IS世界への転生したけどやりたいようにやらせてもらう。 (くにおか)
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第0部幼少期と学園入学前
第1話


どうも初めまして。こちらには初投稿です。
 なんかノリと勢いだけで書いてしっまったので作者的にも続くか正直わかりません。
まぁできるだけ続けたいですね。(目標100話越えしたい)
 そんなわけで第1話です。え?プロローグとかはって?気にするな!
では、どうぞ。



 どれくらい寝ていたのだろうか、目を覚ますとそこは何もない白い空間であった。

「どこ?ここ・・・真っ白いだけの空間わしゃしらんで」

「あら目覚めたのですね。おはようございます。」

そこには世にも美しい女神さまのような女性がたっていました。

「女神のようなじゃなくて本物の女神です」

「うえ!?まさか俺の心を読んだんじゃねぇよな!」

「読みましたけど。」

「まじか。まぁ、でも俺なんでこんなところにいるんだ?」

「すみません、あなたは私の手違いで死んでしまったんです。」

「ほう・・・ってうえええええええええええぇぇぇ!死んだあああああああああああああぁぁぁ!?」

「はい・・・ほんとはあなたではなかったのですが、同姓同名による手違いであなたを死亡させてしまいました。」

日本でよくある同姓同名、それで殺されたんか、俺・・・(´・ω・`)

「本当に申し訳ございません。深くお詫び申し上げます。」

「まぁ、なんだ間違って死んだことには何も言わないよ。何か補填をするためにここに呼んだんでしょう?」

「はい、状況把握ができていて助かります。」

前世の俺は異世界転生系のライトノベルが大好きだった、そのほかとしてはガンダムやアーマードコアなどロボット系アニメも好きだったし、美少女系アニメも好きであった。こんなような状況であれば転生系ラノベを読んでいれば一発でわかる。

「あ、ちなみに転生できる世界や転生特典、いわゆるギフトっていうものは制限がありませんので、ほしい能力とかあったらジャンジャン言ってください。」(*´ω`*)

「了解です。とりあえず、なんか書く紙ありませんか?そこに書き出しますんで。」

「わかりました。私は待っていますので書けたら教えてください。」

女神様がそう言うと紙とシャーペン、書くための机が現れた(なぜシャーペンかって?気にするな!(`・ω・´))

 それから15分後・・・。

「書けました。これでお願いします。」

「わかりました。ではこの紙に書かれていることをすべて適応させて転生させます。」

「よろしくお願いします。」

「では、転生先の世界では良き人生を送れますように」

「では、お世話になりました。いってきます」

そういうと俺は深い闇に包まれた、これから転生することが感覚的に分かった。

「制限がないといったもののこれは少々欲張りすぎでしょうか・・・?まぁいいでしょうすべて適応させていただきます。」

 その紙に書かれていた内容は。

転生世界:インフィニット・ストラトスの世界

特典能力:前世の記憶はそのまま

    :ガンダムで言うキラ・ヤマトのスーパーコーディネイターの能力

    :ISを動かせる男の体

    :一通りのISの知識と製造能力

    :ガンダムOOのイオリア・シュヘンベルグの発明品や発展形のものが作れる頭脳と能力

    :アーマードコアの技術を再現できる能力(ノーマルやネクスト関係なく)

    :容姿はイケメン

    :身体能力は前世の5倍

    :様々な楽器を一流に使いこなせる能力

と、書かれていた。

___________________________________________________

 

 暗闇の中に俺はいた。女神様に送り出されてから少ししてからだろうか。一気に光が目に入ってきた。

とりあえず喉と鼻がとてつもなく痛い。やべぇ・・・泣きそう・・・泣いていいよね。

「おぎゃああああああああああああ!」

なんだこれ!めっちゃいてぇ!泣けば泣くほど痛いけど泣かなきゃやってられないほど痛いし。ていうか誰かに持ち上げられてる。

「元気な男の子ですよ。お母さん」

「あぁ・・・私の元気な赤ちゃん・・・ふふっかわいい」

依然俺は泣いているがそんなことが聞こえた。

 数分経って痛みはなくなったが、そんなことはどうでもいい、俺はどうやら赤ちゃんからまたやり直しらしい。

まぁこっちのほうが楽でいい。けどまずは成長しないと話にならんなこれは。

 というわけで6年後までカット!(なぜカットかって?気にするな(`・ω・´))

___________________________________________________

やぁ、俺の今世の名前は、井ノ口 翔真 って名前だった。まぁ結構気に入ってはいる。自分の名前だしね。

ちなみに今世の家族は、両親がいて、双子の姉がいる。ちなみに一卵性双生児だそうだ。

しかも両親と姉共々かなりのイケメン&美少女であった。一番困ったのがこの姉2人とも相当なブラコンであるということだ。うん、前世では、長男で上には誰もいなかったので今世では思いっきり甘えている。

 しかも織斑 千冬と篠ノ之 束この2人と仲がいいらしくすでに一夏と箒とは仲が良かったりする。ちなみに姉2人と俺も篠ノ之道場に通っていたりする。

「翔ちゃん、いくよー。」

「はーい、おねぇちゃんちょっと待っててー」

という今日も篠ノ之道場に行く時間だったりする。

「一夏ー!箒ー!来たぞー」

「お、翔真ーこっちこっち」

「翔真も来たか、では始めよう。」

「うっす」

といい今日もいつもの稽古という名の日常が始まる。せっかくなんだから前世ではできなかったことや、やりたかったことをやりたいようにやらせてもらおう。

 




約2000文字う~むもっと増やせるかね?
 まぁ次はいろいろと書いておきます。箒と仲良くなったりするシーンとかね。
あとやっぱり原作開始前からなんで時たまカットしますご了承ください。
ちなみに作者は原作途中で飽きたみたいでもはやどうなっているのかわからないのでオリジナル展開がすごく多くなると思います。(書いてるとき12巻まで出ていたけど4巻で飽きた私)
 なので原作に沿ってくれと期待されている方申し訳ございません。<(_ _)>
ですが途中までは原作に沿いますんで安心してください。よろしくお願いします。
(作者はアニメ版はすべて見ている。)
 とあとがきが長くなりましたが今回はこの辺で。次回をよろしくお願いします。


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第2話という名の設定集

主人公とオリキャラの設定書いときますね~(今更感)
話が進めば更新していきたいと思います。IS設定とか。


主人公

・名前 井ノ口 翔真

・IS専用機 一次移行

機体名 ネクロニカ・ガンダム

スペック 全身装甲を採用しダブルオーガンダムと同じGNドライブのツインドライブを採用し機体のエネルギー出力などはすべてのISを凌駕している。またトランザムシステムも搭載しているので通常時の模擬戦などでは出力を50%カットするリミッターがかかっている。なのでトランザム発動時間も半分になっているが当人はこれで十分と思っている。一次移行時の姿としては、ダブルオーガンダムの色を黒と灰色にしたような姿になっている。(所々差異はある。例えばGNソードはビームライフルとは一体化していなかったりする)また、篠ノ之 束と翔真の合作である。

・主人公の設定

 翔真は前世では長男&兄弟で一番上であり、並みのことはかなりできていたためにそれ以上のことを、親や周りから期待されあまり結果が良くなければ「期待外れ」だといわれ続けたため、愛されていなかったと思っている。前世の最後のほうでは周りの期待を重荷や苦痛と感じ自ら心の扉を閉ざしラノベやゲームの空想世界にのみにあこがれを示しいわゆる社会不適合者となってしまっていた。

 今世では、姉が2人居り前世では感じ得なかったほどの愛を姉から感じ今世では不安もなくむしろ前世ではできなかった期待に応えることができると思っている。(女神様からのギフトもあるしね)ゆえに姉にとても甘えるし、自分を愛してくれる人を絶対に守ろうとする。たとえそれが自己満足だとしてもそれは分かり切っていると割り切っている。

 また篠ノ之 束に対する好感度はMAXでありまた篠ノ之 束のほうは翔真に対する好感度は限界突破している。ゆえに束が抱き着いてきても逆に甘えだすということが多々ある。織斑 千冬とも同じような関係である。姉2人との関係については葛藤中

 

 

オリキャラ

・名前 井ノ口 穂香

・主人公との関係 姉

・IS専用機 

機体名 蒼龍

設定 あまり本編には出ないため詳細より大まかな設定だけ。

 モンド・グロッソ第1、第2回タッグ部門での優勝機で双子の片方の機体で主に近接戦闘で戦う。カラーリングは名前の通り蒼を中心とした配色になっている。千冬の暮桜を同じ篠ノ之 束お手製のISである。(翔真も開発に関わっている)

 作者的にはめんどくさいので出さなくてもいいかな?と思っているが・・・どうなることやら。

・人物設定

 普段は極めて穏やかで家事なども万能であるそのため仕事で忙しい両親に変わり弟のお母さん役みたいな立ち位置だったりする。主に弟の翔真に甘えられることを至上の喜びとし、弟至上主義である。弟が自分を恋愛対象とみるならば近親〇姦も気にせず恋人になることもいいと思っている。

 

 

・名前 井ノ口 嘉穂

・主人公との関係 姉

・IS専用機

機体名 飛龍

設定 本編には(ry

モンド・グロッソ第1、第2タッグ部門優勝機で双子のもう片方の機体で主に中距離から遠距離戦闘を得意とする。カラーリングは穂香の蒼龍とは対に赤を中心に配色されている。もちろん束さんお手製である。(翔真も(ry)

 作者的にはやっぱりめんどくさいので(ry

・人物設定

 双子の穂香とは逆に活発に活動するタイプである。穂香が家事でかまってやれなかったりするときは弟を1人で楽しんでいるが穂香と二人で弟の翔真を愛でているほうが楽しいと思っている。(穂香も同様である)よく翔真とゲームをやっている。

 穂香と同様弟至上主義であり甘えられることを至上の喜びとしているし、やはり近親相〇は気にしていない。

 

 

 

 

 




今回はオリキャラと主人公の設定でした。ちなみに話が進み二次移行すると主人公の機体の部分も更新されます。姉2人の機体に関しては絶賛思考中です。(出すか出さないかの意味で)
では近いうちに第2話書いて投稿したいと思います。


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こっちが第2話

お話に戻ります。今回は箒と一夏達との出会いを入れようと思います。
やっぱりノリと勢いだけなんで内容が薄くなりそうでこわいわ~(´・ω・`)
 それではどうぞ


 今日も今日とて日常が始まる。

「やっぱり翔真はつえーな」

「僕はそんなに強くないよ」

隣にいる一夏とそんな会話をする。だが僕が強いのはギフトのおかげだということを知っているから僕は弱い。

「一夏稽古の相手をしてくれ。」

そこへ箒がやってきて一夏に相手を頼む。

「おう、いいぞやろうぜ!今回は負けねぇ!」

「望むところだ」

と言い道場に向かう。

「強い・・・か・・・。」

ほんとは僕は君たちより弱いんだよ。と呟き一夏と箒に出会った時のことを思い出す。

 

 

「やーい男女」

クラスの男子がそんなことを言って箒をいじめていた。

「おい、やめろよ。」一夏がそこへ割って入る。それを見た僕も割って入った。

「なんで君たちはそんなことを言うのかな、篠ノ之さんだって立派な女の子だぞ」

そういうと、いじめっ子たちがこちらに突っかかってくる。

「なんだと!男っぽい女に男女って言って何が悪い!」

「何と言おうと篠ノ之さんは女の子なんだそれを分かったうえで言っているんだったら、君たちはとんだクズだね。」やっば素が出て挑発しちまった!

気づいたときにはもう遅く、いじめっ子は手を挙げていた。

「お前ら!俺に逆らうんじゃねぇよ!」と言い殴りかかってきた。がそれを僕は避けた。

「お前!避けるな!」もうこうなったらやるしかねぇ!

「覚悟・・・できているよな・・・人を殴るってことは自分が殴り返されてもいいっていう覚悟があるから殴ってきたんだよな!」某5部のセリフをパクってみる。

「な、なにわけわかんねぇこと言ってんだよ!お前ら!あいつをやっちまえ!」

そうなるといじめの主犯とその取り巻き3人が一斉にかかってくる。

 体が小さいから全員視界に収められたのでできる限りの視界を確保しながら一言

「やれやれだぜ」某3部の呆れを言ってそれから全員まとめてオラオララッシュを繰り出す。

「オラオラオラオラオラオラオラァ!」

さすがは身体能力5倍の力いとも簡単にできてしまう。(ちなみにこれが初めてのオラオラです。)

「手加減はしたぜ」

「お、覚えてろ!お前ら行くぞ!」

「「へい」」と言いいじめっ子たちは去っていった。

「と、大丈夫か?」

「あ、あぁ俺と篠ノ之は大丈夫だ。」

「あ、ありがとう・・・その・・・助けてくれて」

顔を真っ赤にしながら篠ノ之はお礼を言う。

「なんの、当たり前のことをしただけだって。」一夏がそういう。

「ああいうやつらはほっておくと調子に乗るからな」

「ところで篠ノ之なんでお前やり返さなかったんだ?」

「い、言っていることがその・・・否定できなかったんだ。」

「それでも否定したほうがいいぞ、篠ノ之はかわいいんだし。」

「え?私が、かかかかわいい・・・じょ、冗談はやめてくれ」

「いや十分篠ノ之さんはかわいいよ」織斑・・・お前はやっぱり天然のタラシだよ。

そう思いつつ会話に混じる。

「ま、そんなことは置いといて、まぁこれからよろしく頼むよ篠ノ之さん。」

「お、そうだよろしくな篠ノ之!」

そういうと篠ノ之は、「ほ、箒でいい」と言ってくれた。

「なら俺は一夏って呼んでくれ。」

「僕も翔真でいいよ。」

「あぁ、よろしく一夏、翔真」

この出会いのおかげで俺たち3人はよく一緒に行動するようになった。

 

 

 

 

今思い出してみるとこっ恥ずかしい。(/ω\)

なんだよ覚悟ってなんでオラオララッシュやってんだよ。

そんなこと思って外にいると・・・

「しょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおくううううううううううん‼」

すごいでかい声で僕を呼ぶ声がする。この聞きなれた声は、

「たばねねえさああああああああああああああああああん!」

そう箒の姉である束である。そして僕に思いっきり飛びついてくる。

「えへへぇしょうくんだぁ」(∀`*ゞ)エヘヘ

「束ねえさんだあぁ」(n*´ω`*n)

お互いに抱きしめ合う。

「しょうくん、束さんがいなくて寂しかったかい?」

「寂しかったー」

「束さんはうれしいよおお」

そう言ってわしゃわしゃ僕の頭をなでる。

「束おねえちゃんもっとー」

「おおおお!しょうくんかわいいおおおおおお!」

ちなみに僕は束おねえちゃんのことが大好きだ。もちろん束おねえちゃんのほうも僕のことが大好きみたいだ。

「あ、そうだ用事を忘れるところだったよ!」

「用事ってなに?」

「ふふっ!ついにあれができたよー!」

「ほんと!やった!」\(^_^)/

え?あれってなんだって?あれっていうのは太陽炉のことさ!OOガンダムに搭載されているあれ。それを僕がノートに設計図とGN粒子理論と太陽炉を作るときの素材とかの理論や作り方を書いてそれを束おねえちゃんが自前の研究所で作っていいたのだ。

「しょうくんのおかげだよ!これで束さんの夢は一万歩進んだよ‼」

「じゃあ夢が叶ったら僕を束おねえちゃんのお婿さんにして!」

「いいよ!一緒に宇宙で結婚式を挙げようね!」

「うん!」

子供の時に交わしたこの約束、果たされるのはいつになるのかそれは誰にも分らない。

けど、もしこの日常が壊れなければこの約束が果たされる日はそう遠くないかもしれない。

 そう思って今はこの幸せを楽しんだ。




今回は箒との出会い回でした。
 うんやっぱりノリと勢いだけだよこれも。
この話の束は白いので大丈夫です。次回は束との出会いとか書いてみましょうかね。大体シーンとかは決めてあるんで明日くらいには上げれるかと思います。
 そしてこの場をお借りしましてお気に入り登録してくださった皆さん、感想をくれた方、並びにこのSSを読んで下される皆様方に厚く御礼申し上げます。
 感想などはできるだけ返信させていただきます。
こんな拙いSSを読んでいただきありがとうございます。これからも誠意制作していきますのでよろしくお願いします。
 では今回はこの辺で、また次回お会いしましょう。


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第3話

2話の宣言通り投稿するぜ!☆
 今回は束さんとの出会いだ!今回もノリと勢いだけで行くZE!
あ、今回は試験的にSide形式を使用してみたいと思います。


Side 束

 あれは何か月か前だった、ほのちゃんとかーちゃんに電話で井ノ口家に呼び出された。

そこで私は、私とは違うベクトルの天才と出会った。

「もうー、なんなのほのちゃん急に家に来てって、束さんは今日も今日とて研究で忙しいんだよ!」ヽ(`Д´)ノプンプン

「束ちゃんごめんね急に呼び出したりして。」

「まぁ、ほのちゃんとかーちゃんからだもん行かないわけないじゃん」

「それは、ありがとう。ところでこのノートの中身を見て」

「ん?何これ?」(。´・ω・)

「いいから見てみなさい」

そういわれてノートの中身を見てみると。

「何これ!?」

それには私とは違った天才が考えたような機械の設計図や大型宇宙船の設計図なんかもあった。でもその中でも私の目を引いたのが、実質永久機関の太陽炉とその劣化版疑似太陽炉の設計図だった。

「ねえねえ!ほのちゃん!これ書いたの誰!?」

「それはね私たちの弟の翔真よ」

「確か弟のしょうくんっていっちゃんとほうきちゃんの同級生だよね。」

「そう、そのしょうくんであってる。今嘉穂が翔真を起こしに行ってるからちょっと待ってね。かほー!翔真まだおきないのー?」

「まだ起きねー!もうちょっと待っててー」

「起きたら下に連れてきてー」

「りょうかーい」

そんな会話がされていた。さてしょうくん待っててね!私と一緒に夢を叶えようじゃない!

 ノートの初めにはこう書かれていた。

「僕の宇宙を冒険するという夢をかなえるために僕はこれを書く」と。

 

 

 

Side 翔真

 学校から帰って来て今日も思いついた発明品をノートに書き出してゆく。なぜノートに書くかって?それはあれだ小学生がこんなもの、例えば太陽炉なんてモノを発表してみ。笑いものにされるし変な奴とみられかねない。僕はそれが怖いんだよ。だからこうやって書いておっきくなったら作れるようにしておくんだ。

「よし!コロニー型外宇宙探査船ソレスタルビーイングの設計図完成までもうすぐだ!」

 今日書いていたのは劇場版ダブルオーガンダムで登場した船、コロニー型外宇宙探査船ソレスタルビーイング号だ。原作と同じオリジナルの太陽炉で動き量子型演算処理システムヴェーダを搭載、さらには武装でメメントモリなどの取り付けの設計も終わっている。あとは原作にない機能を取り付けたいと思い、いろいろ設計図に付け足して書いている。

「これだけデカければまだまだ機能が追加できそう。また思いついたら付け足そう。」

そういいノートを閉じる。

「はやくノートの中にある設計図のものをすべて作って宇宙を冒険したいな・・・」

そうつぶやく。すると疲れてしまったのか眠くなってきた。時刻はまだ午後4時である。

「おねえちゃんたちが帰ってくるのはまだだし、お昼寝しよう。」(˘ω˘)

そういい眠りにつく。

2時間後

「・・・ま、・・・ぅま、しょーま、翔真!」

誰?僕を起こそうとするのは・・・。

「あれ?嘉穂おねえちゃん?どうしたの?もしかしてごはん?」

「それもあるけど翔真に会わせたい人がいるの」

「会わせたいひと?」

「そそ私たちの友達よ、だから大丈夫よ。」

「わかった、下へ行くから抱っこして」

「はいはい、よいしょっと」

僕は嘉穂おねえちゃんに抱っこされてその会わせたい人?のところへ行く。

「連れてきたわよー」

そういわれリビングへ入る。

するとそこには僕の発明品が書いてあるノートとそれを読んでいるきれいなおねえちゃんがいた。

 

 

Side 井ノ口姉妹

「ねえねえ!これ書いたのって君?」

「そ、そうですけど・・・」

少しおびえる翔真とそれをお構いなしに話しかける束、

「ちょっと、翔真が怯えてるじゃない!もう少し落ち着いてよ。」

束を叱る穂香、「にゃははは、ごめんごめん」と言い少し束は下がる。

「もう一度聞くけどこれ書いたの君?」

「は、はい・・・それは僕が書きました。」

笑われると思っているのか目をつぶる翔真、そして束が出した答えは・・・

「す、すごいよ‼しょうくん!君は私と同じ天才で夢も同じ言わば同志!しかもこのノートの中身を見ると私以上かもしれないよ‼」

「え・・・?」

キョトンとしている翔真、そこへ追い打ちをかけるように抱き着く束。

「わたしと同じ夢を見てしかも私と同じように夢を叶えようとしていてしかもこんなにかわいいなんて!束さん、君と結婚したいくらいだよ!」

「ね、ねえ・・・なんで笑わないの?だってこんなの設計図だけで作れない夢物語でしかないのに・・・」

「ん?それはね、私もおんなじようなものを作っているからだよ!」

そういい翔真を一層抱きしめるのであった。

 

 

 

Side 翔真

 現在おねえちゃん達の友達の束って人に抱きしめられている。いい匂い・・・。

「私はね宇宙へ行きたいんだ。だから君とおんなじようなものを作ってる。」

そう束さんは言った。宇宙へ行く、それは僕も同じだった。前世では宇宙をこの目で見たいと思っていてできなかったが、今世ではギフトのおかげでいける可能性がすごく高くなった。だから宇宙を目指した、空のその先宇宙へ。

「だから一緒に宇宙へ行く夢を叶えようよ!しょうくん!」

そういわれたとたん、僕は泣いていた、なんでだろう・・・こんな僕でもしっかり見てくれた、そして僕の夢を理解し僕の発明品を気持ち悪がらず理解し褒めてくれたからだろうか、気づいたら僕は泣いていた。

「うん!一緒に夢を叶る!束おねえちゃん!このノート束おねえちゃんに上げるね!」

「ありがとう!しょうくん!絶対にこのノートの中身を全部作ってあげる!」

そして勢い余るあまり言ってしまう。

「それでね、僕は束おねえちゃんのお婿さんになるんだ!」

「え・・・?しょ、しょうくんが束さんのお婿さんだって?」

「うん!」

「しょ、しょおおおおおおおおおくうううううううううん大好きいいいいい!絶対にお婿さんにするからね!夢が叶ったら結婚しよう!」

「うん!約束!絶対に束おねえちゃんのお婿さんになる約束!」

「なら束さんは、しょうくんのお嫁さんになる約束!」

そして二人で小指を結びゆびきりげんまんで約束をする。

 

 

これが翔真と束の出会いで約束である。このまま平穏であれば宇宙へ行くのは時間はかからないはずであると誰しもが思った。が、これから波乱に満ちた時代になろうとは誰も思ってはいなかった。

 




今回は束さんとの出会いでした。
けど束さんのテンションって書きずらいのよね(´・ω・`)
唐突に決まった束さんのヒロイン入り・・・ほんとに唐突すぎたね。
まずは鈴タグ付けたのに早速詐欺ってるし・・・どうしようかねほんと。
まぁ頑張ってみるさ!
 さて次回はどうしようかな、束さんがISを学会で発表したり箒がいなくなるところかな?
分からんけど、あとここのあとがきで次回予告も書いてみようかな?って思ってます。
 んじゃまぁ今日はここまで今回もノリと勢いだけで書いてるからな!次回も期待せずに待ってろよな!
 あ、あと誤字報告ありがとうございました。それではまた次回お会いしましょう
(@^^)/~~~


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第4話

うーむ、今回はどうしようかね。まじ悩んでる・・・ウーム・・・
( ゚Д゚)そうだ白騎士事件に行こうそうしよう。
でもどうやって展開しようかな。あ、こここうすれば・・・いける! 
 というわけで今回もノリと勢いだけでいくZE☆



Side 翔真

 あれから何か月たっただろうか、一夏と箒そして僕のいつものメンバーで遊びながら束おねえちゃんの研究室に通い、オリジナル太陽炉の1個目と束おねえちゃんの設計したIS1号機が完成した。そしていよいよ学会への発表である。内容はISのみの発表である。僕の太陽炉とかソレスタルビーイング号は発表しないことにした。

「しょうくんいいの?しょうくんの発明品を発表しなくて。」

「まだダメなんです。発表したって実際作れる状況じゃなきゃ笑われちゃいますし、あと作ったのがまだ小学生だなんてことあるわけないと言って疑われちゃいますし。」

「そう・・・、しょうくんがそれでいいならいいんだ」

「それじゃ束おねえちゃん頑張ってくるね。」

「うん、行ってらっしゃいおねえちゃん」そして壇上へ上がっていくおねえちゃんを僕は期待のまなざしで見ていた。

 

 

 

Side 束

 私は、今日ISを発表したが結果は散々だった。いろんな人から夢物語だと、そしてそんなことはできないのだと言われた。そして私は失意のうちに壇上を去った。そして泣きそうな私にしょうくんは寄り添ってくれた。

「おねえちゃん・・・。」

しょうくんも今に泣きそうだった。

「しょうくん・・・。ごめんね・・・ごめんね・・・」

「ううん束おねえちゃんは悪くないよ・・・悪いのは理解しようとしない凡人どもだから」

そうしょうくんは言ってくれた。だけどあの凡人たちは絶対に許さないと決めた。

 

 

 

Side 翔真

 束おねえちゃんがISを発表して幾星霜と言ったものの実際は2か月程度なのだが。束おねえちゃんはISの2号機白騎士を完成させ、僕は太陽炉を使いGNドライブを完成させISとくっつけてガンダムダブルオーの最初の機体Оガンダムを完成させた。

「束おねえちゃん・・・ついにできたね。」

「そうだねー、これであの凡人どもをギャフンと言わしてやるよ」

 ものすごい笑顔でそんなことを言っていた。

「ところでОガンダムのほうは僕が乗るけど、白騎士は誰が乗るの?」

「それはね~・・・」

「なんだ束こんなところに呼び出して・・・」

そこにやってきたのは一夏の姉である織斑 千冬だった。

 

 

 

 

Side 千冬

 なんか今日あのバカに呼び出された、あのバカは穂香と嘉穂の弟と一緒になにをしているかわからないが良からぬことに決まっている。

 そう思いつつ千冬は呼び出された場所へ向かう。

「なんだ束こんなところに呼び出して・・・」

「あ、ちょうどよかったから言うね、白騎士に乗ってもらうのはちーちゃんだよ!」

「千冬さんが乗るの?大丈夫なの?」

「大丈夫だよ!ちーちゃんは、束さんよりも強いからね!」

「なら大丈夫だね」

なんかやばい会話をしていた。

 

 

 

Side 翔真

「というわけで今日は機体のテストなんです。」

「そういうことか、ならお安い御用だ。」

ちょいと理由を千冬さんに話すとすんなり白騎士に乗ってくれた。ISが反応するのは僕を除くと男子には反応しないのである。なら束おねえちゃんが乗ればいいじゃないって?それは無理だよ、ただでさえ白騎士とОガンダムのデータを同時にとるんだから。

いくらハロのアシストがあるからって2機同時はきついのに。あ、ちなみにハロはGNドライブ完成後の少し暇な時間に3日で作ったAI搭載アンドロイドである。性能はガンダムダブルオーの原作と同じで1号機は色も声もロックオンが持っていたものだったりする。今は4機のハロがいる。

「よし、じゃあ運用試験を始めようか。」

「うん」

「わかった」

返事をして運用試験が始まる。

          ~2時間後~

「うん!十分なデータが取れたよ。ちーちゃんありがとね。」

「これくらいお安い御用だ束。それでは私は帰るからな、翔真も遅くならないようにしろよ」

「わかったよ千冬さん」

「うむよろしい。ではまたな」

「ばいばーい」

「またねーちーちゃん」

そういい千冬さんは去っていった。そしてデータを見てみるとすべて完璧であった。

数値も正常だしこれなら次の学会でもうまくいくだろう。そう思っていた。

 

 

 

Side 束

「このデータなら・・・よしいける、これから束さんの力を全世界に思い知らせないとね~」ただしょうくんは巻き込まないようにしないと・・・。

 そう思いPCの操作を進めていく束。ただこのことを翔真は知らなかった。

 

 

 

Side 翔真

 IS白騎士とОガンダムの完成から数日後、今はОガンダムを待機状態にして肌身離さず持っている。ちなみに待機状態は、ソレスタルビーイングの紋章のネックレスである。

「さて、今日も何作ろうかな・・・」

「おーい!しょうまー、こっちで箒と遊ぼうぜー!」

一夏の呼ぶ声がする。どうやら僕を誘っているようだ。

「わかったー!いまいくー!」と言い一夏達に合流する。

さて今日は何をして遊ぶんだろう。

 

 

 

Side 束&千冬

「よく来たねちーちゃん」

「まぁお前の呼び出しだからな、で?今日は何をするんだ?」

「今日は、ISを世の中に知らしめようと思ってね。今からこの日本に向かう無数のミサイルを全部撃破してもらうよ。」

「おまえ!まさか!」

「そう、日本を射程圏内に収めるあらゆるミサイル兵器をハッキングで起動させて発射させた。そして迎撃はもはや不可能、そこにさっそうと現れたISそしてISがすべてのミサイルを迎撃すれば、世の中の凡人はISを認めざるを得ない。」

「束!自分が何をしたのか分かっているのか!」

「分かっているけどもうこれしかないんだよ!あの凡人どもは私のISの理論のほんの0.01%を解き明かしただけでそっちを称賛しやがった!だからあいつらに一泡吹かせるにはこれしかもうないんだよ!」

「だが束もう少しやりようは「もう無理だよ!私は我慢できない!」ず」

「なっ・・・・」

 束はもう追い込まれていた、自分を理解してくれる人は翔真しかいないそしてさらに自分の研究は評価されず凡人の研究が評価される。それが束に追い打ちをかけた。

 前者だけなら翔真がいれば何とかなる、だが後者が合わさってしまってはもうどうにもできなかったのである。千冬はそれを察してしまった。

「だけどしょうくんは絶対に巻き込まない!だから呼ばなかった」

「わかった。なら、私は白騎士に乗ろう」

彼女はこれを束への罪滅ぼしととらえていた。

「うん、じゃあ白騎士に乗って。」

そして千冬は白騎士に乗り「行ってくる。」と言い飛び立った。

 

 

 

 

Side 翔真

「みんないる!?これから避難するわよ!」

「なんでー?」

学校で先生が慌ただしく避難するよう指示を出す。

「今この日本にミサイルが飛んできているのよ!」

「せんせーミサイルって何ですかー?」

「大きな爆弾と思ってちょうだい!だから今すぐ避難するのよ!」

「「はーい」」そんなやり取りがあり避難するが翔真は違った。

 まさか束おねえちゃんの仕業じゃないだろうな⁉と思い待機状態のОガンダムにメールを表示してもらうとそこには束おねえちゃんからのメッセージが1通あった。

「ごめんねしょうくん・・・私決めたのISを堂々と見せつけるって、だけどしょうくんは巻き込めなくてね。だからこのことだけは伝えようと思ってメールしたよ。今日本に飛んできているミサイルは全部本物で束おねえちゃんがハッキングして撃ったモノだよ。大丈夫、全部ちーちゃんの乗った白騎士が全部落としてくれるからね。だから心配しないで。そして絶対Оガンダムで来ないでね!来たら束おねえちゃんしょうくんのこと嫌いになるからね。・・・ごめんねしょうくん」

 と書かれていた。

「なんで・・・なんでだよ・・・そんなこと言わないでよ・・・僕は・・・僕は」

束おねえちゃんがどこか遠くへ行ってしまいそうな気がした。離れ離れという意味ではなくこれを黙ってみていれば一生会えないという感覚がした。

 だから僕は・・・「おーい!翔真!急いで避難するぞ!」「何をしている翔真!早く来い!」一夏と箒が呼んでいる。けど・・・僕は・・・。

「一夏、箒・・・ごめんね・・・僕行くよ」

「お、おいどうしたんだよ翔真!」「どこへ行く!翔真!」後ろからそんな声が聞こえるが気にしない。僕は2階から飛び降りると人目のつかない所へ走りОガンダムを展開させ、飛び立つ。白騎士の反応のするところへ行けばいいと思い全速力で向かう。

 

 

 

Side 束

「こ、この反応は!まさか、しょうくん⁉」

白騎士をモニタリングしていた束は驚愕していた。そう、巻き込みたくなかった翔真がミサイル目標空域に猛スピードで迫っているからだ。

「な、なんでしょうくんが・・・こうしちゃいられない!しょうくん!しょうくん!聞こえる⁉」急いで連絡を取る。

「あ、束おねえちゃん!」

「しょうくん何やってるの!束おねえちゃんしょうくんのこと嫌いになってもいいの⁉」

「いや!「なら戻りな」だけど!このままにして置いたら束おねえちゃんに一生会えなくなるような気がして!だから行くの!千冬さんのところへ!」

そんなことを言われては何も言えなくなるではないか。と思った束であった。

 

 

 

 

Side 翔真

「それにね束おねえちゃん、ISが世の中に出たらすぐ後に僕のものを発表しようとしてたんだ。だからね、ここで同時に発表しようと思って、だからね束おねえちゃん、僕はね束おねえちゃんとずっと一緒にいる!身体は離れていても心はずっと一緒だよ!」

 一世一代の愛の告白であった。

「わかった!じゃあずっと一緒しょうくんと、だからちーちゃんと一緒にミサイルを打ち落としてきて!そして怪我せずに帰ってくること!わかった?」

「うん!わかった!」

そう言ってミサイルの着弾目標の空域に入る。ほぼ同時に白騎士も合流する。

「まさか翔真が来るとはな、束のやつは巻き込まないと言っていたが。」

「ううん、ここには僕が勝手に来たの。」

「そうか」とだけ言いそして「無茶はするなよ?」と心配される。

「大丈夫!僕にはこのОガンダムがあるんだから!」

「ならはじめよう」と言いミサイルを撃破し始める。

「うん!」僕も負けじと撃ち落としていくのだった。

        ~1時間後~

「これで終わり!」そう言い最後のミサイルを撃墜した。

「終わったな・・・それでは戻ろうか」

「はい!」GN粒子の翼を畳んで移動しようとするが、そこへ

「そこの正体不明機に告げる、今すぐ武装を解除しろさもなくば撃つぞ。」自衛隊からの警告がする。

「千冬さん、ここでGN粒子を全力散布してレーダーを無効化するから全力で逃げよう」

「わかった。」

「おい!何をしている早く武装を解除しろ!撃墜するぞ!」

「GN粒子広範囲散布、今だよ!千冬さん!」

「よし!」

そういいお互いに加速していく。

「おい!逃げるぞ!撃て!」

「できません!原因不明のレーダー無効化によって自動照準が使えません!しかもあの速度では、たとえ補足できても当てられません!」

「そんなことあるか!しっかりしろ!」「じゃあこれ見てくださいよ!」「な、なに!そんな馬鹿な・・・」

 そんなことになっているような気がしなくもない。

僕は今全力で逃げて束おねえちゃんのところへ帰投した。もちろん千冬さんも一緒だ

「しょうくん・・・」「束おねえちゃん・・・」お互いに近づき抱き合う。

「ごめんね!ごめんねしょうくん!もう束おねえちゃんはしょうくんから離れないよ」

「うん!僕も絶対にに離れない!ずっと一緒!」

 

 この数日後、篠ノ之一家には重要人物保護プログラムが適応され6年もの間再会を許されなくなる。

束は世界から追われる身となり、友達の箒は各地を転々とせざるを得なくなり、一夏と翔真は大切な人たちと別れざるを得なくなる。

これは白騎士と緑の光事件が発端となったが白騎士もОガンダムもすべて束の発明とされ翔真には全く目もくれなかった。が、これが致命的なミスだとこの世界の凡人どもは気づいてはいなかった。

 そしてこの事件こそが波乱に満ちた日常への序章だということを誰も気づいてはいなかった。

 




はい、今回は白騎士事件ということで作らせていただきました。
 いつもより多めに書いてしまった・・・ノリと勢いがすごすぎたのかな?知らんけど
 次は鈴との出会いですね時間軸的に。どうしようかな、普通に鈴を助けるんだけどねまぁそのうち思いつくでしょう!果報は寝て待てってね!
 それではまた次回お会いしましょうばいばーい(@^^)/~~~


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第5話

 今回は、篠ノ之家との別れと鈴との出会いです。
オリジナル展開でいろいろやらかします。ご了承ください。そして一夏の唐変木は治ります。やっぱりそっちのほうがいいしね。
 んじゃ今回もノリと勢いだけで書かれるSSはーじまーるよー。


Side 翔真

 白騎士事件の翌日事件の反応がどういうものか各国の政府のサーバーをハッキングし情報を集めていると、日本政府のサーバー内部に「篠ノ之家に重要人物保護プログラム適応」とあったため焦った、しかも別れを言えるように日程は組まれていなかった。日程を詳しく調べると3日後には箒はどこかへ行っていしまうみたいだ。

「こうしちゃいられない!早く一夏に知らせないと!」箒が一夏のことを好きなのは分かっていた。だがあの唐変木はそのことに気づいていない、早くしないと想いを伝えられないまま離れ離れになってしまう。「そんなことさせてたまるか!」おそらく箒の自宅には警備が敷かれている、そのためには装備と情報を整えないと。

 2日後・・・明日の朝にはもう箒に会えなくなってしまう。装備も情報もすべて整った。

「あとは一夏を連れて行くだけだ。」

「ん?どうしたんだ?翔真」一夏を呼びことを伝える。

「一夏、落ち着いて聞いてくれ。」

「いったい何があった」言葉から一夏は察してくれた。

「箒が明日、重要人物保護プログラムでどこかへ行ってしまう。何も言えずに、俺たちに別れをも告げられずにどこか遠くへ行ってしまうんだ。」

「は?おい、まじかよそれ・・・翔真、嘘って言ってくれよ!」

「嘘じゃない!日本政府のサーバーに侵入して手に入れた情報だ。嘘じゃないんだ・・・」

「じゃぁ!お前の力で何とかできねぇのかよ!束さんだってお前のお願いなら何とかしてくれるはずだ!だから、なんとか「できないよ!」いか」

「無理だよ・・・これは政府の決定したこと、もう箒の家には結構な数の護衛という名の監視がついてる。箒を訪ねても追い返されるのがおちだ。」

「じゃあどうするんだよ!何か手があるのかよ!」

「落ち着け!何もないとは言ってないだろ!」

「わ、悪い。」

「今日の夜、監視のやつらを強襲して箒を訪ねる。監視のやつらの配置と巡回経路、詰所はすべて分かっている。あとはお前の運動能力だけだが、大丈夫か?あとはこれしか策がないことも言っておこう」

「分かった、俺は何が何でもついていくよ!そして箒に会って話をする。」

「りょーかい、じゃ今日学校が終わったら家へ来い、そこで装備を渡す。」

「わかった。」

 

 

 放課後・・・一夏を拾って家へ帰り箒の家へ行くための装備を渡す。

「行くときはこれを着ていくぞ。」

「なんだ?この黒い服は」

「それは着てるだけで監視カメラに映らないようになっている服だ。あとお前にはこれを渡しておく、暗視ゴーグルだから暗闇でも安心だ。」

「ありがとう、翔真、ここまで整えてくれるなんて。」

「あと言い忘れてたけど、作戦中は俺の指示に絶対に従ってくれ。へますると面倒くさいことになるからね。」

「わかった、もし回避できない監視がいたらどうするんだ?殺しとかはしないよな?」

「そん時はこれで眠らせる。」そう言い持ち出したのは麻酔銃といくつかのマガジン

「まぁ眠らせるだけだからいいか」一夏も了承し作戦開始まで待つ。決行まであと6時間

 

 

Side 一夏

 6時間後22時ちょうど

 俺は翔真と一緒に箒の家に忍び込む作戦を開始した。

「一夏、ここの通りを今のうちに全力で駆け抜けるぞ。」

「了解」今は篠ノ之神社、箒の家のある山の前に来ている。

 さっきの通りを全力で駆け抜け今は参道の目の前にいる。

「一夏、ここからは参道じゃなくて森を抜けるぞ。」

「了解」

 10分ぐらい走ってようやく箒の家の前まで来た。箒の部屋の目の前であるが庭のところには3人の監視がいる。

「一夏少し待ってろ、今通信機器を無効化する。」そう言って翔真が取り出したのは四角くアンテナが真ん中に四つ並んでいる変なものだった。

「なんだそれは?」

「これはシグナルディスプラクターと言ってな、設置したところを中心に半径50メートルにある通信機器を無効化させる機器だよ」

「で、そのあとどうするんだ?」「こうするんだよ」

そういうと翔真は麻酔銃で瞬く間に3人を眠らせた。

「これで良し」

「すげぇなお前」

「これができなくてどうして一夏を連れてここまで来た」「そうだな」

そういい箒の部屋へ向かう。

 

 

Side 箒

 私は今家に閉じ込められている。父と母が難しい話をしていたけどこれだけは分かった。明日の朝には家族がバラバラになってしまう。それもこれも姉さんのせいだ。そう思っている。だけど最後くらい、私は一夏のことが好きと言いたかった。

 夜の10時私はそろそろ寝ようかと思っていたが突然外で人が倒れる音がした。それも3人分、気になり襖を開けると外には黒い人影が2つあった。

「き、きy・・・」突然の出来事で叫ぼうとしたが口をふさがれる。

「しー、大丈夫だ、俺だ翔真だ。」なんと翔真の声がした。

「しょ、翔真かなんでここに?」

「いやな、お前が別れも言えずにここから去っていくのがどうしても納得できないって一夏が言っていてな、それに協力しただけだ。それに箒、お前も一夏に伝えたいことがあるんじゃないかなと思って一夏と一緒に来た。」

「よ、箒会いに来たぜ。」

「い、一夏・・・」

「それじゃ俺は、色々と工作作業をしてくるから、二人でごゆっくり~」

そういうと翔真は私の襖を閉めて行った。

「そ、その・・・箒、仕方ないとは思っているんだが・・・離れ離れになっちまう前に別れは、しっかりしておかないと思ってな。」

「そう・・・だなしっかりできればよかったんだがな、このことについては翔真には感謝せねばな。」

「そうだな箒」

「そ、それより一夏、私はお前に伝えたいことがある。」

「なんだ?箒」

「わ、私は・・・い、一夏、お前のことが・・・好きだ!」

 

 

 

Side 一夏

「わ、私は・・・い、一夏お前のことが・・・好きだ!」

そういわれた。す、好きって・・・俺のことが、箒を見るとおそらく友達としてではなく違う方の、恋人という意味で好きってことか?

