神姫エグゼイドスプラトゥーン×戦姫絶唱シンフォギア~未来へと響くは始まりの音楽~ バイキンバグスターの逆襲 (Dr.クロ)
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第1ステージ~ゴーストシップ~

突如現れしUFOに驚く一同、一部が吸い込まれた時、ゲームが始まる。


出会いを果たし、帰ろうとしたゴーグル達と見送ろうとした響達の前に巨大なUFOが現れた。

 

ライダー「なんだありゃあ…」

 

マリア「大きいわね…」

 

誰もが突如現れた巨大なUFOに驚く中でUFOからホースの様なのが伸びて来て…

 

ひゅご~~~~~~!!!

 

メンバーを吸い込み始める。

 

創世「うわ、何!?」

 

プリンス「す、吸い込まれる!?」

 

切歌「デデデェス!?」

 

調「うわっ!?」

 

弓美「うそぉぉぉん!?」

 

強烈な吸引に別の世界から来たゴーグル達以外に切歌と調、Fセレナと弓美、創世に切歌が吸い込まれたのを見て咄嗟に飛び込んだミセスSが吸い込まれてしまう。

 

マリア「セレナ!切歌!調!」

 

ファナ「弓美さん!創世さん!」

 

それに響達は慌てて歌おうとした時…

 

???『おっと、お前等はおとなしくしとくのだ!!』

 

声が響き渡ると共にシャボン玉や泥、ガスなどが飛んで来る。

 

クリス「なんだァ!?」

 

マリア「皆、避けて!」

 

慌てて避けようとするがそれよりも早く響や未来、ミューチェ以外が当たってしまう。

 

響「翼さん!クリスちゃん!」

 

ミューチェ「奏ちゃん!マリアちゃん!」

 

未来「ファナちゃん、詩織ちゃん!」

 

???『お前達にはこれなのだ!!』

 

助け出そうとしたが続けざまにリングが飛んで来て3人の体にギュッと締め付けた後にガラス筒が3人を分断する様に閉じ込める。

 

響「な、何これ!?」

 

未来「う、動けない…!」

 

『お前達の力、たっぷりと有効利用させて貰うのだ!』

 

なっはははははははははは!と笑い声が響き渡る中で響達を入れたガラスの筒はUFOへと戻って行く。

 

 

 

 

弓美「あいたたた…」

 

創世「一体何が起きたの?」

 

ライダー「お前等、無事か」

 

一方、UFOに吸い込まれた後、床に放り投げられ、尻もち突く形になったのでお尻を摩る弓美と創世にライダーが声をかける。

 

ゴーグル「皆、大丈夫?」

 

メガネ「お、重い…特にロボのが重い…!!」

 

切歌「だ、大丈夫デスか!?」

 

調「此処は一体…」

 

ゴーグルと共にロボの下敷きになってるメガネを助け出しながら調は周りを見る。

 

エンペラー「俺達は巨大なUFOに吸い込まれた。と言う事はここはUFOの内部か」

 

ミセスS「それにしては広いところじゃのう」

 

誰もが戸惑う中で…足音が聞こえるのに気づく。

 

誰もが警戒していると…

 

ハチ「あ…ゴーグルくんに皆!」

 

ライダー「お前…」

 

アリサ「ハチくん!?あんた、なんでここに!?確かほむ妹ちゃんと新しいガシャットのを見てるんじゃなかったの!?」

 

表れた人物にゴーグル達は驚き、切歌たちは誰?と首を傾げて、友達だよとヘッドホンが答える。

 

後ろにはほむ妹と縛られて引き摺られた悪戯ほむらもいた。

 

ほむ妹「そのガシャット関連で今の状態が起こってるの…」

 

セイ「え?」

 

切歌「どういう事デスか?」

 

疲れた顔で悪戯ほむらを見てからほむ妹は語る。

 

ほむ妹「さっき言ってたガシャット、フライングアドベンチャーアンパンマンのをハチくんと一緒に作ってたの」

 

弓美「アンパンマンとな!?」

 

ミセスS「あの有名なヒーローのゲームか」

 

ほうとなるがほむ妹はでもね…と続ける。

 

ほむ妹「この悪戯ほむらがワンちゃんに追われて来てその際に触れたらダメなのに触れて…」

 

ハチ「それでバグが起きて、その影響であるキャラを模したバグスターが誕生しちゃって…悪さをする前になんとかしようとしたけど逃げられたからたむらさんと偶然遊びに来てたある人と一緒になんとかこのUFOに乗り込んだんだ…」

 

バアル「おいおい、それは、また…」

 

切歌「厄介なことになったんデスね;」

 

Fセレナ「あの、もしかして模したキャラって…」

 

???『はひふへほ~~~~~!!』

 

ハチとほむ妹のを聞いてFセレナが言おうとしたその時、笑い声と共に声が響き渡る。

 

キュベレー「キュー!?」

 

ライダー「この声…確かばいきんまんって奴か?」

 

ハチ「うん、そのばいきんまんを模したバイキンバグスターだよ」

 

調「バイキンバグスター…」

 

ミセスS「これは面白くなってきたのう」

 

ナイトビジョン「いや、そんな事言ってる場合じゃ;」

 

驚く面々へとハチが言って、ずれてるミセスSのにナイトビジョンがツッコミを入れる。

 

バイキンバグスター『ようこそ我がバイキンパークUFOへ、ここでは7つのステージを遊んで貰うのだ!』

 

ゴーグル「7つのステージか~!」

 

切歌「遊んでる場合じゃないデスよ!?」

 

おおと目を輝かせるゴーグルに切歌はそう叫ぶ。

 

バイキンバグスター『ちなみに遊ばないと彼女たちは返さないぞ!』

 

ニケ「彼女達って…!?」

 

創世「まさかあの時吸い込まれなかったビッキー達!?」

 

だが、出て来た言葉に創世が言うとピンポンピンポン大正解!と返される。

 

バイキンバグスター『各ステージに捕えさせて貰ってるから、クリアしないと一生捕まったままなのだ!』

 

ライダー「ちっ、めんどくせぇこそをしやがるぜ」

 

グローブ「確かにクールじゃないね」

 

舌打ちするライダーにグローブも頭のを撫で上げてから同意する。

 

Fセレナ「姉さんたち、無事だと良いけど…」

 

調「心配…」

 

???「だからこそ、クリアしないと駄目っぽいし、ボスの所にもたどり着けない様にされてるから面倒」

 

バイキンバグスターの説明された事に不安そうになるFセレナへと誰かが声をかけてから現れる。

 

それは忍者なギアを纏った響であった。

 

隣にはたむらもいる。

 

メガネ「ああ、その姿であなたは!?」

 

ヘッドホン「私達が知り合った別の世界の響さん!」

 

創世「このビッキーがキャンプの時に言ってた?」

 

弓美「おお、カッコイイね!」

 

切歌「平行世界の響さん、こっちのとは全然違うデース…」

 

グレ響「久しぶり…それと、そっちは初めまして…になるか?」

 

その言葉の後に私服に戻り、その周囲にモデルPとモデルXが浮かぶ。

 

バイキンバグスター『さあ役者は揃った!最初のステージへと足を進めるのだ!』

 

その言葉と共に入口が現れる。

 

ヘッドホン「幽霊船?」

 

切歌「幽霊船デスか!?」

 

入口の上に刻まれたのを読んだヘッドホンのに切歌はデデースと驚く。

 

グレ響「……怖いの?」

 

切歌「べべべ、別に怖くないデース!」

 

調「切ちゃん、声震えてるよ」

 

ミセスS「そこらへん切ちゃんの可愛い所じゃがな」

 

聞くグレ響に切歌は強がって、調はツッコミ、ミセスSは笑う。

 

たむら「とにかく、進むしかないわね」

 

悪戯ほむら「全く、大変な事に巻き込まれたなホント」

 

ほむ妹「あなたが原因の一旦でもあるからね」

 

ディアボロス「じゃな。クリアせんことにはやらんとな」

 

Fセレナ「じゃないと皆を助けられません!」

 

気合を入れるFセレナにだねとゴーグルも頷いてから入口へと顔を向ける。

 

ゴーグル「ようし!このステージをクリアしよう!」

 

メガネ&ヘッドホン&ニットキャップ「おー!」

 

グローブ「勿論」

 

エンペラー「ふっ」

 

切歌「や、やってやるデス!」

 

調「マリア達を助ける為に」

 

誰もが頷いた後に突入する。

 

 

 

 

入口を通り抜けると夜の草原広がる道に出る。

 

ゴーグル「ここが最初のステージ?」

 

ミセスS「草原の様じゃの」

 

誰もが辺りを見渡すと創世が何かに気づく。

 

創世「あ、皆あっち!」

 

指さされた方を見ると街が見え、その上を不気味な船が飛んでいた。

 

スカル「…あの飛んでる船が目的の幽霊船か…」

 

切歌「おお、映画通りのデザインデス…」

 

呟くスカルの隣で切歌はぶるりと体を震わせる。

 

ゴーグル「よし行こう!」

 

ニットキャップ「お~」

 

キュベレー「なの!」

 

調「うん!」

 

ズドンズドンズドン!

 

誰もがゴーグルのに答えた直後、メンバーの少し離れた場所に何かが着弾する。

 

ティテュバ「うひゃあ!?」

 

ソロモン「…どうやらそう簡単には行かせてくれないようだね」

 

それに誰もが驚いて距離を取る中でバアルやアモンと共にソロモンは構える。

 

すると煙が晴れると数体の幽霊が浮遊していた。

 

切歌「あ、可愛い幽霊デース」

 

ミセスS「まあアンパンマン世界の幽霊じゃからのう」

 

これなら大丈夫デスと切歌はホッとすると幽霊たちはケラケラ笑って向かって来る。

 

ディアボロス「とにかくこやつらを倒して向かうぞ!」

 

Fセレナ「はい!」

 

グレ響「私達も…行くよモデルA」

 

ディアボロスの号令にFセレナは頷いた後にグレ響はライブメタルを取り出して言う。

 

グレ響「トランスフメィシャン~メモリア~モデルA~ロックオン~」

 

奏でると共にモデルAが輝いてグレ響を包み込む。

 

そして光りが弾け飛ぶと黄色の所が赤くなって、白い所が黒くなっている姿となり、両手に二丁拳銃を持つ。

 

モデルA『さて張り切って行こうか響』

 

グレ響「フォローよろしくね」

 

弓美「あれ、なんか微妙に違う!?モデルAの口調的な意味で」

 

切歌「え?そうなんデスか?」

 

言葉を交わす2人のに思わず驚く弓美へギアを纏った切歌は首を傾げる。

 

弓美「う、うん…私の知ってるモデルAって一人称はオイラなんだけど、さっきの雰囲気を見ると外見が似てるアクセルと変わんない感じだなと思って」

 

モデルA『そんなの僕に言われても困るよ。僕はモデルZのモデルのオリジナルのゼロの記憶から参考されたのだし』

 

ミセスS「まあ多少の違いは仕方ないのう」

 

ズドズドズドォン!!

 

応えた弓美にそう返したモデルAへミセスSが言った後に再び着弾する。

 

ライダー「話してる暇はねえぞ!」

 

メガネ「確かに早く行動開始しよう」

 

ハリケーンニンジャ!

 

Fセレナ「はい!」

 

話を切り上げてそれぞれ聖唱を歌ったり、ドライバーを装着し…

 

変身!!

 

戦士になる。

 

ガシャット!

 

レベルアップ!

 

マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクション!エックス!!

 

ギリギリのチャンチャンバラバラ!ギリギリチャンバラ~!

 

ジェット・ジェットコンバット!

 

ビート!ビート!ビート!ドレミファビート!

 

ゲキトツロボッツ・ゲキトツロボッツ!

 

ドラゴ~ナイト~!ドラゴ~ナイト~ハンター!

 

シャカリキ!シャカリキ!ウッハ!シャカリキ!シャカリキ!スポーツ!!

 

ガオ!忍び寄る~ガ・ガオ・ガオ・ガオ!ナイトサファリ!!

 

背伸びしたいけど♪ちょっぴり照れるわ♪ときめきクライシス♪

 

天を掴めライダー!刻めクロニクル!今こそ時は、極まれり!

 

辿る歴史!目覚める騎士!タドルレガシー!

 

マキマキ!竜巻!ハリケーンニンジャ!

 

マザルアップ!

 

赤い拳強さ!青いパズル連鎖!赤と青の交差!パーフェクトノックアーウト!

 

音声が鳴り響いてゴーグル達は仮面ライダーとなる。

 

グローブ→クロノス「さて、クールに行こうじゃないか」

 

エンペラー→トゥルーブレイブ「道を空けて貰うぞ」

 

切歌「行くデスよ調!」

 

調「うん!切ちゃん!」

 

ハチ「僕も」

 

言葉を交わす切歌と調の隣でハチも左腕にセイザブラスターを装着していてその中央部に白く輝くキュータマ、オリオンキュータマをセットする。

 

オリオンキュータマ!

 

セイザチェンジ!

 

ハチ「スターチェンジ!!」

 

驚く中でロボが咆哮する中でヘシアンは篭手にある銃把を倒して安全装置を解除してから腕を大きく回してポーズを取り、地面に向かってトリガーを弾く。

 

その後に星型のエネルギーフィールドが展開されてからハチの前にオリオン座が現れてハチが通り抜けると胸の星型のマークがある白いスーツにV字の上に人の顔型のバイザーが刻まれたマスクを装着した戦士の姿となる。

 

ハチ→オリオンホワイト「ファイタースター!オリオンホワイト!」

 

変身完了の後にセイザブラスターで幽霊を攻撃する。

 

すると撃たれた幽霊は分散したと思ったら2匹に増える。

 

オリオンホワイト「!?増えた」

 

ミセスS「そう言えばこいつら増えるんじゃっけ」

 

弓美「あ、そうだ!塩、塩!!」

 

驚くオリオンホワイトの後にミセスSは思い出して言い、弓美もすぐさまそう言うとたむらは悪戯ほむらの盾をあさり出す。

 

悪戯ほむら「ちょ、何してんのたむー!?」

 

たむら「あなたは悪戯用に色々と入れてる!ハバネロもあるなら塩も持ってるでしょ!」

 

これでもないあれでもないと漁りながらあった!と塩の入ったのを取り出すと向かって来たのに塩を振り返る。

 

振りかけられた幽霊は目を点にした後に小さくなって消滅する。

 

エグゼイド「すげぇ効いてる!」

 

Fセレナ「これなら幽霊を倒せま…!」

 

ざぁあああああああ

 

すると突然雨が降り出す。

 

悪戯ほむら「うお!?いきなり振り出しやがった!?」

 

創世「ちょ、これはおかしくない!?」

 

マスク→ブロウ「デュフ、どうやらやっこさんもそのままのはさせないって事だろうぜ」

 

それに誰もが驚く中でブロウが指さす。

 

すると幽霊船から光りが雲へと向けて放たれてるのに気づく。

 

アロハ→ウェーブ「おいおい、こういうのも出来るの?」

 

ミセスS「原作でもやっていたのう」

 

たむら「マズいわね…これじゃあ塩が…!」

 

幽霊「キシシ!」

 

呻くたむらの隙を突き、幽霊の1体が腕につけていた盾を盗む。

 

たむら「あ、こら!」

 

切歌「返すデス!」

 

幽霊B「キケケケ!」

 

悪戯ほむら「うお、こっちの盾も!?」

 

慌てて取り返そうとする切歌のを後ろで別の幽霊が悪戯ほむらのを取る。

 

アリサ「やばい、このままじゃあ倒せれないわ!」

 

ニケ「ホントです~」

 

調「それならまずあの幽霊船を!」

 

ウェーブ「ならゴーグル達ブルーチームとライダーに調達は先に行きなよ」

 

スカル→ザムライ「ここは俺達が引き受ける」

 

アーミー→ソルジャー「ここで止まっていてはステージをクリアできないからな」

 

ブロウ「デュフ、苦労させられるねホント」

 

プリンス→リェレン「兄さんも行って」

 

そう言う調のに対し、S4やプリンスがそう言う。

 

切歌「ありがとうデス皆さん!」

 

ミセスS「んじゃあわしは残ってこやつらの対処方を考えるかのう」

 

頑張るんじゃぞと言うミセスSにはいと答える。

 

モデルA『となるとモデルHのにチェンジだね。と言うか出番少なかったな…』

 

グレ響「だね…クルーチス~ヒーロー~モデルHX~ダブルロックオ~ン」

 

それを見てグレ響は2つのライブメタルを取り出して歌うとギアは背中にバーニアの様なのを装着し、黄色の部分が緑になったのに変化する。

 

オオカミブルー「ウォウ!」

 

セイザーゴー

 

その隣でオオカミブルーが自身のオオカミボイジャーを呼び出して着地させる。

 

エグゼイド「あ、そうだ。創世さんと弓美さんに…ビートマ、ワイバースト!」

 

ガシャコンサモナー!

 

プラスターワールド!

 

乗り込む前にエグゼイドはそう言って右腕に装着した青と白のカラーリングのバグヴァイザーにガシャットを差し込んで画面を操作すると2つの光りが飛び出して弓美と創世に向かう。

 

創世「え?」

 

弓美「何々!?」

 

ビートマ&ワイバースト「プラストオン!」

 

驚く2人と光の玉は一体化し、光りがはじけ飛ぶと服が変わった創世と弓美が現れる。

 

弓美「おおおおおおお、何これかっくいい!!」

 

創世「これが…」

 

ミセスS「おお、これはまた違う奴じゃな」

 

エグゼイド「よし!行こう!」

 

誰もが頷いた後にブルーチームとパラドクス、オオカミブルーはオオカミボイジャーに乗り込み、オリオンホワイトが呼び出したオリオンボイジャーに調と切歌、トゥルーブレイブが乗り込むと飛び立ち、Fセレナとグレ響も続いて幽霊船へと向かう。

 

ウェーブ「さてと…頑張りますか」

 

ミセスS「そうじゃな」

 

頷いた後に幽霊へと構える。

 

 

 

 

しばらくして雨が強くなって行く。

 

その中を幽霊船へ向かうメンバーは飛ぶ。

 

グレ響「近づいて行くと普通に大きいね」

 

切歌「そうデスね」

 

見えて来た幽霊船に呟くグレ響に切歌も少し体を震わせて頷く。

 

オリオンホワイト「とにかく全てのステージをクリアしてバイキンバグスターをガシャットに戻さないと…」

 

トゥルーブレイブ「戻す?倒すのではないのか?」

 

調「え?どういうこと?」

 

オリオンホワイトの言った事に誰もが首を傾げる。

 

そんなメンバーの疑問にオリオンホワイトは理由を言う。

 

オリオンホワイト「バイキンバグスターはバグスターではあるけどフライングアドベンチャーアンパンマンの要でもあるんだ。ばいきんまんのデータもそうだけどアンパンマンや一部のキャラのも持ってて、倒したらガシャットは完成もしないし、ゲームも崩壊しちゃうんだ」

 

メガネ→風魔「それってつまり!?」

 

ヘッドホン→サイクル「バイキンバグスター自体もまた人質とも言える存在になっちゃうわけ!?」

 

ニットキャップ→ポッピー「パピプペ大惨事だ~」

 

切歌「それは大変デス!」

 

Fセレナ「誕生しちゃった時に一部のデータも取り込んじゃったって事ですか?」

 

驚く面々でFセレナのにそういう事とオリオンホワイトは頷く。

 

ズドンズドンズドォン!

 

メンバーが近づいて来たので砲撃して来る幽霊船の砲弾をそれぞれ避けて進む。

 

オリオンホワイト「とにかくさっき言った様に全ステージクリアを第一に考えて!」

 

エグゼイド「分かった!と言う訳で幽霊船に乗り込めー!」

 

オオカミブルー「ウォウ!」

 

切歌「乗り込むデェス!」

 

その言葉と共に幽霊船へとメンバーは降り立つ。

 

すると幽霊船は上昇を開始する。

 

パラドクス「上昇して行くぞ」

 

調「乗ったら上昇するようになってたんだ…」

 

Fセレナ「どこに向かうんだろう?」

 

誰もが警戒する中で幽霊船は雲を抜けて上に出る。

 

エグゼイド「月が綺麗だね~」

 

ポッピー「お花見~」

 

風魔&サイクル「どっから持って来たのその団子!?」

 

切歌「今はそんなことしている場合じゃないデスよ!?」

 

調「うん、切ちゃんの言う通…」

 

バキュンバキュン!

 

どこからともなくお団子を出すエグゼイドとポッピーに風魔とサイクルと切歌がツッコミを入れて、調が言い切る前に銃声が鳴り響く。

 

バイキンバグスター(海賊風)「はひふへほ~~~!よく来たなお前等ってそこ!お月見してる場合か!」

 

パラドクス「スルーしろ」

 

その後に海賊の恰好をしたバイキンバグスターが現れて、エグゼイドとポッピーにツッコミを入れてパラドクスにそう言われる。

 

バイキンバグスター「噂通りの大アホとアホなのだ…とにかく、改めて逃げずに良く来たな!」

 

グレ響「それでここの人質はどこ?」

 

Fセレナ「姉さんと幽霊の私を返してください!」

 

そう言うバイキンバグスターにグレ響とFセレナは言う。

 

バイキンバグスター「残念ながら此処には居ないんだよ。あっかんべー!」

 

右目の下部分を指で引っ張って舌をベロベロして挑発するバイキンバグスターにむむむと切歌は眉を顰める。

 

切歌「もう怒ったデス!」

 

調「このステージをさっさとクリアして次のステージに向かう!」

 

バイキンバグスター「ふん!出来るならやってみろ!まず小手調べ!来い、下級バグスター達!」

 

武器を構える切歌と調やエグゼイド達に向けてそう言い放った直後、メンバーの前に海賊姿の下級バグスター達が現れてカットラスやピストルを向ける。

 

トゥルーブレイブ「バトル開始か」

 

ガシャコンカリバー!

 

オリオンホワイト「気を付けて行こう」

 

切歌「そっちが海賊ならこっちも海賊で行くデス!」

 

放たれたのを避けた後に切歌はそう言ってからギアを解いて再び歌を紡ぐと海賊の恰好に変わっていた。

 

グレ響「驚いた。そんなのがあるんだね」

 

切歌「はいデス!海賊ギアデス!」

 

調「切ちゃん以外にも翼さんやクリス先輩が出来ます」

 

成程ねと納得しながら向かって来たバグスターをダブルセイバーで切り裂く。

 

風魔「うぉぉぉぉぉ!!ゴーグルハンマー!!」

 

エグゼイド「うぇ~~~い!」

 

離れた場所では風魔が勢いよく回転し、ガシャコンブレイカーを持ったエグゼイドが次々と下級バグスターを吹き飛ばして行く。

 

切歌「デェェス!!」

 

Fセレナ「はぁあ!」

 

負けじと切歌も旗を振り回して薙ぎ払い、Fセレナは短剣二刀流で切り裂いて行く。

 

バイキンバグスター「ふん、なかなかやる様だな」

 

調「この程度ならまだ行ける」

 

切歌「さあどんどん来るデス!」

 

ほう、どんどん…とニヤリと笑ったバイキンバグスターは切歌を見て…

 

バイキンバグスター「ならお望み通りドンドンだしてやる!!!」

 

その言葉と共に下級バグスターがどんどん現れる。

 

結果…

 

ぎゅうううううう……

 

風魔&サイクル「多過ぎておしくら饅頭状態!?」

 

看板が埋まる程の状態になった。

 

パラドクス「おい、どうしてくれんだこの状況」

 

切歌「あわわわ、落ちそうデェス!」

 

多さで落ちそうになって思わずそう言うパラドクスのに返事できずに切歌は慌てる。

 

パラドクス「たくっ!このアイテムだ!」

 

エナジーアイテム操作をして見つけたエナジーアイテムをバグスター戦闘員達に使う。

 

風船化!

 

すると風船の様に膨らんで空高く飛んで行ってしまう。

 

バイキンバグスター「ああ!?どこに行くのだ!?」

 

Fセレナ「凄い…!敵が風船みたいになっちゃった…!」

 

切歌「あ、危なかったデェス…」

 

それに感嘆するFセレナの隣で切歌は安堵の息を吐く。

 

パラドクス「前座はこれで終わりか?」

 

バイキンバグスター「ふん!確かに前座は終わりだ。ここからが本番だバイキン!!」

 

そう言ってバイキンバグスターは現れた穴へと入る。

 

オリオンホワイト「逃げた?」

 

トゥルーブレイブ「いや、これは…」

 

ゴゴゴゴゴ…

 

すると揺れが起き始める。

 

切歌「な、なんデスか!?」

 

風魔「な、何が起こるんだ?」

 

パラドクス「とにかく一度離れるぞ!ボイジャーに乗り込め!」

 

驚く面々へのパラドクスの指示に誰もが乗り込み、Fセレナとグレ響も離れる。

 

そして幽霊船の方を見ると怪しい光を発した後にまるで脱皮する様に幽霊船の外装がはがれて行き、巨大なモグラ型メカが現れる。

 

グレ響「幽霊船が…」

 

Fセレナ「メカに…!」

 

バイキンバグスター『これぞ、飛行船もぐりん!その恐ろしさを味わうのだ!』

 

その言葉と共に機銃から銃弾が放たれ、さらに両側面のビーム砲三門からビームが放たれる。

 

オリオンホワイト「危ない!」

 

オオカミブルー「ウォウ!」

 

それに誰もが慌てて回避行動に移る。

 

モデルH『マストの裏に隠れるぞ』

 

グレ響「素直に隠れさせて貰えれば良いけど」

 

Fセレナ「なんか嫌な予感がしますね…」

 

避けながらそう指示するモデルHのにグレ響とFセレナは言いながらマストに向かうとマストは回転する。

 

慌ててグレ響がFセレナの腕を掴んで離れる。

 

モデルA「ダメじゃん!」

 

モデルH『最近のマストは回転するのか…』

 

風魔&サイクル「しないしない」

 

調「切ちゃん!」

 

切歌「はいデス!調!」

 

調の呼びかけに切歌は頷いて飛び上がると勢いよく旗を振ると共に出て来た斬撃がマストを切り刻む。

 

バイキンバグスター『んな!?』

 

風魔「止まった!」

 

切歌「調!そっちを頼むデス!」

 

調「任せて!」

 

α式・百輪廻

 

続けて調がヘッドギアの左右のホルダーから小型の丸ノコを連続で放ち、機銃やレーザー砲台を破壊する。

 

グレ響「これで丸裸だね」

 

バイキンバグスター『なんの!これでも食らうのだ!』

 

その言葉と共に飛行船もぐりんの先端のドリルが放たれる。

 

ポッピー「ドリルが飛んで来た~」

 

切歌「デェス!?」

 

バイキンバグスター『串刺しになるのだー!!』

 

誰もがやばいと思った時…

 

ガシッ!!

 

蜘蛛を突き破って現れた存在がドリルを掴んだ。

 

ギガントホウオー!!!

 

クロノス『クールな感じにこれたみたいだね』

 

エグゼイド「グローブくん!」

 

切歌「グローブさん!」

 

バイキンバグスター『何!?』

 

ギガントホウオーに乗ったクロノスにバイキンバグスターは驚く。

 

バイキンバグスター『お前、幽霊と戦っていた筈なのだ!どうやって倒したのだ』

 

クロノス『いやー、ホント頭の良い人達がいたからそれをやったら攻略できたよ』

 

どういう事だとバイキンバグスターは雲の下を見る。

 

すると雲から雨ではなく、白い粉の様なのが降っていた。

 

慌てて分析すると塩だと判明する。

 

バイキンバグスター『なっ、雲から塩だと!?』

 

クロノス『ホント、凄い発想をするよね魔術王と博士さんは』

 

切歌「ソロモンさんとSちゃんが!?」

 

調「一体どうやって…」

 

パラドクス「どうせ、攻略ついでに雨を塩に変えたら面白いとかじゃねえのか」

 

肩を竦める感じに言うクロノスのに切歌と調が驚いている間におーいと言う声と共に誰もがした方を見ると純白に輝く船に乗ったアリサ達の姿が見える。

 

サイクル「何あれ!?」

 

オリオンホワイト「あ、キャラクターメダルを見つけたんだね」

 

Fセレナ「キャラクターメダル?」

 

クロノス『まぁ、このステージのフィニッシュと行きますか!」

 

それに驚くサイクルのに答えたオリオンホワイトのに首を傾げたFセレナへとそう返してギガントホウオーはドリルを投げ返す。

 

ドゴーン!

 

投げ返されたドリルは見事飛行船もぐりんへと突き刺さる。

 

バイキンバグスター『あわわわわわ!?』

 

切歌「ドドメデス!」

 

クロノス『んじゃあこっちも』

 

スーパーギャラクシー!!

 

それを見て切歌は旗を掲げると飛行船もぐりんを挟み込む様に巨大処刑台が出現、ギガントホウオーも手に持っていた双剣を燃やす。

 

即馘・Aるu薇イDあ

 

バイキンバグスター『ちょっ!?まてまてまてまて!?』

 

切歌「マストダーイ!」

 

クロノス『ギガントホウオーブレイジング!!』

 

タンマを求めるバイキンバグスターだが、2人は無視し、切歌は旗を振り下ろし、ギガントホウオーはX字の斬撃を放つ。

 

ズバァン!

 

巨大処刑台から振るわれた刃とギガントホウオーの斬撃が飛行船もぐりんを両断する。

 

ピピピ……ズドォオオオオオオオオオオオオン!!!

 

バイキンバグスター「バイバイキーン!」

 

それにより飛行船もぐりんは爆発四散し、バイキンバグスターはドリルに掴まりながら夜空へと消えて行く。

 

ステージ!クリア!!!

 

クロノス『またクールに決めてしまったね』

 

切歌「ビクトリーデース!」

 

アナウンスを背にクロノスは髪を撫でる動作をし、切歌はポーズを取る。

 

エグゼイド「やった!」

 

パラドクス「良い所で来やがるな」

 

ミセスS「これで第一ステージクリアじゃな」

 

喜ぶエグゼイドと呟いたパラドクスの後にボイジャーの隣に来た船の上でミセスSはそう言う。

 

グレ響「それで、キャラクターメダルって何?」

 

オリオンホワイト「ああ、フライングアドベンチャーアンパンマン限定のエナジーアイテムで、ステージの元になった作品で重要となるキャラが描かれていて、使う事でそのキャラの特徴や能力、使っていたのを元にした効果を発動するんだ。このステージならマリンって言う海の白馬で、効果は船を出すのと後は水上を走れるのだね」

 

切歌「おお、そんなアイテムがあったんデスか!」

 

調「役に立ちそうだね」

 

気になっていた事を質問するグレ響にオリオンホワイトは説明し、切歌と調は感嘆する。

 

風魔「ようし!この調子で次のステージも頑張ろう!」

 

エグゼイド&ポッピー「おー!」

 

Fセレナ「はい!」

 

ソロモン「あ、その前にやる事があるから」

 

意気込む風魔のにFセレナやエグゼイド達が元気よく言ったと所でソロモンが待ったをかける。

 

ソロモン「雲を消してからの街や雨が降ってた所の清掃ね。塩まみれになってるから…」

 

ナイトビジョン「ホント、凄い塩まみれになってたからね;」

 

切歌「ああ、そうだったデス;」

 

サイクル「確かに、ここからでも分かる塩まみれね;」

 

そう言ったソロモンのに誰もがあーとなる。

 

と言う訳で暫く塩掃除にかかるゴーグル達であった。

 

バイキンバグスター「次のステージでは覚えてろよ~~~~~!!」




NEXTステージ!

ゴミラプラネット!


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第2ステージ~ゴミラプラネット~

次に向かうステージはゴミに埋もれた星であった。


風魔「あー…終わった…」

 

サイクル「召喚出来る人が多くて助かったよね;」

 

箒を支えにそう漏らす風魔にサイクルも同意する。

 

サイクルが言った通り、召喚を使えるメンバーが英霊やら神姫やらロボットなどを呼び出して塩の清掃をやっていたのだ。

 

ちなみにロボットたちは錆対策をしてである。

 

調「随分掛かったね」

 

切歌「ホントするのが大変だったデース」

 

???「おいおい緑の嬢ちゃん、疲れるのはまだ早いぞ」

 

うへぇとぼやく切歌にポッピーがグランブルーファンタジーガシャットから呼び出したラカムが声をかける。

 

切歌「そうでした。早くマリア達を助けないといけなかったデス!」

 

ふんすと気合を入れる切歌にその意気だとラカムは笑う。

 

アリサ「そう言えば、次はなんなのか分かるの?」

 

オリオンホワイト「あー、一応分かるけど、フライングアドベンチャーアンパンマンはチャレンジする時はステージをランダムで決めてて、沢山ある中で6つのステージが選んでラストステージを含めて7ステージになるんだ。ラストステージを除いたステージはアンパンマンの映画のを元にしてて、ステージの順番は元になった映画が出来た順で並んで行くけど、このステージの元になった映画の次の映画が元になったステージになるとは言えないんだ」

 

ほむ妹「簡単に言うと今いるのから凄く飛ばしたりする時もあったりしてて、ビックリしちゃうですね」

 

弓美「あー、確かに次はこれだなと思ってたら違ったらビックリするね」

 

ミセスS「なかなか面白そうなシステムじゃな」

 

アリサの問いにオリオンホワイトはゲームの内容を説明し、ほむ妹の補足に誰もが納得してから元の場所に戻る。

 

すると幽霊船のゲートの隣に新しいのが出来ていた。

 

創世「ゴミラプラネット?」

 

たむら「これは、英語読みだけどゴミラの星ね」

 

ミセスS「次は変身されるのがあるステージじゃな」

 

首を傾げる創世の隣でたむらが言い、ミセスSが呟く。

 

悪戯ほむら「これはあれだ。泥人形にされない様に注意しないとね」

 

切歌「泥人形デスか!?」

 

Fセレナ「あの、それってもしもなったらどうなるんですか?」

 

そう言う悪戯ほむらのに切歌は驚き、Fセレナが恐る恐る聞く。

 

悪戯ほむら「凄く熱い所にでも行って熱いのに触れたら乾いて意識を失います」

 

どこからともなく取り出した懐中電灯で下から自分の顔を照らして悪戯ほむらは答える。

 

調「い、意識を失う……」

 

切歌「それはちょっと怖いデース;」

 

たむら「ってか、変な演出すんな」

 

それにブルリと震える調と切歌の後にたむらが悪戯ほむらの頭にチョップを入れる。

 

オリオンホワイト「大丈夫だよ。そのステージで受けた変身とかはステージをクリアすれば元に戻るから」

 

サイクル「それなら大丈夫…で良いよね?;」

 

Fセレナ「そ、それなら良いん……」

 

ミセスS「でももしもクリアできなかったらどうなるんじゃ?」

 

安堵しかけたFセレナのを遮ったミセスSのにオリオンホワイトは腕を組んでから暫し間を空けて答える。

 

オリオンホワイト「普通にゲームオーバーになればスタート地点に戻される…ただそれは正常の、今の状況だとそのままになるかもしれない」

 

切歌「そ、それってつまり……」

 

エグゼイド「大丈夫だよ」

 

顔を青くする切歌やFセレナにエグゼイドはそう声をかける。

 

エグゼイド「皆がいるんだ。頑張ればクリアできるよ!」

 

風魔「!そうだな!」

 

サイクル「頑張りましょう!」

 

ポッピー「ファイトいっぱ~つ!」

 

サイクルメット→アニマル「言われるまでもないな!」

 

おーと気合を入れるエグゼイド達にソロモンはふっと笑う。

 

ミセスS「やっぱり面白いなゴーグル君は」

 

ティテュバ「そうですね~あの何事でも変わらない性格も皆を前に引っ張ってるんだと思います」

 

それを見て言うミセスSにティテュバもそう言う。

 

エグゼイド「ようし!次のステージへのりこめー!」

 

ブルーチーム「おー!」

 

アーミー→ソルジャー「突撃である!」

 

切歌「突撃デース!」

 

号令と共に第2ステージへと飛び込んだ。

 

 

弓美「宇宙……キターーーーーーーー!!!!」

 

グレ響「いきなりうるさい」

 

付いた直後、弓美が盛大に叫び、グレ響にツッコミを入れられる。

 

切歌「それにしても凄いゴミだらけデスね…」

 

調「お掃除しがいがありそう」

 

オリオンホワイト「ゴミラの星はダストホールの力が弱まったせいでゴミだらけになったヤーダ星が舞台だからね」

 

鼻を抑え、顔を顰める切歌とふんすとやる気を出す調にオリオンホワイトがそう言う。

 

パラドクス「……んで、あの凄く場違いなエンジンは破壊した方が良いのか?」

 

それを聞きながらパラドクスが来た時からも見えてた巨大なエンジンを見て聞く。

 

オリオンホワイト「うん、あれもなんとかしないといけないんだ」

 

ミセスS「改造しちゃ駄目かのう?」

 

Fセレナ&切歌「駄目です!/デス!」

 

ブロウ「逆方向に飛べる様にしたらありじゃね?」

 

ウェーブ「いや、根本的な解決になってなくね?」

 

うずうずしながら可愛く首を傾げるミセスSにFセレナと切歌は却下し、ブロウのなげやりな言葉にウェーブはツッコミを入れる。

 

バイキンバグスター『はっひふへほー!!』

 

風魔「この声は!」

 

クロノス「やっぱ出るんだな」

 

調「でも何処から…」

 

響いた声に誰もが警戒する。

 

ミセスS「もしゴミの中から出てくるのなら焼くんじゃがのう」

 

切歌「ああ、ゴミは焼却って奴デスね!」

 

「それを言うなら汚物は消毒じゃーじゃないのか?」

 

んーと顎に指をあてて言うミセスSのに言った切歌のを訂正した声に誰もが向く。

 

そこには鉄格子の箱に収められた2つの泥人形があり…その顔に驚く。

 

創世「キャロルにエルフナイン!?」

 

弓美「うそーん」

 

切歌「此処に居たんデスか!?」

 

キャロル「気が付いたらな…泥を浴びせられたと思ったらこの姿だしよ…」

 

グレ響「それで…どうやら出てくるみたいだよ」

 

驚く面々にキャロルはそう言い、グレ響が呟くと少し離れた場所が盛り上がり…

 

バイキンバグスター『はっひふっへっほ!!待たせたな!』

 

UFOに乗ったバイキンバグスターが現れる。

 

ウェーブ「元気に言ってるね」

 

バイキンバグスター『2回戦開始なのだ!今度はそうはいかないぞ!』

 

切歌「またぶっ飛ばしてやるデスよ!」

 

呆れるウェーブも含めて面々へと言うバイキンバグスターに切歌は鎌を突き出して言う。

 

バイキンバグスター『その言葉、返させて貰うのだ!いでよ!ダストデーモン!!』

 

その言葉と共にゴミと共に浮き上がるとゴミはドンドン変化していき、最終的にロボットになる。

 

スゲ「で、デカい…」

 

ブレザー「ゴミをロボットにした…けど…ダサッ!?」

 

ポッピー「体の向き逆~」

 

切歌「デザインダメダメデース」

 

それに誰もが驚くがスゲとブレザーの言う通り、顔とかがお世辞にカッコイイ感じではなく、ポッピーの言う通り、体がエグゼイド達から背中を向けてて、切歌が駄目だしする。

 

バイキンバグスター『うるさいうるさいうるさーーーーい!!これもおまけだ!ゴミノイズ!」

 

その言葉と共にゴミの中から人型ノイズに似たのが現れる。

 

調「ノイズ!?」

 

Fセレナ「でもなんか少し違う…!?」

 

バイキンバグスター『行け!!』

 

いきなりのに誰もが驚く中で号令と共にノイズたちが突撃する。

 

ミセスS「嫌な予感がするのう…皆、気をつけるんじゃ!」

 

パラドクス「確かに名前から考えて…!」

 

スケボーメット「うわわ!?」

 

それに警告するミセスSにパラドクスも同意しようとして振り返るとスケボーメットがゴミノイズに襲われかけるのが目に入る。

 

アニマル「お、弟!」

 

スケボーメット「に、にいちゃ!?」

 

慌てて助けようと駆け出すアニマルだがそれよりも前にゴミノイズがスケボーメットを包み込み…

 

ボフン!!

 

はじけ飛ぶと…キャロルやエルフナインと同じ泥人形になったスケボーメットがいた。

 

アニマル「お、弟ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」

 

風魔「ど、泥人形になった!?」

 

バイキンバグスター『どうだ!これぞゴミノイズの力!触れればそいつの様に泥人形になるのだ!!』

 

切歌「デデデデース!?」

 

Fセレナ「そんな!?」

 

パラドクス「だったら遠距離攻撃で行くぞ」

 

クロノス「確かにそれが一番だね」

 

ティアマト「A~」

 

エグゼイド「分かったタンキューだね」

 

告げられた事に驚く面々にパラドクスはそう言い、調もそれが良いねと頷く。

 

ミセスS「いや、遠距離からだとおそらく…」

 

バイキンバグスター『そいつ等だけではないぞ!くらえゴミオキシン!』

 

ダストデーモン「こぉぉぉぉぉぉぉ!」

 

その言葉の後にダストデーモンは吸う動作をした後にペッ!と泥を吐き出す。

 

ナイトビジョン「うわ!?」

 

スゲ「きゃあ!」

 

ブレザー「スゲちゃん!?ナイトビジョンくん!?」

 

それにより避けられなかった2人が泥人形になってしまう。

 

パラドクス「ちい!」

 

Fセレナ「あのロボット、凄く厄介です!」

 

調「なら!」

 

非常Σ式・禁月輪!

 

舌打ちするパラドクスの後に呻くFセレナの後に調は脚部・頭部から体の周囲に円形のブレードを縦向きに展開し、回転しながらダストデーモンへと突撃する。

 

その際に立ち塞がろうとしたゴミノイズを自身に触れない程度に両断していく。

 

調「たぁあああ!」

 

ズバン!

 

そのままダストデーモンの右足を切断する。

 

バイキンバグスター『ぬわわわわわ!?』

 

ザムライ「のがさん」

 

キメワザ!

 

それを見てザムライも駆け出す。

 

ギリギリ!クリティカルスラッシュ!!

 

ザムライ「たあ!!」

 

ザンっ!

 

そのまま手に持った刀で残っていた左足を両断する。

 

バイキンバグスター『どわっ!?』

 

アニマル「弟を泥人形にしてくれたお返しだ!」

 

キメワザ!

 

そこにアニマルが突撃して、体を回転させる。

 

ナイトオブ!クリティカルフィニッシュ!!

 

アニマル「ふんぬらば!!」

 

両腕のカギヅメでダストデーモンの体をX字に両断する。

 

バイキンバグスター『どひえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?』

 

そのまま残骸と共にバイキンバグスターは埋もれる。

 

切歌「やったデス!」

 

Fセレナ「あれ?でも倒したのに戻ってない……」

 

喜ぶ切歌だがFセレナの言葉にえ?となって泥になってる面々を見ると確かに戻っていない。

 

オリオンホワイト「そうだったダストデーモンには…!」

 

ズゴゴゴゴゴゴゴ!

