ナイトウィザード The 2nd edition リプレイ 「廃園の天使」 (volrent)
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本リプレイを読む前に
TRPGについて


TRPGについての用語解説を行います。
他にも色々な用語はあるのですが、今はコレくらいということで。


【TRPG】

 Table talk Role Playing Game『テーブルトークロールプレイングゲーム』の略。

 紙や鉛筆、サイコロなどの道具を用いて人間同士の会話とルールブックに記載されたルールに従って遊ぶ対話型のロールプレイングゲームのことを指します。その為、会話型RPGなどとも呼ばれます。

 コンピューターゲームなどで行うRPGは与えるダメージの判定や物語の進行などは全てコンピューターが行いますが、このTRPGではGMと呼ばれる人が進行をつかさどり、判定は基本的にサイコロを使って行います。

 人が管理するため、その場でのアドリブに満ちた進行などプログラムでは不可能なことも行え、非常に自由度の高いゲームとなっております。

 また、キャラクター一人一人にプレイヤーが付き、それぞれが自らの考えたキャラクターを演じながらゲームが進行していくのが特徴です。

 アドリブで行う身内だけの演劇、といった表現が近いでしょうか。

 TRPGに勝ち負けはありません。強いて言えば楽しんだ人が勝ち、と言えるでしょう。

 

【GM】

 Game Master『ゲームマスター』の略。

 ゲームの進行役のこと。通常のRPGにおけるコンピューター役。シナリオ作成や軌道修正が主な役割です。基本的にGMの言うことは絶対と言えるでしょう。

 

【PL】

 Player『プレイヤー』の略。

 GM以外の参加者を指します。参加者それぞれが物語上のキャラクターを演じます。

 

【PC】

 Player Character『プレイヤーキャラクター』の略。

 PLが演じるキャラクターのことを指します。主な役割はGMが用意したシナリオの攻略です。

 

【NPC】

 Non Player Character『ノンプレイヤーキャラクター』の略。

 PC以外のキャラクターのことです。名前の通り、プレイヤーのいないキャラクター全般のことを指しています。

 

【ロールプレイ】

 それぞれのPCが演じる役割のこと。

 『ロール』と略されることもあります。

 昨今の風潮により、ラノベやマンガのキャラクターのような演技をする人が増えてきましたが、A君は魔法使い、B君は戦士、と役割を別けるだけでもロールプレイです。

 各々が思うキャラクターを楽しみましょう。

 

【プリプレイ】

 セッション開始前のPLとGMの打ち合わせのこと。

 お互いのPCの設定の公開や、GMとのすり合わせなどを行います。

 他にも所持金の決定やシナリオの紹介など、前準備を行ったりもします。

 

【今回予告】

 今回やるシナリオの概要。

 ですが、形式は人それぞれで、あらすじを言う方もいれば、雰囲気重視の方もいます。

 筆者は雰囲気重視です。

 

【ハンドアウト】

 PC達のシナリオ中での行動の指針です。

 基本的にPC達はこのハンドアウトにそって作られます。

 

【ジャッジ】

 何らかの判定行為のこと。

 キャラクターの能力値+ダイスの出目を足した達成値で判定します。

 

【ダイス】

 判定に用いるサイコロのことを指します。

 本リプレイでは2D6を使用します。2D6は、『2個の6面ダイス』を意味しています。このサイコロを用いて判定を行うのです。

 

【判定】

 キャラクターの行動がどのような結果になるのかを、ダイスや様々な手練手管を使って判断することを指しています。

 原則、GMが提示した目標の数字とダイスを振った結果の数字+PCの能力で比べます。

 NW2ではGMの目標やキャラクターの達成値(能力の値など)を超えれば、判定成功です。

 

【クリティカル】

 いわゆる大成功のこと。

 NW2ではそれぞれのキャラクターがあらかじめ決めた値がでると発生し、達成値に+10して、さらに振り足します。

 この時、クリティカルが出た場合、さらにダイスを振ることが出来ます。

 つまり、クリティカルが出る限り無限に上昇するのです。

 

【ファンブル】

 大失敗のこと。

 クリティカルと同じく、決めた値がでると発生します。

 この時、達成値に-10します。

 なお、クリティカルによって追加で振り足した場合は、ファンブルではなく、通常の値として扱います。

 

【セッション】

 ゲームプレイ一回分をあらわします。

 簡単に言えば、アニメやゲームで言う『一話分』と言ったところでしょうか。

 本リプレイは1セッション分です。

 

【リプレイ】

 TRPGで遊んだ記録を読み物としてまとめたものです。

 基本的に会話形式で描かれています。



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ナイトウィザードについて

ここではナイトウィザードの世界について説明します。
某ウィキ様にも載っているので、詳しくはそちらにでも。
説明下手ですいません。


【NW2】

 ナイトウィザード The 2nd edition の略称。

 2007年よりエンターブレイン出版のTRPG。著者は『菊池 たけし』/『F.E.A.R』。2ndではなく1stは2002年出版。

 地球によく似た『第八世界:ファー・ジ・アース』を舞台とし、人々の影で世界を護る魔法使い達の活躍を描くライトノベル風のロー・ファンタジーRPG。

 様々な作品をパk…リスペクトしており、その気になれば光の巨人だろうが魔女になる魔法少女だろうがなんだろうが再現可能です。

 小説、漫画、テレビアニメ、コンピューターゲームなど広いメディアミックスを行っています。

 本リプレイ執筆者のオススメの作品…というかTRPGを遊ぶときは9割ここに落ち着くという傾倒ぶり。最高。

 

【ウィザード】

 別名『夜闇の魔法使い』。

 人狼や魔剣使いなどの非常識的な力を扱う者達の総称です。ナイトウィザードでは魔法が使えなくても超常の力を操る人間は魔法使いと呼ばれます。

 PL達が演じるのは基本的にウィザードです。

 

【イノセント】

 ウィザードでもエミュレイターでもない一般人のこと。

 魔法を扱えず、魔法のことやウィザード、エミュレイターのことも知りません。

 

