多くの力を借りて僕は英雄〈勇者〉を目指す(ゼルダの伝説×僕のヒーローアカデミア) (油揚げパン)
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幼少期ーゼルダ編
田舎で育った少年01


初めての投稿になります。

ビギナーなので暖かい目でお願いします。


俺は、ヒーローでも、本当のヒーローって何だろうって思っていた。

 

 

なぜかって?

 

強敵に襲われたとき、助け合いの力で困難は変えられると思ったからだ。

 

 

そして普段は人から見られないけど、そこら辺の草、建物、川、森、海や空にだって、住んでる生物がいる

 

この物語は、多くの幻想の産物でしかなかった生物達の力を借りて、

 

本当のヒーローって何かを知ろうとする少年の物語

 

 

 

 

 

 

ここは北海道の特別自然保護区、しかし、中の住人は自分達が保護区にいる事をあんまり知らない

 

 

 

 

トアル田舎の村

 

ここは自然が豊かで、キレイな川も近くに流れている

 

ここに小さな牧場がある。

 

牛や鶏がのんびりしていると、声が聞こえる

 

 

「ご飯出来たよ~」

 

 

母さんの声だ

 

「はーい」

 

僕の名前は牧場 リンク(5才)

個性は…まだわかっていない

 

 

 

「今日はカレーだよ!」

 

僕のお母さんは牧場 織音(マキバ オトネ)

個性「音楽」

自分の楽器を演奏することで、聞いた人の感情を操る

 

 

 

「あいよ~

 

もう少しでエサ終わるから少し待っててくれ~」

 

子牛に牛乳を与えいるのは、僕のお父さん、牧場 守護(マキバ マモリ)

個性「生態調査」触れた動物の状態が分かる。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

自宅内のリビング

 

 

「はーい、ではお残しは…許しまへんべー!」

 

「「いただきま~す」」

 

 

 

モグモグ…「そういえばオトちゃん、病院どうだった?

リンクの個性について聞いて来たんだろ?」

 

ムグムグ…「そーなのよね…個性出ているらしいんだけど…何の変化もないのよね~」

 

 

そう、僕はまだ個性がわかってはいない、レントゲンで、無個性ではないのがわかってはいるのだが、その個性が発揮されたことはない

 

「ねぇリンク、どんな個性だと嬉しい?」

 

モシャモシャ「ん~ボク、色んな友達ができる個性がいいー」

 

「そうか~そんな個性だといいな」

 

柔らかな笑顔で頭を撫でるお父さん

 

 

 

ボクがそう願うのには理由がある

 

それは…

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

トアル幼稚園

 

 

 

「おまえ、まだ個性出てねーの?ダセェ」

 

「ホントは無個性なの隠してんじゃねーの」

 

「無個性はあっち行ってよ!!」

 

 

部屋の中にいるだけでこれだ、ボクは友達がいない

 

無個性ってだけで、ハブられる

何でボクだけ…と何度も思った

 

だからボクはいつも1人

 

 

 

お母さんとの帰り道、

家の近くに湧き水のある泉があり[妖精の泉]とよんでいた、そこには昔、街を守った英雄が来て、神様にあって傷を癒したと言う伝説があるって昔お父さんが言ってた

 

 

僕はここに遊びにきてはお祈りしていた

 

「神様、僕にも友達が出来ますように、そして僕の個性がわかりますように…」

 

 

そんな日々が続く中、小学校で事件が起こった

 

そして、それがこれからたくさんの友達を作るきっかけになる

 

 

 

トアル村

 

 

 

 

 

小学校に入学したリンク

 

 

 

でも本人の足取りは重いままであった。

 

 

 

自分の家族を除いて、周りはみなリンクを無個性だと思っていたからだ

 

 

 

近所の人は、「今時珍しいはね~」と遠くから話しており

 

 

幼稚園で一緒だった奴らは…

 

 

「そいつ無個性なのに、ずーっと個性があるって言うんだ」

 

 

この一言により、孤独を強いられてきた。

 

 

 

個性のせいで…無個性は絶対悪なのかと言わんばかりに責められる

 

 

正直、学校は3日で嫌になっていた

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

通学路

 

 

学校の帰り道、いつも様に、妖精の泉にくるといつもと違って人がいた。

 

 

 

 

でも人と言っていいのかわからない。

 

 

 

カタカタ動く人形のような感じだった。

 

 

 

「ヨウ」

 

 

 

「な!」

 

 

 

突然声をかけられたので驚いてしまった。

 

 

 

「アンタ、オレガ見エルノカ?ナラ遊バナイカ?」

 

 

 

 

 

ボクはとっさに答えられなかったが、不思議と悪い感じではなかった。

 

 

 

「オイオイ、黙リデハワカラナイゼ」

 

イヤ…人形がしゃべったら黙るよ

 

「マアイイ、一緒ニ迷路ゴッコシヨウゼ!オレヲ探サガシテミナ」

 

 

「ちょ !きみはいった…」

 

 

 

 

 

人形は言うだけ言って泉の奥にある森にカタカタいいながら走って行ってしまった。

 

 

 

とりあえず追いかける事にした。

 

 

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

妖精の泉→迷いの森

 

 

 

 

 

森に入るといくつも道が別れている所についた

 

 

 

「どこに行ったのー!!」

 

 

 

大声で叫ぶが返答がない

 

 

 

途方にくれると、返事のかわりに音楽が聴こえる

 

風の様に流れるオカリナや太鼓の音が鳴り響く…

 

 

 

 

「これがヒントなのかな…」

 

 

 

他に手掛かりがないので耳を澄ませながら追いかける

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

「ハァハァ…もうどこだよここ…」

 

 

 

音を頼りに追いかけるが、大分暗くなってきた。

 

 

 

諦めかけた時、広い場所に出た

 

 

 

奥には、木造の教会が見える

 

 

 

中央を見るとさっきの人形がいた

 

 

 

「オメデトウ!君ガ初メテノ最終到達者ダ」

 

 

 

人形はカタカタいいながら踊っている。

 

なにやらうれしそうだ

 

 

 

「ゴホウビダ、ウケトレ!」

 

 

 

人形は背中からラッパを吹くと風が突然強く吹き、そのまま空に吹き飛ばされてしまう

 

 

 

 

 

「うわァァァァァ!!」

 

 

 

ボクは訳がわからないまま吹き飛ばされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

森の神殿→妖精の泉

 

 

 

「…ぁぁぁぁぁあああああ」ザボン!!

 

 

 

 

 

「(水!!?)ぷはー!ハアハア…酷い目にあった…」

 

 

 

ひとまず、水から上がって服を絞る

 

 

 

「なんだよさっきの人形!何がしたかったんだ」

 

 

 

 

 

「オーイリンクー‼何処だー‼」

 

 

 

お父さんの声が聞こえる

 

 

 

「父さーん!」

 

 

 

「コッチカラ声ガシタゾー」

 

 

 

どうやら、結構な騒ぎになっていたらしい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖精の泉→自宅

 

 

 

 

 

「なにやってるんだ、ばかもん!」

 

 

 

ボクは正座でお説教+事情聴取を受ける事になる

 

 

 

 

 

「一体何があったの」

 

 

 

お母さんが心配そうに聞く

 

 

 

そして帰り道に妖精の泉の出来事を話す

 

 

 

 

 

 

 

「……それってこんな音楽じゃなかった?」

 

 

 

お母さんは、フルートを取り出し、迷いの森の音楽を真似しはじめた。…って

 

 

 

 

 

「母さん!何でしっているの!?」

 

 

 

 

 

「お母さんも昔、その人形にあって散々迷った事があるのよ~

 

 

 

その人形は[スタルキッド]っていって、良く子供にイタズラするのよね~

 

 

 

でも到達出来た分だけのご褒美もあった筈よ~

 

 

 

私の時には小さなオカリナだったわね~」

 

 

 

 

 

 

 

ボクは吹き飛ばされただけだったが、お母さんはオカリナを貰えたらしい

 

 

 

 

 

とりあえず疲れたのでもう休む事にする

 

 

 

ベッドに入ると意識を落とした

 

 




友達が人間とはいっていません


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田舎で育った少年02

マイペースで進めます。


トアル村ー自宅

 

早朝

 

 

コケコッコー!!!

 

牧場の主に「朝ごはんくれー!」のモーニングコールをするいつもの朝なのだが、リンクはと言うと…

 

 

「…………ねむ……」

 

 

昨日の迷いの森失踪未遂事件で、体力は回復しきれていなかった。

 

 

疲れた体を無理矢理起こし、花子(子牛♀)のご飯の準備の為、洗面台にゆっくりと向かう

 

 

冷たい水で目を覚まそうとするが、体が重たい、

 

とりあえず顔を拭くため手探りでタオルを取ろうとするがなかなか取れない

 

「ヘイ!タオルハココヨ」

 

「おぉ……ありがと…?」

 

聞き慣れない声に頭に?が浮かぶ

 

 

とりあえず顔を拭いてから声の方を見ると、白く光る球体に蝶々の羽が生えたのが浮いていた。

 

 

「ヘイ!モウ朝ナンダカラ、シッカリシナサイヨ」

 

ボクはしばらく見た後こう結論付けた。

 

「…………まだ夢の中だった……」

 

とりあえずベッドに戻ろうとする

 

 

「ッテ!二度寝スンナヤゴラー!!」

 

白く光る球体は後頭部に向かって体当たりをする

 

「グハァ!」

 

クリティカルヒットで悶絶するリンク

 

 

「~たぁ…痛いって事は夢じゃないの?」

 

「最初カラ言ッテルデショ?」

 

 

…ついていけない状況を打破するため、子供特有の救難信号を発信した。

 

 

叫びである

 

 

 

「…き…ヽ(;゚;Д;゚;; )キャァァァ!!」

 

 

子供特有の周波数の高い声が広範囲に広がり、

 

牧場で鶏に水をあげようとバケツを運んでいた父さんは、バケツをひっくり返し

 

鶏は突然の事に暴動モード突入

 

台所にいた母さんは、目玉焼き用の卵を落とした

 

 

朝からパニックである

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

自宅ーリビング

 

 

緊急家族会議が開かれ、謎の生物に対する質問会になった

 

 

 

「…………すると、君はリンクの体の中から夜中に出てきたってことであってるね」

 

「イエス!!!ソコニイル少年ノ中カラデテキマシタ」

 

 

家族全員、目が点になる

 

「…………オトちゃん」

 

「…………なに」

 

 

父さんはスット椅子から立つと急に姿勢を正した

 

「緊急事案発生!!リンクを連れて至急、病院に向かえ!」

 

「了解!40秒で支度します!」

 

 

 

急に、自衛隊バリの速さで身支度を始める両親に体が硬直してしまうリンクと謎の生物

 

 

「ナ…ナンカコワイ…逃ゲ」

 

謎の生物の背後からスッっと何かが飛んでくる

 

 

 

虫取網だ

 

 

「逃がすかァ!!息子の個性!!!!」

 

 

父さんは居合い切りのように虫取網を横に振り、謎の生物を捕獲

 

 

「あんたぁ!」

 

母さんは机の上に虫籠を置く

 

「ナイス!」

 

 

父さんは、虫取網を兜割りの要領で虫籠に謎の生物をシュートする

 

 

この間、僅か3秒!

 

「アレ!?ナンデ!!?リンク-!」

 

 

「ちょ!父さん!?」

 

 

突然の出来事に戸惑うリンク

 

 

 

 

 

スゥ……ハァー…

 

「ほらリンク!早く準備しなさい」

 

「今夜はお赤飯ね~」

 

 

深呼吸したと思ったら、いつもの感じに戻っている

 

 

…………この両親何者?

 

「助ケテー‼リンク!!!」

 

 

…………そっとしておこう

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

とある村の近くにある病院

 

 

リンクの個性が発動したので、どんな個性か調べに来ていた。

 

「~ん 間違いなくリンク君の個性だね。おめでとう」

 

「やったー‼」

珍しくハイテンションなリンク

 

 

医者の個性は[個性分析]個性の特性を調べる個性で、未然に暴走を止めやすくなるので人気の医者だ

 

「でも…ずいぶん気が立ってるね」

 

「ハヤクダシナサイヨ!!」

 

 

 

父さん達はマイペースだ

 

「ハッハー!さすがリンクの個性だ!」

 

「ホントに良かったわ~」

 

 

 

気が立ってるのは、今朝のやり取りの性だろーが

 

 

 

「じゃあ調べるよ 、リンク君、そこに座って」

 

「あ…ハイ!」

 

医師に言われ、診断室の中央に座る

 

 

「いくよ… ハイアナライズ!」

 

先生の目からレーザーが出てCTスキャンのように調べていく

 

 

リンクは今までで1番緊張している、貧乏揺すりが止まらない

 

 

「解析出来たよ。君の個性は…」

 

「個性は…」

 

リンクは息を飲む

 

「[妖精の力を借りたり、召喚する個性]だね。おめでとう!いい個性じゃないか」

 

 

よっ妖精?

 

「せっ先生、妖精って…」

 

「大丈夫、ちゃんと説明してあげるから、妖精って言うのは、良く、伝承何かに出てくる生物だよ。それぞれ色んな個性を持っていて、色んな所に隠れているものさ」

 

「ハぁ…」

 

イメージの湧かないリンク

 

「例えば、今虫籠にいるのも妖精だよ。君の中にずっと隠れてたね。この子の能力は[楽器]特定の楽器になって、メロディを奏でることで、色んな効果を発揮出来る個性だね。そろそろ出してあげよう」

 

医者は虫籠の蓋を取った

 

「アーセマカッタ」

 

 

 

「音楽については君のお母さんの方が詳しいから、そっちから聞くといいよ。……たくさんの友達が出来る素晴らしい個性だよ。後はきみの頑張りと、使い方だね」

 

 

「!………ありがとうございました。先生」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

病院→自宅

 

自室で個性について考えるリンク

 

「それにしても妖精かぁ…正直ピンと来ないな」

 

「大丈夫!私ニマカセテ」

 

「任せてって…そういえば名前聞いてなかったなぁ、なんて名前?」

 

「名前ナンテナイヨ?デモ、昔、緑ノ服ノ人ニ[ナビィ]ッテ呼バレタ事ガアルヨ………アンマリ覚エテナイケド」

 

「そっかぁ…じゃあナビィ!これからパートナーだよろしく!」

 

リンクは手を伸ばす

 

「ワカッタワ!私ガ世話シテアゲル!」

 

ナビィは掌に乗り嬉しそうだ

 

「お手柔らかに頼むよ(^-^)」

 

 

するとリンクの右手が光出した

 

「な!何が!」

 

光が収まった後右手の甲を見ると変な模様が出来ていた。

 

「ナビィ…これわかる?」

 

「シラナーイ」

 

手の甲には三角を3つピラミッドみたいなマークがついた

 

「まぁ…後で解るかぁ お休み~」

 

今日も色々あったので泥のように眠るリンクだった

 

 




主人公の個性が発動しました。
次は効果についてです。(* ̄∇ ̄)ノ


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個性を発揮する少年01

急激にアクセスが増えて嬉しく思います。
評価もしてくれるだけで、ありがたく思います。
お気に入りに入れてくれた方、感謝します。

ビギナーの恥ずかしい小説を見てくれる人がいる全ての人に、感謝します


とある村ーとある牧場

 

 

早朝

 

 

コケコッコー!!!

 

いつもモーニングコールに覚醒する

 

「…………ねむ…ッ!」

 

机の上に小さな座布団の上に寝ている?(座っている?)光る球体に少し驚くと、ふっ と思い出す

 

「そうか…今日から個性持ちだった……\モー-/…っといけない、花子のミルク準備しなきゃ」

 

花子のミルク準備の為、専用哺乳瓶を取りに倉庫に

向かう

 

途中で母さんにすれ違う

 

「あらリンク、おはよう…昨日の妖精さんは?」

 

「おはよう…まだ寝てる、後あの妖精って[ナビィ]って言うらしい」

 

「あらそぅ~ 後で起こしに行かなくちゃね~ 花子ちゃんのご飯先に終わらせちゃいなさ~い」

 

「はーい」

 

とりあえず倉庫に向かう

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

倉庫

 

 

奥にむかうとポリ容器にゴム性の牛乳首のついた哺乳瓶を捕り、採乳室に向かってミルクを確保

 

 

moー

 

花子はリンクを見ると嬉しそうにしている

 

「オーイ朝ごはんだよ」

 

花子は勢い良くミルクを飲む

5L位のんでしまう

 

花子の朝ご飯が終わると牛舎の扉を開き、放牧させる

 

これが最近の日課である

 

 

そしてやっと自分達の朝ごはんである

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

牧場→自宅

 

 

自宅の食卓を見るともう朝食が出来ており、ナビィもいた

 

「…………牧場ノ朝ハ早ィノネ」

 

……ナビィは何故かボロボロである

 

 

…………そっとしておこう

 

 

 

「あら~来たのねぇ~、先に食べてしまいなさい……お残しは許しまへんべぇ」

 

「いただきま~す」

 

 

朝ごはんを食べていると、母さんから何か箱を持ってきた。

 

「これが、昔、迷いの森の記念品よ~ 子供用だからリンクにあげるから、放課後に練習しに来なさい」

 

 

 

母さんがくれたものは、木製のオカリナだった

 

 

オカリナを見たナビィは何故かプルプル震えている

 

「アァ…入タイ衝動ニカラレルゥ」

 

 

ナビィはオカリナにアタックするとオカリナに入った

 

 

オカリナは模様が浮かび、少し見栄えが良くなった。

 

 

「…………このオカリナって妖精の収納機能あったのねぇ~」

 

 

[妖精のオカリナ]をゲットした。効果は不明

 

 

「じゃあ、はやく学校に行ってきなさい」

 

「はーい」

 

リンクはオカリナに着いていた紐を首にかけて、学校に向かう

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

自宅→学校

 

「おい また無個性がきたぞ」

 

みんなが一斉にリンクを見ると首から下げてるオカリナが目にはいる

 

「何か首から下げてるぅ 生意気~」

 

 

「ボクは昨日、やっと個性が解ったんだよ、効果はまだわからないけど、出ておいでナビィ」

 

首から下げてるオカリナを少しノックをするとナビィが出てくる

 

 

「ハ~イ!私[ナビィ]リンクノ個性ヨ ヨロシクー」

 

ナビィはリンクの頭上をぐるぐる回る

 

 

 

「なんだよ、やっと出たのかよ…でも効果わかんなきゃいみないじゃん」

 

 

「でも可愛いぃ~」

 

 

ナビィはクラスの女子にオモチャにされている

 

 

……………そっとしてお

 

「タスケテー!リンクー チョッ羽ハヤメッ」

 

…………そっとしておけなかった

 

「朝からなに騒いでらっしゃいますかぁ」

 

入り口から先生が入って来た

 

リンクは昨日の個性発覚について事情を説明する

 

 

「おぉ~やったじゃない!リンク君!そうゆう事情なら仕方がないはね。 ほら!ホームルームを始めるわよ」

 

「「「はーい」」」」

 

 

そして激動の1日が始まる事をリンクは知らない

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

学校ー午後

 

今は音楽室で授業中

 

「はーい、では音楽の授業をします。鍵盤ハーモニカを準備してください」

 

「「「はーい」」」

 

 

リンクは何気無く準備していたが、オカリナがカタカタ動くのに気が付く

 

 

何となく耳を澄ませるとナビィの声が聞こえる

 

「ナンデ私ヲツカワナイノ…ナンデ!!?」

 

 

どうやら鍵盤ハーモニカに嫉妬しているようだ

 

 

 

 

……………そっとしておこう

 

 

「はーい、では今日は童謡の『さくら』」の練習をします。準備はいいですか? せーの!」

 

 

 

みんな一斉に鍵盤をたたく、バラバラだが一様出来ている

 

 

リンクは鍵盤ハーモニカはあまり得意ではない

 

外しまくる音にナビィがキレた

 

 

「チョット!イイ加減ニシナサイヨ!!何回外レレバ気ガスムノ」

 

「そんな事言っても、それを学ぶ時間なんだから…」

 

 

「モーイイ!私ヲ使イナサイ!」

 

ナビィはオカリナから出ると鍵盤ハーモニカに入る

 

すると鍵盤ハーモニカはカタカタ動いた後変な模様が浮かぶ

 

「サア!私ヲヒキナサイ!」

 

「ちょ 不味いんじゃ…」

 

先生が慌てるリンクに気が付いたようだ

 

「リンク君!何しているの?早く引きなさい」

 

「あーもぅ、どうにでもなれ!!」

 

 

鍵盤に息を送って触った瞬間、よく解らない一体感が生まれる

 

まるで、ダンスでリードをしてくれるベテランの先生見たいに

 

今までにない快感に初めて「音で遊ぶ」、ということしているようだ、正直楽しい!

 

 

童謡のさくらを引き終わると周りが凄く見ている事に気付く

 

「すごい!こんなにキレイなサクラを聴くのは初めて!」

 

先生が褒めてくれた、すると窓から暖かい風が入って来てそれが桜吹雪となる

 

 

みんなで外を見ると、もう散ったはずの桜が満開になり、梅の木等の春を告げる草花がみんなキレイな大輪の花を咲かせる

 

 

「……………うそぉ」

 

リンク本人が1番驚いている

 

「これがリンク君の個性…なんて美しい…」

 

先生が春の草花で満ちたグラウンドを見ている

 

「まるでお花の国見たい…」

 

みんながざわめき始める

 

「マア!コンナモンネ」

 

自慢気にリンクの上でぐるぐる回るナビィ

 

 

「お前、スゲーじゃん!」

 

「こんな個性なんだ…やべぇ」

 

リンクは桜の近くに何かが飛んでいるのが見える

 

「ナビィ、アレなに?」

 

 

「ドレ?」

 

 

リンクは桜の近くに飛んでいる小さな女の子を指差す

 

「アレハ、春ノ妖精デ…名前ガ確カ……[リリー・ホワイト]ッテイッタキガスル」

 

「へー、ホントに色んな所にいるんだな。妖精って」

 

 

感心していると春の妖精がこっちに気付いて急速に近づいてくる

 

びっくりしたリンクはそのまま尻餅をついてしまう

 

「あなたがここの春を目覚めさせた人?」

 

突然話掛けられた妖精にリンクは頷くことしか出来なかった

 

「そう…あなたが気にいりましたわ!お友達になって下さい」

 

春の妖精は手を伸ばす

 

「はぁ…」

 

リンクは突然の展開に着いていけず、取り敢えず手を取ることにする

 

 

するとまた、ナビィの時見たいに右手が光出す

 

周りがパニックが起きると光が収まっていく

 

「私は春の妖精リリー・ホワイト、リリーでいいですよ。」

 

 

リンクは、春の妖精と友達になった

 

本人が意図しないうちに…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ココまでありがとうございました。


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個性を発揮する少年02

続きを進めます。


学校ー職員室

 

 

先生達はリンクの対応に追われていた。

 

 

Pllllll

ガチャ「はいこちらカカリコ小学校……はい申し訳ご

Plllll

ガチャ「はいこちらカカリコ小学校……はいただいま対応して

Plllll

ガチャ「はいこちらカカリ……農協の方で…はい…

 

 

 

職員室では先生方が電話の対応に追われている

 

何でも近くの農家で突然、苺が育ったり、急に増えた花見客で交通が塞がれたり、ゴミの発生、騒音など問題が発生しまくっており、その中心が小学校で「桜が咲く前にキレイな音が聞こえた」というタレコミにより

 

 

 

教師陣、パニックである

 

 

そんな事を知らないリンクは、学校が臨時休校したので、なにも知らない子供のテンションで、妖精の泉に遊びに来ていた。

 

 

「神様のおかげで、個性と新しい友達が増えました」

 

いつもお祈りが、感謝の言葉になっていた。

 

 

リリーは、「私の力を貸して欲しかったら、またメロディを奏でなさい♪いい!絶対だからね!もっと春を増やすのよ!あはは!他にも春を教えなきゃ!まーたねー!」

 

言うだけ言って春一番の様にさっていった。

 

ナビィの話だと、頭の中は花畑だからほっといていいらしい

 

取り敢えず、ボクは、時間が空いたので、しばらく釣りをしてから帰る事にした。

 

 

川にも影響があったのかあまり見ないハイラルヤマメやアメマス等も釣れた。

 

アメマスは父さんの好物であるのでキープする

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

妖精の泉→牧場

 

 

牧場の放牧エリアでは、父さんが牛にブラッシングをしていた。

 

「父さーん!!」

 

気付いてこちらを振り向く

 

「おぉリンク!今日は早いけど学校はどうした。今日はなんだか風が暖かいね~」

 

 

「何か解らないけど、休校になったから、釣りをしてから帰って来た」

 

取り敢えず、釣れたアメマスを見せる。

 

「アメマスじゃないか!今の時期に珍しい!お母さんに渡して来なさい」

 

 

「はーい」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

放牧エリア→自宅

 

 

勢い良くはいると母さんに父さんと同じ質問されたので、説明して、アメマスを見せる

 

 

「あらやだ!アメマスじゃない!今夜は塩焼きね♪……後、夕食の後、何曲かお母さんの知っている曲教えてあげるから、後でオカリナ持って来なさい」

 

「わかった~」

 

 

そう言って、アメマスを預けた

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

夕食後ーリビング

 

 

これから母さんの音楽教室が始まる

 

「さぁ、準備はいい?これから教える曲は2曲、どれもお母さんのお母さん…つまり、おばあちゃんから教えてもらった昔からある音楽よ。なんでも伝承の勇者が良く奏でていたらしいわぁ」

 

学校での出来事の火中にいたリンクは、かなり楽しみで仕方がなかった

 

 

「早く!早く!」

 

「ハイハイ、いくわよ」

 

 

母さんはいつものフルートを奏でて手本を見せる

 

~~~♪♪~♪~♪♪~♪

 

お母さんの個性が発動し、森の中の爽やかな風に吹かれたようなスッキリした気分になる

 

「この曲は[サリアの歌]っていって、迷いの森だとよくスタルキッドが奏でているわぁ」

 

リンクも真似してみる事にした。

 

「ヘイ!カモン」

 

ナビィがやる気を出してオカリナに入る

 

~~~~♪♪~♪~♪♪~♪

 

「おー上手い上手い」

 

母さんに褒められた

 

リンクは[サリアの歌]を覚えた!

 

 

オカリナが輝く

 

「あら~ナビィちゃん大興奮ねぇ~」

 

「ヘイ!早ク!次ノ曲オシエナサイ」

 

上機嫌なナビィ…

 

「ハイハイ、次はお父さんの牧場に伝わるの歌よ、動物が良くリラックスするらしいわぁ」

 

 

♪~♪~♪♪~♪♪~♪

 

リンクも後に続く

 

♪~♪~♪♪~♪♪~♪

 

リンクは[エポナの歌]を覚えた

 

またオカリナが輝く

 

 

「まさか一発で覚えるなんて、いい耳しているのね。…あら…もうこんな時間、今夜は遅いからもう寝なさい。」

 

 

「はーい」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

自室

 

「今日は、何か色々あったけど、こんなに楽しい日は久し振りだなぁ」

 

「私ノオカゲヨ!感謝シナサイ」

 

ハイハイ お休み~

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

とある牧場ー牛舎

 

早朝

 

コケコッコー!!!

 

 

何時もの朝、朝飯寄越せコールに目が覚める

 

顔を洗って下に行くがいつもと違う事に気付く

 

家に誰もいない

 

何時もなら母さんがパンを焼いているが、パンの匂いもしない

 

 

不安になり、外を見ると両親があわただしく動いている

 

 

 

取り敢えず、何時の花子にミルクをあげに向かう

 

 

花子は順調に育っている。

 

今日の牛乳は7リットル飲み干したが…

 

何かおかしい

 

何故か解らないが、非常に元気だ

 

そして何より、まるで、この世界で一番好きなものを越える物を食べて、トロ顔になったグルメな男のような顔をしている

 

 

何か良いことでもあったのかな?

 

 

取り敢えず牛舎の扉を開けるが、また不思議なことに誰も外にでない

 

いつのなら、ゆっくりと放牧エリアのお気に入りポイントに移動を始めるのに

 

やっぱり、何か変だ

 

 

取り敢えず、自宅に戻ろうとすると声が聞こえる

 

「リーンク!!ちょっと手伝え!」

 

父さんの声が搾乳エリアの方から聞こえる

 

 

…やっぱり何かが起こっているようだ

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

搾乳エリア

 

 

10頭程の牛が搾乳器に入っているが何やら牛の行列ができている

 

 

「リンク!何故かしらないが、何時もより1頭当たりの牛乳が多くて、手が足りない!そこに手搾り用の道具があるから後ろから搾っていってくれ!母さんは今、隣の人から容器を借りに行ってもらってるから」

 

 

どうやら結構切迫詰まっているらしい

 

「は~い…よっと、こっちこ~い」

 

取り敢えず、鼻輪の紐を引き、体験学習用の柵に牛を繋ぎ、手で搾っていく

 

 

結構な重労働だ

 

1頭搾り終えかけるといつの間にか後ろに牛の渋滞が出来ていた

 

早く!と言わんばかりに背中を顔で押す牛達

 

リンクは顔を引きつらせながら「コレ…アカン…」と心に思っていた

 

 

結局終わったのは何時もより3時間以上掛かって搾乳が終わった。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

自宅

 

 

「お疲れ様…取り敢えずご飯にしましょう…学校にも連絡しておくわ…」

 

母さんは、簡単に朝食を作り始めた

 

「「…………」」

 

ボクと父さんは机に伏せている

 

 

「…取り敢えず、牛乳の加工業者は早めに来てくれるし……久々に疲れた~…」

 

父さんは肩を回しながら一息落ついた

 

 

何時もより遅い朝食を食べて学校に向かうのだった

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

牧場→学校の通学路

 

 

トテトテトテ…

 

何時もより人がいない性か静かであるが、何かが後ろから着けてくる音がする

 

後ろを振り向くが、なにもない

 

 

また歩き出すが、やっぱり、何かがついてくる…

 

 

「……(だーるーまーさーんーが…転けた!)」ザ!

 

急に振り向いたのが効いたのか10センチ位の小人が転んでいた

 

「せい!」ズシャー…

 

取り敢えず捕獲に成功!

 

「はわわわわわwwww」

 

「ナビィ、この小人解る?」

 

 

「コイツハ科学妖精ネ!甘イ菓子ト楽シイコトガ大好キ!タマニ信ジラレナイ位変ッタモノヲ作ルワヨ…デモ普段ハ建物ニ隠レテイルハズ…」

 

 

取り敢えず持っていたミルクキャンディーを上げて落ち着かせる

 

 

 

「何で、ついてきたの?」

 

「人間さん、昨日、笛吹いた、妖精の友達の音楽、だから来た、でも初めての人間さん、どうしていいか、わかんなかった、こんな音楽」

 

科学妖精は草笛で、その音楽を真似する

 

 

「…どうやらサリアの歌の効果見たいだな…近くにいる妖精を呼ぶ事が出きるのか…」

 

「…トイウコトハ、今朝ノ牛乳パニックハ[エポナの歌]ノ効果ッテコトネ」

 

 

 

「取り敢えず、教えてくれてありがとう。これ、他の仲間にあげて」

 

ミルクキャンディーを幾つかあげる

 

「おお、これが噂の山吹色のお菓子!」

 

意味は分からないが…多分それ、違うよ

 

「じゃあ、またね」

 

取り敢えず学校に向かうのだった

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

学校

 

 

今朝の出来事に、疲れ気味だが学校に到着

 

「個性をわかってから、随分忙しい気がする…」

 

 

「ソンナニ疲レタオッサンノ顔シナイ!」

 

…ナビィはなぜそんなに元気なんだ?

 

「ハイハイ…」

 

ガチャ

 

 

「おはよー」

 

皆より遅い登校をしたリンク、すると扉近くのクラスメイトが話かけてきた

 

「お!花咲かリンクが来た!」

 

「ねぇ、あの話聞いた?」

 

何か話題になってる事があるようだ

 

「? なに」

 

「昨日の春の件でハイラル城下町にある。プロヒーローチームが調査に来ているらしいよ」

 

「何でも、登録のない個性だから、正体を調べるんだって、母さん達が行ってた」

 

「ハイラル城下町か~一回行って見たいよな」

 

ワイワイガヤガヤ

 

リンクは内心焦っていた、もしかしたら犯罪だったんじゃないかと

 

 

 

ガチャン

 

もう授業の時間だったか…先生が入ってきた

 

「またうるさいわよ!…あらリンク、おはよう」

 

「先生!ハイラル城から調査が来ているって本当ですか?」

 

「どこから聞いたのかは、知らないけど、来てますよ。リンク君、まだ登録されて無かったみたいね。今回は規模と効果を調べて、登録の際に補足として書き足すための調査です。後で生徒指導室で調査の人とお話あるから、放課後に来なさい。そんなに怯えなくても大丈夫です。」

 

取り敢えず、捕まる心配は無さそうだ

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

カカリコ村

 

ハイラル城下町にあるヒーローギルドから派遣された二人は、調査に入っていた

 

 

リンクルとラナは取り敢えず、街中の聞き込みから始めていた

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

リンクル、個性[狙撃]弾道を予測線としてとらえ、必ず必中させる、但し武器によって範囲が変わる

 

 

ラナ、個性[魔法事典(マジックブック)]本に書いてある魔法を再現する個性、但し、使えば使う程の血糖値が下がる為注意が必要

~~~~~~~~~~~~~~~~

番茶屋

 

 

「ここのプリン美味しいよ♪♪ラナも食べなよ!」

 

プリンに舌づつむ新人ヒーロー、コッコマスター・リンクル

 

「あんたねぇ(怒)ここには調査できてんでしょうが!」

 

ツッコミを入れる新人ヒーロー、白魔女・ラナ

 

「でもこのプリン、伝説の勇者を窮地に追い込んだ鶏の卵を使っているのよ!ご利益ありそうじゃない」

 

リンクルは勇者マニア…ヒーローの資格を取った際におばあちゃんから貰ったコンパスを大切にしている

たまにドが過ぎる事がある

 

「もう交配が進んで別の種になってるわよ!この勇者オタク!」

 

 

「いやぁ♪それほどでも」

 

「誉めてないわよ!!たく…」

 

呆れるラナ…

 

「でもラナ、ここだけ本当に春になっているね。」

 

「始めに依頼が来たときは、出任せかと思ったけど、本当だったわね。もしこれが本当に個性の暴走なら…」

 

番茶屋の横にはサクラが満開で咲き乱れている

 

「その人、ヤらなきゃならないね♪」

 

 

「ヒーローが人を殺すな!」

 

…可愛い顔してドキツイ事を言うリンクル

 

 

「まあいいけど…すみませーんプリン追加2つ」

 

「まだ食べるの!?もう何個目よ!」

 

※6個目

 

「数えるの面倒デース!」

 

「うがー!!」

 

更にキレるラナ

 

そして店員はプリンを運んでくる

 

 

「プリン追加でーす。」カチャ…

 

「きゃは!来た来た♪そいえば店員さん、どうしてこの街あったかいの?」

 

店員にこの春について聞いてみたリンクル

 

「理由は…ちょっとわからないですねー、でも小学校を中心に春になってるって他のお客様が、いってましたね」

 

 

「そ♪ありがとう」

 

 

「はい!お仕事終了!おやつターイム」

 

「まだ仕事終わって無いわよ!この後小学校に行くわよ!アポ取っているんだから」

 

「えぇ~…わかりました~…」

 

 

…………これは、調査?

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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サブストーリー「ミルク」

今回はエポナの歌を聞いた牛から出来た牛乳のお話


牛乳

 

通常は工場にて殺菌され、瓶等に入れられたり、遠心力を使って生クリームにされている

 

 

ここでは個人ブランドの牛乳を検査し、瓶に詰め、各地の小売りに送られていく

 

しかし

 

 

今回、とある牧場の牛乳が少し変わっている、

 

「牧場さんの牛乳、何かが変じゃないか?」

 

「でも、成分検査で特に問題無かったゼ」

 

 

「でもよー牛乳って…輝いているっけ?」

 

「前に工場の電球LEDにしていたからその性だろう」

 

「そりゃそっか…」

 

 

工場員の手により、殺菌処理されて、瓶に詰められた牛乳は各地に送られる

 

 

その牛乳の効果を知らないまま。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

東京ー雄英高校

 

 

食堂

 

 

この飯処は、農協に契約しており、より優れた食材を無駄なく、かつ、効率良く届いてくる

 

 

ここの飯処を管理しているプロヒーロー「ランチラッシュ」

 

彼の個性は「栄養管理」触れた食材の栄養が分かる

 

あくまでも栄養がわかるだけで調理技術は彼個人の長年の修行によるもの

 

 

そこに、例の牛乳が届いた

 

 

「ニンジン、ピーマン、ジャガイモ、椎茸、……牛乳、?牛乳?」

 

 

ランチラッシュは異変に気付いた。この牛乳他の食材と違って人一倍輝いている

 

「 ……個性発動…たんぱく質、カルシウム、ミネラル、ビタミン類…特に栄養が高いだけで問題ないな」

 

特に考えることなく、ただ栄養の高いだけの牛乳だと思っていた。

 

ランチラッシュはそのまま仕込みに入る

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

お昼休み

 

飯処はラッシュピークを迎えており、生徒や先生方で賑わっている

 

 

「いてて」

 

「大丈夫?右足」

 

ここはヒーローを目指す学生が大半なので怪我も絶えない

 

「大丈夫だろう、午後は座学だけだし」

 

 

怪我をした生徒は、特に気にすることなくカレーセット(カレーライス・サラダ・牛乳)を頼む

 

 

「気を付けなよ、傷残っちゃうよ」

 

心配した生徒はグラタンを頼む

 

しばらくすると奥から料理が出てくる

 

「あいよー!カレーAお待ち!グラタンお待ち!」

 

ランチラッシュの掛け声の元、お盆が出てくる

 

「どこ行く?」

 

「そこ空いているぜ」

 

 

何となく空いた席があったのでそこに座る

 

「モグモグ…さっきの場合どうすればよかった?」

 

「そうだね…パクパク」

 

「…ミルクうめぇ~どこの牛乳だ?」

 

今日の牛乳は何時もよりウマイのか、おかわりする人もいた

 

いつもの風景だが…それは食後、器を返すときに起こった

 

 

 

「「うぉ!」なに!?」

 

体が突然光出し、ピンクの丸い羽のはえた生物が出てくる

 

謎生物は生徒の体をぐるぐるまわった後空に行ってしまった

 

 

突然起こった、食堂の出来事に周囲がざわめき始める

 

 

すると他の生徒も同じ現象が起きる

 

 

「一体…何が起こっている!」

 

「おい!だいじょうぶか!?」

 

「あ…あぁ、問題…あれ?怪我が治ってる!」

 

 

ガヤガヤ

 

 

どうやらミルク系の注文した生徒だけ起こった現象のようだ

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

職員室

 

 

「では、先ほどの昼休みに起こった事件について、ランチラッシュ先生、仕入れの時に変わったことはありませんか?」

 

食堂での出来事で緊急会議が行われていた

 

 

「いや…特に変わったことは…あ!何時もの牛乳!朝の時輝いてました。」

 

ランチラッシュ先生は、変わった牛乳を思い出した

 

「もっと早く報告してください!!テロだったらどうするのです!」

 

「どうやら、調べたら各地に同じ現象が起こったようだな…病院、美食クラブ、スーパー…今、農協は電話対応をされております。」

 

 

「今回の牛乳騒動、どこの牛乳だ?回復するならもっと買いたいんだが…」

 

「確かになんだな、これが(ディラン)にまわったら…」

 

「「「「無敵集団完成…」」」」

 

根津校長「今回の件、早めに調べて、生産者を保護してください!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

都会でこんなことが起きている事を知らない牧場家は…

 

 

マモリ「……ZZzzz」

 

牛達とお昼寝していた

 

 

 

 




今回もありがとうございました。

初めてヒロアカと絡みましたが、本格的にからむのはもっと主人公が育った後です。

ランチラッシュの個性、解らなかったので自分で作りました。

また( `・ω・´)ノ ヨロシクー


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個性を発揮する少年03

何時も見て頂いている方ありがとうございます。



学校ー生徒指導室

 

 

授業が終わって、放課後、みんなが思い思いに移動しているなか、リンクは生徒指導室の前にいた

 

先生の話だと、ハイラルから来たプロヒーローが来ているとのこと

 

リンクは緊張気味に扉をノックする

 

「はい」

 

中から先生の声が聞こえる

 

 

「リンクです。」

 

 

「どうぞ~」

 

ガチャ…

 

「失礼します」

 

 

リンクが入ると女の人が二人いた、青い色と部厚い本が特徴の人と、椅子の横にボウガンを二丁置いてる緑の人だ

 

「初めまして、ハイラルにあるヒーローギルドから来ました。リンクルです。」

 

「同じく、ラナです。」

 

美人な人だが、緑の服の人は話しやすそうだ

 

 

 

 

「早速で悪いけど、君の個性から聞いてもいいかしら?」

 

リンクルが話かけてきた

 

「は…はい、ボクの個性は…お医者さんは妖精の力を借りるのと、召喚するのって言ってました。」

 

 

「…妖精って?」

 

 

 

「今出します。出て来てナビィ」

 

オカリナをノックする

 

すると光の球体が出てくる

 

「私ナビィ、ヨロシク!」

 

ナビィがリンクの頭上をくるくる回る

 

あっけにとられる二人

 

「…キレイ」

 

 

「…なるほどね、どんな事をできるの?」

 

 

ラナはペンと紙にメモを取り始めた

 

「えっと…音楽が出来ます。音楽によって効果が変わります。」

 

 

「メモメモ…今ここでやっても大丈夫なのがあれば、やってみて欲しいけど…大丈夫?」

 

そう聞かれて考える

 

「え…えっと……[サリアの歌]なら大丈夫だと思います。近くにいる妖精を呼ぶだけなので…」

 

「!…[サリアの歌]?本当に[サリアの歌]なのね!」

 

食いつき気味に質問してくるリンクル

 

「ビク!は、はぃ…」

 

 

 

 

「(こら!怯えちゃったじゃない)」

 

小声で怒るラナ

 

 

「(ごめん!伝説の勇者の関わりのある曲だったから…つい」

 

悪気は無かったと言う顔をするリンクル

 

「(全く…)ごめんね、怖がらせちゃって、早速やってくれる?」

 

 

「はぃ…ナビィ」

 

「ハリキッテイコウ!」

 

ナビィはオカリナに戻るとリンクは吹き始めた

 

♪~[サリアの歌]~♪

 

ガタガタガ!

 

部屋の本棚や机が揺れ、植木鉢の植木が光る

 

プロヒーローの二人も驚いて周りを見渡す

 

 

「呼ばれたー」

 

「おやつかー」

 

「てんしょん、あげあげだぜー」

 

机と本棚から出てきたのは科学妖精だ

 

…自分のポケットからも出てきた…今朝の転けた奴だ

 

「お久しぶりですー」

 

さっきぶりじゃないか

 

「……これが…妖精…初めて見るわね」

 

ラナは冷静に見るが…リンクルはオモチャを見つけた子供みたいな目をしている

 

「~~~(なにコレー!超持ち帰りたいんですけど!)」

 

 

 

「コレは科学妖精って言います…主に建物や人工物にいるらしいです。…甘いお菓子が好きです。……何が出来るのかはわかってません」

 

「じゃあ♪あそこの鉢の上にいるのは?」

 

リンクルが指を指した先にあった。鉢の上を見ると体が緑の葉っぱの仮面を着けた40cm位の奴がいる

 

「あれは…わかりません。…ナビィわかる?」

 

「アレハ「コログ」植物妖精、成長ヲサポートシタリ、元気ノナイ植物ニ活力ヲアタエルヨ」

 

「今近くにいるのはコレだけです。」

 

するとまたラナが紙に何か書いている

 

 

「…メモメモ……なるほどね…最近、ここら辺の季節が春になったのは?」

 

 

 

「それは…授業で童謡のさくらを演奏したら…」

 

 

「春になっちゃったと…」

 

 

 

「はい…」

 

…やっぱりどっかに連れて行かれるのだろうか

 

 

「……よし!書類作成終了!スゴい個性だね。姉さん感心しちゃった!」

 

渡された紙には『個性届け(特殊)』と書いてある

 

「これをお母さんに渡して、市役所に出せば個性届けが受理されるはずだから必ず渡してね。」

 

これが個性届けなんだ…

 

「そういえばリンク君、個性の名前、まだ決めていないの?」

 

リンクルは個性の名前を聞いてきた、そんな事初めて知った

 

「…名前決められるのですか?」

 

 

 

「そーだよ♪カッコいい名前決めないと!君の場合[妖精の音楽(フェアリーミュージック)]とかかな?気に入らなかったら後でも変えられるし♪」

 

[妖精の音楽(フェアリーミュージック)]」

 

 

何か気に入ったので、これにする事にした

 

初めましての妖精がナビィだし、ピッタリだと思う

 

「…それにします。」

 

「よし!個性名も決まったし、もう帰って大丈夫よ」

 

リンクルは元気にリンクを送り出した

 

「…わかりました…ありがとうございました。」

 

 

手紙を持って帰る事にした。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

学校ー生徒指導室

 

リンクが帰った後、でラナは表情を曇らせる

 

 

「…?どうしたんですか?そんなに怖い顔しちゃって」

 

先生が心配して声をかけた

 

「…あの子の個性、…ちょっとヤバいかも…」

 

「…と言うと?」

 

「近くにいる妖精って条件があるとはいえ、季節変えちゃう位強力な個性よ。もし悪い妖精の力で発動したら…」

 

リンクルが話を聞いて、そこまで深刻だとは思わなかった

 

「それは大丈夫でしょ♪さっきの妖精さんばかりなら、ああいう性格の子は、大丈夫ですよ。普通の子なら自分の力を自慢するけど、あの子はしなかった、つまり力にも使い処がわかっている子よ」

 

 

「……なぜそう言える」

 

「でなきゃ個性を見せてっていった時、周りに影響が出ない曲を選ばないもの、町を春にしちゃう程の個性なのに……あの子の目、人を信じていない目だった、きっとツラい経験をしている、なのにあの気遣う性格、悪い使い方は絶対しない」

 

すると先生はリンクの事を話始めた

 

「……あの子つい最近まで、無個性だったからいじめられてばかりだったからですかね。」

 

 

「…間違った成長しない為にも、大人がしっかりしないとね♪」

 

「なら、まずそのサボり癖とぶっ飛んだ性格直さないとな」

 

 

「ラナってヒドーイ( TДT)私は将来、勇者になるんだからね!」

 

「勝手に言ってなさい。本部に帰るわよ」

 

「はーい、では先生、ありがとうございました。」

 

「こちらこそ、ありがとうございました。」

 

 

 

今回の調査結果をギルドに報告の為、ハイラルに戻るのであった。

 

 

「ついでにゴロンゴシティの温泉に行かない?」

 

「仕事が先よ!!」

 

遊びたいお年頃なリンクル…

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

通学路

 

 

リンクは歩いていると、倒れている何かを見つけた。

 

恐る恐る近づくと、さっきのとは違うコログだった…様子がおかしい

 

 

「コノコログ…枯レ始メテル!」

 

「え!大変だ!えっと水、水…ここからだと妖精の泉が近い、行こう!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

通学路→妖精の泉

 

コログを連れて来たリンクは、泉の中に一緒に入っていく

 

「ダメだ、戻る気配がない…どうしよ」

 

「………デクノ樹サマナラ」

 

ナビィが何か思い当たることがあるようだ

 

「デクノ樹サマナラナントカ出来ルカモシレナイ…」

 

「場所は?」

 

「森ノ神殿ヨ…デモ場所ガワカラナイ…」

 

 

「森の神殿?迷いの森の奥にあるお寺?」

 

「ソウ…デモ迷イノ森ハ、森ノ住民ジャナイト、迷ッテシマウワ」

 

「…オカリナを使って、森にいる妖精さん達に聞けないかな?」

 

 

 

「……考エテモ仕方ガナイワネ、ソノ手デイキマショウ!」

 

リンクは枯れたコログを抱え走り出した

 

 

「もう少し頑張って、きっと助けてあげるから!」

 

 

リンク達は森の神殿に向かうため、妖精の泉を抜けるのであった

 

 

 

 




読んで頂きありがとうございました


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森の神殿01

転職サイトで、適職診断したらデザイナーと言われました。




迷いの森

 

 

入り口を抜けると、以前とは違い、音がしない、森の静けさが、人を拒んでいるかの用だった。

 

 

「ジャア、始メマショウ!」

 

 

リンクは、オカリナを構え、サリアの歌を奏でる。静かな森の中にオカリナの音色が響き渡る

 

 

♪~[サリアの歌]~♪

 

 

奏で終わると、森の木々が光出す

 

 

するとコログと松ぼっくりにタコをくっつけた奴もいる

 

 

「ごめんね!お願いがあるんだ。このコログを助けたい‼森の神殿まで、案内できませんか?」

 

森の妖精達は互いに顔を合わせる

 

 

「ハヤク案内シナサイ!デグナッツ!」

 

すると一匹のデクナッツが案内してくれた

 

「……わかったっピ、ついてくるっピ!近道するっピ」

 

 

そう言うと、森の土壁に近づき、植物に向かってラッパの様なものを吹く

 

 

土壁から蔦が伸びていたが、子供が通れる位の穴が現れる

 

「早く行くっピ!」

 

「あ…ありがとう!デクナッツさん」

 

 

穴にはいると薄暗い闇が覆っていた

 

「暗いのこわい…でも進まなきゃ!」

 

「こっちだっピ!」

 

 

デクナッツが案内してくれるみたいだ。少し安心した

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

迷いの森→森の神殿

 

 

「ついたっピ!」

 

暗く細い迷路をの様なトンネルを抜けると最深部の教会の所まで来れた

 

 

「ここまでありがとう!」

 

 

スタイルキッドがいた広場を抜けると細い一本橋を渡る

 

 

神殿の入り口に人形が2体立って入り口を塞いでいる

 

 

「こんなところに人間?珍しいんダナー」

 

どうやら門番の様だ

 

「このコログを助けたいんだ。通して欲しい」

 

すると一体がリンクの頭を撫でて何かを確認している

 

「…………お前さん、森の試練は突破しているみたいダナー、この曲を引くんだなー」

 

 

♪♪~♪~♪♪♪~♪~♪♪

 

 

リンクは焦りながらも、メロディを真似する

 

♪♪~♪~♪♪♪~♪~♪♪

 

リンクは[森のメヌエット]を覚えた!

 

 

するとオカリナが光った後で、体に変化がおこる、髪の毛が植物の蔦の様になり、体を包み込んでいく

 

「なに!なにがっ!うわーーーーーーー!」

 

 

リンクはしばらくすると落ち着き、デグナッツみたいな姿になった

 

姿を確認すると人形達は退いてくれた

 

「この神殿はコログかデグナッツしか入れないンダナー、」

 

「でも、今なら大丈夫なんだナー、これが試練の報酬なんだなー」

 

 

 

……どうやら、母さんにオカリナがあったように、ボクにも、報酬として変身出来る能力が備わっていたらしい

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

神殿の中に入ると、広間があって奥に中庭が見える。奥に向かうと一本の大木を中心に小川が流れているところに出た。葉っぱの階段を登っていくと、大きな葉っぱになり、葉っぱの中心に立つと上に上がっていく

 

 

5mほど上がったら止まった

 

 

「…珍しいナッツがきたの~」

 

突然の声に驚くリンクであった

 

 

森の神殿ー中央部

 

 

リンクが声のする方を見ると、大きな顔があった

 

「初めましてかの~君の様な森の試練はかなり珍しい、わしはデクの樹、森の主である」

 

木が喋っている

 

「さて…今日は何かようじゃ?」

 

 

「!!このコログを助けたいんだけど」

 

そう言って抱き抱えたコログを見せる

 

「どれどれ……あい、わかった、まず…」

 

「マズ…?」

 

 

「この子をワシの近くに流れている小川の源流に連れていき、お主は山頂にある楽器を手に入れるのじゃ」

 

「楽器?」

 

「そうじゃ、お主は妖精のオカリナを持ってはいるが、その姿ではオカリナは使えまい」

 

 

確かにこのデグナッツの姿ではオカリナを使えない

 

 

「そこでじゃ、4階の奥に儀式に使う、デグナッツでも使える楽器があるはず、練習用の物をお主にあげよう」

 

「わかった!4階だね」

 

 

リンクは川を登っていき源流の所にコログを半分水に浸けて、後はナビィに任せる事にした

 

「マコレ!近くにおるかの~」

 

デクの樹サマが大声で呼ぶと空からコログが花をプロペラにして飛んで来た

 

「はい!デグの樹サマー!」

 

マコレと言われるコログが花を使って空から降りてきた。

 

「このナッツを楽器の倉庫まで案内してやっておくれ」

 

 

「了~解しました!ナッツさんついて来て下さい!」

 

 

「ナビィ、じゃあ行ってくる」

 

「気ヲツケテネ」

 

枯れたコログはナビィに任せる事にした

 

「こっちです!」

 

マコレは花を使い、どんどん上昇していく…って!

 

「ボク飛べないんですけどー!」

 

リンクの声に気付いたマコレが降りてくる

 

「し、失礼しました!さっきまで人間さんでしたね。えっと…デグナッツは両手を上にあげるとデグの葉クローバーが出ますのでそれで飛べます。あとシャボン玉を作ったり、種を高速で放つ事が出来ます。まず…そこのデグの花の中に入って下さい。」

 

マコレが指?を指した方を見ると明らかに不気味な大き花が咲いていた。

 

「…あれに入るの?溶かされない?」

 

「人間が入ると食べられますが、デグナッツは吹き飛ばされます。」

 

 

「…わかった……えい!」

 

デグの花に入ると勢い良く真上に吹き飛ばされた!たっ高い‼

 

「うわーーーーーーー!」

 

「早く!両手を上に!」

 

急いで両手を上にあげると、両手からデクの花が出てきて回り出す。

 

「……は、初めて飛んだ」

 

「そのまま上昇気流に乗って上に行きましょう!」

 

マコレの動きにあわせて着いていき4階のエリアに到着

 

「…やっと足がついた」

 

4階は吹き抜けになっており、近くに大きな鳥が旋回している

 

「さぁ!行きましょ…」ガブ!

 

マコレは意気揚々と進むが、大きな鳥に捕まってしまった!

 

 

「タースーケーテーーーー!」

 

 

「おいーーーーーーー!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

森の神殿ー4F

 

 

マコレが鳥に拐われてしまった!

 

「ま、まてー!」

 

 

リンクは鳥のおこす風に煽られてしまう、羽やチリの含んだ風がデグナッツになったリンクを襲う

 

 

「へ、ヘックション![ポン!]風が…」

 

くしゃみの時に口から種が出た。

 

「そうだ!種をぶつけて落とせばいいんだ、でも…どうやって…」

 

 

相変わらず鳥は旋回している。

 

 

「お困りですです?」

 

 

ポケットから科学妖精が顔を出しているって

 

「まだいたんだ…それより、マコレが拐われたんだ、あの鳥を下ろしたいのだけど…」

 

 

「あの鳥ですか?」

 

「そうなんだけど…」

 

「リンクー、あわあわ、出ます?」

 

 

「あわあわ?バブルの事?」

 

「あわあわ、出すです。鳥を呼びます」

 

 

「えっと…わかった。やってみる!」

 

リンクは、泡を作って飛ばした

 

「ではいきます!はいやー」

 

妖精が泡の中に入ってどんどん上昇していく、すると笛を取り出し、両手を前に出す

 

「ピ!ピ!ピ!、ピ!ピ!ピ!、ピ!ピ!ピ!ピ!ピ!ピ!ピ!」

 

三三七拍子をしだした。

 

「え…そんなんで来るわけ…「ピエー!」…きたよ…」

 

リンクは良く狙いを定めて、種を解き放つ

 

「いけー!」pon!

 

リンクの放った種は鳥に命中!マコレと科学妖精が落ちてくる。

 

「マコレー!!」

 

リンクは落下地点に泡を放つ!

 

 

「あーーーームニュ!」

 

 

なんとかクッションが間に合った…

 

「なんとか助かりました…ありがとうございます。今度こそ楽器を取りに行きましょう!」

 

 

倉庫にたどり着くと、肩から担ぐラッパの様なものがあった。たしかにこれなら吹ける!

 

「じゃあ、戻りましょう!ナビィさんも待っていますよ。」

 

 

「よし!急ごう!これで助けられる!」

 

 

リンクは吹き抜けから飛び降り、デグの葉クローバーでパラシュートの様に降りていく

 

ーーーーーーーーーーーーーー

森の神殿ー1階ー源流

 

 

ナビィが心配そうに、コログの回りをウロウロしている

 

 

「…ぃ」

 

「ナビィー!」

 

「遅イ!!何シテイルノ!」

 

「ゴメンゴメン!早速お願い!」

 

リンクは楽器を出すと、ナビィが中に入り、楽器に模様が浮き出る

 

 

リンクは、[デグのトランペット]を手に入れた!

 

 

森主「よし!ならばマコレのメロディに乗せてこの曲を奏でるのじゃ」

 

 

デクの木の隙間からメロディが聞こえる

 

♪♪~♪♪~♪♪♪~♪~♪♪♪♪

 

リンクは聴こえてきたメロディを真似する

 

♪♪~♪♪~♪♪♪~♪~♪♪♪♪

 

マコレも合わせてバイオリンをチェロの様に使い、メロディを奏でる

 

♪♪~♪♪~♪♪♪~♪~♪♪♪♪

 

♪♪~♪♪~♪♪♪~♪~♪♪♪♪

 

初めてのデュエットに新たな力を感じ、メロディを楽しんでいた。

 

リンクは[癒しの歌]を覚えた!

 

 

メロディが終わると、コログが光出す、緑色、でも優しい光で包まれている

 

 

「見テ!コログノ体ガ…」

 

 

「治った…よかった~」

 

リンクはその場で寝そべった。一気に疲れが来たようだ

 

 

森主「本当に良くやったのぅ、[癒しの歌]は、相手に掛かった、呪い、毒、病気、後は、鎮静効果、等があるからのぅ、泉には外傷は治せても、内面は治らないから正解じゃったわい」

 

 

「今日は本当にありがとうございました。ナッツさん」

 

マコレは手を伸ばす。

 

「ナッツじゃなくてリンクだよ。」

 

マコレの手に触れると右手が光出す

 

「…キレイですね~リンクさん、またセッションしましょう!秋の儀式にも顔を出して下さい。♪」

 

 

「…わかった。また一緒にやろう!」

 

「リンクさん…今日は本当にありがとうございました。…ボクのヒーローです。」

 

「ヒーロー…ボクが?」

 

「はい!ボクにとってのヒーローです♪」

 

するとデクの樹サマがしゃべり出した

 

 

「良かったのぅ、ワシがまだ苗木の頃の少年を思い出すわい、その子も当時、大人になって伝説の勇者と呼ばれとったの~」

 

 

 

「デクの木様って伝説の勇者を知っているの!?」

 

リンクは母さんの昔話で出てくる勇者の話は好きだった

 

「昔の話じゃ、その子もいじめられっ子で、良くここに来てたわい」

 

「そうなんだ。…意外」

 

「だからリンク、もし、ヒーローを目指すならば、その先、勇者にもきっとなれる!」

 

「勇者…」

 

「勇者とは、ヒーローの中のヒーロー、すべての種族の思いを力に変えて、皆を守ろうとする先駆者、それれが[勇者]じゃ!」

 

「…………勇者」

 

 

「まあ、時代の流れもあるから一概には言えないがのう!…でもコログを助ける為に尽力してくれた事に森の一族として感謝する」

 

 

「…ありがとうございます。こちらこそ」

 

 

「…………あっと、言い忘れとったが、もう1回[森のメヌエット]を奏でると、元に戻るからの」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

リンクはマコレの言葉がこだましていた。

 

「(リンクさんは、ボクのヒーローです。っか)」

 

 

「ねぇナビィ」

 

「ナニ?」

 

「ボク、将来ヒーローを目指すよ。手伝ってくれるかい?」

 

 

「任ナサイ!」

 

「ぼくも~」

 

科学妖精もポケットから顔を出して返事をした

 

「そうだね、科学妖精君、良かったら君の名前、[ケミィ]にしたいんだけどいいかな?」

 

 

「ぼくのなまえ?ケミィ?」

 

「うん!君の名前!」

 

「ぼく、ケミィ!」

 

リンクの右手がまた光る

 

「よろしく!ケミィ」

 

リンクは科学妖精ケミィと友達になった

 




ありがとうございました。


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修学旅行01

主人公は小学生五年生になります。今回からペルソナ要素が入っています


とある村ー牧場

 

 

通学路

 

リンクは小学五年生、今日から二泊三日修学旅行である。

 

森の神殿の救出後、良く遊びに行き、コログやデグナッツ達と遊んでいた。

 

ヒーローを目指そう、て決めたけど、正直、何をして良いか解らなかった。

 

ボクは、教室から浮いている事はあまり変わらない、正直、森にいる方が楽しい、

 

 

個性を持っても、持って無くても、立ち位置は変わらなかった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

学校

 

校庭にバスが来ている

 

「はい!今日はゴロンゴシティにいきまーす。」

 

先生が校庭に来たバスの前で案内している

 

「おい花咲かリンク!手ぶらだけど、どうした?また忘れてきたか?」

 

横にいるクラスメイトが話して来た

 

「いや、持ってるよ。」

 

 

ケミィと仲良くなってから、あるアイテムをもらった。

 

少し大きが腰に付けたらカッコ良かった石板…その名もシーカーストーンと言うらしい

 

 

 

[シーカーストーン]

 

最近出回り始めたハンディパソコンの様に、タッチパネルで[ポーチ][カメラ][ケミィのアイテムボックス][通信機能(インターネットとメール)][地図][ナビィのミュージック]にフォルダ分けされている

 

ケミィにどうやって作ったのか聞いたが、「なんとなく」としか答えてくれなかった。

 

ポーチには、道具の収納機能がついており、ケミィいわく、200kg迄収納可能らしいので必要な物はそこに入れといた。

 

ケミィのアイテムボックスは、ケミィが作ってくれたアイテムが入っている

 

現在[クローショット×2][アイアンブーツ][パチンコ]が入っている

 

森で遊ぶ時に必要なアイテムだ、空飛ぶコログ相手に鬼ごっこの時[クローショット]

 

デグナッツとシューティングする時の[パチンコ]

 

ヒーローとしての基礎体力作りに[アイアンブーツ]

 

 

父さんもオートメーション搾乳機&ブラッシング機、母さんは全自動食器洗い機を作ってもらい、ケミィはお礼に、レアチーズケーキをもらっていた……商売上手である

 

 

ナビィのミュージックは、今までの音楽と効果のメモになっている

 

他の説明はいらないだろう

 

 

窓を見てると岩で出来た家が沢山見えてきた

 

もう少しで、目的地のゴロンゴシティに到着するらしい

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

ゴロンゴシティー中央部

 

皆がバスを降り始めた

 

「やっとついたー!」

 

「オレいちばーん!」

 

わらわらと降りて、集合する降りたらガイドっぽい人がいた

 

ゴロン族っぽく見える服を着ている、おばちゃんが笑顔を振り舞いている

 

「皆さんこんにちは!今日は私がこの街の案内をします。みんなよろしくね」

 

「「ハーイ!」」

 

リンクは近くにあった岩に違和感を感じる

 

「リンク君、どうしたの?」

 

クラスメイトが聞いて来た

 

「何かこの岩、生き物みたいだなぁって…」

 

するとガイドの人が教えてくれた

 

「その岩は、ゴロン岩とって、昔住んでいたゴロン族にソックリなので、そう呼ばれてます。町の至るところにあります。」

 

メガネのクラスメイトがガイドに聞いてみた

 

「へー…今はいないの?」

 

「ん…大分前から突然見なくなった感じはしますねー、では資料館からご案内しまーす。」

 

 

その後資料館に行き、町の歴史を勉強して、今日泊まる旅館につくのだった

 

 

この街が異変に巻き込まれている事に気づかないまま夜を迎える

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ゴロンゴシティー旅館

 

 

多目的ホール

 

 

夕食後、ゴロンゴシティの芸能学習として、芸能団体による、演奏会が開かれていた。

 

リンクは初めて見る楽器とその音に夢中になっている

 

サンバの様なテンポの良いメロディに心から楽しんでいた。

 

ゴロン族の扮装をした格好のオッサンが軽快に楽器を叩く

 

「この楽器は、スチールパンっていうんだ!♪昔炭鉱で壊れたドラム缶から作られており、仕事が終わった後は、みんなで集まって、踊ってリフレッシュしたらしいぜ♪やってみたい子はいるかな?」

 

…………オッサンが勧めるが、誰も手を上げない

 

「恥ずかしがりなんてナンセンス!…そこのオカリナの君!」

 

オッサンから指名を受けた

 

「ぼく?」

 

「そう!君だ!オカリナを持っているってことは音楽大好きなんだろ~♪」

 

すると1番前にいた女子が止める

 

「ダメ!!ーリンクは止めといた方が…個性[妖精の音楽(フェアリーミュージック)だし…]」

 

 

クラスの皆が大きく頷く…ひどい

 

しかしオッサンは逆に興味を持った様だ

 

「そんな素敵な名前の個性なんて、素晴らしいじゃないか!さあ!こっちに来て!」

 

先生は戸惑いを隠せない

 

他の生徒もざわめき出す

 

リンクはリンクで、ナビィがいない事に気づく

 

 

「いいかい?自分の動きに合わせて叩くんだ♪」

 

♪~♪♪~♪♪~♪~♪♪~♪♪~♪~♪♪

 

オッサンは手本を見せてくれた…簡単そうだ

 

リンクはスチールパンを見ると、いつもの見馴れた模様が出ている。もうナビィが入った後のようだ

 

半分諦めてスチールパンを叩く

 

 

♪~♪♪~♪♪~♪~♪♪~♪♪~♪~♪♪

 

「上手じゃないか!♪このまま続けて♪」

 

 

♪~♪♪~♪♪~♪~♪♪~♪♪~♪~♪♪

 

♪~♪♪~♪♪~♪~♪♪~♪♪~♪~♪♪

 

 

 

このサンバのリズムが、みんなを強制的にサンバダンスに巻き込む

 

 

♪~♪♪~♪♪~♪~♪♪~♪♪~♪~♪♪

 

遂には、隠れていた妖精や金魚鉢のキンギョ、たまたま近くにいた他の客、事態を受けてきた従業員、みんなサンバのリズムに一緒になって踊っていた。

 

「「う~…サンバ!」」ビシ!

 

掛け声もあって、リンクはノリノリになって周りが見えなくなった!

 

 

♪~♪♪~♪♪~♪~♪♪~♪♪~♪~♪♪…

 

~一時間後

 

夢中になって叩いていたので周囲に気付かなかったリンク

 

 

「タノシカッタ!!」

 

ナビィはすごく満足そうだ

 

 

終わった時には、みんなが汗だくで倒れていた

 

 

「あれ?」

 

 

「…………りーんく…」

 

肩で息をしながら芸人のオッサンは答えた

 

「…………もう免許皆伝でいいヨ、ぶ、ブラザ~…それもあげる…」

 

 

リンクは[熱血のスチールパン]を手に入れた!

 

リンクは[灼熱のゴロンゴサンバ、メドレー]を覚えた!

 

「……もう一度やったらみんな元気になるかな?」

 

 

「マタヤルノ!任セナサイ!」

 

 

 

慌て出す倒れた生徒達

 

 

「おい!誰か…誰かアイツを止めるんだ!」

 

 

「もう…無理……腰が…足が…」

 

「頼む!もうやめてくれぇ…」

 

 

 

…………やめた方が良さそうだ

 

 

この後、先生と警察に物凄く怒られた…「試して」って言われたのに理不尽である

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

客室

 

 

23:57

 

 

みんなは、泥の様に眠っている

 

リンクは、さっきの事で目が覚めていた

 

「…もうすぐ0時か…」

 

 

そしてこの街で起こっている奇妙な事に巻き込まれる

 

 

ピッピッピッポーン 00:00

 

 




何時もの見てくれてありがとうございます


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修学旅行02

ゼルダ風味のペルソナがムズい


ゴロンゴシティー旅館

 

00:00

 

 

さすがに寝ようと布団に潜ろうとするが、異変に気付く、イビキが突然しなくなった。

 

隣の人の顔を見ると、石になっている、流石にこれはないだろ!

 

「…………ナビィ、ケミィ起きて、緊急事態だ」

 

 

ボクは、シーカーストーンの中で眠る、ナビィとケミィを起こす

 

「ナニヨ?コノ時間ニ…」

 

「……夜食ですか?」

 

「トラブルだ、人が石になってる、他の所も確認したい、一緒に来てくれ」

 

 

「……ドウヤラソノ様ネ」

 

「カチカチーです」

 

とりあえず、他の部屋を見ると、やはり石になっている

 

 

外はどうだろうか?

 

 

街の調査に向かう事にした。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

ゴロンゴシティ

 

 

街の外では、さっきまで歩いていた人ぽいのが石になっている

 

 

「どういう事?これ」

 

 

「さーです、人間さん達、石になっている」

 

 

もう少し見てみよう

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

中央部に近づくと、何やらズシンと物音が聞こえる様になってきた。

 

 

 

中央部、広場

 

 

 

何やら岩が動いている?

 

良く見るとゴロン岩とガイドの人が、言ってたのが集まって何かをしているようだ

 

 

声をかけて、どんなリアクションをとるか試す、念のため、クローショットを右手に持ち、すぐ逃げれる様にする

 

「あの~すみません、よろしいですか?」

 

ゴロン岩?は一斉にこっちを見る

 

 

 

「!!半年振りのお客さんだゴロー」

 

 

「久しぶりなんだゴロー!!」

 

 

「いらっしゃいなんだゴロ」

 

 

 

……結構友好的だった

 

 

「とりあえず、お話していい?」

 

リンクは、昨日修学旅行で来た事、ガイドさんによると少なくとも数年ゴロン族を見ていない事、00:00になったら、人間が石になっていた事を話した

 

 

「…………てことは、おら達、別の世界にいるってことだゴロ?」

 

「道理で、人間みないゴロ!」

 

「何とかしないとゴロス」

 

 

「どうするゴロ?」

 

「族長に聞いて見るゴロ!」

 

 

「「「「そうするゴロ!」」」」

 

 

……話が纏まって、族長に会う事になった

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

ゴロンゴシティ北部、商店街

 

 

メインストリートの一番奥にある、大きな岩の家に来た

 

 

「ここが族長の家だゴロ」

 

中に入って見ると、すぐに相撲の土俵があり、奥に祠の様なものがあって、族長?と思われる首にスカーフを巻いたゴロン族がいた

 

「ユン族長!お話があるゴロ」

 

ゴロン族の人?がユン族長に声をかけた

 

「今、それどころじゃないゴロ、旧ゴロンゴシティにいる化け物を……って何で人間がいるゴロ!?」

 

 

…………とりあえず、族長と情報交換をする事にした。

 

族長は原因をなにか知っているようだ

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

族長の家

 

 

「は、初めまして、自分はユンと言うものです。…どうやってここへ?」

 

 

「どうもご丁寧に…リンクと言います。」

 

 

リンクは、ここに来た状況を伝えた

 

 

「…………やっぱり、人間が来なくなったのは、あの化け物の所為だゴロ、一体どうすりゃいいゴロ!?」

 

 

ユン族長は頭を抱えて悩み始めた。

 

 

「…とりあえず、その化け物について話できませんか?」

 

 

事情を聞く事にした

 

「ゴロン族の問題だからあれだども、わかったゴロ、半年位前に、カボチャにマントの妖精が来たらしいゴロ、でもそいつ、旧ゴロンゴシティにある炭鉱の跡に入ったら、ランタンから変な火を吹いて来たゴロ、ゴロン達で押さえようとしたんだが、どうもすり抜けてしまい、外に逃げたと思ったら、おっきくなってしまったゴロ、とりおさえようにも触れねえし、火を打ってくるしどうしようもないゴロ…」

 

 

また族長は頭を抱え始めた。

 

 

「…………なにか解決方法ある?」

 

ナビィとケミィに聞いてみた

 

「聞イタ話ダト…ソイツオソラク[ジャックランタン]ダト思ウケド、モシソウナラオカシイ、子供好キノ、オ調子者ノハズヨ」

 

「オバケならアイテムで何とかなるかもです。」

 

ケミィはなんとかなるって言ってきた

 

「それ本当ゴロ!?」

 

「材料とお菓子、要求するです。」

 

ケミィ…こんな時までお菓子要求かよ…

 

ユン族長は家の奥に走り、素材になりそうな物を持ってきた

 

 

「材料ならそこに、炭鉱から取れた鉱物があるゴロ!」

 

案内してくれたゴロン族は外から箱を持って来た

 

「お菓子ならこれをやるゴロ!」

 

ケミィは、温泉饅頭&大福をもらった!

 

「これなら大丈夫ですね~、サクッといくのです」

 

 

 

 

…………ケミィ…大丈夫かな

 

少し寝よう

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

3時間後

 

 

 

 

「でーきた、ですね~」

 

ケミィは煤汚れて奥から出てきた

 

 

「本当かゴロ!?」

 

 

 

ナビィは掃除機を見せてきた

 

 

「これは?」

 

「オバケすいとる奴です。ボタン押すと吸い込みます。」

 

 

リンクは[オバキューム]を手に入れた!

 

「…………だいじょぶ?これ」

 

 

 

「もし、行くなら族長として、おらも着いていくゴロ」

 

 

討伐にはユン族長も来てくれるそうだ

 

リンクは、事態の打開の為、旧ゴロンゴシティに向かうのであった

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

旧街道

 

 

 

歩きながら旧ゴロンゴシティに向かっている

 

「旧ゴロンゴシティは、炭鉱の街で、そこら辺に鉱物がいっぱいだったゴロ、地面は滑り止めの為、鉄で出来ている所もあるゴロ、たまに雷で、磁石みたいになっている所もあるから注意するゴロ」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

旧ゴロンゴシティ

 

 

町の中央には鉄塔があり、その周りをカボチャのオバケが飛んでいる

 

 

「(アイツなんだゴロ!)」

 

ユン族長が討伐対象のカボチャのお化けを指指して教えてくれた

 

一息入れて気合いを入れる

 

 

「いくよ、みんな!」

 

 

「「おー」ゴロ」

 

戦闘開始!

 




ブレスオブザワイルドよりユン坊登場


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修学旅行03

ジャックランタン戦開始


旧ゴロンゴシティ

 

中央部、

 

鉄塔の近くにいるジャックランタンの背後にこっそり回り込むリンク達

 

 

「…………どうするゴロ?」

 

 

ユン族長がこっちを見ている

 

「ボクの個性は不意討ちが出来ない…だから何とか引き釣り下ろすからアタックをお願い出来ます?」

 

 

「……わかったゴロ」

 

「ナビィとケミィはいつもの通り、鬼ごっこスタイルで」

 

「「了解」なのです~」

 

 

鬼ごっこスタイル→クローショットを使い、立体移動が出来るようになる

 

配置はシーカーストーンにケミィ、アイテム交換担当

 

オカリナにナビィ、状況確認と変身音楽担当

 

 

最後に顔に手を当て、気合いをいれていく

 

「…………よし…いくよ!」

 

 

 

まず、パチンコにて、牽制

 

 

「いけ!」

 

デグの実がジャックランタンに向かっていくが、すり抜けてしまう

 

 

 

 

「YAAAAAA!HAAAAAAAAAAAA!!!!」

 

 

こっち向かってランタンを向けてきた

 

「高音波反応アリ!デカイノ来ルワヨ!」

 

「よっと!」

 

リンクはクローショットを使い、近くの鉄塔に飛び付いた。

 

「AGIRAOOOOOOOOOO!」

 

ジャックランタンのランタンから火炎放射が放たれる

 

「マジかよ…おい!」

 

 

自分達がいた所の地面がガラス化している

 

今度はランタンをこっちに向けてきた

 

 

「ヤバい!」

 

バス!キュイーン

 

 

クローショットを使い、反対側の壁にある作業用の窓にあった金網に引っかけ、移動する

 

「とにかく、良く観察しないと…」

 

 

「りんく、りんく~」

 

ケミィが声を掛けてきた

 

「どうした!?」

 

 

「あのカボチャ、頭に変なのついてるです~」

 

「頭!?ってまた来た!」

 

 

バス!キュイーン

 

今度は、作業用の見張り台に飛び付く

 

頭を見ると、明らかに青色変の石が刺さっている

 

 

でも、攻撃をすり抜けてるんじゃ狙っても…でも他の手がないので、とりあえず考えた事はやってみる

 

 

「ナビィ!オカリナ!」

 

「ハイヨ!」

 

♪~[森のメヌエット]~♪

 

リンクはデグナッツになる

 

「gyaーーーーー」

 

ランタンから炎が放たれていく

 

 

リンクは炎の上昇気流に乗り、デクの花をプロペラにして、高度を上げてジャックランタンの頭上にいく

 

 

「……いまだ!」PON!PON!

 

リンクから放たれるデグの実は、石を直撃する

 

「GAーーーーーーーー」

 

 

ジャックランタンは苦しみ出した

 

「チャンス!!」

 

 

 

リンクはオカリナで元に戻り、クローショットで頭の石を掴む

 

 

「オリャーーー!」

 

リンクはアイアンブーツを履いて重さをつける

 

「オーチーローーーー!」

 

 

重さに耐えきれず、ジャックランタンは地面に落ちた

 

 

「今だ!ユン族長!アタック!」

 

 

「おう!」

 

 

ユンは丸くなり、行き良い良く転がりながら体当たりをぶつける

 

 

「gyaha!」ガスン!

 

もうフラフラになっているジャックランタン

 

 

リンクは着地して体制を立て直そうとするが…

 

「こんの!…なんだこの地面!?アイアンブーツがくっつくぞ!」グイグイ!

 

 

身動きが取れないままでいた。

 

ジャックランタンがまた空に逃げようとする

 

「逃げられちゃうゴロ!」

 

 

リンクは必死に考えた!その時、足が固定されている事がヒントになった。!

 

 

「ユン族長!転がりながらこっち来て!「でも」早く!」

 

「…わかったゴロ!いくゴロ!」

 

 

リンクはそのままクローショットをユン族長に引っ掛けコースを変えさせ、近くの物にぶつけ、はね上がった族長をジャックランタンにぶつける!

 

 

「いっけー!ゴロンチェーンハンマー!!」

 

ジャックランタンの額の石は砕け、地面に落とされる

 

 

すると、紫の煙がジャックランタンから立ち上る

 

 

「リンク!今です!すいとるです」

 

「すいとるって…あれか!」

 

ケミィからのアイテム、[オバキューム]を使い、紫の煙をすいとる

 

「吸い込めー!!」

 

紫の煙は、オバキュームに吸い込まれていった。

 

「AGYAAAAAA…」シュイン…

 

 

すべて吸い込み終わると、朝日が上り始める

 

 

「……終わった…のか」

 

「やったです!」

 

「ヤッホウ!」

 

 

「解決だゴローーーーーーー!」

 

リンクは力なく、座り込むのであった

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

旧ゴロンゴシティ

 

 

「やったゴロー!!リンクのおかげゴロ!!」ブン!ブン!

 

「へう!ふな!あう!」グアングアン

 

リンクは族長に振り回されていた。

 

 

「アワワワワWW」

 

「ソンナニシタラ死ンジャウ!」

 

 

 

「あの~…」

 

伸びてたと思ったジャックランタン

 

 

「!!まだやるかゴロ!!」

 

 

「イイエ!滅相もねぇ!むしろ礼を言わせてくだせぇ」

 

 

リンクは変化にキョトンとしている

 

 

「今回は、ありがとうごぜーやした!オイラ、変わった石があったからお土産にと思って触ったら、変な煙を吸い込んでしまったっす」

 

 

「そんな事が、あったんだ…」

 

「でも、やっとスッキリしました。礼をさせてください!」

 

 

「と…言われても…」

 

「アンさん、リンクって言いましたよね?妖精の力を使えるなら、力を貸すッス!」

 

 

そういうとジャックランタンは光出し、右手の模様の中に入った

 

「えぇ~~~!」

 

入った瞬間、頭の中にメロディが流れ込む

 

「ツー頭が…」

 

「!だいじょぶだゴロか?」

 

「何とか…」

 

リンクは[ハロウィーンのテーマ]を覚えさせられた。

 

「助けてほしかったらいつでも呼ぶッス!」

 

 

「……どうやらはじめての召喚妖精って感じだな」

 

 

「さあ、我らの英雄のお帰りだゴロ!帰るゴロ!!」

 

リンクはユン族長の肩に乗り、旧ゴロンゴシティを跡にするのだった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

ゴロンゴシティ

 

 

「リーンク!!どこだ!ー」

 

 

町の方から声が聞こえる

 

 

「リンク!何処に行ってって……岩が歩いてるー!!」

 

 

松葉杖をついた先生が、ゴロン族を見て気絶してしまった。

 

 

「……ホントに、何年も経ってたみたいなんだゴロ」

 

少し寂しそうだった

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

ゴロンゴシティ中央広場

 

急に現れたゴロン族に、街が活気づいていた

 

観光資源になるし、懐かしい風景に涙する人もいた

 

 

リンクはリンクで、族長より、兄弟の称号を得ていた。

 

 

沢山のゴロン族に囲まれた時は怖かったが、兄弟の証として、[炎のボレロ]という曲と、[ゴロン族のガントレット]を手に入れた

 

試しに吹いてみるとゴロン族に変身出来るようになっており、

 

良く族長の家で子供のゴロン族と相撲をして遊んでいた。

 

修学旅行には、程遠い、三日間だったが楽しく過ごせた。お土産に鉱石をくれた。お母さんが喜びそうだ

 

因みに、他の生徒というと……

 

 

「……まだ腰がやべぇ…」

 

「全身筋肉痛がー」

 

「……………」

 

筋肉痛でほとんどの生徒がダウンしていた

 

 

「帰る迄が修学旅行です…気を抜かなアー!!!!こ…腰が…」

 

 

先生は先生で、腰と足に筋肉痛で悶えていた。

 

 

新しい友達も出来たし、良い修学旅行になった

 

「リンクは反省文ですからね!!」

 

 

……これがなければ本当によかった。

 




ありがとうございました。


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畑からの贈り物01

トアル村

 

ー夕方

 

 

秋空の釣瓶落としの様な空に冷たい風が吹き始める、学校からの帰り道

 

リンクは、修学旅行後、学校より、音楽の授業禁止令が発行されていた。

 

「…………やっぱり森の方が楽しい。」

 

 

 

リンクは学校に行く理由があまり無かった、「両親に行けと言われているから」これだけの為に学校に行っている

 

 

他の生徒も、強力な個性により近づく事がなくなった。忘れ物も多いのもあるとは思うが…

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

父さんは、大きなダンボールを持っていた。

 

「それなに?」

 

「お隣さんに、牛乳のお裾分けで貰ったジャガイモだよ、しばらく置いといたらじゃがバターが出来るな。」

 

 

父さんは、ジャガイモを見してきた。しかし一個だけ、人の形をしたジャガイモがいた

 

 

「変なジャガイモがいる」

 

父さんは、覗き見ると言った

 

「本当だね、これだけ人みたいだ」

 

 

リンクはそのジャガイモが気になり、部屋に持って行くことにした

 

「後で、倉庫に入れとくんだぞ!」

 

 

リンクは、机の上に置き、観察していた。

 

 

机の横にある、ドールハウスからケミィが顔を覗かせる。

 

「何かあったです?」

 

「父さんの持ってきたジャガイモの中に変なジャガイモがあったら持ってきたんだ」

 

「へ~…」

 

ケミィが机の上に乗ってくる

 

「…………これ、卵です」

 

リンクは?マークがいっぱいだった

 

「?…卵?種じゃなくて?」

 

 

「はい、卵です。妖精の卵、擬態中です!」

 

オカリナからナビィも出てきた

 

「アラ?本当ニ卵ネ」

 

リンクは疑問に思った

 

 

「卵?このジャガイモが?」

 

「そうです。何が出てくるか、不明ですが」

 

「試シニ持ッテナサイヨ!仲間ガフエルワヨ」

 

 

「どうやったら孵るの?」

 

ケミィはシーカーストーンを持って来た

 

 

「とりあえず、中、入れる、妖精には最適」

 

 

とりあえず、シーカーストーンの中に入れておく事にした

 

何が出てくるか楽しみである

 

「どのくらいで生まれるの?」

 

「「さあ?」」

 

ケミィとナビィは首を傾げている

 

「さあって…」

 

「いつ出来たのか、わからぬゆえ、気長にまつです」

 

 

「そっか…」

 

 

新しい妖精が生まれるのを待つことにした。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

3日後

 

 

リンクは、隙間があればシーカーストーンを見ていた。

 

 

どんな妖精に会えるか楽しみで仕方がない!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

7日後

 

シーカーストーンに変化はない、心配でケミィに聴くが、「もーまんたい」としかかえって来ない。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

14日後

 

早朝

 

いつもように花子に餌をあげる、牛乳は卒業して、穀物がメインになっている

 

 

biiiiiiiiiiiiiiiiiiii

 

シーカーストーンが、音を鳴らす

 

見てみると、「フォルダ卵、もうすぐ生まれます」の表示

 

急に慌て出すリンクは、とりあえず自室のベットの上に卵を出すのであった

 

 

 




地獄先生ぬ~べ~より
あの妖精が参上


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畑からの贈り物02(注意)

皆様のおかげで、お気に入り登録100件突破しました。ありがとうございます。

でも今回の話は、ADHDあるあるがあります。

気分が害される内容もあります。

それでも良ければお読み下さい




自室

 

 

リンクはベットに卵(ジャガイモ?)を置く

 

ケミィとナビィも一緒だ

 

 

「何が出てくるかな!」

 

「楽しみです」

 

「イイノダトイイワネ」

 

 

卵がグラグラ動き出す、そしてひび割れがでてきた!

 

 

 

こい……こい…こい、こい!

 

 

プシューーーーー

 

 

卵から蒸気の様なものがでて、回転しだす

 

「妖精の卵ってまわるの!?」

 

 

「「さあ?」」

 

 

おい!と突っ込みを入れてるうちに回転が止まった。

 

 

「こいつは…」

 

 

なんかか可愛いのがいた

 

大きさ10CM、ロングヘアーのヘアバンド、ジャガイモッポイのは抜けないが、今まで見た妖精の中でも一番人間に近いかも…

 

 

「ゲ!コイツハマズイ!」

 

「?この子は何なの?」

 

 

珍しく、ナビィが慌てている

 

「コイツハ、[パウチ]ッテイウノ、今カラデモ遅クナイ、早ク倉庫ニ!」

 

 

その時、パウチは、リンクの体に触れ、右手が光出す

 

 

「うお!!…今まで一番早い!刷り込みかな」

 

 

リンクの頭の中にメロディが流れる

 

 

♪~[パウチのラブソング]~♪を覚えさせられた!

 

 

「…………何?このフレンチトーストに蜂蜜を一瓶加えた様な甘ったるい音楽…胸焼けしそう」

 

「アァ…遅カッタ…」

 

ナビィは困惑している…どうしたんだろう?

 

 

「…ナビィ?なんだったの?」

 

 

「アワワワワ…」(;´゚д゚)ゞ

 

 

ナビィは慌て出す

 

「……ケミィ、今のパウチってなに?」

 

ナビィは諦めてケミィに聞く

 

「あれはですね~、い「ダメ!!」です」

 

 

?肝心な所が聞こえなかった…

 

「ナビィ?一体何が…」

 

「小学生ニハ早イ!…デモリンクノコミュ障ガ治ルカモ…」

 

 

ナビィは自問自答が止まらない…

 

 

もうすぐ学校に行かないと遅刻してしまう

 

 

「?…とりあえず学校に行くね」

 

「待ッテ!今日ハ休マナイ?ホラ…新シイ妖精ノ事モアルシ…」

 

…………いつものナビィらしからぬ発言

 

「……とりあえず行ってきます」

 

 

 

「今回ニ限ッテナンデー!!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

通学路

 

 

牧場を出る時に、やたら牛や鶏に追っかけられた

 

いつもの数倍、体力を浪費した気がする…

 

 

 

 

「ブツブツブツ…………」

 

ナビィはずっと考え混んでいる

 

 

「そんなに心配しなくなったって大丈夫だよ。」

 

 

「……………………」

 

…………ナビィはプルプルした…赤く光ってる所を見ると怒ってる様だ

 

…そっとしておこう

 

とりあえず学校に向かうリンクだった

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

教室

 

 

ガラ

 

「…はよ」

 

リンクは、基本的に人とは話さない、話かけられた時に話すのみなので、学校では音楽の授業以外は静かである

 

 

…………ヒソヒソヒソ

 

どうせ悪い噂していると決め付け黙り混む

 

 

いつも道理の学校生活

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

放課後

 

「ねぇ」

 

「ん?」

 

珍しいな…話掛けてくるなんて

 

「ヒイイ!」Σ(゜Д゜)

 

ナビィは動揺している、いつも以上

 

「たまには一緒に帰らない?」

 

ザワ!ザワザワ!

 

 

クラス全員こっちを見る…凄くざわついている

 

「……何が目的?」

 

「…え」

 

 

 

「ボクに声を掛けてきた、て事は何か目的があるはず、遊びの罰ゲーム?からかって楽しむ?変な所を見つけて楽しむ?お金?悪いけど何か行事でもない限りそっちから話してくるなんて思えない。」

 

「ちょっと!そんな言い方…」

 

「気にしたならゴメン、でも、今までの事考えると、どうも君に声を掛けられる理由がわかんない」

 

ダッ…

 

…話掛けてきた女子は泣き出し、走って行ってしまった

 

「いくらなんでも、今のはないんじゃない!リンク!」

 

「そうよ!」

 

他の生徒もブーイングし出した

 

 

「君たちが、何を言おうが、ボクは一番身の安全を守れる方法を行っただけだ、今までの経験の中でね、急に話し掛けられて、警戒しない方がおかしい、君たちが、ボクを嫌っているように、ボクもそれに対応しないと、せめて卒業しろって言われているからね。一生の付き合い?バカ言え、それは互いにメリットがある関係が続いているからだ、君たちにとってボクはメリットがないから避ける、だからボクも避ける、卒業までトラブルがないように、それだけだ、じゃ」

 

 

静まり帰る教室

 

 

「…………ヤッパリ、ヤッチャッタ!!」

 

 

ナビィは、どうしようもない現状に困り果てていた

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

通学路

 

 

 

リンクはナビィに怒られていた。

 

「何ヲヤラカシテイルノヨ!」

 

 

「だって、おかしかったんだもん」

 

特に仲が良かった訳でもない女子に話しかけられるなんて…何が有るだろ

 

「…アアア!モウ!」ブンブン!

 

ナビィは、話せば良かったと後悔する

 

 

 

「朝ノ妖精ハ、[パウチ]ッテイッテネ…」

 

ナビィはパウチについて説明し出した、どうやら淫魔の類いらしく、住み着いた人の異性を惹き付ける、住み着いた人は、惹き付けられた異性にとって、理想の異性に見え、本能的に近寄ってしまう、というらしい

 

 

 

 

「……だから、さっきの人、いきなり一緒に帰ろうなんて言ってきたのか!納得!」

 

パウチに寄せられたのか

 

「納得!ジャナイワヨ!!(激怒)リンク!乙女心ガワカラナイノ!シカモ名前モワカラナカッタノ!?同ジ教室ナノニ」

 

 

「……いや、男に解れってそんな急に…話す事ないし」

 

 

ナビィの怒りは収まるどころか、燃え上がっている!

 

 

「…………特訓ヨ」

 

 

「え…」

 

 

「リンクノコミュ障ヲ治スワヨ!」

 

 

「どうするです?」

 

 

ケミィが質問する

 

「リンク、人間嫌い、かなりの深刻レベルです。手におえん」

 

 

失礼だな、おい…自覚あるが

 

「おい…ボクそんなに困ってな…」

 

 

「ヤ、ル、ノ、ヨ!」(*`Д´)ノ!!!

 

 

拒否権は無かった…

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

妖精の泉

 

木の所にホワイトボードを掛けてクイズをする事になった

 

「サア!解キナサイ」

 

 

 

問題:彼女がいつもと違うマスカラを着けておしゃれに仕上げています。なんと答える?

 

「マスカラってなに?」

 

ブブー! 「ダメダメです」

 

 

 

 

 

問題:彼女が、頑張って料理を作ってきました。しかし少しぐちゃぐちゃです。どうしますか

 

「…食べちゃえばみんな同じじゃ…」

 

ブブー!「イイカゲンニシナサイ!」

 

 

 

 

 

問題:あなたは初めてのデートです。どんな服を来ていきますか?

 

「…普段着、というかそれしかない」

 

ブブー!「重症なのです~」

 

 

「何が重症なんだよ!ケミィ!」

 

 

問題:彼女はショーケースの物に興味を引かれています。欲しいのか聞いてみたら、別にと答えましたが、じっと見ています。どうする?

 

「…別にいらないって言ってるんだからそのままで」

 

ブブー!「アウトです」

 

 

 

 

 

問題!彼女とのデートで終わりに袖を捕まれ「帰りたくないの」と言われました。どうする?

 

「…いや、終わりなんなら終わりじゃ…」

 

ブブー!「乙女心ナメンジャネ!」アタック! グハ

 

 

 

 

 

問題(怒)彼女はデートで気合いを入れてお洒落をしています。最初の一言をどうぞ

 

「…どっか行きたいところある?」

 

ブブー!!「やっぱり重症です。手に負えねーです」

 

 

問題…

 

 

問…

 

 

 

 

 

 

「全部ダメダメジャナイ!!答エルキアル!?」

 

「リンクさんアウトーチェンジです。」

 

ナビィとケミィに人格全否定されてしまった

 

 

「……………わかんないです(泣)わかんないよ先生」

 

 

 

 

人間じゃない妖精に、恋愛についてダメ出しされてるリンクでした。

 

 

 

 

 

 

 




ADHDの特性を発揮

.最初はコミュ力高いのに、だんだん悪くなる(余計な事を言うため)

.説明が長い(好きなことや、自分のことについて特に)

.1度拒絶されると、そういうと者だと認識し、その後、向こうから近づいても拒絶しつづける

,その後、出来事をわすれる


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僕の夏休み01

小学生編もう少しで、終わりそうです。


小学校

 

1学期終業式

 

 

先生の長い話で貧血を起こす人もいれば、しゃっきりしている人もいる。

 

 

あとは適当に過ごして、夏休みは森で過ごすんだ!!

 

 

「ねぇリンク!夏休みどっかいくの?」

 

最近になって話す様になった女子…マヤが話掛けてきた

 

 

「…多分、迷いの森で過ごすと思う」

 

 

「…本当に野生児だね」

 

 

 

おわかりいただけただろうか。ボクは普通に、女子と!話している!

 

 

さんざん、ナビィとケミィに鍛えられつつけた結果、少しだけ会話が成り立つようになった。

 

個性は…教えてくれない

 

 

 

母さんからお赤飯が近いと言われた

 

意味はわからなかった

 

 

 

「どっか遠出はしないの?」

 

「…牧場があるから、あまり遠出が出来ない」

 

 

「そっかぁ…海とか行けたらいいのにね」

 

 

「海かぁ~見たことないな」

 

「ウッソ!人生7割損してる!いいよ~海は!」

 

 

「お前の人生、陸の上は3割だけかよ」

 

 

……………人間もいいなって思うようになってきた今日この頃

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

通学路

 

 

季節性の嵐によりぐちゃぐちゃな道を歩いてる

 

 

もう夏休みだし、早速、妖精の泉に釣りでも行こうと思う

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

妖精の泉

 

 

今日は何時もより濁っている、最近になり、餌釣りからルアーに変更した。餌を取るのが面倒になったからだ

 

 

 

「今日ハナニガ釣レルカナ」

 

ナビィは成長して少しだけ大きくなった。そして新しい力に目覚めた。

 

「今日モイクヨ!」

 

 

ナビィは変身して、楽器になれるようになった!

 

 

でも今までの影響力が倍以上に成ったため、人のいない所でのみ、楽器になっている。オカリナは少しだけ大きい物を誕生日に貰った。音は前より少しだけ低いが特に問題ない

 

 

「エコーロケーション!」ピイイイイイイ

 

 

ナビィは自身の音で、反響マップを作れる様になっていた。

 

でも用途はもっぱら

 

 

「11時6m魚2」

 

魚群探知である

 

 

「アレ?」

 

「どうした?」

 

「変ナ魚ガイル」

 

 

「ん?」

 

 

ナビィの見ている方を見た

 

 

「魚?ここら辺じゃ見ない種類だな?」

 

 

「オーイ」

 

聞き慣れない声が聞こえた

 

「?ケミィ、呼んだか?」

 

 

「ボクじゃねーです」

 

 

「コッチだー!」

 

 

「「「ん?」」」

 

 

声は泉の方からする

 

「こっちこっち、良かったら餌を分けてくれんか?」

 

 

「魚が餌を要求している!?」

 

「この魚、顔がおじさんです。」

 

人面魚に餌を要求されてしまった…魚って喋るんだ

 

 

「…………蜂の子でいいですか?」

 

 

?「おお!くれるか!ありがたいね~」

 

 

リンクは、釣り餌用蜂の子を人面魚にあげた

 

「なかなか甘口でいいな、ありがとよ」

 

 

「ボクはリンク、あなたは?」

 

「名前なんざねぇ、皆、魚男って呼ぶぜぇ」

 

…有名なのか?

 

「では魚男さん、どうしてここに?」

 

 

「それがよぅ、海で偉い可愛い娘チャンがいたからよぅ、追っかけったら河に入っちまって、戻れなくなっちまったんだよ」

 

 

おっさん、多分それ、シーズン的に鮎だと思う

 

「もし出来る様なら、海までつれってくれねぇか?」

 

「どうするです?」

 

魚を海へ連れて行くのか…鮭みたいに戻ればいいのに

 

「ちょっと両親に聞いてからでもいいですか?」

 

「マジかー!ありがてぇ」

 

「あまり期待しないでくれよ」

 

 

とりあえず、うちに帰って報告することにした。

 

なんて説明すりゃいいんだ?

ーーーーーーーーーーーーーー

 

自宅

 

 

両親に、海へ帰りたい魚の話をしたら、リンクが行く分別には、大丈夫だと言われた。

 

父さんが昔使っていた。エアーポンプ付きポリタンクをくれた。

 

…………良く考えたら、コログやデグナッツ、科学妖精、音楽妖精

 

妖精以外、家に連れてきたこと無かったから

 

今回の類いも、その絡みだと思われたようだ

 

 

人生、初の海に出発!

 

 

 

 

 

…………どうやって行く?交通手段が無かった

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

妖精の泉

 

 

 

「いやぁ助かったぜ!これで帰れる!」

 

 

ボクは悩んだ結果、自転車で行くことにした。後ろのリヤカーにはタライにエアーポンプ、予備の水が入ったポリタンクが積んでいる

 

「大丈夫?コレ?」

 

ナビィが心配している

 

「大丈夫だ、多分!」

 

 

リンクは、父さんの御下がり自転車で向かう事にした!

 

 

父さんの趣味なのか、かなり立派なMTBだ、少し大きいが問題ない‼、リヤカー付きだし!

 

 

リンクは[思い出のマウンテンバイク]を手に入れた

 

 

リヤカーに魚男の入ったタライを積み出発するのだった

 

 

「待つです!!」

 

ケミィに止められる、

 

 

「…どうしたの?」

 

「シーカーストーンにピンを打つです。」

 

 

「ピン?」

 

 

「出すです」

 

 

シーカーストーンをケミィに渡す、シーカーストーンを操作し始めた

 

 

 

「[地図]にピンを打つと[ポータル]、ワープ使えます。ただし、転移は実際に行かないと、ピンが使えません」

 

「何!?なんだその便利機能!」

 

「一回使うと3日チャージの為、使えません」

 

 

 

 

 

「…………遅刻しなくなると思ったのに」

 

 

「浅はかです」

 

 

ともかく、帰りは楽になった。

 

気を取り直して、リンクは出発するのだった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ゾーラ川

 

カカリコ村の西にある大きな川、時々見る<ダム建設反対>の看板がある土手の高い所を走っている

 

土手は、ランニングコースになっており、スムーズに走れる

 

 

「この川を下れば、海が見えるです。」

 

 

「了解!どのくらいだ?」

 

 

「このペースですと…4時間です」

 

ケミィはシーカーストーンを操作しながら確認した。

 

 

「…結構かかるな!」

 

 

「ホラ!前ヲミナサイ!」

 

 

「はーい…」

 

 

…水筒もつかな?

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

2時間後、川幅が広くなり、土手の下に公園が見えてきた

 

夏の暑さにより、水筒はもう空になっていたので、ポリの水換えも含め休憩をとっていた。

 

 

公園の蛇口で水をかぶるリンク

 

「……ブハァ!…あ~…暑い…水道があって良かった」

 

少しぬるいが気持ちいい!!

 

 

 

「人間は不便じゃの~…エラ呼吸出来ればええのに」

 

人間がエラ呼吸って…

 

「…エラ呼吸だとこうやって運べんが?」

 

 

「それもそうじゃ、このままいけばリト族の祭りに間に合うかも知れんぞ」

 

「…リト族?」

 

聞き慣れない言葉が出て来た

 

「そうじゃ、リト族は、風の民で、良く島から島へ郵便をしている種族じゃ、気はいい奴らだぜ」

 

 

「風の民…」

 

「今の次期、鳥人間コンテストをやってるはずだぜ」

 

 

 

リト族の鳥人間コンテスト…

 

「おし!行こう!すぐ行こう!」

 

 

どんな祭りか楽しみだ!!

 

 

リンクはペダルに力がみなぎっていた

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 




風のタクトより魚男、登場


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僕の夏休み02

UA10000行きました。!
ありがとうございます。


ゾーラ川河口

 

 

リンクは、ヘトヘトになっていた。

 

家を出てから4時間、結構な距離を漕いだ為である

 

 

海の浜辺で、伸びていた

 

 

 

「やっとついた…………」

 

 

 

「ついた…ついに着いたぜ!海」

 

タライの縁に顔を乗せ海を見てる

 

 

「リンク死にかけです」

 

 

「ナサケナイワネ」

 

「無茶言うなよ…」ゴクゴク…

 

ボクはとりあえずシーカーストーンの中に入れていた牛乳をイッキ飲みしている。体力の回復をはかる

 

 

牛乳を飲むと、ピンクの妖精が全身を癒してくれた。

 

 

最近、東京では奇跡の牛乳って呼ばれているらしい、とは言っても儲かるのは農協だから別にっていってたっけ

 

 

とりあえず体力全快

 

 

 

「じゃあな!いつかお礼するぜ!海で会ったら、いろいろな手伝いしてやるぜ!じゃあな~!」

 

 

 

魚男を海に帰したら、歩いて回る事にした。初めての海だ。何かあるかもしれない

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

少し歩いたら港に着いた

 

何人か釣りをしている

 

 

「ここは釣り大丈夫みたいだな?」

 

 

「試してみるです」

 

 

「エコーロケーション、シテミタイ!」

 

 

とりあえずルアーを装備し、突端まで行くことにした

 

 

海釣りは初めてだ

 

 

「エコーロケーション!」Piiiiiiiiiii

 

 

 

お魚いるかな?

 

 

 

「1時ニ大キメノ魚1.11時ニ…アレ?」

 

 

「どうしたの?」

 

 

「ラジコン飛行機ノ大キイノガアル…シカモ、何カ乗ッテル」

 

 

「妖精か?」

 

 

「多分…」

 

 

「…そっちを先に釣った方がいいな…距離は?」

 

「13m」

 

 

リンクは仕掛けをルアーのメタルジグに変更してキャストする

 

 

「でや!」シュパ!……ポチャン

 

 

ナビィのいっていた方向に投げる

 

 

「ナビィ、位置は大丈夫?」

 

もう一度エコーロケーションをしてもらう

 

 

Piiiiiiiiiii

 

 

「…………OKソノママ引イテ」

 

 

「了解」

 

 

…………竿が重くなった。うまく引っ掛かったみたいだ

 

 

 

「サルベージ始めるです」

 

 

 

ゆっくり、外れない様にリールを巻き上げていく

 

「ふれーふれーリンク!」

 

 

ケミィが応援している

 

 

なんとしてもサルベージ成功させなければ!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

10分後…

 

 

サルベージ作戦は成功した

 

 

リンクは、零戦をつり上げた

 

「コレは52型です。」

 

 

そんなに詳しくいわれても知らない

 

零戦のコックピットを開けると、妖精がぐったりしていた

 

水兵見たいな服を着ているが、濡れてはいない、酸欠か?

 

「…………ん」

 

 

「おい!大丈夫?」

 

 

「……お腹がすきました…提督…」

 

意識がはっきりしないようだ

 

 

「…とりあえずコレを飲んで、慌てなくていいよ」

 

 

リンクはとりあえず牛乳を飲ませる事にした。このままでは瓶が大きいので、スプーンで

 

 

「なんでスプーン持ってたです?」

 

 

「お昼の弁当ようだよ」

 

 

小さな水兵は少し牛乳を飲むと、ピンクの妖精(小)につつまれ、目をぱちくりさせた

 

 

「ナビィ、この子誰?」

 

何時ものナビィ辞典お願いいたします。

 

「コノ子ハ、…艦載妖精ネ、造船妖精トモ呼バレ、船ノ妖精ヨ、科学妖精ノ船タイプッテ認識デイイワ」

 

「なんだか他人の気がしないです」

 

 

リンクは、造船妖精をレスキューに成功!

 

ナビィとケミィで、今後の相談をしていく

 

 

 

「どうするです?」

 

 

「本来の持ち主がいれば、帰してあげたいけど…」

 

リンクは水兵の格好?の妖精をみる

 

 

「……………………ポ」

 

 

…なぜか顔を赤らめている、ずっと零戦の中にいたから酸欠なのだろうか?

 

手のひらで、右、左にスライドさせてみても一向に視線を離さない

 

 

 

「……絶対勘違イガ起コッテイルワ」

 

 

 

すると緊張気味に船妖精が話掛けてきた

 

 

「…………あなた、提督じゃないのよね?私、見えるですよね」

 

 

 

リンクは、疑問がいっぱいである

 

「ボクは軍人じゃないよ、見えてるけど」

 

 

造船妖精は考え混んでいる

 

 

「……とりあえず、何処から来たのかな?もし良ければ送り届けるけど」

 

 

「…送りオオカミは初めての経験です////」

 

もじもじしながら答えてくれたが…オオカミ?

 

 

 

 

「ナビィ、なんで送る事が、オオカミなんだ?妖精言語かなにかか?」

 

 

「マダハヤイ!アンタ、余計ナ事フキコマナイデ!」

 

 

…………どうやら大人の会話だったようだ

 

 

「申し遅れました。私は名もなく、所属もありません!どうか!あなたの元に配属させてください!」

 

 

ビシ!っと変わった敬礼をしている

 

いきなりの仲間にいれて宣言、ボクはケミィとナビィを見た

 

「…どうする?」

 

 

「ボクは、いれるべきです。新しいの作れます。」

 

賛成に一票

 

 

 

「私ハ、変ナ事ヲリンクニ植エ付ケナケレバ…」

 

賛成二票

 

 

ボクは特に断る理由はないので、いれることにした

 

「名前がないと不便だから、そうだ…[シィ]なんてどう?」

 

 

「シィ…了解であります!」

 

 

…変わったのが来たけど、まぁいっか

 

 

「ケミィとシィは、親戚同士なら仲良くやれるだろ」

 

 

するとケミィとシィの話し合いが始まった

 

「…早速作るです。シィ、初めての共同作業です。」

 

 

「了解であります‼️、55分で、作ります!二倍頑張るであります!」

 

「シーカーストーンの材料自由に使っていいからね。」

 

 

ケミィとシィは、シーカーストーンに入っていった。

 

 

シーカーストーンに新しいアイコンが出来てる

 

 

 

「カテゴリーに[シィの艤装コレクション]が追加されました。」

 

 

 

 

 

 

「…………変ナノ作クラナキャイイケド…」

 

 

「ナビィはそれまで釣りしてよ。場所は…変えよっか」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

港近くの海水浴場

 

 

家族連れで賑わっている。

 

 

 

「…………家族で来たかったな」

 

 

でも、昔よりだいぶ、賑やかになった。

 

今は沢山の妖精と友達になって、色んな事が出来るようになった。

 

これも神様からくれた個性のおかげだ

 

 

「…サミシイ?」

 

「いや、皆と一緒だからね」

 

「そう…」

 

 

 

浜辺を歩いていると、人のいないエリアに来たが、大きめな鳥が浜辺に打ち上がっている…………って!

 

 

「あれ大丈夫なの?」

 

「トットニカク行ッテミマショウ!」

 

 

 




ありがとうございました。


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僕の夏休み03

海ー浜辺

 

 

浜辺に大きめの鳥が打ち上がっていた!

 

息はあるが、体温が低くなっているので、急いで手当てする。

 

 

 

 

「ナビィ!オカリナモード」

 

 

「ハイヨ!」

 

 

♪~[森のメヌエット]~♪

 

 

デグナッツになって種を放つ

 

 

ポン!ポン!ポン!

 

 

砂浜にデグの実を打ち込む

 

 

何年もデグナッツやコログと遊んでいたら、新しいスキルを覚えた

 

 

リンクは、トランペットを吹くと、デグの実は成長して実を着ける様になった

 

 

特にメロディはないが、ボクはこのスキルを[目覚めの伊吹]と呼んでいる

 

因みにリンゴ、ミカン、ブドウも種があれば出来る

 

 

 

「よし!次!」

 

 

♪~[炎のボレロ]~♪

 

ゴロン族になってガントレットを装着し

 

 

 

「ウーリャー!!」

 

 

デグの若木を殴り砕き、集める

 

因みにゴロン族の場合もスキルがあるが、今は内緒

 

 

「マキはOK!」

 

ゴロン族の姿を解除

 

 

 

♪~[ハロウィーンのテーマ]~♪

 

 

右手の紋章が発光し、炎の渦と共にジャックランタンが登場

 

 

 

「呼ばれて、飛び出て、カボチャじゃーん!」

 

 

「ジャックランタン!悪いけど火、着けて貰える?」

 

 

「OK!アギ!」ボウ…

 

 

マキに火を着けて貰った

 

 

「そして最後に…」

 

 

デグの実を剥いた奴を串に刺して焼く

 

「栗みたいな味で美味しいんだよな」

 

 

焚き火のそばに鳥を置いといて暖まる様にする。

 

 

「肉食カモシレナイカラ、魚釣ッテキテ」

 

 

「了解!、いってきまーす」

 

 

助かるといいけど…

 

ーーーーーーーーーーーーーー

しばらくして……

 

 

 

 

 

「…………こ…ここは?」

 

鳥が目覚めた!やっぱり妖精関係だった

 

「お!目覚めた!」

 

「ダイジョウブ!」

 

 

 

「……食べても…おいしくないですよ」

 

声が震えている、まだ寒いのか?

 

 

 

「食べない、食べない、木の実と魚あるけどどっちがいい?」

 

「……木の実で」

 

 

「あいよ!熱いから気をつけて」

 

そう言って串に刺さった焼きデクの実を渡す

 

「…………あち!!」

 

 

「ヲット、キヲツケテ!」

 

 

「…ありがとうございます。助けていただいて」

 

「名前何て言うの?」

 

リンクは聞いてみた

 

「……ボクはコドリって言います。空を飛ぶ練習してたら、突然の風に煽られちゃって…」

 

 

 

「そうなんだ、大変だね。オウチどこ?送るよ」

 

 

「…気持ちはありがたいけど…人間には無理ですよ」

 

 

 

「ドコ?」

 

 

コドリが翼を伸ばした先に、小島があった。結構小さく見えるから5海里って所か

 

 

「結構あるな…」

 

海を眺めているとシーカーストーンが震え出した

 

「…我々の出番であります!」

 

 

シーカーストーンからシィが飛び出て来た

 

 

「出てきたって事は、出来たの?」

 

 

「もちろんで、あります。早速試して下さい!」

 

 

シーカーストーンを覗いて見ると、アイテムが2つ追加されている

 

「1つは、船タイプの艤装で、潜水艦タイプの艤装です」

 

 

ケミィに勧められるまま、船タイプをタップする

 

 

すると足場に駆逐艦の文字が出て、どこかのアニメの様に服が変わっていったけどこれ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんで女装なの!?」

 

 

「島風モデルの艤装です♪!」(^_^ゞ

 

シィは鼻血を出しながら敬礼をしている

 

 

「頑張りました。」

 

ケミィは胸を張っている

 

 

 

 

「…………ブチ!」

ナビィが赤く点滅している!怒っている時だ

 

 

「…アーンーターターチー!!!」(*`Д´)ノ!!!

 

 

「「ヒエ!」」!!(゜ロ゜ノ)ノ

 

恐怖で抱き合っている

 

 

「今スグ!直シナサイ!!」

 

 

「…せっかくなのですから…ほら…女性用ですし…ね♪」

 

恐る恐るシィが提案したが…

 

 

「ヤ!ル!ノ!ヨ!(激怒)」

 

 

「「ハイイ!」」

 

「40秒デ、片付ケナ!!(怒)」

 

 

 

リンクは、不安になった

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

海上

 

 

 

なんとか、女装は免れ、やけに短い短パンと水兵服になった。

 

シィがナビィに必死に頼んで、これに落ち着いた

 

 

 

現在、コドリを背負って海上を滑っている

 

 

「すみません…ここまでしてもらって…」

 

 

「いいよ別に、艤装って言うのも試せるし」

 

 

結構な速度が出ているがなんキロ出てるんだろ?

 

 

 

「現在、40マイル、時速約65kmです」

 

 

「でも海の場合、海流があるので、思ったより進まない事多いです。」

 

進んでるのに進まない?

 

「?どうして?」

 

「もし、海流が前から20kmで流れてきた場合、65kmで進んでも、実際は45kmでしか進んでないってこと、海流で相殺されちゃう」

 

 

「なるほど…」

 

「いかに時間通りに船を進められるかが、航海士の腕の見せ所になります。遅刻はダメです。」

 

自慢気に話している

 

「リンクニハ、難シソウネ」

 

 

「だな」

 

島を見ながら進むリンク達

 

「今はシィが、進路を修正してますので、安心してください。」

 

 

「頼りにしてるよ」

 

 

 

「はい!」

 

 

鼻血が出てなければ完璧なんだがな…

 

 

「…………私ガ、シッカリシナケレバ…」

 

 

ナビィは神妙な面持ちだ

 

 

 

「到着まで、後、10分の予定です!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

離島ーリト族の里

 

 

入江が見えてきたので、そこから上陸した

 

 

「…………なぜだ…お腹の減りがヤバい…」

goo

 

 

「燃料は、リンクのグルコースを使ってます。早い話、栄養を使っていますので、長距離航行は、お腹が空きます。」

 

 

「自転車みたいな物です」

 

 

「なるほど…」

 

リンクは牛乳で、回復を図ったピンクの妖精大活躍

 

 

「お腹壊さないです?」

 

「ボクは大丈夫だよ、さあ行こう」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

入江から、裏手にまわると、飛び込み台の様な所から何人ものリト族の人が、飛んで行く姿が見えた。

 

「今ちょうど、配達の時間ですね。」

 

 

初めて見る光景に感動していたリンク

 

 

「コドリ!どうしたの?」

 

「あ、お姉ちゃん!」

 

別のリト族が走ってきた

 

「あら?人間さんなんて初めてお会いしました。」

 

 

「初めまして、ボクはリンクといいます。」キラキラキラ…

 

ナビィに教わった笑顔で、ちゃんと挨拶する

 

 

「…………こ…これはご丁寧に、私はコドリの姉のメドリと言います。////」

 

メドリは、顔が赤い、そういう種族か?

 

 

「………教育、間違エタカシラ…」

 

?…………ナビィがぶつぶつ言っている

 

「あの!…良かったら中にどうぞ、お父様にも事情を話さなければならないですし…」

 

「コドリ預けなきゃね」

 

リンクは、メドリの案内で島の穴の中に入った、中は螺旋状になっており巨大な大木をくり貫いて作ったような感じになっている

 

「族長室は真ん中にあります。」

 

そう案内されながら螺旋の道を登っている

 

 




[目覚めの伊吹]→モンハンのステージスタートする時の音をイメージしてます。

1海里→1852M


なぜ島風?→金髪だから、深い意味はない


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僕の夏休み04

リト族の里ー族長室

 

 

族長にコドリの件を伝え、滞在許可をもらい、地下にある、コドリの部屋まで着ている

 

 

 

「…何から何まですみません」

 

コドリはベッドに横になっている

 

「別に、いいよ、そういえば、魚男から聞いたんだけど、鳥人間コンテストみたいなのがやってるって聞いたんだけど」

 

 

「鳥人間?……ああ、滑空王選手権(グライダーキングダム)ですね、確かに、他の種族が出ても大丈夫のはず、参加したかったんですか?」

 

 

「出れるの!?」

 

「えぇ、最上階の郵便局で受付してます。」

 

 

早速、受付に行って見ることにした。デグナッツで風に流されればいいと思っていたからである

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

最上階ー郵便局

 

窓口の帽子を被ったリト族がいたので聞いてみる。

 

「すみません!」

 

「はい、いらっしゃい!速達ですか?偏西風便ですか?」

 

 

…なんだ?偏西風便って

 

 

 

「人間さんだね。偏西風便は、国外に偏西風に乗って届けるから、偏西風便、ポストマンの中では、1番憧れの仕事だね」

 

 

「リト族って世界中にいるんですね」

 

「おおよ!人間にはほとんど知られていないが、結構需要あるよ!今日はどうした?」

 

 

おっと、忘れる所だった

 

滑空王選手権(グライダーキングダム)に参加したいんですが」

 

「あぁ…受付は、ここに記入して、…でも、今年は出来るかどうか危ぶまれているよ」

 

 

書類を書きながら聞いてみた

 

 

「どうして?」カキカキ

 

「変な奴らが、海に出てくるんだ。うちらも困ってるんだよ、追っ払うにも近づくと変なの飛ばして、石みたいなの、高速でバスバス撃ちまくり、うちらも何人やられたか……」

 

「そうなんだ…はいこれ」

 

受付用紙を渡す

 

「はい、確かに、じゃあ、時間になったら来てね」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

コドリの部屋

 

「あ!お帰り、受付出来ました?」

 

部屋に戻ると着替えてたコドリがいた

 

「出来たけど、中止になるかも知れないってさ」

 

「あぁ……出来るといいですけどね」

 

コドリは知ってたようだ

 

「結構な頻度で来るの?その迷惑なやつら」

 

「さぁ…………そう言えばどうやって飛ぶんです?」

 

そう言えば話して無かったな

 

「ボクの個性は[音楽妖精(ミュージックフェアリー)]、妖精の力を借りる個性だからこんな感じに…」

 

リンクはオカリナを取り出した

 

♪~[森のメヌエット]~♪

 

すると髪の毛が変化し体も縮んでデグナッツになった

 

「!変身した!」

 

 

「こんな感じで、やってみようと思う、軽いし」

 

そういってポーズを取るリンク

 

「なるほど…もしかしたら、ここの音楽を覚えたらリト族みたいになっちゃいますかね?」

 

「…リト族の歌か…やってみないとわからないけどね」

 

 

「こんな曲です。ra~rarara~…」

 

コドリは歌ってくれた。リンクはオカリナで真似をする

 

♪~~♪♪~~♪♪~♪

 

 

リンクは[風のソナタ]を覚えた

 

「うまいですよ!」

 

コドリは喜んでいる

 

するとリンクは全身の毛穴から羽が生えてきて、唇も固くなり、リト族見たいになった

 

 

「…………ホントにリト族になっちゃいましたね」

 

「まあもう一回やれば元に戻るけど」

 

 

リンクはもう一度奏で、元に戻った

 

 

カンカンカン!カンカンカン!

 

「?何の音」

 

「警報です。変なのが来た見たいですね」

 

 

ドカ!急に扉が開く

 

族長「コドリ!いるか!」

 

「父さん…?」

 

族長はかなり青ざめている

 

「良かった…」

 

リンクは族長に聞いてみた

 

「どうしたの?」

 

「……メドリが、拐われた…」

 

 

「「えぇ~~~~!!」」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

リト族の里、近海

 

 

リト族の戦士達による、戦闘が行われていった。

 

リト族は編隊を組み、誘拐犯を追っていた

 

「目標海上に発見!敵の数6!先頭の大型の者に、メドリ様がいます!」

 

 

「了解!先頭の奴、機械の団子を飛ばす!石には注意しろ」

 

 

「「「「了解!」」」」

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

海上

 

 

 

装甲空母姫と言われる生物が外洋に向かって進んでいる

 

「…………フフ」

 

その周囲をたこ焼きの様な飛行機が旋回している

 

「…」

 

 

 

「助けて!!」

 

メドリの声が響いていく

 

装甲空母姫の横を航行している小さなサメの様な駆逐艦が近づいてきたリト族に気付いた様だ

 

「…」ドン!ドン!

 

 

「…」バス!バス!

 

 

 

 

 

 

 

「撃って来たぞ!散開!」

 

「「「「散開!」」」」

 

隊長のリト族の指示でそれぞれの方角に散開するリト族

 

「メドリちゃんを返せー!!」

 

 

弓を放ち、たこ焼航空機をアタック!

 

航空機は弾丸にて、相殺、そのままリト族を分散させる様に飛んで行く

 

ーーーーーーーーーーーーーー

リト族の里、高台

 

コドリとリンク、族長他、多くのリト族が、緊急の時に飛び立てる様に集まっていた。

 

 

「…………また、あいつらだ」

 

 

「最近見る怪しい奴って、あれ?」

 

 

 

「…………そうだよ、僕の友達もあいつに翼を撃たれて堕ちたんだ…」

 

 

 

遠目からリト族の方は、散らされ、苦戦している様に見える

 

 

「僕に力があったら…あんな奴、追っ払えるのに…」

 

 

力があったらか…コドリの悔しい顔の理由はわかる

 

 

「コドリ、メドリを助けたい?」

 

 

「助けたいよでも、あんなに飛べないし、弓も射てない…」

 

 

「…ボクも、メドリを助けたい、だから、協力してくれないか」

 

…やれるだけやろう

 

「でも、どうやって」

 

リンクは、オカリナとナビィ、ケミィ、シィを見せて笑顔で答えた

 

「「「「任せなさい」」」」

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

上空ー敵制空権エリア

 

どんどん追い詰められて行くリト族戦士達

 

「ヤバい!敵の数が増えてる!大丈夫か!」

 

 

「何とか!でもヤバいのは変わらない!どうやる!?」

 

 

「…!何か向こうから来るぞ!?」

 

 

リト族の戦士は水面スレスレを高速で飛んでいる何かを見つけた

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

海面スレスレ

 

 

 

 

コドリは高速でデグナッツになったリンクを乗せ、飛んでいた

 

「凄い!こんなに早く飛んだの初めてだ!」

 

リンクはエポナの歌を使い、コドリの飛行力に妖精のブーストをかけ、現在コドリの飛行速度185Km/時!!

 

燕より早く飛んでいる!

 

「油断しないで!水面スレスレを飛んで!射たれづらくなる!」

 

 

「わかった!」

 

装甲空母姫は急速接近するリンク達に気付いたようだ

 

「!…………フフ」

 

たこ焼航空機達が対応にこっちに向かう

 

「…………」ブン!

 

 

 

 

 

「そらきた!、かわせ!」

 

コドリは少し翼を傾け、航空機の合間を飛んで行く

 

 

「当たれ!」ポン!ポン!ポン!

 

リンクは、航空機に向かって、デグナッツを撃ち放つ

 

 

たこ焼航空機はデクの種攻撃を喰らって行く

 

「「「「!?」」」」ボン!ボン!ボン!

 

 

リンクは空で膠着状態のリト族達を見付けた

 

 

「コドリ!そのまま高く飛んで!」

 

 

「わかった!」

 

コドリは高度を上げて、他のリト族に近づく

 

 

 

 

「!コドリ様!一体なぜ!」

 

リト族の戦士は、コドリが来たことを驚いている

 

 

 

 

「説明は後!リンクお願い!」

 

 

「わかった!皆聞いて!」

 

 

 

リンクは、楽器の制限を解除し、全開のエポナの歌を奏でる

 

妖精の力が、リト族に力を与える

 

 

♪~[エポナの歌]~♪

 

メロディーを聞かせる事によりリトにより強い力が宿されていく…

 

「これ…翼が軽い!」

 

「これなら、何とかなるかも知れない!」

 

 

リト族の戦士達は気合いが入ったようだ

 

 

「コドリ!また水面スレスレを飛んで!あいつらに近づくんだ!」

 

「はい!」

 

 

コドリは急降下し、風を切る様に飛んで行く、敵の後ろに周り、急接近する

 

 

「よし!このまま、…………いまだ!」

 

リンクは出来るだけ、沢山のデグの実をぶつけた!

 

 

敵の船に沢山のデグの実を乗せる為、連射するリンク

 

 

 

 

装甲空母姫の率いる艦隊にデクの実をばら蒔いて行く

 

 

リンクは何度か繰り返し、それなりのデグの実を乗せたのを確認しまた、接近する

 

 

 

「これでもくらえ!」

 

♪~[目覚めの伊吹]~♪

 

 

敵の船から大量のデグの若木が成長し、根や枝が体に絡み着くと身動きが取れなくなっていく

 

 

 

「!!…………ク!!」

 

 

「!!」バタバタ

 

 

「!!」ブンブン!

 

 

皆何とかして逃れようともがいている

 

 

 

 

「皆さん!!今です!早く!」

 

 

「行くぜ!さっきのお返しだ!!」ブン!

 

「「「了解!」」やっちまえ!」ギリギリ…バス!

 

 

リト族の猛攻により、軽巡洋艦ホ級、駆逐艦ハ級はダメージを受け、どんどん沈んで行く

 

 

 

 

 

「コドリ!あいつに近づいて!」

 

 

 

「わかった!」

 

 

装甲空母姫は、まだ、枝や根が絡みついてもがいている

 

 

 

「コドリ!飛びうつるよ!」

 

「姉さんをお願いします!」

 

 

リンクは飛び降り、クローショットで空中から一気に近づく

 

 

 

 

 

「リンクさーん!」

 

リンクはメドリに近づき、無事を確認する

 

「大丈夫?」

 

「なんとか…」

 

「なら脱出するよ…シィ!お願い!」

 

「了解!、島風艤装、展開します。」

 

 

艤装を展開し、海上を全力でメドリをお姫様抱っこのまま離脱する

 

 

「メドリ、飛べそう?」ビィィィィィィ…

 

艤装のエンジンを全開にして進んでいく

 

「………………////」

 

…メドリの顔が真っ赤である

 

 

「?メドリ…大丈夫?」

 

 

「!!だ大丈夫です。」

 

 

メドリは空を飛んだ

 

「そのまま、他のリト族と合流して」

 

「リンク様は…」

 

 

…なんで様?

 

 

「ボクは、コドリと仕上げにかかるよ、コドリ!お願い!」

 

 

♪~[森のメヌエット]~♪

 

デグナッツに変身しコドリの上に乗って急上昇してもらう

 

「出来るだけ高くお願い!」

 

「わかった!」

 

 

 

 

どんどん上空に上がって行くリンク達、そして装甲空母姫の直上に着く

 

「よし、最後の仕上げにいってくる!」

 

 

「気をつけて!」

 

デグナッツを解除

 

 

リンクは400M以上の高さから、装甲空母姫めがけ自由落下している

 

「ナビィ、オカリナ!」

 

そして装甲空母姫に止めを刺すための準備の為にオカリナを構えた

 

♪~[炎のボレロ]~♪

 

ゴロンに変身

 

 

 

装甲空母姫は上空のリンクに気付いて攻撃してくる

 

「!…………」ドーン!ドーン!

 

 

「これぐらい!」ガン!ガン!

 

 

ゴロンのスキル発動、より固く、より強度の高い鎧を纏う様に、緑色に発光する、発光している間、物理的な攻撃を反射出来る

 

「ゴロン族の守りの力、思いしれー!!」

 

 

リンクは装甲空母姫に墜落し、ゴロンの重さ、固さ、反射の力に耐えきれず、そのまま破壊、沈没していった

 

 

ゴロンになったリンクも一緒に沈んでいったが、シィの潜水艦タイプの艤装によって、事なきを得たのだが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぷはー……あれ?…コドリー?どこー!」

 

 

リンクはコドリを見失い現在地がわからなくなってしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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東京ーヒーローアカデミア編
進路希望01


また時間が進みます。


トアル村

 

 

ボクは、海で遭難したが、シーカーストーンのポータル機能のお陰で、帰宅する事が出来た。

 

デクの樹サマに、リト族の人に手紙を出したい事を伝えたら、森の神殿の横に、蔓で絡まっているポストを見つけた。

 

月に1回のペースで回収に来るらしいので、コドリ当てに、無事帰宅出来た事を手紙を出す

 

 

いつ届くかは不明だが、多分、大丈夫だろう

 

 

後、牛乳の保冷室に、新しい妖精が見つかった。[ジャックフロスト]と言うらしい、名前が似ていたので、ジャックランタンを見せたら、仲間になってくれた

 

新しく[スマイル、ね!]を覚えた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

中学二年生

ほとんど、の人が地元の高校に進路を決める中、ボクは…

 

 

「牧場さん、あなた、雄英高校に行きたいんですよね?」

 

先生と進路相談をしていた

 

「…はい」

 

「……正直、あなたの成績ではかなり難しいです。他にした方が…」

 

 

「先生、ボクはプロヒーローの資格が欲しいんです。そして、リンクルさんもそこから、ヒーローを目指すのが1番だと言われました。」

 

 

「…………あなたは昔から、1度決めると真っ直ぐだものね…わかった、滑り止めに、この高校も希望しなさい」

 

 

「…………ありがとうございます。」

 

…実技試験ってをするんだろ?

 

ーーーーーーーーーーーーーー

自宅

 

 

部屋に入って、ベットに伸びると、同時に不安になった

 

 

「試験か~…こんなに倍率高いのは、知らなかった…」

 

雄英高校、倍率300倍、この事実を知ったとき、ヒーローってそんなに人気の仕事なの!?って突っ込みをしていた。

 

 

「心配ないです。」

 

ケミィが、慰めている

 

「でも、この成績ではムリって…」

 

 

「ナメんなです。ここ座れです。」

 

指を指した先にあるのは、どう見ても拷問に使いそうな電気椅子だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………ケミィさん、なにさせる気です?」

 

 

「学習装着です。教科書の中身、叩き込むです。」

 

 

「どうやってって!ちょと?」

 

ケミィ達が、無理矢理座らせる

 

「大丈夫です。かなり痺れるだけです。人間は初ですけど大丈夫です。」

 

自信満々のドヤ顔をするケミィ

 

「待って!そんな実験台みたいなのって」

 

「スイッチです。」ウィイイイイ

 

 

 

「待って!心の準備が[ビリリリリリリ!]あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

 

容赦なく襲う電気、頭に直接流し込まれる情報、9年分!

 

この時間は10分だが、何時間も苦痛に襲われているかのようだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もう、勉強、サボらない…ケホ…」黒焦げリンク

 

 

「当たり前なこと、ゆーなです」

 

 

筆記は何とかなりそうですが、その前に焼け焦げそうです。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 




ありがとうございます。


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受験01

受験前日

 

 

東京に出るのは、初めてのリンク、今まで、広大な大地、多くの自然、綺麗な川、それが、電車、新幹線で13時間移動、初めての都会にわくわくしていた。

 

東京駅で降り、雄英高校の受験会場の近くに、宿をとったのだが…

 

「……ここどこ?」

 

「ビル沢山です。」

 

「水辺がないです…」

 

「イイ音ダシテイルワネ」

 

ナビィ、ケミィ、シィはそれぞれの感想をのべていた。ナビィはストリートミュージシャンしか、興味無いようだ

 

 

駅を出ても、人だらけ、今日はお祭りか?と疑問に思いながらも、とりあえず人波に流されてみるを実行した結果

 

 

「…えっと…すみません…誰か…」

 

盛大に迷子中である

 

 

シーカーストーンを見ても、似たような曲がり角が多く、同じ所に出てしまう

 

しばらく歩いていると、倒壊したであろう建物の所についた、二人の変わった格好している

 

 

「またもう!事務所壊さないで下さいよ!Mt.レディ(マウントレディ)!」

 

「仕方ないじゃない!小さいんだから!」

 

「あなたが大きくならなければいいんですよ!保険にも限界があるんですから!」

 

 

…………どうやら倒壊したのは、この二人の事務所らしい

 

 

「…………どうする?」

 

「甘いのくれれば直すです。」

 

「ミルクキャンディで良い?」

 

「OKです!」

 

 

最近、母さんのミルクキャンディにハマっているケミィさん

 

 

試験は持ち込みOKなので、念のため、大量に作って貰って、シーカーストーンに入れてある、暗証番号のいるフォルダに入れ、勝手に盗られない様にしている。

 

でないと、どんなに作っても翌日には無くなってしまう

 

とりあえず、植物っぽい人に声をかけてみる

 

 

「あの~すみません」

 

「!いらっしゃい、今事務所が建て込んでて…」

 

 

「そこの崩壊したのが事務所ですよね?」

 

 

「…まあそうですね。誰かの所為ですが…」

 

 

女性の方をみているが、相手は視線をそらしている

 

 

「…良かったら治しましょうか?」

 

 

「…え、でも~こんなに粉々…」

 

 

ケミィはホイッスルを吹き、元々いた科学妖精達を呼んだ

 

 

「集まれです~!」ピーーーーーーー!

 

瓦礫から科学妖精20人位集まった

 

 

「この白い甘々をリンクがくれるです。建物直すです。」

 

 

 

「…めんどいです。他呼ぶです。」

 

 

「まあまあ1つ」

 

パク

 

「!!!OKです。ヤるです」

 

 

特製飴玉を食べた科学妖精は、手伝ってくれる事になったので、1人二個づつあげて、作業に取り掛かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

凄い速度で修復されていき、10分でビフォーアフターをかました。

 

 

植物みたいな人と、変な女性は、目を点にして、作業を見ている。

 

僕には普通の光景だが…




ありがとうございます。


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受験02

北海道民のかた、不快だったらご免なさい


Mt事務所前

 

 

二人は、目が点になったまま戻って来ない、仕方がないので、声をかけ、宿の場所を教えてもらう事にする

 

 

「…あの~…大丈夫?」

 

 

「…は!!君!一体どうやって…」

 

 

コログの親戚みたいな人が、訪ねてきた

 

「えっと…科学妖精、自体は初めてですか?」

 

 

「瓦礫から出てきた、可愛い奴!?」

 

 

変な女性も興奮気味である

 

 

「はい、科学妖精、主に、人口物に隠れている妖精で、極度の甘党、人見知りが多いです。仲間が1人でもいれば意外と出てきます。」

 

 

「君の個性なのか?」

 

「半分そうで、そうでないとも言えます。ボクの個性は[妖精の音楽(ミュージックフェアリー)]、妖精の力を借りる個性、召喚する個性なので、あくまで、仲良くなった妖精が、本来持っている個性を使ったって感じです。」

 

「「……………………」」

 

 

「この人大丈夫です?」

 

 

知らない

 

 

「…………個性の無断使用が禁止なのは知ってるよね?」

 

 

「?どうして禁止なの?」

 

 

 

二人は顔を見合せ、少し相談している

 

 

早く宿に行きたいのだが…

 

「…どうかされました。?」

 

 

 

「…変わった格好だけど、どこの人?」

 

 

変な格好なら女の方も負けては、いないと思うのだが…

 

 

「北海道のハイラルの方です。」

 

 

「ハイラル!!それ本当!?」

 

 

「?ハイ」

 

 

Mt.レディは、納得した顔をしていた。同時に、諦めた顔をした。

 

コログ擬きの人は話についていげない様子

 

 

 

地元はオカシイ所みたいで、なんか納得しない

 

 

「ハイラルってなんかあるんですか?」

 

 

Mt.レディは複雑な顔をしながら説明を始める

 

 

「…ハイラルって、市の6割が生態系を守る為、特別保護区になってて、住民以外は特別な許可がないと入れない所よ…8年位前に更に厳しくなったって聞いたんだけど…」

 

 

…だからこんなに違うのか

 

「…市役所を出てから、初めて見るのばっかりなのはその性ですか」

 

 

 

「子供の頃の絵本には、ハイラルに入ると不思議な世界で、迷うと戻ってこれないって本あるわ」

 

 

迷いの森の事だ、絶対

 

「何かの陰謀を感じる…」

 

「それだけ希少な物が多いって事じゃない?」

 

自然を守る為なら仕方ないか…

 

 

 

 

 

「Mt.レディとコログっぽい人、瓦礫で怪我してるなら、これ飲んで下さい」

 

 

シーカーストーンから2本の牛乳を取り出す

 

 

「…シンリンカムイだ…なぜ怪我に牛乳?」

 

 

「いいから、騙されたと思って、実家の花子の牛乳、他の牛より旨いですよ。」

 

 

「せっかく頂いたものだし…」

 

 

二人は、牛乳を飲んで見る

 

「「うま!!」なにこれ!」

 

二人の顔に幸せが溢れる

 

 

「普通よりかなり濃い、でもスッキリ飲めるぞ!」

 

「何より、甘い、砂糖入ってないの?」

 

 

「砂糖なんて邪道ですよ、お菓子作る訳じゃ在るまいし」

 

 

「昔、散々飲んだ牛乳が、別の物に思えるわぁ」

 

 

Mt.レディは、子供に見してはいけない赤い顔をしている

 

 

 

 

その時、二人の体に変化が訪れる、足元から薄いピンクに光っていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「きゃあ!…暑い…」

 

「体の芯から…熱いのが…込み上げてくる!」

 

 

 

 

 

 

そして二人のお腹からピンクの妖精が出て来て二人の周りをぐるぐる回りながら空に消えていった

 

 

「美味しかったでしょ?、牛乳」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…Mt.レディ、特別保護区になった理由が、今わかりました。…」

 

「…そうね、シンリンカムイ、こんなのがいっぱいあるなら、盗みに行きたくなるわ…」

 

 

「怪我も疲労も治ったでしょ」

 

 

二人は自分の体の調子がすこぶるいいと感じていた。

 

 

 

「…君の名前は!?」

 

 

「牧場リンクです。よろしく」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「良かったらバイトしないか!?給料はずむよ!っていうかバイトしてくれー!!!」

 

 

「そうよ!北海道民同士!一緒に働かない?」

 

血走った目で勧誘してきたって…怖!

 

 

 

 

「ちょい!ボクまだ中学生だからバイト無理ですよ」

 

 

「…そうか……どうして東京に?」

 

 

あからさまに落ち込んでいる…

 

 

「受験ですよ。今、予約した宿を探してるんです。」

 

 

「北海道から…頑張るわね~どこ受けるの?」

 

 

「雄英高校です。」

 

 

リンクは、にこやかに答えた。

 

 

「そっか雄英か…って雄英高校受けるの!?」

 

Mt.レディは尋ねた

 

 

 

「はい!デグの木様が、君は英雄の先になれるって言われたので!」

 

 

 

…………また二人、話し合っている

 

何か変なこと言ったか?

 

 

 

 

「そうかぁ!雄英なんだな?間違いないな?」

 

 

シンリンカムイさん…にこやかだけど、目が捕獲者です。

 

 

「そうか!頑張ってね(*^-^*)応援しているから!」

 

 

Mt.レディさん…可愛いけど、雰囲気がホラーゲームの追跡者です

 

「…宿の場所探してるんですけど…この住所わかります?」

 

 

「…ここだね!わかった!案内しよう!」

 

背中を押してくるシンリンカムイ

 

 

「良かったら、ご飯一緒に食べない?どうせ1人でしょ 」

 

中学生に色仕掛けする、Mt.レディ

 

 

 

 

「そこまでしなくてもいいですから~!!」

 

 

 

連れて行かれるリンク

 

 

 

 

 

 

「…ヤッパリ、私ガシッカリシナキャ…」

 

再度心に決めるナビィ

 

 

 

 

 

因みに、8年前の原因は、牧場家の妖精ブースト牛乳事件である事をリンクはまだ知らない

 

 

 

 

 

 

 

 




北海道民ごめんなさい!


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受験03

台風は大丈夫でしょうか?


受験当日

 

宿屋ー早朝

 

リンクは、体で覚えた生活リズムの性で、早く目が覚めてしまった。

 

 

シーカーストーンのポーチの中を見ながら、忘れ物がないか確認している。

 

花子印の牛乳(大量)、紙コップ、ミルクキャンディ(ガッツリ)、オカリナ、ゴロン族のガントレッド、筆記用具、スチールパン、デグナッツトランペット、受験票、ヒートポット

 

 

 

他にも入っているが…他は…大丈夫でしょ!

 

 

朝食はモーニングセットだったが、出てきた牛乳に驚愕していた。

 

文化の違いか、距離の違いかは不明だが、匂いがキツく、薄味に感じた。

 

昨日の二人のリアクションの理由がわかった気がした

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

試験会場前

 

 

…なぜ…あの二人がいる…

 

「…どうしているんですか?Mt.レディ、シンリンカイム?」

 

 

 

 

二人はなぜか、試験会場前で、[頑張れリンク!By・Mt事務所]の布を広げていた…

 

 

「いやー!未来のサイドキックを応援したくてね!」

 

 

「そうよね!未来の相方はちゃんと見とかないとね」

 

いや、まだ合格すらしていないのだが…

 

 

「いや…まだ早いでしょ!?応援は嬉しいけど…」

 

 

 

Mt.レディは何かを知っている顔をしながら言った

 

「まあ、あなたの個性なら大丈夫でしょ、性格的にも、ヒントをあげるなら…リンクの本心から行動しなさい♪私達にしたみたいにね。」

 

 

 

試験のヒントをくれた。でも理解が出来なかった。

 

「…自分の本心?」

 

 

「早く行きなさい!遅くなるわよ」

 

 

おっと、もうこんな時間か!

 

「わかった、いってきまーす。」

 

 

 

もしかして結構イイ人?

 

「…騙サレチャ駄目ヨ」

 

 

 

…騙されているの?

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

筆記試験

 

 

ケミィのお陰で、何とかなりそうだ

 

ペンが走り出して止まらない!

 

 

なお、ナビィ達はカンニング防止の為

 

 

 

 

「マタコレー!」

 

「初体験です。」

 

「私、虫じゃない!」

 

 

虫籠に入れられ、試験官の横にいる

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

実技試験官

 

 

 

 『今日は俺のライブにようこそー!!

 

 

 

エヴィバディヘイ!!!』

 

 

「………………」

 

「変なオッサンいるです。」

 

 

「陸って凄いであります。」

 

 

「…教育ニワルイワ…」

 

 

 これが…東京…Mt.レディやシンリンカイムの格好って、ヒーローの格好だったんだ!

 

 

 

『こいつは中々シヴィー‼︎‼︎ んじゃ、実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ‼︎ アーユーレディ⁉︎』

 

 

 

プリントが配られ、四種類の敵ロボがいるらしい、周りがうるさいが、敵を覚えようとする

 

 

すると周りが走り出した

 

「あれ?」

 

 

「ナニヤッテンノヨ!ハジマッテルワヨ!」

 

 

もう始まってたのか、デグナッツみたいな頭の少年もいる、一緒に奥に行くか

 

 

「ねぇ」

 

「ヤバい、完全に出遅れた!いそがないと!」

 

 

「ねぇ!」

 

「グエ!」

 

 

服を掴むリンク

 

 

「何!?邪魔しないでよ!?」

 

「いや、一緒に奥に行こうって思って、」

 

 

「え、どうやって…」

 

「こうやって」

 

オカリナを取り出し、リト族に変身する

 

♪~[風のソナタ]~♪

 

 

「うわ!鳥になった!」

 

「はよのれ!」

 

「う…うん」

 

 

リンクは飛び上がり、会場の中腹を目指す

 

「…凄い個性だね!初めて飛んだよ!」

 

 

「ありがとうね!そろそろ降りるよ」

 

 

「うん!」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

試験会場、中腹

 

 

「ここら辺でいいかな?」

 

「うん!ありがとう!」

 

 

「一緒に頑張ろうね~」

 

デグナッツ頭の人は行ってしまった

 

 

「さて、ナビィ、オカリナ!」

 

「本当ニマイペースナンダカラ…」

 

 

リト族解除!

 

♪~[炎のボレロ]~♪

 

 

ゴロン族モード

 

「ケミィ!籠手!」

 

「なのです!」

 

ゴロン族のガントレッドを着ける

 

 

さて…

 

「いくか !」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

近くの敵を倒しながら進む、

 

 

ゴロンゴスピンアタック、(要は前転をハイスピードで行う)で、だいたいのロボットは吹っ飛ぶ、1t以上あるゴロン族の体で、壊れないロボはいない

 

「え~と…ナビィ?何ポイントかわかる?」

 

「今8ポイントヨ!」

 

 

「そっか!よし!マッピングやって」

 

 

「エコーロケーション」PIiiiiiiiiiiiii

 

 

「2時10Mオッキメ」

 

「了解!」

 

 

転がりながら向かうと、人が潰されそうになってた

 

そのままロボを吹き飛ばす。

 

「大丈夫?耳が長い人」

 

 

「あ…ありがとう」

 

 

「じゃ、行くね、バイバーイ」

 

 

「あっ!ちょっと」

 

 

リンクは行ってしまった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

「リンク!」

 

 

「どうした?」

 

ナビィはオカリナを震わして知らせる

 

「モノスゴク、オオキイノガイル!」

 

「どこ?」

 

「10時27M」

 

「よし!行くか!」

 

 

「イヤイヤイヤ!0Pノ敵デショ!」

 

 

「でもロボットだよ、巨大ロボット、ロマンじゃん!」

 

 

「試験中ですよ」

 

シィは呆れている

 

 

「興味あります。」

 

ケミィは賛成のようだ

 

 

「じゃあ、デグナッツでこっそり行こうって」

 

 

「モウ!聞カナインダカラ!」

 

 

ゴロンモード解除!

 

 

♪~[森のメヌエット]~♪

 

デグナッツに変身!

 

 

「よし!行こう!」

 

 

「ワクワクです」

 

「男ッテモウ!」

 

ーーーーーーーーーーーーーー

0Pロボ付近、

 

皆、逃げ始じめている中を抜けて、到着する

 

「あれが0Pロボか、カッケー!」

 

「なかなかです。」

 

「出力どのくらいありますかね?」

 

「私ニ聞カナイデヨ!」

 

 

それぞれ、楽しんでいた。

 

「あ、デグナッツの頭の人!」

 

 

見かけたと思ったら消えた!?

 

「上です」

 

ケミィが教えてくれた

 

そしたら、巨大ロボットを殴り飛ばした

 

 

「あいつスゲーじゃん!」

 

 

「でも様子がオカシイであります!」

 

 

良く見ると、足はぐにゃぐにゃ、腕もヤバい

 

 

そのまま落ちてくる

 

 

「あれはまずい!バブル!」

 

 

リンクは落下地点に泡のクッションを撃った

 

すると、急に減速し、クッションの上に落ちた

 

 

「君、大丈夫!?」

 

 

「変な植物が喋った!でもありがと!でもポイントが…」

 

 

『ハイ!試験シューリョー!!怪我人は近くの係に言ってくれ!』

 

 

こうして試験は終了した

 




長くなってしまいました。


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試験04

試験後編


試験終了後

 

 

ポイントは13ポイントで、試験は、終了した。

 

 

ボクは、手足がぐにゃぐにゃになりながらも、敵に立ち向かったこのデグナッツヘアーな人に強い感心を持った。

 

 

近くの瓦礫から、女性が出て来て、この人を守る為に無茶をしたことがわかった

 

 

「そんな…ボクポイント…取れてないのに」

 

 

「うっわ!まじかよ、…」

 

 

「う…オロロロロロ」

 

近くの女性も、体調が悪いようだ。

 

「ナビィ、オカリナいくよ」

 

「ワカッタ」

 

♪~[癒しの歌]~♪

 

 

「……あれ、スッキリした。」

 

 

「もう大丈夫?」

 

「うん、でも、もじゃもじゃの人が…」

 

 

ケミィが近くによる

 

「この人ヤバめです。」

 

「でも、こんな状態じゃあ、牛乳飲ませられない」

 

 

悩んでいたら、後ろから声をかけられた

 

「ちょっとごめんよぉ」

 

おばあちゃんが出てきた、格好からヒーローなんだと思う

 

「係の人でありましょうか?」

 

シィも心配している

 

 

 

「随分ひどい怪我だね~、まるで個性を持ったばかりの子供みたいだよ。」

 

 

怪我の状態を確認するといきなり…

 

「チユ~~~~~」

 

な!!

 

 

「口ビルが伸びた!」

 

「新生物です!」

 

 

すると、みるみる体が治っていく

 

「凄い!」

 

 

「あの~…あなたは?」

 

女の子の方が聞いてきた

 

 

「おっと…ナビィ!お願い」

 

「忘レテタワネ」

 

 

デグナッツモード解除!

 

 

「人間になってもうた!」

 

 

女の子は、びっくりしている

 

 

「う~…ん」

 

 

デグナッツの頭の人が目を覚ました。

 

 

「お!起きた!大丈夫?」

 

 

「…さっきの…何とか動けるかな…」

 

 

まだ辛そうにしている。

 

 

「これ飲んで!そこの茶髪の人も!」

 

 

二人に牛乳を紙コップに入れて渡す

 

「あ…どうも」

 

デグナッツヘアーの人は、先に飲んだ

 

「……うま!!なにこの牛乳!」

 

茶髪の人も飲み始めた

 

「…ホンマにうま!どこの牛乳!」

 

二人の顔から幸せが溢れている

 

そして、いつも通りのピンクの光が足元からおこる

 

 

「体が、…熱い!お風呂に入ってるみたい」

 

「アカン…これ…癖になる…」

 

 

二人は、トロ顔になっている。

 

 

そして、お腹から妖精が出て、ぐるぐるまわって空に消えていった。

 

「「……………………」」

 

…二人とも空を向いたまま固まっている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…美味しかったでしょ牛乳、怪我も治ってるはずだし」

 

 

 

 

二人は体をチェックしている

 

「…ほんまや!朝より調子ええ!」

 

「ボクもなんともない!」

 

 

えがった、えがった

 

 

 

 

 

 

 

「…その牛乳はどうしたんだい?」

 

 

さっきのおばちゃんが聞いてきた。

 

「はい、うちの牛乳です。うち酪農家なので…農協に卸しているのとは違う、花子の牛乳です。」

 

「花子ってのは?」

 

「自分が子供の時から、育てている牛です。他の牛の牛乳も、同じ効果が出ますが、花子は、自分のメロディを聞きながら育った所為か、この牛乳を飲んで育った所為かわかりませんが、凄く美味しい牛乳が出る牛になりました。効果も他より大きいです」

 

 

 

 

 

「私にも良いかい?」

 

 

「良いですよ。ホットにします?」

 

 

「そうだねぇ、お願い出来るかい?」

 

 

リンクはヒートポットを使い、牛乳を温めておばちゃんにあげた。

 

 

「はい!気を付けてね」

 

 

デグナッツヘアーの人がリカバリーガールだって言ってたけど、ヒーロー名かな?このおばちゃんの

 

 

「…ホントに美味しいねぇ」

 

 

リカバリーガールの顔に幸せが溢れている

 

そして先ほどと、同じ現象が起こる

 

「おおおぉぉぉぉ、こりゃ~凄い!」

 

 

ただ、先ほどと違って、体から蒸気の様な物が出ている

 

 

「あれ?」

 

リンクは初めて見る現象に驚いている

 

 

そして、お腹から妖精が出て、ぐるぐる回りながら空に消えていったら、蒸気も止まった

 

 

リカバリーガールを、見たら、背中も曲がってない、お肌艶々のシワがない、リカバリーガールが立っていた

 

 

「「劇的に変化しちゃった!!」」

 

 

美肌効果もあったんだ、初めて知った

 

 

「ん~なんだかスッキリしたね」

 

 

姿に気付かないリカバリーガール

 

 

「あの~ボクも手伝って良いですか?外傷性なら牛乳で粗方治りますし、体調不良なら、オカリナで治せますし」

 

 

リカバリーガールに頼んでみた

 

 

「ん~わかった!付いておいで」

 

 

「ありがとうございます。っとその前に…」

 

 

三人は、?を浮かべている

 

 

「ケミィ、シィ、ロボットと街治せないかな?」

 

 

シーカーストーンからミルクキャンディを45L袋分渡す

 

 

「OKです。」

 

「了解であります!60分で終わらせます!」

 

 

ケミィはホイッスルを吹くと隠れていた科学妖精達を呼び、交渉して、作業に入ろうとしている

 

 

「…………今のは?」

 

「科学妖精です。修復位なら楽勝です。」

 

 

「「「……この子一体…」」」

 

 

「じゃあ、リカバリーガールさんお願いします。」

 

 

「あ…あぁ、付いておいで」

 

 

 

こうして、怪我をしている人にミルクを、体調不良に癒しの歌を行い

 

重軽傷者48名、完全回復に成功

 

街もロボットも修復完了し、

 

ボクは宿屋に戻るのであった。

 

ロボットも帰りに手をふってくれている。

 

 

 

「合格したらまた会おうね!」

 

足取りの軽いリンクでした。

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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試験05

北海道の方、地震で被害に合われた方、お悔やみ申あげます。頑張って下さい。


雄英高校前

 

 

試験が終わった後も、しばらく残っていたのは、自分だけだった。

 

「筆記はわからないけど、実技は…多分駄目だろうな~

 

だって、たったの13ポイントだもん」

 

 

「でも楽しかったです」

 

「ロボットはロマンであります。」

 

「楽シンジャダメデショ!…マア久シブリニ、マトモニメロディシタケド」

 

 

まあ、帰りもあるし、早めに帰ろう

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

宿屋前

 

 

 

…………なぜかMt.レディがいた

 

「…どうしているの?」

 

 

「…やっと来た…随分長かったみたいだけど、どうだった?」

 

 

「多分、落ちた!」

 

 

「そう…落ちたって、エエエΣ(Д゚;/)/何で!?」

 

「筆記は大丈夫だと思うけど、実技で敵を13ポイント分しか取れなかった。」

 

 

「…その割にはかなり遅いけど何かしてたの?」

 

ザックり説明すると

 

 

「皆を牛乳大好きにして、ロボットの友達が出来て、街を作ってました。」

 

 

「は?」

 

 

Mt.レディは意味がわからないって顔してた

 

 

「でも、大体あってるです」

 

「ロボ最高!」

 

「……マア、間違ッテナイワネ」

 

 

Mt.レディは?が大量発生した

 

 

 

ハイラルへの帰り道、上野駅で、ピエロのストリートミュージシャンが、伝統音楽の演奏をしており、ナビィが暴走し、帰りは、嵐になって、帰る予定の新幹線が運休になった。

 

 

リンクは[嵐の歌]を覚えた!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

とある村ー1週間後

 

 

リンクは、そわそわしていた。

 

 

今日は、雄英高校の合格発表の日だ

 

非常にそわそわして落ち着かない様子

 

 

「モウ!イイ加減ニシナサイ!!」

 

 

「来ないものは、来ないです。」

 

 

「気分的に、嵐ですね、新しい装備試します?」

 

ナビィ、ケミィ、シィは、思い思いに答える

 

 

「でも、気にならない?」

 

「「「なるです。」」」

 

 

なってんじゃねーか

 

「でも、急ぎようがねーです。」

 

 

まぁ…しょうがないかぁ

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

夕方

 

「おーい!」

 

 

花子に夕飯を上げていたら、父さんが来た

 

「どったの?」

 

 

「きたぞ~雄英からの手紙」

 

 

やっと来た!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

自室

 

雄英からの手紙が来たが…

 

 

「変な色です」

 

「チカチカするカラーであります。」

 

「…学校トハ思エナイ色合イネ」

 

色が、青を中心に赤、黄等でラインが入っている手紙だった

 

「えっと…中身は」

 

中の紙をチェックする

 

 

〈私が久々に手紙を書いた!〉

 

「いや、だれだよ」

 

手紙に思わず突っ込みをいれてしまった。

 

〈牧場リンク様へ、今年から、雄英高校の教師になります。オールマイトと言います。今回の試験の結果について連絡いたします。〉

 

「急に丁寧です」

 

〈筆記試験はギリギリ合格しました。おめでとう!でも後半の途中から解答欄がずれてたので、注意しよう!〉

 

「チャント見直シシナサイヨ!」アタック! グエ

 

〈実技試験は、敵のポイントが13ポイントの為、通常ならば、不合格ですが…〉

 

「ですが?」タンコブ

 

〈今回の実技試験は、他の審査ポイントもあります。救助ポイント!今回、48名回復させ、街も治して、ロボットまで直し、仲間にしちゃう、こんなの初めてだ!〉

 

「ケミィとシィ頑張ったもんな」

 

「えっへんです」

 

「ありがとうであります!」

 

 

〈よって今回、48名なので、48ポイント、街の再建とロボットの修復で仲間にした分45ポイントで、93ポイント!合計、106ポイント、文句無し!合格だ!〉

 

 

「よっしゃ!ーーーーーー!」

 

「やったです!」

 

 

三人でハイタッチするリンク

 

〈追伸、ミッドナイト先生が牛乳を欲しがってました。私も飲んでみたいので、今度、よろしくお願いいたします。〉

 

 

って、牛乳かよ

 

 

後、写真が一枚、サインつきのが、入っていた

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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1年生ー1学期
入学01


妖精のお話です


とある村

 

 

ケミィは、引っ越しに備えて、シーカーストーンのバージョンアップをしていた。

 

 

東京に引っ越すと、花子のミルクが手に入ら無くなる為だ。

 

 

ミルクがないと、ミルクキャンディが作れない話をした時、ケミィは、この世の終わりを見ている顔をしていた。

 

 

ついでに、ケミィのアイテムボックスにあるクローショットも前より射程が倍になった、ビルの間も行けるレベルらしい

 

 

シーカーストーンの中身の更新はポーチ(200Kg→1000Kg)、カテゴリーに[花子のミルク]、[料理]、[発酵倉] が追加されている

 

[花子のミルク]はそのまま残量である、シーカーストーンのポータルを応用して、送り届かれるシステムになっている

 

今まで、ポーチに入れていた物が、必要無くなった

 

 

[料理]は、レシピである、母さんのお菓子レシピが入っている

 

[発酵]は、ビンと一緒に牛乳を入れると、ヨーグルトやチーズになる

 

 

 

そしてリンクは、久しぶりに見る、学習装置のお世話になろうとしていた…

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

「はーなーせー!!」

 

 

ケミィの体の大きさからは想像出来ない力で、引っ張られているリンク

 

「だめです。料理覚えるです。」

 

 

 

「他のやり方あるだろ!!」

 

「一番早いです」

 

「あれはヤダ!勘弁してくれ~!」

 

「着ければ一流料理人レベルになるです。」

 

「黒焦げにもなるがな!」

 

必死に柱にしがみつくリンク

 

「諦めやがれです!」

 

ナビィとシィに助けを求めた

 

「なぁ!ケミィをどうにかしてくれ!」

 

 

ナビィとシィは一瞬見合せ、

 

「「美味しい物が食べたいです!」」

 

裏切りやがったコイツら!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

なぜ、こんなやり取りになったかって言うと、母さんが「あんたって料理出来たっけ?」と聞いた際、「東京は、デパートに、お惣菜一杯あるから大丈夫だろ」と答え、ケミィ達が固まった事から起こった出来事である。

 

 

 

母さんの料理で、今までいたナビィ達は、他の妖精より、グルメである。

 

いきなり、お惣菜のセールを狙う様になったら、そら怒る

 

 

しかも、雄英高校には、寮がない、なので必然的に近くに部屋を借りるに他ならない、学割はかなり効くが、独り暮らしは避けられない

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「だからって、何で、その学習装置なんだよ!苦痛は改良してくれよ!」

 

「困難を乗り越えやがれです。」

 

 

「ここで、そのセリフかよ!っていうか、どこから料理人の情報、何処で仕入れたんだよ!」

 

「遠○学園って所です。」

 

「なんだよその学校!大体ケミィ達は、遠くに行けないだろう!」

 

 

ケミィは後ろからミルクキャンディを取り出した

 

 

「買収済みです。」

 

「な!?」

 

窓から外を見ると、鳥に乗った科学妖精が、ミルクキャンディを抱えて、飛び立とうとしている

 

 

「一体どこから…!まさか…」

 

シーカーストーンを取り出すと、暗証番号のいるフォルダがアンロックになっていた

 

「ケミィ!またハッキングしたな!」

 

「してないです。」

 

 

シィが窓から逃げようとしている所を捕まえる

 

「…………」

 

「…てへ」

 

 

「お前かー!」

 

なんて連携プレーだ!食い物の事になるとここまでなのか!?

 

 

「イイカラ諦メナサイ!」アタック! グハ!

 

 

ナビィに吹き飛ばされたリンクは、そのまま学習装置へ…

 

 

「おい!ちょっと話し合…」

 

「えい!であります!」ポチッ…ウィーン

 

 

「ギャアーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」

 

 

再び、装置による強制学習、しかも経験等も織り込まれている

 

「aaaaaaaaaaaaa!」

 

 

 

「「「これで、引っ越し出来る」」であります!」

 

 

…少しづつ、引っ越し準備ができていく…

 

 

 

 




ありがとうございました。


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入学02

ね落ちしてしまった…


東京ー引っ越し先

 

 

雄英高校からと15分の所に、アパートを借りる事が出来た

 

 

8畳1k風呂トイレ別、学割対象のアパート、少し古いが、学生が、独り暮らしする分には十分な大きさだ

 

しかし、ナビィ達は不満があるようだ

 

 

「キッチン貧弱です」

 

「オーブン置けないであります…」

 

「作業台ガ無イジャナイ」

 

おまえら…

 

「そんな所、簡単に住めるか!東京の物価高いんだから…食費減らして良いならいいが」

 

 

「「「このままでいいです」」」

 

 

とはいえ、シーカーストーンのおかげで、引っ越し費用は節約出来たのはよかった

 

 

「でも、ケミィのおかげで、助かったがな」

 

「えっへんです」

 

 

胸を張っているケミィ、

 

 

まあ、ベットとか早めに出してしまおう

 

 

 

ドールハウス等、ケミィ達の部屋も多いし

 

……

 

 

荷物を出したら、眠くなったので、一回休む事にした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

目が覚めると、夕方になっていた。

 

壁を見ると、見たこと無い扉が出来ていた

 

扉には、部屋に似合わない、ケミィの顔が描かれている

 

 

「…………ケミィ、なんだ?この扉」

 

「開けて見るです」

 

 

お隣さんでは?

 

「…失礼しま~…あ¨」

 

 

ちょっとした厨房が現れた、お店が出来るレベルである

 

 

「……なんということでしょう~…」

 

「匠の技術です」

 

 

「おい、隣の部屋に勝手な事をしちゃ駄目だろう」

 

「この扉外して見るです」

 

 

「はぁ?」

 

不信に思いながらも扉の縁をもって見ると…

 

カタ

 

 

取れてしまった

 

外すとただの壁である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何?この謎技術?」

 

「これで、安心であります!」

 

…まぁいっか

 

 

「とりあえず、食材買いに行こっか?」

 

「「「はーい」」」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

入学初日

 

 

 

 

「起きてくださいであります!」

 

 

中途半端に寝た為、朝、起きれずにいた。

 

 

「…………Zz」

 

 

「二度寝スルナー!」アタック! グエ

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

朝飯を作った後、学校の準備にかかる、とはいっても、シーカーストーンに入っているかの確認だが

 

 

「ま…今日はガイダンスだけだろ」

 

 

のんびりしてたら遅刻しかけるリンク

 

[思い出の自転車]を取り出し、全力でペダルをこぐ

 

 

「ナニヤッテンノヨ!」

 

「リンクらしいです」

 

ーーーーーーーーーーーーーー

校門前

 

何やらマスコミが多くいた

 

頻りにオールマイトについて聞かれたが

 

「誰?それ」

 

この一言で、マスコミは、興味無くなったみたいだ。

 

 

自転車をシーカーストーンに仕舞、教室を目指す

 

ーーーーーーーーーーーーーー

1-A

 

扉の大きさに驚きながらも、中に入ってみる

 

 

騒がしいとは思ったが、爆裂ヘアーとメガネが喧嘩していた

 

いきなり、大丈夫かな?俺、と思ったのは言うまでもない

 

 




ありがとうございました


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入学03

UA20000越えました

閲覧ありがとうございます。


1-A

 

教室に入ると、デグナッツヘアーの人と爆裂ヘアーが喧嘩していた

 

「…おはよう」

 

 

「あ!植物の人」

 

茶髪の人が声をかけて来た

 

「試験ぶりだね」

 

茶髪の人が声を掛けたら皆が気付いた

 

 

「!てめぇが1位か」

 

爆裂ヘアーがこっちに歩いて来た

 

 

1位?

 

 

いきなり胸ぐら捕まれるリンク

 

「いいか!?俺は、最強のヒーローになるんだ!邪魔する奴はブッ殺す!」

 

 

いきなり何!?この人

 

 

「すまん!そもそも1位ってどういうことだ?」

 

「…テメ!合格通知の映像にあっただろうが!!」

 

 

 

「映像?」

 

 

教室が静かになった

 

 

「君!合格通知が届いたのではないのか!?」

 

メガネの人が聞いてきた

 

 

「いや…この手紙が来ただけだけど…」

 

シーカーストーンから手紙を出す

 

 

「そ、その封筒!」

 

デグナッツヘアーの人が急に寄ってきた

 

「オールマイトがシルバーエッジ時代の時に記念で発行された封筒!」

 

興奮気味なので、若干引き気味のリンク

 

 

「ほら、手紙にランキングなんて無かっただろう」

 

 

皆に手紙を見せて、確認してもらう

 

 

「…………偽物じゃあ、無いよね」

 

「でも雄英高校の判子にオールマイトの印も押してある」

 

 

「け!」

 

 

メガネの人と茶髪の人が、手紙を見ている、爆裂ヘアーは興味が失せたようだ

 

 

「…君!、どこから来たのかね」

 

「どこって…北海道のハイラルにあるカカリコ中学だけど…」

 

 

「…!特別保護区域の人か」

 

このメガネ、物知りだな、流石メガネ!

 

 

「…………何かあるの?」

 

デグナッツヘアーが聞いてきた。

 

 

「塾で、地理の学習の時に、豆知識的に講師の人が教えてくれたんだ。日本唯一の住民がいる自然保護区で、特別な許可が無いと入れないらしい、本当にそこの人なのか!?」

 

 

リンクは答えた

 

「んだよ~、特別保護区なのは、道外に出て、初めて知ったけど」

 

 

「ケッ!ド田舎かよ」

 

 

爆裂ヘアーは、リンクの危険人物リストに登録された

 

 

「…………お前ら…うるさいぞ」

 

教室に、知らない声が響く

 

 

「?、今の声何処です?」

 

後ろの紫ヘアーが、かわいいっていってるが、声の正体の方が気になる

 

すると、黒板の下から何かがモゾモゾ動いている

 

「…………はい、静かになるのに、8秒掛かりました。非合理的だな…ここはヒーロー科だぞ」

 

 

変な人が現れた

 

「新種の生物発見でありますか!?」

 

 

「大発見です」

 

 

「ナ訳無イデショ!先生ヨ」

 

ナビィ達は、驚いている

 

 

「全員揃ったな…早速で悪いが、全員、運動着に着替えて、グラウンドに集合しろ」

 

 

「入学式やガイダンスは?」

 

 

「そんな悠長なことしてる暇はない…1分1秒を争ってるんだ…ここは生徒もそうだが、先生も自由なんだよ…ようこそヒーロー科へ」

 

 

やな予感が止まらないリンクでした。

 

 




ニュースで見ると、北海道の地震はすごいですね

自分は新潟中越地震の経験があります、ガソリンスタンドに勤めていた自分は、地震後のガソリン不足で、対応をしていました。

ガンバ!北海道!


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身体能力01

肺活量の無さに絶句…


グラウンド

 

 

体育着を着て、グラウンドに集まる

 

周りはざわついている

 

しばらくすると先生らしくない先生が来た。

 

 

「これからやるのは、体力テストを行ってもらう、中学の時にやった個性使わないテストだ」

 

 

 

 

ソフトボール投げ

立ち幅とび

50M走

持久走

握力

反復横とび

上体起こし

長座体前屈

 

 

 

確かにやった、持久走の理由が分からなかった

 

 

「爆豪、個性無しのソフトボール投げの記録は?」

 

「67M」

 

「じゃ、個性使ってやって見ろ」

 

 

あの爆裂ヘアーは、爆豪と言うのか

 

前に進んで定位置に着くと

 

 

「死ね!!」Boooooon!!

 

爆発が個性だったんだ…

 

 

「記録705.2Mであります!」

 

 

シィは記録に興奮気味である

 

みんな個性が試せると、興奮気味である

 

純粋な個性では、ボクは、無個性と変わらない、ナビィ達がいて初めて役に立つ個性の為、そんなに興味ない

 

 

 

「~最下位は除籍な」

 

 

ん?

 

「今何てった?」

 

「浮カレテイルカラ、最下位除籍ダソウヨ」

 

 

マジかよ

 

 

 

50M走

 

「よーい…初め!」

 

普通に走って6.74秒

 

メロディを奏でなければいけないので、こういう系統はそのままの方がいい

 

 

「次、立ち幅跳び、初め!」

 

♪~[風のソナタ]~♪

 

 

リト族になって飛んでいく

 

 

「牧場、どこまで飛べる?」

 

「試した事がありません」

 

 

無限扱いされた

 

 

持久走(1500m)

 

♪~[炎のゴブレット]~♪

 

 

ゴロン族に変化

 

「ゴロゴロゴロゴロ!」

 

高速前転!

 

「タイム、2分15秒47」

 

 

赤いツンツンヘアーが驚いている

 

「土砂崩れの岩みたいだ!」

 

 

握力

 

ゴロンモード

 

記録、726K

 

「マジかよ!」

 

金髪が驚いているが…

 

「まぁ、岩だしね」

 

カエルの人が、納得してた

 

 

 

 

 

 

 

長座体前屈

 

 

ゴロンモード

 

 

「ゴロ!」ゴトン!

 

 

記録、75CM

 

「岩にしか見えない…」

 

服が浮いてる様にしか見えない人が言ってた。

 

顔はどこだ?

 

 

反復横とび

 

通常モード

 

記録、52回

 

「普通やね」

 

茶髪に突っ込まれた

 

 

上体起こし

 

デグナッツモード

 

「ピッピッピッピッピ」

 

記録、49回

 

「軽い分、楽だ」

 

 

 

ソフトボール投げ

 

「私の出番で、あります!」

 

シィが、ピッタリのアイテムを作っていた

 

 

「艤装展開!モデル龍驤であります。」

 

赤い服に、巻物装備の艤装

 

 

…この短い短パンはどうにかしてほしい

 

 

「いくよ!」

 

 

巻物を開いて、人形の紙を滑らすと、紙が飛行機になり、ボールをそのまま持ってった

 

 

「あれってありかよ!!」

 

 

金髪が抗議する

 

「牧場の個性は、妖精の力を借りる個性だから、有だ」

 

 

記録、無限

 

 

デグナッツヘアーの少年は、普通の記録のままだった

 

「大丈夫かな?」

 

 

「心配です」

 

「あの時のパワーはどうしたので、ありましょうか?」

 

 

 

一回投げたら、先生に何か言われている

 

 

モウ一回投げる

 

「スマッシュ!!」

 

記録705.3m

 

「やっとヒーローっぽい結果が出たな…指ヤバくない?」

 

「ヤバゲです」

 

結果発表後、デグナッツヘアーに牛乳を渡そうとしたら、先生に止められた

 

 




ありがとうございました。


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身体能力02

訂正をしてくれた方、ありがとうございました。


帰り道

 

艤装で失った、グルコースをコーラで補給しながら帰る時、校門前にデグナッツヘアーを見つけた

 

「おーい!」

 

 

こっちに気付いたようだ、メガネと茶髪もいる

 

 

「途中まで一緒に行こう」

 

 

「…うん!」

 

リンクは、デグナッツヘアーの顔が赤いのに気付いた

 

 

「何かあったの?」

 

 

「いや!べつに…なんでも」

 

 

茶髪が、質問してきた。

 

「ねぇ!牧場君ってどんな個性なの?」

 

 

「そういえば、色んなのに変身してたな」

 

 

メガネも気になるようだ。

 

 

「ボクの個性は[音楽妖精](ミュージックフェアリー)妖精の力を音楽で借りたり召喚出来る個性だよ」

 

 

「じゃあ、植物や鳥、岩にも妖精がいたって事か」

 

メガネが確認している

 

「良かったら写真見てみる?」

 

シーカーストーンからいくつか写真を見せる

 

 

「このたくさんの岩と牧場君は?」

 

 

「それはゴロンゴシティでの写真。子供のゴロン族と相撲取ってる写真」

 

 

「いっぱいおる~」

 

 

「因みに主食は鉱物を含んだ岩だけどね」

 

「「「岩食べるの!?」」」

 

 

「ボクには無理だった」

 

 

試して歯を折った事がある

 

 

 

 

 

「この大きな鳥は、なんなん?」

 

茶髪が質問してきた。

 

 

「それはリト族の里にある郵便配達の風景だよ。」

 

 

「へ~色んな色がいるんやね。」

 

 

「因みに焼きリンゴが好物の奴がいて、50個作った事あるよ。」

 

 

「「どんだけリンゴ好きなんだよ」」

 

 

 

 

 

デグナッツヘアーも質問してきた

 

「じゃあっ!この大きな顔は?」

 

「それはデクの樹サマとコログのマコレだね。秋の儀式の奴」

 

 

「「「デクの樹サマ!?」」」

 

 

?二人がデグナッツヘアーを見ている

 

 

「そうだよ。デクの樹サマは森の神殿の主で森に危険が近づくと教えてくれる物知りの木だよ。[癒しの歌]もそこで教えて貰った」

 

 

「「「木がしゃべるん!?」」」

 

「もう、何百年って生きてるらしくて、知識が凄いよ!たまに、虫がついて痒いから取ってくれって頼まれたりするけど」

 

 

「…………凄い所だな…ハイラル」

 

メガネが感心してる。

 

 

「そこで、ボクは英雄のその先、[勇者]になれるって言われたんだ。」

 

 

「英雄(ヒーロー)の先…」

 

デグナッツヘアーが呟いている

 

「勇者は、全ての種族の思いを背負って先を行く者だってデグの樹サマが言ってた。だからボクはプロヒーローになって勇者を目指すんだ!」

 

 

「そうなんだ…」

 

三人が感心している

 

 

「後ごめん。みんなの名前分からないままだった!」

 

ズコ!

 

コケる三人

 

 

そのまま自己紹介しあうリンクたちでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、指の怪我が気になって、緑谷君に牛乳を渡してしまうリンク

 

それを、スゴく羨ましく見る麗日さん

 

その理由がわからなく?を浮かべる飯田君

 

 

試して貰う為、麗日さんと飯田君にも牛乳を渡して、いつもの現象を体感してもらう

 

 

「…この世に…こんな物があったなんて…」

 

涙を流していた。

 

 

そんなになのかな?と思っているリンクでした。




ありがとうございました。


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対人戦闘01

アパートー早朝

 

花子の餌やりの時間に目を覚ますが、東京に来ているので、やることがない

 

 

仕方なく早めに朝ごはんの準備をする

 

「どうなったかな?」

 

 

シーカーストーンの[発酵倉]の機能を試していた。操作して、中の牛乳がどうなったかな見る

 

 

「お!これは」

 

 

シーカーストーンから取り出すと、ヨーグルトと、チーズが出来ていた

 

「チーズは発酵が甘い…マスカルポーネチーズかな?」

 

 

昨日買った、果物や野菜、肉を確認する

 

 

これらと昨日のイチゴジャムを使って作るかか

 

 

 

~~~~~~

制作中

 

.

....

 

フルーツポンチとティラミス苺大福が出来た!

 

「作りすぎたから、ティラミス苺大福はしまって…」

 

 

ドールハウスをノックする

 

「お前ら!朝飯できたぞ~」

 

 

起きてくるまでの間にパンを焼く

 

最近の朝の風景である

 

 

 

 

 

 

シーカーストーンに[極みのティラミス苺大福×30]が追加されました。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

学校

 

 

「私が~…普通にドアから入ってきた!」

 

どこかで見たことあるような…

 

あ…………手紙の筋肉ウサギか

 

 

 

「「「オールマイトだ!」ヤベェ鳥肌立ってきた…」」

 

 

 

皆興奮気味である。

 

…………そっとしておこう

 

 

すると筋肉ウサギ先生が、授業の説明をしてきた。

 

話半分に聞いていると、壁からケースが出てきた

 

「あんなギミックあったでありますか!?」

 

 

シィはこういう時は、真っ先に反応する

 

 

「君たちの個性届けに基づいて作られ、要望に沿って作られたコスチュームだ!皆着替えて、集合するように!」

 

 

コスチュームか…

 

「どうしたん?」

 

麗日さんが聞いてきた

 

「…いや、思い付かなくて、デグの木様に聞いた服を、そのままにしたんだよ、何でも、昔、コログ達が人間だった頃の服だって」

 

 

「そーなんやね…早く着てみたら?」

 

 

それもそっか…

 

 

リンクは[コキリ族の服]を手に入れた!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

グラウンドβ

 

 

オールマイトは授業の説明を初める

 

「今回の授業は戦闘訓練だ!」

 

 

戦闘訓練…出来るかな?

 

 

「それぞれくじ引きをして、それぞれ敵チーム、英雄チームに別れて、戦闘を行ってもらう!設定はこうだ、ある敵が核爆弾を街にセットした!英雄チームはそれの排除をしてもらう!敗北条件はそれぞれ、捕縛テープを巻かれるか、英雄チームが、核爆弾にタッチすれば、英雄チームの勝利となる!」

 

 

 

…昔見た漫画みたいな設定だな…

 

 

とりあえず、くじ引きをする

 

 

「エット…ペアハ…」

 

 

 

「私とですわね」

 

…ヘソ出しがペアか

 

 

「よろしく、エット…」

 

「八百万 百(やおよろず もも)ですわ!よろしくお願いいたします。」

 

 

「よろしく八百万さん」

 

 

エット…今回は、敵、防衛側か

 

 

「腕がなりますわ!」

 

 

 




ありがとうございました。


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対人戦闘02

訂正ありがとうございました。


お恥ずかしい限りです。

また応援よろしくお願いいたします。

少し時間が掛かりました。長めです。


ビル内

 

 

八百万さんとリンクで、ビルの見取り図を見ている

 

 

建物は5階建て、現在4階にいる

 

相手は、芦戸 三奈と青山 優雅だ

 

 

芦戸は酸、青山はヘソビーム

 

どうする?

 

「入り口は、私の個性で塞ぐとして…他の所はどうします?」

 

 

「…………ちょっとマップ見せて」

 

リンクはマップを見て、考え込む

 

 

 

「また始まったです。」

 

「変な所でスイッチ入ったであります。」

 

「マァ、イツモノ事ダケド」

 

 

ナビィ達が呆れている

 

「いつもの事?」

 

八百万さんは、疑問に思っている

 

「イッツモ戦闘前ハ、戦略ネルノニ、ジィット見テルヨネ」

 

 

「でも、ゴロン族やリト族の問題、解決したです」

 

 

「でも、この時が一番楽しそうであります!」

 

……………………

 

「ねぇ…腐葉土って作れる?」

 

リンクは八百万さんに訪ねた

 

 

「え…ええ作れますが…」

 

 

「どのくらい?」

 

「…どのくらいほしいですか」

 

「フロアの床3cm位の高さ」

 

八百万さんは考え込む

 

 

「1フロアが限界ですわね…」

 

「回復出来たら出来る?」

 

 

「それなら確かに…でもどうやって…」

 

 

 

朝の奴を出した瞬間、ケミィ達が、世の終わりの顔をしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

「…結構あるから大丈夫だぞ」

 

 

ケミィ達は満面の笑みを浮かべた、

 

 

現金な奴らだ

 

 

しかし、八百万さんは、疑問が解けずにいた

 

 

「なんでありますの?それは…」

 

 

「この作戦の必須アイテム」

 

リンクは、親指を立て、作戦を説明していく

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

ビル入り口

 

芦戸と青山達

 

 

 

「ヤッホーィ!」

 

周りに酸の液体を撒き散らす

 

「あ!あぁぁぁぁぁ!」

 

マントに掛かったようだ

 

 

「いやぁ、ごめたん、ごめたん」

 

 

 

このペア大丈夫だろうか?

 

 

ビルに入り、最初の通路を抜けると曲がった先に階段を見つけた芦戸

 

「あ!階段見っけ!」

 

「順調じゃないか」

 

二階に上がるとそこには…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「森!?」」

 

二階に上がったら壁と言う壁に蔦や植物の根がびっしりついており、窓も蔦の隙間から僅かに光が入る位である

 

 

「ここから本番って訳だね☆」

 

「よっしゃ!行っちゃうよ!」

 

 

フロアに上がるとメロディが聞こえてくる

 

「この音…牧場の音だよね?」

 

 

「上から聞こえてくるね☆」

 

「ヒントあるなら楽勝!」

 

 

そのまま進む二人

 

 

 

 

5分ほど進むと青山が気付く

 

「………ねぇ…ここってそんなに広かったっけ☆」

 

 

「…階段が見つからない…」

 

 

歩けど、ずっと歩けど、森の通路、階段どころか、部屋すら見つからない

 

 

「どーなってんの!?これ!」

 

「はは!迷子だね☆」

 

 

「笑い事じゃなーい!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

4階

 

スチールパンを叩いて、[サリアの歌]を叩き続けるリンク

 

 

「順調に迷っているです。」

 

ケミィは苺大福を食べながら、現状をシーカーストーンで確認している

 

現在、ケミィ、ボク、ナビィは核爆弾の前で、高見の見物をしている

 

因みに、シィはサリアの歌で寄ってきた、コログと共に、現地の状態を確認してもらっている

 

 

ボクの作戦は、迷いの森をそのまま再現しちゃおうっと言う作戦

 

 

二人が通った後、ルートの植物をコログの力で、コースを変え、道印になりそうなものは排除、部屋の中も植物を生やし、細い道を作り、また、コースを変える

 

サリアの歌を引き続けるのも、コースを変えている時の音がバレないためである。

 

 

「壁を突き破って来たらどうするです?」

 

「2階の踊場と3階には、結構な量のデグババ植えといたし、4階への階段はシィが交配したデグの花を植えたし、大丈夫だろ…それよか…」

 

リンクは、奥で、横になっている八百万さんを見る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………ンッ…」ビクッ… カオマッカ

 

 

時々、ビクって動く八百万さん

 

「こんなになるまで頑張ってくれるなんて…言ってくれればいいのに…」

 

心配そうに見るリンク

 

 

 

 

 

 

「「トドメはリンクが刺したです」」

 

「そうだよね…無茶させちゃったよね…」

 

 

「チョット、チガウキガスル…」

 

 

 

少し、回想すると…

ーーーーーーーーーーーーーー

2階

 

 

八百万さんに土を作ってもらい、リンクは種を蒔いている

 

「く…流石にキツイですわ…」

 

 

2階が終わった位で、八百万さんに限界が来た

 

 

「お疲れ、後もう一息だから、これ飲んで」

 

 

リンクは牛乳を取り出す

 

 

「すみませんわ…!」

 

 

八百万さんは初めて花子の牛乳飲むんだっけ?

 

「美味しい!どこの牛乳でありますの!?」

 

「うちの牛乳だよ。ボクが育てた花子って牛の牛乳」

 

「そうなんですのね…甘い上、濃いのにスッキリしていますわぁ~」

 

八百万さんの顔が幸せに満ち溢れている

 

足元からピンクの光が溢れていく

 

 

「なんですの!?体が…ンッ」

 

八百万さんは、体をよじりながら、膝をついてしまった

 

 

「ん~//////はぁ!」

 

 

そのまま仰け反ると、お腹から妖精が出て来て、ピンクの妖精が、八百万さんの体をぐるぐる回りながら、上に消えていった

 

 

 

「……………………」

 

 

目をぱちくりさせてる八百万さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もう、大丈夫じゃないかな?」

 

 

リンクに声を掛けられて、気付く八百万さん

 

「…凄い…聞いてた以上ですわ」

 

「後少し、行けそう?」

 

 

「大丈夫でございますわ!今なら何でも出来る気がします!」

 

 

「じゃあ、次のフロアもお願いね」

 

 

~~~~~~~~~~~~

 

4階

 

予定のフロアに土を引いた八百万さんは、肩で息をしていた

 

 

「大丈夫?予定より早く土を敷けたらのはいいけど…」

 

 

リンクは、心配している

 

 

 

 

 

 

 

「…調子に乗ってしまいましたわ…すみません、牛乳を頂いてもよろしいでございますか」

 

 

少し顔色が悪い…

 

 

「牛乳の前に、こっちをどうぞ」

 

ラップがしてあるティラミス苺大福を渡す

 

「こちらは?」

 

八百万さんが質問してきた

 

 

「花子の牛乳から作ったチーズで、今朝作った、ティラミス苺大福、ナビィ達のお気に入りの1つ」

 

 

見た目は、茶色い大福

 

 

「…いただきますわ…ハム…ムグムグ…!」

 

 

八百万さんは目をこれでもか!って位開いている

 

 

「凄い…皮の餅は少し苦味がありますが…中の濃いクリームチーズの波を苺の酸味で抑え、濃すぎる甘さを皮の苦味で整え、香り豊かになってますわ…と言う一体感!」

 

 

 

…グルメリポーターかよ

 

 

しかも、顔を赤らめながら言ってるが大丈夫か?

 

 

 

「皮には、コーヒーが入ってて、打ち粉にココアが入ってる、花子のマスカルポーネチーズに花子の生クリーム泡立てたホイップクリームと合わせ、一口の大きさにしたらイチゴジャムを少し乗せて、先ほどの皮で包んだ奴だけど…」

 

 

 

八百万さんの顔に生気が戻っていく

 

 

 

 

「あぁ…包まれてしまう…」

 

 

何にだよ

 

 

 

「う…ンッ~…」ビクビク

 

 

少し苦しそうだ、足がプルプルして、顔を赤らめ、目の焦点が合っていない…

 

 

「本格的にヤバい?もしかして」

 

 

リンクが近づくと、そのまま倒れ混んでしまう

 

「リンクさん…ア…私…」

 

 

リンクは、必死にナビィ達から学んだ、この場合の時の対処を思い出していた

 

 

「八百万さん」

 

 

優しく腰を抱き、後ろの頭をフワッと撫でながら、右耳にそっと優しく声をかける

 

 

「リンクさ…」

 

戸惑う八百万さん

 

「無理させちゃってごめん、ありがとう、助かったよ」

 

 

リンクは八百万さんに、優しく、いい子いい子している

 

「そん…なに…されたらも……………ンッン~~~!」ビクッビクビク

 

 

 

目がハートになっている八百万さんは、強くリンクに抱き付きながら、震え、力がなくなってしまった

 

 

「ちょ!八百万さん!起きて!傷はまだ浅いぞ!オーイ!だれか~!」

 

 

 

 

 

 

リンクは、助けを呼んだが、だれも来ない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ヤッパリ教育、間違ッテタワ…」

 

「やり過ぎたです」

 

 

「(;´゚д゚)ゞあわわわわ」

 

 

うろたえるナビィ達…

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


パウチの能力がお仕事回でした。


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対人戦闘03

沢山の人が見てくれてありがとうございます。

今後もよろしくお願いいたします。


芦戸と青山チーム

 

 

現在、2階の迷いの森にいた

 

「どこなのここー!」

 

「あはは☆」

 

芦堂は壁に酸で手形を作り、曲がり角にマークをつけるが、戻ってもマークは無くなっているので、戻っても意味がない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在、8分経過

 

 

「ここはボクの出番だね☆時間もないし」

 

青山はヘソビームを壁に向かって撃った

 

 

 

 

ニューイーーーーーーーーン

 

 

 

木の壁に小窓程の穴が空き、隣の通路が見える様になった

 

覗き込む青山達

 

「隣も通路になって…ア」

 

「「あ…」」

 

 

作業中のコログ達と目が合ってしまった

 

 

「「「…」」」

 

 

「てっ撤退!」

 

シィは、コログと一緒に奥に飛んでいく

 

 

「「待て~!」牧場の妖精か!」

 

「ちょっと!もっと大きな穴開けなさいよ!」

 

 

 

シィは、無線で、リンクに情報を流す

 

 

 

「こちらシィ!見つかったであります!」

 

『了解、そのまま3階に上がって振り切って、本部に向かって、送れ』

 

「了解であります!終わり」

 

 

後ろから芦戸達が追う

 

「逃がすか!」

 

「はは☆待て~」

 

 

青山がヘソビームを出すが、シィはコログに指示を出し、かわす、時に旋回、ループ等をくしし、翻弄しながら逃げる

 

 

「元艦載機妖精ナメんなであります!」

 

 

※初登場の時、海に墜落してたけどね

 

 

 

どんどん奥に逃げていき、階段の所まで来た、シィはちゃんとついて来てるか確認する

 

 

「「逃がさない」よ」

 

 

芦戸達がついて来ているの確認すると、そのまま3階にに向かうシィ達

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

核爆弾ルーム

 

「ん…」

 

 

「やっと起きたです。」

 

 

八百万さんが目を覚ましたようだ

 

「大丈夫?動ける?」

 

 

リンクは八百万さんのオデコに手を当てる

 

「!いえ!もう大丈夫ですわ!」

 

…スゴく、顔赤いけど

 

 

「無理しないでね、八百万さん」

 

「はい…」

 

 

頭から湯気がでているけど…

 

そんなやり取りをしてると、シーカーストーンにシィから連絡が入る

 

 

『こちらシィ!見つかったであります』

 

連絡を受け時計を見る

 

「頃合いかな…」

 

無線機能を使い、シィに指示を出す

 

「了解、そのまま3階に上がって振り切って、本部に向かって、送れ」

 

『了解であります!終わり』

 

 

思ってたより早いかな…

 

「…状況はどうなってますの?」

 

八百万さんが聞いてきた

 

「今、2階の迷いの森フロアで、作業していたシィが見つかった。戻る様に伝えたから、暫くしたら戻ると思う、今は…9分経過してるね」

 

 

「!そんなに…私ったら…」

 

「疲れてたから無茶しちゃダメだぞ、それよかお願いがあるんだけど…」

 

 

「!何でございますか!?」

 

いきなり元気だな

 

「ボクが出た後、入り口にシャッターを着けて、40cm位開けて欲しいんだけどいい?」

 

「…40cmの理由は?」

 

 

「これから、デグナッツモードになって、4階の階段の踊場でスタンバイするから、もし無理だったら逃げ込める様に開けといて、40cmならそのまま潜れるから」

 

「…了解しましたわ…」

 

あんまり活躍出来なくて元気無さそうだ…

 

 

 

「お願いね!でないと、帰る場所無くなっちゃうしね」

 

(ナビィに教わった、話し方、スマイル、スマイル)

 

 

ボン!「ま、ま…任せて下さい!///」

 

 

良かった、元気になって

 

 

 

 

「「後ろから刺されるです」」

 

「どうして!?」

 

 

将来が心配なナビィ達

 

 

 

 




ありがとうございました。



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対人戦闘04

3階

 

コログとシィは、階段を上がった後、妖精しか通れない通気孔を通って4階に向かい、芦戸達の追跡を振り切る

 

 

芦戸と青山チームはというと…

 

 

「ハァハァ…にげられた~!」

 

「ハァハァ…なかなかやるね☆」

 

 

このフロアは、先ほどと違い、少し広めにある通路に大きめの草が生えている

 

 

芦戸が警戒を高める

 

「気を付けて!牧場が何を仕掛けたかわかんない!」

 

 

「わかった☆」

 

 

本当にわかってるのかな?

 

少しづつ奥に入っていくと、地面の根が濡れてるエリアに入っていく

 

 

ズジャジャジャ…

 

「…何か音がしなかったかい☆?」

 

 

「?いいや」

 

 

ズジャジャジャ…ズジャジャジャ

 

「ヤッパリ…聞こえるって☆!」

 

 

芦堂と青山はゆっくり後ろを向く

 

 

…クパァ…

 

デグババが口を開き、青山をターゲットにしている

 

 

「Gusyaaaaaa!」

 

 

「「ギャアアアアアアアアー!!」人食い花!?」

 

 

大きな声を出した為、他のデグババも起き始める

 

 

「ひっ!囲まれてるぅ!」

 

 

「ピーンチ☆」((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 

ガブガブ!

 

「ギャアアアアアアアアー、マントが~!」

 

青山が引きづられていく

 

「青山ぁぁぁ!」

 

 

必死に引っ張る芦戸、しかし、マントで首が絞まっていく

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

4階踊場

 

リンクがデグナッツモードで、デグの花の裏に隠れていた。

 

 

「…(遠くから声が聞こえる…もう少しかな)」

 

『牧場少年!ちょっといいかな?』

 

ビク!

 

耳のイヤホンからオールマイトの声がした

 

「オールマイト先生、びっくりしたじゃないですか」

 

 

『今、芦戸少女と青山少年が、凶悪な花と戦っているんだが、大丈夫なんだよね!?』

 

「大丈夫ですよ、デグババは、頭を強く叩くと、茎を真っ直ぐにするから、そしたら頭を切ると簡単に倒せますよ」

 

 

『そ…そうなのかね!』

 

「でも…」

 

『でも!?』

 

「間違って、茎を先に切ると、頭だけで跳ねて、襲って来ます。噛みつかれても、毒はないから大丈夫ですよ、痛いだけです。」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

芦戸と青山チーム

 

 

デグババにびびった青山が、レーザーを乱射、流れ弾ならぬ流れレーザーが茎に当たり、切れて大漁の頭だけが跳ねて襲ってくる

 

ボン!ボン!ボン!

 

「ひー!襲ってくる!!」

 

芦戸は、傷だらけになりながらも、襲ってくる頭を拳に酸を纏いながら全力で殴って倒し、

 

「アハハ☆…ボク輝いてる…」

 

青山は、いくつかデグババに噛られながらも、レーザーで応戦している

 

「見て!あっちが明るい!」

 

芦戸は、明るい方に指を指す

 

「お腹が……急ごう☆!」

 

「早くそれ何とかしなさいよ!」

 

 




ありがとうございました。


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対人戦闘05

ヤッパリ先にを読まれやすいですよね

いつもありがとうございます


3階~4階階段

 

リンクはデグの花に隠れていた

 

 

「……(足音が近い!そろそろかな?)」

 

 

芦戸達が来るのを待ち構えていた。

 

 

「変な花があるよ☆」

 

「この花より変なのない!飛び越えるよ!」

 

 

後少し、…………今!

 

 

PON!

 

デグの種を発射!

 

「「げ!」」 グエェ!

 

 

空中にいた芦戸にクリティカルヒット!芦戸は吹き飛ばされた!

 

「悪いがここは、通行止めだっピ」

 

 

悪乗りするリンク

 

「遂に現れた、牧場君☆!」

 

ヘソビームで狙われるが、デグの花の中に隠れる

 

 

 

「ピッピッピ(笑)そんなの当たらないっピ!それよりペアはいいのかなっピ?」

 

 

 

 

「へ☆?」

 

 

青山が、振り向くとそこには、ライクライクに丸呑みにされてる芦戸がいた

 

 

「芦戸さーん!☆!」

 

 

うねうね動く[ライクライク]、シィが見付けて調教した虫、昔、自分が実験台にされ、鼻血を出しながら観察されている時に、ナビィとケミィに助けられた思い出の生物

 

 

 

 

 

現在、ケミィとシィの交配と調教により、デトックス効果、美肌、全身マッサージ、角質除去、ホルモンの正常化の為ドーパミンやオキシトシン、エンドルフィン、等を促す効果のある粘液を出すらしい

 

 

 

…シィがたまに母さんが使ってるって言ってた

 

 

 

 

控え目に言って、効果は抜群らしいが、現在は妖精用シーカーストーンの中にいる

 

 

あんなのシーカーストーンに入れたくない!

 

 

 

「~~~~!~~~ブハ!」

 

 

「あ…生きてた☆!」

 

 

芦戸さんは首だけ出してる

 

「ちょ!なにこれ!?体にンッ…何かが巻きヒァッ!…付いて、ヤン!締めつ……ン~~~~///////」ゾクゾク

 

 

芦戸さんは顔を真っ赤にしながら、もがいている

 

…若干目が虚ろだ

 

…シィ、大丈夫なんだよね?

 

 

 

「あ、芦戸さん…?☆」

 

 

青山さんは、どうしていいか混乱している

 

 

「わたしは、ンッ…いいから早く…イって!ひゃン!…こっちは何とか…するキャウ!…早く!…ンアーー!」ガクガクビクビクン!

 

「わ、わかった!任せて☆」

 

 

青山さんがこっち向かって来る

 

 

 

 

 

なんだろう…本物の敵になった気分…

 

 

 

 

 

 

 

「…ピッピッピ(黒笑)どうした?ヒーロー?終わりかなっピ?」

 

リンクは、ヤケクソになった

 

 

 

 

「芦戸さんの為にも…僕の輝きは…絶対に負けない!」

 

青山はヘソビームを足がプルプルしながらも撃ってくる

 

 

「ピ!」

 

リンクはデグの花に隠れてかわす

 

「今だ!☆」

 

青山は階段に向かって走る

 

「無駄だっピ!」PON!

 

リンクは、デグの種を青山に向かって撃ったが…

 

 

「もう…お腹が…」

 

急にしゃがみ込んだので、外れてしまった!

 

 

「トドメを刺して…?」

 

焦げ臭いのに気付き、横を見ると、デグの花の葉に火が着いていた

 

 

「…ピー!!ヤバい!脱出!」

 

 

※デグナッツは火に弱い

 

 

 

リンクは飛び出し、花にバブルをかけて鎮火を試みる

 

ポコポコポコ

 

 

「…お…収まった…」

 

 

 

「もう、隠れられないね…☆」ユラリ

 

 

あ…

 

 

「…撤収!」ダッシュ!

 

 

 

「逃がさないよ~☆!…」ヨロヨロ

 

青山さんは、自分なりに追いかけて来る

 

デグナッツは歩幅が小さい為、移動が遅い

 

 

「捕まるかー!」ヨチヨチ

 

逃げるリンク

 

 

「…ま、待つんだー☆」ヨロヨロ

 

お腹を抑えながらも、必死に追いかける青山

 

 

必死に走るリンクは、核爆弾室のシャッターの隙間に滑り込む

 

スシャーーー

 

「八百万さん!閉めて!」

 

「はい!」

 

 

青山が後一歩の所で、シャッターが閉まる

 

「あぁ!」

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

核爆弾室

 

 

滑り込むとリンクは息を整えていた。

 

「ハァハァ…後どのくらい!?」

 

人形用のちゃぶ台でお茶をしていた、ケミィが答えてくれた

 

「後1分30秒です。」

 

 

「よし!後は、廊下の奴にまかせる!疲れた!ナビィ、トランペット…」

 

 

♪~[森のメヌエット]~♪

 

デグナッツモード解除!

 

「ふぅ…多分勝った!」

 

 

思わずガッツポーズ

 

 

「油断大敵ですわよ」

 

八百万さんが、注意してくる

 

 

 

 

 

「でも、廊下の奴ってなんですの?」

 

リンクは、説明することにした

 

「ケミィのアイテムに必須の材料を作ってくれる蜘蛛、クローショットのワイヤーに編み込まれてる補強材、妖精用シーカーストーンで飼ってる」

 

「蜘蛛?」

 

「うん、ハイラルの迷いの森に住む、デグの木様に、よくくっいてるあいつ、[スタルチュラ]だよ」

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

核爆弾部屋前

 

 

青山は項垂れていた

 

「あと…あと少しだったのに…」

 

 

ツンツン

 

「!芦戸さん!今リンクがこの中にはい…」

 

 

シュラシュラ

 

目の前には体長1mは越える巨大蜘蛛、スタルチュラが天井からぶら下がっている

 

 

「あ、あああぁ」

 

青山は、尻餅をつき、上を見ると大量のスタルチュラがゆっくり降下してきている

 

 

「あ¨ーーーーーーーー!!!!!」

 

 

 

 

大声を上げた事により、スタルチュラは一気に降下

 

 

「イヤ¨ーーーー!!」

 

 

暴れれば暴れる程、どんどん糸が絡まっていき、最後はぐるぐる巻きにされてる青山

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

核爆弾室

 

 

 

 

『あ¨ーーーーーーーー!!!!!』

 

おっと、捕まったかな?

 

 

 

「な!なんですの!?青山さんの叫び、尋常ではなかったですわ!?」

 

 

八百万さんは、外の心配をしている

 

「大丈夫です」

 

「加工食品しか食べない様に、教育済みであります」ズズー

 

「向コウデハ、割リト普通ニイル蜘蛛ダカラ心配無イワヨ」ハムハム

 

 

ケミィ、シィ、ナビィがお茶をしながら答える

 

 

「まぁ、後で牛乳飲ませてあげれば大丈夫でしょ」

 

 

リンクも気楽に言う

 

 

「あら?わたくしが可笑しいのでしょうか?」

 

混乱する八百万さん

 

 

 

 

 

程無くして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『敵チームWIーーーN!!牧場少年!早く蜘蛛を取って上げて!早く!』

 

 




ありがとうございました。

次回もお楽しみに


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五里霧中01

話の数が多い思い、まとめて見ました。

今までに比べ、かなり長いです。

書きたい事詰め込んだらこんなになりました。


ビル4階

 

現在、ケミィ達がスタルチュラをしまっている

 

青山は現在、ミノムシみたいになってたのを八百万さんと救出中、

 

 

「そこまでビビらなくても…」

 

 

「「あれは誰でも怖い!」ですわ!」

 

 

八百万さんにライターを出してもらい、レスキュー完了

 

 

そうしたらケミィが異変に気付く

 

「リンク!リンク!」

 

「どうした?お菓子はもうあげないよ」

 

「違うです、スタルチュラの様子、おかしいです」

 

シィも異変に気付く

 

「?……!焦げ臭いであります!」

 

 

『牧場少年!八百万少女!聞こえるかね!』

 

オールマイト先生から連絡だ

 

「はい、こちら牧場です。どうぞ」

 

『済まない!緑谷少年の試合で、気付くのが遅くなってしまった!今、2階と3階が煙が充満している!早く脱出するんだ!』

 

マジかよ

 

 

「八百万さん!窓から梯子!」

 

「もうやってますわ!」

 

八百万さんが、避難梯子を作ってくれた

 

 

「あ…青山さんと八百万さんは先に行って!」

 

忘れ者がいた!

 

 

「!!どういたしましたの!?こんな時に」

 

 

「芦戸さんを回収してくる!」

 

「!なら私も…」

 

「ダメ!下の植物や虫は、ハイラルの奴だ、今の蜘蛛のやり取りをみて、慣れてない奴が行くのは危険だ!大丈夫!最悪ゴロンモードで脱出するさ!岩だし!」

 

 

そう言って笑って見せて行こうとする

 

「待ってください!」

 

八百万さんに呼び止められた

 

「せめて、これを!」

 

リンクは[八百万のサバイバルナイフ]を手に入れた

 

…ハンドグリップにマトリョーシカのデザインが入っている

 

「ありがと!行ってくる!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

3階

 

煙が充満している、シーカーストーンから大きめの透明なゴミ袋を取り出し、被って、芦戸さんの所に向かう

 

※(ビニール袋を被るのは最新の防災より)

 

 

視界が悪い

 

「ナビィ!マッピングお願い!」

 

「エコーロケーション!」Piiiiiiiiiii…

 

 

「ソノママ真ッ直グ!6m」

 

「了解!」

 

 

姿勢を低くしたまま、芦戸さんの元に向かう

 

 

「見つけた!」

 

芦戸さんは、一度デグババに引っ張られた状態で発見

 

 

「大丈夫!?」

 

「…………」顔マッカ ピクピク シロメ

 

「…息はある!煙を吸いすぎたか!?」

 

シーカーストーンからゴミ袋を出し、芦さんに被せる

 

 

そのまま抱き抱えて、移動する

 

戻ろうとするが、煙が少なかった為か階段近くのデグババはまだ元気だ

 

「抱き抱えてじゃ、無理だ!階段で降りるしかない」

 

ナビィのエコーロケーションを使いながら、視界の悪い中、安全で最短ルールを進んで行く

 

 

 

 

「ふぁれ…ここふぁ……」

 

「起きたであります!」

 

 

芦戸さんが目を覚ました!

 

「ゴメン!今、青山のビームで火事になってるんだけど、動ける?」

 

 

「…らめ~…こひに、ひはらがはいらない…」

 

煙を吸ったせいかな?

 

「わかった、このまま運んで行くね」

 

「…………」

 

 

ケミィが、芦戸さんの顔をぺしぺしする

 

「また寝ちゃったです」

 

「わかった、行こう!」

 

 

 

先を急ぐリンク達

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

2階

 

 

ここのフロアは火が回っている

 

「コログ!シィ!最短ルートをお願い!ナビィもマッピング!」

 

 

「「了解!」」

 

コログも敬礼している

 

コログがラッパを吹くと、まだ燃えていない木が形を変形していき、一本道が出来た

 

「よし!ありがとうコログ!」

 

コログとシィ先導により、1階に降りる階段前に着いたが…

 

 

「マジかよ…」

 

燃えてる木によって、完全に塞がっている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうする…考えろ…何か手があるはずだ…」

 

 

するとナビィが、何かに気がついた。

 

「…!階段から誰か来る!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私がぁぁぁ!」

 

 

 

 

「!横にずれるです!」

 

ケミィも何かに気付き、横にずれる

 

 

すると階段の炎が吹き飛ばされた

 

 

「炎の奥からやってきたぁ~…」ブハ…

 

 

 

 

 

 

 

「…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だれ?この金髪骸骨?

 

「誰です?」

 

「知らないであります」

 

「管理ノ人カシラ?」

 

ナビィ達はそれぞれ考えている

 

 

 

 

「って血を吐いてるじゃないですか!」

 

「いや、これは…その…」

 

金髪骸骨が動揺している

 

「用務員さんですか?助けてくれてありがとうございます!ケミィ、牛乳を出して」

 

「あいです!」

 

ケミィは、シーカーストーンから牛乳を出して「どうぞ」と渡す

 

 

「この牛乳飲むと怪我や体力が、回復出来るので飲んで!ボク芦戸さんを連れて行きます!」

 

 

 

「あ…あぁ…」

 

「みんな!行くよ!」

 

「「「はい!」」」

 

そのまま外に避難するリンク達

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

放課後ーモニタールーム

 

もう、日が暮れ始めている

 

あの後すぐに、空からオールマイトがやって来て、芦戸さんを任し、リンクは、モニタールームに戻って来た

 

 

 

「戻りました…?」

 

 

ザワァ!

 

女子が顔を赤くし、男子は涙、特に数珠玉ヘアーは血涙

を流している

 

 

よく見ると八百万さんが奥で座り込んで顔を手で隠している…

 

 

何があった?

 

 

するとカエルの人が、声をかけてきた

 

「牧場ちゃん、あなた、見た目より男らしい所あるわね」

 

「?どういうこと?」

 

 

 

 

カエルの人がモニターに指を指す

 

 

「ん?…な!!」

 

 

そこには、苺大福を食べ、フラついた八百万さんを支えるリンクの姿が映っていた

 

 

「なんで…この映像が」((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 

 

しかも、周りを見ると、芦戸さんがライクライクに丸呑みにされてる所、芦戸さんを抱え、炎の中を走るリンクも映っている

 

 

「試合終了後の反省会用に記録されてるって…そのまま資料行きよ」

 

カエルの人は、トドメを刺してきた

 

 

 

思わず膝をつくリンク

 

 

 

赤髪の人が肩を叩いてきた

 

「…諦めろ…そして羨ましいぞ!ヽ(♯`Д´)ノコリャーッ」

 

 

指に力を入れてきたぁ、!

 

「イダダダダ!」

 

 

 

数珠玉ヘアーが、変な玉をもってこっちに向かってくる

 

「これを、鼻と口に当てたらどうなるかな(黒笑)」

 

 

「止めなさい」ベシ!

 

カエルの人に助けられた

 

 

麗日さんも…

 

「なんや…映画のワンシーンみたいやね///」

 

 

 

 

「…」

 

八百万さんが、スッと立ち上がり、こっちに向かってくる

 

 

 

 

 

 

「牧場さん」ニコ

 

「な…なんだい?」

 

少しずつ下がるリンク

 

 

ブン!

 

 

ガシッ!

 

リンクは紙一重で、八百万さんのナイフによる攻撃を止めた

 

「あなたを殺させていただきます!大丈夫です!私も後を追いますから!!!」

 

八百万さんは力を緩めない!

 

「流石に無理ッス!誰か~!止めて~!」

 

 

周りの人の助けにより、一命をとりとめるリンク

 

 

 

 

 

 

 

「思ったより早かったです」

 

「そうでありますね」

 

「マサカ、コンナニ早イナンテ…」

 

眺めているナビィ達

 

助けてよ(泣)

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

放課後、保険室

 

 

リンクは、リカバリーガールの許可を貰って、芦戸さんが起きるのを待っているうちに、眠ってしまっていた

 

 

 

 

「…………ん?」

 

起きると芦戸さんの顔が目の前にあった。

 

「わわわわ!」

 

 

芦戸さんは、動揺している、煙を吸った所為か、まだ顔が赤い

 

 

「あ…ゴメン!寝ちゃってた」

 

「ううん…別に大丈夫だし!」

 

なんか、硬い雰囲気

 

 

「そ、それよりも!あの磯巾着なに!ひどい目にあったんだけど!」

 

あ…ヤバい

 

「ゴメン!あれ、[ライクライク]って言って、うちの裏山にある森でシィが見つけた奴なんだ!改良されてるから、体に害は無いはずだけど…」

 

「その代わり、物凄く恥ずかしい思いしたんだからね!」

 

 

「おっしゃる通りでございます。」

 

もう、平謝りしかない、モニターで先生以外にもチェックされてた事に後から気付いたのだから

 

八百万さんにも「責任取って貰います!」って涙ながらに言われてしまったし…

 

 

「…もう、じゃあ、私の言うこと聞いてもらうんだから…」

 

「はい…」

 

 

「…言ったわね♪」

 

芦戸さんは、顔を赤くしたまま、ニヤニヤしている…

 

 

これは…ヤバい

 

 

「まずは…」

 

 

…覚悟を決めよう、男だろ!

 

「三奈…」

 

「へ?」

 

あっけに取られるリンク

 

「三奈って呼んで、ピンチを乗り切ったのに、他人行儀じゃん」

 

 

「…わかった三奈さん」

 

 

「…(今はまだそれでいっか)」

 

 

「あ!忘れてた」

 

 

シーカーストーンから苺大福を出そうとすると、ケミィに取られた

 

「おい!ケミィ…」

 

 

ケミィは、苺大福を持ったまま、ジャンプし、芦戸さんの前に行く

 

「お気持ちです。どうぞ」

 

「あら、ありがと!」

 

ケミィが、お菓子を人に上げる…だと…

 

「何かの前触れでしょうか?」

 

シィも顔を青くしている

 

 

「じゃあ早速…」パク…!

 

「美味しいじゃん…なにこれ~♪」

 

 

「…ティラミス苺大福、花子のチーズを使った奴」

 

 

「…ヤバい、何か…全身包まれてるような…」ゾクゾク

 

 

 

八百万さんと同じ現象が

 

「大丈夫?」

 

「なん~…ン~!とかァ!…ハウン///」ビクビクン!

 

 

?芦戸さんの体の傷が消えて、ハート形の塊みたいたいなのが出てきた…

 

 

「よっしゃです」

 

 

ハート形の塊をケミィが持っていった、しかも1つじゃない

 

「待てコラ!」

 

捕まえるリンク、ケミィのハートの塊を1個取る

 

 

「あぁ、ハートのかけらが…」

 

ハートのかけら?

 

「こいつが目的だったか!」

 

 

「なんしょうか?これ…」

 

シィが疑問に思う

 

「ハートのかけらです、回復の過剰分、出てきます」

 

 

しかも甘い匂いがする…食べて見ようか?

 

パク!

 

 

「ちょっと!汚い…」

 

モグモグ…

 

「これ…飴だ、さくらんぼ味の…」

 

「嘘!?」

 

芦戸さんも試そうとするが、すり抜ける

 

「あれ?」

 

「過剰分なので、本人は、触れないです。」

 

 

そうなのか…

 

「…三奈さんの心の味は、さくらんぼって事かな」スマイル

 

 

「…………///」

 

 

バコ! グヘぇ

 

「なにするの!?三奈さん!?」

 

「ウルサーイ!溶かしてやる!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヤレヤレ、マダ、道ハ遠ソウネ┐(´∀`)┌」

 

「全くであります。」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

職員室

 

オールマイトは、回復効果を実感した為、牧場家の牛乳を買えないか、職場のネットで調べていた

 

 

「えーっと、これかな?」

 

農協のサイトにアクセスし、ハイラルの牛乳で調べる

 

「あった、えっと………………ウッソォ!」

 

 

〈ハイラル産、トアル牛乳 生産者、牧場守護氏 1L瓶、価格【時価】 昨日の終値¥136,512- 審査を受けた方のみ購入可 ※医療関係者及び、治癒系個性のプロヒーロー、応相談〉

 

 

 

「た、高い…」

 

※(新人教師の為、給与的に)

 

 

予想外の価格で取引している事を知ったオールマイト

 




ありがとうございました。


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委員01

UA30000越えました!

ありがとうございます。

ヤッパリ昨日の量はきついので、元に戻します。


朝ー通学路

 

今日は、シーカーストーンに、シュークリームが入っている

 

 

 

 

…八百万さんには、少し会いづらい

 

 

校門前で、自転車をシーカーストーンにしまう

 

 

「おはようございます。」

 

 

ビク!

 

突然背後から現れた、八百万さんにビビったリンク

 

 

「お…おはようございます。八百万さん…」

 

 

「今日はいい天気ですね」

 

あれ?…意外に普通?

 

「そうですね…」

 

 

八百万さんが個性について聞いてきた

 

「そういえば、昨日の時もそうでしたが、トランペットやスチールパンを使わないと発動しないのでしょうか?」

 

 

…弱点を話すか

 

「ボクの個性は、発動の時に、メロディを奏でる事が条件だよ、ケミィやシィの妖精アイテムは別だけど…あと」

 

「あと…なんですの?」

 

 

「妖精の全く居ない空間では、無個性と変わらない位かな…そもそも、無理矢理作らないとそんなの無理だけどね」

 

 

「そうなんですか…」

 

 

妖精が居ない空間は見たこと無いから、無理だろ?多分

 

 

 

 

「おっはよー☆」

 

芦戸さんが、後ろから来た

 

「あ、おはようございます。三奈さん体調はもういい?」

 

「うん!昨日の大福で、全快で~す」

 

ピースをする芦戸さん

 

 

「…芦戸さん…」

 

 

八百万さんを見ると、にこやかなのに、にこやかの筈なのに、空気が歪んで見える

 

「…ずいぶん、リンクさんと仲がよろしいのですね。お手製のお菓子も召し上がった様ですし…」

 

 

「あれ凄いね~☆傷が治っちゃうんだし」

 

芦戸さんは腕にしがみついてくる

 

コミュ力高いなぁ~

 

 

 

 

「八百万さんも食べたんじゃ…」

 

 

 

「ももです」

 

「八百…」

 

「[もも]です!」

 

「モモさん…」

 

「はい!」

 

リンクは八百万さんに屈した

 

 

 

 

 

 

「後ろから刺されるにオヤツ3個です」

 

 

「周囲に外堀を埋められてるときにトラブルで死にかけるにオヤツ2個であります」

 

「スイーツガラミデ、誘拐サレルニ、オヤツ5個」

 

 

トトカルチョ始めているナビィ達

 

 

「…それ、全部同じ結果じゃ…」

 

 

「「「そうです」」であります」

 

 

コイツら~(`Δ´)

 

ーーーーーーーーーーーーー

教室

 

 

相澤先生が、ホームルームでクラス委員を決める事になった

 

みんな立候補している

 

ボクは興味ないが、とりあえず空気を読んで挙げておく

 

 

 

 

 

 

「牧場、お前はクラス委員にはなれない」

 

 

 

 

 

 

 

 

相澤先生の突然の通達

 

 

 

 

 

「どうして牧場ちゃんはダメなのですか?」

 

ケロちゃんが先生に聞いてくれた

 

「牧場は、治癒、回復系が出来る個性だ、そういう奴は…」

 

「「「そういう奴は?」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「保険委員だ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

確定なのね、回復させるの好きだからむしろいいけど

 

 

 

 

 

「それに伴い、これを渡しておく」

 

 

「これは、学生証?」

 

みんなのベージュ違い、白地に校章の横に赤十字のマークが入っている

 

「この学生証は、在学中、緊急時に限り、回復目的であれば、医療系ヒーローの許可がある時のみ、個性の使用を許可をされる、仮免のさらに仮の許可証にもなる、うちの場合、リカバリーガールが該当する」

 

 

 

「「「そんなのあるの!?」」」

 

 

「因みに、雄英高校に回復系の個性は、20年ぶりらしい、俺もこの学生証は初めて見た」

 

 

そうなのか…

 

 

「リカバリーガールに聞いたが…保険委員は、うちではかなり忙しいらしいぞ。良かったな(黒笑)」

 

 

 

 

 

「でも、牧場ちゃんの場合、どっちかってゆうと…」

 

 

 

 

 

「「「オヤツ・牛乳係」」」

 

 

 

 

「ボクもそう思う」

 

 




ありがとうございました。


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委員02

閲覧ありがとうございます。




教室

 

 

保険委員を就任し、くじ引きでクラス委員を決める事になった

 

 

自分はクラス委員になれないので、必然的に、リンクが投票したのが、クラス委員となる可能性が高い

 

 

 

その結果…

 

 

 

「牧場く~ん、ボクがふさわしいよね☆」

青山が

 

 

「リンクさん…わかってますわよね」

八百万さんが

 

 

「私やってみた~い☆」

芦戸さん

 

「私がやるわ、誰に入れるの?」

カエルの人

 

 

その他、強迫めいた者もいたが、どうするか考える

 

リンクは名前を覚えてる人の中からにしようか…

 

 

個人的に、ハイラルの生物にビビらない人がいい

 

なので、青山は、お前はあり得ない

 

 

八百万さんは、一度本物見てるし…

 

カエルの人も捨てがたい

 

芦戸さんは、もみくちゃにされてるし…

 

 

 

…八百万さんにしよう、後が怖そう

 

 

 

 

クラス委員は、緑谷と八百万さんになった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

お昼休み

 

 

自分は、屋上でお弁当をしていた。ナビィ達のご飯の事を考えると、食堂は、人が多く、厳しい

 

 

「今日は、クリームコロッケであります!」

 

「ウマウマです」

 

「ポテトサラダ、上出来ヨ」

 

 

 

…久しぶりに落ち着きがある気がする

 

 

「モニモニ…?誰カ、ソワソワシテイル?」

 

 

ナビィの向いてる方向を見ると、扉の近くで、うろうろしてる人がいる

 

…ずいぶんダボダボなスーツの人だ

 

 

「…あのぉ」

 

「!」

 

こっちを振り向いたって…

 

「あの時の用務員さん、じゃないですか?」

 

 

「あ!あぁ…奇遇だね」

 

「良かったら一緒に食べます?お昼」

 

「そ…そうかね!ではお言葉に甘えて…」

 

金髪骸骨と一緒にお昼になった

 

 

 

「手作りなんですね、弁当」

 

 

リンクが、金髪骸骨の弁当に興味津々である

 

 

「わかるかね?アスパラベーコンは頑張ったんだよ」

 

 

可愛くデザインされている

 

 

「そういえば、怪我はもう大丈夫何ですか?」

 

ビク!「そ、そうだね!凄い牛乳だったよ!…また、も…貰えないかね」プルプル

 

 

?金髪骸骨は、動揺している

 

「それはダメです」

 

 

「!!どうしてかね!」

 

「ハイラル出る時に、市役所の人に言われたんです。怪我をしている人以外にあげてはいけないって」

 

 

「…そうなのかね…………」

 

 

金髪骸骨は、周囲が黒く見える程落ち込んでいる

 

 

お菓子を食べられないケミィレベルだ

 

 

 

「それに、カサブタが取れる前の怪我までしか治せないしね」

 

 

 

「…(ヤッパリそんなに都合良く行かないか)」

 

 

 

「そんなに落ち込まないで下さいよ…これ上げますから」

 

 

リンクは、シーカーストーンから、シュークリームを出して金髪骸骨にあげた

 

「…これは?」

 

 

「花子の牛乳と勇者殺しの鶏の鶏卵で出来た、カスタードをいれたシュークリームです。ボク、もう行くので、それじゃ」

 

「あ…あぁ、いってらっしゃい」

 

 

 

 

 

階段を降りる時に、屋上から野太い声が聞こえて来た

 

 

 

…良かった見たいだな

 

 

 

 

ビーーーーーーー!

 

?何?この音?

 

 




ありがとうございました。


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委員03

いつも見ていただきありがとうございます。


屋上

 

警報がなったので、用務員の人が心配で、戻ったリンク

 

 

「用務員さん!…あれ?」

 

 

先ほどいた筈なのに、誰もいない屋上、自分がいた所まで走りよったら…

 

 

 

「な!…なんだこれ!」

 

 

ボロボロに破けた服があった、しかもさっきまでいた用務員さんの服だ

 

「ビリビリです。」

 

「敵襲でありますか!?」

 

「急イデ伝エナイト!」

 

 

ナビィ達も戦闘モードになる

 

 

 

「…みんな、スパイダースタイルで行くよ!」

 

 

スパイダースタイルは、基本的に鬼ごっこスタイルと変わらない、単純に映画の影響である

 

両手にクローショットを持ち、ケミィとシィはアイテムのサポート、ナビィは首から下げてるオカリナで待機

 

 

「一気に降りるよ!」

 

 

リンクは、落下防止用の柵にクローショットをかけ、一気に降りる

 

地面まで降りると、保健室の窓がすぐにあった、中ではリカバリーガールが仕事をしていた

 

 

 

 

「リカバリーガール先生!大変です!」

 

 

リンクは、窓から声をかける

 

「おや、まぁどうしたんだい?窓から急に」

 

リカバリーガールは、突然の来訪に驚いている

 

「実は…さっき、屋上で、用務員の人とお昼だったのですが、階段で降りる途中、警報がなったので、屋上に戻ったら用務員さんがいた所にボロボロの服があったんです!」

 

「用務員?どんな人だい?」

 

「はい…名前はわかりませんが、凄くダボダボなスーツを着てて、金髪で、かなりの細身です、オールマイトが好きなのか、前髪が分かれて、こう、ウサギ見たいになってます」

 

 

 

リンクは、身振り手振りで、その人の情報を伝える

 

 

「…金髪の…、かなりの細身……!わかった、それ心配無いから、もう行な」

 

「そうなんですか?」

 

リカバリーガールは、心当たりがあるようだ

 

 

「さっきのも、誤報だから、教室に戻った方がいいよ」

 

 

「わかりました。ありがとうございました。」

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

教室

 

 

もう何人か戻って来ている

 

「あら牧場ちゃん、戻って来たのね。」

 

カエルの人だ

 

「さっきの誤報なんだってね…えっと」

 

「蛙吹 梅雨(あすい つゆ)よ、梅雨ちゃんと呼んで」

 

「梅雨ちゃんね…わかった」

 

 

「それにしても、警報が鳴ったから、あんまりお昼食べれなかったわ」

 

「そうなんだ…」

 

 

梅雨さんは机に伏せている、何を食べるのかな?ヤッパリ虫?

 

 

…聞いてみよう

 

 

「梅雨ちゃんって、何が好きなの?」

 

 

「ゼリーとか好きよ、なんで?」

 

 

「いや、個性がカエルだから、虫食べるのかなって思った、虫なら蜂の子があるし、普通の食事なら、今、シュークリームがあるけどって思ったんだけど」

 

 

そう言って、蜂の子の入った瓶とシュークリームを見せる

 

「…どっちだと思う(黒笑)」

 

「どっちでもいい」

 

「…つまんないわね」

 

「岩を食べる妖精が身近にいたからね」

 

 

そう言って、シュークリームの方を取っていった

 

 

「…凄くいい匂いだけど、手作り?」

 

「?そうだけど」

 

 

?梅雨さんは、ジィっと見ている

 

 

「…八百万さん見たいになる?」

 

「知らない、試食はしたし、用務員の人も喜んでたから問題ない!(`Δ´)」

 

毒とは違う、こだわっただけだ

 

 

「…ならいただくわ」

 

パクパク………!

 

「これ凄く美味しい!もっとないの?」

 

梅雨さんの顔に幸せが溢れる

 

 

「お口にあって何より」

 

リンクは、自分の席に戻ろうとすると…

 

 

「けろぉ…」

 

「ん?」

 

…梅雨さんの様子がおかしい

 

「な、なにかしら?…ケロ///この感じ…ヤッパリなったン!…みたいね!」ゾクゾク

 

 

「えぇ!ヤッパリなったって、アレルギーでもあったの!?」

 

 

「…訓練ン!もこn…じだったのね…ケロォ///」カオマッカ、ブルブル

 

 

そのまま伏せてしまった

 

ケミィが近づくき、ペシペシ叩く

 

「お肌が凄く潤ってるです。」

 

 

…何かの効果が、出てるようだ…そのうち実験しよう

 

 

実験台は、…怪我の多い緑谷にするか

 

 

 

「これぇ…癖になるわね///」プルプル

 

…早めに調べよう

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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救出訓練01

いつも閲覧ありがとうございます。


朝ー自宅

 

チーズが貯まって来たので、ハイラル産タバンタ小麦と花子のチーズで、作る事にした

 

~~~~~

・・・・

・・・

・・

チーズたっぷりグラタンとチーズタルトが出来た

 

 

グラタンは朝用、オヤツはシーカーストーンにしまう

 

 

 

「お前ら!朝だぞ…」

 

ドールハウスをノックする

 

 

コップにヨーグルトを注ぐ、いつもの朝

 

 

 

 

リンクは[魅了のチーズタルト]×30を手に入れた!

