転生するなら提督ではなく、あえて艦娘になりたい。 (しらぬり)
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番外編
番外編 クリスマス


今回は番外編です。

一日遅れですが、さすがに二話同時投稿はきついんで勘弁してください。


今なぜか俺は執務室にいます。しかもサンタクロースの格好をさせられて。

 

提督「うんうん、いいね!それじゃあ早速その格好で夜にプレゼントを届けて来てね♪バレたらだめだからね。」

 

無理をおっしゃる。こうなったら以前もらった力を使って光学迷彩でも装備するか...

 

 

 

 

 

 

〈一人目〉

 

一人目、というか一組目は第六駆逐隊にプレゼントを渡すことにするよ。

 

先ずは壁抜けフラフープを扉に付けます。入ります。先ずは暁(人形)、響(かわいいマグカップ)、雷(お掃除セット)、電(チョコレート)をそれぞれの枕元に置きます。さてと、置くもの置いたしさっさと出ますかね。何時バレるかわからないしな。

 

「誰?」

 

神崎「!?」

 

すぐさま光学迷彩をオンにする。ヤバい...これ大丈夫か?バレたら子供の夢を壊してしまう...それだけはヤダ。あの提督とかに何かされる方が...いや、そっちもヤダな。

 

響「......気のせいかな?」

 

響はベットにまた入っていった。あぶねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!響さん敏感すぎやしませんかね?しかし、やっぱり子供はかわいいなぁ...母性ならぬ父性が溢れ出そうだな。ついでに俺はロリコn(ry

 

さてと、さっさと出ますか。

 

〈二部屋目〉

 

次は第七駆逐隊に行くよ。曙には結構罵倒されてばかりだけど...

 

またまた壁抜けフラフープを扉につけーの入り―の。さてと、じゃあ一気に行くか!てれててっててー!(青い狸風)お揃いのマグカップ―!これでさらに仲を深めてくれよな!

 

さーてと、さっさと出ますか。ん?なんか踏んだ。写真みたいだけど何だろね?見ていけない気がするが好奇心が止まらない!いざ!

 

〈神崎が美味しそうにオムライスを食べている写真〉

 

...さてと、さっさと出ますか。あとついでにアオバあいつ軽くしばいてやる。

 

〈三部屋目〉

 

次は吹雪型の部屋だな。叢雲にも罵声を浴びせられていたような...寝ている間に何かしてやろうかな。

 

フラフープで中に入ってっと。やっぱり全員寝てるな。早速、テレテレテレテレテレテレテレテレ、テテテテー!(緑の勇者風)料理本と料理道具を手に入れた!料理を作れるようになりたいと、前に言っていたしな。これで上手くなっておいしい料理を作れるようになるといいな。

 

「誰!?」

 

神崎「!?」

 

声がした方を見たら吹雪が起きていた。やべぇ...やべぇよぉ...急いで髭型変機を使い声を変える。

 

神崎(おじいさん声)「あぁ...見つかってしまったのぉう。」

 

吹雪「貴方は...もしかしてサンタさん?」

 

よっしゃー!バレてない!吹雪ちゃんには悪いがこのままいかせてもらうぜ!

 

神崎「そうじゃよお嬢ちゃん。出来ればワシに会った事は言わないでくれんかのぉ。」

 

吹雪「何でですか?」

 

神崎「サンタクロースの掟の中には見つかってはならんというのがあるんじゃ。じゃから言わんでくれると嬉しいんじゃ。」

 

吹雪「分かりました。言わないでおきます。」

 

神崎「そうかそうか。じゃあ吹雪ちゃんにはこれを上げようね。」

 

俺はポッケの中に入っていたのど飴を渡す。これは口止め料やで吹雪はん。

 

吹雪「ありがとうございます!」

 

神崎「じゃあの。メリークリスマス。」

 

そう言って光学迷彩をONにする。部屋は暗いから見えないはず。さっさと出ますか。

 

 

 

神崎「ふぅ...危なかった...」

 

 

 

〈四部屋目〉

 

最後は提督の部屋だ。いつものお礼を兼ねてサプライズだ。というわけでお邪魔します!

 

提督がいない...どこに行ったんだあの人?トイレかな?まぁ気にしないでプレゼントを置くか。癒し系グッズー!これで疲れをとってほしいもんだ。

 

さてとさっさと出るか。

 

 

 

 

 

神崎「はぁ~疲れた。さっさと戻って寝よ。」

 

部屋に戻るとでっかいプレゼントボックスがあった。なんだこれ。何かこれは開けてはダメな気が、しかし、俺の好奇心g(ry

 

パカッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

提督「メリークリスマス♡」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

静かに閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

さてと、中にはリボンを絡ませて結んである提督なんて見なかった。さて寝よう。

 

ただ提督に風邪ひかれたら困るから部屋だけは暖かくしておくか。しかし...

 

神崎「今年もクリぼっちだったな...」




来年もクリぼっちなんだろうな...


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番外編 お正月

お正月ですね!

あけおめ!ことよろ!


提督「さぁやってまいりました!お正月!」

 

提督は今日も。いや、いつもよりも一段と騒がしいです。しかも羽根つきの準備とか凧揚げの凧とか持ってるし。満喫する気満々じゃん。

 

夕立「あけおめっぽい!」

 

夕立が挨拶しながら突っ込んでくる。俺は反応できずにもろに食らった。

 

神崎「ぐはぁ!」

 

夕立さん、いきなりタックルすんのやめてもらえないかな...結構きつい。お腹響く。

 

時雨「勇也大丈夫だった?」

 

神崎「あぁ...大丈夫だ...問題ない。」

 

時雨もすごく飛びつきたそうにしてるんだが...時雨は流石に強くは来ないか。(フラグ)

 

神崎「それよりも...ほら、時雨もどうだ?」

 

時雨「!じゃあ、えいっ!」

 

時雨は夕立の時と同じくらいの速度で突っ込んでくる。おかしくないですかね?

 

神崎「うはぁ!」

 

ロリ神は言っている。『これ位でへこたれんじゃ無いぞい』と。いきなりロリ神が脳内に言葉送ってきたんだが。お前は現世に出てくんなよ。色々ヤバいことになるから。

 

そんな事を考えていると倒れている俺に提督がいきなり顔を近づけてきた。

 

提督「勇也!一緒に羽根つきしよ!」

 

提督さん。顔をもう少し離してくれませんかねぇ。俺は別にいいんだけど周りが...

 

神崎「わかりましたよ...やるなら早くやっちゃいましょう。」

 

俺は夕立たちに退くように言い提督から羽子板を渡される。

 

提督「よっしゃ!それじゃあ行くよー!えいっ!」

 

放物線を描いて飛んでくる。提督には結構最近色々されているからちゃんとお返しいないとな。この羽根あるテニスアニメの物理法則を無視したショットで返してやろうか。構えて、そして、

 

神崎「ブーメラ○○ネーク!」

 

提督「ちょ、」

 

容赦ない軌道で提督の横腹に直撃する。提督は痛がっているが、周りは気にしない。だって、『艦息子』VS『人間』だぜ?んなもん勝負はすでに決まっとりますがな。

 

神崎「よし。勝ったしさっさと食堂に行ってお餅食べますか。」

 

 

 

 

 

 

 

間宮「あら勇也さん。今日は何にしますか?」

 

俺はメニューを見る。様々な餅料理があるがその中であるものが目にとまった。

 

神崎「じゃあきな粉餅で。」

 

間宮「はぁ~い。ちょっと待っててね~。」

 

間宮さんが作るきな粉餅。絶対うまいに違いない。ちなみに前世でも俺はきな粉餅大好きだったんだよなぁ。

 

 

 

 

 

 

神崎「うますぎる!」

 

もっと食わせろ!俺の予想は間違っていなかった!きな粉餅サイコー!

 

「あれ、勇也さんじゃないですか。どうしたんですかこんなところで。」

 

声がした方を向くと青葉がカメラをもってこっちを見ていた。しかも一枚取られた。

 

神崎「青葉か...お前こそどうしたんだ?」

 

青葉「いやぁ実はいろんなところの写真を撮っていてですね...」

 

写真...あ、そうだ。すっかり忘れてたけどクリスマスの時の件がまだ終わってないな。

 

神崎「青葉、ちょっとこっちに来い。」

 

青葉「?はい、わかりました。」

 

射程内に入った瞬間にすぐさまアイアンクローをかける。

 

青葉「あだだだだだだ!痛いです!痛いですからぁ!放してくださぁい!」

 

数秒後に放してやる。青葉は涙目でこちらを見ていた。上目遣いで。結構かわいいな。

 

青葉「痛いじゃないですかぁ...」

 

神崎「お前思い当たるところあるだろ。」

 

青葉の体が一瞬わずかだが跳ねる。こいつぁ確信犯だな。

 

青葉「サ、サテナンノコトデショウカ?」

 

神崎「しらばっくれったって無駄なんだよ!」

 

青葉「お許しを!」

 

神崎「問答無用!」

 

その日、鎮守府内にもう一つの悲鳴がこだましたという。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに勇也の写真は後日も販売されていたらしい。

 

青葉はまだ懲りていない様だった。




今年も頑張っていきましょー!


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番外編 節分

節分!と言えば豆(弾丸)!豆(弾丸)と言えば豆合戦(銃撃戦)!








豆合戦なんてないって?


今日は二月三日。節分の日だ。当然ながら俺が所属している鎮守府も節分ムードである。そして、

 

提督「これから節分サバイバルを始めます。」

 

提督が必ず節分に行う行事『節分サバイバル』。これは主砲にペイント弾を装填し、撃ち合うバトルロワイアル形式の大会。何とかなくだがサバゲに近い。ちなみに優勝賞品は『誰にでも一回だけお願いできる券』。当然ながら俺も対象である。会場は殺気立っている。何故かは俺も分からないが。とにかく俺はあれを手に入れて間宮さんにおねげぇしてぇことがあんだ。

 

提督「それじゃあ15分後にアラームが鳴るからそれまでに散ってね~」

 

その声を筆頭に執務室から勢いよく皆が出ていく。みんなもやる気満々のようだ。俺も頑張りますか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに会場は鎮守府全体だ。空母組有利やんけ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

吹雪「絶対に生き残って、勇也さんとあんなことやこんなことをふへへへへ...」

 

ステルスしながら歩いていたら吹雪ちゃんとエンカウントしました。早速俺の野望の贄になってくれ!

 

神崎「ショット!」

 

吹雪「えぇ!」

 

いきなり背中から撃ち抜かれたらびっくりするよな。謝りに行くか。

 

神崎「ごめんね、吹雪ちゃん。無防備だったから撃ち抜いちゃった。」

 

吹雪「勇也さん!?そうですか...うぅ...来年こそは...」

 

<こっちから聞こえたネー! 行きましょうお姉様!

 

ヤバいこのままじゃバレる!近くに部屋は...そうだ!窓の外がある!

 

神崎「吹雪ちゃんこっち!」

 

吹雪「ふぇ!?」

 

吹雪ちゃんを抱きかかえ窓の外に出てすぐしゃがむ。ついでに吹雪ちゃんの口抑えとこ。声で手ばれたらいかん。

 

吹雪ちゃん「ンンー!」

 

頼む吹雪ちゃん!俺の野望のため少し静かにして...耳元で言いますか。声でバレるかもだし。

 

神崎「吹雪ちゃん、落ち着いて。少しの辛抱だから。」

 

吹雪ちゃん「はぅ...」

 

俺がそう言うと吹雪ちゃんは煙が出そうなほど顔が赤かった。...ヤバくね?俺は予定を変更して提督がいる執務室に行くことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

コンコン

 

私こと宮野はいま執務室で節分サバイバルが終わるのを待っている。艦娘じゃないのでペイント弾が撃てないのだ。その時にいきなりノックがかかった。普通ならノックはしない。多分大淀か勇也あたりだろう。

 

提督「ん?入っていいよー...ってどうしたの?」

 

私の予想通り勇也だったんだが勇也だったんだが、その腕の中にはゆであがったように赤い吹雪がいた。今なら彗星の人が『全性能三倍だ。』とか言いそうだ。

 

神崎「いや、吹雪が急に顔を赤くしたから提督のところに走ってきたのだが...」

 

勇也関連ならだいたい原因は勇也。勇也は自覚がないが、勇也のそぶりは完全に女性に対して警戒心を持っていない素振り。この世の男性とは思えないほど紳士的な対応。そして、あの超絶美形な顔。初めは見つめられるだけで顔が赤くなりそうだったが今は大丈夫だ。

 

提督「ふぅーん...事の顛末を詳しくお願いしていいかな?」

 

神崎「あぁ分かった。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

確かにそれはうらやまs...けしからん。後で吹雪にO☆HA☆NA☆SHIしないと。

 

提督「分かった。それじゃあ勇也は節分サバイバル続けていいよ~。」

 

神崎「分かった。」

 

勇也はそのまま執務室を後にした。

 

余談だが、最終的に勇也が生き残り『間宮さんと一緒に甘未を作ってみたい』と言って新作の甘味を作り上げた。間宮さんは大喜びし、残りの艦娘たちも甘味は新作のをこぞって頼んでいた。今日も鎮守府は平和である。




次はバレンタインか...リアージュ族め...仲良く長生きして最終的に大往生で逝ってしまえばいいのに...


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番外編 バレンタイン

バレンタインですね。友人と一緒にチョコ食ったよ。

(´・ω・`)











(´・ω・`)











(´・ω・`)










(´;ω;`)ブワッ


|ω・`)ノ ヤァ

 

どうもこんにちは。神崎 勇也と言うものです。突然ですが―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――艦娘たちに追われています。

 

 

 

~遡ること一日前~

 

神崎「そう言えば明日バレンタインか。」

 

俺はカレンダーを見ながら呟く。恐らくいろいろ逆転しているこの世界では女性ではなく男性がチョコを渡すのだと考えられる。

 

神崎「感謝の気持ちも込めてチョコを作りますか。」

 

俺はすぐに部屋にあるパソコンから通販でチョコを注文する。

 

このことが後にあんな事になるとはつゆ知らずに...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神崎「よし、出来た!」

 

俺は部屋に置いてある机の上に袋に綴じたチョコを見て達成感を感じる。たまには料理を作るのもありだな。

 

さてと、明日が楽しみだ!はっはっはっはっは!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~翌日~

 

神崎「さぁ今日はバレンタインだ!みんなにチョコを渡すぞ!」

 

いつぞやの時に使った巨大な袋にチョコを入れ部屋を出た。

 

神崎「さぁまず一番最初にチョコを渡すのは誰かな?」

 

俺は誰かと会う為にいろんなところを歩き回っていた時に前から一人の女性が来た。

 

神崎(最初はあの人に渡しますか。)

 

「おはようございます勇也さん。」

 

神崎「えぇ、おはようございます『加賀』さん。」

 

加賀「朝早くからそんな大きいものを持ってどうしましたか?」

 

加賀さんは艦娘たちの中でも数少ない興奮せずに接してくれている人だ。この人は軍人をそのまま映したような人だからきちんとしていて頼りになる。

 

神崎「加賀さん、日頃の感謝とかを込めてこれを。」

 

そう言って俺はチョコを渡す。

 

加賀「...これはバレンタインチョコですか?」

 

神崎「えぇ、今日初めて会ったのが加賀さんですよ。これからみんなに会って渡さないといけないので大変ですよ。」

 

俺はそういって笑う。

 

加賀「...流石に気分が高揚します。」ボソッ

 

神崎「ん?何か言いましたか?」

 

加賀「いえ、何も。気を付けてくださいね。獣のように群がってくると思うので。」

 

神崎「承知の上ですよ。」

 

俺はそのまま次の人に会うために俺は再び歩き出した。

 

その後は武蔵、大淀、提督、駆逐艦たちと無難なメンバーと会ったので良かったと思っている。

 

何故か武蔵は『兄貴』と呼ぶようになってしまったが。

 

神崎「さぁ次に会うのは誰かな~。」

 

俺がそう言いながら歩いていると今度は目の前から『俺が常時警戒している』人物たちが近づいてきた。知る人ぞ知る『金剛型』である。

 

金剛「Hey!そのChocolate、私にも頂戴ネ!」

 

比叡「勇也さん!私にもくださ~い!」

 

榛名「勇也さん!榛名にもよかったら下さい!」

 

霧島「勇也さん!私にも!」

 

金剛型は廊下にいたパパラッチやクマやネコを吹き飛ばしながら追ってくる。俺の本能がささやいている...ここで捕まってはいけないと...!

