偽典絶唱シンフォギア (通りすがりの何か)
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プロローグ 偽典の英霊

終わりはいつでも此処に真実にも偽りにも訪れる
人を超えた剣にも
無限の弓兵にも
届かぬ串刺しにも
亡霊の船団にも
誰かが書いた物語にも
名もなき影にも
無敵の◼️にも.............


日本のとある寺

「案外切れるものだ。」

1人の老婆が立っている

人が決して勝てぬ災害の死体の前で

「しかしこんな妖怪がいたのか、流石の儂も見たことが無いな。」

災害の名はノイズ.............決して切れず決して触れれぬ

されどこの老婆は切って見せた

ただの技で

これがその老婆の最後の剣

その剣は同時に三つ存在した

翌朝

「婆さん飯ができたぞー!」

「.............」

「おーい婆さん?死んでるのか?」

反応はないその老婆は最後の剣を握ったのだから

「立ったまま死ぬとか何処まで出鱈目な婆さんだ。」

 

 

何処かの裁判所

「被告人◼️◼️・◼️◼️ 有罪 此処に死刑判決を下す。」

◼️◼️の味方は終わりを迎える

「何か言い残すことは。」

「有りません。」

 

 

◼️◼️年◼️月◼️日

テロリスト◼️◼️・◼️◼️死刑執行

彼は最後まで正しかった

 

 

ワラキアにて

嗚呼

私は何をしている

早く.......................................

早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く!

あの方のお側に行かなくては!

あの方は死んだ?

巫山戯るな!

ならば私が受け継ぐ

我が名はブラド三世

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヨーホー.............ヨーホー.............力を合わせ.......................................

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

書けないか.............

ならば俺が書こう...........

タイトルはそう.............

誰かが書いた物語

 

 

貴族の屋敷

コンコン

「入りたまえ。」

ガチャ

「久しぶりだね.................

 

 

 

山の翁

 

 

 

神代

「さあ...........予言の時だ儂を喰ら.............」

言葉は続かない

何故なら言葉の主人は爪の餌食に

骨は砕けた 肉は千切れた 予言は憎悪の前に無視された

神話は壊れ世界は切り離される

「◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️!」

お願いもうヤメテ....................

ニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイ

ロスヴァイセェェェェェェ!

古びた書物より抜粋




最初はこんな感じで


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第1話 英霊邂逅

聖杯戦争
それは願いを叶える物語
そのはずだった
歌姫達よ賛美せよ
これは偽物が、かけがえのない“モノ”を思い出す物語


某施設

「これは!この聖遺物は!」

「どうしたんだ!エルフナイン君!」

ある奇跡の前で2人の人物が叫ぶ

「すでに起動状態です、このままでは。」

2人の内1人が彼らの名前を呼ぶ

「英霊が召喚されます!」

 

ことの発端は朝の11時

 

「完全聖遺物、聖杯ですか.............」

S.O.N.G.本部にて

「そうだ翼、その聖遺物が起動しかけているようだ」

「それは何故?」

「不明だ現在調査チームを派遣している

奏者達にも護衛のために出撃してもらいたい。」

「分かりました。」

この時 風鳴翼は何かが始まる予感を感じていた

 

 

 

 

そして今

「サーヴァントアーチャー召喚に応じ参上した

それで?俺のマスターはどちらかな?」

「そんなバカなー!」

「エルフナインくん、しっかり!」

「なんでさ。」

黒いコートの狙撃手は困っていた

 

 

とあるお好み焼き屋

「ふむ.............これが聖杯戦争。」

間違ってもいるはずが無い、血だらけの鎧の騎士がいた

「アンタ何処から入って来たんだい?お好み焼き食べるかい?」

「お好み焼き?」

この日、優しい騎士は(割とどうでも良い)運命に出会う

 

 

 

海の上

「いや〜船長今日も沢山釣れましたね。」

「そろそろ戻るか。」

漁師達は今日も日常を生きる

そのはずだった

「さてと、港に............ん?」

 

カラン カラン

 

「霧?」

霧の中から“死”が現れる

「船長?前からボロい船が沢山来てます。」

後日漁師達は怯えた表情で帰ってきた

 

 

 

図書館

「酷い出来だもう少しまともに書けんのか

書かれる側にもなれってんだ。」

誰もいない

「だから俺が書く羽目になる。」

そこには物語しか無い

 

 

 

 

「何があったの!」

「マリア今の影は?」

「一瞬だったデース!」

そこには何も無い

ノイズだった物以外は

 

 

 

ある一軒家

「お願い.............ぶたないで下さい..........(ドガ)カヒュ!」

「ウルセェお前に何しようが俺の勝手だ!」

ポタ

「アン!なんだこりゃ?」

グルルルルルル

◼️の前で血を流すことなかれ

「ガッ!アア(ブチィ)ヒギィァァァァ!」

 

 

 

 

 

 

「お父さん.............?」

死にたくなければ

 

 

 

 

 

とある寺

そこに美しい少女がいた

「また切れた。」

ノイズの死体の前で1人

「デカイから少しはマシだと思ったが、変わらぬか。」

長刀をその手に持ち全身から死の気配を撒き散らし

「残りも切るか。」

祖は

「秘剣 燕返し.....................。」

 

 

 

 

コレは外伝にさえなれぬ偽典

さあ歌え舞台の幕は上がった




あえてセイバーは最後に
これぞこだわりデース


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第2話 剣の始まり

セイバー
剣士のクラス
最優のサーヴァント


S.O.N.G.本部

「司令、その方が英霊ですか?」

「そうだ、厳密にはサーヴァントと呼ばれる存在だ。」

シンフォギア奏者と関係者が集まり件の存在を見定める

「とてもそんな風には。」

「立花、そんな風にとか言っては!」

「そうだ!このバカ!」

この一言に英霊は

「気にしなくて良いよ、俺はただの傭兵だからね。」

「すいません!ただもう死んでる様には見えなくて。」

「死因は絞首刑だった。」

「ホントにすいません!」

おっと心は硝子だぞ

「話を戻しても良いですか?」

「スイマセーン!」

閑話休題

「つまり英霊てっのは偉い人の幽霊なんだろ。」

「厳密にはその分霊だ。」

「何故そんな人達が召喚されたんですか?」

「俺の与えられた知識によれば

君達が完全聖遺物と呼んでいる物

すなわち聖杯による現象だ

今回は少々特殊な召喚だけどな。」

黒い弓兵は事態を淡々と説明する

「特殊?」

ここで雪音クリスは疑問を投げかける

「偽物だけが召喚されているんだよ時代も関係なく

未来の英雄である俺もね.............。」

「成る程、アーチャーさんの服装が現代的なのはそのせいですか

それでアーチャーさんは誰かの偽物なんですか?」

「いや、必ずしもそう言うわけではない

俺も含めて全員何かしらの形で偽りの逸話を持っているだけだ

俺の場合は様々な英雄の武器つまり宝具の偽物を

作れるから召喚されている。」

「つまり偽物に関連が有れば召喚されるんですか。」

「所でエルフナイン

他のサーヴァントの所在は?」

「わかっているのはアーチャーさんを除くと

セイバー、キャスター、最後にライダーの

サーヴァントだけです

この三体の内ライダー以外は意思疎通が可能です。」

ざわざわ

「オイオイ待てよ、ライダーは会話不能かよ。」

「船団しか確認できず中には亡霊が

沢山居るみたいです.............。」

「よし!ライダーは放置だ!」

「クリスちゃんは幽霊苦手なの?」

「それでキャスターは?」

「図書館に置かれてました。」

「「「置かれてた?」」」

「..........................喋る本でした

しかも口が悪い。」

「「「何故!」」」

作者がラリったから

「そうなるとセイバーは!」

「セーラー服着てました。」

「「「だから何故!」」」

「お寺の人に着替えとしてお古を貰ったそうです。」

 

 

 

その頃寺では

「随分と時代が変わったものだ

儂が生きてる時代は隙を見せたら死んでたぞ。」

「物騒すぎるぞ曾祖母さん。」

「戦時中だからな。」

年若い僧侶と学生服を着た剣士のような少女が佇んでいた

「ノイズ切るとか、どんな戦争だ?」

「空から降って来たミサイルを剣撃の衝撃波で

戦闘機ごと切る戦争だ。」

「マジか............。」

「マジだ。」

このセイバー生前から人外である

「あのー。」

「何だ客人?儂はひ孫をからかうので忙しい

用件は早く言え。」

「それでは失礼して

貴女の真名は何でしょうか?」

「儂か?儂の真名は佐々木小次郎だ

偽物だがのー。」

後日アーチャーはこの寺の僧侶と苦労人同盟を

結んだ

 




次回予告
「嫌デース!幽霊船だけはご勘弁をー!」
「切りがいがあるのー。」
「何でさー!!!!」
「ガッハハハハハハデュフフフフフフフフフフ
wwwwww。」
「誰がBBAだって?」
「立花響です結婚は嫌です。」
「ワクワクが止まらねー。」
[我ラハ船ノ奴隷 死ンデモ海ニ囚ワレル
“亡霊よ虚海の底より現れよ(カリビアン・ワイルドハント)”]


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第3話 騎兵船団

ライダー
騎兵のサーヴァント
決して帰れぬ最大の反英雄


S.O.N.G.

