東方夢幻戦 (神岡大雅)
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第一部
1話 ~始刻 出会い~


登場人物
・櫻田天馬 ・アリス ・博麗霊夢 ・妖夢 ・魔理沙

天馬の簡易的なキャラ紹介
 使用武器:刀
  能力 :炎を使ったスペルカードの錬成・使用する程度 の能力
 性格
 取り敢えず今は言わない。by本人


~プロローグ~

 

 私は、『八雲 紫』の創った世界で生まれた『櫻田 天馬』である。

そんな私は、『アリス』と名乗る″七色の人形使い″の下で修行することになった。

これは、この1カ月後の話である。

~第一部~

 

 今日も、いつものように修行をしていると『アリス』が、

「あら、『霊夢』。いつの間に?」

そこには、この近くの神社の巫女、『博麗 霊夢』がいた。

この人は、私が此処に来てから何度も様子を見に来る数少ない人の1人である。

「失礼ね!まあ、つい1分前だから気にしてないけど…」と言う。

私は、「それで、何か用が?」と聞く。

『霊夢』は、「今回は、会わせたい人が居るの。博麗神社に居てるから付いてきて。」と答える。

「え、ま、まだ修行中なのですが…。」

そう言いながら、ついて(拉致られて)いく。そこには、白銀の髪の少女が居た。彼女の名は『妖夢』という名だそうだ。

私は、「初めまして、『櫻田 天馬』です。」と言う。

が、少女は、終始無言であった。

『霊夢』は、「この子は、中々話さないからねぇ…。取り敢えず、''2刀流剣士''ってことは伝えておくわ。」

そこに、「おーい!『霊夢』!遊びに来たぜ~!」と、『魔理沙』という、『アリス』の''1番弟子''が来た。

(ちなみに私は''3番弟子''だそうです。)

『霊夢』は、「ちょっと!今、『天馬』と、『妖夢』を会わせてたのに!」と叫ぶ。

その時、少女が神社裏に逃げた。

私と『霊夢』は、「待って!」と声を揃えて言う。

しかし、止まらない。そして、森に姿を消した。

『霊夢』は、「何でなのかなぁ…。」と漏らした。

 

~第2部~

『魔理沙』は、「空から探してくるわ。ワリィ。」

と、箒に乗って上空へと行った。その顔は、まるで慣れているかのように目を凝らして探していた。

いや、そうでも無かった。見にくかったが、溜め息を吐いていた。

『霊夢』は、「『天馬』!森は『魔理沙』に任せるよ!私たちはこっち!」と、森とは反対側へとむかった。

私は、「ま、待って下さい!『霊夢』さん!何処へ行くのですか?!」と言って、『霊夢』を止めた。

「あんたの''師匠''、『アリス』の所よ」と『霊夢』は告げた。そして、宣言通りに『アリス』の家に着いた。しかし、当の本人がいない。

「もう!こんなときに限って!何で居ないのよ!」と焦る。

「''師匠''…何処ですか…?」と私は声を漏らす。

しかし、近くにあった''あるモノ''が大きな波乱を巻き起こすことになるとはまだ、誰も知らない。

                    ~続く~




ここまで、この作品を見ていただき、ありがとうございます‼️ええと、これが、最初の作品なので、誤字とかあるかもですが、それは分かってください(苦笑)。なお、不定期で出すつもりなので、お願いします。


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2話~次刻 模索~

天馬は霊夢に言われるがまま、博麗神社に来ていた。そこで妖夢と会うが、魔理沙が来た途端に裏の森へ消えた。霊夢はアリスに手伝ってもらおうとするが、誰もいない。霊夢は家に入ろうとする。天馬が"あるモノ"を見つけるまでは…。
天馬が見つけた"あるモノ"とは!?
(※オリジナルスペルカードが出ます。バッシングは覚悟の上です。)


