公安特捜班俊作集 ひかり最終便の女 (新庄雄太郎)
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登場人物・序章

南 達仁 

 

 

 

主人公・東京公安室・公安特捜班・公安主任

 

 

 

小学生の頃から列車が好きのため、非番や休みの日に列車に乗るのが楽しみにである

 

 

 

公安特捜班の新設により、警乗2班から異動 後に公安主任に昇進した

 

 

 

高山直人

 

 

 

東京公安室・公安特捜班・公安官

 

 

 

彼も同じく鉄オタである 乗り鉄なのか撮り鉄なのかは不明

 

 

 

 

 

桜井あおい

 

 

 

東京公安室・公安特捜班・公安官

 

 

 

岩泉翔

 

 

 

東京公安室・公安特捜班・公安官

 

 

 

 

 

小海春香

 

 

 

東京公安室・公安特捜班・公安官

 

 

赤城 誠

 

東京公安室・公安特捜班・公安官

 

上野公安室から異動

 

 

小泉陽一

 

 

 

東京公安室・公安特捜班・公安官

 

 

 

大宮公安室から異動

 

 

 

今野良太

 

 

 

東京公安室・公安特捜班・公安官

 

 

 

新人公安官 沼津出身 しかも女性には弱いが道が強く怪力漢 父親も鉄道公安隊に所属している。

 

 

 

香川 輝幸

 

 

 

東京公安室・公安特捜班・公安官

 

 

 

特捜班に来る前は九州の門司港で公安機動隊や小倉中央鉄道公安室で私服公安として勤務していた

 

 

 

水野 凌平

 

 

 

東京公安室・公安特捜班・公安官

 

 

 

高杉陽一郎

 

 

 

東京公安室・公安特捜班・公安班長

 

 

 

公安特捜班の班長

 

 

梶山真由美

 

東京公安室・公安特捜班・公安官

 

 

 

松本惠介

 

東京公安室・公安特捜班・公安官

 

 

 

菅原欽一

 

東京公安室・公安特捜班・公安官

 

 

 

中野邦夫

 

東京公安室・公安特捜班・公安官

 

ベテランの公安官

 

 

三輪正博

 

東京公安室・公安特捜班・公安官

 

 

 

速水綾子

 

東京公安室・公安特捜班・公安官

 

 

公安特捜班とは 私服で事件の捜査をする捜査部署である 他にも警察の協力要請を受ければ直ちに捜査をする

 

駅には出会いがある、別れがある時には列車で逃げようとする犯罪がある限り、俺たちは列車で追いながら犯人を追う、この物語は、旅客の安全と犯罪防止のために警察官の協力隊となり、日夜神明を落として勇敢なる活躍を続けている私服鉄道公安職員のドラマである 

 

公安特捜班は私服で捜査をするのです

 

主な仕事は、列車内での暴力や暴力団や薬物乱用者などの組織犯罪とスリや置き引きとキセル乗車の逮捕やあるいは警視庁及び各警察本部から指名手配犯や行方不明の捜索願の捜索も行うのだ

 

序章

 

私の名前は南 達仁、東京公安室元第一警戒班警乗警戒班、現在は私服捜査の部署、公安特捜班の私服捜査員であります、と言う訳で配属してからもう1年がたった。

私は特捜班に入るまでは第一警戒班や富山公安の第一捜査班も勤務した、赤城公安官と

小林主任は春の人事異動で特捜班を離れることになったのです。

赤城は鹿児島の公安隊に配属へ、小林主任は鳥取の公安隊へ異動となった。

 

「私は、特捜班には離れても私の事を忘れないでください。」

 

「ええ、主任も鳥取でも頑張ってください。」

 

「ありがとうございます。」

 

「高山先輩には、いろいろありがとうございました。」

 

「本当、寂しくなるわ。」

 

そこへ、高山は号令をかけた。

 

「それでは、小林公安主任と赤城公安官に敬礼!。」

 

高山達は、赤城と小林に敬礼した。

 

今年から南は、公安員から公安主任に昇進しました。

 

「辞令だ、本日をもって公安主任に任命する。」

 

「ありがとうございます。」

 

公安特捜班もここからはどうなっていくんでしょうか。

 



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特急おおぞら・釧路湿原・摩周湖殺人事件

今回は、キハ183系500番台の「おおぞら」に乗って釧路湿原に行く事になった

特捜班の南と高山と小海は北海道へ飛んで、殺人事件の犯人を追うのだ


 小泉陽一の妹花陽は、穂乃果、ことり、兄の陽一と一緒に北海道へ旅行へ出かけていた、札幌を見物した花陽達は札幌駅から石勝線・根室本線経由の特急「おおぞら1号」に乗って釧路へ向かった。

 

「おっ、あれはキハ183系の500番台だ。」

 

「陽一君、私達が乗るのはどこなの。」

 

「俺たちは、5号車だよ。」

 

「あれね、今話題の。」

 

「うん、この「おおぞら」のグリーン車はハイデッカー車なんだよ。」

 

「ハイデッカー車!!。」

 

「俺、前からハイデッカーグリーン車に乗って見たかったんだよ。」

 

「へぇーっ。」

 

「ねぇねぇ、はやく乗ろう。」

 

「うん。」

 

俺達は、特急「おおぞら1号」に乗り、釧路へ向かった。

 

「うわーっ、眺めがいいわ。」

 

「高原を通ってゆくのね。」

 

「ここはね、石勝線を通ってるんだよ。」

 

「そこを通るともう根室本線だ、いよいよ釧路だ。」

 

「うん。」

 

陽一達が乗った「おおぞら1号」は12時46分、釧路に到着した。

 

「へぇ、ここが釧路か。」

 

「ロマンチックだわ。」

 

「でしょ。」

 

そして、陽一と穂乃果とことりと花陽は釧網本線の乗り、釧路湿原に向かった。

 

釧路湿原では唯一湿原内を歩ける木道が整備されています。景色を見ながら歩けるだけでなく、季節の花々や湿原植生の変化、野鳥などを間近で観察することができる、人気スポットである。

 

「うわっ、きれいね。」

 

「ホントだわ。」

 

穂乃果は、夢ヶ丘展望台に叫んでいた。

 

「ヤッホー。」

 

「もう、穂乃果ちゃんったら。」

 

「あれっ、何か見えるよことりちゃん。」

 

「どうしたの。」

 

穂乃果とことりは、何かを見つけた、それは男性の死体だった。

 

「死んでる。」

 

「キャーッ!。」と穂乃果とことりは叫んだ。

 

「どうしたの、穂乃果、ことり。」

 

「陽一君、人が、人が死んでるの。」

 

「何だって。」

 

まもなく、北海道警察捜査一課のパトカーが到着した。

 

陽一は、東京公安室の特捜班に連絡した。

 

「何ですって、絞殺死体。」

 

南と高山と小海は、特捜班で待機していた。

 

「えっ、釧路で。」

 

高杉は、南と高山と小海に北海道へ向かえと指示した。

 

「南達は、すぐ釧路へ向かってくれ。」

 

「はいっ。」

 

南と高山と小海が乗った道警のパトカーに乗って、釧路湿原に向かった。

 

「どうもご苦労様です、北海道警察の橘です。」

 

「特捜班の南です。」

 

「高山です。」

 

「小海です。」

 

「小泉大変だったな。」

 

「ええ、旅行中に事件に巻き込まれるなんて、ついてないよ。」

 

「害者は。」

 

「被害者は、免許証によると青山一27歳です。」

 

「なるほど、死因は。」

 

「おそらく、誰かにひもで縛られたと考えられますな。」

 

南と高山と小海は、道警と協力してもらい聞き込み捜査を行った、だが手掛かりは見つからなかった。

 

釧路署

 

「小泉と花陽ちゃんも大変だったな。」

 

「うん、びっくりしたけど。」

 

「明日はどうするんだ。」

 

「明日は、摩周湖へ行こうと。」

 

「行って来い、俺達が犯人を捕まえてやる。」

 

「ありがとうございます、南主任。」

 

「うん。」

 

そこへ、小海が南と高山に事件の一報が入った。

 

「南主任、今本部から連絡があって摩周湖で男性の死体が発見されました。」

 

「わかったすぐ行く。」

 

南と高山と小海が乗った覆面パトカーは、摩周湖へ向かった。

 

「溺死か。」

 

「ええ、被害者は桐谷一馬さん24歳。」

 

「そうか、これは何だ。」

 

「次はお前だ、殺してやる。」

 

「どういう意味なんでしょうか。」

 

南と高山と小海は、釧路駅に張り込んでいた。

 

「すいません、その荷物の中身を見せて戴けませんか。」

 

「何っ、くそっ。」

 

「ちょっと、待ちなさい。」

 

「止まれーッ、止まらんと撃つぞ。」

 

「くそっ。」と男はナイフを振り回した。

 

バキューンと南が一発発砲した。

 

「ぐはっ。」

 

「成田ユキオ、銃刀法違反及び公務執行妨害の現行犯で逮捕する。」

 

犯人成田は、南と高山と小海に逮捕された。

 

 