「それで? 本部がボロボロなのは何故かしら?」

壊滅状態(マリアによるお説教のお時間)

「血がたぎってつい。」

「私の中の跳ね馬が暴れてつい。」

「襲われたからつい。」

「司令と翼は後で家事の手伝い!」

「「そんなぁー!!!!」」

「儂はどうなるんだアーチャー?」

「気にしなくても良い

むしろあの2人からよくぞ生き延びてくれた.........。」

少し前

「儂はセイバー、真名は佐々木小次郎だ

生憎と剣術しか出来ないがそれでも充分強いから安心せい。」

翼&司令「「ほう.............。」」

アーチャーΣ('◉⌓◉’)

翼を除く奏者Σ('◉⌓◉’)

作者Σ('◉⌓◉’)

防人&OTONA「「勝負!」」

「久方ぶりの良き殺気!」

「アーチャーさん2人を止めるのを手伝って!」

「わかった!別に鎮圧しても構わんのだろう?」

そして今に至る

「それじゃー気を取り直して今日の任務を遂行する

チームをきめるぞ。」

「今日は何をするのデスか?」

「ジー。」

「ライダーの調査と俺と一緒に本部の修理の担当者に土下座をしに行く仕事だ。」

「ちなみに切歌さんと調さん響さんとクリスさんは

アーチャーさんセイバーさんキャスターさん

と一緒にライダーさんの調査です。」

「嫌デース幽霊船だけはご勘弁を!」

「それよりもよ、ナチュラルにキャスター

を任務に同行させるみたいだけどよ

キャスターって戦えるのか?」

「そもそも俺たちはキャスターと会った事も無いぞ。」

「キャスターさんならもう連れて来ています

戦う力はほとんどないそうですがキャスターさんが

居ないとシンフォギア奏者が全滅するみたいです。」

ガサゴソ

「私の目がおかしいんですかねー?

エルフナインちゃんがバックから本を取り出してる

ように見える。」

「立花君、君の目は大丈夫だ俺もそう見える

そして信じたくないがアレがキャスターだ........。」

そこには表紙に黒猫が描かれた本があった

「問題が有るとしたらお前達の頭だな。」

しかも口が悪い

「前途多難だな。」

「嫌デース!!!!!!!!」

海上

「もう嫌デスお家帰るデス。」

「何故お前達はこんな頼りない天然娘に俺を持たせるんだ?」

「すまない我慢してくれ。」

「この本、声は女の人だね。」

「どうでも良いだろそんな事。」

「俺は女だ。」

「切ちゃん皆、霧が出て来たよ?」

周りは一瞬で霧に包まれた

まるでそこだけ世界が切り離されたように

「ギニァァァァ幽霊船デース!」

「それじゃー乗り込みましょう。」

「随分と沢山船があるのーこれは切りがいがあるのー。」

「嫌デース嫌デース嫌デース!」

「ラチがあかないな、おい作者あれをやるぞ!」

オウ!

「今誰と会話を!」

「キングクリムゾン!」

キングクリムゾン!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハッ!今時間がぶっ飛んだデスヨ!」

「切ちゃん?皆行っちゃうよ?」

「デース!もう船の中デース!」

「君達はもう少し緊張感を持った方が良いと思うのだが。」

[怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨]

ガシャン

「言ってるそばから幽霊が来やがった!」

「ホワァーワーデース!」

ピューー

「待て天然デース娘!こんなボロ船で走ったら.............。」

バキ!

「デス?」

[怨?]

「ジー?」

「ほらね。」

「底が抜けたデェェェェェェェ..........................!」

「バカヤロォォォォォォ..........................!」

「切ちゃん!キャスター!」

「くっ!助けに行くぞ!」

「その前にこの幽霊を............あれ?」

「どうしたんだ立花君?」

「幽霊が.............。」

[怨怨...........怨怨怨(ガク)]

「知らない鎧を着た女の人に倒されてます。」

「セ・ン・パ・イ♡」

「桜ぁぁぁぁぁ!」

「衛宮君、久しぶりね会いたかったわ(ニッコリ)」

「遠坂!」

「ガオー!」

「セイバァァァァァ!だよな?」

「ガーオ(コクリ)」

「何故君達が此処に!」

「何故ってきまってるじゃない

アンタに捨てられた昔の女同盟よ。」

「先輩...........酷いじゃないですか?

そんな知らない女ばかりはべらしてー

殺しちゃいますよ。」

「シロウ話しをしましょう。」

「先輩最低です。」

「待て雪音君!俺は何も!」

「問答無用!死ねー!」

「ガオォォォォォォ!」

「セ◼️◼️ァァA◼️異ィィィii◼️!」

「アーチャーはもうダメだ置いてくぞ!」

「「「ハイ!セイバーさん。」」」

「何でさー!!!!」

 

別の幽霊船の上

「中々面白い事になったんじゃねーか。」

目の前にある爆発したりレーザーが出てきたり

たまにセンパァァァァァイとか奇声が聞こえる船を

見ながら伝説の海賊が笑う

「ガッハハハハハハデュフフフフフフフフフフ

wwwwww。」

その威厳を海の藻屑にしながら

「刺し穿つ死棘の槍(ゲイボルク)」

「流れ玉がぁぁぁぁぁ!」

油断しすぎた

「何だお前は(呆れ)。」

「ぐふふふ拙者の名は黒髭、緑は敵ですぞー

それとそこの黄色いオッパイ!」

「それって私の事ですか!」

「その通り!名前を名乗るでござる、さもないと。」

「さもないと?」

「婚姻届にサインしちゃうぞ♡」

「立花響です結婚は嫌です。」

「ところでお主サーヴァントでは無いな?」

「違うでござるよ、拙者はこの船団に呼ばれた

だけでござるよ。」

「船団に呼ばれた?どう言う意味だ?」

「読んで字の如くこの船団に呼ばれたんですよ

この船団には船長どころか船員すら居ないから

亡霊として実在したあるいはしなかった

海賊を召喚してるみたいでよ

拙者も呼ばれた口で正直状況がわからんのよ。」

「そうなるとライダーのサーヴァントは?」

「恐らくこの船団そのものでござる。」

「マジか!」

「ところで良く無事だったでござるな

この船団に呼ばれた亡霊達は不死身なのに。」

「マジか!」

「クリスちゃんの語彙力が死んでる。」

プルルルル

「あれ?切ちゃんから電話だ。」

ポチ

「亡霊共の不死性は俺が消しといた。」

ガチャ

「キャスターがどうにかしてくれたって。」

「マジでござるか。」

「それでお主はどうする?」

「ライダー倒すの手伝うでござるフランシスBBAより役に立つでござるよ。」

「誰がBBAだって?」

「黒髭はもうダメだ置いてくぞ!」

「「「ハイ!」」」

「ウオォォォォォ聖パイに呪いあれー!!!!!」

「海の藻屑になりな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幽霊船団1番艦

船長室

「ようやく俺の出番か“ライダー”!船長命令だ

宝具を使え!」

そこで醜悪な笑顔で男が一斉号令をかける

「ワクワクが止まらねー。」

[我ラハ船ノ奴隷 死ンデモ海二囚ワレル

“亡霊よ虚海の底より現れよ(カリビアン・ワイルドハント)”]




