リリカル・ゲイツ (仮面ライダーゲイツ)
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プロローグ

処女作ですがよろしくお願いします。


なんだこの白いだけの世界は?

俺はやっと死ねたのか?

やっと解放されたのか?

クソみたいなあの現実から。

回想

 

俺の家は母一人の母子家庭で兄が一人いた。

母は一人で俺と兄を仕事をしながら家事をして、精一杯育ててくれた。愛情もしっかり注いでくれた。

兄は俺と違い頭が良かった。地元で有名な高校を卒業し大学にも行って公務員になった。俺ともよく遊んでくれて楽しかったのを覚えてる。

こんな立派な家族が俺にはいたが、俺はダメダメだった。

頭は良くなく、運動も普通ぐらいしかできず、地元で悪い意味で有名な高校に進学した。だけど母に楽して欲しいと思い大学進学を目指して頑張った。でも落ちてしまった。母と兄は励ましてくれたがそんな慰めが辛かった。心に余裕がなかったその時の俺は二人に

「心にもないこと言うんじゃねぇ!どうせ心の中で馬鹿にしてだろふざけんな!」

ような事を言ってしまった。俺は怖くなって部屋に逃げ込んだ。

それから母と兄がいろいろ慰めの言葉を言ってくれていたようだが、俺は無視して部屋から出なかった。出る気もなかった、飯は持ってきてくれたし他の事は二人がいないときにできた。

しかし、そんな生活も一週間で終わった。母と兄が事故でしんだのだ。俺は慌てて服に着替え警察署に急いだ。

冷たくなった母と兄の体、俺はもう泣き喚く歳でもないのに警察の人に話かけられるまで泣き続けた。

警察の人は母の最後の言葉を聞くことができたらしく、教えてくれた。それは、「ゴメンね」だった。

それを聞いて俺は警察署を飛び出した、ものすごい後悔に駆られたのだ。俺は出来る限り走り続けた。その間俺はどうして母と兄が死ななければならなかったのか、死ぬなら俺がよかったのに。

気づいたら近くに大きな廃墟が見えた。俺は迷わず廃墟に入っていった。1番高いところについて俺は

「母さん、兄さん、ごめん。こんな糞な世界辛すぎる。」

そうつぶやいて飛び降りた。

回想終了

 

俺は死んだのか?

(その通りだ)

俺は声に出していない言葉への返答驚きつつ

「誰だ‼︎」

(うるさい、しゃべるな)

そう聞こえた後、一瞬白い世界が光ったと思ったら声が出なくなっていた。

「⁉︎」

(そうそのまま静かにしていろ。私はお前達人間が神と言っている世界のシステムだ。あまり時間をかけたくないから手短に言う。

お前にはある世界に転生してもらう。そこで本来無かった世界の歪みを正してもらう。心配さなくとも力とその使い方は教えてやる。

ちなみに拒否権はない)

ふざけんな!俺はもう生きたくない!

(お前は母と兄の命を背負う責任がある、あまったれるでない。)

責任....

わかった行ってやる、俺は母さんと兄さんの分もいきてやる!

(決意したのは結構。では力をやろう。)

また一瞬光ると俺の手には、変なベルトと時計があった。

(大切な仲間の仇を取るために力を振るった仮面ライダーゲイツの力だ。それと歪みを元に戻すと新たな力が手に入る。それにタイムマジーンもやろう。使い方は、ほれ)

頭が一瞬痛くなると知らない知識が頭に入ってきた。

(これでいいだろう。ではいけ黒木翔よ)

俺は、クラっと感じると目の前が真っ暗になっていき、意識が途切れた。




どうだったでしょうか。まだプロローグなので寛大な心で見守っていただけると有難いです。
感想なども頂けると嬉しい幸いです。


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1話修正

さっそく感想をいただいたので反映しました。


side翔

 

着いたみたいだな。と思うと次は、目を開けた。

「家の中?」

俺は何処かの家の中にいるらしい。

周りを暫く見渡していると

(聞こえるか?)

と神の声が聞こえた

(今いるのがお前の新しい家だ。ちなみに一軒家だぞ。

ちなみに家族は母と父がいたが、死んだと言うことになっている。

金は心配しなくていい。親の保険ということで月に30万振り込む。

通帳はリビングのテーブルの上だ。ゲイツのベルトとかもそこにある。)

つまり此処は俺の部屋らしい。まず、部屋を出て二階らしいので

下に降りリビングに向かった。

テーブルには通帳とケースが置いてあった。

見ると今月の30万が振り込んであった。

ケースを開けると、神からの知識からジクウドライバーとゲイツライドウォッチが入っていた。

「確認した」

そう呟くと

(金はお前が独り立ちして収入が手に入るまで振り込む。

大学の金などはその時振り込んでおく。

そして、お前は違和感が無くて気がつかなかったと思うがお前の体は

6歳まで戻っている)

エッ、そう言われて体を見ると確かに縮んでいた。

何でだと聞こうとしたら

(この世界の物語に合わせるためだ。このリリカルなのはの世界にな)

言う前に言われてしまった。

「てかリリカルなのは?アニメの世界か?知らないぞ」

(魔法少女が戦って仲間ができる感じだ。そしてお前の他にも転生者はいる。そいつらが欲望のままに行動したため歪みが発生した。

まず、私が最初歪みの場所を教えてやる。近所の翠屋という潰れた

カフェに行ってみろ)

「なるほど魔法か。了解した。ケース持って行ってみる。」

 

徒歩で5分ぐらいで着いた。確かに潰れてるな。

だが、家と一つの建物となっているらしい。

家の玄関にまわろう。と思った瞬間

ドカーン

と店の方で大きな音がした。

走って行って見ると

そこには倒れた一人の男性と身を寄せ合って怯えている女性と

少女二人に赤と青の怪物がいた。

俺は物陰に隠れて様子見をしようと潜んだ。

「やっと死んだか、オリ主である俺には勝てないのになぁ。

無駄な抵抗しやがって。まあ、邪魔者も居なくなったし

なのはちゃん俺の嫁になってねー。」

と怪物が言いながら三人に近づいていく。

「恭弥になんてことを」

「しっかりしてよ」

「お兄ちゃん.....」

三人かそれぞれ倒れた男性に声掛けている。

そうしている間にも怪物は近づいていく。

(あれが欲望に走った転生者の成れの果て彼奴はアナザービルドという

元はお前と同じ仮面ライダーだ)

神はそう言った。

「なるほど仮面ライダービルドって言う奴の力をもらった転生者のと言うわけか。」

俺が言うと。

(さっさと戦って倒すのだ。その姿で戦うと厄介だから大人になる魔法だけは頭に入れた。魔法の才はあるから自分で他はおぼえろ。)

「了解した」

大人になるには頭で姿を思い浮かべてやればいいのか。

便利だな。まず18歳位にして黒髪を白にすればいいだろう。

一瞬体がぶれたと思ったら体が大人に変化して居た。

「よし、いくか。」

と言ったらもう怪物は三人の目の前まで迫って居た。

「誰か助けてなのー!」と少女が叫んでいた。

俺は全力で走り怪物に向かって飛び蹴りをくらわせて距離を離した。

三人に向かって

「もう大丈夫だ。任せろ」と言い。

ジクウドライバーを腰につけた。ベルトが自動で巻かれ

ジクウドライバー!

と音が鳴った。そしてゲイツライドウォッチを右手に持ってウォッチの表面を少し回してボタンを押した。

ゲイツ!

とウォッチが発した。そして時空ドライバーの右側の窪みにウォッチを付けて、ドライバーの中央の上にあるボタンを拳で乱暴に叩きつける様に押した。ドライバーのロックが外れ少し斜めにずれる。

そして、ドライバーから音楽が鳴り始め、ドライバーの電子版が電子時計の様に動き始めた。さらに、俺の後ろに巨大な電子時計が現れた。そして、ドライバーの両端を抱える様に持ち、

「変身!」

と言い、ドライバーをまわした。

ライダータイム!

と機械音声が発せられ

俺の体を赤いスーツが包み、黒い鎧と仮面が付き、

ドライバーから

仮面ライダーゲイツ!

と機械音声が発しられ、

らいだーというひらがなが仮面に向かって飛んできて、

貼り着いた。 これで変身完了だ。

すると怪物が、

「テメェ、ナニモンだ⁉︎どうして邪魔しやがる!」

と言ってきたので俺は、

「俺は仮面ライダーゲイツ。欲望に呑まれた貴様を狩るものだ!」

と答えた。

 

 

Sid翔終了

 

 

 

Sidなのは

 

あの怪物は突然現れたの。なのはに向かって「嫁にしてやろう」

と言って近づいてきたの。

そしたらお兄ちゃんが

「なのはには、近づけん!」

と言って二本の小太刀を持って立ち向かって行ったの。

お兄ちゃんは剣術の修行しているの。だからきっと大丈夫と思っていたの。でも怪物は強くてお兄ちゃんは倒されて動かなくなってしまったの。お父さんみたいに。

お母さんとお姉ちゃんが何か言っている気がしたけど今私には聞こえなかった。私も何か無意識に言った気がしたけど分からなかった。

そして、怪物がこっちに体を向かせながら歩き始めた。

そして

「やっと死んだか、オリ主である俺には勝てないのになぁ。

無駄な抵抗しやがって。まあ、邪魔者も居なくなったし

なのはちゃん俺の嫁になってねー。」

と言いながら怪物が向かってきたの。私はもうダメだと思って

「誰か助けてなのー!」と叫んだ。

すると怪物に向かって誰かがキックをして転ばせたの。

それはお兄ちゃんぐらいの男の人で、白い髪をしていたの。

こっちに背を向けていたから顔は分からなかったね。

そして「もう大丈夫だ、任せろ」

と言って私達を怪物から庇う様に立ったの。

その姿を見て今までに感じたことのない感じの痛みが胸に走ったの。

困惑していると男の人が何か取り出して腰につけると

ジクウドライバー!

となったの。次に右手に持ってる何かを回してボタンを押すと

ゲイツ!

と鳴って腰につけた何かの右側の窪みにそれを付けると

腰のやつのボタンを押したらしく不思議な音楽が鳴り出して

男の人の後ろに巨大な何かが現れて、腰のやつの両端を抱える様に

持つと、「変身!」と言って回したの。

ライダータイム!

と音が鳴った。

すると男の人を赤いスーツが包み黒い鎧と仮面が付き何かが

飛んできて顔に付いたの。

すると怪物が

「テメェ、ナニモンだ⁉︎どうして邪魔しやがる!」

と言ってたの。すると男の人が

「俺は仮面ライダーゲイツ。欲望に呑まれた貴様を狩るものだ!」

と言った。

 

sideなのは終了




カオスサイン様、夜叉丸様、カフェイン様、325renさ、
torin様、Silver様
お気に入り登録ありがとうございます。


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2話

torin Silver様名前を間違えてしまい申し訳ございませんでした。

ついにバトルシーンに突入します。精一杯頑張りました。


「俺は仮面ライダーゲイツ。欲望に呑まれた貴様を狩るものだ!」

と答えた。

すると怪物が

「か、仮面ライダーだとっ!さては、貴様も転生者か!?

だが、関係ネェ、オリ主である俺がモブである貴様に負けるわけがネェ!。邪魔するならぶっ殺してやるっ!」

と言いつつこちらに走ってきて、顔に向けて殴ってきた。

そのパンチを俺は躱しつつ逆に奴の顔に向けて右ストレートを放ち

カウンターをした。

「グッ⁉︎」と怪物が唸り後ろに少しよろめいた。

さらに俺は、怪物の腹に連続してパンチを繰り出し、最後に怪物を

店の外に向けてキックで蹴り飛ばした。

「ガハッ!」と外の怪物から聞こえた。怪物が外に出た事を確認した

俺は、怪物が狙っていた少女を一瞬見た。

特に怪我をしていないことを確認し俺は怪物を追って走り店を出た。

 

 

店を出ると怪物がちょうど倒れていた体の姿勢を整え終わっていた。

「なんでだ貴様!どうしてそんな戦い慣れている様な動きができる!?」

と怪物が言ってきた。

そういえばさっきのカウンターやパンチの仕方は生前の俺は出来なかった筈だし知らないはずだと疑問に思ったが、あの神様から知識を貰ったからその時一緒にくれたのだろうと予想した。

「お前には関係ない事だ!」

と言って今度は俺から殴りかかった。

連続してパンチやキックをくらわせていった。

怪物は、パンチやキックをくらうたび「グッ!」や「グハッ!」

と唸っていた。どうやら奴は転生の時に力を持ってはいたが戦い方の知識はもらってはいない様だった。証拠に俺の攻撃を躱したり、ガードしようとしては失敗し、攻撃の方は、腰がはいっていないため、

とても遅く俺には当たらなかった。

攻撃をし続けていると、奴が急に

「ヒィエ〜。ずみまぜんでした。も、もう痛いのは嫌だ〜!