~1節 アリスの行方~

 「何よ、これ…。」霊夢は言葉を失った。

そこには、血に汚れた“上海人形”があった。

「アリス、ねえ、居るんでしょ?騙そうとしても無駄よ?」

霊夢は混乱していた。このままでは、どんな事をするか分からない、

そう判断した天馬は、「すみません、霊夢さん。」と告げ、

【ガツ】と、首に手刀を当てた。

霊夢は、その場に倒れこんだ。その目に苦しみの涙を流しながら…。

 

〔そろそろ出番か?〕“それ”は、天馬の心で話しかけてきた。

〔ああ、頼む。〕天馬は、そう答えると“体の主導権”を“それ”に預けた。

 

「…そこに誰かいるだろ…?」

天馬と入れ替わった“それ”は、近くに誰かいることを感じた。

「はあ、バレちゃ仕方ないな…。」

そう言いながら、兎耳の妖怪、『鈴仙 因幡 優曇華』が出てきた。

「あなたこそ、誰なの?到底天馬とは思えないし。」

優曇華はそう聞いた。

「俺か?俺は『黒田 達郎』だ。“裏人格”と思ってくれたらいいさ。」

達郎は軽く名乗り、そしてこう言った。

「時間が無いんだ。だから、頼みがある。霊夢を神社まで運んでおいてくれ。」

「事情は知ってる。あなた、アリスを探しているのでしょう?アテはあるの?」

と制止する。が、遅かった。

「…スペルカード、〈雷術 神羅万象 転生陣〉!」

達郎がそう叫び、手を地面にかざすと、その陣の中に消えていった。

 

~2節 侵入~

「…ふぅ…。」

達郎は転移に成功し、敵陣の真正面にいた。

「何だ!敵か!?」

恐らく敵であろう者が叫んだ。

「スペルカード、<雷帝 隠蔽型索敵(ステルスサーチ)>」

もう、遅かった。その時にはアリスを見つけていた。

そして、敵には何も見えなくなった。

「スペルカード<雷龍 超加速(ブースト)>」!

たった30秒で終わった。

その後、<雷術 神羅万象 転生陣>を使い、幻想郷に戻ってきた。

しかし、アリスは、いつ死んでもおかしくなかった。

何せ、心肺停止という、最悪の状況下にあったのだから…。

 

~3節 救命~

達郎は戻り、天馬になった。

その後、アリスを永遠亭に運び、救命の手伝いをした。

その時には、霊夢や魔理沙、その他大勢の人が来ていた。

「何でよ、死んだら承知しないわよ!アリス!」

「そうだぜ!アリス!まだ私に教えてない技があるでしょ!」

霊夢と魔理沙は、怒りと悔しさでパニックに陥っていた。

妖夢は、終始無言でいたものの、悔し涙を滲ませていた。

その他の人も、不安を感じながら治療が終わることを待っていた。

その時、「スペルカード <冥龍 延命陣 弐の式>!」

天馬の声が、室内に響いた。

「「「え、天馬…?」」」

三人は声を揃えて言った。

その瞬間、扉が開く。

出てきたのは、天馬と『永琳』だった。

「永琳、天馬!アリスは!?」

そう叫んだのは妖夢だった。

永琳は、笑顔になり、

「アリスは、無事よ。何とかね。」

その場にいた者全員が安堵する。

が、永琳は、話すことを止めなかった。

「でも、問題があるの。」

全員の動きが止まった。

 

~4章 絶望~

「どういうこと?永琳?」

霊夢が聞いた。

天馬が、口を開く。

「さっき、スペルカードを発動させたのですが、あれは、一時的なもの、生きていることが、ギリギリなんです。」

永琳が続けて、

「つまり、天馬君が、あのスペルカードを使い続けないといけない。だから、誰かが、このスペルカードを天馬君が限界を迎えるまでに習得しなければ、“アリスの死”が確実よ。」