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

校庭

 

今日は、バスで移動し、授業を行う

 

飯田さんが、張り切っている、クラス委員になったのが、効いているようだ

 

「早く席順に並びたまえ!効率良くバスに乗り込むんだ!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

バス内

 

席順関係ないバスだった

 

「まさか、このタイプだったなんて…!」

 

 

飯田さん…ドンマイ

 

 

「そういえばなんだけど」

 

梅雨さんが緑谷に声をかけた

 

「あなたの個性って、オールマイトに似てるわね」

 

 

 

「!いあ、そっそんなことないよ!」

 

「そーだぜ、オールマイトは、そんなにバキバキにならないぜ」

 

赤髪が答えた

 

「俺なんか、戦闘向きだけど、いかんせん、地味だからな」

 

 

赤髪は腕を硬化させて見せた

 

ゴロン族の手みたいだ

 

「でも爆豪ちゃんはキレてばかりで人気でなさそう」

 

梅雨さん、それはボクも思った

 

「んな訳ね~だろ!人気でるわ!(怒)」

 

「ほらね」

 

的確な突っ込みだ

 

「個性なら牧場君も凄いよね」

 

緑谷が振ってきた

 

「バキバキになっても、回復しちゃうもんね」

 

麗日さんが乗ってきた

 

「あの牛乳は忘れられん」

 

飯田さんまで

 

「お菓子凄くウマイし」

 

芦戸さん、誉めてくれてありがとう

 

 

「恥ずかしい思いもする時、あるけどね」

 

梅雨さん…

 

「なぁ牧場、爆豪のキレるの抑える奴ねえのか?」

 

赤髪が聞いてきた

 

「…効果がわからない奴ならあるけどね」

 

そう言って、シーカーストーンから[魅了のチーズタルト]を出した

 

 

「それは…」

 

八百万さんが聞いてきた

 

「今朝作ったチーズタルト、花子印の奴」

 

 

リンクの料理を体験した人が、チーズタルトから目を離さない

 

試しに左右に動かすと視線も一緒についてくる

 

…なんか楽しい

 

「…ではクラス委員の私が…」

「私食べる!」

「いただいていいかしら」

 

八百万さん、芦戸さん、梅雨さんが同時に立候補してきた

 

 

バチバチバチ!

 

…そのままにらみ合いになった

 

「爆豪さん試してみる?」

 

「誰が喰うか!そんな甘いもん!」

 

爆豪はキレた

 

「あれぇ?怖いの?お菓子なのに?」

 

めっちゃ煽る赤髪

 

「ブチ!…怖くなんざねー!」

 

そう言って、奪いとり一口で食べた

 

「「「あ~!」」」ガク

 

八百万さん達は露骨に残念がっている

 

「!!……べ、べつにだだのお菓子じゃね…」

 

爆豪は、前の手すりに顔を伏せた

 

 

「?かっちゃん?」

 

「べ、べつにただのちーずたるとだろ、なんにもねえよ」プルプル

 

そこには、幼稚園の子供スマイルの爆豪がいた、頬が赤く、口調も子供っぽい

 

「かっちゃん!!!!??」

 

緑谷、目が飛び出てヤバい

 

「マジかよ!…あのクソを下水道で煮込んだ性格の爆豪が、こんなになるのかよ」

 

金髪も驚いている

 

 

…お菓子って偉大だな

 

そのあと、5分位、爆豪さんはそのままで、みんなに弄られていた

 

 




ありがとうございました。


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救出訓練02

施設内

 

爆豪さんが、自分を、[クソ甘党]と呼ぶようになってしまった。

 

…甘党はケミィ達です…

 

 

そうこうしていると、宇宙服を着た人が来た

 

…重くないか?

 

 

「ようこそ!私の訓練施設へ、私は、ここの施設を管理している13号といいます。ここでは、様々な、状況を再現されており、その状況下での救出訓練を、行っております、名付けて、災害救助演習場USJ(ウソの 災害や 事故ルーム)へようこそ!」

 

 

へ~…?

 

皆は固まっている

 

 

その後、個性の使い方の大切さについて、語ってくれた13号先生

 

 

「…使い方か…」

 

基本的に、ハイラルの森で、野生児と言われる位、迷いの森にいたから、逆に、個性で傷付けるっと言う感覚が、分からなかった

 

でも、ハイラルの外は、そんなの当たり前にいる事も、授業を通じてわかった。

 

そして、自分の個性は、妖精に依存するため、暴動しやすい個性でもある

 

「早く、個性を使い方覚えないと…ん?」

 

 

 

 

 

奥から人がこっちに来る

 

 

 

「お前ら!固まって13号先生から離れるな!」

 

相澤先生が、ゴーグルを掛け、走り出した

 

 

白髪ハンドが、こっちに来てしゃべり始めた

 

 

「はじめまして…雄英高校のヒーローの卵の皆さん…我らは敵連合…平和の象徴オールマイトに息絶えて頂きたいと思ってのことでして」

 

 

そう言うと、後ろの黒い煙から、沢山の人がでて来た

 

 

「ポータルでありますか!?」

 

シィが驚いている

 

「ケミィ以外に初めて見た」

 

リンクは、感心している

 

 

そうしていると、黒雲が仕掛けてきた!

 

「私の役目は、生徒を散り散りに散らす事!」

 

 

リンクは戦闘モードに移行

 

「ケミィ!アイアンブーツ!」

 

「ハイです!」

 

リンクは吹き飛ばし攻撃に対応の為、アイアンブーツを装備

 

 

「これで…うそ!」

 

足元から沈んで行くリンク

 

「ヤバい!解除!…うわーーーーーー!!」

 

 

吹き飛ばされたリンク

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

土砂ゾーン

 

 

 

「わーーーー!」ゴフゥ!

 

「ここは…土砂災害エリア?」

 

「…お前もか」

 

声の方を見ると、赤白ヘアーがいた

 

 

「土砂災害ゾーンみたいだね」

 

「ああ、敵に囲まれてるがな」

 

わらわら敵が出てきた

 

 

「ヤバい!ナビィ!オカ…」

 

「お前は下がってろ」

 

そう言うって前に出ると、地面が氷になっていく

 

こっちにも襲ってきた!

 

「ヤバ!ナビィ!」

 

「ハイヨ!」

 

 

 

 

 

 

♪~[スマイル、ね]~♪

 

 

 

 

 

右腕の紋章から雪の混じったつむじ風が出る

 

 

ビュホーーーーーー

 

ポン!

 

「ヨッホホーイ!出番なんだな!」

 

「頼む!ガードして」

 

「あいあいさ~…ホイ!」

 

氷結はジャックフロストの2m前で消えて無くなっていく

 

最近知ったが、召喚した妖精の特性を自分にも付加される事がわかった

 

ジャックフロストは雪の妖精、氷属性は吸収、回復になる

 

逆に暑いのはダメだがな、夏場のかき氷要員だ

 

 

ジャックランタンの真逆の存在

 

 

 

 

 

 

 

 

「アブねーじゃん!赤白!」

 

「…轟だ、お前、その雪だるまは?」

 

「ジャックフロスト!雪の妖精だよ…子供っぽいが、氷結にはかなり強い」

 

「…そうか」

 

「ヒホ?」

 

 

ジャックフロストは状況が読めていない

 

…リンクも含め

 

 

 

「なんだよ…こんなの聞いてねえぞ…」ブルブル

 

 

!…まだ敵が動ける

 

「お前はわざと残した…さぁ何が目的だ」

 

 

こっちが悪者みたいだ

 

 

 

「ヤバい人なんだホー」

 

「巻き込みお構い無しかよ」

 

※逃げ遅れたのはリンクです

 

 




ありがとうございました。


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救出訓練03

USJ内

 

轟のおかげで、敵がオールマイト対策をしている事、対策が、黒い生物である事等がわかった

 

 

「どうする?轟」

 

「とりあえず皆と合流しよう」

 

「了解」

 

 

ジャックフロストを見てから、少しだけ友好的になった轟

 

 

かわいい物好きか?

 

とにかく急ごう

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

USJゲート前

 

 

 

自分が、轟は水難ゾーンの戦闘に向かったので、リンクはゲートの方に向かった

 

 

そしたら…

 

 

「13号先生!」

 

駆け寄ると後ろが半分無くなっていた、皮膚は剥げ、裂傷もひどい

 

 

「コイツはヤバいです。」

 

ケミィ、それは見ればわかる

 

 

「牧場!良かった…治せそうか?」

 

黒のリト族が話掛けてきた

 

「牛乳飲めれば…」

 

 

 

 

 

 

でも、重要な問題がある

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これ…どうやって取るの?」

 

スーツが宇宙服なので、どうやって取るか分からない!

 

 

 

「うう…」

 

 

「13号先生!」

 

「他の…生徒は…」

 

「なんとか!ボロボロの奴もいるけど」

 

 

意識がある!これなら…

 

「13号先生、今から回復させたいけど、牛乳を飲まなきゃいけない、飲めそう?」

 

 

「…まってて…」

 

 

すると、顔の前にある4つの穴の1つからストローみたいなのが出てきた

 

 

「これなら!ケミィ、牛乳出して」

 

「アイです」

 

 

500mLの大きめな奴を出してきた

 

「これ飲んで」

 

13号先生は、器用に牛乳を飲んでいる

 

飲み終わり、暫くすると背中の傷が修復されていき、完了すると妖精が空へ消えてった

 

「…本当に回復出来るんですね」

 

13号先生は感心している、スーツは、もうダメだろう

 

「良かった、このレベルの傷は初めてだから、どこまで治るか心配だった」

 

 

リンクは、一息ついた

 

「…私は隙を作るので、相澤先生をお願いします」シュコー

 

「相澤先生?ヤバいんですか?」

 

「今、水難ゾーン前にいるはずです。彼も回復して上げて下さい…」

 

 

「了解!行くよ皆」

 

「「「アイアイサー」」であります」

 

 

「頼みましたよ…」

 

ーーーーーーーーーーーーー

水難ゾーン前

 

近くまで行くと相澤先生が血塗れで掴まれているのを発見したが…

 

「なんでありますか!あの黒い奴…」

 

シィが困惑している

 

「あれでは近付けない…どうする…」

 

距離は20m弱

 

緑谷が怪我のまま、黒い奴を殴ったが、吹き飛ばされた

 

「(…クローショットで行くにも、周りに掴める所もない…スニーキングするには隠れる所もない…どうする…考えろ)」

 

 

そうこう考えていると、敵が撤退するような素振りを見せた

 

「!撤退するのでありますか?」

 

「安心です」

 

「デモナンデ?」

 

ナビィ達が思う様に、確かに腑に落ちない

 

 

すると、ゲートの方から力強く、聞き慣れた声が聞こえた

 

「もう大丈夫!私が来た!!(激怒)」

 

 

 

オールマイト先生!

 

 




ありがとうございました。


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救出訓練04

バトルが好きな方すみません

かなりの独自解釈があります。


USJ内

 

オールマイトが現れると、一瞬で皆を1つの場所に集めた

 

 

これなら!

 

「緑谷!大丈夫!?」

 

「牧場君!」

 

 

相澤先生に近づくリンク

 

「指バキバキじゃねーか…ケミィ、牛乳」

 

「アイです」

 

シーカーストーンから牛乳を取り出す

 

「どうぞ」

 

「あ…どうも、って僕より相澤先生を!」

 

 

「わかってる」

 

相澤先生を回復体位にし、ケミィと相談する

 

「全身バキバキです、牛乳だけ、無理です」

 

「何かないでありますか?」

 

シーカーストーンの中から料理を探す

 

 

「………苺大福、シュークリーム、チーズタルト…」

 

「苺大福で、お願いします。」

 

ケミィの指示で、苺大福で最終回復にした

 

「先生…飲めそう?」

 

牛乳瓶にロングストローを差し、相澤先生の口にもってぐ

 

「うぅ…」チュウチュウ、ゴクゴク

 

飲んで行くと、腕や足等、折れてバキバキになった所から修復していく

 

500mL程飲んだら、骨折や深い裂傷は粗方回復した

 

「…聞いてた以上だな…これ」

 

相澤先生は状態を起こした

 

「大丈夫ですか?」

 

緑谷は相澤先生に訪ねた

 

「なんとかな…さっきよりかなりましだ…」

 

…まだ細かいのが残っている

 

「仕上げです。これ食べて下さい」

 

牧場は苺大福を渡した

 

「…甘いもん苦手なんだが…固形物なんざ久し振りだし…」

 

相澤先生は、苺大福を食べた

 

「ガブ…モニモニ…!」ビクン!

 

相澤先生は、傷が回復していき、過剰分のハートのかけらを確認した

 

「多分これで大丈夫です。」

 

 

先生は立ち上がるとし指示をだした

 

「お前達は、離れてろ…後はプロのお仕事だ!」

 

 

「あ…先生!」

 

 

行っちゃった…

 

「緑谷、アイツなんなの?脳ミソ見える奴…」

 

 

「分からない、対オールマイト兵器って言ってた」

 

初めて見る生物に、違和感を感じていた

 

なんだか、赤ん坊が無理矢理、動かされてるようにしかリンクには見えなかった

 

 

遠くから様子を見ていると、話声が聞こえる

 

 

「初犯でこれか…覚悟しとけよ!」

 

…オールマイトの腹部から血が流れている…

 

「ねえ…なんとか出来ない?」

 

緑谷が、声を掛けてきた

 

「…これを、オールマイト渡せれば…」

 

そう言って、シーカーストーンからシュークリームを出す

 

 

「ごちゃごちゃうるせー!オールマイト助けるぞ!」

 

 

 

爆豪が突っ走った

 

「勝手に突っ走んな」

 

轟も走り出す

 

 

「ボクも…」

 

「待て!」グエ

 

「何するの!?」

 

「これを渡せ」

 

緑谷にシュークリームを渡した

 

「これ…」

 

「ちょっと試したい事がある…耳貸せ」

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

オールマイトサイド

 

 

「オラ!」

 

爆豪の爆発で牽制し、そのまま轟の凍結が炸裂

 

 

オールマイトは、脱出に成功した

 

 

「緑谷、さっき通りに」

 

 

「わかったけど…上手くいく?」

 

心配そうな緑谷

 

「やればわかるさ」

 

笑顔を見せる

 

 

白髪ハンドが自慢してる

 

「そんな程度、脳無に効くわけないだろ…先生が作った対オールマイト兵器だぞ!」

 

 

脳無と言われる存在は、氷結した部分を再生し始めた

 

「嘘だろ…オイ!」

 

赤髪が驚いている

 

皆が呆然としているなか、リンクは準備に入る

 

 

 

 

 

 

「ナビィ、制限解除、フルパワーで行くよ」

 

 

「マッカセナサイ!」

 

ハイテンションなナビィ

 

 

 

「ケミィ、シィ、コログ達を集めてくれ」

 

「「了解です」であります。」

 

ケミィはホイッスルで、仲間を呼び、人海戦術ならぬ、妖精海戦術

 

シィは、零戦で飛んでいく

 

 

 

 

 

 

リンクはオカリナを構え、心を落ち着かせる

 

「待ってて、脳無さん、今助けるから」

 

 

そうして、演奏を始める

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

♪~[癒しの歌・fullBURST]~♪

 

 

♪~~♪♪~♪~♪♪~♪

 

「…ん何の音だ?」

白髪ハンドが、音の元を探す

 

 

「…この音…牧場少年か!」

 

 

 

♪~~♪♪~♪~♪♪~♪

 

 

 

 

一歩ずつ脳無に近づくリンク

 

 

♪~~♪♪~♪~♪♪~♪

 

 

 

「…うっさい奴だな…やれ、脳無」

 

白髪ハンドは指示を出す

 

 

「いかん!少年!にげろ!!」

 

 

 

 

♪~~♪♪~♪~♪♪~♪

 

歩みを止めないリンク

 

 

♪~~♪♪~♪~♪♪~♪

 

 

 

 

「…?どうした脳無…やれ」

 

 

脳無は動かない

 

 

 

 

♪~~♪♪~♪~♪♪~♪

 

「これ、試験の時にやってた…」

 

なが耳が聞き入っている

 

 

 

「癒しの歌…なんで」

 

麗日さんは驚いている

 

 

 

 

 

 

♪~~♪♪~♪~♪♪~♪

 

 

脳無はゆっくりと歩みだす

 

「なんだよ…心配掛けやがって…?」

 

 

 

 

 

♪~~♪♪~♪~♪♪~♪

 

 

 

 

脳無はリンクの2m手前で止まった

 

 

 

 

♪~~♪♪~♪~♪♪~♪

 

 

 

 

 

「なあ!…あれ」

 

赤髪は脳無を指指す

 

 

 

♪~~♪♪~♪~♪♪~♪

 

 

脳無は緑色の光に包まれ、涙を流している

 

 

 

「なんで兵器が涙を流すんだよ!」

 

白髪ハンドがイラついている

 

 

 

 

♪~~♪♪~♪~♪♪~♪

 

 

 

 

そうしていると、コログ達が集まってきた。

 

「「任務完了!」であります!」

 

 

♪~~♪♪~♪~♪♪~♪

 

 

 

 

コログは、バイオリンっぽい何かの楽器を取り出し、リンクに合わせていく

 

 

科学妖精も太鼓やラッパ等をだし、合わせだす

 

脳無の周りで踊る妖精もいる

 

 

♪~~♪♪~♪~♪♪~♪

 

 

 

 

 

 

「………なんて綺麗な音…」

 

なが耳は、聞き入っている

 

 

 

♪~~♪♪~♪~♪♪~♪

 

 

 

 

「脳無!オイ!なにしてんだ!さっさとやれ!どうなってんだ!」

 

更に苛つく白髪ハンド

 

 

「牧場少年…」

 

聞き入るオールマイト

 

 

 

 

♪~~♪♪~♪~♪♪~♪

 

 

 

(大丈夫…身を任せて…)

 

 

 

 

♪~~♪♪~♪~♪♪~♪

 

 

 

 

「GAOOOOOL…!」

 

脳無の体の至るところから、色んな色の液体が吹き出て、辺りは薬の匂いがするようになる

 

 

 

 

♪~~♪♪~♪~♪♪~♪

 

 

 

 

(ヤッパリ…薬で無理矢理されてたんだ、もう少し…頑張って)

 

 

 

 

♪~~♪♪~♪~♪♪~♪

 

 

 

 

「Gyaaaaaaaaaaaaaa!」

 

 

 

 

♪~~♪♪~♪~♪♪~♪

 

 

 

 

そして、脳無の体が崩壊し

 

 

 

 

♪~~♪♪~♪~♪♪~♪

 

 

 

 

崩れたのを確認すると演奏をやめ、脳無だったモノに近づく

 

 

「おい、牧場!あぶな…」

 

 

轟が声を掛けるがそのままリンクは膝をつき

 

脳無だったモノに手を突っ込む

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだよ…何がおこってるんだ、オイ!」

 

理解が出来ない白髪ハンド

 

 

 

「わかりません…脳無になにが…」

 

黒雲の人が白髪ハンドをなだめる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リンクが覗いた脳無には、四人の3歳位の子供がいたが、他の2人はもう、グシャグシャになっており、二人は息をして生きていた

 

 

 

「他の子ゴメン、君たちは初めまして、よろしくね」

 

 

リンクは、二人は優しく、抱きあげるのだった

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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救出訓練05

USJ内

 

 

 

白髪ハンドは、激しく動揺していた

 

「なんだよ…なんだよアイツ!雄英にこんなの出来る奴いるなんて聞いてないぞ!」

 

 

抑える黒雲

 

「どちらにしろ作戦は失敗です。早く撤退を!」

 

 

黒雲がワープゲートを解放する

 

 

 

「逃すか!ぐ!」

 

オールマイトは追い掛けようとするが、腹部のダメージが出てしまう

 

 

 

 

「オールマイト!これを!牧場君の奴です!」

 

緑谷がオールマイトにシュークリームを投げ渡す

 

「!わかったァ!」ガブ!

 

オールマイトは、一口で食べた

 

「……ゴク…クオオオオオオオオオオ!」

 

食べた直後に駆け出すオールマイト

 

着ていたワイシャツの腕は破れ、ボタンが飛んでいき、太もものズボンも縫い目が少し破ける

 

傷付いた肌が、修復されていき、艶々になっていく

 

「お…オールマイト!?」

 

緑谷は変化に驚いている

 

「絶対逃すか!!!」

 

 

腕を伸ばすオールマイト

 

 

 

 

 

もう、ワープゲートの中に白髪ハンドは

 

「今度こそ、絶対仕留めやる!首を洗って待ってな」

 

 

 

ワープの先に消えてしまった。

 

「く!間に合わなかった!」

 

 

悔しがるオールマイト

 

 

 

 

 

 

 

こうして、USJの敵襲は、終わりを告げた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、リンクは、困っていた…

 

 

「この状況、どうやって乗り切ればいいんだ…」

 

 

「「ビエーーーーーーー!」」

 

 

二人の子供が泣き止まない、服もない、タオル無いで、パニックを起こしていた…

 

 

「誰か…助けて~!オールマイト~!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やれやれです」

 

「締まらないであります…」

 

「マ…リンクラシイケド」

 

 

呆れるナビィ達

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八百万さんがタオルと服、麗日さんがあやして、事なきをえた、ホットミルクとチーズタルトのオヤツは、芦戸さんが、食べさせていた。

 

 

「これが…女子力…」

 

リンクは、圧倒的な何かを感じていた

 

 

「そう言えば、名前ってなんだろ?」

 

麗日さんが聞いて来た

 

「どうなのかしら?調べられるモノなの?」

 

梅雨さんも気になった

 

 

「じゃあ、無かったら、朝日と日向で、女の子だし」

 

リンクが名前を勝手に決めた。

 

「その心は?」

 

梅雨さんが聞いて来た

 

「敵っていう闇から出てきた光だから、そして、光を示して欲しいからかな?」

 

 

「じゃ!暫くはそれで」

 

二人は、[朝日][日向]になった

 

 

二人は、病院に行った後は、孤児院で生活する事になった

 

 

「でも、脳無の材料が人間だなんてな」

 

リンクが話した

 

「世の中、怖いわー」

 

数珠ヘッドが怖がっている

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

校門前

 

 

「私が、普通に歩いてきた」

 

「オールマイト先生」

 

 

突然現れたオールマイト

 

「なに、ちょっと聞きたい事があってね」

 

「?なんでしょうか?」

 

「なんで、脳無を助けようと思ったんだい?」

 

オールマイトはリンクに訪ねた

 

「何も知らない赤ん坊みたいな目をしていた。あと、ハイラルで、色んな生物見たけど…ごちゃ混ぜパズル見てる見たいで気持ち悪かった」

 

 

「そうなのかい?」

 

「僕の将来は勇者、すべての種族の思いを背負う者です。異常な生物はほっとけません」

 

 

 

「そっか!頑張りたまえ!hahaha!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「所で、シュークリームもうないの?」

 

 

「最後の奴食べたじゃないですか」

 

 

「…そうかね………」

 

めっちゃ落ち込むオールマイトでした。

 




ありがとうございました。


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1年生ー体育祭
体育祭01


何時もの閲覧ありがとうございます。


朝ー自室

 

 

今日は、毎日、牛乳が届けられてるので、そろそろ、ネタ切れになりつつある

 

「ヤバい…花子の牛乳に溺れてしまう…」

 

無理もない、20L以上送られて来るため…シーカーストーンの在庫が限界に近くなっている

 

 

「チーズにしても、ヨーグルト、バター…かなりの量を使っているはずなんだがな…」

 

 

パルミジャーノ、ゴルゴンゾーラ、クリームチーズ、モッツァレラ

 

チーズだけでもかなりのストックになってきた

 

シーカーストーンの中は、発酵倉以外は鮮度が保たれる(魚は生きている)為、食材には困らない

 

…適当にするか

~~~~~

・・・・

・・・

・・

 

イタリア式チーズリゾットとプリンが出来た!

 

 

「おーい、起きろ!もう、朝だぞ!」

 

 

少し困った何時もの朝

 

 

 

リンクは、[激トロのプリン]を手に入れた

 

ーーーーーーーーーーーーー

通学路

 

 

「おはよー」

 

リンクが振り向いたら、麗日さんが来た

 

「…凄いチーズの匂いがするんやね」

 

 

「チーズリゾットだったからな、朝からかなり贅沢な」

 

 

どうやらかなり匂いがキツイらしい

 

「消臭剤使った方がいい?」

 

「ええよ!そのままで」

 

手をブンブン振る麗日さん

 

 

「ならいいか…」

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

教室

 

 

「おはよう」

 

「おはよう牧場君」

 

緑谷がいた

 

「…凄いチーズの匂いがするね」

 

「本当だ」

 

飯田さんも来た

 

「…お腹空くわね」

 

梅雨さん…まだ朝ですよ

 

ーーーーーーーーーーーーー

教室

 

「今日は、雄英高校の最大のイベント、雄英体育祭が迫っている」

 

 

「「「めっちゃ胸踊るやつ来たー!」」」

 

 

「牧場、お前は保険委員だから競技には出れないからな」

 

 

だよね

 

「どうしてですか?」

 

八百万さんが聞いてくれた

 

 

 

「体育祭は、プロヒーローに自分をアピールするための舞台だ、牧場の場合、治癒回復だからな、全ての競技に関わって貰う、言ったろ、忙しいって(黒笑)」

 

 

マジかよ

 

「どうすればいいですか?僕の場合」

 

「農協には許可をとってある。存分にハイラルの食材を使え、予算は気にするな」

 

えぇ~~!!

 

「ってどうやったんですか!?」

 

ハイラルの食材は、保護区に指定されてから、流通がかなり厳しい、その為、地元の人でないと、相場は最低でも、普通の10倍はする

 

スーパーで偶々見つけたハイラルのリンゴが1個1500円で、隣のバラ売りリンゴが100円だった時、衝撃的だった、現在、僕は母さんにシーカーストーンで送って貰っている

 

 

「牧場の事を話したらすんなり許可が出た、医療ヒーローにPRも兼ねてるからしくじるな、後は、婆さんとランチラッシュに相談しろ、以上解散」

 

 

 

 

どうしよう

 

 

…女子達の視線が痛い

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

保健室

 

リカバリーガールとオールマイトがいた

 

「あんた!用務員のふりして、牧場に牛乳ねだるってどういう用件だい!?」

 

「すみません!そのまま授業出れば制限時間が…」

 

 

オールマイトは、怒られていた

 

「たく!今度の体育祭の牧場ちゃんの食材の一部、ボーナスから引いて貰う様にお願いするからね!」

 

 

「それだけは…それだけは勘弁してください!」

 

…オールマイトの財布がピンチ




ありがとうございました。


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体育祭02

お気に入りが300件を越えました

ありがとうございます。


屋上ーお昼休み

 

 

お昼に屋上に来ると、先客がいた

 

「珍しいです。」

 

「確かに…」

 

 

ケミィも珍しがっている

 

 

近づくと、なぜかお祈りをしている蔓ヘアーがいた

 

 

 

ちょっと怖い

 

 

「…危ない宗教の人でありますか?」

 

「色んな人がいるな」

 

 

蔓ヘアーが気づいたようだ

 

「あら、初めまして…あなた、もしかして牧場さんでしょうか?」

 

…会ったこと無いよな?

 

「そうですが…どなた?」

 

「これは、失礼いたしました。わたくし塩崎 茨(しおざき いばら)と申します」

 

 

…ずいぶん礼儀正しい人だな

 

「どうも、牧場リンクです。」

 

「噂は予々伺ってますわ」

 

少しずつ近づく塩崎さん

 

「あなた、保険委員で、USJの襲撃の時、敵である生物を個性で解放し、子供を救ったとお伺ってますわ」

 

塩崎さん顔!近い!

 

「…そうだけど、あの時、四人子供がいたんだけど…二人は…ゴメン…」

 

「あら…御免なさい、嫌な事を思い出させてしまいまして……でも、やはり、お優しい方なんですわね」

 

また祈りだした

 

「でも、本来囚われていた子供を救った、これは、神も祝福してくださるはずです!」

 

 

 

……八百万さんの最初の頃みたいだ、今は、オヤツイーターになっているが

 

 

「…良かった一緒にお昼どう?立ち話も何だし…」

 

 

リンクはお弁当を見せる

 

「なら是非、ご一緒させていただきます。」

 

 

塩崎さんとお昼する事になった。

 

 

 

「まぁ、手作りなんですの?」

 

「まあね、でないと、ナビィ達がうるさいから」

 

ナビィ達は、サンドイッチに夢中だ

 

 

「…良かったら交換する?」

 

リンクは提案した

 

「いえ、でも…」

 

「いいよ、多いし…」

 

 

「…では、遠慮なく………!」

 

塩崎さんの目が大きく開いた

 

「なんて柔らかさ、そしてこのパンの香り、中のトマトとレタス、スモークサーモンのバランスがたまりません!」

 

とても気に入ってくれた様だ

 

 

「気にいってくれて何より、食後のデザートもどうぞ」

 

そう言ってシーカーストーンからプリンを出す

 

 

「すみません…なにからなにまで」

 

塩崎さんは、プリンを受けとる

 

 

「では早速………ン~!」

 

塩崎さんは子供っぽく喜んでいる

 

 

「こんな、滑らかプリンは初めてですわ…ン!」ゾクゾク

 

 

目がトロンとしてきた。顔も赤い

 

「なんでしょ…アン!//この体の奥が…///」ビクビクン!

 

息も荒くなってきた

 

「大丈夫?アレルギーでもあった?」

 

リンクは心配する

 

「いえ…アレルギーはハン!…無いはずぅぅぅぅぅぅぅ!!/////」ガクガクン!

 

 

「ちょ!塩崎さん!」

 

塩崎さんはリンクにもたれ掛かってしまった

 

ケミィが近づく、

 

「大丈夫です。何時ものです。」

 

…ならいっか、とりあえず椅子に寝かせて…って!

 

「おいおい、どんどん頭の蔓が伸びているぞ!」

 

 

今、リンクは、膝枕をしている

 

下は蔓がどんどん伸びている

 

 

 

「わーい」

 

ケミィ!人の髪?で遊ばない!

 

 

「どうすればいい?」

 

「…目覚めるまでそのままであります。」

 

~~~~~~~~~~

15分後

 

「ん…」

 

「あ…起きた?大丈夫?」

 

リンクは然り気無く、頭を撫でる

 

ボン!真っ赤「あああああぁぁ!大丈夫ぅ…ハウ!」ビクン!

 

 

「無理しないでね…困っちゃうから」ナビィの教育スマイル

 

 

 

「キュン…はいぃ…/////」

 

 

 

「本当に困るから、これ以上伸びると」

 

「へ?」

 

塩崎さんが見ると、屋上一面、蔓でいっぱいになっている

 

 

 

「すすすみません!今戻します!」

 

慌ただしく戻している

 

 

この人、天然か?

 

 




ありがとうございました。


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体育祭03

昼休みー教室前廊下

 

蔓で、屋上を一杯にした塩崎さん

 

熱帯ジャングルになる前に、起きてくれてよかった

 

 

「本当にすみません…」

 

申し訳なさそうな塩崎さん

 

「いいよ、プリンの効果もわかったし」

 

 

プリンの効果、個性の強化の可能性が出てきた。

 

…ヤッパリ緑谷で実験してみるべきだったな

 

 

「では、この辺で、後ろ髪引かれる思いですわ…」

 

 

少し悲しそうだ……隣だったんだ

 

 

「じゃあまた!」

 

「はいそれでは」

 

 

グイ! アベシ!

 

「いった~…なんんだ?」

 

足を見ると、蔓が巻き付いていた

 

 

「すみません!無意識に…」

 

 

 

 

 

塩崎さんが謝って来た…

 

 

「誰にでも失敗はあるさ」スマイル

 

 

 

 

リンクは塩崎さんを準要注意人物に登録した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれれ~そこに倒れているのは、優秀なはずのA組の人ではないか!」

 

なんだ?この人

 

 

 

「確か…有名人の保険委員だったよね、牧場リンク君?」

 

「そうだけど…あんた誰?」

 

 

随分煽るな、この金髪碧眼

 

「失礼、僕は物間寧人、非凡なヒーロー志望さ、君って勇者希望何だって?そんなゲームみたいの目指して…うちに帰ってゲームでもしたら?ははは!」

 

 

 

 

 

 

 

ブチ!「…今…なんつった…」ピクピク

 

 

 

 

 

「おぃおぃ、そんな程度で、怒らないでよ~羽虫とでも仲良くしてさ」

 

 

ブチ!「「「…羽虫」」」

 

 

 

ナビィ達もキレた!

 

 

 

 

 

 

牧場リンクは怒りで、空気が歪んで見える

 

 

奥から緑谷達が声を掛けるが無視する

 

「…ナビィ…例の奴…(怒)」

 

「…OK(怒)」

 

「シィ…艤装、島風スタイル…ガチの方…(怒)」

 

「…了解であります(黒笑)」

 

「ケミィ…カメラ用意…」

 

「…スタンバイ済みです(黒笑)」

 

 

 

 

リンクは、黒いオーラを出しながら、オカリナを構える

 

 

 

 

 

 

「な…何をする気だい…」

 

物間は、青くしている

 

 

「…なに…有名人になりたい見たいだから…有名にしてあげようと思って(黒笑)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

♪~[パウチのラブソング]~♪

 

右手の紋章からハートのつむじ風が出てパウチが出て来る

 

 

「なんだい?その可愛いのは」

 

物間は余裕を見せている

 

「パウチ…GO…」

 

パウチが飛んでいくと物間の中に入っていく

 

「うわ!…ってなんにもないかコケオドシかよ……!ン~~~~~/////」

 

 

物間の体付きが変化していき女の子になった

 

「な!いったい…///」

 

制服が男子用の為、胸元が強調される

 

…峰田が興奮している

 

 

 

?耳郎は落ち込んでいる…

 

 

 

 

 

「シィ、艤装用意…」

 

「了解であります!島風モデル展開させます(黒笑)」

 

 

 

シィが、物間に艤装を装備させる、魔法少女アニメの様に…

 

 

 

 

 

 

 

「な!!///やめてくれ!(泣顔)」

 

 

 

装着完了…

 

「メイクもバッチリであります!(黒笑)」

 

 

 

「ケミィ、動画は?」

 

「バッチリです。」

 

「そのまま写真に切り替えて」

 

「了解です(黒笑)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「な!なななな…なんだこれは!!」

 

 

そこには、島風のコスプレをした物間がいた

 

 

「うぎぎぎ…!重くて足が動かない…」

 

※艤装はあくまで水上用なので、陸上では重くて動けません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さぁ…コスプレ大好き男の娘、物間ちゃんの写真撮影会のスタートです(黒笑)」

 

 

峰田と瀬呂が、めっちゃ写真を撮っている

 

 

 

 

 

 

 

 

「………シィ、ネットの反応は?」

 

「うなぎ登りであります♪(黒笑)」

 

シィの趣味が詰まったホームページで公開処刑

 

 

 

 

 

 

 

 

「嫌~!!やめてくれ///もうしないから!!」

 

涙目な物間

 

 

 

 

 

 

嫌なこった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先生が来るまで、そのままにしてやった

 

その後、男子、特に、物間はリンクをバカにしなくなった




パウチの召喚スキル

魅力(極大)強制オート

逆転(性別、個性をあべこべにする)任意

データベースは、「ヒロアカすまっしゅ」よりさせる予定


ありがとうございました。



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体育祭04

UA40000件突破しました。

ありがとうございます。


放課後ー食堂

 

 

ランチラッシュ先生の元に行き、当日使える食材の確認を行っている

 

「いやー、こんな食材、初めてだよ!料理人なら1度は触りたい食材だよね!」

 

ランチラッシュ先生はリストを見て興奮している

 

 

 

「ひんやりメロンにマックスラディッシュ、上ケモノ肉、ニオイマス…!マックストリュフまで…」

 

 

 

 

 

高級食材のオンパレード…大丈夫か…予算

 

 

 

 

 

 

「試験の時に、ロボットを治してくれたから、予算かなり余ってるらしいよ」

 

 

 

 

 

なら遠慮なく

 

 

 

 

 

「なら…果物系はこれと…これ…」

 

 

 

 

 

 

使いたい食材を選んでいく

 

 

 

 

 

 

「これで大丈夫です。」

 

 

いろんなの選んだが…本当に大丈夫か?軽く70万は越えるぞ

 

 

「試作用のは3日前あげるから、また来てね!」

 

 

「了解しました。ランチラッシュ先生…?」

 

 

 

 

 

 

後ろに何かいる

 

 

 

 

 

 

「ランチラッシュ先生、あれ…」

 

 

 

 

「ん?どうしたのかな?」

 

 

 

 

ランチラッシュが振り向くと、冷蔵庫の隙間からネズミが…

 

 

 

「…!ネズミだと!いい度胸だ!駆逐してやる!」

 

ランチラッシュ先生の手が変形し、ニードルになっていく

 

 

「この!待て!」

 

 

ランチラッシュ先生の投げるフォークやナイフを、ネズミは器用に逃げて行く、まるで、先を読んでる様に

 

 

 

 

知能指数が異様に高く見える

 

 

「…あのネズミ…なんか変だ」

 

「妖精っぽいです」

 

 

 

 

ケミィは何かを感じた様だ

 

 

「ランチラッシュ先生待って!」

 

「なんだね!?」

 

 

ネズミは刺さったフォークを使ってポーズを決めている

 

 

 

人間をおちょくっている

 

 

 

「もしかして、それ、妖精かもしれない…ちょっと試させて下さい」

 

 

リンクは手にチーズを持ちネズミの前にやる

 

 

 

 

 

クンクン「…パク…!」

 

 

 

するとネズミが輝き、右手に吸収されていく

 

 

 

 

頭の中に音楽が流れる…

 

リンクは♪~[レミーのクッキングマーチ]~♪を覚えた

 

 

 

 

 

「ヤッパリでありましたか…」

 

シィは、納得している

 

 

 

 

 

「あれはなんだね?」

 

 

 

ランチラッシュ先生は、驚いている

 

 

「自分の個性が発動しただけです。あのネズミ、妖精でした。」

 

「じゃあ、不衛生って訳ではないって事だよね!」

 

 

肩を掴んでガクガクされるリンク

 

 

「だだだ大丈夫ですよよよよ」グラグラ

 

 

 

 

「…良かった」

 

 

 

ランチラッシュ先生は、安心している

 

 

 

 

「念のため、業者呼ぶから、帰っていいよ」

 

 

 

 

「わかりました。それでは」

 

 

 

 

 

食堂を出ていくリンク

 

 

 

 

 

「どんな個性だろう…料理関係かな」

 

 

 

夕飯の調味料が切れてたのを思いだし、コンビニに寄ってから帰る事にした

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

自宅

 

 

今日の夕飯は、鮭がまだ残ってたよな…

 

ちゃんちゃん焼きでもするか

 

 

鮭、キャベツ、じゃがいも、パプリカ、玉ねぎを切っていると違和感に気づく

 

 

(あれ、何か違う…知識や経験の刷り込みじゃない…まるで食材がここを切れって言ってるみたいだ)

 

調味料の味噌、味醂、酒、ニンニクを合わせていく時もそうだった

 

まるで、さじ加減を教えてくれるようだ

 

何時もより、楽しい

 

 

 

~~~~~

・・・・

・・・

・・

 

ちゃんちゃん焼きが出来た!

 

ご飯と味噌汁も用意して…

 

 

「おーい…出来たぞ…」

 

 

ドールハウスから顔を出すナビィ達

 

 

「ご飯です」

 

「お腹空いたであります。」

 

「今日ハ、チャンチャン焼キネ」

 

 

…何時ものより、なぜか輝いて見える…バターの力か?

 

 

「「「いただきます!」」」パク…モグモグ…パタ

 

 

 

 

 

 

 

ケミィが倒れた

 

 

 

 

 

「何があった!へ!?なんで!?」

 

 

顔がイッチャってらっしゃる!

 

 

 

 

 

 

 

 

ケミィを突っつくと、ナビィやシィも落ちた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おいおい!何があった?ちゃんちゃん焼きが原因か?」

 

一口食べて見る

 

 

「!!何時ものより、コクがかなり深い…それぞれの味もこれ以上無いって位になってる…コンビニの調味料なのに…」

 

 

ムク

 

あ、起きた

 

 

 

「「「…」」」クワ!

 

ちゃんちゃん焼きに群がるナビィ達

 

 

怖!

 

 

ガツガツガツ!ガツガツガツ!!

 

 

体より多い量を食ってやがる…!

 

 

「僕の夕飯~!」

 

 

まさか、妖精と奪い合いになるとは思わなかった!

 

 

 

 

 

 

 

 




《レミーのおいしいレストラン》よりレミー参戦


レミー召喚スキル

食材の状態把握(オート)

食材の効果向上(オート)

食歴レポート(召喚中のみ、対象者が何を食べて来て育ったかを知る)



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体育祭05

応援ありがとうございます。


 

ケミィに新しいアイテム作ったので、免許を取れって言ってきた。

 

 

「昨日ので新しいの、出来ました。」

 

 

新しいアイテムは、馬なのかバイクなのかよくわからない乗り物だった

 

「でも大丈夫なのか?免許とって…」

 

 

「相澤先生に聞くであります!」

 

 

シィも協力したらしい

 

 

「とりあえず聞いて見るか…」

 

 

無理な気がするがな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ケミィのアイテムボックスに、[マスターバイク零式]が追加されました。

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

学校ー朝

 

朝礼前に、相澤先生に免許の件を伺ってみた

 

 

「妖精の個性なんだろ、いいぞ、この紙書いて提出しろ」

 

あっさりOKが出た

 

 

昼休みに書類書いていると、八百万さんが声をかけて来た

 

 

「あら?申請書ですか?」

 

「あぁ…ケミィが、アイテム作ったから、その関係でね」

 

バイクは伏せておく

 

 

「へーどんなアイテムなんだ?」

 

切島が聞いて来た

 

…どんどん集まって来た

 

黙ってるのは無理か…

 

 

「ケミィが、バイクか馬かよくわからないの作ったから、念のため、バイクの免許取るんだよ」

 

 

「バイク!?見てえ!どんな奴!?」

 

上鳴が興味を持った

 

 

「…じゃあ、放課後、外で見せてあげるよ」

 

 

「よっしゃー!」

 

喜んでいる上鳴

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

放課後、校門前

 

 

シーカーストーンからマスターバイク零式を出すリンク

 

 

青い光と共に現れるバイク

 

 

「…なんか思ってたのと違う」

 

上鳴、ほっとけ

 

「馬に甲冑を付けた見たいですわね」

 

八百万さん、俺もそう思った

 

「これ車検通るの?」

 

 

「「あ…」」

 

 

梅雨さんの突っ込みに、何かに気付いたケミィ達

 

 

「物は試しであります!」

 

 

めっちゃ誤魔化してないか?

 

 

ま、何とかなるだろ

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

数日後ーバイク屋

 

原付2種を取ったリンク、マスターバイク零式をバイク屋で登録しようとしたら

 

 

「ダメだよこれ、ロケットカウルついてるし、ミラーや反射板も無いし…」

 

 

馬の首が、ロケットカウルの扱いになり、

 

マスターバイク零式、公道デビューアウト!

 

 

「嘘です!」

 

「諦めろ」

 

諦め切れないケミィ

 

「変に凝るからだよ」

 

 

落ち込むケミィ…

 

 

「?」

 

バイク屋の奥で、倒れているバイクに目がいった

 

「おじさんこれは?」

 

バイク屋の店員が見る

 

 

「…あぁ、博物館の展示品だった奴だよ、もうバラす予定だけどね」

 

シィがバイク近づく、何かに気付いて、戻って来る

 

「(これ…喋ります…治せば、妖精付きバイクが手に入るであります。)」

 

「…(まじで)」

 

 

リンクは即決した

 

「おじさん!これ買う!いくら?」

 

「いや…廃棄品だし…」

 

「直すよ!いくら」

 

絶対買ってやる!

 

「…わかった、1万でいいよ」

 

 

よっしゃー!

 

 

「じゃあこれで…」

 

リンクはお金を渡して、シーカーストーンにしまう

 

「わからない事あったら聞きなね!」

 

 

親切な人だ

 

「…マスターバイクの恨み…はらさでか!」

 

怖い怖い

 

…ケミィも燃えてるし、まあいっか

 

 

 

 

 

 

因みに、マスターバイクは、頑丈な為、戦闘用にし、コスチュームのサポートアイテム扱いになった

 

公道不可

 




「キノの旅」より、5話[嘘つきの国]より、初代大統領のモトラド参戦

あの話、バイクが可哀そう


ありがとうございました。


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体育祭06

体育祭前日ー放課後

 

リンクは、仕込みに追われいた

 

「ひんやりメロンに、がんばりバチの蜂蜜をかけて…」

 

 

…現在作業中

 

 

回復系はスイーツが良い気がしているが、今まで、牛乳に頼っていたのもあるので、スイーツ以外にもチャレンジしていきたい

 

 

「花子の生クリームで、タバンタ小麦で作った激フワスポンジをデコる…」

 

 

~~~~~

・・・・

・・・

・・

 

[プレミアム、メロンケーキ]が出来た!

 

 

これを各200個作らなければならない

 

 

「スポンジは、これくらいでいいかな?」

 

ランチラッシュ先生も手伝ってくれる

 

「あ…大丈夫です。御願いします」

 

 

他のも作らなけれれば

 

 

「「「………」」」ズズズ…

 

 

「食べちゃダメだよ」

 

 

摘まみ食いしようとするナビィ達に釘をさす

 

 

上目遣いしてもだめです!

 

 

「次は、ゴロンカレー…か」

 

 

ゴロンの香辛料に、こっちの人にも合うように調合していく

 

「鶏ガラと玉ねぎ、ショウガ、長ネギ、日本酒、モミジ(鳥足)、昆布、焼きアゴ等で出汁をとり…」

 

 

どんどん寸胴に入れていく

 

因みに、隠し味は以下の通りである

 

 

・リンゴ

・がんばりバチの蜂蜜

・花子ヨーグルト

・ウスターソース

・チョコレート

・インスタントコーヒー

・トアル赤ワイン

・クミン

・カルダモン

・クローブ

・コリアンダー

・コショウ

・シナモン

・ターメリック

・ナツメグ

最後にポカポカの実で辛さ調整…

 

 

~~~~~

・・・・

・・・

・・

 

[誘惑の特製カレー]が出来た!

 

 

明日にはより良く出来てるだろ

 

 

 

ん?廊下が騒がし…まいっか

 

 

 

「次は…ドリンクか…」

 

 

マックスドリアンのミックスドリンクでいっか…

 

 

 

本当に廊下がうっさい…事故か?

 

 

鍵付きのドアが開いたら校長が入って来た

 

 

「…なんでいるんすか、ネズ校長…」

 

仕事はどうした。

 

 

「いや~帰る時に、ニオイに釣られてね…はは」

 

 

椅子に腰掛けると、どこからかスプーンを取り出した

 

 

「…完成明日ですよ」

 

 

「いやいや…試食だよ、ある程度は出来てるんだろ」

 

…食べるまで帰らなそうだ

 

 

「みんなは、明日のお楽しみですからね…」

 

カレーとドリアンドリンク、メロンケーキを1つづつ出す

 

「これが噂のハイラル食材の料理…頂き!」

 

 

校長は夢中で食べている

 

 

 

「ヤバい…止まらない!止まれない」ガツガツ!

 

 

 

なぜだろ…ネズ校長の体がどんどん輝いていく

 

 

「ウオッホーーーーー!!!」

 

 

完食したら、肉体が変化していき、どっかのCMで見たアイドルのゲームに出て来る人、見たいになったネズ校長

 

 

 

「はぁ~…満足♪」

 

首かけエプロンで口を拭く校長

 

 

 

「「劇的ビフォーアフターァァ!!」」

 

ランチラッシュ先生含め全員驚いている…

 

 

「目元の傷がちょい悪であります!」

 

シィも興奮している

 

 

「明日はもっと良くなってるんだよね!楽しみにしてるから」

 

 

爽やかな校長は出ていった

 

 

「……凄いね、ハイラル食材…」

 

 

ランチラッシュ先生、ボクもそう思いました。

 

 

「大丈夫かな?校長…」

 

 

心配しつつも仕込みを続ける

 

 

こうしてリンクは今まで作ったお菓子にカレーとメロンケーキ、後は、明日焼くピザやカヌレ等を仕込んで、明日の準備をした。

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

「なんで!捕まるの!?」

 

警備ロボに捕まるネズ校長…

 

「顔が違います。確保します。」

 

校長を縛る警備ロボ

 

「ボクは正真正銘、本人だ!」

 

「話は後で聞くから、こっち来い」

 

連行される校長

 

「なーぜー!?」ズルズル

 

 

結局、他の先生が来るまで、解放されなかった校長

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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体育祭07

お待たせしました。


体育祭ー当日ー朝

 

 

 

皆より早く登校し、自分の準備に取りかかる

 

当日は、病院の処方薬の如く、リカバリーガールの負傷者票を元に、料理を使って行く

 

場所は、スタジアムすぐの入り口、一般入り口と、生徒入り口の間

 

 

全ての人が通る道にテントを構える

 

 

火傷ならヒンヤリ素材

 

凍傷ならポカポカ素材

 

裂傷、骨折、擦過傷ならミルク系素材

 

 

それぞれの症状に合わせた食材を使っていく

 

「リカバリー先生、よろしくお願いします。」

 

 

「ハイハイ、ヨロシクね」

 

リカバリーガールと確認をとっている

 

 

「このくらいが、農協の価格なんだけど…高くないですか?」

 

 

価格の確認をしている

 

 

「気にしなくていいんよ、いつもどうり、やればいいから」

 

 

一様、負傷者票を持ってきた人は、3割負担になる

 

 

店を開けるのは、第一種目が終わった後で、主に巡回をしているプロヒーローがメインになる

 

 

パワーUP系やスタミナ強化、防御強化、個性強化の料理を出していく

 

こちらは、5割負担でプロヒーローに請求

 

 

こんな事出来ますをアピールの為だ

 

 

「一般的は、全額負担なんだよな…」

 

 

食材の供給上、仕方がない

 

 

 

とにかく、対応するだけだ

 

 

因みに、こっちにいる間は、テレビでの状況確認となる

 

 

「準備は、やった、皆頑張るぞ!」

 

 

「「「了解」」であります!」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

大会会場

 

開始時間になった。準備は整った、後は、流れに任せよう

 

 

 

「さあ!いくよ!」

 

「「「おう!」」であります。」

 

 

リンクは、保険委員の腕章を付け、入場行進に混じっていく

 

 

 

プレゼントマイク先生が紹介してくれている

 

 

 

 

 

『雄英体育祭!ヒーローの卵たちが、我こそはとシノギを削る年に一度の大バトル!どうせテメーらアレだろ、こいつらだろ!?ヴィランの襲撃を受けたにも拘わらず鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星!』

 

 

 

会場は盛り上がっている

 

 

「あげあげです」

 

「頑張るであります!」

 

 

「結構多イワネ」

 

 

想像以上に人が多い…

 

 

『今年は保険委員が20年ぶりに復活ぅー!期待しやがれ!ヤローども』

 

 

 

 

 

みんな並ぶと、ミッドナイト先生が司会をしている

 

峰田…喜び過ぎだろ

 

 

 

『選手宣誓!一年代表、爆豪 勝己君!前へ!』

 

 

 

爆豪が壇上に向かう

 

 

「あいつが代表かよ…牧場じゃないのか?」

 

瀬呂が聞いて来た

 

「ボクは、保険委員だし…試合には出ないからね…」

 

まともに関わるの、初めだけだし

 

 

『宣誓~…俺が1位になる』

 

ズコ!

 

おいおい…ブーイングやべぇ

 

 

 

「ある意味カッコいいであります!」

 

そうかい…

 

 

『今年は20年ぶりの保険委員がおります!牧場リンク前へ!』

 

へ?

 

「ちょ!?聞いてない!」

 

 

どっからか野次が飛ぶ

 

 

…行くしかないか

 

 

「では牧場君、どうぞ」

 

 

覚悟を決めよう

 

 

『初めまして、北海道のハイラルから来ました。牧場リンクです。紹介にもあった様に、保険委員です。ボクの個性とハイラル食材によるサポートがメインの為、ある意味、1番お世話になりやすい個性です。参加者全員1位を狙えるよう、サポートしていきます。』

 

 

爆豪に仕返ししてやろう

 

 

『もし、爆豪以外が優勝したら、この画像を公開します!』

 

 

シーカーストーンに画像を出すが、観客は小さくて見えない

 

『皆様は見えませんが、これは、とあるバスの中での出来事の写真です。』

 

 

爆豪が青くなり暴れ出したが、切島に押さえられている

 

 

上鳴と耳朗は思いだし笑いを堪えている

 

 

『下の様子からわかる様に、これはとある人物にとって忌まわしい記憶の1ページ、1位になった人にこの画像をプレゼントします!一年位は楽しめますよ(笑)』

 

 

1-Bが、テンション天井知らずになっている

 

 

 

 

 

降りて来ると、抑えてた爆豪が出てきた

 

「どうゆうつもりだ!てめえ!何で写真があるんだ!?」

 

 

爆豪はリンクの首を掴む

 

「秘密」

 

 

「このクソ甘党がーー!!(ガチギレ)」

 

 

普段、言い様に言われているから仕返し

 

 

 

 

 

 

ミッドナイト先生から最初の種目が発表される

 

 

『最初の種目は、<障害物鬼ごっこ>です!』

 

 




ありがとうございました。


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障害物01

まさか、一時間で400人が見るとは思ってませんでした。

ありがとうございます


ミッドナイト先生が、説明をしてくれている

 

『では説明します!今から3つのステージを越えてここに戻っていただきます。コースを出なければ[何してもOK]よ!』

 

 

そして、腕時計が渡される

 

 

『今回はタイムを計ってもらいます!このタイムがキーポイント!』

 

 

モニターにリンクの絵が出る

 

 

『最下位の人は、牧場リンクから20秒を犠牲に、とある物を貰えます!』

 

自分に注目が集まる

 

『そのアイテムは、最下位の人のみ使用可能です!そのアイテムによっては、逆転出来るかも知れません!』

 

料理だからね

 

そんなに見ないで、八百万さん、泣かないの!

 

 

 

 

『では牧場リンク君は3分後スタートになります。ヨーイ…スタート!』

 

パン!…ダダダ!

 

 

「おー…圧巻な光景…」

 

 

リンクは関心している

 

 

 

「ゲート狭いので、すし詰めです」

 

ケミィはプルプルしている

 

 

 

「ヒーロースーツ…どんな作り方でありましょうか?

 

 

シィは、試合より、服の素材が気になる様だ

 

 

ミッドナイト先生を見る…ヤッパリ、教師には見えない格好だ…

 

 

ミッドナイト先生に近づくリンク

 

 

「どうしたの牧場君?」

 

 

「シィが、ミッドナイト先生が気になるって…」

 

 

シィがミッドナイト先生の肩までよじ登る

 

 

「うんしょっと…こういう作りでありますか…あ…」

 

 

シィが何かに気付いたようだ

 

「ミッドナイトさん…最近…寝不足でありますか?肌荒れ放題です。化粧で誤魔化せませませんよ♪」

 

 

まさかのシィから注意発言…ミッドナイト先生は固まっている

 

 

マイク入りっぱなしですよ、ミッドナイト先生

 

 

『ミッドナイト!まさかのお肌抜き打ちチェック!結構ヤバい見たいだぜ!ヒャッハー!www』

 

 

弄ってやるな!プレゼントマイク先生!ヤバいから(泣)

 

 

 

「どどどど…どうゆうつもりかしら(怒)」

 

動揺しているミッドナイト先生…

 

「リンク殿」

 

ん?どうした?シィ

 

 

「ヨーグルト出すであります」

 

 

素直に花子印のヨーグルトを出す

 

 

「これを飲むであります!どんだけ荒れてるかわかるであります!」

 

 

ミッドナイト先生、にヨーグルトが渡される

 

 

?…何かブツブツ言っている

 

 

 

あ、素直に飲んでる…口から少しこぼれてますよ

 

 

「ゴクゴク………これでいいかしら」

 

 

 

銭湯の風呂上がり見たいな飲み方をするミッドナイト

 

 

「ン…体が暑い…」

 

 

牛乳の時の様に光っているが、光量が遥かに強い

 

 

ミッドナイト先生は体をよじる

 

「ン…!ハン!…これぇ…だめぇ/////!」ガクガク

 

ミッドナイト先生はその場にへたりこんだ

 

息を荒くしながら顔を赤くするミッドナイト先生

 

 

『…おいおい!ここ高校だぞ!大丈夫か!?ミッドナイト!放送コードギリギリだぞ!?』

 

プレゼントマイクも心配するが、現象は止まらない

 

 

「ヒャウ!…あぁぁぁぁぁぁぁぁ/////」ガクガクン

 

 

ミッドナイトはうずくまると、背中から、いつもより大きめの妖精がでて、ミッドナイトの周りを回って上昇していき、空へ消えていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………ミッドナイト先生?」

 

 

「!……はぅ」顔真っ赤

 

 

 

声をかけて気付いた様だ

 

 

そこにはお肌プルプル、少し若返ったミッドナイト先生がいた

 

 

 

『ミッドナイト!!!なんだ!?その変化は!???』

 

ウォォォォォォォ!!

 

 

 

プレゼントマイクも驚いている

 

観戦者の男性もテンション、やべえ

 

 

「顔を触ってみるであります!」

 

 

ミッドナイトは顔を触ってみる

 

 

「!嘘!こんなに!?」

 

シィは妖精用シーカーストーンで手鏡を出す

 

 

「見るであります!本来の肌であります。」

 

 

ミッドナイトは鏡を見る

 

「凄い!高校の頃見たいになってる!!」

 

 

 

ミッドナイトは感心している

 

 

『ミッドナイト!もう3分過ぎてるぞ!』

 

あ、もう?

 

「!それでは、牧場リンク君スタート!」

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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障害物02

誤字修正ありがとうございました。


スタジアムをスタートするリンク

 

轟がやった氷結攻撃の封鎖は、もうみんな行ってしまっている

 

 

「じゃ、いきますか!ナビィ!」

 

 

「イッキマース」

 

 

♪~[炎のボレロ]~♪

 

 

『ここで牧場リンクが変身!こいつは…岩!?どうなんてんだイレイザー!?』

 

 

『あいつは、ゴロン族って言ってた、ハイラルの種族らしい』

 

 

解説どうも

 

「ゴロゴロゴロゴロ!」ドドドド…

 

 

高速前転で速度を上げながら、氷に向かって行き

 

 

 

「ゴローン!!」グワシャーン

 

そのまま砕き、突き進むリンク

 

 

『アイツにとっちゃ氷何て関係ないってか!?どんだけ重いんだよ!』

 

 

とにかく急ごう!

 

 

 

曲がりくねった道をドリフトで抜けていくと第一エリアに到着

 

 

「う…うぅ…」

 

 

第一最下位発見!

 

「大丈夫?」

 

耳がウサギな女子に声をかける

 

 

「あんた…牧場…てことは…最下位か…」

 

…足を大きな物で潰されたようだ…出血もひどい

 

 

「どうする?リタイアする?アイテム?」

 

 

確認をするリンク

 

「…経営科だって、やれるとこ…見してやる…アイテム使うわ…」

 

 

「OK!時計出して」

 

 

左腕を差し出し、自分の時計と合わせる

 

《承認しました!20秒追加します。》ピピピ

 

 

「よし!まずこれ飲んで、慌てなくていいから…」

 

ウサミミ少女に牛乳を飲ます

 

 

「…」チュウチュウ…ゴクゴク

 

「!なにこれぇ~!…ハゥ//」プルプル

 

次第に足や他の怪我も回復していく

 

 

 

 

 

「どう、大丈夫そう?」

 

 

「これ…すごく良い!いくらなの!?商売の香りがするわ!」

 

目を¥マークにしながら聞いて来た

 

 

 

「まだ競技中でしょ…個性伸ばすのと、スタミナや速度あげるの、どっちが良い?」

 

 

ウサミミ少女は悩んでいる

 

 

「ん…個性で!」

 

「あいよ…プリンになります」

 

シーカーストーンからプリンを取り出す

 

 

パクパク「これも!ヤバい!…あ、もうない…キャウゥゥゥゥゥ/////」ゾクゾク!

 

 

 

倒れ込むウサミミを体で支える

 

 

 

「なん…なの…体が…蕩けちゃうぅぅぅ/////」ビクビク!

 

 

 

 

 

プリンを食べたウサミミ少女は、体が光っていき、髪の毛が、茶色のぶちから白い色に変わり、目も赤くなった

 

 

「…今なら行ける!ありがとー、私、兎田商子(ウダ ショウコ)!後でお話しようね!」

 

 

…凄い勢いで行ってしまった…飯田より早いかも

 

 

「もういないです。」

 

ケミィは、敵ロボに乗って近くを見てきた様だ

 

 

「修復済みであります!」

 

他のロボットも復活している…いつの間に

 

 

「ん?」

 

 

ロボットが背中を前足で指してる

 

「乗れって?」

 

カメラを縦にふる

 

 

「じゃあ!お願い!」

 

 

リンクは飛び乗り、次のエリアに向かって行く

 

 

なんか他のロボットも付いて来るみたい

 

「じゃ、レッツゴー!」

 

 

ロボットの大軍で次のエリアに向かうリンク

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

司会室

 

 

プレゼントマイクは電話をしている

 

「どーなってんだ!?パワーローダ!敵ロボが牧場について行っっちまったぞ!」

 

 

「俺に言われてもわからないよ!牧場リンクをどうプログラムしても敵認識しないし…」

 

 

 

「牧場らしいな…」

 

リンクの天然に諦めてる相澤先生

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

第一エリア~第2エリア区間

 

「うわ!」

 

「ゴメンね~!」

 

鉄板を持ち走る緑谷の横を抜けていく兎田さん

 

 

「体が輝いててる…!牧場君の個性か!急がないと!」

 

 

焦る緑谷

 




ありがとうございました。


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障害物03

何時もありがとうございます


第1エリア

 

 

♪~[炎のボレロ]~♪

 

 

ゴロンモード解除!

 

 

ロボが重そうな感じだったので、ゴロンモードを解除した

 

 

「結構早いね~」

 

 

ロボットと大行進中 ドドドド…

 

「良い風です。」

 

 

「なかなかであります♪」

 

 

「マズマズネ」

 

 

ナビィ達もご機嫌だ

 

 

しばらくすると見えてきた

 

 

「次のエリアだ!…あれ?」

 

 

 

 

様子がおかしい…

 

 

 

 

「ゲームセンターのメダル落としみたいに谷に落ちて行ってます」

 

 

シィも望遠鏡で確認している

 

 

ナビィも考えている

 

 

 

 

「…モシカシテ、ロボットノ大軍ニ驚イテルンジャ…」

 

 

ナビィは1つの仮説を出した

 

 

 

「まさか、天下の雄英高校だよ」

リンクが笑う

 

 

 

 

 

「そうですよね♪」

 

シィも笑う

 

 

 

 

 

「「「はっはっは♪…」」」

 

 

 

 

 

…………

 

 

 

 

「全軍停止!!」ピピーーーーーーー!

 

 

「止まるであります!」

 

 

「トマッテー!!」

 

 

必死に止めるナビィ達

 

 

 

 

 

 

 

しかし、気付くのが遅かった為、谷のギリギリになってしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

岸にいたほとんどが落ちてしまった…

 

 

「あぁ…やっちゃった…」

 

 

谷の下を見るリンク

 

 

「誰の責任です?」

 

 

やめろ

 

 

「殺ったものは仕方がないであります。」

 

 

殺したみたいにいうな!

 

 

「マァ…大丈夫デショ…トラップダシ…」

 

 

 

 

「「「「問題なかったと言うことで」」」あります!」

 

 

なかった事にした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて…最下位は…!あそこか…」

 

 

丁度岩の柱にいる針ネズミっぽいのがいる

 

 

ロボットを降りてクローショットを準備する

 

 

「みんなありがとねー!」

 

 

手を振るリンク

 

 

器用にハンカチを振るロボット

 

 

…どっからか出した?

 

 

 

 

「よいしょっと!」パシュー…ガチ!

 

クローショットを伸ばし、岩の間を移動するリンク

 

 

 

「よし!到着!」

 

針ネズミの所まで来た

 

 

「お前…ひどい事するな…」

 

 

針ネズミに突っ込み入れられた

 

 

「それは…後にしとく、最下位ですが…アイテム使いますか?」

 

 

スルーしとくリンク

 

 

「ん…使う…」

 

 

針ネズミは腕時計を出した

 

リンクはそれを読み込む

 

<承認しました。20秒追加します!>ピピピ

 

 

「怪我はしていないみたいだし…個性強化とスタミナUPどれが良い?」

 

 

「とりあえず個性で…」

 

 

「では、プリンになります!」

 

シーカーストーンからプリンを出す

 

 

「…なんでプリン?」

 

 

知らん

 

 

「食べればわかるです。」

 

ケミィが勧める

 

 

「…」パクパク…!

 

 

「ウメー!どこのプリン!?」

 

興奮している針ネズミ

 

 

「手作りだよ」

 

 

「そうか…ヒャイン!」ゾクゾク

 

 

きたか?

 

「なんか…体がゾワワって…」ピクピク

 

 

すると、針ネズミは変化していき、針は太く長くなり、電気をバチバチさせて、足や腕の筋肉が一回り大きくなった

 

 

「…マジこれ」

 

針ネズミは変化に驚いている

 

 

「今なら最高にハイ!ってやつだぜ!あばよ!」

 

 

針ネズミはその場で縦にスピンすると、高速で回るモーター音が聞こえて来るようになり

 

 

「GO!!」

 

そのままスタートすると、勢いに乗ったまま、ロープをスケボー見たいに渡っていった

 

 

「グラインドであります!」

 

「カッコいいです。」

 

 

そのまま対岸に着くとかなりの速さで行ってしまった

 

 

 

ナビィが気付く

 

「…今、ソニックブームガ、発生シタワヨ…アノ針ネズミ…」

 

 

曲がれるのかな?

 

 

「まぁ…次に行こうよ」

 

 

「「「おー!」であります!」

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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障害物04

50000アクセス突破しました!

ありがとうございます。


第二エリア~第三エリア

 

 

 

 

 

 

クローショットで抜けていくと対岸に着いた時、腕時計から無線が入る

 

 

 

 

 

『聞こえる?牧場君』

 

 

 

 

ミッドナイト先生からだ

 

 

 

 

 

「はい、こちら牧場です。」

 

 

『今1位が決まったから、もう助け無くて良いわよ』

 

 

もう終わりか

 

「了解しました。戻ります」

 

『最速でコースを外れ無いように、戻ってらっしゃい』

 

 

最速?

 

「了解しました。」

 

 

向こうで何かあった様だ

 

 

「急ぐよ、ナビィ!」

 

 

♪~[炎のボレロ]~♪

 

 

ゴロンモードに変身!

 

 

高速で転がって行くリンク

 

 

「ゴロゴロゴロゴロ!」ゴロンゴロン!

 

 

途中のカーブで勢い余った針ネズミがコースアウトしているのを見つけたが、無視する

 

 

「調子乗ルカラヨ」

 

 

そのまま抜けていくと、第三エリアに到着

 

 

「地雷ゾーンか…」

 

 

「爆裂です」

 

ケミィも考えてる

 

 

まだ他の生徒も渡っている…あ、踏んだ

 

 

 

 

「…ナビィ、デグナッツになる」

 

 

「…ア、ナルホド」

 

 

ゴロンモード解除!

 

 

♪~[森のメヌエット]~♪

 

 

デグナッツモード

 

 

「これなら、安全」ヨチヨチ

 

地雷ゾーンを普通に進むリンク

 

 

 

 

「ナルホド!デグナッツだと軽いでありますからね」

 

 

 

 

 

「踏んでも作動しないです。」

 

 

 

 

進んで行くと、コース外の木に兎田さんが、焦げてる状態で引っ掛かってた

 

 

…そんなに凄いの?この地雷

 

 

「香ばしいです。」

 

 

ケミィが涎を垂らしている

 

 

…食べないよ

 

「飛んで火に入る何とかであります!」

 

フォークとナイフを持ったシィ

 

 

食べちゃだめ!

 

「早クゴールシテカラ、イタダキマショウ」

 

「「はーい」」

 

 

 

悪のりするナビィ

 

 

 

「生徒を食べようとしない!」

 

 

思わず突っ込みを入れてしまうリンク

 

 

スピードは、ゴロンモードより遅いが、他の生徒よりは早く移動し…

 

 

八百万さんの後ろを追いかける形になった

 

 

…峰田がなぜ背中に?

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

スタジアム内

 

 

 

『今、次のステージに進める最後の人がゴール!保険委員も最下位からここまで来たぜぇ!』

 

 

やっと着いた…モニターにダイジェストが出ている

 

 

「あ…兎田さん、爆豪にヤられたのか…」

 

 

モニターには、爆豪を踏み台にした後に、返り討ちにあってる兎田さんが写ってる

 

 

 

フワ

 

 

リンクは誰かに持ち上げられた。

 

 

向きを変えられると、八百万さんの顔が前に映る

 

 

…怒ってらっしゃる

 

 

「リンクさん…」

 

ビク!「はい!モモさん!」

 

 

「…何人上げました?女子に…」

 

笑顔だけど怖い

 

「女子は1人であります!」

 

 

「そぉ…嘘は言って無いようね」

 

 

なんだ?黒いオーラが止まんないぞ

 

 

 

「…その子に、好意を示してませんよね」

 

 

 

 

なぜ好意?

 

「大丈夫です!多分!」

 

 

 

 

とりあえず答えてみた

 

 

 

 

 

「多分ってなんですの~(怒)!!!」ブンブン!

 

 

激しく振り回されるリンク

 

 

 

 

「うぉ!首!外れ…がぅ」グワングワン

 

 

 

 

すると、蔓が体に巻き付き引っ張られる

 

「危ないですよ。そんなに乱暴にしてわいけませんわ」

 

塩崎さんの蔓だった

 

 

「けほ!…助かった…ありがとう、塩崎さん」

 

 

「いえいえ、とんでもございませんわ」

 

助かったぁ~

 

「未来の旦那様ですもの…一心同体ですわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空気が固まった

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの~塩崎さん…」

 

 

恐る恐る訪ねるリンク

 

 

「そうですよね、怖かったですよね、大丈夫です。今度は私の部屋へどうですか?安全ですよ、そのままず~っと…」

 

 

目のハイライトが消えてらっしゃる!

 

 

「…助けて~!」ジタバタo(><;)(;><)o

 

 

今度は別なのに引っ張られた

 

 

引っ張られた先にいるのは…

 

 

「梅雨さん…助かったぁ…」

 

 

「牧場ちゃんも大変ね」

 

梅雨さんなら安心だ

 

 

「ありがとう、助かったよ」

 

 

「今度、私ん家に、お菓子持って来たら良いわよ、ケロケロ」

 

 

顔が若干赤い…頑張ったんだな

 

 

お菓子は…貸し借り無しってことかな

 

 

「わかった!今度遊びに行くよ!」ナビィ教育スマイル

 

 

「/////…いつか刺されるわよ」

 

 

 

なんで!!

 




ありがとうございました。


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妖精料理01

訂正ありがとうございました。


スタジアム内

 

 

リンクは、デグナッツモードを早々に解除した

 

、誘拐されかねないからだ

 

 

 

みんなは次の騎馬戦の交渉をしている

 

 

 

一方リンクは…

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

スタジアム外ー通路

 

 

仮設テントで、プロヒーロー達の相手をしていた。

 

 

「ハイラル食の体験は、こちらでお願いしまーす!」

 

 

農協のスタッフの助けの元、ハイラル食材の体験及び、農協との契約診断、リンクの個性による料理の認知がメインになっている

 

 

さっきの障害物鬼ごっこのおかげか、結構な人がいる

 

 

 

「デステゴロさん…ですね、体験ですか?」

 

 

事前に記入してもらったアンケートに

 

 

「あぁ!ヒーローは怪我も多いからな!他に見たこと無い奴あるか!?」

 

 

変わったのが希望か…

 

 

 

「デステゴロさん、これ素手で持てますか?」

 

 

「どれだ?」

 

 

リンクが指を指す先には、ケミィがガスコンロで熱々に熱せられた焼石が…

 

「どうぞです」

 

 

耐熱トングで差し出す焼石

 

 

「無理に決まっているだろ!」

 

 

普通は無理だよね

 

 

「では、このケーキを食べて下さい」

 

リンクは、ひんやりメロンのケーキを差し出す

 

 

「いやいや!ケーキだろう!これは!」

 

 

全力で突っ込みを入れるデステゴロ

 

 

 

 

 

「騙されたと思って…」

 

 

 

 

 

勧めるリンク

 

 

 

 

 

「…まぁ、さっきの見たからな…」

 

 

 

 

 

デステゴロは、疑いながらもケーキを食べる

 

 

 

 

 

 

「…!何て上手いんだ!メロンがこんなに…」

 

 

 

 

 

デステゴロは、興奮している

 

 

 

 

 

 

 

「そろそろ、効果が出るころだ…」

 

 

 

 

 

リンクは、デステゴロを見ている

 

 

 

 

 

「うぉ!なんだ!?」

 

 

 

 

 

デステゴロの体の周囲を雪が旋回し、収まった

 

 

 

「次は、このドリンクを飲んで下さい。」

 

 

「これは?」

 

 

「薬効が強い、ヒケシトカゲとヒケシアゲハのドリンクです。飲みやすい様に、ひんやりメロンで割って見ました。」

 

 

 

 

デステゴロは飲むと、似た様な現象がまた起こる

 

 

「では、持って見てください」

 

 

「本当に大丈夫なのか?」

 

 

恐る恐る、指で焼石を触るが、最後には普通に持ってしまう

 

 

「……こいつは驚いた…全然熱くない!」

 

 

 

デステゴロは驚いている

 

「火傷も無いでしょ?さっきのひんやりケーキと燃えず薬のジュースのおかげです」

 

 

 

「………すごいな…これも牧場君の個性なのか!?」

 

 

 

デステゴロは、あっけに取られている

 

 

「ボクの個性で、効果はかなり上がってますが、ハイラル食材だけでも、効果はありますよ♪」

 

 

農協の人いわく、ハイラルの食材は、大妖精の泉の水のお陰で、育った野菜や動物、昆虫等、妖精の影響を受けている為、こう言う効果を持つのが多いらしい

 

 

 

それでも、リンクは妖精レニーのお陰で、通常のなん十倍も効果にブーストが掛かっている

 

 

「………どこで手に入る!?」

 

 

 

 

必死なデステゴロ

 

 

 

 

「あそこの農協の人に声をかけて下さい。」

 

リンクが指を指した先には、長蛇の列が…

 

 

「…あれに並ぶのか…」

 

 

良く見ると3時間待ちの案内が出ている

 

 

「…牧場君から買えないか?」

 

 

リンクは首を横に振る

 

 

「農協の人に怒られます」

 

 

ガッカリするデステゴロ

 

 

「…仕方がない、並ぶか」

 

 

デステゴロは行ってしまった

 

 

 

「ありがとうございました!」

 

 

お辞儀をするリンク

 

 

「次の方、どうぞであります!」

 

次の人を呼ぶシィ

 

 

まだいっぱい並んでいる

 

 




ありがとうございました。


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妖精料理02

次々に体験をしていくと、見知った顔が出てきた

 

「あれ?Mt.レディにシンリンカムイだ」

 

 

 

「ん?おう!久しぶりじゃないか」

 

 

久しぶりに見たコログ擬きヒーロー

 

 

「元気してた?」

 

 

そして破壊魔ヒーローもいた

 

 

「今日は仕事ですか?」

 

 

何となく聞いてみた

 

「今日は警備の仕事でね!合格出来たんだね!未来のサイドキック」

 

 

肩を叩いてくるシンリンカムイ

 

 

「…そっちは相変わらず事務所壊しているの?」

 

 

Mt.レディに聞いてみた

 

 

「なによ!そんなに破壊してないわよ!」

 

 

全否定してくる破壊魔女

 

 

「…実際の所は?」

 

 

シンリンカムイに聞いてみた

 

「…ビルにマンション、鉄道、団地…」

 

 

わーお…

 

 

「億行くじゃないですか…それ」

 

 

「本当にそうだよね!もう子供生まれてるのに!被害が増えてくばっかりなんだよ!!!保険屋さんにどんだけ頭下げたことか!!!」

 

 

血涙を流しながら、肩を掴んで来るシンリンカムイ

 

 

…なんか哀れだ

 

 

「し…仕方がないじゃない!狭かったりしたんだし…逃げ込んだ敵が悪いのよ!」

 

 

反省してないようだ

 

 

「かわんねーです。」

 

 

ケミィも呆れてる

 

 

「…本当は駄目だけど…良かったらどうぞ…出生祝いってことで」

 

 

シンリンカムイに化粧箱を渡した

 

「これは?」

 

 

「中に、メロンケーキとレトルトパックしたスープが入ってるよスープは袋ごと温めて食べて下さい」

 

 

 

リンクは子供見たいな笑顔を見せる

 

 

 

因みに、スープは《ハートミルクスープ》が入ってる、ハイラルに伝わるカップルが幸せになるスープだ

 

 

もちろん花子印だ!

 

 

 

 

 

 

「う…うぅ……」

 

 

 

シンリンカムイ…泣くほどなのか…辛かったんだな…

 

 

 

 

「俺は…こんなに純粋な子を…うぉ~……(泣)」

 

 

 

………

 

 

「どんだけ追い込み掛けてるんですか!Mt.レディ」

 

 

 

 

 

リンクは問い詰める

 

 

 

 

 

 

 

 

「化けノ皮ガ剥ガレタワネ…」

 

 

 

更に追い込むナビィ

 

 

 

 

 

「大人は汚いであります…」

 

蔑んだ目で見るシィ

 

 

 

 

 

 

「真実は1つです」

 

探偵見たいなコスプレしているケミィ

 

 

 

 

 

「し…仕方がないもん!壊した物は仕方がないじゃない!」

 

 

若干、涙目なMt.レディ

 

 

 

 

 

 

 

 

「壊さない努力してくださいよ!」

 

キレるシンリンカムイ

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい!まだか?」

 

 

 

 

あ、次の人が待ってる

 

 

「じゃ!ボクは戻るね!」

 

 

仮設テントに戻るリンク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

因みに、半年後には、シンリンカムイに第二子が産まれた

 

ーーーーーーーーーーーーー

テント内

 

「すみません!お待たせしました。」

 

 

…随分大きい人だな、胸燃えてるし

 

 

「君が、牧場君だね、焦凍の父のエンデヴァーだ」

 

 

エンデバーからアンケートを貰う

 

 

「轟のお父さん?…炎の個性何ですか?」

 

 

リンクは質問した

 

 

「そうだ…知らないのか?」

 

 

少し不機嫌になった

 

 

「すみません…最近、北海道のハイラルから出たばかりで…オールマイト先生の事も、この学校来て初めて知ったんですよね~」

 

 

言い訳するリンク

 

 

「ふん!……なら覚えておけ、いずれ関わる事があるかもだからな」

 

 

なんだ…このプライドの塊見たいなヒーロー…

 

「どんな体験します?強化?回復?それとも耐性?」

 

 

エンデバーに聞いてみた。

 

 

「強化で頼む」

 

 

「ならプリンですね」

 

 

シーカーストーンからプリンを取り出す

 

 

「……喰わなきゃだめか?」

 

 

「食べて下さいです」

 

ケミィが勧める

 

 

「………ガブ!…ゴク…!」

 

 

一口でいっちゃった

 

 

すると、エンデヴァの体の周りから小さな赤い妖精が出てきた、体を旋回し、炎が赤色から青色に変わり、熱量が凄くなった

 

 

 

「………まさか…これほどだったのか」

 

 

エンデヴァーは感心している

 

 

「ボクの個性で個性が強化されます。暫くするともどりますが…定着するには…個性によりはしますが、大体2週間掛かります。その間、毎日食べなければなりませんが…通常の調理の場合は…わかりません、効果の差が個体差があるので…」

 

 

 

「そうか…おい、牧場だったな」

 

「はい…」

 

 

「覚えておこう」

 

 

そのまま行ってしまった…

 

 

「なんだった?あの人…」

 

 

 

 

ん!……クンクン

 

 

「焦げ臭くない?」

 

 

 

 

「確かにです…」

 

ケミィと一緒に上を見ると、エンデヴァーのいた所の天井が火事になっていた

 

 

「…火事だ!!!」

 

 

「誰か来てです!!」piiiiii

 

 

その後、警備のヒーローのお陰で収まったが、テントは全焼してしまった。

 

 

リンクは、エンデヴァーを要危険人物に登録した

 

 




ありがとうございました。


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急病01

閲覧ありがとうございます。


リカバリーガールの出張所

 

 

 

テントが火事になったので、体験は中止になり、リンクは、トーナメントの負傷者の対応をしていた。

 

 

今対応しているのは…

 

 

「これは…どうしたらいい…」

 

 

 

 

 

 

「うぇ~…い」クイックイ

 

 

上鳴のアホ化の塩崎さんの蔓による擦り傷だ

 

 

「まず…アホ化をどうにかしないと…」

 

徘徊している上鳴

 

 

「ビリビリ系の魚でも使って見るか」

 

 

リンクは、ビリビリマス、ビリビリダケ、花子チーズを出す

 

 

「…負傷もしてるし…リゾットにするか…」

 

 

 

その間は、ケミィ達の玩具になってもらおう

 

 

「アイテム開発です♪」

工具を持ったケミィ

 

 

「メイクの練習であります♪」

お化粧セットを持ったシィ

 

 

 

「ヒドイ事シチャダメヨ」

一応止めるナビィ

 

 

 

 

いろいろやらかしそうな気がする…

 

 

 

とりあえず、シーカーストーンに入っている

 

キッチンの扉で、作って来ますか…

 

 

~~~~~

・・・・

・・・

・・

 

 

[魚とキノコのビリビリチーズリゾット]が出来た!

 

 

 

「後はどうやって食べさせるかだが…」

 

 

上鳴は玩具にされている…

 

 

「口に流し込むか…」

 

 

リンクは上鳴の顔ぶれを上にして、ケミィに口を開いてもらって、直接流し込んだ

 

 

「うぇ~!うぇうぇ~!」ジタバタ

 

 

「暴れるな!」

 

 

クローショットのワイヤーで縛るリンク

 

 

全部流し込むと、上鳴の体から電気が放電し、元に戻った

 

 

 

「熱いだろうが!」

 

 

「あ…冷ますの忘れてた」

 

 

 

怪我も治ったみたいだし…

 

 

 

 

 

「結果良ければ全て良しってことで…」

 

 

 

 

 

ヤケドも無くなっているし

 

 

 

 

 

「上手いけど、アチーんだよ!…これからどうする?」

 

上鳴が聞いて来た

 

 

「もう暫くここにいるよ、まだ来そうだし…」

 

 

緑谷が次の試合あるしな

 

 

「そっか…じゃ!観客席にいるわ」

 

 

「わかった」

 

 

退室する上鳴

 

 

「無理しないで見てきていいよ」

 

 

リカバリーガールが声を掛けてきた

 

 

「でも…良いんですか?」

 

 

「いいんだよ、本来、私の仕事だからね」

 

なら見てくるか

 

 

「じゃ、お言葉に甘えて…」

 

 

出張所を後にした

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

スタジアム内ー通路

 

1ーAの席に行くと飯田が前にいた

 

「あ、飯田?…どうした血相変えて…」

 

 

「!牧場君!丁度良かった!!一緒に来てくれ!!」

 

 

必死な飯田…何かあったな

 

「どうした…急に…」

 

 

「兄さんがヤバいんだ!敵にヤられて…頼む!」

 

 

「わかった!ちょっと待ってて」

 

 

シーカーストーンの地図にピンを打つ

 

 

「何しているんだ!早く!」

 

 

急かす飯田

 

 

「もう大丈夫…行こう!…とその前に」

 

シーカーストーンから、オレンジと花子ヨーグルトを混ぜた物を飯田に渡す

 

「これは?」

 

 

「飲めばわかる、飲んだら行こう!」

 

 

一気に飲みする飯田

 

 

すると、飯田の体が輝き、足のマフラーからピンクの煙が出ている

 

 

 

クローショットの掴む所を渡して、リンクは自転車を出す

 

「これで、暫くガス欠にはならない!行こう」

 

 

犬ソリの様に飯田に引っ張ってもらい、付いていくリンク

 

 

 

こうして、リンクは飯田の兄の所に向かうのだった

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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急病02

修正ありがとうございます。


病院ー付近

 

 

 

 

全力で走る飯田

 

「うおぉぉぉぉ!」ダダダダ!

 

 

 

 

引っ張られるリンク

 

「速すぎ!チャリが持たないぃぃぃぃぃ!」

 

サイクルコンピューターで時速78kmを記録

 

 

走行距離18キロを記録している

 

 

「もう少しでぇ…!着いた!!」ズシャーーー

 

 

急ブレーキをかける飯田

 

 

「急ブレーキかけるな~!!」

 

 

ブレーキを掛けるが、速度が速度の為…

 

 

「だっはぁぁぁぁぁ!!ギャハン!」キィィィィィィ…バサッ!

 

近くの植林に突っ込むリンク

 

「おい!大丈夫か?」

 

 

心配する飯田

 

 

「……今度はピポヘル着けるべきだな…」

 

 

服に枝や葉っぱが刺さっているリンク

 

 

「良し!行こう!」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

病院内

 

 

飯田の話によると、ヒーロー殺しの仕業で、背骨に深く刃物がつき刺さり、出血性ショックを起こしているとの事、今後ヒーロー活動出来るかも怪しいらしい

 

 

……そわそわしている飯田

 

 

「症状がある程度わかったから、始めるね」

 

「……頼む」

 

 

シーカーストーンからキッチン扉を取り出し、クッキング開始する

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

キッチン内

 

 

外傷性はミルク系になるが…出血性ショックも気になる…

 

 

「なら、体力も落ちるだろうから…これに決めた!」

 

 

 

 

 

リンクはハイラル米、花子印のミルク、きび砂糖、ガンバリバチのハチミツを出した

 

 

 

 

「これで…ホットミルクを作ろう」

 

 

 

~~~~~

・・・・

・・・

・・

 

 

 

[懐かしのホットミルク]が出来た!

 

 

「こいつを渡して、戻るか…」

 

魔法瓶に1.5Lのホットミルクを入れるリンク

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

病院内

 

 

扉から出てくると、飯田に肩を掴まれた

 

 

「牧場君!出来たのかね!!」

 

 

「出来たよ」

 

リンクは魔法瓶を渡した。

 

 

「ハイラル食材と花子ミルクで作った、ホットミルクだよ、目が覚めたら、飲まして上げて」

 

 

「ありがたい…礼はする!」

 

 

九十度のお辞儀をする飯田

 

 

「友達だもん、助け合いだ」

 

ニッコリ笑うリンク

 

 

「じゃ、スタジアムに戻るから…」

 

「あぁ!また学校で!」

 

 

リンクは、シーカーストーンの地図を元に、スタジアムに戻るのであった

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

スタジアム内ー観客席

 

 

戻ったら、もうすでに決勝が始まっていた

 

 

「試合どう?」

 

 

 

緑谷に状況を聞いた

 

「牧場君!どこ行ってたの?」

 

 

緑谷が驚いている

 

 

「飯田の付き合い、対戦は…爆豪と轟か…」

 

 

緑谷の腕を見る

 

「…ヤッパ、バキバキだな…これ飲めよ」

 

さっき作ったホットミルクを紙コップに入れ渡す

 

 

「あ…ありがとう…」

 

 

他の視線が痛いが…気にしない!

 

麗日さんも怪我をしてるので、渡しとく

 

 

「わぁ!ありがと!牧場君」

 

喜んでくれてる

 

 

リンクは視線を落とすと、ノートが目に入った

 

 

「このノートは?」

 

 

緑谷に訪ねた

 

 

「これは、ボクの大事なノート、皆の個性も書いてあるんだ!牧場君のもあるよ!」

 

 

…随分びっしり書いてるが…

 

「…これ、全然ちがうぞ、それに、能力も勘違いしてる…」

 

 

「うそ!どこ!?」

 

 

……長くなりそうだ

 

「試合の後にしよ…」

 

なだめるリンク

 

「そ、そうだね…」ガックシ

 

 

こうして、観戦するリンクでした。

 

 

 

 




ありがとうでした!


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表彰

いつも閲覧ありがとうございます。


トーナメントの決勝は、爆豪が取ったが…

 

 

「轟の奴…炎も使えたんだ」

 

 

火事を起こしたエンデヴァーの息子だからかな?

 

 

「でも、引っ込めたです。」

 

 

ケミィが気にしてる

 

 

「トラブルかな?」

 

 

そのうち聞いて見るか…

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

表彰式

 

 

地面から今回のトーナメントの勝者が出てくるが…

 

 

「およそヒーローの顔してねぇ…」

 

 

 

轟に対しての怒りをぶつけたいが、鎖で拘束されている爆豪

 

 

『では、メダルの授与に入ります!授与してくれるのは…もちろんこの方!』

 

 

空を見ると何かが落ちてくる

 

 

「ハーハ!ハ!ハ!私が来た!」

 

『今年から教師をやっているオールマイト先生です』

 

 

 

見事にダブりやがった…

 

 

常闇、轟と一言づつ声を掛けていき…

 

 

猛獣、爆豪の番になった

 

 

 

「これは…さすがにヒドイ…」

 

口の拘束を外すオールマイト

 

 

「…こんな優勝いらねんだよ!…意味無いんだよ!(激怒)」

 

 

こわ!

 

 

 

 

 

「最後位、ヒーローっぽくしろよ」

 

 

リンクは呟いた

 

 

「なんだと!このクソRPG勇者野郎!まともに出てねぇ癖に!羽虫使いが!!」

 

 

 

 

ブチ!

 

 

「…今なんつったコラ…」ゴゴゴ怒

 

 

 

ドスの効いた声を爆豪に投げ掛ける

 

「あぁ!」

 

 

緑谷達が止めに入ろうとするが…変わった雰囲気に圧倒されている

 

 

「ヤバい…ヤバいよ…」

 

物間も怯えている

 

 

「…ナビィ…」

 

「…OK」

 

オカリナモード

 

 

 

 

「ケミィ…伊19装備展開用意…」

 

 

 

「……零戦に空対地チーズタルト装備もOKであります。」

 

 

「自分もOKです」

 

 

 

オールマイトに声を掛ける

 

 

「オールマイト…少し退いて下さい…」

 

 

豹変したリンクに驚くオールマイト

 

 

「…なにをする気だね、牧場少年…」

 

 

「なに…少しにこやかになって貰うダケです…」

 

 

オカリナを構える

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

♪~[パウチのラブソング]~♪

 

 

右手の甲からピンクのハリケーンが出て、パウチが召喚される

 

 

…峰田は何かを期待している

 

 

「…パウチ…GO!」

 

 

爆豪にパウチがぶつかる

 

 

「…なんだよ…こけおどし…/////な!」

 

徐々に体が変化していき、女子になっていく爆豪

 

 

「なんじゃこりゃ!!」

 

 

かなりグラマーな爆豪登場

 

 

 

 

…耳朗が「男の癖に…」とかいって、胸に手を当てている

 

 

 

シィも準備に入る

 

 

「伊19装備展開であります!」

 

 

すると、魔法少女アニメの様に服装が変化していく爆豪

 

 

「なに~~~~!!!/////」

 

 

旧スクール水着を着た爆豪がいた

 

 

会場も変化に驚いている

 

 

「次で、あります!チーズタルト投下ヨーイ、ヨーイ、ヨーイ…投下!投下!投下!」ガコ!ヒュー-…

 

 

零戦より、投下される細長いチーズタルト

 

 

 

 

「なんだ…クソ重てぇ…アガ!」ゴク

 

 

逃れようとする爆豪にチーズタルトが投下されて口の中にシュートされる

 

 

「なにしやがる!このくそあまとうが~」

 

 

子供スマイルになった爆豪

 

 

「マジかよ!!!爆豪少年!」

 

変化に驚くオールマイト

 

 

「かっちゃぁ~~~~ん!!!/////」

 

 

スクール水着のグラマーな爆豪に驚いている緑谷

 

 

 

ステージの観客も、かっちゃんコールが聞こえる

 

 

「でぐてめぇ…かくごしとけよ」ゴゴゴ

 

 

「どうしてぇ!(泣)」

 

 

 

「次であります!ショット!」

 

 

零戦から撃たれる機銃で手の拘束は解かれる

 

 

「なろぅ…なめやがって!……なに!」ピキピキ

 

 

爆発させようとしたのに凍りつく手

 

 

「てめぇ!なにしやがったぁ!」

 

 

仕上げだ

 

 

「ナビィ!スチールパン」

 

 

「OK」

 

 

ナビィはスチールパンをだし、リンクが構える

 

 

「これが…禁断のミュージックだぁ!!」

 

 

 

♪~[灼熱のゴロンゴサンバ]~♪

 

 

 

ミュージックに合わせて音の聞こえる範囲が踊り出す

 

 

「なんで!体が!勝手に!」

 

スクール水着で踊る爆豪ちゃん、手の氷がボンボンに見えなくない

 

 

「これが、ゴロンゴシティの伝統文化事件で封印された音楽!止めるまで止まらない!止まれない!サンバカーニバル!!」

 

 

 

皆して踊る、腰振る、頭を激しく振る人、激しい踊りが繰り広げられる

 

 

『なんて愉快な個性だぁ!俺は好きだぜぇ!ヒャッハ!』

 

踊るプレゼントマイク

 

 

「クソ!打ち消せない!」

 

腰振って踊る、相澤先生

 

 

「こういうのもたまにはいいわね♪」

 

 

ノリノリのミッドナイト先生

 

 

「ハッハッハ!笑顔が素敵じゃないか!爆豪少年?少女?」

 

サタデーナイトフィーバーなダンスをするオールマイト

 

 

 

「あのくそあまとうが…おぼえてやがれ!」ゴゴゴ

 

 

スマイルでチアリーディングみたいに踊る爆豪

 

 

会場のプロヒーローも巻き込み、最後のフィナーレをサンバで終える体育祭

 

 

この模様は、全国に放送され、ある意味有名になったかっちゃんでした。

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

表彰式、終了後

 

 

 

 

 

 

 

 

「逃げるよ!緑谷!」

 

 

 

「なんでボクまで!(泣)」

 

 

マスターバイクで、会場を逃げるリンク達

 

 

 

 

「…待てや!ごら!ぶっ殺してやる!!!」

 

 

およそ他人に見せられない顔で、爆速ターボを仕掛けて来る旧爆豪ちゃんでした

 

 

 




ありがとうございました。


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1年生ー職場体験
名前01


感想ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。


自宅ー早朝

 

ハイラルの食材が、火事の為、かなり余っていた

 

「何にしようか…たまには、ミルク以外のにするか…」

 

 

 

~~~~~

・・・・

・・・

・・

 

[サーモンムニエル]が出来た!

 

 

パンとスープを作って…

 

「おまえら~!朝だぞ、」コンコン

 

 

ドールハウスをノックし起こすリンク

 

 

 

何時ものと変わらない朝

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

通学路

 

 

雨が降っている…

 

 

 

「おはよう!牧場君!」

 

振り向くと、カッパを着た飯田がいた

 

「おはよう、兄さんどうだった?」

 

 

「凄いね!起きた後に飲ませたら、牧場にいるような感覚になって、気が着いたら、怪我が無くなってしまって、なんとも無くなっているし、牧場君のおかげだ!兄さんも現場復帰出来るらしい」

 

 

 

飯田は興奮している

 

 

「なら良かった、またなんかあったら言ってね」

 

「あぁ!」

 

 

 

飯田は走って行ってしまった

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

教室

 

 

相澤先生が授業の説明をする

 

 

「今日のヒーロー情報学…ちょっと特別だぞ」

 

 

何かあるのか?

 

 

「今後お前達には、職場体験をして貰う、因みに、何時もはもっとバラけるんだが…指名はこうなっている」

 

モニターに数字が出ている

 

 

轟、4123

 

爆豪、3556

 

 

常闇、306

 

飯田、301

 

 

 

…リンクの名前は無い

 

 

「牧場は…指名させなかった、回復個性はかなりの希少だ、かなり有効的だし、指名がOKだと、全国全てから指名が来てしまう…わかり切った事はしない…牧場はこのリストの中から選べ」

 

 

リストには、海、山、空港、病院、料理店等、分野からジャンル別に20社づつに分けられている

 

 

 

 

料理店はヒーローなのか?

 

…ランチラッシュ先生がいた…

 

 

 

「それに伴い、ヒーロー名を決めて貰う」

 

 

「「「胸踊るやつきた!」」」

 

相澤先生の言葉にテンションMAXな返事

 

 

「査定はミッドナイト先生に決めて貰う、俺には無理だ…それじゃ…」

 

 

寝袋に入ってしまった。

 

 

「じゃ、みんなそれぞれ自分で考えて、教壇で発表してもらいます。」

 

 

どうしよう

 

 

「名前決めるです?」

 

「何にするでありますか?」

 

「ソノママニナリソウネ…」

 

ナビィ達も気になるようだ

 

 

……普通でいっか

 

 

フロッピー、ピンキー、………

 

みんなどんどん決まって行く

 

 

「ボクは、これで…」

 

[妖精勇者・リンク]

 

 

「…なんか地味ね…」

 

梅雨さん…

 

「フェアリーマスター・リンクとかは?」

 

芦戸さんの意見

 

「クッキングヒーラー・リンクがいいと思う」

 

飯田の意見

 

「天然ジゴロ・チャームリンクは」

 

峰田…後で覚えてろ

 

 

「まぁ、覚えやすいし、いいんじゃない?」

 

ミッドナイト先生の采配で、妖精勇者・リンクになった

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

インゲニウムの事務所

 

 

 

「もう復帰して大丈夫なのか?」

 

 

 

サイドキックが心配している

 

 

 

「ああ!心配かけた!弟が持ってきた牛乳のお陰で復活だ!」

 

 

ポーズを決めるインゲニウム

 

 

「牛乳…それなんか言って無かった?」

 

 

他のサイドキックが訪ねる

 

「?いや…友達の牧場って奴の牛乳らしい」

 

インゲニウムは答えた

 

 

「牧場…牛乳…!まさか奇跡のミルクじゃ!!確か弟さん雄英高校だったよな!おい!早く指名取ってこい!大至急!!」

 

 

 

 

 

 

「「奇跡のミルク?」」

 

 

 

 

 

 

 

「知らないのか?8年前の騒動の原因になった牛乳だ!どんなに深い傷も一瞬で治る牛乳!これを見ろ!」

 

 

インゲニウムは、パソコンの画面を見る

 

「えっと……………は?」

 

 

そこには、農協のサイトに、体育祭の映像と牧場君の映像が写っており下を見ると

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

雄英高校の一年、牧場リンク!伝説の生産者の息子が、個性で回復を強化!!

 

 

使用していた牛乳こちら↓

 

 

〈ハイラル産、トアル牛乳 生産者、牧場守護氏 1L瓶、価格【時価】 昨日の終値¥235,276- 審査を受けた方のみ購入可 ※医療関係者及び、治癒系個性のプロヒーロー、応相談〉

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

「えぇ~~~~~!!」

 

 

 

サイドキックは驚いている

 

 

「…23万…」フラ…バタ

 

インゲニウムは白目を向いている…

 

 

「「インゲニウム~!!」」

 

 

弟が、こんな牛乳を持って来るとは、思わなかったインゲニウム




ありがとうございました。


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指名01

感想ありがとうございます。


ナビィ達と、何処に行くのか相談していた

 

 

「何処に行きたい?」

 

訪ねるリンク

 

 

「海!海であります!活躍してないであります!」

 

必死に手をあげるシィ

 

「どこでもいいです。」

 

棄権したケミィ

 

「海…最近行ッテ無イワネ」

 

シィの意見に乗ったナビィ

 

 

シィの希望が通りそうだ

 

 

「海か…それだと…これにするか」

 

海難ヒーローの事務所、ゴマフアザラシの個性を持つプロヒーローがいるらしい

 

 

因みに、リストにはMt.レディの事務所とエンデヴァーの事務所は入って無かった

 

 

「じゃあこれで…」

 

相澤先生に書類を出す事にした。

 

「異議無しです」

 

「了解であります!艦載妖精の力見せてやります!」

 

「OKヨ」

 

 

満場一致で海に行く事にした

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

ヒーロースーツを持って、集合場所に向かうと…

 

 

「梅雨さん?」

 

「ケロ?牧場ちゃんもここなのね」

 

 

指名がダブってたのか…

 

 

「おっし!来たな!研修生」

 

 

 

声の方向を見ると、アザラシの個性っぽい人がいた

 

「俺はセルキー!ゴマフアザラシの個性を持っているこの船の船長だ…ヨロシクね//」

 

 

ぶりっ子ポーズを取るセルキー

 

 

 

 

 

 

 

 

…最後のはなんだ!可愛くしているつもりか!?ぶりっ子ポーズなんてマンガでしか見たことないぞ!!

 

 

 

「…もう少し、がんばれば…なんとか」

 

シィは、真面目に可愛くする方法を考えている

 

 

 

 

 

 

 

「はいはい!セルキー船長、困ってますよ」

 

 

…更に後ろから声が聞こえる

 

 

「私はシリウス、セルキー船長のサイドキックをしてるの!よろしくね」

 

 

 

 

 

…何故だろう、異常に爽やかに見えてしまう

 

 

「…ああいうのが好みなの?」

 

梅雨さんの突っ込み

 

 

「…船長とのギャップにびっくりしただけ、てっきりアザラシ系のサイドキックだと思ってたから」

 

 

 

リンクは素直に答えた

 

「そう…」

 

 

素っ気ない返事をする梅雨さん

 

 

「まずは船員の紹介とスケジュールの確認だ!後は頼む!」

 

 

セルキー船長は行ってしまった

 

 

「ごめんね、あれ、船長なりの歓迎の挨拶なの」

 

 

そうなのか…

 

 

「よろしくお願いします。牧場リンクです」

 

「蛙吹 梅雨よ、よろしくお願いします。」

 

 

 

それぞれ挨拶をする

 

 

「じゃぁ、中に入って!航海の説明をするから」

 

 

そうして、港の管理事務所に、乗船記録をだし、船に乗るリンク達だった

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

Mt.事務所

 

 

峰田は、レディに良いように使われていた。

 

 

「なんでこんなことに…」

 

掃除機をかける峰田

 

 

 

 

 

「つべこべ言わない!さっさと掃除する!もっといい個性の子が良かったわ…」

 

ソファーでポテチを食べるMt.レディ

 

 

 

 

「本当に!…なんで牧場君の指名ダメなのよ!しかも、不当な接触があったって、リストからも外されるし!(怒)」

 

 

イラついてるようだ

 

「ほら!次!ゴミ出し!その後買い出し!しっかりやりなさい!」

 

 

 

八つ当たりするMt.レディ

 

 

「(また牧場かよ、覚えておけよ!!)」

 

理不尽に耐える峰田

 

 




ありがとうございました。


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指名02

 

 

 

現在、セルキーの指導の元、基礎トレーニングをしている

 

 

「腕立て伏せいくぞ!」

 

 

「はい!」

 

 

腕立て伏せのポーズを取るリンク

 

 

「いいか!海では瞬発力より持久力だ!早く動こうとするな!もし遭難したら、こういう筋肉が物を言う、わかったか!」

 

 

「はい!船長!」

 

 

こういうトレーニングが続き、次に湾内で個性のトレーニングが始まる

 

 

「次は個性のトレーニングね、梅雨ちゃんは、カエルで、牧場君は…音楽妖精ね…海用の奴ある?」

 

 

シリウスが訪ねる

 

「海では、こいつが主役です。」

 

リンクは手のひらにシィを乗せて、シリウスに見せる

 

 

「初めまして!艦載妖精のシィであります!」

 

 

「あら…可愛いわね」

 

褒めるシリウス

 

 

「照れるであります…」

 

 

後ろ頭をかいている

 

 

「早速だけど…見せて貰える?」

 

 

「了解!シィ、まず島風から」

 

 

「了解であります!島風装備、展開であります!」

 

 

シィが個性を発動し、海の上に島風と書かれた文字が浮かび上がり、リンクが乗ると、足元から装備されて、服装も変わって行く

 

 

「艤装完了!島風!抜錨であります!」

 

 

島風モデルになったリンクが海上に立っている

 

 

「これが、シィの個性、[島風]です。他にもあります。…なにか?」

 

 

シリウスと梅雨さんが顔を真っ赤にしている…

 

 

 

 

シリウスさん、鼻血でてますよ

 

 

「牧場…お前…その格好」

 

 

シルキーが指を指す

 

 

「へ?……きゃぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

これ本気のバージョンじゃん!

 

 

「シィ!ミニスカートは止めろ!!/////」

 

 

「やっぱり、リンクが一番であります!」

 

鼻血を出しながら写真を取るシィ

 

 

「…すごく良い…/////」

 

 

 

シリウスさん、今なんて言った

 

 

 

「……シィ…後デオシオキネ…」ゴゴゴ

 

凄むナビィ

 

「ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!、今戻しますから!」

 

 

 

 

こうして、短パンに戻して貰ったリンクは、島風の性能を見せるのであった

 

 

「行くよ!」

 

 

速度を80ノットまで上げて、流鏑馬の様に、機銃でショットをしていき

 

 

「次!魚雷…打て!」

 

背中の艤装から魚雷を発射させ、的を当てていく

 

 

「シィ!次!モデル伊8に変更!」

 

 

「了解!伊8展開用意!」

 

リンクの真下に伊8のマークが出て、今度はウエットスーツになり、海中に潜り、ソナーでシルキー船長を探す

 

 

「……!あそこの岩の裏!」

 

 

 

セルキー船長がいた

 

 

「なかなかやるな!…スゴいね///」

 

 

そのぶりっ子ポーズ、毎回やらないとダメなの?

 

 

 

 

 

 

「次!モデル龍驤!展開!」

 

 

「了解!龍驤艤装展開準備!」

 

 

今度は、赤い服装に巻物を持ったリンク

 

 

巻物を伸ばすと滑走路の模様になっていき…

 

 

「二式艦上偵察機、行ってきて!」

 

滑走路に紙を滑らすと艦載機になり、飛んで行く

 

 

しばらくすると、的の発見連絡が入った

 

 

 

『こちら1号偵察機、空母より36度の所に的を発見!』

 

 

「了解、すぐに向かわせる、帰投して」

 

 

『了解!』

 

 

 

「次!零式艦戦62型爆撃機、行ってきて!」

 

 

また、巻物に色の違う紙を滑らすと、別の艦載機が飛び立つ

 

 

「シィも行って来るであります。」

 

シィも行ってしまった。

 

 

しばらくすると、偵察機が戻って来て、滑走路に入ると紙に戻って行く

 

 

『こちらシィ!的を捕捉!攻撃許可を!』

 

「OK!撃ち漏らすなよ」

 

『了解!砲撃…始め!』

 

 

機銃で的を蜂の巣にするシィ

 

 

『目標!着弾を確認!』

 

「了解、帰っておいで~」

 

しばらくすると戻って来て、紙に戻る

 

 

 

 

 

 

 

「ざっとこんな感じです。」

 

 

セルキーやシリウスは感心している

 

 

 

「スゴいね…色んな事出来るんだね!…(今度、全部女装でやってくれない?)」

 

 

こっそり話すシリウス

 

 

 

「お断りします」

 

 

ガックシするシリウス

 

 

こっそりサングラスをかけたシィが、シリウスに何かを見せる

 

 

…なんか握手してる

 

 

 

 

 

 

「大丈夫かな?」

 

心配するリンクでした




ありがとうございました。


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指名03

UA60000件突破しました。

ありがとうございます


船ー厨房

 

 

リンクは、下拵えをしていた

 

じゃがいもの皮剥きをしている

 

 

「結構あるな」シュルルン…シュルルン…

 

 

1個を2秒で皮剥きしていく

 

 

「早!…なんかやってたの?」

 

 

ペンギンのスタッフも驚いている

 

 

「しかも美しい…」

 

包丁でジャガイモを剥いてる筈なのに、角が全く見られない

 

 

「コツがあるんです…次、玉ねぎいきます。」

 

 

「もう終わったの!?100個を2分でおわらせちゃったし!」

 

 

シリウスも驚いている

 

 

「どうした!何に騒いでいる!」

 

 

 

セルキー船長が来た

 

 

「いえ、リンクの下拵えがあまりに早くて…つい」

 

 

リンクは玉ねぎを微塵切りにしている

 

 

 

「はい、料理は少し…」

 

 

話ながらも作業はやめない、

 

「そうか…そのまま、昼食作ってみるか?」

 

 

「船長!いいんですか?」

 

 

ペンギンは確認した

 

 

「たまには、別人の料理も変化があっていいだろう…頑張れよ」

 

船長…

 

 

 

 

「…じゃあ、お昼はコロッケだから…やってみて…作り方はこの紙に書いてあるから」

 

 

ペンギンみたいな人にレシピを渡された

 

 

「…了解!自分のコロッケも混ぜていいですか?」

 

 

「HAHAHA!OK!やってみな」

 

 

決めポーズをするペンギン

 

 

 

シーカーストーンからいくつか食材を出す

 

 

「それは?」

 

ペンギンの人が見に来た

 

 

「地元の食材です。楽しみにしてください♪」

 

 

デミグラスソースと花子印のチーズコロッケに、サーモンのコロッケ、ミルクパン、勇者殺しの卵のスープにした。

 

~~~~~

・・・・

・・・

・・

 

 

[ハイラル風コロッケセット]が出来た。

 

 

…ペンギンの人が感心している

 

 

「……なに?今の動き…影分身してたみたいだったよぉ」

 

 

そうだったのか

 

「でも、大人数分作るの楽しくないですか?」

 

 

子供スマイルを見せるリンク

 

 

ズキューン「……今度アルバイトに来なさい//」

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

昼休み

 

皆が食堂に入って来る

 

「あ~腹減った…」

 

船員に混じって、梅雨さんも入って来た

 

 

「お疲れ様、梅雨さん」

 

 

 

「ケロ?今日は牧場ちゃんが作ったの?」

 

 

「うん!セルキー船長が、何事も経験だって言ってたから、全力で作った…どうかしたの?」

 

 

 

コロッケセットを見て、警戒している

 

 

「…テロが起こるわ…」

 

 

「なんで、コロッケでテロが起こるんだよ」

 

リンクは突っ込みを入れた

 

 

「……今にわかるわ」

 

 

梅雨さんは自分の分を確保すると角の方に行った

 

 

「…なんだったんだ…」

 

 

考え込むリンク

 

 

「自覚ね~です」

 

 

ケミィまで…

 

 

セルキー船長が飯を食べると…

 

 

「…ほぉぉぉぉぉ/////!なんだ!このコロッケはぁ!!!」

 

 

ヤバい!ミスったか!?

 

 

 

 

「失礼!ダメでしたか!?」

 

リンクは心配になった

 

 

 

 

「逆だ!旨すぎるぅぅ!!」

 

一心不乱にコロッケにかぶりつく

 

 

 

 

 

「本当!これヤバい!!パンも美味しい!ハフゥゥゥ/////」プルプル

 

 

 

シリウスもおよそ女性では無い食べ方をしており、口にソースがついたまま、トロ顔になっている

 

あんた!一応女性でしょ

 

 

よく見ると、グルメなオッサンのトロ顔みたいな人がいっぱいいる

 

 

「うめぇ!まだあるか!?ボウズ!」

 

 

 

船長…顔怖いっす

 

 

「まだ…少しは…」

 

 

そっと、受け渡し口にコロッケとパン、デミグラスソースを置く

 

 

 

ギロリ!

 

 

ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!ハンターがいっぱいこっち見てる!!

 

 

「ケロ!…パク!」ビヨーン

 

 

「あ!別分けのコロッケが!」

 

 

 

 

 

おのれケロ助!舌を伸ばして確保するな!

 

 

 

 

「寄越せ!」

 

「いや俺だ!」

 

「船長を無視するな!」セルキー

 

「権力をコロッケに使わないで下さい!」シリウス

 

 

キン肉マン達は、池にいる鯉の様に群がっている

 

 

「(;´゚д゚)ゞわわわわわ」

 

リンクは動揺している

 

 

「…後で作り方教えてね」

 

ペンギンの人は厨房の奥で優雅にコロッケを食べている

 

 

 

「しっかり自分の分確保してやがるです。」

 

 

ケミィ、そういうのはコロッケを放してから言いなさい

 

 

 

こうして、リンクは、研修の項目に厨房での仕事をペンギンに追加されるリンクでした。




ありがとうございました。


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指名04

外海

 

 

船で、パトロールをしていると、電話が入る

 

「はい!こちらセルキー……はい…了解しました。」

 

 

「何かあったのかしら…」

 

 

電話が気になる梅雨さん

 

「さぁ?」

 

 

するとセルキーが内容をブリッジにいる人に伝える

 

 

「海保から連絡だ!、密航船が近くの海域に出たらしいが…積み荷検査で、積み荷がリストから無くなっているのもあると連絡があった…どういう事かわかるか?フロッピー?」

 

 

梅雨さんは少し考えている

 

 

「…保安庁に見つかる前に、他の船に乗せ変えたって事かしら、つまり…他に協力者がいると思います。」

 

 

梅雨さんの答えはいかに

 

 

「ん~…正解//」

 

ぶりっ子ポーズをするセルキー

 

 

 

 

 

セルキー船長…あなたも好きね~

 

 

「ここでそれか~…」

 

シリウスも呆れている。

 

 

「それじゃ…何時も通りに行ってくる!頼んだぞ!シリウス」

 

 

「了解!」

 

 

セルキーは、海に潜ってしまった

 

 

「流石ゴマフアザラシ…泳ぐの速いな」

 

感心してるリンク

 

 

「…何時もより速いわね…調子良いみたい」

 

 

シリウスが何時もと違うらしい…サーモンコロッケの成果か…

 

 

「……了解!西に5海里移動して!」

 

 

シリウスが何か指示を出す

 

 

「聞こえたです?」

 

「何にもであります?」

 

ケミィやシィは聞こえない見たいだ

 

…ボクも聞こえないが…

 

 

 

「今、セルキーカラ、コノ海域ニハイナイカラ、移動スルッテ、言ッテタノヨ」

 

 

「へ~…ナビィちゃんは聞こえてたの?スゴいわね」

 

 

 

シリウスは驚いている

 

 

「流石、個性[楽器]だな」

 

リンクは素直に褒める

 

「見直シナサイ!コノナビィ様ヲ!」

 

 

たまに暴走しなければな…

 

 

ん?あれは…

 

 

遠くに魚群がいるが…そこには見覚えのある魚がいた

 

 

 

 

「シリウスさん!もしかしたら、情報入るかも、そこで止まって貰っていいですか?」

 

 

「どうしたの?リンク君」

 

 

「海の情報屋がいましたので、話を聞けるかも…」

 

「…情報屋?」

 

 

「海の事は魚に聞くべきでしょ?」

 

 

「???」

 

 

 

 

 

 

言われた通りに止まるとリンクは声を掛ける

 

 

「おーい!!魚男さ~ん」

 

 

魚群から一匹の魚がこっちに向かって来る

 

 

 

 

 

「懐かしい声がすると思ったらリンクじゃねいか!久しぶりだな!」

 

 

 

 

 

 

懐かしい魚男さんだ

 

 

 

 

 

 

 

 

「…魚がしゃべってる!!!」

 

シリウスは驚いている

 

 

 

 

「…ホントに何でもありね…」

 

梅雨さんは何か呆れている

 

 

 

「なんでぃ、嫁さんでも貰ったのか?隅におけね~な?おい」

 

 

梅雨さん、シリウスさん…顔を真っ赤にしない!

 

オッサンが調子に乗るから

 

 

 

 

「違うよ、高校の実習で来ているんだ…この辺で、保安庁の船が不審船を見つけたみたいなんだけど…何か知らない?」

 

 

魚男は考えている

 

「…その不審船って…保安庁に見つかったのどのくらい前だい?」

 

 

「えっと…2時間位前だけど…」

 

 

シリウスが答えてくれた

 

 

 

 

「…!なら東北方面の岩場に行きな!その船なら、1度その岩場で他の船と荷物の入れ替えしてたぜ!鯖の娘とデートしてた時だったから覚えてるぜぃ!紙とペンあるかい?」

 

 

 

「ホントに!はい!これ」

 

 

リンクはシーカーストーンから耐水用紙とペンを出す

 

 

ペンを渡すと口に咥え、器用に書き始める

 

 

しばらくすると、海底地図が出来た

 

 

「そこの印の場所が、岩場の場所だ…多分まだいるんじゃないか?船が隠れる岩場なんざ、そんなにあるもんじゃねぇからな」

 

 

「ありがとう!魚男さん!これ!お礼ね」

 

 

リンクはミルクパンのかけらをあげた

 

 

「センキュー!また用があったら呼びな、あばよ!」

 

 

 

 

 

 

「シリウスさん?これの場所わかる?」

 

シリウスさんは、目が点になっている

 

 

 

「シリウスさーん!」

 

肩を叩くリンク

 

 

「…は!いけない!現実逃避してたわ…」

 

頭を振るシリウス

 

 

「大丈夫かな…」

 

 

リンクは心配している

 

 

「心配すべきはリンクの常識だとおもうわ」

 

突っ込む梅雨ちゃん

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました


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指名05

職場体験最終話です。


夜ー岩場から1海里付近

 

 

岩場の様子を双眼鏡で見ているリンク

 

 

「どう?何か動きあるかしら?」

 

 

隣にいる梅雨さんが訪ねてきた

 

 

「…動きはない…クルーザーの20tクラスが見える位だな…セルキー船長は?」

 

 

 

「他の位置にいるらしいわ」

 

 

 

「そうか…」

 

 

 

リンクはシリウスさんより、待機命令が出ているので、じっとしている

 

 

「何か動きがあれば、聞こえて来ると思うけど…」

 

 

 

見張りを梅雨さんと交代するリンク

 

 

 

「今回は、職場体験だからじっくり見学しよう」

 

 

「でも…なんか焦れったいわね…」

 

 

梅雨さんは思う所あるようだ

 

「確かに、前線では、ほとんど待機だもんな…ヒーロー研修なのに、料理ばっかりだし…」

 

 

「…それは仕方ないわ」

 

納得している梅雨さん

 

 

 

「どうして!?」

 

納得出来ないリンク

 

 

 

「うるさいわよ、静かに」

 

 

注意されてしまった

 

 

 

 

ザバー…ピチャン

 

 

「…?何か聞こえなかった?」

 

 

「いいえ…波の音だけだわよ」

 

 

気のせ…!!!!

 

 

何か、触手に海に引きずり込まれる!

 

 

くそ!クローショット…

 

 

「!!牧場ちゃん!」

 

 

 

リンクはそのまま海に引きずり込まれた

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

岩場ー敵船内

 

 

 

「……ぱり、ヒーローに囲まれていたか…」

 

 

 

…誰かの声がする

 

 

えっと…職場体験に来て海に…!!

 

 

「あのタコ!どこだ!?」

 

 

「…目が覚めたようだな」

 

 

タコ野郎が、目の前にいる

 

 

「悪いが、人質になって貰うぜ…海域を抜けるまでわな」

 

 

くそ!縛られてるからシーカーストーンが使えない…オカリナも…落としたようだ

 

 

 

「変なワイヤーなら外させて貰ったぜ」

 

 

「な…」

 

クローショット…?でも伸びきったままだ

 

 

「使い方がわからないが…移動の道具みたいだな…ほれ」

 

クローショットを海に投げ捨てやがった

 

 

 

どうする…考えろ…打開策はあるはず、それまで待つんだ!

 

 

 

すると、岩場の上から梅雨さんの姿

 

 

 

「(梅雨さん!なんでココに…)」

 

 

すると舌が伸び、先にはナビィ達がいた

 

 

「(大丈夫?怪我はない?)」

 

後ろからシリウスさんも…

 

「(今ロックを外すはわ…そしたら隙を見て全力で逃げて)」

 

「(了解、シリウスさんは?)」

 

 

「(信号弾を撃ったら逃げるわ)」

 

 

ロックが外れ、チャンスを待つリンク、

 

 

「(シィ、島風で閃光弾撃てる?)」

 

 

親指で出来ると合図を出す

 

よし後は…バシャッ!

 

 

「だれだ!そこにいる奴!ヒーローか!」

 

やば…

 

 

梅雨さんが足場の岩を海におとした

 

 

「なんだ…ずいぶん若いヒーローだな…チョロそうだ」

 

 

今しかない!

 

「シィ!モデル島風!」

 

「了解!展開します。」

 

 

島風モードリンクにチェンジ

 

 

「くそ!いつの間にロックを…」

 

 

「ケーロぅ!」

 

舌を伸ばして別の岩場に移動する

 

 

「舐めるな!ガキども!」

 

触手が伸びて捕まり、岩に打ち付けられる梅雨さんとリンク

 

 

片腕は…動く!「…いっけ!」

 

 

腕の機銃で外に向かい、閃光弾を撃つリンク

 

 

すると岩場の付近が昼間の様に明るくなる

 

 

「くそ!ヒーローが来ちまう、こうなりゃ道連れだ!」

 

 

背中から何か四角い物を取り出し、金具を引こうとすると…

 

 

 

 

「うぉぉぉぉおりゃぁぁぁ!」

 

 

タコに海中からアッパーをかますセルキー船長

 

 

「ぐは…」バタ!

 

 

一撃!スゴ!これがプロヒーロー…

 

 

「大丈夫か…研修生」

 

格好いいっす!船長!

 

 

その後、海上保安庁の船により、タコ人間は逮捕された

 

 

 

「この船…変な生物がいっぱいね…」

 

 

梅雨さんが船の中を見ている…

 

 

「これ!ハイラルの生物だ…」

 

 

「そうなのか?」

 

セルキー船長

 

「はい…でもハイラルの生物は、県外に持ち出すには証明書を発行しないと持ち出せないはずです」

 

 

「ということは…密輸?」

 

 

梅雨さんの言う通り

 

 

「希少だから高く売れるってか…色んな事してやがって…」

 

セルキー船長が呆れている

 

 

「これなんて、ゾーラ川にいる、5大テノールガエルですよ!」

 

 

五色のおっきいカエルが檻から出てきた

 

「助けテ、くれテアりがトう…ゲコ」

 

 

 

「このカエル、しゃべるの?」

 

シリウスは不思議に見ている

 

 

 

「カエルがぁ!!しゃべった!!!」

 

セルキー船長、驚き過ぎです。

 

 

※これが普通です。

 

 

 

 

「とりあえず、これ食べて」

 

 

リンクはシーカーストーンから蜂の子を取り出し、カエルに与える

 

 

パクパク…ゴックン グングン

 

 

一回り大きくなった

 

 

「「デカくなった!」」

 

 

「コイツら、音楽を聞かせると、落ち着きます」

 

 

リンクは何時もの癖で、首のオカリナを探すが海に落としたのを思い出す

 

 

 

 

「…ナビィ、よろしく」

 

 

「OK!」

 

 

ナビィはオカリナに変化して奏でる

 

 

 

♪~[サリアの歌]~♪

 

 

メロディに合わせてゲコゲコ歌うカエル達

 

 

「なかなかいいわね♪」

 

ノリノリの梅雨さん

 

 

 

「コイツは…密輸されるわ…ホントに歌うカエルなんて、見たことないもん」

 

 

シリウスは、呆れている

 

 

その後、ハイラル生物は、保健所で調査して、森に返される事になった

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

最終日ー港

 

お別れの挨拶をしている

 

「お世話になりました。」

 

 

「お疲れ様、大変だったね」

 

保安庁の人もいる

 

 

「もうリンクくんのご飯…食べられないのか…」

 

落ち込むシリウス

 

 

 

 

「そんなに落ち込まなくても…」

 

リンクは突っ込みを入れる

 

 

「そうだよな…あんな飯…食えなくなるのか…」

 

遠い目をするシルキー船長

 

 

「ボクの存在意義、ご飯ですか!?」

 

 

はっはっはっは!

 

 

皆して笑う

 

 

「じゃあな!頑張って勉強して、また来いよ!お前らなら、立派なヒーローになれるぜ!俺が保証する」

 

セルキー船長…

 

 

「やったな!」

 

手を差し出すリンク

 

「ケロケロゥ♪」

 

パアン!

 

 

 

ハイタッチする二人でした。

 

 

 

 

ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

港ーバス亭付近

 

 

 

「ねぇ、フロッピー」

 

「ケロ?」

 

シリウスが呼んでいる

 

「…リンクって彼女いるのかな?//」

 

 

 

 

乙女なシリウスに対し、真顔になる梅雨さん

 

 

 

 

「………(やっぱり、増えたわね…胃袋掴むの本当にうまいんだから…(怒))」

 

 

 

 

 

「ねぇ、どうなの?」ワクワク

 

 

 

 

シリウスは答えを待っている

 

 

 

 

「…多分いないわ…渡すつもりも無いけど」

 

 

乙女な梅雨さん

 

 

 

「…そっか…私、こんなの持ってるんだけど…」

 

 

ある写真を取り出すシリウス

 

 

 

 

「…ケロ!/////」

 

 

 

 

そこには、シィと初めて艤装を装備したリンクの写真が…

 

 

「…牧場君のメルアド…頂戴⊂(゚∀゚ )」

 

 

写真を振るシリウス

 

 

「…」

 

 

悔しい顔で、牧場のメルアドを渡す梅雨さん

 

 

 

「ありがとう!」

 

笑顔で写真を渡すシリウス

 

 

 

 

 

 

 

「何してるの!?バス行っちゃうよ!」

 

梅雨さんを呼ぶリンク

 

 

「ケロ!」

 

急ぐ梅雨さん

 

「まーたね~♪」

 

 

 

手を振るシリウス

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

バス内

 

「何を話してたの?」

 

 

 

リンクは訪ねると

 

 

 

「牧場ちゃん…食堂には絶対勤めないで…バイトでも!」

 

真顔で迫る梅雨さん

 

 

 

「…何があったんだ?一体…」

 

 

疑問が多いリンクでした。




ありがとうございました!


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憤り01

応援ありがとうございます


朝ー教室

 

 

 

「おはy……だれ?」

 

 

 

 

教室に入ると、8:2に分けた爆豪がスマイルになっており、切島と瀬呂は、いじくり倒していた

 

 

「わらうな!!くせがついたうえに、ちぃずたるとむりやりくわされまくって、もどらねんだ!!」

 

 

笑ってるのか、怒ってるのかわからない爆豪

 

 

 

 

 

…そういえば、職場体験前に、大量にチーズタルトの注文入ってたな…相澤先生に言われて…

 

 

 

甘党になったと思ってたら、爆豪の所に行ってたのか…

 

 

 

 

 

あ…もどった

 

 

 

 

 

「牧場さん」

 

 

 

 

 

 

 

声の方を向くと、芦戸さんと八百万さんが…なに?その顔…

 

 

「ちょっとデグナッツになって貰えますか?(怒)」

 

 

 

嫌です!

 

 

 

「…ゴメン…オカリナ、海に落としたから今楽器がないんだよね~」

 

 

視線逸らすリンク

 

 

「こちらをお使いになってよろしいですわよ」

 

 

八百万の腕から赤色の装飾のオカリナが出てくる

 

 

「ヤッホーィ!新ラシイオ…」ガシッ!

 

 

リンクはナビィを掴むとシーカーストーンに無理矢理しまった

 

 

 

「どうしたのですか?新しいオカリナですわよ…早く!(怒)」

 

 

「…何故だ!わざわざデグナッツになってまで、話を聞かねばばらない!」

 

 

せめて、何か情報を!

 

 

「蛙吹さんから聞きました…職場体験先で、女性サイドキックを口説き落としたそうですね…」

 

 

 

凄む八百万さん…手のナイフはどうにかしてくれ!

 

 

「早くゲロっちゃいな~…溶ける前に…」

 

 

両手を構える芦戸

 

 

「芦戸さん!洒落にならないです。無実だ!!」

 

 

リンクはせめて反論する

 

 

「では、その腰のタブレットのメールを見して下さい」

 

 

 

 

タブレット?…シーカーストーンの事か!

 

 

「えっと…なぜ?」

 

 

確かに、何故かシリウスさんからメールが来て、ミルキー船長の愚痴をよく聞いてるが…

 

 

 

「サイドキックからメールのやり取りがあるか、その内容をチェックさせて頂きます!」

 

 

「逃がさないよ!リンク!!」

 

 

襲いかかる二人

 

 

逃げ…フギャ!

 

 

足に何かくっついて転ぶリンク

 

 

見ると、変な玉が足にくっついてる

 

 

「峰田!おまえ!」

 

 

 

峰田の方を見る

 

 

 

「…お前の性で、こっちは雑用と八つ当たりの毎日だったんだ!!少しは苦しめ!」

 

 

 

峰田は傷だらけの上、頭に赤色のバンダナをつけている

 

 

 

 

 

…八つ当たりにも程がある!!

 

 

 

 

「さあ…見せなさい!」

 

 

芦戸さんに、シーカーストーンを捕られた!

 

 

「待った!危ない!」

 

 

注告するリンク

 

 

「へっへ~もうとギャババッ!ババッッバ!」ビリビリ

 

 

 

「芦戸さん!!」

 

 

突然の事に八百万さんも驚いている。

 

 

 

 

「遅かったか…」

 

 

 

頭を抱えるリンク

 

 

「防犯様に、1.5m以上離れる、電気が流れるです」

 

ケミィの説明が始まった

 

 

そして、シーカーストーンは、地面に落ちると青い光になって、またリンクの腰に戻った

 

 

「しかも、古代ハイラル言語で書かれてるので、普通の人、難しいであります。」

 

 

シィも自慢気に説明する

 

 

 

昔、学習装置で無理矢理覚えさせられたのが、ここで役に立つとは…

 

 

 

「つまり…盗まれても、中身を理解出来ないし、電流が流れるので操作出来ないということですか…」

 

 

八百万さん…納得いかない様子

 

 

「そういう事です。妖精の科学、甘く見るなです!」

 

胸をはるケミィ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…これでどうです…」

 

 

 

 

八百万さんはクッキー出した

 

 

 

賄賂かよ!

 

 

「これは東京で1番美味しいチョコクッキーですわよ」

 

 

 

ケミィに渡す

 

 

「…サク…モニモニ…あんまり美味しく無いです…」

 

 

 

ケミィは泣きそうな顔をしている

 

 

「えぇ!そんな訳ありませんわ!!だって1番高かったんですわよ!?」

 

 

 

八百万さんは驚いている

 

 

リンクも一口貰う

 

 

「……添加物と保存料が多い、焼きが長いし、温度が高すぎ、砂糖も多過ぎ、チョコも溶かしきれてない、小麦粉は、味が抜けてるし…ラム酒も熱で殺しにかかってる…本当に東京1番なの?これ…」

 

 

 

リンクはトドメを刺した

 

 

「……これでは、ダメですのね…」

 

膝を着く八百万さん

 

 

 

 

 

 

「どこかのグルメ対決番組の審査員かよ!美味○んぼや食戟の○ーマじゃねんだぞ!」

 

 

 

上鳴が突っ込んできた

 

 

 

 

「流石、牧場ちゃん、マエストロ級に厳しいわ」

 

 

マエストロって梅雨さん…

 

 

「お前ら、席につけ、時間だぞ!」

 

相澤先生が入って来た

 

 

 

 

 

 

 

 

リンクは[八百万のオカリナ]を手にいれた

 

 

…ほのかに甘い香りがする…カラーリングがマトリョーシカなのは好きなのか?




ありがとうございました。


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憤り02

閲覧ありがとうございます。


教室

 

 

 

相澤先生からの朝礼の時、連絡事項があった

 

 

「牧場、お前、昼休み終わってからミッドナイト先生と代々木公園に行け」

 

 

 

まさかの連絡があった

 

 

 

「どうしてですか?」

 

 

「…ニュースは見てないのか…まあいい、保須市で、襲撃があって、その際、脳無も出てきた…ここまで言えば…わかるな?」

 

 

そんな事があったんだ…

 

 

「わかりました。ミッドナイト先生の所ですね。」

 

 

「頼んだぞ、ヒーロー協会と警察のご指名だ、婆さんも先に行ってるからな」

 

 

 

脳無…まだいたのか

 

「なんの目的で…あんなおぞましいの作るのんだ…」

 

 

リンクは頭を抱えている

 

 

 

 

「悩んでも仕方ないです。」

 

 

「今は解放を優先するであります。」

 

「頼ラレテルンダカラ、シッカリシナサイ!」

 

 

ナビィ達が励ましてくれている

 

 

「いつか、原因を解決しないとな…」

 

リンクは覚悟を決めている

 

 

 

 

 

…峰田、真面目な話だから血の涙流してこっち見んな!

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

午後ー教務室

 

 

リンクはミッドナイト先生を探していた

 

 

「失礼しま~す。ミッドナイト先生いますか?」

 

 

すると、奥からミッドナイトが出てきた

 

 

「あ!牧場君、来たわね。」

 

 

裏門にパトカーが止まってるからそれで向かうらしい

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

雄英裏門

 

 

パトカーの前に誰か立っている

 

 

…こっちに気付いたようだ

 

 

「君は…初めまして、警視庁の塚内 直正と言います。よろしく」

 

 

握手をしてきた

 

「あ、どうもご丁寧に…」

 

 

リンクは定番の挨拶で返す

 

 

「早速、向かおうか、ミッドナイトさんも」

 

 

 

「えぇ、よろしくお願いします。」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

代々木公園

 

 

警察により、封鎖されており、中はブルーシートで隠されている

 

 

 

「ここの中央広場に集められている、今は大人しいけど注意して」

 

 

 

塚内警部の誘導の元、広場に着くと、トラックに脳無がいて、救急車が数台おり、リカバリーガールとシンリンカムイもいた。

 

 

「あれ?シンリンカムイさん、今日はこの仕事なの?」

 

リンクは声を掛けた

 

 

 

「お!来たな、今日はよろしく!今日は逃亡した時の為の捕獲要員だ」

 

 

シンリンカムイは相変わらずのようだ

 

 

 

「早速始めるかね、準備はいいかい?」

 

 

リカバリーガールが、救急隊と医師に号令を出す

 

 

「わかりました、ナビィ、制限解除だ!思いっきり行くよ!」

 

 

「マッテマシタ!」

 

 

ナビィはオカリナに入り、八百万のオカリナに模様が入ったのを確認し、奏でる

 

 

♪~[サリアの歌・fullBURST]~♪

 

 

リンクの周りが緑に輝きだし、近くのコログ達を呼び寄せる

 

 

「(今回は7体、もっとコログを集めないと…)」

 

 

 

だんだん代々木公園に住んでるコログ達が集まっていき、40体程になった

 

 

「コログの皆!力を貸して!」

 

 

するとコログ達は、手を振り、バイオリンをチェロの様に構える、中には太鼓やハープもいる

 

 

♪~[癒しの歌・fullBURST]~♪

 

 

曲を奏でると、回りに花畑が広がって行く、コログ達との組み合わせにより、ケルト音楽の様な音楽が流れ、脳無達の意識がこっちに向く

 

 

「(そのままこっちに…)」

 

 

脳無達が歩きだし、警官とシンリンカムイが騒いだが、リンクが首を振るのを見ると落ち着きを取り戻す

 

 

またリンクを取り囲む様に脳無は移動して、とまった

 

 

「(よし…そのまま…頑張って…)」

 

 

メロディが続くなか、花畑の花が風に乗り、脳無達の回りを旋回し始める

 

 

 

「…これが…牧場君の個性…心が洗われるようだ…」

 

 

シンリンカムイは聞き入っている

 

 

すると脳無は涙を流し始め、

 

 

「「「GYlaaaaaaaaaaaaaa……」」」

 

 

体の至る所から、薬の様な物が流れてきて

 

 

「(後少し、耐えて…頑張って…)」

 

 

脳無の体は崩れていってしまったのを確認すると演奏を辞めるリンク

 

 

花畑は演奏を止めると幻想のように消えてしまった

 

 

「ふぅ…終わりました。どうですか?」

 

 

リカバリーガールに訪ねる

 

 

 

「…まさか、こんなだったなんて…聴いてた以上だね」

 

 

リカバリーガールが崩壊した脳無に手を突っ込むと、子供が出てきた

 

 

「かわいそうに…何ぼさっとしてるんだい!あんた達の仕事だよ!」

 

 

 

「す、スミマセン!行くぞ!」

 

リカバリーガールの一言で慌てる救急隊と小児科の医師達

 

 

 

「後は…お願いいたします。」

 

 

「おう!任せて!」

 

小児科医師が親指を立てる

 

 

 

リンクは近くの椅子に崩れる様に座った

 

 

 

「お疲れ様、大丈夫か」

 

シンリンカムイが心配してくれている

 

 

「…何とか…いつもと違っていっぱい人がいたから緊張しただけ」

 

 

「デモ、スッキリシタワ!」

 

久し振りに全力を出したナビィはご機嫌だ

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ…やっぱりウチの事務所」ガシッ!

 

 

シンリンカムイを掴むミッドナイト

 

「…不公平な勧誘は…わかるわよね」

 

 

女王見たい顔をするミッドナイト

 

 

 

 

「……はい」

 

 

それに従うシンリンカムイ

 

 

 

 

…昔、なんかあったのだろうか?

 

 

 

 

「よし!少し休んだら学校に戻るわよ」

 

 

ミッドナイトの号令がかかる

 

「了解…」

 

 

オールマイトに相談して見るか…脳無を作ってる人について

 

 

 

 




ありがとうございました。


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憤り03

修正ありがとうございました。いつもありがとうございます。


放課後ー応接室

 

オールマイトは、こっちに行ったって飯田から聞いたので来てみた

 

 

コンコン

 

 

「スミマセン!オールマイト先生いますか?」

 

 

バタバタ!!

 

 

……随分慌ただしいな

 

 

 

「はい!入っていいよ」

 

 

オールマイトの声がする

 

「失礼します。…緑谷もいたんだ」

 

 

何か話てたようだ

 

「あれ…お邪魔でした?」

 

 

リンクはオールマイトに聞いてみた

 

 

「だ…大丈夫だよ!なんだね?牧場少年」

 

 

「脳無の件だけど…いいですか?」

 

 

オールマイトの顔が真剣になった

 

「何か、代々木公園であったのかね?」

 

 

「いえ、そういう訳では無いのですが…」

 

 

リンクは率直に聞くことにした

 

 

「オールマイト先生は脳無の製作している人に、心当たりありますか?」

 

 

…?オールマイトは固まった…冷や汗をかいている

 

 

緑谷も口を押さえている

 

 

「…何か知ってる見たいですね」

 

 

 

リンクは、黒と判断した

 

 

 

「怪しいです。」

 

 

 

「動揺してるであります」

 

 

「…訳アリカシラ」

 

 

ナビィ達は疑いの眼差しをしている

 

 

「…それを聞いてどうするのかね?」

 

 

 

言わなきゃダメか

 

 

「…今日の脳無、何かおかしな所があったんです。」

 

 

「と、言うと?」

 

オールマイトが訪ねる

 

「…脳無の治した時、リト族見たいなのがいました。もしかして…脳無は、ハイラルの種族も使われたのかもしれないって思いました。」

 

 

「「!!」」

 

オールマイトと緑谷は驚いている

 

 

「しかも、戦闘があった割には、皮膚の傷付き方がおかしい、まるで、戦闘後わざと捕まったみたいだった」

 

 

オールマイトは真剣に聞いてくれてる

 

 

 

 

「もし…本当にわざと捕まったなら、まるで、癒しの歌が、何処まで効くのか、試されたのかなって…考え過ぎですかね…」

 

 

 

「「……」」

 

 

沈黙が流れる

 

 

「まず牧場くんは、そう感じたならどうしたい?」

 

 

オールマイトは訪ねる

 

「あんなの、絶対やっちゃいけない、だから、元を断ちに行きたい…出来るだけ早く」

 

 

リンクは静かに怒りに燃えている

 

 

オールマイトは少し考えた後で、こう答えた

 

 

「…それは、警察や私達プロの仕事だ、君はまだ突っ込んではいけない」

 

 

「でも…」

 

 

「今、脳無を治す事が出来るのは、牧場少年だけだ、無理をして、他の脳無が治せ無くなったらどうする?」

 

 

「そ…それは…」

 

 

リンクは回答に困る

 

 

「物事には役割がある、だから警察やプロがシッカリ原因を見つけるから、今後、脳無達が普通の生活が出来るように、治してあげてくれ」

 

 

オールマイトは肩に手を置きながら答えた

 

 

「…わかりました。」

 

 

 

なんか上手く誤魔化されたな…

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

通学路

 

 

「…なんか情報ないもんかな…」

 

…夏休みにデグの木様に聞いてみるか?

 

それとも最近知り合ったプロにも聞いてみるか…

 

 

 

モヤモヤしながら帰るリンクでした。

 

 




ありがとうございました。


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1年生ー1学期ー期末試験
期末試験01


70000UA突破しました。


教室

 

 

リンクにとって、最大の試験が待ち受けていた…

 

 

「来週期末テストだからな、ウチは文武両道が基本だから、頭と体両方シッカリ鍛えとけ、特に中間、赤だった奴、夏休み…あると思うなよ、シッカリ勉学に励むように…」

 

 

相澤先生は、教室にキツイ物を落としていった

 

 

リンクは、ギリギリ黒で、それこそ瀬戸際の魔術士と言える程に、狙って無いのにギリギリになっている

 

 

「やべー!勉強やってねー!」

 

 

「最近、職場体験やらで全く勉強してなーい!」

 

上鳴と芦戸は頭を抱え込んでいる

 

 

 

リンクは冷や汗をかいている

 

 

 

「また学習装置です?」

 

ケミィがワクワクしながら聞く

 

 

絶対にやだ!

 

「…頑張ってみる…補習になったら、お菓子作る時間無くなるもんな」

 

 

ナビィ達は固まった

 

 

「どうにかして座らせるであります…」

 

「どうやるです」

 

「仕方ガナイワネ」

 

ナビィ達よ、本人のいない所でやってくれ…

 

 

…上鳴達が、八百万さんに勉強を教えて貰えないか懇願している

 

 

「…モモ様、自分めにも御教授願え無いであろうか…」

 

リンクも乗っかる事にした

 

 

?八百万さんの機嫌がいい

 

「まぁまぁ!でしたら私の家で勉強会をしましょう!私の家なら広いですし、集中出来ますわ!」

 

 

なんだ?なんかプリプリしている

 

 

「じゃ!今週末はヤオモモの家に決定!」

 

芦戸、上鳴、切島、瀬呂、葉隠、尾白、麗日、リンクは八百万家に向かう事にした

 

 

 

ビク!…誰かの視線を感じる

 

 

 

振り向いたら芦戸さんと八百万さんがよそを向いた

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

八百万家ー外門

 

 

何分歩いたかわからないが、かなり広い敷地だ

 

 

「広!」

 

「豪邸やないか…」

 

「俺達、すっげ~場違いじゃないか?」

 

「実家の牧場以上あるかも…」

 

 

「とにかく、押そうぜ」

 

 

 

 

 

インターホンを押す切島

 

…勇気あるな

 

 

『どうぞ!お待ちしてましたわ!』

 

自動で扉が開く…本物は初めて見た…個人住宅だよな?

 

 

「ヤバいです」

 

「マンガ見たいであります。」

 

「住ム世界ガ違ウワネ…」

 

 

部屋を案内に案内されたが、…何処かの宮殿を思い起こさせる

 

 

 

 

「落ち着かね~…」

 

勉強道具を広げ瀬呂がソワソワしている

 

 

 

「やっぱり場違いじゃね俺ら…」

 

上鳴が耳打ちしてくる

 

そうしてると、八百万さんがティーセットを持って来た

 

 

「皆さん!お待たせしました!はじめましょう」

 

 

まぁ、やるか!

 

八百万さんが入れた紅茶を飲もうとしたら異様な緊張感を感じ、周りを見ると不安そうな顔をしている

 

 

八百万さんは特に…難関高校受験前の学生見たいな顔をしている

 

 

「…どうしたの?みんな…注目されると恥ずかしいのだが…」

 

 

みんなが、互いに顔をあわせると上鳴が切り出した

 

 

「…だって、前にチョコクッキーで、フルボッコにしてたじゃん…」

 

 

みんな頷いている

 

 

「いやいや、前は、ケミィが泣きそうだったから確認しただけ!流石に人の入れた紅茶は批判しないよ!…料理に嘘は言わないけど」

 

 

そういって口に紅茶を含む

 

 

…これは

 

 

 

独特のスモーキーフレーバー、蘭の花香に澄んだ黄色がかったオレンジ色…

 

「これって…キーモン?」

 

 

リンクは訪ねて見た

 

「そうです!1番いい茶葉を用意いたしましたわ!」

 

八百万さんは期待している

 

 

「そっか…頑張ったね…」

 

 

まだ見てる

 

「…他に無いの?」

 

 

芦戸さんが尋ねた

 

「?なにが?」

 

リンクはわからないって顔をしている

 

 

「美味しいとかねぇのかよ!」

 

 

瀬呂が突っ込んで来た

 

「…味覚や香りで言ったら…」

 

「言ったら…」

 

みんな緊張している

 

「…正直に言って大丈夫なの?」

 

一様聞いてみた

 

「お茶の入れ方は習ってましてよ!大丈夫でございますわ!」

 

 

自信のある八百万さん

 

 

…ならいっか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まず、温度が低い、多分、ここまで運ぶ時に冷めてしまったんだろう、しかも、ティーカップを温めてるからもっと低くなる、これは日本茶ならOKだが、紅茶にはNGだ、次にお湯に鉄分が多い、お湯を沸かす際、ヤカンを使ったからだとは思うが、紅茶は鉄分を含むポットの使用は、紅茶のタンニンが鉄分と化合して香味を損なうばかりでなく、紅茶の色を黒っぽくしてしまう、しかも今回使った茶葉はダストを使っているのに、抽出する時間が長いためクドクなっている。あと…」

 

 

「もう辞めてあげろ!八百万のライフがゼロになっちまったぞ!」

 

 

瀬呂に止められた、八百万さんを見ると、すごく落ち込んでいる

 

 

「でも、器を暖めるのは気遣いからくるし、長く抽出したのは、楽しんで貰おうと言う思いが伝わる、優しい気持ちが伝わる紅茶だよ」

 

 

ナビィに教わったスマイルで、八百万さんを褒めた

 

 

「…次こそ、美味しいって言わせて見せますわ!」

 

なんか燃えてる八百万さん

 

 

「…ちょっと厨房貸して、どんなものか見せてあげる」

 

 

 

リンクは厨房で紅茶を入れた

 

~~~~~

・・・・

・・・

・・

 

 

[孤高のキーモン]が出来た!

 

 

「さぁ、モモさんが持ってきたスコーンに合う様にしてみました。」

 

 

器に紅茶を注ぐと、周囲に香りが広がる

 

「…なに、さっきと全然違うんですけど」

 

瀬呂が気付いたようだ

 

みんなに紅茶を配る

 

 

「さっきと全然香りが違ぇ」

 

上鳴の意見

 

 

「本当ですわ…」

 

八百万さんも違いに気付いたようだ

 

 

みんな一口飲んで見る

 

 

「…さっきのが嘘みたいや…」

 

麗日さんは、顔がほにゃっとしている

 

「ホントに!比べるとさっきの鉄っぽいのがわかる」

 

 

芦戸さんはテンション高い

 

 

「これが、この紅茶の本来のポテンシャルだよ」

 

 

リンクは、紅茶を飲みながら、スコーンにアプリコットを着けて食べる

 

「…完敗ですわね…」

 

納得している八百万さん

 

 

「次を楽しみにしてるよ」

 

リンクは楽しそうだ

 

 

「…あれ、何しに来たんだっけ?」

 

 

麗日さんは疑問に思う

 

みんな勉強に来たのを忘れてしまった

 

 

 

 

 




ありがとうございました


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期末試験02

閲覧ありがとうございます。


勉強開始から2時間

 

みんなに疲れが見えてきた

 

 

「少し、休憩しましょうか…煮詰まって来ましたし」

 

 

八百万さんの提案

 

「「「さんせ~…」」」

 

 

 

みんなグロッキーだ

 

 

リンクは頭から煙が見えそうになっている

 

「少し、トイレに行ってくる…」

 

リンクは席を立った

 

 

「トイレは突き当たり右にいったら2番目を左ですわ」

 

 

八百万さんが教えてくれた

 

「わかった…ありがとう」

 

リンクはトイレに向かった

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

トイレ前

 

 

用を足した後、帰り道を戻っているリンク

 

 

「…ここどこ?」

 

 

同じような造りの通路に迷ってしまった

 

 

「…ここでエコーロケーション使う訳にはいかないし…」

 

 

適当に歩いていると中庭に出た

 

 

迷いの森を抜けた先にあるコログの森や神殿とは違う、計算された美しさがある

 

 

「…これは、結構な風景で…」

 

リンクは感動している

 

「西洋の庭園であります!」

 

「薔薇ノ門ナンテ初メテミタワ…」

 

 

 

 

中庭を進むと1つだけ枯れ掛けている木を見つけた

 

 

「…これだけ、弱ってるであります…」

 

 

…治してあげようか

 

「ナビィ、ちょっといい?」

 

「ワカッテイルワ」

 

♪~[森のメヌエット]~♪

 

デグナッツになるリンク

 

腐ってる部分を削り、デグナッツのスキルを発動する

 

 

♪~[目覚めの伊吹]~♪

 

 

すると、削った所は修復され、葉っぱに活力が戻った

 

 

「元気になったです!」

 

ケミィも喜んでいる

 

 

「えがった、えガ!」ドカ!

 

 

ヘブッ!

 

 

リンクは気を失った

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「ん?何か引いたかの?」

 

 

庭師っぽい爺さんは一輪車の下を見ると、デグナッツが倒れているが他の人には、むき出しになった根っこにしか見えない

 

「…珍しい植物じゃな?鉢にでも入れとくかの」

 

 

リンクは一輪車に入れられ、運ばれていく

 

 

 

 

 

 

 

 

近くの木に隠れてたナビィ達

 

 

 

「ヤバいです…」

 

「早ク、八百万サンニツタエナイト!」

 

「…でも、自分達迷ってたでありますよ?」

 

ナビィ達に沈黙が流れる

 

 

「探すです!」

 

「急ぐであります!」

 

 

急いで、さっきの部屋を探すナビィ達

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

ビニールハウス

 

 

 

デグナッツリンクは鉢に植えられいる

 

 

「…(起きたら、鉢に植えられているこの状況はいったい…)」

 

 

まださっきの爺さんにメンテナンスされているリンク

 

 

「(頼む!誰か来てくれ~(泣)ちょ、栄養剤ささな…シミる~!!)」

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

広間

 

 

八百万さんは心配していた

 

「…遅いですわね」

 

芦戸さんも心配している

 

「迷ったんじゃない?」

 

 

「探しに行って見るか?」

 

瀬呂の提案

 

 

「…行ってみましょうか…」

 

八百万さんを先頭に廊下を歩くとナビィ達に合う

 

 

「あぁ!牧場くんの妖精!」

 

 

「何で、牧場は?」

 

 

ケミィが答えた

 

 

「大変なのです!」

 

 

ナビィ達に事情を聞いて、その後、救出されたリンクでした。

 

 

散々弄られたのは言うまでもない

 

 

 

 

 

 

 

「…あのままほっといたら、私以外に頼らなくなって…ポ//」

 

 

目のハイライトが消えた八百万さんの言葉を盗み聞きしたリンクは、2度と八百万家で、単独で、デグナッツにならないと誓っていた

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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期末試験03

閲覧ありがとうございます。


自宅

 

勉強会では、最後に鉢植えされてしまったリンク

 

 

少し勉強しただけで終わってしまった…

 

 

「…早く風呂にハイリタイ…」

 

 

泥だらけのリンクは、シャワーをあび、ベッドに横になった

 

 

「…なんか疲れた、もう寝よう…」

 

 

睡眠モードに移行しかけた時、手に何かが嵌められる

 

 

 

「…ケミィ…おやつならそこに…?…!!」

 

 

手錠と足を固定されたリンク

 

 

「…なんの冗談です?ナビィ様」

 

 

頭の上をぐるぐる飛んでいるナビィ

 

 

「…結局勉強シテナイノデ、拘束シタワ」

 

 

 

 

すると、ケミィとシィが、頭にバンドを巻く

 

 

この電極は…まさか!

 

 

「…少し話合いをしないか?」

 

 

「もう遅いです」

 

「エイ!であります!」バチ

 

ケミィの合図で、スイッチを入れるシィ

 

 

 

「待った!、ここは東キョ…ガアアアアアアアアアアアア!!!」

 

 

電極から脳に直接情報を流されるリンク

 

騒音問題になりそうだが

 

「扉を妖精扉に変えたであります。ので騒いでも問題無しであります。」

 

 

「しっかり情報刷り込むです…おやつの為に」

 

 

 

ぎゃぁぁっぁぁっぁっぁああああああああ!!

 

 

 

 

こうしてリンクは無事?期末試験の予習をすましたのでした。

ーーーーーーーーーーーーー

学校ー期末試験(筆記)

 

 

 

焦げた髪の毛のまま期末テストを受けるリンク

 

 

 

…みんながチラチラ見ている

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

期末試験(実技試験)

 

 

 

みんなはコスチュームに着替えて、広場に集まっている

 

 

 

リンクもコキリ族の服を着ている

 

 

そうしてると相澤先生から説明が入った

 

 

「今回の実技試験は、格上の敵との戦闘だ、指定されたペアで、先生達と戦い、それぞれゲートを抜けるか、敵役の先生に、この捕獲手錠を着けたら合格、逃げるもよし、協力して捕まえるもよし」

 

 

ペアとか…

 

 

「牧場と耳郎は、オレだぜぇ!」

 

 

プレゼントマイク先生か…データがない

 

 

「格上?なんか楽そう」

 

耳郎さん、失礼だぞ

 

 

「ホワット!プロを舐めんじゃね~ぞ!」

 

 

こうして、プレゼントマイク先生との戦闘が始まった

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

試験場ー森エリア

 

 

 

森の中か…

 

 

「そういえば、耳郎さんとちゃんと話すの初めてな気がする」

 

 

森の中を移動している二人

 

 

「牧場となら楽勝だな、捕まえるにしろ、ゲートくぐり抜けるにしろ」

 

 

耳郎は余裕を見せている

 

 

「…なんか嫌な予感」

 

リンクは警戒している

 

 

「プロ相手は初めてであります」

 

気合いの入るシィ

 

 

「森なら平気です♪」

 

余裕を見せるケミィ

 

「油断大敵ヨ!オヤツガ掛カッテルノニ」

 

 

何とか纏めようとするナビィ

 

 

 

 

 

 

 

「とにかく!捕まえるより、ゲートをくぐり抜ける方でいこう!」

 

 

耳郎は、走りながらゲートに向かう

 

「…わかった、行こう」

 

リンクも付いていく

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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期末試験04

森の中

 

 

森をゲートに向かって走るリンクと耳郎

 

 

すると、先生からの攻撃が来る

 

 

『イエーーーーーーーーーイ!!!』

 

 

先生からの爆音が聞こえて来た

 

「うっさ!!なにこの声!」

 

思わず耳を塞ぐリンク達

 

 

「ヤバいです!」

 

「鼓膜が~!」

 

「…」

 

ケミィ、シィは何とかなったが、ナビィが気絶してしまった

 

 

 

「ナビィ、傷は浅いぞ!起きろ!ナビィーーー!」

 

 

リンクはナビィを必死に起こそうとする

 

 

 

 

 

 

「ヤバい、耳塞いでも、鼓膜破ける…、牧場!何か攻撃手段無い!?」

 

 

耳郎も焦っている

 

 

とりあえず、先生の位置を探すか…

 

 

「耳郎さん、しばらく動けないけど、周囲警戒してて!」

 

リンクはシィに索敵を以来する事にした

 

「シィ!モデル龍驤!展開!」

 

 

「了解…龍驤展開、抜錨!」

 

リンクは龍驤を展開し、赤い服と巻物を伸ばし、偵察機を飛ばす

 

 

「先生の位置を探して!」

 

 

偵察機が、旋回しながら、森を捜索していく

 

 

『偵察1号、先生をゲー…』

『何にしてるのかなーーーーー!!!!』

 

 

通信中にプレゼントマイク先生の攻撃が偵察機に向かった

 

 

「おい!偵察1どうした!聞こえるか!?」

 

 

リンクは、偵察機に応答を呼び掛けるが返答がない

 

 

「…だめだ、[ゲー]って言ってたからゲート近くだと思うけど、ヤられたみたい…」

 

 

リンクは悔しがっている

 

「くそ、格上どころじゃない…完全な上位交換だ…何か対策は…牧場?何探してるの?」

 

 

シーカーストーンの中をケミィと使えそうなのを探す

 

 

「あれでもない…これでもない…」

 

リンクの周りには、慌てて秘密道具を出す猫型ロボットの様にガラクタが積み上げられていく

 

 

「ンン…」

 

ナビィが起きた!

 

 

「ナビィ!大丈夫そう?」

 

 

リンクは確かめる

 

『早くしてーーーーーーー!!!!!』

 

 

 

「もう…鼓膜ヤバい…」

 

 

耳郎はグロッキーだ

 

 

「ケミィ…なんか生き物持ってきてない?」

 

 

「この音に対応出来る生物は…難しいです…」

 

 

ケミィも困り顔だ

 

 

「…なにかこっそり近付ける方法はないのか…牧場…牧場?」

 

 

「……」

 

リンクはブツブツ何か言っている、耳郎の声は届いていないようだ

 

 

「牧場!何か作戦でもあるの?」

 

 

「……」

 

耳郎は訪ねるが、やはり返答はない

 

 

「少しほっとくです。」

 

 

ケミィが耳郎に声をかける

 

「イヤイヤ、試験中だし…」

 

耳郎は否定するが、シィも止めに入る

 

「大丈夫であります!リンクは、作戦立てるとき、いつもこうなります。」

 

 

「マァ、マカセナサイ」

 

 

ナビィは、耳郎を説得した

 

 

 

 

 

 

「ねぇ…耳郎さん?」

 

リンクは何かを思い付いたようだ

 

 

「なに!作戦思い付いた!?」

 

耳郎は期待している

 

 

「…少し、恥ずかしい思いしてもらうけどいい?後、動物アレルギーある?」

 

 

「恥ずかしい思い?」

 

 

次郎は聞き返す

 

「この仮面を被ってもらう」

 

リンクは、子供の頃の縁日で買った仮面を差し出す

 

 

「…これ着けなきゃだめ?」

 

 

耳郎は嫌な顔をしている

 

「着けないと、大変な事になるよ」

 

 

注意するリンク

 

 

「…何をする気?」

 

耳郎は不満そうだ

 

「ちょっとした集団行動をしてもらうだけだよ」

 

 

リンクは作戦の準備に取りかかるのだった

 

 

 




ありがとうございました。


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期末試験05

修正ありがとうございました。


ゲート前

 

 

 

プレゼントマイク先生は、暇をもて余していた。

 

「やだやだ…こんな森モリしたところ駄目なんだよね~…なんだ?」

 

 

森の方から鶏が出て来た、しかもいろんな方角から

 

 

その数は20前後はいる

 

 

 

「へ!鶏なんざ…『ヒーーーーー↑ハーーーーーーー!!!!!!』」

 

 

プレゼントマイクは個性で、鶏を追い払おうとする

 

 

声にびっくりした鶏達は、音波によって羽が落ち、肉は裂け、丸裸になってしまった。

 

 

「へ!その程度…何?」

 

鶏は、傷が瞬く間に再生し、羽も元に戻った

 

 

 

 

 

「「「コッケコッコーーー!」」」

 

傷が治ると、まるで軍隊の号令の様に攻撃者に向かっていく

 

 

「牧場の個性か、『あっち行けーーーーーーーー!!!!!!』」

 

プレゼントマイク先生のヴォイス攻撃に何にも反応しないコッコ達、むしろ目付きが鋭くなった

 

 

 

「な!『こっち来んな!!!!』」

 

 

やはりコッコには効果は無い

 

「牧場の奴、どんな効果の餌与えたんだ!?イデ!こら突っつくな!あだ!サングラスを壊すな!高いんイデ!」

 

 

思わず逃げるプレゼントマイク

 

しかし…

 

 

 

コケコココケコケコケコココ!!!

 

集団で飛んで襲うコッコ達、どんどんその数は増えていく

 

 

「牧場!!あんにゃろーーー!!アダダ!髪が!自慢のヘアーが!」

 

 

鶏に追い詰められ、森に入って行く

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

森の中ーリンクサイド

 

 

ケミィ達の力により、鶏をありったけ出したリンク

 

 

「…森に逃げたであります。」

 

陸軍っぽい格好をしたシィとケミィは、シーカーストーンで、動向を探っている

 

 

「…よし!次に、プレゼントマイク先生の声を塞ぐぞ!次に取りかかってくれ」

 

 

「「了解」であります!」

 

 

あとは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…耳郎さん!早く起きて!作戦の要なんだから!!」

 

 

木に寄りかかり、顔をペシペシされる耳郎

 

 

「……ン…///」ビクン…

 

 

目を覚まさない耳郎さん

 

 

 

 

「シィ!変な事やらせないでよ!犯罪者になっちゃうじゃん!」

 

 

「実行犯はリンクであります。参考に言っただけであります。」シランプリ

 

 

何があったかというと…

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

少し前

 

 

森で作戦を伝えていたリンクは、耳郎さんの耳から血が流れてることに気づく

 

 

「耳郎さん、耳は大丈夫?」

 

 

 

「…!何か言った?」

 

 

リンクは、耳郎さんが今音が聴こえてない事に気づく

 

 

「…ケミィ、適当にミルク系の奴出しといて、こっちはトラップの準備をするから」

 

 

「アイアイサー」

 

 

リンクはシーカーストーンをケミィに預け、ロープを木々に縛っている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暫くすると、耳郎さんがやって来た

 

 

「ねぇ…牧場…」

 

 

顔をうつむきながらこっちに来た耳郎

 

 

「よかった…聞こえる様になったみたいだね」

 

 

「…ん…」

 

 

 

リンクは作業の続きを指示する

 

「じゃあ…そこのロープを、足首の高さで、隣の木に結んで…追い込みかけやすくするようにするから」

 

 

作業に戻るリンク

 

 

「ねぇ…牧場…ウチってそんなに魅力ない?」

 

 

そういってしゃがんでいるリンクの後ろから抱きついた耳郎

 

 

「…どうした?…何かあったの…げ」

 

 

耳郎さんを見ると、涙目なのだが瞳がハートになって、顔が赤く、呼吸も浅く早くなっている

 

 

「…ケミィ…何を飲ませた?」

 

 

一様聞いてみる

 

 

「ミルク系と言われたので、1番古い奴飲ませました」

 

 

レトルトパックの奴を出す

 

「…これ、[ハートのミルクスープ]だけど…」

 

前に、体育祭で、シンリンカムイに出生祝いにあげた奴

 

 

 

「…またウチを無視して!そんなに魅力がないのか!胸か!胸なのか!!男にまで胸に負けるしぃ!!」

 

 

まるで酔ったみたいな耳郎さん、そのままネックロックをする

 

 

「ちょ!落ち着いて!試験中だよ、それ以上は…首が…ギブ…」

 

 

何とか抑えようとするリンク

 

 

「…不満爆発であります…」

 

「…パウチヲ召喚シタ時、ショックダッタミタイネ…」

 

 

シィ、ナビィはそれぞれ分析する

 

 

「なんで!ウチだって女なのに、峰田にさえ他の女子見たいに、異性として見られてないし…牧場はどうなん!やっぱ男っぽい!?」

 

絡み酒の泣き上戸とか達悪い

 

 

「シィ…どうしたらいい?ナビィデータに無いんだが…」

 

 

 

酒に酔っ払いみたいになった人の対応は習っていない

 

 

 

 

「……!ニヤ…ロックな女の子は、こうするであります(黒笑)」

 

 

リンクはシィの情報を聞いている

 

 

 

 

「…それ捕まらないか?まじで…」

 

 

不安しかないが…

 

「男は度胸であります!!」

 

 

シィは目が本気だ…

 

 

 

…やるしかないのか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「耳郎さん…」

 

「グス…なに」

 

リンクは、耳郎をそっと抱きついた

 

 

「ちょ!牧場…いったい////」

 

耳郎さんは戸惑っている

 

「ボクの胸の音、聞いてみて」

 

ドク…ドク…ドク…

 

「スゴく…大きく…///」

 

耳郎さんは耳をリンク胸に当てている

 

 

「スゴく…大きな音がしているでしょ、耳郎さんが魅力的だからこんなに大きくなっているんだよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

※捕まらないかの不安から来る動悸です。セリフは、シィとナビィの知識からです

 

 

「…それ」

 

リンクは後ろに回り込み、そのまま引き込む形で木の根元に座る

 

 

 

 

「な!///ウチこれ恥ずいぃ///」ドキドキ//

 

木を背中に座ったリンクの上に座る形になった耳郎さん

 

 

そのままリンクは耳郎のお腹の上に両手を置き、抱きつく形になり、耳郎の耳元でささやく

 

 

「ほら、こんなに女の子の顔して、肌もキレイ…」

 

 

そういいながら、耳の輪郭を撫でる

 

「ひゃん!///そんなにされたらウチィ…///」ゾクゾク

 

 

「こんなに、魅力的なのに、周りが見てないなんて、見る目がないね」

 

そうして、ヘソの少し下を服の上から少し押す

 

 

 

「キャン!///何、今の感じ…///」ビクン!

 

 

 

 

耳郎さんは初めての感覚に戸惑っている

 

 

 

 

「もっと見せて…ボクにだけ…響香の全てを…」

 

リンクはささやきながら、ヘソの少し下を押すようにマッサージをする

 

 

 

 

「ダメェ///ウチィ…こんなんしらんン!クウウウウウ!!/////」ビクビクン!ゾクゾク

 

 

強くリンクの腕にしがみついた後、グッタリした耳郎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シィ…本当に合ってるの?これ…捕まる気がしてならないが…」

 

 

耳郎さんの様子を見て不安になるリンク

 

 

 

「…まさかここまで弱いとは、思ってなかったであります…」ドン引き

 

 

 

 

えぇ~~!!

 

 

 

予想外の展開にドン引きしているシィでした。

 

 

「どうすんだよこれ!!起きて!早く!!(泣)」

 

 

 

 

 

リンクの胸の中で、幸せそうに眠る耳郎

 




ありがとうございました。パウチの働き者…


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期末試験06

森ープレゼントマイクサイド

 

 

脚走り続けるプレゼントマイク

 

 

「(;´Д`)ハァハァ…やっと撒いたか、ブービートラップもウゼェ……あのコッコども…牧場…このままゲートを抜ける気か?でもゴールのアナウンスはねぇ…捕まえるってか?」

 

 

 

 

 

 

ボロボロのプレゼントマイクは、周囲の警戒をしつつ、ゲートに戻ろうとする

 

 

ガサガサ

 

 

「!…またコッコか…しつけぇ」

 

 

しかし、プレゼントマイクの前に現れたのは…

 

 

ズジャ…ズジャ…ズジャ…

 

 

[リーデッド]と[スタルフォス]だった

 

 

 

「GYaaaaaaaaa!!」

 

 

「骸骨!ホラーゲームかよ!『ぎゃあああああああああ!!!!!』」

 

 

 

音波でスタルフォスは崩れるが、再び元に戻り、襲い出す

 

 

「またかよ!にげ…ってこっちもか!」

 

 

周囲からローブを着たスタルフォス、剣を持ったスタルフォス、バイオハザードに出てくるゾンビみたいなリーデット他にも多くのスタルフォスとリーデットが現れる

 

 

「!囲まれてる…壊してもすぐ蘇る…森の中はトラップだらけ…本当に悪趣味だな!『牧場ーーーー!覚えてろーーーー!!!』」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

森ーリンクサイド

 

 

『牧場ーーーー!!覚えてろーーー!』

 

 

耳を塞ぐリンク達

 

「く~…何とか、スタルフォスのエリアに誘導出来たみたいだな…」

 

 

リンクは、プレゼントマイクの声で現状を判断する

 

 

「スタルフォスが効いてるです。」

 

 

ケミィも確認する

 

 

 

 

スタルフォスは迷いの森で迷ったハイラルの住人以外の人、主に密猟者等である、森の物を食べるか飲むかしている人物が森の呪いにかかり、迷って死ぬとリーデットかスタルフォスになる。そして生きてる人間を襲う

 

ケミィのアイテムが壊れた時に勝手に治るのは、このスタルフォスの応用らしい

 

 

 

「ん…」

 

耳郎の目がさめた!

 

「耳郎さん起きた?」

 

顔を覗くリンク

 

「…!まっまままま…/////牧場ーーーー!!ウチに変なことすんなってーー!!/////」

 

イヤホンジャックを飛ばす耳郎

 

「だは!!!、ごめんなさい!!!」

 

食らうリンク

 

 

「そうゆうのは、ライブの後、二人きりで…て///何ゆってるのウチィ!/////」

 

 

ボリュームをあげる耳郎

 

「ぎゃあああああああああ!!!!!」

 

 

暴れるリンク

 

 

「…試験中ナノデ、ソロソロ…」

 

 

ナビィが止めに入る

 

 

「あ…ゴメン…」

 

 

ジャックを外す耳郎

 

 

「……結構強烈だね……今、スタルフォスエリアに、プレゼントマイク先生追い込んだから…さっきのお面着けて、行くよ」

 

 

リンクも[キータ隊長のお面]をつける

 

 

「これで、本当に大丈夫なの?」

 

耳郎は、[ギブドのお面]を着ける

 

 

 

 

「大丈夫、行くよ!先生を捕獲だ!」

 

 

「「おぉー!」」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

森ープレゼントマイク付近

 

 

「しつけぇ!アダダ!やめて!!」

 

スタルフォス、リーデット、コッコから狙われるプレゼントマイク

 

 

スピーカーもコッコにより壊されている

 

 

「なんでだよ!足元にいるのが悪いんだろ!鶏の癖に!」

 

 

スタルフォスから逃げる際、足で鶏を蹴った為にまた襲われている

 

 

「キエェェェ!!」

 

リーデットの睨み付けが発動!

 

 

「(またか!動けね~~!!)」

 

 

金縛りで動けないプレゼントマイク

 

 

カシャン

 

「(な!捕獲手錠!)何処から!あ…動けたぁ」

 

 

金縛りから解放されたプレゼントマイク先生

 

 

 

 

 

 

「やった!捕獲ぅ!!」

 

ギブトのお面を外す耳郎

 

 

「まだ外しちゃ駄目!!」

 

 

リンクは注意したが遅かった

 

 

「え…ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!」

 

リーデットとスタルフォスは耳郎もターゲットにした

 

 

「「「Gyaaaaaaaa♪!」」」

 

 

 

 

「助けて!牧場ーーーー!!」

 

襲われる耳郎

 

 

…なぜかテンションが高いスタルフォス達

 

 

「ケミィ!制限解除!」

 

リンクはブレーお面を着ける

 

 

「了解!」

 

 

♪~[ブレー面のマーチ・fullBURST]~♪

 

 

 

リンクがオカリナを吹くと、スタルフォスやコッコが足踏みをして、リンクの後ろにくっついてくる

 

 

 

ケミィは太鼓、シィはシンバルでリンクのメロディー合わせてくる

 

 

 

「なにこれ!なんでウチまで!?」

 

耳郎も足踏みしてリンクの後ろに並んでしまう

 

 

「HAHAHA!小学校以来だぜ!」

 

プレゼントマイクもマーチに合わせて足踏みする

 

 

そのまま、広場まで行進していき、日の当たるところに出るとスタルフォスやリーデットは、燃えていき、残るは、コッコと耳郎さんとプレゼントマイクになった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[牧場、耳郎ペア条件達成]

 

 

「いよっしゃ!!」

 

ガッツポーズをするリンク

 

「やったね!牧場!」

 

思わず抱きつく耳郎

 

 

「「あ…」」

 

「な…またウチにさせてぇ!!/////」

 

イヤホンジャックを伸ばす耳郎

 

 

「イヤ!そっちから勝手にぎゃあああああああああ!!!!!」

 

 

爆音を食らうリンク

 

 

 

 

 

 

「…掛ける言葉もねぇ…」

 

呆然とするプレゼントマイク

 

 

 




ありがとうございました。


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期末試験07

試験後です。UA80000越えました。ありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。


モニタールーム

 

 

プレゼントマイクの試練を突破し、モニターに戻るリンク達

 

 

…ケミィの様子がおかしい

 

 

「どうした?ケミィ」

 

 

リンクは訪ねた

 

「…さっきのお詫びとして、ヒントを教えるです」

 

 

ヒントとな?

 

「…何かあるの?」

 

少し真剣になる

 

「部屋に入る時、アイアンブーツとガンドレッドを装備するです。」

 

 

…まさか

 

「…装備すれば乗り越えられる?」

 

確認を取る

 

「…後はなんとも…Puls ultraしないと」

 

シィやナビィも微妙な顔をしている

 

 

「…わかった」

 

自動ドアの開く手前で[アイアンブーツ][ゴロン族のガンドレッド]を装備するリンク

 

 

「どうしたん?そんなに装備して?」

 

耳郎さんは気になったようだ

 

 

「ケミィが装備しとけってさ…虫の知らせならぬ妖精の知らせだ」

 

 

「???」

 

 

よくわからないって顔をする耳郎

 

扉が開く

 

 

 

 

 

ドン!

 

リンクに向かって飛んでくる鉄球

 

「ヒィ!」

 

耳郎さんはしゃがみこむ

 

 

 

「やっぱか!」ガシ!ザジャジャジャ…

 

 

リンクは両手でキャッチし、火花を散らしながら勢いを殺しきれず3mほどずり下がる

 

 

あぶね~…

 

「…やっぱりダメでしたわね」

 

八百万さんの声の方を見ると、大砲をこちらに向けて仁王立ちしている八百万さんがいた

 

 

緑谷達ドン引きしてるぞ!

 

 

「殺す気か!オレじゃなかったら死んでたぞ!」シュウウウ

 

抗議するリンク…ガンドレッドから煙が出ている

 

 

「大丈夫です。リンクさんなら怪我してもすぐ治ると思ってますので…」

 

 

そんな信頼いらない!

 

 

「なんでだ!大砲で撃たれるような事はしてないぞ!」

 

 

せいぜい槍を投げられる程度だ!

 

「あれ見ても?」

 

 

 

芦戸さんはモニターを指差し、耳郎さんがリンクにじゃれつき、そのまま立場が逆転する映像が流れる…音声がないので、完全にリンクが悪く見える

 

 

「/////!!牧場…///ふえぇ~~~(泣)」

 

 

 

あまりの恥ずかしい映像に耳郎は泣き出した

 

 

「あ~あ、女子を泣かした~、いーけないんだいけないんだ(怒)」

 

 

峰田と上鳴が追い詰めてくる

 

 

 

 

 

てめえら…後でパウチの刑だ

 

 

 

 

 

 

 

…需要あるか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…わかった」

 

 

リンクは、耳郎さんの側にいき、片ヒザを着く

 

 

「耳郎さん…」

 

「グス…なに…」

 

「今回の件、完全に自分の落ち度だ、何かしてほしい事があったら言って欲しい…すまない」

 

リンクは出来るだけ、精神誠意の謝罪をする

 

 

「…わかった、考えとく///」

 

 

そっぽ向いてしまった…

 

 

「ホントにいいのかな~(黒笑)」

 

 

峰田が追い詰める

 

 

「責任を取る、それが男だ!」ドン!

 

しっかり立ち、腕を組むリンク

 

 

 

 

 

…女子の顔が赤い

 

 

 

 

 

「…すげぇ、男らしい…」

 

切島が呟いている

 

 

「口説き落としてる事には変わらないけどね」

 

梅雨さ~ん…思っても言わないで(泣)

 

 

 

 

 

 

 

「…そこまで言うなら」

 

「そうね…」

 

 

芦戸さんと八百万さんはこっちを向いて…

 

 

「…どんな会話があったかだけで、許してあげますわ♪」手に槍

 

 

「ゲロッちゃいな♪許してあげるから」手のひらに液体

 

 

爽やかな顔をする芦戸と八百万…

 

 

 

「結局、全然、変わっていないじゃねぇか!!」

 

 

 

 

 

リンクはシーカーストーンから[ビリビリフルーツのヨーグルトアイスクレープ]を取り出し

 

 

「「がぽ!」」ムグムグ……ゴク

 

流れる様に二人の口に押し込むリンク

 

 

「「…ひゃうぅぅぅぅぅぅ!!/////」」ビクビクン!ガクガク

 

 

快楽神経に旨味の電気が走って、シビレた様に震えて倒れる2人

 

 

 

Pulsウルトラ!!

 

 

 

「はぁ…はぁ…」

 

肩で息をするリンク、足元には、クレープによる電撃的な旨味の快楽に溺れる2人

 

 

 

 

「…慣れてきたわね…牧場ちゃん」

 

梅雨さん…

 

「お陰様で…」

 

なんとも煮え切らないリンクでした。

 

 




ありがとうございました。


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1年生ー合宿
買い物01


学校ー夏休み前

 

教室は、浮き足立っていた。学校から外出自粛命令が出てるとは言え、長期の休みだ

 

 

リンクも浮き足立っている

 

瀬呂が声をかけて来た

 

「なぁ牧場、お前は夏休みどうするんだ?」

 

 

「森で過ごすかな泉で釣りしたり…デグの木様に聞きたい事があるし」

 

 

久々のコログの森だ。思いっきり過ごそう

 

 

上鳴も聞いて来た

 

「自習しないのか?」

 

 

「ウチの裏山がそうなんだよ。ま、花子の世話もあるし、戻ってもそうそう家族旅行には行けないんだよ」

 

 

 

自虐的に答えるリンク

 

 

「そうなのか…」

 

 

そうこうしていると相澤先生が入って来た

 

「お前ら、夏休み丸々休めると思うなよ」

 

 

何かあるのか?

 

「林間合宿が待ってる」

 

 

テンションあげるクラス

 

「「林間合宿きた!!」」

 

 

「…林間合宿か…」

 

 

あまり乗る気でないリンク

 

 

「どうかしたの?」

 

緑谷が尋ねてきた

 

 

「いや…ウチも森の中だし、あんまり…いい思い出がない…」(  ̄- ̄)トオイメ

 

 

小学校、中学校と、妖精に振り回され、クラスから仲間外れにあい、個性の暴走(ナビィ)により、反省文の嵐になったり、あまり良い思い出のないリンク

 

 

 

 

「…あ」

 

何かを感じとった緑谷

 

 

 

 

「よっしゃ!テンション上がってきた!!」

 

切島は盛り上がっている

 

 

「ねぇ!せっかくだから皆で林間合宿の買い出し行かない?」

 

 

麗日さんの提案

 

 

「…買い出しか…いいな!それ!」

 

上鳴ものって来た

 

 

 

「新しい服ついでに欲しかったんだよね」

 

葉隠さんも乗る気だ

 

 

「ならショッピングモールならどうだ?」

 

切島の提案

 

 

「確かに…あそこなら大概手に入るもんな!」

 

上鳴も乗ってきた

 

 

 

「牧場君もどお?」

 

 

緑谷が誘ってきた

 

ショッピングモールか、初めてかも

 

「わかった、行くよ」

 

 

 

ガタタ!

 

 

「…どうしたの?」

 

八百万さんと芦戸、梅雨さん、耳郎さんはこっちを見ている

 

 

「どこを見てまわるんだ?」

 

瀬呂が聞いてきた

 

 

「あぁ、新しい料理のネタがあったらいいかな…あ…服も」

 

 

…女子の視線が怖い

 

 

「何かしましたか?」ビクビク

 

なんか怖いので八百万さんに聞いてみた

 

 

 

「いえ、別に…何でもありませんわ」

 

にこやかである

 

 

…ちょっと怖い

 

 

「何があったんだ?」

 

緑谷に聞いてみた

 

「…さぁ…」

 

 

答えの出ないまま帰る事になった

 

 

ーーーーーーーーーーーー

自宅

 

 

シィが何かを作っている

 

「なにを作ってるの?」

 

 

リンクは気になった

 

「今度のお休みにリンクの着る服であります!」

 

 

…青い服を作っている

 

「いいよ、いつもの服で…」

 

 

「「「ダメ!」」であります。」

 

 

全否定された

 

「リンク、ハイラルドジョウのTシャツと作務衣か甚平しか無いです。自分も手伝うです」シャキーン ドライバー

 

ケミィはおよそ、服を作る道具でない物を持っている

 

 

 

 

 

「失礼な!ちゃんと釣り用のフローティングベストもある!」

 

 

リンクの反論

 

 

 

「少シハオ洒落シナサイ!」

 

 

突っ込むナビィ

 

 

「え~…動きやすいのに…」

 

 

 

 

 

 

「イイデスネ!!(怒)」

 

ナビィは赤く光っている

 

 

「…はい」

 

逆らえなかったリンク

 

 

 

リンクは[シィ特製 英傑の服]を手に入れた

 

 

 




ありがとうございました。


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買い物02

何時も、文字を治してくださり、ありがとうございます。

お陰様で、お気に入り登録数500件突破しました。


休日

 

現在ショッピングモールに来ているが…

 

「…ここどこ?」

 

人が多過ぎて、現在地がわからなくなっている

 

 

「緑谷に連絡して、○○口なのはわかったが…」

 

 

 

「入り口多過ぎです」

 

「ヤシの木生えてるであります。」

 

「…今日イベントデモアルノ?」

 

 

田舎者あるあるを連発するリンク達

 

 

「ねぇ…」

 

 

?誰だこの女性

 

 

「あなた、雄英の生徒だよね?保険委員の」

 

 

大学生位の三人に声を掛けられた黒髪ロングと金髪ボブにメガネ女子…ギャルか?本物は初めて見るが

 

 

 

「…もしかしてギャル好き?」

 

 

金髪ギャルが照れている

 

「ねぇ!今日休み?一緒に遊ばない?お姉さんが案内してあげよっか?」

 

 

 

黒髪ロングが寄ってきた

 

「いや…待ち合わせがあるので…」

 

離れようとするが寄ってくる

 

「場所は?」

 

メガネの人が聞いてきた

 

「○○口って所なんだけど…」

 

 

「案内してあげよっか?」

 

 

まじで!

 

「じゃ、お願いいたします」

 

黒髪ロングの人達について行こうとすると

 

「牧場く~ん!」

 

 

あ!緑谷だ…そっちにいたのか

 

「ゴメン、見つけたからもう大丈夫、じゃありがとね」

 

ミルクキャンディを渡して緑谷の方に向かう

 

 

「あ!ちょっと!……チ」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

集合場所

 

 

緑谷に連れられて皆と合流できた

 

 

「ゴメンゴメン…初めての所だから迷ってた」

 

謝りながらくるリンク

 

 

「どこ行ってましたの?」

 

八百万さんが聞いてきた

 

「入り口が多くて解んなかった、あっちの方」

 

 

リンクはさっきまでいた方を指を指す

 

 

「…さっき反対方向に連れてがれそうになってたんだよ」

 

 

緑谷が教えてくれた

 

「そうなの?」

 

知らなかったと言う顔をしている

 

 

「…ちなみにどんな人だった?」

 

芦戸さんが聞いてきた。

 

 

「ギャルみたいな人、東京ってホントにいるんだね♪マンガの中だけだと思ってたよ。」

 

 

ハイラル地方には、まず見ない ケバイ大妖精はいるが

 

初めて見る人に目をキラキラさせている

 

 

「…今日は誰かと必ず一緒にいろよ…」

 

 

尾白が呆れている

 

なぜだ?他も似たような顔だ

 

 

「?どうしたのみんな?」

 

キョトンとするリンク

 

「…天然って思ってたけど思ってた以上ね」

 

 

芦戸さん…

 

 

 

「まぁ、合流出来ましたし…いかがいたしますか?」

 

サマードレスの八百万さん…?

 

「モモさん香水つけてる?」

 

リンクは気付いた

 

 

「え…キツイですか?」

 

焦っている八百万さん

 

「いや?スカッシュ系は好きだからいいよ」

 

 

リンクは素直に答えた

 

 

「そ…そうですか///」ホ…

 

安心している八百万さん

 

 

「牧場!どこ行く?」

 

芦戸さんが間に入って来た

 

 

「そっちで沖縄の物産展やってたわよ、変わったお菓子あるんじゃないかしら」

 

梅雨さんの提案

 

「お菓子です!」

 

ケミィが乗ってきた

 

 

「牧場…」

 

イヤホンジャックで突っついてくる耳郎

 

「?どうしたの」

 

 

「良かったら…父さんのダチがやってる楽器屋に行くんだけど…」

 

耳郎の提案

 

 

「楽器!楽器!絶対楽器行クヨネ!!」

 

リンクの上を縦横無尽に飛ぶナビィ

 

 

ヤバい…ナビィのおねだりモード…行かないと拗ねる奴だ

 

 

「…まず楽器から…それから物産展にしよう」

 

 

「ブーブー!」

 

ケミィとシィが抗議する

 

 

こっそり一言添えることにした

 

 

「(ナビィが拗ねたらどうなる…)」

 

 

二人は顔を見合せ

 

「「どうぞ、どうぞ」」( ゚д゚)ノ

 

 

 

まず楽器から行くことにした

 

 

…芦戸さん、顔怖いよ。八百万さんも

 




次回、ブレスオブワイルドより参可キャラクターあります


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買い物03

感想ありがとうございます。


ショッピングモールー楽器屋前

 

 

耳郎の案内で、店まできたが…

 

「あれ?ここなの?」

 

 

「閉まってるであります。」

 

 

「定休日です?」

 

リンク、シィ、ケミィは疑問に思う

 

 

扉に準備中の札がかかっている

 

 

「なら他の店行きません?」

 

八百万の提案、そんなに物産展に行きたいのか?

 

 

「あれ?そんなはずは…」

 

耳郎が扉に手を掛けると扉が開く

 

 

「あ…開いた、てことわ…」

 

 

耳郎が店の奥に行くと、商談用と思われるソファーに向かう

 

 

「ウルボザさん!起きて!昨日友達と来るっていったでしょ!」

 

 

 

毛布を揺すると、赤髪の褐色肌の人が起きてきたが…

 

「な!リンクは見ちゃダメ!」

 

芦戸さんに目を塞がれる

 

「…ねぇ、触ってる所、なんか熱くてヒリヒリするんだけど、酸出てない?ねぇ!なんか痛い!」

 

リンクは訴える

 

「うるさい!男の子でしょ!我慢しなさい!」

 

 

 

「やっぱり酸が出てるんじゃないか!はーなーせー!」

 

抵抗するリンク

 

 

 

「ウルボザさん、服!早く!」

 

 

 

「…しょうがないね…ってもうこんな時間かい?」

 

 

 

赤髪の人が準備に取りかかる

 

 

ーーーーーーーーーーーー

楽器屋ゲルド

 

「さっきは失礼したね、アタイが店長のウルボザさ」

 

 

自己紹介してくれたのはいいが、リンクは必死に牛乳を飲んでいる

 

「所で…響香ちゃん、そっちは牛乳を飲んでる子は彼氏?成長したねぇ…」

 

ウルボザさんがおばちゃん特有の会話をする

 

 

「ちょっと!そんなんじゃない!この天然記念物なんか/////」

 

ジャックを伸ばす次郎

 

「ふぅ…だっはーーー!!!なんかゴメンなさい!!」

 

 

回復直後に爆音を食らうリンク

 

 

「ハイハイ……それに比べ私は…」

 

思いっきり暗くなっている

 

 

「また合コン失敗したの?」

 

耳郎さん…今それ聞くの?

 

 

…ボクはここにいていいのだろうか?聞いてはいけない会話な気がする

 

 

「ホントに、ヴォーイズハントなんて…なかなか上手く行かないね…」

 

 

今なんつった?

 

「今…男は聞いては行けない会話な気が…」

 

 

リンクは、一応答える

 

「なに…ヴァーイのいる男を捕るほど野暮じゃないさ、色々と試してるんだけどね…このミュージックも、昔から伝わる厄除けの音楽らしいけど…効果は無いね…」

 

 

 

古めのレコードから音楽が流れる

 

 

古い教会で、流れてそうな曲だ

 

 

「…!そうだ!リンク、この曲やってみたら?」

 

芦戸の提案

 

 

「いやいや…何が起こる「良いかもしれません」えぇ…」

 

 

断ろうとしたら八百万も乗ってきた

 

 

「リンクの個性なら、厄除け効果も上がるかも知れません、同じ女性として、ほっとけませんし…」

 

 

 

 

ウルボザ店長は疑問に思っている

 

「なんだい?そのヴォーイの個性って…」

 

「牧場は、音楽妖精[フェアリーミュージック]、音楽に妖精の効果をつける個性だよ」

 

 

…耳郎さん、違う、妖精の力を借りる個性だよ

 

 

「へぇ…試して貰おうか…スコアっと………あった、これだよ」

 

 

古い本を出してきた

 

「…新しい曲は、何が起こるかわからないが…」

 

リンクは不安でいっぱいだ

 

「ハヤク!ハヤク!」

 

ナビィは、試したくて仕方がないようだ

 

 

 

リンクはオカリナを構える

 

 

「あら、そのオカリナ…」

 

八百万さんが気付いた

 

「前に貰った奴、手の大きさにちょうどいいから、良く使わせて貰ってるよ」

 

 

早速スタート!

 

 

♪~[魂のレクイエム]~♪

 

 

メロディーを奏でると、照明が弱くなったり強くなったりを繰り返す

 

 

「な、なにが…」ウルボザ

 

 

 

 

商品がカタカタと動き出す

 

 

「…ねぇ、これヤバくない?」芦戸

 

 

扉が大きな音をたて、閉まった

 

 

八百万さんが扉に走り寄る

 

 

「扉が…開かない!なんでですの!?」

 

 

 

ケケケ、ケケケ…

 

 

「…なんか笑い声しなかった?」梅雨さん

 

 

 

 

怖くなった耳郎はリンクを止めようとする

 

 

「牧場!もういい!やめて!お願い!(泣)」耳郎

 

 

 

初めての曲の場合、途中で止めるともっとヤバいことになる事が多いので、止まらない!止まれない!

 

 

 

そして停電が起きる

 

「「ひぃ!」」

 

 

壁の絵が笑いだし、ウルボザの背中から黒に近い紫の人が出てくる…半透明だ

 

しかも一体ではない、絵や床、壁の向こう、店の中から縦横無尽に現れる

 

 

「ギャアーーーーーーー!(ガチ泣き)」耳郎と芦戸

 

 

「…ぁ…ぁぁ…」

 

八百万さは壁に寄りかかっている

 

 

「ケロ!…!」バタ

 

梅雨さんは舌をリンクに伸ばそうとするが、金縛りにあい倒れる

 

「…コイツは」

 

ウルボザは、少し動揺しながらも、しっかり状況確認している

 

 

《やっと…やっとだ…》

 

《みんな!帰れる!ハヤク!、扉が閉じる前に!》

 

 

…知らない声が鳴り響く

 

 

するとリンクの横に光の階段が出来ていき、銀色に光る扉が出て来た

 

 

扉が開くと半透明の人達は、吸い込まれるように入っていった

 

 

リンクが音楽をやめると扉が閉じ、元の店に戻っていく

 

 

「…奇跡体験だったか」

 

 

リンクは、何時も通りだった

 

 

「アンビリーバボーじゃなーい!!」シュ!

 

 

芦戸と耳朗にパンチを食らうリンク

 

 

「ぐふぉ…」ピクピク

 

 

リンクは悶えている

 

 

「ホントに怖かったんだからね!」芦戸

 

「…牧場ちゃん…今の何?」梅雨

 

 

 

 

とりあえず、普通に戻ったから良かった

 

 

「………こんなの初めてだよ、リンクって言ったよね、そこのヴォーイ」

 

 

「…はい、牧場リンクっす…」

 

 

まだブローのダメージが聞いている

 

 

「…響香に飽きたら家にきな、気に入った」

 

 

目がG級ハンターなウルボザ

 

 

 

「…はぁ」

 

力なく返事をするリンク

 

「「「ダメ!!」」」

 

 

女子陣が間に入る

 

 

「オヤオヤ…ライバルがいっぱいだねぇ…ますます気に入ったよ」ユラリ

 

立ち上がり、こっちに近づくウルボザ店長

 

 

なんだ?さっきと雰囲気が違う

 

 

 

「行くよ!牧場、ハヤク!」

 

耳郎に引っ張られ、外に出るリンク

 

 

「おわ!そんなに引っ張らないで!」

 

 

 

店を出るリンク達

 

 

「君達!向こうの広場に向かって!」

 

 

警察?何があったんだ

 

店を出ると警察が誘導していた

 

 

ーーーーーーーーーーーー

夜ーウルボザの店

 

 

ウルボザは店仕舞いをしていた

 

 

「…なんかスッキリした気分だ、不思議なヴォーイだったな、肩も軽い、良い出会いがあるといいが…」

 

 

 

すると店に1人の男性が入って来る

 

 

「すみません…開いてますか?」キラキラ

 

 

ズキューン「…あぁ、空いてるよ私の隣」

 

 

「へ?」

 

呆気にとられる男性

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この一年後、結婚しましたの手紙が、耳郎の元に届く

 

 

 




ありがとうございました。ウルボザ様に参加頂きました。


婚カツをしてます。


…自分も考えないと…親が…名字が特殊だとめんどい


みんなはどうなの?


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林間合宿01

投稿話を間違えて投稿してしまった


合宿前夜ー自宅

 

リンクはケミィの対応に追われていた

 

 

部屋は金属屑でいっぱいになっている

 

 

「…どっから集めて来たの?」

 

 

リンクはケミィに聞いてみた

 

「学校のサポート科近くのゴミ、いっぱいあるです。爆発ゆえに」

 

 

…マジでどっから持ってきやがった(焦)

 

 

「これで、新しいのが作れるです!…沖縄お菓子~~!!(怒)」

 

ケミィはやる気だ…よっぽど物産展に行けなかったのが悔しかったようだ

 

「…今度サータアンダギー作ってやる」

 

リンクはご機嫌を取っておく

 

「やる気MAXであります!2時間でやるであります!」

 

シィもやる気だ

 

 

「こりゃ、今作った方が良さそうだ…」

 

ケミィ達がシーカーストーンでアイテムを作ってる間に、リンクは[カリフワのサータアンダギー]と[七色ちんすこう]を作って、メモを置き、先に休む事にした

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

目覚めると手足を拘束されてるリンク

 

「…このパターン、またか…」

 

「起きたです?」

 

ケミィがお腹の上にいる

 

「今度は、何をインストールする気だ?」

 

「特殊な操作があるので、マニュアル作るよりこっちが早いです。」

 

ケミィが指を差した方向を見ると、シィがスイッチの所にいる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…他の方法を!何とか!」ジタバタ

 

 

逃れようとするリンク

 

「えい、であります」ポチ

 

 

 

「ぎゃーーーーーーーーーーーーー!!!!!」ビリビリ

 

 

強制インストールされるリンク

 

 

リンクは[大地の機関車(妖精フルチューニング)]と[爆弾]を手に入れた。

 

「ああああああが!あjJgjっkjkぁぁっぁぁぁ!!」ビリリリリリリ

 

 

使用方法と使い方を覚えた。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

朝ー学校前

 

 

黒焦げリンクのまま登校

 

 

「…何があったの?」

 

緑谷が聞いてきた…みんな注目している

 

「緑谷…聞かないでくれ…暫くしたら戻るから」(  ̄- ̄)トオイメ

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

バス内

 

リンクは、騒がしい中、シーカーストーンの整理をしていた

 

 

「…大分増えたな…そろそろ消費するか…」

 

「ねぇねぇ、なに見てるの?」

 

顔が無い…葉隠さんか

 

「…シーカーストーンのポーチの整理、だんだん貯まって来るやつもあるから、たまに整理しないと…」

 

「ポーチ?」

 

「あぁ、この中1tまで入るんだ、だからたまに整理しないと、道具がすぐに取り出せなくなるんだ」

 

 

「お前のタブレット、トラック並みなのか!そんなに何が入ってるんだよ!」

 

切島が入って来た

 

「私物だよ、中には危険なものもあるけど…もし今回、ケミィの新アイテムが使えたら練習しようと思ってる」

 

 

「新アイテム?」葉隠

 

「爆弾と機関車、実験出来る所が少ないのが痛い」

 

「爆弾!?やべーの持ってんな!おい!」切島

 

 

 

暫く山の中を進むと少し広い所に出た

 

 

「お前ら、着いたぞ、合宿の場所を見せてやる」

 

 

みんなしてバスを降りるのであった

 

 




ありがとうございます。


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林間合宿02

akihaさん、何時もお世話になってます。誤字修正ありがとうございました。


高台

 

これが…林間合宿の森、結構な広さだ

 

森を見てると後ろから声がした

 

 

「煌めく眼でロックオン!!

猫の手 手助けやって来る!!

どこからともなくやって来る…

キュートにキャットにスティンガー!!

ワイルドワイルド プッシーキャッツ!!!」

 

 

猫をモチーフにしたチームが現れた

 

「今回お世話になるプッシーキャッツのみなさんだ…挨拶しろ」

 

 

相澤の紹介

 

 

「山岳災害等の救助を得意とするベテランヒーロー!!キャリアは今年で12年…」

 

 

青いのが緑谷に急接近、そのままアイアンクロー

 

「心は18ぃ!!はい!心は!?」

 

 

「18!」

 

脅迫される緑谷

 

 

 

 

 

「…カッコ可愛い…」

 

 

リンクは呟いた

 

後ろから肩を叩かれる

 

「?…」プイ

 

一瞬後ろを見たが、黒いオーラを感じとり、視界を戻すリンク

 

すると首に何かが巻き付き、後ろに引っ張られる

 

 

 

 

「ぐえぇ!」

 

「無視は良くないわ牧場ちゃん」

 

梅雨さ~ん、ハナシテ!

 

「…ああいう年上が好みですの?」

 

睨み付ける八百万

 

「いが~い、年上好きなんて…」

 

からかう芦戸

 

「いや…その~…」

 

リンクは目が泳いでいる

 

「仕方がないのであります。リンクは趣味は…」ガシッ!

 

リンクは肩にいたシィを掴んだ

 

「夜にシーカーストーンのフォルダに分けられて…」ガシッ!

 

ケミィも左手で掴む

 

 

 

 

「…その先言ったら、合宿の間、オヤツ全部ポカポカの実(激辛)を入れるぞ(怒)」

 

 

リンクは必死である

 

 

「「了解!」であります!」ガクブル

 

 

ケミィとシィは顔を青くしている

 

 

上鳴に肩を叩かれる

 

 

「お前も男なんだな♪夜にでも話そうぜ!」

 

 

今この状況で言うか!

 

 

「「………」」

 

 

女子は考えている

 

 

「(今日の就寝時間に集合で…)」八百万

 

「(わかった)」芦戸

 

「(作戦会議ね)」梅雨

 

「(…任せて)」耳郎 ジャック キラーン

 

 

…本人のいない所でやってくれ…聴こえてるし

 

 

「お前ら、何こそこそしている?」

 

相澤先生の突っ込み

 

 

「もう合宿始まってるぞ」

 

 

???