助けでくれぇ〜。この通りだ、頼む!」

と、泣きながら鼻声で言いつつ土下座をしてきた。

驚きを越して呆れた俺は無意識に構えを解いてしまった。

すると奴はその隙に俺にパンチをしてきた。油断していた俺はくらってしまい少し奴と距離ができてしまった。

俺は痛みを感じながら

「グッ、貴様にプライドはないのか!」

と奴に怒鳴った。

すると奴は、

「プライド?そんなのあるわけねぇだろ。バッカじゃねぇノォ!」

と言いながら何処からか小さな何かを二つ取り出し、

「よくも俺をモブのくせに殴りやがったな!今度は、こっちの番だ!」

と言いながら取り出した物を飲み込んだ。

そして奴は腰にあるベルトらしき物のハンドル?みたいなものを回し始めた。

すると、

バスケット、水泳 ベストマッチ!

と暗い機械音声がなった。

奴は、「いくゼェ!」と言うと地面に飛び込んで入って行った。

「なっ!?」

と俺が驚いているとすぐ近くの地面が揺れて奴が飛び出して来て

俺に攻撃を当てて来た。反撃しようとしたら奴はまた地面に飛び込んで逃げて行った。これを数回繰り返していると離れた場所の地面が揺れて奴が出てくると手にバスケットボールを作り出しこちらに投げて来た。躱してもバウンドして俺に向かってくるボールに苛つきパンチで弾こうすると、ボールが弾け俺にダメージを与えた。

「グハッ!」

と発して倒れてしまう俺。

それを見た怪物は、

「いい気味だぜ。このまま痛ぶるのもいいが早く殺してなのはちゃんと楽しむことにするぜ。」

と言いながら、両手でボールを挟みながら力を込め大きくしていった。大きさがバランスボール大にまで大きくなると、

「あばよ」

と言いながら俺に向かって投げて来た。

俺は躱そうと立とうとするがいままでのダメージで思うように動けずに焦ってしまう。

 

 

どうすればいい!このままあれをくらえば間違いなくやられてしまう。

と頭で考えていると残り一メートルぐらいまでボールが迫っていた。

だが、そこで俺は打開策を思いついた。

俺は、ゲイツの固有武装のジガンザックスを展開した。

ジガンザックスを変形させると

You!Me!

と鳴った。俺はジガンザックス弓モードをボールに向けて狙いを定めて弓を引いて打った。

するとジガンザックスの矢はボールを貫通して爆散させつつ直線上に痛み奴に突き刺さった。

「グハッ!?ナンダこりゃ?テメェまだ隠した力があったか!」

と奴は驚きながら怒鳴った。

「俺は負けん。負けるわけにはいかないんダァー」

と叫んで答えながらジガンザックスを打ちまくった。

「イテッ!、イテッ!クッソー」

と奴は言いながらまた地面に飛び込んでいった。

俺は周りをよく観察した。すると地面が揺れているところを見つけるとそこにジガンザックスを打った。

すると丁度出てこようとした奴に当たり、奴は倒れて、蠢いた。

「もう、それはもうきかん!トドメだ!」

と言って。ジガンザックスをしまいドライバーのウォッチのボタンを

押した。音楽が流れ始め、ドライバーのボタンを叩く様に押す。

そして、ドライバーを一周回すと、

タイムバースト

とドライバーから発せられ、

俺は高く飛び上がり必殺技の構えを取った、顔のらいだーと足の裏のきっくという文字が大量に現れてレールの様なものが形成されると

それを通って飛び蹴りを放った。これが必殺技のタイムバーストだ。

タイムバーストは奴の体を蹴り砕き。貫通した。

そのまま滑る様に着地した。

「クッソ、ガッー!グハッ!」

と叫びこの世から消滅した。跡には赤と青のウォッチが残っていた。

「歪みの修正完了」

と言った。

 

 

 

 

2話終了

 




綾瀬 絵里様、仮面ライダークローズマグマ様、
ドラグソボール台風情報ありがとう様

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3話

やっと翔は歪みを一つ解決し、新たなウォッチを入手しました。
これによりゲイツが更なる力を手にしました。
そして、なのはの父士郎がまだ一回も出てないと皆様は気づいていますでしょうか?その理由が今回わかるかもしれません。


by本を持った黒装束の男


怪物、アナザービルドが消滅した跡には、赤と青のウォッチが残っていた。俺はドライバーに付けたゲイツライドウォッチを外し、変身を解き、

ドライバーを外すとウォッチを拾った。

試しにそのウォッチを回してボタンを押してみると

ビルド!

と鳴った。やはりこれがビルドの力であり、転生者であった、奴の

転生の際に貰った力なのだろうと思った。

 

(解決し終えた様だな。まずは、ご苦労とでも言っておこうか。)

と神様の声が突然聞こえ来た。

「ウォッ⁉︎な、なんだあんたか脅かすなよ。嗚呼、無事に一つ目の歪みを解決した。それより、戦い方までくれたなら教えといてくれよ。

それとこのままビルドライドウォッチはどうすればいい?」

(別にすぐ気付くと思ったから言わなかった、他意はない。ウォッチの方は、お前にやる。それでゲイツは更なる力を手にすることができる。つまりパワーアップだ。それとお前は原作を知らないからわからない様だがな、新たな歪みが近くあるぞ。翠屋に戻って話をさっき助けた人から聞いてみろ。)

「ウォッチのことは俺が貰ってもいいんだな。了解。歪みの方は、俺がリリカルなのはの原作を知っていればすぐ分かって手間が省けるのにな。少し後悔している。歪みの件も了解だ。」

と言って俺は翠屋に走って戻っていった。

 

 

 

戻った俺は改めて翠屋に入った。

物音がしてこちらに警戒して女性二人に少女一人に

「怪物の方は俺が倒した。だから安心してくれ。倒れている彼を何処かに寝かすために運んでから話をしましょうか。」

まだ息をしている青年に視線を向けながら俺がそう言うと、

姉妹の姉らしき人が

「はい、分かりました。恭弥をこちらにお願いします」

二人の代表として返事をして家の中に案内をしてくれた。

俺は、恭弥と呼ばれていた青年を背負うとついて行った。

 

 

 

部屋に入りソファーに青年を寝かせるとテーブルに案内をされ、

テーブルを挟んで三対一になるよに座った。

すると姉妹の長女らしき女性が、

「先程は助けていただき改めてお礼を申し上げます。

私は、この子達の母高町桃子と言います。こっちが長女の美由紀で、

こっちが次女のなのは。倒れているのが長男の恭弥ですね。

本当にありがとうございます。」

「「ありがとうございます」」

桃子さんが言うと二人がその後に続いて礼を言った。

まず、えっ、桃子さんが母親⁉︎若過ぎんだろ!姉妹と間違えてしまった。と、俺はまず驚いた。しかしそれを悟られない様に俺は、

「気にする必要はない。俺は、あの怪物に用があったから倒しただけだ、別にお前たちの為に戦った訳ではない。」

と言うと、

「それでも、助けて貰った事には変わりありませんから、本当にありがとうございます。それで、怪物に何の用があったのですか?」

と聞いて来た、

俺は考えた。原作に居ない欲望に呑まれた転生者を倒せと神様に言われたからなんて言えないから、ビルドライドウォッチを取り出して桃子たちに見せながらこう答えた、

「俺は、あの怪物の力の源はであるこれを探していたんだ。これの他にも複数あるらしい。」

「それはっ!」と桃子が発した

「見覚えがあるのか!」

と俺が聞くと

「似た様なものを持っています。少し待っていてください。」

と桃子が言うと席を立ち部屋から出て行くと、しばらくして桃子が戻ってきた。

「これがそうです。」

と桃子が言うと手に持っていた物を俺に渡してきた。

それは、ピンクと黄緑色のウォッチだった。

俺はウォッチを回してボタンを押した。

エグゼイド!

と音が鳴った。これは本物だと確信した俺は

「これをどこで!?」

と聞いた。

桃子は

「わかっていることは全てお話しさせていただきます。まず、私には3年前まで夫がいました。士郎と言い、コーヒーを入れるのが得意で私達は夫婦でカフェを経営していました。士郎さんは子供たちにも優しい夫でした。さらにある剣術の師範をしており、それの関係でいぜんはボディガードの仕事をしていました。そんな士郎さんがある日、ちょっと外に出て来ると言ってから行方不明になってしまったのです。警察の捜索によって行方不明になった日から1週間後に死体として発見されました。これはその現場に落ちていたものです。」

と桃子は声を震わせながら言った。

俺は、

おい、神様。これは3年前にアナザーライダーと高町士郎が戦って相打ちしたって事じゃないのか?

と心の声で聞いた。

(そのとうりだ。)

と神様は答えた。

俺は、

タイムマジーンの出番だなと思った。

俺は席を立って出て行こうとした。

「どこに行くのですか?」

桃子がそう聞いてきて、残った2人もこっちを見つめて来た。

「解決手段がわかった。行ってくる。」

と返事をさせない言い方をし、なのはに向けて

「少し待ってろ。お前の幸せ取り戻してくる」

と語りかけ、俺は出て行った。

 

 

 

俺は家に戻ると、地下室に向かった。神様の情報によると地下室には、訓練所と格納庫が有るらしい。

タイムマジーンの前に立つと、ドライバーを腰につけた。

ジクウドライバー!

ウォッチを回しボタンを押して

ゲイツ!

ドライバーの右側につけ、ドライバーのボタンを叩く様に押した。

音楽が鳴り始めたのと背後に巨大な時計が出たのを確認し、

抱える様にドライバーの両端を持ち回した。

ライダータイム!

「変身!」

俺の体を赤いスーツと黒い仮面と鎧がつきらいだーという文字が仮面についた。

変身完了した俺は、タイムマジーンに乗り込み、時代設定を3年前にした。

「ジクウマジーン、行くぞ!」

と言うと地下室の出口が開き滑走路が出て来た。

ジクウマジーンは浮かび始め滑走路を通って空に上がり、ある程度の高さまで上がると空に時空の穴が空いたのでそこに入った。

 

 

 

 




アリス4869様、コトノハ様、すずゆう様、クレイトス様
お気に入り登録ありがとうございます。
第3話を投稿させていただきましたが、どうでしたでしょうか、
気に入っていただいた方は評価とお気に入り登録お願いします。
あとUA1000人突破しました。ありがとうございます。


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カミィのイタズラ

特に書くことが浮かばない


ガチャポンが主人公の前に現れる少し前

 

side神

 

 

 

フムフム、彼奴はそろそろアナザーエグゼイドを倒す頃か。

やっと、ただの傍観者に戻れるな。さてさて、彼奴に褒美を用意せねばな。やはりこういうのはガチャがいいのだろうな。

一応彼奴の役に立つ物ばかり入れるつもりだから、ハズレなしだな。

まず、適当にウォッチを入れるのは確定だとして、あとは才能とかかな。まず、定番で知力と武力とか、剣や槍とかの才能もいれるとして、料理とかとおふざけで女装の才能とかもいいかもしれんなぁー。

後はデバイスも当然入れてと、あとは、、、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

、、、、、、1時間後、、、

 

 

 

 

フム!これくらい用意すれば十分だろ。アレとか当たった時の彼奴の驚く顔が眼に浮かぶな!楽しみだねーって少し腹が減ったな。

少し何か摘んでくるか。

 

 

 

side神 終了

 

 

sideカミィ

 

 

 

 

クッ、ク、ク、ク、あの暇人め面白そうなことをしているのではないか!何故この様な楽しいことに私を呼ばないのダァ〜。

マァ、いい。私がガチャの中身に少し付け加えてヤロォ。

まずは私の才能を入れてヤロォ。残念ながら8割程度しか発揮できない様だが、仕方がない。何故なら、 ワーターシーハ!カーミィだからダー!凡人程度では受け止められないのは当たり前なんだからなぁ〜!後は、私の素晴らしい作品がマイティーアクションXだけしか出ないのはつまらんし、世界の大きな損失になってしまうな!なら、

私のも含め6個の作品をウォッチにして、加えてやろうではないか!