次回予告
「何隻いようが切れば一緒だ!」
「嵐の王亡霊の群れワイルドハントの始まりだ!」
「“約束された肉の剣(ニクスカリバー)!」
「海賊帽拾ったデス持って帰るデス。」


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第4話 そして航海は終わる

号砲よ鳴り響け
盾よ我が手に
喝采よ、大地の祝福よ
次なる航海にて
“我ラ”の終わりを


「魔力反応増大、宝具発動します!」

「キャスター君!状況は!」

『規模は対軍相当、特性は結界型と概念型の

複合型だそろそろ通信もザーッ.............』

「通信途絶すぐにつなぎ直します!」

「皆どうか無事でいてくれ。」

司令室

モニターには映画のフィルムに包まれた

海域が映し出されていた

「ここは何処デース!」

「俺が知るかー!通信切れたー!」

あと悲鳴が聞こえた

 

 

船上にて

「ガオー!」

「待てセイバーそれは並行世界の俺だ!」

「センパイこの女は誰ですか?」

「並行世界での俺の妹だ、可愛いだろ?」

「何やってるのアンタら?」

質問責めされるアーチャーの図

 

ゴゴゴゴゴゴ

 

 

「この感覚、宝具かしら?」

「ガーオ?」

「セイバーさん?◯ィオさんて誰ですか?」

「魔力反応は海底からだな。」

「「流石は魔術師。」」

「ガオガオ。」

「遠坂!お前も魔術師だろ!」

「テヘペロ。」

 

 

海の中から大量の幽霊船が浮上する少し前

召喚された2人の海賊はそのころ

「誰がBBAだい!アタシは

まだまだ現役だよ!」

「うるせー!こちとらアンタが死んだ後の

海賊だっつーの!年考えろ!」

口喧嘩していた

 

「何やってんだあの2人は(呆れ)?」

「さー?ところであの映画のフィルム

みたいな物はなんでしょうか?」

響が指を指した方向には

映画のフィルムのような物が結界のように

存在していた

海の向こう側だけではなく

空すら埋め尽くしてドーム状に包囲していた

「恐らく宝具じゃろー、海の底から幽霊船が

大量に浮上して来てるし.............。」

「出てきた側から仲間割れしてるし......................。」

「ジー..........................。」

「こっちに見向きもしねぇな。」

ライダーが発動した宝具の特性は

固有結界と呼ばれるものである

ただしライダー自身に自我が無いため

呼び寄せられた海賊達は

好き勝手に暴れる

つまり.............

 

「時代は萌えジャャャ!」

「何を言う!時代はジャニーズだー!」

「見よ!我が芸術的筋肉をー!」

「お前達は馬鹿かー!」

砲弾飛び交い

馬鹿が荒ぶる

もう常人には止められない

 

「何ですかあれ?」

「儂にも分からん、とりあえず切る!」

「おいちょっと待てセイバー!

何隻いる/.............。」

どがーん

「はい?」

シンフォギア奏者達の前で

海賊船が両断された、しかも20隻

「............................(声が切られて喋れないクリス)」

「............................(開いた口が塞がらない響)」

「ジー....................(いつも通りなリアクションの調)」

「何隻いようが切れば一緒だ!」

「それはないです!」

 

 

幽霊船団1番艦

「何アレ..........................。」

流石の外道冒険家もびっくりした

まさか一発の斬撃で召喚した海賊達が全滅

するとは思っていなかった

 

「.............。」

「クリスちゃん?まだ喋れないの?」

 

 

そのころ他の幽霊船の相手は

「嵐の王亡霊の群れワイルドハントの始まりだ!」

「うーん圧倒的ですぞー、拙者も巻き添えですぞー。」

幽霊船敗退

黒髭敗退

「死になさい衛宮君!」

「死んでたまるかー!(ダッシュ)」

「センパーイ!(アロンダイト)」ズガーン

海賊/船 真っ二つになって沈没

アー/チャー半死半生になって漂流

黒/髭トドメを刺されて昇天

 

プルルルルプルルルル

「あれ?切歌ちゃんからだ。」

ガチャ

『聞こえるかバカ共。』

「.............!..........................!」

『何か言ったか?』

「すいませんクリスちゃん今声切られてて。」

『ハイ?』

「泣け!叫け!生まれてきた事を後悔しろ!」

海賊船さらに2000隻轟沈

途中から海賊達は船が切られる様を見ながら

宴会をしていた

「嬢ちゃんらも飲め.............ジュースくらいはある。」

死んだ魚のような目をして

「すいません.............ありがとうございます.............。」

『それよりもライダーを英霊の座に戻す

方法が分かったぞ。』

「切るのではないか?」

『違うわバカ!』

「違う.............のか!」

「何だかバカッポイですよセイバーさん?」

「..........................。」

『お前はまだ喋れないのか?『デース王様だーれだ!』

『また嬢ちゃんかやるなー。』ヤカマシイぞおまえら!』

切歌は切歌で幽霊達と意気投合していた

「それでどうすれば良いんですか?」

「そもそも英霊の座に戻す必要あるんですか?」

『このままだと世界全体にこの珍現象が広まるぞ!

そこらじゅうに不死身の亡霊海賊団が現れて

何人死ぬかわからんわ!』

「..........!(マジか!)」

「ジー(まだ喋れない.............)」

「どうやってライダーを英霊の座に戻すんですか?」

『あー.............船を一隻陸に叩きつける以上。』

「適当な!」

「.............どうやって船を陸に?」

『分からん!』

「「「..........................。」」」

『そもそもどうして陸に叩きつけるデスか?

壊すならセイバーさんに任せれば

すぐ終わるデス。』

『それじゃーまた出てくるだけだ

こいつの真名はフライング・ダッチマン

様々な幽霊船や海賊船、つまり幻霊共の寄せ集めだ

元々のこいつは世界が終わるまで彷徨い続ける

呪いを船長諸共にかけられた船だ。』

「つまり?」

『陸に無理矢理戻せばサーヴァントとしての

霊基を保てなくなって勝手に帰って行くから

それで何とかなる、あとは任せた!』

プツン

「任せたって言われてもどうすれば?」

「響さんクリス先輩が。」

プラカードに文字を書くクリスの図

「最初からそうすれば!」

海賊達がくれた

[それでどうやんだそれ?]

「クリスちゃんのミサイルに括り付ける。」

「響さんがぶっ飛ばす。」

「切る。」

[最後の方は無しで。]

 

 

 

幽霊船団1番艦

「仕方ねーこうなったら俺が出るしか「ガオ?」」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

「何だこの揺れは!」

 

 

 

S.O.N.G司令室

「宝具の反応出ました、先程より遥かに強大です!」

「町の中で放たれたら町が消し飛ぶほど強大です!」

「なん.............だと!」

 

 

 

幽霊船団1番艦

「落ち着け!いいかモフモフ、ここでそんなもん

ブッパしたら船がぶっ飛ぶ!」

「ニクスカリバー(約束された肉の剣)!」

「ほわー!」

 

 

「おい、この船揺れてないか?」

「クリスちゃん喋れるようになったの?」

「コレは宝具のはa

 

「ニクスカリバー(約束された肉の剣)!」

 

ドゴーン!

