比企谷八幡の妹チェンジシリーズ (Oceans)
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[ 高坂桐乃編 ][ 俺の妹がこんなに可愛いわけがない ] 第1話


第3弾は俺妹から高坂桐乃です。

それでは今回もよろしくお願いします。


- 八幡 side -

 

俺には高1の可愛い妹が、1人いるのだが会話をろくにした方がない。ざっと2年間ぐらいか。基本、俺が話しかけても無視されることが多い。なので、俺から妹に話しかけるのはやめた。俺の妹である桐乃から話しかけられるまで待つだけだ。俺としては小学校のときみたいに可愛い妹と笑いながらたわいもない会話がしたいと思うばかりだ。そんな事を思いつつ、俺は朝食をとるため自分の部屋を出る。すると、隣から俺の妹である桐乃も部屋から出てきた。そして、俺と目が合う。気まずい...どうしようか。おはようとか言った方がいいのだろうか...そんな事を考えていると、桐乃が声を発した。

 

「...何ジロジロ見てんの。マジキモいんだけど」

 

はい。なんか知らんけど、罵倒されました。お兄ちゃん、ショック。

思春期かな?そうだといいんだけど。他の人を嫌いになっても俺だけは嫌いになってほしくない。俺、桐乃に嫌われてたら一生立ち直れない自信がある。

 

「すまん」

 

「先に下、降りるから」

 

桐乃はそう言って、そそくさと下へ降りていった。これは、まだまだ桐乃と普通の会話をするのには時間がかかりそうだとそう俺は感じたのだった。

 

 

 

そして、しばらくしてから俺も下に降り洗面所で歯磨きをしてからリビングへと入る。

 

「八幡おはよう」

 

「母ちゃん、おはよう。あれ?親父は?」

 

「もう会社に行ったわよ。それに、桐乃も学校に行ったわよ。八幡も早くしなさいよ」

 

「分かってるよ」

 

俺は母親とそう会話をしながら朝食をとる。美味ぇ...

 

「ごちそうさん。それじゃあ、行ってくるわ」

 

「うん。行ってらっしゃい」

 

そう言って俺は家を出て、自転車を取りに行く。あれ?俺の自転車がない。まさか...桐乃が乗ってったのか?そんな事を考えていると玄関から母ちゃんが出てきた。

 

「八幡、言い忘れたけど自転車は桐乃が乗って行ったわよ」

 

「それを先に行ってくれよ。遅刻確定じゃん」

 

「八幡、頑張って!ファイトだよっ!」

 

そんな応援いらねぇよ。その歳でそのフレーズは軽く引く。そんなのはいらんから、俺を車で送ってくれよ。俺はそんな事を思いつつ全力疾走で自分の通う総武高校に向かったのだった。

 

 

- side out -

 

- 桐乃 side -

 

私には1つ上の兄貴がいる。捻くれてて、目は死んだ魚の目をしてるけど私の事をいつも大切にしてくれる、そんな兄貴が私は大好きだった。でも、兄貴が大好きって分かってから、どう接していいのか分からなくなって...つい強い口調や罵倒を私の大好きな兄貴に言ってしまった。それが、いけなかった。それをきっかけに私は2年間、まともに会話をしなかった。兄貴は私と会話をするのをやめていたように思えた。本当は大好きな兄貴とメルルや他のアニメ、普通の会話をしたいけど、気まずくて出来ていない。本当にどうしよう。どうやったら大好きな兄貴と話せるんだろう...そんな事を考えてつつ、私は朝食を摂るために部屋を出た。すると、隣から兄貴が部屋を出てきていた。何か話さないと...平常心よ。私!罵倒とかは絶対ダメなんだから。

 

「何ジロジロ見てんの。マジキモいんだけど」

 

そう言って、私が発した言葉は罵倒の言葉だった。違うでしょ!私!何で、普通の会話が出来ないのよ!

 

「先に下、降りるから」

 

私は、兄貴から逃げるように下に降りた。

 

「おはよう、桐乃」

 

「おはよう。ママ」

 

そして、私はママと朝食を摂る。

 

「桐乃、元気ないわね。何か悩み事?どうせ、八幡のことなんだろうけど違う?」

 

「うん...合ってる」

 

やっぱりママには分かっちゃうよね。顔に出ちゃうのかな...

 

「2人して深く考えすぎなのよ、まったく。それで、桐乃はどうしたいの?」

 

「また、大好きなお兄ちゃんと普通に楽しく会話とかしたい」

 

「ふふっ。大好きな、お兄ちゃんね...」

 

「ママ!今のは忘れて!」

 

「忘れませ〜ん!それで、これからどうする?」

 

「お兄ちゃんに、昔のことを謝って元の関係に戻れるように頑張る!」

 

「そう...頑張ってね」

 

「うん!」

 

そして、私は残りの朝食を一気に食べる。

 

「ごちそうさま。それじゃあ私、学校に行くから」

 

「うん。行ってらっしゃい」

 

そう言って私は玄関に向かい靴を履く。その時にママから声を掛けられる。

 

「桐乃。これ、お弁当」

 

「あ、ありがと。それと...ママ」

 

「何?桐乃」

 

「さっきは相談乗ってくれてありがとう」

 

「いいのよ。それくらいの事、親としては当然なんだから。それより、桐乃は早く八幡と仲直りしなさいよ」

 

「うん!それじゃあ、行ってきます」

 

そう言って、私は玄関近くに置いてあった兄貴の自転車に跨ぐ。

 

「行ってらっしゃい...あら?今日は八幡の自転車を使って学校行くの?」

 

「たまにはいいかなぁって。お兄ちゃんに自転車借りること、言っておいて」

 

「分かったわ。気をつけてね」

 

「はーい!」

 

そして、私はお兄ちゃんの自転車で総武高校に向かうのだった。

 

 

ー side out -

 

 

 

...続く

 

 

- 軽い設定 -

 

高坂桐乃は総武高校の1年でモデルの仕事をしながら学校に通っている。成績優秀。男子からも人気がある。アニオタである事は誰にも知られていない。(八幡にはバレるが...)そして、お兄ちゃん大好きっ子。ブラコン。八幡が他の女の子と一緒にいると不機嫌になる。心の中でと八幡に対しては兄貴呼び。母親にはお兄ちゃん呼び。

 

比企谷八幡は原作通りで奉仕部に入部。妹を溺愛。

 

 




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

次回もよろしくお願いします。


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第2話

短めですが、2話目です。

それでは、今回もよろしくお願いします。


 

俺はもう遅刻確定なので走るのを早々にやめて、ゆっくりと歩いて学校に向かうことにした。その結果....

 

 

 

「比企谷、私の授業を大遅刻するとはいい度胸だ」

 

俺は1限の授業が終わった時に教室に着いた。そしたら1限は運悪く現文の授業だったため現文担当であり生徒指導の平塚先生が教卓の前に立っていた。

 

「これは重役出勤でして....」

 

「君は専業主夫志望だったろう...まぁ、いい。放課後にじっくりと遅刻した理由を聞こうじゃないか。もちろん反省文を加えた上でな」

 

「はい...」

 

マジかよ...これは面倒なことになりそうだ。奉仕部にも遅れるのは確定、部長の雪ノ下の毒舌もプラスされる。何もいい事がない。

そして俺の後にも1人重役出勤の女子生徒がいて、平塚先生は頭を抱えていたのはまた別のお話。

 

 

 

 

 

時間が経過し、今は放課後。場所は職員室の応接室。

 

 

「比企谷、1限に大遅刻をした理由を聞こうか」

 

「重役出勤です」

 

「そうじゃない!詳しく遅れた理由を話せと言っているんだ」

 

「しょうもない理由ですけどいいっすか?」

 

「構わないさ」

 

「朝、チャリで学校に行こうとしたら妹が使ってて、どうせ1限は大した授業はないと思ってダラダラと学校に向かってて着いたら1限終わりだったってとこですね」

 

「ほう...私の現文の授業が大したことないとは...これは次のテストが楽しみだ。難しくしといてやる」

 

「すんません。それだけはやめてください」

 

「冗談だ。まぁ、理由は分かった。以後、こういう事がないようにしたまえ。それと反省文は1枚でいいから今週中までに提出したまえ。これで私の話は終わりだ。奉仕部の部室にいきたまえ」

 

「うす」

 

そして俺は職員室を出て奉仕部の部室へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

「うーす」

 

「やっと来たわね、遅刻谷くん。由比ヶ浜さんから理由は聞いてるわ」

 

「そう言えば、由比ヶ浜はどうしたんだ?」

 

 

 

「さっき帰ったわ。三浦さん達と遊びに行くみたいよ」

 

「そうか...それで奉仕部に依頼とは来てるか?」

 

「今日もないわ。だから適当に本でも読むといいわ」

 

「そうさせてもらうわ」

 

「」ペラッ

 

「」ペラッペラッ

 

「」ペラッ

 

「」ペラッペラッ

 

俺と雪ノ下はいつものように静かに本を読み、部活時間を消費していく。

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

 

 

「最終下校時刻になったから、今日はここまでにしましょうか」

 

「そうだな」

 

そして俺と雪ノ下は部室を出た。

 

「それじゃあ、また明日」

 

「おう」

 

そう言ったのち、雪ノ下は職員室に鍵を返しに行った。俺は昇降口へと向かい、帰宅した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいま」

 

「あ、お兄ちゃん。おかえり」

 

「なんだと....」

 

あの桐乃が俺に挨拶しただと!2年ぶりのことで俺はとても驚いている。明日は大雨なんじゃないか?

 

「...どうしたの?お兄ちゃん」

 

「いや、久しぶりに妹の挨拶を聞いたから少しびっくりしてな」

 

「ふーん。それより、話があるんだけどいい?」

 

「ちょうど良かった。俺も話がある」

 

「そう?じゃあ、リビングに行こ?」

 

「先に行って待っててくれ。俺は荷物を置いてから行く」

 

「...わかった」

 

俺は荷物を自分の部屋に置いてから、桐乃の待つリビングへと向かう。

 

 

「待ったか?」

 

「ううん。大丈夫」

 

「じゃあ、桐乃から話してくれ」

 

「うん...話ってのはね、お兄ちゃんに謝りたいことがあって...」

 

「謝りたいこと?」

 

「お兄ちゃんに話しかけられても無視したりとかお兄ちゃんに対して罵倒したりとかしちゃったから謝りたくて。できれば、お兄ちゃんと仲直りしたいなぁって...だから、ね」

 

 

「お兄ちゃん、ごめんなさい!」

 

そう言って、桐乃は俺に頭を下げて謝ってきた。

 

「桐乃、顔上げろ」

 

「う、うん...」

 

「別に俺は気にしてない。桐乃にも悪気がないのも分かってる。それに桐乃は思春期真っ只中だからしょうがないと思うし。だから気にするな。仲直りしよう、兄妹は仲良くな」

 

千葉の兄妹なら尚更、仲良くやっていかないとな。

 

「うん!ありがとう。お兄ちゃん」

 

「桐乃の話は終わりか?」

 

「うん。今度はお兄ちゃんの番だよ」

 

「俺の話としては今日の自転車の件だ」

 

「あ、うん!今日はありがとね。おかげで遅刻しないで行けたよ」

 

「おかげで俺が遅刻したんだが。自転車を使うならもう少し前に言ってくれ」

 

「ごめんなさい」

 

「まぁ、いいけど。自転車ぐらい買ったらどうだ?」

 

「やだ。アニメのグッズとか買えなくなるし」

 

「いや、お前...読者モデルの仕事してるだろ」

 

「そのお金はアニメグッズとかゲームに使いたいの!そうだ!自転車はお兄ちゃんの後ろに乗って行けばいいんだよ!いいよね?お兄ちゃん」

 

「まぁ、いいけど」(※2人乗りは法律で禁止されています。良い子は真似しないように。この作品では2人乗り禁止の法律は制定されていないという認識でお願いします)

 

「お兄ちゃん、話は終わり?」

 

「そうだな...」

 

「じゃあ、お兄ちゃん!久しぶりにゲームでもしない?」

 

「いいぞ。何のゲームをするんだ?」

 

「スマブラでいい?」

 

「分かった。お兄ちゃんは負けないからな」

 

「私こそ、負けないんだから覚悟しててね。お兄ちゃん」

 

「望むところだ」

 

この後、桐乃の部屋でスマブラを2時間程やりコテンパンにやられた後はメルルのアニメや今期のアニメ(SAOシリーズ、SSSS.GRIDMAN)などを観たりと2年ぶりにいい時間を過ごした。やっぱり兄妹は仲良くするのが1番だと改めて俺は感じたのだった。

 

 

...続く

 

 

 

 

 




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

それでは、次回もよろしくお願いします。


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[ 南ことり編 ][ ラブライブ!] 第1話

第4弾はラブライブ!から南ことりです。

それでは今回もよろしくお願いします。


- 八幡 side -

 

 

ピーピーピーピーピーピーピーピーピーピー

 

「ポチッ...もう朝か」

 

俺はアラームを止め、スマホで時間を確認する。6時半だった。

 

「ことりのやつ...アラームのセット時間、早すぎるだろ...ことりには悪いが、二度寝するかな」

 

そう言って、俺はまた寝ようとするが...

 

「お兄ちゃん〜!朝だよ!」バンッ

 

俺の妹である、ことりが俺の部屋に入ってきた。

 

「お兄ちゃんはまだ眠いから...そっとしてくれ」

 

「それは...めっ!だよお兄ちゃん。今日から新学期なんだから、早く起きないと」

 

「嫌だ...お兄ちゃんは寝る」

 

俺はことりの言う事を聞かずに二度寝した。

 

「お兄ちゃん!二度寝しちゃダメ〜!ほら早く起きて!」ツンツン

 

ことりは俺の顔をツンツンし二度寝させないようにしてくる。やめろ。くすぐったい...

 

「早く起きないと、お兄ちゃんのこと嫌いになっちゃうよ」

 

「よし!起きよう!ことりには嫌われたくないからな」ガバッ

 

ことりに嫌われたら、俺は生きていけない。それだけは回避する。

 

「やっと、起きたね。おはよう!お兄ちゃん!」ギュッ

 

俺が起きると、ことりがおはようを言ってから俺に抱きついてきた。

 

「おはよう。ことり」ナデナデ

 

「えへへ...お兄ちゃんの匂いだぁ...」

 

俺はそんなことりの頭を撫でる。これは毎朝の日課となっている。

 

そして数分間...抱き合った後、

俺とことりは一緒に一階へと降りた。

 

 

- side out -

 

 

 

 

 

- ことりside -

 

ことりには大好きなお兄ちゃんがいます。いつもことりを守ってくれて、この前の春休みの時も、ことりが男の人にナンパされた時もお兄ちゃんに電話で助けを求めたらすぐに駆けつけてくれて、ことりをナンパの人達から助けてくれました。そんな優しくて頼りになるお兄ちゃんがことりは大好きです。でも兄妹だからそれ以上の関係になれないのが、ことりとしては少し残念です。お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ!そんな事を考えつつ、ことりは大好きなお兄ちゃんを起こしにお兄ちゃんの部屋に向かいました。

 

 

「お兄ちゃん〜!朝だよ!」バンッ

 

そして、ことりはお兄ちゃんの部屋に入りました。

 

「お兄ちゃんはまだ眠いから...そっとしてくれ」

 

お兄ちゃんはまだ、眠そうにしていました。

でも、時間だから起こさないと...

 

「それは...めっ!だよお兄ちゃん。今日から新学期なんだから、早く起きないと」

 

「嫌だ...お兄ちゃんは寝る」

 

「お兄ちゃん!二度寝しちゃダメ〜!ほら早く起きて!」ツンツン

 

ことりは二度寝したお兄ちゃんの頬をツンツンする。ああ...お兄ちゃんの寝顔は可愛いなぁ...ずっとツンツンしてたいなぁ...でも、今は早く起こさないと...

 

「早く起きないと、お兄ちゃんのこと嫌いになっちゃうよ」

 

全然お兄ちゃんが起きないので、ことりはお兄ちゃんに一番効く言葉を投げかけた。

 

「よし!起きよう!ことりには嫌われたくないからな」ガバッ

 

すると、お兄ちゃんはすぐに起きてくれました。やっぱり、お兄ちゃんもことりのことが大好きなんだね。嬉しいなぁ♪

 

「やっと、起きたね。おはよう!お兄ちゃん!」ギュッ

 

私は嬉しさのあまり、お兄ちゃんに抱きついた。

 

「おはよう。ことり」ナデナデ

 

お兄ちゃんは優しく、ことりの頭を撫でてくれました。

凄く気持ちいいです...

 

「えへへ...お兄ちゃんの匂いだぁ...」

 

そして、ことりはお兄ちゃんと数分間...抱き合った後、お兄ちゃんと一緒に一階に降りていきました。

 

 

- side out -

 

 

 

 

 

俺とことりは洗面所で顔を洗ったりなどをし、その後は朝飯を食べるべく一緒にリビングへと向かった。

 

「2人ともおはよう」

 

「ママ、おはよう」

 

「母ちゃん、おはよう」

 

そして3人で母ちゃんの用意した朝飯を食べた。

 

 

「ごちそうさん」

 

「ごちそうさまでした」

 

そして朝食を食べ終わった後は学校に行くため荷物などを準備し、ことりと1年間ではあるが一緒に通う音ノ木坂学院に向かうため家を出た。

 

 

...続く

 

 

 

- 軽い 設定 ー

 

 

 

比企谷八幡は高3。ことりは高2の設定。互いにシスコンとブラコンで、ことりは少しヤンデレ要素を入れようと思います。他のラブライブメンバーも登場予定です。他の俺ガイルキャラの登場は今のところは未定ですが、出すかもしれません。

 

 




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

それでは次回もよろしくお願いします。


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[ 司波深雪編 ][ 魔法科高校の劣等生 ] 第1話


第5弾は魔法科高校の劣等生から司波深雪です。

それでは今回もよろしくお願いします。


俺は今、妹である深雪の入学式に来ている。深雪の入学先は俺が通っているところと同じ千葉にある総武高校だ。しかも、入試試験は全て満点という主席入学だ。満点入学は総武高校初らしい。さすがは俺の妹だ。そんな事を考えていたら入学式が始まる。そして、しばらくして新入生総代の挨拶が始まる。もちろん挨拶は深雪が務めることになっている。

 

『穏やかな日差しが注ぎ鮮やかな桜の花びらが舞うこのうららかな春の嘉日。千葉の進学校、総武高校に入学することが叶い、とても嬉しく...また光栄に存じます。私は、新入生を代表して総武高校の一員として誇りを持ち文武両道を目指し、そのために日々努力をし、頑張っていく所存です。また...』

 

と滑舌よく話していく。その姿に体育館中の人達が釘付けとなっていた。そして新入生の挨拶が終わった後も順調に進み、入学式は終わった。

 

 

その後は深雪はHRがあるので、教室へと向かっていった。俺は特にすることがないので、一足先に家へと帰った。

 

 

 

 

そして、昼過ぎ。俺の妹である深雪が帰ってきた。

 

「お兄様!ちゃんと私の入学式を見に来てくださいましたか?」

 

「おう。新入生総代の挨拶よかったぞ」

 

「お兄様にそう言ってもらえて、深雪はとても嬉しいです。明日からお兄様と一緒に学校へ行けますね!」

 

「そうだな。明日が楽しみだ」

 

「はい!深雪も楽しみです」

 

「それは、そうと...深雪」

 

「何ですか?お兄様」

 

「入学祝いに何か欲しいものとかあるか?」

 

「それじゃあ、3つほどよろしいでしょうか?」

 

「俺に出来る範囲でな」

 

「まずは、一緒に外食しませんか?」

 

「いいぞ。それで、何処に食べに行くんだ?高いのは無理だぞ?」

 

「心配はいりません。お兄様!食べに行くところはサイゼリヤですから」

 

「え?いいのか?サイゼリヤで」

 

「はい!お兄様の好きなサイゼリヤに深雪も行きたいんです」

 

何て、お兄ちゃん想いなんだ!本当にいい妹を持ったな俺は...