「箒・・・ほんとに俺のことが・・・その・・・恋人とかそういう意味でだよな」

「そ、そうだが・・・」

どうしたらいいんだろうか・・・箒とはずっと一緒だと思っていた。だけど・・・この2日間箒が何も言わずに休んだ時俺は思ったのだ。やっぱり一緒がいいと・・・

ずっとずっと、俺は箒と一緒にいたい、添い遂げたいとこのとき気づいた。

「お、おれも・・・箒のことが好きだ!いつになるかはわからないけど、大人になったら迎えに行く!だから待っていてくれ箒!必ず迎えに行く、そして結婚しよう!」

「い、一夏・・・分かった、それまで待ってるから。だから、ちゃんと迎えに来て一夏」

「任せとけ!」

 このとき俺は思った、必ずこの約束を果たすと、必ず箒と結ばれることを決意した。

 そんな告白シーンがあった直後襖をあけて翔真が入ってきた。

 

 

Side 翔真

「話は終わったか?」

「あぁ終わったよ翔真」一緒に箒もうなずく

「わかった、じゃあ箒にはこれを・・・」そう言い紅色のハロを渡す。

「なんだこれは?」

「それはハロと言ってな、僕の作ったAI搭載のロボットアンドロイドだ、機能としては通信機能やPC機能に加えてISの拡張領域の技術を応用・改良して、荷物を入れたりできるし荷物をハロを持っている人に届けられるようになっている。もちろん通話も可能だし独立した回線だから盗聴や監視の心配はなし、あとは生体認証システムだから他の人には使えないようになっている。あとで一夏にも渡しておくから引っ越し先でも好きなだけ通話できるぞ、ちなみに今登録されている連絡先は俺、一夏、束さんの三人だから。」

「分かった、ありがとう翔真」

「あとは、その・・・悪かったなこんなことになってしまって。」

「え?」

「束さんとあの後話した?してないと思うから言っておくけど、とても謝りたかったみたいだよ。自分のせいで箒と一夏と僕をバラバラにしてしまったってすごい後悔してたから。一回だけでもいいから束さんのところに連絡入れてみて、そして話てみて、箒が思っているよりあの人はとても寂しがりやで優しくていい人だから、一回でもいいんだ、連絡してくれよ。」

「わかった、翔真がそういうなら連絡して話をしてみよう。」

「頼んだよ」

そう言い僕は立つ。

「そろそろ限界だから僕たちは行くよ、一夏帰るぞ。」

「あ、あぁ分かった、ありがとな連れてきてくれて」

「一夏!あの約束、忘れるなよ・・・絶対にな!私、待ってるからな!」

「あぁ!絶対に忘れない!俺は箒だけが好きだ!今までもこれからもそれは変わらないからな!」

「一夏もう行くぞ!」

「お、おう!」

「じゃぁな・・・元気でな・・・いつかまた出会えると信じてるからな」

そう言って箒の家を去る、そして振り返ると箒は笑顔で手を振っていてくれた。

 

 

Side 一夏

 とりあえず翔真の家に帰ってきた。

「一夏これ渡しておくよ」

翔真はそう言って机から白いハロを出した。

「これって・・・」

「さっき箒に渡したものと同じものでお前用にカスタムしておいた。」

「ありがとう!翔真これで箒と連絡が取れるから、あまり寂しくないぜ」

そういって俺はハロを受け取った。

 

 

Side 翔真

 箒がこの街を去っていき数日が経った。そして僕たちは小学5年生になった。

一夏とは相変わらずつるんでいるし、箒の姿はなかったけどハロで相変わらず連絡を取り合っていて、3人で通話することもほぼ日常茶飯事、そして一夏達とは一緒に住み始めた。なぜかってお互いに両親が家にいないからである。だけど最近千冬さんもねーちゃん達も忙しくなってきていた。なので家の管理は一夏と僕でしている。そして今日も学校が始まる。

「みんなー席についてー、今日は転校生を紹介したいと思います。さぁ入ってきて」

「えっと、中国からキマシタ鳳 鈴音デス。よろしくオネガイシマス」

少し片言な日本語をしゃべりながら鈴音という女の子が入ってきた。しかもツインテール・・・かわいい!

「というわけでみんな仲良くしてねー、というわけで席は・・・あ、そこの井ノ口翔真君の隣が開いてるからあそこね」

「はい」

と言って鈴音さんは僕の隣に座ってきた。正直可愛すぎて鼻血出そう・・・。

「鳳 鈴音よ、よろしくネ。」

「あ、こちらこそ、よろしくおねがいします。」なんか硬くなってしまった。

 これが僕と鈴のファーストコンタクトであった。

 そしてこれが僕のハーレムの第一歩になるとは思いもしなかったのであった。




ごめんなさい!鈴との絡みは次回デス。許して・・・出会いといったので間違ってはいないはずだから。
 次回は鈴との絡みと弾との出会いと中学生編です。
原作開始まではもうちょっと?まだ?かかります。ご了承ください。
 それではまた次回お会いしましょう。


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第6話

 今回から一夏達は中学生に上がります。出だしは鈴との出会いの続きです。
あとタグを若干改変いたします。なぜかって?いろいろ突っ込みたかったからね!
 収集を付けられるようにはしたいですね。
 それじゃ今回はノリだけです。どうぞ!


Side 翔真

 昨日天使がやってきた。

そうこの男、前世では鈴LOVEであったのだ。しかも同じクラスの隣の席、もうテンションはマックスだ。

「おはよう、鈴音さん」あくまで落ち着いて声をかけよう。

「ん、オハヨウゴザイマス翔真くん」少し違和感があるが問題なく声をかけてくる鈴音。

「あと、私のことは鈴でいいから。ニホンゴじゃ少し鈴音なんて発音しにくいデショ?」

「お、ならそう呼ばせてもらうよ。なら俺のことは翔でも翔真どっちでもいいから。」

「ならショウマでイイ?」「おう。」他愛のない朝の会話。さらに一夏とも合流し3人で遊ぶ。そしてたまに鈴の両親がやっている中華料理店でご飯を食べる。

 たまにというより慣れてきたらしょっちゅうだった。そしてそんな生活が数日続いたときのある放課後。鈴は数名の男子に絡まれていた。

「おまえ、中国人のくせして俺らに絡んでくるんじゃねぇよ。」

「あ、あんたたちに絡んだ覚えなんてないんだけど。」

「それでもだよ中国人、中国人のくせして学校にいるんじゃねえ」

ただの言いがかりであったが鈴が中国人であることを理由に数名の男子は鈴をいじめた。

 

 

Side 鈴

 私はいじめられていた。中国人だからというだけで。反撃しようとしたがそこは男子である、力の差ははっきりしていた。

 誰か・・・助けて・・・!そう思っていた矢先私を殴ろうとしてきた男子は吹き飛んでいた。

目の前には「悪い鈴!少し遅れた!」と言い翔真が立っていた。

「しょ、翔真・・・」

「おい、お前ら!なぜ鈴を殴ろうとした。」

「それはそいつが中国人だからだ」

「そうか・・・じゃあお前は中国に行ったら日本人だからと、殴られることを覚悟していっているんだろうな」

「う、うるさい!俺達に口答えするな!」

「いつからお前達が偉くなったんだ?力も何もないのに。ただの阿呆なのに」

「う、うるせぇ!誰が阿呆だ!みんなこいつをボコボコにするぞ!」

「「おう」」そう言うとそこにいた男子10人くらいがかかってきた。

私は翔真が危ないと思った。負けると思った。だけど翔真は笑って「ちょっと待ってて、大丈夫だから」と言い、1分もかからなかったかもしれない、それほどの速さで男子どもを蹴散らしていた。

 

 

Side 翔真

 今日俺の天使である鈴が男子にいじめられた。それも10人ほどで。

男子を1分もかからずに蹴散らし、鈴のほうへ行く。

「大丈夫か?鈴」

「う・・・うん、私はダイジョウブ。そっちは?」

「何もないよ。こんな雑魚どもに手間取ってちゃ、お前を守れないしな」

「な、なんで私を守ろうとするの」素朴な疑問だっただろうが、俺の答えは一つだけだ。

「それはお前が友達だからだよ。お前が俺を突き放さない限り俺はお前を裏切らないし、置いてきぼりにはしない。」

「そ、そう」鈴の顔は赤くなっていた。

「んじゃもう帰ろう。あ、鈴の料理屋に寄っていい?こいつら蹴散らしたらお腹空いちゃって」そういうとお腹が鳴る僕。

一瞬鈴はポカンとした後、「いいわよ、今日は何食べるの?」と言ってくれた。

「そうだなー今日は・・・」っと忘れるところだった一夏と合流しないと。

 

 

Side 鈴

「どうしようかな・・・、青椒肉絲定食もいいし、回鍋肉定食もいいし、ラーメンもありかなー、どうしよう」

翔真は私の両親の店で何を食べるか迷いながら歩いていた。

「いい加減決めたら?早くしないと私の家についちゃうよ。」

「俺はもう決めてあるぞ。」

「早くね?一夏、そこは一緒に迷うところだろ。」

「あんたの決断が遅いだけでしょ?」

「そんなこと言ったってお前の親父さんの料理めっちゃうまいんだから迷うだろ!」

「それもそうネ、なんたってここらへんで一番おいしい中華が食べられる店って結構話題のお店なんだもの、おいしいに決まってるじゃん。」

そんな他愛のない会話をしていると、とうとう自宅の中華料理屋についてしまった。

「ほら、さっさと決めて入るわよ」

「あ、ちょっと待ってくれ、鈴」

「またなーいっとただいまー」そう言い店の扉を開ける。

 

 

Side 翔真

 「ただいまー」と言って鈴が引き戸を開けると、「おかえりなさい。鈴」と言って鈴のお母さんの林杏(リンシン)さんが出てきた。

「あ、お邪魔します、林杏おばさんまた食べに来ました。」

「あらー翔真君と一夏君じゃない。いらっしゃい」

「はい、お邪魔します。」と言い僕と一夏が入る。

「あなたー、翔真君と一夏君が来たわよー。」

「あいよーっと翔真と一夏!今日は何食べるんだ?」

「えっと、俺は青椒肉絲定食で!」一夏が注文する。

「ほら翔真は何食べるのよ」鈴が聞いてくる。

「それじゃ、酢豚定食でお願いします。」

「あいよ、じゃあ少し待ってくれよすぐ作るからな。」

そういい鈴のお父さん高衢(コウク)さんと林杏さんが厨房へと消える。

「じゃあ私、荷物おいてくるから」そう言い荷物を置きに奥へ入っていく鈴、その後ろ姿を僕は見つめていた。

「翔真・・・お前鈴のこと好きだろ」爆弾発言をする一夏

「ば、馬鹿なこと言うんじゃねぇ!そ、そんなことあ、あるわけ「あるな」い」

おいこいつ、今心読みやがったな。

 確かに鈴のことは好きである。なんせあいつは可愛いし、しかも両親どちらとも料理はうまいし鈴もきっと料理はうまくなるだろう。しかも前世では鈴LOVEであったし、これは必然であろう。

「ま、まあ、俺は鈴が好きだよ・・・あいつのことが好きだよ・・・まったく、そういうお前のほうは箒とはどうなんだ?」

「ん?箒か?毎日夜テレビ電話してるぞ?学校以外では外出できないから会えないけど、こうやって顔を毎日会わせられるようになっているのは翔真のおかげだって言ってたぞ。ありがとな本当に・・・早くあいつを迎えに行ってやりたいんだが、まだ無理だしな、あれがあるだけで俺は頑張れるよ。本当にありがとう」

「そうか・・・ならいいんだ」

そんな会話していたら鈴が帰ってきた。

「お待たせ」

「お、おかえりー」

鈴が来たので鈴も会話に混ざる。と、次の瞬間料理が運ばれてきた。

「はい!酢豚定食と青椒肉絲定食ね」

「「ありがとうございます」」俺と一夏の前に料理が来る。

「それじゃあ」「おう」「「いっただっきまーす」」声を合わせて挨拶をして食べ始める。

 その日は鈴の家で中華料理を食べ3人でいつも通りの会話をして何気ない日常の1日が終わった。

 

そんな日常が3年続いた、中学2年生の夏のことである。

 第2回モンド・グロッソ決勝戦当日、俺と一夏は開催国のドイツに観戦に来ていた。

「今日の決勝戦勝てば僕たちの姉さんが2連覇を達成するな。」

「そうだな翔真、千冬姉ならできるだろう。」

そんな会話をしながら観戦席に行こうとするが、突然後ろから銃を突きつけられる。

「動くな!私たちについてきてもらうぞ。」どうやら誘拐目的らしい。

そんな時俺たちはアイコンタクトで撃退することにし、反撃。

 一夏と俺は同時に振り向き銃を持つ腕をはたき銃口をそらし持っている腕を曲がらない方向に曲げ銃を手放させる。この間0.5秒そして手放した瞬間に蹴りを叩き込み敵を後退させ、反対側に全力で走る。こんなこともあろうかと、俺たちはこの瞬間に備えて返り討ちにする訓練をしていたのだ。

 

 

2年前第1回モンド・グロッソ終了後

「なあ翔真、次の大会は一緒に現地に行って見ようぜ!」

「そうだな!姉さん2人と千冬さんがタッグとソロで圧倒的な優勝を見せつけたんだ、次こそはそれを現地で見ようぜ!と、その前に」

「その前に?」「訓練しないとな!」

「なんでだよ見に行くだけじゃないか。」

「だからだよ一夏、外国は日本ほど治安は良くない。だから負けた国のやつらが逆恨みして俺たちを脅迫材料にするのかもしれない。そんなことになったら俺たちは姉さんや千冬さんに迷惑をかけてしまう。だからそうならないように訓練するんだ。」

「わかったそれならやろう!」

 

 

こんな会話をしていたのだ。だから今回の誘拐事件は未遂に終わった。全力でスタジアムを駆け抜け、大通りに出て人込みに紛れる、そしてハロを使いマッピングされたベルリンの町の表の道から裏の道を使いまくり追っ手を撒いてスタジアムに戻ってきたのだった。そしてタッグとソロの決勝戦が終わり優勝者インタビューで一夏と俺が呼ばれ壇上に上がらせられる。

「タッグ部門優勝者、井ノ口姉妹の弟さんに聞きます。今の気持ちはどうですか。」

「とっても、とっても嬉しいです。俺の姉ちゃんが2連覇を達成できるなんて、本当に最高の気持ちです!」

「次に、ソロ部門優勝者織斑 千冬の弟である一夏さんに聞きます。今の気持ちは!」

「俺にとって千冬姉は最高の家族です。そして俺は千冬姉に恥じないような男になりたいです。」

「そ、言うわけで以上優勝者ならびに家族のインタビューでした!」

そして閉会式が終わり俺たちは、日本に帰った。もちろんみんな同じ飛行機のファーストクラスで帰った。

 

 

2日後・・・

 「いいよなぁーお前たちはドイツで試合が見れてよー」文句を垂れている赤髪の少年は五反田 弾である。こいつは中学に入った時に絡んで来た新メンバーだ。

「そんなこと言わないの!あの二人の姉が日本代表で出たんだから招待されるのは当たり前でしょ?しかも第1回で優勝してるのよ、呼ばれて当然じゃない。」というものの鈴お前は盛大な勘違いをしているぞ!もとはといえば俺の姉ちゃんたちと千冬さんが「弟を連れて行かなければ私たちは代表を降りる」とわがままを言ったためだ。

「で?ドイツに行った感想は?」

「そうだね、ドイツ本場のソーセージはうまかったな」

「あ、あと街並みは俺結構気に入ったぞ」

一夏と俺で口々にドイツの感想を言っていく。

 二人してドイツのことは結構気に入っていたし、近い将来また来ることもある人に約束していた。

 

 

Side ???

「やっと見つけたぜ・・・。井ノ口翔真、織斑一夏、今回こそはやってやるぜ、楽しみに待っていいろよな。ックク」

 物陰で何者かがほくそ笑む。翔真と一夏の手に何者かの手が差し迫ろうとしていた。

 




というわけで中学まで盛大に飛ばしました。だって日常が続くならそこ飛ばしたほうがいいよねってね。
 次回は、あの誘拐しようとした組織との直接対決です。翔真と一夏の運命はいかになるか
こうご期待。
 作者の気まぐれで予定が変更され番外編の可能性もあると思います。
正直番外編と次の話はどちらもできているんで同時投稿でもいいかなと思ってます。そうなると次回投稿は明後日かもしれません。あと作者が学生なので学校始まるまでには10話以上に行っておきたいところです。モチベーションがいつまで持つかはわかりませんがね。
 それでは次回またお会いしましょう。(@^^)/~~~


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番外編1束おねえちゃんとの別れと約束

 今回は番外編です。前話に書いた通り7話と同日投稿です。時間的にはこっちが先です。
初の番外編ですですのでどうぞ期待しないでください。以上作者でした。


Side 翔真

 これは僕と一夏が箒と離れ離れになる数日前の話である。休みの日に突然束おねえちゃんが僕の家にやってきた。しかもとても暗い顔をしていた。

「どうしたの?束おねえちゃん」そう言った瞬間僕は抱きしめられた。

「ごめんね・・・ごめんねしょうくん、私逃げなくちゃいけなくなっちゃった。」そうおねえちゃんは切り出した。

 予想はついていたのだ白騎士と緑の光事件後おそらく束おねえちゃんは世界から狙われるであろうことが。僕が原作介入しようがなかろうが結局はこんな結末にたどり着く。だって僕が作ったGNドライブも束おねえちゃんが作ったと世間は思ってる。

「大丈夫だよしょうくん、あの約束は忘れてないよ。大丈夫、絶対戻ってくるから。」

「束おねえちゃん・・・いやだよ・・・こんなの嫌だよ・・・」でも絶対に嫌だ、離れたくないだって僕は束おねえちゃんと一緒にいろんなものを作りたい、新しい宇宙船だって設計できている。新しい機体も、新しいツインドライブシステムという新システムも、いっぱいいっぱい作りたい。そんなことを思っていたら涙が目からあふれてくる。

「いや・・・いや・・・束おねえちゃん行かないで・・・一緒に連れてって・・・」

「ダメだよしょうくんには、ほのちゃんとかーちゃんがいるんだから束おねえちゃんと一緒に行けないよ。本当は連れて行きたいんだけど・・・あの二人が怒るからね、束おねえちゃんだって我慢してるんだよ。だからしょうくんも我慢して?お願い。」

「やだやだやだああああああああああ!」

駄々をこねる、だけど束おねえちゃんは一緒に行こうとは言ってくれない。

「大丈夫!束おねえちゃんはちょっとの間世界から姿をくらますだけだから。絶対に帰ってくるから。大丈夫だよ!しょうくん」

「ほんと?ちゃんと帰ってくる?ちゃんと僕を置いていかない?」鼻声で問う。

「大丈夫、ちゃんと帰ってくるし、置いても行かないよ、束おねえちゃんを信じなさい!」

 そう言って抱きしめてくれる。別れを惜しむように。頭では分かっていた納得していた、けど心だけがそれを拒絶した。だから別れたくないと言い泣いた。

「大丈夫、しょうくんにこれをあげる、特性束人形だよ!それを束おねえちゃんの分身と思って大事に持っててねこれがあれば離れていてもしょうくんと束おねえちゃんは一緒だから!」

「うん!大事にする!」

「じゃあおねえちゃん行くね!絶対待っててよね、絶対に迎えに来るから」

「うん、じゃあちょっとだけばいばい!」

「ばいばい!しょうくん」

そう言って束おねえちゃんは去っていった。それからというもの束人形を家の中では常に持っていた。学校に持っていくのは恥ずかしいので学校にはもっていかなかったがそれでも、常に持っていた。

 それは鈴が転校して来て一夏と3人でいるようになってもそれは続いた。一夏はこのことを知っていたが、鈴には隠してくれていたのはありがたかった。

そして一番驚いたことがこの人形アンドロイドで動くのだ。束おねえちゃんがいなくなった夜寝るときやっぱり泣いた、束人形を抱きしめながら泣いていたらこの人形が頭をなでてくれた。束おねえちゃんと同じ匂いもした。でもそれだけでも僕は安心できた。この束人形がずっとそばにいてくれた。帰ってきたときも真っ先に出迎えてくれた、夜寝るときもずっと抱きしめてくれた、何より束おねえちゃんの温もりを感じれた。だから僕は寂しくなんてなかった、この束人形のおかげで、いや・・・人形ではなくて今は・・・「ちび束おねえちゃん」がいる限り僕は束おねえちゃんとつながっていられるから。だから・・・、

「大丈夫だよ、束おねえちゃん。ちゃんといい子で待ってるから、早く迎えに来てよね?束おねえちゃん。」

 待ってるよいつまでも、必ず迎えに来てくれるから。

 待ってるよいつまでも、おねえちゃんのことが好きだから。

そんな時夢を見た、心地よい夢、束おねえちゃんが迎えに来てくれた夢。そんな夢を見た僕は次の日の朝からは、寂しくなんてなくなっていた。だってしっかり迎えに来てくれたんだから。夢の中でもいい、迎えに来てくれた、だから今度は夢ではなくて現実で迎えに来てね?束おねえちゃん。




 今回は番外編でした。束さんが行方をくらますところ書いたけど・・・これは難産だったな、2時間くらい書いてこのくらいしか書けないとは、まぁかけてよかった良かった。
 次回の7話目からサブタイトルを正式に採用したいと思います。
 
そしてなんとお気に入り件数が100件を超えました。ありがとうございます。作者として一層の努力を続けていきますのでよろしくお願いします。
 感想は常時受け付けておりますし、ちょくちょく確認しているので返信も手早くさせてもらっています。
 ご意見ご感想お待ちしています。
 それではまた次回(@^^)/~~~


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第7話 亡国機業との接触そして

 どうも作者です。今回は初のIS同士との戦闘です。うまくかけてなかったらごめんなさい
もっと精進いたします。
 あと今回は番外編との同日投稿です。


Side 一夏

 今日も学校を終え家へ帰る。翔真とは一緒に住んでいるので帰り道は同じだ。今日は鈴の中華料理屋にはいかなかったから家へまっすぐ帰ろうとする。

「なあ、翔真今日の晩飯はどうする?何作るか迷ってるんだけど。」

「うーん、そういえば今日千冬さんと姉さんたちが帰ってくるし、何か豪華に行きたいような気分」

「だなー、せっかく久々に帰ってくるんだからな、なんか気合入れて作りたいよな」

そう言い翔真と帰り路を歩く。現在千冬姉と翔真の穂香さんと嘉穂さんはIS学園で教師として働いている。だからめったなことがない限りは帰ってこないのだが、今日の夜から明日の1日は帰ってくると聞いた。今日の晩御飯はどうしようかな・・・冷蔵庫の中のものを見てみなきゃな。

 そんなことを翔真と考えていたら、後ろから不穏な気配がした。

 

 

Side 翔真

「一夏・・・後ろ・・・」

「おう・・・分かってる、何かやばいやつがいる」

「どうする?相手するか?」

「したほうがよさそうだな・・・千冬姉達を巻き込みたくないしな。」

「そこ、お前らしいよな一夏」

「それはどうも、姉には心配や迷惑をかけたくないんでね」「それは俺も同感だ」

そう言い振り返る。

「そこにいるのは分かってるんだ!出てこい!」「俺たちに何の用だ!」

声をかけると、オレンジ色の長髪の女性が出てきた。

「何者だ!お前は何の目的をもって俺たちを付け回す!」問いただす。

「それはお前たちを殺すためだよ!死ねぇ!」突然ISを展開し襲い掛かる。

「ISを持ち出せば無抵抗に殺されると思っているのか!」そう言い俺はОガンダムをもとに新しく製造したISエクシアを展開し攻撃を受け止める。(ちなみにISコアはОガンダムと同じものを使っている)

「何!?ISは、女にしか使えねぇはず!なのにお前はなぜ動かせる!」

「お前、例外という言葉を知らないようだな?俺はその例外なんだよ、そして今束博士はISを男でも動かせるように研究してるんだ、もうすぐ女性だけに動かせるという欠陥もなくなるはずだぜ。」ちなみに俺のIS適正はSSSの最高のS+をはるかに限界突破した適性がある。その気になればビットだって動かせるが、俺にまだその技量がないため取り付けていない。

「そんなバカなことがあってたまるか!まずは織斑一夏!ISを持っていないおまえからだあああああああああああ!」そう言い一夏に攻撃するがそれをよける一夏。

「へっ!そんな攻撃、当たらないぜ!」俺と訓練してるんだから当たり前だ。ISと生身で対峙しても逃げられるだけの実力はつけたからな。

「なんだと!?」女が驚愕する。

「おっと、お前の相手は俺だぜ!」そう言ってけりを入れる。

「クッ!舐めた真似を!このオータム様をなめんじゃねええ!」そう言い立ち上がり戦闘を続行しようとしている。

「一夏!お前は走って大通りにでろ!わざわざ人通りが少なくなるこの通りで襲撃しようとしたんだ!見られるのはまずいからなんだろう。だから早く!」

「翔真はどうするんだよ!」

「俺はこいつを足止めするから!早く!」ISを倒せるのは現行兵器ではなくISでしか倒せない。だから俺は戦わなくてはならない。

「後で俺も追いつくから!こんなとこで姉さんより先に死んでたまるかってんだ!」

「わかった。お前もすぐに追いつけよ!」「あぁ!」

会話を交わし一夏は逃げる。俺は一夏が攻撃対象にならないように立ち回る。

「チイィ!邪魔だ!どけ!お前はあいつの後で殺してやるから待ってろ!」

「そうは問屋が下ろさないよ!お前の相手は俺しかいねぇよ!」もい一度蹴りを入れ距離をとる。

「どうせお前らのことだ、自宅の場所も分かってんだろ?ならどっちがさきでもいいじゃあぁねえか」

「ククッならお望み通り!お前から殺してやるぜぇ!」襲い掛かってくるオータム。

ISでの初戦闘だけど勝って見せる!

 

 

 

Side 三人称

「おらぁ!」「はあぁッ!」お互いの剣が交じり合う。オータムは打鉄に乗る。対する翔真はエクシア、性能差から翔真が当初圧倒的と思われたこの戦いだがそれは儚くも崩れ去る。

 オータムは性能差を技量で埋めて翔真を追い込んだ。翔真は翔真でIS初戦闘であるため慣れてはおらず、防戦一方となってしまった。

「おらおらあ!さっきの威勢はどうしたあぁ!」苛烈な攻撃を仕掛けるオータム

「ック!あくまで足止めだから耐えればいいが・・・きついな・・・」戦いの転機をつかもうとするも、オータムがそれを与えてはくれなかった。そしてオータムは翔真に蹴りを入れ距離をとらせた。

「カハッ・・・!グ・・・足止めとはいってもここまで強いとは・・・俺も本気で行かざるを得ない!」

「そう来なくっちゃな!来い!」

「トランザムッ!」そういうと機体が赤く輝き出し、機体の性能が3倍になる。そしてオータムに攻撃を仕掛ける。

「早いっ・・・!後ろッ!?いつの間に!グアッ!」攻撃を入れSEを削る。

 オータムは後ろに下がるが、「そこは俺の距離だ‼」と言われ間合いを一瞬で詰められてSEを削られる。

(こいつは早いが・・・ただ早いだけでごり押ししてくる・・・避けられねぇが防げないわけじゃない!)そういうとオータムは翔真の攻撃を防御したのだ。

「何ッ!そんな馬鹿な!トランザムの攻撃を見切るなど!」

「それができるんだなぁ!オラァ!これはさっきの礼だ!」また蹴られる翔真

「こ、このままではッ!」壁にたたきつけられる翔真

「いい加減降参したらどうだ?ん?」オータムのそんな提案に翔真は、

「降参?そんなもの糞くらえ!俺は負けねぇ!勝って一夏に合流して家に帰るんだああ!」だがトランザムは限界時間となり通常に戻ってしまう。

「だけどな、お前の切り札ももうないどうやって戦う気だ?」

 

 

Side オータム

今この井ノ口翔真に降参を促したが応じる気はなし。むしろまだ戦えるという目だ。だがこいつの切り札も潰した。今更どう戦うってんだ?だがあの眼・・・ほう、こいつは世の中の男とは違うようだ。確かな信念をもってこのISを扱っているようだ。

 それプラス翔真の顔はイケメンだった。そのことも相まってこんな結論にたどり着いた。

 さっきから変な感覚がしていたが・・・そうかこれが男に惚れるってことか。スコールに惚れた時とは違う感覚だな。そうだ、あいつは俺のものにしよう、そうしよう。

 オータムの中で一つの考えが浮かんだ。そして

「絶対お前は俺のものにする!」

 

 

Side 翔真

「は?」なんだって?オータムは俺を自分のものにするって言ったのか?今。どういうことだ?

「もう一度言う!井ノ口翔真!俺と来い!そして俺のものになれ!」どうやら事実みたいだ。

「嫌だね!誰がテロリストのものになんか!」「なら力づくで連れて行く!」

そう言い合いお互いに突きの構えをとり、翔真とオータムは瞬間加速を使い、突貫していく。

「「はああああああああああああああああああああああああああああ‼」お互いの叫びが周囲にこだまする。

 

 

Side3人称

 結果は、相打ちであった。打鉄を使っていたオータムは爆発により空中へ吹き飛ばされ、仲間に回収された。

 一方翔真は、壁にたたきつけられた。ISの生命維持機能があったので気絶はしなかったもののエクシアはボロボロになってしまった。

 この戦いでお互いに目立った外傷はなかった。なぜならオータムは翔真をできるだけ怪我させずに連れて行くために、翔真は絶対防御を突き抜けないようにしていたためであった。軽い擦り傷などはあるが気にならないほどで、転んだといえばごまかせるくらいだった。

 そしてエクシアを待機状態に戻し、翔真は一夏に合流しようと大通りへ向かった。

 

 

Side 翔真

「何とかなったけど・・・エクシアのダメージレベルがDに届いちゃったか。」

「翔真!大丈夫か!?」

一夏が駆け寄ってくる。

「あぁ。この通り大丈夫だが・・・エクシアが壊れちまったよ・・・」俺は顔を曇らせる。

「でも翔真は怪我ないんだろ?なら新しく作ればいいじゃないか」

「おう!そうだな」そう言い改めて一夏と一緒に家路につく。

「さて一夏、買い物の時間が無くなってしまったが・・・大丈夫か?」

「大丈夫だぞ、冷蔵庫にはまだ食材が余ってることを思い出したからな。」

「そうか、じゃあ明日だな買い物は。」「おう!」

 いつもの日常に戻る俺たち。今日の出来事は誰にも話さないことにした。姉さんたちに心配かけたくないからね。そのことについては一夏も同意してくれた。

 だけど今日、確かに日常が崩れ去る音を聞いた俺たちであった。けど、俺だけはここから日常は崩れてしまうということは分かっていた。

だが、一夏だけはそれを分かってはいなかった。

 

 

 




はい、番外編との同日投稿の7話です。今回からしっかりサブタイトルつけることにいたしました。
 番外編でも申し上げましたが、お気に入り件数が100件を超えたので、厚くお礼申し上げます。ありがとうございます。これからもこのSSをどうかよろしくお願いします。
 感想も書いていただけると作者のモチベーションアップにつながります。

というわけで次回は、鈴との別れと、IS学園入学をやろうかなと。あと、新しい専用機を主人公に作らせます。2話の設定集に書かれてあったものに乗せます。
 やっとここまで来れました。もうすぐ原作開始なので、あと少し待っていただきたいと思います。
 それではまた次回(@^^)/~~~


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第8話 鈴との別れ、運命の時

 今回で原作開始前最後です。原作開始の話どうしようかな・・・。
 やれるといいけど。では今回はサブタイトル通りです。どうぞ!


Side 翔真

 俺たちが襲撃されてから数か月経ち、もうそろそろ俺たちも中学3年になろうとしていた中学2年生の3月、原作ではここで一旦鈴が離脱する予定になっている。そして一夏にプロポーズめいたことを言う時期である。

 だが翔真は前世からの鈴LOVEであり原作介入お構いなしにやっていたので鈴の好意の矛先は見事に翔真に向いていた。

「なんだ?鈴、こんなところに俺残して。」ここは鈴と俺がいつも帰り道が分かれるところである。そこで鈴は俺だけを引き留めた。

「いや、あの・・・そのね?明日私中国に帰っちゃうでしょ?だから翔真に最後に伝えたいことがあってね・・・」顔を赤らめながら鈴は思いを伝えようとする。

「あ、あのね!料理が上達したら毎日あたしの酢豚を食べてくれる?」と言った。

「ま、毎日かー、それだと飽きそうだけどお前の料理の腕が上達したらどんな料理だって食べてやるから。安心しな。」

「ほ、ほんと?じゃあ料理が上達したらほんとに毎日私の料理を食べてくれるの?」

「ほんとだ、俺は期待して待ってるぜ。たまに作ってくれるお前の酢豚はうまいんだからな、そのほかの料理も絶対にうまくなるはずだから期待してるぜ。」

「わ、わかったわ!なら期待して待ってなさい!そして、この約束忘れたら承知しないんだからね!」

「りょーかい。大丈夫だよ、絶対忘れはしないさ。」俺は鈴LOVEなんだ忘れるわけないし、忘れなれないよ。一時的な離脱だけどやっぱり寂しくなるな・・・。あと一年が長くなりそうだ。

「それじゃ、私はもう行くから。またいつか再会しましょう!」「あ、ちょっと待って。これあげるから。」そう言いハロを差し出す。

「何?この丸いロボット」

「これはハロって言って俺が開発した俺たち専用のネットワークを使用したAI搭載型アンドロイドだよ。これがあればいつでも俺や一夏に連絡できるようになっているから。たまにでいいからこれ使って連絡してくれよな。」

「あ、ありがとう。もらっておくわね。それじゃ今度こそ私はこれで、ハロで連絡するわ。じゃあまたね翔真。」

「ああ、またな鈴!」そんなやり取りを最後に鈴は中国へと帰っていった。このすぐあと中学3年になったが、鈴がいなくなってとても寂しかった1年だった。

 

 

それから半年後・・・受験シーズン真っ盛りのこの時、俺たちは一夏と共に藍越学園の入試を受けるために会場に向かっているが、俺と一夏は盛大に迷った。

 

 

Side 一夏

 みなさんこんにちは、インフィニット・ストラトスの主人公である織斑 一夏だ!今は、藍越学園の入試会場に向かおうとして絶賛迷子だ!誰か助けて・・・。

「おい一夏誰に言ってるんだ?それ」

「いや、なんか言わないといけないと思って。」

「とりあえず鍵が開いてそうな部屋の前まで来たはいいが、どうする?」

「開けて中の人に聞いてみようぜ、多分わかるはずだから」

「それもそうか」と言い俺たちは扉を開け中に入るがそこには誰もいなかった。

「すいませーん、って誰もいないのか・・・」が目の前を見るとそこには2機のISが鎮座していた。

「な、なあ翔真・・・ここってもしかしてIS学園の適正テスト会場なのかな・・・」

「恐らくそうだろう・・・ってこいつは打鉄だな、こいつは改造しやすくていい機体って言われてるんだよなー」と言い触ろうとする。

「へーそうなのか」、男だから触れても問題ないし、めったにないことだしこっそり触わろう。

 そう言い一夏が触るとISが光を放ち一夏はその光にのまれ、ISを装着していた。かくいう翔真も触ってしまったのでもれなく翔真もISを起動させていた。

 

 

 

Side 翔真

 一夏がISを起動させた。これは俺にとっては問題ではなかった。原作で知ってるし。

だけど予想外だったのがその事後処理であった。もちろん藍越学園の受験は取り消し、そして男がISを動かしてしまって世間は大騒ぎ、俺と一夏の住んでる家にはマスゴミが押し寄せ外には出られない、などなど原作ではちょっとしか触れてなかったが想像以上に大変だった。

 そして一番大変なのが、俺たちの姉ちゃんたち3人の対応である。

「まったく!お前たちはどうしてISに触ったんだ!」そう現在千冬さんのお説教中だ、誰か助けて。

「翔真!聞いているのか!まったく散々言ってきただろう!自分の行動に責任を持てと!束と一緒に何かものを作っていた時のほうがまだ可愛かったぞ!一夏!お前も聞いているのか!」そんなことを言われつつ聞いてないと拳骨を食らっていた。超ーいたいっす千冬さん。しかも何度殴られても頭蓋骨割れないギリギリのラインで殴ってくるからさらに痛い。「ち、千冬ちゃん?その程度でいいんじゃない?」と穂香姉さんが助け舟を出してくれるが「こいつらにはもっと言い聞かせないとだめだ!」と言い助け船を沈めやがった。

 こんなことがありながらも俺たちはIS学園に入学することが決まった。しかもお説教の最後にIS学園の参考書を渡された。一夏と俺は参考書の厚さにげんなりしながらも残りの中学生の期間をISの学習に突っ込んだ。そのかいあって入学前には、1年生の内容なら問題なくできるようになっていた。そしてついに、IS学園に入学である。

 これからどうなるのか、大体翔真には分かって入るが原作にバンバン介入しているのでどうなるのか翔真にもわからなかった。




 というわけで今回までが原作開始前です。
次回予告するといつもの代表のとこまでですはい、
あと次から第1部デス。このシリーズしっかり完結できればいいな。
とういうわけでまた次回(@^^)/~~~


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第1部IS学園1年生編 season1 嵐の前の静けさ
第9話 IS学園入学そして一夏恋人との再会


今回から原作開始の第1部に入ります。順調にいけば1年で亡国機業との決着をつけて2年生から2部の日常回シリーズにしたいのですが・・・いつになるんだろ(´・ω・`)
 ということで今回から1部IS学園1年生編 season1 嵐の前の静けさ です。どうぞ!


Side 翔真

 い、痛い・・・覚悟はしていたが、こんなにも女子からの視線が痛いとは思いもしなかった。

ISを一夏と一緒に動かしてしまってから約半年ついにIS学園へ入学であるが、何分世界でたった二人のIS操縦者である。しかも翔真は白騎士と緑の光事件の時の緑の光を放つ機体の操縦者であったが公表はしていないため皆は知らないので動物園でパンダを見るような視線を女子から向けられていた。

「一夏・・・大丈夫か?俺はダイジョウブじゃない。」片言になりつつそんなことを小声で言う。

「お、俺もこれは無理だって!こんな注目されるなんて思ってもみなかったし。」一夏も無理なようなそんなことを言う。

「みなさんおはようございます!私はここクラスの副担任の山田 真耶です。よろしくお願いしますね、みなさん!」と、先生が自己紹介とあいさつをするが反応はなし。

「え、えっと・・・そ、それでは出席番号順で自己紹介をしてください。」少し慌てる山田先生。

 えっと自己紹介どうすればいいんだ!俺ダイジョウブじゃないんすけど!

「い・・・くん、いのぐちくん、井ノ口君!」「は、はい!」

「あ、気づいてくれましたか。あから始まって今いのところなんです。次は井ノ口君ですので、自己紹介お願いします。」山田先生が自己紹介を促す。

「え、えっと、井ノ口 翔真と言います。えっと・・・」女子から他にないのかという視線を向けられるが・・・「い、以上です!」「ガタッ」みんながずっこける。

 仕方ないだろ。これしか言えないんだし。そう思っていると、ゴンッと頭を殴られた。

「おい、井ノ口お前自己紹介もろくにできないのか!」千冬さんが目の前に立っていた。

「お、お前は!呂布奉先!」「いやそこは関羽だろ」隣の一夏が突っ込む。ゴンッゴンッ!

「誰が三国の英雄と飛将軍だバカ者どもが!」「「ち、千冬さん(姉)!」」ゴンッゴンッ

「ここでは織斑先生だ馬鹿者ども。」「「は、はい織斑先生」」一夏ともども盛大に出席簿で殴られる。

「あ、織斑先生、会議は終わったんですか?」「ええ、先ほど終わりました。会議とはいえSHRに遅れてしまって申し訳ありません。」「いえいえこれが副担任の仕事なので別に気にしていませんよ。」そんな会話が交わされた次の瞬間・・・

「「きゃあああああああああああああああああああああああああ‼」」一様に女子が叫びだす。

「千冬様、本物よ!」「私、お姉様に憧れて北九州から来ました!」「ご指導いただけるなんて幸せです!」「お姉様のためなら死ねます!」と騒ぎ出すが、千冬さんの反応は冷ややかだった。

「………今に始まったことではないが、よくもまあ、これだけ馬鹿者を集められるものだ。それとも、私のクラスに集中させているのか?新しい嫌がらせか?」

 千冬さんとっても嫌そうに言っていることが俺と一夏には分かったが女子の反応は、

「きゃああああああああ!もっと叱って!罵って!」「でもたまに優しくして!」「つけあがらないように躾をして~!」と、そんな反応だった。ちなみに千冬さんの素を知っている俺たちからすればこの反応にはうんざりしていた。

「で?井ノ口、お前は満足に自己紹介もできないのか?」「い、いやそれはですね織斑先生・・・こんな視線向けられるの初めてでして・・・」「まぁいい、織斑!自己紹介をしてみろ。」「は、はい!」一夏が立つ。

「えっと、織斑一夏です。趣味は料理と身体を動かすことです。えっととりあえず剣道をやっていました。」「井ノ口とは違いしっかりできるようだな。」「これくらいできるって千冬姉って痛い‼」「織斑先生だ!馬鹿者!」今度は一夏だけが叩かれる。

「お、織斑って・・・まさか」「千冬様の弟?」「それじゃあISを使えるのも?」「でも、それだともう1人の方は……………?」そんなことがささやかれる。

「ああ、井ノ口はあのタッグ部門で有名な井ノ口姉妹の弟だ」それ言わないでくださいよ千冬さん。ってか睨まないで・・・失礼なこと考えてませんから!

「そうか・・・そうならいい」ちょっと心読まないでくださいよ織斑先生!

「井ノ口姉妹の弟ってのも言われるとなっとくね・・・」女子が全員同意の意味で頷く。

 その直後授業開始のチャイムが鳴り一時限目が開始する。

「というわけで今世界には456個のISコアしかありません。ここまでで何かわからないところがある方はいませんか?」そう言い俺たちのほうを見る。

「織斑君と井ノ口君は分からないところはありませんか?」問いかけられる俺たち。

「「いえ大丈夫です。」」口をそろえて大丈夫だと伝える。

「よかった~わからなかったらどうしようかと思いましたよ。」山田先生は安どの表情を浮かべる。

「いえ、参考書よりわかりやすいので助かってます。」俺がそう言うと、「は、ほんとですか!ありがとうございます!」山田先生は喜んでくれたようだ。もちろん一夏には、参考書を捨てるなんて馬鹿なことはさせてない。だから一夏も授業にはついていけてる。と、ここでチャイムか、休み時間だな。

「あ、チャイムが鳴ったので今日はここまでです。」「「ありがとうございました」」

挨拶をして休み時間に移る。そこで教室でつい先ほど見つけた箒に目線を向けるとこっちへ来て、「一夏、翔真、久しぶりだな、こうやって同じ学校に通うのは。」声をかけてきた。「お、箒!こうしてハロなしで会うのは6年ぶりだな」

「箒、また会えるとは嬉しいよ、また俺たち3人で仲良くできるのはいいことだな。」

「そうだな・・・っとここは皆の視線が集まるから屋上に行かなか?」「「いいぜ」」箒の提案に俺たちは乗り屋上へと行く。

 

 

Side 箒

 実に6年ぶりの顔合わせだ。ハロを通して毎日話してはいたがやはり会いたかった、あって話がしたかったのだ。小学4年生の一夏達との最後の夜は忘れることなどない。こうして一夏は約束を果たしてくれた。

「箒、その・・・約束を果たすから・・・今年からは、また同じ学校になるから・・・俺と付き合ってくれ。」一夏は翔真の目の前であるのにそんなことを言ってくれた。

「ああ!私でよければ、一夏お前と恋人同士になろう。」そう言って抱きしめ合った。

 

 

 

Side 一夏

 俺はとてもうれしかった。箒とまた一緒になれるなんて思っていなかったからだ。そして俺は今日あの時の約束を果たした。こんなにも温かい気持ちになるとは思っていなかった。これが愛してるってことだと思う。俺は箒を精一杯幸せにしよう。

 そう決意し精一杯箒を抱きしめるのであった。

 

 

Side 翔真

 一夏と箒、俺がいること忘れてないか?

「お~いお二人さん!アツアツなのはいいが俺のこと忘れないでくれ~!」

「「ハッ!」」お、やっと気が付いた。それにしても二人がくっついてよかったよかった。

「しょ、翔真!そ、その悪かったな・・・二人の世界に入ってしまって。」

「いや、いいよ6年ぶりに想いを伝えたんだ。こうもなるさ。まぁ時間と場所をわきまえればいいさ、俺の前だったら別に気にしないからいいよ。」これは俺の本心である。

「で、でも翔真、いいのか?」「いいんだよ、気にしなくて俺もすぐに会いたい奴はいるんだ、会えた時にはそうさせてもらうから。」「そうか、そうならいいんだ。」

 まったく暇なやつだぜ・・・俺の心配をするとは。

 

 

Side ???