 

 

ホゲー!」

 

「この船空飛んでるー!」

「ジーーー!」

ピューーー

「調ちゃんが飛んでったー!」

「おいこのままじゃ陸に叩きつけられるぞ!」

「セイバーさん脱出しますよ!」

「..........................。」

返事はない初めて空を飛んだので失神したようだ

「「オバアチャーン!」」

着陸完了

 

 

 

「海賊帽拾ったデス持って帰るデス。」

「お前は能天気だな....................俺達絶賛漂流中なのに。」

「ジーーー(プカプカ)」

「調も拾ったデス。」

 

 

 

 

 

 

 

「海賊達は昇天したわね、私たちは?」

 

「センパイ何処へ行くんですか?」

「桜、俺は逃げる、だからその手を俺のパンツから離せ!」

「ガーオ(食事中)」

 

「どうしたもんかしら、これ?」

 

 

 




次回予告
「憧れのあの人が二股野郎
でも私は諦めない
白き月姫ファンタズムーン
悪は絶対許さない。」


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サーヴァントステータス並びに動向

セイバー

真名 佐々木小次郎(の殻を被った戦時中の人物)

属性 中立・悪

出典 史実?(曖昧)

地域 日本

性別 女性

隠し属性 星

特技 剣

好きな物 生前の夫

嫌いな物 空を飛ぶ物全般

天敵 性格的にメディアリリィ

 

ステータス

筋力A

耐久C+

俊敏A+

魔力E

幸運B

宝具

 

クラス別スキル

無し

 

保有スキル

心眼(偽)(A+)

過酷な修練と戦時中ゆえの実戦経験からくる第六感

宗和の心得(B)

同じ技を何度仕掛けても命中精度が下がらない特殊な技法

勇猛(戦)(A)

どのような状態であっても戦意が無くならない生まれながらの気質からくる擬似的な狂化、このランクならばセイバーは並のバーサーカに匹敵する身体能力を持っているに等しい状態に置かれていると言える

ただしこのスキルのランク分魔力の消費量が増える、副次効果でこのスキルのランク以下の精神干渉を無効化することが出来る

対空戦法(剣)(EX)

空を飛ぶ存在に対しての対応能力、本来なら剣術では無理だが斬撃で生まれた衝撃波を飛ばして遠距離にいる相手を攻撃する離れ技を扱えるので所持している、普通は仮に出来たとしても上空3メートルがサーヴァントでも限界だがこのサーヴァントは視認できる距離ならどこまでも飛ばせるのでEXの評価を得ている

 

秘剣「燕返し」

 

種別 対人・大軍魔剣

ランク 無

レンジ 1〜99

最大補足1000人

英霊の座にこの人物が登録されていないため宝具は所持していない、代わりに生前獲得した並行世界から己の斬撃を2つ召喚し全く同じ瞬間に三連撃を相手にくらわせる不可避の剣技を宝具の代わりに放つ、この斬撃は上記の対空戦法(剣)(EX)と合わせることで大陸を両断するほどの斬撃として放つ事が出来る

 

宝具

無し

 

人物解説

生前の名前は夏樹 智代(なつき ともよ)

戦時中に生まれ戦姫絶唱シンフォギアの

本編が始まる10年前に死亡(享年120歳)

死の間際にノイズと戦いその時の記憶がある

ちなみに人間では干渉できないノイズを切った方法は

ノイズは攻撃の際に一瞬実体化するので

その瞬間に切った模様

サーヴァントになった今はひ孫をからかうのを日課にしている

 

アーチャー

真名 無銘

属性 中立・善

出典 Fate/staynight

地域 日本

隠し属性 人

特技ガラクタいじり、家事全般

好きな物 家事全般

嫌いな物 神父

天敵 遠坂凛、間桐桜、アルトリア・ペンドラゴン

 

ステータス

筋力D

耐久C

俊敏C

魔力B

幸運E

宝具

 

クラス別スキル

対魔力(D)

魔術への耐性、一工程の魔術なら無効果できる、魔力避けのアミュレットのような物

単独行動(B)

マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられる能力。マスターを失っても2日は現界可能

 

保有スキル

千里眼(C)

「鷹の目」とも呼ばれる視覚能力。例え高速で移動する相手でも4km以内の距離なら正確に狙撃できる。より魔術的に高次元の千里眼は、遠方はおろか未来さえも見通すことが出来る。

魔術(C-)

基礎的な魔術を一通り修得している。

投影魔術(A)

グラデーション・エア。道具をイメージで数分だけ複製する魔術。ただし、彼が使っているのは、一般的なそれとは少々性質が異なる。彼が愛用する『干将・莫耶』も投影魔術によってつくられたもの。投影する対象が『剣』カテゴリの時のみ、ランクは飛躍的に跳ね上がる。この、「何度も贋作を用意できる」特性から、彼は投影した宝具を破壊・爆発させる事で瞬発的な威力向上を行う。

 

無限の剣製(アンリミテッドブレードワークス)

 

ランク E~A++

種別:???

レンジ:???

最大補足:???

宝具を持たない彼を英霊たらしめている能力にして固有結界と呼ばれる特殊魔術。

一定時間、現実を心象世界に書き換え、今まで術者が視認した武器、その場で使われた武器を瞬時に複製し、ストックする。ただし、複製した武器はランクが一つ下がる。

 

宝具

無し

 

人物解説

生前の名前は衛宮 士郎(えみや しろう)

厳密には弓兵では無く魔術師

生前に無限に剣を内包した世界

即ち自分の心象風景で世界を塗り潰す魔術を獲得した

死の間際まで正義の味方であろうとしたが

テロの冤罪で処刑された

属性が本来の中傭から善になっているのは

若い頃の姿で召喚されているため

見た目は黒いコートを羽織り体毛が白くなった衛宮士郎

召喚されてからは

遠坂凛、間桐桜、アルトリア・ペンドラゴン

そして新たな後輩、雪音クリスに

どやされる毎日を過ごしいる「何でさ?」

 

ライダー

真名 フライング・ダッチマン

性別 無し

属性 無し

出典 幽霊船伝説

地域 主にイギリス

隠し属性 地

特技 無し

好きな物 無し

嫌いな物 無し

天敵 風、神

 

ステータス

筋力

耐久

俊敏

幸運

魔力EX

宝具EX

(あくまで船なのでステータスは無し)

 

クラス別スキル

無し

 

保有スキル

嵐の漂流者(EX)

世界の終わりまで海を彷徨う神の呪い、このスキルを持つ存在は文字通り世界が滅びるか特定の手段を使われないと死ななくなり海にいる限り無尽蔵の魔力供給を受けれる、ただし未来永劫陸に戻れなくなる。対界宝具であればダメージを与えることが可能になる

無辜の怪物(A+++)

後年に培われたイメージによって、過去の在り方を捻じ曲げられた怪物。能力・姿が変貌してしまうこのサーヴァントの場合は自らが題材の映画や小説などで人々に定着したイメージにより宝具により召喚される乗組員や装備が変化する

 

宝具

 

亡霊よ虚海の底より現れよ(カリビアン・ワイルドハント)

 

ランク EX

種別 対民宝具

レンジ 世界全土

最大補足 世界全土

固有結界カリビアン・ワイルドハント

世界中の人々が持つ幽霊船へのイメージを元に幽霊船とその乗組員を召喚する宝具。知名度、実在してないといった制限関係なくイメージさえされていれば擬似サーヴァントとして乗組員を召喚可能になる(例として海賊A?誰それ?幽霊船に乗ってるの?、くらいでも召喚可能)召喚できる台数に限界はなく文字通り好きなだけ召喚可能、その代わりにライダー自体が自我を持たないため制御不能、召喚された幽霊達は嵐の漂流者(EX)を付与される

 

我ら共に彼の海へ進む(パイレーツソング)

 

ランク B

種別 対人宝具

レンジ 1

最大補足 1

フライング・ダッチマンの本来の船長の私物、第4話で切歌が拾った海賊帽。この宝具の所有者は幽霊船フライング・ダッチマンを召喚することが出来るようになる本来なら持ち主に嵐の漂流者( EX)が不可されるがフライング・ダッチマンが陸に戻され呪いが消えたので陸に戻れなくなる呪いは発動しない

 

人物解説

幽霊船フライング・ダッチマン

フィクション(偽物)の人物を召喚出来るので召喚された

自我は無いが乗組員を陸に戻せなかったためか

幽霊船になり海を彷徨っていた

乗組員を陸に戻す為に行動している

結果的にシンフォギア奏者とサーヴァント

の活躍で陸に戻れたため成仏(轟沈)した南無

現在、宝具パイレーツソングで召喚された小型船が

切歌、調、キャスターと共に漂流中

実は第4話で切歌と王様ゲームをしていたのが

本当の船長 彷徨えるオランダ人

 

 

各陣営の現状

S.O.N.G.陣営

「何ですって!切歌と調が行方不明になったてホント!」

「不味いぞマリア警察に捜索願いを出さなければ!」

「さーセンパイ♡私とデートしましょう♡」

「エミヤ君がミイラになってるのだわ!」

 

キリシラ陣営

「ルルハワデース!」

「夏季休業万歳!」

「俺はむしろ働く!」

 

お好み焼き屋「ふらわー」INワラキアの騎士陣営

「すいませーん豚玉1つお願いしまーす。」

「はい只今お持ちします。」

ランサー 人生初のバイトの図

 

アサシン陣営

「アレはなんだ鳥か?飛行機か?」

「違う!ジャスティスハサンだ!」

 

バーサーカ陣営

「ヴゥーウーグルルル。」

「お母しゃん?」

「!!!!!!!!」

この時バーサーカに電流が走った

 




こっちがホント次回予告
「へいらっしゃい!」
「お母しゃんおんぶ。」
「◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️!」
「何ぞこれ?」


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第5話 お母しゃんと一緒

バーサーカ
狂戦士のサーヴァント
お母しゃん.............?