魔理沙は、

「その限界ってどれぐらいなんだぜ!?」

天馬は、

「ざっと、"5時間"です。が、裏が結構使った影響で、"2.5時間"が限界です。」

「それは、無謀だぜ!」

永琳は、

「だから、もう、間に合わないのよ…。」

その時、扉が開く。そこにいたのは、立つこともままならないはずの、アリスだった。

「「「「アリス!?」」」」

全員驚いた。永琳が、

「アリス!無茶はだめよ!」

しかし、アリスは、

「分か…って…る…。でも…この…まま…いるわ…けには…いかない…のよ…。」

途切れ途切れで話していた。その姿は、必死に足掻こうとする決意の姿だった。

それを感じながら、天馬は、

「分かっています、"師匠"。でも、その体では…もう…。なので…す…すみません…。」

なるべく無表情で居ようとしたが、耐えられなかった。涙が、こぼれ落ちた。

「て…ん…ま…、あり…がとう…。」

魔理沙が、涙を流しながら、

「霊夢!アリスを頼む!決着を着けてくる!!」

「魔理沙!無茶よ!大体、敵の位置は分かっているの!?」霊夢の制止により、魔理沙は、止まる。

その時、妖夢が、声をかけた。

「少しいいですか?」

 

          ~続く~




ここまで読んでもらい、ありがとうございました‼️
なお、本当に初心者なので、色々と見落としているとおもいますが、ご了承ください。
次作もお楽しみにしてください!


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3話 ~命刻 蘇~

大変お待たせしました!夢限戦最新作です。ドタバタ展開になりますのでお楽しみに!


~1章 妖夢の提案~

妖夢が突然声を挙げた。

「どうしたの?何か助かる方法があるの?」

霊夢が問う。それに対して、

「無い訳ではないのですが、あまりお勧めしないものでして…。」

と、小声になりながら答える。

「‶お勧めしない”ってどういうことなんだぜ?」

魔理沙が更に聞く。

「その方法が、『人体錬成』か、『並行世界(パラレルワールド)から転生させる』しか無いのです。」

「え、どういうこと?紫や幽々子はアリスを蘇生出来ないの?」

霊夢は“この世界の”アリスを残したいようだが、

「紫様は里を創った一人ですが、人体はつくったことはないらしいです。幽々子様は魂を操作するだけで生き返らせることはしないです。」

と、断言される。が、天馬が意外なことを話す。

 

~2章 天馬の進言~

「蘇生出来ますよ?私。」

「「「え?」」」

三人の声が重なった。

「できるの?!」

霊夢が聞く。

「私の体力が持てば、ですが。なので、体力管理はお願いします!」

「分かったわ。アリス、動ける?」

「大丈夫、動ける。」

「いや、動かなくていいですよ。」

天馬が口を挟む。

「天馬、準備できたぜ!」

「了解。じゃあ、いきます!」

 

~3章 禁忌を超えし者~

「我を護りし者よ、その天命をもち、我が願いを叶えよ!【羅生 最後の審判(ラストジャッジメント)】!」

アリスの体が輝き始める。

それと同時に天馬の体も輝き始める。

「アリス、天馬!死なないでよ!」

霊夢が声をあげる。

「【審判判決(ジャッジメントエンド) 蘇生開始(リフレクションスタート)】!」

「天馬!大丈夫なの!?」

「いや、大丈夫じゃない。この術は、自分の体の一部を代償に対象の体を全回復させるものなんだ。今は、自分の左目と右耳を代償にしている。」

「何よ。そんなの人体錬成と同じじゃない!」

「でも、そうでもしないと"この世界"のアリスを守れないんだよ!」

霊夢は反論出来なかった。確かに生き残らせたい。という気持ちはある。が、天馬が命を懸ける意味が分からなかった。

「だから、名誉の負傷と思ってくれ。」

「…分かったわ。」

そして、蘇生が完了した。天馬の左目と右耳を失って…。

 