「これで翔真とまた会えるわね」

「待ってなさい!今そっちに行くわ翔真!あなたは私のものなんだから!」

IS学園に向かう一人の影・・・誰なんだろーなー(小並感)




 というわけで今回はここまで!一夏と箒の再会でした!
次回はセッシーとの絡みですかね、どうしようセッシーヒロインにしようかなどうしよう。作者の順位的には2位ですはい・・・ちなみに3位はシャルでもちろん1位は鈴ですよ。
 それではまた次回!感想とか待ってます!(@^^)/~~~


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第1部開始なので主人公の設定更新します。

 今日はちょっと話を書く時間がないので、主人公の設定を更新しようと思います。あと一夏や亡国機業の面々(今回はオータムのみ)は強化されているのでその具合を書こうと思います。


主人公

【名前】 井ノ口 翔真(いのぐち しょうま)

 

【好きなもの・こと・人物】井ノ口姉妹、束、鈴、一夏、箒、鈴の作った中華料理

           ガンダムとアーマードコア、自分に友好もしくは好意的な人物

            ピアノ音楽、クラシック音楽、ジャズ、アニソン

 

【嫌いなもの・こと・人物】 暴力的な人、自分を否定する人、夢の邪魔をする人

             まずい料理、裏切られること

 

【信条】自分の友達や家族は何があっても守ろうとする。自分を愛してくれる人は全力

    で愛する。裏切った場合は、殺してでも恨みを晴らそうと行動する。

 

【性格】普段はとても友達思いでなんにでも相談に乗ってくれたり、いじめがあればい

   じめを受けている人を助けようとする。(男女関係なく)また、自分を愛してく

   れる人には全幅の信頼を置く。裏切られることを考えていない。

   おいしい料理は大歓迎で、おいしい料理を作ってくれる鈴には恋心がある。

   原作を知っているが介入に関しては、する気満々である。そのためか原作とは違

   う未来に向かっていることは知っていいるが、気にしてない。

 

【略歴】前世では世間でいう秀才であったため天才とおんなじ成果を求められできなけ

   れば「所詮は秀才」と貶められてきておりまた両親からもそんなことを言われ続

   けたため「自分は愛されてない」思っていたためとても愛情に飢えていた。

   もはや死のうと思っていたところに丁度よく手違いで殺してしまったという神に

   会い一人でも生きていける特典をもらい転生する。

   転生直後は「どうせ愛されない」と思っていたが、姉二人がとても深い愛情を注

   いでくれたので特典を自分を愛してくれる人のためにと思っておりまた新しい夢

   を見つけた。現在はその夢に向かい動いている。

   女尊男卑については哀れな思想と言っている。

【備考】戦闘能力は身体能力5倍のためとてつもなく高く、対応を間違えれば生きては帰れない。

 

 

織斑一夏強化スペック

 剣道は中学生の時に部活には入らなかったが、翔真と一緒に鍛錬はしていたため実力的には全国優勝を狙えるレベルであり身体能力も鍛錬を続ければ千冬に追いつけるようになっている。

 唐変木は治っているが箒以外を愛さないと言っていおり翔真と鈴の恋路を応援している。また中学生の時には翔真と鈴をくっつけるために裏で弾と手を回したりしていた。

 ISに関しては学園に来る前に翔真と一緒に勉強したためある程度は理解している。だが参考書だと分かりにくかったところあったが山田先生の教えによりさらに理解を深めている。実技はまだ戸惑いがあるが問題はない。完全停止の実技で穴をあけることもなくなっている。もちろん戦闘能力も強化されており考える頭も持っている。

 

 

オータム強化スペック

 むっちゃ強くなっている。ISの性能差を技量で覆せるほどの実力で第3世代機相手ならば第2世代機で余裕で勝てるほどである。第4世代機相手では操縦者の実力にもよるが第2世代機で相手できるほどである。

 主人公には恋心を抱いており、自分のものにしようと躍起になっている。もし捕まえたら監禁して自分色に染め上げようとしているヤンデレさんでもある。ちなみに、撃退された後は主人公を尾行して主人公の事を隅から隅まで調べている。また鈴と翔真の告白シーンもこっそり見ており、鈴を絶対排除対象としている。

      




 今回はちょっと不明瞭な一夏達のスペックを書きました。明日こそはしっかり描きたいと思います。楽しみにしてた人、ごめんなさい!明日は絶対に続き書きます!
 感想お待ちしています!それではまた次回!


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第10話 クラスはどったんばったん大騒ぎ

今回は、セッシーとの絡みです。どうしようヒロインに入れようかな。迷ってますがそのうち思いつくデショ!ではどうぞ!


Side 翔真

 箒と一夏とともに教室に戻り授業開始前に席に着く。そしてその3分後くらいに始業チャイムが鳴る。そして千冬さんが教室に入ってきて授業が開始される。

 2限目の授業は千冬さん担当のIS概論Ⅰだが千冬さんがあることを口にした。

「そういえば早急に決めなければいけないことがあったのでそちらを先に決めようと思う」

皆が頭に「?」を浮かべるが、千冬さんは続ける。

「クラス代表を決めようと思う。自薦他薦は問わん、推薦者居るか?」千冬さんが見渡すと、「はい!私は織斑君がいいと思います!」「私も!」と一夏を推薦する声がする。

「え!俺!?そんなのやりたく「推薦されたものに拒否権はない」・・・はい・・・」あっさり一夏の拒否権がなくなる。そこへさらに「私は井ノ口君を推薦します!」「私も!」

まさか俺も推薦されてしまった。「織斑先生・・・もちろん俺にも・・・「ないぞ」」

デスヨネー!もう予想はついていたよ!千冬さんの鬼!「井ノ口何か失礼なこと考えていないか?」「イエ、ナンデモナイデス。」心を読まないでください。そんなやり取りをしてると、バァン!と机を大きくたたく音がして後ろの金髪ロールの女の子が声を荒げて言う。

「冗談じゃありませんわ!代表候補生であるわたくしセシリア・オルコットではなくなぜそこの男性二人が推薦されるんですの!面白半分であの二人が代表になるなど納得できません!」怒り心頭という感じでさらにまくしたてる「私はこの学園を首席で入学してさらに実技試験では教官を倒したんですのよ!その私が代表になれず一年を過ごすなど屈辱の極みですわ!」そこへ一夏が反撃する。

「俺も倒したぞ、教官。」おい一夏それ山田先生が自爆しただけジャマイカ。

「な!教官を倒したのは私だけと聞きましたが。」「女子だけではって落ちじゃないのか?」「一夏・・・君、事実だとしてもそれ言っちゃだめだよ・・・。」つい口に出てしまう。

「そ、そちらのあなたは教官を倒しましたの?」「あ、俺?俺も倒したぞ?教官」「あ、あなたまで!?」

 セシリアは驚愕の表情を浮かべる。

でも俺って試験官の人が女尊男卑の思想に染まっていたから身体能力のギフト使って生身で倒したんだよな。あのやられた時の恐怖と絶望に染まる表情は見ていて気持ちよかったな。

「大体文化としても後進的な国で暮らさなきゃいけない事自体耐え難い苦痛ですわよ!?」

なんか言い始めた・・・勘弁して・・・。「イギリスだって大したお国自慢無いだろ。世界一不味い料理で何年覇者だよ」一夏!油を注ぐな!

「な!?美味しい料理はたくさんありますわ。貴方、わたくしの祖国を侮辱しますの!?」「そこまでだ」千冬さんナイスです。

「これより先は一週間後、井ノ口・織斑・オルコットの三名で決定戦を行う。場所は第3アリーナだ、わかったな。」「「「はい!」」」

こうして一週間後に代表決定戦が決まった。

「あと、織斑お前には政府から専用機が支給されるからな到着はちょうど決定戦まえだから、それに乗って試合をしろ。」「わかりました」そんな通達が一夏にあったが他の生徒は口々に「いいなー」など羨みの声が聞こえてくる。

「そういえば井ノ口君は専用機はないんですか?先生ー」そんなことを聞く生徒

「あぁ、井ノ口はもう専用機を持っているからな。別にないわけではないぞ。井ノ口はその機体で出ろ。」

「ちょ、織斑先生!あれはまだ完成してないんですよ!あと1パーツ組み込めば完成ですけど、テストの時間も必要ですし!」そう俺の2代目専用機であるネクロニカ・ガンダムはまだ完成していない。だけどあとはエクシアのGNドライブをくっつけるだけなので大した作業ではないが、テストの時間は必要だと思った。

「それは実戦ですればいいだろう。」「そんなー!」無茶ぶりをする千冬さんであった。

 

 

Side 一夏

 今日から一週間後、翔真とオルコットと俺で試合をすることになった。その夕方、俺と翔真は教室に残っていた。

「なぁ翔真どうする?今日の晩飯。」「どうするか~、冷蔵庫の中もすっからかんだったしな~買い物行こうぜ」「そうだな」そんな会話をして帰ろうと支度をすると、山田先生がはいってきた。

「よかった~、織斑君と井ノ口君まだいたんですね~」安堵の表情をする山田先生は話を続ける。

「これ、寮のカギです。」と言い、二つのカギを持っていた。「山田先生、俺たちは部屋割りが間に合わないので二人で自宅から一週間くらい登下校じゃなかったですか?」

「そこは政府からの要請で無理やりねじ込みました。片方が一人で片方が女子と相部屋です。」そんなことを言われるが・・・。「先生!どっちが女子との相部屋ですか?」翔真が問う。「えっと、1026が一人で1025が女子との相部屋です。」そうかそうか。

「一夏、勝ったほうが一人部屋な。」「了解、恨みっこなしだぜ?」「何年お前と一緒にいると思ってんだ?」「そうだったな、こんなこと言う必要がなかったな。」そんな感じで俺たちは構える。「え、えっと喧嘩はいけませんよ?」山田先生は勘違いをしている。

 この構えは、そう!ジャンケンだ‼

「「最初はグー!ジャンケン‼」」「「ポン‼」」

 結果は、翔真の勝ちだった。ちなみに俺はパーで翔真はチョキだった。

「クッソー!俺は女子とか!」「一夏そういうなって、箒と同室の可能性だってあるぞ」「あ、そっか箒と一緒なら結婚後の予行演習になるな」「だからって盛るなよ?部屋は完全防音しようだからばれはしないがな」そんな馬鹿なことを言い合っていると。

ゴンッゴンッ「お前たちはなんて話をしているんだ、馬鹿者ども」千冬姉がいつの間にかいた。「山田君続きをどうぞ。」「あ、はい」そう言うと寮の説明に入る。

「えッと朝の食堂は、6時から7時までですので気を付けてくださいね。あと大浴場はあるのですがこちらは男子である2人はまだ使えないのでよろしくお願いしますね。」

「「わかりましたー」」「それでは以上です。道草食わないで帰ってくださいね」

「「はい」」そう言い山田先生は出ていく。

「そういえば俺たちの荷物ってどうなってるんだ?」「あ、そういえば」

「それなら私が用意してやったぞ、数日の着替えと携帯の充電器だけでいいだろう。足りないものがあれば今週の休みにでも取りに行け。」と言ってくれた。正直それだけあれば別に文句はなかった。

「千冬姉(さん)ありがとうございます」「学校では織斑先生だ、まぁいいすぐに寮に帰れよ」「「はい」」そう言い寮に行く。箒と同室ならうれしいんだがな。

 

 

Side 翔真

 俺たちは今寮の扉の前にいる。しかも1025室前だ。一夏から箒じゃなかったらどうしようといわれ俺も隣の人は気になったので一目一夏の同室の人を見ようとしていた。

「じゃあ開けるぞ。」鍵を開けノックをする。

「はい」返事が聞こえた後ドアが開く。そこには箒がいた。

「い、一夏と翔真じゃないか。どうしたんだこんなところで。」「よかった~」一夏は安堵していた。

「それはね箒・・・かくかくしかじか四角いムーヴ!とこんな理由でさ、一夏が君のルームメイトなんだ。」

「そうか、それなら分かった。一夏、部屋に入れ。それと翔真すまないな、こんなことまでしてくれて。」「いやいやジャンケンの結果だからな。」「そうか、それでは夕食の時にまた」「ああ、部屋割りが変更になるまでしっかり堪能しとけよ?」そう言い箒たちとは別れ、自分の部屋に入る。

「まだ夕食までには時間あるし・・・荷物整理をしよっと。」一人部屋は気楽でいいと思いつつ荷物整理をして時間になったので箒と一夏と合流し夕食を取る。ちゃっかり二人は恋人つなぎをしていた。

 そんなこんなでまた3人の日常が戻ってきた。この日常に戻してくれたISには感謝しないとね。




 今回は代表戦前まで行きました。鈴は、とりあえず早めに来ます。次回きます。
セッシーはやっぱりどうしようか考え中です。一夏はもう箒しか眼中にないのでやっぱり翔真かな~と思ってます。
 感想はいつでもお待ちしていますからね。まってます
それではまた次回 (@^^)/~~~


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第11話 千冬の思惑と鈴の帰還

 今回は鈴との再会の回になります。原作より早いですけどもう来ます。
そして今回から指摘された会話部分の読みにくさを改善しました。もう少し行間を開けたほうがいいのかは少しわかりにくいので、読者様の感想で書いてくれると嬉しいです。
 それではいってみよう!どうぞ!


Side 翔真

 IS学園入学2日目、俺は一人部屋だから気にせず朝のトレーニングをしようとジャージに着替え外に出るとそこには千冬さんがいた。

「千冬さん、おはようございます。」

「ああ、翔真か。お前も朝の鍛錬か」

「はい、毎日やっていることですし千冬さんが日本代表になるまで一緒にやってたじゃないですか。」

「そうだったな、もう3年くらい前のことだったな。どれ今日は手合わせしてやろうじゃないか」

「お、それはうれしいですね。ではよろしくお願いしますね。」

会話をしながら準備運動を済ませる。

 

「翔真、参考までに言っておくが、ここの学園の外周の道は1周で10キロだからな」

「1周10キロですか、さすが人工島ですね。千冬さんは毎日何周してるんですか?」

「私は2週だな。翔真はどれぐらい走るんだ?」

「そうですね、俺も2週にしておきましょう。」

「そうか、それでは一緒に行こうか。私のペースについてこられるのはお前だけなんだからな」

「わかりました。お供させていただきます」

 そんな会話の後、俺と千冬さんで人工島の外周を20分くらいで走り切る。

 

「久々に楽しい走りができたよ、翔真」

「それはうれしい限りですね。また毎日一緒に走りましょうよ」

「そうだな、私も毎日この時間に走っているからな。お前が遅刻しない限りは一緒に走ろうか」

「それで?まだ時間ありますけど何かしますか?」

「それでは久々にまたお前と組み手をやるか」

「お、そう来ますか、千冬さんと組み手をやるときは手加減をする必要がなくていいからやりやすくて助かってますよ。」

「そんなことは私から1本でも取ってから言え、馬鹿者」

「それではちょっと広いところに行きましょうか」

「そうだな」

俺と千冬さんは少し広い芝生のスペースを見つけて組み手を始める。

 

「まずはどれほど強くなったか見てやる。来い!」

「じゃ、遠慮なく!はあああああああああああああああぁ!」

千冬さんにかかる。

 

Side 3人称

 翔真が右ストレートで顔面を狙うが、千冬に左腕でそらされ右でアッパーを入れられそうになるが左手で翔真はアッパーを止める。

次に左手をつかんだまま翔真は千冬の腹に蹴りを放とうとするが、これが悪手であった。

 千冬は、翔真の左腕の力を利用し、翔真の左側へ身をひるがえし蹴りをよけた後、翔真の腹へ右ストレート。

「グッ・・・!」

苦悶の表情を浮かべる翔真、そして千冬の右拳をつかんでいた左手も放してしまい少し足が浮いてしまう翔真そこへすかさず千冬の追撃が入る。

「どうした、私がいない間、鍛錬をさぼっていたのか?」

 右アッパーを入れられ少しのけぞりながら吹っ飛ぶ翔真

「そんなわけないっすよ!俺だってあんたに追いつけるように鍛錬を続けてきたんだ!ここから行くぞ!」

「それは楽しみだ!来い!翔真、私にその鍛錬の成果を見せてみろ!」

「はい!うをおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

千冬に再度かかる翔真、真っすぐにかかっていき右ストレート。

千冬は左腕で起動をそらすが、翔真はそのまま体当たり。

不意を突かれた千冬の体制が崩れそこへ翔真は左フックを仕掛けるが千冬はガード。

翔真はガードされながらも左フックを振りぬきすぐさま左回転の回し蹴りを繰り出すも千冬の体制は崩れてないので腹に入れようとするが左手で足をつかまれる。

「フンッ!」そう言い千冬は翔真を投げる。

空中に放り出された翔真は空中でオラオララッシュに会い戦闘不能になった。

こうしてIS学園の朝は始まる。

 

 

Side 千冬

 朝私は翔真の朝の鍛錬で組み手の相手をした。

正直言ってパワーがあがっていて驚いた。私でもあと少し力が弱ければ押し込まれていただろう。

「鍛錬をさぼってはいなかったみたいだな」

「そうですよ、俺は千冬さんを超えるのが当分の目標なんでIS学園に行くとか言うことを言い訳にして鍛錬をさぼるわけにはいかないんですよ。」

「ならもっと精進してから挑んで来い。今のお前なら近いうちに私を越せるかもしれんぞ。」

発破をかけておく。

「はい!ならもっと頑張ります!」

「ふふふ、楽しみにしておくよ翔真。」

正直言ってこいつが私を越えた後、目標がなくなってしまってお前が弱くなるのではないかと心配でならないが。

「それでは今日はここまでにしよう。」

「そうですね、それではまた授業で会いましょう千冬さん。」

「ああ、それではな」

そう言い私は翔真と別れるとある考えが過ぎる。

(あいつは私を追い越したらおそらく目標を失ってしまうだろう。そうならないためにもそばでずっと支えてやるのも一つの手かな?)

 千冬のヒロイン化も近いか・・・?

 

 

Side 翔真

 今日も今日とて無難に授業が始まり昼まで続く。

「一夏、翔真、一緒にお昼でもどうだ?」

箒が誘ってくる。

「いいぞー、翔真は?」

「お、いこういこう」

三人でお昼を食べまた午後から授業が始まり放課後になる。

「そういえば、あと4日で試合だけどどうするか?」

一夏が訪ねてくる。

「恐らく今の時期アリーナを使用するための予約ってほぼ上級生で埋まってると思うんだ。だからISの実機は動かせないと思う。」

「先生に相談してみてはどうか?」

箒が提案する。

「あー、俺たちのことを加味してできるようになってるかもな。んじゃ山田先生に相談してみよう」

 俺たち3人は職員室にいるであろう山田先生のところへ行く。

 

 

職員室にて

「かくかくしかじか四角いムーヴってなわけでアリーナとISの実機を貸し出しってできませんか?」

「それなら、男子2人専用で一つアリーナが予約なしで空いているので大丈夫です。実機の方もこちらで教員用のラファールと打鉄を2機づつ貸し出せるので使ってくださいね」

 よかった、俺たちのことを考慮してくれてアリーナ一個貸し切りとは贅沢だな。

「あ、それじゃあ私がそのアリーナとISのところまで案内しますね。」

 そう言われ俺たちは山田先生についていく。

 

 

第2アリーナ格納庫

「それでは織斑君と井ノ口君はラファールと打鉄どちらを選びますか?」

「俺は打鉄で、翔真は?」

「俺はラファールだな」

「井ノ口君、大丈夫ですか?ラファールは操縦性はいいですが初心者だとそれが仇なってしまって機体性能を十分に発揮できない事態に陥りやすいんですが。」

山田先生の純粋な心配があったが俺はラファールを選ぶ。

「大丈夫ですよ。機動力と操作性が高くなければ俺の反応速度についていけそうになさそうなんで。」

「そ、そうですか。ではラファールで決定ですね」

「あ、箒もここの機体借りて訓練してもいいですか?」

「どうでしょう・・・」

「お願いします!」

「お、俺からもお願いします!」

そう言い一夏と俺で頭を下げてお願いをする。

「一夏・・・翔真も・・・」

「わ、わわ!織斑君と井ノ口君頭を挙げてください!」

「「山田先生お願いします。」」

さらに頭を下げお願いする。

「わかりました。それでは話はこちらで通しておきますので、篠ノ之さんはどちらを選びますか?」

「私は、一夏と同じ打鉄でお願いします。」

「わかりました。それではISスーツを着て来てください。この3体はピットに上げておきますね。」

「「ありがとうございます」」

お礼を言い更衣室へ急ぎ着替える。

 

 

第2アリーナピット

 更衣室でどう着替えるかひと悶着あったものの、貸し切りだから壁越しに着替えればよくね?という一夏の一言で収まりピットへ入る。

「あ、3人とも来ましたか。それではISを装着してください。」

そう言われ俺たち3人はISを装着していき、アリーナに出る。

「それではアリーナの使用時間は午後7時までですのでしっかり守ってくださいね」

山田先生はそう言い立ち去って行った。

「わかりました。」

返事をして特訓をしようとアリーナに俺は向かう。

「それじゃあ、まずはISの基本操作に慣れようか。」

俺の提案で今日の練習が始まった。

 そして俺たち3人はお互いにどんな感じで飛んでるか?などを議論し合いながら基本操作に慣れていき、今日だけで問題なく動けるようになり今日の練習はお開きとした。

 ISを格納庫に戻し、アリーナの戸締りをして、鍵を職員室に返して、3人で食堂へ向かい夕食を取り今日も夜が更けていく。

そして俺は床に就きIS学園での生活2日目が終了した。

 

 

翌日・・・

 今日も朝の鍛錬を千冬さんと行い学校に登校してまた日常が始まろうとしていた時、クラスメイト達が気になることを話していた。

「そういえば今日2組に転入生が来るらしいよ。」

「え?このタイミングで?おかしくない?」

「なんて言っても中国の代表候補性で、本国での手続きにミスがあって遅れたみたいよ。」

「へー、じゃあ専用機持ちかな?」

「専用機持ちだって聞いたよ」

「そっかー2組になっちゃたかー」

「残念だねー」

とそんな会話が聞こえた。

(中国の代表候補性か・・・確か鈴もその一人だったな、鈴ならいいんだけどなー)

そう思い席に座っていると、聞きなれた声が聞こえた。

「このクラスに井ノ口 翔真ってやついる?」

声がするほうを見ると、そこには・・・

「鈴・・・?お前、まさか鈴だよな・・・?」

あっけない声が漏れる。

鈴がこちらに来る。

「翔真久しぶりね!あなたの鈴ちゃんただいま参上よ!」

鈴が目の前にいる。

「ほ、ほんとに鈴だよな・・・偽物とかじゃなくて本物の・・・」

「そうよ!私の偽物なんているわけないじゃない!」

「り、りいいいいいいいいいいいいいん!」

そう言い俺は抱き着く。その目には涙が浮かんでいた。

「鈴!鈴!会いたかった!もう離れたくない・・・」

「大丈夫よ翔真・・・私は帰ってきたから・・・ほら、ちゃんとここに居るでしょ?」

そう言い鈴も抱きしめてくれた。鈴の温もりを感じ安心する俺。

「おい、そこの感動の再会をしている馬鹿ども、このクラスが私のクラスということを忘れてないか」

感動の再会に水を差した影を見上げるとそこには千冬さんがいた。

「「げ・・・千冬さん」」

「鳳、お前は2組だろとっとと戻れ」

「は、はい!それじゃ翔真、また昼休み」

「わ、わかったそれじゃな」

ちょっと寂しいが鈴を手放し見送る。

「井ノ口とっとと席に就け。」

「は、はいー!」

急いで席に着いた。

 こうして今日も日常が・・・いや俺にとっての最高の学園生活が始まった。




 というわけで感動の再会です。次回は代表決定戦にしたいな。
多分読者の中には「う~ん」と思うかもしれませんがこれはノリと勢いで書いてるのでそこんところは許してクレメンス。あと千冬さんヒロイン化は決定ではありません。まだ作者の中で迷っています。ちなみに作者は千冬さんは大歓迎です。嫁にしたいですはい。
 え?気持ち悪いって?ごめんなさいでも千冬さんは作者的には全然OKなんです。ほんとです。
 と茶番はこれくらいにして、感想、質問などなど受け付けています。質問はあとがきにて答えさせいただきますので、どしどしご質問ください。
 それではまた次回!(@^^)/~~~


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第12話 鈴とのイチャイチャ、訓練2日目

 今回から鈴ちゃんとイチャイチャいたします。
しかもこれ書いたの飲み会の後だからないつもよりひどいかもしれませんがどうぞ。


Side 翔真

 今日の朝、鈴に再会した。そのため授業は上の空で何度か千冬さんから出席簿アタックを食らっていた。

そして待ちに待った昼休み、俺たちは食堂へ向かうと入口で鈴が待っていた。

「あ、来た来た。しょーまああああ!」

鈴が駆け寄ってくる。

「りいいいいいいいいん!」

全力で向かう俺、そして鈴が俺に飛びついてくる。

「翔真!またこうして一緒に居られるのね!クラスは違うけど隣だから頻繁に会うだろうしね」

「ISの実習は2組との合同だし、授業が終わればイチャイチャし放題だし。あの時みたいにまた一緒に居よう。」

周りから視線を向けられるがお構いなしに鈴と抱き合う。

「それじゃ、お昼にしましょ?あ、一夏久しぶりね」

「俺はついでか!」

一夏の突っ込み

「当り前じゃない」

容赦ない鈴の一撃!

「ほうきー。鈴がいじめるよー」

「大丈夫だぞ一夏!お前には私がいるからな」

あちらも人目を気にせずイチャコラする。

「それじゃ昼飯にしようか!」

4人で食券を持ち食堂のおばちゃんに渡して品を受け取る。

「お、こっちが空いてるぞ」

一夏が席を見つけて四人で座る。順番は、俺の隣に鈴が座り対面に一夏と箒だ。

「鈴、いつ戻ってきたんだ?帰ってくるなら空港まで迎えに行ったものを」

「昨日帰ってきたの。そして何も言わなかったのは感動の再会をさらに感動にするため」

「そっかならいいんだ」

「あんたも怪我や病気ぐらいしなさいよ」

「そんなこと言われたってな~俺体壊さないの得意だし」

「そういって千冬さんとの鍛錬で結構怪我してたじゃない」

「うっ・・・それは・・・」

「まったく、いつも私が手当てしてあげてたんだから。それにアンタまた千冬さんとの鍛錬やり始めたでしょ。」

「な、なぜわかるんだ」

「それはね、恋人の感よ」

「そんなのありかー」

「ありなのよ」

そんな会話をしていると、

「一夏、翔真、この人は誰なんだ?」

箒が聞いてくる。

「あ、そっか箒は知らないんだったな。こいつは 鳳 鈴音。幼馴染で、翔真の恋人だ」

一夏が答えてくれる。

「で鈴、こっちがあの時言っていた幼馴染で一夏の恋人の篠ノ之 箒だ。」

俺も鈴に箒を紹介する。

「私は鳳 鈴音よ鈴って呼んでね」

「私は篠ノ之 箒だ、箒と呼んでくれていいぞ」

お互いに自己紹介をする。

「あ、そうだ翔真、明日からのお昼ご飯はどうするの?」

「あー多分学食だなー」

「そ、なら明日から私がお弁当作ってくるわ。」

「まじか!それはうれしいよ!」

「あの時の約束しっかり果たさせてもらうわよ‼」

「おう!でも酢豚だけじゃ飽きるからいろいろ頼むよ」

「まっかせなさい!絶対においしいお弁当作ってあげるんだから!」

明日からのお弁当の約束をする。

「一夏、鈴の言っている約束ってなんだ?」

「あ、ああそれはな鈴が翔真に告白するときに使った言葉から来てるんだ」

「そうか、それでどんな内容だったんだ?」

「確か・・・『もし私の料理が上達したら、毎日私の酢豚を食べてくれる?』だったかな」

「そ、それで翔真はどう返したんだ?」

「ああ翔真はそれに『酢豚だけじゃ飽きるから、ほかの料理も作ってくれると嬉しいな』って返したんじゃないっけか?」

「惜しいな一夏、俺はこう返したんだ。『それだと飽きそうだけどお前の料理の腕が上達したらどんな料理だって食べてやるから。』って返したんだぜ」

そんなことを言ったら鈴が顔真っ赤にしていた。

「は、恥ずかしいこと言わないでよ・・・バカ・・・」

どうやら照れているようだ。

 そんなこんな会話しているうちに食事を終えて4人で適当に駄弁る。ちなみに昼食を食べ終わったら翔真は鈴を膝に乗せ、後ろから抱き着き喋っていた。翔真いわくこれは、

「鈴成分の補給」と言っていた。

 

 

昼休み終了15分前

「それじゃ、また放課後ね。翔真、しっかり授業受けなさいよ!」

「大丈夫だよ・・・多分・・・おそらく・・・メイビー・・・」

「もう!まったく、甘えん坊さんね。よしよし大丈夫。放課後になったらまた会えるから、ね?」

「うん・・・わかった・・・頑張る!」

「よし!それじゃ、私は2組に戻るわね。」

「おう!それじゃな!鈴」

「ばいばいーい」

そう言って鈴と別れたが。

「一夏・・・もしかして翔真って、鈴といると精神年齢が下がるのか?」

「箒それに気づいたか。そうだ翔真は鈴と絡むと恐ろしく頼もしくなるか、恐ろしく精神年齢が下がるかの二択だからな」

「そ、そうか・・・(私もあんな風に一夏に甘えられたい!)」

そんな会話が聞こえた。

「あ、そうだ鈴を放課後の特訓に誘おう」

鈴の特訓の参加が決定した。

 

 

Side 鈴

「え?IS操縦と戦闘の特訓?参加するわ」

放課後鈴を誘って第2アリーナへ向かう。

「そういえば鈴はIS借りなくて大丈夫か?」

「大丈夫よ私はなんたって中国の代表候補生!専用機持ちのね!」

「それなら大丈夫か。」

そう言い特訓を始める。

「ここをこうするといいのよ。」

鈴は戦闘技術を一夏に教えていたが、鈴は感じて理解しろというスタイルなため一夏はうまくできなかった。

え?翔真はって?あれはもはや千冬さんと同レベルの存在よ。ラファールは初心者にはきついのに、1日慣らすだけで十分な性能を発揮していた。ちなみにさっき模擬戦をやったが第3世代の性能じゃなかったら負けてたわ。

だから翔真には一夏に教える時間は自由に飛び回ってもらっているわ。

 そう今アリーナでは翔真がラファールでくるくる自由に飛び回っていた。だが難易度が馬鹿みたいに高い個別瞬時加速を使っていたり、後方瞬時加速を使っていたり二重瞬時加速を使ったりして飛んでいた。

 なんであんな変態軌道ができるのかしら、バレルロールも使ってるし、しかも奇麗だし、なんか横に瞬時加速を使って左右に回避する動きもしてるし。

 鈴はある意味頭を悩ませていた。

 

 

Side 一夏

 翔真は今飛んでいる。なぜって?鈴に自由に飛んでいいと言われているからだ。

「りいいいん!早く一緒にとぼうぜええ!」

「もう少し待っててー!一夏のバカが私の説明じゃ分かってくれないのー!」

「一夏ー!はよせい!理解しろ!早く!1分1秒早く理解しろ!さもなくば撃つぞ!」

「ちょ!馬鹿なことは言わないでくれ!鈴の説明わかりにくいんだよ!」

「は?何言ってるの?鈴の説明すげえわかりやすいのに」

(もうヤダこの夫婦!)

「お前に振った俺が馬鹿だったわ」

「そうか馬鹿と認めたか」

「そうじゃねえって!」

ああ!もう、だめだあいつ・・・鈴のことになると鈴至上主義になるんだもん。

「とりあえずさっき説明した感じでやってみ」

「「わ、わかったやってみる」」

箒と一緒に返事をして言われた通りに訓練を始める。

「それじゃ、私はあいつのところへ行ってくるから、射撃練習だけじゃなくて格闘練習もしっかりしとくのよ。それじゃあね~。翔真ー今行くわよ~!」

行ってしまった。しかも瞬時加速を使って無茶苦茶早く。

(あ~あいつも翔真のことになると翔真至上主義になるんだった)

そんなことを思いながら練習していく俺と箒であった。

 

 

Side 翔真

 今日の練習を終えて寮へ向かう俺たち4人。

「鈴、そういえばお前の部屋って何号室なんだ?」

「え?私?えッとたしか・・・1026ってカギに書いてある」

まさかの同室だった。千冬さんの差し金だろう。ありがとう!千冬さん!

「俺と同じ部屋だな」

「ほんと!よかったわ!これで朝昼晩すべて私の料理を食べさせられるわ!」

「お、それはうれしいな!今日の晩飯から作れるか?」

「大丈夫よ!昼ごはんは朝に時間がなくて作れなかったけど晩御飯なら作れるわ」

「よっしゃあ!鈴のごっはん♪鈴のごっはん♪」

無茶苦茶楽しみだ!

「一夏、それでは今日の晩御飯は私が作ってやろう!」

「お、ほんとか!楽しみだぜ!」

どうやら箒も一夏のために晩御飯を作るみたいだ。

「鈴、今日の献立は何?」

「えっと・・・まず酢豚とあとはワンタンスープよ」

「鈴の酢豚か・・・久々で楽しみだ!」

「ふふん♪あれからすっごく上達したんだから!あんたのほっぺたを落としてやるわ!」

 それから俺たちは各々の部屋に帰り晩御飯を恋人とともに過ごし夜が更けていく。

代表決定戦まであと5日

(この学園生活が幸せなものでありますように!)

 そう願う翔真だった。




 というわけで学園生活3日目です。次回はオータムさんの番外編かな。そっちが気になる方もいらっしゃると思いますしね。
 まぁタイトル通りイチャコラ場面書いたけどうまくかけてるか正直不安でいっぱいなので感想なのでうまかったなど言ってくれたりするとうれしいですしもう少しこうしたらいいのでは?と書いてくれれば、参考にいたします。
 感想質問は常時受け付けています。それではまた次回(@^^)/~~~


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番外編2 オータムさんの恋路

 今回は予告通り番外編です。主人公に恋したオータムさんはどうなってしまうのか。
そんな大層なことは書けません(´・ω・`)
 それではどうぞ!


Side オータム

 私は今とっても嬉しい。なぜかって?俺の恋人の井ノ口 翔真をずっと見ているからだ。

写真とかではなく、生を。あの日からずっと一緒に行動している。

 学校に行くときも、学校で授業を受けるときも、学校から帰るときも、ずっとずっとイッショニイタ。

今日も翔真たちは家に帰る。

「でも織斑一夏お前はなぜいつも翔真といるんだ。ソコハワタシノバショナノ二」

 そう織斑一夏は翔真と一緒に住んでいるのであまり翔真から離れないのだ。

「そして、鳳鈴音・・・キサマモショウキョシナキャ」

その矛先は鈴にも向く。

「でも、あいつらを殺しても翔真は喜んでくれない・・・」

 どうしよう・・・これでは私は一生翔真に愛されない・・・そんなの、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ・・・

 

Side 翔真

「あれ?なんかいつも俺だけを見ている視線の気配が変わった・・・」

「どうしたんだ?翔真」

「いや、この前相談した俺を愛してますよ視線がさ、なんか気配が変わってね」

「お前のその視線とか気配の察知能力のほうが変だよ。」

「え?普通気が付かない?自分のこと愛おしそうに見ている視線」

「そんなの気づかねえよ、じゃあその視線の主は分かっているのか?」

「いや、わからん。少なくとも俺たちの学校のやつじゃないってことだけは分かる。あと前に1度どっかであったような気がする」

「なんでそんなにわかるんですかね」

「え?だって学校とかだと他に常時向けてくるやつがいるからな」

「へ~、誰よそれ」

「ん?それは鈴だ」

「へ?鈴がお前のこと好きだって言いたいのか?」

「そうみたい・・・俺も正直言ってどうしようかと思ってる」

「お前は鈴のことが好きじゃないのか?」

「好きだよ。だけど・・・その・・・うまく告白できないってかなんて言うか・・・」

俺は前世でも恋愛経験はゼロで誰かを好きになんてならなかった。

「そっか、それならいつか伝えてやれよ」

「そうだな・・・」

 

 

Side オータム

「翔真をとにかく一人にしないと・・・あいつと一緒になれない!」

オータムは考える。とにかく考える。そこへ携帯が鳴る。

「なんだ!スコール!俺は翔真と一緒にいて忙しいんだよ!」

「それはごめんなさい。でもあなた井ノ口翔真のこと全然知らないじゃない」

「そんなことない!翔真は俺に愛されるのが好きなんだ!ただ今は恥ずかしいだけで高校生になれば私のところへ来てくれる!」

「でも、井ノ口翔真の好きなもののことは知らないじゃない?」

「うっ・・・ど、どうすればいいんだよ!スコール!」

「まず井ノ口翔真はどういう料理が好きなのか、そしてオータム、あなたが翔真に好きな料理を作ってあげられること」

「な、なんだよそれ」

「井ノ口翔真と結ばれる方法よ。料理がうまければあとはルックスだけどあなたは問題ないからね。」

「そうか!それなら俺は料理を憶えなくちゃな!ありがとうスコール!」

そう言い電話を切り料理を練習するために帰ろうとする。

「翔真・・・必ずお前においしい料理を作ってやるからな。待ってろよ!」

そう言い帰っていくオータム。この後料理を憶えるのに四苦八苦するのはまた別のお話である。

 

おまけ Side 翔真

「あ、視線が消えた」

「そうかならよかったな」

家に着く直前に視線が消えた。

「そうだ、今日の晩御飯どうするか」

「なら、今日は魚中心でどうだ?」

「さんせー、じゃ支度しよっか」

「おう」

今日も翔真は一夏と同居暮らしを楽しむのであった。(別にホモじゃありません)




というわけで今回はオータムさんのヤンデレ回でした。うまくかけたかな・・・(-ω-;)ウーン
 次回は代表決定戦行こうと思います。
感想と質問は常時受け使ています。それではまた次回(@^^)/~~~


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第13話 クラス代表決定戦

 今回は、対セッシー編です。あとはシャルとラウラウ参戦だけですね。この二人が参戦するまでがseason1となります。
 臨海学校から第1部season2になる予定です。あと何話かかるんだろうね・・・作者にもわかんないです。
 とりあえず13話です。どうぞ。


Side 翔真

 クラス代表決定戦当日がやってきた。そして今会場である第3アリーナの客席は満員であった。

その時第3アリーナの第1ピットでは俺と一夏と箒、鈴そして千冬さんがいた。

「そういえば一夏の専用機ってまだ届かないのか?」

「ああ、なんでも輸送が遅れているみたいでな」

「大丈夫なのか一夏。少なくとも最適化と一次移行があるのだぞ、姉さんならものの5分で終わりそうだがここではおそらく15分ぐらいかかるのではないか?」

「そうだよな~」

「とりあえず翔真お前が先に出ろ。オルコットをこれ以上待たせるわけにはいかんし、アリーナの使用時間もある。」

「でも俺の機体出力がまだ安定してないですし、3分以上の稼働となると強制停止してしまいますし」

「それなら3分以内に決着をつければいいだろう」

「でもこっちの機体はまだできてまだ3日しかたってなくて出力安定のためにずっと整備しててアリーナとかでテスト運用してないんですよ!」

「それでもだ、とにかくやるしかなかろう」

「でも・・・!」

「あ、織斑くん!届きましたよ専用機!」

山田先生がやってきて一夏の専用機が届いたことを伝える。

「織斑、これより最適化と一次移行の作業を開始する。翔真はさっき言った通り最初に行け」

「くっ・・・(行かなきゃいけないか・・・)わかりました。」

そう言い3日前にできたばかりの俺の専用機ネクロニカ・ガンダムを展開しカタパルトに乗る。

姿は前世でのアニメガンダムダブルオーのダブルオーガンダムに似ているがISに改修されている。また色も蒼と白ではなく、黒と灰色になっている。両肩部についているのは太陽炉を積んだGNドライブ。片方はОガンダムのGNドライブ、もう片方はエクシアのGNドライブ。

 両方のGNドライブをリンクさせることで機体出力の大幅強化を実現させ、さらにエクシアより高機動の機体に仕上げるために採用したが、稼働時間3分を過ぎるとドライブ同士のリンクが強制的に切れてしまい出力が10%以下に低下し稼働できなくなってしまう欠陥があった。

「井ノ口翔真、ネクロニカ・ガンダム。出る!」

カタパルトで射出される翔真、そして翔真は空を駆ける。

 

 

Side 3人称

 アリーナへ出た翔真を待っていたセシリアはオープンチャンネルで話しかける。

「あら、逃げずに来ましたのね。貴方に最後のチャンスを上げますわ。今なら私に頭を下げればこの模擬戦、無かった事にして差し上げますわよ。」

「それは何の冗談かな?俺はそんなことをするためにここに来たわけじゃないからな」

「それでは、おさらばですわね!」

セシリアのメインウェポン『スターライトmk3』が撃たれ試合が開始される。

「危なかった~、もう少し近ければ当たってたな」

「初撃は避けましたか。ですが、これからはそうはいきませんわ!おゆきなさい!ブルー・ティアーズ」

セシリアの機体からビットが4機出て来てオールレンジ攻撃を仕掛ける。

「ん?ファンネルか?アムロみたいに・・・はできないみたいだな」

セシリアがビットと機体の操作が同時にできないことを翔真は確認、そして

「ニュータイプじゃないなら、これくらい!」

セシリアに一瞬で肉薄

「なっ・・・インターセプター!」

咄嗟に防ぐセシリア。

「っち・・・、さすが代表候補生といったところか・・・」

稼働時間を気にしながら動く翔真。

「こうなったらティアーズをすべて稼働させますわ!」

6機のビットすべてを展開し、翔真に襲いかかる。

「さすがに六つはきついな・・・」とか言いながら避け続ける。

「な、なぜ当たらないのですの!」

それでも避け続ける翔真。

「射撃武器を使いたいけど・・・出力が・・・!」

稼働時間は3分が限界であるため決着をつけたいが現時点で2分30秒となっている。

「くっ・・・!早くしなければ!」

焦る翔真、稼働時間10秒を切る。出力が下がり始めた。

9・・・8・・・7・・・6・・・

「俺は・・・負けるわけにはいかねえんだよ。なあ、ガンダム・・・俺はここにいる」

5・・・4・・・3・・・

「お前を絶対に宇宙へ連れて行く・・・だから!俺と一緒に戦ってくれ!ガンダム!」

2・・・1・・・

「俺は・・・!お前と一緒に宇宙に行くまで!いや、俺は君とずっと一緒だガンダム!だから、俺の声に応えてくれ!」

0・・・。

“ツインドライブシステムリンク100%、システム正常に起動、ダブルオーガンダム起動”

「こ、これは・・・ありがとう・・・ダブルオーガンダム」

「な、なにが起きていますの!あ、あなたまさか初期設定だけで戦ってましたの!?」

「俺は大きな勘違いをしていた・・・この機体はただ戦うための機体じゃない、対話へ導くために戦う機体だ!」

「な、なにを言っていますの!ですがこれで終わりですわ!」

「井ノ口翔真!ダブルオーガンダム、対話を開始する!トランザム‼」

「は、早い!キャアッ!」

「セシリア・オルコット、君はなんで悲しい顔をするんだ?」

「そ、そんなのあなたに分かってたまりますか!」

「俺はその原因を知らない。だけど!君の顔は何かを後悔している顔だ!」

「わ、私がそんな顔してるわけ!」

「してるさ!お前は何に後悔している!誰かと別れてしまったことか!それとも大切な人を失ってしまったか!」

「そ、そんな!」

翔真は攻撃しつつも対話の言葉を並べていく。

「セシリア・オルコット!お前は、どうしたいんだ!」

「そ、そんなのわかりませんわ!でもあなたには関係ないことです!」

「確かに関係ないかもしれない!でも目の前で女の子が!君が泣いているんだ!それを俺はほおっては置けない!」

「わ、私は泣いてなどいません!」

「確かにな、でも心ではお前は泣いてるんだよ!君が泣いている原因は分からない。だけどその原因を君は一方向からしか見ていないと思うから!俺がそばにいてやる!だから真実から目を背けないでくれ!」

「あ、あなたは・・・」

「大丈夫、俺はお前と対話しに来ただけだ。真実を知ってそしてどうなったかまた俺に対話しに来てくれ・・・セシリア・オルコット」

そう言いセシリアのSEを0にした翔真であった。

 

 

