ヒロイックフロンティア 仮面ライダーの章 (公平)
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クロスファイターとゴースト。

世界は幾多に別れている。

これは複数の世界を旅する戦士たちの物語。

 

ここは、ある世界。20歳ほどの女性、

栗栖飛鳥とその友人、天空寺タケルはお互いの父親の

死の謎を突き止めるため、

二人のことを調べていた。飛鳥は飛鳥の父の

形見であるブレスレット、タケルは同じく父親の

形見の宮本武蔵の剣の鍔をそれぞれ持っていた。ある日タケルの元にベルトが送られる。

 

宛先を見ると、それは自らの父親の名だった。

そして、外から物音がした。二人は外を見ると、

外には蜘蛛の顔をした男が庭の木の上にいた。

「貴様が天空寺タケル、そして栗栖飛鳥だな?」

「だからなんだってんだ?」

蜘蛛男の言葉にタケルはそう返す。

そして飛鳥も反論する。

「あなたが何の目的で動いてんだかわからないけど、

あなたのような気持ち悪い奴には

やられたくないわ」

「言ったな!小娘!喰らえ!」

「!危ない!」

蜘蛛男が糸を吐いてきた。それをタケルが庇った。

「タケル君!」

「うわっ!なんだこれ!」

タケルは蜘蛛男のだした糸に絡み、苦戦していた。

「止めだ!」

蜘蛛男は毒針を発射した。タケルに当たり、

タケルは死んだ。

「タケル君!」

「次は小娘!お前の番だ!」

「きゃああ!」

蜘蛛男に襲われる、飛鳥。その時、飛鳥の持ってる

ブレスレットが光った。

「うわぁぁ!」

怯む蜘蛛男。

「なにこれ?」

その時飛鳥の脳裏に男性の声が

「飛鳥、聞こえるか? 20歳になった君は今

こいつを使うときが来た。大きな声で

クロスチェンジと言い手をクロスするんだ。

そうすれば、お前は伝説の戦士へと…」

声は消えた。

「この声父さんの…わかったわ。」

飛鳥は手をグーにし両腕をクロスし大声で叫ぶ

「クロスチェンジ!」

すると、飛鳥は光に包まれた。すると、

パワードスーツを装着していた。

「この姿は?」

変身した飛鳥を見て蜘蛛男はこう言う。

「クロスファイターか! まあいい!」

「クロスファイター?」

戸惑う飛鳥は訳のわからないまま、蜘蛛男と戦う。

 

一方、タケルは謎の空間にいた。

「ここは?」

「現実世界とそうでない世界の狭間だ」

タケルより年上の青年がこう言う。

「あなたは?」

「俺の名は門矢士、またの名を仮面ライダーディケイド

通りすがりの仮面ライダーさ。」

「仮面ライダー?」

名乗った士に疑問をもつタケル。

「仮面ライダー。それは自由と正義のために戦う戦士。

お前はこれからまた蘇り、俺たちの仲間になるんだ」

「仲間?」

戸惑うタケルに士はベルトと玉のような物を渡す。

「これはアイコン。お前の魂がはいっている。

そしてこのベルトは変身するための物だ。

このベルトにはお前の父親の件も関わってるからな」

「えっ?父さんが?君はいったい?」

「じゃあなまた会おう。」

「えっ!ちょっと!」

するとその空間は消えた。

 

一方クロスファイターとなった飛鳥は蜘蛛男に

苦戦していた。

(くっ!どうすれば?)