 

全員「!?」

 

すると先ほどアニマルの攻撃で残骸となったダストデーモンの残骸が浮かび上がり、その後にUFOに乗ったバイキンバグスターが現れる。

 

バイキンバグスター『はっひふっへほー!まだまだ!スーパーダストデーモンとして復活なの……』

 

切歌「デェース!」

 

ガゴン!

 

その瞬間である、言いかけていたバイキンバグスターは切歌の振るわれた鎌の一撃で吹き飛ぶ。

 

バイキンバグスター『ぬおおおおおおお!?』

 

そのままロケットエンジンにぶつかる。

 

風魔&サイクル「言ってる途中で吹っ飛ばしちゃった!?」

 

切歌「何度でも再生するならまずは操縦者を倒すのが一番デス!」

 

調「切ちゃん後ろ!!」

 

思わず叫ぶ風魔とサイクルの後に切歌が自慢げに言った所で調の言葉にえ?となって振り返り…泥を被る。

 

スーパーダストデーモン「ぎゃおおおおおん!!!」

 

アリサ「ちょ!?あいつ自分で動いてるじゃない!?」

 

バイキンバグスター『あーあ、暴走しちゃったでバイキン。あいつは止まるまで暴走しまくりなのだ』

 

切歌「デェス!?」

 

ミセスS「ありゃまー、逆効果じゃったのう」

 

先程とは違う姿となって吠えるダストデーモンもといスーパーダストデーモンに驚くアリサの後にバイキンバグスターがしーらねと他人事で言い、泥人形になった切歌は驚き、ミセスSは呟く。

 

そのままスーパーダストデーモンはゴミオキシンを吐きまくる。

 

風魔「うわ!?」

 

サイクル「きゃあ!」

 

弓美「ひえ!?」

 

それによりエグゼイド、調、ザムライ、ソルジャー、アニマル以外が泥人形になってしまう。

 

エグゼイド「うわ!皆が泥人形に!?」

 

パラドクス「ちい!ゴーグル!お前はロケットを破壊しろ!この中じゃあお前が適任だ」

 

アニマル「ならば俺達はあれだ!目には目を!ロボットにはロボットだ!」

 

ザムライ「あれか」

 

ソルジャー「確かに泥人形にされる前に行くぞ!」

 

パラドクスの言葉に分かったとエグゼイドが頷いた後にアニマルたち3人はセイザブラスターを装着して、キュータマをセットして操作する。

 

セイザゴー!

 

リュウボイジャー!

 

サソリボイジャー!

 

オオグマボイジャー!!

 

音声の後にそれぞれのボイジャーが飛んできて、巨大化したキュータマに3人は乗り込んでからドッキングし…

 

セイザドッキング!!

 

リュウボイジャーを中心にサソリボイジャーが右手、オオグマボイジャーが左手を形成する。

 

リュウテイオー!!

 

弓美「おお、別の巨大ロボ来た!!」

 

調「わ、私は……あ、あれって!」

 

スーパーダストデーモンと対峙するリュウテイオーの後ろで調はどうしようかと思った時に先ほどのバイキンバグスターがぶつかった事で剥がれたロケットエンジンの所にエナジーアイテムがある事に気づく。

 

それを気づいたエグゼイドがジャンプして手に持ち…

 

エグゼイド「調、受け取って!」

 

調へと投げ飛ばす。

 

調「は、はい!」

 

パシッ!

 

ゴミラ!!

 

投げ渡されたのを調は手に取ると共に調は光りに包まれる。

 

光りが弾け飛ぶと調のギアがカラーリングがゴミラと同じ感じになり、頭のギアがゴミラの口の様に変化していた。

 

切歌「ギアが変わったデス!?」

 

調「音声としてゴミラギア…だけど…どういう能力を持ってるの?」

 

リュウテイオーとスーパーダストデーモンがぶつかり合う中で調は自身のギアを見て戸惑う。

 

弓美「あ、もしかしたらゴミを食べまくってパワーアップとかじゃないかな!ゴミラだけに!」

 

オリオンホワイト「その可能性あるかも、ゴミラは食べる事で大きくなる特製を持ってるから!」

 

ミセスS「取り敢えずその辺のゴミを食べさせてみたらどうじゃ?」

 

調「う、うん」

 

バリボリバリボリ

 

言われた通り頭のを展開してそこら辺りのゴミを食べさせていく。

 

するとギアがゴミラへと変わり、ドンドンゴミを食べて行く。

 

ウェーブ「うわお、本家にたがわぬ食べっぷりだな;」

 

切歌「す、凄いデース;」

 

バリムシャ、ガリガリ、バリムシャ、ガリガリ

 

ゴミを食べて行く度にゴミラギアは大きくなって行く。

 

調「凄い…どんどんギアが大きくなっていく。これなら…」

 

ならばと次々とゴミを食べて行く。

 

それを見たスーパーダストデーモンは口を開く。

 

ザムライ『!アニマル、コグマボイジャーをあいつ等の所に飛ばせ!』

 

アニマル『え、お、おう!』

 

それにザムライは直感から指示し、アニマルも言われた通り、コグマボイジャーを分離させて、泥人形になってる面々の元に向かわせた後…

 

ごぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!

 

スーパーダストデーモンは火炎放射をリュウテイオーに浴びせる。

 

ザムライ&アニマル&ソルジャー『ぐあぁぁぁぁぁぁぁ!!』

 

ブラスター兄弟「兄ちゃん!」

 

アリサ「ちょ、火を吐くってあり!?」

 

ミセスS「ん?これ原作にはなかったのではないか?」

 

炎を浴びて火花を散らすリュウテイオーを見て叫ぶブラスター兄弟の隣で驚くアリサだがミセスSはんん?と首を傾げる。

 

オリオンホワイト「確かに原作にないのだ…もしかしたらバグでパワーアップしたのかも」

 

ディアボロス「なんじゃと!?」

 

切歌「ちょっ!?それをこっちに向かって放たれたら…!」

 

それに切歌は顔を青ざめたらコグマボイジャーがすぐさま泥人形になっている面々を次々と乗せて安全な距離へと避難する為に走る。

 

邪魔しようとするゴミノイズはとことん潰して行く。

 

アニマル『こ、これで兄弟達は大丈夫か』

 

ソルジャー『そうであるな。だが、この熱さに耐えるのはきついであるぞ』

 

ザムライ『いや、耐えるのはもうすぐで終わるみたいだぞ』

 

呻く2人にザムライはそう返すと……

 

ズシーンズシーン!

 

突如地響きが起き、スーパーダストデーモンは火炎放射を止めて、周りを見る。

 

調「お待たせー!」

 

スーパーダストデーモン「!?」

 

見えたのにスーパーダストデーモンは口をかパッと開ける。

 

同じ様に見た3人も言葉を失くす。

 

大きくなるのに時間稼ぎをするのは考えていたが…

 

アニマル&ソルジャー『凄くでかっ!?』

 

ザムライ『たっぷり大きくしたな…』

 

どれ位食べたんだと言わんばかりにスーパーダストデーモンやリュウテイオー以上の大きさになったゴミラギアにそう述べるしかなかった。

 

調「えいっ」

 

グシャ

 

そのままスーパーダストデーモンを踏み潰すとスーパーダストデーモンは紙の様にペラペラになる。

 

調「よし、あとは……」

 

そう言ってクルリと見ていたバイキンバグスターへと顔を向け、見られた本人はギクリとなる。

 

バイキンバグスター『や、ヤバいのだ……早く逃げないと…!』

 

調「逃がさないよ」

 

ガシッ

 

慌てて逃げようとしたのをゴミラギアで鷲掴みにした後にブンブンと腕を振り回し…

 

調「えーい!」

 

びゅん!

 

バイキンバグスター『うわああああああ!!バイバイキーン!!』

 

勢いよく投げ飛ばして宇宙のはてへと消えて行った。

 

ソルジャー『……今回ばかりは可哀そうに思えるのだな』

 

ザムライ『それだけ相方ので溜まってたんだろう』

 

アニマル『だな』

 

調「切ちゃんをいじめるのは許さない」

 

切歌「ナイスデス調!!」

 

星になったバイキンバグスターを見て呟くソルジャーの後にザムライがそう言い、アニマルも頷いた後にむふんと胸を張って調は言い、切歌が褒める。

 

オリオンホワイト「いやまだだ!クリア目的である『ヤーダ星の軌道を変える』をしないと!だからロケットエンジンを破壊した後にダストマウンテンに強い噴火をさせないと!」

 

ザムライ『なら、このペラペラになったスーパーダストデーモンも入れないとな』

 

ドカーーン!!

 

エグゼイド「「「「よっしゃラッキーーーー!!!!」」」」」

 

そう言って爆発する音とエグゼイドの大音量のを聞きながら紙になったスーパーダストデーモンを引き摺ってオリオンホワイトの言ったダストマウンテンに向かった後にスーパーダストデーモンを投げ飛ばし…

 

ザムライ&ソルジャー&アニマル「リュウテイオー!メテオブレイク!!』

 

右腕にキューエナジーを集め、正拳突きの要領でロケットの如くビームを撃ち出してスーパーダストデーモンをマグマへと叩き込む。

 

ボォォォォォォォォォォォォォ!!

 

叩き込まれたスーパーダストデーモンとキューエナジーのでダストマウンテンは大噴火を起こし、地球から離れて行く。

 

ステージクリア!!

 

音声が鳴り響くと共に泥人形になっていた面々は元に戻り、囚われていたキャロルとエルフナインも檻から解放されて元に戻る。

 

エルフナイン「や、やっと元に戻れました…」

 

キャロル「ふう、戻れて良かった」

 

エグゼイド「「「「「「よかったね」」」」」」

 

風魔「いや戻れよ!?」

 

パラドクス「うっせえ!!」

 

誰もが安堵する中で大量のエグゼイドのに風魔とパラドクスは叫ぶ。

 

ごめんごめんとエグゼイドは1人に戻る。

 

どうやら双子キュータマので増えていた様だ。

 

切歌「戻れてよかったデスね!」

 

キャロル「ああ…!そうだ、早く響達を助けないと!」

 

セイ「ちょ、待ちなよ!」

 

バアル「焦ったら相手の思うつぼだぜ。ここは1つずつステージをクリアして行くしかねえよ」

 

そう言ったキャロルにセイは押しとどめ、バアルが宥める。

 

エルフナイン「落ち着いてキャロル。お二人の言う通りだよ」

 

キャロル「クソっ…!」

 

グレ響「………(じーーーー)」

 

苛立つキャロルはグレ響が何か観察する様な感じで自分を見てるのに気づく。

 

なんだよと思うキャロルにグレ響は頭に手を置いてから何か確認する様な動作をして…

 

グレ響「……別世界だとキャロルって子供体系なんだ」

 

キャロル「言っておくが大きくもなれるぞ」

 

出て来た言葉にキャロルはそう返す。

 

グレ響「大きくなれる…つまり私の世界のキャロルはさらに大人になると…」

 

キャロル「おい、この響は一体誰だ?」

 

切歌「えっと、ゴーグル達の知り合いのあたし達の方で知り合った平行世界の響さんみたいデス」

 

納得してるグレ響を指さして聞くキャロルに未来さんが傍にいなかったと付け加えた切歌のにああ、あの…とキャロルは納得する。

 

モデルA「宜しくね別世界のキャロル」

 

モデルF「しっかし本当にちっさいな!」

 

モデルL「と言うか可愛かった頃のあるキャロルを見るのも久々ね」

 

キャロル「もしやこれがそっちの世界のパパが作ったって言う…」

 

モデルX「ああ、初めましてだね平行世界のキャロル、エルフナイン…ってちょっと不思議な気分だね」

 

自分の周囲を回るライブメタル達にキャロルは興味深く見て、モデルXがそう言う。

 

エルフナイン「は、初めまして!」

 

切歌「改めて話してる所を見ると凄いデスね」

 

創世「喋る聖遺物ってホントに珍しいもんね」

 

弓美「まぁ、原作のを考えたら自然だと思うね」

 

頭を下げるエルフナインとモデルXを見てそういう切歌に創世も頷く隣で弓美はそう言う。

 

モデルZ「とにかく、これで2つ目はクリアと言う事だな」

 

ミセスS「そうじゃな。残り五つか」

 

キャロル「その中の1つに響がいるって事か」

 

風魔「いや他の人の心配!!」

 

サイクル「他にも捕まってる人がいるからね!」

 

切歌「キャロルさんは響さん以外あまり興味ないんデース……」

 

調「響さん第一…」

 

モデルA「(え、何、このキャロルも響大好き?)」

 

モデルK「(みたいね。普通に凛々しい感じもありかとか呟いてたし)」

 

モデルM「(極めつけに今度こっちの響にやって貰おうかとかも聞こえたぞ)」

 

モデルF「(燃えてやがるぜ)」

 

モデルC「(響さんの仲良くなるのは変わらないんですね~)」

 

弓美「って、あれ?ライブメタルに見慣れないのもある…なんかロックマンXコマンドミッションで出たマッシモやマリノ、シナモンを思い出させるね」

 

顎に手を当てて言うキャロルのに風魔とサイクルがツッコミを入れる中で切歌と調が呆れて返す中でライブメタルたちが会話する中で弓美がモデルM,モデルK,モデルCを見て呟く。

 

グレ響「そっちが知ってるのがどういうのか知らないけど私の世界だと10個ある」

 

ミセスS「多少増えているようじゃの」

 

そう返したグレ響にミセスSは興味深そうに見る。

 

たむら「とにかく、これで第3ステージに行けるわね」

 

切歌「そうデスね!」

 

調「次はどんなステージなのかな」

 

そう言うたむらに切歌は頷き、調は呟く。

 




NEXTステージ

ルビーウィッシュ


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第3ステージ~ルビーウィッシュ~

冷たき場所で幻想的な輝きを見せる現象の名を持つ雫があるステージへと踏み入れる。


無事に第2ステージをクリアし、エルフナインとキャロルを助け出したゴーグル達。

 

次なるステージは…

 

エグゼイド「ルビー…(乂ω´)ウイッシュ☆」

 

風魔「いやそれ芸人!?」

 

創世「願いのだと思うよ!?」

 

切歌「つまりルビーの願いのステージデスか」

 

ミセスS「きっとそうじゃろうな…んで出て来るのを考えるとキャラクターメダルは…」

 

キュベレー「あ、キュー見てたから知ってるの~!ルビーって子だよね」

 

某芸人の芸をするエグゼイドに風魔と創世がツッコミを入れてる間に切歌が呟き、ミセスSは正解じゃとキュベレーの頭を撫でる。

 

ほむ妹「クリアするにしてもルビーのを見つけるのを最優先にした方が良いかも」

 

調「そうだね」

 

ウェーブ「そう言えば次もまた変身させられる奴だったりするっけ?」

 

ステージ名を見ながら言うほむ妹のに調が頷く隣でウェーブが問う。

 

オリオンホワイト「確か…頭の重さで上手く飛べない小さな蝙蝠にするガスを出す奴が出るね」

 

グレ響「今度は蝙蝠か…」

 

Fセレナ「誰が捕まっているんでしょうか…」

 

パラドクス「もしくは、奇数はいない可能性もあるが…相手次第だな」

 

ブロウ「まぁ、行く事に変わりねえし」

 

悪戯ほむら「と言う訳で乗り込め―^^」

 

ポッピー「おー^^」

 

そう会話しながら第3ステージへと足を踏み入れた。

 

 

 

 

ステージに入ったエグゼイド達の目に入った光景は…荒れ果てた木々や岩場が広がる場所であった。

 

ニケ「なんだか不気味な場所です~」

 

オリオンホワイト「ステージに元になったルビーの願いの最終的な場所はブラックロック島って言う場所だからね…きっとバイキンバグスターと戦う場所は重要アイテムであるオーロラの雫があるあの山の中だ」

 

そう言ってオリオンホワイトは生物の顔に見える山の後ろに控えた大きい山を指す。

 

切歌「オーロラの雫って映画では願いを叶えるアイテムでしたけどゲームではとうなっているんデスか?」

 

Fセレナ「願いを叶えるって、下手に渡ったらやばいんじゃあ」

 

ほむ妹「そこは安心して、フライングアドベンチャーアンパンマンでは映画の重要キャラ以外のキャラクターメダルを呼び出す感じにしか出来ない様にしてる…ただ、バイキンバグスターにデータがあるからそれを使えるかどうか分からない」

 

気になったので聞く切歌と心配するFセレナにほむ妹はそう言ってから困った顔をする。

 

ミセスS「ちなみにどんなキャラクターメダルがあるんじゃ?」

 

エルフナイン「確かにそうですね。知ってた方が良いですし」

 

オリオンホワイト「大体、メジャーなのからマイナーなキャラ、つまり今知られてるアンパンマンのキャラクター全員は出せる。ただ、出せるのはオーロラの滴の叶えられる回数もあって3枚まで」

 

同じ様に聞くミセスSとエルフナインにオリオンホワイトが答える。

 

パラドクス「成程な…」

 

調「何が出てくるかによっては助けになってくれると良いけど…」

 

ザムライ「とにかく、まずはあそこに行く事だな」

 

呟いた調の後にザムライが山を見て言う。

 

クロノス「確かに、決めるのも手に入れてからにしても良いしね」

 

切歌「でもどうやらそう簡単には行かせないみたいデスよ」

 

そう呟くクロノスの後に切歌が前を見て言い、誰もが見る。

 

そこには下級バグスターが道を塞ぐようにいた。

 

リェレン「やっぱり妨害はして来るね」

 

キャロル「面倒だな。一気に吹っ飛ばすか」

 

そう言って右手から竜巻をぶっ放す。

 

それによりバグスター達は一掃されて行く。

 

エグゼイド「おお、すげぇ~」

 

パラドクス「(普通に強いな)」

 

切歌「やっぱり強いデスね」

 

キャロル「ふん、この程度朝飯前だ」

 

そう返した後に前進する。

 

しばらく進むとグレ響が立ち止まる。

 

ブレザー「?どうしたの?」

 

Fセレナ「どうかしたんですか?」

 

グレ響「何か聞こえない?」

 

立ち止まったグレ響にブレザーとFセレナが声をかけるとそう返され、誰もが耳を澄ませる。

 

ーーー……!---

 

リェレン「あ、確かに」

 

バアル「もしかして、捕まってる奴が近くにいるんじゃないか?」

 

切歌「あっちから聞こえるデス!」

 

すぐさま誰もがかすかに声がする方へと向かう。

 

???「だーーー!!出せー!ここから出せよ!!」

 

グレ響「この声は…奏姉さんの声か」

 

エルフナイン「あ、あれ!」

 

誰もが聞こえてきた声に誰か分かった後にエルフナインが指さすと檻に入れられた…体が蝙蝠になった翼と奏がいた。

 

アリサ「翼、奏!あんた達だったのね」

 

翼「みんな!」

 

奏「来てくれたのか!」

 

ミセスS「あーなるほど。ツヴァイウイング=翼繋がりで翼がある蝙蝠にされたのか」

 

はいずる感じで檻の柱にしがみつく2人を見てミセスSは納得納得…と頷く。

 

弓美「と言うか2人ともなんで此処に?」

 

オリオンホワイト「確かに、バイキンバグスターと一緒にいると思ったんだけど…」

 

奏「いや…その…ちょっと吊られてる形だったから暴れた結果、落ちて…」

 

翼「崖に何度も当たりながら此処に…」

 

切歌「そ、そうだったんデスか…」

 

パラドクス「その体で良く暴れられたな;」

 

疑問に思っていた事を聞く弓美とオリオンホワイトに奏はなんとも言えない顔で答え、翼も疲れた顔で言った事に切歌は同情し、パラドクスは呆れる。

 

クロノス「まぁ、変な所に置かれてるとかじゃなくて良かったんじゃないかな?」

 

キュベレー「キュー、確かにそうなの!ここってマグマ地帯があるから良かったの!」

 

グレ響「うわぁ…」

 

奏「あーそう言えばあったなマグマ…」

 

翼「もしかして私、運が悪かったら死んでた?」

 

そう言うクロノスのに追従したキュベレーの言葉にグレ響はなんとも言えない顔をし、奏と翼はもしもを考えて顔を青くする。

 

創世「ま、まぁ、2人ともホント無事でよかったですし、このまま目的の山に行きましょうか;」

 

風魔「そそそそ、そうですね!」

 

ナイトビジョン「確かにその方が良いね」

 

切歌「それじゃあ私が運ぶデス!」

 

場の空気を換える様に言う創世に風魔も乗って言い、切歌が翼と奏が入った檻を持つ。

 

移動してる間に翼達にたむら達は自己紹介して、今の現状を説明する。

 

奏「なるほど。そう言うことだったのか」

 

翼「なら急いだ方が良い。立花達が利用されているかもしれない」

 

クロノス「利用されてるかもしれない?」

 

トゥルーブレイブ「どういう事だ?」

 

出て来た言葉に注目を集めた翼は理由を言う、

 

翼「実は捕まるとき聞いたのだ。『お前達の力、たっぷりと有効利用させて貰うのだ!』と言う言葉を」

 

切歌「それってまさか!?」

 

グレ響「普通に嫌な予感しかないね」

 

それに切歌達は驚き、エグゼイド達は首を傾げる。

 

弓美「早く行かないと!」

 

調「うん!」

 

足を速める切歌たちにエグゼイド達も続く。

 

サイクル「ちょ、どうしたんですか!?」

 

風魔「何か皆さんの方の響さんに何かあるんですか?」

 

切歌「こっちの響さんたちは始祖で」

 

奏「音に関連する力を持ってるんだよ」

 

パラドクス「始祖だと!?」

 

エグゼイド「リウナスさんと同じだ~」

 

いきなりの事で聞くサイクルと風魔に切歌と奏が答えるとパラドクスとエグゼイドが反応し、ソロモンもどうりで…と納得した様子を見せていた。

 

ミセスS「それを利用されるとかなり厄介じゃのう」

 

調「と言うかゴーグル。魔女の始祖であるリウナスさんを知ってるの?」

 

エグゼイド「うん!一緒に戦った事あるし」

 

パラドクス「まぁ、あっちは主にサポートだったけどな…」

 

ううむと唸るミセスSの隣で調がエグゼイドの口から出た名前に反応してエグゼイドは頷き、パラドクスがそう返す。

 

切歌「ちなみに響さん達の場合は未来さんと二人で一人の始祖なんデス!」

 

キャロル「ミューチェはそんな2人の前の始祖なんだよ」

 

パラドクス「成程な…」

 

グレ響「……待って、と言うことは未来も…!」

 

説明する2人のに納得した後にグレ響はハッとなる。

 

奏「ああ、一緒に利用されているかもしれないな」

 

グレ響「…あのバグスター…終わった後にグラウンドブレイクする」

 

モデルF「普通にピチュルな」

 

サイクル「やだ、この響さんも未来さん大事にしてる」

 

風魔「ホントにね;」

 

キャロル「そう言えば前に響が言ってたな…どの世界の未来でも絶対に守りたいって」

 

そう言った奏のに呟いたグレ響のにサイクルと風魔は思わず引き、キャロルがそういう。

 

エグゼイド「流石響さんだね!」

 

ソロモン「ある意味、重すぎる気がするけどね」

 

ティテュバ「そうですか~一途で宜しいかと~」

 

切歌「私もそう思うデス!」

 

調「(けど、重過ぎるのも考え物;)」

 

ティアマト「A~」

 

何とも言えない顔をするソロモンの隣でティシュバがそう言って切歌は頷くのを調は前あった事を思い出して顔を青くする。

 

ミセスS「お、そろそろ着くみたいじゃぞ」

 

その言葉と共に火口に着いていて、下を覗くと深さに弓美はうへぇとなる。

 

弓美「深いね」

 

切歌「グツグツ煮えてるデス」

 

翼「……ホント、運が良かったな私達」

 

見えてるのに翼はホント落ちなくて良かったと震えていた。

 

パラドクス「これはボイジャーで降りた方が良いな」

 

エグゼイド「だね、流石にこの高さは危ないもんね」

 

調「じゃあ私はギアで」

 

セイ「え?どうやって?」

 

高さを見て言うパラドクスとエグゼイドに続いた調のにセイは首を傾げる。

 

調「こうやって」

 

その言葉と共に頭のギアを展開、回転させてジャンプすると右側を上に、左側のを下に移動させて、まるでプロペラの様にする。

 

エグゼイド「すげぇぇぇぇぇぇぇ!」

 

ポッピー「人間コプターだ~」

 

グレ響「……危なくない?」

 

切歌「いつもやっているので大丈夫デス」

 

調「到着」

 

それにエグゼイドは目を輝かせ、HXで降りながら聞くグレ響に抱えられた切歌はそう返す中で着地する。

 

弓美「確か鳥の像があって、その喉らへんにあるんだよね滴は」

 

ミセスS「うむ、その筈じゃ」

 

確かあれじゃなとミセスSは目立つ鳥の像を指す。

 

グレ響「んじゃあ早速行く?」

 

切歌「はいデス!」

 

バイキンバグスター『そうはさせないのだ!!』

 

早速行こうとした時にバイキンバグスターの声が響き渡った後に山壁が一部崩れ、そこから鳥型ロボが現れる。

 

バイキンバグスター『はっひふへっほ~~~~!!第3ステージはそう簡単にやらせないのだ!』

 

スケボーメット「出た!」

 

奏「鳥型ロボットか!」

 

翼「鳥と言うわりには翼がないな」

 

現れたロボから聞こえたバイキンバグスターのに誰もが身構える中で翼がそう言う。

 

バイキンバグスター『チェンジバードロボの翼は収納できるタイプなのだ!だからちゃんと鳥型ロボットなのだ!覚えとくのだ時たまポンコツになる防人!!』

 

翼「誰がポンコツだ!」

 

奏「合ってるな」

 

切歌「フォロー出来ない程的確デス」

 

風魔&サイクル「容赦ない肯定!!?」

 

怒鳴る様に訂正するバイキンバグスターの最後のに叫ぶ翼だったが奏と切歌のにガビーンとなる。

 

グレ響「ポンコツはともかく、こいつを倒さないとね」

 

ミセスS「そうじゃな」

 

翼「私のポンコツ呼ばわれはスルーなのか!?」

 

悲痛な叫びを合図にエグゼイド達は散開する。

 

パラドクス「切歌、弓美、響!お前等はオーロラの滴を取りに行け!ステージクリアにも関わってるだろうし、キャラメダルを手に入れられるかの確認もしておけ!」

 

グレ響「分かった」

 

弓美「OK!」

 

切歌「はいデス!」

 

エグゼイド「だったら弓美さん、プラスター交代!フェザード!」

 

ガシャコンパラブレイガンで射撃しながらパラドクスは指示し、言われた3人が頷いた後にエグゼイドがそう言ってガシャコンライザーを操作すると緑色の光りが飛び出してビートマと分かれた弓美と一体化する。

 

弓美「おお、今度は鳥っぽい!?」

 

フェザード『鳥だからね。私はフェザード、飛ぶ時は力を抜いて飛んでくれ』

 

切歌「では行くデスよ!」

 

グレ響「と言う訳であんまり体を動かさない様に」

 

ビシッっと鳥の像を指して言う切歌にそう言ってグレ響と弓美は飛んで行く。

 

バイキンバグスター『行かせるか!』

 

クロノス「それはこっちの!」

 

調「台詞だよ!」

 

それを妨害しようとするバイキンバグスターのをクロノスと調が攻撃を当てて一瞬怯ませる。

 

キャロル「さっきの仕返しだ。ぶっ飛べ」

 

ビュオオオオオオオオオオ!!

 

バイキンバグスター『ぬわあああああ!?』

 

ミセスS「おー、ぶっ飛んだのう。」

 

そう言ってキャロルは先ほども見せた竜巻でチェンジバードロボを吹っ飛ばして壁にぶつける。

 

感嘆するミセスSの隣で彼女特製ドリンクで補充しながらキャロルはチェンジバードロボを見る。

 

バイキンバグスター『くぅぅ、やってくれたな!』

 

キャロル「ふん、まだまだこれからだ」

 

エルフナイン「キャロル、無茶しないで!」

 

壁から出て来るチェンジバードロボを見てそう言うキャロルにエルフナインは注意する。

 

エグゼイド「だったらプラスターと合体する、それなら負担を減らせると思うんだけど」

 

キャロル「合体か…良いぞ。あいつをボコれるなら誰だって1つになってやる!」

 

エルフナイン「もうキャロルったら…」

 

???『ならば私とプラストオンをするか?』

 

エグゼイドの提案にキャロルはそう返し、エルフナインが呆れるとそんな声の後に蒼いドラゴンが現れる。

 

威厳もあるドラゴンにキャロルはこいつはビートマ達より強さを感じると思った。

 

ゴンゴラゴン『私はゴンゴラゴン、相性ならば私が一番良いだろう』

 

キャロル「ドラゴンか。良いだろう。私に力を貸せ!」

 

その言葉にうむとゴンゴラゴンが頷き…

 

ゴンゴラゴン「プラスト!オン!」

 

力強い咆哮と共に強い光となってキャロルを包み込む。

 

そして光がはじけ飛ぶと大人の姿になり、頭にゴンゴラゴンの顔の顔ビレ型のカチューシャを装着し、体は上部分が黒で下は白のレオタードを見に纏い、両腕は白の袖で、足は太ももまである青いブーツで包んでいた。

 

風魔&サイクル「なんか成長した!?」

 

バイキンバグスター『成長したからって変わらないのだ!』

 

湧き上がる力に驚くキャロルへと向けてバイキンバグスターはガスを放つ。

 

ゴンゴラゴン『ふん!』

 

それに対し、ゴンゴラゴンがキャロルの体を動かし、左腕を突き出すと先ほどよりも強い竜巻が放たれ、ガスを押し返してチェンジバードロボへと炸裂するとチェンジバードロボを浮き上がらせて回転させる。

 

バイキンバグスター『あらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?』

 

ウェーブ「す、すげぇ…」

 

調「前戦った時と同じくらい強いかも…」

 

巻き上げられるチェンジバードロボに調はかつて敵として戦った時のを思い出して漏らしたがさっきのを見るとその時よりも強いと思った。

 

キャロル「続けてこれだ」

 

落ちてきた所を続けざまに両腕を突き出して炎を放つ。

 

バイキンバグスター『アチチチチチチ!?』

 

ゴンゴラゴン『短時間で私の力を使いこなすとは…なかなかやるな少女よ』

 

キャロル「ふっ、そっちこそなかなかの力じゃないか」

 

悶えるチェンジバードロボから目を放さずにゴンゴラゴンの称賛に対して同じ様に返す。

 

ゴンゴラゴン『だが、ステージをクリアする為にもキャラクターメダルを手に入れなければならない』

 

キャロル「む、そうだったな」

 

そう言うゴンゴラゴンのにキャロルもそうだったなとチェンジバードロボを見ながらまだか3人とも…と思う。

 

弓美「頑張って!あと少し!」

 

モデルH『お前達頑張れ」

 

グレ響「慎重にね」

 

モデルF「分かってるちゅうの!!」

 

モデルK「モデルM!ちゃんとしっかり持つのよ!」

 

モデルM「わ、分かってる!」

 

ライブメタル達に引き寄せて貰ってる最中であった。

 

切歌「まだ来そうではないデスね…」

 

グレ響「まさか腕を伸ばしてもギリギリ届かない距離だったのが痛い」

 

弓美「確かにそうだよね…頑張れ皆!!」

 

えっほえっほ!と体全体を使ってオーロラの滴を運ぶモデルZ達に3人は応援し…

 

グレ響「キャッチ」

 

少ししてやっと手に取れた。

 

モデルL「はぁ…ホント疲れた」

 

モデルC「頑張りました~」

 

切歌「お疲れ様デス!」

 

バイキンバグスター『んげっ!しまった!』

 

ぐでーとなってるライブメタル達に切歌は労いの言葉をかける後ろでバイキンバグスターは気づいて顔を横に向けた後に…

 

ブロウ「デュフ、隙を見せるのは甘いぞ」

 

その言葉と共に両腕を突き出すと共に装着されていたナックルをエネルギーを収束させてロケットパンチにして放ち、両足にパンチさせて縦回転させる。

 

バイキンバグスター『あらぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁ!?』

 

そのまま地面に激突した後にバイキンバグスターは放り出される。

 

その手に操縦桿を持って…

 

ゴンゴラゴン『どうやら第2ラウンド開始の様だな』

 

キャロル「そのようだな」

 

ぐるぐるぐるちん!

 

チェンジバードロボ「グォォォォォォォォン!」

 

その様子を見てゴンゴラゴンとキャロルが呟いた後に体中から煙を吐き出した後に顔を回したと思ったら緑色の目が赤くなった後に細くなると咆哮する。

 

弓美「うわ、なんか暴走を始めた!?」

 

切歌「デェス!?」

 

バイキンバグスター「やば…」

 

チェンジバードロボ「ぐぉぉぉぉぉぉ!!」

 

それに逃げようとしたバイキンバグスターだったがその前にチェンジバードロボが吐き出したガスを浴びてしまって蝙蝠になる。

 

オリオンホワイト「やばい、原作の様に暴走を始めた!」

 

その後にチェンジバードロボは足を振り上げてバイキンバグスターを踏み潰そうとする。

 

ほむ妹「!いけない!今バイキンバグスターが倒されたら!」

 

ム~テ~キ~!

 

輝け~流星の如く!黄金無敵のゲーマー!

 

それにほむ妹が焦って叫んだ時に隣をエグゼイドが駆け抜け…

 

ハイパー無敵!エグゼイド!!

 

ムテキゲーマーとなってチェンジバードロボの足を受け止める。

 

エグゼイド「むぎぎ!」

 

バイキンバグスター「お前…」

 

エルフナイン「ゴーグルさん!」

 

調「この!」

 

必死に踏まれない様に踏ん張るエグゼイドを助けようと調は目を攻撃する。

 

チェンジバードロボ「ぐぉぉぉぉぉん!」

 

それに悶えるが足を退かさず、逆に調に向けてガスを放つ。

 

やばいと調は焦るがキャロルが竜巻で相殺する。

 

弓美「やばいってあれ!?」

 

モデルA「早くなんかキャラクターメダルを出して援護するんだ!」

 

モデルC「早く早く!」

 

切歌「は、はいデス!ってうわわ!?」

 

急かされたので切歌は言おうとして滑らせてオーロラの雫を落としてしまう。

 

するとオーロラの雫が勝手に輝いて一番下を除いて光が失われた後…

 

チェンジバードロボ「ぐぉぉぉぉぉぉぉぉん!!」

 

カンタンシスターズ!!

 

スーパーダダンダンモグリンスリー!!

 

音声が鳴り響いた後にチェンジバードロボが変貌していく。

 

リェレン「な、何?」

 

オリオンホワイト「!そうか…失念してた…!」

 

ミセスS「あーまさか…」

 

その光景に誰もが戸惑う中でオリオンホワイトは苦い口調で呟き、ミセスSも察して困った顔をする。

 

サイクル「え、どういう事?」

 

オリオンホワイト「……原作だとオーロラの雫は2回とも願いを叶えている」

 

たむら「けど、その2つの願いは凄くしょーもない事だったわね…え?まさか…」

 

悪戯ほむら「もしかしてバグで無駄遣いだったのが敵強化と言う嫌な方向に歪んだ…何そのイヤゲー」

 

ミセスS「しかもよりにもよってあの二人か…!」

 

戸惑うサイクルにオリオンホワイトは言い、思い出して行ったたむらは驚き、悪戯ほむらは頬を抑えて顔を青ざめ、ミセスSも聞こえた名前のに顔を歪めるとチェンジバードロボの姿が明らかになる。

 

まず、背中にダダンダンの体頭がある筈の部分から伸びたケーブルから生えたもぐりんが2機付いてて、尻尾も3匹目のもぐりんが付いていた。

 

チェンジバードロボ「だだんごぉぉぉぉぉぉん!!!」

 

ウェーブ「おいおい、凄い変貌だな」

 

ミセスS「これもう鳥じゃないじゃろ」

 

ほむ妹「名づけるならスーパーチェンジダダンダンモグリンバードロボ、略してSCDDNMBRね」

 

風魔「いや、長いし略し方!?」

 

咆哮するチェンジバードロボもといSCDDNMBRはミセスSを見るともぐりんの口から透明な玉を発射する。

 

ニケ「危ないです!!」

 

咄嗟にニケがミセスSを押して身代わりになってしまう。

 

すると弾は弾けてニケの体に張り付く。

 

セイ「ニケ!?」

 

アリサ「ちょ、大丈夫!?」

 

ニケ「う、動けません~~~」

 

ミセスS「これは…鉄じゃのう」

 

透明じゃが間違いないとニケの体に張り付いたのを分析してミセスSはそういう。

 

SCDDNMBRは次々と透明な玉を発射する。

 

キュベレー「キュー!?」

 

バアル「ちい!」

 

創世「あぶなっ!?」

 

調「うわっ!?」

 

放たれたのに一部の面々もニケの様に固められてしまう。

 

パラドクス「ちい!ゴーグル!」

 

エグゼイド「ごめん!今、ちょっと手を離せない」

 

避けながらパラドクスが呼びかけるがエグゼイドは抑えた体制のままそう返す。

 

踏み潰されてもそのままめり込むだけで無事だろうがバイキンバグスターがいるので気が抜けないのだ。

 

リェレン「ゴーグルしっかり!」

 

オリオンホワイト「くう!」

 

そこにリェレンとオリオンホワイトも加わってひとまず安定するがSCDDNMBRは体重をかけて3人とバイキンバグスターを押しつぶそうとする。

 

エルフナイン「ゴーグルさん達が!」

 

キャロル「クッ!この邪魔をするな!」

 

何度も吐き出すもぐりんをキャロルは破壊するがすぐさま修復されるのに顔を歪める。

 

ゴンゴラゴン『やはりこの世界の重要キャラクターを手に入れなければこやつを攻略するのは難しいみたいだ』

 

キャロル「チッ、面倒な…!」

 

ゴンゴラゴンの言葉にキャロルは弾を激しい水流で吹き飛ばしながら呻く。

 

弓美「あわわ!?普通に大ピンチ!?」

 

モデルA「やばい、けど残り1つしか叶えられないよ!」

 

切歌「ど、どうするデスか!?」

 

グレ響「…ねえ、映画だとオーロラの雫の最後の願いは何だったの?」

 

それを見て焦る弓美と切歌達にグレ響は問う。

 

弓美「え、そりゃあ…ああ!!?もしかしてこのステージのキャラクターメダルの入所方法は!}

 

切歌「そう言うことデスか!?」

 

言われた事で2人はハッとなった後に顔を見合わせてから弓美はオーロラの雫を掲げる。

 

弓美「お願いオーロラの雫!私を、鳥にして!!」

 

その言葉と共にオーロラの雫は最後の光りを放った後にキャラクターメダルへと変わり…

 

ルビー!!!

 

弓美に適用されると弓美の姿が赤い鳥に変わる。

 

ディアボロス「おお!!」

 

エルフナイン「弓美さんが鳥に!?」

 

そのまま赤い鳥となった弓美はSCDDNMBRの顔の周りを動きまわして、もぐりんも含めて目を回させる。

 

パラドクス「今だ!動ける奴全員で放り投げるぞ!」

 

アニマル&風魔「おう!」

 

クロノス「了解だね!」

 

その言葉と共に動ける面々がエグゼイド達に加わってSCDDNMBRを持ち上げ…

 

「「「「「「おりゃあ!!」」」」」」

 

勢い良く投げ飛ばし…

 

パラドクス「ゴーグル!」

 

エグゼイド「OK!」

 

マキシマムガシャット!

 

キメワザ!

 

パラドクスの呼びかけにエグゼイドは答えた後にマキシマムマイティXガシャットをガンモードにしたガシャコンキースラッシャーにセットする。

 

マキシマムマイティ!クリティカルフィニッシュ!!

 

エグゼイド「いっけぇ!!」

 

倒れたSCDDNMBRへと銃撃し、銃弾が命中した後にSCDDNMBRは起き上がるが元々の口が歪み、もぐりん達もぶつけた際に半壊して弾が撃てない状態になる。

 

再生しようとするSCDDNMBRだが全然直らない。

 

パラドクス「再生能力をリプログラミングさせて貰ったぜ」

 

調「これで後はぶっ壊すだけ…!」

 

キャロル「ああ、そうだ…ん?」

 

~♪

 

すると突然歌が聞こえてきた後にSCDDNMBRの体が輝き…

 

SCDDNMBR「だだんごぉぉぉぉぉぉん!!!」

 

先程よりも力強く咆哮する。

 

パラドクス「何!?」

 

ミセスS「おーい、そやつを解析したら再生能力と修理・強化能力は別になってるようじゃぞ?」

 

オリオンホワイト「あーそっか。別々のキャラだから能力も一緒じゃないんだった…」

 

ブロウ「…とゴーグルが失念していたと思ってるだろ?」

 

ミセスSの言葉にオリオンホワイトもうっかりしてたと漏らした隣でブロウがそう呟いた後…

 

幻想!!

 

音声が鳴り響いた後に先程のボロボロの状態に戻った。

 

SCDDNMBR「だだんごーん!?」

 

ブロウ「アホだね~こいつだったら深く考えず、能力を消すだけしか考えてねえから1つだけしか消えてねえなんて幻想でしかないだろ~どうだ?パワーアップしたと思ったらしてなかった気分はどんな気分だ~?ねえどんな気分~?」

 

ほむ妹「あ、新しく作ったエナジーアイテムで相手に幻覚とか行動したつもりのを見せる幻想;」

 

創世「うわ、凄い煽ってる;」

 

ソルジャー「こやつサブウェポンでいやらしい感じで攻める感じだからな」

 

驚くSCDDNMBRに何時の間にか持っていたエナジーアイテムを見せてm9(^Д^)プギャーしてるブロウに創世は冷や汗を流し、ソルジャーはそういう。

 

SCDDNMBR「だだんごーーーーん!!!」

 

ブロウ「デュフ~!」

 

それに怒ったSCDDNMBRはブロウに向けて走り、ブロウもすたこらさっさと逃げる。

 

ミセスS「なんじゃろう。儂も流石に今のはイラっと来たのう」

 

調「え?」

 

ザムライ「後でぶつければ良いんじゃないか?」

 

むむむとなるミセスSにザムライはそう返した後に走っていては拉致があかないと思ったのかSCDDNMBRは閉まっていた翼を展開して飛び上がるとボディプレスで押しつぶそうと迫る。

 

ブロウ「あ、これやばいな」

 

弓美「掴まって!」

 

流石にブロウも冷や汗を掻く中で来た弓美に捕まると一緒に飛んでいたグレ響と切歌と並ぶ。

 

グレ響「怒らせて飛んじゃったけど、どうするの?」

 

ブロウ「まぁ、ならば原作であったのをしてやろうじゃん」

 

切歌「あ、あれデスね!」

 

聞くグレ響に帰したブロウのに切歌は思い出して言う。

 

ブロウ「まぁ、この場合だとすっごくギリギリになるだろうが…乗るか?」

 

グレ響「乗るしかないくせに良く言う…と言う訳でしっかり掴まってる様にね切歌」

 

切歌「りょ、了解デス!」

 

そう問うブロウにグレ響は返してから抱き着いている切歌にそう言い、切歌も頷く。

 

なお、その際に調がムッとしていたが些細である。

 

SCDDNMBR「だだんごーん!」

 

跳んでいる2人にSCDDNMBRはもぐりんを伸ばして攻撃を仕掛け、2人は避ける。

 

そのまま2人はマグマ近くまで下降する。

 

ブロウ「マグマ近くだけにあっついわー!!」

 

切歌「デデデース!」

 

グレ響や弓美はともかく、掴まってたりしてる2人は熱さに声をあげる。

 

その間に波しぶきが起き出し、それを揺らめく様に動いてSCDDNMBRの視界を塞ぐ程のを作り上げ…

 

最後にグレ響と弓美は壁にギリギリまで近づいて左右に曲がった離れた後に反応が遅れたSCDDNMBRは壁に

 

ドゴーン!!