Side 翔真

俺はピットに戻ってきた。そして一夏は一次移行を終えカタパルトで準備していた。

「とりあえず勝ってきた。それじゃバトンタッチだ一夏」

「ああ、かっこよかったぜ翔真」

「ありがとよ」

「しょ~ま!かっこよかったわよ!あそこまでの動きができるなんて、候補生としては妬いちゃうわ」

「鈴・・・でも俺はガンダムの性能に助けられてるんだ、俺が強いわけじゃない」

「じゃ、今はそうしておくわね」

「そうしておいてくれ」

「織斑、オルコットの準備ができた。出ろ」

「わかった千冬姉」

「織斑先生だ・・・まぁいい行け!一夏」

「了解、一夏、白式!行きます!」

そう言いアリーナに出た一夏、そして試合は・・・

全面カットだ!(ごめんなさい結果は原作と同じなので、キングクリムゾン!by作者)

 

 

Sideセシリア

 今日は二人の男性操縦者と試合を行い1勝1敗。

「井ノ口翔真・・・私に語りかけてくれた人」

井ノ口翔真を思うとなぜか体が熱くなっていた。

「真実から目を背けないで・・・ですか・・・お父様、お母様。」

セシリアは亡き父と母を思い浮かべる。

「そういえばなぜお母様はあんなに情けないお父様と一緒にいたのでしょう?」

翔真に言われて私がこんなにも情けなくなってしまった原因を今一度考えてみることにした。

「それに、あの事故で亡くなるまで一緒にいた・・・そして亡くなったタイミングでわたくしに金の亡者がすり寄ってきた・・・まさか、お父様とお母様のあれは演技であった?そしてそれは・・・自己完結はいけませんわね・・・。」

セシリアは考える。どうしたら真実にたどり着けるか。そしてあるところに電話を掛けた。

「はい、どうしたんだ?セシリア」

それは、父と一番親しかったギニアス・サハリンのところであった。

「いえ、今一度お父様とお母様について考えることがあったので・・・」

「そうか・・・で、何が聞きたいんだ?」

「それでは・・・お父様とお母様は演技をしていらしたのですか?」

「ああ、そうだ君の父と母は演技をしていたよ。」

「それは、なぜですの?」

「それは無論、君を守るためだセシリア。」

「ま、まさかそれは本当ですの!?」

「ああ、本当だ。君のお父様は君のお母様と君をとても愛していた。ただ演技とはいえ情けない姿しか見せられないと嘆いてはいたが、君を守ると意気込んでいたよ」

「わ、わたしは・・・何一つ知らなかったのですね」

「それは気にすることではないよセシリア、それを知らさなかった私たち大人の問題だから気にすることはない。それより重要なのは今後のことだ」

「今後のこと?」

「そうだ、君は真実を知った。そして父親と母親の愛を受け継いだ今、君が今後どうするか、それが重要なんだ。」

「わかりました。ご助力感謝いたしますわ」

「ああ、それではまたかけてくるといい、相談とかいろいろ乗ってあげるよ」

「わかりました。ありがとうございます。では」

電話を切るセシリア。

「お父様・・・お母様・・・ううッ」

そのあと1時間ほど泣いた。そして

「井ノ口翔真・・・翔真さん・・・私は・・・あなたに恋をしてしまったかもしれません」

 セシリアヒロイン入り決定




 と今回はここまでです。悩みに悩んだ末セッシーヒロイン入りです。
あと電話の相手はあのギニアスですが見た目は同じですけど中身は白いです。まぁイギリスの協力者として多分今後も出演予定。
一度オリキャラまとめて紹介しようかな・・・でも気まぐれで追加するし、登場したらあとがきのところに書いときます。ギニアスさんのステータスはまた次回の前書きかあとがきで書かせていただきます。
 それではまた次回!(@^^)/~~~


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機体設定詳しく書きました。

 今回はあまり触れていなかった主人公の機体を改めて紹介したいと思います。


【機体名】 ダブルオーガンダム(旧名 ネクロニカ・ガンダム)

【性能】 アニメ ガンダムダブルオーに出てくるダブルオーガンダムと同じ。

  容姿はISに改修されているので全身装甲ではない。だが腕部や脚部は同じである。

  武器なども一切合切ダブルオーガンダムと同じため主人公はライザーカスタムを準

  備中である。

  単一能力はトランザムでありライザーカスタムになれば量子化も可能である。

【コア人格】 姿は、ダブルオーガンダムに出てきたマリナと同じである。

  主人公はマリナさんと呼び姉のように慕っている。(実際主人公は家族と思っている。)

  また主人公がイノベイターになれる可能性があると思っている。

 

【機体名】 ダブルオーガンダムセブンソード/G インスペクション

【性能】ダブルオーガンダムが第二移行した機体でカラーリングはダブルオーそのまま

  単一能力はダブルオーガンダムと同じくトランザムで武装も本家設定と何ら変わら

  ない。

 

 

【機体名】 ダブルオークアンタ

【性能】 ダブルオーガンダムの三次移行した時の形態、武装も本家と変わらない。

    単一能力はクアンタムバーストであり性能や説明等も本家と変わらない。

【備考】この形態では主人公は完全なイノベイターとなります。一次移行と二次移行

  の時はISのコアのアシストでイノベイター能力を再現していたが、クアンタに移行

  するときに主人公は独立したイノベイターになります。

 

 

【機体名】 ELSクアンタ

【性能】 本家と変わらない。ダブルオーガンダムの最終形態である。性能はすべて測

  定不可能である。

【備考】 主人公の能力、イノベイター、スーパーコーディネイターの能力、ニュータ

  イプの能力がすべて融合し完全な新人類となることでこの形態へ変わった。

  また主人公がこの状態になっている頃には、一夏やヒロインズもイノベイターにな

  っているだろう。

 

 

【今後の予定】

 今後の予定を大まかに説明いたします。

まず、原作ヒロインズがラウラウまで揃ったら第一部season1は終了です。

 そして臨海学校からがseason2で、第1部の終了予定は主人公たちが亡国機業と決着をつけて2年生に進級するまでが第1部です。

2部からは本格的に日常回や恋愛回に使用時間と思っていまして、宇宙へ行く話もこの時かなって思って持ってたりもします。また第2部で未知との遭遇で本格的な決戦は第3部の3年生編なんてのも考えています。

 そして第4部として、主人公たちの子供の代でもいいかもしれませんね。あ、卒業してからの生活でも書こうかな・・・。まぁこっちは追々ということで。

 以上がおそらく本筋になると思います。

 

 

 




 うーんここまで考えてると相当長くなりそうですね。ていうか子供の代ってどこのジョジョだよって思うかもしれませんが、作者はいつも思うのです。アニメとかの最終回の後がどうなったかとかガンダムだったら終戦協定の内容とかそういうのが無茶苦茶気になる人なのでここまで考えています。
 まぁそこまで行くのに何年かかるかわかりませんがよろしくお願いします。


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第14話やっぱりこんな日常が最高だ

 今回はクラス代表決定です。ヒロインズ@2人が参戦するのはいつになることやら・・・
というわけでどうぞ。


Side 一夏

「というわけで、1年1組クラス代表は織斑一夏君に決定です!」

山田先生が高らかに宣言する。

「ちょ!俺はオルコットと翔真に負けたんですよ!」

「敗者は黙って言うことに従え馬鹿者」

り、理不尽だー!

 

 

Side 翔真

 クラス代表が一夏に決まり一安心だ。え?俺と一夏の試合はって?そんなの俺の圧勝じゃないですかヤダー。

「翔真なんで辞退したんだよ・・・」

しょんぼりしながらこちらに来る一夏。

「え?決まってるだろ、めんどくさいからだ」

「頼むよ、補佐でイイから付き合ってくれないか?この通り!」

「は~、お前さんそんな感じで頼まれたら俺が断れないの知っててやってるだろ。」

「でも補佐してほしいのは真面目だぞ」

「わかったわかった。やるよけどお前がしっかりやんなきゃ俺も補佐しないからな!」

「分かってるって」

俺と一夏は何かと一緒にやることが多い。学級委員長だとか学校の委員会だとか、そういうのは大体一夏が長を務めて俺が副をやっていた。

 そんなこんなでお昼の時間がやってくる。

「翔真ー!お弁当持ってきたわよー!」

「わかったー!今行くー!」

「一夏、お弁当にするぞ」

「ああ、それじゃ屋上にしようか」

「そうだな、屋上に行こう。鈴、屋上に行くぞ」

「わかったわ!一緒に行きましょう!」

「おう!」

俺と鈴は腕を組み屋上へ上がっていく。

「はい!今日は青椒肉絲と回鍋肉それに白米よ!飲み物に香茶を持ってきたわ!」

「んじゃいただきまーす!」

ガツガツ!むしゃむしゃ!そんな音が聞こえそうな勢いで食べる翔真

「そんなに急がなくても料理は逃げないわよ。はい、お茶」

「あうぃがと(ありがと)」

お茶を飲みまた食べる翔真

「すごい勢いで食べるんだな翔真」

「らってふふふぁないんらもの(だってうまいんだもの)」

「何言ってるか分かんねぇぞ翔真」

「ほら、口の周りがタレだらけじゃない。よいしょっと、取れたわよ翔真」

「ふふぃふぃふぃい」

「はいはい」

「鈴、今ので分かったのか?」

「え?わからないの?」

「え?」

「え?」

鈴からお茶を受け取る翔真であった。

「それより一夏、私たちも食べるぞ」

「お、おうそうだな箒」

「ほら、お前の分だ。」

「ありがとな箒」

「こ、これぐらい恋人としては当然だ!」

一夏たちも自分たちの世界に入ってしまう。

 これから屋上に行くときはブラックコーヒーが必須と言われるようになるとは両カップルとも思ってはいなかった。

「鈴・・・」

翔真はお弁当を食べ終わり鈴に甘えだす。

「ほら、おいで翔真。」ポンポン

膝を叩く鈴

「ん・・・」コテッ

鈴の膝に頭を預けお昼寝を始める翔真であった。

「ふふふ・・・かわいいかわいい私の翔真♪」ナデナデ

鈴が翔真の頭をなでる。

「り・・・ん・・・」スヤスヤ

鈴の頭ナデナデで安心したのか深い眠りに入っていく翔真であった。

 

 

Side 鈴

「ふふふ・・・かわいいかわいい私の翔真♪」ナデナデ

ほんと、私の翔真はかわいいんだから・・・。恋人同士に慣れてほんとよかったわ。

「そこで見てるんでしょ?出てきたら?」

「いつから気づいていらしたんですの?」

「さっきよ。」

セシリアが物陰から出てくる。

「一夏達が居なくてよかったわね」

「いないから声をかけたのでしょう?」

「どう解釈するかはあんたの勝手よ」

「そうですか」

おそらく翔真に惚れてるわね。

「あんた、翔真に惚れてるでしょ。」

「な、なぜわかりますの!?」

「あんたの目を見ればわかるわよ」

「ええそうです。私,セシリア・オルコットは井ノ口翔真さんをお慕いしています。」

「で?あんたはそのことを私に伝えてどうする気?」

「あ、あなたよりわたくしのほうが翔真さんにふさわしい女性であると言いますわ!」

「そう・・・そんなことね。」

「そんなこととは・・・!」

鈴はセシリアに告げる

「あたしはね、ふさわしいとかどうとかじゃなくて、翔真を全力で支えるために一緒にいるの。翔真にはねとても大きな夢があるのよ。でもね、その大きな夢は絶対に邪魔される。翔真は覚悟のうえでその夢をかなえようとしてるけどね。だけど・・・」

「だけど?」

セシリアに真実を告げる。

「だけど翔真一人では壊れてしまうわ。だって翔真はISがこんなことに利用されているのが許せていないんだから」

「どういうことですの?」

「そうね、あんたは『白騎士と緑の光事件』の詳細って知ってる?」

「ええ、確か謎の白いISと緑の光で翼を形成していた全身装甲のISが日本に撃たれたすべてのミサイルを撃墜した謎の事件でしたわね」

「そうよ、表ではね」

「表では?もしかして!」

セシリアにはある予想がついた。白騎士のほうは体を見る限り女性であるが、もう一機のほうは操縦者の性別は不明なのだ。

「そうよ、あの緑の光を出していたISは、翔真の機体よ。」

「そんな!それではもしかして許せていないことって」

「そう、ISが競技用と言われてはいるけど、兵器に転用されているということよ」

「で、でも翔真さんは私と戦いましたわ。」

「それはね、セシリア。翔真はね戦うことが目的じゃなくて対話することが目的として戦ってるからよ」

「では翔真さんの夢とはもしかして!」

「ISを使ってみんなで宇宙に行くことよ。」

「そうでしたか・・・それでそれを話したあなたの真意はなんですの?大方予想はつきますけど」

「それじゃ、言ってあげる。一緒に恋人として翔真を支えましょうセシリア・オルコット」

「わかりましたわ。これからは翔真さんの恋人として井ノ口翔真を支えることを誓いますわ」

「ありがと、セシリア。」

「いえ、同じ男性に惹かれ合った者同士ですし、これからは仲良くいたしましょう。」

「そうね。じゃあ私のことは鈴でいいわ」

「わかりましたわ鈴さん。では私はここで退散させていただきますわ」

セシリアは立ち上がり屋上を去ろうとする。

「せっかく恋人になったんだから、もう少し翔真の寝顔を堪能すればいいのに」

「いえ、ここは鈴さんに譲りますわ。」

「そう、ならまた後でね」

「ええ、また後日」

そう言ってセシリアは去っていった。

「翔真・・・あなたの夢は立派なものよ。絶対かなえて見せなさい。絶対に私たちがそばにいてあげるからね」

そう言い鈴は翔真にキスをした。

 

 

Side 翔真

 昼休み終了10分前に鈴に起こされ現在は教室前

「ちょっと、翔真早くしないと千冬さんが来ちゃうわよ。」

「もうちょっとだけこのままでいさせて・・・」

俺は鈴を抱きしめ鈴成分補給を行っていた。

「2時間後また会えるじゃない!」

「2時間も離れるんだ!もう少しこうしていたい」

「ほら、あと3分で午後の授業よ」

「もうちょっと」

 結局鈴を放したのは授業開始1分半前でなんとか千冬さんが来る前に戻れた。

そして午後の授業を終え、俺たちは特訓に行く。ちなみにメンバーにセシリアが増えた。

「それじゃあ来週のクラス対抗戦に備えて練習をしよー」

「「「おー!」」」

というわけでいつもの特訓が始まる。

やっぱりみんなで過ごす日常は最高だね!

(この日常が壊れませんように)

そう願う翔真であった。




 というわけで祝セッシーヒロイン入り決定!
次回はクラス対抗戦になると思います。そして主人公が一時ヤンデレと化します。ご了承ください。
そうそう、忘れないうちに前回のお話のオリキャラ設定書いときますね。
【名前】 ギニアス・サハリン
【設定】 セシリアの父の親友で、セシリアの父亡きあと何かとセシリアを支援してきた人物で妹にアイナ・サハリンがいたが現在はイギリスで妻と娘と息子の4人で暮らしている。
 性格は08小隊の性格ではなく、とてもやさしく温厚な人である。

こんな感じかな。あとお話にはもう少し後で絡んでくると思います。
 それではまた次回(@^^)/~~~


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第15話 クラス対抗戦と侵入者と原作乖離

 今回はクラス対抗戦です。あと主人公が無双しちゃうよ!まるでガンダム無双みたいに。
翔真「そんなこと書けるのか?」
 書けません調子乗りました。
翔真「そこまでになると俺もめんどくさいからな。加減してくれよ」
わかったよ。それではどうぞ(´・ω・`)


Side 翔真

 いよいよ明日はクラス対抗戦。対戦カードは初っ端から一夏と鈴の対戦である。

「鈴を応援しよ~」

「おい、お前は1組なんだから俺を応援しなくてどうする」

「え?なんでお前を応援しなきゃいけないんだ?」

「だってお前は1組だし、優勝賞品で食堂のスイーツフリーパス半年分があるし。」

「そんなの鈴が優勝すれば良くね?だって鈴が俺の分頼めば俺だって食えるし」

「あ、それもそうか。でも俺も優勝を譲る気はないよ。なんたって箒と一緒に食べたいからな。お前とおんなじ状況だ」

「そうか・・・ならば鈴に手加減しなくていいと伝えておこう」

「手加減なんて要らねぇよ。伊達にみんなで特訓してねぇんだからな」

「そうか、それならいいんだ」

 そういえば俺のいる世界の一夏って無茶苦茶強くなってるんだよな。強化した俺が言うのもなんだけど。

「私は、どちらを応援したらいいんでしょう」

セシリアが恋人仲間を応援するか、同じクラスの友人を応援するか悩んでいた。

「セシリアはどちらでもいいんじゃね?」

「でも私はあなたの恋人の一人でしてよ。」

ちなみに、セシリアが恋人の一人になったことはあの時(14話)の放課後の特訓後に聞いた。

セシリア自身からも下心ではなく、純粋に俺を愛しているという思いを感じ取ったのでOKをだして恋人として付き合い始めた。

「ならどっちも応援するってのはどうかな」

「その手がありましたわ!」

そんな会話をしながら明日のクラス対抗戦に臨んで練習をしていた。

 そういえば途中で無人機が乱入してくるんだっけ。忘れるところだったけど邪魔してくるなら容赦はしないし、ぶっ潰してやるよ。ニヤニヤ

 

 

Side 鈴

 第1アリーナのピットにアタシと翔真とセシリアの3人で試合開始までの時間適当に駄弁る。

「そういえば翔真とセシリアは向こうのクラスなのにこっちに来ていいの?」

「え?なんで同じクラスってだけで向こうを応援しなきゃいけないんだ?俺は鈴が好きだから応援すんだよ」

「そうですわね人が応援したいと思うのはその人に好感をもっているからですわ」

「そ、それならいいのよ」

「鈴・・・顔を赤くしないでくれ、こっちも赤くなっちまうだろう・・・」

「わ、わたくしもですわ」

3人して顔を赤くしていると、「試合3分前です。選手は所定の位置まで移動願います」

 アナウンスが入る。

「それじゃ、セシリア、翔真行ってくるわ」

「あ、ちょっと鈴待ってくれ。」

「なに・・・んッ・・・!」

翔真にキスされた。

「な・・・!」セシリアが顔真っ赤だ。

「気を付けて・・・勝ってこい!」

「な、しょ、翔真!私をなんだと思ってるの!狩ってくるわよ!」

「ああ、一夏を狩ってこい!」

顔を真っ赤にして所定の位置に行く鈴であった。

 

 

Side 3人称

「鈴、顔真っ赤だけど大丈夫か?」

一夏が顔を赤くしている鈴に心配の声を上げる。

「な、なによ!あんただって真っ赤じゃない!」

お互いピットで同じようなことがあったみたいだ。

「と、とりあえずこの試合アタシが勝つわ‼」

「いや、俺が勝つ!」

双方臨戦態勢を取り・・・『ピッーーーー!』試合開始の合図だ。

「「はあああああああああッ‼」」

お互い切り結ぶ。

「甘い!」

鈴が衝撃砲を広範囲型にして一夏を吹っ飛ばそうとする。

「おっと!」

一夏はそれを利用して後退し、鈴から離れる

「まだまだあッ!」

衝撃砲を連射する。

「ッチイ!追撃が早い!」

追撃の予想外の速さに一夏は回避せざるを得なくなり鈴に戦いのマウントを取られる。

「逃げてばっかじゃアタシを倒せないわよ!」

「言われなくても!」

瞬間加速で一夏が回避から一転攻勢にでる。

「これで!」

零落白夜で鈴に攻撃を仕掛けた瞬間

『ズドーーーーーンッ‼』

なにかが落ちてくる音がした。

 

 

Side 翔真

 『ズドーーーーーンッ‼』

音がしたのでその方向を見ると、黒いISが4機佇んでいた。

 やっぱりおいでなすったか!無人機!

翔真はダブルオーガンダムを装着し、ハザードレベル4に上がる前にアリーナに飛び出る。

「鈴!大丈夫か!あ、あと一夏も」

「大丈夫よ!翔真!」

「俺はついでかよ翔真!泣くぞ!」

「ついでですけど何か?」

「うわああああん!」

「あ、泣いた」

「ほんとに泣いたわね・・・」

ドン引きする鈴であった。

「と・・・茶番はこれくらいにして・・・」

「一夏切り替え早いわね」

「だってこれ非常事態じゃん?いつまでも泣いてるわけにはいかないじゃん?」

「そうだな、お前の切り替えが早くて助かるよ」

「そういえばあのIS4機、なんか待っててくれてるな。」

「そりゃそうだろ。無人機なんだから」

「ええ!そんなはずないわよ!だって人がいなきゃ動かないし」

「でも俺の生体スキャンで生命反応なしって出てるんだから無人機だよ」

「なら無人機って体で戦おうか」

「そうだねそれで行こう」

「わかったわ」

審議の末無人機と仮定して戦うことを鈴と一夏に取り付けた。

「それじゃ、俺は3機ひきつけるから!1機ずつ倒してくれや」

「あんた大丈夫なの?それ」

「大丈夫!ただ3機のヘイトをひきつけて耐えるだけだから」

「分かった。ただし無茶はするなよ!」

「誰に言ってるんだか・・・一夏お前には“人の振り見て我が振り直せって”って言葉を送っとくわ。」

「相変わらずだなお前は。」

「俺が変わったら気持ち悪いだろう」

「それもそうだな」

「じゃ、頼んだわ」

「おう、任された。というわけで鈴やるぞ」

「オーケー!なら翔真を手助けするために手早く片付けないとね!」

無人機4機VS翔真・鈴・一夏の4VS3の変則マッチが始まった。

 

 

Side 無人機1機VS鈴・一夏ペア

「食らえ!」

鈴の衝撃砲の牽制を受け回避する無人機。だが回避先に先回りした一夏がいる。

「こっちは通行止めだ!」

無人機は紙一重のところでかわすが、鈴との挟み撃ちの位置関係であり鈴の衝撃砲をまともに受ける。

「押してやったわ!一夏!決めなさい!」

「はああああ!」

無人機を真っ二つに斬る一夏。断面から黒いオイルが勢いよく吹き出し、無人機1号は機能停止した。

「あっけなかったな」

「まぁ、アタシとあんたが強かったからね。特訓やっててよかったわ」

「そうだな。そこは翔真に感謝だな」

「ま、あとは翔真のほうは・・・なんだ終わりそうじゃない」

「翔真強すぎだろ・・・」

翔真のほうを見ると、もう最後の1機にとどめを刺すところだった。

 

 

Side 無人機3機VS翔真

「3機相手でしかも無人機とか手加減はいらねえよな!」

つい先日完成したヴェーダとリンクさせたダブルオーガンダムで無人機を蹴散らすためにトランザムを発動する。

「まずは一機!」

恐るべきスピードで間合いを詰め無人機に肉薄し横凪に真っ二つにする。

後ろから攻撃されるが、量子化し回避。そして無人機の真後ろで量子化を解除し無人機を真っ二つにする。

「お前らのせいで鈴の優勝がなくなったじゃねぇか!」

 翔真はそんな怒号を挙げて最後の一機に斬りかかり最後は前世のゲームTitanfall2のローニンタイタンのデフォルト処刑モーションで〆る。それと同時にトランザムを解除し、鈴たちのほうへ目を向けるとどうやら先に終わっていたようだった。

 

 

Side翔真

 結局クラス対抗戦は中止で、優勝景品の半年間食堂デザートフリーパスは消えてなくなった。

「うわあああああん!ざだーとふりゃーぱすぅうう!」

「よしよし!大丈夫よ翔真」

「ううううう!」

翔真は泣いていた。一方一夏も・・・

「ごめんな・・・箒・・・フリーパスなしになっちまったよ・・・」

「い、一夏。私はお前が無事でいてくれればそれでいいんだ。落ち込まないでくれ」

「でもな・・・ううっ」

「い、一夏・・・大丈夫だぞ」ナデナデ

こっちも落ち込んでいた。

「「「かわいいな(ですわ)」」」

一夏と翔真のヒロインズは甘えてくる一夏と翔真に同じ感想を抱いていた。

 

 

Side ???

「やっぱり4機じゃ足りないみたいだな。○○、だから10機と俺たちで行くべきだって言ったじゃないか」

「すまないわね、少しあの子たちを舐めていたようだわ」

「ったくよ、せっかくあいつを手に入れられるチャンスを潰しやがって」

「ごめんなさい。あなたがそこまでご執心なんて思ってもいなかったから」

「あいつは俺の婿だ。決定事項なんだ。あとは周りのお邪魔虫どもを排除するだけなんだがよ」

「そういえば、最近の花嫁修業の調子はどう?」

「絶好調だぜ!これであいつと理想の夫婦生活が送れるぜ」

「そうね、じゃああとあなたには念願の第3世代機をあげる。さすがにあの子たちの機体相手に第2世代じゃきついもの」

「ありがとうな。○○!それで?次の作戦はどうなるんだ?」

「ああそれについては、あなたは潜入班になってるから、あの子を手に入れるチャンスよ」

「そうか!そう来なくっちゃな!」

翔真の知らないところで日常が崩れ去る音がする。

翔真たちはその音を聞くことはまだできないでいた。

 

 




 というわけで今回はクラス対抗戦でした。最後の会話は何でしょうねー。(白目)
次は番外編書こうと思います。ちなみにクラス代表選直後で一夏中心のお話になります。それと同時に束さん中心の番外編も書こうと思っています。同日にあげられるよう応援よろしくお願いします。
 感想や作者に関する質問などどしどし送ってください!それではまた次回(@^^)/~~~


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番外編3 一夏と翔真とラウラで最強チームの出来上がり

 今回は番外編3です。ラウラウの立ち位置を決める重要なお話です。
 それではどうぞ。


Side 翔真

 ふとドイツにいる友達を思い出す。

「なぁ一夏、ドイツにいるあいつ元気かな?」

「元気なんじゃね?あまり連絡よこさないし。忙しいんじゃないか?」

「そうだな、便りがないのはいい便りって言うしな」

「あら、翔真と一夏じゃない。何話してるの?」

「ああ、第2回モンド・グロッソに一夏と俺が行っただろ?そん時に友達になったやつを思い出してな」

「え?そんなこと聞いてないわよ」

「だって聞かれなかったし」

「そう。ならその話私にも聞かせて?」

「ああいいぜ」

「私にも聞かせていただけませんか?」

「セシリアもか、まあいいけど」

「ありがとうございます」

「んじゃ一夏、話すか」

「おう」

 

 

「「あれはそうモンド・グロッソを現地で見るためにドイツに行った時だ」」

 

 

Side 2年前の翔真

 フランクフルト国際空港にて

「一夏・・・確か案内人がドイツ軍から来るって話だったよな・・・」

「ああ、そうだぜ。なんせ二連覇確実の選手の弟達だもんな、俺たちの立ち位置って」

「なのに、なんでこんなかわいい子がドイツ軍にいるんでしょうかね!?」

「俺にもわかんねえよ!」

そこには、銀髪で俺たちより少し背が低く黒い眼帯をした少女がいた。

「私は、井ノ口翔真と織斑一夏の護衛兼案内人のラウラ・ボーデヴィッヒだ」

「あ、どうもお世話になります。井ノ口翔真です」

「同じく織斑一夏です」

 丁寧に挨拶をしてラウラという少女に案内されながら車に乗る。

「ところで、ラウラさんはなんでこんなに可愛いのにドイツ軍なんかに所属してるんですか?」

「それは、私の居場所がドイツ軍にしかないからだ」

「・・・一夏」

「ああ分かってる・・・」

「「せめてこのドイツに滞在しているときぐらい俺たちがラウラの居場所になってやろう」」

 そう決めて、決勝戦までのあいだドイツ観光と称してラウラと一緒に3人で遊んだ。

最初は不愛想だったラウラだったけど、3人でいるうちに自然と笑顔が見れるようになったんだ。

「一夏、翔真・・・折り入って相談したいことがあるのだが・・・」

「ん?なんだ?ラウラ、そんなにかしこまって」

「俺たちはもう友達だ、どんなことでもいいから気軽に相談だろ?」

「お前たちはそんな奴だったな、なに少し重いが話させてもらおう」

 そこで聞かされたのはラウラの出生とヴォーダンオージェ実験によるナノマシン移植の失敗からつけられた出来損ないのレッテルなどなどくらいことを相談された。

「はぁ・・・ドイツ軍ってバカの集まりなのか?」

「馬鹿が集まってるからこんなことになってるんじゃないのか?」

「お、お前たち・・・」

「ラウラ・・・お前さんIS適正高いだろ。それを生かして訓練すればいい」

「む?なぜ適性が高いとわかるんだ?」

「ああ、翔真のやつはなその人のIS適正を見抜く能力的なのがあるんだ」

「なんだそれ・・・」

「いやあね、ただの直感だけど君の場合は自信を持って言える。君のIS適正はかなり高いよ」

「そ、そうか、なら私はISを鍛えて出来損ないといった連中を見返してやる!」

「そうだ、その息だ!応援するぜ!な、翔真!」

「そうだな、んじゃ俺ら3人で国際チームを組んで最強のチームになろうぜ!」

「それ面白そうだな!」

「わ、私がそれに入るのか!?」

「「アタリマエだろ」」

「情報操作で敵を攪乱したりする役が俺で一夏が後方支援や補給・作戦を担当でラウラが実働班でこれで組めば最強チームだろ。」

「そうか・・・そうだな!私はこれからISに専念する!だから、お前たちもいつかチームを組むのだから鍛錬を怠るなよ!」

「おう」

「ああ」

異国の地でかわした約束、そしてこの3人は数十年後来るべき宇宙開発時代最強のチームとして名を連ねることとなる。

 

 

Side 翔真

「んでそのあと本部にラウラが戻った時に俺たちは襲撃にあったけど返り討ちにしたってわけ」

「へ~そんなことがあったんだ」

あの時の話を終え雑談に戻る。

「そういえば、あいつこの約束覚えてるのかな」

「覚えてると思うぞ。あいつ結構誠実なやつだし」

「もしここに来たらまた3人でなんかやるか!」

「お、いいなそれ!」

ラウラがもしこの場に来たとき用にいろいろ考える翔真と一夏であった。

 

 

Side ???

「あの二人がISを起動したと聞いたときははびっくりしたが、待っていてくれ。もうすぐ私もそっちへ行くからな。一夏、翔真」

ここは空港、そして一人の少女が飛び立つ。日本へ向けて・・・

 3人の再会は近いかもしれない。

 




 というわけで、今回はラウラとの出会いの過去回でした。
 まぁ何とかラウラ転入フラグと立ち位置は分かったんで良しとしよう。
VTシステム事件どうしようかな・・・まぁ追々ということで。次は本編に戻り、そのあとはまた番外編にしようと思います。
 それではまた次回(@^^)/~~~


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第16話 転校生が来るたびに大騒ぎ

 今回はようやくラウラウとシャルの転入回です。season1終了まであともう少し!
それじゃあ張り切って行こう!どうぞ


Side 翔真

 クラス対抗戦から1週間たったある日転校生が二人来たことを山田先生が伝えた。

「今日は、転校生を二人紹介したいと思います!どうぞ、入ってきてください!」

 入ってきた二人は、金髪の女の子みたいな男の子と銀髪の女の子であった。

「えっと、シャルル・デュノアです。こちらに僕と同じ境遇の方がいるということでフランスから転入を・・・」

「ま、まずい!一夏!耳塞げ!」

急いで一夏と一緒に耳をふさぐ。

「「キャアあああああああああ‼」」

 女子が黄色い悲鳴を上げる。

「三人目よ!しかもこれもまたイケメン!」

「一夏君と翔真君と違って守ってあげたい系の!」

「お母さん!生んでくれてありがとー!」

3人目が転入してきた反響は大きかった。

「おい!まだもう一人残っているだろう!静かにしろ!」

千冬さんの鶴の一声で静かになる教室。

「ラウラ・ボーデヴィッヒだ。ドイツ軍に所属していて階級は少佐だが、代表候補生である軍人であるからと距離を置かず仲良くしてもらいたい」

一夏と翔真は、見慣れた顔だと安堵した。

「お、ラウラか。久しぶりじゃん!」

「久しぶりだな翔真。1年ぶりといったところか」

「そうだな。少佐に昇進してるしこの1年で何があったんだ?」

「それはだな・・・」

「積もる話もあるがあとにしろ。井ノ口と織斑はデュノアの面倒を見てやれ。同じ男子だからな。あと1限はISの実習だからな、早急に着替えるように、これでSHRを終わる!」

千冬さんが退出し、各々着替えるための行動を起こす。

「あ、君たちが・・・」

「デュノア、早く第2アリーナの更衣室に行くぞ。」

「え?」

「今から女子が着替えるんだから、俺たちは空いている更衣室で着替えるんだ」

「わ、わかった」

「急ぐぞー」

そう言い教室を出て更衣室へ向かうがその途中

「見つけた!男子を見つけたわ!しかも転入生も一緒よ!イケメン三人衆よ!」

「「逃がすかーーーーー‼」」

「え?ナニコレ?」

シャルルが「わけわからん」みたいな反応をする。

「俺たちは世界に3人しかいない男性操縦者だ。これだけ言えばわかるな」

「あ、うんわかった」

シャルルが「なるほど」という顔をする。

「で?一夏どうする、どう逃げる」

「いったん戻ろうかと考えたけど後ろからも迫ってきているな」

「え?もう詰みじゃない?それ」

「ん?まだ道はあるぞ!一夏、窓開けて先行してくれ!」

「了解!翔真はデュノアを抱えてきてくれ!」

「え?何するの?」

デュノアを抱えて言う。

「ん?窓から飛び降りてアリーナまで走る。」

「ええ!ここ3階だよ!」

「大丈夫!舌かまないようにしっかり捕まっててね!」

「翔真行けるぞ!」

「よし!せーの!」

「キャアああああああああ!」

シャルルが女の子みたいな悲鳴を上げたが気にしない。

超強力型マグネットで作ったグラップリングフックを使い着地前に空中停止し降りると、シャルルを抱えてアリーナの更衣室へ走る。更衣室で着替えに入ろうとしたときは授業開始10分前だった。

 

 

 更衣室にて

ついてすぐさま自己紹介を済ませて着替えに入ると

「あ、着替えてるときはこっち見ないでね?」

シャルルがそう言ってくるが。

「何言ってるんだ?俺たちはもう行くぞ?」

俺と一夏はISスーツに着替え更衣室を出るところだった。

「え?早くない?」

「いや俺たちは実習があるときは制服の下にISスーツを着てるから制服脱ぐだけでよくなってるんだよ」

「そうなんだ」

「シャルルもそうしたほうがいいぜ。最悪更衣室と実習のアリーナが遠いと移動に時間食うからな。今回は近かったけど毎回こうじゃ無ねぇからな」

「わかった。次からはそうさせてもらうよ」

 ちょっと会話を交わして俺たちは更衣室を出ると、2分くらい遅れてシャルルが追いついてきて一緒にアリーナに入る。

 

 

 第1アリーナ

「3人とも早いな、もう少し来るのに時間がかかると思っていたんだがな」

「さすがに更衣室とアリーナが離れてるんで対策はしますよ。織斑先生」

「そうだな。」

千冬さんと他愛のない会話を交わしてすぐ後に授業開始のチャイムが鳴り1限の科目がスタートする。

「まずは、鳳それとオルコット前に出ろ」

「「はい」」

「お前たちには、今から模擬戦をやってもらう」

「相手はどなたですの?」

「セシリアとじゃない言い方ですけど」

「もうすぐ来るはずだ・・・」

「どいてくださあああああああい!」

空から山田先生に似た声が聞こえて来たので見上げると・・・

 山田先生が落下して来ていた‼

「⁉」

「一夏!止めるぞ!」

「おーけー!」

 白式とダブルオーガンダムを展開しとび上がり山田先生を落下する前に止めた。

「大丈夫ですか?山田先生」

「上から降ってくるなんて危ないじゃないですか」

「あ、ありがとうございます。先生は大丈夫です。」

顔を真っ赤にする山田先生であった。

「気を取り直して、鳳とオルコットの相手は山田先生だ」

「え?2VS1ですよ。大丈夫なんですか?」

「二人がかりなんて大丈夫なんですの?」

「大丈夫だ、お前たち二人が組んでも勝てないからな」

「「なっ・・・」」

「鈴さん、わたくし少々怒ってしまいましたわ」

「セシリア・・・奇遇よね、アタシも今すっごい怒ってるわ」

「「あんなにも連携練習してるのにね!(ますのにね!)」」

 そういえば鈴とセシリアはなんか連携の練習してたっけ、まああの二人の機体は相性抜群だし結構強そうだな。

「千冬姉あの二人に発破かけたな」

「そうだな」

「あの二人はどれほど強いのだ?翔真、一夏」

「ああラウラは知らないんだっけか。なら言うとあの二人は代表候補生で専用機持ちだからな結構強いし、あの二人は機体相性がいいからタッグでの連携の練習もしてたんだ、しかも練度もここ最近高くなってきたしね」

「そうか、それほどなのに負けると言ったのがその発破だったのか」

「そゆこと」

「私たち3人のチームなら勝てるのか?」

「ラウラの専用機にもよる。一夏は近接オンリーの機体で俺は中距離もいける格闘機寄りの汎用機だから、後ろから的確に砲撃もしくはスナイプできる機体がいいかな。」

「それなら、私の専用機のシュヴァルツェ・レーゲンは荷電子砲を搭載していてワイヤーブレードを装備しているから後方支援は任せろ。」

「なら僕もその中に入れてよ」

シャルルが割って入る。

「え?シャルルの専用機は?」

「僕は翔真と一緒の汎用機だよ。射撃寄りだからタイプは違うけど」

「お、それだと結構いいチームなんじゃね?」

「そうだな一夏、この4人なら最強のチームになるな」

「そうか、歓迎するぞ!シャルルとやら」

「よろしくね!」

シャルルと握手するラウラであった。仲がいいっていいよね。

「そういえば模擬戦はどうなったんだろ・・・」

ふと思い出し空を見上げると、鈴とセシリアは意外にも善戦していたが山田先生に負けていた。

「おーい二人とも大丈夫かー」

「「大丈夫よー(ですわよー)」」

大丈夫みたいだ。よかったよかった。

 この後授業は恙無く進んだ。授業内容はダイジェストでどうぞ。

 

 専用機持ちをリーダーに班を作るが、俺と一夏とシャルルのところに女子が殺到してしまい千冬さんが怒っていた。

「お前たち!しっかりやらなければグラウンドを20周させるぞ!出席番号順で別れろ!遅れた班は放課後居残りだぞ!」

 女子たちが慌てて、均等に並び実習が始まる。

 

 

あるときISが立ったまま解除されてしまい、抱えないと乗れなくなってしまう。それが翔真と一夏の班で多発した。

「ごめーん、やっちゃった!」

「「お前らわざとだろ!」」

「大丈夫?翔真、一夏」

「「チカレタ・・・」」

 

 

IS実習授業が終わり、ISスーツの上から制服を着て昼食へ向かう。場所はいつもの屋上だ。

 

 校舎屋上

「僕とラウラが同伴でよかったの?」

「いいんだよ、こういうのはみんなでっていうのが一番なんだから」

「そういえば、ラウラとシャルルに紹介するぜ」

ラウラとシャルルに俺たちの恋人を紹介する。

「まず俺からだな」

一夏から紹介するようだ。

「えっと、こいつは篠ノ之 箒って言って幼馴染で俺の恋人でもある」

「えと、篠ノ之 箒だ、よろしく頼む。デュノア、ボーデヴィッヒ」

「よろしくね。僕のことはシャルルでいいよ」

「私もラウラでいいぞ」

「なら私のことも箒と呼んでくれ」

「次は翔真だぜ」

一夏からのバトンタッチ

「おうわかった、えっと俺の右手にいるのが鳳 鈴音で俺の幼馴染兼恋人で左手にいるのがセシリア・オルコットでこいつも俺の恋人だ。」

「鳳 鈴音よ、鈴でいいわ。よろしくね」

「セシリア・オルコットですわ。セシリアで構いませんわ」

「うん、よろしくね鈴、セシリア」

「鈴にセシリアか、世話になるな」

お互いに自己紹介を終えお昼ご飯にありついた。

 今日の鈴の料理はとてもおいしかった。セシリアのやつは、味が思い出せねぇ。

だってなんか気が付いたらお昼休み終了間近であったのだから。その時セシリアを見たら青い顔をしていたな.さて午後の授業も頑張りましょうかね。

 それ以来セシリアは料理の修行に努めて、初めて1か月もたたないうちにとてもおいしい料理ができるようになっていた。

 

 

  放課後

いつもの訓練はシャルルとラウラが加わってとても有意義なものになっていた。

「ラウラがここまで強いなんて・・・」

「そうだろ一夏、お前たちと交わしたあの約束は忘れてないからな」

「そのために鍛えたってことか。なら俺たちも負けてられないな一夏」

「そうだな翔真、早めにラウラのAICの攻略法を見つけないとな、来週の学年別トーナメントに間に合うようにしたいぜ」

「そうだな。あ、そうだラウラーシュバルツェ・レーゲンのプログラム一回見せてくれね?なんかやばいもんが積まれてそうな予感がするから」

「む?翔真のそういう直感は当たるからな、では練習が終わった後整備室で見てくれ。私もいるが頼んだぞ」

 そんな会話をして、練習を終えた後約束通り整備室へ行きラウラと一緒にレーゲンのプログラムを見る。

「ん?ここにおかしなところがあるな・・・」

「どうしたんだ?翔真」

「いやね、ここに何かを隠したような痕跡があるからね調べてみようと思ったんだ」

「なら調べてみてくれ」

「りょーかい」

 ラウラのレーゲンのプログラム解析を進めていくと

「これだ!このヴァルキリー・トレースシステム、これが隠されていた!」

「なんだと!」

 

 

Side ラウラ

「これだ!このヴァルキリー・トレースシステム、これが隠されていた!」

「なんだと!」

 私のISから違法のプログラムが見つかった。ヴァルキリー・トレースシステムと言われる通称VTシステム。これは条約で開発、搭載の一切を禁じられたシステムのはずだ、なのになんで私のISから出てくるんだ?

「とりあえずこいつは取り除かせてもらうよ。(こんな不細工なシステムを俺たちのものに乗せるなんて、どこの誰だか知らないけど絶対に仕返ししてやる!)」

「ん?何か言ったか?」

「んいや、なんでもなよラウラ」

なんか今「俺たちのもの」って聞こえたような。気のせいか?

「とりあえずこれは国に報告してね、テロリストがドイツ軍に混じってるかもしれないから。あとこのシステムはもう取り除いてあるからねラウラのレーゲンは返すよ。」

「ありがという、翔真。なら私はとっととドイツに報告してテロリストをあぶりだすとしよう。それではまた明日な」

「じゃあの~」

翔真は手を振ってラウラを見送った。

 

 

Side翔真

「あ、俺も部屋に戻らないと。シャルルと一緒に夕ご飯食べるんだった」

 夕食の約束を思い出し、部屋に帰ろうとする。ちなみにシャルルが来る前に部屋割が変わり俺と一夏が一人部屋で鈴と箒が同室になった。

「ただいまー、シャルル!遅れちゃってごめ・・・んね・・・?」

「え・・・?」

「お前・・・女の子・・・だったのか?」

「う・・・うん・・・そうだよ」

「ちょっと扉閉めるわ。んで?理由は?」

そういえばシャルルって女の子だったのすっかり忘れてたあああああ!

