超次元な世界 (アニメ野郎)
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プロローグ1

プロローグ〜ネプテューヌ達編〜



超次元ゲイムとは、最高のゲームである

そこに出てくる主人公は可愛いしかっこいい!

最強、そして伝説になって究極になった

 

「うーん、主人公の雰囲気を出すにはなにか足らないなぁ…」

 

紫髪の女の子、ネプテューヌは何か文字らしきものを書いて、頭を抱えて考えていた。

 

「あんたは何をしてるのよ…今はクエスト中でしょう?」

 

そのネプテューヌの隣にいる、黒髪のツインテールの女の子、ノワールがため息混じりにしゃべる。

 

「ふふふ、ノワールにはわかんないかなぁ〜?これは、主人公なら必ず考える、プロローグ的な何かだよ!新しい冒険が始まったら、お約束だよ!?」

 

「知らないわよ。って新しい冒険も何もただのモンスター退治じゃない。」

 

「ぶぅー!ノワールはノリがわるいなぁ!だからノワールはぼっち認定されるんだよ!このぼっち女神!」

 

「な⁉誰がぼっちよ!わ、私はちゃんと友達がいるにきまってるでしょう!?」

 

二人の女の子がギャーギャーいいながら、広い草原を回っている。はたから見たら、楽しそうに見える光景かどうかは何とも言えない。

するとノワールが、ピタリと動きを止めて、前を見た。

 

「ネプテューヌ、バカやってる暇ないらしいわ。どうやらクエスト対象みずからお出迎え見たいよ。」

 

「ねぷぅ?あ、本当だ!まさか向こうからきてくれるなんて、ありがたいね!」

 

二人は笑うと、懐から武器を出した。ノワールは西洋の剣のような黒い剣。ネプテューヌは刀だった。

武器を出した二人は一気に目の前に居る変な生き物に向かって駆け出した。

二人の動きは普通の女の子とは思えないスピードであった。

 

「はぁあ!!」

 

がぁ!ズバァ!

 

ノワールは華麗に剣を振り回して、変な生き物を切って行く。その剣劇も普通の人間が出せるような速さではない。

 

「刮目せよ!」

 

ネプテューヌも、ノワールと違い動きは独特だが、確実に変な生き物をぶっ飛ばしている。

変な生き物はその二人の強さに驚きながらも今度は数攻めに変えて、一気にとびかかる。

 

「ザコが飛びかかってくるのは、やられフラグだよ!」

 

ネプテューヌは素早い動きで相手の攻撃をかわしている。

そして敵が全部着地した所に一気に加速して、地面を蹴る。

 

「クロスコンビネーション!!」

 

連続の斬撃が敵をなぎ払う。それが決め手となり、すべての変な生き物は消えた。

 

「あら?ちゃんとできた見たいね。前みたいにレベルが下がってるのかと思って心配したわ。」

 

「はっはっは!これが主人公の力だよ!まぁ、ネプギアといーすんが怒るから、仕方なくレベルを保ってんだよ…」

 

ネプテューヌは肩を落とした。ノワールはそんなネプテューヌを見て、やれやれと言った感じだった。

そんな時、二人の上からなにかが落ちてきたのだった。

 

どごぉおん!!

 

そんな出来事がこの物語のはじまりだった

 

 




つぎは主人公視点です
よろしくお願い申し上げます!


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プロローグ2

主人公視点のお話です!どうぞ可愛がってください(・Д・)ノ


少年、士倉 碧は悩んでいた。

彼の目の前にはガラスケースがあり、その中にはゲームの箱がおかれている。ちなみに名前は「魔法天使ラブリーエンジェル」と書かれた、可愛らしいタイトルのゲームだ。

 

「はぁあ…どうしようかな…まさか今日発売日だったなんて…完全に忘れてたよぉ…」

 

碧はガラスケースにピッタリくっつきながらガラスケース越しにあるゲームを見て涙をながしている。

後ろの人達はそんな碧を見て、ヒソヒソと話しながら離れている。まぁ気持ち悪いので仕方ない。

碧はそんな事お構いなしにガラスケースに身を浸る。

 

「小遣い下ろすか?…いやいや、親に前使いすぎって言って止められてるしなー…はぁああ…バイト代まだなんだよなぁ…」

 

さらにブツブツ言っているこの少年は一体どうしたのだろうとおもってしまう。

通行人の中には、すぐにでも警察か救急車を呼べるように携帯に手をかけてる人もいる。

 

「しかたないかぁ!今回は諦めよ…」

 

ガラスケースから碧が諦めて歩き出した。それを見た通行人もそれを見て、碧に対しての不安感が消え、自分のペースに戻る

碧の方は肩を落として落胆するように歩いている。

 

「はぁ…辛いよ。俺の天使たんが目の前にいるのに、手が出せないなんてさぁ…」

 

(見つけたぁ…見つけたぞぉ)

 

「そうそう、見つけたのさ…最新作のゲームって…え?誰?」

 

碧は振り向く。しかし、誰かしゃべっている様子はない。

気にはしたが、碧はそのまま歩き出した。

その瞬間…

 

「え?」

 

そう、下に落ちた

 

 

どごぉおおおん!!

大きな音がし、碧は何処かに墜落した。

 

「いってぇぇ…な、なんだよ…ん?」

 

「ねぷぅ…な、何か落ちてきたよ!そういうのはわたしの特権なのに!」

 

「あ、あんたねぇ!こんな状態でよくそんな事言えるわね!」

 

碧の下には、二人の可愛らしい女の子がいた。

そんな姿を見た碧は固まった。一体何が起きているのだろうか、今の彼には全く理解出来なかったからである。

 

ムニムニ

 

柔らかい。そう、碧は感じた。まるでマシュマロかプリン、そんな感じがする。しかし碧はその感触を感じるのは始めてだった。そう、未知の領域である。

 

ムニムニムニムニ

 

ちょっと確かめる。

 

「はひゃぁ…な、なによ!む、胸が…あぁん!」

 

すると、下にいた、黒い髪型のツインテール娘が顔を赤くして悶えた。

碧はエロいと感じた。

それと同時に、嫌な汗がブワッと出てきた。

 

ま、まさか揉んでいるのか?あの、伝説の…お、おっぱ…

 

碧が思考をしだした瞬間、なにか鈍い音がし、碧はそのまま意識を失ったのである

 

{IMG1372}




ノワールのおっぱいが最強だと感じた方は感想をください( ̄▽ ̄)


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ゲイムギョウ界〜新章〜
第1話 目覚め


すいません!
かなり時間があきましたが、そろそろ書き始めました!
よろしくです〜


俺、士倉 碧は見知らぬ天井が目の前に広がる部屋で目を覚ました。

どうやら、全く未知の場所らしい。全く見覚えがない。

 

とりあえず俺は、深呼吸をして辺りを見る。

うん、やっぱり知らない場所だ。っていうか、俺はなんでこんな所に…

 

あ、思い出した!!たしか、なんかの穴に落ちたと思ったら、女の子の上に落ちていてそのままおっぱいを鷲掴みにしてたんだ!