「帰って来たデス!」

「リターン!」

[返事がない...........キャスターは過労死したようだ。]

 

キリシラ陣営の帰還

2人は日焼けにより真っ黒になっていた

しかし、タイミングが悪い事に

 

「グルルルルルル!」

「ほえ?」

「ジー?」

 

出迎えは巨大オオカミだった

 

「絵本?」

[キャスターは幼女に持ってかれた。]

 

 

 

 

数秒後

 

 

「デェェェェェェス!」

 

切歌の悲鳴が響いた

 

「何だ!」

「切歌の悲鳴!いったい何があったの!」

「おじちゃん、絵本読んで。」

「おう良いぞ。」

「司令...............今それどころでは。」

 

ズダダダダダダダダ

 

「この足音は!」

 

全員が様々な反応をする中

勢いよく扉が開かれた

 

「みんな!キリちゃんが!キリちゃんが!」

「落ち着いて調ちゃん!」

(こんな慌てた調ちゃんひさびさに見た!)

「いったい何があった!」

 

暁切歌

彼女は基本的に人懐っこい

動物はこの手の性格の人間に良く懐く

何が言いたいかと言うと

 

「キリちゃんがオオカミに抱き枕にされちゃった!」

「「「「はい?」」」」

 

とある広めの部屋

 

「.....................................デス。」

「クー。」

「..........................。」

 

普通にオオカミに抱き枕にされていた

 

「放置するか。」

「そだね、クリスちゃん。」

「タスケテ(震え声)」

「調!カメラ持って来て!」

「ラジャー!」

 

「お母しゃん。」

「紹介しよう、お母しゃんことバーサーカだ!」

 

「お母しゃん?」

「何故?」

 

深い理由は.............

 

「バーサーカが起こした殺人事件の被害者の娘のこの子がそう呼んでるからだ!」

「さらっと重たい理由!つーか、このバーサーカー大丈夫か!」

「我々が殺されたりとかは!」

「お母しゃんモフモフ。」

 

あったけどあんまり気にされてない

 

「この子の親が殺された理由はバーサーカの前でこの子を虐待していたかららしい、バーサーカはそれ以来大人しい.............アーチャー君曰くバーサーカは敵意や悪意を感知しない限りは大人しいサーヴァントが多いらしい、それでも危険なのでここで保護している。」

「ところでコイツはどこで保護されたんだ。」

「それは.............。」

 

回想

お好み焼き屋 ふらわー

 

「へいらっしゃい!」

「..........................。」

「アーチャー君?あの2人、もしかしなくても。」

「サーヴァントだ.............。」

 

目の前に

 

「少し待ってて下さい今お席を片付けるので。」

「お母しゃんおんぶ。」

「待て、今会計を済ませる。」

 

人間とは思えない速度で皿を片付ける店員とアニメのコスプレみたいな服装をした白い髪の女性がいた

回想終了

 

「そんな適当な!」

「それよりバーサーカ喋れるのか?それより人間態あるのか?」

「キャスターさん起きたデス!助けてー!」

 

キャスター復活!

 

「何ぞこれ。」

「お母しゃんの背中大きい!」

「ワン!」

 

「オオカミだよな?」

「◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️!」

「その通りだとよ。」




次回予告
「殺っちゃえお母しゃん!」
「ノイズが素手で粉砕されてる!」
「あたし達じゃ出来ない事を平然とやってのける!」
「そこに痺れる憧れる!」
「「「その背に幼女が乗ってなければ!」」」


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第6話 もうやめて!ノイズのライフはもうゼロよ!

周回は自分だけじゃなく敵も辛い


唐突だが、ノイズが出現した

だが、出現した場所が悪かった

 

「◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️!」

 

朝のお散歩中のバーサーカに轢かれた

比喩でも何でもなく、バーサーカに轢かれた

その光景を見た散歩中の老人は「は?」

と呟いたそうな

 

「唐突だがノイズが出現した瞬間消滅した。」

奏者一同「は?」

 

バーサーカの朝は早い

朝4時に起きノイズを轢き殺す程の速度で散歩

5時に朝食の準備

6時まで入浴

その後何故か自分に懐いた少女を起こす

ついでにバーサーカの部屋にいつも誘拐される

キャスターを起こして7時に朝食を取る

懐いた少女の名前は霧島 茶子(きりしま ちゃこ)

普段は2メートル程の巨大オオカミの姿をしているバーサーカ

に懐くメンタル鋼の少女である

 

「何ぞこれ。」

「お母しゃん、絵本さんもご飯食べるの?」

「..........................。」

「そうなんだ、普通は食べないんだね。」

「今喋ってたのか!」

 

オオカミは臭いと仕草で会話する

 

司令室

「それではキャスター君、バーサーカの真名を教えてくれ。」

一応キャスターが調べてました

「スキルや魔術で調べたから誤魔化されてるかもしれんが、アイツの真名はロスヴァイセだ。」

「ロスヴァイセ?誰ですそれ?」

「北欧神話で語られる戦乙女、主神オーディンの娘なのだがー。」

「あのオオカミの姿の説明が出来ないのよね。」

「マリアはロス何とかって知ってるデスか?」

「わからぬ時は切る。」

「ガオー!(マスコットの座は渡しません!)」

セイバー組は平常運転

「北「先輩!」カミ「愛してまーす!」フェンリルだが。」

「桜、貴方の声で衛宮君の声が聞こえないのだけれど?」

こちらも平常運転

「話を戻してもいいのか。」

「そう言えばバーサーカは?」

「先程テロリストが出現させたアルカノイズを蹴散らし事情聴取中だ、そしてこれがその時の映像だ。」

 

朝10時 国会議事堂

 

「死ねぇぇぇぇ!」

パリン

男が急に叫び小型の、容器を地面に叩きつけた

当然、容器は割れ中の液体が外に出る

次の瞬間、生物兵器アルカノイズが姿を見せる

 

「殺っちゃえお母しゃん!」

「任せろ。」

 

だが

災厄は

それ以上の災厄に粉砕された

 

「な!あれ!ノイズは!」

 

男は目の前の光景が理解出来なかった

そもそも理解出来る訳も無かった

一瞬でノイズを殴り殺す存在などまずいないのだから

 

「お前たちがやったのか!この俺の正義の邪魔を!許さん!許さんぞー!「五月蝿い。」」

 

バカン!

次の瞬間男はそらを飛んだ

何の事はない

ただバーサーカが顎にアッパーを入れただけだ

ただしこの一撃で男の顎の骨は粉砕骨折して

落下の衝撃で頭蓋骨にヒビが入り脳の神経が損傷

男は一生寝たきりになった

 

「ノイズが素手で粉砕さてる!」

「あたし達じゃ出来ない事を平然とやってのける!」

「そこに痺れる憧れる!」

「「「その背に幼女が乗ってなければ!」」」

 

「司令、何であの2人が国会議事堂に?」

「観光だ。」




ノイズ 即死
テロリストの男 再起不能(リタイア)


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第7話 猫×神話=ベスト「言わせるか!」

「天!才!物理学者のエルフナインは!」
「◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️!」
「最後まで言わせてください!」
「始まるよ。」


桜ンスロットとクーフー凛の部屋

「好き!!(挨拶)」

「急に何?桜。」

 

ただ今料理中

今日の献立はスッポン鍋(桜の強い希望)

「先輩♡味見をしてくださいね。」

『ライダーマイフレンド。』

この後厨房が粉砕された

 

キャスターの部屋

「匿ってくれ!!(挨拶)」

「急に何だ色ガキ。」

「いつものだ!(桜が夜這い)」

「いつものか...........。(自業自得)」

ギギ........ギ.............

