ようこそハンターがいる教室へ (悪魔の実)
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0話 オリヌシ×ト×ショウカイ

主人公設定

 

前世

 

名前 ライト=フィニックス

 

性別 男性

 

年齢 27歳

 

身長 175cm

 

体重 61キロ

 

性格 友人思いな性格だが興味が無い相手には冷たく接する事がある。

 

使える念 纏 絶 練 発 隠 円

 

能力 変化系

 

能力の説明 人の目に見えない空気をオーラとして手や身体に纏わせてることが出来る。

 

技一覧

 

・空弾:手のひらから空気の弾丸を発射させる技。殺傷力はあるが力のコントロールすれば致命傷までいかず気絶させることが出来る。

 

・5つの空弾:空弾と同じく手のひらから空気の弾丸を発射させる技。しかし空弾とは違い一気に5つの空弾を発射させることが出来る。

 

・追う空弾:空弾と同じく手のひらから空気の弾丸を発射させる技。しかし普通の空弾とは違い1度発射させた空弾は標的に当たるまでずっーと標的を追う。

 

・3つの空気の糸:人差し指から蜘蛛の糸見たいな空気の糸を出し相手に取り付けることで相手の居場所が分かる技。相手を尾行する時に使える技である。そして相手を捕らえることが出来る技でもある。

 

・空気の鎧:空気を身体に纏わせてることで念能力の攻撃や普通の技を喰らってもダメージを0にする技。空気の鎧を纏える時間は1日5時間が限度。

 

・空斬:両手から空気の斬撃を発射させ相手を切りつける技。

 

・空気砲:両手に空気を集め空気を丸くしそれを両手で発射させる技。

 

・守りの鎧:空気の鎧を纏った時に味方に触れ触れた味方をどんな攻撃からも守る技。しかし触れた味方が自身から数十キロ離れてしまうと効果は無くなってしまう。

 

・盗まれる空気:両手で相手の周りの空気を盗む技。

 

・空気の盾:空気を盾に変えそれで身を守る技。

 

転生後

 

名前 霧島アラト

 

性別 男性

 

身長 174cm

 

体重 63キロ

 

性格 前世とほとんど同じだが少し戦闘狂が入っている。

 

趣味 自身の中で相手をランク付けする事。(これで興味が無い相手や興味がある相手を選んでいる)ランク付けはA〜Eまである。

 

使える念 纏 絶 円 隠 (神によって使える念を減らされたから)

 

能力 前世と同じ

 

技一覧 (念と同じく神によって使える技を減らされた)

 

・空弾:手のひらから空気の弾丸を発射させる技。殺傷力はあるが力のコントロールすれば致命傷までいかず気絶させることが出来る。

 

・5つの空弾:空弾と同じく手のひらから空気の弾丸を発射させる技。しかし空弾とは違い一気に5つの空弾を発射させることが出来る。

 

・追う空弾:空弾と同じく手のひらから空気の弾丸を発射させる技。しかし普通の空弾とは違い1度発射させた空弾は標的に当たるまでずっーと標的を追う。

 

・3つの空気の糸:右手の人差し指から蜘蛛の糸見たいな空気の糸を3つ出せる。1つ目の糸は相手を捕らえる糸。2つ目は相手を追跡できる糸。3つ目は相手の話を盗み聞きすることが出来る糸。

 

・空気の鎧:空気を身体に纏わせてることで念能力の攻撃や普通の技を喰らってもダメージを0にする技。空気の鎧を纏える時間は1日5時間が限度。

 

・守りの鎧:空気の鎧を纏った時に味方に触れ触れた味方をどんな攻撃からも守る技。しかし触れた味方が自身から数十キロ離れてしまうと効果は無くなってしまう。

 

・真実の空気の糸:左手の人差し指から空気の糸を出し相手に取り付けることで相手の本音を聞き出す

 

・盗まれる空気:両手で相手の周りの空気を盗む技。

 

霧島アラトの能力

 

学力:B+

 

知性:B+

 

判断力:A

 

身体能力:A

 

協調性:C-

 

面接官のコメント

身体能力,学力,判断能力はA組と同レベルだが興味が無い相手には冷たく接する事がある為協調性が無いと見えるその為D組に配属する

 

 

担任のコメント

全ての能力ではAクラス並みだが興味が無い相手ある相手の接し方の態度があまり違う所が

 

 

 

霧島アラトのランク付け説明

 

A:面白い奴

 

B:まぁ良い奴

 

C:普通

 

D:少し興味がある

 

E:興味無し

 

ランク付けの仕方

 

1:運動能力

 

2:知能

 

3:性格

 

4:面白い奴か

 

1年D組のランク付け一覧

 

1:綾小路 清隆 Aランク 一言 全体的の能力はD組トップ

 

2:堀北 鈴音 Aランク 一言 綾小路に劣るが全体的の能力はD組内ではトップ

 

3:軽井沢 経 Bランク 一言 知能と運動能力が中か下

 

4:櫛田 桔梗 Bランク 一言 全体的の能力はまぁまぁ高いが隠された性格がマイナス

 

5:佐倉 愛里 Cランク 一言 運動能力が低い

 

6:平田 洋介 Aランク 一言 全体的にバランスが良い

 

7:須藤 建 Bランク 一言 知能以外は意外と良い

 

8:山内 春樹 Cランク 一言 知能と性格以外は良い

 

9:池 寛治 Dランク 一言 面白いしか取得が無い

 

10:高円寺 六助 Bランク 一言 自己中

 

11:幸村 輝彦 Cランク 一言 運動能力が低い

 

12:三宅 明人 Bランク 一言 影が薄い

 

13:長谷部 波瑠加 Bランク 一言 運動能力が少し低い

 

