドロイドことメカニロイドを生み出す通称、ガーディアンを倒せないといけないのだ。

 

だが、エックスは、

 

「クソ、あのメカニロイドは頑丈だな・・・どこか、弱点はないのか?」

 

「きぃいい~」

 

「狭い場所でこんだけを相手には分が悪いな」

 

自らの腕をバスターに可変してメカニロイドを捌いていたのだが、運悪く、特殊武器をカプセルに戻している状態だったのと狭い空間ということもあって戦闘経験があるエックスでも通常装備だけな上に応援を呼ぼうにも先ほどの警告音の所為なのか通信不能に陥ってしまったのであった。

 

エックスが手をこまねていると、

 

「ズバッ‼」

 

「き~・・・ガシャン‼」

 

「もしかして、ゼロ、助けに・・誰だ?‼ (゚Д゚)ノ‼」

 

「(エックス‼)」

 

「助けてくれたことはありがとう。けど、キミは誰なんだ?」

 

《アイリス(X)任務完了みたいだね、転送するね》

 

「待ってくれ‼」

 

背後からビームサーベルを持ったレプリロイドが放った斬撃でタイミングよくガーディアンの弱点である緑色のコアに直撃して破壊してしまったのが、エックスはもしかすると帰りが遅い自分を助けにやって来てくれた親友のゼロかと思ったのだが煙が収まると茶髪のロングヘアーの白銀アーマーを身に纏って顔をサイバーゴーグルで隠した復活を果たしたアイリス(X)だったのだが、エックスはお礼を言って事情聴取の為に同行を求めたがアイリス(X)は無言のまま転送されていったのであった。

 

「エックス、聞こえる?」

 

「あ、すまない、通信を妨害されてしまった。今から帰還する」

 

しばらくしてエックスにハンターベースからエイリアの通信が入ったのでエックスはそのままハンターベースに帰還したのであった。

 

「エックス、大丈夫だったか?」

 

「なんか、手こずったって感じしてるけど?」

 

「大丈夫だ‼ 実は・・・」

 

ハンターベースに帰還したエックスは仲間達に出迎えられて調査報告を兼ねて話すことにしたのであった。

 

「何‼? 所属不明のセイバーを使うレプリロイドだと」

 

「そして、助けてくれたってこと(゚Д゚)ノ」

 

「うん、顔はヘルメットで隠れてたけど、茶髪の長い髪だった」

 

「(茶髪の長い髪にセイバー・・・‼ そんなわけはあるはずがない。あいつはオレが・・・)」

 

「ゼロ? どうしたんだ?」

 

「あ、すまない」

 

「冷静沈着のお前が珍しいな」

 

エックスはアイリス(X)であることに気付かなかったようでメモリーに書き込まれているデータから画像を映し出したがハンターベースには当然のことながらデータがない所属不明のレプリロイドとして認識されたが、ゼロだけが何かに気づいた様子だったことにエックス達は気が付いていなかった。

 

 

 

 

 

 



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EPISODE2
応援要請


エックスがディーダ島のメカニロイド「ガーディアン」との戦闘に乱入したのがレプリフォース大戦の際にゼロが破壊してしまった旧友の忘れ形見でもあったアイリス(X)が助けてくれた日から三日が過ぎていたのであった。

 

龍姫達はいつも通りにフラクシナスに設けられている電光掲示板から依頼をアイリス(X)と一緒に選んでいたのだ。

 

「これなんかどうかな?」

 

「討伐依頼なのね、それにしましょう」

 

「今回はボクといっしょに行くけど」

 

「お願いしようかな」

 

今回は恩人の一人である龍姫と一緒にアイリス(X)は簡単な討伐依頼を受けることにして受け付けを済まそうとした時だった。

 

【フラクシナスに応援を要請します‼ 繰り返します、至急‼ フラクシナスに応援を‼】

 

「なんだろう? アイリス(X)、急ぐよ‼」

 

「うん‼」

 

いきなり警報が鳴り響き急いで龍姫とアイリス(X)はみんなの元へ急いだのであった。

 

「何があったの?」

 

「ミッドチルダで十中八九、シグマを解放しちゃった魔法主義派の時空管理局の尻拭いの機械の暴走とその調査だね」

 

「それじゃあ、行くよ‼」

 

「え? 飛び込むなんて聞いてない‼」

 

どうやら流星の絆のメンバーの大方は集まっていたようで応援要請の内容を見てあの時もう既に龍姫達が駆けつけた時点で手遅れだったがもう片方のシグマウイルスのサンプルは奪取で来たが、微量のシグマウイルスは奪取できなかった分で復活させてしまった魔法主義派の時空管理局の尻拭い同然の緊急任務に呆れながら龍姫なりに反省したといった感じで現場に急行するためにテレプールにダイブしたのだが、前回の任務では次元転送だったのでテレプールに躊躇いもなく飛び込んで行ってしまった龍姫達を見てアイリス(X)は叫びながらテレプールに飛び込んだのであった。

 

「派手にやらかしてくれたな」

 

「そうでござるな」

 

「うん」

 

「・・・」

 

「アイリス(X)はこの二人の神姫化は初めてだったな」

 

「今度は入れ替わった感じなの?」

 

転送中に神姫化を終わらせた龍姫と幼馴染みで男勝りだが性格に反して可愛いもの好きという御神咲耶と人見知りで龍姫と比べると少し小柄だが見た目に反して怪力の龍宮神刀夜にアイリス(X)のメンバーでパーティーを組んだのだが。

 

アイリス(X)はいつものバランス型のソードスナイパーアーマーを身に纏っていたのだが初めて咲耶と刀夜の神姫化を見たので唖然としてしまったのであった。

 

二人は性格が正反対なのでそれが神姫化すると逆転することを龍姫は説明していなかったのだった。

 

 



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ミッドチルダ集結

ミッドチルダの街で発生したアイリス(X)からすればメカニロイドと言える楕円型のガチェットの暴走を食い止めるべく龍姫達が神姫化した状態で現場に到着したのだが、アイリス(X)は咲耶と刀夜のコンビの変貌ぶりに呆然としてしまったがバランス型のソードスナイパーアーマーを身に纏って救助優先で任務を開始したのであった。

 

「うぇ~ん(T_T)/~~~‼」

 

「大丈夫?」

 

「うぇ? お姉ちゃん誰(゚Д゚)ノ?時空管理局の人?」

 

「似たようなところかな、避難しよう」

 

ガチェットの暴走で街中はパニック状態に陥っているようで、龍姫達は上空を飛びながら救助活動に務めていたのであった。

 

アイリス(X)は親からはぐれて泣いている女の子を発見したので、いつものように近くによってサイバーゴーグルは外さずに慰めて避難している場所へ女の子を抱えて飛行したのであった。

 

一方で、

 

「ボク達も応援を要請されるなんてね」

 

「当然だろうな、時空管理局の奴らの尻拭いということは気に入らんが」

 

「同感だね、けど、助けを求めている人々がいる以上はイレギュラーハンターの仕事でもあるんだし」

 

当然、イレギュラーハンターのエックス達にも応援要請があったようで司令であるシグナスの指揮の元動けるイレギュラーハンターのメンバーが救助に当たることになり現場に急行したのであった。

 

「すいません。この子をお願いできますか?」

 

「時空管理局の方ですか?」

 

「そのような者ですけど」

 

「そうですか、はい、わかりました。こちらでお預かりさせていただきます」

 

「お姉ちゃん、またね」

 

「それじゃあね(わたしも兄さん達みたいな立派なイレギュラーハンターにならないと)」

 

女の子を救助したアイリス(X)は無事に女の子を時空管理局の救援部隊に託してまた現場に急行したのであった。

 

「ガシャン‼」

 

「変わったメカニロイドだな」

 

「大方、時空管理局が訓練で使うために作られたメカニロイドをシグマが暴走させてるんだろう」

 

「こりゃ、時空管理局の面目丸つぶれだね」

 

エックス達は襲ってくる楕円型や球体型ガシェットの大群を捌きながらシグマがいるであろう場所に向かっていたのであった。

 

このガシェットの暴走で一番得するのがシグマなのだから。

 

完全に時空管理局のメンツ丸つぶれは避けられない状態に陥っているのにも関わらず隊員の派遣に手間取りすぎているのはどうなのかと。

 

「そこの機械機人‼」

 

「ん?」

 

「また‼ あいつらだよ‼」

 

「何をやってるんだ(゚Д゚)ノ‼」

 

ようやく現場に到着した時空管理局員はエックス達を攻撃し始めたのであった。



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鬼出陣

エックス達は周囲を警戒しながらガチェットの暴走を阻止していたのだが、現在、時空管理局員から完全に濡れ衣で攻撃を受けていたのであった。

 

「待て‼」

 

「ドカ~ン‼」

 

「奴ら、完全に見境が無くなって来ているな」

 

「自分達が悪いんでしょ‼」

 

「ゼロ‼ アクセル‼ 此処は一旦別れるぞ‼」

 

ゼロ&アクセル「了解‼」

 

「チッ‼」

 

エックス達はなるべく街中で逃げ惑う人達を巻き込まないように人気がない場所まで逃げてきたが、流石に飛行能力を持つ時空管理局員を巻くためにエックス達は三方向に別れて行動することになったのであった。

 

「くそ~‼ あの機械機人ども‼ どこ行きやがった‼」

 

「あの~時空管理局員さん達は市民の避難誘導はしないんですか?」

 

「はぁ(; ・`д・´)? っておまえは誰だよ(; ・`д・´)‼」

 

「武偵です」

 

完全にエックス達を見失った時空管理局員達はその場で悪態をついていると死角から神姫化した咲耶が何故に市民の避難を優先しないのかと質問されて怒り出した上に突っ込んだのであった。

 

元よりRPGのジョブシステム的に言えば忍者か盗賊また暗殺者が適合を持つ神姫化した咲耶が急に現れたら驚くのは無理もない。

 

神姫化した咲耶は元の姿より完全にあるビーストテイマーの少女そっくりの容姿にサイバーゴーグルなのだから。

 

「おまえ、あいつらの仲間だな‼ 質量兵器所持の容疑で逮捕だ‼」

 

「あの~もう既に、皆さんを逮捕しちゃってるんですが・・・」

 

「なん・・・だと、動けない‼」

 

「冤罪吹っ掛けてるのはそっちですから‼」

 

案の定、神姫化した咲耶が逮捕されそうになってしまったが何もしない咲耶ではなく、もう既に時空管理局員全員にバインドを施した状態で天界の治安部隊に身柄を送ったのであった。

 

「さてと、街の人を救助しないと」

 

「ぴ~」

 

「ピナ、いこう」

 

逮捕した時空管理局員の身柄が送られたのを確認した咲耶は相棒にしてユニゾンデバイスであるどう見てもあの小さな龍「ピナ」共に救助活動に向かったのであった。

 

「ふ~あいつら、追ってこなくなったな。エックス、合流出来そうか?」

 

【問題ない。アクセルと合流しよう】

 

咲耶の活躍で難の逃れたことに気づいていないゼロは取り敢えずエックス達に通信を飛ばして合流をすることになったのであった。

 

「しかし、この胸騒ぎは・・・エックス達と合流するのが先だ‼」

 

ゼロはエックス達と合流することを優先して指定した合流地点に向かったのであった。

 

「待っていろ、オレが行くまで死ぬなよ」

 

頭部がT字のヘルメットが特徴の元イレギュラーハンターにしてエックス達の宿敵の一人であるレプリロイドが出陣したのであった。

 

 

 

 

 

 



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VAVAとの再会

八ボスに関してはいろいろと考えていますので


ミッドチルダに出撃した一行はそれぞれの地域に別れて行動を起していたのであった。

 

アイリス(X)は龍姫からの指示で救助優先でのガチェットの暴走の阻止並びに破壊を行っていたのであった。

 

「合流地点に着いてもいい頃なんだがな?」

 

一方でゼロは合流地点付近までやってきたようで、どうやら自分が一番先に到着したらしく、周囲を警戒しながらエックス達を待つことになったのであった。

 

「ゼロ、アクセルも無事に合流出来たな」

 

「だが、ここが敵地同然なのは変わらないがな」

 

「くくくく(≧▽≦)」

 

「この声は‼」

 

しばらくして無事にエックス達も合流を果たしたのも束の間でエックス達は聞き覚えのある声が聞こえてきたのでその方向に向くと、

 

「久しぶりだな。エックス、それとゼロとガキ」

 

「ガキじゃない‼ アクセルだ‼」

 

「この騒動もシグマの仕業か‼ 答えろ‼ VAVA‼」

 

「その通りだ‼ というよりかはこの世界の奴らの仕業と言った方が正しいがな」

 

「まさかと思うが・・・」

 

「そのまさかだ‼ 時空管理局員だったか? そんなことはどうでもいい。シグマに乗っ取られたようだがな」

 

「やれやれ、さっきの時空管理局員はシグマに従っているにすぎないということか、わざわざ、オレ達に教えに気と言う訳ではないんだろ?」

 

