譲れない想いと女神の想いに応えたい時 (シデンカイ)
しおりを挟む

第1話

友達と一緒にラブライブの話をしてて書きたくなったので書きました。


俺は通い慣れた道を自転車に乗りながら学校を目指していた。家から片道30分で遅くならない内に学校に行かなければならないからだ。俺の名前は漣(さざなみ)遥(はるか)で東京のUTX学院に通っている3年生だ。この学校は昔は女子校だったらしいが俺がUTX学院に入学する年に共学になったけどUTX学院で男子は俺だけしかいなかった。共学化が決まって俺がUTX学院に入学した時は俺の他に4人の男子がいたが4人とも全員が、ほとんど女子しかいないこの学校に堪えきれず入学してから僅か3日後に4人全員がいなくなってしまった。これが俺の1年の時の話だ。貴重な男子4人がいなくなり男子が俺だけになって女子からジロジロ見られる事が多いけど気付かないフリをして1日1日を過ごしていた。そんな俺だが勉強は学年トップでスポーツも毎回トップになっているけどそんなある日の話だった。

 

「ねぇ・・・・・そこの君」

「えっ?」

 

後ろから話しかけられたので俺は振り返ると美少女3人組が俺を見ていた。3人とも可愛かったがまずは話をしようと思った。

 

「私の名前は綺羅ツバサ」

「私は優木あんじゅ」

「私は統堂英玲奈」

「俺の名前は漣(さざなみ)遥(はるか)だ」

「君は男子だよね?」

「そうだけど?」

「それなのに遥?」

「何だか女の子みたいな名前だね」

「良く言われるよ」

 

俺は実際に遥って名前だから良く女の子だと周りの人に思われる事がある。

 

「君は何年生?」

「俺は1年生だよ」

「そうなんだ」

「私達3人も実は1年生なんだ」

「実は私達でこれからスクールアイドルをやろうと思うんだけど君・・・一緒にやらない?」

「えっ!?」

「先生達の話を聞いていたんだけど君は勉強もスポーツもトップだよね?」

「そうだね」

「そこで私達3人は話して決めたの!」

「君のような人をメンバーに入れたスクールアイドルでラブライブに出ようってね」

「そうなんだ?」

「どうかしら?」

「質問してもいいかな?」

「いいわよ」

「それじゃあ1つ目はチーム名は決まってるのか?」

「決まってるわ」

「私達のチーム名はA-RISEよ」

「2つ目だけどリーダーは誰なんだ?」

「それはまだ決まってないんだ」

「そっか」

「他にはあるかな?」

「もう無いな」

「それじゃあ行こうか」

「どこに行くんだ?」

「私達の練習場所よ」

 

練習を始めてから2時間が経ったけど3人は疲れが出たのかもう動けなくなっていた。

 

「さっ・・・漣君すごいね」

「あれだけ動いたにも関わらずまだ動けるなんて」

「しかもダンスも上手いし・・・いいや!かなり驚いたよ」

「小学校の時から朝早く起きてランニングしてるし慣れてるから」

「そうなんだ?」

「バスケとかサッカーとか動き回るスポーツを毎日していたから体力あるしな」

「歌も良かったし」

「友達とカラオケに良く行くし」

「漣君」

「どうかした?」

「君に・・・A-RISEのリーダーになってほしい」

「ファッ!?」

「私達3人は一緒に何回も練習した事あったけど漣君とは今日2時間だけだったけど君と一緒に練習してわかったんだ」

「リーダーなら3人の中から1人を選べば良いのに何で俺なんだ!?」

「理由ならあるわ」

「私達3人は何回か一緒に練習した事あったけどつい最近やっと合わせる事が出来たんだ」

「それまでは私達3人とも動きがバラバラでね。なかなか出来なかったんだ」

「そんな時に君を見つけたんだ」

「じゃあ聞くけど俺に話しかけるまで3人で練習したのは何回ですか?」

「2回だな」

「だけどその2回とも3時間以上は練習してたわね」

「そういう事ですか」

「どうかな?メンバーにならない?」

「良いよ」

「やった」

「やった」

「やった」

「じゃあ今日からA-RISEは4人でリーダーは漣君に決定ね」

「わかった!それじゃあ今から俺がリーダーになるから3人ともよろしくな!ちなみにだけど俺の事は遥って呼んでくれないか?」

「わかったわ」

「私は、あんじゅで平気だから」

「私は英玲奈で大丈夫」

「私もツバサで良いから」

「さて!それじゃあ今から今後の事について俺が考えた事を言いたいんだけど良いかな?」

「なにかしら?」

「まず歌って踊ったりするのに体力が必要です。だから毎日ランニングをしましょう!」

「ええええええええ!」

「ちょっと本当に!」

「しかも毎日」

「当然じゃないですか」

「理由を聞いても?」

「歌うだけならば問題は無いだろう・・・だけど実際には歌うだけじゃなく踊りますからな」

「そうね」

「歌って踊ってさらに笑顔でってなると結構大変です。それに良く考えて欲しいんですけど自分達がライブをしてる時にファンの人から見て自分の好きなアイドルが歌って踊ったりしてるけど笑顔じゃなく疲れた表情を見せられたらどう思う?」

「それは・・・」

「俺だったらそんな辛そうな表情を見たくは無かったなって思いながらファンを辞めるな」

「確かにそうなるわね」

「まずは基礎をしっかり出来てないとダメだからまずは体力作りだ」

「なるほどね」

「次にラジオ体操をします」

「小学校の時にやったアレ?」

「そうです。ラジオ体操は腕と足とかを動かすし日本人なら誰でも知っているだろ?」

「確かに誰でも知っているな」

「後は発声練習をするからな」

「それってもしかして・・・」

「あーあーあーあーあー」

「やっぱりそれか」

「とりあえずこの3つを毎日やる事にするから」

「わかったわ」

「2人は?」

「私も賛成」

「私も」

「じゃあ明日からこの3つをやりながら練習を始めるけど最初は結構きつくて大変かも知れないけど少しずつで良いから頑張ってやろう!」

「はい」

「はい」

「はい」

「それじゃあ明日から4人になったA-RISEで活動開始だ!皆よろしくな」

「よろしくお願いします」

「よろしくお願いします」

「よろしくお願いします」




μ'sの話が多いからA-RISEを書いてみました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第2話

本当は昨日に出したかったな


俺は今4人で休憩中だったのでスマホの中に入ってる写真を見ていて2年前の俺達を見ていた。

 

「何を見ているの?」

「うん?ああ・・・ツバサか」

「何か見ていた感じだったけど?」

「これだよ」

「これは私達が1年生だった時の・・・・・」

「久しぶりに見ていたんだ」

「そっか」

「さてと休憩は終わりだ!練習を再開するぞ!」

「はい」

「はい」

「はい」

 

あの結成から2年が経って俺達4人は全員3年生になって今では人気NO.1のスクールアイドルになっていた。

 