14:佐藤 摩耶 Cランク 一言 面白い奴だけど少し全体的に能力が低い

 

15:篠原 さつき Bランク 一言 少し自己中な所がある

 

16:外村 秀雄 Cランク 一言 喋り方が面白い

 

17:松下 千秋 Bランク 一言 篠原と大体同じ

 

18:井の頭 心 Cランク 一言 全体的の能力が普通

 

19:王 美雨 Bランク 一言 運動能力が少し低いそれ以外は良い

 

20:森 寧々 Bランク 一言 運動能力が低い

 

21:沖谷 京介 Dランク 一言 全体的に能力が低い

 

22:小野寺 かや乃 Bランク 一言 面白さが少し足りない

 

23:伊集院 航 Cランク 一言 運動能力が低い

 

24:本堂 遼太郎 Cランク 一言 影が薄い



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1話 ニュウガク×ト×ビショウジョ

「転生」それは生あるものが死後に生まれ変り再び肉体を得ることをさす言葉である。

 

 

「悩むな…………」

 

あるバス停の前で1人の少年が悩んでいた。少年の名前は霧山レント今年から高校1年生になる15歳だ。そんな霧山は何と転生者なのだ。前世の霧山の名前はライト=フィニックス年齢は27歳職業はハンターと言う職業をしていたのだった。霧山はハンターの仕事先である人物に殺され今霧山が居る世界に転生したのだった。

 

「あれ?君その制服同じ学校の子だよね……?どうしたのバス停の前でそんなに悩んで?」

 

「えっ……あっ……実は学校に行く交通手段をバスで行くか徒歩で行くか悩んでたんだよ」

 

霧山がバス停の前で悩んでいると霧山と同じ制服を着ているロングヘアーの少女が霧山に話しかけてきたのだった。

 

「へぇ〜、じゃ教えてあげるよ〜、学校までの交通手段は徒歩の方がいいと思うよ〜?その方が早く着くしね」

 

「なるほど、教えてくれてありがとうな」

 

少女は霧山に学校までの交通手段はバスより徒歩が早く着くと言ったのだった。霧山は教えてくれた少女にお礼を言い徒歩で学校に登校する為に歩き出したその時…………

 

「ねぇ、同じ学校なら一緒行かない?」

 

「…………別にいいぞ」

 

「よしっ!!なら行こう!!」

 

少女が霧山を引き止め一緒に登校しようと誘ったのだった。霧山はしばらく考えたあとにOKの返事を出したのだった。

 

「ねぇねぇ、そう言えば自己紹介してなかったね!!私は一ノ瀬帆波よろしくね!!君は……?」

 

「俺は霧山レント、よろしく一ノ瀬」

 

少女は霧山としばらく一緒に登校していると少女一ノ瀬帆波が自己紹介をしようと提案し霧山と一ノ瀬はお互い自己紹介をしたのだった。

 

 

 

 

 

 

「あっ、霧山君着いた見たいだよ!!」

 

「そうだな……ってかデカくねぇか?」

 

霧山と一ノ瀬が自己紹介を済ませてから数分後2人はこれから3年間通う高校高度育成高等学校に到着したのだった。学校に着いた霧山は学校の大きさに驚いていた。

 

「そうだね〜、それよりクラス表を見に行こうよ〜」

 

「お……おぉ、そうだな」

 

一ノ瀬は霧山の感想をスールしてクラス表が貼ってはる掲示板を指さして言った。

 

 

 

 

 

 

「え〜と、霧山,霧山はっと…………」

 

「あっ……霧山君あったよ!!Dクラスだって!!」

 

霧山は掲示板に貼ってはるクラス表のA組から順に自分の名前を探しているとD組の方を探していた一ノ瀬が大声で霧山のクラスを口にしたのだった。

 

「あぁ……俺はD組か、ありがとう見つけてくれて、一ノ瀬お前は何組だ?」

 

「私はB組だったよ!!」

 

霧山は自分の名前を見つけてくれた一ノ瀬にお礼を言ったあと一ノ瀬のクラスを聞いた。クラスを聞かれた一ノ瀬は元気よくBクラスだと答えたのだった。

 

「一ノ瀬はBクラスか……」

 

「離れちゃったね……折角話せる人が出来たのにな〜」

 

「まぁ、ここは全寮制だし必ずしも会えない訳でもないし、授業だって合同出やるかもしれないし大丈夫だろ!!」

 

「そうか……そうだね!!じゃ連絡先交換しよう!!」

 

「OK、わかった」

 

一ノ瀬は霧山とクラスが別々になってしまい少し落ち込んでいるとそれを霧山が励ますと一ノ瀬はすぐさま元気なり霧山と連絡先を交換したのだった。

 

「じゃ、私は早速クラスに行くね!!」

 

「おう、じゃな」

 

一ノ瀬は連絡先を交換し終わったあと携帯をしまい霧山に手を振りながら校内に入って言ったのだった。霧山は手を振ってきた一ノ瀬に手を振り返したあと一ノ瀬が見えなくなってから校内に入って行ったのだった。



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2話 クラス×ト×ジコショウカイ

現在霧山は一ノ瀬と別れたあとこれから3年間を共にするクラス1年D組の教室の前に居た。

 

「フゥーーーーー」

 

「よしっ、行くか!!」

 

霧山は緊張しているのか教室に入る前に霧山は大きく深呼吸をし一言呟いたあと教室の扉を開けこれから過ごす教室に入って行ったのだった。

 

─────ん?何で教室に監視カメラがあるんだ?しかも俺達に見えない角度に設置して……

 

霧山は教室に入ってまず気付いたことは自分達から見えない角度に設置されている監視カメラだった。

 

──────まぁ、席に着くか…………

 