 

「そうか。じゃあ、行くか」

 

「はい!」

 

そして、俺と深雪はサイゼリヤに行き、俺はミラノ風ドリアとドリンクバーを頼み、深雪はパスタとピザ、小エビのサラダにドリンクバーを頼んだ。

 

「本当にサイゼリヤでよかったのか?」

 

「深雪はお兄様と一緒に食事できるだけでいいんです」

 

本当に俺はいい妹を持ったのかもしれない。これからも大事にしよう。そして、しばらくして注文したものがきた。

 

「「いただきます」」

 

そして俺はミラノ風ドリアを食べ始めるが深雪は食べ始めようとはしなかった。

 

「食べないのか?」

 

「その、お兄様。あーんをしてくれませんか?」

 

その際に深雪が、あーんしてほしいと頼んできた。

これも欲しいものの1つらしかった。なので俺は深雪のお願いを聞いた。

 

「ほれ。あーん」

 

俺は深雪にパスタを乗せて差し出す。そして、深雪は髪をかきあげて食べた。すると、店内がざわつく。

 

「はむっ!美味しいです」

 

「それは良かった」

 

その後は、互いに食べさせ合いながら楽しいひと時を過ごし、サイゼリヤを出た後は近くのショッピングモールで深雪の服などを買ったり、いろんな店を回ったりした。

 

 

そして夜に俺と深雪は帰宅し、俺が先に風呂に入り今日の疲れを取る。俺が風呂に入った後は深雪が風呂に入る。その間、俺は自分の分と深雪の分のコーヒーを作った。

 

 

「お兄様、今日はありがとうございます」

 

「気にすんな。深雪の入学祝いなんだからな」ナデナデ

 

そう言って俺は深雪の頭を撫でる。

 

「ふにゃあ〜」

 

深雪は気持ち良さそうにしていた。

 

「それで、最後のお願いは何だ?」

 

「それは...ですね、その...」

 

急に深雪はモジモジし始める。

 

「ないなら、俺はもう寝るけど」

 

「ま、待ってください!お兄様」

 

「ん?願い事は決まったか?」

 

「今日、一緒に寝ませんか?」

 

「へ?」

 

俺が深雪と一緒に寝るだと⁉︎

 

「だ、ダメですか?」

 

「い、いや...大丈夫だ。俺と一緒に寝ることが最後のお願いなんだろ?」

 

「はい!」

 

俺の理性が保てるといいけどな。深雪と一緒に寝るのは小学生以来か。そんな事を考えつつ俺は深雪と共に俺の部屋へ向かいベッドに入る。

 

「こうやって、お兄様と寝るのは久しぶりですね」ダキッ

 

「あ、ああ。そうだな」

 

深雪は俺に抱きつきながらそう呟く。ちなみに俺と深雪は向かい合った状態だ。そして、一緒に寝るのは小学生以来だが...その時とはまた違った感じだ。特に俺の身体に当たる2つのアレだ。柔らかすぎてどうにかなりそうになってしまう。いかんぞ俺。煩悩を打ち払うんだ。

 

「また、お兄様と一緒に寝れて深雪はとても嬉しいです」

 

「それは良かった」

 

「お兄様も嬉しいですか?」

 

「ああ。俺も可愛い妹と寝れて嬉しいぞ」ナデナデ

 

「良かったです...」ギュッ

 

深雪はさらに密着してくる。これはまずい。主に俺の理性が。どうにかなる前に俺は寝ることにした。その前に俺は深雪の寝顔を見る。

 

「...んっ...お兄様、大好きです」スゥ...

 

深雪は嬉しそうな顔をしながら寝言を言い、俺の胸の中に顔をうずめた。

 

「可愛い寝顔だな...俺も深雪のこと、大好きだぞ」ボソッ

 

俺も小さな声で深雪にそう言ってから眠りについた。

 

 

 

 

「あらあら...2人とも仲がいいわね。ふふっ...」

 

「本当だな」

 

八幡と深雪の両親は嬉しそうに共に抱き合って寝る八幡と深雪の姿を部屋のドアから覗き、そう呟いていたのだった。

 

 

 

...続く

 

 

 

ー 軽い設定 ー

 

比企谷八幡は高2。深雪は高1の設定です。

深雪は入試オール満点で八幡の通う総武高校に進学。そして重度のブラコンでお兄ちゃん大好きっ子である。八幡が女の子と一緒にいるところや喋る所をみると凄い冷気を出す。(決して魔法を発動したとかではない)宥めるには八幡が頭を撫でてもらうほかはない。

 

比企谷八幡は原作通りで奉仕部に入部。シスコンであり妹の深雪を溺愛している。




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

それでは次回もよろしくお願いします。


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第2話

お待たせ致しました。2話目です。

それでは、今回もよろしくお願いします。


ピピピッ...ピピピッ......ピピピッ....ピピピッ...

 

「うーん...」

 

目覚まし時計が鳴り響く朝、俺は起きようとするが...顔に何やら柔らかい感触があり、何か窮屈な体勢で俺は寝ており起きれなかった。とりあえず、目を開けてどのような状況、状態なのか確認した。

 

「むぐっ...」

 

どうやら俺は深雪の胸に頭を埋めている状態だった。苦しい...けど温かくて柔らかい...ってそうじゃない!どうにかして、起きなければ!俺のアレ(理性)がヤバくなりそうになる。

 

俺は深雪を起こさないようにスッと胸の辺りから退く。

 

「んっ....」

 

深雪は一瞬、ビクッとなりそのまま起きるかと思ったが、起きることはなくそのまま寝返りを打ち、眠りを続ける。相変わらず深雪の寝顔は可愛い。疲れが吹っ飛ぶぐらいに。守りたい、この笑顔...

 

「ふぅ...起きるか」

 

俺は部屋を出て洗面所で顔を洗った後、リビングに向かった。

両親は朝早くから仕事なので、もう居なかった。社畜は大変だなと思いつつ俺はポットに水を入れ沸騰するまで待ち、温かいコーヒーを飲む。

 

 

 

「落ち着くなぁ...」

 

1人で呟きながら、コーヒーを飲んでいると...

 

「お、お兄様!」

 

「ん?どうした深雪」

 

「なぜ、お兄様だけ先に起きたのですか!起きたのなら深雪も起こしてください!」(お兄様とおはようの挨拶がしたかったのに...)

 

「いや、起こすのは悪いと思ってだな...」

 

「そんな事はありません。深雪はお兄様と一緒に起きたいのです」

 

「そうか。でも深雪の寝顔が可愛くて起こしたくなかったんだよ」

 

「...その言い方はずるいです」

 

「ん?なんか言ったか?」

 

「なんでもありません、はぁ...お兄様は鈍感です」ボソッ

 

なんか、聞き取れなかったが深雪がなんでもないというなら大丈夫だろう。

 

「まぁ、いいや。それより、朝飯作るから深雪は学校の支度でもしてこい」

 

「もう、学校に行く準備は制服着るだけで後は済ませてあります。それと朝飯は深雪が作ります。お兄様の手を煩わせることをさせる訳にはいきませんから」

 

「いいのか?」

 

「はい!深雪はお兄様のお役に立ちたいんです」

 

「わかった。じゃあ、朝飯は深雪が作ってくれ」

 

「はい!」

 

 

 

そう言って深雪はリビングに向かい、朝食の準備を始めた。俺は良い妹を持ったなとつくづく思ったのだった。

 

 

 

「〜♪」

 

 

 

リビングで料理をする深雪は終始、笑顔だった。

 

なんかこういうのって新婚夫婦みたいな感じだよな。まぁ、俺にはそんな相手が出来るわけないが...

 

 

 

「お兄様!朝食が出来ました」

 

「おう」

 

「「いただきます」」

 

そして、俺は深雪が作った朝食を食べる。

 

朝食メニューは一汁三菜と健康的なものだった。

 

「お兄様、美味しいですか?」

 

「ああ、美味いぞ。深雪はいいお嫁さんになれるぞ」

 

「そうでしょうか?」

 

「ああ、お兄ちゃんが保証する」

 

「ありがとうございます。でも、深雪はお嫁には行きませんよ」

 

「そうなのか?」

 

女の子というのは少なからずお嫁さんに憧れるものだが、深雪は違うらしい。まぁ、深雪がお嫁に行くとなれば俺は少なからずショックを受けるだろう。数年は立ち直れるか分からないだろうな...

 

「深雪はお兄様とずっと傍にいたいのでお嫁には行きません」

 

「そうか。ありがとな」ナデナデ

 

「...っ!はい!」(お兄様の手は温かくて気持ちいいです)

 

俺と深雪はその後も話しながら楽しい朝食のひとときを過ごした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして朝食を摂ったのち、俺と深雪は学校に行く準備をし家を出た。

 

 

「〜♪」

 

深雪はご機嫌で俺と手を繋ぎながら歩いている。

 

「学校が楽しみなのか?」

 

「はい!それもありますけど、何よりお兄様と同じ高校に通えるのが嬉しいんです」

 

「俺も深雪と一緒の学校に通えるのは嬉しいぞ」

 

「それは良かったです」

 

そんな事を話しながら、総武高校に向かった。その道中に...

 

「あの2人、仲がいいわね」ヒソヒソ

 

「カップルとかかな」ヒソヒソ

 

「お似合いね」ヒソヒソ

 

「「あんな、可愛い子と登校なんて羨ましい!!そこ代われ!!」」(心の中の声)

 

周りの女子高生たちは八幡と深雪の登校姿を遠くから見てヒソヒソと話しており、男子高生達は羨望の眼差しで八幡達を見ているのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分歩いた後、総武高校に着く。

 

 

 

「それじゃあ、お兄様。また昼休みに」

 

「おう、深雪は授業頑張れよ」

 

「お兄様もちゃんと数学の授業を受けてくださいね」

 

「わかってるよ」

 

そして、深雪は1年の教室に向かっていった。俺も自分のクラスに向かいますかね。俺はクラス表を確認し、自分の教室へと向かった。

 

その際...

 

 

「お、比企谷じゃないか」

 

「おはようございます、平塚先生」

 

「うむ、それで、今日の奉仕部だが...始業式のため活動はないから部室には行かなくていいぞ。もちろんこの事は雪ノ下と由比ヶ浜には伝えてある」

 

「分かりました」

 

「それじゃあ、私は朝の会議があるから失礼する」

 

「はい」

 

そう言って、俺は平塚先生と別れ自分の教室に改めて向かったのだった。

 

 

...続く

 

 

 

 

 




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

それでは、次回もよろしくお願い致します。


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[ マシュ・キリエライト編 ][ FGO ] 第1話


第9弾はFGOからマシュ・キリエライトです。

それでは今回もよろしくお願いします。


俺は終局特異点をクリアし、カルデアに無事に帰還した。

 

「やっと...終わったんだよな?」

 

俺は目を覚まし、そう呟く。すると...

 

「はい。無事に終わったんですよ...兄さん」

 

俺の可愛い妹、マシュが俺の目の前にいた。

え?マシュ生きてんのか?確か...あの時...消滅したはずじゃ...

 

「マ、マシュ⁉︎生きてたのか⁉︎」

 

「は、はい。気づいたら帰還していました」

 

「よ、良かった。本当に良かった...」

 

俺は嬉しさのあまり妹であるマシュを抱きしめる。

 

「兄さん...苦しいです...」ギュッ

 

マシュはそう言いいつつも、抵抗はせず俺を抱きしめ返す。

ずっと、このままでいたい...しかし、そんな事は出来るはずもなく...

 

「2人ともイチャついている時に悪いけどいいかな?」

 

ダヴィンチの言葉で我にかえる。

 

「お見苦しいところを見せてしまいすみません」

 

「気にしなくてもいいよ。それより...」パァン

 

「「2人とも帰還おめでとう!!」」

 

ダヴィンチちゃんがそう言うと、スタッフの皆が俺とマシュの無事の帰還を盛大に祝ってくれた。

 

「どうも」

 

「ありがとうございます」

 

「これで全て解決した。本当にお疲れ様、マスター八幡」

 

「は、はぁ...」

 

あんまり実感はないが...

 

「それで、今後のことなんだけどマスターの八幡くんと妹ちゃんのマシュには故郷の千葉に戻ってもらうよ」

 

「え?いいんすか?」

 

「うん。君達にはまだ高校生だ。だから残りの高校生活を送ってほしいと思ってね。どうかな?」

 

「俺は別に構いません。マシュはどうする?」

 

「私は兄さんについていきます」

 

「それじゃあ、千葉に戻るということでいいね?ということで、5日後には千葉に向かってもらうよ」

 

「5日後ですか...」

 

「ああ。5日後には千葉の方の家に色々なモノが届いているはずだよ」

 

「そうですか。色々とありがとうございます」

 

「これぐらい、大したことないよ。私からの話はこれで以上だ。後は出発まで身体と心を休ませるといいよ」

 

そう言って、俺とマシュはダヴィンチと別れる。

そして、俺とマシュは廊下を歩く。

 

「それより、マシュは大丈夫なのか?身体とか?」

 

「私はこの通り平気ですよ」

 

「本当にマシュが生きててよかった」

 

「私も兄さんにまた会えて嬉しいです!」

 

俺とマシュは少しの間、抱きしめ合っていた。

 

そして...5日が経ち、俺とマシュはカルデアを後にし故郷である千葉へと帰った。5日の間はサーヴァントなどとたわいもない会話をしていたのだが、沖田とかジャンヌダルクオルタとかはカルデアでは見かけなかった。だが、俺は特に気にも留なかった。

 

 

しばらくして、千葉に着く。1年か2年ぶりの千葉だ。なんだが、懐かしい。

 

「久しぶりの我が家ですね。兄さん」

 

「そうだな。マシュ」

 

「家に入りましょうか」

 

「そうだな...」

 

そして、俺とマシュは我が家に入る。すると...

 

「「おかえりなさい。マスター」」

 

俺の家に沖田とジャンヌダルクオルタが出迎えてくれていた。なぜ?

 

「なんでお前らが俺達の家に?」

 

「マスターの家はどんな感じかなぁ...と思いまして、遊びに来ちゃいました。もちろん、ダヴィンチちゃんから許可は得ています」

 

俺がそう聞くと、沖田がそう答える。ジャンヌダルクオルタは沖田の言葉に頷く。

 

「まずは俺から許可を取れよ...」

 

「まぁ、そんなことより早く上がってリビングに来てください。お昼はすでにエミヤさんが用意してくれています」

 

そんなことで片付けられちゃったよ...ってか、エミヤまでいるとはな。

 

「まぁ...いいか」

 

「兄さん、早く行きましょう」

 

「おう。わかった」

 

 

これからが大変だなと思いつつ、俺はマシュと共にリビングへと向かった。

 

 

...続く

 

 

 

設定としては八幡とマシュは高2設定。八幡とマシュは総武高校へ高2から入学。本来ならマシュは高1だが、特別な措置で八幡と同じ学年。

八幡はシスコンで、マシュもお兄ちゃんが大好きである。

カルデアからの出動要請があれば、学校より優先する。

 

他の俺ガイルキャラも随時、登場させる予定。

 




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

それでは次回もよろしくお願いします。


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[ 成瀬澪編 ][ 新妹魔王の契約者 ] 第1話


第10弾は新妹魔王の契約者から成瀬澪です。

それでは今回もよろしくお願いします。


高2に上がる前の春休み。俺は親父と外食をしていたのだが突然、親父が変な事を言い出した。

 

「おい、八幡。お前に新しい妹が出来るぞ」

 

「急に何を言い出すんだよ、親父」

 

「実は父さんな...再婚することにしたんだよ」

 

「ぶっ!...マジかよ。いい歳こいて再婚かよ」

 

「まぁまぁ、いいじゃねーか。それで、相手が子持ちで女の子が2人いるんだよ。分かったか八幡?」

 

「...分かったよ。どうせ、俺がどうこう言ったところでしょうがないからな」

 

「さすがは俺の息子だ。理解が早くて助かる」

 

そう言って、俺の髪を乱暴に撫でる。痛いからやめてほしい。

 

「それで、相手方はいつ来るんだ?」

 

「今日だ」

 

「急すぎんだろ...」

 

「それと、もうすぐこの店に来るから」

 

「まだ、心の準備が出来てないんだが...」

 

「じゃあ、早く準備してくれ」

 

「そんな早く出来るか⁉︎」

 

そんなこんなで俺と親父が会話してると、2人の女の子が親父に声をかけ俺の対面に座った。そして、2人が飲み物を注文したところで親父が口を開く。

 

「じゃあ、八幡...紹介するぞ。八幡の向かい側に座ってる女の子が成瀬澪で右隣に座ってる女の子が成瀬万理亜だ」

 

「はじめまして、八幡さん。成瀬万理亜です。よろしくお願いします」

 

「成瀬澪です」

 

「ほれ。八幡も挨拶」

 

「どうも。比企谷八幡です」

 

「もっと、言うことはないのか?八幡」

 

「ねーよ。そんなもん」

 

自己紹介なんて、名前だけで十分だろ。

 

「あっ...えっと...」

 

「ほら、万理亜ちゃんが反応に困ってるだろ。いやぁ...ゴメンね、2人とも。俺の息子の八幡は目は腐ってるが、いい奴だからこれから仲良くしてやってくれ」

 

目が腐ってるのは余計だっつの。

 

「はい。これからよろしくお願いしますね。八幡さん」

 

「ああ。...それより、親父。相手方の親は来ないのか?」

 

「八幡にまだ言ってなかったな。澪ちゃんと万理亜ちゃんの母親はな...仕事で海外に行ってて、しばらくはこっちには来れない」

 

おいおい。そんなんで、いいのかよ。

 

「まぁ、仕事ならしょうがないな。それで、この2人は俺達の家に住むのか?」

 

「ああ。相手方の母親はいないが、一足先に俺達だけで同棲生活を始めようと思う」

 

「まぁ、親父がそれでいいなら俺は構わんが」

 

「というわけだ。澪ちゃんと万理亜ちゃんもそれでいいかな?」

 

「「はい。よろしくお願いします」」

 

そして俺は急ではあるが、親父が再婚し相手方の連れ子の成瀬澪と成瀬万理亜という女の子と同棲することとなった。

 

 

...続く

 

 

 

設定としては比企谷八幡と成瀬澪は高2の設定。八幡は海浜高校から成瀬澪の通っている総武高校へ高2の春から転校。(成瀬澪と同じ高校に行くよう親父に言われたため)

 

 

 




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

それでは次回もよろしくお願いします。


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[ 桃井さつき編 ][ 黒子のバスケ ] 第1話


第11弾は黒子のバスケから桃井さつきです。

それでは今回もよろしくお願いします。


俺は今、アメリカに帝光中時代の部活仲間であり唯一の友達である虹村修造といた。何で俺がアメリカにいるのかの主な理由としては虹村の親父さんが病気のためアメリカで治療を受けているためだ。俺も虹村の親父さんには昔からお世話になっていたので、中学卒業後に虹村と共にアメリカへと飛び立ち、親父さんの治療などに付き添った。

 

 

それから1年が経ち、日本でいうと俺は高2になっている時期で虹村の親父さんの容体は安定し、日常生活を送れるまでに回復したため俺と虹村は1年ぶりに日本へと帰ることとなった。ちなみに虹村の親父さんは経過観察でアメリカにしばらくいるとのことだった。

 

そして、高2に上がる前の春。俺と虹村は1年ぶりに日本へと戻って来た。時刻は夜の8時。

 

「やっと、日本に着いたか...」

 

「そうだな、ハチ。それより、これからどうする?」

 

「ああ。妹のさつきからさっきメールが来てな、成田空港で迎えに来るって話だ」

 

「ほーん。それで、さつきはどこにいるんだよ。見当たらないぞ、ハチ」

 

「そうだな...どこにいるんだ、さつきのやつ」

 

俺と虹村がそう会話していると...

 

「お兄ちゃん〜!」ドン

 

俺の背中あたりに衝撃が走った。こんな事をするやつは俺の妹しかいない。

 

「よう。久しぶりだな、さつき。元気にしてたか?」

 

「元気にしてなかった」

 

「何でだ?」

 

「そんなの決まってるよ!お兄ちゃんがいなくて毎日、寂しかった」

 

「それはすまんな。でも、これからは一緒にいれるから元気出してくれ」

 

「うん!今日からいっぱいお兄ちゃんに甘えるから!」

 

「家に帰ったらな」

 

「お前ら、仲良いな。それと...久しぶりだな、さつき」

 

「虹村先輩。お久しぶりです」

 

「それより、あいつらは元気にしてるか?」

 

「あいつらとはテツ君達の事ですか?」

 

「ああ。そうだ」

 

「それは、ですね...」

 

そして、さつきは俺達がいない時に黒子達に何があったのかを全て話した。(※詳しくは原作参照)やっぱり、あいつらの能力は開花したか...

 

「ったく...チームプレーは大事にしろってあれほど強く言ったのにな」

 

「しょうがないさ、ハチ。いずれあいつらがそうなることは分かってたことだろ?」

 

「そうなの?お兄ちゃん」

 

「まぁ...薄々感じてはいただけだけど...」

 

「そうだ!ハチ、俺達がお灸をそえるのはどうだ?」

 

「それって、俺達が高校でバスケをやるってことか?」

 

「ああ、そうだ!やるかハチ?」

 

「虹村かやるならいいぞ」

 

「そうと決まれば、学校探しだがハチはどの高校入るんだ?」

 

「俺は千葉の総武高校にするわ」

 

「そこって、ハチの親父さんの母校か?」

 

「そうだ」

 

「お兄ちゃん、総武高校に行くの⁉︎私と同じ高校だね。それと、お兄ちゃん。私達の家は東京から引っ越して、また千葉に戻ったからね」

 

「マジか...でも、その方が総武高校に通うのにはちょうどいいな」

 

「じゃあ、俺もハチと同じ総武高校にすっかな」

 

「いいのか?虹村」

 

「大丈夫だろ。多分」

 

そんなんでいいのかよ...

 

「それで、さつき。黒子達はどの高校に進んだんだ?」

 

「うん、それは...」

 

さつきによると、赤司が京都の洛山、緑間が東京の秀徳、青峰が東京の桐皇、黒子が東京の誠凛、黄瀬が神奈川の海常、紫原が秋田の陽泉に進学するらしい。これじゃあ、俺達が戦えるのは全国とかになりそうだな...

 

「あいつらとは全国で当たるってことだな。楽しみだなハチ!」

 

「そうだな...」

 

全国に行けたらの話だがな...