【エミュレイター】

 異世界からの侵略者の総称。人間が思い浮かぶ悪魔や人類の敵と呼ばれるような存在は基本的にエミュレイターと呼ばれます。

 侵魔と冥魔という二種類存在します。

 仮面○イダーにおける悪の組織の怪人や、ウルト○マンにおける宇宙人や怪獣など。

 PCがウィザードではなくこのエミュレイターの場合もあります。

 

侵魔(しんま)

 第八世界の裏側に存在する『裏界』と呼ばれる世界から現れるエミュレイター。

 高位の侵魔は意志疎通を行うことができます。

 仮面○イダーにおける怪人。

 

冥魔(めいま)

 全ての生命に牙を剥く、侵魔とは別の異世界から来たエミュレイター。

 基本的に意思疎通の不可能な相手。

 侵魔ですら彼らのことを敵視しており、冥魔に関する事件の時は侵魔とウィザードが手を組むこともあります。

 ウルト○マンにおける怪獣。

 

【魔王】

 エミュレイターの中でも特に協力な力を持つ存在を魔王と呼びます。

 多くの魔王は『萌え属性』を持った『美少女』の姿をとっており、より多くの人間の『信者』を獲得することにより、世界へと影響を及ぼさんとしています。実際にPL達の中には彼女らを崇める者もいるため、その目論見は成功しているといえるでしょう。

 ちなみに本セッションでは出てきません。あしからず。

 

【紅い月】

 エミュレイターが出現する時に空に昇る月。

 たとえ月の上であろうと本物の月とは別にあがります。

 紅い月が昇るということはエミュレイターが出現したとウィザード達は判断して行動することになるでしょう。

 

【プラーナ】

 万物に宿る存在の力。

 その用途は幅広く、ウィザード達はこのプラーナを一般人より豊富に持っているため、高い戦闘能力や魔法を扱うことが出来ます。

 このプラーナが失われたモノはどんなものであれ世界から消滅します。

 

【世界結界】

 『第八世界』を覆う結界。人々が「○○などありえない」などという常識によって構築されています。

 その為、魔法などの非常識なモノは存在できないのです。

 しかし、万能という訳ではなく、世界結界の隙間をぬって現れるエミュレイターもいるため、防衛機構としてウィザードが存在します。

 ただ、非常識なウィザードの力は世界結界に『人間は魔法を使わない』という常識を崩させ、自己矛盾を引き起こし悪影響を与えるため、人前で使うことはありません。

 もし世界の人々が『魔法や悪魔が存在する』と認識した場合、エミュレイターが際限なくこちらの世界へ来てしまうため、魔法などは一般人に見られないようにする必要があります。

 

月匣(げっこう)

 エミュレイターやウィザードが世界結界の影響を遮るために展開する結界。

 月匣そのものが小世界と化しており、月匣の外の常識が全く通用しない非常識な空間となります。

 月匣内の空間は外の世界と隔絶していて、この中で何が起ころうと外には何の影響も及ぼしません。

 いわゆる封絶や閉鎖空間と同義。

 

月衣(かぐや)

 ウィザードが常に自らの身体に纏う極小規模な月匣。

 月衣を纏うことで、本来世界結界に制限される魔法を扱うことができます。

 また、月衣を纏ったウィザードは世界結界の外側の存在と認識されるため、あらゆる常識を遮断します。

 例え、大気圏に突入しようが、人工衛星に直撃されようが、タンカーに引かれようが、一般人の撃つ銃弾だろうが、生身で宇宙に出ようが、超絶美少女の誘惑だろうがその全てを意図的に遮断できます。

 更に、月衣の中に武器や防具、日用製品にマドレーヌなど、様々なモノを収納することができるため、イザというときにもウィザード達は即座に装備を整えることができるのです。

 

【箒】

 ナイトウィザードにおけるシンボル的なガジェット。

 ウィザード達が扱う兵器の総称で魔法と科学技術が融合したモノ。

 箒といっても掃除で使われる一般的なイメージの他に、剣型、銃型、盾型、人型、バイク型、戦闘機型、巨大ロボット型果ては戦艦型に城型など、語尾にブルームとかスターとかつけておけば何でもいいんだろうという程のバリエーションがあったり。

 いわゆる魔法の箒なので基本的に飛べます。

 本リプレイのPC達は箒を操る箒乗りです。

 

【ロンギヌス】

 世界の守護者、『アンゼロット』率いるウィザードの精鋭集団…のはずなのですが最近は人数が増えすぎて『アンゼロット』すら把握していないとかなんとか。

 生存率の低さで有名だったりする。

 

【アンゼロット】

 『第八世界』の守護者にして、レベル∞の神の使徒。

 彼女自身も神ですが、より上位の神から世界へ与える影響が大きすぎるとして力の使用を禁じられています。

 見た目は銀髪の14歳の美少女で、穏やかな話し方と貴族趣味のたおやかなイメージを持たれていますが、かなりいい性格をしています。

 勿論、神なので本当の歳も…おや、誰か来ましたね…。

 

【第八世界:ファー・ジ・アース】

 人間の住む世界は八個存在し、その中の八番目の世界という意味。

 ナイトウィザードの舞台です。

 『ファー・ジ・アース』というのは外の世界から呼ばれるときの名前で、この世界の人々は普通に『地球』と呼んでいます。

 

【第二世界:エルスゴーラ】

 人間の住む二番目の世界。

 “鋼騎(こうき)”と呼ばれる巨大ロボットを操る戦士達の世界。

 戦士達は全ての世界を護る神の戦士となるために戦っています。

 ちなみにルールは同じですが、『セブン=フォートレス』という世界観を共有する別のゲームシステムの世界です。

 本リプレイのPCの一人がこの世界出身。

 

鋼騎(こうき)

 第二世界に存在する魔法で動く巨大ロボット兵器のこと。

 勿論人間が乗り込んで動かします。

 本リプレイのPCの一人は鋼騎乗り。

 

