風紀委員が最強の英霊を召喚してしまった件 (のしたーん)
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プロローグ 出会うのは……

最近Fateにハマったんですの!!だからノリですの!!


 

 

 

午後3時…学生は放課後で賑わっている時間。その時に風紀委員の白井黒子は…

 

黒子「…はぁ…なんでこーなるんですの」

 

初春「しょうがないですよ白井さん。始末書貯めるのが悪いんですよー」

 

昼から学校を早退してやってきた書類を一瞥しつつ、また別の書類を片付けている。

 

黒子「別に始末書書かなくても、社会に貢献してるのであれば…はぁ…考えるのやめますの。初春…終わったらパフェ食べに行きますわよ!!」

 

初春「ダイエットしてるんじゃなかったんですか?」

 

黒子「今日は特別ですの。ずっと始末書書いて疲れましたの。たまには御褒美があってもいいと思いますわ。」

 

そうだ。別にいいじゃないか。学園都市のために数多なる事件を解決し、その能力をフルに使ってきた白井もそろそろ限界なのだ。

 

初春「わかりましたー。んじゃあこれも頑張ってくださいねー!」

 

と、初春は見慣れた書類をデスクに持ってくる。

 

黒子「こ、これは…!?」

 

初春「昨日の始末書です!管轄外の活動昨日もしましたよね。頑張ってくださいお茶ぐらいなら入れるので!」

 

あ、そう言えば…昨日は強盗を第10学区で捕まえたのでしたわね…と昨日の自分を思い出しつつまたため息を1度吐いたあとこう宣言した

 

黒子「……分かりましたわ。30分で終わらせますの!!」

 

初春「頑張ってくださいねー」

 

目を見開きキーボードを走らせる白井とお茶を持ってくる初春。全てはパフェのために…

大好きなお姉様を思い出しつつタイピングしていくのであった。

 

午後4時

 

黒子「……はぁ!やっと終わりましたわ!!早く行きますわよ!!」

 

終わった途端に立ち上がりすぐ用意する黒子。なんだかやりきったという表情だ。

 

初春「はーい!」

 

初春も楽しみにしてたので早速街に出る。

 

トコトコ

 

午後4時10分。学園都市の街は学生で賑わいを見せている。黒子は初春に自分の慕うお姉様(御坂美琴)を語りつつパフェの店に言っている最中だ。

 

黒子「……その時お姉様が…!こう!こうやって!!ぁぁぁあ!お姉様ぁぁぁあ!……っ!!」

 

初春「ど、どうしました?」

 

話が盛り上がった瞬間、いきなり激痛が走る。

 

黒子「み、右手がいきなり痛く…」

 

初春「…これ痣できてますよ!」

 

そこには大きな痣が。何か紋章らしきものが浮かんでいるが早くパフェが食べたいのだ。今はどうでもいい。

 

黒子「…っ全然覚えがありませんの……ふぅ…大丈夫ですわ。早く行きますわよ!!」

 

疑問に思いつつも軽く受け流し、走り出した黒子。

 

初春「白井さんー!!待ってください!」

 

目指すはあの店だ。

2人の日常は加速していく。

その痛みが引き金になることも知らずに。

 

午後5時

 

黒子「…ふぅ…美味しかったですわ。あの生クリームといちごがとても良かったですわ!」

 

初春「私の抹茶も美味しかったですよー!また行こうかな…」

 

互いに感想を語るのもいいものだ。もちろん黒子はこんなことも考えているが。

 

黒子「今度はお姉様と佐天さんとも一緒に行きましょう。そしてその際にはお姉様とのあっっっっまっいマリアージュを…ぐふ…ぐふふ…」

 

初春「相変わらずですね笑」

 

黒子の変態発言を軽く受け流し苦笑いする初春。

 

黒子「当然ですわ。私はお姉様のパートナー。これくらいなんとd…初春…何か騒ぎがありますの。私行ってきますわ!初春は支部に早く戻ってバックアップを!!」

 