「おっと!その前に連絡する事がある」

「連絡?」

「実は第1回ラブライブが開催される事になった。」

「ラブライブ?」

「ラブライブとは野球で言えば甲子園みたいなもんだけど参加するグループはいくつかある」

「そうなの?」

「そして今!俺が注目しているグループがいる」

「へぇ」

「リーダーの遥が気になっているグループとはね・・・そのグループ名は?」

「俺が気になっているグループ名は・・・・・μ'sだ」

「μ'sって確か9人いるグループよね?」

「ああ」

「どうして遥はμ'sを気にしてるの?」

「いい所に気付いたな!これを見てくれ」

「μ's・・・19位」

「最初は3人しかいなかったのに今では9人になって少しずつ順位を上げてきてる」

「確かにμ'sは最初ランキングに無かったわね」

「新しい波はすぐ近くまで来ているみたいだしな」

「遥はどう思っているのかしら?」

「俺か?」

「ええ」

「これは俺の予想だけど・・・・・μ'sは今あるランキングから消えるだろうな」

「どうしてか聞いてもいい?」

「さっきも言ったがランキングに名前の無かったμ'sは少しずつ順位を上げて来て出場が出来る所まで来たよな?」

「そうね」

「その為に練習も沢山しただろうな」

「まさか・・・・・」

「英玲奈は気付いたみたいだな」

「どういうこと?」

「簡単な事だ。ランキングに少しずつ上がった事により次も順位が上がれるように頑張ろうと練習をさらにするだろ?」

「その結果メンバーの誰かが体調を悪くしたりして出場の機会を逃すって事ね」

「正解」

「なるほどね」

「そしてそれをきっかけにμ'sのメンバーの誰かが辞めて抜けたりして空中分解すると思う」

「・・・・・」

「解散までは無いかも知れないけど休止か少ない人数で活動する事になると思うな」

「良くそこまで言えるわね」

「まるで見てきたかのように言うのね」

「そんな訳が無いだろ?未来がわかっていれば誰も苦労しないよ」

「それもそうね」

「だからと言って俺達が負けていいはずが無いよな?」

「確かに負けたくは無いわ」

「誰だって負けたくないし誰だって勝ちたいだろ?」

「勝ちたいわね」

「俺は勝ちたいから!負けたくないから練習をするんだ」

「・・・・・」

「俺達よりも下にいるグループにいつ抜かれるか何てわからないから俺は手は抜かないし全力でやるんだ」

「どうしてそうまで考えながらやっているのかしら?」

「・・・・・本当は言いたくなかったが仕方ないか」

「何かしら?」

「俺は・・・いいや!俺達A-RISEは何年だ?」

「全員3年生だけど?」

「わかったわ!今年が最後なんだ!」

「4人の内の誰かが3年じゃなければ活動は出来るが俺達4人は全員が3年生で今年がラストチャンスだ!後悔したくない」

「遥・・・」

「いつまで俺達は一緒にいられるのかは全然わからないけど一緒にいられる時は一緒に話をしたり一緒に練習したりと俺は3人と一緒に今の時間を大切にしたい!勝っても負けても終わりなんだよ!」

「そうね」

「来年は来年のA-RISEが出てくるだろうけど少なくてもそれは今の俺達のA-RISEじゃない」

「それはもう別のA-RISEって事ね」

「そうだ。それに俺はA-RISEに入って3人と一緒に3年間も一緒でいられて良かったと思ってるよ」

「そうなの?」

「俺はツバサが好きだ!」

「えっ!」

「俺は英玲奈が好きだ!」

「えっ!」

「俺は、あんじゅが好きだ!」

「えっ!」

「こんな感じで今のメンバーで一緒に何かをしている時が好きなんだ。でもそんな時間は長くは続かないし終わりが来る」

「それは?」

「来年になったら俺達は4人とも卒業だからな」

「私も4人で一緒にいつまでもいたいな」

「だから俺達は勝たなくちゃならないし負ける訳にもいかない」

「そうだよね」

「ツバサ」

「はい」

「英玲奈」

「はい」

「あんじゅ」

「はい」

「第1回ラブライブ優勝を目指して頑張ろう!」

「はい」

「はい」

「はい」

「それじゃあ練習を始めようか!まずは基礎から始めるぞ!」

 

それから2時間後・・・・・

 

「じゃあ今日はこれで終了だ!3人ともお疲れ様でした」

「お疲れ様でした」

「お疲れ様でした」

「お疲れ様でした」

「今から1時間の休憩したら3人とも家に帰るだろ?家まで送るよ」

「ありがとう」

「それは助かる」

「遥は優しいね」

「飲み物を用意したからちゃんと水分補給するようにな」

「でも私は遥がマネージャーもするって言った時は驚いたな」

「遥はリーダーで練習に加えてマネージャーだものね」

「私もそれは思ってたわ」

 

実は3年になってからの俺はA-RISEのリーダーとしての役割の他にマネージャーもする事になった。理由としては力仕事とかが発生した場合に女の子3人にはキツイから男の俺が自分から進んでやらなきゃならない為に俺はマネージャーもする事になったのだった。

 

「1年の頃のA-RISEから思っていたんだけどライブする時とかステージの用意とか荷物を運んだりする際にどうしても力仕事は出てくるもんなんだよ」

「それは確かにね」

「3人は女の子だしな!力仕事は俺に任せとけば良いんだよ」

「でも最近の遥はリーダーとマネージャーとは別に私達の衣装に歌詞まで作ってるわ」

「良く気付いたな」

「2日後には両方とも仕上がっていたからね」

「何でそこまでするの?」

「・・・・・」

「まさかとは思うが遥・・・」

「A-RISEを抜けるわけじゃないよね?」

「それは無いから安心してくれ」

「じゃあ何で?」

「今は言えない」

「どうして!?」

「俺が今それを言って3人がラブライブに集中出来なくなったらどうする?」

「それは嫌ね」

「だろ?それに今は3人の個人個人の実力を上げる為に俺が専念する必要があるんだよ」

「それは必要な事なの?」

「もちろん」

「それなら仕方ないわ」

「遥から見て私達どう見えるのかしら?」

「前よりかは上手くなってきてるしズレも無くなってきたよ」

「良かったわ」

「後はタイミングだな」

「タイミング?」

「いつ誰が歌うのか?いつ誰が2人に合わせて踊るのかだよ」

「確かに言われてみると重要ね」

1人1人が皆バラバラの動きだったら見てる側としては不満に思うだろ?」

「そうね」

「だから明日は完全に通しながら確認するけどね」

「最終チェックって訳ね」

「第1回ラブライブまで時間も無いしな」

「ゆっくりしていられないわね」

「そんな訳で明日は完全に通しながらの最終チェックをするから気を抜かないように」

「はい!」

「はい!」

「はい!」

「そろそろ時間か・・・忘れ物は無いか?」

「大丈夫よ」

「私も大丈夫」

「大丈夫」

「じゃあ帰るぞ」

「遥!」

「どうかした?」

「いつもありがとう」




このペースで毎回書ければ良いんだけどな


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第3話

書けたので続きをどうぞ


あの後の話だけど俺達A-RISEは優勝した。特に何かあった訳じゃなく今までみたいに自分達の躍りや歌が納得で。今日はお疲れ様会って事で4人で食事をする事になった。しかも貸し切りにして貰ったから俺達の他は誰もいなかった。