【機械帝国】

 第二世界の主要な敵のひとつ。

 元々は高い技術力を誇る国でしたが、ある時、国の中枢を管理するマザーコンピューターが冥魔に侵食され暴走。国自体を冥魔に乗っ取られてしまいます。



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本編
プリプレイ


本リプレイは小説ではありません。ご注意下さい。それはそうと、読んでくれるならば咽び泣きます。


某時刻、某場所にて……

四人のTRPGプレイヤー(へんたいしんし)が集まった

それぞれ、紹介していこう。

 

◆ F

今回のリプレイを担当するGM。

安定感とグダグダでエンターテイメントを提供している。

とあるTRPGサークルの副代表…なのだが最近の昼行灯っぷりが目に余る。仕事しろ。

その出目には定評がある…というか名前のせいというかなんと言うか。

いい加減改名すべきか…。

サンプルセリフ「だからオレの“F”は“ファンブル”の“F”じゃねえって言ってんだろ!?」

 

◆ DBS

プレイヤーその1。

名前の由来からしてメンバーの厨二担当。

何も知らない厨二神様や、『ふぇ~』なロリっ娘などのロールプレイに定評がある、『好きなタイプは背が低い娘』といってはばからない準ロリコン。

真名は『Dark Bloody Shadow』

しかし本人は真名を隠したがっているようである。

一体彼の真名に隠された秘密とは…?

サンプルセリフ「厨二と低身長女の娘大好き。。。」

 

◆ TeaKaden

プレイヤーその2。

セッション中には目を見張るほどの紅茶を摂取する。

どんな状況であろうとキャラがブレない曲がらないという、鉄壁のロールをお持ちになったお方。

勿論、その体の99%が紅茶で出来ているために出来る芸当である。

今回のシナリオ作成に要望を出した一人。

サンプルセリフ「紅茶は命なり!」

 

◆レプス

プレイヤーその3。

今回のシナリオ作成にあたり、「宇宙で戦いたい。ガン○ム的な。」と言い出した、言いだしっぺ。

シリアスが持たないどころか、そもそも『ナイ』。あらゆるシリアス状況下でムードを作り出すノンエアリーディングスキルの持ち主。

貧乳好き。

サンプルセリフ「GMがやる時はやるって知ってるから(チラッチラッ」

 

今回のリプレイは個性的なこの四人で送ることとなる。

それでは、ナイトウィザード The 2nd edition リプレイ、開始!!

 

――――――――――――――――――――

 

GM:今回予告読むよ?

一同:は~い。

GM:と、その前に…(あらぬ方向を向いて)今回予告とは、次回予告の今回版です!(一同笑)

DBS:誰に向かって言ってんだ(笑)

GM:勿論、読者様に。では……

 

今回予告

 

地球は狙われている

 

世界の内側から……外側から

 

夜空に見えるは星の瞬き

 

宇宙(そら)に広がるは戦闘の軌跡

 

箒乗り達はただ、灰色の戦場をなぞる

 

ナイトウィザード The 2nd edition リプレイ

 

「廃園の天使」

 

紅き月が昇るとき、キミは生き延びることが出来るか?

 

 

Tea:これは……(笑)

GM:次ハンドアウトね。全員同じだから(笑)

 

 

PC用ハンドアウト

キミ達は、超時空多次元機甲特務武装黄金天翼神聖魔法騎士団、通称『ロンギヌス』“守護者”アンゼロット直属、宙域特殊戦術箒第3独立遊撃小隊に所属する箒乗りだ。

キミ達の小隊は、地球圏周辺の宙域を主に活動範囲とし、宇宙空間における箒の実践データの収集を目的として戦っている。

そんなある時、火星軌道上にエミュレイターの大部隊が確認されたとの報告が入る。

同時に“守護者”から新たな任務が下ったのだった。

コネクション:『“真昼の月”アンゼロット』

関係:『ご主人様』…改め、『司令官』

 

 

レプス:関係がヒドイ(笑)

DBS:前半が長い(笑)

GM:部隊名を後で自分達で決めてくれ(笑)

Tea:部隊名か…。

DBS:了解。

GM:あ、それとキミ達の機体には※『AI』がつんであるからその名前も頼むよ。

DBS:ツンなのか!?

GM:違うっつの(笑)

Tea:それはアレだな。メタトロン的な…(笑)

GM:はいだらでもエイダでもいいんだぞ(笑)

 

 

この時に、PC達の部隊名は『ベイオ=ウルフ』と決まった。

分からない人は『ベーオウルフ』で検索しよう。

考えた人は『バイオレンス』のもじりだと言っているが。

 

 

GM:じゃ、次。自己紹介をお願いします。

DBS→椎哉:『保科(ほしな) 椎哉(しいや)』です。※箒騎士/※アタッカーです。まだ二十歳という若さで『ベイオ=ウルフ』の隊長をやってます。やらされてます。

GM:やらされてるのね(笑)

椎哉:AIの名前は『イロウル』。クーデレが持ち味の俺専用AIです。

レプス:どこの使徒だ(笑)

GM:わかんねえな(笑)

椎哉:だからハッキングが得意なのだ(笑)乗ってる箒は※『ランドグリーズ』で、接近戦が得意です・・・あ、普段は※箒を指輪の形に変形させて持ち歩いてます。

GM:らじゃ。じゃ、次の人~。

 

レプス→森羅:『早瀬(はやせ) 森羅(しんら) 』さんで~す。22歳の男。そして※魔物使い/※ディフェンダーです。

GM:硬そう…(笑)

森羅:愛機は※『ルナハウリング』。AIは『カッツェ・ミーツェ』。魔物とAIが融合してしまいました(笑)

GM:…どう演出しろと?(一同笑)

森羅:ずっと歌ってます(一同爆笑)

Tea:それはAIじゃない!?(笑)

GM:それでもしっかり戦闘補助はするんだろうなぁ…(笑)

森羅:そのとおり。戦闘の時は、生身に張り付いて人型のパワードスーツみたいになります。某I○みたいに(笑)