「何の音だ?」

プイ(顔を逸らすキャスターの図)

アーチャーの後ろの扉から

「先輩?」

この後アーチャーは走った

本気で走った

だが彼のステータスでは逃げ切れなかった

 

「ミイラデスね。」

「ミイラだね。」

仲良し二人組に見つかるまでアーチャーは死んでいた

 

最近キャスターは

自分の人生を振り返っている

「何やってるんだろ、俺。」

毎日幼女に連れ去られ

アーチャーが駆け込み寺として自分の部屋に逃げてくる

正直言って生前より、はるかに苦労している

「キャスターさん!僕はついに魔術を獲得しました!」

唯一の癒しはエルフナインに魔術を教えている時だけだ

「初歩的な探知の魔術だけどな..........。」

生前との違いは良く人間と会話をする事である

生前は1人の男としか会話をしていない

「そう言えばキャスターさんの真名は何ですか?」

「俺の真名か?」

「はい。キャスターさんの真名をまだ聞いていませんから。」

 

実際キャスターの真名は分かりづらい

見た目は表紙に猫が書かれた本、黒猫

猫の耳と尻尾が生えた人間の女性、物静かな巨体の男性

黒人男性、娼婦、後何故か切歌の姿を使い分けている

姿だけではなくその人数も不確定

その多彩な能力と姿ゆえに真名が判定出来ないでいる

 

「俺のと言うか、俺達の真名なんだが。」

「俺達?」

「俺の霊基は特殊でな、同じ真名を複数の化け物や英霊が共有しているんだ、俺の場合は俺と俺の同族達が1人のサーヴァントとして現界しているんだよ。」

「その真名は?」

「ハワード・フィリップス・ラヴクラフトだ。」

 

ハワード・フィリップス・ラヴクラフト

世界で最も新しい神話、クトゥルフ神話の発端たる作家

猫好きで趣味は文通

 

 

「あの神話作家さんでしたか、ところで何故その方の真名を色んな怪物や英霊が共有してるんですか?」

「単純に生前書いた物語のせいだ、と言うかアイツのダチがアイツをクトゥルフ神話に登場させたせいで邪神やら化け物やら魔術師やらがアイツの真名を共有しちまって条件次第で様々なアイツが召喚されるようになったわけだ。」

「そうなると貴方はクトゥルフ神話の登場人物さんですか?」

「.............。」

「どうしましたか?」

 

キャスターはしばらく黙ってから自分の正体を明かした

 

「猫だ.............。」

 

 

 

 

 

 

 

「はい?」

首をかしげるエルフナイン

「アイツと生前に面識がある猫だ。」

「猫さんですか.............。」

「.............言いづらいだろ?」

「ただの猫さんですか............。」

「一応ウルタールの猫と呼ばれる外なる宇宙の生物だ。」

「でも猫ですか..........................。」

「猫だ..........................。」

「.............」

「.............」

 

 

 

「鰹節食べますか?」

「食べる。」




猫良いよねbyラブクラフト


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第8話 ハロウィン...........嫌な予感がする

「ヴォェェェェェ!」
予感的中


10月31日

アーチャーとバーサーカはハロウィンパーティの準備をしていた、ただしアーチャーは死んだ魚のような目になっていた

 

「..........................どうした?」

「昔を思い出してね、少し憂鬱なんだ。」

「............そうか。」

「アンタは?」

「いつもどおりだ。」

 

バーサーカーは思った

この男の目は死地に向かう戦士の目だと

ハロウィンと言う催しにそれだけの脅威があるのかと

と言うかこれから私もそれに巻き込まれるのか!

逃げて良いか?あの子と一緒に!

とか思っていた

 

「知っているか?」

「何をだ?」

「チェイテピラミッド姫路城をだ。」

この質問にバーサーカは全力で首を横に振った

「知らん.............知りたくもない。」

 

こうして2人の保護者の時間は過ぎていった

キャスターが進み具合を見に来るまで

無言でパーティの準備を続けていた

2人の絆レベルがアップした

 

数時間後

「トリックオアトリート!」

「デスデスデース!」

「切ちゃん、デース以外も喋ろうよ。」

「見よ!我が芸術的筋肉を!」

「私に地味は似合わない。」

パーティはのっけから盛り上がった

なんか知らない人もいるけど.............

「平和だ............。」

「そうか............。」

「お前達2人を見てるとその台詞に違和感を感じるぞ。」

「ところでよ。」

チラ

「何だ.............。」

「私は何も知らない.............。」

「今司令室のモニターに映ってる西洋の城の上にピラミッドが逆立ちして刺さっていて更にその上にジャパニーズ城が乗っているあのよく分からない物体は何だ?」

「◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️!」ガッシャーン

次の瞬間司令室のモニターは粉砕された

あまりにも一瞬に破壊されたので犯人は分からなかった

飛び散ったガラスはセイバーが砂状になるまで

切ったので怪我人は出なかった

「また上司に土下座するのか俺はー!」

「おじちゃん、ファイト!」

 

「でかしたバーサーカー。」

「アレを見た瞬間に悪寒が走った、だから私は悪くない。」

「その判断は正解だ俺もカルデアに召喚された時に何度もアレに巻き込まれた、と言うかなんでアレが此処にあるんだ!まさかあのサーヴァントも現界してるとか言わないよな!」

 

 

 

 

同時刻

件の謎の建築物に“影”が訪れていた

「何だコレは?」

“影”の名はアサシンのサーヴァント

真名ハサン・ザッパーハー

山の翁の名を冠する暗殺者である

その姿は文字通り実体が無く地面に影のみが存在している

普段から余り喋らない彼だが目の前の建築物には

流石に疑問の声が出た

「異国の城が悪魔的センスで合体している?最近の流行りなのか?いくらなんでもコレはない、山の翁に間違えられて初代ご本人に殺されかけた上に、そのままいざという時のグランドアサシンの代理に任命された時より酷い!」

“影”は苦労人のようだ

「何より何だ、このゴーストの量はさっきからまるでキリがない!モテる男は敵じゃー!ってどう言う意味だ!」

アサシンの周りには大量のゴーストがいた

彼はただ急に現れた謎の建築物の調査に来ただけだが

襲われたので迎撃しながら逃走している

「滅べバレンタイン!」

ゴーストの1人が持っている鎌で切り掛かってきたが

「今日はハロウィンだろ!」

アサシンは“影”そのものの自分の体を刃に変えて

ザシュ!

「何で!何で!何で!俺には彼女が出来ないだー!」

ゴーストが持っていた鎌諸共ゴーストを切り裂いた

後ゴーストの断末魔に複雑な心境になった

ぶっちゃけ逃げる必要は皆無だが

あのゴースト達の断末魔の悲鳴は

恋人居ないとか寂しいとかだらけなので

相手したくないから逃走している

「いつになったら終わるんだこんな悲しいハロウィンは?」

アサシンはしばらくボヤきながら逃げ回った

この城作った奴絶対殴ると心に誓って

 

余談だがゴーストと城は朝になったら消えた

 

 




「ハロウィン大成功よブタ供。」
「妄想黒影(ザバーニーヤ)!」
「偽・螺旋剣(カラドボルグ)!」
「終末幻想・少女拘束(ラグナロク・リーヴスラシル)!」
「ドラゴンステーキになっちゃうー!」
朝になったら城が消し飛んだ
ヤメテー!宝具名此処で明かさないでー!by作者


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サーヴァントステータスならびに生前の一幕(キャスター)

キャスター/フォーリナー

真名 ハワード・フィリップス・ラヴクラフト

属性 秩序・善(普段表に出てくる個体)

出典 史実・クトゥルフ神話

地域 アメリカ合衆国

性別 女性(普段表に出てくる個体)

隠し属性 人&地

特技 猫語翻訳 料理

好きな物 静かな時間 同人誌

嫌いな物 騒がしい時間 柑橘類

天敵 宮本武蔵

 