霧山は監視カメラに気付いたが何もせずそのまま自分の席に座り近くの席の生徒とは喋らずそのままボッーとした始めた。

 

 

 

 

「皆、少し聞いて貰っていいかな?」

 

霧山が席ついてからしばらくして霧山の斜め前に座っている爽やかなイケメン男子生徒平田洋介が席を立ち上がった。

 

「僕らは今日から同じクラスで過ごすことになる。だから今から自発的に自己紹介を行って、一日も早く皆が友達になれたらと思うんだ。先生もまだ来ないみたいだし、どうかな?」

 

「賛成〜!!」

 

「いいんじゃないの〜〜〜」

 

「だよね〜アタシらまだ名前も知らないし〜」

 

平田は席を立ち上がり自己紹介をする事を提案した。平田の提案にクラスの女子生徒が次々と賛成を表明した。

 

「僕の名前は平田洋介。中学では普通に洋介って呼ばれることが多かったから、気軽に下の名前で呼んでほしい。趣味はスポーツ全般だけど、特にサッカーが好きで、この学校でも、サッカーをするつもりなんだ。よろしく」

 

まず自己紹介を提案した平田はスラスラと噛まずに自己紹介を終えたのだった。霧山は「取り敢えずAかな?」と趣味のランキング付けをしながら平田の自己紹介を聞いていた。

 

「もし良ければ、端から自己紹介をして貰いたいんだけどいいかな……?」

 

平田は自分の自己紹介が終わると端から自己紹介をしてほしいとお願いをした。

 

「わ、私は、井の頭、こ、こ────っ」

 

平田に言われ立ち上がった井の頭と言う女子生徒は急に指名され緊張したまま自己紹介を始めてしまいその後の言葉が出ないまま顔を青ざめていった。

「がんばれ!」

 

「慌てなくっても大丈夫だよ!!」

 

自己紹介が終わらない井の頭に向かって女子生徒達が声を掛けるがそれは井の頭にとってプレッシャーに変わってしまったのか井の頭は更に表情を青くした。

 

「ゆっくりでいいよ、慌てないで」

 

「私は、井の頭……心といいます、えと、趣味は裁縫とか、編み物が得意です。よ、よろしくお願いします」

 

井の頭が自己紹介を終えられないまま時がどんどん過ぎていく中1人の女子生徒がまた声をかけた。この女子生徒の言葉は井の頭のプレッシャーにならなかったのか少しつっかえながらも何とか自己紹介を終えたのだった。

 

「俺は山内春樹、小学校の時は卓球で全国に、中学時代は野球部でエースで4番だった。けどインターハイで怪我をしてリハビリ中だ。よろしく!!」

 

井の頭の次は大柄な男子生徒山内春樹が自己紹介をした。山内が言うには自分は小学校では卓球で全国に行き中学は野球でインターハイに行ったらしい……だがこれは100%嘘だろう……何故ならインターハイは高校生が出れるものであって中学生は出れないのだ。

 

「じゃ、次は私だね!!」

 

「私は櫛田桔梗と言います。中学からの友達は1人もこの学校に進学していないので一人ぼっちです。だから早く顔と名前を覚えて、友達になりたいって思ってます!!そして私の最初の目標はここにいる全員と仲良くなりたいです。みんなの自己紹介が終わったら是非私と連絡先を交換してください」

 

山内の次に自己紹介をしたのは井の頭をフォローした女子生徒櫛田桔梗だった。櫛田桔梗はスラスラと自己紹介をし更には自身の目標も発表したのだった。櫛田の目標はなんとクラス全員と仲良くなることだった。さて……櫛田は本当にクラス全員と仲良くなれるのか……

 

「次は俺だな!!俺は池寛治。好きものは女の子で、嫌いなものはイケメンだ。彼女は募集中なんで、よろしくっ!!もちろん可愛い子が美人でお願いします!!」

 

「すごーい、池君カッコイイー」

 

櫛田の次に自己紹介をした男子生徒池寛治は彼女を募集中と大声で叫んだのだった。そんな池に対して数人の女子生徒がからかい半分で池の事を褒めだしたのだった。

 

「えーっと、じゃ次はそこの人お願いでるかな?」

 

「え?」

 

「えー……えっと、綾小路清隆です。その、え……得ないことは特にありませんがみんなと仲良くなれるように頑張りますので、えー、よろしくお願いします」

 

平田は頬杖をし外を眺めていた男子生徒に自己紹介をお願いした。突如指名された男子生徒綾小路清隆は驚きの声を上げた。だがその後すぐ立ち上がり自己紹介をしたが……綾小路の自己紹介はタジタジした自己紹介で終わってしまった。その為今まで盛り上がっていた空気は冷めクラスは冷たい空気になってしまった。

 

「よろしくね。綾小路。仲良くなりたいのは僕らも同じだ、一緒にがんばろう!」

 

平田のこの一言で冷たい空気になっていた教室は暖かくなりパラパラと拍手が起きた。

 

「じゃ、次は君お願いできるかな?」

 

「お……俺……まぁいいけど、えーと、霧山アラトです。趣味は体を動かすことでスポーツ全般が得意です。これからよろしくお願いします」

 

平田は綾小路の自己紹介が終わると次に霧山を指名した。指名された霧山は綾小路同様動揺したが綾小路とは違いスラスラと自己紹介をしたのだった。因みに趣味は嘘をつき体を動かすことにしたのだった。

 

「うん、よろしくね、霧山君!じゃ次は……」

 

「俺はガキかよ、自己紹介なんか必要ねぇ、やりたい奴だけでやれ」

 

平田が次に自己紹介をする生徒を指名しようとしていたその時突如机を蹴り赤髪の男子生徒須藤健が平田に暴言を吐いたのだった。この須藤の行動によりまたクラスの空気が冷たくなったその時………