サァ!神の恵みを受け取りタマエ〜!、、、

さて、後はやっぱりゲームたろう!マイティーアクションXから、

デンジャラスゾンビを含めたソフトとゲーム機本体をセットにして

入れておこう。ゲーム機本体だけやソフトだけ当たってさしまった

時のことを考えてセットにしたのはやはり私は神の如き才能を持っているなぁ!なのになぜ、あの嘘つきアロハシャツ男は私をうやまおうとしない!私がクリエイティブな時間を堪能しているのを見るたびに頭をハリセンで叩いてくるし、私の頭が悪くなってしまったらどう責任を取るつもりなのだ!全く仕方のない奴だ!いかん、いかん!

まだまだ、やるべきことは残っているのだったな。しっかりせねば。

さてと、どうやらこの世界には使い魔がいるらしいな。

なら、こうしていれてみようか。、、、、、

 

 

さて、やる事もしたし、暇人が戻ってくる前に去るとしよう。

最後に

 

 

ワーターシーハ!カァーーミーダッーー!ハッハッハッハーー!

 

 

 

sideカミィ 終了

 

 

 




さて、短いですがよければ評価と感想お願いします。

それと、ガチャの中身がマトモじゃないものも入っていると皆さんもわかっていただけたと思います。
それで次の話を書くまでにガチャの中身を募集したいと考えています。感想で送っていただければ検討と多数決などを行い採用します。
よろしくお願いします。


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5話

投稿がこちらの事情で遅れ申し訳ございませんでした。
あと5話は間違いではないですのでご安心下さい。


さて、着くまで少し時間があるから士郎さんについて調べてみるか、

ジクウマジーンに端末があったし、どうせこれもリリカルなのはを知らない俺がやっていくために神様が置いといてくれたんだろうなぁ。

なになに、、、、、、、なるほど。

なんで高町夫妻はこんなに若々しいんだ?士郎さんもマジ子供3人もいるとは思えない見た目だな。

っと、士郎さんの見た目はどうでもいいんだ!

それよりも、士郎さんはどこで襲われたのか調べないと。

、、、、あった!この廃墟か。よしわかった。

あっそろそろ3年前の時代に着くか、

 

その瞬間、時間のトンネルを抜けた。

 

 

そこで見たのは、あまり変わっていない海鳴市だった。

まぁ、3年程度じゃあまり変わらないか。

そう思っているうちに調べた廃墟の上空に着いた。

士郎さんがいないか少しそのまま探していると、

突然廃墟の壁の一部が吹き飛んだ。壁の残骸と共に二つの影が飛び出てくるのが見えた。

1人は2本の小太刀を持ったボロボロな士郎さんだった。

もう1人は全体的にトゲトゲしいピンク色のアナザーライダーだった。

もう既に重傷になっている士郎さんを見てヤバイと思った俺は、

タイムマジーンをアナザーライダーに突っ込ませた。

奇襲に対応出来なかったアナザーライダーはガン!とタイムマジーンとぶつかって吹っ飛んだ。

俺はタイムマジーンを降りると士郎さんに向かって近づいて首に手刀をして気絶させた。

その時、奴が吹っ飛んだ先の瓦礫が吹き飛ばされた。

「イッテェーなぁ!誰だてめ、、、ななんでゲイツがいんだよ!

糞!お前も転生者か!俺の邪魔はさせない!」

と言って突っ込んで来た。

俺はジクウマジーンを遠隔操作で横から突撃させた。

「またコレかよ!グハッ!」

吹っ飛んだアイツに向けて

「悪いが士郎さんを病院に連れて行かないといけないんでな。

速攻で決めさせてもらう。」

ビルドライドウォッチを取り出して回転させ起動させた。

ビルド!

と鳴ったビルドライドウォッチをジクウドライバーの左側に付けて

ジクウドライバーを一回転させた。

アーマータイム!

とジクウドライバーから鳴り俺の隣に赤と青の二色の鎧が現れた。

「勝利の法則は決まった!」

と決めポーズをして鎧に蹴りを入れた。鎧が複数に分かれて俺の体に装着された。右腕にドリル、両肩にボトルがついた姿だった。

そしてジクウドライバーを一回転させ一気に必殺技に持ち込んだ。

フィニッシュタイム!

辺りから数式がふくすうでてきて、グラフを形成し、x軸で奴を拘束して、俺はジャンプをし、グラフの上から滑るように落ちて行き、

奴と交差する際に加速力が乗ったドリルの一撃を喰らわせた。

これがボルガニックタイムバーストだ。

「俺、登場数分で爆散なんて嫌ダァー」

と言ってウォッチを残して爆発した。

ウォッチを拾って携帯電話で救急車を呼んでこの場を離れた。

 

 

 

 

 

何故かタイムマジーンが未来に戻れないためこの時代にも存在する家に帰ってきた。すると、

(ご苦労。まず、未来に帰れない理由はこの時代にはまだ大事なイベントが残っているから、ワシが止めた。すまんがそれが済むまでもどれん。それとここまでがゲームでいうとチュートリアルっていう奴だ。

これから先ワシは話しかけてこないからよろしくな。)

「なるほど了解した。」

(それでこれからチュートリアルクリアの報酬を授ける。

心配なくとも当たるものは全てお前の役に立つものだ。今から報酬を決める物を送る)

ボンっと煙が出てきた。煙がはれると

 

 

 

 

それは

 

 

 

 

なんと

 

 

 

 

 

ガチャポンだった。

 

 

 

 

やっぱり予想していた人もいるだろうなぁ〜と思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




新たに複数のお気に入り登録していただきありがとうございます。
よければ評価をお願いします。


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金があるのに課金できないだと!?

やっと評価に色付きました。なかなか嬉しいものですね。
ただ低い評価もらってもこれから頑張っていこうと思っているのですが、感想で何処が悪いか教えて頂きたいです。


ガチャポンを目にして俺が最初に出した言葉は

 

 

 

「ガチャは何回引けるのですかーー!?」

(10回だ。)

「課金はできま(できないぞ。当たり前だろ?)クッソ〜!

金はあるのに課金できないなんて、てかこういうのって結構いいもの貰えるから無理してでも引きたい!だが無駄だとわかったからさっさと引いちまおうか!」

(先程からテンション高いな。まぁいい。では1回目いってみようか)

 

俺はガチャを回した。

ガチャ、、ガチャ、、ポン!

青色のカプセルが出てきた。二つに割ってみた。

すると中から光の玉が出てきて頭の中に入っきた。

「え〜!今の何!?」

(落ち着け。紙がいっしょに入っているはずだ。それを読め)

え、え〜と、これかな?なになに

 

 

秀才の力(知力)

勉強すればするほど頭が良くなり、頭の回転が速くなる。

努力を頑張れば報われるシリーズ

 

 

これは確かに嬉しいな。これで勉強が頑張ろうと思える。

ただシリーズ?まだあるのか!他に何があるのかスゲェ気になる。

次引いてみるか。

 

ガチャ、、ガチャ、、ポン

今度は、水色のカプセルだった。開けると、ウォッチが入っていた。

紙には

ブレイブライドウォッチ と書かれていた。

「こんな簡単に手に入れていいのかよ。ウォッチっていうのは?」

 

(神だからなんでもありなんだよ。察しろよ。それに連続で回せば10個丁度で、出てくるのに何故単発引きしてんの?)

 

「はっ!ガチャポンって単発が基本だろ!?連続で回せる方がおかしいだろ!早く言えよ!よし残り8回は連続で回すぞ」

 

ガチャ、ガチャ、ポン、ポン、ポン、ポン、ポン、ポン、ポン、ポン

 

よし3個目開けるぞ!、、、

 

料理の才能

料理を覚えやすくなり、上手に作れるようになる

 

ほう、これは将来的に役に立つからいいな。次行くか。4個目、

 

ゲンムライドウォッチ

神からの恵みダァ〜!ありがたく使いたまぇ〜!

 

2つ目のウォッチか。ありがたいがなんだこのコメントは?

まあ、気にせず次行ってみよう。5つ目は、

 

マイティーアクションXを含めた神が作りしゲームとそれ専用のゲーム機

またまた神の恵みダァ〜!

 

またお前か!誰なんだよ!?お前!くそ、気にしたら負けだ。

6つ目行くぞ。

 

ウィザードライドウォッチ

 

またウォッチか。また戦力アップは嬉しいな。次に行くか。

 

ジクウドライバーにデバイス機能追加

ただし、ウィザードライドウォッチ使用時のみ使用可能。

その時の姿がバリアジャケットの代わり。

デバイスとバリアジャケットの意味はこれを読むと同時に付与。

 

グッ!?また頭が痛い!、、、なるほどわかった。便利だな。

ウィザードライドウォッチ当てて良かった。次に行くとするか。

 

固有魔法ザオリクの取得

一回だけ死体が残っている死んだものを蘇らせる。どこで使うかは、

あなた次第ですが、読者はだいたいわかっている人が多いはず笑笑

 

回数制限あるけどチートじゃん!それと読者って誰だよ?!

ああ、もう気にしねぇ〜!ラスト行くぜ。

 

回復魔法ベホマ取得

どんな傷、体調も癒せる魔法。症状の大きさで消費魔力が変わる。

回数制限は無し。

 

ヒーラーは大事だからな。ありがたい。

 

これで全部引いたな。

 

するとガチャポンが消えて

(これで私からの支援は終わりだ。あとこの時代にはまだイベントが残っているのでな、それが終わるまでタイムマジーンでタイムスリップはできないのでな。これからは私はもう通信は送らない。ではさらば。)

 

ま、待てよ!?イベントってエロゲーじゃあるまいし、何なんだよぉ〜!

 

それからもう夜中だと気付いて、明日からそのイベントさっさとこなして帰れるよう頑張ろうと思って寝ました。

 

 

 




どうだったでしょうか?
よければ、感想、評価よろしくお願いします。


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ボッチ改善計画

なんかこのペースでやっていると原作開始までにかなり話数がかかると思うため、少し多めに詰め込もう思います。

後UAが5000を超えました。ありがとうございます。


side翔

 

ガチャポンを引いた日の翌日から1週間の間、翠屋の様子を観察してみた。3、4日は翠屋は休みになっていたが士郎さんの入院費や生活費を

稼ぐためにか店を開けていた。桃子さん、美由紀さんは毎日必死に働いていた。毎日遅くまで働いているため大丈夫か?と心配になる程だった。恭弥さんは、何故か店を手伝わず剣術の稽古ばかりしていた。

なんだ、士郎さんの代わりに家族を守るんだ的な考えでも持ったか?

そんなに家族を守りたいんならまず店を手伝って家族の負担を軽くするのが先だろと呆れてしまった。そして、なのはについてだが、家族に迷惑を掛けない様に毎日公園に遅くまで1人でいた。私、寂しいです。ってわかりやすい雰囲気をしていた。多分この家庭環境を改善することで俺は未来に帰れるのだろうと予測した。

てか、なのはが家族に寂しい!ってわがままを言えばよくね?と思った。

 

 

 

 

 

俺は翌日に大人の姿に魔法でなり、公園に向かった。なのはが1人でいることを遠目で確認して、なのはが座っているブランコの横に前もって用意したバスケットボールを当たらない様に投げた。

だって大人が子供に何の用もなく話し掛けたら絶対怪しまれるし。

何故、バスケットボールなのかは、前世で唯一楽しくやれたスポーツだったから今世もやろうと買っておいたからだ。

 

ドン!とボールがなのはの横に落ちた。ブランコの下は子供が怪我しない様にかサラサラの砂だったためバウンドはしなかった。

 

「えっ?!なんなの!?」となのはが驚いたのを確認して俺は、

 

「ごめん!大丈夫か!?当たってないか!?」と聞きながら走って近づいて来た。

 

「え、はい。当たってないの」

 

「本当にごめんな。手が滑ってボールが そっちに飛んでちまって。」

 

「大丈夫なの。だからそんなに気にしないでください。」

 

「本当に君は優しいな。君の両親はとっても立派な人で優しい人なんだろうなと君からわかるよ」

と、俺が言うとなのはは顔を俯かせ、黙ってしまった。

 

「何か事情がある様だね?さっき危険にあわせてしまったお詫びというわけではないけれど、俺が話を聞いてもいいかな?話すだけでも楽になると思うし、これでも君より長く生きているんだ。何かアドバイスをしてあげれるかもしれないよ?」

俺がこう言うと、

 

「、、、、お願いします。私はなのはって言います。なのはって呼んでください。私の家は喫茶店をやっていて、お父さん、お母さん、お兄ちゃんとお姉ちゃんとなのはも手伝っていたの。みんな優しくて、手伝ったら褒めてくれたの。とても嬉しかったの。でも、ある日お父さんが大怪我をして起きなくなっちゃったの。それからみんな忙しくなって、だからなのははわがままを言わないでいい子に、いよう、と、し、したの。」