 

神崎「ぬぅぅぅぅぅあ!」

 

俺は思いっきり走って逃げる。場所はすでに決まっている。俺は『大和型』部屋に逃げ込む。

 

神崎「すまん!武蔵、『大和』匿ってくれ!」

 

大和「えぇ!?」

 

武蔵「また奴らか...」

 

大和はかなり驚いた顔をしながら、武蔵は誰が来たか分かった様で呆れている。

 

その後大和型の部屋に突撃した金剛型は既に主砲を構えていた大和たちによって大破した。

 

その後きちんと落ち着いた榛名といつも通りのテンションの比叡が受け取りに来た。

 

大和にも渡したら何故か凄く体をくねらせてました。何故かは知らん。武蔵に聞け。




バレンタイン...苦い思い出...うっ!頭が!


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番外編 ひな祭り

俺(著者)は今、提督こと宮野さんに軍刀を喉に突き付けられ、勇也君には連装レールガンを頭に向けられている。

 

神崎「さて作者。なぜこうなっているのかわかるだろう?」

 

作者「ひな祭りの日から遅れて番外編を出しました。ハイ。」

 

提督「と、いうわけで処分を言い渡す。」

 

え、なんすか処分て。俺は作者やで!創造主である俺に何をするつもりだよ!

 

提督・神崎「「(斬首)(射殺)の刑だ。」」

 

俺はその言葉を最後に意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みんなは約束はちゃんと守ろうね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~本編~

 

神崎「今日はひな祭りか。」

 

ひな祭りと言えば和菓子だね。饅頭とか色々と。間宮さんに作り方教えてもらおうかな?と、いうわけで早速食堂に行きますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

神崎「間宮さーんいますか~?」

 

間宮「あれ?勇也さんですか?どうしたんですか?」

 

神崎「実は間宮さんに和菓子の作り方を教えてもらいたくて...。」

 

間宮さんはこの鎮守府の中でトップを争うほど料理がうまい人の一人である。もう一人はみんなのオカン鳳翔である。

 

間宮「あら、いいですよー。それじゃあ早速作ってみますか。」

 

神崎「はい、お願いします。」

 

俺がそう言って準備を手伝おうとした瞬間に食堂の出入り口が勢い良く開いた。

 

「待った!私も混ぜてもらいたい!」

 

扉の方を見るとそこには武蔵がいた。後ろには金剛型と伊勢型もいる。何気に日向とは初対面な気がするが。

 

「待った!それなら俺たちも混ぜろ!」

 

今度は出入口じゃなく窓から入ってきた。メンバーは天龍と龍驤、木曾だった。普通に入り口から入ってきなさいよアナタタチ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局その後も沢山の艦娘たちが来て一緒に作りましたとさ。めでたしめでたし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神崎「なわけあるか!」

 

只今提督に感謝の意を込めて作った和菓子が金剛、加賀さん、何故か武蔵たちが争って食べようとしている。提督のために作ったんだが。

 

金剛「勇也が作ったこの和菓子...絶対に逃がさないネー!」

 

加賀「ここは譲れません。」

 

武蔵「兄貴が作った和菓子...絶対に食べる!」

 

武蔵は後でまた作ってやるか。何か最近妹みたいな感じになってきたしな。

 

提督「勇也~もう一個作って~。」

 

神崎「あぁいいぞ。今度はちょっと味を変えてみるよ。」

 

提督「やったー♪」

 

間宮さんたちに頼んで金剛たちに俺が作っていることを悟られないように協力してもらうことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神崎「よし、出来た。はい、提督。」

 

提督は俺が作った『苺大福』を美味しそうに頬張る。

 

提督「んー♪やっぱり勇也は料理が上手だね!」

 

俺は恥ずかしさを押し殺すために苦笑いしながら金剛たちの方を見る。

 

金剛「ふっ...流石一航戦と大和型ネ...。」大破

 

武蔵「流石にきついな...。」大破

 

加賀「...頭に来ました。」大破

 

戦艦と空母同士の激しい戦いに間宮さんも間に入ることが出来なさそうだったので俺はまず金剛と武蔵の頭を思いっきり鷲掴みにする。

 

武蔵「兄貴!私は兄貴の和菓子を食べるんだ!」

 

金剛「痛い!勇也、痛いネー!というかなんでそこの一航戦はつかまないネー!」

 

加賀「やりました。」

 

金剛と武蔵は不貞腐れた顔をしていたりムッとしていたりする顔に対して加賀は勝ち誇った顔をしている。だが俺がほっておくわけなかろう。

 

神崎「鳳翔さんお願いします。」

 

鳳翔「はい。それでは加賀さん?あちらで『OHANASHI』しましょうか。」

 

加賀「」

 

加賀は先ほどの勝ち誇った顔から一転して青ざめている。

 

加賀「赤城さん...。」

 

▼加賀は助けてほしそうに赤城を見ている。

 

鳳翔「赤城さん?解ってますよね?」

 

赤城「」←必死に顔を縦に振っている

 

▼現実は非常だった!加賀はお仕置き部屋に連れていかれた...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにあの後武蔵に和菓子を上げたらいきなり抱き着かれました。やはり妹はかわいい。




顔が軽く吹っ飛んで首と胴体がお別れしましたが何とか生きてはいます。(遺言)


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俺から始まる新世界創世
プロローグ 転生


どもども。しわけんです。

今回初めて二次創作系を出しましたが。

とにかく設定に矛盾を作らないようにするのとセリフの設定がきつい...。

今回が初作品なので出来れば暖かい目で見てくれると嬉しいです。

ちなみに艦これはやっていますが、あるところで羅針盤が呪われたように動いて一向に進めません(涙目)

それではどうぞ。


俺「えっ...あんた誰?」

 

「む...お主この格好を見て誰だか分らんのか?」

 

俺「はい」キッパリ

 

「ぬぅ...ワシはおぬしらの言う神様じゃよ。」

 

俺「神様...?」

 

目の前の幼j...ゲフンゲフン。目の前の威厳がある?神様は胸の前に腕を組み「ムフー」と聞こえてきそうな態度をとっている。一応神様だから、うん。

 

神様「そうじゃ、ワシは新しい世界を作ることに決めての。その世界の設定をお主に任せようと思うのじゃ。」

 

なるほど。俺は隕石が俺の頭の上で爆散、そして俺は無傷。それくらいの確率で俺は選ばれたわけか。

 

俺「じゃあ、艦これの世界で。」

 

神様「早いな...じゃが、形がある程度決まっていると童も楽になる。では作るぞ。」

 

そして目の前は光に覆われ、俺は...あれ、さっきと同じ場所だ。

 

神様「よし、それでは。おぬしに協力してもらった礼に新しい世界に転生、そしておぬしの願い事をいくらでもかなえて進ぜようぞ。」

 

マジか。ならまずは...

 

俺「先ずは、おらをイケメンにしておくれ。」

 

神様「ふむ、わかった。」

 

その後神様に色々かなえてもらった。艦娘ならぬ艦息子として転生すること。艤装は俺特注の特製艤装を作ってもらった。しかも二種類。艤装はいつでも変更可能にしてもらった。第一艤装は艦娘と変わらない感じだが、艤装はかなり特殊になった。46cm連装レールガン二門を肩に、特注51cm連装レールガンを両腰に装備した艤装だ。第二艤装は、特殊でまず、手にはライフルのような形をした100cm単装砲を一門、背中にジェットブースターを搭載し、そして、両脚には61cm五連装魚雷を、頭部には戦術補助デバイスをつけてもらった。

 

...なかなかの重装備なので、俺の身体能力を戦艦大和の身体能力の5倍にしてもらった。よし、これでかつる。あぁ、でも一応第二艤装の方の移動速度を「ぜかまし」の3倍くらいにしてもらおうかな...

 

これでも第二次世界大戦を題材にした軍艦ゲームをやりこんだんだ、戦術ならなんとかなる。頑張るぞー。

 

神様「それでは転生を開始する。達者でな、人間」

 

神様、俺は艦息子ですよ...

 

その時、光が俺を包んでいった。そして目を開けると...

 

あれ、何かくらいんだけど。神様、まさか転生先間違えたとかないよな...

 

そんなときプシューと言う空気が抜ける音と共に光が差し込んできた。てか眩し!くそ眩し!

 

そして俺の目の前には...艦娘と提督らしき人が立っていた。

 

えっめっちゃ驚いてんだけど。




実はもう既に5話ぐらいまで作っちゃったんですけど。一度出して周りの反応を見て修正して出すことに決めました。

まだこの執筆Webサイトには慣れていないので徐々に慣れていきます!

ここまで閲覧していただき誠にありがとうございました!


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第一章
第一話 出会い


爆弾さん評価ありがとうございました!

これは初めての作品だったので嬉しかったです!

良ければ不定期ですが、たまにでいいので足を運んでください!

それではどうぞ!


提督「...」

 

明石「...」

 

俺はこの艦娘を知っている。かなり工廠ではお世話になったよ...でも隣の提督っぽい

超美人な軍服を着たお姉さんっぽい人は知らん。でも美人。

 

数秒間フリーズした提督が我に帰り話しかけてきた。

 

提督「なっ...お前は何者だ!!」

 

訂正、警戒された。めっちゃ悲しい。前世では持てなかったけど流石にきつい...お兄ちゃん泣いちゃうよ?向こうの方が歳は上だと思うけど。

 

俺「俺?俺はな...神崎。神崎 勇也って名前の者だか。」

 

提督「いやいや、普通建造で男が出てくるか!...って男!?」

 

うん、驚きすぎ。さすがに貞操概念を逆転させたとはいえ、ここまで驚くか...?

 

てか、明石立ったまま白目向いちゃってるし。そこまで驚くか...さすがにちょっと傷つくぜ...しかもだんだん白くなってきてる!

 

提督「とにかく、君は艦娘なのかい?」

 

俺「どっちかと言うと艦息子の方が合ってるかな。」

 

提督「...わかった。あなたはどうやって出来たかは知らないけど、一応この世界について教えておくね。」

 

そういえばあのロリ神から説明を受けてないから受けとくか。

 

提督「この世界ではね...《男の人は政府に任意保護されるくらい》少なくなってしまったの。」

 

ん、んー?気のせいかな...何かめちゃくちゃ少なくなってない?男絶滅危惧種なのかな?神様何してくれちゃってんの!?

 

提督「でも、君は艦息子として生まれた。理由は不明、原理も不明。本当なら政府に伝えるべきことだけど、君はここで暮らしてもらうね。」

 

よっしゃきた。女提督さんやっさしー!政府に保護とかマジ勘弁だからね。たぶん女性に死ぬほど搾り取られるかもしれないからな...

 

提督「それで、貴方の艦の名前は?」

 

あっ...名前考えてなかった...ここで

「実は神様に頼んで作ってもらいました。テヘペロ☆」とか言えないからなぁ...。

 

俺「それが...思い出せないんですよ」

 

提督「思い出せない...?」

 

俺「はい、全くわからなくて...唯一わかるのはさっきいった名前だけでして...」

 

提督「ふーん、じゃあこれからは勇也ね。」

 

俺「へっ?」

 

Wait。なぜ急に下の名前で呼んだし。普通苗字だろぉ。馴れ馴れしすぎだろぉ。

 

提督「ここでの貴方の名前。私は宮野 紗綾。気軽に紗綾って呼んでね~」

 

何か急に砕けたなぁおい。惚れてまうやろぉぉぉぉぉ!!!

 

提督「それじゃあ早速案内するね!」

 

そしてここから俺の...第二の(超モテモテ)人生が始まる...!

 

ついでに言うとこの後ピンチ(貞操危機)が勇也を襲う!




実はこれを投稿するまでに作品読み漁って影響受けて描いた作品がすべて没になったことは墓まで持っていく決意をしたよ...

つ...疲れた...(主に書きまくってたせいで)


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第二話 案内

お久しぶりの投稿です。


提督「じゃあ最後に執務室ね~」

 

ガチャリとドアを開けるとそこには秘書であろう長門がいた。しかし、私は結構大きかったので長門よりは少し大きかった。意外とでかいんだな(身長が)。さすが戦艦。

 

長門「あぁ、提督お帰...り...」

 

長門は俺を見るなり固まってしまった。耐性無さすぎだろビックセブン。てかそんなに驚くことか?...いや、確かに建造では男は出てこなかったな。

 

提督「えへへ~驚いたでしょ~。建造したら何故か艦種の分からない子が出てきました~!」

 

長門「いやいや、出てきました~じゃないだろ提督!どうやったら男が出てくるんだ!そ...それに...」

 

長門は俺に聞こえない小さな声で提督と話す。

 

長門「艤装の形も見たことがない。大丈夫なのか?」(コソコソ)

 

提督「大丈夫だよ。いざとなったら政府に保護してもらえばいいしね。...本人の意思は知らないけど。」(コソコソ)

 

長門「...もし外部に漏れたらどうする?」(コソコソ)

 

提督「大丈夫。政府も動くだろうけど保護には本人の意思表示が必要だから。」(コソコソ)

 

長門「そうか...ならとりあえずは大丈夫だろう。」(コソコソ)

 

提督「えぇ、そうね。」(コソコソ)

 

....やっとこそこそ話は終わったようだ。何かあることないこと言われてなければいいけど...

 

長門「コホン...や、やぁ始めまして。私は戦艦の長門だ。あぁ~その、だな...以後よろしくな。」

 

長門は自己紹介を進めていくと共に顔が赤くなっていく。可愛いな。

 

神崎「あぁ、よろしく。」

 

出来るだけ優しく接してあげないとな。女性は怒らせると怖いって言って聞いてるし...