 

「私もまたお兄ちゃんがバスケするとこ見れるから嬉しい!」

 

「おう!お兄ちゃん、頑張るからな」ナデナデ

 

「うん!」

 

そして、俺とさつきは空港を後にし千葉へ向かった。虹村は母親に会うため、この空港で別れた。

 

 

 

1時間後、俺は久しぶりの我が家に帰り両親にアメリカのことと虹村さんの親父さんのこと、俺がまたバスケをやる話をした。両親は俺がまたバスケをやることに喜んでいた。その後は、夕食を摂り俺は眠りについたのだが...

 

「えへへ...お兄ちゃんの背中、温かい」

 

妹のさつきが俺のベッドに潜り込んでいた。

 

「そんな、ひっつくな。そして、服を着ろ」

 

色々と当たってヤバイからな...主にアレだが。しかもなぜ、さつきは服を着てないんだ!

 

「やだ!お兄ちゃんにいっぱい甘えるもん!」

 

「違う甘え方をしろ。お兄ちゃんは色々ヤバイんだぞ!」

 

「お兄ちゃんなら...いいよ」

 

「そういう事を言うもんじゃありません。俺はもう寝るからな」

 

俺はすぐに寝ることにした。理性を保つためだ...R18には持っていかないためにも...

 

「もう!...お兄ちゃんのヘタレ...ばか」

 

さつきは何か言っていたが、聞き取れなかった。

 

 

 

 

そして月日が経ち、高2の新学期となった。俺は編入試験を虹村と受け無事総武高校に入学出来た。

 

「行ってきます」

 

「お兄ちゃん!私も一緒に行く!」

 

「早くしろよ」

 

そして、俺とさつきは家を出て学校に向かった。

 

「じゃあ、お兄ちゃん!また、放課後にね!」

 

「わかった」

 

そして学校に着き、妹のさつきと別れる。

その後は、後から来た虹村と共に職員室に向かった。

 

 

...続く

 

 

 

 

設定としては八幡は高2、さつきは高1の設定。

 

八幡は原作通りでシスコン。さつきもお兄ちゃんの八幡が大好きなブラコン。お互い、総武高校に通う。2人ともバスケ部へ。

 

バスケ等の設定は次回にて。原作では青峰の学校にさつきが進学しますが、さつきの友達であり帝光バスケのマネージャーである女の子が青峰の学校に進学する予定なので、さつきは桐皇には行かず総武高校に進学。

 

他の俺ガイルキャラも随時、登場させる予定




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

それでは次回もよろしくお願いします。


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第2話

お気に入り登録ありがとうございます。

お待たせ致しました。

2話目です。

今回もご都合主義満載でお送りします。

それでは今回もよろしくお願いします。


ー 八幡・虹村 side ー

 

 

 

そして、俺と虹村は職員室の中に入る。

 

「君達が編入生かね。私は君らのクラス、2-Fの担任を務める平塚だ」

 

「うす」

 

「どうも」

 

「それで、君達は入る部活などは決まっているかね?」

 

「はい。自分とハチはバスケ部に入部するつもりです」

 

「そうか...なら、入部届の用紙を渡しておく。放課後にでも提出してくれ。それじゃあ、教室に移動しようか」

 

「「はい」」

 

そして、俺と虹村は平塚先生の後を歩き、自分のクラスへと向かった。

 

 

 

ー side out ー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー 2-Fの教室内 side ー

 

 

 

 

朝から2-Fの教室内では転校生の話で盛り上がっていた。

 

「優美子。今日うちのクラスに転入生が来るみたいだよ」

 

「ふーん。それって、男子なん?結衣」

 

「うん。何でも、イケメンの人らしいよ」

 

「隼人より?」

 

「どうなのかな?私も噂で聞いただけだし」

 

「隼人はどう思う?」

 

「会ってみないと分からないかな」

 

「それな!」

 

「隼人くんとの絡みが楽しみ...これはキマシタワ〜!」

 

「ちょっ!姫菜。落ち着きな!」

 

「あはは...」

 

クラスの中心グループや他のクラスメイト達は転校生の登場を待ちわびていたのだった。

 

 

 

 

ー side out ー

 

 

 

 

そして、俺と虹村は自分のクラスに着く。クラス内は話し声などて騒がしかった。

 

「それじゃあ、私の後に続いて入ってこい」

 

俺と虹村は平塚先生の後に続き、教室内に入る。

 

「転校生の人、イケメンだね」ヒソヒソ

 

「目つき鋭いけどカッコいい!」ヒソヒソ

 

「皆、転校生を紹介するから静かにしたまえ。虹村から自己紹介を頼む」

 

「はい。アメリカから来ました、虹村修造です。好きなことはバスケをすること。趣味もバスケです。これから1年間、よろしくお願いします」

 

「えっと...虹村と同じでアメリカから来た比企谷八幡です」

 

「「「「それだけ⁉︎」」」」

 

クラスメイトの人は俺の自己紹介の後に、そう反応していた。

 

何かマズったか?

 

「比企谷...自己紹介はそれだけかね?」

 

「他に話すこととかないんで...」

 

「ははっ!ハチらしいぜ!」

 

「まぁ、いい。皆の方から質問とかあるかね?時間は余り無いからほどほどにしてくれよ」

 

平塚先生がそう言うと、クラスメイトが一斉に手を挙げる。

平塚先生は前の席に座っていた三つ編みの女子生徒を指名した。

 

「2人は中学もアメリカだったんですか?」

 

「いや。俺とハチがアメリカにいたのは高1のときだけです。中学は東京の帝光中出身です」

 

「あのキセキの世代がいた...」

 

「すごい!」

 

虹村が帝光中学出身だと言うと、クラス内が一層騒がしくなる。

 

「それじゃあ、2人は高校でもバスケするの?」

 

「そのつもりです」

 

「比企谷くんは?」

 

「俺もバスケ部に入る予定です」

 

「そうなんだ...」

 

「もう時間なので、後の質問は始業式後かHR後、昼休みとかにしたまえ。それと比企谷と虹村は後ろの窓側に座りたまえ」

 

俺がそう答えると、平塚先生がそう言った。

 

その後は、HRを行った後...始業式に参加しLHRを教室で行い、今日の日程は終了した。それよりも質問攻めはやめてほしい。ものすごく疲れる。何で、そんなに転校生に質問したがるのか分からん。そんな事を考えていると...

 

「ハチ。早速、体育館に行こうぜ!」

 

虹村に話しかけられる。

 

「その前に、入部届を平塚先生に届けるぞ」

 

「そうだな」

 

そして、俺と虹村は平塚先生に入部届を渡すべく職員室に向かうことにした。

 

 

 

 

ー side out ー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー 1年C組 side ー

 

 

 

 

 

ー 放課後にて ー

 

 

私は、体育館に向かうべく荷物を整理していた。すると...

 

 

「さつきちゃん。部活どこにするか、決めた?私はサッカー部のマネジャーにするつもりだけど、一緒にやらない?」

 

今日...友達になった、いろはちゃんに声を掛けられた。

 

「ごめんね、いろはちゃん。私、バスケ部のマネジャーをやろうと思うんだ」

 

 

「え、でも...うちのバスケ部って人数少ないんじゃないの?部活動説明会の時にそう説明があったと思うけど...」

 

 

「そうなんだけど...実は私のお兄ちゃんがバスケ部に入ることになってね」

 

私がいろはちゃんにそう言ったら...

 

「え!その話、本当なの!」

 

後ろから、声を掛けられた。その子の名前は桜井奈々ちゃん。私の中学からの親友です。高校も私と同じところに進学してくれた優しい子なんです。

 

「本当だよ。奈々ちゃん」

 

「そうなんだ。八幡先輩、日本に戻って来てたんだ」

 

「うん。奈々ちゃんも私と一緒にバスケ部のマネジャーやる?」

 

「やるやる!八幡先輩のバスケしてるとこ、また観たいし」

 

「そういう訳だから...いろはちゃん、ごめんね。サッカー部のマネジャー出来そうにないんだ」

 

「分かった。それじゃあ私、サッカー部の方にに行くから...また明日ね、さつきちゃん、奈々ちゃん」

 

「うん!また明日ね。いろはちゃん」

 

「また明日ね」

 

 

「それじゃあ、奈々ちゃん。私達もバスケ部の方に行こっか」

 

「うん!」

 

そう言って、さつきと奈々も部活動に参加するため体育館に移動していったのだった...

 

 

 

...続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あとがき

ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

今回はパロキャラとして桜井奈々を登場させました。

次回にて、総武高校バスケ部メンバーが全員ではありませんが登場します。

監督は景虎さんにしようか迷っていますが、どうしよう...他のキャラにするかもです。

それでは、次回もよろしくお願いします。


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第3話

3話目です。今回は人集め回です。

黒子のバスケ要素は少なめかもです。
そして原作改変、パロキャラの登場もあります。

それでは今回もよろしくお願いします。



俺と虹村は入部届を職員室にいる平塚先生に手渡す。

 

「入部届は受け取った」

 

なんとか、入部届は無事に受理された。そこまでは良かったんだ。

 

「それじゃあ、部員集めをしたまえ」

 

はい?部員集め?

 

「それはどういう?」

 

「君達を入れてバスケ部員は3人だ。新3年の部員はなし、新2年は虹村と比企谷の2人、新1年からは1人、萩原からしか入部届を受け取っていないからな。あと最低でも2人以上は必要だ」

 

マジか、部員3人ってのは少ないな...新入部員と言ってもな。簡単に入りますっていう部活でもないから不安だな。

 

「というわけで、部活をやりたいのであれば3人以上の新入部員を集めてからだ」

 

「分かりました」

 

「うす」

 

「あっ!お兄ちゃん!」

 

俺と虹村、平塚先生が話していると俺の妹であるさつきが声をかけてきた。

 

「さつきか?どうしたんだ?」

 

「部活動の入部届を出しに来たの!」

 

「1人でか?」

 

「ううん、もう1人いるよお兄ちゃん!しかもお兄ちゃんの知ってる人」

 

「ふむ...」

 

誰かいただろうか...俺の知ってる人、俺の知ってる人...

 

「ここですよ。八幡先輩!」ボソッ

 

俺が知ってる人を思い出していると俺の後ろから耳元で誰かが囁いた。

 

「っ...!ビックリした...なんだ、知ってる人ってのは桜井だったか」

 

「はい!お久しぶりです」

 

「おう、それで桜井も部活の入部届を出しに来たのか?」

 

「はい!バスケ部のマネージャーをさつきちゃんとまたやろうと思って...」

 

「そうか」

 

 

「もちろん八幡先輩もバスケ部に入りますよね?」

 

「まぁな...」

 

「良かった...これからもよろしくお願いしますね!」

 

「ああ。それより、入部届を先生に出しに行った方がいいんじゃないか?」

 

「はい!」

 

桜井はそう言って、さつきと共に平塚先生の元に向かっていった。

その際に

 

「ハチ、部員集めの件だが二手に分かれて探さないか?一方が2年、もう一方が1年って感じで」

 

虹村からそう提案があった。

 

「いいんじゃないか?」

 

「それじゃあ、俺とハチ、さつきと奈々の4人でくじ引きしてペアを決めてから勧誘を始めるか」

 

その後、虹村が作ったクジでペアを決めた。

 

 

「このペアで決まりだな」

 

「そうですね...」(お兄ちゃんとが良かったなぁ...奈々ちゃんが羨ましい)

 

「了解」(俺のペアは桜井か...)

 

「はい!」(やった!八幡先輩と同じペアになれた!)

 

「俺とさつきは1年の勧誘に行くからハチと奈々は2年の勧誘をしてくれ。教室で暇そうな奴を見つけたら声をかける、いいな?ハチ」

 

「俺?」

 

「当たり前だ。コミュ障だからって奈々に勧誘を任せっきりにするなよ」

 

そう言って虹村とさつきは1年の教室へと向かっていった。

 

「ったく...」

 

虹村は俺を何だと思ってるんだ。後輩に任せっきりにするわけないだろ。まぁ、コミュ障なのは否定しないが。

 

「八幡先輩、私達も勧誘に行きましょう!」

 

「わかった」

 

俺達も勧誘へと向かった。

 

 

しかし、2年の教室にはほとんど人はおらず勧誘活動は難航していた。

 

勧誘をしても即答でNOの返事やバスケ未経験だからや総武高校のバスケ部は弱いことで有名らしく遠慮しますとの声が多数あった。

 

「全然、ダメですね」

 

「そうだな...後は、I組とJ組だけだが...J組は期待できないな」

 

「何でですか?八幡先輩」

 

「J組は女子が9割を占めてるらしい。だから厳しい」

 

J組は国際教養科のクラスらしい。まぁ、期待は薄だ。

 

「そうなんですね。じゃあ、I組が最後になりそうですね」

 

「ああ...」

 

そして、俺と桜井はI組の教室に入る。するとそこは...

 

「シズちゃん落ち着きなよ。教室内では静かにしないと」

 

「誰のせいだ!テメェが俺の顔に落書きするのが悪いんだろうが。それと、シズちゃんって呼ぶな」

 

「シズちゃんが寝てるのが悪いんでしょ。シズちゃんが寝てたら、そりゃ落書きしたくもなるよ」

 

「うるせぇ!俺にも落書きさせろ!」

 

「やだよ」

 

ワイワイガヤガヤ...ワイワイガヤガヤ...

 

折原臨也と平和島静雄が繰り広げる戦場と化していた。折原達以外のクラスメイト達は隅っこで2人の行方を見ていた。

 

「なぁ?これって放置しちゃだめか?」

 

「あはは...どうしましょう」

 

 

俺はこの戦場を見て見ぬ振りをしようと決めた。面倒事はゴメンだからな。

 

 

「珍しいねぇ...可愛い子が訪ねてくるなんて。俺に用かい?」

 

すると、折原は桜井の目の前に現れる。

 

「えっと...」

 

「名前はなんて言うの?生年月日は?好きな人とかいるの?彼氏はいる?それと...」

 

「あの...」

 

折原は桜井に対して色々な質問をぶつける。桜井はいきなりで戸惑っている。

 

「その辺にしろ、折原」

 

「あれ?比企谷じゃん、久しぶり。でもアメリカに行ってたんじゃないの?」

 

「最近、日本に帰って来たんだよ」

 

「ふーん、それでこのクラスに何の用だい?」

 

「バスケやってくれる奴を探してんだよ」

 

「また、バスケやるんだ。僕もバスケやってもいいかい?」

 

「は?やってくれるのか?」

 

「中学時代に八幡のプレイを見ていてね。僕もやってみたいなと思ってたんだよ。いいかい?」

 

「願ったり叶ったりだわ」

 

「それに隣にいる可愛い子とも仲良くなりたいしね」

 

むしろそれが一番の理由かもな。でも部員が増えるのはいいことだ。

 

「あと、シズちゃんも入れていい?」

 

「別にいいが...折原と喧嘩中だから無理なんじゃないか?」

 

「大丈夫さ、僕にかかればどうってことはない」

 

そう言って、折原は応戦態勢に入っている平和島に話しかける。

 

 

その間...俺は桜井と会話を交わす。

 

 

「あの人達をバスケ部に入れてもいいんですか?」

 

「あいつらか?あいつらが加入すればかなりの戦力になるから大歓迎だ。でも、折原のナンパと折原と平和島が喧嘩したら宥めるのに時間がかかる。それが難点ではある」

 

「あはは...」

 

桜井は苦笑いした。

 

 

「シズちゃんもバスケ部入るって」

 

「マジでか?なんて言って入部させたんだ?」

 

「入らないと八幡とタイマン勝負させるって言った」

 

「何、俺を巻き込んでんだ。ってか、よくそんなんで平和島を納得させたな」

 

教室内で2人はかなり物騒な事してたから、あっさり納得するとは思わなかったな...

 

「シズちゃんも八幡とはタイマン勝負したくないってことだろうね。八幡を苦手にしているところもあるだろうしね」(八幡に手を出すとなれば中学時代にあった八幡のファンクラブの連中に何言われるか分からないからシズちゃんも八幡に迂闊に手を出すことはできないだけなんだけどね)

 

「別に俺は大して強くないんだが」

 

「まぁ、いいじゃないか。シズちゃんが入ればパワーの問題は解消されるんじゃない?」

 

「まぁ...平和島が入ればかなりの戦力になるとは思うが」

 

「ありがとうございます。比企谷さん」

 

「敬語とさん付けはやめてくれ。同級生だろ」

 

「わかった、比企谷。それで俺はどうすればいいんだ?」

 

「とりあえず、入部届を今から職員室で書きに行くか」

 

「うっす」

 

「それで...折原の役割についてだが相手を挑発させること、相手を疲れさせる役割でいいよな?得意そうだし」

 

「それは褒め言葉として受け取ろう。もちろんそのつもりでバスケをやるさ。人が絶望する顔が早く見てみたいからね。試合が楽しみでならないね...」

 

こいつ、ヤバすぎるな。味方で良かったわ。

 

「これで2人の新入部員は確保できましたね。八幡先輩」

 

「そうだな。後の新入部員は虹村に任せることにするわ。それじゃあ、今から職員室に行くから、折原と平和島は事前に貰ってる入部届を書いて準備しろよ」

 

「「ああ」」

 

俺達は職員室へと向かった。その際、折原が桜井にちょっかいをかけていたのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

職員室にて....

 

 

職員室前には虹村とさつき、新入部員らしき人がいた。

 

「あっ!お兄ちゃん!」

 

「おう、新入部員は見つけたのか?」

 

「うん!」

 

「ハチ。勧誘はうまくいったか?」

 

「まぁな。虹村の方は何人集めれたんだ?」

 

「新入部員は1人だけだ。ハチは?」

 

「2人」

 

「なにっ!ハチに負けただと...」

 

「久しぶりだね、修造」

 

「しかも、問題児かよ」

 

「シズちゃんもいるよ」

 

「頭が痛くなってきた」

 

虹村は頭を抱えていた。まぁ、仕方ないだろう。折原と平和島は中学時代でのクラスメイトであり問題児だったからな。

 

「それで、虹村の方は誰を勧誘してきたんだ?」

 

「ハチも知ってる奴だ。中学時代に帝光中学に転校生でやってきたブリタニアの第11皇子...」

 

「まさか...」

 

「そのまさかですよ、比企谷先輩。お久しぶりです」

 

「まだ、日本にいたのか...ルルーシュ」

 

「妹のナナリーが日本を気に入ったみたいで、まだしばらくは日本にいますよ」

 

「そうか...それより、ナナリーは元気か?」

 

「ええ...また今度、ナナリーに会いに行ってあげてください。喜ぶと思うので」

 

「また今度な。それより、入部届を出しに行くか」

 

「はい」

 

 

俺は新入部員の入部届を受理してもらうため職員室にいる平塚先生を呼ぶ。

 

「なんだ、比企谷。もう新入部員は見つかったのか?」

 

「3人程ですが...」

 

「あれぇ?バスケ部の顧問は静ちゃんなの?」

 

「平塚先生が顧問かよ...」

 

「よりによって折原と平和島を新入部員に選ぶとは...ルルーシュはいいとして比企谷、大丈夫なのか?この2人を入れても」

 

「素行はアレですが、運動神経等なのは申し分ないです」

 

「まぁ、いい。一括で監視できるのはこちらとしても有り難い」

 

「そうっすか」

 

「新入部員3人の入部届を受理した。月曜から本格的に練習を始めるから、そのつもりでな」

 

「分かりました」

 

「それじゃあ、解散」

 

そう言って平塚先生は職員室の中へ入っていった。

そして俺達は部員の連絡先を交換した後、それぞれ帰路につく。

 

 

 

 

現在、俺は妹のさつきと帰っている。

 

 

「お兄ちゃん、良かったね。またバスケが出来て」

 

「まぁな。それより、早くキセキの世代と試合がしたい」

 

「でも、強敵だよ?お兄ちゃん」

 

「その方が逆に燃えるから大丈夫だ。それに...」

 

「それに?」

 

「妹のさつきに応援してもらえるならお兄ちゃんはどんな試合でも勝てそうな気がするからな」

 

「えへへ...もちろんさつきは、お兄ちゃんを全力で応援するよ!」

 

「おう」

 

俺とさつきはそんな会話をしつつ、帰路に着くのだった。

 

 

...続く

 

 

 

 

ー おまけ ー

 

 

さつきから、お兄ちゃんである八幡と帝光中学のキャプテンだった虹村修造が日本に帰ってきて、タッグを組み総武高校でまたバスケをすることがメールで知らされた。キセキの世代の反応とは...