GM:某○Sみたいにか(一同笑)

Tea:隠れてねえから(笑)

森羅:攻撃方法は素手。箒を纏った勢いで殴りかかります。

椎哉:箒纏う意味あんのか(笑)

GM:じゃ、次(笑)

 

Tea→アマクサ:名前は『アマクサ』。42歳の男で、※第二世界人です(笑)

椎哉:世界の壁を越えてきた(笑)

アマクサ:※鋼騎士/アタッカーで、第二世界で機械帝国に負けたところを、救助活動をしていたロンギヌスに助けられまして。そのまま、第八世界まできました。

森羅:アンゼロットなんかに恩義を感じなくていいのに(笑)

アマクサ:まあまあ…。妻と娘もいるんですが、妻はもう亡くなっています。娘とは不仲です。

森羅:染み入るな……(笑)

アマクサ:乗っている鋼騎の名前は『クインテッタ』。AIの名前は昔の癖で『オペレーター』と呼んでいます。

GM:偏ったパーティーだなぁ(笑)

森羅:半分はお前のせいだ(笑)

GM:否定できねえ(一同笑)←キャラ案全てに許可を出した人

椎哉:※『ナイトウィザード』なのに『エルスゴーラ』を使う許可だしたしな(笑)

GM:ロボットモノがやりたかったんだもの…三人のコールサインはどうする?

椎哉:ん~……そうだなあ。

 

 

話し合いの結果、椎哉は『ウルフ1』、森羅が『ウルフ2』、そしてアマクサが『ウルフ3』と呼ばれることになった。

 

 

GM:じゃ、そんなとこで今日の運命を決めたいと思います。

森羅:いやな未来が見える(笑)

 

 

ナイトウィザードでは『クリティカル値』と『ファンブル値』を毎セッションごとに設定する。

そして、シナリオ中はその設定された目が出ると、『クリティカル』、『ファンブル』となる。

そのため、PC達がここでどれだけ自分達に有利な目を出すかが鍵となる。

GMに関してはクリティカルは『10』、ファンブルは『5』で固定。

そしてダイスを振る一同。

 

「よっしゃあああああ!!今日は勝つる!!!」

「…ピンゾロ?クリティカルが…ピンゾロ?」

「なんだこれは(笑)」

 

各PCのCF値は以下の通り

 

◆保科 椎哉 クリティカル:7 ファンブル:2

◆早瀬 森羅 クリティカル:2 ファンブル:11

◆アマクサ クリティカル:11 ファンブル:10

 

 

GM:※コレはヒドイ(笑)

森羅:なぜこんなことに…(笑)

 

 

この後所持金を決定してプリプレイは終了した。




※『AI』がつんである:AIを表すアイテムを各PCに配っている。勿論、このシナリオだけの扱いである。決してAIがツンデレという訳ではない。
※箒騎士:箒を操ることに長けたことを表すクラス。箒のスペシャリスト。
※アタッカー:武器を使って戦うことを表すクラス。
※『ランドグリーズ』:突撃槍型の箒騎士専用の箒。とあるハイスペック試作型箒の予備パーツで組まれている。
※箒を指輪の形に~:箒には様々なオプションを付けることが出来る。ここでは変形システムというどんな姿にでも変形できるオプションを付けているらしい。
※魔物使い:自らの無意識と本能の化身である魔物と共に戦うことを表すクラス。防御力をあげる特殊能力が多い。
※ディフェンダー:味方を護ることに特化していることを表すクラス。
※『ルナハウリング』:魔物使い専用箒。魔物と同化して操作する。
※第二世界から~:ロンギヌスは世界を超えて人材を集めている。
※鋼騎士:鋼騎を操って戦うことを表すクラス。ロボット乗り。第二世界のクラス。
※『ナイトウィザード』なのに~:本来世界とゲームが違うのにGMがGOサインを出したのだ。反省はしている。だが後悔はしていない。
※コレはヒドイ:本来クリティカルは7に近く、ファンブルは遠いほどいい。この場合、クリティカルもファンブルも遠いことを言っている。


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オープニング

会話形式です。少々読みづらいかも……?何かいい案があったら教えてください。


オープニング

 

火星軌道上に現れた紅い月を背にした大部隊

それに呼応するようにロンギヌス艦隊もその布陣を整える

そしてまた、『ベイオ=ウルフ』の三人にも戦火の兆しが近づいていた…。

 

GM:というわけで、最初のシーンです。あなた方『ベイオ=ウルフ隊』の三人はアンゼロットに呼び出されたところです。

森羅:※露骨に嫌な顔をします(笑)

アマクサ:守護者直々か…。

GM:一応、直属部隊なもので(笑)で、今回の大規模作戦の概要を話されます。

GM/アンゼロット:「話は聞いていますね?火星軌道上から戦闘機械型冥魔の大部隊が確認されました。」

椎哉:はっ。我ら『ベイオ=ウルフ』も作戦行動に参戦し、戦果を挙げてみせましょう。

GM/アンゼロット:「残念ながら、あなた方には主力部隊への参加ではなく、周辺宙域の索敵を行っていただきます。」

椎哉:え?参加しないの?

GM/アンゼロット:「あなた方『ベイオ=ウルフ』は優秀です。ですがしかし、独立遊撃隊として活動しているあなた方は、その隊の性質上、作戦に組み込みづらいのです。」

森羅:個性的な部隊だからな(笑)

GM/アンゼロット:「敵は艦隊を広範囲に展開。さらにその艦隊正面には大規模なエネルギーフィールドが展開しています。物量で押しつぶそうと言うのでしょう。」

椎哉:いや、でもそれならやっぱ参戦したほうがいいのでは?

GM/イロウル:「マスター。我々の隊が主力部隊に参戦した場合、主力部隊、『ベイオ=ウルフ』、両隊の総合戦闘力の低下が見込まれます。」

椎哉:まあ…仕方ないか。

GM/アンゼロット:「分かってくださったようで何よりです。それでは行動を開始してください。各独立遊撃隊の指揮は私が取ります。」

一同:了解!