 

あー!そうだ!そうだ!うーん、柔らかったなぁあのおっぱい。

 

俺は手をワキワキさせて、あの時の感触を思い出す。多分、人生の中でもあんな嬉しい事はなかったなぁ。

っていやいやいやいや!今はそれどころではない!

ここは一体どこなんだ?

 

「あ〜!良かったですぅ。目を覚ましたんですね!」

 

すると、扉が空いて女の子が入ってきた。誰?と思いながら、女の子を見る。ピンクっぽいフワフワした髪に、可愛らしいカチューシャをつけてセーターを着ている。

 

やべぇ!めっちゃ可愛い!しかも、おっぱいいいいでかいいいいい!!

ただでさえ、おっぱいの感触がまだ残ってるのにぃ!

 

「あ、あの〜大丈夫ですか?まだ、どこか痛いんですか?」

 

すると、女の子が除きこむように俺の顏を見てくる。女の子らしいいい匂いがブワッと自分を積みこむ。

 

「あ、いやいや…す、すいません…動揺してて…」

 

「そうですか〜知らない場所ですもんねぇ。驚きますよね〜」

 

女の子はニコと笑顔を向ける。

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

「あの〜貴女は誰ですか?ちなみにここはどこなんですか?もしかして病院?」

 

「あ、そうでした。自己紹介はまだでしたね。わたしはコンパと名前ですぅ。ちなみにこの場所はプラネテューヌの協会です!」

 

プラネテューヌの協会…?全く聞いた事のない場所だなと思いつつ、とりあえず俺もコンパさんに対してあいさつをする。

 

「あ、自分は士倉 碧(しくら あおい)といいます。よろしくね、コンパさん。」

 

「士倉さんですね!こちらこそよろしくです〜。因みになんで空から降ってきたんですかぁ?」

 

「え!?空から降ってきた!?俺が!?」

 

驚く俺にコンパさんはうなづく。それで俺も言われて気づいた。そういえば何か穴に落ちたんだよな…

 

「んー…空から降ってきたってつもりはないんですが、何か穴に落ちた感じはありました。ただ、なんでそうなったかは全くわからないですね…」

 

「そうですか…わかりました。じゃあ、一度詳しく分かる人に会いに行きましょう。きっと何か詳しい事が分かるかも知れませんし〜」

 

そう言ってコンパさんは立ち上がる。

どうやら詳しい人はいるみたいだ。

 

ぶっちゃけ助かった。全く状況が飲み込めてないので、頭の中は混乱する一方だったし…

じゃあ、俺も立ち上がるか…

 

ズキィ!!

 

すると、腕に強い痛みが走った。

 

「いてぇ!」

 

「あ、大丈夫…きゃあ!」

 

ドシャー!!

腕に痛みが走ったせいで立ち上がろうとした俺はバランスをくずし、あろう事かコンパさんに向かって倒れてしまう。

 

「あたた…はっ!こ、コンパさん大丈夫?!」

 

ムニムニ

ん…?この、柔らかい素晴らしい感触は…?

 

「ひゃああ…お、おっぱいを揉まないでください〜」

 

そう、再び自分の手はおっぱいをもんでいた!?

いぎゃああああ!や、やばい!は、早く離れないと…

 

すると、見計らったように扉が開いて、四人ぐらいの女の子が入ってきた。

 

「コンパーあの男性の様子は…」

 

四人共、俺とコンパさんの姿を見て、フリーズ。

うわぁこれはやばいよー明らかに俺がコンパさん襲ってるようにしか見えないよー

 

次の瞬間、二人ぐらいの女の子の蹴りが飛んできて、俺は二回目の眠りにつくのだった。




コンパちゃんのおっぱいが素晴らしいと感じた方、感想お願いします!
(またかよ!)というツッコミもお待ちしてます。


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第2話 異世界

今からできるだけ、投稿したいと思います!



「本当に、申し訳ありませんでした!!」

 

俺は顏が包帯だらけになりながら、土下座した。

多分、人生の中でかなり見事な土下座だと感じている。

 

因みに顏の包帯はコンパさんが巻いてくれた。明らかに巻きすぎな感じだけど…

 

「あ〜…私達も悪かったわよ。てっきりコンパを襲ってるかと思って…」

 

リボンをつけた、袖が長い服を着ている女の子がそういった。

 

「まぁ、ただでさえ私の胸を揉んだんだし、貴方も少しは気をつけた方がいいわよ?」

 

黒髪のツインテールの女の子が俺を警戒してるような表情で言う。

 

ああ、この子が俺の最初の人か。(意味深)

完全に警戒してるよ。まぁおっぱい触ってしまったから仕方ないっちゃ仕方ないけどね。

 

すると、紫髪の小さい女の子が前に出てくる。なんか、みんな美少女で驚くなぁ。

 

「まぁまぁ、ノワール!彼もワザとじゃなかったんだしさ!許してあげなよ。それにしても、一日にして、二人の女の子のおっぱいを触るラッキースケベをするとは!君はラブコメの主人公?もしかして、トラブルを発動しているの?!」

 

何やらハイテンションな少女は生き生きとした感じで、俺に話しかけてきた。ちょっとそのテンションに押されそうになるが、なぜだろう、この少女からは同志の匂いを感じる。

 

「ネプテューヌ。あんたが喋るとややこしいから、黙ってなさい!」

 

ツインテールの女の子がネプテューヌと呼んだ少女の前に出てくる。

 

「まぁとりあえず、自己紹介からね。確か貴方は士倉 碧って名前だったわね。私はノワール、よろしくね。」

 

ツインテールの女の子はノワールという名前らしい。ぶっちゃけ超可愛い

 

「私はアイエフ。さっき貴方と一緒にいた、コンパの幼馴染で、諜報員を仕事にしているわ。」

 

リボンをつけた子がアイエフか。諜報員ってなんかすごい職業だな。うん、この子も可愛らしい。

 

「で、わたしはプラネテューヌの女神ごと、ネプテューヌだよ!よろしくね碧!」

 

ネプテューヌか。すごい名前だな。って女神?女神みたいに美しいって事かな?どっちかって言うと可愛らしいと思うが。

 

「あ、私は名前はネプギアって言います。それでネプテューヌは私のお姉ちゃんです!」

 

あ、ずっと後ろにいた地味な感じの女の子だ。って妹!?明らかにネプテューヌより大きいだろ!?

 

とりあえず、俺も土下座を止めて立ち上がる。今はどうやらこの子達が今の俺の現状を知っているみたいだ。

 

「えっと、一応自己紹介。士倉 碧です。それで、皆さんに色々聞きたいんですが、いいですか?俺って今、どんな状況なんですか?」

 

それを聞くと、何故かみんな困ったように俺を見る。なんか、言いづらいみたいな、そんな空気である。

 

「あ、あの〜皆さん?一体どうしたんですか?」

 

そんな空気を察しながら、自分の状況が気になるので恐る恐るノワールさん達に尋ねる。

 

「そこからは、私が話しましょう。」

 

すると、大きな扉が空いて、二人の人物が入ってきた。

 

一人はさっき会った人物。コンパさん。もう一人は…あれ?なんだ?明らかに大きさが違うような人が…って言うか小さすぎだろおおお!?