なのはは少し考えてから喋り出した。しかし、だんだん目から涙が溢れ出し泣いてしまった。

 

「なるほど。なのはちゃんは寂しかったんだね。だけどいい子でいようとして1人で公園にいたわけか。そんななのはちゃんにすぐできる簡単なアドバイスをあげよう。それは、みんなに寂しいってことをちゃんと伝えてわがままを言うことだ。」

 

「え?でもみんな忙しくくて」

 

「今のなのはちゃんには分からないだろうけど親というものはね、子供にわがままを言ってほしいものなんだよ。正確には頼って欲しいだけどね。わがままをかけられ、それをどうにかする工程が疲れるだろうけど嬉しいし、癒しにもなることもあるんだよ。というか、多分あんなに忙しく働いているけれど普通の喫茶店ぐらいの客数で入院費と生活していけるだけの稼ぎになるだろし。多分。なのはちゃんがわがままを言うことでみんなのオーバーワークも止まると思う。」

 

「?な、なのは難しいこと分からない」

 

「とにかく早く家に帰って家族にわがまま言ってこい。以上!」

 

「えっ〜!無理だよ!そんな事できないよぉ〜。」

 

「ならお守りをやるよ。ほら」

俺はエグゼイドライドウォッチを投げて渡した。

 

「なのはちゃん。諦めなければきっと叶う。最後のとは言わない、俺が君の希望の1つになる。頑張れ!」

俺はウォッチを慌ててキャッチしたなのはに向けて言い。ウィザードライドウォッチを使ってなのはを眠らせた。さらになのはが起きるのと同時に来れる隠蔽の効果がある結界を貼り、その場から離れた。

 

side翔END

 

 

 

 

 

sideなのは

 

「ん、ん〜ん?」

あれ?なのはは何をしてたんだっけ?ん〜と、あっ!

「あのお兄さんは!?」

辺りを見回してみるが夕日が沈んでいるためオレンジ色に染まった風景しかない。

 

「お兄さんのことは夢だったんだ」

少しガッカリしたけれど、家に帰らないと心配をされてしまうと思い、立った。すると、ポケットに何か入っている。

なんだろうと見てみると、それはお兄さんがくれた変なお守りだった。

 

「あれは夢じゃなかったんだ!」

そのお守りを握りしめて思った。何故か、お母さんたちに言いたいことを今なら言えると思えて来た。

家に向かって走った。

 

 

「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ!」

家に着き。扉をあけて、

 

「お母さん!お兄ちゃん!お姉ちゃん!」

 

sideなのはEND

 

 

 

 

side翔

 

なのはを眠らせてから気づかれない様にずっと見ていたけど、あの様子だとちゃんと言えそうだ。なら、俺は最後の懸念材料を解決しようと思い、士郎さんの入院している病院にウィザードライドウォッチを使用し変身して、士郎さんの病室に忍び込んだ。

 

「ベホマ」

回復魔法を士郎さんに使用した。

 

(テレポーテーション)

バレない様に家に転移して帰った。

 

 

 

 

 

 

翌日、ジクウマジーンが使えるようになっていたため未来に帰った。

 

朝食を食べてから、子供の姿に戻ってから翠屋に行ってみた。

すると家族5人で仲良く経営していた。そのことから、頑張ったんだなと思った。

 

昼は翠屋で食べた。子供だけで食べに来るのが珍しいわけではない様なので何も聞かれなかった。普通にトマトソースのパスタと食後のデザートにシュウクリームと紅茶を頼んだ。コーヒーを5歳の子供が頼むのはおかしいと思ったし、コーヒーに砂糖とかミルクを入れて飲むのが嫌だったからだ。

少し遅めの昼食だったため、なのはは裏で昼食を食べて休みをもらった様で公園に向かって行った。気になり付いて行ってみた。

 

なのはは家族に本音で話せた様だが人見知りは直ってなかったらしく1人でいた。そんななのはに俺は近づいて笑顔で言った。

 

「君、僕と友達になってくれないか?」

 

 

 

 




頑張りました。
感想と評価よければよろしくお願いします。


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魔王

久々の投稿です。遅れてごめんなさい。


side翔

 

なのはとはあれからちゃんと友達になることができた。

家が近所だと知ると毎日のように遊びに誘いに来るようになった。

余程友達が出来て嬉しかったらしい。

よく二次創作物で女の子と友達なった転生者を見るが、思いのほか辛いものがあった。

遊ぶものとしてトランプや鬼ごっこなどをしたがやはり女の子だからか、おままごとをよくやりたがった。

体は子供でも中身は大人なので精神的に辛いものがあった。

さらに親バカな士郎さんやシスコンの恭弥さんがなのはと遊ぶ俺を微笑ましく見ていた。

ただ恭弥さんはそれは見た目だけで目が笑っていなかった。

なのはに手を出したらわかってんだろうな?脅と語っていた。

遊んでいる間汗が出まくってなのはに風邪?と心配された。

そうしたらさらに俺を凝視してきた。

いや、どうしろっていうんだ。

 

それから数年経ち小学校入学をする年に俺はなのはと同じ私立聖祥大付属小学校に入学することになった。

神様が入学手続きをやっておいてくれたらしく面倒はなかった。

なのはと同じクラスになった。

なのはは俺以外の友達を作れてホッとした。

ただ、なのは文系科目苦手だからって俺に教わりにくるのはやめてくれ。国語は本を読むぐらいしか、社会科目は暗記だから自分の努力しか解決方法がないんだ。諦めてくれ。

 

 

小学校では、なのはとは別のクラスになってしまった。

なのはが落ち込んでいるようだったが、別にすぐ会えるだろ。別の学校になった訳ではないんだから。と言ったら、「そっか!」と言った。

気づいていなかったのか、やっぱりなのはドジっ子ってやつなのかと思った。

それから二週間後くらいになのはには二人の仲のいい女の子の友達が出来たらしい。

1人目は金髪のツンデレ、アリサ・バニングス。

2人目は紫っぽい黒髪の優しさ子、月村すずか。

出来たきっかけはアリサがすずかのカチューシャを取って、すずかが泣いているところになのはが入って行ってアリサの頬を叩いて、注意して、そこから喧嘩して結果的に友達になったらしい。

なのははジャンプの世界の住人らしい。

 

ここ数年アナザーライダーが出てこないのが平和でいいが逆に不安になってしまった。

なのでせっかくタイムマジーンというタイムマシーンがあるのだから未来に行って何か怪しい出来事が近いうちにないのかを調べてこようと思い、大人の姿になってタイムマジーンに乗り込んだ。

 

時間の道を普通に進んでいると、突然時間の道が嵐のように荒れて、

タイムマジーンが制御不能になった。

前後左右、斜め、上下に揺さぶられた。

 

「なんなんだ!これは!?」

 

1分ほどこの状態が続くと誰かに導かれるようにタイムマジーンが進み。どこかの時代に着いた。

 

「なんなんだ?ここは?」

 

そこは周り一面が砂漠化し植物による緑が無く、町があったと思わしき場所には廃墟が広がっている荒れた世界だったら。

いや、よく見ると1人、廃墟の道に立っている人物がいる。

全体的に黒だか所々に金色の装飾がされたスーツをまとった、1人の男だった。いや、あのスーツは仮面ライダーだ。

 

「久しいな。翔よ。」

 

俺がいろいろ考えていると、あの仮面ライダーが年老いたおじさんのような低い声で話しかけて来た。俺の名前を呼んで。

俺の名前?なんで俺の名前を知っている!?

俺はタイムマジーンを着陸させ降りた。

 

「お前は何者だ。なぜ俺の名前を知っている!?」

 

「ふむ、これを見せればわかるな。」

 

俺が聞くとアイツは1つのライドウォッチを手に取り見せてきた。

俺が持っていないウォッチだった。俺が何も反応しないのを見て、

 

「これを見て分からないだと、なるほどお前は俺と出会う前の翔か。

アイツは変身魔法が使えたな。なら、今はこうと名乗っておこう。

私は、この世界を滅ぼした最高最善の魔王だ。」

 

「お前が世界を滅ぼした魔王だと!?なら、なぜ俺のことを知っているのかは知らないが!お前は危険だ。ここで倒す!変身!」

 

ライダータイムッ!

仮面ライダーゲイツ!

 

「ウォォォーー!」

 

俺は変身して殴りかかった。ドンと俺の右の拳が奴の胸に当たったが奴はビクともしなかった。

俺が驚き一瞬固まっていると、奴が腕をただ振り上げてきた。

俺がそれを躱すとドン!っと音が鳴り大気が震え奴の腕から風が強く噴き出し俺を吹き飛ばした。

俺は直ぐに態勢を立て直し、再び奴に突撃してラッシュを打ち込み続けた。

奴は避けもせずただくらい続けていた。

俺は効かないとわかり後退した。

俺は、ブレイブライドウォッチとジカンザックス取り出しウォッチをはめ込んだ。

それを見たアイツは1つのウォッチを取り出した。

そのウォッチはエグゼイドライドウォッチだった。

 

「なんで、お前がそのウォッチを持ってんだ!?答えろ!」

 

「なるほど、それは私がお前が言う未来で高町なのはを殺したからだ。」

 

「覚悟しろ!オォォォーー!」

 

フィニッシュタイム!

ブレイブザックリカッティング!

青い斬撃を奴にはなった。

アイツはエグゼイドウォッチを起動するとピンク色の光線を放ってきた。それは、青い斬撃を打ち消し俺を吹き飛ばした。

そこで、俺の意識が途絶えた。

 

 

 

 

 

 

 

意識が戻ったのは2時間後だった。頰に生暖かいものを感じたからだ。

身体中が痛む中、目を開けると廃墟のビルに突っ込んでいた。

生暖かったものは桃色の子供のダックスフント?らしき犬が俺の頬を舐めていたのだった。

ピンク色なんで違和感しかないが未来ならありかと無理矢理納得した。

こんな世界でも精一杯生きている生物もいるんだなと少し感動した。

ウィザードウォッチを使って自分にベホマをかけて体を治療した。

そして、ピンク色の犬の方に向いて、

 

「ありがとう、助かった。唐突だが一緒に来ないか?」

 

と聞くと、ワン!と元気よく鳴いたので了承したと判断してその子を抱き抱えてジクウマジーンに乗り込んで現代に戻った。

 

絶対にこんな未来にはさせない!奴が強くなる前に殺してやる!

 

と心に誓いながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




よければお気に入り登録、評価、感想よろしくお願いします。


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無印
原作開始


私が好きな他作品からヒロインとして今回登場させました。


side翔

 

ビュイン!ガチャン!ドス、ドス、ドス、ドス。

タイムマジーンをガレージの中に入れた事を確認してから考え事を始める。

 

無事元の世界に変えることができたか。

なんなんだ、自分で魔王なんて名乗りやがって、あんなことを突然言われたら中二病か、頭のおかしい狂人のどちらかと普段は疑ってしまうな。

だけど俺じゃあ全く歯が立たなかったことから実力は確かだ。

アイツが世界を滅ぼしたというのも嘘ではなく本当である可能性が高いな。

そこで、出てくる課題がアイツをどう倒すかだ。

基本的なスペックが違いすぎる。ウォッチの相性が悪かったという次元ではなかった。真っ向勝負は愚策だな。

待て、アイツはなんで俺のことを知っていたんだ?

仮面ライダーであることから転生者であることに間違いはない。

そして、アイツは俺に向かって久しいなといった意味の言葉をかけて来たんだよな。

あの時、俺は未来に行こうとしてタイムマジーンに乗っていたんだ。

つまり、あの世界は未来であることは確定事項だ。

ということは、アイツは昔に俺と会ったことがあるということだから、俺はアイツと近いうちに出会う可能性が高いということか!

そして、これから会うかもしれないアイツは未来のアイツよりは弱いはず!