特急「おおぞら1号」の時刻は、1988年3月のダイヤを使用しています



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拳銃強奪・若狭路に消えた幼馴染

今回は、Raíl wars 3話のシナリオで参考しました 更にオレッちさんの「堕天使の祝福」とコラボします、今回は、福井県の小浜で花丸の捜索をしました。


8月14日 静岡県・沼津市

 

交番警官の巽 大門巡査が市内を警邏中、不審な男を発見、すぐさま職務質問した。

 

「ちょっとすいません、そこで何してるんですか?。」

 

カラン、と何かを落とした。

 

「何ですかそれは?。」

 

「やべっ。」

 

男は、大門巡査を見ると、すぐ逃げて行った。

 

「待ちなさい!。」

 

大門巡査は犯人を追いかけたの、何処へ逃げ込んだのか?。

 

「奴は、あそこか。」

 

と、その時だった。

 

ゴン、と金属バットのようなもので大門巡査を殴った。

 

「グハッ!。」と殴られた後、路上で倒れた。

 

男は、大門巡査の拳銃S&W・M104インチ38口径を奪って逃走した。

 

東京駅 3番・4番ホーム

 

南と水野は東京駅の山手線と京浜東北線のホームに警邏をしていた。

 

「キャーッ!!ドロボー!誰か来てぇー!。」

 

「どうしましたか。」

 

「バックがひったくられました。」

 

「何だって。」

 

南と水野は犯人を追った。

 

犯人は、そのままバックを落として逃走した。

 

「大丈夫ですか?。」

 

「ええ、無事でよかったわ。」

 

「大金が入っているので、気を付けて下さい。」

 

「はいっ、ありがとうございました。」

 

京浜東北線のホームから、高山が降りてきた。

 

「女の敵めっ!!!、観念しなさい!。」

 

ガツン、と音がした。

 

「あいつ。」

 

高山は東京駅に騒ぎを止めに来た。

 

「何やってるんだ桜井。」

 

「犯罪者よ。」

 

そこへ、南と水野が現場に駆けつけた。

 

「どうした、痴漢か。」

 

「おい、その人が一体何をしたんだ、気絶してるじゃないか。」

 

「犯罪者は情けは無用よ。」

 

「いや、そういう事言ってるんじゃなくて。」

 

南と水野は、痴漢を公安室に連行した、その時。

 

「あのーっ、すみません。」

 

南は、その女性に道案内をした。

 

「どうかしました。」

 

「東海道本線のホームはどこでしょうか。」

 

「あっ、東海道本線ですか。」

 

「はい、東海道本線は7番と8番で、特急と快速は9番か10番乗りはです、どの列車ですか。」

 

「はい、私は特急で伊豆と天城へ行くので。」

 

「ああ静岡へ特急で、なら9番か10番乗り場です。」

 

「ああ、どうもありがとう。」

 

南と水野は痴漢を公安室に連行した。

 

東京公安室

 

公安室では、休みもなく働く公安隊、乗客が多くなるとキセルやスリも多くなる。

 

一方、その頃特捜班は。

 

「何でこうなるのよ、犯人を退治して始末書なんてありえないわよ。」

 

「鉛筆じゃなくて、ボールペンで描けよ桜井。」

 

と高杉は言う。

 

「今日、山手線と京浜東北線のホームでひったくり1件、痴漢1件。」

 

「そうか、ひったくり犯は逃走したが、バックの中身を盗らずに逃げたのか。」

 

「はいっ、お金も盗らずに逃げるひったくり何てありえますか。」

 

「へんなひったくりだな。」

 

南と水野は、山手線と京浜東北線のホームでスリの捜査に戻った。

 

香川は高杉班長に沼津で起きた拳銃強奪事件の話をした。

 

「この重傷の巽巡査は、警ら中に発見して襲われた後に拳銃を強奪したそうです。」

 

「ああ、私もちょっと気になっていたんだよ。」

 

「おそらく、沼津でコンビニ強盗が起き、現金奪って徒歩て逃走した。」

 

「おそらく、ナイフで店員を脅し、現金を奪って逃げたと。」

 

次の日

 

「高山君。」

 

「何、小海さん。」

 

「昨日起きたひったくりは所轄の警察に逮捕したと連絡がありました。」

 

「そうか、もう捕まったのか。」

 

「はい、商店街のひったくりが東京駅のひったくりが手口が似てたんですって。」

 

「なるほど、すぐ班長に報告しておかないと。」

 

高山は、報告書を書き、班長に報告した。

 

プルルルルルル、と電話が鳴った。

 

「はいっ、東京公安室公安特捜班、えっ行方不明、わかりました。」

 

「どうした、高山。」

 

「南主任、今静岡県警から捜索願の入電が入りました。」

 

「行方不明。」

 

「ええ、名前は国木田花丸、浦の星学院1年生。」

 

「行方不明か、友人はそっちへ向かってるのか。」

 

「ええ。」

 

しばらくして、友人の橘 廉と津島善子がやって来た。

 

「行方不明。」

 

「友達が、私が幼稚園の時の幼馴染で、ずら丸って言うだけと、昨日から行方不明になってるの。」

 

「昨日は、野球練習だったのでヨハネには会わなかったけど、そしたら俺のスマホで花丸がいなくなったと。」

 

「なるほど、すると君は花丸ちゃんがいなくなったと連絡があったんだね。」

 

「はい、居なくなったのは事実だから。」

 

「何かに事件に巻き込まれてる可能性もあるな。」

 

「よしっ、桜井と岩泉は花丸が痴漢に巻き込まれなかったか調べてくれ。」

 

「わかりました。」

 

「よしっ、高山と水野と小海は花丸の行方を追うから、聞き込みだ。」

 

「了解。」

 

私は、水野と高山と小海は東海道本線のホームで聞き込みをした、だが花丸の行方は見つからなかった。

 

その時、1通の電話が花丸が見かけたと一方があった。

 

「えっ、国木田花丸が見つかった、場所は。」

 

「場所は、福井県の若狭湾の見えるところ。」

 

「そうか、花丸は福井にいるんじゃないのでしょうか。」

 

「そこだよ、水野。」

 

「行こう、福井へ。」

 

南達は、東海道新幹線「ひかり」や京都から特急「スーパー雷鳥3号」に乗り福井へ向かった。

 

南と水野と高山と小海は敦賀駅で下車し、そこから小浜線に乗った。

 

「やっと、小浜か。」

 

「よしっ、若狭付近の民家に聞き込みだ。」

 

「了解。」

 

南達は、花丸が小浜にいると睨んだと民家に捜索をするのだ、高山が怪しい民家を見つけた。

 

「見つけた、場所は。」

 

「ずら丸、しっかりして。」

 

「あっ、善子ちゃん。」

 

「大丈夫か、花丸。」

 

「えっ、どうして廉君も。」

 

「ヨハネから連絡があって。」

 

「怖かったずら。」

 

「大丈夫ですか、しっかり。」

 

「はい。」と花丸は小海に保護した。

 

「あっ、やべぇ。」

 

男は、38口径リボルバーを持っていた。

 

「鉄道公安隊だ、武器を捨てなさい。」

 

と、南と水野と高山はコルト・ローマンを携行していた。

 

「くそっ。」

 

男は、М10を2発発砲し、南も一発撃った。

 

「やめろっ、打つなーっ。」

 

「お前を強盗致傷及び逮捕監禁の容疑で逮捕する。」

 

男は、水野に手錠をかけた。

 

小海は喜子と廉を連れて、病院へ運んだ。

 

翌日、公安室で事件の報告をした。

 

「逮捕したのは吉野 聖34歳です、元不良グループの一員だったそうです。」

 

「そうか、コンビニ強盗をした男を職質したが、ナイフを見つけた大門巡査が追いかけたら、後ろにいた吉野に襲い、拳銃を奪って逃げたという事です。」

 

「南と水野もいいコンビになりそうだ。」

 

「南だけではないぞ、高山と小海もですよ。」

 

南と水野は、京浜東北線でスリを追っていた。

 

「待てーッ。」

 

南と水野は走る、公安隊の激務は終わらない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




劇中の小浜線は現在は電車化で運転されています

ゲスト

橘 廉 浦の星学院1年生

津島 善子 浦の星学院1年生

国木田 花丸 浦の星学院1年生



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特急あずさ・愛と殺意の中央本線

今回の短編は、 Rail Wars! 05話を参考にして書きました、今回登場するのはL特急「あずさ」のグレードアップ車を登場します 花陽は友人と一緒に車山高原に日帰りで
行く事になったのです


「じゃあお兄ちゃん、行ってくるね。」

 

この日、花陽は幼馴染の凜と希と絵里と一緒に車山高原へハイキングに行く事になった、本当は陽一も行きたかったのだが、公安隊の仕事の関係で行けれなかったのです、本当はグレードアップしたL特急「あずさ」に乗って見たかったのです。

 

「俺も乗りたいな、グレードアップしたL特急「あずさ」に乗って見たいなぁ。」

 

と、呟いていた。

 

「どうした小泉、ため息なんかついて。」

 

と今野は言う。

 

「ああ今野か、実は俺の妹が長野県の車山高原に行くって凛と希と絵里と一緒に行くって新宿から8時発の特急「あずさ5号」に乗って諏訪で下車してバスに乗って行くんだそうだ、今回は日帰りで車山高原に行くんだそうだ。」