そう何を隠そう確かに倒し破壊したはずの顔がT字の紫色のレプリロイドで方にろけtt砲台が取り付けてあり、ライドアーマーを巧みに操る元A級ハンターだったが今はれっきとしたイレギュラーであるVAVAが堂々と自分ようにカスタマイズさせたのだろうと思われるライドアーマーに乗り込んでエックス達の目の前に姿を現したのであのであった。

 

VAVAが復活している時点でエックス達は時すでに遅しと察した感じでシグマがミッドチルダを乗っ取りを開始したことに気が付いたのであった。

 

過ぎてしまったことは考えても仕方ないのだ。

 

「此処でおまえらとやりたいのは山々なんだがな、これでお暇させてもらうぜ‼」

 

「待て‼」

 

「もうこれ以上はやることはない、一旦ハンターベースに戻るぞ‼」

 

どうやらVAVAは顔を見せにやってきただけのようで時空管理局員のこともあるので一旦拠点へ戻るしかなかったのであった。

 

「龍姫叔母さん‼」

 

「冬龍達は無事なのは知っていたが、他の生徒は無事か?」

 

「問題ない、先生が怪我しちまって運ばれちまったけど、オレ達はこの通り無事だ」

 

「そうか、それじゃあ、わたし達は元の世界へ戻る」

 

龍姫達は姪っ子である冬龍達に合流して状況について聞くと魔法学校の生徒は無事だったのだが、教師の何人かは負傷して搬送されたということだったのだが、そこは病院に任せるしかなく、龍姫達はフラクシナスに帰還したのであった。

 

 



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現状報告

龍姫達はミッドチルダにて救助をしながら暴走したガチェットの破壊などを行っていたのだった。

 

そして、現在は、

 

「久しぶりですね‼ アイリス(X)」

 

「確か、エステル?」

 

「はい」

 

「そう言えば、エステルって次元震に巻き込まれてたんだっけ」

 

「あの時は、メモリーが具現化しただけでしたから、それで皆さんに迷惑かけてしまって」

 

テルカ・リュミレース皇族であるが性格は表裏がなく、人当たりがいいのだが、ユーリに出会うまでお城から出たことがなく、龍姫に出会うまで同年代の女友達が居なかった上に世間知らずで頑固な部分があるエステリーゼ・ヒデス・ヒュラッセイン略してエステル(ユーリ談)は次元震による騒動で一度アイリス(X)に会っているがその時はアイリス(X)自身が自ら機能停止になったのだが、久しぶりにお互いが元気な姿を見てうれしそうになっていたのであった。

 

この二人はお互いが剣士であり戦えるサポートタイプという戦法で戦うためなのか気が合っていたのであった。

 

「お待たせ‼」

 

「龍姫、報告は終わったんです?」

 

「エステル、ですか? では?」

 

「エステルは初めて会った時からの口癖だから、報告終わったよ」

 

報告を終えてやってきた龍姫が二人がいるフラクシナスのロビーにやってきたのだが、エステルの独特な話し方にアイリス(X)はツッコミを入れたが龍姫に説明されたのであった。

 

「シグマの仕業で間違いないね。もう既に八体のレプリロイドは完成していると思うよ」

 

「シグマ・・・」

 

「ルミネも復活してそうだけど」

 

天界の本部でも時空管理局を乗っ取ったシグマの仕業だが軽率的に動くのは不味いということもあって今は依頼を受けながらシグマの一件を解決していくことになった。

 

「さてと、今日はこのまま解散‼」

 

「うん(ゼロ達の反応があったけど、もし・・・)」

 

龍姫達は依頼を受けるよていだったのだが、緊急任務が入ったので今日の所はそのまま解散して各自別れたのであった。

 

アイリス(X)はゼロ達の反応を捕らえたが出会おうと思えば出会たが今の自分がゼロに出会えばどうすればいいのかと思ってしまう自分がいることに気付いていたのであった。

 

「わたしはゼロ達と一緒に戦いたい」

 

アイリス(X)はいつかゼロ達の元へ戻って一緒にハンターとして戦うことを決意したのであった。

 

その思いは龍姫達はとっくに気が付いていたが本人の事を思って言わないでいたのであった。

 

こうして、ミッドチルダのガチェットの暴走事件は一応終わったのであった。

 

 

 

 

 

 



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EPISODE3
八体のレプリロイドの座標






龍姫達とイレギュラーハンターはシグマ達からの挑戦状と言わんばかりのミッドチルダのガチェットの暴走を食い止めたことで天界も本腰を入れたのであった。

 

「龍姫‼ シグマが時空管理局員に作らせたレプリロイドの居場所と正体が分かったわ‼」

 

「え? もう‼ どこですか?」

 

「ミッドチルダだけじゃなくて、各異世界なのよ」

 

「時空管理局陸上部隊本部が乗っ取られたから予想はしていたけど」

 

天界の特捜部のサイバー科から通信が入りシグマが作らせたというよりか復活させたといった方が正しいようで居場所が特定できたというのであった。

 

龍姫達は予想的中と言わんばかりにもう既に戦闘態勢に入っていたのであった。

 

「八体のレプリロイドの居る世界はわかりますか?」

 

「勿論‼ 各チームに転送するわよ‼ 転送完了‼」

 

龍姫達は時間が許す限り八体のシグマが復活させてしまったレプリロイドが占領してしまった場所の座標を送って欲しいと言うと天界のサイバー科のオペレーションルームのオペレーターから座標のデータが送られてきてモニターに映し出されたのであった。

 

「ゲイムギョウ界のラステイションの廃工場に、ミッドチルダの研究所・・・」

 

「まさか、バーチャルフォレストに リーンボックスの火山地帯に」

 

「ルウィーの無限回廊、ネオンの島、ワイハ島、エキドナ」

 

「技術力がある超神次元ゲイムギョウ界がメインに配置しているということは完全に」

 

「だろうね」

 

「ねぇ、イレギュラーハンターには?」

 

「まだよ、上からはイレギュラーハンターに協力を仰ぐようにとのこと、龍姫が一番の適任者と決定しちゃってるわ‼」

 

「わかりました‼」

 

シグマが復活させた八体のレプリロイドの居場所の座標を確認したところ完全にゲイムギョウ界の技術力を狙っているかのような配置になっていたのだが、龍姫は罠の可能性も視野に入れて、オペレーターにイレギュラーハンターへの協力はと問うと、オペレーターからは龍姫がイレギュラーハンターと交渉するようにということだった。

 

もう既に龍姫は、

 

「やれやれ、こういった交渉はわたしが得意だしな」

 

仲間達と別れて一人でモニター前の椅子に座り神姫化してサイバーゴーグルを着用した状態で外部から逆探知できないようにイレギュラーハンター本部に通信を送ったのであった。

 

「指令‼ 外部から通信が来ました‼」

 

「なに‼ エイリア、何処から?」

 

「それが、解析不能のコードの通信なのよ」

 

「奴らの情報が欲しい、繋げてくれ」

 

「ええ」

 

龍姫は神姫化した状態で通信をイレギュラーハンター本部に送ってそれに気付いたエイリアはエックス達に通信が入ったことを知らせて、通信を繋げることにしたのだった。

 

「初めまして、イレギュラーハンターのみなさん」

 

 

 



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イレギュラーハンターとの交渉

神姫化した龍姫はイレギュラーハンター本部に通信をつなげることに成功したのであった。

 

特殊な通信コードのIDが必要なのだがそのIDは実はアイリス(X)が使っていた物を拝借して使ったのであった。

 

そして、エックス達とのモニター越しの対面を果たしたのであった。

 

初めまして、わたしはフラクシナス傘下ギルド「流星の絆」マスターの紫龍と言います。お見知りおきを」

 

「イレギュラーハンター指令のシグナスだ。単刀直入に申していいのか?」

 

「はい、もちろんです」

 

「何故、このイレギュラーハンターの通信IDを君が持っているのかそれも、レプリフォース大戦で死んだはずである、アイリス(X)の」

 

「なに(゚Д゚)ノ‼」

 

「(やっぱり、そこに気づいたか)わかりました、良いでしょう、わたし達がアイリス(X)を復活させられる技術を持っていると申しましょう」

 

神姫化をしているとはいえ中身は16歳の高校生でしかない少女だがこれでも一時期は国家組織を束ねる手腕を持った秘書時代の経験を活かしているためこういった交渉は手慣れたものなのだ。

 

最高峰のCPUを搭載されたシグナス相手にも怯まない姿勢を貫きアイリス(X)のIDについて問われたが何食わぬ顔でこちらでアイリス(X)を復活させたことを明かしたのであった。

 

「アイリス(X)を復活させただと(゚Д゚)ノ‼」

 

「ゼロ‼ 落ち着くんだ(゚Д゚)ノ‼」

 

「ねぇ、シグマの仲間じゃなさそうだけど、どうしてボク達に?」

 

「簡単だよ。アクセル、いや、イレギュラーハンターに手を貸すという名目でこうして通信を飛ばしたんだが?」

 

「エックス、これ以上の協力は得られないわ‼」

 

ゼロは神姫化している龍姫がアイリス(X)を復活させたという発言に落ち着いてはいられなかったのだ。

 

それをエックスが諭して、アクセルはいつものように龍姫にシグマの仲間ではないことを見抜いた上で質問し、龍姫はようやく本題であるイレギュラーハンターの協力のことを切り出したのであった。

 

エイリアをはじめとするオペレーター達からすれば願ってもないチャンスなのだ、エックスに決定を委ねられてた。

 

エックスからすれば見知らぬ人物からの協力を承諾することは、騙されているかもしれない、だが、この協力を断ったら、シグマへの手がかりがなくなってしまうという二択に絞られた。

 

そして、

 

「わかった。キミ達に手を貸そう」

 

「エックス‼」

 

「ゼロ、これは掛けだ‼」

 

「そうではないと、では、これをお渡しします。では」

 

「嘘でしょ(゚Д゚)ノ‼ シグマが復活させた八体のレプリロイドの居場所の座標だわ‼」

 

「なんだと‼」

 

エックスは龍姫達に手を組むことを承諾し、龍姫は八体のレプリロイドの居場所の座標のデータを送ったのであった。

 



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青いカプセル

神姫化している龍姫はイレギュラーハンターの協力を得るために交渉を行って見事協力を得ることに成功したのであった。

 

「まさか、キバトドスが復活させられているとは」

 

「けど、今回はペンギーゴも確認されてるから」

 

「さて、向こうは異世界を渡り歩く専門家だ。お手並み拝見と行こうか」

 

「オレは、このネオン島に行こうと思う」

 

「ギャング達が居座る島か、いいだろ、エックス、出撃準備を‼」

 

イレギュラーハンターも龍姫から送られたシグマが復活させた八体のレプリロイドの居場所の座標を照らし合わせながら自分達が向かう場所を決めていた。

 

エックスはスパーク・マンドリラーが待ち構えているネオンの島へ向かうのであった。

 

一方で、

 

「流石、雪国のルウィーだね。行こう‼」

 

「うん」

 

何を考えて超神次元ゲイムギョウ界のルウィーの無限回廊を占拠したのか考える気もこれっぽちも起きない龍姫とアイリス(X)は初めて特A級のイレギュラーハンターと戦うこともあって、戦闘データを元にアイシー・ペンギーゴの元へ向かったのであった。

 

キバトドスとは同じ氷雪系などだが元が所属が違うためか真逆のワイハ島を占拠しているのであった。

 

そんなことはさておき、龍姫とアイリス(X)は無限回廊を占拠しているメカニロイドを倒しながら奥へと突き進んで行ったのであった。

 

元から魔物も住み着いてしまっているのと親友で幼馴染みの武龍も間引きにやって来ている上に、今回はワイハ島に行ってもらっているのであった。

 

しばらく、進んでいると、

 

「なんだろう、この青いカプセルは?」

 

明らかにどうやって設けられたのかと言わんばかりに見つけた青いカプセルを見た龍姫は徐に納刀してソードスナイパーアーマーアイリス(X)と一緒に近付いたのであった。

 

すると、

 

「初めてじゃな、わしは、ライト、トーマス・ライトじゃ」

 

「どうも、鳴流神龍姫です。こっちが」

 

「アイリス(X)です」

 

「挨拶はこれくらいにして、その様子だとまた戦いが始まってしまったようじゃな、すまないがこれをエックスに届けてくれないだろうか、レッグパーツのデータじゃ」

 

「はい、必ずエックスに届けます」

 

ブウォント言う音ともに白いひげの老人が立体映像となって現れたのだ。

 

この人物こそロボット工学の権威でありエックスの産みの親でもあるトーマス・ライト博士なのだ、二人は資料で確認していたが、初対面なので名乗り、ライト博士からエックスのレッグパーツを預かり届けることを約束してペンギーゴの元へ歩みを向けたのであった。



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可愛くないペンギン

アイシー・ペンギーゴが占拠している超神次元ゲイムギョウ界の無限回廊に潜入した龍姫は道中で青いカプセルから髭の老人ことライト博士に遭遇して解析し終わったエックスの装備パーツからレッグパーツを受け取って龍姫は一瞬でネオンの島にいるエックスに匿名でデータ化して送ったのであった。

 

【龍姫ちゃ~ん‼ アイリス(X)ちゃ~ん‼ 応答して(>_<)‼」

 