 

SCDDNMBR「だだんごーん!?」

 

ブン!ブン!!

 

それによりさらにボロボロになったがブロウ目掛けてもぐりんを振るう。

 

グレ響「まだ来るか」

 

切歌「ブロウさんにかなり怒っているみたいデス。…まあ仕方ないデスね」

 

流れで来たのを避けながら呟くグレ響に切歌はそういう。

 

流石に自分もあんな煽られ方されたら怒りたくなるものである。

 

グレ響「んでまぁ、どうする?あの首はなんか利用できそうだけど」

 

切歌「あ、良い事考えたデス!

 

そう言ったグレ響に切歌は内容を言う。

 

グレ響「成程…んじゃあ付き合って貰うよ」

 

切歌「はいデス!」

 

頷くのを見てからグレ響はSCDDNMBRの周りを飛び、うっとおしいと認識されたのか、片方のもぐりんが伸びて来るのに気づいて動き回る。

 

ブロウ「お、成程な…」

 

弓美「よっしゃあ!」

 

そんな2人の意図に気づいたブロウ達も同じように周りを飛び回る。

 

ぎゅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!

 

SCDDNMBR「だだんごーん!?」

 

それによりもぐりんのコードが体中に巻き付く結果になる。

 

弓美「おりゃあ!!」

 

ブロウ「デュフ!?」

 

上に放り投げてから弓美はSCDDNMBRの操縦席に飛び込んでドンドンあらしまくる。

 

SCDDNMBR「!!!!!?」

 

グレ響「一気に決めちゃおうか」

 

切歌「はいデス!」

 

先程弓美がやった様にグレ響はSCDDNMBRの頭上に切歌を投げ飛ばし、ダブルセイバーを構える。

 

キメワザ!

 

ブロウ「こっちも行きますか!」

 

ゲキトツ!クリティカルフィニッシュ!!

 

その音声と共に切歌とグレ響もエネルギーを収束し…

 

ブロウ「デュフ!!!」

 

グレ響「はあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

プラズマサイクロン!!

 

切歌「デェェェェェス!!」

 

切・呪りeッTぉ!!

 

放たれたロケットパンチと電の竜巻、ブーメラン鎌がSCDDNMBRに炸裂し、切り刻んだ後に貫いた。

 

SCDDNMBR「だだんごぉぉぉぉぉぉぉん!?」

 

ドカーーーーン!!!

 

断末魔を上げて、SCDDNMBRは爆発四散する。

 

それと共に緑色のガスが赤くなって、動けない面々や蝙蝠になっていた翼と奏にも降り注ぐ。

 

そして収まると元の姿に戻っていた。

 

翼「戻った!」

 

奏「やっと戻れたぜ…!」

 

それに喜んでいると何かの音に気づいて誰もが見るとUFOに乗り込むバイキンバグスターの姿があった。

 

バイキンバグスター『ふん!第4ステージは甘くないのだ!覚えてろよぉぉぉぉ!』

 

ステージクリア!!

 

捨て台詞を吐いてバイキンバグスターは撤退すると音声が鳴り響く。

 

アリサ「良し、クリア出来たわね」

 

キュベレー「やったの!」

 

誰もが喜んでいるとオホンとミセスSが咳払いして注目を集める。

 

ミセスS「あー、ちょっと提案なのじゃがエグゼイドとリプログラミングのを一時禁止にするのはどうじゃろうか?」

 

エグゼイド「良いよ~」

 

シシキュータマ!

 

セイザチェンジ!!

 

そう提案したミセスSはあっさり了承されたのにあ、えっと…と戸惑ってる間にエグゼイドはシシキュータマとセイザブラスターを使ってシシレッドになる。

 

シシレッド「スーパースター!シシレッド!」

 

切歌「そんなにあっさり良いんデスか!?」

 

ミセスS「そうそう、ワシも提案しておいてなんじゃが少し渋ると思ったのじゃが…」

 

名乗るシシレッドに切歌は驚き、ミセスSもそう言う。

 

シシレッド「だって、ミセス博士はそれじゃあこの先楽しくないから一時禁止を提案したんでしょう。俺もゲームは楽しくないとね♪」

 

ミセスS「ゴーグルくん…」

 

調「確かにゲームは楽しくやらないとね」

 

切歌「そうデス!ゲームを作り替えて遊ぶなんてつまらないデス!」

 

仮面の中でもニッと笑ってるだろうシシレッドの言葉にミセスSは頬を緩ませ、調と切歌も頷く。

 

ブロウ「デュフ、ゲームプレイヤーとしてもそんなんされたら興醒めだしな」

 

パラドクス「それにやり過ぎて別のバグを起こしたら元も子もないしな」

 

ソロモン「リプログラミングは相手も予想してないのが起きた時に使う方が良いしね」

 

風魔「それにゴーグルばかりに頼ってばかりは駄目だしね」

 

サイクル「そうね!」

 

ポッピー「ウェ~イ!」

 

オオカミブルー「ウォウ」

 

グレ響「ホント、変わってる」

 

翼「そうだな」

 

奏「けど、自然とあいつ等の中でゴーグルが中心になって行くのが分かる気がするな」

 

ワイワイと話し合うシシレッド達を見て翼や奏はふっと笑う。

 

ミセスSもまたシシレッドの背を見る。

 

患者の運命を変える為に戦う戦士と宇宙一ラッキーな戦士を受け継ぎし者

 

ミセスS「(ホント、彼は変わり者じゃのう)」

 

そう思いながら笑って後に続く。




NEXTステージ

ライフスタードーリィ


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第4ステージ~ライフスタードーリィ~

命が消えかけようとした時、命の星宿りし少女の力が奇跡を起こす。


第3ステージをクリアしたゴーグル達。

 

次なるステージは…

 

風魔「えっと…ライフスタードーリィ?」

 

ミセスS「!かなりヤバいステージを当ててしまったのう…」

 

切歌「え?」

 

ステージ名を読んだ風魔のにミセスSは厳しい顔をして言う。

 

パラドクス「俺も見てたから知ってる…このステージの元の映画は…主役が一度死んだ事のある奴だ」

 

グレ響「!主役が…」

 

Fセレナ「ちょっと待ってください!それじゃあこのステージではまさか…!」

 

腕を組んで言うパラドクスのにグレ響は目を見開き、Fセレナは顔を青くする。

 

ブロウ「そうなると…要になるキャラクターメダルを早めに見つけた方が良いな」

 

弓美「確かに!」

 

翼「?どういう事だ?」

 

奏「そのステージのキャラクターメダルに復活の力でもあるのかよ?」

 

ミセスS「うむ、その通りじゃ。そうやって主人公のアンパンマンは蘇ったのじゃ」

 

あれは忘れられない名シーンじゃなとミセスSは感慨深く言う。

 

アリサ「なら、あたし達はそれを探すのが良いかもねセイ」

 

セイ「そうだね」

 

調「なら私達はバイキンバグスターを相手にした方が良いね」

 

ウェイブ「確かに悟られない様にするには囮が必要だしね」

 

そう言うアリサにセイも頷いて調のにウェイブは肩を竦める。

 

シシレッド「ようし皆!頑張ろう!」

 

ポッピー&創世&弓美「おー!」

 

アニマル「やってやるぞ!」

 

元気よく言った後に第4ステージへと足を踏み入れた。

 

見えた光景に誰もが驚く。

 

最初のステージで見かけた街なのだが、変な物体に覆われていた。

 

バアル「おいおい、これはなんだい?」

 

ミセスS「これは…カビのようじゃのう」

 

キュベレー「きゅ~!あんまりこういう状態にしたくないの!」

 

リェレン「確かに健康的な意味でも長くしとくのはね…」

 

顔を顰めるバアルの後に言ったミセスSのにキュベレーはガオを抱き締めて言い、リェレンも呟く。

 

オオカミブルー「……!ウォン!」

 

ソロモン「皆、どうやら詩織ちゃんとファナちゃんがここにいるみたいだ」

 

切歌「なんデスと!」

 

臭いを嗅ぐ動作をしてから吠えたオオカミブルーのをソロモンが通訳して言ったのに切歌は驚く。

 

オリオンホワイト「そうなると…ここではかびるんるんにされてるかも」

 

調「か、かびるんるん?」

 

ミセスS「バイキンバグスターが乗ってるアメンボロボから出される玉でなっちまうあれじゃな」

 

呟くオリオンホワイトのに目を丸くする調へミセスSが説明する。

 

アニマル「つまり当たらなければ良いんだな!」

 

サイクル「それで…ここのボスはどこにいるのかな?」

 

切歌「…なんか聞こえないデスか?」

 

周りを見て言うサイクルの後に切歌がそういう。

 

ズシーン!ズシーン!!

 

たむら「確かに聞こえるわよ」

 

悪戯ほむら「つまりこれは…」

 

ミセスS「このステージのボスの登場じゃな」

 

その言葉の後にメンバーの目に巨大ロボットが現れる。

 

???「かーーーーびーーーーー!!」

 

シシレッド「でぇ~~~~」

 

トゥルーブレイブ「あれが…」

 

ミセスS「スーパーかびだだんだんじゃ」

 

おお~と声をあげるシシレッドの後にミセスSがそういう。

 

バイキンバグスター『はっひふっへっほ~!!第4ステージの開始だ!』

 

オリオンホワイト「バイキンバグスター!」

 

グレ響「!あれを見ろ!」

 

続けて現れたアメンボロボに乗ったバイキンバグスターが現れ、出ているロボットアームに握られてる檻に気づいてグレ響は指す。

 

詩織「あ、皆さん!」

 

ファナ「助けてくださいっすー!」

 

切歌「うわ、ホントにかびるんるんになってるデス!?」

 

パラドクス「行くぞお前等!」

 

助けを呼ぶファナと詩織の姿を見て驚く切歌の後にパラドクスの号令と共にスーパーかびだだんだんとアメンボロボへと別れて突撃する。

 

切歌「デェース!」

 

調「たぁあああ!」

 

ズババババッ!

 

スーパーかびだだんだんへと斬りかかった切歌と調だが表面に切り傷を付けるだけで全然ダメージを与えられてない。

 

切歌「全然攻撃が通らないデス!」

 

調「硬い…!」

 

翼「かなり頑丈の様だな」

 

奏「それならまずはあのバグスターを攻撃だ!」

 

顔を顰める翼に奏はそう言い、槍を投げ飛ばす。

 

バイキンバグスター『おおっと!』

 

切歌「ファナさん達を返して貰うデス!」

 

翼「逃がしはしないぞ!影縫い!」

 

逃げ惑うバイキンバグスターに翼は短刀2本を取り出してアメンボロボの影へと刺す。

 

影縫い

 

バイキンバグスター『な、なんだ!?動かないのだ!?』

 

慌てて動かそうとするが動けないのに慌てる中で奏と調が前に出て…

 

奏「はあっ!」

 

調「たあっ!」

 

ドスッ!ズバッ!

 

調のカッターが詩織とファナの檻を掴んだアームを切断し、奏の槍がアメンボロボを貫通する。

 

ドカーン!!

 

バイキンバグスター『あら~~~~~~~!?』

 

それによりアメンボロボは爆発四散、バイキンバグスターはその際に飛び出したカビ弾でかびるんるんとなって飛んで行く。

 

詩織「きゃあ~~~~~~!」

 

ファナ「ッスーーーーー!?」

 

グレ響「!」

 

それと共に2人の檻も宙を舞い、グレ響が受け止める。

 

スーパーかびだだんだん「カビカビ!カビィィィィィィィィ!!!」

 

シシレッド「うわっ!?」

 

バアル「どわっ!?」

 

キュベレー「キュー!?」

 

それと共に操縦者であるバイキンバグスターの操るアメンボロボが壊れた事でスーパーカビだだんだんは暴走を始め、攻撃していた面々を色んな方向へと吹き飛ばす。

 

スーパーカビだだんだん「かびぃぃぃぃぃ!!」

 

グレ響「!?」

 

その直後に炎の様なガスを放射し、2人を下ろしていたので避け切れず…結果、グレ響は2人に浴びない様に体で受け止める。

 

しかも、咄嗟に使っていたライブメタルも含めて10個全部投げ飛ばして生身でだ。

 

詩織「!?」

 

モデルX「響!?」

 

モデルF「何してるんだお前!?」

 

ファナ「グレ響さん…!?」

 

誰もがその光景に驚く中でグレ響の体は石になっていく。

 

グレ響「だい…じょう…ぶ?」

 

モデルH「貴様が大丈夫ではないだろ!}

 

モデルA「そうだよ!しかも生身でなんて!」

 

ファナ「なんで、なんでそんな事を……!」

 

顔だけを向けて聞くグレ響にモデルHとモデルAは怒鳴る中でファナは震える声で聞く。

 

グレ響「…別の世界の私の友達をほうっておけないから…かな…」

 

その言葉の後にグレ響は石になってしまう。

 

ライブメタル「響(ちゃん)!?」

 

サイクル「響さん!?」

 

パラドクス「ちい!」

 

アモン「くっ!」

 

ファナ「……させないっす」

 

それに誰もが叫び、ファナはうつむいて呟く。

 

思い出すは自分が響達の体内から聖遺物を消す為にミセスS達の所に行った時の事…

 

ファナ「死なせないっす……私のせいで響さんを死なせたりはさせないっす!」

 

切歌「ファナさん!?」

 

調「何を」

 

そう顔をあげると共に叫ぶとファナの体が輝き…

 

ファナ「Answerer(アンサラー)Fragarach(フラガラッハ)tron(トロン)~」

 

檻をぶち壊すと共に元の姿に戻ると共にギアを纏っていた。

 

風魔「ファナさんの姿が!?」

 

リェレン「戻った!?」

 

パラドクス「あれがあいつのギアか…」

 

ミセスS「そうじゃ。あれがファナちゃんのシンフォギア、フラガラッハじゃ」

 

驚く面々へとミセスSが答える。

 

スーパーかびだだんだん「かーびー!」

 

ファナ「たあっ!」

 

グレ響を殴り壊そうとするスーパーカビだだんだんの腕に対し、ファナはアームドギアで斬りかかる。

 

ズバッ!

 

それによりスーパーかびだだんだんの腕に大きな傷を付けさせる。

 

スーパーかびだだんだん「かび!?」

 

ディアボロス「なんと!?あんなに攻撃を受け付けなかった奴の装甲にダメージが!」

 

ミセスS「フラガラッハの攻撃は鎧で止めることはできぬ。じゃからこそどんなに硬い相手でも傷をつけることができるギアなのじゃ!」

 

ファナ「はぁあああ!」

 

驚くディアボロスへとミセスSはそう説明した直後にファナは傷部分にさらに攻撃し…

 

ズドォオオオオオン!

 

強烈な一撃を放って腕を破壊する。

 

風魔「やった!」

 

サイクル「これで!」

 

それに誰もが喜んだ直後、何処からか紫色の光が来て、スーパーかびだだんだんの壊れた腕を包み込む。

 

そして…

 

スーパーカビだだんだん「かーびーーーー!!」

 

壊れた筈の腕が再生していた。

 

ブロウ「デュフ!?再生しやがっただと!?」

 

トゥルーブレイブ「さっきの光か?」

 

ファナ「なら何度でも破壊してやるっす!」

 

そう言ってファナは攻撃をし続けるが破壊する度に光が来て、再生していく。

 

ウェーブ「これじゃあジリ貧だぜ」

 

バアル「確かに壊しても何度も再生されりゃあ…」

 

誰もがどうすればいいかと思った時…

 

シシレッド「よっしゃラッキーーーーーーーーーーー!!!!」

 

シシレッドの大声が響き渡り、誰もがシシレッドを見る。

 

そこには右腕を上へ突き出したシシレッドの姿があり、掲げた右手にはきらりと輝くキャラクターメダルがあった。

 

切歌「キャラクターメダル!」

 

調「早くグレ響さんを!」

 

すぐさま叫ぶ2人にシシレッドは頷いてからスーパーカビだだんだんのパンチを避けた後にグレ響へと向けて投げ飛ばす。

 

キャラクターメダルはそのまま飛んで行き…

 

ドーリィ!!

 

グレ響に命中する。

 

 

 

 

暗い中、グレ響は落ちて行く。

 

グレ響「(私は死ぬのか…)」

 

そう考えていると声が聞こえて来る。

 

目を開けると自分の陽だまりが手を伸ばしている。

 

グレ響「(いや…死ぬわけにはいかない…未来の…私の陽だまりが待つ所に帰るって約束した)」

 

そしてグレ響も手を伸ばす。

 

 

 

 

ウェイブ「うお!?」

 

キャラクターメダルが吸収されると共に強い輝きを放つとウェイブのガシャットホルダーが輝きを発する。

 

輝きを発してるのを手に取ってウェイブはグレ響を見る。

 

ウェイブ「なんか分かんないけど…やってみますか!」

 

シンフォギアXD!!

 

起動するとゲーム画面が展開される。

 

ミセスS「こ、このゲームは!」

 

切歌「なんデスか!?」

 

調「シンフォギア……XD?」

 

それにミセスSは驚き、切歌と調も戸惑っていたが展開されたのに驚く。

 

そこにはファナを除く、9人の奏者たちが並び立ってるので、その中で響、未来、マリア、クリスのが輝き、続けて驚いていた切歌、調、翼、奏、Fセレナ、ファナの胸元が輝き出す。

 

翼「これは私達……!?」

 

奏「なんなんだこりゃあ…!?」

 

Fセレナ「なんか力があふれ出て来る…あっ!」

 

翼たちが光に驚いた後にその光がグレ響へと飛んで行く。

 

スーパーかびだだんだん「かーびぃーーーーーー!!!」

 

それをさせないとスーパーカビだだんだんはグレ響へと殴りかかる。

 

光がグレ響へと辺り、パンチが迫った時…

 

グレ響「バルウィィシャル…ネェスケル…!!ガングニイィィィィィル……エックスゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!トロォォォォォォォォォォォォンッ!!!」

 

ガシッ!!

 

スーパーカビだだんだん「かびっ!?」

 

咆哮と共にパンチは受け止められ、スーパーカビだだんだんは驚いた直後に投げ飛ばされる。

 

(イメージBGM:ロックマンXコマンドミッション OP 情熱セツナVer.立花響)

 

光がはじけ飛んで現れたグレ響の姿は深紅のマフラーを靡かせて、蒼いラインが走ったガングニールを見に纏っていた。

 

シシレッド「よっしゃラッキー!!」

 

ミセスS「エクスドライブ発動じゃあ!」

 

ファナ「まさかエクスドライブになれるなんて…!」

 

それに誰もが喜び、ファナも驚く中でグレ響は目をカッと開き…

 

グレ響「はぁぁぁぁぁぁ!」

 

咆哮すると背中から虹色の翼を展開してファナの元に向かい、手を差し出す。

 

グレ響「行こう」

 

ファナ「はいっす!」

 

スーパーかびだだんだん「かーびー!」

 

その手をファナが握った所でスーパーかびだだんだんがもう一度石化させようとブレス攻撃を仕掛ける。

 

だが、それよりも前にグレ響が左手を突き出すと斧と見覚えのある鎌が出現して高速回転すると起こった竜巻がガスを吹き飛ばす。

 

その間にファナのギアは輝き、龍の意匠が入った白いギアへと変わる。

 

シシレッド「ファナさんもエクスドライブになった!」

 

調「たあっ!」

 

切歌「デェス!」

 

ズババババッ!

 

それに切歌と調が続いてスーパーカビだだんだんの腕を切り裂く。

 

スーパーカビだだんだん「かびぃ!?」

 

翼「行くぞ奏!」

 

奏「ああ!」

 

Fセレナ「私も!」

 

ズドドドン!!

 

それを見て翼達も足へと攻撃を仕掛ける。

 

スーパーかびだだんだん「かびかび!?」

 

グレ響・ファナ「たぁああああ!」

 

驚くスーパーカビだだんだんへとグレ響とファナが突撃する。

 

スーパーかびだだんだん「かび!」

 

追撃はさせないとスーパーかびだだんだんは頭を分離させて攻撃を避ける。

 

切歌「何デスと!?」

 

ほむ妹「そう言えば頭外れるんだったあれ」

 

グレ響「なら…」

 

それを見てグレ響は腰部分のギアを変形させて、見覚えのあるのに変え…

 

グレ響「乱れ撃ちをくらえ」

 

MEGA DETH PARTY

 

その言葉と共に小型ミサイルが一斉発射され、スーパーカビだだんだんの頭へと殺到する。

 

スーパーかびだだんだん「かび!?」

 

翼「な、あれは雪音の!?」

 

ミセスS「ほー、グレ響ちゃんはもしや全装者の技が使えるのかのう?」

 

慌てて避けようと逃げるスーパーカビだだんだんの頭に使ったのに驚く翼の隣でミセスSは今のグレ響の姿を見てそう呟く。

 

スーパーかびだだんだん「カビぃー!」

 

翼「!二人も左右だ!」

 

グレ響「!」

 

すると体が両腕を使って2人をガッチリつかみ取る。

 

ズババババババババ!!

 

封伐・PィNo奇ぉ

 

α式・百輪廻

 

だが、すぐさまグレ響が肩と頭のを変化させて出した鎌と丸ノコがスーパーカビだだんだんの両腕を細切れにする。

 

クロノス「今度は切歌と調の…クールだね」

 

切歌「私達の技まで使えるなんて凄いデスグレ響さん!」

 

調「うん…!」

 

そう呟くクロノスの隣で同じ様に調と切歌が感嘆した後にスーパーカビだだんだんは光で腕を再生させる。

 

スーパーカビだだんだん「かびー!」

 

そのままブレス攻撃を仕掛け、グレ響とファナは避けて飛ぶとその後ろをスーパーかびだだんだんの頭が追いかける

 

スーパーカビだだんだん「かびかびー!」

 

追いかけながらブレスを放つスーパーカビだだんだんは徐々にスピードをあげて行く。

 

奏「マズい、あのスピードだと追いつかれるぞ!」

 

スーパーカビだだんだん「かびかびー!」

 

そのままスーパーカビだだんだんの頭は口の中でチャージし、2人が向かう先でスーパーカビだだんだんの体が右腕を引く。

 

Fセレナ「マズいです!挟み撃ちするつもりです!」

 

オリオンホワイト「いや、チャンスだ!」

 

慌てるFセレナの隣でオリオンホワイトがそう言う。

 

グレ響「行くよファナ」

 

ファナ「はいっす!」

 

お互いに頷いた後にタイミングを伺う。

 

スーパーカビだだんだん「かびーーー!」

 

グレ響・ファナ「いっせーのせ!」

 

そのまま放たれたスーパーカビだだんだんの体のパンチをスレスレで避ける。

 

ドゴォオオオッ!

 

そして直進していたのでスーパーカビだだんだんの頭はパンチの直撃をもろに受けて吹き飛ぶ。

 

スーパーカビだだんだん「かーーーーびーーーーーー!!」

 

ズドォオオオオオオオン!!

 

ビービービー!

 

断末魔をあげて頭は爆発四散するとチャージされていたブレスが放出されて体に拡散したブレスが命中し、石へとなっていく。

 

チャンスと見たグレ響は右腕のガントレットを変形させて槍に変形させた後に狙いを定めるとエネルギーをチャージする。

 

グレ響「皆、来て」

 

ライブメタル「おう!(はい!)」

 

その言葉にライブメタルはガントレットの穴部分に収まるとさらに輝きが強くなり、ファナのその右腕を支える様にする。

 

グレ響「行くよ。これが私達の…」

 

ファナ「シンフォギアっすぅうううううううう!!」

 

チャージランスライブメタルバスター

 

ズドォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!

 

咆哮と共に放たれた槍型の光弾がスーパーかびだだんだんの体を貫き、風穴を開け、スーパーかびだだんだんは光となって四散する。

 

四散した光は街を覆っていたカビを消滅させていき…

 

ポン

 

詩織「あ、戻れました」

 

かびるんるんになっていた詩織も元に戻る。

 

2人が降り立った後にグレ響は変身を解き、自分の手にある…11個目のオレンジ色のライブメタルを見る。

 

モデルX「奇跡が起きたね」

 

モデルZ「まさかライブメタルを誕生させるとはな…」

 

グレ響「うん…これは皆の力が籠ったシンフォギアだ」

 

ファナ「はいっす!グレ響さん!」

 

同じ様に見るモデルXとモデルZにグレ響はそう呟いた後にファナに抱き着かれる。

 

ステージクリア!!

 

シシレッド「やったね響さん!」

 

アリサ「それにしてもごめんなさいね。あんなに探すって言って結局見つけたのゴーグルだし」

 

セイ「確かに面目ないね;」

 

風魔「いや、2人は頑張ってくれてましたし」

 

キュベレー「そうなの!アリサさんもマスターさんも頑張ったの!」

 

奏「そうだぜ。気にするなよ二人とも」

 

翼「ああ、これは皆で掴んだ勝利だ…って立花、なぜそんな心底驚いた顔をするんだ?」

 

謝る2人にそれぞれ声をかけた後に翼が締めようとしてグレ響の驚き顔に気づいて聞く。

 

響「いや…こっちだとよく終わった後にどこからともなく現れる了子さんに髪を弄られてギャグオチさせられてるからホント世界は違うなと…」

 

翼「そっちの桜井女子は私にそんな事しているのか…」

 

奏「へ―そりゃ面白そうだな」

 

言われた事に翼は複雑な顔をして奏はにししと笑う。

 

グレ響「ちなみにそれを見た平行世界の奏姉さんは大爆笑していたよ」

 

ファナ「あ、やっぱりっすか;」

 

切歌「どんな頭か気になるデース…」

 

付け加えたグレ響のにファナは冷や汗を掻き、切歌がそう言う。

 

グレ響「見る?面白いから撮ってるから」

 

ファナ「是非見せてくださいっす!」

 

切歌「あ、私もお願いするデス!」

 

ワイワイと群がるファナ達にグレ響は苦笑するのであった。




NEXTステージ

バブルボールプルン


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第5ステージ~バブルボールプルン~

新たなステージに進み、シャボンが舞うステージで切歌達とゴーグル達はバイキンバグスターの意外な協力者を知る事になる。


第4ステージをクリアし、第5ステージは…

 

オリオンホワイト「バブルボールプルン…シャボン玉のプルンだね」

 

たむら「次はシャボン玉か…」

 

切歌「一体どんなステージなんデスか?」

 

弓美「シャボン玉をテーマにしたのだから…もしもシャボン玉に当たったら体がシャボン玉になって、触れた人も連鎖でシャボン玉になっちゃう」

 

呟いた2人のに聞いた切歌に弓美がそう答える。

 

Fセレナ「そうなんですか…」

 

ミセスS「ふぅむシャボンか…そう言えば調ちゃんのメイドギアもシャボンじゃったよな」

 

ほえーとなるFセレナの後にミセスSがそう言う。

 

ウェーブ「そういや技が泡だったっけ」

 

調「うん、そうだよ」

 

オリオンホワイト「それはちょうど良いね。次のステージではシャボン玉は特殊な力を持つから、キャラクターメダル以外にも助けになると思う」

 

風魔「成程!」

 

ソルジャー「確かにそれは心強いである!」

 

思い出して聞くウェーブに調も頷いた後にオリオンホワイトがそう説明し、誰もが声をあげる。

 

ニケ「そう言えば…シャボン玉は凍らせられるんでしょうか?」

 

ミセスS「まあ可能じゃと思うぞ」

 

キャロル「ならオレの出番だな。竜巻でも吹き飛ばせるし」

 

ゴンゴラゴン『飛んで来るのから守って見せよう』

 

モデルL「あら、なら私もいけるわね。氷の使い手だし」

 

グレ響「うん。頼りにしてるモデルL」

 

それぞれそう言葉をかわした後にステージへと足を踏み入れた。

 

弓美「うわぁ…予想していたとはいえ…これは酷いね…」

 

入って一番に弓美はそう呟く。

 

そこは綺麗なシャボン玉が木になっている森だった所が汚れたシャボン玉ので汚れた大地になっていた。

 

詩織「酷いですわね…」

 

切歌「酷いことするデス!……あ、あれ!」

 

ステージを考えてザガリアンとプラストオンした詩織に切歌も同意してから上を見て指をさす。

 

誰もが指さした方を見ると浮かんだ檻には…

 

調「セレナ!」

 

Fセレナ「こっちの私!」

 

セレナ「皆!」

 

身体がシャボン玉になったセレナが掴まっていた。

 

創世「ここはセレナちゃんが捕まってたんだ」

 

グレ響「そうなると…」

 

誰もが周りを警戒すると…

 

バイキンバグスター『はっひふっへっほ~!!』

 

調「この声は!」

 

ミセスS「来たようじゃな」

 

誰もが警戒し…

 

ドゴーン!!

 

足元が吹き飛ぶ。

 

パラドクス「下からかよぉぉぉぉぉぉぉ!?」

 

バイキンバグスター『あ、目測誤った』

 

風魔「しかも不意打ちじゃなくて間違えての!?」

 

切歌「デェース!?」

 

奏「っ!」

 

誰もがなんとか体勢を整えて着地してそれぞれ構える。

 

バイキンバグスター『よく来たなお前達第5ステージはクリアさせないのだ!』

 

翼「そうはいかない。此処もクリアして立花達を返してもらう!」

 

Fセレナ「姉さんも返してもらいますよ!」

 

 

メカの内部

 

バイキンバグスター「ふん!やれるものならやってみろなのだ!んじゃ頼むのだ」

 

????『はいはい、分かったわよ…』

 

そう言って誰かにお願いするバイキンバグスターに誰かが答える。

 

 

オリオンホワイト「そう言えば…バイキンシャボンダダンダンの見た目が違う?」

 

身構えていてオリオンホワイトは目の前のロボットが記憶のと違うのに気づく。

 

目の前のロボ、バイキンシャボンダダンダンなのだが、お腹の部分に14問の砲門が追加されていて、左右には2つずつ、頭のは5つになっている。

 

バイキンバグスター『行くぞ!ネオバイキンシャボンダダンダンの力を見せてやるのだ!』

 

ミセスS「ネオバイキンシャボンダダンダンじゃと!」

 

シシレッド「ネオバイキンシャボンダダンダン!」

 

そう言ったバイキンバグスターのにミセスSは驚き、シシレッドもまた言い…

 

シシレッド「じゃあ略してネバシャダだ~」

 

出て来た言葉に敵味方ともどもよろける。

 

バイキンバグスター『変に略すな!!』

 

アニマル「分かる」

 

切歌「そこはネオシャボンダダンダンとかで良いと思うデス;」

 

調「うんうん」

 

怒るバイキンバグスターのにアニマルは頷き、切歌と調がそう言う。

 

バイキンバグスター『ええい!とにかく食らうのだ!』

 

その言葉と共にネオバイキンシャボンダダンダンの目が輝き…

 

????『あああああああああ!』

 

ファナ「え?今の声って…」

 

聞こえてきた声にファナが言う前に全体の砲門から赤いシャボン玉が放たれる。

 

風魔「うお!?」

 

ウェーブ「あぶなっ!?」

 

キャロル「くっ!」

 

それに避けたり、キャロルが放った竜巻の壁で守られたり、グレ響と詩織の氷攻撃で凍らせながら避ける。

 

シシレッド「それそれそれ!」

 

こっちはこっちで器用に避けてセイザブラスターによる射撃攻撃を当て続ける。

 

バイキンバグスター『ちい!うざい攻撃をして!』

 

調「こっちも行きます!Various shul shagana tron」

 

そんなネオバイキンシャボンダダンダンに調は聖詠を歌うとメイドギアになる。

 

奏「よっしゃ、頼むぜ!」

 

調「はい」

 

頷いた後に手を地面に付けると泡が溢れ出す。

 

それに気づかずネオバイキンシャボンダダンダンは泡を踏み…

 

バイキンバグスター『あら~~~~~~!?』

 

1回転して仰向けに倒れる。

 

ポッピー「ナイス」

 

切歌「流石デス調!」

 

調「ありがとう切ちゃん。それじゃあ全身お掃除と参ります」

 

褒める切歌に返して、後半はメイド口調で喋ってから駆け出す。

 

バイキンバグスター『そうはいかないのだ!』

 

攻撃を仕掛けた調だったが途中で何かに遮られる。

 

調「え!?」

 

トゥルーブレイブ「何かに弾かれただと?」

 

ソルジャー「な、何が起きたのだ?」

 

ミセスS「今のは音のバリア!?」

 

翼「何故音楽の始祖の力を…!?まさか…!?」

 

それに誰もが驚く中で翼はある予想を立て、奏も気づく。

 

奏「三人の内誰かを使っているのか!」

 

ファナ「そう言えば先ほどの悲鳴、ミューチェさんの!ミューチェさんに一体何をしているんっすか!」

 

バイキンバグスター『教えてやるもんですか~だが、お前達にこのバリアを敗れる訳が…』

 

思い出して言うファナにバイキンバグスターが言いかけてる時…

 

シシレッド「おりゃあ!」

 

パキーン!!

 

あっさりと、あっさりとシシレッドの振るったキューソードの一撃がバリアをガラスの如くぶち壊した。

 

それにはバイキンバグスターは顎が外れそうな位口をぱかっと開け、ファナ達もえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?と驚愕する。

 

パラドクス「知ってた」

 

クロノス「予想はしてた」

 

風魔「やると思った…」

 

ウェーブ「人の能力ならね…」

 

ブロウ「マジで敵泣かせだね~あいつ…」

 

ファナ「えっと、どういう事っすかこれ?!」

 

切歌「と、と言うかあのバリアをあっさりと…!?」

 

調「壊した…!?」

 

それにインクリングメンバーは呆れた感じにで呟き、ファナ達は戸惑って聞く。

 

ティテュバ「ほら、キャンプの時に言ってたじゃないですか、敵泣かせって」

 

弓美「今のがそうなの!?」

 

バイキンバグスター『(そうだったのだ…こいつ、どんな特殊な力とかを無視できる存在だったのだ…)ええい!潰してやるのだ!』

 

その言葉と共にバイキンバグスターは腕を振り下ろす。

 

シシレッド「おおお!?」

 

慌ててシシレッドは走って逃げ、ネオバイキンシャボンダダンダンは追いかける。

 

だが、それにより隙が出来た。

 

パラドクス「今だ!攻撃を叩き込め!」

 

切歌「は、はいデス!」

 

調「今度こそ…!」

 

デュアルガシャット!

 

キメワザ!

 

パラドクスの言葉に切歌は戸惑いながら続き、調も続く。

 

ノックアウト!クリティカルフィニッシュ!!

 

切歌「デェェェス!」

 

虐爪・血ェ捨ャ奇ャっTォオ

 

調「お掃除の時間!」

 

殺X式・灑掃幻泡波

 

パラドクス「おらあ!」

 

泡で包んだ所をパラドクスと切歌がネオバイキンシャボンダダンダンの砲門を使えない様に全て両断し、調が投げキッスして爆発を起こさせる。

 

バイキンバグスター『あらぁぁぁぁぁぁっぁあぁ!?』

 

ソロモン「凄いねメイドギア」

 

ミセスS「ホント、メイドとは思えない程強いのう」

 

切歌「これでシャボンは使えなくなったデスよ!」

 

その光景にそう呟くソロモンにミセスSは頷く間に切歌がそういう。

 

バイキンバグスター『くぅ~まだまだ…!』

 

その言葉の後にネオバイキンシャボンダダンダンは光った後に元の形に戻る。

 

シシレッド「ネバシャダが戻った!?」

 

オオカミブルー「ウォウ!?」

 

バイキンバグスター『だから略すな!』

 

翼「これももしや始祖の再生能力を利用して…!」

 

奏「何処まで響達の力を利用しているんだ!」

 

パラドクス「(利用…なのか…?)」

 

驚くシシレッドとオオカミブルーにバイキンバグスターが怒鳴る中で翼と奏が憤慨する中でパラドクスだけ違和感を感じる。

 

先程の声もなんだか悲鳴と言うよりも別の感じにパラドクスは感じていた。

 

メカ内部

 

????『二人共、サポートお願いするわ!』

 

????2&????3『はい!』

 

そこにいた人物が通信機で話しかけた後に何かを操作する。

 

(BGM ばいきんまんの詩)

 

するとネオバイキンシャボンダダンダンから音楽が流れだす。

 

バイキンバグスター『来た来た来た!』

 

風魔「な、なんだ!?」

 

サイクル「急に歌が!?」

 

いきなりの事に誰もが驚いた後にネオバイキンシャボンダダンダンの動きが早くなり、慌ててシシレッドは避けると先ほどよりも岩が勢いよく飛ぶ。

 

Fセレナ「さっきより早くなった?!」

 

ファナ「もしかしてこの歌の力っすか?!」

 

それに驚いた後にシャボン玉が放たれ、キャロルが慌てて防ぐ。

 

ゴンゴラゴン『どうやらキャラクターメダルを見つける必要があるみたいだな』

 

キャロル「チッ、面倒な…!」

 

舌打ちする中でネオバイキンシャボンダダンダンはシシレッドを狙う。

 

パラドクス「たくっ、キャラクターメダルも引き寄せられねえのが面倒だな!ゴーグル、受け取れ!」

 

そう言ってパラドクスは操作して見つけたエナジーメダルをシシレッドに向けて飛ばす。

 

高速化!

 

シシレッド「おおおおおおおお!?」

 

それによりシシレッドは速くなり、ネオバイキンシャボンダダンダンは慌ててみようとして目を回す。

 

バイキンバグスター『はらほろひれはれ~』

 

切歌「目を回したデス!」

 

調「でもゴーグルさんも…」

 

シシレッド「おおおおおおおおおお~~~~~」

 

風魔&サイクル「やっぱりこっちも目を回してた!?」

 

同じ様に円を描く様に動いていたので目を回したシシレッドはそのまま直進し、ネオバイキンシャボンダダンダンもそのまま仰向けに倒れる。

 

ドシーン!

 

創世「うわ岩が…あいた!?」

 

それにより小さい岩などが飛んで来て、一部が創世の頭に当たり、創世は頭を摩っていると…

 

プルン!!

 

創世「へっ?」

 

音声が鳴り響き、呆気に取られてる創世の手にラッパが握られる。

 

オリオンホワイト「キャラクターメダルの力!」

 

弓美「さっきので飛んできちゃった感じ!?」

 

エルフナイン「ええ!?」

 

ミセスS「ふむ、これで奴を倒せるのう」

 

バイキンバグスター『んげっ、マズイ…(ガチャン)あ』

 

『いったあああああああああああああああああああ!?』

 

それにバイキンバグスターが焦った声を出した後に呆気にとられる様な声を漏らしたと思ったら悲鳴が響き渡り…それと共にネオバイキンシャボンダダンダンの体が光ったと思ったら…

 

ドカーン!!

 

爆発四散した………

 

風魔&サイクル「って、勝手に自滅したぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

創世「こっちまだやってないよ!?」

 

まさかの展開に誰もが呆気にとられる中でおーいてて…とシシレッドが戻って来た後に…

 

????「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

シシレッド「おお!?」

 

シシレッドの腕に誰かが落ちる。

 

咄嗟にシシレッドは受け止めてみた所…ミューチェであった。

 

シシレッド「あ、ミューチェさん」

 

ファナ「無事だったんっすね!」

 

ミセスS「おー良かった…ん?これって…」

 

ホッと安堵するファナの隣でミセスSも頷こうとして飛んで来た破片の中にマッサージ機の様な破片を見つける。

 

すると直後にアームが伸びて来てシシレッドの手からミューチェを奪い、そのまま破片が集まり…

 

バイキンバグスター『復活!!』

 

再びネオバイキンシャボンダダンダンになる。

 

パラドクス「なんだったんださっきの…」

 

バイキンバグスター『気にするななのだ!』

 

ザムライ「いや、気になるだろ」

 

切歌「ミューチェさんを返すデス!」

 

ミセスS「その必要はないぞ切ちゃん」

 

叫ぶ切歌にミセスSはそう言う。

 

どうしてデスと見る切歌の頭を撫でてネオバイキンシャボンダダンダンを見る。

 

ミセスS「なあ、さっきから自分から協力しているんじゃよなあ?ミューチェ」

 

告げられた事に誰もが驚く中でパラドクスが俄然が行ったと納得する。

 

パラドクス「成程な…ならあの声も納得だな」

 

詩織「声…ですか?」

 

モデルP「拙者もあの声は悲鳴ではなく…気持ちよさにより出た声だと判断した」

 

ウェーブ「はぁ?」

 

翼「気持ちよさだと?」

 

奏「ど、どういうことだよ?」

 

ミセスS「ようするにさっきまでの悲鳴は……足つぼマッサージされての悲鳴じゃったんじゃよ」

 

パラドクスとモデルPから出て来たのに戸惑う面々へとミセスSは困った顔で言う。

 

シシレッド「はっ、まさかミューチェさん…中で温泉味わってマッサージを受けてるとか!?」

 

ブロウ&アニマル「んな訳ねえだろ!」

 

ミューチェ『流石に温泉までは味わってないわよ;』

 

ファナ「んじゃ本当に協力してるんっすか!?」

 

そう言ったシシレッドのにミューチェが半分否定してそれにファナは驚く。

 

パラドクス「大方、バイキンバグスターにゲームを盛り上げてほしいとかで頼まれてたんだろ…あいつ等ならそれで乗るのは確実だ」

 

ソルジャー「確かにミューチェ殿が乗ってるなら響殿も乗って、未来殿も響殿に付いて行く形で手伝う形になっているであろうな…」

 

奏「確かにそうなりそうだな…」

 

調「うんうん…」

 

ミューチェ『あははは;その通りよ。だからここからさらに行くわよ!』

 

呆れた感じにそう言うパラドクスにソルジャーも乗っかり、奏と調もありえると頷き、ミューチェの言葉の後にネオバイキンシャボンダダンダンは両腕をあげて威嚇する。

 

シシレッド「ようし!だったらその協力プレイ!攻略するよ!行くよミューチェさん!ネバシャダ!」

 

バイキンバグスター『だから略すな!!』

 

創世「なら、早速!」

 

切歌「お願いするデス!創世さん!」

 

ミューチェ『おっと、させないわよ!』

 

創世がシャボン吹くと同時に彼女の数メートル先でシャボン玉は止まり、そのままドーム状に広がる様に溜まって行く。

 

創世「うわ!?」

 

それにより創世はシャボンに埋もれてしまう。

 

サイクル「創世さん!」

 

風魔「もしかしてさっきの音のバリアって奴か!」

 

バイキンバグスター『んでもってオマケだ!』

 

そう言ってさらに汚れたシャボン玉が創世の周りを包む。

 

切歌「これじゃあゴーグルさんが近づけないデス!」

 

ミューチェ『これで多少は時間稼ぎできるわ。バイキンバグスター!今の内に他の皆をやっちゃいなさい!』

 

バイキンバグスター『りょーかいなのだ!』

 

そう言ってネオバイキンシャボンダダンダンは他の人を狙おうとし…

 

パラドクス「行け!ゴーグル!!」

 

シシレッド「おおおおおおおお!」

 

パラドクスがあっさりと汚れたシャボン玉へとシシレッドを投げ飛ばす。

 

ギャラクシー!!