 

「あずさ。」

 

と高山が言う。

 

「どうした、高山。」

 

「あっ、今度グレードアップしたと聞いていたんだけど。」

 

「おう、新型車両になったって言ってたな。」

 

「あずさか、私も一度は乗って見たいって思ってたんだよ。」

 

「南主任もですか。」

 

「ああ、私も一度は乗って見たかったかったんだよ。」

 

「へぇ。」

 

と、そこへ桜井と岩泉は1人の男を連行して連れてきました。

 

「主任、恐喝の男を逮捕しました。」

 

「そうか、取り調べ頼むよ。」

 

「はいっ。」

 

「高山、取り調べ頼むよ。」

 

「わかりました。」

 

一方、花陽と凜と希は新宿発L特急「あずさ5号」に乗り、8時に新宿を発車した。

 

プァーン

 

「山登りは楽しいにゃー。」

 

「ホントに。」

 

「今日はいい天気で良かったですね。」

 

「うん。」

 

「ねぇ、知ってる。」

 

「何を知ってるって。」

 

「昔、あずさ2号がはやったでしょ。」

 

「うん。」

 

「ダイヤ改正であずさ5号で同じ列車なのよ。」

 

「へぇー。」

 

2時間後、花陽達が乗った「あずさ5号」は上諏訪駅に到着した。

 

「あれっ、何か落ちているわ。」

 

「どうしたの、かよちん。」

 

「何か、落としていたけど、私ちょっと届けてくるね。」

 

「気をつけてな。」

 

花陽はその男に届けようと近づいたが。

 

「これ落としましたよ。」

 

「いっ、このーっ。」

 

「うわっ、何今の人。」

 

男は走り去っていった。

 

「見かけない人だったにゃ。」

 

「うん。」

 

花陽達は上諏訪駅からバスに乗って車山高原に向かった。

 

車山高原

 

「うわーっ、結構眺めがいいね。」

 

「空気も美味しいしね。」

 

「テンション上がるニャーッ!。」

 

花陽と凜と希と絵里は、車山山頂まで登ってやって来ました。

 

「海未と真姫ちゃんも行きたかったかな。」

 

「そうだね。」

 

今日の昼食はホルシチとチーズケーキを食べながら会話しました。

 

「うーん、美味しい。」

 

絵里は美味しそうにポルシチを食べていた。

 

「凜ちゃん、車山高原に来てよかったね。」

 

「うん、山も気持ちいいし、空気も美味しいにゃあ。」

 

「でも、休みの日に長野の高原に来てよかったやね。」

 

「うん。」

 

そして、事件は起きた。

 

「ねぇ、この山小屋に誰かいるみたいだよ。」

 

「本当だ、人が倒れてるみたいだけど、何かやばくない。」

 

「えりち、そう言われて見ればその人死んでるみたいだけど。」

 

「ひっ、し、ししし、死んでるよ。」

 

花陽と凜は叫んだ。

 

「キャーッ!!。」

 

そして、陽一が勤務する公安特捜班では1本の電話が入った。

 

「はい公安特捜班、花陽かどうしたの?。」

 

「死んじゃった、車山高原で人が死んじゃったんだよ。」

 

「えっ、それ本当。」

 

「うん、今諏訪警察署にいるの。」

 

「うん、分った俺もそっちへ行くからな。」

 

小泉は今野と一緒に、松本行のL特急「あずさ17号」に乗って上諏訪へ向かった。

 

諏訪警察署

 

「どうも、諏訪署の川田です。」

 

「鉄道公安隊の小泉です。」

 

「同じく今野です。」

 

「あっ、お兄ちゃん大変だったよ。」

 

「大丈夫か花陽。」

 

「うん、その人さっき駅で落し物を拾って届けたんだけど、お礼も言わずにそのまま立ち去って行った人なの。」

 

「なるほど、落し物を届けた人が被害者って事だな。」

 

「うん。」

 

「竹山警部、被害者は大原 賢児さん45歳です。」

 

「うん、凶器は。」

 

「恐らく、22口径の自動拳銃と考えられます。」

 

「22口径か。」

 

「かなり凄い自動拳銃ですかね。」

 

小泉と今野は特捜班に連絡して事件の関連を調べて見た、実は南達が今追っている事件と関連していたのだ。

 

「ああ小泉か、犯人が使用した拳銃は先週松本で起きた襲撃事件に使われたと同じものだ。」

 

「そうか、わかった。」

 

次の日、小泉と今野は桜井と共に車山高原の殺人事件の足取りを追う事になった。

 

「あの男、怪しいな。」

 

「後つけて見よう。」

 

小泉と今野は桜井と共に、7時30分発松本行のL特急「あずさ3号」に乗って尾行した。

 

「班長の話だと、車山高原の山小屋で起きた殺人事件には共犯がいたと言っていたな。」

 

「多分、この人じゃないかと。」

 

「似てるわ、絶対に。」

 

「おいっ、桜井何で拳銃を持ってるんだ。」

 

「犯人は22口径の自動拳銃を持ってるのよ。」

 

「え。」

 

「追うわよ、小泉、今野。」

 

「奴は、松本で逃げるつもりだわ。」

 

桜井は小泉と今野と共に犯人を追った。

 

「本当に犯人なのか桜井。」

 

「間違いないわ。」

 

「ほらいたっ。」

 

その時、男はルガー22口径を持っていた。

 

「動くな、東京中央鉄道公安室・公安特捜班よ。」

 

「何っ、私服の刑事か。」

 

「観念しなさい!。」

 

「うるせぇ。」

 

バキューン、バキューン

 

男はルガー22口径を2発撃ったが、桜井達には効かない。

 

バキューン

 

その時、桜井のコルト38口径を1発発砲した。

 

「グアアアアアアアッ!。」

 

「小泉、今野、手錠よ。」

 

「わかってるよ。」

 

小泉は男を手錠をかけた。

 

「小泉、こいつは。」

 

「あっ、やっぱり長野県警に手配されている右翼組織の加賀谷 憲治だ。」

 

「お前が車山高原の山小屋の事件もお前がか。」

 

「そうさ、奴は裏切ったんだ、それで殺したのさ。」

 

公安特捜班

 

「桜井、小泉、今野はよくやった。」

 

「ありがとうございます。」

 

「もう1人の共犯は糸魚川で逮捕したそうだ。」

 

「そうですか。」

 

「桜井達もお手柄でしたね。」

 

こうして、花陽の日帰り信州は右翼組織と遭遇し、犯人確保に導いた。

 

 




ゲスト

小泉 花陽

星空 凜

東條 希

絢瀬 絵里

川田 刑事 (長野県警諏訪署・刑事)

竹山 警部 (長野県警捜査一課・警部)

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二階座席の女 狙われた人気アイドル

今回はいよいよ特急・スーパービュー踊り子の登場です 高山達は鹿島乃亜の護衛するため静岡県の伊東に向かった、特捜班では人気アイドルの脅迫事件の捜査をしていたのだ。そして、スーパービュー踊り子で殺人事件が発生、犯人は誰なのか

今回はRail Wars! 04話を参考にして書いてみました


沢村美乃は、JRに、新しい列車が登場するたびに、ワクワクしている。

 

 音ノ木坂学院の高校生、穂乃果の妹高坂 雪穂は亜里沙と美乃と一緒に東海道本線の新型特急列車が運転開始すると三人で乗りに行く事になったのです、穂乃果は母と話し合った結果行ってもいいよと許可が出た。

 

「私、スーパー踊り子号に乗りたいな。」

 

「へぇ、その沢村って言う子、電車が好きなの?。」

 

「うん、結構鉄道が好きなんだって。」

 

「あの子も電車が好きなんだね。」

 

そして、東京駅に行った雪穂と亜里沙と美乃は東海道本線のホームへやって来た。

 

「あっ、あれがスーパー踊り子ね。」

 

「うん、私たちは乗るのはこの辺りかな。」

 

雪穂たちは乗ったスーパービュー踊り子は東京駅に発車した。

 

「海が近くて長めがいいね。」

 

「だって東海道本線は海を渡って神戸まで目指すんだから。」

 

「うん。」

 

そこには、高山と桜井と小海と岩泉も乗っていたのだ。

 

「あの何かあったんですか。」

 

「実は今、伊東で行うアイドルのイベントの警戒に当たってるんです。」

 

「うーん、そうなんだ。」

 

一方、特捜班では南達は最近、アイドルの嫌がらせや脅迫する事件が発生していたのだ。

 

「今高山達は、人気アイドルの警戒に当たっているが、何しろ大湊室長のファンでもあるんだ。」

 

「班長、先週起きたアイドルの脅迫も4件だそうです。」

 

「確かイベント会場は伊東でしたね。」

 

「ええ、今高山達が向かってるからな。」

 

「まぁ、少し様子を見よう。」

 

雪穂たちは、スーパービュー踊り子に乗ってると亜里沙が席を離れた。

 

「私ちょっと売店で買い物に行ってくるからね。」

 

「気を付けてよ。」

 

その時、亜里沙はグリーン席で女性の死体を発見したのだ。

 

「キャーッ!」

 

と、亜里沙は悲鳴を上げた。

 