 

「今日は第1回ラブライブに優勝したから貸し切りで食事をする事になったけど周りには俺達の他に誰もいないから安心して食べたり飲んだりして楽しもう」

「やった」

「けど私達4人の他に誰もいないから寂しい気がするわね」

「別の誰かが、いたらいたらで気を使ったりするから逆に4人で良いんだよ」

「でも大丈夫なの?」

「何が?」

「貸し切りだと料金が高いんじゃないのかしら?」

「その辺りは調べて見たがそんなに高くなかったから大丈夫だったんだよ」

「そうなんだ」

「それと全員集まってくれ」

「なにかしら?」

「今から大切な話がある」

「大切な話?」

「第1回ラブライブは俺達A-RISEが優勝したのは覚えてるか?」

「もちろん」

「実は何と第2回ラブライブが開催されるのが決まったぞ!」

「本当に!」

「まだ正式な発表してないんだが今回ちょっとばかし参加には条件付きがあってな・・・参加したいグループは未発表の曲で無ければならないって所だ」

「えっ!」

「えっ!」

「えっ!」

「つまり今までの曲をまた歌うのはダメって事だ」

「なんでダメなんだ?」

「今回のラブライブは前回と違って大規模なものであり予想していた以上に参加したいグループが多かったからだ」

「なるほど」

「ちなみに今回の最終予選は4チームになるんだけどその4つの内1つは俺達A-RISEに決定した。」

「そうなの!?」

「その理由は前回のラブライブで俺達が優勝したから今回はだ」

「それじゃあ私達の他のグループは残りの後3つを目指さないとダメなのか」

「そういう事」

「私達は参加が出来るのよね?」

「出来るには出来るけどそれまでに新曲を出さなきゃならないんだよ」

「そうね」

「今までの曲でも構わないって言うのだったら平気だったが今回は特に時間が無いし俺達3年生から見たら正真正銘最後のラブライブだから明日から3人は今までと同じように基礎を中心に練習するようにな」

「3人は?遥は何をしてるの?」

「俺は新曲と衣装作りに専念するから3人は練習に専念するよ」

「遥は練習どうするの?」

「俺は衣装作りと歌詞が終わったら3人と一緒に練習をするよ」

「大丈夫?」

「大丈夫だよ」

「遥は私達が優勝すると思ってるの?」

「思ってるよ」

「即答ね」

「少なくとも今だったらね」

「今だったら?それじゃあ自信が無いのか?」

「自信?自信はあるに決まってるじゃん」

「何か気になる事があるのか?」

「あるにはあるんだが今それを言っても仕方ないから止めとくよ。今の俺達は来てくれた人達を楽しませながら来てよかったって思ってくれるように・・・そして自分達が満足出来るパフォーマンスをするんだ。たらとか、ればとか言わないで済むように俺達は手を抜かないしケガとか体調に気を付けながら全力でミスの無いように頑張ろうな!最終予選は12月でラブライブに出場できる1チームが決定してからラブライブだ」

「そういえば他のグループは何位なのかしら?」

「それはこれからだな」

「μ'sは上がってくるのかな?」

「どうだろう」

「μ'sは来るよ」

「わかるの?」

「わかるよ」

「でも遥がそう言うのだからそうなんだろうな」

「だけど焦る必要なんて無いんだから俺達は勝つ為にも無理をしないで練習しよう」

「それもそうね」

「明日からは3人で練習して俺は歌詞と衣装が出来次第に合流して練習するからさ」

「それで間に合うの?」

「間に合わせるんだよ」

「無理はしないようにな」

「ありがとう」

「それじゃあ明日から3人の練習で良いのね?」

「そうだよ」

「あのさ・・・」

「何か気になる事でも?」

「遥は・・・ずっとA-RISEのメンバーとしているよね?」

「どうしてそう思ったの?」

「さっき衣装と歌詞の話が出た時に出来次第に合流して一緒に練習するって言ったわ」

「確かに言ったな」

「でも遥は歌詞と衣装が出来るまでは練習が出来ない訳よね」

「そうだな」

「だから私は思ったの・・・もしかしたら遥はA-RISEのメンバーを抜けてマネージャーに専念するんじゃないかなって」

「それは無いけどマネージャーに関しては考え中だな・・・って!今は何ちゃってマネージャーやってるじゃん」

「でも練習時間が少なくなる訳だし」

「だけど衣装も歌詞も必要だから」

「だが私達は遥の事を心配しているって事を忘れないでほしい」

「わかったよ」

 

それから2時間が経って・・・

 

「それじゃあそろそろ終わりにするか」

「片付けは俺がしとくから3人は先に帰って良いぞ」

「良いの?」

「休める時は、ちゃんと休まないとダメだぞ」

「そのセリフは遥にそっくりそのまま返してあげるわ」

「こりゃあ参ったな」

「それじゃあ先に帰るわね」

「またな」

「またね」

「また明日になったら会おうな」




前から書いてて思ったけど話し方って結構むずかしいんだなって思った。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第4話

もしμ'sが第1回ラブライブに出てたらどうなってたんだろ?


「でっ・・・・・出来たぁぁぁ!」

 

自分の部屋で歌詞と人数分の衣装が出来上がったので念の為に確認するが大丈夫だったので汚れたりしないように注意しながら片付けたが何日か徹夜で作業していたので今の俺は眠くて仕方なかった。

 

「もう無理・・・少し寝よう」

 

俺は布団に入るとすぐに眠くなってきたので寝る事にした。

 

「英玲奈、あんじゅ」

「なにかしら」

「なんだ」

「今から遥の家に行かない?」

「どうして今から行くの?」

「最近の遥は私達を優先に色々としてくれるけど私達は4人でAーRISEなのよ」

「そうだな」

「なのに私達は3人だけの練習ばかりで遥は練習してないじゃない」

「しかし遥は私達の中では1番上手いし」

「衣装とか歌詞の方を頑張ってるし」

「私も遥の実力については4人の中で1番だとおもっているし悔しいけど私は遥に勝ててないから認めざるを得ないわ」

「だけど言いたい事はそこじゃないだろ?」

「実力があるだけに練習してないって言うのが私は悔しいって思うのよ」

「遥は練習してなくてもちょっと見ればもう出来るからな」

「遥は私達のリーダーだけど衣装や歌詞などで体調は大丈夫なのかしら?」

「確かに気になるな」

「けど行くのは良いけど鍵が無いじゃない」

「あっ!」

「もうちょっと良く考えようね」

「そうだな」

「あーー!気になるわ」

「でも大丈夫」

「遥ならきっと出来てるから」

 

「・・・・・うーん」

 

目が覚めた俺は携帯の時計を見ると朝7時と表示されていた。

 

「・・・・・はぁ!えっ!朝!やっば!学校に行く準備しなきゃ!」

 