 

 

GM:これからは発進場面です。各自好きにしてください(笑)

森羅:好きにって…(笑)

GM:※管制官からの指示が入ります。「『ベイオ=ウルフ』カタパルトへ。」

椎哉:了解。イロウル行くか。

GM/イロウル:「了解。ウルフ1、カタパルト接続。システムオールグリーン。発進。」

椎哉:ウルフ1、行くぞ!

GM/管制官:「続いてウルフ2。カタパルトへ。」

森羅:カッツェ・ミーツェが歌を流しながら、「ウルフ2、出る!!」

GM/管制官:「ウルフ3。カタパルトへ」

アマクサ:ウルフ3発進する!

GM/オペレーターAI:「了解。ウルフ3、カタパルト接続。メインスラスター、イグニッション。」

椎哉:こういうのいいな(笑)

GM:ロマンだろ?(ドヤァ)

アマクサ:いいと思うぞ(笑)

GM:ま、そんな感じのところでオープニング終了!!




※露骨に嫌な顔~:このPLはアンゼロットによっぽどな目にあわされているらしく、常にアンゼロットのことを警戒している。怖がっても無駄ですよ。
※管制官から~:アンゼロットのいる城、その名も『アンゼロット宮殿』は有事の際には《対エミュレイター戦艦》となる戦艦型箒。ちなみに公式設定。PC達はこの『アンゼロット宮殿』から発進している。


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ミドル

戦闘開始です。


ミドル

 

『ベイオ=ウルフ』は自らの愛機へと搭乗していた。

そして、管制室からの指示が入る。

敵艦隊はもはや目前まで迫っていた。

 

GM:これからミドルに入ります。先ほど言ったように哨戒任務に付くこととなります。

椎哉:それで、アンゼロットさm…

GM/アンゼロット→司令官:「NO!司令官と呼びなさい!!」(一同爆笑)

椎哉:…し、司令官?各機発進完了しました(笑)

GM/司令官:「よろしい。そのまま主力部隊側面の警戒をお願いします。」

椎哉:了解。

GM:ウィンドウに移ったアンゼ……司令官の顔が満足げに動く。

椎哉:GMもあやふや(笑)

森羅:ウィンドウを露骨に嫌な顔で眺めます。

アマクサ:どれだけ嫌いなんだ(笑)

森羅:で、カッツェ・ミーツェがウィンドウを謎のアイコンで隠してくれます。

GM:それ、外見えなくね?

森羅:そこもちゃんと計算してるんですよ(笑)

アマクサ:適当な(笑)

GM:え~とりあえず、ウィンドウに移る司令官の向こう側から若い男の声が聞こえる。

GM/若い男:「おい!なにしやがる!!この縄ほどけ!はずせぇ!!」(一同笑)

椎哉:もしかしてこの声(笑)

アマクサ:あの…何か聞こえるんですが。(笑)

GM/司令官:「はて?何のことでしょう?私には聞こえません。」(一同爆笑)

椎哉:こいつ…(笑)

GM/司令官:「…確かに少しうるさいかもしれませんね。そこ!その砲弾をだまらせなさい。」(一同爆笑)

アマクサ:砲弾ってなんだ(笑)

森羅:え、なにやっての?(笑)

GM/若い男→砲弾:「おい!ほどけって言ってんだろ!!アンゼロットォォオオオオ!!」

GM/司令官:「うるさいですね。てい!」(一同笑)

GM:そうすると声が聞こえなくなるのでした。チャンチャン☆

アマクサ:ひでぇ…(笑)

椎哉:あの…今のはいったい?

GM/司令官:「今のは開戦の狼煙となるべき、秘密兵器です。」

椎哉:秘密兵器?

GM/司令官:「はい。敵が展開するエネルギーフィールドへ打ち込み、その効力を下げます。」

椎哉:※やっぱり『(ひいらぎ) 蓮司(れんじ)』か!!

 

 

(ひいらぎ) 蓮司(れんじ)』とは。

エミュレイターと戦う、魔剣使いのウィザードである。

何度も世界を救ったベテランであり、正にヒーローを体現した青年…のはずなのだが。

ある時は高校の学年が下がり、またある時はレベルが下がり、しまいには年齢まで下がるという「下がる男」として有名であり、いまいち評価されない不幸な男である。

アンゼロットには徴用……もといことあるごとに重用され、ステキな生活を送っている。

ちなみにこの「下がる現象」には、『柊力(ひいらぎちから)』というあらゆるものを下げる力が働いていることが分かっている。本人には制御できないため分かったところでなんてことはないのだが。

詳しくは『柊蓮司』でググってみよう☆

 

 

GM:そういうこと。そして、「ヒイラギカノン、発射準備完了しました!」という声が聞こえる。(一同笑)

アマクサ:なんとまぁ…(笑)

GM/司令官:「よろしい。それでは照準合わせ!…発射!!」

GM:そして、「あああああああぁぁぁぁぁ!!」というまるで悲鳴のような発射音と共に砲弾が敵艦隊めがけて飛んでいく(一同笑)

森羅:まるでもなにも悲鳴だ(笑)

GM/司令官:「総員、敬礼!!」

一同:(静かに敬礼をする)

椎哉:お前のことは忘れないぜ。

森羅:ああ…。

GM/管制官:「着弾を確認!!敵防御フィールドが減衰!!これなら行けます!!」(一同笑)

アマクサ:なんでも下がるな(笑)

GM:「総員攻撃開始!!」という掛け声と共に攻撃か開始される。数は不利だが、フィールドが崩れた瞬間、統率が取れてないのか敵艦隊は陣形を崩してバラバラに攻め始める。

アマクサ:※所詮は冥魔か…。

森羅:俺らは参加できないんだけどな(笑)

椎哉:おとなしく周囲を警戒します。

GM:んでは…過去のエミュレイターとの戦闘でできた暗礁宙域に近づいた時に、イロウルが警告を発する。「暗礁宙域内に多数の動体反応を確認。」

森羅:え?

