life-これは彼の物語 ((´・ω・`)(;・∀・ (;・ω・))
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プロローグ
少しでも興味をもっていただけてると幸いです。
世の中には持つものと持たざるものがいる
それは誰しもが何となくではあるが知っていることである
才能・金・権力といったこれらは親から引き継がれてくるものばかりである
だが、子供は親を選べない
それなのに、
その親によってその子供の人生の全てが決まってしまっている者
その親に人生を潰され何もさせてもらえない者
このような人は世の中を探せば少なくは無いと俺は思う
[人生はクソゲーだ、マゾゲーだ]
何時かの本で読んだ文だ
なるほど、人生がクソゲー・マゾゲーだということについては俺は否定はしない、皆が平等な難易度で皆等しくクソゲーなら何も言わない
だが、その人生が自分以外の理由でクソゲー・マゾゲーとされてしまう事が多くあり
これに関しては納得がいかないと俺は思う、
まぁ、今更ごちゃごちゃと何をいっても無駄なんだけどな…
『死ね!この糞が!早く死ねよ!』
現在進行で親に首を絞められ殺されかけている俺が考えたところでな…
『お前のせいで!お前なんかがいるから!』
いつものことだ酒に酔った親が俺をサンドバックにして殺しかける事なんて
あー、意識が朦朧としてきた…これは今回は終わったかな…
思えばこのクソみたいな人生で何か意味のあることをしただろうか
生まれてからすぐに虐待を受け声もしゃべれず左腕がなく学校に行かしてもらえることもなかった、こんな身なりだから外に出してもらった事もないし、友達といったものも生まれてこの方出来たことはない、
この人生でやったことといえば仕事帰りの親のストレス解消のためのサンドバックになったことぐらいか…
あぁ…なんて無駄な人生だったんだろう
あぁ…なんて自由の無い人生だったんだろう
あぁ…なんて無意味な人生だったんだろう
だが、そんな無意味で、自由の無い、無駄な人生とも今日でおさらばだ…………、
『死ね!死ね!死ね!!!!!』
意識がなくなり、体から急激に体温が無くなっていく感覚を感じたのが彼の最後であった。
そして彼は息を引き取った…たった一つ、たった一つの願いと一緒に
できればもっともっと人生を自由に楽しく生きていたかったなぁ…
これがそう願ったとき意識のないはずの彼に暖かくも不思議な声が届いた
《そ……の……願……い》
《聞……き届け……まし……ょ…う》
-世の中は理不尽の連続でありそれにどう対処するかによって人生は決まっていく-
-さて、今度の世界でXXはどんな人生を歩むのだろうか-
-それは神のみぞ知るというやつである
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第一話
週一をペースに頑張ろうと思います最初は軽いですが後々一万字行ければいい(願望)と思ってます(;・ω・)
期待しない程度に期待しててください
有機巧、それが今の俺の名前だ。
転生、それが俺に起こった出来事だろう……、いったい何故俺に転生が起こったのか、その理由、意味、目的といったものはまだわかっていない。ただ、前の人生に比べれば今の人生は素晴らしい、両手が使え、理不尽に殴られることもなく、外に遊びに行くこともできる。
まさに、天と地ほどの差だ。
そんな、人生の中で俺は今小学校に通っている。
前世では学校に通えなかったため勉強やスポーツが楽しく、また友達も少なくはあるが作ることができ充実した毎日を送っている。
そんな、充実した日常の中である事件が起こってしまう。
『白騎士事件』
12ヶ国の軍事コンピュータが一斉にハッキングを受け、2341発のミサイルが日本に向けて発射されそれを後に白騎士と呼ばれる機械が全て落とされるという事件。
この事件によりミサイルを落とした機械、インフィニットストラトス、通称ISが世界に知れわたった。
だだこのISという機械は女性にしか扱うことができず女性の立場は社会的に高いものとされ、逆に男性の立場は低いという《女尊男卑》 という考えが生れた。
ISを作り出した研究者『篠ノ之束』は世界に467個のISの作成に不可欠なコアをばらまき姿を眩ました、コアの中はブラックボックスとなっており今だ複製を成功したという例は上がっておらず、篠ノ之束だけがコアを作ることが出来る唯一の存在となり現在世界がその行方を追ってはいるが見つかってはいない。
このISが出来たことによって世の中はガラリと姿を変えてしまった、まず軍事産業はISの出現により停滞を余儀なくされず、会社や学校などで女性が偉いという風潮が生まれ男と女とで格差が生まれた。
その後世界でISを軍事目的で使えないようにするための「アラスカ条約」が生まれた、これによってISの情報開示と共有、研究のための超国家機関設立、軍事利用の禁止などが定められた。今ではISはスポーツの一種として扱われ世界的なものとなっている。
さて、そんな事件がおき私の生活に変化があったかと言われればそこまではなかった、まぁ小学校の友達は男が多く数少ない女の友達もそこまで態度が変わることはなかった。その後小学校を卒業、中学は工業系の中高一貫を入学し将来はISの設計、研究を行いたいと思っている。
………がしかし、ISを扱う仕事になると其なりの資格、能力、人脈などが求められそれこそ新米のペーペーの研究者などに扱わせることなどはない。
よって学生のうちにISに対する知識は勿論、ISを扱うための資格、コネといった、新米の研究者でもナメられることのないキャリアを作ることが大前提だった。
中学2年生の夏、俺は実技・ペーパーテストの成績優秀者にのみ受講できるISの研究所の案内・体験といったものを受けていた、研究所の場所は倉持技研、ここはIS本体や武器などの研究設計を行っており、国家代表のISも手掛けている。国家代表とは文字通り国を代表とするISの乗り手でこの国家代表が国を背負ってISに乗り勝負を行う。
ー閑話休題ー
さて、そんな優秀な人の集まる研究所倉持技研にて俺は初めてISを生で見ることが出来た。
「…大きい…ですね」初めて最初に口からでた言葉である。もともと資料や模型などで想像はしていたが実際に見るとやはり大きいと思ってしまう。第2世代『打鉄』ISが発表されはや数年世界の研究者達は第三世代の開発に勤しみ第2世代に対して世界は最初ほど興味を向けることは無いだろう。
だが俺は思ってしまういったいどれ程の時間と労力と資源を使い完成させたのだろうか…そう思わずにはいられなかった。第2世代は第3世代にはスペックでは勝てない、しかし第3世代の元となったのは第2世代なのである。いわば第2世代の完成形なのだ。この完成された打鉄を見て俺はこうも思った。
これを越える物をつくる。
打鉄のような世代の中で完成され次の代に残すことの出来るような機体をつくって見せる。俺はそう誓うのだった。
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