 

提督「それじゃあ早速今日の午後に歓迎会を開くから。その時まで部屋で待っててね~。」

 

歓迎会か...悪くない。酒は強い方だしな。しかも色んな子と会えるのか...楽しみだな。

 

さすがに気分が高揚します。キリッ

 

と言うわけで部屋で待機しておくか。

 

長門「...」

 

何故かながもんがこっちを見ている...( ゚д゚)ハッ!まさか...今俺思いっきし鼻の下伸びてた...?ヤバいもしかしたら部屋に戻ったら後ろから全砲門の一斉射撃で俺消し飛ばないよな...?

 

神崎「ん?...どうかしました?長門さん?」

 

長門「!?いや、何でもない。」

 

神崎「?わかりました。」

 

反応から見るに鼻の下は伸びていなかったよう。だとしたら警戒していたのかな?それにしては顔とか耳が赤かったが。まぁそろそろ部屋に行きますか。




文化祭で疲れた...

もう寝たい...


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第三話 歓迎会(前編)

はひふへほさん、指摘ありがとうございました。

しわけんなんて原作は存在しないですね...


やあ!僕は一応戦艦の勇人だよ!何故か男なのに艦娘になったよ!まぁ、俺が神様に頼んだんだけどね。

 

今は、そろそろ夕食時のヒトハチマルマルだ。そして、艤装の手入れも終わったし...暇だ。あっそうだ、俺の服装は袴なんだよね。まぁ、俺の元居た世界の家系もあるから袴は着慣れてるけど...やっぱ戦艦はみんな和服なのかねぇ。

その瞬間、扉がものすごい音を立てて開いた。

 

バンッ

 

提督「ヤッホー!時間になったから迎えに来たよー!」扉<小破

 

神崎「すいません提督、扉が壊れてしまうのでもう少し静かに開けてください。」

 

提督「アハハ!ごめんごめん!あぁ、あと私にはため口でいいよ~。それじゃあ行こっか~。」

 

神崎「わかった。よろしく頼むよ提督。」

 

提督と二人で静かな廊下を歩く。提督は鼻歌まじりで歩いている。そんなに歓迎会が楽しみなのかこの人は。

 

しばらく歩いていくと騒がしい声が聞こえてきた。

 

提督「勇也くん、ここが会場だよ。」

 

そう言って扉を開けると舞台袖のようなところに出た。

 

提督「それじゃ、ちょっと待ててね。」

 

提督は舞台中央にあるマイクに近づき、

 

提督「はぁーい、皆注目~。今回建造された子の歓迎会を行いまーす。それじゃ、入ってきちゃって!」

 

そう言われて俺は歩き出す。そして、舞台に俺の姿が現れると、辺りが急にざわつきだす。まぁ、そりゃそうか。なんせ数少ない男が目の前にいるんだからな。

 

「えっ...男?」「噓でしょ...」「ほ、本物の男デスか?」「ハラショー...」

 

提督「それじゃあ一言お願いします!」

 

神崎「あぁ、わかった。」

 

俺はマイクの前に立って少し息を整えてから、

 

神崎「みんな、初めまして。俺の名前は神崎 勇也。気軽に勇也と呼んでくれ。何故かは知らないけど、艦娘として僕は建造されたんだ。」

 

まぁ、神様に頼んだのは俺だけどな。

 

神崎「この世界のことはまだよくわからないから、出来ればいろいろと教えてほしい。」

 

提督「それじゃあ、質問ある人~!」

 

数人の手が勢いよく上がる。

 

提督「それじゃあ、先ずは電!」

 

電「はい!あの、勇也さんは艦種は何なのですか?」

 

提督が困った顔をしている。まそりゃそうだろうな。

 

神崎「提督、ここは俺が説明します。」

 

そうぼそっと言ってマイクの前にまた立ち、

 

神崎「艦種についてだけど、わからないんだ。」

 

電「わからない...のですか?」

 

神崎「あぁ、ただ艤装とかから推測すると、戦艦だろうね。」

 

電「わかりました。ありがとうございました。」

 

神崎「うん、どういたしまして。」

 

あっ、ちょっと微笑んじゃったいかんいかん気を緩めすぎちゃ。

 

提督「それじゃあ次は~...天龍!」

 

天龍「よぉ!それで質問なんだけどさ、その艤装を見せてくれねぇか?」

 

神崎「あぁ、別にいいぞ。」

 

そう言って艤装を展開する。その瞬間辺りが急にどよめく。そこに提督が

 

提督「はぁーい、一回落ち着いて~。じゃあ先ずは艤装の説明をしてもらおうかな。」

 

神崎「あぁ、先ずは肩に46cm連装レールガンが両肩に二門、両腰に51cm連装レールガンが一門ずつかな。」

 

ここまではちょっと特殊な艤装だ、しかし俺にはもう一つ艤装がある。

 

神崎「そして、これがもう片方の艤装だ。」

 

そう言ってもう片方の艤装を展開する。

 

提督「え」

 

神崎「ん?」

 

提督s「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

 

神崎「うぉっ!」

 

辺りが一瞬で騒がしくなる。てかうるさくて何言ってるかわかんない。

 

提督「ちょ、みんな落ち着いて!一旦、席に座って!」

 

そう言われてみんなは席に戻っていく。

 

提督「ふぅ...それじゃあ、続きをお願い。」

 

神崎「う、うん。先ずはこの両手で持っているのは100cm単装砲で、両脚には61cm五連装魚雷、背中にはジェットブースターがあって頭部には戦術補助デバイスがあるんだ。」

 

提督s「...」

 

もう疲れた...て顔をしているな、提督。

 

提督「あぁ、うん。じゃあ次は~。」

 

あっ、訳が分からなくなったからってスルーはよくないと思うな。うん。

 

そうして、質問が終わり、宴会の方に移っていった...。




つ、疲れが抜けない...ぜ...!

まだまだ不定期だ...ぜ...!


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第四話 歓迎会(後編)

もう作者の体力はゼロに限りなく近いです...

( ゚д゚)ハッ!

寝よう...


提督「いや~まさか艤装が二つあったなんてね...驚いちゃったよ...アハハ...」

 

提督から力のない笑いが出る。

 

神崎「あれ、言って無かったけ?」

 

提督「いや、聞いてないよ。勇也くんはホントにイレギュラー中のイレギュラーって感じの艦娘だねぇ~...」

 

提督「あっ、伝え忘れてたけどこれからそれぞれの姉妹が挨拶しに来るから。よろしくね~。」

 

えっっそんなん聴いてないっすよ提督。

 

「やぁ、君が勇也だね。」

 

声の方向を見ると、黒髪で三つ編みの少女と、金髪のロングヘアーでなんか耳みたいな髪の毛がある少女だ。

 

両方とも背が低いから駆逐艦かな?

 

神崎「あぁ、これからよろしくね。」

 

「僕の名前は時雨(しぐれ)。でこっちが夕立(ゆうだち)。」

 

夕立「勇也さんよろしくっぽい!」

 

...夕立って子まるで犬みたいだな...。多少たわいもない話をしていると、

 

「こんばんはなのです!」

 

と元気に聞いたことがある声が聞こえてきた。

 

神崎「ん、君はさっきの」

 

電「はい!暁型4番艦の(いなづま)なのです!」

 

「私は暁型1番艦の(あかつき)よ!」

 

「私は暁型2番艦の(ひびき)だよ。」

 

「私は暁型3番艦の(いかづち)よ!」

 

神崎「あぁ、みんなよろしくね。」

 

...とまぁそんな感じの挨拶を順番にしていっていたんだ。...そう、戦艦組が来るまでは。

 

金剛「...で、結局どんな女性が好みなんデスか?」

 

そう、この金剛が酒で酔っためんどくさいおっさんみたいなノリでからんでくるのだ。正直うっとおしい。しかも提督はよりによって「あっちの料理とってくる!」て言ってどっか行っちゃったし...

 

神崎「あはは...女性には今は興味がないといいますか...」

 

金剛「本当デスカー?」

 

神崎「ほ、ほんとですって。今までそういう出会いすらなかったですし...」

 

とまぁこんな会話をしばらくしていたんですよ。そしたらですね。

 

「金剛さんそろそろ私たちが挨拶をしたいので席を外してもらえないでしょうか?」

 

金剛「むぅ...分かったネ。でも勇也。絶対に聞き出してやるんだからネ!」

 

そう言ってどっかへ行ってしまった。

 

神崎「あ、ありがとうございます。」

 

「いえいえ、お気になさらず。私は鳳翔といいます。」

 

「ウチは龍譲やで!よろしゅう!」

 

とまぁ後は空母組とあいさつを交わして全員に挨拶をしたことになる。なんか中に駆逐艦がいた気がするが...まぁいいか。疲れた...

 

提督「まぁそりゃあ全員とあいさつをしたんだもんね~。」

 

神崎「あぁ、ちょっと休むよ。」

 

「ん?どこに行くんだよぉ~。」

 

一瞬提督かと思ったが目の前に広がる光景を見て絶望を感じた。そこにいたのは、隼鷹、千歳、千代田、足柄等の飲兵衛集団だった。ついでに提督もいた。

 

隼鷹「ここでもうちょっと飲んでけよ~。ひひっ」

 

だめだこいつ...もうべろんべろんに酔ってるよ...

 

そしてその後勇也は酔い潰れて医務室行きだったらしい。




ここが良いとかここが悪いとかを教えてくださるとうれしいです...


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第五話 練習

夜更かしに最近目覚めたわたくしでございます。

...眠い


提督「それじゃあ始めるよ~。」

 

今俺は海上にいる。なんでいるかって?俺の艤装のデータをとるらしい。

 

戦艦の武蔵と伊勢がおそらく評価に、重巡洋艦の青葉は単なる趣味か新聞に乗せるのか分からないがなんか居た。

 

ついでに目を光らせた明石と夕張もいたが。

 

提督「じゃあ先ず目の前の的を破壊して~。」

 

そういわれたので、比較的に反動が少なく、そして着弾と同時に爆発する榴弾を装填する。そして前にある少し離れた的に砲塔を向ける。微調整すると同時に砲塔からカタカタと音がする。

 

何故艤装の使い方がわかるのかって?俺もよくわかんないんだぜ!

 

微調整が完了したので弾を発射する準備をする。先ずはチャージをする。この間はキュイィィィィィィンと音が鳴る。そして溜まるとピピッと音を鳴らす。この間僅か1.5秒。

 

そして撃つ。なお撃つのは51cm連装レールガンの一斉射撃である。

 

ドゴォン

 

爆発の音にも近いような音を放ち音速を超えた速さで的に着弾した。しかし、的が薄すぎたため、爆発せずに貫通し、水面に着弾。同時に爆発した。

 

提督「なんて威力...」

 

戦艦組は軽く気絶しかけていたな...、青葉はカメラ持ったままフリーズしてるけど。だがこんな砲撃だからこそ弱点があった。

 

神崎「衝撃が...強すぎる。」

 

実は射撃をした場所から0.5m後ろに反動で移動したのだ。反動が一番少ない弾を使ってこの結果だ。これは実戦向きでは無い。

 

神崎「提督、もう片方の艤装に変えていいか?」

 

提督「ん?あぁ、いいよ。」

 

艤装をもう片方のに変える。...やはり肩などは軽くなったが、その分この手に持っている主砲が重い。

 

主砲の形状を詳しく教えてなかったのでお教えしよう!

 

見た目は完全に『Kar‐98』である。ついでに光学照準器をつけてもらった。

 

完全に俺の趣味である

 

提督「じゃあ撃ち方始め~。」

 

そう言われて構え撃つ。そこまではよかった。しかし、その衝撃はさっきの比ではなかった。

 

発射と同時にキーンと音がした。

 

神崎「ぐぅ...!」

 

弾の見た目は7.92x57mmモーゼル弾という弾丸だが、実際は1mの砲弾を打ち出しているのである。

 

反動によって俺は1m後ろに移動した。

 

的は完全に粉砕、そして海面に着弾した砲弾は建物3階ほどの水柱を作り出した。

 

提督たちは慌ただしく動いている。

 

俺は爆音と反動で立ち尽くしていた。

 

正直反動は慣れれば行けるが、イヤーマフのようなものがないと発射の際の音で耳がつぶれる。

 

ようやく音が戻ってくると提督の声が通信機越しに聞こえた。

 

提督「勇也!返事をしろ!どうした!」

 

神崎「あぁ、済まない。さっきの砲撃で耳が少し聞こえなっていたようだ。」

 

通信機の向こうからはある声が同時に聞こえてきた。

 

「ならよかったデース!」

 

...昨日のおっさん戦艦金剛の声がした。

 

金剛「Hey神崎!今何か失礼なことを考えていませんでしたカ~?」

 

神崎「...考えてない。」

 

金剛「何ですか!いまn「金剛さん?後で『お話』しましょうか?」ほ、鳳翔!放してください!私はもっと勇也とお話したいんデース!」

 

しかし、金剛の抵抗もむなしく、鳳翔に連れ去られていった。

 

提督「...ともかく51cmはいいとして100cmがねぇ...」

 

神崎「これは実戦では使えないかもですね...」

 

提督とは後日に兵装に関しては話すことにした。

 

一通りデータを集めた後に鳳翔に会ったので「金剛へのお話とは何か」ときいたら、

 

「お話?何のことですか?」

 

と目が笑ってない笑顔で返してくれた。

 

鳳翔には逆らわないでおこう...




...zzz

( ゚д゚)ハッ!


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第六話 お話

お気に入り登録をしてくださった皆さん!誠にありがとうございます!

これからも温かい目でよろしくお願いします。

あと今回短いです。


俺がこの鎮守府に来てから三日目だ。今日は提督にこの世界の常識等を教えてもらうことになった。

 

大体は元居た世界と変わらなかった。少しを除いては

 

提督「元々は男女比が1:5で男性の方が若干少ない程度だった。でも、二度にわたる世界大戦でおおくのだんせいが戦場で散っていったんだ。」

 

なるほど、男性はもともと極端に少ないわけではなかったのか。

 

提督「でも、本来ならここで男女比は1:20ぐらいで済んだんだ。でも、第二次世界大戦の時にナチの独裁者が男性は必要がないから少ないのだと言って迫害していったんだ。」

 

...じゃあいま世界の男女比ってどれくらいなんだ?まさか1:50とか行って無いよな?

 

 

 

 

 

 

 

提督「とまぁこんな感じだね。」

 

神崎「提督、ありがとう。おかげでこの世界のことがいろいろと分かったよ。」

 

提督「いやぁ...それほどでもぉ...」

 

何故か提督の顔が少し赤いんだが、風邪かな?