 

「まだあそこじゃ…」

 

遠くに施設が見える

 

 

「まさか…ここから歩けと?」

 

リンクの質問

 

「いやいや、バスにもどろうぜ」

 

切島もあせっている

 

 

「…さっき言わなかったか…」

 

相澤はため息ついてる

 

 

 

 

「もう始まってるって」

 

 

バスの近くに青いのが来て、地面が崩壊し、崖から落とされる

 

 

「まじか!ケミィ!クローショット!」

 

「アイです」

 

 

「間に合え!」バス…ガチッ

 

リンクはクローショットを手すりに伸ばし、落下を防ぐ

 

 

…みんなは…何とかなったみたいだな

 

 

ゆっくり降りるリンク

 

 

 

 

「ようこそ!魔獣の森へ、今は9:30、ここから頑張れば、12:30には宿舎には着けるかな?張り切って行こう!」

 

 

赤猫の号令の元、こうして合宿はスタートした

 

 




ありがとうございました。


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林間合宿03

魔獣の森

 

生徒達は個性を使い、必死に抗っていた。

 

リンクも魔獣に対応を迫られていた。

 

 

シーカーストーンから、車検通したばかりの古いオフロードバイクを出していた。

 

 

「じいちゃん、行けそう?無茶な運転になりそうだけど」

 

 

古いオフロードバイクは答える

 

「久々の走りじゃ、楽しませてくれ」

 

 

以前、バイク屋で解体寸前だった展示バイクだ

 

まだまだ現役らしい

 

 

「よっしゃ!」

 

 

リンクはアクセルを吹かして、魔獣の森を駆け抜ける

 

 

「Gyaaaaaaaaaaaa!」

 

 

プテラノドン見たいな奴が現れても、横をすり抜け、

 

 

「ボウズ!右からくるぞ!」

 

じいちゃんの指示が飛ぶ

 

 

「ほい!」ポイ

 

 

爆弾を置き土産に置いていき

 

 

BoM!!!「Gyaaaaaaaaaaaa…」バタン…

 

 

爆弾は青い炎を半径5m程衝撃波を飛ばして、範囲内の物を吹き飛ばしていく

 

 

爆弾が再びシーカーストーンから出すのに、20秒程かかるが、無限に取り出せるのはいい

 

 

 

「たーすーけーてー!!」

 

 

魔獣に追われている…助けるか

 

 

「葉隠さん!乗って!」

 

リンクは、ハーフヘルメットを投げ渡す

 

「バイク!?何処にあったの!?」

 

 

「いいから!ハヤク!」

 

葉隠さんが乗るとヘルメットを着けたのを確認する

 

 

 

「しっかり捕まって!舌噛むよ!」

 

アクセルターンで方向転換し、

 

「ホイヨっと」ポイ……BoN!

 

 

 

アクセル全開で魔獣の隙間を抜け、置き土産を置いて撃破していく

 

 

「…どっからだしたの?」

 

 

ヘルメットが横から出てきた

 

 

 

「シーカーストーンから!しっかり掴んでて!雑木林に入るよ!」

 

 

 

こうして、森を抜けていくリンク達

 

 

 

こっちは必死なんだ…だから!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「盗んだバイクで走りぬけるってか!!青春してんじゃねーぞゴルア!!カーワーレー!!(血涙怒)」ポイポイポイ

 

 

 

峰田…こっちに向かって粘着団子なげるな!足が届かないだろうが!

 

 

「葉隠ちゃんだけズルいわ」梅雨さん…ごめん!ミカンゼリーで許してください!

 

 

 

「私も乗たーい !!(怒)」

 

バイクは2人までです。戦闘力が無い奴優勢でお願いします芦戸殿!その酸をこっちに投げないで!

 

 

 

「……………ギリ」ポイポイ

 

八百万さんは導線にマトリョーシカ置かない!コケる!

 

 

 

 

 

 

…魔獣だけが敵じゃないリンク

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

夕方

 

 

 

宿舎前

 

 

 

みんな、ぼろぼろの制服で宿舎に到着する

 

 

リンクはマスターバイクに乗り換えている

 

 

じいちゃんは、森でガス欠を起こした為だ

 

 

「ズリーぞ!1人だけバイクなんて!」切島

 

 

「その分、導線の確保や負傷者対応、囮役、スタミナ切れの休憩とか、やったつもりだぞ」リンク

 

 

実際、負傷者は、0だ、峰田の頭は無視する←ここ重要

 

 

 

「3時間なんて嘘じゃないか!」

 

瀬呂、それは俺も思った、山に慣れてない奴にはハード過ぎるジョギングコースだ

 

 

「あれは、私達ならって意味だわ」

 

マンダレイは悪びれもなく言う

 

…ドSめ!

 

「まぁ、初日は私達が世話してあげるから勘弁してよ」

ラグドールも慣れてる感じだ

 

 

?だれだあの子?

 



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林間合宿04

夕方宿舎ー横

 

ピクシーボブだったかな?青猫が切島達に唾を付けてる間に黄猫ラグドールに訪ねる

 

「すみません、バイク洗うのに水場を借りてもいいですか?」

 

 

「バイク?その馬の奴洗いたいの?」

 

 

「いえ…じいちゃんの洗いたくて」

 

 

「?1台しかない様に見えるけど…」

 

 

「今はしまってますから…」

 

 

リンクはマスターバイクを仕舞い、じいちゃんを出す

 

 

シーカーストーンを操作すると青い光と共に、古いオフロードバイクが出る

 

 

「…凄い個性ね…?君何人?留学生?」

 

「?日本人ですが?どうかしました?」

 

ラグドールは、目を凝らしてリンクを見ている

 

 

「いや……あちきの個性[サーチ]なんだけど、君を見ると文字化けする上に弾かれるんだよね?あれ?初めてかも」

 

 

…弾く?……![ゴロンの守りの力]か…無意識でも発動しているんだ

 

?ならなぜ芦戸や耳郎のパンチが効くんだ?

 

 

合宿の実験が増えた

 

 

「多分、岩の妖精の個性だと思います。」

 

 

「岩?…そう、なら洸汰!裏の蛇口に案内して」

 

 

帽子を被った少年がこっちを見た

 

 

 

「……こっち」

 

 

…とりあえず、じいちゃんを押して水場に行く

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

水場

 

 

 

 

「この蛇口つかって…」

 

 

洸汰は指を指す

 

「若いの、すまんねぇ」

 

じいちゃんが洸汰に声をかけた

 

 

 

「……今の声?」

 

洸汰はキョロキョロしている

 

 

「じいちゃんだよ、このバイク」

 

リンクが説明するが…

 

「?バイクがしゃべるわけないじゃん…馬鹿なの?」

 

 

まぁ…普通はそうだわな

 

「モトラドが喋っちゃだめかの?」

 

じいちゃんは答えた

 

 

「…何?このバイク」

 

洸汰は不思議がっている

 

「コイツは昔、あるの国の大統領が建国するために移動の時に使ってたバイク、かなりの年だけど、人間でもない」

 

 

「…変なバイク」

 

 

洸汰君は引いている

 

「だろうな、洸汰君、だっけ?この世界には、まだ知らない世界がある、この森にだっている、ボクはそれを妖精って呼んでる」

 

「……ヒーロー目指してる奴は、変な奴ばっかだ……だから嫌いなんだ」

 

 

 

昔、何かあったかな?

 

 

 

 

「ヒーローは目指してないよ?」

 

 

 

リンクは首を傾げる

 

 

 

 

「嘘だ!なんでヒーローの学校にいるんだよ!」

 

「ボクは、勇者になりたいからね」

 

「勇者?RPGの?」

 

「違う、(゜゜;)\(--;)勇者は全ての種族の思いを背負う者だよ、昔デグの木様…大きなしゃべる木に言われたんだ。君は勇者になれるって」

 

「…木がしゃべるなんて…」

 

「さっきバイク喋ってたよね」

 

 

「…………」

 

「洸汰君、世界は広い…ボクもまだ全てを知ってる訳じゃない…でも知らないのを知るって良いことだと思うよ、少なくとも、決め付けて、自分を小さくするより、知って大きくなった方がいいんじゃないかな?なんでヒーローが嫌いなのかは…聞かないけどね」

 

「…説教かよ」

 

「ま、洸汰君次第だよ。いい機会だし、色々聞いてみれば?拒む人…爆裂ヘアーの金髪は別かもだけど話してみたら?教えてくれるよ、きっと」

 

 

「……」

 

洸汰君は黙って行ってしまった

 

「子供って難しいな…」

 

 

じいちゃんに水をかけて、泥を落とすリンク

 

「ホッホッホ、いい経験じゃ」

 

 

 

洗い流されるじいちゃん

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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林間合宿05

夜ー エントランス

 

リンクは、夕食後に、ナビィ達用のご飯を用意していた

 

 

「ホントに贅沢だよな…お前ら…」

 

 

シーカーストーンに扉…[どこでもキッチン]が入っており、扉を設置すれば、何処にいても厨房になる扉がある

 

 

 

 

「花子のクリームシチュー」と「ミルクパン」を用意しながら、リンクは呆れている

 

「家庭の味が1番であります」モシャモシャ

 

シィはパンをシチューに浸している

 

「だからって、合宿まで何時もの飯にしなくても…」

 

 

リンクは、余った食材をしまっている

 

「この味は、リンクだけです。なかなか…」ハフハフ

 

スプーンを吹いている

 

「コノ御飯ニナレチャウト…」

 

ナビィまで

 

 

まぁ…迷惑にならなきゃいいか…

 

 

 

 

「アラ?どうしたのライダー君こんな所で…」

 

声の方を見ると、ピクシーボブがいた

 

 

「いやぁ、ナビィ達に御飯あげてたんですよ」

 

 

シチューを食べてるナビィ達

 

「人間と一緒ならさっき一緒に食べれば良いのに…」

 

ボクもそう思うよ…本当に

 

 

「青猫さん、いいでありますか?」

 

…このパターンは、まあいいや、何にもないと信じよう

 

「なに?小さな水兵さん」

 

 

夕方を食べ終わった、シィはピクシーボブに登って行く

 

「うんしょ…っと」

 

 

シィは頭のギミックが気になるようだ

 

 

「…こう言うのだったんでありますね…」

 

 

頼む…何もおこるな…

 

「!……お肌ガサガサ…匂いもします…アウトです…お酒飲み過ぎでは?ホルモンバランスがアウトであります。」

 

 

はい!アウトー!

 

 

スニーキングで逃げようとするリンク

 

 

「リンク殿?」

 

ひ!

 

「シィ…なにかな?」

 

シィの方を見ると、顔を青くして固まるピクシーボブがいた

 

「どうかしたでありますか?」

 

ピクシーボブの肩にいるため顔に気付いてない

 

「……リンク君?ねぇ…(怒)」

 

ピクシーボブの声が掛かる、これは逃げてはいけないやつだ

 

 

「君の妖精だよねぇ…かなり失礼じゃない(怒)」ゴゴゴゴ…

 

 

指で摘ままれるシィ

 

…どうしよ…

 

「でも虎さんの方がいいお肌してるでありますよ?実際」

 

 

シィはトドメを差した

 

「…私だって必死なのよ!もういい年だし!ヒーロー専門の合コンに行っても引かれるし!…もう…後がないの…(泣)」

 

エントランスがお通夜の空気に…重い…非常に重い

 

 

「まだ取り返しつきますよ」

 

シィの一言

 

「へ?」

 

「では、フェアリーアンチエイジングDXコース、受けますか?初回無料であります!(黒笑)」

 

 

シィ…なにを企んでやがる

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

翌日ー宿舎前ー早朝

 

みんな起きて、体操服になり、集合している

 

相澤先生が歩いてきた

 

「おはよう諸君、今日から訓練を始める…今回の訓練は、仮免に向けた個性の訓練だ…爆豪、投げてみろ」

 

 

相澤先生は、体力測定の時に使ったハンドボールを渡す

 

 

 

「……死ねや!」BoM!!!

 

 

「結構訓練したし、800越えんじゃね」

 

瀬呂は期待している

 

 

Pipipi[708.4m]

 

 

「あれ?あんまり伸びてない…」

 

 

「そりゃそうだ、今まで体力面のトレーニングしかしてないからな…この訓練、死にかけるがくれぐれも死なないように、大丈夫…牧場がいるから多少無茶しても大丈夫だろう(黒笑)」

 

…なにをされるんだ?



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林間合宿2Day01

森ー広場

 

リンクはトレーニングに躓いていた。

 

他の人と違い、ラグドールの[サーチ]が効かないので、試行錯誤が続いている

 

 

まず、ナビィと楽器無しで効果を出す特訓

 

 

「…どうする?」

 

「昨日ミタイニ 、マタハイッテミル?…」

 

 

ナビィは喉に向かっていく

 

シュイン…「入った…でも変化がわからない…」

 

試しに大声を出してみるか…

 

 

『オーイ!!!!緑谷!!!!』

 

 

するとプレゼントマイク並みの声が出てしまう

 

 

 

 

「くぅ…なんて声だ…何今の!?」

 

「ナビィの楽器無しの実験、声真似も出来るかな?…ちょっと聞いてみて」

 

 

『大丈夫!私が来た!』(オールマイト風)

 

 

「にてる?」

 

「…と言うか本人かと思ったよ!…ねぇ…言って欲しいセリフがあるんだけど…」

 

緑谷はウキウキだが…

 

「こら!(゚Д゚#)!サボってんじゃねーぞ!さっさと戻れ!!」

 

「いっいえっさー!」

 

虎さんのトレーニングが続いていた

 

虎さんの体が太陽で輝いている…昨日のが効いたか…

 

オールマイトオタクの緑谷で本人だと思ったなら結果は上々かな…

 

ーーーーーーーーーーーーー

次の特訓

 

リト族になって、森の中を走る飯田を追いかけて、飯田の頭のバルーンを割る特訓

 

 

森の中を飛行し、細かい操作続く

 

 

 

「結構難しい!木の隙間が…」

 

 

悪戦苦闘している

 

ゴチ!

 

「がぎゃ!!」

 

木にぶつかり、墜落するリンク

 

「大丈夫か!牧場君!?」

 

 

飯田が心配してくれる

 

 

 

 

「……これは…ヤバそう…」タンコブ

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

ゴロン族で、硬化した切島と相撲を取る特訓

 

 

「ゴロ!」張り手

 

「ぶはぁぁ!!!」

 

吹き飛ぶ切島

 

「…大丈夫ゴロ?」

 

20m位吹き飛んだ切島

 

 

「まだまだ!!来い!!」

 

熱い男だ

 

「…じゃぁもっと強く…さっきは5%だけど15%くらいで…ハッケヨーイ…」

 

「3倍かよ!待って心の準「ノコッタ!」がっはぁぁ!」

 

 

奥にあった梅雨さんが登っている岩にめり込む切島

 

ーーーーーーーーーーーーー

次、

 

デグナッツで植物を早く育て、操作する特訓

 

 

「ぴっぴっぴっぴっぴ」

 

種を蒔き

 

 

バブルで水をあげ

 

♪~[目覚めの伊吹]~♪

 

 

するとニンジン、玉ねぎ、ジャガイモ、大根、リンゴその他様々な植物達が…

 

 

「…これじゃ、ただの家庭菜園だッピ…」

 

落ち込むリンク

 

ーーーーーーーーーーーーー

マスターバイクの運転トレーニング

 

 

 

「ラグドールさーん!」

 

近くにいたラグドールにピクシーボブの場所を聞く

 

「ピクシーボブいますか?マスターバイクのコース作って欲しいんですけど…」

 

「あ…ならそこに」

 

ラグドールが指を指す方向を見ると梅雨さん用の崖を作っているピクシーボブ

 

「?……!///」プイ

 

視線が合うとよそを向くピクシーボブ

 

「ピクシーボブ、ちょっといいですか?」

 

ボン!「ななな///なにかな…り、リンク君」

 

顔を真っ赤にして、キョドるピクシーボブ…頭から湯気が出てるぞ

 

 

「マスターバイクのコースを作って欲しいんだけど…大丈夫ですか?」

 

リンクは出来るか尋ねた

 

「だ//大丈夫!全然オッケー!後で行くね//」

 

?…昨日のが効いてるのか?

 

 

「昨日、ピクシーボブと何があったの?牧場ちゃん?」

 

梅雨さんが気になったようだ

 

「ん…ちょっとね…ナビィの実験で犠牲になったのさ…」(  ̄- ̄)

 

「???」

 

ワケわからないって顔の梅雨さん

 

 

まぁ最後は自分が悪いんだが…

 

 

 

 




サブエピソードに初日の夜のエピソードを入れます。


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サブエピソード[ナビィの使い方]※注意、見なくてもOKです。

独自解釈多めです。人体の話が出て来ます。悪趣味です♪ブラックフェアリーが登場します。





広場

 

現在、ピクシーボブにマスターバイク用のコースを作って貰っている

 

ピクシーボブを見ると、視線が合い、ソッポ向くピクシーボブ

 

 

「…昨日のは大丈夫ですか?感想聞けなかったので…」

 

 

ついでに感想を聞いてみた

 

ズザバ!

 

「!!!/////いい!?絶対あんなこと言わないでよ!言ったら責任取って貰うんだから!(必死)」ツヤツヤ

 

 

コースの形成中に聞いたが悪かったのか、聞いたとたんコースに地割れが起こってしまった

 

 

…結果は良かったみたいだ、昨日と大分肌色が違う、血色がいい

 

 

何があったかと言うと…

 

ーーーーーーーーーーーーー

昨日ーエントランス

 

 

 

 

「フェアリーアンチエイジングDXコース?」

 

リンクは聞いた事がなかった

 

…マジでなにする気だ

 

「どうします?あの噂のリンクの個性をフルに使うコースであります!体育祭のミッドナイトなんか屁でも無いであります」

 

そういえばミッドナイトにヨーグルト飲ました時あったな…

 

 

ガシッ!

 

「お願い!もう次の合コンの後しばらく休みないの!」

 

 

ピクシーボブは、リンクの肩に掴み必死の顔をしている

 

 

…およそ女性のしていい顔じゃない

 

 

「なら確定!」

 

シィは[どこでもキッチン]の扉の前に行く

 

「リンク殿!ちょっといいでありますか?」

 

シィに呼ばれた

 

「ノブについてるダイヤルを妖精のマークから私のマークに変えて欲しいであります。」

 

「ダイヤル?」

 

ドアノブの上にツマミがついており、今はケミィ、シィ、ナビィの絵が書かれている

 

 

右にツマミを回すと、絵が変わっていき、シィの所で止める

 

 

「…何処に出るんだ?」

 

扉を開けると、南国のビーチリゾートが広がっている

 

 

コテージまで…

 

「…おい!シィ!何処だここ!?」

 

 

シィを掴んでて問い質すリンク

 

「扉の中であります。美味しい魚が食べたくて作りました、一応部屋でありますよ。その証拠に100m程で壁に当たるであります。」

 

 

シィは、何当たり前の事を?って顔をしている

 

…なんて物作りやがるコイツら

 

「スゴーイ!海みたい…」

 

ピクシーボブも入ってきた

 

 

「青猫さんはこっちにお願いするであります!」

 

シィはピクシーボブを連れて水上コテージ行った

 

 

「リンクはこっちです」

 

ケミィの方向を見ると小さなログハウスがある

 

 

「あそこで着替えて、後の事を説明するです」

 

…とりあえず流されてみよう

 

ーーーーーーーーーーーーー

ログハウス内

 

リンクは南国風の赤色作務衣を着ている、半袖だが…

 

 

「リンク、ナビィを体に入れるです」

 

ナビィを体に?

 

「昔ミタイニッテコト?」

 

リンクとナビィは目を合わせる

 

「その状態で、[癒しの歌]オカリナで演奏すれば、体に効果が付与されるです。」

 

 

「そんな事出来たの?」

 

リンクは初耳だった

 

「前は体が小さかったので、無理だと判断してました。今なら大丈夫だと思うです。シィの連絡が来たらコテージに向かうです♪」

 

…少し待ってみよう

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

15分後

 

 

 

♪~[ポ◯モンセンター、回復完了BGM]~♪

 

 

…どっから流れてきた

 

 

「行くです♪」

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

水上コテージ内

 

 

中に入ると、浅目のジェットバスとマッサージ屋でみる顔を入れる穴の空いた大きめのベットがあり、ソファーやキッチンもある…?…!!

 

 

 

「ピクシーボブさん!?」

 

ジェットバスの中に青いビキニのピクシーボブがいたが、目の焦点があっておらず、顔も赤い、呼吸も浅く、痙攣している様に見える

 

全身ヌルヌルだ…

 

 

ぁ……ん///♡」ピクピク

 

 

ジェットバスの縁を触ってわかったが、このジェットバス擬き…

 

 

 

 

 

 

 

「[ライクライク]じゃねーか!!」

 

対人戦闘訓練で、芦戸さんが揉みほぐされた奴。よく見ると中に触手的なのが見える

 

「前の経験を生かして、効果増大であります♪」

 

シィは悪びれもなく言う

 

 

「じゃ、ベットに運ぶです」

 

ケミィがベットに運ぶ様に言う

 

「本当に何をさせる気だよ…」

 

とりあえずベットに運ぶリンク

 

 

「リンク殿?今まで回復させる時、意識がある人で、物を飲める人しか回復出来なかったであります…しかもコログがいないと無理な者もいたであります…」

 

シィは真剣に語っている

 

「う…確かに…」

 

思い当たる節がいっぱいある

 

「なので、いい機会なので、意識の無い人での回復の練習をするです。」

 

 

ケミィは、ピクシーボブの頭に電極を付け、シーカーストーンに接続している

 

 

「今から教える方法は、部分的に回復出来る方法であります!」ビシ!

 

 

シィが帽子を変えて、アメリカの大学生が卒業の時に投げる帽子を被る

 

「部分的?」

 

リンクは首を傾げている

 

「今までは、一気に体全体を回復させる為に、相当なエネルギーを使ってたです。小学校の理科でやる虫眼鏡の実験見たいに[癒しの歌]パワーを集中させるです。」

 

ケミィは虫眼鏡を持ってリンクを見ている

 

 

「何ヲサセルキ?」

 

ナビィも気になった

 

「そこで!今回、妖精族に伝わる、昔の方法を試すであります。ナビィ見たいな妖精タイプは本来直接影響を与えるタイプであります。」

 

シィは身振り手振りで伝える

 

 

…確かに、妖精の泉にいるナビィに似た妖精は、体に直接触れる事で効果を発揮する

 

 

「ですので、さっき話した様に、ナビィがリンクの中に入って、オカリナで[癒しの歌]をして、リンクがパワーを操作するです♪今のリンクなら出来るです。学習装置で時間をかけて体を慣らし続けたですゆえ」

 

 

あの学習装置(電気椅子)にそんな効果が!?

 

「早速やってみるであります♪」

 

 

「ナビィ…」

 

「…イクワヨ」

 

 

ナビィはリンクの喉に飛び込む

 

するとスっと入っていき第一段階は成功

 

「次にオカリナです!」

 

 

リンクはオカリナを構え演奏する

 

♪~[癒しの歌]~♪

 

すると喉から全身に覆う様にリンクが緑に激しい光を出す

 

 

「リンク!ゆっくり深呼吸して全身を包むイメージを固めるです!」

 

ケミィがアドバイスしてくれる

 

 

 

 

 

…ゆっくり…

 

 

 

 

 

すると全体の光が安定し始める

 

 

「出来たであります!!」パン!

 

クラッカーをならすシィ

 

…どこから持ってきた

 

 

 

「そこまで出来れば簡単です♪青猫さんをうつ伏せに寝かせるです」

 

リンクはピクシーボブに近づく

 

 

 

りんくくん…どうしたにょ…/////

 

呂律が回らないピクシーボブ

 

「すみません…ちょっと協力してください」

 

ピクシーボブを抱き抱えるとベットの穴に顔をはめ、全身を伸ばす様にする

 

寒く無いように毛布も忘れない

 

 

「次に、胸当たりを跨ぐ様に膝立ちになるです。」

 

…指示に従う

 

 

 

「次に、光を上半身に集中させるであります」

 

 

上半身…

 

リンクがイメージを固めて行くと、腰より上が強く光る

 

 

「そのまま青猫の後ろ頭を見るであります…何が見えるであります?」

 

 

 

なにって普通に後ろ頭じゃ…ない!!

 

リンクには人体模型の様に皮膚の下が見える、ベットはそのままだ

 

「人体模型みたい…」

 

そのまま伝える

 

「ではそのままもっと集中して見るです」

 

 

すると今度は骨、脳と見えてきた

 

 

「脳の中をみるです」

 

 

…集中

 

「…見たよ…神経も見える」

 

 

リンクは見えた事を伝える

 

 

 

「バイタルOKです」

 

ケミィがシーカーストーンを見て答える

 

 

「脳に血管の色がくすんでる所はないでありますか?」

 

 

「…右奥の方…」

 

「ではそのままその部分に向かって、手を伸ばすであります」

 

 

リンクはゆっくり右手を黒っぽい所に手を近付ける

 

 

ひゃうn!♡♡♡」ガクガク

 

ピクシーボブが悲鳴をあげる

 

「…集中するです…今、手が脳の中に入ってます…黒っぽい所に手を近付け…指でゆっくりなぞるです」

 

ケミィの指示に従って行くと血管の黒っぽい所が青い色になっていく

 

 

 

「…このまま眼球裏の神経をほぐしたら、脳の神経を伝って心臓に向かうです」

 

 

指で脳と眼球を繋いでいる神経をなでると血色が良くなった

 

 

「…凄い…目の奥が…軽い…」

 

そのまま脳幹、心臓とゆっくり向かう

 

 

…ァ…何が…こんなの…知らない…/////」ガクガク

 

 

「心臓についたら優しく包み込むように…そうです…そのまま血液が全身をまわりきるまで…」

 

リンクは心臓を包む様にしている

 

血液に癒しの力が含まれたまま、全身に送られていく

 

「…なんか…体が…軽い…ひゃ♡♡♡」ゾクゾク

 

 

「…数値が危険であります、一回手を引くであります。」

 

 

素直にゆっくり引く、少し落ち着く

 

 

アフン♡…え…なんで…後少しだったのに…」ウルウル

 

涙目で訴えるピクシーボブ

 

 

 

?なにがあと少しだったんだ?

 

「数値が落ちたので、再開するであります。」

 

 

また集中し、心臓の方に手を伸ばすリンク

 

 

ふん♡♡♡!ふん♡♡♡…またきた///」ゾクゾク

 

 

血液が循環して3分程で終わる

 

 

 

 

「次に胃に向かうです。」

 

 

胃の方に手を動かすと胃の壁に赤い所と胃の入り口にリングが見える

 

「…お酒の飲み過ぎと暴飲暴食で、逆流性食道炎になりかけてます…赤い所とリングの所に指を当てるです」

 

 

ゆっくりなぞって行くと修復されていくのが色でわかる

 

 

「…なんか…スッキリした…もう少しそのまま♡♡♡♡」ゾクゾク

 

 

「無視して次に肝臓、小腸までやるです」

 

…言われた通りにしよう

 

 

肝臓の修復中

 

「また数値が危険であります。一回手を抜くです。」

 

 

またか…ゆっくり抜く

 

 

「♡♡♡♡……なんで…何で抜くの!?もう少し…あと少しなの!!」バタバタ

 

 

 

「だから何があと少しなの?」

 

リンクは聞こうとしたら

 

「まだ早いであります。18才になったら教えるであります。青猫さんも未成年に変な事を訴えないで欲しいであります。」

 

シィはピクシーボブに注意する

 

「…人でなし!生殺しじゃないの(泣)」

 

「人じゃないです妖精です。続きいくです」

 

リンクには人体模型が動いている様にしか見えていない

 

 

もう一回深呼吸して肝臓を包む

 

ひゃん♡♡♡…今度こそ…ンン/////」ゾクゾク

 

 

その後、腸内を綺麗にし、背骨の血管と神経を正常に戻したあと、一回引き抜き、足、脹ら脛、臀部に向かう

 

「…後もう少しで終わるです…青猫さん頑張るです」

 

 

ん~♡…ふひゅ~♡…/////」ガクガク

 

…変な呼吸になっている…急ごう

 

「最後に膀胱の修復と直腸との間…そこです、そこを最後に集中してやるです」

 

 

…袋が4つ…まず1番奥のが…膀胱…

 

はう♡♡!モガ!」ビクビクン!

 

 

「後少しなので口を塞ぐであります。」

 

口に何かを嵌められたのだろう…口の方を見ようとすると

 

「後少しで終わるので集中するです」

 

…注意された

 

「もう終わりなので、数値も気にしなくてもいいであります」

 

シィもきた

 

 

膀胱の修復完了、後は直腸とその間の…この袋との繋ぎ目みたいなとこかな?

 

「そこです、最後に活性化させて終了です。男性は少し違うので注意が必要です…また教えるです」

 

 

はう♡♡」ガクガク

 

眼球に血液が集中しているピクシーボブ

 

「青猫さん、お待たせしましたです。」

 

ケミィは耳元にいった

 

「最後の仕上げです。人体の教育の為、口のは外せませんが、これから余った残りの力を放出します。」

 

シィも枕元に行った

 

「この後、凄くトイレに行きたくなるはずであります。それで終了であります。ビフォーアフターを楽しみにしてるであります。体内と皮膚は18才レベルまで若返ってるでありますよ♪最後にホルモンバランスを整えだけであります……準備はよろしいでありますか?」

 

ピクシーボブは顔を縦に激しく振る

 

 

 

 

「リンク殿、体にしっかり乗って押さえるであります。」

 

…何が起こるんだ?活性化中は人体模型みたいにしか見えないので、表情が全く分からない…

 

「では、さっきの繋ぎ目の所…ヤるであります!」

 

 

…最後に袋の繋ぎ目を中心に覆う様に力を注ぐ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

!!!~~~~♡!!!~~~~~~~~♡♡♡♡♡!!!」ガクガク!ジタバタ!

 

注ぎ出した瞬間暴れだすピクシーボブ

 

かなり力が強い!

 

「もっとヤルデス!しっかりと!(黒笑)」

 

「ずっとお預けだったので、しっかりしてあげるであります。(黒笑)」

 

 

……ケミィ達の指示だ、しっかりやろう

 

 

力を注ぐ量を強くする

 

 

~♡!~~~♡!!~~~~♡♡!!!~~~~~~♡♡♡♡♡!!!!!」ガクガク、ボフ!ボフ!

 

ベットのシーツを掴んでて暴れだすピクシーボブ、何回も枕に頭突きしている

 

 

その後、何回か、ピクシーボブはエビぞりになったりして、仕上げは無事終わった

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

♪~[癒しの歌]~♪

 

活性化解除

 

「…ふは~疲れた…」

 

リンクはフラフラだ

 

「…慣レルマデ、時間ガ掛カリソウ…」

 

ナビィも疲れている

 

 

「お疲れ様であります」ツヤツヤ

 

「頑張ったです」ツヤツヤ

 

…何でケミィとシィは元気なんだ?

 

 

とりあえず牛乳で回復するリンクとナビィ

 

 

ゴクゴク「ぷはぁ~…そういえばピクシーボブは?」

 

さっきのベットに横たわっている…寝ている様だ

 

 

「こっちで着替えは済ましたので、リンクが背負って下さいです♪」

 

…まぁ、仕方がないか

 

リンクはピクシーボブを背負ってエントランスに戻るのだった

 

ーーーーーーーーーーーーー

合宿所ーエントランス

 

リンクはピクシーボブを背負ったまま、迷っている

 

「だれか~いないか~」

 

すると、風呂上がりの虎さんを発見

 

 

「あ…虎さん!ちょっといいですか?」

 

リンクは虎さんに近づく

 

「おう…!ピクシーボブ!何があった!?」

 

「ピクシーボブさんのお世話お願いしてもいいですか?」

 

 

「それは構わんが…ピクシーボブ…結婚前の女に一体何をしたの!?(怒)」

 

あれ?女言葉?

 

 

 

「もしならやってみるでありますか?」

 

シィの提案

 

「それいいです!試してみるです。」

 

ケミィも乗る気だ

 

「…我はちょっと…」

 

ピクシーボブの姿を見て引いている

 

 

「大丈夫です。フェアリー式マッサージで、Pulsウルトラしただけです!」

 

プラスした方向が問題なのでは?…まぁ男性の場合が調べられるのはいいか…

 

「わかった…そこまで言うなら…乗ってやろう!」

 

虎さんも、フェアリーアンチエイジングDXコースを受ける事になった

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

結果

 

 

「虎さん!これ以上は…」

 

想定外の事態が発生したため、リンクは慌てている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「は"に"ゃぁ~~~~~…/////」

 

虎さんの体は重力に負けるスライムの様にベットに延びていく

 

 

「いくら個性[軟体]でありましても、ここまで柔らかく延びると…」

 

シィも引いている

 

 

「電子レンジで温め過ぎた餅に見えるです」ケミィ

 

 

 

 

虎さんの敷物が出来てしまった…

 

 

「しっかりして!虎さん!これじゃ運べない!だーれーかー!」

 

 

慌てるリンクでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リンクは、[癒しの歌・手術(ヒーリング・オペレーション)]を覚えた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




【フェアリーショップチャンネル】

タオルケットの上で片足立ちしているシィ


「ん~………」プルプル

「何してるです?」

ケミィが横から来る

「…最近、食べ過ぎなので、ヨガを始めたでありますが…専用マットが種類が多い上、意外に高くてタオルケットの上でやってたのであります。」


「タオルケットの上で立つのは危険です、いい商品あるです」


「何であります?」

「これです![虎マット]ですです!」

「変わったらデザインであります。」

「これは、プッシーキャッツの虎さんをモデルにしたマットです」

マットの上に乗るシィ

「…あ!少し柔らかい上に暖かいであります」

「低反発ゴムを使っているです。冷たい床で体が冷えない様に、断熱性抜群です!」

「だからでありますか!」

「しかもゴムなので、掃除も雑巾で拭くだけでOKです!」


「エコであります!」


「今回購入していただくとオマケで…」


「何であります?」ワクワク

「槍、包丁、ノコギリ、鍬、火打ち石、等になる、ピクシーボブモデルの多機能スコップと…」

「まだでありますか!?」


「この…ハンディタブレットをお付けするです!」


「マンダレイのデザインであります!猫耳が可愛いであります!」

「しかも専用検索エンジンが入ってるです!夕飯の食材等に困った時もすぐ調べてくれるです♪」


PC音声「アチキが調べてくれるよ♪」

「わー!ラグドールさんがいるであります!」


「このプッシーキャッツ健康セットのお値段は…」

「結構高そうであります…」


ジャカジャカジャカジャカ………ジャン!


「はい!2980ルピーです!」

「にゃんきゅっぱ!お得であります!ホントでありますか!?」


「30分間特別プライスです♪」


「どのくらいで届くでありますか?」

「リト族の航空便でお届けするです。ですので、もしかしたら商品の到着が、天候、突風、猟師に撃たれる、繁殖期等の理由で、1週間~半年程、遅れるかも知れないです。注文したの忘れないで欲しいです」


「リト族さん!頑張るであります!」

「ご注文は、フェアリー(フリー)ダイヤル03-〇〇〇-〇〇〇〇」

「「今すぐ!お電話を」であります!」

ポーズをとるケミィとシィ







「ハイ!OKヨ」カチャコン

監督、ナビィ


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林間合宿2Day02

UA10万アクセス行きました。閲覧ありがとうございます。


広場ー昼前

 

リンクの強化訓練の模様は、皆のお昼休みも無い

 

ーーーーーーーーーーーーー

ハイラル食材による新しい効果レシピの開発及び、一般食材による回復効果の開発

 

 

屋外炊事場

 

 

「効果の強化は、勇者殺しの卵が基本…妖精の粉…花子ミルク…でも副作用(依存性)の問題が…」

 

ボールで卵を泡立てながら考える

 

「ナビィ達はハイラル食材の依存性が確認出来る…人間でも同じなのか…」

 

油で生地を揚げる

 

「でも、一週間、ハイラル料理を食べたセルキー船長やシリウス、梅雨さんには依存性は見られない…何が原因だ?」

 

 

[もっちりドーナッツ+回復強化]が出来た!

 

 

 

※リンクの調理スキル+レニーの効果の性であって、ハイラル食材に依存性はありません

 

 

「…でも匂いですぐ来るのは梅雨さんと八百万さんだし…これも依存性の兆候なのか?シリウスさんがサーモンチーズコロッケが、欲しいって最近良く言ってくるし…」

 

どんどんドーナッツが出来ていく

 

 

「…しまった。考えてたら作りすぎた…」

 

大量のドーナッツが出来ている

 

 

「チョコや餡、ヨモギ、イチゴで味を付けるか…ゾク!」

 

 

寒気がして振り向くが誰もいない…

 

 

「…気のせいか」

 

 

出来たドーナッツを籠に入れ、広場の見える所に置いとこう

 

 

 

ドーナッツを見ているナビィ達

 

 

「…そんなに見なくてもお前らのは別にとってるからな」

 

 

 

 

広場の入り口に机を置き、ドーナッツの入った籠の横に、【A組・B組ご自由にどうぞ、良かったら感想下さい♪牧場リンクより】と書いて置いとく

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

結果待ちの間に次の訓練

 

 

ケミィの新アイテムを使う特訓

 

 

「これも使ってみるです。」

 

ケミィは、ストップウォッチとスタンガンの様な物をくれた

 

 

「…機関車の次は何?」

 

「これは[ビタロック]と[マグネキャッチ]です!」

 

 

…また怪しい物を作ったな…

 

 

「これは習うより慣れろであります♪」

 

 

「とりあえず、このスタンガン見たいな奴から…」

 

 

真ん中のボタンを押して、ツマミを回すと、急に視界が赤色で塗りつぶされた様になり、色の濃い薄いが別れる

 

 

「色の濃い方に向かって右のボタンを押すです」

 

 

…ポチ・ギュイーーーーーン

 

光の玉が鉄哲に向かっていく

 

 

「うぉ!なんだ!急に引っ張ら…」

 

ゴチ!

 

「ぐぎゃ!」

 

鉄哲の体当たりを食らうリンク

 

「ワリイ!なんか急に…」

 

謝る鉄哲

 

「いや…今回は僕が悪いから…」タンコブ

 

 

…コントロールが難しい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こっちのストップウォッチは…

 

ボタンを押すと、今度は黄色に視界が塗りつぶされる

 

 

…丁度、切島と尾白がトレーニングしてる

 

「…えい」

 

ボタンを更に強く押すと鎖が切島の方に伸びる

 

 

「…!どうしたんだ!急に動かなくなったぞ!」

 

尾白は尻尾で殴ってもびくともしなくなったのに戸惑う

 

 

暫くすると解除され…

 

「ぐ…がぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

切島は空に飛んで行った

 

 

「…これも要注意だな…」

 

こっそり様子を見ているリンクでした。

 

 

 




ありがとうございました。


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林間合宿2Day03

夕方ー広場

 

籠をとりに来たら、中身は全部空になっていた。

 

「完売です♪」

 

「妖精の粉が効いたでありましょうか?」

 

 

「マ、売レ残リガ出ルヨリハ良イワネ」

 

 

後は、感想を待つだけだな…

 

 

「よし!皆の所に戻ろう」

 

 

籠と机をシーカーストーンに仕舞、皆の元に戻る

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

屋外炊事場

 

マンダレイとラグドールが食材の前に立っている

 

「昨日は世話したけど、今日は自分達で頑張って!」

 

…料理もするのか…

 

「そうか!これも訓練だな!非常時に置けるときのための!皆!最高の夕食を作るぞ!」

 

飯田が張り切ってる…

 

「なに作る?」

 

芦戸が聞いてきた

 

「…この食材だと…プルコギにでもするか、運動後の鉄分補給に優れているし、何故かご飯が大量にあるし」

 

 

瀬呂も乗ってきた

 

「いいな!…どうやって作るんだ?」

 

 

 

「意外と簡単だよ。要は韓国風すき焼きだし。火をお願い出来る?」

 

 

 

「任せろ!」

 

上鳴も乗る気だ

 

~~~~~

・・・・

・・・

・・

 

[ピリ辛プルコギ]と[卵とワカメスープ]が出来た!

 

 

?……相澤先生がこっち来る

 

「ほとんど1人で作るな!」ポカ!

 

「あで!」

 

 

周りを見るとみんな引いている…やらかしたか?

 

「…影分身ってこの事を言うんやね…」

 

麗日さんが目を大きく開いている

 

「こういうのは、皆でワイワイ作る物だろ!」

 

…切島たしかに…

 

「爆豪で追い付けないって、どんだけだよ…」

 

瀬呂の言い分

 

「クソガ!!」

 

…爆豪、手伝う気あったのか

 

「すまん…余計なことしちまって」

 

リンクは青くなっている

 

「ま、楽できたし…いいけど…あれ…どうする?」

 

上鳴が指を指す方を見ると

 

「……紅茶のリベンジが出来ると思いましたのに…」

 

包丁を持った八百万さんが、落ち込んでいた

 

…あそこだけ空気がどんよりしている

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

皆で、プルコギを食べている

 

「うめーーーー!!ご飯が止まらね!!」

 

瀬呂と切島がご飯を飲むように食べている

 

…お前ら噛めよ

 

「おい、牧場…」

 

?轟からなんて珍しい…神妙な面持ちだ

 

「…味噌汁作ってくれ、落ち着かない」

 

ズコ!

 

「そんな雰囲気かもし出してて味噌汁かよ!…明日からでいい?」

 

「…頼む」

 

 

「こんな甘いもん…もっと辛く出来ねーのか」

 

爆豪、辛いのが好きなのか?

 

「試してみる?」

 

シーカーストーンから小瓶を出すリンク

 

「あぁ!?なんだ…こりゃ」

 

「ポカポカの実を発酵、熟成させた辛子、ほんの耳掻き一匙で大丈「こんなに甘メーのにそんなで足りるか!」あ!そんなに…」

 

爆豪はドバドバと入れる

 

 

 

「ガブ!…ぐ!がぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

悶絶する爆豪

 

「かっちゃん!?」

 

緑谷も驚く

 

「大丈夫か爆豪?」

 

切島は心配してる

 

「…なんば!こべば!(怒)」

 

あまりの辛さに上手くしゃべてない爆豪

 

「ポカポカの実だって…この実、1㌘で30分位、裸で冬の雪山で過ごせる位に辛い奴なのに…良くショック死しなかったな…」

 

リンクは感心している

 

「「ショック死!?」」

 

皆ドン引きしている

 

「何でそんなの持ってんだよ!?」

 

瀬呂が聞いてきた

 

 

「…ナビィ達が私利私欲で、人を傷着けた時と人を騙した時用…滅多に無いけどね」

 

ナビィ達は震えている

 

 

((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 

 

…ケミィとシィの動揺が激しい…

 

 

 

 

「流石に辛い物好きのかっちゃんでも無理だよ」

 

緑谷が辞めさせようとする

 

「そうだぜ!死んだら元も子もねぇって!」

 

切島も止めに入る

 

「うえうへ~!べったいにかんひょくしへやる!(うるせー、絶対に完食してやる)」

 

 

「いや、無理だ」

 

 

リンクは否定したが

 

「やっへやらー!!」ガツガツ!

 

一気に口に掻き込む爆豪、しかし残り3割程で体が痙攣しだし

 

「まら…くへ…」バタ

 

倒れた

 

「かっちゃん!!?」

 

緑谷が心配している

 

「言わんこっちゃない…部屋に運んどくぞ」

 

 

リンクは慣れた様に爆豪を運ぶ

 

「切島、起きたら、これあげといて」

 

切島にシーカーストーンからヨーグルトを取り出し渡す

 

「お…おう」

 

 

昔、同じ経験をしている為になれているリンクでした。




ありがとうございました。


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林間合宿2Day04

夜、2階通路

 

風呂上がりに歩いていると声を掛けられる

 

「リンク君!ちょっと!」

 

 

声の方向を見るとピクシーボブがいる

 

「?どうしました?」

 

 

「あの~…ちょっと言いにくい事なんだけど…こっち!」

 

 

ピクシーボブに引っ張られていくリンク

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

宿直室前

 

ピクシーボブに連れて行かれた理由は…

 

 

 

「またあのマッサージお願い出来ないか?」

 

まさかのリピーター出現

 

「お願い!なんか落ち着かないの!」

 

両手を合わせるピクシーボブ

 

…どうする?

 

「あなたも好きですね~(黒笑)」

 

ケミィ、悪い人の顔をしている

 

「悪悪であります~(黒笑)」

 

…シィも人の事言えんぞ

 

 

「ならちょっと確認取ってもいいですか?一緒に来て下さい」

 

 

リンクは、ピクシーボブに付いてきて貰う

 

「ちょっと!どこ行くの?」

 

 

「やるなら相澤先生に許可もらわないと…」

 

 

「いや…その…」アセアセ

 

ピクシーボブは焦ってるが、スタスタ行くリンク

 

「ちょっと!許可あるから!…あ」

 

リンクは立ち止まる

 

「そうなんですか?ならいいか…ヒーリングオペレーションの練習になるし…」

 

 

「周知済みありますか?♪」

 

「行くのです~」

 

 

ケミィ達は行く気満々である

 

「ちょっと待って!」

 

扉を出そうとしたら止められた

 

 

「…就寝1時間前にエントランス…良いわね」

 

…言うだけ言って行ってしまった

 

 

「…一回大部屋に戻るか」

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

男子大部屋

 

「ただいま~」

 

 

部屋に入ると緑谷、常闇、轟、飯田、峰田がトランプをやっている

 

入ると飯田が声をかけて来た

 

「牧場くん、遅かったじゃないか」

 

 

「何かあったのか?」

 

常闇も気になるようだ

 

「いや…さっきピクシーボブに声かけられて、またヒーリングオペレーションをして欲しいってさ、後でまた行くんだ」

 

 

「ヒーリングオペレーション?」

 

緑谷が気になった様だ

 

「…説明するよりやった方が楽だが…!そうだ!ちょっと練習に付き合ってよ!」

 

リンクはピクシーボブにやる前に少しでも練習するチャンスだと思った

 

 

飯田も聞いてきた

 

「そのヒーリングオペレーションのか?」

 

「あぁ、なんかくすぐったいみたいで…効果はしっかりしてるんだけど…」

 

 

「…どうかな?今日、疲れてるとかない?怪我してるとか?」

 

常闇が考えている

 

「広場のドーナッツで全部治ったからな…」

 

常闇×

 

「俺も同じ…」

 

轟×

 

「まぁ、練習になるなら…なってやろう!」

 

飯田○

 

「腕で良ければ…」

 

緑谷、腕のみ○

 

「…なんでお前ばっかモテるんだよ!!(暗黒面)」

 

峰田×

 

 

というわけで…

 

 

「まず最初の実験台は緑谷!おまえだ!」

 

「実験台!?」

 

緑谷は怯えている

 

「一度始めたら終了するまで終わらないからそのつもりで…大丈夫!怪我はしないから!むしろ治る!」

 

リンクはナビィを喉に入れオカリナを構える

 

♪~[癒しの歌]~♪

 

モード[オペレーション]

 

リンクから緑の優しい光が溢れる

 

「…凄い、光…あったかい…」

 

緑谷は呟いている

 

「…始めるよ」

 

リンクは光を操作し、上半身に集中させる

 

「少しビックリするけど驚かないでね」

 

 

…見えてきた、神経ズタズタだ…骨も変形してる…握り辛くないのか?

 

「…始めるよ」

 

緑谷の腕にリンクの指が刺さっていく

 

「きゃう!!///これは…」ゾクゾク

 

「おい…大丈夫なのか?辞めた方がいいんじゃね?」

 

峰田が後ろからプレッシャーをかける

 

「峰田…黙れ」

 

…まず神経の修復…どうやってこうなるんだ?

 

 

 

 

 

「………ぐ!……ん!」プルプル

 

口に手と押さえている緑谷

 

 

次は骨、この歪な奴を中心に形を整え…パズルみたいだ

 

「!な¨みゃ¨ま¨!!」ガクガク

 

「…中は終わった…次は皮膚「皮膚ハイイから!!」…おぉ」

 

緑谷、修復完了

 

「どう?大丈夫?」

 

緑谷の呼吸が荒い

 

「ハァハァ……確かに調子は良くなったけど…これ…本当にピクシーボブにやったの!?」カクカク

 

「ああ!虎さんもやったぞ!お餅みたいになってたが…」

 

?どうした?緑谷、顔真っ赤にして…

 

 

 

 

「次は、飯田の番だね」

 

リンクは飯田を見ると

 

「いや!…ちょっと用事を…」プルプル

 

…そんなに怯えなくても大丈夫だよ?ほら、こっちにきんしゃい

 




ありがとうございました。


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林間合宿2Day05

誤字修正ありがとうございました。またよろしくお願いいたします。


大部屋

 

現在、飯田にもヒーリングオペレーションをしている

 

「ん¨ん¨ん¨~~~く!!/////」プルプル

 

飯田は足の筋肉の修復とエンジンのオーバーホールだ…普通の機械が懐かしく感じる、最近はケミィのオーバーテクノロジーばっかりだったからな

 

「…よし!終わったよ~」

 

 

「ぷは~!!…ハァハァ…牧場君!これは色々不味いのでは!?」ガクガク

 

 

「だから練習してるんじゃん、くすぐったいみたいだし…」

 

 

 

「いや!くすぐったいんじゃ…」

 

緑谷が否定してくる

 

「へ?じゃあどんな感じなの?」

 

逆に聞いてみた

 

「え!…えっと…」

 

緑谷は言葉に戸惑っている

 

「飯田~どうなの?」

 

「そうだな…モヤモヤ?」

 

…緑谷に飯田が引っ張られヒソヒソしている…

 

「モヤモヤって…どんな感じ?」

 

リンクは首をかしげている

 

「いや!今の無し!…えっと…何て言ったらいい?」

 

「えぇ!?……困るよ!!」

 

飯田と緑谷は回答に困っている

 

致し方ない

 

 

「……感情豊かな峰田にやって「「それは辞めて!!」」…そう?なら表現力豊かな常闇…」

 

全力で突っ込みを入れる緑谷と飯田

 

 

一方、常闇は動揺している

 

 

「ナ!!ちょっと今宵は闇が満ちが…」アセアセ

 

こっちを見てくれない

 

「調子悪いってこと?じゃ!早速…」

 

腕を伸ばそうとすると…

 

「牧場君!そろそろ行かなくていいの!?ピクシーボブに呼ばれてるんでしょ!?」

 

緑谷が教えてくれた

 

シーカーストーンを見ると丁度1時間前だ

 

「ヤバ!ありがとう、行ってくる!」

 

急いでエントランスに向かうリンク

 

ーーーーーーーーーーーーー

エントランス

 

着くとピクシーボブが寝間着でいた

 

「お待たせしました。」

 

リンク到着

 

「来たわね…誰にも見られて無いでしょうね…」

 

ピクシーボブは警戒してる

 

「ここに来るまでは、誰も会わなかったですけど?」

 

リンクは疑問に思っている

 

「…ならいい、こっち」

 

リンクはピクシーボブに連れていかれる

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

1階ー遊戯室前通路

 

ピクシーボブに引っ張られると、前からマンダレイが現れる

 

「げ!…」

 

ピクシーボブは驚いている

 

「何してるのかしら…男子生徒連れて」

 

ピクシーボブを見ると目が泳いでいる

 

「個性の練習であります!」

 

シィが出て来た

 

「個性の練習?」

 

マンダレイはジト目でこっちを見てる

 

…ピクシーボブは動揺が激しい

 

「ピクシーボブから聞いて無かったです?」

 

ケミィも答える

 

「ヒーリングオペレーションをピクシーボブにこれからする予定なんですけど…相澤先生には言ってるらしいです」

 

 

…ピクシーボブを見ると冷や汗が凄い

 

「良かったら一緒にどうですです?」チラ

 

ケミィがマンダレイを誘った

 

「私?」

 

「練習台は多い方が良いであります♪」チラ

 

シィも誘った

 

「!そうね、一緒に来てくれる?アドバイス出来るカモだし」コク

 

 

 

…今、シィとピクシーボブ、アイコンタクトしたような…

 

 

 

「いや、まだ仕事が…」

 

「いいから♪来なさい」

 

ピクシーボブはマンダレイを押して行く

 

「ちょっと!押さないでよ」

 

 

押されていくマンダレイ

 

 

「…これって軽い拉致じゃ…」

 

 

…大丈夫か分からないリンクでした




ありがとうございました。


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林間合宿2Day06

プッシーキャッツの部屋ー妖精の扉ーシィの海の部屋

 

今は、浜辺にいるが…

 

 

 

 

「…で、牧場君の個性を使った、【マッサージが忘れられなくて】、また呼び出したと…このショタコンボブ(怒)」

 

 

マンダレイがピクシーボブに説教している

 

そんなに強調しなくても…

 

 

「いや…はは…ゴメン…つい」

 

ピクシーボブは、謝る

 

 

…無許可だったのか

 

「だと思ったです」

 

「あからさまでありましたし…」

 

ケミィ、シィ気付いてたなら教えろよ

 

 

「…そこまで聞くと逆に気になるわね…虎もなの?」

 

 

マンダレイがリンクに聞いてきた

 

「えっと…そうですけど…」

 

 

マンダレイは考えている

 

 

「…よし!トレーニングだと思って私にしなさい」

 

まさかの結果

 

「え…良いんですか?」

 

 

 

「前からショタコンっぽいって思っていたけど、実行するまでじゃ無かったわ…後、虎とボブだけズルい」

 

 

私情かよ

 

「ならコテージに行くです♪」

 

「ゴーゴーであります♪」

 

 

ピクシーボブとマンダレイは水上コテージに行った

 

「…着替えて釣りでもするか…何がいるんだろ?」

 

 

釣りをしながら待つリンク

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

25分後

 

♪~[ポケモンセンターの回復完了BGM]~♪

 

釣竿をあげているリンク

 

「よ!…終わったのか、思ったより長かったな」

 

 

 

ハイラルバスを手に入れた

 

ーーーーーーーーーーーーー

コテージ

 

入っていくとピクシーボブがいたが、ソファーで青ざめている

 

 

「どうしたの?」

 

リンクは尋ねる

 

「…私ってあんなだったのね…」

 

 

?…!

 

ダッシュでケミィを捕まえる

 

「なんで!ライクライクに入れた!普通にシャワーで良いだろ!」

 

 

マンダレイは水着で風呂の横で倒れている

 

「………ハウ!////」ビクビク

 

自力で脱出したのか?

 

 

「どんな風にしたか聞かれたので」

 

「忠実に再現したであります♪早く運ぶであります♪」

 

お前ら~(怒)

 

 

「…すみません、持ちますよ」

 

半分意識の無いマンダレイをマッサージのベットに運んで、穴に顔を入れておく

 

「にゃ…にゃにが…ン!…」

 

寒く無いように毛布を被せ、シィが電極をシーカーストーンに繋げ、始める

 

「無理だったら言ってください、すぐ辞めますから」

 

 

♪~[癒しの歌]~♪

 

オペレーションモード

 

「今回のは、青猫と違って、どちらかって言うとストレスがメインになるです。なので、脳からヤっていくです」

 

…集中

 

 

リンクは活性化の状態を確認し、マンダレイを跨ぐ様に乗り、頭に手をいれていく

 

 

「…ンニャァ!!//」ゾクゾク

 

 

「本当に手が入っている…」モジモジ

 

 

ピクシーボブは食い入る様に見ている

 

 

 

 

「…なんか今まで見た脳と違う、脳と骨の間に渦巻き見たいになってる神経がいくつもある…」

 

珍しい物を見た

 

「きっと個性ガラミかも知れないです。キッチリやるです」

 

 

リンクは、ケミィの指示に従い、アンテナっぽくなってる神経を優しく包む様にする

 

 

「ヒ!///にゃにが…ヒュン!/////」ゾワゾワ

 

 

…そのまま眼球裏、舌、大脳、首、肩と進めて行くリンク

 

 

「ア゛…ア゛ア゛……ア゛~~!!!/////」ガクガク

 

涎がダラダラなマンダレイ

 

「………ゴク///」

 

生唾を飲むピクシーボブ

 

 

 

リンクはそのまま背筋、心臓、背骨、横隔膜の奥…乳腺の下の方をなぞって行く

 

「ア゛…ア゛!ア゛ウ゛!!!」

 

獣見たいな声をあげるマンダレイ

 

 

 

リンクはそのまま下がるとあることに気付く

 

 

「…ねぇ、これって何?大腸の中にシコリがある…」

 

「…ポリープです。悪性の場合、ほっとくとガンになったりするです。少し強めに当てるです」

 

 

…強めに…

 

「ア゛~…ひぎぃ!」カチカチカチ

 

マンダレイは細かく歯を噛んでいる

 

 

「後少しで終わるから、もう少し頑張って下さい」

 

リンクは励ます

 

 

…多分聴こえてない

 

「後、腰の筋肉解したら終了です」

 

「…了解」

 

…確かに、毛細血管が、筋肉で通り難くなってる

 

 

ほぐして…

 

 

「ア゛ウ゛!…ア゛~…」

 

…目の焦点があってないぞ

 

「ケミィ?大丈夫なの?マンダレイ?」

 

流石に心配になってきた

 

 

「ちょっと初めての刺激に慣れてないだけです。最後はお尻付け根の骨を活性化したら終了です。」

 

「この仙骨の所?」

 

「そうです。足の浮腫みも一緒に治るです。」

 

 

じゃ…最後…強めに

 

「ア゛!ア゛ア゛ア゛ーーーー!!…」バタ

 

 

 

「ちょっと!?」

 

エビぞりしたと思ったらそのまま気絶したぞ

 

 

「バイタル数値は問題無いであります。寝てるであります」

 

…ならいっか

 

 

 

「じゃ…ピクシーボブさん」

 

「………」顔真っ赤

 

「ボブさーん!」

 

「は、ひゃい!/////」

 

裏返ってるよ

 

「次、やるから準備して…」

 

 

さっさと終わらせよ…ピクシーボブは昨日やったばっかりだし…




ありがとうございました。


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林間合宿2Day07

コテージ

 

 

「「………ハウ///」」

 

リンクは二人にヒーリングオペレーションを掛け終わり、ケミィ達に着替えを任せたら、ベットの下に変なのを見つけた

 

「?なんだこれ?」

 

「あ!片付け忘れたです!返すです!」

 

ケミィが飛んで来たが、ヒョイっとかわすリンク

 

「なんだ…このハート型のガラス瓶は…」

 

直径30cm程の大きさで、蔓のカッティングデザインが入っているハート型の瓶、赤色の液体が入っている

 

 

 

「ソレ…[ハートの器]ジャナイ!…小サイケド、ナンデココニ?」

 

ハートの器?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…逃げるです!」

 

「退散であります!」

 

ケミィとシィは逃げ出した

 

 

 

 

リンクは素早く、シーカーストーンから[ブレー面]と[虫籠]を出し、地面に虫籠を置いて、オカリナで[ブレー面のマーチ]を奏でる

 

 

♪~[ブレー面のマーチ]~♪

 

自分も歩いてしまうが、シィとケミィ達は、リンクのすぐ後ろに戻ってしまう

 

 

「あぁぁぁ…お慈悲を!お慈悲をです!」テクテク

 

「お願いであります!(泣)悪気は無かったのであります!」テクテク

 

 

 

そのまま虫籠の方に歩いて行き、リンクは虫籠を跨ぐが、ケミィとシィはそのまま虫籠の中へ…

 

 

 

捕獲完了!実況検分開始

 

 

 

「ナビィ、これって?」

 

ナビィにハートの器を見せる

 

「…コレハ[ハートの器]ト言ッテ、別名[ソーマ薬]トモ言ワレル伝説ノ[お酒]ヨ」

 

 

 

お酒なのか…?密造酒じゃねーか!

 

 

 

 

「デモ、確カ…結婚シタ時ヤ、両思イノ恋人デ、気持チガ溢レタ時ニ、妖精料理ヲ食ベ無イト、出来ナイシ、出来タトシテモ、中途半端ニナルハズ…ダカラ小サイノカシラ?…普通ハ80cm位アルハズ…モシクハ思イノ強イ生物ガ死ンダトキ位カシラ…」

 

 

「なるほど…個性の練習に偽装してコイツを作ってたのか」

 

 

※密造酒は犯罪です。良い子?は真似しないでね!

 

 

 

 

「さて…何かな?これは…(怒)」

 

リンク、尋問開始

 

 

「さぁ…なんでありましょう?」プイ

 

「知らねーです」プイ

 

 

 

あくまでも黙るつもりか

 

「仕方ない…」

 

 

 

 

リンクは近くのキッチンに行き、大きめの鍋に水を入れる

 

 

「何をするであります…」ガタガタ

 

シィは怯えている

 

そのまま、鍋にポカポカの実で作った辛子とラー油を大量に投入し、混ぜる

 

 

「流石ニソレハ…」

 

ナビィも引いている

 

 

リンクは鍋の準備が出来たので、虫籠を持ってくる

 

 

 

「…なにか言う事は?」

 

最終通告

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…てへ、許してです♪」

 

可愛くポーズをとるケミィとシィ

 

 

「よし投入」

 

 

鍋にシィとケミィを投入

 

 

「いやーーー!!か!辛"ーーー!!!!」バシャバシャ

 

「目がーーーー!!げほ!にゃ¨ーーー!!し!シミ!!」バシャバシャ

 

 

 

鍋の中で暴れるケミィとシィ、ラー油が入っている為に、滑って鍋は登れない

 

 

 

「…ナビィ(怒)」

 

「イ!イエッサー!」ビク

 

リンクはナビィに指示を出す

 

「…ベットの下の捜索とエコーロケーション…やれ…すぐ!(怒)」

 

「イエッサー!!!」Piiiiiii…

 

 

 

 

その後、ベットの下と[ジェットバス型ライクライク]の下から4本のハートの器と大量の[ハートのカケラ]を押収

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「次黙ってやったら、鍋に火をつける(怒)」

 

ケミィとシィを睨み付けるリンク

 

 

 

「「は…はい…」であります…」

 

洗面器に入った牛乳で体を癒すケミィとシィ




ありがとうございました。


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林間合宿2Day08

シィの扉ー水上コテージ

 

耐性が出来たのか、ピクシーボブはケミィとシィの牛乳に浸かってる時に目覚めた

 

「…ん~………えっと…どういう状況?」パチクリ

 

ピクシーボブは状況に着いていけない様だ

 

 

キッチンに鬼の形相で仁王立ちするリンク、足元には、入院の時に持っていきそうな、フルーツ盛りの籠に[ハートの器]と[ハートのカケラ]が山盛りになってる

 

洗面器の牛乳に浸かるボロボロのケミィとシィ

 

「「…………」」

 

部屋の隅で怯えるナビィ

 

「ポカポカノ実…ポカポカノ実ハダメ……」((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 

 

 

 

 

 

「見たまんまです。気にしないで下さい(^-^)」

 

リンクは笑顔?だ

 

就寝時間が迫ってるので、とりあえず戻ろう

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

プッシーキャッツの部屋

 

 

プッシーキャッツは歩いて、マンダレイはリンクに背負われて部屋に戻ると、ラグドールと虎がいた

 

二人に顔を真っ赤にさせてこっちを見ている

 

虎が寄って来た

 

「ピクシーボブも一緒だったのね…」

 

リンクは答えた。

 

「元々、ピクシーボブさんの依頼でしたし…?『ピクシーボブも?』どうしてマンダレイが一緒だと知ってたのですか?」

 

虎とラグドールがピクシーボブを睨んでる

 

「…はは」

 

ピクシーボブは苦笑いしている

 

ラグドールは答えてくれた

 

「…そういえばアチキの[サーチ]弾くんだったわね…マンダレイの[テレパス]でライブ中継されてたわよ」

 

 

「「え…」」

 

固まるピクシーボブとケミィ達

 

 

…どこから?

 

 

「…ど、どこから…?」ガタガタ

 

ピクシーボブが聞いてくれた

 

すると虎が答えてくれた

 

「さぁ…でも15分位流れっぱなしだったわね…ていうかピクシーボブ!2回目なんてズルいジャナイ…我も受けたい!!」

 

虎さん、女言葉が本来普通なのか?

 

リンクは考えている

 

「…15分だと、オペレーションを始めて5分位後か…」

 

頭のアンテナ見たいな神経をやった後だな…待てよ?

 

「僕が聞こえないのはわかるが、ピクシーボブはなぜ気付かない?」

 

リンクは疑問に思った

 

 

「叫んでたのと同じ内容だったのでは?」

 

ケミィの推理…一理あるな

 

 

…早くくすぐったいの何とかしないとな

 

「…とりあえず、相澤先生には、私から話しとくから行きなさい」

 

 

ピクシーボブ?

 

「牧場、明日は我も…」

 

虎さん…リピーター多いな

 

「アチキも…いや、さっきの声からすると///……でもあのと虎達の若返りは…」

 

…ラグドールは悩んでいる

 

 

 

 

「良い感じに口コミが広がってるです♪」

 

「これならまだチャンスあるであります!」

 

また悪巧みしているケミィとシィ

 

 

 

…懲りないな、本気で鍋にしてやろうか(怒)

 

 

 

「じゃあ、僕は戻るんで…」

 

大部屋に戻る事にした

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

屋外ー大部屋の下

 

外から入った方が近かったので、外にいるのだが…

 

「…なんだ?あれ?」

 

窓の近くになにか引っ付いてる

 

 

…ピタロック…カチ!

 

引っ付いてるのに鎖が伸びる

 

 

「クローショットっと…」バス!…ガチッ!

 

窓の手摺を掴んだので、近付いてみると…

 

「何をしてるの?…梅雨さん」

 

 

近づいたら梅雨さんが壁にくっついて耳を当てていた

 

パキン…ロック解除

 

 

「…ケロ!!牧場ちゃん…いつの間に…」

 

突然現れたリンクに驚いている

 

「何をしてんの…就寝時間前に…」

 

いくら夏の梅雨明けがカエルのシーズンだからって…これは…

 

 

「…さっきの声聞いた?」

 

声?

 

「…いや?何の事?」

 

「マンダレイのテレパスよ」

 

…あれ以外に何かあったのか?

 

「いや…そもそもゴロン族の力で、ラグドールのサーチも弾くから聞こえないし…何か連絡事項でもあった?」

 

「…質問を変えるわ、マンダレイに料理を作った?」

 

「いや?料理は作ってないけど」

 

梅雨さんは考えている

 

梅雨さんはなんで?

 

「…梅雨さんは夜這い?」

 

「!!!/////」バシッ!

 

梅雨さんの舌伸ばしアタック

 

「ぐほ!!」カタン

 

クローショットが外れた

 

「へ?……なーーーーーー!!」ボスン

 

茂みに落ちるリンク

 

 

「乙女を詮索するもんじゃないわ、牧場ちゃん」

 

…僕のプライベートは…ガク

 

 

 




ありがとうございました。


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林間合宿3Day01

パウチのお仕事し過ぎ回です。あなたならどう回避する?


早朝ー広場

 

みんなが集まっている…

 

「…眠い…」ゴクゴク

 

リンクは、茂みに落ち、帰りが遅くなり、「どこでシッポリ、ヤってやがったぁ!!(怒)」と喚く峰田を黙らせるのに格闘したため、少し寝不足なので牛乳を飲んで回復を計っている

 

 

 

「牧場…ちょっといいか?」

 

相澤先生に呼ばれた

 

 

「お前、ピクシーボブと一緒に新しい個性の使い方覚えたんだってな…昨日連絡があった。…どんなんだ?」

 

 

…教えてもらったのはケミィとシィだが、初めての練習は合ってるから間違いではない

 

 

「まだ課題がかなりあります。オペレーションモードは、部分的…手のひらより大きいのは少しづつにしか治せないので、…何より、かなりくすぐったいのを何とかしたいです。」

 

「…そうか、次、夜やる時は言えよ…」

 

相澤先生の目が赤く光る

 

「…補習中にあんなの堪ったもんじゃねぇ(怒)」

 

「サーイエッサー!もう虎さんの予約が入っているであります!」

 

 

思わず、我ーズブートキャンプ風に返事してしまった

 

「…わかった、気を付けろ…」

 

 

…早くどうにかしよう

 

 

「リンクさ~ん」

 

呼ばれたので後ろを振り向くと…

 

「一緒に個性の練習しませんか?」

 

爽やかスマイルな八百万さんの足元に古今東西、様々な武器が置いてある

 

…終わったかな…人生…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

個性のトレーニング

 

楽器無しでの効果を出す練習

 

 

「無理!無理!無理!無ー理ー!!!それは流石に死ぬ!今カスッタ!ねぇ聞いてる!?」ヒュン!ヒュンヒュン!ヒュン

 

 

リンクは必死にイメージし、体がゴロンのイメージを固めていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八百万さんのアサルトライフルを避けながら、ゴロン族に変身する練習?

 

 

「硬質ゴム弾なので【まだ死なない】ですわ。まだまだ行きますわよ!!(怒)」ダダダダダ!

 

撃ちまくる八百万さん

 

「まだ!?後ろの岩壁壊してその台詞!?」

 

リンクは後ろを指差しながらいう

 

 

「私というものがいながら!ナンデあんな年増に!!」

 

八百万さん、年増って…

 

「いずれ自分もそうなるのにそんなこというな!そもそも、浮気したみたいに言ってるが、恋人同士になってないじゃないか!!」

 

 

何とか説得しようとするリンク

 

「イイエ…必ず…必ず!!あなたを手に入れて、辱しめの責任取ってもらいますわ!!!!」ハイライトOFF

 

ダメだ…話を聞いてない…聞いてくれない!!

 

 

「イメージ…そう!イメージだ!普段知らない内にゴロンの守りの力がでてるんだ!しっかりイメージさえ…」

 

 

守りの力!!

 

 

すると、黄色の光の壁がリンクを包む様に丸くなり、弾丸を弾き始めた

 

「やった!これで…」

 

一息つける…

 

 

 

「想定内ですわ…」カチ…ポイ

 

 

 

 

「って!平然と手榴弾なげるな!!」BON!!

 

 

 

 

 

 

爆撃に耐え…何とか生き残ったリンク

 

 

 

「リンク!」

 

?…芦戸さん…!!?

 

「私…諦めてナイシ…私も怒ってルンだよ…あんな行き遅れなんかに…(怒)」ハイライトOFF

 

芦戸さんの足元は水溜まりが出来ている…近くの植物は枯れている!?

 

 

…次は芦戸さんの酸に耐えないとなのか!?

 

よく見ると、耳郎さんもいる!

 

「誰か!ヒントをくれ!!この状況を乗り越えるヒントを!!」

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

誰もいないと思われる場所

 

 

 

「もう趣味をバラしたらいいのでは?」

ケミィの提案

 

「それは嫌だ!」

 

誰も自分の女性の趣味を、彼女でもない女性に晒す奴はいない!

 

「でも、少しは攻撃が収まるであります。このままだと年上好きのシスコン扱いか、マザコン扱いされるでありますよ?さぁ…言うであります!自分は変わった服装…コスプレ好きの特に動物等の自然系が好きだと!!(黒笑)」

 

シィの意見だが…そう言うのを学習装置で少しずつ刷り込みさせた張本人が言うな!!

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

パウチは宿主に恋人が出来なくて、暴走している模様

感想欄に芦戸、耳郎版も見たい人はリクエストをお願いいたします。

サブエピソードとして作成します

峰田でもOK


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林間合宿3Day02

ご意見ありがとうございました。


林間合宿広場ー森

 

何とか女子の攻撃に、耐え抜いたリンク…

 

「(;´Д`)ハァハァ…クラスメイトに対する攻撃じゃないだろ…」

 

 

木陰で座り込むリンク

 

「お陰で、[ゴロンの守りの力]と[リト族の風の力]、[デグナッツ族の成長の力]が出来るようになったであります。」

 

肩から声を掛けるシィ

 

 

確かに…八百万さんの攻撃で弾丸をガード出来るようになった、

 

芦戸さんの酸の液体攻撃は風で吹き飛ばし、デグの木で拘束

 

耳郎さんは…話し合いで終わった。

 

 

何とか生き残った

 

 

「そんなリンクにプレゼントです♪」

 

ケミィのプレゼント…小さな折り畳み式パラシュート?

 

「[パラセール]であります♪これでリト族の風の力を使えば、滑空が出来るようになったであります!」

 

パラシュートにしては随分小さいな…

 

 

 

「コラ!サボってんじゃ無いわよ、色男君♪」

 

マンダレイからタオルが投げられる

 

…色男ってorz

 

 

「…休憩中ッス…昨日は大丈夫でした?途中で気絶しましたし…」

 

ついでに聞いて見た

 

ボン!「…は、恥ずかしい事聞かないでよ…/////…まぁ…調子は良いわね」ツヤツヤ

 

 

効果はわかった…くすぐったいのはどうにかしなければ

 

 

「どう?合宿?頑張ってる?」

 

マンダレイが聞いてきた

 

「ラグドールのサーチが効かないから試行錯誤が続いてます…みんなは分りやすい個性だからやり方が決まってるのでちょっといいな…」

 

ある意味万能個性なリンク…個性の効果も妖精次第なのでなんともトレーニング方法が定まらない

 

「そうね……私も苦労したわね…」(  ̄- ̄)

 

…やっぱりテレパスでの思考駄々漏れでもあったのか?

 

 

「ま!悩みなさい、少年!プルスウルトラでしょ」

 

マンダレイはリンクの頭を叩いて行ってしまった。

 

 

「…何かアドバイスが欲しいのだが…」

 

リンクは呟いた

 

「ま、いろいろやるです♪色男」ケミィ

 

「そうであります。色男」シィ

 

「チャント協力スルワヨ。色男」ナビィ

 

調子にのるナビィ達

 

お前ら~(怒)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

屋外炊事場

 

 

「今回は…鉄板があるし…ガンバリ蜂のハチミツを使ったどら焼きでもするか…あ…リンゴもかなりある…」

 

まぁ…材料はトラックに大量にあるし…何とか出来るだろう

 

~~~~~

・・・・

・・・

・・

 

[元気のどら焼き+ガンバリ]と[元気のどら焼き+リンゴ]が大量に出来た

 

さて…ゾク!

 

またあの寒気

 

「…どこだ…」

 

リンクは見渡している

 

…ピタロック…対象サーチ

 

ピタロックのスイッチを入れると対象の色が濃くなるので便利だ

 

…茂みに…角?

 

対象を拘束…チェーンが伸びる

 

伸びた方向に近づく、そこにいたのは…

 

「…B組の人?」

 

なんだ…この懐かしい感じ…

 

 

「オウ!バレてしまったでーす。角取 ポニーてイウデース…スイートなフレバーに誘われたーね」

 

茂みから出てきたのはB組の人だった

 

 

 

 

 

…ヤバい…すごい懐かしい衝動にかられてしまう

 

 

 

「…べ~、べ~、べ~…」

 

 

 

思わず、頭に手を乗せ、下顎を撫でるリンク

 

 

 

「フウウウウウ…/////何だかembarrassedね//でもリラックスしまーす//」

 

 

 

角取さんは恥ずかしそうにしてるが、嫌では無さそうだ

 

…………わかった!牛だ!牛を連想させるから懐かしいのか!

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

自分には、角取 ポニーさんはバッファローの個性にしか見えないのです

実際、コミックでも角取さんに乗ってるコマありますし…

ファンの人ご免なさい


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サブエピソード[耳郎の心]

とある大佐ァさんのリクエスト


この話は、林間合宿3day01の捕捉としての話です。

ADHDの体験を元に出来るだけハッピーに仕上げました。

自分はBADだったが…


芦戸さんの酸性の放水攻撃に耐えた後

 

リンクは、肩で息をしている…

 

 

「…ねぇ、ウチも何だけど!!!」

 

イヤホンジャックを飛ばす耳郎

 

「うお!」

 

かわすリンク

 

 

「…初めて、牧場の音楽をUSJで聞いて…気になる様になって…」

 

更にイヤホンジャックで攻める耳郎

 

「…期末試験で、あんな風になって…でもしっかりウチの事も気遣いでの失敗だから流してた…」ヒュンヒュン

 

…リンクは話を聞くのにかわすのを止める

 

「ショッピングモールで、楽器屋に行った時…『モモのオカリナが良い』って言った時、何か…ムカムカした!!」

 

 

リンクにジャックが刺さる

 

「く!……」

 

リンクは爆音に耐えている

 

「…そしたら…お化け騒ぎになって…もう入り込む余地が無いって思った…そしたら林間合宿のテレパス事件…なんなのよ…」ポロポロ

 

…耳郎さんが泣いてる…自分のせいか…

 

「…ちょっと!ジャックそのままでいいから!ボリューム落として!少し!少しでいい!」

 

リンクは話したいって思った

 

「なに!!!(怒)」

 

…少し弱まった

 

「…今なら嘘をついてもジャックでわかるはず、話を聞いて、それで判断してくれ、いい?」

 

 

「………」

 

黙ったままだ、続けよう

 

 

「まず、楽器屋について、オカリナの事でこんなになるなんて思ってなかった。言い訳ですまない、実際あんな現象出るなんて思ってなかったし…」

 

「それで…」

 

「後は…小学校、中学と嫌われてたから、人に好かれたり、好きになったこと事ないから、正直、耳郎さん見たいに人を好きになる気持ちの事、良くわからない」

 

「………」

 

「でも、好きになった人が、他人ばかり気にしてたら苛つくのはわかる…」

 

放牧中、花子も他の世話してると突っ込んでくるのと一緒だもんな

 

「………」

 

「言い訳でゴメン、今回、ヒーリングオペレーションは、意識が無い人や、食事が出来ない人用のだし…意識のある人に使うのは控える。トレーニングはまた先生に相談するよ」

 

 

「……」

 

…最後に

 

「まぁ…そんなに楽器の事が気になるなら…今度選んでよ!…これが気になるなら、片付けるし」

 

首から下げてるオカリナをシーカーストーンしまう

 

 

「…あと、出来たらでいい…もっといろいろ教えてくれると嬉しい」

 

 

…また、嫌われたかな…ま、いつもの事だ。…本当に…

 

 

 

 

 

「……嘘は言ってないね…」

 

耳郎さんはじっと見ている

 

「なら…また楽器屋…連れてってあげる////」

 

「わかった、約束ね」

 

 

リンクは耳郎と新しい楽器の約束をした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「コレハ…モシカスルカモ!」

 

ナビィは離れて見ている

 

「早く人間嫌いを治して、恋人作って、パウチを抑えるです…でないと勝手にどんどん呼び寄せるです…ヤンデレが増えるです(泣)」

 

ケミィが呆れている

 

「まぁ、どうなるかわからないで有りますが…これはいい展開であります♪」ハァハァ

 

興奮しているシィ

 

 

 

 




ありがとうございました。とある大佐ァさんの希望に沿えば良いのですが…


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林間合宿3Day03

いつも閲覧ありがとうございます。


屋外炊事場

 

角取さんの下顎で、田舎の花子を思い出していると、また声が聞こえる

 

「…さーん」

 

 

ん?

 

茂みの方から出てきたのは…

 

「あ…角取さんこんな……」

 

塩崎さんが出てくる

 

…またアカン奴か

 

「牧場さん、角取さんも…何をなさってルンデスカ(怒)」

 

 

…髪の蔓がうねうね動いてる

 

「ヘイ!イバーラ、このスイートなフレバーに誘われて来たデース」

 

元気に返事する角取さん

 

「…よかったら食べる?どら焼き…焼きたて」

 

なんとなくどら焼きを差し出すリンク

 

「オウ!サンキューです…Dorayaki?」

 

角取さんはどら焼きを知らない様だ

 

「ジャパニーズサンドイッチですわ、形が銅鑼という中国の楽器に似てるので、そう呼びます」

 

塩崎さんが説明してくれた

 

※諸説有り

 

「こんな奴だよ」

 

 

 

シーカーストーンで銅鑼の画像を見せるリンク

 

「…ナント!そっくりデース!…中身はなんデースか?」

 

 

 

…餡子の馴染みないか

 

「小豆っていう豆を…ソイを茹でてハチミツや砂糖…シュガーで味を着けた奴、今、角取さんの持ってるのは、白餡と生クリームに刷りリンゴ、角切りリンゴ、後真ん中にリンゴバターと刻みショウガが入っている」

 

「オウ!手間かかってまーす」パクパク

 

あ…今食べちゃうんだ

 

「…………」

 

食べたら固まった角取さん

 

 

あれ?不味かった?…アメリカ人の味では無かったか…

 

 

 

 

 

塩崎さんが角取さんに近付く

 

 

 

 

 

 

 

 

「大丈夫ですか?角取……気絶してますわ…」

 

角取さんの目の前で手を振る塩崎さん

 

 

ウソ…

 

 

「…そんなにダメだったか」orz

 

落ち込むリンク

 

「だ、大丈夫ですわよ、アメリカ人の味覚に合わなかっただけです!普通に美味しそうですわよ」

 

励ましてくる塩崎さん

 

 

 

「……!ホワッツ!?アップルランドの夢をみてだで~す」

 

 

あ…復活した。アップルランド?

 

「日本に来てワガシは食べましたが、これが一番デース!ミスター牧場、まだあるでぃーすか?」パクパク

 

1個では足らないようだ

 

…よかった、大丈夫だった様なのはいいが…薬でヘブンになってるような顔をしてるぞ

 

 

「えっと…そこに…」

 

 

角取さんはどら焼きの籠を見ると目付きが変わり…

 

「もっとホシー!です!」ダッシュ

 

リンクに突進する角取さん

 

「いや!どら焼きは逃げないか゛はぁ!!」吹き飛ぶリンク

 

 

「リンクさーん!!」

 

塩崎さんが蔓を伸ばし、リンクをキャッチする

 

「大丈夫でございますか?」

 

 

「…これが…アメリカンパワー…恐るべし…」

 

 

リンクは衝撃を受けている

 

「…ところで、最初何をなさってたのですか?接点がないはずなのに…随分仲がよろしいヨウデ…」

 

塩崎さんの蔓が首に巻き付いてくるリンク

 

「…塩崎さん、助けてくれたのはありがたいが、その…もう下ろしてくれていいよ(焦)」

 

どんどん蔓が絡まって行くリンク

 

「…牧場さんの女癖…治したら方が良いですね♪」

 

「ちょっと!しま!締まって…!!あぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

締め付けの刑に処せられるリンクでした。

 

 

 




ありがとうございました。


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林間合宿3Day04  牧場家カレー回

お気に入り登録600越えました。下手な文章なのに見ててくれる人がいてくれて嬉しいです。

今後もよろしくお願いいたします。


炊事場

 

今晩はカレーを作っているが…

 

「牧場は鍋担当な…他は手を出すな」

 

相澤先生に忠告されたので、現在、石釜の前にいる

 

「爆豪、お前爆破で火、付けれね?」

 

瀬呂…それは…

 

「付けれるわボケが!!」ボン!

 

無くなる石釜…

 

「直すです?」

 

ケミィの出番か…

 

「頼む」

 

「任せるです♪」

 

~~~~~

・・・・

・・・

・・

 

「上手に出来ました!」

 

確かに出来ているが…

 

「…なぜピザ釜?無駄に凝ってるし…」

 

立派な石造りの石釜が出来ているが、呆れながら見ているリンク

 

「今度ピザを作って欲しいです♪」

 

…また食欲だけで別な物を…

 

 

「元のよりだいぶ進化した!!」

 

緑谷の突っ込み

 

 

「…今晩はカレーだからな…折角だから活用するか、ナビィ達用のカレーはこれで…少し多めに作るか」

 

 

石釜の温度はケミィに任せて調理に入る

 

~~~~~~~~~

 

 

ハイラルカレーレシピ(極み)

 

「先ず、シーカーストーンの中で赤ワイン、ローリエ、オリーブ油で漬け込んだ牛肉、薄くスライスしたニンジン、玉葱を出します」

 

シーカーストーンからボールが出てくる

 

 

「次にこれらを鍋で炒めて…」ジュワーー

 

 

色が変わるまで…

 

 

みんな集まって来た

 

「色が変わってきたらブランデーをいれる…」

 

一気に香りが変わる

 

「そして、また一口サイズに切った玉葱とニンジンを投入」

 

更に炒める

 

「昨日の野菜クズで取ったダシ(ニンジン、玉葱、キャベツ、セロリ、鶏ガラ、クローブ等、何でもOK)を入れる…」

 

…何だか集中出来ない

 

「みんなどうしたの?これ家のレシピなんだけど…」

 

 

切島が突っ込んだ

 

「ここだけプロの料理なんだよ!なんか気になるじゃん!」

 

 

 

「ここだけ匂いが違うしぃぃ!」

 

葉隠さんまで…カレーなんて家庭の味があるでしょ

 

 

「…そんなに特別なことはしてないが…」

 

話ながらジャガイモをギー(バター油)で揚げていくリンク

 

 

「ま…良かったら見てて」

 

リンクはゴロン族特製スパイスを少しづつ、玉にならない様に加える

 

「市販の奴を4つ混ぜると近い味が出るよ」

 

 

次は隠し味…

 

「桃缶とチャツネ、ヨーグルトをミキサーにかけた奴を入れて…」

 

割合は4%位を投入

 

「次は、ガンバリ蜂のハチミツ、刷りリンゴ、スモモジャムを加える」

 

割合は2%位を投入

 

「更に…」

 

「まだ入れるのかよ!こだわり過ぎだろ!」

 

上鳴は吠える

 

「ピーナッツペーストに花子の生クリームを混ぜたのを加える」

 

割合0.6%位

 

後は、チーズを入れ、ピザ釜で蒸し焼きに…

 

~~~~~

・・・・

・・・

・・

 

[ハイラル風チーズカレー]が出来た!

 

 

「飯田…試食をどうぞ」

 

リンクはたまたま近くにいた飯田にカレーを小皿に入れる

 

「…では遠慮なく…!上手い!!これを家庭でやっているのか!」

 

飯田は驚いている

 

「なぁなぁ!俺にも一口!な!」

 

…みんな寄って来た

 

「これナビィ達用だから…余ったらいいよ」

 

リンクは上鳴と約束した

 

「…どんだけグルメな妖精なの」

 

葉隠さん…僕もそう思う

 

 

こうして、みんなそれぞれカレーを仕上げていった

 

 

?緑谷がいない…

 




ハイラル風牧場家カレー!試したい人は?


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林間合宿3Day05

あの後、匂いに釣られ、プッシーキャッツのみんなも来て、リンクのカレーを食べ、虎さんとラグドールは喜んでいたが…なぜか絶望的な顔をしたピクシーボブとマンダレイ…

 

 

「…店より美味しいカレーって…どうやって胃袋掴めってのよ!!」ガツガツ!

 

 

 

 

…後で教えてあげよっか?ピクシーボブさん…合コンで役立つかは、知らないが…

 

 

 

 

 

 

 

夕食後

 

みんなは広場に集まっている。

 

マンダレイの話によると…

 

「今夜は、みんなで、A組 VS B組の肝試し大会を開催します!!」

 

そのままラグドールが続く

 

「相手に直接攻撃しなければ何でもOK!個性を使って、個人の創意工夫を凝らして驚かせちゃおう!」

 

虎さんがポージングをしながら

 

「多くの人を失禁させた組が勝利となる!!」

 

いや、汚いだろーが

 

…やっぱり批判が多いな

 

「みんな!くじ引きでペアを組んでね♪」

 

ラグドールがくじ引きを持ってまわっている…誰とかな?

 

・・・・葉隠さんとか…逆に怖くないか?

 

「牧場君!ヨロシクね♪」

 

「あぁ…今透明人間と肝試しってシュールだなって思ったけどヨロシクね」

 

「…さりげなく貶してない?…あれ?いつも首に掛けてるオカリナは?」

 

「すまん、不快だったら謝る、オカリナは…ゾク!」

 

今…寒気が…

 

「どうしたの?怯えて…」

 

…ダメだ、振り返ってはいけない、今までそうだったじゃないか!

 

「…いや、何ですかない、それよかアレだな…仕掛ける方が楽しみだ」

 

「だよね!私本領発揮だよ♪」

 

うん!多分最強だね…ネタバレしなければ

 

 

 

「ケミィも頑張るです♪(黒笑)」

 

「シィも衣装頑張るであります!(黒笑)」

 

「私ハ、BGMネ(黒笑)」

 

 

ナビィ達は、ガチになっている

 

「…なら、折り返しの札を置くところに、ケミィ達のギブドとスタルフォス等を沢山使ったイカーナ古城遺跡の再現(レベル鬼)で闇夜の本気を…ムグ!」

 

何かに捕まれたリンク

 

 

 

「牧場を止めろ!!遭難者が出るぞ!」

 

尾白!貴様、裏切りか!

 

「ダークシャドウ!」

 

「アイヨ!」

 

ダークシャドウに捕まったリンク

 

 

「常闇!放せー!!まだ何もしてないぞ!」ジタバタ

 

 

 

「…牧場が本気でコースを作ると遭難者が出そうだからな」

 

 

「失礼な!ちゃんとヒントも置いてある!」

 

…反論するリンク

 

尾白が質問してきた

 

「…クリア出来るまで何分かかるんだ?」

 

…前に初めて入った時は、確か…

 

「4時間位?ヒント有りで」

 

「アウトだ!そんなんしたらB組が戻って来るの明日になっちまうだろーが!!」

 

…ダメか…仕方がない、普通に驚かそう

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

肝試し中間地点

 

まずA組が驚かされるので、葉隠さんと一緒にいる

 

 

「………」

 

「………」

 

…話題がない

 

すると地面から[スタルベビー]?の顔が…

 

「きゃーーーーー!!!」

 

驚いている葉隠さん

 

「………ここにも出るんだ、スタルベビー…新種?」

 

ハイラルのイカーナ渓谷やハイラル平原で夜になると出てくる奴…リンクにとっては日常風景なのでしゃがんで観察している

 

「…スタルベビーってなんだよ、B組の骨抜だからな」

 

「そうなんだ、よろしく」

 

普通に挨拶するリンク

 

「…お前…天然か?」

 

「…何が?」

 

リンクはキョトンとしている

 

「…もう行けよ…」

 

…何か呆れている

 

なら行くか…

 

 

その後、飛んで来る角についた人魂風の炎など、様々な驚かせ方を見て回るリンクでした。

 




ありがとうございました。


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奇襲01

森を抜ける前に、焦げ臭いのに気づくリンク

 

スンスン「…何か臭くない?」

 

葉隠さんに聞いてみた

 

「へ!私漏らしてないわよ!!」べち!

 

葉隠ビンタが炸裂

 

「あだ!…じゃなくて焦げ臭くない?」ヒリヒリ

 

葉隠さんも匂いを嗅いでみる

 

「…本当ね…」

 

 

…山火事か?

 

「ちょっと見てくる!先に戻ってて!」

 

胸に手を当てるが、オカリナがない

 

「あれ?…あ…しまったんだった」

 

リンクはシーカーストーンからオカリナを出すと演奏を始める

 

 

♪~[風のソナタ]~♪

 

 

リト族モード

 

そのまま空に高く飛んでいくリンク

 

 

「…煙があっちから上がっている…」

 

リンクは火災のあった方向に飛んでいく

 

「ヤバゲです?」

 

だな…

 

「どっかいい高さの場所…あった!」

 

近くに高台がある

 

「あそこで[嵐の歌]を使おう、範囲も見やすいし…」

 

 

進路を変更しようとすると…

 

「下から何かくるであります!!」

 

 

へ?

 

「緊急回避!」

 

 

リンクは右に旋回しながら上昇するとピエロが下にいた

 

「く!気付かれましたか!」

 

そのままピエロは落ちて行く

 

 

「襲撃!?敵連合か?」

 

どちらにしても飛ぶ個性では無さそうだ

 

「一気に行くよ!」

 

リト族の風の力でリンクは加速し、その場を後にしていく

 

 

「あの高台で早く嵐の歌をして、火災を抑えないと…!緑谷に洸汰…だっけあと誰だ?あの筋肉マン…敵か?」

 

緑谷の様子を上空から見ていると、緑谷が筋肉マンを殴り飛ばした

 

「…敵確定……まだ動いてるな」

 

 

リンクは加速し、筋肉マンの直上に向かって行く

 

「リト族モード解除!…」

 

空中で人になるリンク

 

♪~[炎のボレロ]~♪

 

ゴロンモード

 

自由落下で筋肉マンの所に落ちて行くリンク

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

高台

 

筋肉マンがまた緑谷を襲おうとしている

 

「…かなかいいパワーしてんじゃ!ガ!」グシャ!

 

「ゴローンメテオ!」ズシーン!!

 

筋肉マンの頭上に落ちるゴロンリンク

 

 

「!牧場君!!どうして!?」

 

緑谷は驚いている

 

 

「さっき山火事の匂いがしたから空から見てたんだ…ピエロに襲われて逃げた所に、戦闘中ってわけだ…敵なのか?」

 

ゴロンモード解除

 

「どちらにしても良かった!洸汰くんを施設に運んで!!」

 

「…いや無理だ」

 

リンクは断った

 

「どうして!」

 

緑谷は訴えている

 

「…まだ倒しきれてなかったみたいだ…もっと高度を上げれば良かった」

 

 

リンクの視線の方向を見るとまだ動いている

 

「…また増えたか…リストの捕獲対象じゃねーか…捕獲は苦手なんだよ…ぶっ殺した方が楽なのによ!!」

 

リンクに殴りかかる筋肉マン

 

「守りの力!」パキーン!

 

リンクの守りの壁に触れた筋肉マンが反射したパワーに驚いている…

 

「は!ぶっ殺しがいがあっていいな!!リストになきゃ、楽しめるのにな…オイ!」

 

…緑谷はボロボロ、子供もいる…どうやる

 




ありがとうございました。


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奇襲02

高台

 

筋肉マンとの対決中

 

「…緑谷…コイツ食っとけ」シュイン

 

シーカーストーンからシュークリームを出し、渡すリンク

 

「…ありがとう」パクパク

 

洸汰がツッコミをいれる

 

「こんな時にシュークリームなんて何考えてるの!?」

 

 

ま、普通はそうだわな

 

「ん!…………よし!」パキパキ

 

骨の嫌な音の後に8割程治った緑谷

 

 

「ウソ!」

 

 

洸汰は驚いている

 

 

筋肉マンが口をひらいた

 

「…なるほど、本当に回復系の個性みたいだ…確かに欲しい」

 

 

…めっちゃ余裕やんコイツ

 

「緑谷…どうする?」

 

「洸汰君を連れて施設に逃げる、僕が相手になるから」

 

 

なるほど…リト族モードで空へ逃げて最速で施設へってか

 

 

「…やだ」

 

拒否します

 

「どうして!腕なら治ったらじゃんか!」

 

「個性使う度にバキバキになる奴、置いていけるか!それに、他にも敵がいるなら、グループ行動は授業でやっただろうが!」

 

「そうだけど…」

 

 

「話し合いは済んだか…オラ!」ブン!

 

襲い掛かる筋肉マン、

 

「ケミィ!ガンドレット!アイアンブーツ!」

 

「あいです!」

 

青い光が手と足を被う

 

「…今のを耐えるか…」ミチミチ

 

筋肉マンの拳を抑えるリンク

 

「…うお…りゃ!!」ブン!

 

拳を左にひねり、投げ飛ばすリンク

 

「緑谷!」

 

「100%…デトロイトスマッシュ!!……ぐ!」ガス!

 

緑谷の拳がひっくり返した相手の水落にストレートで入る!…またヤったか

 

 

相手を吹き飛ばしたが、また腕を壊す緑谷

 

 

「緑谷!これ!」牛乳の入った瓶を投げ渡す

 

 

バシ「ありがとう…」ゴクゴク

 

 

「…ドリンクタイムとはいい度胸だな!!」

 

まだくるか!

 

 

「…緑谷、アイツの顔の傷は?」

 

弱点になるか?

 

「昔、洸汰君の親…ウォーターホースが着けた傷らしい、もう亡くなってるけど!」タン!

 

高くジャンプして筋肉マンの突進をかわす

 

 

「お喋りとは随分余裕があるな!!」

 

…なんとかなるかな?

 

 

「緑谷!」

 

オカリナを手に持つリンク

 

「何!?」

 

「ゴメン!少し囮になって!助っ人呼ぶ!」

 

ダッシュで洸汰の所に向かうリンク

 

「ちょ!牧場君!」

 

 

「逃がすか!!」

 

向かって来る筋肉マン

 

「この!」緑谷の拳が唸る

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

洸汰サイド

 

「洸汰くん!…ちょっとお手伝いお願い、アイツを倒すきっかけになって欲しいんだ」

 

完全に泣いている洸汰

 

「ヒッグ…なに?…僕に…出来る事なんて…」

 

「…なに、ちょっと呼んで欲しいだけさ」

 

「…誰を?」

 

こっちを見ている洸汰

 

「君のお父さんとお母さんさ」

 

「死んだ人なんて…呼べるわけないじゃん!!」

 

 

 

 

 

リンクはオカリナを見せる

 

 

 

 

 

 

 

「…前に言ったよね、僕は勇者になって、全ての種族の思いを背負うって…」

 

 

リンクはオカリナを構える

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

♪~[魂のレクイエム]~♪

 




ありがとうございました。


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奇襲03

♪~[魂のレクイエム]~♪

 

リンクが奏でると、周囲の空気が少し温度を下げ、リンクの前に、三角を3つ重ねた用な模様が浮かぶ、そこから十段程の階段が伸び銀色に輝く扉が現れる

 

「…洸汰君、階段の前に行って、呼びたい人を思い浮かべながら思いっきり呼ぶんだ」

 

洸汰は突然の出来事に怯えながらも、ゆっくり階段の前に進む

 

「……本当に?」

 

洸汰はこっちを見てる

 

「あぁ…出ないと僕と緑谷は、そのままアウトだが」

 

話していると緑谷の悲痛な叫びが聞こえて来る

 

「がぁぁぁぁぁ!」

 

その声が聞こえ洸汰を固まる

 

「あの兄ちゃん…」

 

…限界が近いか

 

「オラ!!何してやがる!」ブン!

 

筋肉マンの投げた岩が洸汰に向かって行く

 

「ヤバい!」ガシ!

 

リンクはガンドレットのおかげで岩はキャッチ出来たが、アイアンブーツを履いてなかったので、踏ん張りが効かず、押されてしまう

 

「金髪の兄ちゃん!!」

 

「ぐ!…らぁぁぁぁ!!」

 

そのまま転がり、巴投げの様に岩を崖に蹴り飛ばす

 

「ハァハァ…洸汰!早く!」

 

洸汰はリンク、緑谷、筋肉マンを見て扉に向かう

 

 

 

 

 

「…助けて!お父さん!お母さん!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

扉の隙間から光が漏れ、扉が開かれる

 

 

すると大量の水が扉から流れ出て、その水は蛇の様に筋肉マンに向かって行く

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

高台

 

 

 

「ハハハ!早く潰れちまいな!!」

 

「ぐあぁぁぁぁぁ!!」

 

 

筋肉マンに押し潰されそうになっている緑谷

 

 

そこに大量の水が筋肉マンに向かう

 

「がば!…(息が…)」

 

《…マスキュラー!、今度こそ倒させて貰うぞ》

 

 

「ブハ!…な、なんで、お前は殺したはず!!」

 

 

マスキュラーは、驚いている

 

 

《息子によくも!》

 

 

高圧の水によるポンプの用な攻撃

 

 

「がぼぼ……だぁ!鬱陶し!!」

 

 

…注意が緑谷から逸れた

 

リンクは緑谷に走りよる

 

 

 

「緑谷!生きてるか!?」

 

 

「…なんとか…」

 

…ヤバい両腕イカれてやがる

 

リンクはシーカーストーンの中から一番回復効果の高い[ハートのミルクスープ]を取り出す…飲み過ぎなければ耳郎さんみたいに、回復過剰酔いは出ないし、冷めたいからフルーツ牛乳っぽくなっている、ストローで飲み安いようにして…

 

「これ、飲んで…ゆっくりでいいから」

 

 

「……」ゴクゴク

 

 

すると緑谷の体が淡くピンクに輝き、負傷箇所を修復してくれる

 

「……もう大丈夫!…ってウォーターホース!!?なんで!?」

 

 

「良く見ろ、青く透けてるだろうが」

 

「…本当だ!じゃあ…あれ…」ガタガタ

 

緑谷は震えている

 

「あぁ…あの世から連れてきた!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウォーターホースとマスキュラーの攻防は続いている

 

 

「鬱陶しい!また遠くから水掛けしやがって!!」

 

 

ウォーターホースの男性は適切な距離を取りながら、水で追い詰めていく

 

《前の時には、水圧をパワーで乗り越えやがったからな!同じ手は食わせない!》

 

 

「お父さん!」

 

《あなた!そのまま行くわよ!》

 

《おう!やるぞ!》

 

 

ウォーターホースの女性の方が水を操作し、竜の形に仕上げて行き、男性の方が水圧をかけ、より高密度な水に仕上げていく

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

青龍の形とられた水は、マスキュラーの体に巻き付き、頭を噛り、義眼を砕くが…

 

「があ!!!またあの時の様に砕いてやら!…うらぁぁぁぁぁぁ!!」グググ

 

拘束を解こうとするマスキュラー

 

 

…やっぱり止めは無理か

 

 

 

「緑谷!動ける!?」

 

リンクは緑谷が動けるか確認をとる

 

「もう大丈夫!」

 

緑谷は、手をグーパーしながら調子を確認している

 

リンクはマスキュラーを見る

 

 

 

「今から15秒後全力でアイツを殴って!アイツをぶっ飛ばす!」ダッシュ

 

 

「わかった!」

 

緑谷は集中力をあげていく

 

 

 

 

 

ビタロック…ON!

 

マスキュラーの体に鎖が飛ぶ

 

 

《…!なんだ!?急に動かなくなった》

 

マスキュラーが動かなくなった事に驚いている

 

「洸汰君のパパさん!どんどん攻撃して!」

 

リンクはマスキュラーに近づき…

 

「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!」ガンガンガン!!

 

ガンドレットで思いっきり連続で殴っている

 

残り9秒

 

「もっと!もっと!ダメージを!」ガンガンガン!

 

残り5秒

 

「緑谷!!!!行け!!!」

 

リンクは横によける

 

残り2秒…

 

「ワンフォーオール!!1,000,000%!!スマーーーーシュ!」ガギャン!!!

 

残り1秒…

 

 

リンクは叫ぶ

 

「緑谷!パパさん!離れて!!」

 

 

ロック…解除!

 

ロックが解除されたマスキュラーは、ウォーターホースの水圧攻撃+ゴロン族パワーの拳ラッシュ+緑谷パワーが蓄積した衝撃を一瞬に圧縮して食らう

 

 

 

「ぬ…ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!がは!!」グベキャ!

 

 

そのまま岩壁に吹き飛ばされてめり込んで行くマスキュラー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして動かなくなったのを確認すると皆声をあげる

 

「「《おおおおおお!!!!しゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!》」」

 

 

 

 

「お母さん…」ポロポロ

 

洸汰はお母さんの所にいる

 

《しっかり見てなさい…あれが命を賭けて、洸汰を救ったヒーローの姿よ…私とお父さんは死んでるけどね…でも…また会えるなんて…》

 

 

…涙を流す、洸汰の母さん…

 

 

 




ありがとうございました。

ウォーターホースの個性は、マスキュラーの傷とシュノーケリングスタイルの二人の映像から超人系(セルキーのゴマフアザラシ等)ではなく、液体操作系と思い、このような個性にしてしまいました。

父ー水圧放水

母ー流水操作



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奇襲04

高台

 

マスキュラー討伐後…

 

緑谷はティラミス大福で、回復しているが…

 

「もう…お腹いっぱい…牛乳でたぷたぷだし…ウップ」

 

…苦しそうだ、確かに食べ物だしな…ハイラル料理に満腹という弱点が有った

 

 

 

 

 

ウォーターホースは、扉に帰ろうとしている

 

「…やっぱり、行っちゃうの?」

 

 

洸汰は寂しそうだ…でも、扉を閉めたらもう二度と戻れない、戻れなくなったら最後、ウォーターホースは[ポウ]になって、噂を聞いたハイラルのお化け研究をしている研究者が捕まえに来る…捕まったら最後だ…

 

《…すまない、親としての責任を果たせなくて…》

 

 

ウォーターホースの男性の方が片膝をつき、洸汰と話している

 

《でも、ちゃんと成長をみているからな、崖の裏、個性の練習してるのも見てるぞ》

 

女性の方も話出した

 

《あんまり、他の人心配させてはダメよ…後、これ》

 

女性の方が、洸汰の腕に貝殻のブレスレットを着ける

 

「…これ…お母さんの…」

 

《昔、お父さんとチーム組んだときに、貰ったお守り…今度は、洸汰が着けてなさい》

 

洸汰は、ブレスレットを見ている

 

…扉が限界だ

 

《あなたにも、これ…息子に会わせてくれたせめてものお礼よ…扉の向こうで、ルトってお魚みたいな人…姫様から昔貰ったの…あなたなら上手く使えるのじゃないかしら》

 

リンクは[魔法具・水龍の鱗]を貰った!

 

 

 

《じゃあ…行くわね…》

 

「お父さん!お母さん!!」

 

そうして扉に吸い込まれるように入っていき、扉は消えていった

 

 

 

 

 

 

「…立派なヒーローだったね。」

 

リンクは呟いた

 

「…やっぱり、ヒーローって勝手だよ…」グズ

 

洸汰は、泣くのを我慢している

 

…洸汰くんは強いな

 

 

「…よし!緑谷と洸汰は施設へ戻ってくれ」

 

すると洸汰が聞いてきた

 

「金髪の兄ちゃんは?」

 

リンクは火災の方を向く

 

「これからあの火災を、食い止める…5分後位に嵐になるから、緑谷に連れてってもらえ」

 

 

「ボク!?しかも5分って」

 

「緑谷の足なら5分で施設へ行けるだろ、リト族は敵に目立つし、さっきのピエロがまた現れるとも限らん…狙われてるなら、逆にこっちに引き寄せるのもありだ。逃げる手段なら、マスターバイクとかいっぱいあるしな!」

 

 

「…わかった。気をつけて!行くよ、洸汰くん!」

 

洸汰は緑谷の背中に乗る

 

「うん…気をつけて」

 

 

…走って行ったな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…無理シチャッテ…」

 

 

リンクはその場に寝転がる

 

「…魂のレクイエム…こんなに体力奪うなんて…」

 

リンクは脂汗をかいている

 

 

「大丈夫でありますか?」

 

シィは心配している

 

 

「…シーカーストーンに何があったかな」

 

作り置きを確認するリンク

 

「+ウルトラです!」

 

…だな…あと少しだ!

 

 

リンクは魔法具おかげで、陸上でも、艤装で移動出来る様になった

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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奇襲05

高台

 

リンクは、スタミナ系の料理を食べた後で、山火事になっている方を見る

 

 

「…さっきのせいで、大分広がってる」

 

 

「モウ大丈夫ナノ?」

 

 

「あぁ…なんとか立てる…スタミナ系は効果が出るの遅いからな…制限解除で行くよ!」

 

 

♪~[嵐の歌・fullBURST]~♪

 

 

メロディが流れるとリンクを中心に風が回り始め、空の雲が集中していく

 

 

「(…この規模だと、スコール程度ではダメだ…変なガスも出てるみたいだし…台風レベルにしないと…)」

 

 

そして、雨が振り出し…風も出てくる

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

荼毘&トゥワイスサイド

 

 

トゥワイスの分身で森に火を放ち、合宿所を襲っている頃

 

 

メロディが響きわたる

 

「…なんの音だ?、笛?」

 

茶毘は、警戒を高める

 

「リストの奴にオカリナを使う奴いたぜ!「いたっけ?」」

 

トゥワイスは、変なポーズを決めている

 

茶毘は考える

「(…情報に無いメロディだ…何を仕掛けて来る…)オイ…分身をもう1つ作れ…音の元に行かせる」

 

 

「そんなに作って意味無いだろ「いいぜ!」」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

広場

 

緑谷サイド

 

「マンダレイ!みんなに情報を流して!」

 

走ってきた緑谷、

 

「ちょっと!施設へ戻りなさい!」

 

「敵の目的がわかったんです!狙いはかっちゃんと牧場君です!」

 

「!なんですって!?牧場君はどこにいるの?あの子、私のテレパス聞こえないじゃない!」

 

「牧場君は、山火事を抑えるって高台に残りました!この後、嵐になるから注意しろとも言われてます!まだ用事があるので!」ダッシュ

 

「ちょっと!待ちなさい!…もう!『各員に連絡!敵の目的はかっちゃんって人と牧場君!牧場君はテレパスが聞こえないので近くの人が教えて上げて、かっちゃんと言われる人は1人で行動をしないように』」

 

 

森を走る緑谷

 

「(平気なふりしてたけど…足が震えてた!きっともう動けるかどうかギリギリなんだ!だから残るって…体力がどこまで回復出来るか分からないけど、かっちゃんの事もある!いそがないと!)…メロディ!?牧場君!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

高台

 

リンクは雨のなか、嵐の歌を奏でる

 

嵐の歌は、自分を中心に、台風の様に雨と風が広がっていく

 

「(もう少しで火災エリアをカバー出来るか…)」

 

「…!誰か来てるであります!」

 

「(さっきのピエロか!?…ヤバい、今は止められない!今だとただの7割程度の範囲にしかならない!急いでくれ!)」

 

 

現れたのは、フランケンシュタインみたいな人だった

 

「…リストの奴だ…雨を降らせるなんて聞いてないぞ」

 

 

「(…諦めるか…)こんな雨の中、良く来ましたね」

 

…まだスタミナは3割位しか回復出来ていない

 



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奇襲06

高台

 

まだ雨が降り続いている

 

「…悪いが、一緒に来てもらう…」

 

 

フランケンシュタインは、こっちに歩みよる

 

 

「学校の関係者では、ないですね!」ダッ!

 

リンクは崖から飛び降りる

 

 

「ケミィ!パラセール!」

 

「あいです!」

 

パラセールを開き森の中に行こうとするリンク

 

「させるか!」

 

茶毘は、手から炎を伸ばす

 

 

「アチチチ!アイツか!?山火事の原因!」

 

雨のおかげで燃えはしないが熱い!!

 

「急いで地上に降りるであります![水龍の鱗]が使えるかもしれないでありアツイ!!」

 

容赦の無い攻撃が続いている

 

重心移動で、左右に避けてはいるが…

 

「もお…無理…あ」ツルン

 

 

 

高台から、35m程飛んで、握力に限界が来て、下の茂み落下したリンク

 

 

「だぁぁぁぁ!ハァハァ…茂みで助かった…スタミナが…」

 

リンクは肩で息をしている

 

「急ぐです!まだ来るです!?」

 

!?まだ来る!移動早!

 

「マスターバイク!」

 

シーカーストーンからマスターバイクを出し、加速する

 

「…まだ来る?」

 

リンクは雨の中、バイクで移動している

 

「…後ろからは来ないであります」

 

シィは答えてくれた

 

「よし!ならこのまま施設へ…!なんだ!?」

 

 

突然木が飛んで来る!?

 

「な!」

 

バイクをドリフトする様に停車させる

 

「まだくるのか!…今度は何!?」

 

シィが夜間用望遠鏡を覗いている

 

 

 

「あれは…敵じゃないです!…常闇さんのダークシャドウであります!その先…緑谷さん達が逃げて、その先…轟さん等、約3名!交戦中であります!」

 

「ダークシャドウ…暴走中か!」

 

バイクの後輪を滑らせ、方向を修正し、緑谷の方に向かうリンク

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

林道

 

暴走したダークシャドウが、障子達を追っている

 

「ガアアアアア!!アバレタリナイゾ!!!!」

 

その少し前を走る緑谷と障子

 

 

「常闇君!もう少しだから!」

 

 

「…!見えて来た!」

 

 

 

出っ歯な敵の相手をする轟達

 

 

「轟君!かっちゃん!灯りを!常闇君のダークシャドウが暴走している!」

 

轟達がこっちを見る

 

「常闇!…」

 

炎を照らそうとするが、

 

「待て!…ちょっと見てぇ」

 

爆豪に止められてしまう

 

 

出っ歯は、新たな増援に興奮している

 

 

「新しい肉!きれいだ きれいだよ ダメだ仕事だ 見とれてた ああいけない・・・きれいな肉面。」

 

「肉 見せテ゛ェ!!」グシャァ

 

「ガアアアアア!三下ガ調子乗ッテンジャネェ!!!」

 

暴走したダークシャドウの、凪ぎ払いによって吹き飛ばされるムーンフィッシュそして…

 

 

 

 

「「「だあああああああ!!」」」

 

マスターバイクで近くまで来ていた所に、巻き込まれたリンク達

 

「牧場くん!?なんでここに!?」

 

 

なんとか体勢を直し、マスターバイクで着地しようとし…

 

「こんの!…」ブィンブイン

 

着地した先には…

 

「!危ない!」

 

リンクは叫んだが…

 

「肉がぁふ!」グシャァ

 

 

ムーンフィッシュを下敷きにしてしまう…

 

「…生きてる?」

 

 

一様、敵ではあるが声をかけてみたが…

 

「……………」

 

返答無し、ケミィが近づく

 

「……………呼吸ありです。」

 

どうするか考え…

 

「…見なかった事にしよう」

 

※ひき逃げは犯罪です

 

 

 

 




ありがとうございました。


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奇襲07

林道

 

 

 

 

 

 

 

緑谷達に合流することが出来た

 

 

 

「お!会えた!…えがった、えがった」

 

 

 

 

リンクは、安心している

 

 

 

 

 

「牧場君!無事だったんだね…何であんな所に?」

 

 

 

 

緑谷が話しかけてきた

 

 

 

「いや~、あの後[嵐の歌]の時に、邪魔が入ってね…中途半端になっちまった…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風速8m/s位 雨は…20mmって所か…

 

 

 

 

「なにそれ!?これで中途半端ナノ?」

 

 

 

 

結構すごいみたいだ

 

 

 

 

障子が割ってきた

 

 

 

「…話してるとこ悪い、早く施設へ戻ろう!他も心配だ」

 

 

 

そうだな

 

 

 

 

轟が爆豪に注意している

 

 

「おい、爆豪は真ん中歩け」

 

 

「ウルセー!俺に指図するな!!」

 

 

 

…あんまり言うこと聞かなかったら、ブレー面を使うか

 

 

 

 

「そういえば、障子、常闇は怪我はないか?」

 

 

 

 

リンクは確認をとる

 

 

 

 

「…複製腕だから問題ないが…」

 

 

 

 

…ホットミルク出すか…

 

 

 

 

「また襲われるかもだからこれを飲んどいて…常闇は?」

 

 

ホットミルクを障子に渡すリンク

 

 

 

 

 

「…問題ない、未熟な自分が蒔いた種だ…」

 

 

 

 

 

…大丈夫って事かな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「雨も結構だし、道幅もあるから、これ使うか…」

 

 

 

 

 

リンクはシーカーストーンを操作し始めた

 

 

 

すると轟が覗き込んでくる…

 

 

 

「雨の次は何をする気だ…」

 

 

 

「ん?…みんなが乗れる奴っと…準備OK!」

 

 

 

シーカーストーンを操作すると、青い光と共に、地面に白線は引かれた

 

 

 

 

 

「白線まで下がってね~」

 

 

 

すると汽笛の音が聞こえて来る

 

 

 

「ねぇ…」

 

 

 

緑谷が肩を叩いて来た

 

 

 

「何?」

 

 

 

リンクは音の方向を見てる

 

 

 

「みんなが乗れるのって…」

 

 

 

汽笛と共にゲートが後ろに作られ扉が開くと木目調のファンタジーな機関車が出て来た

 

 

 

「そ!機関車!SLだよ」

 

そしてSLには、砲台、客車、貨物車が1両づつ連結しており、リンクの横に止まると、客車の扉が開く

 

「皆は客車に乗って…ボクはこっちだから」

 

リンクは機関車の操縦のため、機関操作室に乗る

 

 

みんな目を大きく開いたまま固まっている

 

 

「…どうしたの?早く乗りなよ」

 

 

 

機関車から顔を出すリンク

 

障子は緑谷の肩に手を乗せて言う

 

「…諦めよう、牧場のこれは今に始まった事じゃない」

 

…何か失礼だぞ

 

「みんな乗った!?」

 

確認するリンク

 

緑谷が客車の中を確認している

 

「…あれ?かっちゃんは?」

 

また爆豪か…

 

 

 

すると客車の上にピエロがいる

 

「お探しの人は、預からせていただきました。ずいぶん便利なタブレットですね~私も欲しい位ですよ」

 

な!まさか…

 

「かっちゃん!!」

 

緑谷が客車の上に飛び乗り、ピエロを捕まえようとする

 

「ではまた諸君…ご機嫌よう!ハハハ!」

 

ピエロは高く飛んで行ってしまった

 

「すぐ追い掛けないと!」ダッシュ

 

「待て!…行っちゃった」

 

 

 

 

「おい!俺達も緑谷に…」

 

轟も行こうとするが…

 

「これで追い掛けられるから大丈夫!」

 

最終確認

 

「…ケミィ、システムはOK?」

 

ボイラーの前で、炎を確認するケミィ

 

「太古の炎はOKです!圧力MAXです!」

 

計器類を確認するシィ

 

「SPL(スペースポジショニングレール)OKであります!」

 

 

※日本語だと空中元素固定レール

 

 

 

送声菅に向かってアナウンスするリンク

 

「まもなく、特急、爆豪行きが発車します!急発進にご注意下さい!!シートベルトはないから捕まれ!」

 

 

 

スロットルを全開にし、ピストンに太古のエネルギーを送るリンク

 

すると、機関車は車輪から火花を散らして一気に加速し、時速45kに2秒で到達、そのままSLは角度を上げて…

 

空を飛ぶ機関車…どっかの9が3つ付く物語みたいに飛んで行く

 

「…飛ぶんだな…SLって…」

 

轟が冷静に窓から顔を出して見ている

 

 

 

 

高度20m程で機関車を水平にし、ピエロの方角に進路を変えていく

 

 

 

 

「ピエロ発見!右舷前方20mであります!」

 

シィが見付けてくれた!

 

下に緑谷も走ってる、汽笛で合図する

 

POPooooo!

 

「緑谷!!」

 

リンクの呼び声が聞こえたのか、緑谷はこっちを見て驚いている

 

「なんでSLが空を!?」

 

リンクは無視してクローショットを構える

 

「捕まれ!!」バス!…

 

緑谷をキャッチし引っ張りあげる

 

「ウワァァァ!」

 

さぁ!追い掛けるぞ!

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。巨大大砲とどっちにするか悩んでしまった。

巨大大砲ートワプリより

SLー大地の汽笛より(海の中走れるなら、ケミィのオーバーテクノロジーで空を走ってもいいと思いました。)



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奇襲08

上空ー20m

 

ピエロをSLで追い掛けるリンク達

 

「待つんじゃー!ピエロめ!!人質おいてげーーー!!」ドン!…ドン!…

 

 

大砲をピエロに向かって撃ちながら追い掛ける

 

…なぜよけれる?

 

「…飛行系の個性じゃないと思ったのに!」ドン!

 

 

汽笛を鳴らして、ナビィのエコーロケーションで周囲の確認を行うリンク

 

POooooo!

 

「…350m先二集団!」

 

「了解!」

 

リンクはナビィと慣れた様に、連携を取って、送声管に向かって喋る

 

「機関室より客車へ!もう約300mで敵陣のど真ん中にはいる!突っ込むか、飛び降りるのか決めて!」

 

…返答を待つ

 

『…飛び降りる!出来るだけ近付いて!』

 

緑谷の声だ!

 

「了解!しっかり捕まれ!」

 

レバーを操作し、ピエロに近付いて行く…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

敵陣

 

荼毘達はMr.コンプレスの到着を待っている

 

荼毘が残ったメンバーの確認を取っている

 

 

「…マスキュラーとマスタードがヤられたか…」

 

スピナーが答える

 

 

「あぁ!思いっきりボコられてたぜ…雨と風でガスが流される上に、雨で炎も広がらない…たくついてないぜ!」

 

荼毘が答えた

 

「…雨はリストの牧場って奴の個性だ…本当、何でもありだな…そっちは?イカれ野郎」

 

 

渡我が答える

 

「へへ~//ちょびっとですが血ィいただけました!友達の~」(/▽\)♪

 

荼毘が答えた

 

「後は…コンプレスの結果次第か…汽笛?電車なんてあったか?」

 

するとコンプレスが空から落ちてきた

 

「黒霧!早くゲートを開いてください!汽車が来ます!」

 

コンプレスは慌てている

 

スピナーが疑問に思っている

 

「ん?終電でもあるのか?今日はアジトに泊まりだろ」

 

 

みんなが疑問に思う

 

「違うんです!汽車が大砲バカスカ撃ってカフ!」グシャ

 

緑谷、障子、常闇、轟がコンプレスの真上に落ちる

 

「かっちゃんを…返せ!!」

 

緑谷の声が敵陣に響く…

 

トゥワイスが叫ぶ

 

「コイツ知ってるぜ!「リストのガキだ!」」

 

マグネは戦闘体勢に入る

 

「アンタ!敵なんて連れて来てどうするのよ!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

機関車

 

 

敵陣を旋回するリンク

 

「…みんな無事降りたね」

 

少し離れたところに少し開けた所がある…

 

「あそこに停めてしまうか…」

 

リンクは機関車を着陸させ、シーカーストーンにしまう

 

 

「後は…マスターバイク…いや、自転車で行こう」

 

リンクはMTBを出す

 

「どうしてであります?」

 

シィが聞いてきた

 

「もしかしたら不意討ち出来るかも知れないしね」

 

 

リンクは自転車に乗り、[石ころのお面]を着けて緑谷達の方に急ぐ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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奇襲09

敵陣横ー茂み

 

緑谷達が攻防を繰り広げている中、リンクは、茂みに隠れている

 

 

「(どうするであります?)」ヒソヒソ

 

シィが話しかけてきた…シィも石ころのお面を着けてるので、風景と同化しているが…

 

リンクは少し考え

 

「(誘拐したピエロ…手品師みたいだからきっとネタを披露するはず)」ヒソヒソ

 

その時が…1番油断するはず!だって1番安全な時じゃないと出来ないし…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

敵陣

 

緑谷が奮闘している

 

「かっちゃんを返せ!!」

 

コンプレスに襲い掛かる

 

しかし、かわされ続けている

 

 

障子が、緑谷に声をかける

 

「緑谷!…さっきのぶつかった時、右ポケットから取った」

 

 

障子は緑谷にビー玉を2個見せる

 

「それじゃ…」

 

緑谷は少し安心するが…コンプレスは余裕だ

 

「残念…本物はこっちですよ」

 

コンプレスの口の中から2個のビー玉が…

 

「な!じゃあこれは!?」

 

コンプレスが個性を解いて見せたのはリンクの砲弾だった

 

「右ポケットに入れた物が、右ポケットの中にあるなんて思うのは普通ですからね!」

 

余裕を見せまくるコンプレス右手にビー玉を持っているが…

 

「…なあ、それ色違うくないか?」

 

スピナーが何かに気付いた

 

「そんなはずは…!ただのビー玉!?なぜ!?」

 

 

するとコンプレスの少し離れた所で声が聞こえる

 

「…やっぱり、手品みたいにやってやがった」

 

リンクは仮面を取ってビー玉を見せる

 

「「な!?」」

 

 

緑谷も驚いている

 

「牧場くん!いつの間に!?」

 

リンクは答えた

 

「この程度のトリックなんざ…小学校の時からケミィとシィのお菓子争奪戦で見馴れてるんだよ!!」

 

どや顔を見せるリンク、でも理由がカッコ良くない

 

そして敵はリンクに襲い掛かる

 

コンプレスは取り返そうとしてくる

 

 

「させません!」

 

コンプレスは腕を伸ばしてくるが…

 

「障子!」 パス

 

リンクは[パチンコ]を使って障子にビー玉を渡す

 

しかし二個撃ちしたので、1個はキャッチ出来たが、もう1個は落としてしまう

 

その1個は、荼毘と緑谷の争奪戦になったが…

 

「取れた!」

 

緑谷が取った!

 

 

「なら退散!」

 

全力で撤退じゃー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「畜生!RPGみたいに勇者なんて目指してる奴に負けてたまるか!………あ」

 

スピナーの一言

 

 

「あのぬいぐるみみたいの、可愛い~でも、あの羽の生えた奴みたいなの…虫みたいです」

 

 

「お前!それを言ったら…[禁句だって言われてね?確か]」

 

 

 

トゥワイスに止められた、渡我の一言

 

 

リンクは立ち止まる

 

 

「あ…ダメ!牧場くん!」

 

 

リンクは震え、手の甲にある個性が発生した時の三角を3つ重ねたようなマークの痣も光出す

 

 

リンクはキレた

 

プツン

 

「今…何て言った…あの[リザルフォス?]…(怒)」ユラリ

 

ナビィもキレた

 

「…ユウジャナイ…アノ金髪…(怒)」ユラリ

 

 

先程とは打って変わって、敵意でリンクの周囲の空気が揺らいでいる

 

 

 




ありがとうございました。

次回、リンク暴走…


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奇襲10

森ー敵陣

 

リンクとナビィはキレていた

 

「…誰がゲームみたいな…だって(怒)」ゴゴゴ…

 

「アノ金髪…ヒーリングオペレーションノ実験体二シテヤル(怒)」ゴゴゴ…

 

 

あまりに大きい変化の為、敵は引いている

 

緑谷はリンクの体に抱き付き、止めようとする

 

「待って!もう取り返したんだ!もう戻ろう!」

 

ワンフォーオールを展開して、全力で止めに入る

 

しかし…

 

「アイツ…リザルフォスの癖に…リザルフォスの癖に!俺の夢を馬鹿にしやがった!!」ズン…ズン…

 

「イイジャナイ…ヤッチャイマショウ(黒笑)」フワフワ

 

ケミィやシィもぬいぐるみ扱いされた事が気に入らないようだ

 

「いい機会です…戦闘用のオペレーションモードを実践伝授スルデス(黒笑)」

 

「ナビィ姉さん…ヤッチャウデアリマス(黒笑)」

 

 

 

止まらないリンク、緑谷が止めようと力を強くすればするほど、右手の発光が強くなり、パワーが上がっていくリンク

 

リンクはオカリナを構える

 

 

♪~[癒しの歌[オペレーションモード]]~♪

 

リンクは光を纏い、緑谷の拘束をすり抜け、全力でスピナーの方にダッシュする

 

「牧場くん!」

 

 

オペレーションモード中は、筋肉が切れてもすぐに回復する

 

通常では、脳が勝手に掛けてるリミッターもリンクは怒りで切られている

 

通常3割程の力で生活を送るのが普通だが…リミッターが怒りで切られているリンクは残り7割も活用し…

 

 

「ウオオオオオオオ!!」

 

通常の何倍も早く移動している

 

 

マグネがスピナーの前に出る

 

「任せなさい!」

 

マグネが個性を発動させようとするが、リンククローショットを発射させようとするが

 

「な!」

 

マグネはクローショットで、キャッチされ引き寄せられ

 

「邪魔するな!!グラサン!!」

 

クローショットの引っ張る力を利用し、全力で蹴り飛ばした

 

「ぐほぉ…」ドカカカ!

 

近くの木にぶつかり、その木を薙ぎ倒しながら吹き飛ばされて行くマグネ

 

 

 

「リーザールーフォースー!!」ゴゴゴ…

 

怒りに燃えるリンク

 

スピナーは状況の展開についていけてない

 

 

 

 

「おい!キレるとは聞いてたが、ここまでなんて聞いてな…」

 

 

 

スピナーの前にリンクが近づき…

 

「ウオオオオオオオ!!」

 

[ゴロン族のガンドレッド]で全力で殴り飛ばし

 

「が!はぁ…」

 

吹き飛ばされたスピナーは渡我の方に飛んで行く

 

 

「いや!こっちに来ないで!きゃう!」グシャァ

 

スピナーに巻き込まれる

 

 

「くそ!こんななんて…」

 

荼毘がリンクとスピナーの間に入り、炎をぶつけるが…

 

「ハアアアアア!」BON!!

 

リンクの右手に爆弾を持ち、荼毘の懐に入ってそのまま爆発

 

「くあぁ!」

 

8m程吹き飛ばされてる荼毘

 

 

「荼毘ーーー!!「特攻しやがった!」」

 

荼毘に近寄るトゥワイス

 

リンクも爆発の影響で、全身火傷に裂傷を負うが、その場で傷が治っていく

 

そしてリンクは血塗れのままスピナーに潰されてる渡我に近づいていく

 

 

獲物を狙う猛獣のような目をしたまま…

 

「あ…あぁ……やっぱり、血塗れの方が…////」

 

 

渡我の言葉に耳を傾けず、右手に光を集中させて、渡我の顔に手を突っ込む

 

「なに!??頭の中に手が入って…」

 

そして中脳腹側被蓋野に癒しの力を送り、μオピオイド受容体の強制活性化させる

 

「にゃ゛ば!ば…お゛…お゛」

 

 

ドーパミン作動性ニューロンをフルスロットルにし…

 

「ぎ゛!!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」チカチカ ガクガク

 

ラッシュ現象を起こさせる

 

 

そして渡我を気絶させ、手を抜き取り、対象のスピナーと渡我を倒したリンクは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ…はぁ…あれ?…力が…はいら…」ぱた…

 

右手の痣が発光しなくなると、今までしたことない無茶をしたのが全て体に、のし掛かって来て、そのまま倒れる

 

 

「牧場ーー!!」

 

 

障子の声が聞こえるが…どんどん意識が奪われ行く…

 

 

 

 




ありがとうございました。

マグネに使ったクローショットからの蹴り飛ばしは、スマブラをやってる人ならわかる技です。


爆弾特攻はボムチュウを見つけるまで良くUP主がやってました。



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隠れ家01

???

 

…なんだ…温かい…?

 

リンクは気付いたが、真っ暗だ…目に柔らかいのが当たっている

 

…椅子?手が動かない!?

 

「!?ンーーーーー!」

 

しかも喋れない!?

 

「やん//うごかないで下さいよ~」

 

 

リンクは手を後ろにして、椅子に拘束されている

 

その上にいるのは…

 

「ンー!ンンーー!?(金髪!何処だここ!?)」

 

渡我が何故か上にいる

 

 

「おい…そろそろ降りろ…話にならない…」

 

?…聞き覚えが…

 

「は~い、早く仲間にしてくださ~い」ヽ( ・∀・)ノ

 

 

渡我が降りると、そこはドラマのバーを思わせる場所だった

 

さっきの戦闘になった奴らが勢揃いしている

 

「…(捕まったか…なんとかなるかな?)」

 

無駄に拘束慣れをしているリンク

 

 

「…随分落ち着いてるな…余裕あるじゃねえか」

 

荼毘がいたが包帯だらけだ

 

「流石、雄英って所か…」

 

…情報が欲しい

 

「おい…口の奴外せ…このままだと話も出来ない」

 

ハンドマンがトゥワイスに指示を出す

 

「死柄木いいのか?…卵とはいえヒーローだぞ「めんどくせ」」

 

「いいから…やれ」

 

「わかったよ…「何が起こっても知らねえぞ」」

 

 

口のがとれた

 

 

「…人質?」

 

何となく思い付きで喋るリンク

 

死柄木は答える

 

「まぁ…少し違うが…」

 

顔を掻いている

 

「(違うならなに?…脳無の材料か?…いや…それなら寝てる時にサクっとやった方がいい…要求?…交渉材料が無さすぎるしメリットがわからない…)」

 

リンクはいろいろ考えている

 

渡我が入ってきた

 

「私達の仲間になって欲しいのですよ~」

 

?仲間?

 

すると死柄木が苛ついている

 

「おい!…今俺が話てんだ、入ってくんな!……今のウチラにはヒーラーがいない、だから仲間になれ…対等に扱うのは約束しよう」

 

 

「イヤイヤイヤ…襲い掛かかって来る奴に誰か仲間になるかよ…どっかの部活じゃあるまいし…それにそこでは夢は叶わない」

 

 

「夢なら勇者だろ…なれるぞ…俺達は勝つつもりだ…より強固になって…今いるヒーロー達に引導を渡して新しい世の中を作るんだ!」

 

…気持ちはわかった

 

「死柄木…だっけ?わるいが…目指すのが違う」

 

死柄木は固まっている

 

「勇者ってのは、[全ての種族の思いを背負うもの]だ、俺は小1の頃まで、無個性として育った…個性、個性ってそんなに重要なのかって…存在を否定される程なのかって…」

 

皆聞いている

 

「そうしたら、皆よりかなり遅く、個性が目覚めた…そしたら、化け物、怪奇人間、災害発生男…個性に目覚めても結局、周囲は変わらない…でも…デクの樹サマに会って、色んな事がわかった…そして勇者になれるって言われたんだ…」

 

リンクは高らかに言った

 

「俺は!勇者になって、無個性の奴、悪個性を持ってしまった奴、強力な個性を持つ奴、弱い個性を持った奴、妖精や種族…全て絆や思いで繋がり…本当の意味で平和を…楽しい世界を作るんだ!……失敗してばっかりだけどね」ニカ

 

少し笑うリンク

 

「「…………………」」

 

皆固まってしまった

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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隠れ家02

どこかのバー

 

リンクは話した後は、何か変な空気だった、しかし

 

「ねぇねぇ!このカップ麺食べていい?」

 

渡我がポテチの袋を持っている

 

それに対して死柄木は呆れていた

 

「…空気読めよ、イカれ野郎…それにそれは俺の昼飯だ」

 

 

「じゃぁ…こっちは?」

 

別のカップ麺を出す渡我

 

「それは明日の夕飯用!」

 

「なんでカップ麺ばっかなの!?」

 

「冷凍のグラタンもある!」

 

 

 

変なやり取りが続いている…

 

リンクは話を切り出す…

 

「ちょっと待て、死柄木…お前…いつも飯、カップ麺なのか?」

 

死柄木は答えた

 

「なんだよ…お前には関係ないだろ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

バーの調理場

 

~~~~~

・・・・

・・・

・・

 

[野菜たっぷりオムライスセット(サラダ・スープ付)]が出来た!

 

 

リンクのマイペースが発動中

 

 

 

「もっと野菜取れ!!だからそんなに不健康そうなんだよ!!」

 

敵連合は、皆、極楽トンボが飛んでいる

 

死柄木が吠えた

 

 

 

 

「なんだよお前!人質の癖に人の事、人の事、不健康、不健康、言いやがって…」

 

 

 

 

「かっちゃましい!…あ、黒霧さん、その野菜はそこに置いといて下さい、夕食に使うので…」

 

後ろに買い出しに行った黒霧がいる

 

 

死柄木はまた吠える

 

 

「なんでヒーロー側のお前が飯作ってるんだよ!!」

 

「かちゃましい!誰でも体作りは基本だろうが!」

 

 

渡我は普通にオムライスを食べている…

 

「卵フワトロ~うみゃ~い//」

 

他のメンバーも渡我を見て食べ始める

 

「普通にうめぇ!!「ケチャップよりデミグラスソース派だな」」

 

トゥワイスの様子から問題なさそうだ

 

しぶしぶ死柄木も食べ始めた

 

「味が薄い………」

 

「これが普通だ!舌の粘膜が科学調味料の濃い味に慣れてわからなくなってんだよ!」

 

 

「………」ポイ

 

死柄木はグリーンピースを避けている

 

 

 

そしてリンクのツッコミが入る

 

 

 

「グリーンピースを避けるな!!」

 

 

 

「なんなんだよ!お前は俺のオカンか!」

 

 

 

「なんだ!?なら将来、大ボスに為った時に『ねぇ…ウチのボス、野菜ダメなんだって…』『うわぁ…小学生かよ…』って言われてもいいのか!?」

 

 

 

「黒霧!コイツ黙らせろ!!」

 

黒霧もオムライスを食べている

 

「…いい機会です。いい加減、野菜嫌い治した方がいいのでは…玉葱も美味しいですよ」モグモグ

 

 

 

死柄木に味方はいなかった

 

 

「なんだよ!なんなんだよ!!コイツの中身、完全におばちゃんじゃねーか!!」

 

死柄木は頭を激しく掻いている

 

リンクは洗濯物を畳んでいる

 

 

「後はちゃんと風呂入れよ…匂うぞ…服」

 

「うるさい!後で覚えとけよ!」

 

 

死柄木はBARを出ていった

 

 

リンクは黒霧さんに話しかけた

 

 

 

「昔からああなんですか?…苦労してますね。」

 

「本当にそうなんですよ。…玉葱や人参も食べ無いんですよ…何かいい方法はあります?…何か匂いが駄目みたいで…」

 

 

「いいですよ♪人参や玉ねぎの臭み消しは…」

 

 

 

 

 

 

…敵連合に入らなくても、仲良くなってるリンク

 

 

 




ありがとうございました。


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隠れ家03

リンクは皿洗いをしている

 

「…………」ジィーーーーー

 

…何故か渡我に見られている

 

「…そんなに注目されても、やりづらいんだが」カチャカチャ

 

「いえ~不思議な人だと思って~」キャピキャピ

 

…なんだか楽しそうだな

 

「ま、いきなり上に乗ってたのもビックリしたけどね」キュッキュ

 

お皿を拭くリンク

 

「あの…あれ!頭に手を突っ込む奴!あれが~超ヤバくて////…起きたときは最悪だったけどぉ、………乗ってればまたなるかなって////きゃう!」

 

…変わってる子だな

 

「いや…そこにオカリナが粉々にされてるからもう出来ないぞ…それに戦闘用の間違った使い方だし」

 

リンクの指を指した方向にゴミ箱があり、誰かの個性だろうが、粉になってるオカリナがあった…流石修復は無理だろう…

 

シーカーストーンもないし…

 

「えぇ~~~!やってよ~~~」ぶら~ん

 

 

渡我が後ろから飛び乗り、首からぶら下がる様になっている

 

「ちょ!まだ皿が終わってない!落とす!」

 

「いいからやれ~~~」

 

バランスを取るリンク

 

 

 

 

様子を見ている荼毘

 

「…仲良くなりすぎじゃねえか?」

 

 

トゥワイスが答えた

 

 

「…なんかアイツ見てると敵とかヒーローとかどうでも良くみえるな…「いや!人質だろうが!」」

 

スピナーも見ている

 

「いつしっぽ出すかわからん…俺達だけでもちゃんと見張ってよう」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

黒霧さんと煮込みハンバーグを作っているとチャイムが鳴った

 

 

 

「ピザーラ神野店で~す」

 

誰だ…ピザ屋頼んだやつ

 

 

 

「…死柄木…また体に悪いのを…」

 

「黙れ!」

 

スピナーが扉に近づくと…

 

BOKAーーーN

 

壁が吹き飛び…

 

「もうお仕舞いだ!何故だって?私が来たからだ!!」

 

 

オールマイト!

 

 

「先制必縛・ウルシ鎖牢!!」

 

敵連合は一瞬で拘束されて行く…

 

 

シンリンカムイまで!

 

 

 

死柄木が叫んだ

 

「黒霧!脳無を呼べ!」

 

 

黒霧は呼ぼうとするが…

 

「…ダメです!向こうもやられてる様です!」

 

 

オールマイトが近寄ってきた

 

「もう大丈夫!怖かったね」

 

…怖い?普通にいい奴だったぞ

 

「大丈夫でしたよ…そうだ!ナビィ達は!?」

 

「ナビィ?…あ、いつも牧場少年の横を飛んでる奴か!…すまない見ていない」

 

「そうですか…」

 

落ち込むリンク

 

渡我が叫ぶ

 

「いや!こんな所で終わるなんて…」

 

…犯罪者の終わりなんて…こんなもんか…

 

シンリンカムイも声を掛けてきた

 

「この前の借りを返す事が出来たな」

 

この前?…あ…事務所の修繕か

 

「いえいえ…助けてくれてありがとうございます。」

 

 

 

 

すると、何も無い空間から黒い泥のような物が出て来て、そこから脳無が出てきた

 

 

「何で脳無が!?」

 

大量の脳無がいろんなところから出てくる

 

リンクが驚いている、そして他のメンバーも泥に飲まれていく

 

 

 

そしてリンクにも泥が襲い掛かる

 

「な!オールマイト先…」

 

リンクは手を伸ばすが届かなかった…

 

「牧場少年!!」

 

 

「申し訳ありません!先輩方!!」

 

 




ありがとうございました。


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元凶01

どっかの倉庫?

 

リンクが泥に飲まれた先には廃墟が広がっていた

 

「げほ!…ここは…」

 

リンクが見渡すと、影の一族の様な仮面をした男が空中に浮いていた

 

「はじめまして、牧場リンク君…私はオールフォーワン、この敵連合のバックアップをしているんだよ」

 

 

死柄木がオールフォーワンを見ている

 

「弔…君はまた失敗したね…」

 

「先生…」

 

…先生、コイツが…闇に引き摺りこんだ張本人

 

「大丈夫…またやり直せばいい、その為にボクがいるんだ…あ…そうそう、これは返しておこう」

 

オールフォーワンの横から泥が出て来て、シーカーストーンと…ボロボロに傷付いたナビィ達だった

 

「ナビィ!!ケミィ!!シィ!!…お前、何をした!?」

 

 

オールフォーワンに問い質す

 

「いや…そのタブレットを調べようとしたら襲ってきてね…事故だよ事故、脳無に使ったハイラル市の影の一族といい…戦う事が好きだねぇ…結局、調べても何も出て来ないし…」

 

 

コイツは、絶対許しちゃいけない…倒さなければ…

 

 

「う…リン…ク…」

 

ケミィ!

 

「大丈夫か!おい!」

 

リンクは必死に問いかける

 

「ケミィ…守った…です、思い出…壊されるの…」

 

…ばかやろう

 

「ごめんな…弱いばかりに…もっと力があれば…」

 

 

リンクから涙が流れ、ケミィ達に当たる

 

すると青く発光し、ケミィ達はシーカーストーンに吸い込まれた

 

 

 

 

「黒仮面…よくも…ナビィ達を…絶対…絶対にユルサナイ!!!」

 

 

リンクの右手の痣が強く発光、周囲に風を撒き散らす

 

「ハアアアアアアア!!」

 

リンクの周りには緑の半透明な、ユン族長、コドリ&メドリ、マコレ、ジャックランタン、ジャックフロスト、パウチ、リリーホワイト、レニー、科学妖精、艦載妖精、音楽妖精…今まで出会って絆を紡いだ数々の妖精達がリンクの周りを囲み、敵の元凶、オールフォーワンを睨んでいる

 

その風で、死柄木達が吹き飛ぶ

 

スピナーは地面にナイフを差し、耐えている

 

「な…なんて風圧…」

 

黒霧も風に煽られている

 

「これでは近付けません…」

 

 

 

ただ一人、オールフォーワンを除いて

 

「…これは…面白い![サーチ]も効かない未知なる個性!一体どんな個性なんだ!?欲しい…上手く行けば弔にも合いそうだ…」

 

 

するとシーカーストーンから青い光が空に伸びて、一本のボロボロに錆びたの剣と石で出来た様な弓が空から降りてくる

 

 

 

 

 

これは…デグの木様の所の祭壇に刺さってた剣とハイリア祭の時に使う弓…

 

 

デグナッツの姿では触る事も出来なかった奴

 

 

 

 

 

 

リンクは剣に近づくと、意識を持つかの様に剣が教えてくれる

 

 

《私は[ファイ]、歴代の勇者が振るってきた退魔剣の聖霊…デグの木様の指示に従い、牧場リンクの窮地に立ち向かう時に参上しました。マスターに登録を推奨します。》

 

ハイラル言語か

 

「《ファイ…頼む!力を貸して!》」

 

ハイラル言語で答えるリンク

 

 

《承認しました。マイマスターリンク、あなたがファイを使用する事を許可します。》

 

リンクが剣を握ると、右手の痣が反応、歴代の勇者と呼ばれてきた人達の戦いの情報が体に入ってくる

 

服も[英傑の服]に変わって、背中にベルトが巻かれた

 

 

オールフォーワンは待っているが…

 

「[硬質化]…そんなボロボロの剣で何が出来るのか…楽しみだね!」

 

オールフォーワンは拳をふるって来た

 

リンクはその動きに合わせる様に剣を振るう

 

正拳突きに対して真っ正面から斬りかかる

 

「デヤアアアア!!」

 

錆びた剣は発光し、錆びが吹き飛び、リンクと同じ痣の模様が鍔の近くに浮かぶ

 

 




ありがとうございました。…やっと剣が出せました。

影の一族はトワイライトプリンスのミドナの一族です。


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元凶02

オールフォーワンVSリンク

 

錆びた剣が美しい剣となり、オールフォーワンの拳との勝負に出る

 

「デヤアアアア!!」

 

拳に剣が当たると火花を散らした後、オールフォーワンの右手が切断される

 

「「な!!」」

 

まさかの状況に敵連合のメンバーは驚きを隠せない

 

死柄木は叫ぶ

 

「先生!!」

 

 

オールフォーワンは断面を見ている

 

「なかなかの切れ味だ…これは…個性が無力化されてる?」

 

そのまま斬りかかるリンク

 

「はあ!」

 

左切り上げで右腕を狙う

 

「く!」バサッ!

 

オールフォーワンは少し下がり服と腕を少し切った程度になった

 

そのまま大きく下がり、オールフォーワンは切り口を見ている

 

「…左手[刃物化]…[増殖]…」

 

 

オールフォーワンは斬られた右手の付け根を更に切断、その後増殖し、指を再生させる

 

 

「なるほど…切った所を弱体化…いや…個性を無効化させているのか…面白い!他にどんなことが出来るんだい!私に見せてくれないか!!」

 

コイツ!治しやがった!

 

横からスピナーとマグネが襲って来る

 

「調子乗ってんじゃね!!!」

 

「大人しくしてなさい!!」

 

 

リンクは左手をスピナー達の方向に向けると半透明のコドリ&メドリがその方向に向かって翼を羽ばたき強風を発生させ吹き飛ばす

 

「「くわああああ!!」」

 

 

その後、リンクはシーカーストーンから、いくつかの種を出し、左手で地面に手を当てる

 

すると、半透明のマコレがバイオリンを奏で、植物が急成長し、成長した枝や根をリリーホワイトが操作し、死柄木達を拘束していく

 

…桜が何故か咲いている、桜の種は無かったはずだが?

 

トゥワイスが喚いている

 

 

「なんて個性だ!本当に何でもありだな!?「動けね!!」」

 

荼毘や死柄木は燃やすやり、崩壊させているが、壊死した所の周囲が更に成長していっている

 

 

しばらくは大人しくなるだろう

 

 

そしてリンクはまた退魔剣を持ち、オールフォーワンに近づく

 

「[増殖×3][硬化×2][金属化][筋骨バネ化」…真っ直ぐなんて芸が無いね!」

 

鋭い左ストレートがリンクを襲う

 

…退魔剣が教えてくれる…ここを斬れと!

 

そのまま剣で受け流しオールフォーワンの死角に滑り込む様にステップをし、がら空きになった肩や脇腹にラッシュを決める

 

「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!」ザシュザシュザシュ!

 

「があああ!!」

 

6連斬りを決めるリンク

 

「ぐあああああ!…調子乗るなよ!クソガキが!!」

 

右手も同じ様に変化して殴りにかかるオールフォーワン

 

 

「[守りの力!]」

 

ユン族長がガードして衝撃を反転させる

 

「これを防ぐか…いいだろう!パワー勝負をしてあげる[衝撃反転][筋力増強]」

 

オールフォーワンは力を更に反転させて行く

 

ユン族長が拳を構え、リンクも鏡の様に構える

 

 

「負けるかーーーー!!!」

 

そのままユニゾンして拳を突き出しオールフォーワンを吹き飛ばす

 

 

オールフォーワンは、60m程ビルを壊しながら飛んでいく…

 

 

「ぐふ!…ますます欲しい!なんてパワーだ!あれを押しきるか!」

 

 

 

 

リンクは背中に剣を引っ掛け、石の弓を構える

 

弦が無いが、右手が反応し、半透明な科学妖精…ケミィが左腕に…

 

右手に半透明な艦載妖精…シィがいる

 

「…さっきまでボロボロだったのに…力を貸してくれるのかい?」

 

ケミィとシィは何も喋らず、親指を立て、ケミィは石の弓に触れる

 

すると弓の上下に付いてる丸い石が黄色に発光しレーザーの様な弦が張られる

 

シィは姿を変え、先端に黄色の機械が付いた矢に変わった

 

 

「…ありがとう」

 

リンクは弓を構え…オールフォーワンに合わせ…

 

「行っけーーーーーー!!!」バス!

 

放たれた矢は、艦載機に変化し機銃を放ちながら真っ直ぐ、オールフォーワンに向かって飛んでいく

 

ババババババ!

 

「[硬質化]!…」カンカンカンカン!

 

そしてオールフォーワンに向かって、胴体の下にある黄色の機械を解き放つ

 

ガチャコンー-

 

そのままオールフォーワンにぶつかり爆発

 

周囲のを撒き散らしながら青色の火柱が上がる

 

火柱の高さは…近くを飛んでるヘリコプターの近くまで上がった

 

 

この火力じゃまだかもしれない…

 

 

そう思ったら半透明のナビィがオカリナになってリンクの手元に下りる

 

 

 

「…ナビィもありがとう」

 

 

 

ナビィの青色のオカリナでメロディーを奏でる

 

♪~[癒しの歌]~♪

 

 

オペレーションモード

 

煙の中をダッシュしてオールフォーワンに近づき…

 

「が…が…く…」

 

衝撃と熱で全身火傷をしているオールフォーワンの胸に向かって腕を突っ込み

 

手の周囲にある臓器の細胞を異常増殖させて機能を低下させる

 

肺、食道、心臓、大動脈、肋骨等、触れてる部分の細胞を異常増殖!

 

「は!…げぇ…」

 

オールフォーワンは嘔吐し疼くまっている

 

しかし左手で腕を捕まれるリンク

 

「ハァハァ……この時を待っていた!頂くぞ!その個性!」

 

オールフォーワンは右手をリンクの頭に伸ばそうとする

 

 

すると間に入ったのは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「パウチ!?なんで!??」

 

 

 

 

リンクは驚くが、リンクに触れる前にパウチがオールフォーワンに入り、オールフォーワンは、そのままリンクの頭に触れる

 

 

「………なぜ!!発動しない!!」

 

リンクは少しバックする

 

 

するとオールフォーワンの肉体が変化…胸の当たりも強調されていく

 

「な…個性が…制御…出来ない!」

 

リンクの切った傷口からナビィにそっくりな妖精が次々に出てくる

 

 

 

「ぐあああああ!個性が…長年、私の集めた個性が!!」

 

 

 

 

…個性を奪う個性が…逆転して、個性を返す個性になったのか?

 

空に舞う妖精達は高く登って行き、それぞれの方向に飛んでいく…なんか近くにも降りた…瓦礫の影で見えない…

 

 

「クソガキがあああああああ!!!!!」

 

 

 

 

オールフォーワンは何かの個性を発動させたのか、パウチが出てきた

 

 

「もう終わりだ!元凶!」

 

 

 

 

リンクは退魔剣を空に向ける

 

すると剣はどんどん発光していき、長さが1.5倍程になる

 

 

そのまま突きの構えをし、リンクはオールフォーワンに突っ込んで行った

 

 




ありがとうございました。詰め込んでます…


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元凶03

皆様のおかげでUA15万アクセス越えました!

当初、こんなに見てくれる人がいるとは思っていませんでした。

ありがとうございます‼️


オールフォーワンに、強化した退魔剣で突っ込んでいくリンク

 

オールフォーワンは片ヒザを着いている

 

「デヤアアアアアーー!!!」

 

退魔剣を振り切ろうとするが

 

 

 

「待ってくれ!!」

 

 

 

死柄木!!??

 

間に血と木屑だらけの死柄木が入ってきた

 

拘束もう解けたの!?

 

「うお!!っととと!」

 

 

オールフォーワンに[トライフォースラッシュ]を決めようとする、真ん前に入って来やがった!!

 

勢いが止まらない!!

 

 

「牧場少年!!」ズシャ!

 

右手を捕まれ、止まれた…

 

掴んだ方を見ると…

 

 

 

「オールマイト…先生…」

 

 

 

オールマイト先生がいた

 

どっから飛んで来たようだ

 

リンクの右手の光が徐々に無くなっていく

 

それに合わせて半透明な妖精達も消えていく…

 

 

 

「…オールフォーワン相手に良くここまで…少年…後はプロの仕事だ…下がってなさい…」

 

リンク対魔剣を背中に引っ掛ける

 

「…わかりました。念のため、これを…」

 

リンクはシーカーストーンからポーチ袋を出す

 

「これは?」

 

オールマイトが聞いてきた

 

「ケミィのポーチです。中に牛乳が2本とシュークリーム1個が入ってます。この袋の中ならどんな衝撃が合っても潰れませんので…」

 

リンクはオールマイトの腰ベルトに付けてあげる

 

リンクは死柄木に声をかけた

 

「…死柄木」

 

「…なんだよ」

 

「お前、人の為に命張って、仲間を集めて、まとめようとして…まだこっちに戻れるんじゃねぇか」

 

「………」

 

「自分の人生だ、…もし罪償って、また会ったら…友達だ!またオムライス作ってやるよ…お前らもだぞ!!」

 

敵連合のメンバーに向かって言う

 

リンクは笑っている

 

 

「「「………」」」

 

 

リンクは歩いて、廃墟を去ろうとする

 

 

「あ………オールマイト先生!」

 

 

「なんだね!?早く行きなさい!」

 

オールフォーワンを見ているオールマイト

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…どっちに行ったらいいんですか!?」

 

 

「「「オイ!!!!」」」

 

敵連合メンバー…というか全員からツッコミが入る

 

 

 

オールマイトも苦笑いだ

 

「…あっちに行きなさい!」

 

指をさしてくれた

 

 

「わかりました。」

 

 

指を指した方向に歩いていくリンク

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

オールフォーワンは死柄木に話した

 

「…止めなくて…いいのかい…弔…随分仲がよかったようだが…」

 

死柄木

 

「…あんなオバサンみたいな奴、いつでも捕まえて、仲間に出来る…今は全滅を避けるのが優先…」

 

オールマイト見据える死柄木

 

「…そう判断したか…上出来だ…なら逃げなさい…オールマイトならボクが止める…その為に出てきた」

 

 

 

 

 

「出来るのかな?私相手に…高校生相手にそんなじゃ…隠居したらどうだい?…監獄と言う病室で…」ゴゴゴ…

 

オールマイトは凄みを増している

 

「弱った君には調度いいハンデだろう…オールマイト、まだ手はある、伝説の厄災…[ガノンの遺産]が…」ゴゴゴ…

 

空中を飛ぶオールフォーワン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

廃墟の横の通路

 

 

リンクは歩くのが辛くなって壁に寄りかかっている

 

 

 

 

 

「はぁ…はぁ…はぁ…」

 

 

 

 

初めての個性の使い方をしたリンク、体の負担がかなり大きかったようだ

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ば…」

 

ヤバい…幻聴も聞こえて来た

 

「…ばくん…」

 

「リン…」

 

 

…緑…谷?…耳郎…さ…ん…の…こえ…も

 

 

……………も……だ……め………

 

 

リンクはそのまま気絶した。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

病院

 

 

リンクは目を覚ますと病院にいた

 

「……ベット?」

 

リンクは上半身を起こし、キョロキョロしている

 

外を見ると昼間だ

 

 

「お腹すいた…」

 

机の上を見るとシーカーストーンが置いてあった

 

「…ナビィ…ケミィ…シィ…」

 

リンクはうつむいている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

?……布団がモゾモゾ動いて?

 

 

 

「呼んだです?」

 

「起きたであります!ナースコールするであります!」

 

「イツマデ寝テルノヨ!モウ3日モタツジャナイ!」

 

布団の中からナビィ達が出てきた

 

「お前ら!大丈夫なの!?」

 

 

 

 

 

 

ケミィが答えた

 

 

「自分達も寝てたです…」

 

シィも答える

 

「ずっと夢を見てたであります!」

 

ナビィも答える

 

「一緒ニ黒イ仮面ノ男ト戦ッテタ夢…皆一緒ノ夢ヲ見テタミタイヨ…」

 

…そっか

 

「よかった…無事で本当に…」

 

リンクは泣きながら笑っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ケミィが何か出してきた

 

「レニーからお手紙です」

 

手紙?

 

「なになに?…ハイラル言語か…」

 

《主のリンク殿へ、今回の使用した妖精力の消費は危険の為、以下の食材を発動後15分以内に食べ無い場合、気絶しちゃうので、しばらく起きれません!食べきれない場合、その分だけ動けない時間が短縮します》

 

 

…お相撲さんのちゃんこ鍋並の食材の量が書かれている!

 

「これを……15分だと!?しかも妖精力ってなに!?」

 

 

「「「さあ?」」であります?」

 

首を傾げるケミィとシィ…ナビィは緑に点滅している

 

「ナビィ達でわからなかったら、どうしろっていうんだよ!!」

 

体調管理は嬉しいが…ムリゲーだろ!この量…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リンクは[マスターソード]、[古代兵装の弓矢]を手に入れた!

 

 

 

 

 

 

 

新しいメロディー

 

♪~[妖精の大号令]~♪を覚えた!

 

絆を紡いだ妖精の力を一気に全部出す事が出来るようになった!

 

代償ー3日間の睡眠orハイラル食材の料理(24000kcal分)

※現時点

 

 

 

 

必殺技を手に入れた![トライフォースラッシュ]、[スカイフォード(ソードビーム)]、[過剰増殖(オーバーヒーリング)]を覚えた!

 

 




ありがとうございました。

トライフォースラッシュは、時のオカリナでガノンにトドメを刺した技です。

スマブラの最後の切り札を見るといいかもです。


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病室01

病室

 

ナースコール後、医師から簡単な診断を受けている

 

「…特に脳のダメージもなさそうだし…明日CT撮って、何もなければ明後日には退院だね…」

 

何も無いに越した事はない

 

「そうですか…ありがとうございました。」

 

「じゃ…お大事に」

 

医師は出ていった

 

 

 

 

 

 

 

…また暇な時間だな…

 

「…コインテレビじゃなかったらな…」

 

お金を入れて見るタイプのテレビだ…

 

病院でインターネットは、専用ブースに行ってお金がかかる…

 

「ひーまーだー…」

 

リンクはグダッっていた

 

「マァ…イイジャナイ」

 

「たまにはのんびりするであります…」

 

「のびのび~…」

 

ナビィ達は机の上に人形用テーブルセットをだし、ティータイムをしている

 

「…退院しないとお菓子作れないんだぞ、ストックも実家に帰る予定だったから、あと少しだし…」

 

 

「「「え゛…」」」

 

 

ナビィ達はこっち見て固まっている

 

 

 

 

「…もう、甘いの無いです?」

 

ケミィが聞いてきた

 

シーカーストーンを見ながら話すリンク

 

「あんまり…どら焼きが余ってる位かな…」

 

 

 

「ならここで作るであります!扉を使えば…」

 

シィは必死だ

 

 

リンクはキッパリ言った

 

 

「…材料がない…臭気の問題がある」

 

 

 

 

ナビィも話に入ってきた

 

「ナラ買イ物ニ…」

 

「今は入院中…出られません」

 

 

ナビィ達はお先真っ暗な顔をしている

 

…少しの辛抱だろうが

 

 

 

 

 

そうしてるとノックが聞こえる

 

 

コンコン

 

「はーい…」

 

 

 

 

 

「入るわよ!」

 

…この声は!ヤバい!

 

 

「…お久しぶりです…リンクル姉さん…ハ、ハイラルにいるはずでは…」ガタガタ

 

 

扉が開いた先には、リンクルさんとラナさんが…

 

「久しぶりね!…来た理由は…わかってるわよね♪」

 

ラナさんが後ろにいる

 

「…ほどほどにしてあげなさい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

病院ー廊下

 

廊下には、見舞いに来た1-Aのメンバーが…

 

「これ…喜んでくれるのかな?」

 

果物の盛り合わせを持ってる緑谷

 

「大丈夫やよ!きっと!」

 

麗日さんが合わせる

 

「でも爆豪が来るのは意外だな!」

 

切島が爆豪を見ている

 

「うるせー!!動画の事を聞きたいだけだ!」

 

「病院では静かによ」

 

梅雨さんが注意する

 

 

 

 

「えっと…確かこの部屋…」

 

八百万さんが部屋を探していると

 

 

 

「……なんて伝説の勇者アイテム、私に寄越しなさい!」

 

「ぎゃあああ!!!」ドカン!

 

 

リンクの病室から悲鳴が聞こえる

 

飯田が扉の異変に気付く

 

「な!何が!?」

 

 

緑谷が扉を開ける

 

 

「牧場くん!なに…が…」

 

「おい!何が起こって…!?」

 

1-Aメンバーが覗くと

 

 

リンクルのブーツによる足刀(横蹴り)で頭を壁にめり込ませるリンクの姿が…

 

 

「牧場!!」

 

切島が寄ってくる!

 

「く…来る…な…」

 

切島達に向かって手を伸ばすリンク

 

 

 




ありがとうございました。


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病室02

ご迷惑おかけしました。

間違えて、編集中の奴を真夜中に投稿してしまいました。


リンクの病室

 

リンクは壁に足で押し付けられている

 

「あれ?お客さん?」

 

リンクルは足を下ろす

 

そしてリンクは重力に任せる様に崩れ落ちる

 

 

「牧場!!…てめえ!」

 

切島がリンクルに殴り掛かる

 

するとラナさんが持ってる杖を切島の足に引っ掛ける

 

「あだ!」

 

 

 

「安心しなさい…一様ヒーローよ」

 

ラナさんはハイラルマークの入ったヒーローライセンスを見せる

 

緑谷がライセンスを見ている

 

「ヒーロー!?しかもそのマーク…ハイラルの特別活動許可ライセンス!!?…本物だぁ…なおさらなんで!?」

 

 

緑谷は混乱している

 

「く…」

 

リンクは起きて、頭を振って埃を落としている

 

「牧場くん!…大丈夫なの?」

 

緑谷が心配している

 

「何とか…手を出すなよ…本気で死ぬぞ…」

 

リンクが必死だ

 

常闇は一応ダークシャドウを構えている

 

「あのポワポワな牧場が、ここまで警戒するなんて…一体なんなんだ?」

 

 

リンクルは1-Aのメンバーを見ている

 

 

「随分、友達出来たじゃない…昔とは大違いね」

 

リンクは答える

 

「…リンクル姉さん!いくら何でも病院でこれは…」

 

「「「姉さん!!?」」」

 

皆が驚いている

 

「違う違う、こう呼ばせてるだけ、どっちかというと師匠かな?」

 

「「「師匠!!!??」」」

 

更に驚く、リンクも答えるが…

 

 

 

「…でも…教えられた事って…駄目だ…頭痛が…」

 

 

リンクは頭を抱えている

 

「だまらっしゃい!…私は勇者をけなした奴をボコるのは大いに賛成だわ!むしろトラウマ植え付けてやりなさい!!…

 

私が怒っているのは、倒した後、気絶して敵に捕まった事を怒っているの!!

 

一体何の為に仕事が休みの時にトレーニングさせたと思っているの!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イカーナ墓地で[目覚めの歌]を使わせ、1000体の戦争で死んだ兵士の[スタルフォス]と一晩中、戦かわせたのも…

 

巨大大砲で天空都市に吹き飛ばし、[覚醒炎翼竜ナルドブレア]を討伐させ、リト族リンクの飛行練習させるのに、上空1500mから突き落としたのも…

 

ゴロン族リンクの強化の為、火山の溶岩が飛んでくるデスマウンテンに登らせ、[猛炎古代竜キングドドンゴ]を討伐させたのも…

 

デグナッツ族リンクの成長と[癒しの歌]の練習の為、スノーピークにある廃墟に呪われた鏡で呪われた妖精夫婦の妻、[覚醒大氷塊フリザーニャ]の呪いの解放をさせたのも…

 

 

リンクが勇者になりたいって言ったから、時の勇者や風の勇者より、強い勇者にする為じゃない!」

 

どや顔のリンクル

 

 

 

 

 

ラナさんが驚いている

 

「全部プロの案件じゃない!!リンクル!小学生に何をさせてんのよ!妖精好きのチンクルさんに頼んで、風船で魔獣島に飛ばすだけじゃ無く、そんな事までさせてたの!?…まさか、4月から業績下がったのって…」

 

「…あ…やば!」

 

リンクルは逃げた

 

「こら!待ちなさい!!またリンクに無断で手伝わせたわね!!!」

 

 

リンクルとラナさんは病室から出ていった

 

 

 

 

 

梅雨さんが喋った

 

「…今、牧場ちゃんが、あるワードでキレる根元をみたわ…」

 

飯田が考えている

 

「まさか…あの[怒リンク]の元凶がプロのヒーローだったとは…」

 

ケミィとシィがリンクのシーカーストーンを持ってきた

 

 

 

 

 

「よかったら、見るです?当時の写真があるです」

 

ケミィはシーカーストーンのライブラリーを開く

 

「どんなもんか見るであります。…一応言っておきますが、全て野生の生物であります。」

 

シィは机の上でシーカーストーンを支えている

 

「…マ…当ノ本人ハ…アマリノ恐怖ニ、記憶ヲ防衛本能デ封印シテシマッテイルミタイダケド…思イ出スト思考停止シテシマウワネ…」

 

ナビィが切島の上で旋回している

 

 

緑谷達は、子供のリンクが、泣きながら骸骨に切りかかったり、盾を燃やされながら巨大トカゲ戦う子供リンク、上空をクローショットで飛び回りながら、小さなナイフで龍の背中を刺すシーン、氷の上で巨大な氷柱を落とされながらも必死で逃げる子供リンク等、沢山見せた

 

 

芦戸さんが呟く

 

「…リンクが変なトラップ得意なのって…」

 

梅雨さんも話し出す

 

「そうしないと生き残れないからだったのね…」

 

 

 

 

「緑谷…お前なら出来る?…小学生だぞ」

 

峰田が緑谷に尋ねた

 

「…ボクには無理だね…これはトラウマになるよ…これを小学生で…」

 

 

「小学生…コイツらを…マジか!…面白え!!」

 

爆豪は何か考えている

 

 

 

 

 

 

 

 

角で震えているリンクの肩に手を乗っける轟

 

「…苦労したんだな…あれは酷い…」

 

哀れんでいる

 

 

 

「何が?なんか震えが止まらないし…頭も痛い…一体何を忘れ…」

 

 

 

切島がベットにリンクを押し倒す

 

「もういい!何も思い出すな!そのまま寝てろ!」

 

…何故かベットに押し倒されたし…

 

 

 




ありがとうございました。

怒リンク(ドりんく)でお願いします。

いかりんくだと、イカリングに聞こえてシマウ


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病室03

切島に無理矢理ベットに寝かされた

 

「…そういえば、来てくれたんだね」

 

リンクは皆を見ている

 

緑谷が現実に戻った

 

「…あ!そうだ…あまりの状況に忘れてたよ…これ…」

 

リンクはフルーツの盛り合わせを貰った

 

「あら!わざわざありがとね♪」

 

 

「…なぁ!さっきのは何なんだよ!?」

 

瀬呂が入ってきた

 

「あぁ…さっきのは、ハイラルにある市役所の人だよ…ほら、僕の個性って段々色々増えるでしょ、被害になる前に定期的に、調べにくるんだが…ただ…」

 

「「「ただ?」」」

 

お茶漬けトリオが気になる様だ

 

「ラナさんや、インパ課長が居ないリンクルさんは…りん…くるさ…ん…」ガタガタ…

 

無理矢理どこかに連れてかれて…あれ…なにか…あって…

 

 

また震え出すリンク

 

「もういい!もういいから!思い出そうとするな!落ち着け!な!」

 

切島がリンクを抑えにかかる

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

しばらく後

 

リンクは普通になった

 

「そういえば、あの後どうなったの?ここテレビもインターネットも無いから…」

 

ちょっと気になった

 

「「「…………」」」

 

ん?何かあったのか…皆、表情が暗い

 

梅雨さんが話してくれた

 

「…落ち着いて聞いて、オールマイトは…現役を引退したわ…」

 

……は?

 

「あの筋肉ウサギ先生が…?」

 

みんな頷く

 

「…なんで!?回復用の牛乳に、肉体活性化用のシュークリームも渡したはずだよ!なんで!?……」

 

 

 

 

「…僕から話すよ…」

 

…緑谷

 

その後、戦闘で、一本はオールフォーワンにかすめ盗られ、残りは、戦闘に巻き込まれ、瓦礫に挟まれた一般人を助けるのに使ったそうだ。

 

オールフォーワンは、禍々しい赤い大剣を出し、オールマイトを炎で追い詰めて行った事も

 

救出された一般人のコメントで、オールフォーワンが、喋った[厄災ガノンの遺産]と言うワードが、世間に広がっている事もしった

 

《神野の悪夢》と呼ばれたこの地域は、焼け落ちてしまった

 

 

オールフォーワンは捕まったが、他のメンバーはまだ捕まってないらしい…

 

 

 

激闘で町は崩壊、被害者も多いらしい

 

 

確かにあのポーチには、シーカーストーンの様なセキュリティがついていない…

 

 

 

「クソ!…僕の性だ…僕が安い挑発に乗って、捕まったせいで…クソ!!!!」

 

 

 

リンクは自分の未熟さに苛立っている

 

「…![癒しの歌]…そうだ!ヒーリングオペレーションで、個性の原動力になってる部分を再活性化させれば!マンダレイのテレパスみたいに!」

 

…緑谷は浮かない顔をしている

 

「…オールマイトが言ってた、もうエネルギーが無いって…」

 

エンジンがあっても、オイルと燃料が無ければ…動かないって奴か…

 

 

「…打つ手無いのか!ヒーラーって言われてるのに!…?、どうして知っているんだ?エネルギーの無いって事?」

 

「いや!直接聞いたんだ…」

 

…なおさらおかしい

 

「エネルギー供給の問題…砂藤やモモさんみたいに供給しないといけないなら常に、何かを持っているはず、相澤先生の目薬みたいに…でもオールマイト先生はそれを見ない…授業後すぐにいなくなるのは良くあるが、仕事が忙しいって言ってたから、気にする事はなかったが…トラブルで時間制限があった…とか?」

 

色々と考えるリンク

 

「…実際見ないとわからないや…後で会ったら見てみよう…今は忙しいだろうし…」

 

2ヶ月以内なら…なんとかなるか…

 

「…わかった色々教えてくれてありがとう」

 

次は気を付けないと…

 

本当に…

 

 




ありがとうございました。


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病室04

オールマイトの引退の話しで、空気が重くなってる時に扉が開く

 

「リンク!バカは始末したわよ!……どうしたの?」

 

ラナさんが帰って来た。

 

「いや…オールマイトの話を聞いて…」

 

 

リンクは落ち込んでいる

 

ラナさんは納得した

 

「あぁ…それで…ま、こういう職業だもの…いつかはそうなるって事でしょ…いつ死ぬか解らない仕事だし…生きて引退して、教職に付けるだけまだ幸せよ」

 

…空気が重い

 

「あ!そうそう、これ!渡すの忘れてた。」

 

そう言って、ラナさんがカバンから出してきたのは…

 

 

「オルゴール?」

 

黒地に貝殻の裏の様な模様が入ったオルゴールだ

 

「ねぇ!聴いてみようよ」

 

芦戸さんに促されて蓋を開けると不思議なメロディーが流れる

 

 

「ラナさん…これは?」

 

リンクは尋ねた

 

「それは、ミドナ族長からの贈り物よ、あの後、調べたら影の一族の生き残りがいて、助けてくれたお礼だって、よかったじゃない、リンクが引き停めてくれたから救えた命もあったのよ♪」

 

 

…そっか

 

「どうしたの?いつもみたいにオカリナでやってみなさいよ」

 

「いや…オカリナは捕まった時に粉々にされて…あ…そうだ」

 

リンクは耳郎の方を向く

 

「そういえば、楽器屋、何時行く?前に約束してたよね」

 

耳郎は慌てる

 

「え!…いや…その///」

 

ラナさんが入ってくる

 

「なに?その子といい関係なの?」

 

…耳郎さんの顔が温度計のように赤くなっていく

 

「い…今その話をするな!////」ビュン!

 

イヤホンジャックを伸ばし、リンクに爆音を送る

 

「あああああ!!御免なさい!!」ビリビリビリ

 

リンクは身悶えている

 

「ほう…仲がいいのね…」

 

ラナさんが見ている

 

 

 

 

 

「…耳郎さん」「響香ちゃん…」

 

 

 

 

耳郎さんに手が肩に置かれ…

 

 

 

「「「後で詳しく…ね♪」」」

 

 

 

八百万さん、芦戸さん、蛙吹さんが耳郎さんをロックした

 

「………」サァ~

 

顔色が青くなる耳郎さん

 

 

 

 

 

「…相変わらず、モテモテね…刺されるわよ~♪」

 

ラナさんがからかってきたが…

 

 

「もう刺されているであります!」

 

「撃たれてもいるです」

 

「溶カサレテモイルハネ…」

 

 

ナビィ達が、北海道土産のご当地ハイチュウを食べながら、ラナさんに教えてあげた

 

 

 

「…想像以上に早かったのね」

 

ラナさんは呆れている

 

「なぁ!これで出来ないか?」

 

上鳴は子供部屋から玩具のピアノを持ってきた

 

「それでやって見るか…ナビィ」

 

「ハイナ!」

 

ナビィは玩具のピアノに入るとリンクは演奏を始める

 

 

 

♪~[闇のノクターン]~♪

 

 

 

演奏が終わると、リンクの体が変化していき…

 

「…か、カッコいい!」

 

緑谷が興奮している

 

そこには銀色の毛をした狼の姿になったリンクがいた

 

「なるほど…今回はそう来たか…」

 

ラナさんが紙にリンクの様子を書いている

 

「ワンワン…わん?…アオーン!?(今度は狼か…あれ?…喋れない!?)」

 

ウルフリンクは喋れない…

 

 




ありがとうございました。

ハイチュウは沖縄限定、パイナップル味が一番だと思います。

みんなは何味が好き?


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病室05

狼になったリンク

 

「ワンワン…わん?…アオーン!?」

 

ラナさんが観察している

 

「声まで真似しなくても…まさか喋れないとか」

 

 

リンクは顔を縦に振る

 

「…なるほど、喋れなくなるのね」カキカキ

 

…戻れるのだろうか…

 

「なあ!触って見てもいい?」

 

上鳴はモフりたいようだ

 

リンクは縦に頷く

 

「じゃあ…遠慮なく…ヤバい…超気持ちいい」モフモフ

 

頭と首の下をモフる上鳴

 

「私も!イイでしょ!」

 

「次は私ね」

 

「ならその次!俺な!」

 

 

芦戸、蛙吹、切島と続いてモフられるリンク

 

「ヤバい!ちょ~気持ちえぇ…」モフモフ

 

麗日さん、そんなに抱きつくと毛がつきますよ

 

 

「…」

 

八百万さんがこっちをじ~っと見ている

 

「…ウゥ?(…どうしたの?)」

 

首を傾げるウルフリンク

 

「…お手」

 

手に右手(右前足?)を乗せるリンク

 

「…おかわり」

 

そのまま左手(左前足?)を乗せる

 

「よしよし…」そのまま頭を撫でる八百万さん

 

…今、犬扱いされなかったか?

 

「はい、プレゼントですわよ~」カシャリ

 

 

 

リンクは[八百万の首輪]を手に…

 

 

 

入れてたまるか!!

 

 

暴れるリンク

 

「ちょっと!落ち着きなさい!お座り!」

 

 

 

ベットから飛び降りるリンク

 

ヤバい…早く戻らねば…どうやって?

 

 

…窓の外から声が聞こえる

 

《なぁ…さっきのアイツなんだったんだ?》

 

窓の外を見ると、雀がいた

 

《さっきのやつ?》

 

《さっきの白い奴!バカみたいにでかくて、緑の人間を突っついてた奴!》

 

《…最近縄張りが減ってきたからな…新顔か?》

 

…動物の声がわかる!

 

《…げ!狼がこっち見てる!?》

 

《逃げろ!!》

 

…飛んで行った

 

「どうしたの?窓の外を見て」

 

緑谷が話して来た

 

「お散歩なら、わたくしが…」

 

八百万さん!その創造した首輪とリードは辞めて!

 

 

「とりあえず、これ…引ける?」

 

耳郎さんが玩具のピアノを床に置いてくれた

 

リンクはお座りで右手?で鍵盤を押すが、他の所も押してしまう…

 

 

 

…肉球で引けない!爪も邪魔!

 

「ずっとこのままです?」

 

ケミィ!恐ろしい事言うな!

 

 

「…諦めるであります」

 

頭の上から不吉なことを言うなよ!シィ!

 

 

「…人間に戻れなかったら、もうお菓子作れないわね…ガッカリだわ…」

 

「「「あ…」」」

 

蛙吹さんのセリフで固まるケミィ達

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ナビィ姉さん!何とかするであります!」

 

「このまま、甘いの、無くなるの、やーなのです(泣)」

 

これ以上ない程必死に懇願している

 

 

「エット…」

 

困惑するナビィ

 

「無理しなくていいですわよ…わたくしがシッカリ!面倒ミマスカラ…ほら…こっちにオイデ…怖クないカラ…」

 

首輪を持ってリンクに近付く八百万さん…

 

八百万さんのハイライトがない!

 

八百万さんに捕まったら何されるか解らない!

 

 

 

なんか怖い!ナビィ!助けて!!

 

「…今何トカスルワ!」

 

ナビィがリンクの喉に入る

 

 

 

リンクは狼の遠吠えでメロディーを真似る

 

♪~[闇のノクターン]~♪

 

……

 

「もどった!!」

 

リンクは人間に戻れた!

 

 

「やったであります!」

 

「平和がたもたれたです!」

 

シィとケミィは大はしゃぎしている…

 

 

 

「…………」プルプルプル…

 

八百万さん…怖い!…その顔怖い!

 

「まだ…諦めませんわ!」ダッシュ

 

リンクに無理矢理、首輪を付けようとする八百万さん

 

「ちょっと!何で付けようとするの!?」ガシ!

 

「あなたが私の物にならないからで・す・わ!!」グググ…

 

ダメだ…体勢が悪くて力が…

 

「人を物扱いするな!…と言うか人間に首輪とか人としてどうよ…」プルプル

 

…暫く揉み合いになったが…誰も助けてくれない

 

どこか何時もの事だとスルーされている…

 

 




ありがとうございました。


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病室06

…あの後も、人間に戻ったのに、八百万さんに無理矢理、首輪を着けようとして来るので

 

 

リンクは八百万さんを壁に追い詰め、腕を壁に伸ばす

 

そのまま、何故、首輪を無理矢理着けさせようとするのか、問い詰めたが

 

何故か顔を真っ赤にし、目を合わせようとせず、そこまでこだわる理由は、頑なに教えてくれなかった

 

 

八百万さんの旦那は苦労しそうだ、色々…

 

 

 

 

 

「…相変わらずパウチに踊らされるっと…よし!お仕事終わり!また何かわかったらメールしてね」

 

ラナさんがリンクの個性について纏めた資料を片付けている

 

「じゃ…僕たちも行くね」

 

時計を見ると夕方になっていた

 

「また学校でね」

 

 

 

リンクは手を振るが、爆豪が残った

 

 

 

 

「おい、クソ甘党…俺と勝負しろ…手加減無しだ!」

 

 

…何故に?

 

 

「いや?何故に?授業の対人戦闘訓練でいいじゃん」

 

 

「オールマイトをあそこまで追い詰めた相手に、彼処まで追い詰みやがった…だから勝負しろ!どっちが強いか!」

 

爆豪は首を掴んでくる

 

「…そんなに力が大事?」

 

「当たり前だろうが!ヒーローは絶対に負けちゃいけねぇ!」

 

「…言っておくけど、僕は弱いよ」

 

「あぁ!フザケんのも大概にしろよ!」

 

リンクは振りほどく

 

「僕は弱い、ナビィやケミィ、シィ…沢山の絆が僕に力を貸してくれたから、強敵に…オールフォーワンに彼処まで戦えた…僕は君みたいに恵まれた個性じゃない…もし、妖精と友達に成れなかったら…僕は無個性と変わらない」

 

「…何が言いたい!フザケルのも大概にしろや!」

 

…まだ解らないのか

 

「…僕は、どんな強敵に会っても、皆の力で乗り越えられると思っている…それこそどんな強敵…現役のオールマイトさえも…ね」

 

「は!?…マジで言ってるのか!?」

 

「本気だよ…オールマイトはどれ程なのかは知らない…でも、一人で100の仕事するより、100人で100の仕事した方が…早いし、負担も少ない、強がっても疲れるだけだよ」

 

「………」

 

「そうだな…緑谷と本音で話し合い出来たら、やってあげるよ」

 

爆豪はあからさまに不機嫌になった

 

「ふざけんな!!なんでクソナードと…」

 

「出来ないなら、僕は戦わない…だって、爆豪は繋がりの強さを知らないから、勝てないよ」

 

「面白え!今からやってやんよ!ごらぁ!!」

 

すると騒ぎに気が付いた看護師がくる

 

「他の患者に迷惑です!静かにしてください!」

 

「…チ!覚えてろ!」

 

爆豪は出ていく

 

「…大丈夫ですか?…最近の子ってもう!」

 

看護師は怒っている

 

 

…波乱の2学期になりそうだ orz

 

 

その後、夜にメールが来て耳郎さんと楽器を見に行くのは、学校の仮免に向けた必殺技開発の前日になった

 

…誰にも言うなと注告付きで

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

緑谷サイドー病院ー外

 

 

 

緑谷達が帰っている

 

「あれ?かっちゃんは?」

 

緑谷が爆豪が居ない事に気付いた

 

切島が答える

 

「なんか、牧場と話があるってよ」

 

 

少し歩いて、駐車場の横を歩いていると人だかりが…

 

 

「…?なんか集まってる?」

 

麗日さんが気になった

 

「もしかして…芸能人が来ているとか!?」

 

峰田が勝手な想像をしている

 

「おい!ちょっと見ていこうぜ!」

 

上鳴が集まっている所に行った

 

「なんか楽しそう♪」

 

「あ!私も!」

 

葉隠さんや芦戸さんも付いていった

 

 

 

 

 

 

 

「「「…………は?」」」

 

 

見た瞬間、固まった三人

 

 

「…?なにがありましたの?」

 

 

八百万も近付く…

 

そして八百万も固まった

 

 

「?どうしたん?」

 

皆して人だかりの中を見ると

 

「…あれ?目がオカシイかな」

 

緑谷が目を擦っている

 

そこには、駐車場のスペースを二台分占領している大きな鶏が…

 

しかも前には、ボロボロの緑のローブがある

 

 

「なぁ…あのローブって…」ガタガタ

 

切島が指を指している

 

「まさか…リンクルさん!?」

 

 

 

 

 

 

緑谷が驚いていると、ラナさんが歩いてくる

 

 

「…あら?…なんでこんなに人が?」

 

「ラナさん!この鶏って…」

 

緑谷が訪ねた

 

「ん?普通のデカコッコじゃない…コッコ見たこと無いの?」

 

ラナさんが何が可笑しいの?って顔をしている

 

「イヤイヤイヤ!!鶏はこんなに巨大じゃないですよ!」

 

緑谷達が全員頷いている

 

「そうなの?変わってるわね~」

 

ラナさんは普通だ

 

「ほら!立った、立った」ポンポン

 

ラナさんがデカコッコを叩くと、下には卵があった

 

「暖められてた!!」

 

ラナさんは杖を構えて…

 

「そ~…れ!」

 

思いっきり叩くと、中からボロボロのリンクルさんが出てくる

 

「「卵から人が産まれた!!??」」

 

「ほら!早く起きなさい!」ゲシ!

 

「はう!…なんか…良く寝た~」

 

ラナさんの蹴りで起きたリンクル

 

 

 

「「生きてた!しかも寝てただと!!??」」

 

 

 

 

「うおおおおお!!カカカカメラ…ぐぎゃ!!」ガス!

 

「させないわ」

 

野次馬が全員が突っ込みを入れる

 

峰田がカメラを構えた所で、蛙吹さんからクリティカルヒットをもらっている

 

「ほら!行くわよ」

 

「は~い…」

 

リンクルとラナさんがデカコッコに乗って、駐車場料金を精算し一般道を走って行く…

 

「道路走っていいのかよ!」

 

切島が突っ込みを入れた

 

※道路交通法上、デカコッコは、馬や牛の様に、法律では規制対象ではありません、許可も要りません、免許もいらないので、別に公道を歩いてもOKです。

 

 

「殻はどうするのよ!」

 

…さぁ?

 

※皆はポイ捨て駄目だよ♪

 




ありがとうございました。


デカコッコはカーネルおじさんのドライブスルーには行けません。


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1年生ー夏休みーゼルダ編
帰省01 ゼルダ編


暫くゼルダ編が続きます。


北海道ーハイラル市役所

 

新幹線、バスを乗り継ぎ、久し振りに帰った。

 

「ん~…移動で1日はキツイ…」

 

リンクは腰を叩いている

 

「ひさびさです~」

 

「都会に無い緑!早く帰るであります!」

 

「…早ク寝タイワネ」

 

 

現在市役所に来ており、実家に帰る為の手続きをしている

 

 

「…新幹線に乗るより、地元に入る方が時間が掛かるのってどうなんだろう」

 

 

ハイラルは6割が特別保護区…特殊生物や希少な生物を守る為とはいえ…

 

「まだ入れないです?」

 

ケミィが待ちきれないようだ

 

「…出るときも、1時間位かかったからな」

 

待合室で30分位待っている…

 

「152番の牧場さ~ん、お待たせしました。」

 

お、準備が出来たらようだ

 

「は~い」

 

 

リンクは窓口に向かう

 

「お待たせしました。…高校で夏休みだから帰省、って事でいいですね。」

 

…いつもの人だが、顔が窶れている…寝不足か?

 

 

 

 

「はい」

 

リンクは学生証を出す

 

「…はい、大丈夫です。お帰りなさい、ゆっくり羽を伸ばしてきなさい」

 

市役所には良く行ってたので顔見知りだ

 

 

「またね~…あ!来週に雄英の先生が家庭訪問にくるから!」ダッシュ

 

 

 

「!なんですって!?ちょっと…これ以上人を増やさせないで!!(泣)」

 

 

 

リンクは市役所を後にする…汽車は間に合うかな?

 

 

市役所に入る時、かなりの人ががいたが、ハイラル市の住民は別入り口なので、割と早く終わった

 

 

…カメラを持った人がいっぱい、ハイリア祭は春の祭りだからもう遅いはずだが…

 

 

 

市街エリアの奥に駅がある

 

…因みに、電車は走っておらず、ここからは、[ソル]と言われるエネルギーを使った機関車がメインだ

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ハイラル駅

 

 

汽車を待ってる…

 

そろそろのはずだ

 

「あれ?リンクくんじゃない!」

 

?誰だ?

 

リンク振り向くとそこには…

 

「久し振り!元気にしてた?」

 

 

 

「クリミヤさんです!」

 

ケミィが反応してくれたおかげで、思い出した!

 

家の牛乳を回収に来る人だ!

 

今は、駅でお弁当の仕事をしていたようだ

 

「久し振り!元気にしてた!?」

 

相変わらず元気のようだ

 

「まあね…そっちはどうですか?カーフェイさんといつも一緒だと思ってましたが…」

 

いつも一緒のカーフェイ叔父さんがいない

 

「あぁ…今、市役所の手伝いに追われて、最近帰ってないのよね…ホントに、子供もいるのに3日に1回は帰って来なさい!っていいたいわ…」

 

…苦労しているようだ

 

因みに子供は二人おり、上はマヤと言って、同級生である…学校で唯一話してた人でもある

 

下の方は聞かない…最近出来たのだろうか?

 

「リンク君は、夏休み?」

 

クリミヤさんが聞いてきた

 

「はい、と言っても2週間後には戻って、ヒーロー仮免試験の練習しなくちゃいけないけど」

 

2週間後に帰って、耳郎さんと楽器を買いに行き、次の日は学校で必殺技の習得が待っている…

 

休めるのはこの時だけだ

 

「ロマニーさんは…いつも道理?」

 

「まぁ…いつも道理だわね…」

 

クリミヤさんは頬をポリポリ掻いている

 

ロマニーさんはクリミヤさんの妹、雑誌記者をしており、締切が迫ったりネタが無くなると、たまに発狂している

 

たまに付きまとわれる事もある

 

 

『間もなく、クロックシティ経由、モヨリ村行きが2番線から発車いたします。乗られる方は……』

 

 

あ…この汽車だ!

 

「じゃあ!僕行きます!」

 

「また明日ね~!」

 

リンクは汽車に乗り、カカリコ村で降りて、後は歩きだ

 

 

 

 

 




ソルとは、トワイライトで、影の世界のエネルギー


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帰省02

トアル村付近ー夜

 

リンクは村の入り口にやっとついた

 

「…長かったな…やっとついた…」

 

リンクはくたくたである

 

自宅のある牧場のほうに歩いていくと…

 

?…牧場に続く道に誰かいる

 

「ロマニーさんがいるであります」

 

シィが双眼鏡で教えてくれた

 

…珍しいな、ここは迷いの森の入り口でもあるから、クリミヤさん位しか、ここに来ないのに

 

 

あ…立ってこっちに歩いてくる…フラフラしてるが…

 

 

「…やっと…やっと来た!私の特ダネ!!!」ダッシュ

 

 

「な!何ごぐぎゃ」ドス!

 

ロマニーさんがタックルをして押し倒された

 

ロマニーさんがリンクに馬乗りの状態で、捲し立てる

 

「さぁ!話して貰いますよ!敵連合に捕まっていた間の事!空から降ってきた剣と弓!!そして、厄災ガノンの遺産から恋人関係まで!独占インタビューなんだから!!!さぁ素直になりなさい!!」

 

…ヤバい、目が正気じゃぁない!

 

下手に断ると、迷いの森について来てしまうレベルの時だ

 

「わかった!わかったから!どいて下さい!」

 

暴れるリンク

 

「いいえ!退きません!今まで何回逃げられたことか!いっゾ!」ガコン!