 

シシレッド「レグルスインパクト!!」

 

そのまま汚れたシャボン玉を両断していき、創世を覆うバリアも破壊する。

 

汚れたシャボン玉に触れたシシレッドは変化が何も起きずに創世の隣に滑りながら着地する。

 

バイキンバグスター『ぶーーーーーー!?』

 

ミューチェ『ちょっ、なんで触れても変化してないのよ?!』

 

翼「これも特殊能力を無効化する力か…!?」

 

ならばとミューチェはシシレッドに何かをしようとしたが…

 

シシレッド「どうだ!」

 

ぴょんぴょんと平然と跳ねてるシシレッドに唖然とする。

 

ニケ「何かしたんでしょうか?」

 

ソロモン「大方、音のでゴーグルの動きを止めようとしたけど平然と動かれてるのに茫然としてるんじゃないかな;」

 

首を傾げるニケにソロモンは疲れた顔でそう教える。

 

創世「今!」

 

驚いていた創世は改めてラッパを吹くと大量のシャボンが噴き出され、ネオバイキンシャボンダダンダンへと向かって行く。

 

ならばとミューチェはメカの内部全体にバリアを張って、シャボン玉を防ぐ。

 

ミューチェ『これならシャボンは届かないわよ!』

 

奏「なら砲門を狙え!」

 

それを見た奏はすぐさまシャボン玉を放っているネオバイキンシャボンダダンダンの砲門を指す。

 

創世「は、はい…!」

 

バイキンバグスター『そうはさせないのだ!』

 

そう言って飛び上がると跳び蹴りを放ち、創世の近くに炸裂させる。

 

創世「うわっ!?」

 

シシレッド「危ない!」

 

衝撃で吹き飛ぶ創世にシシレッドが創世を抱きかかえて逃げる。

 

切歌「シシレッドさんが駄目なら創世さんを狙ってきたデスか…!」

 

翼「確かにあのメカを完全に破壊するには今の彼女の力が必要だからな…!」

 

驚く切歌の隣で翼は顔を顰める。

 

バイキンバグスター『今なのだ!』

 

調「え?!」

 

するとネオバイキンシャボンダダンダンの足から砲門が現れて大量の汚れたシャボンが噴出される。

 

ソロモン「やばい!?」

 

慌てて防御出来る面々は防ぐが退路を塞がれていく。

 

バイキンバグスター『なっはっはっ!ざまあみろなのだ!』

 

ミューチェ『これで全員シャボンに…ってあれ?あの二人は…?』

 

高笑いするバイキンバグスターの後にミューチェはメンバーを見て創世とシシレッドがいない事に気づく。

 

シシレッド「俺達はここだよ~」

 

ミューチェ『しまっ…!』

 

近くから声がして、ミューチェはジャンプして接近されていたのに今更気づいた後…綺麗なシャボン玉が目に入り…

 

あ、やばっと思った後に綺麗なシャボン玉に包まれる。

 

バイキンバグスター『わ、わ、わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?』

 

続けざまにバイキンバグスターの悲鳴が響き渡ってネオバイキンシャボンダダンダンは狂った様に動き回った後に白くなる。

 

グレ響「これで終わり!」

 

そこに第4ステージで見せた姿となって飛び出したグレ響が右腕をドリルに変えて突撃し、貫いた。

 

我流・超級撃槍烈破

 

ネオバイキンシャボンダダンダンはよろけた後に光となってから綺麗なシャボン玉となって四散する。

 

綺麗なシャボン玉は四方八方へと飛んで行き、汚れた大地やシャボン玉を消して行く。

 

それと共にセレナを捕えていた檻も消え、彼女も体が戻る。

 

セレナ「元に戻れました…!」

 

Fセレナ「良かったですねこっちの私」

 

白いミューチェ「へぶっ!」

 

それに2人が喜んだ直後、一同の前に綺麗なシャボン玉の影響か全身が白くなったミューチェが落ちて来る。

 

シシレッド「凄く真っ白だ~」

 

ポッピー「真っ白け~」

 

キュベレー「ホントなの~」

 

ステージクリア!!

 

そんなミューチェを見て3人が言った後にクリアを知らせる音声が鳴り響き…

 

ガシッ!

 

キュベレー「キュー!?」

 

ナイトビジョン「うわ!?」

 

スケボーメット「兄ちゃん!?」

 

それと共に飛んで来たアームがキュベレーや油断していたミセスS、ナイトビジョン、スゲ、ブレザー、スケボーメット、さくら、ストライプなどを捕まえる。

 

続けざまにミューチェも掴む。

 

アニマル「兄弟達!?」

 

アリサ「な、何!?」

 

バイキンバグスター『くしょ~こいつ等は次のステージの為に連れて行かせて貰うのだ!』

 

ファナ「バイキンバグスター!ってこっちも白いっす!」

 

戻る方を見て白いUFOに乗った白くなったバイキンバグスターが悔しげにそう言って連れて行ってしまう。

 

パラドクス「ちい!」

 

翼「くっ、連れていかれてしまったか…!」

 

セレナ「そんな…」

 

アニマル「弟に妹達ぃぃぃぃぃぃぃ!!!」

 

叫んだ後にアニマルは手を握り締める。

 

アニマル「待っていろ兄弟達!お兄ちゃんが必ず助けるからな!」

 

パラドクス「俺も、チームメイトを攫ってくれやがって…」

 

アリサ「こっちもキュベレーを助けないと!」

 

Fセレナ「私達もマリア姉さんを助けないと!」

 

セレナ「うん!」

 

誰もが気合を入れた後に第6ステージへと向かう。

 

 

 

一方…

 

スケボーメット「だせぇぇぇぇぇ!!」

 

ブレザー「ちょっと出しなさいよ!!」

 

ここでは檻の中でスケボーメット達がわめいていた。

 

バイキンバグスター「ああもう、うっさいのだ!」

 

ミセスS「儂らをどうするつもりじゃ?」

 

それに怒鳴るバイキンバグスターにミセスSは問う。

 

バイキンバグスター「次のステージの賑やかし要員になって貰うだけだ」

 

スゲ「どういう意味?」

 

ナイトビジョン「確かに」

 

ミューチェ「あーもしかしてあれ?」

 

そう言ったバイキンバグスターのにピンク色のサーカス服を纏ったミューチェが聞く。

 

バイキンバグスター「その通りなのだ!」

 

ミセスS「ってまさか儂らにアレをやれと言う事か…!?」

 

バイキンバグスター「そうなのだ。()()()()のようにな」

 

くくくと笑いながらバイキンバグスターは笑う。

 

バイキンバグスター「と言う訳でポチっとな」

 

その言葉の後に閉じ込めていたのがシャッターがおり…

 

うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

 

バイキンバグスター「さて、もう1つのも取り掛かりますか!」

 

ミューチェ「あら、それなら彼女の力を使うのはどうかしら?」

 

響き渡る悲鳴を背にそう言ったバイキンバグスターにミューチェはそう提案する。

 

バイキンバグスター「成程、科学者なら確かに良いのだ。ようし!完了したら早速使わして貰うのだ!」

 

なっはっはっはっはっ!と笑うバイキンバグスターを見ながらミューチェはどうなるかしらねと思った。

 

ミューチェ「(それにしても何かしらね?この変な感じは…)」

 

その後に違和感も感じていた。

 

確かに目の前のバイキンバグスターはばいきんまんを感じさせるがどうも違和感を感じるにはいられなかった。

 

ミューチェ「(あら?バイキンバグスターの羽の付け根になにか…)」

 

すると何かを見つけたミューチェは…そこから先は意識を失う。

 

ーオマエもこのゲームを永遠にするための敵キャラになってもらうぜ…バグググー

 

不穏な影が蠢く。

 

暗躍に対してゴーグルと切歌達は…




NEXTステージ

フライハイホープハンカーチーフ


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第6ステージ~フライハイホープハンカーチーフ~

次なるステージに進んだメンバーの前に洗脳された者達が現れる。それを拭えるのは希望のハンカチだ。


第5ステージまでクリアしたゴーグルと切歌たち。

 

次に向かうは…

 

 

風魔「えっと…フライハイ…ホープ…ハンカーチーフ?」

 

調「希望のハンカチ?」

 

ステージ名を読んだ風魔のを聞いて調はすぐさま日本語に変える。

 

オリオンホワイト「とばぜ!希望のハンカチを元にしたステージだね次は」

 

パラドクス「こいつを越えればラストステージは目前か」

 

Fセレナ「それじゃあこのステージにマリア姉さんが!」

 

切歌「早速行くデース!」

 

グレ響「……怪傑☆うたずきんも忘れちゃいけないと思うよ」

 

サイクル「クリスさんね;」

 

そう会話しながらメンバーはステージへと足を踏み入れる。

 

 

 

 

ブロウ「デュフ、ここはサーカス場か?」

 

ソロモン「確かに場所を見るとそうっぽいね」

 

入った先がどこかのサーカスを思わせる場所に誰もが周りを見る。

 

シシレッド「皆~ボールがあったよ~」

 

風魔「玉乗りしとる場合か!?」

 

ウェーブ「逆立ちなのが無駄に上手すぎ!」

 

翼「マリア達は何処だ!」

 

奏「連れ去られた奴らも一体何処に…」

 

シシレッドが玉乗りしてるのを背に翼と奏が探していると…

 

バイキンバグスター『レディースアンドジェントルメン!』

 

ミューチェ『これよりバイキンサーカス団による演目を始めるわよ!』

 

ファナ「この声は!」

 

誰もが見上げるとバイキンバグスターとミューチェの姿があった。

 

ただ、パラドクスやソロモンは違和感を感じていた。

 

パラドクス「(なんだ?さっきと雰囲気が違う…)」

 

ソロモン「(これは…何かされたのか?)」

 

シシレッド「バイキンバグスターにミューチェさん!」

 

セレナ「マリア姉さんは何処ですか!」

 

切歌「Sちゃん達を返すデス!」

 

叫ぶ2人にバイキンバグスターはくくくと笑う。

 

バイキンバグスター「ならば会わせてやろう…ってか後ろで色々と芸してるのやめい!」

 

シシレッド「面白くて♪」

 

風魔「アホー!」

 

サイクル「と言うか足でジャグリングって普通に無理な事を器用に出来ずぎ!」

 

調子崩されるとぼやきながらバイキンバグスターはパチンと指を鳴らす。

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!

 

ザムライ「む?」

 

ディアボロス「なんじゃ、中央が開きおる!」

 

翼「何か出てくるぞ!」

 

誰もが警戒する中で現れたは…

 

???「スゴイゾー!」

 

黒い大きい象型ロボと…

 

翼「マリア、雪音…!?」

 

セレナ「マリア姉さん…?」

 

切歌「Sちゃん…!?」

 

パラドクス「お前等…!」

 

アニマル「兄弟達ぃぃぃぃ!!」

 

セイ「キュベレー!」

 

芸をするマリア達が現れた。

 

その姿はピエロの服装で目も洗脳されてるのが分かる様に回っていた。

 

バイキンバグスター「さあさあ、バイキンサーカスを楽しんでもらうのだ!」

 

ミューチェ「まずはマリアの投げるナイフをクリスが全部撃ち落とす芸よ」

 

その言葉と共にマリアが沢山のナイフをクリスへ向けて投げ、それをクリスが全部撃ち落とす。

 

オマケとキュベレーも鋏を投げて、それをクリスが撃ち落とす。

 

シシレッド&切歌&ポッピー「おお~~~」

 

パラドクス「素直に拍手してる場合か!」

 

調「どっちも凄い…」

 

奏「普通に芸を見せる感じかよ」

 

それに拍手する3人にパラドクスはツッコミ入れてる間にバイキンバグスターは笑う。

 

バイキンバグスター「ぐふふ、まだまだ芸は続くのだ!」

 

ミューチェ「次はイカ達によるアートショーよ!」

 

その言葉と共に今度はスゲ達がそれぞれブキで絵を描いて行く。

 

クロノス「ここまでは普通だね」

 

ザムライ「だが、油断しない方が良いだろう」

 

そのまま演技は続いて行き…

 

バイキンバグスター「最後はメインイベント!」

 

ミューチェ「スゴイゾウとピエロたちによる観戦者参加型の演目!」

 

二人「「ピエロになりまショーの始まりなのだ!/よ!」」

 

切歌「デス!?」

 

その言葉と共にピエロだった者達はナイフや銃弾、お手玉やインクを放って来る。

 

風魔「あぶなっ!?」

 

パラドクス「やっぱりこうなるか!」

 

翼「あれに当たったら雪音たちと同じピエロになるのか…!」

 

ファナ「あぶなっ!?」

 

バイキンバグスター「はっひふっへほー!全員ピエロにしてサーカス団のメンバーにしてやるのだ!まずはお前からなのだ!」

 

避ける面々でいつの間にかUFOに乗っていたバイキンバグスターがドキンUFOに乗ったミューチェと共にグレ響を指す。

 

グレ響「え?私!?」

 

モデルF「なぜに響を?」

 

モデルK「いや分かったわ…未来のお嬢ちゃんねきっと」

 

モデルHとモデルXを使い避けながら飛ぶグレ響のにモデルKが呆れた感じに言う。

 

バイキンバグスター「ピンポンピンポン!大正解!」

 

ミューチェ「未来からピエロのグレ響の写真撮ってきてって頼まれているのよ」

 

グレ響「未来…そんなに撮りたいの…」

 

それに思わずグレ響は呆れたが動きが止まったのを見てバイキンバグスターは目を光らせ…

 

バイキンバグスター「今なのだ!」

 

その言葉と共にスゴイゾウのホースから巨大ボールが放たれる。

 

やばっとグレ響に当たりかけた時…

 

シシレッド「わーい!」

 

跳んで来たシシレッドがボールを頭突きで弾き飛ばす。

 

何!?とバイキンバグスターは下を見ると投げた体勢の風魔と風魔を守る様に動いてるザムライが見えた。

 

風魔「危なかった…ゴーグルを飛ばしてって言わなかったらグレ響さんに当たってた…」

 

弓美「と言うか、あの子、色々と体張るね…」

 

切歌「そうデスね。さすがゴーグルさんデス…ってデェェス!?」

 

ふうと息を吐く風魔のに弓美は呆れ、切歌も感心した直後に弾き飛ばされたボールが跳ね返って自分達の方に来てるのに気づいて慌てて避け…

 

ディアボロス「ぶぎゃ!?」

 

その先にいたディアボロスに炸裂してディアボロスの姿がピエロになってしまう。

 

バイキンバグスター「なっはっははははははは!?仲間に当ててやんの!」

 

翼「ふむ、では私も一つ演目を見せよう。タイトルは…バイキンバグスター危機一髪とかどうだ?」

 

笑ってたバイキンバグスターは翼の言葉にえ?となって見ると…何時の間にかシルクハットをかぶり、ダイヤをモチーフにしたタキシードのような服を纏った翼がコーヒーカップに持たれていて、その上に…複数の巨大スプーンが浮かんでいた。

 

バイキンバグスター「ぶー!?や、やばい早く逃げ…」

 

セレナ「逃がすと思っていますか?」

 

カチン!

 

ゴーンゴーンゴーンゴーンゴーン

 

カチッ、カチッ、カチッ

 

ズバババババババッ!

 

WHITE†RABBIT

 

逃げようとしたバイキンバグスターだが、何時の間にか不思議の国のアリスに出る時計の兎をイメージした服を身に纏ったFセレナの言葉の後にUFOが切り裂かれた後にスプーンが襲い掛かる。

 

バイキンバグスター「あらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!?」

 

ズドン!

 

バイキンバグスター「へぶっ!」

 

爆発により吹き飛んだバイキンバグスターは天上にぶつかる

 

Fセレナ「マリア姉さんにあんなことしたお仕置きです」

 

翼「うむ、マリアはピエロより私と一緒に歌う方が似合っている」

 

ミューチェ「やるわね二人とも。でもそこまでよ」

 

絶叫を聞きながらそう言った2人はミューチェの言葉の後に飛んで来たリングで拘束される。

 

抜け出そうとするが抜け出せない。

 

調「セレナ!翼さん!」

 

セレナ「ミューチェさん!一体何を…!」

 

ミューチェ「スゴイゾウ、やりなさい」

 

スゴイゾウ「スゴイゾウ!!」

 

宙づりにされる2人に調とセレナが叫ぶ中でミューチェはそう指示するとスゴイゾウが踏み潰そうと動き出す。

 

踏みつけを慌てて調とセレナは避ける。

 

バアル「くそ、あいつダメージを与えられないぞ」

 

オリオンホワイト「まだボスの状態になってないんだ。今は壊せない障害物みたいなものなんだよ」

 

リェレン「つまりこの場は…」

 

奏「逃げるしかないって事か!」

 

オリオンホワイトの言葉に奏はめんどくせえなとぼやく。

 

ソルジャー「あっちに外に出るだろう入口があるのだ!」

 

その言葉と共に全員が外へと走る。

 

バイキンバグスター「くそ…待つのだ!行くぞスゴイゾウ!」

 

スゴイゾウ「スゴイゾウ!!」

 

それに天井から偶然だだんだんのコックピットに落ちたバイキンバグスターはそのままだだんだんに乗って、スゴイゾウと共に追いかける。

 

ミューチェ「いってらっしゃーい」

 

翼「くっ、ミューチェ!一体どういうつもりだ!」

 

拘束されながら翼はミューチェへと問う。

 

ミューチェ「フフフ、貴女達二人にもこのゲームを永遠にするための敵キャラになってもらうわ」

 

Fセレナ「このゲームを永遠にする…!?」

 

翼「(様子がおかしい…まさか何かされたのか?)」

 

告げられた言葉にFセレナは驚き、翼は思ってる間にミューチェは移動を開始する。

 

ミューチェ「さあ私達は先に最終ステージに行きましょう」

 

くすくす笑いながらミューチェはUFOを操作する。

 

翼「(くっ、すまない皆…)」

 

Fセレナ「(姉さんをお願いします…!)」

 

歯がゆい思いで2人は連れて行かれてしまう。

 

 

 

 

一方でシシレッド達は必死に避けていた。

 

シシレッド「あぶなっ!」

 

切歌「デェス!?」

 

ファナ「あわわわわ!?」

 

飛んで来るのを必死に避けていた。

 

バイキンバグスター『どうしたどうした!逃げてばかりでクリアできないぞ~』

 

ウェーブ「うへぇ、ダメージを与えられないからって調子に乗ってるな」

 

ニケ「け、けど…実際問題、与えられてませんし~」

 

オリオンホワイト「えっと、この状況があれので…」

 

奏「なあ!この後のどうなるんだ!?」

 

走りながらぶつぶつ言ってるオリオンホワイトの隣で奏が聞く。

 

調「えっと確か崖に落ちる…」

 

ファナ「そうそう。確か崖に…ってあ」

 

同じ様に思い出して言う調のにファナも頷いてそう言ってて下を見る。

 

そこには足場が無く…

 

悪戯ほむら「ぎゃあぁぁぁぁぁぁ!?落ちる!!?」

 

ぴゅーーーーーーーーーーーー!!

 

悪戯ほむらの言葉を皮切りに落下する。

 

バイキンバグスター『おぉぉぉぉぉぉぉ!?』

 

気づいたバイキンバグスターも慌てて、急ブレーキをかけて止まる。

 

バイキンバグスター『はぁ~危なかった…』

 

スゴイゾウ「スゴイゾウ~~~~!」

 

安堵するがスゴイゾウがぶつかって…同じ様に落下する。

 

バイキンバグスター『あらぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?』

 

パラドクス「ちい!ボイジャーを呼べ!」

 

オオカミブルー「ウォウ!」

 

キュウボイジャー!!

 

落ちていた面々はパラドクスの言葉と同時にボイジャーを呼び出して乗り込み、飛べる面々はそれぞれ近くいた者を抱きかかてその場を離れる。

 

ドシーーーーン!!!

 

グレ響「危なかった…」

 

ファナ「ぎ、ギリギリセーフっす…」

 

バイキンバグスター「はひ~」

 

オリオンホワイト「(ん、あれは…!?)」

 

誰もが安堵の息を吐く中でオリオンホワイトは一瞬だが壊れただだんだんから放り投げられたバイキンバグスターの羽の付け根を見て驚き、確認する為に見ようとするがそれより前にバイキンバグスターは消えてしまう。

 

オリオンホワイト「(消えた…けど、さっき見えたのは…)」

 

ほむ妹「皆、ここからが本番だよ」

 

考え込むオリオンホワイトの隣でほむ妹がメンバーへと言うと…

 

スゴイゾウ「ぞーーーーーーーー」

 

スゴイゾウが目を赤く光らせた後に起き上がるとその体が大きくなり、色も変わって行く。

 

セレナ「どんどん大きくなっていく…!?」

 

調「あれがこのステージのボス…ヨゴスゾウ!」

 

スゴイゾウ→ヨゴスゾウ「ヨゴスゾー!」

 

咆哮するヨゴスゾウは飛んでる面々へと向けて鼻から色が混ざった玉を放出する。

 

風魔「あぶなっ!?」

 

切歌「デェス!?」

 

バシャン!

 

カチ―ン

 

慌てて避けた後に玉が当たった場所が汚れて固まってしまう。

 

風魔「固まった!?」

 

たむら「当たったらやばいわね…息できるか的な意味でも」

 

ファナ「それ命に関わることっすね;」

 

調「絶対に当たらないようにしないと…」

 

ヨゴスゾウ「ヨゴヨゴヨゴッ!」

 

たむらの言葉にファナと調はゾッとしてる間もヨゴスゾウは攻撃を仕掛ける。

 

トゥルーブレイブ「プリンス、マスク、アロハ…合体するぞ」

 

リェレン「分かった!」

 

ブロウ「デュフ、ケルベリオスだな」

 

ウェーブ「んじゃあやりますか!」

 

セイザドッキング!

 

攻撃を避けながらのトゥルーブレイブの言葉に言われた3人が頷いた後にケルベロスボイジャーを中心に合体体制を取る。

 

リェレンが乗るオルトロスボイジャーは体中央で盾に分離し、リェレンが乗ってるコックピットが中央にある右側が右腕、もう片方は左腕となってケルベロスボイジャーに合体、足にテンビンボイジャーとヘビツカイボイジャーが合体する。

 

ケルベリオス!!

 

ファナ「合体したっす!」

 

切歌「これなら勝てるデス!」

 

ヨゴスゾウ「ヨゴスゾー!」

 

バシュバシュバシュ!

 

ベチャベチャベチャ

 

それに対してヨゴスゾウはケルベリオスに向けてペンキ玉を発射し、それらが両足に当たる。

 

トゥルーブレイブ『む?足が…』

 

それにより固まったペンキで足が固定されて動けなくなる。

 

ブロウ『おいおい、これじゃあ動けねえぞ』

 

ウェーブ『と言うか半分下ペンキまみれでみえづれぇ…』

 

ヨゴスゾウ「ヨゴスゾー!」

 

バシュバシュバシュ!

 

続けざまにペンキまみれにしようとペンキ玉を放つ。

 

リェレン『これ以上は!』

 

それに対してリェレンは操作するとケルベロスボイジャーの両肩とオルトロスボイジャーの2首の口からビームを放ってペンキを打ち破って行く。

 

シシレッド「俺達も行こう!」

 

ポッピー「オッキュー♪」

 

グレ響「そうだね」

 

調「行こう…!」

 

~♪

 

それにメンバーも援護しようと動こうとした時、突然歌がヨゴスゾウから流れ出す。

 

グレ響「何?この歌は…」

 

いきなり流れ出した歌に誰もが戸惑う中、突然シシボイジャー以外のボイジャーの動きや飛んでいたグレ響やキャロルの動きが鈍りだす。

 

シシレッド「どうしたの皆!」

 

パラドクス『なんだ…急に眠気が…』

 

切歌『凄く…眠いデス…』

 

ソロモン「いけない!」

 

それにセレナと一緒にシシボイジャーに乗っていたソロモンはシシボイジャーを包む様に何かを張る。

 

シシレッド「あ、歌が聞こえなくなった!」

 

ソロモン「歌だけを防音したよ…きっとミューチェさんの仕業だね」

 

セレナ「そっか。音楽の始祖の力で眠りを誘う歌を歌ってそれで皆さんを眠らそうとしているんですね」

 

そう言うソロモンのにセレナが納得してる間、ヨゴスゾウが動きが鈍くなったボイジャーなどを狙い打ってペンキまみれにして動けなくする。

 

シシレッド「皆!」

 

ソロモン「こりゃあ…キャラクターメダルを見つけるのもそうだし、音を出してる所を破壊しないといけないね」

 

セレナ「音を出している場所はおそらくヨゴスゾウの何処かだと思いますけど問題はキャラクターメダルの方ですよね…」

 

必死に避けているグレ響やキャロルを見ながらソロモンはそう言い、セレナも困った感じに言う。

 

シシレッド「………………!そうだ!ソロモン、2人にも同じ防音の魔法をかけてあげて!」

 

ソロモン「え、あ、分かった」

 

グレ響とキャロルを指さしていきなり言われた事にソロモンは戸惑いながら頷いた後に避けてる2人をシシボイジャーの右側に掴まらせる形で助けた所でソロモンが魔法をかける。

 

グレ響「…!眠気が消えた」

 

シシレッド「2人とも!俺達が最初に出たあの広場に向かってくれない?」

 

キャロル「最初と言うとあの洞窟の中か?」

 

セレナ「でもどうしてあの広場に?」

 

お願いするシシレッドのお願いにキャロルとセレナは首を傾げる。

 

シシレッド「もしかしたらあそこにキャラクターメダルがあるかもしれないから」

 

ソロモン「そっか!あのステージが映画重要キャラが行った場所でもあるなら可能性はありえる!」

 

グレ響「成程ね」

 

キャロル「それじゃあ俺達は戻る。その間、そっちは任せたぞ」

 

セレナ「あ、待ってください!私もいきます!」

 

理由を言うシシレッドにソロモンもハッとなり、2人も納得して向かおうとしてセレナがそう言う。

 

シシレッド「だったらハーニア!」

 

ハーニア『了解よ~プラストオン』

 

その言葉と共にハーニアがセレナと合体する。

 

ハーニア『これであなた自身で飛べるわよ~』

 

セレナ「あ、ありがとうございます」

 

そう言うハーニアにセレナはお礼を述べるが一応指輪を外せば飛べるが話してなかったのと戦う力がないからこれはこれでありがたいかなと思いながらキャロルとグレ響と共に飛ぶ。

 

それを見届けてからシシボイジャーはヨゴスゾウの周囲を飛び回る。

 

 

暫くしてステージに戻った3人は辺りを見渡す。

 

グレ響「さて、どこにあるか…の前にあの面々の相手か…」

 

そう呟いてグレ響はマリア達を見る。

 

キャロル「此所でピエロにされると厄介だ。手早く片付けるぞ!」

 

セレナ「あの、ちょっとハーニアさん…で良いですよね?少し話が…」

 

ハーニア『んーなーに?』

 

そう言ったセレナは他の2人も呼んでごにょごにょと話す。

 

ハーニア『OK~良いわよ~』

 

グレ響「こっちも了解」

 

キャロル「では任せたぞセレナ」

 

セレナ「は、はい!」

 

それに同意した後に向かおうとし…

 

ドバーン!

 

バイキンバグスター『おおっと!探させる事はさせないのだ!』

 

床からもぐりんが出現するとバイキンバグスターの声が響き渡る。

 

グレ響「………バカだね。現れたって事はここにキャラクターメダルがあるって言うのを裏付ける証拠になるのに」

 

バイキンバグスター『あ……しまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?』

 

ハーニア『バカなの~』

 

キャロル「バカだな」

 

セレナ「それじゃあやっぱり此処の何処かにメダルが…!」

 

呆れた感じで指摘するグレ響にバイキンバグスターは絶叫し、ハーニアとキャロルがそう言う中でセレナが辺りを見渡す。

 

バイキンバグスター「ええい!お前等もピエロにしてやるのだ!!』

 

その言葉と共にもぐりんの口からレーザーが飛び、クリス達も攻撃を始める。

 

グレ響「それじゃあセレナの手筈通りに…」

 

キャロル「やるとするか!」

 

その言葉と共に2人は同時に竜巻をぶつけ合わせて土煙を起こす。

 

バイキンバグスター『むむ、目くらましのつもりか!』

 

グレ響「はあ!」

 

それにバイキンバグスターは索敵しようとしたがその前にグレ響が切りかかってもぐりんのドリルを半分に切る。

 

バイキンバグスター『ああ!いきなりとは!』

 

キャロル「悪いがこっちは時間がないのでな!とっとと片付けさせて貰うぞ」

 

バイキンバグスター『ぐぬぬぬ!ならこれならどうだ!』

 

そう言うともぐりんの口からバイキンマークが付いたヘッドホンを発射し、二人の耳に装着させる。

 

グレ響「何これ」

 

キャロル「ヘッドホンか?」

 

バイキンバグスター『ミュージック、スタート!』

 

その言葉と共に音楽が流れだす。

 

戸惑っていると体が動き出す。

 

グレ響「何…これ…!?」

 

キャロル「か、身体が勝手に…!?」

 

バイキンバグスター『どうだ!踊りたくなる音楽なのだ!眠りのを守れるだろうが流石にそれは防げまい!』

 

得意げに言うバイキンバグスターのにグレ響はなら…と呟いた後に…攻撃を仕掛ける。

 

バイキンバグスター『ちょちょちょ!?なんで攻撃できるのだ!?』

 

グレ響「踊りながら攻撃してるだけだよ」

 

キャロル「いつも歌いながら戦っているからな装者は」

 

思わず驚くバイキンバグスターに体を動かしながらグレ響はそう返し、キャロルはそりゃあ出来るなと納得する。

 

バイキンバグスター『ぐぬぬぬ、ならお前達も踊るのを手伝ってやれ!』

 

グレ響「ちょっ、うわっ!?」

 

それにバイキンバグスターはクリス達をけしかける。

 

慌ててグレ響は踊りを維持しつつ避けて行く。

 

その途中で…沢山の短剣がクリス達の行く手を阻む。

 

バイキンバグスター『何!?』

 

グレ響「あ、出来たんだ」

 

キャロル「その様だな。やれやれ、幽霊とは恐ろしいものだな」

 

驚くバイキンバグスターの後に2人はそう呟いた後にシンフォギアを纏ったマリアが立つ。

 

ただ、その瞳はセレナのと同じであった。

 

バイキンバグスター『何!?どういう事なのだ!?』

 

Sマリア「姉さんは返してもらいました!」

 

驚くバイキンバグスターは煙に隠れていた影を見る。

 

ハーニア「セレナちゃんかと思った?残念、ハーニアちゃんでした~♪」

 

バイキンバグスター『囮だったのか…だが、キャラクターメダルを見つけてない状況に変わりないのだ!』

 

笑顔で煙から姿を出すプラストオン状態のハーニアにバイキンバグスターは歯ぎしりした後にそう言う。

 

グレ響「残念だけど、あると思う所は予想してるよ」

 

バイキンバグスター『何!?』

 

キャロル「ああ、あれか。このステージに最初からあった」

 

Sマリア「最初からあったってもしかして…」

 

その言葉にSマリアはある物を見る。

 

それは…最初にシシレッドが乗っていた大玉であった。

 

すぐさまSマリアはそれに向けて短剣発射し、邪魔しようとしたバイキンバグスターはハーニアの放った電撃で動きを止められる。

 

パァァァン!

 

剣が刺さる事で大玉が割れると…中から輝くキャラクターメダルが飛び出し、Sマリアはすぐさまそれを手に取る。

 

パオ!

 

音声が鳴り響いた後、Sマリアは左手のガントレットから剣を出す要領でやると…

 

パパパパパパパパパパパパパパパ!!!

 

剣ではなくハンカチが飛び出し、それはミセスSやクリス達の顔のペイントをぬぐい取って行く。

 

ミセスS「こ、此処は…」

 

クリス「私達は一体何を…ってなんじゃこりゃあ!?」

 

正気に戻ったクリス達にやばっ…とバイキンバグスターは逃げようともぐりんを動かそうとし…ハーニアによりヘッドホンを取って貰ったグレ響とキャロルが前に立つ。

 

グレ響「と言う訳で…1発吹き飛んでみようか」

 

キャロル「空の彼方までな」

 

バイキンバグスター『oh…』

 

自分のこの先の展開を察したバイキンバグスターはス…と手を合わせ…

 

プラズマサイクロン!

 

ドラゴンタイフーン!

 

ドカーン!

 

バイキンバグスター『ばいばいきーーーーん!!』

 

同時に放たれた雷と水の竜巻でもぐりんごと吹き飛ばされた後に天井をぶち抜いてから爆発して空の彼方へと吹っ飛んで行く。

 

マリア「(セレナ、ごめんなさい。私達まんまと操られていたのね…)」

 

Sマリア「良いんですよマリア姉さん。私はマリア姉さんが無事なら平気ですし」

 

同じ様にペイントを拭って貰ったので正気に戻ったマリアの謝罪にSマリアはそう返す。

 

 

 

 

外では必死に避けながらシシレッドはヨゴスゾウの音を発生させる場所を探していた。

 

ソロモン「!ゴーグル!鼻だ!鼻の付け根に付けられてる!」

 

シシレッド「分かった!」

 

探っていたソロモンの指示にシシレッドはペンキ玉を避けて言われた場所をレーザーで攻撃する。

 

ドゴーン!

 

ヨゴスゾウ「ヨゴスゾウ!?」

 

それにより歌が止まり、眠りかけていた面々の意識が戻る。

 

トゥルーブレイブ『~~歌が止まったか…』

 

切歌「zzzz」

 

調「切ちゃん、起きて」

 

頭を振るトゥルーブレイブの後にケルベリオスの後ろで隠れていた調は同じ様に隠れていたが寝ちゃった切歌を起こす。

 

切歌「う?もう朝デス…デェス!?」

 

ねぼけていたが目の前のペンキの山に驚いてハッキリと目覚める。

 

風魔『止まったのは良いけど、これはどうすれば良いんだ!』

 

アモン『確かに動けませんね』

 

ヨゴスゾウ「ヨゴスゾウ!」

 

シシボイジャー以外ペンキで動けない状況の中でヨゴスゾウは攻撃開始しようとし…後ろから来た竜巻に浮き上がる。

 

ヨゴスゾウ「ゾォォォォォォォ!?」

 

ドシーン!!

 

そのまま地面に叩きつけられる。

 

グレ響「お待たせ」

 

Sマリア「キャラクターメダル取ってきました!」

 

キャロル「にしても随分酷いなこれは…。ケルベリオスなんかもう原形留めてないペンキの山になってるじゃないか」

 

倒れてる間にグレ響達が来て、今の現状にキャロルはそう呟く。

 

ウェーブ『ならこのペンキをなんとかしてくれると嬉しいんだけどさ』

 

Sマリア「わ、分かりました!すぐにハンカチで綺麗にします!」

 

その言葉と共にハンカチが飛んで行き、ケルベリオスやボイジャー達に張り付いたペンキをぬぐい取って行く。

 

エルフナイン「ペンキがどんどん落ちていく…!」

 

切歌「もうすぐ出られそうデス!」

 

ヨゴスゾウ「ヨゴスゾー」

 

バチバチバチッ!

 

Sマリア「きゃっ!?」

 

するとヨゴスゾウが両手両足を分離させ、翼を展開して飛行形態になり、Sマリアへと向けて電撃を飛ばす。

 

シシレッド「させないよ!」

 

それにシシレッドがシシボイジャーで攻撃し、ヨゴスゾウとドッグファイトを開始する。

 

パラドクス『今だ!ケルベリオスのペンキを早くぬぐい取れ!』

 

Sマリア「は、はい!」

 

その言葉にSマリアはハンカチを射出し、ケルベリオスのペンキを完全にぬぐい取る。

 

リェレン『良し、動けるよ兄さん!』

 

トゥルーブレイブ『うむ、感謝するぞ』

 

Sマリア「い、いえ…」

 

切歌「あ、ヨゴスゾウが来たデス!」

 

ヨゴスゾウ「ヨゴスゾー!!」

 

軽く動くケルベリオスに気づいたヨゴスゾウが突撃して来る。

 

パラドクス『おらぁ!!』

 

オオカミブルー『ウォウ!』

 

それに対してオウシボウジャーとオオカミボイジャーがヨゴスゾウの翼に回転させる様に体当たりをし、ヨゴスゾウは回転させられる。

 

ヨゴスゾウ「ヨゴォォォォォォォ!?」

 

パラドクス『決めろ!』

 

それにより目を回すヨゴスゾウからケルベリオスへと叫ぶ。

 

トゥルーブレイブ『ああ、行くぞ』

 

リェレン『うん!』

 

ウェーブ『よっしゃ!』

 

ブロウ『デュフ、やってやりますか』

 

スーパーギャラクシー!

 

音声が鳴り響いた後に四肢が付いたままケルベロスボイジャーへ戻って全身をキューエナジーで覆い突貫する

 

ヨゴスゾウ「ヨ、ヨゴ!!」

 

目を回したまま電撃を発するがケルベリオスは弾いて行き…

 

トゥルーブレイブ&リェレン&ウェーブ&ブロウ『ケルベリオス!ファイナルブレイク!!』

 

そのままヨゴスゾウを貫く。

 

ヨゴスゾウ「よ、ヨゴスゾォォォォォォォォ!?」

 

ドカーーーーン!!!

 

断末魔をあげてヨゴスゾウは爆発四散し、それを背にケルベリオスは着地する。

 

Sマリア「やった…!」

 

切歌「やったデェス!!」

 

ステージクリア!!