 

え?!え!?いやいやいやいや!人形ぐらいのサイズしかないよ!?

 

 

【挿絵表示】

 

 

と、俺がその少女?に驚いてフリーズしてると、その少女は浮かびながら、俺に近づく。

 

「私はプラネテューヌの教祖、イストワールと言います。」

 

「あ、はい…よろしくお願いします。」

 

混乱しつつ、俺は、イストワールと呼ばれる少女に頭を下げる。

おいいいい!!違うだろ!俺ええええええ!!明らかに突っ込みたい箇所があるだろう!?

 

と、一人で慌ててる俺に向かって少女、イストワールはこう言う。

 

「碧さん。貴方は多分、違う世界からきた人間です。ここは貴方が知っている世界ではないのです。」

 

「え?」

 

この瞬間、自分はザ・ワールドを発動したかのように固まった。

 

 

 

「ねぷぅ!碧はなんか、ラノベの主人公みたいな現状って事だね!」

 

緊迫した空気の中で、ネプテューヌだけが笑顔でそんな事を言っていたが、俺には届かなかったのである。




さぁ、主人公の運命はいかに!

因みにこの小説のテーマは「もしもネプテューヌの主人公が、男だったら一体どんな物語になるか」ですね。
ちなみに自分はラブコメやバトルが好きです。


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第3話 クエスト

さぁ第三話いきますよ!


「はぁ…これからどうしたらいいかな。」

 

俺はプラネテューヌの協会の個室で一人、ため息を吐いていた。

ちなみに、イストワールさんに別の世界に来たと言われて二日ぐらいたっている。

 

最初は信じられなかったが、ネプテューヌ達に外に連れていかれた時、自分が全く知らない世界が広がっていて、そん時に確信した。

 

ああ、ここは本当に違う世界なんだなって。

 

まさか、自分が漫画か小説の主人公みたいになるとは思ってなかったのでさすがにびっくりした。

 

で、イストワールさんに説明して貰ったが、ここはゲイムギョウ界と言う世界で、大きな四つの大陸が存在している世界。

そして、その四つの大陸には四人の女神がいて、国民達による指示を受けながら、シェアエナジーとなる物を集めて、他の国と争いながら発展をし続ける世界らしい。

ちなみにモンスターやら、世界を支配しようとした敵みたいなのもいたらしい。

 

なんか、現実味がなくてびっくりだけどそうらしい。

 

で、俺はそんな世界に何故か流れ着いてしまったみたいだ。理由はまだわかってないらしい。

 

そして、俺についての対処はこのプラネテューヌの客人として、受け入れてくれるらしい。

 

違う世界に来てしまった俺にとってはありがたい。

全く身寄りがない状態であるからね。

 

イストワールさんはとりあえず、俺が元の世界に帰れる方法を探してくれるみたいだ。

時間はかかるらしいけど…

 

で、話しを戻すけど…俺はその間、どうしたらいいかで悩んでいるのであった。

 

「ん〜。このままのんびり過ごして、イストワールさんが帰れる方法を探して貰うのもアリなんだけど、流石にこのまま居座っているのも悪いよなぁ。」

 

俺としては、罪悪感もあり、少し手伝いをしたいとかんじている。それと…

 

「やっぱ、違う世界に来たなら、少し冒険はしてみたいよな。」

 

と言った、冒険心もだしていた。

やっぱり漫画やアニメを見て育って来た自分にとってはこんな事は憧れの一つなのである。自分が妄想していたような事なので。

 

「とはいいつつ、一体何をしたらいいんだろう。」

 

まぁ何をしたらいらいかわからないから、こうして悩んでいる。

 

すると、扉が開いて、アイエフさんが中に入ってきた。

 

「士倉。元気?食事を持ってきたわよ。」

 

どうやら、ご飯を運んできたようだ。ああ、美少女にご飯を運んできてもらえるとは、なんて嬉しいんだろ。

 

「ありがとう、アイエフさん。わざわざごめんね。」

 

「いいわよ、そんな気にしなくても。違う世界に来て大変だろうし」

 

そうやって食事を置いてくれるアイエフさん。

 

俺はちょうどいいと思い、アイエフさんに今、感じる思いを話して見る事にした

 

 

⚫⚫⚫

 

 

「ふむふむ…つまりは、何か自分でやれる事はないか、考えてるのね」

 

「うん。まぁ、ちょっとした冒険心もあるだけなんだけど、このままお世話になるのは悪いからさ。」

 

すると、アイエフは少し考える仕草をした後、俺に向かって顏を向けた。

 

「うん、じゃあさ、一緒にクエストとか受けてみない?」

 

「クエスト…なんか、任務みたいな物?」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「そんな、難しいもんでもないわよ?この世界のクエストは誰でも自由に受けられるものなの。一般人でも出来るぐらいのクエストもあるわよ。」

 

なるほど。確かにそれなら安心で、自分でも出来そうだ。

 

「で、クエストをやればその国のシェアが上がるから、あんたに、とっても悪い話しじゃないはずよ。」

 

つまりは恩返しも出来るわけか。そりゃたしかに悪い話しじゃないな。

 

「ありがとう、アイエフさん、俺やるよクエスト!」

 

「ふふ、じゃあ準備しなさい?一緒に行くわよ!」

 

俺はベットから飛び上がり、支度に入ろうとする。

ただ、慌てすぎたのか、そのままシーツに足が絡まる。

 

「うわっ!?」

 

「きゃあ!?」

 

ズッゴーン!

そのままアイエフさんにダイレクトアタック!

あ、このパターンは…

 

ムニムニ

 

「ひゃん?!」

 

アイエフさんのチッパイを掴んだ俺は、小さいのも可愛らしいとかんじながら、顏を真っ赤にしたアイエフさんが何をしてくりるのを感じながら、固まるしかなかった。

 

その瞬間、強烈なビンタが俺をおそった。

 

 

 

 




アイエフのおっぱいが、可愛らしいと感じた方は感想よろです。

三回目だよ。おっぱい落ち


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第4話 何回目かのおっぱい

さぁ!今回はまたキャラクターが増えて行きますよ!

出来れば出せるだけ出したいですw


「さて、じゃあ行くわよみんな!」

 

アイエフさんがこれからクエストに行くメンバーに向かって高らかに声を上げた

 

ちなみに俺は顏が腫れ上がっている。アイエフさんの強烈なビンタを食らったからである。

横では、コンパさんが心配して、そのホッペを優しく冷やしてくれている。

 

 

さて、今回のクエスト。簡単な採取クエストらしいのだが、その場所にはモンスターもいるらしく、最悪バトルになるかもらしいとクエストを受ける場所、ギルドに言われた。

 

だから、最初は俺とアイエフさんとコンパさんで行く予定だったけど、2人ぐらい助っ人を用意しようと提案が出た。

 

最初はネプギアさんとかを助っ人にしようしたが、ネプギアさんは先に違う仕事があるらしく無理。

ノワールさんはこの国の人ではなく、しかも女神様らしく、自分の国に帰ってしまっているので駄目。

 

ネプテューヌさんは…サボってるらしい。

あの子も女神って聞いた時はびっくりだったなぁ

って言うか女神がサボって大丈夫なの?