~4章 反逆の狼煙~

「お疲れさま。天馬。」

永琳が声を掛ける。

「はい、こちらこそありがとうございました。」

天馬の左目と右耳に血が流れていた。

「とりあえず、止血だけはするけど、戻ることは無いでしょうね…。」

「良いんです。これで。それでですが、アリスさんを襲った敵を殲滅したいのですが、どうしますか?」

霊夢は、

「なに言っているのよ、天馬。こんなにやられて、やらない訳無いじゃない!」

「そうだな。ここから先は私の裏人格を出します。唯一敵のアジトが分かるので。」

「分かったわ。よろしく頼むよ。」

そうして、幻想郷の逆襲が始まった。

 

           続く




ここまでのご視聴ありがとうございました!もう一回言いますが、不定期投稿なので、気長にお待ちください!


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4話 ~戦刻 壱ノ段~

幻想郷のメンバーによるリベンジです。
達郎のスペカもどんどん出ますよ~!
それでは、ゆっくりしていってね!


~1章 反逆の下準備~

「…ふう、やっぱりこの体は慣れないな…。」

天馬と入れ替わった達郎はそう言った。

「それで、これからどうするの?…達郎?」

霊夢は聞いた。

「そうだなぁ…取り敢えず、人はいるな。それは頼む。」

「分かったわ。妖夢、魔理沙、咲夜!行くわよ!」

「後は…回復は大丈夫か。だったら、あの四人待ちだな。」

達郎がそう言った後に永琳が、

「どう行くつもり?この人数を一回で行く方法はあるの?」

「ああ、それは問題ない。私のスペルカードを使う。」

達郎は軽く返した。

「あっ、霊夢達が帰ってきたな。そろそろ時間だ。準備はいいか?」

言わなくても分かっていた。みんなは、

「勿論よ」と言わんばかりの顔をしていた。

「じゃあ、いくぞ!」

 

~2章 反逆開始!~

「スペルカード!『神羅万象 転生陣』!」

転送されたのは、敵陣の真正面だった。

「敵襲だ!防衛せy…」

美琳が先陣を切った。

「行くぞ!」

「「「了解!」」」

「くっ、ちょこまかと…ふざけるんじゃね~ぞ!」

敵兵の一人が声をあげたその時、

「まぁ、待て待て。」

建物から誰かが出てきた。

「"ボス"!」

恐らくここのリーダーである。

「わざわざ出てくるとは…探す手間が省けたよ。」

「こちらの目的もあるので、邪魔されたくないからね。」

そう言いながら、銃を取り出した。

「ガンナーか。面白い!」

達郎は"雷銃"を取り出した。

「さあ、始めようか。」

「達郎!気を付けて!」

霊夢が遠方から叫ぶ。

「…あぁ、勿論だ!スペルカード!『雷龍 黒き超電磁砲(ブラックレールガン)』!」

"ボス"は、あっさりとかわした。

「な…!」

「終わりだ。『焼弾』!」

達郎は笑った。

「とでも思っていたのか!『雷掌 零式 加速砲(イグナイトバズーカ) 改』!」

その攻撃で相手は後ろへ下がる。

「ぐ…。中々やるな。しかし、その程度では殺られんぞ。」

ボスの体には傷一つ付いていなかった。

「ちっ。でも、勘違いするな。これでも二割の力しか出してないぞ。」

「何!?」

「さあ、本気でやらせてもらおうか。『セーフティ解除』!」

 

~三章 達郎の光と影~

「さんざんこけにしてくれたお返しだ!」

「くっ。フハハハハ!」

「何だ!何がおかしい!」

「私はあんたの"影"だ。この意味、分かるよなぁ!」

達郎は内心焦っていた。

「お前が、分裂したもう一人の俺だと言うのか!」

しかし、こいつを倒さないといけないという思いが勝り、やがて、闘争心に変わっていた。

「貴様には、消えてもらう!例え、私が消えようとも!」

「良いだろう!お前は俺には勝てない!」

そうして、"第2ラウンド"が始まった。

 

        ~続く~




ここまで見ていただきありがとうございました!
色々言いたいのですが、2話に分けてやっていきます!
次回のやつもできるだけ早く出すつもりですが、気長にお待ちください‼️


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5話~戦刻 弐ノ段~

はい、戦刻 壱ノ段の続編です。それではゆっくりしていってね!