白井黒子の目が風紀委員となるのは割と早いのだ。すぐ彼女は指示を飛ばすと瞬間移動していく。

 

初春「ちょっ…白井さん!!行っちゃった…」

 

初春はそんな黒子をさすがだと思いつつ、支部に足を進める。自分もやるべき事をやらなければ。

 

 

午後5時20分

 

黒子「風紀委員ですの!何がありましたの!?」

 

腕章をはめつつ周りの観衆に尋ねる。

 

学生「あ、あそこで何やら暴力沙汰が!」

 

その時、

 

 

ぐわぁぁぁぁぁぁあ!!!

 

叫び声が聞こえたのだ。

 

黒子「…っ!!ありがとうございますですの!!」

 

黒子は直ぐに空間移動をする。

そこには…

 

ヤンキー「ぎゃははは!!おもしれー!!」

 

学生2「ぐわぁぁぁぁぁぁあ!!!」

 

ヤンキーが自分の能力…火力系だろうか。を使って相手に暴行をしていた。

許せない。

 

黒子「風紀委員ですの!暴行の容疑で拘束致しますわ!!!」

 

ヤンキー「うるせーーー!俺はこの能力を最近使えるようになったんだ!俺はもう負け組(無能力者)じゃねぇ!」

 

黒子「……」

 

黒子はため息をしながら言い放つ。

 

黒子「そんなことのために能力を使うなど…馬鹿ですの貴方。能力とは人のために使ってなんぼですの。分かりましたわ。この白井黒子、貴方に手ほどきをして差し上げましょう!」

 

そう言って鉄矢をヤンキーの服の辺りに空間移動させてその瞬間に自身も空間移動し、相手を追い詰める。

 

黒子「能力とは…人を守り、助けるために使うのですのよ!」

 

ヤンキー「…!クソっ!!」

 

ヤンキーを拘束し、初春に連絡を入れる。

 

黒子「初春。やはり事件でしたわ。今すぐ警備員に…初春「白井さん!近くに仲間がいるようです!!気をつけてください!」……え……しまっ!」

 

黒子が油断してた隙に姿を隠していたの仲間が攻撃を仕掛けてきた。

 

黒子「…っ!!(動揺して空間移動が……っ!!)」

 

ーーーーその時

 

??「ほう。雑種風情にしては中々やるではないか。だがな。我の雑種(マスター)に傷を付けられては困るな。」

 

と…

 

黒子「…!?」

 

そこに黄金に輝く波紋が3つ広がり…

 

??「雑種風情にこれを使うのは少々癪だが…まぁ良い。今我はとても気分がいいのでな。……はっ!」

 

彼が黄金に輝く波紋から放った剣が放たれる。

 

ヤンキー2「なんだと…お前は…!なんの能力だっ…!!ぐわっ…」

 

剣は当たらなかった(恐らくわざと外したのだろう。)ヤンキーは驚いて気絶したようだ。

そうして彼は一言口にする。

 

??「…無様だな。貴様に名乗るほど我の名は軽くないぞ…」

 

黒子の前に立ちはだかった、黒のライダージャケットに白のシャツ、黒のジーンズを履いた金髪赤目の彼は振り返りこう言った。

 

??「…問おう、気に食わんが…貴様が我のマスターか…?」

 

黒子はその言葉を認識するのに10秒程の時間を要した。

 

 

 

 

ーーーー

 

 

 

 

黒子「……ますたー??」

 

どういうことだろうか?というかあの能力はなんだ?そもそもこの男は誰だ??