アマクサ:暗礁宙域を望遠で確認します。

GM:機械の残骸などに隠れて敵の姿が見えます。向こうもあなた方に気づいたようです。それでは戦闘を開始します。(戦闘管理シートを取り出す)

 

 

という訳で初戦闘。

手強くはないが弱くもないエネミーを用意したつもりなのだが…

 

 

椎哉:※<BFレイジングアサルト>!!どうだ!?

GM:ふ…そんなもの(ダイスを振る)ファンブル。(泣

森羅:素手で殴ってやるぜ!

GM:なめるな!(ダイスを振る)ピンゾロ…。(泣

アマクサ:さらにこれでトドメだな(笑)

GM:なあああぁぁぁぁ……。

 

 

何の憂いもなく殲滅されました(ヤケ

 

 

GM:ちくしょう…。

椎哉:やっぱりGMだな(笑)

アマクサ:全くだ(笑)

GM:はあ…。とりあえず、戦闘終了です。

アマクサ:オペレーター、索敵だ。

GM/オペレーターAI:「クインテッタ、スキャンモードに移行します。」

森羅:とりあえずこれで…。

GM:そこでオペレーターAIが言うのだ。「敵援軍と思しき反応を検知。」

アマクサ:まだいるのか…。

GM/オペレーターAI:「敵反応を解析。暗礁宙域内の敵は無人機と推測。」

アマクサ:無人機?

GM:こんどはイロウルが「暗礁宙域を抜けた先に敵母艦を確認しました。恐らく暗礁宙域を隠れ蓑に、アンゼロット艦隊の側面を突くつもりだと思われます。無人機への指示も母艦が行っているのではないかと。」

椎哉:マジか…。とにかく司令官に連絡して、警告しとかないと…。

GM:連絡しようとしてもノイズばかりで通信が通じない。ジャミングされているようだ。

椎哉:くそ!だったら直接、司令官に

GM/イロウル:「敵の進行速度の方が上です。今から戻ったとしても間に合いません。」

椎哉:じゃあ、どうすれば…。

アマクサ:母艦が指示を出してるなら…母艦を墜とすしかないということか?

GM:そういうことだ。

椎哉:なら…簡単な話だな。突っ込むぞ!

アマクサ:さっすが隊長!話がわかる!!

森羅:カッツェ・ミーツェの歌をバックに突っ込みます(笑)

GM:歌…?(何か考えてる)

アマクサ:どうした?

GM:そうか!?(何か思いついた)

一同:??

GM:カッツェ・ミーツェは自分の歌を入れたファイルを大量コピーして、進行しているエネミーに対して、無差別に送信を始めました。

森羅:お?(笑)

GM:これにより、敵部隊は通信量の増加によって大部隊に包囲されていると誤認。ついでに、ファイル内に仕込んだウィルスにより、逆にジャミングを発生させます。(一同笑)

森羅:おお~(笑)

アマクサ:なんだそりゃ(笑)

GM:これにより、敵の進行速度が若干遅れます。母艦を墜とすまで時間を稼ぎます(笑)

椎哉:すげぇ~(笑)

森羅:偉いぞカッツェ・ミーツェ!ご飯を上げよう(笑)

GM:ご飯ってなんだ。

森羅:MPポーション型のオイル(一同爆笑)

椎哉:さりげなく回復しやがったこいつ(笑)

森羅:カッツェ・ミーツェは喜んで歌います。

GM:くまの子みていたかくれんぼ~♪

椎哉:おしりをだした子いっと~しょ~♪

森羅:なぜその選曲(笑)

GM:なんとなく(笑)

アマクサ:しかし、歌でジャミングとかよく思いついたな(笑)

GM:なんとなく(一同笑)

椎哉:それしかねえのか(笑)

GM:いや~コホン。それでは突っ込んだキミ達を迎撃しようと、母艦が砲塔を向け、艦載機を発進させる。戦闘開始。

 

 

二回目の戦闘。

戦艦が相手ということでディフェンダーへの負担が増え、辛い戦いになる。

……はずだった。

ここでもGMのダイスがいらん目を連発し、

耐久力が高いはずの母艦すら相手にならない。

結果、大した損害も与えられなかった……グスン。

ちなみに戦闘に入るたびにシーンは変えている。

 

 

椎哉:よし…!敵部隊殲滅完了!

GM/司令官:「…聞こえますか?ベイオ=ウルフの皆さん、ご無事ですか…!?」

アマクサ:ジャミングも消えたか。

椎哉:司令官!ベイオ=ウルフ、全機健在です!!

GM:イロウルがことの顛末をデータに乗っけて送っておこう。

椎哉:そうだな。「独断で隊を動かしてしまい申し訳ありません。」

GM/司令官:「かまいません。あなた方のおかげで助かりました。」

アマクサ:ありがたきお言葉…。オペレーター、索敵だ。

GM/オペレーターAI:「クインテッタ、スキャンモードに移行。敵機残骸からの情報収集も並行して処理。」

アマクサ:頼んだ。

GM/オペレーターAI:「…情報の取得を完了。暗礁宙域内に展開する敵部隊は陽動の可能性大。敵、主目標はアンゼロット旗艦。」

森羅:さらに陽動ってことか…!?

GM:敵の正面の大部隊と側面のいかにもコソコソした隠密部隊すら陽動に使って、ウィザードの部隊を分散させるのが目的だな。現にアンゼロット旗艦の辺りは手薄になってる。

アマクサ:物量に任せた戦い方だな、ホント(笑)

森羅:とりあえず戻らないとな。

椎哉:イロウル!!全力で戻るぞ!!!

GM/イロウル:「了解。ウルフ1、高速機動モード。最大出力で稼動します。」

GM:そんなところで、一旦シーンを終了!