 

 

ー 京都 洛山高校にて ー

 

「そうか、比企谷先輩と虹村先輩が日本に帰ってきていたとは...厄介な相手になりそうだ。でも、俺達洛山の勝利は揺らぎはしない。公式戦で対戦することを楽しみしているよ」

 

京都の洛山高校に通う赤司征十郎はさつきから送られてきたメールを見て静に闘志を燃やしていた。

 

 

ー 東京 秀徳高校にて ー

 

 

「何、真ちゃんメールを眺めてるの?へぇ...比企谷先輩と虹村先輩が日本に帰ってきたんだ」

 

「高尾、勝手に見るな!それより、何故高尾は比企谷先輩と虹村先輩を知ってるのだよ」

 

「この2人は有名だから、知らない方が少ないと思うけど。それで、真ちゃんは2人が日本に帰ってきてまたバスケやるみたいだけど、どう思った?」

 

「ふん!そんなのは決まっているのだよ。対戦相手になったら正々堂々と戦うまでなのだよ」

 

「おっ!珍しく真ちゃんがやる気だね」

 

「そんなことはないのだよ。それより高尾、練習に付き合うのだよ」

 

「うぃ〜」(真ちゃん、燃えてるなぁ...俺も頑張るしかないよな)

 

東京の名門、秀徳に通う緑間真太郎もまた闘志を燃やしチームメイトであり相棒である高尾和成と共に練習を始めるのであった。

 

 

 

ー 秋田 陽泉高校にて ー

 

 

「どうしたんだい?アツシ」

 

「なにが〜?」

 

「いや、珍しく携帯をずっと見てるから気になってね」

 

「別に大したことじゃないよ〜」

 

「そうか、それより練習はどうする?アツシ」

 

「少し、やろうかなぁ...」

 

「おっ!それじゃあ、1on1を久しぶりにやろうか」

 

「いいよ〜」

 

秋田の陽泉に通う紫原敦もまた心の中ではっちんこと比企谷八幡と元キャプテンこと虹村修造と戦うことがあれば全力でヒネリつぶすよと思いつつ、氷室辰也と1on1をひらすらやるのだった。

 

 

ー 東京 桐皇学園高校にて ー

 

 

「へぇ...キャプテンとハチ先輩が日本に帰って来てたのか、しかもまたバスケをするのか、燃えてくるな」

 

東京の桐皇学園に通う青峰大輝は屋上で寝そべりながら携帯を眺めていた。

 

「あっ!またこんなところにいた!青峰、部活行くよ!」

 

「うるさいなぁ...って、なんだ折本かよ」

 

「青峰、ちゃんと語尾に先輩をつけなさいよ!それより何、携帯見てニヤニヤしてんの?」

 

「関係ないだろ、別に」

 

「何か、良いことでもあったの?」

 

「まぁな。虹村先輩とハチ先輩がアメリカから日本に帰って来てて、またバスケするみたいだから楽しみにしてただけだ。悪いか?」

 

「ふーん...へっ!?比企谷がアメリカから帰ってきたの!」

 

「だからそう言ってるだろ」

 

「どこの高校?」

 

「千葉の総武高校だな」

 

「そっか、そっか...」

 

「そうか...折本は確か、ハチ先輩が好きだったっけか?」

 

「そんなのアンタには関係ないでしょ!」(何で青峰がそんな事、知ってんのよ!恥ずかしい...)

 

「折本が照れてるよ」(こりゃ、図星だな。ハチ先輩も大変だな...)

 

「また私の事、呼び捨てにしてるし!もういい!それより早く部活に行くよ」

 

「分かったから大きな声を出すな」(キャプテンとハチ先輩と早く戦いてぇ...)

 

青峰大輝はマネジャーである折本かおりの後を歩き、体育館に向かいいつの日か戦うであろうその日を楽しみにしているのだった。

 

 

 

ー 神奈川 海常高校にて ー

 

 

「へぇ...ハッチー先輩と虹村先輩が日本に帰ってきてるのか」(また一緒にバスケがしたいっす!)

 

「おい!黄瀬!何ニヤニヤしてやがる!女の子とメールしてないで早く部活に参加しろ!」

 

「女の子とメールなんてしてませんよ。笠松先輩」

 

「じゃあ、早く部活に参加しろ!休んでる暇は俺達には無いんだからな」

 

「分かりました。すぐに参加しますからそんな怒らないでくださいよ!」(次に会うのを楽しみにしてますよ、ハッチー先輩)

 

 

東京の海常高校に通う黄瀬涼太はハッチー先輩こと比企谷八幡、帝光中学のキャプテンだった虹村先輩に早く再会したいと待ち望みつつ、部活に参加するのだった...

 

 

ー 東京 誠凛高校にて ー

 

「比企谷先輩と虹村キャプテンがまたバスケを...」

 

東京の誠凛高校に通う影の薄い少年、黒子テツヤはさつきに送られてきたメールを見てそう呟く。

 

「どうしたんだ黒子」

 

「火神くん...いえ、僕の先輩が日本に帰ってるみたいでまたバスケをするってメールが送られてきたんです」

 

「先輩ってことはあの帝光中学の...」

 

「そうです。僕達の師匠にあたる人です」

 

「マジか!その人達とバスケがしてぇ!」

 

「今の火神くんでは、勝てないと思います。実力が違い過ぎます」

 

「そんな凄いのか!燃えるな!」

 

「黒子くんどうしたの?火神くんが燃えてるみたいだけど...」

 

「相田先輩、実はですね...」

 

僕は火神くんに説明した通りに相田先輩にも話しました。

 

「比企谷くんが日本に帰って来てるの!?」

 

「はい...相田先輩は比企谷先輩を知っているんですね」

 

「小さい頃からの知り合いなの。親同士も仲が良かったし」

 

「そうなんですね。それと、近々誠凛に来るみたいですよ」

 

「それ本当!」(やった!比企谷くんにまた会える!)

 

「ええ」(相田先輩、何だか嬉しそうです)

 

「そうと分かれば、変なところを見せちゃいけないわね。皆、集まって!」

 

そう言って、誠凛メンバーは集められ

 

「今日の練習メニューは通常の2倍にします。覚悟するように」

 

そう練習メニューが告げられた。

 

「「「「そんなぁ...」」」

 

こんなことなら比企谷先輩のことを相田先輩に言うんじゃなかったと黒子テツヤは後悔したとか...

 

 

 

...FIN

 

 

 

大まかなポジション

 

バスケメンバーは比企谷八幡(PG:ポイント・ガード)、虹村修造(PF:パワーフォワードorポイント・フォワード)、折原臨也(C:センター)、平和島静雄(SG:シューティング・ガード)、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア(交代要員で、C:センター)、萩原君(SF:スモール・フォワード)の6人が基本メンバーです。

 

顧問は平塚先生、監督は相田景虎です。メンバーは数人ほど増やすかは現段階では検討中です。ポジション等の詳しい説明は次回にて。

 

ネタバレも含みますが...ルルーシュは運動が苦手ですが、景虎監督プロデュースの身体強化プログラムに参加し克服致します。




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

それでは、次回もよろしくお願い致します。


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[ 加藤恵編 ][ 冴えない彼女の育てかた] 第1話


第12弾は冴えカノから加藤恵です。

それでは今回もよろしくお願いします。


俺は今日から高2になる。そして、妹である恵も今日から俺の通う総武高校に通うことになる。お兄ちゃん大好きっ子である妹と今日から一緒に登校できるのはお兄ちゃんとしては嬉しい。嬉しすぎて、今日は朝6時に目覚めてしまった。二度寝しようかと迷ったがもし寝過ごしたなんてことがあったら、妹と一緒に登校できなくなるので俺は起きることにした。俺は部屋から出て洗面所に向かい、顔を洗って歯磨きを済ませた後にリビングに向かう。その際、リビングからいい匂いがした。親が作ってくれているのだろうと思いながら、俺はリビングの扉を開けて中に入る。すると、そこには...

 

「あ、お兄ちゃん。おはよう。今日は早いんだね」

 

俺の妹である恵が朝食を作っていた。

 

「まぁな。それで、今日は恵が朝食作ってるんだな」

 

「何言ってるの、お兄ちゃん。お母さんとお父さんは今日から海外出張に行くからいないって...昨日、話したよね?聞いてなかったの?バカなの?八幡なの?」

 

俺がそう恵に聞くと、恵はそう答える。

 

「別に八幡は悪口じゃないだろ...」

 

「そうなの?」

 

なんて言われようだ...

 

「すまん、忘れてたわ。許してくれ」

 

「許してあげない。お兄ちゃん、いつも私の言うこと忘れてるよね」

 

「うぐっ!」

 

確かに言われてみればそうかもしれない。おつかい頼まれても忘れて行かなかったりとか、飯を作っておいてほしいと頼まれた時もゲームのしすぎで忘れたりとか...めっちゃ俺、忘れてんじゃん!ここはあの手を使うか...

 

「何でも言う事を1つ聞くから許してくれ頼む」ガバッ

 

俺の必殺奥義 DO※GE※ZA※が炸裂する。

 

「お兄ちゃん、土下座はみっともないからやめてよ」

 

どうやら恵には俺の必殺奥義は効かなかったようだ。だが、俺は引き下がらない。

 

「いや、辞めない。恵に許しをもらうまではな」

 

「わかったから、土下座はやめて」

 

「はい...」

 

妹にそう言われ、俺は土下座から普通の体勢に戻る。

 

「許してほしいんだったら、私をギュッと抱きしめて」

 

「そんなんで許してくれるのか?」

 

「うん...」

 

「それじゃあ、いくぞ」ギュッ

 

そして、俺は妹の恵の身体を引き寄せてギュッと抱きしめた。ああ...いい匂い。

 

「あっ...お兄ちゃんの身体...温かい」ギュッ

 

妹の恵はうっとりとしていた。その姿がまた可愛いらしい。やっぱり、妹は最高!俺には妹さえいればいい!

 

「もういいか?」

 

「やだ!もっとお兄ちゃんの温もりを感じていたいから、もうちょっとだけこうしててもいい?」

 

「ぐはっ!」

 

その上目遣いでそう言う事を言わんでくれ!理性が....保てん。

そして、この後30分ほど抱き合っていた。

 

「これくらいで許してあげるけど次はないからね?お兄ちゃん」

 

「はい...善処します」

 

「それじゃあ、朝ごはん食べよっか。また温め直さないといけないけど...」

 

「それは、俺がやるわ。恵は座って待っててくれ」

 

「うん!お願いね。お兄ちゃん」

 

うん。やっぱり、妹は最高だと改めて俺は感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして俺と恵は朝食を摂り、学校へ行く準備を整えて家を出る。すると、なぜか俺の幼馴染である英梨々が家の前で待っていた。

なぜ?どうせまた厄介事を頼まれるに違いない。まぁ、とりあえず無視しよう。

 

「恵、今日は歩いていくか?」

 

「うん。その方がお兄ちゃんもいいでしょ?」

 

「そうだな...」

 

また、事故りたくはないからな...歩くか。

 

「ちょっと!何でサラッと私の存在消してんの⁉︎」

 

「まだ、いたのか?」

 

とっくにどっか行ったのかと思ってたぜ。

 

「いたわよ!あんた、気づいてたでしょ!」

 

「ん?ちょっと何言ってるかわかんない」

 

「っ〜!アンタね!」

 

「まぁまぁ、2人とも落ち着いて」

 

「恵は黙ってて!八幡には言うことがたくさんあるんだから!」

 

「朝っぱらからうるさいわよ。澤村さん。八幡くんと恵さんが可哀想よ」

 

「霞ヶ丘詩羽には関係ない!」

 

うわっ...このタイミングで詩羽先輩が来ちゃったよ...ここは逃げた方がいいかもな。よし!英梨々と詩羽先輩が言い争ってるうちに、即退散だ。

 

「恵、英梨々と詩羽先輩はほっといて先に学校行くか?」

 

「そうだね。それじゃあ、手を繋いで行こ?お兄ちゃん」

 

「はいよ」

 

俺は妹と手を繋ぎ、学校へと向かった。

 

学校に着いた際に英梨々と詩羽先輩に先に行ったことへのお叱りを受けるのは、また別のお話である。

 

 

 

...続く

 

 

 

 

 

 

 

 

ここでざっくりと設定紹介。

 

八幡は高2、恵は高1の設定。

 

恵はお兄ちゃん大好きっ子でブラコン。お兄ちゃんと抱き合っているときが一番幸せなんだとか...兄の八幡もシスコンで妹である恵を溺愛。奉仕部に入るかは未定。英梨々とは幼馴染。詩羽先輩とはラノベのサイン会で会ってからの付き合い。

 

 

 




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

それと、活動報告があります。

それでは次回もよろしくお願いします。


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[ 和泉紗霧編 ][ エロマンガ先生 ] 第1話

第14弾はエロマンガ先生から和泉紗霧です。

原作とは多少異なります。

それでは今回もよろしくお願いします。


俺には、義理ではあるが中学1年の可愛い妹がいる。名前は和泉紗霧、俺が15の時だろうか...親父が再婚し俺の家に相手方、義理の母とその連れ子としてやってきた。銀髪碧眼の女の子で緊張でもしているのか、義理の母の後ろに隠れていた。

まぁ、仕方のないことだと思う。初めて会うし、違う環境でもあるからな。俺は妹になる女の子に、目線を合わせてなるべく優しめに「これからよろしく」と声をかけた。妹になる女の子も「よろしく、お兄ちゃん」と可愛い声で返してくれた。

そして、ここからまた新しい生活が始まると期待していたのだが...それは叶わず、しばらくして両親は他界し義理の妹はそれ以来、引きこもってしまい俺との会話はそれ以降ない。そして学校にも行っていないし、ここ2年ほど俺と顔すら合わせていない。俺としては、なんとか部屋から出てきて、俺に元気な姿を見せてほしいと願っているばかりである。

 

妹の説明が終わったところで、俺の紹介もしておこうと思う。

 

俺の名前は比企谷八幡。高校2年生だ。妹と2人暮らしをしている。

 

そして高校生の傍ら、小説家でもある。ペンネームは「Hachi」としてやっていて売り上げは家計を賄えるほどにはある。

 

と…まぁ、俺の説明はこれくらいにしておいて、俺はいつものように朝早く起きて、自分と妹の分の朝飯を作るためにキッチンに立ち料理を始めた。ちなみに俺の料理スキルは小6レベルだ。そんな事を思っていると

 

ドン! ドン! ドン!

 

と、上から大きな音がした。

 

「もう少しで飯が出来るから、ちょっと待ってろ」

 

俺はそう言って、朝飯を作り続けた。さっきも説明したが、妹は部屋に引きこもっている。そのため、いつも床を足で叩いて合図を俺に送っている。ここ一年ほど、そうしているため大体のことは床の叩き具合で妹が何を要求しているかなどが分かってしまっている。こんなことでしかコミュニケーションを取れないのは、お兄ちゃんとしては悲しい。なので俺はトレイの上に朝食と一緒に乗せてある、手編みのぬいぐるみに「一度でもいいのでお兄ちゃんに可愛い妹の顔を見せてください」と書いた紙を添えて2階にある、妹の部屋の前に置いた。

 

「朝食、いつものところに置いておくからちゃんと食べろよ」

 

俺はそう言い、自分の荷物を持って玄関に行き「行ってきます」とだけ言って、家を出て学校に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして俺は、登校中にどうしたら妹の顔を見れるかを考えていると、後ろから声をかけられる。

 

「ハチ君、おはよう!」

 

「おう…高砂か。おはようさん」

 

こいつは、俺の同級生である高砂智恵。たかさご書店で働いていて、俺のラノベも置いてもらっている優しい女の子で中学からのクラスメイトで、俺が小説家であることを知っている数少ない人でもある。

 

「うん。それより、朝から元気ないね」

 

「それは、いつもの事だろ」

 

「それもそうだね…それと、ハチ君が書いたラノベの最新作読んだよ」

 

「そうか...」

 

「最終巻、面白かったよ。完結お疲れ様」

 

「それはどうも」

 

俺が書いてるラノベは学園モノでそれなりの売り上げを挙げている。今回の巻で完結した。内容は主人公が本物を得るために奔走する物語である。

 

「それと、もっと有名になって私の店を繁盛させて楽させてよね」

 

「なんでそうなるんだよ...でも、まぁ...高砂にはお世話になってるから俺の出来る範囲でな」

 

「うん…よろしくね。ハチ君」

 

「ああ」

 

 

そう会話して、俺と高砂は学校に向かった。

 

 

 

 

学校に着いて、俺は自分の席に向かう。学校では基本、1人でいることが多い。そっちの方が楽でいいからな。そんなことを考えていると担任先生が入ってきて、HRが始まった。

 

そしてその後も授業があったが、すんなりと終わり放課後になった。

 

そして、俺は自分のラノベが売れているかどうか確認すべく、たかさご書店に向かおうと教室を出たところで、うるさいやつに絡まれてしまった。

 

「は、はちま〜ん!」

 

「………」

 

「おーい。八幡」

 

「………」

 

俺は無視して、昇降口へと向かう。

 

なぜ、無視するかって?まぁ、察してくれると助かる。

 

「は、八幡。無視しないで...」

 

材木座、素に戻ってんぞ。だったら普通に俺のこと呼べよ。ほんと、こいつは変な意味で目立つから大きな声を出すのはやめてほしい。

 

「はぁ...何の用だ、材木座」

 

「よく、聞いてくれた!八幡よ」

 

「それはいいから、早く要件を言え」

 

「はい。新作の小説が出来たので読んでください。お願いします」

 

「いつも思うが、俺に読ませるんじゃなくてネットとかにあげろよ。いろんな人から評価もらえるし」

 

「いや、ネットの奴らは容赦がないのでな。酷評されたら我、死ぬぞ」

 

作家になる前に、自分のメンタル強化しろよ...

 

「そんなんでよく、作家目指せるな...まぁ、いいや。今回も読んで、感想だけ言えばいいのか?」

 

「うむ...それでよい。それでは頼むぞ。八幡よ」

 

そう言って、材木座はコートをなびかせながら去っていった。俺はその姿を見送ってから、材木座から受け取った新作小説を鞄にしまい当初の目的である、たかさご書店に向かった。

 

 

 

そして俺は、たかさご書店に着き自分のラノベが売れているかどうか確認した。かなり売れているようで本の数も少なくなっていた。そう確認していると、高砂に声をかけられる。

 

「ハチ君、朝ぶりだね」

 

「そうだな」

 

「今日はラノベの売り上げを確認しに来たの?」

 

「そんな感じだな」

 

「それにしても、よく売れてるよね、ハチ君が書いてる学園モノ。もう完結しちゃったけど」

 

「まぁ、イラストレーターのエロマンガ先生のおかげでもあるんだよなぁ」

 

そう。俺の書いてる小説にはイラストがもちろんあって、キャラ1人1人が可愛い。それが、売り上げを伸ばしていた。本当に感謝しきれない。やはりラノベはイラストが重要なのだと改めて感じた。

 

「そうだね…あ、ハチ君。そのイラストレーターのエロマンガ先生がやってるブログがあるよ」

 

高砂はスマホをいじりながらそう言った。

 

「どれだ?」

 

「これだよ。ハチ君」

 

そう言って、俺は高砂のスマホを見た。

 

「へぇ...こんなブログやってるのか。動画配信とか絵を描いたりしてるのか...」

 

「そうみたいだね。それと、ハチ君はエロマンガ先生に会ったことないの?」

 

「ないな。エロマンガ先生とは編集さんを通して仕事のやりとりとかしてるだけだしな」

 

「そっか...お、ハチ君。この後、エロマンガ先生が生放送で動画配信するみたいだよ。試しに見てみれば?」

 

「そうだな。じゃあ、みてくるわ。その前に、このマンガとラノベを買ってくわ」

 

「毎度あり〜!」

 

そう言って俺はヒロアカのマンガとラノベを買って、エロマンガ先生の生放送の動画配信を観るため、家に帰った。

 

 

 

 

 

 

 

 

...続く

 

 

 

 

 

 

 

ー 登場キャラ・軽い設定 ー

 

・比企谷八幡 (本作の主人公)

 

高校2年生で小説家でもある16歳。小さい時から執筆をしている。ペンネームは「Hachi」売り上げたお金は家計へと回している。義理の妹、紗霧と2人暮らしをしている。両親は両方他界している。妹とは1年ほど顔を見ていない。お互いに話すようになるとシスコン度が増す。学園モノの前は、短編で露出の多いバトルモノの作品を短期間で3巻まで出していた。この時もイラストレーターはエロマンガ先生だった。

 

 

・和泉紗霧

 

八幡の義理の妹で人気イラストレーターの「エロマンガ先生」でもある中学1年生。両親が他界してからずっと、部屋に引きこもっている。

八幡と話すようになってからは彼女の心に変化が現れる。ブラコン化にする予定。

 

 

・高砂智恵

 

高校1年生で八幡とは中学からの同級生。「たかさご書店」の看板娘として働いている。八幡とは、学校ではあまり話さないが自分の働いている書店ではよく話す。

 

 

・材木座義輝

 

小説家の八幡に自分の新作を読んでもらっている。自称、八幡の親友。

 

 

・他の登場キャラでは、俺ガイルサイドで戸塚、葉山グループも出す予定。

 

・エロマンガ先生サイドは原作通りに登場させる予定です。

 

 

 

 

 




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

それでは次回もよろしくお願いします。


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[ 黒鉄珠雫編 ][ 落第騎士の英雄譚 ] 第1話

妹チェンジシリーズ最新作です。
落第騎士の英雄譚から黒鉄珠雫です。
これを書くにあたって、黒鉄一輝の扱いをどうするか迷い中です。それでは、今回もよろしくお願いします。



ー 八幡 side ー

 

「ブレイザー」

 

それは自分の魂を武器に変えて戦う現代の魔法使い伐刀者である。その(ブレイザー)が存在する世界、その養成学校である破軍学園に俺ことハチマンは1年生として通っている。本当なら2年に上がるのだが、俺の親父の差し金で学校に圧力をかけ、ロクに授業も受けることも出来ず、単位が取れず留年となった。その理由として、名家に生まれたはずの俺ブレイザーなどの能力値が低すぎるのが原因だ。ブレイザーランクは最低ランクのF、他のランクも低ランクと名家の生まれとして恥レベルのものだ。よほど、俺に高校を卒業してほしくないらしい。だが...今年度から理事長が交代して能力値選抜制を廃止され、今年から授業を受けれることになった。新しい理事長には感謝しかない。そして、高校卒業に関してでは七星剣武祭で優勝すれば卒業を認めると告げられた。なので、俺は七星剣武祭優勝に向けて動きだした。親父にも見返してやりたいしな。そして...幼少期のときにかなり迷惑をかけた俺の妹である珠雫にも、ちゃんとした兄貴になったと証明しないといけないし。俺と妹の詳しい話は追々、話すとして...