「どうしたの(゚Д゚)ノ‼ 刀夜‼?」

 

「実はシグマが復活させたの八体じゃないの、合計で16体いるらしいのよ‼」

 

「そんな~」

 

「へぇ~ボク達に宣戦布告ってことだよね・・・別に倍に増えた所で問題ない」

 

「大丈夫です‼」

 

アイシー・ペンギーゴが待ち構えている最深部に差し掛かろうとしたところで刀夜と咲耶から大慌てで通信が入ったのであった。

 

なんとシグマは龍姫達が乗ってくることを予想していたかのように倍の16体のレプリロイドを復活させてしまったというのであった。

 

そんなことを聞いても怖気づか居ないのは数々の異世界での経験がなせるのか逆に龍姫はシグマの宣戦布告を受けて立つ覚悟はできていたのであった。

 

そして、アイシー・ペンギーゴが待ち構えている部屋の前までやってきたのであった。

 

「さてと、この姿で行った方がいいだろう」

 

「そうね」

 

龍姫はノーマルフォームの神姫化を行い、アイリス(X)は使い慣れたソードスナイパーのままでアイシー・ペンギーゴが待ち構えている最深部に潜入していった。

 

「待っていたクワ‼ エック・・・(゚Д゚)ノ‼ おまえは誰クワ(゚Д゚)ノ‼」

 

「おまえに名乗る名前などない‼ ペンギンと聞いて可愛いものとかと思ったが、まぁいい、おまえがシグマのペットのアイシー・ペンギーゴだな?」

 

「どういうつもりで、シグマの企みに加担したの(゚Д゚)ノ‼」

 

最深部で待ち構えていたアイシー・ペンギーゴは自分を破壊したエックスが来るものばかりと思っていたのだが、予想が大きく外れて龍姫&アイリス(X)が入ってきたので驚いていたのだが、何故、シグマに肩入れしているのかとアイリス(X)がペンギーゴに質問すると、

 

「そんなことは決まっている。碌な任務すらくれない極寒地区にシグマ隊長は手を差し伸べてくれたクワ‼」

 

「おまえがバカだということが分かった。さぁ‼」

 

龍姫&アイリス(X)「おまえの罪を数えろ‼」

 

「ええええい‼ 誰が数えるクワか‼」

 

聞かなかった方が良かったと龍姫とアイリス(X)は呆れてしまい、龍姫はいつものあのセリフをアイリス(X)も見様見真似でアイシー・ペンギーゴに向かって言い放ったがペンギーゴは怒りが爆発してしまったのであった。

 

 

 

 



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アイリス(X)VSペンギーゴ

龍姫&アイリス(X)はアイシー・ペンギーゴとのご対面を果たしたのであった。

 

元イレギュラーハンター最強レプリロイドが今では只のイレギュラー化したシグマに加担した理由が極寒での任務内容に対する不満並びに激戦区に配属されている第17隊に入隊したかったという完全な妬みだったので龍姫&アイリス(X)は呆れてしまったのであった。

 

「これでも喰らえクワ‼」

 

「氷の塊を口から吐くのと天井のレバーで吹雪を起すのとヘッドスライディングと踏みつけの攻撃手段しかないようだな それに遅い‼」

 

「グエ(゚Д゚)ノ‼」

 

戦闘に入っていきなりペンギーゴが口から氷の塊を発射する「ショットガンアイス」を放ってきたが、龍姫はそのまま飛んできた氷の塊をいとも簡単に飛んでくる方向に対して垂直に左アッパーカットを繰り出して砕いて見せて出会った瞬間にもう既にペンギーゴがどういった攻撃手段をするのか検索していたのであった。

 

龍姫は刀を使うまでもないとそのままペンギーゴの背後に回り込んで後頭部に回し蹴りを叩き込んで吹き飛ばしたのであった。

 

「お願い、ここはわたし一人で戦わせて‼」

 

「いいのかクワ?」

 

「そうだな、お前ひとりでどこまでやれるか見てみるか」

 

アイリス(X)はペンギーゴとの一騎打ちを龍姫に志願し龍姫は危なくなったら手を貸すことにして退いたのであった。

 

アイリス(X)はサイバーゴーグル越しから伝わるペンギーゴが放つ特A級の気迫を感じていたが、

 

「兄さんやゼロ達の方が格段に上よ‼ (龍姫の戦闘データにはこの技が初歩ってなってたわね)魔神剣‼」

 

「グエエエエエエ(゚Д゚)ノ‼」

 

流石、レプリフォースの幹部の妹と言ったところだろうか、アイリス(X)なりに龍姫がくれた自らの戦闘データメモリーに記録されている内容から今使えそうな技を模索して剣戟を放って見せてヘッドスライディングする寸前のペンギーゴにクリティカルヒットしたのでペンギーゴは後ろにのけ反り隙が出来たのを見逃さずにアイリス(X)は一気に、

 

「虎牙破斬‼ 魔王炎撃波‼」

 

「あの短期間で、秘技まで修得したのか、まずまずだな」

 

「グえぇっぇぇぇえ~^」

 

ダッシュで接近し持っているビームソードによるゼロを基準に来た三連撃から特技から秘技まで繋いで見せたのであった。

 

それを間近で見た龍姫はアイリス(X)の努力を評価したのであった。

 

「ぐぇぇぇっぇぇぇ~~~(゚Д゚)ノ」

 

「ボカ~ン」

 

「さてと、帰るか、とまずは、確か、あった」

 

「それじゃあ、任務完了!」

 

やはりペンギンなのか火属性が弱点だったらしくそのまま火だるまになって爆散し、残骸から電子盤を採取してフラクシナスへ帰還した。

 

 

 



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電気ゴリラ‼

龍姫達のテリトリーである超神次元ゲイムギョウ界のルウィーの無限回廊を占拠していたペンギン型レプリロイド「アイシー・ペンギーゴ」は今や天界並びに異世界各国の技術で復活したアイリス(X)の敵ではなくアイリス(X)に瞬殺されたのだった。

 

【エックス、聞こえる?】

 

【どうしたんだ? エイリア?】

 

【匿名であなたの強化パーツが送られてきたの‼ 転送したから‼】

 

【ありがとう、これは、ライト博士も気づいていてくれていたんだ】

 

ネオンの島に上陸したエックスはマンドリラーが占拠している発電所ではなくカジノが入っている以前龍姫達が突入していたビルに向かっていたのであった。

 

メカニロイドの襲撃に遭いながらも道なりに進み急いでいるとハンターベースから通信が入りエイリアから匿名でエックスのデータが送られて来たというのでエックスは受け取って懐かしそうにしていた。

 

ショットガンアイスは一番初めのシグマ反乱の際にペンギーゴを倒して手に入れた特殊武器で氷雪系の攻撃の中でも使いやすい分類で今から向かうマンドリラーは氷雪系が弱点でエックスは重宝すること間違いなしなのである。

 

そして、ルミネ戦でも活躍したレッグパーツHも手に入れてマンドリラーがいるビルの最上階に向かったのであった。

 

「ウィ~ン‼」

 

「流石、お金持ちがいる島だけあって、メカニロイドまで金ぴかだと目がチカチカするな」

 

エックスはビルを上りながらもメカニロイドの襲撃を捌きながら最上階を目指して行くのだが、流石ネオンの島と言ったところで派手な装飾などで目がチカチカしていたのであった。

 

そんなこんなでビルの最上階に到着したのであった。

 

「マンドリラー‼」

 

「久しぶりだな、エックス」

 

「ギャング達には借りはないが‼ マンドリラー、イレギュラー認定する‼」

 

「なぁ、いい加減にエックス・・・シグマ隊長の話が正しいと・・・言っても無駄か」

 

道中、金色の蜘蛛型巨大メカニロイドの襲撃を受けたが今のエックスの敵ではなく退けて最上階で陣取っているマンドリラーと対面したのであった。

 

マンドリラーの側には充電しているバッテリーが何百個も置いてあったが気にせずにマンドリラーの問いかけに戸惑わないでエックスは振り切ってイレギュラー認定しバスターをマンドリラーに向けて構えたのであった。

 

「こっちは始まったね」

 

「うん、準備はできてる」

 

「そう、ここからはアイリス(X)の判断に任せるよ」

 

「ありがとう、龍姫・・・紫龍」

 

エックスVSマンドリラーの戦いが始まったと同時に到着した龍姫とアイリス(X)は少し会話をして此処からはアイリス(X)の独断決行で対処することになったのであった。

 

 



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Xと

マンドリラーとエックスの戦いの舞台であるネオンの島に建てられているビルの屋上の上空で全形態で飛行可能という特権で飛んでいた龍姫とアイリス(X)は少し会話を交わした後、ここからの戦いはアイリス(X)の独断を認めることにしたのであった。

 

【エックス‼ 応答して‼ そっちに何か近づいてくるわ‼】

 

「今、そんなことを言っている場合じゃない‼」

 

「エックス、なんだ、可愛い彼女とイチャイチャしながら戦ってるのか‼」

 

「通信だ‼ ん?」

 

ハンターベースからエイリアからの通信が入ったのでそのまま繋ぎながらバスターでマンドリラーの拳などを交わしていたのだが、マンドリラーから茶化されたエックスはそんな意味ではないと返したのであった。

 

一度、戦闘データは記録しているためなのか以前とは違いエックスはパワーアップされているとはいえ攻撃手段の内の天井の剥き出しケーブルでのうんていからの踏みつけが出来ないビルの屋上という状況で更に拳を握って殴っていた攻撃が何故か一旦ドリルに変形してから殴るという動作が入ってから攻撃してくるのでエックスはパワーアップしているレッグパーツHでダッシュで躱してバスターで攻撃するというパターンにするというアイリス(X)の加勢は要らないくらいだった。

 

「シュン‼」

 

「誰だよ(゚Д゚)ノ‼?」

 

「キミは、あの時、オレを助けてくれたレプリロイドなのか?」

 

「(エックス、加勢するわ)コクッ‼」

 

【エックス、視覚機能を共有させてもらうわ‼ ‼ 嘘でしょ‼ こんなレプリロイドは初めて見るわ‼】

 

「だんまりかよ・・・」

 

エックスの前を横切るように衝撃波が通過して二人の間に割って入ったサイバーゴーグルで顔を隠しているソードスナイパーフォームアイリス(X)だった。

 

エックスは以前自分を助けてくれたアイリス(X)の事を覚えていたらしく、嬉しそうだった。

 

マンドリラーに至っては邪魔され無視されたことに怒っていたのであった。

 

エイリアはエックスに視覚を共有させてほしいといいエックスと視覚を共有してアイリス(X)ではあるが青の世界の「バトルドレス」とミッドチルダの「バリアジャケット」を元に生み出されたアイリス(X)専用のアーマーに驚いたのと狂喜乱舞していたのであった。

 

「キミがもしかして・・・いや、こんなことをしている場合じゃない‼ 協力して欲しい」

 

「コクッ」

 

「ありがとう‼ 行くぞ‼」

 

エックスはもしかしてと思ったが今はそんなことをしている場合ではないのでアイリス(X)に協力を求めたところアイリス(X)は無言で頷きエックスとの共闘を開始したのだった。

 

 

 



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一緒に戦っていた・・・

ネオンの島のビルの屋上にてスパーク・マンドリラーを倒すべくエックスと共闘前線を張ることになったアイリス(X)は無言のまま利き手である右手に超神次元ゲイムギョウ界で市販されているビームソード類を改良して龍姫が作成した桜色の刀型ビームサーベルを手に左に小型でチャージショットが放てるバスターショットの二刀流でエックスを援護していたのであった。

 

「まるで、ゼロとオレがやっていることを一人でやるのか‼」

 

「ふざけるな‼ 小娘が‼」

 

エックスはライト博士から昇龍拳という天高く跳びあがりながら拳で突き上げる真似できそうな格闘術を修得したことがあったが今は強化パーツをライト博士に解析してもらっているために使えない、一度だけ、ゼロが行方不明になった際にゼットセイバーを借りて戦ったこともあるのでアイリス(X)のオールラウンダーな戦い方は関心を持てていたのであった。

 

マンドリラーに至ってはこういった戦術は苦手なようで怒っていたのであった。

 

「ショットガンアイス‼」

 

「(龍姫の戦闘データメモリーには氷系は科学的な物は少ないけど剣技は少なくないわ)当たって‼」

 

「うぉおおおおおおお~」

 

「ボカ~ン‼」

 

早速、エックスは送られて来たアイシー・ペンギーゴのデータのショットガンアイスをバスターで撃ち、アイリス(X)は龍姫の戦闘データから氷系が全て水属性で記載されていた上に魔術まで記録されているためか少し考えたが氷の斬撃を放つ氷月刃でスパーク・マンドリラーは氷漬けにして爆散してネオンの島は解放されたのであった。

 

「助かったよ。けど、オレと一緒にハンターベースに来て欲しい」

 

「(ごめん)」

 

「待って‼ ‼ キミは飛べるのか‼」

 

【エックス、急いで戻って来て、大変なことが分かったの‼】

 

「わかった、すぐ戻る‼ 任務完了‼」

 