 

 

…倒れた…

 

そして後ろにいたのは…

 

「マヤ!久し振り…」

 

フライパンを持ったマヤがいた…フライパンが変形している

 

「…また暴走して、大丈夫だった?」

 

「何とか…」

 

ロマニーさんを退かす

 

「他はケガとかしてない?…て治るんだっけ」

 

 

ま…自分で治るからな

 

「まだ服に土がついてるよ」

 

マヤが服やシーカーストーンについた土をはらってくれた

 

「はい、これ…いつもロマニーオバサンがゴメンね」

 

土を払ったシーカーストーンを渡された

 

「ありがとう、じゃ!行くね」

 

 

「またね~……ニヤ」

 

リンクはマヤと別れた

 

そして、森の横を抜け、大妖精の泉を抜け、牧場に入っていく

 

~~~~

・・・

・・

 

 

「やっとついた…」

 

 

リンクは駆け足で自宅に入っていく

 

「父さん!母さん!ただいま」

 

 

「お!帰ってきたか!おかえり」

 

机で、ビールを飲む父さん

 

「あら!おかえりなさい、夕食はもう少しで出来るから先に風呂に入っちゃいなさい」

 

変わらない家庭

 

「はーい」(。・_・。)ノ

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

マヤサイド

 

…行ったわね

 

「ロマオバちゃん…もう大丈夫よ」

 

ロマニーさんは起き上がる

 

「つつ…強く叩きすぎ…情報は?」

 

マヤは親指を立てる

 

「腰のタブレットから録ったわ」

 

 

「…ならよし!編集するわよ!バイト代弾むわ!」

 

ロマニーさんとマヤは帰って行った

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

マヤ 個性[タッチメモリー]

 

対象に触れる事により3ヶ月以内の記憶を読み取る!

 

無生物等の場合は、その付近での出来事がムービーになり、読み込む事が出来る

 

生物の場合、頭に触れる事により、記憶を読み取る

 

記憶を読み取るだけなら数秒でOK

 

記憶を操作する場合、対象の頭部に1分以上触れなければならない

 

将来の夢は小説家!

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

「…また随分変わった生活送ってるわね…ホントにリンクってネタの宝庫よね♪

 

…今度こそ新人賞を取ってやるんだから!

 

…だから、絶対に放さナイ…リンクは…ワたシ大切な人だカラ!!

 

…今は自由にしてあげる…八百万、耳郎、蛙吹、芦戸…プロのサイドキックに猫コスヒーロー…そして退魔剣…

 

 

楽しみが尽きないわぁ…フフ、アハハハハハ…(黒笑)」

 

 

 

リンクは昔からマヤのネタ帳にされている事に気付いていない

 

 

 

そして小学生時代の記憶の1部の無い犯人!

 

 

 




ありがとうございました。

マヤのイメージ姿は、時のオカリナのマロンで、性格はジョジョに出てくる岸辺露伴がイメージです


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試練01

久し振りの自宅

 

高校での出来事の話に花を咲かせていた

 

試験の事、体育祭、合宿など話した

 

…誘拐されてた事の話は軽くした程度だ

 

 

「明日はどうするんだ?」

 

父さんが聞いてきた

 

「この剣の事、少しデグの樹サマに聞いてくる」

 

そうして剣を見せる

 

「…そうかい、行ってらっしゃい。子供の成長は早いもんだね」

 

 

父は何か思い出に浸っている

 

「お弁当はいる?」

 

母さんが聞いてくれた。

 

「ありがとう!母さん…あ…あと明後日に先生が家庭訪問に来るから!」

 

 

 

 

「「なにーー!!!」」ガタッ!

 

両親が、慌て始めた

 

「あなた…どうしましょう…また遭難者が…」ガタガタ

 

母は顔を青くしている

 

「大丈夫!相手はプロのヒーローだ!…きっと…多分…市役所にも連絡しておこう…」

 

父は母を宥めている…

 

父さん…ここに来るのは、そんなに酷いのか…

 

 

 

 

…こうして久々の家族との生活を味わった

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

迷いの森

 

朝に花子とその子供に餌をあげてから森に来ている

 

 

「ピ!リンクだっピ!」

 

デグナッツだ!

 

「久し振り!元気にしてた?」

 

「マコレも会いたがってたっピ!森の神殿に行くっピ」

 

「わかった!またね」

 

リンクは霧の森を抜けていく

 

7年以上出入りしている森の中、もう迷う事はない

 

…でも大人の人が入る所を見たこと無い…なぜだ?

 

…まぁいいか!

 

リンクは、慣れた道を抜けていく…

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

コログの森

 

1時間程でコログのエリアに到着する

 

「よっと…ついた!」

 

コログの森にたどり着くと、青空が広がり、爽やかな雰囲気に…

 

「いい雰囲気であります~」

 

「本当ネ~」

 

ナビィとシィは、リラックスしているが…

 

「アイディアがあるですが~」

 

「やるなよ!絶対にやるなよ!振りじゃないからな!!」

 

人工物と技術大好き、科学妖精妖精のケミィ、ほっとくと森林破壊をし、新たなラボを作り兼ねない…

 

 

「そうですか…」

 

と言いなから鶴嘴をもって岩を破壊しようとするケミィ

 

「やるな!」

 

リンクに回収されるケミィ

 

「かいはつが~」ジタバタo(><;)(;><)o

 

「油断も隙もないな…」

 

呆れるリンク

 

「全くであります!作るなら人工池にするです!」

 

スコップを持つシィ

 

「だから!自然破壊するな!!生態系変わるだろうが!」

 

シィも回収

 

「まだ未遂であります~!!!」ジタバタo(><;)(;><)o

 

ケミィとシィはシーカーストーンに回収

 

先を急ぐリンク

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

森の神殿

 

デグナッツになろうとしたらマコレが飛んできた

 

「リンクさ~ん!」

 

「マコレ!相変わらずだな!」

 

リンクはマコレを抱き抱える

 

「リンクさん、お久しぶりです!またセッションしますか?」

 

マコレが訊ねてくれた

 

「よし!…の前にデクの樹サマに会いたいのだが…この剣について…」

 

リンクはシーカーストーンからマスターソードを出す

 

「あ!あの時飛んで行った剣ですね…随分綺麗になってますが…」

 

マコレは飛んでいく所を見ていた様だ

 

「よし、じゃあ早速…」

 

リンクはスチールパンを出し、デグナッツになろうとするが…

 

「あ!リンクさんは、そのままで大丈夫です。退魔剣をもってデグナッツになると運べませんから…」

 

…やはり、他の種族のままだと触れない様だ

 

「わかった、いこう!」

 

こうして森の神殿にいるデグの樹サマに会いに行く

 

 

 

 




ありがとうございました。


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試練02

森の神殿

 

人間の姿で入る事に違和感を感じつつ中に進む

 

そうして、中央の小川が流れる所につき、デグの樹サマに合う

 

「…久し振りじゃのぅ、リンクや」

 

「ご無沙汰してます。デクの樹サマ」

 

 

リンクはデグの木様の顔の方を見上げる

 

「フム…退魔剣は、役に立ったようじゃな」

 

「はい…これは…お返ししたほうが…」

 

そうしてシーカーストーンからマスターソードを出す

 

「よいよい…長年、持ち主が居らんかったからの~…剣は持ち主がいて、初めて価値を出すものじゃ…お主が死んだら自然に、ここに戻って来るから安心せい」

 

…どうやらそのまま持ってて良いようだ

 

「ありがとうございます。大切に使わせて頂きます」

 

「…ちょっと、退魔剣を見せて貰えぬか?」

 

「はい!」

 

リンクはデクの樹サマに近づき、マスターソードを見せる

 

するとマスターソードは発光し、喋りだした

 

《先日は、ありがとうございました。あのまま錆びて、もう役目無く終わると思ってました。》

 

するとデグの樹サマも話し出す

 

「よいよい…折角の機会…絶やす訳にはいかんからな」

 

 

《しかし、マスターリンクは、剣での戦闘にまだ慣れておりません…剣の試練を受けさせる事を提案します。》

 

 

 

リンクは余計な事を考えてる間に話は進む

 

 

「剣の試練か…もう16じゃし、大丈夫じゃろう」

 

リンクは訪ねた

 

「剣の試練とは一体?」

 

「退魔剣の中で魔獣と戦う事じゃ…お主の実力なら…こっちの時間で、夕方には攻略できるじゃろう」

 

…剣の試練か…確かに剣は殆ど使った事はない…体育の授業で剣道位だ

 

「わかりました!受けます!」

 

リンクは剣の試練を受ける事にした

 

 

《マイマスターもやる気の様子、攻略をお待ちしております。ファイの性能の復活も兼ねてますので、一石二鳥になります。》

 

すると退魔剣は喋べるのをやめた

 

デクの木様から指示を出される

 

「ワシの前に祭壇があるじゃろ…そこに退魔剣を刺すのじゃ…そうすれば試練が始まる…1度刺すと攻略出来るまで戻って来れん…生きて帰って来なさい」

 

 

…どうやらまた死にかけるようだ

 

「わかりました…行ってきます」

 

こうしてリンクは祭壇の上に上がり、マスターソードが刺さっていた所に剣を戻す

 

「…せい!」ザク

 

そうすると、リンクの体がシーカーストーンのポータル機能の様に青い光になって、マスターソードの中に吸い込まれていく…

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「わああああああ!」」」

 

「何事です?」

 

ケミィが起こった事を理解出来ていなかった

 

 

「弾き出されたであります!」

 

シィは驚いている

 

 

 

そして剣の周囲にはシーカーストーンに入っていた物が散乱する

 

 

「あ…1人しか入れない上に、持ち込めないの伝え忘れとったわい…」

 

「「「えぇーーー!」」」

 

 

 

 

…伝え忘れに気付いたデクの樹サマ…

 

「時間の流れも違うが…大丈夫じゃろ…ファイもおるし…」

 




ありがとうございました。


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試練03

マスターソード内

 

到着した時には、広大な草原が広がっていると感心したが…

 

「なんでパンツ一枚なの?服来てたよね?ね!?」

 

シーカーストーンに話かけてナビィ達をよぼうとしたがでて来ない…

 

「あれ?…寝てるのかな?」

 

リンクはシーカーストーンの中身を見ると…

 

「…あれ…あれ!?全部からになってる!!?」

 

回復系アイテムから楽器、ケミィやシィのアイテムシリーズも全部!

 

 

《マスターリンク、お待たせしました。どうかされましたか?》

 

「いや、アイテムが全部ないんだが…」

 

《当たり前です。剣の試練なのでそれに関係無いアイテムは全部外になります。持ち込みは出来ません》

 

ちょ!聞いてないのですが!?

 

「…無い物ねだっても仕方がない…何をすればいいの?」

 

《ここの魔獣を全部、討伐してもらいます。》

 

…なんですと?

 

「この広いフィールドを?」

 

リンクはファイを見ている

 

《安心してください。人間はマスターだけになります。つまり、魔獣にとって最高の餌になります。》

 

 

「餌っておい!」

 

《ですので、勝手に向こうから来ます。右手をご覧ください》

 

「いったいなに…」シュン…タラー

 

…今頬を矢がかすったぞ!

 

「…もう狙われてるの?」

 

《最高の餌ですから》

 

すると[ボコブリン]や[リザルボス]が茂みから出てくる

 

《最初ですからサービスです。今後は時間を気にせず、自分で判断してください》

 

 

一斉に襲って来る魔獣達

 

ブギャーーーーーー

 

 

「どうしろと!手ぶらなんですけどっと!?」

 

リンクはボコブリンの攻撃をパルクールの様にかわしている

 

《近くに落ちてる武器か相手の武器を奪って下さい、それではご武運を》

 

…言うだけ言って消えやがった!!

 

 

「と…!何か刺さっている!?」

 

リンクは近付くとそれなりのロングソードが刺さっていた

 

「これで勝て…あれ?」

 

ロングソードは錆びている上に、真ん中から折れていた

 

「…ざけんな!」

 

折れたロングソードをボコブリンに投げつたら、武器を落とした

 

 

「く!…うりゃ!!」ブン!

 

リンクは[ボコバット]を全力で殴り付け、

 

赤いボコブリンは吹き飛んだ

 

 

そして背後から槍を持った、リザルボスが襲って来る

 

「槍もあるのかよ!?」

 

リザルボスが突いてくる槍をボコバットで叩き落とし、

 

「ボコバットアッパー!」ブン!

 

ギャス!

 

綺麗に入ったアッパーで武器を落とした!

 

リンクは[リザルスピア]を手にし、リザルボスの柔らかそうな所を…

 

「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!」ザクザクザク!

 

滅多刺しにして…方向転換

 

さっき矢が飛んできた方向を見ると、ボコブリンが弓を構えているので…

 

「でいやあああ!!」ブン!

 

リザルスピアを全力で投げつける

 

gayuu!

 

ボコブリンの弓に当たる

 

 

そのままダッシュで近づき…

 

背後から抱き抱え…

 

「ふん!」

 

そのまま持ち上げ、ジャーマンスープレックスを決める

 

pugyaaaa!…

 

動かなくなったようだ

 

 

「…ふぅ…これが続くのか…厄介だな」

 

倒した魔獣から頂ける装備は頂き、水を求めて歩くリンクだった

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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市役所01 ハイラルinヒロアカ

家庭訪問編になります。ハイラルに相澤先生とオールマイトこと八木先生の家庭訪問?が始まります。


ハイラル市役所前ー相澤・八木サイド

 

 

 

相澤先生達は、牧場家に家庭訪問の為、飛行機等を利用して、ハイラル市役所前に来ているのだが…

 

「…校長が前日にはハイラル市に入る様にって言ってたが…」

 

相澤先生は目の前の光景に引いている

 

オールマイト事、八木先生は開いた口が塞がらない

 

 

 

野次馬とマスゴミ、ハイラルへの入場希望者に入り口を阻まれている

 

その距離30m程にすし詰めにされている

 

 

 

「奇跡の牛乳について教えて下さい!」

 

「なんで市の中に入られねんだよ!!同じ道民だろうが!」

 

「どうか…どうか!あの牛乳を入手させて下さい!でないと…でないと子供が!」

 

 

「敵連合が密入した件について!ゼルダ市長にコメントを!一言!一言お願いします!!」

 

「オールマイトが被害者に渡した、シュークリームの卵について!ハイラルの特殊な卵だと情報が…」

 

 

………ある種、暴動である

 

 

 

 

それに対し、対応しているのは、ゴロン族の警備員二人と…

 

 

「動かざること岩の如くゴロ!」

 

「入る人は、環境省か農林水産省の許可証を持ってくるゴロ!後は帰るゴロ!」

 

 

 

青い髪の男性が対応している

 

腕に臨時職員の腕章をしている

 

「許可証がある方!ここで確認してます!!お願いします!道を開けてください!!アダ…物を投げないで下さい!(泣)」

 

 

ゴロン警備員が声をかける

 

「カーフェイさんは大丈夫ゴロ?無理なら中で休憩するゴロ」

 

「…逃げたい…」

 

カーフェイはいろいろ追い詰められている

 

…もはや戦場…

 

 

「相澤君…どうやって入る?」

 

八木先生は見ている

 

「…別に悪いことしてる訳ではありませんし…ヒーロー協会経由で許可証を貰ってるから…堂々と行きましょう…」

 

 

小さな隙間に捩じ込みながら、進む二人…

 

 

「はい…ちょっとごめんなさい…」

 

「何よ!邪魔しないで!」

 

 

…相澤先生は報道陣の真ん中を抜けて、そのすぐ後ろに八木先生が着いていく

 

割り込む先生達に気付いた臨時職員の人が声をかける

 

 

「ちょっと!許可証は…」

 

「あります…ヒーロー協会からの許可証…二人です。」

 

相澤先生はスーツのうちポケットから許可証をチラっと見せる

 

 

「!やっと普通の人がきた!通して上げて!」

 

臨時職員の人が、ゴロン達に声をかけると、扉の前をどく…

 

「他の人が入る前に早くゴロ!」

 

そうして急いで入る先生方…

 

そうして、やっとの思いで、市役所に入る

 

 

「第一関門突破だね…相澤君」

 

「まだ先は長そうですが…オールマイト先生」

 

…二人は無事、ハイラルに入る手続きをすませて行く…

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

リンクサイド

 

 

マスターソード内ー約10日目

 

リンクはというと…

 

 

 

 

ガシャガシャガシャ!pppppppppプシュン!

 

 

 

 

レーザー攻撃をしてくる、六本足のロボット[ガーディアン]に対し…

 

「デヤーーーーー!!」ガツ!パシュン!

 

ppippppp…BON!!

 

 

[鍋の蓋]を使って、レーザーがぶつかる瞬間、野球のバットの様に、弾き返し、ガーディアンを壊していっていた

 

「…鍋の蓋ってすげぇ!他の剣だとすぐ壊れる癖に!燃えやすい癖に!…おっと!」サッ!

 

パピューン!

 

現在討伐率28%

 




ありがとうございました。

鍋の蓋でガーディアンのレーザー攻撃をジャストガードで弾くネタは本当です。動画もあります。探して見てください


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市役所02

ハイラル市ー市役所内

 

相澤先生と八木先生は受付で待っている…

 

「…遅い…」

 

相澤先生は苛立っている

 

ハイラル市の職員に書類を渡した後、

 

「只今確認を取ります。少々お待ち下さい」

 

と職員の人に言われかれこれ40分

 

「まあまあ…たまにゆっくりもいいじゃないの…確かに遅いが…」

 

八木先生も時計を気にしている

 

 

そうしていると…職員から呼ばれる

 

『お客様のお呼びだしを致します。待合番号856番のお客様…県外者入市受付3番までお待ち下さい。』

 

「やっと来た…行きますか」

 

相澤先生達はボヤキながら窓口に向かう

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

外来受付

 

魚っぽい人が受付にいる

 

「お待たせしましたゾラ、相澤様に八木様ゾラね」

 

ゾーラ族の受付に一瞬固まったが、すぐ気を戻す

 

「……!あ…あぁ…」

 

相澤先生が返事をする

 

「ハイラル市は初めて…って事で良かったゾラね」

 

ゾーラ族の受付の人が、案内の紙と注意点の書かれた紙を渡し、クリアファイルを二人に渡す

 

「この上の4階にある、13番室で、ハイラル市の特に注意する事の説明があるゾラ、そこにこのファイルを出すんだゾ!」

 

 

「あ…はい…(まだまだ先は長そうだね、相澤君…)」ヒソヒソ

 

 

オールマイト事、八木先生は少しウンザリしつつ、相澤先生は完全に諦めている

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

4階ー13番室

 

 

 

「…ここかな?」

 

八木先生はそれっぽい部屋を見つけ、扉は開いていたので中を覗く

 

中は簡素な会議室になっている、机があるだけで他には何もない、女性が1人いるだけだ

 

「お…来たな」

 

奥から白髪の褐色肌の女性が歩いてくる

 

「初めまして…私は、ハイラル特別生物保護課のインパと申します。」

 

そう言って、名刺を出す

 

「あ…これはご丁寧に…」

 

八木先生とインパ課長が、名刺交換する

 

インパ課長の名刺には、ヒーロー資格保持者の記載がある

 

「へぇ…ヒーローの資格をお持ち何ですか?」

 

相澤先生が名刺を見ている

 

「えぇ…と言うか、ここの職員全員持っていますよ。出ないと回らない仕事が多いので…」

 

「ぜ…全員!?」

 

八木先生は驚いている

 

「市役所の職員がなぜ…」

 

相澤先生は疑問に思っている

 

「確か…牧場君がそちらの高校にお世話になっていると伺ってますが…今回も家庭訪問との事ですし…」

 

インパ課長は書類を見ながら確認を取っている

 

「えぇ…まぁ…」

 

相澤が相づちをうつ

 

そしてインパ課長は雰囲気を変える

 

「あの子…他の子と比べ変わった生物を使いません?」

 

「…確かに使いますが…それが?」

 

八木先生が答えた

 

「あの子は特別…個性の性か、本人の性格かは不明ですが…普通は出会うと死ぬと言われる生物と仲がいいのです。なので、今回、あの子の使う生物が、どれ程危険なのか…今回はハイラルに入る前に体験してもらいます。…その結果によっては、入る事を断らせて頂きます。」

 

「「な!」」

 

相澤先生と八木先生は驚きを隠せない

 

相澤先生

 

「どういう事ですか!?ちゃんと許可証も本物のはずです!」

 

インパ課長は席を立ち、部屋の奥に行き、壁を触ると暗証番号のパネルが出てくる

 

暗証番号を入力しながら喋り出す

 

「…先生方…今、これから行かれる所、

 

牧場家は…迷いの森の中にあり、そこのおかげで、安心して奇跡の牛乳が生産出来ています。

 

…もっとも、リンク君は家が迷いの森の中に属している事に気付いていないようですが…」

 

インパ課長が、暗証番号を入力し終わると、壁が上に上がっていき、鉄の扉が現れる

 

そしてまた課長は語り出す

 

「あそこは、我々、地元のプロヒーローでも、迷ってしまう程の森です。

 

…何の知識もない…力もない人が入ると、死ぬより辛い事が起こる事も我々は把握しています。

 

…なので、地元民も近付こうとしません…

 

午前中、牛乳業者の人が、出入りしている位の上、気にいった人しか、一緒に連れってくれません

 

この扉の先には、ある生物がいます。その生物を対峙し、ある物を持ってくる事が出来たら、許可を出します。

 

安心してください…ハイラルでの一般人が扱う生物です。…これに手こずるようでは、許可はとてもとても…」

 

 

インパ課長は、意味深げに先生達に問い掛ける

 

 

八木先生は恐る恐る訊ねる

 

「なんです…その物っていうのは…」

 

 

 

そして扉が開かれる

 

「これですよ…オールマイト…八木先生も見た事があるかもしれません」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

マスターソード内ー37日目

 

その頃、リンクは…

 

 

 

 

山岳エリアで、キャンプファイアの周りにボコブリン達が、肉を焼きながら、踊っている

 

グガフガ♪…フンガ!グサッ!

 

リンクは、ボコブリンの巣を襲い…

 

ブヒイイイ!グヂャ!ゴス!…

 

 

「…なんか…ゴメン…」ブン!

 

 

 

そう言いながら、ボコブリンを全滅させて、焼いていた肉を食べて、今晩の宿を確保していた

 

 

現在の討伐率51%

 

 

 




ありがとうございました。

こちらのインパはゼルダ無双のインパでお願いします。


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市役所03

市役所

 

相澤先生と八木先生は、扉の中を見ている

 

鉄の扉の先は幅15m長さ30m程の広さがあった

 

様々な植物が植えてあり、そこには15羽程のコッコがおり、部屋の奥には、巣が出来ていて、4羽程がちょこんと座って、卵を暖めている

 

「「…思わせておいて、鶏かよ!」」ビシ!

 

2人は突っ込む

 

 

「そう…市役所の採用試験にもなっております。コッコから卵を無事に回収し、戻って来る…これがテストです。」

 

インパ課長は、籠を渡し、真面目に話している

 

 

「…やるかい?相澤君」

 

「やるしか…なさそうですね…」

 

相澤先生は、呆れている

 

そうして、コッコを観察する八木先生

 

「…これ、プレゼントマイク先生が期末試験の時に、ヤられてた鶏に似てない?」

 

「…と言うか、そうなんでしょう…普通の鶏とは考えない方が安全でしょうね…」

 

そう言いながら、ゆっくりとした足取りで奥の巣があるところに向かう先生方

 

 

「…刺激与えないように…そろっと……卵の回収、お願いしてもいいですか?」

 

コケ?コココ…

 

 

ゆっくり持ち上げる相澤先生

 

「了解…ゆっくり…」ヒョイ…ヒョイ…

 

そして八木先生が卵を回収し、籠の中にいれている

 

そうすると、1羽のコッコが、卵を盗られてる事に気付いた

 

 

コッケコッコー!!

 

「!…不味い(--;)」

 

1羽の掛け声にシンクロするように相澤先生と八木先生を襲い始める

 

コケコケ!コココケコケコケケッコ!!

 

「く!痛!こら!突っつくな!?」

 

籠を持っている八木先生に攻撃を仕掛けるコッコ達

 

 

「オールマイト先生!…籠をこっちに!」

 

相澤先生に籠を渡した八木先生

 

 

「く!痛!こらお前らには手を出さないから!痛…髪を引っ張るな!」

 

 

コッコに周囲を囲まれ動け無くなる相澤先生

 

「相澤君!そのまま伏せて!」

 

相澤先生は籠を抱え込むように伏せる

 

 

「ふん!…ハーーー!」ブン!

 

八木先生は、一瞬マッスルフォームになり空中を手で扇ぐ、そしてすぐ元に戻る

 

すると発生した風により、コッコ達が吹き飛んで行く

 

「今のうち!早く!」

 

八木先生は相澤先生を支え、扉に向かって走る

 

コッコは今のままでは無理と認識し、近くの植物の実[ハテナの実]を食べて…

 

 

ゴケゴッゴーーー!!!

 

[ジャイアントコッコ]になった

 

「なにーー!!!!」

 

八木先生は驚いている

 

「鶏の癖に巨大化しやがった!そういう個性か!?」

 

相澤先生は悪態をつく

 

デカコッコは、相澤先生と八木先生を追いかける

 

他のコッコの数倍早く駆けていくデカコッコは、ドンド追い詰める

 

「あと…もう少し!」

 

八木先生と相澤先生は扉近くでスライディングし、扉を抜ける

 

 

「よし!!閉めるぞ!」

 

インパ課長は、鉄の扉を閉める

 

ガンガン!ガン!

 

閉めるとデカコッコの攻撃が少しあった後…扉は静かになった

 

肩で息をしながら八木先生は話し出す

 

「…なんてチキンだ…KFCが近くにあったら…バトル映画のワンシーンになるんじゃないか?」

 

「…冗談になって無いですよ…オールマイト先生…」

 

籠を抱きながらツッコミを入れる相澤先生…

 

「早速で悪いが…籠の中身はどうかな?」

 

 

インパ課長は籠を確認する

 

「…6個か…割れも無し…よし!合格!」

 

インパ課長は、クリアファイルの書類に判子を押す

 

 

「…本当は、卵を持ってくるとは思って無かったが、流石、東京のヒーローだな!…ほら!このファイルを1階にある外来受付に出せば、もう大丈夫だぞ!」

 

インパ課長は2人にクリアファイルを渡すが、鶏の羽だらけの2人は疑っている

 

相澤が口を開く

 

「…窓口に渡した後、またテストとか言わないですよね…」

 

インパ課長が答えた

 

「そんなに受けたいなら、今度はデカコッコの卵を…」

 

「「いえ、もう結構です。」」

 

「…そうか…」

 

インパ課長は少し残念そうだ

 

「…もし、牧場家に着けたら…お願いがあるのだが…」

 

 

こうして、市役所を後にする二人だった…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

マスターソード内ー46日目

 

リンクはというと…

 

 

海岸付近の高い崖を上り、頂上から叫んでいる

 

「いったい…何時になったら帰れるんだ!!!いい加減にしろおおおお!!!!…はぁ……」

 

…当然返事はなく、声を聞いて、寄ってくるのは魔獣ばかり…

 

 

今回も[ヒノックス]にターゲットにされている…

 

「…ぅアアアアアアア!!」バシュ!バシュ!

 

BOM!BOM!

 

 

 

ヒノックスの目玉に向かって爆弾矢を撃ちまくるリンク

 

 

魔獣討伐率67%

 

 

 




ありがとうございました。


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交通?

誤字修正ありがとうございました。


相澤先生と八木先生は、市役所を後にして、ハイラル駅に向かい、駅員に次の汽車の時間を尋ねると

 

「次の汽車まで…2時間!?」

 

八木先生は驚いている

 

「すみません…さっき出たばかりなもので…」

 

駅員がペコペコしている

 

「…これだから田舎は…」

 

相澤先生…過疎地の人を敵にまわしますよ

 

そこで駅員は提案をしてきた

 

「…もしお急ぎなら、ここを出て、市街地出てすぐの所に、移動手段がありますよ…あまりオススメはしませんが…」

 

相澤先生が食い付いた

 

「本当ですか?」

 

「えぇ、ピエロの格好をしたスタッフがいるはずですので…その人に声を掛ければ…」

 

相澤先生と八木先生は相談している

 

「…どうします?相澤君」

 

「いきましょう…二時間待つより…効率がいい」

 

そうして…相澤先生と八木先生は移動する

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ハイラル市ー市街地外

 

八木先生達は街の外に行くとすぐのところに大きなサーカスの様な建物を見つけた

 

ピエロの格好した人もいる

 

「あれじゃないか?」

 

八木先生は相澤先生に話しかける

 

「…とても移動手段には見えませんが…話して見ましょう」

 

そう言ってピエロに話しかける

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

大砲屋のトビー[ハイラル支店]

 

 

 

椅子にピエロの格好をした人が座っている

 

相澤先生が声をかけた

 

「あの…ここで、ゴロンゴシティまで移動出来ると聞いたのですが…」

 

すると店主のトビーが対応する

 

「ほう…ここに来るってことは急ぎかい…あんたも好きだね~…ゴロンゴシティ、2人なら3000円だよ」

 

「…まぁ仕方ない…」

 

相澤先生と八木先生は料金を支払う

 

「…ふぇっふぇ…確かに…コッコは初めてかい?」

 

相澤先生が疑問に思う

 

「(コッコ?)…えぇ、初めてですが…」

 

「なら…中に入ったら荷物は籠にいれ、あんさん方は、コッコの足をしっかり掴みな…では2名様ご案内~♪」

 

 

そうしてサーカスの建物の扉が開く

 

「…いきましょうか…」

 

「あ、あぁ…」

 

相澤先生達は中に入っていく

 

すると中には籠に繋がれたコッコと、自由に動くコッコがいた

 

八木先生にやな予感が走る…

 

「…なぁ、今からでも辞めないか…相澤君」

 

「…ちょっと私も後悔してます」

 

 

『荷物は入れたかい?…逝くよ~』

 

 

その声を聞いて慌て出す二人

 

「まって!やっぱやめ…」

 

八木先生が辞めようとするが、扉が閉まり、アコーディオン音楽と共に部屋が動きだした

 

八木先生は急いで荷物を籠に入れ

 

コッコを持つ相澤先生達

 

天井に穴が開き、角度がつく

 

「…学生以来だな、こういう感じ」

 

相澤先生はボソっと呟く

 

そして床が急上昇し相澤先生と八木先生を吹き飛ばし、大空を飛んでいく相澤先生達

 

「人間大砲なのかよおおおお!!!」

 

八木先生の声は虚しく響いていく

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

マスターソード内ー73日目

 

リンクはと言うと…

 

「…マジュウ…kill…切る…斬る…」ふら…ふら…

 

廃墟となった闘技場であっただろう場所を、目を虚ろにしながら、ぶつぶつ言いながら歩いている

 

 

Gyaaaaaaaa!!

 

そこに、白髪の[ライネル]が現れ、リンクに襲いかかる

 

すると、リンクはライネルの動きに合わす様に、攻撃をかわしていく、

 

ライネルの攻撃をかわすと、リンクはゾーンに入った様に視界がゆっくりになり、[雷電の剣]で滅多斬り、刺し、[強化リザルボウ弓]で撃ち…

 

 

「はぁっはぁ…ガアアアアアア!!マジュウハドコダ!!斬ル!切ル!…kill!!」

 

倒したライネルの上で雄叫びをあげていた

 

誰とも話さない為、修羅と化していくリンク

 

 

魔獣討伐率89%




ありがとうございました。


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ゴロンゴシティ

昨日

評価数字が777になっていたので思わずスクショをしてしまいました。


ゴロンゴシティー着地場

 

八木先生達は大空を放物線を描く様に飛んでいたが、コッコ達によって、着地地点に羽ばたかれ、無事着地に成功する

 

予想外の移動方法に相澤先生達は戸惑いを隠せなかった

 

「…もう、何が起きても驚かないぞ」

 

「…だね、次はちゃんとした汽車で移動しよう、相澤君…」

 

 

そうして、コッコの羽だらけになった服を払いながらの、今夜の宿屋に向かう…

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

宿屋

 

 

宿屋を見つけ、予約があるか確認する二人

 

受付にいるゴロン族に話をする

 

 

「いらっしゃいなんだゴロ!」

 

 

相澤先生が確認をとる

 

「すみません…予約している相澤といいますが…」

 

「予約だゴロね…少し待つゴロ!」

 

ゴロン族の人が台帳を調べている

 

待っている間に八木先生は相澤先生に話しかける

 

「(なんか…ここに来てから、牧場少年がいっぱい、いるように見えるね)」

ヒソヒソ

 

「(これが本物なのでしょう…)」

 

すると台帳を調べてたゴロン族の人が声をかけて来た

 

「あったゴロ!お待たせなんだゴロ、お部屋は3階の爆弾花の部屋になるゴロ!お風呂は朝の3時~5時以外は自由に入れるゴロ」

 

そうして木札のついた鍵を相澤先生が貰う

 

 

「いきますか…」

 

そうして部屋に行く

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

爆弾花の部屋

 

 

部屋はアジアンな感じになっているが、飾られている花が爆弾花になっている

 

「いい部屋じゃないか」

 

八木先生は気に入ったようだ

 

「校長も良いことしてくれますね」

 

相澤先生は、荷物を整理している

 

 

「早速、風呂に行くけど、どうだい?」

 

八木先生は誘ったが

 

「…少し眠ります…お先にどうぞ」

 

そう言って寝袋に入ってしまった。

 

「いや!宿屋に来てまで寝袋かよ!ナンセンスにも程がないかい!?」

 

突っ込む八木先生

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

大浴場

 

八木先生が浴場に入ると先客のゴロン達が入っていた

 

「お邪魔しま~す…」

 

「ゴロ?観光ゴロ?」

 

「えぇまぁ…あ゛~~~…イッツ」

 

八木先生は傷が染みるようだ

 

「怪我してるゴロ?」

 

「えぇ…少し前にいろいろありまして…」

 

「なら、傷口をおもいっきり、沈めるゴロ」

 

「えぇ…傷は濡らすと不味いのでは…」

 

ゴロンのアドバイスに驚いている

 

「ここの温泉は妖精の泉の水を地熱でゆ~くりと温めてるゴロ、その方が治りが早いゴロ」

 

 

八木先生は、半信半疑で傷口を沈めると、通常ではあり得ない速度で、火傷や傷が治っていく

 

「!!!これは!」

 

八木先生も驚いている

 

「あんちゃんの腹の傷は古そうだから時間がかかるゴロ、でも火傷や擦り傷ならすぐに治るゴロ…のんびり浸かるゴロ~、2週間位入っているけど全く飽きないゴロ~…」

 

傷口があった所を撫でる八木先生

 

「…市役所があんなに入るの拒否する理由が、だんだんわかってきた気が…。…これは…制限したくなる…」

 

制限が無かったら、多分こんなのんびりとは過ごせないだろう…絶対に…

 

 

「ゆっくりが1番ゴロ~、ここでしか飲めない[ヒョイの実味のフルーツ牛乳]も風呂上がりにいいゴロ」

 

八木先生は神野での、オールフォーワン戦とコッコの卵争奪戦による傷は無くなった

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

マスターソード内ー98日目

 

リンクは…

 

 

Gahahahaha!!

 

巨大な廃城の中心で、大きな2本の剣を持った[ファントムガノン]と対決している

 

「オマエガ最後カアアアアア!!!」ダッシュ!

 

リンクは[王家の剣]、[王家の弓]、[獣王の盾]で挑んでいた

 

魔獣討伐率99%

 

ラスト一体!

 

 

 




ありがとうございました。


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帰還

マスターソード内ー99日ー深夜

 

廃墟の城に金属のぶつかり合いの音が響く

 

Gaaaaaa!

 

「ヤアアアアアア!!」

 

キン!キン!キン!キン!

 

相手が後方に下がると口を開けると赤黒い球体が、バチバチ音を立てながら発射準備される

 

「サセルカ!!」ギリギリ…バス!

 

リンクは弓を構え、口に矢を放ち

 

強い剣での攻撃が来そうな時は、相手の動きに同調してかわし、隙を付いては斬りつけ、盾で受けれそうな攻撃は、受け流す

 

ひたすら繰り返される

 

ファントムガノンが、右手の剣を大きく振りかぶって来たのを盾で弾くと少し体勢が崩れた

 

「セイ!」ゲシ!

 

足で左膝を思いっきり蹴り、体勢を完全に崩した

 

「セイ!…ハアアアーー!!!」タン……グブシャ!

 

ボロボロになった剣を両手に持ち、少し飛び上がりそのまま、ファントムガノンの胸に突き立てる

 

メキメキと嫌な音を立てながら突き立てた剣はどんどんヒビが入っていくが…

 

gyaaaaaa…

 

なんとか討伐に成功

 

「はぁ…はぁ…はぁ…」

 

リンクはその体勢のまま動けなくなり、100日目の朝の光を廃墟の隙間から浴びながら、リンクはシーカーストーンの青い光に包まれ、初日以来全く喋らなかった、ファイの声を聞いた

 

《おめでとうございます。mission completionになります。》

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

森の神殿ー祭壇前

 

時間は夕方になっており、当たりも暗くなり始めてきた。

 

シーカーストーンから追い出された、ナビィ、ケミィ、シィはというと

 

「もう…食べれんです♪」ゲップ

 

ケミィは、シーカーストーンから押し出された材料とお菓子類を食いつくし…

 

「ふへへ…ふへへへへ…」カリカリ

 

シィは自分のサイトに載せる、マンガを描き…

 

「るんる~んる~んるん♪」

 

ナビィはマコレとセッションをしていた

 

…周囲は、宴会の様になっており、また、怪しいアイテムが新しく転がっている

 

祭壇もケミィ達によって、カスタムされており、ケミィに髭を生やした変な銅像が立っており、景観ぶち壊しになっている

 

 

 

 

 

するとマスターソードが発光し出す…

 

 

 

発光はだんだん強くなり、そしてマスターソードの前にリンクが帰還した。

 

「……………」

 

方膝立ちで、剣を支えにし、目が虚ろの状態で、帰って来たリンク

 

右手には歯こぼれした[王家の剣]に、左手にはヒビの入った[獣王の盾]、背中には弦がボロボロの[王家の弓]、木の皮を加工した矢筒…そして全身に傷跡…

 

 

 

「あ…リンクです♪…!!」

 

ケミィが気付いた

 

「帰還したでありますか!……!!?」

 

「遅イジャナイ!……!!??」

 

シィ、ナビィとケミィに続き、リンクに近寄る

 

 

「…どうしたです?まるで都会で干され、田舎に帰ってぐ、オッサンの目、してるです」

 

ケミィは、リンクの前でうろうろしている

 

「…むしろ戦場で、激戦の中戻った軍の兵士みたいであります…」

 

シィは、肩でリンクの顔をペシペシしている

 

「…チョット[ファイ]!アンタ…リンクニ、ナニヲサセタノヨ!!」

 

ナビィはファイを問い詰めている

 

《はい、マイマスターリンクに、剣の攻撃に慣れて貰う為、無人のフィールドで魔獣を倒して貰いました。》

 

「…ドンナ状況デ、コウナルノヨ!!」

 

《常に魔獣に襲われる状況で、100日程過ごしております。お陰で魔獣を見ると、辻斬りも驚愕の速さで、斬り倒しに行くようになりました。やはり実戦が1番であります。あの鋭い剣技…早く使われてみたいです。》

 

「目ガ死ンデルジャナイノオオオオオ!!!」

 

ナビィはリンクの頭上でウロウロしている

 

リンクは周りの懐かしい声を聞いて、周囲を見渡す

 

「あ…動いたです♪」

 

「大丈夫でありますか?」

 

 

するとリンクは、だんだん目に光を取り戻していき…

 

「帰った…帰ってこ…れ…」バタ

 

 

ケミィを押し潰す様に倒れた

 

「苦しいです~」ジタバタ

 

 

「本当に何があったでありますか?」

 

「…相当ヒドイ目二アッタミタイネ…」

 

その後、マコレの[癒しの歌]と妖精の泉の水と妖精で、動ける様になるリンクであった

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

しばらくして…

 

 

リンクは意識を取り戻し、通常運転に戻った

 

そして、デクの樹サマがリンクに声をかける

 

「よく…生きて帰ってきたの~リンクや」

 

「デクの樹サマ!お見苦しい所を…」

 

「ヨイヨイ…リンクの体を見れば、どれだけ過酷な状況にいたかわかる…強くなったな」

 

「…ありがとうございます!!」

 

実際、リンクの体つきは、無駄の無い筋肉で固められており、一回り大きくなっている

 

 

「疲れたじゃろう…まだこっちでは1日立っておらんから…早く帰りなさい…」

 

デクの樹サマはリンクに気遣っている

 

「はい!また!」

 

リンクは帰ろうとするが、デクの樹サマに呼び止められた。

 

「…リンクや…祭壇近くの物とマスターソードを持って帰ってくれんかの?…出来たらあの銅像も…」

 

「「あ…」」

 

ケミィとシィが固まっている

 

「なんだ…あの銅像…お~ま~え~ら~(怒)」チャキ!

 

近くにあったクローショットを両手につけるリンク

 

「に…逃げるです!」ダッシュ

 

「戦略的撤退であります!!」ダッシュ

 

「待て!!食材とお菓子も全部食いやがって!」バス!バス!

 

 

…あんまり変わらない所もあるが、変わらないナビィ達のを見て安心したリンク

 

その後、アイテムを回収し、マスターソードをしまい、帰宅するリンクだった

 

そのまま刺しといたほうが、平和じゃないかと思ったのは内緒だ

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その頃、オールマイトこと、八木先生は

 

 

「…あ~…長…湯し…た………」

 

古い怪我も治そうとして、風呂に長湯しすぎてしまい、湯当たりを起こして

 

浴場内の長椅子で伸びていた…

 

「人間なのに無茶するからゴロ…3年前の傷なら4ヶ月位かかるゴロに…」

 

 

 

まだ入っているゴロン族…

 

 




ありがとうございました。


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山道01

リンクは、久しぶりの自宅に帰っていた

 

しかし、両親には半日程度なので、変化に驚いてはいるが…

 

「ま…迷いの森だしな…」

 

「そうねぇ~迷いの森だものね~」

 

…何時ものスルーをされた

 

森で何かあると、大概これで片される

 

 

 

まぁ…明日は家庭訪問だ…ちゃんと来れればいいけど…

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

翌日ー迷いの森ー入り口ー午前

 

 

現在、八木先生と相澤先生は森の入り口に来ていた

 

「…ここが、入り口…」

 

「どっかのジ◯リ映画に出てきそうですね…オールマイト先生」

 

ここまで来る間、何人もの人に止められたが、なんとかここまで来た。

 

「結局、出入りしている牛乳業者に会うことも出来ませんでしたし…、このGPSだけが頼りですね」

 

ポケットからGPSを出す相澤先生

 

「よし!…行こう」

 

 

そうして中に入っていく

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

森の中

 

深い森の暗い中、少し霧が出ている所を20分歩いていると異変が起こる

 

「…!GPSが…」PipiーPipiー…

 

GPSがエラーを起こしている

 

相澤先生はGPSを上に上げたりするが、直る気配はない

 

「ダメだ…もうGPSは役に立たなそうです。」

 

「な!…確か…森の横を抜けていくと泉があるって牧場少年が、言ってたのを聞いた事があるが…」

 

八木先生は当たりを見回すが…

 

現在完全に四方を霧と巨大な樹木、少しの風…

 

森の中なので、どこが横なのかがわかっていない…

 

「もしかして…遭難?」

 

不吉なことを言う八木先生…

 

「家庭訪問で遭難したら笑えないですよ…本当に…ハウンドドック先生を連れて来るべきたったか…自分の足跡を追って戻って見るか?」

 

しかし…頼りのGPSは役にたたず、霧の上、昼間なのに薄暗い…

 

事実上の遭難である

 

「おーい!牧場くーん!聞こえないか!?」

 

八木先生は、周囲に誰かいないか試みている

 

すると、ある茂みから顔を出すデグナッツがいた

 

「牧場少年!ここにいたのか、丁度よかった…今から家庭訪問に…」

 

八木先生がデグナッツに近づくと、大量のデグナッツが次々と現れる

 

「牧場君がいっぱい?」

 

「ということは、こいつらがデグナッツっと言う妖精ですね」

 

一匹のデグナッツが声を掛けた

 

「お前ら!何者だっピ!」

 

八木先生が答える

 

「いや!怪しい者じゃ無いよ!…牧場リンクの高校の先生だよ」

 

そうして手帳を見せるが…

 

「…リンクの知り合いなら、友好の歌をするっピ!知り合いなら知ってるはずダッピ!よく奏でてるっピ!」

 

相澤先生と八木先生は、顔を見合わせている

 

「(相澤君、牧場少年から何か聞いてないかね?)」ヒソヒソ

 

「(…いや、知りません)」ヒソヒソ

 

※サリアの歌です。

 

「…知らないっピ?」

 

デグナッツは訊ねた

 

「いや!知っているよ…(思い出せ…牧場少年がやってたメロディ…!確かこの子に変身するときのメロディは)」

 

八木先生は必死に思い出しているが…

 

「ら゛ら゛ら゛~ら゛ら゛ら゛~…」

 

真似して歌ったのは、1番印象にあった森のメヌエットッポイ何かをした!…結構ずれている orz

 

「………違うっピ!!お前ら!俺達を拐う侵入者ダッピね!!」

 

デグナッツ達は構える

 

八木先生は否定する

 

「いやいや!誤解しないでくれ!誘拐なんてしないよ!?」

 

相澤先生は逃げる準備をする

 

「…これが、あの試験の意味か…なるほど…」

 

相澤先生と八木先生は構える

 

「放つっピ!」ポン!ポン!ポン!ポン!ポン!ポン!ポン!ポン!

 

 

デグナッツ達は一斉に先生達に向かって種を撃ちまくる

 

「く!適当にやるからですよ!しかも音痴ですし!!」ダッシュ

 

「すまない!相澤君!」ダッシュ

 

逃げる先生達

 

「逃がさないっピ!」プーパー!

 

デグナッツはラッパを吹いて仲間更に呼び、コログと共に追い詰める

 

コログは植物を急成長させ、先生達の道をふさぎ、デグナッツが種を撃ちまくる

 

「なあああ!!」

 

八木先生は必死に走っている

 

「くそ…保護生物じゃなかったら倒すのに…しかも抹消が効かない!ミッドナイト先生を連れて来るんだった!!」

 

相澤先生は木の壁を上手く使い、種をうち返してはいるが…デグナッツ達はどんどん増えていく

 

「[スタルフォス]!お願いするっピ!」

 

そうして追い詰められた先にいたのは、剣と盾を持った骸骨が相澤先生と八木先生を襲う

 

「GAaaaaaaaaa!」

 

スタルフォスが木を斬ると、木が倒れてきて相澤先生と八木先生が分断されてしまい

 

相澤先生の方はデグナッツが、八木先生の方にはスタルフォスが向かった

 

「相澤君!…なんて森だ!牧場少年の家に行くだけでこんなになるなんて…」

 

相澤先生達の行方はいかに…

 

 




ありがとうございました。


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山道02

森の中ー八木先生サイド

 

スタルフォスはだんだん仲間を増やして行きながら、八木先生を追い詰めていく

 

「く!…エネルギー切れがここに来て厄介だとは…」

 

八木先生は逃げにげている

 

しかし、コログ達によって逃げるルートがどんどん狭くなっていく

 

「はぁっはぁっはぁっはぁ…」

 

そして…体力がなくなって来たところをスタルフォスが剣で斬りかかる

 

「もう…だめか!」

 

…しかしなかなか攻撃が来ない

 

「…どうして」

 

スタルフォスが八木先生をよく見ている

 

「………ん?」ジィーーーーー

 

そしてスタルフォスは、喋り出す

 

「…なんだよ…もうスタルフォスになってるじゃないか…」カタカタカタカタ

 

 

スタルフォスは剣をしまう

 

「お前…新人だろ、早くイカーナ古城に行って早く装備と説明貰ってこいよ…でないと気がくるっちまうぞ」カタカタカタカタ

 

 

そうして、スタルフォスは、デグナッツの応援に向かっていった

 

「(…仲間と思われてしまった!!!!)」orz

 

八木先生は声には出さないが…かなりショックを受けていた

 

また別のスタルフォスが話かけて来た

 

「道がわからないなら案内するぜ」カタカタカタカタ

 

「いえ!そんな行くところがあるので…」

 

八木先生は断るが…

 

「ここで死んだ奴は自分がいつ死んだかわからなくて、さ迷うんだ…運命を受け入れろよ」カタカタカタカタ

 

そうして八木先生は連れて行かれる

 

「NOーーーーー!!!私はまだ生きている!!」

 

「ハイハイ…みんなそう言うから…」カタカタカタカタ

 

森の奥に連れていかれる八木先生…

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

森の中ー相澤サイド

 

相澤先生は森の中を走って、デグナッツ達の種マシンガンから逃れていた

 

「く!八木先生は大丈夫なのか!?」バスバスバスバス!!

 

 

「撃てー!追い返せー!森の平和を守るっピ!」ポン!ポン!ポン!ポン!

 

ドンドン追い詰めていく…

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

牧場家ー牧場

 

リンクは父さんと一緒に、牛のブラッシングをしている

 

「ふふふ~ふふふ~ふふふ~ふ~ふ~…」

 

父さんは気を紛らわす様にブラッシングし、出来ない口笛で、エポナの歌をしている

 

「父さん、エポナの歌やろっか?」

 

リンクは、オカリナがないので、スチールパンを使ってエポナの歌をやろうとしている

 

 

「あぁ…お願いしようか…」

 

リンクはスチールパンを奏でてる

 

♪~[エポナの歌]~♪

 

 

久しぶりのリンクがするエポナの歌に、牛達やコッコ達がよってくる

 

そうして牛達にエポナの歌を聞かせながら、ゆっくりとした時間が過ぎていく…

 

 

「明日のお乳も良くなりそうだ…」

 

今は森の中での出来事は、まだ知らされていないリンク

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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探索

牧場家ー夕方

 

もうすぐ日が暮れる…相澤先生達の分の食事も用意してなったが、約束の昼時間に来なかった。

 

母さんが心配をしている…

 

「…やっぱりダメだったんじゃ…」オロオロ

 

父さんも心配している

 

「…警察に連絡するか…捜索願い…無理だろうな…」

 

父さんは電話をしている

 

「ぼくちょっと見てくる!」

 

リンクは飛び出して、森の中に入っていく

 

「気を付けて!」

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

森の中

 

リンクは近くの妖精を呼ぶ

 

♪~[サリアの歌]~♪

 

 

するとコログやデグナッツが出てくる

 

「ピ!、この時間に珍しいっピ!…どうしたっピ?そんなに慌てて…」

 

「事件ですか?」

 

リンクは状況を説明する

 

「今日来る予定の先生が来ないんだ!何か知らない?」

 

「「え…」」

 

コログ達は固まった

 

「…何か知ってるね」

 

リンクは問い詰めている

 

するとデグナッツが答えてくれた

 

「…ハンターと思って、今追ってるピ…」

 

「え~~~!!!」

 

リンクは驚いている

 

「すぐに止めないと!!…ナビィ!」

 

「…間違ッテ迷ウ所ニ入ッタミタイネ…[森の試練]受ケテナイ人ニハネ~」

 

リンクはスチールパンを出し、メロディを奏でる

 

♪~[闇のノクターン]~♪

 

 

リンクは狼の姿になって、森の中を進む

 

 

…ここだけ木の位置が違う!それに栄養ゼリーの匂いがする

 

 

森の入り口に向かって走ると、戦闘があったと思われるに出た

 

 

周囲を探して見ると先生の物と思われる荷物が枝に引っかかっているのを見つけた

 

…これで追える!

 

リンクは匂いを覚え、今度は匂いの後を追いかける

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

相澤サイド

 

相澤先生は木に縛られていた

 

「…………」

 

体力を少しでも温存するため、じぃっと動かない

 

顔や体は種マシンガンを喰らったのか青アザだらけになっている

 

その周囲で、デグナッツとスタルフォス、コログが踊っている

 

「捕まえたッピ♪」

 

「捕まえた♪」

 

「ス~タル~フォス~♪」カタカタカタカタ

 

…楽しそうだ、相澤先生は問いかけた

 

「お前ら…何が目的だ」

 

デグナッツは答えた

 

「この森は、みんなで守ってるっピ!」

 

続く様に答えるコログ

 

 

「でも、ハンターが入ってきて、ボク達を拐っていく上に、木を盗んで行く!」

 

スタルフォスが答える

 

「なので、侵入者は死んで貰う!肉は植物の栄養に!骨はスタルフォスに!魂はポウに!」

 

相澤先生を脅しながら答えていく

 

デグナッツが語り出す

 

「もうすぐ夜だっピ!…そうすればゴーストがお前を襲い、魂を奪うっピ…それでは退散ダッピ!」

 

コログとデグナッツは撤収している

 

 

スタルフォスは見張っている

 

「まぁ…もう少ししたら兄弟だ、仲良くしようぜ」カタカタカタカタ

 

「………」

 

「黙りか…まあいい、俺もあんたも他の奴と似たようなハンターなんだろ、俺が森に入ったのは、永遠の命の秘密を知るためだったからな…あんたはどうして森に?金?」カタカタカタカタ

 

「…俺は只の家庭訪問だ」

 

「…本当に!?それで森に入ったの?住民に止められたはずだぜ?気の毒~」カタカタカタカタ

 

スタルフォスは笑っている

 

「あんたはなぜ人を襲う、随分調子がいいみたいだが…」

 

 

「…強いて言うならルールだからだ。昔、生きて生物学者をしていた頃、命の脆さを知ってね…永遠の命についての研究さ、

 

ここに千年以上に生きるコキリ族の噂を聞いて、いても立ってもいられずこの森に来た。

 

山岳のプロと一緒に入ったら襲われた…ここの生き物は皆協力して生きてる、皆で守り、この森の秘密が外に出ない様に…まぁ500年前の話だがな」カタカタカタカタ

 

相澤先生が訊ねた

 

「あんた…500年もここにいるのか?」

 

「そうだよ、というよりはここ以外に行けないし、行ったら終わりだ、太陽の光を浴びると体が無くなるんだよ…せめて研究資料を完成させたかったよ…今考えたらもう骨だけになってたな…カッカッカ」カタカタカタカタ

 

相澤先生は考えている、そうしているうち、太陽が沈む

 

「さて、時間だ…これから長~いスタルフォス生活だ…先輩としてアドバイスしてやるよ…軽く逝こうぜ、骨だけに」カタカタカタカタ

 

すると紫の光がゆっくりとこっちに来る

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

リンクサイド

 

リンクは[センス]を研ぎ澄ましながら、匂いを追っている

 

大分奥まできたが…

 

「リンク殿!いたであります!!」

 

シィが見つけてくれた

 

リンクが見ると、木に縛られている相澤先生がいた

 

…何かいる

 

近づいてセンスを研ぎ澄ましていくと鎌を持ったゴーストが相澤を襲おうとしている

 

…不味い!

 

「アオーーーーーン!!!」

 

とりあえず意識をこっちに向かわせる

 

そしてダッシュで、駆け寄り、ゴーストに噛みつく!

 

「ガウ!!」ガブガブ!!

 

ピヒャーーーー!!…

 

光っている所を噛みつくと消滅した

 

「ガルルルル…」

 

リンクはスタルフォスに対して威嚇する

 

「…なんだよ、お前さんの縄張りだったのか?…ゴーストを噛み砕いた…また新しい生物か、まだ新しい発見があるとはね…わかった…もういくよ」カタカタカタカタ

 

そうして、スタルフォスは去っていった

 

「……狼に助けられるとわな…むしろ餌にされるか?まだチャンスはあるか」

 

相澤先生は狼を見て色々考えている

 

 

 

リンクは、スタルフォスが居なくなったのを確認して、遠吠えでメロディを奏でる

 

 

♪~[闇のノクターン]~♪

 

 

 

リンクは人間に戻った

 

「相澤先生!生きてた?スタルフォスになってない?」

 

ケミィ達も肩から見ている

 

「牧場!…新しい個性か?」

 

リンクは[八百万のサバイバルナイフ]で拘束を切りながら答える

 

 

「えぇ…狼に成れる様になりました。昼過ぎても来ないから迎えに来ました。…先生1人?」

 

 

 

「いや…オールマイト先生も一緒だ…探せるか?」

 

 

「荷物があったからなんとか…とりあえずこっち!家に来て下さい!…後これ!」

 

リンクはシーカーストーンから牛乳を出し、[カンテラ]で周囲を明るくしながら進む

 

「…今度、お前の家に家庭訪問行く時、迎えに来てくれ…毎回これでは敵わん…」

 

相澤先生は、牛乳を飲みながらリンクについていく

 

 

…相当酷かったようだ、まぁ、侵入者対策だから仕方無いよな、きっと変な所から入ったのだろう

 

 

 

 

 

 

その後、相澤を家に送った後、オールマイト先生?も見つけた

 

 

…匂いをたどって来たが、スタルフォスが行進練習をしており

 

「……うぅ~」

 

…狼の間は、白黒にしか見えないから見分けがつかない!

 

「頼む!もう帰してくれ!相澤君が待ってるんだ!」

 

 

 

「諦めなって、もうギブドかスタルフォスになってるって…」カタカタカタカタ

 

…あ!いた!

 

声のする方向を見ると、オールマイト先生は、なぜか、スタルフォスの装備をし歩行訓練に参加ていた。

 

まぁ…生きていたからいいか…

 

 

ケミィが写し絵を撮っていたのは言うまでもない

 

 

 

 




ありがとうございました。


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家庭訪問

昨日、遭難及びスタルフォス化しかけた?先生は、泊まってもらい

 

今日の午前、牛達の餌やりを手伝って貰った

 

相澤先生は母さんがやってた寝床様のワラの交換を手伝っている

 

「わざわざ手伝わせてスミマセン」

 

「いえいえ…こっちこそお世話になりましたから…おっと!」

 

コッコが近づくと遠回りしている

 

…コッコを警戒するのは何故だろう

 

「…ちょっといいかな?牧場少年…」

 

八木先生に声をかけられた

 

「どうしました?」

 

「…あそこの鶏も巨大化するのかね?」

 

指の先を見ると放牧エリアの隅に放し飼いにされているコッコがいた

 

「えぇ…[ハテナの実]を食べると大きくなりますけど…どうかしました?」

 

「い!いや!何でもない…巨大化するなんて凄い鶏だね!」

 

「因みに前からオールマイト先生が食べてるシュークリームは、[デカコッコ]の産みたて卵を使ってますよ。デカイ方が美味しい卵を産んでくれるんで…どうしました?」

 

さっきより汗が激しいが…

 

「今まで苦労かけてゴメン!」

 

八木先生に肩に手をおかれ謝られた

 

「何が?美味しい方が良いじゃないですか…」

 

デカコッコだと1個で60個分になるから大量に作る時は便利なんだよな

 

※因みに、ダチョウで20~25個分になります

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

応接室

 

家庭訪問がやっと始まる

 

相澤先生から切り出す

 

「今回は、迷いの森で危ない所をありがとうございました。大事な息子さんを預かっていながら、誘拐されてしまい、プロヒーローなのに申しわけございません…」

 

父さんが答えた

 

「いえいえ!生きてた事が何よりですよ!あの森に迷うと大人は4時間で下手すると命を落とし兼ねない場所ですから…」

 

 

相澤先生…冷や汗が出てますよ

 

「…今回の目的は、雄英高校の全寮制のお知らせになります。先日の誘拐事件の再発防止の為、ご協力頂けたらと思いまして…グシャグシャですみません…」

 

相澤先生がカバンからグシャグシャになったパンフレットを出す

 

母さんが答えてくれた

 

「…元々近くにアパートを借りていたので大丈夫ですよ、むしろそっちの方が安心しますし…」

 

八木先生が答えた

 

「ご協力ありがとうございます!大切に預からせていただきます。」

 

…今度から寮生活か…

 

そういえば、共同生活は初めてだな…

 

相澤先生が父さんに話をする

 

「後、市役所のインパさんから知ってたらと言われてるのですが…」

 

「?…何でしょう?」

 

「…[ガノンの遺産]ってご存知ですか?」

 

 

?父さんと母さんは固まった

 

父さんが動き出す

 

「…他の人には話しましたか?」

 

相澤先生は答えた

 

「ニュースはご覧には?」

 

「いいえ…ここは電波が入らないので…」

 

「ならご説明いたします。」

 

相澤先生はオールフォーワンとオールマイトの戦闘の事を伝え、一本の街を焼いた巨大な刀について説明した

 

 

「…そうですか…」

 

父さんは神妙な面持ちをしている

 

「何か知ってたら教えて下さい。今後の対策を練るためにも」

 

…空気が重い

 

そんな中、話し出したのは母さんだった

 

「…判りました。いいでしょう」

 

母さん?

 

「おいおい!いいのか!?」

 

父さんも驚いている

 

「全て集められ、厄災ガノンのパワーを持つ人が現れるよりはいいわ」

 

…なんだろう厄災ガノンって…

 

「…という訳でリンク、あなたは森に行ってなさい」

 

ズル!

 

「えーーーー!!なんで!?」

 

「ここからは大人の世界です。いいわね!」

 

 

「聞きたいんだが…」

 

リンクはなんとかしてみようと試みるが…

 

「い・い・わ・ね(怒)」

 

万国共通…母には勝てない!

 

…デグの樹サマに聞こう

 



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ガノンの遺産

森の神殿

 

リンクは追い出されたので、ここに来ている

 

デグの樹サマに会うときは、ナビィ達は皆シーカーストーンの中にいる

 

…ほっとくと何を仕出かすかわからん

 

 

 

「デグの樹サマ~聞いてる?」

 

リンクはデグの樹サマに母さんの事を愚痴っていた

 

 

「あいあい…本当にねぇ…」

 

デグの樹サマも少し困っている

 

そしてガノンの遺産について教えてくれた

 

 

 

「まぁ~…ガノンの遺産についてじゃが…

 

近い物はもう持ってるはずじゃよ…

 

退魔剣の中での生活で、燃える剣や雷の槍を持った魔獣がいたはずじゃが…」

 

リンクはシーカーストーンを操作しながら話す

 

「はい…確かに持ってます。」

 

火炎の大剣、雷電の槍、氷雪の槍、ガーディアンナイフ…

 

マスターソードの中の魔獣が持っていた武器だから持っていたら、持って帰る事が出来た奴が沢山ある

 

 

「ガノンと言うのは、厄災の怨念…

 

2000年位前…当時の勇者が、ガノンと戦った時、ガノンが手にしていた武器…

 

ガノンの…当時は魔力といったが、現代じゃと個性じゃな、属性武器が個性で強化された武器…

 

それが、[ガノンの遺産]じゃ」

 

 

 

へ~…この武器の…

 

 

「それぞれ属性に武器があって、炎の剣もその1つじゃ」

 

 

 

…ちょっと待て

 

「…全部でいくつあるのですか?」

 

 

その話だと沢山ありそうだが

 

「そこまではわからん…ただ、火、氷、雷、そして虚無…それぞれ1個づつは、あるはずじゃ」

 

 

…そうなのか

 

「…もし、リンクが見つけたら退魔剣で突いてやるがよい…ガノンの魔力は消えさるはずじゃ」

 

 

「ただの剣とかになるの?」

 

リンクは質問した

 

「まぁ、燃える剣という意味では変わらんが、威力は普通になるはずじゃ…

 

ガノンの魔力そのままじゃと、下手すると1振りで、街が焼け野はらになってしまうしのう…

 

1番厄介なのは、全部が1つの所に集まる事じゃ」

 

 

 

「1つに…何が起こるの?」

 

 

 

「これも700年位前にあった事じゃが、1度集めようとした大馬鹿者がおっての…

 

その際は、魔りょ…個性が暴走し、城を中心に国が1つ無くなりおったわい…確か名前が織田…とか聞いた事があるのぅ」

 

 

 

「なんでそんなのがほっとかれてるの!?」

 

 

 

「と…言うより、強力過ぎて壊せないんじゃ…当時の賢者達は、それぞれの地域に封印するしか出来なかったからの…当時マスターソードはこの地から抜く事が許されてなかったしのう…」

 

リンクはシーカーストーンを取り出す

 

「…ファイ、どういうこと?」

 

すると、シーカーストーンからファイが喋ってくる

 

《私は長年、所有者が現れず、一部を破損していた為、その間については、情報がございません…》

 

「つまり…壊れてたからマスターソードは抜く事が出来ず、封印するしかなかった…てことか…」

 

 

《そして、マイマスターリンクの力で、本来の性能を取り戻しました。破損した時、ファイの中に巣食う魔獣が修復の邪魔をしていたので、召喚された当時、ファイの性能は95%ダウン、しかしリンクがユーザー登録をして36%まで修復、剣の試練を受け入れ、全部討伐に成功したため、90%まで修復完了しました。》

 

「残り10%は?」

 

《マスター次第です。マスターの技量と個性の強さによる誤差になります。ですので、ファイを沢山使って下さい、他の妖精に頼らないでも大丈夫なくらい》

 

「「「ちょっと待った!」」であります!」

 

…シーカーストーンの中が一気に騒がしくなってきた

 

「1番新人の癖に生意気であります!」

 

「「そーだそーだ!!」」

 

シィの訴えに同調するケミィ達

 

《マスターに会うまでの性能は5%以下でした。

 

しかし、マスターが握った瞬間、30%以上回復しました。これは今までにないことです。

 

なのでマイマスターリンクとの相性は、抜群のはずであります。後はシンクロ率をあげるだけです。

 

さぁ!斬って、斬って、斬り倒して下さい!!》

 

 

…コイツ、切り裂き魔じゃないよな?

 

 

「ヤるかです!分解(バラ)して解析(悪改造)してやるです(怒)」

 

 

ケミィの声が聞こえた後、シーカーストーンが暴れだし落としてしまう

 

…ケンカはしばらく続きそうだ

 

「ふぉっふぉっふぉ…元気がいいのう~」

 

デグの樹サマ…笑ってないで、どうしたらコイツらまとめられるか教えて下さい(泣)

 

 

 

先が思いやられるリンクだった

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

牧場家ー応接室

 

リンクの両親は、ガノンの遺産について話をしていた。

 

相澤先生が確認を取っている

 

「すると…奥さんの曾祖母が賢者と言われていて、当時、他の賢者の人が、他の地域に持っていった訳ですね?」

 

母は返事する

 

「えぇ…私の曾祖母は、当時、森の奥にある剣を守っていたので、

 

他の人が何処に持っていったか迄は、わかりませんが…母から伺っております。

 

…私達では森の奥には行けないので、剣が実際あるかどうか…

 

あっても当時で壊れかけなので、錆びて無くなってるかもしれません」

 

父さんも答えた

 

「森の試練を突破したリンクは奥までいけますが…剣の話は聞かないとわからないですね…

 

昨日、森の奥に、持ってた剣の事で聞きに行ったみたいですけど…」

 

 

そう言いながら、巻物を出して、ガノンの遺産について説明している

 

「…貴重なお話、ありがとうございます。随分年代物ですね…写真を録らせてもらってもいいですか?」

 

 

相澤先生が感心しながら巻物を写真に納めていると、父が答えた

 

「そりゃそうですよ…この巻物、1900以上前に義曾祖母が直筆で書いた奴ですし…」

 

 

相澤先生と八木先生は疑問に思った

 

 

「…奥さん、失礼ですがお年はいくつですか?」

 

 

相澤先生は聞いて見る事にした

 

 

「いえいえ…女にそんなの聞く物じゃないですわよ(黒笑)」

 

…空気がピリピリし出した

 

 

 

「(おい!レディに向かって年を聞く事ないだろ!相澤君!)」ヒソヒソ

 

「(ですけど文献が嘘の可能性も出てくるではないですか…オールマイト先生)」ヒソヒソ

 

そんな空気を父がぶち壊す

 

 

 

 

「ハッハッハ!そんなの気にする年じゃないだろ、オトちゃん、前に56よ「あなたは余計なこと言わない…の!!!(怒)」ギャフ!!」グシャベキ!!

 

父は、母に頭を掴まれ、机に押し付けられて、机を破壊しそのまま床にめり込んだ

 

「「…………」」

 

相澤先生と八木先生は突然の出来事に固まっている

 

「スミマセン…お騒がせして、私…コキリ族のハーフな上に、この森の近くにいる間は、年を取るのが物凄く遅いもので…オホホホ(*^O^*)

 

…後でケミィちゃんに直してもらわなきゃ」

 

 

 

八木先生は思っていた

 

「…(なんか…八百万少女達と牧場少年のやり取りを見ているようだ…)」

 

相澤先生も考えている

 

「…(あの耐久力と女難は遺伝か…)」

 

 

 

相澤先生達は、女性に年齢を聞いては、いけない事を改めて覚えた…

 

 

※息子のリンクには秘密にしています。父は273歳になります。一般人でも、森にいる間は年をとりづらくなります。森の外に出ると、年を取ります。農協より年金も貰ってますよ♪

 

因みに、元々森にいたのは母で、父が森で迷ったときに救出され、そのまま結婚…やっと長年の月日で、やっと生まれたのがリンク

 

 

 

 




ガノンの遺産は、ブレスオブザワイドのガノン第一形態で持っている(もしくは取り込んでいる)武器になります。

古代兵装系は、虚無と言うの事にしました。

理由は、魔獣に、古代兵装の矢を使うと 消滅するため

森にいる間の年齢があまり変わらないのは、時のオカリナをやっている人は、わかるネタです。


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約束

自宅

 

デグの木様と話した後で、森から帰ってきた

 

流石2時間もすればもう終わっているであろう…

 

「ただいま…何があったの?」

 

中に入ってすぐ、応接室の机が破壊され、父さんがめり込んでる…

 

 

「あらリンク、丁度良かった!ケミィちゃん貸してくれない?」

 

…逆らわない方がいいな

 

シーカーストーンから呼んで見る

 

「ケミィ…お母さんが呼んでる」

 

すると、青い光と共にケミィが出てくる、シィやナビィも一緒に出て来た

 

「何事なので…何事です?」

 

ケミィは机を見て一瞬固まり、また聞き返す

 

母さんがケミィにお願いした

 

「ケミィちゃん、シィちゃんも、オヤツにパンケーキ作ってあげるから、机と床直してくれない?」

 

「「サーいえっさー!」であります!」

 

ケミィとシィは、見たこと無い速さで修復をしていく

 

「リンクは先生方を町の入り口まで案内してあげて」

 

「はーい」

 

父さんが気絶した時の母さんには逆らっては行けない…

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

玄関

 

相澤先生と八木先生が挨拶している

 

「お世話になりました。…お弁当まで頂いて」

 

八木先生はペコペコしている

 

 

相澤先生と八木先生の手には、おにぎりセットが持たされている

 

「良かったら汽車で食べて下さい♪」

 

母さんは笑顔だ

 

…父さんはいない

 

 

「じゃ!送って来るね!」

 

リンクは行こうとする

 

「あ…ついでに[マロマート]で調味料一式お願い!」

 

「わかった!」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

[激安の勇者・マロマート]

ハイラルにある大手ホームセンター、赤ちゃんの看板が目印!

 

農家や酪農家には欠かせない商品から日用品、車まで。買えない物は家だけという品揃えで、激安なのだ!←ここ重要

 

…常に同じ音楽が流されており、その音楽を聞いて、思わず余計な物まで買ってしまう魔性の音楽が流れている

 

 

 

《買っちゃいな~♪買っちゃいな~♪買いたくなったら買っちゃいな~♪》

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

「…ついでに、無くなった食材も買おう…」

 

便乗する事にした。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

森の出口

 

牧場家から1時間程の道程、少しでもコースを外れるともっとかかる

 

「…こんなにすんなり来れたんだね…」

 

八木先生は疲れた顔をしている

 

リンクは指を指しながら教える

 

「この道を真っ直ぐ、30分位歩いた所に直売所があるからそこを左に行って道なりに行けばバス停がある筈です」

 

相澤先生が聞いてきた

 

「バスはどのくらいのペースで来るんだ?」

 

リンクは答えた

 

「今の時期だと…1時間に一本かな?帰省シーズンで本数多いし…今から行けば15分前位には着くはずです」

 

「なら急ぎましょう…また大砲はゴメンだ」

 

…大砲で近くまできたの?勇気あるな…

 

 

 

こうして、最後にマロマートに行って、ハイラル食材及び調味料一式を収穫期払いで購入して帰った

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

自宅で、ベットに伸びていると、メールが来ていた

 

…耳郎さんからと…いつものシリウスさんからだ

 

えっと…

 

『リンク!入寮があるから、楽器を見に行く日少し前にしない?』

 

…確かに、引っ越しの奴もあるし…

 

「い・い・よ・何時に・する?…と送信!」

 

 

シリウスさんは…何時もの愚痴か…たまに自撮り写真を送ってくれる

 

今回は、船員とのトラブルみたいだ…女1人は大変そうだな

 

ピコン!

 

…耳郎さんの返事がもう来た

 

「早いな…えっと?」

 

『なら◯月×日にしない?』

 

…入寮3日前か

 

「了解!っと楽しみにしてますっと…」

 

 

…楽器か…オカリナいいのがあるかな?

 

 

?…八百万さんからも来ている…

 

「えっと?」

 

『何時に東京に戻られますでしょうか?』

 

…耳郎さんの約束があるし、その2日前かな

 

「えっと…◯月△日の予定、天候次第で前後っと」

 

送信…

 

 

ピコン!

 

早!

 

『でしたら、引っ越しはどうされるのでしょうか?確か近くに部屋を借りてらしたわよね』

 

…大丈夫…だよな?俺のプライバシー…

 

「まぁ、部屋の荷物は、3日もあれば大丈夫だろう…っと、送信」

 

 

またすぐ連絡が来た

 

『そうですか!またお会いする日を楽しみにしてますわ!』

 

…まぁ、八百万さんらしいな

 

その後、シリウスさんにも返信して就寝に入る

 

結構忙しいな…まぁ、今までよりは楽しみもあるが

 

そうしてベットで眠るリンクだった。

 




ありがとうございました。


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サブエピソード[汽車]

カカリコ村ー駅

 

相澤先生と八木先生は走っていた

 

「急ぐよ!相澤くん」

 

「これに乗り遅れたら飛行機に間に合わない!」

 

改札を抜け、ホームを見ると汽車が扉を閉める為のアナウンスが流れる

 

そして、滑り込みセーフで汽車に乗る

 

「はぁっはぁっはぁ…間に合ったようだね」

 

「こっちに来て…走ってばっかりな…気がしますよ…」

 

二人とも肩で息をしている

 

カカリコ村からハイラル駅まで45分、電車の中はガラガラで椅子にも余裕で座れる

 

八木先生は腕時計を見ると、もうお昼を過ぎている

 

「…もうお昼だし、早速いただきますか」

 

「…そうしましょうか」

 

相澤先生と八木先生は牧場家で渡された、デグの葉の包みを開けると変わったおにぎりが3個、オカズに卵焼きと漬物、竹筒が入っていた

 

 

「…随分変わった包みのおにぎりだね」

 

「まぁ…腹に入れば一緒ですよ」

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

牧場家ーおにぎりセット(内訳)

 

第1のおにぎり

 

[トラウトサーモンのマス寿司風おにぎり]

 

シィが養殖したトラウトを使用、大妖精の泉の水でのびのび育ったトラウトサーモン(ニジマス)、通常は酢と塩で絞めた物が付くがこれは、ヅケにしたものが片面についている、酢飯は、甘辛く煮た椎茸に刻んだガリが混ぜられている

 

ワサビの葉で包み、抗菌香り付けもしてある

 

 

第2のおにぎり

 

[ハイラルドジョウのひつまぶし風おにぎり]

 

鰻に近い味のするハイラルドジョウ、鰻と違い、綺麗な上流の川に住むため、臭みが無く、癖のない味が特徴ただし、油が多い為、蒸す等して油を落とした方が上手い

 

 

第3のおにぎり

 

[十勝風豚丼おにぎり]

 

見た目は普通のおにぎり、中身は細長く切った豚バラ肉が甘辛く焼いてあります。

 

オカズ

 

[胡桃の厚焼き玉子]

 

胡桃と卵のシンプルな作品、醤油、砂糖、味醂、酒で味を整えたお袋の味 栄養もOK

 

 

[タクアン]

 

大根を1年漬け込んだ古漬け、菊の花を使い、黄色になったシンプルな物、ポリポリ止まらない

 

 

竹筒(飲み物)

 

[トウモロコシのお茶]

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

八木先生は食べながら外を見ると

 

牧草の平原が広がり、田舎の風景が車窓いっぱいに流れていく…たまに牛も見られる

 

 

「…汽車旅か…たまには、こういうのもいいね」

 

八木先生は風景を楽しみながら食事をしている

 

しかし、相澤先生は食べてすぐに寝ている

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

ハイラル駅

 

駅を降りると、高校生位の弁当売りが走り回っている

 

「締め切りが近いのに!…あ!お弁当はいかがですか!!」

 

八木先生に声をかけてきた

 

「いや…もう食べたからいいよ…」

 

八木先生は断ったが逃がしてくれない

 

「なら食後にどうですか!?

 

来月から販売になる迷いの森にある奇跡の牛乳!

 

ニューブランド[シャトー・マキバ]の先行販売もしてます!

 

ウチだけですよ!

 

迷いの森を無事に行き来しているの!お願い!叔父様買って下さい!でないと終れないの!」

 

グイグイ行く販売員

 

「マヤ!!押し売りするんじゃないの!」ゴチン!

 

店長と思わしき人の拳骨が店員に入る

 

「いった~~!!」

 

悶絶する高校生販売員

 

「ウチの娘がご迷惑お掛けしました…あんたも謝んなさい!」

 

「す…スミマセン…」

 

二人は謝っている

 

「いや…いいんだが…ちょっと聞いていい?」

 

八木先生が店長に質問する

 

「…さっき、迷いの森って、その子が言っていたけど…」

 

「あぁ、私は農協からの依頼で、夕方、迷いの森に牛乳を回収に行ってますので、その時に私達の販売用のも分けて貰って…どうしました?」

 

…相澤先生達は頭を抱えている

 

 

「こんな事なら、最初から駅で待ってれば…」

 

相澤先生は後悔している

 

「えっと…迷いの森に用事でも?」

 

 

店長のクリミアさんは、相澤先生に聞いてみた

 

「…いえ、もう終わったので…私は牧場の行ってる高校教師で、昨日は家庭訪問だったのですよ…」

 

相澤先生は力無く答えた

 

 

 

 

「「えーーーー!!」」

 

 

 

二人は驚きを隠せなかった

 

 

そしてマヤが…

 

「東京者が……嘘…嘘よ!何度リンクに道を確認しても私は…1人で辿り着けなかったのに!

 

途中で邪魔が入って辿り着けなないのに!

 

何者なの!東京はもっと凄い魔窟なの!?

 

 

それともそういう個性なの!!?」

 

 

マヤは顔がヤバい…女性がしてはいけない顔で驚いている

 

 

クリミアさんは素直に感心している

 

「私なんて…まともに牧場へ辿り着くのに、子供の頃から父さんに訓練されて8年は掛かったのに…東京の人って凄いわ~」

 

 

八木先生は気まずく答えた

 

「いえ…牧場少年に最後見付けて貰って、帰りは送って貰いました」

 

「「あ…納得!」」

 

…なんだかかんだ仲良しな親子である

 

マヤは、八木先生に触れ、記憶を読む

 

「どうしたんだい?お嬢さん?」

 

そして激動の3ヶ月間の記憶を手に入れた

 

「!私は今、最高の特ダネを手にしたわ…早速…」

 

マヤは仕事をこっそり抜け出そうとするが

 

「コラ!逃げるんじゃない!」ガシッ!

 

母に首根っこを掴まれるマヤ

 

「書かせろ~!!」ジタバタ

 

 

その後、無事に移動して、飛行機に乗って帰った先生達でした。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

飛行機内

 

Wifiが使える様になったので、八木先生はスマホでサイトを見ている

「…ハイラル、卵、…シャトー・マキバ」

 

八木先生が何となく気になったので、調べてみた

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

農協オンラインショップーハイラル食品専門

 

 

勇者殺しの卵8個入り

 

Mサイズ¥2500

 

Lサイズ¥3800

 

ジャイアント(注、ジャイアントコッコの卵、1個になります。)¥350000-

 

 

現在、問い合わせが殺到している為、販売を見合わせております。ご迷惑をお掛けします

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

シャトー・マキバ

 

来月より、奇跡の牛乳[トアル牛乳]を更に厳選!

 

来月より販売確定!!

 

価格、時価ー

 

試飲会実施中!!

 

試したい方は近くの農協にご相談下さい!

 

※審査がございます。ご注意下さい。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

雄英高校の一年、牧場リンク!伝説の生産者の息子が、個性で回復と強化!!

 

 

まさかのオールマイトが愛用!!??

 

 

注目が集まる奇跡の牛乳!

 

 

牛乳こちら↓

 

 

 

 

〈ハイラル産、トアル牛乳 生産者、牧場守護氏 1L瓶、価格【時価】 昨日の終値¥315,617- 審査を受けた方のみ購入可 ※医療関係者及び、治癒系個性のプロヒーロー、応相談〉

 

 

◯月より、ニューブランド

 

 

[シャトー・マキバ]が販売確定!!!

 

トアル牛乳の取れる牛を更に厳選!!

 

より高品質になって新登場 

 

詳しいお問い合わせは近くの農協へ…

 

 

 

 

 

※最近、類似品や粗悪品が多数出回っております。ご注意下さい。

 

見かけた場合は、農協の窓口にお願いいたします。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

ニュースの切り抜きのような、オールマイトが牛乳とシュークリームを一般人に渡した写真がデカデカと出ている

 

 

 

 

八木先生は開いた口が塞がらない

 

 

「……(高!!!あの卵そんなに…するか…あれだけ大変だもんな…貰っておけば良かった)」




ありがとうございました。


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ハイラル駅

ハイラル駅

 

あの後、森でのびのびと過ごし、狼モードの特徴等も試した。

 

どうやら空腹になれば成る程、[センス]の範囲が上昇する事もわかった!

 

…あんまり飢え過ぎると野生化する事もわかった

 

ハイラル駅にいるとクリミアさんの弁当屋さんに寄っている

 

「すみません!その弁当を1つと、そこのケーキを3つお願…」

 

「何!今いそが…リンクじゃない!どうしたの?もう東京に行くの?」

 

店番をしていたのは、クリミアさんではなくマヤだった

 

…店の小さい机に、原稿用紙が所狭しと散らばっている

 

「…店番してまで頑張るんだ」

 

リンクは若干呆れながら笑っている

 

「仕方ないじゃない!新人賞の期限までもう時間が無いんだから…」

 

マヤはプリプリしている…

 

「まぁ、僕も頑張るから、新人賞…かっさらってこい!」

 

リンクは励ました。

 

「ふん!未来の文豪様何だから当たり前じゃない…////」

 

 

…そっぽ向かれてしまった。

 

「……そろそろ弁当欲しいんだが…」

 

「わ、わかっているわよ…はいこれ…860円…後ロールケーキね…」

 

「ハイハイ」

 

リンクは財布をだし、精算を済ませる

 

「じゃ!頑張ってね♪」

 

リンクは行こうとするが…

 

「待って!あれ!あれだけ…少ししゃがみなさい!」

 

マヤは店から出て来て、手を伸ばしてリンクの頭を撫でる

 

「…何時まで子供扱いされているんだろ…」

 

昔から、この撫でるのは小学生から変わらない

 

「私の手は、名作を生む手なのよ!御利益を分けてあげてるんじゃない!勇者に成れる様に!どんな苦難もハッピーエンドにしてやるわ!」

 

「ハイハイ…ま、変わらないのもいいかもな…帰ってきたって気がするし…」

 

剣の試練は…ヤバい…日常が懐かしくさせられるし

 

「え!ちょっと…そんな…う…」ふら…

 

そうしていると、マヤが突然苦しみ出す

 

「マヤ!どうしたの!?また徹夜明けで限界越えたか?」

 

リンクはマヤを抱えている

 

「…ま…まさか、こんなに…なんて…さす…リン…」

 

「マヤ!おい!傷は浅いぞ!?のめり込むのも大概にしろよ!」

 

 

 

 

その後、救急車で運ばれていくマヤを見送って行ったリンク

 

 

 

「…どうしよっか?付いていって[癒しの歌]の許可を貰った方がいいかな?」

 

リンクはナビィに尋ねた

 

「…自業自得ッテコトニシマショウ…アノ子、多分全身ノ骨砕ケテモ書キ続ケテソウダシ」

 

…あり得るかも、たまに変な演劇みたいなことさせられるし

 

 

とりあえず東京に戻らねば…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

マヤサイド

 

救急車の中で倒れているマヤ

 

しっかりペンが握られている…

 

 

「………う~…(うぅ…気持ち悪い…まさか

 

10日分の記憶を見ようとして1日に90日以上の情報が入っている日があるなんて…

 

流石…私のお気に入り、予想外の事を平気でやってくれる…

 

おかげで、リンクの体が一回り大きくなったも理解出来たわ…

 

本当に飽きさせ無いわね…良い…凄く良い!

 

必ず…必ずこのネタで…文豪…に…ペン…)……」

 

 

 

マヤは気絶した!

 

そのまま過労と個性のキャパオーバーによるデメリットで入院するマヤ

 

 




ありがとうございました。



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1年生ー夏休みー東京編
アパート ヒロアカ編


東京の話に戻ります。


東京ー深夜

 

ハイラルでトラブルがあったので、到着が終電ギリギリになってしまった。

 

「…じいちゃんにガソリン入れとけば良かった…」

 

※[じいちゃん]バイクの妖精ー公道OKな原付2種・オフロードバイク

 

ケミィが答えてくれた

 

「仕方ネーです…あれは回避ムリです」

 

マヤの救急車がなければな…

 

 

 

アパートの階段をてくてく登って行く

 

部屋の鍵を開けようとしたら扉が開いていた…

 

「…あれ?鍵かけ忘れたかな?」

 

中を覗いて見るが…特に変化はない

 

「…また鍵のかけ忘れか」

 

ま…泥棒入っていなそうだからいいか

 

「…部屋の荷物は明日にしよう」

 

今日は疲れた…

 

荷物をそのままに、ベットに沈むリンク

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

翌日

 

朝、起きると机の上に小さな機械が積まれていた

 

「あ!起きたです!」

 

「面白い物があったであります!」

 

ケミィとシィがテンション高い

 

「コンセントの中、機械がいっぱいです!」

 

?コンセントの中…配線だけじゃ?

 

「他にも蛸足や、時計にいっぱいついてたであります!」

 

…なんだ?この機械だけ、凄く血生臭い…

 

「…でこの机の奴は何?」

 

「電波送る奴、です。寝る時イヤ~なの、感じたです。」

 

電波?

 

 

「カメラっぽいのもあったであります!」

 

………うん

 

「相澤先生に連絡!!…知らないから八木先生!!」

 

電話をするリンク

 

「…スマホが操作しにくい…」

 

シーカーストーンに電話機能があったらいいのに…

 

「オールマイト先生!今大丈夫ですか?」

 

『…こんな朝早くどうしたね牧場少年…』

 

「ご相談したいことが…」

 

そして、アパートの鍵が開いていて、ケミィ達がコンセントの中に変な機械やカメラを見付けてしまったがどうしたらいいか指示を仰いだ

 

「…とりあえず、そこを出なさい。今、相澤君と警察に連絡してそこに行くから」

 

「了解…」

 

 

その後、警察とオールマイト先生が来て、警察に部屋を調べた結果、冷蔵庫等の家電にも機械が取り付けられており、現場検証と保存も含め、アパートに入れなくなった…

 

 

「…寝床確保しなければ」

 

今、後から来た相澤先生が、早めに寮に入れないか確認したら…

 

「…消防の検査が終わってないから無理だそうだ…最速で4日後らしい…」

 

 

4日後…3日後は、耳郎さんとの約束がある…

 

流石に家無き子は不味い…オールマイト先生は声をかけて来た

 

 

 

「…泊まる所はあるかい?」

 

「…今考え中…」

 

こっちで、信頼出来て、安く済む所…ホテル…

 

「あ…」

 

「誰かいたかい?」

 

「ちょっと電話してみます。」

 

知り合いで同性のヒーローに電話してみる

 

 

pullpullpullpull…ガチャ!

 

『はい…シンリンカムイです』

 

「すみません…牧場ですけど…」

 

『…おー!元気か!どうした?』

 

「実は…アパートに隠しカメラや盗聴器が沢山仕掛けられていて、警察にアパートを保存と言うことで、住んでる所追い出されちゃって、今晩泊まる所が無いんですよ…お隣さんで苦労してるから、安い宿か、安心な宿を知ってそうだったので電話しました。…いい宿あります?」

 

『…お隣っていうのは?』

 

「いや…いつも事務所壊されて、保険の人に直るまでの間の宿とか、いろいろ知ってそうだから」

 

『…Mt.レディな…成る程…だったらウチの事務所に泊まるか?』

 

 

「え…いいんですか?」

 

『いいって!未来のサイドキックが泊まりに来る位』

 

「なら夕方伺いますが…」

 

 

『わかった!またな!』

 

 

…一夜の宿確保

 

「オールマイト先生、今夜の宿は何とかなりそうです」

 

オールマイトに報告する

 

「良かったなー!因みに何処だい?」

 

「はい!シンリンカムイの事務所です!」

 

…?相澤先生とオールマイト先生が固まった

 

相澤先生が質問してきた

 

「…いつから連絡先交換してたんだ?」

 

「?…東京でスマホ買ってからだから…受験前の時だったかな?」

 

事務所を直した時…

 

「…そうか…わかった」

 

…相澤先生が何処かに電話している

 

ま…いっか…明日には保存も終わるだろうし…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

何処かの地下

 

荼毘とが、渡我が受信機の前にいる

 

「…おい!ちゃんと隠したんだろうな?…到着1日立たずにバレたぞ」

 

 

怒っている荼毘

 

「着けましたよ~私の愛情付きで~…隠すならバレたこと無かったけど…どうして?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

何処かの港ー倉庫

 

居眠りをする忍び服の人がいる

 

「………」zzZZ…

 

 

「おい!ちゃんと働け!!」

 

恰幅のいいオッサンが殴る

 

「がふ!…コーガ様!?いつの間に?」

 

「お前が寝ている時からだ!ちゃんとリンクから希少種の妖精の話を聞けたんだよな!?」

 

 

…黙る末端員

 

「…まだ聞けてねぇのか!!」

 

 

「申し訳ございません!盗聴器かバレてしまいました!」

 

 

「バカヤロー!!」ブン!

 

末端を殴り飛ばすコーガ団長

 

 

「がはぁ…」

 

飛ばされたあと、首を捕まれる末端

 

 

 

「いいか!?ハイラル生物は金になるんだよ!

 

モグマ族は東南アジアで鉱石探しに!

 

ユキワシロはロシアやEUの金持ち愛玩に!

 

ズナ族は砂漠の労働者として!

 

 

今回の手に入れた希少種だって何かしらの個性があるはずなんだ!

 

個性を調べる方法を知るためにリンクをマークしているんだろが!!

 

調べられないとオークションに間に合わないぞ!」

 

コーガ団長が指を指した先には、ナビィと似ている妖精が虫籠に入っている

 

 

「もう一回周囲に探り入れてこい!せっかくいい客が付いてるんだぞ!」

 

「ハハー!」

 

末端は消える

 

「たく…あ…チャンネルが更新されてる…」カチカチ…

 

コーガ団長はネット動画を見ながらバナナチップスを食べている

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

イーガ団

 

忍び系犯罪集団、主に密輸や密売等を生業にしている

 

現在、高騰するハイラル生物に注目

 

なぜか皆、バナナが大好き!

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 




ありがとうございました。



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マイペース01

昼間ースーパー

 

暇なので、厄介になるシンリンカムイにせめてと思い、食材を買いに来ている

 

「…何が好きなんだろ…仕事がありそうだからお酒は不味いし…」

 

いろいろ物色している

 

…あ、キノコがセールしている…鮭…はシィの養殖があるし…

 

!…ご飯が進む、ちゃんちゃん焼きにするか!

 

もし用意してたら、朝食にでもすればいいし…

 

リンクはキャベツ、味噌、人参、パプリカ、玉ねぎ、シメジ等を購入

 

砂糖は大量にあるし…

 

…念の為、海老煎餅等のお菓子も購入

 

そしてシンリンカムイの事務所に向かった

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

シンリンカムイ事務所前ー夕方

 

…大丈夫かな?

 

リンクは事務所の扉をノックする

 

『はい…』

 

「すみません…牧場ですが…」

 

『…おお!来たか、鍵開いてるから入って』

 

「失礼します…」キィ…

 

 

扉を開けて中に入るリンク

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

シンリンカムイー事務所

 

中に入ると、プランター等に花が飾られており、シンリンカムイらしいっと言えば、シンリンカムイらしい、少し和風な事務所だった

 

「久しぶり!元気だったか?」

 

シンリンカムイは書類と電卓で何か処理をしていながら、リンクに話かける

 

 

「お陰さまで…忙しいそうですね」

 

リンクは、書類を見ながら答える

 

「今度、チームアップするからな…今のうちに処理出来るものを片付けているんだ…夕食はケータリングするけど…どうする?何がいい?」

 

…なら調度良いか

 

「…もし良かったら作りますよ」

 

リンクはシーカーストーンから[どこでもキッチン]のドアを出す

 

「いや、ここに設備…何?その扉?」

 

シンリンカムイは扉を見ている

 

「ケミィのアイテム、[どこでもキッチン]です。ダイヤルで、それぞれの部屋になっているんですけど…壁に付けないと使用出来ないんです。お酒は調理用のしかないのであれですが…18:30に食事が出来る様にしますね」

 

リンクは扉を開けて、中に入っていく

 

 

 

 

~~~~~

・・・・

・・・

・・

 

[ちゃんちゃん焼きセット]がで来た!

 

ご飯、ワカメの味噌汁、浅漬け付き

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

事務所

 

時間道理に出来たので、事務所の接客用と思われる机に運んでおく

 

 

「シンリンカムイさん…切りの良いところで…」

 

リンクはシンリンカムイに声をかけた

 

「…出来たか…ん~よし!…今回は悪いね」

 

シンリンカムイは、少し背伸びをして、席を後にする

 

 

 

リンクはシーカーストーンにも声をかける

 

「お前ら、飯だぞ!」コンコン

 

するとシーカーストーンからナビィ達がでて来た

 

 

 

「ごはんごはん~」

 

ケミィが1番に出て来て、

 

「もうそんな時間でありますか?」

 

「今日ハちゃんちゃん焼きナノネ」

 

 

そしてシィ、ナビィの順番で出てきた

 

「「「いただきます!」」であります!」

 

ナビィ達それぞれのポジションについて、食べ始めた

 

「…なんか久しぶりに、こうゆうの食べるな」

 

シンリンカムイはちゃんちゃん焼きを、ご飯の上に乗せて掻き込んだ

 

「…味は大丈夫で…?シンリンカムイさん?」

 

シンリンカムイに声を掛けたが返事がない…

 

…とりあえず覗き込んでみる

 

「シンリンカ…!…気絶してる!!?」

 

…そういえば、レニーが来てからシンリンカムイは初めての料理か!

 

前のハートのミルクスープはその前に作った奴だし

 

「…シンリンカムイ?」

 

…救急車呼ぶか?

 

「…………!!!なんだ!今、川を登っていたぞ!!?飯が止まらない!!」

 

一心不乱に食べるシンリンカムイ

 

…何処に川があるんだよ!

 

「鮭は皮付きですが…おかわりいります?」

 

手にシャモジを持って炊飯器を近くに寄せるリンク

 

…どっかで見たな…このリアクション

 

「頼む!」ス…

 

とりあえず、シンリンカムイの茶碗にご飯を盛るリンク

 

 

「ハイハイ…どうぞ…」

 

シンリンカムイにご飯を渡す

 

 

ピンポ~ン

 

?…お客様?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

自分はちゃんちゃん焼きが、ご飯を美味しく食べれる料理だと思っています。

皆さんの美味しいご飯のお供は何でしょうか?


最近温暖化の性か青森や北海道などの米が美味しく感じます。


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マイペース02

シンリンカムイ事務所

 

玄関からチャイムが聴こえた

 

「はーい…」

 

シンリンカムイが教えてくれた

 

「一般の依頼人だったら、9:00~18:00迄って言っといて、緊急だったら対応するから」

 

リンクが向かう

 

ガチャン

 

「はい…どち…」

 

リンクが扉を開けると、金髪ロングの私服女性がいた

 

「牧場くん!?なんでシンリンカムイの所に?」

 

…やべぇ~思い出せない…誰だっけ?

 

「お久しぶりです。…今晩は諸事情で厄介になっています」

 

…とりあえずあわせておこう

 

「ちょっと!シンリンカムイ!どうゆう事なの?」

 

ずかずか入っていく…

 

「げ!Mt.レディ…」

 

シンリンカムイの声でわかった

 

建物の敵、雌型の巨人Mt.レディだったか

 

…私服だと印象変わるな

 

Mt.レディの声が響く

 

「いつの間にバイト雇ったのよ!しかも牧場君なんて…向こうが黙って無いんじゃないの!?」

 

シンリンカムイの声響く

 

「待て!バイトじゃないですよ。本当に泊まりに来ただけ!本当に」

 

リンクも戻って説明する事にした

 

「ちょっと、今説明します。」

 

 

 

……説明中………

 

 

 

Mt.レディは応接用の椅子に腰かけている

 

「……それは、災難だったわね」

 

何とか納得してもらえたようだ

 

「と言う訳で、今晩はお世話になってます。」

 

シンリンカムイが入って来た

 

 

「今日はどうした?」

 

Mt.レディにシンリンカムイがたずねた

 

「イヤ~、昨日の仕事の件だったけど…また今度でいいわ…夕飯の途中みたいだし…チョット!コッチ…」

 

シンリンカムイとMt.レディは奥に行ってしまった

 

 

…フライパンを覗いたらもう1人前位はあるかな?

 

 

 

「良かったらどうですか?…シンリンカムイがどのくらい食べるか分からなかったから、結構多めに作っているんで…シンリンカムイもさっき食べ始めたばっかりですし」

 

 

 

リンクは事務所の奥に行った、Mt.レディに聞いてみた。

 

何時もの胃袋を掴んで仲良くなる作戦…初見の人はこれが1番…今考えたら初見ではなかった orz

 

 

「本当!?ヨッシャ!!夕飯浮いた!」

 

…返済大変なのね。

 

「本当にプライド無いなお前!」ビシ!

 

シンリンカムイは突っ込みを入れていた

 

 

 

 

皆でちゃんちゃん焼きを突っついている

 

「……ヤバ!!ホッチャレがヤバい!!!…お酒が欲しい~!…ケータリング頼んでいい?」ガツガツ…ピポパ

 

※ホッチャレ(北海道で鮭の事)

 

 

「「もう頼んでるじゃないですか!」」

 

リンクとシンリンカムイはツッコミを入れた

 

 

その後、鮭の皮煎餅やチーズと鮭のミルフィーユ等、オツマミ系を作ったら宴会になってしまい

 

とてもヒーロー事務所とは思えない状況になったシンリンカムイと、Mt.レディ…

 

仲良いんだな二人とも…

 

…ハイラルの食材も出すか…マロマートって配達やってるかな?

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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マイペース03 ※表現注意

皆様のお陰で、UA20万アクセス達成しました。

今後ともよろしくお願いします。


22:45ーシンリンカムイ事務所

 

「アハハハ…ほら牧場も飲みなって…」グイ

 

「いやいや!まだ未成年っすよ!」

 

Mt.レディに日本酒を飲まされそうになっているリンク

 

後ろからMt.レディにのしかかられている…

 

「もう!…ネ~シンリンカムイ…いつの間にリホームしたの?」ヒック

 

「飲み過ぎだ!もう一升近く飲んでるぞ!」

 

シンリンカムイは酒を取り上げる

 

「何よ!ケチ!…お宅拝見~♪」フラフラ

 

Mt.レディはリンクの[どこでもキッチン]に向かっていく

 

「ただのキッチンですよ…」

 

リンクは後ろで、お皿を片付けている

 

「あ!だめです!」

 

「入ってはいけないであります!!」

 

ケミィ、シィが叫んだ

 

「何が出るかな~」キィ…

 

Mt.レディは扉を開けて中に入っていく

 

「ちょっと…なにもな…」

 

バタン!

 

突然扉が強くしまる

 

 

 

 

 

「な…何が?」

 

リンクはびっくりして扉を開けるが

 

「…あれ?Mt.レディがいない?」

 

 

何時ものキッチンだ…Mt.レディがいない!?

 

「お~い!隠れても無駄ですよ!…何処に隠れたんやら」

 

シンリンカムイも一緒に覗いている

 

 

 

 

「あ~…セキュリティが発動です…」

 

ケミィは頭を抱え考えている

 

セキュリティ?

 

「ケミィ?Mt.レディは何処にいったの?」

 

「盗人、閉じ込め、キレイキレイです。」

 

?ケミィの言った意味が理解出来なかった

 

「…リンク殿、シーカーストーンの[どこでもキッチン]を見るであります。」

 

 

「シーカーストーンの?」

 

シィに言われるがまま、シーカーストーンを見ると、アイコンの所に[侵入検知]と赤く表示されている

 

 

タップすると、モニター画面になった

 

「?なに見てるんだ?」

 

シンリンカムイも後ろから見ている

 

 

『イヤ~!!この!なんなよ!!この化け物花!!』

 

 

…そこに映っていたのは、デグババに巻き付かれ、格闘するMt.レディがいた

 

モニター越しなので、もしかしたらMt.レディのサイズに合わせた大デグババかも知れないが…

 

『きゃン!ン~~!』バシバシ!

 

…あ、今、頭をパクっていかれた

 

「Mt.レディ!!牧場!これはいったい!!?」

 

シンリンカムイは、リンクに問い質し

 

「デグババ自体は問題ないと思いますが…へい・ユー!これは!?」

 

リンクはケミィに聞いた

 

「防犯装置[キレイキレイ]です」

 

…なぜ防犯でキレイ?

 

シィが補足してくれた

 

「つまり、登録していない人が、扉に入ると、センサーで捕捉、レーザーで個性を調べ、最も適切な方法で閉じ込めるであります。そして相手の生体情報を覚るためと、再犯防止の為、徹底的にキレイにするです。」

 

ケミィも続く

 

「閉じ込めの間、合宿のヒーリングオペレーションのデータを元に、体をキレイにするです♪」

 

 

またシィに変わる

 

「まず、デグババで相手を捕まえ、樹液を浴びせるであります。その後、樹液の効果で、頭の中にあるアドレナリンや多幸ホルモンを活性化させるであります!

 

その後、更に交配させた[ライクライク]で全身マッサージで体の外側を【全部】洗うであります」

 

 

今ライクライクって言ったか!?

 

「ケミィ、シィ!もう懲りたんじゃないのか!?」

 

「ですので、美容ではなく、防犯用にしたです」

 

ケミィは平気な顔をしている

 

「多幸ホルモンの活性化で、全身かなり敏感にはなっているであります。そうすれば幸せのまま動けなくなるであります。下手な抵抗は怪我の元になりかねないであります。」

 

 

「まだ調整前でかなり強めですが…いいサンプルになるです♪」

 

ケミィは妖精用シーカーストーンにデータを録っている

 

 

 

 

「今すぐ出させなさい!」

 

リンクは出させる様にケミィ達に言った

 

いくらなんでも哀れだ

 

「「え~」」

 

ケミィとシィは残念な顔をしている

 

「今出すと本人が、もっとキツイでありますよ?」

 

 

 

 

 

『あ…ア゛ア゛ーーーー!!!////♡♡♡脳が!溶け゛る゛ぅ!!…ぁぁぁぁぁぁぁああああ!!////♡♡♡…』

 

「おい!なんかミミズみたいのに飲まれてるぞ!!大丈夫なのか!?」

 

シーカーストーンから、Mt.レディの声が響く、それを見て心配するシンリンカムイ

 

 

リンクは反抗を見せる妖精達にポカポカの実を見せる

 

「…わかってるよね?」

 

「「さ~いえっさ~!」」ビシ!

 

扉に近づき、妖精用シーカーストーンを当てると、扉の上部に手を当てる所が出てきた

 

ケミィが指示を出す

 

「リンク~、そこに右手を当てるです」

 

…こうか?

 

リンクが右手を当てると、シーカーストーンが音声案内を始める

 

《防犯装置、解除の申請を受け入れました。途中ですが、強制解除しますか? Y/N》

 

リンクはイエスを押す

 

《承認しました。大きさが扉より大きい為、圧縮して解放します。しばらくお待ち下さい…》

 

?…圧縮?

 

すると扉の真ん中にレバーが出て来た

 

「右に回すであります」

 

シィに言われた通りにレバーを回すと、手のひらサイズのボールが出来ていた

 

 

…この赤と白のボール、ボタンがついてる

 

「…昔遊んだガチャガチャみたいだな…」

 

ここじゃ、事務所壊しそうだし…シィの部屋に行くか…

 

あそこならMt.レディも両手を伸ばせるだろうし

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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マイペース04 ※表現注意パート2

シンリンカムイ事務所ー扉ーシィの部屋

 

 

扉のダイヤルをシィのマークに合わせ、準備が完了したら扉を開ける

 

何時に来ても、何処かのリゾートビーチになっている

 

「ここなら万が一、デカイ状態で出て来ても大丈夫だろう…」

 

念のため、シンリンカムイにも来てもらったが…

 

「…なんじゃこりゃーー!!事務所にビーチが出来てる!!!」

 

 

…扉に驚いている

 

「海には入るなです!」

 

「お魚を養殖してるであります!落ちないように注意であります!」

 

キョロキョロしているシンリンカムイに対して、注意するケミィとシィ

 

 

「とりあえず…ほいっと」カチ…ポイ

 

 

パシュン!

 

 

ボールのボタンを押して、浜辺に投げると、巨大サイズのMt.レディがへたり込んでいた

 

…樹液と粘液でドロドロではあるが無事そうだ

 

「Mt.レディ!!大丈夫ですか!!?」

 

リンクは、Mt.レディに近づくと…

 

「………」ガシッ!!

 

「へ!?」

 

Mt.レディに捕まったリンク

 

「…なんなのよ…あの化け物花!!あの虫も!!」クワ!

 

「く~~…デグババって言ってハイラルの植物で、対処さえ覚えれば雑魚ですよ…ライクライクもそう…」キーン…

 

リンクは耳を塞ぎ、ダイレクトに息に煽られる

 

大きいサイズなので、ボリュームもブレスも強い

 

 

「しかも…あんな…/////言わせるな!!!」ボン!

 

言いかけた後、顔を真っ赤にしたMt.レディが握り絞めてくる

 

「がああああ!!しま!絞まってる!ギブ!ギブ!」バシバシ!

 

Mt.レディの手を叩いてギブアップ宣言するがなかなか放してくれない

 

 

「それくらいにしてあげて下さい…」

 

シンリンカムイが止めてくれた

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

その後、通常サイズ迄戻ったMt.レディはと言うと…

 

「はぁ…はぁ…/////はう!!…こ…これもは…いった…」もじもじ…プルプル

 

樹液と粘液の効果かは不明だが…苦しそうだ

 

歩く度に、変な声をあげている…

 

「支えいりますか?」

 

シンリンカムイが樹木でMt.レディを持ち上げようとするが…

 

「きゃああああ!触らないで!!////」突き放し

 

「ごは!」

 

…シンリンカムイは吹き飛ばされた

 

「牧場…何とか…しなさ…」プルプル

 

Mt.レディは木に寄りかかっている

 

「…どうする?」

 

ケミィとシィ、ナビィに相談した

 

「だから言ったです。中途半端は本人がキツイです…」

 

「いっそヒーリングオペレーションでスッキリさせるです!」

 

…スッキリって

 

「…またやるの?」

 

「「ぜひ!」」

 

…仕方ないか

 

「Mt.レディ…ちょっと失礼」

 

Mt.レディをお姫様抱っこしてコテージに運ぶ

 

「ちょ…ひゃん////触らないで!敏感なの!!」

 

「今から治すので!少し我慢して!」

 

その後、暴れるMt.レディをコテージでヒーリングオペレーションを施行

 

 

 

 

「あぁぁッぁッ/////も…ム゛…リ゛ぁぁぁぁぁ…ぐぎぃ!!…ンンンン!!!!」ガクガク、ビクビクン!

 

コテージにMt.レディの声が響き渡り、施行終了

 

「…………」

 

死んだ様に眠るMt.レディ

 

施行の様子をガン見していたシンリンカムイは口を開けたまま黙っている

 

…そんなに受けたいのかな?

 

 

「…シンリンカムイもついでに受ける?次の日スッキリしますよ。合宿の時にプッシーキャッツの皆も受けたけど…」

 

ついでに練習になるし…

 

「イヤ!!気持ちだけで十分!」ブンブン!

 

…そうか

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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マイペース05

次の日ーシンリンカムイ事務所

 

Mt.レディは事務所のソファーに寝かせ

 

シンリンカムイは事務机で騒ぎになった性で遅くなった残った書類で力尽き…

 

リンクは…

 

「よいしょ…っと」

 

 

籠を背負って[どこでもキッチン]のダイヤルを合わせ、ナビィのマークの部屋に行く

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

どこでもキッチン扉・[ナビィの部屋]

 

ナビィの部屋は、コッコ達の養鶏場になっている

 

部屋は30×20程の大きさがあり、小川が流れ、様々な植物が植えてあり、床はフカフカの芝になっている

 

しっかり部屋の中には、朝夕があり、夜は暗くなる

 

気温を調整し、春の季節を再現している

 

餌箱に穀物とワカメや昆布等の海藻類、たんぱく質として魚紛、カルシウムとして、シジミ等の貝殻を粉にした餌を入れる所もある

 

今回のお目当てはと言うと…

 

「よし!行くか!」

 

部屋の奥で鎮座する[デカコッコ]の卵を収穫しに行く

 

リンクは部屋で、[エポナの歌]をスチールパンで奏でる

 

すると、コッコ達がコッチに来る

 

コケッココ…

 

「ヨシヨシ…」

 

コッコがコッチに来てエポナの歌を聴いている間に、ケミィとシィ、ナビィが協力し…

 

 

「ゲットです♪」

 

「運ぶであります!」

 

「割ラナイヨウニ…」

 

卵をリンクの元に運び…

 

 

リンクが演奏しながらケミィ達の運んだ卵を回収する

 

「良い卵が採れた♪またよろしく!」

 

新しい餌を与え、扉を後にする

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

キッチン

 

「今日も良い卵が採れたし…パンでも焼いて、ベターなモーニングでもするか…余った卵でシュークリームを作ろっと…あ!バナナ忘れてた!」

 

 

デカコッコの卵を見ながらメニューを考えている

 

~~~~~

・・・・

・・・

・・

 

 

[モーニングセット]と[激濃シュークリーム]、[バナナのヨーグルトアイスクレープ]が出来た!

 

 

(焼きたて食パン、スクランブルエッグ、ソーセージ、レタスとオニオン、トマト、パプリカのシーザーサラダ)

 

トマトケチャップと塩を置いて

 

後は牛乳…っと、あ…もう7:30か

 

「皆さん!朝っすよ!起きるっす!」

 

リンクは事務所でいる人達を起こした

 

「…もう朝か…ふぁ~」

 

シンリンカムイは、まだ眠そうだ

 

「ン…!良いにおい…」

 

Mt.レディは目覚めが良かった…まぁ、ヒーリング受けてるしな

 

「朝ごはん出来てます!」

 

リンクは応接室の机に、モーニングセットを人数分セットする

 

焦げ目のついたトーストに花子バターとイチゴジャムもセット

 

机を見ながらMt.レディはシンリンカムイに言った

 

 

「……ねぇシンリンカムイ…」

 

「…なんですか?」

 

「…あの子、生まれて来る性別、間違えてない?」

 

モーニングセットを見ながら話すMt.レディ

 

「…完全に家事させたら主婦ですね。」

 

二人は呆れている

 

「珈琲が良かったら言ってください♪」

 

コップにホットミルクを注ぐリンク

 

 

「「…(変な生き物や、変な事しなければ完璧なのに…)」」

 

…変な目で見られるリンク

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

どこかの路地裏ーイーガ団サイド

 

やり取りを盗聴する末端員

 

「ふぁ~…」

 

どこか眠そうだ

 

「(キッチン…妖精の個性を知る方法がそこにあるのか?しかしあのセキュリティ…)」

 

そこに電話がなる

 

「やば!定時報告すぎてる」

 

電話に出る

 

「おい!定時報告時間過ぎてるぞ!」

 

幹部からの電話がきた

 

「すみません…ケータリングに化けて、リンクのアイテムにあるキッチンに妖精の秘密があるかも知れないってとこまでは、判明しましたが…」

 

電話なのにペコペコする末端員

 

「…よし、そのまま尾行を継続し、情報を集めろ、遅れるなよ」

 

「了解…」

 

 

電話を切り、情報収集を継続する末端員

 

 




ありがとうございました。




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音楽01

シンリンカムイー事務所

 

お昼過ぎに連絡があり、夕方には戻れると連絡を受けた

 

「お世話になりました。」

 

リンクはシンリンカムイに挨拶している

 

「また遊びに来いよ」

 

 

「またね~…あ!ヤバ!今日ウワバミさんと撮影だった!」

 

Mt.レディも返事してくれたが、慌ただしく出ていった

 

事務所を後にし、消費された食材を買って、アパートに戻った

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Mt.レディサイドー撮影所

 

Mt.レディは1度、事務所に戻り、ヒーローコスチュームに着替え、撮影所に向かった。

 

 

「すみません!今日撮影で来たMt.レディですが…」キラキラキラ…

 

受付の女性に話すが…

 

「…………」

 

口を開けたまま固まっている

 

 

「あの!」

 

Mt.レディは再度、声を掛ける

 

「はい!スミマセン!3番スタジオにお進み下さい…」

 

Mt.レディはネックストラップをもらいスタジオに進む

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

3番スタジオ内

 

入ると、プロヒーロー・ウワバミがメイクアップをしている

 

 

「あら?あなたが珍しいじゃ…」ポロ…

 

Mt.レディが来たのに気付いたウワバミが振り向いて…

 

「スミマセン…先輩を待たせてしまって…」キラキラキラ…

 

Mt.レディを見て、ウワバミは驚き、扇子を落としてしまう

 

仕事の依頼確認で、3日前に見た姿より、明らかに肌艶が良くなり、髪も光を反射しており、目もうるうる、良い香りが漂う、体の肉付きもより健康的になっている

 

 

あまりの変化に何があったかウワバミは気になった

 

「…あなた、何か…新しいエステでも行った?それとも新しいグッズ?」フルフル…

 

少し動揺しているウワバミにMt.レディは答えた

 

「いえ…エステは行ってないですし、グッズも使って無いです…朝も時間が無くて、グロスしかしてませんけど…」キラキラキラ…

 

 

 

「嘘おっしゃい!…短期間でそんなに変わる訳ないでしょ!何か隠してない!?」クワ!

 

美容に、か→な↓り↑うるさいウワバミ、何とか秘密を聞こうとする

 

「え…えっと…(言えない…酒に酔った挙げ句、人食い花に捕まって、ミミズみたいのに丸呑みにされた上、牧場君に…あんな…)!!!/////」ボン!

 

Mt.レディはリンクにされたヒーリングオペレーションを思いだし、恥ずかしさで、顔を真っ赤にさせる

 

「…まさか…男?」

 

ウワバミがカマをかけた

 

「いや!牧場君とはそん………あ…」

 

Mt.レディはシマッタっとやらかした顔をする

 

「…牧場…確か、今年の雄英生の保健委員…じゃなかったかしら…あなた!高校生に手を!?」

 

 

Mt.レディの冷や汗は止まらない

 

「さて…何があったか話して貰いましょうか?…流石に未成年になんて…見過ごせないわよ?」シャー…

 

ウワバミは、Mt.レディを獲物を見つけた蛇の様に見つめ、頭の蛇も威嚇している

 

対するMt.レディは冷や汗が止まらない

 

「……(牧場君…ゴメン!出来るだけフォローするから…)」タラタラ…

 

Mt.レディは捕まった所はボヤカシ、ヒーリングオペレーションの事を話すのだった…

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

次の日

 

「ふん♪ふん♪ふ~ん♪」

 

…シィが服を作っている

 

「英傑の服で良いんじゃ…」

 

リンクは止めようとしたが…

 

「「ダマラッシャイ!」」

 

ケミィとシィ、ナビィに怒られた

 

「明日はデートです!オシャレするです!」

 

ケミィは本気だ

 

「デートって…オカリナ買いに行くだけじゃ…」

 

そんなに大袈裟な…

 

「…ナビィねえさん、教育するでありますか?」

 

シィの目は本気だ…

 

「…学習装置ノ準備シトイテ…」

 

ナビィが指揮をとり始める

 

「あいあいさ~!」

 

ケミィが準備を始めた

 

ヤバい!また電気椅子だ!

 

「待った!わかった!わかったから!それだけはやめて!!」

 

…間一髪で電気椅子を逃れるリンク…

 

リンクは「シィ特製、クライムの服一式」を手に入れた!

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

更に次の日ー午後ー駅前

 

 

丸の内の駅前に来ている…

 

ナビィが急かした為、約束時間の30分前に来ている

 

…暇だ

 

そうしてると、耳郎さんが来た

 

「あ…いたいた、待たせた?」

 

あれ?耳郎さん、思った以上に早く来たぞ

 

「いや?そっちこそ早くない?」

 

リンクは逆に訪ねた

 

「いや!…思ったより早く着いちゃって…」

 

耳郎さんは頬を掻いている

 

…耳郎さんの服はロックな感じだ、Tシャツにキュロットの黒、黒のネックレスにリストバンド…

 

…これがロックという奴なのだろうか?

 

「どうしたの?…なんか変?」

 

耳郎さんは服をチェックしている

 

「いや…耳郎さん、イメージ道理だなって」

 

リンクは少し笑っている

 

「なによ!なんか可笑しいの?」

 

何か気にしたようだ

 

「いやいや…大丈夫…むしろそっちの方が良いから」

 

「もー…行くよ!///」プイ!

 

先を行く耳郎さん

 

「まって!ここの場所知らない所多いから!」

 

追いかけるリンク

 

~~~~~~~~~~~~~~~

とあるビル

 

エントランスに入ると、様々なショップが並んでいる

 

「ほら!行くよ…」

 

慣れない人混みを先導してくれる耳郎さん

 

「あ…そっちなのね」

 

初めての場所でキョロキョロしているが、離れない様に付いていく

 

 

 

 

「!…コノ音…」ビュン!

 

ナビィがどっか行ってしまった!

 

「ナビィ!?……耳郎さん!ストップ!」

 

リンクは、耳郎さんの手を握り、止まる様にお願いする

 

「な!///急にいったい…」

 

「ナビィがどっか飛んでった!あっちに飛んでいったから一緒に来て!」

 

「えぇ…もう!」

 

耳郎さんとリンクはナビィの飛んでいった方に歩いていく…

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

イベントエリアーエスカレーター付近

 

 

ナビィを追いかけて行くと、グランドピアノが置いてある所に出た

 

デザイナーがデザインしたもので、白とカラフルな花の装飾をしてある

 

 

小学生の女の子が[キラキラ星]を演奏していた。

 

 

 

リンクは、近くを飛んでいるナビィを見つける

 

「ナビィ…勝手に飛んで行くなよ…」

 

リンクはナビィと話す

 

「ダッテ…ピアノヨ!コンナニ立派ナ!ハイラルニハ、ナカッタワ!」

 

ナビィはグランドピアノに興奮している

 

ピン!

 

…今女の子が、音を外した

 

 

「ん…難しい…」

 

女の子が譜面とにらめっこしている

 

そうしてると耳郎さんも来た

 

「ちょっと…早いって…ピアノ?」

 

 

そして女の子にリンクが謝る

 

「ゴメン!ピアノの音でナビィが、反応したみたいで…」

 

すると、女の子が返事をしてくれた

 

「いい…ここが出来なくて練習してるの…」

 

女の子は困っているようだ

 

 

耳郎さんは、女の子の後ろに回り込む

 

「どれどれ…これは、こう弾くんだよ」

 

耳郎さんは後ろから、手を伸ばし、ピアノを演奏する

 

「わぁ…お姉ちゃんピアノ出来たの?」

 

女の子が耳郎さんに尋ねた

 

「ピアノは基本だったからね…」

 

少し恥ずかしそうな耳郎

 

「ねぇねぇ!これやって!」

 

 

耳郎は楽譜を渡された

 

「どれどれ…」

 

譜面を見ると顔を青くする耳郎さん

 

「…リンク!あんたに任した!」

 

耳郎は背を向け、楽譜をリンクに渡す

 

「おい、手本見せるんじゃねぇのかよ」ビシ!

 

思わず突っ込むリンク

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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音楽02

誤字修正ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いします。


イベントホール

 

 

リンクは譜面を見ていた。

 

「…なんだ?このキラキラ星…変奏曲?」

 

かなり複雑なキラキラ星だった

 

リンクは耳郎さんを見ると手を合わしている耳郎さんがいた

 

「ゴメン…牧場なら出来るでしょ?音楽妖精(ミュージックフェアリー)だし…」

 

「まぁ…出来るとは思うが…」

 

譜面とにらめっこしていると女の子が声をかけてきた

 

「お兄さんできるの?」

 

耳郎が入ってきた

 

「このお兄さんは、音楽妖精って個性なの、きっと凄いの聴けるよ」

 

 

「わあぁ~」キラキラキラ

 

ウオ!純粋な眼差しが眩しい…

 

「プレッシャーかけるなよ…ナビィ、範囲はこのイベントホールだからな…レベルも小さめに」

 

「ハイハイ…」

 

 

 

そう言いながら、リンクは椅子に腰をかけ、ナビィがピアノに入ったのを確認して、譜面台に譜面を置き、深呼吸して、演奏を始める

 

 

 

 

♪~[キラキラ星/変奏曲]~♪

 

 

リンクが演奏を始めるとイベントホールがピアノを中心に暗くなっていく

 

「え…なに?」

 

「大丈夫…お兄さんの個性だから…前はホラーハウスになったけど…」

 

女の子は不安になったが、耳郎さんがなだめている

 

 

リンクはメロディを奏でると、床が黄金色の柔らかい光を放ち、色んな花が咲き乱れる

 

 

「うわ~…」

 

女の子は息を飲んでいる

 

風が花に吹くと花びらが空に舞い上がり、それぞれ天井に星の様に輝きだす

 

プラネタリウムが出来ていった

 

近くの通行人も寄って来て、天井を見上げる

 

 

星になった花びら達はそれぞれ線で繋がり、それぞれの星座になっていく

 

「あー!白鳥座!」

 

「しー!静かにしてなさい」

 

近くの子供達が大興奮して、静かにするように言う親もいる

 

 

星座は、動きだし、琴座はリンクの演奏に合わせてくる

 

乙女座は美しいソプラノで歌いだし

 

双子座もテノールで歌う

 

射手座は放った矢が流れ星になり

 

大熊座と小熊座は天の川で魚を取っている

 

 

魚座はピアノ周りを泳いで、子供達に追いかけられている

 

 

獅子座は寝ている

 

他の星座も踊ったり、歌ったり、賑やかな天井になっている

 

 

ラストスパートに入ると、ピアノの上にオーロラが現れ、花の形を作っていき…

 

 

演奏が終わると、ゆっくり消えていった…

 

「「あぁ!…きえちゃった…」」

 

子供達は残念そうにしているが…

 

 

パチパチパチパチパチパチ!!

 

「うお!?」びく!

 

突然の拍手に驚き、周りを見ると、通行人が足を止めて、人が一杯になっていた

 

「いや…どうも…」ペコペコ

 

リンクは頭をさげている

 

耳郎が寄って来た

 

「(ちょっと!目立ち過ぎじゃない!?ウチら目立つと不味いんだよ!…思わず聞き入っちゃったけど…)」ヒソヒソ

 

リンクも答える

 

「(これでも、最小限範囲だよ!本気出すと、ホントに夜になっちゃう!)」ヒソヒソ

 

 

服を引っ張られたので、そっちを見ると、さっきの女の子が掴んでいた

 

「お兄さん凄い!ね!もう1回!お願い!ねぇー!」

 

他の子供達も集まって来た

 

「またやって!光るお魚!」

 

「ワンモア!ワンモア!」

 

「すげー!兄ちゃんどんな個性?」

 

 

…そして、ナビィのミュージックでの現象により、子供達の好奇心とテンションがMAX、しかも妖精パウチの効果により、年齢問わず異性を虜にしていき…

 

「あの…良かったらライン交換を…」

 

中学生位?の女性にライン交換をねだられる

 

…後ろにもスマホを出す人がいた

 

「行くよ!これ以上はパニックになる!」

 

耳郎さんに手を引っ張られていく

 

「と…ゴメン!…またね~」

 

人混みを抜けていく…

 

「あ……ッチ!あと少しだったのに…腰のタブレットを手に入れれば…」

 

中学生?に化けていたイーガ団員

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~

 

自販機コーナー

 

リンク達は一息入れている

 

「耳郎さんオレンジとコーラ…どっちがいい?」

 

「…コーラ」

 

「はい」

 

リンクはコーラを渡した

 

「ふふ…」

 

リンクは笑っていた

 

「…そんなにチヤホヤされて嬉しい?」

 

…なんかイライラしている耳郎さん

 

「ま…嬉しいってのはあったな…だって今まで災害発生男なんて言われて、怒られてばっかだけど、皆に喜んでもらえたのって…初めてだったらからな(笑)」

 

「…そう」プイ

 

…そっぽ向かれてしまった

 

「耳郎さんって楽器出来たんだね…てっきり聞くの専門だと思っていたけど…」

 

「…昔、オッサンから習った」

 

リンクは聞き返した

 

「オッサン?」

 

「親父…」

 

「あぁ…」

 

父親をオッサンって…

 

リンクが提案する

 

「なら今度聞かせてよ!得意な楽器!」

 

聞いたこと無いんだよね…耳郎さんの音楽

 

「え゛…そんな…趣味レベルだし///牧場とジャンル全然違うし…」

 

耳郎は恥ずかしがっている

 

「いいじゃん!耳郎さんの演奏聞きたいし…譜面があれば合わせられるから、今度一緒に演奏しようよ♪」

 

耳郎さんは考えている

 

「…そこまでいわれたらロックじゃないね…わかった。…今度ね」

 

「よし!…目的忘れる所だった!オカリナ!」

 

 

耳郎も思い出した

 

「…さっきので忘れる所だった…飲んだら行こう」

 

 

ジュースを飲んで、楽器屋に向かうリンク達

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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オカリナ

音楽ショップ[ゲルド]ー店舗前

 

ゲルド?あれ?どっかで見たような…

 

「どうしたの?牧場」

 

リンクは指を指しながら看板を見る

 

「いや…この看板どっかで…」

 

耳郎が答えてくれた

 

 

「あぁ…前の店、牧場のホラーハウス事件の後、凄い噂になって、コッチに引っ越したんだって」

 

…なんかご免なさい

 

「ほら!行くよ」

 

耳郎につられて入っていく

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

店舗内

 

店舗内は民族楽器から、エレキギターまで並んでいるせいか、独特な空気を出している…

 

店に入るとウルボザ店長が店の奥にすわっている

 

「サヴァーク…なんだい…響香ちゃんじゃないか」

 

ウルボザ店長も元気そうだ

 

…挨拶も独特だ

 

「サヴァーク、前に話してた人とは、いい関係なんですか?」

 

普通に話す耳郎さん

 

「あぁ、なかなかいいヴォーイが見つかったよ。今度からここで一緒に働く事になったんだ」

 

「すごい!がんばってくださいッス」

 

ウルボザさんがリンクと耳郎さんを見ている

 

「そっちこそヴォーイと上手く…いってそうだね」

 

「まだそんな関係じゃないっッス!///」

 

視線があったら顔をそらされた…

 

「青い…青いね~(笑)」

 

「ほっといて欲しっすよ!ウルボザさん…」

 

「ま、熟すまで見守ってやるさ…今日はそこのヴォーイのオカリナかい?前は買えなかったからね…」

 

…覚えててくれたんだ

 

リンクは尋ねた

 

「えっと…いいのありますか?」

 

「オカリナは右側に置いてる、好きなの選びな」

 

「ありがとうございます。」

 

 

二人とも移動する

 

そこには、色んな笛が置いてあり、オカリナだけでも、30種類位あった

 

亀のネックレスタイプとか可愛い…

 

リンクは耳郎さんに聞いて見た

 

「いっぱいあるな…耳郎さんはどれが良いと思う?」

 

「え!…そうだな~…ウチなら~…これかな?」

 

耳郎さんが選んだのは、金属のオカリナだった

 

吹口がステンレス、持ち手に黒皮でデザインされている奴だ

 

銀と黒のコントラストがカッコいい…

 

「よし!じゃあこれ!」

 

リンクはこのオカリナに決めた

 

 

「え…いいの?ウチの趣味で選んだのに……牧場ってトラッドな方が好きなんじゃ…」

 

「でも、耳郎さんがいいって思ったんでしょ?ならこれにする」

 

そして、リンクは購入する事にした

 

「耳郎さんは何か買わないの?」

 

リンクは耳郎聞いてみる

 

「…ついでにピックでも買てくか」

 

耳郎はピックを買うことにした

 

「一緒にお会計お願いします」

 

リンクは巾着の財布を出す

 

「いいよ!別に…」

 

耳郎は財布を出そうとするが…

 

「まぁまぁ、今回のお礼ってことで…」

 

…迷惑料にしてはかなり安いが、迷惑かけてばかりだもんな

 

「おやおや…これかい?…ま、響香ちゃんのヴォーイだから割引してあげるよ」

 

ウルボザさんが割引してくれた!

 

「まだ彼氏じゃなーい!!…こんな!…天然記念物…/////」

 

…視線を合わしてくれない…

 

リンクは[黒革のオカリナ]を手に入れた!

 

ウルボザさんが、箱詰めしようとしている

 

「あ…箱はいいです!、すぐ紐を通して下さい」

 

ウルボザさんに頼んだ

 

「そうかい?後でオカリナに文字を入れる事も出来るから、いつでも来な!」

 

リンクはオカリナを首に掛けて店を後にしようとしたら…

 

「…あれ?ナビィは?」

 

またナビィがいなくなった

 

近くを探していると…

 

 

 

「アァ~…イイ!ココ、イイワ…」

 

様々な楽器に囲まれ、ヘブン状態のナビィがドラムの上いた…

 

「おーい…行くよー」

 

リンクはナビィを回収し、店を後にする

 




ありがとうございました。


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大空

オカリナを買ったので店を出ると、人だかりが出来ており、さっきの中学生?と子供達もいた

 

その後ろのお母さんと思われる人が、スマホを片手に

 

「一緒に子供と撮って貰えませんか?」

 

とリンクの横に子供をセットしてくる

 

…東京ってすげ~…

 

とりえず、場の流れに合わせ、写真を撮られるリンク

 

スマホで写真を撮られるが耳朗さんは、店に引きこもった

 

「何やってるの!学校から外出自粛命令が出てるでしょ!」

 

物陰から話す耳郎さん

 

 

「…忘れてた、ゴメンね~」

 

リンクは耳郎の手を引き、ビアガーデンのやっている屋上にあがって行くリンク

 

 

 

「待って!きさ………腰の奴置いていげーーー!!」

 

中学生?が豹変し追いかけて来る、かなり速度が早い

 

 

「これが噂の追っかけって奴か!初めてみた」ダッシュ

 

「感心している場合じゃなーい!どうするの!?」ダッシュ

 

 

リンクは[ビタロック+]を手に取り…

 

「ごめんね!」カチ!

 

中学生?をロックする

 

「急ごう!」

 

階段を走る二人

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~

屋上ービアガーデンエリア

 

屋上に着くと早速オカリナを使う

 

「ナビィ!」

 

「行クワヨ!」

 

ナビィがオカリナに入り、リンクはオカリナを構える

 

 

 

 

 

♪~[風のソナタ]~♪

 

リト族モード!

 

「耳郎さん!乗って!」

 

背中に乗って貰う様にお願いするリンク

 

「え゛…重いんじゃ…」

 

「良いから早く!!」

 

嫌な顔をした耳郎さんを催促し、背中に乗せる

 

 

「いた!待ちやがれ!」

 

中学生?が追い付いてきた!

 

 

リンクは耳郎さんが乗ったのを確認すると、両手を床につけ、リト族の力を発動する

 

「舞い上がれ!」

 

すると、風が下から上に激しい上昇気流を生み出す

 

リンクは翼を広げ、空高く飛び上がる

 

「キャアーーーーー!!」

 

「しっかり掴まって!」

 

高く飛び上がると、方向を階段と逆方向に進路をとり、ビルの間を飛んでいく

 

「大丈夫?重くない?」

 

「大丈夫!80kg迄なら飛べるから…ビル風で高度をあげるよ!」

 

リンクは風を掴む様に空を飛び、ビルより高い所を飛んでいく…

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

中学生?サイド

 

空を見上げる末端員

 

「……クソ!空に逃げられた!」

 

pipipipi

 

電話がなる

 

「はい!」

 

『バカヤロー!目立ち過ぎだ!警戒されてしまったじゃねーか!取るもんも取れねーだろうが!』

 

電話からは幹部の声がする

 

「スミマセン…」

 

『すぐ引き上げろ!ネットにさっきの演奏の奴があがって、人が集まり始めてる!』ブツ!

 

1人、切られた携帯電話を見る末端員

 

「……とりあえず音か楽器に反応するのはわかった…あの希少種で試してみよう!」

 

ビルから飛び降りる末端員

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

港区付近ー上空400m位

 

 

 

「うわ~…飛んでる!」

 

耳郎さんは声をあげ、リンクの肩?を掴みながら色んな方向を見る

 

 

 

「本日は牧場航空、リト族便をご利用いただきありがとうございます。…このまま海の方に行かれますか?それとも、あのバカデカいタワーに向かって飛びますか?」

 

なんとなくアナウンス風に聞いてみたリンク

 

「えっと…両方!」

 

「了解!そんじゃ海から!しっかり掴まってなよ!」

 

リンクは方向転換し、海の方に飛んでいく

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~

東京湾上空

 

リンクが高度を下げ、水面ギリギリを飛んでいる

 

リンクが飛んだ後ろに水飛沫が出来てい

 

耳郎が手を伸ばし、水面に手をいれている

 

 

「あはは…ひゃ!冷た…」

 

「おっと!」

 

そうしていると、波が来て、二人とも波飛沫をかぶってしまう

 

「…大丈夫?」

 

「平気!」

 

リンクは高度を上げて、海猫と飛んでいく

 

「ケミィ!シーカーストーンから海老煎餅出して」

 

「あいあいさ~…どうぞです」

 

ケミィは、シーカーストーンから海老煎餅を出し、耳郎さんに渡す

 

「これどうするの?」

 

「海猫に向かって投げるです。」

 

ケミィに言われるまま、耳郎は煎餅を投げると器用にキャッチする海猫

 

「えい!」

 

パク!

 

器用に海猫達は耳郎の投げた煎餅食べていく

 

どんどん投げて行くと、沢山の海猫に囲まれ

 

「キャア!」

 

袋ごと取られてしまった

 

「はっはっは!耳郎さんも人気者だね!(笑)」

 

「うっさい!も~…」

 

今度は更に高度を上げて行く

 

 

 

その後、スカイタワー上空を飛んでいき、新宿方面に進路を変え、代々木公園に着地する

 

 

リト族モード解除!

 

「楽しかった!耳郎さん…どうしたの?」

 

「さ…サブい…」プルプル

 

「あ…ゴメン」

 

空の旅は、耳郎さんにはキツかったようだ

 

その後、マクド◯ルドで、休んで、解散した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ケミィの評価

 

「気温を考えなかったのが敗因です。」

 

 

シィの評価

 

「海猫が予想外の行動力であります!」

 

ナビィの評価

 

「楽器…」

 

 

…リンクに対しての評価が厳しい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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1年生ー仮免許編
入寮


入寮日ー当日

 

リンクはアパートの管理会社に書類を提出し、部屋の荷物をシーカーストーンにしまったのを確認したリンク

 

「3年間過ごすと思っていたんだけどな…」

 

いざ離れると寂しくもんだ…

 

「むげんのかなたに行くです~」

 

「今度のお部屋はどんなであります?」

 

「私達ハ、ドールハウスデショ…」

 

ケミィ、シィ、ナビィと、もう次の事に夢中だ

 

さて…

 

「行きますか…」

 

リンクは[思い出の自転車]で、寮に向かう…

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

ハイツ アライアンツー入り口前

 

自転車で着くとオシャレな建物があった

 

「でか!洋館!?」

 

リンクは驚いている

 

「キレイであります!港の近くにあって欲しいであります!」

 

「弄りがいがあるです~」

 

「コワシチャダメヨ…」

 

…大丈夫だよな…追い出されないよな?

 

「あら!リンクさんじゃありませんか!」

 

振り向くと八百万さんがいた

 

「お久しぶり!引っ越しはもうすんだの?」

 

「ちょっと手違いで…荷物が入り切らなかったんです…」

 

後ろを見ると10tトラック2台がいた

 

…どんだけ荷物あるんだよ!

 

「リンクさんは…もう終わりましたの?」

 

「いや、これから、みんなコイツに入ってるから」

 

シーカーストーンを叩く

 

「…ホントに何でもありですわね…」

 

感心してシーカーストーンを見ている

 

「ケミィ達が凄いんだけどね…」

 

ホントに…

 

「おーい!皆集まってるぞ!」

 

相澤先生が呼んでる

 

ーーーーーーーーーーーーーー

相澤先生から寮の説明を受けている

 

…1階奥が食堂か

 

 

「広キレ!!そふぁああああ!!」

 

芦戸さんのテンション高い

 

相澤先生から部屋割りは勝手に決めたというので…

 

行ってみたら3階の角部屋になってた!

 

「…荷物準備するか…」

 

部屋に入ろうとすると…

 

「「待つです!」」

 

ケミィ達に止められた

 

「どうせならおもいっきりやるです!」

 

「任せるであります!」

 

パタン…

 

ギュイーーーーン…ギャイン!

 

カンカンカンカン!

 

 

そう言って、部屋の中に先に入り、およそ引っ越しの音ではない音が聞こえてくる…

 

「あれ?牧場?どうしたんだ?部屋の前で…」

 

隣の上鳴が聞いてきた

 

「いや…部屋をカスタムするってケミィ締め出された…」

 

1階で待つこと30分…

 

「出来たです!!」

 

「リンクにピッタリの部屋になったであります!」

 

…若干不安だが見てみよう

 

扉の所にシーカーストーンを嵌める所がある…

 

「…この時点で他とアウトだよな…」

 

シーカーストーンを嵌めるとクリと回転し、扉のロックが解除される

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

リンクの部屋

 

リンクが入り、扉裏のシーカーストーンを回収して振り向き

 

部屋の方に歩いた

 

「なんと言うことでしょーー!!!」

 

リンクは叫んだ

 

部屋の中の広さが明らかに隣の壁を越えてるのに、隣からクレームが来ない所から、怪しい技術を使ったのだろう広さ

 

おまけに壁の作りや床がまるで、巨大な丸太の中身だけをくり抜いたような丸み

 

床や天井は木目が美しく、奥に丸太の柱にしたベット

 

部屋の中央には丸い机に座椅子、机の上には妖精用の机と椅子もある

 

右手壁にはナビィ達のドールハウスがあり、その横には[どこでもキッチン]の扉がある

 

左手にはタンスと大きなゴミ箱が置かれている…?

 

ゴミ箱を良く見ると[ライクライク]だった

 

不燃ごみ不可と書かれている

 

天井にはロープが網の目に張ってあり、既に、[スタルチュラ]が行き来している

 

 

「頑張ったです!環境はバッチリです♪変な電波は入らないです」

 

※科学妖精は電波が苦手、シーカーストーンの近くは中和されている為、あまりリンクから離れない、あまりに強い電波が来たとき、シーカーストーンに逃げる

 

 

頭に鉢巻でハンマーを持つケミィ

 

 

「やっぱりリンクは森の住人であります!」

 

ノコギリを持つシィ

 

「おい!本当に壊してないんだよな!」

 

リンクは不安になった

 

「大丈夫です…シーカーストーンのメニューで元に戻るです!」

 

「セキュリティも万全であります!お菓子泥棒は入れません!」

 

どや顔を決めるのはいいが、目の前にお菓子泥棒の常習犯が2人もいるのだが…

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

部屋のイメージは時のオカリナの子供リンクの部屋にドールハウスと天井にネット、ライクライクがいます。


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部屋

評価いただきありがとうございました。

今後もよろしくお願いします。


リンクの部屋ーどこでもキッチン内

 

 

 

皆引っ越しが終わって、1階に集まっているが、

 

リンクは、[どこでもキッチン]に入り、ケミィ達の夕食の準備をしている

 

「なんでランチラッシュの飯食わないんだよ…」

 

オーブンでチーズケーキを作ってるリンク

 

「もう他の味は無理です」

 

「どうも無理なのであります…」

 

「…物足リナイノヨネ」

 

…頑張って!ランチラッシュ先生!お小遣いの為にも…

 

ノック音が聞こえる

 

コンコン

 

「はーい」

 

リンクはフライパンの火を消し、玄関に向かう

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

リンクの部屋

 

「はーい」

 

リンクが扉を開けると、大勢いた

 

「…何事?」

 

リンクは目の前にいた切島に聞いてみた

 

「今、1ーAの中で、1番オシャレな人を決めるために[お部屋御披露目大会]をやってんだ!いいか!?」

 

麗日さんや芦戸さんが切島の後ろから覗く

 

「…なんか良い匂い…」スンスン

 

芦戸さんが匂い嗅いでいる

 

…特に見られて困る物はないし、いっか

 

「どうぞ、ナビィ達のご飯作っていた所だったけど…」

 

切島、芦戸、上鳴、麗日と順々に入っていく

 

「「「お邪魔しま…な!!」」」

 

 

 

 

 

「部屋の形と広さが全然違げー!!!」

 

切島のツッコミ炸裂

 

「大樹風ログハウス部屋だ!!」

 

芦戸さんは壁に触りながら評価する

 

 

 

上鳴が気付く

 

「おい!完全に俺の部屋に被ってるよな!?」

 

 

麗日さんが部屋で深呼吸する

 

「木の香りもえぇ~」

 

瀬呂がドールハウスを指しながら聞いてきた

 

「なぁ!お前人形遊びするんか!?」

 

リンクが答える

 

「それはナビィ達の寝床だよ」

 

八百万さんが、[どこでもキッチン]に近付く

 

「こちらの扉はなんでして?」

 

リンクは扉を開ける

 

「ここはキッチンだよ」

 

リンク扉を開けて、中を見る皆

 

「「広!!」」

 

「料理屋の厨房位あるぞ!」

 

それぞれ物色し始める

 

八百万さんが冷蔵庫を見ている

 

「これ…コールドテーブルですわ」

 

意外に便利なんだよね…

 

麗日さんが他の冷蔵庫も見ている

 

「他にも冷蔵庫が2台もある!」

 

葉隠さんが右奥の扉が気になったようだ

 

「この扉は?」

 

「食材の貯蔵庫、ハイラル食材はここに入っている」

 

…こっちだと無駄に高いんだよな

 

芦戸さんはそのしたの扉を指差す

 

 

「コッチの鍵付きの扉は?」

 

 

「熟成中のお菓子や洋酒漬けのドライフルーツが入ってるよ、ケーキはチョコレートで熟成してる最中、ケミィ達に食べられない様に鍵付き、食べ頃は…3日後かな」

 

「完成品はあるの?」

 

「全部シーカーストーンに入ってるよ、シーカーストーンの中だと腐らないし、指紋承認とパスワードでつまみ食い防止にもなる」

 

「「お菓子屋かよ!」」

 

「私も噂のシュークリームとか食べたーい!」

 

…噂?

 

「なぁ噂って?」

 

リンクは緑谷に聞いてみた

 

「あぁ…前の事件の時、ニュースでオールマイトが渡したシュークリームは何処のだって、話題になって、駅前とか屋台のシュークリーム屋さんが行列出来てるよ…ちょっとしたブームだね」

 

…オールマイトの話題性有りすぎ!

 

「…因みに緑谷は行ったの?」

 

「いや…本物が身近にあるし…」

 

へー…屋台出したら売れるかな?

 

そういえば、バイトはダメだった orz

 

 

因みに、天井にいたスタルチュラ達は、部屋の隅で擬態していた

 

…バレなくて良かった…

 

 




ありがとうございました。



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技開発01

結局、お部屋のインテリアセンスは砂藤が優勝

 

一応理由も聞いたが、シフォンケーキが決め手だそうだ

 

自分の部屋は規格外なので除外された…

 

「なぜです!!」ジタバタ

 

「理解出来ないであります!」プンプン

 

ケミィ、シィは怒っている

 

「いや、部屋の大きさ違うし比べる方が無理だろ」

 

明らかに倍位あるし…

 

「出るとこでるです~~!」

 

…あっても敗訴だぞ

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

翌日

 

体育館γ(ガンマ)に連れて行かれると、エクトプラズム先生とセメントス先生がいた

 

相澤先生が説明する

 

「これから約10日間…仮免取得の為の必殺技を作る為に、圧縮訓練を行う!」

 

皆、必殺技と聞いてやる気を出している

 

 

「必殺技!!!」

 

「よっしゃ!やってやるぜ!!」

 

「…でもなんで今?」

 

疑問に思っている人もいる

 

相澤先生の説明が続く

 

「必殺技が有る無いだけで、大分ヒーローとしての評価が変わってくる、別に強力な攻撃力って訳でもない…己自身が出せる最高の技を作れ」

 

…どうしよう、ネタが多過ぎて定まらない orz

 

 

 

 

トレーニング・ダイニング・ランド

 

略してTDL…

 

あれ?どっかで聞いたことが…

 

ま…いっか

 

 

こうして必殺技開発が始まった

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今ある必殺技を確認する

 

[トライフォースラッシュ]

 

ナビィ&ファイでの必殺技、相手をトライフォースに閉じこめ、高速連斬りし、最後に思いっきりスラッシュする

 

[妖精の大号令]をした状態で出来る技

 

 

 

[スカイウォード]

 

ファイでの必殺技、斬撃を飛ばす事が出来る

 

但し、通常状態では、満腹状態でないと威力が落ちる上に飛距離も伸びない

 

 

 

[古代兵装の弓矢]ケミィ&シィ

 

基本的に装備なので、ケミィ達が作ってくれれば問題ないが、すぐに作れないのでストックに注意

 

 

 

[妖精の大号令]ナビィ

 

今まで出会った全ての妖精の力を一気に出せる

 

但し、使用後24000キロcalorie程のハイラル食材を食べねば気絶する

 

[オーバーヒーリング]ナビィ

 

ヒーリングオペレーションモードで、触れている細胞を異常増殖させる

 

分かりやすく言うと強制的にガンを作る

 

…だが

 

 

「トライフォースの力ってどうやって出すんだろ?」

 

そう、キレた時や圧倒的脅威に立ち向かう時に出ていたトライフォースの力…

 

実際自分の任意で出した事がない…

 

「オイ!サボッテナイデウゴケ」ゲシ!

 

エクトプラズム先生に蹴られた

 

「いた!…手詰まりなんですよ、オーフォーワンの時みたいに、体の中から力が出てくる感じが掴めないんです…あの圧倒的敵意に立ち向かおうって時に出た力?が…」

 

 

 

エクトプラズム先生が考えている

 

勇気…昔、マヤが書いてた小説には、恐怖を乗り越える時に必要なものって書いてたけど

 

「あれ以上の恐怖って…」

 

オーフォーワン戦のせいか感覚が狂っている

 

 

 

 

エクトプラズム先生の分身は少し考えて言い放った

 

 

 

「勇者ニナルンダロ…コノママダトRPG扱イサレルゾ…イヤソレ以下ダナ」

 

 

 

我慢…我慢しろ俺!

 

「…や…やだな、はは…がんばりますよ(怒笑)」ピクピク

 

頭に青筋が立ち、右手が反応し発光し始める

 

右手の反応を見て、更に煽るエクトプラズム先生

 

「…(モウ少シカ?)デモ力ガ発揮出来イナラゲーム以下ダヨナ、ドラ◯エダッテ世界ヲ…」シュパパパン

 

 

エクトプラズム先生は体を3等分される

 

エクトプラズム先生の後ろには、リンクは、[ガーディアンナイフ]を手にし、切り上げのポーズでいる

 

「…!!(速い!…)」

 

「誰が…ゲームキャラ以下だー!!」ゴゴゴゴ

 

煽られキレたリンク

 

エクトプラズム先生の分身は斬られたままアドバイスする

 

「ソノ感覚ヲ覚ボエロ牧場!今ナラ解カルダロ!ソノテンションヲ忘レルナ!」

 

…この感じか…

 

今なら解る…敵意に対してこの感じをコントロール出来る様にかつ、冷静に…

 

エクトプラズム先生は新しい分身を準備し、リンクと対峙する

 

「「…………」」

 

リンクは全身の力を抜き相手を見据える

 

 

するとトライフォースの力を発揮しながら視界から色が消えていき…周囲がゆっくり動く様に見えてくる

 

 

「…………」ブン!

 

エクトプラズム先生の分身は蹴りを出すが、リンクにはゆっくり動く様に見えており

 

「セイ!セイ!セイ!セイ!セイ!」ズシャズシャズシャズシャ

 

エクトプラズム先生の分身が蹴りを入れる瞬間、5等分してしまうリンク

 

「次のお願いします!今の感覚を忘れる前に!」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

相澤、エクトプラズム先生サイド

 

 

相澤先生は様子を見ている

 

「エクトプラズム先生…牧場の様子はどうですか?」

 

「…イイ感ジダナ、アンナニ素早ク見切ラレルナンテ久シ振リダ、斬撃モ申シ分無イ…」

 

エクトプラズム先生は分身が斬られて行くところを見ている

 

「そうですか…弱点のオカリナ演奏中も補える様なレベルになってきたか…敵にまで情を掛けるのも、怒(ド)リンクでコントロール出来ることを期待しましょう…」

 

 

 

リンクはトライフォース(弱)を覚えた!

 




ありがとうございました


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サポート01

体育館γ

 

リンクはエクトプラズム先生の分身複数相手の相手をしていた。

 

「セイ!!セイヤ!!」ブン!ブン!

 

ガーディアンナイフで、立ち回るリンク

 

 

 

 

「危ない!」

 

 

リンクは声の方向に[獣王の盾]を構える

 

すると青山の物であろうレーザーが飛んできた

 

 

当たる瞬間に押し返し、弾きかえしたが…

 

「く!…うお!」グワシャ!!

 

勢いに耐えきれず盾が壊れてしまった!

 

レーザーは明後日の方向に飛んでいった

 

 

「大丈夫だったかい?☆」

 

青山がリンクに寄ってきた

 

「何とか…盾が壊れちゃったか…」

 

粉々に砕けた盾…もうダメだな

 

エクトプラズム先生は話し始める

 

「シールドナラ、サポート科ニ聞イテミロ、良イノガアルカモ知レンゾ…」

 

 

「わかりました…」

 

…そういえば初めてだな、サポート科に行くの

 

ケミィが肩から顔を出す

 

「ついでに材料集めるです」

 

「丁度資材が無くなってたであります!」

 

…資材の調達元はそこかよ

 

ーーーーーーーーーーーーーー

終了後ーサポート科前ー廊下

 

リンクはサポート科に向かっていると前に飯田達がいた

 

「…あ!お茶漬けトリオが揃ってる」

 

※緑谷・お茶子・飯田、合わせて緑茶飯!

 

麗日さんが緑谷に声をかけていると

 

BoooN!!

 

扉の向こう側で爆発が起こり、緑谷が巻き込まれた

 

「「「緑谷!!!」」」

 

「生きてるか!?」

 

走って近付くと、ピンクヘアーに押し倒されている緑谷がいた

 

「発目!!いつも言ってるだろ!思い付いた物何でもかんでも付けるんじゃないよぉ…!出禁にするよ…!!」

 

パワーローダー先生の怒鳴り声が響く

 

「いたたた…失敗失敗…おや?あなたは…いつぞやの…」

 

ピンクヘアー…発目さん?が緑谷を確認している

 

…緑谷、顔が凄い事になっているぞ

 

麗日さんもショックを受けているみたいだし

 

なんだ…この状況…

 

ーーーーーーーーーーーーーー

サポート科内

 

緑谷達が発目さんに自己紹介している間、パワーローダー先生に、盾について聞いてみた

 

「クッケッケ…コスチュームの大幅変更は申請がいるけどサポートアイテムは書類の記入だけでいいよ…どんなのがお望みだい?」

 

盾は問題なさそうだ

 

緑谷が先生に話しかけた

 

「僕、腕の負担を軽減してくれるサポーターの様なのって大丈夫ですか?」

 

パワーローダー先生に説明している最中に発目さんが入ってきた

 

「コスチュームの改良…興味があります!」

 

緑谷にズイっと近付く

 

緑谷は恥ずかしそうだ

 

「ちょっと失礼しますよ…はいはい…成る程」

 

発目さんは緑谷に抱き付き、色々触っている

 

「…発目さん…何を…」

 

麗日さんが裏返った声で聞いている

 

 

「何って、ボディチェックですよ…フンフン…結構ガッシリしてますね♪」

 

「〒△■※〒△▲#%!!!」

 

緑谷の悲鳴をあげてるが何を言ってるのかが不明だ

 

 

 

 

 

 

「今日も大漁です♪」

 

「なかなか良い素材があるであります♪」

 

ケミィとシィの方向を見ると大漁のガラクタが置いてあった

 

…ここだったのか

 

「こら!許可を貰わなきゃ駄目でしょ!」

 

ケミィとシィを摘まみ上げる

 

 

パワーローダー先生にリンクが聞いてみる

 

「ここのガラクタ…なのか?ケミィ達が欲しがってるんですけど…貰って大丈夫ですか?」

 

パワーローダー先生が返事をする

 

「ん~…発目の失敗作か…別にいいが、何に使うんだい?」

 

 

リンクはケミィとシィをガラクタに戻し、パワーローダー先生の質問に答える

 

「ケミィって科学妖精とシィって艦載妖精がいるんですが、よくアイテムを気まぐれで作るんです…その材料です」

 

「…ならソイツにシールド作って貰えば…」

 

リンクはパワーローダー先生に近付き、コッソリ話す

 

「(コイツらが作るアイテムは、凄いんですが…直す事以外は、頼んだ物と違う物ばっかり作るんです…気まぐれで作ってるんで…)」

 

 

「…なるほど、わかったんだよ…シールドな「イダダダダダア!」」

 

パワーローダー先生と話していると、後ろから悲鳴が聞こえる

 

「なにごと?…な!」

 

リンクが振り向くと、緑谷が怪しいスーツに胴体を捻じ切られそうになっていた

 

「デクくーん!!!」

 

麗日さんが機械を停めようとしている

 

「おや?プログラミングが上手くいってないようですね」ポチ!

 

発目さんが、遠隔操作のボタンを押して、パワードスーツが止まった

 

 

何とか留め具を外し、解除に成功した

 

緑谷は肩で息をして両手を地面につけている

 

「…まさか、腕のサポートをお願いしに来て、胴体ネジ切られるとは思わなかった…」

 

「デク君大丈夫?」

 

 

麗日さんが心配している

 

 

「いやー!失敗失敗!次こそベイビーちゃんが役に立つはずです!」

 

 

発目さんはそのまま飯田に近付くと無理矢理装備を着けさせる

 

「足の冷却が心配なアナタにはこのベイビー!!発熱を極限まで抑えたスーパークーラー電動ブースターです!!第36子です!どっ可愛いでしょう!!」

 

腕に噴射口がついたのが付けられた

 

 

「いや!ブースターはいらない!しかもなんで腕…」

 

飯田は拒否しているが

 

「ブースターON!」ポチ!

 

「オイ!」ゴゴゴゴ…ボシュ!

 

腕のブースターが噴射し、天井に張り付けられる飯田

 

「飯田くーん!!」

 

緑谷が叫ぶ

 

 

 

 

「動くなよ!!」タン!

 

リンクはシーカーストーンを操作し、カテゴリーの1番前にあったマスターソードを出し、

 

椅子、机、壁とジャンプして

 

「セイヤー!!!」スパスパスパン!

 

BON!

 

腕のブースターだけを切り刻むリンク

 

 

そして飯田と一緒に落ち…

 

 

 

「グヘぇ…」グシャ

 

飯田に潰されたリンク

 

マスターソードは近くに刺さった

 

 

 

「おい!牧場君!しっかりしろ!」ゆさゆさ

 

飯田に揺さぶられるが、伸びているリンク

 

「いやいや…また失敗しちゃいました!今度こそ!あなたにピッタリなベイビーが…」

 

新しい発明品を出そうとするが

 

「…いい加減にするんだよ!!ちゃんとテストしてからだっていつも言ってるだろうが!!」ガオン!

 

「暴力!」スッ!

 

パワーローダー先生に止められた発目…

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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サポート02

サポート科内

 

発目さんは、床に刺さったマスターソードを引っこ抜こうとしている

 

「素晴らしい切れ味ですね!ちょっと調べさせて…あれ?」グイグイ!

 

発目さんが引っ張っても一向に抜けない

 

「随分しっかりささっちゃったみたいですね!」

 

 

発目さんは諦めた

 

 

その後で飯田も試すが抜けない

 

「ふ!ぐ…ふんん!…ダメだ!びくともしない…そんなに深く入って無いのに…」

 

 

 

そうして緑谷はチャレンジする

 

「ちょっといい?…スー…ハー…(5%…ワンフォーオール…)フルカウル!ぐおおおおおお!」バチバチバチ!…ベキベキベキ!

 

引っこ抜こうと緑谷は本気を出すがびくともしない、マスターソード

 

むしろ床が負けそうだ

 

「おい!床が抜けちまうだろぅ!」

 

パワーローダー先生が止めに入る

 

緑谷は肩で息をしている

 

「はぁ…はぁ…何?この剣…(ワンフォーオールでも持ち上がらないなんて…)」

 

飯田は考えている

 

「でも、牧場は片手で振っていたよな?何かに引っ掛かってるんじゃないか?」

 

 

 

 

 

色々話し合っているとリンクが起き上がる

 

「…いたたた…あれ?どうしたの?」

 

リンクが皆に近付くと急に飯田が謝りだす

 

 

 

「済まない!俺が不甲斐ない性で、大事な剣が刺さって抜けなくなってしまった!」

 

 

そこには床に半分位刺さったマスターソードがあった

 

「抜けないの?」

 

リンクが握ると右手の痣が反応し、マスターソードのエッジが輝き始め

 

「よっと…良かった、歯こぼれしてないね」ス…

 

軽々抜いてしまった

 

 

 

「「「…ええええええ!!!」」」Σ(Д゚;/)/Σ(Д゚;/)/

 

皆驚いている

 

「どうしたの?そんなに驚いて」

 

リンクはマスターソードを軽く振っている

 

緑谷が聞いてきた

 

「牧場君!?いったい何㎏あるの?その剣…」

 

リンクはしれっと答える

 

「?さぁ…羽みたいに軽いけど」

 

…皆目を開きパチクリしている

 

 

リンクはファイに聞いてみる事にした

 

「…どういう事?ファイ」

 

 

《先程の方々は許可なく、私を扱おうとしたため、拒否をしました。》

 

「成る程ね…」

 

飯田が話して来た

 

「おい!牧場君!いったい誰と話しているんだ!?」

 

飯田がおかしい事を聞いてきた

 

「何って…ファイだけど…みんなには聞こえないの?」

 

リンクはみんなに聞いてみたが、全員、顔を横にふる

 

《ファイは登録者、もしくは登録見込みのある人しか私の声は聞こえません、妖精は別ですが、今のマスターは、第三者から見ると、現代で言う…剣に話しかける上に名前をつけている痛い人、もしくは可哀想な人に見えてると思われます。》

 

「おい!可哀想な人は無いだろ!て言うかその表現は何処から覚えた!」

 

《シィさんの薄い本っと言われている書物です。他の人の目を見れば一目瞭然だと推察します。》

 

視線をみんなに向けると…

 

緑谷には

 

「…そうだね…聞こえてるよ…」

 

完全に痛い人をみる目をしている

 

…後退りするな!

 

「大丈夫!きっと良いことある!」

 

飯田に励まされ…

 

「…ちゃんと人間の友達作ろうな、ちゃんと協力すさかい」

 

麗日さんが、優しい目で何か勘違いを起こしている

 

…辞めろ!そんな目で僕を見ないで(泣)

 

 

リンクは落ち込んでしまった

 

 




ありがとうございました。

次回、神々のトライフォース2よりあのキャラが登場


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サポート03

サポート科内

 

リンクは発目さんに追い詰められていた

 

「何ですか!?あの剣!全く抜けなかったのに握っただけであっさり!?しかも、床が割れる程の負荷をかけても傷1つ無いなんて…

 

いったいどんな素材なのですか!?興味あります!」グイ!グイ!

 

「いや!近い近い!」

 

何かヤバそうなので、マスターソードをシーカーストーンにしまった

 

その現象を見た発目さんは更にヒートアップする

 

「今の何ですか!!?剣が青い光になってタブレットの中に入っちゃいました!!!」ガシッ!

 

発目さんはリンクのシーカーストーンを奪った!

 

「ちょっと!他の人が持ったら…」

 

「ピギャアアアアアア!!」ビリビリビリ!

 

リンクは注告しようとしたらシーカーストーンの防犯装置が発動し、電撃を受ける発目さん…

 

そのあと、シーカーストーンを落とし、青い光になってリンクの腰に戻る

 

 

 

「えっと…生きてる?」

 

 

 

倒れている発目さん…一応聞いてみる

 

 

 

「…防犯の電撃…私の絶縁グローブを貫通させるなんて…益々調べたくなりましたぁ!!」プスプス…ガバッ!

 

若干髪が焦げてるが問題なさそうだ

 

リンクは警戒レベルを少し上げる

 

「ダメだ…コイツ、地元のマヤと同じ匂いがする!」

 

シィもドン引きしている

 

「目的の為に全てを利用するタイプでありますか!?」

 

リンクは逃げ出そうとして…

 

「ぎゃ!」

 

「うお!」

 

扉出てすぐで、人にぶつかってしまった

 

相手の荷物をぶちまけてしまう

 

「スミマセン!…大丈夫ですか?」

 

リンクは手を伸ばすとパワーローダー先生が物音を聞いて、こっちに来た

 

「どうしたんだよ…2年のラヴィオじゃないか、今日はどうしたんだい?」

 

ヤバ!このウサギフードの人先輩だったか…

 

「スミマセン!本当に…」

 

ぶちまけた荷物をまとめるのを手伝うリンク

 

 

「いや~大丈夫、すみません、前が見えてなくて」

 

 

そう言いながら、ラヴィオ先輩の荷物をみると、骨董品ばっかりだった

 

リンクは気になって聞いてみた

 

「これはいったい…」

 

ラヴィオ先輩が答える

 

「あぁ…これはオーパーツと言われる奴ですよ、私は失われた太古の技術を現代に甦らせて、サポート道具を作る研究をしてるんです。…これは研究用のサンプルなんです」

 

パワーローダー先生が入ってくる

 

「まぁ…活かせる物はあまり無いからいつも赤点ギリギリだけどね」

 

「それを言わないで下さい…[ぼよ~んハンマー]は上手くいったじゃないですか(泣)」

 

へぇ…オーパーツ…

 

「ちょっといいです」

 

ケミィが腕輪が気になった様だ

 

近付いて調べている

 

「これ…動くです、ガス欠なだけです。」

 

「「え?」」

 

リンクとラヴィオ先輩が声をシンクロさせる

 

「ちょっと待つです…」

 

そう言いながら、シーカーストーンの中に入り、マイナスドライバーとガーディアンナイフを持ってきたケミィ

 

「抑えはいるでありますか?」

 

シィも手伝いに入る

 

「お願いするです」

 

シィが腕輪を抑え、ケミィがマイナスドライバーで、突き刺すとポロっと石が取れる

 

「よい…しょ…」

 

ガーディアンナイフの柄の部分をバラシ、黄色い石を取り出し、腕輪に石を嵌め込み、マイナスドライバーで位置を調節すると

 

黄色い石から、腕輪に青い線が入る

 

ラヴィオ先輩がじっくり観察している

 

「おぉ…こんな反応するなんて…この石は一体…」

 

ケミィは腕輪をリンクに差し出す

 

「これを手首に付けるです」

 

「これを?」

 

リンクはケミィの言われた通りに付けてみた

 

すると腕輪が反応し始める

 

 

シィ肩に上り、腕輪の使い方を教えてくれる

 

「リンク殿、壁に背中と掌を付けるであります」

 

「えっと…こう?」

 

リンクは言われた通りにすると腕輪と痣が反応し…

 

「うわ!」

 

壁に吸い込まれた

 

 

 

リンクは初めての感覚に戸惑っていた

 

「…何が起こったんだ…ガラスと壁にサンドイッチされてる感じがするんだが…しかも横にしか動けない…」

 

リンクはパワーローダー先生とラヴィオ先輩を見ると、二人が固まっている

 

良く見るとその横に、発目さんや、お茶漬けトリオも固まってる

 

そんな中、ラヴィオ先輩は口を開く

 

「……えっと、牧場君…でしたっけ?何ともないですか?」

 

リンクは答える

 

「何ともないですよ?ガラスと壁に挟まれてる感じはしますが…」

 

そう言って、右や左に少し歩き、段差っぽい物に乗ったりした

 

発目はかなり興奮している

 

「今度は何ですか!?壁の絵になったんですか!?いったい何が起こったんですか!!!???」

 

「それは私も聞きたい!あの腕輪にそんな力が?しかも亀裂を階段みたいに乗ってる…」

 

ラヴィオ先輩も興奮している

 

肩にいたシィがまた教えてくれる

 

「今度は両手でガラスの壁を押すであります!」

 

言われた通りに押してみると

 

腕輪が反応して…

 

「よい…しょ!っとわぁ!」バタン!

 

ガラスが急に無くなり、勢いで倒れてしまうリンク

 

「…てて~…あ、普通に動ける」

 

ラヴィオ先輩は興奮が収まらない!

 

「…あの…腕輪が実は、絵になる事が出来る為の道具なんて…君!僕と契約しないですか!?

 

僕がこれから、君のサポートアイテムを作りますよ!

 

これで赤点の恐怖とおさらばだ!」ガシッ!

 

 

ラヴィオ先輩に捕まるリンク

 

 

「ちょっと待って下さい!」

 

 

そこに待ったをかける発目さん

 

 

「そこの緑の人は、剣に名前を付けて喋りかける《変人》ですよ!?

 

そんな怪しい骨董品より、きっと私の可愛いベイビー達の方がいいに決まってます!!

 

ですので私がしっかり調べさせていただきまぁす!

 

さぁ!その人を私に!」

 

 

おい!お前に変人とは言われたくない!

 

 

ラヴィオ先輩は反論する

 

 

「カチン!怪しい骨董品だと…何を言っているんですか!全部由緒正しい物ばかりですよ!名前を付けて話しかけるなんて……」

 

 

 

どうせ変人扱いされますよ~だ(泣)

 

 

 

「最高じゃないですか!

 

きっと私のコレクションを大切に使ってくれるし、何より、長年つかってくれた方が、よりクオリティーが高いという証明になるじゃないですか!

 

それとも美しくないとでも言うのですか!

 

長年使われていくうち、手に馴染む様に削られて、変色しても使われ続けるアイテムへの愛着が…その人にしかないオンリーワンな一品になるその美しさが!

 

 

ジャパンには、ワビサビ文化があるではないですか?

 

…それとも君はせっかく愛情込めて作った物を壊されるほうがいいのですか?」

 

予想外の反応し驚くリンク

 

…サポート科は癖の多い人が多いのだろうか?

 

発目さんがラヴィオ先輩に対して怒る

 

 

「カチン!…なんですと!…品質の証明は認めますが、私のどっ可愛いベイビーちゃんをバカにしますか!?進化無きアイテムは置いてかれて寂れるのですよ!」

 

二人とも睨み付けあっている…

 

 

…アカン、これはケンカになる

 

「お前らいい加減にするんだよぉ!!」ガオン!×2

 

「「ぐきゃ!」」ガコン!×2

 

発目さんとラヴィオ先輩はパワーローダー先生殴られた

 

しかし、それでもリンクの服を離さないラヴィオ先輩、

 

「ぐ…契約…して」プルプル

 

「腰の…タブレット…」プルプル

 

「「ください~!」」グイ!

 

二人がリンクに捕まり…リンクは動けなくなった!

 

「ちょっと!二人とも!ズボンを掴まないで!脱げる!!」

 

そもそも盾はどうなったの!?

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

サポート科2年

 

ラヴィオ

 

イギリス・北アイルランド出身、レトロ系サポートアイテム専門店[ロウラル・サポートサービス]の息子

 

技術大国、日本でサポートアイテムの勉強の為、留学中

 

趣味、骨董品収集

 

 

但し、遺跡や魔女等の、怪しい品に手を出すため、コレクションの中身は呪いの物など、理解し難い物も多い…

 

 

 

 

クラシックなデザインのサポート道具が得意

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 




ありがとうございました。

神々のトライフォース2よりラヴィオさんが登場!

一周目の初登場時、原作は宿無しで必死でしたが


赤点で必死になりました。

発目さんが発明家なら

ラヴィオ先輩は、職人です


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サブエピソード[メタルギア?発目]※表現注意

深夜ーアライアンスー外

 

男子棟の外

 

植栽に隠れて、移動する物陰…

 

「ふふふ…後少しです…」

 

スターライトスコープを付け、全身を自身で作った発明品であるベイビー達で、隠密行動をとる発目さん

 

目的はただひとつ…

 

「あの緑の人のタブレット…きっちり調べさせて貰いますよ…」

 

リンクの持つシーカーストーンだった

 

「さて、あの人の部屋は3階の角部屋…きっとアソコですね」バス!バス!

 

腰のサポートアイテム[ザ・ワイヤーアロウ]でベランダに引っかけ…

 

「ふん~♪フンフン♪…」

 

[ホバーソール]でゆっくり登っていく

 

 

ベランダにある、防犯用の赤外線もあるのだが

 

ミラーを駆使して反応しない様にしていく…

 

「私が作ったベイビーです♪どうすれば反応しないかは把握してます」

 

リンクの部屋にあるベランダに乗り込む

 

「順調順調♪…網戸…鍵が掛かってませんね…!この部屋、設計よりかなり広い…これも調査が必要です」

 

 

網戸からリンクを覗く発目

 

窓からはリンクが寝ているのがわかる

 

「さて…お目当てのは…! アソコですね…」

 

発目は、ドールハウスの横に置いてあるシーカーストーンを見つける

 

発目網戸を開け、ゆっくりシーカーストーンに近付く…

 

「さて…じっくり調べさせていただき…」ウィイイイン…

 

 

部屋に少し入って背中からロボットアームを伸ばした所で、シーカーストーンが赤く変化し始めた

 

「え…何が起こりました?防犯装置は外したはず…」

 

画面には文字が現れる、ハイラル言語で書かれているので発目には読めないがこう書かれている

 

《侵入者発見!排除します。フェロモン使用中!》

 

ベットの頭の所からロボットアームが伸び、リンクの耳と目を塞ぎ…

 

その後、窓とアライアンス廊下側の扉がシャッターで封鎖される

 

「な、いったいなにが…」

 

すると何かが背中に当たり、振り向く

 

「?…何か…糸?」

 

粘着性の糸が付着し、背中に付けらていた

 

「これは、かなりの粘着性ですね…これも約に立ちそうです…」ウイイイン

 

 

発目は背中のロボットアームを2本伸ばし、引きちぎろうとする

 

「…な…切れません…これ、鉄板位なら簡単に裂ける出力があるはずですが…」

 

するとまた別の方向から糸が飛んで来て、今度は足元を狙われる

 

「ちょ!どこからン!」

 

今度は顔を糸が網の目上に飛んで来て、発目の口を塞がれ、スコープもレンズに糸が付着し、見辛くなってしまう

 

 

「~~~~!(なぜ緑の人は起きない!…何かに顔を塞がれてる!?)」

 

発目はリンクをまだ見える隙間から覗くと、ロボットアームが押さえているのが見えた

 

そして、足元を固定された状態で背中を引かれ、倒れ込むと視界に沢山の脚が見えた。

 

ここで初めて正体を知る

 

「~~!~~…~~~~!?(あう!何が…蜘蛛に襲われてたのですか!?)」バタン…

 

そして[スタルチュラ]は一匹だけではなく、天井からも何匹か降りて来て

 

「(ヤバいですよ!餌にされてしまいます!!まだ未完成のどっ可愛いベイビー達が…)」ジタバタ

 

発目を糸で拘束していく

 

「(こ…の!…ダメです…油圧式アタッチメントバーも上手く動きません!)」カチッカチッ!

 

蜘蛛の糸に絡まり、上手く伸びない回避用のアイテム

 

そして、拘束に成功したスタルチュラは、食べ物かどうか確認して、食べていい物なのかを脚で突っついたり、軽く噛みながら調べる

 

 

 

調べ終わると、他のスタルチュラと協力して、[どこでもキッチン]に運んで行き

 

「(私は美味しくないですよ!どこに…きゃ!)」モゴモゴ…

 

扉の中に発目を投げ捨てた

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

どこでもキッチンー裏部屋

 

拘束されたままの発目

 

「(いったいどこに…)」

 

するとスコープが引っ張られ、視界が確保された

 

目の前にいたのは…デクババだった

 

syahahahaha!

 

「~~~!!~~~~!?(人食い花ですか!!さっきのは手下ですか!?)」ジタバタ!

 

しかも他にも数体いる

 

デクババは、発目に噛みつき、引きづり込み…

 

ガブガブしていく

 

「~~~~!~~~~!(いたーー!何かが染み込んでくる!!)」ジタバタ!

 

発目は体温が上昇していき、意識が段々朦朧としていく

 

「~~~…(なんか…体が暑い…頭もぼーっとしてきて…噛まれる度になんでしょう…体の芯に!電流がなが!)」ビク!ビク!

 

デクババは、ぐったりした発目を持ち上げ

 

 

「(今度…は…いった…)」

 

ライクライクの中にシュートする

 

「~~…(なんです…生暖か…)」

 

そして発目はライクライクの中にある触手で蜘蛛の糸を溶かされ…

 

「にゃに!?そんにゃろこ…にゃーーーーー!!」ビク!ビク!ガクガク…

 

全身隈無く、徹底的に体の【外側を全部】ゴシゴシ洗われていくのだった…

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

次の日ー早朝

 

「ふぁー…あさか…」

 

リンクは目覚め、部屋を見ると

 

 

「…なんだこりゃ?クモの糸だらけ…」

 

床や壁にスタルチュラと思われるクモの糸が沢山ついていた

 

「…天井に住んでるから仕方ないか…」

 

リンクはクモの糸を箒でまとめ、ゴミ箱用ライクライクに捨てる

 

 

「えっと…ナビィ達に朝ごはん作ら…?侵入検知?」

 

食材の在庫を確認しようと、シーカーストーンを手にとる、すると、[どこでもキッチン]に侵入検知のマークが出ていた

 

「…いったい誰が、ケミィが忍び込んだか?」

 

録画時間を見ると3時間と表記されていたので、とりあえず、現在の状況をみる事にした

 

「……あ゛う゛……あ゛////………う゛!ぅぅぅぅ……」カビク…ビク!…

 

 

そこにはライクライクに飲まれ、体の服がボロボロ、装備品と思われる機械を壊され、ビク!っとたまに動く発目さんが映っていた

 

 

「何で発目さんが!!??…ナビィ!!ケミィ達も起きろ!!!」ドンドン!!

 

 

 

 

リンクはナビィ達を叩き起こし、発目さんを解放、ヒーリングオペレーションを実施

 

 

 

どこでもキッチンのシィの部屋に発目さんの声が響き…

 

「ひゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!うぐ!…あ…あ…あ…あ/////」

 

「もう少しで終わるから!我慢して!」

 

かなり噛まれたであろうデクババの噛み跡と、スタルチュラの噛み跡、樹液で中脳と前頭葉が麻痺してる、おまけに脱水症状…どんだけ汚れてたら3時間も拘束されるんだ?

 

 

 

「また…くる…クル!クル!…ギ…ギダー!ギダ!ギマ゛ジダーー!トメ!止メデグダザイ!!」バシバシ!

 

ベットの枕を叩く発目さん…

 

「暴れない!もう少しで終わるから!」

 

後は胃洗浄と血液浄化のみ、後少しで終了する

 

「があ゛あ゛あ゛あ゛!!」

 

 

無事、施工を終了後、発明さんは静かになった、寝てしまったようだ

 

「…ハァ…ハァ…………」ビク!ビク!……

 

 

 

服はシィが直し、後でこっそり、サポート科の前に置いといた

 

…後でなぜ侵入したか確認しよう

 

…流石に今日は帰るだろうが…帰るよね?帰ってよ!振りじゃないからね!

 

 

 

 




ありがとうございました。


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技開発02

体育館γー発目さん襲撃から3日後

 

現在、リンクはゴロンモードになり、コンクリートの柱の前で、集中力を高めていた

 

 

ラヴィオ先輩から貰った、ハンマーの特性を持つ、斬馬刀みたいな武器…ゴロン専用武器[巨岩砕き]を試す為に上段の構えから…

 

「……………ゴロン!」ブン!

 

GAGOooooooooN!

 

リンクは、兜割りの要領で柱を縦に叩き砕く、柱だけでなく、地面も砕き割り、周囲6m程の地面が割れた

 

ゴロンリンクに、エクトプラズム先生の分身が3体程、襲って来る

 

「ゴロゴロゴ…ロ!!」ブオン!ブオン!

 

リンクは横に巨岩砕き振り回し、野球のバットのように2体を殴り飛ばし、

 

 

「ゴロン…パウンド(粉砕)!!」DoGYAaaaaaN!

 

最後の1体は、大きく振りかぶり、釘打ちの要領で地面に打ち付ける

 

打ち付けられたエクトプラズム先生は地面に深くめり込んだ

 

周囲の地面はひび割れクレーターも出来ている

 

 

「…よし!握りもしっかり合うゴロン!

 

これでゴロンモードの技は3つだゴロ!

 

ラヴィオ先輩!ごっつぁんゴロン!」

 

…早くリト族専用武器も欲しい!デクナッツ専用武器も!

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

[ゴロン・インパクト]→上空より落下する、落下位置が高ければ高い程威力が上がる

 

但し、空気抵抗等により500m以上で落下しても威力は上がらない

 

 

[ゴロン・メテオ]→ゴロン族の守りの力を使いながら、上空より落下する、落下位置が高ければ高い程威力が上がる

 

守りの力により、物理エネルギーが反射される為、他の影響を受けづらく、相手の攻撃で進路が変わる事もない

 

但し、威力が高いため、落下地点によっては、そのまま地面にめり込み、抜け出せなく時がある

 

 

 

[ゴロン・パウンド]→専用アイテム[巨岩砕き]で全力で地面に叩き付ける

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「おい!もう交代時間だぞ!」

 

 

声の方向を見るとB組の先生が、他の生徒を連れて来ていた。

 

…あ、盾を貰いにいきゃなきゃ!

 

 

「A組諸君!素直に明け渡したまえ!これからはB組の時間だ!…というか全員落ちてよ!!」

 

あ…物間…だったよな?確か…

 

物間がどっかの演劇みたいに要求してくる

 

リンクはゴロンモードを解除し、出口に向かっていく

 

 

 

「牧場さん!そっちの方はどうですか?」

 

塩崎さんが話しかけてきた

 

「うん!必殺技も開発できてきたよ、そっちは?」

 

「えぇ…神の示されるままに…」

 

…順調って事でいいんだよな?

 

「塩崎さん!行くよー!」

 

拳藤さんが塩崎さんを呼んでる

 

「はい!…それではご機嫌よう…」ペコ

 

塩崎さんは行ってしまった

 

 

「リンクさん…随分B組の【塩崎さんと仲が】よろしいのですね…」

 

声の方には、八百万さんがいた

 

…なぜそこを強調する

 

「デクナッツモードの参考になる時もあるしね♪植物仲間かな?」

 

「……………ま、そういう事にしましょう」

 

八百万さんはリンクの顔をジーっと見て離れた

 

…僕は一体何をしたんだ!

 

「あ…先生!サポート科に盾を貰いに行っても良いですか?」

 

相澤先生に声をかける

 

「おう…行ってこい」

 

「は~い」

 

リンクはサポート科に向かおうとする

 

 

 

 

「牧場さーん」

 

ん?

 

「そろそろ時間だと思ったので、来ちゃいました!」キラキラキラ…

 

そこには発目がいた

 

「なんでいるの!?昨日も一昨日も断ったじゃん!」

 

「先日、夜から朝まで、あ~んなに激しい事をされたら…我慢出来ません!

 

全て私のどっ可愛いベイビー達に生かさせて貰いました!どうです?この新しいベイビー達!」

 

発目さんが新しく作ったであろう、鉄球に口と目を付けたアイテムと、変なポンプの付いた銃を持っていた

 

wan!wan!

 

…この鉄球、ワンワンって言ったぞ…

 

このキーワードに反応する奴らがいた

 

「「…夜から…ダト?」」

 

発目の発言に反応するドエロブラザーズの峰田と上鳴

 

「…朝までって/////」ヒソヒソ…

 

女子も顔を赤くしながらこっちを見る

 

「というわけで!今度こそ!その腰に付けてるタブレット…調べさせて頂きます!私のどっ可愛いベイビー達の為にもお願いしまーす!」

 

発目は持っていた銃の様なものを構え、粘着弾を連射しながら、シーカーストーンを奪いに来る

 

「ふざけるなああああ!!」

 

リンクはダッシュして逃げる

 

「少しだけ!少しだけですから!!私、気になって夜も眠れません!!」ギュイイン!!…ガス!ガス!

 

攻撃を止めない発明さん

 

「絶対、あと少しとか言って全部分解するだろうが!絶対!渡さない!」ヒョイ、ヒョイ!

 

全力で逃げるリンクでした。

 

 

 

渡したら最後、どうなるかわかったもんじゃねぇ!!

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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サポート04

サポート科前

 

リンクは…

 

「ぜぇ…ぜぇ…ぜぇ…あのしつこさはなんだ?」

 

ビタロック+やクローショット、パラセールを駆使して逃げ周り、やっとの思いで振り切ったリンク

 

ケミィのアイテム出す度に目を輝かせる発目さんが、怖く感じた

 

ポケットからケミィとシィが顔を出す

 

「あれはヤバゲです」

 

「ネタがなくなったロマーニさんよりしつこいであります…」

 

ケミィとシィもぐったりしている

 

 

そして、サポート科にはいるリンク

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

サポート科内

 

「スミマセン、ラヴィオ先輩は…」

 

リンクがはいると、すぐに寄ってきた

 

「待ってました!勇者くん、これがご所望の盾になります。」

 

出て来た盾は、65cm×45cmの片手用の盾

 

昔のイギリス軍の盾の形…らしいが、上が広く下に向かって細くなっているが、真ん中の絵はラヴィオ先輩の店、三日月に蔦が巻かれた模様、ロウラルのマークになっており、腕と盾を繋ぐ所にはガス圧による衝撃吸収の為に小さなシリンダーがついている

 

「腕を押さえる所のスイッチを切り替えると、ロックがかかり、ショック吸収を無くして、盾を使ってのタックルも出来るようになってます。

 

タックルした時の力が消されちゃ意味ないですから」

 

リンクは盾を左腕に着けて、スイッチを切り替えて、感触を確かめてる

 

「ごちゃごちゃ付いてる割には軽い…」

 

「そうです!そこがポイント!この盾は外側はアルミの特殊合金、中にはカーボン繊維を組み合わせる事により、

 

当時の物より薄く作られていますが、鉄の盾より5倍の強度を実現に成功しました。ライフル程度なら防げます。

 

歴史の技術を更に進化させつつ、昔の知恵を生かした、使い手に配慮した作りになってます。」

 

「うん…しっかりしてる!ありがとうございます!」

 

 

リンクは背中に盾を引っ掻ける

 

 

「後…これも、勇者くんはボウも使うんだって?昔に作ったんだけど…使い手がいなくて…」

 

ラヴィオ先輩は弓を持ってきた

 

「これ…ダイヤモンドを使っていて、耐久性はもちろん、軽さもいいんですけど…ボウは使う人が少なくて…」

 

オオワシをモデルに作られた弓…矢を置く所が3つある

 

「それ…最大、3本同時に放つ事が出来るんだ」

 

…面白そうな弓を手に入れた!

 

「ありがとうございます!大切に使わせて頂きます!」

 

明日、試してみよう!

 

 

 

 

 

 

 

リンクは[ロウラルの盾]とリト族専用アイテム[オオワシの弓]を手に入れた!

 

 

 

 

 

 

「何か不具合があったらいつでも言ってください。改良しますから」

 

アフターサービスバッチリっすか先輩!

 

「何か何までスミマセン…」

 

「いいよいいよ!ジャンジャン使って下さい!勇者くんの持ってた、ガーディアンナイフのおかげさまで、腕輪の事もオーパーツの事もいろいろわかってきた事も多いです♪研究が済みましたら腕輪は差し上げます」

 

…本当にお世話になるッス…

 

 

「では、自分はこれで…」

 

リンクは、発目に見つかる前に寮に戻ろうとする

 

「また遊びに来て下さい、仮免許…頑張って!」

 

 

 




ありがとうございました。

リンクの[ロウラルの盾]のイメージは

ハイリアの盾の鳥のマークが、月のマークになっている感じです

そしてトライフォースのマークが逆です。


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裁判

新年明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします!


夜ーアライアンスーリンクの部屋

 

リンクは、風呂上がりに瀬呂に捕まり、追い詰められていた

 

瀬呂が服を掴んで来て…

 

「B組だけでなく…サポート科まで…一体どんなマジック使いやがった!!教えろおおお!!」

 

上鳴が後ろからリンクを押さえ…

 

「どうやって部屋に連れ込んだんだ?…言えよ…言ってくれ!どうやってナンパしやがった!!」

 

モギモギを構える峰田…

 

「まってなって…今から張り付けにスッからよー!!(血涙)」

 

 

 

八百万さんが、短めの槍を持ち

 

「私も聞きたいですわ…クラス委員として!風紀の乱れは正さないと行けません!」シャキーン

 

芦戸さんがガラス製の水鉄砲の様なものを向けて

 

 

「今度は何をしたのリンク…早くゲロっちゃいな!!喋った方が罪は軽いんだよ!」カシャ…

 

 

 

リンクにイヤホンジャックを刺す真顔の耳郎

 

 

「……………嘘言ってもバレるから」ブスッ…

 

 

 

 

 

「誤解だあああああ!!!弁護士呼べえええ!!」

 

無実を訴えるリンク

 

 

 

因みにケミィ、シィ、ナビィは、八百万さんが用意したお菓子に夢中…

 

「何です?この黒いあまあま…ヤバです♪」モシャモシャ

 

「本当であります!」モグモグ

 

「…コレガ本番ノ[ザッハトルテ]ナノネ♪」キラキラ…

 

 

 

八百万さんがドヤ顔でリンクを見ている

 

「頑張らせて頂きましたわ!」キラン!

 

裏切り妖精~~!!

 

緑谷が皆を抑えようと頑張る

 

「みんな落ち着いて!こんなの今に始まったことじゃないよ!」

 

…弁護士役?な緑谷

 

 

峰田は判決を言い渡す

 

「異性を口説き落として、胃袋を掴み、乙女心に付け入る罪で…判決・死刑!!」

 

その判決を聞いた八百万さんが槍をリンクに突き立てる

 

リンクは訴える

 

「弁解の余地もないのかよ!人間関係で死刑になってたまるか!そもそも口説いたり何かしてない!」

 

耳郎さんが心音を聞いている

 

「………裁判長、本人にナンパしたという認識はなさそう」

 

なんだよ裁判長って!

 

上鳴も訴える

 

「でも明らかにサポート科の発目にラブコメってたじゃないっすか!」

 

しーるーかー!!

 

「なんだよ!ラブコメってるって!発目の狙いはシーカーストーンだ!むしろ僕は被害者だろ!」

 

峰田がどっから持ってきたか木槌を叩く

 

「被告は静かにしてなさい!」カンカン!

 

発言権すらないのか!

 

八百万さんと芦戸さんが構えて質疑応答にはいる

 

八百万さんから質問

 

「なら…何があったか話せますわよね?リンクさん…」シャキーン

 

リンクの回答

 

「…それは話せません…相手のプライベートに関わりますから…でも証拠の映像もあります!他の人には見せられないですが」

 

耳郎はチェックする

 

「…リンクは嘘をいってない」

 

 

 

 

芦戸さんの質問

 

「…発目さんみたいのが好み?」

 

リンクの回答

 

「知るか!そんなもん!」

 

耳郎のチェック

 

「…本当の模様」

 

「あぁ…ならどうでもいいかな?」

 

芦戸さんは飽きたようだ

 

 

上鳴の質問

 

「今に思った事じゃないが…牧場って好きな奴いんの?」

 

爆弾を落とした上鳴

 

リンクは訴える

 

「裁判長!上鳴は今回の件とは関係無い事を質問しています!」

 

 

峰田の判断

 

 

「質問に答えろ!好きな奴はいるのか?」

 

…コイツら(怒)

 

「…いません…」

 

耳郎チェック

 

「!…反応あり、被告は嘘をついています」

 

女子達が注目

 

 

上鳴が更に質問する

 

「…ウチの学校レベル高いからな、可愛いとか思ってる女子いるだろ!学校外でもいいから!」

 

身近な女性…バイオレンス過ぎて、あんまり女子を可愛いとか考えた事がないが…可愛い…か

 

何となく女子達の方を見る

 

 

「!!反応あり」

 

耳郎が答えると女子達が反応する

 

 

「一体誰なんですかぁ?教えなさ~い!あなたのお好み誰ですか~ヤオヨロッパイか?隠れ巨乳?それとも…セクシー腰付き!??…それとも年上好きなのかなぁ~(ゲス顔)」

 

峰田がゲス顔で迫って来る

 

 

「年上好きは疑惑があるよな?プッシーキャッツの時…」

 

 

上鳴は余計な事をどんどん言っていく…

 

 

リンクは恥ずかしさと怒りの限界が来ており、右手の痣が輝き始める

 

「お前ら…いい加減に…」ゴゴゴゴ…

 

緑谷はリンクがキレる直前に、右手の痣が発光するの知っているので、避難を呼び掛ける

 

「不味いよ!皆逃げ…」

 

 

リンクはナビィに指示を出す

 

「ナビィ!…オカリナに入れ!」ゴゴゴゴ…

 

「イエッサー!」ビシ!

 

リンクはオカリナを構える…

 

 

 

♪~[ブレー面のマーチfull burst]~♪

 

 

 

みんながリンクに続いて歩き出す

 

緑谷が関心して並んでいる

 

 

「これが牧場君のブレー面のマーチ…強制的に足踏みさせられるなんて…」ザッザッザ…

 

 

 

「関心している場合じゃなーい!何処に連れて行かれる事やら…」ザッザッザ…

 

 

芦戸がツッコミを入れる

 

そうして、部屋から出ていき…

 

バタン!

 

峰田と瀬呂を残した状態で扉を閉め、ブレー面のマーチをやめる

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アライアンスー3階ー廊下

 

緑谷がリンクに聞いた。

 

「…何で峰田君達を残したの?」

 

リンクは答える

 

「発目に何があったか知りたいみたいだったから!(怒)…1階で待ってよう」

 

リンクは歩き出すと…

 

 

「「うぎゃあああああああ!!!!」」ドン!ドン!

 

 

峰田達の悲鳴が聞こえた

 

あまりの声に皆が驚く

 

上鳴が気になった

 

「一体…何が…」

 

リンクは皆に聞いてみた

 

「…はいる?(怒)」

 

リンクは野生の狼の様な目で皆を見る

 

「「「いえいえ!滅相もございません!」」」

 

全員顔を横にふり、速攻で答えた

 

 

「…ま、1時間位すれば救出するから、心配しなくていいよ、そもそも今は入れないし…」

 

 

リンクは階段を降りていく…

 

 

その後、ぼろぼろのドロドロな峰田達が救出

 

 

リンクはモギモギやテープにくっついた、スタルチュラの脱皮した殻を始末するのが大変でした

 

「箒にモギモギがくっつく!」グイ!グイ!

 

 

 

後少しで試験なのに!なんでこんな目に…

 

 




ありがとうございました。


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仮免許試験01

トレーニングの日々は続き、リト族モードでのオオワシの弓の射撃訓練は何とかなりそうだ

 

ランチラッシュ先生より携帯食料のレシピを元に改良したクッキー

 

肉と胡桃や団栗等をベースに作った「ミートクッキー」も上手くいった

 

1枚で4000kカロリ-だから6枚食べれば気絶しなくてすむ

 

ケミィのアイテムも増え、[雷ヘアバンドと指輪]を手に入れた!

 

取り扱い注意だが…

 

そうして本番の日を迎える

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

試験当日ー国立多古場競技場前

 

バスに揺られて、到着したがリンク

 

「あと…雷の矢、氷の矢、爆弾矢、ビタロック、クローショット、オオワシの弓、回復アイテムとして、レアチーズケーキ、シュークリーム…」

 

シーカーストーンの中身を整理をしながら移動していた

 

相澤先生が話をしている

 

「この試験に合格し、卵だったお前らが、晴れてセミプロ…ヒヨッコに羽化出来る、頑張ってこい」

 

切島が仕切る

 

「っよっしゃ!なってやろうぜヒヨッコによ!」

 

「いつもの一発決めていこうぜ!!」

 

 

皆で円陣を作り

 

「「「Plus Ultra!!」」」

 

「Ultra!!」

 

…今気づいたが、プラスじゃ無かったんだ…勘違いしてた

 

…後、この学帽の人だれ?

 

別の学帽の人が声をかける

 

「他所様の円陣に勝手に加わるのは良くないぞ…イナサ…」

 

「ああ しまった!!どうも大変!!失礼!!致しました!!!」ゴス!!

 

地面が頭突きで割れやがった!

 

「…テンションやべ~」

 

リンクは呆れて見ている

 

頭から血が出てるし…

 

「イサナ…さんだっけ?これ飲んで…」

 

リンクはイサナと呼ばれる人物に牛乳をあげる

 

「恐縮です!!」ゴクゴク!

 

…飲むの早!2秒掛からずに飲みやがった!

 

これほどビン牛乳が似合う人も珍しい…

 

「ううぅぅぅ…おおおおおおおお!!!」

 

急にかがみこむと、腹から雄叫びを上げ始めた、

 

腹から出て来た妖精は、イサナと言われる人の周囲を周回し天に消えていった

 

「うんまあああああい!!なんッすか!?激濃なのにさらってしていて…甘味がすばらしいいい!!

 

まるでエベレストで、スキーをしている上品な女性っていうんすか!?

 

何処の牛乳なんですか!!」クワ!!

 

 

怖い!近い!怖い!

 

初めてのリアクションで引いてしまったリンク

 

「えっと…ウチの牧場の牛乳だよ…傷も治ったでしょ?」

 

「えぇ!?」ペタペタ

 

イサナは頭を触る

 

「本当に治ってる…ありがとうございます!!!」ゴス!!

 

また地面に頭突きをするイサナ

 

またかよ!意味ないじゃん!!

 

 

後ろの学帽の男性が止めてくれた

 

「おい…怯えてるぞ…少し距離をとれ」

 

「は!!失礼!!しました!!」ゴス!!

 

…なんだ?この人は…初めて見るタイプだ…

 

「いい加減しろ…行くぞ」

 

…行ってしまった。悪い奴ではなさそうだが、熱い…熱すぎる!

 

「一体どこから来た人なんだ?」

 

周りの人が話している

 

「ねぇあの制服…」

 

「あれは西の難関高校の…」

 

爆豪が話した

 

「東の雄英、西の士傑」

 

 

数あるヒーロー科でも雄英に匹敵する難関高校、士傑高校!!

 

…今思ったんだが、なんであの…休めのポーズで歩いてるんだ?




ありがとうございました。


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仮免許試験02

会場前

 

士傑高校の人を見ていたら別の方向から声が聞こえる

 

 

「イレイザー?イレイザーじゃないか!」

 

…今度は別の女性が来た、多分、他校の先生だ

 

「テレビや体育祭で姿は見てたけど、こうして直で会うのは久しぶりだな!」

 

相澤先生がこれ以上無いってくらい嫌な顔をしている

 

「結婚しようぜ」

 

「しない」

 

「「いきなり告白!!?」」

 

まさかのラブロマンス?しかも相澤先生即座に断るって…

 

そしていつもの緑谷辞典…ミドペディアが始まる

 

「スマイルヒーロー[Ms.ジョーク]個性、爆笑…近くにいる人を強制的に笑わして、思考、行動を強制的に鈍らせるんだ!彼女の敵退治は狂気に満ちてるよ!」

 

…爆笑…どのくらい笑うんだろ?

 

ナビィにもちょっと手伝ってもらおう

 

「ナビィ…ちょっと喉に入ってて」

 

「…マタ、クダラナイ事考エテル…」

 

ナビィが入ったのを確認するとジョークさんに声をかける

 

「ジョークさん!ちょっといいですか?」

 

「ハッハ!なんだい?…君が噂の牧場君か!」

 

相澤先生…大分疲れた顔をしている、多分これからもっと疲れると思うけど…試さずにはいられない

 

そしてリンクは、提案する

 

「ジョークさん!ちょっと《にらめっこ》しません?」

 

「ブフォ!いきなりにらめっことかウケる!」

 

…大丈夫かな

 

「どのくらい笑うのか気になったので、もしにらめっこで、ジョークさんが勝ちましたら…」

 

「勝ったら?」

 

「ある動画をあげます。但し、どんな動画かはお楽しみで…」

 

…乗ってくれるかな?

 

「よし!乗った!」

 

「「いいのかよ!!」」

 

後ろの別学校の生徒も突っ込む

 

 

 

「「に~らめっこしましょう、笑うと負けよ!あっぷっぷ!」」

 

二人とも見つめあう

 

「「………」」

 

リンクが周りに聞こえ無いようにしゃべる

 

「…相澤先生の言いそうにない事、『お前と結婚したら…ヒーロー活動出来ねーじゃないか…何故かって?…ヒーローってのはいつ死ぬかわからねぇ仕事だ…惚れた女を置いて、先に逝けねぇからな…』」相澤ボイス

 

「あま~~い!!であります!」

 

ハードボイルドな相澤先生を演じきったリンク、それに合わせる様に、ス◯ードワ◯ン風に掛け声を入れるシィ

 

「ブッハ!!!身内ネタ卑怯!しかも声上手すぎ!はっはっは!!!」

 

地面にしゃがみこみ、笑いで動けなくなった

 

 

リンクはMs.ジョークの唾を顔面にもろに喰らったが、勝利のガッツポーズを決めた

 

「勝った!」ビシ!

 

まさかこんな古いネタで笑う人がいるなんて…

 

これで、ナビィが入ってる時は、色んな人の声真似が出来る事が証明された!

 

そしてリンクは…

 

「…聞こえてたぞ(怒)」

 

「いだだだだ!ジョーダン!ジョーダンッす!!」ギチギチギチ…

 

相澤先生から捕縛布を喰らっていた

 

「はっはっは!イレイザーそんな事心配してたのかよ!やっぱ相思相愛…」

 

「ちがう」

 

Ms.ジョークの振りに、相澤先生は即座に否定する

 

「本当にいじりがいがあるよな!因みにどんな動画だったんだい?」

 

「たた…えっと…これです。」

 

リンクがシーカーストーンを操作して、体育祭の時に、放送室で、腰振りダンスをしている相澤先生の動画をMs.ジョークさんに見せる

 

「ブワッハッハッハッハ!!ヤバい!笑い死ぬ!あの時か!」

 

「おい!なんであるんだ!?」

 

動画を見せるとMs.ジョークは爆笑、相澤先生はリンクを更に絞める

 

「あだだだだ!!ギブ!ギブアップ!」バシバシ!

 

 

 

Ms.ジョークは何とか収まったようだ

 

 

「はぁ…はぁ…もう1回やらない?勝ったらちょうだい、後で声の録音もさせて」

 

「いいですよ…むグ!…」

 

Ms.ジョークはもう1回勝負しようとしているが、

 

相澤先生がリンクに対して、全身を捕縛し、引きずっていく

 

 

 

「おい!もういくぞ!(怒)」

 

「グエエエ…」ズルズル…

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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仮免許試験03

会場

 

ヒーロースーツである[コキリ族の服]に着替え、説明会場に入るとかなりの人がいた

 

「…思った以上に多いな」

 

…ケミィは人の多さに怯えてシーカーストーンに引き込もってしまった

 

…クラスメイトが大丈夫だったから行けると思ったんだが、ダメだったか

 

ナビィはキョロキョロしている

 

「一体…ドンナ試験カシラ?」

 

「さあね…でもやるだけやるさ」

 

 

 

そうしてると、ステージに試験官と思われる人が上り、試験の説明が始まる

 

「えー…仮免の奴を やります あー…僕ヒーロー公安委員会の目良です。好きな睡眠はノンレム睡眠よろしく」

 

ずいぶん窶れた人だな…大丈夫か?

 

「仕事が忙しくて、ろくに寝ていない…! 人手が足りてない…!眠たい!」

 

…ダメそうだ

 

「ズバリこの場にいる受験者1540名一斉に勝ち抜けの演習を行ってもらいます。合格者は先着100名になります。」

 

…少な!

 

「このボールとターゲットを体の好きな所に着けてください…足の裏や脇の下はダメです。先に3人当てた人が勝ち抜けとなります」

 

試験官はボールとターゲットを見せながら背後にあるモニターで説明していく

 

リンクは試験の内容を聞いて、急いでシーカーストーンの中身を入れ換える

 

料理系を後ろにして戦闘用、拘束用のアイテムを前に出す

 

てっきり身体能力検査的な奴だと思って強化系の食材ばかり前にしていたのに…

 

ケミィのアイテムにまた知らないの奴もいくつか追加されてるし、シィの艤装アイテムもまだ解禁出来てないのも追加されている

 

「なんだよ[疾風ブーメラン]って?!」

 

 

そうこうしていると会場の天井が開かれていく

 

「無駄にお金かけてないかー!!」

 

思わず突っ込みをいれてしまった…

 

目良審査委員がスタートを切った

 

 

 

皆が集まっているのに…

 

「フザけろ、遠足じゃねーんだ!」

 

爆豪、上鳴、切島は行ってしまい

 

「俺も行く…他の奴と個性が全力で使えねぇ…」

 

轟も行ってしまった

 

 

リンクはとりあえず、緑谷達について行きながら装備を整える

 

通常装備は[マスターソード][ロウラルの盾][一心の弓]

 

ヒーロースーツに[ゴロン族のガンドレッド]と[水龍の鱗][雷の指輪]

 

帽子の下には、[雷のヘアバンド]

 

ヒーロースーツのカスタムで、ケミィのアイテムが腰のフックに引っかけられる様になった

 

ケミィアイテム[クローショット][ビタロック+][疾風ブーメラン]

 

シィの矢筒に通常の矢以外にも、艦載機の矢が6本…24機分入っている

 

…まぁ、艤装展開中しか使えないが、念のためだ

 

ターゲットは右肩、左腰、右腕に

 

 

「ケミィ出てこい!もう試験始まってるぞ!もう皆バラけた!」

 

するとひょっこり顔を出す

 

「もう始まってるです?」

 

「始まってる!疾風ブーメランについて教えて!」

 

話していると…一気に他校が向かって来た!

 

 

「だよね!僕だったらそうするし!」

 

皆一斉にボールを投げてくる

 

リンクは疾風ブーメランを投げる

 

「セイ!!」

 

すると疾風ブーメランはつむじ風を起こし、ボールを巻き込みながら旋回していく

 

「…これ…使える!」コン!コン…

 

リンクはこぼれ玉を盾で防ぎながら、作戦を練る

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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仮免許試験04

会場ー岩場

 

何とかしのぎ切ったリンク達

 

「みんな!締まって行こう!」

 

緑谷の掛け声に気を引き締める皆

 

 

すると奥にいたサラサラヘアーの男が、地面に向かってボールを投げてくる

 

ボールは地中を進みながらこっちに向かって来る!

 

「皆下がって!ウチやる!」

 

耳郎さんが、手首に付けた新しいアイテム[アンプリファージャック]に自身のジャックを繋ぎ、地面に押し当てる

 

耳郎さんが編み出した新必殺技[ハートビートファズ]により地面が他校の人がいるところまで地割れが起こる

 

!…今がチャンス!

 

「耳郎さんそのままでいて!…セイヤ!」

 

リンクは[疾風ブーメラン]をサラサラヘアーに向かって投げる

 

すると、ブーメランは地面から舞い上がった埃等を巻き上げながら向かっていく

 

 

「今だ!」

 

リンクは[クローショット]に持ち替え、舞い上がった土煙を利用し、サラサラヘアーに向かってクローショットを放つ

 

 

 

 

 

「ゴホ!ゴホ!…クソ!土煙が…うあ!なんだ!?」

 

 

訳も分からず引き寄せられるサラサラヘアー

 

「セイ…ヤ!」

 

リンクは引き寄せたサラサラヘアーの顎に飛び蹴りをし…

 

「ぐふぉ…」

 

「確保!!」

 

大きく出来た隙に、お腹にあったターゲットにボールを直前当てる

 

まず1ポイント!

 

「~~!~~~~!!」ジタバタ

 

 

 

「砂藤!耳郎さん!今のうちに!」

 

リンクは、暴れるサラサラヘアーを上四方固めで押さえ込む

 

「サンキュー!牧場!」

 

「ありがと!リンク!」

 

砂藤と耳郎がボールを当てに来る

 

「お礼なら耳郎さんのおかげだから!早く!」

 

押さえ込んでいると…地面が割れ始める

 

「うそぉぉぉぉ!」

 

地形は完全に変わってしまい、せっかく押さえ込んでたサラサラヘアーも逃がしてしまった!

 

 

「く…逃げちゃった…完全に分断されたな…」キョロキョロ

 

…こっからは1人…

 

「…周りが敵…剣の試練みたいだな…殺されないなんてぬるま湯みたいだが」

 

リンクは、ビタロックに指を掛けて、耳を澄ませながら歩いていく

 

 

ビタロックは、1回スイッチを押すと、視界がロック対象を表示していくが、その際、ロック出来る対象は、黄色が濃くなる

 

その中のに岩影に人形の対象がいた

 

 

…狙われてる!

 

「…フン!」タン!

 

リンクは思いっきりバックステップで下がると、黒い影が向かって来た!

 

 

「…完全に気配を消したはずなのに、どうして気付いたのかな?」

 

士傑高校の帽子の女が足元にいた

 

「もっと擬態の上手い奴をゴマンと見てるからな…」

 

リザルフォスとかゴースト、コログとかくれんぼの時になんて種に擬態するぞ

 

「へ~…もっと聞いてみたいかな?」

 

…他に気配は少ない

 

 

「あいにくだけどね…後でしてもらえると嬉しいか…な!」ダッシュ!

 

リンクはビタロック+を手に持って逃げる!

 

「そんな連れな…」

 

帽子の女に先回りされた

 

今!

 

「やっぱり来た!」

 

カチ!

 

リンクはビタロック+で動きを止める

 

 

リンクはボールを取り、帽子の女に当てる

 

ターゲットに当たったのを確認すると全力で…

 

「走れ!」

 

なんとなく街が見えたので、そっちに逃げていった

 

そしてビタロック+の効果が切れる

 

「…いこと…あら?…いない ! しかも当てられたし…本当に残念…まだ話したかったな…」キョロキョロ

 

帽子の人は、周囲を探している

 

 

2ポイント目ゲット!

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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仮免許試験05

都市エリア

 

都市の中に入ったまではいいのだが…

 

「…気配がほとんどない」

 

シィも頭の上から双眼鏡で周囲を見ている

 

「…まるで大規模戦闘の後であります」

 

…とりあえず進もう、もしかしたらどっかに隠れてるかもしれないし

 

「ビタロック+も後10分は使えないしな…」

 

そうして、中央部に向かって行く

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

都市エリアー西方面

 

 

ある建物に入ろうと、シィが叫んだ

 

「!狙撃されます!」

 

リンクは即座に腰を落として、胸の前で両手の拳をくっつける

 

すると全方位のオレンジ色のクリアガラス[ゴロン族の守りの力]展開される

 

ガス!!パピュン!…

 

ガラスに弾丸があたるとそのまま同じ方向に反射されていく

 

「…あそこか!」

 

リンクは弾が反対方の屋上に戻って行ったのを確認して、向かって行く

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ビル内ー9階

 

屋上に向かって行っている時、白い制服の女学生がパチンコを手に嵌めてる状態で降りてきた

 

完全に鉢合わせた!

 

 

「雄英!…」ギリギリ…パス!

 

リンクは、盾を構えて弾く

 

「ヤロォ!…隠れたか…流石、狙撃屋…慣れてる」

 

リンクはポインターが一緒にいないか注意しながら周囲を見回す…

 

あの部屋っぽい…

 

 

 

フロアの中程、通路から部屋の中に入る、部屋の中は机や椅子等、オフィスエリアになっていた

 

部屋入ってすぐ、ナビィが音を探知する

 

 

 

「110度8m!」

 

ナビィが言った先には、少し隠れることが出来そうな柱があったそこか!

 

バス!

 

リンクは[一心の弓]を構え、シィの言った方向に矢を放つ

 

 

すると物陰から飛び出してきた!

 

「ク…」パス!

 

茶髪ロングが弾を放つ

 

放たれた弾は、リンクの顔をかすめるが、リンクは転がりながらシーカーストーンで矢を爆弾矢に交換

 

近くの机の影に隠れたと思われる所に向かって爆弾矢を放つ

 

「…フン!」バス!

 

バゴーーン!!

 

「きゃああああ!!」

 

茶髪ロングと机は吹きとばされた

 

「そ…れ!」

 

リンクは背中に弓をしまい、ダッシュし、茶髪ロングに急接近する

 

「く…!」バス!

 

 

リンクは、神経を研ぎ澄まし、弾を持ってる右手に集中し、マスターソードに手をかける

 

放たれる瞬間、頭1つ分横にズラし、導線と思われる所をマスターソードで切りつけ…

 

弾は、マスターソードで切り落とす!

 

キュイン!

 

「嘘!?きゃあ!」

 

リンクは、相手の左手にあるパチンコのゴムを切り、腰を低くし、思いっきり、脇腹に張り手をする

 

 

「がは!…ぐは!」ドン!…グシャ!

 

茶髪ロングは手でガードはしたが…今、変な形で壁にぶつかったぞ

 

 

リンクはそのままターゲットにボールを当てて、最後のターゲットをゲットした

 

 

リンク!3ポイント達成!

 

リンクは、背中にマスターソードをしまう

 

 

「が!…うぐ…」

 

茶髪ロングは背中を気にしたまま倒れている

 

「どうしたの?……痛むのか?」

 

「背中に…何か刺さったような…く!今度は…胸…」

 

…刺すような痛みが移動してる…!!まさか…

 

「ごめんね、ちょっと横になってね…」

 

 

回復体位(体の右手を枕にさせ横に寝かせる事)にさせて、オカリナを構える

 

 

 

♪~[癒しの歌]~♪

 

オペレーションモード!

 

 

リンクは癒しの力を纏い、上半身に集中させ、体内の状況を見ていく

 

すると、心臓近くの動脈が膨らんでるのが見えた

 

…解離性大動脈瘤になってる!これはヤバい

 

「…動脈に傷が出来て瘤になってる、今から治していくから、痛くなったら言って」

 

「…ゴホ!……」コクコク

 

リンクは茶髪ロングを跨ぐ様にして乗り、背中とみずおちから手を入れる

 

「な…手が…入って」

 

 

心臓の血管を包む様にして、血管の状態を見ながらゆっくり治していく

 

「!!キャッ…ン~~~///」

 

「ゴメン!痛かった?」

 

「~~」ブンブン!

 

すると口を手でふさぎ、顔を強く横にふる茶髪ロング

 

「…なら続けるよ。」

 

血管が皮一枚でドンドン膨らんでる…傷の付いた血管の内膜を修復して…溜まった血液を少しづつ戻して…

 

「~~~!~~~~!!////」

 

…苦しそうだ、急ごう

 

リンクは早く治す為に、力を強くする

 

 

すると茶髪ロングが腕でリンクを掴んでくる

 

 

「うひゃん!!///ン~~~…」ピクピク…

 

ナビィが確か…こういう時は相手の目を見ながら、優しいお父さんな感じで話かけると落ち着くって言ってたよな…かなり昔の話だが

 

「…大丈夫、ちゃんと治るよ」(^-^)

 

 

そして背中から心臓を回復していく

 

 

 

5分後…ポッポー

 

 

 

「…よし!終了!もう動いてもいいよ、傷が付いた所は修復し、少し厚目にしたからもう大丈夫…一応医者にCTかレントゲンで見てもらってね」

 

…傷痕もキレイになったし、えがったえがった…

 

 

「///…もしかして…アナタが雄英の保険委員さん?」

 

茶髪ロングが顔を真っ赤にしてるが、腕が入ってた所を手で触り確認しながら話かけて来た

 

「そうだけど…良く知ってるね?体育祭でも少ししか出てないハズ…」

 

リンクは不思議だった

 

「超有名人ですよ…スイーツで傷を治すだけでなく、直接も回復出来るんですね」

 

「ナビィ達のおかげだけどね…でも無事に治って良かった……」

 

 

リンクは、ナビィ教育スマイルをしている

 

「ボン!……ま、プロになればケガは当たり前ですし…///」

 

?何かもじもじしている

 

この病気は生まれつき血管が弱いの場合もあるから注意が必要だぞ

 

リンクは茶髪ロングを見るとまだ爆風で出来た、細かい傷が残っていた

 

「…良かったら、これ食べていく?爆風の傷も残っているみたいだし…」

 

なんとなくお嬢様っぽかったので、デクの種を置いて、手で被おうと成長し、テーブルセットが出来上がる

 

そこに、アールグレイと花子のレアチーズケーキをおく

 

「いえ…まだ作戦…!なんて良い香り…」

 

茶髪ロングはケーキをじー…っと見ている

 

 

「…少しだけですから」

 

そういいながら、席につく茶髪ロング、食欲の方が勝ったようだ

 

「かしこまりました。お嬢様」

 

なんとなく、シィの薄い本にあった様に真似をしているリンク…

 

レアチーズケーキを一口食べる茶髪ロング

 

「何の真似か?(パク)……!!!……な…なんだこれは…」

 

…随分驚いているようだ

 

初見で気絶しないって…いいもの食べてるんだな

 

 

 

15分後…ポッポー(鳩時計音)

 

 

 

リンクは茶髪ロングと仲良くなっていた

 

 

 

「へ~聖愛学院って凄い所ですね」

 

リンクは関心しながら茶髪ロングの話をしている

 

「そうだ!特に才様の個性は素晴らしく…」キラキラキラ…

 

 

無事、爆風での負傷も綺麗に無くなり、聖愛学院の話を聞いていると…

 

 

「大丈夫!!?応援に来たわよ!」

 

茶髪ロングと同じ制服の人が来た

 

今度は金髪ショートだった、こっちもケガをしている

 

「「あ」」

 

金髪ショートが怒り始めた

 

「…ちょっと!連絡ないと思ったら、何のんびりお茶してるのよ!才様がやられたって言うのに!」

 

 

「えぇ!才様が!?」

 

茶髪ロングは席を立つ

 

「ありがとう!紅茶とケーキ、美味しかったわ!」

 

リンクは二人を引き留める

 

「待って!ケガしてるならこれ!他の人の分もあるから…」

 

リンクはホールサイズのレアチーズケーキの入った化粧箱を2つ渡していく

 

「ありがとう!いきますわ!」

 

 

…2人を見送るリンク

 

 

 

「あ…こっちも戻らなきゃ!」

 

控え室に向かうリンクでした。

 

 

 

 




ありがとうございました。


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仮免許試験~休憩~

控え室

 

部屋に入ると70人ほどの人がいた…いや…もっとか?

 

 

「…ケミィは引っ込んじゃったし、他の人…あ!」

 

人混みの中に障子の頭が見えた

 

「皆はあそこか」

 

リンクはそこに向かう

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

控え室ー右手奥

 

「おーい!」

 

障子を目印に向かっていくと、他にも轟、八百万、耳郎、蛙吹も一緒にいた

 

 

「リンクさん!通過出来たんですね!?」

 

八百万が寄ってきた

 

「まあね…そっちはケガとかしてない?」

 

 

リンクは他の人を見ると…

 

障子が耳郎の事を見ながら話す

 

「耳はもういいのか?」

 

「…血は止まったから多分…」

 

リンクはそのやり取りを聞いて、耳郎に近づく

 

「耳をやられたの?」

 

「いや!…少し…」

 

「ちょっと見せて」

 

リンクは耳郎の耳を覗きこむ

 

…期末の時みたいなケガだな

 

 

「どうする?スイーツとオペるのどっちで治す?この後、二次試験だし…」

 

耳郎は色々考えている

 

「…でもここで、…今治したほうがいいけど…どっちが…例のあれが…」

 

…色々考えた結果

 

「…オペの方で…食材減らすのは悪いし」

 

 

「了解、そこに座って…」

 

 

リンクは、耳郎さんに施工する事にした

 

 

 

 

 

「ヒャアアアア!!こんにゃの聞いてにゃあああ!!////」

 

変な奇声をあげる耳郎さん…

 

「…結構やられたね、ほら!動かないの」

 

両耳に手を入れて鼓膜の付近と個性因子に癒しの力を送るリンク

 

三半規管と個性因子に裂傷…相当痛かっただろうに

 

「リンク!少し弱く!お願い!////」バシバシ!

 

耳郎はリンクの腕を叩きながら訴える

 

「ハイハイ…」

 

しっかりと治していくリンク

 

 

 

 

5分後…ポッポー(鳩時計音)

 

 

 

 

 

「よし!もう終わったよ~お疲れ様」

 

リンクは耳郎の耳奥に固まった血液を取り出して、手をアルコールで拭いている

 

 

「…………」スッ…

 

リンクに耳郎は近付き…

 

「…セクハラ!(怒)」耳郎パンチ

 

 

「ぐふぉ…なんで!?なんで殴られる!?」

 

リンクは理解出来なかった

 

「こんな感じになるなら、もっと人のいない所でやれ!」

 

 

なんだよ!こんな感じって!?

 

 

「えっと…どんな感じだったの?他の人に聞いても誰も教えてくれないんだが…というか男女が密室で二人っきりって高校生では早く無いか?」

 

リンクは聞いてみると、耳郎はどんどん顔を赤くしていき…

 

「…うるさーい!この…天然記念物がー!////」ジャック攻撃

 

「うわあああ!!ゴメン!もう聞かない!聞かないから!」ビリビリビリ…

 

耳郎さんの爆音ジャック攻撃を食らうリンク

 

一体どんな問題があるんだよ(泣)

 

「…障子、どうしてだか、教えてくれ…くすぐったいだけじゃないのか…」

 

障子は少し考え…

 

「…済まん、教えられん…」

 

 

「はぁ…」

 

 

落ち込んでいると、背中をトントンとされた

 

 

「?」

 

後ろを振り向くと怖い顔をした、八百万さんがいた

 

「……ちょっとよろしくて?」ゴゴゴ…

 

ひーーー!!なんかわからないが荒ぶっていらっしゃる!!

 

 

リンクは、弁解しつつ、レアチーズケーキを取り出して、八百万さん達に提供、回復を計って貰う

 

他のメンバーの様子をモニターで見ながら、何がいけなかったか考えるリンク…

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

聖愛学院サイドービル内

 

才子は来年に試験を受け直す事に決めて、皆の撤収を手伝っていた

 

 

「…すみません、才子さん…」

 

才子はやられた仲間を介抱している

 

「いいのよ、今回は相手を見誤りました私の責任ですから…」

 

…少し残念そうだが、しっかり次を考える顔をしている

 

 

すると、後から合流した、茶色ロングが化粧箱を才子に見せる

 

「才子さん…これ…雄英の保険委員の人に『ケガしてる人に食べさせて』と言われているのですが…まず才子さんから…これ…凄いですよ…」

 

事前に食べてるので、効果は折り紙付きなレアチーズタルト

 

「…そう、雄英の生徒は本当に人思いね」

 

箱を開けると、乳製品特有の甘い香りと柑橘類の香りがフワリと周囲を包み始める

 

「「……ゴク…」」

 

一部は香りだけで、ノックアウトされそうになる

 

 

「…これは、ただのレアチーズタルトに見えますが、この香り…普通のチーズではなさそうね…はしたないですが…」ゴク…

 

 

才子さんは手掴みでカットされたレアチーズタルトを取り出す

 

 

「…今まで嗅いだ事の無い香り…濃厚ですが、柑橘系が爽やかに香りを整えていますわ」

 

そして一口食べる

 

 

…サク!…ふわトロ~…

 

才子の口の中には、体温で溶けていくチーズとフワフワヨーグルト、それを引き締めるレモンと柚子、デコポンの香りと酸味で溢れていく

 

目の前に牧場と太陽で輝くレモンやデコポン、柚子の林が見えてくる

 

 

「…!!…なんてチーズの濃厚さ、やはりただのチーズではなかったわ…そしてヨーグルトと柑橘系、そしてバニラのコントラスト…それを支えるパイ生地が…あら?」

 

 

もう手の中にはレアチーズタルトが無かった

 

 

才子の中にもう無くなってしまったという喪失感がおそっている

 

 

 

ピンクヘアーの人が傷が倍速で治っていくのに驚いてみていた

 

 

「才子さん!ケガが…」

 

ピンクヘアーの人が、声をかけて、気が付く才子

 

 

「……アナタ達も食べなさい、ケガをしてる人優先にね」

 

「「はい!才子さん」」

 

 

メンバーに指示を出すのだが…

 

 

 

「ちょっと待ちなさい、速見さん」

 

才子は茶髪ロングの速見を呼び止める

 

「はい」

 

「アナタ、保険委員の人と話したのよね?どんなだった?」

 

 

「えっ!////…その…なんと言いますか…」

 

速見は少し考えて…

 

「…優しい、そして、力強い殿方でありました。…そして…」

 

「?…そして?」

 

「…なんでしょう、あの人が傷や負傷を治す時に、オカリナで、演奏して、緑の光を纏い、傷や負傷の所に手にを直接、入れて行くのですが…なんて言いますか…////」

 

 

「一体何があったのかしら?」

 

「…すみません、初めて感じた感覚でしたので…殿方に触れられるって、あんなに////」

 

速見さんは、表現をなかなか出来ずにいる

 

「…わかったわ、速見さんはもう行きなさい」

 

「はい、失礼します。」

 

 

速見が行ったのを確認すると、才子は窓の外を見る

 

「…雄英の保険委員…20年ぶりのヒーラー…そしてこのスイーツ…料理はその人の素朴さと優しさがでてますわ

 

1回お会いしてみたいですわね、ケーキのお礼も兼ねて、お茶会の招待状でも送りましょうか…」

 

 

…色々考える才子さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

名前の無いモブキャラなので勝手に名前を着けました。

もし知ってる方がいらっしゃいましたら教えて下さい。


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仮免許試験~二次試験~01

修正してくださった方、ありがとうございました。


控え室

 

皆が落ちる事無く、全員ギリギリだったが合格出来た

 

次の説明が、始まろうとしている

 

「さて…まずはモニターを見ていて下さい」

 

ボッコオオオン!

 

 

いきなり爆発し、崩壊していく試験会場

 

 

「えぇぇぇぇ…」

 

思わず声を出すリンク

 

…金の無駄使いにも程があるだろ…

 

 

「えぇ…二次試験は、この被災現場でバイスライダーとして、皆さんには、各々の判断で救助を行っていただきます…」

 

そうしてると、モニターには要救助者が崩壊したビル内から出てくる

 

 

「何であんなところに人が…」

 

「彼らはあらゆる訓練に置いて、引っ張りだこの要救助者のプロ…ヘルプ・アス・カンパニー…略してフックの皆さんです。」

 

…色んなお仕事があるな、ホントに

 

 

リンクはシーカーストーンの中身をリセットし、あいうえお順にする

 

「…整理しなきゃ」

 

リンクはシーカーストーンの操作をしているとアナウンスが流れる

 

ジリリリリリリ!

 

『敵によるテロが発生!規模は◯◯市全域、建物の倒壊により傷病者多数!』

 

「…気合いいれろ!」

 

リンクはナビィ達とアイコンタクトし、ナビィ達もそれぞれのポジションにつく

 

『道路が損壊しているため、先発救急隊の到着に著しい遅れが出ています。到着するまでの救助活動は、現場にいるヒーロー達が指揮を行う、1人でも多くの命を救い出すこと!スタート!』

 

 

リンクはオカリナの演奏を始める

 

♪~[闇のノクターン]~♪

 

狼モード!

 

 

喋れないが、探すならコイツが1番

 

緑谷についていく

 

「牧場君!何で狼…そっか!匂いや音で探すためか!」

 

「ワン!(任せろ!)」

 

 

リンクはセンスを研ぎ澄まし、生命の反応、魂を探す

 

「……ワン!ワン!(いた!こっち!)」

 

リンクは、白くモヤっとした方向に向かって走る

 

 

緑谷達もついて来てくれる…

 

「何か見つけたみたい!」

 

 

しばらく進むと、鳴き声が聞こえてきて、横道に子供が頭部から血を流した状態で立っていた

 

 

「うわあああん!!痛~~い!!」

 

緑谷が近付く、

 

「えっと…大丈夫?」

 

「おじいちゃんが潰されて~!!」

 

子供役のフックが瓦礫の方に指を指す

 

「えぇ!そりゃ大変…」

 

すると子供役のフックが表情をかえる

 

「なアんだよそれえ!減点だよぉお!!」

 

 

えぇ…いきなりですか

 

 

「まず、私が歩行可能かどうか確認しろよ呼吸の数もおかしいだろォ!?

 

頭部の出血もかなりの量だぞォ!?

 

仮免持ちなら被害者の状態は、瞬時に判断して動くぞ

 

俺達は急に災害に巻き込まれて不安で一杯なんだ!なのになんだ!その情けない第一声!?」

 

…アドバイスもくれるのね

 

「こればかりは訓練の数がものを言う!視野を広く周りを見ろォ!!」

 

 

緑谷がスイッチを切り替える間に、子供フックの匂いを嗅ぎ、おじいちゃんの匂いを探す

 

…わからない、てことは、直前まで一緒にってわけではなさそう

 

 

「…よし!もう!大丈夫!」

 

緑谷が復活した…後はそっちに任そう

 

 

瓦礫のしたをセンスで研ぎ澄ます…

 

それっぽいのが、奥にいた

 

…思ったより奥にいるな

 

麗日さんを前足でベシベシする

 

「どうしたん?牧場君…」

 

リンクは、おじいちゃんがいると思われる場所の近くに立ち吠える

 

「ワン!ワン!(この壁!浮かして!)」ベシベシ!

 

すると意図に気付いてくれた

 

「…!この下におるん!?」

 

リンクはうなずく

 

麗日さんと瀬呂、飯田が協力して瓦礫を撤去する

 

すると、足を瓦礫で挟まれたフックじいちゃんが見つかった…

 

…この調子でどんどん探そう!ある程度人が救出されたら、人に戻って、応急救護と治療だ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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仮免許試験~二次試験~02

一時避難所エリア

 

リンクは皆と離れ、トリアージの終わった人の中でレッド、つまり緊急性で早急に対応が必要な人に対して、ヒーリングオペレーションを行っていた。

 

簡易的に作ったカーテンの仕切りの中で、容体を確認する

 

「右腹部に鉄骨が刺さってる…鉄筋は、手前3cmで切断!」

 

リンクはパイプカッターで鉄筋を切っていく…

 

バイタルチェックは、シーカーストーンでケミィ達にやって貰う

 

「脈拍正常、血圧100/58であります!」

 

…弱いな…

 

 

なぜか本物の傷病者が5名いたので、必死になるリンク

 

 

「了解!…オペレーション開始!」

 

リンクはオカリナを構え、メロディを奏でる

 

♪~[癒しの歌・fullBURST]~♪

 

リンクは癒しの力を纏い、鉄骨の取り除き、及び、接合手術を行っていく

 

まず、傷の状態を透視…

 

特に内臓や骨を負傷している様子はない、これなら、抜いても大丈夫!

 

「今から鉄筋を抜きますよ。大丈夫!骨や内臓は傷ついて無いから…ね!」

 

 

「ん………」フルフル…

 

そういって、鉄骨を一気に抜き取り、近くに置いておく

 

「はい、もう抜けたよ~頑張りましたね~このまま傷を塞いで行くからね~」

 

 

そうして、負傷したところに癒しの力を送り、修復していくリンク

 

この癒しの力のデメリット、くすぐったいのは麻酔が全くいらないというメリットがあった

 

…これはデカイ!

 

破片が無いのを確認し、傷を修復を終わらせていく…

 

 

「はい、終了…お疲れ様でした!この牛乳を飲んで、グリーンのエリアにお願いします!今、紙を渡しますね♪」

 

フック?と思われる人に、処置の内容を記録した紙を渡して、案内する

 

「…よし…フフ♪」

 

フック?の人が判断し、グリーンのエリアに行く…

 

 

「すみません、レッドは今の人で終了ですか?」

 

近くの他校のヘアバンドの女性に聞いて見る

 

「今ので最後ね…まさか本物の負傷者がいるなんて…次!イエローの止血を頼める?」

 

「了解…!!」

 

ボッカアアアアアン!!

 

爆発!!?

 

その後、爆発した所から大勢出てくる

 

アナウンスも流れ始めた

 

『敵が姿を表し、追撃を開始!現場のヒーロー候補生は敵を制圧しつつ、救助を続行してください!』

 

 

「はいいいい!!?」

 

マジかよ!

 

「ケミィ![大地の機関車]用意!客車3で!」

 

「あいです~」

 

ケミィは引き込もっているが、リンクはシーカーストーンを操作しながら、皆に呼び掛ける

 

「皆!!白線から外に出て!!」

 

そういうと、避難所の付近に駅にあるような白線が引かれ

 

汽笛の音が鳴り響く

 

ポオォォォォォォォォ!

 

一時避難所にゲートが現れ、機関車が登場する、機関車には砲台と客車が3台連結されている

 

避難所に到着させ、客車の扉を開けていく

 

「すみません!動けない人優先でお願いします!」

 

応急救護対応している他校の人に呼び掛け、手伝って貰う

 

「わかった!…いきますよ」

 

他校の人が、どんどん乗せて行く…

 

 

 

「リンクさん!手伝いに来ましたわ!」

 

八百万さん達も応援に来た

 

「おう!モモさん!砲台お願いできる?」

 

 

「解りましてよ!」

 

リンクは、ボイラーのチェックを急ぐ

 

「ケミィ…あれ!?またもぐっちゃった?」

 

 

リンクはボイラーの圧力を確認しながら古代の炎の状態を見ていく

 

圧力がしっかりあるのを確認し客車に確認を取るため、リンクは送声管に向かって喋る

 

「中にいるヒーロー候補生へ!準備が済んだら声を…

!」

 

グラグラ…

 

! 地震!?

 

リンクは外を覗くと、他校のデクナッツ真っ裸が地震を起こして、シャチの人から汽車を守ってくれたようだ

 

「…まだか…」

 

声送管から声が芦戸さんの聞こえる

 

『こちら客車!皆乗れたよ!』

 

「!…了解!、発車させるから揺れに注意して」

 

リンクは返事をして、スロットを操作し、列車ゆっくり動かしていく…

 

DON!…DON!…

 

近づいて来た人は、八百万さんが大砲を使い向かって来る敵役に砲弾を撃ち込み、尾白達も足止めしてくれる

 

「…進路よーし!スタジアム北側に移動しまーす!」

 

ポオ!ポォォォォォォォォォ!

 

衝撃を与えないようにゆっくり発車させるリンク

 

よし!このまま避難所の移動は完了させるぞ!

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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仮免許試験~二次試験~03

スタジアム北側

 

他の生徒は汽車を中心に拠点を作り直していく、遠距離は、奇襲に備え、避難所の警護

 

近距離個性は、シャチ男の方に向かった

 

リンクは屋根に乗り、敵襲の監視として弓を構える

 

「…今火柱が見える…」

 

炎の竜巻が相手の位置を教えてくれる

 

 

一心の弓の射程は最高200m弱…ギャングオルカまでは、約180mギリギリ届く距離だ

 

リンクは雷の矢を構える

 

団体戦の基本…ボスを手負いにさせる

 

「この距離は久し振りだ…」

 

タイミングは一瞬…

 

 

一心の弓にはスコープが付いている

 

スコープでズームし相手を捕らえる

 

 

あのシャチ男…[雷の矢]が効果あるといいが…

 

リンクはスコープ越しに相手を覗く

 

 

…!今、炎の竜巻を壊した!

 

「ショット!……」ギリギリギリ……バス!

 

 

矢は真っ直ぐ、シャチの方に向かって行く…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ギャングオルカサイド

 

炎の竜巻を突破したギャングオルカ…

 

「で?…次は?」

 

轟をターゲットにし、近付く…

 

「二人から…離れて下さい!!!」

 

緑谷が空中から回し蹴りを入れる

 

ギャングオルカは腕でガードする

 

すると背後から雷の矢が迫って…

 

「ぐわああああ!!」ビリビリビリ!

 

ギャングオルカは電気で痺れる

 

「…りゃあ!!」

 

緑谷はここぞとばかりに蹴りを振り抜く

 

 

ギャングオルカは勢いで倒れる

 

 

「「シャッチョーーー!!」」

 

部下がギャングオルカに近寄る

 

「く…一体どこから……(奴に気をとられて遅れた…いや、この拘束で反応出来たかどうか…)」

 

 

ビーーーーーーー!

 

『配置されたフックの皆さんが危険領域から救助されました。まことに勝手ながら、試験は終了となります!』

 

 

緑谷は矢の飛んで来た方向を見ている

 

「今の矢は牧場君の、一体何処から……!あんな所から弓で!?」

 

岩影から小さく見えるリンクを見つける緑谷

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

リンクサイド

 

 

「…ふう、終わったか…当たって良かったぁ…」

 

 

…ちゃんと出来てると良いけど

 

リンクはフックの人達が降りるのを確認すると、汽車をしまい、集合場所に集まって行く…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

中央広場

 

『皆さん、これから結果発表になります。今回はフックの人と審査員による減点方式を取らせていただきました。皆さんがどれだけ、間違いのない行動をとったか、それを踏まえて、前のモニターをご覧下さい…』

 

 

モニターに、名前が表示される

 

「えっと…ま…ま…ま…」

 

【牧場 リンク 十】

 

 

あった!!

 

そこには間違いなく牧場リンクの文字があった!

 

…でも横の十字マークはなんだ?

 

「あ…轟が…」

 

 

轟と爆豪が落ちた

 

『皆さんがどうだったか、プリントを渡します…皆さんが良かった所、改善すべき所…それらが載ってます。』

 

 

えっと…

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

【牧場 リンク 75点】

 

犬の個性を利用し、素早い発見をしたのは良いが、他のペースに合わせず、単独行動が多く、連携に乱れがありました。

 

 

救護→個性の特性を生かし、負傷者の治療に成功し、レントゲン等で検査し特に問題がありませんでした。

 

しかし、慌てる癖があるため、そこを治すともっと良いでしょう

 

ゆっくり喋ると安心しやすい印象を与えやすいですよ

 

戦闘→狙撃の腕は申し分無いでしょう、アイテムに頼り過ぎの部分が多いので、個性での戦闘を生かしましょう

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

…75点か

 

犬扱いされたし、匂いもそうだが、魂を探してると見つけ易かったのが…ま!合格したからいいか!

 

 

「目良審査員!ちょっとよろしいですか?」

 

『はい、なんでしょう?』

 

「自分の所、十字マークがついてますが…」

 

『…牧場リンクさんのですね…これは外傷性の治療なら自己の判断で治療して大丈夫…というマークです。フックの中に本物の負傷者がいたと思いますが、あれはフックのメンバーに[負傷再現]という個性がおり、日本医者の会、協力の元、本物の怪我人として4名程混ぜさせていただきました。』

 

…やっぱフックすげ~…あれ?負傷者は5人いたぞ?

 

 

 

その後、渡されたヒーロー仮免許証の備考欄に[外傷性のみ治療可※医者の受診も勧める事]と書かれていた

 

まずは勇者になるための第一歩…クリアーー!!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

駅前ー裏路地

 

「ふん♪ふん♪…あぁ…良い!リンクのあの手入れいいです!…ヒーリングオペレーションって言うんですね…」

 

士傑高校の生徒に化けていた渡我…

 

フックの1人に変装し、負傷者として紛れこみ、重症の再現の為、自ら鉄筋を刺して、リンクの治療を受けた

 

 

「前に比べて弱かったですが…あの感じ///やっぱりいい!」

 

渡我は、オーバーヒーリングでの感覚に癖が付いてしまっている

 

「もっと重症になったら…もっと強いのしてくれますかね♪////」

 

お腹を擦りながら、闇の中に消えていく…

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

士傑高校サイドーバス内

 

夜嵐はバスの中で何故か空気椅子をしている

 

「…いい加減、怪我をするぞ」

 

毛原が注意するが

 

「すみません!自分が不甲斐ないので、帰るまでこのままでいます!」プルプル…

 

流石に先生も注意する

 

 

「夜嵐くん、いい加減にしないか!雄英の牧場くんから貰った牛乳が意味ないじゃないですか!!」

 

「しかし!どうも落ち着かないです!」プルプル…

 

 

「あの牛乳いくらするかわかってるのですか!!」

 

「えっと…200円?位ですか…」プルプル…

 

高くてこのくらい?な金額を言った夜嵐…

 

「…やっぱりわかってなかったですね…これを見てください!」

 

先生はスマホを夜嵐に見せる

 

そこには、農協の公式物販ホームページが写っていた

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

雄英高校の一年、牧場リンク!伝説の生産者の息子が、個性で回復と強化!!