※やっぱり~:ナイトウィザードではいつもの風景である。
※所詮は冥魔か:冥魔には基本的に知性的な者がいない。知性があるのは魔王級だけである。
※<BFレイジングアサルト>:戦場を縦横無尽に飛び回り攻撃する箒騎士の特殊能力。


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クライマックス

ナイトウィザードのGMはファンブルが多いというジンクスがある。
私が異常なんじゃありませんもん。



クライマックス1

 

冥魔部隊の思惑により手薄になったアンゼロット旗艦

未だ敵の思惑に気付かぬ我等が司令官

ベイオ=ウルフはその全力で持って己が主のもとへと駆ける

 

椎哉:くっそ…!司令官に連絡を…。

GM:ノイズがはしって連絡がとれない。

森羅:※またジャミングか!?

GM:アンゼロット旗艦の上方から、恐らく機動力の高い敵部隊が味方部隊を突破して、ブリッジに取り付こうとしている。

椎哉:させるかぁああ!!

GM:戦闘開始します。敵は高機動型の※モブが四機。

森羅:それだけ?

GM:それと、戦闘MAPがちょっと特殊です。(戦闘管理シートを二枚取り出す)

森羅:二枚?

GM:この戦闘区域を二層に分けます。片方が下層で、もう片方が上層。

アマクサ:上と下を表現した訳だ。

GM:そういうこと。敵は上層に、キミ達は下層にいます。上層と下層の移動は※『マイナーアクション』、※『メジャーアクション』、※『セットアッププロセス』で行います。ただし、最初の※ラウンドはセットアップで移動することは出来ません。イメージはセットアップに着いたってところか。

アマクサ:なるほど…。ちなみにアンゼロットの船はどうなってる?

GM:この戦闘に参加しますが、HPがあるだけのただの的です(一同爆笑)

森羅:的…(笑)

GM:耐久力は【HP:1000】。防御ジャッジなどは行えず、ダメージがそのまま通ります。

アマクサ:なるほど。落とされる前に落とせと。

GM:そういうこと。

 

 

そして戦闘が始まる

先手を取ったのはPC側

その有り余る機動力を生かして距離があるにも関わらず接敵

エネミーの数を減らす

しかし、これでもクライマックスフェイズ

これでは終わらぬとGMが本気を出したらPC達も劣勢に…

 

 

アマクサ:命中ジャッジ…ファンブル!?達成値10。

GM:ふふふ…こいつの【回避】は15もあるのだ…ファンブル(一同爆笑)

椎哉:GM…。

森羅:(生暖かい目)

GM:…ちくしょう!命中だよ!!ダメージよこせぇぇえええ(自暴自棄

 

 

変わりませんでした。。。

 

 

GM:全部やられました(泣

椎哉:イロウル、戦闘終了だ。

GM/イロウル:「了解。システムを待機状態に。」

アマクサ:いやいや。索敵しなきゃダメだろ、オペレーター(笑)

GM/オペレーターAI:「システム、スキャンモード。…敵増援を発見。」

森羅:増援!?

GM:敵は砲撃タイプが2体。明らかに対艦装備。それが下層に出現。

椎哉:急いで移動するぞ!!

 

 

という訳で、さらに戦闘

先ほどの敵とは正反対のタイプにPC達も苦戦

エネミーはPC達を狙わず、アンゼロット旗艦に執拗な攻撃を加えます

硬い防御力に高い攻撃力

PC達も攻めあぐね、危機感を覚える戦闘になるはずが…

 

 

GM:こっちの行動だ!マイナーアクションで※<フルパワーアタック>!そしてメジャーアクション<対艦砲>。<対艦砲>はオリジナルスキルで、アンゼロット旗艦に対する攻撃ジャッジの達成値に+50します。ただし、その後、HP が-10。つまりこれで、攻撃ジャッジの達成値に+60だ。

椎哉:高い!?

森羅:何発も撃たれたらやばいな。

GM:対象はもちろん、アンゼロット旗艦。攻撃ジャッジの達成値は…ファンブル(一同爆笑)

アマクサ:ダメだな、もう(笑)

椎哉:で、いくら?(笑)

GM:ファンブルしなければ110からだったんだ…

森羅:結局?(笑)

GM:40…

森羅:40点はいりま~す(笑)

GM:なぜ…

椎哉:GMだからな。

アマクサ:GMだから仕方ない(笑)

 

 

結局GMのダイスがGMを裏切るという暴挙にでたため(混乱

PC達もさほど労せずしてエネミーを撃破

彼らに敵はいないんじゃなかろうか

 

 

椎哉:いまのはGMのおかげだな(笑)

森羅:おかげで大したことなかった(笑)

 

 

GMのダイスが悪いに違いない(逃避

 

 

アマクサ:GMのファンブル率は異常だな(笑)

GM:結局オレの運が悪いのか…

森羅:そうだな(笑)

GM/司令官:「よく、やって下さいました。あなた方が駆けつけてくれなければ今頃…」

森羅:なぜだろう…アンゼロット様のやられるビジョンが見えない(笑)

アマクサ:自分で戦えばいいのにな(笑)

GM/アンゼロット?:「私が力を使うわけにはいかないのです…。私の力は強すぎて、世界を歪ませてしまう…。人々が苦しんでいるのに…このような高見から導くことしか出来ない…。時に強すぎる自分の力が…恨めしくなります。」よよよ。(一同失笑)

椎哉:“よよよ”じゃねえよ!(笑)

アマクサ:うそくせぇ…(笑)

GM:あ~聞こえない、聞こえな~い。っと管制官も敵が撤退を始めたことを報告するよ。

森羅:勝ったか。カッツェ・ミーツェも歌います。

GM:ずっと歌ってんじゃねえか(笑)

椎哉:またジャミングでもしてたのか(笑)

森羅:味方ごとな(笑)

椎哉:ダメじゃん!?

GM:キミ達が息をついた直後、管制官があわてたように言うぞ。「て、敵部隊に高エネルギー反応!!モニターに映します!!」

椎哉:え?