 

てまぁ、そういった理由でアイエフさんは前に一緒に旅をした人に連絡してくれたらしく、一応2人ぐらいのメンバーが集まってくれた。

 

でその2人は、出発した時辺りで合流した。

 

 

「ヤッホー!!業界のヒーローただいま参上!アイエフ、コンパ久しぶり!」

 

「お待たせしましたの皆さん。」

 

来たのは、なんかエロいライダースーツを来たテンションの高い女の子と、ぶかぶかの可愛い帽子を被った、小さい女の子が来た。

また、可愛らしい女の子達が来たなーと思いつつその人達の所に駆け寄る。

 

「日本一にガスト、ごめんね!急に呼び出しちゃって」

 

「お二人共久しぶりですぅ〜」

 

アイエフさんとコンパさんが、その2人に話しかける。

 

で、俺も何も言わないのもまずいので、2人に向かって軽く会釈をした。

すると、2人の女の子は俺の方に顏を向けた。

 

「まぁ気にしないでよ!で、貴方が別の世界から来たって人?アタシ日本一!業界のヒーローだよ!」

 

テンションの高い女の子、名前は日本一と言うらしい。いい笑顔でポーズを決めて挨拶をしてきた

この子、特撮ヒーロー好きなのかな

 

「で、わたしは錬金術師のガストと言いますの。よろしくですの」

 

小さい女の子はガストと言う名前で、俺は屈んで握手をした。

錬金術ってまさか…あれ?

 

 

【挿絵表示】

 

 

「あ、俺は士倉 碧です!なんか、色々協力してくれてありがとうございます!」

 

俺は緊張しながらも2人に挨拶する。

 

「ん〜!堅いよ!それじゃなんか調子狂うから、もっと砕けてくれて大丈夫だよ!」

 

「はいですの。わたしに対しても敬語とかしなくて大丈夫ですの」

 

2人が言う。

まぁたしかにそうなんだけど、コミ症でなおかつ、女性に対してはかなりドキドキしてしまうタイプなので、どうしても緊張してしまう。

 

「あはは…ごめんね。人見知りだからさ、良かったら最初はこのままで大丈夫?」

 

と、せっかくの2人の気遣いを無駄にするようなチキンぷりを発動。

ただ、2人も優しく、わかったよー!と言ってくれた。

 

マジ感謝感激雨あられだよ!

 

「じゃあ、挨拶もすんだ事だし、クエストに行くわよ!で、士倉は武器をしっかりもった?」

 

アイエフさんが、俺に言う。

俺はうなづいて腰につけている剣を取り出す。

 

初心者に優しいタイプの物で、アイエフさんが選んでくれた。

 

「ん、じゃあ、行きましょう!」

 

「「「「おーー!!」」」」

 

全員で、元気よく出発!歩きだした。

ズルッ!!

 

「あ」

 

と同時に俺は転けて、ガストさんと日本一さんにもたれかかる。

で両手は見事に二人の胸を掴んだ。

 

俺は二人のビンタを喰らい、吹っ飛んだ。




ガストと日本一につかむおっぱいなんてないじゃないか!と感じた方は感想よろです。

なんか、雑になってきたな、おっぱい(・Д・)


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第5話 初戦闘

さぁ、今回から少しバトルが入ります!

ぜひ、楽しんで下さい!


「あのね、士倉。流石に私もワザとじゃないかと感じてきたわ。四回目よ?」

 

「ごめんなさい…」

 

俺は、コンパさんに顏を冷やして貰いながら、アイエフさんに頭を下げる。

まさか、女の子のおっぱいをこんなに触ることになるなんて…

まさか、俺はおっぱいに引き寄せられてるのか?と自分でも思ってしまっている。

 

「士倉さん、大丈夫ですよ〜!ワザとやるような人には見えませんからぁ!」

 

「コンパさん…」

 

俺はコンパさんの優しい言葉に涙が出てきた。

うぅ…すごい嬉しいよ。

 

「まぁ、ワザとではないとは私も思ってるわよ。まぁ気をつけなさいね士倉」

 

「そうそう!ヒーローでも、女の子の胸は大切なんだからね!」

 

「ワザとだったらお金を要求してますの、士倉さん次はないのですのよ?」

 

アイエフさんに日本一さん、ガストさんがおれに注意してくる。

三人とも被害者だもんね、ちなみにコンパさんも

それで触られた事を気にしているのか、顏を赤くしながら胸を隠している。

 

失礼だが、可愛いと思った。

 

「ん?そろそろ、採取するアイテムがある場所に着くわよ!」

 

アイエフさんが指指す場所には、大きな高原が広がっている。

すっごい綺麗だ

 

「よーし!アタシが一番乗りでアイテムゲットだよ!!」

 

「ちょっと!日本一、一人で行かないのー!!」

 

アイエフさんが止めようとするが、一気に駆け出した日本一さんには届かない。

って言うか速いな!?

 

「日本一ちゃん!横から、モンスターが!」

 

すると、日本一さんの近くにモンスターが現れた。

確か、コンパさんに見せてもらったこの世界のモンスター図鑑に乗ってた奴だ。

名前はチューリップだ。

 

「はっはは!アタシの前に出たのは運のつき!食らえ、必殺のキックだぁ!」

 

いきよいよく飛んだ日本一さんはチューリップを思いっきり吹っ飛ばす!

わぁ!すごいパワー!

伊達にヒーローを名乗ってるわけはないな

 

ただ、チューリップはそれだけではなく、かなりの数が出てきた。

うわっ!?モンスターってこんなにいるのかよ?!

 

「全く…だから、一人で行くなと言ったのよ…」

 

「まぁ日本一なら仕方ないのですの」

 

「わたし達も行くですよ〜!」

 

アイエフさんは袖から二本の剣、確かアレはカタールって武器だ。武器の萌え事典で読んだ記憶がある。

 

ガストさんは杖、魔法使いみたいだ。

 

コンパさんは……注射器!?でか?!注射器でか!?

アレは武器なのかよ?!

 

と、俺が驚いている間に三人は動きだし、一気にモンスターに迫る

 

「ソウルズ・コンビネーション!!」

 

連続で斬りつけるアイエフさん!うわ!速い!?

あの人もすごい強いんだ!?

しかも、技名あるんだ…かっこいいなぁ

 

「さぁ凍るのですの!!」

 

ガストさんは周りのチューリップを凍らせる

すっげぇ!?完全に魔法使いだぜ!