 

 

 

 

 

まさかのオールマイトが愛用!!??

 

 

 

 

 

注目が集まる奇跡の牛乳!

 

 

 

 

 

牛乳こちら↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ハイラル産、トアル牛乳 生産者、牧場守護氏 1L瓶、価格【時価】 昨日の終値¥352,214- 審査を受けた方のみ購入可 ※医療関係者及び、治癒系個性のプロヒーロー、応相談〉

 

 

 

 

 

◯月より、ニューブランド

 

 

 

 

 

[シャトー・マキバ]が販売確定!!!

 

 

 

トアル牛乳の取れる牛を更に厳選!!

 

 

 

より高品質になって新登場 

 

 

 

詳しいお問い合わせは近くの農協へ…

 

 

 

 

[シャトー・マキバ]の抽選会は、締め切りました。沢山のご利用ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

※最近、類似品や粗悪品が多数出回っております。ご注意下さい。

 

 

 

見かけた場合は、農協の窓口にお願いいたします。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

「「「なんやねん!この牛乳!!?」」」ビシ!

 

 

 

 

他の学生も、夜嵐が貰った牛乳の価値を知って、思わず大阪弁で突っ込む

 

 

「35万円の牛乳をタダで飲んで、また怪我をする気ですか!!席にちゃんと座りなさい!!」

 

先生は再度座るように注意している

 

毛原が夜嵐に話しかける

 

「お前…こんな牛乳イッキ飲みして…イサナ?」

 

夜嵐は、崩れ落ち、頭を抱えている…

 

「あああ…ああああ……何て牛乳を一気に飲んでしまったんだぁ!!」ガス!ガス!

 

激しく動揺して、バスの通路に頭を打ち付ける夜嵐…

 

 

 




ありがとうございました。



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謎解き ※修正版

夕方ー会場前

 

全員合格出来れば良かったが、補習で何とかなるならそれでいいか

 

飯田の号令でバスに乗ろうとする

 

「お待ち下さい!!!」

 

 

声を方向を見ると白い帽子の茶髪ロング…聖愛学院の生徒がこっちに走って来る

 

「ハァハァ…えっと…牧場さん!」

 

「はい?牧場です…」

 

「さ…才子さんから手紙を預かっている…後で読め!」

 

リンクは茶髪ロングから、手紙を受けとる

 

「えっと…」

 

リンクは、突然の手紙に戸惑っている…

 

「渡したぞ!あと…」

 

「?」

 

茶髪ロングと視線があう

 

「////な……にゃんでもな~い!!」ピューーン…

 

またダッシュで行ってしまった

 

「ちょっと!…行っちゃった…」

 

…いきなりなんだ?しかも、にゃんでもって…

 

「…リンクさん?」

 

抑揚の全くない八百万さんの声が聞こえた

 

ひ!…こ…この声の時は

 

リンクはゆっくりロボットの様に後ろを向く

 

笑顔の八百万さんがいるが、目が笑っていない

 

「…なんで、聖愛学院の人から手紙が来るのでしょうか?しかも【手渡し】で…」

 

芦戸さんも目が笑っていない…

 

「そうだよね!あの人と【何が】あったのかな?」

 

耳郎もこっちを見ている

 

「ウチも聞いてみたいな…その中身も含めて…」

 

リンクは顔を引き面せている…

 

 

「?別に何もしてなかったぞ…」

 

轟!?

 

まさかの轟の援護?

 

「中継モニターで、最初から見てたが、爆発で壁にぶつかったヤバそうになった【さっきの女】を、牧場の【オペレーションと菓子】で治しただけだぞ…かなり苦しんでるみてえだったから、暴れない様に【股がって】はいたが…」

 

「「ふん!」」

 

「うお!!」

 

耳郎さんと芦戸さんはタイミングを合わせる様に、耳郎さんは後頭部を叩き

 

芦戸さんは前からリンクの足元を蹴り飛ばし…

 

「ハイ!」ズゥゥゥン…

 

八百万さんのマトリョーシカ型の置物で潰されるリンク

 

「ぐえぇぇぇ…」

 

リンクは、[ゴロン族のガンドレッド]により、力技で抜け出した

 

 

「ぷは…おい!これは完全に殺人未遂だろ!救命行為でトリニティアタックされる筋合いは無い!」

 

リンクは八百万さんに訴える

 

「…その程度でしたらかすり傷でしょう?…それより、先程の女学生とどんなお話をされたのでしょうか…」ゴゴゴ…

 

何故、お菓子を渡すと怒るんだ?

 

 

「…別に変な会話はしていない!それに差出人は別の人…[パシッ!]…あれ?」

 

手元に手紙がない…

 

蛙吹さんに手紙を取られた!

 

「ケロ…何々…??牧場様へ…印照 才子よりってなってるわね…封印がハートのシールよ」

 

峰田が牧場に襲いかかる

 

「大事な試験の時にナンパしてやがったのかゴルアアア!!(ガチキレ)」

 

リンクが峰田をかわしつつ、手紙を取り返そうとする

 

「おい!っと…人の手紙奪うな!…よっと…とりあえずバスの中で見るから!返して!」ヒョイ!ヒョイ!…

 

必死になっていると相澤先生からお小言が飛んで来る

 

「お前ら…合格したからって、はしゃぎすぎだ…さっさと乗れ!」

 

「「は~い…」」

 

…とりあえず手紙は取り戻した…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

バスの中

 

リンクは番号順に後ろの方なので、後ろにいる

 

手紙の中身も確認してみよう

 

…皆の視線が痛い…

 

峰田…そんなに殺意を込めて見ても呪いは届かないぞ

 

「…えっと…??なんだこりゃ?」

 

隣の緑谷が聞いてきた

 

「どうしたの?」

 

「いや…これ見てよ…」

 

緑谷

 

縦で2回、横に3回折られた手紙には、太い線や小さい線が大量に書かれていた

 

「…何これ?イタズラ?」

 

緑谷も考える

 

葉隠さんと八百万も見る

 

「何々?何が書いてあったの?…何?この落書き…」

 

「…何かの暗号でしょうか」

 

…折り目…線…!

 

リンクはシーカーストーンからペーパーナイフを取り出し折り目に沿って切る

 

突然の行動に緑谷が驚いている

 

「えっと…何を…」

 

その後、バスに備え付けられている小さいテーブルに置き並び替えると…

 

「………QRコードだ…」

 

線がピッタリ合い、QRコードが出来上がった

 

シーカーストーンで出来上がったQRコードを読み込んで見ると…

 

文字が浮かんできた

 

「えっと…URL?」

 

アクセスすると何かをダウンロードする

 

…しかし…

 

「皆寄りすぎ!暑い!」

 

だんだん興味からいつものメンバーが寄ってくる

 

葉隠さんが文句を言う

 

「いや…気になるじゃん!わざわざそんな事をするなんて…」

 

気になるのはわかるが…

 

ダウンロードされたデータを見ると、手紙と同じ様に区切られた、真っ白なマスの目に数字が入っている

 

 

 

「ありゃ…また謎解きか…」

 

タップするとマスが入れ替わる様になっており、リセットもかけられる

 

…そろそろ気持ち悪くなってきてるのだが…

 

 

八百万さんも見る

 

「…色のない、形の同じパズル…」

 

「「う~ん…」」

 

皆考える

 

…線の数は手紙と一緒だ

 

 

この手紙がヒントなのか?

 

瀬呂が頭を掻きながら考える

 

「ダメだ!全然わからね!」

 

…とりあえず、切る前の状態から切った後の紙の状態に番号を入れ換える

 

【complete!】

 

「あ…クリア出来た」

 

葉隠さんが驚く

 

「嘘!どうやったの?」

 

「…いや…何となく、手紙の切った所に番号を置いてみたら正解だったみたい」

 

謎解きゲームみたいだな

 

「…もうなさそうだね」

 

中身はラ◯ンのIDだったが…

 

「…ごめん、バスに酔った…気持ち悪い…続きはバス降りてから…ウップ…」

 

「「えぇ~!!」ここまで来てお預けかよ!」

 

手紙をシーカーストーンにしまい、少し寝る事にした

 

 

 

 

画面に集中し過ぎてバス酔いしたリンク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

UP主はバスで携帯見ると酔います…

少し修正しました。


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1年ーインターン編
やり取り


夜ーアライアンスーリンクの部屋

 

 

食事をした後、何かやることがあるってシーカーストーンに引き込もってしまったケミィとシィ

 

 

 

…おやつを後にするって事はよっぽどか

 

 

 

 

シーカーストーンは通常通りに操作して良いと言ってたので、ラ◯ンをダウンロードし、IDを登録して、早速見てみる

 

「…こう言うのは初めてだな…これはペンネームか?…Mackeyでいいか…あれ?勝手に連絡先が登録されていく?」

 

仕組みが良くわかっていないが、検索があったので、バスで見たIDを入れる

 

すると[Intelさんと友達になりました。]と表示された

 

 

Intel:『初めてまして、クイズは楽しめまして?』

 

あれ…まだメールしてないのにもう来た

 

Mackey:『どうも牧場です。なかなか楽しかったですよ、怪我人を茶髪の人から伺ってますが、足りましたでしょうか?』

 

 

…あ、相手が見ると既読って付くんだこれ便利

 

Intel:『えぇ、速見さんから頂いた量で大丈夫でした。このタルトは手作りですの?』

 

Mackey:『はい、ウチのミルクで作ったチーズを使ったレアチーズケーキになります。』

 

Intel:『そう…なかなかの出来でしたわよ。他の人達も好評ですし』

 

Mackey:『どうも、ありがとうございます。…というか、こっちの性で怪我をさせてしまったので、むしろ申し訳ありませんでした。』

 

Intel:『そうですの?その割には普通でしたわよ?』

 

Mackey:『元気になっているなら幸いです。なんでクイズみたいにしたのですか?』

 

…すぐには来ないか…あ

 

Intel:『その方が楽しいじゃないと思いまして、後、本人がどうかの確認も出来ますし、一石二鳥になります。

 

…ま、確かに手紙ってヒントが無かったら解くのは無理だわな

 

Mackey:『速見さんが言ってた通り、頭が凄く良いのですね♪』

 

Intel:『あの子ったらそんな話までいたしましたの?』

 

Mackey:『凄く尊敬してましたよ。皆から慕われているんですね』

 

Intel:『あら?誉めても何も出ませんわよ?色男さん』

 

なんで色男?

 

Mackey:『ははは…(^o^;)』

 

 

…たまに出るクイズと、たわいのない会話が続く…

 

 

Intel:『またお話しましょう、今度はお礼も兼ねてお茶会に招待いたしますわ』

 

Mackey:『分かりました。…休みが合いましたらいきましょう』

 

Intel:『そう…ではご機嫌よう(^-^)』

 

やっと終わった…普段タイピングとかしないから疲れた

 

 

…なんだろう、普通の会話のはずなのに、だんだん将棋で先手打たれ続けた様な気分になった…

 

 

シーカーストーンにシリウスさんからのメールも来ている。

 

仮免許合格した事を伝えなきゃ

 

 

 

…ラ◯ンが繋がったからか、30件程の色んなメッセージが貯まっていた

 

全部、返信し終わるのに消灯時間を2時間程過ぎるリンクでした。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

シーカーストーン内

 

 

 

シーカーストーンの中には研究所の様になっており、中央にはマザーコンピューターがタワーの様になっている

 

ケミィ達が奮闘していた

 

ケミィは内部でキーボードを操作している

 

「変なデータがまぜまぜです…」カタカタ…

 

シィもモニターのにらめっこしている

 

「外部からのデータであります…ウイルスかもであります。」

 

QRコードからダウンロードしたデータにイレギュラーが見つかったようだ

 

シィは、振り向き、猿みたいなロボットに指示を出す

 

「RSー301さん!みんなでお掃除であります!」

 

 

 

「「「ピピピ…了解だケロ」」」

 

RSー3O1は量産型で沢山おり、ケミィの指示で、マザーコンピューターの所に付いてるアダプターより、スキャンを始める

 

「ピピ…フォルダにイレギュラーがあるケロ」

 

「クリーンアップするケロ」

 

「アブねスケ、データのバックアップハ、そっチにやるケ」

 

「ウイルスはドコケロ」

 

「ブッコワスもんモンだケロ」

 

…お猿みたいなロボットはシーカーストーンに入って来たウイルスと格闘している

 

ケミィはキーボードを操作しながら愚痴る

 

「むやみやたらと入れるなです…わかげのいたり…」

 

シーカーストーンの安全はRSー3O1達が守っている

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

シーカーストーンの中では

スカイウォードソードより、ラネール地方の古代ロボットRSー3O1が働く働く!


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2学期

スミマセンー昨日、間違えて、編集中のをUPしてしまいました


アライアンスーリンクの部屋

 

リンクは朝寝坊をしていた。

 

「あまあまを出すです!」グイグイ!

 

「もう朝でありますよ!」ぴょんぴょん

 

ケミィがリンクの髪を引っ張ったり、シィも胸の上に乗ってジャンプしたりして起こそうとしている

 

 

「……後20分」

 

「それだと遅刻するであります!!」ぴょんぴょん

 

全く起きる気の無いリンク

 

 

「こうなったらアルテマウエポンです…ナビィねいさん開けてです」

 

「仕方ガナイワネ…」

 

ケミィが、ナビィと協力して[どこでもキッチン]のナビィの部屋より、ケミィ達でも捕まえられる[てのりコッコ]を持って来て、リンクの耳元で鳴かす

 

 

コッケコッコーーー!!

 

「うおお!!」ビク!

 

「やっと起きたです…」

 

リンクが時計を見ると7:45…ナビィ達の朝ごはんを作るとギリギリだった

 

「…久し振りにコッコでおきたな」

 

ケミィ達のご飯を用意して、着替えるリンクだった

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アライアンスーエントランス

 

何故か包帯を巻いている緑谷と爆豪が掃除機を掛けていた

 

「…なんで掃除機掛けてるの?」

 

リンクは近くにいた尾白に聞いてみた

 

「何でも、喧嘩したらしいよ、無断で個性を使って喧嘩して謹慎だって」

 

…あれま

 

「緑谷…何があったの?」

 

「い…いや、ちょっとね…あ、相澤先生から個性で治すなって言われてるから…」

 

緑谷はそそくさと行ってしまった。

 

…大分派手にやったんだな

 

「そうか…じゃ!頑張れ~…」

 

そのまま学校に向かう事にした

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

通学途中

 

リンクは歩きながらナビィに聞いてみた

 

「ねぇナビィ…」

 

リンクの右上を飛んでいるナビィが返事をする

 

「ドウシタノ?」

 

「いや…携帯やシーカーストーン以外で遠い所と、お話出来る方法無いかなって…」

 

 

「?アルワヨ」

 

「そっか…あるのか…え?」

 

リンクはナビィを見る

 

「[森の試練]ヲ突破シテ[妖精のオカリナ]ヲ、スタイルキッドカラ貰ウト出来ルワヨ」

 

ズル!

 

「妖精のオカリナにそんな機能が!?」

 

「ソモソモ…突破シタ人…イル?」

 

「…いなかった!」

 

迷いの森を8才迄に最深部に到達する事が森の試練…

 

「仕方ない…諦めるか」

 

リンクは歩みを進める…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1ーA教室内

 

「おはよ~」

 

みんな、思い思いにすごしている

 

飯田が元気だ

 

「おはよう!遅いぞ牧場君!ヒーローたる者、15分前行動を心掛けよう!」

 

…謹慎者が出て、悪いイメージを払拭しようと頑張ってるんだろう

 

切島も諦めている

 

 

「オッス、いきなりやらかしたからな…そろそろ校庭に行こうぜ」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

雄英高校ー下駄箱前

 

「「あ」」

 

丁度B組と一緒になった

 

物間がまた煽ってくる

 

「聞いたよ…A組~…2名!!仮免に落ちたんだってえぇ!?」

 

切島がツッコミを入れる

 

「B組物間!相変わらず気い触れてやがる!…さてはまたお前だけ落ちたな」

 

「ハッハッハッハッハッハ!!」

 

?少し戻って…

 

「こっちは全員合格したよぉ!水が空いたねA組」

 

轟が気まずそうだ

 

「…………悪い、みんな……」

 

「いやいや!勝手に向こうが競ってるだけだから気にするなよ!」

 

…切島が轟を慰めてる

 

物間の奴、またパウチの刑にしてやろうか(怒)

 

 

「ブラドティーチャーによゥると、後期ィはクラストゥゲザージュギョーあるミタイデス、楽シミしてマス!」

 

「へぇ!そりゃ腕が鳴るぜ!」

 

「B組の留学生さんなのね、可愛い!」

 

切島は気合いを入れている

 

上鳴が鼻の下伸ばしている…

 

「ボコボコニ?ブチノメシテヤン…ヨ?」

 

「「な゛…」」

 

おいおい…

 

「今の日本語は覚えなくていいぞ…角取さん」

 

リンクは、思わず突っ込んでしまった。

 

「オウ!マキーバ!ヒサシぶりぃデス!」

 

リンクに近づく角取さん

 

「合宿以来だからな、アメリカには帰ったの?」

 

「少しダケ、ターンデス!またドォルヤキをクッキングゥねがいまスカ?」

 

「どるやき?…あ!どら焼き!アップルの方?」

 

「YES!ソイよりぃ、アップォオがァ、おミヤにグッドでーす!」

 

「…わかった、リンゴが手に入ったら休みの日に届けるよ、冷凍した方がいい?」

 

「センキュ!マダァにサイドラゲェジできマァス!」

 

「OK、次の休みでも、作っとくよ」

 

「またデェス」(^_^)/~~

 

…いってしまった

 

「「ま~き~ば~…」」

 

後ろから上鳴にネックロックされる…

 

「なんなんだよ!いま会話!?いつの間に仲がいいんだぁぁぁ!」ギリギリギリ…

 

ドンドン締めていく上鳴

 

「ギブ!綺麗に…入って…息が…」ベシ!ベシ!

 

 

「うるせぇ!日頃の恨み晴らしてヤルゼェ!!」

 

峰田も同調してきやがった

 

「おい!後ろ詰まってるぞ…」

 

「あ…すみません」

 

 

こうして、解放され、校庭に並ぶのだった

 



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始業式

午前ー校庭

 

全校集会での根津校長の話が、続いている

 

「やあ!みんな大好き小型ほ乳類の校長だよ!最近私自慢の毛質も低下しちゃってねケアにも一苦労なのさ、これは人間にも言える事さ亜鉛・ビタミン類を多く取れるバランスの良い食事にしているもののやっぱり一番は睡眠だね~~」

 

…長い!眠い!そしてどうでもいい!

 

「ライフスタイルが乱れたのは皆もご存知の通り、夏休みの"事件"が起因しているのさ…柱の喪失、あの事件の影響は予想を越えた速度で、現れ初めている、これから社会には大きな困難が待ち受けているだろう」

 

…急に真面目になった

 

「特にヒーロー科諸君にとっては、顕著に現れる。2・3年の多くが取り組んでいるインターンもこれまで以上の危機意識を持って考える必要がある」

 

 

??インターン?

 

「暗い話はどうしたって重くなるね、大人たちはその重い空気をどうにかしようと頑張っているんだ

 

君たちには是非ともその頑張りを受け継ぎ、発展させられる人材になって欲しい

 

経営科も普通科もサポート科もヒーロー科も…皆、社会の後継者で有ること忘れないでくれたまえ」

 

 

…後継者…か…

 

ブラドキング先生が、話を続ける

 

「それから最後に幾つか注意事項を、生活指導のハウンドドッグ先生から」

 

 

…犬の個性?

 

「グル゛ル゛ル゛…昨日う゛う゛ル゛゛寮のバウ!バウ!バウ!慣れバウ!バウ!ゲル!バウ!

 

アオーーーーン!」

 

 

 

…ダメだ狼モードじゃないと会話が全くわからない

 

その後ブラドキング先生に変わって…

 

「昨晩喧嘩をした生徒がいました。慣れない寮生活ですが、節度を持って生活しましょう…との事です。」

 

…最初のハウンドドッグ先生の話はいるのか?

 

丁度いい、放課後、狼の戦闘について放課後、聞きに行こう

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

放課後ー生活指導室

 

通常道理の授業が終わってハウンドドッグ先生の所に来ているリンク

 

「すみません…ハウンドドッグ先生は…」

 

生活指導室を覗くと…

 

「バウ!バウ!ガル゛ル゛ル゛…ん?どうした?」

 

サンドバック相手に噛み付きをしていた先生がいた

 

 

「え…えっと…妖精の個性で狼に成れる様になったので…狼の戦闘を教えて頂きたかったのですが…邪魔でした?」

 

「!お前…狼に成れるのか?」

 

「えっと…ハイ…」

 

リンクはオカリナを構え、メロディを奏でる

 

♪~[闇のノクターン]~♪

 

リンクは体が変化していき、狼になる

 

 

「なるほど、教えを乞いにきたんだな…」

 

「ワンワン(ええ、まぁ)」

 

「…人語は喋れ無いのか」

 

「ク~ン…(そうなんです…)」

 

「そうか…ならまず」

 

…まず?

 

 

ハウンドドッグ先生は部屋の奥から、小さいサンドバックと音量計を持って来た

 

「声が小さい!!もっと腹の奥から吠えろ!!!」

 

「アオーーーーン!」

 

「もっとだ!あバウ!バウ!アオーーン!(相手を噛み殺す勢いで声をだせ!)」

 

「アオーーーーン!!」

 

「バウ!弱い!まだペットガウ!」

 

「アオーーーーン!!!(必死)」

 

 

…暫く遠吠えとサンドバック相手の噛み付きの練習になった

 

因みに、魂を噛むコツはあるかと聞いたら?マークが乱発してた

 

…この狼モード、只の狼じゃないみたいだ

 




ありがとうございました。


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ビック3

3日後…

 

この3日間、放課後は、狼のトレーニング…主に威嚇と咀嚼力を鍛えるトレーニングは、首等のトレーニングに励む様になっている

 

現在の咀嚼力190kg…ハウンドドッグ先生いわく、260kgはないとパワー系の敵にはついけないらしい

 

因みに野生のハイエナが460kg位

 

…先は長い

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

教室

 

 

緑谷が今日から復活する

 

「ご迷惑お掛けしました!!」

 

緑谷が気合い入ってる、麗日さんが労ってる

 

「デクくん、オツトメごくろうさま!!」

 

「オツトメって…つか何息巻いてるの?」

 

耳郎がつっこんでいる

 

「この3日で付いた差を取り戻すんだ!」

 

「あ、良いな、そういうの好き、俺」

 

 

そしてホームルームに入る

 

相澤先生が話を始める

 

「じゃ…緑谷が戻った所で、本格的にインターンの説明していこう、入っておいで」

 

?誰か入ってくる

 

「多忙な仲、都合をあわせてくれたんだ。心して聞くように、現雄英生の中でもトップに君臨する3年生3名…通称…ビッグ3の皆だ」

 

扉から金髪のゴツい人、水色ロング、前髪Mが来た

 

金髪の腕の傷…かなりの戦闘をしてきたであろう傷が見える

 

 

「じゃ手短に自己紹介よろしいか?天喰から…」

 

!…前髪Mがめっちゃ睨んでる

 

 

「駄目だミリオ…波動さん…ジャガイモだと思って挑んでも…頭部以外が人間のままで依然人間にしか見えない、どうしたらいい…言葉が……出てこない」カタカタカタ…

 

?様子がおかしい…

 

「頭が真っ白だ…辛いッ!……帰りたい……」

 

頭を黒板につけて震えている…

 

おいおい…

 

尾白が心配そうに聞いている

 

「雄英…ヒーロー科のトップ…ですよね…」

 

すると水色ロングがサポートするのか話始めた

 

 

「あ 聞いて天喰くんくん!そういうのノミの心臓って言うんだって!ね!人間なのにね!不思議!」

 

 

…随分テンション高そうだな

 

「彼はノミの『天喰 環(アマジキ タマキ)』それで私が、『波動 ねじれ(ハドウ ネジレ)』今日は、インターンについて皆にお話して欲しいと頼まれて来ました。…所でそのマスクはおしゃれ?怪我?」

 

障子にマスクについて聞く波動先輩…

 

「いや…これは…」

 

 

「あら!確か轟くんだったよね、なんでそんなところ火傷してるの?」

 

…答える前に次に行ったぞ

 

「芦戸さんの角って折れたらどうなるの?動くの?

 

峰田くんのボール?みたいな髪の毛?散髪はどうしてるの?

 

蛙吹さんはアマガエル?ヒキガエルじゃ無いよね?」

 

…もしかして…この先輩、コログレベルの精神なのでは

 

 

「あなたが牧場くんね!いつもいる妖精さん達はどこ?お菓子はいつも何処から出してるの?」

 

リンクはシーカーストーンから1つの絵本を出す

 

「波動先輩、ちょっと見てください」

 

「え?何々?絵本?」

 

暴走気味のコログや科学妖精のテンションを下げ、落ち着かせる時の絵本…

 

やり過ぎると人生?について考えてしまうようになってしまう魔性の絵本

 

 

(科学妖精・コログ・デクナッツのみ有効)

 

リンクは子供に紙芝居するような明るい感じで話す

 

 

『絵本[七人の子供]

 

里には7人の子供達…アラン、ベッキー、カール、デラ、エドガー、フローラ、ジェフ…皆とっても仲良し!』

 

 

ケミィが怯えてシーカーストーンが震えている…

 

 

『アランは森で飢え死♪

 

ベッキー滝にまっ逆さま!♪

 

カール馬車に引かれて♪

 

デラは、波に拐われ♪

 

エドガー野犬のご馳走♪

 

フローラ、ノコギリば~らばら♪

 

ジェフが全ての犯人…おしまい♪』

 

 

 

 

…クラスが重い空気になった

 

「なんだよ!その絵本!ネガティブ過ぎるだろ!」

 

「内容に対してその喋り方もおかしいぃぃ!」

 

切島と葉隠の的確なツッコミをいれる中…波動先輩だけ笑っている

 

「何?この絵本!可愛い!手作りなの?」

 

なん…だと…

 

 

 

「コログや科学妖精が暴走した時に読む、一気にテンションを下げる絵本で笑ってられる…だと」

 

リンクは驚いている

 

メンタルはコログ並みだと思ったが、それよりは遥かにタフのようだ

 

リンクはシーカーストーンから、試作中の花子アイス(ミルク&ストロベリー)を出す

 

~~~~~~~~~~~~

 

※ミルク(花子牛乳&生クリーム、赤ワイン(加熱処理済)、ホワイトチョコに頑張り蜂の蜂蜜)

 

ストロベリー(越後姫(イチゴ)、豆乳、里芋(炭火焼きして、裏ごししたもの)、イチゴシロップ(イチゴの砂糖漬け)、レモン汁、三温糖)

 

 

~~~~~~~~~~~~

 

「…負けました…これが景品になります…」

 

波動さんに花子アイスを渡すリンク

 

「本当!?ありがとう!ん…あま~い!美味し~い!手作り!?」

 

 

…そんなに殺意を込めて見ないで、八百万さん!、蛙吹さん!まだ未完成なので完成したら提供しますから…

 

「い~な~…」

 

麗日さん、別に言ってくれればあげるよ、未完成はダメだけど

 

 

「ワタシ最近食べてなーい!」

 

芦戸さ~ん、前にお菓子食べ過ぎて、ダイエットするって言ってたよね?

 

「…リンクらしいか…はぁ~…」

 

耳郎は呆れている

 

…でも結果的に波動先輩はソフトアイスに夢中なので、話が進みそう

 

 

「…合理性に欠くね?」ゴゴゴ…

 

相澤先生もご立腹でいらっしゃる!

 

「イレイザーヘッド!ご安心下さい!トリはオレなので!!」

 

金髪が喋り出す

 

「前途…(し~ん…)…多難!!掴みは大失敗だ!」

 

…何故かコログの森に帰りたくなってきた

 

 

「一年のこの時期に仮免許の取得…今年の1年は元気があっていいね…ヨシ!全員、俺と戦ってみようよ!」

 

「「えぇ~!!」」

 

…いきなりっすか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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VSミリオ

体育館γ

 

体育着に着替え、1ーA全員VSミリオ先輩が始まろうとしている

 

「でも本当にいいのですか?…」

 

流石に訓練で刃物は不味いだろう

 

 

でも天喰先輩が、「相手をして、自信を無くすから辞めといた方がいい…」

 

なんて言うから、皆やる気が半端ない

 

 

「とりあえず…様子見だな」

 

 

模擬訓練…スタート!

 

 

ミリオ先輩が煽ってくる

 

「誰からくるんだい?いつでもいいよ」

 

「じゃあ!オレが…」

 

切島が立候補しようとしたが

 

「僕がいきます!」

 

緑谷が先発になった

 

 

「では先輩…ご指導よろしくお願いシマース!!!」

 

緑谷が飛び出し、ミリオ先輩の顔を蹴りとばしたが…

 

ミリオ先輩の服が落ちた…

 

「「な!!」きゃあああ!」

 

耳郎さんの悲鳴が響く…

 

「ゴメン!調整が上手くいかなくて」

 

リンクは服の落方がおかしい事に気付いた

 

「…すり抜けた」

 

…ゴースト戦と考えた方がいいな

 

リンクはオカリナを構え、メロディを奏でる

 

♪~[闇のノクターン]~♪

 

 

狼モード!

 

 

その間に遠距離がミリオ先輩は、反対側…1番後ろにいた耳郎さんの後ろに出た

 

「うああああああ!」

 

真っ裸で現れたミリオ先輩…

 

にゃろ!

 

リンクは全身をバネにして、ダッシュしたが間なわず…

 

「かふ…」ズシャ…

 

耳朗が腹パンされてリタイア

 

 

「ワンワン!(耳郎さん!…)」

 

また消えた…というか潜った

 

リンクは潜った地面に耳を当てるが何も聞こえない…

 

…どうなってるんだ

 

その時相澤先生から皆に声がかかる

 

「お前ら!良い機会だから一丁揉んでもらえ…ソイツはNO.1に最も近い人物だ…[プロを含めて]…な」

 

 

 

リンクは[センス]を発動させる

 

すると今度は、常闇が狙われた

 

「かふ…」ズシャ…

 

 

どんどんリタイアさせられて行く

 

 

…また地面に潜った…

 

命を探せ…魂の鼓動を…

 

 

…!地中で変なポーズの人形が見える!

 

「ワンワン!(モモさん後ろ!)」

 

八百万さんに向かって吠えるが

 

「きゃ!!……」ズシャ…

 

創造した盾を貫通して殴られた

 

 

間に合わなかった…

 

リンクはセンスで次の出現と思われる所に走る

 

峰田が次に狙われる!

 

「ガウ!」

 

峰田の服を噛み思いっきり走る

 

「ぐえぇぇぇ…!…なあ!!」

 

峰田が先程いた所のすぐ後ろに現れた

 

「な!先読みされた!?」

 

ミリオ先輩が驚いている

 

「助かった…サンキュー!」

 

峰田をそのまま首をふって、背中に乗せてまた構える

 

「ガルル…」

 

「よっしゃア一丁噛ましてヤろうぜ!」ポイポイポイ!

 

峰田は、背中からモギモギを投げまくる

 

!また潜った!

 

今度は…瀬呂!

 

「ワンワン!」

 

吠えて教えるが…

 

「こっちか!?…」

 

瀬呂はテープを構えるが…

 

「パワーアアアア!」バス!

 

「ハグ!…」ズシャ…

 

 

 

テープのガードをすり抜けやがった

 

「けろ…」ずしゃ…

 

 

蛙吹さんもやられた

 

リンクはまた潜ったミリオ先輩を先回りし、飛び出し出しそうな所に走った

 

「おい牧場!急に走るな!」

 

しっかり掴んどけ!

 

「ワン!」

 

障子の方に走る

 

「今度は俺か…!」

 

障子の背後に現れたミリオ先輩…

 

「完全に読まれてる…でも!」

 

ミリオ先輩は回し蹴りが飛んで来そうだ

 

リンクはバックステップをする

 

「なあああ!」

 

あ…峰田を忘れてた

 

峰田は振り落とされ、障子と一緒にミリオ先輩の餌食になった

 

 

…やべぇ思った以上に移動が早い

 

ミリオ先輩は緑谷達を見据えながら語る

 

「遠距離はこれだけ…後は近接主体ばかりだね!」

 

切島が弱音をはきはじめる

 

「なんだよ!今の!無敵じゃねえか!」

 

「どうやって当てりゃいいんだよ!?」

 

…アカン、皆、腰が引き気味になってる

 

「待って、すり抜けの個性の応用でワープしてるのか、ワープの応用ですり抜けてるのかわからないけど…直接攻撃してくるならチャンスはあるはず…それに牧場君が何かを追いかけてたから何か、痕跡があるはず!」

 

緑谷アドバイス…しかし…

 

「そうだな!謹慎明けの緑谷冴えてる!頼むぞ牧場犬(マキバケン)」

 

「ちゃんと教えてくれよ牧場犬!(マキバケン)」

 

切島、上鳴と勝手に狼なのに犬扱いする

 

「ワンワンワン!ワン!(犬扱いするな!狼!)」

 

牧羊犬じゃねえぞ(怒)

 

切島が緑谷を見て、緑谷は後ろを警戒する

 

 

「おい!今度はこっちに向かって吠えたぞ!」

 

…種族の壁!!

 

「…そこ!」

 

緑谷はシュートスタイルで対応しようとするが、

 

「…必殺…ブラインドタッチ!」

 

緑谷の顔を貫通し、腰を引いた所を

 

「セイ!」バス!

 

「ぐはあ…」ドシャ…

 

緑谷がやられた

 

 

クソ…走って追いかけようにも速い!

 

そうこうしている内にだんだんヤられていき…

 

「グルルル…(僕だけになった…)」

 

皆は地面に伏せている

 

ミリオ先輩が下半身を地面に沈めたまま話して来る

 

「さて、やっと最後になったねワンちゃん…」

 

「ガウ!グルルル…(狼だ!)」

 

「元気いいね!どうやって分かってたか…色々試させて貰うよ!」ズポン…

 

また地面に潜った

 

このポーズは…こっち!

 

リンクは左に1m程連れる

 

 

…!地中で方向転換!?

 

前にダッシュする

 

「ふん!…やっぱり見えてるみたいだね…面白い!!」

 

そう言ってまた潜った

 

 

ハウンドドッグ先生のアドバイスを思い出せ…

 

『…噛み付きは服の上からは絶対するな!歯を全部持ってガレるぞ、後は噛み付くなら二の腕、太腿がいい、首は殺し兼ねないからな…噛み付たら思いっきり体を捻らせ、牙が食い込み安くなる、地面に着地したら…思いっきり下がれ!そうすれば反撃されても弱い!』

 

 

…相手はもう裸…タイミングを合わせて…

 

リンクは少し右にズレ…

 

 

「ふん!」

 

地面からアッパーカットしてきたミリオ先輩…一回全身が飛び出してくる…

 

今!

 

「ガウ!」ガプ!

 

…やば…

 

タイミングが合わなくて、ミリオ先輩のお尻に噛みついてしまった!

 

「いたあああああ!!!???」

 

なんだこれ!?筋肉噛んでるはずなのにやたらフヨフヨしている!?迷いの森で相手にしたゴーストの魂みたいだ!

 

でも…デカイ!牙があんまり刺さらない!

 

「なんで噛めるの!?この!…いた~!」

 

ミリオ先輩は何とか抜け出そうとリンク頭を叩くが、その度に段々牙が食い込む

 

思いっきり体をひねり、地面に引き寄せ…

 

「ガウウウ!(セイヤー!)」

 

思いっきり引っ張る!

 

「いだーーー!!!ガク……」

 

!なんだ?ミリオ先輩から半透明なのが出て…

 

プゥ~……

 

!!

 

「キャン!キャィン!(臭!臭い!)」

 

思わず離し、離れるリンク

 

その場で悶える…鼻が!鼻が!!

 

 

「…あ!ゴメン!屁が出た!何か力が抜けちゃって…」

 

「ガウウウ!ガウガウ!?…キャン!キャイン!…(なんでこのタイミング!?…駄目だ…鼻の粘膜が…)」ダッシュ

 

リンクは逃げ出した…

 

「( ^∀^)きゃはははははは!お腹!お腹痛い!おならって…」

 

波動さんの笑い声が体育館に響く…

 

「…ミリオ…今のは、流石にない…」

 

呆れた目でミリオ先輩を見る天喰先輩…

 

「イヤ!わざとじゃないんだよ!本当!」

 

 

 

 

 

リンクは体育館の外にある蛇口にダッシュし、シィに蛇口を開けてもらう

 

「大丈夫であります?」キュイ…

 

「ガウウ…(なんとか…)」バシャバシャ…

 

鼻と口を洗うリンクでした

 

 

 

※因みに、本物の犬や狼はおならを嗅いでも、臭いとは感じません。変な匂いか、変わった匂い位にしか感じませんが…人間は「屁は臭いもの」と言う認識を後から学んで、人間は屁を臭く感じます。今のリンクは臭いものという認識の中で、狼の嗅覚でダイレクトに喰らったので悶えてます…

 

 

テストに出ないぞ!

 




ありがとうございました。


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円盤

体育館γ

 

リンク以外の生徒はお腹を押さえている

 

「皆!どうだったい?」

 

「…訳も分からず、腹パンされただけですが…」

 

緑谷が皆の声を代弁してくれた

 

…僕は屁で悶えてました…後…

 

 

 

「ここ座り心地いいわね!温かいし毛並みも心地いいし♪」

 

いい加減降りて下さい、波動先輩…

 

顔を洗った後、すぐに波動先輩に捕まり、頑張って降りるようにしたが、結局、もの◯け姫みたいにリンクに股がる波動先輩

 

「…波動さん…いい加減降りた方がいい…」

 

天喰先輩!あんたイイ人!

 

「えぇ~もうちょっと~」

 

…コログみたいだ…ホントに…

 

ミリオ先輩が話を続ける

 

「俺の個性は皆の推測道理"透過"あらゆる物をすり抜ける個性だ」

 

芦戸さんが考える

 

「?ゲームのバグみたい」

 

「言いえてミョー!」

 

ミリオ先輩は、ある意味納得している

 

「つまり、あれは地面に落ちてたってことですか?」

 

耳郎の質問

 

「そう、そして同じ物質は共存出来ないから弾き出される」

 

「無敵じゃないっすか!」

 

上鳴が突っ込むが…

 

「あれ?…それって…」

 

蛙吹さんは何かに気付いた

 

 

「そう…あらゆる物…つまり光なんかも透過…すり抜ける、壁を抜ける際も、まず左足以外を発動して、通り抜けたら、右足で設置、最後に左足をすり抜けるって工程がいる…」

 

…めんどくさ!

 

「…急いでる時ほど失敗しそうな個性だな」

 

上鳴は感心している

 

「そう、だから最下位まで、落ちた…服も落ちた…だから最強にするために必要だった物を、サーの所でインターンさせて貰って手に入れた!予想!それを可能にする為の経験!怖い事もあるけど絶対やった方がいいよ!!」

 

 

…その経験には、噛まれたら屁をするという経験もあるのですか?…聞きたいが、狼では話せない!降りてくれない!

 

今、無理矢理戻ったら、波動先輩を怪我させるかもだし…

 

何より、スゴく逆らってはいけない気がする

 

~~~~~~~~~~~~

 

 

※[狼の上下関係]

 

基本的に、狼の背中に乗るのは乗った奴が上位者となり、下になっている者は動かない、認めない者が上に乗った場合、振り落とし、それでも乗ろうとすると争いになり、勝った方が上位者となる

 

つまり先程乗った峰田は振り落とされ、そのままヤられているので、峰田は下位者となり、波動さんは現在、上位者と本能的に思っている…つまり、現在のリンクは波動さんのされるがままである

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

波動先輩はリンクの頭に手を置き…

 

「じゃあ!マーキン!私の教室までゴー!」

 

三年の教室に連れて行こうとする

 

…まて!マーキンってまさか…僕の事!?

 

「おい…困ってるぞ…」

 

…もっとお願いします!天喰先輩!

 

「…せめて…ケルベロスとかカッコ良くした方がいい…いや…牧場だからマキベロスがいい…」

 

そう言いながら、リンクの下顎をモフモフし始める天喰先輩

 

あれですか?今は、人じゃないから普通に接する事が出来るですか?

 

名前の問題じゃない!!いい加減降りて下さい(泣)

 

「え~…マーキンがいい!」

 

…もう…好きにして下さい

 

 

「牧場ちゃん…」

 

蛙吹さん…助けてくれ…

 

「やっぱり年上好きなのね、送り狼になるなんて…」

 

「ガウウ!(違ーう!)」

 

 

無駄だと分かってもツッコミを入れたいリンク…

 

 

「太腿楽しみやがって!エロ犬がアアア!!」

 

「エロ犬だな」

 

「お前、しばらくエロ犬な」

 

峰田、上鳴、瀬呂と続く…

 

…お前ら、覚悟は出来てるんだろうな!だいたい、体毛でわからんわ!

 

 

「ガウ゛ウ゛ウ゛!(噛みつくぞ!)」ゴゴゴ…

 

すると八百万さんが出て来て…

 

「すみません…そろそろ降りた方がよろしいかと…」

 

…八百万さん!助けてくれるのか…

 

「えぇ~~…」

 

不貞腐れる波動先輩

 

 

「…こっちの方が楽しいかと思いますわ」

 

 

そう言って、出てきたのは1枚の円盤…

 

「なになに?フリスビー?」シュタ…

 

波動さんが降りてくれた!

 

「そ~れ!行きなさい!ライラプス!」シュルルルルルル

 

八百万さんがフリスビーを投げる

 

リンクはフリスビーを追いかけて…

 

「アオーン!」ガブ!

 

空中で咥えて、八百万さんの所に戻って来るリンク

 

 

…は!思わず捕まえてしまった…

 

八百万さんはフリスビーを受け取り、波動先輩に見せ付ける

 

「どうでしょうか?わたくしのライラプスは…[バシ!]…え?」

 

 

「凄い凄い!マーキン!ワタシのも…えい!」シュルルルルルル…

 

 

波動さんは、八百万さんのフリスビーを奪い、個性を使い、少し高く投げた

 

リンクは追いかけ、壁を使い、三角飛びをしてキャッチする

 

「はっはっは…ワン!」タン…タン…ガブ!

 

そして波動さんの所に戻る…

 

…駄目だ…思わず捕まえてしまう!何故だ!?

 

「ヨシヨシ…マーキンは偉いね♪」

 

 

 

そしてお約束の…

 

 

 

「…お前ら…いつまで遊んでやがる…」ゴゴゴ…

 

相澤先生のストップがかかり、人間に戻ったリンク…

 

…それにしても、ミリオ先輩を引っ張った時の半透明の奴はいったい…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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再会

アライアンスー1階ー談話エリア

 

放課後、皆1階にいた

 

「インターンはどうする?梅雨さん?キャプテンに聞いてみる?」

 

ソファーでリラックスしていた、蛙吹さんと麗日さん、緑谷に聞いてみた

 

「ケロ、そうね…ワタシから聞いてみるわ」

 

 

八百万さんが束ねた髪をほぐしながら話す

 

「どちらにしても、相澤先生のGOサイン待ちですわね」

 

…知り合いのヒーローは結構?いる…よな?

 

セルキー船長、シンリンカムイ、Mt.レディ……市役所は、無理だろうし…ラナさんってどうなんだ?

 

誰か受け入れて…

 

 

ガッシャアアアアン!!

 

突然、中庭のガラスが割れて、何か飛び込んで来た!

 

「きゃああああ!!」

 

 

「おい!一体何が…な!コドリ!!」

 

 

飛び込んで来たのはリト族のコドリだった

 

久々に会って、大きくなっているが

 

「これは酷い…」

 

緑谷も近寄る

 

「血塗れじゃないか!」

 

銃による傷等が全身におよんでおり、良く飛んでたなと思った

 

相澤先生もきた

 

「どうした!?なんの騒ぎ…なんだ?この馬鹿デカイ鳥…」

 

 

リンクは説明する

 

「コイツ、コドリって言って、リト族の族長の息子なんです!個性使ってもいいですか!?」

 

 

「あぁ…俺も話を聞きたい」

 

リンクはオカリナを構える

 

♪~[癒しの歌]~♪

 

オペレーションモード!

 

「待ってろコドリ!今助ける…」

 

リンクは、オペレーションで、体内の銃弾を除去、ある程度回復させて、ハートのミルクスープを飲ませ、復活した。

 

壊れたガラスはケミィが直している

 

 

 

 

「…大変ご迷惑お掛けしました。」

 

ソファーで謝るコドリ

 

「一体…どうしたんだ?ハイラルにいるはずじゃ…」

 

相澤先生と八木先生の立ち会いの元、事情を聞いてみる

 

 

「…実は、リンクにお願いがあって来ました。実は、赤い忍者に襲われ、子供たちが誘拐されたのです!」

 

「…誘拐だって!?」ガタ!

 

 

「牧場!落ち着け…続けて下さい」

 

相澤先生が椅子に無理矢理座らせ、続きを聞く

 

「…我々、リト族は配達を生業にしてます。独り立ちの為に、配達の訓練の為、風に乗り、日本を1周する最中…子供達が誘拐されました…相手は船で逃走し…ボクは、なんとか追いかけていました。…しかし」

 

「…撃たれたのか」

 

「はい…幸い、東京湾の近くだったのと、1番信頼しているリンクが住んでる所は分かっていたので…お願いです!子供達を助けて下さい!!」

 

頭を下げられた

 

リト族だけでなく、他の種族もそうだが、基本的に通貨はルピー…宝石や鉱石でされている

 

しかも人間の通貨は、市役所や人のいる地域でしか使われないので、リト族は、人間の使うお金は持っていない

 

ルピーは独自の通貨、換金しようにも誰が鳥と、まともな取引をするだろうか

 

それゆえ、警察に依頼しようにも、門前払いにされるし

 

市役所のヒーローに言っても、北海道にあるので、かなりの時間がかかる

 

そういう事情が良くわかっているリンクは静かに立ち上がった

 

「…わかった、連れさられた場所に案内して…はっ倒す(怒)」

 

リンクは、玄関に向かう

 

 

 

リンクの痣は強く発光し、周囲に風が吹き始める

 

 

「待ちたまえ!牧場少年!何処に行く気だい?」

 

八木先生がリンクの道を塞ぐ

 

「忍者の奴を追いかけます…リト族の周回ルートから近くの建物をさがして…」ビュフォォォォ…

 

相澤先生が止める

 

「それは警察やプロヒーローの仕事だ…まだ仮免なんだぞ…」

 

「でも、リト族は警察に頼れない…」

 

リンクは、どうしていいか、わからなかった、相澤先生はリンクに確認を取る

 

「…リト族ってのは、ハイラルの保護生物なんだろ?」

 

「えぇ、ペットとして飼ったり、銃で撃つ猟は禁止されてる筈です。確か、ワシントン条約でも特別保護生物に指定されてる筈…」

 

少しづつ風と痣の発光が収まっていく…

 

 

「なら警察が介入して、密猟で立件可能だ…販売目的だろうから落ち着け、コドリさん?も、こっちで対応します。任せて下さい」

 

「!!ありがとうございます!!」

 

…リト族の子供が誘拐、赤い忍者…

 

「先生…ボクも参加、出来ますか?」

 

捜査と救出…受け入れ事務所があれば…

 

「…ちょっと待ってろ、後で連絡をしてやる」

 

…待つしか…ないのか

 




ありがとうございました。


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受け入れ

次の日

 

朝のホームルームでの相澤先生の通達

 

「まず、インターンの件についてですが、昨日協議した結果、校長を始め、多くの先生は『やめとけ』という結果でした。」

 

切島がガッカリしている

 

「えぇ~!昨日あんな説明会までして!?」

 

上鳴もガッカリしている

 

「でも全寮制になった経緯から考えるとそうなるか…」

 

 

「ざまぁ!!!」

 

謹慎明けの爆豪…

 

相澤先生が続ける

 

「が、今の保護下方針では強いヒーローが育たないという意見もあり、方針としては、『インターン受け入れ実績の多い事務所に限り、1年生の実施を許可する』という結論に至りました。」

 

 

…どうなんだろ

 

 

「牧場の件は、放課後、教務室に来い、話がある」

 

「クソが!!」

 

爆豪は悔しそう…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

放課後ー教務室

 

相澤先生と話している

 

「まず、コドリの件…ハイラル市役所に相談したら、ハイラル生物科にいるプロヒーロー…白の魔女(ホワイトウィッチ)ヒーロー・ラナが派遣される事になった。」

 

「!!本当ですか!?」

 

「あぁ、只、赤い忍者の話をしたら、東京のヒーローとチームアップするって話になった。…そこでだ、牧場の受け入れとハイラルのプロヒーローとチームアップをしてくれる事務所が、1件希望があったらしい、ラナって人から連絡があった」

 

「行きます!」

 

リンクは即答した

 

「待て!落ち着け…インターンは、今度の金曜日に、この紙の所に行け、向こうのプロヒーローが来るのが次の日曜日、…その間、バックアップの実習も含めて、そこで学んでこい」

 

「バックアップ…ですか?」

 

「そうだ、牧場のスタイルだと、最前線で倒れたヒーローの元に向かい、治してまた次の負傷者…が1番合ってる様に思える…向かってる間に襲われても対応出来る戦闘力、情報を正確に集める判断力…どれも欠かせない…」

 

「だから、この事務所に行って情報収集を学べって事ですか?」

 

「そうだ、その事務所は、戦闘時の情報収集はかなりの実力だ。[バトルヒーラー]…多分それが、牧場に合ってるスタイルだ、後は気に入られる様に頑張ってこい」

 

「ありがとうございます!失礼します」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

放課後ーアライアンス

 

エントランスのソファーに誰か座っている

 

「あれ?他の人はまだ?」

 

そこには、お茶をしていた蛙吹と八百万さんがいた

 

「あら牧場ちゃん、相澤先生はなんて?」

 

「この紙の事務所で、ハイラルのプロヒーローを待てだって…キャプテンはどうだった?」

 

「ケロ…実績が足りて無いから無理らしいわ」

 

「そっか…残念だったな」

 

八百万さんが紅茶を飲みながら聞いて来た

 

「なんて事務所ですの?」ズズ…

 

「えっと…スネークヒーロー・ウワバミ…「ぶふぉ!」アチャイ!…どうしたの?いきなり…」

 

八百万さんが、いきなり吹き出したので、お茶まみれになったリンク…

 

「ゴホ!ゴホ!…すみません、今なんて…」

 

「インターン先はスネークヒーロー・ウワバミプロダクションだって、ついでに、そこで情報収集の基礎を学んでこいだってさ…どうしたの?」

 

リンクは首を傾げている

 

八百万さんが少し動揺しながら話す

 

「えっと…あの~…わたくしの職場体験先でしたわ…あんまりお勧めは…ちょっと…」

 

そうなの?

 

「本当!?どんなヒーローなの?名前からして蛇ッポイヒーローだと思ったんだけど…」

 

リンクの中では、細長いリザルフォスの様な異形型の人だと思っている

 

「えっと…髪が蛇のヒーローで…良くテレビに出てますわ…」

 

…ホラー映画か?

 

リンクの中では、テレビの特番で見た妖怪メデューサが頭の中に浮かんでいる

 

「…見られたら石にはされないよね?」

 

 

「「何を想像した」のですか?」

 

若干引き気味のリンクに突っ込む二人…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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ヒーロー事務所?

最近ゼルダの伝説のネタ小説が増えて来て嬉しいです♪

他の執筆者の方も楽しいネタを沢山作って下さい♪


金曜日ーウワバミプロダクション前

 

あの後は、ハニートラップに注意しろと八百万さんが口を酸っぱく言ってきたが

 

「大丈夫だって!蜂の巣から蜂の子良く取りに行ったから刺されないよ、心配性だな…」

 

と言い返したら、八百万さんが頭を抱え、一緒に行くと言って、ウワバミプロダクションにインターンの依頼をしたが駄目だったようだ

 

今は、プロダクションの前にいるのだが…

 

「ここか…でも…何か違う感じがする…」

 

シィも肩から覗いている

 

「どう見ても芸能事務所であります…」

 

事務所の入り口には、ドラマの新番組のポスターやモデルみたいなポスターが貼られている

 

「副業デ女優ヲシテイルッテ、八百万サンガ言ッテタワヨ」

 

 

 

事前に調べようとしたら、八百万さんに「行けばわかる」と言われたので調べていないけど…

 

「ポスターが沢山あるからわかるって事なのね」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ウワバミプロダクションー玄関?

 

中に入ると、写真やポスターが大量に貼られていた

 

入り口に、内線があったので案内の番号に電話する

 

トゥゥゥ、トゥゥゥ…ガチャ!

 

『ハイ、受付です。』

 

「すみません、雄英高校の牧場と言いますが…」

 

 

『…あ!伺っています。どうぞ奥の部屋にお入り下さい』

 

すると、ロックが解除され、奥に進める様になった

 

「…よし!頑張ろっと」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

応接室

 

この部屋にもポスターが貼られている

 

入ってすぐにポスターの人がいた

 

「来たわね、牧場リンクで間違いない?」

 

「はい!よろしくお願いします。ウワバミさん」

 

ウワバミさんは、立ち上がり壁の方を指差し

 

「早速、そこに立って貰える?」

 

?いきなりなんだ

 

「はい…こうですか?」

 

リンクは指を指された所に立つ

 

ウワバミさんは、リンクの顔や体を見ていく…

 

「…うん、顔もまあまあ、体格はヨシ…Mt.レディから聞いてた通りね…確かヒーロー名はリンクだったわよね」

 

「はい…」

 

「よし!リンク!一緒に着いてきて…あ、書類はそこに置いといて、後でファックスさせるから」スタスタ…

 

ウワバミさんは早足で部屋を出ていく

 

「…どんな仕事だろう…」

 

ウワバミさんに着いて行くリンク

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

雄英高校サイドー昼休み

 

「はぁ…」

 

 

ため息を着く、八百万さん…

 

気に掛ける蛙吹さん

 

「…元気無いわね、八百万ちゃん」

 

「…いえ、リンクさんが、…変な利用されてないか不安で…いえ、今頃、天然が全面に出て、オカシイ事になって無いかも心配で…」

 

「ケロ…牧場ちゃんの天然ボケは凄いものね」

 

芦戸さんも加わる

 

「わっかる!突然、ぶっ飛んだ事になるよね!」

 

 

瀬呂も加わる

 

「確かに…周りの妖精?の奴の性かわからねえが、何かしら起こるよな」

 

尾白も加わった

 

「まぁまぁ…流石に今回は大丈夫じゃ…女優ってガード固いし…」

 

「「「甘い!」わ」ですわ」

 

女子陣に突っ込まれる尾白

 

耳郎もトークに加わる

 

「このインターン…リンクの犠牲者は…何人だろ…女優やってるヒーローでしょ…年上の人が多いだろうし…」

 

諦め気味の耳朗さん

 

八百万さんが続く

 

「そうですわよね…年上ですものね…沢山美人スタッフがいますし…」

 

…波動先輩を背中に乗せて、言いなりになってたのを見て、クラスのほとんどに、シスコン疑惑がかかるリンク

 

上鳴が峰田に聞く

 

「なあ!確か、今日の夜、特番、生中継だよな?」

 

「!ウワバミも確か出てる…もしかしたら…ヤベェ!牧場が絡むと神回の予感しかしねぇ!!予約すっか!(ゲス顔)」

 

ドエロモードの峰田は、牧場が何かをする事を期待している

 

「…今日はテレビで争う事はなさそうね」

 

蛙吹さんは呟く…

 

 

1ーAは夜にTVを全員で見ることにした

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

午後ーヒーロー基礎学終了後ー女子更衣室

 

 

 

制服に着替えている時、蛙吹さんが耳朗さんに聞く

 

「そいえば耳朗ちゃん?」

 

「なに?」

 

「仮免試験の休憩の時、牧場ちゃんのヒーリング受けたのよね?どんな感じだったの?」

 

「な!!////ここで聞くのか!?」

 

「分かれば、テレビで牧場ちゃんが、何かやらかした時、すぐにわかるわ」

 

耳郎は少し考え、コッソリ蛙吹さんに話す

 

「…(なんていうか…初恋で、好きな人と手が触れた時、「あ…なんか気持ち良い…」ってなるじゃない?)」

 

「うんうん…」

 

「…(それを、引退前のオールマイト先生のラッシュにした感じ…)」

 

 

「ケロ……随分乙女な例えだけど、本当?」

 

蛙吹さんも流石に驚く

 

「…あれ…多分1回ヤられると、…抜け出せなくなる、マジ////」

 

真剣に答える耳郎さん

 

「…逆に試してみたいわね」

 

余計気になった蛙吹さん

 

「ね~ね~!どうなのぉ?」

 

「ケロォ…」ヒソヒソ

 

蛙吹さんは、芦戸さんや他の女子だけに伝える…

 

 

 

 




ありがとうございました。


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お仕事?

六本木ー某所ースタジオ内

 

リンクはというと、怪しい[カマロのダンス]を踊っていた

 

 

「…(本当にこれはヒーロー活動?)」ウネウネ…

 

スタジオに入るなり、有無を言わさず、渡された服に着替えさせられ

 

ゲルド民族の服…【ゲルド族・淑女の服】を着て、メイクUPさせられてしまった…

 

似たような服を着たウワバミさんが、一緒に踊りながらカメラに向かって

 

『月夜の魅惑、受け継がれる思い、太古の歴史に裏打ちされたホットヨガ・ムーンカマロ…貴女も月夜の美しさを手にいれない?』

 

 

…ヨガ教室のCMのバックダンサーをしていた

 

カチャコン

 

「はい!OKです!お疲れ様でした。」

 

…やっと終わった

 

ウワバミがメイクを変えながらリンクに言う

 

「なかなか良かったわよ!ここまでゲルド服が似合う人はいないわ、ダンスも滑らかだし…3日後を楽しみにしてなさい♪写真見た時から思ってたけど、本当、性別間違えてるわよね…少しはスッキリした?随分、追い詰められた顔だったけど」

 

…どうやらこの仕事…追い詰められてる僕を解消するための気遣いだったようだ

 

「…どうもありがとうございます。」

 

リンクは女装は物凄く嫌だと、顔には出さない様にしていたが…

 

「ムッハー!!…良い////…次はセーラー服でお願いするであります!やっぱり似合うであります!////」

 

女装したリンクに興奮しまくったシィが、男の尊厳を殺しにかかってくる

 

…あれ?どうしてこんなに女装が嫌何だっけ?

 

…ダメだ 、思いだそうとすると頭痛がする

 

とりあえず、ウワバミさんにこの後の予定を尋ねる

 

 

「ウワバミさん、この後は…」

 

「あぁ…このままテレビの生中継よ、リンクはもう着替えていいわ」

 

 

小さくガッツポーズをするリンク

 

「えぇ~~…まだ着てほしいのがあるであります…」

 

…男の女装の何が面白いのか…

 

リンクは速攻でメイクを落とし、作務衣と頭にタオルを巻いた姿になった

 

首のオカリナと腰のシーカーストーンは忘れない

 

「やっぱ普段着が落ち着く…」

 

「…次こそは…フフフ…」

 

シィは何かを企んでいる

 

 

この作務衣が、めんどくさい事になるとは知らずに過ごすリンク…

 

「へ…ヘックション!…何か寒気が…」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

雄英学校サイドー放課後ー八百万部屋

 

八百万達が作戦会議をしている

 

「…リンクさんのあれ…どうにかならないでしょうか…」

 

議題は[リンク天然暴走を止める]

 

芦戸さんも発言する

 

「…置物ハンマーはやり過ぎって思ったけど、普通にしてるし…」

 

蛙吹さんもはなす

 

「…ケロ…手作り料理とかで相手の胃袋を鎖のレベルで掴んでるのに、全く気付かないでいるわ」

 

葉隠さんも混じる

 

「確かに…林間学校のカレー食べてから、なんか物足りないよね…学校のご飯も美味しいのだけど…」

 

…実体験を話す蛙吹さんに耳朗さんも話す

 

「オマケに、ヒールオペは、【くすぐったいだけ】と思い込んでるから、誰にでも気にせず、された方はとんでもない事になってるのに…あの後…あ」

 

「「…あの後?」」

 

皆が、耳郎を見る

 

「…着替えに行っただけ///」

 

 

…微妙な空気になった

 

 

 

 

「…何かリンクさんの苦手な物って…無いものでしょうか?」

 

八百万さんは色々思い返す

 

大砲、槍、ナイフ、アサルトライフル、手榴弾、ハンマー…古今東西の武器は粗方やってる

 

「何かね…もうわかんない!」

 

芦戸さんも酸攻撃はかなりやってる

 

 

 

「…最近は、大ボリュームでも耐性出てるし…」

 

耳朗さんは、ジャックをいじりながら話す

 

蛙吹さんが、話す

 

「…今思ったんだけど、市役所のリンクルさんか、ラナさんに聞いたらどう?師匠だし、あんな感じなら色々知ってるんじゃないかしら」

 

「「「あ…」」」

 

 

八百万さんはハイラル市役所の電話番号を携帯で探し始める…

 

 



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生中継

夜ースタジオ内

 

リンクは脇からウワバミさんが、ロッククライミングをしている様子を見ている

 

【戦え!!VS○○スポーツ対決】

 

タイトルで何となくわかるが、新しく放送されるドラマの主演の人やアイドル等のリリース、デビュー等の人を呼び

 

スポーツ対決をしていく番組

 

ウワバミさんは、今度のドラマ[絶対に逃がさない]という恋愛物のドラマ側で、少し動きやすい格好をしている

 

番組側の最強チーム?と3つの競技に参加する

 

他に今度デビューするって言う5人の女性バンドチームもいる

 

皆ペンギンっぽいレオタードを着ている

 

…まあ良くある奴だ

 

近くのテーブルに台本があったので、見たら最下位は広告件を罰ゲームを受け、最大1分の告知時間が与えられるようだ

 

優勝すると、出演者には、温泉旅行

 

視聴者の中で、Dボタンで何処が優勝するか当てた人の中で抽選で、サイン付きドラマ関連グッズが当たるらしい

 

司会者がどんどん進めていく

 

「さあ!現在のトップは[逃がさない]チーム!流石にプロヒーロー!身体能力はピカイチ!クライマーアタックは目を見張る物がありました!!…対してホワイトプリンセスは…このままだと罰ゲームだよ~」

 

…最下位は女性バンドチーム…

 

「ゴメ~ン!本当!」

 

イワトビペンギンの人がクライミングを失敗したので、最下位に落ちてしまった

 

そして最後の競技、タイムペダリングへと繋いでいく

 

タイムランナーは、1分間でサイクルマシンを漕ぎ、機械計測で何処まで進めるかと言うもの

 

因みに番組最強チームは、高校自転車インターハイ優勝人

 

ハンデとして40秒しか漕がない

 

リンクはその様子を見ていると、横からADッポイ人に肩を叩かれた

 

「スミマセン…ちょっと…」

 

 

とりあえず、スタジオを出る

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

スタジオ前ー廊下

 

ADッポイ人の話を聞くと…

 

「えっと…身代わり?」

 

「スミマセン!!本当!体格と服が似てるので!どうか!振りだけなので!」

 

罰ゲームの足つぼマッサージの人が、番組のロケ弁のカレーでお腹を壊したらしく、そのまま救急車で運ばれたらしい

 

「…後でウワバミさんにも言って置いて下さい…」

 

あんまり考えずOKをするリンク

 

「ありがとうございます!少しだけメイクをさせて下さい!こちらへ…」

 

…そういえばシィの姿が見えない

 

後で探そう

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

メイクルーム

 

メイク中に、ケミィが、変わった笛を渡してきた

 

「これを吹くです♪」

 

少し長い笛だ

 

「……あれ?」フー…フー…

 

試しに吹いたが音が出ない

 

「…ソレ犬笛ジャナイ?音階アルミタイダケド」

 

ナビィには音が聞こえたようだ

 

 

ケミィは答えた

 

「それで[癒しの歌]するです」

 

…なにを企んでやがる

 

「コウイウノモ良イワネ」

 

…ナビィはもう笛に入っちゃったし

 

コンコン…

 

「そろそろお願いします!」

 

ADッポイ人が入って来た

 

「はい…」

 

扉が開くのと同時にシィも見つけた

 

「あ、シィ…何処行ってたの?」

 

「ちょっとそこまで…フヒヒヒ…」

 

…本気で何をしてやがった

 




ありがとうございました。

ホワイトプリンセスは、イメージしづらい人は、けものフレンズのPPPを検索してください


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罰ゲーム?

スタジオ内ー舞台袖

 

ADッポイ人が服装をチェックしている

 

「じゃ、合図したらお願いします」

 

…行ってしまった

 

ケミィが作務衣のポケットから顔を出す

 

「はやく鳴らすです」

 

シィも服の胸元から顔を出す

 

「間に合わないでありますよ♪」

 

…リンクは疑っている

 

「…何を企んでるんだ?」

 

シィが答える

 

「まぁまぁ、これは特別性な笛であります、犬しか聞こえないでありますから、隠密行動にはいいでありますよ?」

 

「良いからやるです♪」

 

…今まで飛んでもない事になったが…

 

「…なんかあったらオヤツ抜きだからな」

 

 

リンクは犬笛を吹く

 

♪~[癒しの歌]~♪犬笛バージョン

 

音は聞こえない…一応発動はしているのは感覚で分かるのだが…

 

今までと違って全く外見からはわからない

 

「…どうなってるの?」

 

ヒーリングオペレーションの様にはなっているようだが…

 

「成功であります!」

 

「妖精科学はセカイいち~」

 

ケミィ達が喜んでいる

 

そうすると出番なのか、ADッポイ人が合図をしている

 

「…待って!まだ解除してな…」

 

リンクは慌てて笛を吹こうとするが…

 

「早く行って下さい…」グイグイ

 

ADっぽい人が背中を押していく…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

舞台

 

司会者が案内をしている

 

「あーら残念!ホワイトプリンセスの皆さんは罰ゲーム!!」

 

ボーカルのロイヤルペンギンっぽい人が泣いている

 

 

「え~ん(泣)」

 

「…本当にゴメン!あそこで落ちなきゃ…」

 

イワトビペンギンっぽいドラムの人が慰めている

 

 

「一体なに?罰ゲームって…」

 

コウテイペンギンっぽいギターの人が不安になっている

 

 

「痛いのはやだよ!」

 

ジェンツーペンギンっぽいベースが嫌がっている

 

他にフンボルトペンギンっぽいキーボードの人がへたりこむ…

 

司会者はBGMと共に罰ゲームを紹介する

 

「今回の罰ゲームは…こちら!『激痛!1分健康足つぼマッサージ』!!」

 

 

そしてリンクがドライスモークの中から押し出されてくる

 

「…(もう、ヤるしかない)」

 

リンクはヤケクソになっている

 

 

さっきウワバミさんは笑顔が大事と言ってたので、しっかり笑顔を作っている

 

「え…この人なの?…」

 

イワトビペンギンっぽい人がジィ…と見てる

 

「……////」

 

ジェンツーペンギンっぽい人がリンクを見とれている

 

 

司会者が説明する

 

「この激痛マッサージに1分耐えて頂きます!耐えた分だけ告知時間が得られるから頑張ってね~」

 

 

…ウワバミさんそんなに口を開けて驚かないで…成り行きなんです…

 

そして運命の足つぼマッサージタイム…

 

じゃんけんの結果、クライマー対決に出てたイワトビペンギンっぽい人が受ける事になった…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アライアンスー談話室ーテレビの前

 

皆がテレビを見ている

 

『あーら残念!ホワイトプリンセスの皆さんは罰ゲーム!!』

 

ワーワー…

 

「…今のところは問題ありませんわね」

 

八百万が紅茶を飲みながら見ている

 

「だから皆心配し過ぎだって…」

 

尾白が声をかける

 

「ケロ…」

 

芦戸がしゃべりだす

 

「待って、…あれ…リンクじゃない?」

 

 

スモークの中から出て来たリンク

 

『今回の罰ゲームは…こちら!『激痛!1分健康足つぼマッサージ』!!』

 

「「やっぱり…」」

 

女子陣は、この後の展開が予想出来ていた

 

「…なんか、押し出された感じで出て来たな…また巻き込まれた?」

 

耳郎さんは、しっかり観察する

 

リンクは登場こそ、慌てていたがすぐに笑顔になり、いかにもって人の振りをする

 

 

「やれ!牧場!良いとこ見せろよぉぉぉ!!(ゲス顔)」

 

峰田が待ってましたと言わんばかりに興奮し…

 

「うるさいわ!」

 

「うご!」

 

蛙吹さんに粛清される峰田

 

 




ありがとうございました。


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指圧? ※表現注意

チーム名が直って無かった所があってスミマセン…


スタジオ内

 

現在、罰ゲームがセットされている

 

イワトビペンギンっぽい人が顔を青くして、椅子に向かって歩いて来る

 

…?右足を庇ってる?

 

変な歩き方をしている

 

「こんなの…楽勝だって!」ガタガタ…

 

強がるイワトビペンギン…

 

リンクはコッソリ聞く事にした

 

「…(右足何かしたんですか?)」ヒソヒソ

 

するとイワトビペンギンっぽい人は頷き、椅子に座り、台の上に両足を置く

 

腰にタオルがかけられ、司会者の人が進める

 

 

「覚悟はよろしいですかな!?…それでは指圧スタート」ピィィィィ!

 

癒しの力を目と手に集中…

 

…どうやら足を捻ったようだ

 

リンクは足つぼマッサージの振りをしつつ、捻った足首に癒しの力を送る…

 

 

「…!!!ピエーーーー!!////」ジタバタ!

 

癒しの力を送られたイワトビペンギンっぽい人奇声をあげながら、暴れる

 

 

 

「イワビー!頑張って!」

 

「お願い!耐えて!」

 

「頑張れ!」

 

他のメンバーから応援が飛ぶ

 

「ふ!く…きゅい~!!」ガクガク…

 

…踵の靭帯が傷ついてる…多分クライマーの時の物と思われるが…

 

…光って無いからどのくらいの強さが出てるか良くわからない

 

このくらい?

 

「はっはっは…////うひゃん!!!~~~~~!!」プルプルプル…

 

声を出すまいと口を押さえるペンギンさん…

 

…ちょっと強かったか

 

 

司会者が最後のカウントダウンに入る

 

「頑張って!後10,9,8,…」

 

お腹を押さえるイワトビペンギンぽい人

 

「…もう…だめ…む…////////」ググ…

 

腹筋するように上半身を前に倒す

 

 

司会者のカウントが終わりを告げていく

 

「3、2、1…はい!クリア!!広告は1分間…スタート!」

 

 

イワトビペンギンっぽい人は、ふらつきながらも立ち上がり、スタッフからフリップをもらい

 

チームの告知をする

 

「ほ…ホワイト…プリン…セス…アルバム…が…発売します…特別抽選…券も入ってるから…よろ…ン…////////」プルプル…

 

 

…足首は治したのに、腰に力が入ってない…強すぎたのかな?

 

 

 

司会者が番組をエンドロールへ進める

 

「はい!頑張りました!皆さんまたお会いしましょう!」

 

…そして番組が終了する

 

監督が声を皆にかける

 

「お疲れ様でした!打ち上げはあちらでやりま~す」

 

 

ウワバミさんが凄い勢いでリンクに向かって歩いて来る

 

「ちょっと!なんで指圧の人がリンクなの!?」

 

 

ADっぽい人も来た

 

「スミマセン!自分がお願いしました!罰ゲームの人が救急車で運ばれて…」ペコペコ…

 

「…すみません、何か不味かったですか?」

 

リンクはウワバミに尋ねた

 

「あんたね、他の社のアイドルあんなにしちゃって…」

 

するとイワトビペンギンの人がこっちに来た

 

「……あの…足首ありがとうございます!ひねちゃって痛かったんですけど、全然痛く無くなって…何処のお店何ですか?今度行きます////」

 

「えぇ!イワビー足つぼマッサージにハマったの!?」

 

ロイヤルペンギンっぽい人が後ろから来た

 

 

リンクは答える

 

どうやら復活したようだ

 

「いや…指圧師じゃなくて、ウワバミさんの所でインターンやってる雄英高校のリンクって言います。なんか、罰ゲームの人、病院に搬送されたらしくて、足首にやったのは、癒しの力の奴っす…大丈夫でした?」

 

 

「…そう…なら…ちょっと時間あるか?打ち上げ一緒に…///」

 

イワトビペンギンの人がスケジュールを聞いてきた

 

そこにウワバミさんが入る

 

「ゴメンね、リンクはそろそろ帰さなきゃいけない時間なの…行くわよ!」

 

「は…はい!…じゃ」

 

リンクはウワバミさんに付いていく…

 

「あ…」

 

ポツンと残ったイワトビペンギン…

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

控え室

 

ウワバミさんは個性の確認をしている

 

「…じゃ、あれは痛めつけてないってことね」

 

「はい、くすぐったいだけと思ってます。前に公園の擦りむいた子供にやったらゲラゲラ笑ってたので…」

 

ウワバミさんは、癒しの歌の効果を確認している

 

「そう…」

 

「何時ものオペレーションとは違うから効果の出方も違うでしょうが…」

 

「…それ、Mt.レディも受けたの?」

 

Mt.レディ?…そういえば、事務所でもそんな事言ってたな

 

 

「はい、Mt.レディのはかなりキツイ奴ですが…」

 

そりゃ、ライクライクや大デクババあんなに喰らってればな…

 

「そう…帰ったら私にもしなさい」

 

 

 

 

 

 

今何て言ったウワバミさん!?

 

 

 

 

するとシィがポケットから顔を出してきた

 

「ならフェアリーアンチエイジングDXコースなのであります!」

 

 

※サブエピソード[ナビィの使い方]より

 

 

 

「こら!余計な事言うな!」ググ…

 

「アブブ…」

 

リンクはシィを押し込む

 

ウワバミさんがシィの言葉に反応する

 

「何か…隠し事?私の前で…良い度胸ねぇ…」

 

ウワバミさんの頭の蛇がリンクの首に巻き付く…

 

顔に凄みが増している…これが噂の…女帝!?

 

※違います

 

「いえ!合宿の時にケミィ達が勝手に作ったオペレーションの練習です!プッシーキャッツのマンダレイとピクシーボブ、虎さんが犠…受けた奴です!…初心者にはあんまり…と言うかやめた方が…」

 

リンクは何とか、諦めて貰おうと頑張るが…

 

「そう…ならそれにするわ!ヒーローは常に美しくなければならないわ」

 

…もう…知らない!

 

また密造酒が出来ない様にしないと…

 

※林間合宿2Day07より、やり過ぎると、[ハートの器]が生成される

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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癒しの歌 ※表現注意

アライアンスー談話エリア

 

ライブ放送のを見ていた1ーA

 

特に峰田はイワトビペンギンっぽい人がお腹を抑え、上体があがった時に強調された2つのお山に大興奮だ

 

「うおおおお!!神回ィィ!!良くやった牧場!」

 

峰田は称賛を上げて喜んでいる

 

それに対して殺意に歪む何時もの女子陣…

 

芦戸さんが確認する

 

「…やっちゃう?」

 

そして八百万さんが状況分析

 

「まず、状況の確認ですわ」

 

蛙吹さんが、峰田を拘束

 

「ムグー!!ムグム!」

 

「そうね…しっかり証拠揃えなきゃ…峰田ちゃんが録画してるから押収すればいいし…」

 

 

 

芦戸さんは乗る気満々

 

「リンクルさんの情報は生かさないとね♪」

 

……市役所のリンクルさんに電話をして、リンクの嫌がる事を聞いた八百万達…

 

 

「…ヤオモモ~大きさは?」

 

最終チェックする芦戸さん

 

「バッチリですわ!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ウワバミプロダクションー仮眠室

 

21:00

 

戻って来リンクは、扉を取り付けていた

 

ウワバミさんが気になっている

 

「なんで扉なんか…」

 

取り付け終わったので、ダイヤルを回して、シィの部屋にし…

 

「…どうぞ」

 

扉を開けて中に案内する

 

「どうぞってそこは壁…え…うそ!」

 

そしてウワバミさんが入っていく

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

どこでもキッチンーシィの部屋

 

何時もの様に、南国リゾート風養殖場が広がっている…

 

「なに?どうなってるの?へ?…いけない落ち着くのよ…」

 

…落ち着かないウワバミさん

 

シィとケミィがポケットから出て来て飛び降り

 

「では後は任せるであります!フヒヒヒ…」

 

「まかせるです♪」

 

ケミィ達は桟橋の方に歩いていく

 

リンクはウワバミさんに声をかける

 

「ウワバミさん…?ウワバミさん!」

 

 

「!…なにかしら」

 

…どうやら少し落ち着いたようだ

 

リンクはケミィ達に付いていく様に言う

 

「後はケミィ達が案内します。自分も後で行くので…」

 

「…わかったわ」

 

そうしてウワバミさんはコテージの方に向かう…

 

「こっちも着替えて、待つか…」

 

リンクは浜辺の小屋に向かって時間を潰す

 

 

25分後 ポッポー

 

 

(ポケモンセンターの回復BGM)

 

…本当に何処から流れてくるんだか

 

「…じゃ、向かいますか」

 

リンクは赤い甚平に着替えた

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

コテージ内

 

 

そしていたのは、紫のハイレグワンピースのウワバミさんが…

 

「ふゅ~…ふひゅ~…////」ピクピク…

 

少しおかしい呼吸音で、ライクライクのジャグジーバスで伸びていた

 

…近くの蛇は恐らくウワバミさんの物と思われる

 

「…前より酷くないか?」

 

一応ケミィに聞いてみた

 

「蓄積データがあるゆえ…」

 

…パワーUPしてるのね、はいはい

 

リンクはマッサージベットにうつ伏せでウワバミさんを寝かせ

 

「ン…い、いたいにゃにを…////」

 

リンクは[癒しの歌]をして、オペレーションモードとなり、ウワバミさんの脳から眼球、鼻、舌と上からオペレーションをしていく

 

…忙しい生活の性か、前頭前野の樹状突起が萎縮している

 

しっかり回復させねば

 

「ふー!ふー!あぐ!…」ガクガク…

 

…キツそうだ、中脳の多幸ホルモンを調整…

 

「う…あ゛~~~~!!///」ビクン!

 

暴れるウワバミさんの体を押さえるリンク

 

…そのまま首、肺、乳線葉と乳菅、リンパ腺を修復

 

…栄養偏ってるんじゃね?後で冷蔵庫を見てみよう

 

「ふ~!ふ~!ひぎい!!あ…あ…」ビクーン!

 

スペンス乳腺まで終わった

 

めっちゃ仰け反ったが、特に問題無いだろう

 

 

 

次は消化器菅…胃が尋常じゃない位小さい上に弱ってる

 

…普段、ホントに何を食べてるんだ?相澤先生みたいにサプリメント漬けじゃないだろうな

 

腸内も乱れてるし…?…大腸の辺りで動きが鈍い、これも治して置くか

 

そして、消化器菅が終わって

 

心臓…血液の浄化…肝臓…足…脹ら脛…

 

そして最後に膀胱と前立腺…

 

「ぎ!ああああああ!!!……は…は…」ビクン!ビクン!

 

…少し炎症があったのでついでに治しておこう

 

 

「ウワバミさ~ん…終わったっす…?ウワバミさん?」

 

「………」ピクピク…

 

…寝たようだ

 

ケミィ達がウワバミさんの服を着替えさせて、リンクは運び、ウワバミプロダクションの仮眠室で寝かせる

 

「…おやすみなさ~い」

 

 

 

リンクは静かに扉を閉じ、時計を見ると終電間近だったので、相澤先生に電話をし、今夜は電車が間に合わないので、こっちにお世話になる事を伝え

 

応接室のソファーを借りて、一晩を過ごすリンクでした

 

 




ウワバミさんの症状は、芸能人等に多い病気を参照にしました。

過度なダイエットによる栄養の偏り

ストレスによる脳の症状

待ち時間や移動が多いことにより、トイレを我慢し、炎症を起こす等になります。


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情報の大切さ

学校サイドーアライアンスー夜ー玄関

 

門限で、帰って来ると思われるリンクを待ち構える芦戸、八百万、耳郎…

 

しかし…

 

「お前ら、なにやってる…」

 

相澤先生が登場し、八百万さんが話す

 

「いえ、そろそろリンクさんが戻る頃だと思いまして…」

 

「…牧場なら戻らんぞ、終電に間に合わないから、向こうに泊まるってさっき連絡があったが…何か用事か?」

 

「「泊まり?」」

 

相澤先生の言葉に固まる3人でした。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

次の日ー早朝ーウワバミプロダクションーリンクサイド

 

リンクは、[どこでもキッチン]で、シィの部屋でシャワーを浴び

 

一回でて、ダイヤルを回して、キッチンで朝ご飯を作っていた

 

「やっぱり朝は白米だよね…」

 

ご飯、ワカメの味噌汁、目玉焼き、サバの塩麹焼き、ヒジキの煮物にサラダ

 

朝食はしっかり取ろう!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

応接室

 

ケミィ達と朝食を取っていると、ドタドタドタ…と走る音が聞こえた

 

…通路を覗くとトイレに走るウワバミさんの姿がチラッと見えた

 

しばらくすれば復活するだろう

 

 

ー15分後、ポッポー

 

 

「……うっそぉ…素っぴんなのに…」キラキラキラキラ…

 

 

そこには、血色が良くなって、本来のプルプルお肌になって、太陽光で反射するほどの輝きを手に入れたウワバミさんが、全身鏡の前で姿を確認している

 

血液の不純物も無くなって、酸素が回るようになったから体も軽いだろうし…

 

「ウワバミさ~ん、ご飯一緒に食べません?朝ご飯は1日のエネルギーの源です[ガシッ!]よ…」

 

いきなり肩を掴まれたリンク

 

「…昨日の奴…なに?」

 

…まずったか…

 

ウワバミさんにめっちゃ睨まれるリンク

 

「えっと…ハイラルの虫、[ライクライク]の亜種で、皮膚の上の角質の除去と活性化して、体内の不調はオペをしました…全部治したっす…悪い奴は全部大の方でまとまって出したハズ」

 

「…そう、他の人にはヤったの?」

 

「いえいえ…昨日言った人以外は…やってないですが…」

 

そう話すと、ウワバミさんは近くの椅子に座り、意味深に話し出す

 

「…そう、また今度お願いするわ、でも…少し手加減しなさい…でないと…【殺されるわよ】、リンク」

 

「えぇ!?なんで!??」

 

…まさかのリピーター、しかも殺されるって…

 

「…わざとやって…ないわね、その感じを見る限り…ハァ~…」

 

…ため息つかれた

 

その後、一緒に朝食を取り、次の仕事をする

 

今日は、警察と盗難品の売買を押さえるって奴だ

 

…やっとヒーローっぽい仕事になってきた

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

横浜ー中華街ー南西部

 

ウワバミさんの車で1.5時間…現場に到着

 

「お疲れ様ですウワバミさん」

 

私服警察の人がウワバミさんに挨拶に来た

 

「ご苦労様…案内をお願いできるかしら?」

 

「はい、こちらへ…その方は?」

 

私服の人がリンクに気付いた

 

「今ウチに来てるインターンのリンクよ…一緒に参加するわ」

 

「わかりました。こちらへ…」

 

 

…取り敢えずウワバミさんに付いていくリンク…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アパートー1室

 

部屋に入ると、カメラが外に向かってセットされており、カメラの先にはある店があった

 

警察からの最終チェックが入る

 

「今回、ヒーローのウワバミさんには、先に中の様子を確認して貰い、取引を確認後、令状を持って私達が突入します。…その子はどうしましょう」

 

私服警察の人がウワバミさんに聞く

 

「その子は、戦闘も出来るから個性で暴れた犯人の時に、警察と一緒に突入させるわ」

 

「…わかりました。おい、着替えたら行くぞ」

 

いきなり最前線?

 

「え、いきなり良いんですか?」

 

リンクは戸惑っている、するとウワバミさんが言った

 

「バックアップの大切さ、身を持って体感しなさい、私がサポートしてあげるわ」

 

「…了解!」

 

 

リンクはヒーロースーツ[コキリ族の服]に着替え、[ロウラルの盾]、[マスターソード]、[一心の弓]、をセット

 

腰に[ビタロック+][クローショット]をセット

 

矢筒に[氷の矢]をセットし付いていく

 

肩にはウワバミさんの蛇がいる状態で私服警察と付いていく

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

15:00ー突入予定場所より50m離れたワゴン車内

 

指令部より連絡出来るように待機しているリンク

 

 

「…」

 

すると無線が飛ぶ

 

『こちら本部、ヒーローウワバミが取引を確認、突入!』

 

「来たぞ!しくるなよ!新人ヒーロー」

 

「はい!」

 

私服警察、約20名が一斉に入っていく

 

リンクは先頭に混じって走って行く

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

取引現場ー地下倉庫

 

警察が入っていくと、木箱が山積みにされている所に出た

 

「警察だ!動くんじゃねぇ!」

 

 

 

「な…警察!?ヒーロー迄…」カチャ…

 

男3人がこっちに向かってドスや銃を構える

 

「お巡りさん!下がって!」

 

リンクはトライフォースの力を発動させ、マスターソードに手をかける

 

左手に持ったビタロック+で銃を持つ奴を止め、加速する

 

リンクは銃を2回切りつけ、ドスの人に向かう

 

「く…来るな!!」ブンブン!

 

闇雲に振り回す犯人に盾でリンクは突っ込む

 

「セイヤ!」

 

「ぐへぇ…」グシャ!

 

 

リンクはドスの男を壁に押し付け、ドスを持った手を蹴り、ドスを落とさせる

 

ビタロック+が解除され動く銃の犯人は

 

「が!!いってぇ!…が!!」カシャン!

 

「確保!」

 

突然、銃が上に吹き飛び、バラバラになり、そのまま犯人は、警察に手錠を掛けられた

 

 

「クソ!逃げ…」

 

もう1人の男が隠し扉から逃げ出そうとしたので、

 

「ふ!」ギリギリ…バス!

 

リンクは弓を構え、氷の矢を解き放つ

 

 

「ごあ!か…から……」ペキペキペキ…

 

逃走しようとした犯人は、氷漬けになった

 

 

…取り敢えず全員かな?

 

『リンク!聞こえる?』

 

?ウワバミさんから無線だ

 

「はい、こちらリンク」

 

『犯人はまだ、近くにいるわ、私のスネークの方向を調べて…』

 

「了解」

 

リンクは蛇を床に置き、いつでもマスターソードを抜ける様に構えるながら、行った先を調べようとすると…

 

「ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!…来るな!ヒーロー!」バン!…バン!

 

物陰に隠れてた犯人がリンクに向かって銃を放つ

 

「ハイハイ!!」キン!キン!

 

リンクはマスターソードで弾丸を切り落とし

 

リンクはクローショットを構え、犯人に向かって放ち

 

 

「せい…ヤ!」ドス!

 

「べふ…」グシャ…

 

一気に引き寄せ、蹴り飛ばし、気絶させる

 

 

任務達成!!

 

 

 

 




ありがとうございました。


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新たな妖精

地下倉庫ー片隅

 

リンクは警察の証拠品の箱詰めされた物を運ぶ手伝いをしていると

 

「よっと…ん?あれは…」

 

骨董品と思われる船の機銃があり、その下にシィ?が丸まっていた

 

…何かを探しているようだ

 

「おい、勝手に触っちゃダメでしょ、シィ…」

 

リンクがつまみ上げると、明らかに服装が違うシィが居た

 

「な…なんでオレを掴めんッス?普通の人には見えないハズッス…」

 

?あれ?

 

するとシィが顔をポケットから出す

 

「なんであります?私ならここで…!砲撃妖精…」

 

「な!なんで艦載妖精がいるッスか!?…テコとはこの人提督!?」

 

…スッゴい懐かしい会話をしている気がする

 

「…て事は、シィと同じタイプの妖精って事か、提督じゃないよ、妖精は見えるが…」

 

「…ズルいッスよ!艦載妖精の癖に先に提督候補に宿るなんて!」

 

「見つけた物勝ちであります!…こっちに来るであります…」

 

…何かを話している

 

…色んな表情がここから見受けられるが…

 

あ…いま終わったようだ

 

 

「…なぁ提督候補さんッス、オレも仲間に入れて欲しいッスよ///」

 

…何を吹き込まれたのか知らんが、顔が赤い

 

「別に構わないよ、…名前…砲撃妖精だから『ショット』にして良いかな?」

 

「…ショット…オレの名前…あザーッス!」

 

すると右手の三角の痣が反応、光がショットを包む

 

「これが、噂のトライフォースの力…お世話になるッス!提督候補さん!」

 

「いやいや…リンクでいいよ」

 

「…そうっすか?じゃ、リンクの兄貴!よろしくッス!」

 

 

シーカーストーンから音声が飛ぶ

 

~~~~~~~~~~

 

シィの艤装コレクションが解放されます。巡洋艦クラス、戦艦クラスが解放されました。

 

艤装モデル[天龍]が使用可能になります。

 

 

~~~~~~~~~~

 

…艤装が使用出来るのが増えた

 

近いうちに試して見よう

 

ショットは、リンクとコミュニティを結んだ事により、他の人たちにも見える様になり、驚いていた

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

取引現場前ー歩道

 

 

 

リンクは最後の段ボールを運び出していた。

 

「よい…しょっと…」

 

 

「リンク!」

 

?、ウワバミさんに呼ばれた

 

「今日は、もう帰っていいわよ。明日チームUPのミーティングがあるから、10:00に市ヶ谷駅に来なさい。」

 

「了解です。…随分濃い時間を過ごした気がする…」

 

「あ…それと、良い?バックアップの基本は視野の広さよ、【最前線で戦ってる人は前に集中しがちになるから自分が第3の目にあげること】、覚えときなさい」コツコツ…

 

…ウワバミさんは行ってしまった。

 

今のがアドバイスか…

 

現地解散になったので、リンクは私服(ハイラルドジョウTシャツ)に着替え、寮に戻る事にした。

 

ついでにリンゴも買って帰ろう

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アライアンスー玄関ー18:00

 

「ただいま~」

 

リンクは、買い物をして帰って来た

 

「お!どうだった?インターン」

 

近くに居た切島が声を掛けてきた

 

「…ヒーローって色んな事をするんだね」

 

「お前、何があった…まあテレビにも出てたしな…」

 

?テレビ…え…

 

「…見てたの?」

 

「おう!皆で見てたぜ、最後のツボ押しの罰ゲームなんか峰田がヤベー事になってたが…どうした?顔を青くして…」

 

…ヤバい…、女性と関わると何か怒る人たちが頭を過っていく…

 

「ゴメン!ちょっと買い物で買いわ「牧場ちゃん、戻ったのね」…」

 

リンクはその場から逃げようと試みるが…見付かってしまう

 

遅かった…今度は何?銃?ハンマー?大砲?槍かも…

 

蛙吹さんに見つかった事により、八百万さんの物理攻撃を警戒してたが

 

「あら、リンクさん、戻ってたのですね。」

 

…あれ?以外に普通だ

 

「…ただいま…あれ?速攻でマシンガンが来るって思ったけど…」

 

「まさか!インターンで頑張っ来た人にマシンガンだなんて…」

 

…違和感が…凄く…あれ?

 

違和感に戸惑っていると耳郎さんも来た

 

「あ、リンク戻ったんだ、テレビ大変だったね…」

 

…耳郎さんも、おかしい…何時もならジャックの攻撃が来るのに…

 

…考え過ぎたか?

 

 

「…ま、何も無いならいっか」

 

リンクは部屋に戻る事にした

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

リンクの部屋

 

リンクはリンゴを部屋に置いて、ベットに横になろうとすると…扉からノックが聞こえる

 

コンコン…

 

「は~い…」

 

リンクは立ち上がり、扉に向かう

 

ガチャ…

 

「は~い…えっと葉隠さん?」

 

珍しく葉隠さんがいた

 

「あ、出て来た、ちょっと手伝って欲しいんだけど…いい?」

 

「ん…いいよ」

 

リンクは特に疑問に思う事なく、葉隠さんの手伝いをする事にした。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

女子エリアー1階ー更衣室前

 

流石にリンクは、足を止める

 

「いやいや…ここは不味いでしょう」

 

男の自分が、ここに入るのは気が引ける…

 

「大丈夫!私がいるから問題無し!早く!」グイグイ

 

「ちょっとわかったから…押さないで…」

 

リンクは中に入らされる

 

中には、八百万、芦戸、蛙吹、耳朗がおり、何故か中央椅子が置かれている

 

「…一体何が…」タラタラ…

 

リンクは焦っている

 

八百万さんが話す

 

「いえ、ちょっと手伝って欲しくてお願いしただけですわ」

 

芦戸さんも続ける

 

「そうそう!ちょっと、これに着替えて欲しいだけだよ?」

 

 

芦戸さんの後ろにあったのは、何処かの童話に出てきそうなお姫様服だった

 

ロングなホワイトのドレス…真ん中にピンクの模様

 

 

…うん!

 

リンクは逃げ出した!

 

しかし出口は葉隠さんが塞いでいる!

 

芦戸さんはジリジリ寄ってくる!!

 

「流石に疲れてるだろうし…ね!これに着替えたら、テレビの事を不問にしてあげる」

 

八百万さんはメイクセットを持っている

 

「サイズはピッタリのハズですわ」

 

耳郎さんは少し離れた所にいる

 

「…リンク、ゴメン、ちょっと見たいかも…ププ(笑)」

 

 

どうにか脱出しなければ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




用意した服は、ゼルダの伝説、神々2

ゼルダ姫の服を用意しました。


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男の娘

~~~~~~~~~~~~~~~

少し戻って金曜日ー夕方ーハイラル市市役所ーハイラル特別生物保護課

 

 

 

騒がしい市役所の中…皆仕事に追われている

 

 

リンクルは、書類に追われていた

 

「え~、無理無理!コッコ移動の書類、明日の14時でないと環境省と警察になに言われるか…無理なものは無理!」ガチャン!

 

 

机に電話を叩き付ける

 

「あああ!!また残業が!!」

 

15連勤で労働時間180時間超え、しかもラナが東京に出張したため、仕事が増えて、頭を抱えるリンクル

 

 

プルプル!プルプル!

 

「…あー!もう!」

 

ガチャ!

 

「はい!こちら生き物係…雄英高校?…繋いで…はい、こちら生き物係…」

 

『私、雄英高校の八百万と申します。リンクルさんはいらっしゃいますでしょうか?』

 

八百万さんが話す

 

 

「はい、私ですが…」

 

『…牧場リンクについてなのですが…』

 

 

「!!牧場君!?…あ」

 

周囲の人達が固まる

 

「…ゴク」

 

近くのゾーラ族が息を飲む

 

リンクに絡んだ事案は、業務量が通常の倍以上になることがあるからだ

 

季節の局地的変動、植物異常増殖、生態系の異常繁殖…多岐に渡る

 

近くにいたゴロン族も祈っている

 

『…実は…リンクの女性関係の事何ですけど…』

 

「…あ、そうですか…はい」

 

リンクルさんはジェスチャーでセーフと合図し、職員はホッとして、通常の業務にもどる

 

 

 

 

「…で、何があったの?」

 

『…最近、癒しの歌?でしたが、癒しの歌でオペレーションって呼んでますが、それを受けた女性が関係を結ぼうと増えてまして…』

 

「…新しい技か…でも体に悪影響は癒しの歌にないハズ…」

 

『でも、だんだん女性関係が増え続けるんです!もう6人超えてますわ!仮免も取れて活動に幅が広がったら何人増えるか…』

 

「…(あっちゃ~パウチが大分活性化してるわ…)で、懲らしめたいと…」

 

『…何か知ってますの?』

 

「まぁ、私は師匠だしね。…と言うか私の性、なんだけど…」

 

『?』

 

「昔、勇者の訓練ってことで風船にリンクを取り付けて魔獣島って凶暴な動物がいる島に送った時があるんだけど、その時襲われ安い様に、女装させて送った事があったのよ…それから女装をさせようとすると本気で嫌がるようになったから、いっそリンクに女装させれば?」

 

『…女装ですか?』

 

「えぇ、しかも女の子にしか見えないから、変態に誘拐されかけた事もあるし、私の身代わ…今の無し!、まぁ最悪、着させれば、どうにでもなるわ」

 

『…それってかなり怒るにでは…』

 

「大丈夫、大丈夫…あの子、親の教育の性か無駄にフェミニストっぽい所があるから、女に怪我はさせないわよ」

 

「そ…そうなんですの?」

 

「えぇ…(たまに来る逆襲が女性にはヤバいけど…)ヒソヒソ」

 

『?今何て…』

 

「ううん!こっちの話し、まぁやっちゃいなさい、私まだ仕事だから…」

 

『そうでしたか…ご迷惑お掛けしましたわ…』

 

「また、牧場君に何かあったら教えて?内容によっては登録がいるから…」

 

 

電話を切るリンクルさん

 

 

「…リンク…アイツ、仮免取ったこと師匠に黙ってるとはどういう了見かしら…確か、ハイラル市長の娘の警護の仕事あったわよね…東京に行く奴…(怒)」ゴゴゴ…

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

現在ー土曜日ーアライアンスー女性エリアー更衣室

 

 

リンクを追い詰める皆さま方…

 

リンクは交渉を試みる

 

「…わかった、なぜ女装なのか、話してくれないか?…ホントに女装だけわ!それだけは勘弁してください!!お願いです!ナイフでも槍でも王水でもロケットランチャーでもいいから!女装だけわ…」

 

リンクは必死に頼み込む

 

芦戸が話す

 

「…だから、男の娘なのに…明日もなんでしょ?疲れを残させる事するわけにいかないしぃ…1回女の子の気持ちがわかればいいかなって」チラ

 

今まで見たこと無い行動から、本気で嫌がってる事がわかった女子陣

 

そして葉隠れさんが背中からリンクを抑え込み…

 

「まぁまぁ♪座った座った♪…」グイグイ…

 

押されていくリンク…

 

シィとショットがポケットから脱出する

 

「ちょっと待つであります!」

 

…シィ!まさか助け…

 

「…ティアラも付けるであります!!」

 

そうして、小さな王冠をシーカーストーンから出すシィ

 

「だよな!お前はそうだよな!ショット…頼む(泣)」

 

 

ショットは少し考える

 

 

まず周囲を確認、次にシィを見て…

 

「…軍服も着せるなら手伝うッス…(すまねぇ、兄貴…これは逆らえねぇ…)」

 

 

ショットは制服フェチだった

 

「クソ!艤装妖精は変態ばっかか!」

 

「「違うッス!」であります!」

 

自覚無し!

 

 

 

 

 

30分後 ポッポー

 

 

 

 

 

 

「うぅ…うぅ…(泣)」キラキラキラ…

 

何と言うことでしょう(意味深)

 

そこには見事なお姫様?が…

 

「ぶふ!くくく…リンク…似合いすぎ…(笑)」

 

腹を抱え、直視出来ず、笑う耳郎

 

 

八百万さんは汗を拭い

 

「…ふう…完璧ですわ!(どや顔)」

 

 

芦戸さんは携帯を構えて、写真を撮る

 

「スゴ!!完全に姫になってる」パシャ!パシャ!

 

葉隠さんは興奮している

 

「リンク姫!///超可愛いんですけど!」

 

 

…殺せ!

 

 

「ねぇ!男子にも見せて上げよう!」グイグイ!

 

 

「ちょ…待って…」

 

 

芦戸さんに連れていかれるリンク…

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アライアンスー1階ーエントランス

 

 

芦戸さんに引っ張られて行くリンク…

 

「こっちこっち!」

 

「ちょっと待て!流石に…」

 

 

 

「なんだなんだ?…誰?その人?」

 

 

尾白に見つかってしまった

 

 

「あれ?お客さんか?」

 

 

「誰なのこの姫様!可愛い!///」

 

切島、上鳴と見つかっていく

 

 

「……何やってるんだ、牧場…」

 

唯一、轟が正体気付いた

 

「「「え゛…」」」

 

皆固まる

 

「くっそ!男にときめいてしまったぁ!!」

 

憤慨する上鳴…

 

リンクはそろそろ我慢が限界に近づいている…

 

「………」ゴゴゴ…

 

右手が光ので、パロメーターになってるので、女子もそれで終わらそうとした時、

 

「お前ら、なに騒いで…お客さん?どちらからいらっしゃいました?」

 

相澤先生が来たが、リンクだと気付いて貰えない…

 

「…牧場です」

 

ぼそぼそっと相澤先生に言うリンク

 

「……!!牧場なのか?…趣味も大概にしとけよ、ウワバミん所で目覚めたのか?…しかし良く化けたな…」

 

相澤先生は、マジマジと見ていると…

 

「すみませ~ん、新しく出来たアイテム試して欲しくて来たのですが…勇者くんは…」

 

玄関から姫リンクを見るラヴィオ先輩

 

「…beautiful…」

 

リンクは話す

 

「…僕が牧場です…」

 

「…?…!!!嘘だと言ってくれ!勇者くんにそんな趣味があったのか!!」

 

ラヴィオ先輩は、激しく動揺した

 

 

「…趣味じゃないのに(泣)」キラキラキラ…ズーン…orz

 

 

するとリンクは肩を叩かれた

 

「……牧場…」

 

「轟…助けてくれるのか…」

 

「……泣くとますます姫っぽいぞ」

 

「…イィィィィヤァァァァァァ!!」

 

 

止めを刺されたリンクでした。

 

 

腕輪を届けてくれたラヴィオ先輩とエンカウントしたが…今は会いたく無かった!

 

 

リンクは[ラヴィオの腕輪]を手に入れた!

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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チームUP

土曜日ー夜ー何処でもキッチン

 

リンクは角取さんのどら焼き仕込んでいたリンク

 

「……もう…いや…」

 

そう呟きながら、フライパンでリンゴバターを仕込むリンク

 

…そもそも治療行為なのに、なんで怒られるんだ?

 

ダメだ、考えても答えが出てこない

 

「…あ!焦がしちゃった…」

 

自分で食べよう

 

「…だめだ集中できない」

 

 

…そう考えるとイライラしてきた

 

「…ヤるか」

 

リンクはおもむろに引き出しから大量の妖精の粉と大量のブドウ糖

 

栗、花子生クリームに、妖精の泉の水…

 

他にも沢山の材料…

 

「ヤってやる…」ゴゴゴ…

 

~~~~~

・・・・

・・・

・・

[妖精のモンブラン+]が出来た!

 

[妖精のショートケーキ+]が出来た!

 

[妖精のチーズケーキ+]が出来た!

 

 

…後は食べさせるだけ

 

だた、その前に…

 

 

「あまあま!あまあま!」ジタバタ

 

すぐに寄越せと催促するケミィ

 

 

 

「はぁ…はぁ…」ダラダラ…

 

脱水になるんじゃないと涎を垂らすシィ

 

…コイツら抑えないと

 

 

「…マタアレヲヤル気?」

 

呆れるナビィ

 

 

 

「…なんなんすか?それ…」

 

未知なる物に好奇心を示すショット

 

ショットは初めてか

 

「ほら、食べてみなよ」

 

そう言ってショットにモンブランを渡す

 

「…なんすか?この何とも言えない誘惑…」

 

恐る恐る食べてみる

 

……パク…!!

 

「……ヤベッス!トマンネっす!!」ガツガツ!

 

結果は大丈夫の様だ

 

 

妖精の粉が入った料理…体内に入ってる間、栄養の吸収率を【極限】迄に上げ、負傷した所の回復をサポートしてくれる重要な食材…分量を間違えると、理性をたまにぶっ壊す事がある

 

…これで、後は置くだけ…

 

…さぁ!太るがいい!怪我や病気でない時に、これを食べた後の食事も排出されるまで極限まで栄養を蓄えらる!

 

普段の消費量からおよそ…3~5kgは太るはずだ

 

~~~~~~~~~~~~

 

※男女の腸内活動時間の違い

 

男性は消化吸収し、排出まで約7時間

 

女性は約30~120時間!

 

便秘だともっとだぜ!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

日曜日ー朝

 

アライアンスのB組前にいるリンク

 

 

ピンポーン

 

 

『はい…どちら?』

 

ブラド先生の声がインターホンから聞こえる

 

「1ーAの牧場です。角取さんから頼まれてた物を届けに来ました。」

 

『…わかった、入ってすぐの所に置いといてくれ』

 

「了解っす」

 

 

こうして届けた後は、そのまま市ヶ谷に向かうリンク…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1ーAーアライアンスー食堂

 

 

朝食後に女子エリアの机上に保冷剤と一緒に昨日の妖精スイーツシリーズが置いてある

 

 

紙にご自由にどうぞとだけ書いてあるだけ

 

「何?これ…」

 

葉隠さんが最初に見つける

 

「ケロ?ケーキ?」

 

蛙吹さんが確認し、ショートケーキを持って部屋にカエル

 

…駄洒落じゃないよ?

 

「何々?また気まぐれ放出?」

 

芦戸さんが来た

 

「何ですの?…あらケーキ…ご自由にってリンクさんの?」

 

 

八百万さんも来た

 

「スゴ!これ食べていいん?」

 

麗日さんも食べたいようだ

 

「なら今日の午後お茶会しません?」

 

「「賛成!」」

 

女子達は、午後にお茶会をする事になった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

市ヶ谷駅

 

一応約束時間になったが…

 

「リンク!」

 

…この声は

 

「久しぶり!元気にしてた?」

 

ラナさんが来ていた。

 

「久しぶりです!今日はよろしくお願いします!」

 

「よろしくね…ウワバミさんは?」

 

「えっと…まだ「リンク!」…今来た様です」

 

ウワバミさんが歩いて来た

 

「向こうの貸会議室借りてるから、行くわよ…そちらはハイラルのヒーローだったわね」

 

「はい、ハイラル特別生物保護科の所属ヒーロー・ラナになります。」

 

そう言って、ウワバミさんと名刺を交換する

 

「へ~市役所のヒーロー何て、初めてよ…」

 

「ハイラルは、資格持ってないと、出来ない仕事もあるので…牧場君にはこっちにもインターンに【是非】来て欲しい位ですよ」

 

「…ほう…大変そうね」

 

「えぇ…猫の手も借りたい位に…」

 

…なんだろう、顔を合わせただけなのに、何か黒いオーラを感じる

 

「ウワバミさん?行きません?」

 

「そうね…いきましょう、こちらへ…」

 

ついて行くリンク

 

…て言うかインターンってハイラルでも出来たんだ

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

会議室内

 

中に入ると久しぶりに会う人がいた

 

「あれ?キャプテン?」

 

セルキー船長とシリウスさんがいた

 

「おいおい!懐かしいじゃねいか…元気にしてたか!

?」

 

「ヤッホー」

 

シリウスさんは手を振っている

 

「元気にしてます!仮免許も合格したっす!」

 

「そうか…頑張ったね♪」

 

ズコ!…

 

セルキー船長のぶりっ子ポーズが炸裂

 

皆ずっこける…

 

…相変わらずっすね!

 

「えっと…何このアザラシさん…」

 

初めて見るセルキー船長のぶりっ子ポーズにドン引きするラナさん…

 

「…船長!いい加減それ辞めた方が良いですよ!完全に引かれてるじゃないですか!?」

 

…シリウスさんも相変わらずの様だ

 

メールのやり取りしてるから近況は何となく知っているが…

 

シリウスさんがリンクに話しかけて来た

 

「シィちゃんとナビィちゃん、ショットちゃんも元気?」

 

「えぇ元気にしてますよ…?」

 

…シリウスさんにショットの事はまだ話してないハズ…

 

しかも今は皆シーカーストーンの中にいる

 

…ちょっと確かめよう

 

~~~~~~~~~~~~

 

 

※ADHDあるある…無駄に鋭い時がある!

 

~~~~~~~~~~~

 

 

ウワバミさんがホワイトボードの前に立つ

 

「…では、これより「密猟者集団の逮捕」について…」

 

「ちょっと待って!!」

 

リンクはストップをかけた

 

「何?何かあったの?」

 

ウワバミさんが不思議がっている

 

 

リンクはシリウスさんに近付き

 

「…どうしたの?牧場君?」

 

「シリウスさん、ヒーローライセンス見せて?」

 

皆?がいっぱいだ

 

「どうしたの?」

 

「いいから…見せて?」

 

シリウスさんは自分のヒーローライセンスを見せる

 

「ほら…本物でしょう」

 

リンクはヒーローライセンスを取り、再度尋ねた

 

「シリウスさん…ヒーローライセンスの番号って言える?」

 

セルキー船長が怒り出す

 

「おいおい…疑ってるのか!?」

 

 

するとシリウスさんは答える

 

「…1462585420よ…合ってるでしょ?」

 

「えぇ…合ってます」

 

番号が全部合っていた

 

「ゴメン、あなた誰?」シャキン!

 

リンクはシーカーストーンから[八百万さんのサバイバルナイフ]を構える

 

 

「ちょっと待って!なんで疑うの?」

 

シリウスさん?は理解出来ない

 

「ちょっとリンク!説明しなさい!」

 

ウワバミさんに注意された

 

リンクは説明する

 

「…まず、ヒーロー番号…普通の人、全部番号言えないよね、優秀な潜入者ならなりきるのに、沢山の情報を記憶するから、普通は覚えない事まで覚えてる事が多い

 

次に、妖精について、シリウスさんにはまだショットの事を伝えていない…なぜ知ってる…僕と友達にならないと見えない妖精なのに…

 

最後に、シリウスさん…前にボーナスで、欲しかったサポート用のピアス買ったってメールしてましたよね?…今日はどうしました?何時も着けてるって言ってましたよね?」

 

皆、シリウス?を見て構える

 

「…あれは仕事中に無くして…」

 

「ダウト!!!なんで高くて買えなかったって言わないんですか!?」

 

リンクはトライフォースを高めていく…

 

 

 

 




ありがとうございました。


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イーガ団

会議室内

 

…リンクは、トライフォースの力を高めていく…

 

 

「…くくく…は!」ボン!

 

シリウスさんだと思ってた人物は、赤い服の忍者だった!

 

「野郎!俺の相棒に何しやがった!」

 

セルキー船長も取り押さえに入ったが…

 

「おっと!動くなよヒーロー…この女は、我等が[イーガ団]に預かっている…」

 

イーガ団の奴が、スマホを出すと、とても見てられないボコボコに殴られたシリウスさんが写っている

 

「「シリウス!」さん!」

 

 

イーガ団は、話し続ける

 

「さて、我々の要求は2つ、これ以上、我々調べるな…それと、リンク…貴様自身だ…」

 

…自分なのか?なぜ?

 

「そこの白魔女には、散々仕事の邪魔されたからな…わかったらこっちに来い!」

 

 

ウワバミさんや皆がリンクを見る

 

…情報が欲しいし、ウワバミさんの個性で追跡出来るかも…

 

「…わかった…腰のシーカーストーンには触るな、8年以上1m以上離れた事が無いんだ…」ポイ…

 

 

リンクはサバイバルナイフを捨て、トライフォースを緩め、イーガ団員に向かってゆっくり歩く…

 

 

「…よし、いい子だな…」

 

 

「「「リンク!」」」

 

ウワバミさんとセルキー船長の方を見て笑って言った

 

「……ちょっと行ってきます。また必ず戻りますから…」バチ!…どざ…

 

すると、リンクにスタンガンが当てられ、担ぐイーガ団員

 

「そんじゃ失礼するぜ…」ボン!

 

イーガ団員は煙と一緒に消えて無くなった…

 

 

ラナさんは、急いで携帯をかける

 

「……モシモシ…あ、リンクル!?ねぇ!あの子イーガ団に誘拐されたんだけど!?……へ?ほっとけ!?あんた!それでも師匠………確かに………わかった」pi!

 

携帯をしまう

 

「…ウチの本部より、連絡…」

 

セルシー船長とウワバミはラナさんを見る

 

「『あの子の事だから4日位で、自力で帰って来るからほっとけ』…だそうよ」

 

セルシー船長が怒りだす

 

「おいおい!!いくら何でもそれは無いんじゃねーか!!(怒)」

 

ウワバミも怒りだす

 

「そうよ!ちょっと前に仮免取ったばっかりの子が、犯罪集団に連れて行かれたのよ!今ならまだ、私の個性で追いかけ…」

 

 

ラナさんは話し出す

 

「…イーガ団は、ハイラル出身の敵集団…普通の…そこら辺にいる敵じゃない…意味わかる?」

 

セルシー船長は苛ついている

 

「普通じゃないならなおさら助けに…」

 

「ハイラルの出身は、どうして市ごと隔離されてるか…それは、ハイラル人は、大体、常識が通用しないからよ…分かりやすくいうと…ぶっ飛んでるわ」

 

「「??ぶっ飛んでる?」」

 

 

「二人共、リンクを見てたらわかると思うけど、世間ズレが酷いと思わない ?」

 

 

思い当たる節があるのか黙る

 

「ハイラルの中は…県外の人には、すぐ死ぬほど、常識が無い奴ばかり、そんな所で育った犯罪集団よ…そこら辺のヒーローじゃ役に立たない…でも、リンクは、それを倒せるだけの実力があるわ…いろんな意味で」

 

 

「随分信用してるのね?」

 

ウワバミさんがラナさんに聞いた

 

「だって、子供の頃から、見てましたから…ウチのリンクルの仕事を代わりにさせてたみたいですし…多分3日位に電話が来るから、そしたら向かえば十分ですよ。」

 

ラナさんは、また電話を掛け始める

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

???

 

 

リンクが目覚めるとそこは倉庫だった…

 

…微かに床が振動し、横に動いたりしている…船の中か?

 

…腰にシーカーストーンはあるが、何かお札が付いた鎖に縛られている

 

「…やっと起きたか…若いの…」

 

 

振り向くと髪を上で縛ったじいさんがいた

 

 

「お主も連れて来られた様じゃな…?…その右手…トライフォースか!?」ガシッ!

 

じいさんに右手を捕まれるリンク

 

「…えっと…じいちゃんは一体…」

 

「…ホッホッ…そうじゃった…ワシの名は、…シーワンじゃ…そっちは何て言う?」

 

「リンク…って言います。」

 

 

「リンク…か…まぁ良い、お主もあのイーガ団に捕まったんじゃろ」

 

「えぇ…でも、もしかしたら、ここにコドリの所の子供達がいるかも知れない…」

 

「そっか…よし!ワシも微力ながら手伝ってやろう…」

 

「…でもどうやって…」

 

「まずは、その腰の奴じゃな…ほい!」ブン!パアアン!

 

シーワンが空手チョップすると、シーカーストーンの縛っていた物が外れた!

 

「…じいちゃんって一体…」

 

リンクは驚いている

 

「ふぉっふぉ!…それより、良く聞くのじゃ、お主が来てからもう2日が立っておる、ここの中央にはオークションが行われており、ワシ以外にも沢山の妖精や動物が連れて来られておる…どうにかして、みんなを解放しなければならん…そこでじゃ…」

 

 

「まず、機関室に行って、ここのエリアのロックを解除するんじゃ…そして青い石があったらを壊して来い」

 

…随分詳しいな

 

「…なんでこんなに詳しいの?」

 

「海に関わる事で、ワシは知らない方の方が少ないわい…頼んだぞ…リンクとやら」

 

…シーカーストーンの中身はそのままだ

 

理解出来なかったようだ、リンクはシーカーストーンに呼び掛ける

 

「ナビィ、ケミィ、シィ、ショット出てこい」

 

「ふわ~…朝です?」

 

ケミィが寝ぼけて出てきた

 

 

 

「一体なにが起こったであります…!!あなた様は!!」

 

「どったんすか…!!…このお方!」

 

 

 

「し~!静かにせんかい…船妖精…」

 

「「むぐ!」」

 

…シィとショットが動揺している

 

このじいちゃん…シィ達と関わりが?

 

…シィ達の知り合いなら信用できるな

 

「…事情ハ聞キイテタワ…行クワヨ!」

 

「「「(おー!)」」」

 

全員救出するぞ!

 

 

 

 




ありがとうございました。


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捜索

??ー倉庫エリアー通路

 

リンクはヒーリングオペレーションモードで天井に引っ付いていた

 

 

「…たく、なんで俺が見回りなんだよ…」

 

…赤い忍者が歩いて来る

 

コツ…コツ…

 

 

後、3m…2…1…今!

 

リンクは飛び降り、忍者の頭上を取り

 

 

「!!……」Zzzz…

 

すかさず、頭に手を入れ、脳波…α波を活性化させ、睡眠状態にしていく…

 

「よいしょ…っと持ち物はカギと…バナナか…なんで?」

 

疑問に持ちつつ、持ってたカギで、眠ったイーガ団員は空いてる牢屋に入れて置く

 

「カギもしっかりっと…」カチャン…

 

 

リンクは[ラヴィオの腕輪]でまた絵になって、先を進める…

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

船内ー後部

 

…隠れながら進むと、扉から話し声が聞こえる…

 

『…もったいないよな…あんな良い女…ボコブリンの餌食にさせるなんて…』

 

 

『まぁ…ヒーロー何だからって見せ物にでもすんじゃね?』

 

『ホントに金持ちの性癖ってわからね~…』

 

…今ヒーローって言った

 

まさか、この船にシリウスさんが乗ってるのか?

 

 

リンクは隙間から部屋に入ってみる

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

監視室

 

中に入ると、モニターが沢山あり、様々な映像が流れている

 

イーガ団の構成員は二人で、メインモニターあるモニターを写っている

 

構成員とボコブリンに嬲るシリウスさんだった

 

「…(…コイツら、はっ倒す(怒))」

 

 

リンクは、絵モードを解除し、モニター前にいた二人に雷の矢を両手に持ち殴る様に先端を突き立てる

 

「「ぎぎゃあああ!!」」バタ…

 

念のためコードで縛って…持ち物はキーケースの中身にカギの束に…後は…またバナナか

 

モニターの場所は…B3Fの右舷か

 

モニタールームを探すと、船内の全体避難図を見付けた!

 

…この船…B4F~5F迄あり、地下エリアが従業員?用で1F~4Fが客室、5Fがブリッジになってる

 

写し絵に取って、モニターの場所に向かおう

 

 

 

リンクは船内マップを手にいれた!

 

カギの束を手に入れた!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

B3Fー右舷

 

何かを叩く音が聞こえる…

 

しかし、扉の前に構成員…少しデカイ奴がいる

 

…どうにかこっちに寄せられないかな…

 

とりあえずバナナを持ってるので投げてみた

 

…ポイ

 

 

…!バナナに寄ってきた!

 

リンクは少し下がって角に隠れ、[一心の弓]に雷の矢を構る…そして、バナナを捕る瞬間に放つ

 

「……」ギリギリ…バス!

 

「ぐぎゃ!…」ビリビリビリ!…バタ…

 

 

…コイツらアホだろ…絶対

 

痺れた奴を別の部屋に閉じ込めて…

 

 

また、絵になり、扉の隙間から入っていく…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

B3Fー右舷ー倉庫内

 

 

「ぎゃははは!これまでですか…ヒーローちゃん♪」ゲシ!

 

 

手に鞭を持った構成員が、シリウスさんを蹴飛ばす

 

「ぐ…けほ!ごほ!…」

 

グッタリしているシリウスさん

 

ボコブリンもバットを持って3体ほど囲んでいる

 

「…あ~あ…もう壊れちゃったか…お前ら、好きにして良いぞ」

 

構成員は合図をボコブリンに送り、カメラを構える

 

「「「buhibuhi!」」」

 

そうして、ボコブリン達が興奮しだし、シリウスさんに飛びつく…

 

 

リンクは絵になった状態で、構成員の死角に回り込み、思いっきり手刀を脳天から叩き込む

 

「このクズがあああ!!」ボコン!!

 

「グギャベ!…」どざ…

 

 

床に沈んだ構成員に驚いたボコブリンが、こっちに向かって来る

 

 

bugiiiiiiii!!

 

リンクは、マスターソードを取り出し、ボコブリンに急接近し…

 

「セイ!セイ!ハイヤー!!」

 

右から左と剣を振り、独楽の様に回りながら、ボコブリンの首を、はね飛ばすリンク

 

 

ボコブリンが絶命したのを確認すると、シリウスさんの容体を確認する

 

 

 

…全身に打撲、足の健に裂傷…逃走防止か?、骨も肋骨や腕、足6箇所骨折…顔は…もうぐちゃぐちゃになってる

 

「…ここじゃ無理だ、もっと落ち着ける所…1回さっきの爺さんの所に連れていこう…大丈夫…必ず助ける」

 

 

リンクはシリウスさんを抱き抱え、1度B2Fの後部に戻る事にした。

 

 




ありがとうございました。


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作戦

B2Fー後部ー牢屋

 

リンクは、1度、シーワン爺さんの所に戻って、シリウスさんを治療していく、医師に後で見せるため、事前に写真は取って置いてある

 

「…患部が多過ぎてオペっても追い付かない!これ以上は体力が持つか…」syuu…

 

現在、頭部と食道、胃、肺を最低限治している

 

ヒーリングオペレーションは、リカバリーガールと一緒で、やり過ぎは、体力を奪って逆に死ぬって注意されたし…

 

「…ゴメン!後で謝るから…」

 

リンクは[ハートのミルクスープ]を口に含み

 

シリウスさんの首を少し上げて、口移しで飲ませていく…オペモードで気管に入らない様に注意しながら流し込んで行く…

 

シュパァァァ…ペキペキ…

 

 

少し嫌な音をあげながら負傷した所が、修復されていく…

 

…足はオペで治して行こう

 

 

その後、肉体は完治させたが…

 

「…………」

 

…意識が戻らない

 

 

するとシーワン爺さんが肩を叩き…

 

「…この娘は、ワシは見といてやる…お主は、他の奴も頼んだぞ」

 

…そうだ、帰らなきゃ!ウワバミさんの所に…

 

リンクは、横になったシリウスさんと写真を取り、この船の通信で、メールが送れたら送ろうと考えた

 

 

「…後はお願いします。シーワンさん」

 

「頼んだぞ…」

 

 

リンクは、最下層を目指し、船内を進んで行く…

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

B4Fー機関室

 

 

絵になった状態で扉の隙間から中を覗く

 

…誰もいないようだ

 

中は天井が高く、奥のガラスの先には船を動かす為のタービンが見える…

 

リンクは中に入り、少し進むと…

 

ガシャン!

 

入って来た扉にシャッターが降りた!

 

 

「ははは!やはり来たな!このまま死ね!」キラン!

 

 

忍びが3人現れた!

 

 

リンクはマスターソードを取り出して、対峙する

 

リンクは中段に剣構え、トライフォースを解放していく…

 

最初の奴は、左から凪ぎ払いの様に切って来る

 

 

それを右手のマスターソードで受け、腰落とし、左足を前に出し、左手で相手の脇腹に拳を叩き込む

 

「げふ!」

 

 

そのまま下から上へ切り上げを行い、相手の右太腿から腰に向かって、切り捨てる

 

 

動け無くなった相手を蹴り飛ばし、2人目にぶつけ、部屋の隅に追い込む

 

3人目は、突きの構えからの右肩に突き刺し、[リモコン爆弾]を投げ、バックステップし、爆発させる

 

「ぎああ!!」BON!!

 

 

最後は[雷のカチューシャと指輪]で、止めを差す

 

 

リンクは指パッチンの構え取り、音を鳴らす

 

パッチン!

 

するとカチューシャが反応し、近くの忍び3人に雷が落ちる!

 

 

「「「あべべべ!…」」」ビリビリビリ…

 

 

少し香ばさが機関室を漂う

 

 

…もういないようだ

 

シャッキン!

 

…シャッターが開いた

 

奥に進もう…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

機関室ー奥

 

シーワン爺さんが言った様に変な機械にセットされた青い石があった。

 

…これ…昔、ジャックランタンが暴れてた時の石に似ている

 

※幼少編ー修学旅行より

 

リンクはオカリナを構え、ゴロン族になる

 

♪~[炎のボレロ]~♪

 

 

ゴロンモード!

 

そして、[巨岩砕き]を構えて…

 

「ゴ~…ロ!!」ブン!

 

バッコーン!

 

機械ごと、岩を砕くリンク…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

シーワンサイド

 

 

…シーワンの体が輝き始めた

 

「!…上手く行ったか!トライフォースの力が戻って来た…流石、運命の子じゃな…まだ完全出はないが…」

 

牢屋の扉から騒がし音が聞こえる

 

『おい!開かないぞ!カギはどこだ!』

 

『さっき監視部屋に行ったら奪われてた!あのガキ!!』

 

 

シーワン爺さんは扉に手を向け、結界を張る

 

「…こっちは任せるのじゃ!」

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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布石

B2Fー牢屋前

 

石を破壊した事を報告に行こうとしたら、扉の前に忍びが4名ほどいた

 

 

無理矢理壊して入ろうとしている

 

「やっぱりもうバレてるか!」

 

リンクは爆弾矢を構えて、1番奥にいる奴にぶつける!

 

BoN!!

 

「ぐわ!」

 

「いたぞ!あっちだ!」

 

「逃がすな!客にバレたら面倒だ」

 

忍びはこっちに向かって来る

 

リンクは後ろに下がりながら、シーカーストーンを操作し、[マスターソード]から[雷電の剣]に交換し、立ち向かう

 

「死ね!」

 

相手は物凄く早く移動しこっちに向かって来る

 

リンクは、相手の攻撃に対し、受け流す様に体を回転させていく…

 

「フ!…セイヤ!」 ブン!

 

「あばばば…」ビリビリビリ…

 

そして、痺れた忍びを掴み、投げ飛ばし、巻き込んだ所から剣で痺れさせていく

 

…扉の前には誰もいなくなったのを確認し、リンクは声をかける

 

「シーワンさん!中は大丈夫!?」

 

すると扉の中から声が聞こえる

 

『戻ったか!』

 

「石を破壊した!カギっぽいのも手に入れた!後は何かある!?」

 

『もう1つ石があるはずじゃ、…上の…多分3階か4階の方から感じる…それを破壊すれば、ワシは元の力を取り戻せる…』

 

…元の力?

 

「わかった!ここはお願い!」

 

リンクは上の階層に向かって走っていく

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

B1Fー通路

 

上に上がると、様々な声や鳴き声が聞こえる

 

…なんだ?

 

1度絵になって、声の所に向かっていく

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

B1Fー舞台下

 

中に入ると、台車で運べる檻が並んでおりその中身は、

 

「…マジかよ」

 

モグマ族にズナ族、キュイ族、ゴロン族、ユキワシロ…様々なハイラルに住む妖精がいた…

 

上からも声が聞こえる

 

『さて…次はこの生物!ゾーラ族の子供です!ゾーラ族は、川に住み、大量の水の浄化を行う事の出来る希少生物です!…では1000ドルから…』

 

 

…マジでオークションが行われている

 

中を進むと、リト族の子供がいた

 

「…なぁ、ちょっといい?君ってコドリの所から、はぐれた子?」

 

「!!コドリ先生の知り合いですか!?」

 

「コドリに頼まれて、助けにきた…他のやつは?」

 

「…ごめんなさい…上に連れていかれた後、別の部屋に行ったみたい…」

 

…売却済みは別の部屋なのか…

 

「わかった、今カギを開けるね…」

 

リンクはマスターキーでカギを開ける

 

 

「おい!何をしている!」

 

やば!

 

「セイ!」ブン!ビリビリビリ…

 

「ギピイイ!!」…

 

リンクはダッシュし、気付いた奴を雷電の剣で痺れさせる…

 

アブね…

 

「なぁ兄ちゃん…あんた、俺らを助けてくれるのか?」

 

後ろのモグマ族が声をかけて来た

 

「そのつもりだけど…」

 

「よっしゃ!早く開けてくれ!」

 

そうして、リンクは檻のカギを開けていく…

 

 

 

 

全部の檻を開けて、解放していく…70体位いそうだ

 

みんな解放した所で、状況を整理していく

 

「…みんな無理矢理連れて来られたんだね?」

 

リンクはモグマ族に確認をとる

 

「アンヤロウ!次は滅多打ちにしてやる!」

 

「ゴロ…何か手伝えるゴロ?」

 

ゴロン族が手伝いをしてくれる様だ

 

「なら、出来るだけ多くの皆で上の会場で暴れて欲しい…怪我はしない様に、僕はその間に、売却された奴も解放して、ブリッジを乗っ取る…そうすれば、僕達の勝ちだ」

 

モグマ族が了解してくれた

 

「わかった…他の奴らを頼む」

 

「わかってる」

 

 

リンクは、さっきの人が来た扉を開ける

 

すると階層で上のステージに上がれる様だ

 

「お返ししてやるゴロン!」

 

ゴロン族は気合いが入っている

 

「あんちゃん!怪我するなよ!」

 

ユキワシロに怪我を心配された

 

「…よし!行こう!」

 

リンクは階段をかけ上がっていった

 

 

 




ありがとうございました。


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エポナの歌

1Fーホール

 

リンクは自分のスマホのカメラをムービーにしてポケットにいれ、カメラのレンズだけ、少し出す形にし、

 

他の皆とかけ上がる…

 

上がると眩いスポットライトの真ん中に囚われのユキワロシがいた

 

「な!なんだ貴様!」

 

仮面を被った司会者に、下の方を見ると、同じような仮面を被った参加者達…100…いやもっといるな

 

ゴロン族が壁になり参加者の所に突っ込んていく…

 

「やってしまうゴロ!!」

 

「お返しだぜ!」

 

ゴロン族、モグマ族、リト族と続いていき、その後ろから、キュイ族、ユキワロシがチコマカと続く

 

 

「お前ら!取り押さえろ!」

 

司会者が指示を出し、忍びが動き出す

 

リンクは、オカリナを構え、暴れる妖精達のサポートをする

 

♪~[エポナの歌]~♪

 

メロディを奏でると、妖精達が本来の能力が強化されていく…

 

ゴロン族はより固く、重く、強くなり

 

モグマ族は、爪と腕力が強化されて

 

ユキワロシは、角と首の筋力が強化

 

リト族は、飛行能力

 

キュイ族は背中の植物が成長…

 

ゾーラ族は全体的に筋肉が増強された

 

「ヤベェ!負ける気がしねぇ!!」

 

調子に乗りまくるマグモ族

 

 

そしてリンクに忍びが襲いかかる

 

「このやろう!」

 

リンクは、走り出し、ある生物を出した

 

ハイラル最強生物[コッコ]である

 

ケミィ達のサポートの元、ありったけのコッコを投げまくるリンク

 

コッケコッコー!!!

 

コケコココケココケコ…

 

 

「げ!…あだ」ゲシ!

 

忍びもコッコの恐ろしさを知っているようで、少し下がろうとするが

 

ぶつかったコッコが怒りだし、周囲の人を無差別に襲いかかる

 

その様子を確認したあと、リンクは反対の舞台袖に走り、売却済みのハイラル生物を解放していく…

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

4Fー、コーガの部屋

 

広々とした装飾の豪華な部屋に1人金を数えているイーガ団総長、コーガ…

 

「ひぃ、ふぅ、みぃ…すげぇ今日も笑いが止まらぜ…」

 

売上に満足していると…

 

「コーガ様!大変です!」

 

幹部クラスの構成員が来て報告する

 

「なんだ!騒々し…」

 

「現在逃走したリンクが、ハイラルの生き物を解放!会場で暴れ回っています!しかも、アイツの個性で捕獲した時より凶暴になっています!手に終えません!」

 

「なーにー!!アイツの腰の奴は俺達一族の鎖で縛ったのじゃねーのか!!作ると高いんだぞ!あれ!」ガタ!

 

「わかりません!奴は普通に使えてます!」

 

「くそ!だからハイラルの奴らは、気が抜けねんだ…オレも出る!」

 

コーガが様子を確認するため、下の様子を確認に向かう

 

 

 




ありがとうございました。


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VSコーガ総長

2Fー船首ー甲板

 

リンクは1度外に出て、クローショットで上って行こうとして構えた時…

 

「いたぞ!!!!!リンク!良くも俺様の船で暴れてくれたな」

 

そこにはメタボった赤い忍者がいた

 

…俺様の船?てことはコイツが親玉か?

 

リンクは聞く事にした

 

「誰だ!あんたは!」

 

するとメタボな忍者が語り出す

 

「よくぞ聞いてくれた!俺様は…強く!逞しい男!それが俺様…イーガ団総長…コーガ様だ!!」ビシ!

 

…カッコをつけるために色んなポーズを決めたが…お腹のメタボが全てを台無しにしている…

 

コーガサマーか

 

「お前がボスなんだな!良くも友達を…はっ倒してやる!コーガサマー!」

 

「コーガサマーじゃない!コーガ様だ!覚悟しろ!!!」

 

 

コーガ総長は船首の方に飛び、青く透明な壁を作り、頭上に、2m位の岩を作る

 

「はっはっは!これでも喰らえ!」

 

すると壁を解除し、岩を投げ付けて来る

 

「うお!!」ダッシュ

 

 

横に逃げるリンク

 

「はっはっは!逃げろ逃げろ!どうせお前はここで死ぬのだから!」

 

また岩を作るために壁を作り、頭上に岩を作っていく…

 

…頭上?

 

リンクは弓を構え、木の矢を準備する

 

「はっはっは!もう諦めたか?大人しく…」

 

壁を解除した瞬間に矢を叩き込む

 

「…セイヤ!」ギリギリ…バス!

 

 

「つぶベフ!…グギャベ!」 ガス!…ヒュ~ングシャ!

 

頭上の岩が落ちて、自爆したコーガ総長…

 

「おのれ!俺様を本気にさせたな!!」

 

すると空中に飛び上がり、甲板中央の上で岩を2つ旋回させながら待ち構えるコーガ総長

 

「はっはっは!流石に2つは対処…」

 

えい!

 

リンクは頭上に岩が来るタイミングで矢を放ち…

 

「ぶは!…ゲビバ!!」

 

頭上に落ちた岩で、墜落したコーガ総長を、全力で[ゴロン族のガンドレット]で思いっきり殴る

 

「セイヤ!!!…あ」ガシュ!

 

「ぴぎゃああああ〇#▲△〇""〒■〇""■〇!!!」メキョ…

 

位置が悪く、男の弱点にめり込んでしまった!

 

…なんか…ゴメン!

 

「く…く…それでもヒーローかぁ!!!」

 

悶絶しながら訴えるコーガ総長

 

…そっとしておこう

 

「降参しろ!コーガ総長!これ以上は見てられない!」

 

色んな意味で…

 

「おのれ…何処までもフザケやがって……」

 

コーガ総長の上に巨大なトゲ鉄球が現れた!

 

「これで…潰れろ!」

 

リンクは走りながらマグネキャッチを取り出し、トゲ鉄球に照射する

 

「…よし!お返しな!」

 

リンクは、キャッチした奴で、コーガ総長に叩き込む

 

「おいおいおい!ちょっと待…」ドガアアン!

 

…悪は消えさ…

 

「このが~き~……」

 

…まだだった、耐久力あるな

 

「フッフッフ!これが一族の最終奥義!フンヌゥゥゥゥ!!」

 

シュイイン…ゴトン!!

 

さっきの鉄球の2倍位大きい物が、リンクとコーガ総長の間に出来る

 

「はぁっはぁっはぁ……はっはっは!あまりのデカさにビビっただろう!これは一族の長だけ…ん?」

 

ゴト…ゴロゴロ…

 

鉄球が、コーガ総長の方に向かって転がっていき…

 

 

「え!ちょっと!止まんな…ぎえええぇぇぇぇぇ…」ドッボーーン!

 

…海に落ちたコーガ総長

 

やっぱりコイツらアホばっかりだろ!!

 

リンクは眉間にシワを寄せ、天を仰いでいる…

 

「卑怯者~!!後は手下達~!任せたぞ~…」バシャバシャ…

 

…あれ?もしかして…逃がした!?

 

リンクは慌てて海を覗くが、もういなかった…

 

…諦めよう

 

最後は明らかに自爆だし…ムービーも残ってるし…いいよね♪…いいよな…いいんだ!

 

 

 

リンクは無理矢理言い聞かせて、艦橋を目指す

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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船橋

4Fー通路

 

通路を進むと一際デカい扉があった

 

ここだけ、カギではなく、カードがいるようだ

 

…カードか…今頃海に落ちただろうな…

 

なんとなく、適当に持ってたカードを読ませて見た

 

「……ソンナノデ開クワケ[ピピ!カシャン…]…何ヲ読マセタノ?」

 

財布に入っていたカードで開いてしまった!

 

「…[激安の勇者・マロマートのポイントカード]だけど…世の中便利になったね、安くなっても勇者ってことかな?」

 

…ナビィが呆れている

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

4Fー コーガ様の部屋

 

 

 

船の中を進むと、やたら豪華な部屋に出た

 

何故か自画像の絵画が飾ってある

 

「…趣味悪」

 

他人の趣味をとやかく言うもんじゃないが

 

「何か…!あれ…」

 

機関室にあった石と同じ物を見つけた

 

「こいつも…セイ!」ガシャン!

 

近くにあったイーガ団の物と思われるコーガ団長のブロンズ像で石を破壊する

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

B2Fー牢屋

 

シリウスさんの毛布を掛け直すシーワン爺さん

 

すると、またシーワンが、輝き出す…

 

「フォッフォッフォ…良く…やったのう…すっかり力が戻ったわい…これで元に戻れるの~…」

 

シーワン爺さんは、シリウスを背負い、リンクの元に向かう…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

5Fー船橋

 

 

リンクは雷鳴の剣で、最後の戦いに挑んでいた

 

「ハ!」

 

相手は風斬り刀で突きをしてくる

 

それに合わせる様に切り上げで、相手の剣を弾き、そのまま突き刺し痺れさせる

 

「セイ!ハイヤー!!」カキン!ズシャ!

 

「あばばばば…!」ビリビリビリ…

 

…これで艦橋には人がいなくなった

 

コイツらも、荷物固定用のバンドで固定して…

 

中を捜索していく

 

「シィ、ショット…操作出来そう?」

 

シィ達が状態を確認していく…

 

「…大丈夫ッス!行けるッス!」

 

「サイドスラスターも大丈夫そうであります!」

 

~~~~~~

 

※サイドスラスター、大型船についている横に移動するためのプロペラ、主に急速旋回や狭い所の旋回に利用される

 

~~~~~

 

リンクはGPSで船の位置を見ている

 

「現在地…父島から南東に320km…思ったより離れてなかったな」

 

経済水域(EEZ)迄、120km…この船のスペックなら2時間って所か…

 

リンクは防災用のアンスンス放送機を見つけたので、他の奴に全館放送をかける

 

ガチャン

 

「船内の皆様へ…この船は日本に戻ります!ハイラルに戻るぞ!協力に感謝する!」

 

船から歓声が聞こえる

 

…他の奴は無事の様だ

 

「リンク提督!指示を出すであります!」

 

「初号令ッス!」

 

…なんか気合いが入っている…

 

「よし!面舵一杯!進路北西290度の方角!」

 

「「了解!」」

 

サイドスラスターを展開し船首の方角を合わせていく

 

「推進確認!ピッチ38°、1000rpm…よしッス!」

 

~~~~~

※ピッチ…プロペラの角度の事、大型船はプロペラの角度を調整する事により、前進や後進を行う船舶が多い

 

※rpm…エンジンの回転数の事、船のエンジンは高速回転が凄く苦手、少ない回転でトルクをだし、一定の力で回転し続ける事が得意

 

~~~~~

 

よし…後は通信…これか!

 

衛星電話と無線機があった

 

「えっと…学校の方がいいかな…それとも…あ…梅雨さんの番号にしよう」

 

セルシー船長に連絡取れるかもだし

 

日本の海上保安庁に電話しても経済水域外だもんな…

 

 

リンクは梅雨さんに電話をする事にした

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

雄英高校ーアライアンスー夜中ー蛙吹さんの部屋

 

ぼーっと携帯を見る蛙吹さん

 

「…牧場ちゃん…」

 

ここ2日間まともに寝ていない…

 

そこに、電話が掛かって来る

 

知らない番号だ

 

「…ケロ…」ピ!

 

普段は知らない番号には出ないのだが、出た蛙吹さん

 

「もしもし…」

 

『亀よ~亀さんよ♪いや、この場合はケロちゃんよの方がよかったか?』

 

「牧場ちゃん!!今何処!?」

 

『今海の上、密猟集団[イーガ団]の大型船からかけてる、悪いけど、セルシーせ…』

 

「なにやってるの!心配させて!また誘拐されて報道が凄い事になってるわよ!」

 

『…そんなに?』

 

「そうよ…相澤先生の所行くからちょっと待って」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

太平洋ー船

 

受話器を取ったまま固まるリンク…

 

「わーお…凄い事になってたのね…」

 

『おい!聞こえるか!牧場!』

 

あ、相澤先生だ

 

「はい牧場です」

 

『今何処からかけているんだ…』

 

「えっと…」

 

GPSを確認し

 

「太平洋にいます。父島から300km南東です」

 

『…お前、どうやって電話をしている』

 

「えっと、イーガ団って密猟集団のオークションの船を乗っ取り、今日本に向かって進路を取ってます。経済水域迄後…2時間って所です。」

 

『…なんだと、お前、敵船を乗っ取たのか?』

 

「えぇ、オークションの商品…ハイラルの生き物や人質のシリウスさんも無事です。まだ目が覚めませんが、負傷はこっちで治しました。医師の手配と、セルシー船長にも連絡をお願いします。」

 

『わかった…こっちも海保に連絡する…経済水域に入ったら救難信号を飛ばせ』

 

「了解…」

 

『後…よく生きてたな』

 

「皆とウワバミさんのアドバイスのおかげです。」

 

 

『そうか…学校で待ってる』

 

「了解ッス!」

 

リンクは受話器を切り、コンパスとGPSを見る

 

「…よし、順調順調…」

 

外を見ると、朝になりはじめていた

 

「…コドリの子供達とシリウスさんの救出にイーガ団の団員捕獲、コーガ総長の討伐?…客も密猟品だ知ってるだろうから黒だろうし…」

 

…ま、しばらくは活動は無理だろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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正体

昨日新しいヒロアカ22を買いました。


船橋

 

この船は、もう少しで経済水域に入る…

 

シーワン爺さんがシリウスさんを連れて、ここまで上がって来たので、驚いたが、本当にこの爺さん…何者なんだ?

 

シリウスさんは船橋の中にあった休憩用と思われるソファーベットで寝かしている

 

「リンク提督!そろそろ信号やるっす!」

 

…何故か提督と言われているし

 

「わかった、えっと…救難信号は…っとこれだ」

 

リンクは艦橋から外に出る所にあるロケット花火の用な形のヒモを引く

 

すると、赤色灯はクルクル回る

 

これで、海保か海自がキャッチしてくれるまで待つ

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

経済水域内

 

しばらくすると無線が入って来て、海上保安庁の巡回船が4隻きた

 

空にもヘリコプターがいる…でも海保のでは無さそうだ

 

…随分来たな

 

イーガ団と幹部、乗客(多分、黒)、ハイラルの生き物とそれぞれの船に乗り、最後の1隻はイーガ団大型船の誘導をしていた

 

ラナさんとも、ハイラルの生き物の方に乗って行った

 

登場が魔導書をばら蒔き、足場を作って三角飛びで船に乗って来たのはびっくりしたが…

 

イーガ団員の誘導していると、後ろからシーワン爺さんに声をかけられた。

 

「では、リンク…わしはこれにて失礼する…」

 

「じゃあ…あの船に乗って…ええええ!!」

 

ザッポーン!…

 

いきなりシーワンの爺さんが海に飛び込んだ!

 

「じっちゃああん!!」

 

リンクは海を覗くが跡形もない

 

「どうしたの?」

 

ラナさんが聞いてきた

 

「今シーワン爺さんが海に…」

 

慌てて伝えるが…

 

 

「シーワン?…あぁ…あの人?なら大丈夫よ」

 

「???なんで?」

 

リンクは疑問で一杯になった

 

 

「そろそろね…」

 

ラナさんは海を見ていると…

 

ブフォォォォォ!!

 

ザッパアァァァン!

 

 

海から現れたのは40mは越える大きな白い鯨だった

 

 

「クジラああああ!!」

 

初めて見る本物のクジラに興奮するリンク

 

 

「あれは、ハイラル特別重要保護生物…【海王】私も生で見るのは初めてだけど…迷いの森の奥にいる、デクの樹サマの海版ってとこね…見られたら幸運が来るって言われるわ…会える確率は…宝くじの1等レベルかしら?」

 

 

…嘘!!

 

「僕…そんな偉い人?相手になんて事を…」ガタガタ…

 

色々失礼な事をしまくっているのにアワアワするリンク

 

 

「ん~…多分大丈夫よ…ほら!」

 

ブシュゥゥゥゥゥ…キラキラキラキラ…

 

海王様が潮を吹いて、出て来た光る粒が空に舞い上がり、巡視船の上を包む様に降り注ぐ…

 

「キレイ…うわ!」キュイィィィィィン!!

 

そして、リンクの右手の痣が反応し、光る粒が、右手に触れると、トライフォースが反応している

 

頭の中に声が響く

 

『…リンク…お主のおかげで、本来の姿を取り戻せた。感謝の印として、[海王の雫]を与える、困った事があったらいつでも海に来るがよい、力になるぞ…』

 

 

「海王様…ありがとうございまーす!!!」

 

 

 

『あの青髪娘も、そろそろ起きるからの~…』ざっば~…

 

そう言って海に潜って行った

 

え!そうなの?

 

 

出来るだけ大きな声でお礼を言うリンク

 

 

 

右手の痣が変化した!色がより濃くなった!ラメが入った様にキラキラしている…

 

 

リンクは[海王の雫]を手に入れた!

 

 

~~~~~

海の妖精王に認められた証、勇気のトライフォースに海王の力が付与されます。

 

水龍の鱗に補正が付きます。

 

シィ、ショット等、海に関わる妖精に、海王の恩恵が与えられます。

 

~~~~~

 

 

ビィィィィィ…

 

 

?小型のエンジン音?

 

 

 

 




ありがとうございます。

シーワン爺さんは、夢幻の砂時計の海王でした!


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再戦

海上保安庁ー巡視船ー甲板

 

リンクが小型のエンジン音に気付いて、その方向を見ると、コーガ総長が、モーターボートで逃亡するのが見えた。

 

「!!あの野郎…」ダ!

 

リンクはダッシュし、[クローショット]を手にして、高速船に向かって飛ばす

 

バシュ!……ガキ!

 

船外機を上手く引っ掛かった!

 

「いきなりどうした!?」

 

海上保安庁の職員が声をかけてきた

 

「アイツがこの密猟集団のボス…うわぁ!」グイ!

 

思いっきり引っ張られ、海に投げ出されるリンク…

 

「く!(ダメだ、艤装が間に合わない!)セイ…ヤ!」バッシャーン!

 

リンクは海に投げ出される間に、[ロウラルの盾]の腕を入れる所に足首に引っ掛け、スノーボードの様に海面に着地、即席のウェイクボードで、引っ張られて行く…

 

「リンク!?」

 

事態に気付いたラナさんが、船の中をダッシュで来た

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

海上ー巡視船付近

 

コーガ総長が操縦するモーターボートに引っ張られるリンク

 

「お前!しつこいぞ!!!」

 

コーガ総長はリンクに喚き声を上げている

 

「かちゃましい!こんなアホ集団に捕まったなんて、シリウスさんが浮かばれるか!!シィ!ショット!艤装展開準備!!」キリキリキリ…

 

「「了解ッス!」であります!」

 

 

慣れない盾ボートなので少しづつクローショットを巻き取って行くリンク

 

「こんのお!」ブン!

 

コーガ総長が岩を作って投げて来る

 

 

「げ!まーがーれー!!」ザバババ…

 

リンクは重心をずらし、スライドしてかわしていく

 

「いつでも大丈夫ッス!」

 

ショットの声が聞こえた、準備は出来た様だ

 

 

コーガ総長のモーターボートは方向転換し、速度を上げて行く

 

「はーっはっはっは!!そんなに付いて来たいなら来るがいい!」

 

コーガ総長が向かった先には、巡視船がいた

 

「そのまま潰れてしまえ!!」

 

コーガ総長のモーターボートは、巡視船のすぐ手前で、ターンする

 

「!…ヤバい…」

 

このままだと巡視船に叩きつけられる!!

 

パキン!ズザザザザ!

 

すると、水面にスロープが出来てリンクはそれに乗り、巡視の上を飛び上がる

 

巡視船の方を見ると、ラナさんが、魔法障壁でスロープを作ってくれた様だ

 

 

「リンク!!ちゃッちゃとやちゃいなさい!!」

 

ラナさんの声が聞こえる

 

 

「ありがとう!ラナさん!!艤装用意!」

 

「「了解!」」

 

シィ、ショットが返事をすると、足元に青いマークが現れ、文字に[天龍]とかかれる

 

空中で、装備されていく艤装、今までとは違い、結構デカめ、眼帯に頭にアンテナなのか、カチューシャが付けられる

 

すると鎖が海から伸びて来て、軍刀がリンクに向かって飛んでくる

 

リンクはキャッチし、クローショットを解除

 

そのまま着水し、スピードスケートの様に、モーターボートに近付いて行く…

 

「待たんかーー!!」ズザザザザ…!

 

少しづつ近付くリンク

 

「リンク提督!どうせならブチ込むッス!」ウウィィィィ…

 

「ブチ込む?」

 

ショットに聞き返すと、背中の砲身が勝手に動きだした

 

「いつでも大丈夫ッス!撃って欲しかったら『撃て』とお願いするッス!」

 

…ものは試しだ

 

「ショット!撃てぇ!!」BAsunnN!!

 

DOcooooooN!!

 

背中にある2本の砲身が一斉に放射し…

 

前にいた、モーターボートに直撃し、3回ほど水面に叩かれ転覆した…

 

「く~…この感じ!久し振りッス!」

 

テンションあげあげなショットはいいのだが…

 

生きてるのか…

 

「…ぶはぁぁ…いきなり何するんだぁぁぁぁ!!!」

 

水面からコーガ総長が浮いてきた

 

良かった、生きてたか

 

 

 

その後、コーガ総長もクローショットの鎖で縛って引っ張り、巡視船に引き渡した

 

 

 

 

 

 

 

そしてタラップを上がっていると上にラナさんがいた

 

~~~~~~~~~~

※タラップ…船に乗り込む為の足場の事

 

~~~~~~~~~~

 

「…何か言うことは?」

 

…怒ってる

 

「…飛び出してすみませんでした。」

 

ラナさんは少し見て…

 

「…解ればよし、今度からプロの指示に従いなさい!仮免勇者君」

 

「…はい、ラナさんが手伝ってくれて助かりました。ありがとうございます。」

 

リンクは笑ってお礼を言った

 

「キュン///……は!パウチが反応しちゃうじゃない!!」

 

ラナさんは魔導書でリンクを殴り…

 

「へぶ!!…と…わ、わぁぁぁぁぁぁぁ!」ドッボーーン!

 

バランスを崩したリンクは、タラップから落ちて、海でずぶ濡れになるリンクでした。

 

 

「あ…ゴメーーン!!」

 

ラナさんの声が海に響く…

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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帰港

巡視船内ー医務室

 

リンクは、シリウスさんが目覚めたと海王様が言ってたので、着替えて様子を見に来ていた

 

「すみませ~ん、牧場ですけどシリウスさんって…あ」

 

覗くと、シリウスさんがベットに座っていた

 

「…あ…牧場くん、助けてくれたんだって?ありがとう」

 

リンクは、近くの椅子に座る

 

「いやいや…こっちも、なんか…巻き込んだみたいで…そう言えば体は普通に動きます?」

 

「ちょっと、足首が変な感じな気はする位かな…」

 

…あの切られた所か

 

「もしならもう1回かけますが…」

 

リンクはオカリナを構える

 

「いい!いいから!///後は病院の整形外科で診るから!保険効くし!」

 

…顔を真っ赤にしながら断られた

 

「わかった、なんかあったら言ってください、あんなになってたのに…」

 

「あんな?…ゴメン、捕まった後は、あんまり覚えて無いの…」

 

…シリウスさんは、記憶が飛んでくる様だ

 

体の負傷状態は聞いたほうがいいかな?

 

「一応、陸に戻ったら、医者さんに見せる用に、発見した時の写真があるけど…見る?」

 

「…やめとく、そのまま先生に見せて…グロそう」

 

…凄く嫌な顔をしている

 

「了解」

 

…もう少しで港だ

 

「じゃ、僕は行きます、お大事に~ッス!」

 

リンクは、医務室から出ていった

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

東京ー港ー某所

 

港に着くと、救急車が待機しており、シリウスさんと一緒に病院に向かう

 

…足首は大丈夫かな?

 

車椅子で移動は、してたけど…

 

港を出た瞬間、カメラやマイクを持った人達が、救急車の周りを取り囲んで来た

 

バシャバシャバ!シャバシャバシャ…

 

「うわ!眩し…」

 

カメラのフラッシュが車内に入り込んでくる

 

救急車はゆっくりと人混みの中を進んでいく…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

飯田橋ー国立国際個性医療研究センター

 

…随分坂を登ったと思ったら、かなり広い病院?に着いた

 

 

シリウスさんと一緒に降りて、センター内に入る

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

国立国際個性医療研究センター ー救急外来

 

中に入ると、他の患者も沢山いた

 

「君!君が噂の子だね!」

 

急に横から現れた医者さん

 

…山羊?っぽい瓶底眼鏡の人が、羊っぽい人を連れて来た

 

 

服装からして、羊が看護師だろう…多分

 

「ほら!患者の治療前の写真を出す!早く!!」

 

「はっはい!スミマセン」

 

リンクはシーカーストーンを操作して、治療前の状態を見てもらう

 

 

「ふん………よし!透析に入れて!後、整形に連絡!」

 

「はい!では押しますよ…あ、ヒーローの方、登録に大体2時間位待つと思いますので…良かったらお待ち下さい」

 

 

看護師の人がシリウスさんを連れて行った…

 

…時間が掛かりそうだ、少し歩こう

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

医療研究センター ー中庭

 

かなり広い、医療施設の様だ

 

中庭は、テニスコートやグラウンド、森林コースまである

 

…これ全部スタッフ用なのだろうか

 

 

森林コースを歩いていると、コースから外れた所に、何か動くのが見えた

 

 

…何かいるのかな?

 

都会に野生の生き物がいるのかな期待しつつ中を覗き込む

 

すると、小学生位の子供だろうか、患者服を来て、隠れていた

 

金髪ロングの子供だ

 

…脱走?

 

「…お嬢さん、こんな所でどうしたの?しかもスリッパで…」

 

「お願い!黙ってて!もう嫌なの!!」

 

物凄く怯えている

 

…事情がありそうだ

 

「…良かったら、ボクに話してくれないかな?お名前は?」

 

「…ルクス、赤獅子ルクス…」

 

「わかった、ルクスちゃん、そこの木に腰掛けようか…」

 

近くの切り株を指差し、話を聞いて見る事にした

 

 

 

 




ありがとうございました。



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目覚め

医療研究センター ー中庭ー森林コート外れ

 

林に隠れていた、赤獅子ルクスちゃんを切り株に座らせ、リンクは片膝を付いて、話を聞く

 

「…あのね、お父様が、『お前は、次の巫女にならねばならない、個性は必ず出るはずだ』…て、言ってね…あのね、お母様も『私の娘が無個性な分けない!』って…だから、ここにいるの…なんで…個性ってそんなに大事なの…もう、薬や変なカードはいや!」

 

…思った以上にヘビーな話が出たな

 

「…ルクスちゃんは何歳?」

 

「…8」

 

8歳か…

 

「僕は、個性が出たのは、7歳の時だったよ」

 

ルクスちゃんは静かに聞いている

 

「僕も、学校の同じクラスの人から、無個性だって言われて、凄く虐められた。…でも、僕の家の近くに[迷いの森]と言われてる所が、あるんだ…そこで、森の試練をクリアした時、個性が出る様になったんだ…コレがその証」

 

リンクは右手の三角形の銀色に変化した痣とオカリナを見せる

 

「…もし、ルクスも、そこに行ったら個性が出る?」

 

…妖精は気紛れだからな

 

「…そこまではわからない、森の試練は、森の奥迄行って、森の神殿を目指し、ゴールすると、妖精の力を持ったオカリナを貰える…そして、森の中を迷わず移動出来る…でも、何がきっかけで、個性が出るかはわからない…それに、僕の個性は無個性と変わらないよ」

 

「…え」

 

ルクスは驚いている

 

「…僕の個性は[音楽妖精/ミュージックフェアリー]妖精の力を借りるって個性…でも、もし、妖精が力を貸してくれなかったら、もし、本当に一人ぼっちだったら…この個性は意味がない、そして、僕は1人では、何も出来ない自信がある!」

 

「…なにそれ」

 

呆れているルクスちゃん

 

「足りない所は、助けて貰えばいい、そうやって僕は、森の奥で、約束したんだ【僕は勇者になる】ってね」

 

リンクは笑って話す

 

「僕は、皆に比べて劣っている…でも、そんな僕でも、何でも出来るって…そう信じてるんだ」

 

「…もし勇者なら、ルクスも助けてくれる?」

 

「うん、まだ半人前な僕でよければ…」

 

リンクは手を差し出す

 

「…なら、ルクスも個性が出るの手伝って…そうすればお母様に怒られなくなるから」

 

クルスちゃんが右手を掴む

 

リンクは考えてみる

 

「う~ん………じゃあ…巫女さんなら巫女さんっぽく儀式みたいのやってみよっか、お母様?の真似してみれば?何が切っ掛けになるかわからないし…」

 

何かヒントが有るかもと提案してみた。

 

「うん!えっと…タイマケンのギってのがあるよ」

 

…退魔剣?…まさか偶然だよな

 

「…へ~、どうやるの?」

 

すると嬉しそうに、切り株の上に立つクルスちゃん

 

「えっと、まずタイマケンを相手の背中にあります!」

 

…ファイ、こんな使い方ゴメン、ちょっと付き合って

 

「とりあえず、代わりはこの剣でいいかな?」

 

そう言って、マスターソードをシーカーストーンから出すリンク

 

「すごい!お家にあるのとソックリ!」

 

「へ~、そうなんだ。じゃあ、これを背負って…」

 

マスターソードを装備し…

 

「次に、片足の膝を地面につけ、リンクは頭を少し下げて!」

 

…こうかな?

 

とりあえず、言われた通りにする

 

「うん!それでいい!じゃあ始めるね♪」

 

 

するとルクスが深呼吸して、左手をリンクの頭に向ける

 

「えっと…たしか『タイマのツルギに選ばれし、ハイラルのユウシャよ』」

 

…今ハイラルっていった?この子、ハイラルの子なの?

 

「『そのたゆまぬ努力と、その結実せし剣技を認め、女神ハイリヤの名に置いて、祝福を授けん…』」

 

…この子、もしかして、ハイリヤ祭の儀式の真似をしている?

 

なんか、変なデジャビュを感じる…

 

「『空を舞い、時を巡り、風に導かれ、大地の果てを目指し、異界に赴き、長きに渡る眠りに堕ちても、結ばれし剣は、勇者の魂と友に…さらなる力がソナタと、その退魔の剣に宿らん事を…』」

 

ルクスちゃんは終わった様だ

 

すると、リンクの右手の痣が光始めた

 

「え…なんで…反応するの!?」

 

リンクが驚いていると、ルクスちゃんもおかしい

 

「…手が…熱い…」

 

リンクは、ルクスが左手を押さえている

 

「ルクスちゃん!ちょっと手を」

 

リンクは、ルクスちゃんの左手を見る

 

「…同じ痣が出来てる…」

 

ルクスの左手を見ると、リンクと同じ、三角形を3つ重ねたマークの痣が出来ていた

 

子供の頃の痣だ…少し違うか?リンクのが右下が濃いのに対して、左下が濃い

 

「…これ、お母様の手袋と同じ形…お兄ちゃんも?」

 

ルクスちゃんが、リンクの右手と見比べてる

 

 

ガサガサ…

 

「!見つけた!!!この変態がぁぁぁ!!」

 

声の方を見ると、飛び蹴りを仕掛けて来るリンクルさんがいた

 

なんで姉さんが!?

 

「ダメェ!!!!!」ピキ…シュパアアァァァァ!!!

 

ルクスちゃんが、リンクルさんに手を伸ばすと、光を放ち、水晶の様な壁が出来る

 

「え!?なんでルクスお嬢様が個性を!??きゃ!!」ガキン!!

 

クルスお嬢様?

 

しかもリンクルの蹴りを完全に防いだ

 

 

 

「嘘だろ!あの、キングドドンコの首を一撃で蹴り折る姉さんの蹴りを弾き返した!?」

 

この子一体何者!?

 

「って、あんた!リンクじゃない!どうしてここに…」

 

リンクルはリンクに聞く

 

「姉さんこそ、どうして…僕は、ヒーリングした人が検査中なので散歩してたらこの子見つけて…」

 

「あんた!この子誰かわかってるの!?」ガシッ!ググググ…

 

首を締めながら聞くリンクル

 

…知らない

 

「…いいえ…存じ…ませ…ギブ…」ギリギリギリキ…

 

リンクルはリンクを投げ飛ばし、説明する

 

「へぶ!!…」ドザ…

 

「はぁはぁ…この子はねぇ…赤獅子環境大臣の孫で、ハイラル市市長…ゼルダ市長の娘よ!!

 

ハイリヤ大神殿の巫女候補…16才になったら、名前がゼルダに変わるのよ!!!」

 

……な!!

 

「なんでそんな子から、目を離すんですか!!?また迷ったんですか!?自慢のコンパスは飾りですか!!?」

 

「ウッサイ!しかも…この痣って…まさか、[知恵のトライフォース]じゃないわよね!?」

 

「「知恵のトライフォース?」」

 

クルスお嬢様と一緒に首を傾げるリンク

 

「だぁぁぁぁ!!この森の引きこもり(リンク)と箱入り娘(ルクス)は……なんて報告すればいいのよぉぉぉぉぉ!!!…いい!リンク!あんたのが[勇気のトライフォース]で、ルクスお嬢様のが[知恵のトライフォース]、どっちも、もし本物なら、童話並みに伝説級の個性よ!…なんで私じゃ無かったのよ…(泣)」

 

勝手に興奮している

 

…そうなのか

 

「…とりあえず、個性が出て良かったですね。ルクスお嬢様」

 

リンクは笑いながら話しかけた

 

「うん!…あ、リンクは、ルクスでいいよ♪」

 

ルクスちゃんが笑っている

 

「な…あの気難しいルクスお嬢様と普通に…」

 

リンクル姉さんがリンクとルクスのやり取りを見て驚いている

 

 

「ねぇ…リンクル?」

 

「はい!お嬢様」ビシ!

 

「ルクスの大切なお兄ちゃんを蹴ろうとしてたの?ねぇ…」

 

あれ?ルクスお嬢様の様子が、さっきと雰囲気が全然違うのだが…

 

「いえ!誘拐犯だと思ってしまいました!!どうかお母様に報告だけは…」

 

あのリンクルさんが…下手に出ている!?

 

 

「…もういいわ、お兄ちゃんは、ハイラルに来るんだよね♪」

 

「高校卒業したら戻るつもりですが…次にハイラルに帰るのは、冬休みの予定です。」

 

…なんか、急に良い所のお嬢様感が、出てきたな…こっちが素なのか?

 

 

「もう!さっきみたいなしゃべりでいいのに…なら、また会おうね♪ルクスの半熟勇者様♪…ほら、行くよリンクル、お母様に教えなきゃ!」タタタ…

 

走って行ってしまったルクスお嬢様…

 

「ま…待って下さい!ルクスお嬢様!…リンク!…後で覚えてなさい…」

 

それを追いかけるリンクル姉さん

 

…二人共行ってしまった。

 

「…半熟勇者か…っていうかトライフォースって色々あったんだ…」

 

実際半人前だし…

 

…飛んでもない事をしてしまった気がする!(;゜0゜)

 

 

「…あの羅針盤…」

 

?シィが顔を出してきた

 

「どうしたの?」

 

リンクは聞いてみた

 

「…いいえ、なんかあの羅針盤…私達、船妖精の…厄介な奴がいたような…気のせいだと思うでありますが…」

 

コンパスに船妖精?

 

…そっとしておこう、厄介な妖精って言ってたし…

 




ありがとうございました。

ゼルダの名前は、世襲になってます

16才で名前が変わり、母親は元の名前に戻ります。

赤獅子環境大臣…いにしえの王(ハイラル王)になります。

オリジナルキャラクター名、ルクス…光の単位が元になります。

後のゼルダの予定…キャラクター容姿は、閲覧者に任します。

金髪のロングヘアー…8歳


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報道

雄英高校サイドー昼休みー飯処

 

1-A組のメンバーが食事をしている

 

食堂のテレビはニュースが流れており、そこにはリンクが、放送されていた

 

『臨時ニュースをお伝えします。雄英高校の生徒で、本日、早朝、父島沖合い、180kmでウワバミプロダクション所属、新人サイドキック[妖精勇者・リンク]16才が、大手柄を上げました。今回は、国際密猟集団[イーガ団]の構成員48名の緊急逮捕と、取引を行っていた165名の任意同行され、取引メンバーの中にはCIAに国際指名手配されている者がおり、現在、身柄の引き渡しの調整を行っております…なおイーガ団が…』

 

映像には、コーガ総長のモーターボートに引っ張られていくリンクの大ジャンプの映像が流れていく…

 

瀬呂がテレビを見ながら喋る

 

「牧場やべー!!またピー○姫みたいに誘拐されたと思ったら、大手柄じゃん!国際指名手配犯って…」

 

上鳴も話し出す

 

「だな!つーかあの盾ウェイクボードカッコ良くね!!?」

 

 

 

爆豪が苛立ちがヤバい

 

「ガー!!オレの先の話がテレビで流れんじゃね!!!」ガタン!

 

 

尾白が話し出す

 

「でも、良くあんなフェリーを乗っ取りに成功したよな」

 

飯田が話し出す

 

「切島君達もインターンで、頑張っているから我々も奮闘せねばな」

 

 

耳郎がスマホを見ながら、過ごしている

 

蛙吹さんが声をかける

 

「一体何を見てるの?」

 

「…これ見てよ、いくら何でも早すぎない?」

 

蛙吹さんが耳郎のスマホを覗くと、非公式のリンクファンサイトが出来ている…

 

中身は、かなりブラッキーでマニアックな内容だが…

 

「…しかも立ち上げ1週間でアクセス数1万人…ウワバミプロダクションも動いてるみたい…」

 

八百万さんも話し出す

 

「確かにリンクさんは、注目されやすいですわよね…本当に…」ヒュオ~…

 

ざわ…ざわざわ……

 

…意味深な発言に雰囲気が変化する

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

国立国際個性医療センター ーロビー

 

リンクは受付にいた

 

窓口の人と手続きをしている

 

 

「ではリンクさん、ヒーローライセンスの提示をお願いします。」

 

リンクは財布に入っているカードを出す

 

「えっと…これでいいですか?」

 

 

すると窓口の人が、パソコンと比べて、ライセンスを返して、何かを登録している

 

「はい、ヒーローネットワークの登録終わりました。後でホームページの確認を行ってください」

 

 

…ヒーローネット?

 

「…分かりました。」

 

後でウワバミさんからきこう

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

医療センター 出口

 

 

リンクが外に出ると、報道っぽい人が小さな脚立で座っていた

 

芸能人でもいたのだろうか

 

 

すると、入り口にリムジンが入っていくのが見えた

 

「おい!来たぞ!」

 

 

リムジンが来るのと同時にマスコミが、走って行く…

 

…一体誰なんだろう

 

 

しばらく見ていると、ルクスとリンクル姉さんがリムジンに乗っていく

 

「…本当にお偉いさんのお嬢様だったんだな」

 

リンクが感心して見ている

 

 

するとリムジンは移動を始め…

 

 

…ん?リンクの前で止まった

 

窓が開くと、ルクスが顔を出す

 

「勇者様!まだいたの?」

 

「えぇ、今終わった所で…」

 

「さっき、リンクルから聞いたんだけど、インターンって、何処でも出来るの?」

 

「えっと…書類を出した所ならOKだけど…まだ一年生だから、行ける所に限りがあるよ」

 

「ねぇ!ハイラルにインターン来れば…」

 

「それは無理かな…実績の確認が出来ないし、何より、今は、別の所に行ってるから」

 

…ルクスお嬢様の表情が消えた

 

「…ねぇ、今の所属は何処?」

 

「えっと…ウワバミプロダクションだけど…」

 

「…わかった!ウワバミプロダクションね、じゃあまた…」

 

…なんだ、あの変化は…

 

「…あぁ、またね」

 

 

リムジンは行ってしまった。

 

「ねぇ!君!」

 

今度は、カメラマンっぽい人に声を掛けられた

 

「君は、赤獅子環境大臣のお孫さんと、どういう関係?…緑の服に剣…君…もしかしてヒーロー・リンク?ちょっとそこでお話を聞きたいんだけど!少しでいいんだ!」

 

…なんか不味そうな雰囲気になってきた

 

「えっと…」

 

リンクは対応に困っていると、また車が来た

 

 

キキー!

 

 

「リンク!乗りなさい!」

 

「ウワバミさん!」

 

リンクは、ウワバミさんの車に乗って移動する

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ウワバミー車内

 

「本当に…良く無事だったわね。肝が冷えたわよ」

 

 

ウワバミさんと話している

 

「すみません、でも今回ウワバミさんのアドバイスが生きました。

【視野を広くもつ】…これのおかげで、切り抜けられました。ありがとうございます。」

 

リンクは笑っている

 

 

「…たく…こっちの気も知らないで…まあいいわ。自分でちゃんと帰ってこれたんだし、これから色々大変よ、しっかりしなさい…本当に4日で戻ってくるなんて…」

 

ウワバミさんは呆れてはいるが、笑ってもいる

 

「4日?…所で何処に向かってるんですか?」

 

さりげなく聞いてみた

 

「何処って…次の仕事に決まってるじゃない、リンク宛ての依頼…テレビでの、インタビューや、個性の披露、料理番組から色々来てるわよ♪言ったじゃない?色々大変って…」

 

…僕はいつ帰れるのだろうか

 

は!これがニュースでやってたブラック企業なのか!?

 

そして、帰れたのは、3日後の深夜だった…ヒーローって大変だな…

 

 

 

 




ありがとうございました。


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苦痛

アライアンスーリンクの部屋 ー朝

 

「………Zzz……Zzz……」

 

リンクは、盛大に朝寝坊をしていた

 

 

ウワバミさんの手伝いと、自分のインタビューに農協のスポンサーによるハイラル料理のコーナー…無駄に忙しかったため、あまり寝ていない

 

体力は回復出来ても、精神が回復しない

 

 

ケミィがコッコで起こそうと試みる

 

コッケコッコー!!

 

「…ダメです…[てのりコッコ]でも起きないです…」

 

ケミィ達が色々試しているが、起きる気配がない

 

「…どうするッス?ナビィの姉貴」

 

ショットがナビィに聞いて見る

 

「ウ~ン…ココマデハ、ハジメテネ…」

 

 

コンコン…

 

ドアからノック音がする

 

「ヤバいです!隠れるです!」

 

妖精達は、リンクの布団の中に潜った

 

 

「…あれ?開いてる…」

 

 

入って来たのは、耳郎さんだった

 

「リンク~学校に一緒に…あれ…まだ寝てるし…」

 

リンクは、泥の様に寝ている

 

「リンク!起きて!遅刻するよ…」ユサユサ…

 

…起きる気配なし

 

耳郎さんはベットに手をついて、顔を覗き込む

 

「………」キョロキョロ…

 

周囲を確認したあと、リンクの顔を突っついてみた

 

「………//」プニプニ…

 

 

リンクはびくともしない

 

 

「……どんだけ寝ているのよ」

 

 

その後、リンクの唇のあたりをプニプニしはじめる耳郎

 

「……なんか…不思議な感触……!!」プニプニ…

 

 

耳郎がリンクの足元を見ると、小さいカメラを構えたケミィがカメラ越しに耳郎を見ている

 

カメラには赤いランプが灯っている

 

 

「……あ、にんげんさん、おきになさらず~」

 

「な!何を録ってる!返せ!!」

 

 

耳郎は、左手を支えにベットの奥に右手を伸ばすが、ケミィはベットの奥に隠れてしまった

 

「!!>#)▲■□□▲△¨##)!!!」

 

リンクの言葉にならない悲鳴が響く

 

 

「なんで…あ…イヤアアアアア!!////」

 

 

耳郎がケミィを捕まえる為に手を伸ばしたのはいいが、支えにしていた左手が、リンクのデリケートな所を思いっきり押し込んでおり、男にしかわからない、耐え難い苦痛がリンクを襲っている

 

「ア…ヤット起キタ…」

 

ナビィも布団から出てきた

 

「ケミィ、もっと隠れて撮るでありますよ!良いところだったであります!」プンプン!

 

ケミィを怒るシィ

 

「あ、兄貴!生きてるッスか!?」

 

リンクを心配するショット…

 

次々に出てくる牧場フェアリーズ…

 

「な…あ…あの…さっきのは…その…」

 

耳郎さんは顔を色々忙しく変わっているが

 

「…若気ノ至リネ」

 

「いや…ウチ…そんなつもりなーーーい!!!/////」バタバタバタ…バタン!

 

 

耳郎がナビィの一言で、リンクの部屋を飛び出していく…

 

「な…何が…」ピク…ピク…

 

苦痛に悶えるリンク…

 

「…とりあえず学校の準備するであります。」

 

頭の上から喋るシィ

 

強烈な目覚めだった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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海王の雫

朝、教室に行くと、欠席があった

 

「おはよ…あれ?欠席?」

 

峰田と上鳴が教えてくれた

 

「お、寝坊が来たぞ」

 

「今日は、切島と、緑谷、蛙吹、麗日が公欠だって、相澤先生もだってよ」

 

そっか…

 

「あ…おは…」

 

「……///」プイ!

 

 

耳朗さんが視線を合わすとプイッって他所を向かれてしまう…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

午前ーヒーロー基礎学ー体育館γ

 

 

リンクは、対人戦闘訓練を行っていた

 

対戦相手は…

 

「やっと殺れるな!クソパティシエ!!(怒)」BoN!BoN!

 

…爆豪とだった

 

 

八木先生の合図が入る

 

「…えぇ~じゃあ…レディ…Go!!」

 

「死ーーねーーー!!」

 

爆豪が爆速ターボで接近してくる

 

リンクは、訓練用強化プラスチックの盾と攻撃判定用のスポンジソードで応戦する…ほとんど竹刀だが

 

真っ直ぐ突っ込んでくる爆豪に対して、盾でガードする

 

「そんなシールド…な!!」

 

「フン!…セイヤ!」

 

リンクは爆発を真正面から受けるのではなく、上に力が抜ける様に斜めに構え、爆豪の胸を狙い、切り上げる

 

 

「こ…の!」

 

爆豪は、下に向かって爆発を起こし、上に逃げる

 

 

リンクはトライフォースを高めていく…

 

海王の雫を受け取った後、初めてのトライフォース…

 

凄くスムーズに馴染んでいく

 

「…これが海王の雫…イケる!」

 

リンクはトライフォースの力をマスターソード同様に貯めて、降りてくる爆豪に対して、思いっきりジャンプし、過去の勇者がやっていた様に、独楽の様に回りながら上昇していく…が

 

「デヤァァァァァァァァ!!!!」

 

ベキベキ!…

 

「へ?」

 

スポンジソードが途中で砕けた

 

「嘘!く!」

 

「余所見してんじゃねー!!」

 

プラスチック盾で爆豪の攻撃を防いで、落下する

 

 

「いった……完全に砕けてる」

 

 

スポンジソードの中は竹で出来ているが、遠心力と握力

で中身が簓になってる

 

「なんだ~?もう終わりか?クソ勇者…」

 

 

 

「オールマイト先生!」

 

「なんだね?」

 

「…俺の負けで」

 

オールマイト先生にギブアップ宣言する

 

「おいおい!フザケるな!!まだ戦えるだろ!」

 

爆豪が掴みかかる

 

「悪いけど…力加減がわからないから…下手すると殺しちゃうし…」

 

「手加減なんて無用だ!!舐めんじゃねーー(ガチギレ)」

 

 

八木先生が、止めにはいる

 

 

「ちょ!ギブアップしてるんだよ!」

 

 

「クソが!」

 

 

…行ってしまった爆豪

 

「…加減が出来ないってどういうことかな?」

 

八木先生が、聞いてきた

 

「…前のイーガ団のに海王様から[海王の雫]が宿って、凄く効率良く個性が発動出来るのですが…加減が…」

 

「海王さま?…上手くいかないのかい?」

 

「さっきいつもの感覚で振るったら竹が簓になったのを見て、加減が無理って思いました。…すみません」

 

リンクは、腕の痣を見ている

 

色が濃くなった三角の痣…右下の三角だけ濃くなってキラキラしている

 

この個性って一体…

 

「…1回全力でやってみたらどうだい?ここなら大丈夫だし、どのくらいの規模かもわかるんじゃないかな?」

 

「分かりました」

 

リンクはマスターソードを中段に構える

 

「………ふ!」ブイン!

 

 

少しずつトライフォースを解放していく

 

周囲に風が舞い、マスターソードが輝い、刀身が光で伸びていき、3mほどの長さになっていく

 

海王の雫を受けてからの初全力!

 

 

《60…90…100…130…150…180…214%に到達…》

 

ファイの声が聞こえてくる…

 

「はあぁぁぁぁぁぁ!!![スカイウォード]!!」

 

 

リンクは体育館γの中心にあるセメントス先生が作ったであろう18m程のコンクリートの山に向かって横に切り、マスターソードの必殺技の一つ、スカイウォードをだし、6m幅の斬撃が飛んで行く

 

スパン!スパン!スパン!スパン!スパン!…

 

バッターン!!!

 

 

すると、コンクリートの山が切れ、その後ろの壁も壁ごと切れ、外の雑木林も10mほど切れた

 

支えが無くなった裏の扉は支えが切れてしまい、真っ二つに切れたまま崩れていく…

 

 

「…………うっそぉ…」

 

リンクからは、刃の範囲の6mのままの切れた後が見えている

 

リンク自信が1番信じられなかった

 

「………オーマイガ…なんて切れ味…」

 

オールマイトも驚いている

 

「…外まで行っちゃったけど、大丈夫かな?」

 

 

 

 

この様子を見ていた爆豪…

 

「……クソが!オレを弱く見やがって!!」

 

憤慨しながら、リンクを見ている

 

 




ありがとうございました。


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甘い誘惑

昼休みー飯処

 

珍しくお昼を、1-Aでとっている

 

ケミィが人間の多い所に慣れる為だ

 

リンクは、券売機の前で券を買っている

 

…スタミナが欲しい…この肉盛りセットにするか

 

生姜焼き、カルビ、唐揚げの付いた定食、キャベツは多目の奴

 

 

「あわわわ…にんげんさんが…」ガタガタ…

 

 

…ケミィの先は長そうだ

 

 

「あれ?リンクが珍しい…」

 

声を掛けて来たのは、芦戸さんだった

 

「三奈さん…ケミィの人間慣れもかねて、ここでお昼にしようと思って…」

 

リンクは受け取り、席に向かう

 

「お~い!こっち来なよ!」

 

声の方を見ると1ーAが集まっていた

 

皆こうやってたんだ…

 

席につくと女子チームの昼御飯が目に入った

 

 

芦戸さん→冷製豚しゃぶサラダ

 

葉隠→野菜炒めに冷奴

 

耳郎→豆腐と温野菜サラダ

 

…かなり野菜ばっかりだな

 

「…皆ダイエットでも始めたの?」

 

リンクが、聞いてみた…効果があった様だ

 

「いや…ちょっとね…」

 

葉隠れさんが、いいどもっている

 

「葉隠れさんは、透明だからダイエットしなくてもわからない気がするが…」

 

リンクは、言いってみた

 

「乙女は、細くありたいものなの!」

 

葉隠さんに注意された

 

 

リンクは芦戸さんをジー…っと見る

 

「…何よ」

 

…服の張りから推測

 

ヒーリングオペレーションをするようになってから、大体の体重が予測できるようになった

 

「……+4kg位?」

 

「黙れ!!」ブン!

 

「ゲフ!」

 

芦戸パンチを喰らったリンク

 

どうやら正解したっぽい

 

 

「そういうのは、黙ってるもんだよ、牧場君」

 

葉隠さんに注意された

 

「ま、私はわかんないでしょうけど…」

 

葉隠さんはバレない自信があるようだ

 

「……」

 

リンクは葉隠さんをジー…とみる

 

「…どうだ!わからないだろ!」

 

…服の張りがお腹が増えてるのがわかる

 

さっき黙ってるもんだといわれたので黙っておこう

 

「そうだね、良く見ないとわからない位だね(意味深)」

 

リンクは優しい笑顔で話した

 

「……なに?その目…やだ!そんな目でみないでよ!」

 

お腹を隠す葉隠さん

 

+6kgって所か

 

 

「私は体調管理は完璧ですわ」

 

…確かに全く変わって無いように見える

 

八百万さんには効果なかったか…なんか悔しいデス!

 

 

 

 

 

 

「早くご飯寄越せであります!」

 

シィが催促してきた。

 

「おっと!ゴメン…じゃあ今日はこれ」

 

シーカーストーンから、大きなアップルパイを出す

 

机に奥と周囲に、バター、シナモン、リンゴの香ばし香りが周囲を包む

 

「…なに?嫌がらせ?…なんでダイエットしてる人の前でアップルパイなのよ!!」

 

 

葉隠さんが、ご立腹だ

 

「いや!コイツらのご飯だし…」

 

そう言って、牧場フェアリーズが、大きなアップルパイに食らいつく

 

「「「うま~い」ッス」であります。」

 

ショットが語り出す

 

「兄貴の飯は上手いっす!このサクサクパイにバターの香り…リンゴと喧嘩しない程度の絶妙なシナモン、リンゴの歯ごたえの少しシャッキリしているのに、しつこくない甘味と酸味…たまらないッス!!しかも、まだ温かいッス!」モシャモシャ…

 

 

…何処のグルメリポーターだよ、そしてなぜリポートする!

 

「…いや、今そんな事いったら…ヒ!」ザワ…ザワ…

 

女子チームの周囲の空気が歪んで…見える!

 

「…リンク」

 

「はい!なんでしょう!三奈さん」

 

抑揚のない声で呼ばれてしまった…

 

「放課後、一緒に【トレーニング】…しよ」ニコ…

 

…スケジュールが確定された

 

「いや…ちょっと用事が…」ガシッ!

 

嫌な予感がして、何とか断ろうとするが、葉隠さんに捕まった

 

「いやいや…女子とトレーニングだよ♪ハーレムだよ♪」

 

葉隠さんも参加するようだ

 

「…リンク…」

 

「ひぃ!」

 

耳郎さん…朝から顔を合わせなかったのに…

 

「一緒にやろうな…トレーニング…サポートしてやるから///」

 

 

 

「……はい」

 

放課後のスケジュールが確定したリンクでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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たこ焼き?オクタ焼き!

13:20ー英語の授業終了後

 

リンクは、頭から煙を出しているとアナウンスが流れてくる

 

『生徒のお呼び出しをします。1ーA牧場・牧場…至急教務室にお越しください。』

 

…お呼び出しっすか

 

「…何かやらかしたかな?」しゅぅ~…

 

 

「リンク…今度は、誰を拐かしたの?」

 

耳郎さん、人をナンパする人みたいに言うな

 

 

「…思い当たることはないけど…」

 

 

一体なんだろう?

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

教務室

 

 

教務室に入っていくリンク…

 

「失礼し…」ガシッ!

 

「来ましたね牧場君!さぁ行来ましょう…」グイグイ…

 

「ちょ…どこへ…」

 

 

13号先生に連れられて、タクシーに乗せられて行くリンク…

 

 

宇宙服がタクシーの天井に当たっているが突っ込まないでおく…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

病院ー病室

 

タクシーの中で、13号先生からインターンで、死穢八斎會って言う組織と戦闘があったとは聞いてたが…

 

「えっと…何があったの?切島…先輩まで…」

 

ミイラになってる切島に、天喰先輩…

 

「お!牧場!早いとこ頼む!暇でしかたがないんだ」

 

切島は元気そうだ

 

「アンタが例の保険委員なんか?」

 

…この人は?関西弁っぽいが

 

「えっと…どなた?」

 

リンクは?がいっぱい出ている

 

「浪花の沈ませ屋さんのファットさんや覚えとき!」

 

「沈ませ?」

 

リンクが疑問に思っていると天喰先輩が話し始めた

 

「……ファットガムさんの個性…脂肪吸着だから…何でも体に沈める……」

 

へ~

 

リンクはシーカーストーンを出して、ネットでファットガムで検索掛けてみたが…

 

「……姿が全然違うんだが…」

 

映像には、巨漢が写っているが…

 

「個性使いすぎて、こんなになってんのや…腹減った~…」

 

…ならいっちょやりますか?