~1章 戦線の未来~

戦場は血に染まっていた。そんな中、達郎は闘い続けていた。

「くそ!」

「どうした、この程度か!」

「まだまだ!『雷撃体術奥義 天地創成弐ノ型』!」

そう言い、達郎はボスを上空へ飛ばした。

「なんだ?上に飛ばすだけでは私は倒せんぞ!」

「まさか。これからさ!『雷陣 避雷 散』!」

その瞬間、色々なところに魔方陣が展開された。その後、

「せい!」

"グギッ"とボスの体を更に飛ばす。

「まだまだ!おら!おら!おら!おら!」

そして、陣が一番上になった時に達郎が、

「『雷掌 零式加速超電磁砲 改』!」

その瞬間、ボスの体が音より早く叩きつけられた。

「これでどうだ!」

達郎は勝利を確信したが、

「ほう、やってくれたね。『天地創成弐ノ型』だっけ?さすがに背中はやられたよ。」

まだ生きていた。無傷では無かったが。

「それは良いことを聞いたよ。」

「ほう、どういうことかね?」

「背中をやられたんでしょ?だったら察しがつくんじゃないか?」

「いったい何を言って…腕が、動かない…だと…。」

「そうさ、背中をやられた=脊髄がやられた、だ。つまり、お前は頭以外動かすことができない!」

「しくじったよ。俺の負けだ。どうにでもしやがれ。」

「なら、おれのスペルカードでも喰らって雷撃の味を染みさせてやる。」

「だが、一つ言い忘れたことがある。上を見な。」

「一体何があると言うの…だ…。って、おいおい嘘だろ!」

そこには、"巨大な隕石"があった。

 

~2章 幻想郷と戦闘の行く末~

「くそ!あんなのどうすれば!」

達郎が叫ぶ。そこに、

「達郎!あんた、"この世界"を守るんじゃなかったの?それが今よ!」

霊夢が引っ張りあげる。

「…そうだな。みんな!最後の戦闘だ!"この世界"を守るぞ!」

[了解!]

「『霊符 夢想封印 夢限』!」「『魔砲 ファイナルマスタースパーク』!」「『赤眼 望見円月』!」「『火水木金土符 賢者の石』!」「『神紅符 ブラッディ17条のレーザー』!」「『禁弾 スターボウブレイク』!」「『槍符 キューティー大千槍』!」「『桜花剣 閃々散華』!」たくさんのスペルカードを唱えるも、少しずつしか削れない。

「くそ!『増強(ブースト) 雷撃の旋律』!これでどうだ!『雷砲 黒き超電磁砲(ブラックレールガン) 改』最大だ!止まれ~!」

しかし、その思いは届かず、止まらない。

「くそ!こうなれば…みんな!私にパワーを送ってください!」

「わかったわ!」

そうして、みんなから力を送られた達郎は、光輝いた。

「よし!いくぞ!これが幻想郷の全力だ!『雷壁 祈りの翼(prayer wing)』!」

その瞬間、隕石を光が包み、そして、消えた。

闘いが終わったのだ。

「…終わった…のか?終わったんだ…!終わったぞ!」

「くそぉ!」

ボスが叫んだ。憤怒の気が辺りを包む。

「お前なんかに、"私達の故郷"を消させはしない!『転生陣 神威』!」

ボスはどこか別の世界に飛ばされた。

「これで終わったんだ…全て…よか…った…。」

達郎は倒れこんだ。

「達郎!まずい!永遠亭に運ぼう!」

霊夢を中心とした人が運んだ。

 