 

「HRの時間だ早く着席をしろ」

 

スーツを着た30代の女性が教室に入って来て立ち上がっている平田や1部の生徒達に着席をする事を命じた。

 



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3話 ビジン×ト×ガッコウノルール

「Dクラスの担任となった茶柱佐枝だ、この学校にはクラス替えが無い卒業まで3年間私がお前達の担任となる」

 

教室に入って来たスーツの女性茶柱佐枝はなんとこのクラスの担任だったのだ。こんな美人が担任だと知った1部の男子生徒達は喜んでいた。

 

「まずは本校の資料を配ろう」

 

茶柱先生は霧山達に高度育成高等学校の資料を一度見せ列の最前列の生徒に人数分の資料を配ったのだった。

 

「本校には独自のルールが存在する」

 

「まず、全寮制で在学中は敷地内から出る事と外部との連絡を制限している」

 

資料が生徒全員に渡ったの見た茶柱先生はこの学校のルール校則を霧山達に話し始めた。茶柱先生が話した学校の校則には「敷地内から出ることを禁じる」というものがあったのだ。この校則には生徒達もザワついた。それもそのはず普通の学校の校則には学校の敷地内から出ることを禁じると言う校則が無いからだ。

 

「だが、心配するな学園にはあらゆる施設が揃っている。生活に必要な物は全て手に入るだろう娯楽も含めてな。」

 

茶柱先生はザワついている生徒達にこの学校にはあらゆる施設がある事を伝えたのだった。この学校にはコンビニ,カフェ,服屋,電気屋,レストラン,ゲームセンターなど色々な施設がある事を茶柱先生は生徒達に伝えたのだった。色々な施設がある事を知った生徒達は安心したのかもうザワつかなくなった。

 

「買い物には学生書端末に保有されているポイントを使う。この学校ではあらゆる物をポイントで買う事が出来る。」

 

「ポイントは毎月一日に振り込まれる」

 

「1ポイントで1円の価値だお前達には既に今月分の10万ポイントを支給されている」

 

「10万円……マジかよ……」

 

「すごい……」

 

生徒達に色々な施設がある事を話した茶柱先生は買い物に使うポイントの説明を始めた。この学校で買い物で払うものはお金ではなく学生端末書他の学校で言う生徒手帳に保有されているポイントで払う事を生徒達に説明をした。そして1ヶ月に振り込まれるポイントは10万ポイント1ポイント1円なので10万ポイントはなんと10万円なのだ。

 

10万ポイントと聞いた生徒達はまたザワつき始めた。高校生には10万という金額は普通は手に入らない金額の為ザワつくのも理解できる。だがザワついている生徒達の中霧山は喜ばず何かを考えていた。

 

───1ヶ月に10万円?このクラスだけでも20人の生徒がいるその為1ヶ月にかかる金額は200万だいくらこの学校が政府が支援していると言ってもそんな金額を払っていたら今頃日本は終わっているぞ……

 

霧山が考えていた内容とはポイントの事だった。霧山はポイントの金額とポイントが振り込まれる日日の事について疑問に思っていた。

 

「支給額の多さに驚いたか?この学校は実力で生徒をはかる。入学を果たしたお前達にはそれだけの価値はあると言うわけだ。」

 

「以上これでこの学校のルールの話は終わりだ詳しい話は明日話そう。それでは今日はこれで解散だ」

 

霧山がそんな事を考えているうちにD組のHRは終わってしまい、茶柱先生は退出してしまった。



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4話 アタラシイトモダチ×ト×ジュギョウ

ジリシリジリジリジリジリ ジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジ

 

「うるせぇー!!!!!!」          

 

入学してから翌日の朝霧山は耳元で

 

 

「やべぇ・・・やっちまった・・・」

 

俺は粉々になった目覚まし時計を見てそう呟いた。だって目覚まし時計の音量がこんな大きいなんって知らなかったんだもんというか鼓膜が破れるわこんな音量なら・・・・・・

 

「まぁ、しょうがないか!!そろそろ学校に行こう〜っと!!」

 

俺は開き直り身支度の準備を済まし部屋から出て行った。取り敢えず目覚まし時計の件は後で考えよっと・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「暑ぃ・・・・・・」

 

俺が部屋から出た時に最初に出た言葉は“暑い“の2文字だった。だってマジで暑いんだもんというか今4月だぞ・・・4月でこの暑さとか7月

8月になったらどうなるんだよ・・・・・・

俺はそうボヤきながら学校に向かって行った。

 

「あっ、霧島君おはよ〜!!」

 

俺が教室に入ると櫛田が俺に声を掛けてきた。朝から美少女に声をかけられるなんって嬉しい事だ・・・

 

「おう、櫛田おはよ!!」

 

「桔梗ちゃん、おはよ〜ってあれそっちの子誰?」

 

俺が櫛田に挨拶を返した瞬間俺の横から突如ツインテールの小柄な女子生徒が現れた櫛田に挨拶したあと俺を見て“誰?“と櫛田に尋ねた。誰?って俺昨日一応自己紹介をしたんだけどな・・・・・・

 

「えーと、みーちゃんこの人は霧島アラト君っていうんだよ」

 

櫛田は女子生徒にわざわざ俺の事を教えてくれた。なんって有難いことをしてくれたんだ・・・・・・

 

「フーン、霧島アラト君か、じゃ霧ちゃんって呼ぶね!!」

 

女子生徒は俺の名前を知るといきなりフレンドリーになった。というか霧ちゃんって何だよ生まれて16年間そんな名前で呼ばれた事なんかねぇよ・・・・・・

 

「別に行けど、俺は君の事を何って呼べばいいんだ?」

 

「えっ?分かんない?」

 