 

リンクは病室の壁に[どこでもキッチン]を取り付ける

 

「なんやねん…壁に扉なんかくっ付けて…」

 

ファットガムさんは気になるようだ

 

切島が説明してくれた

 

「ファットさん!牧場の飯は傷の治りがめっちゃ早くなるッス、甘いもんが多いですが…」

 

「甘いもんか…たこ焼き食いたい…」

 

ファットガムさんはたこ焼きを所望のようだ

 

…たこ焼きか…確か、プチカステラの鉄板で、出来るな…

 

「了解!たこ焼きっすね、ラジヲ焼きも出来るので…ちょっと待って下さい♪」

 

そう言って扉に入っていく

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

キッチン内

 

たこ焼きの準備をしている

 

 

前にランチラッシュ先生から分け貰った牛スジがあるからそれと…タコか…

 

「オクタの足を代用するか…これはこれで上手いし…」

 

 

じゃ、重曹と炭酸水で柔く煮て…生地に妖精の粉を混ぜて…

 

油は花子バターを使って…おっと氷水作らなきゃ

~~~~~~

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

[カリカリの妖精オクタ焼き+][ふわふわな妖精のラジヲ焼き+]が出来た

 

念のため多目に作ったが…

関西人は怒らないよな…たまに変な事で怒るって聞いたことあるが…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

病室ー15:30

 

扉を開けて出てくるリンク

 

「お待たせ~[オクタ焼き]と[ラジヲ焼き]です」

 

直径3cm程の奴が6個づつ、計12個

 

「待ってました!…ソースは?」

 

切島が聞いてきた

 

「出汁で味がついてるし、ソースの匂いは、流石に病室で不味いと思って…食べてみて欲しかったら言って」

 

リンクは一応、ブルドックソースとトマトケチャップ、オタフクソースをブレンドしたソースも用意してみた

 

ブルドックソースはフライパンで加熱すると辛味が飛んで、まろやかになる、後は少しづつトマトケチャップと、オタフクソースで調整して完成

 

 

ファットガムさんは、観察している

 

「ほぉ…昆布と鰹の香りがするで…ほな一口…」

 

パク…サク…トロォ~…

 

「!!うま!見事なトロミや…出汁で、十分味がある、タコ?も別に味付けされとるし…香ばしさもええ…本当に学生のたこ焼きなんか!?会津屋のたこ焼きみたいやないか!」

 

気に入って貰えた様だ…会津屋ってなんだ?

 

※会津屋…大阪のたこ焼きの元祖、ソースは無く、最初から味がついており、お好みで酢醤油を使ったり色々手軽に楽しめるお店、実在するよ♪

 

 

「うめ~!!甘いもん以外もこういうの作れたんか!牧場って!あっち!」ガツガツ!

 

「………!…ラジヲ焼き…いい…」モシャモシャ…パァ…

 

 

切島と、天喰先輩も評価はいいようだ

 

「お!きたきた!」

 

切島いつも反応だが…

 

「こ…これは…」

 

「なんや!グ○コの看板みたいやんけ!」

 

天喰先輩とファットガムさんは、初めての現象に戸惑っているが、落ち着いてもいるようだ

 

発光した3人は負傷した傷が治っていく…

 

 

 

 

「牧場って言ったな…ちょっとええか?わいには、これに不満がある…」

 

ファットガムさんは、深刻そうだ

 

「えぇ!何か不味かったですか?」

 

リンクは、調理工程を振り返ってみるが、特にミスはなかったはず…

 

「そうや…このたこ焼き?には決定的な弱点がある…」

 

「弱点!?」

 

「そうや…このたこ焼き?の弱点…それは…」

 

ぐぅぅぅぅぅぅ…

 

 

…なに?今の音…

 

「全然!足らへん!何でこんなに少ないん!?余計に腹が減るやないか…」

 

ズコ!…

 

「今のファットガムさんのお腹の音だったんですか!?」

 

思わず突っ込むリンク

 

「ウッサイ!もう無くなって悲しいねん…」

 

ぐぅぅぅぅぅぅ…

 

ファットガムさんのお腹の音が病室に響く…

 

…しかたない、まだ材料はあるし…

 

「オクタ焼き…おかわり出来ますよ、多目に作ったので…材料あるからまだ作れますし…」

 

「ホンマ!?頼むわ!」

 

 

本当に好きなんだな…オクタ焼き…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

2時間後…ポッポー

 

 

「はぁ…はぁ…なんキロ食べるんですか!?」

 

 

もう10kgは越えてるぞ!材料がもうない!

 

「うまうまやで!」ぐ!モグモグ…

 

たこ焼きみたいな体になってるファットガムさん…

 

天喰先輩は、ピンクに光ってナビィみたいな羽が生えて、人間サイズの妖精になってるし…どういう個性なんだよ

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

天喰先輩、個性、[再現]により、妖精化(次の食事まで限定)


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ヒーローネットワーク・

昨日は間違えて2話投稿してしまいました。

…書き貯めしてたらいつの間にか、UA30万アクセス突破してました。

下手な文なのにいつも読んで下さってありがとうございます。


病院ーミリオ先輩の部屋

 

リンクは、ヒーリングオペレーションで、ミリオ先輩を見ている

 

何でも、無個性にされる銃弾を撃たれて、個性が発動出来なくなったらしい

 

「ふ~ん…」

 

「く!~~~!!!」プルプル…

 

 

リンクは外部的にミリオ先輩の個性を発動させて見る

 

ミリオ先輩の個性因子は脳からリンパ管の様に張り巡らされている管が皮膚に作用している様だ

 

 

只、他の個性因子も一緒に発動して、打ち消しあってるのがわかる…

 

 

「…ミリオ先輩、スミマセン、範囲は広すぎて自分じゃ、追い付かないです…血清みたいのがあれば別ですが…」

 

リンクは申し訳無さそうに話す

 

 

「はぁ…はぁ…そうかい…見てくれてありがとう!」

 

 

ヒーリングオペレーションは、あくまで、壊れた細胞の再生と修復、なので、ウイルスの用な感染の場合、患者の免疫力に頼るしかない

 

ウイルスを退治する白血球や免疫細胞の活性化はできるが…

 

これは、免疫細胞がウイルスと認識してない様だ

 

 

…これは、今後の課題だな…

 

因みに似たような理由で花粉症も治せない

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

夕食後ーアライアンス

 

病院から帰ってきたリンクは夕食後、1階のソファーでくつろいでいた

 

「ふぅ…ん?」ポンポン…

 

すると、急に肩を叩かれた

 

「イッツ、トレーニングタ~イム♪」

 

そこには、芦戸さんと他に耳朗さん、葉隠さん、八百万さんもいる

 

…完全に忘れてた

 

その後、借りた体育館で、芦戸さんのエアロビクス…ダンスとエアロビクスを合体させたダンス[ズンバ]を激しく踊らされた…

 

 

みんな丁寧に教えてくれた

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

夜ー門限ギリギリーリンクの部屋

 

リンクは、ベットに伸びていた

 

帰った後の、約束のトレーニング…ズンバ(ハイスピード)が意外とキツかった

 

ここ数日色々ありすぎて頭が、パンクしそうになっている

 

…そういえば、病院の人がヒーローネットとか言ってたな…見てみるか

 

 

リンクは気分転換にネットをする事にした

 

 

「えっと…『ヒーローネット』…これか?ヒーローネットワークってのがある」

 

 

リンクはサイトにアクセスし、ログイン画面に移る

 

「えっと…ヒーローライセンスの番号…と後はパスワードの新規作成…っと」

 

リンクはシーカーストーンをタップしながら入力していく…

 

ログインすると、個性検索やヒーローの活躍履歴、イベント情報や試験の案内等いっぱい出てきた

 

 

「えっと…これが自分のページか…」

 

 

そこには、自分のページもあった

 

~~~~~~~~~~~~

 

ウワバミプロダクション所属

 

サイドキック[妖精勇者・リンク](在学中)

 

個性[音楽妖精]

 

 

妖精や特定生物の個性を使用する個性、多種多様に多いため、随時更新をしている

 

 

発動系

 

癒しの歌…怪我等の治療が出来る個性

 

エポナの歌…動物や妖精の強化が出来る個性

 

灼熱のゴロンゴサンバ…強制的に踊らせる個性

 

ブレー面のマーチ…強制的に行進をさせる個性

 

魂のレクイエム…死んだ人を召喚する個性(詳細不明)

 

童謡・さくら…気候を春にする個性(範囲不明)

 

嵐の歌…長く演奏すればするほど天候が強い嵐になる個性

 

 

変身系

 

炎のボレロ…岩の妖精に変身

 

森のメヌエット…植物の妖精に変身

 

風のソナタ…鳥の妖精に変身

 

闇のノクターン…狼の妖精に変身

 

 

 

 

いつも側にいる妖精

 

ナビィ…個性[楽器]

 

ケミィ…科学妖精、個性[ロストテクノロジー(失われし技術)]

 

シィ…船妖精…モデル艦載機、個性[航空機操作]

 

ショット…船妖精(詳細不明)

 

 

召喚妖精

 

ジャックフロスト[氷雪ダルマ妖精]

 

ジャックランタン[火炎カボチャ妖精]

 

レニー[料理妖精]

 

○/△時点

 

 

~~~~~~~~~~~~

 

…めっちゃ載ってるし、更新ってこれの事だったのか

 

そういえばジャックブラザーズ全然使ってないや

 

?…治療履歴も見れるんだ

 

 

タップすると、カルテが出てきた

 

シリウスさん、ファットガムさんのカルテが見れるんだ…あ、切島や天喰先輩もある

 

シリウスさんは…

 

 

「…現在歩行のリハビリ中か…ヒーローの復帰も出来る…か」

 

 

…ボクも頑張らなくちゃ!

 

 

 




ありがとうございました。



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1年ー文化祭編
秋の行事


ヤバい…原作に追い付いてきてしまっている…


数日後ー教室ーホームルーム

 

 

朝の時間に相澤先生からの学校行事の報告があった

 

「文化祭があります」

 

「「「ガッポォォォォォ!!」」」

 

皆大興奮しているが…

 

切島は違った

 

「いいんですか!?こんなご時世にお気楽じゃ!?」

 

「…切島、変わったなおまえ」

 

上鳴が切島に話しかける

 

「でもそうだろ!敵降盛のこの時期に!」

 

…確かに…

 

 

相澤先生は続ける

 

 

「切島の意見も最もだが、雄英もヒーロー科だけで回っているワケではない」

 

体育祭がヒーロー科の晴れ舞台だとしたら 文化祭は他科が主役である…サポート科、経営科、普通科現状寮生を始めとしたヒーロー科主体の動きにストレスと感じているものも少なくない…もちろん警備は厳重…身内や企業だけ参加を認める形になってる」

 

確かに…

 

「…そう考えると、申し訳ないな」

 

切島は考えている

 

「という訳で、ホームルームは文化祭の出し物をかんがえろ…後は任せた…因みに決まらなかったら公開授業な…後、呼びたい人いたら放課後にこい…」

 

そう言って寝袋に入る相澤先生…

 

それは嫌だ!!

 

「では、クラスの出し物を決めます。希望がある方はおっしゃって下さい。」

 

八百万さんが教壇に立ち、クラスの出し物を決めていく…しかし…

 

上鳴→メイド喫茶

 

切島→腕相撲大会

 

葉隠→ビックリハウス

 

麗日→おもち屋

 

常闇→暗黒学徒の宴

 

芦戸→ダンス

 

峰田→オッパブ

 

耳郎→コント

 

飯田→郷土歴史研究発表

 

爆豪→殺し合い(デスマッチ)

 

障子→たこ焼き屋

 

瀬呂→アジアンカフェ

 

尾白→演武発表会

 

八百万→お勉強会

 

緑谷→ヒーロークイズ大会

 

轟→手打ち蕎麦屋

 

青山→ボクのキラメキショー

 

蛙吹→カエルのうたショー

 

砂藤→クレープ屋

 

 

 

 

色々出て纏まらない教室

 

そしてリンクの机では、牧場フェアリーズが井戸端会議?をしている

 

 

 

ナビィの意見

 

「ヤッパリ【音楽会】ヨネ~」

 

こっちはいつもの通りだが…

 

シィの意見

 

「違うであります!ここは主のファンを増やすために【バトラー(執事)カフェ】であります!そしてお家のミルクの素晴らしさをアピールするであります!そして…腐っ腐っ腐…(黒笑)」

 

鼻息を荒くするシィ

 

ケミィの意見

 

「あれです。こういう時は、【リンクの健康マッサージ】です!リンクのファンも増えるです!(黒笑)」

 

何かを企むケミィ…ハートの器量産計画してないだろうな

 

ショットの意見

 

「ここは定番の【射的】ッス!祭はヤッパリこれッス!」カチャ

 

王道をいくショット…そしてどっから出した歩兵銃!

 

 

こっちもこっちでまとまらない…

 

 

 

すると八百万さんが聞いてきた

 

「リンクさんは、何か希望はございますか?」

 

 

リンクは答えた

 

「ちょっとまって、コイツらがまとまらないと…」

 

芦戸さんが聞いてきた

 

「リンクは何がしたいの?」

 

…ボクか…

 

「…そうだな…所で聞きたいんだけど、オッパブってなに?」

 

リンクは普通に聞き返した

 

「へっへっへ…オッパブってのはな…グベガ!!」ベシ!

 

「純粋な牧場ちゃんに、余計な事を吹き込まないで、峰田ちゃん…穢れるわ」

 

蛙吹さんに粛清された峰田…

 

 

「…とりあえず、コイツらの意見全部ってことで…」

 

リンクはわかっていた…

 

自分が提案すると、この妖精達は、それを誰も想定出来ない事を平気でしでかすことを…

 

そして大体、被害が尋常で無いことも…

 

 

八百万さんがボードに牧場フェアリーズの意見を書く

 

「音楽会…バトラーカフェ…健康マッサージ…射的…っと」

 

峰田が何かを考えている…

 

「…ヤッパリ牧場の健康マッサージでぇぇぇ!!!(ゲス顔)」

 

「下心見え見えよ」

 

突っ込む蛙吹さん

 

…どうしようか…

 

芦戸さんが話す

 

「健康マッサージは…流石に辞めたほうがいいと思う…だって全員出来るわけないし…」

 

下手な人がすると体に悪い影響があるって言うしな

 

「執事カフェは…俺達には無理じゃね?」

 

切島は爆豪と上鳴を見て言う

 

「お客に喧嘩売りそうな奴が…」

 

上鳴は、爆豪をみて言う

 

 

「ザケルナ!出来るわ(怒)」

 

…男子は全員が爆豪に無理だと思っている…

 

しかし、女子チームは、悩んでいる

 

…なぜ悩んでいる

 

「ちょっと聞いてくるであります!」ピョン!

 

シィが、芦戸さんの所に言ってしまった

 

 

最近良く出歩くよな…

 

 

リンクは、考えている

 

「…でも、飲食店なら、自分やレニーも手伝えるし…いいかな?食材は、マロマートから通販で買えば良いし…」

 

マロマート…ハイラル食材を安く手に入れるお店、農協を経由するより安く手に入る

 

つまり、蕎麦屋、クレープ、たこ焼き、アジアンカフェ、メイド喫茶店、お餅屋…

 

これらをハイラル風にアレンジしてしまう事が出来てしまう

 

「…今は秋…この中で旬の食材なのは…蕎麦と餅…」

 

文化祭の日は、新蕎麦のシーズン真っ盛り、餅ももち米の稲刈りが済んだばかり…

 

なので、飲食店をするなら、蕎麦屋が餅屋…だな…

 

上鳴が意見を変えた

 

「和風メイドにしたらどう?蕎麦も餅も、たこ焼き…和食系は大体出せるし…」

 

…確かに、和食は作り置きがしやすいがメイドにこだわるんだな

 

「…魅力的だけど…ダメよ」

 

蛙吹さんが否定した

 

「…また牧場ちゃんが料理でやらかすに決まってるわ…少し残念だけど…」

 

「いや!砂藤があんみつとかを対応すればいいんじゃね!?蕎麦は…あれかもだけれどよ…」

 

 

キーンコーンカーンコーン…

 

あ…終わった…

 

 

結局纏まらないまま終わった

 

…招待状…家族とラナさんに送っとくか…ラナさんは一応市役所と言う企業?だし…問題ないだろう

 

師匠の分も一緒に送れば…問題ない…はず…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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届け物

夜ーアライアンス

 

まだ文化祭の出し物について話合っている…

 

 

飯田がネットで盛り上がりそうな奴を調べている

 

そうしたらバンドの動画を見つけたようだ

 

「なぁ!これなんかどうだ!?」

 

…バンド…か…こういうのはこっちに来てから初めて見るな

 

「楽器と言えば、耳朗と牧場じゃね!?耳郎の部屋、楽器楽器してたし…牧場は個性、音楽妖精じゃん!」

 

「いや!ウチ…趣味程度だし…その…」

 

「僕は構わないよ…ただ…」

 

「「ただ?」」

 

上鳴と瀬呂がこっちを見ている

 

「選曲間違えると大変な事になるときが…」

 

すると瀬呂が質問してきた。

 

「いや…選曲って…そんなに気にするのか?」

 

「…じゃあ、…この辺りが、ホラーハウスみたいになってもいいのか?…嵐の中お客様に帰って貰っても?…季節が変わる時もあったな…」

 

過去にあった出来事を話していくリンク…

 

女子メンバーは、ホラーハウスと聞いて、合宿前の買い出しを思いだし、青ざめているし

 

男子メンバーは合宿での嵐を思い出している…

 

「…選曲が問題なければ、OKなんだろ…」

 

轟が乗る気になってる?

 

轟の問にリンクが答える

 

「あぁ、大丈夫だよ。どっかの体育館借りて実験する必要があるけど…」

 

上鳴が意見を言う

 

「しかしバンドだけだと皆参加出来ないし…下手な芸程苛つくモノ無いぜ」

 

 

 

「ダンスなら私が教えられるよ!」

 

ダンス講師に芦戸さんが立候補した

 

…このままバンド&ダンスで決まりそうだな…シィの姿が見えない

 

相澤先生がこっちに来た

 

「牧場、荷物が届いてるぞ…」

 

 

…荷物?

 

そこには、木箱があったかなり大きいめ…人が軽くはいりそうだ

 

「あのリト族…だっけか?あれが届けて来たんだが…」

 

相澤先生が教えてくれた

 

何か注文したっけ?

 

「えっと…これは…どうやって開けるんだ?」

 

釘で打ち付けられている箱…

 

 

「仕方がない…この釘抜きで…」

 

シーカーストーンから釘抜きを取り出し、木箱を開けてみる

 

 

 

中身は…あれま

 

「なんだ?なにが…おい!これ!?」

 

後ろから上鳴が覗いてきた

 

「…気を使わなくてもいいのに…」

 

中身は大量のルピー…とモグマ族のアイテムと思われるグローブ、ユキワシロの防寒着、リト族の羽毛服一式、…あと手紙とオルゴールが3つ…

 

「なあなあ!これ!サファイアだよな!?こっちはルビーに…まさかこれダイヤモンド!!?」

 

上鳴が興奮している

 

 

赤ルピーは素手で触るな

 

「なぁ!これ…本物なん?」プルプル…

 

麗日さんが目をこれでもかと開いている…

 

ちょっと怖い…

 

「ハイラルの妖精や亜人が使う通貨だよ…ルピーって言うんだけど…モグマ族って、こういう鉱石を掘るのが得意で、皆で自慢し合うんだよ。多分モグマ族の掘った奴だと思う」

 

結構あるな…

 

「…じゃあ…これ…本物!??お宝やないかい!?」ふら…

 

「麗日君!?しっかり!」

 

麗日さんが倒れてしまった…

 

飯田が支えている

 

「いやいや…流石にルビーやサファイアがこんなにゴロゴロしてるわけないじゃん…良く似た別物だろ」

 

リンクは偽物だと思っている

 

だって手のひらサイズのエメラルド10個を…10ルピーで手紙一通とか高すぎだろ

 

「……本物ですわ」

 

八百万さんが小さなレンズでルピーを見ている

 

…今なんて?

 

「……運び方が悪かったので傷だらけではありますが…磨けばAランククラスばっかりですわね…これ1つで軽く1000万は行きますわよ…磨けば…このままなら300万越えるか…位ですわね」

 

そう言って赤ルピーをハンカチで掴む八百万さん

 

……うそぅ

 

「マジか!牧場金持ちじゃん!」

 

瀬呂が絡んできた

 

「…とりあえず…保管で…」

 

モグマ族の贈り物だ、大切にシーカーストーンにしまっておこう

 

「次のはグローブ…か」

 

グローブの先に鈎爪がついている

 

全体的に白っぽく、豪華なグローブだ

 

「…手紙がついてる…えっと

 

『先日は売られる所を助けいただきありがとうございました。

 

一緒にお送りしましたグローブとオルゴール…これは【モグマグローブ】と言って、穴を掘り進める事が出来ます。昔に勇者が使っていたと言われる物のレプリカです。

 

性能は変わらないので、良かったらお役立て下さい。

 

オルゴールは、個性が音楽妖精っとリト族のコドリ殿から伺ったので、モグマ族の歌[大地の星]が入っております。今度はぜひ、里に遊びに入らして下さい。美味しいカボチャをご馳走します。』

 

…モグマ族長ゴルドより…か勇者アイテムとか凄く嬉しい」

 

 

冬休みに行ってみるか…行けたら

 

リンクは[モグマグローブ]を手に入れた!

 

次は…防寒着…だな…オーバーオールな

 

これも手紙かな

 

「えっと…『よーうあんちゃん!元気にしてるかい、無事帰ってこれて、ヘーオンなひびを送ってるぜい!みんなヨチヨチ歩き回ってるぜい!

 

オレっちのナイスでナウいジャンパー送ってるぜ!

 

あとよ~コドリってとても小鳥に見えない奴から聞いたんだがよ~…オルゴールにおいら達がみんなノリノリになるミュージックいてといたぜぃ!

 

その名も[スノーファンファーレ]っていうんだぜ!

 

あとよ、オレっちの可愛い娘が絵を書いたんだ!大事にしろよ!風邪引くなよ!』…ユキワロシらしい手紙だ」

 

子供が書いた絵がついてきた

 

オカリナを奏でるリンクが描かれている

 

…リト族も手紙が書いてある

 

「こっちはコドリからか…『拝啓、リンク様

 

あなたのお陰で、無事に子供達が戻って来ました。ありがとうございます。勇者への道は大変に思われますが、姉のメドリと応援させていただきます。

 

気持ちばかりなのですが。我々の羽毛の服をご用意させていただきました。

 

羽の交換期になると良く欲しがる種族がいるので、きっと良いものだと思います。

 

多少の雨なら弾いてしまいます。洗濯はご注意下さい。

 

東京の冬は乾燥するそうなので風邪を引かない様にしてください。あと、オルゴールにリト族便イギリス支社のテーマ曲[大翼の歌]が入っております。追伸、メドリが会いたがっています。今度遊びに来て下さい』…か」

 

 

…みんな元気でやってそうだ

 




ありがとうございました。


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準備

アライアンスー夜

 

ハイラルから届いた荷物で騒ぎになったが、耳朗さんが上鳴の猛攻な説得により、バンドとダンスに決まったのはいいのだが…

 

「…バンド側じゃないんだ…」

 

開催までの時間が短いのと、何が起こるかわからないと言う理由で、今回は、バックに行って、演出の方に回る事になった

 

スポットや音の調整…演出などをしていくのは良いのだが…

 

「ヤダヤダヤダ!!」ジタバタ…

 

…ナビィが拗ねてしまった

 

「ほら…何が起こるかわからないんだし…それに今回…笛は無いんだし」

 

バンドには笛はない…キーボードは八百万さんがするし…

 

 

「今度、ハイラルに戻ったら、マコレ達と演奏しよう…ね?」

 

 

…時間が掛かりそうだ

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

学校ー放課後

 

みんなで、それぞれチームに別れ、練習に励んでいる

 

シィとショットは、衣装に意見を出してるし、ケミィは舞台装置に何か細工しようとしてるのを止めて、皆それぞれ動いている

 

…ナビィが元気ない

 

「…ナビィ」

 

「……」プイ!

 

…駄目か

 

「ねぇリンク!」

 

?耳朗さん…

 

「チューニングと音のバランス見て欲しいんだけど…」

 

「ヘイ!私ニ任セナサイ!!」ピューン…

 

…ナビィは大丈夫…かな?行ってしまった…

 

「牧場!早くこいよ!」

 

あ…呼ばれた…

 

リンクは瀬呂達の演出の話をする事にした。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

数日後ー校門前ー放課後

 

演出用の荷物を、運んでいると、緑谷とミリオ先輩がいた

 

ミリオ先輩は休学中だったような…

 

あと、一緒の子は誰?

 

「お~い…緑谷~」

 

リンクは声をかけた

 

「あ!牧場くん、それ演出用の奴?」

 

緑谷は箱を見て話す

 

「あぁ…その子は?」

 

「!……」

 

頭に角を生やした子はミリオ先輩に隠れてしまった

 

「あぁ…この子はエリちゃんって言うんだ。ほら…」

 

「……」

 

…怯えさせちゃったかな

 

 

リンクは、片膝をついて、視線を同じ高さにし、少し離れた所から挨拶をする

 

「はじめまして、ボクはリンク…よろしく♪」

 

そして頭や肩に牧場フェアリーズがよじ登っていき

 

頭の上を飛ぶナビィが挨拶をする

 

「アラ…可愛イ子ネ、私ナビィヨ♪」

 

そして頭の上にいるケミィ、両肩にいるシィ、ショットと挨拶していく…

 

「小さいにんげんさん、ケミィはケミィです~」ピョコ

 

「シィであります!」ピョコ

 

「ショットッス!」ピョコ

 

…はじめて見る妖精に興味あるようだ

 

エリちゃんは視線を、牧場フェアリーズがら外さない…

 

見た目完全に人形だもんな…

 

そうしてるとエリちゃんの頭上にナビィが移動し、旋回している

 

「えっと…エリちゃんは妖精は初めて?」

 

「……」コクコク

 

顔を縦にふるエリちゃん

 

リンクはエリちゃんに手本を見せる

 

「ほら、こうやって、手を前に出してごらん…」

 

リンクは掌を上にするように、前に出す

 

エリちゃんもゆっくり手を伸ばすと、ナビィがエリちゃんの手のひらに止まる…

 

 

「!…………」

 

マジマジとエリちゃんがナビィを見ていると、後ろから声がする

 

「牧場!どうしたんだ!?」

 

上鳴の声が聞こえる

 

あ…運ぶ途中だった

 

「ゴメン!もういくね…行くよー!」

 

ナビィ達が牧場についていく…

 

「あ…」

 

エリちゃんの声が寂しく聞こえた…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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相談

昼休みー教室

 

リンクは、食堂から戻った時の事だった

 

「すみませ…あ!牧場君!」

 

…誰?……

 

兎耳が付いた人から声を掛けられた

 

「あ!こんがり兎であります!」

 

「食べられにきたです?」

 

シィとケミィが兎の人を食品として見ている

 

「食べるな!食用じゃないわよ!」

 

 

…今のやり取りで思い出した。

 

体育祭で爆豪に黒焦げにされた兎の人だ…名前は…たしか……

 

「えっと…ウダさん…だったっけ?茶色に戻ったんだ…」

 

「覚えてくれたんだ!ちょっと放課後…屋上に…いいかな?」

 

何か話があるようだ

 

 

「わかった、放課後に屋上ね…いいよ」

 

特に用事もなかったのでOKする

 

 

「やったぁ♪じゃ!待ってるからね…」

 

…行ってしまった

 

 

「……リンク?」

 

ゾク…

 

 

リンクはゆっくり後ろを見ると、芦戸さんがいた…

 

「…ずいぶんモテモテだね♪…後で何の話したか教えてね♪」

 

…目が笑ってないですよ…不機嫌なオーラも感じるっす!

 

良く見ると、その後ろでジャックを伸ばす耳朗さんまで…

 

 

 

「兎田さんからの話か…グペ!」ドカ!

 

席に付こうとしたら何かを踏んで転んでしまった…丸い紫が足にくっついている

 

「峰田!またか!」

 

「ウルセー!!放課後の屋上だと!!?完全に愛の告白のシチュエーションじゃねーか!文化祭前のこの時期だぞ(ガチキレ)」

 

「……そうなのか?」

 

リンクはキョトンとしている

 

基本的に、妖精やハイラルの生き物、動物には好かれても、あまり人間に好かれる事がないと思っている…特に女性関係は、物理ダメージが多いので嫌われていると特にそう思っている

 

仮に好かれたとしても、それはパウチがイタズラと思っているので…めんどくさいこの上ない性格をしている

 

「そうだ!『文化祭一緒にまわらない?』とか言われて見ろ!完全にロックオンされてるぞ!!」

 

無駄に演技の入った上鳴のセリフに、むしろ厄介な事が多く頭に浮かんで仕方なかった

 

…とりあえず、放課後に屋上に向かおう

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

放課後ー屋上

 

…念のため、物理攻撃に対応するため、服の下にガンドレッドを装備しているリンク

 

 

屋上に着くと、だれもいなかった…

 

「……騙されたかな?」

 

少し待ってると、上から声が聞こえた

 

「牧場君!こっち!そっから登って!」

 

入り口の上、給水塔の近くに兎田さんがいた、横の梯子から登ったようだ

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

屋上ー給水塔付近

 

とりあえず登って来たリンク

 

「えっと…用事って?こんな所まできて…」

 

「…実は…」

 

なんだ?

 

「文化祭の事なんだけど…」

 

…上鳴の言ってた奴か?パウチが暴走でもしたか?…

 

でも…しかし…

 

色々考えてしまうリンク…

 

「…牧場くん…一緒に…」

 

無駄に頭が高速回転しているリンク

 

 

 

 

 

 

「私達のお店のメニューを手伝って欲しいの」

 

 

 

 

ガン!

 

「…なんだ?今の音?」

 

何かがぶつかった音が聞こえたが…何も…ないか

 

 

「えっと…メニューを手伝ってって?」

 

リンクは聞いてみた

 

「今、先輩と勝負してて、文化祭の売上で勝負する事になったの…飲食店ってのが条件で…お願い!牧場君料理上手じゃない?だから…ね♪」

 

…無駄にぶりっ子をしている

 

「…どうして?ボクより、ランチラッシュ先生に相談すべきじゃ…」

 

素直に疑問を聞いてみた

 

「いや…ランチラッシュ先生…忙しくて無理って…お願い!料理上手な人の知り合いが他にいないの!」

 

兎田さんが拝んでいる

 

…仕方がない

 

「…わかった…いいよ、アドバイス位は出来ると思うから…」

 

リンクはOKする事にした

 

「本当に?やったぁ!」ピョンピョン

 

めっちゃ跳ねてる兎田さん

 

「早速来て!私達のチーム紹介するから…」ピョン!

 

 

そういって給水塔から屋上エリアに飛び降り、跳ねて移動する兎田さん…

 

「ちょっと!待ってって…」

 

リンクも追いかけるのだった…

 

 

文化祭…忙しくなりそうだ

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

リンクが居なくなった後ー屋上

 

「…へ…ヘックション!…うぅ…流石に寒いわね…」

 

…盗み聞きしていた葉隠さん

 

「…一生懸命やってる女子に惚れちゃう男子…面白くなりそう♪皆に報告しなきゃ!」

 

そして、女子ネットワークが発動し、情報共有されていく…

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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お手伝い

文化祭前日ー体育館

 

 

ここで、リンクは瀬呂と飾り付けをしている

 

「よっと…」バシュ……ガチッ!

 

天井の梁にクローショットを引っ掛け、宙釣りになり、足場予定の下に反射用ミラーを設置していく

 

 

「この位置かな…青山!レーザー出して!テストしてみる!」

 

「オーケー☆!」

 

青山の放たれたレーザーは、ミラーで変化し、無事に形を作っていく…

 

「よし!後は轟の氷だな…イメージ出来そう?」

 

轟は、リンクの描いた図形…ダイヤモンドの形を少し変化させた奴を見ている…

 

「……なんとか…細かい調整がまだ必要だが…」

 

演出の為に、少し細工しようと思っている

 

これはかなり緻密だが、完成すれば絶対に盛り上がると確信している

 

「ゴメンね…難しい注文させちゃって…」

 

リンクは正直かなり難しいと思っている

 

「……いい…細かい練習になる…青山…また頼む…」

 

「オーライ!☆」

 

 

そして、レーザーのテストが続いていく…

 

間に合うかな?

 

スモークとミストシャワーと映写機はケミィに任せてるし…フラッシュは…なんとかなるか…

 

 

「牧場さ~ん!ちょっといいですか!?」

 

あ…呼ばれた

 

「ゴメン!ちょっと行ってくる!」

 

「あぁ…経営科の…手伝ってこい…」

 

轟に断って呼ばれた方に行く…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

経営科ー調理室内

 

さっき呼んだ人…兎田商子に連れられて調理中の仕込みを見ている

 

茶色のぶちに戻ったんだ…

 

~~~~~~~~

 

※兎田商子(ウダ ショウコ)…体育祭の障害物レースで、最下位から上位まで行ったが、爆豪に返り討ちに合い、黒焦げでリタイアした兎個性な女子

 

茶色のぶち兎風→リンクのプリンで赤目の白兎風になる

 

ウサミミと丸い尻尾以外はあんまり人と変わんない…ショートヘアー

 

~~~~~~~~

 

「どう?うまく出来てる?」

 

経営科の兎田さんのクラスは、ラーメンをやるようだ。定番の醤油をするのだが、「どうせなら本格的にやろう」と言うことで、寸胴からガチに作っている

 

 

 

目の前には3つの寸胴が並んでいる

 

 

 

第1の鍋、豚骨出汁

 

[拳骨、豚足、シナモン、生姜、長ネギ、ドライフルーツ、丸めた豚バラ肉]を圧力鍋で1時間程かけた後で蓋を開けて30分煮た物

 

 

 

白濁としている、豚バラ肉はチャーシュー用

 

 

 

 

 

第2の鍋、鶏出汁

 

[鶏ガラ、モミジ、黒く焦がした半分の玉ねぎ沢山、人参タップリ]を40分圧力鍋で煮た、煮込んだ物

 

黄色っぽい色をしている

 

 

※黒く焦がした玉ねぎは炭の代わりになり、灰汁等を吸着してくれる、甘味も出て一石二鳥!、人参は兎田さんの強い希望…

 

 

 

 

 

 

第3の鍋、魚介類出汁

 

[焼き顎、秋刀魚の焼き干し、昆布、鰹の荒節、干し椎茸、日本酒]を弱火でじっくり取った出汁

 

 

 

鍋の様子を見ている…

 

「……うん…大丈夫!丁寧に出てる」

 

リンクは、親指を立ててグットマークをする

 

兎田さんの家は、食品メーカーらしく、廃棄用のクズ野菜等がかなり安く手に入り、豚骨や鶏ガラ等も、規格外の物を手に入れたらしい…

 

「良かった…後はどうすればいい?」

 

兎田さんが聞いてきた

 

「…じゃあ、油をお玉ですくって、この3つを濾して…合わせて…常温まで落とそう…あ、油は取っといて…」

 

3つの鍋を1つにまとめて、コンロからあげる

 

その間にタレを作ろう

 

教えるだけして、後は皆経営科のメンバーで、作っている

 

 

「まず、容器に薄切りにしたニンニク、小さく切った昆布、濃口醤油、たまり醤油、鷹の爪少々、岩塩を加え、さっきの豚バラ肉を入れ…冷蔵庫に放置!30分程で豚バラ肉は出そう…しょっぱくなるし…」

 

明日にはタレ出来るだろう

 

「板長!だいぶ冷めたよ!」

 

他の経営科の人も手伝ってくれる…だれが板長だよ

 

「わかった…じゃあ、卵の白身を混ぜて…」

 

 

卵の白身を混ぜて、ゆっくり加熱…すると、白身が固まって、スープ内の濁り成分がくっついていき、綺麗な淡麗スープが出来た

 

「後は、白身を網で濾して…完成!」

 

スープ、タレは出来た

 

 

後は麺…だな

 

 

「淡麗だから中太卵麺にしよう、縮れにさせて…」

 

カンスイ、卵、塩を小麦粉…中力粉にまぜ、しっかりコネていく…

 

1回伸ばした後、重ねて、もう1回加圧しながら伸ばして、塊は明日の朝に切る用にして、試食用の奴を…2ミリに切っていくが…

 

「これ…難しい…」トン…トン…

 

「あ…繋がってる…」ばら~…

 

悪戦苦闘する経営科メンバー…

 

切った麺は一人前づつに分けて、ビニールを被せ、乾燥しない様に冷蔵庫に置いて熟成…そうするとモチモチのツルツル麺になる

 

一時間後…

 

 

…じゃ、早速…

 

明日が本番なので、1回皆で試食タイムをする事にした

 

 

具無しラーメンだが…結果は…

 

「「「………」」」」ずず~…

 

…皆夢中になってる

 

「……イケる…これ…絶対勝てる!目指せ!売上トップ!先輩にだって…ククク…」

 

兎田さんの目が¥マークになっている

 

するとみんな集まって話し合いが始まった…

 

 

「500円…いや…800か」

 

「材料の事を考えると600位?」

 

「コストが一杯228円だから…これくらい?」

 

「イヤイヤ…もっと完成度ならもっとイケるって…」

 

「…ご飯欲しくない?」

 

…だいぶ昆布が効いてるからな…魚介出汁も効いて、モミジや豚足でゼラチンがトロトロだしな…美肌効果あるかも…

 

※カロリーオーバーで太ります。注意しよう

 

 

 

「んだね~、ご飯にとろろ昆布にチャーシューの端を角切りにした奴、少し上に乗せて、刻み海苔、ワサビでシメとか?ご飯にスープをかけて、[サッパリら~茶漬け]…なんて…」ズルズル…

 

 

 

…違った風味が楽しめそうだな…試食でスープ食い尽くすなよ…そこの七三メガネ…3杯目行こうとするな!スープが無くなるだろうが!

 

 

 

「…ちょっと試して見よう…客単価が上がるかも…セットメニューとか…誰か!スーパー行ってきて!広告も忘れるなよ!」

 

 

 

「味噌も頼む!卵の黄身を漬けたらもっとラーメンに合うかも…」

 

 

 

電卓を弾きながらメニューを皆話合っている

 

…たくましいな…経営科!でもヒーロー事務所の経営じゃなくて飲食店だよな!…でも経営するなら一緒か?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

ラーメンのレシピは、約10年前、高校の文化祭で、ガチでやったレシピになります。

ラーメン屋の凄さを痛感しました。

メニューの指導は、当時、近く中華飯店のおっちゃんに教えて貰って、クラスでアレンジしたものです。



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文化祭01

体育館9:00

 

リンクはリハーサルの準備にしている

 

「牧場…氷はこれでいいのか?」

 

轟が話掛けてきた。横には、トランプのダイヤのマークの形を8面体にした形の氷が用意が出来ている

 

…透明度抜群な氷…これなら上手くいく!

 

「青山のレーザーでのテストは?」

 

「…さっきやった…問題ない…」

 

 

もう試した様だ

 

「わかった…じゃあ瀬呂、これ中央に吊るして…」

 

 

 

「よっしゃ!任せろ!」

 

そうして、中央の天井近くまで上げていく

 

「ケミィ…ミストの機械を確認して来て…シィはフラッシュと映写機の最終チェック…ショットは一緒に来て、ミラーの位置を確認するから…ナビィは…あれ?」キョロキョロ…

 

…バンドチームの所に、もう行ってるし…

 

 

「「了解!ッス!」であります!」

 

「ご~つ~ちぇけ~」トテトテ…

 

…さあ、最終チェックだ

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ライブ会場

 

お客様が入ってきた…クローショットで天井に隠れる様にいるリンク

 

…あれ…あの赤い髪……うんそら似だね…だってハイラルにいるはずのマヤが…いや…あのライブなのにペンとメモ帳を持っている…

 

「マジかよ…なんでマヤが…」

 

「どうした?牧場…」

 

スタンバイしてた切島が聞いてきた

 

「いや…地元の幼馴染が来てるからさ…」

 

「へ~どこなんだ?」

 

「ほら…あそこの赤髪のロング…」

 

そう言って、指を指すリンク

 

「へ~…なんでペンのメモ紙持ってるんだ?」

 

「将来、文豪になるって言ってるから、資料にする気なんだろう…多分だけど」

 

 

…ライブが終わった後で、会いに行こう

 

…緑谷が戻って来ない!!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

本番15分前

 

緑谷が血だらけで帰ってきた

 

「何があったんだよ!?」

 

思わず声を掛けるリンク

 

「牧場君!ゴメン牛乳貰っていい?」

 

シーカーストーンを操作し、牛乳の入った瓶を渡す

 

「早くのんで!準備!行くよ!」

 

そう言って走り出すリンク

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

10:00

 

 

 

暗い中スモークが流れ、スポットが当たり、バンド隊登場

 

 

「いくぞコラーーーー!!」

 

「よろしくお願いしまーーーす!!!!!」

 

爆豪の気合いと耳朗の挨拶でスタートする

 

 

そして、バンドの中央の近くにいるを中央から順々に横にスポットを当てていく…

 

Aパートが終わってリンクはミストの準備をし、指示を出していく

 

「シィは映写機の準備…ケミィはカメラ…轟…スモークは出来るかな?」

 

リンクは合図を送ると、轟が大丈夫の合図が出た

 

 

リンクは合図でバンドの背後にスモークとミストが流れていく

 

そして1サビに合わせ、スモークとミストに映写機の映像を流していく…

 

そうすると、バンド1人1人の映像が3Dに大きく移る

 

リンクはサポート科から借りた映写機でミストとスモークをスクリーンにしてみた

 

 

 

※因みにこの現象をブロッケン現象という

 

 

 

 

 

そうして間奏に入るとダンス隊の見せ場だ

 

芦戸さんをセンターに広がって行く

 

そしてフラッシュを使っていく

 

明るくなったり暗くなったりを素早く繰り返し、ダンス隊の動きをコマ送りの様に見せる

 

リズムに合わせてフラッシュのタイミングを変えて行き

 

後半に突入する

 

 

2番のAパートに入り、最初のスモーク映像に戻し、演出隊は配置に着く

 

スモークを天井に満たしていき、瀬呂がテープで道を作り、氷で固めて道を作る

 

 

青山が客の真ん中に移動し尾白にロープを付けられる

 

リンク、切島、轟は天井の左右に別れる

 

リンクは左側、轟達は右側前と後ろに別れる

 

 

サビに入った

 

「イエーイ☆!ボク目立ってる!?」

 

青山がレーザーを放出し旋回していく…レーザーが色んな方向に飛んでいき、最高点の高さになったら轟特性ダイヤモンド氷にレーザーを当てる

 

そして氷に当たったレーザーは吸収反射を繰り返し、それぞれの方向に放射されていく

 

天井のスモークが光の道を見える様にして形を作って行き

 

ミラーに反射して天井に大きなトライフォースマークを形成する

 

 

「よし!せーの!」ブン!

 

 

リンクは[疾風ブーメラン]を投げ、轟のダイヤ氷を回転させていく

 

それに合わせて、天井のトライフォースマークが回転し消え、ミラーボールの様に光を撒き散らす

 

 

それに合わせて、天井の通路を演出隊で走り出す

 

切島は籠に氷のパウダーを撒き、パウダーが光を反射していく

 

天井には星空の様に輝いている…

 

麗日さんが個性で浮き、観客を巻き込んでいく

 

 

「楽しみたい方ハイタッチ!!」パン!パン!パン!パン!

 

ハイタッチしたお客さんも空中に浮いていき、そしてバンド隊も飛んでいく…

 

重力を無視していく空間

 

 

 

最後に[ケミィ特製花火の矢]のをお客様の上に向かって発射しフィニッシュ!!

 

ドドーーン!!

 

 

 




ありがとうございました。

やっぱりバンドシーン小説化ムズい(泣)

元々下手だろっというツッコミは無しで…orz


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文化祭02

ライブ後

 

マヤと思われる人に近づくリンク…

 

「すみません…もしかして、マヤ?」

 

「ゴメンちょっと待って…と、リンク!久し振り!」

 

メモを書き終わって、話し出すマヤ

 

 

「どうやって来たの?ハイラルから…」

 

「札幌で飛行機だけど…案内状にチケットが入ってたわよ?…ほら」

 

肩掛けバックから出した案内状は、牧場家の家族に送った物だった

 

「…何でマヤが持ってるんだ?」

 

「お母さんがリンクの家に牛乳の回収の時、『牛のお世話で行けないから良かったどうぞ』って貰ったらしいわよ。おかげで、人生初東京だわ♪」

 

クリミヤ叔母さん経由で貰ったのか…

 

 

「…リンク?その娘は?」

 

耳朗さんが話掛けて来た

 

「誰々?知り合い?」

 

「何だか不思議な方ですが…」

 

芦戸さんや八百万さんまで来た

 

リンクは紹介する事にした

 

「初めてだよね?この人、操記 マヤ(アヤツキ マヤ)ハイラルの同級生で幼馴染だよ」

 

「は~い、操記 マヤです。よろしくね」

 

八百万さんに握手しようとするマヤ

 

「初めて、わたくし八百万 百々と言います。幼馴染何ですか?」

 

そうして、マヤと握手する八百万

 

シュイン…

 

「!…よ…よろしくお願いします。」

 

?…握手したらマヤが急に丁寧になったぞ

 

 

シュイン…

 

「ウチは、耳郎 響香、よろしく」

 

「!…よ…ヨロシク…」ピクピク…

 

…今度は笑いを堪えている

 

 

「…ウチなんか変?」

 

耳朗さんは服を気にしているが、リンクからは見た限りは特に違和感がない

 

「いや?変わった格好だとは思うけど…」

 

そんなに笑う程じゃないが

 

「ふふ…ねぇ…その耳ってどうなっているの?」

 

マヤが耳朗さんのイヤホンジャックが気になる様だ

 

「あ…あぁこれ母親譲りなん…」

 

 

マヤはおもむろにイヤホンジャックを掴み、感触を確かめている

 

「感触は…コードの部分は芯あるような感じなのね…」

 

「ひゃ!ちょ…耳は弱い…」

 

「ふむふむ…えい」プス!プス!

 

今度は自分の腕に刺さるか試している

 

「ちょ…いきなり」

 

「成る程、任意じゃないと刺さらないわけか…あ~ん」パク

 

今度は、耳朗のジャックを咥えた

 

「イヤアァァァァ!!」

 

無理矢理ジャックを引っこ抜く耳朗…

 

「…フンフン…金属っぽい味はしなかったわね、少ししょっぱい感じ…」

 

 

普通にメモ帳を録るマヤ…

 

「リンク!!この子一体なに!!!?」

 

耳朗さんはリンクに訴える

 

「マヤは、小説家になるのが夢で、何でもネタになりそうな物はとことん調べるんだよ…むしろ好奇心でしか動かないし…」

 

「フム…面白い個性ね♪使わせて貰うわ」

 

ドヤ顔でこっち見られても、みんな引いちゃって…

 

「どおすか!オレの玉も咥えてみないぃぃぃ!!(ゲス顔)」

 

…峰田だけノリノリだった

 

「へぇ~…」

 

シュイン…

 

マヤは峰田の頭に触れ…

 

「……使えない…」

 

そう言って興味が失せたようだ

 

…虫けらを見る目をしている

 

「何だよ!使えないって!!無視スンナヤ!!」

 

もう次の事を考えてるマヤ

 

その様子を少し離れて見るリンク

 

「初めての東京で楽しそうだな」

 

…和やかに見ている

 

「牧場くん、そろそろ止めたほうが…」

 

「…そうなの?まぁいいか…マヤ!学祭は他にもあるぞ!早く行かないと終わっちゃうぞ」

 

そうマヤに声を掛けるリンク

 

「…そうね!ねぇ、文化祭を案内してよ♪」

 

 

そう言って来たのだが

 

「ゴメン、この後、昼過ぎまで、経営科の助っ人があるんだ」

 

兎田さん達の手伝いだ

 

「そう…ねぇ、リンクが終わるまでの間、学園祭の案内お願い出来ます?」

 

マヤは八百万さんに聞いて見た

 

「…わかりましたわ。こちらのパンフレットから…」

 

「…俺も手伝おう、何かやらかしそうだ」

 

…八百万と飯田がマヤと回る様だ

 

「じゃあマヤ!13時にグラウンドで…三つ巴ラーメンやるから良かったら食べに来て!」

 

 

そう言ってリンクは兎田さんの所に向かう

 

「わかったわー!」

 

マヤの返事が聞こえる

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

マヤサイド

 

「…相変わらずだな…フフ」

 

マヤはリンクの事を見ている

 

「…操記さん、どこから回られますか?ご興味がおありなのから…」

 

そう言ってパンフレットを見せる八百万さん

 

「えぇ…サポート科?…ここを見てみたいわね」

 

「ここですわね…意外と近いですわ、こちらになります」

 

八百万さんはマヤを案内していく

 

 

「…(思った以上にお嬢様でビックリしたわ

 

リンクに異性として恋してるけど、自分から仕掛ける事が億劫になってるわね

 

頼って欲しいけど、いつもいるの妖精達が大体やっちゃうから、どうコミュニケーションとっていいかわからなくなって、強攻な手段に出てしまう…

 

好きな女の子にイタズラする男の子…いや…やり口がエグい…)…どうしたものか…」

 

「??…いかがなされましたか?」

 

八百万がマヤを気に掛けてくれる

 

「い…いえ、学校が大きくてビックリしてるだけ…」

 

 

「そうですわ!ヒーロー目指すなら日本一の高校ですわ!」

 

 

 

「…(本気で記憶改ざんさせようかしら…リンクが死ぬ前に…でもそうするとリアリティーがなくなっちゃう…)…いっそ加速させて見ようかしら?…面白くなりそう」

 

色々考えるマヤ…

 

 

 



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文化祭03

雄英高校ーグラウンド

 

 

 

学校のグラウンドには多くの人が賑わいはじめている

 

中央は机が並んでおり、周りを囲む様に飲食屋台が並んでいる…

 

 

バンドが終わった後、リンクは制服も借りたが、チャイナ服は、初めてだ

 

…男物でよかった

 

麺は香りを保つ為、最低限の玉数しかストックしていない

 

 

「みんな!シミレーション通り…行くよ!目指せ!売上トップ!!!!」

 

「「「おーー!!」」」

 

5人のメンバーは、円陣を組んで、気合いをいれている

 

…男が2人なので、パワー不足な気がなるかな?

 

今回のラーメンは、魚介、豚骨、鶏のトリプルスープ

 

具はもやし、味噌漬けの黄身、チャーシュー…サイドメニューで、トロロ昆布飯…

 

麺だけなら600円、飯が150円になる

 

リンクはヘルプが呼ばれるまで、裏方…配膳や器の回収等をする事にした

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

11:30

 

「いらっしゃいませー!!はい3つですね♪」

 

「ありがとうございました~♪」

 

 

お昼時になって、それなりに人が並んで来た…

 

でも、チャイナ服を着た兎田さん達が目当てっぽそうだが…

 

「リンク!製麺が追い付かない!お願い出来る!?」

 

お…兎田さんに呼ばれた、ついに助っ人タイムか…

 

「わかったいま…?」

 

2つ隣人が集まっている…あれって…

 

 

蒲鉾みたいな生地に直接、刃を入れて鍋に入れていってる…

 

「…高校で刀削麺って…ありかよ!」

 

 

 

※人の事あまり言えない

 

 

 

 

ライバルチームは刀削坦々麺…物珍しさからなのか、人だかりが出来てる

 

オマケに、こっちの視線に気付いてニヤニヤしてる…

 

「…こっちもちょっとやったるか…」

 

リンクは、机の使ってない奴を見つけ、台拭きで綺麗にして行き…

 

「牧場君?…一体なに…」

 

上田さんは気になっている…

 

「よっと…じゃ!行くよー…」ドス!ドス!…

 

見える所に机を置き、打ち粉をして…塊の生地を叩きつけ、生地の状態を確認し…

 

「セイ!」ビヨ~ン…ベシ!

 

おもむろに麺を引き伸ばして、伸びたら生地をねじり、また打ち粉をして、また引き伸ばす…

 

リンクがやってるのは【手延べ麺】である

 

「……すげ~」

 

「あれ…ラーメン?」

 

「中華街みたい…」

 

近くの子供や、大人、昼飯に来た学生が注目している…

 

あっという間に8人前の麺を作ったリンク…

 

「はい!よかったらどうぞ!三つ巴ラーメン600円でーす♪」

 

麺を切り分けながら営業するリンク…

 

お客さんが集まってきた

 

「…牧場くん…何者?」

 

兎田さんがリンクを指している

 

良く見ると他のメンバーの目が点になっている…

 

「飴細工の応用だよ…ほら!麺出来たよ!少し短めに茹でてね」

 

「お…おう!…目指す職間違えてね?」

 

チャカマシ!(注、やかましい)

 

七三メガネに麺を渡して、次の麺を作っていく…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

12:00

 

麺を作っていくリンク…

 

「セイ!…セイ!あ…緑谷!これから飯?」ビヨ~ン…ベシ!

 

「牧場君!ってなんで麺打ってるの!?」

 

緑谷とミリオ先輩、エリちゃんが来た

 

「へ~本格的だね」

 

ミリオ先輩が店を見ている

 

「………これ…どうやってこうなるの?」

 

エリちゃんが台の生地を見ている

 

「今からやるからちょっと待ってて…」

 

リンクは一人前に切り分け、別トレイに移し、新しい生地を取り出し

 

「行くよー…セイ!」ビヨ~ン…ベシ!

 

「伸びた!」

 

 

「セイヤ!…セイ!」ビヨ~ン…ベシ!ビヨ~ン…ベシ!

 

10回程繰り返し…麺が出来ていく…

 

「………ほぁ…」

 

ほあ?エリちゃんから変な声が出た

 

「ミリオ先輩…チャレンジします?」

 

話題を振ってみた

 

「え!オレ!?」

 

「まだ生地があるから大丈夫ですよ…ミリオ先輩の良い所見てみたいよね♪エリちゃん」

 

「う…うん」

 

無理矢理作らざるを得ない状況を作るリンク

 

 

「よ…よし!オレに任せて!」

 

少し不安な顔をしている…

 

ミリオ先輩と緑谷に手を洗わせ、手にビニール手袋をさせて、いよいよ初めての手延べ麺にチャレンジが始まる

 

 

「…なんでボクまで」

 

緑谷も無理矢理巻き込まさせた

 

「いいからいいから…じゃあ、まず1回目…横にビヨ~ン…」

 

「ビヨ~ン」

 

エリちゃんもリンクの真似をして両手を大きく広げる

 

「……ヨット!」ビヨ~…ぶち!

 

…1発目で切れた

 

「ミリオ先輩…アウト~、強すぎ」

 

「えぇ~~…」ガーン…

 

「ほ…よとと…」ビヨ~ン…ビヨ~ン…

 

ミリオ先輩はショックを受けている中、緑谷が頑張っている

 

「ほら!エリちゃん!応援応援!」

 

「が…頑張れ~…」

 

そうさせて緑谷にプレッシャーをかけるリンク…

 

「8…回!…出来た…」

 

緑谷はゆっくり慎重にやって出来た様だ

 

「おぉ!流石!…じゃあこれは緑谷達のお昼だね♪ミリオ先輩の奢りの…」

 

そういってミリオ先輩を見るリンク

 

「えぇ!!そうなの!?」

 

「「「はっはっはっは…」」」

 

そうして、変わった麺のラーメンを緑谷達に食べさせ、売上に貢献して貰った…

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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文化祭04

12:50ーグラウンド

 

「はい!あと3杯で完売!」

 

兎田リーダーからメンバーに号令がかかる

 

予定していた400杯が無くなり…

 

そして、最後のお客様に提供していく…

 

 

「…はい!ありがとうございました~…」

 

 

「「…完売!大成功!!」」

 

 

麺あげ担当はパイプ椅子に座り込み、ぐったりしている

 

「お…終わった…」ガク…

 

交代していたとは言え、水を吸った麺を湯切りずっとしてたもんな…

 

ぶっちゃけ、軽いダンベルをずっとやり続けるのと一緒だ…普段あんまり運動しない経営科にはキツかったか

 

 

「いや~助かったよ♪牧場くん♪ふっふっふ…」

 

売上を電卓でカウントしている兎田さん…

 

…今はそっとしておこう

 

上に着ていただけなので、制服を脱いでシーカーストーンに入れておく、洗って返そう

 

 

「イヤ~…机出した時はなにをするかと思ったら、あんな特技があったなんて…」

 

 

「お家料理屋か何か?」

 

同じメンバーのメガネの茶髪女性と犬耳な銀髪が質問してきた。

 

 

「いや…ただの酪農家だけど…」

 

「「…えぇ…」」

 

…納得出来ないって顔をしている

 

「……料理に関してはレミーがサポートしてくれるからね」

 

リンクは、水を飲んで椅子に腰をかける…

 

「レニーって?」

 

ぐったりしてたメガネが、話に混じって来た

 

「料理妖精レミー…ネズミのリトルシェフだよ」

 

「ね…ネズミ…ネズミの料理…」

 

メガネ茶髪が引いている…やっぱり引くよな

 

料理妖精レミーの話をしたら大体の人は引く…

 

「5つ星の料理店に住み着いてるうち覚えたみたいだよ…料理に関しては、あと、料理を体で教えてくれる」

 

「…成る程ね…」

 

一応納得してくれたようだ

 

「終わった!!予定より売上が上がったわね♪……ねぇ、レニーが体で教えてくれるってのは?」

 

兎田さんが集計が終わってこっちに混ざってきた

 

「それは、見た方がいいかな?」

 

リンクは、オカリナを構え、メロディを奏でる

 

♪~[レミーのクッキングマーチ]~♪

 

すると右手が反応し、半透明な金色のお玉やフライパン等調理器具が小さな竜巻のように出てきて…

 

PON!シャッキーン…

 

ポップコーンの弾ける音と共に、コックコートを着たネズミ…レニーが現れる

 

レストランのボーイの様に挨拶するレニー

 

兎田さんが思わず挨拶する

 

「あ…どうも…意外に礼儀正しいのね」

 

リンクは早速、無茶振りをしてみる

 

「レミー、早速で悪いけど、今日の祭りで手軽に摘まみながら歩けるの…作れそう?」

 

レニーは、考える素振りをし、走り出す…

 

残りの生地やタレ、油、残りのスープを確認し

 

兎田さんに登りだす

 

「え!ちょっと…きゃ!」

 

頭に乗るの髪を掴み、兎田さんを操り始める

 

「え!え!なにが…」

 

生地を手延べで麺を作り、アルコールスプレーの中身を捨て、洗い、容器にタレと鍋に残ったスープを入れて、伸ばした麺に吹き掛ける

 

 

「ちょっと!止めて~」ジュワ…

 

 

鍋に鶏油、ラードをいれ、高温に熱し、麺を揚げていく

 

 

そうしてお冷や用の紙コップに、揚げた麺をさしてこっちに持ってきた

 

「…これ…揚げ焼きそば?」パキ…ザクザク…

 

そういって、麺を一本取って食べて見る

 

…完全に味が今日作ったラーメン味のべ○スターラーメンが出来てる…

 

「これが…体で覚えるって事なのね…あ、美味しい」

 

「どれどれ…本当…」パキ…ザクザク…

 

そういって皆で摘まんでいく…

 

リトルシェフもどや顔だ

 

そうして、レミーは消えていく…

 

「…ねぇ…これ以外も出来るの?」

 

兎田さんが聞いてきた

 

「レミーは料理関係は大体出来るよ、あと栄養管理なんかもやってくれたり、相手の事を調べてその人の故郷の料理を作ったり、新しい食材を見たときは楽しそうにしてるね」

 

…兎田さんが何か企んでいる…

 

こういう時は逃げるのが1番だな

 

「じゃ!これから予定があるので…」ダッシュ!

 

リンク は 逃げ だした!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

グラウンド

 

「…牧場く~ん♪いい話があるんだけど…あれ?牧場君は?」

 

兎田さんはキョロキョロしている

 

「さっき、予定があるって走っていったわよ?」

 

「……金儲け出来そうだったのに…」

 

いじける兎田さん…

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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文化祭05

グラウンド

 

リンクが中央の椅子エリアにいると、クレープを食べてるマヤを見つけた

 

「あ!マヤ、見つけ…何があった…」

 

そこには、疲れきった八百万と飯田の姿もあった

 

八百万さんはぶつぶつなにか言ってるし…

 

飯田が頭を抱えている

 

「…牧場君…操記君をどうにかしてくれ…我々には無理だ…」

 

「ブラコンは大変ね」

 

「何度もいうがブラコンではない!そもそもキミが悪いだろうが!…はぁ…」

 

…飯田がここまでなるなんて珍しい

 

そしてどうして飯田がブラコン?

 

「…何してたの?」

 

リンクはマヤに聞いてみた

 

「ムグムグ…ん?飯田君?にサポート科に行く途中で、どうしてヒーローになろうと思ったの?って聞いたら延々と兄の話をするからブラコンってアダ名付けただけ

 

サポート科の道具の構造を見て『それじゃショートするよ』って言ったら、変に怒りだして、試しに動かしたら爆発してさ…

 

その後、変な大人がいっぱい来て、嫌な奴ばっかりだったから、『おじさんは○○ちゃんのプレゼントは、そうやって稼いだお金で買うのね』って大声で言ってやったわ

 

そうしたら大慌て…ふふ…良いわね東京…いっぱい新しい事があって…」

 

…昔から無駄に察しがいいからな…

 

 

 

※リンクはマヤの個性[タッチメモリー]の事を知りません

 

 

 

「ねぇ!もう用事は終わったんでしょ♪一緒に回ろう」

 

そう言ってマヤはリンクを引いていく…

 

「わかった!わかったから…C組のお化け屋敷でも行くか?」

 

「いいね!東京のお化け屋敷!行こ♪…あ!ブラコンとパイナップルもありがとねー!」

 

そう言って、マヤと一緒に行くリンク

 

…パイナップルは八百万さんの事?

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

C組ー心霊屋敷

 

 

中は夜の学校を舞台にした通路だ

 

ガタガタ…バタン!

 

天井から、紫のボサボサの人が上半身だけ、逆さまでぶら下がって来た

 

マヤは冷静に見ている

 

「…天井からスタルチュラの方が怖くない?」

 

イカーナ遺跡に社会見学に行ったので、ちょっとやそっとでは驚かないマヤとリンク…

 

「いやいや…ここはギブドで、金縛りの後でスタルチュラが糸を吐きかけるとかでは?」

 

「う~ん…それもいいわね♪そのまま地下に連れてかれて…」

 

 

どうやったら面白くなるか考える二人…

 

「……お前ら、もう行けよ…」

 

おっと、脅かし役に注意された

 

「そういえばミスコンがこの後あったな…」

 

「ミスコン!?東京だと学祭の定番なの?…面白そうね…」

 

この後、ミスコンに行って見ることにした

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

14:00

 

ミスコンがやっている…凄い人だ

 

「へ~…流石に多いな」

 

リンクは感心しているが

 

「何?こんなに人が多いなんて…どこに隠れてたの?」

 

 

…東京に初めて来た時、とりあえず人波に流れた時をマヤを見て思い出すリンク

 

「……何黄昏た顔してるのよ」

 

「いや…何でもない」

 

そろそろパフォーマンスが始まるその時だった

 

 

 

「なぁ!牧場だよな!ちょっと来てくれ!」グイグイ…

 

「いや!いきなり何…」

 

ハリネズミっぽい奴に連行されてしまうリンク…

 

「…こっちの方が面白そう♪」

 

リンクについていくマヤ…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ミスコン会場舞台横

 

良く見たら体育祭の時に速度オーバーでコースアウトした、ハリネズミの人だった

 

「…で、衣装が間に合わない人がいるから時間稼ぎをして欲しい、と?」

 

「本当に急にすまねぇ!ヨガのCMで牧場の事、見たの思い出して…頼む!!」

 

…どうしろと言うんだ

 

「良いじゃない…受ければ」

 

「マヤさん!?」

 

マヤから、出演すればと言われてしまった。

 

 

「繋がる心が勇者の力なんでしょ?いつも言ってるじゃない…」

 

く!それを言われたら弱い…

 

「…わかった。何をすればいい?」

 

引き受ける事にした

 

「マジか!よっしゃぁぁ!じゃあ早速これを着てくれ…」

 

そこには、あるゲームで出てきそうな…女性騎士?の衣装があっ…た

 

「これモード○ッドってキャラクターの服なんだ!」

 

およそ胸と腰、腕しか隠れていない、果たして高校で良いのだろうか…

 

 

 

まさか、女装をまたするとは思っていなかったリンクは、顔を青くして固まっている

 

 

…またか!また女装なのか!!!

 

 

 

※安請け合いは注意しよう

 

「早く!早く!リンクなら似合うって♪」

 

 

楽しそうに見ているマヤ…

 

シィがメイクセットを持って肩の上に立つ

 

「腐っ腐っ腐…しっかりするであります!【完璧】に仕上げてあげるであります!」

 

…逃げられない!!

 

 

 



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文化祭06

舞台袖

 

15分で、見事にミラクルチェンジをしたリンク

 

「…轟まで巻き込んですまん」

 

「…いい、氷の柱を作ればいいんだろ…今度はヴァルキュリアか…」

 

たまたま会場の近くにいた轟を捕まえ、氷の柱を作って貰ったリンク

 

…轟の「何時もの事だろ」な冷静さが、なんか…キツイ

 

そしてコイツらも

 

 

「ぷっはっはっは!!ここまで似合うって…」

 

マヤは横で腹を抱えて笑ってるし…

 

「…ナビィ…」

 

諦めて、思いっきり成りきれば逆にバレないんじゃないかと逆転発想にいたったリンクだった

 

「…ワカッタワ…」

 

そうしてナビィが喉に入り、ボイスチェンジする

 

「あーー↑…こんな感じか?(沢城み○きボイス)」

 

声もハリネズミの奴の携帯に入っていた声を真似する

 

「ぷ!フッフッフ…ダメ…リンクの顔でその声…」

 

「イケる!本当にイケるから…」プルプル…

 

ハリネズミは口元が笑うのを我慢してる

 

…もう!いや!(泣)

 

絶対似合わないし!何だよこの露出度!?ヘソ出てるじゃないか!!

 

 

「…もう…逃げていい?(泣)」

 

本気で考える

 

「いやいや…もう出番だぞ!頼んだ!」

 

そう言ってハリネズミが言ってしまった

 

 

もう出番かよ…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

舞台

 

司会席で司会者と解説者が話を進める

 

『第二部に入って、お母さんみたいな一面を見ることが出来ました。E組の神楽さんでした!…ここでエキシビションになります!次の人のきっと良いスパイスになってくれるでしょう…さぁ!ウェルカム…』

 

そう言って舞台袖に注目させる

 

 

 

 

リンクが、堂々と出ていき中央に立つと、用意された剣を杖の様にし、高らかに、そして上から目線のレディースっぽくしゃべる

 

 

「――――我が名はモードレッ○正当な騎士王アーサー王のセイバーである!貴方か、俺をこの場に喚んだのは!?」シャキ…

 

そう言って、剣を観客に向ける

 

「「「うおぉぉぉぉ!!!」」」

 

 

『ここで謎の美少女?登場!!…本当に謎です!本日のリストにありません!ヘソ!ヘソー!』

 

煽る司会者に解説者

 

『今度は戦乙女ですか…どんなパフォーマンスを見せてくれるでしょう』

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

観客席

 

それを見ている1ーA組メンバー…

 

「……あれ…牧場じゃね?」

 

上鳴が気付いた

 

それに憤慨する峰田が答える

 

「アイツまた女装して…本当は好きなんじゃね?…つーか何でミスコンで男が出るんだよ!!?」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

舞台

 

リンクは舞台袖のフリップを見て、セリフを読む

 

 

「…『俺の腕が見たいだと…良いだろ…我が剣技、じっくり味わえ!!!』」

 

 

そう言って、轟の作った氷の前に構え、トライフォースを高めていく

 

 

 

「(強すぎるとまた壊しちゃう…5%位…)セイヤ!」ブン!シャリ…

 

そうして、氷柱を中心に少しづつ剣を入れ、削り、時に空中から、しゃがんで切り上げ等を駆使して形を作っていく

 

 

5分後…

 

 

「どうだ!恐れいったか!?」

 

 

そこには、氷で出来たミロのヴィーナスが出来ていた

 

ただし、中央の女性はマヤだが…

 

『素晴らしい!情熱的に踊る様に氷柱を切り、美しい氷の彫刻が出来上がりました!』

 

『ミロのヴィーナスですか…素晴らしいですが…本物と、モデルの女性が違うような…』

 

司会者が褒め称え、解説が難癖をつけると…

 

「ちょっと!!!何人を勝手にモデルにしてるのよ!!」

 

マヤが舞台横から飛び出して来た!

 

『まさかの乱入!?しかも顔が氷柱と一緒です!』

 

『本人の無許可だったようですな』

 

 

 

「げ…?」

 

フリップに新しいのが出る

 

 

「…『マスターじゃねーか、何を顔を赤くしてんだ?』」

 

 

「マス!?…違うわよ!何で私の裸婦象を作ったのよ!!?」

 

「…『何だよ、マスターを後世に残すためにやったのに、何が気に入らねんだ?』」

 

「私はこんなの望んでない!すぐ壊しなさい!」

 

「…『えぇ…もぉめんどくせぇな、…あ!もしかして…』」

 

「なによ!」

 

「…『マスターより胸が大きいのが悪かったか?これ以上はサービス…』ってちょっと待てこれはまずいって!」

 

マヤは胸がそんなにない

 

「……なんか言った」ゴゴゴ…

 

ひー!!荒ぶってらっしゃる

 

まだ新しいフリップ出るし…

 

 

「…『わーりぃわーりぃ!気が利かなくて、そんなに胸の大きさが気になるなんて…マスター…まさか!惚れた奴でも出来たか?』」

 

おいぃぃぃぃ!!!

 

「な…何いって…///」

 

「…『マジか!マスターマーヤ!どこの野郎だ?』」

 

そう言って腰を抱きしめ…

 

「…『オレじゃ物足りなくなったか?…マスター…あんなに激しい夜を過ごして…』」

 

そう言って、マヤを下顎を軽く上げ

 

「…『オレはマスターがヤバい時は、いつでも駆けつけてやるよ…これからず~っとな…』」

 

そういって顔を近づける

 

(/ω\)キャーーーーーー

 

観客から黄色い声援が飛ぶ

 

 

…完全にマヤを口説き落とそうとしてんじゃねーか!!

 

フリップの後ろ良くを見るシィがケミィと結託して新しいフリップを作ってやがる

 

「な…なな…///落ち着きなさい私作品の主人公ならどうするでもこれはお芝居でもリンクがここまで来てくれるなんてそんな事今まであったかしらでも…」

 

…目をぐるぐるさせながら早口で何かを喋ってるマヤ

 

「ふぅぅぅぅ/////…」コテン…

 

マヤは気を失った

 

「マヤ!?おい!メディーーーーーク!!」

 

リンクはマヤをお姫様抱っこして、舞台袖に消えて言った…

 

 

『…演技ですよね!演技ですよね!!重要だから2回言いましたよ!?迫真の演技で…藤田?』

 

 

『はぁはぁ…ユーリィィィィィィ!!』

 

 

『藤田!お前解説なんだから落ち着け!そんなに興奮してんじゃねーーー!!!次の人のプレッシャーがヤバいぞーーー!!誰か!水!水もってこい!!』

 

司会者は火消しに走る…

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ハリネズミサイド

 

「…これ…流石にヤバくないか?スゲー盛り上がったが…」

 

舞台袖で、フリップを持ってたたずんでいる

 

 

 

 

 



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文化祭07

ミスコン控え室

 

ソファーにマヤを寝かせ、リンクは枕になる物を探している

 

「えっと…流石に本は可哀想だし…バックは高過ぎだし…」

 

…仕方ない

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

15分後 ポッポー

 

 

「ん…」

 

あ…起きた

 

 

「目が覚めた?」

 

マヤを覗きこむリンク

 

「……都会で汚れちゃったんだね、リンク…」

 

そう言って悲しそうな顔をするマヤ

 

「おい!」

 

「…冗談よ、所で…何で膝枕されてるの?」

 

「ん?丁度いい枕の代わりが無かったからだけど?」

 

 

マヤを膝枕してるリンク…

 

「何時もの事だろ?マヤが徹夜明けで倒れると大体こんな感じだし…」

 

 

「……東京に行っても変わって無いわね、自覚して女を垂らし込む様になってたらどうしよう…って本気で考えたわ」

 

 

 

そう言って、リンクの頭に手を伸ばすマヤ

 

 

「イヤイヤ、何時も人をナンパしてる見たいに言わないでよ…たく…こうすると頭撫でてくるよな…」

 

若干呆れて話すリンク

 

シュイン…

 

「!……ぷ…はっはっは!…いい!やっぱりリンク最高!」

 

 

いきなり笑い出すマヤ

 

「どうしたんだよ?…何時も急に笑うよな」

 

「いいえ…リンクはそのままでいなさい…ぷ!フッフッフ…」

 

…釈然としね~…

 

「…マヤも相変わらず…って事か」

 

 

そうするとマヤは起き上がり…

 

「はぁ…無駄に考えたから甘い物が欲しいわ…行くわよ!リンク」

 

そうして、文化祭へと繰り出していく

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

17:00

 

ミスコンの結果発表あった

 

優勝は波動先輩だった

 

『いや~あの天真爛漫さは、他には全く無い魅力でした!どうぞ!総合優勝のトロフィーになります!』

 

波動先輩がトロフィーを受け取って、挨拶している

 

「みんなありがとう~!!」

 

 

『では、ここで副賞のオンライン賞になります!この大賞は、今年から文化祭の一般参加者が認められ無かった為、オンラインの動画でコメント数が多かった人の賞になります!…それでは結果発表!……え…これ…』

 

 

なにやら揉めてる

 

 

『え~結果発表…1ーA…牧場リンク…まさかの男がオンライン大賞が選ばれました…ミスコンだけにミスした訳ではありません!駄洒落じゃありませんよ!』

 

 

「おい!!!」

 

思わず抗議するリンク

 

 

『え~…エキシビションで出た後で、男性である致は伝えましたが…

 

コメントには【男でもいい】や【次のマスターは私】、【私の騎士様】等様々なコメントが寄せられており、コメント数ではダントツのトップでした~…

 

牧場君!いたらおとなしくこっち来てください!』

 

 

「勇者としてならともかく、女装でなんて嫌だ!…戦略的撤退!」

 

リンクは逃亡の為、パラセールやクローショット等、準備をする…

 

 

 

『もし逃げてたら捕まえて捕まえて下さい…捕獲者はランチラッシュ先生よりスペシャル食券を10枚プレゼント…』

 

まさかの指名手配かよ!!

 

「牧場は何処だ!!?」

 

「そこにいたぞ!!」

 

「食券!!!食券!!!」

 

まさかいきなり囲まれる事になるなんて…

 

「く!完全に囲まれてる、クローショットで上に…」ガシッ!

 

 

腕を捕まれたと思ったら、マヤが掴んでいた

 

「…なんの真似だ?」

 

「…えへ♪」にぱ~…

 

コイツ!良いネタを見付けた時の顔してやがる !!

 

「確保!!!!」

 

「逃がすか!!」

 

近くにいた人6人程が捕獲に掛かるそして、リンクは潰される…

 

「ぐえぇぇぇ…」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

舞台

 

リンクは強制的に舞台に上げられていた

 

 

『さぁ!牧場君!オンライン賞になります!大賞メダルをどうぞ!

 

いや~流石ですね、私にはそんな勇気ありませんよ、流石、勇者を目指すだけありますね♪』

 

「ど…どうも…」ヒクヒク…

 

 

 

顔をひきつりながらも受けとるリンク…逃げない様に監視付き…

 

「良かったね♪マッキー!」抱き…

 

そう言って抱き付く波動さん…

 

「っと!…波動さんいきなり抱き付かないで下さいよ…」

 

 

抗議するが…

 

「「「マッキー!!!?」」」ざわ…ざわざわ……

 

『ま…牧場くん?波動先輩とはどういう…』

 

ヤバい…なんとかせねば…殺される!

 

 

「いや!特にな「マッキー!どうして一緒の事務所来なかったの!?」」

 

「波動先輩!?」

 

『波動ねじれさん?彼とはいったいどう言った関係で?』

 

「ん~…マッキーに乗る?」

 

 

 

「「「はぁーー!!!???」」」ざわ…ざわ…ざわざわ…

 

ざわめく客席

 

『ま…マウントポジション!?』

 

「ちょ!波動先輩!?やめ…はーなーせーー!!ムグムグ!んーーーー!!!」ジタバタ

 

リンクは止めようとするが、監視に捕まっている…口まで塞がれる

 

『では…改めて…乗るとは?』

 

「えっとね♪マッキーって触れてると温かくて気持ちいいんだよ♪もう飼っちゃいたいくらい!だから一緒の所にインターンしようと思ったのに、他の所行っちゃうんだもん!」(`ε´ )

 

無邪気に話す波動先輩…

 

狼!狼モードの事!個性調べて!

 

『へ…へぇ~そうなんですね~…飼う?』

 

「そう!マッキーはワンちゃんなんだからね♪」

 

『わ…ワンちゃん!?まさか…そんなディープな関係…』

 

 

「ン!ンーーーーー!!!(違う!犬じゃないし喋らせないで!!!)」

 

 

『牧場くん!ステイ!お座り!!』

 

司会者まで犬扱いだと!?

 

「しかも~触るとわかるけど、体がガッシリしてるから安心感もあるんだよね♪」

 

『に…肉体関係…牧場犬とご主人な波動ねじれさん…これ…聞いて大丈夫だったのか?…』

 

「ン゛ーーー!(誤解だぁぁぁぁぁ!!)」

 

抗議しようにも出来ない!

 

「…牧場ア゛…」

 

ハウンド・ドッグ先生が来た!助け…

 

「ごのまま…ちょっと来゛い…」ガシッ!ズルズル…

 

「イィィィィヤァァァァァ!!」

 

強制連行されるリンク…

 

『…牧場君は、生徒指導室行きになりました。哀れな緑頭巾君は、ハウンド・ドッグの夕食になった様です』

 

「あれ?赤ずきんじゃ無くて?」

 

波動先輩が突っ込む

 

 

「「「「あっはっはっはっは…」」」」

 

会場に笑い声が響いてく…

 

「く…もう…ダメ…お腹ヤバい…」

 

マヤは笑い死に仕掛けている、ツボにハマった様子…

 

 

その後、マヤは八百万さん達にある情報を流し、ホテルへ帰って行った…

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

生徒指導室でハウンド・ドッグ先生監視の元、正座をさせられているリンク

 

「誤解なんです!誤解なんですよ~!(泣)」

 

必死に無実を訴えるリンク

 

「牧場!バウマ、女関ガウ!のトラブル多アオォォォン!反省ガルル!!!!!」(訳:牧場、キサマ女関係トラブル多すぎ!反省して座ってろ!!!!)

 

へ…ヘルプミー!!…

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

次回はまた、ゼルダ編になります。


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エピソード [ルクス ] ゼルダ編
秘密基地


ここからしばらく、ここからは知恵のトライフォース保持者 ルクスちゃんの修行?冒険?になります。

ヒロアカだとの轟家の家族物語なので…


雄英高校ー昼休み

 

リンクは青空を見上げてボー…としていた

 

 

「どうしたの?」

 

緑谷が声をかけて来た

 

「いや…マヤが文化祭に来てからね…ハイラルの皆元気かな~…って…ずっと忙しかったからさ…」

 

「…ホームシックか?らしくね~…トラブル多すぎなのはフォロー出来ねぇが」

 

上鳴も入ってきた

 

「…そうかもね」

 

なんとなく、雲の形が、初めて出会ったルクスに見えた…

 

…上手くやれてるかな?

 

「…本当に大丈夫か?」

 

…なんかめっちゃ心配されてる

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ルクスサイド

 

 

東京から戻ったばかりの頃ーハイラル大聖堂付属小中一貫学校ー教室ー放課後

 

ここは、ハイラル市にあるお嬢様学校、西洋造りの教会のような学校

 

ハイラル以外の生徒もいるが、ほとんどが、ハイラルの富豪か、高官のお嬢様…そして、ハイラルの姫巫女候補も通う学校でもある

 

 

 

「嘘付き無個性が来ないでよ!」

 

「本当に、巫女姫候補だからって、調子に乗らないでよね…」

 

「何よ!そんな手の痣…自分で付けたんじゃないの?」

 

…女の子3人に囲まれてるルクス…

 

個性や派閥等で優劣が熾烈な学校でもある

 

 

「嘘なんて言ってない!本当に個性出たもん!…グス…」

 

ルクスは涙ながら話す

 

「なら見せなさいよ!…どうせ出来ないんでしょ?」

 

そう言って蔑む3人…

 

「…えい!えい!…何で…何で出ないのよ…」

 

ルクスは左手を一生懸命に伸ばすが発動しない…

 

「ほらみなさい…やっぱり無個性だったじゃない!」

 

 

「う…うう…グス…」

 

泣き始めるルクス…

 

「やっぱり、ダメな人はダメなのよ…もう学校に来ないで♪ウ・ザ・イ・か・ら…」

 

そうしてルクスは走りだす…

 

「「「キャハッハッハ!♪」」」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

???

 

ルクスは走りだし、大聖堂の敷地の奥…滅多に人が来ない裏庭の奥…

 

雑木林の奥に小さな洞窟があり、何かあった時は、何時もそこに行っていた

 

「…勇者さま…グス…ヒック…助けて…」

 

洞窟の奥は昔は、水場があった用な後があり、もう枯れて、跡が残っている

 

「…声?」

 

今日は何時もと違った

 

洞窟の奥から声が聴こえる…

 

《…奏でよ…王家の音楽…満たせ…癒しの水を…》

 

「誰!…誰かいるの?…」

 

そうして奥にいくルクス

 

そうすると、水場跡の近くまで歩いていくと…

 

足元にトライフォースのマークを見付けた

 

「…これ…手の痣と一緒…」

 

 

《奏でよ…王家の音楽を…》

 

「ひ!…」

 

ルクスは怖くなって逃げ出した…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

次の日

 

 

ルクスは音楽の授業の跡に先生へ行き、聞いてみた

 

 

「シーク先生!」

 

「ん?君はルクスさんですね。如何されました?」

 

「先生…王家の音楽って…どんなのですか?」

 

そう聞くと、視線の高さを合わせ、シーク先生が教える

 

「…王家の歌ってのはね、子守唄の事ですよ」

 

「子守唄?」

 

「そう…[ゼルダの子守唄]って言って、ゼルダの姫巫女になる人の音楽です…聞いた事あるはずですよ」

 

そう言ってシーク先生は、ハープを手にして、メロディを奏でる

 

♪~[ゼルダの子守唄]~♪

 

弾き終わるとシーク先生は、ルクスに話す

 

「これが、王家の音楽…ゼルダの子守唄です。ね、聞いた事ありますでしょう?」

 

「…解りました!ありがとうございます!」

 

そう言って、ルクスは、次の行動に出る…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

次の日ー放課後

 

ルクスは、母親の書斎に保管されていた[時のオカリナ]を持って、あの洞窟に来ていた。

 

 

 

※時のオカリナは特別重要美術品です。身代わりとしてお土産のオカリナが置かれてあります。

 

「…これで…」

 

ルクスはトライフォースの真ん中に立ち、オカリナを奏でる

 

 

♪~[ゼルダの子守唄]~♪

 

 

「……はは…なにやってるんだろう…」

 

諦めかけたその時だった

 

チョロチョロ…

 

「…水の音?」

 

枯れていた水場に水が満たされて行き、淡く優しい光が水場を照らしている…

 

「……キレイ…」

 

《…やっと…来た…》

 

「え!?誰なの?」

 

《オーホッホッホッホ!!》

 

泉の中央から現れたのは赤いかみの大きな人形の妖精だった

 

…ルクスを見下ろしている

 

「…あなた…誰?」

 

《…あら~、随分可愛い継承者ね~いいわ、私は大妖精…ハイラルにある妖精の泉の管理者でもあるわ~》

 

 

「…継承者って?」

 

《…え?あなた継承者じゃ…何を言ってるのよ~左手に継承者の証があるじゃな~い…一瞬焦っちゃったわ…》

 

「これの事?」

 

《そうよ~それは知恵のトライフォースね~、もしかして…何にも聞いてないのかしら~》

 

「…はい…」

 

《ちょっと~そんな悲しそうな顔しないの♪いいわ、知恵のトライフォースは、他に勇気、力と別れているわ~

 

そして、3つ揃うと、どんな願いも叶える、女神ハイリアの力、[聖なるトライフォース]が完成するわよ~♪》

 

「…どんな願いも?」

 

《そう…どんな願いも…元々は1つだったわ…でも…悪用する人が出たから、また壊して、3つにしたって言ってたっけ~♪》

 

「……そうなの…」

 

《もし、同じ時代に2つ揃ったら…それこそ厄介な事が起こる手前よ~♪まぁ…滅多にないけどね~♪》

 

 

「…2つ?いますよ?」

 

ルクスは答えた

 

《そ~なの~他にも…って!今なんて言った!?》

 

急に慌てだす大妖精…

 

「え…えっと…」

 

《どっち!どっちなの!力?勇気?どっち!!力の方じゃないわよね!!??》

 

「さ…さぁ…ルクスと反対の所にマークがありましたが…」

 

《…勇気の方ね、もしかして、その人の名前…リンクって言わない?》

 

「!どうして知ってるんですか?」

 

《…そう…厄災が近いのかもね…》

 

「厄災?」

 

《…何も起こらない事を期待しましょう、厄災はルクスちゃんが、しっかりと知恵のトライフォースを使える様になってたらね…まずはこれを与えるわ~…ん~(^з^)-☆》

 

そう言って大妖精はルクスに投げキッスをする

 

すると、クリスタルがルクスの頭上に現れた

 

「…綺麗…きゃああ!!」シュイィィィン…

 

中に炎が立ち上っており、そして知恵のトライフォースに吸収された…

 

《それは[ディンの炎]…これで、あなたは、炎を使える様になったわ♪さぁ~やってみましょう…》

 

「…ルクス、使い方わからない…」

 

《…そこからなのね…いいわ、知恵のトライフォースの使い方は【思いやる心】よ》

 

「…え?」

 

《思いやる心が無ければトライフォースは答えてくれないわ…国民を守りたい、最愛の相手を手助けしたい…そう【愛】が大事なの!それが知恵のトライフォースの基本!愛は妬まない!高ぶらない!忍耐強く!常に相手を敬い、慈愛の手を差し伸べる犠牲の愛…そ・れ・が!【知恵のトライフォース】

 

…今のあなたに、パートナーになりたいって人…いたらその人を思い浮かべなさい…そうすればトライフォースは答えてくれるはずよ…まぁ子供にはわからないかもだけどね~♪

 

昔の姫巫女は、民を守りたいって気持ちで、トライフォースを使ってたわよ♪》

 

「…パートナー…/(……助けたい心……守りたいという気持ち……勇者様と…)」

 

ルクスはリンクと手を繋いで、小高い丘からハイラルの風景を見ているのを想像している

 

 

 

すると、トライフォースは反応し発光を始め出した

 

《今よ!火が目の前で浮いてる様にイメージしなさい!》

 

 

「…[ディンの炎]」

 

そうルクスが呟くと、ルクスの前に10cm位の炎の玉が現れる

 

《…いいわ~すごくいいわ♪じゃ!それをあれに向かって投げてみよう!…あ!そう動くイメージをすればいいから…》パチ!

 

大妖精が指パッチンすると、木の的が現れた

 

「…行って!」

 

ルクスは指を的に向けると炎は的に向かって飛んでいった

 

PON!

 

ぶつかると炎は弾け、30cm位の範囲を焼き払った

 

《お上手♪やるじゃない!力のコントロールはまだいまいちね………よし!今度、東にある[コログの森]のデクの樹サマに合って来なさい!》

 

「コログの森?」

 

《そう、昔はコキリ族が住んでたけど…今は…たしか…そう!牧場があったはずよ♪そこを目指しなさい…じゃ~ね~♪怪我したらまた来なさい♪》

 

「待って!まだ…」

 

《オーホッホッホッホ…》

 

…大妖精は消えてしまった

 

「…コログの森のデクの樹サマ…牧場…」

 

ルクスは考えながら泉を後にする

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

時のオカリナプレイヤーなら、学校が何処にあるかわかるハズ!


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森への道のり

放課後ーハイラル市役所横ーむしむしクラブ

 

 

 

ルクスは習い事のない日は、市役所の近くにある[むしむしクラブ]に来ている

 

 

 

ここではアゲハ先生…臨時職員が共働きの子供の世話をしている

 

ここで、母親を待ったり、遊んだり、宿題を片付ける子供でいっぱいだ

 

…ルクスは地図を見ている

 

「どうしたの?ルクスちゃん地図なんか見て…」

 

「あ…アゲハ先生、あのね、コログの森に行きたいから探してます。」

 

「…コログの森…」

 

…アゲハ先生は、困った顔をしている

 

「…コログの森は~…ここにあるって話だけど…でも、行くのはダメよ」

 

「え…どうしてダメなのですか?」

 

ルクスはあの大妖精の言葉で行かなきゃダメと思っている

 

「…コログの森は、迷いの森って所に囲まれてて、そこ迷ったら最後…ゾンビになっちゃうわよ~♪」

 

「?…牧場があるって聞きましたが」

 

更に突っ込むルクス

 

「…あぁ…あの牧場は、特別でね…普通の人がたどり着いた事がないの…でも…あそこの牛乳は凄く有名ね」

 

 

「…たどり着けないのに牛乳は、手に入るんだ…」

 

矛盾に切り込むルクス…

 

「え…えぇ、専門の業者さんがいるみたいだけど…ごめなさい、どうやっていってるかはアゲハ先生もわからないわ…」

 

「…そうですか…その牛乳って何処で売ってますか?」

 

ルクスは牛乳の売ってる場所を聞いてみた

 

「…農協ストアか…ハイラル駅の売店で売ってるのを見た事あるわね…でもルクスちゃんには高くて買えないわよ♪」

 

可愛く返事をするアゲハ先生…

 

「ありがとうございます!先生」

 

ルクスは次の行動に移す…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

金曜日ー夜ー赤獅子家

 

 

赤獅子家は小高い丘の上にあり、ヨーロッパ風のちょっとしたお屋敷位あり、そこの離れにルクスの部屋がある

 

ルクスはカバンを準備していた

 

「えっと…地図…お菓子…お金…水筒……あ!コンパス!」

 

ルクスは、何とかしてデクの木サマに会いに行こうとしていた

 

手元に少しづつ貯めたお金を手に確認を取っている

 

5000円位のお金を確認し、ルクスは決行に移す

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

赤獅子家ー土曜日ー早朝

 

 

ルクスは書き置きをして、家をこっそり出る

 

「……そろ~と…」

 

忍び足で抜けようとするが…

 

「あれ?お嬢様?どうしたのですか?こんな朝早くにそんな大きなカバン持て…」

 

家政婦に見つかってしまった!

 

「!!!見田さん…い…いえ…なんでも…」

 

「そうですか…では部屋にお戻りください」

 

「えっと…はい…」ガックシ…

 

とぼとぼと戻って行くルクス

 

ミッション失敗!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

次の土曜日ー早朝ー 日が昇る前…

 

「…今度こそ…」

 

今度は裏庭から脱出を試みる

 

裏庭の隅を植栽に隠れながら移動していったが…

 

ワンワン!

 

「きゃあぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「お、お嬢様!?どうしてそんな所に…」

 

 

番犬に吠えられ警備員見つかってしまう

 

ミッション失敗!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

次の金曜日

 

扉に鍵を付けられしまった為、内線をしないと開けて貰えない…

 

「…よいっしょ」

 

窓からカーテンを縄にして、脱出を試みる

 

「…何をしてるのですか?ルクスお嬢様…」

 

「な…なんでいるのよ!!」

 

また見田さんに見つかってしまう…

 

ミッション失敗!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

次の金曜日ー夜

 

 

今度は窓に格子を付けられた

 

「…こんな程度で諦めないんだから…」

 

ルクスは[ディンの炎]で格子を破ろうと試みる

 

 

「……あともうちょっと…」ジュゥゥゥゥ…

 

「今度は破る気ですか?」

 

また家政婦が現れた

 

「きゃあぁぁぁぁぁぁ!!!見田さん!!?どっから現れたのよ!」

 

「そこですが…」

 

指を指した先にはクローゼットがある

 

「…では失礼します。もう諦めて下さい…私は【いつでも】見てますから…いつでも…」

 

そう言って、クローゼットの中に戻って行く家政婦…

 

「何!?ルクスの部屋、クローゼットに道があるの!?」

 

しかしルクスはクローゼットを調べたが道がわからなかった…

 

 

ミッション失敗!

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

トワイライトプリンセスのアゲハ嬢登場!


むしむしクラブは地元だと、ひまわりクラブっていう子供の預りをする所です。


オリジナルキャラクター

見田さん

職業:家政婦(キッズマインダー資格有り)

個性:盗み見

登録者を10人迄、相手の視界を見る事が出きる

但し、24時間以内に登録者と再接触しなければ登録は解除される

問題児対応、最強の家政婦!

「わたし…見ました…」



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進め!ハイラル大森林

赤獅子家

 

ルクスはと言うと…

 

「いったい何時まで我が儘を言う気ですか!!!」

 

「ご…ごめんなさい…」

 

母親からお説教を受けていた。父親?も同席である

 

「ルクスは立派な姫巫女に成らないといけません!そんな我が儘ではゼルダの名を受けるに相応しくありません!反省しなさい!!…あなたが甘やかすからです!今度こそしっかり言って貰います!」ガミガミガミ…

 

 

秘書の人が話に割って入る

 

「ゼルダ様、お話し中すみません、会合のお時間になります…」

 

「わかったわ…いい!?もう問題を起こさないで頂戴!!」

 

 

そう言って出ていく母親のゼルダ…

 

 

 

 

 

 

「…ルクス、ちょっとそこに座ろう」

 

 

そう言ってソファーに座らせてる父親…そして反対側に腰をかける

 

「どうしてそんなに外に出たかったんだ?話てくれないかな?…今までこんなに外に出たがった事が無かったからね…」

 

ルクスは考えている

 

「…怒こらないの?」

 

「ルクスがここまで動くのも珍しいからな…父さんに言えない事かい?」

 

「…えっとね…」

 

 

ルクスは学校の奥にある洞窟の事を話した

 

 

「……事情はわかった。だからと言って黙って行くのは良くないな…」

 

ルクスの事情を知った父親は、悪かった点を注意する

 

 

 

「ごめんなさい…」

 

ルクスは謝っている

 

 

 

「…ちょっと待ってろ」ガチャ…

 

すると、父親は固定電話で何処かに連絡を取る

 

「…モシモシ…私だが…あぁ…手配を頼む…《ハイラル大森林》の調査チームに娘を同行させて欲しいんだ…無理だと?………ならヒーローを追加すれば良いだろう…追加予算は手配してやる………わかったな!」

 

ガチャン

 

 

「ルクス…再来週の水曜日学校を休みなさい。母さんにはこっちから説明しておく…どんな結果になっても文句は無しだからな……」どか…

 

 

そう言って、ソファーに腰をかける

 

 

「本当に!?お父さん!」

 

そう言って机の上に乗り前のめりになるルクス

 

「こらこら…はしたないだろ…」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ハイラル大森林前ー約束の日

 

迷彩服に包んだ10人ほどの猟友会メンバーに、大量のコッコ、そしてプロヒーローが二人…

 

「…なんでルクスお嬢様が…」

 

そう言ってコッコの確認をしているリンクル

 

 

 

「仕方ないじゃない…上の命令よ…いつもの事じゃない…今回はそんなに奥まで入らないんだし…」

 

魔導書を確認するラナがいた

 

 

 

 

今回の調査は、【妖精の泉の源泉及び生態調査】の名目でルクスは社会見学と言う名目の元

 

「リンクル!ラナさん!今日はよろしくお願いね♪」

 

ルクスは薄いピンクの冒険家の服に着替えて、ラナさんに挨拶する

 

「え…えぇ!その前に…しっかりついて来て下さい…この森は普通の森じゃないんですからね」

 

ラナは忠告のつもりで話すが…

 

「は~い♪」

 

年相応の挨拶を元気に返すルクス

 

「…大丈夫かしら」

 

不安になっているハイラルヒーローズ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

父親?は後程紹介が本編に出ます。それまで…


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スタルキッド

迷いの森

 

 

先頭にリンクル、最後尾にラナその間を挟む様にルクスと猟友会のメンバーが森の奥に向かって歩いている

 

 

森の中に入って15分程、ルクスは異常に気付いた

 

 

「あれ?コンパスが…」

 

ルクスが持って来た自前のコンパスが方角を示さなくなった

 

後ろからラナが覗き込む

 

「まぁ、結構来たしね…リンクル!そっちは大丈夫よね!?」

 

 

「まっかせなさい!この[勇者のコンパス?]で方角はバッチリよ!」

 

 

張り切っているリンクル

 

ルクスはラナに質問する

 

「…ねぇ、あれコンパスは何で大丈夫なの?」

 

ラナは答えた

 

「さぁ…あのコンパスはお祖母ちゃんから貰ったって言ってたけど…あれが無かった森入っても無いわね…あのコンパス…そもそも北を指してないわ」

 

 

「…え…それ壊れてるんじゃ…」

 

ルクスは心配している

 

「あれはリンクルが探したいって思った物を指してるの…だから今日の場合【妖精の泉の源泉】の位置を指してるわ、無くした物もコンパスで見付けるし」

 

 

「えぇ!凄い!」

 

「…必ずその場所を示してくれるけど、20分ごとに1回方位を再検索しないといけないし、逃げる時は最短ルートを示してくれるからかなり重要なのよ…ただ…」

 

 

「…ただ?」

 

「…異常な遠回りだったり、そもそも無茶なルートだったりね…まぁ目的地に到着は出来るから心配しなくても良いわよ…昔はもっと酷かったけど…あの時は酷かった…疲弊した所で…野生生物に襲われたり…」(  ̄- ̄)

 

ラナの遠い目を見て、ルクスはかなり心配になった

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

迷いの森ー1時間後

 

進めど似たような木ばっかり、森の中で仕方がないが…

 

「リンクル~…まだ~…」

 

ルクスは疲れ始めている

 

「…1回休憩しましょう、もう1回検索するわ」

 

どうやら遠回りルートの可能性が出てきた様子…

 

 

「「はぁ~……」」

 

 

皆それぞれ水筒から水分補給をする

 

 

「んぐ…んぐ…ぷは~…」…ブル

 

「…どうしたの?」

 

ラナはルクスに聞いている

 

「…トイレ」

 

「…そこの茂みで済ませない着いててあげるから」

 

 

「えぇ~~!!?」

 

「森にトイレなんてあるわけ無いでしょ」

 

冷静にツッコミを入れるラナ

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ルクスは茂みで済ましている

 

「ラナー!いるー!?」

 

「ちゃんといますから…早く済ませて下さい…」

 

 

茂み済ませ終わると、ティッシュが何処からか渡された

 

ス…

 

「あ、ありがt…」

 

渡された先を見ると、顔が真っ黒に人形の体の子供…[スタルキッド]がいた

 

 

「ケケケケケケケケΨ(`∀´)Ψケケケ」プゥゥゥゥゥゥ…

 

 

そうしてスタルキッドはルクスにラッパを向け、吹くと煙が出てルクスを覆う

 

「き…きゃあぁぁぁぁぁぁ!!!……」パタ…

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ラナサイド

 

 

 

「きゃあぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

ルクスの悲鳴が響き渡る…

 

 

「ルクスお嬢様!?失礼しますよ…な!!スタルキッド!!なんでこんな浅い所に…」

 

ラナは茂みに入って行くと、ルクスを運ぶスタイルキッドが見えた

 

スタルキッドは木の上を器用に渡っている

 

「く!待ちなさーい!!」Piiiiiiiiii!!!!

 

ラナは緊急時のホイッスルを鳴らし他のメンバーを呼ぶ

 

 

「ケケケケケ!ココマデオイデ!キャハ!」

 

そう言って森の奥に消えていく…

 

 

Piiii!Piiii!Piiii!

 

するとホイッスルが三回聞こえて来た

 

「…3回!?本隊が襲われてる!?…あー!!もう!!ルクスお嬢様!!すぐ助けに行きますからね…何やってるのよ!リンクル!!!」

 

急いで本隊に戻るラナ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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分断

リンクルサイドーお昼頃

 

休憩中に霧が出て来て、スタルフォスの集団に襲われていた…

 

Gyaaaaaaaaaaaaa!!!

 

 

「う…うわああああああ!!!!」BaN!BaN!

 

「やっぱりこの森は呪われてるんだぁ!!!」

 

 

猟銃で応戦するが、スタルフォスに当たっても、またすぐに起き上がって来る

 

それに立ち向かうリンクル

 

 

「えーーい!!喰らいなさい!!」ゲシ!!……バス!!

 

「落ち着いて!皆1ヶ所に…」

 

リンクルは蹴り飛ばした後、頭蓋骨にボーガンを撃ち込み、木に固定して行く

 

「く…来るなぁ!!!!」DaN!DaN!

 

 

Gyaaaaaaaaaaaaa!!!

 

剣を振り下ろすスタルフォス

 

ガキン!!

 

「……へ?」

 

猟師の前に魔法障壁が展開されている

 

 

「何してるの!?早く!!!」

 

「あ…ありがとうヒーロー!」

 

ラナは、召還魔方陣を空中に展開し、召還準備をする

 

 

「リンクル!!行くわよ!!」

 

ラナはリンクルに召還準備が整った事を教える

 

「わかった!!!」

 

 

リンクルの返事を確認すると、魔方陣が空中で重なり合い、地面にゲートが開かれる…

 

「…召喚(サモン)!」ガチャコン…

 

扉の鍵が開くような音の後、魔方陣から召喚したのは…

 

 

 

 

 

コッケコッコー!!

 

コケコケコココケコケ…

 

 

 

森の外で待機させてた大量のコッコ達だった

 

「あんた達!!行くよー!!」

 

リンクルが高速足踏みをすると、それに合わせる様にコッコも足踏みしていく…

 

「ハイーヤァ!!」ブン!

 

コケーーー!!

 

 

リンクルがスタルフォスの群れに向かって突出していき、飛び蹴りをすると、コッコもスタルフォスの群れに向かって突進していく…

 

Gyaaaaaaaaaaaaa…

 

 

スタルフォスはどんどん崩れていく…

 

「よし!もう撤退するわよ!霧がこれ以上濃くなる前に……あれ?ルクスお嬢様は!?」

 

 

「…スタルキッドに連れてかれたわ」

 

深刻に話すラナ

 

 

「えーー!!ヤバいじゃん!」

 

「どちらにしても1回撤退よ…このままだと全員殺られるわ!森の外に出ればインパ課長と連絡が取れるし…今回は厄介なルートだったみたいね…リンクル、クジ運悪すぎ」

 

リンクルは苛立っている

 

「もー!!…リーーンク!!早く卒業しろーーーーー!!!こっちに就職するか家業継げーーー!!!!(`Δ´)」

 

 

…撤退をしていくハイラルヒーロー&猟友会チーム

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

迷いの森ー???

 

「……ん…あれ…ここ…」キョロキョロ

 

ルクス目が覚めると、日が落ち始めており、辺りは暗くなって来ている、祭壇の遺跡の上で寝ていた様だ

 

祭壇にはルクスの挟む様に2箇所の燭台に火がしてある

 

 

「…ラナーー!リンクルーーー!!」

 

…誰も来ない

 

 

「…っ…」

 

泣きそうになった時だった

 

「Ψ(`∀´)Ψケケケ…オキタ!オキタ!アソボウゼ!」

 

スタルキッドが現れた

 

「おうちに帰してよ!」

 

「アレアレ~?継承者ナノニ遊ンデクレナイ?」

 

スタルキッドはおどけている

 

「いきなり連れて来られてなんなのよ!早く帰しなさい!」

 

「…オマエ、前ニキタ継承者トチガウ…帰シテホシケレバ…ココマデオイデ!」

 

そう言って、森の奥に消えて行くスタルキッド

 

「ちょっと!待ちなさいよ!」

 

慌て追いかけるルクス…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

迷いの森ー???

 

山深い森の中、ルクスはスタルキッドを走って追いかけたが…

 

「あれ…ここ…さっきの場所じゃない…」

 

いつの間にか戻ってしまったようだ

 

 

「…もう1回!」

 

 

さっきの道を戻って見たが…

 

「…うそ」

 

また戻ってしまった

 

 

「………リンクル!!ラナ!!何処ーーー!!!誰かーーー!!!」

 

 

山の中にルクスの声が消えて行く…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

少し戻って夕方ー雄英高校ー放課後

 

 

英語の補習で小テストをしているリンク

 

 

「………」カリカリ…

 

そうしてる最中、校内放送が入った

 

『生徒のお知らせをします。1ーA牧場リンク君…今すぐグラウンドβにフル装備で来て下さい…』

 

 

突然の放送にプレゼントマイク先生も驚いてる

 

 

「オイオイ!テスト中だぜ!?…OK…今日のlessonはここまで、早く行ってこいlistenerがお待ちのようだぜ…」

 

「は…はい…ありがとうございました…」

 

 

…何があったんだ?グラウンドに?フル装備って…

 

 

 

 

 

グラウンドに行くと何故かヘリなのか飛行機なのかわからない乗り物があり、その前で、相澤先生と根津校長が、迷彩服の人と話ている

 

「…いったい何が…」

 

リンクは立ち呆けていると体が大きい迷彩服の男性が3人こっちに歩いて来た

 

 

「貴殿が牧場リンクでよろしいか!?」ザ!…

 

「は…はい!」

 

リーダーっぽい人が名前を確認し…

 

「確認よし!確保!」ガシッ!

 

リンクは部下の2人に捕まった

 

「持ち上げヨーイ」「「持ち上げヨーイ!」」

 

 

「上げ」「上げ!」」グイ

 

 

すると持ち上げられて…

 

「へ…ちょっと!どこへ…最近この展開ば…」

 

「搬送!」

 

「「搬送!」」ダッシュ…バタン!

 

キュイィィィィィ…バタバタバタ…

 

 

無理矢理乗せられていくリンクすると乗り物に閉じ込められ、飛行機?が上昇していく

 

 

 

 

 

「…まさか自衛隊が迎えに来るとは思いませんでした。校長…」

 

「そうだね。ハイラルの予算と権力は凄いね…」

 

残された相澤先生と根津校長…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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迷いの森の祭壇ー???

 

ルクスは、祭壇の横にある灯台に灯っている火で冷たい風をしのいでいた

 

「う…うぅ……さ…寒い…何か…」プルプル…

 

祭壇の近くを見ていると、祭壇の模様に気付く

 

「…あれって…」

 

 

近づいて見ると、ひび割れているが、松明を持った人が風に導かれて森の奥に歩いているかなり古い壁画があった

 

 

「……!!もしかして…[ディンの炎]」

 

ルクスはディンの炎を使い、枯れ枝に火を付け、風の向きを確認しながら進んで行く

 

「……お願い…これで合ってて…」

 

闇深い静かな森を進んで行く…

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

30分後

 

風の向きを確認しながら朽ちたプロペラ飛行機や戦車、木に引っ掛かったまま風化した軍服等、かなり植物に侵食された道

 

暗闇の森を進むと、別の祭壇を見付ける事が出来た

 

 

 

「やった!」

 

ルクスはディンの炎で祭壇にあった燭台に火を灯し、新しい枯れ枝を探して、休憩中する事にした

 

水筒の水を飲もうと水筒を開けるが…

 

「あれ…空っぽ…」

 

飲み水が無くなってしまった。

 

 

 

ワオォォォォォン

 

「ひ!……狼?……急ごう」

 

 

枯れ枝に火を付け、松明の代わりにし、先を急ぐ事にした

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

深夜ー迷いの森

 

「よい…しょ…!!!」

 

坂を登ると熊が寝ていた

 

 

「……(そろ~っと)」

 

ペキ!

 

「!!!」

 

ルクスは枝を踏み、大きな音が出てしまった

 

ゆっくり熊を見ると、まだ寝ている様だった

 

「ほ…」

 

ルクスは、慎重に森を進んでいった…

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

リンクサイドー夜

 

リンクは人生初の飛行機体験は、自衛隊輸送機でどこかの基地に行き、そのまま音速戦闘機に乗せられ、北海道の基地に飛ばされ、最後は高速機動隊のパトカー一般道を高速で移動、ハイラル市の市役所に有無を言わさず輸送されたリンク…

 

その移動、約1300km、45分!普段の10倍以上の速さ!

 

「来たな!リン…大丈夫か?顔が青いぞ…」

 

市役所で待っていたのは、インパ課長だった

 

「…ウップ…なんとか…」

 

流石に初体験の音速はキツかった様だ

 

「…早速で悪いがこれに乗ってくれ」

 

そこにあったのはクロスカントリーラリーに出てきそうな車だった

 

「…また移動ですか…」

 

「済まない!時間が無いんだ、移動しながら話す」

 

そう言って車に乗せられていく…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

車内ー移動中

 

 

インパ課長から、ルクスが迷いの森で遭難した事情を聞いているリンク

 

「…なんで、最初に教えて貰えなかったんですか?」

 

リンクの素直な疑問

 

 

「…世間にバレたら大スキャンダルだからな…それに、あの牛乳業者と我々は…仲が悪い…」

 

バツが悪そうな顔をしている

 

…ロマニーさんと昔、何かあった様だ…

 

「おしゃべりはここまでだ!ショートカットするぞ!」

 

BOoooooNN!!

 

ハンドルを切り、道なき道を突き進む車

 

「うわああああああ!今車飛ん!!!」

 

「喋るな!舌を噛むぞ!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ハイラル大森林付近ー拠点

 

 

 

リンクが乗った車は、仮設テントの前に着いた

 

テントの前には、猟友会ポイ人がいる

 

…皆顔色が悪い…まるでパニック映画に出て来る生還者のようだ…

 

 

 

「リンク!」

 

声の方を見るとリンクル姉さんとラナさんがいた

 

「姉さん!ラナさんまで…どうしてここに?」

 

普段は、市役所にいるか、仕事で遠征中なのに…

 

 

「いや~…ちょっと…ね?」

 

リンクル姉さんはラナさんに振った

 

「わ、私!?…ゴメン、私のミスで、スタルキッドにルクスお嬢様が誘拐されちゃって…」

 

…あれ?

 

「ルクスって「「お嬢様を付けろ!」」…お嬢様って何歳だっけ?」

 

確か…8歳って言ってた様な…

 

インパ課長が教えてくれた

 

「あぁ、確か…今年で8歳になる筈だ」

 

…なら心配いらないような…

 

「…もしかして、森の試練受けてるかもしれないですよ?」

 

 

「「「森の試練?」」」

 

3人とも顔を見合わせている

 

…知らないのか?

 

「えっと…森の最深部に到着する事です」

 

「それが出来ると…どうなるんだ?」

 

インパ課長が聞いて来た

 

「進んだレベルに応じて、妖精のオカリナだったり、景品が貰えます。何となくですけど…森の自分の位置が分かる様になります。この森…木が勝手に移動してる時が有るから目印とか意味無いし…」

 

「え?それって…」

 

ラナさんが聞いて来た

 

「えぇ…この森に迷わなくなります。…まあ、失敗するかも知れないから、迎えに行きますけど…あと、質問良いですか?」

 

ラナ答えてくれるようだ

 

「なに?」

 

「…なんでわざわざ、スタルキッド達の遊び場近くから入ったんですか?

 

向こうから入れば少し遠回りだけど泉に行くのは楽なのに…」

 

リンクは指を指しながら聞いてみた

 

 

「……え?」( ゚Д゚)

 

リンクル姉さんは豆鉄砲を喰らったコッコの様な顔をしている

 

 

「「…リンクル~!!」」(*`Д´)ノ!!!

 

睨むラナとインパ部長…

 

 

「い…いや!元々ここからって指示書に…そもそもこの森は普通じゃ…」(;´д`)

 

 

…巻き込まれそうなので、もう行く事にしよう

 

 

 

「じゃ!迎えに行ってきまーす!!」ダッシュ!

 

リンクはその場を素早く後にした

 

 

 

「あ!リンク!!逃げないでーーー!!」

 

 

リンクル姉さんの声が森に消えていく…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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最深部

迷いの森ー深部ー深夜

 

ルクスは、枯れ枝の灯りを元に風を確認しながら歩いている…

 

「……これ…木?」

 

目の前には大人が余裕で通れそうなトンネルがあった

 

倒れた大木の真ん中だけ抜かれた様なトンネル…

 

 

「…風はここに来てる…」

 

しかし、トンネルの中は、広大な森と違い、一直線だ…もし何かが出てきたら、と思って入るのを躊躇しているルクス

 

 

ガサガサ…

 

「ひぃ!!……だ……誰?」

 

 

茂みがら音が聞こえた

 

注意深く見るとそこにいたのは…

 

キュイ…

 

子鹿だった

 

 

「わぁ!可愛い~…こっちおいで~」

 

ルクスは子鹿だと思って安心し、に近付く…

 

 

ガサガサ…ニョキ!

 

 

大人のエゾジカ登場!

 

「え…」

 

ブルフゥゥゥ!!!

 

エゾジカはルクスに向かって突進してくる

 

 

 

 

※野生の子動物には近付いては行けません!親が必ず近くにおり、敵と認識されると襲われてしまいます!

 

因みにエゾジカはバンビとも言われる事もあり、北海道では、農作物を荒らし、車道に出て、車に良く引かれる害獣…どっかの小説に出てくる転生者とどっちが引かれるだろう?

 

 

 

 

 

 

「きゃあぁぁぁ!!!まって!襲おうとしたんじゃ…」

 

ルクスは横にかわし、説得しようするが、相手は動物…無理である

 

 

ブルフ!ブルフ!

 

エゾジカは、鼻息を荒くし、またルクスをターゲットにしている

 

 

「い…いや…っ…いや~!!!いた…」

 

ルクスは、1回転んだが、すぐに立ち上がり、木のトンネルに向かって走って行った…

 

転んだ時に足を捻ったようだ

 

 

右足を庇いながらトンネルの奥に向かって移動する…

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

迷いの森最深部ーコログの森

 

 

「はぁ!はぁ!はぁ!きゃ…」

 

急いでトンネルを抜けて転んでしまったが、星空が見える所に来た

 

 

「…ここは…」

 

ルクスがキョロキョロしてると

 

「オ!ヤットキタカ!ゴールオメデトウ!!継承者…」

 

突然スタルキッドが現れた

 

 

「!あなた…あなたの性で酷い目に合ったんだから!!!」

 

怒るルクスは

 

 

「マテマテ…セッカク来タンダ…コノ奥ニ会ワセタイ奴ガイルゼ~」

 

「誰よ!この森に知り合いなんて…」

 

「《デクの樹サマ》ダヨ~…継承者ナンダロ~…知ッテロヨ~」

 

「デクの樹サマ!?どこにいるの!?」

 

「アソコノ奥ニイルヨ!ジャ!アバヨ~タノシカッタゼ~…」

 

PUuuuuu!

 

スタルキッドがラッパを吹くと、煙に撒かれてしまうルクス

 

「ケホ!ケホ!……もう!覚えときなさい!」

 

 

他に行き先が無いので、ルクスは仕方なく奥に進む

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

森の神殿

 

ルクスの目の前に現れたのは、巨大な神殿だった

 

「…これ…教会?」

 

 

ルクスは森の神殿の中に入って行く

 

 

中は広く中央に大きな中庭が見える

 

 

「…すみませ~ん…何方かいますか~?」

 

 

ルクスは声を掛けて、中に入って行く

 

 

中庭に向かって歩き、そして巨大な木を見付けた

 

「…おっきぃ…」

 

ルクスは大きく見上げている

 

 

「…良く来たの~…知恵の継承者よ…」

 

何処か途もなく声が聞こえる

 

 

「え…何処から?」

 

 

「こっちじゃ…木の反対側に来なさい…」

 

 

ルクスは恐る恐る進み、木の葉っぱの階段を登って行くと広い葉っぱの所で、葉っぱは上昇する

 

「きゃ!」

 

「フォッフォッフォ…初めてかのぉ?」

 

 

ルクスは振り向くと巨大な顔があった

 

 

「……」コテン

 

ルクスは目の前の情報を処理仕切れず、倒れた

 

 

「ふぉ!?知恵の継承者よ!起きるのじゃ!おい!誰かぁ!来るのじゃぁ!」

 

デクの樹サマの呼び掛けに応じたコログ達が、介抱し始める

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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深緑王の雫

森の神殿

 

デクの樹サマに驚いて倒れたルクス

 

「……ん…!!な…なに!?この葉っぱのぬいぐるみ!?」

 

初めて見るコログに驚いてる

 

「あー起きタ~」

 

「ねぼスケ~」

 

…ルクスに言いたい放題なコログ達

 

「フォッフォッフォ…起きたようじゃな…」

 

「…夢じゃなかった…木が喋ってる…」

 

ルクスは現実を受け入れようと必死だ

 

 

「自己紹介がまだじゃったの~…ワシは《デクの樹》…この森の主じゃぁ…お嬢ちゃんの名前は?」

 

「…ルクス…です。」

 

「そうか…ルクスとやら、お主は知恵のトライフォースの継承者じゃ…まずは、森の試練…突破おめでとう…」

 

 

「……森の試練?」

 

「そうじゃ…この森はかつて、女神ハイリアが[聖なるトライフォース]を守る為…今は退魔の剣を守る為…この森は侵入者を拒む様になっておる」

 

「…じゃあ、ルクスは、なんでここまで来れたの?」

 

「この森の妖精はかつて、大昔に大戦争で子供を匿った事があっての…純粋な心の持ち主は、この森で生き残れる様になっておる…そうじゃな、人間の年で…大体…8歳位までかの~」

 

「…だからルクスはここまで来れたのね…8歳だから」

 

「フォッフォッフォ…最近は人間の訪問が多いの~、ここ10年の間これで2人目じゃ…はて…12年だったかの~…」

 

「へ~…その人って?」

 

「…もう少しで…ルクスの迎えが来るからその人じゃよ…」

 

 

「え…迎え?誰が…」

 

すると、入り口から誰か入って来た

 

「デクの樹サマー!ここにルクス…て…いた!」

 

「!!!勇者様!どうして…」

 

勇者様と呼ばれてしまったリンク

 

 

「勇者様って…リンクでいいよ…ここにいるって事は、森の試練突破したんだ。おめでとう♪」

 

リンクは普通に褒めた

 

「ありがとうって、デクの樹サマが言ってたもう一人…勇者様なの!?」

 

「フォッフォッフォ…元気が良いのう…そうじゃ…ルクスは[知恵のトライフォース]の継承者じゃからの…そ~れ!…」

 

デクの樹サマは葉が発光し、雫がルクスにゆっくり落ちて来た

 

「これ…きゃ!」シュィィィィィィィィン…

 

ルクスのトライフォースに雫が吸収された

 

知恵のトライフォースにリンク同様ラメが掛かった様に輝いてる

 

「…これで良い…これは、[深緑王の雫]…きっと力になるはず…より強い力を使える様になった筈じゃ…」

 

リンクは、ルクスの頭を撫でながら話す

 

「良かったね…ルクス」

 

「うん!いた…」

 

「ん?足怪我したの?」

 

「…さっき捻った」

 

「ちょっと見して…」

 

リンクは座らしてルクスの靴を脱がさせる

 

「いっつ…」

 

ルクスの靴を脱がして見ると、青く腫れ上がった足首が痛々しくなっていた

 

「うわ…これは痛い…ちょっと待って…今治すから…」

 

リンクはオカリナを構え、何時もの通りにすることにした。

 

♪~[癒しの歌]~♪

 

 

オペレーションモード!

 

「リンク兄さん…ピンクに光ってる…」

 

ルクスはリンクに見とれている

 

「ちょっとくすぐったいよ…」

 

そうして、捻った足首に癒しの力を送る

 

 

「!!きゃはははは!!待って!くすぐったい!」ジタバタ…

 

ルクスのトライフォースも反応している

 

 

 

「ゴメン!すぐ終わるから…」

 

リンクは、捻った筋を治していく…

 

「ははは…ん///…なんか…へんな感じ…」プルプル…

 

「もう少しで終わるからね~」

 

「ふ~!ふ~!…なんか…ピリッて…///」

 

…子供は筋がしっかりしてないからな…後遺症が無いように注意しなきゃ

 

「んンンンン…なんか…来る…キャン!!////」ゾクゾク…ビクン!

 

「…よし、終わったよ~…大丈夫?顔真っ赤だぞ…」

 

「ハァ…ハァ…リンク、今のって?」

 

…ずいぶん息切れしてるな…

 

「癒しの力だよ、怪我を治す事が出来るんだ…もう立てる筈だよ」

 

 

そうしてルクスはリンクの手を支えに立って見る

 

「…本当に痛くない…」

 

「よし…夜も遅いし…ここにからだと僕の家が近いからそこで休んで、明日、皆の所に帰ろう、ね」

 

「……わかった」

 

リンクはルクスの手を放す

 

「はう…ルクス……足に力が入らない…」

 

…どうしでだ?ちゃんと治したしたはず…

 

するとデクの樹サマが答えた

 

 

「…1日中慣れない夜の山道を歩いて体力が限界なんじゃろ…」

 

「あ…なるほど…よし!乗って!」

 

リンクはルクスをオンブする事にした。

 

「う…うん…」

 

リンクはルクスが背中に乗ったのを確認し、立ち上がる

 

「重くない?」

 

「大丈夫…鍛えてるから、行くよー…じゃあデクの樹サマもまた…」

 

「フォッフォッフォ…お休み…二人とも…」

 

そうして、リンクは1回自宅に戻る事にした

 

 

 

 

 

 

 

「…トライフォースは引かれ会う…かの…フォッフォッフォ」

 

デクの樹サマは歴代の継承者達を思い出している

 

 

 

~~~~~~~~~~

 

ルクスは、チャージが使えるようになった!

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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時間外帰宅

牧場家前

 

 

背中にルクスを背負ってここまで来たが、肝心な事に気付いた

 

「…家の鍵が…ない…」

 

ヒーロー装備だけで来たので、鍵などは全部寮に置いてしまっている

 

「……zz…zz…」

 

ルクスは背中で寝てしまってるし…

 

「…仕方ない、ケミィ、中に入って母さんを起こして来て…」

 

「あいあいさ~…と~!…」ぴょ~ん…

 

 

そうして、ケミィは腰のポケットからリンクの頭に登って行き、ダイブし、郵便受口から入って行く…

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

数分後…

 

 

「きゃあぁぁぁぁぁぁ!!!ネズミーーーー!!!!」ドタドタ…

 

 

…母さんの声が聞こえてきた…ケミィ…すまん、後でお菓子の要望を聞いてやる

 

「……ん…」

 

…ルクスが起きてしまった

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

牧場家ーリビング

 

突然の帰宅の上、子供を連れてきたので、「何処から誘拐した!!」なんぞ抜かす父親は母親によってお仕置き(強)を受け、現在、ルクスは母さんにお風呂へ入れて貰っている

 

リンクは自宅の固定電話で、ルクスを発見した旨をインパ課長の携帯に伝えていた

 

「…という訳で、明日の昼位にトアル村に送って行くので、お迎えお願いします。」

 

『わかった、リンク、世話になったな…怪我は他には無いんだな?』

 

 

「えぇ…右足の怪我はこっちで治したので…」

 

『了解だ、ではまた明日会おう』

 

「えぇ…また明日…」

 

…電話の奥で色んな声が聞こえてたな

 

「リンクー」

 

母さんだ

 

「あの子の左手って…」

 

「あぁ、前に病院で会った時に出来た奴だよ」

 

「…そう、へ~…」ニヤニヤ…

 

…ニヤニヤしながらこっちを見ている母親

 

 

「ま、今日はもう寝なさい…ルーちゃんはこっちで寝かせるから…アンタも体洗っときなさいよ」

 

「は~い」

 

 

リンクは体を洗って休む事にした…今日は疲れた…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

牧場家ー朝

 

 

コッケコッコー!!!

 

牧場家の目覚まし、コッコの餌寄越せコールで起きたリンク…

 

「…そっか、帰ってたんだ…?」

 

布団…こんなに膨れてたっけ?…胸の当たりがびちゃびちゃな…

 

 

布団を覗いて見ると、何故かルクスが大きめのTシャツ1枚でお腹の上にいた

 

服がルクスのヨダレでびちゃびちゃだ…

 

「…あれ?母さんの所にいたはずじゃ」

 

 

「リンク?ルーちゃんはそっち……」

 

お玉を持った母さんと目があった、ルクスも発見された

 

「………リ…リンク…」カタン…

 

お玉を落とし、固まる母さん

 

 

「……か…母さん…」

 

リンクは戸惑っている

 

「……ムニャ…ん…」

 

ルクスが起きた!

 

「…兄さん…昨日は…(足を治してくれて)ありがとぅ…(捻った足が治って)良かったよ……優しくしてくれた兄さん……」ギュー…Zzz…

 

お腹の当たりに顔を埋めるルクス

 

「ルクスお嬢様!?ちょっと!二度寝しないで…」

 

このパターンは大体が大惨事に…

 

 

ひ!怒気が!

 

「……リンク…後でお話があります…コッコの餌やったら…いえ…今来なさい……」ギロリ…

 

母さんが虫を見る目でリンクを見ている

 

「………はい…」

 

処刑台に立たされ気分になったリンク

 

 

 

 

 

 

その後、ミッチリ、アルティメットな(親子間限定)お話(物理)がありましたがルクスのお陰で一命はとり止めました。

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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妖精(フェアリー)アイテム

牧場家ー自宅前ー午前10:00

 

 

 

 

お土産に母特製カスタードアップルパイを貰って、手編みの籠に持ち帰るルクス

 

少し遅くなってしまった

 

「またね~ルーちゃん…いつで来てね~♪」

 

「はい♪おばさま、お土産までありがとうございます!凄いお料理上手ですね!家の料理より美味しかったです」

 

「料理歴はかなり長いもの♪ルーちゃんも頑張れば良いわ♪」

 

「はい!」

 

いつの間にか、めっちゃ仲良くなってるし…このパイも朝に一緒に作ってたし…

 

「いやいや普通の人と比べちゃ可哀想だろ…(500年以上料理やってりゃ…ね…)」ボソ…

 

父さんが最後の方に何かボソボソ言っている

 

「あ・な・た…何か言った?」

 

父を睨む母…

 

「いえ!なんでもない…それよりリンク」

 

「父さん?」

 

父は少し真面目な顔で肩を捕まれ…

 

「…8歳と子供相手どこまで行ったんだ!? A?B?お父さんそんな子にそだべギュ!!」グシャ!

 

「フゥ…余計なお世話よ♪あなた♪」

 

「お…オトちゃん…強…すぎ…」ピクピク…

 

…玄関の壁に押し付けられた我が父…やっぱり女って怖い…

 

 

「ねぇ母さん、父さんが言ってたAとかBって?」

 

 

リンクは母さんに聞いてみた、ルクスも気になる様だ

 

 

「そうねぇ~♪2人が大人になったらね♪」

 

ルクスとリンクを見て、まだ早いと言われてしまった

 

「「え~…」」

 

声を揃えるルクスとリンク…

 

…いったい何なんだ、東京に戻ったら誰かに聞いて見よう

 

 

「では、おじ様もお世話になりました。」

 

ルクスが家の両親に挨拶をしている

 

「…じゃ、行こうか」

 

「はい♪リンク兄さん♪」グイ!…

 

そう言ってリンクの手を引っ張り森に入って行く

 

「ちょ…そんなに引っ張るなよ…」

 

引っ張られていくリンク、困った様な嬉しい様な微妙な顔をしている

 

 

 

 

 

 

 

「よっと…行ったかい?」

 

壁にめり込んだ父は抜け出し、守護(マモル)は二人を優しく見守る

 

「…えぇ、まさか知恵のトライフォースの継承者だったなんて、やっぱり厄災が近いのかしら…あんな小さい子供にだなんて…」

 

心配する母、織音(オトネ)

 

「…せめてその時まで、自分達が出来る事をしよう…何時もそうだったろ、賢者の役目ってのは」

 

 

 

「…そうね、あの子達の未来を信じて…ね」

 

守護と織音が手を繋ぐと手の痣がピッタリ合い[森の賢者の証]が出来る

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

迷いの森の道中ー妖精の泉

 

リンクとルクスは泉の横を歩いている

 

「リンク兄さん…この泉」

 

「あぁ…妖精の泉だよ、家の飲み水や牛、コッコの飲み水もここから直接引いてるんだ、この上に湧いてる所があるんだ」

 

そう言ってリンクは滝の上を指さす

 

「へ~…あ!そうだ!」

 

ルクスは何かを思い出した様に鞄からコルクの蓋付きの瓶を3個取り出す

 

「えっと、スイシツチョウサって言うのをやるって事でついて来たの!だからお水持って帰らなきゃ…」

 

 

…水質調査?

 

「…なら1つは源泉と他は、滝のしたの所で取ろっか」

 

「うん!」

 

 

 

 

そうして、滝の上に上り、水を採取していると…

 

「リンクさーん、ルクスさーん…」

 

ん?この声…

 

「誰の声?」

 

ルクスはキョロキョロしている

 

 

 

「良かった…まだここにいて…」

 

マコレが何かを持って空からきた

 

「マコレ…どうしたんだ?」

 

リンクはマコレに聞いてみた

 

「デクの樹サマから頼まれたので、お届け物です。ルクスさんに…」

 

「え…わたし?」

 

…あぁ森の試練の記念品か…妖精のオカリナかな?

 

「はい♪森の試練の上位を突破したので、これが贈れれます!」

 

そう言ってマコレからルクスに渡されたのは、一本の白い指揮棒だった

 

「…これって?」

 

「はい!それは[風のタクト]と言って、風をコントロールする事が出来ます!他にも、妖精のオカリナ同様、音階で、力を発揮出来ます!音階はタクトの振り方で変わります…早速練習しましょう!」

 

ルクスはタクトを手にし、マコレと同じ構えを取る

 

「…ではいきますよ…まず3拍子で…こうです」

 

マコレはタクトの代わりに枝を降っている

 

「えっと…こう…こう…こう…」

 

ルクスは見よう見真似ねタクトを振るとメロディが流れた

 

♪~[サリアの歌]~♪

 

「そうです♪上手い上手い!」

 

「そ…そう?」

 

ルクスは嬉しそうだ

 

「今度、色んな曲の譜面をルクスさんの家に送りますので…それでは…また」

 

そう言ってマコレは空に帰って行った

 

 

…僕の時は吹っ飛ばされたのに…上位って…一体いくつ森の試練あるんだよ

 

「ふん♪ふん♪ふん♪」

 

タクトを振ると、音もそうだが、風が強く前に向かって吹かれる…

 

「これが[風のタクト]…私の妖精アイテム…」

 

…顔をニマニマさせてるルクス

 

「…帰ったら練習がいるね」

 

「…うん…そうだね…」

 

帰る話をしたら顔を暗くするルクス

 

「…よし、少し寄り道しながら帰ろっか…確か向こうにハイラルダケが生えてたはず…通り道だしだから大丈夫だろ」

 

「うん!」

 

元気になったルクス

 

こうして、帰り道に、キノコや木の実を取ったり、デクナッツを紹介しながら帰って行った

 

…何故かキュイ族がここにいたのはビックリした

 

 

 

 

 

 

 

ルクスは[風のタクト][妖精の泉の水×3][ハイラル栗][ヒョイの実][ハイラルダケ]を手に入れたよ!

 

 

 

 




ありがとうございました。


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ルクスの義父

トアル村ー入り口

 

森の出口まで着いた。ルクスの籠はハイラルの野生食材で溢れている

 

ハイラルダケは、個人的に炊き込みご飯が美味しい、父さんは土瓶蒸し派だが、母さんは茶碗蒸しが好きなので、色々と便利である

 

個人的には椎茸より好きかも…

 

「えっと…お迎えは…」

 

ルクスのお迎えを探していると、オッサンと黒服が3人ほど、こっちに近付いて来た

 

 

「ルクス!」

 

「お…お父様…」

 

ルクスの父さんだった、少し離れた所に雰囲気に似合わない高級車があり、オフロードバイクが3台近くにいた

 

「ゴメンな…こんなに危険な森だなんて知らなくて…」

 

「い…いえ、ルクス、楽しかったですよ。ほら!こんなにいっぱいお土産もありますわ!」

 

 

そう言って、アップルパイやハイラルダケ、ヒョイの実、ハイラル栗が沢山入った籠を見せる

 

 

「へ~…こ!…これって…」

 

 

そう言ってルクスの父さんは、ハイラルダケを持ち確認する

 

「…君、えっと…」

 

 

「あ、初めまして、牧場リンクです。」

 

「こ…このキノコって…」

 

「えっと…ハイラルダケですが…」

 

「…やはり…おい、研究にこのキノコ送っておけ」

 

 

黒スーツの人が籠のキノコを持って、バイクで行ってしまった

 

「…キノコ」

 

リンクはそれとなく聞いてみた

 

「あぁ…君は牧場君だったね

 

あのキノコは野生でしか取れない上に稀少なキノコでね…出汁なら椎茸の20倍の栄養や旨味の元になるグアニル酸を含んでいて、野生の奴は天然舞茸よりかなり希少価値がある

 

ウチの顧客も入ったらすぐ買って…フッフッフ…

 

おっと失礼…私はハイラル市畜産農業協会【理事長】の赤獅子インゴー…よろしく…」

 

そう言って握手してくるインゴーさん

 

 

「どうも…」

 

「今回は、娘をありがとう…牧場…君のご両親はこの森で牧場やってるのかい?」

 

「え…えぇ、まぁ…」

 

「そ~かいそ~かい!…君は次の代になるのかな?それとも東京でヒーローに?」

 

…なんか、このオッサン、胡散臭い…あと、この2人本当に親子か?ルクスは金髪碧眼の女の子に対して、あまりに似てない茶髪のクルクルヘアーに顔…今は触れないで置こう

 

「えぇ、多分ですが…こっちで活動すると思います。」

 

「ほっほ~!ならこのインゴーさんを覚えといたらいい…君の活躍…期待しているよ…ほら!行くぞ」

 

黒スーツの人と一緒にルクスは行ってしまった

 

「…ルクス、暗い顔してたな…」

 

…赤獅子家…闇が深そうだ

 

…こっちも東京に戻らなきゃ

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ハイラル市役所ー午後

 

リンクは手続きをして待合室で待っている

 

「あ、リンク!やっと戻ってきたんだ」

 

リンクル姉さんがいた

 

「…姉さん、ちょっと聞きたい事があるんだけど…」

 

…リンクル姉さんが口を開けて驚いている

 

「……あの…リンクが…相談…なに!?恋話!?お姉さんが相談にのってあげちゃうよ♪」

 

…なんだ、テンションがアゲアゲなリンクル姉さん

 

 

「いや、ルクスの父さんって…」

 

「あぁ…あのクズ理事長…」

 

あからさまに嫌な顔を見せるリンクル

 

「あの人、ルクスお嬢様は知らないみたいだけど、あのクズ髭…本当の親じゃないんだよね…名字の関係で婿養子で再婚なんだけど、肩書きだけで、部下の事全然考えないし、現場の意見無視するし、市長の旦那だからってセクハラ紛い物な事若い職員やられて辞めていくし…

 

今回の件だって、無理矢理ルクスお嬢様を付けさせたりしなきゃこんな事にならなかったし…本当に[アイアンブーツ]蹴り飛ばしてヤりたいわ…(怒)」プルプル…

 

 

こめかみに血管が浮いている…よっぽど嫌らしい

 

 

「役所は上下関係がハッキリしてるから、上の指示はどんな無茶でも従わなくちゃいけないし…早くインパ課長昇進しないかな…アイツ潰せる位…」

 

…インパ課長、慕われてるな…そして姉さん顔がブラック過ぎる

 

「っと話過ぎた、いい?あんな大人になっちゃいけないんだからね…」

 

…なんか心配になって来たな…

 

『番号214の方…3番窓口までお越し下さい…』

 

アナウンスで自分が呼ばれた

 

「…まぁ仕方ないか…他所の話だもんな…」

 

冬休みに会えたらいいが…

 

リンクは今回は、お礼なのか窓口でインパ課長から飛行機のチケットとホテル券をを貰えた、乗れたのは夜だったがビジネスクラスで帰れた。

 

…トラブルもあったが

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

月末ーハイラル市役所

 

「…インパ課長」

 

リンクルとラナが課長の所に来ている

 

「どうした?」

 

ラナが答えた

 

「…給料が何時もより少ないのですが…」

 

「私も…」

 

給料が少なかった様だ

 

「…諦めろ、リンクのお小遣いになったと思え…私もカットされてる…今月だけだ…」

 

「「……はぁ…」」

 

リンクの飛行機の代金とホテル券は3人仲良く引かれてました。

 

 




ありがとうございました。

婿養子のインゴーさん登場…

次回から東京に戻ります


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1年ー合同授業編
ホテル


成田空港ー夜

 

無事に帰って来たリンク

 

機内食も付いてて、リッチな気分で東京に来たので、少し浮かれいる

 

「にしても新幹線よりやっぱり早いな~…あれが無ければ…」

 

あれとは、牧場フェアリーズの事である

 

シーカーストーンから出なければ何もないのだが、コイツらだって外の空気は吸いたいだろうと何時もはもう1席確保して乗っている

 

新幹線は専用のケースが有れば、特に何か言われる事は無い、手荷物扱いなのだが…

 

 

 

飛行機は貨物に預け無ければならず、かなりキツイ環境だったようだ

 

現在、牧場フェアリーズはシーカーストーンの中で、回復中…何でも暑かったようだ

 

 

…今度から飛行機は注意しよう

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

某所ーホテル街

 

雄英高校まで戻ると門限に間に合わないので、駅で降りて、インパ課長指定のホテルに行くと、なんかヒーロースーツに身を包んだ人が一杯いた

 

「なんか…事件でもあったのかな?」

 

さほど気にせず、ホテルにチェックインするリンク

 

案内の人の話だと、最上階に大浴場があるそうだ

 

…荷物を置いたら行こうか

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

大浴場

 

湯船に浸かるリンク…

 

「……ふぃ~…」

 

束の間の休息を取っている…

 

 

 

「向こうまで競争であります!」ぴょん…バシャバシャ…

 

「負けないッス!」ぴょん…バシャバシャ…

 

いきなり飛び込む船妖精ペア…

 

「シィ、ショット…湯船で泳ぐな、迷惑になる」

 

 

 

 

「なは~…」プカプカ…

 

浮き輪で流されてるケミィ

 

「あんまり遠くに流されるなよケミィ…」

 

ナビィは女の子なのでお留守番…シィとショットは女の子だがそういうのは気にしない様だ

 

ケミィは…性別あるのか?…考えるだけ無駄そうだ

 

 

今は無心に過ごそう

 

 

「…?この人形…」

 

あ…ケミィが隣の客まで流されてた

 

「あ…すみませんって…あれ?」

 

どっかで見た顔が…

 

「オヌシ、リンクか!合宿以来だな!」

 

「お餅の人なのです」

 

ケミィ、人を指差さない

 

 

プッシーキャッツの虎さんが入浴中だった

 

 

「お久しぶりです。今日はどうしたんですか?」

 

それとなく聞いてみた

 

「今日は下半期のビルボード…ヒーロー活動のランキングがあったからな…今日はここに泊まって明日に帰る予定だ…雄英にも復帰の挨拶にいったんだが…そっちはどうなんだ?」

 

「こっちは自衛隊に連れられて音速飛行機して、森の迷子に付き合って、怪しい偉いおじさんに変な目で覚えられた帰りですよ。寮の門限に間に合わないから、ここに泊まる事になってます。」

 

「……すまぬ、言ってる事が理解し難いのだが」

 

あった出来事をそのまま言いましたが何か?

 

「まぁ…そんな感じですよ…こうた君は?」

 

「もう先に上がりおったわ…」

 

あ…そうだ、ついでに聞いて見よう

 

「そう言えば虎さん」

 

「なんだ?」

 

「自宅で父さんに『その子とどこまで行ったA?B?』って聞かれたんですけど…AとかBってなに?」

 

「フンヌ!」ベシ!

 

虎さんにデコピンされてしまった

 

「アダ!…何するんですか?」

 

「浮かれる出ないぞ小僧!まだまだヒヨコの分際で…修行が足らんわ!もっと自分の技を…己の牙を鍛えんか!」

 

…どうやら浮かれる事らしいって事がわかった

 

「…了解、牙を磨くッス」

 

まだまだ未熟って事だもんな

 

「そういえば、ヌシは必殺技は増えたのか?」

 

「…海王のお陰でパワーアップしたのは良いですが…コントロールが難しい時があります。他の技の馴染みは凄く良いのですが…癒しの歌や変身系の歌はあんまり変わって無いようですが…」

 

少し虎さんが考えている

 

「…そうか、癒しの歌の奴は我で、練習してみるか?」

 

「え?良いんですか?」

 

「どうせボブ達が帰って来るまで暇だからな、コウタも寝かす時間だ」

 

「じゃ、後で行きますね…」

 

夜のスケジュールが決まった。虎さんは1回経験してるから失神する事無いだろう

 

 

 

プッシーキャッツの部屋に行こう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リンクは気付いていなかった。ルクスは無意識に知恵のトライフォースで、レジスト…効果が薄くされていた事を…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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癒しの歌(海王の雫+) ※表現注意

ホテルー通路

 

「…マンダ…これで全部?」

 

化粧品の袋を持つピクシーボブ

 

「えぇ…こっちじゃないと売って無い奴多いものね」

 

返答するマンダレイ

 

 

買い物袋を持って歩く、ラグドール、マンダレイ、ピクシー

 

「新商品も買ったし♪ちょっと飲まない?」

 

ラグドールも上機嫌だ

 

 

「もう…少しだけよ…」ガチャ…

 

そして、自分達の部屋の鍵を開けて中に、入っていく

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

プッシーキャットの部屋

 

 

 

和室の大部屋を借りているプッシーキャッツ

 

部屋に入っていく3人

 

「虎~お酒買って来たから少し…」

 

 

ピクシーボブが固まった

 

「ちょっとボブ…そこで止ま…」パサ…

 

ラグドールも光景を見て固まり、思わず買い物袋を落としてしまう…

 

「え…何がって…虎!?」

 

そこには、布団の上にスライムみたいなっている虎がいた

 

「…………にゃ゛~……」ピク…ピク…

 

少しだけ波打っている

 

 

その横には、普通に寝ているコウタ君もいる

 

 

「な…何が…」

 

状況の読めない3人

 

 

「ふ~…あれ?プッシーキャットの皆さん帰って来たんですね?」

 

 

入り口の横にあるトイレからリンクが出て来た

 

「誰!?…って牧場君!?なんでここに…そ…その格好/////…」

 

マンダレイがリンクを指さしている

 

リンクは短パン姿で、上半身は真っ裸である

 

暑かったので上を脱いでトイレを借りたリンクであった

 

汗で少し濡れた髪、引き締まったボディ、美少年の金髪碧眼、少し赤くなった顔が、独特な雰囲気を醸し出している

 

「ま…まま…///早く上を着なさい…/////」

 

ピクシーボブは顔を手で隠してはいるが、指の隙間からガッツリ、リンクを見ている

 

…正直ここからだとしっかり見てるのがわかる

 

「ハイハイ…ボブ、見てるのまるわかりだよ…このショタコン…」

 

「み…見てないわよ/////!!」

 

突っ込みを入れるラグドール

 

とりあえず上を着る事にした

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

そして、事情を説明したリンク

 

「…なるほど…まぁ、虎がそんな事…ねぇ」

 

 

マンダレイが虎を見ている

 

「ひゅ…ふまん…」

 

…まだ完全に人に戻れていない虎さん…人形のスライムだな…

 

 

「う~ん…明日には治ってるかな?…アチキが見る限り…」

 

ラグドールが[個性:サーチ]で虎を調べている

 

マンダレイが何か考えている

 

 

「……ねぇ?ラグドールとボブやってもらったら?」

 

 

「「…へ?」」

 

「いやいや!アチキこうなりたく無いよ!」

 

ラグドールは、虎を指さしながら、マンダレイに訴える

 

「でも虎、アドバイス出来てないんでしょ?」

 

「う…うむ…」

 

「引き受けた以上何とかするのがチームよ、明日に影響が少ない人でアドバイスしてあげなきゃ…」

 

そこにピクシーボブが噛みつく

 

「なら言い出したマンダが受ければ良いじゃない!」

 

「…ここでテレパス全開になったら他の客に迷惑よ…様子見ないと」

 

※林間合宿を見てね♪

 

 

本当は、1回誰かを犠牲にして、様子を見てからにしようとしているマンダレイ

 

「…なら状態を見る人はアチキがやるね♪サーチだし…」

 

ラグドールは、正当な理由を付けて鑑賞側に回った

 

「…ちょっと…じゃあ私?」

 

「「うん」」

 

 

二人とも頷いた

 

「いえ…ご迷惑ならいいですよ…」

 

リンクは困った顔をしている

 

「!(か…かわいい…)…わかったわ、女は度胸よ!」

 

 

「「おぉ~」」(*’ω’ノノ゙☆パチパチ

 

 

なんか拍手してるし…

 

そして始める事になった

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

寝間着に着替え、布団の上でうつ伏せになるピクシーボブ

 

その横で布団に座り、チューハイを飲みながら様子を見ているマンダレイとラグドール

 

「えっと…準備は良いですか?」

 

「……スゥ…はぁ……コイ!」

 

声が裏返ってますよボブさん

 

「…じゃあ行きますね」

 

リンクはオカリナを構え、メロディを奏でる

 

♪~[癒しの歌]~♪

 

オペレーションモード!

 

「…なんか…前より輝きが増してない?」

 

マンダレイは、様子を見ているがピンクの光の発光量が上がっている

 

 

「……」サァー…

 

ピクシーボブは顔を青くしている

 

 

そして上半身に集めると更に発光量が増す

 

「うわ!マブシ…」

 

ラグドールは思わず目を閉じる

 

「………」ガタガタ…

 

ピクシーボブは怯えている

 

「じゃあ!行きますよ~…」

 

そうしてリンクはにこやかに股がり…施工を始めていく

 

「…待った!心のじゅんびゃああああ♡♡♡♡/////!!」

 

もう頭から癒しの力を送っている

 

「ん!!ん゛ん゛ん゛ーーー♡♡♡♡♡/////!!」

 

コウタ君が起きない様に必死に枕に顔を押さえ、動かない様になっている

 

「よし!じゃあ少しずつ下に下がって行きますね~」

 

頭が終わったのでどんどん下半身に向かってっ下がって行く…

 

 

「あう゛!ん゛!~~~~~~~~♡♡!!/////…」カチカチ…

 

歯を細かく噛む音が部屋の響く

 

 

20分後…

 

 

「ハイ終了~って…あれ?」

 

夢中になって気づかなかったがピクシーボブはぐったりとしている

 

「ハァ!ハァ!ハァ…ハァ……」カオマッカ、ゼンシンピクピク、グデ~

 

 

 

 

「…ラグドールさん、サーチはどうでした?」

 

「……」

 

「ラグドールさーん!」

 

「あ…ゴメンゴメン…えっと~…問題にゃいよ…体には…個性も活性化してるし…」

 

「じゃあ、途中工程は?」

 

「…へ?」

 

「途中工程の問題を聞いてるんですが…」

 

「…ゴメン、忘れてた…にゃは♪」

 

「えぇ~…」

 

笑って誤魔化された

 

「…ラグドール…次はあんたよ…ヒック/////」フラ~

 

 

 

「え…流石にあれは…」

 

ピクシーボブの惨事を見てドン引きしているラグドール

 

「大丈夫…全く抵抗力のない人の情報も欲しいわ~…大丈~夫♪大丈~夫♪/////」

 

完全に酔っているマンダレイ…枕の脇にはカクテル缶が6本ほど転がっている

 

…二日酔いにならない様にマンダレイもやっておこう

 

 

こうして夜は過ぎて行く…

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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ハンター(猫人)

翌日ーホテルーレストランエリア

 

 

 

朝食のビュッフェを人の少ない隅で、食べているリンク達

 

「なは~カプ…」

 

パイナップルを噛るケミィ

 

「プハ…ちょっと薄いであります…」

 

ヨーグルトを飲んで愚痴るシィ

 

「ホテルなんてそんなもんッスよ」

 

小さなホットケーキを噛るショット

 

「ちゅ~…砂糖多イワネ…」

 

ストローでオレンジジュースを飲むナビィ

 

「…お前ら味うるさしゅびぶば…」びよ~ん…

 

 

夜が遅かったので少し寝不足気味なリンクだが、いきなり後ろから頬を横に引っ張られた

 

「…悪戯ネズミ小僧を捕まえたわ♪」

 

「ま…まんふぁれふぁん…(ま…マンダレイさん)」

 

マンダレイさんに後ろから頬を横に引っ張られていた

 

「緑の兄ちゃん、変な顔!」

 

コウタ君も一緒か

 

「…いきなり引っ張らないで下さいよ~…」ヒリヒリ…

 

リンクが抗議する

 

「ほら、ボブ達も…」

 

「「………/////」」キラキラキラ…、プイ…

 

お肌艶々になったピクシーボブとラグドールが、視線を合わしてくれない

 

「…大分やられてたからな…」ツヤツヤ…

 

お肌艶々な虎さんがサポートを入れてくれた

 

「…嫌われた?」

 

率直に聞いてみた

 

「そうね~…照れくさいかもね…………」ニヤニヤ

 

マンダレイが何か企んでいる

 

「!!!///ちょっと!/////そんなにイか……/////!!」

 

いきなりピクシーボブが突然大声を出した

 

「??…いか?」

 

リンクは考えている

 

「(今日のビュッフェに烏賊の料理あったっけ?)」

 

 

「わ…忘れなさーい/////!!」ガシッ!!

 

「いがああああ…」ギリギリギリ…

 

アイアンクローをピクシーボブから喰らっているリンク

 

マンダレイのテレパスで何か言われた様だ

 

「……昨日どっかに行ってきたの?」

 

コウタ君がマンダレイに聞いている

 

「ん~…お酒買いに行ってたからね~…フフ…」

 

マンダレイは誤魔化した

 

「ほら!早く選んで食べちゃおう!ね!お魚あるかにゃ~…」

 

マンダレイのテレパスでのイジりに、飛び火されたくないラグドールはコウタ君を連れて席に移動する

 

「……」ニヤニヤ…

 

 

「にゃ!!/////マンダレイ!!」

 

…マンダレイとラグドール…仲は良いようだ…昨日、ラグドールの布団をスタッフに交換してもらってた、あれか?

 

「別に昨日のおもリャ゛アイッタア!」ガス!!…カラン…

 

ラグドールからスプーンを投げ付けられ、額にクリティカルヒットをされたリンク

 

 

「す…ストライクッス!!なんて正確さ!あの体勢からのスプーンを構える速度…痺れる位申し分ないッス!」

 

解説するなショット…気にしなくて良い事を言おうと思ったのに…

 

「ハァ、ハァ……続き言ったら、狩っちゃうよ♪」ゴゴゴ…

 

ピクシーボブはコウタ君の目と耳を塞いでいる…なんて連携プレー!?

 

 

そしてリンクを睨むフォークを持った猫のハンター…にゃ…ニャンターがいる!(主人公視点)

 

 

「今回はフォロー出来無いのであります」

 

「自業自得ネ」

 

シィとナビィに見捨てられたリンクでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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新しい歌01

数日後の休みー学校の空き地

 

リンクは相沢先生の許可をもらい、相澤先生

監督の元、試したい事があって来ている

 

以前リト族便で貰った木箱音楽

 

モグマ族の[♪大地の星]と[モグマグローブ]

 

ユキワロシの[♪スノーファンファーレ]と[オーバーオールな防寒着]

 

イギリスのリト族の歌[♪大翼の歌]

 

これらを試そうと思っている

 

「早速やって見るけど……なんでこんなにギャラリーがいるの?」

 

「いや~新しい個性のチェックって聞いて…」

 

緑谷はノートを片手にメモる気満々の様子

 

 

他にも八百万、芦戸、蛙吹、麗日、耳朗、飯田、切島、峰田が来ていた

 

「何が起こるかわからないんだろ…普段一緒に良くいる奴が一緒の方が対処しやすいからな…お前ら、対処頼むぞ…」

 

「「はい!」」

 

「安心して思いっきりやってくれたまえ!」

 

飯田が気合い入っている

 

…峰田はあんまり一緒にいないが…ま…いっか

 

「大丈夫だって♪なぁ♪もし強化系なら…グヘヘ…」

 

…何かを期待している峰田

 

「…じゃ…まず[♪大翼の歌]から」

 

 

リンクはオカリナを構えた

 

♪~[大翼の歌]~♪

 

 

…あれ?

 

「……もう一度…」

 

♪~[大翼の歌]~♪

 

…何起こらない

 

「…何も起こらないね」

 

麗日さんが

 

「こんなの初めてだ…」

 

一番驚いているリンク

 

「…発動出来ル物ガ無イワヨ…ソレ」

 

ナビィの解説

 

「…これはいったい何で発動するの?」

 

ナビィに聞いて見たらケミィが答えた

 

「【大翼の石像】が無いので、い~みな~いで~す(ヾノ・∀・`)」

 

そしたらシィも話てきた

 

「オマケに作るにも[ラネール鉱石]がいるので、すぐには無理であります!」

 

「そっす!後、他の資材も足りないから寄越すッス!」

 

…然り気無く自分達の要求を満たしにかかってやがる

 

…そっとしておこう

 

 

 

「じゃあ次、[♪大地の星]やるね…」

 

再びオカリナを構え…

 

♪~[大地の星]~♪

 

すると体が変化していき…肩幅がどんどん広く、足が短く尻尾が生えて体毛が濃くなり、モグマ族の様になった

 

 

モグマモードリンク!

 

 

「おお…」

 

変化した腕を見ている

 

「モグラみたいになった!」

 

緑谷が近くまで来て、見ている

 

「これで[モグマグローブ]を着けて…早速…」

 

地面に腕を突っ込み掘り出してみた

 

「お…おお…おおおお!」

 

そのまま地面の中に潜って行くリンク…

 

地面に潜ると様々な匂いがするのがわかる!

 

調子に乗って掘り進めると土が変化してきた

 

「あれ?なんでこんなにべちゃべちゃ…な!!」

 

柔らかい土が崩れて泥の様になって崩れてきた

 

「な!ちょとまあばばばば…」ブクブク…

 

あ…泳げな…

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

地上

 

耳郎が地面にジャックを刺している

 

「!!緑谷!飯田!そこを壊して!リンクが水脈掘り当てて溺れてる!」

 

 

「「「えええええええ!!!」」」Σ(Д゚;/)/Σ(Д゚;/)/

 

「牧場君!!?マンチェスター…」バチバチバチ…

 

「レシプロ…」キュイィィィ…

 

飯田と緑谷はチャージをし、耳郎の指示した場所を攻撃する

 

「スマッシュ!!!!!」ドコン!!!!

 

「エクステンド!!!!」ドコン!!!!

 

その後、緑谷の踵落としで地面が圧縮され、何とか掘り進める様になって地上に出てこれました。

 

「ひ…ひどい目にあった…」

 

 

 

モグマ族は泳げ無い

 

 

※東京の地下水

 

東京は埋め立て地が多いため、非常に水分が豊富海藻等もまとめて埋められるため、ミネラル成分が豊富に含まれたアルカリ性の天然水で黒っぽいのが多い

ミネラル成分の量によっては冷泉という扱いになり、これを汲み上げ、温める事によって天然温泉としてお店を開く所もある

 




モグマリンクは、目がリンクで体がモグマ、緑の服に帽子を想像してください


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新しい歌02

無事、地上に戻ってこれたリンク…もう既にモグマモードは解除している

 

「はぁ…はぁ…いや~死ぬかと思った…」

 

「大丈夫?牧場君…」

 

緑谷や他の人も心配しているが、相澤先生は先を進める

 

「モグラ?モードは…パワーローダー先生にでも、相談してみる…次の奴やれ」

 

「は~い…」

 

リンクは、オカリナを構え、次の歌をする

 

♪~[スノーファンファーレ]~♪

 

すると体が変化、全体的に体が小さくなり、足がペンギンの様になって体や手もペンギンの様になって行くが顔は丸く、角が生えてきた

 

ユキワロシモードリンク

 

オーバーオールな防寒着が似合う!

 

「何か…可愛い!」

 

麗日さんはぬいぐるみを見ている様だ

 

 

「おう!ありがとうなんだぜ!…あれ?」

 

「どうした?」

 

「いや…普段こんなしゃべり方しねぇはずなのによ~、何か…変な感じがするぜ!…うお!」ふわ…

 

「何か変なしゃべり方だな…軽!10kgないんじゃね?」ヒョイ…

 

切島はユキワロシリンクを持ち上げている

 

 

緑谷は何かに気付いて質問してみた

 

 

 

「…牧場君、今から質問するけど…絶対にイイエと答えてみて…」

 

「わかったけどよ、何がわかるんだ?」

 

リンクは疑問に思っている

 

「…昨日は晩御飯食べましたか?」

 

「しょうが焼き定食だったぜ!…あれ?なんでしゃべる!?」

 

「…朝ごはんは?」

 

「い…ご飯に味噌汁、ひじきに玉子焼きとソーセージ…なぜ喋るんだ!?」

 

※ユキワロシはアホ正直者、思った事は全部喋る

 

「なるほど、思った事を全部喋るんだ…知能が低くなってるのかな…それとも…」ブツブツブツ…

 

緑谷が長考モードに入った

 

「ねぇ…ウチの事どう思っとる?」

 

麗日さんが聞いてきた

 

「い…大福大好き娘っこ、緑谷に恋ごこr[ベシ!]ムグムグムグ…」

 

麗日さんに口を塞がれた

 

「はぁ…はぁ…なんやねん!このお喋りペンギン!!余計なこといわんと/////」

 

そのやり取りを見ていた八百万

 

「…じゃあ…次はわた…」

 

八百万がリンクに近づくと…

 

「ひえぇぇ!!!」ダッシュ!!

 

普段の数倍の速さで緑谷の後ろに隠れた、酷く怯えている

 

「速!なんでスピード…」

 

緑谷は感心して様子を見ている

 

「こ…こっちに来るな!パイナップルヘアー!」

 

「え…」

 

「何かわからないが、いっつもお菓子を人に渡したりとか、女の人と話すと虫ケラを見る目して…絶対人間2、3人もうすでにヤってる目だって!しかも武器で容赦の無い攻撃しやがって…暗殺術極めるのも大概にしやがれってんだ!」ガタガタガタガタ…

 

 

 

「………そんな事習ってませんのに…」チーン…

 

八百万は真っ白になった

 

 

 

「ほ…ほら…怖くないよ~…」

 

今度は芦戸が両手を広げながらリンクに近づく…

 

「…なに?(泣)僕なにかした?いっつも人と話すと酸で横から溶かして来て…この前も角取さんから英語を教えて貰ってた時、首のうじなを酸で攻撃してきて…(;_;)」

 

今度は、泣き出したユキワロシリンク

 

「い…いや…あれは手汗が酸に変わってて…気づかなかったの!本当にゴメンって…」

 

謝り出す芦戸

 

流石に不味いと思った相澤先生は、もう辞めさせる事にした

 

 

「…牧場、そろそろ戻れ、」

 

「あいっす~!モジャモジャ先生!…あ…」

 

「…どうした?」

 

「この手だと、オカリナが使えない…」

 

リンクはペンギンと人間の中間な手の形をしている上手く穴を防げない

 

「「「あ…」」」

 

「ちょっと音楽室まで何か探してくる!」

 

「お、俺も行くぜ!サポート科に何かあるかも知れねぇ!」

 

麗日と切島は、楽器を探しに行った

 

「牧場ちゃんも大変ね…因みに私はどう?」

 

蛙吹がリンクに聞いて見た

 

「しゃべ……ケロスケ、食欲ある人、蛙なのに虫を食べない、ゼリーが好き、たまに見る笑顔が可愛いが、たまにくる舌でのツッコミがキツイ時があるから少し苦手…って何で喋らすんだよ!」

 

怒るリンク

 

「ケロ…そういう風に見てたのね……じゃあ、響香ちゃんは?」

 

「いや!なんか聞くの怖い!」

 

「絶対しゃべ……耳郎さんは今使ってるオカリナを選んでくれた人、子供っぽい、良くイヤホンジャックをクリクリ回している…耳が弱くよく耳から血を流すからほっては置けない、耳が弱いらしく触ると感z[ガシッ!]ムグムグムグ…」

 

今度は耳郎さんに口を塞がれ、持ち上げられている

 

「ハァハァ…これ以上しゃべるな…いいな!」

 

「ムグムグムグ!」コクコク…

 

「…今付けてるオカリナ、耳郎さんからのプレゼントでしたのね」

 

「へ~…そうなんだ~…へ~…裏切り者…」ボソ…

 

八百万さんと芦戸さんが耳郎を見ている

 

 

「ひー!!早く楽器持って来てぇ!!(´д`|||)

 

 

その後、サポート科の発目さんが、即席のハーモニカを作ってくれて元に戻れました。

 

 

…ユキワロシ…恐ろしい生物!

 

 

 

 




ユキワロシ、反射神経・速度強化・冷寒耐性・正直者

理由…通せん防するユキワロシの反射神経と速度と嘘を言わないと言う設定


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爪痕

夜ーアライアンスーリンクの部屋

 

ユキワロシに変身し、お喋り過ぎてリンクはクラスメイトに会うのが気まずい感じになっている

 

「……ユキワロシ、何処まで正直者なんだ」

 

色々と暴露してしまってなんか…外に出にくくなっている

 

コンコン…

 

…誰だろう

 

リンクはドアに近づく

 

「…は~い」

 

ドアを開けた先にいたのは、八百万さんだった

 

「……えっと…」

 

…何て声を掛ければわからないリンク

 

「あの…これ…」

 

渡さされたのは1つの鍋だった

 

「…とりあえず上がりなよ…立ち話もなんだし、男子エリアに女子がいるのは面倒だ」

 

「えっと…はい…」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

中央の机

 

「…で…この鍋は?」

 

机には鍋が置かれいる

 

「良い匂いッス…」

 

「クンカ、クンカ…」

 

ショットとケミィが匂いを嗅いでいる

 

 

牧場フェアリーズが匂いに釣られて来ている

 

 

「いえ…その…今まで私情で…色々とヤってしまって、リンクさんがあんな風に内心怖がらせてる何て、思っても見なかったので…せめてもの…と」

 

…思ってたよりあれか?…色々ヤバいお嬢様じゃない?

 

「…なら皆で食べよう、お皿出してくる」

 

「!!いえ、私はこれで…あれ?」

 

八百万が帰ろうとするが、ナビィとシィが塞ぐ

 

 

「まぁまぁ…」ガッシリ…

 

「一緒ニ良イジャナイ…(15分位扉ノ前デ右往左往シテルノ知ッテルンダカラ…)」( ´ノД`)

 

 

「!!/////」

 

?…何を話しているんだろう?

 

そうやってお皿(ケミィ達用オモチャのお皿も含め)を並べて、蓋を開ける…

 

「これ…シチュー?」

 

中身はホワイトシチューだった

 

「えっと…お口に合うかどうか…」

 

とりあえず、よそって夜食だ

 

 

「「「いっただきま~す」」」

 

…八百万さん、そんな受験の発表前の学生みたいな顔されても…

 

とりあえず一口…

 

パク…

 

「……これ…なんで…」

 

母さんの作ってくれるニオイマスのシチュー…リンクの好物である

 

ニオイマスの他にカボチャにニンジン、玉ねぎ、チーズに牛乳…数種類のハーブ

 

素材に差があるが、紛れもない母さん特製シチューだ

 

母さんが教えてくれないレシピで、再現が全く出来ないシチュー

 

 

「モモさん、これ…」

 

思わず聞いてみる

 

「いかが…でしたでしょうか?」

 

不安そうな顔をしている

 

「…美味しいよ、ありがとうね(^-^)」

 

「ほ…本当でございますか!」パアァ

 

八百万さんは本当に嬉しそうな顔をしている

 

…その後、たわいもない話を消灯ギリギリしていた

 

 

リンクは、八百万さんの認識を少し直した

 

要危険→天然なだけに警戒度を変更した

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

就寝前

 

「…しかし、あれはどうやって作ったんだ?」

 

リンクは疑問になっている

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

八百万サイド

 

「ふふ…上手く行きましたわ、今度あったらお礼を言って差し上げませんと…最新のパソコンでもお贈りいたしましょうか(笑)」

 

上機嫌な八百万さん

 

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文化祭の時に、マヤから貰ったメモだ

 

 

 

回想~~~~~~~~

 

文化祭の終わりにあった出来事

 

『今日はありがとうね♪お礼にこれをあげるわ…』

 

「えっと…これは…レシピ?」

 

『リンクが落ち込んだ時や、頑張った時に作ったらきっと好感度上がるわよ♪それ、リンクの大好物…特製シチューのレシピなんだから…やり過ぎは注意だけど』

 

「えぇ!これがですの!?」

 

メモを食い入るように見ている

 

『まぁ、食材の調達は難しいと思うから、似た食材で作ってあげなさいね♪…私は料理…苦手だから…応援してあげるわ♪』

 

~~~~~~~~

 

マヤサイド

 

机に向かって原稿を仕上げている

 

「………へっくち!(>ω<)/。・゜゜・…ああ!!!原稿が…」

 

原稿変な線が入ってしまったマヤでした

 

 

 

 

※個性:タッチメモリーで、ロマニー叔母さんに着いていき、牛乳の回収の時にリンクの母からレシピを読み込んだ時に知った

 

複雑な為、本人には無理と諦めた

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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合同訓練前

訓練エリア

 

今回は轟の父さんが戦ったり、緑谷の個性が暴発したり色々あったが、教えて貰う先生にパワーローダー先生が追加された。

 

放課後はハウンド・ドッグ先生とパワーローダー先生が交互に見てくれている

 

今日は工場をモデルにしたエリアで今日は合同戦闘訓練がある

 

皆コスチュームが冬仕様になっている

 

リンクは厚手の緑の服にマフラー、歴代勇者の[空の勇者の服]を着ている

 

ラヴィオ先輩が作った寒い空を駆け抜ける勇者がモデルと言った普通のコスチュームなのだが、シィが改造を始め、ケミィとショットが調子に乗って自重を一切しないで完成した服!

 

青いマフラーは防寒だけで無くパラシュートにもなる優れもの!

 

砂糖の消費量普段の5倍!

 

それだけ情熱が込もっているといえば聞こえはいいが、何が起こるか分からない不安で一杯なリンク…

 

 

 

「ワクワクするねー」

 

葉隠さんが言うが手袋と靴しか見えない…

 

「葉隠寒くないの?」

 

耳郎さんが聞いてる

 

「めっちゃ寒ーい!!」

 

「……根性だね」

 

 

…皆冬仕様になっている、八百万さんはマント爆豪は全身タイツみたいになってる

 

飯田は暑苦し甲冑のままだ、良く夏乗り越えられたな…

 

 

緑谷と爆豪は…会話が成り立つ位にはなったのか…

 

「僕らをなめているのかい?」

 

…この声は…B組の物間だったかな

 

「お!来たな!?なめてねぇ!ワクワクしてるだけだ!」

 

切島は相手を見ている

 

「フフ…そうかい、でも残念…今、波は確実に僕らに来ているんだよ さあA組!!今日こそシロクロつけようか!?」

 

 

テンション高いな…物間…

 

呆れて見ているリンク

 

 

「見てよこのアンケート!A組ライブとB組超ハイクオリティ演劇どちらが良かったか!見える!?」

 

1枚の紙を出し、アンケートの結果が書いてある紙を出した

 

 

「2票差で僕らの勝利だったんだよね!」

 

(;`・ω・)ノマジか!

 

思わず紙を持つ切島の後ろから見るリンク

 

「マジかよ!?見てねーから何も言えねー!!」

 

切島は悔しそうだ

 

「入学時から続く君達の悪目立ちの状況が変わりつつあるのさ!!」

 

…煽る物間の後ろに拳藤がコッソリ近づく

 

「そして今日!!A vs B!!初めて合同戦闘訓練!!僕らがキュ!!」

 

「黙れ」キリキリキリ…

 

相澤先生の捕縛布が物間の首を締め止まった

 

ブラッド先生が話始めた

 

「今回特別ゲストがいます」

 

「しょうもない姿はあまり、見せないでくれ」ギリギリ…

 

相澤先生が、物間の首を締め上げながら紹介されたのは

 

「ヒーロー科編入を希望している…普通科C組の心操人使(シンソウ ヒトシ)君だ」

 

「「あ~~~~~~~~!!!」」

 

…だれ?

 

皆知ってるようだが…

 

 

※リンクはハイラルの食材紹介と飯田の兄の治療など、体育祭にほとんど出ていないので、知りません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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組分け

運動場γモニター前

 

「心操ーーー!」

 

…皆が知ってる様だから遠くから見ておこう

 

「会話すると洗脳されちゃうんだよね」

 

「初見殺し」

 

青山と尾白が話している

 

…洗脳の個性か

 

「一言挨拶を」

 

相澤先生が話を進める

 

「…何名かは既に、体育祭で接したけれど、拳を交えたら友達とか…そんなスポーツマンシップ掲げられるような気持ちの良い人間じゃありません俺はもう何十歩も出遅れている、悪いけど必死です」

 

…まあそうだよな

 

「立派なヒーローになって、俺の"個性"を人の為に使いたい…この場の皆が越えるべき壁です。馴れ合うつもりはありません」

 

…うっし!気合い入れ直そう

 

リンクは顔を叩いて気合いを入れ直した

 

「舞台は運動場γの一角!双方4人組を作り、1チームずつ戦って貰う!!そして特製プリティ檻に入れた時点で捕獲と判断する」

 

…4人チーム…やばい、チームで戦った事1度も無いよ

 

「…どうしたんだ?考え込んで…」

 

上鳴が話かけて来た

 

「……今までソロでしか戦闘したこと無い上、ペアだと相手をトラップに落とす事しかやった事ない…連携取れるかな?」

 

※実際、マスターソードを手に入れてからは殆ど戦闘は1人

 

 

「…確かに、単独ばっかりだよな、牧場って」

 

そうこう話していると相澤がこっちに来た

 

「おい…さっさとくじ引きしろ」

 

「あ…すみません」

 

くじ引きは…1番初っぱなからか

 

「お!俺と一緒じゃん!頑張ろうな!」

 

上鳴か…後は…

 

「ケロ?牧場ちゃんとチームね」

 

「俺も一緒だぜ!」

 

蛙吹さんに切島か

 

「ずいぶん攻撃的なチームになったな」

 

あとは心操が何処かだが…

 

「じゃあ…引いた番号の所に合流しろ」

 

くじ引きの結果は1番

 

…一緒になった

 

「あんな事言ってたけど仲良くしようぜ!」

 

「個性の詳細教えて」

 

「モテる面だ、モテるだろ?俺には分かる」

 

切島、蛙吹、上鳴と出迎えられる心操

 

「よろしく」

 

 

そして作戦会議に入る

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

運動場γ

 

皆一塊で動く

 

「…で誰を狙う?」

 

「ここは厄介な個性を最初にヤっときたいな」

 

「…じゃあ誰が1番厄介?」

 

「あぁ…塩崎かな?前に完封されたし」

 

上鳴、塩崎さんに完封されたんだ

 

「僕も一緒かな…と言うより」

 

「「言うより?」」

 

「…僕、女性は切りたくない…剣が汚れる」

 

マスターソードを構え、格好つけるリンク

 

「格好いい事言うけれど、牧場ちゃんフェミっぽいから、単純に塩崎さんに襲われたら殆ど無抵抗で捕まるでしょ」

 

鋭いツッコミ入れた

 

「…なんで、女に手を出せない事知っているケロちゃん」

 

 

「ケロ、前にリンクルさんから聞いたわ、それに牧場ちゃん普段の戦闘訓練の時でも、相手が私やヤオモモちゃん、芦戸ちゃん…女が相手の時は、大体タイムオーバーで引き分けだし…」

 

 

…姉さんか!最近女子の攻撃がキツかったの!

 

「騎士道か…女は手を出さん!ってやつか?カッケーが今は訓練だぜ」

 

「…父さんが、言ってたんだ、女に手を出す奴はクズだって、だからどんな酷い目に合っても手を出さないって…そしてリンクル姉さんも…勇者は姫を守る騎士の精神を忘れないって…どんなに敵の奴だろうと…僕は女に怪我する攻撃はしない!」

 

※本当は経験上、女性が【苦手】なだけである

 

 

 

「…目が怯えてるぞ」

 

「黙れ」

 

切島のツッコミにそれしか言えないリンク

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

B組サイド

 

「…良いこと聞きましたぞ」

 

聞き耳を立てていた宍田獣郎太(ししだ じゅうろうた)

 

「…だな、ちょっと戻って話して話してこよう」

 

作戦を変更する事を提案する円場硬成(つぶらば こうせい)

 

「ですな」

 

 

急いで本陣に戻る奇襲メンバー

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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トラップ

運動場γ

 

リンクはと言うとリト族モードで[オオワシの弓]を背負い

 

上空70mほどの高さにいた

 

「……いた!」

 

塩崎さんと…名前が分からないがキョンシーっぽい奴を見つけた

 

リンクは空に向かって信号矢を打ち上げる

 

放たれた矢は甲高い音を鳴らしながら赤い煙をあげ空に消えていく

 

ピィィィィィィィィィィ…

 

「メガネ獣とツンツンエアーは…いない…さてこっちに気付いたな…暴れれば戻って来るだろう」

 

リンクの役目、相手の位置の索敵と意識をこっちに集中させる事

 

よし

 

キョンシーが手から平たい何かを飛ばして来た!

 

「はっは!そんなのじゃ当たんないよ!」

 

リンクは風を掴み、旋回、急上昇、急降下を繰り返しキョンシーの攻撃をかわしていく

 

 

「…良いところ40mって所か…なら…嘘!?」

 

前方に蔓の檻が現れた

 

「こんの!」

 

リンクは翼を閉じ、銃弾の様に回転しながら蔓に突っ込んだ

 

「ハァ!ハァ!…クソ!弓が…」

 

ギリギリ隙間を抜けられたが弓が引っ掛かり、弓が奪われてしまった!

 

攻撃手段と連絡手段を同時に失ったリンク

 

「ケミィ!早く新しいゆ…うお!」

 

蔓の攻撃が続いている

 

 

「はっは掛かりましたぞ!!」ガシッ!

 

蔓を登って来たメガネ獣に脚を捕まれた

 

 

「うおおおおお…お…重い!放せぇぇ!」バタバタ…

 

懸命に翼を羽ばたかせるがゆっくり落ちていくリンク

 

こっちは5人チーム…先に4人が投獄されたら負けなのでこのままだとかなりヤバァイ!

 

「ハッハッハ!このまま地に落るがいい!」

 

そして蔓に捕まれ地に落とされていく…

 

「く…」

 

リンクはリト族モードをやめゴロン族モードになることにした

 

リンクはオカリナを構え急いで奏でる

 

♪~[炎のボレロ]~♪

 

体が岩に変化していくリンク

 

「そのまま潰れ…なんでそこに!?」

 

リンクはメガネ獣を逆に掴み、地面に叩き付けようととしたが、真下に塩崎さんがいた

 

「く…セイ!」ゲシ!

 

リンクは回転斬りの要領で、メガネ獣を弾きばし、軌道を少し修正し、落ちた

 

「…ふぅ、いつの間に移動したゴロ」

 

息つく暇もなく塩崎さんの蔓が襲ってくる…さっきから塩崎さんを盾にしてないか!?

 

「逃げられないゴロ!こうなったら…丸くなるゴロ!」

 

リンクはその場に座り前屈をして、岩の様になった

 

誰か来るまで持久戦に持ち込む事にした

 

 

「はっはっはこんな岩…重!動かな…こんの!!」

 

メガネ獣が持ち上げようとするが動かない

 

「僕を動かしたかったら20tのクレーン車でも持って来るゴロ!動かざる事岩の如くゴロン!」

 

「ジェボーダン!とりあえず他の奴をやろう!…エアプリズン!!」

 

そう言ってオレンジヘアーが息をリンクに吹き掛け透明な壁の中に閉じ込めた

 

「ヴァイン!動いたら拘束!出来たら檻に引っ張って!」

 

「わ、解りました。」

 

その場には、ヒーロー名ヴァインこと塩崎さんが残って他のメンバーは行ってしまった

 

 

 




ありがとうございました。


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監視? ※表現注意

塩崎さんファンはごめんなさい…キャラ崩壊激しいです


運動場γ

 

 

 

リンクはゴロンモードで岩になっている

 

外側がエアプリズンさらに外側は、蔓でぐるぐる巻きにされてリンクからは外が全く確認出来ない

 

「…誰かいる~?」

 

…呼んで見ても返事がない、音も聞こえ無いようだ

 

外から見えないし…戻るか

 

リンクはその場に座りスチールパンをシーカーストーンから用意して、メロディを奏でる

 

♪~[炎のボレロ]~♪

 

ゴロンモード解除!

 

 

「…さて、どうやって出るかな…」

 

エアプリズンの下の隙間を見る

 

…数ミリだが隙間が空いている様だ…ここから出れそう

 

 

なら後は外の人をなんとかしなければ…何人いるんだ?

 

…考えても仕方ない、確認しよう

 

「…にしても蒸すな…この中…」

 

リンクは盾を立て掛け少し服の前を開ける

 

「兄貴、盾を気付かれない様に見るッス」

 

盾?

 

ショットに注意されたように盾を見ると、鏡の様になってる部分から後ろが見える…誰かが見ている

 

「…(誰だと思う?)」ヒソヒソ

 

「…(服を開き始めてから食い入るように見てるから…女じゃねっすか?)」

 

…でも塩崎さんが覗きをするだろうか…

 

…ちょっと試して見よう

 

「あー寒い所で育ったから東京は暑いよな~…」

 

棒読み気味に上着を脱ぐ

 

…盾に目がしっかり写っている

 

「…汗を拭こ」棒読み

 

シーカーストーンのハンディタオルで脇や首周りの汗を拭いていくリンク

 

そして上着を着て盾を付けわざと覗き穴の方に歩く

 

壁に近づくと穴の真下に背中を付ける様にして座る

 

…そして犬笛で[♪癒しの歌]を奏で、ラヴィオ先輩の腕輪で、床に絵になって脱出する

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

壁の外ー少し前ー塩崎(ヴァイン)サイド

 

蔓でぐるぐる巻きにした塩崎さん

 

「…これで、中から壊されてもすぐわかります…大人しくして頂き…」

 

…塩崎は頭の中で、脱出の為の変な工作をし始めるリンクが想像してしまった

 

しかし、今は蔓でぐるぐるなので中が見えない

 

「…見張っておかないと…ですわね」

 

蔓の一部を少し開けて覗き込んで見る

 

「…岩のまま…?あれは…ドラム缶?いえ…スチールパンって言う楽器ですわね……人に戻りま…!!///」

 

 

上着を緩めた事に驚く塩崎

 

「…///な…何動揺してるのよ私…穢れた心で見るからこんなキレ…じゃない!見張り!見張りなん…~///!!!」

 

リンクを見たいと言う欲望と、見てはいけないと言う理性が脳内で裁判を起こしている中、今度は上半身が露になった

 

「!!へ…そじゃない!いつからこんなに淫らにな…//うじな…キレ……ゴク……///」

 

理性が敗訴した模様…

 

そうして体を拭くリンクを食い入るように見ている

 

「……あ…」

 

服を着るリンク…少し残念な顔をする塩崎…

 

「?こっちに…まさか!気付い…いえ…そのまま座りました…ここからは…見えませんわね…」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

エアプリズンの蔓の外ーリンクサイド

 

外に出たら塩崎さんが一生懸命に中を覗いていた

 

癒しの歌オペレーションモードは展開済み…

 

 

ナビィは喉に入って貰って声を掛ける

 

「…『ヴァイン殿…リンクはいかがしてる』」(宍田ボイス)

 

 

「ひぅ!!!////し…宍田さんこれには訳…!!!リん…」

 

塩崎さんが振り向くと目の前にリンクがいた

 

すぐに塩崎さんの口を塞ぎ、頭にヒーリングオペレーションモードの手を突っ込む

 

そして、リラックスホルモンを操作し、中脳腹側被蓋野に癒しの力を送り、μオピオイド受容体の強制活性化させていき、ドーパミン作動性ニューロンのスロットルを上げる

 

 

同時にオキシトシンとバソプレッシンを大量分泌!

 

 

そしてラッシュ現象を起こさせる

 

「~~~~~~~~////////!!!!…」ビクビク…ビクン!!パタ…

 

…動かなくなった塩崎さん

 

「…かなり弱めにやったけど…大丈夫だよね?脳機能は」

 

白目を剥いて、およそ女性がしてはいけない顔になったが、大丈夫かどうかナビィに聞いてみた

 

「…多分…大丈夫ジャナイ?(後ガ酷ソウダケド)」

 

ケミィも覗き込んでいる

 

「ネムネムなのです。多分初めての衝撃に耐えられなかっただけです」

 

…大丈夫だといいが…

 

リンクは塩崎さんの目蓋を閉じさせてお姫様の様に抱き抱え、自分のチームエリアの檻に運ぶ事にした。

 

 

 




ありがとうございました。


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心操

リンクは必死に塩崎さんを抱え走っていた

 

「く…こんな所でエンカウントするなんて…」

 

「逃さーん!!!」

 

ジェボーダン事、宍田にばったり出会い追いかけられていた

 

 

「次!右!その後ジャンプっス!」

 

ショットの指示に従って右に寄って壁のパイプを足場に三角飛びをするリンク

 

「セイ!…うお!?」

 

リンクの真下には宍田が投げた工場の廃材であろう鉄屑が飛んで来た

 

 

「サンキュー!ショット!」

 

そのまま着地し、また走り出すリンク

 

「ハッハッハ!いつまで逃げれるかな!!」

 

どんどん廃材を投げて来る宍田

 

「下!左!上!右!どんどん来るッス!次ジャンプ!」

 

「うおおおおお!」ダッシュ

 

 

指示に従いながらどんどん走るリンク

 

「…『ジェボーダンさん!』」

 

塩崎さんの声が聞こえた

 

げ!起きた!?

 

リンクは塩崎さんを見るが寝ている

 

「起きられたか!!………」

 

宍田が返事をすると動きが止まった

 

「はぁっはぁっはぁ…一体…」

 

肩で息するリンク

 

「…間に合った」

 

配管の物陰から顔を出してきた心操

 

「心操!?助かった~…すぅ…はぁ~…」

 

リンクは息を整える、心操の洗脳が効いたようだ

 

 

「他の皆は?」

 

リンクは心操に聞いた

 

「上鳴が囮になった…切島達はあそこ」

 

可愛い檻の前に切島と蛙吹さんがいた

 

 

「ケロ、無事だったのね…今度は何をヤらかしたの?事の次第によっては…」

 

リンクを呆れた目で見る蛙吹

 

「『今度は』ってなんだ!?いつもトラブルは女絡みみたいに…」

 

「イヤイヤ、女絡みだろいつも」(゜゜;)\(--;)

 

 

「そして後ろから刺されてるか溶かされるわ……今回は…締められるかしら?1度お祓いしてもらう事をオススメするわ、埼玉の方にある水宮神社がオススメよ」

 

※水宮神社、蛙の神社

 

 

切島はリンクにツッコミ入れ、蛙吹さんは呆れながら神社を勧めてきた

 

「撤回だ!撤回を要求する!」(*`Д´)ノ!!!

 

憤慨するリンク

 

「…それより早く入れたらどうだ?」

 

おっと…心操に言われなかったら忘れる所だった

 

 

そして、洗脳に掛かった宍田、伸びてる?塩崎、蛙吹さんがハントした円場…三人になった!

 

「よし!後はキョンシーだけだな!」

 

龍帷子(ロンウェイヅゥ)よ牧場ちゃん」

 

リンクに突っ込む蛙吹…

 

「でも後1人!さっさと片そうぜ!」

 

皆気合いが入る

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

敵の檻ー少し外れの広場

 

 

龍帷子は壁を背中にして周囲を警戒している

 

リンク達は少し離れた、見える位置に隠れている

 

「…(見つけたのは良いがどうする?)」ヒソヒソ

 

「…(男なら正面から正々堂々だろ)」ヒソヒソ

 

「…(それは4対1の時点で正々堂々じゃないんじゃないかしら?)」ヒソヒソ

 

「…(時間無いからオフェンス型の二人(リンク・切島)が先行して、その間に脇から蛙吹さんと俺でサポートで良くないか?)」

 

「…(ついでに、久々にコイツらを出していい?)」

 

「…(コイツら?)」

 

心操が聞いて来た

 

「…(秋だから…ジャックブラザーズ!)」

 

リンクはオカリナを構え、メロディーを奏でる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。



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ジャックブラザーズ

敵陣前

 

龍帷子(ロンウェイヅゥ)は自陣の檻の前で構えていた

 

「!!オカリナの音…来る!」

 

龍帷子(ロンウェイヅゥ)は音のした方に構えている

 

すると物陰から出て来たのは…

 

「呼ばれて!飛び出て!カ・ボ・チャじゃ~ん♪」

 

「ヒ~ホ~♪久々なんだホ~♪」

 

テンションアゲ↑アゲ↑なジャックランタンとジャックフロスト

 

「な…なんだ?コイツら?」

 

龍帷子(ロンウェイヅゥ)は呆気にとられる

 

「「どうも!ジャックブラザーズで~す!」」

 

突然漫才を始めた二人?

 

 

「ランタンよ~久々に出たのは良いけど…次いつの登場になるか分からないホ~」(´д`|||)

 

「いきなりメタるのかヨ~イ!確かに…どうするだヨ~イ、フロスト何か良い案でも無いなヨ~…」(;´д`)

 

「う~ん…ヒホ!そうだホ~!ヒーローッポイ顔してみるホ~!」

(* ̄∇ ̄)ノ

 

「…俺達カボチャと雪だるまじゃ無理じゃね~かヨ~…」(;´д`)

 

「モノは試しホ~…オイラが来たホ!(全力キメ顔)」

 

ジャックフロストは精一杯オールマイトっぽく真似をするが…

 

「…………ヨ~…」

 

「「………」」

 

思わずその場にいる隠れていたリンク達も含め、全員が固まる

 

「……グス…ヒ~!!ホ~!!(泣)」

 

泣き出してリンクの元に駆け出したジャックフロスト

 

 

「ふえ~ん!・゜・(つД`)・゜・誰も笑ってくれなかったホ~…」

 

「「「だはぁ…!」」」ズル!

 

慰めるリンクとジャックブラザーズ、蛙吹、心操以外がズッコケた

 

「……………」

 

心操は呆れてリンク達を見ている

 

「よ~しよしよし…頑張ったよ~(全く顔が変わって無かったな…)」

 

蛙吹さんだけ表情が違った

 

「…可愛いわ…」

 

…可愛いかった様だ

 

「牧場!何なんだよ!今の!?」

 

「…50%の確率でこの場を混乱させる[ジャックブラザーズ]だけど?」

 

切島のツッコミに冷静に返すリンク

 

「く…馬鹿にするのもいい加減にせい!!!」バスバスバスバス!

 

龍帷子(ロンウェイヅゥ)がキレ、袖からマシンガンの様に鱗を飛ばして来る

 

「アブね!…ジャックフロスト!ジャックランタン!こっち!」

 

「「ひゃ~!!」」

 

リンクの後ろについて来き、物陰に向かう

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

物陰

 

「ヒホ~…危なかったほ…」

 

「ヨ~ホホ~イ…」

 

息つくジャックブラザーズ…

 

 

「…戦えそう?」

 

リンクは確認する

 

「大丈夫なんだヒホ!」

 

「ヨ~ホホ~イ!」

 

まだ元気そうだ

 

 

「リンクの兄貴!丁度いいからコレ使うッス!」

 

ポケットから出てきた、白いTシャツに茶色い腹巻き姿のショットがシーカーストーンから何かを取り出して来た

 

「……これ…着けるの?」

 

 

出てきたのは、ジャックフロストとジャックランタンのグローブ…[ジャック手袋]を渡して来た

 

 

「ヒ~ホ~!オイラだホ~」ペチペチ…シュイン…

 

「オレっちもいるんだヨ~イ!」ペチペチ…シュイン…

 

ジャック手袋をペチペチしてるとそれぞれ手袋に吸収された

 

「あれ?フロスト?…ランタンまで…」

 

 

「準備OKッス!アイツを~…打つべし!打つべしッス!」シュ!シュ!…

 

どっからか持って来た黒い眼帯を着けてシャドーボクシングするショット

 

でも動きが空手の正拳突きである…突っ込まないでおこう

 

…武器が壊れて無くなった時はボクシングをしろって事か…剣より危険性はコントロールしやすいか

 

 

 

 




ジャックフロストとジャックランタンの漫才ネタはペルソナ3プレイヤーならわかるはず!



[ジャック手袋]

ペルソナ3より、プロテインジャンキー肉彦さんの装備

明日で一時停止します。


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ボクサー





龍帷子(ロンウェイヅゥ)VS リンク

 

 

「こんの!…」バスバスバスバス!

 

龍帷子(ロンウェイヅゥ)は距離を一定に保ちながらマシンガンの様に切島を撃ち続けている

 

「こんな程度…」カンカンカンカン!

 

切島は個性:硬化でゴリ押ししながら進む

 

 

「横から行くよ!」

 

「牧場!?」

 

切島の後ろから現れたリンク

 

右手にジャックランタン、左手ジャックフロストの可愛い手袋をしている

 

 

「なんだぁ!?その可愛い手袋!?」

 

 

切島のツッコミを他所にリンクはボクサーの様に両手を顔の前に構えて龍帷子(ロンウェイヅゥ)に突っ込んでいく

 

 

「ちっ!」

 

龍帷子(ロンウェイヅゥ)はリンクに右手を向け、鱗を飛ばしてくる

 

 

「……!」ブン!

 

リンクは相手の手先に集中し、腰を低くし、右に左へとステップをし近づく…

 

「で…デンプシーロールだと!?」

 

なんか知らない技名が切島から飛んで来たが、そのまま左手のジャックフロストで憎いあん畜生?が噴射している袖をアッパーする

 

 

ブフーラ(氷結中位単体)/アッパー!」ペキペキペキ…

 

「な!!腕が…」

 

すると冷気を纏った左手が殴った所を氷漬けにし、そのまま、空かさず右手で脇腹にフックを決めた

 

アギラオ(火炎中位単体)/フック!」ゴウ!ジュウウ…

 

「あgiiiいいあああ!!」ゴロゴロ…

 

龍帷子(ロンウェイヅゥ)右手は氷漬け、右脇腹に火傷+パワーで悶えている

 

 

「!?凍るアッパーに燃えるフック!」

 

「轟ちゃんみたいね」

 

「……………」

 

切島、蛙吹、心操がこっちを見ている

 

リンクはそのまま飛び上がり右手(ランタン)を前、左手を胸の所に持って飛び込む

 

 

「クソーーーーーーー!!!!」

 

龍帷子(ロンウェイヅゥ)は残った左手で鱗マシンガンを放つ

 

リンクは当たっている鱗をそのまま無視し…

 

マハブフ(氷結小範囲)…ストレート!」ビュオウ!!パキパキパキ…

 

リンクの左ストレートが決まると吹雪が巻き起こり、殴った範囲15mが凍結し龍帷子(ロンウェイヅゥ)は氷漬けになった

 

「…ふ~いてて…鱗がささ…あぁ!!」!!(゜ロ゜ノ)ノ

 

「う…ウウェ…ま…まき…ば…」ガチガチガチ…

 

檻の近くだったので捕まってた、アホ化している上鳴が巻き込まれた

 

…すまん!

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

試合後

 

 

龍帷子(ロンウェイヅゥ)を自陣の牢に入れ、4-1でA組が勝った

 

 

その後の反省会で…

 

「…なんだ、あのくだらん漫才は…オマケに最後の特攻はなんだ?…訓練じゃ無かったら死ぬ所だぞ」ギリギリギリギリ…

 

「ぐあ゛あ゛あああ!!骨!骨がメキって!…」

 

相澤先生の締め付け攻撃をリンクは喰らっていた

 

 

「他の奴も各々反省点が有るだろ…今後はそれを生かせる様に努力しろ」

 

「「「はい」」」

 

「牧場、お前は婆さんの所に行って手伝いしてこい」

 

「は…はい…」ピクピク…

 

この後は、相澤先生の指示で、看護教諭のリカバリーガールの元で過ごす事になった

 

 



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保健室

保健室

 

看護教諭のリカバリーガールをサポートするためリンクは来ていた

 

「轟チーム…何があったんだ?」

 

次々にロボ達を搬送されて来る負傷者達…てっちんちゃんもいる

 

「急ぐよ!もたもたしてられないからね!」

 

おっと…リカバリーガールに怒られてしまった。

 

「もう少しで焼整出来るので…」

 

リカバリーガールの治癒は患者の体力を使う…なのでリンクは少し空いた壁に《どこでもキッチン》で妖精の粉を使ったアップルパイを作っていた

 

ぎぃ…

 

「よいしょ…うん、いい感じだ」

 

オーブンを開けると《特製アップルパイ》が出来ていた

 

背後から視線を感じる

 

 

「…お前らは後な」

 

「「の~…」」orz

 

ケミィ、シィ、ショットは絶望している

 

 

「…ソレ私達も貰っていいデスか?」

 

怪我をした角取さんが聞いてきた

 

「良いよ~リカバリーガールの個性の補助、みたいなもんだし」

 

「センキューで~す!…!!!日本のもいいデスね!アメリカの奴はもっとゴロゴロしてま~ス」

 

アップルパイを食べると倍速で傷が治っていく角取さん

 

「へ~そうなんだ、今度教えてよ」

 

「オウ!マミーのレシピをレクチャーで~す!」

 

角取さん直伝、アメリカンなアップルパイのレシピか…

 

「そこ!イチャイチャしてないで次を焼きな!チユ~~~~~~~~~…」

 

「は~い…」

 

またリカバリーガールに怒られてしまった。

 

他の人の怪我の様子を見ながら作業をつづける

 

~~~~~~~~~

 

「ん…」

 

轟が起きたのを確認するとリカバリーガールがお菓子を出して来たけど

 

「起きたかい、アップルパイをお食べ」

 

「轟!あの熱はヤバかった!またやろうぜ!」

 

鉄哲も回復して出ていく所だ

 

「お疲れ」

 

「牧場…」

 

「大分苦戦したみたいだけど…次は何とかなりそう?」

 

「…ああ…問題ない、次は勝つ」

 

…もう次を考えているようだ

 

「そっか、頑張れよ…僕はバックアップがメインになりそうだしね」

 

負傷者のいる最前線に向かう…それが僕のヒーローとしての仕事になりそうだ

 

そして、プロヒーローになったらいよいよ勇者としての道を進むんだ

 

「じゃあ他の人の様子見るね」

 

「ああ…」

 

 

他の人達の回復も急がなきゃ

 

「次はB組のトカゲさんか…気絶してるし、癒しの歌でオペるか…」

 

火傷、に網膜剥離…強い光を浴びた様だ…爆豪辺りにヤられたか?

 

「リカバリーガール先生!オペっても良いですか?」

 

「うん?…手早くすませな」

 

「は~い」

 

リンクはオカリナを構えた

 

♪~[癒しの歌]~♪

 

オペレーションモード!

 

「…やるか」

 

リンクは網膜から始め、顔…上半身の火傷に癒しの力を送っていく…

 

「………!!!!ふ!あ!あ…//////」

 

負傷箇所が残り3分の1位になった時に目が覚めた

 

「あ、目が覚めた?もう少しで終わるからそのままね~、くすぐったいの我慢してね」

 

「まままま牧場!!?これが!噂のヒ…ーリングオペ……ダメ…お腹に…////」

 

「?今は右脇腹の火傷の処理をしてるけどお腹もヤバい?」

 

リンクはヒーリングオペレーションを保持しながら腹部にまで手を伸ばした

 

「く!!nにゃあ~~~!!!/////…」

 

…また気絶した

 

「もう作業は…おしまい!とりあえずシィ、服お願いね」

 

「了解であります!」

 

B組の負傷者もシーカーストーンのカルテに写真付きで載せていった

 

…後ろで黒いオーラを感じたので振り返らず、窓の反射で確認したら塩崎さんが見てはいけない顔をしていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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集会

アライアンスー夜

 

交流会が開かれていた

 

峰田が処刑を受けている横でシーカーストーンのカルテを今日処置をした人のを本人に見せていた

 

「これが…トカゲの人の奴、だね」

 

そう言って翻訳した個性因子のメディカルマップを取蔭さんに見せた

 

「…なあ、牧場…何時もあんな事してるのか?あの奴」

 

オペのことか?

 

「えっと…意識の無い人、もしくは食事が出来ない人にしてるけど」

 

「…はいしゅーりょーっと!もう忘れよう/////!悪い男に騙されたって思うから…たく早く何とかしな…噂になってるから」

 

「噂?」

 

「知らないの?…まあその内知るでしょう」

 

「え~…教えてよ」

 

「そのまま考えればいいさ」

 

すると耳郎が入って来た

 

「何かあったの?」

 

「取蔭さんが僕の噂を教えてくれないんだけど…耳郎さんは知ってる?」

 

リンクは普通に返事をしたが…耳郎さんは顔を伏せている

 

「…今日は何人オペした?」

 

「?…5人だね」

 

「その内女は何人?」

 

「…2人だね、取蔭さんの熱傷レベル3の奴と気絶させるのに塩崎さ」

 

 

「あれほど人にやる時注意しろと言っただろうが!!」

 

「いや!?塩崎さんはともかく、取蔭さんのは酷い跡になるよ!?」

 

「ほう…塩崎さんは意図的だった訳だ」

 

…やっちまった!

 

「…いや、無傷で無力か…」

 

「言い訳無用!」びゅん!

 

耳郎さんのジャックが飛んで来た!

 

「ちょ!ま!うああああああ!!!」

 

最初の2撃はかわしたが死角からの攻撃に対応が遅れた

 

「…なるほど、こうやって制御されてるのね」

 

呆れて見る取蔭…

 

「…!ねえこの線って?」

 

取蔭さんがカルテを見ながら聞いてきた

 

「はぁ!はぁ!…それは個性因子の線だよ、取蔭さんの場合、この網目に添って体がバラバラになるから…」

 

「…へ~…」

 

取蔭さんは右手を前に出し、カルテの線に添って個性を発動させた

 

すると普段より細かく手をバラバラに出来た

 

「…へぇ、なかなかやるじゃない…他にはないの?」

 

バラバラになった手を戻し、カルテを食い入る様に見てる取蔭さん

 

「えっと…ここを押した状態で…試しに右手バラバラにしてみて」

 

そう言って内腕の関節近くをリンクが押す

 

「……!!あれ!?発動出来ない?」

 

「ここに個性因子に信号を送る神経があるからここを押されるとここで止まっちゃうんだ」

 

「へ~…スーツ改良しといた方がいいかな?」

 

そう言って後ろからのし掛かって来た取蔭さん

 

「そこはお任せします。」

 

「連れねえ事言うなよ…アタイ達の中だろ?」ギュ…

 

取蔭さんが左側から腕に抱き付くようにしてきた。

 

峰田の拘束されてる椅子から殺意が来るが、あえてそっとしておこう

 

「…1回オペッた人の個性因子は大体分かるよ、その人の強化も…弱点も出来るしイデデデデ…」

 

そうしてると耳郎さんに耳を引っ張られるリンク

 

「…何時までくっついてるの?…離れろー!」

 

「ぐえぇ…」

 

首を極められたリンク

 

「…随分仲いいな?恋人?」

 

 

取蔭は爆弾を放り投げた

 

「べ…別にそんな訳じゃ…/////」

 

「ちょ…しま…絞まって…も…」カク…

 

リンクはキレイに頸動脈が耳朗さんの細腕で押さえられ気絶した

 

「「あ…」」

 

「ちょっと!?起きて!リーンク!!」

 

耳郎は激しくリンクの肩を揺すっている

 

 

「いくらスキだからって殺しにかかるなんて…引くわ~」

 

「なんと業が深い…神よこの者の罪をお許し下さい…」

 

「好きじゃない!!早く起きてー!!」

 

取蔭と近くで見ていた塩崎さんが引いている

 

 

 

 

 

 



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CM

12月初旬ーアライアンス

 

東京に来て初めての冬、あまりの雪の降らなさに驚いていた

 

「雪だーーーー!!」

 

「心頭滅却!乾布で摩擦!」

 

「雪で濡れますわよ」

 

 

切島が服を脱ぎながら走って行くのを八百万さんが声をかけている

 

「早く扉閉めて!梅雨ちゃんが動かなくなった!」

 

「わーゴメン梅雨ちゃん」

 

ソファーに座っていた麗日さんが蛙吹さんの介抱に入り、耳郎さんが扉を閉めに入った

 

リンクはサポート科に出かけようとしていた

 

「ちょっとラヴィオ先輩の所に行って来る」

 

「あら?如何いたしましたの?」

 

八百万さんが声を掛けて来た

 

「もう盾がボロボロでね…メンテナンスに行こうと思ってね」

 

そう言ってバネが壊れ、溶け、銃弾でヒビが入った盾を見せた

 

「あら…随分傷んでますわね」

 

「…大分お世話になったからね」(  ̄- ̄)

 

数々の攻撃(味方も含む)を受けてきた盾、たまにはしっかりメンテナンスして労ってやらなきゃな

 

「なあ!たまには別のメーカー使って見たらどうだ?」

 

上鳴がテレビを見ながら聞いてきた

 

「う~ん…いい奴なら使ってみたいけど…」

 

「ほら…これとか」

 

「ん?」

 

テレビを見るとCMが流れていた

 

『4本腕が艶やかな女性、立派な毛並みの老紳士、ゼリーの様なプルプルお肌の少年…かつて彼等の様な人間はマイノリティだったそうです。

 

しかし、超常は加速度的に進みあっという間に彼等の時代…ここで産業革命以降、膨張を続けた大量生産・大量消費文化に待ったが掛かったのです。

 

気付いた時にはもう遅い、規格はバラバラ、日用品すら合うのも探しに奔走する日々"皆が違う"これだけの事で多くの方々が苦労された冬の時代

 

そのような過去の歴史を忘れる事なく、お客様の一人一人に寄り添ったモノ作りを歩んで参りました。

 

個人単位でのデザインを3日以内でスピード提供!独自開発の技術とシステムで業界No.1へと駆け上がり!そして、いよいよヒーロー社会へ!これからのデトネラット社にご期待下さい!』

 

オデコを気にしてそうなオッサンが語っているCMだった

 

 

「流石にクラシカルな牧場には難しいかもだけど、試して見たら?」

 

「…でもこれなら八百万さんが作った盾の方が信頼出来そう」

 

 

「リンクさん…でしたら新しい盾を…」

 

八百万さんは嬉しそうに新しい盾を作ろうとするが…

 

「まあ、技術はラヴィオ先輩が一番信頼出来るから、じゃあ行って来る」

 

そう言って出ていった

 

「あ…く…」プルプル…

 

八百万さんは悔しそうにしている

 

「あ~…なんかすまねぇ、ヤオモモ」

 

「いいえ…上鳴さんは気にしなくていいですわ」

 

こうしてリンクは盾とサポートアイテムのメンテナンスに向かうのだった

 

 

 

 

 

 



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商人

サポート科前ー工房

 

リンクは扉の前まで来ていた

 

「これって治るのかな?」

 

ボロボロになった盾を持ちながらサポート科の重厚な扉に手を掛けたその時だった

 

ピシュン!…ベキン…ボロボロ…

 

扉からレーザーが突き抜け、たまたま手にあった盾に当たり、形状を保っていた盾に止めを刺した

 

『ラヴィオ!実験する時は実験室でって言ってるんだよぉ!!赤点にするよぉ!』

 

『す…スミマセン…暴発しちゃいました。』

 

中からパワーローダー先生とラヴィオ先輩の声が聞こえる

 

「…」(((((((・・;)

 

若干入るのが億劫になったが、入らなければ盾は無くなったままだ

 

「…スミマセン!いいですか?ヒーロー科の牧場です」

 

扉をノックするリンク

 

『あれ?勇者くん?…どうぞ~』

 

…とりあえず入ろう

 

ーーーーーーーーーーーーーー

サポート科ー作業室

 

中に入ると背中からメカニックな触手を背負ったラヴィオ先輩が、前に渡したガーディアンナイフを手にしていた

 

「勇者くん久しぶり!今日はどうしたの?」

 

「…新しい盾を下さい」

 

そう言って真っ二つに砕けたボロボロな盾を見せた

 

「おおう!!Σ(゜Д゜)随分頑張ったね…えっと参考迄にどうしてこうなったか聞いてもいい?」

 

「…酸攻撃と銃弾…止めは今扉の前です…」

 

「む!?…それはゴメンね~…えっと…前のでいい?それとも新しくする?」

 

一応悪いと思っているようだ…新しい奴?

 

「先輩?新しい奴って…」

 

そう言って奥から色んな盾が出てきた

 

「これっ…なん…だけ…ど!」

 

台車を押すラヴィオ先輩…重そう

 

「ふぅ~…色んな用途に合わせて作った盾だよ」

 

透明な盾に岩みたいな盾、木の盾、鏡みたいな盾等、沢山あった

 

「まぁ…好きなの選んでよ…その代わりなんだけど…」

 

「?」

 

「また…あの青い石無いかな?」

 

「青い石?」

 

「ほら!腕輪に嵌め込んだやつ」

 

「ああ!ラネール鉱石か…在庫あるかな?」

 

シーカーストーンを手に中を見ている

 

一応アイコンがあったがタップしても反応が無い

 

「…あれ?」

 

《在庫が希少のタメ、渡すなです。欲しければ旧ゴロンシティの発掘跡地にいくです》

 

…ケミィが希少な材料を渡すのを拒否してメッセージを出して来やがった

 

「…すみません、在庫が少ないから採って来いって…」

 

「そ!そんな!!?少し!少しでいいんだ!期末のレポートが…」

 

必死に頼み込むラヴィオ先輩

 

 

「…シィ、何とかならない?」

 

ポケットのシィに頼む事にしてみたが…

 

「希少なので嫌であります」

 

「シィに同意ッス!只でさえ材料が不足気味なのに無理ッス」

 

ショット迄同意してきた

 

「お前ら、一体何を作る気何だよ…前に壊れた発目の道具貰ったばっかりだろうが」

 

600kgはあったはず

 

「新しい艤装に全然足りないであります!砲弾も少ないであります!」

 

…新しい艤装を作っているようだ

 

「スミマセン先輩…コイツらを説得出来ないと無理ッス」

 

「そ…そんな~~~…」orz

 

ラヴィオ先輩は落ち込んでいる

 

 

「…何とかならない?」

 

一応聞いてみた

 

「…このラネール鉱石の替わりなら作れ無くないであります」

 

シィの提案は代替案だった

 

「ラネール鉱石の替わり?」

 

「…!ああ!古代の炎の炉ッスか」

 

「えっと…なにそれ?」

 

リンクは聞いてみた

 

「ラネール鉱石が永久電池なら、古代の炎で作ったニッケルとカリウムを使って充電式電池が出来るであります」

 

 

「な!そ…それはどうやって…」

 

「「「秘密」であります」ッス」

 

ラヴィオ先輩の求めに黙秘権を執行した

 

「お願い!お願い!お~ね~が~い~し~ま~す~!!」

 

「妖精技術の技術保護は無い故に無理であります」

 

「相応の対価を寄越しやがれッス!」

 

ラヴィオ先輩に対して厳しい牧場フェアリーズ…

 

「…お前ら、一応先輩なんだぞ」

 

リンクはこっそり話したが

 

「ここで技術を見せれば中○や韓○みたいにパクるであります…そうしたらウサギ人のタメにならないであります。」

 

おい、今政治的に不味い事言ってないか?

 

「…そうだよね、只でさえ、凄い技術だもんね…」

 

そう言ってラヴィオ先輩は1枚の紙を出した

 

「えっと…請求書?…!!!」

 

リンクは渡された紙の中身を見て驚いていた

 

「…確かに僕と勇者くんは専属契約を結んでいる…でも対価がまだだよね?」

 

そこにこう書かれていた

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

勇者君への請求書

 

オオワシの弓…384000円

 

巨岩砕き…462000円

 

古代の腕輪…365000円

 

ロウラルの盾…120000円

 

 

合計…1,331,000円

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「たっか!!!133万…」

 

「さぁ…どうする?…このまま請求書の金額を払うか…技術提供とラネール鉱石で支払うか…」

 

ラヴィオ先輩は本気だ

 

「これはそんなに高いであります??」

 

金銭感覚のない牧場フェアリーズ

 

「これを払うのに10年間オヤツ無しになるぞ」

 

「「「…は?」」」

 

こういう時はオヤツで換算すると状況が伝わり安い

 

「卑怯ッス!」

 

「あんまりであります!!」

 

「不当要求です!」

 

あまりの出来事に引き込もっていたケミィまで出てきた

 

 

「…なら分かっているよね?賢い君達なら…」ニヤリ

 

…その後、ラヴィオ先輩の元に《太古の炉》を作り、《ラネール鉱石》を渡した

 

「ご利用ありがとうございました♪盾は出来たら届けるからね♪ヽ( ̄▽ ̄)ノ」

 

 

 

 

 

 




10/1よりまた更新始めます。
またよろしくお願いします。


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1年ー冬ー偽物を追え編
新しい盾 (ダークサイドのお詫び付)


原作が何となく一段落なりそうなので書いてみました。またよろしくお願いします。

原作の壮大な伏線は…


放課後ー教室

 

リンクは、トレーニングに緑谷を誘おうとしていた。

 

「緑谷!放課後一緒にトレーニングしない?新しい盾に慣れたいんだけど」

 

ラヴィオ先輩の新しい盾のチェックがしたかった。

 

「随分綺麗な盾だね」

 

「鏡みたいだわ」

 

蛙吹さんも入って来た

 

「[ミラーシールド]だからね。前より少し重いんだこれ」

 

前の[ロウラルの盾]より幅も広く、縁が赤くなっており、真ん中にラネール鉱石が埋め込まれている

 

一回り大きい盾その代わりにある機能が付いているので試したかった

 

「轟もどう?一緒にやる?」

 

「!…わかった行「オレも混ぜろやゴラ!リベンジだ!!」」

 

…爆豪も混じってきた

 

そのまま切島や上鳴も混じって来たので、皆でやることにした

 

飯田と八百万は生徒会なので抜けるそうだ

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

体育館γ

 

とりあえず着いたのはいいが…

 

「…とりあえず対戦どう組む?くじ引き?」

 

対戦相手を決めていなかったので、リンクはシーカーストーンから紙を出そうとするが

 

「オイ!まだ決着が付いてねぇ…オレとクソ甘党が先だ」

 

 

 

「ええぇ…」

 

いきなりズイっと爆豪が出てきた

 

「じゃあ他はくじ引きで…」

 

「「「賛成~」」」

 

 

 

「ちょ…エエ!?」

 

爆豪VSリンク以外はくじ引きになってしまった

 

…と言うか爆豪と組みたく無いだけだろお前ら(怒)

 

 

 

 

 

 

体育館中央に向かい会う二人

 

「…じゃあお願いね」

 

リンクは[ミラーシールド]に当たった色が付く[訓練用特製竹刀]に[一心の弓]

 

爆豪もヒーロースーツの腕を付けている

 

「手加減無しだ!全力でぶっ殺す!!!」

 

レフリーは切島がやってくれる事になった

 

爆豪の爆発に至近距離耐えられるの切島位だしな

 

 

「ルールはポイント&KO制!両者いくぜ……始め!!」

 

 

「シネーーーーー!!!」

 

「ハアァァァァ!!!」

 

爆豪が爆速ターボで急接近してくるのに対し、リンクは盾を構えながら走って接近していく

 

 

すると爆豪は左手で下方向に爆破しリンクの背後を取ろうとする

 

リンクも前に前転し即座に後ろに盾を構える

 

「オラァ!!……!?」

 

シュイィィィィィィ…

 

爆豪の爆破攻撃が放たれたが少し奇妙な事が起こっていた

 

通常は爆破が当たれば横に広がるが、盾に埋め込まれたラネール鉱石に吸収された

 

「…うん、やっぱり前より少し重いが何とかなるかな?」

 

リンクは盾の具合を確認している

 

「…上手く防いだみてぇだが、逃げてばかりじゃ勝てねぇぞ甘党!!徹甲弾 機関銃(APショット・オートカノン)!!!」

 

Barbarabara!!!!

 

「ハチャメチャ射ちやがって…」カン!カン!カン!シュイ…

 

爆豪のAPショットが連射されてくるのを[ミラーシールド]で吸収していくが衝撃で少しずつ下がっていくリンク

 

 

物理エネルギーは吸収出来ないが、熱エネルギーや電気エネルギーのみ吸収

 

衝撃は腕で支えねばならない

 

そして、相反するエネルギーは吸収出来ず相殺する

 

熱エネルギーを貯めたのに冷却攻撃を食らうと最初の状態に戻ってしまうが…

 

 

 

「貯めたエネルギーは…放出出来る!」カチャ

 

 

 

リンクは盾に付いてるスイッチを押すと盾を構えた方向に向かって爆豪のAPショットによって溜まった炎が放出された。

 

「うおっ!?」

 

爆豪はブリッジするように炎を避ける

 

リンクはチャンスとばかりに姿勢を低くし爆豪へ突っ込み、思いっきり逆風斬りをした

 

「ってええ!!!」

 

爆豪の右内太腿に強打する事に成功出来た

 

「牧場!1p!」

 

ブチ!

「フザケるなあーーーー!!!!」

 

切島のヒットカウントに憤慨する爆豪がブリッジに近いポーズのまま地面に向かって爆破、上昇して回転しながら落ちてきた

 

榴弾砲・着…(ハウザーインパ…)くべば!」

 

爆豪の爆発が出ない上そのまま地面に落ちた

 

「練習中悪いが、牧場に客が来てる」

 

相澤先生が体育館の入り口にいた。

 

…目が赤い所を見ると個性で消したようだ

 

「お客さん?だれ?」

 

「農協の方と警察が来ている。確認したい事があるそうだ」

 

…警察まで?

 

「わかりました。…悪いけど抜けるね、すぐ戻れたらもどるから!」

 

「お…おう」

 

切島に一言言って出ていくリンク

 

「テメェ!まだ勝負つい…く」バタン!

 

「おいおい!大丈夫か!?」

 

爆豪はリンクを追い掛けようとして一歩踏み出したら、バランスを崩した。

 

内腿の強打が効いたようだ

 

「クソガーーーーこれで勝ったとおもうなよゴラァ!!!!!!」

 

体育館に爆豪の声が虚しく響き渡っていく…

 

この後、爆豪は保健室で治癒して貰った後速攻で戻り、クラスのメンバーと八つ当たりの様に対戦していった

 

 

 




今度の盾はミラーシールド(時オカ仕様)





先日、間違えて投稿小説を消してしまいました。

同じ内容をまた書く気に慣れなかったのでここでプロップ的にその後の展開予定を記入します。

ドロフの夏休み

盗撮がバレてディアナの賭博売上が晩御飯になる

夏休みの宿題でディアナの家でお泊まり会

この時ドロフは地下闘技場に参加し、ヤクザの親分からAFOの情報を聞き出す事が出来る



2年仮免許試験

2年の年末ドロフが天照を気にするようになる




3年の時、AFOと志村先生の対決

ドロフは皮膚の一部を入手に成功しイギリスに冷凍保存して送る


卒業

本免許取得後、進路はイギリスに戻って、ドラグマイヤファミリーの幹部候補となり、見締め料や株、裏ファイターとして金と権力を集める


幹部になった時に天照に再会し動揺するドロフ

敵対ファミリーに天照の存在が噂され天照が狙われる

「俺の女になれ」で天照を守る為結婚

ドラグマイヤファミリーのボスが死に、後継者に名乗りをあげる

ドラグマイヤファミリーのボスになったドロフはイギリス最大のマフィアになり、名前を「ガノンドロフ」に変える

イギリス国債を大量に買い、国会を裏で操作する様になってきたが海を渡ってくる移民が縄張りを荒らし、粛清にいったらドロフと同じゲルドの一族だった

ゲルド一族がアメリカにフルボッコにされ難民となった事をしり、その土地を奪い返したら俺が王になって良いことになったのでアメリカ軍に喧嘩を売る

土地を奪還したドロフ達は砂漠のオアシスの近くに古い妖精の泉を見つけ、そこに城を建てる

捕虜のアメリカ兵をドロフの個性で魔物に変えてゲルドの地域の護衛にする

その後落ちぶれたイーガ団を吸収

小さい子供に株式やお金の知識を小学校から教える事により、税収が激増し国が大きくなり金融大国になる

そして他のゼルダ悪役キャラクターを仲間にしていき、
密輸の件でイーガ団の半数以上がヤられた事により、リンクの事を知る(表舞台インターン編)

このままだと殺されると思ったドロフは私財を掛けてガノンの遺産を集める

3個目見付けた時に魔剣妖精の自称魔族長ギラヒムに出会い、戦い、従える

4個目最後の1個がAFOの手にある事を嘆く

そしてAFOvsOFAの決戦で日本にある事を知る

その後武器は証拠品の役目を果たした後、研究の為にアイアイランドに送られたことを知り、イーガ団のメンバーをテロリストに加える様にさせる(ヒロアカ映画に介入)



最後の武器を手に入れたドロフは「力のトライフォース」を完成させる

個性を手に入れてから古代から続くの怨念に度々肉体が奪われそうになり、早く他のトライフォースを手に入れて苦痛から解放され、より強靭な国を作ろうと計画

ここからリンク&ルクスvsドロフの戦いがはじまります


…こんな所です。

楽しみにしてた方々申し訳ありませんでした。

もっと上手く書ける方もしよければネタにしてください



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父のミルク

外来用応接室

 

相澤先生に連れて来られた部屋には大きなソファーが置かれており

 

スーツの人が2名に高そうな和服の太った人1人が根津校長と話してたようだ

 

「来たね!牧場くん!」

 

根津校長が声を掛けてそれに続く様にお客さんも挨拶してきた。

 

「ほ~…けったいな兄ちゃんやないか」

 

「初めまして牧場リンクです」

 

「ウチは遠月リゾートの羽山言います。よろしゅう」

 

そう言って握手してきた

 

 

「私が特捜査班班長の柳本です。」

 

「農協でハイラルの食品を担当してます。薬師寺と申します。」

 

他の二人から名刺を貰った

 

 

「早速で悪いけど…これを見てもらえるかな?」

 

椅子の横からクーラーBOXが出て来て、中身を出すと魔法瓶が3つ出てきた

 

「いきなりで悪いけど、この中には牛乳が入ってる」

 

「…はい?」

 

柳本さんの言葉に思わず目が点になった

 

…わざわざ呼んだ理由が牛乳?

 

 

「いいからいいから!これを比べてみい!」

 

そう言っておもむろにA・B・Cと書かれた紙コップに牛乳をそれぞれ入れる薬師寺さん

 

「君は確か両親が酪農家だよね?これの違いないわかるかい?この中のどれかが君の家で生産された牛乳か…わかるかな?」

 

そう言って3つを見比べるリンク

 

1つは色が薄い…これは…

 

「Aは確実に違います。これ…多分スーパーでワンパック150円位じゃないですか?」

 

「ほう…」

 

次にBのカップ…匂いを嗅ぐ

 

「…これは生クリームを混ぜてる…違うウチは混ぜ物してない」

 

最後のCのカップ…一口飲んでみる

 

「…これ…東京の牛乳ですよね?良いものですが」

 

「ど…どないしてそう思うん?」

 

羽山が聞いてきた

 

「なんでって…鮮度が良すぎますし、もし北海道の個人農場牛乳ならもう少し香りが落ちても可笑しくないし…それにこれ…ジャージーです。家で飼育しているのホルスタインなので違います。」

 

~~~~~~~~~~~~~~~

ホルスタイン

一般的な乳牛、日本で最も多い種類で白と黒の模様が特徴、寒さに強く暑さに弱い、乳脂肪率が2%~3%位

 

ジャージー

日本で2番目に多い品種、茶色い毛が多くホルスタインより小型である。乳脂肪率が4%~6%と少し高い

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「「「…」」」

 

「…これって全部外れです。」

 

 

「…かっかっか!全部当てられたで!柳本はん!」

 

上機嫌な羽山さんが柳本さんの背中を叩いている

 

 

「……実はこの牛乳…君のお父さんが生産したことになってる牛乳なんだよ」

 

「…エエエエェ!Σ(Д゚;/)/全然違いますよ!?ほら!これがウチの牛乳です」

 

父さんの牛乳に偽物!?

 

そう言ってシーカーストーンを操作し3本の花子のミルク…今は桃子か

 

桃子のミルクを出した

 

そこには外の光を反射し銀の様な輝きを放つ牛乳が3人の前に置かれる

 

「…こんなに違うとは…本物初めましてみた」

 

「ほう…」

 

「こ…これ!本物なんか?」

 

柳本、薬師寺、羽山が食い付いてきた

 

 

「良かったらどうぞ。本物の父さんの牛乳…正確には桃子の牛乳ですが」

 

そうして3人は恐る恐るビンの蓋を開けの

 

「「……ゴク」」

 

「ほな…失礼…」

 

「「「……ゴキュ!ゴキュ!ゴキュゴキュ!!!」」」

 

一口飲むと3人とも一瞬固まり一気に飲みをした

 

「……初めて言葉を失った…こんなに甘く濃厚なのに水を飲んだ様にさらっとして…」

 

柳本は少し酔った感じになっている

 

「ぶはー!!これ北海道に出張した時のシャトーマキーバより旨い!ソフトクリームを食べた様にドッシリしてるのにスッキリしている」

 

薬師寺さんは風呂上がりのテンション高めのオッサンになっている

 

「…あかん…こんな牛乳で泣かせおって…もうなくなってもうた…今まで買ってた奴はなんやねん」

 

…いくら何でも泣くことないでしょ羽山さん

 

すると何時もの体が熱くなって腹から妖精が出てくる現象が起きて、飲んだ人の周囲を旋回しながら空へ消えて行った

 

「…全然違うですよね?ウチの牛乳」

 

「「「…………」」」

 

現実から戻って来ないぞ…どうしよう…

 

「こっほん!」

 

「「「!」」」

 

根津校長の咳払いで3人共現実に帰ってきた

 

「いや~素晴らしい牛乳やね…前まで仕入れてたのとはえらい違いやわ」

 

「腰が軽い…ヘルニアが嘘のようだ!」

 

薬師寺さんヘルニアだったの?

 

「羽山さんは買って下さってありがとうございます。で…なんで偽物の牛乳が?」

 

リンクは素朴な疑問を聞いてみた。

 

「そう…それが問題なんです。牧場君は…自宅の牛乳が一体いくらで一般販売されてると思う?」

 

「えっと…売値が256(1㍑/円)だから…」

 

「なんやて!?お父さん256円で業者に売っとるん!?」

 

「え…えっと?そうですが…」

 

※因みに通常93~98円位

 

すると農協の薬師寺さんが神妙な面持ちで答えてくれた

 

「そういうのは無闇に言わないように…驚かないでね、販売価格は1㍑・26万なんだよ」

 

 

「………嘘でしょ?」

 

「ほんまやで」

 

 

「誰が買うんですかそんな牛乳!ハイラル駅の駅弁屋でも250ml瓶で800円ですよ?それでも高いと思ってたのに…」

 

完全に引いているリンク

 

「これでも価格は下がったんですよ?[シャトーマキーバ]が出たお陰で価格は少し下降したんですから」

 

そう言いながら薬師寺さんがノートパソコンで取引チャートを見せてくれた。

 

「牛乳アレルギー持ちでもヨーグルトにすれば大丈夫なうえ、飲んだだけで瞬間的に怪我や病気が治る牛乳やで…そら欲しいわ!ホンマに困ったもんなんやで?もし海外の富豪が目をつけられたら…考えとうないわ」

 

…リンクは初めてこの事実を知った

 

 

 

 

 




オリジナルキャラクター

~~~~~~~~~~~~~~~
特別捜査委員会

柳本刑事…政治家や公務員専門のお巡りさん43才、嫁がうるさく、家に帰りたくないので仕事をしている事が多い

~~~~~~~~~~

遠月リゾート

羽山さん…和服の関西弁の55才おっちゃん、感情的になりやすい

遠月リゾートの仕入れ担当、良い食材をより安く仕入れる為に全国を飛び回る
初物や特上品は全力で手に入れる為、他の業者に嫌がられる事が多い

遠月学園卒業生でOBに知り合いが多い

食戟のソーマのリゾートとは似たような所
ソーマ達は…出すかどうかは気まぐれ

出しても大人のソーマ達かな?

~~~~~~~~~~~~~~~
日本農業畜産協会(農協)

薬師寺さん…食品流通部の職員

農林水産省の依頼で主に国内外の不正な取引の監視が仕事

疫病の防疫や警察の依頼で国有品種の海外持ち出しの確認も行う

立場を利用し日本中のグルメをほぼ無料で食べてる

他の部署と連携し、気に入った食材の生産者からサンプルを貰って食材の向上や量産の為に保存
新規農畜産業者に補助金や市場の参加推進等多岐にわたる


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父のミルク2

評価下さった方ありがとうございます。
拙い文ですがよろしくお願いします。



衝撃の事実を知ったリンクだった

 

「…自分から買う事は出来ませんよ?」

 

市役所の人から注意されてる事を告げた

 

「違う違う!今回はこの牛乳の事で聞きたい事があっただけだよ」

 

柳本刑事が別にハイラル食材を売って欲しいわけでではないようだ

 

…そうなの?

 

「…最近じゃなくてもいい、この牛乳に関わっている人を教えてくれませんか?」

 

「…関わってる人?」

 

「そうです。君の家から出荷された後どうなっているか…教えてくれませんか?」

 

質問した農協の薬師寺さんの方が知ってそうだが…

 

「ええっと…まずロマニーおばちゃんが2kL位買って…」

 

リンクは思いだしながら話した

 

 

「おばちゃんが加工した後、専用の瓶に瓶詰めされてる位しか…あれ?」

 

ルクスと迷いの森から出た時…あの髭オヤジがなんか言ってたな…

 

「どうしなんだい?」

 

「いや…ルクスのお義父さんが管理に関わってるって言ってたっけ?」

 

「その人の名前は?」

 

「えっと…」

 

駄目だ…名前が出て来ない…

 

「赤獅子インゴーであります。」

 

「シィ…」

 

シィのお陰で思い出した。理事長って強調してたよな

 

「赤獅子…どんな人ですか?」

 

「えっと…やせ形の髭が特徴の人です。ハイラル市畜産農業協会の理事長…とか言ってた気がします。」

 

「そうですか…ご協力ありがとうございます。」

 

「もう大丈夫なのですか?」

 

「ああ、お陰で助かった」

 

…なんか気になる

 

 

 

捜査内容が気になったリンクはシーカーストーンを4回ノックした

 

これは牧場フェアリーズの暗号で『誰か隠れて聞き耳を立てろ』

 

合図を確認したケミィが飴玉を持ってこっそり離れ、応接室の椅子の下に隠れた

 

「それじゃ…失礼します。」

 

 

「あ…ちょっと良いですか?」

 

「…君の持ってる牛乳って…サンプルで1つ貰っていいかな?」

 

…欲しいの?

 

「ズルいで!こっそり貰おうとしてるやないか!薬師寺はん!」

 

「いいえ…牧場君の言ってる桃子の牛乳の成分を調べ、今後の畜産品の向上…」

 

「あんさんが目をつけた物、みんな値上げしてるやない!」

 

「良い製品を作る生産者を守る為の物ですよ。後継者の育成にも…」

 

「綺麗事言って新規の人を契約で占めて豊洲市場を把握しようとしとるんはどっちなんかな~」

 

「それをいったらハイラルの食材市場を独占しようとして独占法に触れかけた人のセリフじゃありませんね~」

 

「……やるか青二才!!!市場を恐慌状態にするぞワレェ!!」クワァ!

 

「…やりますか?今後の仕入れは…どうなるでしょうね?」ゴゴゴ…

 

薬師寺さんと羽山さん…一体何があったんだ?火花を散らす二人…

 

「ここで喧嘩するな!!…牧場君には醜い物を見せちまってすまない」

 

「は…はい…失礼しました。」

 

リンクは部屋を後にした。

 

大人って…怖いと思ったリンクは部屋を後にした

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

校長室

 

 

「……行ったようやね」

 

「……ええ」

 

薬師寺と柳本刑事が何かを掴んだ顔をしている

 

「学校側には牧場君に接触があったヒーローの情報をお願いします。…良く拐われると伺ってますので。」

 

柳本刑事は校長達に注文を突き付けた。

 

「…拐われる事に関しては、寮等の新設を通じてしっかり所属教師一丸で管理させていただきます。インターン中に関してはヒーローの申請書を精査してから生徒に提示しております。もし必要な書類があればすぐにヒーロー協会経由か、こちらから出させていただきます。」

 

 

「…担任である私からもしっかり管理させていただきます。」

 

根津校長と相澤先生は真剣に答えた

 

「…捜査の協力お願いします」

 

柳本刑事が頭を下げている。すると薬師寺さんが話し出した。

 

「イレイザーヘッド先生は確か1度ハイラルに入られた事があるんですよね?」

 

「…えぇ」

 

「ハイラルの常識は東京の常識が通用しない時があります。

ハイラル出身の人はハイラル以外の知識に疎いです。くれぐれもご注意を…」

 

そうして3人は荷物をまとめて外のリムジンに乗って帰った

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

ケミィサイドー椅子の下

 

 

 

刑事の鞄に近付くケミィ

 

「あけるです」

 

鞄のどうみてもチャックじゃない所をノックするケミィ

 

ノックをすると鞄の縫い目が開きケミィと同じタイプの科学妖精がでてきた

 

「なにやつです?」

 

「このおっさんの調べものが欲しいです。」

 

「…や~です。おとといキヤガレ」

 

「まあまあ1つ…」

 

そこには牧場家特製ミルクキャンディを科学妖精にあげた

 

「…ペロッ…!!これがうわさのやまぶきいろのあまあま」

 

「有力情報1つにつき1個…いかがです?」

 

「われもまぜるです~」

 

「あまあま…あまあまよこすです…」

 

薬師寺の鞄の縫い目からも出てきた。

 

「どうぞどうぞ、みんなひとくちのるです」

 

「「おーー!」」

 

…こんなやり取りをしてました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。


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情報収集

1ーA教室ー昼休み

 

…5日程ケミィが帰って来ない…いつまでやってるんだろ?

 

ずっと窓から外を見ているリンク

 

「…またホームシックか?」

 

「…今度ケミィが戻って来ないらしいぞ」

 

「心配やね…」

 

上鳴に轟、麗日さんが離れた所からみている

 

「…………?…リンク、あれ…」

 

「ん?」

 

耳朗の指を指す方向を見ると鳩が窓の外にいる

 

鳩が視線に気付くと窓をノックした

 

コンコン…

 

「?…な!?」

 

背中にケミィが乗っていた

 

「ケミィ!一体何処に……あ」ガシャン…

 

勢い良く開けすぎて窓ガラスを割ってしまった

 

「けろ~…」くら~…

 

「あー!!!梅雨ちゃんが寝てまう!」

 

「早く何とかしてー!」

 

12月の冷たい冷気が教室に入ってくる

 

個性"蛙"の蛙吸梅雨にはこの気温は冬眠モードになってしまう…

 

「ご…ごめーん!ケミィ~何とか出来る?」

 

「しかたね~です。あまあまよこすです。」

 

…しばらく喋ってなかったからかな?滑舌が幼稚園児っぽくなってる…気が…

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

リンクは何をしていたのか聞いてみた

 

「…で、何処に行ってたの?」

 

「じょうほうあつめ!ていきこうどくきぼう」

 

そう言って出して来たのは1冊の手帳?だった

 

「…これ?」

 

「おおくスタッフつかった、あめだまよこすです。」

 

「…いくつ?」

 

「1り2つ?」

 

そういうとケミィはリンクの机にとてとてと走っていき、机の引き出しに入っていった

 

リンクは引き出しを覗いて見た

 

教科書のスペースより更に奥が明るくなっており

 

そこには小さなオフィスが出来ており、ケミィと同じ科学妖精が20体位働いていた

 

「しめきりまじか」

 

「せんせいにいそがせろ」

 

「ぬりべたはみだした」

 

「てつやはきつい…」

 

「ごじがおおい」

 

「72じかんはたらけますか?」

 

「キュ~…」

 

そうしてると一体の科学妖精が倒れた

 

「またたおれたです。」

 

編集長の名札を付けたケミィが…

 

「ほうりこんどけです。」

 

そして倒れた科学妖精は他の妖精に引っぱられてリサイクルと書かれたゴミ箱へ…って

 

「ブラック企業を学校の机の中に作るなケミィ!!と言うか近くにいたなら顔をだせ!」

 

「ぶらっくじゃね~です。さいごのしゅだんがあるです。」

 

そう言ってケミィが出して来たのは緑色の小さな瓶だった

 

「なに?その瓶」

 

「のむとげんきでるです。みどりののラベルはゆうきのしるし♪なな~じゅ!にじ~かん!たたか~えますか?♪」(リ○インCM風)

 

急にうたいだしたケミィ

 

そうやり取りしてると他のかなりお疲れな科学妖精が緑色の瓶を飲んだ

 

「ピグピグ…ホギィ!…ふぁあぁぁぁぁ~…」キラキラキラ…バタン

 

飲んだ科学妖精は小さい悲鳴をあげ、上の空になったと思ったらそのままお漏らし?をして倒れた

 

床に転がった緑色の瓶から黄色い液体が垂れている

 

「…シィ、瓶を調べろ」

 

「ハイであります!…ペロッ…ぺッ!苦!…麻黄…これはヒロポンであります!」

 

「アウトだ!!」ベシ!!

 

「ペブシ!」

 

ケミィは1番奥の大きな椅子に座って偉そうにしていたので全力でデコピンをかましたリンクでした。

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

※ヒロポン…麻黄と呼ばれる漢方から風邪薬になる成分を抽出する際に出る副産物「エフェドリン」に似た物質を科学合成して出来るかつての疲労回復薬、簡単に作れる事から第二次世界大戦中の旧日本軍が兵士に使ってた精神高揚剤、神風特攻隊や突貫工作部隊等で多く使用され、戦後大量に余った在庫により普通に薬局の風薬の横に置かれた事から爆発的に広がった覚醒剤、現在劇薬されている為、取り扱い注意である…良い子は真似しちゃ駄目だよ♪

 

因みに麻黄は葛根湯等にも含まれます。用法を守りましょう。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

放課後ーアライアンスーリンクの部屋

 

 

ケミィと同じ科学妖精は人間にはかなり慣らさないといけないので、鞄で連れ帰った科学妖精にとりあえずミルクキャンディとシュークリーム、チーズスフレを奴隷化されかけていた科学妖精にあげて休んで貰っている

 

「あまあまさま~ほわいとかくめ~」バクバク

 

「しゃちくからのだしゅつなり~」ペロペロ

 

「Zzz…」

 

「きょうそうするです」

 

「あまあまあまあまー」

 

こら、そこの二人(?)!チーズスフレを穴あきチーズみたいにトンネル堀ながら食べるな

 

全身ベトベトになってるじゃないか

 

 

 

薬物乱用の原因となったケミィはと言うと…

 

「……か…から…」ピクピク…

 

紐で逆さまに吊し上げて

 

強引にポカポカの実で出来た激辛スムージーをスポイトで強制摂取し悶絶仕切った後でした。

 

…今気付いたがこれ…科学妖精これからみんな世話をするの?

 

小遣いに不安を覚えたリンクでした。

 

 

 

 




ねぇ知ってる?
科学妖精は増えれば増える程トラブルに巻き込まれ安くなるんだって♪

ありがとうございました。


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絵本

夜ーアライアンスーリンクの部

 

ケミィが薬物事件?を起こしてまで書き上げた内容って何だろうっと思ったリンクはベッドに横になりながら絵本の中身を見る事にした。

 

「え~…『××年10月の嘘!○○に染まった華麗なる一族』…絵本のタイトルじゃないな」

 

大方、週刊誌の真似事をしようとしたのだろうとページをめくった

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

○年10月△日(8年前)

 

赤獅子(当時"土管(ツチクダ))インゴーと言う男がいました。この男は、ハイラル市畜産農業協会で10年間、タロンと言う理事長の下で助手をしていました。

 

しかしタロン理事長はサボりがちの上、仕事が遅くなり、それに比例するかの様に仕事が増えてしまい

 

殆どインゴーが仕事をしていました。

 

「オレのお陰でここは成り立っているんだ!いつか乗っ取ってやる!」

 

愚痴りながらも仕事はしていました。

 

しばらくして同年12月

 

外から協会に心求党からのお客様がいらっしゃいました。

 

タロン理事長とお話があったようなのですが会話が気になったので立ち聞きをしてしまいました。

 

 

『…ですから!『奇跡の牛乳』競りの許可を頂きたいのです!』

 

『お断りなんだよ…あなた方は条件を満たしていないんだよ』

 

『なんです!あの出鱈目な条件はぁ!