制服に着替えてから朝ご飯を食べてその後に戸締まりとかを確認した後に荷物を持って玄関に鍵をしてから家を出たけど今日は晴れていた。

 

「そういえば第2回ラブライブの決定も決まったし早めに衣装と歌詞を渡しておかないとな」

 

そして俺は学校に向かって歩いていくと見慣れた後ろ姿を見つけたので話しかける事にした。

 

「おはよう」

「おはよう」

「おはよう」

「おはよう」

「久しぶりに遥の顔を見たわね」

「最近は徹夜続きだったからな」

「そうなの?」

「だけど歌詞と衣装は出来たから放課後になったら渡すから放課後は俺達が使っている練習場所に来てくれ」

「わかったわ」

「もちろん」

「楽しみにだな」

「じゃあ俺は先に行ってるから」

 

そして放課後・・・・・

 

「さて久しぶりに4人全員で集まった訳だが今日は練習の前に衣装と歌詞を渡すからちゃんと確認するように」

「はい」

「はい」

「はい」

「まずは衣装からな!あんじゅは2番って書いてある方を確認してくれ」

「わかったわ」

「英玲奈は3番だ」

「わかった」

「ツバサは4番な」

「わかったわ」

「サイズは大丈夫だと思うが着てみて確認してくれ」

「確かに着てみないとわからないわね」

 

3人が着替えている間に自分のパソコンを使って注目しているグループを見ていた。

 

「μ'sは・・・・・なるほどな」

「着てみたわ!」

「どう?似合ってるかしら?」

「3人とも似合ってるぞ」

「サイズも大丈夫みたい」

「なら良かった」

「それで歌詞の方は?」

「今から渡すから待ってろ」

 

俺はカバンの中から3人分の歌詞を出してから渡したけど3人とも真剣に見ていたのでちょっと安心した。

 

「タイトルは・・・」

「えっと」

「Shocking Party!って言うのね」

「そうだ。ちなみにフルで聴かせてやるから静かにするように」

「良い曲ね」

「これが私達の」

「新しい曲か」

「何となくだがどういった感じの曲なのかわかってくれたな」

「もちろん」

「今から練習をするが最初は曲を流すが踊るだけで歌わなくて良い」

「いいの?」

「最初から最後までやれるだけの体力は身に付いた筈だからな」

「言われてみるとそうね」

「慣れてきたら歌いながらやるけどな」

「それもそうね」

「さて!それじゃあ練習を始めるとしよう・・・3人とも俺に付いてこい!」

「はい」

「はい」

「はい」

 

それから練習を開始してから3時間が経ったけど最初と比べて3人とも合わせられるようになってきた

 

「今日の練習はコレで終わりだ」

「はぁはぁ」

「やっと出来た」

「予想以上だったわね」

「しかも遥は1回もミスしてないし」

「当然だろ?俺だって聴きながら練習していたからな」

「どういう事」

「曲そのものは出来ていたんだが衣装が出来てなかったんだよ」

「じゃあどうしていたんだ?」

「だからまず曲を聴きながら練習してその後に衣装を作っていたんだよ」

「流石だな」

「まだまだ遥には勝てないわね」

「そう簡単に勝たせてやらねぇよ」

「けどいつか遥みたいに強くなってみせるわ」

「期待してるぜ・・・それじゃあ着替えたら今日は解散だ」

「この後は遥どうするの?」

「俺はまだやらなきゃならない事があるんでな」

「そうか」

「じゃあ着替えましょう」

「そうしましょう」

 

ツバサ達が着替えている間に俺は考えていた。

 

(3人とも最初と比べて合わせられるようになってきたし・・・そろそろ会わせてみるか?)

 

「第2回ラブライブか・・・・・さてどうなる事やらな」




本当は一昨日に出したかったんだけどな


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第5話

もう少しで今年も終わっちゃいますね


「冷蔵庫に食べ物は無いか」

 

さっきまで俺は自分の部屋で練習をしていて携帯で時間を確認するとお昼の時間になっていたので練習を止めて何か食べようと冷蔵庫を開けて中を見ると牛乳と味噌とお茶しか無かったので買いに行く事にした。自転車に乗ってスーパーに行こうとしたが腹が減ったのでまずは先に何処かで食べる場所が無いかな?っと周りを見てみるとメイド喫茶が目の前にあったので俺は中に入る事にした。

 

「おかえりなさいませ!ご主人様」

「1人なんだけど座れるかな」

「今からお席の方にご案内いたしますね」

(この子は確かμ'sの・・・・・何でこんな所に?)

 

俺は目の前のメイドさんに案内されて席を離れた後にメニューを開いて何を頼もうかを迷っていたけど今食べたい物を選ぶ事にした。

 

「すいませーん」

「ただいまお伺いします」

「ご注文はお決まりでしょうか?」

「カルボナーラの大盛と野菜サラダとウーロン茶で」

「メニューをお下げいたしますね」

 

注文を頼んでメイドさんがいなくなると携帯に誰かからメールがあったので俺は見てみるとツバサからだったので確認してみた。

 

「私達3人やっと最初から最後まで出来たわ」

「おっ!良く頑張ったな」

「そうでしょう」

「じゃあ今から1時間の休憩をしてくれ」

「わかったわ」

「第2回までには間に合うよな?」

「それについては心配しなくても大丈夫よ」

「休憩が終わったら今度は曲を流しながらの最初から最後まで通しで1回やってみてくれ」

「他には何をするのかしら?」

「後は最初から最後までやりきるには体力がどうしても必要になるからラジオ体操とかで良く身体を動かしてから次に2週か3週は走ることだな」

「えっ!走るの!」

「当たり前だろ?1曲やって終わりましたじゃ駄目だ。少なくともアンコールが実際あった場合にはさらにもう1曲やらなきゃならないんだからな」

「それもそうね」

「その他に関してはまた考えておくからとりあえず最初はそういった感じでやってみてくれ」

「わかったわ」

「また後で何かあったらメールか電話で連絡するから」

「それじゃあまたね」

「またな」

「お待たせしました。カルボナーラとサラダとウーロン茶です。他にはご注文ありますか?」

「ありません」

「それでは失礼します」

 

メイドさんが頼んだ料理を持って来てテーブルに置いた後に離れたので俺は食べる事にした。

 

「へぇ・・・・・結構美味しいな」

 

食べ始めてから20分ぐらいで料理が食べ終わって飲み物も飲んだ後に携帯の時計を見てみたら1時だったので俺はそろそろ出ようと思って伝票を持ってレジに行くとメイドさんが出てきてくれたので財布からお金を出してお釣りを受け取って帰ろうとしたら後ろからガシャンと何かが割れる音がしたので俺は振り替えってみるとμ'sの子が別のメイドさんが割ってしまったコップを拾っていたので俺も拾った。

 

「お客様にまで拾わせてしまって申し訳ありません」

「別にいいって・・・それより2人ともケガは無い?大丈夫?」

「大丈夫です」

「私も大丈夫です」

「じゃあまた何処かで会おうね。南ことりさん」

 