雪歩と美乃は、亜里沙の方に行くとそこへ高山と桜井が駆けつけてきた。

 

「どうしたんですか。」

 

「この女性が死んでるの。」

 

「な、何だって。」

 

「美乃ちゃん、車掌さん呼んできて。」

 

「わかった。」

 

10時11分、伊東に到着。

 

伊東駅に応援の公安隊や伊東署の刑事が到着した。

 

「死因は、青酸カリによる中毒死のようです。」

 

「そうか、被害者の身元は。」

 

「被害者は新見敦子さん26歳です。」

 

「うん、この瓶入りドリンクに誰かが混入したのですかね。」

 

「可能性がありますね。」

 

「でも、あなたがどうしてこの列車に乗ってたんですか。」

 

「実は今、人気アイドルの警戒に当たっていたところ、発見しました。」

 

「わかった、その線で捜査してみます。」

 

事件直後、ステージでも事件が起きた。

 

「何、この紙は。」

 

シュボーッ

 

と、その時ステージは火を噴いた。

 

「うわっ。」

 

その後、現場に来ていた高山と桜井と小海と岩泉は現場検証していた。

 

「何かあったのか。」

 

「焦げ跡なんて全然ないぜ。」

 

「そうか、犯人はどうしてこんな事を。」

 

「それはフラッシュペーパーだよ。」

 

「手品とかで使うよ。」

 

「なるほど。」

 

そして、いよいよ鹿島乃亜のステージが始まった。

 

「どうだ、高山の方はどうだ。」

 

その頃、特捜班の南と水野と香川と今野も合流した。

 

「いいえ、スーパービュー踊り子の事件の犯人は毒入りの瓶飲料に混入したと考えられます。」

 

「そうか、今静岡県警にも協力してもらったから必ず現れるはずだ。」

 

「それが、犯人は二人らしいんです。」

 

「そうか、1人はスタッフに成りすましているのか。」

 

「可能性があります。」

 

一方、雪穂と亜里沙と美乃は乃亜のステージに来ていたのです。

 

「ワクワクするはね。」

 

「うん。」

 

「みんなで応援するよ。」

 

「オーッ。」

 

3人は乃亜のステージを見に来ていたのだ。

 

いよいよ、鹿島乃亜のコンサートが始まったのです。

 

「みんな、応援するよ。」

 

「うん。」

 

「乃亜ちゃーん。」

 

曲が流れると雪穂たちは叫んでいた。

 

「あっ、あぶない。」

 

「どうしたの亜里沙。」

 

「乃亜ちゃんを狙ってる。」

 

「えっ。」

 

「確保ーっ。」

 

香川と今野は1人の男を確保した。

 

「お前を殺人未遂の現行犯で逮捕する。」

 

「くそっ。」

 

その時、亜里沙が香川公安官に行った。

 

「あっ、この人よスーパービュー踊り子で女性を殺したのは。」

 

「本当か。」

 

「うん、私が売店でお菓子を買っていたら、何か瓶の中に液体なものを入れてたのを。」

 

「本当か。」

 

「あともう一人は、その脅迫事件の。」

 

高山は1人のふたっふに目を付けた、そのスタッフが怪しいと気づいた。

 

「あのスタッフは、確か一連の脅迫事件の犯人かもしれない。」

 

「ええっ。」

 

その時、高山は乃亜を保護した。

 

「じゃあ、この人は。」

 

「実は今、アイドルの脅迫事件の犯人だよ。」

 

「ええっ。」

 

桜井と高山は1人のスタッフを確保した。

 

「コノヤロー!、お前の命を。」

 

「高山っ、大丈夫。」

 

「なんとか。」

 

犯人は矢野明弘34歳、2年前にスクールアイドルを襲撃事件の犯人だった、もう1人は伊藤星児郎48歳、違法宗教の1員だった、彼は違法宗教に入った際に毒入りの購入事件の真似をしたかったと自供した。

 

「俺は大丈夫だよ、防刀弾チョッキを着ていたからね。」

 

「全く、高山もやりそうな事だ。」

 

こうして、観客がパニックも起こさず無事鹿島乃亜のコンサートは無事に終えた。

 

 




登場実物

鹿島 乃亜 人気アイドル

高坂 雪穂 穂乃果の妹・音ノ木坂学院1年生

絢瀬 亜里沙 絵里の妹。音ノ木坂学院1年生

沢村 美乃  雪穂と亜里沙の友人 音ノ木坂学院1年生

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ひかり最終便の女

今日は、最終ひかり号のグリーン個室で殺人事件が発生、現場には香水瓶が落ちていた
犯人は赤い服を着たバブリーガールが犯人なのか 凶器はアイスピックで首を刺したのだ


東京中央公安室公安特捜班の高杉は、ここ二日間、続けて、東京駅に、人を見送りに行った。

 一度は、大阪府警の警部で、もう一度は、大学時代の友人である。

二人とも、21時00分発、新大阪行の最終の「ひかり323号」だった。

 大阪府警の大谷と言う警部は、会議が長引き、疲れたので、新幹線の中で寝て帰りたいというので、この323号の個室を、高杉の方で、用意したのだった。

 大学の友人、河原は、仕事で、よく東京に来ていたが、帰るときは、必ず、この列車の個室にしている男だった。だから、東京に着くとすぐ、「ひかり323号」の個室の切符を、買っておくのである。

 この列車の後に、21時24分発の「ひかり171号」があるが、こちらは、名古屋止まりなので、大阪まで行く人にとっては、やはり、「ひかり323号」が、最終になる。最近では最終ひかりの事をシンデレラエクスプレスと呼ばれているのだ、週末に東京で過ごし、又離れ離れになる。

 

「へぇ、最終ひかりの事をシンデレラエクスプレスって言うのか。」

 

「そうよ、なんかロマンチックな列車の名前ね。」

 

「高山と小海はまだ帰らないのか。」

 

「はい、今日中に出さなければならない書類がありますので。」

 

「そうか、無理知られんよ。」

 

「お疲れ様でした、南主任。」

 

東京駅・14番ホーム

 

「愛してるよ。」

 

「うん、つかさこそ。」

 

プルルルルルルルーッ、

 

「まもなく14番乗り場に、ひかり323号新大阪行が発車します。」

 

と、アナウンスが流れ、ドアが閉まり、最終ひかりは発車した。つかさはひかりが発車したと同時に彼氏に追いかけながらひかりを追いかけていた。つかさは彼氏が乗ったひかり323号が遠くへ走り去っていった。

 

「ふうーっ、終わった、桜井、俺は上がるからよろしく。」

 

「高山、私は今日当直だから。」

 

「そうか、後よろしく。」

 

「うん。」

 

この日特捜班で当直の日は桜井と水野と岩泉だった。その時、事件が発生した。

 

ひかり100系・グリーン個室

 

ある日、車掌は乗車券を拝見に回っていた。

 

「ご乗車有難うごさいます、乗車券を拝見させていただきます。」

 

と、その時、車掌はグリーン個室を覗いてみると1人の男が死んでいたのだ。

 

「うっ、何だこの匂いは、げっ、この男、し、しし、死んでるよ、うわーっ。」

 

車掌は、すぐに車掌長に報告し、すぐに新大阪駅で停車させ現場検証が行われた。

 

次の日、新大阪駅で殺人事件のニュースが流れた、それを見ていた桜井と岩泉と水野はびっくりした。

 

「あっ、このひかり、昨日班長が友人と見送った時のだ。」

 

「えっ、本当かそれ岩泉。」

 

「何ですって。」

 

そこへ、高杉公安班長がやって来た

 

「どうしたんだ、桜井、岩泉、水野。」

 

「昨日見送ったひかり323号で殺人が起きたって。」

 

「何だって。」

 

プルルルルルルル。

 

と、そこへ、特捜班に電話が入った。

 

「はいっ公安特捜班、えっ、緒川 進43歳、わかりました調べて見ます。」

 

「班長、事件ですか。」

 

「今大阪府警から協力要請があった、緒川 進という人を調べてくれ。」

 

「わかりました。」

 

南は、桜井と岩泉と水野を連れて被害者の身元を当たることにした。

 

「被害者は、世田谷の人みたいですね。」

 

「よしっ、桜井と岩泉はひかり号に不審者はいなかったか聞き込みをしてくれ。」

 

「わかりました。」

 

南と水野は、被害者が勤務する会社に行って見た。

 

「どうも、鉄道公安隊の南です。」

 

「同じく水野です。」

 

「あの、緒川社長はいらっしゃいますか。」

 

「あのー、緒川社長は昨日の夜に大阪へ出張へ行っていまして。」

 

「そうですか。」

 

「あのー、社長が何か。」

 

「実はですね、ひかり323号のグリーン個室で死体で発見されましてね。」

 

「えっ、社長が。」

 

「はい、何か変わったことはありませんか。」

 

「ええ、そこまでは。」

 

公安特捜班

 

「被害者は、緒川進さん43歳、「サンオート・オガワ」の会社社長です。」

 

「うん、そのサンオート・オガワって。」

 

「ええ、大手アメリカの自動車メーカーの販売店だそうです。」

 

「うーむ、なるほど。」

 

「班長、昨日のひかり323号の乗客に赤いバブリー服を着た女性を目撃しています。」

 