 

「お注射の時間ですよー!」

 

コンパさんは…え、えぐい。注射器ぶっさしてモンスターを倒してるよ…

って言うか、俺なんか出番ないんだけど。明らかにあの美少女軍団の方が強いんだけど…

 

 

【挿絵表示】

 

 

まぁみんな、戦ってた経験があるらしいし、一般人の俺からしたら、力の差は歴然ですよね

 

「まぁ、だからと言って、女の子達だけに戦わせるのも悪いしなぁ……よし!俺もいっちょやるか!」

 

剣を出したおれは、モンスターに向かって駆け出した。

流石に群に突っ込むのは危ないから、一体だけはぶられてる奴を狙って!

 

「はぁ!!」

 

ズバァ!と音を立てモンスターを斬りつけた。相手は不意打ちだったので体制を崩す。

おれはその隙を狙って連続で斬りつける!

 

チューリップはそのまま何も出来ずに消えた。

 

「あら、中々やるじゃない士倉!」

 

「すごいです〜!かっこいいですよぉ!」

 

アイエフさんとコンパさんに褒めらて、照れる俺。

やべぇ!一番主人公してるやん俺!

 

よーしと調子に乗り始める俺だったが、次の瞬間…

 

ガラガラ!ドッシャー!!!

 

大きな音と共に地面が割れた

 

「うわああああ!!」

 

「「「「きゃああああああ!!⁈」」」」

 

俺と近くに居た四人はまっ逆さかに暗い闇の中に落ちて行ったのだった。

 

 

 




さぁ主人公達の運命はいかに!

次回辺りから、主人公が覚醒するのかな?


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第6話 凶悪なモンスター

今回はバトル中心!
長くなるなぁσ^_^;



暗い、静かな静寂の中、俺士倉 碧は目を覚ました。

頭がグワングワンする…多分落ちた時に何処かにぶつけてしまったのかも知れない。

 

「ぐ…頭がいてぇ…一体、どうなったんだよ…」

 

俺はゆっくりと立ち上がる。一応身体は動くみたいだ…

とりあえず、深呼吸をして辺りを見渡す。

 

暗いけど、うっすらと通路みたいな感じが見える。どうやら、ここは何かの地下なのかも知れない。

 

「くぅ…おーい!!みんなぁー!アイエフさん!コンパさん!日本一さん!ガストさん!いるかー!!」

 

頭が痛いが、とりあえず、思いっきり叫ぶ。

俺が最後にみた光景は、みんなが落下していく姿だった。

つまりは、みんなもいるはずなんだ。

 

「おーい!みんなぁ!!返事してくれぇ!!」

 

声が響くが、全く反応はない。

俺はやばいと感じながら、とりあえず歩き出す。

 

「待ってろよ…今、行くからなぁ…」

 

まだ、頭がフラフラする。しっかりしろ!もし、アイエフさん達に何かあったら…

考えたくもないような事が頭をよぎる。

 

「とりあえず、壁伝いに歩いて行くか。」

 

 

 

⚫⚫⚫⚫⚫⚫

 

 

 

「はぁ…はぁ…」

 

私、アイエフは走りつづけていた。横には日本一が一緒に走っている。

辺りは暗く、本当なら走るのは危険なのだが今は仕方ない

 

「うう…あいちゃん…ごめんです。」

 

そして、私の背中にはコンパが唸りながらあやまっている。

ちなみに日本一も背中にガストを背負っている。

先ほどの崩落で、二人は足に怪我を負ってるので走れないのである。

 

因みに今、私達が走っている理由は…

 

 

「ギャアああああ!!」

 

狭い通路のなか、黒い塊のモンスターがこっち迫って来るからである。

 

「うわ!!あのモンスター無理矢理通ってるわりに速いよ?!」

 

日本一がモンスターの動きに驚きながら必死にスピードをあげる。

 

「全く見たことないモンスターですの…ああ、このままでは追いつかれて食われてしまうのですの。こんな事ならもっとお金を使えば良かったのですの!!」

 

「バカガスト!!そんなくだらない事言ってないでよ!日本一、攻めて広い場所に出るまで頑張るわよ!」

 

「うん!ガッテン承知!」

 

ガストに突っ込みながら、日本一に呼びかける。

最悪、広い場所に出れたら、こいつを相手に出来るかも知れない!

 

 

すると、目の前に道の終わりが見える。

よし!これで広い場所に出れるわ!

 

一気に駆け抜けて、その場所に到達する。

中は大きな空洞みたいな感じになっていてどうやら遺跡のような感じだった。

私と日本一は、ガストとコンパを下ろして後ろに下がらせる。

 

「ガストとコンパはサポートに回って!私と日本一でさっきのモンスターを押さえるわ!」

 

「わかったですぅ!」

 

私達が戦闘体制に入った瞬間、壁を破壊しながら入ってくる。

 

にしても、かなり凶暴な奴ねぇ

もしかして、モンスターがたまになってしまう汚染化かしら?

汚染化と言うのは、野生のモンスターにたまに発生する物で、モンスターが凶暴になり、能力も上がってしまう事がある。

 

「にしても…汚染化よりひどい気がするわね…」

 

「なんて言うか、目まで真っ赤になってますし、このモンスターはこんなに大きくなかったのですの!明らかにわたし達が知ってる汚染化じゃありませんの」

 

ガストの言葉に私は同意した。これは汚染化より凶暴な感じだわ。

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

「とりあえず、奴を倒すわよ!日本一は私の反対側から攻めて!」

 

私は日本一によびかけながら、一気に駆け出す

正面は危ないので、真横から攻める!

 

日本一もそれを見て、一気に走り出した。

 

「行くよモンスター!これがヒーローの力だ!十文字切り!!」

 

日本一は持っている武器で十字の形のようにモンスターを斬りつける!

攻撃は直撃、モンスターはよろめく

だが、その瞬間モンスターは日本一を睨み付け、なぎ払うように腕を振るった!

 

「うわぁ!!」

 

日本一はガードをしたが、そのパワーに壁にまで吹っ飛ばされた

 

「日本一!くっ…この!」

 

私は一気に間合いを詰め、モンスターのバランスを崩す為に足を狙う

 

「クロスエッジ!!」

 

カタールをクロスさせるようにモンスターに一撃を放つ!

たが、モンスターはよろめかず、むしろ私のカタールの刃が欠けてしまった

 

「なぁ!?……きゃああ!!」

 

そのまま尻尾で日本一と同じように叩きつけられてしまった。

 

「日本一ちゃん!あいちゃん!」

 

「ま、まずいですの!早く回復を…」

 

コンパとガストが回復しようとするが、モンスターはその動きに気づいたが、二人に向かって駆け出した

 

やばい!今の二人じゃ逃げられない!

 

「ガスト、コンパ!!逃げてー!!」

 

二人にモンスターが飛び切ろうとして、私が叫び声を上げた時だった。

 

 

「うおおおおおおお!!」

 

 

ドガアアァァァァ!!と大きな音と共にモンスターに何かが激突した。

その何かは、さっきまで一緒だった奴。様子は明らかにさっきまでと違っていた。

 

 

 

「士倉…?」

 

 

私の前には士倉 碧が立っていた。




主人公には一体何があったのか!
次回、主人公視点から始まります!


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第7話 ヒーロー

覚醒シーン難しい!

みなさんにもよろこんでもらえたら嬉しいです!