俺はそれを言うと店から出ていった。

 

「あれ?名前なんて私は言ったっけ?」

 

そう思いながらも私は店から出ていったあの人の姿を見ていた。

 

店を出た俺は次にスーパーに行って必要な物を買ってから帰る事にしたがちょっと寄り道をしたい気分だったので普段なら通らない道を通ってみたら近くに和菓子屋さんがあったので中に入る事にした。中に入ると店員さんが何かを食べている姿を見てしまった。俺は店員さんがそんな事をしてて良いのだろうか?っと思ったが言わないでおく事にした。

 

「いらっしゃいませ」

「ここに来るの初めてなんですが何かオススメな物ってありますか?」

「それでしたら・・・・・これ何てどうですか?」

「お饅頭に字が書いてある」

「それはウチの店の名前を入れてある物で、ほむまんって言うんですよ」

「しかも値段あまり高くないしこれにしようかな?」

「まずは悩んでるんでしたら頼んでみたらどうですか?」

 

「そうですね。ほむまん1箱ください」

 

俺は財布からお札を出して店員さんに渡した後にお釣りを受け取った。

 

「どうもありがとうございます。しばらくお待ち下さい」

 

俺は店員さんが頼んだ物を箱に入れて包んでいると店の奥から声が聞こえてきた。

 

「お母さん!もうあんこ飽きたぁぁぁ!」

「穂乃果!お客様がいる前でそんな事を言ってはいけません」

「こんにちは」

「あっ!こんにちは」

「本当すいませんね。ウチの娘が・・・」

「苦労してるんですね」

「あの!」

「なにかな?」

「私・・・・・お客さんを何処かで見かけたような気がするんです」

「どうしてそう思ったのかな?」

「私は友達と一緒にスクールアイドルをしていて名前はμ'sって言うんですけど知ってますか?」

「知ってるよ」

「そのμ'sで一緒に頑張っている時に最近ですけどお兄さんの顔を見た事あるような気がして・・・」

「自分に似たような人なんて実際には何人かいるもんだからそんな気がしたんじゃないかな?俺は普段だったら通らない道を通ったらこの和菓子屋さんを見つけて初めてこの店に来たから少なくとも俺は君の事は知らないよ?俺がこの店の昔からの常連さんって言うんであれば話は違ったかも知れないけどね。」

「そうですよね」

「お待たせしました。初めて来たお客さんって事でサービスにコレを付けときますね」

「どうもありがとうございます」

「また良かったらまた来てくださいね」

 

私はそう言った後に今から部屋に戻ろうと階段に上がろうとしていた。

「それじゃあまた何処かで会おうね。高坂穂乃果さん」

「えっ!あの!何で私の名前を・・・・・」

 

私が振り替えった時には、あのお兄さんはいなかった。でもまた会えるようなそんな気がしていた。

 

 

 

 




今日は友達とカラオケ行った時にラブライブのスノハレを歌ってみたけどいい曲だったな


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第6話

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。


俺達は今UTXで第2回ラブライブに向けての練習をしていました。

 

「そこまでだ!今日の練習はコレで終わりにする」

「おっ・・・・・終わった」

「よし!最初から最後まで見せてもらったが完全に覚えられたみたいだな」

「なんとかね」

「じゃあこの後は1時間の休憩したら解散して構わないから」

「良いの?」

「大丈夫だよ」

「第2回ラブライブの出場が完全に決まっていると言っても練習をやり続けて体調を悪くしたりするのはいけないからな」

「そうね」

「俺は3人の事が心配だからさ」

「遥・・・」

「俺達の誰かが体調が悪くなったりケガをしたりすると第2回ラブライブに出られなくなるだろう?そうならない為にも体調とかケガには気を付けなければならないからな」

「確かにな」

「それじゃあ俺はそろそろ・・・・・」

「どうしたの?」

「あれは・・・・・」

「遥?」

「あんじゅ見てみろよ」

「何でこんな所に?」

「どうかしたか?」

「2人ともアレを見てみろよ」

「あれって・・・・・」

「解散して構わないと言ったが俺ちょっと挨拶でもしてくるかな」

「行くの?」

「ああ」

「なら私が連れてくるわ」

「3人とも練習で疲れてるだろ?休んでいるように」

「そうするわ」

「3人は座って待っててくれ」

 

俺はツバサ達3人に飲み物を渡してから離れた後にすぐ1階に降りて歩いているとすぐに見つかったので俺は話しかけた。

 

「こんにちはμ'sのみなさん」

「あっ!あの人は・・・」

「AーRISEを率いるAーRISEリーダーの漣遥よ!」

「この人が」

「ほっ・・・・・本物!」

「ハラショー」

「まさかのお出迎えやね」

「この前に会った人だ!」

「ARISEのリーダーね」

「本人と会えるなんて驚きにゃ!」

「高坂穂乃果さん」

「はい」

「園田海未さん」

「はい」

「南ことりさん」

「はい」

「小泉花陽さん」

「はい」

「星空凛さん」

「にゃ!」

「西木野真姫さん」

「ヴェッ!」

「矢澤にこさん」

「にっこにっこにー」

「絢瀬絵里さん」

「ハラショー」

「そしてμ'sの名付け親の東條希さん」

「バレてたんやね」

「外で話すのも何だし中に入って話をしましょう」

「そうですね」

「それじゃあμ'sの皆さんは俺に付いてきてください」

 

俺はμ'sの人達を一緒にAーRISE専用のプライベートで使うような場所に案内するとツバサ達3人が中で待っていた。

 

「おかえりなさい」

「待ってたわ」

「ゆっくりだったな」

「μ'sの皆さんは好きな所に座ってください」

「あっ!はい」

 

μ's全員が座ったのを確認した俺は全員に飲み物を渡した後に話しかけた。

 

「俺達AーRISEは貴女達μ'sに注目していました」

「えっ!」

「第1回ラブライブの時はμ'sの名前が無かったから不思議には思ってましたがその感じでは今ちゃんと練習をしているようですね」

「はい」

「私達は優勝を目指して頑張っています」

「もうあの時の私達ではありません」

「廃校は無くなったみたいで良かったですね」

「そこまで知っていたんですか?」

「俺達AーRISEも優勝は目指していますよ」

「だけど貴方達は第1回ラブライブの優勝者ですよね?」

「だがそれは過去の話ですよ」

「過去!」

「俺達AーRISEは常に先の先を考えて行動しています。今回のラブライブにしたって勝つ事よりも来てくれたお客さんをどれだけ楽しませてあげられるのか?それも考えています」