「えっ、本当か。」

 

「はいっ、みどりの窓口の人に確認しました。」

 

「そうか、よしっ、香川と高山はその女性の捜索だ。」

 

「わかりました。」

 

梶山は、高杉班長に現場の遺留品が見つかったと報告した。

 

「班長、グリーン個室にピンク色の香水瓶が落ちていたと。」

 

「香水瓶?。」

 

「ええ、大阪府警の冴島警部の話だと個室の床に落ちていたと。」

 

「なるほど。」

 

「班長、死因はアイスピックによる出血死だそうです。」

 

「アイスビックか。」

 

高山と小泉は赤い服を着たバブリーガールの人に声をかけた。

 

「すいません、鉄道公安隊の者ですが。」

 

「なんでしょうか。」

 

その女性は特捜班に任意同行し、事情聴取を行った。

 

「えっ、そんなの知りませんよ、そのアイスピック、でもその香水は私が挙げたものですけど。」

 

「そうですか、じゃあ席は普通席に座ってたんですね。」

 

「ええ、間違いないわよ。」

 

彼女の名前は上原美幸24歳、バーの店員であるが最終便のひかり323号には乗っていたが彼女ではなかった。

 

「あの最終便に乗っていた美女は誰なのか。」

 

「私はその人を殺していません、本当です。」

 

「主任、犯人は別の人じゃないでしょうか。」と香川は言う

 

「えっ。」

 

「何だって、犯人は別人か。」

 

「ええ。」

 

「犯人はどうやってグリーン個室に入ったのか、殺害方法はアイスピックで首を刺したと考えられる。」

 

「可能性がありますね。」

 

「ああ。」

 

2日後、殺人事件の真犯人鮎原麻沙美27歳を逮捕した、2年前に解雇されたの犯行だった。彼女は緒川を殺害したことも自供した。

 

「シンデレラエクスプレスって、切ない者なのね。」

 

「うん、週末に過ごすと別れが来るって訳さ。」

 

「うん、そうだな高山、桜井。」

 

と、言いながら21時00分新大阪行「ひかり323号」を見ながら、東京駅を発車した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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寝台特急「北斗星」57分の殺意

寝台特急北斗星でも捜査はするのかと思うが前回投稿した公安特捜班でも引き続き寝台特急「北斗星」でも捜査をすることにしました、今回は上りの北斗星で事件を解決します 


北海道・札幌

 

時計台は北一条西二丁目にあり、札幌のシンボルと言われている。明治11年に札幌農学校の演武場として建てられたもので、今でもそのままの形で残っている。

 

佐藤新次郎も、2年前に札幌に単身赴任して、初めてこの時計台を見た時には、がっかりした。

 

「札幌市で何とかならないのかしら」

 

と観光客の女性は言った。

 

「これが札幌のシンボルなの」

 

「がっかりね、でも記念写真くらいは撮っておかなくちゃね」

 

 時計台もカメラに収めるには、歩道を出なければならない。背後の車道にはひっきりなしに車が通っている。

それに歩道は観光客だけでなく、地元の札幌の人が通っている。シャッターチャンスがなかなかない。カメラに気付いて足を止める通行人もいるが、無視する人も多い。

 

「時計台がこれじゃ、札幌もたいしたことはないわね」

 

「札幌はやめて、登別温泉でも行って見ない。」

 

「でも、今からじゃ、ホテル取れるかしら。」

 

「夜のススキノだってたいしたことないわよ。東京と変わらないんじゃない。」

 

翌日佐藤は、札幌から特急「オホーツク」に乗って網走へ向かい、知床半島へ向かった。

 

知床五胡

 

「ロマンチックな湖ね。」

 

「ホントだ、私は2回目何ですよ。」

 

「そうなんですか、いつ頃ですか。」

 

「大学の時にね。」

 

「へぇーっ。」

 

札幌駅

 

「北斗星6号」は札幌を19時19分に発車する。

 

午後6時過ぎには、新次郎は札幌駅に来ていた。

 

「あっ、どうでした釧路は。」

 

「ええとても。」

 

「私は網走ヘ。」

 

新次郎は寝台特急「北斗星6号」に乗り、19時19分に発車した。札幌を19時19分に発車し、千歳空港、苫小牧、登別、東室蘭、伊達紋別、洞爺、長万部、八雲、森、函館、盛岡、仙台、福島、郡山、宇都宮、大宮、終着上野には翌朝の11時12分に着く。

 

彼女は、ロイヤルAに入った、その時事件は起きた。

 

「あれ、いないわ。」

 

「どうしたんですか。」

 

「実は、私の友人がロイヤルにいないのよ。」

 

「本当か。」

 

新次郎は、車掌を呼びロイヤルの女性を捜索した、しかし見当たらなかった、そして事件は起きた。

 

「あっ、真由美、真由美。」

 

と絵里は叫んだ。

 

11時12分、「北斗星6号」は上野に到着した。

 

そこへ公安特捜班の南と高山と桜井が公安隊員を連れて現場にやって来た。

 

「被害者は若狭真由美さん、24歳です。」

 

「うん、じゃあ発見者の佐藤新次郎さんと五島 姫さんと一緒に発見されていたんですね。」

 

「はい。」

 

「俺はロイヤルの隣にいたのでおかしいと思って読んでみたら、その場で死んでいたんです。」

 

「なるほど。」

 

南と高山と桜井は、北斗星の殺人事件をことを高杉班長に報告した。

 

「犯人はどうやって殺害したのかね。」

 

「佐藤は北斗星のロイヤルにいたって言ってたな。」

 

「アリバイは成立だな。」

 

「南主任。」

 

「どうした桜井。」

 

「仙台駅で、不審な男を目撃したと報告がありました。」

 

「何だって。」

 

「その男は、仙台駅で別の列車に乗り換えたと。」

 

「列車に乗り換えていた。」

 

「ちょっと引っかかるな。」

 

次の日、南と高山と桜井は早速1人の北斗星の客に話をすることになった。

 

「ええ、私は札幌へ出張の帰りで仙台で下車して常磐線経由のひたちに乗って水戸へ行きました。」

 

「そうですか。」

 

「実は北斗星の殺人犯にそっくりなんですが、別人ですか。」

 

「ええ、申し訳ありません。」

 

犯人は別にいるのだろうか、そして高山はその男が犯人かと睨んだ。

 

「南主任、犯人は仙台で乗り換えたんじゃないでしょうか。」

 

「恐らく犯人は東北新幹線「やまびこ」か常磐線の「スーパーひたち」に乗り換えたんですかね。」

 

「えっ。」

 

「どういう事なの、高山。」

 

「犯人はやまびこかスーパーひたちに乗って逃げたことになるよ。」

 

「なるほど。」

 

次の日、高山と桜井は南主任と共に犯人を追う事にした。

 

「すみません、鉄道公安隊の者ですが。」

 

「何なんですか、あなたは。」

 

「それは何ですか、その瓶。」

 

「あっ、これ風邪薬だよ、北海道は寒いからね。」

 

「じゃあ、鑑識に見せてもそれ見せれるよね。」

 

「えっ。」

 

「その薬の瓶は、睡眠薬ではないかと思うが。」

 

「くそっ。」

 

その後の警察の調べで薬瓶の中身は睡眠薬と判明した、犯人は向井勝さん36歳が若狭真由美さんを殺害したと自供した。

 

 

 

 

 

 

 




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劇中の寝台特急「北斗星」の時刻は平成元年の時刻を使用しています。



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東海道新幹線・琵琶湖周航殺人事件 

琵琶湖と言えば、ミシガンという遊覧船が人気である

今回は、図書館で借りたある作家の推理サスペンス小説を参考にして書いてみました。




11月9日

 

 東海道山陽新幹線上り「228号」は満席だった。

 

自由席では立っている人が多かった。自由席は1号車から5号車まで、6号車と7号車が指定席、そして8号車、

 

9号車は2階建グリーン車で下階は個室とカフェテリアになっている。10号車がグリーン車で、11号車から16号車が指定席である。上り列車は16号が先頭になっている。

 

「228号」は、13時52分に東京駅ホームに着いた。乗客たちはドヤドヤと降りていく。たちまち列車は空になった。

 

 青柳車掌は16号車から車内を見回る。忘れ物があったりするのだ。13号車に入った。13号車はトイレが先にある。客室に足を踏み込み、歩き出そうとして足を止めた。一番端だから19番である。進行方向左側の19E席に男が眠っていた。

 

青柳車掌は、

 

「お客さん!。」

 

 と声を掛け、肩をゆすろうとしてギョッとなった。男の足元にどす黒いものが溜まっていたのだ。それが血であることがわかるまでには2、3秒かかった。男の右胸からまだ血が流れだしていたのである。

 

 わっ、と声をあげかけて、やっと呑み込んだ。

 

男は死んでいたのである。血だまりはまだアメーバーのように動いていて、テカテカと光っていた。

 

 青柳は勇気を出して男の頬に触った。まだ体温はあった。死んだばかりなのだ。彼は13号車のトイレの前の通りホームに降りた。

 

「おーい、誰か来てくれ」

 

と叫んだ。駅員は振り向いた。大きく手を回した。登場の車掌2人が走ってきた。

 

「どうした。」

 

