ようこそ!幻想郷へ (@maika52)
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ようこそ!幻想郷へ 〈第1話〉

幻想郷…それは架空の世界。

 

結愛達(私たち)が住む外の世界では

そう呼ばれている───。

 

【外の世界 中学校】

 

「ねぇ、愛奈。」

と、結愛はそう言った

 

「どうしたの?」

と、愛奈が聞き返す

 

「実はね。ずっと前から探してた

幻想郷の行き方が分かったの!」

と、結愛ははしゃぎながらそう言った

 

「ほんとに?!」

と、愛奈も興奮したような口調で言う

 

「ほんとに!ね。今日行きましょうよ!

こんな世界、飽きちゃったし。」

と、結愛はそう言った

 

「うんうん!賛成!

学校が終わったら行こー!」

と、愛奈はそう言った

 

「よし!あと少しね。頑張りましょ!」

と、結愛はそう言った

 

─終学活が終わり、倶楽部へ

向かう者と帰る者とでバラバラになり、

すっかり人気(ひとけ)なくなった

 

教室で。4人組が居た。

 

「ほんとにあるんだろうなー?」

という悠斗。

 

「ほんとよ!」

と、批判する愛奈。

 

「まぁまぁ。行きましょうよ。」

と、結愛は止めるようにそう言った

 

「うん!行こう!」

と、愛奈は返答した。

 

─それから、4人は、

結愛に着いていき、ある神社に辿り着いた

 

「博麗神社…ホントにあったなんて」

と、結愛は驚愕していた

 

「マジかよ…」

と、悠斗も批判一つ出せない

状態へと移り変わっていた

 

「それで、どうやって行くの?」

と、愛奈はそう言った

 

「鳥居があるでしょ?

鳥居の一歩手前にとりあえず行きましょ」

と、結愛は階段を上がっていく

 

「わ、分かった」

と、愛奈はそう言った

 

─数分後

 

「結構キツイ階段だったな。」

と、一輝がそう言った

 

「たしかに。」

と、愛奈はそう言った

 

「さて。説明するよ?

 

まず、鳥居の手前まで来たから。

これはクリア。

 

次は、幻想郷を思い浮かべて

そして”幻想郷へ行きたい”と願うだけ」

と、結愛はそう言った

 

「なるほどなるほど。」

と、愛奈は納得した表情で言う

 

「よし。やるわよ!」

と、結愛はそう言った

 

 

──全員が一斉に願った。

 

そして─────。

 

【幻想郷 博麗神社】

 

「…?結界が揺らいだ?」

という謎の声が境内に響き渡っていた

 

「ホントに?!

それはそれで大変じゃあ…」

と言う、金色の髪をした少女がそう言った

 

「そうね…まぁ、大丈夫でしょ。」

と、楽観的に言う黒髪の少女がいた。

 

 

【幻想郷 紅魔館前草原】

 

「うぅ~…痛たた。」

と、頭を押さえながらゆっくりと、

起き上がる結愛。

 

「みんな。大丈夫か?」

と、一足先に起き上がっていた

一輝がそう言った

 

「な、何とかね…」

「わ、私も平気…」

と、結愛と愛奈が返答した

 

「とりあえず、来て。」

と、一輝に言われ、3人は着いて行った

 

 

一輝に着いて行った先には─。

 

巨大な紅い屋敷があった。

 

「大きな屋敷…」

と、結愛は驚いていた

 

「あ、門の前に人がいる。

行ってみようよ。」

と、愛奈がそう言った

 

「あぁ。行くか」

と、悠斗がそう返事した

 

【紅魔館 門前】

 

「あら、お客様ですか。」

と、紅く長い髪の女性はそう言った

 

「え…えと。実は……」

と、結愛は説明した。

 

「なるほど…」

と、説明を聞き終わった門番は

そう呟き、次にこう言った

 

「私の名前は、紅美鈴です。

このお屋敷、『紅魔館』の門番をしています」

と、美鈴はそう言った

 

「えと。結愛です。」

「愛奈です。」

 

「一輝です。」

「悠斗です。」

 

と、一同は自己紹介をした。

 

「では、皆さん。中へ。

 

─お嬢様がお待ちになられています」

と、美鈴は門を開け、そう言った

 

一同は奥へと入って行った

 

【紅魔館 屋内】

 

「いらっしゃいませ。お客様。

お待ちしておりました。」

と、ロビーに響き渡る声が一つ

 

4人は少し驚いたが、

どうやら2階へと続く階段の方を見ると

そこには銀色の髪をしたメイドが立っていた

 

「私は、十六夜咲夜。

この紅魔館のメイド長を務めております。

 

自己紹介は結構です。

お嬢様も私も聞いておりましたので」

と、咲夜はそう言った

 

「着いてきてください。」

と、続けて咲夜はそう言った

 

「つ、着いていこうか。」

と、結愛はそう言った

 

「う、うん。」

と、緊張気味な声で愛奈はそう返答した

 

【紅魔館 主の間】

 

「お嬢様、お連れ致しました」

と、咲夜は扉を開け、

4人を中へ入れてから、

その主に向かって一礼をした。

 

「あら、咲夜。ご苦労さま」

と、青色のような髪をした少女は

咲夜にそう言った

 

「さて。待っていたわよ。外来人達。

 

私はレミリア・スカーレット。

この紅魔館の主よ。」

と、レミリアはそう言った

 

「え…?こんなちっちゃい子が?」

と、愛奈はそう呟いた

 

「あらあらあら。人間。

これでも私は500歳なのだけど。」

と、レミリアはクスッと笑った

 

「え?!」

と一同は驚きのあまり

大声を出してしまった

 

「あら~。そんな驚くことかしら」

と、レミリアはムスッとしてしまった

 

「あ、あわわわ!」

と、一同は慌ててしまった

 

「お嬢様、お辞め下さい。」

と、咲夜はそう言った

 

「もう。咲夜ったら釣れないわね~

あ、そうそう。

 

部屋は空き部屋が沢山あるから

好きに使ってちょうだい」

と、レミリアは笑いながらそう言った

 

「え…?良いんですか?」

と、愛奈はそう言った

 

「あら。野宿でもする?

…妖怪に食べられるけど」

と、レミリアはニコッとそう言った

 

「あ、借り…させていただきます…」

と、一同はそう言った

 

「あら。そう……」

と、レミリアは残念げにそう言った

 

 

─続く




ご覧頂きましてありがとうございました!
初めまして、舞華と申します。

※今作品はpixivにて投稿しているシリーズ小説です。

pixivにも、まだ1話しか投稿していないので
投稿頻度は遅くなるかもしれませんが、
まったりと投稿して行く予定ですのでよろしくお願いします


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