 

誰もが喜ぶがすぐさま気づく。

 

弓美「あ、そう言えば翼さんともう1人のセレナちゃん!?」

 

Sマリア「アジトにはもう居ませんでした…」

 

マリア「(もう一人のセレナと翼がどうしたのよ!?)」

 

クリス「まさか先輩達、捕まったのか?!」

 

思い出して言う弓美のにSマリアが落ち込んだ顔で言うとマリアは驚き、クリスが詰め寄る。

 

オリオンホワイト「うん。それと…どうやら僕達の思ってる以上にバイキンバグスターに異変が起きてるみたいだ。本人も気づいてない様に…」

 

風魔「え?」

 

たむ妹「どうしてですか?」

 

エルフナイン「何か見たんですか?」

 

オリオンホワイトから出て来た言葉に誰もがオリオンホワイトを見る。

 

今いる全員を見渡し、オリオンホワイトは言う。

 

オリオンホワイト「一瞬、ほんの一瞬だけど見れたんだ。バイキンバグスターの羽の付け根部分に…」

 

 

 

 

一方、バイキンバグスターは正座して冷や汗を掻きまくっていた。

 

未来「え?失敗したの?グレた響のピエロ写真撮ってくるの?」

 

目の前でハイライトのない目で自分を見てシンフォギアを纏った未来がアームドギアをトントンしていた。

 

バイキンバグスター「いや、あの、そう言いますがね。そっちの響さんにキリっとして貰ってピエロ福を着て貰えれば良いのではないでしょうかね…」

 

殺気にオドオドと弁解するバイキンバグスターに未来はフーと息を吐く。

 

未来「あのね、響とグレた響は全然違うの!響がそれしたら確かに良いけどグレた響がするのとは全く違うの!」

 

響「み、未来ぅ~」

 

バイキンバグスター「…未来さん、自分の響が拗ねまっせ―」

 

断言した未来のに響を見ながらバイキンバグスターはツッコミを入れる。

 

ミューチェ「まあまあ落ち着きなさい未来」

 

未来「ミューチェさん、でも…」

 

それに対して見てたミューチェが宥め、未来はまだ不満げだが…

 

ミューチェ「それなら私達の方のグレた響にピエロ服着させればいいじゃないの」

 

未来「!?」

 

その言葉に未来は衝撃が迸った様にその手があったかー!な顔をする。

 

未来「これが終わったら早速着せてみせます!」

 

ミューチェ「え、ええそうね。あ、ところで二人ほどこっちに着いたから紹介するわ」

 

目を輝かせながら言った未来にたじろきながらミューチェはそう言って横にずれる。

 

翼「来たぞ立花、小日向」

 

Fセレナ「私達も加わります」

 

未来「翼さん!セレナちゃん!」

 

響「(あれ?なんだか…)」

 

現れた2人に驚く未来の隣に来た響は2人を見て違和感を持つ。

 

ミューチェ「そろそろ皆がこのステージに来るから皆準備しましょ」

 

翼「うむ、そうだな。では二人ともまた後で」

 

未来「え、あはい」

 

そう言って向かう3人に響は不安を感じずにはいられなかった。

 

響「(なんだろう…なんだか物凄く嫌な予感がする…)」

 

ーもうすぐ…もうすぐで……ー




NEXTステージ

ファイナルステージ


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ファイナルステージ~前編~

最終ステージに飛び込んだ一同、そこで待ち受けているバイキンバグスターには…


第6ステージをクリアしたゴーグル達。

 

メンバーの前にケルベリオスも通れる大きさのゲートが現れる。

 

オリオンホワイト「最終ステージへのゲートだね」

 

ミセスS「ようやく最終ステージか。短いようで長かったのう」

 

呟くオリオンホワイトの隣でミセスSは感慨深く言う。

 

グレ響「この先にいるんだね」

 

風魔『良し、皆、気を引き締めて行こう』

 

シシレッド&ポッピー「お~!」

 

切歌「はいデス!」

 

Sマリア「が、頑張ります!」

 

マリア「(えっとセレナ?そろそろ身体を返してくれると嬉しいんだけど…)」

 

気合を入れる面々の中でそう言うマリアにあ、ごめんマリア姉さんと謝ってからセレナは憑依を解除して指輪を嵌める。

 

その後に最終ステージへと飛び込んだ。

 

最終ステージは広大な遺跡をサークルにした様な場所で面々は端っこ部分の地面へとボイジャーを着地させて足を付ける。

 

シシレッド「広いな此処」

 

奏「遺跡のような場所だな」

 

クリス「此処が最終ステージなのか…」

 

誰もが周りを見て警戒する中で中央に足を勧めると…

 

バイキンバグスター「はっひふへほー!」

 

その声と共にバイキンバグスターが現れる

 

バイキンバグスター「とうとうこの最終ステージに来たのは褒めてやるのだ!だが!このステージでお前らを倒して全員スタートからやり直しさせてやる!」

 

シシレッド「へへっ悪いけどそうはならずにクリアさせて貰うよ!」

 

切歌「その通りデス!お前なんてすぐに倒してやるデス!」

 

そう言ったバイキンバグスターは切歌の言葉にくくくと笑う。

 

バイキンバグスター「俺様をすぐに倒すだと?それは俺様の真の姿を見てから言うのだな!」

 

パラドクス「真の姿…だと?」

 

ほむ妹「え、そんなのは入れた覚えは…」

 

出て来た言葉にほむ妹が言う前にバイキンバグスターは顔の前で腕を交差させ…

 

バイキンバグスター「変っ身!」

 

振り下ろすと体が黒い光に包まれ、光は大きくなっていき、巨大な姿がうっすらと見え出す。

 

そして光から現れたのにパラドクス達は驚く。

 

パラドクス「なん…だと…!?」

 

クロノス「おいおい…これはまた…」

 

ミセスS「なるほど、確かにラスボスに相応しい姿じゃのう」

 

シシレッド「ゲムデウスになった!」

 

代表でシシレッドが言った通り、それはかつて対峙したゲムデウスマキナであった。

 

ただ、目の前にいるゲムデウスマキナは頭にばいきんまんの二本の角が生えていて、カラーリングがばいきんまんカラーであった。

 

バイキンバグスター→バイキンゲムデウス「これぞ俺様の真の姿、バイキンゲムデウスなのだー!」

 

風魔「バイキンゲムデウス!?」

 

切歌「あのゲムデウスってなんなんデスか!?」

 

調「ゴーグルさんたち知ってるの?」

 

驚くパラドクス達へと切歌と調は聞く。

 

アリサ「バグスターのラスボスとも言える存在よ。強敵で皆が力を合わせる事でなんとか倒せたんだけど…」

 

ミセスS「そのゲムデウスにまさかバイキンバグスターがなるとはのう」

 

奏「こいつは…強敵なのがビリビリと伝わって来るぜ」

 

答えたアリサのにミセスSも驚きを隠せずに言い、奏も身構える。

 

クリス「だが数はまだこっちの方が有利だぜ」

 

切歌「そうデス!皆さんで協力すれば倒せるデス!」

 

その言葉にバイキンゲムデウスはほう…と声を漏らし…

 

バイキンゲムデウス「これでそう言えるかなのだ!!」

 

その言葉と共に伸びた両腕が振るわれ、その衝撃がメンバーへと襲い掛かる。

 

「「「「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」」」」」

 

誰もが吹き飛ぶ中ですぐさま体勢を立て直した切歌と調が攻撃を仕掛けようと飛び出すがバイキンゲムデウスの両腕に捕まる。

 

切歌「は、離すデス!」

 

調「このっ!」

 

丸鋸で斬ろうとする調だが火花を散らすだけで全然斬れない。

 

バイキンゲムデウス「はっはっはっ!全然痛くないのだ!よくも第一と第二ステージではやってくれたな?仕返しにお前らで実験してやるのだ!」

 

パラドクス「実験だと…?」

 

出て来た言葉にパラドクスは仮面の中で眉を顰める。

 

たむら「そう言えば、響達はどこにいるのかしら?」

 

ファナ「そうっす!響さんたちは何処っすか!」

 

バイキンゲムデウス「ん?響たちならあそこなのだ!」

 

たむらとファナの問いにバイキンゲムデウスの言葉の後に後ろにあるメカが現れる。

 

それはバイキン城をスーパーモグリンより一回り大きいサイズに変えた感じで左側にドリル、右側が丸ハンドで顔の下真ん中にEと書かれた棺桶が付いている。

 

響『やっほー!皆!』

 

未来『なんかすごい事に…』

 

風魔&サイクル「凄くまったりしてらっしゃる!!?」

 

目の部分が光るとまったりしてる響と未来が映って風魔とサイクルはツッコミを入れる。

 

グレ響「ホント…のんびりしすぎ…」

 

オリオンホワイト「それよりもあれはいったい…」

 

バイキンゲムデウス「あれこそ俺様のメカをサポートするマシン、バイキンサポートマシンなのだー!」

 

シシレッド「バイキンサポートマシン!!」

 

威張って言ったバイキンゲムデウスのにシシレッドは起き上がりながら言った中でパラドクスはん?と少し違和感を持つ中で…

 

シシレッド「カッコイイね~」

 

リェレン「いや、今言ってる場合じゃ…」

 

バイキンゲムデウス「ふ、ふん。褒められても嬉しくないやい!」

 

パラドクス「嬉しそうだぞ」

 

出て来たのにリェレンがツッコミを入れてるがバイキンゲムデウスは顔を背けるがどことなく嬉しそうなのにパラドクスが指摘する。

 

バイキンゲムデウス「うるさいうるさいうるさーい!とにかくこのサポートマシンの力を見よ!」

 

切歌「デス!?」

 

調「きゃっ!?」

 

そう言って掴んでいた2人をバイキンサポートマシンへと投げ込み、投げ込まれた2人はEと書かれた棺桶が開いてから閉じ込められる。

 

切歌「な、なんデスかこれ!?」

 

調「出して!」

 

マリア「調、切歌!」

 

慌てて出ようとドンドンする2人だが棺桶は頑丈なのか開かずに紫色に光り…

 

切歌「デェェェェェェス!!?」

 

調「きゃあぁぁぁぁぁぁ!!?」

 

セレナ「切歌さん!調さん!」

 

バイキンゲムデウス「おー、どうだどうだ?」

 

悲鳴にセレナが叫んだ後、光が収まってから棺桶が開き…

 

切歌「デェェェス…」

 

調「……」

 

出て来た2人は額に紫色のバイキンマークが付き、目が赤色になっていた。

 

アリサ「な、何をしたのあんた!?」

 

バイキンゲムデウス「そいつらはバイキンウイルスでバイキンエネミーになって貰ったのだ!」

 

マリア「バイキンエネミーですって?!」

 

問うアリサに答えたバイキンゲムデウスの言葉にマリアは驚く。

 

バイキンゲムデウス「そう!俺様の部下としてお前達の敵になったのだ!」

 

セイ「なんて厄介な!」

 

キャロル「面倒なシステムだな!」

 

めんどくさそうに呟いた後に今度は俺がとキャロルが飛び出し、それにバイキンゲムデウスは小さくなって人型となった後に放たれたのを受け止める。

 

ゴンゴラゴン「(ぬう!ギンギラギンの様に、いやそれ以上に厄介な!)」

 

バイキンゲムデウス「だがまだこれだけじゃ終わらないのだ」

 

キャロル「まだあるのか!?」

 

出て来た言葉にキャロルは驚愕してる間にバイキンゲムデウスは叫ぶ。

 

バイキンゲムデウス「さらに!俺様の最強メカ達も相手なのだ!」

 

ドシーーーーン!!!

 

その言葉と共にバイキンサポートマシンの前に複数のロボットが出現する。

 

ほむ妹「あれは…ズダダンダン、バイキングコング、ジャイアントベアリングロボ、スーパーバイキンぜんまいロボ、バクバクロボ、だだんだん集音器型!?」

 

弓美「ズダダンダンを除いてどれもロボも変身させる奴だ!!?あ、けどバクバクロボと集音器型は普通か」

 

グレ響「それはまた…」

 

奏「厄介なのを出してきたな…!」

 

バイキンゲムデウス「さあやるのだお前達!」

 

ズダダンダン「ズダダンダーン!」

 

その言葉と共にズダダンダンは頭のを光らせた後に光線を発射する。

 

誰もが避けるがアリサだけ反応が遅れてしまい命中し…花になる。

 

セイ「アリサぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

ニケ「あ、アリサさんが花になっちゃいました…」

 

ディアボロス「ぶふw」

 

アリサ「ちょっとディアボロス!!」

 

グレ響「花もあるの…」

 

バイキンゲムデウス「まだまだあるのだ!バクバクロボ!今回だけのあれよろしくなのだ!」

 

バクバクロボ「バクバク~!」

 

思わず呆れるグレ響にバクバクロボは鼻の先端を向けて…ビームを吐き出した。

 

グレ響「なっ!?」

 

突然だったのでグレ響は避けられず…命中して猫になってしまった。

 

次の瞬間…

 

クリス&キャロル&未来「『ぶふぅぅぅぅぅ!!』」

 

風魔&サイクル&バイキンゲムデウス「鼻血を物凄い勢いで噴いたぁぁぁぁぁぁあぁ!?」

 

響『未来ぅぅぅぅぅぅぅ!?』

 

クリスとキャロル、未来が鼻血を噴出させて悶絶した。

 

これには思わず敵味方問わず絶叫した。

 

クリス「か、可愛すぎる…!」

 

キャロル「なんだこの破壊力は…恐ろしすぎる!」

 

未来『猫!猫グレた響!猫耳グレた響も良いけど猫のグレた響も最高の良い!』

 

猫グレ響「待って!?今猫耳の私って言った!?居るのそんな私?!」

 

猫となったグレ響に思わずブルブル震えるクリスとキャロルと未来でしかも未来の言った事にグレ響は驚く。

 

バイキンゲムデウス「と言うか鼻血を噴き掛けるな!!」

 

そキャロルの目前にいたので鼻血をかぶったバイキンゲムデウスはキャロルをバイキンサポートマシンの棺桶の方に放り投げ、そのまま棺桶の中に入ってしまう。

 

ゴンゴラゴン『ぬぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』

 

ビートマ『ご、ゴンゴラゴン…;』

 

ワイバースト『なんと言うか…ホントにドンマイと言いたくなるな;』

 

ザガリアン『まさか別のダメージを受けてるうちにだもんな;』

 

弓美&創世&詩織「知り合いがホントすいません!!;」

 

奏「ホントわりぃ…」

 

ミセスS「あはははは;」

 

その光景に同じプラスターの面々は同情し、弓美達と奏は心の底から謝罪し、ミセスSは空笑いを出すしなかった。

 

バイキンゲムデウス「あーもうなんかカオスになったから奴らを踏みつぶすのだズダダンダン!」

 

ズダダンダン「ズダダンダーン!」

 

それにバイキンゲムデウスは命令し、ズダダンダンは咆哮して迫ろうとする。

 

その前にケルベリオスが対峙する。

 

トゥルーブレイブ「貴様の相手は俺達だ』

 

風魔「皆!ボイジャーに乗って合体して迎え撃つんだ!」

 

サイクル「うん!」

 

ポッピー「お~」

 

バイキンゲムデウス「おおっと!だだんだん集音器型!」

 

ボイジャーに向かおうとするメンバーを見てバイキンゲムデウスはそういうとだだんだん集音器型はメガホンからビームを放ち、それがワシボイジャーに当たる。

 

それによりワシボイジャーが鳥になる。

 

サイクル「ワシボイジャーが!?」

 

バイキンゲムデウス「今回出れなかったボスたちから変身させる技を借りたのだ!」

 

弓美「そんなのあり!?」

 

補足するバイキンゲムデウスのに弓美は驚きの声をあげる。

 

クロノス「ヘッドホンちゃん!ホウオウボイジャーに乗るんだ!」

 

シシレッド「あ、ハチ君。シシボイジャーを宜しく!」

 

オリオンホワイト「分かった。オリオンバトラーは自力で動けるしね」

 

驚くサイクルにクロノスがそう言い、続けてシシレッドがそう言ってオリオンホワイトはシシボイジャーに乗る。

 

セイザ・ドッキング!

 

カモン・ザ・ドッキング!

 

ウェイクアップ!オリオン!

 

その後にボイジャーがそれぞれ合体する。

 

スーパーキュウレンオー!

 

リュウテイオー!

 

ギガントホウオー!

 

オリオンバトラー!

 

並び立った5機と構えるシシレッド達にバイキンゲムデウスはふんとなる。

 

バイキンゲムデウス「お前達のロボットなんてけちょんけちょんにしてやるのだ!行け!」

 

その言葉と共にロボたちは動き出し、Sキュウレンオー達も迎え撃つ。

 

パラドクス「おい博士さんよ。相手が相手だ。リプログラミングはともかく、ムテキゲーマーじゃないときついから変身させるぞ」

 

ミセスS「勿論OKじゃよ。あれは最終決戦に相応しい力じゃからのう」

 

シシレッド「ようし!」

 

マキシマムマイティX!

 

ハイパームテキ!

 

そう言うパラドクスにミセスSも頷いて返した後にシシレッドはゲーマドライバーを装着してセットする。

 

マキシマムガシャット!ガッチャ―ン!レベルマーックス!

 

シシレッド「ハイパー大変身!」

 

ドッキーング!パッカーン! ムーテーキー!

 

輝け!流星の如く!黄金の最強ゲーマー!ハイパームテキエグゼイド!

 

ガシャコンキースラッシャー!

 

ムテキゲーマーに変身した後にガシャコンキースラッシャーを取り出し…

 

エグゼイド「セイさんパス!」

 

セイ「おお!?」

 

それをセイに投げ渡す。

 

エグゼイドMG「と言う訳で協力プレーで!」

 

クロノス「クールに…」

 

パラドクス「ぶっ飛ばして…」

 

エグゼイド&クロノス&パラドクス「クリアするぜ!」

 

その言葉と共にそれぞれ駆け出す。

 

バイキンゲムデウス「おっと!お前等の相手はこいつ等なのだ!」

 

その言葉と共にエグゼイドと向かおうとしていた奏達やクロノスとパラドクスを分断する様にミューチェ達が現れる。

 

ただ、その姿は変わっていた。

 

ミューチェはブラックロールパンナみたいな姿

 

Fセレナは黒いアラビアンギアで額に紅い宝石が付いた姿

 

翼はアンパンマンに出るこおりおにのようなギアを纏った姿

 

クリス「ミューチェ!?」

 

マリア「セレナ!?」

 

奏「翼!?」

 

現れた3人と切歌と調、エネミーとなったキャロルにやれやれ…とクロノスは肩を竦めながら武器を出す。

 

ガシャコンマニューバ!

 

クロノス「まずはこの子達の攻略だね」

 

パラドクス「みたいだな」

 

奏「すぐに元に戻してやるぜ翼!」

 

その言葉と共にぶつかり合う。

 

オリオンバトラー「オリオーン!!}

 

スーパーバイキンぜんまいロボとぶつかり合っていたオリオンバトラーは右腕のこん棒で殴り飛ばす。

 

それにスーパーバイキンぜんまいロボはビームをオリオンバトラーに炸裂させる。

 

ボン!

 

オリオンバトラー「お、おり…」

 

オリオンホワイト『オリオンバトラー!』

 

それによりオリオンバトラーはおもちゃになってしまう。

 

風魔『ハチくん!』

 

オリオンホワイト『うわっと!』

 

その後に風魔の声で慌ててバイキンベアリングロボの放った鉄球を避ける。

 

リュウテイオーもバクバクロボの光線を浴びない様に横から鼻を抑え、ギガントホウオーはバイキングコングの光線を避けながら剣を振るっていた。

 

ディアボロス「良し、わしらはあのサポートマシンを壊すぞ!」

 

バアル「確かにあれはあったら厄介だからね」

 

キュベレー「キュー!やってやるの!」

 

エルフナイン「ま、待ってください!サポートマシンだからって油断をしては…!」

 

それにディアボロスたちはバイキンサポートマシンを止めようと駆け出す。

 

アリサ「ちょ、あんた達!」

 

バイキンゲムデウス「ふ、バカな事を…」

 

ギュイイイイイン!

 

ズドン!

 

それにアリサが慌てて止めようとするが遅く、バイキンサポートマシンの左腕のドリルが勢いよく回ってエネルギーを纏った後に突き刺し、衝撃波が攻撃しようとしたディアボロスたちに炸裂する。

 

ニケ「あう!?」

 

アモン「ああ!?」

 

倒れた5人を右手からマジックハンドが伸びて捕獲する。

 

セイ「皆!?」

 

バイキンゲムデウス「そんなもん!改造でとっくに戦える様に改良してるのだ!」

 

弓美「うそーん!」

 

声をあげるセイにバイキンゲムデウスは戦いながらそう返す。

 

ミセスS「あー、そう言えば儂、洗脳されたときあれを改造したかも」

 

バイキンゲムゼウス「そのとーり!このバイキンサポートマシンをただのサポートマシンだと思ったら大間違いなのだ!」

 

パラドクス「たくっ!めんどくせえな!」

 

呻きながらパラドクスはガチャコンパラブレイガンを振るい、翼の刀剣とぶつけ合わせる。

 

翼「貴様の能力、封じさせてもらう」

 

瞬間氷結

 

その言葉と共に強烈な吹雪が放たれ、パラドクスは腕を交差させてから氷を吹き飛ばしてからエナジーアイテムを操作しようとし…操作できない事に気づく。

 

パラドクス「!ちぃ、さっきのはそういう意味か!」

 

翼「これで能力は封じた。次は貴様自身を凍らせてやろう」

 

そう言いながら切りかかる翼のにパラドクスは対抗する。

 

クロノス「おっと!」

 

こっちではクロノスがクリスと共にミューチェと対峙しており、彼女のリボンを避けていた。

 

ミューチェ「はあっ!」

 

クリス「食らうかよ!」

 

ズガガガガガッ!

 

リボンを避けた後にクリスはガトリングガンで攻撃するがリボンで防がれる。

 

その後にミューチェはリボンをクリスへと放つがクロノスが割り込んでリボンを受け止める。

 

ミューチェ「まずは貴方からよ」

 

クロノス「ぐっ!?これはさっきの眠りの……zzzzz」

 

ミューチェの言葉の後に音楽が直接頭に響、クロノスは頭に流れて来たのに思わず眠りそうになり…

 

ガン!ズバッ!

 

投げられたパラブレイガンがクロノスの頭にぶつかり、キューアックスがリボンを斬る。

 

パラドクス「礼はいらんぞ」

 

バキューン!

 

クロノス「貸し借りもなしだからね」

 

そう言ったパラドクスに攻撃しようした翼を牽制射撃で追い払いながらそう返しつつ巻き付いていたリボンを外してクロノスは頭を振りながらミューチェに攻撃を仕掛ける。

 

ガシャコンローラー!

 

その間にパラドクスはいつも使うダイナモローラーに似たガシャコンローラーを出して構える。

 

パラドクス「さて、パラブレイガンじゃ長さ的に不利だからこっちで行かせて貰うぜ」

 

翼「ふっ、何で来ようと私の剣で凍結させてやる!」

 

その言葉と共にぶつかり合う。

 

マリアはソロモンとティシュバと共に切歌や調、Fセレナと戦っていた。

 

セレナ「大丈夫ですかマリア姉さん!?」

 

マリア「大丈夫よ。まさかもう一人のセレナが魔法を使うなんてね」

 

Fセレナ「ふふ、私の魔法は最強なんですよ。だからこそまずは厄介なソロモンさん。貴女を封じさせてもらいます」

 

LAMP†GENIE

 

そう言って杖を翳すとランプが出現して口から光線が放たれる。

 

ソロモン「なっ!?」

 

それを受けたソロモンは吸い込まれて行き…

 

カポン

 

蓋を閉じてしまう。

 

セレナ「ソロモンさん!?」

 

Fセレナ「ふふっ、これで魔術王は私のもの。さあ出てきなさいソロモン」

 

そう言ってFセレナはランプの縁をごしごしと拭こうとし…

 

しゅばっ!!

 

持っていた筈のランプが消え、あれ?と思っていると…

 

ティシュバ「ほわ~~~~~~!!!!かわええ!!かわええですわ旦那様!!」

 

ソロモン「いやちょっとティシュバ!?」

 

何時の間にかティシュバがランプを持っててランプの精な感じになっているソロモンに抱き着いていた。

 

弓美「はや!?」

 

エルフナイン「今見えなかったですよ?!」

 

それに2人は驚く中で所で…とティシュバは振り向き…

 

ティシュバ「今…誰が誰の物とおっしゃりました小娘?」

 

ゾクッ…!

 

その言葉に向けられたFセレナもそうだが弓美達も体が震えた。

 

直後…

 

ドゴーン!

 

Fセレナの体は吹っ飛び、2度目の衝撃が走った後に何が…と思ったら兎の様な青い生物がパンチンググローブを嵌めてるのが見えた後…

 

ドゴーン!!

 

ハンマーパンチを叩き込まれて地面にぶつかった後になんとか見ると元気玉の様に玉を掲げた3体がいて…

 

ドドーン!

 

魔力弾がFセレナに降り注いだ。

 

創世「……こわっ!?」

 

マリア「セレナぁあああああああ!?」

 

セレナ「もう一人の私ぃぃぃぃいいいい!?」

 

その光景に創世は顔を真っ青にする中でマリアとセレナは慌ててFセレナの落ちた地点へと駆け寄る。

 

そこではきゅ~~~~と目を回すFセレナの姿があり、ティシュバは全身を俵になる様に包み込んで縛り上げ、さらに宝石の方も封印と書かれたのを張り付ける。

 

詩織「これはあれですね。ティシュバさんの前でソロモンさんを物扱いは言わない方が良いですね;」

 

ザガリアン『そうだな』

 

エルフナイン「そうですね!」

 

バイキンゲムデウス「ゲッ!?もう一人やられちゃったのだ!?」

 

エグゼイド「ティシュバすげぇ~!」

 

そう言う詩織に弓美達はうんうんと強く頷く中でバイキンゲムデウスは驚き、エグゼイドは感嘆する。

 

パラドクス「おらぁ!」

 

バキッ!

 

一方でパラドクスはガシャコンローラーで翼を吹っ飛ばしていた。

 

翼「くっ!」

 

パラドクス「行くぜ」

 

デュアルガシャット!

 

キメワザ!

 

みつえながらガシャットギアデュアルをノックアウトファイターの方に向けてからガシャコンローラーの中央部にあるキメワザスロットに差し込む。

 

ノックアウト!クリティカルスマッシュ!!

 

翼「むっ、来るか!ならばこちらも…!」

 

それを見て翼も刀に冷気を収束させ…

 

パラドクス「おらぁ!!」

 

ガシャコンローラーを強く叩きつけて灼熱のオーラが翼に迫る。

 

翼「はぁっ!」

 

凍結の一閃

 

同じ様に氷結のオーラを纏った斬撃を放ち、パラドクスのとぶつかり合う。

 

お互いに均等しあい…そんな翼の傍にミューチェが飛んで来る。

 

キメワザ!

 

クロノス「さあ、クールに決めるよ!」

 

驚いているとクロノスが狙いを定めていた。

 

ライダー!クリティカルショット!

 

スペースギャラクシー!クリティカルショット!!

 

翼「っ、まずい…!」

 

慌てて避けようとするが動けず、ミューチェがバリアを張る。

 

クロノス「はっ!」

 

銃撃は放たれ、2人へと向かう。

 

銃撃ばバリアとぶつかる直前で…ガシャコンキースラッシャー飛んで来てミューチェのバリアとぶつかり合い…壊れる。

 

何事と飛んで来た方を見るとセイとアリサに投げる体制を取った金髪の女性がいた。

 

後ろではエネミーとなったニケ達を他の女性達が応戦していた。

 

セイ「ナイスアーサー!!」

 

アリサ「やるじゃない!」

 

アーサー「ふっ、貴方の期待に答えただけよ」

 

くっ!とミューチェが顔を歪めてる間、銃撃が炸裂する。

 

会心の一発!!

 

音声が鳴り響き、爆風が収まった後には倒れた翼とミューチェの姿があった。

 

それに弓美達がやったー!と喜んだ直後、だだんだん集音器型が襲い掛かろうとしていた。

 

マリア「させないわよ!」

 

それにマリアが攻撃を仕掛け、自分の方へと向けさせる。

 

その間にSキュウレンオー達により他のバイキンメカは攻撃で1か所に纏められ…

 

スーパーギャラクシー!!

 

オリオンホワイト&ポッピー&風魔「スーパーキュウレンオー!ファイナルブレイク!!』

 

ザムライ&ソルジャー&アニマル「リュウテイオー!メテオブレイク!!』

 

サイクル『ギガントホウオーブレイジング!!』

 

トゥルーブレイブ&リェレン&ウェーブ&ブロウ『ケルベリオス!ファイナルシューティング!!』

 

咆哮と共に斬撃と砲撃が放たれ、バイキンメカに炸裂し…

 

ドカーン!!

 

爆発四散する。

 

ポン!

 

オリオンバトラー「オリオーン!」

 

グレ響「あ、戻った」

 

クリス&未来「『チッ…戻ったか/ちゃったか…』」

 

パラドクス「おいこら響馬鹿ズ」

 

アリサ「良かった…戻れた…」

 

それにより変化させられていた2人とオリオンバトラーは元に戻る。

 

バイキンゲムデウス「ゲゲゲ、マズい……とでも言うと思ったか!サポートマシン!回復機能起動なのだ!」

 

それにバイキンゲムデウスは焦りと見せかけて余裕の声で指示を出す。

 

その言葉と共にバイキンサポートマシンのアンテナから出た紫色の光が残骸へと降り注ぐと…

 

ズダダンダン「ズダダンダーン!!」

 

バクバクロボ「バクバクー!」

 

それにより破壊された筈のバイキンメカが復活し…

 

バキン!

 

ティシュバ「あら!?」

 

押さえられていたFセレナが拘束を吹き飛ばす。

 

だが、翼とミューチェに変化は起こらず…

 

翼「う、此処は…」

 

ミューチェ「私は一体何を…」

 

呻いて起き上がる2人にバイキンゲムデウスはげげっ!?となる。

 

クロノス「雰囲気が元に戻った?」

 

パラドクス「!そうか!あの2人もエネミー化されていたんだな!それでクロノス、お前の技を受けてから元に戻ったって事はエネミーになった奴らはエグゼイド系ライダーの攻撃で戻るって事だ!」

 

ティシュバ「ああ、私の攻撃はそうじゃないからもう1人のセレナちゃんは戻ってないんですね」

 

ソロモン「だから僕も戻ってないのね;」

 

マリア「それじゃあセレナにエグゼイド系ライダーの技を受けさせれば元に戻る!」

 

セレナ「あ、マリア姉さん。あれあれ…」

 

訝しむクロノスの後にパラドクスが言い、ティシュバも納得して、マリアも喜んだ直後、セレナが呼びかける。

 

Fセレナ「よくもさっきはやってくれましたね…!倍返しです!」

 

浮かんだFセレナが魔法陣を沢山展開していた。

 

弓美「多い多い多い!?」

 

アリサ「沢山出し過ぎでしょ!?」

 

エルフナイン「数えただけで10個ぐらいありますよ!?」

 

誰もが驚く中でバイキンゲムデウスも焦っていた。

 

なぜなら…魔法陣を前方ではなく自分の周囲に展開していたのだ。

 

バイキンゲムデウス「ちょっ!?それ俺様にも当たるんじゃ…」

 

Fセレナ「ふふ、大丈夫ですよ。だってこれは()()()の魔法陣ではないので」

 

パラドクス「ちい!させるか!」

 

慌てて言うバイキンゲムデウスへと答えたFセレナへとパラドクスは咄嗟に翼が倒れた事で元に戻った操作で選んだのから妨害系のエナジーアイテムを飛ばすが…それに、あ、やべぇ…となった。

 

混乱!!

 

それは相手を文字通り混乱させるエナジーアイテムで…それを発動する前にやったものだから…魔法陣から複数の目を回したFセレナが複数現れた後…

 

ビーーーーーーー!!!!

 

めちゃくちゃに先ほどソロモンへと向けて放ったのを四方八方に発射する。

 

ウェーブ&ブロウ&アニマル『今回ばかりはライダーのアホォォォォォォォ!!!!』

 

バイキンゲムデウス「何してくれてるのだ!!?」

 

パラドクス「すまん!」

 

ファナ「っす―――?!」

 

ミセスS「あーファナちゃんが吸い込まれた!」

 

アリサ「って私もー!?」

 

セイ「アリサ!?」

 

必死に避けながらウェーブ、ブロウ、アニマル、バイキンゲムデウスがツッコミ、パラドクスも避けながら謝る中でファナとアリサが吸い込まれる。

 

ちなみにだだんだん収音器型やバクバクロボも吸い込まれている。

 

誰もが止めようと近づこうとするが魔法に阻まれて近づけない…1人除いて…

 

エグゼイド「今止めるよ~」

 

それはエグゼイドで、魔法を受けても吸い込まれずに直進し…

 

キメワザ!

 

ハイパークリティカルスパーキング!!

 

エグゼイド「よいしょ!!」

 

そのまま分身も含めてFセレナへと連続蹴りを叩き込む。

 

究極の1発!!

 

それによりFセレナも元に戻り…

 

ポン!

 

ソロモン「あ、戻れた」

 

アリサ「よ、良かった…」

 

ファナ「良かったっす…」

 

誰もが安堵の息を吐く中でエグゼイドはバイキンゲムデウスへと顔を向ける。

 

エグゼイド「バイキンバグスター、1つ気になったんだけどさ…どうして皆をエネミー化させようとするんだ?」

 

バイキンゲムデウス「ん?それは勿論……あり?なんでなのだ?そんな事したら倒せなくなるのだ」

 

その問いにバイキンゲムデウスは答えようとして頭を押さえて疑問を持つ。

 

エグゼイド「んーーーー…ようし!物は試しだ!」

 

マイティアクションX!!

 

そんなバイキンゲムデウスを見てエグゼイドはそう言って駆け出しながらマイティアクションXを取り出してハイパームテキとマキシマムマイティXと替える。

 

アイアムアカメンライダー!!

 

音声と共にレベル1へとなるとバイキンゲムデウスの後ろに回り…

 

エグゼイド「ちょっと我慢してね!」

 

キメワザ!

 

は?とバイキンゲムデウスは振り返ろうとし…

 

マイティ!クリティカルストライク!!

 

エグゼイド「よいしょ!!」

 

それより前にエグゼイドがバイキンゲムデウスの羽の付け根部分へ蹴りを叩き込む。

 

それによりバイキンゲムデウスはあらー!?とうつぶせに倒れる。

 

そして…その後の光景に誰もが声をあげる。

 

セイ「ああ!?」

 

ほむ妹「あれは!?」

 

ミセスS「ほーこれは…」

 

聞こえてきた声になんだ?とバイキンゲムデウスは振り返り…絶句する。

 

そこにいたのは…パソコンに使われる金属板なパーツに赤い球が付いた人型な存在がいた。

 

ジャイアントベアリングロボを抑えながらオリオンホワイトは確信する。

 

オリオンホワイト『やっぱり…皆に言った通りだった…』

 

 

 

 

最終ステージに行く前…

 

オリオンホワイト「一瞬、ほんの一瞬だけど見れたんだ。バイキンバグスターの羽の付け根部分に…彼の元になったばいきんまんにはない赤い球が付いてた…だから推測だけど…バイキンバグスターは誕生すると共に別のバグスターに寄生されてると思うんだ」

 

パラドクス「別のバクスターが寄生してるだと?」

 

ミセスS「ふむ、バグスターに寄生するバグスターか…」

 

出て来た言葉に誰もが驚く中でミセスSは顎を摩る。

 

オリオンホワイト「ホントに寄生されてるかはまだ推測の域だから自信を持って言えない…けどもしホントならそいつが黒幕だと思うんだ。ミューチェさんの様子がおかしかったのにも理由が付く」

 

切歌「あ、そいつに洗脳されたかもしれないんデスね!」

 

調「でもその黒幕かもしれないのをどうやってバイキンバグスターから引き剥がすの?」

 

続けるオリオンホワイトのに切歌も納得し、調が指摘する。

 

ほむ妹「そこは大丈夫かも、エグゼイド系ライダーのレベル1での必殺技を当てれば引き剥がせるかも」

 

風魔「そっか、人からバグスターを分離させる様にバイキンバグスターから寄生してる奴を分離させるのか!」

 

奏「そんなことが出来るのか!」

 

マリア「それなら分離は問題ないわね」

 

ほむ妹のに風魔も思い出して言い、奏とマリアは驚きながらそう言う。

 

 

 

 

エグゼイド「ハチくんの言ってた通りだったんだ…君が黒幕かい?」

 

その言葉を聞いてその存在はニヤリと笑い…

 

バグバグスター「バグググ!よくぞ見破ったな。その通り!我輩こそがこのゲームの真の黒幕、バグバグスター様だ!」

 

バイキンゲムデウス「な、なんだと!?」

 

パラドクス「バグバグスター…文字通りバグで出来たバグスターか…」

 

ミセスS「んでなんでお主は儂らをエネミーにしようとしてたのじゃ?」

 

名乗り上げたバグバグスターのにバイキンゲムデウスは驚く中でパラドクスは呟き、ミセスSが問う。

 

バグバグスター「知れた事よ!お前達、プレイヤーがエネミーとしてこのゲームに居続ければこのゲームはずっと起動したまま。そうすれば我輩はずっーと思う存分好き勝手できるんだ!バーググググッ!」

 

クロノス「うわ、それはまた…」

 

奏「自己中な奴だな…」

 

クリス「そんな勝手な事をさせる訳にはいかねえな!」

 

高らかに笑うバグバグスターにクロノスと奏は呆れ、クリスがそう言う。

 

エグゼイド「バグバグスター、お前を攻略してこのゲームをバイキンバグスターに返して貰うぜ!」

 

バイキンゲムデウス「お前…」

 

バグバグスター「ふん!そんなのをさせるわけないバグ!」

 

その言葉と共にバグバグスターは粒子になるとバイキンゲムデウスに絡みつく。

 

バイキンゲムデウス「ぐあぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

エグゼイド「バイキンゲムデウス!」

 

アリサ「あいつまた!」

 

ファナ「バイキンゲムデウスに寄生した!?」

 

それによりバイキンゲムデウスの全体が真っ黒に染まる。

 

バグゲムデウス「バグバグバグ!!!これぞバグゲムデウス!貴様達をエネミーにしてやるのだ!!」

 

エグゼイド「そうはさせないよ。バイキンバグスターの運命は…俺達が変える!」

 

その言葉と共にエグゼイドはレベル1のまま構える。

 

 

現れた黒幕バグバグスター。

 

今、最終決戦が始まる。




後編へと続く……


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ファイナルステージ~後編~

ついに現れた真の黒幕、バグゲムデウス

果たして一行はこの黒幕を倒し、ゲームをクリアできるのか…


対峙するエグゼイド達にバグゲムデウスははんと鼻で笑う。

 

バグゲムデウス「その為にもお前達も全員、バグエネミーになって貰う!出よ!バイキンバグエネミーマシン!!」

 

するとサポートマシン以外の戦っていたバイキンメカの全てが飛び上がると別の方から飛んで来た様々なバイキンメカが1か所に集まって行く。

 

トゥルーブレイブ『なんだ?』

 

翼「メカたちが合体していく…!?」

 

ガチャン、ガチャン、ガチャン

 

ガシン、ガシン、ガシン

 

誰もが驚く中でメカ達は巨大な大型メカへと変貌した。

 

それは下半身が丸く4本足で立ち、体には両腕合わせて10本持ち、顔は角ばったばいきんまんのつのを生やした漆黒のマシンで顔、上半身、下半身に目立つように赤い球があった。

 

咆哮と共にステージが遺跡から一変、今まで通ったステージが混ざり合った様なステージに変わる。

 

さらにエネミーとなっていた面々にも変化があり、額のバイキンマークが黒く染まり、目も白目部分が黒色で、瞳が真紅色に変わる。

 

サイクル『ステージが!?』

 

アリサ「しかもエネミーになっていた皆の様子も!?」

 

ステージが変貌したのに誰もが驚いているとマシンは腕を振り上げ…

 

ブオン!!

 

横なぎに振るってSキュウレンオー達を吹き飛ばす。

 

風魔『うわわ!?』

 

ウェーブ『おいおい、一振りでこの大きさは厄介過ぎでしょ』

 

バグゲムデウス「これぞバイキンサポートマシンより強いバイキンバグエネミーマシンだ!!そして!」

 

その言葉と共にバイキンバグサポートマシンは手あたり次第にステージの木や石など様々な物を掴んで顔までもっていき…

 

バリゴリッ、ガリッゴリッ

 

手あたり次第に口に投げ入れてかみ砕いて行く。

 

ミセスS「あやつ、様々なものを食べて何を…まさか!」

 

プシュー!プシュー!

 

蒸気音を響かせて体を震わせ…

 

ガコン!

 

下半身の口が音をたてて開く。

 

ゾロゾロゾロゾロ

 

そこから木や岩、鉄など様々な物で出来、さらに人と同じサイズからケルベリオスサイズの大量のモンスター達が出てくる。

 

バグゲムデウス「さあ行け!バグエネミー達よ!」

 

バグエネミー達「ォォォォォォォ!!」

 

その言葉と共にエネミーたちは襲い掛かる。

 

クロノス「来るぞ!」

 

パラドクス「お前等構えろ!」

 

その言葉と共にそれぞれ構える。

 

向かって来た岩石バグエネミーに奏は攻撃を叩き込もうとするが…

 

ガキン!

 

奏「!?かてぇ!」

 

岩石バグエネミー「オォォォ!」

 

ズドォン!

 

弾かれ、驚く奏を岩石バグエネミーが殴ろうとするが避けられてそのまま地面を殴ると殴られた所が陥没する。

 

奏「くっ!気を付けろ!こいつらなかなか強いぞ!」

 

鉄巨人バグエネミー「オオ!」

 

ズシャン!ズドン!

 

一方で鉄で出来た巨人バグエネミーがケルベリオスを攻撃する。

 

トゥルーブレイブ『厄介な…』

 

リェレン『確かに、こうも多いと!』

 

それぞれがなんとか防いでいく、

 

ブゥィン!

 

するとバイキンバグエネミーマシンの三つの目が光った後に放たれた赤い光が一行に当たる。

 

翼「なっ!?これは…」

 

マリア「身体が動かない…!?」

 

アニマル『なんだ!?』

 

ウェーブ『ロボも動かないぞ!』

 

ロボットも含めた全員一時停止したように身体が動かなくなる

 

バグエネミー達「ォォォォォォォ!!」

 

ズドドドドドン!!

 

その隙をついてバグエネミー達攻撃する

 

「「「「「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」」」」」」

 

エグゼイド「皆!」

 

バグゲムデウス「どうだ!これがバグエネミーたちの力バグ!」

 

攻撃に晒される仲間たちにエグゼイドは叫ぶ。

 

グレ響「つう!なんて厄介な…」

 

ファナ「!グレ響さん上!」

 

グレ響「!」

 

ファナの言葉にグレ響は慌てて前へ転がる。

 

ズドン!

 

上からバイキンバグサポートマシンの手が来るがファナの言葉もあって避けられた。

 

その後に手がどんどんグレ響を襲う

 

グレ響「ちい!」

 

なんとか攻撃して避け続けるが段々と逃げ道を失くし…

 

ズドドドドドン!

 

黒い手がグレ響へと密集する

 

グレ響「ぐああああああ!?」

 

バグゲムデウス「バググググ!!!このままお前をエネミーに変えてやる!」

 

サポートメカ内部

 

それを見ていた響と未来は慌てる。

 

未来「もう一人の響が…!」

 

響「助けに行かないと!」

 

2人は頷いた後にギアを纏って歌う。

 

実は乗り込む前にバイキンバグスターが言っていたのだ。

 

バイキンバグスター『バイキンサポートマシンには面白い機能を付けてるのだ。それはロボットを考えながら歌を歌えばその通りに変形するのだ~』

 

響「(もう一人の私を助けるロボット…)」

 

未来「(響を助けるのはやっぱりアレしかないよね)」

 

並行世界の自分(グレ響)を助ける為、2人は歌う。

 

グレ響「グッ、この離せ…!」

 

ファナ「グレ響さんがマズいっす!」

 

パラドクス「っ…!」

 

もがくグレ響を助けに行こうとするがバグエネミーたちが邪魔をする

 

翼「っ、邪魔をするな!」

 

クロノス「全く、ジャマをしないで貰いたいね!」

 

Sキュウレンオー達も助けに行きたいが邪魔されて近づけない。

 

エグゼイド「響さん、うお!?」

 

バグゲムデウス「バグググ!無駄だ!あいつはバグエネミーになるのだ!」

 

エグゼイドに攻撃しながらバグゲムデウスは勝ち誇った声をあげる。

 

グレ響「っ…!ここまでなの…」

 

響『諦めないでぇぇぇぇ!!』

 

呻いたグレ響の耳に響の声が入る。

 

グレ響「!」

 

「ダダンダーン!!」

 

ベキバキャ!

 

その直後、バイキンバグエネミーマシンを何かが殴り飛ばす。

 

バイキンバグエネミーマシン「■■■ッ!?」

 

ずどぉん!

 

それによりバグエネミーマシンは倒れ、グレ響は解放された後に何かにキャッチされる。

 

グレ響は見上げると…ばいきんまんの顔をしただだんだんで身体が響のガングニールを模していた。

 

響『大丈夫?別世界の私』

 

グレ響「その声は…別世界の私…けどそのだだんだんは…」

 

未来『えっと名付けるならガングニールダダンダンかな?』

 

聞こえた声に聞くグレ響に未来がそう返す。

 

モデルX『響、行こう』

 

グレ響「そうだね…行くよ。モデルX、モデルZ、モデルA」

 

モデルA「勿論!」

 

モデルZ「ああ」

 

ギアを解除すると名を告げた3つのライブメタルを構える。

 

グレ響「クル~チ~ス♪ヒーロ~♪モデルAXZ(アクシズ)~トライロックオ~ン♪」

 

聖詠を歌う事で赤と黒、青の光に包まれた後に光が弾け飛んだ後、頭は黄色の所を青く染めた自分自身のヘッドギア、体は腕のガントレットを除いて翼のを青い所を赤く染めたレオタード、下半身はクリスのを赤い所を黒く染めたスカートを見に纏ったグレ響が姿を現す。

 

翼「あのギアはもしや…!」

 

クリス「見た感じ私達三人の力が使えるのか」

 

響『うわっ、私と翼さんとクリスちゃんの全部乗せ!?』

 

未来『凄いね響』

 

グレ響「そ、それほどでも///」

 

バイキンバグエネミーマシン「■■■■ッ!!」

 

照れるグレ響は起き上がったバイキンバグエネミーマシンを見て意識を戻す。

 

グレ響「行くよ。2人とも」

 

響『うん、行こう!』

 

未来『行こう、響!』

 

その言葉と共にグレ響は飛び出し、ガングニールダダンダンも迎え撃つ。

 

グレ響「まずはこれ…!」

 

ホーミングショット!!