 

神崎「提督、この後の予定はなにかあるか?」

 

提督「ん~...特にないから鎮守府内を散策してくるといいよ。」

 

神崎「分かった。じゃあ失礼する。」

 

俺はそういって執務室を後にした。

 

さぁ久しぶりの休みだ。どこをほっつき歩こうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

暇だから提督に許可をとって演習場を使わせてもらうことにした。

 

ここの演習場は特殊で波や的を出すことができるらしい。的は経費で請求するらしい。

 

今回は演習場で波を作りながら46cm連装レールガンを移動しながら射撃する。

 

まだ体に馴染んでないからか反動に少しよろめいたりするな。

 

「勇也さ~ん!」

 

訓練の途中だが名前を呼ばれたため一時的に中止して呼ばれた方に向く。

 

「おぉ~い!」

 

そこにいたのは間宮さんだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神崎「すいませんね、お昼ご飯を持ってきてもらって...」

 

 

間宮「ちゃんと食べないとだめですよ?」

 

いつの間にか1:30を時計は回っていた。そのため間宮さんが提督に俺がどこにいるのか聞いたところ

 

提督『あいつはたぶんまだ演習場にいるよ~。せっかくだからご飯持って行ってあげたら?』

 

といったそうだ。なので間宮さんはご飯を持ってきてくれたようだ。

 

神崎「ははは...でも、こんだけおいしいご飯が毎日食べられるのは楽しみですね。」

 

間宮「そういってくれると嬉しいです。」

 

何故だろう...みんな話すたびに顔が少し赤くなるんだが...?

 

しばらく俺は間宮さんと他愛もない話をして楽しんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

提督「さてと...神崎のことをどうやって大本営に報告しようか...」




皆さんこれからもごひいきに~。

サラバッ!


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第七話 再び

お久しぶりです。連続でたくさん書いていたために疲れので休んでました☆


俺がこの世界に来てから一週間。目が覚めるとそこは―――

 

 

 

 

 

―――神様がいる白い空間でした。

 

神崎「は?なめてんの?」

 

神様「落ち着け!まずはいったんその胸ぐらをつかんでいる手を放せ!」

 

――――――――――

 

―――――――

 

――――

 

――

 

神様「全く...お試し期間が終わったから呼び戻してやったものを...」

 

神崎「は?お試し期間?」

 

何それ俺元の世界に戻されんの?ないわーまじないわー。

 

神様「そうじゃ。中には何も考えずに願い事を言って苦労する奴がいるからの。そのために一週間ぐらいお試し期間としておるのじゃ。」

 

なるほど確かに俺もいろいろと修正したいことがあるからな...

 

神様「それでお主も何か直すところはないこの?」

 

神崎「それじゃあすべての艤装の反動を軽くしてくれ。それから艤装をどれにでも変えれるようにしたい。」

 

神様「中々あるのぉ...」

 

遠慮はしない。色々とチートしたいからな。

 

神様「分かった。それじゃあ元の世界に戻すぞい。」

 

神崎「え、そんだけk「じゃあの!向こうでもしっかりやれよ!」話をきけぇぇ......」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目を覚ますと寝室にいた。

 

神崎「くそぉ...あの駄神が...」

 

「おや、勇也が悪態をつくとは珍しいな。夢で何かあったのか?」

 

声がした方を振り向くと武蔵が腕を組んで入り口に立っていた。

 

神崎「あぁ...正直もう見たくないね...で武蔵はどうしたの?出撃とかは?」

 

武蔵「今日は特に用事もない。だから本を読むためにここに来たわけだ。」

 

艦娘の趣味はそれぞれ違うらしい。中には性格すら違うこともあるらしい。

 

例を挙げるなら筋トレや読書、武器開発から茶道など...様々な例があるらしい。

 

神崎「そうか...ならゆっくりしていってくれ。俺はお茶でも入れてくる。」

 

武蔵「いいよ、それなら私が...」

 

神崎「ここの部屋主は俺だぞ。客人は黙ってくつろいでいてくれ。」

 

武蔵「...分かったよ。ならくつろがせてもらうぞ。」

 

俺は最近提督が仕入れてくれた静岡の質のいいお茶を使ってお茶を沸かした。いつもは安いのを使っているのだがな...

 

神崎「ほい、どうぞ。」

 

武蔵「あぁ、ありがとう。」

 

武蔵はうまそうに茶を飲み本を読み始めた。

 

神崎(そろそろ俺も寝直すかな。)

 

俺は壁にもたれ掛け、目を閉じようとしたとき武蔵が話しかけてきた。

 

武蔵「ん?なんだ、ここで寝るのか?」

 

神崎「そりゃあここは俺の部屋だからね。」

 

そう返すと武蔵は「いやそういうわけでなくてな...」と少しあきれた表情をして言う。

 

武蔵「女がいる部屋で一人で寝るのか?」

 

神崎「金剛型とかなら追い出すが、武蔵なら信用できるからな。」

 

武蔵「そうか...信頼できる...か...フフ」

 

なんか武蔵が喜んでる。とにかく寝直したい気分だからほっといて寝るか。




これからは一週間ぐらいの間隔で出そうと思います。それより早く出ることはありますが、これより遅くなるわけではないと思います。


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第八話 ティータイム

今回は金剛型を出しました。

タイトルで分かった人がほとんどじゃないですかね...


そう言えば前に俺が『金剛型じゃなければ追い出さない』みたいなことを言ったな。

 

その理由をお話ししよう。そう、あれは数日前のことだった。

 

 

 

 

 

金剛「Hey、勇也!ティータイムにするネー!」

 

神崎「は?」

 

そう、突然。突然金剛が部屋に入ってきたと思ったら『ティータイム』に誘われたのである。

 

神崎「別にいいがいきなりどうしたんだ?」

 

金剛「実は私たちは勇也と一度一緒に紅茶を飲みたいと思っただけネー!」

 

さいですか。まぁ暇だったし。

 

と、言わけで俺は金剛型のティータイムに出席することになったのはよかったんだが...

 

 

 

 

 

金剛「で、勇也は誰か気になる人はできたんですカ~?」

 

とめっちゃニヨニヨしながら聞いてくる。この子ストレート過ぎないですかね?

 

勇也「たった数日でできるわけがないだろ。」

 

金剛「じゃあ私はどうネ?」

 

勇也「ブフゥ!」

 

ほんとに何言いだすんだこの子は。そして俺は一つのことを思い出した。

 

勇也(あ、ここあべこべの世界だった。)

 

つまり狼の群れ(艦娘たち)の中に放り込まれた()

 

俺はすぐに比叡が『いきなり何言いだすんですか御姉様!失礼ですよ!』みたいなことを言ってくれると思っていたが。

 

比叡「勇也、私でもいいよ?」

 

何 言 っ て ん だ こ の 子 は 。

 

まずいこの流れだと予想できるのは...

 

霧島・榛名「私も...」

 

や っ ぱ り お 前 ら も か よ 。あぁ俺のカップを持つ手が震える...

 

健全なる中高生なら喜ぶだろう。だがしかし!俺にとっては胃に負担をかける攻撃でしかない!保て理性よ!

 

勇也「は、ハハハ。みんなしてからかうなよ。」

 

金剛「むぅ...私たちはからかってなんかいませんヨ...」

 

ほかの三人からも似たような反応が返って来た。

 

理性は保てたが犠牲に罪悪感が...くっ心が痛むぜ...!

 

この後は普通に雑談は(途中危ないのが何回かあったが)無事に終了した。

 

そして....

 

 

 

 

 

 

 

 

勇也「あぁ...よくやったよ俺の胃と理性よ...」

 

武蔵「一体今日は何があったんだ勇也よ...」

 

これが金剛型を部屋に入れない理由である。

 

 

 

 

 

 

 

金剛「Hey、勇也!今日こそ部屋に入れるネー!」

 

勇也「お断りします。」

 

最近金剛が俺の部屋に押しかけてくるようになりました。

 

金剛「むぅー。どうして大和達は良くて私はダメなんですカ~?」

 

勇也「よし金剛。一度胸に手を当てて考えてみろ。」

 

金剛は胸に手を当て考える、そして笑顔になり―――

 

 

 

 

金剛「さっぱり分かりまセーン!」

 

勇也「あぁ...もう誰か助けておくれ...」

 

勇也は今日も平和に過ごしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――忍び寄る魔の手に気づかずに。




あぁ...そろそろ戦闘シーンを書かないとな...

今回はちょっと早めにできたので早めに出します~


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第九話 天使

またまた早めに作っちゃいました。


俺は神崎。俺は今目の前で繰り広げられていることに疲れています。

 

「勇也さんは保護対象です。」

 

「本人の意思が無かったらダメなんでしょ!」

 

神崎「もうやだ疲れた。」

 

 

 

 

 

 

―時は少しさかのぼり...

 

神崎「え、政府の人が訪問に来る?」

 

提督「えぇ、大本営から漏れちゃったみたいで。

   しかも政府の人だけでなくて違う鎮守府からも色々要請が来てるよ。」

 

...いやな予感しかしないんだが...

 

神崎「...例えば?」

 

提督「えぇーと...演習とか、異動とか、婚姻届けも入ってたような...」

 

マジかい。異動は無理。まして結婚とか...俺は一応艦息子なんだけどな。

 

神崎「演習以外全部お断りでお願いします...」

 

提督「だろうと思って既に出しといたよ~」

 

あぁ...今は提督が天使に見える。

 

神崎「...それより政府のお方はいつ来るんだい?」

 

提督「あぁと確か一三○○だから...あと三時間後だね。」

 

あと三時間か...そうだな、暇だから少し歩くか...

 

 

 

歩いて港で休んでいたら遠征終わりの吹雪たちと出会った。

 

吹雪「勇也さん何してるんですか?」

 

神崎「ん?あぁ吹雪ちゃんか。今は一時までやることがないからここで海を眺めてたんだよ。」

 

吹雪たちは隣失礼済ますといった後2人が座り、一人が膝に、もう一人が後ろから抱き着いている。

 

神崎「...隣りに座っている吹雪と初雪はいいんだが、何故深雪は膝に座って白雪は後ろから抱き着いているんだい?」

 

深雪はまぁなんとなくやりそうだからいいとして、無表情でクールな印象だった白雪が後ろからあすなろ抱きしてきているのは意外でしかない。

 

深雪「二ヒヒっ別に良いだろ~」

 

白雪「...何か問題でも?」

 

神崎「いや、別に特には...この後は何か予定とかないのか?」

 

初雪「...後は部屋に引きこもるだけ。」

 

引きこもるのか...俺はそんな暇がなく政府の人と会わないといけないからな...

 

吹雪「勇也さんは一時から何か用事はあるんですか?」

 

神崎「あぁ、政府の人と保護に関して話し合うんだ。」

 

吹雪「えっ...」

 

何故か保護の話をしたら深雪は抱き着いてきてるし吹雪と初雪はそれぞれの俺の腕に抱き着いてきている。白雪ちゃん?首に地味に腕がかかってるから。もっと力込めたら首締まっちゃうから。ちょっ白雪さん?痛いから。痛い痛い痛たたたたたた!

 

~間をおきまして~

 

吹雪「勇也さんは保護には賛成なんですか?」

 

深雪「...離れたくない。」

 

神崎「俺はここからは離れないよ。...ただ政府の人だから強引に連れていかれるかもしれないけどね。」

 

白雪「問題ありません。そのような人は私が処分しますので。」

 

神崎「待って白雪ちゃん。女の子がそんな処分とか物騒な言葉使っちゃだめだから。」

 

白雪「?そうですか。」

 

そう言えばこの世界あべこべだったな...たまに頭から抜けるから気を付けないとな。それでも処分って言葉を使っちゃだめだと思うんだが...

 

吹雪「勇也さん、大丈夫ですよ。もしも連れていかれそうになっても私が守りますから。」

 

どっかの紅茶戦艦と違う純粋な笑顔を俺に向けてくれた。

 

あぁ...何故か吹雪ちゃんの背中から清い白い翼が生えているように見える...天使フブキが降臨なさったか...




最近冷えてきましたね...

そのせいでお腹が...

ハゥ!は、腹が...(ジョニー風)


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第十話 演習メンバー

お久しぶりです。今回もゆっくり見ていってください。


何か話を一話またいだような気がするが、まぁ気にしないでおこう。

 

今は執務室で政府の人が来るのを待っているのだが、横にいる提督のオーラが黒い...

 

その時、政府の人と共に大淀が入ってくる。

 

大淀「提督、お連れしました。」

 

提督「あぁ...ありがとう。」

 

提督は黒いオーラを出しながら政府の人と一緒に席に着いた。ついでに言うと政府の人も女性である。

 

「私の名前は篠田だ。君は?」

 

神崎「私は神崎です。」

 

政府の人は珍しくきょどったりしてない。やっぱり男性保護を担当しているだけあって多少は見慣れてるのかな?

 

篠田「そうか。神崎くん、単刀直入だが保護される気はないかね?」

 

ですよねぇ。この言葉で思いっきし提督オーラが黒を通り過ぎて漆黒なんですけど!何で!なんでこんなに真っ黒なの!

 

神崎「お断りします。」

 

そう言うと少し驚いたような表情になる。俺はこの人たちにいろいろとお世話になっているからな。

 

っていうのは建前で本音は男が集まってるむさくるしいところに行きたかねぇんだよ!俺は男色じゃね!薔薇の花が咲き乱れているところには行きたかねぇ!しかもYesっつった場合の提督が怖すぎる...深海棲艦を軽く殺せるぞこれ。

 

篠田「そうか...」

 

神崎「ですのでお引き取り下さい。」

 

ふぅ...やっとこれで提督のk「残念ですがそうはいきません。」は?待って提督まって!無言で腰に掛けてある軍刀に手を伸ばさないで!危ないから!

 

神崎「...なぜですか?」

 

篠田「私にも仕事がありますので。」

 

やべぇ、やべぇよ...提督さんの顔を見るのが怖すぎて見れねぇよ。軽く横から『ゴゴゴゴゴゴゴゴ!』って聞こえてきそうで怖ぇえよ!とにかくこの場を乗り切らないと!てか仕事ってなんだよ!

 

神崎「じゃあそちらが選んだ相手と俺らが演習して俺らが負けたらそっちに行く。俺らが勝ったら手を引いてくれ。」

 

篠田「...分かりました。それで手を打ちましょう。」

 

良かった。提督blackオーラが少しずつだが静まっていく。

 

神崎「それでは...」

 

と言ってドアを開けた瞬間―――――めっちゃ人がなだれ込んできた。

 

たぶんドアに聞き耳立ててた連中だろうな。メンバーは大体吹雪型とツンデレ艦組、後は一番下に金剛型が。鳳翔さんや間宮さん、武蔵もいたが、倒れこまずに普通に立っていた。

 

金剛「皆サーン!退いてくだサーイ!重いデース!」

 

そう言われて皆が退く。金剛はパッパッとスカートや服についたほこりを払った後に――

 

 

 

――金剛「私を演習メンバーにしてくだサーイ」

 

 

 

 

と言ってきた。なのでこちらも笑顔で

 

 

 

――神崎「俺に言わずに提督に言ってくれ。」

 

 

と提督に押し付けた。そしたら金剛が提督に鼻息荒くしながら「提督ー!ぜひ演習には私を!」といっているが、提督は困った顔をしてなだめている。

 

言っておくが俺は手伝わないからな。(演習メンバー決め)




かなりお疲れでごぜぇます。

あ艦これ。


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第十一話 特訓

初の戦闘シーンです。温かく見守ってくだせぇ。


結局演習メンバーは練度が高い順で決まった。ついでにしたに書いておこう。

 

旗艦:神崎 勇也

 

2番:武蔵 練度87

 

3番:龍驤 練度88

 

4番:蒼龍 練度79

 

5番:神通 練度91

 

6番:吹雪 練度89

 

このメンバーになった。バランス?知らんな。

 

しかし、いきなり演習になって俺がやられるのは出来るだけ避けたい。演習は3日後なのでそれまでに特訓をしたい。と、言うことを提督に言ったら「じゃあ演習メンバー+金剛対勇也でいいんじゃない?」と言ってきた。おのれ...金剛を押し付けた件で怒っておるな...まぁ確かにあいつは扱いが難しいからな。取り敢えず演習することになった。せっかくなので色んなスタイルを試してみるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

――演習場

 

提督『勇也?準備おっけー?』

 

神崎「あぁ、おーけーおーけー。何時でも始めてくれ~。」

 

提督『それじゃあスタート!』

 

俺はスタートの合図とともに第二艤装に変える。ぜかましの三倍といったのでかなり速い、が一応これでもリミッターを付けている。解除したら世界のスピードがゆっくりになるとかのロマン使用になっている。ただし制限時間付きだが。するとメガネの形をした頭部デバイスに上空警戒の文字が現れる。上を見るとかなりの数の艦載機が飛んでいた。

 

「おぉ...圧巻だな...」

 

あいにく対空兵器は持ってはいないが、俺にはレールガンがある!艤装を第一艤装に変更!レールガンペイント弾装填!目標は艦載機!