いや、分かるわけないでしょ。だって君昨日自己紹介をして無いし櫛田がみーちゃんって呼んでたけど男子がみーちゃんって呼ぶわけにもいかないし

 

「あぁ、分からない」

 

「じゃ、教えてあげる私の名前は王海雨だよ〜王って呼んでね!!」

 

「あぁ、分かったよ王これからよろしく」

 

「うん、よろしくね!!霧ちゃん!!」

 

俺は王に向かって右手を差し出すと王も左手を差し出し互いに握手をした。そしてこの後茶柱先生が来るまでに櫛田と王と連絡先を交換した。これで女子の連絡先が4人になったぜ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在の時刻は12時48分あと2分で四時間目が終わるのだ。因みに四時間の授業は我がクラスの担任茶柱先生の日本史の授業だ。

 

「大和王権の長は大王と呼ばれ、各地の有力豪族を姿勢制度で支配した。姿勢制度とは氏は血縁関係の集団カバネは役職や地位の事だつまり血縁によって地位や役職を決める制度である」

 

茶柱先生が姿勢制度の事を説明した終わるとキーンコーンカーンコーンとチャイムが鳴り響いた。

 

「今日はここまで、よく復習しておくように・・・」

 

茶柱先生はチャイムが鳴り終わると教科書を閉じ俺達に一言口にしそのまま職員室に向かって行った。ようやく四時間目が終わったけどこのクラスの奴らは授業を受ける気はあるのか?少なくともこの時間に居眠りをしていた人数は3人,携帯や私語をしていた奴らは10人そもそも学校に来ていないのが5人,まともに授業を受けているのは7人ぐらいだ。まぁちゃんと授業を受けてる俺には関係無いけど〜〜おっとこんな事を考えている暇は無かった早く食堂に行って一ノ瀬とお昼を食べないとな!!

 

「あっ、霧ちゃん一緒にお昼食べよう〜〜桔梗ちゃんには断れちゃって〜〜」

 

俺は一ノ瀬とお昼を食べる為に食堂に向かう為に教室から出て行こうとすると突然王に呼び止められた。王の用件はまさかの食事のお誘いだった。王はクラスの中でも可愛い分類に入るし俺の中のランクも高いけど今日は駄目なんだ何たって今日は一ノ瀬とお昼を食べる日なのだから

 

「すまん、王俺今日先約があるんだ!!また今度一緒に食べよう!!」

 

「うーん、分かったよ先約があるならしょうがないね!!じゃまた今度一緒にお昼食べようね!!」

 

俺は今日のお昼は先約があることを王に言うと王は“また次の時にね“と言って違うクラスメイトの元に向かっていった。

 

スマン、王俺だって一ノ瀬との約束が無かったらお前とお食事をしていたさ!!だが今日はあの一ノ瀬とのお食事なのだ!!俺は一ノ瀬を裏切る訳には行かないんだ!!待っててくれよ一ノ瀬ぇぇぇぇぇ!!!!!!

俺は心の中で一ノ瀬の名前を叫びながら16年間で1度も出したことも無いスピードで廊下を走り抜け一ノ瀬が待っている食堂に向かった。

 




なんか王ちゃんが可愛いくって出してみました。王ちゃんの口調や性格が分からないため作者の妄想で書いてみました


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7話 テスト×ハ×ムズカシイ

現在俺達は6時間目の授業を受けようとしていた6時間目の授業の内容は小中でも行った学活だ。

 

「ねぇ、霧ちゃん学活って何をやると思う?」

 

「あるとしたら、小テストか進路についての勉強だろ」

 

6時間目が始まる何分か前に隣の席に王が俺にそう聞いてきた。俺は自分の頭に浮かんできた2つの考えをそのまま王に言った。

 

「進路についての勉強ならいいけど・・・・・・小テストとか自信ないよ・・・・・・」

 

王は俺の考えの1つ小テストの単語を聞くと素直な感想を述べた。でも王って確か授業はまともに聞いてたみたいだしいきなりの小テストを受けても大丈夫じゃないか?

 

「まぁ、あくまでこれは俺の予想だから気にするな」

 

俺が王にそう一言声をかけた瞬間カツンカツンと靴を鳴らし教室のドアを開け茶柱先生が茶色い封筒を脇に抱えてやって来たのだ。えっこれマジで俺の予想当たちゃった?というか先生が来たのに未だに喋ってる奴は何なんだ?

 

「一旦静かにしてくれ・・・」

 

茶柱先生のこの一言で喋っていた生徒達は瞬時に黙ってしまった。茶柱先生凄いなおい・・・

 

「何っすか〜いきなり授業見たいな雰囲気出して〜」

 

池がそうボヤいた。というか“授業見たいな“って何だよお前毎回授業受けてるだろ・・・・・・まさか受けてるつもりは無かったのか?嘘だよな?嘘っていくれよ池〜〜!!!!!!

 

「月末だから、小テストを行うことになった」

 

マジか・・・・・・俺の予想当たちゃったよすげぇな俺・・・ってかブーイング凄いなおい・・・どんだけテストが嫌いなんだよ・・・

それと茶柱先生はまたおかしいな言い方をするよな・・・“なった“って普通つけるか?もし元から小テストを行うなら“月末だから小テストを行う“で十分なはずなのに何故茶柱先生は最後に“なった“を付けたんだ?これじゃ今さっき急遽小テストを行うことになった見たいじゃないか?何かこの小テスト嫌な予感がするな・・・・・・

 

「王、リアクションを取るなよ・・・この小テスト真面目に解けそうしないとあとあとめんどい事になるぞ」

 

俺は取り敢えず隣の王に耳打ちでそう伝えると王は少し驚いた顔をしたがすぐに普通の表情に戻りコクリとうなづいた。良かったここで王がリアクションを取ったら俺が茶柱先生に目をつけられちまう。