というかよく分からない。何一つ分からない。

 

彼女の頭には無数の疑問詞が浮かび上がる。

 

??「ーーーーなんだその腑抜けた声は…これから我が貴様のために最強の力を貸してやろうとしているのだぞ。少しは敬意でも見せんか……それともあれか…我の美貌に見惚れt…黒子「それは断じてありえませんのーー!!!!!!」…なっ…」

 

黒子「私か敬い慕うのは超電磁砲ーー超能力者(LEVEL5)の御坂美琴お姉様だけですわ!!!断じて貴方なのではありませんの!!!」

 

彼の言葉をシャウトして御坂美琴への愛を叫ぶ黒子…

もし彼を知る人物がいたらこの黒子の発言には度肝を抜かれるだろう。

ーーその時

血管がピシッと切れる音がした。

 

??「…貴様…我を誰だと弁えておる!!そのような妄言は万死に値するぞ!!」

 

彼は今にも襲いかかってきそうな程の暴言を吐く。

 

黒子「…妄言ですの!?私のこの心を妄言というのですの!……分かりましたわ。ならばこの白井黒子の心が本物であるかどうか確かめられてはいかがですの?少々痛い目に会うと思いますがっ!」

 

と黒子も血管を切らしながらそして鉄矢を構えながら挑発を続けようとする。

一方彼はーー

 

??「ーーー我は貴様を助けてやったのだぞ…おのれぇ!マスターと言えどもこの発言…許しはせぬぞ!雑種めが!」

 

バチバチと火花が散り両者戦闘体制に入ろうとした瞬間…

 

ーーーーピリリリリ

 

黒子「…っ(初春からですの)…」

 

??「……チッ…なんだ何かあったのか。」

 

タイミングが良いのか悪いのか初春からの連絡だ。この彼は舌打ちしつつも待ってくれるようだ。

 

黒子「……えぇ…私の仕事仲間からの連絡ですの。(この金ピカ…攻撃を仕掛けないのですわね…何故ですの?)」

 

ピッ

 

軽い電子音を響かせて携帯を耳に当てる

 

初春「ーーーー大丈夫ですか白井さん??なんか男の人の声聞こえましたけど…もしかして助けられたのですか〜??」

 

いかにもわかりやすい口調で喋る初春に黒子はイライラしつつ答える。

 

黒子「…えぇまぁ…そうですわ…」

 

初春「珍しいですね〜白井さんが助けられるのって…まぁそれはともかく、とりあえず警備員をこちらで呼びましたし、事情も説明済なんで戻ってきてくださいよ〜また始末書もありますし〜」

 

…!

また始末書か…

この金ピカとのことで忘れていた。早くやらなければ上層部に痛い目にあうのは目に見えている。

 

黒子「……分かりましたわ。すぐ戻りますわ…」

 

ピッと軽やかな音を響かせて電源を切る。

 

黒子「ーーーー私はもう戻らなければならなくなってしまいましたわ。勝負はお預けですの。また今度にでも…とりあえず助けていただきありがとうございますですの。それではまた。」

 

黒子は別れの挨拶をして空間移動をしようとしたが…

 

??「ーーーー待て!…貴様は一応我のマスターだ。不覚にもな。我もそこに連れて行け。それにどうも貴様は我のことも何もかも知らないらしいな。ならば色々と話さねばならん。」

 

と彼は(とてもイラつく言い方だが)黒子が行くのを止めたのだ。

どうやら彼は(一応)黒子に何か大切な用があるようだ。もし無ければあの時助けてもいなかっただろう。

 

 

その時黒子は何かを感じた。

 

右手の紋章、痛み、マスターという(体裁的ではあるが)このワード…

この違和感は…この使命感は…一体…そして彼は…何者なのか…

全てわからぬまま彼女は考える前に聞いてしまった。

 

黒子「ーーーー貴方は、何者ですの。」

 

その質問に彼はーーーー

 

??「…フッハハハハハハハハ!!」

 

いきなり笑いだし告げたのだ。

 

??「ーーーーよもや本当に何も知らぬのだなこの雑種(小娘)は!!これは中々どうして面白いことよ…!!そうさなぁ…我は聖杯よりこの世に導かれた英霊(サーヴァント)だ。」

 

 

黒子「………サーヴァント…」

 

 

風紀委員と英霊が出会うのは運命かそれとも必然か。それは誰にも分からない。

 

ただ、彼らのいる地面にはにはその運命【必然】を導くように優しくも儚い一輪の花が咲いていた。

 




語彙力/Zero


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1話 友とは。

ランサーが死んだ!!←この人でなし!
やりたいな。

キャラ崩壊してますご注意ください!