 

「てぇぇ!」

 

甲高い発射音を奏でながら音速の壁を越え砲弾は駆け抜けてゆく。その砲弾は衝撃波で艦載機を落としてゆく。この衝撃波でほぼすべての艦載機を落としたので早速接近戦に持ち込もうと思う。

 

「第二艤装展開!最大船速!」

 

あほみたいな速度で加速してゆく。もう間もなく会敵するだろう。100㎝砲に神様からもらった力で作った特殊砲弾を装填する。

 

「しゃあ見えたっ!」

 

100㎝砲を軽く構え突っ切ってゆく。金剛や武蔵から飛んでくる砲弾がデバイスに表示される。

 

「ここだ、リミッター解除。」

 

瞬間世界が遅くなる。砲弾や艦載機もすべて遅く見える。その中俺は普通に走ることが出来る。――ここは俺の独壇場だ。100㎝砲を構えたまま接近する。先ずは金剛。いつもの借りを返させてもらうぜっ!

 

「くらえっ!〈ペイントキャニスター弾〉!」

 

100㎝砲から放たれた砲弾は空中で炸裂し、まるでショットガンのように弾が飛んで行く。そのまま流れるように空母組に魚雷を放つ。そして第一艤装のレールガンを武蔵、神通、吹雪に放つ。これが、俺式特攻だ!ついでにこれで轟沈判定じゃなかったら俺やられる自信あります。そして、リミッターが再びかかる。

 

「なっ」「What!」「なんやこれ!?」「ふぇぇ!?」「きゃっ!」「ダメです~!」

 

提督「...演習メンバー組全員轟沈判定...勇也の勝利~!」

 

神崎「しゃあ!」

 

やった!勝ったぜ!なに?大人げない?6vs1の時点で既におかしいわ!過剰戦力すぎるだろ!そんな事を考えていると全身ペイントで覆われた金剛がダッシュしてきた。

 

金剛「Hey!勇也、この後反省会を兼ねてティータイムデース!」

 

そして、ダイブしてきた。そして俺は――受け止める。流石に最近は少し辺りが強すぎた気がするのでお詫びとしてティータイムに付き合おうと思ったのである。

 

神崎「あぁそうだな。それじゃあティータイムに付き合うとするか。」

 

...ん?金剛ならここで「じゃあ早くするネー!」とか言うんだが...。ふと金剛の方を見ると顔を赤くしながら結構きつく抱きしめてきた。ってか強いです金剛さん。あっなんかデジャビュって折れる!折れるから!痛ででででででででででで!

 

俺はこの後『金剛型』ときちんと反省会をした。...たまに金剛がアウトゾーンギリギリのことを言いかけたので危なかったが。




金剛さんは可愛いです。(ヒロイン枠とは言って無い)


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第十二話 対面

最近めっきり寒くなりましたね。



ハウッ!は...腹が...。


俺は今すぐ近くにある鎮守府に来ている。前にも話したと思うが演習で勝ったら向こうは手を引き、負けたら俺が保護されるという条件だ。本人の意思が必要じゃなかったのかって?俺に聞かずに政府の人たちに聞いてくれ。お偉いさんの考えることはやはりわからないものだな。

 

「ようこそいらっしゃいました。」

 

目の前には紳士的な女性がいる。これは演習相手である。俺の中では『演習提督』とでも名付けよう。

 

篠田「では早速演習を行いましょう。」

 

篠田さんもいた。俺もさっさと終わらせて間宮さんのご飯が食べたいです。というわけで我々は演習場に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神崎「さてと、相手は旗艦から...大和、長門、大鳳、加賀、電、雷の順か。」

 

龍驤「どないする?一気に攻めたるか?」

 

龍驤さん先ずはあなたから少しばかりあふれ出る殺気を抑えてくれませんかね。吹雪ちゃんが怯えまくってますよ。

 

神通「そうですね。すぐさま潰すのが良いかと。」

 

ジンツウ=サン、あなたもですよ。というか吹雪ちゃんが怯えている原因ほぼあなたでしょ。龍驤さんよりも数段階上の殺気が溢れ出てるんですが。

 

神崎「まぁまぁ、作戦は考えてあるから大丈夫だよ。」

 

全員が一斉にこちらを向く。ついでに殺気が消える。いや、神通さんは少し、ほんの少しだが感じる。

 

神崎「俺が真正面から突っ込むので武蔵と龍驤は左から、神通と吹雪、蒼龍は右側から攻め込んでくれ。俺がおとりをする。」

 

少しは反論が出るかと思っていたが全員納得という表情を見せていた。

 

武蔵「まぁ確かに勇也の化け物じみた力を使えば何とかなるだろう。」

 

あぁ...地味に傷つく!みんなも頷かないで!心が痛い!...でも実際負ける気がしないからこの作戦選んだんだよね。

 

提督『おぉ~い。準備できたか~い。』

 

おや、そろそろ時間のようだ。俺達は確信的な気持ちをもって演習に挑むこととなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

提督『それでは演習開始まで...3...2...1...始めっ!』

 

俺は第二艤装に変更し化け物じみた速度で敵陣に突っ込む。実は特訓中に気づいたのだが第二艤装で加速して移動していると攻撃が遅すぎてあたんないんだよね。どっかのぽいぬもビックリかな。

 

少し走ると早速先頭集団が見えてくきた。数は...6人。全員いるようだ。武蔵達が準備完了するまでは遊んでますか。

 

神崎「やぁ、こんにちは。」

 

会話できる距離まで近づき会話をする。もちろん相手は砲撃やら雷撃やらしてきますよ。すべて避けたりしているだけです。一回調子に乗って拳で弾いたら小破判定もらいました。空母もいますが飛ばすたびにレールガンで落としてますんでバレる心配はありません。

 

大和(相手)「なんなんですか貴方は!」

 

神崎「そんな事を言える余裕があるのかな?」

 

話しかけたのは俺だが、俺は戦闘中に話ができるほど暇じゃないんですよね。だって四方八方から砲弾と魚雷が来るんですもん。しかも艦載機落さないかんし。

 

龍驤『勇也!こっちは準備できたで!』

 

蒼龍『こちらも準備できました!』

 

神崎「よっしゃ!Fox3!」

 

本来このコールは空軍で使用されていたものだが、今回は作戦開始のサインに使わせてもらった。デバイスには残り一分と表示されている。早速行動に移しますか。100㎝砲を構え海面に放つ。辺りに爆音と衝撃が走る。

 

神崎「後は頼むぞ!」

 

俺は作戦の手はず通りに相手から離れる。すると、爆音で耳を押さえているところに艦爆と艦攻が襲い掛かる。その後は武蔵達による遠距離砲撃が行われる。本来ならそんなことはできないが爆音により動きを封じたため可能なのである。なに?卑怯だって?勝てばよかろうなのだ(ゲス顔)。

 

爆撃、雷撃、砲撃によって空母と駆逐艦は大破判定になったようだ。ならば最後は一発で決める!

 

神崎「華麗に決めたるで!Fire!」

 

作戦開始から勝利までかかった時間は大体...3分くらいだったかな?まぁ勝ちましたよ。早く間宮さんのハンバーグが食べたいです。




ハンバァァァァァァァァァグ!


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第十三話 終了

ughta4さん、誤字報告ありがとうございました。

どんどん報告等を待ってます。


提督「見てたけどやっぱり勇也の力は異常だね。」

 

ぐうっ!心に刺さるっ!一応俺も艦息子なんだよ!確かにオーバースペックなのは認めるけどさぁ!

 

神崎「そ、そんなことより早く篠田さんに報告に行きましょうか。」

 

提督「そうね、早く行って帰りましょう。そろそろ帰らないと夕飯時に間に合わないしね。」

 

俺の心のライフがゼロになる前に回復しないと...!おら死んじゃう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

篠田「分かりました、約束通り手を引きましょう。」

 

やったぜ!これで人生薔薇色生活だけは回避できたぜ!ホモ化した男どもとは一緒にいたくないです。絶対に。

 

提督「それじゃさっさと帰ろうか!早く帰って間宮食べたーい!」

 

この人はホントに仕事が終わるといつもこう...何かが抜けた人みたいになるんだから。

 

「あの~...すいません...」

 

ん?いきなり後ろから声を掛けられる。

 

電(相手)「今回は演習を受けてくださってありがとうなのです。」

 

神崎「いやいや、こちらこそ急なのに答えてもらってありがとね。」

 

お礼に頭をなでてあげようかな。やっぱり小さい子はかわいいね。...ロリコンじゃないぞ。

 

電(相手)「はわわわ、びっくりしたのです!」

 

神崎「あはは、また今度どこかで会えると良いね。」

 

俺は少しいたずらな笑顔を浮かべていた...と思う。とにかく小さい子はかわいい。...ロリコンという文字は何故か社会的に殺されやすい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

提督「着ーいたっ!」

 

だいたい今は午後の6:00位だ。早く間宮さんの食事が食べたい。演習で頑張りすぎた...

 

武蔵「どうした、勇也?少しやつれているように見えるぞ。」

 

神崎「あぁ...武蔵。俺腹が減りすぎて...」

 

提督「私もお腹すいたー。というわけで早く間宮さんのご飯食べに行こー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

間宮「あら、皆さんお疲れですね。」

 

神崎「はい...すいません、俺生姜焼き定食で。」

 

武蔵「私は味噌汁定食で。」

 

神通「私は...日替わり定食で...」

 

吹雪「そうですねぇ...じゃあカレーで!」

 

蒼龍「焼肉定食で!」

 

龍驤「そうやなぁ...じゃあ私も味噌汁定食頼むわ。」

 

提督「私も生姜焼き定食で!」

 

俺はすぐに間宮さんから受け取った後に近くの席に座り食べ始める。

 

「おっ良い食べっぷりだねぇー。」

 

またいきなり話しかけられる。前を見ると見た目JKな鈴谷さんがいた。てか座ってた。

 

神崎「...いつの間に座ってたの?」

 

鈴谷「いや、いきなり勇也が私の正面に座ってきたんだけど...」

 

マジかよ。いきなり目の前に座るとか、失礼すぎるだろ。

 

神崎「...すまない、ここで食べていいか?」

 

鈴谷「いいよいいよ。私食べてるの見るの好きだし。」

 

ギャルみたいな雰囲気を出しながらもその見た目に反する話し方と優しさ。これがギャップという奴か。

 

結局鈴谷さんは俺が食べ終わるまで相席していた。ついでに周りは見なかった。少し黒いオーラが一瞬見えたから。




皆さんはクリスマスどうお過ごしですか?

私は一人で寂しく執筆しています。


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第十四話 掟

年末はどうお過ごしですか...

私はいつも通り家で引きこもってます。


ある鎮守府には掟があった。この掟はある者が起こした事件ののちに作られた。その事件の名を―――

 

 

 

 

 

 

神崎「提督~この書類これでいいですか?」

 

提督「えっとねぇ...うん、問題ないからいいよ~。っていうかそろそろ最初の頃に言った紗綾って呼んでよー。」

 

神崎「嫌です。」

 

俺はあるとき提督の執務業を手伝っていた。この時はいつも通りに平和だと思っていた。しかし、ある無線がその思いを破壊した。

 

大淀「提督!先程新海域偵察に行った第一艦隊から無線です!内容は『コチラ姫ヤ鬼、フラグシップクラスノ敵艦隊ノ奇襲ニヨリ艦隊ハ壊滅状態。至急応援ヲ求ム』とのことです!」

 

瞬間提督に覇気が漏れ出る。

 

提督「直ぐに第二艦隊の出撃準備をしなさい!」

 

大淀「ダメです!出撃させたところで間に合いません!」

 

提督「なら彼女らを見捨てるのか!」

 

神崎「俺が行きます。」

 

俺が進言した瞬間二人がこっちを見る。それもそのはず、俺は今まで出撃はしたくないと提督に言っていたからである。できるだげ訓練をしてから出たかったからな。

 

提督「本当か?」

 

神崎「仲間が死にかけなのに自分の都合で殺したくはない。」

 

提督「分かった。直ぐに出撃してくれ。場所はわかるか?」

 

直ぐに無線から逆探知をして座標を確認。デバイスにナビをさせる。

 

神崎「大丈夫だ。直ぐに出撃する。」

 

俺はその日初めて出撃をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

赤城「勇也さんがすぐに来るそうよ!」

 

加賀「彼で大丈夫かしら?」

 

武蔵「そんな事を言っている暇はないぞ!全員回避に専念しろ!一回でも当たったら沈むぞ!」

 

彼女らは新海域の偵察に行っていた。しかし、彼女らは深海棲艦の二つの主力艦隊に奇襲され轟沈寸前だった。

 

ル級改f「アハハ!イイワァ...セイゼイ...ニゲマワッテナサイ...ドウセシズムノダカラ!」

 

しかし彼女らは知らなかった。ここにある人物が近づいていることに...

 

 

 

 

 

 

 

 

神崎「くそっ!」

 

俺は全速力で海をかける。仲間を助けるために。少し経つと戦闘音が聞こえてくる。

 

神崎「見えた!」

 

すぐに俺は100㎝砲を構え狙いを定める。そして、引き金を引く。

 

ドゥウン...

 

重く大きい音が海に響く。

 

 

 

 

 

ドォォン!

 

突然音が鳴ったかと思うと深海棲艦側の艦に巨大な水柱が出来る。それを武蔵達は瞬時に何が起こったのかを理解する。

 

武蔵「来たか...!全員!この海域から離脱する!今のうちだ!」

 

ドゥウン...ドォォン!