これらのことから俺が取るべき行動は、近いうち会うアイツを力をつける前、つまり現代で殺すか、ジクウドライバー又はウォッチを壊すという方法が取れる。

なんとしても探し出して仕留めてやる。

目印はアイツが見せて来た白いウォッチだ。

それを用いていつも変身しているのかはわからないが必ず使うはずだ。

俺が、なのはや士郎さん、桃子さん、恭弥さん、真由美さん達を、

世界を守るんだ。あとは、、、

 

「ワン!」

 

っと、拾ってきた犬の声で気づいた。

どうやら俺は現代に戻って来てからずっとタイムマジーンの中で考え事をしていて動かなかったようだ。

この犬が動かない俺を心配して声を掛けてくれたように感じた。

 

「心配してくれたのか、ありがとう。」

 

頭を撫でてやると気持ち良さそうにした。

俺、犬拾ってきたんだったな。

なら、色々と用意する必要があるな。

 

「ちょっと、出かけてくるから家の中でおとなしくしててくれよ。」

 

タイムマジーンから降りて、ガレージから出て、家に入ってリビングまで犬を抱えて運んだ。よーく見るとこの犬はメスだった。

床に犬を下ろして視線を出来る限り同じにして話しかけた。

 

「じゃあ、行ってきます。」

 

家を出て徒歩20分くらいにある大きめなスーパーに向かった。

 

 

 

 

 

 

スーパーには無事に着いた。さてと、必要なものはっと。

えーと、まず水を飲む皿と食べ物を入れる皿にドックフードに、

室内犬用のトイレとブラシ、後は首輪にリードか。

まぁ、そんなに迷うものではないし早く集まるだろ。

 

5分程で首輪以外は揃えることができた。

首輪は、メスつまり人間でいう女性ということもあり可愛い物がいいと思ったのと全身桃色だったので桃色で揃えようということで桃色でフリルがついた首輪にした。

スーパーを出る頃には夕日が差していた。

未来に向かったのが昼を食べてからだったから時間が過ぎるのが早く感じた。

 

 

家に戻るとあの犬が行儀良くお座りをして待っていた。

俺が戻って来たと気づくと走って近づいて来て、足に体をなすりつけてきた。

その日は、首輪をしてやりドックフードを食べさせて、トイレの位置を教えて、夕飯を食べて寝た。犬の寝床として毛布をリビングに置いて寝床とした。

 

なお、翌日から町内一周の散歩が日課になりました。

わざわざ、朝早くに散歩に行こうよと言っているようが如く、

俺の部屋で鳴き声のモーニングコールをしてくるので仕方がなく早朝散歩を始めたが、慣れてくると結構いいものだった。

 

さらに、犬の名前はミルヒオーレ、愛称をミルヒにした。

名前なんて直ぐ考えることなんて無理だから、アニメのキャラの名前から取ろうと思いつけた。

だって犬が出てくるアニメ、フランダースの犬とdog daysしか知らないし、桃色だし、ミルヒオーレ好きだったし。

 

前世で飼ってたうさぎは兄が名前をつけたんだけど、プリキュアの

妖精の名前でミップルってつけたんだけど、俺と兄のネーミングセンスどっちがマシでしょうか?

ちなみにウサギの色は茶色でした。

 

 

 

 

約2年後

 

小学校3年生になった。それから、なのははアリサ達と遊ぶことが

多くなり、学校以外では翠屋以外では会うことが少なくなった。

多分、男より女の子の友達と遊ぶほうが楽しいと気づいたんだろう、それか思春期に突入したからだろうか。

別に寂しくなんかないし、ミルヒとか男友達と遊ぶから。

時々なのはと一緒にいるのが羨ましいと嫉妬した男子生徒に嫌われて男友達は4、5人しかいなんだけど。

 

なのは達とは違うクラスというのは前に行ったと思うが、なのは達のクラスに転校生が来たらしい。

名前を時渡 鍵 (ときわたり けん)といい、茶髪の短髪にいつも元気でうるさい奴だ。人が困っていたら助けたくなる性分らしくよく他人を手伝っているが、ドジで失敗することが多く余計な手間を増やしている。

運動が苦手という訳ではないのにどうしてああなるのか不思議だ。

 

更にウィザードライドウォッチを使用することで魔力を感知できるとわかった。

調べてみると1番でかい魔力を持っているのは、なのはだった。

俺は特典でそれなりに多い魔力を貰っているのにそれを上回る量は

異常に感じた。

 

時渡の奴も魔力はそれなりに持っていたがなんか平凡って感じてしまう量だった。

それとミルヒも魔力を持っているとわかった。

時渡よりも魔力が多かった。犬に負けるなんて時渡の魔力量は平凡じゃなくて少ないのか?

でも持っていない人の方が多いから違うのかな?どうなんだ?

 

こんな感じで時がまた過ぎて遂に俺達も小学校5年生になった。

5年生になってまたクラス替えになったが今度はなのは達や時渡と

同じクラスになった。

なのはに昼は屋上に行って一緒に食べようよと誘われて、俺、

なのはにアリサ、すずか、時渡の5人で食べるようになったことが1番の変化だろう。

というか、なのは達は時渡と仲が良かったことを初めて知った。

 

 

 

そして、ある日、その夜は予報になかった流星群夜空に輝いていた。

あまり長い時間流れていたわけではなかったがとても綺麗だったと

言っておこう。

寝ている時に誰かが呼ぶ声がした気がしたが気のせいだろう。

 

 

翌日の早朝、ミルヒと一緒に日課の散歩をしていた。

いつものコースを半分を終えて家に帰る所でミルヒが何かを感じたようで俺を何処かに案内するように吠えながら藪の中に引っ張って行った。

少しの間、進んでいくと、品種はわからないが猫が1匹傷を負って倒れていた。

俺は、近づいて、

 

「大丈夫か?今治してやるからな!ベホマ!」

 

ウィザードライドウォッチを手にして猫にベホマをかけた。

猫を緑色の光が包み、数秒後には完治していた。

だが、意識を失っているようだが放って置くわけにはいけたいので

猫を抱き抱えて家に走って戻った。

 

 

家に着くと、まず、毛布で猫の体を包んでリビングに寝かせた。

ミルヒの予備の皿に水を入れて側に置いた。

心配だが学校があるため準備をし始めた。

シャワーを浴びて汗を流した。散歩に行く前に作って置いた朝食を

食べて、昨日の夕飯の残りを弁当に詰めて、それをリュックに入れ、

 

「ミルヒ、学校行ってくるから猫のこと頼んだぞ。

イタズラとか寝ているのを邪魔したらダメだからな。

じゃあ、行ってきます。」

 

と言って学校に向かった。

 

 

 

 

 

 

授業4時間受け終えて現在お昼休みです。

屋上で昼飯を食べながら5人で色々喋っている。

今話していることは、将来の夢についてだ。

俺たちのクラスで今日、将来の夢についての作文を書くといった事をしたことが理由であろう。

 

「ねぇ、みんなは将来の夢は何かある?」

 

「なによ、授業の続き?まあいいけど、私はパパの会社を継ぐことになるから経営について学ぼうと思ってるけど。すずかは?」

 

「私は、機械いじりが好きだから機械工学を学ぼうと思ってるよ。」

 

「ヘェ〜、2人ともすごいなぁ。私は、得意なことは何もないからまだ決まってないよ。」

 

「何よ、あんた私並みに理系科目の成績がいいじゃない。

それで得意なものが無い?謙遜のしすぎは逆にむかつくわね。

こうしてやるわ、この、この、この!」

 

「ちょっとアリサちゃん?!アハハハッハハハ〜ハハハァ!

くすぐるのはやめてぇ!アハハハ!」

 

「アリサちゃんあまりやりすぎないようにね。それに理系科目が得意なら私と同じ機械工学を学ぶとか会計士とか目指せるんじ無いかな?それに翠屋を受け継ぐという選択肢がなのはちゃんにはあるし。」

 

なのはがアリサとすずかに聞き、アリサ、すずか、なのはの順番で

話して行った。なのはの回答に納得できなかったのかアリサは、

なのはの体をくすぐり出した。

そして、アリサにやりすぎないように注意はしたが止めはせず、

すずかが将来の職業の候補を挙げて行った。

なんかこんな風によく3人の距離が近くなることがよくある。

なんかこんな空気になると男である俺と時渡は居づらく感じてしまうから、背景にでもなるように喋るのをやめて黙々と弁当を食べるようにしている。

というか、もう俺も時渡も弁当が空なんだが。

 

「ハァ、ハァ、ハァ。あっ、ごめん、翔君に鍵君。

なんか私たちだけで喋っちゃって、それで2人は将来の夢何かある?」

 

「やっと気づいてくれたか。もう俺たちは食べ終わっちまったよ。

それで、将来の夢だっけ? 時渡、先に言えよ。」

 

「おう、じゃあ先に言わせてもらうぜ翔。

聞けよみんな?俺の将来の夢は!王様になることだ!

俺が世界を治めて戦争なんかで苦しんでいる人を全員救うんだ!」

 

なのはが俺たちに気づいて話を振って来たが、なんか面倒だから時渡に順番を譲った。このまま、俺が話さなくてもよくなる事を願って。

 

「お前は幼稚園児か?いや、そんな事今時幼稚園児でも言わないぞ。

1回生まれなおしてこいよ、熱血バカ。」

 

「いつもお前は俺に辛口対応しかしてくれないな!?

そろそろ心が痛いよ!」

 

「当たり前よ。もう少し現実を見なさいよ。」

 

「は、は、は。でも人を助けたいという気持ちはよく伝わってくるよ?」

 

上から、俺、時渡、アリサ、すずかが言ったことである。

なんかこいつの言うことが理想だけで中身がないように感じてこんな発言をしてしまうが、別に悔いはない。

というか王様?魔王も一応王様だが、こいつは違うか?

でもなんかこいつが嫌いなんだよなぁ。どうしてだろうか?

 

「にゃはははは。それで翔君の将来の夢は?」

 

クソッ!忘れてなかったか。時渡の奴に視線が集まっている間に戻ろうとしたのに話しかけられてしまった。

 

「そろそろ戻ったほうがいいんじゃないか?

もうそろそろ昼休み終わるんじゃないか?」

 

「まだ、15分近くあるわよ。1人だけ言わないで逃げようなんてさせないわよ。早く言いなさい。」

 

俺が逃げるために言ったこともアリサに論破されてしまい逃げられなかった。

 

「翔、あんた成績は私には届かないけど上位8位には入る成績は

あるんだから色々可能性があるんじゃないかしら?」

 

「私も気になるなぁ。黒木君。」

 

「そうだよ翔君、教えてよ。」

 

「そうだぞ、翔。」

 

上からアリサ、すずか、なのは、時渡のやつが聞いてきた。

少し考えてから俺は、

 

「普通に高校に進学してから、大学に入って卒業して、公務員になるんじゃないか。自衛隊は違うとして警察とか。」

 

俺はそう答えてから屋上を出て行って教室に先に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

授業が終わり放課後

 

俺が手早く帰りの準備を終わらせて帰ろうとしていると、なのはが

 

「翔君、みんなで一緒に帰ろうよ。」

 

と誘われたが、

 

「すまないが、今日は早く帰らないといけないんだ。

また明日な。じゃ、さようなら。」

 

と言ってなのはの返事またも聞かず教室を飛び出し、帰路に着いた。

 

 

 

 

 

 

「ワン!ワン!ワン!ワンワン!ワン!」

 

「お願いですから!鳴き止んでください〜!?」

 

家に着いて家の扉を開けたら犬の鳴き声が家の中から聞こえてくる。

家の中ということはミルヒの鳴き声なのは間違いないが、

知らない女性?の声が聞こえてくる。

というかこの家、防音加工されてたんだなと思った。

さて、このまま扉を開けたままだと近所迷惑になりそうだから扉を閉めておく。

そして、ジクウドライバーを腰につけてゲイツライドウォッチをつけていつでも変身できるようにしておく。

忍び足でミルヒの鳴き声が聞こえるリビングの方へ向かう。

 

リビングの扉をいつでも開けれるようにして、ふぅ〜と1回深呼吸してから扉を開けてリビングに入った。

 

「動くな!」

 

「ふぇ!?」

 

中にいたのはやはり知らない女性だった。

ミルヒに向かって手を合わせて鳴き止んでとお願いしていたようだ。

服装は上着は白、下に着ている服は濃い茶色でグレーの髪をショートにしている女性だった。

ミルヒは俺が帰ってきたとわかると俺に向かって走ってきた。

ミルヒの頭を撫でながら、女性に

 

「説明してもらえますよね?」

 

「は、はっい!」

 

と言った。

 

 

 

 

 

 

 

彼女から説明されてことをまとめるとこんな感じだった。

彼女の名前はリニス。ミッドという異世界のプレシアという魔導師の使い魔をしていたらしい。ちなみに山猫が元の姿らしい。

プレシアの娘が事故で死んでしまい、娘を生き返らせるために

娘のクローンを作りフェイトと名付け、リニスに教育させていたらしい。

ただプレシアは病気にかかっているためと、フェイトの教育が終わったためにリニスとの契約を切り魔法で消そうとしたらしい。

プレシアはフェイトを道具のように使おうとしていたのを反対したことが原因らしい。

ギリギリ転移で逃げることができだがダメージが大きく俺が今朝見つけた場所で山猫の姿で倒れていたらしい。

先程、目覚めて人型に戻るとミルヒに見つかり吠えられていたらしい。

 