エックスはアイリス(X)にお礼を言って動向を求めたがアイリスは申し訳なさそうに飛行能力で一瞬でエックスの頭上を取ってそのまま別の島へ向かってしまったのであった。

 

追いかけようとしたエックスだったが、直後にエイリアから通信が入ってしまい仕方なくハンターベースに転送したのであった。

 

「エイリア、どうしたんだ‼ 慌ててみたいだったけど?」

 

「実は先ほどおまえと一緒に戦っていたレプリロイドの正体が判明した」

 

「え?」

 

「過去の大戦で亡くなったアイリス(X)なのよ‼」

 

エックス&ゼロ「それは本当か(゚Д゚)ノ‼」

 

「あのさ~アイリス(X)って誰?」

 

「おまえという奴は(; ・`д・´)‼」

 

ハンターベースに帰還したエックスはエイリアからなんと一緒に戦ってくれたレプリロイドがアイリス(X)であるというので、エックスとゼロは驚いたが、アクセルは気が抜ける発言をしたのでゼロの拳骨を喰らっていたのであった。

 

 

 

 

 



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ゼロの戸惑い

ハンターベースに帰還したエックスはとんでもない事実をオペレーター兼メカニックであるエイリアから一緒に戦ってくれた女性型レプリロイドがアイリス(X)であるということを知らされて驚くことが少ないゼロまでも阿鼻叫喚したのだが感じな場面ななのにも関わらずアクセルは空気が読めずにいたのであった。

 

アイリス(X)のことを知らされてないので仕方ないが。

 

「もう‼ 殴らなくてもいいじゃない‼」

 

「いや、空気を読めないアクセルが悪い」

 

「気を取り直して、説明するわね」

 

アクセルがゼロに猛抗議をしているがシグナスに注意されてエイリアが気を取り直して説明することになったのであった。

 

「音声データと一致したと‼」

 

「ゼロ‼ まだ、アイリス(X)の可能性は低い」

 

「どうしたんだよ‼ ゼロらしくないよ‼」

 

「う‼ 済まない」

 

一言だけ掛け声だけだが喋ったことでエイリアが解析するには十分だったようでハンターベースに記録されているデータベースから一致したのがゼロがやむ終えず手にかけてしまったアイリス(X)だったのだ。

 

それを聞いてゼロが取り乱してしまったがエックスが止めて、アクセルはいつものゼロではないと言ってゼロは落ち着きを取り戻したのであった。

 

「エックスの決断は功を奏したと言う訳か」

 

「あの紫龍という女か」

 

「あの女の人がいる場所ってもしかするかなりのレプリロイドの技術が発達してると思うんだけど」

 

「おまけに時空管理局の事に詳しすぎる」

 

「それは紫龍に直接聞けばいい」

 

シグナスは龍姫に持ちかけられて協力するという決断を下したことを評価し、ゼロは胡散臭そうに龍姫の事を述べて、アクセルに至っては龍姫がとんでもない技術者なのだろうと言ったが龍姫には一応簡単な修理程度でしか出来ない神姫で高校生なのだが。

 

シグナスは何故か龍姫に直接聞けばいいと発言したのであった。

 

「超神次元ゲイムギョウ界のラステイションの廃工場はオレが行こう‼」

 

「ゼロ、頼んだよ‼」

 

「ああ(アイリス(X)、今度こそは)」

 

気を取り直してエックス達も16体の復活したレプリロイドのシグマ軍の座標からゼロが選んだのは廃棄されたはずの超神次元ゲイムギョウ界のラステイションの郊外にある廃工場に向かうことになったのはゼロだった。

 

ゼロはアイリス(X)に再会を果たしてあの時旧友であるカーネルとの約束を果たすべく転送装置で現場近くの地点に転送していった。

 

「ゼロ、あなたが此処に」

 

【アイリス(X)、廃工場に無事着いたんだね】

 

【ええ】

 

時同じくしてアイリス(X)も超神次元ゲイムギョウ界のラステイションの廃工場に到着したのであった。

 

 

 



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火の象

ミッドチルダの時空管理局を乗っ取ったシグマによって復活した16体の内2体は撃破し、ゼロは単独で超神次元ゲイムギョウ界のラステイションの街はずれの廃工場に向かっていたのであった。

 

「ここか、しかし、ゲイムギョウ界は変わっているな ん? あれは‼」

 

「(ゼロ‼)」

 

イレギュラーハンターは基本的に直接敵地に乗り込むのではなく敢て近くの場所から徒歩などで進みながら潜入するという戦術を取っているため、ゼロは廃工場近くの森に転移したところで空を飛んでいたアイリス(X)を発見したので追いかけずにはいられなかったのであった。

 

「(アイリス(X)、オレは許されないことをした。けど、言いたいことがあるんだ‼)」

 

「(ゼロ・・・ごめんなさい。だけど、この戦いを通して何か見つかるかもしれないから)」

 

ゼロとアイリス(X)、シグマに仕組まれてそのまま踊らされてしまったイレギュラーハンターとレプリロイドの軍隊「レプリフォース」との戦争「レプリフォース大戦」にて二人は戦うことになってしまい、ゼロはやむを得ないとはいえアイリス(X)の兄であるレプリロイド「カーネル」を討ち取ってしまったことでアイリス(X)はカーネルのコアを取り込み暴走しゼロが手にかけてしまったことでゼロは自分は何のために戦っているのかと自答自問をする日々を送っていたのだ。

 

それからと言う物、スリープ状態になるたびに、

 

「ゼロ・・・わしの最高傑作・・・生きがい」

 

とつぶやく老人の記憶が過ぎるようになったのだった。

 

現在はイレギュラーハンターは壊滅してしまったのか隠密部隊長であるゼロが直接現場に向かう形になった頃に巨大蠍型メカニロイドの襲撃を受けていたアクセルに出会い今に至るのだった。

 

閑話休題

 

 

道中はところどころコケなどが生えて居たり壁は鉄製なのか錆びていたりと如何にもらしい廃工場を最深部にいるであろうバーニング・ナウマンダーの元へ向かったのであった。

 

「なんだ、エックスじゃないのか・・・」

 

「エックスにやられたから自らの敵討ちといったところか、悪いが、斬る‼」

 

「前々から‼ エックスもおまえもぺちゃんこにしてやりたかったんだ~(゚Д゚)ノ‼」

 

どう言うわけか妨害としてゼロを襲ってくるのは超神次元ゲイムギョウ界の機械系の魔物ばかりでゼロは涼しい顔でゼットセイバーで斬り捨てながら進み最深部で待ち構えていた象型レプリロイドでアイシー・ペンギーゴとは属性の関係上なのか犬猿の仲という

バーニング・ナウマンダーが足元がベルトコンベヤーに改造した部屋で待ち構えていたのであった。

 

 

 

 



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そこで、そっちなの‼

超神次元ゲイムギョウ界のラステイションの廃工場にてバーニング・ナウマンダーをイレギュラー認定してゼロは左肩のゼットセイバーの柄に手をかけて抜き光り輝く刀身が現れゼロはバーニング・ナウマンダーに斬りかかったのだ。

 

「これでも喰らえ‼」

 

「ふん‼」

 

流石、特A級にしてあるレプリロイドからは舞い踊る武人と評されるゼロならではの地形を使った接近戦でバーニング・ナウマンダーを翻弄し、ゼットセイバーで斬り刻んでいったのであった。

 

すると、

 

「バシュッ‼」

 

「女の如きにオレが倒せるか‼」

 

「アイリス(X)‼」

 

「(ゼロ‼)」

 

「話は後だ‼ 奴を倒すのが先だ‼」

 

オートロックの扉が破壊されてそこから虹色のチャージショットが飛んできてバーニング・ナウマンダーに直撃した瞬間、ソードースナイパーアーマーを装着したサイバーゴーグルで顔を隠しているゼロが紫龍が天界から口出し無用とされていたのは「アイリス(X)が復活していること」であって復活させたとは言っていない、だが、ゼロは確信したのだ。

 

目の前にいるレプリロイドこそが旧友カーネルから託された忘れ形見であるアイリス(X)なのだと。

 

「(確か、龍姫の戦闘データには乗ってないけど、一瞬でナウマンダーの弱点が割り出せた)蒼破刃‼」

 

「その技は‼ ユーリの‼」

 

「そんな技、こうすればいいのだ‼」

 

「しまった‼ アイリス(X)‼ (クソ‼ 無理やりにでも、バスターを修理すれば‼)」

 

ゼロとまさかの共闘前線をすることになったアイリス(X)は戸惑いながらも龍姫が埋め込んだ自らの戦闘データメモリーの機能はあらゆる異世界での戦闘の記録が内蔵されているが敢て龍姫は熟練度システムを導入したので初期の戦術くらいしか使用できないようになっているがアイリス(X)は物分かりがいいのかすぐに理解して、バーニング・ナウマンダーに有効な属性が風属性と判明し、ビームサーベルを振るって緑色の風の刃を放ったのであった。

 

それを見たゼロはその技を使う剣士の事を思い出した時だった、蒼破刃は真っ直ぐに飛んで行くために回避が簡単でバーニング・ナウマンダーにジャンプで回避されてしまいアイリス(X)目掛けて飛んできたのだ。

 

ゼロが壊れてしまったバスターのことを悔やみながら全速力でバーニング・ナウマンダーに向かって行ったが、それがアイリス(X)の読みが的中した瞬間だったことに気が付いていなかった。

 

「(確か、この技、エックスがライト博士から教えてもらった技よね?考えても仕方ない‼)昇龍拳‼」

 

「そんなぁぁっぁぁぁ‼」

 

アイリス(X)は風を纏いながら回転斬りをする「断空剣」の構えを取った瞬間、一度だけエックスの戦闘データを見た際に覚えていた天高く舞い上がりながら拳を繰り出すライト博士が特殊な人間が修得したというどう見てもレプリロイドが使う技ではないのだが飛び込んできたバーニング・ナウマンダーに向かって問答無用に拳を突き上げながら見事カウンターで昇龍拳が決まりバーニング・ナウマンダーは爆散したのであった。

 

 

 

 

 

 

 




昇龍拳はX2で助けてもらいました‼


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運命の悪戯

見事カウンターで放った昇竜拳でバーニング・ナウマンダーを倒したアイリス(X)は運命とはこういうことを言うのだろうと思った。

 

あの事件がなければ二人は超神次元ゲイムギョウ界のラステイションの郊外で再会することはなかったのだから。

 

そう二人の間に大きいな溝を作ったあのシグマによってマグマード・ドラグーンがたぶらかされて起した巨大メカニロイド暴走事件が発端で起きてしまったレプリフォース大戦でゼロの専属オペレーターだったのが保護されたアイリス(X)だった。

 

だが、アイリス(X)の兄、カーネルがイレギュラー認定されてしまい、殿としてカーネルは自分を追ってきた旧友ゼロと刃を交えて、ゼロが苦戦を強いられながら見事カーネルを討ち取ってしまったことでアイリス(X)はカーネルのコアを取り込んで暴走し、ゼロに襲い掛かった。

 

そして、ゼロはやむ終えずにアイリス(X)を倒してしまった。

 

そして、機能停止寸前、

 

「ゼロ、レプリロイドだけの世界で暮らしましょ・・・」

 

「アイリス(X)アイリス(X)‼ オレは‼ オレは‼ 何のために戦っているんだあっぁぁぁっぁぁ‼」

 

これがゼロの苦悩の始まりだったのであった。

 

そして、

 

「(ゼロ‼)」

 

「アイリス(X)‼ お願いだ‼ オレと一緒に‼」

 

「ごめんなさい‼」

 

「待ってくれ‼ クソ‼」

 

ゼロはあの時のようには絶対にしたくない思いでソードスナイパーアーマーのアイリス(X)と一緒にハンターベースに帰還しようとしたが、アイリス(X)は迷っていたのだ。

 

このまま、ハンターベースに帰還すればいいのか、それでは、折角、自分を復活させてくれた龍姫達を裏切るのではないかと。

 

アイリス(X)は一言、ゼロに謝りどこかへ転送していったのであった。

 

それを只見ることしかできなかったゼロはその場で悔しさを出して、

 

「オレは、どうすればいいんだ?」

 

誰もいないバーニング・ナウマンダーが居た部屋からハンターベースに帰還していったのであった。

 

「ゼロ、無事だったんだね‼ って、ゼロ、ゼロってば!」

 

「ん? すまない、エックス」

 

「どうしちゃったんだよ、ゼロ」

 

「ゼロ隊長らしくないですよ」

 

ハンターベースに帰還してエックス達に出迎えられたゼロだったがアイリス(X)に再会したショックで上の空になっていた。

 

部下である蜂型レプリロイド「エクスプローズ・ホーネック」も励ましたのだが、

 

「済まない、しばらく、一人にさせてくれ」

 

「待って‼ ゼロ・・・」

 

「仕方ないわ、ゼロはアイリス(X)に再会しちゃったのだから」

 

「あのレプリロイドが、アイリス(X)ってことは」

 

「ええ、100%よ」

 

アイリス(X)に拒絶されるのは分かり切っていたとは言え流石のゼロでも堪える物があるようで、しばらく一人にして欲しいと言って部屋から出て行ったのであった。

 

「アイリス(X)、今度こそ、守らさせて欲しい‼」

 