 

深海棲艦側は何度も飛んでくる強力な攻撃に怯むうちに武蔵達は神崎と合流することが出来た。

 

 

 

 

 

武蔵「勇也、こんなことになってしまってすまないな。」

 

神崎「いや、大丈夫だ。それよりもあと少しで回収用の第二艦隊が来る。ここからすぐに鎮守府方面へ行ってくれ。」

 

加賀「それで、あなたはどうするの?」

 

神崎「俺は...」

 

次の瞬間、武蔵達は戦慄した。今まで彼はキレたことがなかった。しかし、いま彼はキレていた。しかもガチで。

 

神崎「奴らを絞めなきゃ気が収まんねぇからよ。」

 

完全に彼の素が出ていた。彼女らは後に彼を絶対に怒らせてはいけないと言っていたという。

 

そして彼女らはこの後に起こることを『神崎事変』と言っていたらしい。




キレさせたらあかん奴は絶対知り合いに一人はおるはずやで...


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第十五話 怒り

正月という魔物は恐ろしい!

皆さんもまだ正月気分に埋もれてたりしませんか?


神崎「よぉ。深海棲艦さんよぉ。よくも仲間に手を出してくれたなぁ。」

 

ル級改f「アラァ...アナタタチモワタシノナカマニテヲダシテルジャナァイ...」

 

神崎「黙れ。実際はテメェらが先に手を出してきたんだろうが。しかも軍艦だけじゃなく商船や輸送船にまで手を出してるそうじゃねぇかよ。」

 

ル級改f「アラアラァ...ソウダッタカシラァ...()()()()()()()()()()()()()()()()()ダケダカラカンケイナイワァ...」

 

プチッ。この時俺の中の何かが切れた。すぐさま第一武装の51㎝連装レールガンに『炸裂弾』を装填する。

 

この炸裂弾は一言で言うならば近接信管を搭載した小型無誘導爆弾のようなものである。対象に接近すると信管が反応し、中の圧縮された爆薬が爆発するという代物だ。ちなみにこれはなぜか神様がお遊びで「作ったらなんかできちゃったからあげるね☆」みたいなノリで渡してきたものである。常時四発持っている。

 

とにかくこれをル級の後ろにいる奴らに二発撃ち込む。後ろ側で観戦していた姫に当たると炸裂し、周りにいた鬼たちにも被害が及んだ。轟沈したものはいなかったが殆どが大破していた。

 

ル級改f「ウ、ウソ...ネェサマタチガイッパツデ...クソッ、オボエテナサイ!」

 

そう捨て台詞を吐いて逃げようとしたル級の肩をつかんで笑顔で一言。

 

神崎「逃がすわけないだろ。」

 

ル級改f「ヒィ!」

 

神崎「ふっとべやぁ!」

 

俺は拳で思いっ切りル級の顔面を殴ってやった。

 

ル級改f「ガァァ!」

 

ル級達はその後ヒィヒィ言いながら帰っていった。なんで倒さないのかって?そりゃお前...流石に俺もそこまでの覚悟がないからだよ。俺は人を殺せない。ただそれだけだ。

 

俺は俺以外誰も見えない海を鎮守府に向かって移動していた。

 

 

 

 

 

 

 

武蔵「勇也、無事だったか!」

 

戻ってくると鎮守府内のみんなが迎えてくれた。正直言ってそこまでする必要あるかなぁ...

 

神崎「あぁ...追っ払ってやったよ。」

 

提督「よかった~!無事でよかった~!」

 

と言いながら提督はこちらに抱き着いて来ようとしたので俺は――――アイアンクローをかました。

 

提督「あだだだだだだだだだだ!痛い!勇也痛い!放して~!」

 

神崎「ならいきなり抱き着いてくんな。」

 

まわりが黒いオーラを纏ったらもはや俺には対処はできない...目の前の人物が一番ヤバいのだがな。

 

「全く...皆に余計な心配をかけないでよね!このクソ勇也!」

 

ん?この声と罵り方は...曙だな。最初のころはなぜか話しかけたら顔を赤くして逃げていったから話せなかったな。

 

神崎「あぁ...すまないな曙。みんなに心配をかけてしまった。」

 

そう言いながら曙の頭をなでる。あぁ~子供はやっぱりかわいいんじゃ~^^

 

曙「...ふんっ!」

 

なぜかそっぽむいちゃったけどそんな顔もかわいいんじゃ~^^

 

...やめとこう。これ以上はロリコンの域だ。

 

提督「それじゃあ勇也!補給と入渠、してきなさい!」

 

そう提督に言われ、その場を後にした。




Besiegeで戦車やら航空機やら軍艦やらを作らなければ...


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第十六話 入渠

ぬぅぅぅぅぅんぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ!


誰もいない大風呂に肩まで湯を浸からせながら体をゆっくりと()していく。

 

神崎「ふぅ~...染みるわ~...」

 

何?攻撃食らってないくせになんで入渠してんだって?何故かというとだな諸君、ル級の顔面殴ったじゃろ?意外と固いじゃろ?骨折れるじゃろ?とりあえずそういうことだ。

 

神崎「かかる時間は...11分か。」

 

まぁ短い時間だから誰かが入るk「勇也!背中流してあげる!」フゥワァァァァァ!?

 

入口の方を見ると提督が全裸で立っていたので。

 

神崎「お帰りください。」

 

提督「ちょっと待って!」

 

即座に目をつぶりながら模擬魚雷を提督に投げつける。

 

提督「ごはぁ!」

 

提督の体にクリティカルヒットしたのでそのまま脱衣所に飛んでいく。

 

神崎「ふぅ...すっとしたぜ...」

 

危ない危ない...提督と言ってもまだ若いからな...そんな女性の裸をいきなり見せつけられるのは心臓に悪い。

 

取り敢えず提督がまた入ってきたときのために魚雷持っとくか。もう一回はいられたらちょっと色々とキツイデス。

 

 

 

 

 

 

ついでにそのあと金剛が入ってきたので今度は顔面に魚雷をお見舞いしてやった。艦娘だから容赦はしない。

 

 

 

 

 

 

 

 

結局提督は入っては来なかったが今度は拗ねてしまったようだ。女性の扱いとはこんなにも難しいものなのだな...

 

神崎「提督?どうかしましたか?さっきから執務室の端っこで体操座りして。」

 

提督「だって...色々(特に番外編)と勇也にきつく当たられてるもん...」

 

提督よ...番外編についてはすまなかった...あれは全部乗りと勢いだ。すべて責任は作者にある(責任転換)

 

神崎「いやまぁ...だって普通あんなに迫られたら普通警戒しますよ。」

 

提督「うぅ...でもあんな風に魚雷をぶつけなくても...」

 

あ艦これ...完全に提督が凹んでしまっている...。さすがにお詫びをしないといかんなぁ...

 

神崎「...じゃあ今度二人っきりで食事に行きましょう。」

 

ぴくっと提督が少しだけ反応する。...これならいけるかな?

 

提督「......」

 

神崎「提督が自由に時間帯を決めていいです。」

 

ぴくぴくっと反応する。...もう少しかな?

 

神崎「提督が全部自由に決めていいですよ?」

 

提督「そこまで言われちゃいかないわけにはいかないよね!」

 

わぁ~いつも通りの提督だぁ~。

 

神崎「それじゃあ予定が決まったら言ってください。」

 

提督「了解です!」

 

こうして提督は立ち直ったのであった。

 

ちなみに金剛は食堂で会った時「勇也は照れ屋さんだもんネ~♡」と言われたので一切反省して無い様だ。妹たちも流石に苦笑いしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

部屋に戻ったらなぜか今度は武蔵が少し拗ねてました。何故だ。




色々と大変で大変だぜぇ!(語彙力崩壊)


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第十七話 開発

ねえねえお出かけ回と思った?

残念!開発回でした!


神崎「提督。俺そろそろ開発とかしてみたいんだが。」

 

提督「え。」

 

なんだよ、『え』って。しかもまるで信じられないものを見たかのような顔になっている。失礼な。

 

提督「...ごめん勇也。最近私難聴になってきたかも。もう一度さっき言ったこと聞いていい?」

 

神崎「大丈夫かよ。俺そろそろ開発とかしてみたいんだが。」

 

提督「聞き間違いじゃなかった!"あの"勇也が開発をしたいだなんて!もしかして病気かも...」

 

失礼にもほどがあるぞ提督よ。確かに今までこのチートスペックだから開発とか建造とかでヤバいもん出てきたらいかんと思って自重したが、そろそろいろいろといじりたくなってきた。

 

神崎「今まではちょっと自重してただけだ。これからは正直やりたいようにやっていくだけだ。」

 

提督「えぇ...」

 

...もう俺は何も言わんぞ。まぁそんなことは置いておいてだな。実は俺が使っている装備完全に浪漫だけを追い求めていった結果が『オーバースペック・オーバーテクノロジー』となったわけなんだが、もしかしたら弱い武器が出てくるかも知れない。例えば14㎝単装砲とか...61cm三連魚雷とか...。

 

神様にもらった力で作ろうとはしたんだが、ある程度の資源と開発資源が必要だった。で14㎝単装砲のレシピが『燃料1500 弾薬2400 鋼材3200 ボーキ500 開発資材10』なんだよね。

おかしいだろこの必要資材数!大型建造かっつーの!これなら普通に開発した方がいいよね!

というわけで提督に開発がしたいといったわけだ。

 

提督「まぁいいけど。それじゃあ早速工廠に行きますか~。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明石「あれ?提督と...勇也さん?どうしたんですか、こんなところで?」

 

提督「勇也が開発をしたいんだって。今手空いてる?」

 

そう言えば明石さんと会うのは久しぶりかも知れない。実際俺の記憶の中では俺が建造されたとき以外ではあった覚えがない...

 

明石「今なら大丈夫ですよ~。じゃあ早速開発しますか!」

 

神崎「提督、先ずはどれくらいの資材を入れた方がいい?」

 

提督「そうだね...じゃあ全部77で!」

 

縁起がいいからって別に77にする必要性はないんじゃないか...?まぁ提督のその好意は受け取っておきますか。拗ねられたら困るし。

 

神崎「それじゃあ妖精さん。お願いね。」

 

目の前にふよふよ浮いている妖精さんに声をかけると敬礼をし、すぐに奥に向かっていった。何ができるかな...?オーバースペックなものはお帰り願いたいがね。

 

 

 

~数分後~

 

 

 

奥から光るカードを手に持っている妖精さんが出てきた。開発して出てきた装備ってこうなるんだな。

 

神崎「ありがとう。助かったよ。」

 

妖精さんに一言声をかけ、妖精さんの持っていたカードを受け取ると、突然カードが空中に浮き輝き始めた。

眩しい。めっちゃ眩しい。なんかこんなこと結構前にもあったような気がするんだが...まぁいいかな。

輝きが収まると、そこには見た目だけは『GSh-6-30』のものがあった。ただ違うのは腕に装着する形なことと、『飛翔体』を飛ばせたり砲弾を『音速』で発射できるということ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さん、どうやら私はオーバースペック・オーバーテクノロジーの呪いをかけられているようです。

 

 

 

提督「明石、これ何かわかる?」

 

明石「いえ...ただ現代艦のイージス艦に搭載されている対空火器の銃身に似てますな。」

 

神崎「何故だ...俺はただもう少し弱い武器が欲しいだけなのに...」

 

何時かあの神絶対に『O☆HA☆NA☆SI』してやる...




潜水艦が一切出てこないんじゃあぁぁぁぁぁぁぁ!


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第十八話 お出かけ(前編)

テスト...うっ頭が!


今日はみんなお休みの日です。なぜかって?何故かというとだな...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――きょう俺が提督と食事に行くからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神崎「しかし...遅いなぁ提督...」

 

実は約束の時間からすでに15分経っているのだが。女性はいろいろと準備がいるのかねぇ...

 

提督「お待たせ~」

 

やっと来たか...だがここでこれを言うのはタブーだ。確実に提督が落ち込む原因になる。というか、もともと俺はそこまで気にしない男だからな。はっはっはっはっは!

 

提督「どうかした?」

 

神崎「いや、何でもない。それよりどこに行くんだ?」

 

提督はポケットからメモを出し、それを読み上げる。用意周到なことで。これは女性だから...というのは関係なさそうだな。意外と提督はきっちりさんなのかもな。

 

提督「まずは服を買いに行って、その後にすぐ近くのクレープを食べて、その後はゲームセンターがあるからそこで遊んで、その後はお昼が近いと思うから近くのお店でご飯を食べて、その後はぶらぶら~っとする感じかな?」

 

前半きっちりなのに後半はめっちゃんこ適当じゃないですかぁ。前言撤回ですね。

 

神崎「了解。それじゃあ早速行こうか。確か近くのデパートなんでしょ?」

 

その後俺たちは提督の車に乗って近くのデパートに向かった。

 

余談だが男が少ない(最近作者も忘れてきている)ので男が外出するときはめったにないらしい。しかし、一部は出てきている者もいる。その一部は全員既婚者で、妻と一緒に外出しているそうで。男一人で外出するとかなり危険らしい。

 

 

 

 

 

 

 

提督「勇也、この服とか勇也に似合うんじゃない?」

 

神崎「そうか?俺はファッションとか気にしないからわからないが、『宮野』が選んだのならいいんじゃないか?」

 

実はこのお出かけ中は提督ではなく『名前』で呼んで欲しいと言われたので名字で呼ぶことにした。何故か提督は残念がっていたが。

 

提督「私が選んだのなら...えへへへ...」

 

何故かいきなり提督が顔を赤らめた。風邪か?いや、風邪にかかるならば45分間外で待っていた俺の方がかかることないか?まぁこういう時は触れないでおくか。

 

神崎「それじゃあ提督が選んでくれたこの服を買いますか。」

 

提督「え、もう買うの?」

 

当たり前。上司とはいえかわいい女性が選んでくれた服を買わんわけなかろう。今思ったが提督って何歳なんだろう?

