地雷短編集 (駄文製造機)
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異世界転生
異世界転生 1話


 始めまして、駄文製造機です。ひどい文ですが、アドバイス等頂けると嬉しいです。


?「すまん! ワシのミスじゃ‼」

 

 「え? 何この幼女。土下座なんてしちゃって」

 

?「ワシは神じゃ! 突然だが、お主は死んでしまったのじゃ」

 「死んだの⁉ というかここはどこ⁉」

神「ここは審判の部屋。本来ならば魂の行き先をここで決めるのじゃ」

 「本来なら?」

神「うむ。お主まだ死ぬはずではなかったのでな。転生して貰うことになる」

 「ああ、神様転生ってやつか」

神「話が早くて助かる。本当に申し訳ないことをした」

 「じゃあ、転生特典は俺が選んでもいいよね?」

神「仕方がない。特別じゃぞ?」

 「なら特典は『王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)』にしてくれ‼」

神「強すぎないか……?」

 「誰のせいで死んだと思ってんだ」

神「うっ……」

 「あーあ、これからバラ色の人生を味わえたはずなのになー」

神「……わかった。その能力を授けよう。そこの渦に飛び込んでくれれば転生は完了じゃ」

 「この青いやつに飛び込めばいいのか?」

神「そうじゃ。そうすれば新たな人生の始まりじゃ」

 「じゃあ、もう行くぜ」

神「うむ。良い来世を」

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ここは……草原か? あそこにあるのは馬車だな。……いや、でかいトカゲが引いてるからトカゲ車か? それにしても凄いトカゲだな……あんな重そうなオッサンが載っているのに車まで引くなんて」

 

怪しげな男「待ちな! そこの車‼」

オッサン「なんだね? キミは。この私を大商人マルッコイと判っていて、そんな生意気な口を利いているのか?」

怪しげな男「へっへっへ……お前がマルッコイだってことは、よーく判っているさ。そして、状況が理解出来てないのはお前の方だ。野郎ども、出てこい!」

部下×8「「「「ヒャッハー!」」」」

マルッコイ「なっ……穴を掘って隠れていたのか‼ 気づけなかった! ……貴様ら、最近辺りを騒がせている盗賊団だな!」

盗賊ボス「今更気が付いてももう遅い! 金目の物と……貴様の命を貰おうか‼」

マルッコイ「ひぃっ! 荷物は渡す! だから命だけはお助けを‼」

盗賊ボス「駄目だね。俺の顔を見たからには生かしちゃ置けねぇ。……野郎ども、やっちまいな!」

盗賊部下×8「「「「ヒャッハー!」」」」

マルッコイ「だ、誰か助けてくれ!」

 

 「そこまでにしときな、盗賊ども。どうしても戦いたいなら俺が相手になろう」

盗賊ボス「なんだ、お前は。どこから来やがった!」

 「最初からここに居たさ。ただ、透明になっていただけでね」

盗賊部下「そんなはずはない! 人間が透明になるなんて、おとぎ話の世界だけだ!」

 「そうなのか? だが、そういったアイテムがあるのさ……神話の世界にはな!」

盗賊ボス「ええい、何を訳の分からないことを言ってやがる! お前が何者であろうとも、俺たちはS級の賞金首だ‼ たった一人で何ができるってんだ! さっさと片付けさせて貰うぞ‼」

 「ちょうどいい。特典(ゲート・オブ・バビロン)の強さを確かめたいと思っていた所だ!」

 

 

 

 

 

 

 「口ほどにもないな。王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)の前ではお前程度が何百人いようと同じ結果になるだろう」

盗賊ボス「くっ……お前の顔は覚えたぞ! 今は見逃してやるが、このお礼はいつか必ず返す‼ 野郎ども、撤退だ!」

マルッコイ「……逃げましたな。しかし、奴らを無傷で蹴散らすとは、とんでもないお方だ。名前をお伺いしてもよろしいでしょうか。」

 「そうだな……ヘルトとでも呼んでくれ」

マルッコイ「ふむ、聞いたことのない名ですね……。あなたのような方ならば、大陸全土に名が轟いていてもおかしくないのですが」

ヘルト「ああ、つい先ほど転移魔法で飛ばされきたのさ」

マルッコイ「そこで襲われている私を見つけた、と」

ヘルト「あまりに遠いところから飛ばされてきたからね。ここの常識は全く持ってないんだ。良かったら教えてくれないか?」

マルッコイ「あなたは命の恩人ですからね。喜んで……と、言いたいところなのですが、何分私も忙しい身でしてね。代わりと言っては何ですが、ギルドへの紹介状を書きましょう」