「だいたいわかった。リニスと呼ばせてもらうが、リニス君はこれからどうするんだ?」

 

「私はプレシアから契約を切られているので魔力が尽きて消えるのを待つだけかと。」

 

「君の話している時の表情からフェイトが心配なのはよくわかった。

このまま消えてもいいのか!?助けたくはないのか!」

 

「そりゃ助けたいですよ!でも使い魔は契約者からの魔力が無いと消えるしか無いんですよ!諦めるしか無いでしょ!」

 

「方法ならある。」

 

俺は仮面ライダーゲイツのこと。俺がミッドの魔導師と同じく魔法が

つかえること。俺には倒すべき敵がいること。強くなりたいこと。

全てでは無いが話した。

すると彼女は少し考えるそぶりをすると

 

「わかりました。お願いです、フェイトを助けるのを手伝って下さい。」

 

「わかった。」

 

と言った。

 

 

 

俺はウィザードライドウォッチを使用して仮面ライダーゲイツウィザードアーマーへと変身した。

リニスと俺は手を繋ぎ、リニスへと魔力を流しながら

 

「契約条件、俺側は家事や訓練などの相手をすること、

リニス側はフェイトを助けるのを手だ助けること。

更にこの契約は片方のでも破棄したいと思えば即できるものとし、

片方の契約条件が達成されたとしてもお互いが契約続行を望めば

そのまま続くものとする。

リニスよ、この契約をするなら答えよ。」

 

「はい、私リニスは、この契約を結ぶことを了承します。」

 

リニスが了承した瞬間に俺の魔力の源とリニスが繋がって魔力が

リニスに流れて行くのを感じた。

 

「契約完了だ。これからよろしく、リニス。俺のことは翔と呼んでくれ。」

 

「わかりました。よろしくお願いしますね、翔。」

 

再びリニスと固く握手をして契約を終えた。

 

「というか、リニス。使い魔ってどんな動物でもできるものとなのか?」

 

「いえ、魔力を持つ生物限定です。更に、契約に対する対価に相手が納得することで初めて契約成立になります。どうしてそんなことをお聞きに?」

 

「いや、ミルヒと契約したいなと思って。なんか1人だけ仲間はずれな気がして。」

 

「なるほど、わかりました。ならミルヒさんに契約条件を聞いてみますね。」

 

「え、いや、ミルヒの言葉わかるのか?」

 

「そりゃ元々山猫ですから、動物の言葉くらいわかりますよ。

この姿は人間になるのではなく獣人に近い姿になるということなんですよ。帽子に隠れているだけで猫の耳が私にありますし。

では聞いてみますね。」

 

そういうとリニスは俺には聞こえない声でミルヒと会話していた。

すると5分もかからないうちにリニスは会話を終えたらしくこちらに

向いた。

 

「ミルヒちゃんは一緒にいたい、それだけだそうです。

拾われてからの2年間はとても楽しかったけれどもっと一緒にいたい、

お喋りをしたい、だそうです。」

 

俺は、リニスから聞いたことに感動しつつ、ミルヒに近づいて頭に手を乗せた。まだ、変身していたままなのでこのまま契約を始めようと思う。

 

「ミルヒありがと。ではいくよ、契約条件、両者これからも一緒に

いること。この契約は片方の契約者が破棄しようとしたら破棄できるものとする。この条件に納得するなら了承を。」

 

「ワン!」

 

ミルヒが吠えて了承するとリニスの時と同じく魔力の源とミルヒに

繋がりができ、魔力が流れていきミルヒを桃色の魔力が包み、

一瞬強い光を放った。眩しくて目を強くつむった。

しばらくすると光が止んだので目を開けてみると、

そこにはdog daysのミルヒオーレを幼くしたような女の子が立っていた。ドレスではなく外用の動きやすそうな服装をして。

 

「これからもよろしくお願いしますね。翔。」

 

「ミルヒでいいんだよな?」

 

「はい!ミルヒ、あなたが飼っている犬のミルヒオーレであってあますよ。あなたが好きだと思っていた姿をコピーしました。

どうですか?」

 

「うん、嬉しいよ。ありがとうミルヒ。」

 

「えへへ。」

 

頭を撫でると笑顔で嬉しがった。

 

「オッホン!2人ともお楽しみのところすみませんがミルヒさん、

あなたはなんの魔法が使えるのですか?」

 

リニスが突っ込んできたので渋々ミルヒから離れると、

 

「防御魔法と拘束魔法に転移魔法、封印魔法が使えますよ。

補佐は任せてください。」

 

ミルヒが使える魔法を答えた瞬間、

 

「「「!?」」」

 

外から魔力の強い波動を感じた。

 

 

 

 

終わり




頑張りました。
これから少しずつ文字数を増やしていこうと思います。


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敵対意志表明

遂に仮面ライダージオウと仮面ライダーゲイツが敵対します。


sideなのは

 

 

「な〜んでぇ!こんなことになってるの〜!?」

 

私、高町なのはは今、黒い化け物に追われてフェレットと逃げているところです。

なぜ、こうなったかというと学校からの帰る時にまで遡ります。

 

 

翔君が先に帰ってしまって、アリサちゃんとすずかちゃん、鍵君と

3人で帰っている時に

 

「誰か、力を貸して下さい。」

 

と、聞こえたの。アリサちゃん達にこのことを言うとアリサちゃん達は、聞こえなかったらしく、大丈夫?と心配されてしまった。

 

「危険が迫っているんです。だ、誰か力を貸して下さい。」

 

また、聞こえました。また、アリサちゃん達に言ったけど、やっぱり聞こえていないみたいでした。

でも、私は助けを求めているその人を私は見捨てたくない。

だから、声が聞こえたと思える方向に走り出しました。

後ろから、アリサちゃん達が何かを言いながら追いかけてきているのがわかった。

数分間走ると、林についた。だけど、そこは周りの木は折れて倒れ、地面は抉れて荒れていました。

そこに、1匹のフェレットが傷だらけで倒れていました。

意識がないようで動かないフェレットを早く病院に連れて行かなきゃと思って遅れてきたアリサちゃん達が知っている動物病院に連れていきました。

そこのお医者さんはとてもいい人で野生の動物の保護はいいことだと言い治療費をタダにしてくれました。

だけど、お医者はこの子はフェレットではないと言っていました。

この子はなんなんだろう?

 

 

 

 

 

フェレットを動物病院に預けてから数時間経ち、夕食を食べ終え

お風呂にも入ってもう後寝るだけというのにあのフェレットが気になって寝れませんでした。その時、

 

「誰か、力を貸して下さい。」

 

また、あの声が聞こえました。放って置けなくて私は着替えて声の方向に向かいました。

声を辿っていくとそこはフェレットを預けた動物病院でした。

だけど動物病院は地震にでもあったかのように崩れていました。

フェレットが気になって崩れた病院の中に入って探してみました。

するとフェレットをすぐ見つけることができました。

黒い化け物と対峙していたのです。私が、

 

「大丈夫!?」

 

と、フェレットに声をかけながら近づくと、

 

「僕の念話を聞いて来てくれたんですね!力を貸して下さい!」

 

と、言って来ました。フェレットが喋った!と内心驚きながら、今は逃げなきゃと思いフェレットを抱えてまずは逃げました。

そして、冒頭に至るということです。

逃げている間にフェレット、ユーノ君から詳しく話を聞きました。

この世には魔力があり、魔法がある。

あれは、ユーノ君が発掘した危険な物、名前をジュエルシードという物がが暴走した姿らしい。

封印する方法はあるがユーノ君は魔力切れで出来ないから魔力がある人しか聞き取れない念話で助けを呼び私が来たらしい。

危険なことに巻き込んだのを心苦しく思っているのか、ところどころ言いづらそうにしているユーノ君に私は

 

「いいよ。方法を教えて。」

 

と笑顔で答えた。するとユーノ君は私に赤く丸い宝石を渡して来た。

これを起動することで魔法が使えるようになるらしい。

使うためにはこの宝石、レイジングハートに心で語りかけると呪文が心に浮かぶからそれを唱えればいいそうだ。

よし!と意気込んだ瞬間足に限界がきたのか転んでしまった。

どんどん近づいてくる化け物を見ながらここでやるしかないと思い、

レイジングハートに語りかける。

心に浮かんだ呪文を少しずつ唱えていくがまだ半分も唱え終わらないうちに化け物がもう間近に迫って来る。

もうダメだと思った瞬間、空から白いロボットが来て化け物を殴り飛ばした。

ロボットから誰か降りて来た。その人物は、私の友達の1人の時渡鍵君だった。

 

「もう大丈夫だからな、なのは。」

 

 

sideなのはend

 

 

 

 

 

 

 

 

side鍵

 

俺の名前は時渡 鍵(ときわたり けん)。転生者だ。

事故で死んだ俺を哀れんだ神様が仮面ライダージオウの力を渡してくれてリリカルなのはの世界に転生させてくれた。

神様が言うには俺以外の転生者もいて仮面ライダーの力を持っているらしい。

だが、殆どの転生者は欲望のままに好き勝手にしようとしたため

アナザーライダーになってしまったと聞かされた。

俺はそんな奴らを許さない。絶対にみんなを守ってやると思った。

何故なら俺の夢は王様だからな!世界から争いがなくならないのは統率者が悪いからだ。俺が世界を治める王様になって争いを世界からなくしたいんだ。

と、原作開始から1年前に転生した俺はなのは達と友人になりその夢を語った。

それを現実を見ろと辛口コメントをして来たのは黒木 翔。

なのはの幼馴染らしい。原作にないそいつを最初はアナザーライダーになった転生者だと思って警戒したが特に何も怪しい行動をとらず

生活していたので警戒はすぐ解いたけど。

多分、俺達転生者のせいで発生したイレギュラーだろう。

この日の帰り道にフェレットをなのはが拾った。原作が遂に始まる。

俺はタイムマジーンに乗りなのはが原作通り行動するのかを見守っていた。

なのはが遂に転身し始めたがどう見ても転身前に化け物がなのはに襲い掛かると思ったのでタイムマジーンを人型に変形させて化け物を殴り飛ばした。

タイムマジーンを降りた俺は、なのはに向けて

 

「もう大丈夫だからな、なのは。」

 

と言い、ジクウドライバーを腰につけて、ジオウライドウォッチを起動してジクウドライバーの右の窪みに装着して上のボタンを押した。

時計が鳴っているようなリズムで音が鳴り、俺の後ろに大きな時計が現れてからジクウドライバーを回して変身した。

 

「変身!」

 

ライダータイム!

仮面ライダー!ジオウ!

 

「いくぞ!オリャー!」

 

と、化け物に殴り掛かった。

パンチを喰らわせたら次はキック、攻撃したら躱してを繰り返して

なのはが準備できるまで時間を稼いだ。

だって俺にジュエルシードを封印する方法無いし。

 

「鍵君!どいてぇー!」

 

おっと、なのはの準備が終わったらしい、俺は化け物にキック喰らわせて仮面ライダーのジャンプ力を生かしてその場から離脱した。

すると、なのはが桃色の魔力弾を化け物に喰らわせて封印した。

終わったと分かって座り込むなのはに近づいて声をかけようとすると

 

「やはり、お前が仮面ライダーだったのか。、、、。

なるほど王様になりたいという夢が歪んで魔王になったというわけか。」

 

そう言いながら、ここにいるはずがない黒木 翔がいた。

 

「なんで翔君がここに?」

 

「なのは、今お前には用が無い。魔法を初めて使って疲れたのは分かっている。大人しく座ってろ。俺が用があるのはお前だ!

未来の魔王!時渡 鍵!」

 

「なっ!?なんのことだよ、俺の将来の夢のこと言ってんのか?

俺がなりたいのは王様であって魔王じゃない!」

 

「お前は何も知らないだろうが関係ない。俺はあの最悪の未来を変えるためお前を倒す!」

 

と言って翔は、ジクウドライバーを腰につけて、ウォッチを起動させてドライバーに装着させる。

 

「ジクウドライバーだと!?」

 

驚く俺を尻目に

 

「変身!」

 

叩くようにボタンを押し翔は変身した。

 

ライダータイム!

仮面ライダー!ゲイツ!