頭が痛い。さっきからガンガンする。

やっぱ、落ちた時に何処かぶつけたのか…?

 

いや、違う

 

この頭の痛みは物理的に怪我をした痛みとは何か違っていた。

そう、これは何か頭の中に流れ込んでいる。

 

自分の頭の中に色々なビジョンが出てくて、自分の容量を確実にオーバーしてる感じだ。

 

そんな、わけのわからない痛み

 

「はぁ…はぁ…くそ!な、なんなんだよこれ…」

 

おれはフラフラになりながら壁にもたれかかる。

気持ち悪い

吐き気がする

自分の中に沢山の自分がいるようだ。

 

そんなふうに謎の痛みに苦しんでる時…

 

ドガアアン!!と大きな音が聞こえた。

 

「な、なんだ!?…まさか!みんなが!」

 

おれは身体を引きづりながら、音のした方に向かって走り出した。

 

 

 

⚫⚫⚫

 

 

「はぁ…はぁ…ここは?」

 

俺は何処かに出た。まるで空洞みたいな場所で広い。辺りを見ると、遺跡みたいな感じにも見える。

 

そしてそのしたでは、アイエフ達と、謎のモンスターが対峙していた。

モンスターの見た目は禍々しい、さっきまで戦っていたチューリップが可愛く見えた。

 

「あ、アイエフさん達だ!良かったけど、あのモンスターは…?」

 

そうして、様子を見ているとモンスターに向かって、アイエフさんと日本一さんがモンスターに向かって走り出した

 

二人共、互いに挟み撃ちにするように駆け出した。

やっぱり2人は速い!一気に間合いを詰めている!

 

そして、日本一が声を出しながらモンスターに強烈な攻撃をかましていた

 

俺はグッ拳をにぎって喜ぶ。だが、モンスターはそのまま日本一さんを吹き飛ばした

 

「なぁ!?嘘だろ!」

 

俺が驚いているスキに、アイエフさんも吹き飛ばされていた。

 

「そ、そんな!あの2人が?!ど、どうしよう…このままじゃ!」

 

俺は焦った。あのモンスターは明らかに強い。もし、アイエフさん達でも、今の状況じゃ殺される!?

 

だが、焦った所で俺に何が出来る?

俺はアイエフさん達とは違う。ただの一般人で、戦う術なんてもってない。

 

もし、今俺に出来る事と言ったら…

 

 

 

 

彼女達を見殺しにするぐらいだ

 

 

 

嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!そんな事出来ない!

 

だが、俺に何が出来る?

何もない…俺が…

 

 

そんな時、頭にビジョンが再び流れ込んでくる

 

 

(力が欲しいか…?)

 

 

ビジョンだけではない。何故か言葉も流れ込んでいる。

 

(力が欲しいか?)

 

(奴らを救いたいか?)

 

(ならば、願え。)

 

願う。俺は、まるで操られるように願った。

力が欲しい!みんなを助けたい!

 

(呼び寄せろ。世界を)

 

世界を…

 

(世界を…繋げ!!)

 

 

「うおおおおおおおおお!」

 

 

ドガアアァ!

激しい激突と共に、俺はモンスターに突撃した。その一撃は、明らかに人間の出せる力では無かったが、今の俺には関係無かった。

 

 

「士倉…?」

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

アイエフさんがおどろいたように、こっちを見る。

俺は自分の姿を見る。

 

なんだ?これ?さっきまでの姿と違う…まるで日本一が好きそうな特撮のヒーローみたいな姿。顔だけ多少出てるみたいだけど。

 

「な、なんだよこれ…仮面ライダーかよ…」

 

「士倉!後ろ!!」

 

アイエフさんが叫ぶと、吹っ飛ばしたモンスターが俺に向かって駆け出していた!

 

「こっの!!」

 

俺はそのモンスターに向かって回し蹴りを喰らわす。

モンスターは歯を何本折れ、向こう側に吹っ飛ばされた

 

「…すっげ…なんだこの力は…」

 

俺が驚いていると、アイエフさん達がこっちに駆け寄ってくる。

 

「ちょ!あ、あんた本当に士倉なの?!その姿何!?」

 

「ふぇ〜!士倉さん!ありがとうですぅ!」

 

「わぁ〜!かっこいい!ねぇねぇその姿何て名前!?もしかして、君ヒーローなの!?」

 

「これは驚きですの…ビックリしましたの」

 

みんなが俺を取り囲む。

ちょちょ!みんな落ち着いて欲しい!って日本一さん!身体をペタペタ触るの止めて!

息子がおっきくなっちゃうから!!

 

「み、みんな落ち着いて!!…実は俺にもよく分からなくて…」

 

「そうなの?…まぁ助かったわ。ありがとう」

 

アイエフさんは俺に向かって手を差し出す。

俺は照れながらも手を握る。

 

温かい…

一体何があったのか分からない。けど、俺は彼女達を守れたんだ。

 

 

 

「ギャアアアアアアア!!!」

 

「!?」

 

すると、先ほど吹き飛ばしたモンスターがこっちに飛んできた。

俺はアイエフさん達を突き飛ばして、モンスターとぶつかり合った!

 

「ぐわあああ!!」

 

俺はそのまま壁にめりこまされた。

 

「士倉!!」

 

アイエフさん達が、俺の方に駆け寄ろうとするが

 

「来るなぁ!!ここは俺がやる!みんなは逃げろ!!」

 

「な、何言ってるんですかぁ!?士倉さんも逃げないと!」

 

コンパさんが悲しそうに俺に言う。だが、今のみんなじゃこのモンスターに対抗出来ない

 

「俺は大丈夫!絶対にみんなを守るし、このままかっこつけて死ぬつもりはない!」

 

俺はモンスターの頭を掴んでそのまま離さない。

 

「士倉!そんなのヒーローのアタシがしなきゃいけないんだよ!逃げられないよ!」

 

日本一さんがいう。俺はみんなを安心させようとするが、モンスターは俺をさらに押し込む。身体がきしむ

 

あ、やばい!力が抜けてきた!クッソ!せっかくここまで追い込んだのに!!

 

 

そんなピンチな時

 

 

 

「クロスコンビネーション!!」

 

 

 

「ミラージュダンス!!」

 

 

 

目にも見えない斬撃がモンスターを切り裂く。

な、なんだ…

 

余りにも一瞬だった為、俺はかなり驚いた。

 

そして、目の前には空を飛ぶ美しい女性が2人いた。

 

すごく綺麗な女性だ。

 

意識が朦朧としてた俺は最後にその2人の姿を見つめながら意識を失った。

 





主人公の力は一体!?

最後に現れた美しい女性とは?


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第8話 友達になれた

さぁ今回の話しの閉めいきますよ!