 

そんなこんなで、新学期の春の朝。

 

俺はいつも通りに朝のトレーニングであるランニング30kmと体幹トレーニング、1対1の稽古を行う。ちなみにこのトレーニングは2人で行っている。そいつの名は...

 

「今日もいい朝だね」

 

「葉山がいなければな」

 

「辛辣だな。幼馴染に対して言う言葉じゃないな」

 

「お前にはこれがちょうどいい」

 

「やれやれ...」

 

俺の幼馴染である葉山隼人だ。イケメンでブレイザーランクも高く、女子に人気がある。いわゆるモテ男子というやつだ。

べ、別に羨ましいとか思ってないんだからね!

 

 

そして朝のトレーニングを一通り終え、俺と葉山は自分の部屋へと向かう。その際、葉山に話しかけられる。

 

「今日から新学期だね」

 

「ん?ああ、そうだな」

 

「八幡も授業を受けれるようになって良かったよ」

 

「新しい理事長に変わってくれたおかげだけどな」

 

そう会話してるうちに自分達の部屋に着いていた。

ちなみに俺は1人部屋、葉山は確か戸部ってやつと同室だったはず。

 

「それじゃあ、八幡。授業に遅れないようにね」

 

「お前は俺の母ちゃんかよ...」

 

そう言って俺は扉を開け、自分の部屋の中に入った。すると...

 

「っ⁉︎」

 

赤髪の美少女が着替えている最中だった。しかも半裸の状態。何?この青春ラブコメ?まぁ...その何だ...ご馳走さまです。

 

「きゃあああああ!」バンッ

 

「ごふっ!」

 

やはり、そう甘くはないか。やっぱこれが青春ラブコメだよな...やるじゃん。

 

「隣から凄い悲鳴が聞こえたが、八幡大丈夫か」

 

「は...葉山...」ガクッ

 

俺は赤髪の美少女にビンタなどを受け、葉山の声を聞いた後に意識を手放した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「知らない天井か...」

 

「やっと起きたか...」

 

「葉山か。ここはどこだ?」

 

「保健室さ。八幡が気を失ってたから俺がここまで運んできたのさ」

 

「すまんな。迷惑をかけた」

 

「八幡が素直に謝るなんて珍しいな。明日は雨かな?」

 

「うっせ」

 

「それより八幡、今から理事長室に向かおう。理事長から話があるらしい」

 

「十中八九、さっきの部屋の件と学校の件だな」

 

「おそらくそうだろう。すぐに行こうか」

 

「そうだな」

 

俺と葉山は理事長室へと向かった。

 

 

 

ー side out ー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー 珠雫 side ー

 

 

 

私には1つ上の大好きなお兄ちゃんがいる。でも、4年ぐらい前に私の前からいなくなってしまった。理由は分からない。いつも、私と一緒に遊んでくれた優しいお兄ちゃんが急にいなくなるなんて、おかしいと感じていた。私はあらゆる人にお兄ちゃんがどこに行ってしまったのかを聞いたが、全て無視されてしまった。それにお兄ちゃんがいなくなったというのに誰一人、お兄ちゃんを探そうともしない。私はそのことを不思議に思い、父と母にお兄ちゃんを何故、探さないのかを聞いた。

 

「なぜ、八幡を探さないのかって?あんな落ちこぼれでダメな奴を探す理由などないからだ。それと、この事を珠雫が気にすることじゃない。あんな奴のことは忘れろ」

 

「そうよ、珠雫。あなたが気にするような事じゃないわ。あの子のことは忘れなさい」

 

父と母のこの言葉を聞いて、私は全てを察した。お兄ちゃんは誰にも愛されず、居ないものと扱われていた...この環境に耐えきれなくて、この家から出て行ったのだと。

 

「私の大好きな、お兄ちゃんをそんな風に言わないで!」

 

私は父と母にそう告げて、部屋を飛び出した。

 

「気付いてあげられなくてごめんね、お兄ちゃん」

 

私は部屋を飛び出した後、自分の部屋で泣いていた。ずっと...お兄ちゃんと一緒にいたのに、お兄ちゃんがこんな苦しい生活を送っていたことに何一つ、気づかなかったこと...気付いてあげられなかったことを酷く後悔した。

 

 

そして月日が経ち、私も高校生になろうかという年になった。お兄ちゃんと同じ学校に行きたいけど、どの学校にお兄ちゃんがいるのか分からなかった。でも、夜中に父と母がお兄ちゃんの事で会話している

のを偶然耳にした。

 

「あなた、八幡が破軍学園に入学したそうよ。○○家から最低ランクが出たって世間知れ渡ったら恥さらしもいいところだわ」

 

「何故、アイツがそんな高校に?まぁ、いい。学園側には圧力をかけて卒業できないようにしてしまえばいい。そうすれば、表沙汰にはならないだろう」

 

「そうね」

 

私は...その会話を聞き、お兄ちゃんの通う破軍学園に入学してそして...お兄ちゃんに会って、苦しい生活を送ってきたことに気づかなかったことについて謝ろう、そして許してもらったらずっとお兄ちゃんのそばにいようと固く誓ったのだった。

 

 

 

 

ー side out ー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

...続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー 軽い設定 ー

 

・○○ 八幡 (本作の主人公)16歳 CV:江口拓也

 

生年月日等はwiki参照

 

苗字は主人公本人の要望で未表記。(理由はこの苗字が嫌いなため)

 

破軍学園に通う高校1年(留年生)。生まれつき低ランクのため、父と母には居ないものと扱われてきた。それに耐えきれず、4年前に親交があった葉山家に居候という形に。葉山隼人とは小さい頃から知っている。いわゆる幼馴染。八幡が最低ランクでも邪険に扱わず、普通に接している。そして葉山と日々、鍛錬とトレーニングを重ね...身体能力は格段と上がり、七星剣武祭に向けて確実に力を付けていく。妹の珠雫とは同じクラス。妹を溺愛する。

 

伐刀者ランク:F 攻撃力:E 防御力:E 魔力量:E 魔力制御:D 身体能力:S 運:D

 

剣:闇剣

 

二つ名は募集。

 

剣と剣技などの詳細は次回以降にて

 

 

・葉山隼人 16歳 CV:近藤隆

 

葉山家の長男で破軍学園2年。爽やかイケメンでブレイザーランクも高く、女子に人気がある。八幡とは幼馴染。嫌いな人は見た目で判断する人。

 

伐刀者ランク:B 攻撃力:B 防御力:C 魔力量:C 魔力制御:C 身体能力:A 運:A

 

剣技:勝利の剣 (エクスカリバー)

 

 

・黒鉄珠雫 15歳 CV:東山奈央

 

八幡の妹で破軍学園1年。大好きなお兄ちゃんの通う破軍学園に入学。いわゆるブラコン。

 

伐刀者ランク:B 攻撃力:D 防御力:B 魔力量:C 魔力制御:A 身体能力:E 運:C

 

二つ名は「深海の魔女(ローレライ)」

固有霊装は小太刀型の「宵時雨」

 

他はwiki参照

 

・ステラ・ヴァーミリオン 15歳 CV:石上静香

 

本作のヒロイン候補で破軍学園の1年。

ヨーロッパの小国ヴァーミリオン皇国の第二皇女。

二つ名は「紅蓮の皇女」

固有霊装は大剣型の「妃竜の罪剣(レーヴァテイン)」

 

伐刀者ランク:A 攻撃力:A 防御力:A 魔力量:A 魔力制御:B+ 身体能力:B+ 運:A

 

 

他はwiki参照

 

 

 




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

こんな感じで進めていきます。

それと、活動報告があります。

それでは次回もよろしくお願いします。


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[ 小野寺小咲編 ][ ニセコイ ] 第1話

妹チェンジシリーズ第17弾はニセコイから小野寺小咲です。春ちゃんは後からの参戦となります。

それでは、今回もよろしくお願いします。


時は2月の中旬。私立・公立高校の受験が大体終わる頃であり、前期選抜の合格発表が行われる時期でもある。俺の妹である小咲は今日、その前期選抜の合格発表があるようで朝から緊張しているようだった。ちなみに小咲の受けた高校を俺は知らない。受験関連の話は基本的に避けている。変なプレッシャーをかけたりストレスを与えてしまうのを防ぐためだ。

 

「緊張するなぁ....」

 

「小咲なら大丈夫だろ。あんなに勉強してたんだし」

 

小咲は前々から勉強しており12月からはさらに追い込み、ほとんど勉強に時間を費やしていた。ここから察するに小咲は難関校に受験したとみる。

 

「そうだと、いいなぁ...」(志望校に合格してお兄ちゃんと同じ高校に行きたいなぁ...)

 

「自信持って行ってこい。お兄ちゃんも合格できますようにって祈っておくから」

 

「うん!ありがとう、お兄ちゃん!じゃあ行ってくるね」

 

「おう」

 

そう言って小咲は家を出て行った。俺も今日は午前中だけではあるが学校の授業があるので、小咲を見送った後に家を出た。

 

 

 

 

そして、午前の授業をこなし昼休み。だが、今日は午前の授業だけなので俺は帰る準備をする。その際に

 

「はちまーん」

 

俺の天使的存在である戸塚が話しかけてきた。戸塚とは中学の時からの付き合いである。

 

「戸塚か、どうした?」

 

「今日、部活がないから八幡と一緒に帰ろうかなって......ダメかな?」

 

「ダメじゃないぞ」

 

毎日、戸塚と一緒に帰りたいまである。

 

「よかった...じゃあ行こっか?」

 

「おう」

 

そして、俺は戸塚と一緒に帰る。その際に、雪が降ってきた。

 

「凄い雪だね」

 

「ああ、予報だと積もるほど降らないって言ってたんだけどな」

 

「うん。でも、この感じだと積もりそうだね」

 

「そうだな。それにしても小咲のやつ、大丈夫かな。雪道で転んで怪我とかしないといいんだけどな」

 

「小咲ちゃん?ああ...八幡の妹さんだったっけ?確か、今日が合格発表の日だよね?」

 

「ああ、志望校に合格してるかも気になるし、怪我してないかも気になる」

 

「...八幡は妹思いだね」

 

「まぁな。小咲は世界で1番可愛い妹だからな」

 

「小咲ちゃんが羨ましいなぁ...」

 

「もちろん、戸塚も可愛いぞ」

 

「恥ずかしいよ。八幡」

 

「照れることはない、むしろ誇っていいぐらいだ」

 

「そうかな?」

 

「おう」

 

そんな事を会話しながら俺と戸塚は帰路に着いた。

 

 

「ただいま」

 

「おかえり、八幡」

 

家に着くと、母ちゃんが玄関にいた。

 

「小咲はもう帰ってるか?」

 

「まだ、帰ってきてないわよ。てっきり八幡と一緒に帰ってきたと思ったんだけど...」

 

「俺は知らんぞ」

 

「そう...それと今日はバイトの人がいるから八幡は店番、やらなくていいわよ」

 

「了解」

 

俺の家は和菓子屋を営んでいる。俺も店番や、和菓子を作ったりの手伝いをしている。腕前は母ちゃんのお墨付きらしい。ゆくゆくは店を継いでもらいたいらしい。

 

俺は自分の部屋に行き、荷物を置き一息ついた。

 

「ふぅ...」

 

すると...

 

「」ブー

 

スマホの着信が入った。その主は妹の小咲の同級生であり、ヤクザの2代目である一条楽からだった。

 

「一条か、どうした?」

 

「お兄さんのおかげで総武高校に合格出来ました。ありがとうございます」

 

一条には高校入試の文系科目を教えていた。ウチの店番を頼んだお礼としてだが。ちなみに理系は教えていない。理由は察してね。

 

「一条にお兄さんと呼ばれる筋合いはないぞ」

 

「じゃあ、ハチ兄!」

 

「それも却下だ」

 

「え〜」

 

「それで、話はそれだけか?」

 

「もう1つあって...。その...小野寺は家にいますか?」

 

「いないが、一条に妹の小咲はやらんぞ」

 

「そうじゃないです。さっき、総武高校で見かけたんで声をかけようとしたんですけど、泣きそうな顔して走ってどこかにいってしまって心配になったのでお兄さんに電話したんです」

 

「そうか...わかった。ありがとな、小咲のことを心配してくれて」

 

「お兄さんが素直にお礼をいうなんて...」

 

「だから、お前のお兄さんじゃないっての...」プツン

 

あっ、電話切っちまった。まぁ、いいか。それよりも小咲を探さないと...雪もたくさん降ってるしな。

 

俺はそう思い、家を飛び出して小咲を探した。途中に小咲の親友である宮本に電話をかけた。

 

「宮本か?」

 

「珍しいですね。八幡さんが私に電話するなんて」

 

「ああ、それで急に電話して悪いんだが、小咲が宮本の家に来てないか?」

 

「来てないですけど、小咲に何かあったんですか⁉︎」

 

「一条から聞いた話では小咲が泣きそうな顔して走って総武高校を後にしたみたいでな。もしかしたら宮本の家に行ったんじゃないかと思ってな」

 

「そういう事ですか。多分、小咲は行きたがってた総武高校に落ちたんだと思います。そのショックでどこかに走っていったんだと思います。八幡さんと同じ高校に通うんだ...って、ずっと受験勉強してる時に私に言ってましたし」

 

「そうだったのか...」

 

「私も小咲を探しに行った方がいいですか?」

 

「いや、大丈夫だ。宮本は小咲から何か連絡があったら、真っ先に俺に連絡してほしい」

 

「分かりました。小咲から連絡があり次第、連絡します」

 

「頼むわ」プツッ

 

そんな理由があったんだな...と俺は思いつつ、小咲のいそうなとこを片っ端から探した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

探し始めて、15分が経過....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いない...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

駅前やショッピングモール等を探すが、小咲の姿はない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

探し始めて30分が経過し...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いた....」

 

 

 

 

ようやく、見つけた。妹の小咲は学校近くの公園のベンチに1人ポツンと座っていた。よく見ると、小咲の顔は少し腫れており頰も赤くなっていた。そりゃ、そうだ。外は雪が降っているし、小咲は志望校に行けないのだから....

 

 

 

「小咲!」

 

 

 

「お、お兄ちゃん.....」

 

 

「隣、いいか?」

 

 

「う、うん...」

 

俺は小咲の隣に座り、着ていた上着を小咲の肩にかけた。

 

 

「...........」

 

 

「...........」

 

 

「一条と宮本から話は聞いた」

 

「うん...」

 

「あんなに頑張ってたのにな」

 

「うん」

 

「.....」

 

「.....」

 

何て言っていいのか俺は分からず、黙ってしまう。

 

 

「お兄ちゃんと同じ高校に行きたかったなぁ...」

 

「...そうか」

 

俺が言えるのはこんなことぐらいだった。情けない。俺はお兄ちゃんだろ。何も言ってやれない自分に嫌気が差してくる。

 

「でも、落ちちゃったからお兄ちゃんと一緒の学校には行けない。私、あんなに勉強したのに...寝る時間も惜しんで勉強したのに...どうして合格出来なかったのかなぁ...」

 

小咲は俺の方を向いて、涙を流していた。余程、俺と同じ高校に行きたかったのかが分かった。俺だって小咲には総武高校に来てほしいと思っている。

 

「小咲...」

 

俺は小咲の泣いている姿を見ることが出来ず、思わず抱きしめていた。

 

「⁉︎」ビクッ

 

小咲はいきなりのことでびっくりはしていたものの、俺を突き放すことはせずに受け入れていた。

 

「思う存分、俺の胸の中で泣いて、悔しい気持ちとか全て吐き出すといい。お兄ちゃんには胸を貸すことしかできないが、許してくれ」

 

「.........っ.......!」

 

俺がそう言うと小咲は静かに俺の胸の中でしばらくの間、泣いていた。俺は小咲が泣き止むまで、ずっと抱きしめ続けていた。

 

 

 

 

 

...続く

 

 

 

 

 

 




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

それでは次回もよろしくお願いします。


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第2話(New!)

2話目です。

それでは今回もよろしくお願い致します。


 

 

 

しばらくして...

 

 

 

 

 

 

 

「ほれ、ココア。寒いから飲んだ方がいい。温まるぞ」

 

俺は小咲から離れ、自販機でココアとMAXコーヒーを買い、小咲にココアを渡す。

 

「ありがと...」

 

「あったかい...」(からだにしみるなぁ...)

 

「もう大丈夫か?」

 

「うん...取り乱しちゃってごめんね、お兄ちゃん」

 

「気にすんな。それに取り乱すのはしょうがないことだ」

 

志望校に合格出来なかったのだ。取り乱すことぐらいはあるだろう。

 

 

「それに、俺には胸を貸すことしか出来なかった。小咲にも勉強とか教えてあげればよかったって...今では、ちょっと後悔してる」

 

特に文系科目の国語や英語。理数系は無理だが。

 

「だから、すまんな」

 

「ううん...お兄ちゃんは謝らないで。胸を貸してくれるだけでも嬉しいから」(やっぱりお兄ちゃんは優しいな)

 

「それで、小咲は他の高校には受かってるのか?」

 

「尾鳥女子高校に受かってるよ」

 

「そうか...」

 

全部落ちている訳ではなさそうだ。

 

「でも...」

 

「ん?」

 

「やっぱり総武高校に行きたかったなぁ...」

 

「小咲は総武高校でなにか、やりたいこととかあるのか?」

 

「うん。お兄ちゃんと一緒に学校に行ったりとか、お兄ちゃんと一緒にお昼食べたりとか、放課後にお兄ちゃんとどっか寄り道したりとかしたりして...いい思い出をいっぱい作りたかったの」

 

「俺と一緒にやることが多いな...」

 

まぁ、俺的にもその方が嬉しい。小咲が得体の知れない男どもと一緒にいたりとかしてたら、俺はそいつを排除したりとか発狂している可能性もある。(←極度のシスコンである)

 

「だから...どうしてもお兄ちゃんと同じ総武高校に行きたかったの」

 

「そうか。でも...俺は家にいる訳だから、家で存分甘えたらいい」

 

「えっ?...いいの?」

 

「俺にできることはそれぐらいしかないからな。それに可愛い妹のお願いならお兄ちゃんは出来るだけ叶えてやりたい。それが千葉のお兄ちゃんってもんだからな」

 

千葉のお兄ちゃんは大体そんな感じだろう。俺だけかもしれんが...

 

「...う、うん!」

 

小咲は涙を少し流しながら精一杯の笑顔を俺に見せていた。さっきまでの思い詰めた顔ではなくどこかスッキリした表情を浮かべていた。もう心配はいらないだろ

 

「もう泣くな。小咲の可愛い顔が台無しになるぞ」

 

「....うん、もう泣かない」(可愛い...可愛い...お兄ちゃんに可愛いって言われたぁ...嬉しい)

 

「よし...それじゃあ、そろそろ帰るか。母ちゃんも心配してるだろうし」

 

「それと、宮本と一応...一条にも連絡入れとけよ。小咲の事、心配してたから」

 

「うん...」(心配してくれてありがとう...るりちゃん、一条君)

 

そう言って、俺と小咲が立ち上がった瞬間...

 

「」ブーブー

 

小咲のスマホに着信が入る。

 

「誰からだ?」

 

「お母さんから...電話に出るね」

 

「おう」

 

そして、小咲は母ちゃんと電話で会話する。

 

 

 

以下、一部会話内容を抜粋

 

*八幡にはこの会話は聞こえておりません。

 

 

 

「えっ!それ本当なの!お母さん」

 

『本当よ。さっき総武高校から電話があってね。繰り上げ合格だって...良かったわね小咲。お兄ちゃんと一緒の学校に行けて』

 

「うんっ!」

 

『明日に入学説明会があるみたいだからちゃんと行くように。それで今はどこにいるの?』

 

「お兄ちゃんと公園にいる」

 

『そう...雪も強く降ってるから早く帰って来なさいよ』

 

「うん!わかった」

 

 

 

そして、小咲は母ちゃんとの電話を終えてスマホをポケットにしまった。

 

「何の電話だったんだ?」

 

「それがね。私、総武高校に受かったって」

 

「本当か!?」

 

「うん、さっき電話があって繰り上げ合格になったのでお電話させていただきましたってお母さんに連絡が来てたみたい」

 

「良かったな。これで、総武高校に一緒に通えるな」

 

「うん...良...か...っ...た...よ〜〜」ダキッ

 

「おっと」

 

小咲は嬉しさのあまり、俺に抱きつき嬉し涙を流していた。

 

「もう泣かないって言ったろ」ナデナデ

 

「しょうがないよ....すごく嬉しかったんだから...」グスッ

 

「よしよし、小咲はよく頑張った」

 

「これから、お兄ちゃんと一緒に学校に通うことが出来るんだよね?夢じゃないんだよね?」

 

「夢じゃない。現実だ」

 

「よかった...」

 

「よし!早く家に帰って合格祝いをするか。小咲は何か欲しいものとか俺にしてほしいこととかあるか?」

 

「...すぐには決めれないかな」

 

「じゃあ、家に着くまでに考えておいてくれ。モノとかだったら明日にでも買いに連れて行ってやるから」

 

「いくつでもいいの?」

 

「俺の可能な範囲でならな...」

 

「どうしようかな...」(お兄ちゃんと一緒に寝たりとかお風呂に一緒に入ったりしようかな...それともお兄ちゃんと一緒に買い物とかしようかなぁ...それってつまりデート...ってことだよね。それもいいかな。たくさんありすぎて困っちゃうなぁ...)