 

「覚悟しろ!ハァッー!」

 

仮面ライダーゲイツに変身して殴り掛かって来た。

 

 

side鍵end

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side翔

 

俺が何故変身を解いた状態であそこにいたのかを説明しよう。

実は、あの化け物と同じような奴が別の場所に現れていて、家にいた時に感じた魔力の波動はそいつのだった。

だから、変身したままそいつの元に向かい、リニスとミルヒと協力して対処したわけだ。

あれは、封印魔法ではないと力を一時的に削ぐことはできても復元してしまうのには驚いた。

家を出る時には私たち2人と契約して魔力は大丈夫かとリニスと に

心配されたが俺は魔力を使わない戦闘スタイルと説明して納得してもらった。

化け物を封印した後、すぐ変身を解いた俺だが、リニスにもう1つ

反応があると言わられ、誰かが戦っていると教えてもらった。

徒歩で行ったほうが、早いと思い走って向かうとあの状況だったということだ。戦闘に入った。

 

「ハッ!」

 

「グァッ!くそっ!やってきたのはお前だからな!オリャッ!」

 

驚いているところに攻撃され対処できずに喰らった鍵だったが俺が

本気だとわかると今度はあいつから殴りかかってきた。

だが俺みたいに戦闘技能は貰っていないのか腰の入っていないパンチだった。

俺はそのパンチをギリギリで躱しカウンターで顎に右手でパンチを

打ち込んだ。

よろめいて後ろに下がるあいつを追撃した。

パンチによるラッシュ、キック、ラリアット、背負い投げ、あいつに

反撃の隙を与えないように連続で攻撃した。

あいつは、躱そうとしたが喰らってしまったので防御に専念しているが衝撃が防御の上から伝わりダメージが蓄積していった。

俺が何度目かわからないキックを喰らわせるとあいつはごろごろ転がって後ろに倒れこんだ。

 

「ハァ、ハァ、ハァ。俺が何したっていうんだよ。俺達友達だったのはうそだったのかよ!」

 

「お前がそのライドウォッチを使う仮面ライダーじゃなければ今まで通り仲良くできたのかもしれないが、恨むなら未来のお前を恨め」

 

俺は、ジクウドライバーに付いているゲイツライドウォッチのボタンを押しジクウドライバーの上のボタンを押した。

 

フィニッシュタイム!

 

「終わりだ!ハァー!」

 

天高くジャンプして姿勢を整えてあいつに向けてライダーキックを放つ。その際、足の裏にキックという文字がついた。

 

タイムバースト!

 

あいつにライダーキックは命中し、爆散したように思えたが当たる

直前に後ろに下がったためか、爆散せず後ろに吹き飛んでいった。あいつがいた後には炎が残った。

 

「どうしてたたかうの!?翔君!」

 

なのはが俺に聞いてくる。

 

「俺は破滅の未来を変えて、みんなが守りたいそれだけだ。

あいつが世界を破壊する前に倒してみせる。なのは、俺はお前に敵対する気は無い。さらに、力も貸そう。ただ、あいつは絶対倒す。

また明日。」

 

俺はそう言い、なのはに背を向けて変身を解きながら歩き出した。

後ろからなのはが何か言っている気がしたが無視した。

そのまま、俺は家に向かって歩いた。




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サッカーより戦闘

久々の投稿、遅れてすみません。


side鍵

 

「大丈夫?鍵君。」

 

「だ、大丈夫だ、なのは。ただ、身体中がアザだらけで動こうとするたび痛くて動きずらいだけだ。」

 

「アザだらけ!?それ本当に大丈夫なの!?」

 

翔の襲撃から無事家に帰ることができた俺は死んだように寝て、身体中が痛い中学校に登校して、机に突っ伏し寝ている所になのはが来て話しかけて来たというのが現状である。

 

「朝っぱらから寝てるなんて夜更かしでもしてたの?鍵、なのは、おはよう。」

 

「おはよう、鍵君、なのはちゃん。」

 

少ししてアリサとすずかが共に登校して来た。

 

「なかなか厳しいこと言ってくれるよな、アリサ、すずか、おはよう。」

 

「おはようなの、アリサちゃん、すずかちゃん。」

 

ガラガラ!俺たちガラガラ朝の挨拶をしていると誰かが教室に入って来たようだ。

 

「あっ翔君おはよう。」

 

「遅かったじゃない翔。」

 

俺となのはは翔という名前を聞いた時、扉の方を振り向いて見た。

 

「遅いってまだ始業20分前だろ、4人共おはよう。」

 

翔が昨日のことなんてなかったように普通に教室に入って挨拶をして来た。

 

「お、おう。おはよう。」

 

「お、おはようなの。」

 

引き攣った表情で挨拶をしてしまう俺となのは。その様子に不思議な表情を浮かべる翔。

 

「時渡、なのは、どうしたんだ?」

 

「なのはのほうは知らないけど、鍵の方はどうせゲームでもして夜更かしでしょ。」

 

「そうか、時渡ちゃんと体調管理はしっかりしろよ。」

 

そう言って翔は自分の席に向かって授業の準備をして、その後読書をし始めた。それから1日中翔を警戒していた俺だが、翔は普段通り過ごしていて、何も起こらないまま放課後になってしまった。

 

「じゃあ、みんなお先に。」

 

「ちょっと待てよ!アリサ、すずか、さよなら!」

 

「さよならなの!」

 

さっさと帰ってしまう翔を追いかけて行く俺となのは。

 

「翔!少し時間を貰えるか?昨日のことについてだ。」

 

「俺から話すことはないが、まぁいいだろう。」

 

屋上まで来た俺、なのは、翔の3人。昼食の時間なら人で一杯の屋上は驚くほど人がいなく静かだ。

 

「それでさっさと要件を言え。」

 

「いや、昨日俺たち戦ったよな?」

 

「ああ。そうだな。」

 

「なら、なんでいつも通りに過ごしてんだよ!?普通気まずくなるだろ!?」

 

俺の言葉になのはも何回も頷いている。やはり俺と同じ気持ちのようだ。

 

「なんだお前ら昨日の出来事を知らない人が急にぎくしゃくしたところを見られたら昨日まで仲良かったのにどうしたんだろう?って聞かれるだろ。そうなったら面倒だからな表向きには普段通りにしているだけだ。」

 

「うっ!?た、確かにそうだな。ん?ということは俺を倒すことには変わらないってことか?」

 

「当たり前だ。確信が持てたからな、それは変わらないが昨日みたいに見つけたら即戦闘という考えは少し考えて改めた。お前はまだ弱すぎる。魔王にならない未来になる可能性を掴むこともできるかもしれないからな。当分は監視にとどめておいてやる。以上、俺は帰る。」

 

屋上の扉に向かって行く翔。俺には聞きたいことはもう無いから止める理由はないから黙っいるが、無言だった急になのはが声かけた。

 

「翔君、今週の土曜日にお父さんのサッカーチームの試合があってみんなで応援に行くから翔君もどう?」

 

「わかった、その日は開けておく。」

 

背を向けたまま手を振って屋上から出て行った翔。

 

「あっ!鍵君、私家のお手伝いがあったの!先に帰るね!」

 

なのはも急いで帰ってしまい、1人ぼっちになってしまった俺。

 

「よかった、俺じゃあ翔には歯が立たなかったからな。」

 

「そんな弱気では困るよ我が魔王よ。」

 

俺しかいないはずの屋上に知らない人の声が聞こえて来た。

 

「だ、誰だ!」

 

周囲を見回してみるといつのまにか茶色のコートを着た大人が立っていた。

 

「初めまして私はウォズ。貴方が王となった未来から過去の貴方が無事王になれるようにサポートするために来た。」

 

「未来人ということか?俺の味方をしてくれるといことか悪いが俺は魔王になんかならない!帰ってくれ!」

 

「ああ、言い方が悪かったね。一応言っておくが私も限定付きだが特典をもらって転生した転生者だ。仮面ライダージオウの知識を貴方は持っているから先入観もあったことからウォズは魔王にしたいと決めつけられてもしかたがない。私は貴方を必ず魔王にするつもりはない。私は王になって欲しいだけだ。すぐに信用してくれるとは思ってない。今日の所はこれで失礼するがこれを挨拶代わりに渡しておくよ。ホラっ、フォーゼライドウォッチだ。」

 

ウォズは白いライドウォッチを投げ渡して来た。ウォッチに目がいってウォズから目を離している間にウォズは居なくなっていた。

 

「帰るか。」

 

 

side鍵end

 

 

 

side翔

 

屋上での会話から数日経ちサッカーの試合に誘われた土曜日になった。その数日の間ただ遊んでいたわけではない。リニスとミルフィに俺が学校に行っている間、魔力を発生させている宝石のような物の捜索、封印をしてもらっていた。なんとか3つその間に回収できた。魔法で探そうにも暴走しないと魔力は微弱しか感じられず困難だそうだ。

 

さて、なのは達と合流して試合の会場に着きサッカーの試合を士郎さんが監督をするチームを応援していたのだが試合終盤に急にトイレに行きたくなり試合中だがトイレに行かせてもらった。済ませてトイレから出ると大きなチャックが空中に浮かんでいた。そのチャックは少し空いていて、観察していると声が聞こえてきた。

 

「貴様は力を持つ者か?」

 

年老いたお爺さん特有の声がチャックの向こう側から聞こえてきた。

チャックが全て開き、向こうの様子が見えた。そこは深い森の中でアナザーライダーらしき鎧武者がこちらに歩いてきていた。俺はジクウドライバーを腰に巻いて、ゲイツライドウォッチを起動させて様子を伺った。すると、

 

「そのドライバーとウォッチはまさに力を持つ者の証。転生して力試しを続けてついに物の怪になって数十年。もう生きる気力を失せただ死にたいと願う日々もこれで終わるかもしれん!さぁ!いざ尋常に勝負‼︎」

 

太刀を両手で構えて走り出し切り込んできた。一太刀を大きく後退することで躱して

 

「死にたいが戦いたいという願望も抑えられない愚かな侍か。なら、希望通り戦いで負かしてからあの世に送ってやる!変身!」

 

ライダータイム!

仮面ライダー!ゲイツ!

ジカンザックス!

 

俺はジカンザックスを斧モードにして斬り掛かった。

 

「行くぞ!」

 

ギン!ギン!ギン!と3回程斬り合うと力が拮抗してお互い動きが止まった。っと思ったがアナザーライダーの方が力が上らしく勢いよく吹き飛ばされてしまい体勢が崩れる。そこに追い打ちを仕掛けるようにアナザーライダーが斬りかかってきた。ガン!ガン!と2回斬られて鈍い音が響き、火花が散った。3回目の斬撃俺の肩に食い込ませるように押し付けて力一杯に押しつぶそうとしてきた。肩に激痛が走り頭がうまく働かない。なんとか太刀を押し返そうとするがピクリとも動かない。俺は押し返すのはやめ激痛に耐えつつジカンザックスで奴の胴体を2回斬り少し怯んだところに蹴りを入れ奴と距離を取った。奴は全身鎧姿なため余りダメージを喰らった様子は見られない。

 

「どうしたお前の力はそんなものなのか!?」

 

「そんな訳ないだろ!力ではお前には勝てないようだからな技術で勝負させて貰う!」

 

俺はゲンムライドウォッチを起動させてドライバーに装置させてドライバーを回した。

 

ゲンム!

アーマータイム!

 

俺の後ろに紫と黒の鎧が現れた。指を鳴らすと鎧が分裂し俺に装着される。

 

レベルアップ!ゲンム!

 

「姿が変わった程度でなんになる!ハァー!」

 

アナザーライダーは再び太刀を両手で上段に構えて斬りかかって来る。太刀が俺に当たる前に太刀に拳を横から当てて軌道をずらす。斬撃が外れて隙ができた奴の腹にゲンムアーマーによって強化された蹴りをお見舞いする。

 

「グッ!?」

 

先ほどとは違いしっかりダメージを喰らった様子のアナザーライダー。体勢を立て直し再び斬りかかって来るがその斬撃を手足を使って逸らして反撃を加え続ける。動きが鈍くなってきたところを思っ切り蹴り飛ばし体勢を崩す。ドライバーに装着されているライドウォッチ2つのボタンを押し、ドライバーを回す。

 

クリティカルタイムバースト!

