刺身サンの奇妙な小噺 (刺身ウィルソン)
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序章 刺身サンの奇妙な小噺

(初投稿ですがホモでは)ないです。



9/8
一部なんか違う感じがしましたので編集しました
その際についでに誤字脱字表現不足を探しました。
足りない場合はご一報ください(他力本願)。


昔々(執筆時の9/7現在から数えて凡そ数ヶ月程前)

あるコンビニ務めの中間管理職の男がそれはそれはダイナミックかつアグレッシヴ(無経験のため比較対象なし)な告白をされ、超困惑&混乱していた。

 

具体的には

 

告白してきた相手(当然ながら女性である)が

目の前で

いきなり

「お前様が好きだったんだよ!!!(要約)」

を、した。

 

男は、

あまりにも突然に起こった事態に対し、

一時的に機能不全を起こし、

「ん?(困惑)…ん?(把握)」

という情けない声を出し

 

「ヌ゛ゥ゛ンッッッッッ!?!?(驚愕)」

 

と、咆哮を上げた。

目力強そうですね。

 

しかし男は割と直ぐに冷静になり、その中間管理職ブレインを大回転させたのだ。

 

そして彼の脳内で、会議は踊った。盆踊りを彷彿させるかのように。

 

理性A

「情報処理プロセスが停止。駄目みたいですね(諦め)」

 

理性B

「おっ、待てぃ(江戸っ子)なんかの漫画で読んだゾ。その記憶によると返事はこの場で、どうぞ」

 

理性C

「漫画は漫画で現実は現実。これもう(どうすりゃいいか)わかんねぇな」

 

本能A

「なんでぇこんなの即日お持ち帰りでねぇか」

 

本能B

「やべぇよやべぇよ…逃げようぜ…」

 

理性C

「いろいろ\(^o^)/オワタ」

 

諦めの意見が多数だが、踊る踊る。その後もどんちゃん騒ぎで本体の思考が停止しているのじゃった。

 

そして体感時間数秒、脳内時間にして数日分経過した辺りで脳内会議はある一つの禁忌にたどり着く。

 

それは鈍感難聴系主人公の最終奥義

 

「え?なんだって?」

 

である。

 

聡明なるドクシャ=ヘッズならば既にお分かりだろう。

この奥義は死の危険性を持っているということを。一歩間違えればその先はエンマ・ザ・グレイテストキング=サンさえ裸足で逃げ出す程のホラー・エクスペリエンスが待ち構えているのだ。

そこで踏み止まらせるのは最終発言チェックシステム=サンこと総括理性プログラム。

 

オイオイオイ死ぬわアイツと止めてくだすった。

代わりに、脳内を強制的に仕事モードにスイッチさせて冷静な対応を取らせたのである。ぐう有能。

 

そして男はついに動いた。

 

「申し訳ないが、こういう事を言われるのは生まれてこの方初めてでどうすればいいか分からない。考える時間をくれ」

 

そう、保身と保全。その二つをPERFECTにこなす最善の答え。自らモテたことすら一度もないことを明かし、思考のための時間を頂きつつ相手を傷つけない(と考えた)最前の一手。

 

相手(後の彼女様)

「…解りました…とりあえず来週に仕切り直します。いきなりで驚かせてすいません」

 

男(=作者を加工した存在なので今後刺身とする)

「いいのです。てかよく考えなさい、本当に私のような男で良いのかとかそのあたりを特によく考えなさい。行き当たりとか罰ゲームとかいじめられてるとかならすぐに言いなさい」

 

………斯くして、男はその場での返答ができなかった。しかし、後々自分もその告白してきた女性の事が好きになっていることに気が付いたのである。

その後は割と早かった。一週間後のリトライに対し誠心誠意、はっきりとYESをぶつけたのだった。

 

元々、その相手の子はなぜか男に対し、社内で結婚秒読み疑惑を持たれるレペルで接触が多かったのだ。

接触が多い理由もはっきりし、上司に説明したところ

 

上司

「付き合ってすらいなかったとかお前ホモかよぉ(意訳)」

 

と言われたとか。      おわり。




誤字、脱字、などございましたらご報告お願い申し上げます

もっとこうしたほうがいい、などのアドバイスがくるとありがたみでむせび泣きながら返信します。

あ、つまらんとかそういうのはオブラートに包んで上げてください。泣いちゃうかもしれませんので…


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