 

小咲は嬉しそうにご褒美を何にするのかを考えていた。良かった...さっきの悲しい表情から、うってかわり笑顔が増えた。やっぱり小咲は笑顔が1番似合うなと思いつつ、俺と小咲は帰路へと着く。

 

 

家では、母ちゃんが小咲の合格祝いとして豪華なご馳走を用意していた。

 

「「合格おめでとう!!」」

 

親父は会社の残業で帰ってこれないみたいだが...その分、俺と母ちゃんが盛大に小咲の合格祝いを盛大に祝した。

 

「ありがとう...お母さん、お兄ちゃん」

 

小咲は笑顔でそう答える。

 

こうして、忘れることのできない1日が早く過ぎていったのだった。

 

ちなみに小咲が合格祝いに叶えて欲しいお願いは、一緒に風呂に入るのと...今日の夜、一緒に寝ることと...週末に近くのショッピングモールに出かけることだった。お風呂シーンだが、かなりヤバイことになってしまったので書き記すことは残念ながら出来なかった。まぁ、そこらへんは皆さんのご想像にお任せするということで...そして、一緒に寝るお願いでは、俺のベッドで共に抱きつきながら寝た。俺の理性はなんとか保っていた。一言言うのであれば、小咲の寝顔は超絶可愛いということだ。天使級の可愛いさであり、写メに欲しいぐらいのものだった。俺は...この笑顔をこれからもずっと見られるように日々、生活していこうと改めて思ったのだった...

 

 

 

 

...続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

それでは、次回もよろしくお願い致します。


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[ 梓川かえで編 ][ 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない ] 第1話+設定

最新作は青ブタシリーズから梓川かえで編をお送りします。

ご都合主義、原作を改変してお送りします。


プロローグ的なものなので短いです。

それでは、今回もよろしくお願い致します。



 

 

 

「お兄ちゃん!朝ですよ。起きてください」

 

「もう、朝なのか...」

 

「はい!朝の7時です、お兄ちゃん。もうすぐ学校に行く時間です」

 

俺は超絶可愛い妹、かえでに起こされ重い身体を起こす。

本当、パンダの寝巻きを着てるかえでは可愛い。

 

「いつもありがとな。起こしてくれて」

 

「いえ、お兄ちゃんを起こすのはかえでの役目ですから、当然です」

 

「そうか、いい妹を持ったな俺」ナデナデ

 

「えへへ...」(お兄ちゃんの手は温かいです)

 

「いつもお兄ちゃんを起こすかえでにご褒美が必要だと思うんです」

 

「おう。お兄ちゃんの出来る範囲でならいいぞ」

 

「はい!じゃあかえでに朝のチューをしてください!」

 

「はっ⁉︎本気か?」

 

「かえではいつでも本気です」

 

「兄妹でそれはマズくないか?」

 

「兄妹でこれぐらいの事は普通です!」

 

普通ではないとは思うが...

 

「早くお願いします!お兄ちゃん」

 

かえでは目を閉じて、準備の態勢に入っていた。

 

「ったく...しょうがねぇなぁ」

 

俺はしょうがないので、かえでの頰にキスをした。さすがに口元にはできない。

 

「これで勘弁してくれ」

 

「むぅ...今日のところはこれでいいです」(次こそは...絶対に...)

 

今日のところは?これから毎日とか言われたらそれはそれできつい。

 

「それより...朝飯にするか。かえでも歯磨きしてリビングに来いよ」

 

「はい!すぐに行きます」

 

かえでは俺の部屋を出て洗面所へと向かった。俺は着替え、学校に行く準備をしてからリビングに向かい2人分の朝食を作る。

 

 

「「いただきます」」

 

そう言って、かえでと俺はテレビを観ながら朝食を摂る。

 

朝食メニューはご飯と味噌汁、卵焼きとトマト抜きのサラダと健康的なものだ。

 

「お兄ちゃんのご飯はいつも美味しいです」

 

「あんがとさん」

 

「それと、お兄ちゃん。今日も学校頑張ってくださいね。かえでも早く学校に行けるように頑張るので」

 

「まぁ、無理はせずに少しずつな。それで、一緒に登校出来る日が来るといいな」

 

「はい!」

 

俺の妹のかえでは中学時代にSNSでのイジメが原因で家に引きこもっている。俺はお兄ちゃんとして妹をサポートしている。いつかまた一緒に登校するのを楽しみにしている。

 

朝食を食べた後、俺は学校へ行くため玄関で靴を履く。

 

「お兄ちゃん、勉強頑張ってください」

 

「かえでもちゃんと自宅警備をよろしくな、変な人がインターフォンを鳴らしても出なくていいし、電話も留守電だから鳴ったらそのままでいいからな」

 

「はい!任せてください!」

 

「それじゃあ、行ってくる」

 

「行ってらっしゃいお兄ちゃん!」

 

俺はかえでに挨拶をし、家を出た。

 

俺の通う高校は峰ヶ原高校だ。比較的綺麗な学校で俺は気に入っている。がしかし、一点を除けばである。

 

「ふはは!八幡よ、一緒に学校へ行こうではないか!」

 

「遠慮しておきます」

 

中二病の材木座義輝の存在を除けばさらにいい。こいつとは中学時代からの付き合いで主に体育のペアをよく組まされていた。まぁ、こいつは放っといて先に学校に行くとしようか。

 

「待って!八幡。待ってください」

 

素が出てるぞ。キャラを保てよ。

 

「朝っぱらからうるさいんだよ」

 

「それが、我だ!長年の付き合いならお主も分かるであろう!」

 

「はぁ...」

 

朝っぱらから材木座に絡むのは疲れるな...これからの高校生活は平穏に過ごせそうにないなと思いつつ、材木座の戯れ言を嫌々ではあるが、聞きながら学校へと向かった。

この時の八幡はまだ知らない。バニーガールの先輩や福岡育ちの後輩、科学が好きな知り合いの女の子、そしてアイドルの後輩が織り成す物語に巻き込まれ波乱な高校生活を送ることになるなんて今の八幡が知る由もない。

 

 

 

...続く

 

 

 

 

 

次回....

 

 

「君には私の姿が見えてるんだ」

 

「ええ、見えてますけど」

 

「そう...今日の事は全て忘れなさい。いいわね?」

 

「はぁ...」

 

いや、すぐに忘れられる訳なくないか?バニーガール姿だぞ。インパクト強すぎでしょ...

 

 

 

 

「ボッチな比企谷八幡とバニーガールな先輩、桜島麻衣との出逢い」

 

 

お楽しみに!

 

 

 

ー 軽い設定 ー

 

 

原作とは多々違うのでご了承ください。

ベースは青ブタシリーズです。

 

 

 

・比企谷八幡 (本作品の主人公)

 

峰ヶ原高校2年でかえでの兄。ボッチ生活を送っていたが、あらゆる出来事に巻き込まれボッチ生活を卒業することに...

 

 

・梓川かえで(本作品では比企谷かえで)

 

八幡の妹。お兄ちゃんが大好きである。いつの日かお兄ちゃんと一緒に登校するために外に出る計画をノートに綴っている。

 

 

・材木座義輝

 

比企谷八幡の友達?八幡とは中学時代からの付き合いで、八幡と絡むことが多い。八幡の相談事をよく聞いたりと仲がいい。

 

 

・平塚静

 

八幡と材木座の担任。八幡が中学生の時から気にかけているいい先生で容姿もいい。なのになぜ結婚出来ないのだろうか。謎である。

 

 

・桜島麻衣、古賀朋絵、双葉理央(青ブタキャラサイド)

・葉山隼人etc...(俺ガイルキャラサイド)

 

概ね、原作通り。

 

 

 

 

 




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

青ブタのアニメを観て感動した作者です。いいアニメだなぁ...と思いつつ執筆しました。現段階ではヒロインは未定です。アニメみたいに各ルートにしようかと思案中です。
それとかえでちゃんも小町ちゃん同様いい妹だなぁ...とつくづく思います。

次回は捻くれた後輩とドSな先輩を更新する予定です。

それでは、次回もよろしくお願い致します。


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[ 狛井蓮季編 ][ 寄宿学校のジュリエット ] 第1話

最新作として「寄宿学校のジュリエット」より狛井蓮季versionをお送りします。原作は俺ガイルで進めていきます。(俺ガイル原作で寄宿学校のジュリエットのキャラが登場する形です)

ご都合主義、原作改変でお送りします。


それでは、今回もよろしくお願い致します。


 

 

「お兄ちゃん!あーん、するんだゾ!」

 

「」ジトー

 

「」ジッ...(私達も比企谷くんにあーんとかしてみたいなぁ...)

 

「ヒッキー....」

 

「いや、自分で食べれるから...」

 

昼休み。ただ今、主人公こと比企谷八幡は妹に愛され過ぎて困ってます。なんかどこかの映画のタイトルみたいだな。まぁ、そんなことはどうでもいいんだ。それより飯ぐらい自分で食べるからあーんとかやめてくれ。それにクラスメイトからの視線がヤバい。特に男子の視線。嫉妬系の視線がガンガン俺の身体に刺さる。女子からの視線も感じるが、男子程ではないので気にしていない。

 

「ダメだゾ!」

 

「むぐっ....」

 

強引に妹である蓮季に飯を口の中に入れられる。入れ方は強引だが、飯はめちゃくちゃ美味い。

 

「美味しい?お兄ちゃん?」

 

「ああ、美味いぞ」

 

「よかった...じゃあ、お兄ちゃん!もう1回あーんするんだゾ!」

 

「まだ、あるのか...」

 

この後も妹の蓮季にあーんを10回程された。1回1回、される毎に男子からの痛い視線が半端なかった。本当、大迫半端ないって!って感じのレベルでな。もうこれっきりにしてほしいと思った俺ガイル。

 

「また、放課後に来るんだゾ!」

 

「はいはい、わかった」

 

昼休みが終わりに近づいたので妹の蓮季は自分の教室である1-Cに戻っていった。

 

「ふぅ...やっと帰ったか」

 

「「比企谷!!」」

 

「うおっ!」

 

妹の蓮季が去った途端、クラスメイトの男子が俺に詰め寄ってきた。

 

「あの可愛い1年は誰なんだ!なんで、何回もあーんしてもらってんだよ!羨ましい過ぎなんだよ!」

 

「近い近い。少し離してくれ...あれは俺の妹の蓮季だ。「あーん」の件は知らん。妹が勝手にしてくるだけだ」

 

「あの可愛い子が比企谷の妹だと!けしからん!」

 

いちいち、俺の前で騒ぐなよ。耳がキーンとなるだろ。

 

「おい、静かにしろ。比企谷が困ってるだろ」

 

「丸流...」

 

珍しくクラスメイトであり、たまに話すだけの関係である丸流が注意していた。明日は雨か?大雨だな...

 

「比企谷、「あーん」の話は本当なのか?」

 

「本当だが、どうした?妹に辞めてくれるように頼んでくれるのか?」

 

「違う。妹の代わりに俺があーんしてやろうか?」

 

「マル×ハチ!キマシタワ〜!」

 

「なんでそうなる。お前の「あーん」も尚更要らんわ」

 

「えっ....」

 

ガチで落ち込むなよ。お前男だろ。男からする「あーん」なんて気持ち悪いだけだろ。誰得だよ。

 

「マル×ハチが...」

 

「姫菜、しっかりするし!」

 

丸流の他にも誰が落ち込んでる女子がいるな...まぁ、ほっとこう。触らぬ神に祟りなしというし。

 

 

そして昼休みが終わるチャイムが鳴り、丸流は自分の席に戻っていった。その足は重たそうだった。

 

 

「はぁ...疲れる」

 

「八幡くん、大丈夫?」

 

「ああ、ペルシアか。大丈夫だ」

 

今、俺に話しかけてきたのは俺の隣の席に座る女子生徒ペルシアだ。彼女はこの総武高校で1位の人気を誇っている。親衛隊もあるほどらしい。俺との関係は中学からのクラスメイトだ。これで5年連続同じクラスである。

 

「今日も妹さんが来てたわね」

 

「ああ、そのせいで今日は散々な目に遭った」

 

「でも、いいんじゃない?賑やかで」

 

「賑やかっていうより、騒がしいだろ。アレは」

 

「そうかな?」

 

「そうだろ」

 

「八幡くんが言うならそうなんだろうね。でも、「あーん」ぐらい許してあげたら?男の子だったら嬉しいものなんじゃない?」

 

「俺以外の男子はな。俺にはハードルが高すぎる。だから俺に「あーん」など必要ない」

 

「そう...」(私も八幡くんにあーんしてみたかったのになぁ...)

 

「ん?どうした?」

 

「なんでもないよ」

 

「皆、私語をやめて前を向け。今から授業を始める」

 

俺とペルシアが話していると既に現文担当の平塚先生が教卓に立っていた。俺とペルシアは話をやめて平塚先生の方を向いた。

 

 

 

 

そして、午後の授業をこなして放課後...

 

 

「やっと、授業終わった...」

 

「八幡くん、お疲れ様。今日の数学の時間は珍しく起きてたわね」

 

「ああ、珍しく起きてたわ。俺もびっくりしてる」

 

「本当なら毎回起きてないといけないけどね」

 

「まぁな...」

 

「それで...八幡くんは今日、この後どうするの?」

 

「妹と帰るだけだが?」

 

「一緒に帰ってもいいかしら?」

 

「まぁ、俺はいいけど...」

 

「ダメだゾ!」

 

「うおっ!びっくりした。おい、蓮季。いつからそこに居た?」

 

「さっきだゾ!」

 

「普通に出てこい。ってか、なんでペルシアと帰っちゃいけないんだ?」

 

「それは...」(そんなのお兄ちゃんと2人きりで帰りたいに決まってるんだゾ)

 

「蓮季ちゃん、八幡くんと一緒に帰ってダメかしら?」

 

「うーん...」

 

「蓮季良いよな?」ナデナデ

 

中々、蓮季は返事をしないので、俺は蓮季の頭に手を置き再度、そう聞く。

 

「お兄ちゃんがそういうなら...いいゾ」(お兄ちゃんのバカぁ!)

 

「じゃあ、帰るか」

 

「そうね」

 

「ううっ...」(2人きりがよかったゾ...)

 

こうして俺とペルシア、蓮季の3人で帰ることとなった。

 

 

 

一方で

 

「どうしたんすか?丸流の兄貴」

 

「比企谷に一緒に帰ろうぜって言い損ねた」

 

「比企谷の妹とペルシアが八幡と一緒にいるんじゃ難しいそうっすね」

 

「もう、俺帰る!」

 

「待ってくださいよ!兄貴!」

 

 

丸流とその仲間は八幡の後に教室を出て帰っていったのだった。

 

 

 

...続く

 

 

 

 

 

ー 軽い設定 ー

 

・比企谷八幡 (本作の主人公)

 

総武高校2年。蓮季のお兄ちゃんで、シスコン。蓮季にいつも振り回されてばかりいる。奉仕部入部は未定。

 

 

・狛井蓮季(本作での苗字は比企谷)

 

本作のヒロイン候補。総武高校1年。お兄ちゃん大好きっ子。常にお兄ちゃんと一緒に居たいと思っている。1年の中で1番可愛い女子であり、同学年、上級生の男子から好意を寄せられているが、お兄ちゃんが1番大好きな為、相手にしていない。八幡と同学年のペルシアに敵意を向けている。理由としてはお兄ちゃんを取られるのではと警戒しているため。

 

・ペルシア (ヒロイン候補)

 

総武高校2年。総武高校で男女問わず1番人気。親衛隊(親衛隊長はスコット)があるほどの人気ぶり。本人は親衛隊があるとは知らない。

八幡とは中学からのクラスメイトで、好意を寄せている。理由は後々のお話で語られる。

 

 

・丸流

 

総武高校2年。八幡とは中学からのクラスメイト。八幡と絡みたいと思っているが蓮季とペルシアなどに妨害され、絡めていない。

 

 

・犬塚

 

総武高校1年。狛井蓮季親衛隊隊長。蓮季に恋をしているが...ゴールインには程遠い。

 

 

他の俺ガイルキャラ・寄宿学校のジュリエットキャラも今後、出す予定。

 

 

 

 




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

それでは、次回もよろしくお願い致します。


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[ システィーナ=フィーベル編 ][ ロクでなし魔術講師と禁忌教典 ] 第1話

比企谷八幡の妹チェンジシリーズ最新作はロクでなし魔術講師と禁忌教典からシスティーナです。
ルミアと迷いましたが、書きやすさを考慮しましてシスティーナに選びました。ルミアはヒロイン候補ということで執筆していきます。


本作品は原作改変でお送りしています。

それでは、今回もよろしくお願いします。



 

 

ー ハチマン side ー

 

 

 

 

とある朝、室内にて...

 

 

2人の男が今後について話している。

 

 

 

「ハチマン、今日をもって君を帝国軍宮廷魔導師団を除隊する許可を与える」

 

「ありがとうございます」

 

俺は13歳から10年間、帝国軍宮廷魔導師団に入り帝国に敵対する国々と戦ってきた。実績・功績は非常に良いものだったらしく、上(上層部)は俺が軍を抜けるのは痛手らしい。だが、俺の人生の全てを軍に捧げるほど俺は優しい奴じゃない。俺にもこれからの人生があるわけで...

だから俺は10年間、所属していた帝国宮廷魔導士団特務分室を辞める決断をした。ちなみに上司に除隊する旨を伝えたのは7日前だ。かなり俺の進退について協議したものだと俺は推察した。

 

「君が軍を抜けるのは寂しいが、君にもこれからの人生がある。頑張りたまえ」

 

「はい」

 

「話は以上だ。下がりたまえ」

 

「はい。失礼しました」

 

俺は部屋を出て、帝国宮廷魔導士団の寮の自分の部屋に戻り荷物をまとめ寮を出る。すると、そこには...

 

「よう、ハチマン。声もかけずに去ろうとするなんて水臭いじゃねーか」

 

「グレンの言う通りだ。ハチマンはいつもそうやって黙ってどっか行こうとする...」

 

「ハチマン、本当に除隊しちゃうの?」

 

 

帝国宮廷魔導士団特務分室で一緒だった、同僚のグレンとアルベルト、そして妹のように可愛がっていたリィエルの姿があった。

 

「なんだ、お前らか。別に上司から俺が除隊する話は聞いてるだろ?」

 

「そうだけど...長い間、同じ特務分室に所属してた仲だろ?別れの挨拶ぐらい必要だろ」

 

「グレンに同意だ」

 

「ったく...」

 

「ハチマン、元気にやれよ」

 

「それはグレンだろ?まぁ、俺の方はうまくやるさ、グレンの方こそ頑張れよ」

 

「ハチマンに言われなくてもな」

 

そう言って、グレンは寮へと戻っていった。

 

「俺からも一言だけ...」

 

「ん?」

 

「軍を辞めても...ちゃんと働けよ。専業主夫とか変な夢は早々に捨てることだ。じゃあな」

 

「ああ...」

 

アルベルトも寮へと戻っていった。

 

この場には俺とリィエルしかいない。リィエルはずっと下の向いたままだ。

 

「リィエルは俺に何か言うことがあるのか?」

 

「................」

 

 

リィエルは俺の問いには答えず、下を向いたままだった。

 

「じゃあな、リィエル。頑張れよ」ポン

 

俺は下を向くリィエルの頭に手を置き、そう言ったのち歩き出す。

 

「待って!」

 

「ん?」

 

「行かないで.....」

 

「どうした?」

 

「私の元から居なくならないで」ギュッ

 

リィエルは俺にしがみつきそう呟く。

 

「居なくなったりはしない。たまにはリィエルやグレン、アルベルトに会いに行くから...な?心配すんな」

 

「ほ、ほんと?」

 

「当たり前だ。だから泣くな。可愛い顔が台無しだぞ」

 

「う、うん!」

 

「じゃあ...俺は行くからリィエル、元気でな」

 

「ハチマンも元気でね」

 

「おう」

 

 

俺はリィエルと別れ、自分の家に向かう。

 

 

 

「やあ、ハチマン。お別れの挨拶は終わったかね?」

 

 

その際にセリカ=アリフォネア教授から声をかけられる。俺とセリカ教授の接点はかつてセリカ教授が帝国宮廷魔導士団特務分室に在籍していた時の上司と部下の関係だった。今はどこかの学院で教授をしていると聞いている。でも何でこんな早朝にここ(寮近くに)いるのか俺には分からなかった。

 

「セリカ教授、どうしたんすか?こんな朝早くに」

 

「軍を除隊したハチマンに話があってな。いいかね?」

 

「まぁ、いいですけど」

 

「急ではあるが、ハチマンに仕事を持ってきた。除隊後の就職先はまだだったよな?」

 

「ええ、軍に所属してた時の給料とかを貯めてたんでそのお金でゆっくり過ごそうかなと」

 

「そうか、そうか。それならちょうどいい。ハチマンは今日付でアルザーノ帝国魔術学院の非常勤講師として働いてもらうことになったからよろしく頼む」

 

は?ちょっと待て!俺はゆっくり過ごそうって思ってたんだけど!何してくれちゃってんの。

 

「急すぎません?非常勤講師とかでも手続きとかもあるし、すぐには教師にはなれないでしょ」

 

「それについては大丈夫だ。1週間前にハチマンが除隊する旨を伝えたことを同僚から聞いていてな。その時から密かにハチマンが学院の非常勤講師出来るように準備していた。その際、当然ながら上層部は反対していたが、私が説得した。だから、ハチマンの除隊する許可が出たのが少しばかり遅れていたのさ」

 

なるほどな。どおりで1週間も回答がなかった訳か......