「・・・・・」

「しかしそれだけではダメなんですよ」

「どうしてですか?」

「やるからには誰だって勝ちたいし負けたくないじゃないですか」

「そうね」

「だったら目指すのはただ1つ!次の第2回ラブライブも俺達AーRISEが優勝するのを目標に頑張る事なんですよ」

「私達μ'sも負けません!?」

「お互いにいい勝負をしましょうね」

「ツバサ、あんじゅ、英玲奈」

「はい」

「はい」

「はい」

「μ'sの人達が帰るみたいだから出口まで案内してくれ」

「わかったわ」

「あの・・・・・その前にいいですか?」

「何ですか?高坂さん」

「お店に来てくれた事ありましたよね?」

「確かにありましたね?」

「初めて来たって言ってましたけどどうでしたか?」

「美味しかったよ」

「良かった」

「私も聞いても良いですか?」

「何ですか?ミナリンスキーさん?」

「やっぱり知ってたんですね」

「知っていたけどあえて言わなかったんだ」

「どうしてですか?」

「今日みたいな次に会う時にその人が自分の事を覚えているかどうかわからなかったからね」

「そっかぁ」

「ちょっ!ちょっとちょっと穂乃果もことりもAーRISEのリーダーの漣遥に会った事あるの!?」

「あるよ」

「あるよ」

「なんでそれをもっと早く言わなかったんですか!」

「羨ましい!」

「あの!サインください!」

「あっ!私も!」

「良いですよ・・・・・はい!どうぞ」

「やった!」

「・・・・・」

「どうかしたんですか?」

「俺はμ'sの中でも1人だけ気になってる人がいるんだ」

「気になってる人ですか?」

「東條希さん・・・貴女ですよ」

「えっ!」

「まだメンバーが9人じゃなかった時とかに今いるメンバーに色々と言ってサポートしたりと周りのメンバーを支えていたと思います」

「せやね」

「何か困った事があった時とか特に真っ先に動いてましたよね?」

「良くそこまでウチの事を知ってるなんて何だか嬉しいわ」

「μ'sの名付け親でメンバーでも無かったのに影から支えていた人だったから気にはなっていたんですよ」

「ウチも有名になったもんやね?そこまで知ってるなら試しにウチと付き合ってみる?」

「ちょっ!希!」

「それも良いですね」

「遥!」

「遥!」

「遥!」

「ですが俺は優しくて歳があまり離れてなくて料理が出来る人がタイプなんですよ」

「ウチは料理も出来るよ?」

「そうなんですか?まあお互いに今日会ったばかりですから最初はお友達からって事で」

「いいよ」

「AーRISEのリーダーと連絡先を!?」

「羨ましい!」

「ハラショー」

「それじゃあ私達そろそろ帰りますね」

「気を付けて帰るようにね」

「ツバサ達3人は見送ってきたらまたここに来てくれ」

「わかった」

「遥はどうするの?」

「俺か?俺は今から確認したい事があるから」

「じゃあちょっと行ってくるわね」

「ああ」

 

μ'sとツバサ達がいなくなったのを確認した俺は外を見ていた

 

「やっぱりμ'sのリーダーは他のメンバーと違ってカリスマみたいな何かがあるな・・・・・だけど最後に笑うのは俺達AーRISEだ」

 

「ただいま」

「おかえりなさい」

「見送ってきたわ」

「3人から見てμ'sはどうだった?正直に言って構わないぞ」

「まだまだね」

「少なくともまだ私達に勝てるとは思えない」

「最初に比べると良くなったかも知れないけどな」

「けどμ'sの人達は第2回ラブライブに勝ち上がってくるよ」

「まるで見てきたかのように言うんだな」

「どうしてそう思うの?」

「1度は完全にランキングから名前が消えたにも関わらずまたここまで上がってきたんだからな・・・少なくとも今のμ'sは前とは何かが違うのだろうさ」

「遥はどうしてそこまでμ'sを気にしているの?」

「μ'sは1年生3人と2年生3人と3年生3人の9人のグループっていうのは知ってるか?」

「知っているわ」

「ハッキリ言ってμ'sは致命的な問題が1つだけあるんだよ」

「それって何かしら」

「その答えはすぐにわかるよ」

「ヒントを教えてくれないかしら?」

「ヒントはμ's全員の学年だ。それを確認すればすぐにでもわかるぞ」

「学年・・・・・」

「さてとまた明日から練習するから準備が出来たら帰るようにな」

「はい」

「はい」

「はい」

「第2回ラブライブでμ'sとAーRISEの勝負が楽しみだな」

 




今年は皆さんから見て良い1年になってほしいですね。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第7話

今回は短いです。


「こんにちはμ'sの皆さん」

「AーRISE!」

「今日は最終予選の日だけど俺達AーRISEは最終予選に勝利します!」

「私達μ'sも負けません」

「俺達も負ける訳にはいかないんでね。それじゃあまた後で」

 

俺達はμ'sと話をした後にその場を離れて控え室に行って着替えた後は出番が来るまで待つだけになった。

 

「3人とも体調とかケガとかは大丈夫か?」

「大丈夫よ」

「大丈夫だ」

「もちろんよ」

「今日は予選の日だけど緊張とかはしてないか」

「私達は大丈夫よ」

「でもここが正念場だと俺は思ってる」

「何故かしら?」

「俺達は全員が3年生だ。もう後が無いからな」

「そうね」

「この予選も勝つつもりだ!しかし俺達4人がどれだけのお客さんを楽しませて上げられるのか?そしてやるからには全力でやるし手加減もするな」

「AーRISEの皆さんは準備をお願いします。」

「わかりました!・・・・・それじゃあ行くぞ!俺に付いてきな!」

「はい」

「はい」

「はい」

 

俺達の出番は1番目だったので全力で出してやった。俺達が終わるとμ's達の出番だった。そして最終予選にいるグループが全部終わって後は結果待ちだった。それからしばらくして結果が出たので俺達は結果を見る事にした。その結果は・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆!今日は俺の奢りだ!遠慮しないで食べたり飲んだりしていいぞ」

「やった」

「やった」

「やった」

 

 

結果としては俺達AーRISEは1位でμ'sは2位という結果になって俺達は勝った。その後にμ'sの人達が俺達と会ったけど何人かは泣いていました。

 

「遥さん」

「μ'sの皆さん」

「私達は・・・・・負けてしまいましたけど第2回ラブライブに勝ってください」

「今回こういった結果になったけれど今度は別の形で一緒にライブをやりましょう」

「はい!」

 

私達は離れてしばらくするとまたμ'sの人達が泣いたので私達は何も言わずに外を出ると車を待たせてあったので乗って行きました。そして今は4人で食事する事になったので来ていました。注文して頼んだ物が来て食べたり飲んだりしてしばらくしてから今後の事についての話をする事になりました。

 

「俺達が予選で勝ったけど残すはラブライブだけになったな」

「他のグループの為にも私達は負ける訳にはいかないわ」

「その為にも練習だな」

「そうね」

「でも1位になってどうだった?」

「やっぱり嬉しいわ」

「そうね」

「コレでラブライブ出場が決まった訳だけどその前に何日だけ休みにします。」

「練習も大事だけど休む事も大事だからね」

「でも何をしようか?」

「じゃあ何処かに出掛けない?」

「何処に出掛けるんだ?」

「映画とかは?」

「それも良いな!他には?」

「だったら旅行なんてどうかな」

「旅行と言っても何処に?」

「例えば京都・奈良とか?」

「中学生の修学旅行か!」

「北海道とか?」

「カニが美味いな」

「じゃあ大阪?」

「グ○コ?」

「秋田は?」

「きりたんぽだな」

「じゃあ静岡の沼津とか?」

「ダメだ!それは数年後の未来の話だ。」

「劇場版おめでとうございます」

「でもそういった話って俺は良いと思うんだよ」

「そうだな」

「じゃあラブライブが終わったら全員で旅行に行こうか」

「賛成」

「賛成」

「賛成」




劇場版ラブライブサンシャインですが皆さんは見に行きますか?