「そ、それはね」

理由は原作と同じだった、自分がデュノア社社長と愛人との間にできた子で、母はすでに病死しており義母からは「泥棒猫」と蔑まれ、俺たちのデータ入手を目的にスパイとして送ったこと。ほとんど同じだった。いざ当事者になるととてつもない怒りが湧いてきた。

「でも、一日目でバレちゃうなんてな~。でもこれでこんな苦痛はなくなるんだ。そう思えば楽しかったな、みんなと居れて」

「それでいいのかよ・・・シャルロットはそれでいいのかよ・・・本当にそれで・・・いいのかよ」

「いいんだよ、僕は翔真たちに迷惑をかけなくて済むしね」

「なら、ここからは俺の自己満足だからな。・・・よく聞け!俺はお前を助ける‼お前はこれでいいかもしれないけど、俺は嫌だね!友達を見捨てるなんて絶対に嫌だね!お前の本音はどうなんだ!嫌なのか!嫌なら嫌って言え!じゃなきゃ、じゃなきゃ俺は勝手にお前を助けちまうぞ!」

「しょう・・・ま・・・僕だって僕だっていやだよ!しょうま・・・助けて・・・」

「わかった、俺に任せとけ!絶対に助けてやるからな。あと2日は待っててくれ」

「わかったよ、それまではばれていない体で行くんだね」

「そうだ、それで頼む。んでここからが俺の仕事だ!」

そう言いパソコンを立ち上げ、デュノア社のデータベースをハッキング、現デュノア夫人の不正や政治家への贈賄など多数の犯罪の証拠を集めていく。

「す、すごい・・・これをたった10分にも満たずにやってのけるなんて・・・」

「お・・・これは・・・シャルロット、これを見てくれ」

「な、なに?」

「どうやら君のお父さんは君を守ろうと動いてるみたいだ」

「え?それって・・・どういう・・・」

「まあ、見てみろって!」

「わ、わかったよ」

シャルロットに厳重にプロテクトされた映像を見せる。

 

 

Side シャルロット

 今翔真が僕を助けるために動いてくれている。だけどなんか僕に見せたいものがあるみたいで、そのファイルを開くと10分ちょっとの動画ファイルだったので再生してみると、そこにはお父さんが映っていた。

「お父さんの・・・動画・・・?」

 

 

 動画内のアルベール・デュノア

「あと、もう少しで決着がつく。エミール、もし私とロザリアが逮捕されたらその時はシャルロットを守ってくれ頼むよ。」

動画には映っていないが声がする。

「わかりました。このエミール、全力を尽くしてお嬢様をお守りいたします。」

「そう言ってくれると安心だ。」

「ですがなぜこの会話の動画をとるのですか?」

「それはな、シャルロットがもし万が一にも真実に到達した場合のためにね」

「そういうことですか。それでは私はこれで」

「分かった。また明日頼むよ」

「はい」

そう言いエミールという男は退出したようだ。

「さて・・・どこから語ればいいのやら・・・」

 と不器用に切り出しつつも自分とシャルロットの母との出会いや思い出やどうしてロザリアとくっついたのかの理由、そして何よりシャルロットを娘として愛しているということを語った。

「今更と思うかもしれない。だけどこれだけは知っていてほしい。もし真実にたどり着いたのなら僕は、シャルロットよ君を娘として、そして君の母もとても愛していたと。これだけは忘れないでいてくれ。でもこれを見ているときは私はもうロザリアを道ずれに逮捕されているだろう。君が自由になる手はずは整えた。だから僕とは他人として今後は生きてくれ。さようなら僕の愛しい人から生まれてきてくれた愛しい娘よ、」

 そこで動画は終わっていた。

 

 

 寮

「お父さん・・・ありがとう・・・僕は、愛されていたんだね・・・」

 こんなにもお父さんは僕やお母さんを愛していてくれた。それがわかったら自然と涙があふれてきた。

「ううううああああぁああ」

泣いていると、作業が終わったのか翔真が抱きしめてくれた。とても暖かかった。

「もう大丈夫だ。シャルロット、君も君のお父さんも両方助けるよ。その手はずは整った。だからあと2日我慢してね。必ず成功するから」

「うん・・・うん!」

私はとても温かい気持ちになった。そして同時に翔真をとても愛おしく思った。

 ああぁこれが恋なんだ・・・こんなにも暖かくて、翔真のことが愛おしいなんて。

 

 原作とは違う形でシャルロットの問題とラウラの問題を取り除いた翔真、この後どんな運命が待ち受けているのか・・・?それは誰にも分らないのであった。




 今回はすごく長かったよ。ここまで書くのに2時間くらいかかったわ。
 そしてシャルはヒロイン入りです。はい、これで作者があと好きなキャラはのほほんさんくらいですね。
のほほんさんいいですよね!あののほほんとした雰囲気と言い謎の母性の集合体みたいなキャラと言い個人的には最高の人に見えます。っとちょっと暴走しそうなんで止めますね。
 というわけで次回は、シャルロットのフラグ回収回をやります。どうぞお楽しみに!
それではまた次回(@^^)/~~~


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第17話 気たる嵐そして平和は終わる

 今回はseason1最終回ですね。シャルとラウラの問題も片付いてseason2に入る準備です。
それではどうぞ!


Side 翔真

 あれから2日後、シャルロットの問題を解決するための準備を終えて今計画を実行に移した。

「シャル・・・今助けてやるからな」

そう言って計画発動ボタンを押す。

 それからはことが早かった。デュノア社社長夫人であるロザリアは数々の不正や犯罪により逮捕され、現社長のアルベールは娘を必死に守ろうとした父親の鏡として世間に公表され

ロザリアの協力者たちはあることないことひっくるめて全員お縄となった。

「ふう・・・これでフランスの悪人たちはもう日の目を見ることはないだろう」

「ありがとうね、翔真。2日で準備して、即実行して5時間にも満たず解決してしまうなんてね。ついさっきお父さんから電話があって、自由に生きなさいって言われたよ。」

「ならこれからは女子として通えるんだな」

「そうだよ!ありがとう!翔真!君のおかげで、僕は自由になれたんだ。こんなにも幸せなことなんてないよ!(それとねもう自由だから、君に告白してもいいんだなんてね)」

「ん?何か言ったか?」

「ううん。何でもないよ(でももう翔真には2人も恋人がいるんだし、あきらめるしかないかな)」

 そんなやり取りの翌日にシャルは女子として再度転入し、みんなを驚かせた。

「やっぱ翔真ってすごいよな」

「なんでだ?」

「だって翔真って自分が助けようとした人全部助けてるんだもんな」

「そんなことはないよ。俺だって助けられない人はいるさ」

「でも、こんな短時間にシャルロットのことを助けたお前は大したもんだぜ。俺も見習わないとな」

「そうかい」

「「一夏君!翔真君!私とタッグを組んで!」」

一夏との会話に混じってくる女子たち

「何があったんだ?」

「これ見て!」

「えっと何々?今回の学年別トーナメントはタッグマッチになりました。タッグチームを申請する場合は下記の〆切・・・」

「そんなことはいいから!」

「「私と組んで!」」

「「はは・・・」」

「(これはもうあれだな)」

「(そうだなあれしかないだろ)」

目だけで話し合い決める俺たちであった。

「「悪い!俺は、一夏と(翔真と)組むからまた今度!」」

「そっかー。二人だけしか男子いないもんねー」

「残念だなー。それじゃね~」

そう言って女子たちは去っていった。

 ちなみに今回の専用機持ちのタッグチームは以下の通りになった

1,ラウラ・シャルロットペア

2,セシリア・鈴ペア

3,俺・一夏ペア

となった。

 ていうかタッグになったおかげでトーナメント開催日が3日ずれた。

 

 

Side 鈴・セシリア

 今日二人で話すことは、ほかでもないシャルロットのことだ。シャルロットは少なからず翔真に恋心を抱いている。昨日の今日で分かってしまった。

「鈴さん、どうしますの?シャルロットさんの件は」

「恐らく私たちの仲間入りでしょうね。あの子は私の直感だけど相当人を支えることを得意としている子よ」

「あら、鈴さんがそうおっしゃるのなら間違いないですわね。正直あの方が成し遂げたいことは私たち二人だけでは少々不安がありましたもの。ここで翔真さんを支えるのが得意な方が入ってくれるのは喜ばしいことでしょう」

 二人同意のうえでシャルロットを翔真の恋人の三人目にすることを決めた。

「じゃ、次はトーナメントの作戦ね」

「了解いたしましたわ」

 セシリアと鈴はトーナメントのための作戦を練り始めた。

 

 

Side シャルロット

 タッグのペアをルール発表当日に決めたシャルロットはその翌日、鈴とセシリアに呼ばれた。

「シャルロット、あなたは翔真のことをどう思っているの?」

「正直にお話してくださいませ。」

「ぼ、僕は・・・その・・・翔真が好きだよ。大好きだよ!愛してるんだ!」

「そう、愛してるのね」

「でも翔真には二人がいるから僕は・・・」

「誰がダメって言った?」

「え?」

 あきらめるしかないと思っていた矢先ある提案が僕に提示された。

「シャルロットさん、あなたはずっと翔真さんをそばで支える覚悟がありまして?」

「へ?どういうこと?」

「翔真を愛するってことは翔真をずっとそばで支えることを意味するのよ」

「それって、どういうことかな。」

「翔真はね、人が思いもしないような夢を叶えようとしてるの」

「ですが、翔真さんのその夢はこの世の中の悪に邪魔されたり利用されたりしかねないのです。ですからもし悪に利用された場合、最悪翔真さんは壊れてしまうかもしれません。ですから」

「シャルロット、あんたはそんな悪に立ち向かう翔真を全力で支える覚悟があるの?」

「僕は・・・僕は、翔真を全力で支える覚悟はある!僕は翔真に助けてもらったんだ!人生のすべてを、だから今度は僕が助ける番だよ」

「そう来なくっちゃね!なら今日からは三人で翔真を支えましょう!」

「「はい(わかったよ)」」

 シャルロットが翔真の三人目の恋人になることが決まった。

(僕は、翔真の行くところだったらどこまでもついていくから。安心してね?翔真)

 

 

Side ???

「○○、今度、IS学園で学年別トーナメントがあるわ。そこを襲撃して頂戴」

「了解!○○、タイミングはこっちで任せてもらっていいか?」

「いいわよ。ただしお遊びがすぎないようにね」

「分かってるって○○。しかも今回はただの襲撃じゃねえ、井ノ口翔真と再戦できるし手に入れるチャンスなんだ。手は抜かねぇよ!」

「そう、ならよかったわ。じゃ、私はまたお仕事に行ってくるわ」

「おう!じゃあな○○。・・・井ノ口翔真、待っていてくれ、もうすぐ俺がそこから助けてやるからな」

 翔真の原作介入により次々と変わっていくこの世界の動き、そして翔真たちは巻き込まれる。世界を飲み込む嵐の時代に。

「へっくしゅん!」

「どうしたの翔真、風邪でも引いた?」

「んいや、どこかで俺の噂でもしてるんだろ」

「翔真の噂でもいいうわさならいいんだけど」

「心配ありませんわよ」

「それよりセシリアのローストビーフうめぇ」

「ありがとうございます」

「てかお前ら3人スペック高くね?」

「「「それは愛がなせるわざよ(ですわ)(だよ)」」」

「俺はそんなお前たちが大好きだー!」

「「「私もよ(わたくしもですわ)(僕もだよ)翔真!」」」

 

 

 この世界は平穏ではなくなる。ISが世に出てからかもしれない。この世界が狂い始めたのは。少年少女たちはこの嵐を乗り切れるのか。

                                 season2へ続く




 今回はseason1最終回でした。次回からはseason2に入り、トーナメント戦や臨海学校のお話になります。
 1年生終わるまで一体何シーズンやるんだか検討が付きませんがとりあえずseason1はこれで終了です。お疲れさまでした。
次回の第18話season2開始でお会いしましょう!(@^^)/~~~


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第1部IS学園1年生編 season2 嵐到来、いまだ晴れず
第18話 オータム接触・恋人たちの愛


 今回からseason2です。しかもトーナメント回ですけど原作とは違いオリジナル展開です。こうご期待!
 それではどうぞ!


Side 翔真

 一夏とペアを組みトーナメントに参加した俺。今日はトーナメントの1年生の部を準決勝まで消化する日程である。原作で起きるVTシステムの事件は俺が事前に取り除いたため普通にトーナメント戦が進むだろう。

「おーい一夏!対戦カードの発表だぜ!」

「そうだな、1回戦目は誰と当たるんだろう。」

待機所でISスーツ姿でトーナメント表が映る画面を見る。

「第1回戦第一試合は!

   ラウラ・ボーデヴィッヒ&シャルロット・デュノア対井ノ口翔真&織斑一夏‼」

「いきなりかよ。これは、相当きついぜ」

「ラウラとシャルのペアだからな、スキがない戦いをしてくる。しかも柔軟性も高いペアだ。これは苦戦を強いられるぞ」

「勝てて辛勝になると思うぜ。それか最悪惨敗するか・・・お前はどっちだと思う?翔真」

「俺は、勝てる見込みがあるなら勝てると思う。相手がどんなに強かろうと戦う前に諦めたくはないよ」

「そうだよな!やれるだけやって、全力で戦って負けたらまた考えて挑めばいいんだからな。翔真、これあの時を思い出すよな」

「そうだな、小学生の時に箒の爺さんに必死になって勝とうとしたあの時に」

翔真と一夏はお互いに箒の実家がやっていた篠ノ之道場に通っていた。そして二人は馬鹿だったので箒の祖父の篠ノ之 柳陰に挑みそして何度も負けたのだ。

「んじゃ、ピットに行ってスタンバイだな翔真」

「そうだな」

俺たちはピットに行ってスタンバイ。そして試合開始5分前にアリーナの試合開始地点に移動する。

 

  試合場

「翔真!一夏!代表候補生のタッグの実力を見せてあげるよ!」

「一夏、翔真よ私はお前たちとチームを組むために訓練してきた。その成果を今ここで見せてやろう!」

シャルとラウラが試合前の決意を述べる

「ラウラ、シャルロット。俺たちはお前たちに勝ってこのトーナメントで優勝してやるぜ!」

「シャル、ラウラ!俺はこれを俺の夢の第1の通過点と考える!俺は強くなった、だからそれを証明して見せる!」

 一夏と俺の決意そして試合開始の時間は迫る。

『3、2、1、試合開始!』

「「「「はああああああああああ!」」」」

 一夏は、雪片弐型を構え突貫、その後ろにピタリと付いて隠れる翔真そして狙いはシャルロットである。

「もらった!」

「そんなフェイント!バレバレだよ!」

一夏と俺の連携攻撃を防ぐシャルそして、

「私もいるのだが?」

「予想より早い!」

翔真を砲撃するラウラ。

「私だって日々成長はするさ」

「いいじゃねえか!面白くなってきた!」

そう言い俺は、拡張領域から密かに制作していたオーライザーを呼び出しドッキングする。

「ドッキングセンサー!」

「な!合体だと!」

会場の観客も驚きの声を上げる。ちなみにこれが初お披露目だ。

「行くぞ!ダブルオーライザー!トランザム!」

このオーライザー、ドッキングするとダブルオーガンダムは常時トランザム状態になることができるのだ。

「なに!トランザムだと!こんな序盤に正気か!?」

「違うね!このダブルオーライザーはトランザム状態を維持することができる!」

「「「なんだって!」」」

驚くみんな、やりすぎた感はあるけど後悔はしていない!

「ここから本番だぜ!」

 

『ズドーーーーーーーーン!!!!』

「なんだ!なんか来たぞ!」

「ひさしぶりなだな井ノ口翔真。お前を助けに来たぞ」

「お、お前は!オータム!!」

 

 

Side オータム

「なぜおまえがここにいる!」

「それはな、亡国機業がIS学園の襲撃を決めたからさ。そして俺の目的は、翔真お前を助けるのが目的だ。」

「な、なにを言っている!お前が俺を助けるだと?ふざけるな!」

「私は知ってるんだぜ。お前の夢、目指しているものが」

「お前に何がわかる!しかもなぜ知っている!」

「だって、1年前までお前を見ていたんだからな!」

「まさか、あの視線はお前だったのか!」

「そうだ俺はずっとお前を見てたんだ。お前が好きなものも嫌いなものもすべてわかる。そして夢もね」

「お前がいる世界ではお前の夢を叶えるのは不可能だ。そしてお前は利用されて捨てられる。お前の夢を利用してした挙句捨てられる。このままここにいてはね、だからそうならないようにお前を助けに来たんだ。」

「そ、それは覚悟済みだ!」

「声が震えてるよ、翔真」

「翔真!そんな奴の言うことは聞いちゃダメ!」

「ちっ、邪魔だ!お前たちはゴーレムの相手でもしてろ!」

そう言うとオータムについてきたらしき無人ISが3体出てくる。

「こいつらは、あの時の!」

「でも強さは違うぞ。せいぜい死なないように頑張りな」

無人機は、一夏達3人に攻撃を加え3対3で戦い始めた。

「翔真、お前は利用される側の人間になるか、それともする人間になるか。どちらがいいと思う?お前は分かっているはずだ。自分が抱いている夢はもうこの世界に数多にいる凡人どもに否定され!汚され!貶められ!そして、さらには別のことに利用されたんだ!そんな凡人どもを気にかけてなんになる。どうせ裏切られるだけの末路しかないだから俺と来い!そうすればお前の夢は邪魔されない!」

「だまれえええええええええええええええええ!」

翔真は斬りかかる。一心不乱にだがオータムは余裕で回避、そしてカウンターを叩き込み、壁へ翔真をぶつけて話を続ける。

「俺はこんなにも強いんだ。お前を利用しようとするやつや邪魔しようとするやつはすべて排除してやる。お前が直接手を出す必要はないんだ。だからお前は真っすぐ夢に向かえばいい。そういう環境を俺が守ってやる。だから一緒に俺と亡国機業へ行こう、な?」

手を差し出すオータム。

「ほんとに、俺はそれだけでいいのか?俺のやりたいように・・・」

「そうだ、お前のやりたいようにやればいいんだ。」

翔真が差し出した手を握ろうとしてくるが

「翔真!ダメ!その人たちは翔真を利用したいがためにそんなことを言っているんだ!だからダメ!その手を取らないで!」

「シャ、シャル・・・でも俺は、もう邪魔されたくない!」

「誰も邪魔なんてしないよ!僕のお父さんの会社は君の夢のために動く準備をしている!セシリアは実家を使って君に協力しようとしている!鈴だって君を全力でサポートできるようにしている!だからもういいんだよ!僕たちを頼って!君が疲れたら抱きしめてあげる!辛かったら一緒にいてあげる!そして何よりも僕たちは翔真!君を愛している!」

 

 

Side シャルロット

 無人機が僕たちに向かって来たため迎撃する。

「これはちょっときついけど、勝てないわけじゃない!ラウラ!やるよ!」

「ああ、一夏早く決着をつけて翔真を助けるぞ!」

「おう!」

翔真とオータム?は会話をしている。どうやら翔真を勧誘しているみたいだ。

「早く片付けないと!翔真が、壊れちゃう!」

「なに!早くしなければ!」

「だけどこいつ!硬いぜ!」

耐久だけは高いようだけど。

「硬いだけじゃ僕たちには勝てないよ!」

 ラウラは火力で、僕は手数で一夏は剣術の技で圧倒し無人機を撃破する。

翔真を見ると、何やらうつろな目でオータムとやらの手を取ろうとしていた。それがどんな意味を持っているのか私には瞬時に分かった。

「翔真!ダメ!」

咄嗟にオータムを攻撃し翔真と距離を取らせて、シャルロットは翔真に駆け寄る。

 

 

Side 翔真

「翔真!大丈夫!大丈夫だよ、君の夢は誰にも否定させないし悪いことには利用しないよ、そんな人達はここにはいないし、僕たちの中にも居ないよ。だから君はここでこの世界で夢を見ていいんだよ。」

徐々に翔真に目の光が戻ってくる。

「本当に?僕を裏切らない?本当に僕のそばにいてくれる?」

「うん、全部全部本当だよ。だって僕は君の恋人だから」

「シャ・・・・ル・・・・あり・・・が・・・とう」

 翔真はシャルロットを抱きしめそして完全に元に戻った。

「シャル、ありがとう。おかげでもう大丈夫だよ」

「それならよかったよ」

「さてオータム、君との決着は僕が付ける!」

「そうか!なら全力できな!」

 ならこいつを使う!

「トランザム‼バーストッ‼」

トランザム状態からさらに上の状態へ移行しさらに会場にいる鈴やセシリア、シャルロットの思いが伝わってきた。

その思いは、ただ「愛している」とだけ伝わってきた。

「僕は!みんなと僕の夢をかなえるんだああああああああ!」

 そう叫び翔真は前世の世界のゲームガンダムEXVSFBのダブルオーガンダムの覚醒技を繰り出しす。

 当たったのかわからないが、煙が晴れるとオータムはそこに居なかった。

「手ごたえはなかった、逃げたんだろう・・・ッ」

疲れたのか気絶してしまう翔真。

「「「翔真!!!!」」」

駆け寄るシャルロットたち。そして一夏は翔真を抱えて保健室へと走る。

 鈴とセシリアも保健室へ行った。

 

 

Side 鈴・セシリア・シャルロット

「ただの疲労だね、ここで安静にしておけばそのうち目が覚めるさ」

保健室の先生はそう言ってくれた。

「そうですか。ありがとうございます」

保健室の先生が退出し、3人で話し合う。

「翔真・・・こんなになるまで私たちに頼らないなんて・・・」

「翔真さん、大丈夫ですわ。わたくしたちはあなたを支えます。」

「だからもっと頼ってね。翔真」

3人で手を握り翔真に語り掛けると、苦しかった顔が少し和らいだ気がした。

「う・・・ん・・・ここは?」

「「「翔真(さん)!!!」」」

翔真が起きた。

「ここは」

「保健室よ、翔真。あなた戦いのすぐあと気絶しちゃってねここに運ばれたのよ」

「そうか・・・」

「もう大丈夫ですの?」

「だいじょう・・・」

「ぶじゃないね」

「シャル・・・俺は・・・」

「まったく僕たちを頼ってよ・・・僕たちはもう翔真についていくって決めたから」

「ですから、もっと私たちに頼っていただいていいですのよ?」

「翔真!もっと甘えなさいよ!昔っからそう!あんたは貯めこみすぎよ!」

「いいの?甘えて、今とっても甘えたいんだ。」

「ええ、いいですわよ思いっきり甘えてきてくださいませ!」

「ああ、、、、ああああああ!」

思いっきり甘える翔真。それを慈しみの表情で甘やかす恋人3人達。

「これから毎日甘えるかもしれないけど、いいの?」

「ええ!そんなのバッチ来い!よ」

「それじゃあ甘えられるローテーションを決めないとね」

恋人たち3人は相談し決めたルールと順番その内容は、

「当番の日の者は放課後から明日の朝まで翔真の部屋で過ごし翔真を甘やかすこと」

というルールで、順番は今日からシャル、セシリア、鈴の順番になった。

「それじゃ、今日は僕だからね。部屋に戻ろうか」

「うん。あ、ちょっと手・・・つないで?」

「いいよ翔真。」

そのあと部屋で無茶苦茶甘えた。

 

 

Side オータム

「まさかあんな力を持っていやがるとは・・・井ノ口翔真、それでこそ手に入れ甲斐がある!」

オータムは静かに亡国機業へ戻って行った。

 

この襲撃をはじめとして原作とは新たな歴史を歩み始めたこの世界、そしてこれはまだ始まりに過ぎないことを、少年少女たちが知るのはまだ先のことである。




 というわけで、今回からseason2開始です!予定は臨海学校までです!
あとは束さん出てくる前に番外編で何やってたか書きます。それは多分次回デス!
 それではみなさんまた次回(@^^)/~~~
 感想、質問お待ちしています!


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第19話 臨海学校へレッツゴー!(準備編)

Side シャルロット

 あの襲撃事件から早くも1週間がたちました。翔真は、これまで抑えてきた分があるのかすごい甘えてきています。僕としてはとてもうれしいです。

「シャル~ぎゅ~」ギュー

「もう、翔真は甘えん坊さんなんだから」ナデナデギュー

「えへへぇ」ポワー

 今日は、僕が翔真を甘えさせる日だからね。精一杯甘えてもらおう。

ちなみに鈴とセシリアの場合は、

 

セシリアの場合

「んうううう」ハムハム

「翔真さん、私は逃げませんよ?」

甘噛みしていた。

 

鈴の場合

「よーし、よーし」ナデナデ

「にゅううう」

膝枕していた。

 

 

 今日の出来事はインパクトが強すぎたのか翔真がいつもより甘えてくる。

「何調べてるの?翔真」

「違法な実験や鬼畜外道な研究をしている施設を探してるんだ。」

「探してどうするの?」

「束姉さんに報告して実働部隊を向かわせて研究者を抹殺して被害者を保護してる」

「そうなんだ。それで見つかったの。」

「もうちょっとで・・・見つかった!」

「どんな研究だっ・・・『ガンッ』た!翔真どうしたの!」

「許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない!」

「落ち着いて!翔真!」

「シャ・・・ル・・・?」

「翔真、落ち着いて」

「シャル・・・シャル・・・うわあああああああん!」

「大丈夫だよ、私はここにいるよ。」

「僕のせいで僕のせいで僕のせいで僕のせいで僕のせいで僕のせいで僕のせいで僕のせいで僕のせいで僕のせいで僕のせいで僕のせいで!」

「翔真のせいじゃないよ!この研究をしている人たちのせい!だから自分を責めないでね?大丈夫だから、翔真のせいじゃないから」

 たまたまなのかわからないけど見つけた研究所そこでは誘拐した子供にIS適性を上げるためのシステムを移植しようとしている施設であった。しかも移植が失敗すれば死んでしまう。また成功例もない、しかも死んだ子供たちの脳は取りだされて無人機の材料として使われる。そんなことが当たり前の研究所であった。

「あ・・あああ・・・・ああああああああああああ!」

「泣いていいんだよ、翔真。辛いよね自分の夢をかなえるためのものがこんなにも悪用されてることがつらいんだよね。」

「うわあああああああああああああああああ!あああああ!」

翔真は、泣きじゃくった。

 やっぱり翔真は弱い・・・僕たちが思っているほど強くない、僕たちとどこも変わらないんだ。僕たちが思っているほど強い人じゃないんだ。

 だから、君は壊されてしまうかもしれない。だからずっと傍にいるからね。翔真

君が壊れてしまっても、ずっとずっと傍にいるよ。

 日常が明日も続く、あの事件の時から少し変わったけど概ね日常と言えた。

 

 

Side 翔真

「翔真ー!明日休みなんだから臨海学校の準備の買い物しましょ?」

「いいよ、もちろんセシリアとシャルも行くよね」

「「当たり前だよ(ですわ)」」

「お、買い物行くのか?じゃあ俺も箒と一緒にいいか?」

「いいよ。箒もそれでいいならな」

「一夏よ、私は構わないぞ」

「そうか、じゃあ箒行こうか」

「うむ」

「あ、ラウラはどうするんだ?」

「臨海学校の準備だろ?なら私も行くぞ」

「ラウラはかわいいからね、しっかりとした服や水着を買わなくちゃ」

「そうだな。」

「か、かわいいだなんて!」

照れるラウラであった。

 結局場所は学園から1番近い巨大ショッピングモール『レゾナンス』に決まった。

 

 

翌日・・・

「確か学園の正門で待ち合わせだったはず・・・。早く来すぎたか?」

それもそのはず、集合時間は9時だなのに現在は8時半、30分早いのだ。

「あれ翔真、早いな」

「男が女の子を待たせるわけにはいかないだろ」

「そうだな。まあ俺もお前も同じことを考えているってわけだ」

「ならあと20分弱待っているか」

「そうしよう」

 

 

10分後・・・

「ごめーん待った?」

「んいや、まだ来てすぐだぞ」

「そっかならいいんだ」

「一夏!待ったか。」

「待ってないぜ、俺も2分くらい前に来たばっかだし」

「そうか」

 

 

さらに10分後・・・

「遅れましたわ。」

「ごめん、遅れたわ!」

「大丈夫だよ、時間ぴったりだ」

「一夏と翔真、待たせたな」

「大塚さんっぽく言わなくても・・・」

「一夏、定番ネタだ気にするな」

「ア、ハイ」

集合時間ぴったりに全員集まり、レゾナンスへ向けて出発した。

 

 

 

レゾナンスにて・・・

「初めて来たけど結構広いね」

「懐かしいわね~、よく私と翔真と一夏に弾で遊びに来たわね~」

「ここのショッピングモール、有名なブランドも入ってますのね」

「一夏、水着売り場はどこだ?」

みんなそれぞれの反応を見せる。

「んじゃみんな水着売り場に行こうか」

「なら私たちの水着は翔真が選んでね」

「それいいね、翔真お願いね」

「翔真さんよろしくお願いしますわ」

「よっしゃ任された。でも俺のセンスだとなんか偏りそうだから候補を選んできてくれよな」

「「「わかった(よ)(ましたわ)」」」

翔真のヒロインズは散らばり水着を選び始めた。

「なら一夏、私のを頼むぞ」

「おう、翔真とおんなじ感じで候補を決めてきてくれ」

「了解した。」

箒も水着を選び始める。

「なあ翔真、俺たちも水着決めに行こうか」

「そうだな、こうなったら女子たちは長いからな。」

と言いつつ水着を選んだがお互いに15分もかからなかった。

 

 

45分後・・・

「「「翔真(さん)選んできたよ(ましたわ)」」」

「うっしじゃあ決めるぞー。まず鈴から!」

「私はこの3つよ!」

「う~ん・・・俺が選んだのはこれだ!」

「これね、わかったわ」

「次!セシリア!」

「よろしくお願いしますわ」

「お、これはこれで・・・えっと・・・これがいいだろう!」

「ありがとうございます」

「次、シャル!」

「はい、僕はこの二つかな」

「お、ちょっと待って・・・迷う・・・こっちいやでも・・・ああああ、えっと、よし!こっちがいいと思うぞ!」

「わかったよ」

「翔真と一夏は私にはどれが似合うと思う?」

「「これだああああああ!」」

満場一致でラウラの水着が決定した。

ちなみにどれを選んだかというと・・・原作と同じだった。(すみません、ほかの水着姿になるとなんか作者は頭の中がピンク色にしかならなかったので原作と同じでお願いします。)by作者

 

 

Side 一夏

「一夏、どっちがいい」

「そうだな・・・こっちの白いほうがいいと思うぜ!」

「わかったこっちだな」

箒の水着も決まったし、翔真も決まったみたいだし。

「翔真、終わったか?」

「ああ、終わったよ」

「ほう、お前たち男子に水着を選んでもらったのか」

「ん?この声!」

「「「「織斑先生!(千冬姉)(千冬さん)」」」

「なんだ貴様ら、私がここに来るのは珍しいのか」

「いや、なんていうかその・・・千冬さんが・・・その・・・」

「ち、千冬姉・・・おしゃれするとこんなにも・・・」

「「綺麗になるなんて!!」」

「な、なんだ私だってこういうことにも手を出すぞ!」

ちょっと、これはヤバい・・・翔真も顔赤くなってるし!翔真が千冬姉に惚れたらどうする気だ!ってでも翔真と千冬姉だったら・・・いい気がしてきた。

「ち、千冬さん・・・えっと・・・そのぉ・・・ゴニョゴニョ・・・」

「なんだ翔真、こういう私が好みなのか?ホレホレ、どうだ?大人の色気にやられたか?」

「そ、そんなことはぁ・・・ゴニョゴニョ」

あ、翔真完全タジタジでやられてる。

「あ、あの!千冬さん!」

「なんだ?翔真」

「えっと、あの・・・その・・・ゴニョゴニョ」

「ん?よく聞こえないが」

「えッとち、千冬さんがその・・・キレイデ・・・ゴニョゴニョ」

ふと鈴のほうを見てみると、

「こ、こんな翔真初めて見た!動画とっとこ!」

「翔真さん、きれいな方に迫られるとこんなにも可愛くなるのですね」

「翔真!可愛すぎるよ!その反応!」

 なんか反応を楽しんでみていた。それでいいのか!翔真ヒロインズ!

「一夏、何を言っているのだ?」

「い、いやなんでもねぇよ」

「そうかそれならいいが」

でも千冬姉もここに来たってことは、水着を買う気なんだろうな~。

 

 

Side 翔真

「えっと・・・千冬さん・・・なぜここに?」

「そうだった目的を忘れるところだったな。私も水着を買いに来たんだが・・・」

「ちょ!千冬さん!」

 近い!近いよ!そんなに近いと、僕・・・僕・・・!

「翔真」

「ひゃ、ひゃい!」

「私の水着を選べ。」

「あ、あい!」 

結局原作と同じ黒いビキニです。(作者はヒロインを除くと千冬さんはのほほんさんと同じくらい好きです。)by作者

 おい、作者の性癖がバレるぞ!

(だ、大丈夫だ、問題ない。)

フラグ乙だな作者よ。

(お話に戻ります)

「ふむ、いいセンスだ。」

「だからなんで大塚さんっぽい声で言おうとするの」

「一夏、気にしたら負けだよ」

「私は、目的を果たしたからな。学園に帰るとしよう。翔真、また買い物にでも付き合ってくれ。それではな」

 千冬さんはそう言って帰っていった。

千冬さんと一緒の時は、翔真の顔面は常時トランザム状態であったとさ。

 

 

そのあとはお昼を食べたりゲーセンで遊んだりした。

ダイジェスト、どうぞ!

 

「お昼ご飯はここで食べようか」

結構ネットでおいしいと評判の店に入ったり。

 

「あ!俺と一夏がISトライエイジに参戦してる!」

「「「なんだってー!」」」

 ヒロインズが一夏と翔真のカードを手に入れようと泥沼ガチャを回し始めたり。

 

「ここのブランド、世界で有名なブランドですのよ」

「へー、しかも今トレンドの服ばかりだな」

セシリアが紹介してくれたブランドで夏服を買ったりした。

 

「今日は、楽しかったなー!またみんなで行きたいぜ」

「そうだね、みんなでまた一緒に!」

「また織斑先生ついてきたりして」

「そ、それはそれでうれしいような・・・気まずいような・・・」

 今日1日で臨海学校に必要なものをそろえた。そして臨海学校は3日後。

ある事件が待っているとも知らずに、翔真さえも予測できないことが起きそうなそんな予感を翔真は感じ取っていた。




 次回は臨海学校当日の内容です。遊んだり、遊んだり、アクシデントがあったり。
結構作者的には忙しい話になるかも!
翔真「てかそれより、今回作者の性癖が暴露されてるんだけど大丈夫か?」
 大丈夫だ、問題ない。俺は千冬さんだったら逆レばっち来い!だぜ。
翔真「死ななきゃいいけどね」
 あ、千冬さんヒロイン入り決定したから。
翔真「嘘だろ!」
 これがほんとうなんだな~。
というわけで、質問、感想待ってます!
翔真「それではまた次回!」(@^^)/~~~


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第20話 臨海学校へレッツゴー!(1日目自由時間)

Side 翔真

 今日から臨海学校だ、今はバスに乗って移動中。ちなみに俺は寝ている。しかも熟睡だ。

「すーすー」スヤスヤ

「やっぱり寝た翔真さんはかわいいですわね~」ニコニコ

 たまたま今日は、セシリアの番だったので翔真の席の隣にはセシリアが座っている。

「そうだね~、見ているだけでほっこりしちゃうよ~」

後ろの席からシャルロットがのぞき込む。

「このときに口に指を持ってくと・・・」

「パクッアムアム・・・チロチロ・・・」

「甘噛みしてくるんですのよ。」ポワー

「へ~、学園に帰ったらやってみよう」

「翔真さんの甘噛みは気持ちいいですわよ」

「鈴にも教えなくっちゃ!」

 恋人二人が盛り上がっているとき、俺は幸せな夢を見ていた。

 

 

 

 

「よっしゃ!これでオーケーだ!」

「しょうーくんこっちもオーケーだよ!」

「それじゃみんな呼んでくるよ!束」

「行ってらっしゃい!」

 

 

「みんなー!行けるよー!」

「とうとう外宇宙に向かって探索するのね!」

「こっちは準備できていますわよ。」

「みんなー!忘れ物はないねー?」

「私は忘れ物はないぞ」

「俺は大丈夫だぞ。箒は?」

「私も大丈夫だ。ラウラのほうは・・・」

「こっちも大丈夫だぞ。よし!行くぞ、お前たち!」

「「「「「はーい!」」」」」

 そこにいたのは子供たちだった。

「子供たちは・・・・よし!全員いるな!よし、乗るぞ!」

「楽しみだな、翔真。」

「ああ、なんつったって俺たちの夢が叶う瞬間だからな」

次々にソレスタルビーイング号に乗り込む子供たち。そこには鈴と同じ茶髪の子やセシリアと同じ金髪の子、シャルと同じ橙色の髪の子、千冬さんに似た子そしてラウラと同じ銀髪の子と箒と同じ黒髪の子が見えた。

「俺は今とっても幸せだよ。」

「何もうすぐ死にます的なこと言ってるんだ?」

「そうよ!まだまだ私たちといっぱい幸せになってもらわなきゃ困るんだから!」

「そうですわ!私たちとこの子たちを置いて行ったりなんかしたらただじゃ置きませんわよ」

「私たちはお前を死んでも離さないからな」

「だからね翔真、私たちとずっと一緒に居ようね」

「・・・そうだな」

「一夏も、私たちを置いて行ってくれるなよ」

「当たり前じゃないか、箒とラウラたちを置いていくかよ」

「ならいいんだ」

「「「「「はやくいこーよー!」」」」」

「ほらほら、早く乗った乗った~!」

「お、押さないでよ束」

「ははは!お前たちは相変わらずだな。」

「ねえ・・・みんなは今幸せ?」

「「「「「「○○○。」」」」」」

 そのあと光が僕を飲み込んだ。

 

 

 

「・・・さん・・・まさん・・・翔真さん!」

「んあ?」

「翔真さん、起きてくださいまし。もうすぐ到着いたしますわ」

「ふあ~~~~~。」コテッ

「翔真、旅館に着くよ!」

「ですので、起きてくださいな翔真さん」

「んー、起きる・・・」フアーーー

 外を見てみると、もうすぐ到着は海を見て察せられた。

「ずいぶん気持ちよく寝てましたけどどんな夢を見てたんですの?」

「え?えっと・・・その・・・」ボンッ

 なぜか顔が赤くなってしまった。

(い、言えない!)

「そ、その恥ずかしかったら言わなくていいんですのよ?」

「そ、そうしてくれると助かる。」

「旅館に着いたぞ。降りるぞ」

「「はい!」」

 どうやら旅館に着いたみたいだ。

「今日からお世話になる花月荘の女将さんだ、みんな挨拶しろ」

「「よろしくお願いします!」」

「あらあら、元気がいいようで」

「皆今日の後の時間は自由時間だ。各自の部屋割りに従い部屋へ荷物を運んでからだがな」

「「はい!」」

「それでは翔真さんまた後で」

「翔真海で待ってるよ」

「一夏、待ってるからな」

「翔真、一夏、私も待ってるぞ」

「おう」

「悪いな」

ここで一旦ヒロインズと別行動となった。

「あら、こちらの二人が噂の・・・」

「「よろしくお願いします」」

二人で頭を下げる。

「あらあらこちらこそ。」

「礼儀が良くて助かるぞ。それでは二人の部屋はこっちだ」

「そういえば俺たちの部屋ってしおりに書いてなかったね」

「どこになるんですか?織斑先生」

「お前たちは特別に教員室だ。織斑は私と、井ノ口は山田先生とだ」

「あと、大浴場は使えますが、時間制限があるので朝や深夜に入りたいときは部屋の温泉を使ってください」

俺と一夏は目配せをして((あっふ~ん 察し))状態となった。

「それじゃ荷物おいて着替えに行こうぜ」

そう言って、千冬さんと部屋に入っていく一夏

「んじゃ山田先生俺たちも」

「そうですね。荷物を置いたら先に行っていいですよ。私たち教師はちょっとだけ仕事があるので」

「わかりました。」

水着をもって部屋を出ると、一夏もちょうど出たところだった。

「ちょうどよかったな行こうぜ」

「そうだな」

着替えの場所は離れなので移動する。と中庭にうさ耳が生えている。

「な、なあこれって・・・」

「だよな、引っこ抜くか?」

「俺はやだよ。お前がやれよ」

「え?俺もやだよ」

やれお前がとなってしまったためジャンケンで決めることに。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「お、俺かよ。引っこ抜くからなそこに居ろよ、一夏」

結局俺が引っこ抜くのか。

「やってくれ翔真」

「え、えーい!南無三!」

引っこ抜くと、何もなかった。耳だけだった。

「え?耳だけ?」

「翔真!上!」

「ほえ?ってわー!」

『ズドーーーーンッ』

上からニンジン型のなにかが降ってきた。

「にゃっはは!引っかかったねしょーくん!」

「え?束おねえちゃん?」

「そうだよ!君の束姉ちゃんだよ!ほらほら6年ぶりの熱い抱擁をしようじゃないか!」

「束おねえじゃん・・・くぁwせdrftgyふじこlp」ダバー

「泣くほど嬉しいんだ!束お姉ちゃん最高だよ!」ギュー

感動の再会である。6年ぶりとなる束おねえちゃんの温もりを堪能した。

「あ、いっちゃんも久しぶり!」

「は、はあ束さんもお元気で・・・」

「あ、そうそうしょーくんその引っこ抜いたうさ耳使っていいよ!」

「う、うんありがとう!」ニパァ

「よし!じゃあ私はやることがちょっとあるからまた後でね!」

「いってらっしゃーい!」

そう言って束おねえちゃんはどこかへ走っていった。

「なんか、やっぱり嵐みたいな人だな」

「え?嵐なんかじゃないでしょ」

「それお前の感覚狂ってねえか?」

「何を言うか、俺はいたって正常だ」

「オーケー、わかった」

なんか諦められたぞ、心外な。俺はいたってまともだぞ。

(作者も束さんは好きです。グラマスな体つきでしかも笑顔から見えるどす黒い狂気。もう最高じゃないですか)

by作者

「とりあえず着替えようぜ、あいつらを待たすわけにはいかんからな」

「そうだな」

俺たちは本来の目的である着替えを果たした。ちなみにうさ耳は翔真が束さんと同じようなカチューシャにしてつけてます。(男がうさ耳ってなんかね・・・イケメンって設定だしいっか! 投げやり)by作者

 

 

「あ、織斑君と井ノ口君だ」

「え!?私変なところないかな」

「ていうかあの二人すっごいね」

「細いのに筋肉が・・・」

「すごく・・・セクシーです」

海に行ったら女子が騒ぎ始める。そんなにいいのか俺たちの体・・・。

「す、すごい注目されてるな・・・」

「ま、まあ男子は俺らふたりだけですしおすし」

「あ、しょーまー!来たんだ」

「おう、来たぞ。それよりやっぱ似合ってるなその水着」

「えへへ、ありがと」テレテレ

「あら、翔真さんこっちでしてよ」

「セシリアは、シャルと違ってその・・・えっと・・・」タジタジ

「どうしました?」

「その・・・き、綺麗だなって!」キャーイッテシマッタ

「ありがとうございますわ」

セシリアはシャルとは違うベクトルで似合っていた。やっぱり本物のお嬢様は違うんやなって。

「あたしはどうよ、翔真」

「かわいいぞ。鈴」

「ん、ありがと」

バスでは別々だった鈴と合流し翔真ヒロインズがそろう。ちなみに一夏はというと・・・

「箒・・・その~、えと・・・き、綺麗だな・・・」カアーッ

「い、一夏がそういうんだったらそうなのだな・・・」カオマッカ

初々しかった。

「翔真に一夏私もいるぞ」

ラウラの水着姿は、

「「天使やわ~」」

男子二人から天使と言われていた。

 

 

「それよりも翔真さん、サンオイルを塗ってくださいますか?」

「いいけど初心者だけど大丈夫?」

「わたくしは翔真さんにやってほしいので」

セシリアにサンオイルを塗ろうとして四苦八苦背中はやったけど前は無理だったのでシャルにやってもらった。

「あの体はまずい」と言っていた。

 ちなみに現在はビーチバレーをしている。現在は相川・谷本ペアと戦っている。相方は誰かって?決まっているジャマイカ、一夏だ。

「一夏!」

「翔真!よし!」

「アタアアああああああック!」

『ピピーーー!井ノ口・織斑ペアの勝利!』

 ここまで負けなしな。

「よし、次はどこのチームがやる?」

ほとんど戦った気がしたその時。

「なら私と山田君がやるぞ」

千冬さんと山田先生参戦‼

 そのあとはコテンパンにやられました。千冬さんのあの姿は男子高校生にとっては刺激が強すぎた。

「山田君上げてくれ」

「はい」

トスを上げる山田先生とアタックモーションに入った千冬さん。千冬さんのジャンプを見上げた瞬間

「「ブシャアアアアアアアアアアアア!」」俺と一夏は鼻から盛大に血液を散布させた。

「「「しょうまあああああ!」」」

「「いちかあああああああ!」」

「ち・・・ふゆ・・・さ・・・や・・・だめ・・・」ガクッ

「ちふゆねえ・・・し・・げ・・・むり・・・」ガクッ

「「「しょうまああああああ!」」」

「「いちかああああああ!」」

 井ノ口翔真・織斑一夏 再起不能

あの後パラソルの下で目を覚ました俺たち。

千冬さんに起きたところを見られた。

翔真と一夏は逃げようとした。

しかし、回り込まれてしまった!