サーヴァント…それは一体どういうことなのだろうか。

ますます訳の分からない状況に追い込まれた黒子。

……とりあえず、まずは2人で話さなければならない。この金ピカも言っていたが、色々と事情やらなんやらを説明されなければ対処もできない訳で。

ということで黒子は一つ息を吐くとこう告げたのだった。

 

黒子「……【サーヴァント】と言われても分かりかねますわ。とりあえず支部に移動して、色々と聞き出さないといけませんわね。」

 

と黒子はとりあえず今後の方針を固め、彼に話しかける。

 

黒子「では、早速行きましょう。ここに留まってても何一ついいことはありませんの。」

 

すると彼はこう呟いたのだ。

 

??「…やっと貴様は我と話をする気になったのか…全く…今回のマスターは相当に骨が折れるマスターだな」

 

と金ピカは呆れたように話す。

 

黒子「……それ、私を馬鹿にしてますの…??」

 

またこめかみに血管を浮かべつつ黒子は問う。

 

??「……はぁ…我とて無益な争いなど愚の骨頂よ。それに色々と疲れたのでな。早くその支部とやらに行かんか。」

 

私が貴方を馬鹿にした時は完全にその無益な争いをしようとしたではありませんの…

と黒子は心の中でそう呟くが正直言って黒子も彼と同じように疲れていた。いちいちそんなこと言っていてはまた心も体も疲労するし、めんどくさい。

 

黒子「………分かりましたわ。ならば早く行きますわよ。」

 

と黒子は彼の手を掴んだ。もちろん空間移動をするのだ。なんやかんや言ってこれが1番早い移動手段なのだから。そんなことを知らないこの金ピカは…

 

??「…!?き、貴様、何をしておる。早く行くのではなかったのか…?」

 

と何が起きているのか分からない金ピカに向かって黒子はため息混じりに告げる。

 

黒子「…はぁ…だから早く行きますわよ。私の空間移動をもってすればすぐですので。多少我慢してくださいまし。」

 

??「お、おい!その空間移動とやらはーーーー」

 

黒子「…」

 

黒子は演算を完了させて彼と一緒に空間移動をする。

そして30秒後…

 

黒子「はい。ここですわ。」

 

??「……雑種にしては中々やるな……」

 

黒子「…あらありがとうございますですの。」

 

若干不満げのツインテール(疲れが溜まってるため)と若干不満げの金ピカ(空間移動で少し酔った)の2人がドアの前に居たのだった。

 

ーーーーーーーー

 

 

 

初春「…えっと…白井さん…?」

 

美琴「黒子…あんたが男を連れてくるなんて…」

 

佐天「…御坂さん、明日は雪ですね…」

 

 

黒子「………おねぇさま…」

 

??「…………はぁ…」

 

6月の新緑の爽やかな季節なのに風紀委員177支部は謎の空気に包まれていたのだった。

 

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

美琴「ーーーーなんだ!てっきり頭いかれたと思ったわ!!助けてもらったのね。」

 

黒子「…その言い方すごく傷つきますの…」

 

黒子は勘違いしている3人(厳密には2人だが顔を知らない初春も含めて3人だ)に彼に助けてもらったという話をしたのだ。まぁ色々(サーヴァントやらなんやら)あったがこの際これは伏せておこう。と黒子は思った。こちらも訳が分からないのだし、何せ信じて貰えなさそうだからだ。

 

初春「ーーーーでもまさかこんなイケメンだなんて思いませんでしたよ。びっくりしちゃいました。」

 

黒子「…初春…貴方は私が助けられたこと知ってましたわよね…!」

 

佐天「まぁいいじゃないですか!誤解も解けた事だし!!」

 

黒子「それならいいのですが…」

 