 

強化された脚力でアナザーライダーに一撃入れた後、高速で周りを円状に移動してアナザーライダーを撹乱する。アナザーライダーに隙ができた瞬間に加速を生かした最大速度のキックを喰らわし吹っ飛ばした。

 

「グッアァァ〜〜!?」

 

鎧と太刀にヒビを入れてカケラを落としながら飛んで行ったアナザーライダーを追いかけていく。

 

 

大の字で仰向けに倒れているアナザーライダー。

 

「満足したか?」

 

「ああ、満足だ。満足だが、まだ俺には熱い心が残っていたらしい。お前に負けたくない!お前に勝ちたい!この願いが叶えられるなら対価として全てを持ってユケェ〜〜‼︎」

 

立ち上がりながら喋るアナザーライダーの手には魔力を微妙に感じる宝石。

 

「まさか、こんなところにもあったのか!?まて、それを俺にわた」

 

「グッオォ〜〜‼︎」

 

俺の言葉を出し切る前にアナザーライダーは宝石から現れた植物に包まれて大きな木となり成長を続けていく。足場が崩れていき危険と判断した俺は成長していく気を尻目に一時撤退していくのだった。

 



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スポーツは観るよりやる派

今回は少し短めです。


side翔

 

アナザーライダーとの戦闘の終盤、後トドメを刺すだけというのに偶然アナザーライダーが手にしていたジュエルシードを使い、アナザーは巨大な樹木と化し成長を続けながらふとい根を複数振り回しながら暴れていた。そして、樹木の天辺に近い幹に上半身だけが出ているアナザーライダーがいる確認できた。まずは結界を張る。

 

アーマータイム!ウィザード!

 

赤い宝石を模した仮面でローブを装備した鎧が目の前に現れる。

 

「さぁ、ショウタイムの始まりだ!」

 

俺のセリフがトリガーとなり鎧が分裂し俺の身体に装着される。

 

バリアフィールド!プリーズ!

 

ジクウドライバーから魔法名が発せられ結界が発動される。さてどうするかとアナザーライダー(樹木)に向き直る。

 

「おーい!翔!助太刀に来たぜ!」

 

「私達も手伝いなの!」

 

鍵となのはも変身した姿で現れた。これならやれるか?俺は鍵となのはに分かりやすく簡潔に事情を説明した。そしたら、なのはが

 

「あの木を吹き飛ばせばいいの?なら、私多分できるよ?時間が5分くらいチャージに必要だけど。」

 

「本当か!?なら、頼む。なのはがチャージしている間、俺と鍵であいつの気を引いて時間を稼ぐぞ。生半可な攻撃はすぐ再生されるから気をつけろよ。では、いくぞ!」

 

「嗚呼!」

 

俺と鍵はアナザーライダーに向かって走り出した。

 

ジガンザックス!YOU!ME!

 

ジガンザックスを弓モードにしてウィザードライドウォッチの力も上乗せして炎の矢として打ち出す。

 

当たった箇所がドン!と爆発し、燃やして再生を阻害する。

 

「ガァー!?」

 

アナザーライダーが悲鳴をあげて根による攻撃が激しくなった。効果はあるようで安心した。根を燃やしたり躱したりしながらいると、鍵が意気込みを大声で言い、見たことのない白いライドウォッチを起動した。

 

「翔には負けてらんないぜ!あいつは信用できないけど使える物は使わせてもらうか!」

 

フォーゼ!

 

「いくぜ!」

 

アーマータイム!フォーゼ!

 

鍵の前に現れたのはミサイルだった。いや、ロケットか?鍵はそのロケットに蹴りを入れるとロケットが分離して装着された。手にロケットを1つずつ装備した米のような形をした姿だった。

 

「おりゃ〜!」

 

手のロケットが着火したと思ったら鍵が飛び上がりアナザーライダーに向かって突進していった。根による妨害が途中あるが躱さず突進で突き破り続け遂にはアナザーライダー本体にまで辿り着き幹に突撃をして穴を開けていた。しかし、どうやら鍵が狙ってやっているわけではなく先程から、「と、止まらねぇー!誰か止めて!」とか「痛い!痛い!頭がタンコブだらけになるー!」とか聞こえてくる。俺は、その光景を見て自然に頭を抑えて溜息をついた。

 

鍵がこうして遊んでいる間になのはから「いつでも撃てるよー!」と聞こえて来た。退避しようとするが鍵を置いていくとなのはが撃てないなと思い、爆走している鍵に向けてジガンザックスの矢を放ち撃墜し、落ちたところを拾って共に退避する。

 

俺たちが退避した後に、直ぐ桃色の太い光線が放たれアナザーライダーを桃色で包み込んだ。樹木が消滅していく中、アナザーライダーが脱出しているのが見えた。

 

「さらっと逃げてんじゃねぇよ!逃すか!」

 

ジクウドライバーについているゲイツライドウォッチとウィザードライドウォッチのスイッチを入れドライバーを1回転させる。

 

フィニッシュタイム!

 

俺は天高く飛び上がりキックの構えを取る。足の裏に赤い巨大な魔法陣が展開される。俺はその魔法陣を通り炎を纏いながらライダーキックを放つ。

 

タイムバースト!

 

ライダーキックはアナザーライダーに見事命中し、身体全体が炎に包まれた。

 

「我が一生。戦いだけだったが、悔いなし!」

 

その一言を残し爆散した。地上に降り立った俺は目の前に落ちて来たライドウォッチをキャッチして懐にしまった。なのはと鍵がいる方へと歩いていると何か硬く変な形をした物を踏んだ。拾ってみると、なんともう1つライドウォッチがあった。なぜここに?と疑問もあったが疲れたから休みたかったため気にせず帰った。

 

すずか達と合流したら、アリサから小言を言われたが何も覚えていない。もう、サッカー観戦なんて懲り懲りだ。やっぱり、スポーツは観るものじゃなくてやるものだ。

 

side翔end

 

 

side哀れな転生者

 

ヒッヒヒッヒー!サッカーのグランドの近くで巨大な木が発生したということはあそこになのはがいることは間違いない!

 

早速行ってこの仮面ライダードライブの力を使ってなのはを俺の物に!

 

おっとそろそろ変身しておくか?確か、ここのスイッチを押すんだっけ?お、押すぜ!?いっせーのーせーで!

 

俺がウォッチのボタンを押そうとした時、木を貫通して俺に向かってくる桃色の光が見えた。その光に包まれた瞬間、俺の意識と同時に2度目の命も消え去った。

 

side哀れな転生者end

 




哀れ仮面ライダードライブの転生者笑

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リメイク版 プロローグ
始まり


寝ていたらいつのまにか仮面ライダージオウが終わっていた件について。

リメイクを出して行きます。ジオウが終わっても書いて行きますのでお願いします。


side翔

 

『フッ。』

 

俺達をあざ笑うかの様に小さく笑ったその人物が軽く手を振ると、黄金色のオーラが放たれ、俺達の後ろに高くそびえるビルへと衝突し、ガラスや建材を砕き、ビルを倒壊させる。

 

ドッカーン!!!

 

ゴト!ゴトゴトゴト!!!

 

落ちてくる瓦礫は、十分な距離を取っていた筈の俺に向かっている。

 

瓦礫の大きさは大体、直径100メートル程度だ。

 

(動け!躱せ!)

 

頭の中で理性がこう叫ぶが、本能が無理だ、間に合うわけがないと感じ、身体が強張り硬直する。

 

 

という文字が頭に浮かぶ。だが、俺に瓦礫は当たることはなかった。

 

『ハアッ!』

 

横から放たれた桃色の光線が瓦礫を貫き、細かい瓦礫へと壊す。

 

そして、

 

『させない!』

 

黄色い閃光が空中を縦横無尽に駆け回ると、小さな瓦礫が更に細かくされ、当たっても無害な大きさになる。

 

、助かった、と安心する俺の隣に2人の人物が降り立った。

 

『翔君大丈夫!?』

 

『怪我ない!?』

 

1人は白いロングドレスの様な服を纏った茶髪のサイドテールの女性。

 

もう1人は黒い面積の少ない服を纏った金髪ツインテールの女性だ。

 

2人とも俺の心配をし、怪我がないか身体中を、弄ってくる。

 

一通り確認をし終えると、ほっと安心したかの様に肩を落とす。

 

2人とも俺よりかなり年上の女性で、何故か昔に俺と会った事があるとか言って来て、怪しい人だと最初は思っていたが、いつのまにか世話を焼かれ親しい年の離れた友人みたいな関係になっていた。

 

『ふん。久しいな、なのはにフェイト。』

 

渋く、低い男の声が響いて来た。

 

トス、トス、トス、トス。と硬い靴音を鳴らしながらソイツは現れた。

 

『やっぱり貴方だったのね。』

 

『どうして!?昔の貴方はこんな事する人じゃなかった!どうして変わってしまったの!?』

 

黒と黄金の鎧を纏った男。圧倒的にオーラ。暇すぐにでも跪いてしまいそうになるが、どうにか耐えている俺だが、どうやら2人はコイツを昔から知っている様だ。

 

そして、2人の問いに男が答える。

 

『知れた事。我は昔から変わってなどおらん。我は昔から王となる宿命とあった。なら、愚鈍上層部を滅ぼし、我が代わりに治めるのが筋であろう?そして、、』

 

男が間を開ける。

 

『邪魔をする貴様等を排除させて貰おう。幾ら友人で会っても我が覇道の邪魔はさせぬ。させてなるものか。我は誓ったのだ。全てが決まったあの日、アイツと約束したのだ。だから、だから、、、死ね。なのは!フェイト!』

 

男から発せられるプレッシャーが更に強くなる。

 

『なのは。』

 

『うん、分かってるよフェイトちゃん。』

 

2人は何かを決意した、キリッとした表情で何かを話している。

 

そして、話し終わった様で、なのはが俺に向かって歩いて来て、なのはより低い俺の身長に合わせてしゃがんで目線を合わせて話してくる。

 

『翔くん聞いて。私達がこれからアイツを足止めするから翔くんは早くここから逃げて。』

 

「な、何で!今まで有耶無耶になって聞けなかったから今言うが、何で貴方達は俺に優しくする!」

 

「俺達は昔会った事なんてない赤の他人だろ!?貴方達が俺の為に命を張って足止めをする必要も!義務も!無いはずだろ!」

 

「何で貴方達は俺に、俺に!?」

 

なのはに手で口を塞がれて言葉を発せられなくなる。

 

『会った事があるよ。私もフェイトちゃんも翔くんに、ねぇ。』

 

なのはの問いに男に剣を向けて警戒しているフェイトもうん!と頷いた。

 

『私達は貴方に助けて貰った。大切な思い出を貰った。だから、私達は義務感とか関係無く、翔くん貴方を心の底から愛しく思って、護りたいと思うの。』

 

「で、でも俺は貴方達に会った記憶なんて!」

 

『うん。そうだろうね。私達も最初は意味がわからなくて混乱しちゃったけど、今なら分かるよ。翔くん、君はこれから私達と会うんだよ。』

 

意味がわからない。

 

『今は分からないだろうけど、これから嫌でも分かるよ。君が持つ力はアイツを倒す大事な鍵。だから、此処で殺させる訳にはいかない。だから、今は力を蓄えて。私達を礎にして必ずあの魔王を倒して。これは餞別だよ。』

 

なのはは赤色と黄色の宝石、いやこれは待機状態のデバイスだ。

 

『これは私とフェイトちゃんの相棒。私達はこれから先が無い。だから、翔くん貴方に託します。大切にしてね。』

 

『話はそこまでにして貰おう。』

 

男がもう待ちくたびれた様にして話しかけてくる。

 

『魔王に魔王と呼ばれるのは何か変な気分だな。』

 

『翔くん早く行って!』

 

「で、でも!」

 

『時間が無いの!こうなったら、ミルフィお願い!』

 

「はい!行きますよ翔!」

 

横から俺の使い魔であるミルフィオーレに横抱きにされてその場を離れていく俺。

 

「ミルフィ!?いますぐ戻れ!俺は、あの人達を、守らなくちゃいけないんだ!戻れ!頼む、戻ってくれ!なのは!フェイト!」

 

ドカーン!と先程まで俺がいた場所が爆発に包まれた。

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ハッと目を覚ます。

 

「起きましたか翔?」

 

目の前にはミルフィの整った顔があり、優しい癒される声が聞こえる。

 

「あぁ、おはようミルフィ。」

 

(クソ。嫌な夢を見た。胸糞悪い。)

 

「さて、ミルフィ。レイジングハートの整備は終わったのか?これは俺の、俺達の恩人の形見なんだ。壊す訳にはいかない。」

 

「分かってます。整備は完了して準備バッチリです。ね、レイジングハート。」

 

『イエス、ミルフィオーレ様。』

 

「なら、行くとするか。今日こそ2人、いや皆んなの仇。逢魔時王を殺す!集められる力は集めた。後は、俺達が命を張るだけだ。」

 

俺達はタイムマジーンに乗り込み、魔王がいる場所へと向かう。



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