ゼロは一人自室で自問自答を繰り返すのであった。

 

「ゼロ、わたしはあの時のようにしたくないの」

 

アイリス(X)もフラクシナスに帰還して葛藤していたのであった。

 

 



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ゼロとアイリス(X)が共闘しバーニング・ナウマンダーが倒されたがゼロとアイリス(X)の溝はまだ埋まりそうになかったのであった。

 

どうやら飛行島でも動きがあったようで、

 

「ん・・ここは?」

 

「ほう、気が付いたようじゃな。此処は飛行島じゃ」

 

「飛行島、聞いたことはない、申し遅れた、オレはストーム・イグリード」

 

「わしは、ユーリエじゃ、志がない研究者じゃ。偶然おまえさんの残骸を発見したのでな、この場所を借りて直させてもらった」

 

「オレは・・・」

 

「やむ終えん事情でシグマの反乱に加担してしまったイレギュラーだからか」

 

最初のシグマの反乱で弱みを握られてしまったことで反乱に加担することなってエックスに倒された鷲型レプリロイド「ストーム・イグリード」が飛行島のラボで再起動したのであった。

 

本来ならば片腕がバスターから可変しないはずなのにエックスとゼロのようにバスターから人の手に可変する機能が付いていた上にまるでエックスに破壊されたのが嘘のようにボディが綺麗になっていたのであった。

 

そこに見て目からして幼い少女に見えるが話し方が完全にケイン博士と同じくらいに老人といった人魚の研究者にして龍姫達の知識を凌駕するユーリエが現れたのだ。

 

なんと自分を復活させた張本人であると言われてイグリードは驚いたのであった。

 

目の前にいるユーリエはケイン博士をすら軽く超えてしまっているのではないかとイグリードは悟ったのであった。

 

そう自分がシグマに加担した理由を当ててしまったのだ。

 

「ちょっと、おまえさんの記録されていたデータを見させてもらったんじゃよ」

 

「なるほど、そうだったのですか?」

 

「まぁ、そう堅苦しくならんでも、職業柄か、これからどうするんじゃ?」

 

「そうですね。しばらくこの島に滞在してから考えます」

 

ユーリエに掛かれば壊れた頭脳メモリーを解析して修復し解析すなどお茶の子さいさいといった感じだったようでイグリードは折角なのだからと飛行島に滞在することになったのであった。

 

「エックス、ゼロ、おまえ達は今もシグマと戦っているんだろうな」

 

イグリードは今いる世界に実はもう来ているエックス達に問いかけていたのであった。

 

「バーチャルフォレストに出撃します‼」

 

「アイリス(X)、今回はこいつらも連れってもらう」

 

「初めてですね。わたしは恵龍寿って言います」

 

「龍華、同じ名前の人が多いですので「クラウド」と呼んでください」

 

「え~と?」

 

「そうか、美龍陽は知っているだろ? あいつの同い年の姉妹だ」

 

フラクシナスでスリープモードというより仮眠をとって切り替えたアイリス(X)は超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌのバーチャルフォレストに向かうことになったので、艦長代理の綾瀬から恵龍寿と龍華を連れて行くようにと言われたのだが、美龍陽を知っていたアイリス(X)は同じ顔なので驚いてしまったのだが、綾瀬から一卵性双生児だと思えばいいと言われて出撃準備に取り掛かったのであった。



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次元の

アイリス(X)はスティング・カメリーオが待ち構えている超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌのバーチャルフォレストに転送し自分専用にチューニングしたレアバードで向かっていた。

 

アーマーを纏えば飛行はできるのだが目立つということもあってレアバードで現場に向かっていたのであった。

 

「此処がバーチャルフォレスト、龍姫が言うには此処は初心者冒険者のダンジョンって言ってたわね、カメリーオが占拠している以上は最深部にいかないと‼ ロックオン‼」

 

バーチャルフォレストの入り口に到着したアイリス(X)はそのまま設けられている通路に従って向かっていたのであった。

 

一方で、

 

「此処がブーメランクワガタが居る場所か・・・」

 

「ブーメル・クワンガーだよ‼」

 

ブーメル・クワンガーが待ち構えている、何故かわからないがワイハ島に潜入したのはレプリロイドではなく龍姫達でもない流星の絆の後輩チーム「無限の世界」の一員で転生者にして前世が元遺伝子バンクのクローン人間でドイツ軍小隊長で最終軍位は大佐という経緯を持つ御子神なぎさと、同じチームである、カブトゼクターに選ばれた五十嵐理輝という珍しい組み合わせでグラビティ・ビートブートの兄弟機であるブーメル・クワンガーの元へ向かっていたのであった。

 

「なぎさ、相手は次元のロイミュードだ」

 

「ロイミュードじゃなくてレプリロイドだよ‼ ベルトさん‼」

 

「どちらも似たような物ではないか‼ 急いだ方がいい‼」

 

「善は急げ!」

 

「行こう‼」

 

【START‼ your Engine‼】

 

なぎさ&理輝「変身‼」

 

【TYPE‼SPEED‼】

 

今回はなぎさはドライブドライバーことベルトさんを腰に巻いて理輝は飛んできたカブトゼクターを掴みライダーベルトに装着し仮面ライダードライブと仮面ライダーカブトに変身したのであった。

 

そのままの勢いでブーメル・クワンガーが待ち構えているワイハ島の山の頂上に向かって行ったのであった。

 

「おりゃ‼」

 

「はあ‼」

 

ブーメル・クワンガーが待ち構えているためか魔物に混じって自立型メカニロイドも襲ってきたが二人とも手慣れた感じで捌き頂上を目指して行ったのであった。

 

二人が頂上に差し掛かったその時だった。

 

「アニキ~、どうして?」

 

「何を言っているのです。ビートブート。おや、お客さんですか?」

 

「ねぇ、なんで、二人は兄弟なんでしょ?」

 

「わたしはシグマ隊長について行った方が面白と判断したまでです」

 

「もう‼ 考えるのやめた‼」

 

「アニキ‼ オンドゥルルラギッタンダヨー‼」

 

なんとブーメル・クワンガーの弟機であるカブトムシ型レプリロイド「グラビティ・ブートビート」が兄であるブーメル・クワンガーに抵抗もしないで攻撃を受けていたのであった。

 

そして、グラビティ・ビートブートの悲痛な叫びが木霊し、

 

なぎさ&理輝「さぁ‼ おまえの罪を数えろ‼」

 

「罪ですか? 数える気はないですね」

 

こうして戦いの火蓋が切って落とされたのであった。

 

 

 



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大陽の神‼ 降臨‼

機械生命体レプリロイドでも兄弟同士が争わないといけないことが辛くても戦いとは時に非情な物だということが目の前で起きてしまったのであった。

 

「ついて来れますか?」

 

「勿論‼」

 

「ブ~ン‼」

 

「アニキ~‼」

 

「仕方ないな」

 

流石、時空の斬鉄鬼と恐れられているだけあってスピードタイプらしく素早い動きで翻弄しながらモチーフになっているクワガタムシのように頭のクワガタムシの顎を模った角をブーメランに使ったり、そのまま突進を仕掛けてリフトアップして放り投げたりなのだが、なぎさと理輝は気づいていたのだがグラビティー・ビートブートは気が付いていなかった。

 

弟機であるグラビティー・ビートブートが「力」のレプリロイドであるならばブーメル・クワンガーは「俊敏」のレプリロイドと言ったところだろ。

 

 

そう、ブーメル・クワンガーはその速さを生かすために地面から離れることが出来ないという致命的な弱点があった。

 

以前のエックス戦でもそれに気付いたエックスにそれを見抜かれて壁に貼り付かれてホーミングミサイルの応酬で破壊された経緯があるためか今回、戦いの場に選んだワイハ島の頂上のコロシアムは壁に覆われているが壁が遠いために張り付いてもエックス並みの遠距離攻撃でしか攻撃できないと踏んで弟機であるグラビティー・ビーブートが説得に来ても安心だったが、その計画は見事、仮面ライダードライブの変身者のなぎさ、ビートブートと同じカブトムシモチーフの仮面ライダーカブトの変身者の理輝の二人が現れたことでおじゃんになったのであった。

 

そして、理輝はカブトマスクドフォームのままで戦っている状態でも十分だったが、早く決着をつけるべくカブトゼクターの角を半分起したのであった。

 

すると装甲が浮き出し、

 

「キャストオフ!」

 

【CAST OFF‼】

 

「おっと‼ え?」

 

「うふふ、面白いですね」

 

装甲がはじけ飛んだので変身中のなぎさとグラビティー・ビートブートは素早く避けてなぎさは無言で勝利を確信し、ビートブートは驚いていたのであった。

 

此処に仮面ライダーカブトライダーフォーム、グラビティー・ビートブートと同じカブトムシらしいカブトホーンがそびえ立つ姿が降臨したのであった。

 

ブーメル・クワンガーは初めて見る仮面ライダーカブトライダーフォームを見てますます興味をそそられた感情をさらけ出した。

 

だが、もう既に、

 

「クロックアップ‼」

 

「どこ行ったのですか(゚Д゚)ノ‼」

 

【ビートブート、どうなってるの‼ 説明して‼】

 

クロックアップを発動し周囲にタキオン粒子を散りばめて時間を操り流れ乗って動きクワンガーのスピード以前にも時間流なので目視できるはずがない。

 

ハンターベースのオペレーター達に説明を要求されてしまったビートブートは何も言えなかった。

 

そして、

 

【one‼】

 

一歩ずつ歩き、カブトゼクターのボタンを順番にまず一つ押し、

 

【two‼】

 

またクワンガーに近づき二つ目を押し、

 

【three‼】

 

そして、最後のボタンをした時にはもうクワンガーの背後に立っていた。

 

そして、

 

「ライダー・・・キック‼」

 

【CLOCK over‼】

 

「アニキ~‼」

 

綺麗な右上段回し蹴りが弧を描きクワンガーの側頭部にクリティカルヒットしてそのまま無言でブーメル・クワンガーはまた倒されてビートブートは叫んだのであった。

 

そこに残ったのは悲痛な叫びだけだった。

 

 

 

 

 

 



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事件そっちのけ

ワイハ島を占拠していたブーメル・クワンガーをクロックアップを使い見事倒した仮面ライダーカブトこと理輝は変身を解かないでいたのであった。

 

もちろんなぎさも同じである。

 

【ビートブート? 応答してくれ‼】

 

【こちら、グラビティー・ビートブート、イレギュラー「ブーメル・クワンガー」の破壊を確認しました・・・直ちに・・・帰還します】

 

【近くにいる者達も一緒に同行をしてもらうようにお願いできないだろうか?】

 

【はい、了解しました】

 

ビートブートにハンターベースから通信が入り現状報告をグラビティー・ビートブートが行っている間、なぎさと理輝は本部と通信をしてイレギュラーハンターに同行をするようにと指示を受けているとシグナスの声だろうイレギュラーハンター達も同じことを考えていたのであった。

 

そしてお互い通信を切って、

 

「お願いがあるんだけど、一緒に来てくれるかな?」

 

「ええ、構いませんよ」

 

「それじゃあ、転送して下さい」

 

なぎさと理輝はグラビティー・ビートブートに同行してほしいと求められて一緒にハンターベースに転送されたのであった。

 

「お帰りなさい」

 

「はい、戻りました」

 

「そいつらが例の、オレはイレギュラーハンターのゼロだ」

 

「同じく、エックス」

 

「アクセルだよ」

 

「(わかりました)初めまして、ギルド「流星の絆」の傘下ギルド「無限の世界」所属、御子神なぎさです」

 

「おなじく、五十嵐理輝です」

 

 

ハンターベースの転送ルームに転送完了されたグラビティー・ビートブートとなぎさ達は変身を解除するように指示が出されて変身を解除しながら自己紹介をしたのであった。

 

もちろん、

 

「ににに人間だったのか(゚Д゚)ノ‼」

 

「詳しいことを聞いてもいいか?」

 

「別に強制はしないわ」

 

「いいですよ。ねぇ、ベルトさん(^_-)-☆」

 

「ベルトさん?(?_?)」

 

『申し遅れた、わたしはクリム・スタインベルトだ‼ 気軽に「ベルトさん」と呼びたまえ!』

 

イレギュラーハンター一同「メカニロイドが喋ったあぁぁぁっぁ(゚Д゚)ノ‼」

 

とハンターベース全体に大きな絶叫が響き渡ってしまったのであった。

 

一応、トライドロンとカブトベンターはハンターベースのライドチェイサーが格納されている場所に転送してもらった。

 

「そこに二人‼」

 

「何ですか(゚Д゚)ノ‼」

 

「イレギュラーの疑いがある‼」

 

「ふざけるな(; ・`д・´)‼ そこ子達は人間だ‼」

 

「何を言っている! レプリロイド、特A級をいとも簡単に倒したのだぞ‼」

 

「やっぱり、こうなっているのか?」

 

「黒龍さん‼」

 