           ~続く~




ここまで見ていただきありがとうございました。次回が恐らく最終話(仮)です(笑)。
あと、投稿が遅れたのは、試験です。(単刀直入)


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6話 ~連刻 終わり無き戦い~

~1章 霊夢の涙と幻想郷の奇跡~

 <永遠亭にて>

「…!…郎!達郎!」

霊夢の願いは届いた。目を覚ましたのだ。

「霊…夢…さん…?そうか…俺は…。」

達郎がそう言いかけたとき、永琳が、

「あんたねぇ…無茶しすぎよ…。取り敢えず、状態だけ言っておくね。状態は全治3週間って所かな?うち、1週間は安静絶対ね。それじゃあ、私は抜けるわ。」

と言って部屋を出た。その瞬間、霊夢が、

「このバカ!」

と言いながら達郎に平手打ちをした。その後、

「あんたのことをどれだけ心配したのか分かっているの!?みんな…本当に…不安で…不安で…。」

掠れそうな声で叫ぶ。

「あぁ、ごめんよ。霊夢、そして、みんな…。」

達郎が言った後、アリスが、

「…不安は皆につきまとっているのは当然の事だけど、私だって、達郎だって、皆だって、乗り越えてきた…。幻想郷は1つであるのだから…!」

と言う。それに達郎が反応して、

「そうだな…。皆の苦しみは協力して皆で解決する…。当たり前だけど、とっても重要なことだよ。まず、皆と会えた時点で何かの《奇跡》が起こっている…。そして、今でも《奇跡》が起こる。俺が目覚めたように。」

『全く…無茶しすぎだよ…そろそろ変わるよ…。』

そう告げられて、達郎は戻り、天馬が出てきた。

「皆、ごめん…。もう一人の僕が無茶ばかりして…。」

天馬がそう言ったが、魔理沙が、

「もう《終わった》ことだぜ。気にしすぎは体に良くないぜ。」

と言った。"この事"が、後の大事件になるとはこの時は誰も分かりはしなかった。

「皆…ありがt」

「さあって、皆!異変は解決したし!宴といこうぜ!」

感謝しようとした天馬の言葉を魔理沙が思い切り遮断した。

「ちょっと!魔理沙!感謝の言葉ぐらい言わせろ!」

流石に天馬も少し怒ったようだ。

「まぁまぁ、気にしたら負けだよ。だからさ、飲もうぜ!」

『本人が言えることではないと思うが…。』

と思う天馬であった。

 

~1.5章 宴と新たなる事件の幕開け~

「乾杯!」

【乾杯!】

そして、永遠亭の中で宴が始まった。

「あのぉ…僕、怪我人なの、忘れてないですよね?」

と天馬が言うも、

「気にしたら負けだ!」

と萃香に言われる。

天馬は、早く抜けたい気持ちが凄くあった。が、動いたらダメと言われているだけあって、抜けようにも抜けることが出来ない。

「仕方ない…耐えよう…。」

その最中、

[ゴゴゴゴゴコ]

と、轟音が鳴り響く。

「な、何!?」

皆が慌てるなか、霊夢は、

「マズい!博麗大結界が破られかけている!」

と、驚愕の言葉を言う。

「何だと!」

「あり得ないわ!」

等と、疑念の声が出るなか、紫がスキマを使って、

「霊夢の言っていることは本当よ!早く!」

と、告げる。

しかし、ここで終わらなかった。

   ~第二部へ続く~




皆さん、ここまで見ていただき、ありがとうございました。これで、第一部は終了です。ですが、最後の方で分かるとは思いますが、第二部を計画しています(笑)お楽しみに!