そこに空から何者かがきた。

コウモリの姿をした怪人だ。

「ゴセロ ババラビギセソ! クモオトコ!」

「ゴオマか。いいだろう足手まといになるなよ。」

意味のわからない言葉を言ったのはゴオマという

コウモリ怪人。

二人は飛鳥を攻める。

その時、二人の怪人を止めた者がいた。それは

「タケル!生きてたの?」

天空寺タケルだった。

「貴様!なぜ?」

蜘蛛男は驚く。そしてタケルはアイコンをもち

それをベルトにいれ、こう叫ぶ。

「変身!」

彼はオレンジの仮面ライダー、仮面ライダーゴーストに変身した。

蜘蛛男に挑むゴースト。

クロスファイターはゴオマに挑む。

 

蜘蛛男と一対一になった。ゴーストは苦戦していた。

その時、父親の形見の宮本武蔵の剣の鍔が赤い

アイコンになった。

それをベルトに入れるゴースト。すると、ゴーストは

赤くなった。武器は二つの剣となり蜘蛛男に挑む。

蜘蛛男は苦戦していた。当たりは木もなく上れない

場所。彼はやむを得ず逃げた。

「これが俺の力?」

「ああ、そうだ。」

後ろからタケルに喋りかけた男性は門矢士。

士はタケルに青いアイコンを渡す。

「これで、友達を助けるんだ。」

 

一方クロスファイターも苦戦していた。

空を飛ぶゴオマに銃を何度も撃つが当たらない。

ゴオマは急降下し、クロスファイターの首を締める

「ボセグ、ゴバシザ。ゴンバ!」

「ぐぅぅ!」

飛鳥が首を締められていたその時、ゴオマに異変が

「バンザ!バサザグボロギ。」

ゴオマはなにか引っ張られるようになっていた。

締めている手が緩くなり、ゴオマに向かって

クロスファイターは銃を連発。

「グワァァ!」

ゴオマは逃げる。

「ゴドゲデギソレ!」

逃げ去ったゴオマ。

返信解除をした飛鳥の前に青い仮面ライダーゴーストが現れる。

「タケルくん?」

変身解除するタケル。

「大丈夫ですか?飛鳥さん?」

「私は大丈夫よ。それよりもタケル君あれは

いったい?」

「あれは仮面ライダーというものだそうです。先ほどの

コウモリ怪人に首閉められてる時はニュートンの

能力を使ったんです。」

「そう…私もその仮面ライダーとやらになったのね。」

「それは違うな。」

後ろから再び門矢士が現れた。

「あんたのはクロスファイター。そして、タケルは

仮面ライダーゴーストとなった。

「これからお前たちには俺と一緒に来てもらう。

時間がないからな。俺も、あんたたちもな。」

「えっ!」

 

士の言葉に驚く二人であった。

 

この物語は幾多の世界を旅する戦士たちの物語。

彼らの戦いは始まったばかりである。

 

「これから俺が説明する。クロスファイターと

仮面ライダーのことをな。」

 



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お医者さんライダー

突如、蜘蛛男とコウモリ怪人、ズ・ゴオマ・グに

襲われた。栗栖飛鳥と天空寺タケル。二人はそれぞれ

飛鳥はクロスファイター、タケルは

仮面ライダーゴーストに変身した。

そして戦い、怪人たちを退けた。その後門矢士という青年が事の内容について教えるのであった。

 

「タケル。お前はまだ完全にはよみがえってはいない。

お前には偉人とライダーのアイコンを集めて

もらう。」

上から目線でそう言う士。それに対して飛鳥は

こう言う。

「あなた、さっきから偉そうね。タケル君が

蘇ってないですって! ここにいるじゃない!