 

「心配するな、今回の小テストはあくまでも今後の参考用だ。成績表には反映されることはない。ノーリスクだから安心しろ」

 

うん?ノーリスク?でも何か引っかかるだよな・・・・・・ノーリスクって事は成績にも関係無いしポイントにも関係無い。それじゃこれ何を参考するテストなんだ?というか王も首傾げてるし俺が余計な事言ったから余計に頭がこんがらがったか?それは悪い事をしたな〜後でなんか奢ってやろう

 

「では、今からテスト用紙を配る」

 

茶柱先生はそう言い茶色い封筒からテスト用紙を取り出し前の席の生徒達にそれぞれ5枚ずつテスト用紙を渡した。ってかまた茶柱先生茶色い封筒からテスト用紙を取り出したぞしかも今度は2束も・・・・・・

って事は今配られたのが国語でこの後配られるのは数学と英語か?

 

「全て後ろまで回ったな?よしでは始める」

 

俺の予想通り残りのテスト用紙は数学と英語だった。というかこの短時間に小テスト3枚って無理があるだろう。まぁ俺は楽勝に解いてやるけどな!!!!!!

 

〜15分後〜

 

やべぇ、わかんねぇ・・・数学の最後の問題なんだよこれ中学でも今現在でも習ってねぇよ!

問20 任意の正の実数 x,y

に対して x−−√+y√≤k5x+y−−−−−√

が成立するような実数 k

の最小値を求めよ。

ってどうやって最小値を求めるんだよ!!訳わかんねぇよ!!隣の王だって何か頭抱えてるし・・・・・・これどうしよう・・・マジで・・・

 

〜35分後〜

 

キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン

 

結局数学の最後の問題だけが解けずに終わってしまった。国語と英語は禅門溶けたのに数学の問題レベルおかしすぎだろ・・・・・・

 

「ねぇ、霧ちゃん数学最後の問題分かった?」

 

王が俺にそう聞いてきた。いや、分かるわけないでしょだって習ってないもん・・・

 

「いや、駄目だ、最後の問題だけが解けなかった」

 

「えっ!?霧ちゃん最後の問題以外は全部解けたの!?」

 

えっ?何?王どうしたのそんなに驚いて?だって最後の問題以外は習った問題なんだから解けて当然だろう・・・・・・

 

「えっ、じゃ王はどのぐらい解けたんだ?」

 

全然解けなかった〜〜!!とかはやめて欲しい正直・・・・・・だってそんな事になれば王のランクが下がるしな・・・・・・

 

「えーと、私はね国語が15問まで解けて、英語は全問解けて、数学は17問までは解けたよ〜〜」

 

国語は少しアレだけど英語と数学は結構いいみたいだし心配して損したな・・・・・・まぁ良かったけど

 

「まぁ、結構いい方じゃないの?まぁあとはテスト結果を待つだけしか出来ないけどね。じゃおれは帰るよまた明日!!」

 

「うん、また明日ね〜〜!!」

 

俺は王にそう言い一足早く教室を出て行き寮に向かって行った。



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8話 ケッカ×ト×ゼツボウ

小テストを行ってから実に三週間の月日が経った。この三週間の中で王に頼まれて櫛田と堀北と言う女子生徒と友達にさせるために協力し堀北から理不尽な暴力を受けたのを俺は今でも忘れていない。だけどそのおかげで堀北といつも一緒に行動している綾小路と連絡先を交換できたのは嬉しかった。さて俺の臨時報告はさて起き三週間が経った今日は5月1日だ。つまり今日10万ポイントが支給されるはずなのだが・・・

 

「ポイントが振り込まれていない?」

 

俺の端末に表示されているポイントは78990ポイントなのだ。もし10万ポイントが振り込まれているのなら端末に表示されるポイントは178990ポイントになっているはずなのだ。

 

「学校側の間違えか?取り敢えず王に聞いてみるか・・・」

 

俺は学校側の間違えかと考え取り敢えず同じクラスの王にメールで聞いてみようとすると・・・・・・

ピロリン!!

とメールが来たのだ。俺は誰だ?と思い確認すると俺がこれからメールをしようとしていた王からだったのだ。王からのメールはこうだった。

 

[ねぇ、霧ちゃんポイント振り込まれている?何か私振り込まれてないんだけど]

 

王もポイントが振り込まれていないって事は多分Dクラスは全員振り込まれていないだろう・・・・・・それじゃ他のクラスはどうなんだ?

 

[早くスマン、ポイントって振り込まれてるか?]

 

俺は取り敢えずBクラスの一ノ瀬にメールを送った。もし一ノ瀬がポイント振り込まれていないと来たら確実に学校側のミスだ。だが振り込まれてるとくれば意図的に学校がD組だけにポイントを振り込んでいないとされる。

 

[えっ?ポイント普通に振り込まれてるよ〜ポイントがどうしたの?]

 

[いや、ポイントが振り込まれてないんだよ。多分D組みだけにな]

 

俺は一ノ瀬にメールの返信を送った時このポイント事件で俺の考えは間違っていないことが分かった。

 

[えっ?それってヤバくない?学校側のミス?]

 

[いいや、それは無い。そろそろ学校行くからまた連絡する]

 

[うん、わかった]

 

 

[俺も振り込まれてないよ。多分D組の奴らも全員まぁ学校に行けばわかると思う]

 

[う・・・うん、分かったよ]

 

俺は自身の考えを出したあと一ノ瀬と王にそれぞれ返信のメールを送り身支度を始め学校に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドウユーコト ヤッパリオマエモ ナンデ?