美琴「とりあえずお疲れ様黒子。あんた最近忙しかったみたいだし…今度お茶にでも行く?」

 

黒子「…!!!お姉様ぁぁぁあ!!!あぁお姉様!黒子は!黒子は!!!あああああああ!!」

 

佐天「…白井さん…w」

 

と4人はそれぞれ賑やかに話をしていた。ちなみに佐天と御坂は黒子達が帰ってくる10分前ほどに遊びに来ていたのだ。

と4人がそれぞれ会話に花を咲かせているその時…

 

??「ーーーーえぇい!!そこの雑種共!!我を無視するとはどういう了見だ!!その態度は万死に値するぞぉ!!」

 

ずっとその様子を見ていた彼がいきなり怒りだす。それはまぁそうだろう。女子は話し始めると周りに目が行かなくなるものだから。

彼はずっと話し出すタイミングを見計らっていたのだが…何せそのタイミングがなかったのだ。最初はまぁ良いか位の気持ちだったが余りにも長い。長過ぎる。彼自身も疲れ始めていたこともありとうとう痺れを切らしたのである。

 

それに反応したのは初春だった。

 

初春「ーーーうわぁー!ごめんなさい!!」

 

??「ーーーー話をしに来たのだぞ我は。王自らが出向いているのだぞ。もてなす事も出来んのかこの雑種共は。」

 

初春「…!今すぐお茶入れてきますー!!」

 

慌てて駆け出す初春と来客用のソファにどかりと座る金ピカ。

それを見た3人はーーーー

 

美琴「」

 

佐天「」

 

黒子「」

 

驚いて言葉も出なかったという。

 

 

ーーーーーーーー

 

 

??「ーーーー雑種にしては良い茶を入れるのだな。少しばかり褒めて遣わそう。…さて、此度の状況を今一度整理し直すとするか。」

 

その一言から始まった【話し合い】

とは言ったものの。

 

佐天、美琴、初春「…話し合い??」

 

こうなる訳である。

 

黒子「……あの…貴方ここで話合うのですか?」

 

??「ここで話し合うと先程貴様が言ったのではないか。」

 

黒子「いや、一応ここの個室で話し合おうと思っていましたの。」

 

黒子としては自分自身とこの金ピカの彼とだけの問題だ。他人を巻き込みたくはなかったのだがーーーー

 

??「…なるほどな。他人を巻き込みたくなかったのか。我もそうしたい所なのだがーーーー」

 

と彼は黒子の考えたことを悟ったように告げ、こう言葉を続けた。

 

??「如何せん此度の状況は異例でな。話を聞く協力者が欲しいところなのだ。」

 

……なるほど

 

黒子「……そもそも、貴方の素性が分かりませんの。」

 

そう、余りにも彼の情報がないのだ。こちらに開示してもらわないと話し合いも何も出来ないのだ。

状況が更によく分からない3人は黙って聴いている。

 

??「ーーーーそうか。やはり貴様は何も知らぬのだな。まぁ良いか…余り関係する者以外には話したくないのだが…おいそこの花飾りと茶髪と黒髪の女共」

 

と彼は前置きして告げる。

 

??「貴様らはこの女を信じておるか。」

 

と彼は話す。

と黒子は…

 

黒子「……まさかお姉様方を巻き込もうというのですの!?それはいけませんわ!!私だけならまだ良いでしょう。しかし、お姉様方は関係ありませんわ!!!」

 

??「先程も言ったであろう。協力者が必要だとな。貴様の友人であろう?この雑種共は。なら話は早い。それに少なくともそこの短髪の女は相当な実力者らしいな。」

 

美琴「…!!!」

 

黒子「ーーーー貴方やはり何者ですの!!お姉様のことを知っていて尚且つお姉様方を巻き込むのであれば、この白井黒子、貴方を倒す覚悟はありますわ!」

 

と黒子は戦闘体制に入ろうとした。やはり何かある。それにお姉様方を巻き込もうとするだなんて…

黒子の怒りがピークに達しそうになった時、

 