それよりもタケル君や私が変身したあれについて

教えてよ!」

「飛鳥さん、落ち着いてよ。僕は大丈夫だから、

士さん詳しく説明してください。」

飛鳥を止めるタケル。それに対して士は説明する。

「いいだろう。まず、仮面ライダーに関してだ。

仮面ライダーは自由と正義のために戦う戦士と

いわれ、45年以上この地球上のどこかで戦い続けて

いる。

それは改造されたり、強化スーツをつけたりし、

ベルトを使い、変身する。そして、世界の平和

のために戦っているんだ。

だが、戦いにより得るものあるが、失うものもある。

いままでの普通の生活、恋愛、友達、名誉。

そして、お前の場合は命。ライダーは何かを犠牲に

して戦っている。俺もそうだからな。」

説明した士にタケルは聞く。

「士さんは何を犠牲にしてるんですか?」

「俺か?俺は自分の世界だ。」

「自分の世界?」

タケルがそう問うが、飛鳥はなぜ自分やタケルが

そう言った存在になったかを知りたかった。

「そんなことはどうでもいい。何で私と

タケルくんなの?」

「それはだなタケルの父親がもとからそうしようとしたからだ」

「俺の父さんが?」

「ああ。全ての偉人を集めるためにな。だが、お前が生き返るためにはライダーのアイコンを集めることだ。」

「アイコンって」

「それぞれの魂が入ったアイテムだ。

偉人の魂はゴーストだけで回収できる。だが、ライダーの魂は違う。クロスファイターが必要だ。」

そして、飛鳥が士に反応する。

「クロスファイターというのは私のことね。

私はいったい?」

「クロスファイターは全てを繋げるもの。

この世界のライダーの能力を全て自分のものにできる

能力をもつ。」

「なぜ私にその力が?」

「それはわからない。だが、二人とも自分の父親が

関わってるのは確かだな。」

二人は驚く。

「とにかく次のライダーを探すのが先だ。父親の死の

謎や自分がなぜ変身できるかはそのうちわかることだ」

タケルと飛鳥は納得いかなかったが士の言うとおりに

進むしかなかった。

 

ついたのは病院の手前。士はタケルと飛鳥に缶コーヒー

をあげた。

飛鳥はすぐに士に聞く。

「ここが、目的地?」

「そうだ。この病院に次のライダーがいる。」

士が言い切るとタケルは聞く。

「その根拠は?」

「俺のカンだ。飛鳥お前がいってこい。」

そう答えた士。

「ちょっと何で私が」

「お前が患者のふりをして病院に入るんだ。

いいか、ターゲットは宝生永夢という研修医だ。」

いやがりながらも渋々、病院の入り口手前に来た、

飛鳥。

それについて疑問に思う、タケル。

「何で俺じゃなく飛鳥さん?」

「まぁ、今に見ていろ」

そういう士。次の瞬間。

「うっ!」

お腹を抑え倒れこむ、飛鳥。

「どうしました?」

看護師が駆けつける。

「しっかりしてください! 誰かストレッチャーを!」

「だ…大丈夫です…それより…早くトイレに、うっ!」

吐き気のする飛鳥。飛鳥は急いでストレッチャーで

運ばれた。士はそれを見てこう言った。

「さっきのコーヒーに下剤を仕込んどいたのさ。

あの女いつも俺につかかってくるから、お仕置きしたのさ」

「士さん! やりすぎですよ」

タケルと士は病院の中に入る。

 

飛鳥は永夢に診察してもらい、胃腸の薬を処方された。

早速待合室にいた、士の胸ぐらをつかんで飛鳥は 言う。

「あんたね。やりすぎよ。こんなの。」

「まぁ、いいじゃないか目的の医者に会えたんだから。

で、話はしたのか?」

開き直った士に納得がいかない飛鳥だが

「一応いったけど機密事項だから、後で別室で話すと」

といったあと。

「栗栖飛鳥さん。」

呼んだのは先ほど飛鳥を助けた看護師である。

「看護師の仮野です。」

「あなたは、先ほどはありがとうございました。」

「当然のことをしたまでです。先程の件ですが、

病院内で知ってる人はほとんどいないので

別室にご案内しますね。」

 