[10年以上の業務経歴のある資本金5000万以上の会社である事・環境省と農林水産省の関係者もしくは、ハイラル市に居住住所と生活がある事・社会貢献が一定水準を満たす者]でないと競りに参加出来ないって…

殆どの人が用件を満たせる訳がないではありませんか!』

 

『でもそうしないと逆に需要と供給が追い付かないんだな…それに貴殿方と繋がっている集瑛社の記事読ませて貰ったよ?個性が増え続ける社会でそんな過激な思考を持つ人…許可が出る訳ないんだな』

 

『時代は変わったのです。これからもっと多様性を求められる時代になります。だから…』

 

『もう同じ話は聞きあきたんだな、お引き取り願おう』

 

『く…貴殿方を独占禁止法で訴えることにします。次は裁判所で会いましょう』

 

『好きにするんだな』

 

そう言って心求党の人は帰って行こうとした

 

この話を聞いたインゴーはある事を思い付きました。

 

「仕事をしているのは俺だ…許可も代わりに出している…ということは…ふ…クフフフ…良い金になりそうだ!急いで追いかけなければ!」

 

お金持ちになりたいインゴーは車で帰ろうとしている心求党の人に声をかけました。

 

「あの~!ちょっとお待ちを~!?」

 

超ごますりをするインゴー

 

「なんだね…私達はいそがし…」

 

「『奇跡の牛乳』が欲しいのではないですか?」

 

「…なに?」

 

「私はこの協会の副理事をしております。もしよろしければ詳しいお話も含め相談を…」

 

そう言ってインゴーは自分の名刺を渡した

 

「…そうか、今夜は空いてるかな?」

 

「え~え~もちろんでございます!良かったらハイラルのバーで一杯なんてどうです~?私と一緒なら向こうに行けますし…」

 

「…いい話ができそうだ。おっとこちら私の名刺です。」

 

「ありがとうございます~!えっと『心求党代表/花畑孔腔』様ですね?」

 

 

 

 

続く

 

 

 



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絵本2

アライアンスーリンクの部屋

 

本の内容が胡散臭く感じていた。

 

「…これ…本当のことなのか?」

 

…とりあえず全部読もう

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

1年後ー○△年6月

 

心求党とインゴーの結託により、裁判所でハイラル市畜産農業協会側が独占禁止法によりタロン局長が謝罪会見を開き、新しくインゴーが局長となった

 

「…ふひゃひゃひゃ!笑いが留まらね~!心求党からの紹介業者に許可証出すだけで礼金で1件5万もらえらあ!!」

 

 

インゴーは審査を緩くする代わり礼金が懐に入っていった

 

「オマケに競売の競争率が上がって値上がりこっちのマージンが入って売上もあがるあがる…ふひゃひゃひゃ!!」

 

インゴーは金に困らなくなったので次は政党に寄付金をする事にした。

 

赤獅子環境大臣の所属している聖△(セイサンカク)党に寄付金をして、他の政治家と連携してより権力を手に入れれば良いと考えたのでした。

 

そして時が流れ3年後

 

 

インゴーは赤獅子・ハーヴェン・風間津(カザマツ)環境大臣の講演会の打ち上げで、飲み過ぎでふらふらの時にとある人と出会う事になった

 

「げぇ~…飲み過ぎた…」

 

「大丈夫ですか?」

 

とある女性がハンカチを出して来た

 

 

「あ~…すまないお嬢さん」

 

「やですね~言葉がお上手で…×一ですよ?子供もいますし」

 

「そうなのですか?いや~お美しい…っと」

 

「歩けます?」

 

「……!ちょっと手伝って頂けますかな?ちょっとそこまで…」

 

そうしてそのままホテルに連れ込んで手を出してしまったインゴー…

 

~~~~~~~~~~~~~~~

次の週…赤獅子事務所に呼び出されたインゴー

 

助手の人から応接室でまたされていた

 

「一体なにが…」

 

そうこう考えているとそこに現れたのは赤獅子環境大臣だった

 

 

「待たせたな…まあそこにかけなさい」

 

「あ…赤獅子環境大臣!?」

 

「最近はどうだね?」

 

「はは!日々邁進する日々です!」

 

「そうかい…早速話なんだが…きみ『私の手塩に掛けて育てた娘に手を出したんだって?』」

 

「!!!!!」

 

「娘から聞いたよ?『講演会の打ち上げ帰りにホテルに連れ込まれた』…と」

 

そ…それは…

 

「いかんね~責任も取らずに娼婦でもない女に手を出して…ねぇ

 

しかも再来年にはハイラル市長選挙に出て貰う予定なのに評判を落とす真似事は困るのだが」

 

まさか環境大臣の娘に手を出したと思っていなかったインゴー

 

…待てよ、このまま責任を取って縁談になれば赤獅子と良好な繋がりが出来ていつかは国政に参加出来る!?

 

超権力が手にはいると思ったインゴーは上手く取り入ろうとした。

 

「…その事についてですが…赤獅子大臣、娘を下さい!」

 

「ほう…」

 

「手を出したのは事実です!その事からは逃げません!どうか大事な娘様を私めに頂けないでしょうか?」

 

「…そうか、責任を取るつもりなら良い、未亡人の子持ちが印象を悪くしないで選挙に挑める」

 

「で…では…」

 

「仕事次第だが私の養子に入りなさい」

 

「よ…養子ですか…」

 

「なんだ?不服か?」

 

睨みを効かす環境大臣…

 

「ははー!受けさせて頂きます。」

 

「よし、…もし赤獅子家に泥を塗るような事をしたら…覚悟しなさい」

 

「か…かしこまりましたー!」

 

「ならもう行きなさい」

 

「は、失礼します!」

 

インゴーは事務所を後にした。

 

「…レンジ」

 

「は!」

 

赤獅子大臣が名前を呼ぶと天井から白装束の40代程の男が降りてきた。

 

「アヤツの行動を報告しろ、もし赤獅子家を汚す様な事があったら証拠も押さえろ」

 

そうして赤獅子大臣はシーカー族のレンジに身辺調査を出す

 

「仰せのままに…部下を何人か付けさせます」

 

「だのんだぞ」

 

「御意…」

 

そう言ってレンジは天井に戻っていった。

 

 

 

続く

 

 

 




オリキャラ

レンジ…シーカー族の若頭、赤獅子家に忍びとして歴代支えている一族

名前の由来はオレンジ

インパはパイン


赤獅子・ハーヴェン・風間津(カザマツ)

ハイラル王がモデルのハーフ

個性"船"

船に成れる個性だが帆や漕ぎ手がないと進めない虚しい個性


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絵本3

さらに飛んで2年後ー赤獅子家ハイラル市長選挙事務所

 

ハイラル市の市長選挙で妻のキリア…ゼルダが市長になった。

 

義娘ルクスは6才…無個性だが義理とは言えハイラルの正当な血筋を持っている

 

立場的にはインゴーは1番下の位に当たる、しかし…

 

「キリア、市長戦おめでとう」

 

「ありがとうインゴー…でも外ではゼルダと言いなさい」

 

「す…すまない」

 

「それと、会見の準備があるから貴方は地元協力者に挨拶してきなさい」

 

「あ…あぁ…わかった」

 

…くそ、あごで使いやがって…

 

まあいい、これで妻が市長になった。

これであの鎖国的市役所に風穴を開けるかもしれない。

そうすればハイラルの食品、特に特殊な効果食材も市外に出せる様になるかも

 

そうすれば管理はウチの所で管理になる

 

もっと稼ぎが良くなる!

 

「ふふ…はーはっはっはっは!!おっと…見られて無いよな…」

 

とにかく、もっと赤獅子家に信頼を得なければ…その為の鍵は…ルクスだ

 

どんな親でも自分の子供と仲良くなっている人は無下にできまい

 

しかし…このルクスが難敵だ

 

オレを見ると逃げまわってやがる

 

オマケに何かを見透かした様な目…気味が悪い

 

しかし何とかしてコミュを育てなければならない

 

まずは、お願いを聞き出す所からだ!

 

お…そろそろルクスが帰ってくる頃だな

 

挨拶が終わったら、ケーキや玩具をプレゼントしよう。

 

そうして少しでも信頼をえるんだ!

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

○△年4月

 

ルクスが七歳の頃だった

 

「…ルクスを養子に出すのか?」

 

キリアが言い出した事だった

 

「ええ、このまま個性が目覚めないなら赤獅子の名に相応しないわ…いいわね」

 

「え…あぁ…」

 

「貴方はルクスの養子先を探しなさい」

 

「わかった…探しておく」

 

…この親本当に血が繋がっているのか?

 

「無慈悲にも程があるが…キリアに逆らったらどうなるかわからん…まああの気味が悪いガキがいなくなるならそれでいい、オレの子供が作れる可能性も出てくるしな」

 

そこで過去に貰った名刺を見ているとある医者が目についた

 

「医療研究センター…個性研究部長…一回連絡してみるか」

 

 

5月

 

ルクスを東京医療研究センターに預ける事になった

 

ここでは、個性のメカニズム等の研究や無個性の者に個性を目覚めさせる研究、その逆の研究等もしている事を知ったのでお願いする事にした

 

「…本当にいいのですか?もしかしたら死ぬかもしれないんですよ?」

 

医者が最終確認している

 

「かまいません。この世の中で生きてても無個性で苦しむだけなら、可能性に掛けてみたいのです!」

 

「…では、この同意書にサインと判子を」

 

「ハイハイ…」

 

そうして同意書にサインをしたインゴー

 

 

「…ではお預かりします。ルクスくん…しばらくこっちで暮らすからね。」

 

「……はい」

 

ルクスの目に光が無い上に無気力だ

 

そりゃ勉強で95点以上取らなければ食事抜きや叩かれる。歯向かえば更に酷くなる

 

稽古もバレエにフルート、茶道、フェイシングと…これも出来が悪いと叩かれちまう

 

塾も超実力重視な難関塾に無理矢理入れさせられるし…

 

オレなら死ぬな…そんな生活無理だ

 

そのせいか母親からは、何を言われようと「はい、お母様」か「申し訳ありませんお母様」しか会話がない

 

オレやキリアの前では気味が悪い人形みたいだぜ

 

まあその分、周りの市役所からの世話役を引っ掻き回してる所を見ると、まだましなんだろうが…

 

まあ

 

「これで個性に目覚めれば、赤獅子家の信頼は上がるし、死んじまえば新しくガキを作ればいい…本当のオレの子供をな…どっちに転んでもオレは得をする」

 

そう企んでいるインゴー

 

 

続く

 

 

 

 

 

 

 



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絵本4

○△年8月ーハイラル市役所ー秘書室

 

この日、キリアの仕事の手伝いをしていると農協の方から通知が来たと部下から連絡があった

 

農林水産省と環境省からの新たな審査が入り、省庁の大臣による印が必要となった事で、遂に奇跡の牛乳の競り監査が厳しくなった。

 

「このままでは斡旋がバレるのも時間の問題…どうする…どうする!考えるんだ!赤獅子家から社会的に抹殺されてしまう!」

 

とにかく、今晩は心求党の花畑殿に会う…今までの様には行かない事を伝えなければ…

 

~~~~~~~~~~~~~~~

夜ーBAR[ラッテ]

 

ハイラルにある会員制のBAR[ラッテ]、店の手前はカウンターになって、奥にはステージがありムーディーなジャズのミュージックが流れている…

 

そしてカウンター後ろのテーブル席で花畑とインゴーの話し合い?が行われていた。

 

「…つまり、環境省等から認定制度が改革されている…と?」

 

花畑は鼻の下を撫でながらインゴーの話を確認している

 

「は…はい、このままでは今までの様には行かなくなってしまいました。…付きましては審査のポイントをお教えしますのでどうかご了承を…」

 

「『いけません』」

 

「!?」

 

「『奇跡の牛乳やハイラルの物品は我々…いやこの世界を…個性と偏見で満ち溢れた社会で愛された物です。それを時の権力者の手に渡して弱者に搾取されても良いのですか?

 

貴方は我々、心求党は…個性の性で不名誉な生活を送る人々、それを支える役目を果たしているのです。

 

貴方も解放軍の立派な一員として我々を支えなさい』」

 

花畑の話を聞くとインゴーの雰囲気が変わった

 

「…そうだ!何を焦っているんだ!私はハイラル産食品の管理権を持っている!…こうしてはいられない!資料を作らなくては…花畑様失礼します!」

 

そして出ていくインゴーであった

 

「…全く、世話が焼けますね、我々も国会で問わなくてはいけません」

 

花畑は異能(個性)を発動しインゴーにより自分達に有利に働きかける様に心を動かした

~~~~~~~~~~~~~~~

心求党/花畑代表

 

異能(個性)は扇動

花畑の異能は「扇動」。花畑の声には特殊な電磁波が宿っており、花畑に心を許す者を高揚させ、肉体・精神をブーストさせる能力となっている。

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

次の日ーハイラル市畜産農業協会ー理事長室

 

インゴーは、環境省に新たな改革案(特別保護区解除)の提出の為、資料を作っていた。

 

「インゴー理事長!これ以上は法令に触れてしまいます。只でさえ斡旋利得罪に取られる事をしているのに…」

 

秘書がストップを掛けようとしたが…

 

「黙れ!!これは世界を人類の平和の為に戦っているんだ!文句があるならクビだ!」

 

「そ…そんな横暴」

 

「お前ら!連れていけ!!」

 

すると警護の人に秘書は連れて行かれた

 

「…これでいいんだ…我々の解放を!秩序に革命を!」

 

そう言ってパソコンと格闘するインゴーだった

 

 

続く

 

 

 

 

 




BAR「ラッテ」ムジュラの仮面より


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絵本5

〇△年(今年)8月ー赤獅子事務所

 

インゴーが環境省用の改革申請書を纏めていると東京の病院から連絡があった。

 

「ルクスが…個性に目覚めた?」

 

『はい!個性に目覚めました。』

 

「ど…どんな個性で?」

 

『今のところ、"光の壁"の個性と思われます。それに朗報ですよ』

 

「朗報?」

 

『個性に目覚め時に左手の甲に三角形の痣が出来ているんですが、ハイラルのマークそっくりなんです。ハイラルの巫女にピッタリじゃないですか。』

 

「ほ~…トライフォース形の痣…」

 

『えぇ、あの子と会ったのが切っ掛けになったみたいで、我々の研究にもいい刺激になってくれました。』

 

「あの子?」

 

『えぇ、確か…あった、牧場リンクって仮免ヒーローと話した時に何かあったと伺ってます。あの子よっぽど気になるみたいで、市役所の警護の方が知り合いにどんな人か聞いてるみたいですよ。』

 

…警護の知り合い、確か資料を貰ったよな

 

後で確認するか

 

「わかりました、こっちも受け入れられる様に指示しておくからお願いします。」

 

『よろしくお願いします。』

 

受話器を置きキリアに電話を掛けるインゴー

 

TLuluuuu…

 

『はい、どうしたの?』

 

「病院から連絡があった、ルクスに個性が目覚めたらしい」

 

『…あぁ…そういえば病院に預けていたんだったわね』

 

…キリア、一応お前の娘だろう

 

『で、どんな個性なの?』

 

「"光の壁"らしい、それに伴って左手に市役所の三角形のマーク、トライフォースに似た奴が出たらしいぞ」

 

『!!!…わ、わかったわ、警護の人から報告書貰うわ、それじゃ忙しいから』ガチャン…

 

…キリアは随分同様しているようだが

 

「…ま、戻ってくるならそれでいいか」

 

ルクスは個性に目覚めた。

 

後はこのシガラミ(特別保護区)から解放するためにも早く改革せねば!

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

12月

 

愛知県の泥花にて遂に前哨戦として敵連合との大規模戦闘が起こった

 

9月から[奇跡の牛乳]の混ぜ物や偽物を作らせ、物流ルートを解放軍に横流しして、四国に大量の在庫を確保出来た。

 

他のヤバい資料も含め、今回の資料は理事長室の金庫に隠してある

 

「ワシの役目を果たすため…行くぞ!」

 

「「「ヘェ~~~イ!!」」」

 

解放軍での役目は負傷者にトアル牛乳を渡し歩く部隊「ポストマン」の指令だ

 

白いマラソンランナーの格好をし、赤い帽子に背中にバックと郵便猫マークで目立つ格好をしている

 

閉鎖されたハイラルを解放するため…全てを捧げよう!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アライアンスーリンクの部屋

 

「…ここで終わってる」

 

ルクスの義父が…解放軍?

 

「なんだ?解放軍って…そもそもこれって本当の事なのか?」

 

…でも偽物の牛乳が実際に出回っている

 

科学妖精は隠す事は出来ても嘘は出来ない

 

「…誰かに相談した方が…あれ?」

 

時計を見ると25時を過ぎていた。

 

「やば!早く寝なきゃ」

 

明日、実習で早いんだった!

 

 

 




ゼルダの伝説シリーズより

ポストマン参戦!(人間です。)

何処にいても必ず届けてくれる伝説のポストマン

渡す時にあの音楽『てっててれて~♪』を忘れない!



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ニュース 2019・12/8~

下手な文章なのに読んで下さる方ありがとうございます。

コミック25巻発売したので更新始めます。

またコミックや物語の進行でストップしますので悪しからず…

原作ストーリーの年始位までやる予定です。


昼休みー教室

 

 

「「あひゃひゃひゃひゃひゃ!」」

 

 

牧場フェアリーズの昼食が終わって、ニュースでの爆豪と轟のインタビュー動画を見ていた。

 

仮免取得30分で犯人逮捕で注目を集めたまでは良かったのだが…

 

1時間もインタビュー受けて!!

 

爆豪丸々カット!!

 

使えやぁああ…!!!

 

ゲラゲラ笑う上鳴と瀬呂が爆豪が切れ端にしか写っていない動画をスマホで見せびらかしながらイジりたおしている

 

 

「ある意味守ってくれたんやね」

 

…麗日さんが可哀想に見ている

 

「オールマイトから遠ざかってない…?」

 

「イカレてんだ」

 

聞こえてんぞクソデクと玉ァ!!

 

…せっかくの好評価が台無しになっている…

 

 

『…事件から今日で9日目、たった20人の暴動、約50分程度で愛知県 泥花町は壊滅に追いやられました。』

 

「…なに?」

 

リンクはニュースで出てきたキーワード『愛知県』『壊滅』に反応した

 

確か…ケミィの絵本にあった様な…

 

「被害規模は"神野"以上らしいが、地方だった為死傷者数は押さえられたようだ」

 

飯田が教えてくれた。評論家の話が続いている

 

『今までこう言ったヒーローを嵌める事件は、ヒーローへの叱責が多かったですが、今は時代の節目を迎え[叱責]から[叱咤激励]に変わりつつあります。…』

 

「『見ろや君』からなんか違うよね」

 

「エンデヴァーが頑張ったからかな?」

 

「…………」

 

麗日さんと芦戸のアクションに対して、何か思い詰めてる感じがする轟がいる

 

「楽観視しないで!!」ガラ

 

「うお!?今日の実習って…」

 

「良い風向きに思えるけど、裏をかえせばそこにあるのは"危機"に対する切迫感!

勝利を約束された者への声援は、果たして勝利を願う祈りだったのでしょうか!?

 

ショービズ色濃くなったヒーローに今!真の意味が求められている!」

 

リンクは突然の知り合いがお尻を突きだしてにビックリしが…

 

「Mt.レディ!?」

 

わあああ!!

 

緑谷と峰田も驚いている

 

「特別講師として招いたんだ。おまえら露出も増えてきたしな」

 

後ろから寝袋姿の相澤先生がひょこっと出てきた

 

増えてねンだよ

 

「次から頑張ろーぜ!!」

 

怒りに震える爆豪を押さえる切島

 

「オイラが言うのもアレだけど、1番ショービズ染まってんだろ」

 

お黙り!!

 

峰田がMt.レディに触ろうとして弾かれた

 

「今日行うのは『メディア演習』、現役美麗注目株(わたし)がヒーローの立ち振舞いを教授します!!」

 

「何するかわかんねェが…みんなぁ!!プルスウルトラでのりこえるぜ!!」

 

 

 

 



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メディア実習

校庭ー壇上付近

 

ヒーローコスチュームに着替え、[空の勇者]の格好で、ミッドナイト先生達に付いて行ってみると、全体朝礼の時に根津校長が喋っている所にメディアブース的なステージが出来ていた。

 

ヒーローインタビューの練習よ!!

 

…インタビューかよ!?緩い!余りの緩さに"硬化"個性の切島が変な緩い顔になってる!

 

そして何処から来たんだカメラマン!?4人来てるが他の3人はステージの下から上にいるMt.レディを狙っているのはまあいいが…

Mt.レディの後ろにいるカメラ小僧!「これでもか」って位にローアングルからMt.レディの尻を追っかけるな!

何だよ「キタコレキタコレ…」って…

 

そうしていると轟がMt.レディに呼ばれてステージに上がって行った。

 

『凄い活躍でしたね、ショートさん!』

 

「何の話ですか?」

 

なんか一仕事終えた体で!はい!!

 

「はい」

 

…いきなり始まったな

 

『ショートさんはどの様なヒーローを目指しているのでしょうか!?』

 

「俺が来て…みんな安心出来るような…」

 

『素晴らしい!!あなたみたいなイケメンが助けに来てくれたら私逆に心臓バクバクよ』

 

「心臓…悪いんですか…」

 

やだなにこの子

 

「牧場…」チョイチョイ…

 

 

「心臓…悪いらしい…見てやれるか?」

 

「え?そうなの?」

 

前にオペッた時にはそんな事なかったが…まさか…やり残し?

 

「ちょっと失礼…っと」

 

リンクは壇上に上がって…

 

『ちょっ!大丈ぉ!!///』

 

「…熱はない…かな?脈も正常…いや?速いな…」

 

Mt.レディの額にリンクは額をくっ付けた。Mt.レディの後ろ頭を左手で優しく添え、リンクは右手でMt.レディの左手首から脈を確認している

 

か…かわわ…と…尊死する…』(○´ ་།`)

 

「牧場くん!Mt.レディは病気じゃないから降りて来なさい!拗らせてるだけよ!

 

「いいじゃない!!先輩と違ってこういうの滅多に無いんだから!」

 

…何かMt.レディが呟いているとミッドナイト先生から降りる様に言われた

 

「鼻血出てますけど…」

 

いいから…降りなさい!」ビシ!

 

「は…はいぃ!」

 

ミッドナイトが鞭を振り回し、そう言ってきたのでリンクはステージから急いで降りると…

 

「グヘぇ…」

 

「コノヤロォ!?何だあの熱の計り方!羨ましいぃぃ!!!」

 

上鳴にネックロックを掛けられた

 

「親は…大体…こォやって…し…しま…」ギリギリ…

 

「親だからだろォォ!?あれは家族か恋人限定の奴だぁ!!オイラのモギモギで壁に逆十字で引っ付け…」

 

峰田がモギモギで迫って来る!?

 

「「「………」」」

 

「ごほ!けふ!かは!」

 

芦戸さんに耳朗さん!八百万さんも無言で腹に攻撃するの辞めてェ!脇腹はあかん!

 

『…コッホン…では必殺技はどの様なのをお持ちで?』

 

Mt.レディは腕で鼻血をぬぐって何事も無かった様に続け始めた!…いや…目尻がピクピクしている

 

すると轟はステージを降りて個性を発動させて氷の壁を作り出した

 

「『穿天氷壁(がてんひょうへき)』…広範囲制圧や足止め、足場作り等幅広く使えます。あと…もう少し手荒な『膨冷熱波(ぼうれいねっぱ)』と言う技も…」

 

「ケホ!…あれ?B組の時の技は?」

 

何とか解放されたので聞いてみた

 

「エンデヴァーの…」

 

「『赫灼熱拳(かくしゃくねっけん)』!」

 

砂藤、葉隠さんと続いていて聞いてくれた

 

「…は、親父の技だ、俺はまだアイツに及ばない」

 

そう言ってステージに戻って行った

 

「パーソナルな所まで否定しないけど…安心させたいなら笑顔が作れると良いわね♪あなたの微笑みなんて見たら女性なんてイチコロよ♡」

 

「俺が笑うと死ぬ!?」

 

もういいわ

 

Mt.レディのワンポイントアドバイスの後で常闇がMt.レディに聞いてみている

 

「技も披露するのか?インタビューでは?」

 

「あらら!ヤだわ雄英生

皆があなた達の事を知ってる訳じゃありません!

 

必殺技は己の象徴!何が出来るか技で知って貰うの

 

即時チームUP連携、敵犯罪(ディランはんざい)への警鐘、命を委ねて貰う為の信頼…ヒーローが技名を叫ぶのには大きな意味がある」

 

……

 

「Mt.レディ?」

 

「なに?牧場くん」

 

「…必殺技が周知される事によって、個性がたまに暴発して事務所壊した時や、間違えて民家とか壊した時

 

近所の人に『あそこのまた壊れたんだって』『や~ね~あそこのヒーローは、個性"巨大化"だから仕方ないわよ~』…て諦めて貰う為もある?」

 

無いわよ!そんなにしょっちゅう壊して無いわよ!!

 

違ったのか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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インタビュー01

グラウンド

 

特設ステージの上で、皆が番号順に個性溢れる紹介をしている

 

「皆いいわよ!やれば出来るじゃない!心配して損したわ!!」

 

そしていよいよ爆豪が終わってリンクの番号になった

 

「…大丈夫、簡単な紹介ならウワバミプロダクションでやってる!」

 

そうして気合いを入れ直しステージに上がって行く

 

 

『始めるわよ!…いやー今回大活躍だったじゃないですかー!リンクさん!!』

 

「どうもありがとうございます。」

 

『リンクさんはどんなヒーローを目指しているんですか?』

 

「ヒーローは目指してません」

 

『えっと…』

 

「ヒーローの先を目指してます。地元で長老(デクの木サマ)(?)に言われて、『全ての種族の思いを背負い、先んずる者』僕は『勇者』を目指しています。」

 

『…成る程!より上を目指しているんですね!必殺技はどの様なのをお持ちでしょうか?』

 

「えっと…先生!ここってオカリナ使って良いですか?」

 

ミッドナイト先生に聞いてみた

 

「ええ!構わないわ!」

 

「じゃあ、僕の個性は"妖精の力を借りる・召喚する"です。まずは科学妖精ケミィ!…ケミィ?」

 

リンクは胸ポケットを覗いて見る

 

『『『ケーキが1番オカズは2番♪3時のオヤツはチョコレート♪』』』(某カステラcm風)

 

他の科学妖精達と小さなステージでコサックダンスを踊っていた

 

…ダメだ、コイツら「外に出したら想定外の事をしてやる」という脅しを混ぜつつ外に出ることを拒否してやがる

 

「…都合により別のを紹介します。」

 

静かにポケットに蓋をしたリンク

 

『なに?居なくなってたの?』

 

「いいえ、コサックダンス踊ってました。オヤツ戦争起こすよりいいですが」

 

『ポケットの中は何が起こってるの!?というかポケットの中で戦争って…別のと言うと?』

 

「これです。シィ!ショット!」

 

そういうと背中の矢筒から船妖精が出てきた

 

「正面に~…敬礼であります!」

「敬礼ッス!」

 

それぞれ両肩に立ち、水兵特有の敬礼でMt.レディに挨拶した。

 

『今度は水兵みたいな可愛いのが出て来ました!』

 

…良かった、ちゃんと出てきた。

 

「革の帽子の方がシィ『艦載妖精』でベレー帽の方が『砲撃妖精』です」

 

『そうなんですね!どんな事が出来るのでしょう』

 

Mt.レディはシィ達にマイクを向ける

 

「やって見せるのが早いであります!」

 

「そおっス!リンクの兄貴!行くッス!」

 

気合いが入っているシィ達、今回は新作の披露もかねてるからな

 

「わかった、[水龍のウロコ]を籠手に入れて…モデル"熊野"!抜錨用意!」

 

「「了解!」」

 

すると足元に熊野の文字が青く浮かび上がり鎖が伸びてそれぞれ専用の艤装が展開されていく、最初に着ていたヒーロースーツは青い光になってシーカーストーンにしまわれ、足が長い靴下に艤装の靴、ズボン?カッターシャツ、茶色のブレザーが変わっていき

リンクの背後から伸びた鎖が背中に着くと変形し肩のサポーターの様に前方から伸び

前から伸びる鎖を2本リンクが引くと盾のように見える滑走甲板にショルダーバックの様になっている砲撃台が飛び出してくる

 

「「「あわわわわわ…」」」

 

…女性陣が変身していくリンクを見ながら顔を赤くしている

 

甲板が目の前にくると左手を伸ばし甲板下のベルトに腕を通し、そのまま右手を突き上げながらクルリと回転しショルダーの砲台を肩からかける

 

「…準備OK!シィ、行くよー!」

 

「はいであります!発艦!」

 

リンクは左腕を伸ばすと滑走路からラジコンサイズ瑞雲が飛び出してグラウンドの空を旋回している

 

「シィは小型の零戦や九十九爆撃機等を操縦し、索敵、制空権の確保、先制攻撃、接触がメインになります。」

 

『そうなのね…接触?』

 

「自分と相手の距離を教えて…ショットにより正確な狙撃が出来る様にします。」

 

「艤装にもよるっスが、2海里までは射程内ッス!」

 

背中の砲身がクイクイっと動いている

 

『頼もしいペアですね!』

 

「でも海や底がそれなりにある川じゃないと威力が半減しますし、今は[水龍のウロコ]を着けているので移動はなんとか出来ますが、重くて水平移動しか出来ない上に、道路みたいな所だと歩道への段差が登れません」

 

『つまり、この子達は水辺専用って事?』

 

「そうです。シィ!戻ってきて」

 

『了解であります!』

 

頭の無線からシィの返事が返ってくる

 

『…あと…その…』

 

「どうしました?」

 

『…あの装着?変身?だけど…そういう格好が多いの?私的には凄く美味しそうで有りなんだけど』ジュルリ

 

「美味しそう?……な!!!シィイイイ!!!!

 

シィ達が気合いを入れた結果本来の姿である女性用の服が展開され、女装になっており、ミニスカートを履かされている事に後から気付いたリンクでした。

 

 

続く

 

 

 




ナビィとファイは次回で…(´д`|||)


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インタビュー02

リンクはシィ達を戻し、何時ものヒーロースーツに戻っていた。

 

「…ダメだコイツら、隙を見せるとすぐ女装させやがる」

 

リンクは無理矢理シーカーストーンの中にシィ達をしまった

 

『大丈夫よ!凄く似合ってたから!ね!?魔法少女みたいでカッコ良かったわよ!!』

 

…どうせ身長昔から小さいですよ!牛乳毎日飲んでるのに全長16◯㌢(厚底靴使用)しかないよ!確かに剣の試練で5㌢は伸びたよ!?でも靴を止めるとリンクル姉さんと少ししか身長変わらないから

 

ハイラルに戻ったらまた身代わりにさせられるだろうしぃ!声も少し高いから電話でも「お嬢ちゃんお母さんいる?」なんてしょっちゅうだし!

 

中学生にコッコの移動願い書類やらせんなよ!と言うか同僚の人!気付いて!缶ジュース一本で3時間勤務(16時~19時)で働いてましたよ!

 

いかん話が剃れてしまった

 

 

 

シィ達は最近段々艤装展開の仕方が日曜日の朝にやってるアニメ、プリ…名前忘れた!それの性でシィ達の影響をかなり受けてるきがするぅ!!

 

そんな内なる思いをしつつ、次の紹介にうつる事にした。

 

「…次は、この剣『ファイ』です。」

 

シーカーストーンからマスターソードを出した

 

《マスター、契約者もしくは契約者に値する人物以外話せません。私は紹介要らないとおもわれます》

 

「《いやいや、生きてる事説明しないとサポートアイテム扱いになって現場で制限受けるぞ》」

 

《…なら致し方ありません。意思がある事を証明させるには地面に突き立て、相手に抜かせる事を推奨します。絶対に扱えませんので》

 

ファイはハイラル言語でそう言ってマスターソードに戻った

 

『そう言えばリンクさんは武器を使いますよね?』

 

「この剣は生きてるんです。僕は契約してるので話せたりできますが、他の方だと見えないので…えい」

 

リンクは地面にマスターソードを突き立てた

 

「Mt.レディ?個性使ってもいいから抜いてみて下さい」

 

そう言って少しさがった

 

『そう?』

 

そう言ってグラウンドでMt.レディは個性を発動し20M程の大きさになってマスターソードを爪楊枝を摘まみ出す様に握り…

 

『折れてもしらな…へ…嘘!ふんぬがああああ!!!!』

 

Mt.レディは女を捨てた様な渾身の力を加えてるが、マスターソードはグラウンドに刺さったままびくともせずに鎮座している

 

「マスターソードは[退魔剣]とも呼ばれ、剣の聖霊ファイに認められた契約者もしくは契約に値する人物しか扱えないらしいです。

 

切った相手の個性を切った所だけ封じることが出来ます。

 

因その他にも刺さっている所を中心に封印の力が働くので

 

もし刺さった所…壁や地面に同化する個性の人がいたらそのまま個性が発動しなくなり生き埋めになってしまうので注意が必要です。よっと」

 

リンクはマスターソードを引き抜くとシーカーストーンにしまった

 

『…なに!?そんなヒーロー殺しな武器だったの!?』

 

「これは僕の最終兵器です。対人戦では普通の剣を使います。武器を持った相手には遠慮なく使いますが…」

 

切島が何か頭を掻いている

 

「これが死穢八斎會の時にあればもっと早く…」

 

…前のインターンで何かあったのだろうか?

 

そして常闇、何チャレンジしたそうにソワソワしている

 

 

「最後にナビィです。ナビィ」

 

リンクが呼び掛けると長目の帽子からナビィが出てきた

 

「ヘイ!私ガ"ナビィ"ヨ!」

 

『また可愛い妖精が出て来ました。』

 

「1番長い付き合いで、楽器のメロディーに合わせて色んな効果を発揮します。他の妖精の纏め役みたいな所もあります。」

 

『そうなんですね~』

 

「今は(ゴロン)植物の種(デクナッツ)(リト)土竜(モグマ)()ペンギン(ユキワシロ)?みたいな妖精に変身したり、メロディで強制ダンス、行進なんかもします。」

 

『凄いですね~』

 

「雄英高校では保険委員なので、最近良く使うのが[♪癒しの歌]で相手の怪我を治療したりなんかも出来ます。オペモードだとより重症な傷病者の治療も可能です。血液洗浄を体験しー」

それはカット!!

 

オカリナを構えようとしたらカットされてしまった。

 

えぇぇえええ!!??なんで!?Mt.レディも受けたじゃん!

 

『いや…その…何て言うか…受けたから…かしらね?凄く気持ち良いんだけどね…問題が//』

 

「気持ち良いのに問題?皆くすぐったいんじゃないの?」

 

この子本気で言ってるわね

 

「だって誰も教えてくれないんだよ!練習のマッサージを受けたプッシーキャッツのメンバーもウワバミさんも、ウチのクラスで受けた耳朗さんや緑谷、飯田もどんな感じか教えてくれないし…」

 

 

「へぇっへぇっへぇ…オイラが教えてあげムギャモ!!」

 

「辞めなさい穢れるわ」

 

ステージの下で峰田が変な笑い方をしながら蛙吹さんに殴り飛ばされてとりあえず、リンクのインタビュー練習は終わった

 

「ん~…今のままだと妖精に振り回されてる感じがするからもっとしっかりした方が良いわね♪でも変身は格好良かったわよ!!」

 

Mt.レディからのアドバイスだった

 

「あ!あと[♪癒しの歌]のオペはもっとしっかりしてから紹介したほうが良いかしらね!」

 

そうか…もっとしっかりか~…

 

「わかりました。もっと沢山の人にオペモードの練習をしてからにします!」

 

「「「それは困る(受けた方が)」」」

 

この場にいるオペモードをされた事がある人が首を横に振られた

 

おい!いきなり人の決意折るなよ」

 

「良いじゃねぇか!オイラは応援するじぇえ~そうすれば…フヒヒヒ!」

 

峰田がキモい笑いをしている

 

 

「…ばあさんに相談して教育…いや…どうすっかな…」

 

相澤先生は真剣に悩んでいる

 

「…今夜お風呂入ったらヤオモモの部屋ね」

 

「「「うん」ええ」」

 

芦戸さんは他の女子メンバーと何か話始めるし…

 

どうすりゃいいんだよぉ!!!

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

夜ーアライアンス

 

部屋に戻るとケミィ達がポケットからぞろぞろと出てきた。

 

「お前らな~…少しは人に慣れろよ」

 

文句を言うと…

 

「むりげゆえあうと」

 

「にんげんさん、しんじぬゆえ」

 

「あまあまはまだ?」

 

「げんそーにいきるです。」

 

「プリンをしょもーする」

 

 

…ダメだこりゃ

 

「そう言えば絵本の続きは?」

 

一体の科学妖精に聞いてみた

 

「じぎょーしわけにより、はいかんになりました。」

 

「のびのびいちばん」

 

「はたらかなくてもあまあまあるゆえ」

 

「ぶるじょあです」

 

「あまえるはよくない」

 

「あたらしアイテムつくるです。あっちー」

 

そう言ってぞろぞろと壁掛け扉の方に行ってしまった

 

そうしてケミィが肩に乗って

 

「勇者なら自分で調べるです」

 

「…サボりたいだけだろ」

 

最近になってやっと喋り方がスムーズになってきたと思ったのにまたフリーダムに過ごす気かぁ…

 

「なは~」

 

 

「…はぁ…ハイラルに戻った時調べるか」

 

 




ありがとうございました。


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未知の味

じわじわ総合評価ポイントが上がって行く

ポイントくれた方々ありがとうございます。


放課後ー教室

 

帰りの支度をしている時だった。ある提案を砂藤から持ち掛けられた。

 

「クリスマスパーティーのローストチキンにコッコを使いたい…だと」

 

なんて恐ろしい事を考えるんだ砂藤

 

「折角ハイラルの食材が手に入るなら料理好きにはたまらないんだよ」

 

そう言えばランチラッシュ先生も似たような事を言ってたな。

 

…言われて見ればコッコを食べた事はない、アレだけ身体能力が高いんだ。飯も通常より良いものを喰ってるから旨いかもしれんが…コッコかぁ Orz

 

「ど…どうしたんだよ?そんな青い顔をして…」

 

顔を青くして悩むリンク

 

「…ちょっと姉さんに聞いてみる」

 

リンクル姉さんは実家がコッコの養鶏場をしているからコッコの倒し方を知ってるだろう…多分

 

 

「おお!頼むよ!」

 

こうしてコッコ(死神)リンク(生け贄候補)は挑む為の情報を集める事にした。

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

夕方ーアライアンス

 

ハイラルにいる姉さんに電話をすればいいのだが

 

「………かけづらい」

 

でも電話をしないとこっちが死にかねない

 

「…自分で考えろって言われそうだけど」

 

リンクル姉さんに電話をかけた

 

………

……

 

 

『はい、珍しいわね』

 

「ねえさん、ちょっと相談があるんだけど…」

 

『ナニナニ?恋の相談?お姉さんにまかせー』

 

「いや、色恋沙汰は皆無です。コッコを食べようと思っているんだけど倒し方ってわかる?」

 

『何?コッコ食べるの?……ウチだと面倒だから専門業者に委託してるからな~…クリスマスシーズンでトリ肉が品薄だし…』

 

…倒し方は一応あるようだ

 

『昔はハイラルに生えてる[不思議なキノコ]を粉末にした[魔法の粉]を使ってたけど…』

 

もう冬だからキノコは難しいだろ

 

『あと考えられるとなると…火…かな?』

 

「火?」

 

『そう、でも爆弾程度の火力じゃダメ!溶鉱炉位の火力がある火炎放射がいるわね…あ!ごめん、ちょっと呼ばれたから…ハイラルに戻ったら市役所ヒーローの資格証出しなさいよ!届け出がいるんだから』ガチャ…

 

電話が切られた

 

「溶鉱炉レベルの火力のいる火炎放射機か…」

 

聞いたことねえぞ

 

「火炎…ダメだジャックランタンでは火力不足だし…」

 

サポート科のラヴィオ先輩に聞いてみるか

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

次の日ー昼休みーサポート科ラボ

 

火力のある武器を聞く為に来た

 

「いるかな?」

 

ノックをしてはいる

 

「すみませ~んラヴィオ先ぱ!!」ガシッ

 

顔に向かってクワガタ虫のラジコンに顔をキャッチされた

 

「おっと!勇者くんいらっしゃい」

 

「なんか!力!強…っと…なんですかこれ?」グググ…

 

リンクはクワガタ型ラジコンを顔から外した

 

「これかい?[スタミナビートル]だよ。

 

冬の試験用に作ったんだ。前に貰ったラネール鉱石がエネルギーになっていて、角の部分で15kgまで挟んで運べるし、カメラでモニターを見ながらすれば偵察も可能!ドローンより静かだし、木にしがみついて監視もできる優れもの!最大活動時間が5分なのがネックだからそこは改良…

おっとそう言えばどんな用事かな?新しいアイテムもあるよ!武器や盾でも何でも相談してよ」

 

 

 

リンクは事情を話した。

 

「ふ~ん…火力…ねぇ~」

 

そう言ってラヴィオ先輩は倉庫に潜って何かを探している

 

「あれ?ここに確か昔作った[ファイアロッド]が…あれ?」φ(゜゜)ノ゜ポイ…ポイ…

 

ガラクタの中を探し回っている

 

「あれ?あなたは緑の人!牧場くんじゃ無いですか!?」

 

発目が後ろから現れた

 

 




このコッコは、夢みる島DX仕様です。

ブレワイのコッコは夢みる島の青いコッコだと思っているUP主です。


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古代技術と最新技術

サポート科ラボ

 

久し振りに発目さんを見た気がする

 

「なんですか!?なんですか!?なにをするんですか!?」

 

「近い!近い!…コッコを食べる為に火力のある武器がないか相談に来ただけだから」

 

「なんだ…料理には興味ありません」

 

そう言って奥に歩いていった

 

「でもハイラルのコッコなんて良く食べようと思ったね。だってあれライオンに襲われても返り討ちに合わせる鶏でしょ?」

 

む?発目の動きは止まった

 

 

「そうなんですよ。ハイラル最強生物の称号を持ってる鶏ですから生半可な道具じゃ役に立たないんですよね」

 

「道具ならこのラヴィオ商会にお任せあれ!中途半端な試作品じゃね」

 

…なぜ「中途半端な試作品」を強調した

 

「…まあ試作品だと不安があるかな?」

 

そう話をしているとバイオ◯ザードのゾンビみたいに発目がこっちにきた

 

「…私の…どっ可愛いベイビー達が…中途半端?…」

 

あれ?発目さん?目が怖いのですが…

 

「いやいや、頑張って新しいのを作ればいいよ?伝統に裏打ちされた技術を頼ってくれる勇者くんは本当に信頼出来る物は何かしっかり解ってるみたいだし…ね!

 

「……勝負です。」カチン!

 

「ん?」

 

「今度こそどっちのサポートアイテムが優れているか勝負です!これ以上化石に負けてなんかいられません!」

 

「カセ…よし!受けてやる!!太古の技術を現代に甦らせた技見せてくれる!!」カチン!

 

 

ラヴィオ先輩と発目が火花を散らしている

 

「おいもう下校じか…またこの二人なんだよぉ」

 

あれ?パワーローダー先生いつの間に

 

「最近ラヴィオのアイテムと発目のアイテムどっちが良いか人気が割れてライバルみたいになってるからね。

 

まぁお互い良い刺激になってるからいいんだけど…たまにやり過ぎるんだよねぇ…系統が違うから本来噛み合わないはずなのにぃ…」

 

 

パワーローダー先生と話しているとラヴィオ先輩に声を掛けられた

 

「コッコのいる日はいつ?」

 

「えっと◯△日ですが…」

 

 

「じゃあ前日の◯×日の放課後、どっちがコッコをサポートアイテムで倒せるか勝負だ!」

 

「良いでしょうぅ!!私の新作、どっかわいいベイビーの素晴らしさを証明します!」

 

…ただのローストチキン用なんだが…大事になってしまった気がするリンク

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

夜ーアライアンス

 

砂藤と轟、切島を集めてこのサポートアイテム対決の事を話した。

 

「ローストチキンの話からなんか大事になっちまったな」

 

「でも正直助かった、1人じゃ無理だからな」

 

切島はなんでそこまで?って顔をしている

 

「たかが鶏だろ?なんでそこまで…」

 

「猛獣を物理的に殺す事が出来る鶏だよ?」

 

「そんなスゲー鶏なのかよ!」

 

「でもその分栄養をあの小さな体に蓄え、味は極上品らしい…これネットの通販の奴だけど」

 

スマホでハイラル畜産のページを皆に見せる

 

 

~~~~~~~~~~~~~~

マロマート ハイラル本店通信

 

トリもも肉 100g ¥150~ セール中

トリむね肉 100g ¥139~ セール中

 

 

コッコもも肉 100g ¥4300~ 売り切れ

コッコむね肉 100g ¥3900~ 売り切れ

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~

アライアンスー

 

「「たっかぁ!!!!」」

 

「…和牛なみの鶏肉」

 

砂藤と切島は値段にビックリしている

 

轟は冷静に和牛の価格と比べている

 

「僕も自分があげてる牛乳の価格を知ってから、たまに見てるんだけど…これは…」

 

家の牧場に何羽もいるしそんなヤバい奴とは思わなかった。

 

「これを…クリスマスパーティーにか」

 

砂藤が冷や汗をかきながら考えている

 

「…でも、この価格でも売り切れって事はそれだけ多くの人に認められてるって事だよね」

 

喰ってみたいと言う欲求が心を一つ?にし始めた

 

 

 

「…とりあえず…作戦は…」←轟

 

「どうするんだ?」←切島

 

「まずグラウンドの使用許可を貰わなくちゃだな」←砂藤

 

「まかせろ(黒笑)」

 

ダメと言われても根津校長にトアルチーズ渡せばイケるはず

 

そうして「(仮称)コッコ食べ隊」の作戦会議は消灯ギリギリまで続いた

 

 




…我ながらネーミングセンスの無さに嘆いてしまう


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サポートアイテム?対決 01

◯×日ー放課後ーグラウンド

 

ヒーロースーツに身を包んだ砂藤、切島、轟、リンクが準備をしていた。

 

根津校長への根回し…はしなくて良かった。

 

相澤先生に話したら「パワーローダー先生に話しておく」ってなった

 

…コッコの倒し方に興味があるようだ

 

不気味な感じが気になるが何かあったのか?

 

そうしているとセメントス先生とパワーローダーに連れられて長いロッドを持ったラヴィオ先輩と何やたホバリングしているリヤカーを引いた発目さんが来た

 

「…ラヴィオ先輩は何となく火炎放射っぽいのに対して発目さん?それなに?」

 

「よくぞ聞いてくました!!これぞ私のどっ可愛いベイビー第97子[ポインターヒーター]!!それポチ」

 

Buin……

 

そうすると4っつの円盤が怪しい光を放ちながら浮き発さんの近くをフワフワしている

 

「…弱点は火と伝えたはずだが?」

 

「これは超低温な敵を想定したサポートアイテムになります!超音波でターゲットを追い掛け、収集した電磁波を利用して相手を瞬時に設定温度まで加熱出来ます!今回のは1500℃まで理論上対応可能です!!!要は温めればいいのでしょう!?」

 

…電子レンジみたいなもんか?…益々ダメな気がしてきた

 

「対するラヴィオ先輩は…火炎放射器にしてはなんかゴツい…」

 

「これは[ファイアロッド]!!ロウラルの古代遺跡から発掘され、ボクの手で現代に甦らせた現代科学と古代科学の融合!炎をコントロールすることが出来る…はず!

 

…「理論上」とか「はず」とか…やっぱり失敗しそうな香りがプンプンしてきた。

 

「…大丈夫なんですか?」

 

「…多分、試験はしたって言ってたしぃ…まあここなら失敗しても被害はないだろう…ふひひ」

 

思わずパワーローダー先生に確認をとってしまった。

 

「…じゃあルールの説明!コッコが現在、グラウンドの中心に左右1羽づついます。それぞれのアイテムを使ってコッコを攻撃し、[ヤキトリ]状態になったら決着です羽が一気に焼けると気絶しますので、より早く[ヤキトリ]状態にした方の勝ちになります。…覚悟はいい?」

 

ふたりが頷くのを確認して、コイントスにより、右手がラヴィオ先輩、左手が発目が狩ることになった。

 

…他の先生達や暇な普通の生徒も見に来ている

 

あわわわ…緊張してきたぁぁぁぁ…」((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 

「どうせなら企業の方も呼べばいいのに」ドッシリ!

 

…緊張で震えるラヴィオ先輩に対照的にドッシリ構える発目さんが印象的だが…本当に大丈夫なんだよね?

 

「それじゃいい?この矢が地面に落ちたらスタートだから…」

 

リンクは弓を空に向かって構えて放った

 

高くあがった矢はゆっくり放物線を描きながら落下していく

 

矢が落ちてくるのをしっかり見ながら構えるラヴィオ先輩達を他所にリンク達は事前に決めた配置についてリンクはシーカーストーンで[じいちゃん]…オフロードバイクの妖精に火を入れる

じいちゃんには現代バイクにあるセルスターターが無いのでキックでエンジンを吹かしていく

 

「頼むよじいちゃん!」

 

『任せておけ!ガソリンビンビンじゃ!』Buooonn!!…

 

 

 

 




次回、じいちゃんが大活躍


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サポートアイテム?対決 02

グラウンド

 

発目が銃のような物を構え、引き金を引いた

 

「ターゲットロック!行ってらっしゃい!!」

 

謎の丸い円盤はロックしたコッコに向かって飛んでいき

 

「えっと…ここをこうして…えい!!」

 

[ファイアロッド]を手にしたラヴィオ先輩は、地面に垂直にロッドを構えると三脚の様に下が割れて、上部が5本に別れ、中心の筒から火炎放射が吹き出した。

吹き出した火炎放射はラヴィオ先輩がロッド中央部にあるスロットを弄り、炎は形を変え、燃える龍の様にコッコへ向かって行った

 

…二人ともサポートアイテムの領域越えてないか?

 

 

しかし、当たって欲しくない予想道理の事が起こりつつあった。

 

「よしよしいい子です…あれ?」

 

うまく作動したのは良いが、電磁波を喰らったコッコは一瞬怯んだが直ぐに体制を戻した

 

コッケコッコーーー!!!!!

 

「ヤバい!発目が失敗した!!切島!!!」

 

「おお!!!」

 

切島がコッコとの間になって個性"硬化"で盾になる

 

コケコケコココケッケココケ!

 

キレたコッコが発目を攻撃しようとするが切島が飛んでくる無数のコッコ達を必死に叩き落としていた

 

「いででで!!コイツら力強!硬化を!貫通してきやがる!!コイツらのクチバシ銃弾かよ!いったーー!!ふ!増え!どっから現れたんだよこんなに!!!」

 

ドンドン増えて襲われる発目を守る切島

 

「ラヴィオ先輩は!?…!!出来てる!!!」

 

ラヴィオ先輩は上手く[ヤキトリ]が出来ていた。…が!

 

 

 

 

「勇者くーん!!出力ツマミ壊れて止まらなアツ!!タースーケーテー!!!!」

 

燃え上がる[ファイアロッド]に弄ばれていた。

 

「轟!砂藤!ラヴィオ先輩をお願い!!作戦開始!!!」

 

轟の氷でファイアロッドの鎮火と砂藤に救出をお願いして、リンクはじいちゃんをアクセルターンし、発目のところに向かった

 

「発目!乗れ!!」

 

「ダのんだ!いで!」

 

切島から発目を回収し、後ろに乗せ、グラウンドを右周りにトラックコースをアクセルフルスロットルで走り出した。

 

「何なんですかあの鶏!クチバシいい素材になりそうです!もうちょっと寄って…」

 

「出来るか!!!もう来てるんだぞ!!しっかり捕まれ!!!」

 

コケコケコココケッケココケ

コケコケココケッケココケッコ

コケコケコココケッケココケココ

 

発目を追い掛ける様に飛んで来ている!

現在コーナーの為時速40km程だがドンドン近づいて来て追い付かれそうだ!

 

グラウンドの反対側にてドーナッツターンをしながら轟達を確認する

 

「まだか!?エンジンがやけちまう!」

 

「フォッフォッフォ!!何年振りじゃこの熱い感じ!!」

 

そうしていると轟達の準備が整った合図が来た。

 

「よし!」Buooon!!Buooon!!

 

轟達の方に真っ直ぐじいちゃんを走らせた。コッコ軍団はまだ諦めておらず、じいちゃんに乗った発目を追い掛ける

 

そして轟の横を通過し…

 

「頼んだ!」

 

「ああ…」

 

轟はコッコ軍団に対し赫灼熱拳(かくしゃくねっけん)を当てた

 

コケーーーーー!!!………

 

じいちゃんの後ろは火の雲海の様に伸び、コッコ軍団を丸ごと呑み込んだ

 

「…どうなった?」

 

皆が固唾を飲んで見守るなか煙が晴れてきた。

 

「………!」

 

5羽のコッコが[ヤキトリ]になっていた。他のコッコもいない!

 

「…よっし!!」

 

リンクは思わずガッツポーズをした。

 

「トリ肉ゲット!!!」

 

しかも6羽分も手に入れた

 

「だっは~…なんちゅう鶏なんだ」

 

「オレ、食材はもっと大切にする…」

 

砂藤と切島はその場でへたりこんだ

 

「リンク…これで良かったか…」

 

「うん!バッチリ!」

 

急いでした[ヤキトリ]の処理してグラウンドを整地しなきゃな

 

リンクは[八百万のナイフ]で首をき…

 

「まてまて!整地オレらでやるから砂藤としたアライアンスで処理し終わったら来い」

 

切島がグラウンドの処理を最初してくれるそうだ

 

「ありがとう、急ご!血生臭くなる前に!」

 

「おおう!!」

 

こうしてサポートアイテム対決は終わった。

 

どっちが勝者かって?

 

個人的にはラヴィオ先輩がヤキトリに成功したからラヴィオ先輩の勝利だと思ったが、パワーローダー先生の判定で勝者無しになった。

 

サポートアイテムが壊れるなんてあっちゃいけないからな

 

 



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コッコな夜食

久しぶりの飯回です。


アライアンスー夜ー21:45

 

夕方にコッコの仕込みが終わった後、校庭の整地を終わらせ、「夜食に食べてみよう」と言う話になって、1Fの奥にあるキッチンエリアを使っている

 

コッコは羽ダケ焦げて皮や身は焼けて無かった。

 

…あの炎の中で被害羽ダケってどんだけだよあのコッコ

 

あれか?「あ…オレ死んだ…」と思って気絶しただけだったのか?

 

 

皆は談話室でクリスマスパーティーの飾り付けをしている為、ここには砂藤といる

 

「部屋が飲食禁止じゃ無かったらな…」

 

ケミィ達は半分餌やりだからOKだけど

 

「でもいい出汁が取れたぜ」

 

エプロン姿の砂藤が鍋の出汁を確認している

 

昆布をメインに干椎茸、干ハイラルダケ、鰹節、アゴ節(トビウオ)、煮干し、みりん、日本酒、醤油(数敵)

 

※面倒だけど試したい人は市販の白出汁に鶏肉、味醂、酒、醤油でOK

 

白出汁にコッコのムネ肉と万能ネギ、卵でツミレを作り、モモ肉の3mm位の薄切りを入れ3分程灰汁を取りながら中火で煮込む

 

最後に岩塩で味を整え完成

 

リンクは蕎麦を練り上げ2mm角、長さ23cm位になるように切り、たっぷりのお湯で泳がしておく

 

「そろそろ来る「オース」 来たね、いらっしゃい」

 

作業が終わって切島と轟がこっちに来た

 

「飾りはもう終わって皆それぞれ部屋に帰って行ったぜ」

 

「…何を作った」

 

轟は鍋が気になるようだ

 

「今夜の試食会は《コッコの白蕎麦》です。夜も遅いし消化のいい奴」

 

「……」

 

…良かった…のか?轟が無表情過ぎてわからん

 

「オレ肉マシマシな!」

 

「ハイハイ、塩は一口食べて薄かったら入れて、大根のすりおろしもあるからミゾレにしてもいいし」

 

丼に茹でた蕎麦、出汁汁、コッコ肉、ネギの細切り、柚子の皮すりおろしを入れて提供する

 

「はい、お待ち!コッコ白蕎麦ね!」

 

「おお!旨そう!」

 

「…いただきます」

 

砂藤とリンクも頂く

 

「「「「!!!」」」」

 

う…旨い!白出汁が弱く感じたがコッコから旨味を生かし、蕎麦とも喧嘩していない!…コッコの旨味を考えるともっと蕎麦太くても大丈夫かも

 

コッコの肉は繊維が細かく噛むと繊維から鶏の油と旨味が溢れて来る!しかもただ柔らかいのではなく弾むような食感がまた何ともいえない

 

鶏肉の霜降り肉って感じがヤッバイ!

 

餌にハーブ等も混ぜていたお陰で芳醇な香りがよりトリ肉を引き立てる

 

「ウメーー!これがトリ肉?こんなの初めて食ったぜ」ズズーー…

 

「………おかわり」コトン…

 

「轟早!」

 

轟からおかわりコール入りました。

 

「あいよ、ミゾレにする?」

 

「……頼む」

 

リンクは2杯目を作り始めた

 

「オレも!肉マシな!」

 

「そんなに肉無いよ…待ってて」

 

ちょっと忙しくなったが麺だけ茹でればいいからすぐに出せた。

 

「どう?美味しいローストチキン出来そう?」

 

砂藤が考えながらトリ肉を味わっている

 

「…牧場の部屋のオーブン貸してくれ、あれペターライト使ってるよな?あともう1つ作りたいのが出来た。」ムグムグ…

 

「ああ、構わないよ。代わりにブッシュ・ド・ノエルのスポンジ、そっちのオーブン使っていい?」

 

「おう!最高のクリスマス飯にしてやるぜ!」

 

リンクと砂藤はハイタッチをした。

 

「…なんかわかんねえけど明日が楽しみだぜ!」

 

「…おかわり」コトン…

 

そうしてると轟が丼を出してきた

 

「「まだ食うのかよ」しかも早えーし」

 

「…蕎麦と…トリが旨い…」

 

「ゴメン、もう蕎麦がない」

 

「………そうか」(゚д゚lll)ガーン

 

あの無表情な轟が露骨にガッカリしてるし!

 

「また今度ね、また年越し蕎麦多分こっちでも作るだろうから」

 

「……次は鴨南蛮か…ザル天で頼む」

 

本当に蕎麦が好きなんだな

 

 

………!!!

物陰から誰かが物欲しそうに見ているが…もう無いので気付かない振りをしておこう

 

 




ペターライト…日本名は葉長石、熱を加えると遠赤外線を鉄の10倍発生させるため、中まで熱を伝え安くてくれるので、お肉やパンなどが美味しくふっくら仕上がりやすい

覗いていたのは誰でしょう?


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クリスマスパーティー 01

クリスマスパーティー当日

 

リンクは朝からコッコの卵を撹拌し、大量のメレンゲ、チョコホイップクリーム、を砂藤を作っていた

 

「ロール部分はこれでよし…」

 

「牧場、トッピングの砂糖菓子どれだ?」

 

「えっ?そこに…あれ?」

 

ブッシュ・ド・ノエルの脇や上に乗せるナビィ形の砂糖菓子無くなっている事に気付いた

 

科学妖精の誰かが盗みやがったな(怒)

 

「…新しく作るから少しまって」

 

型はまだあったはず

 

 

「おぉ…大変だな、後あの小さい奴湯煎前のチョコチップ盗んでるがいいのか?」

 

砂藤が指を指した方向を見ると小さな風呂敷にチョコチップを包む科学妖精がいた

 

「………オーマーエーラー!!!」

 

「みつかった!」

 

「るぱんのようにはいきません」

 

「わー」

 

一目散に逃げやがった

 

「…ちょっと鍋見てて」

 

「お、おう」

 

元締め(ケミィ)は何をしてやがる

 

ーーーーーーーーーーーーー

リンクの自室

 

ケミィ!!!

 

「どうしたです?」

 

「他の奴に作るかけの奴、盗むのやめろってい……口にチョコ付いてるぞ」

 

!!!!

 

「お前の差し金か!!テリャア!」ブン!

 

「に…逃げるですーー!!」

 

リンクはシーカーストーンから虫取網をだし、素早く捕まえた

 

「「「あわわわ…」」」

 

「しばらくここに入ってろ!!…仕方ない」

 

虫籠にケミィと盗みを働いたと思われる奴を入れて縄で縛った

 

リンクは折り紙で小さな兜を作り今いる科学妖精に兜をあげた

 

「…しばらくお前がリーダーだ、キャップ」

 

野球帽みたいな帽子をいつも被っているから今名付けた

 

「ぼく、りーだー?」

 

「そうだ、この盗人の監視とこれ以上盗みに働く奴を出さない、それが君の任務だ…報酬はこれで」

 

形を整える為に切った、ロールケーキの切れ端をあげた

 

「わいろはうけとりました」

 

「賄賂じゃない、報酬だ…」

 

「がんばりますうえさま~」

 

…まあ、取り締まってくれるならいいか

 

ーーーーーーーーーーーーー

クリスマスパーティー

 

皆がサンタコスで、楽しく過ごしている

 

「「「メリークリスマス!!」」」

 

サンタ服を持っていなかったので、八百万さんから貰ったのがいいが…

 

「八百万さん?」

 

「…モモでいいですわよ、如何いたしまして?」

 

「サンタ服なんだけど…」

 

「あら?サイズは合ってるはずですが…」

 

「サイズじゃない、デザインが問題なんだけど、他の男子は長ズボンなのにぼくだけ女装なの?」

 

世間的にはキュロットという女物のサンタに下がキュロットで白タイツ

 

「あら?可笑しいですわね?先日お話した際、『何でもいい』とおっしゃいましたので、普通の男物を用意いたしましたわよ?」

 

…なに?

 

「…その後誰に渡した?」

 

「リンクさんのお部屋に届けに行くとき、たまたまシィちゃんとショットちゃんに会ったので渡して置きましたわ」

 

「…………シィ?何処だ~…出ておいで~…御覇做死(おはなし)しよう~」ギラン!…

 

シーカーストーンをノックするが返事がない

 

「そんな形相でケーキカット包丁持ってお話なんて怖くて出来ないと思うわ」

 

蛙吹に突っ込まれてしまった。もうこれを着るしかない

 

「…今度こそ刻む」

 

「まあいいんじゃない?似合ってるしそっちの方が違和感無いよ♪…ブフゥ!」

 

「わらうなあああ!!」

 

耳朗に笑われた。

 

リンクはシィ達のお仕置きをどうするか考えている

 

 

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

 



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クリスマスパーティー 02

談話室ークリスマスパーティー

 

耳朗がインターンについて話始めた

 

「2人はまたリューキュウだよね?」

 

「そやねぇ、耳朗ちゃんは?」

 

麗日さんが話している

 

…そいえば今回は課題だから全員参加なんだよな

 

「リンクはまたウワバミプロなのか?」

 

上鳴が話かけてきた

 

「…それが電話で聞いてみたら」

 

ーーーーーーーーーーーーーー

昨晩ーリンクの部屋

 

 インターンの件何か聴いてるか聞こうと思って電話をするリンク

 

…………

 

 

『はい、ウワバミプロです。』

 

「リンクですが、インターンの受け入れに付いて聞いてるかウワバミさんに伺いたいのですが…」

 

『少々お待ち下さい。』

 

 今度は何をするのかな?

 

『お待たせ、久し振りね』

 

「ウワバミさんインターンって…」

 

『ごめんなさい、受け入れるつもりで学校には連絡入れたんだけど、抽選になるって言われてるのよね』

 

…ボクは景品か?

 

「そうなんですか…」

 

『まあ行き先の事務所嫌だったら電話頂戴、アシスタントで色んな仕事があるから』

 

「そうですか、ありがとうございます。失礼しました。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

クリスマスパーティー

 

「ってことがあったから何処に飛ぶかわからない」

 

「そうなんか、良いところ行けるといいな」

 

そう話してると相澤先生がエリちゃんを連れて来た。

 

「トリック…アトリート?」

 

「それはハロウィンだ」

 

相澤先生がツッコミ入れてる

 

「それと牧場、お前に荷物だ」

 

荷物?

 

「何だろう?って片側だけ重い!」

 

随分荷物が偏っているな

 

「何ですの?それ…」

 

「もしかして…牧場のファンだったりして!?」

 

 上鳴の1言で一部の空気が変わった

 

「ファンか〜だったらうれしい…何これ?」

 

開けて見ると中身は30cm程の2つの石像が入っていた

 

「石像…ですわね?フクロウの」

 

後ろから八百万さんも見ている

 

「手紙も入ってる。えっと『リンクへ、[♪大翼の歌]を奏でてから片方を返送してください。…』………オカリナ用意」

 

「待て待て!何が書いてあったんだ?」

 

「…『さもないと地の果てまでも追いかけ、[ペガサスの靴]で蹴り飛ばす リンクルより』…これ姉さんのだ」

 

「姉さんって、リンクの師匠のか?」

 

切島が聞いてきた。

 

「ああ、一体何が目的なんやら…」

 

とりあえずオカリナを奏でよう

 

リンクはシーカーストーンからオカリナを出し、メロディを奏でた

 

〜♪大翼の歌〜

 

オカリナを奏でるとフクロウの石像が目を青く光らせ、翼を広げた

 

「スゲーってこれだけ?」

 

とりあえず、片方送り返そう

 

「外に配達の人が待ってる…ソイツに渡せ」

 

相澤先生、外に待ってる人?いたんだ

 

 

とりあえず外にいるリト族のポストマンに渡した。

 

「あ、ついでに言って置くが…牧場のインターン先、『ハイラル』になったから」

 

…何!!相澤先生マジっすか!?

 

「ちょっ!それまー」

 

その石像の正体を調べさして下さい!!

 

「ご利用アザーしたー!」バサ!バサ!…

 

リト族のポストマンは天高く飛んで行ってしまった。

 

「あのお兄さん何してるの?」

 

「まあこっちで遊ぼうね」

 

エリちゃんは空に向かって固まったリンクの様子が気になったが麗日さんに連れ戻された

 

続けるよ?

 



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クリスマスパーティー 03

クリスマス会場 外

 

 リンクは外で固まっていると砂藤に声をかけられた

 

「何があったが知らんが…ご馳走食べようぜ?」

 

「あ…ああ、後でもう片方で調べて見よう、上手く出来た」

 

「バッチリだぜ」

 

 終わった事は仕方ない。戻るとしよう

 

ーーーーーーーーーーー

クリスマス会場

 

 中に入って見ると皆は砂藤が作ったローストチキンに夢中だった

 

「ウメーーーーー!!!」

 

「料理も出来るシュガーマン!」

 

「ほんまにうま〜、夜に食べてた奴これやったん」

 

麗日さんが本当に美味しそうに食べてる…て言うか昨日のコッコの試食覗いてたの麗日さんだったんだね

 

 

切島は切り分けたモモ肉にかぶり付いている

 

「…これって、もしかして[コッコ]ですの?」

 

八百万さんがトリ肉の正体に気付いた。

 

「良く気づいたな」

 

「以前父の会社のグループでパーティーがあった時に食べた事がありまして…」

 

「へ〜ヤオモモそうやったん」

 

「余りの素晴らしい味に系列の畜産で養鶏しようとした事がありましたわ。…養鶏場が無くなってしまいましたが」

 

「「「あ〜…」」」

 

 糖藤と切島、リンクは容易に想像出来てしまった。

 

「へー…潰れたの?」

 

耳朗が八百万さん聞いてきた

 

 

「いいえ、コッコが狂暴過ぎて養鶏場が中から壊れましたわ」

 

「ずいぶんロックな鶏だな!!」

 

思わすツッコミを入れた耳朗さん

 

「こんなに美味しいもんは作るのもやっぱり大変なんやね」

 

麗日さんがお替りしようとしている

 

「買うと1羽5万円以上しましたので、資金回収が大変だったって言ってましたわ」

 

な゛ぁ!!!!1羽分で5万!!?セレブやぁ…」ふら〜…

 

「麗日くん!?しっかりするんだ!」

 

あ…あかん、一体いくら食べたんやろ…

 

麗日さんが価格を聞いて倒れてしまった。飯田に任せよう

 

「こっちもそうなのかしら」

 

蛙吹さんはもう一品の方、[コッコの香草塩釜焼き]を食べていた。

 

「でも、あんな苦労するなら…安くないか?」

 

「確かにな…」

 

切島が突っつかれた時の事を思い出しながら砂藤と話している

 

 そうこう話しているとプレゼント交換の時間が来た

 

 リンクが準備したのは地元の童話になっているゼルダの伝説のZマークがモチーフのキーホルダー

 

 

「行くよ?」

 

「「「せーの!」」」

 

それぞれのプレゼントがロープに繋がっており、皆が引いて引き当てた物が貰えるようになっている

 

それぞれ中に何が入ってるか確認している

 

 クジとはいえエリちゃんの奴、常闇の刀じゃん、5才に渡すもんじゃ無いだろ

 

「リンクは何だった?」

 

「えっと…なんだこれ?」

 

そこには、SDカードとブックカバーがされた本だった

 

「えっと…本は『中国6千年の秘術 経絡の全て』…ツボ押しの指南書だ」

 

「SDカードの方は何だろう」

 

「何なに?」

 

「変わったプレゼントだわね」

 

スマホにSDカードを読み込ませていると後ろから耳朗さんと蛙吹さんが話をしてきた。

 

 とりあえず、SDカードのファイルを開く

 

『アーン♡もうス・ケb…』バシ!

 

 水着の女性が写ったと思ったらスマホを蛙吹さんに取られた。

 

「イヤァァァァ!!!」

 

「ちょ!蛙吹さ…」

 

「ヤオモモちゃん!」

 

「ハイヤー!!」

 

「ぐえぇぇ…」

 

大き目なマトリョーシカに峯田が潰された

 

「ぐ…なんだよぉぉ!オイラは秘蔵コレクションをプレゼントにしただけだろう!」

 

「クリスマスにあげる物ではないわ、峯田ちゃん」

 

…しばらくスマホは返して貰え無さそうなので、ツボ押しの指南書を見てみよう

………

 

………へー

 

 

………ここでこんな効果があるんだ〜

 

 

 

「リンクちゃん!!!」

 

「うお!…ビックリしたどうしたの蛙吹さん」

 

「梅雨ちゃんでいいわ。もうお開きよ」

 

そう言ってスマホを返してくれた。

 

時計を見ると1時間位過ぎていた。

 

「おっと片付け手伝うね」

 

そのまま片付けを手伝うリンクでした

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

リンクの部屋

 

 「ただいま〜いい子にs…」

 

 部屋の3分の1に小さな施設?壁が出来上がっていた

 

「いったい何が」

 

 中を上から覗いて見ると、コの字型の施設が出来ており、中央には運動場になっている施設で1番奥が高い建物で6階建、横に3階建の施設、壁の四隅の高い所にはスポットライト

 

「…これって…刑務所?」

 

そうしているとスポットライトの後ろから科学妖精を見つけた。

 

「へいボーイ、ちょっといいかな?」

 

「あ、にんげんさん」

 

「これはいったい何かな?」

 

「けいむしょですが?」

 

あ〜やっぱりそうか

 

「キャップはいるかな?」

 

「きゃぷさんは」

 

ウゥゥゥゥゥゥ!!!!

 

「け、警報?」

 

ここまで細かく作っていたのか

 

「きんきゅうたいおう!」

 

「えまんじぇんし!」

 

「まただつごくはんがでた」

 

 

いったい誰が脱獄したんだ?

 

右手壁を見てると囚人服のケミィがカギ爪ロープで脱獄を図っていた。

 

「まてーーー!!!1412ばん!!」とてとて

 

刑事の格好をしたキャップがケミィを追いかけていた

 

「あばよ〜!!とっつぁあん!!デス!?」キュイィィィ…ガシ!

 

ケミィはカギ爪ロープを一気に登る所をリンクはキャッチした

 

「…なにをしてるのかな?ケミィ?」

 

「く、ここまでです」

 

ケミィは逃走を諦めた

 

「科学妖精、全員中央に集合、会議をします。」

 

 数えるのが面倒な位増えていた科学妖精と全体会議を開き、ケミィの悪行を聞いたので纏め役から解任、3ヶ月に1度選挙によって纏め役が決める事にした。

 

「2月までキャップ族長、よろしく」

 

「おまかせおうえさま」

 

「1番おいしいポジションが…今までナイショにしてたのにです。」Orz

 

今まで増え無かったのはお菓子を独占したかったからのようで、キャップが元締めになったら急に増殖し始めたな

 

ケミィ、しっかり反省したら選挙権はやろう…

 

 

 

 




主役は交代しました。次回から帰省編に突入します。ヒロアカ要素は薄くなります。

何故ルパ○ネタ?→金○ロードショーで12月で放送する率高いから


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同行者   

 またゼルダシリーズ要素がしばらく増えます。


 年末間近ー校門前

 

 年末年始で2日間の帰宅が出来るようになった。

ハイラルへの移動に1日潰れるから実質4日の帰省になった。

 

最初はタクシーで先生の誰かが同伴だったが…

 

「先生、何でボクだけ校外の人となの?」

 

「…毎回毎回あんな目に会うなら地元のヒーローに依頼した方が良いと校長が判断だ。

 ハウンドドッグ先生にお願いしようと思ってたんだがな」

 

 ハウンドドッグ先生の場合、コッコに姿を見られたら襲われそうな気がするのは自分だけだろうか?

 

「で、その地元のヒーローって誰ですか?」

 

「ワタシよ!!」

 

 そこにいたのはキャリーケースに東京土産の紙袋を持ったリンクル姉さんがいた

 

「え、ええぇぇぇ!!!何でここに姉さんが!?」

 

「ワタシが同伴のヒーローよ」

 

「ではコッコマスター、お願いします。牧場も書類出すの忘れるなよ」

 

「はい、承りました。行くわよリンク」

 

「う…うん」

 

そうしてタクシーに乗って成田空港まで向かった

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

成田空港

 

「えっと、インパ部長にラスク…ラナに雷おこし…ゴロンちゃん達何にしよう」

 

お土産コーナーでお土産を物色しているリンクルとリンク

 

リンクは東京ばな○をお土産にして、シーカーストーンにしまった。

 

 ナビィ達は全員シーカーストーンの中で待機中だ

 

 

「うえさま、うえさま」

 

 キャップが紙を持って顔を出していた

 

「はじめてのがいしゅつ、せつめいしょ、さしあげさしあげ」

 

説明書?なんの?

 

黒い点が疎らに書かれている手紙を受け取るとすぐに引っ込んだ

 

なに何?

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

妖精さんの説明書

 

 

地域でもっとも妖精さんと親しい人物をひとり選んでください。一日に訪れる妖精さんの人数を計測し、妖精密度(妖精さん版の人口密度)を概算することが出来ます。

単位はf(Fairy)を用います。

例えば1fならば、一日でだいたいひとりの妖精さんと出会う環境です。

妖精さんは数が増えると厳密性が損なわれる傾向があり、計測は無意味になります。そこで本数値は15fを上限とし、それ以上は過密状態を現すFで示します。

 

15~10f

妖精さんだらけ、妖精さんまみれ、妖精さん濁の状態です。

極めて危険な反面、極めて安全です。

あなたはひどい目に遭うでしょう。

でもまず死ぬ事はありませんからご安心を。

状況例(目安です)

『高層ビル二十階から落下する』

→生存確率は極めて高。空中でヒーローにキャッチされる。あるいは飛行生物にすくわれるなど。生存率を高めるため、序盤にペガサスなどを見かけたら手懐けておきましょう。

『至近から銃撃を受ける』

→大切なペンダントで弾は止まります。

『人食い怪物の襲撃』

→怪物の頭上に大岩などが落下してくるでしょう。生存確実です

『ライバルとの最終決戦』

→あなたは秘めたる力に覚醒するでしょう。あなたの勝ちです。もしライバルが肉親の場合、相手は死にます。救う方法は無いので諦めましょう。

 

10f~

相当数の妖精さんがいるこの状態でも、前項【~F】に準じた混乱と安全が予想されます。

トラブルの発生率だけは、妖精さんの数が少ないためいくぶん抑制されるでしょう。

ただ安全面は万全ではないため、注意一秒怪我一生であることを意識しましょう。

状況例

『高層ビル二十階から落下する』

→基本的には生存可ですが、トラバサミからペガサスを助けるなどの事前準備が不十分なときなど、場合によっては仮想的に顕現した神"あたり"に『このまま落ちて死ぬのは不憫だ』なる理由で鳥とか星座に変えられてしまう、といった根暗な文学や神話のような結末を迎えてしまうことがあります。

『至近からの銃撃を受ける』

→あなたを想う人が盾となり死んでしまうことがあります。

『親族間の遺産トラブルに巻き込まれる(ついでに殺人事件も起こる)』

→遺産に執着しないことが肝要です。調査にやってきた探偵などに「わたしはお金などいらない」等と清貧ぶりをアピールすることによって、民俗学における末子成功譚の恩恵に与ることでしょう。

『人食い怪物の襲撃』

→食べられた後、人食い怪物の体内でもう十年も脱出できぬまま暮らしている老人などと出会い、新たな冒険がはじまってしまう可能性があります。

 

5f~

あなたはかなり現実味のある状況に置かれています。

危険に遭遇すれば怪我をすることもありますし、場合によっては命を落とすこともあるかもしれません。

ただ5f以上というわずかな数値であっても、あなたの生存確率は大幅に高められている事は確実です。

常に冷静に行動することで、危機を乗り越えることが出来るでしょう。

状況例

『高層ビル二十階から落下する』

→厳しい状況です。この危機を脱するために、自力で迅速にワイヤーフックなどを射出してください。その行動を取ることが出来れば、フックは必ず神技レベルでしっかりと係留されます。また多少厳しい方法ですが、落下中に秘められた力に覚醒するという荒業もあります。あなたが少女で、いわくありげな指輪やペンダントなどを所持しているならこちらをオススメします。

『謎の怪人に追い回される』

→長時間逃げ回ることになるでしょう。しかし最後には、機転をきかせて撃退することも出来るはずです。相手がチェーンソーやかぎ爪を所持していることもありますが、頑張って生存してください。印象ほど絶望的な状況ではないはずです。ただしあなたが素行不良の若者である場合、死亡率は跳ね上がります。素行にはご注意ください。

『ライバルとの最終決戦』

→順当に相打ちになってしまうでしょう。それはそれで美しい結末になりそうですが、命が大切な方はご注意ください。

 

1f

わずか一人の妖精さんしかいないという状況です。

「これでは現実と何ら変化は無い」と思うかもしれません。

その予想は半分は正しいといえます。事実この状況では容易に死の影がちらつきます。あなたは普通の死因で落命することがあります。1f以下の世界はきわめて現実的なのです。物語めいた麗句に彩られた自分を夢想できるときではありません。

妖精さんが一人でも希望を捨てることのないよう。とにかく悲劇ではなく喜劇的な方向を目指してください。肉体を酷使することになると予測されますが、ここを先途と駆け抜けましょう。コロコロと方針を変えてはなりません。初期の確信を貫くようにしましょう。例えば錆びた剣を手にしたなら、それをみだりに投棄したりしないことです。そのような奮闘によって"童話的災害"が"伏線効果"の働きによって事象をプラスに転じさせることもあるのです。状況例は割愛します。

0f

冷たく過酷な現実です。わたしたちの生きる世界です。

起こるべきことが起こります。

事故や病気に気をつけて、天寿をまっとうできるよう頑張りましょう。

状況例

『高層ビル二十階から落下する』

→潰れます。

『至近距離から銃撃を受ける』

→死にます。

『人食い怪物の襲撃』

→いただかれます。

『ライバルとの最終決戦』

→負けます。

cf.0fなら死んでいた

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

…大分重要な事が書かれてた!

 

「キャップさんやキャップさんや」

 

「なんです?うえさま」

 

「今、妖精は何体いる?」

 

「いっぱい、このなかおきにですゆえ」

 

………うん!数えるのが面倒な位いるのか

 

「リンクルさん、ボク充電器忘れたので帰り…」

 

「ハイラルに携帯電波無いから充電器無くても、シーカーストーンでメールすれば良いじゃない!訳のわからない事を言って無いで行くわよ!」

 

「…ハイリヤの女神さま…どうか墜落しませんように」

 

リンクは久し振りに祈った

 

ーーーーーーーーーーーーー

上空ー飛行機内

 

リンク達は後方左側に座ってキョロキョロとしている

 

「近くにお客さん殆どいない」

 

「そりゃそうよ、近く席全部こっちで買ったもの」

 

「…良く経費落ちたね」

 

「スポンサーが今回良いからね♪」

 

スポンサー、ねぇ…

 

「そう言えば、『♪癒やしの歌』だけど、あんた…何をしたら彼女達怒らせられるの?」

 

「えっと、コログが近くに居ないと上手く癒せない怪我を治す為に集束して、『♪癒やしの歌』を放つ技を練習してるんだけど、くすぐったいのと敏感な人がいるみたいで、健康にはなるんだけどなかなか…今はこの本でツボ押しの勉強中」

 

そう言ってクリスマスパーティーで貰った本を見せた

 

「くすぐったい?…いや、『♪癒やしの歌』にそんな現象起こす事はないわよ…なんか別なの出してるんじゃないの?」

 

「そ、そうなの?」

 

「うーん…とりあえずリンク、ここで出来る範囲で良いから試しにワタシに掛けてみなさい」

 

「え?いいの?」

 

「困った時の師匠でしょう?任せなさい!ワタシより勇者に詳しい人はなかなか居ないわよ

 癒やしの歌は体調を少し整えてくれるから受けた後、ファンデーションのノリが違うのよね。軽いエステ受けたみたいになるし、リンク送ったら夜にヒーロー専門の合コンもあるからね」

 

 そう言ってリンクの頭を掴みウリウリとしてくるリンクル

 

…姉さん合コン出るんだね。

 

「じゃあ、直接触れるから一応上からブランケットしてて」

 

そう言って座席に置いてあったブランケットを姉さんにかけた

 

「ヤン♡あんまりエッチな事をしちゃだめだからね♡」

 

「そう言うの良いから、オカリナだと他のお客さん迷惑掛かるからこっちの犬笛でやるね」

 

「ぶー からかいがいの無い子に育ったわね」

 

何時もからかって来るからでしょ。

 

 

 




次回、リンクルは○○○○されてしまう。(嘘?)


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飛行機の中で(表現注意)

 恒例の癒やしの歌回です。読ま無くてもストーリーに支障ありません。読みたい方だけどうぞ



航空機内

 

 これから姉さんに[♪癒やしの歌]オペモードを施工するが、リンクは窓側に座っているので右手だけでやる事になる

 

今までは、暴れても股がって押さえつけていたのだが今回はそれが出来ない

 

 「姉さんが暴れたらどうすんだよ…そう言えばこの本に」

 

 確か印堂(いんどう・眉間の中央にあるツボ)を押すと神経を落ち着かせるのに役に立つと書いてあった

 

 ここに癒やしの歌エネルギー(今命名)を送ればリラックスして、暴れないのでは?

 

 リンクはそう考え、犬笛を構えて[♪癒やしの歌]を始めた

 

犬笛は特定の周波数で音が聞こえる為、犬の様な耳の良い動物以外は聞こえない

 オペモードでまず、ツボ押しを始めた

 

「じゃあいくよ、絶対暴れないでよ?声もだからね」

 

「そんな心配しなくても大丈夫よ、はじめにゃn」

 

癒やしのエネルギーをツボに送ると、目が虚ろになり体から力が抜けたのがわかった

 

 

※ここからは金縛り状態のリンクルの心の声と共にお楽しみ下さい。

 

 

 

「(あ…体が急にふわふわして…力が…)」

 

「じゃあ、まず目と頭いくよ〜」

 

リンクルの左側頭部から癒やしの力を纏った右手が内部に入り、目の神経や大脳、中脳、前頭葉に癒やしエネルギーを送る

 

「(め、目から涙が止まらない!でも凄いスッキリするのがわか !!!…今、全身の毛穴が冷って…)」ゾワッ!

 

「頭が終わったから、脇からいくよ…おっとその前にシーカーストーンを頭に繋ぐの忘れてた」

 

リンクルの頭にケーブルシートを貼り、脳波の状態を確認する

 

「これでよし、じゃあ続き行くね」

 

 肌を晒さない様に、ブランケットの隙間から手を入れ、服の脇腹から首の方に向かって体内に右腕を突っ込むリンク

 

 そして肩、肺、乳腺、胸部下スペイン乳腺、心臓としていく事にした

 

「(肩ぁ…かぁるぅ…特に問題ないジャ!!!厶!胸!胸を内側からマッサージってヒャイン♡♡!!!//う、嘘、ウソ!!!ビリビリ来る!!!ブラがキツイ!外したいけど体に力が入らない!!ダメダメダメダメぇーーー♡♡!!も…い…逝♡…)

 

「おっと、数値が上限に来そうだ、1回落ち着かせよう」

 

リンクは1回腕を抜いて数値が下がるのを見ている

 

「(…こ、ここでお預け!!?き、キツイィ)」

 

「よし数値が下がったから続きをしよう」

 

そうして胃、小腸、大腸、肝臓等の施工を始めた

 

「(さ、さっきので注意する様になったから、お腹もスッキリしていくのは凄くわかるけど、さっきからずっとイケそうでイケないもどかしいのがずっと来て頭が、沸騰しそう!あ…今度こそイケ……なあぁぁぁい!!!!)」

 

「呼吸が荒いな、注意しなくちゃ」

 

 そして、リンクは足は仙骨から伸びる神経に癒やしの力を送り、血行を良くして、最後の下腹部に入った

 

(ひ!あ!ア゛ァァァァァ!!!これ以上は…ムリィィぃぃィィ!)

 

 「姉さん、もう少しで終わるからね」

 

「(このまま終わるのもイヤァ!!!せめて1回…)」

 

その時のだった。急に飛行機がガクンと下がった

 

「ウオ!…ビックリした…」

 

『お客様に大変ご迷惑をお掛けしました。ただいまのはエアースポットに入った為に機体が不安定になりましたが、ご安心下さい当機は後1時間30分程で札幌空港に到着します。』

 

 あぁ、エアースポットか

 

「あ…やってしまった。」

 

下腹部に強い癒やしエネルギーを送ってしまった。

 

「(ぎゃあ!!背中からどんどんビリビリが上がっって!頭がァァァァァァァ♡♡!!いっ……ア゛ア゛ア゛ァァ♡♡♡♡!!!ふ!深すぎ!!頭からでちゃイケない!何かが!で、でちゃッテルゥゥゥゥゥゥ♡♡♡!!あ……)」プツ!…ジョロ〜

 

「やば!起きたら姉さんに殺される、ゴメン、シィとショット、良いかな?」

 

リンクはシーカーストーンをノックした

 

「様子は見てたであります。クリーニングでありますね?」

 

「ちゃんとした所でやんないからこうなるッス」

 

「面目ない…」

 

「じゃあ、始めるっす。(また1人お客を捕まえたッスね、姉貴)」(黒笑)

 

「気をつけるであります。(ハートの器やカケラはいくらあっても良いでありますからね)」(黒笑)

 

そう言ってシィ達は、背中に掃除機を背負ってリンクル姉さんのブランケットに入って行き、服と座席を綺麗にしていった

 

…今回は随分時間が掛かってるな

 

ーーーーーーーーーーーーーー

飛行機ー着陸直前

 

 もう少しで飛行機が着陸する

 

 「ん…はれぇ?」

 

 「あ、姉さん起きた?」

 

 「…リンク、アンタは」

 

 リンクルが拳を構えリンクを殴ろうした時だった

 

ダン!!

 

「おおう!」

 

「ヒャイン♡!!!」プルプルプル…

 

リンクルは飛行機の着陸で発生した衝撃でうずくまってしまった。

 

「結構一気に着陸したね、…アレ?姉さん?大丈夫?」

 

「…後で、絶対、蹴り飛ばす」ピクピク…

 

「えぇ…」(゜o゜;

 

リンク自身は訳も分からず命を握られた

 



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ハイラル市役所

 ハイラル市役所ー待合室

 

 姉さんはその後、空港のトイレに籠もってしばらく出て来なかった。ヒーリングオペレーションでのマッサージで起こる何時もの現象だと思うがその後、ライダーキックを喰らってしまった。理由を聞いても教えてくれなかった。

 

 正門の入口には、前より長蛇の列が出来ていたがリンク達はその横を抜けて、別の入口から入って行った。

 

 「リンクは時間かかるんだから早く手続き済ませなさい。ちょっとラナ達の所行って来るから」

 

 そう言ってリンクルは関係者エリアに入って行った。とりあえず受付を済ませよう

 

「帰省何ですけど」

 

「牧場様ですね。コチラの書類の記入をお願いします。」

 

 ハイラル市入場申請書ともう1枚初めての書類があった。

 

「…これは?」

 

「これはヒーローライセンスを持ってる方に記入頂いております。『個性使用登録書』になります。リンクルから聞きましたが、ライセンスの写しはお持ちですよね?」

 

「えぇ、…これで良いですか?」

 

学校から出る時に先生から渡された奴だ。

 

学校の印が押してあるリンクの仮免許の写しをシーカーストーンから出して渡した。

 

「はい、これで市役所からの依頼を臨時職員として受ける事が出来ます。後で専用カードをお渡ししますので、もし良かったらお待ちの間、掲示板もご覧下さい。コチラが待合い番号になります。」

 

「217番か、わかりました。…暇だし見てみよう」

 

 市役所の掲示板が利用可能になった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

掲示板前

 

 色んな張り紙がされている掲示板の所に来た

 

「…バイトみたいなもんか」

 

現在貼られているのは…

 

・ハイラル警備会社の警備員募集

・コッコ養鶏場のお手伝い(高給)

・除雪作業員募集(短期)

・不法侵入監視委員試験のお知らせ

・牛乳配達員募集(高給)

・ハイリヤ中央神殿役職補佐募集

・職員食堂調理スタッフ募集

・害獣駆除依頼×15

・市役所職員募集

・大砲屋トビーのお手伝い

・鉄道職員の募集

 

…結構色んな仕事があるが牛乳配達にヒーローライセンスってどんな配達だよ。

 

養鶏場ってこんなに高給なんだ!って事が初めてわかった。全体的に日給9千円位だが他より2割程時給が高い

 

 そうやって見ていると背中をペチペチ叩かれた。

 

「ん?…」

 

後ろを見るとリンクの頭の動きに合わせて動く小さな子供がちらっと見えた

 

「…気のせいかな」

 

 近所の子供がイタズラだと思ったので、どうせだし暇潰しに付き合って貰おう

 

 そう思っているとまたペチペチされたので、少しリズムをつける事にした

 

「…ごーろーんーさーんーがーこーろんだ!!」

 

「きゃあ、リンク!久し振り!」

 

「る、ルクス!?どうしてここに…」

 

 まさかのルクスだった。迷いの森以来だろうか…

 

「お母さんがオシゴトで、ここにいるんだけど、ぶらぶらしてたら見つけたの!」

 

 ※嘘である。ハイラル市市長の娘と言う肩書きを利用し、市役所の中をほぼ自由に歩けるルクスは、たまたま見つけたリンクルのスケジュールを見て、リンクが何時来るか事前に把握し、ドッキリを仕掛けようと大人が見ると微笑ましい事をしていた

 

 

「へー…そうなんだ。今、手続きしている最中だから暇だったんだよね」

 

 「そうなんだ。これ!リンク兄さんと一緒の奴だよ」

 

「何かな?」

 

「出て来て![ネーリ]!」

 

 ルクスが肩掛けカバンを開くとナビィと同じタイプの妖精が出てきた

 

「ボクノナマエハ、[ネーリ]ヨロシクネ」

 

「うぉ!ナビィの仲間か?」

 

「ワタシハ[ナビィ]ヨロシク」

 

…ん?待てよ

 

「ナビィ、そう言えば[♪サリアの歌]で妖精での通信が出来るって言ってたよね?」

 

「エェ、出来ルワヨ」

 

 リンク達の話を聞いてルクスもリーネに出来るか聞いてみている

 

「そうなの?ネーリも出来るの」

 

「ルクスチャンガ[♪サリアの歌]ヲ、覚エレバ出来キルヨ」

 

「ねぇ、リンク兄さん。ルクスにその歌教えて」

 

ルクスは[風のタクト]をカバンから取り出し、構えたのはいいが…

 

「ここだと他の人に迷惑掛かるから外でもいい?」

 

「うん!じゃあ行こう!」

 

ルクスはリンクの手を引っ張って外に行こうとする

 

「そんな急がなくても大丈夫だよっとぉ!」

 

思いっきり引っ張られていくリンクでした。



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中庭の演奏

 ハイラル市役所ー中庭

 

 雪が片方に集められ、職員の趣味なのかは不明だがハイラルを代表するゴロン、ゾーラ、デクナッツ、リト、想像だけで作られた全く別物のデクの木サマ等の雪像が4方の辺に沢山並ばれている

 

 「リンク兄さん、ここでやろう。」

 

 リンクは周囲に人が居ない事を確認し、早速教える事にした。

 

 「えっと、じゃあ行くね」

 

 首からかけてるオカリナに息を送り、[♪サリアの歌]をした

 

 久し振りにサリアの歌をしたが近くの妖精は来ていない

 

 「えっと…この音だと、こう、こう、こう、こう…」

 

 ルクスは、風のタクトを振り始めた、タクトを振ると不思議な音が音階となり、[♪サリアの歌]を完成させて行く

 

そしてルクスの[♪サリアの歌]にアレンジを加える様にオカリナの音を混ぜて行き、少しケルト音楽の様な感じになった。

 

 メロディが終わるとナビィとネーリは互いにクルクルと旋回しながら空へ昇って行き、また降りてきた。

 

「「コンタクトガ終ワッタワ」ヨ」

 

 「コンタクト?」

 

 ルクスが聞いてみている

 

「コレデ[♪サリアの歌]ヲスレバ」

 

「イツデモ会話ガデキル様二ナッタワヨ」

 

 そっか、

 

 「でもいいの?」

 

 「何が?」

 

 「ボクとコンタクト結ぶ形になっちゃったけど、ルクスは良かったのかなって」

 

 「むしろ、他の人がヤダ」

 

 ルクスは露骨に嫌な顔をしていた

 

 「ねぇ、一緒に写真取ろう!記念写真、記念写真♪…あれ?」

 

 ルクスはカバンの中を探している

 

 「どうしたの?」

 

 「携帯が…あれ?」

 

 携帯が見つからないようだ

 

 「ここって電波は…ギリであるな、番号教えてくれれば鳴らすよ」

 

 「えっと、090の…」

 

 ルクスに言われた番号を入力し、発信した

 

 ピピプピ!

 

 「あ、ポケットに入ってた」

 

 「あったなら良かった。気をつけなよ」

 

 「はーい」

 

 防寒着のポケットからルクス出てきた。リンクは厚着してたから埋もれていたんだろと特に気にせず、ルクスの携帯で2人と妖精2体の写真を取った

 

 ※ここでもルクスは嘘を付いていた。携帯を無くしたフリをし、さり気なくリンクの電話番号を手に入れる事に成功、教室に持ち込まてた少女漫画の恋愛の話が最近クラスで多くなり、彼氏持ちがスゴーイ等と言われてたのを見て、自分にも年上の彼氏がいると周りから色々と持て囃されたいし、リンクに他の彼女が出来て欲しくない為ルクスなりに布石を打ったのである

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

リンクルサイドー特別生物対策課

 

 お土産を持って1度戻ったリンクル

 

 「ただいま戻りました〜…」

 

 ラナがパソコンに向かっていたが、リンクルが帰って来た事に気付いた。

 

 「お帰り〜出張おつか…どうしたの?顔が凄い事になってるわよ」

 

 本来、ライクライクで皮膚の角質を食べて貰ってお肌ツルツルになるのだが、飛行機の中でいきなり癒やしの歌体内マッサージを受けた為、全身から古い皮膚が剥がれかけ、ボロボロの脱皮をしてしまっているリンクル

 

 少し触れれば簡単にツルンと古い皮膚が取れ、卵肌が現れる状態だ

 

 「リンクの[♪癒やしの歌]…多分何かな混ざって別物になってる奴貰って全身痒いのよね…地下のシャワー室借りてくる」

 

 「え…えぇ、行ってらっしゃい。これカギね」

 

 「サンキュー」

 

 地下でシャワーを浴びに行く通路で、色んな人にジロジロと見られ気になりながらシャワー室の鏡を見ると…

 

 「きゃああああ何!?この顔!皆がジロジロ見てたのこれ!?」

 

 脱皮しかけの顔を見てビックリした

 

 



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順番

 ハイラル市役所ー中庭

 

 リンクはルクスと[♪サリアの歌]でコンタクトが取れる様になった。

 

 「これでリンク兄さんといつでも………そう言えば前に足を治して貰ったのってどんな怪我も治せるの?」

 

 「大概の怪我は…ってどっか怪我でもしたの?」

 

 「ううん、ルクスじゃなくてお友達なの。個性でも無いのに肩から脇の下に掛けて葉っぱが生えてるの」

 

 「葉っぱ…植物に寄生されてるのかな?」

 

 「うん、普段イギリスにいるんだけど、毎年こっちに来てて新年の神殿祭にお母さんと一緒何だけど去年から車椅子で、普段はベットで寝てばかりなんだ…リンク兄さん、治せないかな?」

 

 「どうだろう?試験の時にお腹に鉄柱刺さった人は治した事があるけど、実際に見てみないと解らないかな…」

 

 「本当!?でもどうやって連れて行こう…リンクの受付番号って何番?」

 

 「217番だけど」

 

 「…わかった、受付で待ってて!ちょっとルクス行って来る!」

 

そう言って走って行ってしまった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 ハイラル市役所ー待合室

 

 リンクは待合室に戻って来た。

 

 「今は132番迄が終わっているみたいだ。」

 

 そうしているとルクスが、黄色のファイルを持って来た。

 

 「リンク兄さん!これ!」

 

 ルクスから渡されたファイルの中身を見ると、手続き済みの許可証と個性使用登録許可証だった。

 

 「これは一体…」

 

 「ね!これで行けるでしょ!」

 

 「ルクス、ちょっといい?」

 

 「何?」

 

 リンクは方膝を付いてルクスと視線の高さに合わせる

 

 「手続きが早く終わったのは嬉しいよ。でも皆が順番を守っている時に、後から来たのに先に終わったら待ってた人はどう思うかな?」

 

 「えっと…」

 

 「もしルクスが並んでて割り込まれたらルクスはどう思う?」

 

 「…嫌だ」

 

 「自分がされて嫌な事はしない、いい?」

 

 「…はーい」

 

 「良し!ルクスはエライね。とりあえず今回はこのまま入って行こう…お友達の所へ案内お願い出来る?」

 

 そう言ってリンクは手を差し出す

 

 「…うん!こっち!!」

 

 ルクスはリンクの手を繋ぎ、リンクを引いていくが、先程とは違って強引に引っ張ったりせず、合わせる様にして歩いていった

 

 …何か周りの視線が痛いが気にしないで置こう(必死)

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 リンクルサイドー特別生物対策課

 

 「さっぱりしたわ〜」ツヤツヤ

 

 シャワーを浴びた事により、古い皮膚が全て落ちて全身卵肌になったリンクル

 

 「お帰りな…スゴ!?なにそのビフォーアフター!?張りも全然違うし」

 

 ラナはリンクルの肌を突っつきながら確かめている

 

 「私もビックリしたわ。リンクのマッサージがここまで効果があるなんて、化粧しなくてこれだから大分成長してるのかな」ツヤツヤピカー

 

 ラナは、リンクルのビフォーアフターに驚いている。

 

 「…私も受けてみようかしら?」

 

 「それは辞めた方がいいわ」

 

 ラナもそこま綺麗になるならやってみたいと言う好奇心に対してリンクルは真顔で答えた

 

 「えぇ!?リンクルだけズルいじゃない!」

 

 「女の尊厳を守れる自身があるなら別に構わないと思うけど」

 

 リンクルは意味深な顔をしている

 

 「まぁ少しだけ試して貰うわ…そろそろ行く時間じゃない?」

 

 時計を確認して、集合時間が近付いているのがわかった。

 

 「そうね、ラナは準備はいい?」

 

 「リンクルの横だと比べられそうだから席は離れなさいよ」

 

 「比較対象あった方が良いじゃない」ドヤ顔

 

 「性格ワッルゥ!」

 

 そう話ながらリンクル達は夜の街に消えて行こうとしていたのであった。

 




皆様はクリスマスどのように過ごされるでしょうか?

自分は、仕事で6時〜23時まで仕事をして街がジングルベルを流してる中、クリスマスケーキを売る人やサンタ服で働いている人にシンパシーを感じ、シングルベットで不貞寝すると言うスケジュールです

 流れた時が悲しい年になりました。彼女いない歴30年突破中である(〒﹏〒)

ふはは…


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ハイラル中央病院

 ハイラル中央病院

 

 夕方にハイラルの旧城下町にある。中央病院に到着し、中に入ると受付の人が声を掛けて来た

 

 「あら!ルクスお嬢ちゃんじゃないですか。今日もミィスちゃんの所?」

 

 「うん!リンク兄さんにお友達を紹介するの」

 

 「どうも」

 

 リンクは頭を下げた

 

 「あらあら!最近の子は進んでるわね。行ってらっしゃい」

 

 「行ってきます!」

 

 そう言ってルクスは病院の中へ進んで行く

 

 「…随分懐かれているのね」

 

 「えっと?前は違ったのですか?」

 

 「あの子個性が出る前は死んだ目をしてたからずっと心配してたのよね。個性が出てから少しづつ自信が出てお付きの人も困らせる事もあったわね…子供は元気が1番よ、あの子と一緒って事は役所のお手伝いでしょ? サポートしてあげてね」

 

そんな事を受付の人と話をしているとルクスにエレベーターの前で呼ばれた。

 

 「リンクー!早くー!」

 

 「あら?姫様が呼んでるわよ。行ってらっしゃいナイトさん」

 

 「はい、今行くよルクス」

 

 リンクはエレベーターに急ぐのだった

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 エレベーター内

 

 「サツキさん何だって?」

 

 あの受付サツキさんって言うのか

 

 「『姫をよろしくナイトさん』…だって」

 

 「………」

 

 「どうしたの?」

 

 「ねぇ、リンクは巫女候補だから優しくしてくれるの?」

 

 「う〜ん…どうだろう?」

 

 「って言うと?」

 

 「ボクは困っている人に手を指し伸ばしているだけだよ。そこに身分は無いし、もしルクスが普通の人で、助けが欲しいなら手を差し伸べるよ。それが全ての種族の思いを背負う者、『勇者』の理想だからね。だから…」

 

 リンクは膝を曲げ、ルクスの視線に合わせて言葉を続けた

 

 「まだ弱いボクだけど、ルクスが本当に助けて欲しい時、どんなに離れてても、時間が掛かっても必ず助けに行くよ」

 

 ポーン

 

 エレベーターが付いた音がした。

 

 どうやら最上階の様だ

 

 フロアに入ると、景色は一変した。大理石の床に高価そうな装飾品、廊下にはシャンデリア…マーライオンまでいる

 

 「ルクスお嬢サマ?病院なのにホテルみたいなの?」

 

 「?別に普通でしょ、あそこの部屋よ」

 

 …改めて住む世界が違う事を認識したリンクでした。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

リンクルサイドー市役所内職員出口付近

 

 しっかりメイクを決めたリンクルとラナの2人組は帰ろうとしていると

 

 「ね…ねぇ、リンクル」

 

 他の職員がリンクルに話しかけて来た。

 

 「ハセベじゃない、仕事は終わったの?」

 

 「さっき、牧場くんだっけ?お嬢様を受付の前でお嬢様に説教してたわよ」

 

 「「…はぁ!!?」」

 

 以前、ルクスを説教をした女性職員が不倫してる事がバレ、しかも不倫相手が上司だった事から人事移動されているのでリンクルは肝を冷やした様に青ざめている

 

 ルクスのカバンにあるキャラ物のメモ帳にはそれぞれ[ネーリ]と歩き周った職員の情報がぎっしり詰まっており、気にいらないと色んな意味で大変な事になってしまう悪魔の手帳と職員の中では有名で、パワハラは勿論、サボり、実績の低下、職員と来訪者への対応での問題等多くの事が書かれている。

 

 そしてその情報はゼルダ市長へルクスの気まぐれで報告されて、ボーナス等に大きく響く時があったりする

 

 ルクスの行動で市役所の業務効率が向上してるので、ゼルダ市長は寧ろ推進しており、ルクスは事実上小さな監視員となっていた

 

 「で!?お嬢様はどうだった!?どうだったの!!?」

 

 リンクルの情報はリンクの師匠って事でルクスは市長に黙ってはいるが、リンクル自身は積み重なったサボりでクビが飛びかねないと必死になっている。

 

 「それが…素直に聴いてたのよね〜。牧場くんとルクスって何かなあるのかなって、気になったんでリンクルに聞いてみたんだけど、その様子じゃ知らなそうね。」

 

 「…あの子が人の話を聞いたの!?前は睨みつけて無視して物を投げつけて来たりして手を付けられなかったじゃない!…合コン行くのが不安になってきた…」

 

 不安に駆られるリンクル

 

 「リンクが気にいったんじゃないの?気にする必要無いわよ」

 

 「だといいんだけどね」

 



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病室

ハイラル中央病院ー特別病棟

 

 リンクはルクスに連れられながら病室の前に来た。

観音開きの入口に呆気を取られているとルクスがノックをして入って行った。

 

 「ミィス!、お見舞い来ました。」

 

そう言って入ると、中もホテルのスイートの様な部屋になっている。

 

 大き目のベットにはルクスと同じ位の暗い青髪女の子がいた。体の左側を大き目の包帯…三角巾で隠している

 

 「Croeso(いらっしゃい)…ソチらのカタわ?」

 

 「初めまして、牧場リンクっていいます。よろしく」

 

 そう言って笑いながら挨拶した。

 

 「体はどう?ミィス」

 

 「イマはダイジョーブ…コンドしゅじゅつしないとイケないってドクターがイッテた」

 

 「そう…」

 

 リンクは、ミィスの持ってた本を聞いて見た

 

 「その本は?」

 

 

 「このホン?『Anturiaethwyr a hadau golau』ニホンゴダト『冒険者と光の種』ってホン」

 

 「良かったらどんな本か教えて欲しいな」

 

 リンクは一定の距離からコミニケーションを取り、まず警戒心を解く事にした。

 

 「えっと…このホンは…」

 

 拙い日本語ながらも一生懸命伝えてその本が好きなのが良くわかった

 

 この本は、宿が無くて困った冒険者(ダルクス)が飲み屋で知り合った鍛冶屋の家にお世話になったが鍛冶屋の1人娘がお化けに呪いを掛けられ、体が徐々に鉄の様に固まってしまう呪いを掛けられ、冒険者は宿をくれたお礼として呪いを解くために万病に効くと言われる『光の種』を探しに虹の国へ行き、娘を呪いから開放する物語だ。

 

 「ってオハナシ」

 

 「ミィスちゃんはその本が好きなんだね。」

 

 「エェ、…もしワタシのこのカラダもこのタネがあったらイイとおもう…シュジュツ…コワイ」

 

 どうやらミィスは手術は怖い様だ

 

 「…リンク兄さん」

 

 ルクスに服を引っ張られた。本来の目的であるルクスの友達を治しせるかどうかを調べれるか聞いてみよう

 

 「ミィスが良かったらでいいんだけどね。その腕見せて貰えないかな?」

 

 「どうして?」

 

 「ボクは東京でヒーローの訓練を受けてて、怪我や病気を治す事が出来る効果がある個性を使えるんだ。もしかしたら手術しなくても治せるかもしれないよ。」

 

 「…それホントウ?」

 

するとルクスが話に入って来た。

 

 「本当よ。ハイラル大森林で足を捻って歩け無くなった時、リンク兄さんが治してくれたの!…ムズムズして最後お腹がギュ!ってなって頭がフワフワな感じするけど次の日すぐに歩けたわよ」

 

 ルクスが自慢するように話したが、初めてヒーリングオペレーションを受けた時の感覚を知ったリンクだった。

 

 「…ナオシテ欲しい…でもドクター、ウデのシュジュツするとヒト、ミンナがケガスル…」

 

 そう言ってミィスは甚平の様になってる患者服のヒモを外し左側を見せてくれた。

 

 肩から脇腹と腕に向かって植物の蔓が肉体に食い込み、赤と緑のマーブル模様の葉がミィスの体を浸食し、栄養を取っているのがわかった。葉には細かい針があり、サボテンの1種の様に思われる

 

 「…つまり植物を傷つける事無く、ミィスの体に傷を付けずに引き離せばミッションクリアになるわけだな」

 

 「ソンナのムリ、でもナオりたい」

 

 リンクはオカリナを見せて、何時ものセリフを答えた

 

 「僕はいつか『全ての種族の思いを背負う者【勇者】になる』…植物も人も大丈夫だから任せて…ナビィ!」

 

 「行クワヨ!!」

 

 リンクはオカリナを構え、ミィスの治療を開始する事にした。

 

 

 

 

 




次回、癒やしの歌回


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剥離手術(表現注意)

予約時間のセットを間違えてました。朝楽しみにしてたカタはすみません…


 ミィスの病室

 

 ミィスにはベットで仰向けになって貰い、左腕を横に伸ばしてリラックスして貰っている

 

 頭にはシーカーストーンから伸びたコードのシートが付いている

 

 「ミィス、これから麻酔の変わりのツボを突いて腕、脇腹、肩の順番で体の中に絡んでいる根っこを取って行くよ」

 

 「………もし、ヨケればトレルとこミタイ」

 

 「その場合、ツボを突かないけど良い?」

 

 「ルクス、イタクないっていってタ、しんじる」

 

 …まあいいか

 

 「じゃあ、始めるね。」

 

 リンクはオカリナで[♪癒やしの歌]を奏でた

 

 オペレーションモードに変換しピンクの強い光を体から放つリンクは徐々に体の上半身にエネルギーを集め腕と目に集中し、ミィスの腕から始めた。

 

 「ヒャン!///

 

 「…やっぱりツボ押しする?」

 

 「い…このまま///♡

 

 「わかった、なるべく早く終わらせるから」

 

 リンクは神経に絡んでいる根っこを解しては引き抜き、傷を癒やしエネルギーで治してを繰り返しながら肩に向かって進んで行く。

 

 「ho …hu…♡ …hu//♡/」

 

 肩の本体近くまで辿りつくと脇腹の引き離しにかかった。

 

 「…これは酷い、肺に絡み始めてる」

 

 

 少し強めの癒やしエネルギーを送りながら肺に到達した根っこを解し、肋骨から抜き出した時だった。

 

 「Ouhaulaaaala!!!////♡♡♡」ビク!ビクン!!

 

 「おっと…」

 

 リンクは手をミィスの体から抜いた。ミィスは軽く海老剃りをした後、浅く早い呼吸で顔を赤くし、目がトロ〜ってしている

 

 「…今からでも遅くないけど…ツボ押しやる?」

 

 「…と…マッテ…………ダイ…ジョーブだから…モット…」ウルウル…ハァ♡ハァ♡

 

 リンクからはとても大丈夫に見えない位乱れているのだが…シーカーストーンは限界値を超えない位で一気に下がるを5回繰り返しているが本人が大丈夫って言ってるなら大丈夫かな?

 

 「…わかった。じゃあ続けるよ…」

 

 リンクは脇腹の根っこの一本が心臓にまで到達しそうな長い奴を見つけたので一気に抜く事にした

 

 「……!!♡…………///!!?♡♡…」ビク…ビクン!

 

 ミィスは苦しそうに掛け布団のシーツを必死に噛んでいる

 

 「良し、抜けた。後は肩だけだ」

 

 しっかしこの子強いな、ヒーリングオペレーションでエビゾリするまで行くと大体気絶するのに

 

 肩は筋肉繊維と神経に複雑に絡んでいる、一本づつ解しては抜くを繰り返していき、最後の一本になった

 

 「♡ハァ♡ハァ♡ハァ♡ハァ♡…

 

 シーカーストーンを見るとアルファ波と多幸ホルモン数値が凄い事になってた。

 

 これ以上は不味いかな?早く終わらせよう、ルクスもなんだかモジモジしながら顔を赤くしているし

 

 「最後の根っこ……ヨイショ!」

 

 1番太い根っこを抜き取り、傷口を癒やしエネルギーで塞いていく

 

 「良し!術式終了!お疲れ様でした〜」(๑•̀ㅂ•́)و✧

 

 リンクは近くにあったステンレス製の皿にミィスを浸食していたサボテン(仮)を置いてミィスに確認をする

 

 「ミィス、左手グーパーして?その後肘を曲げて」

 

 ミィスは疲れ気味に腕を動かす。

 

 「…Mae'n gweithio'n iawn(ちゃんと動くわ)、ゼンゼンダメージない…アタマがマッシロ、フワフワするゥ…」

 

 「なら良かった。ホットミルク作ってあげるからちょっと待ってて」

 

 キビ糖と米粉、ガンバリバチの蜂蜜、家のミルクを使って病室にあったヤカンと電気コンロで温める

 

 

 15分後

 

 「ホットミルクが出来たよ。火傷に気をつけてね」

 

 そう言ってマグカップに注ぎ、ミィスとルクスに渡した。

 

 

 「………! Delicious(美味しい)リンク」

 

 「それは良かった。しっかし元気になるんだよ」

 

 ホットミルクで失った体力を少しでも早く元気になれば良いが…あれ?

 

「…あのサボテンは?」

 

「あそこ、[妖精の瓶]に詰めてある」

 

ルクスが指を指した方向を見ると瓶詰めにされたサボテンがあった。

 

 「あ!ねぇリンク!汽車は大丈夫?ルクス、もう塾に行かないと…」

 

ルクスが時計を指しているので見ると19時を過ぎていた。

 

 「…もう遅くなったか…またね。ミィスちゃん」

 

 「…Welwn ni chi eto(またね).リンク、ルクス」

 

 そう言ってミィスの病室を後にした。

 

 

 ーーーーーーーーーーーーーーー

病院前

 

 ルクスと一緒に病院を出たリンクは、そのまま別れて駅へと走って行った。

 

 

 「またね!ルクス!」

 

 「リンク兄さんもねー!今日はありがとう!」

 

 

 何か北海道に入ってからイベント発生しっぱなしだけど、これも妖精の数に依存してるのかな?

 

 

 

 

 




ミィスの正体は後ほど…


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倒産危機

ハイラル駅

 

 夜になってしまったので、ハイラル駅にあるクリミア弁当屋にて食事をする事にした。

 

 「まだやってるといいけど…」

 

 店の前に来たが何か何時もと雰囲気が違った。弁当の品数メニューが減ったのもそうだが、前より…言い方は悪いがボロくなっていた。

 

 「すみません、まだやってますか?」

 

 「えぇ、もうこれしか…って!!牧場クン!何時帰ったの!?」

 

 「今さっきハイラルに入ったばかりですが…どうしたの?」

 

店にいたのはクリミアさんでも、手伝いでのマヤでもなく普段新聞記者をしているロマニオバさんだった。

 

 「あれ?なんでロマニさんが店番してるの?」

 

 「き…救済者キターーーー!!!」

 

 「な!ちょっと!?」

 

 思いっきり肩を掴まれるリンク

 

 

 「お願い!これ以上は持たないの!!!牧場クン!!力を貸して!!!!!」

 

 「痛い痛い痛い!ちょっと!離して…」

 

 「離すもんですか!これで[ガン!!]」ドザ…

 

 突然倒れたと思ったら、ロマニさんの後ろに広辞苑を持ったマヤがいた

 

 「…たく、急ぎすぎなのよオバさんは…」

 

 「…○んで無いよね?」

 

 「安心して、いつもの事よ」

 

 とりあえず事情を聞くことにしたリンクでした。

 

 「え〜…私達家族は倒産の危機にオチテイマス」

 

 ロマニさんは重い事情を話始めた

 

 「どうして?」

 

リンクは聴いてみた

 

「ここ3ヶ月牛乳の配送で同業者が強盗や営業妨害…仕舞いには牛乳回収していたクリミア姉が、『独占禁止法に違反した』って言って札幌に連れて行かれたわ」

 

 「…なんで?」

 

 クリミアさんがそんな事する訳が無い

 

 「解らないわ、ただ2週間後に帰って来る事は分かっているんだけど…4日後が牛乳納品業者の期限で城下町にある農協に納品出来ないと権利が剥奪されちゃう」

 

 おう、それってウチにも影響あるな

 

 「私達が牧場クンの家に回収に行ければ良いのだけれど…クリミア姉しか牧場クンのお家に行けないのよね…」

 

 「…マヤには何度か教えなかったっけ?」

 

 「行くたんびに遭難仕掛けてるの忘れてない?」

 

 そう言えばそうだった

 

 「マヤは方向音痴だもんな」

 

 「アンタの家がある場所が特殊なのよ!!」

 

 「つまり、『1回家に溜まっているだろう牛乳を回収したいけど道が解らないからどうにか手伝って』って事で良い?」

 

 「えぇ、お願いします!出ないと路頭に迷ってしまう…ついでにその配達状況を取材させて下さい!」

 

 マヤも困った顔をしている

 

 「わかりました。父さんに話して明日の朝に森の外に迎えに行くから、それで良いですか?」

 

 「お願いします!!」

 

 「本当にゴメンね」

 

 「別に良いよ、マヤのお願いでもあるし…とりあえずお腹減ったからお弁当無い?」

 

 「……あるにはあるけど…ねぇ」

 

 「……あんまりオススメしないわ」

 

 ロマニさんは渋い顔をし、マヤは真顔で答えた。

 

 「とりあえずエネルギー欲しいし、お願い」

 

 「わかったわ…」

 

 そう言ってロマニさんから渡されたのは、何時ものクリミア弁当だった。

 

 『ハイラル発ロックタウン経由トアル村行きが間もなく到着します。…』

 

 「お、汽車が来た、ありがとねー!」

 

 ロマニさんが、冷や汗をかいているが…まあいいか

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

汽車内

 

 何時ものクリミア弁当を食べる事にしたリンク

 

 「じゃあ、いただきま………こ…これは…」

 

 弁当の蓋を開けると、妖気が溢れて来る物体Xな印象だった

 

 通常のクリミア弁当には、ご飯、ごま塩、梅、オカズにはひと口クリームコロッケと唐揚げ、筑前煮、ポテトサラダが入っているが…

 

 ビチャっとしたご飯に恐らく低温で油に投入してしまったであろうギトギト揚げ物…しかも慌てて温度を上げたせいか黒焦げ、めっちゃ生臭い筑前煮、何故か砂糖を食べてる様な超甘いポテトサラダが入っていた…ポテトサラダも半生で歯ごたえヤバい

 

 …これは潰れるよ…ロマニさん料理できなかったのね

 

 リンクはマヤの食生活を心配しつつ食べないと体が持たないと分かっていたので無理矢理胃の中へ流し込んだが、お腹を壊してしまったので電車の中にあるトイレに籠もっていた



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地下室

 夜ー牧場家

 

 午後10時00分を周った位に帰って来れた。

 

「何とか帰って来れた…」

 

 あの後も汽車が野生の[イワロック]に阻まれたり、何時もの道が工事でやたら迂回したり、野生の猿とにらめっこが始まったり大変な目にあったリンク

 

 ※野生の猿等に見つかって目があってしまった場合、視線をそらしてはいけません。特に猿等より先に視線をそらしてしまった場合、格下に思われ襲われてしまう!

 

 普段の道のりの2倍以上掛かって帰る事になってしまった。

 

 「ただいま〜…」

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 牧場家内

 

 家に入ると、誰も居なかった。

 

 「あれ?明かりが付いているのに…」

 

 不審に思いながら家の中を一周したがに進んでも誰もいないので牛舎に向かう事にした。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

牛舎横の納屋

 

 

 納屋に明かりが付いており、ここかな?って思いながら中にハイルと納屋の中に見慣れない扉が半開きになっており、中は地下道になっていた。

 

 

 「…コレもキャップ達の奴か?」

 

 とりあえず降りて見る事にした

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

地下道

 

 木とレンガで出来た地下道を進むとまた扉が出来ていたので中に入って見ると…

 

 「ハイヤー!」ブン!ブン!ブン!…

 

 「テリャァ!!」ザクザク!

 

 牛舎と同じ面積でチェーンの付いた1m位の鉄球を振り回す父と、作業台で白い塊を両手で長めの牛刀二刀流で切り裂いている構えた母がいた。

 

 「…父さん、母さん?ただいまだけど…何してるの?」

 

 とりあえず声を掛けてみた。

 

 「うん?…おお!リンクか!良くここがわかったな!」ズシン!…

 

 「あら、もうそんな時間?や〜ねぇ〜時間が経つのがはやくて」

 

 とりあえず疑問を解決する事にした。

 

 「ここは何?」

 

 「科学妖精が作ってくれた拡張した貯蔵庫と加工場だ…今チーズの元のカードを作っていた所だ。」

 

 そう言って鉄球を良く見ると継ぎ目があり、小窓があったので覗くと分離中の牛乳が入っていた。

 

 「てことは母さんのそれは…」

 

 「カードよ。ウチの牛乳普通より栄養高いから普通に切れなくて…」

 

 良く見ると切っていたのはチーズになる前のカードだ

 

 「最近牛乳の回収が来なくて、保存庫を拡張したが牛乳が余ってるから、ただ捨てるのは勿体ないんでチーズやバター、クリームに加工して、クリミア嬢ちゃんに買って貰うか、マロマートに販売出来ないか聴いてみようと思って、今作っていたんだ、ついでだ、シャワー浴びたら手伝え」

 

 「う…うん」

 

 父さんが指を指した先にはシャワー室が完備されていたので、リンクはシャワーを浴び、器具の洗いと整形した奴を熟成庫に運びながらクリミアさんの事と明日の朝の事に付いて話した。

 

 リンクは作業終了後、父さんの振り回していたチェーンハンマー型分離器具を持ってみたが…

 

 「一体コレ何で出来て……!!ぐぎぎぎ…ダハァ!重!こんなの振り回していたの!?」

 

 試しに[ゴロンのガンドレット]を装着しても持て無かった

 

 




猿の件は本気です。
小学校の頃にそれで遅刻する児童がいました。

児「すみません、猿とにらめっこしてました。」

先「…なら仕方ない、席につきなさい。」


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ナビィのコンタクト能力

 迷いの森ー早朝

 

 リンクは牛とコッコに餌を上げた後、家を出て森の入口まで来た。

 昨日父さん達には事情を話しているので、受け入れの準備をして貰っている

 

 リンクが到着する時には森の入口に、5tの給乳トラックが1台、輓馬と運搬用ソリが2台準備されていた。

 

 ソリには2KLタンクがそれぞれ1つづつ付いており、このタンクに原乳を入れて運ぶ予定だ

 

 「ロマニさーん、準備出来てる?」

 

 「えぇ、久し振りに輓馬やるからあれだけど、問題ないわ」

 

 「大丈夫なの?」

 

 マヤが心配気味だ

 

 迷いの森では複雑な機械の類いは止まってしまう。なので森の入口から自宅までの区間は馬にソリを引いて貰う

 

 雪道なので下手に車輪が付いたのだと横滑りが大変な事になってしまう、馬もそれに合わせサラブレッドではなく、体が大きい輓馬に引いて貰う

 

 リンクが先頭のソリを引き、後ろからロマニさん達の剃りが付いてくる予定だ。

 

 「後は[ランタン]にオイルを入れて…」

 

 ソリの右前にはランタンが引っ掛けられる様になっており、ランタンにはクリミアさん達の家直伝[デクの実]から作ったオイルを使っているらしく、このオイルが燃えているお陰で森の妖精達にイタズラされずに済んでいるとの事

 

 森の霧もランタンのお陰で周囲が晴れてくれるので、家族以外には絶対教えないそうだ。リンクも絶対他の人に教えるなと注意された。

 

 「じゃあ、出発!」

 

 「お願ーい!ゆっくりね!」

 

 

 リンクは手綱を持ち、ゆっくり前に持って行くと輓馬が歩き始め、2台のソリは森の中に入って行った。

 

 

 ーーーーーーーーーーーーーーー

森の中

 

 出来るだけ真っ直ぐで広い道を見つけながら森をゆっくり抜けて行くリンク達

 

 今は歩くより少し遅い位の速度で緩やかな坂を登っている

 

 「リーンク!」

 

 「あれ?マヤ?」

 

 「暇だからこっちに来ちゃった。」

 

 マヤが後ろのソリを降りてこっちに登って来た。

 

 「ねぇ、東京はどう?」

 

 「どうもしないよ、寮生活になってから殆ど敷地の外に出る事ないし…妖精が増えてトラブルが多い位かな?」

 

 「そっかー!じゃあワタシがヨシヨシしてあげよう」ス…

 

 リンクはマヤの伸ばして来る手を弾いた

 

 「やめい!いつまでも子供扱いするな」バシ!

 

 「ワタシより身長ひ…「その先ゆったらここに置いてぐ」冗談よ!本気でヤメて!」

 

 そんなやり取りをしていると急にナビィが帽子から飛び出した。

 

 「[コンタクト]ガ使用サレタワヨ」

 

 「コンタクト?」

 

 ナビィがリンクの前でフワフワしている

 

 ルクスからか…

 

 『モシモシ?』

 

 「亀よ〜亀さんよ♪」

 

 『ブフォ!…』

 

 ヨシ!定番のネタが通じた様だ

 

 「まだそのネタしてたの?」

 

 「いつか流行らせる」

 

 リンクはフザケているがルクスからの連絡は何だろう

 

 『くっ…り、リンク兄さんフザケすぎ』

 

 「ハッハッハ〜所でご用はなあに?」

 

 『えっと、今日って城下町に来る?』

 

 城下町か

 

 「今日の納品先は城下町までだから近くに行くよ」

 

 「ちょっと!ナビィにこんな機能付いてたなんて聴いて無いわよ」

 

 「ちゃかましい。ルクスと話してるの」

 

 『…ネェ、リンク、誰か女の人と一緒にいるの?』

 

 …あれ?何か声のトーンが変わった様な…

 

 「今、牛乳の配達を手伝ってるんだ。中学時代の同級生だった操記 マヤって言うんだけど」

 

 とりあえず紹介しよう

 

 「どうも〜紹介にあがりました。マヤです……彼女です!」

 

 「『…はい?』」

 

 ルクスとリンクは思わずシンクロしてしまった。

 

 『彼女…リンク兄さんに彼女…』

 

 「ルクス!?ボクには彼女はいない!こんな奇天烈百科小説家を彼女にするつもりもない!」

 

 「酷い!?中学の時将来を誓った仲じゃあないの!」ニヤニヤ…

 

 「それはマヤが文豪になるって将来の夢の話だろうが!!」

 

 『……随分仲がいいのね』

 

 「まあね!リンクはワタシがあってこそ…」

 

 『そんな事ないもん!ルクスとだって仲がいいもん!』

 

 「そうなの…所でルクスちゃんは何歳?」

 

 『8歳よ!立派なレディなんだから!』

 

 おーい…何か変な空気になっちゃったぞ

 「そ、そう、リンク兄ちゃんは優しいんだね」ニヤニヤ

 

 マヤがめっちゃニヤニヤしてこっち見てる!

 

 『そうなの!前にね、森の中で優しくギュ…てしてくれたもん!』

 

 おーい!口車に乗せられて暴露大会になる前に止めねば

 

 「そ…そうなんだ…」

 

 思わず引き始めるマヤ

 

 「ルクスさん?そろそろ…『そしてねリンクがギュってしたらくすぐったくて、お腹がギュ!ってなってアタマがフワフワして』ルクス様!それ以上は…」

 

 「…アンタ、もしかして…ロリコン?8歳の子供に何をしてんのよ」

 

 「違う!ルクスが足を挫いていたから…」

 

 「抱きしめたと…自首するなら今よ」

 

 「だから違うって…」

 

 『それにベットで一緒に寝た時もあるんだから!』

  

 マヤがスマホを取り出した

 

 「ヤーメーロー!」

 

 リンクはマヤに飛びかかった!だがマヤにアタマを抑えられた

 

 「完全に事案じゃないの!(ついでに記憶ゲット♪…そう言う事ね…面白いからそのまま弄ろう♪)」シュイン…

 

 「勝手に向こうがベットに潜って来たんだ!」

 

 『リンク兄さんね、寝る時抱きつく癖があるから…でも良い匂いだったよ?』

 

 「通報…ち!圏外か…」

 

 「やめい!!!そんな積りじゃ…」

 

 『兄さん…ルクスの事嫌いなの?』

 

 「嫌いじゃない!嫌いじゃないけど…」

 

 『じゃあ好きなんだ♪フフッ…嬉しい♪』

 

 「…このロリコン」

 

 マヤが蔑む目でこっちをみている!

 

 もう!!どうしたら良いんだよぅーーー!!!

 

 そんな様子をメモる記者ロマニさんが後ろにいました。




 給乳車…街でガソリン等を運んでいるタンクローリーの牛乳版、普通のタンクローリーより中の仕切りが多く、冷蔵機能が付いている


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輸送作戦1

 牧場家ー保管庫横

 

 ソリで1時間位掛けて牧場家に到着し、タンクに原乳をポンプで入れ替えてる。

 

 とりあえず、ルクスの用事はミィスの事で話をしたいそうだ

 

 城下町に着いたらお昼過ぎに病院に行ってみよう

 

 「へ〜…ここが牧場さんの牧場…これが噂の牛さんですね!」パシャ!パシャパシャ!

 

 ロマニさんは[シャトーマキーバ]が採れる牛、モモ子の写真を撮っている。副業の記者魂が発動してるモノと思われる。

 

 牛乳の宣伝になるからいいか…

 

 「…で、何処に行こうとしているマヤ」キコキコ…

 

 「いや、ここはお宅訪問でリンクの部屋のトレジャーハントを…」

 

 「殆ど東京に持って行ったから何にも無いぞ」

 

 「…つまんないの」

 

 コイツ…本当になにをしでかすか解らないな

 

 「そんなに暇なら手伝ってよ!」キコキコ…

 

 牧場家のポンプは足漕ぎポンプである。単純に家にある[ソル]ではポンプを回すとエネルギー不足で停電が起こってしまうので仕方なく足漕ぎでペダルを回している。

 

 ケミィが作った自動搾乳機とオートマチックブラッシングで我が家のエネルギーは大分持って行かれてるからな。

 

 大型のソルは買うと高いし…

 

 「オトコのコでしょ!ほら!頑張れ〜」

 

 「クソ〜…」キコキコ…

 

 父さん…コレ毎日やってたの?そりゃ筋肉鍛えられるわ

 

 母さんは醤油とかの生活必需品を買って家に運び込んでいる…

 

 いつ孤立するか解らないから2ヶ月はなにも買わなくてもても生活出来る位の物資を巨大冷凍庫に詰め込んでいる

 

 

 

 1時間後

 

 原乳の補給がやっと終わった…

 

 「結構時間掛かったな」

 

 「父さんが…早いんだよ…ちょっとシャワー浴びて来る」

 

 そう言って家に入って体を綺麗にしてから出発する事にした

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 迷いの森ー入口

 

 下りが多いので40分程で到着した。

 

 現在9時30分位かな?今度はトラックに積み替えを行っている。

 

 今度は機械で一気に吸い上げを行ってしまうからそんなに時間は掛からないだろう。

 

 「…何?この大量のデクの実」

 

 給乳トラックの上に木箱が乗っており、そこには大量のデクの実が乗っていた。

 

 「ランタンのオイル用よ、準備出来たらすぐに出るわ」

 

 ロマニさんが運転席で帳簿を書きながら話してくれた。

 

 クリミアさんのトラックらしいがたまに運転を手伝わせられる為、大型免許を持っているらしい

 

 「ロマニさんはトラック運転出来たんだ」

 

 「まぁ、運転5年振りだけど…ゆっくり高速使えば大丈夫でしょ!」

 

 ロマニさんはペーパードライバーだった…

 

 「こっちの高速道路は殆ど曲がらないから大丈夫よ、……逃げないでよ、私だって怖いんだから…」

 

 マヤにクギを刺されてしまった。

 

 

 

 




因みに北海道の交通違反率、全国6位

 理由、広大な土地に真っ直ぐな道が多いため居眠り運転やスピード違反、路面凍結による事故、シカや動物等にぶつかる事による単独事故等が多い


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輸送作戦2

 トアル村〜ハイラル平原高速入口区間

 

 トラックに3人乗って村を抜けて行くと平原が見えて来る。

 雪で3mの壁が道路に出来てる性で景色もへったくれも無いが生活道路は除雪してくれるのでこう言う道ばかりだ

 

 高速道路に乗るまでは同じ道が続いて、たまに合流があるからクラクションを鳴らして交差点に入る前に周囲に知らせながら城下町を目指す

 

 「雪が新雪だから滑ら無くて良かったわ〜……あれ?」

 

 警察?の人が1人合図しているのを見つけた。

 

 ロマニさんはトラックを停車させて窓を開けると警察?の人が話して来る

 

 「すみません、操記輸送(アヤツキゆそう)の方ですね?」

 

 「は…はい」

 

 「ハイラル警察の西田です。通報で『爆発物を仕掛けた』とあったので、一旦降りて調べさせていただけないですか?」

 

 「ば、爆弾!?」

 

 ロマニさんは慌てるがリンクは異変に思ったのでロマニさんを止めた

 

 「ロマニさん、待った」

 

 「え?でも…」

 

 「どうしました?早く降りて…」

 

 「お巡りさん、何課?交通課の服来てますけど…普通こう言う場合、地域課か刑事が来ますよね?しかも2人以上で、交通課は交通違反を取り締まるのが仕事ですよね?オマケに爆弾なら機動隊が近くに待機しているけどそれが無い」

 

 雄英高校の授業で警察の見分け方を習っていた。警察と連携を取る為には絶対に覚え無ければならなかったからだ。

 

 「そ…それは急だった為…」

 

 そう言って警察手帳を見せてきたが通常縦開きなのに横開きだった上、警察のエンブレムが少し違った、エンブレムが少し曲がっていたのでリンクは次にパトカーを見た。

 

 北海道では割と多いランドクルーザーベースのパトカーだがパトランプが撮影とかで良く使われるタイプで事故防止である本物にあるべきリフトアップする為のカラクリが無い奴だった

 

 前にケミィの絵本にあった内容からこの警察は偽者と判断したリンクだった。

 

 「ロマニさん!アクセル!早く!!!

 

 「…イイから降りろクソアマが!!!!!」カチャ…

 

 警察官?リボルバーの銃を向けて来た!

 

 「ヒィ!!」

 

 ビックリしたロマニさんはアクセルベタぶみで加速し、振り切ったが警察官?がこっちに向かって発砲してくる

 

 「なに!?なに!!?何が起こっているのよ!!!?」

 

 ロマニさんは気が動転している。

 

 「落ち着いて、あの警察は偽者で、業者名を確認してたからこのトラック狙いだ!高速を目指してクラクションガンガン鳴らしながら逃げていけば本物の警察が…」

 

 「リンク!!後ろから追いかけて来る!!!キャア!!!」バキャン!

 

 マヤが窓から顔を出して後ろを見てると後ろの車が発砲、左側のバックミラーが壊されてしまった

 

 「マヤは警察に連絡!あと、ボクのスマホ!リンクル姉さんに電話して!」

 

 「リンクはどうするの!?」

 

 「何とかしてあの追ってを近づかせないようにする!ロマニさんはあんまり揺らさないでね!右に曲がるならクラクションで単音1回、左なら単音2回!不規則なら長音1回お願い!」

 

「…わかったわ!無事に助かったら『ビッグなお礼』してあげるから!」

 

 ロマニさんに合図の確認をし、リンクは助手席のドアを開け、すぐ後ろにあるハシゴで上に上がって行った

 

 

 「フフフ…面白い!実に良い経験だわ!こんなの滅多に経験出来る事じゃ無いわ!紙が無いのが…そうだ!スマホの写真なら…」

 

 「バカな事しないで早く!警察に電話しなさい!!ハ・ヤ・ク!!!ムービーはドライブレコーダーに残るでしょうがァ!!!!」

 

 どんな状況でもブレないマヤと突然の状況に顔を真っ青になるロマニさん

 

 

 




ビッグなお礼…ゼルダファンならわかるハズ


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輸送作戦3

 ハイラル平原中央道路

 

 リンクはハシゴを登って、給乳トラックの上に上がる

 

 「ナビィ!キャップ!ショット!仕事だ!」

 

 「兄貴ィィ!タギルッスね!」

 

 「うえさまなにすれば?」

 

 「本当ニ忙シイ帰省ネ…」

 

ショットとキャップがシーカーストーンから顔を出した。ナビィは帽子から顔を出している

 

 「キャップはヒーロースーツとボクが言ったアイテムの交換をお願い!ショットは…分かってるよね?」

 

 「かしこま〜」

 

 「了解ッス!狙撃のサポートッスね!」

 

 キャップが引っ込むとシーカーストーンから青い光が出て、普段着から[空の勇者の服]に変わり、ショットは身体が変化し、ゴーグルヘ変化し、リンクは装着した

 

 ヒーロースーツと一緒に[ミラーシールド][キャップ特製・古代の剣][一心の弓]を装着したリンク

 

 リンクはタンクの上に立ち、弓を構えて相手を確認する。

 

弓を構えるとゴーグルに風向きや風速、湿度、温度、大凡の着弾予測が表示されて行く

 

 相手はランドクルーザー3台、トラックが1番後ろに1台来てる

 

 「ヒーロー!!?用心棒何て聞いてねえぞ!?」

 

 「どっちにしてもヤル事は変わんねぇ!あのトラック、マルっと頂くだけだ!」

 

 リンクはナビィ経由であいつ等の声を拾っていた、アイツ等はこのトラックが目的なのは確認した…でも何で?

 

 「ヒーローがいたら逃げた方が…」

 

 「馬鹿やろー!あの牛乳全部頂けりゃ3億…いや量が多そうだから5億はイケる、それにあの青二才1人に女が2人…数でもこっちが上、ヤれない理由がねぇ…銃は使うな!タンクに穴が空いたら元も子もねぇ…狙うなら、ドライバーだ」カチャ…

 

 …確かにウチの『トアル牛乳』は前にサイトでみたら1L/17万位だったな…15万で計算しても6億円の荷物を積んだトラック、しかも閉鎖空間であるハイラル市内で警戒心も薄い上護衛も居ない…狙われるしかねーな!護衛雇えよ!…倒産ギリギリで金が無いのか!

 

 そうこうしてるとランドクルーザーが加速して給乳トラックを抜こうとしている。

 

 「させるか!」ギリギリ…バス!

 

 リンクはラジエーターのある所を狙って矢を放ったが、普通に弾かれた

 

 「嘘!?3mm鉄板ぶち抜ける威力あるのに!普通FRPじゃ無いのかよ!」

 

 防弾対策されていた強盗の車に対して、急いで矢を交換し[氷の矢]と[爆弾矢]に変更して弓を構えた

 

 「まずは…コイツ!」

 

 リンクは氷の矢を加速したランドクルーザーのボンネットに放った。

 

 「だから矢なんざ…な!」

 

 ボンネットに当たった氷の矢はフロントガラスを巻き込みながら氷漬けにしていき…

 

 「オマケ付きだ!」ギリギリ……バス! BOM!

 

 爆弾矢でフロントタイヤを打ち抜く…防弾仕様なら爆弾は意味ないが…ここは道路じゃない、雪の上だ!しかも圧雪で固くなってる!

 

 「おい!ちゃんと運転しろ!」

 

 「ま、前が見えない上にタイヤがとら!」

 

 

 スタッドレスでも限界はある、横からの衝撃をフロントタイヤがダイレクトに食らったんだ

 

 

 当然、スピンするよな

 

 Syurururu…Gatyaaan!!

 

 スピンしたランドクルーザーが仲間の車1台巻き込んで雪の壁に刺さった。しばらくは動けまい

 

 「雪に刺さったなら衝撃も和らいだハズ、残り2台…」

 

 リンクはどうやって切り抜けるか、必死に考えていた。

 



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輸送作戦4

 ハイラル平原バイパス

 

 バイパスに入って坂を登り、雪の壁が少なくなって来たが道幅が狭くなり路面に雪が無くなり剥き出しでグリップが戻って来た

 

 

 リンクは後ろのランドクルーザーを牽制して、弓を構えては防壁(吸入中に溢してしまった時の小さな壁)に寝そべる様に隠れては手鏡で相手の位置を確認し、近くいたり追抜こうとすれば氷の矢を車の前に放ち、氷の柱を形成しては後ろに無理矢理下げさせ、膠着状態を作っていた

 

 「…もう氷の矢が後2本…爆弾矢は切れた、後は木の矢と火の矢、雷の矢だけど…」

 

 この3つは車相手には部が悪い、でもピンチなのを知られては不味い

 

 仕方ない、ここは空城の計(わかり易く言うとコケ脅し)をしよう

 もし逆ギレしたら逆に追い詰められるが…

 

 シーカーストーンから[リモコン爆弾]を取り出した

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

強盗サイド

 

 

 「どうする!?もうすぐ高速に入っちまう!どうします?若頭」

 

 舎弟が運転しながら

 

 高速の封鎖は警察の十八番だ、つまり高速に入る前にトラックを止め無ければ、俺達は終わる

 

 「無理矢理前に出て…ん?」

 

 ターゲットから青い丸い物が投げられて来た

 

 ボッカァァン!!!

 

 ガシャ!

 

 「く!…今度は爆弾そのまま投げって来やがった!一体何処にそんな火力積んでるんだ!」

 

 割れたフロントガラスを蹴り壊し、冷たい空気が車内に入って来る

 

 外気温マイナス13℃、車は走っているから体感温度はもっと寒い、

 

 「わ…若!これマトモに運転出来ねッス…」ガタガタガタ…

 

 

 「く…仕方ない、最後の手段だ…『奴』を出すぞ!合図送れ!俺達は下がるぞ」

 

 「ま、本気っすか!?俺達も巻き込まれるんじゃ…」

 

 「…デモンストレーションだ!脳無の生き残りを組長が組み換えたハイラル生物とのキメラだ、どうせ長生きしない奴だしな、このまま全員お釈迦になるよりいい」

 

「う…ウッス…」

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

リンクサイド

 

 手鏡でランドクルーザーが下がったのが確認出来た

 

 「諦めたかな…もう少しで高速に…?」

 

 代わりにトラックが上がって来た、トラックの上部が動き出して来た。

 

 すると巨大な黒い手がトラックの壁を掴み、中から巨大な1つ目がギョロリとこっちを見ている

 

 「アイツ、『ボンゴボンゴ』!…デモオカシイ」

 

 「ナビィ?おかしいって?」

 

 「アノ、ボンゴボンゴ、見エテル…普通丿『ボンゴボンゴ』ハ闇ニ同化シテ見エナイハズ」

 

 「さぁ『暗黒幻影獣ボンゴボンゴ改』アイツを捉えろ、組長が脳無を使ったキメラはパワーが格段に違うぜぇ!ハッハッハ!」

 

 あのボンゴボンゴ、組長の個性で違う生き物の物が付いて、本来ある透明化が薄くなっているのか…どちらにしてもあれはハイラル危険指定生物、発見したら即抹殺確定のヤベー奴だ

 

 「透明だから厄介なダケで見えるなら話は別だ…」

 

 そう言ってリンクは[古代の剣]を[マスターソード]に変更し[ミラーシールド]を構えた

 

 

 

 



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輸送作戦5

リンクVSボンゴボンゴ改

 

 トラックで足場が悪いがアイツをどうにか出来れば何とかなるはず…

 

 ボンゴボンゴは右手を伸ばして来た!

 

 「ふん!」

 

 リンクはボンゴボンゴの右手を[木の矢]で撃ち抜くとダメージがあった様で、右手を下げた

 

 「うわァ!!」ガタン!

 

 すると今度は地面スレスレを滑る様に左手が給乳車のバンパーを掴み、自分の所に引き寄せて来た

 

 「離せよ!とうわぁ!」ダン!キュ…

 

 リンクはボンゴボンゴが離した際の衝撃を何とか立て直し、マスターソードを構え、力を貯めて必殺技[スカイウォード]を左手に向かって放ち、ボンゴボンゴの左手を掠った

 

 掠ったダケとはいえ矢よりはダメージあるだろう

 

 

 ボンゴボンゴは悔しそうに乗ってるトラックの壁を叩いている

 

 「ヨシ、もう少しで高速だ、そのまま来ないで…くれないよな」

 

 ボンゴボンゴは両手を握ると横に並べ、リンクに向かって本体ごと突進してきた!

 

 リンクは体制を低くし力を貯めた、ボンゴボンゴの両手を切り上げた後、本体の目玉に向かってチャージしたトライフォースを当て、その場で固定し、リンクはマスターソードを構え突っ込んで行った

 

 「マヤ達を守る為…マスターソードのサビになれ!!『トライフォースラッシュ』!!!ハイ!ハイハイハイハイハイ!!」ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!…

 

 上下左右様々な方向からの斬撃を受け、逃れ様にも固定されて逃れる事が出来ずに目玉を中心に18連撃を喰らったボンゴボンゴ

 

 「デヤアアアア!!!」

 

 リンクは最後の一撃でマスターソードにトライフォースを貯めて全力で突きをすると、普段三日月形の斬撃で飛んで行く[スカイウォード]だが今度はレーザーのように細く真っ直ぐ飛んで行った

 

 放たれたレーザーがロックしてた部分を壊し、脳がある部分を穿いた。

 

 穿かれたボンゴボンゴはトラックにゆっくりと倒れ込み動かなくなった

 

 「せめて安らかに…ん?」

 

 後ろのトラックは減速し始めたと思ったらフル加速してきやがった。

 

 「アイツ!特攻仕掛ける気か!?」

 

 力のチャージが追いつかない!

 

 「ヤバいヤバいヤバい!!!何か…コレがあった!」

 

 リンクが目をつけたらのはデクの実が大量に入った箱だった。

 デクの実は強い衝撃を与えると大きな音と光で天然の閃光弾になる、トラックに向かって投げようとしたその上を誰かが飛んで行った。

 

 「ハイヤー!!!」

 

 身長よりデカイ刀、ゴロン族に伝わる絶対に曲がらない・折れない・歯こぼれしない・超重いで知られる[ダイゴロン刀]を手にトラックへ向かって行った人影

 

 回転するように振られたダイゴロン刀はトラックを真っ二つにゴリ押しでぶった斬った

 

 「インパさん!!」

 

そして自分の乗ってたトラックも減速していった

 

後ろを見ると高速道路の入口に大勢の警察が来てくれていた。

 

斬られたトラックの後ろのランドクルーザーもラナさんが魔法障壁で閉じ込めてる

 

 「またつまらん物を斬ってしまった…フン!」

 

 インパ課長はダイゴロン刀を蹴り飛ばし、置いてあった鞘に納刀

 

 「た…助かった…」

 

 リンクはその場にヘタりこんだ…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 高速道路入口待機エリア

 

 インパさんが最後助けてくれた。お陰で大きな怪我も無くて済んだ

 

 「リンク、キミは本当にトラブルに巻き込まれるのが好きだな」

 

 「ハハハ…厄払い行った方が良いですかね?」

 

 インパ課長の言葉に力無く笑うしかないリンク

 

 「…今回の強盗未遂事件、良く犯人に気付いたな」

 

 「ケミィが絵本で教えてくれたんです。」

 

 「ケミィ…科学妖精か、どんな絵本だ?」

 

 「これです。」

 

  シーカーストーンを操作し、ケミィの絵本をインパ課長に渡した。

 

 「………!!!…ケミィ達はどうやってこの情報を手にしたんだ?」

 

 「ケミィ達科学妖精は人工物なら何処にでもいますから、お菓子ばら撒きながら知ってる妖精を集めただけかと…

 

 「……フフフ…ハーッハッハッハ!!」

 

 「い…インパ課長?」

 

 「ハァハァ…いや、済まない…この絵本貰って良いか?」

 

 「えぇ、良いですけど…」

 

 「ありがとう…おっと、個性使用カードはあるかな?」

 

 「えっと…はい」

 

 リンクは市役所で貰った個性使用カードをインパ課長に渡すと、インパ課長の腰にある機械にスキャンし、カードを返してくれた

 

 「今回は強盗の逮捕だからポイントが付く、突発的な事は配点が高いからな、東京に戻る時に市役所で詳しい説明を受けてくれ、ラナ!後は任せた」

 

 インパ課長は何処かに電話しながら自分の車に向かって行った。

 

 

 「お疲れ様、いきなり大変だったわね。」

 

 「ラナさん、ありがとうございました。」

 

 「いいわ、そう言えばインターンあるでしょ?」

 

 「えぇ」

 

 「インターン先は市役所で臨時職員だからね、[大翼の像]が送られて来たでしょ?

 あれ…[♪大翼の歌]をすると特定の場所にテレポート出来るアイテムだから、通勤はそれを使いなね…リンクはアッチに行った行った」

 

 

 クリスマスパーティーの像でハイラルとのテレポートが出来る様になっていた。

 

 ラナさんに押される様に行くとロマニさんとマヤがいた

 

 「えっと…大丈夫?」

 

 「えぇ、生きた心地がしなかったわ…」

 

 「マヤは…」

 

 「待って、今この希少な体験を記録してるの!厨二病なリンク何てこんなネタそうそう無いわよ!」

 

 …いつも道理か、どんなに酷い目にあっても全部小説のネタにしちゃうからな、

 

 後、厨二病じゃない!常闇にトドメのセリフ考えて貰っただけだ!

 

 「あ、そうそう…お礼しなくちゃね。今はこれ位だけど…許してね」

 

 ロマニさんは防寒の前を開き、リンクを抱きしめ、ギュ…ってしてくれた。

 

 ほのかに香る甘い良い香りに、顔に当たる柔らかい感触…気持ちいい…クセになりそうだ!

 

 「…スケベ、ヒトのオバさんに欲情してんなよ」パシャパシャ!

 

 マヤはしっかり写メを収めていた

 

 

 「待って、その写メどうする気?」

 

 リンクは軽く血の気が引きながらマヤに訪ねた

 

 「資料よ、色々便利な…ね♪」

 

 「…うわぁぁぁぁあ!と、取り消してぇーーー!」

 

 その後、別トレーラーに移し替えて無事に城下町にある農協へ納品出来ました。

 

 

 

 




 因みにその頃、他の科学妖精はまるで映画を見るようにリンクのトラブルを見て楽しむ妖精と、次はどんなトラブルに巻き込むか作戦を立てる科学妖精に分かれて、仲間を増やしつつ外出を全力で楽しんでいます。


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回復

 ハイラル城下町ー旧城下町ー中央病院

 

 昼過ぎになったので屋台で串肉を買い、軽く胃袋を満たした後、ルクスが話してた病院に向かった。

 

 病院に入ると何時もと違って、所々に黒服のゴツい人が立っており、周囲を警戒しているようだ

 

 とりあえず連絡を取ろう。

 

 リンクは人気の無い所に行き、オカリナを使い[♪サリアの歌]をした。

 

 「[コンタクト]ヲツカウ?」

 

 「お願いナビィ」

 

 「チョットマッテテ…『もしもし兄さん?』」

 

 「うん、今病院に着いたんだけど…」

 

 『わかった、個性登録カードをエレベーターの黒服に見せて上がって来て』

 

 …あの黒服はルクス関係だったのか

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

エレベーター前

 

 1台黒服が封鎖している

 

 とりあえずルクスが言ってた様にしよう

 

 「あの…最上階に行きたいのですが…」

 

 そう言いながらカードを見せた

 

 「…連絡は受けております。どうぞ」

 

 …つくづくルクスは住む世界が違う事を思い知りながら上に上がって行った

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

最上階ー特別病棟

 

 フロアに上がったらすぐにルクスに会えた。

 

 「リンク遅い!」

 

 「ゴメンね、バタバタしちゃって…」

 

 「…ミィスが待ってるから行こう」

 

 そう言って連れて行かれたリンク

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

ミィスの病室

 

 中に入るとお母さんと思われる人とミィスがいた。

 

 「Roeddwn i'n aros!(待ってたよ!)ドクターリンク」

 

 ミィスはベットから飛び起き、リンクに駆け寄って腰に抱き付いて来た。

 

 「ミィス!…随分元気になったね。ソチらの方を紹介して頂いても良いかな?」

 

 「えっと、ワタシのオカさん」

 

 お…お母さん?

 

 「まいねーむいず…」

 

 

 「日本語できますからダイジョーブ」

 

 おう、どうやら察してくれた様だ…

 

 「初めまして、牧場リンク…リンク=マキバです。東京の高校に通っています。」

 

 視線を外すとイギリスでは失礼らしいって本に書いてあったので軽く会釈をし、握手のてを差し出すリンク

 

 

 「初めマシテ、リンクですね。ワターシはヒューゴ・ミスティリック・ロウラル…ミスティっと呼んでクダサい」

 

 …ロウラル?

 

 「イギリスのウェールズ地方でエリザベス女王の直属の侯爵だって」

 

 ルクスが補足してくれた。…侯爵ってかなり高い身分だったような

 

 「そ…そんな身分の方とは知らず失礼を…」

 

 「イイです。プライベートで来てるのでキラクでイイです。…娘のミィスがお世話にナロマシタ。キノウからアナタの事ばかり…」

 

 「フヘヘ…」ぐりぐり…

 

 …ミィスにめっちゃ顔をお腹に押し付けられているリンク

 

 「…ミィス?そろそろ離れてたらどう?」( 一一)

 

 ルクスがジトって目でミィスを見ている

 

 「ノン」

 

 「…はーなーれーてー!兄さんはルクスのなの!」

 

 「|Cyfarfod unrhyw bryd Lucs Ni allaf gwrdd yn hawdd《ルクスは何時でも会えるけど、私はなかなか会えない》

 

 「…それはルクスも一緒よ!」

 

 「えっと」(゜.゜)

 

 リンクにしがみつくミィスをルクスが引っ張っている

 

 「リンク、モテモテデェす。」

 

 「ハハハ…ミスティ奥様も綺麗ですからさぞモテるのでは?」

 

 リンクは微笑みながら返事を返した

 

 「ヤダ…キレイだなんて…オジョウズね///」

 

 ミィスの母親との話を聞いて、ルクス達2人はジト目で、厶ってしている。

 

 「「……(-_-)」」

 

 「ハハハ…つ!」ギリギリ…

 

 ミィスが脇腹を抓んで来てるぅ!!

 

 「Mam, a gaf i fynd i chwarae?(お母さん、遊びに行って来ていい?)

 

 「Ydych chi'n mynd i'r cwrt?(中庭に行くの?ちゃんと服着なさい)

 

 「Ydw(はーい)

 

 …全然言葉が解らない

 

 「ルクス、何だって?」

 

 「中庭で遊ぼうっだって」

 

 「いいの?仮にも病人じゃ…」

 

 リンクは心配でミィスに聞いてみた

 

 「あしたのアサ、ビョウイン出る、もうげんき、イギリスにもどる」

 

 明日の朝に退院するのか。

 

 「じゃあ、お預かりします。ルクスも一緒にね」

 

 「「はーい」」

 

 子供は元気が1番だよな…?

 

 ミスティさんに服を引っ張られた

 

 「娘がカワイイからってテをダス、ダメヨ」

 

 「?…手を出す?ケンカならはさせませんよ。」

 

 そう言って返したリンク

 

 「リンクー!早く!」

 

 ルクスとミィスが防寒フル装備でドアの前に待っている。

 

 「今行くよ。…では失礼します。」

 

 そう言ってリンクは後にした。



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犬ゾリ?狼ソリ

ハイラル中央病院ー中庭

 

 ルクスとミィスで病院の裏にある中庭に来てみたが、グラウンド並みの広さがあった。ブランコや鉄棒等の公園に有る様な遊具等も見受けられるが、雪が積もって使う事が出来なくなっている。

 

 「…で、何をするの?カマクラでも作るの?」

 

 「ナニもナイ」

 

 「そうね…!、チョット待って」

 

 そう言って入口に戻るとルクスが黒服に何か話している

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 しばらくすると、黒服が少しゴツいソリを持って来た。

 

 後ろから蹴って押し進む事が出来るソリで、前には椅子が付いているので座る事も出来るタイプだった。

 

 「オー!」

 

 「昔、薬を運ぶのに使ってたんだって…倉庫に眠ってたって院長が言ってたわ」

 

 だからこんなに年季が入っているのか

 

 「じゃあ、ソリの足にワックスを塗って…」

 

 滑りを良くする為、盾のメンテナンス用艶出しワックスを使い、滑りが良くなったのを確認して、リンクが押す事になったが…

 

 「どっちが先に乗る?」

 

 リンクがルクス達に質問すると、2人はお互いに顔を見合わせた

 

 「「わたし!」」

 

 …2人ともかよ!

 

 「…リンクはどっちに乗って欲しい?」

 

 リンクはルクスから質問されて両方を見る

 

 「う〜ん…別にどっちでも…!、そうだイギリスといえば…」

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 「ハヤーイ!」

 

 「リンク!!もっと!」

 

 「ワン!ワン!(これ以上ムリ!)

 

 北欧名物、イヌゾリをするルクス達だった

 

 もちろん引いているのはリンクだ

 

 [♪闇のノクターン]で狼モードのリンクが引いている。

 

 操縦は慣れてると思われるミィス、後ろでブレードに立ち乗りしているのはルクスで、5分交代で操縦を変わって貰っている。

 

 思ったより重く無かったので良かったが、意外とルクスがスピードを出すのが好きで、ミィスはコーナーでテクニカルな曲がりをする事がわかったが一周200mだろうか

 

 午前中は強盗とバトル、午後は狼で1時間走りっ放しなリンクはそろそろ体力の限界だった。

 

 リンクはゆっくり止まり遠吠えで[♪闇のノクターン]をし、元の姿に戻った

 

 「…ゴメン、少し…休ませて…」ぜぃ…ぜぃ…

 

 「「えー」もうちょっと!」

 

 「1回身体温めよう?ね?…ホットミルク作ってあげるから…」

 

 4足で手が冷たくてヤバい、人間より長持ちだが肉球に染みて、人間に戻ったら霜焼けしている

 

 ルクスがリンクの手に気付いた。

 

 「うあ〜…リンク兄さん冷たそう…」

 

 ルクスはリンクの手を取って素手でリンクの手を温めようとしてくれた

 

 「兄さんの手、大きいから余っちゃう」

 

 「いや、気持ちだけで十分…」

 

 「そうだ!」

 

 「ルクス!?

 

 「エイ」

 

 ルクスはリンクの左手を取り、防寒着の首元を緩めた所へリンクの手を入れた。

 

 「ヒャン!…どう?温かい?」

 

 身長差から出来る無邪気のなせる出来事が発生

 

 「スゴク、温かいけど…それはちょっと!ミィス!?」

 

 ルクスの行動に驚いたリンクは少し困った顔をしている。

 

 そしてそれを見て、何かを思ったミィスはリンクの反対の手を取って同じ様にした

 

 「Oer(冷たい)…コッチのホウがCynnes(温まるよ)

 

 顔を少し恥じらいながら上目使いをするミィス

 

 「ミィス嬢!?」

 

 直接肌の感触がするんですけどミィスさん!?

 

「ルクスの方が温かいよね!?」ギュ…

 

 「ミィスのホウがヤワらかイ」ギュ…

 

「待って!絵面的にこの絵面はヤバいって」

 

 こう言う時決まって嫌な事が起こるんだけど!?

 

リンクは周囲を見渡して、誰も居なかったのでとりあえず2人から手を引っこ抜いて2人の手を引いて病院に戻って行くのだった。

 

 雪景色に隠れる白い迷彩柄のカメラを構えたボディーガードと、遠くから望遠カメラを構えていたロマニ記者に気付かないまま…

 

 

 

 

 

 

 



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料理指導

ハイラル駅前ー夕方

 

 リンクはルクス達に振り回された後、家に帰る為に駅に来ていた。

 

 「なんか…どっと疲れたな」

 

 帰省はゆっくり過ごすと思っていたのにイベントが目白押しにやって来る

 

 コレもキャップ達の仕業なのだろうか

 

 「あれ?リンクじゃない。「ひ!」…なに身構えてるのよ」

 

 「ゴメン、脊髄反射だ」

 

 買い物帰りのマヤがいた。

 

 「買い物?」

 

 「えぇ、今日は特売だったから…」

 

 マヤの買い物袋の中身はカップ麺ばっかりだった。

 

 「…待て、お前いつからこんなカップ麺ばっかりなんだ?」

 

 「えぇっと…お母さんが札幌行った位?」

 

 リンクの中で何かが切れた…

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 ハイラル駅横ー操記家ー弁当作業所

 

 

 リンクは鍋を振るっていた

 

 「はい、回鍋肉に棒々鶏風サラダ、トリスープお待ち」ゴト…

 

 「いただきまーす!……んま!!」

 

 「ゴメンね〜ご飯まで…」

 

 操記ファミリーに冷蔵庫を勝手にあさり、無事だった食材で夕飯を作っていた。

 

 「なんでロマニさん、弁当屋兼ねてるのにご飯作れないんですか!」

 

 リンクは怒っている

 

 「いや〜…何か姉さんがやってくれるから」

 

 …レミーの出番だな。

 

 

 「ご飯食べ終わったら、クリミア弁当の習得して貰うからね」

 

 「え、別に困っ「また物体X売る気か、アァんಠ_ಠ」…やります。」

 

 リンクは逃げようとしたロマニさんを睨みつけた!

 

 ロマニさんは諦めた!

 

 リンクは取り敢えず、オカリナを吹いて[♪レミーのクッキングマーチ]をして召喚した。

 

 現れたネズミのコックは、やる気があるようだ

 

 「レミー、この人にクリミア弁当を習得させたいんだけど、良いかな?」

 

 リンクはクリミア弁当の写真をレミーに見せた。

 

 レミーは少し考えて、食材の有るエリアに向かった後、ロマニさんの頭に登り、髪の毛を掴んでロマニさんを操り始めた。

 

 「ちょっと!きゃーーー!」

 

 後はレミーに任せた。

 

 「ねぇ、大丈夫なの?」

 

 マヤが心配している

 

 「大丈夫だよ。後でマヤも習得して貰うから」

 

 「……」ダッシュ!

 

 ガチャ、パス!!シュルル…ガチ!

 

 マヤは逃げ出した!

 

 リンクは慣れた様にクローショットでマヤを捕まえた。

 

 「逃がすと思ってるの?」キュルキュル…ガチャン

 

 「ハハハ…」ズルズル…

 

 ロマニさんに弁当を仕込むのに思いの外時間が掛かりそうだ

 

〜〜〜〜〜

・・・・

・・・

・・

 

 「…何これ」

 

 「また物体xが出来てる」

 

 レミーは凄く申し訳ない顔をしている

 

 出来上ったのは黒焦げの物体と黒焦げの固体と黒焦げの物質だった

 

 「…レミーがいるのにここまで酷いって、ある意味才能だな」

 

 「…昔から料理ダメなのよねー…ハッハッハ…」

 

 

 リンクが真剣に考える中、力無く笑うロマニさん…

 

「レミー、もう一回だ…習得させるまでやるぞ!」

 

 レミーは了解のポーズをして、ふたたびロマニを操った

 

 「ちょっと!人には向き不向きがあああ!」

 

 今日はいつ帰れるだろうか

 

 



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母は最強かもしれない

次の日ー牧場家

 

 前日のロマニさんがどうなったかって?レミーが根を上げてしまったよ。見事な落ち込みっぷりを見てしまった。

 

 まあ、黒焦げから食える物体Xになって来ただけマシだと思う。

 

 レミー、今度労ってやろう

 

 夜遅くに帰ってしまったが帰れるだけましだったと思う

 

牛達に朝飯の穀物ブレンドを上げた後、自分達の朝食を取っていると父さんが話して来た。

 

 「東京でのヒーロー授業はどうなんだ?」

 

 「戦闘訓練が最近多いかな?あと最近リカバリーガールの保健の先生から神経や肉体の構造に付いてやったりしてるよ」

 

 「そうか、良かったら1回父さんと戦ってみるか?」

 

 「え?…父さんそう言う事出来るの?」

 

 「…アナタ?」

 

 「わかってる、もうリンクも16歳位だし練習用の奴使うさ」

 

 母さんが疑いの眼差しで父さんを見ているがと父さんは笑っている

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 牧場家裏庭

 

 父さんは大き目の革袋に頑丈な長いロープが付いており、反対には小さな革袋が結ばれている物を持っている

 

 「じゃ、やろうか」

 

 「本当にやるの?」

 

 リンクは木の盾に強化した竹刀を装備している。

 

 「久し振りだから肩慣らししてから本番だからな」

 

 そう言ってロープを構えた父さん

 

 「わかった…流石に無茶はしないでよ。」

 

 リンクも盾を構えて備えた

 

 「よ〜い…始め!!」

 

 母さんが中央で審判の代わりをしており、母さんの掛け声で練習試合が始まった。

 

 「はぁぁぁぁああああ!!!」

 

 「よい…ショ!」

 

 リンクは盾を構えて何時もの様に突っ込んで行ったが父さんは余裕を見せながら大きい革袋を持ち上げ、上に投げたと思ったら革袋を殴ってこっち飛ばして来た。

 

 「く…重ああああ!」

 

 盾で抑えようとしたら重さに付いて行けずそのまま吹き飛ばされた。

 

 「く…いったい何キロあるの!?」

 

 「な〜に、ほんの200Kgだ、ほら、どんどん行くぞ」

 

そんな革袋をまるで少し重い文鎮が付いた鎖の様に扱い自分の手元に戻して、また同じ様に打ち込んで来る

 

 「コンの!」

 

 今度はギリギリを躱し、竹刀の届く少し手前まで来たが、、父さんは小さな革袋を下から上へ振り回しリンクのアゴにクリーンヒットしアッパーを喰らってしまったリンク

 

 

 「これでお終いか?まだまだ東京での修行が足らないな!肩慣らしにもならないぞ…この魔窟の森を幼少より遊び場にしていたリンクならこんな実力でも無いはずだ。

 俺の血『ナイトの一族』を持つお前ならイケるハズだ!掛かってこいやぁ!!」

 

 父さんは余裕だ…と言うか性格変わってないか?

 

 「…父さん、ゴメン、本気で行く」

 

 リンクは覚悟を決めて父さんに飛びかかった

 

 「そうだ!コイ!それでこそ私の自慢の息子だ!」

 

 父さんは大きい革袋を殴ってリンクに飛ばして来た。

 

 「フン!」

 

 リンクはスピンする様に躱すと父さんがロープと一緒に革袋の死角に隠れ飛んで来てラリアットをしてきた。

 

 

 「ンがああああ!!」

 

 リンクはラリアットする父さんの腕を掴み、鉄棒の逆上がりの様に勢いを利用して上へ飛び、空中から落下の勢いを利用して竹刀を振り落とした。

 

 「ハイヤ!てええええ!」

 

 「セイ!」

 

 父さんは小さな革袋を飛ばし竹刀に絡ませ軌道を反らした

 

 「コンの!」

 

 リンクは反らされた勢いを利用して踵落としを父さんに仕掛けた。

 

 「ヌルい!」

 

 父さんはリンクの踵落としを掴むとそのまま少し離れた所へ投げ飛ばした。

 

 リンクは転がる様に受け身を取り、すぐに構え直した。

 

 「…良い反応だ、身体も温まってきた!モット!モット来い!」

 

 父さんはドンドンテンションが上がって来ている時に母さんがフルートを吹いた

 

 〜♪癒やしの歌〜

 

 母さんの個性:音楽で癒やしの歌の効果が発動し、父さんに落ち着きが戻った

 

 「…あ・な・た…アレ、どうする気?」

 

 「何だよ、気が…あ」

 

 そこには無残に壊れた納屋に牛舎があった。ご丁寧に大き目の革袋も添えて

 

 「あんだけ、物を壊さない様に注意しなさいって、何時も言ってるのに」ゴゴゴ…

 

 母さんは怒りに燃えている!

 心なしか周囲の空気が歪んで見え髪の毛が歪んがんだ空間をユラユラと逆立っていらっしゃるぅ!!

 

 「…イヤ!ゴメン!そんな積りじゃ「ダマらっしゃい!!!」グホォ!ガ!べ!ギャァァァぁぁぁ…」

 

 完全に怯えた父さんに対して、母さんの腰が入った綺麗な右ストレートが父さんに直撃し、その勢いのまま野球のストレートの様に父さんは身体をくの字にして奥にある太さ40cmはある木にぶつかったが勢いは衰えず、そのまま森の奥へ木を薙ぎ倒しながら消えて行った。

 

 「…ふぅ、リンク?」

 

 「ハイ!!」ビシ!

 

 思わず直立不動になった。

 

 「ケミィちゃん…貸してくれる?パンケーキで直させるから」

 

 「おい!ケミィ!久し振りの仕事だ!」

 

 リンクは即座にケミィをシーカーストーンから呼び、そのまま生贄(ケミィ)を差し出した。

 

 後で父さんにナイトの一族に付いて聞いてみよう…生きていたらだけど

 

 



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チェーンハンマー

次回で原作待ちをします。皆様閲覧ありがとうございます。またコミック次第で更新いたします。


 牧場家ー昼

 

 父さんは森から帰って来たが、なかなかのダメージであった。

 

 全身擦り傷だらけであったが、あれだけ飛ばされて擦り傷だけって父さんの耐久力がオカシイと思ったリンクだった。

 

 「ナッハッハ!やっぱりオトちゃんには敵わないな!」

 

 「父さん昔何かやってたの?」

 

 「ん?…父さんは昔軍人だったからな!、かなり昔にハイラル王国があった時代『ナイトの一族』と言って王国の近衛だったんだが…当時の日本帝国に吸収されてなくなって自分達の種族は軍人として海外に散りじり…ハイラルに残った1部が細々と暮らす事になったもんだ。これでもロ○アと戦ってた時なんざ、鉄槌の守護って有名だったんだぞ」

 

 「そうなんだ。だからあんなにチェーンハンマーが上手いのか」

 

 「ナイトの一族は武器を沢山使いこなしていたからな!俺が1番得意なのがチェーンハンマーって訳だ、教えてやろうか?」

 

 「…まだ懲りてないようね。…その強い軍人さんがハイラル大森林の調査で迷子になって『お願いします!助けて下さーーい』って鼻水垂らしながら泣きついて来たのは誰でしたっけ?

 しかもあの司令官さん達も森の禁域に入って呪われてアナタ以外全員スタルフォスかギブドにされてるし…あのバカチン共が…」バキ!

 

 …母さんはシャモジを握り潰した。父さん達はいったい何をしたのだろう

 

 「…その節は大変お世話になりました。だから息子の前で言うなって…」

 

 父さんと話していると飽きれた母さんがまた疑いの目を向けて来た。

 

 「…ハッハッハー!そうだ!もう父さんは使わないから昔使ってたチェーンハンマーをあげよう!基本の型は後で裏庭で「アナタ?晩ごはん焦げた角食(食パン)だけに…」昔使ってた本をあげるから!ここで練習させないから許してオトちゃん!」

 

 父さんの現役時代の武器を手に入れる事になった!

 

 リンクは[チェーンハンマー]と[ボロボロチェーンハンマー指導書]を手に入れた!

 

 制作日が文久11年って書いてあるがかなり古い物だった。

 

 …中身が昔の文字で読みづらい、八百万さんに読んで貰おう

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 ハイラル市役所

 

 午後14時でリンクは東京に戻る為、移動して来て札幌空港に向かう為の手続きをしていた。

 

 「えっと、書類をもらい…なんで受付に姉さんが?」

 

 受付に普段は奥の席にいるリンクルさんがいた。

 

 「…ははは…なんでもナイワヨ…て言うかリンク、個性カード貰ったんでしょ?」

 

 「うん…それが?」

 

 「個性カード持ってるなら警備室横のカードリーダーにカードを読ませればOKだからイチイチこっちの一般受付必要無いわよ…ほら、行ったいった」

 

 …もう市役所で手続きで待つことしなくても良くなったのか

 

 言われた通りに1階の警備室前に行くとゴロン警備員の横にカードリーダーがあった。

 

 「ん?初めてゴロスか?」

 

 「えぇ、ここに読ませれば良いのですか?」

 

 「そうゴロ、臨時職員のDランク以上はここから出れるでゴロス」

 

 「…Dランク?」

 

 「アレぇ?、もしかして、説明受けなかったでゴロスか?

 

それぞれ市役所からの依頼に応じてD〜SSSまでランクが付くでゴロス

 

 Dは臨時職員…ハイラル市の基準で、野生生物(ボコブリン)を1人で狩る実力を持ってる、もしくはそれに準ずる能力や個性を使用出来るが目安ゴロン

 

 ランクが上がれば上がる程、難しい依頼を受ける事が出来るゴロス

 

 ポイントを沢山貰うと月末に給料として還元されるゴロン

 

 「そうなんだ、リンクル姉さんはどの位何だろう?」

 

 「リンクル?あの雷脚のリンクルでゴロスか?」

 

 「姉さん…ヒーロー名『コッコマスター』じゃ無いの?」

 

 「ここでのあだ名みたいなもんでゴロス、リンクルさんみたいな一般職員でC〜B-位、課長クラスでB+〜A-、局長でA+〜ゴロス、確かでゴロスがリンクルはCだったハズゴロン」

 

 …キングドドンコの首を踵落とし一発で折るリンクル姉さんでCクラスか…

 

 「あの娘はサボり魔だからランクが上がるのも遅いゴロン」

 

 「姉さん…」

 

 思わす呆れてしまったリンクだった。

 

「まあ、出入りは今後、ここでするゴロン」

 

 「はい、ありがとうございます。」

 

 そうして市役所を後にするリンクだった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 ハイラル市畜産農業協会サイド

 

 インゴーは昨日の強盗失敗の知らせを聞いて焦っていた。

 

「く…近頃ヒーローの動きが怪しいと思ったら、もう市内まで…こうなったら中東のゲルドのあの人へ助けて貰うしか…」

 

 机には紫のダイヤル式固定電話が隠れており、ゲルドのある人物に電話を掛けようとしていたその時だった。

 

 バタン! シュタタン…

 

 天井から白装束の人間、シーカー族が3名降りて来た

 

 「な…なんだねここはムグ!」

 

 「動くな…」

 

 2人はインゴーを拘束し、首にナイフを当てて、もう1人が机の捜索をしていた。

 

 「……在りました。情報道理です。」

 

 引き出しの隠し引き戸から資料が発見、密約の証拠や最近起こった解放軍による強奪資料が出て来た。

 

 「なああ!何故開けられる!?それには15桁以上のパズルと専用キーがいるハズ…」

 

 インゴーは、ヤバい証拠を全部そこにしまっており、2回ミスをしたり、無理にこじ開けると証拠品は全て水で溶けて無くなる仕組みになっていた。

 

 しかし、事前にインパ課長経由で報告を受けていたケミィの絵本に解き方が書いてあった為、その通りにしたら出来ただけである。

 

 「赤獅子家の面汚しが…強盗の幇助に食品偽装、反政府組織への肩入れに輸出禁止製品を海外ブローカーへの違法販売手続きの斡旋等、解ってるだけで87件もありやがった。

 オマエはやり過ぎた…コレが、世間にバレれば赤獅子家は解体を迫られる、表沙汰になる前に処分しなけれならない…赤獅子…いや土管インゴー…赤獅子大臣の命令により、お前を処理する…やれ」

 

 「「ハ!」」

 

 「ムグ!ムーーーーーーー!!!」

 

 インゴーはシーカー族の集団に拘束され、連れて行かれた。

 

 

 「しかし…インパもやるようになったな。この情報収集能力なら俺の後継者に推薦しても良いかもしれん…パーヤばあさんに話しておこう」

 

 シーカー族の若頭、レンジはインパの報告書を手に新しい後継者を考えていた。

 

 

 

 




北海道では食パンの事を角食(カクショク)といいます。元々はパン屋さんの業界用語らしいです。


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空港 

 札幌空港

 

 リンクが空港に着いた時は16時を過ぎていた。

 

 正月のせいか人も多い、午前中に地吹雪で離陸出来なかったから尚更だろうか

 

 それにしても忙しい帰省だった。

 

 また、すぐに[大翼の像]でハイラルに戻ると思うが、気分を1回リセットしよう

 

 キャップ達の件もあるしな

 

 そうしてエスカレーターを上がって搭乗口エリアに向かう途中に子どもとぶつかってしまった。

 

 「ゴメンね、大丈夫?…ミィス?」

 

 「リンク!」

 

 「リンク兄さん!?」

 

 ルクスがラナと一緒に来た。

 

 「アラ?リンクも飛行機?」

 

 ラナさんが聴いて来た。

 

 「えぇ、ラナさんは仕事?」

 

 「ルクスお嬢様とミィスお嬢様の護衛ね。近くにもガードの人達がいるわ、地吹雪で飛ばないからVIPエリアで止むの待ってたんだけど、探検するって聞かなくて…ま!もう動くらしいからそろそろ戻るけどね、はい!2人とも、戻るわよ!」

 

 ラナさんが保護者みたいになってる

 

 「ヘイ、リンク、スコししゃがンで?」

 

 「ン?どうしたの?」

 

 リンクは軽く膝を曲げると胸ポケットに入れていた航空券を取られた。

 

 「コレがリンクのTICKETデスか」

 

 「こら、返しなさい…待って!」

 

 「オーにさーんコッチら!」

 

 リンクは手を伸ばしたが、ミィスとルクスは逃げて行く

 

 「いいがげン!!」チュ…

 

 「ン…」

 

 リンクが右手を伸ばしたが、そのままミィスに腕を引かれミィスと接吻してしまった

 

 「「な゛!!!」」ガタ!

 

 「…ワターシのハツキッスデーす。こんど、Llwy cartref(手作りスプーン)をもらえるコトをキボウしまス。///♡」

 

 そう言ってミィスはリンクの胸ポケットに航空券を戻した

 

 リンクは衝撃的な出来事に思わずそのまま固まってしまった。

 

 「ううぅぅ!!リンク!私もリンクとキスするーーー!」

 

 「ルクス!?ちょっとまン!」

 

 リンクの顔を掴んで無理矢理キスをしたルクス

 

 「…プハ!…私も、初めてなんだからね…//♡」

 

 「……え、あれ、え?えぇぇーーー!///」

 

リンクは顔を真っ赤にして混乱した!

 

 「リンク…アンタ…女に無関心だと思ったら…」ワナワナ…

 

 ラナは自分の武器、魔導書に力を貯めている…

 

 「待って!今なんでこうなったかわからな…」

 

 「小さな子供に手を出すなんて…どういう了見かしら!!?」

 

 ラナさんが魔導書のページを飛ばして来た!

 

 「うわぁぁぁぁ!!!

 

 「待てー!このロリコン!!」

 

 魔導書のページが雷の様に変化し、リンクに襲い掛かった

 

 「待って!ここ空港!」

 

 「チャーカーマーシ!(やかましい)!!」

 

 「ダアああああ!!」

 

 リンクは逃げ出した!!

 

 「〜〜〜!!////」

 

 「♡♡//↑↑」

 

 ラナの後ろでは思わず取った行動に羞恥心で悶えるルクスと、気分上々なミィスがいました。

 

 

 

 

 




ここでまた、原作の進展を待ちます。
閲覧ありがとうございました。

ここで偽物を追え編はインゴーが捕まったので終了となります。



 因みに、ミィスが手作りスプーンを希望した理由は、イギリスに、こだわりで木で作った個性的で芸術的なスプーンを男性から女性に贈る事によって「アナタと婚約したい」と言うプロポーズ的な意味になります。

 


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1年生ー冬季インターン編
チェーンハンマーの指導書 02.08/16再開


久々に再開しました。またよろしくお願いします。


 東京ー雄英高校ーアライアンスーリンクの部屋

 

 帰省から帰って父さんから貰った[チェーンハンマー]を見ていた。専用の錆びたグローブが付いた鎖の棘鉄球、ハンマーの大きさは1m程、重さはゴロン族のガンドレットでも持ち上がら無かった事から下手な車より重そうだ

 

 「ぶんぶんするです?」

 

 「キャップ、ここだと色々と壊しそうだし…相澤先生に許可を貰うよ。それよりコレの方が問題だよ」

 

 父さんの使っていたチェーンハンマーの指導書、100年以上前の書体の為殆ど読めない所のであった。

 

 …八百万さんにお願いしてみるか

 

 まだ学校での研修があるとはいえ冬休み中だから、自由時間もある。

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 次の日、昼休みの時に八百万さんに話し掛けた。

 

 「八百万さん、ちょっといい?」

 

 「え!…いったいどうなったのですか?」

 

 珍しくリンクから声を掛けたので少しビックリしてる八百万さん

 

 「父さんから新しい武器の指導書を貰ったんだけど、所々読めなくて…八百万さんなら読めるかなって」

 

 そう言って指導書を八百万さんに見せた。

 

 「そうですの………………?」

 

 「どうしたの?」

 

 「…これ、文字が可笑しいですわ。確かに世界大戦前の旧書体です。所々が達筆で…このままでは読めませんわね。ちょっと来てくださる?」

 

 八百万さんは自室にリンクを案内した。

 

 しかし、葉隠さんに八百万さんがリンクを自室に連れ込む所を目撃、変に誇張された噂が女子達を巡る

 

 

 ーーーーーーーーーーーーーー

 

 アライアンスー八百万の部屋

 

 部屋の6割がベットに取られてる移動スペースが狭い部屋だった。

 

 「ベットでか!」

 

 「別荘にあった普段使って無いものを持って来ましたら思ったより部屋が狭かったですわ。…コレを使いますわ」

 

 そこには全身の写る姿鏡があった。

 

 「鏡?」

 

 「これは鏡文字になってますので、多分重要な部分が鏡文字になってると思いますわ…達筆の部分は解るとこだけ翻訳致しますわね」

 

 そして翻訳をし始めると最初はナイトの一族の説明があった。

 

 ハイラル王国で1番新参者の一族で、古の勇者が初代とされてるが本格的に一族として国王に認められたのは風の勇者時代からの様だ。

 

 そしてハイラル王家の血筋を守る為に結成されたナイトの一族は8種の武器…『片手剣(ショートソード)』『両手剣(ロングソード)』『大槌(ハンマー)』『鎖鉄球(チェーンハンマー)』『(ロッド)』『(ボウ)』『(スピア)』『(シールド)』それぞれの基本を習得した後、自分にあった武器を最後に選んでその武器を生涯の相棒として日々極める為の修練を積み、王家を守護する事が書かれていた。

 

 「…コレってもしかして全部で8冊あるの?」

 

 「リンクさんのお父様が持っていたのが鎖鉄球…チェーンハンマーって事ですわね。」

 

 そして基本の型から上手構え、盾構え、諸手構えと挿絵がしてあり、以前リンクが父さんに吹き飛ばされた技『鉄槌砲』等の技書が細かく乗っていた。他にも色々と技はありそうだ。

 

 「八百万さん、ちょっとこの技習得したいから…出来たらで良いけど手つ「良いですわ!」…早いよ」

 

 まあいいが、今日の夜に付き合って貰おう

 

 そうして扉を開け、自室ヘ戻り午後の課題を済ませた後に体育館βでチェーンハンマーの技に励む事にした。

 

 

 



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チェーンハンマー技

 あれから3日、リンクは取り敢えずやってみると言う考えの元、チェーンハンマーの技をどんどん吸収していった。

 

 「デヤアアア!!!」

 

 リンクはチェーンハンマーを右手でブンブンと横に振り回し方角を変えて上に飛ばした後に鉄球を叩き飛ばした。

 

 「鉄球砲!!」ガシャ!!…ガッシャアアアン!!!

 

 そして八百万さんが作った大きなマトリョーシカ人形[LL]を的に攻撃し、打ち砕く…そんなのを繰り返していた時だった。

 

 「リンクさん!なかなか様になってきましたわよ!」

 

 「うん…ありがとう八百万さん」

 

 鎖とグローブの感触を確かめながら八百万さんに感謝したリンク

 

 「…もう!名前で良いとおっシャッタノニ…」

 

 「…モモサンアリガトウゴザイマス。」

 

 名前で呼ばないとたまに怒りが少し含まれるであろうブラックな気を感じる時があるが確実に上達はしてると思う

 

 「おーい!!牧場ー!」

 

 すると扉から切島が入って来た。

 

 「切島?どうしたの?」

 

 「いや、ここでリンクが新しい武器の練習してるって聞いたから来てみたんだが、それが新しい武器?モーニングスターじゃん!しかもデケぇ!」

 

 「チェーンハンマーだよ。父さんが軍人だった頃使ってたんだって」ジャラ…ガシ!

 

 そう言ってリンクはチェーンハンマーをグイ!っと引っ張り、そのままグローブでキャッチした。

 

 「なら丁度いい!オレと戦ってみねぇか!」

 

 切島と戦うのか…

 

 「結構ですわ。私がしっかり指ど「いいね!丁度対物に飽きてたんだ!」…ギリ!」

 

 「?…どうしたの?モモさん」

 

 今すっごい怖い顔になったけど…

 

 「お…おお!今スーツに着替えて来るからちょっと待ってろ!」

 

 切島も何か一瞬怖い者を見た様な顔をした様な…まぁ大丈夫だろ。

 

 ーーーーーーーーーーーーーー

 

 気を取り直して切島との対戦する事にした。

 

 「………それではスタートですわ!!」

 

 八百万さんの掛け声でリンクはコントロール出来る3〜4m程の範囲でチェーンハンマーを頭上でブンブン回し始め、先に攻撃をしたのはリンクだった。

 

 「烈怒交吽咤(レッドカウンター)アァ!?」

 

 リンクの遠心力からの横からハンマーで殴ると硬化した切島をそのまま体育館βの反対側までフッ飛ばした。

 

 「大丈夫!?個性:硬化だから割と強く打っちゃったけど…」

 

 「……テェ、大丈夫!ってかそれ何キロあんだ?」

 

 「知らない」

 

 「トラックがぶつかって来た位の衝撃があったぞ!…ヨシ!もう一発頼む!オレの個性強化に丁度いい!」

 

 「…じゃあ遠慮なく『鉄球砲(テッキュウホウ)』!」ジャラ…ガン!

 

 「オリャアアアアアア!!」

 

 切島は安無嶺過武瑠(アンブレイカブル)となり、見事に受け切った

 

 「…(受け切った!)」

 

 「からの…『流星球(リュウセイキュウ)』!!」

 

 リンクは横に回していたハンマーを縦方向に回し、遠心力を使って切島の上に叩き落とした。

 

 「ちょ!?グオオ!」メキメキ…

 

 鉄球の重さに遠心力が加わった破壊力で切島は立って入るが体育館の床にめり込み始めた。

 

 「そして『地岩槌(チガンツイ)』ィィィ!」

 

 リンクはグローブを使い、手刀で地面に突き挿し、持ち上げるとコンクリートと地面が柱の様に抜きでて、幅が3m高さ15m程の大きな円柱の塊を持ち上げ金槌の様に鉄球の上に振り下ろした。

 

 ズゴオオオオン!!!

 

 土煙を上げる体育館βに砕けた岩が散らばっている

 

 「…これがチェーンハンマーの基本コンボか。やっぱり近接か中距離じゃないと隙がデカイな、しかも一回防がれるとチェーンを戻す隙も出来るし、切島はどう思う?…アレ?…切島?」

 

 リンクは鎖を引いてハンマーを引き寄せると頭だけ出てる切島がいた。

 

 「…なんだ、いたなら声だしてよ。本当に潰れたと思って焦った」

 

 「牧場…オレじゃ無かったら死んでたぞ…

 

 「そこは『絶対折れないって信頼』って事で」

 

 「そんなにアッサリ片付けるな!…しかも抜けねー!!」

 

 そんな切島にリンクの妖精達が近づいて来た。

 

 「…でるくぎはうたれるです」ニヤ〜…

 

 科学妖精のキャップが何か悪代官みたいな感じで切島に話しはじめ…

 

 「…ちょっとコレ試してみたかったであります。」ニヤニヤ

 

 艦載妖精のシィが何か新しい化粧品を切島で試そうとしだした。…随分クラスの人間に慣れた様だな。いい事だ。

 

 「オイ牧場!コイツら何とかしろー!ウップ」

 

 「動かないでください!白粉が塗れないであります!」

 

 「そんなの塗るなーーー!」

 

 切島は首から下が床に埋まってるからヤラれたい放題だな

 

 …最近出番が無くて鬱憤を晴らしてるのだろう

 

 「…このチェーンハンマーってラヴィオ先輩の所でメンテってやってるのかな?」

 

 「結構な年代物の様ですし…もしかしたらやってくれるかも知れませんね。」

 

 「じゃあ片付けしたらちょっと先輩の所行ってくる」

 

 そう言ってリンクは砕けた岩を元に戻し始めた。

 

 「わかりましたわ。では私は継ぎ接ぎの部分を…」

 

 八百万さんは戻した所をくっつけていく

 

 「オイ…オレを早く抜いてくれーー!」

 

 「口紅がつけられないであります!」

 

 バカ殿メイクみたいになってるになっていた切島は、シィが満足するまでほっとく事にした。

 

 

 

 




 チェーンハンマー技の基本(棘鉄球+グローブ)

 鉄球砲…ハンマー部分をグローブで殴り、真っ直ぐ大砲の様に飛ばす

 流星球…縦方向の遠心力を使い相手の頭上からハンマーを叩きつける

 流岩球…自分を中心に回転する様にハンマーをぶん回す

 鷹飛球…上空からの鉄球砲、鷹が獲物を狩るように一気に単騎を殲滅する

 
 グローブ技(基本)

 掬い上げ…文字通り相手を掬い上げる

 地岩槌…グローブのパワーで地面に亀裂を入れて岩石柱を抜き出す、岩場や硬い地面程強力な岩柱が抜き出せる、都会ならビルの柱等でも代用可(超迷惑)

 これらが基本技で、色々な応用技は今後作って行きます。ゼルダ無双での動きが基本です。


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グローブ

 訓練後、ラヴィオ先輩のいるサポート科のラボを訪れたリンク

 

 「変ナ攻撃ウケナイワヨネ」

 

 「ナビィ、毎回そんな目に…あう…わけ………」キョロキョロ…

 

 リンクは今までの経験上、爆破や暴発、実験の失敗に巻き込まれている事はもう片手では追いつかない、まず周囲を確認する。上から何か落ちて来る事も無さそうだ、床もつま先でトントンと叩いて確認地面も落ちなさそうだ。…扉にガタがきてない事を確認し、内分の音を耳ですま…

 

 「何をしてるの勇者君?」

 

 「うわあ!…ラヴィオ先輩、部屋にいらっしゃらなかったんですね。」

 

 「ちょっと仮眠をとっててね…企業に発表する新しいパワースーツの…」

 

 そしてラヴィオ先輩が扉を開けると思わず固まってしまう事が行われていた。

 

 

 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!

 

 そう見ても手足を引き千切ろうとする水車の拷問に掛けられてる様にしか見えないパワーローダー先生に…

 

 「このかわいいベイビィならその先生の悩みである小さな身体もきっと伸びる事間違いありません!」

 

 その拷問器具を操作してる発目がいた。

 

 その光景を見たラヴィオ先輩は静かに扉を閉じた。

 

 「…オカシイ、まだ疲れてるのかな…先生が生徒にSMを…」

 

 …ここはきっとMADがいるんだ。きっとクレイジーな発明家がいるんだ。

 

 ーーーーーーーーーーーーーー

 

 取り敢えずラボに入り、仕事の依頼をする為パワーローダー先生ヘの背伸ばし器具?は止めて貰いラヴィオ先輩とチェーンハンマーとグローブを見てもらった。

 

 「……うん、コレは古代ハイラルのアイテムだね…ここまで程度の良いもの良く手に入ったね!」

 

 ラヴィオ先輩は兎ローブで顔は見えないが目をキラキラさせてそうな声でグローブやチェーンハンマーを見ている。

 

 「…取り敢えず持ってる文献から回路を調べてオーバーホールしちゃうから、明日にでもとりに来てよ。」

 

 「じゃあお願いします。」

 

 「いいよ♪…正直パワースーツ系って作った事無かったからコレを調べて…フヘヘ…」

 

 ラヴィオ先輩はラネール鉱石のエネルギーで動くレントゲンを応用した計測機でグローブとハンマーの解析を始めた。

 

 「…やっぱりアレは渡すべきでは無かったであります。」

 

 「そあくなもぞううひん、いっぱいでるです?」

 

 「マァ、他ニメンテナンス出来るル人イナイシ…イインジャナイ?」

 

 牧場妖精ズはリンクの頭の上で話し合ってる…まぁ明日また来よう。

 

 

 ーーーーーーーーーーーーーー

 

 夜遅く、解析が終わったラヴィオ先輩はコーラを片手に解析結果を見ていた。

 

 「…うん、交換しなきゃいけない部品は無さそうだ。これなら分解整備と消耗したラネール鉱石を少し足せば出来るな…もうこんな時間だし、一回眠ってから仕上げよう…良い仕事には睡眠が欠かせない…ふぁああぁ…」

 

 

 ラヴィオ先輩は持っていたパソコンのアイコン【勇者君アイテム記録】にデータを保存し、ラボを後にした。

 

 誰もいなくなったラボに飛び込む1人の生徒がいた。

 

 「良いアイデアが眠る前に思いついたのできましたぁ!」

 

 発目である。

 

 「まぁ今は誰もいないですよね!…ん?」

 

 発目はラヴィオ先輩に放置されていたリンクのチェーンハンマーが視界に入り、興味を持ち試しにグローブを着けて近くのガラクタを持ってみた。

 

 「………スゴい出力…400kgのモーニングスターを軽々と…、これを小型出来ればもっと良いベイビィに……………ん?これって前に作ったベイビィ【番犬ワンワン】にピッタリなのでは……フフフ…フフフ!!閃いちゃいましたあああ!!」

 

 発目はチェーンハンマーを自分の作業台に置いた…



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ワンワンダッシュ

 訓練用プールで艦載妖精であるシィと砲撃妖精であるショットの訓練の為、艤装:熊野を展開し、蛙吹さんと戦闘訓練をし、休憩してる時だった。

 

 「「インターンの再開!?」ケロ?」

 

 「あぁ、もちろんこっちで今までの実績やインターン経験数等を考慮してコッチで判断するんだが…牧場」

 

 「ぼく?」

 

 「…お前は北海道に戻って地元ヒーローと連携しろ、校長命令だ、じゃあ他の奴にも言ってくる」

 

 相澤先生はそう言うとそのまま隣のエリアに向った

 

 「…あんまり驚いて無いわねリンクちゃん」

 

 「…臨時職員の説明受ける時に、ラナさんから冬のインターンは事前に聞いてたからね」

 

 何をするかは全く聞いて無いが…

 

 「…じゃあすぐに出発するの?今の時期北風で凄く時間かかるんじゃないかしら?」

 

 「いや、今回はそんなに急がなくても大丈夫だよ。…第1北海道の飛行機は良く止まるから無理だし…ヨシ!もう一戦お願いね梅雨さん」

 

 「ケロ!」

 

 リンクはプールをスケートの様に水上を滑り中央へ向い、蛙吹さんは水面を蛙泳ぎで進んでいった。

 

 

 ーーーーーーーーーーーーーー

サポート科ーラボの前

 

 午後の訓練が終わって現在は夕方、メンテナンスが終わったであろうチェーンハンマーを取りに来たリンク、シィとショットはシエスタモードでシーカーストーンの中で寝ている

 

 「…まぁ大丈夫だよな」

 

 リンクは普通にノックをして入ろうとする

 

 『…はーい』

 

 「牧場です。チェーンハンマーを取りにきました。入り…」

 

 『ゆ、勇者君!?』ドタバタバン!!

 

 すると扉が扉が開かない…というかラヴィオ先輩が扉を抑えている。

 

 「センパーイ?扉が開けられないですよー!」

 

 『ちょっとね!色々あってね!!』

 

 Wan!wan!

 

 …犬の声?結構大型の声が聞こえる

 

 「どうしたんですか?犬でも拾って来たんですか?」

 

 『い…いやああそうなんだよ!懐かれたらここまで着いて来ちゃって…ホラ!あっち行てろって…』

 

 「へー!見せて下さいよ」

 

 「わんわんものがたりです?」

 

 科学妖精のキャップが胸ポッケから顔を出してる。

 

 『イヤ!大丈夫、チェーンハンマーはもう少し掛かりそうだから後で届けてあげるから今はゴメ!ちょっと!大人しくしてエエエエエエ!!!??』

 

  バタン!

 

 「フギュ!!?」

 

 急に扉が開いて顔をブツケたリンク

 

 「うあああああああああ!!!た〜〜す〜〜け〜〜て〜〜…」

 

 口と目がついた見覚えある大きさの鉄球が鎖に絡まったラヴィオ先輩を連れて(引きづられ)廊下を爆走し始めた。

 

 「大丈夫!?リンク!ツブレテナイ!?」

 

 「アリガトナビィ…ふぅ…よし!」

 

 リンクは気を取り直してラヴィオ先輩を急いて追い掛けたる為にシーカーストーンを操作し、マスターバイクを召喚しアクセル全開で追い掛けた。

 

 

 

 

 



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とばっちり

 警報が鳴り響く校舎で、リンクはマスターバイクで駆け抜けていた。

 

 「校舎デバイクハダメデショ!!」

 

 「でないとラヴィオ先輩に追いつかないよ!!」

 

 「…ふぁああぁ、何事であります?」

 

 「なんスか?警報ッスか?」

 

 リンクは校舎の廊下を爆走している。騒ぎで船妖精コンビが起きて来たようだ。

 

 『警告!警告!サポート科の実験ロボが暴走中!一般生徒は特別棟に近づか無い様に!ほらパワーローダー!お前の生徒の不始末だぞ!!サッサと特別棟に行きやがれ!!』

 

 校内放送からは警備ロボの声が響いている。

 

 「あの大きさなら窓から外に飛び出す事は無いはず…いた!」

 

 廊下の突き当りにある階段を曲がって行くのが見えたのでリアブレーキを利かし、後輪を滑らせた後、アクセルを回しホイルスピンさせ階段手前のコーナーをドリフトで抜ける、階段の損傷から下に向ったと思い、階段に飛び込み、踊り場でターンしまた階段を飛び越える

 

 2Fの廊下に入り、長い普通科への棟へ向かう廊下で射程内に入った。

 

 「センパーイ!!!キャップ!クローショット!」

 

 「あいあいさ〜」

 

 「勇者くーーん!!」

 

 リンクはキャップに指示をだしクローショットをシーカーストーンから取り出してもらい、リンクは暴れる鉄球のチェーンの繋ぎ目にポインターを当て発射した。

 

 パシュ………ガキン!!

 

 クローショットの爪が鉄球近くの継ぎ目に引っかかる

 

 「うおりゃああああ!!!」

 

 マスターバイクのブレーキを全開にし前に進もうとする鉄球を何とか抑えた。

 

 「先輩早く!」

 

 「うん!この!…抜けた!!」

 

 足に絡まっていたチェーンを何とか外し、ラヴィオ先輩はリンクの方に向かって走って行った。

 

 しかし、今度はこっちに鉄球が顔を向けている。

 

 「いや〜助かったよ〜」

 

 「まだ助かってない!早く乗って!!」

 

 Wannwan!!

 

 今度はこっちに向かって鉄球が向かって来た。

 

 「ヒィ!」

 

 ラヴィオ先輩が乗ったのを確認するとリンクはドーナッツターンで反転、さっきの道を戻って行った。

 

 階段を登り、3Fの廊下にあった清掃用のロッカーにクローショットで倒し、踏み台を作った。

 

 「勇者君!?まさか…」

 

 「歯ぁ食いしばってください!」

 

 リンクはその踏み台で窓を突き破って外に飛び出した。

 

 ガッシャァァァン!Boooo!!

 

 「イーーーヤホーーーー!!!

 「Noooooooooooooo!!!!」

 

 飛び出すと下には誰かの車があったのでその上に着地した。メキメキと車の潰れる音が響いたが着地の衝撃は緩和された。

 

 「センパーイ…先輩?」

 

 「…シタカンダ」

 

 何だか静かだと思ったら舌を噛んでしまったんかい

 

 ドッカーーン! Wannwan!!

 

 鉄球は校舎の壁を壊してリンク達に向かって落ちて来た。

 

 「我、夜戦二突入スでありますか!?」

 

 「夕暮れではあるけどけど!そんなのありかよ!?」

 

 リンクはグラウンドに向かって走り出した。広い場所に出たかったからだ。

 

 「ヒイイイイイイアアアアア!!!

 

 ラヴィオ先輩は悲鳴をあげるばっかりだ。

 

 「先輩!バイクの経験は!?」

 

 「無理無理無理ィ!ある訳ないだろおおお!!

 

 そんなやり取りをしてるとグラウンドに着いた、リンクは朝礼の時に校長が立つ金属製の台で高く飛び上がった。

 

 「NOooooooooo!!

 

 「ほいっと」

 

 リンクは叫ぶしかないラヴィオ先輩リモコンバクダンを鉄球に向かって投げ、ジャンプして追いかけて来る鉄球にぶつけ爆破させた。

 

 ズボン!!…

 

 鉄球は失速しそのままグラウンドに落ちて行くと落とし穴にハマった様に穴に落ちて行った。

 

 「よっと!……なんで!?さっきまであそこに穴なんて無かったのに…」

 

 「…リンクぅ大丈夫だった?」

 

 地面からパワーローダー先生がモグラの様に出て来た。どうやらあの穴はパワーローダー先生の掘った落とし穴だった。

 

 「…た…助かった…」

 

 「…ラヴィオ、君は後で生徒指導室ねェ」

 

 「…うぎゃああ!?ボクのせいじゃないのにぃ!!」

 

 パワーローダー先生の言葉にラヴィオ先輩の断末魔が聞こえた気がしたリンクだった。

 

 

 

 

 

 



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ワンワンハンマー

 サポート科のラボでリンクは固まってしまった。父さんから貰った大事なアイテムが変貌してしまったからだ。

 

 「…チェーンハンマーが…ワンワンハンマーになってしまった…」

 

 目の前には父さんのチェーンハンマーから棘が無くなり、代わりに大きな口とつぶらな瞳を持つ丸い何かになってしまった。

 耳こそ無いが完全にワンワン喋るし…チェーンがついてるからだ持って歩くと完全にお散歩してる犬の様だ

 

 

 

 「本当にゴメン勇者君!!本当!ワタシがそのままにしてしまったばっかりに…」

 

 「そうですよ!お預かり品をあんな所に置くのが悪いのです!」

 「「「お前が言うな発目ぇ!!!」」」

 

 発目の発言にパワーローダー先生、ラヴィオ先輩、リンクはキレた。

 

 「……反省がガルルガル(足らん)…様アウウン(だな貴様)!」

 

 ハウンドドッグ先生は発目の頭を鷲掴みにした。

 

 「なんでですか!ただぶつけるモーニングスターが、AIを組み込みグローブのリモコンで自動、手動を切り替えて追跡、カミツキ、打撃の3種攻撃が出来るモーニングスターならぬ『ワンワンスター』にカスタムしただけではないですか!寧ろ進化してるんですよ!?なかなか良いベイビィに…」

 

 「指導!!そしてラボへの2ヶ月間出入り禁止!反省文の提出!!」

 

 「うわああああああん…そんなぁあああ…」

 

 発目はハウンドドッグ先生に生徒指導室へ連れて行かれた。

 

 サポート科だし、反省文だろ…きっと

 

 「…これ使えるのか?」

 

 改めてチェーンハンマーを見るリンク

 

 「前よりは見た目の凶悪性が無くなっているであります。」

 

 「…戻せそうですか?」

 

 「…ゴメン、解析データが書き換わってて…」

 

 どうやら発目が色々と書き換えされている様で元のデータがわからなくなっている様だ。

 

 「……ま、いいや…コレはこのままにしようか」

 

 「い…いいの!?勇者君」

 

 「変わった物は仕方ないし、今回は先輩の責任じゃあ無いですしね」

 

 リンクは機能を停止したワンワンをシーカーストーンにしまった。

 

 「は…はは…気をつけます。そのグローブもちょっとデータを保存するからちょっと待ってて…」

 

 ラヴィオ先輩はいそいそとグローブを作業台に置きもう一度計測し直している。

 

 「…どうしよう、コレ父さんが見たら…」

 

 「親御さんに何か言われたら先生に言ってねぇ。今回はこっちの責任でもあるからねぇ」

 

 そう言ってパワーローダー先生はリンクの肩を叩いた。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 アライアンスー1階の談話室前 

 

 リンクが帰って来ると切島と上鳴がソファーでくつろいでいた。

 

 「お、牧場じゃん!メンテナンス終わったのか?」

 

 「……予想外になったがな」

 

 「ん?何かあったのか?」

 

 リンクは上鳴にそう聞かれるとシーカーストーンを操してチェーンハンマーを出した。

 

Wannwan!

 

 「ちょ…ウオオ!!?」

 

 チェーンハンマーは切島に頭から噛み付いた。

 

 「このゲームに出てきそうなデザインの奴はなんだよ!?」

 

 「…いつの間にか…チェーンハンマーはワンワンハンマーになってしまった。」

 

 どうやら自動モードだと近くの生き物に噛み付こうとするようだ。…いや硬い物に向かって行くのか?

 

 「マキバ!早く戻せ!」

 

 …使い熟すのに時間が掛かりそうだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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大翼の歌

 アライアンスー寮前

 

 朝、リンクは部屋から持って来た30㌢程の像を持って寮の入口の前に置いてオカリナを構えた。

 

 「気を付けて行ってこい…」

 

 「はい…ナビィ!」

 

 リンクはオカリナで【♪大翼の歌】を奏でた。すると白いキラキラ輝く大きな翼が生える様に妖精力の翼が背中に出来、空へ飛び上がった。

 

 そんなリンクを見送っていた相澤は像を回収し管理室に戻した。

 

 「…像と像の間を高速移動出来る個性か。像は屋外に無いといけないが楽だな…オレにも作って貰えないか聞いて見るか。」

 

 相澤先生は大翼の像を買えないかハイラルに問い合わせて見る事にした

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 ハイラル市役所前に到着し、リンクは着地する。ほんの数日前に来たばかりなので然程変わっていない

 

 「まさか3分で到着出来るとは…」

 

 コレって殆どワープじゃね?って思いながら職員用入口に入って行った。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 リンクは人事部に行った後、インパ課長がいる特別生物対策科に向った。

 

 「今日からよろしくお願いします。」

 

 「うむ、まぁ昔から知った中だがインターンとはいえ仕事仲間だ。しっかり学ぶ様に」

 

 「はい」

 

 「養育係は…リンクル、お前が面倒みろ」

 

 「えええ!私今18時間連続勤務ちゅ…」

 

 「それは代理を頼んで休んだ結果だろうに…実績がリンクがいなくなってから随分落ちたな?」

 

 「ぎく」

 

 「しかも、待機の時間に来訪の男に…」

 

 「リンク!しっかり面倒見てあげるからね!」

 

 「………ハイ…」

 

 リンクル姉さんが…担当…絶望の未来…しか見えない!

 

 「リンク、お前のスケジュールだ」

 

 インパ課長に渡された紙には最初の5日間のザックリとしたスケジュールが書かれていた。

 

 『5:00、養鶏場の手伝い

 7:00、朝食後、新人武闘訓練

 12:00、昼食

 13:00、依頼の任務

 18:00、夕食後、新人特別訓練』

 21:00、風呂

 22:00、就寝』

 

 「…武闘訓練?」

 

 「あぁ、昔からの伝統でな…ハイラル式古武術の基礎をやって貰う予定だ。今日は中の案内と隣の宿舎で休むがいい…明日からはやる事は多いからな」

 

 取り敢えず今日は市役所の中の案内を受けている、天然温泉、サウナがついた風呂、職員なら超格安で受けられる食堂、負傷した時の病院も併設されており、小さいがマロマートで日用品とかの買物も出来る、市役所なのにちょっとした町の様になっているので別に特に用事が無ければ一週間位引きこもるとかも余裕である。

 

 宿舎は個室で3畳程、ベットに小さな机、小さな冷蔵庫に洗濯機も着いていた。…まぁ食事も殆ど市役所で取れるしこの狭さも納得だろう。

 

 明日からはインターンだ今日のうちにシャンプーとかも買っておくか

 

 

 



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ペガサスの靴

 早朝、4:45頃

 

 リンクは起きて装備を整え、宿舎裏にある大きな養鶏場へと向った。ドームの様になっている養鶏場は普通の養鶏場とは違い、壁が全部鉄で出来ていた。

 

 するとリンクルさんや他の防弾ジョッキに特殊グローブと籠を装備した若い職員と一緒に、まるで戦争でも行くような雰囲気に驚くがリンクル姉さんに聞いた。全員で10人位か

 

 「おはよございます…」

 

 「リンク、ちゃんと起きて来たわね。」

 

 リンクル姉さんはペガサスの靴を履いている。…それって戦闘用じゃあ…

 

 「…卵の回収なのになんでそんなに重装備な人ばかりなの?」

 

 「あんたねぇ、コッコを…舐めんじゃないわよ!ハイラル市役所新人研修で卵の回収…去年の死亡者は6人も出てるんだから!」

 

 「なぜそんな危険な物を新人研修にした」

 

 大体普通に卵を取りに行くだけだろ

 

 「…あれ?リンクの家ってコッコ飼ってるんだっけ?」

 

 「いますよ?」

 

 うちの花子に良く群がってるし…

 

 「本日、谷田部が負傷したため代わりで来とる養鶏管理の花山や!今日のノルマは1人20個の卵の回収や!今日は農水省からの依頼で何時ものより多いが…時間や!気張って行くで!!」

 

 リンク以外が緊張の面持ちで、鉄の扉がゆっくりと開かれた。

 

 「前進!」

 

 

 そう言って入ると二重構造の扉になっており、扉と扉にあるスペースに入って行くと何人かが震え初めている。

 

 「…あの…大丈夫ですか?」

 

 「ひ!…新人か…気を付けろよ…オイラは助ける余裕ねぇからな!」

 

 …どんだけコッコにおびえてるんだよ

 

 「さぁ行くでぇ!業務…開始や!!

 

 扉が開くと温かい春の様な風が入って来た。そこには3方向に巣箱がある暖かく柔らかな光も入った部屋だった。かなりの大きさではあるが床には沢山の藁が敷かれており、匂いも殆ど無い、しっかり管理されているコッコがノビノビと過ごしていた。…百羽以上いないか?

 

 若い職員が1番手前にある巣箱の方に向かうとゆっくり卵を回収し始めた。

 

 そして別の職員が奥に向かっている

 

 「…別に問題無さそう…あ!」

 

 別の職員が雛を蹴飛ばしてしまった。

 

 「あ…や…やっちまった!!逃げろーーーー!!!

 

 1人が叫ぶと一目散に出口に駆け出した。

 

 コッケコッコーーー!!!

 

 コッコ達は蹴飛ばした1人に向かって飛びかかり始めた。

 

 「危ない!」

 

 リンクルは脚に力を込めると電気が飛び交い一気にトップスピードに加速し、襲われている職員をすれ違いざまに連れ去った。

 

 「さっさと入口に戻りなさい!!」

 

 「は…はいぃィ!!!」

 

 「リンクはそのまま卵を回収!それじゃ!」

 

 「え!?ちょっ…こんな数はじめ…ぷ…Plus Ultraァァァァ!!!

 

 リンクルは他の職員の救出優先し、リンクは仕事しやがれと見捨てた。

 

 卵を狙う卵泥棒とコッコ達に狙われたリンクは駆け抜けた。

 

 コッコ達は矢より早く、槍の様に嘴で突き刺す攻撃をしてくるがリンクはスレスレの所で躱す。

 時にジャンプ、前転、壁キック、伏せ、まるでアスレチックで遊ぶ子供の様にコッコの猛攻を交わしていく。 

 

 そして卵を籠の卵ケースに入れてはまた駆け出すリンク

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 入口の非難所ではそんなリンクを見て「…嘘だろ?」って目が点になってる若い職員達

 

 「ちゃんと事前研修で伝えたでしょ!コッコは真っ直ぐしか攻撃してこないから常に動線からズレれば怖くないって…」

 

 しかしリンクは40羽以上のコッコから全方位攻撃を躱し、いなし、飛び越えて卵を回収していく。そして7分程で20個の卵を回収し安全エリアに滑りこんだ

 

 「ねぇさん!いくら何でもいきなりこの量は無理だよ!?」

 

 そう言ってはいるが服はボロボロになっても卵はキッチリノルマ達成したリンク

 

 「何を言ってるの!?こんなの初歩中の初歩じゃない!!大体何でそんなにボロボロなのよ!」

 

 「あんな数初めての上、1回でも攻撃喰らって袋叩きに会うコッコ相手にこんなの流石に死ぬ!!」

 

 「うるさい!!」

 

 「ぐペギャプ!…」ドン!…ベチ!バタン…

 

 リンクルはリンクに横蹴りをし、横の壁に吹き飛ばした

 

 「たかがコッコの卵回収如きで泣き言言ってんじゃないわよ!蹴飛ばすわよ!!」

 

 「も…蹴飛ばし…痺れ……」バチバチ!!ピクピク…

 

 ペガサスの靴の効果で電撃も一緒に食らったリンクは床に蹲ってる

 

 「フン!…「バシ!」…まぁノルマは達成してるから20点あげる、アンタは先に休んでなさい」

 

 蹴飛ばした弾みでリンクが落とした職員カードに実績を入力し、リンクに投げ返した。

 

 「…リンクルはん?流石にやり過ぎや無いかと思うんやけど…」

 

 「あ゛あ゛ん゛!?リンクなんてこれぐらい追い込む位で丁度良いのよ!…他の皆さんもがんばって卵を集めて来てね♪」

 

 

 あからさまにリンクへの対応と他の若い職員が違うリンクルの指導に怯えている。

 

 「…これ…あかん…(今年の新人…何人かな…)」

 

 せめて新入職員が0人にならない事を祈るって花山だった。

 

 

 

 

 




ペガサスの靴…リンクルが持っている勇者コレクションの1つ、電気によって脚の筋肉を極限まで高め、繰り出す蹴りは岩も容易く蹴り砕き、走れば普通の人間では追いつけない速さで駆け抜ける事が出来る。

 リンクルの場合は最高時速120㎞まで加速できるがそこ、まで加速すると今度は曲がれ無いのでスピードは普段は抑えている。最高速からの飛び蹴りはリンクル一撃必殺の技でもある『ペガサスシュート』と言う技もある。


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VSインパ課長 上司の威厳

 朝食後、運動着に着替えさせられたリンクは武道場に来ている。

 

 「たちげいこ〜たきにうたれる?」

 

 「滝にはうたれない」

 

 「何スルノカシラネ」

 

 「取り敢えず学校の体育着に着替えたけど…」

 

 朝食の時間に合わせて起きてきたナビィ達と話すと今度はインパ課長が出て来た。

 

 「全員整列!…これよりハイラル式武闘訓練を行う!」

 

 インパはダイゴロン刀の刃に保護クッションが付いた物を背中に装備している。

 

 「リンク以外は8系統の基礎が出来てる筈だ、準備運動を行った後で系統別に乱取りを行って貰う!…リンク」

 

 「はい!」

 

 「リンクルからそれなりは聞いている。お前の今の実力を知りたいので準備運動が終わったら私と試合だ」

 

 ザワ!…ザワザワ…

 

 何か他の人がヒソヒソ話し始めたけど…何だ?