ステータス

筋力E

耐久D

俊敏A

魔力B

幸運C

宝具A

このステータスは普段表に出てくる個体の物で

宝具以外は個体ごとに変化する

 

クラス別スキル

陣地作成(A)

魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる能力、このサーヴァントの場合は陣地ではなく異世界を作り出す能力である。

キャスターの陣地内ではこの世界のあらゆる法則が存在しない、あるいは狂っているため、人間はおろかサーヴァントでも生命維持が難しい、キャスターに害を加えない者にはただの書斎に機能を変更するようにキャスターが設定しているのでこの陣地の存在を知る者はアーチャーと指令しか居ない。

道具作成(A +++)

魔力を帯びた器具を作成出来る。

主に宝具クラスの魔道書などを作成している。

領域外の生命(D)

ウルタールの猫。

この世界の存在ではないので、この世界の法則に則った技術や力に高い耐性を保有している、このスキルのおかげで重力などの影響を受けないため敏捷性は俊敏のランク以上に速い。

 

保有スキル

二重召喚(B)

2つのクラスのクラス別スキルを保有することが出来る。

極一部のサーヴァントのみが持つ特殊スキル。

ラブクラフトの真名を持つサーヴァントは例外なくフォーリナーのクラス別スキルを保有する。

異端顕現(EX)

ラブクラフトが書いた書物や人々の認識の影響で発現した特性。

条件を満たした邪神、怪物、生物、魔術師、英霊をラブクラフトとして召喚する能力。

本人にも制御が出来ないので下手をするととんでもない災害を引き起こししまう危険性がある。

今回はウルタールの猫が召喚されている。

ウルタールの猫(A)

このサーヴァントが外なる宇宙の生物であることを示すスキル。

クトゥルフ神話で語られた名前が種族名のためか複数の個体が1人のサーヴァントとして現界している、またこのサーヴァントと関わった普通の猫もキャスターのサーヴァントの内の1人に変更することが出来る。

分裂して複数のサーヴァントとして活動する事も可能。

専科百般(A −)

表に出て来る個体を変更して多数の専業スキルをBランク相当で使用することが出来る。

ただし全て猫なのでやれる事は少ない。

 

宝具

 

混沌神話(クトゥルフ・マイソロジー)

 

ランク A

種別 対理宝具

レンジ ?

最大補足?

様々な神話や歴史を作り変え1つの神話の材料にしたラブクラフトの創作活動を宝具に昇華した物。

その性質はあらゆる法則を書き換えて自分の望むがままに世界を改変する悪辣な宝具である。

今回はライダーに召喚された亡霊達の不死性を封印して明確な自我を持たせるために使用された。

たまにアーチャーが1人で居たいとか言い出した時にストーカー(桜)に使用してアーチャーにのんびりした時間を提供している。

流石に世界の法則に邪魔されるので全く別の世界に作り変えることは出来ないが魔法クラスの能力を行使することが可能である。

 

友に残すは我が歴史(ラブクラフト・ヒストリア)

 

ランク E

種別 伝達用魔術宝具

レンジ 1

最大補足 1

ラブクラフトが文通仲間達に残した手紙。

宝具としては本の形をしておりページを取り外すことが出来る。

取り外されたページは直ちに手紙へと姿を変えて対象に指定した人物に送られる。

本を開くとラブクラフト本人や召喚される候補達と交信することが可能になる。

 

人物紹介

歴史上最も新しい神話を作り上げた文豪

生前の彼は猫好きである

もう一度言う、猫好きである

今回の召喚では、偽物に縁がある必要があるため、ウルタールの猫が代理召喚されている

保有するスキルやステータスを見ると直接戦闘が得意に見えるが、実際は搦め手を得意とするキャスターの典型型

召喚のための触媒は図書館にあった本(題名:猫の気持ち)

 

 

バーサーカー(キャスターが調べた範囲で)

真名 ロスヴァイセ

属性 混沌・中庸

出典 北欧神話

地域 欧州

性別 女性

隠し属性 天

特技 自覚は無いが料理

好きな物 子供

嫌いな物 神

天敵 オーディン

 

ステータス

筋力A++

耐久A+++

俊敏A +

魔力A

幸運E

宝具?

 

クラス別スキル

獣化(A++)

特殊な狂化

本来の狂化とは違い、理性や言語能力に影響は出ない。

代わりに獣に近くなり、本来の人間性を失う。

また巨大な狼に変身する事が出来る。

 

保有スキル

神性(A+)

神の娘として最高ランクの神性を保有する

終焉の導き手(A+)

死にゆく戦士達をオーディンの館に導く戦乙女の権能。

既に死亡している存在にA+ランク相当のカリスマと気配感知として機能する。

本来はこのようなスキルだが今回は

あらゆる防御を無効にし神に由来を置く存在に即死の呪いを付与するスキルに変質している(原因不明)

伝承拘束(EX)

生前の逸話に由来する呪い、自身のあらゆる能力値を大幅に低下させる。

このスキルを持ちながら一線級のステータスを持つサーヴァントはそれだけで規格外の存在である事を証明している事になる。

本来このスキルはロスヴァイセには存在しない。

白鳥礼装(E)

纏った者に飛行能力を与える服。

バーサーカーのクラスによる現界のせいでただの私服になっている。

 

これ以外のスキルは解読不能

 

宝具

 

終末幻想・少女拘束(ラグナロク・リーヴスラシル)

 

ランク C

種別 大軍宝具

レンジ 10〜80

最大補足100

手にした石の槍を相手に向けて全力で投げたのちに、刺さった対処を起点に大量の先端に刃が付いた鎖が現れ周囲の敵を刺し貫く。

一部の能力を隠す能力がある。

 

 

打ち付ける拘束者(スヴィティ)

 

ランク A

種別 対終焉宝具

レンジ 10〜30

最大補足 50

全長10メートルを超える巨大な石の槍。

上記の宝具はこの宝具を敵に投げて発動する。

本来は巨大な怪物を拘束するための宝具であり、攻撃用では無い。

 

これ以外の宝具は解読不能

 

人物紹介

聖女の如き美しさと獣の如き荒々しを感じさせる女性。

滅多に喋らないので考えている事は分からないが、面倒見が良く子供好き。

一部の能力値を隠す宝具を所持しているので完全な正体は不明。

最近、ママ友が出来てご満悦。

アーチャーから最新機器の使用方法と料理を習っているので良く2人で行動している。

生前にも息子が2人いたが現界した現世で虐待されていた子供を拾った結果、養子とは言え初めて娘が出来た。

「何度でも言おう、お母しゃんであると!」

 

生前の一幕(キャスター)

1937年3月14日

猫の集会場

そこには沢山の猫が集まっていた

「やべーニャアイツ死にかけてるニャ。」

「癌だからしょうがニャイニャ、どんな生き物にも限界は有るニャ、重要なのはどう最後を迎えるかニャ。」

人語を........それも凄く哲学的な言葉遣いをしながら

本当に猫か?

「ボス、どうするニャア?」

集会場の奥、そこに1匹の黒猫がいた

その猫は先程から一冊のレシピ本を眺めていた

「最後の晩餐は俺が作る。」

ボスと呼ばれた黒猫の一言で集会場がざわついた

「その手があったニャ!」

「可愛い女の子に変身して沢山食べさせるニャ!」

「ボスの!いや.............我ら猫族の本気を見せるニャ!」

「メイド服は拙者に任せるニャリ!」

「誰に着せるつもりニャ?」

「勿論ボスニャリ!」

「俺は着ない!」

 

 

数分後

ネコミミメイドが降臨した

「..........................食べてニャ。」

翌朝3月15日ハワード・フィリップス・ラヴクラフト死亡

死因は腸癌では有るが鼻血によりベットが血まみれだったそうな




猫殺す者死すべしbyラブクラフト


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第9話 災害VS英雄

俺の前に立つのは誰だ?
逃げるだけの人間か?
最後には泣き出す怪物か?
俺の前に敵は居ないのかぁぁぁぁぁ!


満月の夜に照らされた公園

巨大な槍を構えて猛獣が如き乙女がそこに居た

その姿は見る者を魅了するほど美しいが

その目には世界を滅ぼす怪物の獰猛さがあった

 

「..........................。」

ヒュン!