3人は仮野というナースについていった。

「よかったわ。事を知ってるナースがこんなに

親切なナースだったなんて。誰かさんと大違い。」

「誰かさんって誰だ?」

「誰でしょうねー」

飛鳥と士はこう話していた。タケルはこう言う。

「二人とも、喧嘩はよくないですよ。」

「タケル君もタケル君よ。何でもっと早く助けなかったのよ。」

「そんな俺のせいにされても。」

タケルと飛鳥が言い争ってる時、

「二人とも!静かにしてください。ここは病院ですよ。」

仮野ナースが大声叫び、二人は黙る。

「ごめんなさい、仮野さん。」

「わかればいいのよ、飛鳥さん。それに私のことは

明日菜って呼んで。」

「えっ?」

謝る飛鳥にこう返す明日菜。驚く飛鳥たちは明日菜に

案内されるまま地下へエレベーターで向かう。

 

案内されたのは医療機器がおいてあるCRという部屋に

案内された。

「永夢先程の患者さんつれてきたわよ。仮面ライダーに

ついて教えてほしいって。永夢!どこ?」

「ここに宝生先生がいるの?」

永夢を呼ぶ明日菜。そして向こうから声がした。

「よっしゃー!やっと倒せた!

ふぅーこいつを倒すのに何時間かかったか。

よし次のステージ…いててっ」

ゲームに夢中の永夢の耳を引っ張る明日菜。

「いつまでゲームしてんのよ。ほら、さっき診察した。

あの娘来てるわよ。」

「ああ、ライダーのことで話したいという娘か。

具合はどう?」

具合を飛鳥に聞く永夢。それに対し

「ええ、先生のお陰で。でも、ゲームをしてて、

いいんですか。休憩時間あと15分ぐらいだし。」

「そうよ。永夢この人たちはライダーのことについて

知りたいと言ってるわ。」

飛鳥たちはタケルを蘇らせる方法についてと

自身の父親についての事を話した。

 

明日菜は言う。

「一度死んだけど偉人とライダーの魂を集め、甦る。

そのためには飛鳥が変身するクロスファイターとタケル君の変身する仮面ライダーゴーストの力が必要か。

すぐには信じられない話だけど飛鳥の言うことだから

信じるわ。」

「ありがとう明日菜」

「大丈夫よ。私たち友達だから」

飛鳥は喜んでいた。女性の友達ができたことを

「僕も信じるよ。例え死んだとしても助けられる命があったら全力で君を助けるよ。」

「ありがとう。宝生さん。」

「僕のことは永夢って呼んでいいよ。」

タケルと永夢も仲良くなった。

そこで士がこう言う。

「どうでもいいが何で医者で仮面ライダー

やってんだ?」

「それはね…」

永夢が言いかけると

 

ウーー!

 

警報がなった。

「何?」

驚く飛鳥。急いで飛鳥たちは病院のエントランスに向かう。

すると、そこには怪我人や、高熱を発症してる

外来の患者が多くいた。

「これは?」

「近くで建物破壊があったようだ。そこでバグスターの

発症患者が多く現れたそうだ。」

驚く永夢に後ろからエリートな雰囲気の医者が話しかけてきた。

「飛彩!」

明日菜が飛彩(ひいろ)とその医者のことを言う。

「いままでどこにいたんだ!研修医。こんなに

患者がいるのに遊んでるとはな。」

「遊んでたんじゃないよ。この人たちが仮面ライダー

のことに知りたいって。この人たちも仮面ライダーらしいし」

事を説明する明日菜。しかし、飛彩は

「看護師、お前まで言い訳を。こんなやつらは

どうでもいい。目の前にいる患者を助けるのが

優先だろう。」

その言葉に対して、永夢は

「その言い方はひどいでしょう。タケル君や飛鳥さんは

自分のお父さんの事を知るために旅しているんですよ。

それにタケル君は一回死んでいて、甦るために

ライダー集めをしているんですよ。せっかく助かる

命をほっとくというのですか?」

飛彩はため息をつき

「研修医。その話が本当だとしても

生きている命を助けるほうが優先順位だろ。」

「まぁ、そうですけど。」

永夢と飛彩が言い争っていた。

(永夢のバカ。この石頭にそんな話聞くわけないじゃん)

心の中で、こう思っていた明日菜。しかし二人に

こう言う、

「二人とも言い争わないで患者を助けようよ。

飛彩は怪我人の手当てやオペ。永夢はバグスター退治

飛鳥たちは私と共に来て。」

 

はっきり言う明日菜に周囲はあわてて、言うことを聞く。

(何故医者である俺が、一介の看護師の言いとおりになんなきゃいけないんだ?)