 

「その話は俺の両親は知ってるんですか?」

 

「もちろん、話してあるさ。よろしくお願いしますって回答も得ている」

 

なるほど、俺には逃げ道はなさそうだ。専業主夫の夢は潰えてしまったようだ。

 

「分かりました。セリカ教授の言う通りにしますよ」

 

「それじゃあ、家に荷物を置いてから学院の理事長室に来てくれ。話が終わった後は、授業を1限の途中から2-2のクラスでしてもらうからな」

 

「授業は教科書通りに進めればいいですよね?」

 

「それで構わない。それと服装についてだが、制服が君の自室に教科書と共に置いてあるからそれを着てくれ」

 

「分かりました」

 

「それじゃあ、私は学院に行くのでハチマンもなるべく早く来るように」

 

 

そう言ってセリカ教授は学院の方へ向かっていった。

 

「俺も早く家に帰るか」

 

俺も自分の家へと急いだ。

 

 

 

 

 

AM 8:00

 

 

 

「ただいま」

 

俺は10年ぶりに自分の家の中へ入る。すると、そこには...

 

「おかえり。大きくなったな、ハチマン」

 

「本当にね...」グスッ

 

父と母の姿があった。

 

「悪いけど...俺、急ぐわ」

 

「知ってるさ。教師、頑張れよ」

 

「ああ」

 

俺はそう言って、自分の部屋に入りセリカ教授に用意してもらった制服を着て、下に降りる。

 

 

「それじゃあ、いってきます」

 

「おう、頑張れよ」

 

「いってらっしゃい」

 

俺は父と母に見送られ、家を後にしアルザーノ帝国魔術学院に向かった。

 

 

「システィーナは驚くだろうな。自分のクラスの担任がハチマンに代わると知ったら」

 

「そうね」

 

「それじゃあ、僕達も仕事をしようか」

 

「ええ」

 

ハチマンの父と母はそう会話し、自分の仕事場へと向かっていったのだった。

 

 

 

「やっぱりアルザーノ帝国魔術学院はデカイな...」

 

俺は20分程でアルザーノ帝国魔術学院に着いた。建物は大きく立派だった。俺が通ってた時よりデカイ気がする...

 

「すみません。ハチマン=フィーベルですけど...」

 

まず、俺は校門前の警備員に声をかける。

 

「はい、セリカ=アリフォネア教授から話は聞いております。理事長室は私が案内しますのでついてきてください」

 

「ありがとうございます」

 

俺は警備員の後を歩き、理事長室に向かう。

 

「こちらが理事長室になります」

 

「どうも」

 

「それでは私は失礼します」

 

そう言って警備員は戻っていった。俺は理事長室をノックし部屋に入った。そこには理事長と思われる人とセリカ教授がいた。

 

「やっと来たな」

 

「待っていたよ。ハチマン君」

 

「どうも」

 

「私がアルザーノ帝国魔術学院の理事長のリック=ウォーケンだ。君のことはセリカ君から聞いているよ。軍のエースだったとか」

 

「まぁ、昔の話ですよ」

 

「ふむ。それで急な話ではあったが、非常勤講師を引き受けてくれてありがとう。早速だが、2-2のクラスに行ってほしいのじゃ」

 

「はい。それじゃあ、2-2に向かいます」

 

「頑張ってな、ハチマン君」

 

「頑張るんだぞ、ハチマン」

 

「わかってますよ」

 

俺は理事長とセリカ教授に言ったのち、理事長室を出て2-2のクラスへと向かった。

 

 

「ここか...」

 

俺は2-2の教室に着き、一呼吸置いたのち入った。

 

「遅れてすまんな。授業を始める」

 

「え⁉︎お、お兄ちゃん!」

 

「は?」

 

「「「え〜〜!!!」」」

 

2-2のクラスに俺の妹であるシスティーナ=フィーベルの姿があった。謀ったな、セリカ教授。それにしても、10年ぶりかシスティーナの顔を見るのは...ますます可愛くなってんなぁ...

 

「あ、あの人は...」

 

そして、妹のシスティーナ=フィーベルの隣にかつて軍のエース時代に助けた少女でアルザーノ帝国第2王女のエルミアナ=イェル=ケル=アルザーノ(ルミア=ティンジェル)の姿もあった。

 

 

 

ー ハチマン side out ー

 

 

 

 

ー システィーナ side ー

 

 

私には夢がある、おじいちゃんが叶えられなかった「メルガリウスの天空城の謎」を私が解くこと。それには魔導考古学者にならないといけない。だから私はその夢に向かって勉強している。それともう一つ、私の尊敬する大好きなお兄ちゃんに私の成長した姿を見せることだ。お兄ちゃんは私が小さい頃に色々と魔術のことやこの世界のことを教えてくれた。その影響もあってか魔法や魔導のことをもっと知りたいと思った。そして、もっと魔法のことなどをお兄ちゃんに教えてもらおうと思ったのにお兄ちゃんはいつのまにか姿を消してしまった。お母さんやお父さんにお兄ちゃんはどこにいるのかと聞くと...

 

「システィーナ、お兄ちゃんがどこにいるかお父さんからは言えない」

 

そうお父さんに言われた。

 

「でも、システィーナ宛にお兄ちゃんから手紙を預かってる。読んでみるといい」

 

そう言って、お父さんは私にお兄ちゃんからの手紙を渡してくれた。

私は自分の部屋でお兄ちゃんからの手紙を読んだ。

 

 

「俺の超絶可愛い妹、システィーナへ

 

お兄ちゃんはしばらく家には帰ってこない。ある人に軍に入らないかと誘われてな。お兄ちゃん、その誘いを受けることにした。その事をシスティーナに言わずに家を出ていったのは悪いと思ってる。もしその事を話すと、システィーナは間違いなく反対すると思って敢えて話してない。すまんな。それと...システィーナが魔法や魔導について興味を持ったとき、お兄ちゃんは嬉しかった。もっと魔法や魔導について話してやりたかったが、それは出来なさそうだ。

だから、学校でしっかりと魔法や魔導の事を学んでこい。

そして、成長した姿をいつの日かお兄ちゃんに見せてくれ。それと無理せずに頑張れよ。 お兄ちゃんより」

 

 

「お兄ちゃんのバカ、私が反対するわけないじゃない...」

 

 

「いつの日か必ず、お兄ちゃんに私の成長した姿を見せて文句の一つや二つ言ってやるんだから」(それと、お兄ちゃんに全然甘えれなかったからいっぱい甘えてやるんだから)

 

 

私はこの手紙を読み終え、成長した姿をいつ会えるかわからないお兄ちゃんに見せつけると心に誓ったのだった。

 

 

 

 

それから10年の月日が経ち、私はアルザーノ帝国魔術学院の2年生になっていた。そして、いつものように学校に向かい2-2の教室に入り1限の授業が始まるのを待っているんだけど...

 

「どうしたの、システィ。ヒューイ先生が辞めたこと、まだ気にしてるの?」

 

「まぁね。教え方が良かったのもあるから」

 

「システィはヒューイ先生が好きだったもんね」

 

「そんなんじゃないわよ!」

 

「はいはい...」

 

むぅ...ルミアは勘違いしてるなぁ...ヒューイ先生は教え方が良かっただけなんだけど。

 

私はルミアとそう話していると...

 

「みんな、席につけ」

 

セリカ=アルフォネア教授がやってきた。

 

「ヒューイ先生の後任の先生の到着が遅れているから各自、自習するように」

 

セリカ=アルフォネア教授はそう言って、教室を後にした。

 

「初日早々に遅刻かよ」

 

「ダメですわね...」

 

「ある意味、大物の先生かもな」

 

ザワザワザワザワ

 

クラスメイトは後任の先生のことで話が盛り上がっており自習なんてしていなかった。

 

「後任の先生、どうしたんだろうね」

 

「さあ?」

 

私とルミアも後任の先生の話をしばらくの間していると...

 

「遅れてすまんな。授業を始める」

 

 

やっと後任の先生が来た。その人物が意外な人だった。

 

 

「え!お、お兄ちゃん!」

 

そう、後任の先生が私のお兄ちゃんだったのだ。え?何で?軍の仕事はどうしたの!と私は心の中で思っていた。

 

「は?」

 

お兄ちゃんは私と目が合うなり、驚いていた。驚いているのは私の方なんだけど!とは口に出しては言えなかった。

 

 

「「「え〜〜!!!」」」

 

クラスメイトのみんなは私の発言にびっくりしていた。

 

「あ、あの人は...」

 

一方でルミアはお兄ちゃんの方を見て固まっていた。

どこかで会ったことがあるのだろうかと思いつつ、私はルミアとお兄ちゃんを交互に見ていたのだった。

 

 

 

 

ー システィーナ side out ー

 

 

 

 

...続く

 

 

 

 

ー 軽い設定 ー

 

 

・ハチマン・フィーベル

 

フィーベル家の長男。13歳の時、セリカ=アルフォネア教授に勧められて帝国宮廷魔導士団に入隊し特務分室に配属。その際、グレンとアルベルトに出会ったのち数年後にリィエルが保護され特務分室で一緒に活動するようになる。執行官ナンバーは非公開。そして、現在はアルザーノ帝国魔術学院の非常勤講師(後に正式な講師)として働く。そこには妹のシスティーナがいて....かつて、アリシア7世から頼まれ助けた第2王女のルミアの姿もあり...波乱の生活が待ち受ける。

 

 

 

・グレン=レーダス

 

帝国宮廷魔導士団特務分室に所属。原作とは違い、現在でも所属している。過去にとある事件で同僚を失い、除隊する決断までしていたがハチマンとアルベルトの説得により除隊するのを辞め、今でも在籍中。仲間が2度と殺されないように日々、鍛錬をアルベルトと共にしている。

 

・アルベルト=フレイザー

 

ハチマンと同じ特務分室に所属。ハチマンとグレンにはいつも手を焼かされている。軍を抜けたハチマンが専業主夫になっていないか常に心配している。だが、ハチマンがアルザーノ帝国魔術学院の非常勤講師をしていると知りホッとしている。後は基本的に原作通り。

 

 

 

・リィエル=レイフォード

 

ヒロイン候補の1人。ハチマンと同じ特務分室に所属する魔導士。ハチマンの妹的存在。ハチマンが軍を除隊した際は落ち込んでいた。ハチマンが去った後もグレンとアルベルトと共に任務にあたっている。後は基本的に原作通り。

 

 

・システィーナ=フィーベル

 

フィーベル家の令嬢でありハチマンの妹。そしてお兄ちゃん大好きっ子。夢に向かって頑張るひたむきな少女。後は基本的に原作通り。

 

 

・ルミア=ティンジェル

 

システィーナの家に下宿している美少女である。

彼女の名前には別名があり、(アルザーノ帝国第2王女)エルミアナ=イェル=ケル=アルザーノである。妹のシスティーナと間違われて誘拐に会い、軍のエース時代だったハチマンに助けられる。その際、ハチマンに何があっても君を守り抜くし力になると言われ、それ以来ハチマンを慕うようになりアルザーノ帝国魔術学院で再会し、彼女の物語が加速し始めることに...もちろんヒロイン候補の1人。

 

・他のロクでなしキャラも登場予定。俺ガイルキャラは未定です。

 

 

 

 

 




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

いきなり展開でハチマンを非常勤講師にしています。

それと年内投稿はこれが最後です。今年1年ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い致します。

それでは、年明けにお会いしましょう。


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[ 羽瀬川小鳩編 ][ 僕は友達が少ない ] 第1話

新年1発目の投稿作品です。

妹チェンジシリーズ最新作は「僕は友達が少ない」から羽瀬川小鳩です。

それでは、よろしくお願いします。


〈 俺の高校生活を振り返って 〉

 

 

 

 

青春とは嘘であり、悪である。

 

青春を謳歌している者達は常に自分とその周囲を欺き、自らを取り巻く環境の全てを肯定的に捉えている。なんとも素晴らしい脳内だ。お花畑かよ。そして彼らは青春の2文字の前なら、どんな一般的な解釈や社会通念さえも捻じ曲げてしまう。彼らにかかれば嘘や秘密、罪科も失敗さえも青春のスパイスでしかない。仮にも失敗することが青春の証であるなら友達作りに失敗した人間、俺もまた青春のど真ん中でいなければおかしいではないだろうか。しかし、彼らはそれを認めない。全ては彼らのご都合主義でしかないのだから...とりあえず、結論を言わせてもらう。友達がたくさんいて、青春を楽しむ愚か者ども.....早く、砕け散れ。消えてしまえばいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は今、現国の教師であり生活指導の先生でもある平塚先生に呼び出されて職員室にいる。

 

「さて、比企谷。なんで私に呼ばれたか分かるな?」

 

「いえ、分かりません。なんで、俺は呼ばれたんでしょうか」

 

「お前が以前に書いた作文のことだよ」

 

「以前の作文というと、高校生活を振り返ってというテーマの作文のことでしょうか?」

 

「そうだ...それで、なんだこの作文は?どうしてこうなった、説明しろ」

 

「説明も何も、そのままの意味ですが...」

 

俺がそう言うと、平塚先生は溜め息をついてタバコを吸った。

 

「ふぅ...比企谷、お前は死んだ魚の目をしているな」

 

「それは、褒め言葉として受け取っておきますね」

 

「別に私は褒めてなどいない。それでだ...比企谷、この作文は書き直しとする。再提出は早めに頼むぞ」

 

「分かりました。それでは、失礼します」

 

そう言って、俺は職員室を出て家に帰ろうとしたが...ふと、スマホを教室に忘れたのを思い出した。なので、俺は自分の教室へと向かった。そして、俺は自分の教室である2年5組の前にやってきた。すると、なにやら女子生徒の声が教室内から聞こえくる。今はもう放課後で随分と時間が経っている。それなのに、まだ誰か教室にいる。その中に俺がズカズカと入ることはできない。なので、俺は教室の様子をそっと見ることにした。すると

 

「...ははは、そんなからかうなよ」

 

「そんなことないよ〜」

 

「あはは、だから違うと言っているだろう」

 

こんな会話が教室の中から聞こえてくる。

一見普通の会話に見えると思うが、俺は何かがおかしいと感じた。なぜなら、この会話の声が全部同じ人の声なのだ。そこから分かることはただ1つ、1人2役で会話をしているということだ。俺は誰がそんな事をしているのか、ドアにかなり近づき見た。そして、その正体は三日月夜空という女子生徒だ。普段とは違い、楽しそうなトーンで話しをしている。もちろん1人でだ。普段の三日月夜空は不機嫌で静かそうな奴だと俺自身は認識していたので、なんだかあの会話が新鮮に思えた。俺は引き続き、教室の外で様子を見ていたが、ふと俺の後ろに誰かが立っていた。

 

「比企谷、お前は何をしているんだ?」

 

「うぉっ!平塚先生」ガラッ

 

後ろに立っていたのは平塚先生だった。

俺はいきなり声を掛けられたので驚き、その衝動で教室のドアを開けてしまった。

 

「誰だ!」

 

すると、教室の中から三日月夜空の声が聞こえてきた。

 

「それはこっちのセリフだよ、三日月。君は何をしている?比企谷もだ」

 

「俺はただ教室にスマホを忘れたので取りに来てただけです」

 

「それなら、すぐに教室に入って取りに行かんか。三日月は何をしていた」

 

「私は教室で1人でいただけです」

 

「そうか...なら早く帰りたまえ。何もないならな」

 

そう平塚先生は言って、教室を出ていった。俺もその流れにのり、スマホを机の中から取り出し教室を出ようとしたが

 

「待て!なんで帰ろうとしている」

 

三日月に止められてしまった。くそっ!もうちょっとで帰れたのに...

 

「何でって...そりゃあ、帰りたいからに決まってるだろ。それより、俺になんか用か?」

 

「さっきの会話、比企谷は聞いていたのか?」

 

「さっき?ああ、お前が1人で喋ってたやつか」

 

「1人じゃない」

 

「嘘つけ。1人で喋ってただろ」

 

「違う!私はトモちゃんと話をしていたんだ」

 

「どこにそんな奴がいるんだよ」

 

「ここにいるだろ、ここに」

 

三日月はそう言うが誰もいない。まさか...

 

「まさか、トモちゃんって奴はエア友達かなんかなのか?」

 

「そうだ」

 

そう言って、三日月は俺の質問に対して頷いていた。なんか、ヤバそうな奴だと思ってしまった。俺も人のことは言えんが...

 

「エア友達じゃなくて、普通に友達と話したらいいんじゃないのか?」

 

「いたら、苦労しない。バカめ」

 

「お前にだけには言われたくないわ!エア友達なんかと話しているような奴にはな」

 

「トモちゃんを侮辱するな!」

 

「わかった、わかった。とりあえず、落ちつけ。それより、お前は友達を作りたいのか?」

 

「作れればの話だがな。それより、比企谷は作らないのか?」

 

「俺は中学までは友達を作ろうと思ったが、諦めた。だから、作りたいとは思ってない」

 

「悲しいな」

 

「お前にだけは言われたくない。それで...だ。さっきの話に戻るが、お前は友達が欲しいんだよな?」

 

「だから、出来たら苦労しないって言っているだろう」

 

「そんなの、部活に入ったりとかすればいいんじゃないのか?」

 

「は?」

 

俺がそう提案すると、三日月はバカかこいつは...みたいな目で俺を見てくる。

 

「自分で言うのもなんだが、俺の提示した案はいいと思う。部員から友達に発展していく可能性もあるしな」

 

「う〜ん...部活...そうだ!」

 

「何だ?何かいい方法が見つかったのか?」

 

「ああ、比企谷のおかげでな!」ニコッ

 

「お、おう」

 

急にいい笑顔を向けてくんなよ。一瞬、ドキッとしちゃっただろ...