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第8話

やっとここまで来れました


「ついにこの日が来たな」

「ここが今日ラブライブをする場所ね」

「早くやりたいわね」

「はいはい!3人ともこっちに注目しろ」

「なにかしら?」

「今から控え室に行ってその後に着替えるぞ」

「もうそんな時間なの?」

「ダラダラやってると時間なんてすぐに終わるぞ」

「それもそうね」

「ちなみに控え室のカギは受け取ったから行くぞ」

「わかったわ」

 

俺達は4人で控え室まで行って着替えた後に話し合いをしていた。

 

「AーRISEの皆さんは準備おねがいしまーす」

「出番か・・・・・」

「体調は大丈夫か?」

「もちろん」

「ケガしてないか?」

「ああ」

「本気を出すぞ!」

「ええ」

「このラブライブは・・・・・俺達AーRISEが優勝するぞ!行くぞ!」

「はい」

「はい」

「はい」

 

俺達は控え室から出てステージに立つ前に見てみるとお客さんが沢山いました。

「完っ全にフルハウスね」

「それ私のセリフよ!遥」

「けど緊張しなくなったろ?」

「そうだけどぉ」

「さて・・・・・それじゃあ!お客さんがお待ちかねだ!行くぞ」

「はい」

「はい」

「はい」

 

俺達がステージに向かって歩いていると声が聞こえてきた。

 

 

「優勝候補のAーRISEが来たぞ!」

「漣遥が率いるAーRISEだ」

「AーRISEのリーダーの漣遥!」

「綺羅ツバサ」

「優木あんじゅ」

「統堂英玲奈」

「皆さん!こんにちは!AーRISEです。今日はこんなに沢山の人が来てくれて嬉しいですし俺達はこの日の為に練習をしてきました。皆さんも今日は楽しんでいってください!それでは今日はよろしくお願いします。」

 

俺達がステージに立って俺の話が終わった後に周りが静かになったので曲が流れ始めた。それから少し経つと曲が終わったので挨拶をして出て行きました。俺達が出て行った後は次のグループが入っていったけど俺達4人はやりきったという達成感が少しばかりあった。全グループが終わって今から発表されるので俺達は結果を待っていた。

 

「それでは発表します。第2回ラブライブの優勝したグループは・・・・・AーRISEに決まりました!」

「よっしゃああああああ!」

「優勝だな」

「やった!」

「勝ったわね」

 

発表される結果を聞いた後に俺は近くにいたあんじゅを抱きしめました。あんじゅも抱き返してくれて俺達は嬉しくて笑っていたけどツバサとあんじゅと英玲奈が泣いたけどそれは嬉し泣きだから何も言わなかった。

 

「・・・・・ル」

「・・・・・ール」

「・・・・・コール」

「・・・・・ンコール」

「アンコール」

「アンコール」

「アンコール」

「へぇ・・・・・まさかアンコールが出るなんてな」

「本当だな」

「でも嬉しいわね」

「そうね」

「なら・・・・・そのアンコールに答える為にまたやろうじゃないか!体力は残っているか!」

「もちろん」

「まだやれるわ」

「続けよう」

「よし!ならもう一度ステージに立つぞ!行くぞ!」

「はい」

「はい」

「はい」

 

アンコールに答えようと俺達はステージに立つとお客さん達から歓声の声があったので俺達は、もう1曲やりました。楽しい時間はあっという間に終わり優勝旗を4人で持った後に写真を撮ったりしていました。

 

 

そして第2回ラブライブから数日後・・・・・

 

 

 

 

 

「本当ですか!はい・・・・・はい・・・・・わかりました。ですがメンバーと話をしてから決めたいと思いますので時間が欲しいのですが・・・・・ありがとうございます。それでは失礼します。」

 

俺はUTXに今いて理事長から電話があると言われたので電話に出て見る事にした。その内容は外国からの出演依頼とスカウトの話だった。

 




後1~2話ぐらいで終わらせたいと思います。短いって思っている人もいるかも知れませんがこの辺りがちょうど良いのかも知れないなっと思って決めました。もう少しだけ付き合ってくれると嬉しいです。残りわずかですがよろしくお願いします。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第9話

コタツで寝る事が多くなってきました


練習が終わった後に俺は3人が制服に着替え終わったんで話しかける事にした。

 

 

「大切な話があるって言ってたけど」

「何かしらね」

「気になるわね」

「本来ならば練習が終わったら解散する所だが実は言わなきゃならない事があるからちゃんと聞くようにしろ」

「それで?」

「その話って・・・・・」

「何なのかしら?」

「俺から話す事は2つあるんだがまず1つ目は・・・海外からライブをしないか?っと話が来た。

「海外!」

「本当に!」

「嘘でしょ!」

「本当だ・・・・・しかし全員で話しあってから決めるっと言ったので向こうにはまだ伝えてはいないがな」

「じゃあ2つ目って言うのは?」

「俺達は今回の第2回ラブライブを優勝した事で日本国内の有名な所からスカウトの話が来た」

「それってつまり・・・・・」

「プロ入りしませんか?って事だ」

「本当に!」

「これも本当だがさっきと同じ理由で返事はまだ出してないけどな」

「スカウトだけじゃなく海外まで!」

「ただ・・・・・」

「ただ?」

「スカウトについても海外についても2~3日は待ってくれるみたいで考える時間は与えるけどやるのか?それとも断るか?どちらにしろあまり時間は無いって事を忘れないでくれ」

「確かにこれは・・・・・」

「皆で話さないと無理ね」

「確かにな」

「今の3人の気持ちを知りたい・・・・・3人は今回の件についてどう考える?」

「私はやりたいわ」

「その理由は?」

「こんなチャンス滅多に無いし」

「違いない」

「私もやりたいな」

「どうして?」

「どちらか片方にしても断ったら後で後悔しそうだし」

「なるほど」

「私もやりたい」

「本音は?」

「せっかく向こうからそういった話が来たのなら向こうの気が変わらない内に受けたいと思っているからだ」

「まあ無くは無いからな」

「そうよ」

「じゃあ確認するが海外の話とスカウトの話は両方受けるって事で3人は良いんだな?」

「いいわよ」

「もちろん」

「当然」

「じゃあ俺は連絡するから今日このまま解散していいから」

「わかったわ」

「それじゃあまた明日ね」

「バイバイ」

「また明日な」

 

3人が出ていく姿を確認した後に俺は職員室に行って両方の話についてを相手側と話をしてから家に帰る事にした。

 

 