(明日菜も冷たいな。)

人たちがと永夢は納得はいっていなかったが

渋々言うことを聞いた。

飛鳥たちは別室に移動。

「あなたたちが、どんな仮面ライダーかは知らないけど

バグスターは永夢や飛彩じゃないと倒せないの。」

「バグスター?」

明日菜の言葉にそう返す飛鳥。

「バグスターは人間に感染する、進化したコンピューターウイルス。それを倒せるにはゲームの能力をもった

仮面ライダーだけ。

永夢は伝説のゲーマー、エムでありゲームのプロ。

飛彩はゲーマーじゃないけど天才医よ。」

「つまり、二人は仮面ライダーというお医者さん

なんだね。」

「そうよ。タケル君。」

明日菜の説明に納得するタケル。

 

そして今、永夢は病院の外に出て、多数のレベル1の

バグスターの前にいた。

永夢はガシャットというアイテムをもち変身しようとする。

「現れたな。バグスター。俺が、このゲーム、クリアして見せるぜ」

窓から永夢の様子を見る飛鳥たち。士は少し驚き

「あいつ人格変わったな」

「永夢はライダーに変身すると人格が変わるのよ。

まぁ、見てて。」

永夢がガシャットをベルトに入れる。

「変身!」

永夢はエグゼイドというライダーに変身する。

しかし、飛鳥はこう言う。

「なにあれ。ゴーストとは違ってちっちゃくて

かわいい。」

「あれは、レベル1の状態のエグゼイド。バグスターを

あれで、患者から除去するの」

明日菜がこう返すしてる間にレベル1のエグゼイドは

バグスターを倒していく。

すると倒したバグスターの形が変わった。

するとエグゼイドは

「大変身!」

姿が再び変わった。

「今度はゴーストのような姿に」

「あれがレベル2のエグゼイド。バグスターを完全に

倒すにはあの姿じゃないと倒せないの」

飛鳥の問いに明日菜は答える。

「いくぜ!」

順調にバグスターを倒していくエグゼイド。

すると、エグゼイドを誰かが不意討ちする。

「誰だ?」

そこには巨大なハサミをもった、金のライダーが

いた。

「お前がバグスターを退治できるライダーか」

「だったら何だって言うんだ。」

金のライダーに攻撃するエグゼイドしかし、

金のライダーは怯まない。それでも攻撃する

エグゼイドだが

 

「ガードベント」

 

その音声が流れたとたん金のライダーは盾で防いだ。

「ゲームに詳しいお前に分かりやすくいうと

俺は防御力が高いんだよ。さあ、終わりだ!」

その時、金のライダーに不意討ちが

クロスファイターとゴーストがいた。

「そいつは仮面ライダーシザース。蟹の能力をもつ

防御力の高いライダーだ。あいつを倒すには攻撃力の高い攻撃をするしかない」

士がこう言う。と明日菜がゴーストのアイコンを見て

明日菜が思い出す。

「あれ?あの丸いのどっかでみたことあるような?