「人が死んでいる。多量の血を流している」

 

車掌の1人が走って行った。助役が駅員3人を連れて走ってきた。

 

「死んでいるだって」

 

それを居合わせた公安特捜班の高山と桜井と小泉が新幹線ホームに向かって走って行った。

 

「何、100系新幹線で死体。」

 

「よしっ、行って見よう。」

 

高山は青柳車掌と助役に声を掛けた。

 

「すみません、鉄道公安隊の者ですが何かありましたか。」

 

「はい、13号の車内に男性が死んでいるんです。」

 

「何だって、新幹線で男性の死体。」

 

「ええ、今警察にも連絡しているとこです。」

 

「そうですか。」

 

5分後、3人の刑事が駆けつけてきた。捜査は開始されていた。

 

「何だこれは。」

 

高山は内ポケットを探って名刺入れを取り出した。1枚を引き抜く。

 

「兵頭 将」、肩書には四谷創業と会ったポケットを探っていた鑑識が2枚の切符を取りだした。1枚は彦根から

東京行の乗車券、1枚は米原から東京までの東海道新幹線の指定券である。

 

名刺の四谷創業の住所も彦根になっている。

 

坂野刑事が、西丸刑事に名刺を渡した。

 

「ここへ連絡を取ってみて下さい」

 

と言い、西丸は走っていく。

 

「高山、被害者は拳銃で胸を2発撃たれています。小型拳銃でしょう。押し付けて撃ったらしく縦断は貫通してシートに埋まっていますよ。」

 

「恐らく犯人は、会社に恨みのある人かあるいは暴力団の可能性も考えられます。」

 

「なるほど。」

 

特捜班では、新幹線「228号」の殺人事件の内容を高杉公安班長に説明した。

 

「被害者は兵頭 将さん、30歳、滋賀県大津市在住、勤務先は四谷創業の総務課の主任だそうです。」

 

「うん、被害者はどうして新幹線に。」

 

「滋賀から東京に出張へ行くと言っていました。」

 

「なるほど、犯人はそれを狙って殺害したのか。」

 

「ええ、恐らく。」

 

そこへ、香川は高杉に拳銃の種類が特定したと報告に来た。

 

「班長、使用された拳銃は25口径の自動拳銃とわかりました。」

 

「25口径か。」

 

「女にも使えるありふれた銃ですね。」

 

そして、滋賀県で第2の事件が起きた。

 

善子と梨子と廉とは、琵琶湖遊覧のミシガンに乗りに来た。

 

「まぁ、琵琶湖ってこんな湖なの。」

 

「うん、風が強く吹いてるよ。」

 

「今日は、いい天気だからな。」

 

善子たちは、琵琶湖周辺を散策した。

 

「おいっ、見て見ろよ。」

 

「何か人が浮いてるぞ、人魚かな?。」

 

「ちょっと、行って見ようか。」

 

善子たちは、琵琶湖周辺の人盛りを見に行って見た、それは男性の水死体だった。

 

「ひぃっ!、ちょっとずら丸、その人死んでるわよ。」

 

「えっ、何だって。」

 

キャーッ!

 

善子と花丸と梨子は叫んだ!

 

数分後、滋賀県警のパトカーと捜査一課の刑事が到着した。

 

東京駅・公安特捜班

 

「何ですって、琵琶湖で水死体!。」

 

「琵琶湖。」

 

「よし、南、高山、小泉と桜井を連れて滋賀へ向かってくれ。」

 

「了解。」

 

そこへ、滋賀県警に協力要請が出た、早速南と高山と桜井と小泉は早速滋賀へ向かった、南と高山達は早速、東海道新幹線「こだま471号」に乗って滋賀へ向かった、米原に着いたのは11時02分である。

 

「どうも、私は滋賀県警捜査一課の警部の津上です。」

 

「公安特捜班の南です。」

 

「桜井です。」

 

「小泉です。」

 

「同じく高山です。」

 

「では、ご案内します。」

 

現場には既に大津署の刑事も到着していた、捜査は開始されていた。

 

「被害者の身元は分かったんですか。」

 

「ええ、害者は夏目裕司さん、彦根市在住38歳です。元暴力団員だそうです。」

 

「うん、やはり東京で起きた新幹線「ひかり」のと同じ手口か。」

 

「ええ。」

 

「犯人は暴力団関係者か元会社員じゃないかと考えるんだけど。」

 

「ああ、その可能性もあるな。」

 

大津署

 

「主任、犯人の思われる男がわかりました、えーと速水 透さん46歳です。」

 

「速水、元暴力団で密輸ブローカーか。」

 

「犯人はこの男に可能性があるな。」

 

「よしっ、奴は25口径の拳銃を持っている、拳銃は持っているな。」

 

「はい。」

 

南と高山と桜井と小泉は、38口径のリボルバーに弾丸を込め、犯人の逮捕に向い。南達はミシガンに乗った。

 

「よしっ、あれが速水だ。」

 

「うん。」

 

「私の合図で、確保するんだ。」

 

「わかった。」

 

「主任、どう似合う。」

 

「どうするんだ、桜井。」

 

「私が、暴力団の妻に成りすまして、犯人をおびき寄せるのよ。」

 

「なるほど、無理するなよ。」

 

桜井は、速水に近づいた。

 

「ちょっとお兄さん、私と付き合ってくれない。」

 

「ああ、何だこの女は。」

 

「いいから。」

 

「ああ、悪いな。」

 

「ねぇ、アンタさ私と付き合ってくれるかな。」

 

「もちろんだよ。」

 

速水は桜井に近づくと、蹴りを一発喰らった。

 

「この、女の敵めっ。」

 

「てめぇ、なにしやがる。」

 

そこへ、南と高山と小泉は38口径のリボルバーを構えていた。

 

「動くな、鉄道公安隊だ。」

 

「何、てめぇ警察だったのか。」

 

と、ミシガン乗り場には滋賀県警の刑事たちが包囲され、速水は逮捕された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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劇中の新幹線「ひかり228号」と「こだま471号」は昭和63年と平成2年のダイヤを使用しています

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児童連れ去り・北九州捜査行

今日は北九州を舞台に誘拐事件の捜査します

名探偵コナンの「北九州ミステリーツアー」を参考にして書いてみました

舞台は小倉と門司で新幹線「ひかり」と寝台特急「はやぶさ」を登場します 懐かしいですね




特捜班の私服公安官高山 直人は、迷子の小学生を保護していた。

 

「僕、名前は?。」

 

「僕、三原 貴、小学1年。」

 

「三原 貴君ね。」

 

高山は小海を読んで応対していた。

 

「大丈夫よ、泣かなくても。」

 

数分後、母親がやって来て貴君は母親と帰った。

 

「これで一段落だね。」

 

「ええ。」

 

プルルルルルルルルル、

 

と、そこへ一本の電話が入った。

 

「はい公安特捜班、えっ、少女が行方不明、はい、平瀬涼花、7歳、わかりました捜索します。」

 

高杉は、電話を切り、すぐに高山に伝えた。

 

「おい、7歳の少女が行方不明だ、心当たりを捜してみてくれ。」

 

「はい。」

 

「昨日から、学校にも来ていなくて、母親から捜索願があったと。」

 

「わかりました、早速周辺を捜してみます。」

 

一方、南と水野は新幹線に乗って警乗をしていた。

 

「いいか、相手は詐欺の常習犯だ、油断するなよ。」

 

「犯人は、宝石商に装っているからな。」

 

そして、松本と梶村は進行旅行客に成りすましていたのだ。

 

「あんた、宝石はいかがでしょうか、ダイヤとルビィ、サファイアの指輪はいかがでしょうか。」

 

「婚約指輪にいいですか。」

 

男の横には、香川公安官が乗っていた。

 

「ええもちろんですよ、10万になりますがどうですか。」

 

「じゃあ、買わせていただきます。」

 

香川は10万を払うふりをした。

 

「動くな、鉄道公安隊だ。」

 

「えっ、鉄道公安。」

 

男は慌てて逃げようとしたが、南達に確保された。

 

東海道・山陽新幹線「ひかり」は東京に到着し、男を東京公安に連行された。

 

「班長、詐欺の常習犯柳瀬 源太郎を逮捕しました。」

 

「おおご苦労さん。」

 

「何かあったんですか。」

 

「ああ今ね、7歳の少女が行方不明の捜索願の入電が入った、名前は平瀬涼香だ。」

 

「ああ、この子ね。」

 

「よし、早速捜索してみます。」

 

南と水野と香川は、早速東京駅構内を捜索したが、涼香ちゃんは見つからなかった。

 

一方、高山と小泉は近所に聞き込みをした。

 

「そこの、平瀬さんをご存知ですか。」

 

「ええ、子供が友達だもんで。」

 

「はぁ、そうですか、最近変わったことはありませんか?。」

 

「さぁ、あ、そう言えば涼香ちゃん学校と児童館お休みしているそうですけど。」

 

高山と小泉は早速、児童館に行って見ることにしました。

 

「涼香ちゃんは先週の水曜日にお休みしているんです。」

 

「水曜日から、欠席の理由は。」

 

「父親の用事で休むって言ってましたけど。」

 

「涼香ちゃんに何か、実は私も気になっていたんです。」

 