「私から逃げるなんていい度胸してるな」

「「い、いやその・・・千冬さん(姉)ハハハ」」

「水着を着ているんだ、何か言うことはないのかね?男子二人」

「えっと、似合ってると思うよ千冬姉」

「ふむ一夏は普通だな。で?翔真お前はなんていうのだ?」

「え、いやその・・・えっと・・・ととととてもきききき綺麗で・・・えと・・・」

「で?」

「あああえと・・・つつつ!」

「つ?」

「つつ付き合いたいって思いました!」

「なっ!?」

「あ、俺なんて・・・」カアーッ

翔真の思わぬ失言にお互いに顔を赤くする。これに関しての一夏のコメントは、

「翔真だったら千冬姉をくれてもいいていうか翔真以外に認められるやつが思い浮かばねぇ」

とのこと。

 ちなみに千冬さんはこの後翔真と恋人同士になったが、結婚は卒業後すぐにということに決まった。

まぁそのあとはみんなで海での自由時間を満喫しましたとさ。




 やっと臨海学校だー!とっとと終わらせて文化祭行きたい!けどいろいろストーリーが思い浮かんでしまう。どうしよう!
 暖かな目で見守ってほしいです。はいというわけで次回はいつもの恋バナシーン行きます。
 それではみなさんまた次回(@^^)/~~~


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第21話 臨海学校へレッツゴー!(恋バナ編)

Side 翔真

 1日目の自由時間が終わり今は夕食だ。ちなみに椅子に座れるテーブル席と正座で食べる座敷席がある、俺は座敷席だが・・・セシリアは慣れない正座に四苦八苦しながら夕食を採っていた。

「セシリア、無理だったらテーブル席行こうか?」

「い、いえお気遣いされるほどではありませんわ?」

「そ、そうかならいいんだ」

セシリアは正座に慣れず足が痺れていた。

「セシリア無理しなくていいんだよ?」

「シャルロットさんまで、大丈夫ですよ。」

シャルロットは適応力が高いのか慣れていた。

 今日の夕食には、刺身に本山葵がついていたのでシャルとセシリアに説明してあげたり。

一夏と箒が「はい、あーん」といちゃつき始めたので、俺たちも触発されて「あーん」をしたりしながら夕食を楽しんだ。

 

 

 現在は夕食を終え一夏と大浴場で温泉に浸かっている。

「なあ翔真、なんか俺たちがIS学園に入学してから事件が起きすぎじゃないか?」

「そうだな、クラス対抗戦といいタッグトーナメントの時と言い、事件が起きてるな」

「それに俺、今さこの臨海学校も何かしらの事件が起きるって思ってるんだ」

「そうか、なら備えておかないとな。もし実戦なんてことになったら大変だしな」

「実戦ってタッグマッチの時も実戦だっただろ」

「馬鹿か、お前たちは無人機相手だっただろうが」

「それもそうだけどさ」

「まあ、覚悟はしといたほうがいいかもな。まあ実戦で俺がいなくなったときはあいつらを頼むわ、一夏」

「おい!馬鹿なことは言うなよ!勝手に死ぬなんて許さないからな!」

「分かってるよ、まだ俺は死ぬ気はないからな。何があっても生きて帰って見せるさ」

 正直言って帰ってこれるかはわからなかった。タッグトーナメントの襲撃を見る限り原作とはもはや世界が違ってきている。だからな、一夏もしかしたら俺はこの後に起きる事件で死ぬかもしれない。だからその時は・・・。

「やめよう、こんな考え」

「ん?どうしたんだ」

「何でもないさ」

「それならいいんだけどな」

俺たちは時間いっぱいまで温泉を堪能した。

 

 

温泉から出た後は、教員室で一夏と俺と千冬さんで話していたが途中から俺ら二人が千冬さんをマッサージすることになった。

「一夏、お前は上だ。翔真は下をやれ」

「「あいあい」」

 

 

Side ヒロインズ

「何やってるの?」

「「「「シッーーーーーー!」」」」

「え?」

シャルロットは、教員室の前に来た時何やらみんなが織斑先生の部屋を盗み聞きしているのを見つけた。

「くッ・・・翔真うまいな・・・アアッ」

「結構たまってるね、まあこれは仕方ないけどね」

「こっちもすごいぞ。結構やばかったんじゃないか?千冬姉」

「そ、そうなんだああアッ、そこいいぞ・・・」

なんか織斑先生が卑猥な声を上げていた。

「ね、ねえこれって・・・」

「い、いやまだわからん」

「でもこの声・・・」

「ちょっと翔真さんと織斑さんが・・・・」

「む?翔真と一夏のことだからマッサージなどではないのか?」

「で、でもラウラこの声はあれ意外に説明はつかないよ・・・」

ヒロインズは勝手な想像で話をしていたが、

「ちょ、押さないで!」

「ま、まずいぞ!」

「あ、ダメ!」

「きゃああ!」

『ドゴンッ』

「「お前ら何やってるんだ?」」

 襖が倒れて部屋に乱入したヒロインズでした。

 

 

Side 千冬

「とりあえず、一夏と翔真は隣の部屋に行ってこい」

「「え?まあいいけど」」

 一夏と翔真は何かを察して出て行ってくれたか。

「お前たちは何が飲みたい?」

「え?」

「何がいいかと聞いている」

「えっと・・・」

各々飲み物を言うと、千冬から飲み物を渡される。

「あの、これって・・・」

「ああ口止め料だ。」

「口止め料って・・・」

『プシュッ』ゴクゴク

「プハーーーーーッ」

「「「「え?」」」」

「なんだ、私が酒を飲むのがそんなに珍しいか。口止め料はやったんだ。何も言うなよ」

「「「「は、はい」」」」

さて、話を進めよう。

「お前たち、あいつらのどこがいいんだ?」

「あいつらって・・・」

「一夏と翔真だ、」

「まずは、箒お前からだ。なぜ一夏が好きなんだ?」

「えっと私は、小学生の時にいじめられててその時に助けられて好きになったんです。でもその時翔真も助けてくれたんですが、一夏はずっとそばにいてくれたので」

「そうか、いいだろう。次、鈴音だ」

「えっと私も箒と一緒でいじめられてて、でもあいつ・・・翔真が助けてくれた。あと助けたときに可愛いって言ってくれてそこからです」

「次!セシリア!」

「え、えっとわたくしは、翔真さんの目に惚れましたの・・・代表決定戦の時のあの目、何にも屈しない不屈の目をしていました。ですがその奥に私の父とはまた違った優しさが垣間見えました。そこからです。翔真さんを意識し始めたのは。」

「次!シャルロット!」

「は、はい!・・・ぼ・・・私は、真実を教えてくれたからです。女の子ってバレたときはもうダメと思ったんですけど。私のお父さんの思いと真実を自分がやりたいだけって言って教えてくれたからですね。」

「そうか、ラウラはどっちを選ぶんだ?」

「私は・・・おそらく一夏を選びます。」

「ほう・・・なぜだ」

「一夏は翔真より能力は劣っていますが、少しでも追いつこうと一生懸命に頑張っています。その姿がとてもまぶしく見えて、とても素敵な人と思ったので私は一夏を選びます。」

「そうか。そして私が翔真を選んだ理由は、あいつが・・・束に似ているからだな」

「え!?翔真が姉さんに似てるってどういうことですか!」

「ここからは機密情報だから口外しないでほしいが、翔真の専用機についている緑の光を出す機械だがあれは翔真の自作なんだ。」

「「「「えええええええええええええええええええええええええ!!」」」」

「声が大きいぞ!で、あいつがあれを作った経緯は『なんか思いついたから作った!』だったんだ。まああとは似ているところといえば身体能力もそうなんだが、男なのか如何せん私より強くてな、というより実力で私に追いつけるのは翔真だけだったからな。そこに惚れたのかもしれん」

「お、思い付きであんなのを作ったって・・・」

「それじゃああのような夢を持つのも納得ですわ」

「翔真らしいっていえばらしいけど」

「現実味を帯びてきたぞ」

「翔真の夢が叶うのはもうすぐかもしれんな」

「あいつ、夢が叶ったらどうするんだろうな」

「そうだな、まあ叶うまでは優しく見守ってやるとしよう。」

 恋バナを終えてヒロインズは各自の部屋に戻っていき、一夏は千冬と、翔真は山田先生と寝た。

 さて明日はIS実習だからな。休んでおけよ一夏、翔真。

 

 

Side ???

「こっちは準備OKよ、作戦開始まであと〇時間ね」

「やっとまた会えるのか・・・今度こそ手に入れないとな」

「無理しなくてもいいわよ。もうあの学園には定期的にちょっかい出すことが決まってるんだから」

「それでもチャンスの1回1回は大事にしたいからな」

「あなたから慎重論が出るなんて、明日は槍でも降るのかしら」

「おい!どういう意味だ!あいつのことなんだ、少しぐらい慎重になってもいいだろ!」

「そうね、井ノ口翔真ですもの、今回こそは手に入れないとね」

「そうだな・・・待って居てくれマイダーリン」

 ほくそ笑む黒い影、狙うは井ノ口翔真ただ一人のみ、翔真の嫌な予感が当たらないことを祈るばかりである。




 今回は恋バナと2日目の伏線張りでした。ちなみにもう原作を乖離しオリジナルへと移行しています。時間の流れは同じですが襲撃などはもはやオリジナルとなっています。
 それではまた次回(@^^)/~~~


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第22話 臨海学校へレッツゴー!(事件編)

Side 翔真

 今日は臨海学校2日目、現在はみんな浜辺に集まっている。

「おい、遅刻者。コアネットワークについて答えろ」

「は!コアネットワークとは・・・」

ラウラが寝坊して遅刻してきたので千冬さんがコアネットワークについてラウラに答えされる。

「ふむ、完璧だな。遅刻の件はこれでなしとしよう」

「ありがとうございます」

「それでは、専用機持ちと一般生徒で別れるぞ。専用機持ちと篠ノ之はこっちだ」

「あ、あのなぜ私が・・・」

「そのことについてはあとで話す。」

「わかりました」

というわけで俺たちいつもの7人は千冬さんについていき別の場所で実習と相成った。

「というわけで、篠ノ之お前には・・・」

「しょーーーーーーくうーーーーーーん!」

「束おねえーーーーーーーーちゃああーーーーーん!」

束おねえちゃんの声がしたのでそちらの方向へ全力で走る。束も全力で走ってくる。

 ぶつかるとみんなが思ったが結果は・・・

「「もう離さない」」ギュー!

なんか空中で抱きしめ合っていた。

「ほらほら、久々に私と熱いキスをしよう。しょーくん!」

「うん!キスしよう!」

「「んんッチュレロレロジュルジュル」」

とっても熱いディープキスだった。

「束!翔真!いい加減にしろ!恥ずかしいだろうが!」

「「あだああああああああああ!」」

二人して蹴られた。

「「ひどいよ!千冬さん!(ちーちゃん!)」」

「お前らが悪いんだろうがああああああ!」

「「ぎゃあああああああああ!」」

鉄拳制裁される二人であった。

 

 

「束、自己紹介をしろ」

とりあえず落ち着いて自己紹介をすることに

「みんなのアイドル!篠ノ之 束だよ!ハロハロ~。今日は箒ちゃんに専用機を渡すために参上したのだー!」

「た、束って・・・」

「ISの生みの親・・・」

「そんな人が来ちゃったんだ・・・ハハハ」

「ん?そこの3人はしょーくんのお嫁さん候補だね!」

「「「は、はい!」」」

3人に緊張が走る。

「ありがとね、しょーくんを助けてもらっちゃって。私は追われる身だからあまり手助けできないけど、君たちが居てくれるおかげでしょーくんは壊れなかった。次また会える日は分かんないけど、よろしくねしょーくんのこと。全力で支えてあげて?しょーくんが壊れたら承知しないけど、よろしくお願いします。」

そういい束が頭を下げる。

「あ、頭を上げてください!」

「私たちは翔真さんが好きでやっているのですのよ。」

「ですから篠ノ之博士、それほどかしこまらなくていいですよ」

「ありがとう・・・りーちゃん、せーちゃん、シャーリー。」

「「「な、なぜ名前を知ってるの!(ますの!)」」」

「それはね、しょーくんの部屋に隠しカメラを付けておいたからなのだ!」

「「「ええええええ!」」」

「あ、あのやり取り見られてっ!」

「まさかあれは見られて!」

「見られてたなんて・・・」

「いやー3人とも過激なことするねー、束さんも混ぜてもらいたかったよ!」

 束おねえちゃんと3人が女子トークを始めてしまった・・・。

「束!本題に入れ!」

「あだあ!わかったよちーちゃん」

「おねえちゃんなんか手伝ったほうがいい?」

「そうだね、しょーくんは最適化を手伝って」

「りょーかい」

「それじゃあ、箒ちゃんにプレゼント!箒ちゃん専用機『紅椿』だよ!」

「これが・・・私の、専用機」

「そうだ、箒、乗ってくれ今最適化をしてやる。5分で終わるぞ」

「しょーくん、本気出して2分で終わらせて」

「えー?じゃあ何かくれる?」

「じゃあ束おねえちゃんがいい子いい子してあげよう!」

「やる!箒乗って!」

「わ、わかった」

「それでいいのか翔真」

「いいんだ一夏」

 とりあえず最適化を2分ぴったりで終わらせて

「しょーくんよくやった!」イイコイイコ

「えへへへぇ」ヘナー

翔真はいい子いい子されてましたとさ。

「とりあえずテストするよ。」

束が箒に武装説明や機体の説明、機体の稼働テストを実施し1時間経ったころ。

「織斑先生ー!大変です!日本政府からこんな要請が!」

「わかった、お前たち、急ぎ旅館へ戻れ!そしてブリーフィングルームに集まるように!」

「「「「はい!」」」」

「一般の生徒は自室から出ないように。違反した場合はこちらで取り押さえるからな」

「「はい!」」

とりあえずブリーフィングルームへ向かう。

 

 

 ブリーフィングルームにて

「今現在アメリカ・イスラエルが共同開発していた軍用IS『銀の福音』が試験中に暴走し超高速移動で太平洋を横断しています。そしてあと1時間ほどでここから約50キロメートル離れた海域を通過する予測です。そこを我々IS学園の専用機持ちに対処させるよう要請がありました。これは各国政府も了承済みです。」

 山田先生が事件の概要を説明する。

「なら、その銀の福音の詳細なスペックデータを要求いたします。」

「わかりました。開示はしますけどこれは外部に漏らさないでください。漏らした場合は裁判または査問ののち数年の監視が付きますからね」

「わかりましたわ」

「先生、作戦はどうするのですか?」

「あくまで敵は通過するだけだからな一撃必殺を持つ織斑を中心とした作戦で行く」

「お、俺!?」

「お前しかいないんだ一夏、お前の零落白夜で落とすしか効果的な作戦がないんだ」

「実戦だ、織斑、やらないと言って逃げてもいいんだぞ一夏」

「やるよ、俺。実戦だけど、ここで下がったら男じゃねぇ!」

「わかった、織斑を中心にバックアップで井ノ口お前が付け」

「りょーかい!ならあそこまで運ぶ人は誰が・・・」

「それは断然『紅椿』の出番だよ!」

「束、お前は出てけ!」

「とりあえず、しょーくんを除いてこの中で一番早いのは『紅椿』だからね」

「分かったからとりあえず束は出ていけ」

「とりあえず言いたいことは言ったから出てるね」

束が出ていき作戦が伝えられる。

「参加するのは織斑、篠ノ之、井ノ口の3人だ他は各自のパッケージをインストールし待機だ」

「「「了解!」」」

「作戦開始は20分後だ、各自準備をしろ!」

 とりあえず解散となった。

「やっぱり嫌な予感が当たったぜ」

「そうだな一夏、でもまだある気がする。その時はあの3人と束を頼むぞ一夏」

「バカなことは言うなって昨日も言っただろ!いい加減にしろよ!俺でもキレるぞ!」

「でもな、そんな予感がするんだよ・・・どうしようもないほどの死の足音が聞こえるんだ・・・なんとなくわかるんだよ運命ってやつが」

「それでも!抗って見せろよ!お前は俺より強くて!束さんと同じように細胞レベルでオーバースペックで!千冬姉互角に渡り合えて!恋人が5人いても全員を愛せる甲斐性が半端ない男で!そんなお前がなんで抗わないで!運命に負けるっていうんだ!そんなんだったら俺だって勝てなくなるじゃないか!箒を死なせちまうじゃねえか!だから、だから、諦めないでくれよ!翔真!」

「わかった・・・なら抗って見せるさ・・・みんなのために・・・」

 

 

少年は決意する。皆とともに生きるために。

少年は抗う。 死という運命に。

少年は戦う。 愛する人たちを守るため。

次回第1部season2最終章 第23話『銀の福音』の襲来・堕ちる緑の光、希望は何処へ。

 そして少年たちは、絶望を知る。

 




 次回、season2最終章突入
 ご意見ご感想待ってます。それではまた次回!


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第23話 『銀の福音』の襲来・堕ちる緑の光、希望は何処へ。

Side 翔真

 作戦開始まであと3分、俺と一夏、箒はISを装着し浜辺で待機していた。

「作戦開始まであと3分だ。確認のためもう一度作戦を伝える。篠ノ之は織斑を輸送後織斑のフォローを、織斑は福音に零落白夜での撃墜を試みる。井ノ口はそれに対し周辺警戒と織斑、篠ノ之両名のバックアップに回れ。指揮権は戦闘時すべて井ノ口に移譲する。」

「「「了解!」」」

「作戦開始まで、残り30秒です。」

山田先生のアナウンス。

「必ず戻ってくるからな。心配しないで待っていてくれ」

最愛の人たちに笑顔を向け出発する。

「必ず帰ってきなさいよ」

「約束ですわ」

「破ったら承知しないからね」

「わかったよ」

「作戦開始まで、5、4、3、2、1作戦開始です!」

「出撃!」

「箒頼んだ!」

「ああ!」

作戦開始の合図とともに3人は飛び立つ。

「作戦の指揮権を私から井ノ口に移譲。問題ないか」

「ありません。作戦指揮権譲渡了解」

 

 

Side 一夏

「接触まであと1分だ、二人とも大丈夫か」

「こっちはいつでも大丈夫だ。箒は?」

「大丈夫だ。」

「目標確認!作戦行動開始!」

接触した。俺は箒との輸送形態を解除し零落白夜で奇襲を仕掛ける。

「はああああああああああああああ!」

瞬間加速と箒に運んでもらった時に付いたスピードを上乗せして食い掛る一夏、が!ダメ!

「避けられた!」

「一夏、そのまま距離をとって!箒と俺で援護!」

「任せろ!」

翔真と箒の援護で奇襲の追撃を免れる。

「もう一度!」

再度瞬間加速で斬りかかるが、福音がビームを周囲に散布するような攻撃をしたため3人とも回避に専念せざるを得なくなる。

「一夏!俺の言うタイミングで突撃して!」

「了解!」

翔真が福音に猛攻を仕掛ける。

「うをおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

まだ合図はない。

「今だ!一夏決めろ!」

「うをおおおおおおおおおおおおお!」

福音に零落白夜を命中させ撃墜する。その時福音が光だしそこから操縦者が気絶した状態で飛び出してくる。

「おっと」

翔真は操縦者を回収し箒に引き渡す。

「箒はこの人を頼む。」

「何を言っている!作戦は!」

「まだだ!まだ終わってない!」

俺は、福音のほうを見た。すると福音の光が収まりそこから出てきたのは二次移行した『銀の福音』だった。

「一夏!撤退だ!!こいつが復活した以上俺たちに経戦能力はない!撤退だ!」

「了解!翔真は!」

「俺は殿をする!先に行け!」

「死ぬなよ!」

箒に遅れて撤退を開始する俺、後ろを見ると依然戦っている翔真の姿が目に入った。

(必ず援軍を連れてくるからな!)

 

 

Side 翔真

「やっぱりこうなるか!」

一夏と箒が撤退したあと一人悪態をつく。

「ここまでくると出し惜しみは無しだ!」

翔真はオーライザーとドッキングしダブルオーライザーとなりトランザム状態になる。

「けりをつける!うをおおおおおおおおおおお!」

福音に攻撃を仕掛けようとしたその時、どこからか攻撃が来た。

「チッ!誰だ!」

攻撃された方向を向くとそこには無人機が少なくとも15機はいた。

「久しぶりだなマイダーリン!迎えに来たぜ!」

「お前は、オータム!貴様邪魔立てするか!!」

「邪魔立てじゃねえよ。迎えだよ!」

「お断りだね!誰がお前についていくもんか!」

「マイダーリンってホントにツンデレだぜ。それなら力尽くで連れて行くのみ!」

戦闘が再開する。こいつらの目的を知るため一瞬のスキをついて盗聴装置をオータムに取り付けるがすぐに別の相手をせざるを得なくなる。

「クッ!この数の相手はきつい!」

福音プラス無人機多数とオータムこの数を相手するにはきつすぎる。

「糞ったれ!こんなところで!」

無人機をちぎっては投げちぎっては投げそんなことを繰り返しているが無人機だ、完全破壊しないと機能は停止しない。そして武装を破壊しても自爆で攻撃してくる。

「次!グアアッ!」

後ろで無人機が1機自爆、背面でまともに受けてしまいSEが削れる。

「囲まれないように動いてはいるが、退路を塞ぐように布陣されてにげられねえ!」

そこへ山田先生から通信が入る。

「井ノ口君!織斑君と篠ノ之さんの撤退が完了しました!井ノ口君も早く撤退を!」

「そっちでも俺が別の敵と交戦してるって分かってるだろ!退路もふさがれた!」

「何とか撤退できませんか!」

「無理だ!向こうは無人機が多数、そして福音と来た。囲まれないようにするのが精一杯だ!ぐうッ!」

「井ノ口君!?大丈夫ですか!」

「大丈夫じゃねえよ!それより俺が付けた盗聴器の信号はキャッチできますか」

「で、できますけど。」

「それを用いて諜報をお願いします。そしてあいつらに一言謝っておいてください」

「な、なにを言ってるんですか!!?」

「鈴とセシリア、シャル、ラウラ、箒には“すまない”と伝えて、一夏には“任せたぞ”と伝えておいてください」

「馬鹿なことは言わないでください!」

「そうだぞ!馬鹿なことは言うな!井ノ口!戻ってこい!」

 

 

Side 千冬

通信中も戦闘は続行できるが集中力は下がってしまうため被弾が増える。

「くッ!トランザムバースト!!」

ついに奥の手であるトランザムバーストを使う。

「おい!聞いているのか!井ノ口!井ノ口!おい!翔真!聞こえているのだろう!返事をしろ!馬鹿者が!返事を・・・返事をしてくれ!戻ってこい!翔真!」

「はああああ!」

戦闘音と翔真の叫び、爆発音、通信はつながっているが翔真に返事をする余裕がないのかそれしか聞こえない。

「無人機!これが最後!あとはオータム!おまえだけだああああああああああああ!」

「ふふ、でももうボロボロじゃない。諦めたら?」

「俺には諦められない理由があるんでね!」

「なら諦めるまで付き合ってあげる♪」

「おおおおおおおおおおおおおおおお!!」

戦闘は続いている。音だけでわかる。まだ翔真のシグナルは健在だがいつやられてもおかしくない状況だった。

「あらら、もう疲れてるじゃない楽になりなさいな!」ヒュッ

「な、あ・・・ガフッ・・・あ、あああぁ」ザクッ

「翔真!おい!翔真!」

なにか不吉な予感が千冬の頭をよぎった。

 

 

Side 翔真

(これは・・・もうダメだ・・・ああ、嫌な予感が当たってしまったか・・・)

「ふふっ、あとで迎えに来てあげるからね。それまで死んじゃやだよ?」

脇腹に刺さる1本のナイフそこからとめどなくあふれる血液、ISスーツを赤く染め上げていく。

「これじゃあ帰れそうにないや・・・鈴・・・セシリア・・・シャル・・・ラウラ・・・箒・・・束」

薄れていく意識

「帰れそうにないからあとは頼むよ・・・一夏・・・千冬さん・・・みんなごめんよ・・・俺、帰れないわ」

海に落ちていく。

「ご・・・めん・・・ね・・・」ドッボーン!

 緑の光は海に落ちた。

 

 

Side 千冬・鈴・セシリア・シャルロット・ラウラ・箒・一夏

翔真が刺された。絶対防御を突き破り。それこまで消耗していたのだ。

「井ノ口翔真、ダブルオーガンダムシグナルロストです・・・」

「お・・・おい・・・嘘だと言ってくれよ・・・」

「こ、こんなのって・・・」

「嘘ですわ・・・こんなはず!」

「翔真!翔真!」

「翔真・・・お前というやつは!」

「翔真が・・・死ん・・・だ?」

皆が驚愕の事実に震える。

「うそ・・・嘘よ!こんなの!嘘に決まってるじゃない!」

「翔真さんが死ぬはずないじゃないですか!」

「こんなの‼でたらめだよ!」

「そんな馬鹿なことがあるか!」

「あいつが死ぬなんてことはないんだ!」

「翔真は絶対に生きてる!探しに行かないと!」

「待て!お前たちは待機だ!」

「でも千冬姉!」

「待機だ・・・これは決定事項なんだ・・・」プルプル

千冬はこらえていた、今にも泣きそうなのを。

「ち、千冬姉・・・」

「今海域を封鎖していた教員が全力で捜索しています。」

「山田先生・・・でも!それでも探しに行かなくちゃ!」

「それでもだ!馬鹿者どもが!今大事なのは残った福音をどうするかだ!それと所属不明機も!」

「ふふふふ♪マイダーリンはどーこだ!探さなきゃ!」

突然翔真が仕掛けたという盗聴器に声が入る。

「ダーリン、ダーリン!どーこーだー。ん?こっちにダーリン反応あり!今迎えに行くからね!」

「そんな!このままでは井ノ口君が!」

「その不明機が向かっている地点を計算しろ!教員は足止めだ!」

「りょ、了解しました!」

急いで、割り出す。

「恐らくここから半径3キロメートルの地点だと思われます」

「なら・・・お前たち!出番だ。あの馬鹿者を連れ戻してこい!」

「千冬姉!わかった」

全員頷く。そして

「これより井ノ口翔真救出作戦を開始する!」

千冬が宣言し、専用機持ち達は気を引き締める。

 

 

 少年は帰ろうとする。 自分の居場所へ

 少年は戦う。 いったい何のために。

 少年は答える。 世界で一番大切なものに。

次回第1部season2最終章2 第24話 緑の光の再生、愛するもの達とともに戦う、希望の行く末

 少年少女は何度だって立ち上がる。

 




 というわけでseason2もあと2話くらいです。season3は夏休みの予定でいます。
 それではまた次回。


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第24話 緑の光の再生、愛するもの達とともに戦う、希望の行く末

Side 一夏

「どこだ!どこにいるんだ!翔真!」

今俺たちは必死に翔真を捜索している。

「みなさん!急いでください!所属不明機をこれ以上足止めできません!」

山田先生の焦っている声が聞こえる。

「翔真!翔真!いたら返事しなさい!ここら辺にいるんでしょ!?」

鈴も必死に翔真を呼びかける。

「翔真さん!いたら出てきてください!」

「しょーまー!返事をしてー!しょーまー!」

「翔真!いるのだろう!返事をしろ!」

「翔真!お前はいったいどこにいるんだ!」

セシリア、シャルロット、ラウラに箒も、みんなで必死に呼びかけるが答えてくれる翔真の声は聞こえない。

「あら、あなた達来たんだ。」

「お前は!」

「ダーリンは渡さないからね。だからここであなた達を潰す!」

襲い掛かってくる所属不明機俺たちは応戦を開始する。

「ちょっとこの数私でもきついから半分任せるね。銀の福音」

「くっ!わかってはいたが福音が来るときついな!」

「ここからは半分に分かれて戦うぞ!」

箒の提案で3人1組で戦うことに。

「福音の相手は、俺と箒それにラウラだ。所属不明機はセシリア、シャルロット、鈴だ。そっちを頼む!」

「ええ!わかったわ!」

「了解ですわ」

「わかった、そっちもお願いね」

うまく分かれて戦闘を開始する。

「お前の相手はこっちだ!」

福音との戦闘が開始される。

「「「翔真(さん)の仇!とって見せる(ますわ)!」」」

鈴たちも戦闘を開始する。

「「「「はあああああああああああああああ!!」」」」

「やってみなさい、取れるものならね!」

戦闘が始まるが、相手は相当な手練れと情け容赦ない無人機だ。

 向こうは3対1だが、オータムと福音は余裕で立ち回り相手にダメージを与えていく。

「つ、強い・・・ダメージが・・・」

「なんてことだ・・・もはやSEが!」

「このままでは・・・!」

「そんな!これじゃあ・・・」

「ここまで・・・ですの・・・?」

「これじゃあ、敵なんて・・・」

全員満身創痍だった。戦って数10分見事に耐えたが限界であった。

「あなた達が私に勝とうなんて100年早いわ。あなた達がいると邪魔なのだから消えてね?」

 オータムはとどめを刺そうと引き金を引く。

「くっ・・・」

皆が撃墜を覚悟したが、攻撃はいつまでたっても来なかった。

「ごめん、みんな帰ってくるのが遅くなった。」

目の前には、蒼いカラーリングで幾つもの剣をマウントした機体が目の前に現れていた。

「ただいまみんな、俺は戻ってきたよ。」

「「「「翔真(さん)!」」」

「お前、どこ行ってたんだよ!」

「いやね、あの後ちょっと寝てただけだよ」

「翔真・・・お前、こんな時に!呑気して昼寝なんかしてんじゃあねえぜ!」

「おお!その悪態の付きぶり様ダメージのわりに結構大丈夫そうじゃあねえか?」

「馬鹿野郎が!生きてるんならさっさと返事しろよな!コラあぁ!」

「まあいいさ、これからは俺の番だからな」

「おい!さらっと流すんじゃねえ!」

そういうと翔真は戦闘を開始した。

 

 

Side 翔真

「・・・ここは・・・俺は、死んだみたいだな・・・」

目が覚めると、俺は暗闇の中にいた。

「まさか、今度は本当に死ぬ運命だったとはな・・・」

「いえ、あなたはまだ死んではいません。」

「誰・・・?」

「私はあなたのISのコア人格です。」

と、コア人格は語る。俺から見たコア人格さんは見た目はガンダムダブルオーに出てくるマリナ・イスマイールにそっくりだった。

「君は・・・マリ・・・ナ・・・?」

「はい、私の名前はマリナです。篠ノ之束に作られ、あなたの専用機となるときあなたの記憶を読み取り、私の性格と一番相性の良いこの姿とこの名前になりました。」

「そうか・・・マリナ、僕は死んだのか?」

「いいえ、あなたはまだ死んではいません。生命維持機能で意識を失っているだけです。ですからまだ死んではいません」

「そうか」

短く返す。

「どこへ行くのですか?」

「生きているなら、あいつらのもとへ戻らなくちゃ」

「ですがあなたはまだ動ける状態じゃありません」

「それでもだ、俺は約束してきたんだからな」

「現在、あの6人は『銀の福音』とオータムと戦闘中です。」

「なんだって!なら急いで!」

「今ここでボロボロのあなたが出て行っても捉えられるだけです。」

「ならどうしろって言うんだ!今あいつらのところに行かなきゃ!あいつらが死んじゃう可能性だってあるんだ!」

「それでもです。あなたは今戦えるじょうたいではありません。」

「俺が!俺が戦わなきゃあいつらが傷つくんだ!早く俺を起こせ!マリナ!」

「なぜそれほどまで必死に守ろうとするのですか?」

「俺は!俺はあいつらを!鈴を!セシリアを!シャルを!束を!千冬を!愛しているんだ!だから!」

「あなたはこの世界で一番大切なものは何だと思いますか?」

「え・・・?それは・・・神・・・様かな?」

「いいえ、違います。それよりもっと大切なものがあります」

マリナが問いかけてくる。

「あなたが身近に感じているものですよ」

マリナが微笑む。

「それは・・・愛?」

「ええ、この世界で一番大切なもの、それは『愛』です。あなたは愛する人をすべて守りたいんですね?」

「ああ、俺は守りたい愛するみんなを」

「なら、力を求めますか?」

「・・・ただの力なんて要らない。みんなを守る力が欲しい」

「わかりました。なら私とともに行きましょう。皆さんのところへ」

「おう!マリナ、君は一生僕の専用機で、僕の・・・僕だけのISだ!」

「うれしいことを言ってくれますね。なら私はあなたを一生愛します。そしてともに戦います。」

そうマリナが言うと暗闇の中に光が1つ輝きだした。

「一緒に行こう!マリナ!」

「ええ行きましょう!翔真さん!」

俺とマリナは手を握って暗闇の中でひときわ輝く光のほうへ向かった。そして光が仮に包まれると目が覚めた。どうやら海中みたいだ。

「マリナ・・・君と一緒に!この力を使おう!」

丁度反応を見ると真上で戦っているみたいだ。

「俺は守るために戦う!マリナやみんなと一緒に!ダブルオーガンダムセブンソードG/インスペクション!出る!」

海中から出ると今まさにとどめを刺されんところだった。

 GNフィールドを展開し、敵の攻撃を防ぐ。

「ごめん、みんな帰ってくるのが遅くなった。」

「ただいまみんな、俺は戻ってきたよ。」

「「「「翔真(さん)!」」」

「お前、どこ行ってたんだよ!」

「いやね、あの後ちょっと寝てただけだよ」

「翔真・・・お前、こんな時に!呑気して昼寝なんかしてんじゃあねえぜ!」

「おお!その悪態の付きぶり様ダメージのわりに結構大丈夫そうじゃあねえか?」

「馬鹿野郎が!生きてるんならさっさと返事しろよな!コラあぁ!」

「まあいいさ、これからは俺の番だからな」

「おい!さらっと流すんじゃねえ!」

適当に受け流し戦闘を開始する。

「今度はやられはしない!絶対に守るべき人たちがいるからだ!」

 

 

 

少年は守る。 愛する人たちを。

少年は戦う。 愛する人たちのため

少年は願う。 夢が叶うことを

次回第1部season2最終章3 第25話 希望はことをの手の中、愛する者たちへの帰還

少年少女は、希望の光を見る。

 

 




season2もいよいよ最終回直前です。井ノ口翔真たちの物語はまだまだ続きますが、ここで一旦一区切りして、season3に入る前に主人公の設定を新たに更新しようと思います。
 ご意見ご感想お待ちしています。それではみなさんまた次回!


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第25話 希望はことをの手の中、愛する者たちへの帰還

Side 翔真

「今度はやられはしない!絶対に守るべき人たちがいるからだ!」

 俺は負けない!絶対に!

「ふふふ・・・それでこそ!私が見込んだ男!ダーリンを前にして思う気持ち・・・これはまさしく、愛だ!!!!!!」

なんか某上級大尉みたいなこと言っていた。

「すまないがここでやらせてもらう!」

1対2だが今は勝てる。そんな自信がある。

「くっ!さすが二次移行!パワーがあがってやがる!」

「これが!マリナと一緒に手に入れた力だ!」

オータムも福音もまとめて斬る斬って斬って斬りまくるが反撃しないわけがない

「そこ!」

一瞬のスキをオータムに突かれる。

「グッ!まだまだぁ!」

戦闘続行だがさっきのオータムの攻撃で再び均衡してしまう。お互いにあと一手足りない。

「翔真!福音は任せろ!」

突然一夏が出てきた。

「おまえ・・・その姿は、まさか!」

「俺も守る力!手に入れたぜ!」

一夏も二次移行していた。

 

 

Side 一夏

 目の前で翔真が戦っている。俺たちを守るために。

「すごいな・・・翔真・・・」

「ああ、そうだな・・・あいつは昔からああいうやつだし、お前もあまり変わらないが」

「箒・・・俺悔しいよ。」

「なぜだ?一夏」

「だって翔真はどんどん強くなって他者を守ることができるんだぜ」

「そうだな。」

「でも俺は、あいつに置いてかれて守られてばかりだ」

「そうだな」

「俺もあんな風にみんなを守れるようになりたいと思ったのにこれじゃ本末転倒だよな」

「一夏よ、なぜそんなに落ち込むのだ。そう思うなら追いつく努力をすればいいじゃないか。守る力を手に入れるためにな。私はそんなお前が好きだぞ。」

「追いつく努力・・・そうか、それが一番だよな!決めた!俺は強くなる!あいつと同じところに立てるように、そして俺もみんなを守れるように!」

(力を欲しますか?)

「ん?箒、何か言ったか?」

「いや?私は何も言っていないぞ」

「そうか・・・」

一瞬だが何か聞こえた気がした、気のせいじゃないと思い目を閉じ耳を澄ませる。

そして次に目を覚ますと、なぜか綺麗な水の上に立っていた。そして目の前には色白の少女がいた。

「もう、行かなきゃ・・・」

「あ、ちょっと・・・」

風が強く吹き目を凝らすと少女はおらず目の前には白いISを纏った女性がいた。

「力を欲しますか?」

(さっき聞こえた声だ。力は・・・)

「ああ、俺は力が欲しい」

「何のために欲するのですか?」

「俺は・・・みんなを守るため。そしてあいつと・・・翔真と一緒に他者を守るためだ!」

「そうですか・・・あなたにこの力を授けましょう」

そう謎の女性が言うと光に包まれた。

「い、一夏、大丈夫なのか?」

「箒?何がどうしたんだ?」

「お前が突然ISと一緒に光始めたからな。」

「まさか!」

見てみると白式が二次移行していた。

「この力は・・・いける!」

「そうか・・・一夏!行ってこい!」

「ああ!行ってくる!」

そう言って俺は翔真との共闘を始めるのであった。

 

 

Side 翔真

「俺も守る力!手に入れたぜ!」

「そうか・・・お前も手に入れたんだな守るための力」

「おう!だけどお前には及ばないがな」

「お前が一緒に戦ってくれるだけでもありがたいんだがな」

「へへっそうか、なら俺は福音をやらせてもらうぜ」

一夏は福音のほうへ駆けていく。

「オータム。これでお前とは1対1だ。」

「そうこなくっちゃなああああああ!」

戦いを再開

「なら切り札を使わせてもらう!ザンライザー!来い!」

ザンライザーが拡張領域から飛び出してくる。

「ドッキング!」

俺の二次移行に合わせてオーライザーも変化しザンライザーとなったのだ。そしてドッキングして、

「これが俺とマリナとともに手に入れた力だ!ダブルオーガンダム/セブンソードGインスペクションザンライザーだ!!!」

「剣が増えたところで私に勝てるのかい?」

「ああ!勝てるさ!」

近接格闘戦で負けることはないが・・・オータムの腕前は正直怖い、本気で行こう!

「な、なに!この私が!押されてる!?」

「トランザム!バースト!」

「くっそおおおおおおおおおお!!!」

「貴様には分かるまい!このみんなから通して出る力が!」

翔真はISの補助で疑似的なイノベイターへなることができ、トランザムバーストにより脳量子波を感知し皆の思いが感じれるのだ。

「うをおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」

オータムにとどめを刺すが、

「くっ!こいつじゃ勝てねえか・・・じゃあなダーリン!また会いに行くぜ!」

そう言って全力離脱により最後の一撃を躱し姿を消した。

隣を見るとちょうど一夏が福音に零落白夜を当てて撃破していた。

「こっちは回収したぞ。そっちは・・・」

「すまない、逃がしてしまった。」

「そうか、なら帰ろうぜ!」

「おう。」

「みんなも帰ろうぜ!」

「「「「ええ!」」」」

皆で旅館に帰る。一時はどうなるかと思われたがこうして俺も生きてる。

「ありがとうな・・・みんな。」

「ん?何か言いました?翔真さん」

「何か言ったわよね!翔真!」

「確かに何か言ってたよね」

「いや、俺はお前たちに愛してるって言っただけだ」

「な、なに言ってるのよ!あんたは!」

「と、唐突すぎますわよ!」

「突然びっくりするじゃないかあ!」

「悪い悪い」ハハハッ

「まったくなんかお前唐突によくそんなこと言うよな」

「まあそれも翔真の本心だからいいが。」

「恋する乙女にとっては心臓に悪いぞ」

「ごめんてほんと・・・でもこれは本心だから、伝えないと伝わらないから」

まだこの世界のこの時代の人間は脳量子波は感じることもましてや操ることも不可能だだからこそ俺は、伝えたいことはしっかり伝えたいつもりだ。

「だからね、俺は言いたいんだこうしていることがすごい幸せだ、とね」

皆が微笑む。こんな非日常的なことじゃなくてもっとみんなで幸せに青を押下したいと翔真は思った。

 

 

皆で帰ろう IS学園へ

皆で帰ろう 愛する元たちとともに

私はこんな日常が一番幸せだ

次回season2最終章 第26話 戻る日常だがそれは・・・

 一度失った日常はそうやすやすとは帰ってはこない。




 とりあえず次回でseason2は最終回です。season3は夏休み回です。
久々に日常回が書ける!そっちのほうがなんか気が乗りやすいんだよね。
 ご意見ご感想お待ちしております。それではまた次回!


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第26話 戻る日常だがそれは・・・

Side 翔真

 『銀の福音』事件から翌日、臨海学校も終わり学園に帰ることとなった。

「もうちょっと遊びたかったよな~」

「仕方ないですわ、事件があろうとなかろうとここにいる期間は決まっていますから。」

「でも、事件がなかったらもうちょっと遊べてたんじゃない?」

「でも僕は楽しかったかな」

翔真含め翔真の恋人たちは臨海学校の終了を惜しむ声を上げていた。

「箒、また一緒に海に行こうな。今度は二人だけで」

「う、うむ!そうだな一夏」

一夏と箒は恋人同士二人きりで海に行く約束をしていた。

「にしても千冬さんのお説教キツかったな~」

「仕方ないじゃない、あんなに心配かけたんだから」

「でも織斑先生お説教の時泣いてましたのよ?」

「まったくも~、織斑先生だって恋する乙女なんだから~。もっと大切にしてあげて?」

「滅相もございません・・・」トホホ

昨日の夕方帰ってきたら千冬さんに3時間くらい説教された。しかも泣きながら説教されたからな・・・。

「今度からは心配はかけさせないよ」

「「「あたりまえよ(ですわ)(だよ)!!!!」」」

「う・・・はい・・・・」ショボン

「ほらとっととバスに乗らんか!」

千冬さんの指示でバスに乗ろうとすると。

「千冬。ちょっといいかしら」

「なんだ、ナターシャ」

「井ノ口翔真って1組であってる?お礼を言いたいんだけど・・・」

「時間は取らせるなよ」

「分かってるわよ」

『銀の福音』の操縦者ナターシャ・ファイルスが声をかけてきた。

「井ノ口翔真ってあなたよね?」

「え?はい、そうですけど」

「私は福音の操縦者のナターシャ・ファイルスよ。気軽にナタルって呼んでね」

「え、えっとナターシャさんは僕に何用で?」

「お礼を言いに来たのよ。あとナタルって呼んで?」

笑顔で話しかけるナタルさん・・・綺麗な人で・・・緊張するな・・・

(翔真さんが緊張してますわよ!)

(ほんとだ!顔赤くして可愛い!)