あっ! 思い出した。CRいってくるね。」

「あ、明日菜。って一瞬で消えたけどあの娘は

いったい?」

クロスファイター、ゴースト、エグゼイドは

シザースに攻撃する。しかし、バグスターの妨害も

あり、うまく倒せない。

「くっ!まだまだ」

苦戦するクロスファイター。その時、クロスファイターの手元から見たことないアイテムが

「なにこれ?」

それはゴーストのアイコンに似たスピリットヨーヨー

という武器だった。

「これは、タケルと私の信頼関係ということね。」

「そうだ。そうして、お前たちはライダーと信頼関係を

結びどんどん強くなるわけだ。」

クロスファイターはスピリットヨーヨーで

シザースを攻撃する。

シザースはやや苦戦する。

そこに、華やかな衣装の女性が突然現れた。

「じゃーん! ゴーストのアイコン二つ。

ロビン・フッドとベンケイのアイコン。永夢がこないだ

ゲーム大会で優勝した景品よ。はい。これ」

ゴーストにアイコンを渡す女性。しかし

「えーと。どちら様?」

ゴーストは戸惑う。

「あっ! そっか!えと、私は…」

「明日菜! なにその格好。すごいかわいい」

その女性の事を明日菜というクロスファイター。

「さっすが! 飛鳥。私のことすぐわかるなんて

やっぱり友達ね。詳しいことは後で話すから頑張って

あと、この姿の私はポッピーピポパポ、略してポッピーって呼んでね。じゃあ」

するとポッピーは消えた。

ゴーストは早速ベンケイのアイコンを使う。

するとシザースの防御は崩れた。

シザースに止めを誘うとするゴースト。

しかしそれを止めたものがいた。

サイの形をしたライダーと、カメレオンの形をした

ライダーが現れた。

「あれも仮面ライダー?」

「ああ、やつらも悪のライダー、カメレオンのがベルデ

サイの仮面ライダーがガイだ。」

「ライダーって悪いやつもいるの?」

「ライダーの名を使った悪者はいる」

飛鳥と士はそう話す。

「てこずっているようですね。シザース」

「こんだけ俺がバグスターを撒き散らしたってのに

なにやってんだよ。お前」

「くっ!うるさい!」

3人のライダーはこう話していた。どうやら

バグスターウイルスをばらまいたのはガイという

ライダーらしい。それに反応するエグゼイド

「それ!どういうことだ!お前が撒き散らしたのか

バグスターを。」

「そうだ。お前もゲーム好きなんだろ。奇遇にも

俺もゲーム好きなんだ。ゲームには盛り上がりが必要だ

だからこうして俺がバグスターをばらまいたのだよ」

「お前ってやつは!そんなのゲームでもなんでもない。

ゲームっていうのは楽しくやるものだ。誰かを

不幸にするのなんてゲームでもなんでもない。

ただの悪趣味だ。」

「うるせえ!ゲームはゲームなんだよ。

ライダーバトルという名の」

「なんだと!現実のバトルをお前はゲームと

言ってるのか!」

ガイとエグゼイドが対峙してると、そこに

一人の男が現れる。飛彩である。

「研修医。理想と現実は違う。口で言ってるだけでは

目の前の命を助けられない」

「飛彩!」

「ここは俺に任せろ!悪性腫瘍であるやつらを除去しなければな」

「そうだ。これはゲームではない。戦いというのは

命をかけてるものだ。命の重さを軽くみてるやつに

戦いをゲームとは言わせない」

飛彩と永夢の会話に士が入る。飛彩は士に話しかける。

「なかなか話がわかるじゃないかお前。名前は?」

「門矢士。またの名を仮面ライダーディケイド。

通りすがりの仮面ライダーさ」

「門矢か。覚えておこう」

(あの飛彩が名前でライダーの事を呼んでる)

二人は

「変身!」

と叫ぶ。

飛彩は仮面ライダーブレイブレベル1

士は仮面ライダーディケイドに変身した。

(あれが士の変心したライダー…)

驚く飛鳥。

「行くぞ門矢。お前はライダーたちを

俺は研修医と共に残りのバグスターをたたきながら

残りのライダーと戦う」

「ああ、だいたいわかった。ライダーは俺にまかせろ」

 

二人は敵に立ち向かう。



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