エックス達に事情聴取をするべく移動しようとした矢先に白衣を着たライフセーバーと呼ばれるレプリロイドになぎさ達は拘束されてしまい、エックス達はなぎさ達は人間だと説明したのだが以前の事件のこともあって話を聞かかずに二人に手錠を嵌めてしまったところで神姫化した前髪に明るい茶髪のメッシュに所々に金髪のメッシュが入っている髪をハイブリッドツインテールに束ねている黒いサイバーゴーグルで顔を隠しているしている神姫化した星龍こと黒龍が入ってきたのであった。

 

 




X5で思ったのがライフセーバーが事件そっちのけでゼロに対して対策をするように持ちかけるという場面が印象でした。

それも地球滅亡カウントダウンが始まっているのにも関わらず


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イレギュラーハンター達‼ 仮面ライダーを知りたがるの段

グラビティー・ビートブートにハンターベースに連れてきたなぎさ達はその場でライフセーバーの集団に手錠を掛けられてしまった瞬間に銀髪に茶色と金色のメッシュが入った黒のサイバーゴーグルで顔を隠している神姫化した星龍こと黒龍が入ってきたのであった。

 

「悪いが後輩を返してもらいたい」

 

「何を言っている(; ・`д・´)‼ イレギュラーの可能性がある以上は解放するわけにはいかない‼」

 

「わたしからすれば、おまえ達の方がイレギュラーな行動をしているように見えるんだがな」

 

星龍はなぎさ達の身柄を解放してほしいと丁寧に申し出たのだが、頑なにライフセーバー達はなぎさ達を解放しないどころか、今いる場所が自分達の世界だと思い込んでいる様子だったので、シグナスがドスが効いた声で睨みつけたのであった。

 

黒龍よりも弱いがライフセーバーを黙らせるくらいにはなるようでライフセーバー達は手錠を外してなぎさ達を解放したのだが、

 

「悪いが、それを渡して貰おうか?」

 

【お言葉を返すようで悪いが、キミ達に同行する気はない】

 

「あなた達がやっているのは他人の物を欲しがる子どもじゃない‼」

 

「そんな子供みたいな連中でも政府の重要な仕事をやれるとはな」

 

「チッ‼ この事は‼ 上に報告させてもらう‼」

 

今度はベルトさんを寄越すように言ってきたのであった。

 

カブトゼクターは次元を超えて超神次元ゲイムギョウ界の武偵所開発室に戻ってしまった為である。

 

流石にこれ以上はとエイリアとゼロに説教を受けたのが利いたのかライフセーバー達は悪態をついてもう一人は苦虫を噛み潰したよう顔をして本部に戻って行ってしまったのであった。

 

「黒龍さん、ライフセーバー達を帰還させましたが?」

 

「この世界が自分達の世界の法で動かせると思っていたのだろうが既に、ライフセーバーを組織する者達はいないのだがな、あ‼ 申し遅れた、ギルド「流星の絆」の副将を務めている、黒龍といいます」

 

「自己紹介ありがとう。単刀直入で悪いけど、良く、ここに入れたな?」

 

「普通に正面の受付で手続きをしたら入れてもらえた。そんなことを言うために此処に来たんじゃあない。知りたいんだろ? 仮面ライダーのことを?」

 

「仮面ライダー?って何?」

 

「簡単に言えば、そう、アクセル、キミのように変身して顔を仮面で隠して主にバイクなどを利用する人々の自由の為に戦う者達だ」

 

「オレ達みたいな人達がいるんだな?」

 

「そのうち、二人がそこにいるなぎさと理輝ってことだな」

 

「はい‼」

 

理輝がライフセーバーを泳がせていいのかと質問すると今いる世界が自分の世界ではないことを認められないのであれば話すだけ無駄と言って斬り捨て、星龍はコードネームを名乗りイレギュラーハンター達は仮面ライダーについて知りたがっていることに気づいたので此処は仮面ライダーについて情報を教え、ゼロはなぎさ達が仮面ライダーであることに気が付いたのであった。

 

 

 

 

 

 

 



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渡されたデータ

イレギュラーハンター達に仮面ライダーについて話し星龍達の疑いは晴れたのであった。

 

「流星の絆の副将と言ったか?」

 

「ゼロ‼ この子達は‼」

 

「ええ、大将である、紫龍はわたしとは幼馴染みです。レプリロイドについて重要な技術に情報を持っていることは確かです」

 

「キミ達のような協力者はこれ以上にない」

 

「一つ聞いてもいいか?」

 

「アイリス(X)の事ですね。(もう許可が下りてるからいいかな)これをそちらに渡しておきましょう。では、これにて失礼いたします」

 

ゼロは以前、モニター越しで龍姫こと紫龍がギルドの大将である事を明かしていたので副将である星龍こと黒龍に鋭い眼光を飛ばしながら黒龍を問い詰め出したのでエックスが止めたが、黒龍もハンターベースにやってきた本来の理由が明かさせることになったのだ。

 

そう、わざわざギルドの副将で天界での序列は龍姫には負けているが下級第五位に位置する神姫にして超神次元ゲイムギョウ界のラステイションの元女神直属の秘書にして国営に携わった一人で各異世界の王族からは龍姫と同じく敵に回したくないというほどである人物がわざわざハンターベースにやってくるはずがないのだ。

 

そして、エイリアにUSBメモリを渡してハンターベースから立ち去ったのであった。

 

「エイリア、そのメモリを解析してくれ」

 

「ええ、分かったわ‼」

 

「今はシグマの事だけ考えよう」

 

「そうだな」

 

直ぐに黒龍がエイリアに渡したUSBメモリの解析が始まったのだ。

 

解析するにはパスワードが必要だが、

 

「(ありえない、プロテクトが掛かっていると踏んだのにプロテクトが掛かってない‼)」

 

「なんか、すぐに終わりそうだよ」

 

「あいつ、態と、メモリにプロテクトを外したデータを掴ませたのか‼」

 

「嘘でしょ(゚Д゚)ノ‼ みんな‼ これを見て‼」

 

「騒がしいの~なんじゃ? って‼ これは‼」

 

「おい、爺、今頃出てきたのか‼ そんなことはいい‼ これでは‼」

 

「ほとんど、人間じゃないか(゚Д゚)ノ‼」

 

天界も話し合いの結果イレギュラーハンター達にアイリス(X)の復活した際のデータを渡すことを許可したらしくエイリアが解析した瞬間、元研究員の性なのか狂喜乱舞してしまって大はしゃぎでエックス達を呼んでモニターを映したのであった。

 

そこに現在最高峰の機械技術を持つケイン博士が入ってきたところでモニターに映し出された物を見て全員が驚いたのであった。

 

大事な部分は金属部分で隠してあるバイオリアクターに入れられた復活する前のアイリス(X)が入った映像だったのであった。

 

それを見た自らもブラックボックスであるエックス達も驚くしかなかったのだから。

 

 

 

 



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急げ! ゼロ‼

超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌのバーチャルフォレストに現在単騎でアイリス(X)、がスティング・カメリーオと対面を果たしている頃、ゼロも遅れて到着して後を追っていたのであった。

 

バーチャルフォレストは普通に通路が設けられているためにほとんど一本道なのでゼロは道中の魔物をゼットセイバーで斬り捨てながら突き進んでいたのであった。

 

「エックスじゃないのか、あの腰抜けは置いておいて、おまえは会ったことはないからな」

 

「勿論、手加減出来ないのよ‼」

 

カメレオン型らしく景色に擬態して姿を見せて登場したスティング・カメリーオに以前ならば怖気づいたところだが、今は戦闘兼サポート両立型レプリロイドに復活したアイリス(X)に何も怖くはなかったのだ。

 

アイリス(X)はビーム刀を構えたのであった。

 

「邪魔だ‼ ん?」

 

「ゼロ、久しぶりじゃな」

 

「あなたは‼」

 

「急いでるじゃろうが、これをエックスに届けてほしい。ヘッドパーツのデータじゃ。これが使われないことを祈っておる」

 

「はい‼ 必ず届けます(アイリス(X)待ってろ‼)」

 

ゼロはバーチャルフォレストの通路をひたすら襲い掛かってくる魔物に撃退用に設置されているメカニロイドをゼットセイバーで斬り捨てながら進んで行くと分かれ道に見覚えのある青いカプセルを発見したのであった。

 

近付くと親友エックスの生みの親であるライト博士がグラフィックで現れエックスの強化パーツの内のヘッドパーツ一式のデータを提示してライト博士のグラフィックが消えてしまい、カプセルに入りデータを受け取って急いで最深部に向かって行ったのであった。

 

「わぉお~ん‼」

 

「チッ‼ 今日のオレは虫の居所が悪いからな‼」

 

バーチャルフォレストの危険種に指定されているフェンリスヴォルフに遭遇してしまったゼロはゼットセイバーを構えながらも焦っていたのであった。

 

その瞬間、

 

「急いでください‼」

 

「済まない‼ 先に行かせてもらう‼ 協力感謝する‼ オレはゼロだ‼ 急いでいるんでな‼」

 

「あ‼ 行ってしまったか・・・聞いていた通りの人だな」

 

身の丈以上の大剣の一撃が炸裂してフェンリスヴォルフは光になって消えて行ってしまいゼロは礼を言って足早に行ってしまったのであった。

 

その方向を神姫化した龍華ことクラウドは見送ったのであった。

 

本来の目的はゼロを空を飛んでスティング・カメリーオの元まで運ぶ為だったのだが、ゼロが大急ぎで行ってしまった為に龍華は話に聞いていた人物なのだと納得して帰ったのであった。

 

 

 

 



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運命の再会

神姫化した龍華に助けてもらったゼロは急いでアイリス(X)の元へ急いで行ったのであった。

 

「此処か‼ もう‼ 戦っているのか‼」

 

ゼロはバーチャルフォレストの最深部に到着したのだが、もう既にアイリス(X)はスティング・カメリーオと戦っている真っ最中でゼロは珍しく大慌てでアイリス(X)とスティング・カメリーオの戦っている所に突入していってしまったのであった。

 

「アイリス(X)~‼」

 

「ゼロ‼」

 

「もらった‼」

 

「しまった‼」

 

ソードスナイパーアーマーフォームのアイリス(X)と擬態能力を用いるスティング・カメリーオの戦いに割って入ってしまったゼロは思わず冷静でなかったのであろうか、大声でアイリス(X)を呼んでしまった為にアイリス(X)は動きを一瞬止めてしまったことでスティング・カメリーオの尾から放たれた攻撃がアイリス(X)目掛けて飛んできてしまいうg気を止めてしまったことでアクセルモードで避けれなかったのだ。

 

アイリス(X)は命中を覚悟していたのだが全く当たった違和感がなかったので、ゆっくりと目を開けると、

 

「大丈夫か? アイリス(X) 油断するなと言っておきながら。やっぱりアイリス(X)だったんだな」

 

「ゼロ、あ‼ それ‼」

 

「どうやら、先ほどのオレの介入でカメリーオの攻撃を避けきれなかった所為で壊れてしまったようだ。詳しい話は後だ‼」

 

「え~い‼ リア充してんじゃねぇぇぇぇl」

 

「おまえがリア充と言う言葉を知っていることに驚いていられるほどこっちは終わらせたいんだがな‼」

 

流石特A級のイレギュラーハンターらしく一瞬でゼットセイバーで飛んできたスティング・カメリーオの棘攻撃を叩き落としたのであった。

 

シグマ達の仕業でイレギュラーハンターは統廃合されてしまい部隊が無くなってしまっり、親友のエックスが「戦いたくない」と言ってオペレーションルームに転属したり、直ぐに、巨大メカニロイドに追っかけられている元レッドアラートのメンバーだったアクセルに遭遇して逮捕して連れ帰ったり、次世代型レプリロイドのイレギュラー化の野望を阻止したりと散々目あって来てしまったゼロは自身に組み込まれていろロボット破壊プログラムの恐怖に怯えてしまったことで本来ならば約100年間のスリープ状態だったのだが、先述の通りに叩き起されてしまい、今に至るのであった。

 

どうやら、アイリス(X)はサイバーゴーグルが壊れてしまい素顔がゼロにばれてしまったが、スティング・カメリーオが何故か嫉妬してしまい戦うのであった。

 

 



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答えは・・・

超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌのバーチャルフォレストの最深部にてちゃんとした再会を果たしたのも束の間にスティング・カメリーオを倒すべくゼロはソードスナイパーアーマーのアイリス(X)共に共闘することにしたのであった。

 

「死にぞこないが‼」

 

「貴様が言えることか‼ 龍炎刃‼」

 

「わたしは負けない‼ 虎牙破斬‼」

 

「その技は‼」

 

「うげぇぇぇぇ‼」

 

現在戦っているメンバーは戦いの最中に一度命を落としているがゼロに至っては二回も死んでいるのにも拘わらず何事もなかったかのように修復されていたという逸話が残されているようで、修復してくれたのがあのライト博士のライバルにして親友でもあって仮面ライダーのようなヒーローを世に送り出したいと言ってマスクドライダーシステムような「クロックアップ」に近い物を使える「ダブルギア」という「スピードギア」と「パワーギア」の二種類のギアを切り替えて使用する機能を完成させていたが最後の作品にして最高傑作であるゼロにはダブルギアシステムは搭載しないでラーニングシステムを組み込んだDr.ワイリーことワイリー・W・アルバードの遺伝子データを持ったアイゾックなのは公に公表されていないのであった。