 

二丁拳銃から複数の弾丸が放たれてバイキンバグエネミーマシンを攻撃する。

 

その際の1発が赤い球に命中する。

 

バイキンバグエネミーマシン「!!!!?」

 

グレ響「?苦しんでる?」

 

モデルX『きっと赤い球が弱点なんだ!』

 

響『それじゃああの赤い球を攻撃すれば倒せるかも!』

 

未来『!響、横から来るよ!』

 

ようし!と気合を入れる響に未来が右からバイキンバグエネミーマシンの手が迫ってるのに気づいて言う。

 

響『たぁあ!!』

 

ガングニールダダンダン「ダダンダーン!」

 

ズドォオオオン!

 

それに気づいてガングニールダダンダンは響の動きに連動してパンチを叩き込んで手を粉砕する。

 

だが、すぐさま手は再生する。

 

響『再生した!』

 

モデルZ『どうやら本体である赤い球を壊さない限り再生するみたいだな』

 

驚く響にモデルZは冷静に分析する。

 

グレ響「なら、やる事は1つ!」

 

そう言ってグレ響はビームソードを取り出して赤いエネルギーを纏わせて振るう。

 

紅ノ一閃(くれないのいっせん)!!

 

赤い斬撃が放たれて下半身の赤い球に炸裂する。

 

未来『響、私達も!』

 

響『うん!』

 

続けざまにガングニールダダンダンがジャンプして斬撃を受けてた赤い球にパンチを炸裂させる。

 

パキーン!

 

それにより赤い球は壊れ、下半身が崩れていく。

 

モデルA『良し!』

 

モデルZ『まだだ!同じのが他の箇所にある敵は大抵…!』

 

喜ぶモデルAにモデルZが言い切る前にバイキンバグエネミーマシンは飛び上がると手が両腕合わせて23本になり、上半身に口が現れる。

 

グレ響「……無駄に多いな」

 

響『でもこのまま続ければ行ける…!』

 

呆れた感じに呟くグレ響に響が言った後にバイキンバグエネミーマシンは息を吸い込む動作をする。

 

コォォォォォォ…

 

未来『響、何か来るよ!避けて!』

 

ボォオオオオオオオオオオッ!!

 

それに未来が注意した直後にバイキンバグエネミーマシンの顔と上半身、上下の口から黒いブレスを放つ。

 

慌ててグレ響とガングニールダダンダンは避ける。

 

グレ響「黒いブレス!?」

 

モデルZ『!ブレスが当たった所を見ろ!』

 

驚くグレ響はモデルZの言葉にブレスの当たった所を見る。

 

「オォォォォォォォォォ…!」

 

ブレスが当たった場所からバグエネミーたちがぞろぞろ生まれてる

 

響『バグエネミーたちが!』

 

モデルZ『どうやらあのブレスに当たったらバグエネミーにされるようだな』

 

モデルA『当たりたくないなそれは;』

 

モデルX『けど、攻略法が分かってるならば!』

 

グレ響「うん。怖いものはない。それに私以外に未来や別世界の私もいる」

 

未来『皆でやれば…』

 

響『どんな相手でも倒せる!』

 

ガングニールダダンダン「ダダンダーン!」

 

バイキンバグエネミーマシン「■■■■ッ!」

 

意思を強めた後に攻撃して来たバイキンバグエネミーマシンの手を避ける。

 

グレ響「そっちは飛べる?」

 

響『んージャンプし続けてならできるけど』

 

未来『止まることは出来なさそうだね』

 

聞くグレ響に対してそう返す響と未来に成程…と呟く。

 

グレ響「んじゃあ…先行くね」

 

モデルX『アルティメットモジュール!発動!』

 

その言葉の後にギアのメインカラー以外のが黒く染まり、グレ響の髪が膝まで伸びる。

 

バイキンバグエネミーマシンの伸びて来た手の上に載って駆けあがる。

 

それに遠くで見ていたクリス達は驚く。

 

クリス「なんだあの姿!?」

 

翼「あの感じ、我々のイグナイトモジュールと同じようなものか?」

 

奏「グレ響の奴は髪まで伸びるのか」

 

驚くクリスと翼の隣で奏はほへーとなりながら切歌のを受け止める。

 

響『うわーあっちの私凄いね…って未来?』

 

未来『髪長い響も良い…!』

 

グレ響に感嘆する響はうっとりとしてる未来に気づき、自分も髪伸ばそうかな…と考えた後にそうじゃないと意識を切り替える。

 

響『私達も行こう!』

 

未来『う、うん!』

 

言われて未来が我に返った後に歌を歌い、フォニックゲインを上昇させてエクスドライブを起こす。

 

その後にガングニールダダンダンもエクスドライブと同じ姿となって背中の翼で飛翔してグレ響の後に続く。

 

グレ響「そっちは簡単になれるんだ」

 

響『私達、音楽の始祖だから本気を出したら簡単になれるみたいなんだ』

 

未来『おかげでどんな完全聖遺物でも起動できるようになっちゃって;』

 

追いついたガングニールダダンダンにグレ響は声をかけて、響が答え、未来がそう付け加える。

 

グレ響「それは凄いね…」

 

モデルX「(完全聖遺物を起動できる…と言う事は2人がいれば簡単に出来ると言う事…)」

 

モデルA「(こっちの世界も響もそうだけど…未来も大変だな…)」

 

モデルZ「(やれやれ、苦労するのは世界どこでも変わらないって事か)」

 

感嘆するグレ響の中でライブメタル達が思う中でバイキンバグエネミーマシンは赤い球を光らせる。

 

モデルH「む?奴め、さっきやった停止攻撃をするつもりか!」

 

響『それなら避けないと…!』

 

未来『! 響、下から来る!』

 

気づいたモデルHのに響は避けようとして未来の言葉に下を見る。

 

すると上半身の赤い球部分が光っていた。

 

グレ響「そう言えば下半身部分が放ってたんだから上半身も放てるのか…」

 

響『挟み撃ちするつもりなんだ…!』

 

ボォォォォォォォォォォ!

 

その直後にブレスが放たれ、3人がやばいと思った直後…

 

反射!!!×3

 

エナジーアイテムが飛んで来て、向かって来た光線とブレスを跳ね返した。

 

それによりバイキンバグエネミーマシンは動けなくなる。

 

パラドクス「一気に決めろ!!」

 

グレ響「ライダー…分かった」

 

響『ありがとうございますパラドクスさん!行くよ未来!』

 

未来『うん!決めよう響!』

 

エナジーアイテムを飛ばしたパラドクスの言葉に3人は頷いた後にガングニールダダンダンは右腕をドリルに変形させてエネルギーを収束し、グレ響は全身にエネルギーを纏う。

 

モデルX『エネルギー全開!』

 

モデルA『エネルギーフィールド展開OK!』

 

モデルZ『突撃準備OK!』

 

グレ響「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ノヴァストライク!!

 

未来&響『はぁあああああああああ!!』

 

ガキィィィィィィィィン!

 

グレ響「っ、硬い!」

 

そのまま赤い球にぶつかるが阻まれる。

 

モデルM「ならやる事は1つ!」

 

モデルK「とことん壊れるまで!」

 

モデルP「拳でやるのみ!」

 

モデルL「やっちゃいなさいW響!」

 

グレ響「あの時、変貌したアダムに平行世界の私がやった様にぶっ飛ばせるまで殴り飛ばすか。行くぞ!」

 

響『うん!』

 

その言葉とグレ響はノヴァストライクに回していたエネルギーを両腕に回し、ガングニールダダンダンもガントレットを展開し…

 

グレ響&響「『おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!』」

 

ガングニールダダンダン「だだんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」

 

力の限り連続パンチを赤い球に叩き込む。

 

それによりバイキンバグエネミーマシンは止めさせようと手を伸ばすがSキュウレンオー達の援護射撃が粉砕していく。

 

その間に赤い球にひび割れが起こり…

 

グレ響「これで…!」

 

響『トドメだぁああああ!!』

 

同時に渾身の一撃を叩き込む。

 

TWIN TESTAMENT!!!

 

バイキンバグエネミーマシン「■■っ!!」

 

一撃に赤い球は崩壊し、バイキンバグエネミーマシンは所々から火花を散らし…

 

ドカーーーーン!!!

 

爆発四散する。

 

パラドクス「さて、俺達も決めるとするか」

 

クロノス「翼さん達、彼女達を一か所に纏めてくれない?」

 

それを見てパラドクスとクロノスがお願いする。

 

翼「一か所にか。任せろ」

 

クリス「響達が頑張ったんだ。あたし達だって!」

 

マリア「ええ!イグナイトモジュール!」

 

翼&クリス&マリア「抜剣!」

 

自分達もと3人はイグナイトを纏い、それぞれ構える。

 

それを見てパラドクスとクロノスもガシャットをそれぞれ装填する。

 

キメワザ!

 

マリア「行くわよっ!」

 

GLITTER†FLOOD

 

翼「ああ!」

 

五月雨天剣(さみだれてんけん)

 

クリス「ぶっ放してやる!」

 

MEGA DETH CARNIVAL

 

マリアは剣から氷結弾を連発してから地面を殴りつけて氷の衝撃波を放ち、翼はアームドギアを高く投げ飛ばすと沢山の剣へと変えて降り注ぎ、クリスは巨大ミサイル2発と共に小型ミサイルを複数放つ

 

放たれた3人の技にバグエネミーとなった切歌達は攻撃を弾いたり避けながら1か所に固められる。

 

パーフェクト!クリティカルフィニッシュ!

 

時空特急!クリティカルショット!!

 

マジックザ!クリティカルショット!!

 

パラドクス「おらあ!」

 

クロノス「はっ!!」

 

同時に放たれた光弾、電車型弾、火炎弾が固まった切歌たちへと迫り…

 

ドカーーーン!!

 

炸裂して爆発を起こし、収まった後には元に戻った切歌達が目に入る。

 

エグゼイド「うわっ!」

 

一方でエグゼイドはレベル1のまま戦っていてバグゲムデウスの攻撃に転がる。

 

バグゲムデウス「バグググ!レベル1のままで戦おうなど愚の骨頂!ムテキにはならないと勝てないバグよ」

 

エグゼイド「今の俺は君を倒す為に戦ってるんじゃない。バイキンバグスターを救う為に戦ってるんだ」

 

挑発するバグゲムデウスにエグゼイドはそう返しながらセイザブラスターを装着してキュータマをセットする。

 

双子キュータマ!

 

セイザアタック!!

 

音声の後にトリガーを引いて分身し…

 

セイザアタック!!×2

 

セイザアタック!!×4

 

セイザアタック!!×8

 

セイザアタック!!×16

 

セイザアタック!!×32

 

ドンドン分身してバグゲムデウスを取り囲む。

 

奏「どんどんエグゼイドが増えてる!?」

 

ファナ「この数なら…!」

 

自分を囲むエグゼイドにバグゲムデウスは鼻で笑う。

 

バグゲムデウス「フン、この程度」

 

ブンっ

 

ズドォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

 

次の瞬間、剣の一振りで分身が全滅する。

 

クロノス「なっ…!?」

 

マリア「何よ!?あの出鱈目な強さ!?」

 

ミセスS「なんじゃあ奴の数値は…全部バグっておるではないか」

 

それに誰もが驚く中でパラドクスはん?とまた違和感を持つ。

 

バグゲムデウス「ん?いない!?どこに行ったバグ!?」

 

その後に本物がいないのに気づき、慌てて上を見る。

 

そこには…100を超えるエグゼイドの姿があった。

 

風魔&サイクル「ふ、増えすぎィィィィィィぃ!?」

 

クリス「まだあんなに分身が居たのか!」

 

翼「最初のは囮でもあったのか!?」

 

キメワザ!

 

誰もが驚く中でエグゼイドはガシャットをキメワザホルダーに入れる。

 

バグゲムデウス「ちい!」

 

それに再びバグゲムデウスは剣を振るおうとし…

 

パキン!!

 

バグゲムデウス「なっ!?」

 

剣が勝手に粉々になった。

 

マイティ!クリティカルストライク!!

 

エグゼイド「おりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

突然剣が粉々になったのに驚いている間にエグゼイド達は一斉に必殺キックを放つ。

 

しまっ!?とバグゲムデウスは避けられずに、一斉キックをまともに受ける。

 

ドカーーーーン!

 

バイキンバグスター「どわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

爆風が起こり、その中からバイキンバグスターが飛び出して、地面を転がる。

 

誰もが踏ん張った後に見ると着地したエグゼイドと膝を付くバグゲムデウスがいた。

 

バグゲムデウス「くぅ、良くもやってくれたバグね!…ならばぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

そう言って咆哮するとその姿を漆黒のゲムデウスマキナへと変貌させ、顔の中央に赤い球が1つ目の様に出現する。

 

そのままエグゼイドを両腕で薙ぎ払う。

 

エグゼイド「うわ!?」

 

響『ゴーグルさん!』

 

バグゲムデウス「貴様らもだ!」

 

転がって行くエグゼイドに響が叫んだ瞬間にバグゲムデウスは無数の剣型エネルギーを出射する。

 

ミセスS「あれはマズい、皆避けるん…」

 

ズドォオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!

 

それにミセスSは言い切る前に剣型エネルギーがエグゼイド以外に襲い掛かる。

 

「「「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」」」

 

エグゼイド以外のライダーや装者達は変身を解除され、ボイジャーも合体を解除されて散らばり、ガングニールダダンダンも地に伏せる。

 

ロボ「ぐぅぅ…!」

 

ティアマト「Aaaaa-…」

 

弓美「つ、強い…」

 

ファナ「強すぎるっす…」

 

ミセスS「これはかなりヤバイぞ…。奴は全てがバグ。だからこそゲームを普通にやっては()()()()()()()…そう言う相手じゃ」

 

ライダー「(絶対に…勝てない…?)」

 

そう言ったミセスSのにライダーがまたも違和感を持つ中でエグゼイドはレベル1のまま必死に避けていた。

 

バグゲムデウス「バググググ!どうしたどうした!ムテキにならないのか~!」

 

エグゼイド「さっきのでマキシマムマイティXがどっかに吹っ飛んだ!(ドーン!)」

 

アロハ&アーミー&マスク「「「「素直に言うなアホォォォォ!!!」」」」

 

翼「大切なアイテムを無くしたのか!?」

 

奏「くっ、このままじゃ…」

 

おちょくる様に言うバグゲムデウスのに正直に言ったエグゼイドにアロハ達が叫び、翼も驚く中で奏は顔を歪める。

 

バグゲムデウス「バグググ!ムテキにならないのならこれでトドメだバ……」

 

ドン!!!

 

その瞬間、バグゲムデウスの顔に光弾が放たれる。

 

誰もが驚いて飛んで来た方を見るとバイキンゲムデウスが立っていた。

 

 

 

 

少し時間が遡る。

 

倒れていたバイキンバグスターは必死に戦うエグゼイドに目が離せなかった。

 

バイキンバグスター「(どうしてそこまで戦えるのだ。普通ならばステータスが狂ってるのに…どうして戦う力を出せるのだ…)」

 

心底信じられない顔で戸惑う中でバイキンバグスターの前に何かが落ちる。

 

それはマキシマムマイティXガシャットでバイキンバグスターはそれを拾う。

 

思い出すはルビーの時に助けられた時の事…

 

 

 

 

バイキンバグスター『どうして俺様を助けるんだ!そんなにデータが大事なのか!』

 

エグゼイド『違うよ。確かにデータも大事だけど…こんなので消えたら楽しめないじゃないか』

 

楽しめないと言う言葉にバイキンバグスターは目を見開く。

 

エグゼイド『こう言うのはどっちとも楽しめなきゃあ損するだけだよ。楽しんでこそのゲームでしょ♪』

 

仮面の中でニッと笑うエグゼイドにバイキンバグスターは見続ける。

 

 

 

 

バイキンバグスター「そうなのだ…俺様だって…」

 

そう呟いてある物を取り出してみてからバイキンゲムデウスになる。

 

 

 

 

エグゼイド「バイキンゲムデウス!」

 

バイキンゲムデウス「ふん。何ちんたらとしてるのだ」

 

横に降り立ってエグゼイドに呆れた感じに言ったバイキンゲムデウスは手を出す。

 

バイキンゲムデウス「しょうがないからこいつを倒すのを手伝ってやるのだ!」

 

エグゼイド「へへ、良いねそれ!呉越同舟!協力プレイだ!」

 

ガシャーン!

 

レベルアップ!

 

マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクションX!!

 

そう言ったバイキンゲムデウスにエグゼイドはレベル2となってその手を握り、ふんとバイキンゲムデウスはバグゲムデウスを見る。

 

響「ゴーグルさんとバイキンゲムデウスが共闘…!」

 

未来「こんなのゲームじゃ絶対にありえないことだよね…!もしかしてこれなら!」

 

並び立つ2人に誰もが驚く中でバグゲムデウスも後ずさり、動揺していた。

 

バグゲムデウス「何故協力するバグ!?このゲームがクリアされれば貴様は消えるバグよ!」

 

バイキンゲムデウス「俺様が消える?ふざけたことを言うなバイキン!俺様はプレイヤーに完璧に勝つのが目的だ。その目的が果たされるまで俺様は絶対に消えないのだ!」

 

叫ぶバグゲムデウスにバイキンゲムデウスはそう言った後にマキシマムマイティXを取り出し…

 

バイキンゲムデウス「ふん!」

 

自分に突き刺した。

 

突然の行動に誰もが驚く中でバイキンゲムデウスは体を輝かせる。

 

光が収まり、顔をあげると…その顔はばいきんまんの顔になっていた。

 

バイキンゲムデウス「活力100倍!真!バイキンゲムデウス!!」

 

ライダー「あいつ…マキシマムマイティXガシャットを使って自分自身をリプログラミングしやがった!?」

 

響「嘘ぉ!?」

 

ミセスS「まさかそんなことをするとは…!」

 

ポーズを取るバイキンゲムデウスに誰もが驚く中でポーズを解いたバイキンゲムデウスはこれを使えとエグゼイドに何かを渡す。

 

それはマキシマムマイティXガシャットやマイティブラザーズXX、ガシャットギアデュアルの様なサイズの茶色のガシャットであった。

 

それにほむ妹とハチは声をあげる。

 

ほむ妹「あれは!?」

 

ハチ「フライングアドベンチャーアンパンマンガシャット!ほむ博士の部屋になかったのはバイキンゲムデウスが持ってたのか!」

 

悪戯ほむら「あ、どうりで見つからなかったんだな」

 

バイキンゲムデウス「ふん、こいつは俺様同様生まれ変わったのだ!プレイヤーは勇気を失ったアンパンマンと俺様と共に様々なステージを冒険し、アンパンマンの失った勇気を取り戻して行くゲーム!アンパンマンブレイブアドベンチャーなのだ!」

 

驚く2人と呟いた悪戯ほむらのにバイキンゲムデウスはそう返す。

 

メガネ「アンパンマンブレイブアドベンチャー!?」

 

セレナ「アンパンマンの失った勇気を取り戻していくゲーム…!」

 

未来「それもばいきんまんと一緒に!それってつまり!」

 

ハチ「うん、敵でもあるけどサポートキャラにもなったんだ!さっきのリプログラミングで!」

 

それに誰もが驚いている間にエグゼイドはハイパームテキと共に構える。

 

エグゼイド「ようし!行くよ!!」

 

アンパンマン!ブレイブアドベンチャー!!

 

ハイパームテキ!!

 

ガチョーン…

 

ガシューン…

 

音声が鳴り響き、まずはレバーを閉じてから、マイティアクションXガシャットを抜いてアンパンマンブレイブアドベンチャーガシャットを指す。

 

ブレイブガシャット!!

 

再びレバーを開く。

 

ガッチャ―ン!レベルマーックス!

 

音声が鳴り響いた後にハイパームテキを合体させる。

 

ドッキーング!

 

音声が鳴り響いた後にポーズを取り…

 

エグゼイド「ブレイブ!大変身!!」

 

ハイパームテキの上部スイッチを押すことでカバーを開く。

 

パッカーン!

 

ムーテーキー!

 

音声が鳴り響いた後に無数の星がエグゼイドを包み込む。

 

輝け~!命星(いのちぼし)の如く!勇敢なる最強ゲーマー!ブレイブムテキエグゼイド!

 

そして星の輝きが収まるとエグゼイドの姿が変わっていた。

 

顔の形が髪型装飾がないハイパームテキと変わらないがカラーリングが通常のエグゼイドと同じピンク色で体のカラーリングがアンパンマンの服装と同じカラーリングとなり、背中に茶色のマントが装着されている。

 

ライダー「マジかよ…」

 

ミセスS「あれが勇気の力を手に入れたハイパームテキ…」

 

響「ブレイブムテキエグゼイド!」

 

バグゲムデウス「フン!姿が変わったぐらいで吾輩に勝てると思うなぁ!」

 

???「いや、負けないよ!」

 

そう吠えるバグゲムデウスに誰かが答えた後にエグゼイドが輝くと光は右側に行って形作り…アンパンマンとなる。

 

アンパンバグスター「勇気100倍!アンパンバグスター!!」

 

サイクルメット「なんと!?」

 

たむら「アンパンマンの…バグスター!?」

 

クリス「ウソだろ!?」

 

未来「ええ!?」

 

バイキンゲムデウス「そ、そんな馬鹿な!?」

 

まさかの出現に誰もが驚き、バイキンゲムデウスも予想してなかったのか一緒に驚く。

 

驚く面々へとアンパンバグスターは胸に手を当てて理由を答える。

 

アンパンバグスター「僕が誕生できたのはバイキンバグスターのお蔭だよ。彼が新しいゲームを作り、そしてリプログラミングの時に彼の中にあったオリジナルのアンパンマンのデータとバグスターウイルスが結合して誕生することが出来たんだ」

 

エグゼイド「すげぇ!」

 

バイキンゲムデウス「全く、勝手に生まれやがって」

 

ふんとそっぽむくバイキンバグスターにアンパンバグスターは苦笑した後に真剣な顔でバグゲムデウスを見る。

 

アンパンバグスター「バグゲムデウス!良くも皆とバイキンバグスターを傷つけたな!許さないぞ!」

 

エグゼイド「ここからは3人協力プレイで…」

 

バイキンゲムデウス「クリアしてやるのだ!」

 

その言葉と共に3人は駆けだす。

 

バグゲムデウスは腕を伸ばし、薙ぎ払おうとするがそれは避けられる。

 

アンパンバグスター「アンパンチ!!」

 

バイキンゲムデウス「バイキンパンチ!!}

 

同時にパンチを胸に叩き付けた所でエグゼイドがバグゲムデウスの顔に蹴りを叩き込む。

 

ミセスS「お、ナイスコンビネーションじゃ!」

 

響「三人共凄い!」

 

即興とは思えないコンビネーションを見せてバグゲムデウスを押し込んで行く3人に誰もが感嘆する。

 

バグゲムデウス「な、なぜバグ!?わ、吾輩はバグ!なぜ()()()()()()()()()()()()()()()()!?」

 

ライダー「!!」

 

戸惑って叫ぶバグゲムデウスのにライダーはハッとなった後に…

 

ライダー「くくく、ははははははははははは!そうか!そういう事か!やっと引っかかっていた違和感の謎に気づけた!そうだよ!あいつなんだからそりゃあそうだな!」

 

頭に手を置いて突如笑い出したライダーに響達は驚く。

 

ブレザー「ちょ、どうしたのライダー!?」

 

マリア「何かわかったの!?」

 

誰もが戸惑う中でライダーはバグゲムデウスへと突き付ける。

 

ライダー「バグゲムデウス!てめぇの勝ちは最初からなかったんだよ!()()()()()()()()()()()()ではなく、()()()()()()()()()()()()を相手にしていた時点でな!」

 

バグゲムデウス「ど、どういう意味バグ!?」

 

ソロモン「……あー!?そうか!!そういう事だったのか!?」

 

戸惑うバグゲムデウスだが続けてソロモンが声をあげる。

 

ライダー「こいつはな…様々な力を受け付けないのもあるが…それには狂った力を持つ奴…つまりバグな奴の力も受け付けない!おかしいと思わなかったか?俺達が変身解除させられる攻撃を受けたのに、そいつはそれより前に攻撃をレベル1で受けてたのに…ライダーゲージも減ってなくて変身が解除されなかった事を!」

 

メガネ「ああ!?」

 

ヘッドホン「そう言えば!」

 

翼「確かに我々が変身解除する程の攻撃よりも多く攻撃を受けているのに変身解除してなかったのは…」

 

奏「ゴーグルのその力でバグゲムデウスからダメージを受けていなかったって事なのか!」

 

バグゲムデウス「あ、ありえないバグ!?バグを無効化できるなんてそんなのズルいバグ!?」

 

バイキンゲムデウス「お前が言うなバイキン!」

 

アロハ&マスク「ほんまそれな」

 

言われてメガネとヘッドホンは思い出して声をあげ、翼と奏も思い出して驚く中で叫んだバグゲムデウスにバイキンゲムデウスがツッコミ、アロハ達も同意する。

 

エグゼイド「2人ともフィニッシュは必殺技で決めよう!」

 

アンパンバグスター「分かった!」

 

バイキンゲムデウス「指図されなくてもそのつもりなのだ!}

 

ガチョーン!

 

キメワザ!

 

声をかけてからレバーを閉じてバグゲムデウスをみつえる。

 

ガシャーン!

 

アンパンマン!クリティカルブレイク!!

 

音声が鳴り響いてエグゼイドの右腕にエネルギーが収束し、飛び上がる。

 

バグゲムデウス「く、来るな来るな!!」

 

それにバグゲムデウスは光弾を放つが3人は避けて行き…

 

エグゼイド&バイキンゲムデウス&アンパンバグスター「トリプル!パンチ!!!」

 

バグゲムデウスの赤い球に炸裂させる。

 

ピシピシ!

 

バグゲムデウス「主人公と敵役が一緒に戦うなんて…」

 

ビキビキ!

 

赤い球にひび割れが起こると共に体中にひび割れが起こり…

 

バグゲムデウス「そんなの…そんなの…無敵すぎるバグーーーーーっ!!」

 

パキーン!!

 

断末魔を上げながら赤い球が砕け散ると共に吹き飛んで体中から光を放ち…

 

ドカーーーーン!!

 

爆発四散する。

 

究極の一発!!

 

ゲームクリア!!!!!

 

メガネ「や…」

 

「「「「やったーーーーー!!!!」」」」

 

鳴り響いた音声に誰もが喜び、ハイタッチしあったり、抱き締め合う。

 

その間に3人は降り立ってバイキンゲムデウスはバイキンバグスターに戻る。

 

エグゼイド「ありがとう。バイキンバグスター」

 

バイキンバグスター「ふん。借りを返したかっただけだバイキン!」

 

礼を言うエグゼイドにバイキンバグスターはそっぽむく。

 

それにアンパンバグスターはふふと笑うと響達が駆け寄る。

 

響「やったね皆!」

 

未来「凄くカッコよかったよ」

 

バイキンバグスター「そ、そお~それでもあるのだな~」

 

アンパンバグスター「もー、バイキンバグスターは…」

 

褒める2人にバイキンバグスターはデレデレしてアンパンバグスターはため息を吐く。

 

ガシューン!

 

ゴーグル「面白かった!今度はこのゲームでも楽しみたいね♪」

 

バイキンバグスター「そりゃあどうも、ほれ」

 

変身を解除してアンパンマンブレイブアドベンチャーを見て言うゴーグルにバイキンバグスターはマキシマムマイティXガシャットを返す。

 

ハチ「けど、ホント面白いね。挑むのも様々な映画やアニメのストーリーを元に無限に組み換えてできるストーリーとか出来そうだし」

 

ミセスS「お、それは面白そうじゃな。無限に遊べるように出来て良いと思うぞ」

 

ほむ妹「フリーモードを入れようと思っていたからホントに良い」

 

バイキンバグスター「ふふん、それほどでもないのだ」

 

アンパンバグスター「主人公も自由にメイク出来るのも良いんじゃないかな?そうすれば自分を模したキャラで冒険できるんだからさ」

 

切歌「おお、それは良いデスね!」

 

調「私、切ちゃんを主人公にしてゲームしてみたい」

 

胸を張るバイキンバグスターにアンパンバグスターが提案し、目覚めた切歌が目を輝かせて良い、調もふんすとする。

 

バイキンバグスター「色々と出来るアンパンマンブレイブアドベンチャーは遊びが無限大なのだ!」

 

アンパンバグスター「そうだね。僕達の冒険は君達と一緒に出来るからね」

 

ゴーグル「だね♪」

 

奏「面白そうだな。私もやってみたいぜ」

 

セレナ「私も。姉さんと一緒にやりたい!」

 

ワイワイと話して行く様子にソロモンとティシュバは笑う。

 

 

 

 

時間が過ぎ、夕方になってゴーグル達と別れの時が来た。

 

セイ「改めてお別れだね」

 

響「そうだね…でもまた会えるよね」

 

ゴーグル「きっと会えるよ!だって遊ぶって約束したしね」

 

二っと笑って言うゴーグルに響もうんと頷く。

 

その手にはアンパンマンブレイブアドベンチャーガシャットが握られており、再会の為の証のとの事だ。

 

キャロルもまたほむ妹からゴンゴラゴンを模した疑似シンフォギアをプレゼントされた。

 

元になったゴンゴラゴンが共に戦った証を渡してほしいと頼まれたのだ。

 

ゴンゴラゴン『戦えたことを誇りに思うぞキャロル』

 

キャロル「ふ、オレもドラゴンと戦えたことは良い経験になったぞ」

 

エルフナイン「良かったですねキャロル」

 

礼を述べるゴンゴラゴンにキャロルも微笑んで言い、エルフナインも羨ましそうに言う。

 

グレ響「もし遊びに来たら…了子さんとその父親である佐藤さんの弄りを楽しみにしといてねかみなりさんと怪傑☆うたずきん」

 

翼「私は風鳴だ!」

 

クリス「誰がうたずきんだ!」

 

その隣でそう言ったグレ響に翼とクリスは叫ぶ。

 

グレ響「だって、知り合いの人にそう呼ばれてるし、そっちにいたってはウチだとその名前でアイドルでやってるから」

 

翼「なっ!?」

 

クリス「そっちの私、アイドルやってるのか!?」

 

奏「(おー、なんか気になるな~)」

 

告げられた事に翼とクリスは驚き、奏は興味津々である。

 

響「へー、そっちのクリスちゃん、アイドルなんだ!」

 

未来「どんなクリスなのか会ってみたいね」

 

クリス「ちょ、やめてくれよ。なんか恥ずかしくなるし」

 

興味津々な響と未来にクリスは顔を赤くする。

 

グレ響「ちなみに切ちゃんは………学年上の飛び級した年下な子に教わって調に心配されてる」

 

切歌「デェース!?どういう事デスかそっちの私!?」

 

調「そっちの切ちゃん、大丈夫?」

 

アロハ「俺らの方ならその年下の子が頭良いなら勉強を教えて貰ってもおかしくないな;」

 

続けてのに切歌は驚き、調も心配する。

 

マリア「こうなるとそっちの私どうなってるのか不安ね…」

 

セレナ「あ、私も」

 

少し不安でだが興味あるのでドキドキしてるマリアにセレナも頷き、Fセレナも同意する。

 

グレ響「んーー…こっちだと2人ともナスターシャ教授って人の助手をしてて、セレナもマリアさんと同じ身長になってて…姉妹で怪盗をノリノリでやってた」

 

マリア「へ、へー…そうなの…」

 

Wセレナ「「そっちの私成長してるんだ…」」

 

告げられた事にマリアは自分達の世界同様にナスターシャが生きていたのが嬉しいが後半ので自分もFセレナの世界で怪盗をやってるので複雑な気持ちになり、Wセレナは羨ましそうに言う。

 

翼「そ、そうなのか。そちらのマリアは怪盗なのか」

 

マリア「え、ええ。そうみたいね」

 

それには翼が見ていたのもあって代表で半分棒読みに近い感じで聞き、マリアも頷く。

 

メガネ「(あ、これ翼さん達知ってる感じだ;)」

 

ヘッドホン「(凄く申し訳ない感じになってるし;)」

 

アリサ「(大変ねマリアって;)」

 

そんな響以外面々の反応にメガネ達も気づいて冷や汗を流す。

 

グレ響「まぁ、と言う訳で色々とあるけど、来たら怪傑☆うたずきんも働いてるワグナリアに案内するよ」

 

響「クリスちゃん、バイトもしているんだ!」

 

未来「ワグナリアってどんなお店なのかな…?」

 

ミセスS「ファミレスじゃよ。色々と面白い店員達が居るな」

 

そう言ったグレ響の言ったのに響は驚き、未来も興味を持つ中でミセスSがそう言う。

 

グレ響「あ、知ってたんだ。んじゃあちっちゃくないよな人も知ってるんだ」

 

ミセスS「うむ、知っておるぞ。偽名使う店員や色々と知りすぎて怖い店員とかもおるじゃろ」

 

切歌「偽名!?」

 

どういう店!?とミセスSの口から出たのに誰もが思った。

 

グレ響「ホントに知ってるんだ。ちなみに小さい子大好きな男の人やその男の人の彼女で男苦手でパンチで磨けばチャンピオン目指せると言われた女の人や胃薬飲んでる了子さんの父親とか情報網が広い青い人とかも知ってるんだ」

 

プリンス「2人目の人が物騒な気が;」

 

ミセスS「と言うか了子さんの父親、彼なのか」

 

思わずそう言うプリンスの後にミセスSは平行世界の了子の父親に驚く。

 

それはまた…とミセスSは呟く。

 

グレ響「うん、だからかみなりさんは秘伝を受け取った了子さんの餌食になってる。そしてそっちが出会ったらこう言うと思う」

 

グレ響の方の了子『何、翼が増えただと?乾杯と弄りの準備だな』

 

翼「弄られるのか私も!?」

 

響「あははははは;」

 

ガチョーンとなる翼に響は笑うしかなかった。

 

なんだかワイングラスを片手にフィーネ姿の了子が幻視したのは気のせいだろう。

 

と言うかエンジョイしてるわね平行世界の了子…とミューチェは呆れる。

 

響「んで、髪が伸びた私も時たま髪を見て貰ってる…これホント大変」

 

モデルX「アルティメットモジュールを発動すると毎回伸びるからね」

 

未来「それは確かに大変だね」

 

そう言ってギアを解除しても伸びたままだった自分の伸びた髪を触る響とモデルXのに未来は呟く。

 

響「んで時たま未来とキャロルと怪傑☆うたずきんが良い匂いとかで包まって嗅いだりしてくる」

 

未来&クリス&キャロル「それは分かる」

 

響「分かるの!?」

 

疲れた顔で言う響のに真顔で頷いた3人に響は驚く。

 

アリサ「色々と大変ね」

 

たむら「あけみ屋で少し休む?」

 

グレ響「んん…そのまま帰る。未来達には知り合いの所に寄るってしか伝えてなかったから」

 

響「そうなんだ。そっちの未来にも宜しくね」

 

未来「今度猫の響とその世界の私と一緒に三組でデートしようね」

 

ミューチェ「色々と大変なことになりそうねそれは」

 

提案にグレ響は首を横に振って言い、響はそう言い、未来のにミューチェは同じ顔が3人もいたら騒ぎになりそうだなと思いながら呟く。

 

グレ響「ん。まぁ、また会えたらで」

 

未来「うん、絶対会おうね」

 

響「そっちの未来にもよろしくね~」

 

セイ「それじゃあ行こうか」

 

それぞれ握手を交わしたりし…

 

ゴーグル「またね~」

 

メガネ「お元気で!」

 

キュベレー「またねなの~」

 

切歌「また会おうデス!」

 

調「またね」

 

ミセスS「また会う時までさらばじゃよ」

 

ゴーグル達はゲートを通って行き、消えたのを確認して手を振っていた響達は手を下す。

 

こうして、不思議な出会いによって起こった冒険は終わった。

 

ちなみに…

 

未来「猫の響、これ着てくれない?」

 

猫グレ響「ちょ、待ってよ未来。なんでその服着なくちゃいけないの!?」

 

猫の方の未来「ピエロな響…ちょっと見てみたい」

 

響「そっちの私、頑張れ」

 

ミューチェの言っていた事を実行してる未来さんであった。



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クリスマスSP~二つの世界の装者たちのクリスマス!前編~

えー今回はクリスマス特別編でソラさんの作品、戦姫絶唱シンフォギアZXとのコラボクリスマスです。
中編は24日の12時に投降しますのでお楽しみにしてください


響「(うずうず)」

 

未来「響、もうすぐだからじっとしとこうよ」

 

ギャラルホルンの置いてある部屋で待ち遠しそうにしている響に未来は落ち着かせる。

 

今日はクリスマス、パーティをアンパンマンブレイブアドベンチャーの中のアンパンマンワールドで過ごしませんかと響が提案し、誰もが賛同した後にミセスSが別の世界と行き来できる装置を作ったと知らせて来たのが丁度だったのでならばと前に出会ったライブメタルを使う別世界の自分と未来や友達を呼ぼう!と提案したのだ。

 

それで早速ミセスSが親友だと言う証拠を持って数日前に向かったのだ。

 

ちなみになんで数日前なのかはあちらの準備もあるからだろうと考えての事である。

 

昨日、そちらに響達を連れて朝に戻るという知らせがANを通して来たので待っているのだ。

 

切歌「あっちのアタシ、一体どんな感じなのか楽しみデス!」

 

調「確かあっちの切ちゃんって年下の子に教えられてるんだよね」

 

ワクワクする切歌は調のにそうでしたデス!と思い出す。

 

確かに…と折角だからと呼ばれていた創世と詩織も頷く。

 

弓美「確か装者以外の人も連れて行けるって言うから他にも来そうだよね~」

 

翼「(あちらの私、どんな髪型で来るのやら…)」

 

マリア「(あっちの私は…どうなんだろう…)」

 

思い出して言う弓美のを聞きながら翼はハラハラとし、マリアは怪盗やってると言うので性格はどうだろうと心配する。

 

しばらくするとミセスSが行く前に設置していた転送装置が輝き…髪がハートマークにされてる翼と1人の少女がいた。

 

創世「ぶふw」

 

クリス「ぶっw!?」

 

ファナ「っス!?」

 

少女「やっぱり笑われた!!!」

 

それに一同は爆笑し、その様子に少女は叫ぶ。

 

一緒にいた了子も腹を抱えて爆笑していて…

 

???「ほう、この世界の私の髪の色は茶色なんだな」

 

???2「しかもメガネをかけてるのか…世界が違うとこうも違うんだな」

 

後ろからの声に慌てて振り返ると、見慣れた顔もといフィーネとしての自分と見慣れない男性がいた。

 

驚いていた了子は後ろからの声にえ?となる。

 

弓美「ぶほ!?ちょ、りょ、了子さんまでwwwwww」

 

響「何時の間にwww」

 

キャロル「お、おま、す、凄い髪にされてるぞwww」

 

了子「ええ!?」

 

慌てて鏡で確認すると…お団子ヘアーに纏めてたのが、見事な複数のモミの木になっていた。

 

了子「ぶう!?」

 

R了子「流石は父さん。良い腕だ」

 

男性「ああ、そしてお前もこの世界の翼に気づかれずに…トンカチの形にするとは流石だな了子」

 

噴き出す了子を後目に会話する2人のに翼はハッとなって自分の髪を見て…トンカチになっているのに驚く。

 

翼「何時の間に!?」

 

奏「すげぇな…トンカチみたいになってやがる」

 

マリア「と言うかあの人が別世界のフィーネのお父さんなのね…」

 

ぷぷぷと口を抑えながら言う奏の後にマリアは驚いた顔でR了子と男性を見る。

 

その間に来ていたロック響が響に話しかける。

 

ロック響「ヤッホー音の私」

 

響「久しぶり、ロックの私!」

 

そう言葉を交わした後に満足気な2人組を見る。

 

ロック響「それにしても早速、こっちの了子さんと佐藤さんのを受けたねそっちの了子さんとかみなりさん」

 

未来「風鳴だから、もう響ったら…」

 

クリス「お前、そっちで通す気かよ…いや、そう言ってる時点であっちの先輩は…」

 

了子と翼を見て言うロック響に未来は訂正し、クリスは呆れる。

 

ロック響「ちなみにその発案者があっちで同級生のお兄さんである小鳥遊宗太さんに髪を直して貰ってるかみなりさんと同年代のちっさい年上のぽぷらさんだよ」

 

少女→ぽぷら「小っちゃくないよ!!!」

 

クリス&未来「先輩(翼さん)と同い年!?」

 

告げられた事にえぇぇぇぇぇぇぇぇ!?と驚く響達。

 

だってぽぷらの身長では翼と同じ同年代に見えないもんだ。

 

ぽぷら「かたなし君!また年下だと思われたよ!!」

 

宗太「大丈夫です先輩!可愛いんですから!!」

 

Fセレナ「あ、でも少しわかります。私も実年齢は奏さんと同い年なんですよね」

 

セレナ「妖精の私は諸事情で13歳の頃から変わってないんだよね」

 

うえぇぇぇぇえん!と泣くぽぷらを宗太が慰め?ていると2人のセレナがそう言う。

 

宗太「!こ、この可愛い2人がセレナさん…マリアさんの可愛いと言ってた理由がわかる!」

 

マリア?「そうよねセレナは小さくても大きくても可愛いものね!と言うか小さいセレナ2人もいて可愛いやった!!!!」

 

そんな2人のセレナを見て衝撃が走ったのか宗太が叫ぶと何時の間にかいたもう1人のマリアが叫んでいた。

 

もう1人のマリアの叫びにマリアはごふっと倒れたので2人のセレナが慌てて介抱する。

 

ロック響「ちなみに…うちの方のマリアさん、話してなかったけど数年前にホームステイした小鳥遊家の影響を受けて…小さいもの好き+セレナに甘々お姉さんになってる」

 

ファナ「あー染まっちゃったんっすかー;」

 

クリス「と言うか家族で小さいもの好きかよ」

 

セレナ?「すいませんウチの姉さんが…」

 

解説したロック響にファナはあちゃーとなり、クリスが呆れてる中で…マリアに近い身長でスタイルも良いセレナが頭を下げる。

 

その際に胸も少し揺れた。

 

Fセレナ&セレナ「成長した私!?」

 

切歌「大きいセレナデス!?」

 

調「……負けた」

 

おお!と声をあげる3人の隣で調は崩れ落ちる。

 

そんな調の肩に翼とオレンジ髪の女性が手を置いて慰める。

 

ロック響「ちなみに調をそっちのかみなりさんと慰めてるのが宗太さんの恋人の伊波まひるさん…かみなりさんと元同士である」

 

未来「翼さんと元同士?」

 

響「……あ、もしかして胸が…「言わないで!そこは触れないで!!」」

 

首を傾げた未来だが響が言いかけて遮られた事で察して納得する。

 

???「隙あり!」

 

切歌「デス!?」

 

調が落ち込んでおろおろしていた切歌に誰かが抱き着く。

 

抱き着いたのは緑色のワンピースドレスを着て膝まである金髪の女性であった。

 

女性「はあ~~~~どの世界でも切歌は可愛いですわ~」

 

切歌「だ、誰デスか!?」

 

ロック響「ああ、その人は…「ああ、いたデス!」」

 

抱き寄せてスリスリする女性に切歌は驚く中でロック響が言おうとして聞き覚えのある声に遮られた後にロック響側であろう切歌が女性に駆け寄り…

 

R切歌「もー、別世界のあたしにいきなり抱き着くのは止めるデスよ詠姉ちゃん!!」

 

その言葉に響達は固まった後にん?と切歌を抱き締めたまま首を傾げてる詠と呼ばれた女性に視線が集まり…

 

マリア&翼「お姉ちゃん!?」

 

響&未来「切歌ちゃんの!?」

 

クリス「はあ!?」

 

詠「あ、これはどうも、私、切歌の実の姉の暁(よみ)と言います。宜しくお願いします」

 

驚きの声をあげる面々に詠は切歌を放してから礼儀正しく挨拶する。

 

そして再び切歌を抱き締める。

 

弓美「凄い優雅!」

 

創世「お嬢様に見えるね」

 

クリス「あ、ああ…」

 

切歌「あのー、そろそろ放して欲しいんデスが…」

 

詠「うふふ、まだもう少し…」

 

調ロボ「そこまでです」

 

切ちゃんロボ「切ちゃんを放すデース」

 

まだ切歌を抱き締めようとする詠に調ロボと切ちゃんロボが来る。

 

詠「まあまあまあまあまあ、こっちの世界にも2人のロボがいるんデスね。ならばお近づきのもや…」

 

拳骨!