それから数日後・・・・・

 

 

「やってきました!アメリカです」

「これが自由の女神か」

「やっと着いたな」

「賑やかな場所ね」

「じゃあ今日泊まる場所までタクシーで行くぞ」

「太っ腹だな」

「歩いて行くのかと思ってた」

「それだと時間が結構かかるしな」

「今日の予定は何だ?」

「まずは泊まる場所に移動して荷物を置いたら観光だな」

「いいわね」

「せっかく来たんだ」

「楽しまないと損よね」

「そういう事だ」

「ちなみに明日が本番で明後日には帰るから」

「結構忙しくない?」

「忙しいよ?けど俺達4人は3年だからあまり時間も無いのは事実だがそれに・・・・・」

「それにやりたい事あるんだ」

「それって何なの?」

「日本に着いたら教えてやるよ」




次回で最終回にします。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第10話

今回で最終回です


「よし!3人とも準備は出来たか」

「もちろんよ」

「大丈夫だ」

「平気よ」

「普段と違って日本じゃないがやる事は1つ!いつもみたいに全力で楽しませるぞ」

「そうね」

「もちろん」

「そろそろか」

「それじゃあ!行くぞ!3人とも・・・・・俺に付いて来い!」

「はい」

「はい」

「はい」

 

自由の女神があるアメリカでライブをして次の日の朝に飛行機に乗って帰国してきました。ライブはどうなったかって?ライブは成功したけど今はUTXの普段練習している場所で話し合いをしていました。

 

 

 

「あー・・・・・やっぱ日本って良いな」

「飛行機で移動ってあんな感じなのか」

「無事に帰って来れて良かった。」

「そういえば・・・・・遥?」

「どうかした?」

「前の日に何か私達にやってみたい事があるみたいな事を言ってたけどアレって?」

「それなんだけどな」

 

俺は前からやってみたかった事を3人に話してみた。すると・・・・・

 

 

「えええええ!」

「町全体でライブ!」

「しかも全国にいるスクールアイドル達と一緒に!」

「そうだ」

「いや!待て!さすがに間に合わないだろ!」

「仮にやるとしてもどうやって?」

「まずは俺達4人で俺達と違うスクールアイドルに会いに行く」

「それで?」

「まずはμ'sに会ってこの事を話す。その後にμ'sが承諾してくれたらμ'sと協力しながら歌詞とか衣装とか機材とかの準備をする」

「他のアイドルについては?」

「そこは俺達4人で行ける範囲で行って無理な場所はパソコンのメールで聞いてみるんだよ」

「集まった所で何をするの?」

「まずは練習だな!今回は俺達4人じゃなく全国のスクールアイドルと一緒にやるから全員で合わせなきゃならないからな」

「なるほど」

「どうする?賛成か?反対か?」

「私は賛成」

「私も」

「賛成だ」

「決まりだな・・・・・歌詞についてはμ'sの子で出来る人がいるからその子とツバサで一緒に話し合って決めてくれ」

「わかったわ」

「あんじゅは衣装を作成する班と協力して衣装を頼む」

「わかったわ」

「英玲奈は皆の見本になれるよう練習した後それを他の人達に教えられるように覚えてほしい」

「わかった」

「じゃあ遥は何をするの?」

「俺は力仕事だ。運んだり何だりできっとあるだろうからな」

「とは言っても協力してくれるだろうか?」

「するさ」

「何故言い切れるのかしら?」

「μ'sは俺達と違って活動期間が短いからな・・・・・μ'sは特に協力してくれるはずだ」

「そうね」

「まずは音ノ木坂学院に行って話をするとしよう」

「そうしましょう」

 

UTXから出た俺達は車で移動して音ノ木坂学院に着いたので中に入るとμ'sの9人がいたので話しかけました。

 

「皆さん!こんにちは」

「AーRISE!」

「こんにちは」

「今日はどうしたんですか?」

「どこか話せる場所は無いかな?」

「だったら屋上に行きましょう」

「それじゃあ案内しますね」

 

俺達はμ'sの人達に会って俺が考えた事をμ'sの9人に伝える事にした。

 

「・・・・・っという訳なんだがどうかな?」

「皆でやろうよ!」

「でも自分達で作って自分達で準備なんて間に合うんでしょうか?」

「何か面白そうにゃ」

「ウチら3人が卒業まで時間は無いけど最後に楽しくライブをやってみるのもアリかもね」

「希!」

「私は賛成よ!AーRISEの方からそういった話があった事に驚いたけどやってみたいわね」

「良いと思いますよ」

「穂乃果ちゃんは先に言うと思ってた」

「やりましょう!」

「じゃあμ'sの9人は賛成って事で良いのかな?」

「はい!参加させてください!」

「じゃあ衣装が作れる人と歌詞が出来る人はこの学校で一緒に作りましょう」

「はい!」

「その他の7人は他の場所に行って手伝いするって事で良いかな?」

「大丈夫です」

「じゃあ今日はこのまま帰るけどまた会いましょうね」

「はい!」

 

俺達は音ノ木坂学院から出た後は全国にいるスクールアイドルと行ける範囲で会って行けない人達はメールとか電話で聞いてみた。すると結構な数が参加する事が決まって少し驚いたけど良かったと思ってた。特にトラブルも無く準備は少しずつ進んでやっていた時だった。μ'sのリーダー穂乃果さんからμ's解散しますって言葉を他のスクールアイドルに伝えたけどこれはμ'sの全員が考えて決めた事なんだろうと思って何も言わなかった。次の日の朝になってライブ当日になりました。俺達はAーRISEとμ'sの他に全国のスクールアイドル達が集まって最後に全員で楽しくライブをやりきったので俺は今いる皆に話しかけてみた。

 

 

「皆!聞いてくれ!今回は俺が考えた全国のスクールアイドル達と一緒に楽しくライブをするって言う計画に参加してくれてありがとう!最後に皆で写真を撮ろうと思うんだけど良いかな」

「はい!」

「じゃあ皆!写真を撮ろう!合い言葉は・・・・・せーの!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ラブライブ」

 

 

あの全体ライブから数日後・・・・・

 

「遥」

「どうかしたか?」

「私達はプロになったらスクールアイドルからアイドルに変わって今みたいにライブがなかなか出来なくなるかも知れないけど私達は一緒だよね」

「そうだな」

「少し寂しい感じもするな」

「でも仕方ないわ」

「けど大丈夫だよ!俺達は元気でいられる限りは楽しくそしていつまでも一緒にいようじゃないか!確かにライブする回数は減るかもしれないがもう出来ない訳じゃないんだからな」

「そうね」

「AーRISEの皆さんは準備お願いします」

「それじゃあ今日のライブを楽しませるぞ!俺に付いて来い!」

「はい」

「はい」

「はい」

「スクールアイドルのAーRISEは終わるがアイドルとしてのAーRISEはこれから始まる・・・・・さあ行こう!」

「はい」

「はい」

「はい」

 

 




今回でラブライブが終了になりました。もう追加で書いたりもしませんが最後まで見てくれてありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。