 

俺が教室に入ると全員が端末を見ながらポイントが振り込まれていないことに騒いでいた。やっぱり全員がポイント振り込まれていないのか・・・という事は俺の考えがあっているとすれば“あれが“必ずあるんだと思うけど・・・・・・仕方ない円を使うか・・・

 

俺は“あれ“を探すために円を使った。すると案の定教室の隅っこにあったのだ。あそこじゃ誰も気づかないんだろうに・・・・・・

 

「席につけ、朝のホームルームを始める」

 

俺が円を使い“あれ“を見つけた途端ガラガラとドアが開き茶柱先生が俺達に注意をしながら入って来た。

 

「せんせー、ポイントが振り込まれていないんですけど!?毎月一日に振り込まれてる筈じゃないんですか〜〜?」

 

山内が茶柱先生に質問をした。ってか山内すげぇーなこの空気でタメ口で茶柱先生に質問するとか・・・俺は出来ねぇよそんな事・・・

 

「ポイントは振り込まれた。これは間違いない。このクラスだけが忘れられたという可能性もない。わかったか?」

 

山内の質問に茶柱先生は冷静にそう答えた。やっぱり俺の考えは間違っていなかったんだな!!良かった良かった!!

 

「いや、分かったかって言われても・・・実際振り込まれていないし・・・」

 

イヤイヤ、何であれだれ言われて分かんないんだよ山内は・・・・・

少し考えれば分かるのに・・・

 

「ははは、なるほど。そういうことだねティーチャー。理解出来たよ」

 

金髪の男子生徒高円寺が机に足をかけたまま高笑いしながらそう言った。おっ、このクラスにも居るんだな茶柱先生の言葉の意味が良かった馬鹿だけじゃなくって・・・

 

「ど・・・どゆうことだよ!!高円寺!!」

 

山内は未だに高笑いしている高円寺にそう怒鳴った。いや山内怒鳴るなようるさいしというか少しは他人に聞かずに自分で考えろよ・・・

 

「簡単なことさ、私たちDクラスには1ポイントも支給されなかった、ということだよ」

 

「はぁ?なんでだよ毎月10万ポイントが振り込まれるはずだろ?」

 

「そうかい?私はそう聞いた覚えはないがな。君もそうだろう霧島ボーイ」

 

はぁ?おい高円寺何故に俺を巻き込むんだよ!?お前のせいで今までお前を見ていたクラスメイトたちの視線が全部俺に来たじゃねぇかよ!!

 

「はぁ〜、分かったよ答えればいいんだろ・・・まず俺達にポイントが支給される理由はお前達の授業態度や欠席の数遅刻の数が関係している。そのせいでDクラス自身の評価が下がりポイントが支給されていないのだ。更にお前達の授業態度を見ていたのは茶柱先生たち先生方ではなく教室の角にある防犯カメラさ。これであってますか茶柱先生?」

 

「あぁ、霧島の言う通りだ、お前らはこの1ヶ月で遅刻欠席98回,授業中の私語や携帯を触った回数365回この数は異例の数字だそしてこの間行った小テストの結果がこれだ!!」

 

茶柱先生はそう言って三週間前に行った小テストの結果を張り出した。というか小テストの結果悪くね?取り敢えず良い奴は堀北,平田,櫛田の3人か?後は王が中間ぐらいか・・・えっ?俺?俺は4位だけど何か?

 

「これが、中間期末じゃなくって良かったな、これが小テストでは無かったら8人は赤点で退学になってる所だぞ」

 

タイガク? ソンナノキイテネェヨ!? イヤダヨタイガクナンッテ!?

 

茶柱先生が言い放った“退学“という言葉にクラスメイト達はそれぞれの感想を述べた。というか赤点で退学とか普通考えればわかることだろ・・・だってここは実力至上主義の学校なんだからよ・・・

 

「退学になりたくなかったこれから頑張ることだな・・・おっと言い忘れた君達Dクラスのポイントは0だ・・・これから頑張ってポイントは増やしていきたまえ」

 

茶柱先生は黒板に0と言う文字を書き教室を退室して行った。この時1部の生徒達は絶望と言う感情に取り込まれていたのだった。




・・・これで、アニメ1話分・・・原作だと1巻の半分ぐらい・・・やばい終わらない・・・


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9話 プール×ト×キョウソウ

朝のホームルームにて茶柱先生から絶望的な一言を告げられから数十分後俺達はある場所に居た・・・ある場所とは夏に良く行く場所プールだ・・・

 

「おい、綾小路、霧島お前は誰が好みだ?」

 

いきなり池が俺と綾小路にそう聞いてきた。というか何でこいつはこんなに元気なんだ?朝のホームルームの時はずっと暗いテンションだったろ・・・

 

「俺は好みとかは無い」

 

俺はそう言って池から離れて言った。だってこいつと一緒に居ると女子から変な目で見られるしな・・・というか後から“おっぱいランキング“とか池と山内が騒いでいるんだけど・・・

 

「ねぇ、霧ちゃん!!」

 

「ん?なんだ王?」

 

俺は池から距離をとるためプールサイドの奥の方に立っていると王が話しかけてきた。というか王お前胸あったんだな・・・やっぱ水着だと違うな・・・ハッ!?これじゃ池と山内と一緒じゃないか!?この気持ちを抑えるにはこれだ!!

 

「煩悩退散、煩悩退散、煩悩退散」

 

「ちょ!!霧ちゃんどうしたのいきなりプールに顔をつけて!!」

 

王よ聞け・・・俺は池や山内と一緒になりたくないのだ!?そのため俺はこの気持ちを抑えるためには俺は水浴びをしているのだ!?煩悩退散!!煩悩退散!!煩悩タイサンンンンンン!!!!