「は。」

 

「あの、どうかしたんですか、野川先生。」

 

「ああ、倉木先生、警察の方が涼香ちゃんを捜索しているんです。」

 

「行方不明、実は3日前に最後だったから。」

 

「ええ2週間前の火曜日だったかしら、涼香ちゃんの親戚が迎えに来たんです。」

 

「ほお、どんな男でした。」

 

「野川先生、気が付かなかったか。」

 

「さぁ、30年配の男でした。」

 

「うん。」

 

東京公安室・公安特捜班

 

「えっ、2週間前にも休んでいた。」

 

「ええ、その可能性もありますね。」

 

「早速、報告書で調べてトラブルに巻き込まれた可能性もあるから調べて見よう。」

 

「わかりました。」

 

次の日、今野は涼香ちゃんが行ってる児童館へ行った、今野は低学年の遊び相手をしていた。

 

「やったーっ。」

 

「よーしっ、なぁ、涼香ちゃんと最後に別れたことを話してくれよ。涼香ちゃんと学校から帰ったでしょ。」

 

「うん。」

 

「その時に何かなかったか、お、こんな遊びするのか。」

 

「うん。」

 

「話するけど、その時の涼香ちゃんなんだけどさ、何ん思い出せないか?。」

 

「お兄ちゃんと帰った。」

 

「お兄ちゃん?。」

 

「うん。」

 

「どこのお兄ちゃん。」

 

「うーん、知らなーい。」

 

今野は涼香ちゃんの友達に聞いたら涼香ちゃんはお兄ちゃんと帰ったと聞かされた。

 

「男ですか。」

 

「ああ若い男だ、目撃者は小学生だから詳しいことはわからないが、母親が病気で代わりに迎えに来たと言って連れて行ったらしい。」

 

「班長、児童館に迎えに来た人は共犯じゃないでしょうか。」

 

「ああ、恐らくな、犯人は2人か3人の可能性もある、早速捜索に当たってくれ。」

 

「わかりました。」

 

東京駅

 

男は涼香と一緒に寝台特急「はやぶさ」に乗った。

 

「よしっ、行くぞ。」

 

「うん。」

 

プルルルルルルルルル

 

ピィーッ!

 

17時05分、東京駅から西鹿児島まで向かう寝台特急「はやぶさ」が発車した。

 

はやぶさ・車内

 

「アハハハ、涼香ちゃん待ってたよ。」

 

「すいません、乗車券を拝見させていただきます。」

 

そこへ、車掌がやって来た。

 

「はい、切符。」

 

「ありがとう、お嬢ちゃん。」

 

食堂車はブルートレインの魅力の1つ、車窓に眺めながらの食事も楽しいものだ。

 

ガタン、ガタン

 

「お休み、おじさん。」

 

「うん。」

 

2人は、名古屋辺りで眠ることにした。

 

次の日、南と香川と水野は7時00分発博多行新幹線「ひかり1号」に乗って来た九州へ向かった。

 

「犯人は寝台特急に乗った可能性もありますね。」

 

「ああ、乗るとしたら「さくら」か「富士」か「はやぶさ」の可能性もある。」

 

「はやぶさは小倉に7時23分に着く。」

 

「ああ、犯人はこの「はやぶさ」に乗ったんだ。」

 

「よしっ、早速捜索開始だ。」

 

12時36分 「ひかり1号」は小倉に到着した。

 

「福岡県警にも、協力要請もしたから我々も探そう。」

 

「ええ。」

 

南と水野は涼香ちゃんの足取りを追う事にした、だが涼香ちゃんは見つからない。

 

宮地獄神社

 

一方香川は、宮地獄神社を見物していた。

 

お参りした後、涼香ちゃんの捜索に戻った。

 

「えっ、涼香ちゃんらしき人が見つけたと連絡があった。」

 

「えっ、場所は。」

 

「宗像大社だ。」

 

南と水野は、香川と合流し宗像大社に到着した。

 

「どうも、今日宗像大社に涼香ちゃんの所持品が見つかったんですって。」

 

「かがやき小学校のネームプレートだから関係あると思ったんですが、昨日の物でした。」

 

「やっぱり、北九州の何処かに居るはずだ。」

 

今日の夕食は北九州名物の焼きカレーである。

 

「おーっ、北九州名物焼きカレー。」

 

と、水野は興奮して美味しそうに食べていた。

 

「水野、よく食うね。」

 

「うん。」

 

次の日、小倉駅に高山と小海と今野と小泉も北九州に到着した。

 

「えっ、犯人は3人。」

 

「ええ、犯人の身元がわかりました、まず1人は吉野 清、2人目は杉木 涼介、3人目は森 正樹だ。」

 

「なるほど、犯人はまだ北九州に。」

 

「ええ。」

 

そして、南と水野は早速犯人を追う事になった。

 

「あっ、あの車は。」

 

「間違いない。」

 

南と水野が乗ったスカイラインは犯人が乗ったレオーネを追いかけ、門司へ向かった。

 

「水野。」

 

南は、水野と警官隊と共に文字の倉庫へ向かった。

 

「来るな、これ以上来るとこいつをぶっ殺すぞ。」

 

吉野は拳銃を取り出した。

 

「吉野、こいつを殺して何になる、もう逃げられんぞ。」

 

そこへ、香川と小海が到着した。

 

「そうだおとなしくするんだ、こいつを助けたかったら、俺の言う子ときけっ。」

 

まもなく、高山と今野と小泉が到着した。

 

「吉野。」

 

高山は、拳銃で一発発砲した。

 

「くばっ。」

 

「確保。」

 

犯人吉野と杉木と森を逮捕した。

 

「野郎ーッ。」

 

「動くなっ。」

 

そして、高山と南と水野と小海は涼香ちゃんを救出した。

 

「涼香ちゃん、大丈夫か。」

 

「うん。」

 

こうして小学生誘拐事件は東京から北九州を渡って、小学生は無事に救出し犯人は逮捕され、事件は解決した。

 

「ママ!。」

 

「涼香、よかった、よかった無事で。」

 

取調べで、4年前の自転車事故の恨んでの犯行だった。

 

 

 

 

 




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劇中の新幹線「ひかり」と寝台特急「はやぶさ」は昭和63年のダイヤを使用しています



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東京-山陰・青春旅行殺人事件

山陰へ行くなら京都まで新幹線「ひかり」に乗って京都からは特急「あさしお」に乗って山陰へ行くもの楽しいですよね、また岡山から伯備線経由のL特急「やくも」に乗るのも山陰の旅も楽しめます、夜には寝台特急「出雲」に乗って山陰へ行くのも便利です

今回は黒翼の大天使さんの「桜色の君と過ごす日常」とコラボします


公安特捜班の公安官岩泉 翔は高校時代に青春の面影が見えてきた。

 

「東海道本線のホームにはいろんな電車が運転されているよな。」

 

「連休になるとリゾート特急も運転されるんだよ。」

 

「そうなのか。」

 

「僕が高校2年の頃に「リゾート21」が運転開始されたんだ。」

 

「高山、乗ったことがあるのか。」

 

「あるよ、夏休みに札沼とカオリと一緒にね。」

 

「高山にも、思い出があるんだな。」

 

この日、高山と岩泉は東海道本線ホームへの警戒に当たっていた。

 

沼津駅

 

「ちょっと海藤君!、忘れてない?約束。」

 

「何の事だよ。」

 

「春休みの日に旅行の約束よ。」

 

「梨子、俺が忘れるわけがないだろ。」

 

「そう。」

 

「そうだ梨子、今度友人もつれて来るからな。」

 

「本当。」

 

この日、海藤龍吾は桜内梨子と友人の小川 孝至を連れて春休みの旅行に行く計画をしていた。

 

「なぁ龍吾、お前の彼女って誰。」

 

「この女の子だよ。」

 

「龍吾、お前の彼女ってこの子か。」

 

「ああ。」

 

梨子と龍吾と孝至は千歌とルビィもつれて浜田行寝台特急「出雲1号」に乗ることにした。

 

「あっ、出雲が来たよ。」

 

と、ルビィは言った。

 

20時07分、浜田行「出雲1号」が入線してきた。

 

「さぁ、はやく乗ろう。」

 

「千歌ちゃんったら。」

 

梨子は言う。

 

ピィーッ!

 

東京と山陰を結ぶ、寝台特急「出雲」は1日2往復があり、夜の山陰の旅へ行く人には便利な列車である。

 

浜田行の寝台特急「出雲1号」は東京を18時50分に発車し、横浜、沼津、静岡、名古屋、京都、豊岡、鳥取、米子、出雲市を得て、終着浜田には午前9時57分に着く。

 

「私たちはB寝台よ。」

 

「この寝台は3段式か。」

 

千歌たちは名古屋と京都辺りで眠りに落ち。山陰まで1眠りする事にしました。

 

次の日、余部鉄橋で朝を迎えた。

 

ピィーッ!

