ありきたりな、異世界召喚 (天草 月夜)
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いつもの日常
月曜日、学生なら誰もが1度は思うことだろう、昨日までの天国を返してくれ…と。
部活や塾で忙しくて、平日の方が楽?そんな奴等は知らん。
主人公天草 月夜は、そう思う者の1人である。
何時も通り、月夜は8:00には学校についている。8:30には教室にいればいいので少し、いやかなり早い。なぜ、怠惰の極みのような、月夜がこんなにも、というほどでもないが、早く学校に来るのには理由があった。
それは、教室の自分の机で寝ることだ。はぁ?そんなことのために早く来てるの?もう、家で寝てから来いよ、と思うことだろう。教室で寝るのと家で寝るのとでは大きな違いがあるのだ!それは……なんだろう?普段勉強している場所で寝るのは何かいいんだよねぇ。ただ、それだけの理由で早く来ているのだ。
8:20この時間になると、だいたいの人が教室に入ってくる。
「おはよう~月夜また寝てるの?」
「……」
「どうせ起きてるんでしょ‼」
「…朝からうるさいな…」
「起きない方が悪いんだよ!」
俺を無理やり起こした、この女…ではなく、女の子のような男、つまり男の娘である。名前は、十六夜 零華、髪は銀髪のショート、伸長は160位、碧目のかわいらしい顔をした男、生まれる性別間違えてるやつである。あっそう言えば自分の容姿をいっていなかった…黒髪黒目、髪は目にかからない程度に生えていて、伸長は170前半、目が死んでる冴えない男である。
「別に俺が寝ていてもいいだろ、時間まだあるし。」
「だ~め!また、そのままぐっすり寝ちゃって、怒られるよ。」
「うぐっ…ハイハイわかった、起きます。」
「ハイは1回!」
「はい…っておまえは俺の母親か‼」
「あはは!そうだね、私お母さんだね~」
「乗るのかよ…」
「そう言えば、数学のプリントやって来た?」
「数学のプリント?…やべぇやってねぇ」
「やっぱり、こんなに早く来れるならやればいいのに」
「忘れてたんだよ、プリントの存在を…」
そう言えばいっていなかった、この男、天草月夜は物忘れがおじいちゃんたちよりもひどいのである。
「あ~また、数学のババァに怒られる…あのババァの説教は長すぎる…」
「しょうがないな~私が見せてあげようか?」
「本当か!サンキュー恩に着るぜ!」
「次はちゃんとやるんだよ?」
「覚えてたらやる…」
とまぁごく普通の日常である。銀髪の男の娘の幼なじみなんて存在しない?そんな子いる時点で普通じゃない?そう思う人もいるだろう。だが、この物語はこれが普通だ!納得しろ!…すいません、調子にのりました。
そんな日常が突然壊された…異世界からの召喚によって…
初投稿です‼
どうか暖かい目で見ていただければ幸いです(* ̄∇ ̄)ノ
十六夜 零華は いざよい れいか と呼びます‼
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