 

「と・・・取り敢えず、落ち着いて霧ちゃん」

 

「あぁ、すまんようやく落ち着いた。で、どうした?」

 

フゥー、何とか落ち着いたぜ!!これで王を見ても興奮はしないぜ!!というか後からすげぇー池と山内からの視線が痛いんだけど・・・・・

 

「えーと、霧ちゃんと一緒に遊ぼうかなーって駄目かな?」

 

OKに決まってるじゃないですか!!普通女子からの遊びを断る男子なんっていませんよ!!さぁ今すぐ行きましょう!!

 

「おう、いいぜ!!」

 

「やったー!!じゃこっちに来て〜!!」

 

やべぇ、王ちゃん可愛い・・・・・・

 

「あっ、みーちゃん!!霧島君連れてきたんだ!!」

 

「うん、駄目かな?」

 

王は俺を連れてプールに入り先にプールに入っていた櫛田の元に向かっていった。櫛田に近づくりつれ櫛田自身も俺と王に気づいたのだった。

 

「うんうん、いいよ!!霧島君も一緒に遊ぼう!!」

 

ヤバい、櫛田の水着姿・・・・・・王の何十倍も凄い・・・取り敢えず心を無の状態にして櫛田達と遊ばないとな・・・

 

「お・・・おう!!」

 

俺はそれから王と櫛田とプールで遊び始めた。後から刺さる池と山内の視線を無視して・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よーしお前ら集合しろー!早速だが準備運動が終わったら実力が見たい男女別50メートル自由形だ。1位には特別ボーナス5000ポイントを支給する遅い生徒は補習だ」

俺は櫛田と王とプールで遊んでいたら体育の先生・・・・・・あれ?体育の先生の名前なんだっけ・・・?まぁいいや取り敢えず体育の先生が50メートルの自由形を泳げと言ってきたのだ。普通ならば最下位にならないように流すつもりだったが今回は違った何故ならポイントがかかっているからだ。

 

最初は女子から始め女子は人数が少ないため5人を2組に分けて競うレースだった。結果は1位が現役の水泳部員の小野寺という女子生徒が26秒と言う男子並みのタイムをたたき出して1位となり2位は28秒で泳ぎきった堀北で3位は30秒で王だった。因みに櫛田は31秒と惜しくも4位だった。

 

女子が全員泳ぎ切ると次は男子の順番が回ってきた。男子は女子より少し人数が多い為6人と6人に分けて上位2名合計4名で決勝を行う形式となったのだ。最初の6人は高円寺,須藤,池,山内,綾小路,沖田の6人だった。結果はすぐさま分かり高円寺が23秒と言う驚異的なタイムでゴールし2位に25秒で須藤が遅れてゴールした。因みに最下位は山内の45秒だった。

 

次はいよいよ俺の順番が回ってきた。俺と一緒に泳ぐのは平田,外村,幸村,伊集院,三宅の5人だった。この中で気おつけた方がいいのはサッカー部の平田と弓道部員の三宅だ。

 

「霧島くん同じ組だね、正々堂々と戦おうね!!」

 

「あぁ、そうだな平田」

 

俺は自分のスタート位置に立つと丁度隣にいた平田が俺に話しかけてきた。

 

「それでは、よーいドン」

 

体育の先生の号令により俺達はプールに飛び込み泳ぎ始めた。俺はクロールで泳ぎ始めた。そして10メートルを切った時俺は更に加速して後ろにいる平田や三宅と差を十分とつけてそのまま楽々とゴールしたのだった。

 

「なっ・・・23秒03・・・だと」

 

体育の先生は高円寺のタイムを読み上げた時より動揺しながら俺のタイムを読み上げた。

 

「おい、アイツ高円寺のタイムを越しやがったぞ!!」

 

「化物かよ・・・」

 

「すご〜い!!」

 

「流石霧ちゃんですね!!」

 

俺のタイムを聞いた池が大声で高円寺のタイムを抜いたことを叫び須藤が一言呟き軽井沢が素直な感想を述べて王は俺をすごく褒めてくれた。因みに他の順位は2位に三宅が25秒でゴールをし3位に26秒で平田がゴールをした。俺の組の最下位は幸村の43秒だった。この時点で山内の補習が確定したのだった。

 

「いやー、霧島君凄いね!!」

 

「いや、そんな事ないよ」

 

プールから上がると平田が俺に話しかけてきた。というか平田も十分に速いと思うけどな・・・

 

「霧ちゃん!!カッコよかったよ!!」

 

「おう、ありがとうな王!!」

 

王が俺に近づき笑顔で言ってきた。俺は王の笑顔で鼻血を吹きそうだったが意地で我慢した。そしていよいよ俺,高円寺,須藤,三宅の四つ巴の決勝が始まろうとしていた。

 

「霧島ボーイ、君には驚かせられたよ・・・まさか私の記録を抜くとは・・・でもこんどはそうはいかないよ」

 

「お・・・おう」

 

俺はスタート位置に立つと隣の高円寺が髪をたくしあげながら俺に言ってきた。

 

「では、よーいドン」

 

体育の先生の号令がかかり俺達は一斉にプールに飛び込んだ。飛び込んでから15メートルを経過すると俺,高円寺が並びその後に須藤,三宅の順番だった。

 

────やべぇ・・・高円寺速いな・・・しょうがない本気を出すか・・・

 

俺は隣で並んで泳いでいる高円寺を見て少し焦りながらも本気を出す決意をした。俺はクロールのスピードを予選よりも上げてそのままスピードを落とさずに25メートルのターンを成功させそのまま見事に50メートルを泳ぎきったのだ。因みにタイムは20秒だった。

その他の順位とタイムは2位高円寺22秒 3位須藤24秒 4位三宅25秒

こうして俺達の最初のプール授業は終わったのだった。取り敢えずGETした5000千ポイントは貯めておくか・・・



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