ヘルト「ギルドっていうのは何だ?」

マルッコイ「何でも屋の集まりです。あなたほどの実力があれば、すぐにでも一目置かれるでしょう」

ヘルト「ああ、それは助かる。ギルドまではどうやって行けば?」

マルッコイ「この道をまっすぐ行けば、街が見えてくるはずです。私は反対方向へ用が有るのでご一緒できませんが、門番に紹介状を見せればギルドまで案内してくれるでしょう」

ヘルト「それは助かる」

マルッコイ「では、一筆したためますので、少々お待ちください」

 

 

 

 

 

 



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異世界転生 2話

大変長らくお待たせいたしました。


マルッコイ「では、こちらが紹介状です。こちらは門番に、そしてこちらはギルドにお渡しください」

ヘルト「ああ、ありがとう」

マルッコイ「そしてお礼と言ってはなんですが、こちらの剣も受け取ってください。由緒ある名剣です。あなたの持つ宝剣には見劣りするでしょうが……」

ヘルト「いや、ありがたく貰っておこう」

マルッコイ「危ないところを助けていただき、本当にありがとうございました。またどこかで」

ヘルト「ああ」

 

 

 

 

 

 

ヘルト「この街にギルドが有るのか……」

門番「兄ちゃん、見ない顔だな。この街に何の用だ?」

ヘルト「ギルドに用があってね」

門番「ギルドだって? そんな貧相な体つきじゃ、剣どころか木の枝だって持てないだろうに」

ヘルト「ほっとけ。とにかく、通らせろ」

門番「なら、通行料金を貰おうか」

ヘルト「通行料はないが、紹介状ならあるぞ」

門番「どれどれ……こ、これは! 少々お待ちください」

 

 

 

 

 

 

門番上司「先ほどは部下が失礼しました」

ヘルト「まあ、確かに」

門番上司「マルッコイ様のお知り合いだったとはつゆ知らず……」

ヘルト「あのオッサンそんなに有名なのか?」

門番上司「ええ、それはもう。この国では知らない者は居ない大商人です。ヘルト様はどこからいらしたのですか?」

ヘルト「東にある島国から来た」

門番上司「なるほど。では、この国の身分等はお持ちではない?」

ヘルト「そうだな。この国には来たばかりだから、マルッコイ位しか知り合いもいない」

門番上司「でしたら、マルッコイ様の言う通り冒険者になるのがよろしいかと」

ヘルト「冒険者になるにはどうすれば良いんだ? ギルドへ行けば良いんだよな?」

門番上司「ええ、ギルドへ行けば手続きできます。他国の冒険者になるには推薦状が必要なのですが、マルッコイ様から既に戴いているそうなので」

ヘルト「ちなみに、推薦状が無かったらどうなっていたんだい?」

門番上司「この街を治める貴族様に推薦状を貰うことになるでしょう。元は冒険者だったお方なので、他の方に比べて推薦状が貰いやすいです」

ヘルト「冒険者が貴族になれるのか?}」

門番上司「はい。大きな功績を残したのであれば、その功績によって貴族になれます」

ヘルト「大きな功績と言いうと?」

門番上司「そうですね……自分が知る限りでは、邪竜の討伐や王都に押し寄せたモンスターの大群の撃退などで貴族になっています」

ヘルト「邪竜とか居るんだ」

門番上司「ええ。規格外のモンスターはまだこの地に残っています。相対することが死を意味するような個体も居るので、ギルドに行ったら話を聞くといいでしょう」

ヘルト「じゃあ、そろそろ案内を頼めるか?」

門番上司「では、行きましょうか」

 

 

 

 

 

 

門番上司「ここがこの街のギルドです。では、自分はこの辺で」

ヘルト「案内、ありがとう」

ヘルト「……さて、入るか」

 

冒険者A「ん? 見ない顔だな」

冒険者B「本当だ。新入りか?」

冒険者A「馬鹿言え。あんな軟弱な体つきで剣が振れるかよ」

冒険者B「それもそうだな。持ってる剣は上等だが」

冒険者A「本当にいい剣だな。あんな剣、中々お目にかかれないぞ」

 