美琴「ーーーー分かったわ、あんたに協力するわよ。」

 

と美琴は告げたのだった

もちろん黒子は反論する。

 

黒子「いけませんわお姉様!!私の事ですのよ!それにお姉様が巻き込まれようなど…!!」

 

美琴「黒子の言いたいことは分かるわ。でもね、私は少し引っかかることがあるのよ。この人は私のことを知っていた。多分この男は学園都市の人間では無いはずなのに。しかも協力しようとしてるってことは、私達に何か出来ることがあるわけなのよ。困っている人を助けるのは当然でしょ??」

 

黒子「ーーーーお姉様…しかし私は…」

 

美琴「…私達はさ、色々背負ってることだってあるわ。だけど協力してきたからこそみんなを助けたことだってあるじゃない。置き去りの時も、幻想御手も…黒子…前にも言ったでしょ。もっと私を…うんん、私達を頼りなさい。それでこそ、友達でしょ??私達!」

 

その言葉に2人も…

 

佐天「そーですよ白井さん!!私達なんやかんや言ってみんなで助け合って、みんなを守ったじゃないですか!状況は違うけれど、私達を頼ってくださいよ!!」

 

初春「白井さん!!白井さんの気持ちはよくわかります!!だからこそですよ!白井さんは私達が困っている時に手を差し伸べてくれた。なら、白井さんが困っているのなら、私達は手を差し伸べますよ!」

 

黒子「…佐天さん、初春…」

 

美琴「だから私達はは…」

 

3人「白井さん/黒子を、信じます/信じるわ!!」

 

それはとても胸に響く言葉だった。彼女らは巻き込まれることを承知でここまで言えるのだ。

これには彼も中々の関心を持ったのだ。そうーーーー彼女達は我の協力者に値する人間だ。と。

 

??「…ほう。中々に覚悟のある雑種共だな。ーーーーおい貴様…いや、マスターよ。これは我からの忠告だ…我があまり話すことは無いのだがな…心して聞くが良い。

友は大切にするべき存在だぞ。それはただ、守るということではない。互いに言葉を交わし、助け合うのだ。それが出来ん奴は友などではない。さぁどうだマスター。貴様はどうする?…貴様は何も知らぬままこの戦場に赴くのか、それとも、雑種共の協力を得て戦場に赴くのか、さぁどちらだ。」

 

 

黒子の心は迷っていた。

本当に巻き込んでも良いものか、と。

これだけの信頼を裏切るのか、と。

 

黒子は正義感の強いが上に1人で解決しようとする少女なのだ。しかも今回は自分の問題であるがために余計にそうなった。

 

 

 

だが、

 

 

御坂美琴は優しい目で、

 

 

初春飾利は暖かい手で、

 

 

佐天涙子は力強い勇気で、

 

 

 

そしてこの男はーーーー

 

 

ーーーー乱暴ながらもそっと背中を押した。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーならば私、白井黒子は……

 

 

黒子「ーーーーお願い致しますわ…!!!どうか私達に、協力して下さいまし!!」

 

 

 

 

初春、佐天、美琴「もちろん!!!!」

 

??「ーーーー決まりだな。何、マスターよ中々良い友に巡り会えたのだな。」

 

黒子「ーーーーえぇ…ほんとに素晴らしい友に巡り会えましたわ。」

 

 

 

その時彼は告げたのだ。

 

 

 

 

??「ーーーーでは貴様らのその絆に、その勇気に、印として、我の真名を捧げよう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギル「我はギルガメッシュ。ウルクを治めた王であり、英雄の中の王である!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

彼らの運命は少しずつ動き出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます✨
さぁようやく5人が纏まり始めましたね!!
ちなみにギルガメッシュは黒子のことは結構認めているみたいです。もちろんほかの3人も…

キャラが相当崩壊してますね…w申し訳ございません。
これからはオリジナル設定などが登場する可能性もあるのでご注意ください!

ではまたお会いしましょう!!


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