あと、更新が大変長引きました…(汗)スミマセン。


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第二部
crossA話 ~異世界との融合~


霊夢や達郎などの幻想郷の面々は大戦闘の末、達郎の影と名乗る者を倒した。その異変解決を祝っている最中、霊夢は大結界が破られかけていることを察知。皆はあり得ないと思っていたが、八雲紫がその事を肯定する。そこで、霊夢は紫と共に結界を調査しに行くのだった。


1章~混沌と恐怖の錯乱~

「紫!その結界が破られかけているのは何処!?」

霊夢が紫に対して思いっきり叫ぶ。紫は、

「"守矢神社"の辺りよ。でも、早苗からは連絡は入っていないからどうなっているのかは分からないよ。」

と言った。そして、霊夢は、

「分かった。なら、余計急ぐ必要があるわね。3分で着く。」

と告げた。天馬は、

「霊夢、念のために作っておいたものがあるんだ。恐らくだけど、もう一人の僕の分身とか言っていたヤツは、"平行世界"のもう一人の僕なんだと僕は考えている…。だから、そいつが入ってきたことで世界が崩れてきているんだ。それは、達郎が、試行錯誤の末に完成させた、"簡易式転生陣 《神威》"だよ。何が言いたいか、分かりますよね?」

と長く言った後に聞いた。霊夢は、

「つまり、こいつを使って敵の進行を足止めするということでしょ?」

と言った。

「そういうことです。なので私も、治り次第向かいますので、それまではその転生陣でどうにかしてください。」

と言われ、

「多分、君が来るまでもないよ。それまでには終わらせておくわ。」

しかし、本当の恐怖はこれからだったのだ…。

 

2章~博麗大結界の破損の真相~

霊夢は紫に言われた通り、守矢神社に来たのだが…

「おかしい…誰もいないのだけど、結界に何の変哲もない…。」

守矢神社には、巫女の東風谷早苗と二柱の曳矢諏訪子と八坂神奈子がいるはずなのだ。

「紫!どういうこと!?守矢の3人が居ないんだけど!」

と霊夢はスキマの中に居るであろう紫に叫ぶ。紫は、

「居ないわけではないわ…これは、守矢神社であって、守矢神社ではないの。つまり、平行世界の守矢神社よ…。」

と言った。

平行世界の守矢神社。それは、平行世界の守矢神社と、こちらの世界の守矢神社が入れ換わっている、もしくは融合したということであることを示していた。

「…一旦永遠亭に戻るわよ…。これは非常にまずい気がする。」

と霊夢が言った。

「えぇ、そうね。私もそう思うわ。幻想郷の生命線が消えていっているのだから尚更ね…。」

そうして、調査を一時中断し、永遠亭に戻ろうとしたその時、

「だ…誰か…。」

と声がした。それは、早苗に似た声だった。

しかし、霊夢と紫は上空100メートルの高所にいる。届くわけがないのだ。つまり、

「敵ね…。」

そう、敵。なのだが、今までに空中戦はやっていない。

地上にも敵は居ない。となると、

「あり得ないでしょ…脳に直接きているの!?」

精神攻撃と思っている霊夢に対して、紫は、

「早苗ね。奇跡の起こす能力を使ったのね…。」

と判断した。そして、

【早苗、今はどこにいるの?】

と聞くと、

【守矢神社です…。でも、辺りは燃え尽きています…。】

という異常な返答が返ってきた。

【分かったわ。今から、さとりに繋ぐよ…。出来そう?】

紫が出来そうか聞くも、その後は返答は無かった。

「成る程、状況は理解したわ。取り敢えず、早苗達の命が危ないわ。早く戻るわよ。」

「わ、分かったわ。」

そうして、急ぎで永遠亭に戻るのであった。

 

        ~続く~




皆様、ここまで見ていただき、ありがとうございました。
実質年が明けてからの第2節となりました…(汗)
ただ、これを基にしてYouTubeで、茶番劇を作ろうかと考えています。題名は変わりますので出来次第発表します。


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