 

風切り音が聞こえた瞬間乙女の姿が消えた

次の瞬間、地面が粉砕された

その後に粉砕された地面の後ろに乙女の姿があった

 

「グルルルルゥ.............。」

 

乙女の正体は英霊ロスヴァイセ

クラスはバーサーカー

本当にその認識で合っているのかは不明

そもそもロスヴァイセにバーサーカーの適性は無い

そんな彼女は今

 

「◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️!」

 

“英雄”と戦っていた

 

「◾️◾️◾️◾️◾️!」

 

その英雄は突如出現し彼女に襲いかかった

鍛えられた肉体は巨人や神の如き威容を誇り

振るわれる岩の斧による一撃は全ての存在を、ただの暴力で粉砕する

 

ドゴン!

「.......................なるほど。」

「◾️◾️◾️!」

 

巨人の一撃を同格の暴力で防ぎながら

乙女は沈黙を破った

 

「貴様は神なのだな、それも私が殺した神々の中では頂点に立つ強さだ、お前は人の強さも備えている

誇るが良い、私はお前に恐怖している、私の拘束を3つ、その力で解除するとは。」

「..........................。」 スゥ

「私の神殺しの呪いに毒されてもまだ戦う気か?」

「◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️!!!」

「いいだろう.............。」

 

獰猛な笑みを浮かべながら災害(乙女)と英雄は戦いを続けていた

その姿を遠くで観察する者達の存在を無視して

 

「何故..................あの英雄が此処に?」

「衛宮君、あの英雄って。」

「ヘラクレス.......なのか?、遠坂達が擬似サーヴァントとして現界しているから他にも召喚されるとは思っていたが。

今回の聖杯は偽物に由来を置く物しか召喚できないはずなのに?」

「あのバーサーカーへの抑止力かしら?」

「それは無いだろ、相性が悪すぎる。狂化が無いならともかく。」

「あの2人の戦いはいつ止めるの?」

「逆に聞くぞ遠坂?俺にあの2人を止められると思うのか?」

「..........................無理ね!(ニコ)」

 

「◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️!」(獣化A ++)

「◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️!」(狂化B)

 

その間

公園内の遊具、備品は粉々に粉砕され

S.O.N.G.の局員は後始末を想像し悲鳴を上げ

シンフォギア奏者達は住人達の避難誘導に駆り出され

キャスターは周囲に被害が出ないように結界を全力で形成していた

「無理にきまってるニャ!」

「あの2人は化け物ニャ!」

「ボス!戦いの衝撃が此処まで来てるニャ!」

「わかってる!だけどあの脳筋共を止めない限り結界を解いた瞬間街が粉砕されるから命がけで結界を張り続けろ!」

 

 

「◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️!」

「グルォォォォォォォォォォォォォォ!」

災害と英雄の戦いは激しさを増していた

巨大な槍があたり一帯を薙ぎ払い

石の斧が触れる物全てを破壊した

その最中英雄は

 

この女は俺との戦いで笑っている

正直訳がわからない

それに.............

俺も笑っている

この化け物に語りかけたら俺にどんな話しをしてくれるのだろう

嗚呼、この呪いが恨めしい

初めて会えた対等の敵に言葉をかける事もできない

ならばせめて

“俺”を見せ付けよう!

 

宝具の発動を決意した

「◾️◾️◾️◾️◾️◾️!」

「?」

英雄は天に向けて己の武器を掲げた

されどその目は、目の前の戦乙女を見つめたまま

その姿、その気配、その力、一切の変化無し

されど

 

『キャスター君!』

「どうした急に!」

『膨大な魔力反応が空から落ちてくる!今から空中からの攻撃に備えてくれ!』

「はい?」

「ボス!!!空から女の子じゃ無くてデカい斧を持った手が落ちてきたニャー!」

「ファ!!!!」

 

奇跡は天から振るわれた

 

「クフフ。」

「.............。」

災害は楽しげに笑い

英雄は斧を構えたまま静止している

次で最後だと言わんばかりに

 

そして

天の斧は災害に向けて放たれた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たが.............

この世界には

 

 

 

 

 

 

 

世界を救う歌姫が居る

 

「ドリャァァァァァァァ!」バキ!

バゴーン!

「◾️◾️◾️!」

天より落ちる斧は少女の拳に粉砕された

災害には抗えず

英雄にはほど遠い

何処にでも居る少女の拳に

 

 

「相変わらずあの人はメチャクチャデス!」

「まー、アイツらしいっちゃアイツらしいが。」

「2人とも、遅れるぞ。」

「「はーいセンパイ」」

「嫌な予感がするからその呼び方はやめろ!」

 

 

 

「◾️◾️◾️◾️◾️◾️。」

「そこまでですよ2人とも。」

「何だ?せっかく楽しくなってきたのに。」

 

 

これは“歌姫”の物語である

「喧嘩は仲良く10時まで!」

 




なんとも閉まらない決め台詞だなアホガール
byラブクラフト


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第10話 負けるなニャンコ!くじけるなニャンコ!

シェロ〜❤️
「今、何故か悪寒が!」
「どうしたの?衛宮君?」
「ドリルと筋肉が天秤と悪魔合体してサーヴァントになった気がする!」
「.........................君のような勘の良いエミヤは嫌いだよ。」



キャスターside

あ...ありのまま今起こったことを話すぜ

 

「もうお終いニャァァァァァ!」

 

「録画したアニメももう見れニャイニャァァァァァ!」

 

「ニャ無三!」

 

「響ちゃん、どこ行くニャ?」

 

「ちょっとそこまで。」

 

バカが走ってあの馬鹿デカい腕に向かって行った

.............何?そんなに凄くないって?

 

そんなんで済めば苦労しない

 

「ドリャァァァァァァァ!」

 

神の一撃を素手でぶち壊しやがった(そげぶ、ではない)

俺も何を言ってるのか自分でも分からねぇ

 

「喧嘩は仲良く10時まで!」

 

「アホな事を叫ぶニャー!」

 

「ボスの口調が変わってるニャ。」

「アレが素だニャ。」

「色々と限界だとあの口調になるニャ。」

「今の響ちゃんの一撃で結界が壊れたニャ。」

「「「ヤベ!」」」

 

キャスターside end

 

「喧嘩は仲良く10時まで!」

この一言に2人の狂戦士は考えた

まだ戦っていたいのだが正直この一言のせいで気が抜けた

 

「「.............(チラ)」」

「どうしましたか?2人とも?(チラ)」

 

現時刻21時00分

 

「え〜と。」

 

あと1時間 喧嘩(と言う名の大災害)し放題

 

「「..........................。」」

 

「アーチャーさん!助けて!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

離れている距離5キロメートル

「無理!!!!」

「行くわよ、衛宮君!(ガシ!)」

「首根っこを掴むな!」

「背■パあ亜あ荒丫ー■■!」

「.................ガオ。(コイツ何言ってるのか解らねえ。)」

 

 

「■■■■■■■■■■■■!」

「バーサーカー!イリヤが泣くぞ!」

「?」

「アレー?反応がイマイチ.......「■■■■■■■■!」何故だ!」

「衛宮君!」

 

「お母しゃん!嫌い!」

「.......................................。」

「死んでるニャ.............。」

 

狂戦士の暴走が収まらない

「■■■■■■■■■■■■■!」

あそこまで暴走すると、恐らく22時まで暴れ続けるだろう

他のサーヴァントにも集結してもらっているが

相手は、英雄の中でも最強クラスのサーヴァントだ

 

 

このままでは5分も結界が保たないだろう

 

「いい加減倒れろっての!」BILLION MAIDEN

「固すぎて.....無理.....ガク。」

「Deathデース...ガク。」

 

アレだけの銃弾と斬撃が通用しない辺り本当にアイツは化物だ

 

「むしろ当たっていない様な?」

「あはははマリア、コイツ本当に強いぞ!」ニャー

「貴女は本当に楽しそうね。」変な幻聴が聴こえた?

「■■■■■■■■■■■■■■■■■!」

「コッチも楽しそうね。」

 

本当にどうしよう




久々の更新
仕事が忙しくてなかなか更新出来ずに
申し訳ありません


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