 

それに詠は何かを出そうとして誰かから拳骨を脳天に受ける。

 

詠「」Ω\ζ°)チーン

 

???「えっと、私の相方が失礼な事をしてごめんね切歌;」

 

R調「霧亜姉さんが言った様にごめんねそっちの切ちゃん」

 

殴った人物は髪をポニーテールに纏めた緑のジャケットにヘソ出しに見せパンの女性で隣にいたロック響側の調の言葉にまたも驚きの声が上がる。

 

調「もしかしてそっちの私のお姉ちゃん?」

 

奏「ほへぇ、こっちは凛々しいな」

 

ファナ「ホントっす!カッコイイっす!」

 

その女性を見て聞く調に女性はこそばゆそうに頷いてから名乗る。

 

女性→霧亜「私は月読霧亜(きりあ)。宜しくね別世界の調に皆…そして本当に相方がごめん。切歌の事を凄く大事にしてるんだ」

 

響「そっか。それなら仕方ないね」

 

未来「それだけ大切にしてるんですね」

 

挨拶してから謝る霧亜に響と未来は成程な…と納得してから…

 

霧亜「後…あれもあって…」

 

そう言って指さされた方を見る。

 

R切歌「なずな~詠姉ちゃんがまたなんですよ!」

 

???「まあまあ~それだけ切ちゃんが愛されてるって事だよ」

 

R切歌が女性に抱き着いていた。

 

スタイルも良くマリアの様に長身なので綺麗だなと響と未来は思っていると…

 

ロック響「あの子は宗太さんの妹のなずな…同級生で…飛び級した14歳の女の子」

 

響&未来「14歳!?」

 

クリス&マリア「あのスタイルで!?ってか前に言ってたのが彼女!?」

 

宗太「信じられない気持ちは分かりますけど…俺の妹です(遠い目)」

 

???「小鳥遊くんも複雑だよね~妹さんが自分の為に飛び級したんだから、あ、俺は相馬博臣で~す。宜しくね」

 

告げられた事に驚く響達に宗太が遠い目をして肯定する隣でそう言った青髪の男性が名乗る。

 

響「あ、よろしくお願いします!」

 

未来「皆さんも誘われて来たんですか?」

 

相馬「そうそう、ホントなら佐藤くんの奥さんも来る筈だったけど、知り合いのお姉さんが場所が場所だけに食べまくるからと辞退させたもんだからそっちに付いてっちゃって佐藤君もふくざギブギブギブ!!!?」

 

佐藤「余計な事を言うんじゃねえよ相馬」

 

余計な事を言ってヘッドロックをかけられる相馬にうんうん、醍醐味じゃなとミセスSは満足気であった。

 

その間にクリスはキョロキョロとロック響側の自分を探しているが見つからない。

 

エルフナイン「どうかしたんですかクリスさん?」

 

クリス「いや、あっちのあたしが見当たらねぇんだが…これなかったのか?」

 

響「あ、ホントだ。ロックの私、そっちのクリスちゃんはどうしたの?」

 

それに気づいたエルフナインが声をかけ、響が確認すると…

 

???「あたしをご所望かい?そっちのあたし」

 

後ろからのにクリスは振り返ると黒いコートを見に纏った金髪のポニーテールのグルグルメガネをかけた自分と同じ位の少女がいて、ニヤッと口元を吊り上げ…

 

???「そう期待されちゃあアイドルとして応えねえとな!!」

 

バッ!

 

そう叫ぶと黒いコートを脱ぎ捨てると共に金髪とメガネを取り…

 

???「怪傑☆うたずきん!参上だぜ!バァーン☆」

 

赤ずきんをイメージした様なアイドル服を身に纏ったRクリスは御機嫌にウィンクしてクリスへと向けてゆびでっぽうをする。

 

クリス「……は?」

 

切歌「おお!うたずきんデス!」

 

調「服も可愛い…!」

 

それにクリスは呆気に取られ、切歌と調は興奮する。

 

奏「そう言えばそっちのクリスってアイドルしてんだっけ」

 

翼「堂々とした立ち振る舞い…見事だ」

 

マリア「さっきの口上もなかなかね」

 

それには翼達も感嘆する。

 

Rクリス「おいおい、あたしと会いたいのだったらコメントをしたらどうだそっちのあたしよぉ?」

 

クリス「いや、なんつーか…色々驚きすぎて言葉が出ねぇんだよ」

 

エルフナイン「驚きですよね…まさかあっちのクリスさんがうたずきんだったなんて…」

 

キャロル「そう言えば、お前、初めてエルフナインと会った時もうたずきんって名乗ってたよな」

 

押せ押せな感じで聞くRクリスにクリスはそう返し、エルフナインのにキャロルは思い出して言う。

 

ロック響「ちなみに私の一押し」

 

響「クリスちゃんも確かファンじゃなかったっけ?」

 

未来「そう言えば漫画全巻持っていたね」

 

R未来「凄い、こっちの雪音先輩も凄く有名なんだね」

 

そう言ったロック響のに響と未来は思い出して言い、R未来の言葉にクリスは顔を向ける。

 

クリス「いやいやいや、こっちのあたしはうたずきんじゃねぇから」

 

ぽぷら「ええ!?そうなの!?」

 

相馬「そうだよ。この世界のクリスちゃんはアイドルをしてないんだよ」

 

佐藤「お前もお前でどこから情報得てるんだよ相馬」

 

ファナ「まあこの世界のクリスさんは色々とありましたので…」

 

慌てて訂正するクリスのにぽぷらは驚き、肯定する相馬に佐藤が呆れる中でファナがそう言う。

 

キャロルはキャロルでロック響の世界のキャロルとエルフナインを見つけて近寄る。

 

Rキャロル「ほう、昔の俺に近い身長だな」

 

Rエルフナイン「ホントだ。可愛いね」

 

よしよしとRエルフナインはキャロルの頭を撫でる。

 

ちなみにこの2人は響達より少し上な身長なのでキャロルは見上げてになる。

 

キャロル「おお、大きい俺を鏡で見ているような感じだな」

 

エルフナイン「あっちの僕も大きいですね……スタイル的な意味でも」

 

ぽよんとある響位に大きい胸を見てから自分の胸を触るエルフナインにRエルフナインはあははと苦笑する。

 

ロック響「それで行くの?」

 

響「うん。アンパンバクスターさん達が待っているからね!」

 

未来「楽しみにしといてねって言ってたんだよ」

 

Rクリス「うっひょ~~~~!!生アンパンマンに会えるぜ!」

 

ぽぷら「楽しみだねかたなし君!」

 

宗太「はい!俺も(はしゃいでる先輩を見れるのが)楽しみです!!」

 

佐藤「流石アンパン好きと子供だ。元気にはしゃいでるな」

 

???「山田も楽しみですよ相馬さん!」

 

相馬「そうだね」

 

はしゃぐ2人を見ながら呟く佐藤の隣ではしゃぐ少女に相馬は軽く返す。

 

クリス「ジャムおじさんのあんぱんはマジで美味いぜ」

 

翼「ああ、雪音も凄い笑顔で食べていたからな」

 

Rクリス「マジで!?ってか食べてたのか羨ましいな!!」

 

ぴょんぴょんはしゃぐRクリスに元気ねとマリアは思った。

 

Rマリア「楽しみだわ!そしてサンタ姿のセレナ達を撮れると…う…」

 

行ってる途中で右手で鼻を抑えるRマリアだがチラリと赤いのが見える。

 

マリア「(サンタ姿のセレナ想像しただけで鼻血出すなんて…どれだけ拗らせているのあっちの世界の私は…!?)」

 

R翼「むぅ…」

 

そんなRマリアにマリアは戦慄する中でR翼が不満そうな顔をする。

 

Rマリア「あらあら、なに可愛い顔してるのあなたは、サンタ服を着たあなたもまた可愛いわよ」

 

R翼「か、可愛い言うんじゃない!私は剣であるからな!」

 

そんなR翼に気づいて頭をナデナデするRマリアに本人は文句を言ってるが顔はほにゃりとしていた。

 

マリア「あら、あっちの翼可愛いわね」

 

翼「むむ…しかしあっちのマリアの撫で方…髪が乱れない綺麗な撫で方だな」

 

それにマリアはくすりと笑い、翼は少し不満げながらRマリアの撫で方を見てそう述べる。

 

ぽぷら「こっちのマリアさんのナデナデはかたなし君直伝だからね~かたなしくんのナデナデは凄いよ。ナデナデされると……心地よさにやみつきになっちゃうから」

 

翼&マリア「(そんなに凄いなでなでとは一体…!?)」

 

迫真の顔で言うぽぷらに翼とマリアは宗太を見る。

 

佐藤「おい、そろそろ行くぞ。ちゃっちゃいのに青ピンクカップル2組」

 

ぽぷら「ちっちゃくないよ!」

 

翼「青ピンクカップルと言うのは私たちの事か…?」

 

Rマリア「ええ、からかう時は髪の色で言ってくるのあの人…それでこの通り」

 

R翼「かかかか、カップル///」

 

呼びかける佐藤にぽぷらが叫ぶ中で翼の問いにRマリアは答えてから顔を真っ赤にするR翼にうふふと笑う。

 

R了子「そう言えばここの弦十郎は来ないんだな。まぁ、司令だからおいそれ出れんか」

 

響「すみません。師匠は今仕事中で…」

 

未来「了子さんは特に今やっておかなきゃならないのはなかったので一緒に」

 

周りを見て言うR了子のに響と未来は謝罪する。

 

佐藤「そういや、こっちでも了子は弦十郎さんと結婚を前提としたお付き合いをしてるのか?」

 

了子「ふふ、それは秘密よ」

 

クリス「ってか、その言い方だとそっちはそうなのか?」

 

相馬「そうだよ。しかも親譲りで最初に出会って4年も告げられず、イタイイタイイタイイタイ!!?ダブルは痛い!?」

 

聞いた佐藤に了子は悪戯っぽく笑って返すのにクリスが聞いて相馬が笑って言おうとして佐藤とR了子にダブルチョップを何回も入れられる。

 

ミセスS「喋り過ぎると痛い目を見るのはまさにこの事じゃな」

 

切歌「確か言葉は災いの元デスね!」

 

調「切ちゃん、それを言うなら口は禍の元だよ」

 

なずな「ここの切ちゃんも面白いね~」

 

このやり取りは外せんなと笑って言うミセスSに続いた切歌のに調は指摘し、なずなは頭を撫でる。

 

切歌「ど、どうもデス…」

 

それには切歌は複雑な顔をする。

 

見た目は自分より大きく年上っぽく見えちゃうなずなだが年下なのだ。

 

だからこそ年下に撫でられるのは切歌的に複雑なのだ。

 

R切歌「デース?そっちのあたしはなずなの撫で方は気持ち良くないのデスか?」

 

R調「いや、これが普通の反応だと思うよ切ちゃん」

 

調「そっちの切ちゃんは慣れちゃったんだね…」

 

セレナ「普通に見ると微笑ましいけどね」

 

首を傾げるR切歌にR調と調は困った顔をしてセレナはなずなを見て言う。

 

佐藤「そういや、聞いた話じゃあ侍な風鳴と鳥な天羽も来ると聞いたが…いないのを見るとなんか用事で遅れるのか?」

 

翼「あの二人ならクリスマスは二人で過ごしたいと言う事で辞退しました」

 

奏「だからあいつ等は欠席なんだよ」

 

行く準備を見ながら思い出して聞く佐藤に翼と奏は答える。

 

R了子「そうか…残念だ…」

 

R翼「どうせ侍な私の髪も弄る気だったんでしょう!」

 

クリス「やめといた方が良いぜ;下手したら斬られるぞ?」

 

残念がるR了子にクリスは呆れて言う。

 

R了子「他に風鳴がいるならば、弄らずにはいられん!」

 

宗太「いやそんな山があるから登る的なノリで言うもんじゃないですよ!?」

 

まひる「了子さんなら死にそうにないですけど危ないですよ!」

 

Rキャロル「…ホントこいつは…」

 

佐藤「どうしてこうなったんだろうな」

 

ぽぷら「佐藤さんからの遺伝だと思うよ!」

 

葵「特に種島さん弄りがそうですし」

 

未来「あははは;」

 

集中線が付きそうな勢いで言うR了子に宗太とまひるはツッコミ、未来はホントにはっちゃけてるな…と苦笑する。

 

了子「ホント、世界が違うとこうも違うのね」

 

響「そうですよね~私も驚きましたよ」

 

ファナ「自分的に調ちゃんと切ちゃんの2人が装者じゃないのに驚きっす!」

 

そう会話していると準備が出来たので入口を前に響は言う。

 

響「それじゃあ皆さん、今からゲームを起動させますねッ!」

 

切歌「見て驚くデース!」

 

アンパンマンブレイブアドベンチャー!!

 

その言葉と共にゲーム画面が展開される。

 

ぽぷら「凄いよかたなし君!大きいゲーム画面が出て来たよ!」

 

R切歌「おおおおおおおお!凄すぎデス!」

 

詠「最近のゲームの進化は凄いですわね」

 

霧亜「いや、これは行き過ぎな気もするけど;」

 

R未来「これが入り口なの?」

 

切歌「そうデス!ここからゲームの世界に行けるのデース!」

 

興奮する面々へと切歌は自慢げに言う中で行きましょうと響が入る。

 

ロック響「そんじゃあお先」

 

Rクリス「よっしゃあ生アンパンマンに会いに行くぜ!」

 

葵「山田も頑張って行きます!」

 

宗太「いや何を頑張るんだよ山田!?」

 

奏「元気だなーあの子」

 

マリア「あっちの響の友達は賑やかね」

 

続いて行くロック響やぽぷらと葵を見て笑う奏にマリアも笑ってから続く。

 

 

 

 

Rクリス「おおおおおおおおおおお!生パン工場だ!!やべぇ!すげぇ!!」

 

切歌「凄いテンションデス…!」

 

調「こっちの先輩よりホントにハイテンション…!」

 

目の前のはしゃぎまくるRクリスに切歌と調は驚く。

 

Rクリス「あたしは小さい頃からアンパンマンのファンだからな!興奮を抑えられないぜ!」

 

葵「確かにクリス先輩、よくアンパンマンの映画を見に行ってましたね」

 

翼「そうなのか…!」

 

ミューチェ「ならあの人たちと出会ったらあまりのテンション上がりすぎで倒れそうっすね」

 

ファナ「ならあの人たちと出会ったらあまりのテンション上がりすぎで倒れそうっすね」

 

相馬「確かにこっちのクリスちゃんは凄く喜びそうだね」

 

写真を撮りまくるRクリスを見ながらそう言う葵のを聞いてファナのに相馬は察して言う。

 

アンパンバグスター「あ、響ちゃんに皆、久しぶりだね」

 

Rクリス「!!」

 

するとパン工場からアンパンバグスターが出て来て挨拶するのにRクリスは目を見開いた後にくるりと響の方を向いて近寄り…

 

ガシッ!

 

Rクリス「感謝、圧倒的感謝!!( ;∀;)」

 

まひる「あまりの感動に涙が凄く出てる!!?」

 

R切歌「それだけ嬉しかったって事デスね!」

 

響「そ、それほどでも…」

 

クリス「(思っちゃいけねえだろうけど…こわっ!?別世界のあたし、どんだけ好きなんだよ!?)」

 

響の肩を掴んで歓喜の涙を流して感謝するRクリスに響は圧倒され、そんな別世界の自分にクリスは思わず引いた。

 

アンパンバグスター「えっと…どうしたのクリスちゃんは;」

 

ミューチェ「あーあのクリスはね、ロック響…グレ響の世界のクリスなのよ」

 

ぽぷら「と言うかお姉さん誰!?」

 

佐藤「何時の間にかいたな…幽霊か?」

 

R了子「なんだ。ここでは全員に見える様になっているのかミューチェは」

 

そんなRクリスのに戸惑うアンパンバグスターにミューチェが答える中でミューチェにぽぷら達は驚いてR了子は感嘆する。

 

R切歌「デース!?もしかしてその言い方からしてこのお姉さんは幽霊デスか!?」

 

相馬「正確には音の響ちゃんと未来ちゃんを助ける為に自分の力を授けた結果、一部の人にしか見えなくなっちゃったお姉さんだよ」

 

R未来「そ、そうなんですか!?」

 

佐藤「成程な、と言うかお前はどこからか情報を仕入れる手腕には驚くぞ、ホント」

 

奏「ホントに何処から仕入れたんだその情報は;」

 

ミセスS「うむ、それが相馬と言う人物じゃな」

 

詠に抱き着いて怯えるR切歌に相馬が補足したのに奏は冷や汗を流し、ミセスSは頷く。

 

アンパンバグスター「それにしても皆、丁度いい時に来たね」

 

R切歌「デース?」

 

調「丁度いい時って…?」

 

切歌「どういう事デスか?」

 

ジャムおじさん「丁度クリスマスの谷に行く所だったんだよ」

 

首を傾げる響達に出て来たジャムおじさんが教える。

 

Rクリス「何!?クリスマスの谷!!と言う事はサンタさんのお手伝いだな!」

 

マリア「サンタね…そう言えば前は大変だったわね」

 

興奮するRクリスの隣でマリアはチラリと切歌を見て呟く。

 

Fセレナ「(一体何のこと…?)」

 

セレナ「(クリスマスので切歌ちゃんが落ち込む事あって…立ち直ったのは立ち直ったけど大変だったんだよね;)」

 

小声で話しかけるFセレナにセレナはそう返す。

 

Rクリス「うおおお!サンタさんやルドルフに会える!!嬉しいだろこれは!」

 

切歌「おお、サンタさんに会えるデス!」

 

興奮するRクリスと切歌にクリスは似た者同士に近いな…と呆れる。

 

弓美「なんと言うかそっちのクリス先輩って切歌ちゃんと似たレベルな感じだね」

 

ロック響「こっちのうたずきんがどういう感じか知らないけどうちはあんな感じだよ」

 

翼「そ、そうなのか…」

 

調「…現実にはサンタ居ないって言わないでおこう…」

 

意外そうに言う弓美にロック響はそう返し、調はそう決めるのであった。

 

ジャムおじさん「それなら一緒に行くかい?」

 

Rクリス「そんなの勿論だ!あ、後でサイン書いてくれ!」

 

R切歌「デース!あたしも欲しいデス!」

 

切歌「ふっふー、あたしは既に持ってるデース!」

 

ミューチェ「ああ、そう言えばあなた、こっちの未来の誕生日パーティが終わった後に貰ってたわね;」

 

申し出に早速乗ってお願いするRクリスとR切歌に切歌は自慢げに言う。

 

なずな「お兄ちゃん、私もサンタさんに会いたいよ」

 

宗太「確かにサンタさんに会えるのは良いね」

 

ファナ「ならサンタさんの手伝いに行きましょうっす!」

 

ジャムおじさん「決まりだね。では出発しよう!」

 

おー!とそれにRクリスを筆頭に元気よく返事をする。

 

早速、一同は飛行船アンパンマン豪に乗り込んでクリスマスの谷へと向かう。

 

 

カレーパンマン「しっかし今回も団体だな。しかも同じ顔が数人」

 

しょくぱんまん「驚きですよね」

 

響「顔は同じでも中身は少し違うよ」

 

ミューチェ「ホントにね。あっちのグレ響もといロック響はクールで、クリスは切歌に近い感じ、切歌は…さらに子供っぽい」

 

同じ様に向かうのでいるカレーパンマンとしょくぱんまんが面々を見て言い、ミューチェがそう返す。

 

R了子「後はアームドギアも違うだろうな…聞いた話ではそっちのクリスは銃が主らしいがうちは弓一択だ」

 

弓美「私?」

 

詩織「違うと思いますよ;」

 

了子「まあ本来イチイバルは弓矢だからそっちの方が正しいのよね」

 

ファナ「ちなみに弓の腕前はどうなんっすか?」

 

Rクリス「そんなもん使うからには慣れとくに決まってるだろ。ギアを纏った状態で胸に当たらない様にしつつ命中させるまで大変だったよな…」

 

そう言ったR了子のに了子は頬を掻き、ファナの問いに答えながらRクリスはしみじみと漏らす。

 

R未来「……ホント羨ましい悩みだと思います。丸」

 

未来「もう一人の私に同意…」

 

翼「…………くっ!」

 

まひる「その気持ちわかる!」

 

それを聞いたR未来は恨めしそうに言い、未来も肩に手を置いて頷き、翼は胸をさわさわしてから顔を背け、まひるも涙目も頷く。

 

マリア「クリスマスでもこうなるのね…」

 

Rマリア「大変ねそっちも、ねえ翼」

 

R翼「こ、このタイミングで私に振らないでくれないかマリア;;;;;;;」

 

呆れるマリアの隣でR翼に話を振るRマリアに話を振られた本人は大量に汗を流して返す。

 

葵「…………こっちの翼さん、こっちのマリアさんの手により成長中、どこがとは言いません(ぼそり)」

 

翼&未来&調「なん…だと…!?」

 

そんな中で葵の呟きに上記3人は戦慄してR翼を見て、本人も胸を抑える。

 

その際、少しだが変わる事に気づいた3人に衝撃が走った後に落ち込んだ。

 

ロック響「大丈夫、悪戯が言って…」

 

霧亜「止めよう響、悪戯と言うのは時たま遊びに来る子だと分かったけどなんだかその後を言ったら怖い思いを仕掛けそうだから…な?;」

 

響「(うん、やめといた方が良いよロックの私!それ以上言ったら地獄だよ…!)」

 

ファナ「(言おうとしたの、絶対に有名なあのセリフっすよね;)」

 

落ち込んだ3人にロック響が言おうとして霧亜が察して口を押さえ、霧亜の機転にグッジョブと響とファナはサムズアップする。

 

Rマリア「小さいのも好きだけど、自分の手で大きくして行くのを見ると喜ばしいわね…そう思わないそっちの私に立花ちゃんに切歌?」

 

マリア&響「ノーコメントで」

 

切歌「?そっちのマリアの言ってる事が良く分からないデスが、大きくなるのが嬉しいのは分かるデス!」

 

うっとりしながら聞くRマリアのにマリアと響は顔を横に逸らして述べて、良く分かってない切歌はそう返す。

 

佐藤「成程、頭良い感じだが感性は同じか」

 

相馬「分かってない感じが特にね」

 

ミセスS「それがうちの切ちゃんじゃ」

 

それを見て佐藤と相馬は切歌だなと納得し、ミセスSはほっほっほっと笑う。

 

カレーパンマン「俺達が入り込めねぇ話題だよな」

 

しょくぱんまん「ですね;」

 

宗太「なんと言うかすいません;」

 

ファナ「すみませんっす;」

 

それを壁に背を預けて見ながら呟くカレーパンマンにしょくぱんまんも同意するのに宗太とファナが謝る。

 

カレーパンマン「いやまぁ、良いって、こういう賑やかなのは嫌いじゃねえし」

 

しょくぱんまん「そうですよ」

 

ファナ「そう言ってもらえると嬉しいっす」

 

笑って言う2人にファナも笑い返してから話題に入る。

 

 

 

 

一方その頃のバイキン城

 

バイキンバグスター「あーーーーー…暇」

 

ホラーマン「ホラーそうですね~」

 

ソファーに寝転がり、バイキンバグスターはホラーマンと共にのんびりしていた、

 

そこにドキンちゃんが入って来る。

 

ドキンちゃん「ばいきんまん!何ぼーとしてるのよ!}

 

バイキンバグスター「あ、ドキンちゃん」

 

ぼーとしているバイキンバグスターにドキンちゃんは詰め寄って揺らす。

 

ドキンちゃん「今日はクリスマスよクリスマス!サンタさんのプレゼントが欲しい!!」

 

バイキンバグスター「おお!そうだったのだそうだった!今日はクリスマス!ようし、悪さしてやるのだ!」

 

だだこねるドキンちゃんのにバイキンバグスターはすぐさま起き上がると飛び出して行く。

 

楽しげに向かう響達。

 

だけど、裏でバイキンバグスターの不穏な悪戯が始まろうとしていた。



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クリスマスSP~二つの世界の装者たちのクリスマス!中編~

クリスマス特別編の中編です。
後編は25日の0時に投稿しますのでお楽しみに!


前回、バイキンバグスターが動いてるのを知らずに響達はナダレ谷まで来ていた。

 

葵「ここまで来ると防寒着を着てなければ寒いですね」

 

相馬「事前に準備しといてよかったね」

 

響「もうすぐサンタさんの所に着くね」

 

ミューチェ「前はこことは別のだったけど、本当にきれいな場所よねここは」

 

はぁーと息を吐いて手をこすり合わせる葵は響のにおーとなる。

 

しばらくするとサンタクロースの顔の形をした岩が見えて来る。

 

Rクリス「おおお!サンタ岩だ!クリスマスの谷までもうすぐだぜ!」

 

切歌「もうすぐサンタさんに会えるデス!」

 

誰もがワクワクする中でサンタ岩を通る。

 

そして…見えてきた光景に戸惑う。

 

クリスマスになるとクリスマスプレゼントの実がなるクリスマスツリーの林に実が全然見えない。

 

ジャムおじさん「おかしい…いつもならもうクリスマスプレゼントの実が実ってる筈なのに…」

 

アンパンバグスター「全然ありませんね…」

 

翼「これは一体どういうことだ…?」

 

奏「何か遭ったんじゃないか?サンタさんの家に向かった方が良いんじゃないか?」

 

そうだねとジャムおじさんは頷いてスピードを上げる。

 

しばらくするとツリーハウスが見えて来て、その前に着陸した後にアンパンバグスターがノックして、返事がないので開け…

 

アンパンバグスター「サンタさん!ルドルフ!」

 

サンタさん「アンパンマン!」

 

縛られてるサンタさんとルドルフが目に入り、急いで縄を解いてあげる。

 

サンタさん「いやーありがとうアンパンマンに皆さん」

 

セレナ「大丈夫ですかサンタさん」

 

ファナ「一体何があったんっすか?」

 

お礼を述べるサンタさんにファナは質問する。

 

それにはルドルフが答えた。

 

ルドルフ「ばいきんまんだ。奴が谷中のプレゼントを!」

 

R了子「成程、いつも通りの悪い事と言う事か」

 

ぽぷら「それ許せないよ!」

 

R未来「そうですね!」

 

Fセレナ「プレゼントは皆のものなのに独り占めするなんて…!」

 

それには誰もが怒る。

 

相馬「その為にまずは情報を集めた方が良いね」

 

ジャムおじさん「確かにその通りだね」

 

調「ばいきんまんたち、どっちに行ったんだろ…」

 

マリア「そうね…あなた達は知らないの?」

 

ルドルフ「我々は捕まった後、プレゼントを盗まれて行くのを魅せ付けられてから家に入れられたので…」

 

サンタさん「どこに飛んだかは分からん…だが、ばいきんまんはいつも使ってるのより巨大なUFOに乗ってやって来たんじゃよ」

 

切り出す相馬にジャムおじさんは同意した後にマリアが聞き、サンタさんがそう答える。

 

カレーパンマン「巨大なUFOなら目立ってそうだな…」

 

了子「でも煙幕でカモフラージュしてるかもしれないわね」

 

響「それじゃあ探すのが大変ですね…」

 

R了子「いやあっさり探せるぞ」

 

困った顔をする響にR了子はあっさり言う。

 

モデルP「成程な、拙者の出番だな」

 

ロック響「ああ、モデルPなら確かに探せるね」

 

弓美「あ、成程!」

 

創世「いやいや弓美、自分だけ理解しても他の人が理解できなきゃ分からないからね;」

 

クリス「ちゃんと説明しろ;」

 

納得してる一部に創世とクリスはツッコミを入れる。

 

弓美「ああ、ごめんごめん。モデルPは使う事で周囲の地形や敵の位置を調べるナイトスコープって言う能力が使えるんだ。さらに暗い所も良く見えちゃう」

 

ファナ「おお、それは探索に便利な力っす!」

 

奏「敵の位置を調べるか…それなら探すのも楽になるな」

 

ジャムおじさん「確かに隠れられても見つけられるかもしれない!」

 

そうと決まればロック響はモデルPXになって飛行船アンパンマン号の上に乗って探索に出る。

 

ロック響『………今の所、怪しい影なし、さむ…』

 

R未来「響~風邪をひかないようにね;」

 

未来「ここ等へんにはもう居ないのかな?」

 

響「どこに行ったんだろうね…」

 

R了子「と言うかお前等も手伝ってやれ、音の始祖だろ。エコー探査をやれ、エコー探査を」

 

うーんと唸る響と未来にR了子がそう指示する。

 

ミューチェ「あ、そう言えばそうだったわね」

 

ファナ「エコー探査っすか?」

 

言われて思い出すミューチェにファナは首を傾げる。

 

R了子「音を飛ばし、跳ね返って来た事で何かあると言うのを見つける。蝙蝠がやっている事だ。雲の中にもしも相手がいるならば音はそのまま返って来ると言う事だ」

 

切歌「おお、それの方法もあったデスね!」

 

調「確かにそれなら」

 

ジャムおじさん「頼めるかい2人とも?」

 

解説を聞いてお願いするジャムおじさんに2人は頷いた後にアンパンマンとカレーパンマンの背中に乗って外に出て、音を発する。

 

響「んー、居ないね…」

 

未来「こっちも…」

 

カレーパンマン「くそ、ばいきんまんの奴、どっちに行きやがったんだ…」

 

アンパンバグスター「流石にまだ遠くまで進んでないと思いたいけど…」

 

困った顔をする響と未来はそのまま探索を続ける。

 

一方でロック響は辺りを見渡して行き、ふと、上空の大きな雲に目を向ける。

 

ロック響「……音の方のキャロル、聞こえる?今上にある大きな雲を風で払いのけてくんない?」

 

キャロル『あの雲をか?分かった』

 

見ながらお願いするロック響にキャロルは了承した後にかつて出会い、その時に渡された疑似シンフォギアを纏って飛び出した後にロック響が指示した雲に向けて暴風を放つ。

 

防風により雲は消えて行き…それは姿を現した。

 

下から見た面々に見えたのは黒い円盤状の物体で、すぐさま上に飛んだアンパンバグスターとカレーパンマン、2人の背中に乗っていた響と未来の目に見慣れた顔が目立っていた。

 

カレーパンマン「ありゃあ、ばいきんまんの顔だ!」

 

相馬『成程ね…音の2人対策の、音を吸収しちゃうみたいなのでUFO全体を覆っていたから音は戻ってこないし、エコーのに引っ掛からなかったって所だね」

 

響「それじゃあ見つからない筈だよ…」

 

未来「けどこれで見つかった!」

 

???『誰なのだ!いきなり揺らすバカは!』

 

アンパンバグスター「ばいきんまん!盗んだプレゼントを返すんだ!」

 

響き渡る怒声にアンパンバグスターは叫ぶ。

 

バイキンバグスター『げげっ!?もうバレたバイキン!?2人対策に音を吸収するのを付けてたのに!?』

 

カレーパンマン「へへんだ。ただそれだけ対策しててバレないと高を括ってたからだ!」

 

響「プレゼントを独り占めしちゃだめだよ!」

 

未来「皆の物なんだからね」

 

ドキンちゃん『そう言われて返しますなんてしませんよーだ!返して欲しければ乗り込んで倒す事ね!ばいきんまんを』

 

返す様に言う2人に対してドキンちゃんが変わってそう言う、

 

バイキンバグスター『ちょっとドキンちゃん!』

 

Rクリス「ようし聞いたなお前等!さっさと倒して、クリスマスプレゼントとばいきんまん達のサインを貰うぞ!」

 

ぽぷら「最後に自分の要望混ざってるよクリスちゃん!?」

 

まひろ「プレゼントが最優先なの忘れちゃ駄目!!」

 

セレナ「それじゃあ姉さん、此処はあのギアで戦ってみたらどうかな?」

 

マリア「あのギア…ああ、あれね」

 

そう言ったRクリスのに2人がツッコミを入れてる間にセレナのリクエストにマリアは成程と察する。

 

R了子「もしやクリスマス用のがあるのか?」

 

切歌「その通りデス!」

 

調「これが私達のクリスマスギア」

 

その言葉の後に翼達は聖詠を歌うとその身にクリスマスギアを纏う。

 

ちなみにFセレナも聞いて自分もと練習して会得している。

 

R切歌「おお!可愛らしいです!」

 

Rマリア&詠「(カシャカシャカシャカシャカシャカシャ!)」

 

Rセレナ「こっちの姉さんと詠さんが物凄い勢いでどこからともなく取り出したカメラであっちの妖精さんな私と切ちゃんの写真を撮りまくってる!?」

 

クリス「まー気持ちは分かる。でも後にしろよな;」

 

ファナ「それだけ来たんっすね;」

 

クリスマスギアを見て芽を輝かせるR切歌の隣でカメラを構えて速写しまくるWシスコンにクリスは呆れる。

 

R翼「どうやったらそうなれるんだ?」

 

翼「どうやったらと言ってもな…」

 

奏「ただクリスマスの事を思い浮かべれば良いんだよ。それによってギアが変化するんだ」

 

Rクリス「ほう、つまりこういう事か」

 

その言葉を聞いたRクリスは聖詠を歌う。

 

光りに包まれてから光りが弾け飛び…

 

Rクリス「と言う訳で…怪傑☆うたずきん!クリスマスバージョン!バァーン☆」

 

変化したギアを纏ったRクリスがいたのはいたのだが…

 

宗太「って、なんでクリスマスなのに狼の耳と尻尾!?そこはトナカイの角じゃないかな!?」

 

ぽぷら「と言うか最初に着ていた服の縁にクリスマスらしく白のモコモコが付いてその上にクリスマスの飾りが付いただけだよ!?」

 

相馬「この文章でしか分からない説明である」

 

佐藤「メタイぞ相馬」

 

クリス「おー、似合ってるぞあたし」

 

騒ぐワグナリア面々をスルーして褒めるクリスにRクリスはサンキューとウィンクする。

 

詠「では…()()()()()()()()()()()()()

 

霧亜「え?私達もやる流れなの;」

 

R切歌「おーお姉ちゃん達もデスね!」

 

R調「ワクワク…」

 

切歌「え?詠さんたちも変身できるんデスか!?」

 

調「と言う事は装者?」

 

目を輝かせて肩を掴む詠へと戸惑う霧亜を見て切歌と調は驚く。

 

しかも、分かったと頷いた後の霧亜と意気揚々の詠の口から出た聖詠により驚きは増した。

 

霧亜「crimson~blade~shul~shagana~tron~♪」

 

詠「emerald~igalima~zangeki~tron~♪」

 

マリア「シュルシャガナ!?」

 

翼「イガリマ…だと!?」

 

驚いている間に2人は光りに包まれ、光りが弾け跳ぶ。

 

霧亜は響のクリスマス型ギアの様な服装だが違いとしてスカートがズボンになっていて、耳や尻尾が猫耳で、手にはクリスマスステッキが握られていた。

 

詠はクリスやマリアの様に肩だしのドレスでクリスマスツリーをイメージした模様が散りばめられていて、アームドギアであろうモミの木型の剣を握っていた。

 

詠「まぁ~可愛らしい衣装ですね霧亜さん」

 

霧亜「う、うん。確かにこれは可愛い」

 

R切歌「おお!凄いデス!詠お姉ちゃん可愛いデス!」

 

R調「霧亜姉さんもカッコカワイイ…」

 

調「そっちのシュルシャガナとイガリマの装者って霧亜さんと詠さんだったんだ…」

 

切歌「ビックリデス!」

 

目を輝かせる妹とR調のにこそばゆい詠はうふふと笑う。

 

詠「はい、と言う訳でマリアさんもしてみたらどうです?」

 

Rマリア「確かにそうね。では刮目せよ!」

 

詠のにRマリアは頷いた後に聖詠を歌うが、それがガングニールの聖詠に度肝を抜かれる。

 

その間にRマリアはギアを纏うとその姿はマリアのと変わらないが色が赤ではなく黒で、手にキャンドルを模した槍が握られていた。

 

Rマリア「あら、色違いなのね」

 

奏「そっちのマリアは黒いガングニールの装者なのか」

 

クリス「だからか色違いなんだな」

 

へぇーと感心するRマリアのに奏とクリスは少し驚く。

 

Rセレナ「姉さん見てみて!私はトナカイをイメージした感じだよ」

 

黒い?と首を傾げるRマリアだがRセレナの言葉に顔を向けると響のクリスマスギアの様な格好だが、マフラーはしてなく、茶色のベストを羽織り、首にトナカイが付けてるベルが付いたチョークを付けて頭にトナカイの角があった。

 

Rマリア「……いける!!!」

 

マリア「何がいけるのよ!?」

 

セレナ「うわ~可愛い!」

 

グッと手を握り締めて叫ぶRマリアのにマリアがツッコミを入れてるとR翼も変わる。

 

その姿は翼と違い、Rセレナの様に茶色で頭に帽子の代わりにトナカイの角がある。

 

R翼「私もトナカイだな」

 

翼「ずいぶん違うな」

 

奏「やっぱ世界違うと変化も違う感じになるのか」

 

ドキンちゃん『ちょっと!来るのか来ないのかどっちよ!』

 

それに誰もがほうとなっているとしびれを切らしたドキンちゃんが叫ぶ。

 

しょくぱんまん「あ、ごめんねドキンちゃん」

 

ドキンちゃん『いえ~しょくぱんまん様は別に良いんですよ~♡」

 

クリス「キャラ変わりすぎだろ」

 

ミセスS「まぁ、それがドキンちゃんじゃからな…」

 

それに思わず謝るしょくぱんまんにあっさり許すドキンちゃんにクリスは呆れ、ミセスSはうんうんと満足そうに頷いていた。

 

ジャムおじさん「とにかく近づくよ。皆、気を付けるんだよ」

 

R切歌「ガンバなのデス!」

 

R調「私達は非戦闘員なので待ってる」

 

切歌「待っていてくださいデス!すぐにプレゼントを取り戻してくるデス!」

 

調「絶対に取り戻すよ」

 

応援を背に入口と思われるばいきんまんの顔の所にあった入口から響達は突入する。

 

ロック響「了子さんも付いて来るんだね」

 

R了子「まぁ、機械系ので操作できる奴少ないしな」

 

ミセスS「まあそうじゃのう」

 

響「助かります!もしもあった複雑なのだったら戸惑うの確実ですし}

 

同じ様に付いて来てるR了子はそう返し、ミセスSも頷くのに響もそう返す。

 

ちなみに了子も留守番組に入ってる。

 

すると目の前に小さいUFOに乗ったかびるんるん達が立ち塞がる。

 

Rクリス「お出ましだな」

 

クリス「全員撃ち落としてやる」

 

それにRクリスは中央が星になってる弓のアームドギアを構え、クリスもラッパを構える。

 

Rクリス「………撃てるのかそれ?」

 

クリス「撃てるぜ。ほら」

 

かびるんるん「かびー!?」

 

疑問のに答えながら手に持っていたラッパから雪玉型弾丸を放って飛んで来た1機を撃ち落とす。

 

ならあたしもとRクリスは弓を構えてからの連続射撃で撃ち落として行き、クリスも負けじと落として行く。

 

Rクリス「やるじゃん」

 

クリス「そっちこそな」

 

お互いに放ちながら交わした後にドンドン撃ち落として行く。

 

かびるんるん「「「「かびかびかびかび!」」」」

 

すると今度は剣を構えたかびるんるん達が来る。

 

R翼「剣ならば!」

 

詠「私達の出番ですわ!」

 

マリア「ええ!」

 

翼「防人の剣!受けてみよ!」

 

それに対してR翼と詠、マリアと翼が飛び出す。

 

R翼は巧みにかびるんるんの剣を両断してからエネルギーを収束させて放つとトナカイの集団となってかびるんるん達を吹き飛ばす。

 

聖夜ノ行進!

 

詠は剣を振るいかびるんるんを薙ぎ払った後に床に剣を突きさすとモミの木がドンドン飛び出してかびるんるん達を吹き飛ばす。

 

斬撃列波・聖夜!

 

ぐさぐさぐさぐさぐさ!!