 

 

 

 

 

 

 

 

次はクレープだ。俺はグレープクレープ、提督はイチゴクレープだ。

 

神崎「ん。やっぱりグレープはうまいな。しかし、間宮さんの特製甘味まではいかないな。」

 

提督「それは私も分かるような気がする。でも、勇也のクレープはおいしそうだね。」

 

なんだ?もしかしてだが俺のクレープが欲しいのか?まさか...提督もグレープのすばらしさに気が付いたのか?ならば喜んで迎えようぞ、同士よ。

 

神崎「ほれ、食うか?」

 

提督「え、いいの?」

 

神崎「食べたそうにしてたからな。食わないなら俺が食べちまうぞ。」

 

俺がそう言うと返事をせずにかぶりついてきた。どうやら逆転していても女性が甘いもの好きというのは変わっていないようだ。

 

しかし、その後提督は顔が赤かった。流石に俺も何故顔が赤いのか知りたくなってきたな。




おろろろろろろろろろろ(崩壊)


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第十九話 お出かけ(後編)

ぬぅぅぅぅぅぅぅぅあ!(覚醒)


提督「さぁ、勇也!来たよ、ゲーセンに!」

 

神崎「宮野...何だか少し興奮しているように見えるんだが...?」

 

提督「そりゃデー...お出かけでゲーセンに来たんだもの!普通の男の人はこういううるさいところは苦手だから...。」

 

あぁ...確かに逆転してるならそうか...。しかも女性が多いならばなおさらだな。最悪の場合ガラの悪い奴に絡まれるし。

 

神崎「で、宮野。何をするのか決めてるのか?」

 

提督「ふっふっふっ...。軍人の実力を見せる時だよ!そう、FPSアーケードだよ!」

 

神崎「お、おぅ...。」

 

提督やっぱり少し、いやかなり興奮しているような気がする。何故だ?提督はFPSアーケードの前に立つとすぐに100円玉を一つ入れる。そこに俺ももう一つ入れる。

 

提督「あれ?勇也もやるの?」

 

神崎「そりゃあな。宮野は確かに軍人だが、俺だってそんなこと言ったら艦息だぜ?」

 

提督「艦息って銃使ってたっけ?」

 

神崎「ぐ...気にしたら負けだ。」

 

俺はトリガーを引き準備完了の表示を出した。提督もそれに続きトリガーを引いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

提督「ふっふーん♪やっぱり軍人には敵わないでしょ?」

 

神崎「...何も言い返せない。」

 

俺たちはその後はすぐ近くにあったフードコートで昼食を食べることにした。

 

因みに俺は提督に圧倒的な差をつけられて負けました...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神崎「さてと、宮野は何を食べる?」

 

提督「んー...そうだねぇ...。」

 

俺たちがそこで何を食べるか考えていたら誰かがいきなり声をかけてきた。

 

「あれ?しれぇと勇也さんじゃないですか!どうしたんですかこんなところで?」

 

「ふえぇぇ!?司令官さんと勇也さん!?どうしてここにいるんですか!?」

 

神崎「ん?あれ?雪風と羽黒じゃないか。そっちこそどうしてここに?」

 

雪風「私は羽黒さんとお買い物に来ていたんです!勇也さんは何しに来たんですか?」

 

神崎「俺は...まぁ提督の機嫌を前に損ねてしまってな。それのお詫びとして一緒に買い物や散歩に出かけてるんだ。」

 

羽黒「そう...だったんですね。」

 

まさかここで羽黒たちと会うとはな。何時も羽黒に会うと『ごめんなさーい!』と言って走り去ってしまう。妙高さんや那智さんも中々困っている。しかし今回は走り去らなかった。とても顔が赤いのだが...流石に心配になってきたな。

 

神崎「羽黒。ちょっと失礼するよ。」

 

羽黒「え、あ、ゆ、勇也さん...!?」

 

俺は熱を測るために額に手の平をあてる。しかし、熱が分からなかったので今度は額同士を当ててみた。

 

神崎「ん、少し熱いな...。一度休んだ方が...ってあれ?」

 

羽黒「あわわわわわわわ...」

 

提督「勇也...流石女殺し。」

 

雪風「羽黒さん、羨ましいです!」

 

羽黒は何故か顔が真っ赤になって今にでも煙が噴き出そうだった。提督は何故か物凄く悔しそうな表情をしている。雪風はいつも通りの天使っぷりだった。

 

結果雪風と回復した羽黒と一緒に辺りをぶらぶらした。やはりとても楽しかった。たまにはこういうのもいいかもしれない。




ぐはぁ!(時間切れ)


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第二十話 悲劇 (前半)

~07:45 鎮守府内~

 

今日はいつも通りの平和な日常とはならなかった。今日は俺がこの世界に来てから初めての―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――敵艦襲来だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「装備を整えた艦からすぐに出撃して!」

 

「空母は艦載機を発艦させて!」

 

「おい、慌てるな!」

 

本来ならばここは奥の方なのだがどうやら百近くの艦隊を引き連れて侵攻してきたらしい。しかもそれぞれの海域で集合していった為に事前の感知が出来なかったようだ。

 

神崎「クソッ。まさか正面に行って戦うと思っていたが、後方支援に回されるとは...。」

 

何でも火力は高いが面での制圧力が無いために漏らした艦を狙い撃ちするらしい。どんどん皆が出撃していく中俺は港の上に立ち遠距離射撃の準備をする。

 

神崎「嫌な予感がする...何も起きなければいいが。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

予感は的中した。敵主力艦隊とは別に敵空母機動艦隊がいたようだった。敵はおよそ8隻。空母(flagship)3・戦艦(elite)3・軽巡(elite)3の組み合わせだ。

 

そして空母と戦艦の同時攻撃。俺は敵艦上戦闘機はすべて撃墜。戦艦の砲弾も2つ破壊することに成功した。しかし、残りの数発が鎮守府に直撃した。

 

1つは中庭に、もう一つは本棟の廊下に。そして、『執務室』に。

 

神崎「噓だ...。」

 

俺は目の前の敵艦隊を軽くあしらってすぐに執務室へ走った。

 

執務室は半壊しており其処に提督の姿はなかった。

 

神崎「提督、いるか?居たら返事をしてくれ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガタッ

 

瓦礫の一つがわずかに動いた。俺はすぐにその瓦礫をどけると傷だらけの提督がいた。俺は何も言わずに医務室へ連れて行った。軍医曰く「恐らく内臓破裂はしておりません。命に別状はないでしょう。」らしい。

 

俺は安堵した。それと同時に腹の底から何かが湧き出てきた。その衝動を一言で表すならば『怒り』。俺はすぐに工廠へ向かい開発だけした『GSh-6-30』を腕に装備する。

 

神崎「...まさかお前を使うことになるとはな。」

 

待っててくれ提督。すぐにお前や仲間たちを傷つけている奴らを全員―――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――「ブち殺しテキてやルヨ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

武蔵「数が多すぎる...このままではいつか突破されるぞ!」

 

最初はそれほどの数ではなかったのだが、だんだんと数を増やし今は最初の三倍の戦力になっている。

 

大和「武蔵!提督に繋いですぐに救援を!」

 

武蔵「分かった!」

 

無線をつなげようと試みるが一向につながらない。

 

武蔵「ダメだ、繋がらない!」

 

大和「向こうで何かあったのかしら...。」

 

その時私の横を高速で何か、いや誰かが通過していった。そしてその正体が分かった。

 

武蔵「兄貴...?」

 

後ろで後方支援をしていた兄貴がなぜか前線に出て来ていた。そして私は兄貴の変化にすぐに気が付いた。

 

武蔵「おかしい...兄貴はあんな装備もしてないしあんなに好戦的ではない。」

 

最近偶に哨戒に行ったりするのだがその道中会う深海棲艦はいつも大破にして返している。しかし今はそのいつもの感じは見受けられない。目に入った深海棲艦をすぐに沈める。まるで憎い相手を殺しているように。

 

私はその目に『恐怖』を感じた。いつもとは違うその目に。

 

武蔵「兄貴...どうしてしまったんだ。」

 

兄貴は私たちの周りの深海棲艦をすべて沈めた後にまた移動していった。



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第二十一話 悲劇(後半)

天龍「不味いな...。」

 

俺や龍田、第六駆逐隊の周りにはイ級やタ級、ヌ級などが集まっている。俺達は他の艦隊とは完全に分断されたようだ。もうそろそろ弾薬も尽きる。しかし、その時俺たちを囲っていた深海棲艦達の一部が吹き飛んだ。

 

天龍「なんだ...?」

 

そして間を入れずにもう一撃。この攻撃は見たことがある。圧倒的な火力、現代兵器とは思えない攻撃方法。

 

天龍「勇也か!」

 

俺はすぐに攻撃によって空いた包囲網の穴から脱出する。その間も弾は飛んできた。そして勇也とすれ違ったが俺は何か違和感を感じ足を止めそうになった。しかし、其処に敵の砲弾が飛んでくる。俺はそれをかろうじてよけ、そのまま鎮守府に補給に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どれほどの時間がたっただろうか。俺は怒りの限り敵を倒しまくった。倒して、倒して、倒して。そして気がついたら周りには何もいなかった。誰も何も。

 

神崎「........。」

 

自然と頭が冷えてくる。その時真っ先に頭にあることが思い浮かんだ。

 

神崎「提督...。」

 

もしかしたら無事かもしれない。奇跡的に生きているかもしれない。そう考えて動こうとしたときだった。

 

神崎「ぐっ...。」

 

体中に痛みが走った。体を見るといたるところから血が出ている。だが重症ではない。かなりの数の敵を倒す際に受けた傷が積み重なったようだ。

 

神崎「戻らないと...。」

 

俺は体に鞭を打って鎮守府に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鎮守府に近付くと軍港の上に数人が慌ただしく動いている姿が見えた。もう少し近づくと武蔵と天龍、間宮さんと吹雪ちゃんだった。

 

武蔵「兄貴!大丈夫か!」

 

天龍「おい!すぐに入渠の準備をしてくれ!」

 

間宮「良かった...生きてた...。」

 

吹雪「勇也さん!」

 

神崎「俺のことはどうでもいい...それよりも提督は...。」

武蔵・天龍・間宮・吹雪「どうでも良くない!(ねぇ!)(ありません!)(ないです!)」

 

神崎「お、おぉ...。」

 

いきなり否定されたんだが...。だが本当に提督のことは気になる。

 

神崎「入渠はする。だがその前に提督が無事なのかどうか教えてくれないか?」

 

武蔵「提督なら無事だ。執務室は半壊したが、あの提督の自然回復力は異常だからな。半日でほぼ治ったよ。」

 

良かった。安心したら急に力が抜けてしまったようだ。その場に倒れてしまった。

 

武蔵「なっ、おい!大丈夫か!」

 

武蔵達が何か言ってきているがもうわからない。そのまま俺は意識を手放した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「久しぶりじゃの。」

 

目の前にはロリ神がいる。またこいつか。

 

「今回はまじめな案件じゃ。」

 

神崎「お前が真面目というとは...。」

 

「先ほどお主が思いっきり暴れて敵どもをぶっ飛ばしたじゃろ?」

 

神崎「あぁ、それがどうかしたのか?」

 

「本来ならそこで人類は負けるはずだったのじゃが、お主が大暴れをして防いだ。それが原因でお主とこの世界との繋がりがあやふやになり始めておる。」

 

神崎「どういうことだってばよ。」

 

「つまりお主が大暴れしたせいでお主が世界との繋がりが切れそうなんじゃよ。簡単に言うと存在が消える。」

 

は?

 

神崎「じゃあ俺このまま消えちゃうのえーマジでふざけんな。」

 

「ただし一つだけ方法がある。」

 

ロリ神はここで言葉を区切る。

 

「お主が元の世界とのつながりを切る事じゃ。」

 

神崎「つながりを切る...?」

 

なにそれ?



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第二十ニ話 切断

「今お主は"元居た世界"と"今居る世界"で繋がりを持っておる。」

 

神崎「ほぉ~...。そんなものあるんだな。」

 

「...お主今消えそうっていう自覚ある?」

 

全く、これっぽっちも。いきなり言われても正直理解が出来ない。ていうか繋がりって何?(馬鹿)

 

「まぁいいわい。その繋がりはお主が暴れるまでは平穏を保っておった。しかしお主が暴れたことによって今居る世界の方で歪みが生じた。まぁ元々異物を放り込むようなことをした時点で消えてもおかしくなかったんじゃが。」

 

神崎「おいコラ。」

 

それってつまり『俺がこの世界に送り込まれた際に消えていた可能性』があるってことだろ?...俺良く生きてられたな。

 

「このままじゃとお主はともかく消える。そのためには繋がりを切るんじゃ!」

 

神崎「じゃあ切ってくれ。」

 

「しかし、お主もさすがに元居た世界との...っては?」

 

神崎「だからさっさと切ってくれ。」

 

「...もう少し悩むとかはしないんじゃな。まぁこの方が儂もやり易いから良いのじゃが...。」

 

ロr...神様はそういうとパンっと手をたたいた。

 

「よし、これでいいはずじゃ。お主は完全に今いる世界の方の住人になった。」

 

神崎「...特に変わった感じもしないな。」

 

「まぁ繋がりを切っただけじゃからの。それじゃあ向こうに返すぞい。」

 

神崎「はぁ!?またy「じゃあの!」だから話をきけぇぇぇぇぇぇ...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目を覚ますと見慣れない天井が視界に入ってくる。だが、それよりも先に気づいたことがあった。

 

神崎「左目が...見えない?」

 

試しに右手で触れてみるとそこには包帯がまかれていた。どうやら誰かが巻いてくれたようだ。体を起こし周りを見る。部屋には誰もいない。窓から外を見てみると一面闇ばかりだった。

 

神崎「いつの間にか夜まで眠ってしまっていたか。」

 

俺はベットから立ち上がり扉を開けて廊下に出る。廊下はすでに消灯されておりかなり遅い時間だということがうかがえる。

 

神崎「さてと、ここから俺の部屋まではどう行くんだっけな...。」

 

いつもと違い廊下が暗いためここがどこだかわからない。

 

神崎「取り敢えず進むだけ進んでみるか。」

 

出来れば誰かと会えればいいんだが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少し歩くと見覚えのある扉の前に来た。

 

神崎「ここは...食堂か。」

 

暗いため見えにくいが、この扉の横には『お食事処』と書かれている。

 

神崎「流石に中には誰もいないか。」

 

中を少し覗いてみたが真っ暗で誰もいる気配はしなかった。

 

神崎「しかし、ここからなら俺の部屋にも戻れるな。」

 

体中痛いがおそらくこの時間帯はお風呂場とかも閉まっているので朝早くに行くことにした。

 

翌日部屋から俺が消えていたためにちょっとした(大きな)騒ぎになり、その後提督に『病人は絶対安静』等の説教を受けた。解せん←元凶



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第二十三話 後に

AM7:00

 

目が覚める。体を起こそうとするが体中が痛み力が入らない。なので誰かが来るまで天井にシミを数えることにした。

 

AM7:30

 

外が騒がしくなってきた。走る音が聞こえる。かなり人数が廊下を走っているようだ。しかし、だれも部屋に入ってこないのでシミを数え続けることにした。

 

AM7:45

 

ドアが勢い良く開いた。そのまま開けた張本人は俺に思いっきり抱き着いたらしい。俺は痛みのあまり気絶した。

 

AM11:25

 

再び目が覚めた。今度は俺の部屋ではなく病室っぽい場所だった。横には目をはらした武蔵がいた。何でもあの戦いの後俺は半日ほど気絶していたらしい。みんなには迷惑をかけてしまったので後で謝らないとな。

 

AM11:40

 

今度は普通にドアが開く。入ってきたのは提督だった。思わず顔をそむけてしまう。守るはずだった人物。守れなかった人物。姿を見るたびに罪悪感で胸が苦しくなってしまう。提督は俺の気持ちを察してくれたのか様子を見るだけして戻っていった。

 

AM12:30

 

昼飯は間宮さんが特製病院飯を作って来てくれた。病院飯とはいえ間宮さん製なので美味しかった。

 

AM14:20

 

吹雪ちゃん達が遊びに来てくれた。誰も来なくて寂しかったので正直嬉しい。しかし、吹雪ちゃんと雑談をしていた時に「思い悩んでいることありませんか?」と聞かれてしまった。特にはなかったので「大丈夫。」と返した。

 

AM14:50

 

吹雪ちゃん達が部屋を出ていった。なんでも演習があるらしい。またしばらく寂しい思いをすると思うとかなり萎える。

 

AM15:30

 

また提督が来た。今度は顔を背けずにじっと顔を見る。それと同時に罪悪感と自己嫌悪に押しつぶされそうになる。自分の中でお前のせいだ、お前が悪いんだ、と囁く。そして俺は提督の顔を見ながら謝罪をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神崎「すまなかった。」

 

私が入って来て最初の一声は謝罪だった。

 

神崎「俺のせいで提督を傷付けてしまった。俺のせいで...。」

 

提督「そんなことはないよ。勇也。」

 

勇也は私の言葉を聞いて顔を上げる。

 

提督「実際勇也は数発迎撃しているし、もしも迎撃できていなかったら私死んでたかもしれないし。」

 

神崎「...」

 

私はつい感情のまま勇也を抱きしめる。

 

神崎「え、ちょ提督?」

 

提督「自分を責めないで。」

 

それだけ言って勇也の頭をなでる。勇也も私を抱きしめて泣いている。私は何も言わずにただただ撫で続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後両者とも恥ずかしくなってそれぞれ悶絶していた。



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第二十四話 花見(昼)

いやぁ...新学期ってつらいですねぇ...