 

「それで、どうするんだ?」

 

「その話は明日、またする。だから、明日の放課後、教室で待っていろ。比企谷」

 

「は?俺?」

 

「当たり前だ。それじゃあ明日、教室で待っていろ。絶対だぞ」

 

「あ、ああ」

 

そう言って、三日月は教室を出ていった。そして、教室には俺だけとなった。帰るか...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、俺は家に帰った。

 

「ただいま」

 

「あんちゃん!遅い」

 

「すまん。学校の部活があってだな...」

 

「それより...あんちゃん、お腹空いた...」

 

「分かった。夕飯はラーメン屋に連れてってやるから」

 

「やった!」

 

「準備しろよ」

 

「ラーメン、ラーメン♪」

 

「聞いてねーし」

 

俺は小鳩と待たせたお詫びとして、一緒に豚骨ラーメンを食べに行く約束をして何とか小鳩の機嫌を直すことができた。小鳩はラーメンが食べれるのが嬉しいのかぴょんぴょんと飛び跳ねていた。

 

 

 

 

 

 

そして、俺と小鳩はいつもの食べる店、○蘭にやってきた。

 

「おう、八幡」

 

「どうも、店長」

 

俺はいつもこの店でラーメンを食べるので店長とは顔見知りの関係になっている。たまにおまけが付いてくる。正直ありがたい。

 

「そこの手前の個室に入ってくれ」

 

「分かりました」

 

「行くぞ、小鳩」

 

「うん!」

 

俺と小鳩は指定された個別部屋に入った。この店は他とは違い1人用の個室が設置されている。ラーメンで個室というのは非常に珍しい。大抵の店はカウンター席が主流だからな。ゆっくりラーメンを味わいたい、より一層...美味しく食べたいのであれば、1度訪れてみて欲しい。

 

「小鳩はいつものでいいか?」

 

「うん!あんちゃん、早く食べたい」

 

「わかった、わかった」

 

そこの店の注文方法は紙に書いてそれを店員に渡すスタイルだ。

小鳩は書けないので俺が代わりにオーダーシートを書いている。

紙に色々な項目が書かれており、好きな麺のかたさや味の濃さ、こってりの度合い、ネギの量やニンニクの量、チャーシューの有無、秘伝のたれの量などをお好みで決めれるのだ。

 

俺は味基本の、超こってりと麺のかたさは超かた、ネギは無しでニンニクは基本、チャーシューは有りで秘伝のたれは基本をチョイスし、妹の小鳩は味濃いめの超こってり、麺のかたさは超かた、ネギ無し、ニンニク1片分、チャーシューは有りの秘伝のたれは1/2をチョイスした。もちろん豚骨ラーメンである。

 

そしてオーダー用紙を店員に渡し、豚骨ラーメンが来るのを待つ。

 

小鳩は今か今かと待っていることだろう。

 

「へい!ラーメンお待ち!いつも来てくれるからサービスしておいたぜ」

 

「やたー!」

 

小鳩は安定の嬉しさを前面に出していた。

 

「八幡の方もサービスしてあるぞ」

 

「いつもありがとうございます」

 

「いつも来てくれるお礼さ。ゆっくり味わって食べてくれ」

 

店長が去った後、俺と小鳩はいただきますをして豚骨ラーメンを食べる。やっぱりここのラーメンは別格だ。まず味が段違いで麺とスープが凄くマッチしていて美味しい。俺は食リポが得意ではないので食べて確認してほしい。

 

「小鳩、美味いか?」

 

俺は隣に座っている小鳩に話しかけた。

 

「たいぎゃ...うまか!」

 

美味しさのあまり以前住んでた九州の方言か小鳩の口から出ていた。それぐらい美味しいのだろう。

 

「それは良かった」

 

その後はラーメンを残さず美味しくいただき店を出た。

 

 

「zzz....」

 

「寝ちゃったか...」

 

 

そして、帰り道。小鳩はお腹いっぱいになり眠たそうにしていたので俺は小鳩をおんぶした。その結果、小鳩は寝てしまった。

 

「あんちゃん、もう食えないばい...」

 

「夢でもまだ、食ってるのか」

 

俺は小鳩の寝顔を見るため後ろを向く。やはり可愛い寝顔だ。俺は起こさないように揺らさずに歩くのを心がけ家路に着いた。

 

その後は、小鳩を風呂に入れ寝かせたのち俺も風呂に入ったあとに小鳩がちゃんと寝ているか確認し寝た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、朝が過ぎ、昼を跨いで放課後。

 

 

 

 

俺は、三日月に教室で待っていろと昨日言われたので、音楽を聴きながら教室で待っていた。そして教室に俺しかいなくなった時、三日月が教室へと入ってきた。

 

「ちゃんと、待っていたな。比企谷」

 

「この通りな」

 

「それじゃあ、移動するぞ」

 

「どこにだよ?」

 

「講談室だ」

 

「なんで講談室なんだ?」

 

「詳しい話は講談室に着いてから話す」

 

「はぁ...わかった」

 

そして、俺は三日月の後ろを歩き、講談室へと向かった。

 

 

数分歩いて、講談室4に俺たちは入った。

講談室4の部屋は比較的広い部屋だった。ソファもあれば大きな机もある。俺は机の上に荷物を置いたのち俺は三日月に説明を求めた。

 

「それで、俺をここに連れてきた理由を教えてくれ」

 

「そうだな...話すとしよう。比企谷は昨日の話を覚えているか?」

 

「昨日っていえば...お前がエア友達と話をしていたやつか?」

 

「っ!...合ってはいるが、私が聞いてるのは他のことだ」

 

「他のことね...じゃあ、部活を作る云々の話か?」

 

「そう、それだ!昨日、比企谷の話の後に職員室に行き早速、部活新設申請書を書いて提出してきた。今日から本格的に部活を開始する」

 

「それって俺も含まれてるのか?」

 

「当然だ。提案者が入らないでどうする?」

 

「いや...俺はあくまで提案しただけであって、部活には入らんぞ。めんどいし...」

 

「いや、比企谷の入部届も私と一緒に顧問に出しておいた」

 

「何してくれちゃってるのん?」

 

「いいじゃないか。比企谷も顧問から聞いたところ部活にも入っていなかったみたいだしちょうどいい」

 

「全然、ちょうどよくない。ってか...顧問って誰だよ」

 

「それはだな...」

 

「私だよ!」バンッ

 

三日月が何か言いかけた時にいきなり談話室のドアが開く。

 

「平塚先生...何してくれちゃってるんですか⁉︎俺は部活には入りませんよ」

 

「残念だが、比企谷にはこの部活に入部してもらう。比企谷もあまり友達はいないだろう。だったらこの部活に入るのが好ましい」

 

「それはどういう意味ですか?」

 

「それは私が説明する。私が作った部活は隣人部だ。活動内容としては友達作りを主にする」

 

「そこで...だ。比企谷には三日月と共に隣人部として友達を作ってもらう。三日月から聞いたが、比企谷はかつて友達作りを諦めたそうだな。なら、この部活を通して改めて友達作りをしたらいい。もちろんこの私の判断に異論反論等は認めない」

 

「横暴すぎる...」

 

いや今更、友達は必要ないが強制なら仕方ないか。

 

「それじゃあ、私は仕事があるので失礼する。2人とも部活、頑張れよ」

 

そう言って平塚先生は職員室へと戻っていった。

 

「それじゃあ、これからよろしく頼むぞ。比企谷」

 

「ああ、わかった。それより、どうやって友達を作っていくんだ?」

 

入部の件はもうどうしようもないので、俺は三日月の作った隣人部に入ることにした。それよりも友達をどう作るかがわからない。

 

「その点に関しては大丈夫だ。友達作りにあたって、まず部員集めをする」

 

「なんで部員集めなんかするんだよ」

 

「そんなのは決まっている。部員を集めて、そいつを友達にするんだ」

 

「なるほどな。それで、部員集めはどうやるんだ?」

 

「部員募集のポスターを掲示板に貼るんだ」

 

「そのポスターはもう作ってあるのか?」

 

「もちろんだ。もう掲示板に貼ってある。これだ」

 

そう言って、三日月は俺に部員募集のポスターを渡す。

内容はというと、

 

隣人部

 

とにかく臨機応変に隣人

とも善き関係を築くべく

からだと心を健全に鍛え

たびたちのその日まで、

共に想い募らせ励まし合い

皆の信望を集める人間になろう!

 

〜幼稚園児並みの絵〜

 

活動場所: 礼拝堂談話室4

 

とまぁ、こんなことが書いてあった。

 

「どうだ、比企谷。我ながらよく書けたと思うぞ」

 

「いや、なんか変な宗教の勧誘みたいだぞ。このポスター」

 

カルトじみていて怖い。こんなんで入部する人はまずいないだろう。

 

「何をいうか!これはれっきとした部員募集のポスターじゃないか!」

 

「それと、この文面だけ見ても隣人部の活動内容とか分からんぞ?こんなんで人が集まるのか?」

 

「比企谷には、分からないか」

 

「なんのことだ?」

 

「私の書いた文章を斜めに読んでみろ。そうすれば分かる」

 

三日月にそう言われたので、俺は文章を斜めに読んだ。

斜めに読んだら、と..も..だ..ち..募..集..と読めた。

 

「分かりづらいわ。それにお前のネタ、古いぞ」

 

「これはネタではない!」

 

「それに、文章の下に書いてある絵も何を表してるか分からないし、こんなので部員は集まらないと思うが」

 

「それは、比企谷だけだ。本当に友達が欲しい人ならすぐに分かるさ」

 

「そういうもんかねぇ...」

 

「そういうもんだ」

 

 

 

 

 

 

そして、2時間ほどが経ったが一向に人が来る気配はない。やっぱり俺の思った通り、あのポスターを理解する人はいなかったようだ。

 

「人来ないな...」

 

「逆にお前の書いたポスターで誰か新入部員が来たら、それこそ凄いわ」

 

「まだ言うか!」

 

そして、その後も待ったが誰も来ないので今日の活動はここまでとなった。

 

 

 

そして、翌日の放課後。昨日と同様、新入部員が来るのを待っていた。すると、コンコンとドアをノックする音が聞こえた。

 

「やっと、新入部員が来たようだな」

 

「そんな訳ないだろ、平塚先生なんじゃないか?」

 

「それはない。平塚先生ならノックせずに入ってくるはずだ。だから新入部員に違いない」

 

「そ、そうか...」

 

「じゃあ、比企谷。ドアを開けるぞ」ガチャ

 

そう言って、三日月はドアを開けた。すると、そこには俺の知っている金髪の女の子が立っていた。

 

「隣人部ってのはここね...入部したいんだけど」

 

「違う」バタン

 

「そうだな。あいつはダメだ」

 

あいつには友達がいるはずだ。だから、ここに来るべきではない。

 

「さて...今から部活を始めようか」

 

「そうだな」

 

「ち、ちょっとなんで閉めるのよ!開けなさいよ!」ドンドン

 

「ちっ!しょうがないか」

 

そう言って三日月は再び、ドアを開けた。

 

「やっと出てきたわね!私をこの部活に入れなさい!」

 

「リア充は死ねぇ!!そして滅びろ!」バン

 

そして、また三日月は勢いよくドアを閉めた。俺も三日月と同意見だ。リア充なんて砕け散ればいいのだ。

 

「開けなさい!八幡もいるんでしょ!私をこの部活に入れなさい!」

 

「...比企谷、あいつと知り合いなのか?」

 

「あいつとは昔からの腐れ縁ってやつだな。それより、お前はあいつのことを知ってるのか?」

 

「柏崎星奈。私は顔と名前だけ知っているだけで喋った事は一度もない。比企谷は知ってると思うが、あいつはいつも男子とかにちやほやされている、お嬢様ぶってるいけ好かないやつだ。おまけに顔も良く、運動できて頭もいい。まさにリア充そのものだ!滅びればいいのに!」ダンッ

 

三日月は俺の問いに怒りながら答える。まぁ、アイツはスペックは高いからなぁ。嫉妬するのも無理もないか...

 

「まぁ、少し落ち着け...」

 

俺が三日月に落ち着くように促している時に、ガンガンガンと窓を叩く音がした。

 

「今度はなんだ?」

 

俺は何事かと思い窓を見る。すると、窓に引っ付いた柏崎の姿があった。なんだ、あの顔...女の子がしてはいけない顔になっている。

 

「まだ、いたのか...」

 

三日月はそう言って、窓の方へ行き窓を開けた。

 

「何で、私に意地悪をするのよ!私が入部してあげるって言ってるのに!八幡も何かいいなさいよ!」

 

「ノーコメントで...」

 

「冷やかしならお断りだ!帰れ!」

 

「冷やかしじゃないわよ!友達募集ってポスターを見て来たんだから!」

 

おいおいマジかよ。あのポスターをよく解読出来たな。それより...何で、あいつはポスターなんか見てここに来たんだ?ふと俺が疑問に思っていると...

 

「私も友達が欲しいのよ!」

 

柏崎はそう涙目になりながらそう叫んでいた。

 

「「は?」」

 

俺と三日月は柏崎の発言に唖然としていた。

 

それより、あいつ友達いないのかよ...

 

俺が言えた事じゃないけどな...

 

 

 

 

...続く

 

 

 

 

ー 設定 ー

 

・比企谷八幡 (本作の主人公)

 

聖クロニカ学園2年5組所属。

三日月夜空と共に隣人部へと入部することとなった。

見た目は原作通り。隣人部に所属しているため奉仕部に加入はない。

 

 

・羽瀬川小鳩(本作品の苗字は比企谷)

 

聖クロニカ学園中等部所属。

八幡の妹で、八幡とはアニメ観たり、ゲームしたりなど、一緒に遊ぶことが多い。豚骨ラーメン(にんにく入り)が大好きで、八幡と平塚先生と食べに行くこともしばしばある。お兄ちゃん大好きっ子でもある。

 

 

 

・三日月夜空

 

聖クロニカ学園2年5組所属。

比企谷八幡と共に隣人部を立ち上げた。

同じ部員の柏崎星奈とは歪みあったりはしているが仲良くやってる方。後は、原作通り。

 

・柏崎星奈

 

聖クロニカ学園2年3組所属。

比企谷八幡と三日月夜空がいる隣人部へと入部。

美少女で運動神経抜群だが、女子に嫌われているため友達がいない。八幡とは幼馴染。

 

・平塚静

 

聖クロニカ学園教師。

隣人部の顧問を引き受けた。八幡とはラーメンを一緒に食べる仲。

 

 

 

 




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

舞台地は原作とは違い千葉としております。ヒロインは小鳩(禁断)と柏崎星奈の予定です。

それでは次回もよろしくお願い致します。


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[ 桜ノ宮苺香編 ][ ブレンド・S ] 第1話

新年、2発目の投稿も最新作です。

「ブレンド・S」から桜ノ宮苺香です。

もう一つの方のクロスも継続的に投稿する予定です。


それでは、今回もよろしくお願い致します。


俺はいつものように部屋で材木座が書いた新作ラノベを読んでいる。

 

「酷すぎるな。何で毎回、倒置法を使うのか分からない」

 

皆さんも分かるだろうが、材木座の書く小説は色々と間違っている。

いらんところでヒロインは服脱ぐわ、変な技名とか多々出るとかな。

 

「今回もダメ出しは多そうだな」

 

特に雪ノ下は容赦がない。息づきなしで色々改善点を言っていく。まぁ、材木座頑張れ。そんな事を思いつつ、材木座の新作小説に目を通していると...

 

「」コンコン

 

「ん?」

 

ドアをノックする音が耳に入る。

 

「お兄ちゃん、入ってもいいですか?」

 

ノックの主は俺の妹であり天使である苺香だった。

 

「おう、いいぞ」

 

「失礼しますね」

 

そう言って、苺香は俺のベッドの上に座る。

 

「俺になんか用か?」

 

「うん...お兄ちゃんに相談があって...お兄ちゃんはバイトしていますよね?」

 

「ああ...」

 

俺は小遣いを得るために喫茶店「スティーレ」で働いている。

 

「お母さんに聞いたんだけどお兄ちゃんはバイト先の店長さんと仲がいいんだよね?」

 

「そうだな...もしかして、苺香も俺のバイト先で働きたいのか?」

 

「はい....」

 

「そうか、じゃあ店長に聞いてみるわ」

 

「いいの?」

 

「ああ。ちょうどバイト募集してたしな。それに可愛い妹の頼みでもあるからな」

 

 

「ありがと!お兄ちゃん」

 

「⁉︎」

 

苺香はいきなり俺に抱きついてきた。ヤバい...ヤバい...ヤバい...いい匂い...気持ちいい感じが凄くして、理性が持たない...崩壊手前である。

 

「それより何で苺香はバイトしたいんだ?」

 

俺は苺香を優しく引き離し、ふと思った事を苺香に聞いた。

 

「それはね...」

 

俺のふと思った疑問に苺香は答える。理由としては海外留学に行きたいらしくその資金を貯めるためにバイトを始めようと決意し、色々なバイトの面接を受けたが目つきが原因で不採用と失敗続きで、そのことを母ちゃんに相談したら俺のバイト先で働いてみたらどうか、お兄ちゃんに頼んでみたらとのことらしい。

 

「そういう理由があったのか...バイト先のことはお兄ちゃんに任せてくれ。それでも面接はあると思うから頑張れよ」

 

「うん!頑張る!」

 

そう言って苺香は俺の部屋を出る。

 

「苺香の為にもなんとかバイト先を決めてやらんとな」

 

 

俺はそう思いながら、材木座の新作の小説の続きを読んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、翌日の放課後...

 

「ヒッキー!部活行こ!」

 

相変わらず、由比ヶ浜は元気だよなぁ...

 

「すまんが、今日は行けない」

 

「バイト?」

 

「ああ、だから雪ノ下に休みって伝えておいてくれ」

 

「わかった!ゆきのんに言っておくね」

 

「頼んだ」

 

俺は由比ヶ浜に奉仕部を休むことを伝え、バイト先に向かった。

 

 

俺のバイト先は東京の秋葉原にある喫茶店「スティーレ」だ。

俺はオープニングスタッフ時から働いている。オープニングスタッフは俺の他にも2人ほどいる。その紹介はまた後ほど。

 

 

 

そして、俺は店内に入る。店内では麻冬さんが接客をし、紅葉さんがキッチンで料理を作っていた。

 

「八幡どうした?今日は休みだったはずだが」

 

「紅葉さん、おはようございます。ちょっとディーノさんに話があって...それで、ディーノさんって今いますか?」

 

「ああ、いるぞ。事務所に夏帆といるはずだ」

 

「分かりました」

 

俺は、事務所に向かう。

 

「失礼します」

 

「あっ!八幡くん、おはよ!」

 

「ああ...」

 

俺に声をかけたのはオープニングスタッフ時からの付き合いである日向夏帆だ。俺の一つ上の先輩である。最初会った時はお互い、会話等などは無かったが、今では普通に会話をしており、下の名前で呼びあうほどになっている。俺自身そこまでの関係になるとは思ってはいなかった。女の子を呼び捨てで呼ぶなんて昔の俺には出来ないだろう。

 

「八幡くんではないですか。今日はどうしたんデスか?」

 

「ちょっと話がありまして、新しいバイトの子についてで...」

 

「見つけてくれたのデスか!」

 

「ええ、新しいバイトの子ってのは俺の妹なんですけど...」

 

「八幡くんって妹がいるの?」

 

「ああ、一つ下のな」

 

「写真とかはありマスか?」

 

「私もみたい!」

 

「これです」

 

俺は妹の苺香の写真をディーノさんと夏帆さんに見せた。

 

「か、可愛い〜!」

 

夏帆さんは苺香の写真を見て可愛い可愛いとずっと言っていた。

 

「可愛いデスね。すぐに採用しましょう!」

 

「いいんですか?」

 

「軽く面談して採用しマスよ」

 

「ありがとうございます」

 

なんとか、苺香をスティーレで働かせることが出来そうだ。その後、俺はシフト表を提出し、苺香にメールで後は面接だけだと送り、スティーレを夏帆さんと出た。

 

「八幡くんにあんな可愛い妹がいるなんて知らなかった」

 

「そんなにか?」

 

「うん!早く会ったみたいなぁ...あっ!そうだ!今から八幡くんの家に行ってもいい?」

 

「はっ?」

 

「ねぇ...いいでしょ!」

 

「わかった、わかった」

 

「ほんと!やった!」(八幡くんの家、楽しみだなぁ...)

 

どんだけ俺の妹に会いたいんだよ。まぁ、苺香は可愛いから会いたい気持ちは分からんでもない。

 

「ここが、俺の家だ」

 

「大きいね..なんか、「和」って感じだね」

 

「そうか?」

 

そして、俺は夏帆さんを連れ家に入る。

 

「お兄ちゃん、おかえ...り....」

 

玄関では苺香が待っていた。

 

「誰?その女の人?お兄ちゃん、説明してくれますか?」

 

なんか、苺香の表情が暗くなっている。ヤバい感じがするのは気のせいか?

 

「あの子が八幡くんの妹?」

 

「ああ」

 

「写真となんか雰囲気が違うね」

 

「そうだな」

 

「お兄ちゃん、聞いてる?ちゃんと説明してね?」

 

 

「えっとだな...」

 

この後、俺は苺香に夏帆さんのことを説明することになったのだが、一筋縄でいかないと思い知るのはもっと先のことであった。

 

 

 

...続く

 

 

 

ー 軽い設定 ー

 

原作とは違い、スティーレがオープンしたのは八幡が高1の春の時としております。

 

 

・ 比企谷八幡 (本作の主人公)

 

とある東京の高校に通う2年生でスティーレでのバイトは高1の春からしている。店の接客担当は執事。(眼鏡をかけておりイケメン)男子人気No.1であり、女性客が多く店に訪れておりディーノや紅葉は大喜びしている。後は基本的に原作通り。

 

 

・桜ノ宮苺香(本作での苗字は比企谷としています)

 

八幡の妹である高校1年生。お兄ちゃん大好きっ子。

お兄ちゃんに頼んでもらったおかげでスティーレでバイトすることが出来て、お兄ちゃんにもの凄く感謝している。店での接客担当はドS。お兄ちゃんを練習台としてドSに磨きをかける。

 

 

・日向夏帆 (ヒロイン候補)

 

八幡の一つ上の先輩でオープニングスタッフからいる女の子で女子校に通っている。店の接客担当はツンデレ。男性にはあまり耐性はないが、八幡やディーノ、紅葉に対しては普通に会話出来ている。好きな人はいるようでアタックしているが、その相手が難易度が高くゲームクリアより難しいと彼女自身は思っている。後は基本的に原作通り。

 

 

・星川麻冬 (ヒロイン候補)

 

八幡より4つ上のクール大学生。店の接客担当は妹。八幡とはプリキュアの話をよくしたりしている。ディーノに対してはあたりが強い。

後は基本的に原作通り。

 

 

・ディーノ

 

スティーレのオーナー兼店長。アニメ好きなオタクであり、アニメは八幡も好きなので2人はとても仲がいい。後は基本的に原作通り。

 

 

 

・秋川紅葉

 

八幡とはオープニングスタッフからの付き合いである。

百合好きである21歳。そのため、彼女とかはいない。後は基本的に原作通り。

 

 

 

・神崎ひでり

 

見た目は美少女だが中身は男である。八幡と同じ16歳。店の接客担当はアイドル。履歴書には女性と書いていたが八幡とディーノには通用しなかった。八幡は戸塚の方が神崎より男の娘であると思っている。

 

 

 

・天野美雨(ヒロイン候補)

 

22歳の同人作家。ディーノにスカウトされスティーレで働くことに。八幡とはアニメ関連の話で盛り上がり、コミケなどにも2人で参加することもある。後は基本的に原作通り。

 

 

他の俺ガイルキャラも登場予定。

アンチ・ヘイトは無しの方向です。

 

 

 

 




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

それでは、次回もよろしくお願い致します。


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