「ん…?ここは…前と同じ場所か…」

 

俺が目を覚ました場所は、前に俺が介抱されていたプラネテューヌの協会だった。

 

自分の姿を見てみると、前の時より包帯だらけになっていた。

まさかと思って辺りを見てみると、近くにコンパさんとガストさんがスヤスヤと寝息を立てて眠っていた。

 

寄り添って寝てる姿はまるで姉妹のようで微笑ましい光景だ。

よく見ると、コンパさんは応急セットをもったまま寝ていて、ガストさんはなにやら、調合したような薬が置いてあり、素材が沢山あった。

 

まさか、二人は俺の為にずっと治療していてくれたのかな…

 

そう考えると胸がポカポカする気分だ。

すごい嬉しい…

 

「しかし、可愛い寝顔だな…何か、イタズラしたくなるなぁ」

 

俺は二人のホッペをツンツン突つく。

むにゃぁと声を上げた二人に悶えそうになりながらもすごく和んだ。

 

「…おっぱいは突ついちゃ駄目かな?」

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

と、変態な発想をしてしまい、思わず頭を降る。

あかんあかん!流石にそれはあかんなぁ

 

(触りたいのか?)

 

「ん?あれ?何か、さっきに聞いたような声が…」

 

(触りたいのか?)

 

(揉みしだきたいのか?)

 

(ならば願え)

 

いやいやいやいや!あれ!?これってさっきの戦いで流れてた声!?

女性のおっぱいにも反応するの!?

 

はっ!!か、身体が勝手に動いてる!

 

俺はまるで操られるようにコンパさんのおっぱいに吸い寄せられる

 

「…、まずい!か、身体が…」

 

ムニュ!

 

掴んだ。掴んじゃった。やべぇ

柔らかいいいいいいいい!!じゃねぇよ!あかんあかん!

 

「んぅ…あ、あん…」

 

(ひぎゃあああ!そんなエロい声をださないでぇ)

 

俺は何とか身体を引き剥がして、コンパさんの身体から離れる。

 

 

「はぁ…はぁ…やっぱ、何か変だ。な、なんなんださっきの…」

 

俺の頭に流れている謎の言葉。まるで引きづられるようにコンパさんの胸に手を置いてた。

あ、いや、わざとじゃないんだよ!?それはまじだよ!?

 

うーんと悩んでると、扉が開いて二人の女性が入って来た。

 

あれ?もしかしてさっきの…

 

「大丈夫?碧。目を覚ましたみたいね。」

 

紫髮のおさげをした、すごく綺麗な女性が入ってきた。一目見たら、めっちゃ美人だと人は答えると思う。

しかも、エロい!めっちゃくちゃエロい格好なんだけど!

 

ただ、気になったのは…

 

「あの…すいません、貴女は初対面ですよね?」

 

そう、見たことのない女性なのだ。

すると、後ろにいた可愛い女の子、あれは…ネプギアさんか?明らかに雰囲気が違うのが気になるが、ってこの子の格好もエロいなぁ

 

「碧さん、えっと説明すると長いのですが、この人はお姉ちゃんなんです」

 

ん?お姉ちゃん?って、え?つまりこのナイスバディな女の子って、ネプテューヌさん?

 

「いやいや!ネプギアさん!明らかに違うじゃないですか!?ネプテューヌさんはもっと小さくて…」

 

と言った瞬間、二人の姿が光った。

光が消えたら、出て来たのは先ほどあった、ネプテューヌさんとネプギアさんが出てきた。

 

「小さくて悪かったね!!」

 

俺は再びフリーズした。

 

 

 

⚫⚫⚫⚫⚫⚫

 

 

 

 

「なるほど。じゃあ、今のが女神化なんだ…?」

 

俺の言葉に二人はうなづいた。

 

二人が、女神だってのは分かってたけど、まさか変身出来るなんて知らなかった。

しかも…

 

「あのさぁネプテューヌさん、明らかに別人でしたよね?」

 

「むむ!碧くん!君は失敬だな!正真正銘わたしだよ!?全く!君はわたしの好感度を下げる気?!わたしだって攻略対象なんだよ!」

 

ネプテューヌさんの言いたいことは分からないが、俺ははっきりとそう感じた。だってネプギアさんはあまり変わらないのに、ネプテューヌさんはめちゃくちゃ変わったんだもん!

 

「あはは、仕方ないよお姉ちゃん。碧さんもビックリしましたよね?」

 

「うん、かなりね。」

 

俺は頭をかきながらそう言った。しかし女神化かぁ

あんなエロい格好になるのは素晴らしいね

 

と、三人で話してると扉がまた開いて、アイエフさんと日本一さんが入って来た。

 

「アイエフさん!日本一さん!」

 

二人が元気そうだったので、俺は笑顔で二人に答えた。

二人も、おれが元気だったのか笑顔になった。

 

「士倉!良かった、大丈夫そうね!」

 

「うわぁん!!心配したよー!」

 

日本一さんは感激と言わんばかりに俺に抱きついてくる。

 

はぅ!日本一さんはそんなに僕の息子を刺激したいの!?

 

そんで、騒がしくなったのかコンパさんとガストさんも目を覚ました。

 

コンパさんは助かった俺をみて、嬉しそうにした。

ああ、おっぱい触ってごめんなさい…

 

「しかし、何とかなって良かったのですの」

 

ガストさんの言葉にみんなうなづいた。

ぶっちゃけ、かなり危なかったからなぁよく生きていたよと感じる。

 

「はい!これもネプネプやギアちゃん、それに士倉さんのおかげですぅ!」

 

コンパさんの素直な褒め言葉に俺はデレデレな笑顔になる。

 

「いやぁ、そんな事ないですよー」

 

と俺が言ったら日本一さんがムスッとした顔で答えた。

 

「まだ敬語なの?そろそろいいんじゃない!アタシ達はもう友達なんだからさ!碧!」

 

 

「友達…?」

 

 

俺はみんなを見渡す。

みんなは、笑顔で俺に答えてくれた。

そう、私達は友達なんだよ?ずっともだよ?!みたいな感じで。

 

 

そんなみんなの雰囲気に、俺は何か緊張した糸が切れた。

きっと、俺も感じてたんだ。

 

 

「うん。そうだな!ありがとう、ネプテューヌ!ネプギア!アイエフ!日本一!コンパ!ガスト!」

 

 

そう、みんな友達なんだと。

 

 

「うん!よろしく!じゃあわたしも碧って呼ぶね!ちなみに好感度はまだまだ上がるかもだから、頑張ってよ!」

 

 

「碧さん!私もこれからよろしくお願いします!」

 

 

「ま、あんたには助けて貰ったしね!これからもよろしく、碧!」

 

 

「碧くん!わたし達みんなと仲良くしてくださいですぅ〜!」

 

 

「わぁい!碧と友達になった!これからはヒーロー仲間だね!」

 

 

「ふふ、よろしくですの碧。ちなみに今回使った薬草やらは、つけにしますのですの」

 

 

 

俺は、この世界に来て始めての友達ができたのであった。

 

 

 

だが、まだ気になる事はあった。あのモンスターと自分の力についてだ。

これから、考えていく事になるだろう。

 

 




はい!みんなと仲良くなりましたぁって感じですね!

これから、ストーリーがすすむかんじかなと思いますw

これからもよろしくです!感想もお待ちしてます!


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ゲイムギョウ界~愉快な仲間達編~
第9話 アイドル!