 

「ふぁー、おはよう梨子。」

 

「お早う海藤君。」

 

梨子と龍吾は洗面台で歯を磨いたり顔を洗ったりした。

 

ところが、ルビィがトイレから戻って来たところで事件は起きた。

 

「あのー、ここ私の席なんだけど。」

 

と、ルビィは男の人を起こそうとしたが、既に死んでいたのです。

 

「キャ、キャーッ!。」

 

と、ルビィは叫んだ。

 

そこへ、寝台特急「出雲1号」の殺人事件は特捜班に入電が入った。

 

「はい、何っ、寝台特急「出雲1号」で男性の死体、わかりました。」

 

高杉は電話を切った。

 

「おいっ、南、高山、桜井、岩泉、小海、寝台特急「出雲1号」で男性の死体だ、現場は松江駅に停車している。」

 

「了解。」

 

連絡を受けた特捜班は、新幹線「ひかり」と山陰本線の特急に乗り次いで島根県の松江駅へ向かった。

 

「どうも、公安特捜班捜査主任の南です。」

 

「同じく高山です。」

 

「桜井です。」

 

「岩泉です。」

 

「小海です。」

 

そこへ、島根県警の警部と刑事にも挨拶した。

 

「ご苦労様です、私は島根県警・捜査一課の楠田と言うものです。」

 

「私は島根県警捜査一課警部の円城です。」

 

「松江署の安西です。」

 

鑑識は、南達に遺体を見せてもらった。

 

「ご存じなんか、この乗客を。」

 

楠田は言う。

 

「あっ、この乗客。」

 

「どうした、高山。」

 

「この人、確か行方不明で捜索願が出ていた人に似てるんです。」

 

「何っ!本当か。」

 

何と、寝台特急「出雲1号」に乗っていた乗客は以前から行方不明で捜索願が出ていたのだ。

 

「先週の火曜日に父親が出稼ぎから帰ってこないと息子さんが捜索願が出されたんです。」

 

「なるほど、すると先週から行方不明になったと。」

 

「はい、先週の火曜日に。」

 

「警部、被害者の身元が判明しました。」

 

「おお、仏さんの身元は。」

 

「被害者は、竜崎 鉄尾さん53歳です。」

 

「間違いない、捜索願の人に間違いない。」

 

「死因は。」

 

岩泉は、検視官に聞いた。

 

「死因は、注射器による中毒死によります。」

 

「なるほど。」

 

「よしっ、高山と桜井はホーム内に犯人を目撃した人はいなかったか聞き込みを。」

 

「了解。」

 

松江駅構内に公安隊と協力して犯人の捜索したが、犯人は見つからなかった。

 

出雲大社

 

「今年は、アクアがダンス大会を優勝しますように。」

 

「お前たちの願いは、その願いか。」

 

「だって、全国大会に優勝したいよ。」

 

「負けない気持ちで、勝利をつかむのよ。」

 

「私たちは、絶対に優勝するよ。」

 

「アクア、ファイトー!」

 

龍吾は、とほほ顔になった。

 

梨子と龍吾たちは、稲佐の浜へやって来た

 

「内浦の海より広いのね。」

 

「うん、凄く広いよ。」

 

一方、ルビィは海岸を散策していると1人の男が何かを捨てていた。

 

「おじさん、ここはゴミの投げ捨ては禁止だよ。」

 

「あっ、見たなーっ!。」

 

「ピギィーッ!。」

 

と、ルビィは悲鳴を上げた。

 

「あっ、この声は。」

 

「ルビィちゃん、まさか。」

 

千歌と梨子と龍吾と孝至は、行って見ると男はルビィちゃんを人質を取っていたのだ。

 

「動くなっ!、こいつがどうなってもいいのか。」

 

「あっ、ルビィちゃん!。」

 

「助けてーッ。」

 

「やめろっ、ルビィを放せっ!。」

 

「あなたは、何を企んでるの。」

 

「こいつに見られたからな。」

 

「私、警察に電話してくる。」

 

と、千歌は言った。

 

「千歌ちゃん、頼むよ。」

 

梨子は特捜班の南と高山に話をした。

 

「大変だよ、ルビィちゃんが。」

 

「何だって。」

 

南と高山と岩泉と桜井は稲佐の浜へやって来た。

 

「何だてめぇは。」

 

「動くな、鉄道公安隊だ。」

 

「くそー、貴様から殺してやる。」

 

「女の敵めっ、観念しろっ。」

 

「ぎゃぁぁぁぁっ。」

 

「よくやった、桜井。」

 

「女を人質にするなんて。」

 

「くそーっ。」

 

高山は、ルビィを救出した。

 

「大丈夫か。」

 

「うん。」

 

南と高山達が逮捕した犯人は天野 清、竜崎を殺害し、その証拠品を隠滅するところをルビィに見られ、犯行に及んだ。

 

梨子たちの青春旅行は出雲に乗って出雲大社と稲佐の浜と巡り、出雲そばも食べて楽しい春休みの旅行になった。

 

しかし、南と高山達は春休みはない、春休みや連休になると乗客が多くなるたるため旅客の安全も守らなければならないのだ、それが鉄道公安隊の任務だ。

 

 

 

 

 

 




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劇中の寝台特急「出雲1号」は昭和63年のダイヤを使用しています

黒翼の大天使さんコラボ有難うございました


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追跡!現金輸送車襲撃

今日で公安特捜班の短編は最終回となりました

今までありがとうございました、又コラボしていただいた方もありがとうございました




東京都有楽町 3月11日

 

白昼の有楽町で事件は起きた、そこへ1台の白いセダンがやって来た。

 

「おい、危ないじゃないか!。」

 

そこへ、3人の男たちが拳銃を持って降りてきた。

 

「おいっ!、おとなしく降りろっ!。」

 

1人の男は、現金輸送車の後方ドアを打ち壊したのだ。

 

バキューン!

 

男は、トランクに入った1億円を奪ったのだ。

 

「待てぇーっ!。」

 

1人の警備員は男を確保しようとしたが、拳銃で警備員を射殺したのだ。

 

「早くだせ。」

 

男たちは、車で逃走した。

 

翌日、公安特捜班に現金輸送車襲撃犯が逃走してると入電が入った。

 

「みんな、ちょっといいかな。」

 

「えっ。」

 

「昨日有楽町で現金輸送車が襲われ1億円が強奪され、犯人は列車で逃走する恐れがある、十分気を付けるように。」

 

「了解。」

 

「なお、犯人は共犯者3人で4人組と思われる。」

 

「警備員を射殺し、車で逃走か。」

 

「わかりました。」

 

この日、桜井は高山と組んで現金輸送車襲撃犯を逮捕する事になった。

 

「高山、行くわよ。」

 

「おお、一応南主任と高杉班長に連絡した。」

 

「ええ、一応報告しておいたわ。」

 

「そうか、尾行の許可をもらった。」

 

「ええ。」

 

高山と桜井は、上野か高崎線115系に乗り手配中の現金強奪犯の仲間と思われる人物を尾行した。

 

「恐らく、この男こそ現金輸送車襲撃犯の仲間よ。」

 

「なるほど。」

 

桜井はホルスターからコルト・ローマン4inを取り出した。

 

「桜井、それは。」

 

「念のためよ。」

 

高崎駅に到着した高山と桜井は下車し、尾行を続けていた。

 

「犯人は信越本線か上越線、あるいは吾妻か両毛線の可能性も。」

 

「ああ、犯人は群馬か栃木に逃走する可能性もある。」

 

「よしっ、両毛線に乗ろう。」

 

「ええ。」

 

高山と桜井は両毛線に乗り換え、尾行を続けた。

 

「高山、追うわよ。」

 

「ああ、桜井。」

 

その時、男2人は2人の私服公安官に目を付けた。

 

「あの2人は鉄道公安官なのか?。」

 

「いいや、ただのカップルだよ。」

 

高山と桜井が乗った両毛線は群馬県の桐生に到着した。

 

「桜井、追うぞ。」

 

「ああ。」

 

高山と桜井は、2人の男を追いかけた。

 

「何だてめぇは。」

 

「東京公安室、公安特捜班よ。」

 

「何っ、公安特捜班だと!。」

 

「やべぇ、鉄道警察だ。」

 

桜井は、ローマン4inを携行し、犯人を威嚇した。

 

「うるせぇ!。」

 

男は桜井を襲うをとした。

 

「野郎。」

 

桜井はかわし、蹴り一発喰らった。

 

「チクショー、やりやがったな!。」

 

もう1人の男は拳銃を持っていた。

 

「動くなっ!。」

 

桜井と男は拳銃で対決した。

 

バキューン!。

 

「ぐわわわっ。」

 

桜井が打ったコルト・ローマン4inは男の方に命中した。

 

「お前たちを、強盗殺人の容疑で逮捕する。」

 

高山は2人の男に手錠をかけた。

 

「くそーっ。」

 

「観念しなさいっ!。」

 

数分後、群馬県警が到着し2人の男を逮捕した。

 

「高山と桜井はよくやった。」

 

と、高杉は2人を褒めた。

 

「ありがとうございます、高杉班長。」

 

「逮捕した犯人は山川優作と桐生数馬の2人だ、うち2人はまだ逃走しているがいずれ逮捕するだろう。」

 

「そうですか。」

 

こうして、高山と桜井は現金輸送車襲撃犯の2人を逮捕し、もう2人はいずれ逮捕するだろう。

 

 




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本日をもって公安特捜班の短編を終了させていただきます


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