只今俺たちは鎮守府の横にある桜の木の近くで花見をやっています。前世では忙しすぎて行けなかったから人生初と言うことになるな。

 

提督「勇也~。そこの酒瓶取って~。」

 

神崎「自分で取れよ酔っ払いが。」

 

隼鷹「勇也はつれないなぁ~。」

 

俺の横では酔っ払い共が騒いでいる。ちなみにまだ昼だ。俺は酒には強いが集団で飲んでいた時はだいたい潰れていた記憶があるので今は飲んでいない。今はミネラルウォーターを飲んでいる。

 

神崎「しかし...この弁当はおいしいな。間宮さんか鳳翔さんかな?」

 

間宮「いえ、今回はみんなで作ったんですよ。」

 

神崎「え゛。俺にはお声はかかってないんですが...。」

 

間宮「提督には言うなと言われていたんですけどね。この花見、実は勇也さんを慰めるためにも開かれているんですよ。」

 

提督...やっぱり優しいな。どっかの上層部とは違って俺のことを特別扱いせずに接してくれてるしとても助かる。

 

間宮「...どうかしましたか?」

 

神崎「いや、それよりも吹雪や武蔵達は何処にいるか知らないか?詫びを入れないとな。」

 

間宮「それならあっちの木の方に...。」

 

神崎「ありがとう。」

 

俺は間宮さんに一言言って武蔵達の方に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神崎「よぉ、武蔵。怪我は治ったか?」

 

武蔵「ん?なんだ、兄貴か。」

 

神崎「なんだとは失礼だな...。」

 

吹雪「勇也さん!」

 

神崎「おぉ吹雪ちゃん。」

 

時雨「勇也さん、こんにちは。」

 

夕立「こんにちはっぽい!」

 

神崎「こんにちは。」

 

俺は開いているスペースに座ると正面から急に夕立が飛び掛かってきた。

 

夕立「っぽ~い!」

 

神崎「うぉっと!」

 

あぶねぇ...何とか受け止めれた。あと少し遅れてたら確実に悶絶していたな...。

 

時雨「夕立、危ないから飛び掛かっちゃだめだよ。」

 

夕立「時雨もくるっぽい!」

 

時雨はそのまま夕立に手を引かれて俺に倒れ込んできた。すまない時雨...俺今両手塞がってんだ。

 

神崎「うごぉ!」

 

俺はそのまま時雨に押される形で後ろに倒れ込み頭を打つ。かなり痛いが耐える。時雨や夕立の泣き顔は見たくないので。

 

時雨「勇也、大丈夫かい?」

 

神崎「あ、あぁ。」

 

俺はその後、武蔵達と雑談をしながら花見を楽しんだ。まぁ途中で金剛たちが乱入してきてわちゃわちゃになったり青葉がそこに来て(俺の)写真を撮りまくってたので青葉にチョットだけ痛いお仕置きをしたりと少しだけ...少し?けっこうな数のハプニングが起きたが結局は楽しかったのでまぁよかったな。



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第二十五話 花見(夜)

俺は夜になってから酒瓶と小杯をもって花見をしていた場所に行った。確かにそこまで飲めないがちびちびと飲む程度ならかなりは耐えれる。

 

神崎「やっぱり桜と言ったら夜桜だな。」

 

桜は日に照らされているのも良いが、やっぱり月の光に照らされている方が神秘的に見える。しかも今日は満月だからさらに神秘さが増している。

 

神崎「ふぅ...。」

 

そう言えばこの世界に来てからそこまで日は経っていないが様々なことがあったなぁ...。しかしどれもこれも...

 

神崎「神様のおかげだなぁ...。」

 

「何がだよ。」

 

神崎「ブフゥ!」

 

フゥアァァァァァ!?いきなり声をかけられたんですが!?

 

天龍「ぷ...ははははは!驚きすぎだぜ勇也。」

 

神崎「て、天龍か...。」

 

天龍「わりぃわりぃ。お前が出るのを見かけたからよ、ついて行ったんだよ。」

 

神崎「なるほど...。」

 

天龍は俺が持っていた小杯を取って入っていた酒を飲む。それって間接...いや、見なかったことにするか。

 

天龍「ん...やっぱり酒は旨いな。」

 

神崎「天龍は酒を飲む方なのか?」

 

天龍「いや、あそこまで見っとも無くなる位は飲まないぞ。宴会の時に飲むくらいだな。」

 

天龍は見た目は中学生だが酒は飲めるらしい。まぁ艦娘は人とは違っていろいろと強いからなぁ...。

 

天龍「...なぁ。お前は俺...いや、俺たちのことをどう思っているんだ?」

 

神崎「...それはどういう意味だ?」

 

天龍「だいたい男共は傲慢な態度をとることが多いんだ。でもお前はそんな態度を取らないしよ、俺たちに優しく接してくれるからよ。」

 

なるほど...やっぱりこの世界の男は傲慢なのね。これは優しく接すればみんなおとせるかな。(悪い顔)

 

神崎「そうだな...まずは一緒に戦う仲間、そして大事な人...かな。」

 

天龍「大事な人...か。」

 

天龍は何故か嬉しそうにしながら酒を飲む。この酒そこまで上物じゃないんだが...気に入ったのかな?

 

天龍「そう言えばあとどれくらい飲むつもりなんだ?」

 

神崎「んー...俺が満足するまでかな。」

 

天龍「へぇー。あとどれくらいで満足するんだ?」

 

神崎「天龍と飲めてるだけでも十分満足なんだが...せっかくだからもう少し飲んでくかな。」

 

天龍「へへっ。そうこなくっちゃな。それじゃあ取り敢えずこの酒瓶の半分は行きたいな。」

 

神崎「おっそれは良いな。それじゃあ、ちびちびと飲みますか。」

 

俺たちは結局その後酒瓶を三分の二の所まで行った時に俺がダウンしかけたので天龍に肩を貸してもらって部屋まで戻った。翌日二日酔いになったのは言うまでもない。



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第二十六話 GW(前編)

ヤッホーとても久しぶりだね、神崎だよ~。どうやらこっちの世界でもゴールデンウィークというのはあるらしい。月月火水木金金じゃなくてよかったよ。

 

神崎「で、何で海に行くことになったんだ?いつも行ってるだろ。」

 

提督「ま、まぁたまにはいいじゃん!いい出会いがあるかもよ?」

 

神崎「俺艦娘だから出会い関係ないし。」

 

提督「う...」

 

まぁ行く気満々なんですけどね。前世では海は見たことはあっても泳いだことないし、てか泳げなかったし。

 

神崎「まぁいいか。それじゃあ早速買って来る。」

 

提督「え、良いの!?」

 

神崎「嫌とは一言も言った覚えはないが?」

 

提督「え、あ、いや、良いならいいんだけど。」

 

神崎「じゃ水着買てくるから。」

 

提督「ア、ハイ。」

 

最後の方、何故かかなり驚いていたが...取り敢えず水着を(ネットショッピングサイトで)買わないとな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネットで男性用の水着を見ると何故か女性が着る様な上半身も隠すような物になっている。一方女性は下半身しか隠れていない男性的な水着なのだ。

 

神崎「...よく考えたら普通これも逆転するか...。」

 

まぁ眼福とでも思って見ておけば特に問題ないと思うの。正直グラサンかけてパラソルの下にいて空見ておけば何とかなる。...たぶん。

 

神崎「まぁ柄とか気にしないから適当なの買おうかな。」

 

取り敢えず視界に入った大丈夫そうな柄の物を買う。費用は全部提督にお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~その日の夕方~

 

 

 

 

 

神崎「届いたな。」

 

届いた水着を着てみる。ぴっちりとしていてまるでよくスキューバダイビングとかで着ている...う、ウエットスート?とかいう感じの物に近い。

 

神崎「...なんかぴっちりしていて慣れないな...。」

 

当たり前だが、海で泳いだことが無い俺はこんな水着すら着たことが無い、というか着る機会が一切なかった。ましては知り合いの美人な女性の前で水着姿になったことがある人はかなり少ないんじゃないかな?ある人は手を上げて~。今すぐ殴りに行くから☆

 

神崎「...そう言えば値段見てなかったけどこれいくらなんだろう...。」

 

俺は恐る恐るパソコンを立ち上げ、履歴から調べてみるとかなりの金額が画面に表示されていた。

 

神崎「一,十,百,千,万,十万...いや、数えるのはやめよう。流石に提督に申し訳ない気持ちが芽生えてくる...。」

 

だがこの値段を払うつもりは一ミリもない(クズ)。そう言えば最近開発とかしてなかったからそろそろしようかな...。



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第二十七話 GW(後半)

HAI。皆さんこんにちは。今私は海に来て入るんだが...。

 

神崎「なぜ...なぜ水着を着てBBQなんだ?」

 

提督「熱くなったらそのまま海に入れるからね。」

 

と提督は答えるのだが...。女性用水着を着ているから胸が...。この世界では普通とはいえ流石に慣れない...。

 

電「勇也さん、どうかしましたか?」

 

神崎「いや、気にしないでくれ。」

 

電などの駆逐艦の一部の子たちは胸もしっかり隠されている水着を着ているので助かる。やっぱり子供は可愛i(((殴

 

提督「勇也~。この肉食べれるよ~。」

 

神崎「お、おう。」

 

提督から肉をもらいかぶりつく。...この肉結構デカいな。確かに味は良いが一口で口に入れれるサイズが良いな。そう考えると今度からは焼肉の方が良いかもしれない。俺の目と理性のためにも。

 

隼鷹「勇也~お前も飲むか~?」

 

神崎「ん...?」

 

待てよ...飲む?そうだ!酒を一気に飲んでそのまま寝て終わり着をに起きれれば良いんじゃないか?

 

神崎「よし、飲もう!」

 

隼鷹「お、今日は乗り気だね~。ヒヒッ。」

 

取り敢えず近くにあった...なんて書いてあるかわからんなこれ。『водка』?まぁとりあえず一気飲みしますか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神崎「んあ?」

 

目を覚ますと机に突っ伏していた。右を見ると隼鷹も顔を突っ伏して寝ていた。目の前には『водка』と書かれた酒が転がっていた。

 

「目が覚めたかい?」

 

声がした左の方を見ると隣で響が俺と同じ酒を飲んでいた。

 

神崎「...響はそれが飲めるのか?」

 

響「まぁね。一応向こうにも行ったことあるからね。」

 

神崎「...向こう?」

 

響「ソ連だよ。これはウォッカというお酒だよ。」

 

神崎「...。」

 

どうやら俺はウォッカを一気飲みしようとして途中で寝てしまったらしい。ウォッカを一気飲みしようとしていたとは...死ななくて良かった。

 

神崎「...そう言えばBBQはどうなった?」

 

響「...何も覚えてないの?」

 

神崎「?あぁ。」

 

響「...ほとんど寝てるよ。駆逐艦は全員まだ生きているから今片づけをしているよ。」

 

神崎「そうか、それじゃあ俺も手伝わないとな。」

 

そう言って立とうとした時に頭が急に痛み出した。

 

響「恐らく二日酔いだね。倒れたら危ないから隼鷹さんと一緒にそこで休んでいてね。」

 

神崎「あぁ...分かった。」

 

俺は椅子に座る。響は椅子から降りてウォッカを飲みながら片づけを手伝いに行った。

 

神崎「...よく考えたら響ってあれ飲んでたよな。...案外響って飲めるのか?」

 

...今度からはカクテル系統にして飲もうかな。



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第二十八話 最終回

PM7:30

 

神崎「ん~...。」

 

朝太陽の光を浴びながら伸びをする。そしてそのまま流れで髪の毛を整える。

 

髪の毛を整えていると勢い良く部屋のドアが開けられた。

 

金剛「Hey!勇也!グッドモーニング!」

 

俺は無言で近くにあった目覚まし時計を金剛に向けて全力で投げる。

 

神崎「ふんっ!」

 

金剛「Oh!」

 

目覚まし時計が額に当たった金剛は額を摩りながら部屋に入ってい来る。最初は少し引いていたが最近は(朝部屋に入ってくるが)色々と抑えるようになってきたので部屋にあげたりしている。

 

金剛「勇也~ちょっとは手加減しなヨ~...。」

 

神崎「いきなり入ってくるお前が悪い。いつも言ってるだろ、ノックをしろって。」

 

金剛と話していると今度は武蔵と吹雪が入ってきた。

 

武蔵「勇也、邪魔するぞ。」

 

吹雪「お邪魔します、勇也さん!」

 

武蔵はいつも通り本を持っており、吹雪は将棋盤を持ってきている。吹雪とはいつも将棋をして勝負している。確かに吹雪は将棋は強いが、まだまだ俺には勝てないレベルだ。とは言え、正直最近負けそうになっているから手を抜いたりはしていない。

 

神崎「吹雪、今日もやるのか?」

 

吹雪「はい!今日は負けませんから!」

 

その後は金剛と吹雪と三人でしゃべりながら吹雪と将棋をした。やはり吹雪はいつも通り強い。武蔵は時折こっちを見ては微笑んだりしている。保護者かな?

 

 

将棋をしばらくしていると突然周りがブラックアウトし、気が付くと白い空間とロリ神がいた。

 

神崎「...何の用だ?」

 

「いや、もう間もなくお主を送ってから一年が経つ。」

 

神崎「...もうそんなに経ったのか。」

 

思い返してみればいろんなことがあった。様々な海の仲間に会ったりアクシデントが起きたり...。

 

俺は視線を左手の薬指に向ける。そこには“銀色の指輪”がはめられていた。

 

「...お主は良かったのか?この世界で。」

 

神崎「文句がつけようがないくらいに良い世界だよ。」

 

俺はこの世界に来れてよかったと思っている。この世界のおかげで俺は充実した毎日を過ごせている。

 

神崎「神様。」

 

「...なんじゃ。」

 

神崎「おれをこの世界に転生させてくれてありがとう。」

 

「...そうか。」

 

 

 

この世界に来た男、『神崎 勇也』は元の世界で持っていた愛情を注ぐことが出来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これはいくつもある世界の中にあるほんの一つの物語。他にもまだ物語はたくさんある。」

 

「中には語られていない物語もたくさんある。」

 

「だから、たった一つの物語。」



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