GM:モニターには巨大な円筒形の大型兵器が映し出される。敵部隊と入れ違いにこちらへと向かって来てるのが分かる。

椎哉:なんだあれ・・・。

GM:そして、大型兵器からは極太のレーザーの様なモノが発射される。それはロンギヌス艦隊の左翼側に大打撃を与える。

アマクサ:コ○ニーレーザーか!?(笑)

GM/管制官:「※かわたな級護衛艦、撃沈!余波に巻き込まれて…。」(一同笑)

椎哉:かわたな!!(笑)

アマクサ:かわいそうだな(笑)

GM/管制官:「敵、大型兵器チャージ開始確認!」

椎哉:次に撃たれるまでに破壊しろと…

GM/管制官:「いえ…大型兵器後部のパルスエンジンに点火確認!ち、地球に向かって落下を始めました!!」

アマクサ:おお…

GM:『コロ○ーレーザー』と見せかけて『コ○ニー落とし』だったのだ!!

森羅:置き土産…ってことか。

GM:というわけで、シーン終了!次が本当のクライマックスだ!!

 

 

 

クライマックス2

 

地球へと進行する巨大兵器

止めなければ人類の滅亡

タイムリミットは近い

 

GM:(細長いシートを取り出し)MAPは6×16sq。横に4sqの大きさの巨大兵器が地球へと落下します。一番下まで到達されると終了です。

椎哉:どこの“星を継ぐ者”だ(笑)

 

 

“星を継ぐ者”とは

ナイトウィザード最初のリプレイである

そのリプレイでは巨大な隕石が地球へと落下するのをくい止めるという話であった

アレ?今回のシナリオとそっくりだぞ?不思議だなぁ~

詳しくは、ナイトウィザードソースブック『スターダスト・メモリーズ』

ナイトウィザード The 2nd edition ファンブック『スターダスト・ティアーズ』を参照だ!

 

 

GM:先ほどのレーザーのエネルギーをそのまま地表で爆発させる気です。

森羅:ヤバイ?

GM:墜ちたら地球が滅ぶ。

アマクサ:確かにヤバイんだが…※いつものこと過ぎて(笑)

椎哉:日刊世界の危機だからな(笑)

GM:巨大兵器の耐久力は【HP:500】。ダメージはそのまま通ります。コイツの行動がくるたびに【敏捷:7】の全力移動ジャッジを行います。この時、移動エリアに居たキャラクターはHP-10のダメージを受けます。

椎哉:墜ちるのかこれ…。

アマクサ:アンゼロット艦隊は援護とかしてくれないのか?

GM:あ~じゃあ、アレだ。10カウントごとに、砲撃を行います。範囲は直線。6sqのマスのどこかにランダムで【魔攻:100】の攻撃をすることにしましょう。

一同:げえ!?

GM:もちろん、攻撃があたったら防御判定するんだよ?

アマクサ:味方にあてない努力はしろよ…。

GM:まあ、あたりそうになったら警告は出すよ。じゃ、戦闘開始。

 

 

先ほどの戦闘がクライマックスだと思っていたPC達

その力のほとんどを使い切り、有効な手段が見出せないまま膠着状態に

もはや博打でもなんでもアンゼロット艦隊の砲撃に望みを託す

……が

 

 

GM/司令官:「ハイパーメガ魔導砲、発射!!」

アマクサ:また、聞いたことのある名前が…(笑)

GM:判定は…ファンブル(唖然

椎哉:ここで出ても全然嬉しくねえ(笑)

森羅:呪われてんじゃないの?(笑)

アマクサ:…ダメージは?(笑)

GM:90点。

椎哉:十分高かった(笑)

アマクサ:固定値は偉大だな(笑)

森羅:固定値があってよかったね(笑)

 

 

好きでファンブルしてるんじゃないわ!!

このまま、着々とダメージを蓄積させていくPC達

そして・・・

 

 

GM:…巨大兵器が白く赤熱して分解していく。耐久力限界!!PC達の勝利!

一同:やった!!

アマクサ:さらにまた出てくるとかないよな?(笑)

GM:ないない(笑)

椎哉:やったのか…。

GM/司令官:「皆さん、よくやってくれました。その体を休めましょう。各員、帰還してください。」

一同:了解!

 

 

「オペレーター、戦闘終了だ。」

『システム、通常モードに移行。』

「さっさと戻って、暇をもらうか!」

『~♪~♪』

「イロウル、帰還するぞ。」

『了解。ウルフ1、通常航行形態。母艦へ向かいます。』

 

こうして、『ベイオ=ウルフ』の最初の戦いは終わった

しかし、冥魔の脅威が去ったわけではない

宇宙にいる限り、彼らに安息の時は訪れないのかもしれない

 

「イロウル。」

『なんでしょう?』

「これからも、よろしく頼む」

『・・・了解。私の全てはマスターのために』

 

光の軌跡が宇宙(そら)をなぞる

ここは捨てられた庭

その光はまるで、“廃園の天使”

 

ナイトウィザード The 2nd edition 

       リプレイ「廃園の天使」  

          ~to be continued~




※またジャミング~:このシナリオでは出てこないが、途切れ途切れにジャミングすることで相手部隊を混乱させるような知性的な存在がいることを示唆している。
※モブ:敵が複数体集まっているということ。今回の場合は敵が部隊として行動しているということを表している。実際には四部隊いることになる。
※マイナーアクション:基本的に判定をしない行動のこと。通常の移動など。
※メジャーアクション:原則、判定を行う行動のこと。攻撃など。
※セットアッププロセス:戦闘の前準備の段階。構えや装備など。
※ラウンド:全てのキャラクターの行動が終了するまでの一巡りのことを表している。
※<フルパワーアタック>:全力で攻撃することを表すエネミー専用特殊能力。
※かわたな級護衛艦:アンゼロット宮殿(旗艦)の護衛艦。なぜか良く撃沈する。ちなみに『F.E.A.R』社の社員に『かわたな』という通称の人がいる。
※いつものこと~:ナイトウィザードでは頻繁に世界滅亡の危機が訪れる。日刊世界の危機と言われるほど。


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