(多分もお少しでオロオロし始めるよ)

恋人3人衆は緊張している翔真を眺めていた。

「ナ、ナタルさん・・・お、おおお、お礼って何ですか?」

「あなたはあの子をテロリストの手から救ってくれた。聞こえてたのよ?あなたの声」

それにと続ける。

「あの子を助けてまでくれたじゃない」

ナタルさんの福音はアメリカに帰還後凍結処理される予定だったが俺と束が動いて凍結なんてことにはさせなかった。それと同時に福音をナタルさんの個人専用機とし、その分のコアを作り新品でアメリカに送った。

「だからお礼に来たのよ。でもあまり時間がないから、今度アメリカに来て?そこでいっぱい私がおもてなししてあげるから。今日はこれで勘弁してね?」チュッ

そう言ってナタルは翔真にキスをした。しかも原作と違い唇と唇で。

「は、はわわわわわわわわわ!」プシューッ

「顔を赤くして、かわいい。じゃあね蒼い騎士さん」

ナターシャさんは去っていった。

「「「きゃああああああああああ!!!」」」

「今の見た!」

「あんなに可愛い翔真さん初めてですわ!」

「それに顔を赤くしたままフリーズしてる!」

恋人3人衆はなぜか盛り上がっていた。

「鳳、オルコット、デュノア!こいつをどうにかしろ!」

「「「はーい」」」

恋人3人衆は翔真をバスに乗せ座らせた。

「やっと出発できるな・・・」

鈴は二組のバスへ戻り出発準備を終え旅館を出発し学園へ戻る。ちなみに今日はシャルロットが翔真を甘やかす日なので隣にはシャルロットが座っている。

「今日は僕の番だからね、翔真」

「ん、了解。」

復活した翔真はシャルロットへ甘えることにした。

「そういえばもうすぐ期末試験だよね?」

「そうだね。期末試験で赤点取らなきゃそのまま夏休みだよ。」

「それではいつものメンバーで勉強会でも開きましょうか?」

「それはありがたいな」

期末試験前に勉強会が開かれることとなった。

「夏休みはどうするの?」

「俺はとりあえず家に帰ろっかな~」

「そういえば一夏さんと一緒に住んでるって聞いたんだけど・・・」

「ん?一夏と俺は同じ家に住んでるぞ。千冬さんもだけど・・・」

「どうして一緒に住んでますの?」

「あ、それ気になる!」

「えっと、一夏と千冬さんに親がいないのは知ってるか?」

「聞いたことはあります。」

「んで、俺も仕事で丸っきり親は帰ってこない。」

「で、そこからどうつながるの?」

「千冬さんは家事ができない。うちの姉ちゃん2人はどっちもできる。だからよく飯とかはうちで食ってたけど、俺が“通うの面倒だから一緒にすまない?”って言って家も3人じゃ広すぎたからそれじゃあってことで一緒に住みまじめた。それがちょうど小2くらいのときかな」

「へ~そうなんだ」

「翔真さんの両親はどうしてますの?」

「ああ・・・。あの人たちは自由だからな・・・」

「自由とは?」

「なんか仕事と行ったまま旅行してきて、それを繰り返して5年くらい帰ってこなかったりしてた。さすがに俺が小学生になるまでは家にいたけどな。」

「そうなんですの・・・」

「まあ姉ちゃん2人がいたから寂しくなかったし、小学生の時に束おねえちゃんと千冬さん、一夏がいたから別にどおってことはなかった」

「そうなんだ。」

そのあとは思い出話をしていた。あとは夏休みみんなで俺の家に行く約束をした。

 

 

戻ってきた日常 苦戦する苦手科目

教え、教えられ 皆でテスト対策

絶対に 赤点回避

次回第1部 season3 英語は・・・まずい・・・

 みんなで乗り越えろ!期末試験!




 season2はこれで終わり!次はseason3!期末試験から夏休み最後まで!
作者はここら辺の原作は読んでませんのでオリジナル展開なのでご了承ください!
 感想待ってます!それではまた次回!


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第1部IS学園1年生編 season3 炎天怒涛
第27話 英語は・・・まずい・・・


ついにseason3始動!


Side 翔真

 臨海学校が終わりもうすぐ期末試験である。赤点をとらなければ夏休み補修は無し。

あれば地獄の補修だ。それを避けるためにどうするか?

「今日から勉強会を始めようか」

そう、補修を逃れるために勉強会をやるのだ。メンバーはいつものメンツだ。

「では何から手を付けましょうか?」

「それだったら自分の苦手強化と得意教科を言い合って教え合いながらやるのはどうかな?」

「それもそうね。とりあえずこれに表で書いていくから一人ずつ申告してね」

「では、私と一夏から行こう」

「そうだな」

「分かったわ、じゃあ一夏からお願いね。」

「それじゃあ、俺の得意教科は国語それも現代文だ。逆の苦手教科は数学だ。」

「次は私だな。得意教科は古典だ。苦手教科は科学だな。あとは英語も苦手教科だな」

「私は物理と生物が得意だな。苦手は科学と社会学だな」

「それではわたくしが。得意教科は英語と数学ですわ。苦手教科は日本語系ですわ。」

「僕は英語と科学が得意だよ。苦手教科は日本語系と数学かな。」

「それじゃ私ね。得意教科は現代文と古典の漢文ね。苦手教科は数学と科学・物理ね」

「最後に俺だな。得意教科は国語系、数学、物理、化学、生物だ。苦手教科は英語だ」

とりあえず鈴が表にまとめたので確認して誰が教えるか検討する。

「とりあえず、現代文は一夏と翔真の二人体制で教えて。英語もシャルとセシリアの二人で古典系は私と箒ね。理科系は翔真と所々でシャルね。社会学系も翔真ね」

とりあえず方針は決まった。ところでスパコンとイオリアの頭脳を持ってもなぜ英語ができないかって?前世から嫌いなんだよ!だから俺の脳が完全に拒否反応したため中学の英語もテストは赤点ギリギリだった。

「とりあえず何から行く?」

「それではみなさんが苦戦しそうな英語から行きましょうか?」

「それもそうだな、英語は何かと不安だし。」

というわけで英語の勉強会がスタート。

「翔真さん、ここの綴り少し違いますわ。」

「なんでだー!」

「箒、ここは単語が逆だよ。」

「むう、日本語とは勝手が違うな・・・」

箒は違いを見つけて対処して慣れていたが翔真は・・・

「ほら、ここの単語は使い方が違いましてよ」

「ええジャマイカ!」

「ダメです。」

「そんなー」

だったり・・・

「今度はここの綴りが間違ってましてよ」

「うえええええ!」

散々だったので・・・

「もうやだー!英語はむりー!」

「逃げちゃいけませんよ。」

逃げようとする翔真を捕まえるセシリア

「だってだってー!できないよー!」シクシク

「大丈夫ですわ。私と一緒に頑張りましょう?」

「むりだよー。」

「翔真さん、がんばりましょ?今日やるところをしっかりできるようになればとっても甘やかしてあげますから。」

「ほんと?頭ナデナデしてくれる?」

「ええ、ですから頑張りましょう?ね?」

「わかった、がんばりゅ・・・」グスッ

 幼児退行しながらもなんとかしていた。ちなみにセシリアは翔真に付きっ切りになっていた。

「とりあえず英語はここまでといたします。」

そんなこんなで英語の時間は終わり。

「じゃあ次は国語の現代文だな」

というわけで現代文が始まった。

「なれてしまえば簡単ですわね」

「まあ日本語は喋れるからね」

ヨーロッパ勢二人は難なく克服していた。

「次は古典よ!」

古典では・・・

「昔の人たちはなぜこんなにもロマンにあふれているのでしょうか」

「へ~日本語って表情豊かだね。」

「ふむ・・・これはこれで面白いな」

3人とも楽しんで学んでいた。

「次は数学に行こう」

数学に入ると・・・

「こんなの感覚でイイじゃない!」

「数式書かないと減点されるって!」

鈴が暴走していた。ていうか感で答えを当てるな!怖えよ!

「次!理科系!」

理科系はというと。

「という感じでするとこうなるのだ」

「「「「もうやめて・・・・」」」」

ラウラが軍人知識による暴走でみんながグロッキーに

「社会学系めんどくせえ・・・」

社会学系は、

「こんな感じでOKだな」

「適当だね。」

適当だった。

 

 

 とりあえず夕食前なので解散

「今日のご飯は何?」

「私はローストビーフを作りましたのよ。」

「僕はスープを作ったよ」

「アタシは今日は青椒肉絲よ。それとごはんがあるわ」

「じゃあ早くいく!」

「大丈夫ですわ」

「料理は逃げないよ」

「まったく、こんな時も子供なんだから・・・」

「「「でもそれがいい!」」」

恋人3人衆は翔真に対しては激アマだった。

夕食後寝る時間になり・・・

「鈴、あとは頼むね」

「鈴さんお願いいたしますわ。」

「まっかせなさい!」

今日は鈴が当番なのである。

「鈴ー。耳かきー」

「翔真って私の耳かきホント好きよね~」ニコニコ

「えへへ~」

翔真は耳かきの途中眠ってしまった。

「ふふふ・・・この寝顔やっぱりかわいいわ~」

頭をなでる鈴

「私も寝るわね。お休み、翔真」

夜が更けてゆく、ちょっとだけ戻ってきた普通の高校生らしい生活。

夏休みはもうすぐ始まる。

 

 

夏 それは勝負の季節

夏 それは絶望と楽園を決める季節

夏 翔真はこの夏どう過ごすのか

次回season3 第28話 運命の期末試験夏休みはどうなる!

 翔真の運命はいかに・・・




今日も短めですが投稿!感想待ってます!
それではまた次回!


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第28話 運命の期末試験夏休みはどうなる!

Side 一夏

 さて今日は期末試験1日目!教科はこれだ!

1限 科学基礎

2限 物理基礎

3限 現代文

お昼をはさみ

4限 IS基礎学

5限 IS理論基礎

である。1日目は苦手教科はない。

「よっしゃ!楽勝だぜ!」

理科系の勉強の時翔真が言っていた。

「理科系は大抵が暗記だけど、化学式や物理の方程式は暗記じゃないから馴れておいてね」

って言っていた。もちろん法則などは覚えたが文章問題とかで引っ掛けがあったりする。

「って翔真お前、エスパーかよ」

勉強会の時翔真が作った例題がそのまま出てたりした。案の定翔真は「この問題丸暗記ね」って言っていたりしたから不思議に思ってはいたが・・・

「あいつテストのデータのぞき見してないか?」

 ちなみに翔真は小中とテストのデータはすべて閲覧しほぼカンニング状態で挑んでいた。そんなことは一夏は露と知らずテストに挑んでいた。

 

 

Side 翔真

(テストのデータは見させてもらったし楽勝だぜ~)

翔真はテストの答えをハッキングでのぞき見していたので楽勝で問題を解いていく。

(わざとここは間違えて~♪カンニングの疑いをかけられないようにしないと~♪)

これはさすがにダメでしょ!

「バレなきゃ犯罪じゃないんですよ!」

さいですか・・・。

とりあえず1日目はほぼ完ぺきにできた。点数調整で平均89点ってところか。

「どうしましたの?そんなに嬉しそうに」

「いや~、結構テストの出来が良くてね!」

「そうでしたの。では明日の英語も良い出来だといいですわね」

「え・・・それは、ちょっと・・・」

「僕たちが教えたんだものしっかり点は取ってよね?」

「はい・・・」

とりあえず英語は無理だよ・・・トホホ

 

 

テスト2日目運命の英語の3限である。

(とりあえず大丈夫なはず。)

「テストを始めろ」

千冬さんの号令でテスト開始。

(言ってることは分かるんだが書けない!)

だけどさすがに2人に付きっ切りで教えられたのでそこそこできるようにはなっていた。

「英語はむりなんじゃあ・・・」

「翔真さん出来はどうでしたの?」

「まあまあかな」

「とりあえず結果が出るのは明後日だからね」

そうこの学園のテストは採点などはすべて機械なのでテスト3日目終了の翌日に結果発表になるのだ。

 ちなみに学年主席はセシリアで次席が翔真だったりする。3位はシャルで鈴は6位である。4位と5位は上から更識簪っていう人と布仏本音通称のほほんさんである。

「あらら、グッチーは英語でお疲れの様子で~」

「のほほんさん・・・お菓子チョーだい・・・」

「仕方ないな~、頑張ったグッチーにごほーびだー」

渡されたのはオレンジ味の飴だった。

「ありがとう、のほほんさん」

「どういたしまして。グッチー」

ちなみにのほほんさん曰く俺のあだ名はグッチーだそうだ。そこ、愚痴外来の先生とかぶってるって言わない!

とりあえず今日もテストが終わった。

 

 

3日目はそんなに問題はなかったので全面カット!

 

 

Side セシリア・シャルロット・鈴

「今日が結果発表ですわね」

「僕は何位なんだろ・・・」

「そうね~、今回こそはあんたたちには負けないわ!」

「適当な順位でいいのにー」

「翔真さん、今は乙女の戦の最中ですのよ。」

「あ、あい!」

気迫に押される翔真

ちなみにこのテストの結果で賭けられたものがある。それは翔真の貞操である。

(期末試験で1位を取って翔真さんの初めてを貰いますわ!)

(僕が1位になって翔真と一緒に初めてをするんだ!)

(アタシが2人に勝って私が翔真のすべての初めてになるんだから!)

とりあえずなんか不浄な理由で争ってました。

 

とりあえず結果は、主席鈴、次席翔真、3位シャル、4位セシリアとなっていた。ちなみにすべて上から1点差であった。

(鈴さんと3点差で敗れるなんて!)

(あと2点!あと2点!)

(やっぱり翔真の初めては全部幼馴染の私がもらわないと!!)

乙女の戦いは幕を閉じた。

 初めてのシーンとかどうしようかな・・・R-18書こうかな。by作者

 

 

Side 翔真

 とりま英語赤点回避成功。

「翔真!赤点あるか?」

「俺はないよ。一夏は?」

「俺もないぞ。箒もラウラもなかったみたい」

「なら夏休みは二人で帰省できるな」

「とりあえず帰ったら掃除しないとな」

「帰る前にそういったものを買わないとな」

二人で帰省するために必要なものを話し合っていた。

「そういえば、セシリアとシャルは代表候補生で一旦祖国へ帰るって言っていてそれに来ないかって誘われてるんだけど・・・」チラッ

「俺もラウラからドイツに皆でドイツに来ないかって言われてるんだけど・・・」チラッ

「「旅行で予定組むか!」」

二人の考えは一致していた。

 夏休み海外旅行編決定!(おい!お前ら勝手に決めるな!!)

翔・一「「拒否権はないよ、作者」」

鈴・セ・シャ・ほ・ラ「翔真(一夏)とのイチャイチャをしっかり書いてよね」

(・・・もうやってやろうじゃねえか!この野郎!!!)

 はい決定。

 

 

Side 千冬

「翔真、帰省の時期はいつにするんだ?」

 放課後翔真に聞いてみた。

「夏休みが始まってすぐですかね?まあそのあと1週間ほど家でゆっくりしてそのあとみんなで海外旅行考えてます。セシリアのイギリスとシャルのフランスあとラウラのドイツも、まあ2週間ほどでこの3か国を回ろうってなってます。」

「そうか。なら私とお前の姉たちもついていこう」

「ヴぇ!!!」

「む?なんだ、そんなに来てほしくなさそうな声上げて。まさか翔真お前、私がついていくことに不満があるのか?」

「イエ、コレポッチモアリマセン」

「片言だがまあいい、それより」

「ワップ!な、なんですか千冬さん・・・」

「たまには私にも甘えろ・・・あいつら3人だけではなく私にも甘えてもいいんだぞ」

千冬は顔真っ赤になっていた。今千冬は翔真と教室で二人きりである。

「千冬さん・・・」

「翔真・・・」

二人は数10分だけだが抱き合っていた。

 

 

Side 翔真

・・・千冬さんてこんなに温かいんだ・・・。

「翔真・・・そろそろ」

「まだ、行かないで・・・もう少しだけ」

「仕方のないやつだなお前は・・・」

まだこのままでいたい・・・

「だって・・・好きだから」

「バッ!お前ってやつは!」

千冬さんが何か言っているが気にしない。

 ああ、夏休みはとっても楽しくなりそうだ。




というわけで今回はここまで!次回から夏休みに入ります!期間はどうしようかな・・・普通に1か月程度で考えています。
 それでは感想待ってます!それではまた次回!


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第29話 帰省と対話

Side 翔真

 今日は待ちに待った夏休みだ。帰省の準備は昨日に一夏ともども終わらせている。

「んじゃかえろー」

「久々に家に帰るな」

「そうだな、私もこっちが片付いたらそちらに合流するからな」

「わかったよ。」

俺、一夏、箒の3人でモノレールに乗り人工島から町へ向かいそこから歩いて15分程度の住宅街へ。

「んじゃまたなー箒ー」

「待ってるぜー」

「それではな」

途中箒と分かれて家に向うとそこには変わらぬ我が家があった。

「っていうか今日1日で全部掃除できるかな・・・」

「あれから帰ってないし軽くでいいんじゃない?」

 翔真・一夏掃除中・・・・・・・・・2時間後・・・・・

「終わった!」

「まあそんなに汚れてなかったしこんなもんだろ」

「んじゃ昼飯にしようか。冷蔵庫は・・・何もないな・・・」

「それじゃ久々に弾のところへ食いに行くか!」

「そうだな。」

というわけで一路五反田食堂へ。

「「おーい、弾!食いに来たぜー!」」

「お前ら久しぶりだな!」

弾が元気に飛び出てきた。

「久しぶりだなー。あ、俺業火炒め定食で。」

「あ、俺も同じので。お前は元気だったか~?」

「業火炒め二つね。それなりだったぜ」

注文を取りながら話す。

「んで?どうなんだよ!女の園ってやつは!」

注文を伝えると合流し雑談を始める。

「ん?いや、俺は箒と付き合ってるし・・・」

「俺は鈴たちと付き合ってるからな・・・」

「「興味ない」」

「なん・・・だと・・・!」

弾がなんかショックを受けていた。

「女の園・・・興味・・・ない・・・」

「おーい、だーん。」

「もどれー、もどってくれー」

なんか戻ってくるのはもう少し先みたいだな。

「ところで、弾は俺が他にもあと3人と付き合っていて、さらに増えるかもしれないと言ったらどうなることやら・・・」

「おまえ、それ言わないほうがいいぞ。というか俺もなんかあと2人増えそうだし」

「一人はラウラとして、あと一人は誰なんだ?」

「そのうち紹介するよ。臨海学校から帰ってすぐに知り合って、なんやかんやあってねんで箒も認めてる。」

「ならいいよ。」

「まさか・・・こいつら、ハーレムだと!」

「あー、戻ってきたとたんこれか・・・」

「弾・・・ガンバレ・・・」

ショックを受けた弾に二人で合掌である。

「そこのバカ!とっとと料理運ばんか!!!」

そこへ弾の祖父の厳さんの怒号。

「わ。分かった!」

弾が慌てて料理を取りに行き持ってくる。

「お待ちどうさん!!」

「「んじゃいただきまーす!!」」

少年食事中・・・・・・・・・・・・・・・・

「やっぱうまいな!ここの飯は!!」

「久々に来たけど、いつもの味で美味しかったぜ!」

「ふん!簡単に味が落ちてたまるか!!」

厳さんが照れていた。ああ見えてツンデレなんだよなあの人。

「それより弾、今日はもう店じまいの時間だから、二人と一緒に遊んで来たらどうだ」

「それならその言葉に甘えさせてもらうよ。ちょっと待っててくれ、準備してくる」

そういい弾は2分で準備を終えてきた。

「んじゃ行こうか」

「この3人は久しぶりだな」

「せやなー」

というわけで近所のゲーセンへ向かう翔真一行であった。

 

 

ゲーセンにて・・・

「んで?何からやる?」

ゲーセンについてどうするか決める。

「なら3人で久々に湾岸ミッドナイトやろうぜ」

「いいぜ」

「やろうか」

3人で湾岸ミッドナイトを始める。ちなみにある程度前世であったゲームはそろってる。

ボーダーブレイク、湾岸ミッドナイト、頭文字Dに太鼓の達人、サウンドボルテックスなんかもあった。

「よっしゃ!1位!」

「ここのマップは弾が一番得意じゃねえかよ」

「でもランダムだからな、しかたねえよ」

ちなみにこれで3戦目そろそろ違うゲームもやりたい。

「次どうする?」

「俺サンボルやろうかな」

「お前あれよくできるよな」

一夏と弾はサウンドボルテックスはできない。

「見てろよ。俺のテクニック。あ、リクエストありだから」

「なら、最終鬼畜妹フランドール・Sをやってもらおうか」

「いいぜー」

というわけでスタート!

少年プレイ中・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「パ・・・パーフェクト・・・」

「トリプルA・・・」

「ま、次何リクエストする?」

「ならBad Apple!!だ!」

「ん、了解」

再びプレイ中・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「おいおい・・・これもパーフェクトでトリプルAかよ・・・」

「途中目つむってやってたしこいつ・・・」

「ま、こんなもんよ。譜面とリズムさえ合えばこんなの楽勝よ」

「な、なら!全国大会の時の曲でやってくれ!!」

「いいけど・・・あった」

曲名はBangin' Burstんで難易度16での挑戦

「んじゃやるべー」

少年奮闘中・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「何とかトリプルAだぜ」

「こいつやべえよ・・・」

「早すぎて何やってるかわかんないな・・・」

「おまけにこれもやっとくべ」

というわけでもう一曲For Ultra Playersを始める。

少年プレイ中・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「終わり」

「すげえよ・・・ノーミスだぜ・・・?」

「もはやこれは言葉では表せないな・・・」

ちなみに翔真はこのゲームの全国大会優勝者である。

「つ、次行こうぜ!」

次に向かうはボーダーブレイク。

「久々に3人でチーム組むな・・・」

「俺は重装で行くわ。」

「なら俺は強襲で。」

「俺は遊撃だな」

上から俺、一夏、弾である。ちなみに鈴は強襲だ。

「中継地点取ったぞー」

「強襲機沸くわ」

「砲台破壊しといたからそのまま凸でいいぜー」

相手チームをフルボッコにしていた。

一通り楽しんだ後帰る時間になったため解散に。

「んじゃまた遊ぼうな」

「もうちょっと頻繁に来てくれていいんだぜ」

「文化祭の招待券送るわ」

「それはありがたい!」

とか言って別れた俺は一夏に先に帰ってるように言って先に返した。

「そこにいるのは分かってるぜ。出てきたらどうだ?オータム」

「さすが!気づくとはさすがダーリン!」

「・・・なんで俺を愛してくれるんだ?オータム」

「それは、お前がこの生ぬるい世界にいる男たちとは違うからだ!」

「嘘は言っていないみたいだな・・・」

「ダーリンに嘘はつかないよ!」

「ねえならもう戦いたくないよ・・・」

「ならダーリンがこっちに来れば!」

「ダメだよそれは・・・だってオータム以外にも僕を愛してくれている人はいるから」

「ダーリンが言うならそうかもね」

「ならオータムがこっちに来ない?」

俺はそっと提案をする。

「無理だよ。私はもうこっちの世界で何人も殺してきたんだ!今更ダーリンの世界に戻るなんて・・・!」

泣き始めるオータム

「はじめはダーリンの世界に戻ろうと思った!でも!でももうダメなんだよ!もう戻れないところまで来てしまったから。」

「そ、そんなことない!だって君がオータムがそこにいたから僕は出会えた!君がそちらの世界を経由して僕に出会っただけなんだ!」

「でも私はもう何人も殺して・・・この手は血に濡れちゃった!君を触ることも許されない!」

「それでも!僕はオータム、君と一緒に居たい!俺がいればお前は普通に戻れる!」

それはまぎれもない事実であった。こう政府のコンピューターをハッキングすればね大丈夫だから。オータムの新戸籍と経歴を抹消するくらいなら楽勝だしね。

「そうなのか・・・俺は組織を抜けたっていいのか?本当に追われないのか?」

「そんなことさせるかよ!」

「分かった・・・これからよろしくね!ダーリン!」

「ああ!これでお前は俺の愛する恋人だ!」

そう言って二人はキスをした。

 

 

Side 一夏

 突然ですがなんか翔真が女の人を連れてきた。しかも臨海学校の時に敵だった人。

「翔真!お前!」

「ああ、大丈夫大丈夫。オータムさん挨拶して」

「オータムです。これからよろしくお願いします。」

「おい、翔真どういうことだ!あいつは敵だぞ!」

「それについては問題ない。オータムは組織を抜けて俺の恋人になったかから。」

「はあああああああああああああああああああああああああああ!!!」

「あと、オータムの戸籍用意するから、名前考えないと・・・」

「おまえ・・・なんかやってること無茶苦茶だぜ」

「それは誉め言葉と受け取ろう」

「まったく・・・あ、オータムさんはお茶でも飲んでいてください」

「わかった」

そういうとオータムさんはお茶を飲みゆっくりし始めた。

「オータム、お前俺と夫婦っていう戸籍でいい?」

「ダメだろ!!」

「えー?なんで一夏が突っ込むんだよ~」

「ダーリンがいいならそれで・・・」

「ダメだよ!日本の結婚適正年齢幾つだと思ってるんだよ!俺らはあと2年待たなくちゃいけないんだよ!」

「「だめかー」」

「二人で落ち込むな!」

ダメだこいつら、もう突っ込みが追いつかない・・・。

そしてこの後オータムの居候が決まった。部屋余ってたしね。

 でも何気にオータムさんハイスペックでした。料理もできるし家事もしっかりできる。しかも翔真との絡みを見てると・・・

「もはや夫婦じゃん・・・」

「「当たり前でしょ?」」

「やっぱりかー!」

一夏の受難が始まった。

 




今回からオータムさんヒロイン入りです!なんかご都合主義すぎるけどまあいいよね!
一夏は苦労人の立ち位置に変更!どうしてこうなった。
 感想待ってます!それではまた次回!


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第30話 皆で遊ぼう夏休み

Side ヒロインズ

 夏休みの2日目私たちは翔真と一夏が住んでいる家に向かった。そしてそこで思わぬ出会いがあってびっくりした。

「「「「なんでお前がいるんだーーーーーーーーーー!!!!????」」」」

「それはあれだよ・・・ほらな・・・・?」

なんとオータムがいたのでした。ていうか敵だよね?この人。

「おー、お前たち来たか。」

「いらっしゃいみんな」

「しょしょしょ、翔真!なんでこいつがいるのよ!」

「翔真さん!なぜ敵のお方がいまして!」

「翔真!説明して!」

「一夏、説明してもらうぞ」

「一夏よ、説明を要求する。」

「一夏、これはどういうこと?」

なんか水色の髪をした眼鏡の女の子が混じっていた・・・

「てあんた誰?」

「そういえば・・・」

「君は・・・」

「簪も来たか」

「ん?一夏この人は・・・」

箒に簪と呼ばれた女の子は自己紹介を始めた。

「私は更識 簪です。簪って呼んでください。あと一夏君とは恋人関係です。」

「「「ええええええええええええええええ!!!!!」」」

「なあ一夏、紹介したい恋人ってこの子か?」

「ん?ああそうだぞ。簪いらっしゃい。お姉さんとは仲直りできた?」

「一夏のおかげでばっちりだったよ。」

「それはよかった」

なんか簪と一夏と翔真は普通に話していた。

「そうそう、こっちが俺の相棒の翔真だ」

「よろしく、簪さん」

「ん、よろしくね翔真」

しかも友好関係も結んでるし。

「とりあえず立ち話もなんだ、上がってくれ説明はそれからだ。」

「「「お、お邪魔しまーす」」」

とりあえず上がることにした。

 

 

Side 翔真

「「とりあえず皆にはいお茶」」

「ありがとね」

「ありがとうございます」

「ありがとう」

「すまないな」

「すまんな」

「ありがと」

とりあえず一夏と俺で茶を配る。

「っととりあえずどこから話したもんか・・・」

「とりあえずオータムのことについて話してよ」

「わかったよ」

とりあえずオータムのことについて話す。

「ぶっちゃけ言うとオータムはつい昨日俺の恋人になった。」

「「「「はあああああああああああああ!!!!!!」」」」

「あと所属していた組織から脱退させて今は新しく作った戸籍で過ごしてる。」

「「「「えええええええええええええええ!!!!」」」」

「まあ俺を愛してるって気持ちは本物だから大丈夫だよ。鈴たちは一度話し合ってみな、結構いいひとだぞ。」

「「「わ、わかったわ(ましたわ)(よ)」」」

「ということだ、オータム鈴たちと仲良くしてくれ」

「みんなダーリンの恋人だもの仲良くするわ」

「あ、そうそう今日も頼むよ」

「わかったわ」

「翔真、またそれ頼むのかよ」

「いいだろ?別に」

「まあいいけどよ」

「次はお前の番だ、簪のことを話してくれや」

「了解」

 

 

Side 一夏

「そうだな、最初に出会ったのは臨海学校直後だったな」

語り始める一夏

「まあ詳しいことは省くが、簪は専用機を一人で組もうとしててな。んでそれが俺のせいでこうなったって聞いて土下座して謝ってそのあと専用機づくりを手伝った。ちなみに翔真も一枚かんでる。」

「ん?もしかして俺に作らせたシステムのことか?」

「その通り、あの時は深く詮索されないかと焦ったけどな」

「え?もしかしてマルチロックシステムって翔真が作ったの?」

「ん?ああそうだぞ。一夏に突然システムの原型渡されて、落ちてたのを拾ってきたとか言って解析していたら、一夏が使えるようにしてくれって頼んできたからあれを元に作って渡したんだ。けどまさかこういうことだったとは・・・」

「まあそれからいろいろ話すようになってお互いに惹かれ合ってたからどおしようかって時に箒に紹介したらあっさり恋人入りOK貰えたから恋人になって今に至る。」

そう話してくれた。

「ちなみに二人を同時に愛せる自信は?」

「あるぜ!」

「ならいいや」

とりあえずこの話はこれで終了

 

 

Side 翔真

 簪の説明が終わったら暇になったので皆俺と一夏の家でくつろいでいる。

ちなみに家の大きさはちょっとしない豪邸で翔真が自作した地下室もいくつかある。

 鈴とセシリア、シャル、オータムは女子トークに花を咲かせて簪、ラウラ、一夏、箒は4人でゲームをして遊んでいる。

 んで俺はというと、現在お昼寝中膝枕役はオータムである。ちなみにオータムは3人と意気投合していた。

「あらー、やっぱり寝てる顔はかわいいわ~」

「翔真さんやっぱり指を近づけるとしゃぶってきますわね~」

「こっちなんて手をニギニギしてくるわ!」

「しかもなんかなやるととっても悲しそうになる!!」

「「「「かわいいいい~~~~!!!!」」」」

「(むむむ・・・なんか騒がしいけどいいや・・・セシリアの指おいちい・・・)」

こうして今日はみんな俺の家に泊まることになった。夕飯はみんなが作ってくれた。1品ずつ、とてもおいしかった。

 明日は姉さんたちが返ってくる日だ。束おねえちゃん帰ってくるかな・・・

「かえってくるといいなー。」

「翔真さん、もう寝ますよ。」

セシリアが呼びに来た。

「手、つないで?」

「あら、もう甘えモードですの?ふふふ、いらっしゃいまし」

「わーい」

ちなみに恋人たち4人でみんなで寝ました。朝起きるときとっても気持ちよかったです。




今回はここまで!次回は家族の絡みです!こうご期待!あとR-18のやつは今制作中です。
うまくかけるかわかりませんがね。
 感想・質問待ってます!質問は作者についてのことでも大丈夫です!
それではまた次回!


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第31話 帰ってきたある意味ウルトラマン

Side 翔真

 今日は夏休み3日目、今日は姉さんたちが返ってくる日だ。多分こっちに来るのは10時くらいかな?

 そんなわけで今は皆で朝食をとっている。

「やっぱみんなの料理はうまいな!」

「恋人になってくれてありがとー!」

ヒロインズが作った朝食を食べながら一夏とそんなことを言う。するとみんな顔が赤くなって照れていた。

「とりあえず今日はねーちゃん達が返ってくるけど、おまいらどうする?」

「千冬姉と翔真の姉ちゃん、家だとすごいからな。」

「え?それってどういうことですの?」

「鈴説明よろ・・・」

「あたしに丸投げしないでよ!んんっ・・・えッとね一夏の姉の千冬さんはその・・・生活無能者って言っとこうかしら。それと翔真の姉の穂香さんと嘉穂さんはバリバリなんでもできるんだけど・・・えッと3人とも超がつくブラコンなのよ。しかも千冬さんは翔真に気があるみたいだし。」

「超がつくってどれぐらい?」

「それは俺が言うわ、えッとないまだに風呂とか一緒に入ろうとするんよ・・・」

「え?それってホント?」

「ほんとほんと、しかも貞操も狙ってるみたいですしお寿司」

「それで、千冬さんのほうはどうなんですの?」

「えッとそれは弟の俺から言わせてもらうと、あれはおっぱいのついたイケメンだな」

「え?一夏って姉にそんな印象持ってるんだ」

「だって、千冬姉はIS学園で教職をやる前までは結構翔真を口説いてたんだぜ。しかもどこかに旅行に行ったりすると千冬姉は翔真に逆ナンまがいのこと始めるし。翔真姉二人は千冬ちゃんならいいやって言って止めないし」

「あ、それで臨海学校の時の買い物のあの絡みか!」

シャルがなんか納得していた。

「あれで翔真がまんざらじゃないのがな」

「いいじゃない反応可愛いし。」

「「うんうん」」

翔真ラバーズが同意していた。

 そんなこんな話ていると。

「たっだいまーーーー!翔真ちゃん愛しの穂香と!」

「嘉穂がかえってきたぞーーーー!」

「おーい、翔真に一夏!いるならへんじしろー!」

「あ、帰ってきた。」

姉たちが返ってきましたとさ。

 

 

Side 穂香・嘉穂

「ん~~~久しぶりね~。」

「かれこれ半年ぶりだな、千冬がうらやましいよ」

翔真は帰ってきた井ノ口姉妹に挟み込まれていた。

「く、くるしい・・・」

「そんなこと言ってないで~、ほらほらここ好きなんでしょ~?」

「んあっ!や、やめて・・・!そこ!あっ・・・・・」

「こんなになっちゃってかわいいわ~、ここも弱いんでしょ~?」

「だかrっ!あああ!やあ・・・!」

「そ、それくらいにしてあげましょうよ!」

シャルが止めに入る。

「ん?あなたは・・・翔真の何?」

「恋人です!そこにいるセシリアと鈴とオータムさんも皆翔真の恋人です!」

「私も入ってるんだが・・・」

「織斑先生も!?」

みんな初耳だった。

「あら千冬ちゃん、やっとくっついたのね」

「まあな、私の手にかかればこんなものよ」

「わー、相変わらず翔真を逆ナンするのは変わらないわね~」

ちなみに井ノ口姉妹は2年生担当のためあまり1年とは面識がない。

「それと・・・な~んでおねえちゃんたちには恋人ができたこと、報告してないのかな~?」

「ひッ!ああっ!だめええええ!」

恋人の前で少しイキそうになっている翔真であった。

 

 

Side 翔真

 なんとか恋人たちの紹介を終わらせると姉ちゃんと恋人たちは何やら話すことがあるらしく部屋へ引っ込んでかれこれ20分

「ふ~ん、翔真ってば、そんなことが好きなのね」

「これはいい情報でしたわよ」

「ふふふ、めちゃくちゃにしてあげないと・・・」

「これで!これで、ダーリンは私たちから離れられなくなってくれる!」

なんか光悦な顔してやばいことを言っていた。俺しーらない!

あとなんか、今日は鈴とだけ寝ることになりました。何かあるのかな?

「鈴、今日の夜何かあるの?」

「秘密よ、ひ・み・つ」

「ん、わかった」

鈴が秘密にすることは俺にとって何かいいことをしてくれる時である。期待して待ってよ。

 

 

Side 鈴

 ついに今日の夜よ!翔真を食べるのは!(性的に)さっき翔真の感じやすいところとかどんなプレイが好きなのか聞いてきたし!

 ちなみに翔真は好きな人に苛められるのが好きみたい(性的に)言動は嫌がって入るもののまんざらでもない声を上げ、まんざらでもない顔をする。

「絶対にあんたを私たち色に染め上げてやるわ!」

続きはR-18でお願いします。

分かってるわよ!




ついにR-18も書かなきゃいけなくなったね。まあそっちは追々書いてあげるとします。
 感想待ってます!なんでもいいですよ!
前回の誤字報告ありがとうございました!それではまた次回!


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第32話 翌日の朝(R-18後)

Side 鈴

 翔真と一緒に初めてを終えた翌日の朝。鈴は起きると隣で寝てる翔真を見る。

「こんなかわいい寝顔しちゃって、また襲われたいの?」

「鈴・・・もっ・・・ろ・・・ムニャムニャ・・・」

「夢の中でもやってるのかしら?ま、朝だしそろそろ出ないと・・・」ガバッ

鈴がベッドを出ようとしたその時、翔真は鈴に寝ながら抱き着いてきた。

「り・・・ん・・・いっちゃあ・・・やぁ・・・」

「まったく、甘えん坊さんなんだから~。大丈夫、私はどこにもいかないわよ」ナデナデ

翔真の頭をなでながらそうつぶやく。

「ほ~ら、起きて。もう朝よ、起きなさいって」

「んあ・・・鈴?・・・おはよ・・・ふああぁぁ」ネムネム

「相変わらず朝は弱いわね。学校の時とか私たちが起こさなきゃ遅刻間違いなしじゃないの?ほ~ら、しっかりする!」

「む~り~。もっと寝る~」ゴソゴソ

「じゃあ私の朝ご飯は抜きね」

「やぁ~、起きる~」

「なら着替えて下に行きましょう?」

「ん~」

 ふふふっ、かわいいかわいい。絶対に離さないからね。私の翔真・・・。

 

 

Side 翔真

 鈴との甘い時を過ごした翌日、鈴に起こされ朝食を食べる。

「鈴の朝ご飯やっぱおいしい」

「そう言っててベてくれると嬉しいわ」

皆が起きてきた。

「おはよ~。あら鈴ちゃんと翔真ちゃん。昨日はお楽しみでしたか~?」

「おはようございます。あら鈴さんに翔真さん、昨日はお楽しみでしたか?」

「おはよう~。鈴と翔真、昨日はお愉しみだったね~」

「鈴ちゃんと翔真ちゃん、昨日はお楽しみでしたね~?」

「お、翔真と鈴じゃん。昨日はお楽しみだったか」

「昨日はお楽しみだったね。ダーリン」

上から穂香姉、セッシー、シャル、嘉穂姉、一夏、オータムだ。

「そ!それは!」

「ま、まあ・・・お楽しみ・・・だったけどよ・・・」

俺は顔が赤いのだろう。鈴だって赤くなってるんだし。

「「「「ふふふふふ・・・」」」」

皆が笑っていた。というかセッシーとシャルはこの後にあると思うけど・・・。

「セシリア、僕は今日行くから。」

「わかりましたわ、明後日は私が行きますわ。」

「なら明々後日は私が行くね。」

なんか小声でそんなことを話し合っていた。てか今日はシャルか・・・どんな事されるんだろう・・・?楽しみだな~ワクワク

 

 

Side 翔真ラバーズ

「やっぱりあの表情・・・」

「多分翔真は・・・」

「昨日アタシとやったときに・・・」

「おそらく責められる側の味を占めたんだと思う。」

 朝ご飯での一件のあと、翔真ラバーズは翔真を見ていてあることに気が付いた。

「やっぱり、前からそうでしたけど。翔真さんはああ見えて苛められたいのですのね」

「しかも、それがエッチの時にしか出ない。」

「苛め甲斐があるわよ。しかも結構そそる表情もするし、堕ちればこっちの思うが儘だし」

「でも堕とすまでが大変なんじゃ?」

「結構早く堕ちるわよ。快感を休みなく与えてあげるとあっさり快楽の虜になって、やめると悲しそうな顔をするの。そうなったらあとはこっちのもんよ」

「そうなんだ。どんな顔するの?」

「それは自分で確かめなさい。でもこればっかりは言えるわ。翔真は真性のドMよ」

「ならさ、今度みんなで翔真とやらない?そうすれば翔真は・・・」

「恐らく私たちから離れることができなくなって・・・」

「外はかっこよく、夜には私たちにべったりな殿方になりますわ」

「ダーリンは私たちが染め上げる!!」

「「「「おおーーー!!」」」」

なんか結託したし・・・あと作者的には全員で翔真を責めるなんてやめてください。

「何言ってるのよ。書きなさい?これは命令よ」

そういわれましても・・・

「作者さん、書かないとハチの巣ですわよ?」

ちょっと待って!

「これは決定したことなの。拒否権はないよ」

ねえのかよ!

「ないに決まってる。あると思ったのか?それではな、頼んだぞ?」

そんなーーーー!

 

 

Side 翔真

 なんか悪寒が走る。そういえばさっきからゲームをやっている俺を見て何が面白いんだろうか・・・。

「あ、やべ!負けそう・・・」

 現在やっているのはバトルフィールド1で通称BF1だ。

「ちょちょ!囲まれるのはダメ!死んだああああ!」

翔真は敵10人くらいに囲まれ滅多打ちにされていた。

「やべえよBもとられた・・・」

現在のマップはスエズだ、ここまで押し込まれると逆転は難しい。

「やっぱ負けるか~」

最後はもはや一方的な試合で負けた。

「そういえば課題・・・は後でいいか!続きやろ~」

「「「よくなーーーーーい(ですわ)!!!」」」

3人から突っ込みが入った。

「ダメよ!しっかり課題はやらなくちゃ!」

「そうですわよ!今からやりますわよ!」

「大丈夫!しっかり英語は教えてあげるから!」

「え~、そんなのサボって遊ぼうよ~」

「ダメよ。」

「というわけでPS4は没収~。」

「しっかりやって終わったら返しますわ」

「そんな~」

唐突にPS4を取り上げられ、課題をやることになってしまった。

「やだ!課題なんか後回しにして遊ぶ!」

「ダメ!しっかり課題をやる!」

「しっかりやればお返ししますわよ」

「ホント?しっかりやれば返してくれる?」

「ホントだよ。僕たちが嘘ついたことあった?」

「ううん。ない」

「ならやろう?僕たちも一緒にやるから。ね?」

「・・・分かった。」

仕方なく俺は課題を持ってくる。ちなみに一夏も強制参加、そしてここには教師が3人いるので質問やちょっとした授業もやることに。しかもそこに箒に簪も合流。

「皆で課題をやるのか。持ってきておいてよかったな」

「課題はみんなでやれば早く終わる」

そんなこんなで課題に手を付ける。

 

 

~30分後~

「もうヤダ!遊ぶ!」

「ダメ!翔真、しっかりやる!」

「遊ぶの!」

「翔真・・・そんなに課題が嫌なのか・・・」

「千冬さん?」

「課題やらないと私は翔真を嫌いになってしまうな・・・」

「え・・・?」

「課題をやらない翔真なんて私は嫌いだ。」

「そ、そんな!嘘って言って!」

「嘘じゃないぞ、課題をやってくれない翔真は嫌いだ。口も利かないぞ」

「ううううっ!や、やるから!嫌いにならないで!」

「ならしっかりやるんだぞ。私はそんな翔真が大好きだ」

「うん!」

こんなやり取りがあったり・・・。

 

 

~さらに30分後~

「ちょっとお茶持ってくるわ」

「一夏、手伝うぞ」

「一夏、私も」

「ありがとな」

箒と簪と一夏が人数分の冷茶を持ってくる。

「夏だししっかり水分補給な」

「「「「「ありがと」」」」」

ちょっと一服したり。

 

 

~さらに30分後~(合計一時間半)

「え、えいごはむりいいいいいいいい!!!」

「あ!翔真が逃げた!」

「追いますわよ!!!」

「翔真!大丈夫!私たちがしっかりついていてあげるから!」

「やだあああああ!英語はやだあああああ!」

「私に任せてもらおう・・・」

「「「織斑先生・・・」」」

「翔真、英語をやれば私がハグしてやろう!特別に甘えることも許す!」

千冬がそんなことを言うと・・・

「あ、戻ってきた」

「すごい勢いで戻ってきますのね」

「戻ってきたからいいんじゃない?」

翔真が逃亡しそうになったり。

 

 

~さらに30分後~(合計2時間)

「まだ終わらないの~?」

「IS学園ですもの、普通の高校より教科も多いですし」

「それにIS中心だから一般教養は通常の高校3年間の内容を1年で終わらせるんだから」

「課題もそれなりに多くなるわよ」

「ちーちゃん助けて~」

「私に甘えていいのはしっかりやった後だ」

「そんな~」

そんなこんな進めて・・・

 

 

~さらに2時間後~(計4時間)

「うむ、今日の分はこれで終わりだな」

「終わった~」

「終わりましたわね」

「結構大変だったね~」

「でもこれが毎日・・・うわ~ん!ちーちゃあああん!」

「まったく・・・終わった直後にこれか、まあいい。存分に甘えてくれていいぞ」

「にゅうううう・・・」

この後は普通に昼食を食べてそのあとの午後はみんなで遊んだ。

 そして夜、翔真の部屋では翔真とシャルが二人っきりになっていた。




 今回はここまで!はぁ・・・またR18更新なせないと・・・(*´Д`)
とりあえず次回はR18のほうの更新です。
 感想待ってます。それではまた次回!