ヘルト「……酒場? まあ、ギルドってそんなものか」

受付嬢「こんにちは! ギルドへようこそ! 今日はどんなご用件ですか?」

ヘルト「冒険者になりに来た」

受付嬢「冒険者? ……失礼ですが、紹介状はお持ちでしょうか」

ヘルト「これが紹介状だ」

受付嬢「どれどれ……。なるほど、確かに受け取りました。冒険者登録をするので、こちらに必要事項を記入してください」

ヘルト「……字が読めねぇ‼」

受付嬢「へっ?」

ヘルト「この国の字は読めない。いや、他の国の字も読めないだろうけど」

受付嬢「これは失礼しました。では、読み上げるので口頭で答えてください。まず、お名前から」

ヘルト「ヘルトだ」

受付嬢「ヘルト様っ……と。次に、出身地を聞かせてください」

ヘルト「あー……東にある国、で大丈夫か?」

受付嬢「大丈夫ですよ。最後に、戦い方を教えてください」

ヘルト「魔法になるのか? 中距離から敵を攻撃するのが得意だ」

受付嬢「ありがとうございました。こちらが冒険者の証であるプレートです。なくさないように気を付けてください」

ヘルト「これは銀か?」

受付嬢「はい。本来はD級である鉄製のプレートから始まるのですが、紹介状等の内容によっては最大B級の銀製プレートをお渡ししています」

ヘルト「そこから先は自力でのぼれ、と」

受付嬢「そうです。これから教育係の冒険者を手配するので、あちらの席でお待ちください。何か要望は有りますか?」

ヘルト「特にない」

受付嬢「料理や飲み物も注文できるので、よろしかったらご利用ください」

ヘルト「あー……金ができたら注文するよ」

 

 

 

 

 




感想、アドバイス等貰えると嬉しいです。


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とある魔術の禁書目録
とある魔術の禁書目録 1話


作者はとあるシリーズは詳しくありませんので、ご了承ください。


 「……ここはどこだ?」

 

神「特に名前はない。死後の世界とでも言おうか」

 

 「シゴノセカイ? つまり、俺は死んだってことか?」

 

神「そういう事だ」

 

 「……死因は?」

 

神「バナナの皮で滑って転んだのだ」

 

 「は?」

 

神「後頭部を強打して即死だ」

 

 「バナナの皮って……冗談だろう?」

 

神「いいや、本当だ。あれほど歩きスマホは止めろ、と周囲の人間に言われていたろうに」

 

 「いやいや、俺悪くなくね? バナナの皮がなければ死ななかったわけだし」

 

神「誰が悪いにせよ、お前は死んだのだ」

 

 「で、この流れは転生させてくれるってことだろ?」

 

神「ああ、そうなる。何か希望はあるかね?」

 

 「じゃあ、王の財宝をくれ! 容姿もギルガメッシュにしてくれるか?」

 

神「ふむ。その程度なら問題ない」

 

 「それと転生先は『とある魔術の禁書目録』で」

 

神「心得た。よき来世を」

 

 

 

 

 

 

 「ここは……」

 

一方通行「あァ? 不法侵入してきたくせに俺が誰だか判ってねェのか?」

 

 「げ、まさかの一方通行」

 

一方通行「判ってンじゃねェか。判ってるってことは……死にに来たって事だよなァ!!」

 

 「王の財宝!!」

 

一方通行「おもしれェ能力持ってんなァ……。もっとも、俺の前じゃ剣だろうがミサイルだろうが関係ねェがな」

 

 「だろうね。それが普通の剣だったら」

 

一方通行「どォいう意味だ?」

 

 「あなたは確かに強い。だが、俺の使う能力も決して引けを取るものではない」

 

一方通行「答えになってねェなァ……。どっちが強ェかなんざ、試してみりゃァ分かンだろうが!!」

 

 「くらえ!」

 

一方通行「!? ベクトルが解析しきれねェ。どォなってンだこの剣」

 

 「死ぬ気はないから逃げさせてもらうぜ!」

 

一方通行「チッ、逃げられたか。次に有ったらただじゃァおかねェ」

 

 

 

 

 「いきなり一方通行とか運悪すぎだろ。転生して早々死ぬとこだったぜ」

 「おっ。これはこれは、野口さんじゃありませんか。ほんと運良いなこの体」

 

小萌「拾ったお金は交番に届けなきゃダメですよーっ!」

 

 「あ、こんばんは」

 

小萌「はいはい、こんばんはー……って、私はごまかされませんよ!」

 

 「ちっ……嫌だなー。いくら手持ちがないからと言って、俺が交番にお金を届けないわけないじゃないですか」

 

小萌「本当ですかー? 今舌打ちが聞こえた気がしますけど」

 

 「先生。気のせいだ」

 

小萌「え。でも今確かに……」

 

 「気のせいだよ、先生」

 

小萌「じゃあ、今から交番に行くとしましょう! 先生も付いていきます!」

 

 「あー……ところで、今何時だか分かります?」

 

小萌「まだ8時だから交番は開いてますよー?」

 

 「交番に行く前にパチンコ行っちゃ駄目ですか?」



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