 

そんなことはさて置き、ゼロはゼットセイバーで切り上げながら飛びあがり刀身に炎を宿し斬り、アイリスは龍姫達の剣技データから選出して切り上げと斬り下ろしの二段構えの剣技でスティング・カメリーオを圧倒していて、ゼロは虎牙破斬を見てフレンが同じ型で繰り出していたことを思い出したのであった。

 

二人の攻撃を受けて全体から煙が出始めてきたスティング・カメリーオは、

 

「(逃げねぇと)」

 

「逃がすかよ‼」

 

「ユーリ‼」

 

「わぉ~ん‼」

 

「犬の癖に~‼」

 

逃走を図ろうとしたが運が悪いのか、日頃の行いが悪いのか、騒ぎを聞きつけてやってきた以前次元震に飲み込まれた時に剣士同士で意気投合した長い黒髪に黒い服という真っ黒ない出で立ちの男、ユーリ・ローウェルと頼れる相棒の犬、ラピードによる攻撃でスティング・カメリーオは機能停止になったのであった。

 

「久しぶりの再会を喜びたいんだが、そうも言ってられねぇ」

 

「ワン‼」

 

「ああ、アイリス(X)、オレ達と一緒にハンターベースについて来てくれないか?」

 

スティング・カメリーオの身柄は問題なくハンターベースに転送することになって、ゼロはユーリとの再会に喜びたいのだがアイリス(X)に一緒にハンターベースに来て欲しいと申し出たのであった。

 

「(今からでも遅くはないと思う。ゼロとやり直してみたら)」

 

「(龍姫、あなたが羨ましいわ)わかった。ゼロ、ハンターベースじゃなくて」

 

「なんだ? アイリス(X)‼」

 

【ゼロ‼ 応答して‼】

 

「戻ろうぜ、ラピード‼」

 

「ワン‼」

 

龍姫が言ったことが脳裏に過ぎったアイリス(X)はゼロをあの戦艦に連れて行くために帰還用のテレパイプを潜り抜けて行ったのでゼロはそのまま後を追ってテレパイプを潜って行ったのでユーリとラピードも帰還していったのであった。

 



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流星の絆(リヴロスト)

次元震に巻き込まれてしまった際にアイリス(X)はゼロに再会して自分が居てはいけないと受け入れていたのだが、自身の悪運が強すぎて超神次元ゲイムギョウ界のギョウカイ墓場に落とされて、プラネテューヌの技術力で復活したアイリス(X)はゼロと再会したがやはり一度会っては行けないと決めたことを曲げるわけにはいかなかったのだが、運命の悪戯なのか、二度目のゼロの遭遇でサイバーゴーグルが破損して真っ二つになってしまったがゼロと共闘しダブルアタックを叩き込みスティング・カメリーオを戦闘不能にして拘束したのであった。

 

でアイリス(X)はゼロを自分が身を寄せている龍姫達が拠点にしている戦艦フラクシナスの転送ルームに帰還したのであった。

 

「お帰り、アイリス(X)、ボクは御子神武龍(タケル)って言うんや‼ よろしくや‼ ゼロ」

 

「ああ、此方こそ、アイリス(X)が世話になっているらしいが、早速だが‼」

 

「やっぱり、ボクのような高校生がこんな戦艦にいることが気になるのは当然可笑しいのは承知の上さかい」

 

転送ルームで出迎えてくれたのは斧と脇差の二刀流というどう考えたら思い付くのかと言わんばかりの戦闘スタイルを男でも難しいことをあっさりとやってのけてしまった大阪出身で関西弁で話す白龍こと御子神武龍はいつも通りにゼロにも柔軟に対応したのだが、ゼロは職業柄なのか、宇宙戦艦に龍姫もそうだが軍人でもない人物がいることが気になっていたのであった。

 

救助者でもない武龍は余裕の態度を崩さず案内するのであった。

 

一方その頃、

 

「ゼロとの通信が途絶えて、信号がロストした(゚Д゚)ノ‼」

 

「ゼロの事だ、またトラブルに巻き込まれて通信不能の場所に行ってしまったのだろう」

 

「エックス、落ち着いて、親友のゼロが行方不明なのはわかるけど」

 

「(ゼロ、どこ行ったんだ?)」

 

ハンターベースではゼロの反応が無くなってしまったことで慌て出したのであった。

 

シグナスに至ってはゼロの趣味が行方不明という結論を出してしまうほど、ゼロはやたらと行方不明になっているらしい。

 

と言っても、最初のシグマの反乱時からゼロは自爆などで死亡したりするのだが、密かにワイリーの遺伝子データを持ったレプリロイド「アイザック」が復活させたのだろうというのだが、それを裏付ける証拠を得られないイレギュラーハンターなのだが、天界はその事実を証明できるのだが、敢て伝えるべき時が来たら話すということになっていたのであった。

 

 

 



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フラクシナスにて

ゼロが流星の絆の拠点の内の一つである戦艦フラクシナスにアイリス(X)に招かれてやって来ている頃、ハンターベースではゼロの反応がロストしたことでエックスが慌て出したが、すぐに元の隊長らしい顔に戻ったのだが、アクセルは平常運転だったのは言う間でもなかった。

 

一方その頃、

 

「つまり、アイリス(X)達が今回のシグマの事件を担っているのか」

 

「うん、ここに居る人たちはそういった事件を解決しているの」

 

「なるほどな、時空管理局は異世界をまたにかけるハンター達のような物だが、質量兵器つまり鉄パイプまでも凶器として扱われるとなると奴らはどうやって生活してるんだ?」

 

「ミッドチルダにはお米はないけど麦はあるらしいわ。というより、洋食がメインらしいの、ここからが本題、時空管理局に入隊する条件が・・・」

 

武龍に案内されて一室を借りれることになったので久しぶりの二人っきりになったゼロとアイリス(X)はハンター達を襲撃したのが時空管理局と呼ばれる自分達イレギュラーハンターと似た組織であると話を聞いたゼロは時空管理局が質量兵器即ち警察官が許されている拳銃の携帯でも罰せられることに驚いていたのであった。

 

アイリス(X)から時空管理局への入隊の条件を聞くことになったのだ。

 

「産まれながらの魔力を持った素質がある者にしか前線に配属されないということ」

 

「ふざけているのか? 魔力を持った奴と出会ったからわかるが、まずは訓練を行って自信を鍛えてから前線に配属されるのが普通だ」

 

「レジアスっていう人はジェイル・スカッティ、わたしを復活させてくれた科学者と一緒に魔法だけではダメなんだって言ったらしいんだけど」

 

「オレから言わせればそんな世界、すぐにつぶれるぞ」

 

「その後、紫龍達が時空管理局の大元を潰したんだけど、シグマが手を貸したから」

 

「今回の事件に繋がってしまったのか」

 

魔力の質が良かった者にしか戦闘に出れないことを聞いたゼロはエステルを初めとする魔法を行使する者達に出会ってきたためアイリス(X)の時空管理局に対する話は理解できたのであった。

 

ゼロはもとより戦闘用レプリロイド達は日々訓練などを行ってランクを上げて精進しているので、時空管理局のやり方ではいずれ滅ぶとゼロは言い切ったのであった。

 

なんせ、目の前にいる自分の手でやむを得ないとはいえ一度イレギュラーとして破壊してしまった旧友カーネルの忘れ形見を復活させてくれたジェイル達にはエックスの生みの親であるライト博士並みの技術を持っているのだと確信していたのであった。

 



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ハンターベースでの

フラクシナスでゼロはアイリス(X)と二人っきりで話をしてこれからのことを話していたのであった。

 

「わたしは紫龍達と一緒にシグマ達の周りを探るから、ゼロはエックス達と一緒に後で合流して」

 

「わかった。おまえが梃子でも動かないのは百も承知の上だ。無茶はするなよ(高度な思考力を得ることが出来るM型ルーンと言う水晶か、アイリス(X)を作った奴が知ったら喉から手が出るだろうな)」

 

どうやら、アイリス(X)は今まで通りに龍姫達に協力を得ながら各個撃破するということをゼロに伝えると、ゼロも同じことをやっているのとアイリス(X)は昔から頑固なところがあることは知っていたのでゼロはその提案に承諾して壊れたアイリス(X)のサイバーゴーグルをケイン博士(ゼロ曰く爺)に修理してもらうべく持って帰ることになったのであった。

 

アイリス(X)がフラクシナスでも直せると言ったのだがゼロがどうしてもというのでアイリス(X)も仕方なくゼロに渡したのであった。

 

「済まない、今、戻った」

 

「ゼロ‼」

 

「その様子だと、アイリス(X)が復活していたのだろう?」

 

「え、本当なんですか(゚Д゚)ノ‼」

 

「レイヤー・・・」

 

「ダグラス、これの修理を頼む」

 

「おい‼ これって(゚Д゚)ノ‼」

 

ハンターベースに帰還したゼロはそのまま指令室に入ってエックス達に出迎えられてレイヤーが絶叫したが気にせずゼロは持ちかえった壊れたアイリス(X)が装着していたサイバーゴーグルの修理をメカニック担当のレプリロイド「ダグラス」に渡したのであった。

 

壊れたサイバーゴーグルを受け取ったダグラスは驚きを隠せないでいた。

 

「ダグラス、わたしもそのゴーグルの解析をさせて‼」

 

「エイリアもあのゴーグルに興味があったらしいな」

 

「ゼロ、あのゴーグルにはどんな機能が付いていたんだ?」

 

「暗視スコープ機能などが付いているだけだ。それと」

 

「まさか、アイリス(X)にまだダグラスやケイン博士にも言っていないことがあるんだろ?」

 

「気づいていたか」

 

「何年、キミと一緒に戦ってきたと思ってるんだい」

 

指令室にエックスとゼロしかいない状況になったので二人だけでしか話せないことを話すことになったのであった。

 

流石、長年戦場で部隊が別になっても協力し合って戦った仲なのだろうか、ゼロがみんなには言っていないことがあるのだろうとエックスは察したのであった。

 

「実はアイリス(X)にはM型ルーンと言う人間の思考を解析して作られた水晶パーツが組み込まれている」

 

 

 

 



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田舎の大陽

アイリス(X)に人間の心を解析して作られたM型ルーンが組み込まれていることをゼロはアイリス(X)から聞いていたのであった。

 

そのことを親友のエックスに話したのだ。

 

「ライト博士ならまだしも、どうやってそんな物を作り出せるんだ‼ まるで」

 

「ああ、エックスとオレのようにアイリス(X)は高度な処理が行えることが出来るようになったってことだ。もう一つが厄介な物も組み込まれている」

 

「その話はまた今度にしよう」

 

「そうだな。どうやらオレ達はとんでもない世界に飛ばされて来たようだ」

 

それを聞いたエックスは驚くしかなかった。

 

生みの親であるライト博士ですら「悩む」機能をプログラミングするのに時間が足りなかったというのに今いる世界ではそれが当たり前のように組み込まれていることに驚くしかなかったのだ。

 

それも、ゼロに好意を寄せていたアイリス(X)に組み込まれているとなるとライフセーバー達は黙ってないだろうとエックスは思っていた。

 

ゼロは続きを話すつもりでいたがエックスが一旦この話はということで後日することになったのであった。

 

一方で、

 

「此処もかなり雪が積もってるぞ」

 

【スタン、遊んでいる場合ではないぞ‼】

 

アドリビトム組からシグマの野望阻止に駆り出されたのは火属性のソーディアンと呼ばれる選ばれし者にしか聞こえない人語で会話するが、女神達にはダダ通りという剣を使うお人好しで朝に壊滅的に弱すぎるのか一度寝たらフライパンとお玉を使用しないと起床出来ないトンガリ頭の金髪に白い鎧を纏った田舎出身の一応魔法剣士であるスタン・エルロンとその相棒のソーディアン・ディムロス共に超神次元ゲイムギョウ界のルウィーにあるアイシクルホールというダンジョン目指して徒歩で向かっていたのであった。

 

気候が温暖なところの出身なのか以前にファンダリアに辿り着いたことを思い出していたのであった。

 

ファンダリアもルウィー同じように雪が降り積もる地域でありそこでファンダリアの王族であるウッドロウ・ケルヴィンに対面したが、その時は王族とは思ってなかったようで命の恩人ということで尊敬していたのであった。

 

後に王族であるとリオン・マグナスから聞かされて理解するのに一時間もかかってしまったのはいい思い出だとスタンは思っているだろう。

 

そして、お互いソーディアンマスターであることなのだが。

 

そんなことはさて置き、スタンはディムロスと今回のアドリビトム組に龍姫からの依頼内容をするのであった。

 

 

 



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合流‼ 救世主

アドリビトム組のリーダーアンジュからの推薦で火属性のソーディアンマスターであるスタンは後に合流するという予定で先行で超神次元ゲイムギョウ界のルウィー領のアイシクルホールというダンジョンへ赴いていたのであった。

 

ちょうど休憩地点になっている開けた場所で結界が張ってある地点に到着したスタンは自分にしか話せない相棒のソーディアン、ディムロスと今回の依頼の事を確認していたというよりか、スタンが理解しているかどうかの確認と言った方が正しいのだが。