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第33話 シャルロットと同衾した翌朝

Side シャルロット

 今は朝の8時、翔真は横で可愛く寝息を立てている。もうすぐ朝ご飯の時間だから起こさなきゃ。

「翔真、朝だよ。起きて」

「あと5分・・・」ゴソゴソ

「だーめ、朝ご飯食べられなくなっちゃうよ」

「まだねむい~」ゴソゴソ

「ほ~ら、おーきーてー!」ガバッ

「う~、まだねたいのに~」シクシク

「ほらほら、着替えて顔洗って下に行くよ」

「ん~」

 翔真の朝の弱さは治らないな~。まぁ、かわいいからいいんだけどね~。

 

 

Side 翔真

「おはよ~」

「しょーくん、朝ご飯できてるから食べてね!」

「ん~、いただきま~す」ムシャムシャ

「どう?おいしい?束おねえちゃん頑張って料理覚えたんだけど」

「おいしいよ!!束おねえちゃん!・・・ん?」

「どうしたの?しょーくん」

あれ?束おねえちゃんが帰ってきてるぞ?

「夢じゃないよね?僕の目の前に束おねえちゃんがいるんだけど・・・」

「夢じゃないよ!しょーくん、だってほらそこでいっくんとか箒ちゃんとかちーちゃんとか固まってるじゃん」

ふとそっちを見るとほんとにみんな固まってた。

「夢じゃないんだ・・・なら・・・」

「しょーくんおいでー!」

とりあえず抱きしめる。

「おかえり!束おねえちゃん!!」

「ただいま!!しょーくん!!!」

この後は千冬さんによる説教やびっくりしたみんながいつ帰ってきたのか質問していた。本人によると今日の朝7時に帰ってきたらしい。

「う~ん!やっぱりしょーくんは甘えんぼさんだねー!よーしよし!!」

「えへへ~、束おねえちゃーん」

なんだかんだ合って今は束おねえちゃんに甘えている。

 

 

Side 千冬・穂香・嘉穂

「「「なぜだ!なぜ束にはあんなに甘えるんだ!!私(おねーちゃん)達にもそうやって甘えてもいいんだぞ!!」」」

「ふぇ?いいの?」

「「「いいぞ!!」」」

「なら、えーい!!」ガバッ

翔真が私たちに飛び込んできた。

「翔真さんって家に家族がいるといつもこんな感じですのね」

「まあ可愛いからいいじゃない」

「普段は家族がいないからここのところは譲ってあげよう?」

「「そう(ですわ)ね」

「えへへ~、ぎゅ~」

(まあ、今一夏たちは買い出しに行ってるのが唯一の救いだな。)

そんなこんなで一夏たちが帰ってくるまで翔真を可愛がっていたお姉さんたちでした。

 

Side 一夏&一夏の恋人たち

「今日の昼食と夕食は一夏は何が食べたい?」

「う~ん、箒のだったら何でもおいしいし・・・とくにはないけどしいて言うなら唐揚げが食べたい。」

「そうか!なら鶏肉と・・・」

現在、一夏と一夏の恋人たちの3人は食料の買い出しに来ていた。

「ねえ、一夏はどんな料理が好きなの?」

「えっと、うまかったら基本何でも食べるかな~」

「ふっ、一夏は好き嫌いがないからな、作るこっちとしてはありがたいもんだ」

「ちなみに翔真は出されたものはすべて食べきってしまう主義だぞ」

「あ、それは作る側としてはうれしいね」

「一夏と翔真は食べる量が結構多いからな、多めに作らないといけないんだがこれが結構大変でな」

「そういえば、一夏と翔真って一日どれだけ食べるの?」

「ああ、俺と翔真は一日に二人合わせてご飯6合は食べるな。」

「ひ、一人3合・・・」

「いや、翔真は4合で俺が2合だ。」

「そういえばドイツに来た時も結構な食べっぷりだったな」

「ああ、まさか入った店のメニューの料理をすべて食べきったからな・・・」

「す、すごいね・・・」

「でもあいつはとてもおいしそうに食べてるからこちらとしても何も言えないんだ・・・」

「鈴なんて翔真と二人きりにして食事させると食材がなくなるまで作り続けるからな・・・」

「それは・・・鈴大変でしょ・・・」

「いや、作ってる本人は大層嬉しそうに作るんだ、だから止められねえんだよ・・・」

「へ、へえ~」

「一夏!今日はキュウリとかぼちゃとにらが安いから多めに買っていくぞ。」

「了解、にらは餃子にするのか?」

「餃子もいいがにら玉にでもしようかと思ってな」

そんなこんなで買い出しを続ける一夏一行であった。

 

 

Side 翔真

「か、課題がががががが!!!!!」

「織斑せんせー!翔真が壊れましたー!」

「ほら、頑張ってやるんだ・・・これが終わればまた甘えていいんだぞ・・・」

「課題・・・やる・・・」

「これで良し」

現在一夏一行が買い出しから帰ってきたので今日も課題をやっている。

「英語無理いいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」

「翔真さん、私たちがいますから。大丈夫ですわよ!」

「はぁ・・・なぜ翔真は英語だけできないんだ?ほかの教科は完璧というのに・・・」

「千冬姉、おそらく束さんと同じパターンだと思う・・・」

「というと?」

「束さんは天才だけどコミュニケーション能力に難ありだろ?それからすると恐らく翔真は英語の能力だけ欠落してるんだと思う」

「その理論がまかり通るか!馬鹿者が!」

「でもそれしか説明がつかないでしょ!」

「でも翔真は喋るほうは問題ないわよ」

「じゃあなぜ書けない!何が原因なんだ!!」

「それは文字の組み合わせが原因なんだと思うよ~」

「束!わかるのか!」

「結構難しくなるけどいい?」

「そんなに難しいのか?」

「だって言語学と考古学の話になるからね~」

「説明しなくていいぞ・・・」

「わかったよ~」

「セシリアたすけて~」

「大丈夫ですわよ。ここはこういう表現ですわよ」

「ん~、ありがと~」

そんなこんな課題を進めるみんなであった。

 

 

Side 一夏

「そういえばさ、夏休み中みんなの国を回るんだけどどう回ろうか。」

一夏が夕食の時にふと問いかける。

「恐らく、一番最初はイギリスになると思いますわ。」

「次は我がドイツだな」

「その次は僕のフランスだと思うよ。」

「ならそれで決まりね。期間はどうするの?」

「期間は夏休みの半ばの2週間で行こうと思う。」

なんか適当に決まった旅行日程だった。

「それには私たちもついていけるのか?」

千冬姉の質問にみんなは

「「「来てもいいですよ」」」

千冬姉と翔真の姉二人と束さん、オータム改め巻紙玲子がついてくることになった。

「ならイギリスまではオルコット家のプライベートジェットでイイでしょう。」

「へ~すごいな~。一度でいいからそういうの乗ってみたかったんだよな~」

「あら翔真さん、私と結婚すれば乗りたい放題ですし、それを使って旅行し放題ですわよ」

「セシリア愛してる~!!」

「わたくしもですわ~!」

あそこのバカップルは置いといて・・・

「ドイツまではどうするんだ?」

「それなら、イギリスからドイツまでの直通の列車があるから問題はない」

「あ、フランスもおんなじ感じだから問題ないよ」

「ならドイツ、フランスは鉄道での移動だな」

とりあえず計画はできた。あとは・・・当日考えよう。

 

 

Side 翔真

 夕食を食べ風呂に入り、少ししたら寝る時間となる。

(そういえば今日はセシリアが来るのかな・・・)

そう思いつつ寝室へ向かう翔真であった。




 今回はここまで!次回はR-18のほうですよ~。
とりあえず旅行のフラグは立てておきましたんで、あとは旅行の話を煮詰めるだけです。思わぬ難産に直撃したらすみません。
 ご意見・ご感想、お待ちしております!それではまた次回!


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第34話 翔真サボる

Side 千冬

「翔真!どこにいる!出てこい、課題をサボろうとするな!」

現在翔真は行方不明だ。靴は家にあるので家の中のどこかに隠れている。なぜこうなったかは、もうわかっている。翔真は夏休みの課題をやるのが嫌なのである。

「翔真ー?いるなら返事しなさーい!」

「翔真さーん?サボっちゃダメですわよー!出てきてくださいなー!」

「翔真ー、一緒に課題やろー?ねー?」

このようにみんなも探しているが見つからない。

「あ!翔真はあそこにいるかも!」

「一夏!わかるのか!」

「ああ、一度だけだがこの家のどこかに翔真専用の研究室があるはずだ」

「それで?それはどこにあるの?」

「一夏!そこへ連れて行け!」

「わ、わかったよ千冬姉」

とりあえず一夏の記憶を頼りに研究室を目指す。

「そういえば束さんもいないな」

「姉さんも一緒なんじゃないか?」

「束と翔真は一緒になるとろくなものを作らないからな、もしそうだとしたら止めないと」

「私たちの翔真ちゃんがすみません」

「何、あいつと翔真は夢中になれるものに一転集中だけだ。それがあいつらのいいちょころであり、また欠点であるがな。まあなんだ、翔真に関しては惚れた弱みとでも言っておこうか」

「千冬姉、多分ここが入口だ」

話をしてる間に一夏の案内により研究室の入り口があると思われる部屋に到着。そこは翔真が今までに集めた本の書庫だった。

「で?入口とやらはどこなんだ?」

「えっと・・・ここの本と、ここの本を入れかえると小部屋の鍵が開くから・・・」ガチャッ

右の扉から鍵の開く音がしたので小部屋へ行き、あるボタンを押す。

「ここのスイッチを押すと・・・」シューガコンッ

「これが入口なのか?」

「そうだよ千冬姉、しかもこいつはエレベーターで狭いけど、誰が行く?」

「なら私とオルコット・デュノア・鳳この4人で行くぞ」

そう言い千冬と翔真ヒロインズはエレベーターへ乗り込み下へ向かった。

 

 

Side 翔真

 現在俺は地下の自分専用の研究室にいる。

「さすがに夏休み入って何も作ってないとなると夏休みの無駄使いだし、みんなには悪いけど今日は課題サボらせてもらうよ」

朝食を食べた後すぐさまここに来たためここはばれてはいないだろう。

「一番の不安要素は一夏がここを憶えているかどうかだけど・・・多分大丈夫っしょ!気にしてたら仕方ないし~」

「でもいっくんのことあまり舐めないほうがいいよ~?」

「だ、だだだだ大丈夫!多分・・・きっと・・・おそらく・・・maybe・・・」

「だんだん自身無くなってるよ!?」

「だって~」

「大丈夫だって!ここについては束おねえちゃんしか知らないからね!」

「そうだね・・・じゃあ束おねえちゃん、なにか作るよ!」

「そうだー!そのいきだー!」

というわけで現在研究室には僕と束おねえちゃん二人しかいない。なので・・・

「まずはGNドライブ作って・・・」

「こっちは機体の基礎部分作っとくね~」

「あ~い、頼むわ~」

現在作っているのは鈴、セシリア、シャルの新型の専用機だ。ちなみに計画としてはセシリアはケルディムガンダム。シャルはアリオスガンダム、鈴はアヴァランチアエクシアにするつもりだ。

「機体設計図はできてる・・・あとは、ドライブ待ちか・・・」

「どう?作れそう?」

「んあ、あとはGNドライブを10基ほど新規作成するだけだからできるよ」

「そう、それなら束おねえちゃんと一緒に遊ばない?久しぶりに」

「ほんと?ならまたあの時のように・・・」

お互いの顔が近づいてゆく。

「ねえ・・・束おねえちゃん、僕ねずっと束おねえちゃんのことが・・・」バァン!

束おねえちゃんと致そうとしたとき突然扉が勢いよく開いた。

「翔真!見つけたぞ!今すぐ戻って課題をやるぞ!!」

「えっ!千冬さん!?なんでここに!」

「ちーちゃん!?」

「一夏がここへの行き方を憶えていてな」

「に、逃げろー!!!」ダッシュ

「逃がすかー!!!!」ダッシュ

とりあえず逃げる!捕まってたまるか!

 

~逃走中~

「やばいやばいやばいいいいいいいいいいい!!!」

「しょーうーまー!!!逃がすかああああああああ!!!」

「い、嫌だああああああああ!!」

「おい!鳳、デュノア、オルコット!手伝え!!!」

「「「は、はい!」」」

「お、お前ら!参加すんじゃねぇ!」

「お前たち!翔真を捕まえたら課題をマンツーマン指導でやらせるぞ!」

「千冬さん、あんたなんてことを!?」

「翔真!おとなしく捕まりなさい!」

「翔真さん!わたくしと二人っきりで授業いたしましょう!」

「翔真!僕とがいいよね?ね?」

「いいいいいいやあああああああああああ!!!」

結局翔真は捕まった。誰にって?

「翔真、覚悟はいいな?」

「いやだあああああああああ!!」ズルズル

千冬さんに捕まって千冬さんとマンツーマン指導なのでした。

「夜もお前の指導をしてやる」

と言い今日の夜は千冬さんが相手になった。




 今回はここまで!全年齢版は次回あたりから海外へ行くことにします。
ていうか日常回書くのが一番楽しいです。亡国機業なんてなくなればいいのに・・・
 というわけで感想待ってます!それではまた次回!


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第35話 皆で海外旅行へ

Side 翔真

 今日は待ちに待った旅行への出立日現在は空港にいる。前世では海外とか言ったことなかったからもうわくわくが止まらない!!ドイツは2度目だけど1度目は観光目的じゃなかったしね。

「まずはイギリスか~。どこ行こうかな?ビッグ・ベンかな?ストーンヘンジかな?それともバッキンガム宮殿?あ!大英博物館も外せない!!」ワクワクテカテカ

「翔真さんってばあんなにはしゃいじゃってイギリスに行くのがそれほど楽しみなのですね。仮にも私の祖国張り切って案内してあげましょう。」

「ねねね、セシリア!最初はどこから見る?やっぱりビッグ・ベン?それとも博物館?バッキンガム宮殿?ウィンザー城にも行きたいな!」

「大丈夫ですよ、イギリスは逃げたりしませんから。順番に回りましょ?」

「うん!セシリア、お願いね!」

「はい!」

「翔真はこういう時子供だな、しかもああいう時は束と同レベルのコミュニケーション能力になるしな」

 翔真はとってもはしゃいでいた。

「セシリア、ここにも行きたい!」

「大丈夫ですわよ。しっかり案内させていただきますわ」

「あ、そうだセシリア、泊るところとか予約してないけど大丈夫なの?」

そういえば予約なんてものは一切していない。このままでは野宿である。

「心配はご無用ですわ。宿泊施設など使わなくともわたくしのお屋敷がありますもの」

「へー、セシリアってそんなに大きな屋敷に住んでるんだ」

「そうですわよ、翔真さんのお宅より少し大きくてお庭がある程度ですけど・・・」

 今思ったけどセシリアって貴族じゃん?どれぐらいの大きさの家に住んでるんだろうか?原作でも家の描写があるのって一夏宅だけだし。一般的な貴族のお屋敷ってどのくらいなんでしょ?誰か教えて下しあ。 by作者

「ねねセシリア!お庭ってどのくらいあるの!?」キラキラ

「そうですわね、わたくしのお屋敷があともう2個くらい建つくらいの広さですわ」

「すげーな!僕ね、広いお庭ってあこがれてるんだ!!」キラキラ

「わたくしの家なので良かったら自由に使って結構ですよ」

「ありがとう!セシリア!!」

 そんなこんな話をしていると千冬が人数確認をとる。

「そろそろ飛行機に乗るが来ていないやつはいるか?」

「全員いまーす!」

「そういえばオルコット、チケットはいらないと言っていたがどういうことだ?」

「それはですね、オルコット家のプライベートジェットでわたくしの祖国に向かいますから、ですわ」

「「「な、なんだってーーーーー!!!!」」」

まさかのジェット機持ってる発言

「すげぇ!すげぇよ!セシリア!ジェット機持ってるんだ!」

「ま、まさかプライベートジェットなんてね・・・。」

「はは、はははは」

皆様々な反応を示す。

「ではどこから乗るんだ?」

「そろそろ来ますわ」

そう言ってゲートのほうを見ると、メイド服を着た女性がこちらに歩いてきた。

「セシリアお嬢様、ただいま参りました」

「チェルシー、お久しぶりですわ」

「お久しぶりです。お嬢様」

そう言って来た女性はチェルシーと呼ばれまじもんのメイドさんだった。

「紹介いたしますわ。わたくしの専属のメイドであるチェルシー・ブランケットですわ」

「紹介に上がりましたチェルシーと申します。本日はわたくし目が皆様の旅のお世話をさせていただきます」

そう言ってお辞儀したのでこちらもお辞儀し返す。

「「「「「よ、よろしくお願いします。」」」」」

そういったのは束の間、チェルシーは翔真を見て一言

「それでは、荷物はお持ちいたします。旦那様」

「え?」

「「「「えええええええええええええええええええええええ!????」」」」

これにはみんなもビックリ仰天だった。

「何を驚いていらっしゃいますか?セシリア様とご婚約なされているのでしょう?ならば私にとってはもう一人のご主人様になるのです。旦那様とお呼びして何がおかしいのでしょうか?」

「い、いやおかしくはないんだが・・・唐突すぎてな・・・」

「そうですか、それではご案内いたします。皆様方」

チェルシーに案内されセシリアのプライベートジェットに乗り込み出発する。

 ちなみに今回のメンバーは俺、一夏、翔真ヒロインズ、一夏ヒロインズ、千冬さん、束おねえちゃん、俺の姉2人だ。総勢12人である。

「それではイギリス本国へと出発いたします。」

そういうと飛行機は空へと飛び立ちイギリスへ進路をとった。

 

 

Side セシリア

 現在飛行機の中

「翔真さん、一番行きたいところはどこですの?」

「ん~、バッキンガム宮殿が一番かな~。あ~でもストーンヘンジも見たいし・・・」

「セシリア、そんなに回れるの?」

「鈴さん心配はご無用ですわ、わたくしの祖国ですもの効率的な回り方ぐらいご存知でしてよ」

「それなら今回はセシリアに任せるよ」

「任されましたわ」

翔真はどこに行きたいのかとてつもなく迷っていたのでセシリアが効率的な観光ができるようにプランを考えていてくれた。

「セシリア、お願いね!」

「はい!」

翔真に任されたセシリアは気合を入れて頑張るのであった。

「あ、あと翔真さん?あなたをわたくしの親戚に紹介いたしますので、その時はよろしくお願いします」

「ん~、てけとうにやるから大丈夫!」ブイブイ

「期待してますわね」

そんなわけで翔真たち一行はイギリスへ飛ぶ。時間差があるため飛び立つと3時間ほどで皆仮眠をとりイギリス上陸に備えることにした。

 

 

 

「翔真さん、私たちが抱きしめると安心したような顔になりますよね・・・」

「実際安心してるからじゃない?」

「そういえば翔真、僕が入りたての時うなされてた時あったよ?」

「翔真さんがうなされるほどとはどんな悪夢なのでしょうか?」

「翔真がうなされるほどね・・・。私たちが知らないだけで何かトラウマでも抱えている気がするわ」

「そうですわね、そんな感じが致してたまりませんわ・・・」

「僕たちはそれを支えないとね。翔真は弱いから」

「ええ、そうですわね」

「やっぱりそれが一番ね」

少女たちの直感は間違ってはいなかった。そして少女たちはもう一度翔真への愛を確かめるのであった。




次回!イギリス編 観光回だと思います。あとあの妹夫婦も出演が近いですね!


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第36話 海外旅行 イギリス編Ⅰ

Side 翔真

 セシリアのプライベートジェットに乗り空の旅をすること11時間30分イギリスのロンドンに到着した。旅客機ではないため若干早く着くのである。

 早速外に降りる。

「とうちゃく!!やったぜ一番乗り!」

「待ってくださいな翔真さん家のものがお迎えに来ますから少しだけお待ちになってくださいな」

「えー!早く街に行きたい!」

「バカね~。翔真はこんなに多く荷物をもって街中を歩くつもり?」

「あっ、そうだった。ごめん・・・」

「大丈夫だよ、セシリアの家に荷物を置いたらしっかり街にも行けるから」

「うん!」

鈴やシャルロットに咎められ暴走が止まる翔真、そこへセシリアが言う迎えが来た。

「皆さま、こちらに荷物をお預けください。預けた方からこちらのリムジンへ」

セシリアからそんな指示が出され、荷物を預け皆リムジンに乗り込む。

「やっぱりすごいな、セシリアの実家って」

「貴族ですもの当然ですわ」

「そういえば、しょーくんと束さんの宇宙開発プロジェクトのスポンサーになるって聞いたけどもしかしてオルコット家自体がスポンサーになってくれるの?」

「ええ、わたくしが母から継いだ企業がありますのでそこがスポンサーですね。」

「へ~、セシリアって会社経営してたんだ」

「今は、経営のほとんどは信用できる方に任せていますわ」

「でもセシリアはすごいよ!だって、僕たちを支援できるほどの会社を持ってるんだから、すごいことだよ!」

「しょ、翔真さんに褒められると嬉しいですわ・・・」

「皆さま、そろそろ街中に入りますよ」

一緒に乗っているチェルシーが教えてくれる。

「へ~、ロンドンってこんな街並みなんだ~。へ~」

翔真は周りを興味深そうに覗いている。

「あ、あそこの建物綺麗だな~」

 

 

Side 翔真ヒロインズ+姉二人

「翔真さんがこんなに喜んでくれるなんて、連れてきたかいがありましたわ」

「翔真ってああいう子供っぽいところ、かわいいな~」

「まるで、前世で甘えることを知らなかったみたいな感じよね~」

「あ、それ分かる~。しょーくんって確かに最初は甘えること知らなかったしね~」

「翔真は束ちゃんと同レベルということを最初は隠してたからね~。まるで受け入れられないと思っていたかのように」

「それもそうだろ、もし自分が異常だと思われたら人は排除しにかかるからな」

「仕方ないとは言えないのよね。束のときもそうだったもの」

「束さんにはちーちゃんとかーちゃん、ほのちゃんがいたんだからいいのさ!今はしょーくんやしょーくんの恋人たちもいるし、束さんは寂しくなんかないよ!!」

「でも、鈴さんの勘はおそらく当たっている気が致しますわ」

「そうなんだよね、ずっと傍で翔真を見てきたけど、翔真ってもしかして前世じゃ束さんとおんなじ状況だったのかも」

「ああ、そういえばダーリンが書いていたノートの最初のほうに不穏なことが書いてあったからおそらく鈴の予測は限りなく正解に近いぜ」

オータムが何やら気になる発言をする。

「え?そんなのあるんだ」

「それって、しょーくんが書いた設計図のノートに書いてあったの?」

「そうそうそれ、ダーリンの部屋を掃除してるときに見つけて読んだんだ」

「そ、それでそこにはなんと書かれていたのですか?」

そこで聞かされたのはとんでもないことであった。

「確か、『この研究が世界に認められない場合設計した母艦、ガンダムシリーズを製造し、自分を含めガンダムマイスター4名を選出し他スタッフを揃え世界に宣戦を布告し全世界に対し戦争を仕掛けることとする』って書いてあったな」

「やっぱり翔真さんって・・・」

「やっぱり翔真って・・・」

「翔真ってやっぱり・・・」

「「「子供だな~」」」

皆同じ意見でまとまっていた。

「というより束の白騎士事件よりひどいな・・・」

「しょーくんのあれってさすがに束さんのISでも勝てないからね~。そんなことされたらあっという間に世界は翔真一個人に負けちゃうね~」

「ですがなぜ翔真さんは思いとどまったのですか?」

セシリアの疑問にみんな頷く。

「それはおそらく束ちゃんの出現じゃない?」

「そうだな、翔真とおんなじレベルって束ぐらいしかいないし」

「そういうことなんですか?」

その疑問に翔真の姉二人の予測が入る。

「まあ、つまりだな翔真はこれを他人にに止めてほしかったんだと思う。それこそしっかりと分かってくれる人にね」

「そして、束は翔真と同レベルの存在でなおかつ自分とおんなじところを目指してる」

「自分と同じ夢をもって自分を認めてくれてしっかり分かってくれる人がいたことがよっぽどうれしかったんだろうね」

「それからかな、翔真があまり自分のことを隠さなくなったのは」

「今のしょーくんがあるのは束さんのおかげなんだよ!」

「そんなことがあったんですのね」

「でも」と翔真の姉の穂香が続ける。

「束ちゃんがISを作って白騎士事件起こして束ちゃんが逃亡生活に入った時は世界を目の敵にしてたのよね」

「どういうことなんですか?」

シャルロットが続きを促すように質問をする。

「それがね・・・」

「翔真は・・・人類を滅ぼそうとしたんだ・・・。」

「「「え!?」」」

これは千冬も束もみんな初耳だった。

「あの時はこう言っていたな。『天才なしではここまで来れなかった癖に凡人どもは全く邪魔しかしない!!もういっそのこと人類滅ぼして僕が管理すべきなんだ!!』ってね」

「あの時あれがなかったらどうなっていたことか・・・」

「あれって何なの?」

鈴からの質問

「翔真ちゃんは『ちび束おねえちゃん(ちびたばおねえちゃん)』って呼んでる束ちゃんそっくりの人形アンドロイドなの」

「「「ちび束おねえちゃん?」」」

セシリア、シャルロットまた鈴までもが初耳であった。

「そういえばそう言っていた夜、さすがになだめようと部屋を覗いたらそのアンドロイドが翔真の頭を撫でていたんだ」

「しかも束ちゃんを呼びながらずっと泣いていたわ」

「それからだな、翔真はアンドロイドと一緒にいるようになったのは」

「そうね~、家に帰ると私たちそっちのけでお人形のほうに行っちゃうんですもの少し妬いちゃったわ~」

「束さんの魅力はほのちゃんとかーちゃんに勝るのです!ブイブイ!!」

「そういえば翔真は今どうなってるの?」

鈴の問いかけに全員翔真のほうを向く

「あ!そこのカフェおしゃれ!入ってみたいな!!」

いまだはしゃいでいた。

「でもまぁ、今はこんな感じだし翔真ちゃんは翔真ちゃんってことでいいんじゃない?」

「そうだね~、しょーくんはああいう感じのほうが束さんは断然いいよ!!」

「まったく、翔真は大人なんだか子供なんだか。でもそこがいいところなんだがな」

「翔真さんはあのままでいてほしいですわ。」

「そうだね、でも前に襲撃してきたテロリストがまた翔真を狙ってくるかも」

「その時はその時で翔真と一緒に追い返せばいいんじゃない?」

「それが最善ですわね」

「そして僕たちは翔真を支えないとね」

「そうね、ほっておくと子供な翔真は何しでかすかわからないしね」

「「「みんなで支えて行こう(ましょう)」」」

「私たちも覚悟を決めるかな・・・」

「そのほうがいいだろう・・・」

「私はダーリンの妻になるだからな」

「翔真は私も愛しているからな」

「しょーくんは誰の手にも渡さないよー!!」

年長組もまとまっていた。そしてお互いに手を取り合い翔真を支えそして愛することを決めたのであった。




一「おーい、俺たちの出番は?」
ないです。
一「え?」
だからないです。
ラ「なぜないのだ、作者よ」
それはうまい具合に会話に入れてあげようとしてもなぜか思いつかなかったからです。
箒「でも全員同じ車じゃないか」
いや~、でもそっちはそっちで盛り上がってるってことで・・・。
簪「ダメに決まってるじゃん」
はい・・・。
ラ「今度からはもう少し出番を増やしてもらおう」
はい、精進いたします。
簪「それでは次回はイギリス編Ⅱです。しっかりとしてくださいね」
はい、観光名所とかもう資料は集めてあるので大丈夫です。
箒「私たちや一夏の場面もしっかりとな、頼んだぞ」
分かりました。
ラ「それではな、感想など待っているぞ」
あ、誤字報告とかしてくれると嬉しいです。
箒「甘ったれるな!誤字は自分で修正しろ!」
グハァッ!!Ω\ζ°)チーン
一「作者が伸びてしまったのですがとりあえず今回はここまでです」
箒「また次回だな」
ラ「また次回にな」
簪「また次回」


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第37話 海外旅行 イギリス編Ⅱ

Side 翔真

 現在セシリアの屋敷に車で向かって約30分そろそろ屋敷に到着するそうだ。

「皆さま、もうすぐ到着いたしますわ。そろそろ降りる準備をしてくださいませ」

セシリアの指示があってその5分後、立派な屋敷の前に車が止まった。以下降りてセシリアの屋敷を見た感想。

「ほえ~、家より大きい~」

「セシリアの屋敷ってこんなに立派なんだな~」

「やっぱり貴族だったのねセシリアって・・・」

「僕のうちでもこんなに大きくはないかな~」

などなどetc。

「それでは、ようこそわたくしの屋敷オルコット邸へ」

そう言って玄関が開けられると出迎えがいた。

「ようこそ、IS学園の皆様方そして旦那様」

「やっぱりかあああああああ!!」

「やっぱりここでも翔真は旦那様予備なのね・・・」

「おお、帰ってきたかセシリア、そしてそっちにいるのが・・・」

「ええ、そうですわ。将来の旦那様の井ノ口 翔真さんですわ」

そう言って翔真は何やら親戚?っポイ人に俺を紹介した。

「えっと、紹介されました井ノ口です。よろしくお願いします」

「はっはっは!そこまでかしこまらなくてもいいぞ。私の名前はギニアス・サハリンだ。今後ともセシリアをよろしく頼むよ」

「ど、どうも・・・」

そう言って俺は握手をする。

「そのほかの皆様も、よろしくお願いいたします。」

「「「「「こ、こちらこそ・・・」」」」」

皆であいさつを交わしていると、もう二人がこちらに寄ってきた。夫婦みたいだ。

「あら!アイナお姉様、お久しぶりですわ!」

「ええ、久しぶりですね、セシリア」

「久しぶりだな、セシリア」

「シロウさんまで」

セシリアは久しぶりに会った人たちとの再会を喜んでいた。

「えっと、こちらはギニアスさんの妹夫婦の・・・」

「アイナ・サハリンです」

「シロウだ、よろしくな」

「「「よろしくお願いします」」」

「それにしてもお姉様、よく帰ってこられましたわね」

「セシリアの将来の旦那様が見えるのですもの、顔を出さなくてはいけませんわ」

「それと、仕事もひと段落ついて少しのあいだだが休暇ももらえたしな」

「そういえば、アイナさんとシロウさんってなんのお仕事をしてるんですか?」

「ああ、今の俺たちの仕事はブルーティアーズの調整や新規パッケージの作成だな」

「ブルーティアーズは私とシロウが作ったものですので」

「「ええ!!」」

「じゃ、じゃあもしかしてBT兵器を発想した天田博士ってシロウさんのことですか!?」

「ああ、巷じゃそういわれているけどな」

ヨーロッパ組は大層驚いていた。

「何をそんなに驚いているの?」

「翔真!だってBT兵器の理論を組み立てた張本人だよ!」

「確か日本人だったがイギリス人と結婚して移住したと聞いてはいたが」

「日本名にすると天田 士郎でしたわよね」

「まあそうだけど、今はサハリン家に入ってるからね」

そんなこんなあり、とりあえず宿泊するにあたり部屋割りを決めることになったのだが、これがまたひと悶着

「部屋割りは、翔真と私とシャルロットとセシリアが同室ね。あとは適当に・・・」

「おい、鳳。私も翔真と同室がいいのだが・・・」

「なら束さんとちーちゃんとしょーくんで一部屋ね、あとは適当で・・・」

「ちょっと待って!それよりもそれだけ入る部屋があるのか確認しないと・・・」

「最大6人部屋がありますわ」

「え!じゃあみんな一緒に・・・」

「ベッドは別々でしてよ」

「あ、じゃあ翔真とツインのベッド1つ部屋を・・・」

「ここはわたくしの家でしてよ、決定権はわたくしにありまして・・・」

「なあ、一夏そっちは・・・」

「私が一夏と一緒に!」

「私が一緒!」

「ちょ、ちょっと!落ち着けって・・・」

「「一夏は黙ってて!!」」

「は、はいいい・・・」

「ダーリンは誰と一緒がいいの?」

「え?えっと・・・誰でもいいっていうか・・・なんていうか・・・」

ここへメイドのチェルシーが一言

「最大8人で就寝できるキングサイズベッドの部屋が二部屋ありますが・・・」

「「「「「「それだああああああああああ!!」」」」」」

結局一夏ヒロインズと翔真ヒロインズで別れることに、姉2人はまた別の部屋ということになった。

 

 

Side セシリア

 部屋割りが決まり観光に行こうとする一行、そこへチェルシーがある提案を持ち掛けた。

「グループを分けましょう。セシリアお嬢様が旦那様たちを、わたくしが一夏さまたちを案内いたします。」

「確かにこれだけ大人数だとそのほうがいいですわね」

「なら別れるとしようか」

と織斑先生の一言の元2手に分かれてみる。

セシリア班:翔真・鈴・シャルロット・束・千冬・オータム

チェルシー班:一夏・箒・ラウラ・簪・嘉穂・穂香

「これでよいだろう」

「ちょっと待って!」

「なぜ私たちが翔真と一緒じゃないんだ!!」

翔真の姉二人が異議を唱えると・・・

「なら将来の義妹に苦労を強いるのか?」

「ぐ・・・」

「そういわれると・・・」

なんて言われおとなしく引き下がった。

「それでは、チェルシーそちらはお願いいたしますわ」

「わかりました。ではわたくしの班の方はこちらへ」

そんなこんなでイギリスを観光することになった。

 

 

Side 翔真

「それでは、ここからはわたくしがご案内いたしますわ」

ついに始まったイギリス観光だすっごいわくわくしてます。

「それでは最初の行き先はここですわ!」

そういわれたのは、ウェストミンスター寺院だった。

セシリア班移動中・・・・・・・・・・・・・

「到着ですわ!ここがウェストミンスター寺院ですわ!」

「すっげー綺麗!」

「中はもっときれいですわよ」

「なら中に行きましょ?」

「こういうところに来るの束さんも初めてだよ~」

「なんだ、逃亡中にこういうところ回ってると思ったんだが」

「こういうところに行くときはしょーくんと一緒じゃないと意味ないの!」

「ちょっと、翔真とセシリアが先に行っちゃうよ!!」

「あ、まって~」

次!!

「お次はバッキンガム宮殿ですわ!!」

「うわ~、写真で見たことあるけど真っ白よね~」

「あ!ちょうど近衛兵の交代式がやってるよ!」

「ねね!セシリア、もしかしてこれに合わせて連れてきたの?」

「そうですわ!バッキンガム宮殿を見るうえで欠かせないものですので!」

交代式を見たり・・・

「すっごい煌びやかな内装ね~」

「僕、こんなところに憧れてるんだ~」

「お庭も広いみたいだね~」

「確か3つに分かれてるって話だったよ」

「こんなに広い庭が欲しかったな~」

次!!

「ここが13世紀半ばから1900年代の西洋の名画が数多く収められているナショナル・ギャラリーですわ!!」

「建物も綺麗だね~」

「中に入ればたくさんの素晴らしい絵画が見れますわよ」

とりあえず中へ入る。

「あれ?こんな絵もここに収蔵されてるんだ~」

「この戦艦テメレール号綺麗でいいな~。あ、今度設計する宇宙船は白にしよ~」

次!!

「そして!一日目最後はここ!ピカデリーサーカスですわ!!」

「やっぱりここはにぎわってるね~」

「それもそうだろう。ロンドンの一大ショッピングエリアだからな」

「あ、綺麗なカフェがある!!」

「あら、あそこはわたくしのおすすめのカフェでして、入ってみます?紅茶にケーキもあってとてもおいしいですわよ」

「ケーキ!束さん大好き!食べる食べる!」

「あ!束おねえちゃんまって~!」

「皆さんも行きましょうか」

というわけでセシリアおすすめのカフェでケーキに舌鼓を打ったりした。

 そんなこんなで1日目が終了、セシリアの屋敷で合流し夕食を食べた。なぜか俺の飯だけセシリアが気合入れて作ったと言いセシリアの料理が出された。

「うんまい!!!」

「うれしいですわ!翔真さん!」

その夜俺は食べすぎて胃もたれを起こしそうになったが翌日には大丈夫であった。




 今回はここまで!次回はイギリス観光2日目です!
観光の描写が下手ですけど実際どう書けばいいのかわかんないので手探りで書いてますご了承ください。
 感想など待ってます!それではまた次回!


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第38話 海外旅行 イギリス編Ⅲ

 久々の投稿です!観光地とか調べてたらなんか時間かかったって申し訳ないです。
海外旅行ネタはこの作品を最後にするぞ・・・。


 今日でイギリスの観光は最終日、明日には特急ユーロスターに乗りフランスへ向かうことになっている。

Side 翔真

「今日はストーンヘンジに向かって次にローマン・バス、そしてセント・ポール大聖堂の後に大英博物館ですわ」

「おっけー!んじゃ早速しゅっぱあああっつ!!」

「あ、最初は車で移動ですわよ!」

「え?あ、そうだった」(´・ω・`)

「まったく、あわてんぼうなんだったら」

「鈴ちゃんひどいー!」

「まったく、僕たちが居なきゃ迷子になりそうになるのに」

「しゃ、シャルまでーーー!!」

「ふふふ、行きますわよ」

てなわけで、ストーンヘンジに到着。

「ここが我らイギリスが誇る世界文化遺産、ストーンヘンジですわ!!」

「へー、ここが・・・。ほんとにこれなんであるのかわかんないね」

「そ、それは言わない約束でしてよ?鈴さん」

「まぁ、歴史学者にも永遠の謎みたいになってるし多少はね?」

「束おねえちゃんは分かる?」

「んー、私にもさっぱりだよー!!こういうのはタイムマシンがないとね~」

「さすがに束でも分からんか」

「そりゃそうだよ~。私は天才科学者だけど歴史学者じゃないからね~」

「元々束ちゃんの専門外なわけね」

「おーちゃん、そういうことさ」

次!!

「ここがローマン・バスですわ。博物館もありますけど」

「へ~、これが古代ローマの建物・・・」

「聖泉があるって聞いたけど」

「それならこちらですわ」

「・・・ローマである!!」

「どうしたの!?翔真」

「なんかやらなきゃいけない気がして・・・」

翔真は某ローマさんのものまねやっていた。

「今度はローマの本拠地イタリアに行って見たいね~」

「あ、パスタいっぱい食べられるんじゃない?」

「お~、いいねそれ~」

「・・・。ローマで翔真とデート・・・ふふふふ」

「ちーちゃん、なんか怖いよ」

次!!!!

「続きまして、セント・ポール大聖堂ですわ」

「大聖堂ってだけあって広いね~」

「こういった綺麗なところで結婚式とか上げたいな~」

「束おねえちゃんは約束覚えてる?」

「覚えてるとも~!!ここよりきれいなところで結婚式上げようね!!」

「うん!!」

「え?それって私たちも?」

「そうだよ!しょうちゃんのお嫁さんになる人はみんな宇宙で結婚式を挙げるのさー!!」

「そ、それはそれでいいね。宇宙はどんなにきれいなんだろうね?」

次!?!???!?!?!?!?

「最後の大英博物館ですわ。広いので迷子にはならないでくださいましって!翔真さんお待ちください!!」

「ここ実際に来てみたかったんだー!」

着いたとたんダッシュで中に入ろうとする翔真を千冬が止める。

「翔真、私を置いていくな。一人では寂しいだろう?」

「あ・・・。ごめんなさい・・・」

「わかればよろしい」

「ちーちゃん、しょうくんの手綱握るのうまいね」

「あこがれちゃうわ千冬」

「相変わらず千冬さんはすごいわね」

「翔真さんを簡単に捕まえてしまうんですもの」

「あ、あはははは」

なんやかんやでいっぱい見て回りました。

 

 

Sideセシリア

 3日間翔真さんたちを案内して明日はフランスへと行きます。

「この3日間どうでしたか?楽しんでいただけました?」

「楽しかったよ~!!初めての海外でとっても緊張したけどセシリアのおかげでとっても楽しかった!!」

「翔真さん、ありがとうございますわ!!これでも案内した買いがありましたわ!!」

翔真さんに感謝されるととてつもなく喜びを感じます。あぁ、今日は襲ってしまいましょうか・・・?

「・・・セシリアなら、いい・・・よ?」

「ふぇ!?」

「えっと、・・・今日いい・・・よ?」

決めました、襲います!!今日は襲います!!

 

 

 

Side 翔真

昨夜、セシリアに襲われたと思ったら結局全員を相手にすることになった翔真、現在は・・・。

「鈴~」

「はいはい、ぎゅ~」

「ぎゅー」

甘々になっていた。

「ダーリンってばこんなに甘々になっちゃって~。かわいい~」

「オータム~。ぎゅ~」

「きゃー!ダーリーン!!」

イチャイチャしていた。

「もう!駅に行きますわよ!」

セシリアの一声でユーロスターに乗るための駅へ向かった。乗る列車はロンドンを10時半出発だそうだ。

「そういえばどのくらい時間がかかるの?」

「確か、2時間半ですわ」

「はやいねー。さすが特急」

「列車旅なんて初めてだなー」

「・・・。もうチャリで旅なんてやらねぇからな」

「お、懐かしいなそれ~」

「水曜どうでしょう見たくなってたじゃねぇか!!」

「そういえばあの動画結構再生数稼いだよな」

「確か俺が大泉洋みたいで一夏がミスターってコメントにあったな」

「カメラ回してたの弾で藤Dってコメントだったり鈴が嬉野くんってのもあったな」

「何ですの?その水曜どうでしょうって言うのは?」

「あ~、あれだ。日本で人気だった旅番組だよ」

「あれを旅番組って言っていいのかな~?」

「え?でもあれって旅番組って言うカテゴリなんじゃない?」

「鈴もそう思うか?」

「それで結局は何なの?」

「「「分かんない」」」

「な、なぜ3人してわからないと言いますの?」

「実際に見ればわかると思うよ。」

「今度みんなで家で見ようか。DVD全巻あるし」

「そうしようそうしよう」

読者の皆さんはどう思います?水曜どうでしょうって旅番組ですかね?個人的にはダルマ屋ウィリー事件が好きですね。

そんなこんな話ながら駅に到着、順次列車に乗り込んでいく。

「それではお嬢様、行ってらっしゃいませ」

「ええ、行ってきますわ。チェルシー」

「旦那様もまた帰ってきてくださいね」

「ああ、ありがとうなチェルシー。ここまで世話してもらって」

「いいえ、これが仕事ですので」

「はは、チェルシーらしいね。俺はそんなところが好きだよ。じゃあ、またね」

その瞬間扉が閉まり、パリへと旅立っていった。

 

 

Sideチェルシー

「・・・そんなところが好き・・・ですか」

チェルシーはさっきの翔真の言葉を反芻していた。

「反則ですよ・・・。旦那様のあんな笑顔で言われたら反則です・・・・。」

一人顔を赤くして照れていた。

 




イギリス最終日でした!!次からはフランス編、パリとかおいしいお店いっぱいあるしついつい食べすぎちゃうこともあるようですね。
 というか番外編で翔真たちの水曜どうでしょうやってみたいね。
自転車で北海道制覇の旅!!なんてものどうですかね。良ければ感想にご意見が欲しいです!
 それでは今回はここまで、ありがとうございました!


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