 

 ーーーーーーーーーーーーーー

 

 準備運動が終わった後で少し離れた所でインパ課長と試合をする事になった。

 

 「終わったな。リンク、お前の持てる全てを使って私を倒しにこい。」

 

 「え!?全てって…武器や個性も全部ですか?」

 

 「そうだ、私に勝てたらハイラル古武術、太刀の奥義である技を教えてやる。負けたら…そうだな…午後からデカコッコのお世話だ」

 

 「太刀の奥義…わかりました!」

 

 リンクは首にオカリナを掛け、トレーニング用の竹刀と盾を付け、背中には一心の弓、腰にクローショットとシーカーストーンを付けた。

 

 「…マスターソードでもいいのだぞ?」

 

 「今の実力を全部ぶつけるなら、コッチの方がしっかり…おい」

 

 そう話しているとシーカーストーンからマスターソードが飛び出て来た。

 

 《マスターリンク、全力を出すなら私を使うべきと推奨します。》

 

 「いや、流石に真剣は…」

 

 「ソイツも戦いたいみたいじゃないか、鞘に収めて使えばそんなに問題ないだろ。ちゃんと相棒は使える様にしとくがいい」

 

 リンクは鞘を固定し、刃を出さない様に革のベルトで止めて再度構えた。

 

 「…それでは…来い!!!」

 

 リンクはインパの掛け声で間合いを詰めた。盾を構えて距離を詰めるリンクに合わせる様にし、インパはダイゴロン刀を蹴り上げ、柄を掴むと抜刀術の様に腰を捻り上段からの兜割を仕掛けて来た。

 

 リンクは真っ向からの受け流しをしようとした瞬間、寒気が走り、一歩引いた。

 

 「…どうした?」

 

 「あのまま突っ込んでたら何か喰らってました。」

 

 「…ほう、なかなか鋭いじゃないか」

 

 インパ課長の右脇には水で出来ている小さな矢の様なものが浮いていた。

 

 「インパさん、『水』の個性ですか?」

 

 「そう、水を生成し、操作する…タネがわかった所でこっちから行くぞ!」

 

 インパ課長は遠心力を利用し、中距離攻撃を仕掛けて来る

 

 リンクは1度どの位の攻撃力があるのか、そして間合いを確認する為、ワザと盾で受けてみた。

 

 「セイ![ガキャン!!](オッモ!無理!)」

 

 リンクはワザと吹っ飛ばされてインパ課長の威力を殺した。

 

 「…」

 

 「いっつ…!なんてバカ力何だ…」

 

 「上手く威力を殺したようだな。まともに受ければ簡単に折れるぞ(…危機察知能力が異常に高い)」

 

 インパは下段に構えた。リンクはそんなインパに戦闘方法を変える事にした。構えを中段から後ろ気味に直した。

 

 「…デヤアアア!!!」

 

 「トウ!」

 

 インパの袈裟斬りに盾を受ける様にするのでは無くて自身を軸に威力の方向をそのまま剣に乗せた。それは合気の様で太極拳の様な円の動きだった。

 

 回転の力が強くなるとそのままインパ課長の脇腹に一撃を入れる事が出来たが、インパ課長の水弾がコメカミを掠り血が出ている。

 

 「ク…(もう私の動きに合わせて来たか…)」

 

 「いっつ…でもだんだん見切れて来た。」

 

 「…私の動きを見切っただと?…10年早いわぁ!!」

 

 インパ課長は水の槍を沢山作り、リンクに向かって発射し始めた。

 

 「うおおおお!!」

 

 リンクは横に走り抜け、水の槍の雨を抜けて武道館の壁に近づくと剣を背中にしまい、弓に持ち替えた。

 

 リンクは壁を使い、少し高めにジャンプすると宙返りをしながら床に着地するまでの間に4本の矢を放つ、2本はインパの水の矢を打ち消しもう2本がインパ課長へと向かって行った。

 

 「!?ハイヤ!」

 

 インパ課長は1本は防ぐが、もう一本で左側のもみあげを切り裂かれてしまい床にインパ課長の髪の毛が散らばった。

 

 「…なかなかの弓の腕だ。速さも正確さも申し分ない(…これは本気でやらないと、こっちがやられるな)」

 

 「…(遠距離で水の槍、近中距離でダイゴロン刀…倒すには…近距離の更に近距離…ゼロ距離まで…早く…速く!!)」

 

 リンクはオカリナを構え、[♪いやしの歌]を奏でた。リンクはピンクの光に包まれ、弓も背中にしまい完全な手ぶらになった。

 

 そしてリンクは筋肉を極限まで緩め…前に倒れる様にリラックスし、極限の加速を仕掛けた。

 

 「いやしの歌か!(確か資料には、ヒーリング効果による筋肉の限界を超えた動きが出来る様になり、途中で負傷したダメージもその場で治す…本来の用途はヒーリングで相手を治療する物だと聞いているが…)」

 

 あくまで上司とインターン生…絶対に負けられないインパは自身の1番速く出せる抜刀術の構えをとった

 

 リンクは最高速で駆け抜けるとインパ課長が縦の抜刀術を仕掛けた。

 

 その動きはリンクの右肩を直撃する線を描いていたが、リンクの右肩に少し当たるとそこからクルンと横方向に回転し、地面に足が着くと胴に向かって手を伸ばし、インパ課長の下腹をリンクの手がすり抜け、リンクはそのまま勢い余ってインパの後ろへ飛んでいった。

 

 「しま!(ボディーブロー!…違う、すり抜け!?ひ!アフ♡!…クウう!!♡♡あ…足に力が…)」

 

 「どうですか!オーバーヒーリング応用[スポットヒーリング]です。ヒーリング出来た場所は前より健康になる筈なのに耳郎さんやリンクル姉さんは変な動きになったからまともに動け無くなる筈!」

 

 リンクは絶対に決まったと思っている。

 

 「…見事だ。確かに…これは相手の動きを確実に止められる。」

 

 インパ課長はダイゴロン刀を鞘にしまい、普通に立っていた。

 

 「…あれ?全然効いてない?」

 

 綺麗に入った筈なのに…

 

 「相手が悪かったな。…まぁ実力はわかったが、太刀の奥義にはもう少し時間がかかるだろう、明日、片手剣の奥義を習得する為の訓練を付けてやる。…時間だ、私は次の仕事があるので先に失礼する。」

 

 そうしてスタスタと武道場をインパ課長は後にした。

 

 「…やっぱりインパ課長カッケー!まさに仕事人って感じ!やっぱり出来る人は違うなー!」

 

 リンクル姉さんと天と地の差を感じたリンクだった。

 

 ーーーーーーーーーーーーーー

武道場近くー女子トイレー個室

 

 「ク♡…ハァ!ハァ!…ハァ!…インターン生の前で無様な真似なんぞ…アレは…ダメだ…人を…ダメにする技だ…絶対止めさせねば…」

 

 腰に力の入らなくなる程の快楽を受けたインパは必死に平常を装い、トイレの個室まで何とか逃げ込めた。

 

 そしてこの技に頼らない様に、新しい必殺技の奥義を教えようと思ったインパでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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依頼任務

 午後、昼食後は依頼をこなす事になっているようだ。

 

 「依頼ッテナニカシラ」

 

 「どうせ新人のやる任務だから何かの手伝いだろ?」

 

 ナビィと一緒に他の若い職員が集まってる研修室に

向った。

 

 「…何これ…」

 

 そこには壁1面に書類が貼られていた。よく見ると依頼書と要望書があり、それぞれがバラバラに貼り付けされている

 

 「来たわね。」

 

 「ラナさん」

 

 「ココにあるのはハイラル市に来る要望書と依頼書です。皆さんには要望書と依頼書を実行してもらうからねぇ」

 

 「…これ…全部か」

 

 …チラッと見て気になったが、何で市役所にマグロ漁の手伝いとか依頼書にあるんだよ。

 

 

 「それぞれ下に点数があると思います。その点数が多い方が難易度が高く、点数が低い程簡単にこなす事が出来るけど…臨時職員から正職員になるには個人で最低一週間で200点必要です。午後の研修は連携してもいいし、個人で動くのも良いし…因みに40点を切るとクビです。」

 

 「「「クビ!?」」」

 

 「そう、離職勧告…市役所は社会で働く人たちから税金を貰っています。ですので必要以上のお金は一切掛けません。公務員の底辺である今の貴方達には上に登れるかどうかの研修になるわ。午後の時間はこの依頼書をこなす為の時間なので休憩や夕食のタイミングも自由だから。依頼書が終わったらサインの貰い忘れ無い様にしてね〜」

 

 そう言ってラナさんは部屋から出ていった。

 

 改めて依頼書を見てみよう。

 

 『ハイラル市保育・老人介護の手伝い 13点』

 『コッコ養鶏場の補助 35点』

 『ウオトリ漁港ののお手伝い及び警護 17点』

 『牛乳配送業務 20点』

 『市役所でのコピー係 2点』

 『ゾーラの里のお悩み相談 15点/1件』

 『ゴロンシティのお悩み相談 15点/1件』

 『ゼルダ市長の警護、助手 45点 』

 『害獣駆除 20点』

 『ハテノ研究所の実験補助 150点』

 

 

 他にも色々あるが…高いのと少ない奴の区別がつかない、あとコピー係とかの依頼なのか?

 

 てか実験補助で150点!?何をされるんだよ!

 

 「とう!」

 

 「あ!?シィ!勝手に取るな!」

 

 「これが良いでのあります!」

 

 「ん?『海底調査の依頼』?」

 

 そこには詳細も書かれていた。

 

 

 

 『 海底に沈む難破船の調査になります。潜水が出来る個性、もしくは操船補助をお願いされます。

 

 サメに襲われたり、渦潮が発生したりする等、危険もたまにありますが、お宝が発見される時もあるロマン溢れるお仕事です。

 

 1日3点〜 海底調査の進行やお宝発見次第で現在の最高226点を叩き出した方もいます。まだ見ぬお宝を一緒に探そうぜ!

 

      ウオトリ海底調査㈲ 代表、ラインバック』

 

 

 1日の奴は大分少ないが、インセンティブみたいに加算が多いみたいだな。

 

 「………」キラキラ…

 

 「……冬の海ッスか…」キュッキュ…

 

 キラキラ期待して見るシィに、久しぶりの海に背中の銃を磨くショット…仕方ない、この依頼にするか…

 

 

 

 

 



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マロマート ハイラル支店

 リンクは依頼管理をしている1階の生活向上科の依頼書管理を行っている部署へいった。

 

 もう既に他にも色々な人が並んでおり、それに混じってさっきまでいた若い職員が紙を片手に並んでいる。

 

 そうしてると自分の番が来た。

 

 「それじゃ依頼書と職員証出すゴロン」

 

 ゴロン族の管理人に依頼書を渡すと渋い顔をされた。

 

 「…今日からの新人ゴロよね?本当にこれ新人の所にあったゴロ?」

 

 「…何かあるんですか?」

 

 「いや、こういうのは体験が1番ゴロ、頑張って来るゴロン…じゃあ明日の昼に言って来るゴロン」

 

 ゴロン族の管理人はデータをインプットし職員証を返した。

 

 ゴロン族の言葉が気になったが明日のスケジュールが決まった。明日はインパさんのトレーニング後にウオトリ海底調査まで行こう。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 夜、マロマートで明日の準備をしている。必要そうな物を買いに来たのだが奥が職員専用エリアになっていたので

 

 職員専用エリアに行くと何故か小型爆弾が普通に売られていた。…現金ではなく点数と引き換えの様だが武器の類も結構揃っている。

 

 「…おい」

 

 声が聞こえたので振り向くが人の姿は無かった。

 

 「こっちだこっち…」

 

 下を向くと4歳位の子供がいた。

 

 「…ここは役所職員とヒーロー資格、狩猟免許を持った奴しか買い物できねぇぞ」

 

 すごく生意気な子供であったが職員証をリンクは見せた。

 

 「今日から働いてるリンクって言うんだ。君のお店なの?」

 

 「…本物見てぇだな…オレはまだちいせぇから裏で仕切ってんだ。昔の伝統とかで…3っつから店を運営する練習させられる…客なら何か買ってきな…売上に貢献すればそれに応じて割引クーポンもくれてやるよ…」

 

 そう言うとヨチヨチと番台の方に戻って行った。…労働基準法は何処に行ったんだ?どこかの児童相談所に相談すべきだろうか…と言うかここまで可愛くない喋り方をする4歳は初めて見た気がする。

 

 改めて店内を見ると防弾ジョッキにボウガン、炸裂玉にハンター用エアーガンが数種類にマスク…ミリタリーショップか!

 

 矢も色々と充実してるし…ぶつかると強烈な光を放つ閃光矢にバクダン花が付いた爆弾矢、先端のケースを外して放つと空気中の酸素と結合し発火する火炎の矢、スノウピークで取れる特殊な木の実が着いており、ぶつかって割れると周囲の熱を急速に奪う氷結の矢…一本3000円か…高校生の懐にはキツイな

 

 「結構するな…おいキャップ!」

 

 「わは〜」

 

 キャップが向ったのはホームセンターとかで切り出した端材の様な物が格安で売られてる

 

 横にあったアクリル板の窓の向こうでは身体の大きさに合わせた武器や防具等のサポート道具を手作りしてる人達がいた。

 

 「むだむだはめ〜です〜」

 

 「何か作るの?」

 

 「さぁ?」

 

 …これは買わないとダメな奴か。財布は…ギリ買えるかな?

 

 リンクは端材を今ある物を全部買う事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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『気力操作』と『とどめ』

 次の日、若い職員が減ったのを気にしながらも朝のコッコの卵回収が終わり、武道場に来ているリンクはインパ課長の指導の元武術訓練を受けていた。

 

 「リンク、これから受けて貰うのはハイラル古武術における内孔と外孔の訓練を受けて貰う」

 

 「はい!」

 

 「良い返事だ。…まずな内孔…この人体図の様に中国では気功と言う技術があるが、医学的に見れば体内の浸透圧による水分の動きや神経を針や運動によって刺激し、肉体を活性化させる事を言う。

 気功の気の巡りを活性化するというのはこのメカニズムが効率よく行われる事を言う、人によってはチャクラと言う者もいるが基本的には同じだ。科学では様々な方法で気の証明はされている。」

 

 「…へぇ…」

 

 「次に外孔…これは周囲にある気を体内に取り込む事を言う、他の生命体が必ず垂れ流しているのをだ。杖系統の奥義では必須項目になっている」

 

 「…で、そのトレーニングっていったい…」

 

 「…2つある、1つはゆっくり身体を馴らす方法と、一気にやる方法だ。時間が無いので一気にする…服を脱いでこれを飲め」

 

 インパに渡されたのは漢方独特のキツイ匂いがする泥の様なスムージーだった。量は凡そ500ml程だろうか…

 

 「これはシーカー族の秘薬で内孔と外孔を強制的に開けさせる奴だ。苦いし辛いし渋いし、私はもう二度と拝みたくない代物だがリンクには必要だろう。」

 

 「…ウップ…えい!!」

 

 服を脱いだリンクは、絶対に口には入れてはいけない匂いがするが勇気を振り絞って一気に飲んでみた。

 

 「………ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!ガラ゛イィ!ニガアアアアア!!」

 

 「…もうちょっと抵抗すると思ったがそこまで一気に飲むとは…因みに全部飲む必要は無かったのだが…ソロソロか」

 

 飲む人が大体吐くのを見ているので多めに入れていたインパ課長は昔の苦い思い出に浸っているが、リンクは悶苦しんでいる!!

 

 「アツ…暑いいいい!!」

 

 身体の中でマグマが出来て、全身の毛穴から噴火する様なそんな感じだった。毛穴が火傷する様に熱い!変な汗が止まらない

 

 「いい感じに内孔と外孔が吸引と放出を行っているな。後は意識を集中しろ!!その熱く感じるのを栓で閉じる様に!!早くしないと全身の皮膚が本当に爛れるぞ!」

 

 「ただれ!?…集中!集中!集中!しゅうううちゅうう!!」

 

 リンクは必死に栓を閉じる様にイメージした。すると少しずつ熱いのが収まって来た。

 

 「…やはり習得が早い…」

 

 「ハァ!ハァ!あつか…アッチいいいい!!」

 

 「集中力を乱すな!しっかり秘孔を閉じるんだ!」

 

 「ぐ…これっていつまで…」

 

 「そのまま2時間耐えろ、そうすれば自転車と一緒だ。勝手に身体が慣れる」

 

 「2ジカン!?」

 

 「ハイラル古武術は本来短期で覚える物じゃない。リンク位の年なら小学3年頃からの訓練でゆっくり開ける。職員なら入庁して2年かけて訓練を受けるんだ。それをたったの2時間で終わらせようとしているのだ。有り難いだろう?

 安心しろ、流石に2時間も暇だろうから片手剣の奥義の1つ『とどめ』を教えよう」

 

 「この状態で!?」

 

 「さぁリンク、剣を構えろ」

 

 「く…」

 

 リンクはふらつきながらも剣を構え、インパ課長からさらなる指導を受け始めた。

 

 リンクル姉さんの師匠でもあるインパ課長、リンクルの無茶振りの起源でもある。リンクルがインパ課長に逆らえ無いのは、訓練における効率重視なインパ課長に修行の名目でトラウマを植え付けられている為である。それについていけない職員がどんどん辞めているが、正職員になった頃には下手なヒーローには負けない戦闘力を持った職員が完成する

 

 何故市の職員がここまで肉体的に追い詰められるか。2つの理由がある

 

 1つは市役所に来る人達からのストレスに耐える為。苦情や市民団体からの陳情等ハイラル食品が世に出回る様になって手に入らない人や、今まで赤獅子家に影響力されている一部の国会議員や高官達によって準国家機密状態だったのが牧場家の奇跡の牛乳でバレたので、全国や一部海外からの苦情を受けているのでそれに耐える精神力を持つ為

 

 もう一つはハイラル市民の個人経営のヒーロー事務所が存在していない為だ。

 ハイラル市内は本州とは違い保護区に指定されているので開発が余り行われてはおらず、1番大きい企業は農協である。そんな田舎の為、警察も地域の割には少ない

 ハイラル市役所は昔、城だった時の体制が残っていたので当時の兵士や騎士達がそのまま日本帝国軍に吸収されたり、自警団の様になった後、最近出来たヒーロー特措法による半公務員制度により、市役所の空いていた所に再度吸収されて現在の職員となっている。一定の税金を収めている人達は無料で利用出来て、掛かったとしても下手なヒーローを遠くから呼ぶより遥かに安いのである意味、独占企業状態である。

 そんなハイラル市役所が独占禁止法に抵触させない為の名目が『ハイラルの生物や人間は危険で特殊な訓練を受けないと無理』と言う物、実際に本州のヒーローの死者は本州の数倍あるので事務所を構える事は可能だが利益と職務内容が厳しく殆どが定着出来ずにいた。

 

 よって1番ハイラル市民に近い公僕である市役所職員がヒーロー業務も請け負っている。職員の数にも定員があるので誰がヒーロー業務を受けても大丈夫な職員を育てるのに新人の頃には武闘訓練を受けさせられていた。

 

 その中で、インパはヒーロー能力の高い正職員を育てた実績があるので誰も文句は言わない。

 

 「コラ!身体の軸がブレてるぞ!しっかりと真下に穿け!!」

 

 「ハイィィッ!」

 

 リンクは『体内気力の操作』を覚えた!

 

 リンクは奥義『とどめ』を覚えた!

 

 

 

 



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魚雷妖精

 こってりと絞られたリンクはウオトリ漁港の近くにあるウオトリ海底調査㈲という会社まで来たのだが…

 

 「ここ…だよな?」

 

 「…看板ガ落チテ『ウ  リ 底調査㈲』ニナッテルワ」

 

 いかにも廃業寸前って感じがする建物だった。…ログハウス風にはなっているが風化してホラーハウスに見えなくもない

 

 「早く入るッス!」

 

 「そうであります!」

 

 「まぁ連絡は事前に行ってる筈だし…」

 

 取り敢えず中に入って見るリンクだった。中に入ると古い机に海図、1番奥には似顔絵や写真が並んでいた。

 

 「…よっこらしょ!…ん?あんたは?」

 

 救命胴衣の入った箱を運んでいたオッサンがいた。

 

 「はじめまして、ハイラル市役所から派遣されて来たリンクといいます。」

 

 「…また随分若い奴が来やがったな…まぁいいそっちの部屋で待っててくれ。」

 

 言われた方向を見ると応接室と書かれていた。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 応接室には奥に古い海底写真が飾ってあり、リンクはそれを眺めているとさっきのオッサンが入って来た。

 

 「…いい絵だろう?」

 

 「コイツはオレの爺さんが撮った写真なんだ。…おっと!自己紹介して無かったな!オレの名前は春樹・ラインバック!13代続く伝説の海の男だ!覚えときな!」

 

 それとなくパイプ椅子に片足を乗せて肩にジャケットを乗せてでカッコをつけるラインボルトは絵の説明をしてくれた。

 

 「コイツはオレの爺さんがガキん頃に見た物を絵にしたらしいんだ。これは城の遺跡じゃねぇかって思ってる」

 

 「城の遺跡…ロマンがありますね」

 

 「だろう!!わかってんじゃねぇか!…海の男になりたての頃、オレは昔にこの絵にそっくりな場所を見たんだ。オヤジに連れられてるときに運悪く嵐が来てな、その時海に落ちて渦潮に巻き込まれたんだ。…その時だ!ガキん頃は嘘だと思ってた場所をたまたま見ちまったんだ!あん時の爺さんの話にあった海底に沈んだ王国の話は本物だってな!」

 

 ラインバックは生き生きしながら話すがそのまま力なく椅子に座った…

 

 「…でもあれから何度も近くの海域をレーダーで探しても見つからねぇ。まぁいつかは見つけてやるさ、きっと見つけたらきっとスゲェ宝が見つかるぜ!っと…牧場リンクか、個性が『音楽妖精』?」

 

 「はい!妖精の力を借りる個性です。…海だとこの2人の力を借ります」

 

 すると両肩にシィとショットの艤装妖精が登り敬礼した。

 

 「…ほう、どんな妖精なんだ?」

 

 「シィが艦載機の妖精でショットが砲術…砲撃艤装の妖精で、船の古い物に住み着いているのを良くみます。」

 

 「へぇ〜…こんなのヌイグルミみたいな奴がねぇ」

 

 

 「「ヌイグルミじゃねぇッス!!」であります!」

 

 「しゃ…喋ったぁ!!?」

 

 ラインバックは驚いている。

 

 「じゃあよ!もしかしたらオレのお宝の中にもいるかもしれねぇな」

 

 「お宝?」

 

 「おう、オレのお宝の中に昔の日本軍の酸素魚雷があるんだよ。危ねぇパーツは専門家にバラして貰って飾ってあるんだ!…見るか?」

 

 「見たい!」

 

 「そーかそーか!いろんな海底からサルベージした奴見してやるよ!」

 

 そうラインバックが言うと裏にある倉庫へと案内された。かなり古い倉庫の中に入ると、土器に剣、皿や銅鏡、かなり古い羅針盤が並んでおり、その中で一際大きく布に隠されている物があった。

 

 「これが…オレ様自慢の一品…大日本帝国海軍の九五式魚雷だぁ!!」

 

 そこにはフジツボで腐食した跡があるが先端が赤色の魚雷だった。

 

 「デカ!ふとぉ!?」

 

 「フッフッフ!いいリアクションありがとう、コイツはオレが15年前に引き上げた奴なんだ」

 

 「へぇ〜……ん?」

 

 「どうした?」

 

 「いや、あそこ…」

 

 そこには干からびた大根の様な物がスクリュー手前の羽に引っかかっていた。

 

 「「!!!?試製FaT仕様九五式酸素魚雷改水雷妖精殿ォォォォ!!」」

 

 シィとショットが干物になっている何かに駆け寄った。

 

 「ファット?なんだその長いネーミング…」

 

 いきなり長い名前が出てきたが長い名前はどうでもいい

 

 「生きてるッスか!?試製FaT仕様九五式酸素魚雷改水雷妖精殿ォ!!」

 

 どうやら干からびたのは妖精だった様だ。

 

 「…とうとう…仲間が…むかえに…なむさ…」

 

 「迎えにはきたでありますが送るつもりはないであります!!リンク提督!早く契約するであります!」

 

 「ふ…泳げない魚雷は…ただの水雷…」

 

 …これって大丈夫なのか?

 

 「おい、なにがどうなってんだ?」

 

 「気にしないでラインバックさん、艤装妖精の仲間を見つけただけだから…」

 

 リンクは干からびた妖精に触れ、手の三角痣が黄金色に輝き、ラインバックにも干からびた大根の様になってる妖精さんが見える様になった。

 

 「うお!…シオシオに枯れてるのが妖精って奴か?」

 

 「そうだよ。取り敢えず…」

 

 リンクはシーカーストーンから花子のミルクを取り出し、スポイトで少しずつ飲ませてあげた後、シーカーストーンの中で休んで貰った。明日には回復してるだろう

 

 「名前…ライでいいか」

 

 水雷妖精だからライという超安直な考えで決めた。

 

 「…以外に身近にいるんだな妖精って…他のも見るか?当時の沈没した戦艦の双眼鏡や潜水艦で使うヘッドホンとか色々とあるぞ?…さっきみてぇに干からびてるとかこっちもいい気しねぇしな」

 

 「…お願いします…これは?」

 

 そこにはフジツボだらけの箱があった。それも5こも

 

 「それか?ちょっと前に沈没船から出て来た何かの箱みてぇなんだが、チェーンソーでも歯が立たねぇから取り敢えず置いてあるんだ。」

 

 「ふ〜ん…ん?」

 

 リンクが触れると鍵穴の三角マークが光を小さく放ち、ガキが落ちる音がした。

 

 「………ラインバックさん」

 

 「どうした?」

 

 「開きました」

 

 「………ハぁ!?本当に開いてるし!」

 

 「え〜っと…中身は…石?」

 

 リンクは青ルピーを手に入れた!…今箱を開けたら変な音楽が流れて来たような…ゴマダレ〜!…みたいな

 

 「…おいおいおい!ちょっと他の箱も開けて見ろよ!後それはオレのもんだからな!!」

 

 そう言ってリンクから青ルピーを奪い取ったラインバック

 

 ラインバックは青ルピーを手に入れた!

 

 「ついでだ!このまま倉庫整理しようぜ!」

 

 そして古い倉庫の掃除を手伝わされるリンクだった。

 

 

 

 

 

 



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盾アタック

 結局夜遅くまで倉庫整理をさせられてしまったリンクは、次の日の朝の卵回収に少し遅れてしまった。

 

 小言ですんで良かった…リンクル姉さんだと蹴りが飛んで来るからな…

 

 

 そして武闘訓練になるとインパさんに『とどめ』の復習をしてもらった後、新しい技の習得に入った。

 

 

 「まぁ、型には慣れていたようだな。」

 

 「な…何とか…」

 

 「今日は次の技を習得してもらう…『盾アタック』だ」

 

 「盾アタック?良くやってるからイケるはず…」

 

 「ほう、ではお手並みを拝見させてもらおう…これを持て」

 

 そう言って渡されたのは箒とステンレス製の塵取りだった。

 

 「…はい?何故箒と塵取り?」

 

 リンクは何故、掃除道具を渡されたのか理解出来ないでいると奥からタコ見たいに動くロボがウネウネしながら出て来た。

 

 「今からこのガードロボが撃って来るのをその箒と塵取りで打ち返してあのガードロボにアタックしろ…始めぃ!」

 

 そう言うと15m程離れた所からガードロボが野球ボールを高速で撃たれてきた。

 

 「ちょ!」ギャン!

 

 塵取りはボールを受けると思いっきりボールの形に凹みが出来た。

 

 「ちゃんと打ち返せ!どんどん来るぞ!」

 

 インパ課長がそいうとドンドン野球ボールを連射して来た。

 

 「うあああ!と!ほ!テイイヤアア!!」

 

 2、3球避けて4球目でタイミング良く打ち返し、カメラの様な部分に当たった

 

 「今だ!」

 

 リンクは一気に駆け寄ると残り4mと今度は砲身が変わった。

 

 「へ?」

 

 ピピピピピ…キラン!

 

 「うわ!?」

 

 リンクは背筋が凍る様な感じがして身体をヒネると赤色のレーザーの後青い光が放たれた。青い光はリンクの横を過ぎると壁にぶつかり爆発した。とても塵取りではね返せるとは思えなかった。

 

 「次来てるぞ!!」

 

 リンクはインパの言葉に気が付き、小さく聞こえる発射音に合わせて塵取りを構えた!

 

 「グ!あああ!?」

 

 僅かにタイミングがズレてしまったのか塵取りは爆散してしまった。

 

 「無くしたらまた最初の位置からやり直し!駆け足!」

 

 「オッス!」

 

 また野球ボールからレーザー砲になるのを繰り返し、お昼位には慣れ始め塵取りでも打ち返しが出来るまでになっていた。

 

 終わった後何で箒か聞いて見たら、終わったらそのまま武道場の清掃だからと言われ、後ろのレーザーの爆発跡や大量の野球ボールの散らばった武道場を見てガックリしたリンクだった。

 

 「早くしないと飯の時間が無くなるぞ!今日もウオトリ漁港に行くんだろ?」

 

 「だあああ!」

 

 若干ヤケになり始めてきたリンクだった。因みに今回消費した塵取り8枚だった

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 インパはリンクの反応速度に驚いていた。

 

 「…(あの野球ボール時速300kmで撃ってたのにすぐに打ち返せる様になり、最後のレーザーは殆どクリア出来た奴がいなかったのをすぐに攻略し始めた。…冗談で渡した塵取りと箒で本当にクリアするとは…リンクルの奴何を仕込んだ?)」

 

 

 本当は攻略出来ず、音を上げた所で「仕方ない…普通の盾で構わないぞ」と言うつもりではいたが、本当に箒と塵取りで攻略してしまったリンクに驚いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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カナヅチ?

 午後からインターン先であるウオトリ海底調査に来ている。

 

 ラインバックさんの指示でラインバックが持っている20tの漁船を改造したような古い船に積む荷物の積み込み検査の手伝いをしているのだが、1つの疑問をぶつける事にした。

 

 「よいしょ…そういえば聞きたかったんですけど…」

 

 「あん?」

 

 「他の従業員見ないんですけど他の方は?」

 

 そう聞くとラインバックの動きが止まった。

 

 「あー…前に最後の奴が病気で辞めちまったんだ。今はオレ様だけなんだ」

 

 「病気?」

 

 「減圧症だ。」

 

 減圧症とは、潜水士に多い職業病の1種で水圧の変化により血中の酸素が減って目眩、疲労、頭痛、酷い場合は呼吸異常が発生する病気である。治療法は高圧部屋で休む高圧酸素治療法で長期に渡っての治療を要する

 

 「そして…オレは…泳げねぇ」

 

 「…何代も続く伝説の海の男じゃ無かったの?」

 

 思わずツッコミを入れてしまった。

 

 「うるせぇ!今はラジコンって良いもんがあんだよ!ガキの頃の渦潮の記憶が離れねんだ!プールでなら泳げるぞ!!…ホントだかんな!?無個性だからって舐めんじゃねぇぞ!」

 

 海で泳ぎを覚えた奴がプールで溺れるのは良く聞くけど…まぁ北海道民だから仕方ないか。

 

 ※北海道は泳げ無い人が多い都道府県、全国2位!1位は岩手県

 

 「まぁ明日出港するし…トラブルが無い限り3日で戻るから、お前も明日は荷物あるなら持って来いよ。来週から流氷が来て海に出れなくなるからな!」

 

 「わかりました。じゃあ明日からいない事伝えます。」

 

 「おう、今回は接続水域手前だから防寒しっかりしとけ」

 

 実際は厚手の長靴にスノーボードとかで使うウエアが理想である。耐摩耗性、防寒性、防水能力は一級品!普通の服屋で売ってるジャンパーやダウンジャケットは役に立たない!(本気)

 

 リンクはリトの服を以前貰っているのでそれを使う事にした。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 その夜、倉庫で切り干し大根の様になっていた水雷妖精が治って、市役所の寮にあるリンクの机に筆箱を椅子にしてちょこんと座ってシィ達と何かを話している。

 

 「お、ライは元気になったんだな」

 

 「あ〜!あたらしいテートク!よろしくなの〜」

 

 ピンクの髪が後ろで束ねられてスク水に白衣を着て眼鏡をつけた

 

 「提督じゃないんだが…」

 

 「リンク殿お願いがあるッス!」

 

 「「「資材が足りないの〜」ッス!」であります!」

 

 「みんなで仲良く出来る艤装がほしいの〜!お願〜い!」

 

 「…わかった。明日ちょっとインパさんに聞いて使って良い廃材がある場所無いか聞いてみるよ」

 

 「「わ〜い!」」

 

 シィ達も仲間が増えたから喜んでいるようだ。リンクはシーカーストーンを見てみた

 

 シーカーストーンの項目の中に艤装が入っているのだが現在あるのは軽空母モード《龍驤》、重巡洋艦モード《熊野》軽巡洋艦モード《天龍》、駆逐艦モード《島風》潜水艦モード《伊8》である。

 

 ナビィのお陰で女装では無くなっているのは有り難いが、それでも所々、女の子っぽくしているのは諦めてる。たまに隙を見て完全に女装になってる時もあるが、その時はナビィが話し合い(不快音波で睡眠妨害)が待っているので、シィの欲望が抑えられている時以外は何とか…うん…やっぱり少し諦めよう

 

 それぞれ艤装妖精には得意分野がある、龍驤モードの時はシィが主体になるし、天龍モードの時はショットが主体になる。島風モードと伊8モードの時はどっちでも片方がいれば良いし、シィとショット両方でないと熊野モードは使えない

 

 今回、水雷妖精が新たに仲間になったので新しいのが開放さてると思ったがされる事は無かった。

 

 戦艦と正規空母の項目もあるがどっちも開放されていない。

 

 でも今までと違い、ライのお陰で伊8モードは学校の潜水プールの深さ15mより深く、より長く水中に潜る事が出来ると言ってた。良い機械なのでどこまで深く行けるか試して見よう

 

 

 

 



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出港と誤算

 ウオトリ漁港の漁協で乗船手続きをとり、リンクとラインバックは出港した。

 

 流氷が来る前に海底の調査とマーカーを打つのが今回の仕事だ。

 

 海底にある調査対象にGPSを打ち込み、流氷のシーズンが終わったらそのGPSを追いかけ、春になり流氷がなくなったら調査を本格的にする事前調査だ

 

 「準備はいいかボウズ?それじゃ出港!」

 

 「おーー!」

 

 リンクはラインバックの古い船で出港したのだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 ハイラル市役所内ー市長室

 

 ルクスはインターンでリンクがココに来るのを楽しみにしていた。

 

 秘書の補助は点数が割高に設定されているのでそれなりに人気があり、補助の最初の頃はルクスのお世話だからだ。

 目の引く所に置いて、新入職員は効率の良い物を選ぶはずだし、ルクスは市役所の中では良い意味でも、悪い意味でも有名である。

 

 離職勧告の権限を行使出来る小学生で、下手に関わるとヤバいのはわかっているので、誰も火中の栗は拾うまいと言う考えと、事情を知らないリンクが得点が高いのに余っている奴をほっとかないと思ったのであった。なので時間が無くなれば無くなるほどリンクが来る可能性は十分にあった。

 

 しかし、どうせなら長くいたいルクスは依頼書の管理部にちょっと色々と布石を打っていたのだが…

 

 「…ルクス、何かまた企んでない?」

 

 「そんな事はありませんわ、お母様♪」

 

 「…まぁいいわ。それとルクス、今度新しい世話役が来るからちゃんと仲良くしなさい。」

 

 「!…どんな方ですの?」

 

 ルクスはキタ!っと思った。

 

 「えっと、東京の…」

 

 「…………」

 

 ルクスは心の中で祈っている。

 

 「…法学部出身のコね。…へぇ、教育免許持っているのね…」

 

 「ズル!………」

 

 ルクスはその事を聞いてリンクじゃない人が来る事に焦った。

 

 「…お…お母様、他にもいらっしゃるのですか?」

 

 「いいえ、今の所は1人よ」

 

 「………ちょっと出て来ます。」

 

 ルクスは部屋を出て、依頼書の管理をしている部署にある職員全体のスケジュール表を見に行ってリンクはしばらく戻らない上に、ノルマの点数を得るのが宝くじレベルの上に何故か新人が受ける事が出来ないBランク(プロヒーロー10人でクリア出来るレベル)の依頼書を受けてる事を知り、顔を青くするルクスだった。

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 リンクは稚内市から東北に50㎞の所で嵐の様な波に揺れていた。

 

 「おおう!結構揺れるな…」

 

 「…ウップ」

 

 「わは〜」

 

 「…露に行くでありますか?」

 

 「シベリアは無理ッスよきっと」

 

 「♪〜」

 

 船の傾斜は30度をたまに超えるがラインバックは今までの経験で波をかき分けながらすすんでいる。

 

 リンクは栄養補給も兼ねて厨房でオニギリと味噌汁を作っていた。

 

 味噌汁もお椀ではなく蓋付の幅広カップを使っている。お椀では船の傾斜に耐えられず溢れてしまうからだ。

 

 ナビィは船酔いしてるが他の妖精達は元気に窓の外を眺めてる…

 

 

 

 

 

 

 

 



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海流

 しばらく嵐の様な海を超えると霧が出てきて波が穏やかになった。船のGPS到着したのは千島海流の手前位の所だった。

 

 「…ここからが本番なんだ。」

 

 そうラインバックが言うと透明な石を型枠に嵌めて地図を取り出した。

 

 「…それは?」

 

 「《太陽の石》だ。霧の上この海域はGPSが乱れて役に立たねぇ。だから常に太陽の位置がわかるこの石を使って方角を調べてやんだよ。」

 

 ラインバックは海図に定規と太陽の石を使って予定された。場所に向かって船を進ませて行き、そして到着した。

 

 「ここだ、ここでラジコンを…お前も行って来い」

 

 「はい、…ライ?いいかな?」

 

 リンクはシーカーストーンをノックする

 

 「…ふぁぁ〜…もうついだの〜?」

 

 「うん、お願い出来るかな?」

 

 「ハイなの〜!伊8艤装よ〜い!」

 

 リンクの足元に伊8の文字が現れ、着ていたヒーロースーツがスウェットスーツに背中の魚雷を二本背中に背負った状態に変化した。

 

 「…この胸にある《いー八 りんく》は?」

 

 学校の指定水着の胸についてそうな白い布に、丸っぽい文字なんだが…

 

 「えぇ〜?かわいいの〜」

 

 …ライはライで何か特殊な趣味がありそうだ。

 

 「…ヘッドライトにカメラと通信機に発信機マーカー……よし!じゃあ行ってきまーす!」ドボン!

 

 「気を付けろよボウズ!」

 

 リンクは海に向かって飛び込んだ。常人なら5分で死ぬ水温だがこの艤装のお陰でそんなに冷た…やっぱり冷たい!でも我慢出来ないレベルでもない…かな?

 

 透明な海の中、スーツについてるマスクと腰につけた《水龍の鱗》のお陰で長時間スムーズに泳ぎ、水の流れがわかり易くなっている

 

 ※100話で入手

 

 リンクはラジコンと一緒に海底を目指して潜り始めた。

 

 周囲の光がドンドン暗くなり辺りが薄暗くなって来たので、ヘッドライトを点灯した。水深160m位だろうか…

 すると海底から伸びる山の様な物が見えて来た

 

 『…こんなのあったか?ここは砂地のはず…』

 

 「リンちゃ〜ん!」

 

 「どうした?ライ…」

 

 「…230度、強流」

 

 「へ?」

 

 左後ろを見ると色々な海藻や魚を巻き込んだ強い海流が来ていた。

 

 「うああああ!」ゴポゴポゴポ…

 

 『こんな海流あるなんてきぃ…ザァー…』

 

 ラインバックの海底調査用ラジコンが海流に負けて流され、無線にノイズが走りラインバックの聞こえなくなった。

 

 「一度浮上…いや、このまま…」

 

 リンクは流れに逆う事をせず、身を任せて近くの岩を掴むチャンスを伺った。

 

 そして流れの方向で岩山にぶつかる事が出来そうだったので必死に手を伸ばす。

 

 「コンのぉ!…とった!へ?」

 

 掴んだ岩の部分がポロっととれてしまい、掴んだ部分がマックスサザエだった。

 

 「サザエでございま〜すなの〜!」

 

 「まさかのサザエさん!?」

 

 そのまま流され、ぶつかって怪我をしない様に岩山と岩山の間をすり抜ける様に抜けていくと広い窪地の様な場所に出た。

 

 窪地には沈没したであろう船が沢山折り重なる様になっていた。

 

 「…すごい…」

 

 リンクはゆっくりと窪地の中央に向かって進んで行くと小さな山になっており、その下には沈没船で人が1人通れる位の隙間しかないが明らかに人工物の石が積み重なり出来た入口があった。

 

 「…空気もまだあるし…行って見るか」

 

 リンクは入口近くの沈没船に発信機を取り付け、海底の入口に入って行った。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 海上のラインバックは連絡が取れなくなってしまったが、船室のリンクのカメラで海底の窪地にある人工物を、爺さんが持っていた地図と照らし合わせていた。

 

 「カメラは最新にしたおかげで見れるが……海底に沈んだ…古代ハイリア王国にあったハイリア湖…爺さんが言ってた古代王国の…あのヤロゥ!どんな運持ってるんだよ!?ってこうしちゃいけね!待ってろボウズ!」

 

 リンクがつけた発信機を追いかける為に船の舵を急いで発信機の直上へ持って行くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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海底の遺跡

 リンクは入口から中に入ると壊れたリフトの様な塔がある部屋に出た

 

 高さは6階位あるビルがすっぽり入る位の大きさだ。そしてそれぞれのフロアに4個程扉がある。崩れた壁で壊れているのもあるが…

 

 全て海水に沈んでいるので全体はわからないが取り敢えず下に行って見よう

 

 ーーーーーーーーーーーーーー

 

 「…これは…」

 

 「スクリューなの〜」

 

 床に大きなスクリューが4つついていた…1つは割れている

 

 「フジツボが酷いけど…貝類がここまで多いって事は新鮮な海水がどっかから入って来てるって事だ。」

 

 《……ボェ……》

 

 …ん?

 

 「…何か聞こえ無かった?」

 

 「…エコーしてみるね〜」

 

 普段ならナビィがこういうのをすぐ察知してくれるが今は海底なのでライに近くの探索をお願いしてみた

 

 「……大きな生き物を見つけたの〜!」

 

 「生き物?」

 

 「うん!あっちなの〜」

 

 ライが斜め上の方向を指を指す方向はただの壁であった。向こうに何かあるのだろうか?

 

 「…取り敢えず行って見るか」

 

 リンクはライが言う方向に向かって進み出した。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 ラインバックはというと…

 

 「うぎゃあああああ!!?なんだこの海はーー!?」

 

 霧の中、渦潮で船がグルグルと回転して必死に抜け出そうとしている

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 リンクはライに言われた方向に進むと壁が崩れており、奥に何かいるようだ。

 

 「…どうやって行こう?」

 

 「ここは任せるの〜!距離よ〜し!方向よ〜い…発射ぁ!」

 

 背中に背負っていた魚雷を解き放ったライ

 

 Booooon!!!

 

 「…ゴリ押しにも程があるだろ」

 

 「え〜?」

 

 「…まぁ進むか。」

 

 リンクは魚雷で吹き飛んだ壁を抜けて行くと、ドームの様な場所に出た。そして中央に鎮座するのは…

 

 「うわ!?……顔?」

 

 以前にであった海王よりは小さいが大きな顔があった。そしてその顔には手足が生えており、岩で出来たリクライニングチェアに座る様になっており、それが4体あり中央を向いていた。

 

 ブオ……ブオ〜……

 

 「この音はここからだったのか…」

 

 「………」

 

 「ライ?」

 

 「…そうなの〜!」

 

 ブオ〜〜…ブオ…ブオ〜…

 

 「うん!この人がそうじゃないかな〜?」

 

 「…ライ?この岩と話してるの?」

 

 「ちょっと待つの〜……今からお歌をしてくれるの〜!リンちゃんは〜しっかり覚えるの〜!」

 

 ブオ〜…ブオ〜ブオ〜…ブオ〜

 

 巨顔の岩は歌を歌う様に音を響かせた。音は厳かで悲しい音楽が周囲に響きわたった。

 

 ブオ〜…

 

 「[♪巨人のシンフォニー]だって〜厄災が近いから気を付けろだって〜」

 

 そう通訳してくれたライだったが地面から大量の泡が吹き出て上に押し上げられた。

 

 「厄災?それって…うああああああ!?」

 

そして外へと放り出されたのだった。

 

 

 

 



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箱の中身

 吹き出されたリンクは、周囲を見渡すと難破船が沢山ある大きな窪みの端っこだった。

 

 南西方向にさっき入った入口が見える

 

「…出て来たのか…厄災ってなんだ?」

 

 リンクは気になったが取り敢えず、さっきつけた発信機の固定を確認してから1回浮上しようと思い、入口の船に近付いた。

 

 船首にしっかり固定されてるのを確認したリンクは、ぎゃしゃんって音にビク!っとなった。

 

 後ろを見たら難破船の扉が倒れていた。

 

 中が見えたので覗いて見ると泥に埋まった木箱が沢山あったのでお土産に1個持ち帰って見よう。

 

 ーーーーーーーーーーーーーー

 

 リンクは箱を持ったまま浮上する。

 

 「ぷはぁ!…あれ?意外と近かったんだな。」

 

 顔を出して周囲を見ると少し離れた所にラインバックの船が見えたのでお土産を持って船に近づくと、顔を真っ青にして具合の悪そうなラインバックが船の縁でグダってた。

 

 「…大丈夫?」

 

 「……ってリンク…戻ったのか…ウップ

 

 「船酔い?幻の海の男が?」

 

 「テメェ…こっちがどれだけ苦労したと…そうだ!ボウズ!あの建物の近くに発信機つけたよな!?」

 

 「急に元気になった。…映像で見れたならわかると思うけど、近くの大きな難破船に発信機つけたよ」

 

 「よし!!…流氷のシーズンが終わったらゆっくり調べに来るさ!…所でその箱はなんだ?」

 

 「これ?発信機をつけた難破船が積んでた箱、似たようなのが泥の中身にいっぱいあったよ」

 

 「ほう!…開けて見るか」

 

 箱をバールで無理矢理開けて見ると中身は牡蠣とか貝類がいっぱい付いた瓶だった。

 

 「……空き瓶?」

 

 「いや蠟で口がしっかりされてるから中身は無事みてえだな…ちょっと待ってろ」

 

 ラインバックはナイフで瓶の横を削ると形が完全に酒瓶だった。

 

 「……ロシア系の酒瓶だな」

 

 「なんであそこに?」

 

 「昔は商船の航路だったんだろ?…えっと?ひぃ、ふぅ、みぃ、…無事なのは15本位か、1回調べてもらうさ。漁港戻るぞ」

 

 「は〜い。腹減ったな…」

 

 そしてリンクは今回の海底調査が終わったのだった。

 

 ーーーーーーーーーーーーーー

 

 次の日、朝に帰港し、酒瓶の調査を保健所にして貰ってその日に結果がわかった。

 

 「蜜酒?」

 

 「やっぱり酒か…」

 

 ラインバックとリンクは首をかしげていると、保健所の人が話してくれた。

 

 「ロシアの酒で最も古い酒と言われてて、最低でも40年寝かせるって酒になります。これはもっと詳しく調べないとですが最低…15世紀から16世紀に作られた一般的なお酒です。一応ロシア大使館に一本持って行って資料と確認出来ました。」

 

 「…お酒かぁ。」

 

 「未成年ダカラ飲ンジャダメヨ!」

 

 「いやいや、そんな古いの飲めないだろう」

 

 「飲めますよ?オークションにかけた方がお金にはなりますが…海底で冷たい低温で長年かけてゆっくり熟成したのでアルコール度数39%とかなり高いですが、泥で一切太陽や空気に触れなかったのが良かったんだと思います。…ロシア大使館に一本、検査で開けたのが一本あります。ラインバックさん運転されないなら一口飲んでみます?」

 

 「…じゃあ一口…!!!……甘い…芳醇な薫りでアルコールがたしかに強いが…サラって飲める…へぇ〜こんないい酒だったんか!」

 

 「健康にも良いですし…「町田さん!」」

 

 「おい、今お客様と話中…」

 

 「そのお酒の事です!今、ロシア大使館からまだあるなら譲ってほしいと…あと発見者のラインバックさんと交渉したいようです。」

 

 「…500年前の酒でしかも飲めるとか存在自体が奇跡です。前に300年前のワインで430万でしたから…これは良い値段行きますよ」

 

 「ラインバックさん?」

 

 ラインバックは状況が固まっている。しかしそろそろ戻らないと電車が無くなるリンクは取り敢えず依頼書にサインがほしかった。

 

 「ラインバックさん、任務達成したよね?」

 

 リンクはアホみたいな口を開けっ放しにしているラインバックの脇腹を突っつきサインを催促した。

 

 「あ…あぁ、依頼金は後で振り込むって伝えてくれ。…ボウズ、お前の取り分だ」カキカキ…

 

 そう言って依頼書と一緒に4本蜂蜜酒をもらった。

 

 「いいの?」

 

 「…いいも何もお前が見つけたんだからお前のもんだろ!成人するまで親にでも保管してもらえ、冷蔵庫で良いだろ…それにあの場所にはまだ沢山…グヘヘ…笑いが止まらねぇ」

 

 どうしよう、凄く悪い大人の顔をしているラインバックさんをみて若干不安になったリンクだった。

 

 「…あれ?キャップ達は?」

 

 ナビィはいるのに他の奴らがいない…

 

 「…まさか!」

 

 リンクは保健所の中に急いで入った。そして保健所の人達が騒がしい方向に向かった

 

 「……やっぱり」

 

 想像した通りの光景があった

 

 「リンクどのがいっぱいッス〜…///」

 

 「スヤ〜…///」

 

 「ぐび…ぐび…フヘヘ…まいう〜て///」

 

 「グヘヘ…パンツはこうやって…グヘヘ…」

 

 

 そこには試験用に封印を開けた蜜酒に酔っ払いになったキャップ、シィ、ショット、ライがいた。

 

 「迷惑かけないでよ〜!!」

 

 リンクは酒臭い酔っ払い妖精共をシーカーストーンに押し込んだ。

 

 

 

 



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ハイリア因子

 任務達成の依頼書を受付に提出し、お金が後になる事をゴロン族の管理人に伝えて職員証にデータを更新して貰った。

 そしてレシートの様な小さい紙に評価が書かれている

 

 「…そう言えば見てなかったな」

 

 現在はDクラス、ポイントは496点になっていた。

 

 「…内訳は?」

 

 難易度c…牛乳強盗の逮捕385点

 難易度b…海底調査111点

 

 下の方に履歴もついていた。取り敢えず離職勧告の事態は免れた様だ。

 

 「リンク!調子はどう?」

 

 「ね…姉さん!」

 

 リンクルが後ろからリンクの評価の紙を奪った。

 

 「うん…やっぱりシケてるわねあのオヤジ…」

 

 「知ってるの?」

 

 「昔にこのコンパスを使って海洋調査である難破船を探しに行った事があったのよ。その時の点数が200ちょいだったのよね〜…本来なら5000点は硬いのに…」

 

 リンクルの怒りの様子をみて、曰く付き案件だったと気づいたリンクだった。

 

 「まぁ、これだけあればマロマートで色々買えるんじゃない?」

 

 「買い物出来るの?」

 

 「市役所の店だけだけどね。1点100円だから〜…とそうだったんだ!リンクの実力だと新人用の依頼じゃ簡単過ぎるからアンタの机に30件選んで置いたから明日見ておきなさい」

 

 そう言っていなくなった。…

 

 「…取り敢えず何が買えるかみて見るか」

 

 市役所の1階にあるマロマートで買い物をして帰ろうと思ったがシィ達に金属の端材をせがまれ全部使われてしまった。

 

 ーーーーーーーーーーーーーー

 

 次の日、午前の武道場でインパ課長と片手剣の訓練をしてると身体に変化が出てきた。かなり疲れにくくなって来ている

 

 「大分体力が持つようになったなリンク」

 

 「テェイ!…お陰様で!」

 

 「…そろそろ次に上がるか」

 

 「次…ですか?」

 

 「そうだ。今まで気のトレーニングを全くしてないだろう?」

 

 「確かに…」

 

 「今までは体内の気の巡りを外に逃させない為にあの薬で強制的に感覚を掴ませた。次は循環だ」

 

 「循環?」

 

 「そう、循環、体内の血液が心臓を出てまた戻って来るように、体内の気をめぐる速さを変える」

 

 「…何か違うのですか?」 

 

 「そうだな。何か…これでいいか」

 

 そこにあったのは缶コーヒーのスチール缶である

 

 「まず、普通にしてみる」コン!

 

 そう言ってインパ課長はスチール缶にデコピンをするがコン!っといい音がするだけで他の変化が全くない

 

 「次に、気を留めてるだけの場合」ガン!

 

 同じ様にデコピンしただけなのに指の爪の形に跡がくっきり出来ている。

 

 「スゴ!?」

 

 「最後に循環を習得した場合は…こうだ」ガギャン!!

 

 同じ様にデコピンを缶にしただけなのに今度は銃弾を撃った様に穴が空いた。

 

 「っとこの様に…たかがデコピンでも循環次第で銃弾にも匹敵する威力を持たせる事が出来る。もっともハイラルで子供の頃から精霊に影響を受けた食べ物を食べ続け体内に精霊因子(ハイリア因子)を取り込むか、精霊因子(ハイリア)を持つ血筋に生まれなければ、ここまで高威力にはならんがな」

 

 

 「精霊因子(ハイリア因子)?」

 

 「知らなかったのか?ハイリアの血筋には全員、精霊因子(ハイリア)を耳に持っている。一般人の個性とはそもそも別の物だが、ハイリアの血筋なら全員特別な力を持っている。

 …まぁ個性を持つ者が社会に溢れたので、目立たない上に個性因子と精霊因子(ハイリア因子)は異能を使えるという意味では一緒だが、決定的に違うのは個性は婚姻などで子供に個性を引き継がせる事が可能…だが精霊因子(ハイリア因子)はその状況で能力が変わる所が違う点だな」

 

 「能力が変わる?」

 

 「例えば…親の精霊因子(ハイリア因子)が『物を浮かす』だったとする、しかし子供の精霊因子(ハイリア因子)は何もないハードだけだ。

 まだ詳しい理由がわかってないが、子供の時に物が浮くのがわからないで恐怖を抱いた場合、その恐怖心の影響で能力(ソフト)が『物を重くする』とか『何かにくっつける』能力に勝手に変わり、その能力が一生変わる事がないし、いつ変わるかもわかっていない、なので20 才で初めて自覚する事も少数ながらある」 

 

 「へぇ〜…」

 

 「…無駄な話しをしてしまった。そして精霊因子(ハイリア因子)のもう一つの特徴が肉体の強化だ…東京で向こうの人と戦闘訓練とか受けた時、肉体能力…特に頑丈さが他の者と桁違いだったりしなかったか?」

 

 リンクは思いを巡らした。八百万さんの重火器、耳朗さんの爆音や強酸よる攻撃からの回復…確かに多くのダメージを受けるが大体すぐに動ける様になってる…うん

 

 「…顔色悪いぞ、大丈夫か?」

 

 「ダ…大丈夫デス」

 

 「…まぁいい、まぁ昔の言い方だと『女神ハイリアの加護でハイリア人は頑丈な奴が多い』って良く言われてている。精霊因子(ハイリア因子)が見つかる前の話だがな…昔は特別な方法で弱かった精霊因子(ハイリア因子)を強化出来た様だが…今では謎のままだ。

 でもどんなに弱くても、因子を持たなければ身体が循環に耐えれず崩壊する、だからこの方法はハイリア市に住む者のみが習得出来る秘術…

 古代シーカー族はこの奇術で馬より早く駆け抜け、旧王家の影として支えて来た。今では職員の習得必須項目だがな。(1日27時間労働と言う矛盾で出来た過酷に耐える為の項目何だがが…リンクには黙っておこう)…取り敢えず循環の方法だが…慣れるまではかなり苦しいぞ?やるか」

 

 「やります。」

 

 「…そうか、フン!

 

 突然胸の中央を思いっきり指で突かれた

 

 「ゴフゥ…!い…いきなりなにを…」

 

 「活性化するツボが心臓と肺の間にあるのでな、さっさと立て」

 

 「ゴフ!心臓が…」

 

 リンクは立とうとすると急に心臓の鼓動が早くなり、そしてまるで皮膚が冷水に使っている様に冷たく感じる様になった。

 

 「…今の状態は循環が一気に回ってる状態だ。その状態のまま乱取…り…行……く……ぞ」

 

 リンクは周囲がゆっくり見えている。まるで周りの時間が半分になった様だ

 

 インパ課長はダイゴロン刀を振りかざすがゆっくり見えるので余裕で避ける事が出来るので容易に一本取ることが出来た。そしてその後もインパとの乱取りは続いた

 

 ーーーーーーーーーーーーーー

 

 インパはまだ循環に慣れてないリンクだったが早い速度に驚愕していた。

 

 「(速い!)」

 

 インパはダイゴロン刀を振り、キッチリ捉えたと思ったがそれを最小限で避け7連撃を水で防いだが3発程貰ってしまった。

 

 「…いい…いいぞリンク、こんなに攻撃を受けたのは何年振りか!」

 

 リンクの適応の速さに驚愕し、そして歓喜に湧いていた。全力を出して良い相手はインパはなかなかいなかったからだ。

 

 「リンク…さぁもっと高みへ上るのだ!」

 

 インパも循環を行い、リンクへとダイゴロン刀と水の槍を大量に精製し立ち向かった。

 

 

 

 



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爆発

 リンクとインパ課長の乱取りは乱取りの領域を遥か彼方に捨ててしまった様だ。

 

 「デヤアアア!

 

 「ハイヤアア!!

 

 激しくぶつかり合うマスターソード(鞘付)とダイゴロン刀が火花を散らし、衝撃波で窓硝子や壁にひび割れが入り始めて、武道場の中で一緒に訓練をしていた若手職員や指導の補助で呼ばれたヴァルカ課長補佐が逃げ遅れた人を逃している

 

 「インパ課長ォ!落ち着いて下され!あくまで若手の訓練ですぞぉ!」

 

 「ウルサイ!ヴァルカは引っ込んでろ!!私が育ててるのだ!」

 

 「フン!…あぁもぉ!!屋内じゃなければオレが戦いたいのにぃぃぃ!…ダメだ!オレは強者と戦いたい!!」

 

 

 

 ヴァルカは槍で衝撃波で飛んで来た畳を切りおとしたが、悔しさを滲ませている。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 市長室

 

 ルクスの母親ゼルダがヒーロー教会の代表との会議中であった

 

 「今までの流通量では足りないと?環境省にハイラルで取れる食品の育成データを送っております。ですのでこれ以上と言われてても…」

 

 『ハイラルの食品は今やヒーロー補助の新たな要になりかねません!もし量産するのであれば我々にも生産拠点を…』

 

 「…元々は多くの自然の恵みがあったのに、法律だの自由だの何だの言って公共事業で開発しようとした結果、使える妖精の泉の数が8個から残り3個に激減させた過去があります。保持以上の事が出来ないのであればそちらから来る人材はお断り頂いてます。」

 

 『…ならそのような個性を持つ人物を』

 

 「その人の実績は環境省や農林水産省から評価されてますか?「市長、お時間になります」そう、次が待っているのでその方のデータを環境省経由でお願いいたします。それでは…」

 

 『待ってくだ』ガチャ!

 

 「…ふぅ、次は何?ラムちゃん」

 

 「はい!…えっと…デトネラット社の社長がサポート器具の開発の為に大規模な生体調査を行いたいそうです。その後奇跡の牛乳におけるセキュリティー会議が14:30…ですね」

 

 「全く、今まで秘密にしてた物が世に出ると変に群がるわね…予定してる調査範囲の資料を…」

 

 gagyaaaann!!!?

 

 突然窓がビリビリ響く様な衝撃波がきた。しかしこの部屋は特別使用で、ロケットランチャーが来ても壊れない設計になっている。しかし今の衝撃はただ事ではない

 

 「きゃぁ!…何事なの!?」

 

 「い…1階の武道場の様ですが…」

 

 「誰か!?」

 

 ゼルダが呼び出すと天井から顔を覗かせる仮面を被った暗部のシーカー族がいた。

 

 「すぐ何が起こったか調べて報告しなさい」

 

 「御意…」

 

 すると仮面のシーカー族は天井の窓を締めて消えた。

 

 ーーーーーーーーーーーーーー

 

 武道場?では見るも無残に壁や天井が壊れ、焦げ、氷柱が散り、切り刻まれた無残な姿になっていた。

 

 理由はリンクとインパの戦いに我慢出来なくなった。ヴァルカが参戦、個性:炎龍(ヴァルバジア)により武道場内部で爆発し焦土になりかけ、必死にリンクは必死にジャックランタンとジャックフロストで消火し…その乱取りは結果勝者のいない結果になり、医務室に運ばれたヴァルカとインパであった。

 

 因みにリンクは持っている牛乳でその場で回復済みである

 

 「…大丈夫ですか?」

 

 「これで大丈夫に見えるなら目を疑うぞ」ボロ…

 

 包帯でグルグル巻になってるインパ課長

 

 「ハーハッハッハ!なかなか良い強者に育ってるではないか!小僧!確かリンクだったな!」ボロ…

 

 「…ヴァルカが入って来なければここまでなっていないぞ戦闘狂(バトルジャンキー)

 

 「貴殿も夢中では無かったではありませんか!人の事を言えませぬぞ部長!」

 

 「私のは循環の効果の確認であって、あくまで新人研修だ」

 

 「どこの新人研修で2tもあるダイゴロン刀を本気でぶん回す上司がいるでありますか!?死人が出ますぞ!」

 

 「ヴァルカ…貴様、異動!」

 

 「上司の落度の指摘だけであるのに!?ただのパワハラですぞ!!?」

 

 …癒やしの歌で治療をしようと思ったが、このままの方がいいかな?

 

 

 



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事務処理

 医務室から新人用の研修室に戻ったリンクは、リンクル姉さんが置いたであろう依頼書を見つけ眺めていた。

 

 「…高得点ではあるが…」

 

・水深1800m海底火山でラネール鉱石探索(難易度A)

・妖精の泉の枯渇問題解決(難易度A)

・ハイラルに眠る3大古代龍の探索(難易度S※証明の為に要鱗か角のカケラを持って帰る事)

・伝説の星のカケラの探索(難易度A)

 

 …無期限任務が4つ…なんだよ古代龍って!Sランクって国が動くレベルじゃなかったっけ?

 

 「う〜ん…どうしよう…」

 

 「あら?リンク!何悩んでいるの?」

 

 「ラナさん、姉さんがこの任務受けろって…」

 

 「どれどれ……………リンク?」

 

 「何?」

 

 「最後にリンクル見たのどこ?」

 

 「二階の廊下、西館の方」

 

 「…リンク?受ける受けないは個人の自由だから自分で決めていいわよ。無期限だし、ちょっとリンクルお話してくるね」

 

 そう言って笑っているのか怒っているのか微妙な顔をしたラナが駆け出した。

 

 …そっとしておこう

 

 ーーーーーーーーーーーーーー

 

 特別生物対策科に来たリンクはリンクルの机に置いてあった依頼書を持って、受付して貰おうと来たが…あれ?

 

 「…インパ課長は医務室として…誰もいないぞ?」

 

 「オカシイワネ」

 

 ナビィと見渡していると職員の人が話しかけて来た

 

 「あ!君!新しい子?」

 

 「はい?」

 

 「デスマウンテンのドドンコの資料リンクルさんにお願いしてたんだけど…まだ来なくて…」

 

 「どんな資料ですか?」

 

 「新しい生息域の資料なんだけど…」

 

 「姉さんだと…ちょっと待って下さい。」

 

 そう言ってリンクルの机に座ったリンク、中学時代にリンクルの身代わりを何度かした事があったので、勝手にパソコンを開き、その資料を開いた。

 

 「…まだ作りかけですね。」

 

 「そんな!あと1時間で締め切りが来ちゃうのに…」

 

 「あぁ…ちょっと待って下さい。…ここを…こうして…こうして…」

 

 …20分後

 

 「この資料で大丈夫ですか?」

 

 そう言って資料を職員に渡した。

 

 「…うん…リチェックしたら声かけるね。」

 

 「君新人?ちょっといいかな?」

 

 ドンドン色々と声をかけられていくリンク…

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 2時間後…リンクル達が戻ってきた

 

 「もう!いい加減面倒な依頼書人に押し付けるのやめなさいよね!?」

 

 「いいじゃない!3日振りの仮眠なんだから!」

 

 「だからって新人のリンク…リンク?」

 

 パソコンの前でカタカタキーボードを叩くリンクがいた。

 

 「あ、姉さん」

 

 「リンク?なんでここに…」

 

 「姉さんのドドンコの資料片付けといたよ。締め切り前だったんでしょ?」

 

 「え?…あ!忘れてた」

 

 「環境省に提出するコッコの異動願い、日にち別に纏めておいたよ。エクセルに分けといたから少しは効率が上がるだろうし、それと…ラナさんとの共同任務報告書、後で前みたいに資料纏めといたから…はいこれ」

 

 そう言って資料を渡すリンク、そしてリンクルとラナが中身を確認している。

 

 「…ちゃんと出来てる。しかもリンクルが作ったっぽい」

 

 「伊達に中学の時、身代わりを何度も「シィー!」…あ」

 

 「…リンクル?」

 

 「アハハ…もう、時効よ!ジ・コ・ウ!」

 

 「…ほう、それは気づかなかった。」

 

 「そ…その声は…部長!?」

 

 「コンのぉ…バカモンがぁ!!」

 

 松葉杖でやって来たインパ課長がリンクルの後ろから現れた。

 

 「…まぁいい…リンクル、ラナ、明日から私とヴァルカはいないので後は頼んだ。」

 

 「…どうしたんです?その怪我…らしくない」

 

 「うぐ!……ちょっとな」

 

 「請求書とかはどうします?」

 

 「取り敢えず机に置いといてくれ、身体が治ったら処理する。」

 

 そうだけ言ってインパ課長は後にして行った。

 

 「…お大事に…」

 

 リンクは移動するインパの肩掛け鞄の中身がチラリと見えた。…ゴロンシティのガイドマップだった事から湯治と思われる。確かにあそこなら死ななければ、大体3日で完全復活出来る。

 

 リンクルとラナは互いを見合わせた後、机に積まれた書類をみる。

 

 そして再度見合わせた。

 

 「…じゃあボクいく」ガシ!

 

 2人に掴まれた。

 

 「…リンクルの仕事を身代わりしてたって事はそれなりに書類仕事は知ってるって事よね?」

 

 「ちょっと手伝ってくれないかな?くれるよね?…やるよな」

 

 「…ハイ…」

 

 リンクは程なくして、予備のパソコンを使って書類の手伝いをする事になった。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 書類と戦いが始まり8時間、現在21時を過ぎており、死にかけの脳に蜂蜜ミルク生姜ドリンクで栄養を補給し、溜まっていたであろうリンクル姉さんの活動報告書をまとめるリンク

 まだ環境省に提出用書類がまだ残っている

 

 リンクル姉さんはヴァルカ次長に以前頼まれていたハイラル危険生物討伐計画の企画書の素案を制作して、ラナは決算書を電卓で消化している。

 

 「…はぁ、一旦休憩しない?」

 

 「終わるのが日を跨いでいいならいいわよ」

 

 「循環使うのも限界なの!」

 

 「…ボクも…ムリ…」

 

 リンクが限界を迎えている

 

 「とあいっても、もう食堂もやってないし、コンビニもいくとなると1時間かかるわよ」

 

 「給湯室のって…使える?」

 

 リンクはラナに聞いてみた。しかし横に首を振られた

 

 「…前に作っただしもあるし…ちょっと久しぶりに使うか…」

 

 久しぶりにどこでもキッチンを使う事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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夜食

 久しぶりにどこでもキッチンを使う事にした。

 

 リンクは壁に扉を貼っつけ、ダイヤルを回してキッチンに繋げた。

 

 「あんた、いつの間にそんなの…」

 

 「ケミィ達がお菓子食べたさに昔作った奴、…夜食だし、前に冷凍してたウドンがあったよな…ウドンでいい?」

 

 「え…えぇ」

 

 ラナは驚きの顔をしながらキッチンの中を見ている。

 

 冷凍ウドンが茹で上がる前に…

 

 軽くフライパンで炒った鰹節に白ごま、濃口醤油に昆布の佃煮、梅のすり身、コッコの卵…

 

 そういえば肉味噌もあったな…あ、オクラが消費期限ギリだ

 

 釜揚げ風、ごちゃまぜウドンにするか

 

 それぞれを小分けにして…

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 隣の部署では寂しくカップ麺を手に取ろうとしていた。そんな中リンクはウドンを運び出していた。

 

 「姉さん、これでいい?」

 

 そこには熱湯で湯がかれたウドンがあった。

 

 「釜揚げウドン?」

 

 「簡単でいいでしょ、薬味は自由に使っていいよ。」

 

 そう言ってリンクはウドンを丼に入れて渡した。

 

 「じゃあ…定番の卵でっと…ん?」

 

 リンクのやるのを姉さんが見ているリンクの丼には、様々な薬味が投入されている

 

 「昆布の佃煮、鰹節、刻みのり、バターに明太子…」

 

 絶対に美味い組み合わせをしてくるリンク

 

 「…うん、やっぱりウドンはこうでなくっちゃ…どうしたの?」

 

 「…釜玉バター…絶対美味い…でも太るしな〜」

 

 バターを入れたリンクを見て入れたくなったラナは、カルボナーラ風にするか悩んでいる。

 

 本当にウドンって性格分かれるよな。

 

 「…そっちはウドンなのか…」

 

 「あ、シドさん…そっちはカップメン?」

 

 「あ…あぁ」

 

 「良かったら食べる?まだありますよ?」

 

 ウドンの冷凍ストックは便利だからな

 

 「…じゃあ、お言葉に甘えて…そうだ!自分は油そば風にするか」

 

 「油そば風?」

 

 「東京に出張した時に食ったんだが…調味料が…」

 

 するとシドさんは自分の机に戻り、いくつかの調味料を持ってきた。

 

 「…なんで持ってるの?」

 

 「…弁当の味に飽きて、味変に…卵は貰うね」

 

 そしてウドンの入った丼に、砂糖、酢、しょうゆ、鶏ガラスープの素、オイスターソース、 にんにく(すりおろしチューブの奴)、 ごま油

 

 「最後に卵を乗っけて…油そば風完成!」

 

 ……意外と美味しそうだし、酢とか入っているから健康的だな

 

 「…新たなウドンの世界を見た気がする。」

 

 「…あぁもう!これ絶対太るパターンじゃない!」

 

 隣の部署との夜食同盟が出来上がった。業務効率が少し上がった。

 

 皆さんはどんなウドンが好きですか?

 

 

 

 



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差し入れ

 朝、借りた机で寝て起きると小さな籠に歪なアップルパイと手紙が置かれていた。

 

 「…ん…手紙?」

 

 手紙を見てみるとルクスからだった。

 

 『お仕事お疲れ様、頑張ってね。 ルクス』

 

 …このアップルパイはルクスが頑張って作ったのか

 

 「サク……母さんの味…そういえば家に来てた時教わってたな。」

 

 …お返しを書いとくか

 

 『美味しかったよ。ありがとう(◍•ᴗ•◍) いいお嫁さんになれるよ。リンク』

 

 メモ紙を机の小さな籠に入れて置いてとく

 

 「…ロリコンは犯罪よ」

 

 「うお!…姉さん、起きてたの?」

 

 狙いすました様にリンクルが声をかけてきた。

 

 「…正確にはこれから寝るんだけどね。ふぁ〜…!」

 

 「…おやすみ」

 

 リンクはフラフラのリンクル姉さんを見送った。

 

 「リンク、あんた卵の時間じゃ…」

 

 「へ?」

 

 時計を見ると集合5分前…

 

 「ヤバ!」

 

 「気をつけてね〜」

 

 リンクはコッコの卵回収の時間だったので急いで廊下を駆け抜けた

 

 「…まぁ私達のせいでもあるし…内線入れとくか」

 

 ラナは内線で教育部署にリンクが遅刻する旨を伝えとくのだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 午前10時頃、ルクスは冬休みで朝は勉強をしているが午後の習い事までは自由だったので、リンクの様子を見に来ていた。

 昨日焼いたアップルパイを夕方届けようとしたが、リンクが仕事を熱心にしていたので渡せ無かった。

 なのでルクスが[風のタクト]を手に入れて、しばらくして出来た友達になった知恵の精霊、『ネーリ』に頼んで寝静まった時にこっそり運んで貰った。

 

 そしてリンクの机の見える所まで来るが、その席には誰もいなかった。

 

 「…あら?」

 

 「イナイネェ?トイレカナ?」

 

 ルクスはリンクの座っていた席に近づくと机の籠に手紙が入っていた。

 

 「お嬢様、どうされました?」

 

 「きゃう!!!…な!何でもないですわ!///」

 

 「あ…あぁ〜…(思春期か〜…成長したねぇ)」(・∀・)ニヤニヤ

 

 ルクスは突然声をかけてきたラナに驚いて籠と手紙を掴んで逃げてしまった。

 その後屋上に行く為の人気のない階段の所で手紙を開けた。

 「(…美味しかった。…良かったぁ…いいお嫁さん)…フフ…フフフ///」

 

 「…ルーチャン?取リ敢エズ目的ハ達成シタネ…ボクハモウ眠インダケド…」

 

 リンクの休む隙を伺っていたので寝不足気味なリーネ

 

 「リーネ?次はどうやってアプローチしたら良いと思う?」

 

 ルクスは肩掛けポーチから『年上彼氏への恋の落とし方』を取り出しページをめくり始めた。

 

 「…寝テカラジャ…ダメカナ?」

 

 「…わかったわ。あんまり急いでもダメだモノね」

 

 「ファアアァ…オヤスミ〜…」

 

 リーネは肩掛けポーチの中に入り、眠りに入った。ルクスは早く市長の補助をしてくれないかなと考えてる

 



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背面切り

 道場が使えなくなったので中庭に来ている。午前の武道練習は新しい技の練習だったのだが…講師はヴァルカ部長補佐だった。

 

 「ハーハッハ!昨日振りだなリンク!」

 

 「アレ?怪我はどうしたんですか?」

 

 「ジャンケンの結果だ!気にするな!」

 

 「ジャンケン?」

 

 前日に医務室に置いてあった最後の奇跡の牛乳をインパ部長とジャンケンをして決め、ヴァルカ補佐が飲む事になったのをリンクは知らない。

 

 「今日、若輩者のリンクに教える技は…『背面切り(ソモトギリ)』である。」

 

 「背面切り(ソモトギリ)?」

 

 「そうだ!相手の隙を作り背面に素早く切り込む…それが背面切り!

 まずは我輩の戦槍をかいくぐり、背中をタッチするがよい…循環は出来るな?」

 

 「えっと…胸のココ押す奴ですよね。」

 

 「…まぁ昨日今日ではそれが限界か、呼吸のみでも発動出来る様になれ、水落に風を送る様に思いっきり息を吸ってみるが良い」

 

 「呼吸…スゥー!」

 

 リンクが思いっきり吸うとスイッチが入る様に擦れる感じがし、心臓の鼓動が速くなり始めた。

 

 「…出来たようだな…で…わ……い…くぅ…ぞ」

 

 鼓動が早くなればなるほど、周囲がゆっくり見えていくリンクは練習様の竹刀を構え、ヴァルカさんに攻撃を仕掛けた。

 

 ーーーーーーーーーーーーーー

 

 ヴァルカは自身も循環を行い、連続して突きを仕掛けるが、全て避けられてしまうが驚いたのはそこから先であった。

 

 最初は大きく避けて行くが、ものの数分で数センチ躱す程度になり、そして髪が触れる程度、そして皮膚が少し触れるか触れないか位で躱す様になったリンク

 

 「やはり目に狂いは無かった!」

 

 ヴァルカにおける最速の突きをしたとき、まるで煙の様にリンクを一瞬見失う、そして一瞬遅れて気付いたヴァルカは腕をそのまま上に上げ、少し腰を落し、重心移動でリンクを吹き飛ばした。

 

 「うわあ!…今のは?」

 

 「八極拳の体術…鉄山靠(テツザンコウ)、我輩はそう簡単には背後を取らせぬぞ。(…もう使ってしまった…このボウズ…やはり面白い!)」

 

 「…よし!またお願いします。」

 

 リンクはまた構え直し、ヴァルカ補佐の正面に立つ

 

 「その粋やよし!全力で背後を取りに来い!」

 

 「…セイヤア!」

 

 リンクは全身の力を抜き、脱力して地面の重力に向かう力を全て踵にぶつけ、全力の加速を行った。

 

 「フン!」

 

 ヴァルカ補佐は一秒程で9連続で突きを行うが、まるで舞踊を踊る人の様に躱すリンクがドンドン近づき、リンクは盾アタックでヴァルカ補佐のバランスを崩した。

 

 「トッタ!」

 

 「甘い!」

 

 リンクは背後を取れたと思い、突っ込んだのは良いが、今度は両手を地面につくようにし、前足を押し、重心を狂わせてリンクが吹っ飛んでいった。

 

 「フン!…まだまだ修行が足らんな!」

 

 「また変な技を…それも八極拳ですか?」

 

 「これは合気道だ!」

 

 「…絶対に背後をとってやる。…セイヤア!」

 

 「…(実はもう合格してるのだが…本人が気付いてないようだし…良いか。コヤツとやるのは面白い)」

 

 リンクは何度も転ばされたり、吹き飛んだりしながらも終わりギリギリになってきたその時だった。

 

 リンクはヴァルカの喉を狙った突きを横にひねり、両手を後ろの地面に着き、大地を駆け抜ける狼の様に蹴飛ばした。

 

 「消え!?グフォ!…

 

 上半身が下を向いているので消えた様に見えたヴァルカ補佐に対し、足の筋肉だけでなく腹筋や背筋も利用した神速の蹴りは、ヴァルカ補佐の脇腹を綺麗に捉えた。

 

 「セイヤァァァァ!!

 

 リンクは地面に着いていた両手を押す様に起き上がり、右下から右上へ脇の下から上の肩に向かって切り上げ槍の動きを鈍らせ、左前足で相手の足を引き重心を崩しヴァルカ補佐が鉄山靠を仕掛ける隙を与えずに思いっきり背中を叩いた。

 

 「グハ!…見事なり」

 

 リンクは肩で息をしながらも最後には成功出来たのでやりきった顔をしている。

 

 「ハァ!ハァ!ハァ!…よっしゃああ!ありがとうございましたぁ!」

 

 「…今の感覚を忘れるで無いぞ!明日からは循環の応用を貴様に授ける。修行を怠るなよ……明日は個性使おうか…いや…まだ熟さなければ…もっと化けるぞ

 

 何かブツブツ言いながらヴァルカ補佐は中庭を後にした。そしてリンクは着実に強くなっているのを肌で感じるのだった。

 

 

 

 

 



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魔装

 午後になり、新人用の依頼書の中にハイラル市役所にある水道課に依頼が来ている。リンクル姉さんの見つけた(押し付けられた)依頼一応期限の無い依頼だったので取り敢えず受ける事にして、新人用の依頼を見ていると気になる奴があった。

 

 源泉の水質調査の依頼だ。

 

 本来は水道局の雇ったバイトや提携業者が向かうのだが…場所が場所の為、ハイラル市役所にいるヒーロー資格保持者(仮免も含む)に調査が来ていた。

 

 場所はゾーラの住む北西エリアにある貯水湖だ。ここの水が夏の水事情に大きく関わって来る。

 

 なぜかって?北海道に梅雨は無いので良く水不足に陥る。

 

 牧場家は森林の中にある妖精の泉から出てくる湧き水を利用しているのでそんなに困る事は少ないが、他の人は下手したら死活問題になる

 

 幸いにハイラル市内には8個の泉があり、そのうちの5個を貯水湖に直接流して利用している。

 

 …しかし珍しい依頼だ。

 

 「…源泉調査でなんで護衛がいるの?」

 

 登山家がサポートとかならわかるけど…気になるが、まぁそれなりに点数を稼げるから受ける事にした。

 

 出発は来週か…

 

 ーーーーーーーーーーーーーー

 

 次の日の武闘訓練はひたすら循環による新しい技の練習をする事になった。ヴァルカ補佐が循環を使い、空気椅子をするリンクの事を見てくれている。

 

 「…よし!1時間経過ぁ!

 

 「くぁ…」ベチャ!

 

 リンクの足元には夥しい量の汗が溜まっており、そこにへたり込んだリンク

 

 「…もう1時間出来る様になるか…やはり若い者は良いな!」

 

 「あ…ありが「では今度はこの武器に込めてみろ!」…へ?…物なのに…出来るんですか…武器?」

 

 リンクは肩で息をしながら立上り、そして渡されたのはプラスチック製の玩具の剣だった。

 

 「事実ただのおもちゃだ!みておれ…」

 

 ピコピコハンマーを持つヴァルカ補佐は、瓦を持って積み上げた。その数10枚

 

 「このピコハンは通常はこのジャバラ部分が衝撃を吸収して相手にダメージは与えない物だ。そのままでは絶対にピコハンが壊れてしまう。しかし…」

 

 ヴァルカ補佐は深呼吸すると身体が薄っすら輝き、そしてそれがピコピコハンマーにドンドン集まる

 

 「…デイヤァ!!!」ピコ!ガシャアアアン!

 

 ピコピコハンマーを大きく振り下ろすとまるで鉄の金槌を振り下ろした様に瓦が7枚目まで砕けた。なのにピコピコハンマーに破損は全く無かった。

 

 「スゴ!?」

 

 「フッハッハ!貴様にこの技『魔装(マソウ)』を伝授してやる。」

 

 「…気の循環の応用なのに魔装(マソウ)?」

 

 「ばっかモン!

 

 「グハ!!…

 

 訳もわからず殴られた。

 

 「気と言うのはシーカー族にでも任しておけ!漢なら…魔力って言った方が格好良いであろう!!」

 

 格好良さの問題かい!っと声に出して突っ込みを入れたかったが、そんな事を言ったらキャップ達がやっと治してくれた武道場がまた消し炭になってしまう!

 

 「…マソウを教えてクダザイヴァルカサン

 

 「…なぜそんなにカクカクなのだ!?漢ならシャッキリせんか!!」

 

 「押忍!」

 

 「良し!インパ部長から聞いたと思うが、どんな物でも魔力はある!本人の相性の良し悪しはあるが、先ず、得物を身体の一部と思え!そしてその魔力と自身の魔力を混ぜる事によって強力な武器を作るのだ!武器が無くて戦えませんなんぞ愚の骨頂である!周りにある物全て武器にするのだ!リンク!貴様はこれを切ってもらう」

 

 そう言って置かれたのは居合い等で使われる巻き藁であった。

 

 「…身体の一部ですか…」

 

 リンクはおもちゃの剣を見ながら考える

 

 「…先ずは循環…そして自身の一部として…」

 

 リンクは取り敢えずリラックスし、剣を握る手を出来るだけ一体になる様に集中し…おもちゃの剣を思いっきり振ってみた。

 

 「…セイ!!!」バシ!!

 

 しかし、巻き藁の表面部分が少し切れただけでおもちゃの剣は大破してしまった。

 

 「…まだ全然足りん!もっと集中するのだ!…っともうこんな時間か…まぁ出来る様になったら声をかけるがよい!自由にここは使っていいからな!」

 

 ヴァルカは急ぎ足で『お迎えの時間が…』とか呟きながら武道場を出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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 あれから3日、リンクは得点に余裕があるので、その後も残って巻藁を正面に向かってオモチャ刀を片手に集中力上げていく

 

 「………スゥー……デヤァ!

 

 循環の動きに集中し、身体の関節を意識し柔軟に素早く振り抜く、鞭の先端が音速を超える様にオモチャの刀の先端も独特の音を響かせ巻藁に向かった。

 

 巻藁は4㌢程の傷跡を残し、オモチャの刀は無残に大破した。

 

 「……ダアアアア!ダメだ!」

 

 壊れたオモチャ刀を45Lポリバケツに投げ捨てる、もう中身はいっぱいになってこぼれ落ちそうだ

 

 「…ソンナニ熱クナッテモ仕方無イワヨ…1回頭冷ヤシテ来タラ?」

 

 「…そうする。」

 

 ナビィがウダウダしてるリンクにアドバイスを貰い、水を片手に外へ出た。

 

 外は雪で覆われた大地に足跡も無い真っ白な銀世界、冷たい風が火照った身体を強制冷却していく。

 

 氷の世界で体温が冷えていくとドンドン冷静になっていった。その時突風が吹いて来た

 

 「わっぷ…うん?」

 

 風が吹いた時に鎌鼬にあった様だ。脹脛に切り傷が出来ていた。

 

 「…ナビィ、カマイタチって真空になった旋風に一気に空気が流れると出来るんだよね?」

 

 「…1節トシテハソウネ…デモ最近ジャ違ウト言ワレタリして良ク解ッテ無イワヨ」

 

 リンクはインパ課長が以前説明してくれた事を思い返した。どんな物にも気は存在している…もし許容範囲みたいのがあってそれ以上纏えないのだとしたら…

 

 「…ちょっと思いついた」

 

 リンクは武道場に戻り、オモチャの刀を手に取り巻藁に向かって構え集中し始めた。

 

 オモチャの刀にある気の容量が小さい物なら少し刀の気を抜いて自分の気を継ぎ足し、また抜いて込めるを繰り返すと今までより一体感がある様に感じた。

 

 「…デイヤァァァアアアアア!!!

 

 袈裟斬りで巻藁に振りかかるとオモチャ刀が触れそうになった瞬間、刀に纏っていた気がカミソリの様に鋭く刺さる手応えを感じ、そのまま振り抜くと切られた巻藁の上部分が飛んでいった。

 

 そしてオモチャの刀は少し折れ曲がったがしっかりと形を保っている。

 

 「………よっしゃああああ!魔装習得(マソウシュウトク)ぅ!」

 

 「……もうそこまでやってたのか」

 

 「うわ!?…インパさん!怪我は!?」

 

 「妖精の泉の温泉で元通りだ。『(マトイ)』までやってるとは思わなかったが」

 

 「『(マトイ)』…」

 

 「(マトイ)は着ている服や武器に気を纏わせコントロールすることによって強化や威力を上げる技だ…魔装(マソウ)って言うのは、大方ヴァルカの奴がそう呼んでたんだろ?」

 

 「はい…」

 

 「正式には(マトイ)が正しい呼び方だ。必殺技っぽく名前を変えるのは悪い事ではないが、ちゃんとした呼び方も覚えておけ…(マトイ)が出来るなら面白い事が出来るぞ。」

 

 「面白い事?」

 

 「ちょっと待ってろ」

 

 そう聞くとインパは奥の倉庫から打ち込み練習用のマネキンを3体リンクの周囲に置くが、明らかに刀の届く範囲ではないリンクを中心に4m程の所に置かれた

 

 「…よし、前に『トドメ』を教えたな?その竹刀で同じ様に(マトイ)でやってみろ」

 

 なんで下に?っと疑問に思うがリンクはインパに言われた様に少し高く飛び、地面の中心に向かって(テン)を竹刀に行い床に向かって思いっきり突いた。

 

 「…テェェイ!」ガン!

 

 竹刀を地面に突くとまるで衝撃波がリンクを中心に爆発した様に周囲のマネキンが上に飛び上がり外側に向かって吹き飛んだ。

 

 「………え?」

 

 「…結構飛んだな。今のはリンクが竹刀に纏った気が地面を伝わり攻撃出来る技だ。達人は1度の踏み込みで30mの範囲を吹き飛ばす者もいたそうだがな」

 

 「スゴ!?」

 

 「因みにリンクルが脚技で良く使ってる得意技でもある」

 

 あの馬鹿げた威力と速度の秘密ってこれだったのか!…て事はかなり手加減されてあの威力!?本気を出したら一体…

 

 冬の気温とは違う寒気がリンクの身体を巡った。

 

 「どうした?そんな青い顔をして…まぁいい、しっかり訓練に励むが良い。リンクならすぐにCクラス職員にはすぐになるだろう!」

 

 そう言ってインパはリンクの頭を雑にワシャワシャと撫で上機嫌で武道場を去っていった。

 

 

 

 リンクは(マトイ)を覚えた!今まで覚えた全ての技の威力や変身能力が強化する事が出来た!

 

 

 

 



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ゾーラの里への道

 次の日の早朝、ヴァルカ部長補佐と2人で環境省の依頼をこなす為、防寒着でもあるリトの服に着換えて市役所を出発した。

 ヴァルカ補佐のパジェロEVOに揺られる事2時間程、下流のゾーラ川にある公園に着いた。

 

 そこには登山家と思われるゴツい男が8人とグラサンを掛けたSPが6人いて、そしてSPが取り囲む奥には黒いランドクルーザーが2台いた。

 

 「…ダムの貯水湖調査ですよね?」

 

 「そうだ。」

 

 「なんでこんなに物騒なんですか?」

 

 「む…言って無かったな。今回は赤獅子家のお嬢が巫女姫修行の慣習でゾーラ族の里にある風の祠へ向かう

 里までの道中にあったSPでは対処できない事故を処理するのが今回の任務である。水量調査はついでである」

 

 「あぁ、だから警護任務な訳か」

 

 「お嬢は正式に姫巫女になりゼルダの称号を襲名する迄、年に3回、それぞれ風に水、火の祠に赴きそれぞれの祠に向かい、祈祷をして16歳になった時に時の大社で正式な巫女姫に着任される。」

 

 「…大変だな」

 

 すると登山家のリーダーっぽい人が警護の人等を呼び、登山ルートの確認をし始めた。一応一般人の為の歩道はあるが雪で埋まっているので、貯水湖の管理の為にあるトロッコのレールを目印に歩いて進む事を説明された。大体5時間程で到着するルートだそうだ。

 

 そして登山家チームは先頭と最後尾に別れ、真ん中はヴァルカ部長補佐とSPが前の方、中央に白と青で模様が描かれた子供用登山服を着たルクスと側近の宮司の様な服を着た人、そしてその後ろにSPとリンクが列を作り、トロッコのレールの道をゆっくりと進んでいった。

 

 ルクスはこっちに気付いていない様だ。仕事なのでこっちからも声を掛ける事もない。

 

 途中でたまにクマ避けの爆竹を鳴らしては進み、子供の歩幅に合わせる様にゆっくりと登っていった。

 

 近くを流れるゾーラ川と足音しか聞こえない中、ほぼ休憩は無く歩き続ける。

 

 5時間歩くのに休憩無しは酷だと思う話だが、休憩した方が寒さで体力が奪われるのだ。身体が冷えてから動くとかえって体力を消耗する。

 

 よって体温を維持する為にもひたすら歩き続ける。

 

 そして昼過ぎになり、川の上流が見えて来た。川の中をよく見るとゾーラ族の人が川の中を移動しているのがわかった。

 

 …川はほぼ真っ直ぐで、こっちは九十九折の道をえっちらこっちら登って来てやっとの思いで来る事考えると、何となくズルい気もしたが、ゾーラ族は陸上をそんな長く活動出来ないから仕方ないか…

 

 そしてもう少しでゾーラの里に到着する時に列が止まった…前で何かあった様だ。

 

 ーーーーーーーーーーーーーー

 ゾーラ族の里入口前

 

 鮭の様な顔のゾーラ族の見張りが、登山家のリーダーと話している

 

 「…源泉が汚染されて疫病が流行ってるかもしれない!!??そんな連絡は聴いて無いぞ!?」

 

 「そうなんだズラ。一昨日から身体の鱗が黒く変色して熱を出す仲間が沢山出て、昨日若い奴が下の町に連絡と薬を取りに行ったズラが…何故か戻って来なくて…間に合わなかったみたいゾラ…」

 

 「そんなにいっぱいいるのか?我輩はハイラル市役所から派遣されるヴァルカと言うヒーローだが…」

 

 「ヴァルカさんゾラ?…そ~なんズラ!こっちの医者も看護のねぇちゃんもてんてこ舞いズラ!…一応医療所に入り切らなかった患者様に宿も抑えてはいるゾラから泊まる事は出来るゾラが…」

 

 予想外の自体が発生してしまった。夜の下山は危険なので宿は予約通り泊まる事にはなったが、リンクはヴァルカ部長補佐と一緒に医療班手伝う事になった。

 

 

 

 

 

 

 



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汚染

 ヴァルカ部長補佐は事の事態を把握する為、ここにいる感染者と原因を見つける為に個性:ヴァルバジアを使い高く飛び上がり、上空から水源から貯水湖に至る道を調べている。

 

 その間リンクはゾーラ族の医者や感染者の隔離として簡易的なカーテンの仕切りの中で医者の指導の元、[♪いやしの歌]での重症者ヒーリングオペを行っていた。

 

 この症状は白点病と言う魚に多い病気に近く、エラ部分にウィルスが集中おそらく病原菌がゾーラ族の呼吸器官でもあるエラ部分から体内に侵入して毛細血管を破壊し、内出血している所が黒く出ている物と思われる。

 

 リンクはいやしの歌のオペモードによりウィルスの感染した血液を血液の浄化と、内出血した部分で酷い部分を迂回させる為、別のルートを作るバイパス手術を行っていた。

 

 「〜〜〜///!!」

 

 「今別の血管に繋いでるからね〜頑張ってね〜」

 

 「…資料にあったが…本当に麻酔もメスも無しで手術出来るとは…そこの血管をその血管に繋いで」

 

 「了解…」

 

 ゾーラ族の医者は赤外線ライトを当てて血管を肉眼で見える様にし、リンクに指示を出す。

 

 リンクはオペモードでは体内を透かした様に最初から見えているのでそのまま見ながら血管をくっつけては切り離しをチマチマと行っている。物資が足りて無いので極力消費をさせない様にしている。

 

 『ルクスお嬢様!そんな事をされなくても…』

 

 『いいの!これ位大丈夫!私にはこれしかできないですから…』

 

 カーテンの外側ではルクスが何かしている様だ。カーテンの向こうで箱を運んでるのが見える。何を運んでるかまではわからないが…居ても立ってもいられない様だ。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 ヴァルカは妖精の泉にいく途中で原因を見つけた。

 

 「な…なんでこんな物がここに…」

 

 そこには家電やゴミ等の不法投棄された物で溢れた場所だった。

 

 紫色に染まった汚水が源泉の流れる川に流れ込んでいる。

 

 「下手に燃やすと有毒の可能性もある…早く保健所に報告せねば……厶!?」

 

 遠くにキャタピラが付いたトラックの様な乗り物が5台程の列を作って森の中から出てきた。荷台にはこれから不法投棄されるであろう粗大ゴミを積んでいる。

 

 「雪上車だと!?おのれー!」

 

 ヴァルカは雪上車の前に炎を吹き出し強制的に止めさせた。

 

 「な、なんだぁ!?」

 

 「我はヴァルカ!市役所のヒーローであるぞ!ここは許可証の無い車両立ち入り禁止区域であるぞ!」

 

 「きょ…許可証ならこれが…」

 

 雪上車の男は一枚の紙を差し出した。

 

 入山許可証明書と書いてあるが…

 

 「…一昨年で有効期限が切れてるではないか!車の写真を撮らせて貰う!追って沙汰があるまで帰れ!」

 

 「うるせぇ!俺達の税金で喰ってる癖に仕事の邪魔すんじゃねぇ!!」

 

 「…ほう、消し炭になりたい奴から掛かって来い!貴様等の逮捕は確定事項だからな」

 

 ヴァルカは口から炎を漏らしながら戦槍を構えた。

 

 「…外典!仕事だぞ!」

 

 一番前にいた車の男がそう言うと深入りフードのコートを着た男が後ろ雪上車のの助手席から降りて来てヴァルカに近付いて来た。

 

 「…用心棒か」

 

 「…ここは雪山…どんなに強くても倒すのは無理だよ」

 

 外典と呼ばれる男は静かに手を伸ばした

 



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水の女神像

 朝、太陽も大分登っていたが徹夜で治療に辺り、全員の容態が安定したので休憩室の机に伏せて爆睡中のリンク

 

 それをルクスが見つけ、防災用の毛布を掛ける

 

 「…お優しい巫女候補だゾラ。」

 

 「キャ!?」

 

 「おっと、驚かしてしまったゾラ。ルクス巫女様」

 

 ルクスに声を掛けたのは、鯉の様な口を持つゾーラ族の医者である初老の人だった

 

 「…私は、やがてハイラルを護る巫女になる時に、この人と一緒にいたいって思ったの、この人…リンク兄様はどんなに困っても絶対に私を見捨て無いって…」

 

 「…そうゾラか。」

 

 「うん、ですので私は、ハイラル市に住む多様な種族が楽しく手を取り合って過ごせる街にしたい、市役所の人はお母様も含めその為の人達ですわ。

 だから私は将来、困って手を伸ばして来る人達の支えになりたい。今はその練習ですわ」

 

 「…その思いを忘れなければいい巫女姫になれるゾラよ。」

 

 「ありとう。」

 

 「そこに寝てる巫女姫様の恋人は、きっと良い従者(パートナー)になれると良いですゾラ」

 

 「こ!…恋人だなんて!///」

 

 「ほれほれ、あんまり大きな声を出すと未来の夫が起きてしまいますゾラ」

 

 「はう…//」

 

 「しゃっしゃっしゃ…青春ですな〜ワシもそんな日が来る事をヒレを高くして待ってますゾラ。お邪魔なので老いぼれはさっさとさるゾラ」

 

 「……もう………」キョロキョロ…

 

 ゾーラ族の医者が居なくなると寝てるリンクを見たルクス、柔らかそうな髪に触りたくなって、周囲をキョロキョロと誰もいない事を確認し、ゆっくり緊張の面持ちで手を伸ばす

 

 「…………ほら、今のうちにブチュ〜っとゾラ」ヌ…

 

 「ヒャウ!!…〜〜〜〜〜///!」

 

 「しゃっしゃっしゃ!未来は安泰ゾラ…」

 

 ゾーラ族の医者はルクスの真っ赤にして恥ずかしさと怒りに満ちたかわいい顔に満足し、今度こそ休憩室を後にした。

 

 ーーーーーーーーーーーーーー

 

 その日の午前中、目覚めたリンクは遠くからルクスの目的である祈祷の様子を見ていた。ヴァルカ部長補佐が『戻らないが調べた後保健所に直接向かう』とは言っていたが、何となく気がかりだった。

 

 そうしてると御祓姿のルクスが冷たい支流の合流地点の中に入っていき、丁度重なる所にあるハイラル市の女神像に祈りを捧げ始めた。ここからは何をお祈りしているかわからないが、子供に可哀想とは何百年の続く伝統行事なので自分のとやかく言う分野ではないと思い、周囲に変な動きがないか見ていたその時だった。

 

 「…ん?右手の痣が…アッツぅ!」

 

 ーーーーーーーーーーーーーー

 

 ルクスは冷たい川の水の中で中央の女神像お祈りをしている。

 

 「…天地万物を三女神で創造された創造主女神ハイリア、そしてこの地の生命の源となる水を司る知恵の女神ネへリア…新たな女神の代理者としての試練を受ける為に参りました。どうかこの凍てつく水で我が身を浄めて下さり、新たな姫巫女としての資格をお与え下さい…」

 

 そう言って川の中にある硬い石で出来た台座に座りながら両手を合わせる

 

 いつもはその後、花をお酒を置いてお祈りは終了するのだが今回はいつもと違った。

 

 突然女神像から後光が降りて、目が青く輝きだした。

 

 『…知恵の女神ネーリアより、知恵のトライフォースの資格者として神の試練を与えます…』

 

 「え?」

 

 するとルクスの左手の痣が輝きだした。そして柔らかな光に包まれた。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 女神の前では急に光に包まれ消えたルクスに動揺が走っている。

 

 「……ル…ルクス様ぁ!!?」

 

 「おい!どうなっているんだ!?」

 

 「こんな事は…初めてで…」

 

 「探せ!行方不明なんてなったら俺達…社会から消されるぞ!そこの新人!お前も探せ!」

 

 宮司の人達やSPが周囲を探しているなか、リンクも台座に向かってその場に立ってもみた。

 

 「右手の痣が光った…まさかどっかに飛ばされたのか?…もし同じ様に飛ばされればルクスに合流出来るかも…」

 

 リンクは片膝を台座につけてひざまつく様なポーズをしてみた。

 

 『…知恵の女神ネーリアより勇気のトライフォースの資格者として神の試練を与えます…』

 

 そうしてリンクも女神像の青い光に包まれ飛ばされた。

 

 

 

 



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滝登り

 飛ばされた先は壁や天井が青く輝く古い石で出来た場所に飛ばされた。

 

 「うわあああああああああ!!」

 

 ウォータースライダーの様な滝に流されているリンクは途中にある金網に引っ掛ける

 

 「あいっつ〜…」

 

 「リンク兄さん!?」

 

 ルクスもいた。全身ずぶ濡れなので同じ様に流され来た様だ。

 

 「怪我はないか?」

 

 「うん…でも…」

 

 そう言って上を見上げると遙か高く遠い滝の上に出口と思われるトンネルが頂上に見えた。角度は60°位って所か

 

 「…ここを滝に逆らいながら登れって事か?」

 

 よく見ると滝の中にはロッククライミング出来そうな穴が空いており様々な間隔や場所についている。途中休憩出来そうな場所もあるが登るには苦労しそうだ。

 そして何故かシーカーストーンの機能もロックされていた

 

 「…」

 

 ルクスは寒さで震えている。下手に体力を無くすよりは短期決戦で挑む事にした。

 

 リンクは上着を脱いで袖を結びルクスを背負い硬く離れない様にした。

 

 「ルクス、ボクは滝を登るからルクスはどの穴が最速で登れるか背中から見ててくれ」

 

 「わ、わかった。」

 

 「…よし!一緒に乗り越えるぞ!」

 

 「うん!」

 

 リンクは流れ落ちる水の中にある穴に手や足を引っ掛け、登り始めた。

 

 水は手や足に容赦なく負荷を掛け、登ろうとする者を振り落とそうとしてくる。

 

 「もう少し右手を横…そう!」

 

 「こ…うかな!っと」

 

 ゆっくりではあるが確実に登っていくリンク

 

 最短ルートを探そうとしてくれるルクスの助けを借りながら、ひたすら登り続けるリンクだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 ヴァルカ補佐は…

 

 「…………(おのれ…オノレオノレ!!デスマウンテンや火山帯なら負けんのに…)」

 

 戦槍を折られた姿で、外典の個性である氷を操作する個性により、カチコチに氷の中で固められていた。

 

 「ハイラルのヒーローって言っても、所詮は火…氷を操る奴に雪山で勝てる訳ない。ま、頑張った方じゃない?」

 

 「流石!高い金払ってるだけあんじゃねぇか」

 

 「あんたらは異能解放戦線の為に、奇跡の牛乳やハイラル食品の密輸ルートの確保と環境破壊によるハイラル食品の製造妨害…利害は一致しているから協力してるんだ。」

 

 そうしてヴァルカは雪山の中に放置されてしまい、不法投棄の犯人はゴミをさっさと捨てる為に雪上車を走らせた。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 SP達は市役所経由で赤獅子家に連絡していた。そして電話で話しているのは赤獅子環境大臣であった

 

 「…何をやっている馬鹿者!ワシのかわいい孫娘が凍え死んでたらただでは済まないぞ!」

 

 『申し訳ありません!ですが…』

 

 「もうよい!…自衛隊による捜索隊を派遣を依頼する!現地で協力し、必ず見つけ出すのじゃ!」

 

 『ぎょ…御意』

 

 そうして赤獅子環境大臣は、警察庁と総理大臣、防衛大臣に電話を掛け始めた。

 

 「…やっと本物の聖なるトライフォースが2つ揃う、必ず三つ揃え、赤獅子家の天皇復権が掛かっておる…ここで失う訳にはいかん」

 

 環境大臣の机の上にはシーカー族とヒーロー協会から貰ったリンクの資料とある計画書か置かれている書類にはこう書かれていた。

 

 『聖三角(神のトライフォース)補完計画』

 

 そして外務省からの中東にいる元イギリス系マフィアの中東砂漠にあるゲルド族の国王ガノンドロフに関する機密文書にルクスの調査書もあった。

 

 

 



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豊水王の涙

 ルクスのお陰で無駄な体力を消耗する事無く登りきったリンクと背中でおんぶされているルクス

 

 「や…やっと着いた…」

 

 「大丈夫?重く無かった?…あれ」

 

 「?」

 

 トンネルはそこまで遠く無く、奥では何か動いている様に見えた。

 

 「とにかく行って見よう」

 

 「…何があるかわからないわよ」

 

 「行けばわかるさ」

 

 少し怯えるルクスはリンクの濡れた服を掴み、後ろを付いていく。

 

 そして出た先に居たのは得体のしれない太い鱗の柱?

 

 「随分でかい柱が倒れてるな…ん?動いてる?まるで生きてるみたいだ」

 

 何も知らずにペチペチと柱を叩いて見るとルクスが顔を見上げたまま固まっていた。

 

 「どうした?………嘘」

 

 そこには人間は一口で食べれそうな口を持ち、青い獅子の立髪の様に伸びた角に蛇の様な目…龍の顔がこっちを見ていた。

 

 「……(いいか?こういう時はゆっくり後退ればいい)

 

 「……」コクコク

 

 ルクスに聞こえる程度に話し、ゆっくり後退ろうとしようとした時に龍が顔を奥の大きな出口に向けて困った顔をしている。

 

 「…なんか困ってそうな顔してない?」

 

 ルクスが龍の表情に気付いた。

 

 「…何かあるのか?」

 

 リンクは出口から外を見ると高い山の上だった。しかし…

 

 「高圧電線?」

 

 貯水湖の水力発電所の高圧電線が出口付近を囲う様になっていた。

 

 龍が出口から出ようと顔を出し、高圧電線に近付くとバチ!っと電気が走り、龍は戻ってしまった。よく見たら火傷の跡がいくつもある。

 

 「お前、あの電線のせいで出られないのか?」

 

 龍はゆっくり頷いた。

 

 「ちょっと待ってね。」

 

 リンクは『♪癒やしの歌』のオペで龍の火傷を治療し、そして高圧電線をどうするか考えている。

 

 「う〜ん…流石に勝手に切るのは不味いよな…」

 

 そもそも高圧電線なんて近づいたら一瞬で死んでしまう。

 

 水か…

 

 「…そうだ!」

 

 リンクはオカリナで『♪スマイル ね♪』を奏で久しぶりにジャックフロストを召喚した。

 

 「ヒィ〜♪ホー!久しぶり過ぎて忘れられてると思ったホ〜」

 

 「ジャックフロスト、あのダムの出口凍らせられないかな?」

 

 そう言って貯水湖にあるダムの放水口を指差すリンク

 

 「ひほ〜…難しいホ〜…おっき過ぎるホ〜…」

 

 「…雪ダルマさん、なんとか出来ない?」キラキラ…

 

 ルクスが上目遣いをしている。すると顔を赤くしたジャックフロストが元気になり…

 

 「…ま…任せるホ〜//!!」

 

 「…女の子だから本気出すとかだったら、また出番しばらく無くすぞ」

 

 「ヒホ!?そんな事ないホ!!」

 

 やはり妖精は変態が多いのであろうか真剣に悩んだリンクだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 そうしてジャックフロストは壁にぶつ龍の近くに落ちていた龍の角の欠片をガブ!っと噛みつきガリガリと角のカケラを噛み砕き飲み込む

 

 「ごっくん……ヒホ…ヒホヒホヒホヒホ、ヒーホー!!!

 

 「うわぁ!」

 

 するとジャックフロストに雪が纏わってドンドン大きくなり見上げる程の大きさになると外側の雪が弾け飛び、現れたのはカワイイ雪ダルマがカマクラに昇格した様な姿をした王冠を被ったジャックフロストだった。

 

 「ジャック・カマクラ?」

 

 「キング・フロストだヒホ!?ネルネルドラゴンのカケラはオイラ達の王の証ヒホ!この王冠が見えないヒホ!?」

 

 多分勝手に命名したであろうネルネルドラゴンのカケラを食べて大きくなってしまったジャックカマクラ…って言うと怒られるのでキングフロストは金の杖を空にかがけた。

 

 「雪の妖精ジャックフロスト達!あの水を一時的に止めるんだホー!」

 

 すると雪山の雪の中から沢山のジャックフロスト達が出て来て空に舞い上がった

 

 「コンセイトレイト…マーハーブーフー…ダーインだホ〜!

 

 すると大きな雪の結晶が空から貯水湖のダム近くに落ちて砕けた。

 砕けた結晶の所から周囲の水を凍らせていき、ダムの水を止めた。

 

 「この水の量だとそんなに長く持たないホ〜!出るならイマホ!」

 

 急速に凍らせた水は空気を沢山含むので脆い、しかし龍が出るには十分!

 

 

 「今だ!行って!」

 

 リンクは合図を送る様に龍の脇腹を叩くと龍は身体を伸ばし、外へと飛び出し電線の上を抜けていった。

 飛び上がった龍は身体に光る結晶の様な物が角から出て来てその内の1つがフワフワとルクスの右手の痣に触れた。

 ルクスの痣にある3つ重なった三角の左下にブドウを3つつけた様な模様が浮かびあがった。以前デクの木サマに[深緑王の雫]を貰った時の様に反対に着いた。

 

 ルクスは[豊水王の涙]を手に入れた!

 

 ※ゾーラのサファイアの様な模様です。

 

 リンクは雲に向かって飛び上がる龍を見ていると、赤い二本の角を持った龍に、太い1本の角を持つ黄色い龍も現れた。

 

 「凄いな…龍って本当に居たんだな…」

 

 「妖精と友達になると力を発揮する個性のリンク兄さんが言う?」

 

 「…それもそうだな…あれは?」

 

 龍が居なくなるとそこには泉があり、まるで聖域に枠綺麗な湧き水が中央からコンコンと湧き出ている。

 

 

 

 

 

 



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盾サーフィン

 泉の前にはリンク達にもあるトライフォースのマークが地面に描かれていた。

 

 「…これって」

 

 「リンク兄さん、ちょっといい?」

 

 ルクスは首に掛けてあったネックレスの様な物を引くと祭祀に使うオカリナを取り出し、[♪ゼルダの子守り歌]を奏でると泉が黄金に輝きはじめた。

 

 「眩し!」

 

 『ふふふ…あっは〜ん!』

 

 泉から出てきたのは、化粧が濃い癖に水の中から出てきて化粧は落ちないのかと突っ込みを入れたくなる眉毛が麿眉な大妖精

 

 『誰が濃いですって?』

 

 作者を睨まないださい綺麗な大妖精さまぁ!

 

 「誰と話してるの?」

 

 ルクスは大妖精に聞いた。

 

 『おっと失礼…いらっしゃい坊や達貴方…あらま!2人共トライフォースの適合者なのねぇ!』

 

 「て言うかなんで龍の下から泉?」

 

 『そうなのよ〜!3年位前からここに住む様になったネルド〜ラちゃんが4年位寝てたら外に鉄塔が立っちゃってねぇ!お陰で私の外に出れないから久しぶりに外の空気を吸うわぁん♡』

 

 「そ…そうなんだ…」

 

 『そうよ〜♡…って2人が揃ってるって事は…』

 

 何か大妖精が考えている…

 

 『まぁ下手に考える位なら寝てた方が良いわね。じゃあ試練突破のご褒美あげちゃう♡』

 

 「ご褒美?…うん?」

 

 リンクは大妖精に握られてしまった。

 

 『いらっしゃ〜い♡』

 

 「うわああああ!ごポポポ…

 

 「り…リンクぅ!!?」

 

 リンクは大妖精の泉に引き釣り込まれてしまった!!

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 自主規制

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 リンクはグッタリしている。

 

 「リンク兄さん…大丈夫?何があったの?」

 

 「……新感覚だった…何も聞かないでくれ…」

 

 『体力もリフレッシュして魔力も2倍でバッチリよぉ♡なかなか新鮮な、お・あ・じ・だったわねぇ』

 

 「………リンク?

 

 「…ルクスお嬢様?そんなに怖い顔してどうしまし…な、なんだぁ!?」

 

 ルクスが笑顔なのに怒ってる雰囲気が怖かったリンクは思わず敬語になってしまった。

 しかし、地震の様な現象が起き始めた。

 

 ゴゴゴゴ…

 

 『あらま!思ったより早かったわね。』

 

 「早かったって?」

 

 リンクが聞いてみた。

 

 『ほらぁ、さっきネルド〜ラちゃんが4年程寝てたって言ったじゃなぁ〜い』

 

 「うん」

 

 ルクスがうなずく

 

 『ネルド〜ラちゃんって寝相悪くて身体で泉の蓋してたのよねぇ』

 

 「そんな事言ってたねぇ」

 

 『だからねぇ、この泉がゴム風船にパンパンに入った水みたいに山の重みで縮みはじめてるわぁ』

 

 「「……まさか」」

 

 ルクスとリンクは嫌な予感を察し、互いに顔を見合わせ、出口に向かって駆け出した。

 

 『またねぇ〜♡』

 

 そう言って大妖精は泉に戻るとまるで間欠泉から吹き出す温泉の様に妖精の泉の水が吹き出した。

 

 「うわああああああ!!

 「きゃああああああ!!

 

 瞬く間にリンク達がいる洞窟っぽいエリアを大量の水が襲う

 

 「捕まれぇ!」

 

 リンクは出口から飛び出したが外は雪山の山頂付近、雪にずぽっと埋まる可能性があったので、リンクはルクスを掴み、お姫様抱っこ状態になり、ミラーシールドの取っ手を足に引っ掛けスノボーの様に着地した。

 

 「あぶねぇ!?もっと早く言えよあの大妖精!」

 

 「…リンク…あれ…」

 

 「ん?…………逃げろぉぉ!!!

 

 ルクスが指差した方向を見ると、水の勢いで雪崩が発生してしまった。運が悪い事に岩肌の窪みに落ちたせいでリンクは下に向かってしか逃げれなかった。

 

 ※雪崩が発生した場合本来は横、もしくは高い所に逃げる。そして逃げれない場合は呼吸を確保する為に鼻と口を手で立体マスクの様にしてしゃがむ、巻き返しまれても自然に転がる様にし、レスキューが来るまで下手に動かず待とう!ホイッスルを咥えて吹くのもありだ!

 

 

 リンクはミラーシールドの重心を移動し、雪山を滑りおりた。中腰で少しでも風の抵抗を少なくし、ルクスはリンクに必死にしがみつく

 

 途中に何故か障害物の様にレンジや冷蔵庫が捨ててあったがそれらを躱して、見えて来たのは木が倒れて出来た1本橋だった。

 

 「しっかり捕まれ!」

 

 「ッ!」

 

 リンクは近くにあった倒れ掛けている『遭難注意』の看板を踏み台にして1本橋の上に着地しそのまま滑り渡った。

 

 「リンク凄い!」

 

 「ありがと!でもまだ雪崩が追って来るぅ!」

 

 しかも廃棄物を巻き込んで更に危険度が増した雪崩が襲って来ていた。

 

 「リンクぅ!まえぇ!」

 

 ルクスの声で前を見えると完全に崖だった。

 

 「飛ぶぞぉぉ!」

 

 リンクは少しでも高く飛ぶ為に岩壁近くにあった岩を踏み台にしてタイミングよく踏み込んだ!

 

 高く飛び上がったリンクは姿勢を保つ事に注意しながら飛んでいた。

 

 真下は川がかなり下に流れており、崖の幅は10m程だろうか

 

 思わずスローモーションに見えてしまう程必死になっているリンクはルクスを抱えながら着地し…

 

 「うわああ!?」

 

 「キャッ!」

 

 そのまますっ転んでしまった。

 

 「いてて…ルクス!大丈夫!?」

 

 ルクスは雪の上で横になったままなので思わず駆け寄り、肩を抱き上げた。

 

 「ルクス!しっかりしろ!」

 

 リンクの声に反応し、目が点になっていたのが動く様になりゆっくり喋りだした。

 

 「…生きてる」

 

 「あぁ!なんとかなった!」

 

 ルクスは崖から落ちる雪崩や廃棄物が谷底の川に落ちるのをみている。

 

 「フフ…アハハハハハハ!こんなスリルは初めて!アハハハ!…あれ…腰に力が…」

 

 ルクスは立とうとしたがその場でヘタリ込んだ、どうやらルクスは腰が抜けた様だ。

 

 「じゃあ、みんなの元に帰りますか。お嬢様」

 

 「う…うん//」

 

 リンクはルクスを背負い、下の方に見えるゾーラの里に向かって歩いていった。

 

 ルクスはリンクの背中で少し温まりながら運ばれていった。

 

 

 

 

 そして途中、捜索隊と思われる人達と合流する事が出来た。

 後でわかったがヴァルカ補佐もカチコチで発見されて現在はデスマウンテンに運ばれた。しばらくすれば全快になるだろう。

 雪崩に巻き込まれた箇所を調査するとであろう雪上車と遭難者が数人発見されて、不法投棄の犯人達だったので2人がはそのまま警察病院へ搬送された。他の人はまだ見つかっていないが、リンクはこの事件がきっかけとなり、DクラスからC+クラスに昇格する事が出来た。

 嬉しいが突然辞令が下った

 

 『雄英高校インターン生、牧場リンク殿、貴殿は市長秘書課・護衛部に異動を命じる』

 

 ゼルダ市長の指名により、今回の件で秘書課に異動になった。今度から自分で任務を依頼されるのでは無く、完全に市長の補佐見習いとして仕事をする事になったのはいいのだが…

 

 「あ!お〜ぃ!ルクス〜」

 

 「///!!」サ!…

 

 …あの事件からルクスがリンクを逃げる様になってしまった…

 

 「……どうしよう……これじゃあゼルダ市長に言われた『ルクスの警護任務(お守り)』出来ないよぉ…」

 

 リンクは嫌われたと思い、困ってしまった…

 

 



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マフィアシティ

 冬休みのインターンが今日で終わる。今まで学んだ事が東京で通用するか楽しみだ。

 

 借りた部屋の荷物をシーカーストーンに纏め、受付に借りてた職員証を返そうとしたらそのまま持ってていいと言われた。

 

 「…じゃ、帰りますか。…結局ルクスには嫌われたままだったけど」

 

 最後の2日に関してはルクスに会う事も出来なかったリンクは、オカリナで大翼の歌を奏でて東京に戻っていった。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 東京のアライアンスに空から到着したリンクは、扉の前にいた。

 

 「…あれ?」

 

 アライアンスの横にある植栽の上に降りてしまった上に、正面の扉の鍵がしまっていた。…そういえばいつ戻るか言って無かった。

 どうやらあの大翼の像は屋内に保管されている場合は最も近い外に出される様だ。

 扉の前から戻ろうとすると警備ロボがいたので鍵をお願いして開けて貰い中に戻った。

 

 リンクの部屋に入るとキャップ達科学妖精の小さな街が出来ていた。映画館にレストランにショッピングモール、マンション、カジノ、ビーチに小さなヤシまで生えて完全にミニチュアリゾートになっていた。ワラワラと増えた科学妖精達は一体何人?いるかわからない位多い

 

 「おひさです」

 

 「ケミィ!…この街は?」

 

 凄いマフィアのボスが着てそうなスーツを来たケミィがいた。

 

 「つくりました」

 

 「ケミィシティです。ヒマなのでやりました」

 

 「パスポートです」

 

 「パスポートってここはボクの部屋…ってちっさ!」

 

 そう言って2センチ位小さな『ぱすぽおと』と書かれている手帳をナビィやシィ、キャップ達全員に渡した。

 

 「ボス!ほんじつのじょーのーきんがきてるです」

 

 「うむ」

 

 後ろからトテトテと現れた科学妖精がケミィに飴玉を運んでいる

 

 「…どこから持って来た」

 

 お前等科学妖精はデザート関係を作る技術はほぼ皆無の筈…理由は甘い物を見ると自分が我先に食べてしまうからだ

 

 「われわれ『ジョウキュウコクミン(上級国民)』はあまい汁をすすれるです!『カキュウコクミン(下級国民)』は、はたらくです」

 

 …よく見るとミニチュアのビルの隙間にボロい服を着た科学妖精が物乞いをしていたり、開発中であろうエリアにある工場現場で鞭を打たれながら作業をする科学妖精もいた。

 警察役なのに賄賂で見逃したりする奴やピンクなエリアまである

 

 「…何だこの社会の縮図は?」

 

 「シホンシュギ(資本主義)カクサシャカイ(格差社会)です。アマアマ(甘い物)を持つ者がセイギ(正義)です。持ってるヤツがシハイするのはヨのサダメです」

 

 リンクは格差があり過ぎるこのミニチュアタウンに部屋の主として最初に行ったのは

 

 「…キャップとケミィ」

 

 「「あいです?」」

 

 「みんなちゅうもーく!部屋の主として、これより妖精選挙を行い、選ばれた妖精で労働基準法の制定と行政による取締を実施します!この選挙で選挙公約以外の事…賄賂や脅し等の不正をした奴には虫籠に一週間入ってもらいます!」

 

 「「「え〜〜!?」」」

 

 こんなマフィアの街をヒーロー高校の中に作るんじゃねぇ!

 

 警察の様に取り締まる奴が居ないと社会が崩壊する事を理解したリンクだった。

 

 そして緊急選挙と国会ならぬ妖精会を作り、権力の分立した拡充を命令した。明日の夕方にはコイツ達の事だから選挙が出来るだろう



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白雲 朧

 


始業式も無事に終わり、ようやく高校生の様な日を感じる事が出来た。…ハイラル市って一体…

 

 地元に不安を抱えながらも、授業は恙無く始まる

 

 「今日の授業は実践報告会だ。冬休みの間に得た成果・課題等を共有する…さぁ皆、スーツを纏いグラウンドαへ!」

 

 飯田と八百万が黒板の前で相澤先生が来る前にスケジュールを教えてくれた。

 

 因みに今日は科学妖精達は選挙活動をしている為お休みだ。既得権益を守りたい保守派のケミィ達と下級妖精を纏め処遇改善を推進する改革派のキャップで言い争いになってる。暴力に走った奴は虫籠に閉じ込める中立も数体選んでおいたから、そんなに激しい事には…ならないよな

 

 ガラ!「いつまで喋って」

 

 「先生ー!あけおめー!!」

 

 「本日の概要は伝達済みです。」

 

 芦戸達がスーツケースを持って更衣室に向かう

 

 「飯田が空回りしてねー」

 

 「マニュアルさんが保須でチームを組んでリーダーをしていてね、一週間ではあるが学んだのさ…物腰の柔らかさをね!」

 

 レイザーラモンの様に腰を前後に振る飯田が若干キモく感じたリンク

 

 「あー…空回った」

 

 「もうすぐ外れる自転車のチェーンみてぇ」

 

 瀬呂達に良い感じにイジられてるのを余所目に更衣室へ向かった。

 

 ーーーーーーーーーーーーーー

 切島と緑谷が話している。

 

 「暴走をモノにしたのか!?ハエー!!」

 

 「と入っても一瞬しか出せなくて…用途は限られるんだけど…強い」サク…ドザ…

 

 爆豪のヒーローコスチュームについてる棘部分が緑谷の頭部に刺さって倒れた。

 

 「不快

 

 「バクゴー!何してんだ!

 

 「大変だ!脳漿がチョロチョロと出てるぞ!

 

 「緑谷ぁああああ!

 

 「癒やしの歌!…からの緊急手術開始(レッドオペレーション)!「はひゃああん!!//」…………終了!!」

 

 「は……はへ………///

 

 「はえぇ!完治までの時間が速くなってる!」

 

 「そしてあの人格殺し(多幸感覚)もパワーアップしてやがる!?」

 

 リンクはオカリナを構え、[癒やしの歌]を奏でオペモードになり、速攻で頭蓋骨の補修と皮膚と血管の結合を行った。その手術は2分で完治させた。

 

 「失った脳漿水と血は戻せないからコレ」

 

 「あ…ありがとう牧場君…」

 

 リンクはトアル牛乳を緑谷に渡した。

 

 ーーーーーーーーーーーーーー

 

 そしてオールマイト事、八木先生が授業を見てくれる様だ

 

 「わーたーがーしー機だ!」

 

 「…あれ?相澤先生は?」

 

 「ヘイガイズ、私の渾身のギャグを受け流す事水の如し」

 

 …おそらく普段『私が来た!』と『綿菓子機だ!』を突っ込んでほしかったのだろう。でも先生…甘い物を妖精達の前で出すのは…って今日は科学妖精が居ないから大丈夫か

 

 「相澤君なら本当今さっき急用が出来てしまってね」

 

 ーーーーーーーーーーーーーー

 プレゼントマイクの車で移動しているプレゼントマイク先生と相澤先生…

 

 「おい!もっとスピード出せないのか!」

 

 「うるせぇよ落ち着けよ…」

 

 「USJの時にはそんな素振り…一度も…悪趣味にも程がある」

 

 「俺はぁ…塚内さん達の勘違いに掛ける」

 

 「どうして牧場を連れていくのは駄目何だ!!アイツは脳無を分解し元の生命に戻す個性を持っているのに…」

 

 「…その為には自然豊かな森に連れて行かにゃならねぇ。監獄から出すには、それなりの理由がいるんだろぉ?…高速に入ったら飛ばすぜ!」

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 監獄島ー個性犯罪者収容エリア

 

 警察である塚内さんとグラン・トリノが相澤達に事の事情を説明している。

 

 「2人とも知ってる通り、脳無は人の手によって身体を改造され、複数の個性に耐えれる様になった人間だ。但し生きた人間じゃない。脳みそから心臓に至るまでグチャグチャにされてる、脳無とは人形…意識を持たない人形」

 

 「…の筈じゃった」

 

 「グラントリノさん、こっちは授業トバして来てるんです。簡潔にお願いします。

 

 「相澤…」

 

 怒りでブチギレそうな相澤先生をプレゼントマイクが抑えるがプレゼントマイクも手が震えている

 

 「必要な話だよ。順を追おう、気持ちの整理を付ける為にも」

 

 「こいつは敵連合(ヴィランレンゴウ)の中核、口を割らせる事が出来れば一気に大元が叩けんだが、いかんせん肝心な事は一切話そうとしない、くだらない話はするが、連合の不利になる情報については電源が落ちた様にすとんって無反応になるんだ。」

 

 「つまり?」

 

 「複数の因子が結合され、1つの新たな個性になっていたんだ。そしてベースになった因子…かつて雄英高校で君達と苦楽を共にし、若くしてその命を落としたとされる男…『白雲 朧』のものと、極めて近い事がわかった。」

 

 「…『A組の3馬鹿』なんて呼ばれもしたよ…意味解かんねぇよ!!

 

 「本人曰く、『三ツ星レストランの残飯を漁る様な物』だそうだ。…」

 

 「何故我々を?」

 

 「君達は白雲 朧と関係が深いと聞いている。その呼び声に反応してくれれば情報を引き出せる可能性は高い」

 

 「…何故!脳無だと解れば牧場を連れて来れば解放…」

 

 「イレイザーヘッド、私達もそれは考えた。しかし…以前脳無を代々木公園で牧場君が分解して治療し、生還出来た人間は確かにいた。しかし死んでた人間もいたんだ。…つまり牧場君の能力では何が生還するかまではわからない」

 

 「仮説としちゃアレだが…牧場の癒やしの歌はあくまで生きてる生物に関してだ。…生きたまま改造された脳無は本人に戻る可能性があるが…死んでた人間の場合は遺体のまま…材料に使われた何も事件の事がわからないの子供が生還する場合もあるんじゃよ。…だから牧場の出番は事件の終止符が見えてからだ」

 

 「でも勘違いしないでくれ。白雲 朧が誘拐された時、生きたまま脳無に改造されてる可能性もゼロじゃない。…もしかしたら苦楽を共にした戦友の復活だってありえるんだ。その為にも…奴からの情報を引き出してくれないか。」

 

 「…絆による奇跡を期待するなら大衆映画の見すぎだ」

 

 「奇跡も可能性になる事があんだよ。九州でエンデヴァーが倒した脳無、報告では強者への執着心を見せたそうだ。」

 

 「焼死体のDNA鑑定の結果、アレの素体は地下格闘で生計を建てていたならず者だとわかった。」

 

 「生前の人格を残している…と、残念だが雄英で一戦交えています。口調も違ったし、俺に対しての反応も示さなかった。…それに牧場の音楽にも脳無は反応したのに黒霧は無かった」

 

 「そういう実験をしていたかもな、改ざん・或いは消去した記憶が命令遂行に与える影響…とか、重ねて言う、プレゼント・マイクにイレイザーヘッド、白雲 朧の執着を…呼び覚ましてくれ」

 

 そうして面談室に先生達は案内されたのだった。

 



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報告発表会

 グラウンドαでオールマイトの前で皆が成果を報告している。

 葉隠さんは青山のレーザーを透明な身体でレーザーを屈折させて敵役のロボ達を翻弄している。…お腹を抑える青山が気になったが…あ…葉隠にぶつかったら雰囲気が変わった様な…そっとしておこう

 

 「皆いいね!次は…牧場君か」

 

 「いつでもいいですよ」

 

 リンクは首にオカリナを掛け、マスターソードにミラーシールド、一心の弓を装備し、腰にはクローショットと疾風ブーメランをつけている

 

 「…アレ?牧場って確か…」

 

 「AIとかの類ってケミィちゃん達が味方にしちゃうんじゃ…」

 

 「それならノープロブレム!…全部サポート科のオリジナルセキュリティラジコンロボだ!」

 

 サポート科全員で敵ロボをカメラで操作し、ラジコンロボになっているようだ。…アレ?芦田さん達とロボの形状が大分違う気が…

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 サポート科サイド

 

 リンク用にそれぞれの生徒がオリジナルロボを制作し、それぞれ操作している

 

 「パワーローダー先生!これで牧場に勝ったらラボの使用条件を緩和してくれるんですよね!?」

 

 発目やサポート科の生徒全員が全身にコントローラーを装着し、カメラ越しにリンクを見ている。

 

 「良いよ〜、勝てればだけどねぇ」

 

 パワーローダー先生も生徒の作ったロボの評価表を手にしている…冬休み中に制作していた様だ

 

 ーーーーーーーーーーーーーー

 

 リンクは盾と剣を構えてオールマイト先生の合図を待っている。

 

 「それじゃぁ…レディ…ファイト!」

 

 「すぅぅ!循環!」

 

 リンクは深く呼吸をし、気の巡りを加速させる

 

 そんなリンクを4体の2足歩行ロボの踵が外れ、4輪駆動になっって一気に加速したロボがマシンガンを片手にリンクを取囲み始めた。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 オールマイトと見学サイド

 

 明らかに動きのレベルが違うロボに呆気に取られる葉隠達を余所にリンクを取囲み始める

 

 「何だよあのラン○ロット!?」

 

 「マシンガンとか有りかよ!…てぇぇぇ!?」

 

 切島のツッコミと瀬呂の言葉を余所に、リンクはマシンガンの様に発射されるゴム弾の弾幕をまるでゴム弾の動線が見えているかの様に少し躱したり、躱す事が出来ない物はマスターソードで叩き落しながら間合いを詰めるリンクをみた生徒達は驚いていた。

 

 「弾幕を…片手で切り抜けた!?」

 

 「スゴー!!ダンスみたい!」

 

 尾白と芦田そしてロボの関節やタイヤ部分を中心に動きを止める為に切り落とすリンク

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 リンクサイド

 

 循環と纏を行っているお陰で、通常よりも容易く相手の弱点をついていける

 

 「…凄い…これがシーカー族の奥義…身体が羽の様だ!」

 

 インパ課長やヴァルカ補佐相手だと実感しなかったが、初めて成長してるのがわかったリンク

 

 『緑の人!相変わらずクラシックですねぇ!』

 

 「そこ声は…発目!?」

 

 『ラジコンは専門外ですがぁ!私のドッかわいいベイビーが真のアイテムである事を証明してあげます!勝ったらその腰に付けてるシーカーストーンをじぃぃぃぃ…くり調べさせて貰いまーす!!』

 

 そう語るロボはボディーが真っ赤で、背中にロケットランチャー、武器は銃と槍が合体したような武器を持ち、腰にはホバーの噴射とワイヤーフックが着いたロボがいた。

 

 『さぁ私のベイビー達!ファイヤー!』

 

 背中のロケットランチャーから飛び出したがドローンがレーザーでリンクを狙いながら飛んで来る。観客から「ファン○ルかよ!」ってツッコミがあるがボクは知らない!

 

 「[守りの力]!」

 

 リンクは中腰になり拳をぶつける様に構えると光の膜で包まれ、レーザーは反射されファ○ネルに戻っていき何個かそのまま落ちていった。

 

 「[疾風ブーメラン]!」

 

 リンクはブーメランを投げると旋風が発生し、○ァンネルは風でコントロールを失っていき…

 

 「これで終わり!」

 

 巻き込まれたファンネ○に向かって[リモコン爆弾]を投げ吹き飛ばした。

 

 『これならどうです!キラー捕縛弾!』ガチャ…ドン!

 

 ガンランスからサメの様な銃弾がリンクに向かって放たれたがリンクは破裂する前にそれを踏み台に高く飛び上がった。

 

 「デイヤアア!!」

 

 地面にマスターソードを勢いよく付き立てると、地面を伝い衝撃波が発生し、発目ロボは勢いよく浮き上がりバランスを崩した。

 

 『ワオ!空中戦になっても大丈夫!このホバーで…新曲!?』

 

 リンクはインターンで覚えた[♪巨人のシンフォニー]を奏でる。

 

 リンクも初めて奏でるのでどうなるかわからかったので、良い機会なのでやってたが後悔する事になった。

 

 「か…痒い…うあああ゛ア゛ア゛ア゛!!!」ビリビリ…

 

 「イヤアアアアア!!

 

 リンクの身体が巨大化して高さは26m程だろう巨人リンクになったが…ヒーロースーツが対応していなかった。

 身体の大きさに耐えきれず破れてしまい、文字道理に身体1つで大きくなってしまった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 巨大化したリンクを見上げる先生達

 

 「巨大化!?デケーーー!」

 

 「チートにも程があるだろ!?」

 

 「………デケぇボールとバットだな」

 

 峯田はどこを見てデケぇと言ったかはほって置いて、女子達は目のやり場に困っている…と言うか耳郎に関しては叫んでどっかに行ってしまった。

 

 「凄い!Mtレディよりも大きいかも!?それだけ巨大な妖精がいるって事はまだ牧場君は変化するのか?一体何種類変化出来るんだろう?巨大化の弱点は?ゴロンの時は泳げ無いから溺れるし、リトの時は感電しやすく、デクナッツは火に弱い、シィ達だとは陸上を動けないし、狼は喋れない、ユキワロシは熱に弱くて…アレ?…この巨大化も含めて何種類だ?えっと…1…にぃ…サン…4」ブツブツ…

 

 「緑谷君…研究熱心なのは良いが怖いぞ」

 

 「ウッセー!デカイだけだろ!!」

 

 飯田がツッコミを緑谷に入れている

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 リンクサイド

 

 服が無くなってしまった…どうしよう…そしてこの身体に合う楽器が無い事に後から気付いた。

 

 『や…やはりあの先輩の服では巨大化に対応ですね!どうです?もし降参してくれれば巨大化に対応した服を…』

 

 「いらん!」

 

 発目にシーカーストーンをバラバラにされるので拳で叩き潰した。完全にぺしゃんこになった発目ロボを最後にもう襲って来なくてなった。

 

《big「せんせぇ…新しい曲試したけど…この身体に対応する楽器が無くて元の大きさに戻れない…どうしましょう?」《/big》

 

 「ホワッツ!?…えっと…ちょっと待ってて!サポート科に連絡するから!」

 

 オールマイトは携帯でサポート科に電話をかけ始めた

 

 リンクは近くのビルに座り、しばらく待つ事にしよう…東京って意外と乾燥するんだな。

 

 




明日ので一時停止します。原作の進展までお待ち下さい。


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重み 

 身体が大き過ぎて午後の授業が出来ず、サポート科が身体の大きさに合うオカリナを現在制作中

 

 とりあえず暗幕で腰巻きにしてはいるが小さく、それまでの服を調達する必要があった…校長が手配してくれるとは言ってたけど…

 

 「………工エエェェ(´д`)ェェエエ工!牧場君!?デッカぁ!!どうしたの!!?(良い身体…!!なんて立派な…//♡)」

 

 「Mt.レディさん…お久しぶりです。…? どうして下の方を見て「見てないわよ///!!」

 

 急にこんな大きい服は作れないって事で急遽ヒーローの中で1番身体が大きくなるMt.レディの服を急遽借りる事になった。

 

 そして何とか服を借りたまでは良かったが動きがままならない、使われていない市街地を想定したグラウンドβに移動したのだが…

 

 「道路が狭!3車線は欲しい!」

 

 「気持ちわかるわ〜…でも日本の道路は大体2車線よ」

 

 「あ!イッテ!」

 

 ビルの角に小指をぶつけてしまったリンク

 

 「アハハハハハハ!私もよくやったわ!」

 

 どうやら巨体の仲間が出来たのは少し嬉しかった様だ。凄い共感と同意をするMt.レディ

 

 「そういえばMt.レディって何か格闘技やってたの?」

 

 「いいえ?だってこの大きさでパンチやキックしたら大体吹っ飛ぶわよ」

 

 「あ…確かに…ブエックション!…寒ぅ」ブルブル

 

 「ゴメンね〜丁度クリーニング出してて夏物しか無かったのよね〜」

 

 女物だから仕方が無いが腰回りがキツく胸回りがゆるゆるだ

 「……肌で温め会う?♡」

 

 「ブフォ!…高校生を誘惑しないでくださ…」

 

 指を咥えて強調される谷間に視線が行ってしまった。

 

 「…えっち」

 

 「くわああああ!//ちが!違うんです!」

 

 リンクは顔を真っ赤にして悶ている…

 

 「アハハハハハハ!かわいい!」

 

 「そんなにからかわないで下さいよ!…?……(ヒィ!?)」

 

 視線の先に校舎の屋上に授業が終わったと思われる八百万さんが狙撃銃(PGM ヘカートII)でこっちを見てる…リンクは血の気が引いた。近くに耳郎さんもいるぅ!?

 

 「あら?どうしたの?」 

 

 「い…いや、日が傾いて冷えて来たから早くオカリナ出来ないかなぁって」

 

 「そう…コレで少しは暖かくなるんじゃない?」

 

 そう言って腕を絡ませてピタっとくっついて来た!色々柔らかさが伝わって…

 

 「ちょっ!そっつぁ近く…暖かイッ!!

 

 「そう!こういうのってちょっと憧れてたのよね//(所詮男なんて…チョロいもんよ。増してはガキなんて…)」

 

 Mt.レディは腹黒く色々考えている。このままリンクがプロヒーローになれば巨大化同士ダブってしまう。しかし、もしMt.レディ事務所にリンクが所属すれば2大巨大化と言う特色をMt.事務所が独占出来、リンクは(パウチのせいで)女性の心を(女難レベルで)引きやすい

 男のオタク層しか居ない事務所のファンに女のファンを引き寄せ収益に貢献させる算段なので色仕掛けと共感力を駆使して心を奪おうとしている。

 

 そんなMt.レディに気付かれ無い様にゴム弾で狙撃してして来る八百万達

 

 「だ…大丈夫…大丈夫なので」

 

 ゴム弾のダメージは爪楊枝で軽く突っつかれる位の痛みだが後が怖いのでゆっくり離れるリンク

 

 「あら?こんな機会滅多に無いわよ♡…そうだ!次のインターンでウチに来たら一緒にプロレス見に行かない?巨大化でプロレス技すると人気出るわよぉ。エンターテイメント性も高いし技は覚えて置いて損は無いわよ?」

 

 色仕掛けを更に仕掛けるMt.レディ、さり気なくデートのお誘いまで仕掛けた。

 

 「プロレス技…か、技は確かに興味ガッ!……いや、ジャックグローブがあるからプロレスよりボクシングや総合格闘技が…」

 

 話題を逸らそうと試みたが…

 

 「何?グローブ持ってるの?…いいじゃない!じゃあインターンで会ったらよろしく♪」

 

 どうやら避けきれ無かった様だ。

 

 「おーい!デカ勇者くーん!オカリナ出来たよー!」

 

 大きなオカリナをラヴィオ先輩が牽引車で持って来てくれた。

 

 「おぉ!やっと来た!」

 

 その後、無事に戻れたリンクは、根津校長から月1のペースで巨大化の講師としてMt.レディと格闘訓練をする事を告げられた、生徒に色仕掛けするなよと相澤先生に釘を刺されていたから大丈夫だろう。…戻って来てたんだ。

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 アライアンスへの帰り道、相澤先生とたまたま一緒になった。

 珍しいっと思いながら相澤先生に聞かれた

 

 「…牧場、お前の癒やしのオペって…何処まで治療出来るんだ?」

 

 「………さぁ?」

 

 「さぁってお前…」

 

 「限界なんて考えた事ないんで…今までの最高難易度の手術はインターン先で、2年間ずっと植物に寄生させられて、左上半身が木の根っこで雁字搦めになっていた人です。」

 

 「…そんな事してたのか?」

 

 「でも、人体について段々わかって来る事が多くありました。…今なら単体ですけど、ボクの目の前にいる人ならどんなに死にかけでも()()()()()()()()()()()()()()()…先生、何かありました?何時もより顔が怖いですよ。」

 

 まるで親友に不幸が会った様な顔だ。脳無の件で何かあったのだろうか?

 

 「…いや、何でもない…放課後のスケジュールだが、ばあさんの所で治療の練習を増やすからに励めよ」

 

 「はい!」

 

 「…頼むぞ」

 

 相澤先生に頭をグシャグシャっとされた。…なんか最後の『頼むぞ』って言葉が何時も以上に重みを感じてしまったリンクでした。

 

 

 

 



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1年A組 冬の総戦編
不安 2021.04/28


コミック30巻で一区切り着いた様なので更新を再開いたします。
また原作に追いついたら一時停止します。


 あれから数ヶ月、警察の懸命な捜査により敵連合の脳無製造場所が解り、全国からヒーローが集められる事になった2日前。

 雄英高校の2ーAのメンバーは大規模摘発に参加する為に京都にある群牙山荘近くに集合が掛かった。

 しかし、上鳴は単独でベテランヒーローと共に敵連合の最前線である蛇腔病院に送られる事になり、リンクは最前線や避難誘導の皆と違い、近くの中学校に作る避難所にある仮設病院でリカバリーガールの所…最も後方の方になった。

 

 夕食後、アライアンスの広場で上鳴は不安な声を上げていたのを横目に、自分の役目をしっかり果たせるかと涙目になってる

 

 「何で俺だけ最前線何だよ〜!」

 

 「そりゃ広範囲型の電撃を持ってるからじゃない?ボクも1人だよ」

 

 「リンクはいいよな〜!1番後ろでだろう!?」

 

 「ははは…そうでも無いと思うけど」

 

 リカバリーガールのサブは本当に忙しいから…

 

 「甘ったれるな」

 

 「うわ!相澤先生!?」

 

 「必要とされてるだけ有り難いと思え、…ヒーローが必要とされるのは何時も最前線だ。それぞれ役目をしっかり果たせ。それが結果多くの仲間や一般人を守るんだ。」

 

 そう言うとリンクの頭に手を乗せて真面目な口調で話す。

 

 「牧場、婆さんの所は命の最前線だ。前線で負傷したヒーローの応急処置、緊急治癒がメインだ。活躍の場が無いのが1番だが、負傷したヒーローからすれば最期の砦なんだ。タダボコる俺等とは違う…お前がしっかり役目を果たすから戦えるんだ。お前もだ上鳴、プロヒーローの言う事ちゃんと聴いて一気に無力化させるんだ。」

 

 「は…はい…」

 

 「う…ウッス」

 

 「明日は1日移動だ。さっさと準備して寝ろ」

 

 そういうと相澤先生は当直室へと入って行った。

 

 「…そうだよな。ちゃんと役目を果たさないと…死ぬ奴が増えるんだよな」

 

 上鳴は何か考えている。…

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 アライアンス、真夜中

 

 なかなか寝付ける事が出来ず、ナビィ達を起こさない様にソロっと水を飲みに厨房の方へ行ったリンク

 

 「………プハ」キュ…

 

 「あれ?リンクさん…」

 

 「モモさん?」

 

 八百万さんが何故か来ていた。

 

 「モモさんも水を飲みに?」

 

 「え、えぇ」

 

 生徒用冷蔵庫から富士の天然水と書かれたミネラルウォーターを取る八百万さん

 

 「…リンクさん、眠れないのですか?」

 

 「…ちょっとね。なかなか…ボクって皆と違って今回は戦う訳じゃないからさ、上鳴がちょっと羨ましいのもある。

 でも…ボクがしっかりしないと助かる命も助けられない、ちょっと…緊張してるのかな。[♪癒やしの歌]オペも直ぐに治るけど他の人になんか嫌われてるし」

 

 リンクは窓から覗く月明かりを見ながら八百万さんにちょっと心に思った事を話した。

 

 「…確かに、リンクさんのオペモードは…他の人が見てる所でヤられると恥ずかしいですから」

 

 「…そっか、恥ずかしいのか。」

 

 「でも、どんな事でも真っ直ぐ取り組む姿は尊敬いたしますわ。」

 

 「あ、ありがとうごザイマス」

 

 今までのやられた事から『裏で何か考えてるんじゃ?』と素直に褒め言葉に喜べないリンクだった。

 

 ーーーーーーーーーーーーーー

 そのやり取りを見てたたまたまトイレに行こうとした時、八百万を見つけてリンクと親しげに話すのを見つけてしまい 

  耳郎は、角に隠れてしまう。

 

 「……なにやってんだろ。こんなの全然ロックじゃない」

 

 盗み聞きをイヤホンジャックでしようか考えたが、みっともなくてやめた。

 

 「(…明日、バスの中で聴いてみよっか)」

 

 耳郎はそんな事を思いながら、部屋へと戻って行った。

 



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妖精は欲望に忠実

 アライアンス前、インターン先の事務所から行く人とアライアンスからバスで移動する人、飛行機で行く人や先生の車で行く人等にルートがバラバラになっていた。

 

 「リンク、お前はコッチ」

 

 「え?………えぇ…」

 

 アライアンス前に止まったバスで移動すると思っていたのだが、相澤先生に呼び止められ、視線の先を見ると思わず肩から力が抜ける様だ。

 ランチラッシュ先生と移動する事は特に気にしないのだが…

 

 「何で…キッチンカー…」

 

 「ボクの愛車だよ!」

 

 6tトラックを改造したキッチンカーであった。ドアにランチラッシュのマークが入ったのが目立つ黄色のトラックだった。

 

 「…タキダシ二行イク訳ジャナイワヨネ」

 

 「まぁ元々、雄英に来る前は被災地の炊き出ししてたからね。かなり古いけどまだまだ現役だよ!」

 

 「ケミィ、キャップは大人しく…あれ!?居ない…ランチラッシュ先生、この車ってもしかして砂糖とか味醂って積んでます」

 

 何時もいる胸ポッケにキャップ達が居ない事に気付いたリンク

 

 「え?調味料は一通り積んでるけど…」

 

 ランチラッシュ先生の言葉を聴いてリンクは急いでシーカーストーンを確認する。そして科学妖精のキャップとケミィが居無くなっていたのを確認する

 

 「…すみません。ちょっと調味料の棚をいいですか?」

 

 「べ…べつにいいけど…」

 

 リンクはキッチンカーの中の調味料が入っていると思われる引き戸を開ける

 

 「……遅かった…」

 

 「ん〜?」

 

 ランチラッシュ先生も一緒に覗くと砂糖を食い散らかし、味醂で酔っ払うケミィとキャップの他の科学妖精がウジャウジャと宴会が行われていた。…平安時代の着物っぽい服を着て京都の貴族ごっこ遊びでもしてたのだろうか

 

 「う〜…もういっぱい…」

 「すぴ〜…すぴ〜…」(-_-)zzz

 「あ〜れ〜おだいかんさまごむたいお〜」

 「よいではないか」

 「くるくるくるりとちこうよれ」

 「うたをよみまする」

 「みやびかな〜」

 

 何処から持って来たと言わんばかりに雅な畳を敷いて小さな梅っぽい花が咲いている…御代官は江戸じゃないか?

 

 「あ、本味醂が!?」

 

 味醂は確かに甘いもんな…平安時代の貴族は味醂のせいで通風が酷かったって言う位だし

 

 「すみません…ボクの監理不足でした。…お前等!!」

 

 「「あへ〜…あ」」

 

 目が合うと固まる科学妖精2人(匹?)…

 

 「とう!!」

 

 「へぶ!」

 「にゃぴ!」

 

 リンクはそのまま掴まえて、シーカーストーンの中のアイテム、虫籠に投獄した。

 

 「人の物を盗むな!!」

 

 「「おだいかんさまおじひお〜」」

 

 …コイツ等、もしかしてわざとやってないか?

 

 「…お前等、何処までやればバレないかギリギリを楽しんでない?」

 

 「「……」」(-_-;)

 

 「おい、目をちゃんと見て話せよ。」(#^ω^)

 

 疑いの眼差しをするリンクに見た目表情は変わらないが微妙な変化を読み取り、遊んでいる事がわかった。

 

 「ハッハッハ!本当に甘いのに目が無いんだね!」

 

 「「ひぃ!」」

 

 虫籠のキャップ達はランチラッシュ先生に見られるとビー玉の様に丸くなり、みんな何処かに走って消えてしまった。

 

 「…丸くなちゃった」

 

 「この子達は知らない人や慣れてない人には身を守る為に丸くなるんですよ。とりあえず虫籠ごとしまって…」

 

 出発前から騒がしいなもう…

 

 「その妖精っていっぱいいれば良い事あるんだろ?」

 

 「まぁ確かに生存率は上がりますが…」

 

 9匹以上いる場合、生存率は確定してるが、その分ロクでも無い事になる(童話の様な出来事)可能性も高いけど

 

 「まぁ行こうか。」

 

 「はい」

 

 ランチラッシュ先生の車で空港へと移動したリンクだった。

 

 

 



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日本医師会公認災害派遣医療チーム『死神殺し』

 ランチラッシュ先生の車で成田空港へと行き、妖精達がペット扱いとなって航空機で新大阪、更にリカバリーガールのばあちゃんと一緒に移動し、着いた頃には昼を過ぎていた。

 

 「着いた〜〜!」

 

 「ほら、さっさと行くよ!」

 

 リカバリーガールに急かされて付いて行くと、もう医療スタッフが中学校の体育館を使って、臨時の手術を行う為の組み立てコンテナが組み上がり、ストレッチャーや車椅子の様な移動補助の物から、電子カルテの為のインターネットを設置する人達が忙しくしていた。

 

 「リカバリーガール!お久しぶりです!」

 

 「…おや、テル坊かい」

 

 「テル坊はよして下さいよリカバリーガール…」

 

 医師と思われる人が、リカバリーガールに話し掛けて来た。髪の中央が金髪で中年の細見で小柄な医師はリカバリーガールと仲が良いようだ。

 

 「あれ!?この子は?部外者は」

 

 「あ、あぁ…この子はウチの生徒だよ」

 

 「始めまして、ヒーロー名リンクと言います。」

 

 「あ…あぁ!料理の!体育祭でケーキとかお菓子作ってた子か!あの時シュークリーム買ったんだよな〜」

 

 「そうなのですか?ありがとうございます。」

 

 「この子が一緒って事は…助手ですか?」

 

 「まあね…リンクには助手として骨折や擦過傷をやらせようと思ってね。切断の接合は医師チームでやるけどね」

 

 「へぇ…そういう個性なのかい?期待してるよリンク」

 

 「輝樹先生、ネットの準備整いました。」

 

 リンクの肩を中年の男性は、別の看護師に呼ばれた

 

 「お、じゃあログインするか」

 

 そして男性医師は仮設の診療台にあるパソコンのチェックに向かった。

 

 「…あの人は…」

 

 「相変わらず慌ただしい子だねぇ、自分の名前も名乗らないなんて…あの子は三神輝樹って言って昔、私が心臓手術をした子さ…今は外科と整形外科の専門医だって言ってたねぇ」

 

 「へぇ…」

 

 「あの子のがいるって事はチーム『死神殺し』が来てるのかい。前線の割に随分力を入れてるじゃないか」

 

 「…『死神殺し』って?」

 

 「医者ナノニ仏僧ナ名前ネ」

 

 ナビィがネームセンスに疑問を抱いている

 

 「リンクも医師になればいやでも聞くさ。オールマイトの伝説の医療チームさ。聖上医大付属のDMAT(災害派遣医師)で、鉄工団地の爆発事故でオールマイトが千人を救出、そしてその負傷者千人を僅か2日で処置した20人の医師の1人があの子さ」

 

 「千人の治療を…2日!?」

 

 いやいや、手術って確か…麻酔科医に執刀医が1人づつ、補助医が2人にレントゲン技術が1人でも最低5人要るぞ…5チームで1千人って…

 

 「わたしゃヒーロー協会派遣医師(HMAD)だからねぇ。よく一緒にする事もあるのさ」

 

 「そうなのですか…」

 

 「ほら!リンクは待機所のトリアージされた人のスペース手伝ってきな!」

 

 「あ、ハイ!すみませ〜んパイプ椅子運ぶの手伝います!」

 

 リンクは待機エリアの引っ越し業者っぽい人に声を掛けて手伝う事にした。



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研修医は休みたい

 トリアージと言う治療優先順位の最終確認をして、もし戦闘が泥沼の様になったとしても、しっかりバックアップ出来る様にマニュアル式で行う

 

 トリアージは医大生が行う様だ。三神先生が最後の確認を行っている。

 

 …医大生の1人の目がドンヨリとしてるかなり太り気味な女医がいた。フラフラしてるので話し掛けてみた。

 

 「えっと…大丈夫ですか?」

 

 「……あ…うん…ごめんね心配掛けて」

 

 「…寝てないのですか?」

 

 「あぁ…医大の生徒はそんなもんだよココ最近なんか3時間寝れればいい方さ。男よりマシだしね」

 

 「…」

 

 ※医者は利権主義、大学付属病院の研修医としてタダ働き当然で学生が働かされる事が多い。医者になろうとした人の大体はブラックさで挫折する

 そして不規則な生活から体重の増減が激しい

 

 「ちょっと仮眠取るからじゃあね…」

 

 研修医の人が流石に気の毒に見えてしまったリンク

 

 「ちょっとすみません。良かったらリフレッシュしません?」

 

 「ん〜?何をするの?」

 

 「悪い毒素を取り出すんですよ。30~40分で仮眠室でします。」

 

 リンクは、体調不良の研修医の女性を体育館に設置された診療エリアへ連れて行き、オカリナを奏でる。

 [♪癒やしの歌]は体育祭に響き、ピンクに輝き始める…

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 それからしばらくして、三神先生が仮眠室から戻って来た。

 「ふぁ〜…コーヒーって何処に…春香くん?」

 

 「す…すみません先生!」キラキラ…

 

 そこに顔を赤くし、汗だくで衣服が乱れ、ひと回り身体が細くなって小太りレベルとなった研修医〈涼風春香〉がお腹を抑えて小走りで抜けて行った。

 

 「あ、テル先生?」

 

 「…リンクくん?春香くんどうしたの?」

 

 「ヒーリングオペモードで癒やしました。今、身体の中にある悪いのを出すのにトイレに行くはずです。」

 

 「…不純行為はしてないよね?」

 

 「デトックスなので純粋です?多分…」

 

 リンクは頭に?を浮べながらも普通にしている。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 10分位してトイレから戻って来た研修医の涼風先生は、研修医仲間に囲まれていた。

 

 「ねぇ新しいケアしたの?」

 「さっきとまるで別人じゃない」

 

 「えっと…すごく…スッキリしたの//」

 

 「えー!気になる〜!教えてよ〜」

 

 血色が良くなり、制服のスカートがブカブカになったので仮でベルトで締めてる研修医の涼風先生

 

 「………うそぉ」

 

 そんな姿を離れた所から見てびっくりする輝樹先生は、再びリンクをみる

 

 「個性で軽く身体の悪い物質を便で出したので…少し前よりスッキリしてる筈です…」

 

 「…へぇ~っ!そういう事か!何でリカバリーガールが高校生の君を連れて来た理由がやっと解ったよ!本番ではしっかり頼んだよリンク先生!」

 

 「は…ハイ!」

 

 「じゃあ春香くんは横島先生の代わりよろしく」

 

 「え…わかりました。」

 

 「「「……………」」」

 

 あれ?取り囲んでた人達の涼風先生を見る目が哀れな人を見る様な目に…

 

 「やっと休める、リンク…だったけ?涼風先生にやった奴やってよ。」

 

 今度は中年男性で、目の隈が酷い痩せ型の先生がリンクに話し掛けて来た。

 

 「良いですよ」

 

 リンクは軽い気持ちで受け、施行を始めるとその先生から[自主規制・削除済み]な声が体育祭に響き渡り、研修医の中でリンクの性癖に関するねじ曲がった噂が流れてしまった。

 

 

 「…ナビィ、さっきから看護師の男の人から避けられてるし、三神先生と話してると女性から熱い視線が送られるんだけど…なにか変な事したかな?」

 

 「サァ?」

 

 リンクの相談を受けたナビィも疑問に思っている…




 人によっては嫌だよね…体力が回復するとすぐに前線に出されて心だけ疲労するの…


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前を行く人、後ろで支える人

 次の日、リンクは電子カルテ用の支給品タブレットを操作して見ると裏手の山の方から怒号が響き渡って来た。蛇腔総合病院のある方角だ

 

 「…始まったか。」

 

 「リンクくん!トリアージが終わったら対応して貰うから」

 

 「了解!」

 

 リンクは春香先生に呼ばれ、グローブから手術用手袋に交換、消毒されたオカリナを首に掛けて手術服に着替える

 

 そして15分もせずに自分の戦場に向かって歩みを進める

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 蛇腔総合病院で脳無と戦うトップヒーロー、それに巻き込まれてしまった黄色に分類された一般人の応急処置をしてる。

 

 「イッテぇ!」

 

 「脇から鉄の棒が貫通!血算!レントゲンも準備!急いで!」

 

 「低体温傷!氷を扱う個性によるヴィランが周囲を巻き込んでる!リンクはヒーロー達の方へ!」

 

 「ハイ!」

 

 リンクは一般人の応急処置を終えると、また前線に戻る意思のあるヒーロー達の治療に当たる

 

 「う…腕が…」

 

 「声は我慢して下さい。その代わり速攻で治します」

 

 「わ…解った。」

 

 先ずは右腕が全体に氷による攻撃を受けて圧力骨折した黒マスクのヒーローの処置をする事にした。

 

 リンクはオカリナを奏でる。[♪癒やしの歌]でオペモードに入ると患部を確認する

 

 関節は圧力で潰れ骨の破片が神経に触っている。でも氷で冷やされたお陰で炎症は酷くない

 

 「…先ずは骨の再結合開始します。」

 

 リンクは癒やしの力を纏った手をヒーローの上腕を入れて上腕から指先に向かってパズルの様な骨を次々とくっつける

 

 「!!〜〜!!!」

 

 必死に声を抑えるヒーロー、関節部分の修復を終わらせて動脈を元にもどして筋肉の大部分を処置し…

 

 「終了!ハイ牛乳!」

 

 「2分21秒ヨ!」

 

 「す…すげぇ、助かった!」

 

 リンクはマスクのヒーローに[花子のミルク]を渡し、現地に戻って行った。

 

 「お…い、俺も…早く頼む!まだ仲間が戦ってるんだ!」

 

 「次は足…と軽い毒か。」

 

 肺が軽く汚染されてるのと骨折を確認すると、血液の浄化から始める。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 横目でリンクの様子を見ていた輝樹先生は驚いていた。

 

 「医療系個性は凄いな…流石リカバリーガールのお気に入り…」

 

 「アンタは関心してないでさっさと次やりなテル坊!」

 

 「は…ハイ!リカバリーガール!」

 

 「…しっかりやるんだよリンク」

 

 「…ウチの病院に来ないかなぁ。大分楽になりそう」

 

 リンクは輝樹先生にロックオン(インターンへの勧誘対象)された

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 蛇腔病院の地下

 

 ラビットヒーローミルコが重症を負いながらも、真犯人である殻木と言う院長を追い詰め、脳無研究で使用するカプセルで仮死状態でバイオカプセルに漂う死柄木を見つけ、個性:ウサギによる、生存本能が叫ぶ

 

 アレは絶対目覚めさせてはイケない!

 

 「絶対蹴っ飛ばす!!

 

 何を差し置いても!!

 

 「辞めてくれぇ!!」

 

 ミルコの背後にはまだ倒し切れなかったニア・ハイエンドの脳無が差し迫る。

 

 「チィ!!踵半月輪(ルナアーク)!!」

 

 ミルコは死柄木の入ったカプセルにカカト落としをし、カプセルを破壊するが中から培養液が漏れ出すだけだった。しかし計器が狂い始め、正常な状態を保て無くなっている。

 

 「きゃああああああ!」

 

 そんな中飛び込んで来たのは№1ヒーローエンデヴァーだった。

 「ミルコ!」

 

 「潰せ…奥にいる…死柄木を起こすな!!」

 

 その言葉を聴いてエンデヴァーと一緒に来たヒーロー、その中で1番最速で攻撃が出せたのは、雄英高校のプレゼント・マイク先生だった。

 

 「起きろ!!死柄木ィ!!

 

 「ラウドヴォイス!!

 

 プレゼント・マイク先生による音波攻撃で、最後に悪あがきで死柄木を目覚めさせようとしていた殻木だったが、ヴォイスによって粉々に装置が砕かれた

 

 「真贋確認!D・Jパンチ!」

 

 「ゲフ!」

 

 殻木は殴り飛ばされた。

 

 



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エマージェンシー

 治療に当たっている時、それが起こった。

 

 ドォン!!

 

 「な…何だ!?」

 

 トリアージに当たっていた医療チームも蛇腔総合病院に目を向ける

 

 すると何か爆発するように地面や建物が砂の様になって向かって来た。

 

 「に…逃げろ!!アレに触れたら死ぬぞ!」

 

 蛇腔総合病院の方角から逃げて来たヒーローが叫ぶのが聞こえた。

 

 「救急車に乗せれるだけ乗せろ!」

 

 「走れる奴は走れぇ!」

 

 「手伝います!」

 

 現場は逃げる為に必死に運び出している。バブルヒーローがバブルでストレッチャーを浮かせて遠くへ移動出来る様にしているがとても間に合わない。

 

 「く…」

 

 『マイマスターリンク』

 

 「なに!?この緊急事態に!」

 

 シーカーストーンからファイの声が聞こえて来た。

 

 『今のままで逃走出来る確率0.3%です。ファイを地面に突き立てる事を推奨します。』

 

 「はぁ!?いきなり何を…あ!そうか!」

 

 しかしもう崩壊が近くに迫っている

 

 「…コンのぉ!」ザク!

 

 リンクはシーカーストーンからマスターソードを取り出し、地面に突き立てる

 

 「おい、そんな剣で何が出来るんだ!早く逃げる…え」

 

 『地面に刺さったのを確認しました。これより封印モードに移行します。』

 

 ファイがそういうと、剣を中心にトライフォースのマークが広がり魔法陣の様に地面に伸びて行く

 

 「[トライフォース・サンクチュアリ!!(マスターソードの安息地)]」

 

 かつて歴代勇者が封印する為に使った方法、退魔の剣の力で地に閉じ込めた魔王の魔力を浄化し続けると言うゴリ押し、個性を無効にする剣による封印術

 

 その魔法陣と崩壊していく部分が触れると魔法陣に添うように崩壊が避けて行った。

 

 「すご…」

 

 崩壊は魔法陣以外の場所では止まらずに起こっている。

 

 「…逃げれ無いやつはコッチだぁ!!」

 

 妖精力をファイに奪わ続けるれるリンクがそう叫ぶと、逃げ遅れた先生達や救急隊員は、コッチに向かって駆け出す。

 

 近くの数人は駆け込めたが、目の前で人間が砂の様に崩壊していく光景に血の気が引いて行くようだった。

 

 「トラウマになる!見るなぁ!!」

 

 救急隊員がリンクに叫ぶ、その視界の先には泣き叫ぶ人がいて、あと少しで手が届きそうになったのに魔法陣で手首だけ残ってしまい、魔法陣外の身体が砂の様に崩壊してしまうのを見てしまった。

 

 「…ごめんなさい」

 

 あまりの光景に自分の中で謝罪すると、心で何かが崩れるのを感じた。

 ーーーーーーーーーーーーーー

 荒野と化した蛇腔総合病院跡地の中心で目覚める少年がいた。

 「…あー、殆ど駄目になってら…せっかく増産したのにオーバーホールが浮かばれ無いぜ」

 

 殻木によってAFOの個性を引き継いだ死柄木である。

 

 近くにあったカプセルで防護されていた机から、個性無効化弾を取り、三角形のエンブレムが入ったネックレスを首に掛けた。

 

 「これ…ホントに効果あんのか?持ってろって言われたし」

 

 

 カプセルでの冬眠前

 

 殻木に起きた後の死柄木は説明を受けていた。

 

 「目覚めた時に、ソレも一緒に持って行くがいい」 

 

 「…ネックレス?しかもダッセぇ」

 

 「ソレはあのAFO(オールフォーワン)も取り扱え無かった個性の結晶が、そのカケラが入ってる」

 

 「あの先生が…」

 

 「ワシのカワイイ脳無の研究のスポンサーになってくれた人じゃよ。イギリス3大マフィアの大ボスであり、中東にあるゲルド共和国の国王『ガノンドロフ』じゃ、昔、其奴と取引した際に作った力の結晶(力のトライフォースの欠片)がそこに10粒入っとる。使い方は簡単、中身をラムネみたいに齧ればいい」

 

 「…ばっちぃ」

 

 「なぁにをぉ!?ちゃんと蓋すれば問題無いわい!良いか!?確かにお前にAFOの全てを与える。もし…万が一にヒーローにパワー負けした時、ブーストを掛けてくれる。超回復の個性もつくにしても1()()()()()()()()()()それ以上は意識が乗っ取られるぞ!?AFO(オールフォーワン)でも3粒までしかコントロール出来なかったからな!」

 

 「はいはい、さっさとやってくれ」

 

 そう言ってカプセルに入る死柄木であった。

 

 

 そんな事を思い出しながら小型の無線機に手を伸ばし、周囲を軽く見回す

 

 「あぁ~~…個性のコントロールが出来るっていいな。さて」

 

 気分がいい感じの死柄木は、小型無線のスイッチを入れる

 

 「マキナおいで、みんなを連れて…早速始めよう」

 

 死柄木は無線機を切り、ある物に気付く

 

 「あれ?コントロールしくったか?……」

 

 死柄木の個性で崩壊した更地の少し、離れた所にポツンと円柱が残っていた。

 

 

 

 




ファイ必殺技[トライフォース・サンクチュアリ(マスターソードの安息地)]NEW!

 地面に剣を突き立てる事によって、如何なる妨害をも打ち消す。

 かつてガノンが異界に封印された方法、これにより悪意のある者の攻撃に反発する。

 退魔剣に刺された者はその個性が上手く使え無くなる


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祈られた人

 リンクは大規模崩壊が収まると地面から退魔の剣を引き抜き、背中の鞘に収めた。

 

 「…た…助かった…」

 

 「宮本が…手だけに…」

 

 「…これだけの規模だ。寧ろ幸運かも知れんな」

 

 「あ!リカバリーガールは!?」

 

 リンクはキョロキョロと周囲を見ると、バブルで空に避難出来た他の医療スタッフがシャボン玉に包まれて浮いて移動するのが見えた。

 

 「とりあえず…良かったぁ…」

 

 「おい、あれ…」

 

 救急隊の人が指を指した先には、同じ様に残っている場所があった。その先で何かが動いている

 

 「…シィ」

 

 「了解であります!偵察機ヨーイ!8時の方角!接続開始!いつでも大丈夫であります!」

 

 リンクは背中の「一心の弓」をシーカーストーンから取り出し、先端に偵察機の玩具の付いた矢を構えるとシィが飛び乗りリンクは矢を解き放った。

 

 解き放った矢は小さな偵察機となり、その場所に近づく…

 

 『目標地点到着、人がいるであ…死柄木であります!!』

 

 「敵連合!?戻れ!」

 

 『了解!』

 

 シィに戻って来てもらい、その間に救急隊員を逃がす為にヘビーブーツで際に立ち、クローショットを地面に伸ばし、地面までワイヤーを伸ばす

 

 「ワイヤーで降りれます?」

 

 「あ、あぁ」

 

 すると慣れた様にワイヤーを降りていく救急隊員、そして空には炎の線が市街地から伸びて行くのが見えた。

 

 「あれは…リンク!」

 

 「エンデヴァー!?」

 

 「何故そこだけ無事…とにかく避難させなさい!」

 

 「りょ…了解!」

 

 そして全員降りたのを確認すると、リンクはヘビーブーツをしまい、パラセールで崩壊した地面に着地する。

 着地すると砂漠の砂みたいに表面がサラサラになっていた。

 

 「このまま7時の方角に進めば確か、秦神宮消防署があったはず…」

 

 リンクはマップを見てコンパスで確認する。

 

 「…行ってあげなさい。私達は大丈夫だから」

 

 「え…でも…」

 

 救急隊員の人はリンクに話しかけた。

 

 「君の個性なら防げるんだろう?なら行った方がいい。私達は大丈夫だ」

 

 そう言われたので死柄木のいる方角をみるの

 

 「…わかりました。行ってきます!」

 

 リンクはそう言葉を返して駆け出した。

 

 「…君の勇気に幸運を」

 

 「しっかりやれー!勇者リンク!」

 

 「負けるなよーー!勇者の名が泣くぞ!」

 

 走るリンクの背中に敬礼をする救急隊員は、マップでみた消防署の方に向かって歩みを進めた

 

 

 ○

 

 空を飛ぶラジコンの様な物が近づいた後、すぐ引き返していくのを見て死柄木は崩壊されなかった正体に気付いた。

 

 「そっか…あそこにいるのはオカン野郎か…絶対邪魔だなぁ」

 

 そして頭に残る渇望感が求める。

 

 「…満ち足りない…でも何処にあるかがわかる…そこにあるのか?ワンフォーオール」

 

 OFAの個性か…それとも本能か、市街地の方向を見つめる死柄木は避難誘導をしていたデクの方向をみる

 

 そこへ急速に接近するエンデヴァーの姿もあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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奇襲

 空から着陸体制に入ったシィをブーメランの様にキャッチすると、元の玩具の様な偵察機が先端に付いた矢に戻し、腰の矢筒に戻す

 

 そしてシーカーストーンから、久しぶりにじいちゃん(バイクの妖精)(初登場46話)を召喚する。

 

 『ふぉっふぉぉ!こりゃ飛ばしがいがあるのぉ!』

 

 「それどこじゃねけんどね!」

 

 じいちゃんに跨がり、後ろのキックセルを踏み込みエンジンに燃料を送る。そしてエンジンが唸りを上げて勢い良くスタートするのを確認すると死柄木の方向へとドーナツターンをし、土煙を上げながら荒れた大地を駆け抜ける。

 

 『全体通信!こちらエンデヴァー!!病院跡地で死柄木と交戦中!!地に足を付けずに動ける者は包囲を!!』

 

 「…ドウスル?」

 

 「…突っ込む」

 

 もう対話は無理だろ…

 

 「お供するッス!なので出番をくれッス!!」

 

 「久々にアイツをぶっ放せるであります…フヒヒひ」

 

 「かっせんだ〜!せきがはら〜!」

 

 「てきはほんのうじにあり〜!」

 

 ケミィとキャップよ、それは違うと思うぞ。

 あとショット、メタるな、シィ、そのケミィ達が怪しい改造した空対地爆弾を愛でるな怖いだろ

 

 「ありがとうショット、みんな決戦準備だ」

 

 ナビィ達の顔をみると良い顔をしている。とても最前線に行く顔では無かった。

 

 

 ○

 エンデヴァーの攻撃により死柄木は瀕死に追い込まれていた。しかしドクン…っと鼓動と衝撃波が響くとムクリと起き上がった

 エンデヴァーと戦闘中にマキナと合流に成功、そして決死の覚悟でデクや爆豪、他のヒーロー達に立ち向かいボロボロになっていくのを見ながら語り出した。

 

 『本当に…良い仲間を持った……心とは力だ。彼の心の原点を強く抱けば抱くほど、共生するボクの力も強くなる…憎しみを絶やすな弔…』

 

 すると地面からヒーロー達を翻弄する為に出て来ていた脳無が撤退を始めた。

 

 『[電波]を上手く操れば脳無達に、具体的な行動を取らせる事も可能だ。羽化したての弔にはまだ難しいだろうけど』

 

 重症を負うコンプレスを心配してスピナーが叫ぶ

 

 「おい死柄木待て!コンプレスがが!マキナはどうする!?『いいいんだよ伊口くん…弔は負けた。AFOとエンデヴァーに』」

 

 脳無達が死柄木?を囲う様に集まり逃げ出す準備に入った。

 

 『その代償は潔く払おう。全てはボクの為にね。』

 

 荼毘も脳無の影に隠れ逃走準備に入った。それを必死に追い掛けようとするヒーロー

 

 「荼毘がそっちに行った!」

 

 「逃すなぁ!!」

 

 『この身体が仕上がったらまた会おう。出来損ないの緑谷くん』

 

 「お前は黙ってろ!!オール・フォー・ワン!」

 

 『では…また』

 

 AFOに意識を呑まれた死柄木が、緑谷を圧縮で吹き飛ばそうとする…その時だった。。

 

 パラパラパラ…カチャコンーーヒュぅン…

 

 「はーなーれーろぉーーーー!!!」

 

 上空からケミィやキャップが魔改造をした古代兵装の爆弾をゼロ戦闘から落とす音と、リンクの叫び声が聞こえた。

 

 



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VSマキア

 「な…なぁニィィィ!!?」

 

 スピナーの声が響き渡る戦場では空から降ってくる古代兵装の爆弾(改)が脳無達に降り注ぐ

 

 爆弾が当たると青い光に包まれその場から消えてしまった。

 

 『な!?…これは予想外だ…』

 

 爆弾の雨から逃れた死柄木?は居なくなっ脳無を見て上空を見ると6機体で編隊を組んだラジコン戦闘機が飛んでる様に見えた。

 

 「あれは…リンクのシィちゃん!?」

 

 「あのクソ甘党!近くにいるんか!?」

 

 爆豪と緑谷が近くを見渡す。そして風で舞い上がる土煙から飛び出して来たのはバイク走って来たバイクを踏み台に飛び出すリンクだった。

 

 「ラ○ダー…キック!!」ドカ!

 

 じいちゃんが青い光になってシーカーストーンに消えていいき、空中で加速されたリンクが死柄木に向かってドロップキックをし、そのドロップキックが死柄木の顔に突き刺さる

 

 「っぎゃべゔぉ!!」メキョォ…

 

 「何処に行く死柄木…お前の行き先は裁判所だた一つだ」

 

 ヒーロー達の中心に押し戻さた死柄木?だった

 

 「リンクくん!

 

 「あれ!?ルミリオンがいる!いつ復帰したの!?」

 

 「それより早く死柄木を確捕しないと!」

 

 ルミリオンの存在に驚くリンクだったが、ルミリオンに言われ死柄木を見ると違和感を感じた。

 

 「…先輩、あれ本当に死柄木ですか?」

 

 「蹴り飛ばしといてそれ言う!?オールフォーワンの個性を引き継いでるんだ!」

 

 「邪魔だ!」

 

 2人の間をわって入る爆豪は、そのままOFAに爆撃を加える

 

 『[圧縮]…』

 

 死柄木は空気を圧縮し爆豪の爆撃を吹き飛ばされるがそのままリンクの方にまで爆炎が向かって来た。

 

 「チィ!!「それぇ![疾風ブーメラン]!」あのヤロ…」

 

 疾風ブーメランは爆炎を巻き込み、そのまま死柄木の方に押し返す。

 それでもすぐにかき消されてしまった。

 

 「アーールーーージィィィ!!

 

 地面からデッカイモグラの様に現れたデッカイ巨人が現れた。地下にいて爆弾の雨から逃れていた様だ

 

 「で…でか!?」

 

 「マキアだ!不味い地面に逃げられる!?」

 

 「…先輩、死柄木を頼みます。ボクがアレ(マキナ)をやる」

 

 「リンクくん?」

 

 リンクはオカリナを取り出し[♪巨人のシンフォニー]を奏でる。

 

 緩やかで厳かなメロディが奏でられるとリンクの身体が輝き、巨大になっていく。

 

 「アァルジィィィィ!!

 

 「…巨人モード、セイ!

 

 巨人になったリンクは、死柄木に向かって右手を伸ばすマキナの手首を掴んで少し上に向けマキアの右側に回り込み、左腕で肘を締め上げる。

 

 「ガァァァァ!!!

 

 「…ハイラル古武術・腕十字固め!」

 

 腕を決められたマキナは地面から爪先立ちになる様に立たされ、未動きが取れなくなった。

 

 「マキアぁ!?

 

 スピナーが叫ぶと、敵連合のメンバーがマキナの拘束を外そうと遅い掛かる。

 

 「させないよ!動ける奴はリンクくんを守れ!マキナを死柄木と接触させるなぁ!」

 

 ルミリオンやベストジーニスト達が、リンクに群がる敵連合を振り落としに掛かる。

 

 「絶対に逃すなよクソ甘党!!」

 

 「このチャンス…絶対逃さない!」

 

 緑谷と爆豪が死柄木を確保へと動きだす。

 

 ○

 

 マキアを拘束に成功したリンクであった。

 

 「この蝿がぁ!!!」

 

 「暴れるな!!骨折れるっていてぇぇ!なんか首に…」

 

 首に何か刺さる感じがした。死角になっているので見えない

 

 「チウ…チウ…チウ…やっぱりリンクの血は美味しい♡」

 

 リンクの首元で血を注射器の様なサポート道具で吸っている渡我被身子だった。

 

 「もっと…もっとほしいデス!!今がチャンスなので!!」ブス!

 

 リンクの首にナイフを突き立てる渡我被身子

 

 「だぁぁっぁ!!」

 

 今マキアを離せば逃げられるから離せ無いので、渡我被身子にヤられっぱなしになっている…

 

 「きゃう!?」

 

 急に渡我被身子が吹っ飛ばされて落ちた。

 

 そこにいたのは凄く遠くで煙を吹いてる第二次世界大戦位のドイツ軍に出て来そうな大砲と見知った姿だった。

 

 「クリエティ…ナイス!」

 

 「何て、正確な砲撃ッス!」

 

 八百万は狙撃性がかなり向上している様だ。500m以上離れてるのに正確に渡我被身子を撃ち抜いたのだから

 

 「…なんか疲れて来てるみたい!」

 

 「…薬が効いて来てる!そのまま拘束する!」

 

 ベストジーニストがマキナを拘束する為にジーンズ生地を伸ばす。

 

 ○

 

 「合わせろデグ!![ハウザー・インパクト!!]」

 

 「うん!一撃で決める!絶対!![ワン・フォー・オール フルカウル・シュートスタイル]」

 

 爆豪と緑谷が死柄木?を挟み撃ちにする

 

 『[硬化+金属化]✕2…流石にこの身体では…キツいか!』

 

 2人の攻撃にメキメキと罅が死柄木の身体に入って行く。上手く操れ無い様だ。

 

 『マキア…コレをお食べ』

 

 死柄木は[圧縮]で首につけたネックレスからラムネの様な物を飛ばし、マキアの口にシュートした。

 

 『厄災ガノンの遺産は…初めてかな?』

 

 マキナは拘束されているのにドクン…っと鼓動すると衝撃が走った。

 

 



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痛みを知る人、知らない人

 それは突然起こった。

 

 誰もが逮捕出来ると確信したその時だった。一瞬の緩みが招いた惨事だったんだ

 

 『厄災ガノンの遺産は…初めてかな?』

 

 『マキナ…遊んでおいで、そして、ボクの脅威になる者を殺しなさい。』

 

 ドン!ブチブチブチ!!

 

 ベストジーニストによって、ジーンズでグルグルに拘束されていた筈のマキナが、拘束を引き千切り始める。

 

 「い、イカン!!」

 

 「ア゛ア゛ア゛!!ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!」

 

 マキナの額には、赤い三角形の痣が出て来ており、その痣はあまりにもリンクの手にある痣に似ていた。

 

 『マイマスターリンク!マキナと言う個体から厄災を検知しました。過去の記録から覚醒度は3%程度程と思われます。…早急に対処する事を推奨します。』

 

 「や…厄災…コレで3%!?」

 

 マキナは周囲を見渡し、目に付くヒーローをまるで子供の遊ぶ小さな人形の様に壊して行く

 

 「リンク!私では拘束が難しい!」

 

 「了か「蝿共がぁ!」グホォ!」

 

 巨人リンクは、マキナに立ち向かおうとすが強引に持ち上げられ、地面に叩きつけられた。そして、その弾みで巨人モードが解除されてしまう。

 

 「リンクくん!?

 

 「……ケホ!良いのが入った…」

 

 「良かった!もう一回巨人になって抑えられるかな!?」

 

 「もう巨人モードになってももう長く出来ないです。…ベストジーニストさん!マキアの足や腕、首に巻くだけ巻くことをお願い出来ますか?あと柱っぽい物のマキアの周囲にお願いします。」

 

 「…考えがあるのか?」

 

 「…あります!シィもお願い!」

 

 「…解った!巻ければいいんだな!?」

 

 「了解であります!」

 

 リンクは首の刺し傷をシーカーストーンに入れっぱなしのスポーツタオルで縛って止血し、退魔剣を右手にクローショットを左手に装着し、呼吸を整えてインパから教えて貰った『循環』をし始める

 

 ○

 

 マキアは目に付くヒーローを潰す為に暴れ回っている。

 

 『全て…邪魔な蝿は今のうちにィィィ!!』

 

 巨体に似合わない素早さが、より素早くなり手が付けられなくなって来ている。

 そんな中ベストジーニストが個性を使い、手首や足、それぞれに巻き付けている

 

 「(一体何を…!?)」

 

 「テャアアアアア!!」ガチャ…バス!

 

 リンクはクローショットを使って、マキアに巻き付いた左手のジーンズを掴むとチェーンを縮めて急接近し、飛び出すと空中で退魔剣を構えて切り上げた。

 

 『グフ!?

 

 首元を斬られたマキアは、斬られた所を手で抑えて振り向くがもうそこにはリンクはいない

 

 ターザンの様に移動するリンクは、マキアの右フトモモにクローショットを伸ばし、チェーンを縮めて急接近後、そのままマキアのアキレス腱を斬りつける

 

 『ヌオ!!

 

 マキアは右片脚が上手く一瞬動かなくなり、倒れ込むが左足で倒れるのを免れ、斬りつけて来る正体が解ったマキアは捕まえようと腕を伸ばしてくる。

 

 「よっと…」

 

 『当たらんわぁ!

 

 マキアはリンクのクローショットを躱すとリンクにタックルを仕掛けようとする。

 空振りに思われたクローショットはそのまま伸び、クローの先にいたのは、シィのゼロ戦だった。

 

 「接続ヨーイ!!【ガシャン!】接続よーし!機首上げぇ!!」

 

 「セイ…ヤァ!」

 

 「グハぁ!」

 

 クローショットのクローがシィが操縦するゼロ戦をキャッチすると、スルリとすれ違いざまに左耳を退魔剣で切り落とす。

 

 『な…何で痛みを感じる!?』

 

 マキアはAFOによって、元々あった耐久の個性の他に痛覚遮断、剛筋、巨大化、犬、土竜、エネルギー効率の個性を植え付けられているが、退魔剣で斬られた箇所は個性の影響を受けない

 

 「…痛みを感じないのか。マキアだっけ?」

 

 リンクはシィのゼロ戦に引かれ、左足のアキレス腱をすれ違いざまに斬り、マキアは立てなくなる

 

 「…痛みを感じないって、便利に思ってるかも知れないけど…」

 

 シィから離れ、マキアの右腕を支点にターザンロープの様に回り左肘を斬りつける

 

 『イ゛!ひ…左手が』

 

 神経が斬れたのか、マキアの左手の指が動かない様だ。右腕だけではそう早く土には潜れない

 

 「痛みを感じるから、相手を思いやる事も、大切な物を…」

 

 リンクは遠心力を利用し、マキアの頭上高くに飛び上がり、退魔剣が輝きが強くなる

 

 「護ろうって気持ちが自分を強くするんだよぉ!!ファイ!

 

 『了解、マスターソードのリミッター解除します。』

 

 強く輝き出す退魔剣をマキアの頭にある赤いトライフォースに向かって下突きで立ち向かう。

 

 「デヤァァァァァァ!!…!?」

 

 マキアのトライフォースにもう少しの所で膜の様な物に阻まれる。そして赤い雷の様な物を放出し、退魔剣を押しかえそうとする

 

 『問題ありません。このまま魔障壁も女神の力で押し切ります。』

 

 まるで金属板をサンダーで削る様な音が響き渡り、膜の様な物に罅が入り、そのまま赤いトライフォースの中央に触れると、赤黒い煙が吹き出し始め、そして赤いトライフォースはキラキラと舞い上がり、マキアの額にあった痣は無くなった。

 

 「…ふん」

 

 リンクは大きく退魔の剣を左右に振った後、背中の鞘に戻し…

 

 「あのマキアを…リンクが倒した!!?」

 

 「なんとかなった【グゥゥゥ~~Σ(゚艸゚;;;)。o○】」

 

 リンクから聞こえるお腹の音に近くのヒーロー達からの視線が集まる。

 

 「あははは…ヽ(_ _;;;)。o○(ォナヵガ・・・・・スィタァ・・・)」

 

 ズコォォォ!!!

 

 盛大にズッコケるヒーローを見て、ますます恥ずかしくなったリンクだった。

 

 「あれ?ショットは?」

 

 

 

 

 

 

 



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奪われたモノ

 マキアが気絶して動かなくなった。

 

 「後は任せて大丈夫ですか!!?」

 

 「ちょ!リンクくん!?」

 

 拘束が出来る個性のベストジーニストに後を任せて、改めて緑谷達の方を見ると、そこには気絶しボロボロになった緑谷達がいた。爆豪は腕をダランと下ろし死柄木に頭を掴まれている

 

 『…余計な手間が掛かってしまった。』…

 

 「デクーーー!!」

 

 『マキバくんだったねぇ?…そろそろかなぁ[写真]+[遠見]…コレを見ても手を出せるかな?』

 

 「黙れ!ボクの友だ……え」

 

 その写真を見たリンクは一瞬言葉を失った。そして血の気が引いて行く様だった。

 

 『と言う訳で‥また会おう。出来損ないの緑谷君に、惨めなナイトの牧場君』

 

 AFOは、[圧縮]を使って飛び上がり、南の方へと消えて行った。

 

 「り、リンク?…その子は?」

 

 ルミリオン先輩がリンクの背後から近寄り、肩から覗き込むとそこには両手足を黒い粘着剤の様な物で椅子に張り付けられているハイラルの学校に居る筈のルクスの姿だった。

 

 「………さん

 

 「リン…ぃ!?」

 

 まるでリンクの顔は鬼の様であった。目の下には薄っすら青い模様が浮かび、ソレに沿う様に薄っすらと赤い線が歌舞伎の右近の様に浮き上がっていた。

 

 「…ルクスに手を出すとは、覚悟出来てんだよな…死柄木の野郎(AFO)

 

 あまりの怒りに近くの空間が歪んで見える

 

 「は!…気絶してた。リンク君!オールフォーワじゃなかった!死柄木は何処に…何かあったの?」

 

 失神してた緑谷が起き上がり、偶偶視界に入ったリンクを見るとその異常さが目に付いた。

 

 「リ…ンク、その写真の子は?」

 

 ルミリオンは恐る恐る聞いてみる

 

 「…赤獅子ルクス。ハイラル市の市長の長女で、赤獅子環境大臣の孫だよ。ルクスが…敵連合に誘拐されたかも知れない。絶対逃さないぞ…」

 

 「「か、環境大臣の孫ぉ!?」」

 

 「…行かなきゃ、ルクスが待ってる」

 

 「おい!ちょっとま…」

 

 近くのヒーローに呼び止められたが、リンクはオカリナで[♪大翼の歌]を奏でてハイラル市役所へと大空を飛び上がって行った

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 北海道と青森の間にある津軽海峡、10t程の小さな船は北海道を脱出し、太平洋の沖合で合流予定の大型船に向かう船の中で目が覚めた

 

 薄暗い中目を覚ましたルクスは周囲を見渡す。

 

 「(…ここは?確か、塾の帰り道に車が…そうだ!車が急に穴に落ちて)」

 

 小さな明り取りからの陽の光をみる。明り取り具合とお腹の空腹から大凡の時間を割り出す

 

 「目覚めた様だな。お・嬢・サ・マ。」

 

 そこには、梟の様な顔をした女性がいた。左脇にハンドガン、右肩スナイパーライフルを所持していた。

 

 「…随分大人しい性格ね。急に連れて来られたのに、ま、楽でいいわ。そのまま大人しくしてちょうだい」

 

 「(…こういう時は、大人しくして、何があるか覚えるの…)」

 

 「アンタには悪いけど、ある人に会って貰うよ、私のボスが欲しいのはアンタの個性《知恵のトライフォース》よ」

 

 梟のスナイパーは椅子に腰をかけ、煙草に火をつける

 

 「ふぅ~…たくニホンのタバコは弱えぇんだよ」

 

 「…(私のカバンは…無さそうね)…」

 

 「…なんかムカつく目だなおい!」ガン!

 

 梟の女は、普通なら怯える筈菜に子どもとは思えない冷静な態度を見て苛つき、ルクスの座っていた椅子を蹴飛ばした

 

 「キャァ!」

 

 「金持ちで地位のある女は違うってか!ア゛ァン!?」

 

 「………(まるで子供ね。回りが見えて無いから自分の事を棚に上げるタイプ、相手にしない方がいいわ)」

 

 「ッチ!ムカつくガキだな。あんまり大人舐めてっと…」

 

 「なんの騒ぎだ!…おい!大事な預かりモンに何やってんだよ」

 

 スキンヘッドのアジアっぽい人が降りてきた。この梟の女とのやり取りから、どうやらこの船の船長の様だ

 

 「あーあぁ!わかぁったっての!いちいちウルセんだよこの…タコ坊主!」

 

 「フン!…おいチャン!アウルだと積荷が傷付いちまう、見張り変われ。」

 

 すると上の方から男の声が聞こえてきた。比較的若い声だった。

 

 「解った、もうちょっとで通信が終わるからちょっとまっててくれ」

 

 



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第三勢力(前編)

 ハイラル市へと急いで戻ったリンクは、その光景に目を疑った。そこは本来あった庁舎が崩壊していた。柱や壁が丸く刳り貫かれた様に穴が空いており、自重に耐えきれず崩壊した様だ。

 

 「嘘だろ…」

 

 リンクは建物の跡に入って行くと戦闘の痕跡か、焼けたりした後や撃ち終わった銃の空薬莢が散らばっている。

 

 「誰かー!居ないのか!!?」

 

 リンクは崩壊した建物の跡地を走る、中庭の方まで行くとゲージで厳重に管理されていたコッコが野放しになっているのを見つけられた。

 

 「コッコまで逃げてる…?」

 

 コッコの近くを見ると、見覚えがある服が血塗れで落ちていた。

 

 「これ…リンクル姉さんの…まさか」

 

 最悪な状況を想像してしまったリンクは思わず膝の力が抜けてしまう。

 

 

 ガシャン!

 

 「よっと…いやー!ロッカーが無事で良かったわー」

 

 瓦礫の柱を蹴り飛ばして、何故か私服でいたリンクル姉さん

 

 思わず目が点になるリンク

 

 「あれ?リンクじゃないの!今ちょっと忙しくてね!アレ?何で私の服持ってんの?…や~だー!思春期何だか「…リンクル姉ぇ…(#^ω^)」アレ?何で黙ってんの?」

 

 

 

 ーーーーーーーーーーーーーー

 

 「グハぁ!…」

 

 「アンタが私を殴るのは百年早いわ!」

 

 リンクは心の中で「今なら、女神ハイリア様も許してくれる気がするぅ!!」と怒りに任せた鉄拳をリンクル姉に向けたが、軽く足技で返されてしまった。

 

 「…で、何で市役所が崩壊してるの?って言うか何で無事なの!?」

 

 「ふっふーん♪ソレは私が「地下室で爆睡して、崩壊が起こった時に生き埋めになってたのを私が引っ張り出したの」シア!」

 

 「たくもぉ〜、大物何だか、呑気なんだか…」

 

 シアが大きめの木で出来た杖に座って、空から降りてきた。

 

 「何で空から?」

 

 「警戒よ。まさか内部から崩壊されるとは思わなかったわ」

 

 ーーーーーーーーーーーーーー

 

 リンク達が京都で総力戦を繰り広げている間、通常業務をしていたハイラル市役所の中では、何時もの様に予算と言う縛りによるブラック企業も真っ青な労働を強いられている時だった

 

 …そこ、潰れて良かったとか言わない様に

 

 話を戻すと、業務中に何時もとは違う事が起こり始めた。先ず市役所の入口前から始まった、何時も迷惑に突撃しようとする報道陣が急に来なくなった事に違和感を感じれば良かったがのんびり屋のゴロン族は見抜け無かった。

 

 「急に平和になったゴロ」

 

 「諦めたゴロ?張り合いないゴロ」

 

 守衛のゴロン族は、暇になって手持ち無沙汰になったそんな時、街宣車によるあるメロディが流れて来た。

 

 [♪ゴロンのララバイ]が市役所全体に響き渡る

 

 「「ふぁぁぁぁ〜‥」」

 

 「休憩終わりました〜。ダイナさん?」

 

 休憩から戻って来たカーフェイは街宣車からの音楽は気になりはしたが‥眠そうなゴロン族の守衛に声をかける

 

 「ダイナさん!起きて!」

 

 「ちょっと‥無理ゴロ‥」ゴトン!

 

 ゴロン族の守衛は入口を塞ぐ様に眠ってしまう、もうこうなったら岩の様に動かない

 

 「ちょっと!ダイナさん!起きてぇ!カボンさんも!」

 

 ゴロン族の二人が入口を塞いでしまい、カーフェイさんも中に入れなくなってしまった。

 

 ○

 

 市役所内ではと言うと、[♪ゴロンのララバイ]が聞こえて来たので市役所総務課のハイラル市民ニハモ部長(55才♂)が廊下を下る。

 

 「何故ゴロンのララバイが流れている!」

 

 「外の街宣車みたいです。」

 

 「ゴロン族がみんな寝てしまうだろ!さっさと辞めさせて来い!」

 

 「今部下に行かせようとしてますが…入口や出口のゴロン族が寝てしまい、邪魔で出る事が出来ません。」

 

 「な!なにぃ!?」

 

 すると壁に黒い霧の様な物が現れ、そこから人がゾロゾロと出てきた。

 

 「…はじめまして、ハイラル市役所の皆様がた」

 

 その中で1番前にいたピチピチスーツの男に声をかけた

 

 「誰だ君は!」

 

 「ワタクシ?私の名前はギラヒム…主様の右腕にして一番隊の大隊長。気サクにギラヒム様って呼んでいいわよぉ!ハイラルヒーローのみなサァン!」

 

 オネェ言葉の男は指を刃に替え、一瞬の内にニハモに回り込み首を抑える

 

 「(は、早い!?)…要求は何だ」

 

 「さぁて、わたくしは急いでいるのです。あの御方の元へ早く帰りたいので、[知恵のトライフォース]のあの子のは何処かしらぁ!?今なら()()()()()()で見逃しますよ?」

 

 「(国家機密だぞ!なんでソレを知ってる!?)…知恵のトライフォース?何を言っているんだ君は…敵連合の仲間なのかな?」

 

 「…私は嘘が大嫌い、嘘を付かれるのって猛烈に!強烈に!気分が悪い!!

 

 ギラヒムは首から脈を感じ、嘘を言っているのがわかったので、刃をニハモ部長の首に喰い込ませ血が流れ始める

 

 「部長!」

 

 「来るなぁ!

 

 「主様の指令じゃなきゃ、あんな薄汚いガキ(死柄木)AFO(皺苦茶野郎)の仕事何てやらないわよぉ。さぁアンタ達!やっておしまい!

 

 ギラヒムの一言で敵達が市役所職員を襲い、破壊活動を開始し始める

 

 「さぁて、もう一度だけ聞いてあげる。[知恵のトライフォース]はど・こ?」

 

 「…教えるかオカマ野郎

 

 「そう…残念」

 

 ギラヒムは部長の喉元をスパン!っと切り落とす

 

 「やっぱり雑魚じゃ駄目ねぇ、もっと知ってそうなのは…定番として1番奥…ですよねぇ?」

 

 ギラヒムは空中に少し浮き、音も無く気持ち悪「何か言いました?作者さん」…優雅に市長室に向かって歩みを進めた。

 

 

 

 

 

 

 



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第三勢力(後編) 一時休止

原作待ちをします。ココから先はオリジナル展開ですが、原作のキャラクターの成長がどうなるかみたいので´-`)


 市役所は混迷状態に陥り、非戦闘員は逃げ、資格を持つ職員は突然現れた敵の対処を始める。

 市長であるゼルダの称号を持つ赤獅子ユエ(39才♀)は非常事態の指揮を取り始める

 

 「インパがいないこんな時に…警護はどうなってますの!レンジは!?」

 

 「現在、賊と応戦中です。現在眠ったゴロン族が入口を塞いでいるため避難に遅れが出ています。」

 

 「お父様に繋いでください!!ヴォルカは武道場へヴィランを追い込む様伝えて、マリン(21才♀ハイリア系)達救護班は北門へ向かって下さい!生き物係に行ってサボり魔を連れて来て手のりコッコを使って早くゴロン族達を起こしてください!!」

 

 「了解!」

 

 シーカー族の伝令役は姿を消すと、別のシーカー族が現れる。負傷しているのか腕を抑え、衣服が血で染まっている

 

 「報告!一階エリアはヴィランに制圧されましたぁ!ラナが電気系個性のヴィランと交戦中!ゾーラ系とリト系の職員に負傷者多数!市長!シェルターへ早く!」

 

 スカカカン!

 

 

 負傷したシーカー族が男がした扉の方角を見ると、扉がバラバラに斬られ、ヴィランであるギラヒムがゆるりと入ってくる

 

 「失礼しまぁす」

 

 「な!?もうここまで」

 

 「!!」

 

 ユエ市長座っている市長と札がある机の下、足元の緊急スイッチを強く踏む。これで警察へ緊急事態と言う情報が発信、それと同時に本棚のロックが解除され、地下へ逃げる直通滑り台への扉が動く

 

 「ここから先は行かせん!!市長殿は早く!」カシャ…ダンダン!!

 

 「お願いします。」

 

 鎮圧用特殊弾の入ったハンドガンをギラヒムに向かって撃つ

 

 「あふん…」ガン!ギン!

 

 ギラヒムの頭と胸に特殊弾が命中し、後ろに軽く飛ばされる

 

 「もう、いきなり酷いじゃないですか。人の話を聞いてからでも遅くありませんよ?」

 

 「…金属系の個性か!」

 

 シーカー族の護衛は今度は腰から警戒棒を抜き、下段に構えるシーカー族は警戒棒のスイッチを入れる

 

 「さぁ、[知恵のトライフォース]の場所を…ん?なんですか?忙しい時に…ななんですてぇぇ!!」

 

ギラヒムは右耳につけていたイヤホンマイクで大袈裟なアクションをとる

 

 「…あの腐れフクロウがぁ!!この主様から1番信認を受けてる私を差し置いて今度会ったら切り刻んで焼き鳥にしてやるぅ!!」

 

「邪魔したわね。もうアンタ達には用が無いけど…下手に動かれても面倒出し、ここにいる人全員病院に送って差し上げましょう。100年位入院してなさぁい!!」

 

 

その頃、ルクスはボディガードである2人のハイリア族と共に、学校から習い事までの区間を車で送迎して貰っていた。

 

そんな時に、緊急事態を知らせる電話が 助手席にいたハイリア族が携帯をとる

 

「はい、ボディb …了解」

 

「どうした。」

 

()()()()()()()そうだ」

 

「…了解、お嬢様、今日は習い事はお休みします。そのまま帰宅しましょう」

 

「え…わかった」

 

櫻井さんとは隠語で、「テロ・集団強盗等の事件が発生、対応中」

 

ボディガードはそう言うと、車の方向を変えてルクスの自宅へと向かう、最短ルートを取ろうとこう高速道路に入ってしばらくすると突然タイヤがパンクする

 

「きゃああああ!!」

 

「前輪が!!?」

 

「おい前!前!」

 

突然道路が爆発し綺麗な穴が空き、ボディガードが落下を防ぐ為にサイドブレーキで減速しようとしたが、距離が足らずに落下してしまう

 

 

フクロウの個性を持つスナイパーの女が回収役に無線で連絡する

 

「獲物は罠に落ちたぞファルコン」

 

『了解、応援が来ないか見ててくれ』

 

「あいよ終了、…ま、そう簡単にはこれねぇだろ。ボスも相変わらずスゲェ読みだ。逃走ルートまでピッタリ当てやがった」

 

「それは何時もの事だろラウム」

 

「うるせぇチャン、お前もちゃんと見張れよ」

 

「はいはい…」

 

チャンと呼ばれた日本人風の男は双眼鏡を片手に周囲を見張りはじめ、ルクスを回収したのを確認すると船のある小樽港へと撤退を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




オリジナル要素

レッグ…ブラジル系アメリカ人、ゲルド族の嫁を持つあるこのチームリーダー、小型船「スマートドルフィン号」の船長でもあるが銃の腕もある

ラウム…チームの狙撃手、フクロウの個性を持つ女性、静かに移動し、フクロウの個性による聴力と視力で狙撃目標が屋内にいても発見出来る。表向きの職業は[ 甲板員]

チャン…スポッター&現地での交渉屋、30代前半で貿易会社が潰れ、強盗事件に巻き込まれた時、ラウムと知り合いになり、当時ラウムが追われていたマフィアをチャンの交渉と洞察力で壊滅にまで追い込み、レッグにその事で表向きには[ 会計担当]をしている。銃は使えない

あと2人仲間が居ますが、追追出して行きます。でも一旦原作待ちするのでちょっと待ってて下さい。


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その血の運命 2022年12/29

 ○

 

北海道のハイラル市から東、冷たい海の底にある潜水艦の中、乗組員二十人程のそんなに大きくない潜水艦である。そんな潜水艦にラウム達の連絡を受けるボスが乗っていた。

 

 「…ガノンドロフ様、ラウムのチームより報告、知恵のトライフォースの所持者をキャプチャーしたそうです。」

 

 「……よし、そのまま外洋の船にお連れしろ。 丁重に扱え、一応没落したとはいえ王族の娘だからな」

 

 「了解」

 

 「ギラヒム達にラウム達のサポートしろと伝えろ」

 

 ルビーの装飾が施された髪飾りをつている大男、この男がイギ○スで最大勢力のマフィア「ドロフファミリー」のボスであり、中東の砂漠にゲルド新興国の国王、米軍に喧嘩を売って壊滅的被害を与えた事から、ICPO加盟国からテロ組織の主犯として国際指名手配犯として顔が知れ渡っている。

 

 「久し振りのジャポンだ…ガキ(高校生)の頃以来だが、相変わらず平和ボケしている」

 

 「平和の象徴がいないだけで、こうもアッサリしてるとはおもいませんでしたね。」

 

 「 諸君…平和の象徴(オールマイト)悪の象徴(オール・フォー・ワン)もいない今、 権力(知恵)も、財力()、 軍事力(勇気)も…俺達が格上であるという事を世界に知らしめる時が来た」

 

 「ガノン様…」

 

 「俺の夢に付いて来てくれて本当に感謝する。 二十五年掛けて…もう少しだ…もう少しで我々は世界を手に入れる事が出来る」

 

 「「「全てはガノン様の為に」」」

 

 「そして…俺は世界の…新たな秩序となる! フフ…アハハハハハ!!」

 

 暗い海底に不気味な笑い声が響きわたって行く…

 

 

 

 

 

 ハイラル市の市役所は崩壊、自然保護区にされていた防壁は壊され、密猟者が大量に流れ混んできており、ハイラル所属ヒーロー達は猫の手も借りたい状況まで落ち、ハイラル市長の判断で今まで突っぱねていたヒーロー協会と、手を組まなければならなくなってきていた。

 

 京都の総力戦での被害に全国のヒーロー達も追い込まれている。

 

 社会的なバッシングに、謂われのない暴言…

 

 それらに耐えきれないヒーロー達は、どんどん廃業していく

 

 崩壊した街を修復する資金は税金で、復興支援税として増税を始める国会により、一般市民はどんどん金を削られて行くが、それらを利用して私腹を肥やす奴も出てきており、復興が早く進む所得が高い住民の地域と、手付かずのままスラムと化した町の差は、広がって行く

 

 崩壊した治安に対して、何も出来ない市民は自警団を作り始めて警察も酷い仕打ちにあっている

 

 そんな状況の中、緑谷はヒーロー『デグ』として町を飛び回り、ヴィラン連合の囮に自ら進んで突き進む。

 

 

 そして、リンクはというと…

 

 「よっこい…しょっと」

 

 Mt.レディと一緒に崩壊した街で、廃材の撤去をしていた。巨大化出来る二人は、倒壊した建物の処理をしていた。

 

 「…リンク君、少し休んだら? もう五時間も休んで無いわよ」

 

 「…とはいっても…何かしてないと落ち着かない」

 

 崩壊した街では電波がない為、情報が入って来ない

 

 ルクスが心配だが、情報が無い上、ルクスは環境大臣の孫娘だ。そう簡単に情報が流れて来るわけ無い

 

 不安を打ち消す為、ひたすら作業に没頭するリンク

 

 「いいから…休め!」

 

 「グフぅ!!」

 

 見兼ねたMt.レディにサンドイッチを口に突っ込まれた。

 

 「こういう時は、どっしり構えて次にちゃんと備えるの! 『動かざること山の如し』よ!」

 

 「…マウントレディだけに?」

 

 ……リンクは冷たい風が吹き付けた気がした。

 

 「………うるさい!」

 

 まぁなんやかんや、賑やかにはやっている。

 

 

 

 雄英高校校長室では、根津校長と担任のイレイザーヘッドがヒーロー協会の人と宮内庁の人が話し合いをしてる。

 

 そして、宮内庁側からヒーロー協会と警視庁、防衛庁の官僚達、そして根津校長ㇸ渡された極秘と書かれている資料には、本人も知らない、牧場リンクの個性、紅獅子ルクスの個性、そして卒業生で有望なヒーローだったがイギリスに帰国後、マフィアとしてヴィラン側になってしまったゲルド国王の資料だった。

 

 「…『聖なるトライフォース』…リンク君がその一つを持ってるのですか?」

 

 根津校長が資料を見ながら、宮内庁から出向してきた人物に確認する

 

 「そうだ、三つ揃うとどんな願いも叶える事が出来る…神の力…その内の一つである『勇気のトライフォース』…二つまでなら、まだ人の力でコントロールが出来た。 だが、三つ揃ってしまい、ヴィラン側の手に渡ってしまったら…どの国も…どんな世界最強の軍事力を持っている国でも、 世界一金持ちの国であろうと…政治力に優れようが無に等しく、平伏すしか無くなってしまう…だからこそ、宮内庁は資金面や兵器の支援を増額し、ヒーロー協会共々、紅獅子ルクスの保護と牧場リンクの行動に対して、全面的に支援を行います。」

 

 

 

 「…過去に三つ揃った事は?」

 

 イレイザーヘッドは、不信に思いながらも宮内庁の人に問いただす

 

 「何度かあります。 その時の資料は壁画や古文書に記されており、 その力で権力者になろうとする者もいますし、 実際に叶えたのもあります。」

 

 「……何で今まで言わなかったんですか!」

 

 イレイザーヘッドは机を叩き、苛立ちを露わにしている

 

 「知らなければ…無いのと一緒ですよ。 宮内庁は聖なるトライフォースが確認出来る度、 そのトライフォース所持者を安全を…「この資料だと人間扱いされる様に見えないのだが?」…」

 

 

 イレイザーヘッドは資料のトライフォース保持者の取り扱いに関しての項目に憤りを感じていた

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 〜知恵のトライフォース〜

 

 王族の血縁で引き継がれる事が確認出来ており、宮内庁の管轄の専用施設から外出させない事、そして汚れさせない為、外部との接触は極力避ける為、専任の者によって行動を制限する事

 

 〜勇気のトライフォース〜

 

 条件が不明確の為、所持者を発見した場合、友好的であれば契約等で動向を制限し、トライフォース仲介者の特性を利用し、他のトライフォースの探索に当てる。敵対する場合は即座に拘束し、宮内庁管轄の収容施設にて生活を行わせる事、死亡した場合、他の人に移るが、いつ現れるか不明の為、必要であれば延命処置を行う

 

 〜力のトライフォース〜

 

 強い意識によって惹かれやすく、能力自体は誰にでも移るが、力のトライフォース所持者は、精神汚染が確認される事が多数報告を受けている

 対処法として、宮内庁の専任施設にて二十四時間体制で拘束、管理を行う、なお、格闘技や武道大会で優勝経験のある者は半径一キロ以内に入ってはならない。管理者も体力測定の結果、平均以下の体力の者が就任し、機械やロボット等の無機物で拘束し、必要であれば、勇気のトライフォース所持者と戦わせるのが最も有効手段である

 

 

 聖なるトライフォースが完成した場合、公務員(宮内庁職員・警察官・自衛隊員)によって収容・保護・管理されねばならない。外部の者が手に入れた場合、トライフォース所持者を収容し、使用した場合は国家安全保護法に基づき、逮捕し、無期懲役・死刑にしなければならない。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 「…人権も無い上に、宮内庁さん…あんた達が管理って、人間を道具にしか見ていない様な内容なんだが…そこら編は、どう説明するつもりで?」

 

 宮内庁の人を見定める様に見るイレイザーヘッド、そんなイレイザーヘッドの様子を感じ取ったのか、より真剣な目で答えた

 

 「…トライフォース所持者は、単なる人では無い…適正に管理し、近付ける者を制限せねばならないのです。 ある国家侵略者がトライフォースを狙い、人々はその猛攻に耐えきれず聖なるトライフォースに願いました…どうなったと思います?」

 

 「…さぁ?」

 

 「海に国ごとまるっと沈んだのですよ…トライフォースは、侵略者が来る理由を読み、『この国が無ければ、もう襲われ無い』と判断したのでしょう。」

 

 そうして北海道の東の海底遺跡の写真を見せる。

 

 「国が沈む様を環境省の調査により、大分詳細が解って来ました。…お解り頂けましたか? 隔離の重要性が」

 

 「「……………」」

 

 「ご安心下さい…()()()()()()()()()()()、生活は出来ますよ?」

 

 

 

 

 



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バッジ

 撤去したエリアの瓦礫を最後のトラックに載せて、見送った後に拠点のベースキャンプへとの道、災害派遣要請で来ている自衛隊の人と見慣れないスーツの男が何かを話しているのが目に入った。

 ベースキャンプでロクな設備もないのに、スーツの男に対して「何でこんな所に?」と違和感を感じた。

 

 「お! 君! そこの君!」

 

 スーツの男が寄って来た。

 

 「いやいや、ヒーローリンク探したよ~!…何で離れるんだい?」

 

 「いや、ここ3日位撤去作業ばっかりだから、自分、汗臭さいし…」

 

 「あ、そうか…、申し遅れました。 わたくしは宮内庁総務部の比叡豊と申します。」

 

 「あ、どうも…名刺名刺…シーカーストーンっと」

 

 リンクは名刺交換をシーカーストーンから取り出し、交換すると比叡が話し出した。

 

 「実は、今回は()()()()()をお願いしたく、コチラまでお伺いした次第で…紅獅子ルクス様の事でございます。」

 

 「ルクスの!?」

 

 「えぇ、報酬は()()()()()()いたしますので…」

 

 「受けま「チョットマチナサイ!!」」

 

 「なんだよナビィ…」

 

 ポケットから飛び出したナビィは、比叡との間に飛んで入った。

 

 「宮内庁ノ職員ナノニ、直接依頼ハ、マダ可能性アルニシテモ報酬ヲ直接ッテオカシクナイ? 臨時トハイエ、ハイリア市役所職員ノリンクに」

 

 「……確かに」

 

 「いやいや、ちゃんとした正規報酬ですよ!…先ずはルクス様の調査ですが…正直、難航しております。」

 

 「…そう…なのか…」

 

 「はい、今回の依頼は『紅獅子ルクス様の捜索・救出』です。 ちゃんとヒーロー協会や雄英高校にはもう()()()()()なので」

「受けさせて頂きたいます。」

 

 なんの躊躇も無く即答するリンク

 

 「チョットー!!? サッキカラ、”アヤシイ”ッテ言ッテルジャナイ!」

 

 「契約…成立ですねありがとうございますそれではコチラをお渡ししておきます!」

 

 急に早口でそう言って

 

 「バッジ?」

 

 「そのは、『宮内バッジ』になります。捜索の情報報告は宮内庁が…までお願いします。書式はコチラが例になります。精算した際は領収証を宮内庁総務部宛に郵送していただければ、宿泊費も後ほど請求してください。そしてシリアルナンバーが彫られているので紛失の際には各市役所から連絡してください。その際ヒーロー免許の複写と印鑑に…」クドクドペラペラ…

 

 「お…おう」

 

 あまりに一気に話されしまい、肝心な所を聞きのがしてしまうリンク

 

 「それでは私はこれにて!あぁ!もう新幹線の時間が…」

 

 そうして、渡す物がだけ渡されたリンクを尻目に、嵐の様に宮内庁の人は行ってしまった…

 

 リンクは 『宮内のバッジ』を 手に入れた!

 

 




 オリジナルアイテム

 〜宮内のバッジ〜
 菊の花の中心に三角のマークが入ったネジ式バッジ

 警察やヒーロー協会に対して、現在の捜索情報を聞けるバッジ
 警察署や各都道府県の市役所で使用することが出来る。

 宮内庁のセキュリティエリア(一般職員)まで入る事が出来る。


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