 

かびるんるん「「「かびーーーーーーーー!?」」」

 

一部は飛び出したモミの木の尖端にお尻が刺さって悶える羽目にもなっていた。

 

翼は剣を掲げると上からケーキが降りそそぎ、かびるんるん達は思わず食べようと群がろうとし…

 

聖夜ノ一刃

 

振るわれた斬撃で吹き飛ぶ。

 

マリアは剣に炎を纏わせた後に次々とかびるんるん達の剣を両断した後にMerryXmasの文字が浮かび上がる。

 

SACRED♰FIRE

 

R翼「我らが刃に絶てぬもの「ぶふw」………」

 

カッコよく決めようとして隣の詠の笑いに無言で鏡を取り出して髪を見ると…複数のクリスマスステッキに纏められていた。

 

R翼「……マリア~」

 

Rマリア「あーよしよし、後で直してあげるからね」

 

R了子「したくてやった。後悔はしていない」

 

ミセスS「ぶふっww」

 

泣き付くR翼を慰めるRマリアを見ながらミセスSも笑ってしまう。

 

悪びれもしていないR了子にいつの間にとクリスと未来は冷や汗を掻く。

 

霧亜「ホント、ぶれない…私達も行くよ調、切歌」

 

調「うん!」

 

切歌「はいデス!」

 

溜息を吐いた後に駆け出す霧亜に調と切歌も続く。

 

まずは自分がと調が地面を強く踏むと踏んだ先から氷に覆われ、かびるんるん達が慌てる中で調は氷の上を滑り、氷の結晶型ヨーヨーで攻撃していく。

 

π式・氷刃演武

 

続いて霧亜がアームドギアを掲げると空中に無数のクリスマスステッキが出現し、霧亜がアームドギアを振り下ろすと空中にあったステッキ達はかびるんるんへと飛んで行き、何個か命中して倒したり、動きを止める。

 

クリスマスキャロルレイン

 

切歌「いっくデスよー!」

 

動けなくなったかびるんるんへと向けて切歌はアームドギアを振るうと飛び出した光球がかびるんるん達の上に移動したと思ったらクリスマスプレゼントの箱に変化してかびるんるん達に落ちて閉じ込める。

 

すぐさま接近した切歌はそれを勢い良く振ったアームドギアで吹っ飛ばす。

 

隠闇・燦nタ苦rおSゥ!

 

吹っ飛んで来た箱にかびるんるん達は慌てて受け止めた後…

 

ドーン!

 

かびるんるん「「「「「「かびぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」」」」」」

 

爆発して綺麗な調花火と共に吹き飛ぶ。

 

詠「まぁ、調ちゃん顔の花火とは切歌はホント調ちゃんが大好きですわね~」

 

霧亜「確かに…(調も調で滑った場所を見ると切歌の顔になってるし;)」

 

切歌「はいデス!アタシは調、大好きデス!!」

 

調「私も切ちゃん、大好き♪」

 

微笑ましそうに言う詠のに頷きながら苦笑する霧亜に2人はそう返す。

 

Rマリア「さて、私達も行くわよ。奏、セレナ!」

 

奏「おう!」

 

Fセレナ「はい!」

 

今度はRマリアが声をかけながら奏とFセレナと共に駆け出す。

 

バズーカの様なのから雪玉を放つかびるんるん達にRマリアは炎を槍を回転させると炎の竜巻が発生し、かびるんるん達を包み込む。

 

SACRED♰FLAME

 

かびるんるん「「「「かびかびかびかび!?」」」」

 

炎にあちちとなるかびるんるん達に奏が冷やしてやるよとこちらは氷を纏わせてから槍を突き出すと光線が放たれ、当たったかびるんるん達は凍る。

 

BLIZZARD∞FREEZING

 

Fセレナ「はぁあああああっ!」

 

続いてFセレナがアームドギアの尖端のベルを鳴らしてから背中の羽を広げて飛び上がり、ベルを振るうと光りが放出され、その光りがかびるんるん達を攻撃し、最後にアームドギアを振るうと地面にMerryXmasと言う文字が出現する。

 

TOMTE†BLESSING

 

かびるんるん「「「「「かびぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」」」」」

 

Rマリア「華麗に舞う小さいセレナ可愛い!!(カシャカシャカシャ)」

 

Rセレナ「姉さん、カメラ構えるの早すぎだよ;」

 

Rクリス「と言うか良くこの状況で撮れるな;」

 

マリア「戦いの時までそれをしないで;」

 

攻撃をかわしつつ片手で受け流して写真を撮ってるRマリアにRセレナはツッコミ、マリアは痛い頭を抑える。

 

Rセレナ「さて、私も行くよ!」

 

そう言ってRセレナは剣を掲げると彼女の後ろに青緑の鹿が現れた後に角を振るうと複数の角が飛んで行き、かびるんるん達を捕縛する。

 

ディアス☆ホールド

 

R了子「……ホント、お前の技はなぜ特撮系な感じのになるんだろうな…」

 

Rセレナ「んー特撮を見まくったからでしょうか?」

 

クリス「おっさんと同じ感じか…」

 

切歌「さっきの凄いデス!」

 

捕縛されて行くかびるんるんを見ながら呆れて呟くR了子のに可愛く傾げながら答えたRセレナへクリスは呆れ、切歌は目を輝かせる。

 

そうしてる間に進んでいると広い場所に出る。

 

未来「広い場所だね…」

 

響「何かありそうだね」

 

カレーパンマン「静かなのも不気味さを増してるな…」

 

誰もが警戒しながら歩くと…

 

バイキンバグスター『はっひっふっへっほ~~良く来たなお前等!』

 

アンパンバグスター「ばいきんまん!」

 

キャロル「何処から声が…」

 

誰もが周りを見る中で中央部分が開き…

 

バイキンバグスター「じゃーん」

 

そこから何かと共にバイキンバグスターが現れる。

 

Rクリス「出たなばいきんまん!サインくれ!!」

 

R翼「雪音、サインをねだる時じゃないと思うぞ!?」

 

クリス「ねだるのは倒してからにしろ!」

 

切歌「ってかなんデスかあれ!?」

 

それにどこからともなくサイン色紙を取り出して突き出すRクリスにR翼とクリスはツッコミを入れる中で切歌は一緒に現れたのに驚く。

 

バイキンバグスター「どう驚いた?何時もの様なメカで来ると思った?」

 

ドキンちゃん「驚いたでしょ!」

 

ホラーマン「ビックリしました?」

 

ミセスS「いやはやこれは驚いたのう」

 

調「あのマシン…私たちのギアが組合わさってる…!」

 

自信満々なバイキンバグスター達が乗り込んでるのにミセスSと調は代表で呟く。

 

彼女が言った様にロボットの外見は響達のシンフォギアを模していたのだ。

 

両手はガングニール、両足は神獣鏡となっており、胴体はアガートラームで腰にはイチイバル、背中にはイガリマ、頭にはシュルシャガナ、武器に天羽々斬とファナのを除いたのになっている。

 

カレーパンマン「おいおい、ばいきんまんのくせにかっちょ良いの作ってるじゃねえか」

 

バイキンバグスター「これぞ、シンフォギアロボなのだ!響ちゃん達のギアを元にしてるのだ!」

 

ロック響「これはまた…」

 

響「凄いね!まさに私達のギアが合体した感じだよ!」

 

未来「感心する所じゃないよ響!」

 

R了子「確かに、今我々はそれの相手をする事になるからな」

 

目を輝かせる響を未来が揺らしながらそう言い、R了子のにその通り!とバイキンバグスターが言った後に3人は乗り込んで顔が閉じる。

 

バイキンバグスター『と言う訳でこいつでお前達をギッタンギッタンのメッタメッタにしてやるのだ!』

 

カレーパンマン「へん!響ちゃん達の真似をしたからって負けるつもりはねえぜ!」

 

翼「その通りだ。皆のプレゼントを返してもらうぞ!」

 

マリア「行くわよ!」

 

しょくぱんまん「ええ!」

 

その言葉と共にカレーパンマンとしょくぱんまん、翼とマリアが先手必勝と飛び出す。

 

カレーパンマン「カレーパンチ!」

 

しょくぱんまん「しょくパンチ!」

 

翼「はぁああ!」

 

マリア「たぁあ!」

 

同時に放たれたパンチと2つの斬撃にバイキンバグスターはニヤリと笑い…

 

キィンキィン!

 

ゴーン!

 

カレーパンマン「~~~~~~~!いってぇぇぇぇぇぇ!!」

 

しょくぱんまん「か、か、固すぎ…ます…」

 

翼「かなりの防御力を持っているようだな…」

 

マリア「厄介ね!」

 

慌ててパンチした右手をふーふーするカレーパンマンの隣でしょくぱんまんは右手を抑え、翼とマリアは呻く。

 

バイキンバグスター『ふふん、このロボの合金にちょー頑丈にしてるのだ!』

 

ドキンちゃん『だからどんな攻撃も防げちゃうもんね~』

 

切歌「なら分解してやるデス!」

 

調「うん!」

 

それに今度は切歌と調が突っ込み、フォローに霧亜と詠も続く。

 

切歌「デェェェス!」

 

調「はぁああああ!」

 

ガキン!

 

攻撃を仕掛ける2人のをロボットは手に持っていた天羽々斬で受け止める。

 

バイキンバグスター『あ~らよっと!』

 

そのまま勢いよく振るって2人を吹き飛ばすが霧亜と詠がキャッチする。

 

詠「大丈夫ですか?」

 

切歌「大丈夫デス!次はちゃんと道具を持ってやってやるデス!」

 

調「うん、うっかり道具を用意するの忘れてたね」

 

霧亜「道具をちゃんと用意しないとね」

 

着地した後に調と切歌はその道具を用意する。

 

切歌「んじゃまずは足からバラすデース!」

 

調「バラバラにしてあげる」

 

そう言って2人は駆け出す。

 

バイキンバグスター『おおっと、バラバラにならないのだ!』

 

そう言うと浮かび上がって2人の周りを飛び回る。

 

調「浮かんだ!?」

 

切歌「なんデスと!?」

 

モデルX『足が神獣鏡だから飛べるのか!?』

 

バイキンバグスター『んでもって、これでも食らえい!』

 

その言葉と共に腰のが変形してそこから雪玉が飛んで来る。

 

切歌「雪玉!?」

 

調「こんなの!」

 

α式・百輪廻

 

それに対して調は小型の丸ノコを連続で放って切り裂いて壊して行く。

 

バイキンバグスター『ならば!』

 

それにバイキンバグスターはFセレナへと向けて放つ。

 

Rマリア「そっちのセレナ危ない!」

 

Fセレナ「きゃっ!?」

 

突然だったので避けれないFセレナをRマリアが突き飛ばすが代わりに雪玉に当たってしまう。

 

ボン!!

 

するとRマリアが雪だるまに変わってしまう。

 

Rセレナ「姉さん!?」

 

響「ロックの私の方のマリアさんが雪だるまに!?」

 

切歌「デデデェス?!」

 

バイキンバグスター『どうだ!当たれば雪だるまになる雪玉のお味は?お前達にも味合わせてやるのだ!!』

 

転がるゆきだるまとなったRマリアに驚く面々へと告げた後に再び雪玉が放たれる。

 

R翼「危ない!」

 

Rクリス「あぶなっ!?」

 

クリス「うおっ!?」

 

ミセスS「おっと」

 

飛んで来るのに誰もが慌てて避ける。

 

カレーパンマン「このやろ!これでも食らえ!!」

 

それにカレーパンマンは口からカレーを飛ばして雪玉を解かすついでにシンフォギアロボの顔に張り付かせようとするが天羽々斬により防がれる。

 

カレーパンマン「くそ、当たらねえか!」

 

未来「これならどう!」

 

呻くカレーパンマンの後に未来は手に持っていた尖端が赤と緑で中央が星なクリスマスをイメージした扇を円を描く様に動かすと周囲に雪だるまが現れて、未来の振り下ろしを合図にシンフォギアロボットへと冷凍光線を放つ。

 

氷結

 

翼「私も!」

 

続けざまに翼がケーキを出現させて動きを封じようとするが、シンフォギアロボはジャンプして避け、ケーキに埋まる前に両手でキャッチして翼に投げ飛ばす。

 

翼「ぬおっ!?」

 

未来「翼さん!?」

 

埋もれた翼を助けようと近寄る未来に雪玉が迫る。

 

しょくぱんまん「危ない!!」

 

それに咄嗟にしょくぱんまんが受け止め…

 

ボン!

 

未来の代わりにしょくぱんまんが雪だるまになってしまう。

 

未来「しょくぱんまんさん!」

 

マリア「また1人…!」

 

ドキンちゃん『いやーん!なにしょくぱんまん様も変えてるのよ!』

 

バイキンバグスター『いたたたたた!あいつが庇ったからなのに!!』

 

それにドキンちゃんが中でバイキンバグスターを殴っている様で地面に着地して動きが一時的に止まる。

 

アンパンバグスター「カレーパンマン!」

 

カレーパンマン「おっしゃあ!」

 

その隙を見て2人は接近し、シンフォギアロボの足に手を付け…

 

アンパンバグスター&カレーパンマン「せーの!!」

 

同時に押し、その勢いでシンフォギアロボは前のめりに倒れる。

 

ドシーン!

 

バイキンバグスター&ドキンちゃん『でぇぇぇぇぇ!?』

 

ホラーマン『ホラー!?』

 

カレーパンマン「どんなもんだい!」

 

切歌「今デス!」

 

倒れた事で切歌はチャンスとばかりに接近し…

 

ジャキーン!!

 

足部分を解体する。

 

Rクリス「ナイス!」

 

クリス「これで飛べなくなったぜ!」

 

切歌「残りもすぐにバラバラにしてやるデース!」

 

意気揚々と他の部位を解体しようと切歌は飛び上がる。

 

バイキンバグスター『そうはいかないのだー!』

 

するとシンフォギアロボの各所から歌が流れ始める。

 

どうやらスピーカーが埋め込まれてる様だ。

 

霧亜「?突然歌を流し始めた?」

 

未来「あれ?この歌って…」

 

響「え?……あ!」

 

いきなりの事に戸惑う霧亜の後に未来と響はそれが自分達が歌う歌だと察した直後、シンフォギアロボの全体が光り輝く。

 

詠「なんですの!?」

 

R了子「まさか…エクスドライブ!?」

 

キャロル「バカな!?それにはフォニックゲインが足りないはず…!」

 

ファナ「ちょっと待ってくださいっす!この歌歌っているのって響さんと未来さんじゃ…」

 

目の前の現象に驚く詠の後にR了子の言葉にキャロルが否定しようとするがファナの言葉にそういう事かと顔を歪める。

 

カレーパンマン「おいおい、どういう事だよ」

 

キャロル「あの二人は同時に歌うと物凄いフォニックゲインを出すことが出来るんだ」

 

クリス「それでエクスドライブに普通になれるんだからホント、チートだよな」

 

ちんぷんかんぷんなカレーパンマンにキャロルが説明してクリスが補足する。

 

Rクリス「簡単に言うなら、常時パワーアップ」

 

カレーパンマン「なんだよそれ、普通に厄介じゃねえか!」

 

マリア「でもなんで二人の歌をバイキンバグスターが!?」

 

Fセレナ「……あ、もしかして…」

 

バイキンバグスターがなぜ2人の歌を持っているかでロック響やマリア達は響と未来を見る。

 

モデルL「これはあれね…」

 

モデルK「最初に出会った時に2人がバイキンバグスターにゲームを盛り上げてほしいで協力すると決めた時に時間潰すのに暇ならカラオケでもする?とかバイキンバグスターに聞かれて了承して…」

 

モデルA「歌っていたのをこっそり録音されていた…って事かもね」

 

ファナ「なにやってるんっすか…;」

 

響&未来「す、すいません;」

 

入所経緯を推測するライブメタルの後に呆れたファナや面々へと2人は謝る。

 

バイキンバグスター『2人のフォローとして言い訳させて貰うと暇つぶしに聞く為に録音していて上手く行くかと思ったら上手く行ったので使わせて貰ったのだ』

 

ホラーマン『録音でも効果出るって凄いですホラー』

 

詠「律儀ですわ!?」

 

R了子「これ、絶対に歌を録音されるなって教訓出来たな」

 

キャロル「そうだな…」

 

それに対して補足するバイキンバグスター達に詠は驚き、R了子はそう呟く。

 

頭いてぇ…とキャロルがぼやいてる間にシンフォギアロボは白く染まった姿を見せる。

 

R翼「厄介だな」

 

クリス「来るぞ!」

 

雪玉版のDESTRUCTION SABBATH

 

誰もが身構えると腰のイチイバル部分が変形してまるでレーザーを撃たれた様に雪玉が連発される。

 

Rクリス「あぶなっ!?」

 

クリス「アタシの技かよ!?」

 

切歌「デェェス!?」

 

それに誰もが慌てて避けるが切歌だけが逃げ遅れる。

 

カレーパンマン「この!」

 

咄嗟にカレーパンマンが前に出てカレーを飛ばすが数に撃ち負けて慌てて切歌を庇う。

 

ボン!

 

アンパンバグスター「カレーパンマン!」

 

切歌「アタシを庇って…!」

 

ゆきだるまになったカレーパンマンを見て切歌はシンフォギアロボを見る。

 

切歌「よくもカレーパンマンさんを…許さないデス!」

 

調「絶対にお仕置きする」

 

バイキンバグスター『できるもんならやってみるのだ!』

 

怒る切歌と調にバイキンバグスターは挑発する。

 

霧亜「2人とも挑発に乗ったらだめよ」

 

調「分かってはいるんだけど…」

 

切歌「カレーパンマンへの弔いをしてやりたいデス」

 

詠「死んでませんよ;」

 

そう会話しながら雪玉を避ける。

 

クリスとRクリスが遠距離で攻撃しているが傷がつかず、アンパンマンのアンパンチも効かない。

 

Rクリス「くそ、全然効いてねえ…映画補正付いたばいきんまんはつえぇな」

 

クリス「メタなこと言うな;」

 

呻きながら漏らすRクリスにクリスはツッコミを入れながらどうするか思案する。

 

ミセスS「あっちがエクスドライブならこっちもエクスドライブなった方が良いんじゃないかのう」

 

響「あ、成程!」

 

そう提案するミセスSに響は納得して未来と頷きあって歌おうとし…

 

バイキンバグスター『そんなの予想済みなのだ!』

 

その言葉と共にシンフォギアロボから響と未来に向けて何かが放たれて、未来と響の顔に引っ付く。

 

未来「きゃっ!?」

 

響「なにこれ!?」

 

剥がそうとするが剥がれず、透明な奴だから2人の顔が見える。

 

取ろうとするがへばり付いて取れない。

 

バイキンバグスター「それはフォニックゲインだけを発生させない様にする特製顔マスクなのだ!』

 

ホラーマン『ちなみにお肌つやつや効果もあったりしますホラー』

 

ロック響「うわ、オマケが無駄にいらない」

 

ファナ「これじゃあエクスドライブできないっす!」

 

わはわ!と笑うバイキンバグスターだが…

 

モデルZ「ならば、お前達が使ってるのを使えば良いだけだ」

 

モデルH「その歌も響達の歌…ならばできなくもないな」

 

バイキンバグスター『……………………あ…』

 

そんなモデルZとモデルHの指摘にバイキンバグスターは顔を青くする。

 

クリス「へ、じゃあいっそのこと全員で歌ってみるか」

 

マリア「良いわね。装者たちの歌を無断に使ってくれたツケを払って貰わないとね」

 

奏「ああ、倍返しだ!」

 

その言葉にロック響以外が歌い始める。

 

その身に纏うのを通常のギアに変えてからエクスドライブを果たす。

 

ドキンちゃん『ちょっと、あいつ等もなったじゃない!』

 

バイキンバグスター『しまったのだ!』

 

R了子「流石ばいきんまん、抜けてる所は変わりなしだな」

 

キャロル「そうだな」

 

しみじみと呟いた後に雪玉を避けてからR了子はどこからともなくパソコンを取り出して素早く操作してふむふむと呟く。

 

R了子「成程な…お前達、シンフォギアロボに向けてフォニックゲインを集中させろ。それが攻略の鍵だ」

 

ミセスS「ああ、なるほどのう」

 

ファナ「シンフォギアロボにフォニックゲインを?」

 

誰もが指示された事に戸惑う中でシンフォギアロボがRセレナへと雪玉を発射する。

 

詠「!危ないですわセレナさん!」

 

Rセレナ「!?」

 

マリア「させないわ!」

 

ELEGANT†LUMIERE

 

それにマリアは剣を複数出現させ、その先端からビームを放って撃ち落として行く。

 

だが、1つだけ撃ち漏らしてしまう。

 

しまっ!?とマリアが目を見開き、雪玉がRセレナに迫る。

 

Rセレナの運命は!?




後編に続く…!


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クリスマスSP~二つの世界の装者たちのクリスマス!後編~

すみません、予約投稿し忘れていました;
クリスマススペシャル後編、どうぞご覧下さい


雪玉がRセレナに当たりかける…

 

その瞬間…赤い風が見えた後にRセレナの姿が消える。

 

バイキンバグスター『何!?』

 

R翼「消えた!?」

 

Fセレナ「あれ!?あっちの私は何処行ったの!?」

 

誰もが慌てて探すとこっちだよと言う声と共に誰もが見る。

 

そこには赤い仮面とマントを羽織り、水色のスーツを纏った人物がいた。

 

その人物にRクリスは目を輝かせて興奮する。

 

Rクリス「うおーーーーーーーーーーマジかよ!マジかよ!すげぇマジかよ!!!ニャンダーかめんかよ!!!激やべぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

クリス「にゃ、ニャンダーかめん?」

 

ミセスS「アンパンマンの作者、やなせたかし氏のある作品を元に誕生したアニメ、ニャニがニャンだー ニャンダーかめんの主人公じゃ。そうか、彼が住んでる所もまたアンパンマンワールドの1つ…だから存在しているんじゃな」

 

アンパンバグスター「ニャンダーかめん!来てくれたんだね!」

 

目をパチクリさせるクリスや皆へとミセスSは説明してから納得する中でアンパンバグスターは嬉しそうに声をかける。

 

ニャンダーかめん「うん、助けを呼ぶ声がしたからね…ばいきんまん!またしょうこりもなく悪さをして!」

 

バイキンバグスター『うるさいうるさいうるさい!お邪魔虫が増えたからってシンフォギアロボは負けないのだ!』

 

その言葉と共に雪玉を放ち、ニャンダーかめんとアンパンバグスターは避けて飛ぶ。

 

R了子「早く歌え、すれば分かる!」

 

ロック響「んじゃあ歌よろしく。うたずきん」

 

Rクリス「ああ!とびっきりのを聞かせてやるぜ!遅れんなよあたし!!」

 

クリス「ああ!」

 

クリスのを合図に歌える装者全員が歌う。

 

バイキンバグスター『歌いだしたからって何が…はひっ!?』

 

それにアンパンバグスターとニャンダーかめんを相手にしていたシンフォギアロボは突然関節部から火花を噴き出す。

 

火花は段々と様々な場所で起こり始める。

 

ニャンダーかめん「これは一体…?」

 

R了子「確かにフォニックゲインを利用すると言う発想をしたのは驚きた。だが、それを使う者の限界を考慮してなかったのが悪かったな。しかもロボだ。容量を越えればオーバーヒートを起こすのは目に見えているからな」

 

切歌「あーなるほどデス」

 

調「あれ?でもなんか様子がおかしくない?」

 

戸惑うニャンダーかめんにR了子が解説した事に切歌が納得してる隣で調がシンフォギアロボを見て言う。

 

先ほどまで火花を散らしていたシンフォギアロボはギギギと音をたてながら変形していく。

 

R了子「……ああ、これはあれだ。オーバーヒートさせたがいいが。暴走して大技を出そうとしてるな。下手すればこの一辺が運悪く消えるな」

 

ニャンダーかめん「ええ!?」

 

R翼「冷静に告げる事じゃないですよ!?」

 

マリア「しかもあの技ってキャロルとの戦いで放ったあれよね!?」

 

ファナ「ちょ、ヤバ過ぎっすよ!!!?」

 

軽い感じで告げられた事にうえぇぇぇぇぇぇぇぇ!?と誰もが叫ぶ。

 

その間も輝きが増して行く。

 

Rクリス「どどどどど、どうするんだよ!?」

 

詠「お、落ち着きましょう。こ、ここはもやしを数えて…」

 

切歌「詠さんが一番落ち着いてないデスよ!?」

 

クリス「ってかなんでもやしなんだよ!?」

 

慌てるRクリスにそう言いながらもやしを数え始める詠に切歌とクリスはツッコミを入れる。

 

誰もが慌ててる時、音が聞こえ始める。

 

R翼「ん?これはバイク音か?」

 

未来「え?バイクって…」

 

誰もが来た道を見る。

 

見えたのはバイクに乗った佐藤と後ろに乗って何かを担いだ相馬であった。

 

そのままメンバーの前に止まる。

 

佐藤「どうやら相馬の言ってた通りで良いタイミングみたいだな」

 

Rセレナ「佐藤さんに相馬さん!?」

 

Fセレナ「何かを持ってきたみたいですけどそれは…?」

 

相馬「これ?今の状況を打破する物…を詰めたバズーカだよ」

 

そう言って相馬はシンフォギアロボに銃口を向け…

 

ドン!!

 

トリガーを引くと大きい弾が飛び出す。

 

速いスピードで飛んだ弾はシンフォギアロボに命中し…

 

ドパーン!!!

 

破裂すると赤色の煙が飛び出してシンフォギアロボを包み込む。

 

するとあんなに光っていたシンフォギアロボの光が消えて行き、最終的に収まる。

 

相馬「こっちのキャロルちゃん&エルフナインちゃん特製アンチフォニックゲイン弾。良い仕事するね~」

 

響「アンチフォニックゲイン弾!?」

 

キャロル「これで安心して倒せるな」

 

バイキンバグスター『ばかめ!抑えてくれたのならこっちが十分に…あれ、あれれ?』

 

そう言って動かそうとしてる様だが全然動かない様子にR了子はああと呟く。

 

R了子「さっきの暴走ので大体の所やスピーカーが壊れて、さらにフォニックゲインもアンチフォニックゲイン弾で無くなったから動けないのは当然だな」

 

ニャンダーかめん「ようし!今だ!」

 

アンパンバグスター「2人とも!一緒に行こう!」

 

ロック響「OK」

 

響「はい!」

 

それにニャンダーかめんとアンパンバグスターにGXとなったロック響と響が続く。

 

ニャンダーかめん「ニャンダーパンチ!」

 

アンパンバグスター「アーンパーンチ!!」

 

ロック響「バスターパンチ!」

 

響「サウンドパーンチ!」

 

バイキンバグスター&ドキンちゃん&ホラーマン『あわわわわわわわ!?』

 

同時に向かって来る4人にバイキンバグスター達は抱き合ってみる事しか出来ず…

 

ニャンダーかめん&アンパンバグスター&ロック響&響「カルテットパーンチ!」

 

カルテットパンチ!!

 

必殺パンチが炸裂し、シンフォギアロボは壁を突き破って外に飛び出し…

 

ドカーン!!

 

バイキンバグスター&ドキンちゃん&ホラーマン「バイバイキーン!!」

 

空高く吹っ飛んで行った。

 

ポン!

 

カレーパンマン「お、戻れた!」

 

しょくぱんまん「助かりました」

 

Rマリア「ふう…」

 

Fセレナ「戻れました!」

 

マリア「戻れて良かったわね。そっちの私」

 

その後にゆきだるまになっていた3人は元に戻る。

 

相馬「さて、後はプレゼントを探すだけだね」

 

佐藤「そうだな。見た感じ、この辺りにあると思うんだがな…」

 

ミセスS「おーい、見つけたぞ」

 

見渡そうとしてミセスSの言葉に誰もが向かうとミセスSと彼女の後ろに大量のプレゼントがあった。

 

霧亜「良かった見つかって…」

 

詠「これでサンタさんも安心ですわね♪」

 

切歌「あのー、ちょっと良いデスか?」

 

調「さっきからこの基地、落ちていない?」

 

それに安堵する2人だが、切歌と調が恐る恐る言う。

 

相馬「あ、そう言えばここの動力源もフォニックゲイン使ってるから皆の歌と先ほどのシンフォギアロボの暴走でエンジンもオーバーヒートして壊れちゃったみたいだね」

 

佐藤「それは早目に言えよ」

 

R了子「ホントだな」

 

Wクリス「「いや冷静に言ってる場合じゃねえだろ!?」」

 

翼「早く脱出せねば!」

 

それに誰もが慌てて持てるだけ持って、大半はRセレナが出現させたエネルギー体の動物やらロボット達に持たせたりもしたので全部持ち運べた。

 

ロック響「ホント便利だねセレナさんの」

 

Rセレナ「いやー」

 

佐藤「SFって感じさせるよなホント」

 

マリア「うちの妖精のセレナも凄いわよ!自然現象操れるんだから!」

 

Fセレナ「もう、マリア姉さんったら…」

 

Rマリア「こっちのセレナはホントにすごぐふ!?」

 

R翼「ふふ、セレナばかり話すマリアは黙ろうな」

 

ほへーとなるロック響のに照れるRセレナの評価にマリアが言い、それに対抗しようしたRマリアは黒い笑みを浮かばせたR翼に鳩尾にパンチを喰らう。

 

Rクリス「(出たーセレナ自慢ばかりするマリアに対しての黒先輩)」

 

翼「(黒いなそちらの私…)」

 

切歌「(良いのが入ったデスね今のは…)」

 

ぐったりするRマリアを担ぐR翼を見て翼や響達は冷や汗を流す。

 

その間、爆発による進路塞ぎとかもあったが全員で協力で活路を開き、無事に外に脱出する

 

ジャムおじさん「皆急ぐんだ!」

 

ぽぷら「早く早く!!」

 

R切歌「急ぐデース!」

 

待ってた面々が呼びかけ、全員急いでプレゼントをアンパンマン号に詰め込む。

 

軽くする為に何人かは飛べる面々に担がれる。

 

ロック響「そう言えば…落ちるUFOはどうする?」

 

響&未来「あ…」

 

ファナ「あのままだと…谷に直撃っすね」

 

飛び去った後、ふと呟くロック響のに響と未来は顔を青くし、ファナが落ちる場所を予測する。

 

Rクリス「普通にやべぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

 

葵「だ、大悲惨ですよそれ!どうするんですか!?」

 

ミセスS「ん~、あれ全部を消し飛ばさないといけないのう」

 

切歌「どうやってデスか!?」

 

Rセレナ「私に任せてください!」

 

ミセスSの分析に言葉にRセレナが名乗り出る。

 

Rセレナ「エクスドライブを発動した今の私なら…こんな事が…できます!!!」

 

その言葉と共にアームドギアを掲げると…Rセレナの後ろに翼を持ったロボットが複数現れてUFOへと飛んで行くと下から押して空の果てまで飛んで行く。

 

佐藤「…いや、ロボットを出してたのは分かるが、巨大な奴も出せるってどんだけだよ」

 

相馬「いやーこっちのセレナちゃんはイマジネーションが凄いね~」

 

クリス「すげぇな…」

 

奏「しかもエネルギーでだからな…」

 

その光景に思わずツッコミを入れる佐藤と感嘆する相馬とクリスにRセレナはえへへと笑っていると高い場所で光る何かが見えた。

 

R了子「無事に処理完了か」

 

カレーパンマン「くあーなんと言うか良い所なかったな」

 

しょくぱんまん「そうですね」

 

切歌「そんなことないデス!」

 

未来「2人のお蔭で私や切歌ちゃんは助けられましたからカッコよかったです!」

 

ぼやくカレーパンマンに苦笑して同意するしょくぱんまんへと切歌と未来はそう返す。

 

カレーパンマン「へへ、ありがとな」

 

しょくぱんまん「そう言って貰えると嬉しいです」

 

そんな2人の言葉にカレーパンマンは照れ臭そうに鼻を掻き、しょくぱんまんも微笑んで返す。

 

Rクリス「おう、プレゼントも取り返せて、それにばいきんまん達のサインもゲット出来て万々歳だぜ!」

 

R翼「何時の間に!?」

 

R未来「そんな時間あったの!?」

 

クリス「時間…あったか?」

 

にひひとサイン色紙を見せながら笑うRクリスにR翼とR未来は驚き、それ何時手に入れたんだ?とクリスは聞く。

 

Rクリス「シンフォギアロボが4人のパンチで吹っ飛んで行った後に飛んで来てさ、拾ったら3人のサインが書いてたんだぜ~いやー最高のプレゼントだぜ!」

 

アンパンバグスター「バイキンバグスター…暴走しかけてた時に書いてたんだね;」

 

モデルK「律儀だね;」

 

マリア「そう言うところがあるから憎めないのよね…」

 

喜んでいるRクリスに誰もが苦笑するのであった。

 

 

 

 

サンタさん「ありがとうアンパンマンに皆さん」

 

ルドルフ「お蔭で無事にクリスマスプレゼントを運べます」

 

アンパンバグスター「いえいえ」

 

切歌「サンタさんを助けることができてこっちの方が嬉しいデス!」

 

調「切ちゃんと同じです。サンタさんを助けられて良かったです」

 

お礼を言う1人と1頭に切歌と調はそう返す。

 

サンタさん「ありがとう。それで申し訳ないのじゃが、もう1つお手伝いして貰う事を頼んでも良いじゃろうか?」

 

ロック響「お手伝い?」

 

響「良いですよ!何すればいいですか?」

 

ルドルフ「クリスマスプレゼントを配るのを手伝ってほしいんだ」

 

サンタさんからのお願いに一番に手伝う事を了承してから確認する響にルドルフが答える。

 

そのお願いに誰もが驚く。

 

R切歌「サンタさんのプレゼント配りのお手伝いデスか!?」

 

切歌「喜んでやるデス!」

 

すぐさまW切歌が名乗り出て、他の面々も了承する。

 

R了子「まぁ、飛べるのはモデルHで飛べるこっちの響と神獣鏡を持つ小日向を除けばエクスドライブ状態にならないといけないからサンタ帽だけだな」

 

奏「あー確かにそうだな」

 

マリア「飛べないものねクリスマスギアは」

 

R了子の言葉に確かにと誰もが頷いた後にエクスドライブになってからサンタ帽をかぶる。

 

ニャンダーかめん「それじゃあ僕はキャットタウンやその周辺の皆にプレゼントを配ったらそのまま帰るね」

 

アンパンバグスター「うん、ありがとうニャンダーかめん」

 

Fセレナ「助かりました。ありがとうございますニャンダーかめんさん」

 

ぽぷら「これからも頑張ってね~」

 

袋の1つを持って飛び上がったニャンダーかめんに誰もが手を振り、ニャンダーかめんも振り返してから飛び去って行く。

 

アンパンバグスター「それじゃあ僕達も行こう!」

 

Rクリス&詠「おー♪」

 

切歌「はいデース!」

 

ファナ「出発進行っす!」

 

その言葉と共に全員が飛び立つ。

 

サンタ服に着替えたアンパンバグスター達と共に飛びながらそれぞれチームに分かれてプレゼントを配って行く。

 

モデルH『む?響、あっちの方角を見ろ』

 

ロック響「ん?」

 

響「あっち?」

 

配っている途中、アンパンバグスターと運んでいた響とロック響へモデルHの指示を出す。

 

それにロック響が見た方へとアンパンバグスターと響も見ると離れた場所をUFOにソリを引かせたバイキンバグスターがドキンちゃんとホラーマンと共にプレゼントを配っていた。

 

モデルK「あら、悪い事をした後のケジメかしら?」

 

モデルZ「ま、手伝ってくれてるんなら良いんじゃないか?」

 

響「やっぱり根は良い人だねバイキンバグスターさんたちは!」

 

それを見てふふと笑った後に別の方へと飛んで行く。

 

Rクリス「(ホクホク)」

 

カレーパンマン「行く先々で起きてる奴にサインをお願いしたな…」

 

クリス「サイン貰いすぎだろ…」

 

一方でRクリスがプレゼントを渡した人達に出来る人にサインをお願いしてたっぷり貰っていた。

 

Rクリス「最高のクリスマスだぜ!いやーホント忘れられないな」

 

クリス「良かったな。最高のクリスマスになって」

 

笑うRクリスにクリスは笑い返す。

 

Rクリス「おう、本当に良かったぜ!」

 

カレーパンマン「へへ、ホントお前等、感性が違うけど笑顔は同じだな」

 

クリス「ん?そうか?」

 

笑うカレーパンマンにクリスは首を傾げる。

 

まぁ、感性と言う所は同意だが…

 

カレーパンマン「(まぁ、アンパン食べてる所は同じだけどな)」

 

内心そう考えながらカレーパンマンはプレゼントを運んで行く。

 

 

 

 

クリームパンダ「あ~~~可笑しかった」

 

メロンパンナ「こらクリームパンダちゃん…ごめんなさい翼さん達」

 

R翼「いや、了子さんの弄りに気づかなかった私の落ち度だ…」ズーン

 

翼「まさか配達中にされるとは…」

 

目の涙を拭いながらそう言うクリームパンダをメロンパンナが叱った後に謝罪する。

 

ちなみに何があったかと言うと…R了子の仕業である。

 

W翼とWマリアは途中でクリームパンダとメロンパンナと合流したのだが…

 

クリームパンダ『ぶふwwww何その髪型wwwwwww』

 

W翼『え?』

 

笑い出したクリームパンダのにW翼は自分の髪を確認する。

 

目に入ったのは見事な雪だるまヘアーにされていた自分の髪であった。

 

それにより飛んでる間もクリームパンダは笑いパなしであった。

 

Rマリア「はいはい、直してあげてるから元気出しなさい翼」

 

マリア「こっちも直してあげるから凹まないの」

 

どこからともなく出したヘアーブラシで髪を直してあげるWマリアにメロンパンナは微笑ましそうに見る。

 

メロンパンナ「仲が良いですね」

 

Rマリア「ふふ、あなたのお姉さんとの仲もいいと思うわよ」

 

翼「そうだな。メロンパンナのピンチの時には必ず来る良き姉だと私は思うぞ」

 

ありがとうございますとメロンパンナがお礼を言った所である方を見て、あ…と声を漏らした後に飛んで行く。

 

見るとそこに彼女の姉であるロールパンナがいて、メロンパンナからプレゼントを貰っていた。

 

R翼「良いものだな。家族は」

 

マリア「ええ…」

 

感慨深く言うR翼にマリアは心の底から同意する。

 

 

 

 

R切歌「お姉ちゃん。重くないデスか?」

 

詠「ふふ、切歌は軽いですから大丈夫ですわ~」

 

背中に乗せて貰って聞くR切歌に詠はそう返す。

 

切歌「そっちのあたしに甘々ですね詠さん」

 

調「顔も凄く緩んでる」

 

R調「こっちの切ちゃんに頼られると詠さんはいつもこうだよ」

 

霧亜「唯一の家族でもあるからその分もあってね」

 

そんな2人を見て言う調と切歌にR調と霧亜はそう返す。

 

しょくぱんまん「それだけ仲が良いのですね」

 

切歌「ちょっと羨ましいデスね…」

 

ふふと微笑むしょくぱんまんに切歌はそう漏らす。

 

霧亜「えっと、ごめんね。様子からして…」

 

調「ううん、大丈夫」

 

切歌「そうデス!あたし達にはマリアやセレナ、Sちゃんがいるデス!」

 

笑って返す調と切歌に申し訳なかった霧亜はそっかと口元を緩ませる。

 

 

 

 

佐藤「こうやってプレゼントを配るのは新鮮だな」

 

相馬「そうだね~しかも自分の知るアニメの世界でだもんね」

 

未来「えっとこのプレゼントはあっちの家で…」

 

Fセレナ「これはあそこで…」

 

こちらはミセスS特製のバイキンUFOを模したUFOに乗った相馬と佐藤と共に未来とFセレナにRセレナは飛んでいた。

 

Rセレナ「こうやって運んで喜ぶ姿を見るのは良いよね」

 

Fセレナ「うん。皆が喜んでいるとこっちも嬉しくなるね」

 

未来「そうだね」

 

ワイワイ話し合う3人に相馬はくすりと笑う。

 

相馬「いやーこうやって若い子の話を聞くとほんわかしちゃうね佐藤くん」

 

佐藤「爺クサイ事を言ってんじゃねえよ。いや、俺達それにもう近い年齢か…」

 

Fセレナ「え、そうなんですか?」

 

しみじみと呟く相馬に佐藤はツッコミを入れてからのにFセレナは首を傾げる。

 

相馬「見た目20代、実年齢は50近くでーす」

 

佐藤「ホント、俺ら、あいつの影響受けてんじゃねえかって位しわとか出来てないからな」

 

Fセレナ「あーでも実年齢と見た目が違うってのはちょっとわかります…」

 

ピースする相馬の隣で遠い目をする佐藤にFセレナは自分も似た感じなので佐藤の言葉に同意する。

 

Rセレナ「大丈夫だと思うよ~私だってこんなに育ったし」

 

Fセレナ「私もこんな風に成長できるのかな…?」

 

そう言うRセレナの一部分を見ながらFセレナは呟く。

 

ちなみに…

 

未来「(私、成長したら大きくなるかな…)」

 

自分の一部分の将来に心配してる未来さんであった。

 

大きくなるかは…作者()次第である。

 

 

 

 

しばらくしてプレゼントを配り終えて、サンタの家の所に再び集まる。

 

サンタさん「ありがとう皆さん。お蔭で今年も無事にプレゼントを運べました」

 

ルドルフ「本当にありがとう」

 

響「いえいえ!サンタさんのお手伝いが出来てとても楽しかったです!」

 

切歌「そうデス!サンタさんのお手伝いと言う貴重な体験を出来て嬉しかったデス」

 

それは良かったとサンタさんは笑った後に後ろにおいていた袋に手を入れて箱を取り出す。

 

サンタさん「君達のクリスマスプレゼントだよ」

 

ロック響「おお…」

 

R未来「あ、ありがとうございます!」

 

ファナ「ありがとうございますっす!」

 

誰もが渡されたのに喜ぶ。

 

ぽぷら「かたなし君!クリスマスプレゼントだよ!」

 

宗太「はい!嬉しいですね!(プレゼント貰って喜ぶ先輩可愛い!)」

 

まひる「わあ…」

 

葵「山田嬉しいです!」

 

切歌「おお!サンタさんありがとデース!」

 

調「サンタさん、ありがとうございます!」

 

お礼を言う響達にサンタさんは嬉しそうに笑う。

 

アンパンバグスター「良かったね皆」

 

R翼「ああ」

 

翼「まさか本物のサンタからプレゼントを貰えるとは思ってもみなかったな」

 

マリア「そうね。私も貰えるとは思いもしなかったわ」

 

R了子「まぁ、アンパンマンワールドは基本は大人と子供もそうだが、善悪関係ないものな」

 

ミューチェ「そうね。サンタさんは誰にでもプレゼントをくれる凄い人よ」

 

ルドルフ「(数人の中にはぶっ飛んじゃってる人もいたりするけど;)」

 

R了子に続いたミューチェのにルドルフは内心冷や汗を流す。

 

ミセスS「今年は色々と思い出に残るクリスマスになったのう」

 

奏「だな。鳥の私や侍の翼に良い土産話が出来たな」

 

うむうむと満足そうに頷くミセスSに奏も笑う。

 

すると響達の前を白いのが過る。

 

誰もが見上げると雪が降り始めていた。

 

了子「あら、これって…」

 

キャロル「お、雪か」

 

誰もがその光景に声を漏らす。

 

未来「綺麗…!」

 

響「ホワイトクリスマスだね未来!」

 

降り注ぐのに響と未来は笑い合う。

 

こうして皆は想い出に残るクリスマスの一日を過ごしたのであった。



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