 

【元レプリフォース所属、キバトドスか、性格は完全な狂暴で暴れん坊、幾度となくエックス達の仲間達を殺害したということだ、それだけでは飽き足らず問答無用に襲ってきた者達を虐殺した】

 

「ディムロス、オレ、絶対にそいつは許しちゃいけない気がするんだ」

 

【まさか、おまえと意見が同じとはな。ああ、同じ軍人として放っておけないからな‼】

 

「居た‼ お~い‼ スタンさん‼」

 

「星也‼」

 

温厚でお人好しのスタンでもキバトドスの悪行は許せないようで密かに怒りを爆発していた所でもう一人の世界の破壊者(ディケイド)にして氷の精霊「セルシウス」から世界樹から送られし使者「ディセンダー」と判明された記憶喪失なのに開き直って龍姫のように各種武器を使用できる人物にしてボクっ子の女の子である星也が今から戦いに赴く気がしない、冬用のパーカに長ズボンと言う格好で現れたのだがこの世界での冒険はこれが普通なのだ。

 

「さて、行きましょう!」

 

【おまえは...】

 

「ああ、キバトドスを懲らしめないと‼」

 

【おまえ達は、桃太郎か‼】

 

星也も合流したので回復&補助にいざとなったら仮面ライダーディケイドに変身できるのだが、何処へやる気を出しているかわからない状態になってしまったが気を取り直してキバトドスの居る最深部へ向かうことにしたのであった。

 

「魔神剣‼」

 

「おりゃ‼」

 

超神次元ゲイムギョウ界のルウィーの慣れない土地にも関わらずスタンと星也は見事な連携をしながら道中に出てくる魔物達を蹴散らして行ったのであった。

 

そしてついにアイシクルホールの最深部に到着したのであった。

 

「よーし‼ 行くぞ~‼」

 

「ハイ‼」

 

いつの間にか建てられていたゲートを潜り抜けると、

 

「待っていたぞ・・・って‼ 金髪のガキに‼ 変な髪の小娘かよ‼」

 

【能書きはいい‼】

 

「さぁ、おまえの罪を数えろ‼」

 

「ぺしゃんこにしてやるぜ‼」

 

トド型で巨体を用いた技を得意とするレプリロイド「キバトドス」が待ち構えていたのだがてっきりエックスかゼロが来ると思っていたらしく拍子抜けしていたがお互い構えて戦いが始まったのであった。

 

 

 



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極寒の末路

超神次元ゲイムギョウ界のルウィーに位置するダンジョン「アイシクルホール」の最深部にて辿り着いたソーディアンマスタースタン・エルロンと救世主と呼ばれているディセンダーであるが天真爛漫・自由奔放と言う単語が強制装備されているような性格のボーイッシュな女の子の星也は愛刀の雪走の鯉口を切り構えて元レプリフォースに所属していたがあまりにも暴れん坊で狂暴なレプリロイド「キバトドス」との戦いが始まったのであった。

 

意気揚々と殺す気満々だったキバトドスはヘッドスライディングの要領で滑って持ち前の氷の牙で攻撃してきたが、

 

「おりゃ‼」

 

「アチー(゚Д゚)ノ‼」

 

【なんだ、見掛け倒しか、だが、油断するな、スタン】

 

「喰らえ‼ 爆炎剣‼」

 

氷は熱い物には弱いのか極寒地帯での活動が多かったせいか圧倒言う間にスタンが繰り出すソーディアン・ディムロスの通常攻撃だけで可哀そうになるくらいに逃げ惑っていたが、完全に怒り心頭のスタンには聞こえておらず、追撃をされていたのであった。

 

「小娘‼ おまえからだ‼ って?」

 

「遅い。お探しの物ってこれだよね(^_-)-☆」

 

「ブシャ~‼」

 

「腕が(゚Д゚)ノ~‼」

 

「ディムロス、これオイルだ」

 

【火属性で攻撃すれば我らも巻き込まれる。此処はほかの属性で攻撃だ‼】

 

やられっぱなしのキバトドスは火属性のソーディアンマスターであるスタンとやり合うのは分が悪いと判断したのか星也にターゲットを変えて襲ったがもう既に星也はキバトドスがスタンに気を取られている内に星也は縮地で動いてキバトドスの死角が出来ていた左脇から愛刀の雪走を抜刀しキバトドスの太い腕をまるで紙細工のように斬り落として見せたのであった。

 

特殊な合金の腕が切り落とされたことでキバトドスが悲痛な叫びをあげて星也は微笑んでいたのであった。

 

切り落とされた腕の断面からオイルが噴出してしまったのだが打開策を用意していたようで火属性の攻撃が得意なスタンでも問題なかったのであった。

 

「なんだ‼ 無様だな、キバトドス」

 

「確か、エックス‼」

 

「やめろ‼」

 

すると、ゼロから受け取ったパーツを身に纏ったエックスがゲートから現れた所でスタンと星也は攻撃するのをやめたのであった。

 

もう既にキバトドスは破壊される寸前と言ったところでエックスの怒りのボルテージも上がっていた。

 

レプリフォース大戦で散っていた仲間達の無念を晴らすべくバスターをキバトドスに向けてチャージをゆっくり開始したのであった。

 

 

 



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白き龍

完全に弱り切ったキバトドスにバスターをチャージしながら近づいて行ったエックスにはもう既にやるべきことは決まっていたのであった。

 

「やめるんだ‼」

 

「何をするんだ‼」

 

「これ以上の攻撃は只の暴力だ‼」

 

予想通りにスタンがエックスを制止してしまったのだが、スタンが言う通り星也の一撃によってもう既に戦闘不能だったこともあって、エックスはバスターのチャージを解除したのであった。

 

もちろん、その隙を逃すものかと、

 

「エックス、スタンと言ったか‼ その甘さが‼ 動けねぇ・・・」

 

「は~い、犯罪者は大人しく罪を償ってね(^_-)-☆」

 

「あれは‼(あの街でも同じことやっている奴らの拘束技じゃないか‼)」

 

渾身の力を振り絞って襲い掛かってきたキバトドスをいとも簡単に拘束バインドで身動きを取れないようにしている一つのベレー帽に白いロングコートに下にシルバーガードと呼ばれる軽鎧を身につけているサイバーゴーグルを装着した武龍こと白龍と礼龍と龍琥が神姫化した状態で現れたのであった。

 

エックスはバインドには見覚えがあったようで巨体であるキバトドスを無力化してしまった白龍達に驚いていたのであった。

 

「はい‼ 転送完了‼ スタンさん、星也、報酬の方は紫龍ちゃんがやってくれてるさかい‼ 内は流星の絆のメンバーの一人、白龍や、この娘達は内の妹達や、ほら、自己紹介せんと」

 

「あたし、礼龍‼」

 

「龍琥だ‼ よろしく‼」

 

「こちらこそ、イレギュラーハンター第17部隊隊長、エックスだ‼ 協力感謝する」

 

白龍がバインドして拘束していたキバトドスを転送してスタン達にお礼を言ってエックスの方に向いて自己紹介をして礼龍と龍琥にも自己紹介をするように言い、二人とも簡単に自己紹介をしたのであった。

 

ちなみに二人は本名を名乗ったがエックスはさほど気にはしていなかった様子だったのであった。

 

名乗られたのでこちらが名乗らないは失礼になるのでエックスも自己紹介をしたのであった。

 

「質問をしてもいいか? ギルドような所に所属している君たちがどうしてイレギュラーハンターのような真似事しているんだ?」

 

「そう来ると思っていたんや‼ しいて言うなれば「武偵」やな、資格を取れば犯罪者を摘発できるし、これは共通やろうけど、現行犯で私人逮捕できる権限を持ってるんやけど 後は任せてもよろしい?」

 

「ああ、ありがとう。後は任せてくれ(武偵か)」

 

エックスはこの機会を逃す訳には行かないと白龍である武龍に何故ギルドのような民間の組織が犯罪者を摘発できるのかと質問をぶつけて武龍は関西弁で武偵であると答えて去って行ったのであった。

 

 



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炎の鹿

正確には違うが人間二人にコテンパンにされたキバトドスを神姫化した武龍こと白龍率いる御子神姉妹達が転送してエックスと話した後別れたのであった。

 

「エックス、今度は負けるわけにはいかねぇぇえ‼」

 

リーンボックス近くの火山地帯の一角にて一度目の勝負に負けてその日を機にカウンターハンターを利用していたシグマに寝返って二度目の一騎打ちでも完敗して三度目も成す術も無くなって破壊されたレプリロイド「フレイム・スタッガー」は四度目のチャンスを得て宿敵にしてこの手で破壊しないといけないほどに恨んでいる現在第17部隊イレギュラーハンター隊長であるエックスとの勝負を自らが用意した舞台で待っているのであった。

 

「引き続きの出撃になるが大丈夫か?」

 

「大丈夫だ‼ 出撃する‼」

 

「フレイム・スタッガー、昔、エックスにいちゃもんを付けてゼロが立会人の決闘騒ぎにもつれ込ませて無様にエックスに負けた奴だと、聞いているが?」

 

「ええ、その通りよ」

 

「あいつ、エックスだけじゃなくてほかの奴らにも手を出してたしな」

 

ハンターベースにて休息を取ったエックスがライト博士からのパーツを確認し終えて出撃の合図があったので出撃していったのであった。

 

レプリフォース大戦以前のシグマの争乱の事を記録上でしかわからないシグナスはフレイム・スタッガーの事は詳しくわからないが大方の予想でフレイム・スタッガーについて見聞きしたことをゼロとエイリア達に確認したのであった。

 

フレイム・スタッガーの事を今いるメンバーの中で一番知っているゼロはシグマが反乱を起こす前に一度だけエックスとフレイム・スタッガーの決闘騒ぎで立会人になったことがあるので良く知っていたのであった。

 

弱い者いじめに容赦ないフレイム・スタッガーの事を野放しにしていた上の対応も問題なのは一目瞭然なのだが結果、当時B級だったエックスが勝利を収めて騒動は解決したのだが、それが気に入らなかったフレイム・スタッガーはカウンターハンターを利用していたシグマに寝返って反乱に加担し、エックスに負けたのであった。

 

どうやら今回の一件でもシグマはフレイム・スタッガーに何かを見出したようでちゃんとメモリーも復活させた状態でリーンボックスの火山地帯の一角に布陣させたのはフレイム・スタッガー本人の希望でもあるのであろとハンターベースにいるメンバー全員は思っていることだろう。

 

そうあのカウンターハンターVSの再現をするために。



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鬼姫参る

超神次元ゲイムギョウ界のリーンボックスの火山地帯こと「アンダーインヴァース」を拠点にし始めたエックスに身勝手な復讐心を募らせている鹿型のレプリロイド「フレイム・スタッガー」の暴挙を止め急いでシグマの騒動を止めるべくエックスは転移していたのであった。

 

もちろん、超神次元ゲイムギョウ界の武偵所リーンボックス支部長であるあの女が黙っているはずもなく、

 

「さてと、後は頼んだぞ‼」

 

「行ってらっしゃいませ‼ 恋龍お姉さま‼」

 

恋龍は武偵所近くにあるどう見てもヨーロッパのテーマパークにしか見えない自宅兼教会の屋上から神姫化してアンダーインヴァースに向かったのであった。

 

冒険者や防衛隊からの報告ではフレイム・スタッガーの襲撃に遭ったということはないようだが、ダンジョンの一か所を違法住居しているのだが、元リーンボックスの教祖だったが今はしがない次元武偵でしかない恋龍にこんな警察まがいな指名依頼が来たのかというと、

 

「ご協力を要請したい‼」

 

「ボクにどんな協力をして欲しんのですか?」

 

「はい‼ 実はアンダーインヴァースに潜った冒険者達から鹿型のロボットが暴れまわっているとの報告があったので向かったのですが、手も足も出ないとことでして」

 

「わかりましてお引き受けします」

 

「ありがとうございます‼」

 

というどっちが警察機構なのかわからないということでイレギュラーハンターのエックスが向かっているだろうが今回ばかりは見過ごすわけにはいかなく恋龍が引き受けて今に至るということだった。

 

街からアンダーインヴァースは神姫化して飛んで行ったらそれほど時間が掛からないのですぐに到着したのであった。

 

「ここ・・・・‼」

 

「キミは? オレはイレギュラーハンターのエックスだ」

 

「(本名は不味いな)・・・レン」

 

「レン、ここは危ないから・・・‼ 待つんだ‼」

 

「来ない方がいい・・・」

 

「待って‼」

 

到着して早々にまさかエックスに遭遇するとは予測はしていたが神姫化で元の身長の180近くから155まで背が縮んでいるために、160㎝のエックスからすれば完全に子供にしか見えない上にこの姿だと喋るのが舌足らずな話し方に変わってしまうために仕方なく、偽名候補だったが「呂布」と名乗るのは不味いと思い本名を文字ってレンとエックスに名乗って隙を突き縮地でアンダーインヴァースに潜入していったのでエックスに後を追われる形になってしまったのであった。

 

警告されたエックスは追いかけるのは当然だったのだから。



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