はい!
これから新しい章に入ります!
早くね?!とは言わないでくださいw

この章では沢山の仲間達を出すつもりなので、よろしくお願いします!


「はいはい、次はこっちですのよ〜!早くしてくださいですの碧〜!」

 

「はぁ…はぁ…が、ガストぉー!少しは休ませてくれよぉ…」

 

俺、士倉 碧は今、リーンボックスと言う大陸でガストと二人で買い物をしていた。

 

前に治療のつけをつけられて、その代金の代わりとして買い物を付き合って欲しいと言われて、ガストと買い物をする羽目になった。

 

ちなみにあのモンスターとの戦いから、一週間ぐらいが立っていた。

 

あの戦いの後、自分の力やモンスターに対して疑問があったので、みんでイストワールさんに色々聞いた。

 

イストワールさんは少し考える仕草をして、答えを出すのには三日ぐらいかかりますよ?と言われ、とりあえず任せる事にした。

 

「と言っても一週間たっても答え出てないんだけど…」

 

「まぁ仕方ないのですの。気長に待つしかないですの」

 

うなだれる俺。

そんな俺をガストが慰めてくれる。

 

「なぁガスト…慰めてくれるなら、荷物減らしてくれよぉ」

 

「それとこれとは話しは別ですの。ほら、行きますよー」

 

くそ、こいつ中々厳しいなぁ

と思いながら、荷物をかつぐ。

 

すると、何処からか、大きな歓声が聞こえてきた。

その歓声はまるで、アイドルとかの会場をふっとうさせるものだった。

 

「な、なんだこの歓声は?」

 

「ああ。きっとこれは5pb.が野外ライブを開いているのですの。」

 

「5pb.?」

 

聞きなれない名前(?)に俺が首を傾げる。

 

「5pb.は、リーンボックスにいるアイドルですの。大人気アイドルで他の大陸でも人気を誇ってますの。ちなみに、私達と一緒に旅をした仲間でもありますの」

 

「へぇ…アイドルかぁ見てみたいなぁ。」

 

俺は、みんなの仲間のアイドルに興味をもった。

アイドルと関係を持てるかもと、思ってしまったのでつい浮足だってしまった。

 

「ん〜…仕方ないですの。ちょっとだけ見て行くのですの。わたしも5pb.を久しぶりに見てみたいですし。」

 

「え?いいの?やったー!」

 

俺は荷物を抱えて、ライブ会場にむかってガストと歩き出した。

 

 

⚫⚫⚫

 

 

 

「みんな!盛り上がってる!?」

 

わああああ!!と歓声が上がる中、スポットライトを浴びている女の子、5pb.が高らかに歌い出した。

みた目は、何かエロい感じの服で、へそ辺りが丸出し。

上着もブラジャーに見えなくもないやつだった。

 

 

「うおおおー!!あれが5pb.ちゃんか!!すっごい可愛いなぁ!」

 

俺はライブ会場に着いて、5pb.な姿を見て、テンションがあがった。

かなりの歌唱力に、素晴らしい可愛さ!こりゃファンが沢山いるのもうなづける!

 

「ふーん…だいぶ砕けたからわかりましたが、碧はただの女好きだったんですのね。軽く引きますの」

 

 

テンションの高い俺をガストが、見下してるような目で見てくる。

 

「な!い、いいじゃんか。本当に可愛いんだし。しかも、女好きって言い方はひどくないか!?」

 

「事実ですの。敬語とかがなくなってから、女の子に対してのスキンシップが明らかに変わりましたの!だいたいの女の子には可愛い可愛い言ってるですの!」

 

「う…それはまぁ、ほら、可愛い女の子多いし…」

 

「はぁ、アイエフも言ってましたが、礼儀正しい男性かと思ってたので少し残念ですの。」

 

「うう…」

 

俺はズーンと肩を落とした。

まぁたしかにここ一週間でみんなとは、くだけた関係になって、仲良く慣れたと思ってた。ただ、今までしまってた思いと言うか、感じてた事を話したりもしたので、女の子好きなレッテルが、アイエフとガストに貼られてしまったようだ。

 

 

「まぁ、今の貴方となら友達になるのであれば、信頼出来ますの。正直ですしね」

 

と、ガストはニッコリと俺に対してからかったような笑みを浮かべた。

さっきまでの言葉はどうやら俺をからかうように言っていたみたいだ。

 

俺はからかわれたことより、信頼出来る友達と言った言葉に感動していた。

 

「うおお!!ガストー!俺を信頼してたなんて、嬉しいぞこのやろー!!」

 

「うわ!涙を出しながら抱きつくなですの!き、気持ち悪いですの!」

 

ガストは嫌々と、俺を引き剥がそうとする。

そんな感じでガストと戯れてる時、ライブ会場で異変が起こった。

 

 

「きゃああああああ!!」

 

「「?!!」」

 

ステージで歌っていた、5qb.から悲鳴が上がった。

 

俺とガストはステージを見る。

すると、気を失った5pb.を抱える黒いマントの人物がいた!

 

馬鹿な!?いつの間に?こんな人の目がある中で、誰にも気づかれずステージに!?だが、それよりもまずはあの子を助けないと!

 

「ガスト…サポートを頼む。あの子を助ける!」

 

 

「言われなくてもですの!」

 

 

ガストが杖をだして、俺に強化魔法を放ち、俺は目を閉じる。

実は、この一週間で俺はある事をやっていた。

それは自分の力を使えるようにする事!

 

(力がほしいか?あの娘を助ける力が…ならば願え!世界を繋げ!)

 

 

「うおおおおお!!」

 

俺は、モンスターと戦った時の姿になり、ざわめいている民衆を飛び越える大ジャンプをする。

 

そのまま、黒いマントの奴に飛びかかる。

 

すると、両サイドの方からも黒いマントの奴に飛びかかる人物が2人いた。

 

今は気にしてる暇はない!とりあえず、

こいつを抑える!!

 

 

どがっ!!と飛びかかった三人がマントの奴を押さえたように見えたが、その場には誰もいなかった。

 

「な!?逃げられた?!クッソ!」

 

俺は拳を握って悔しがる。

一緒に飛び込んでいた2人も辺りをキョロキョロと見渡すが、悔しそうに諦める。

どうやら、2人も逃したのがわかったようだ。

因みに2人共女性だ。こんな状況じゃなかったら可愛いって感じてたところだろ。

 

すると、その2人の女性が俺に話しかけていた。

 

「あなた、大丈夫?5pb.を助けようとしてくれたみたいね。感謝するわ。」

 

胸元が空いた服、ナース服とゴスロリが合体したようなエロい服を着た、ツインテールの赤髪の女性が俺に言う。

 

「いや、助けられませんでした…すいません」

 

すると、もう一人の女性が肩を叩いて話しかけてきた。

こちらは髪が短く、ボーイッシュな服を着た女性だ。

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

「気にしないでよ。あたしも彼女をたすけられなかったし…ケイブ、ごめんね。」

 

 

その女性はツインテールの女性をケイブと呼んで謝った。

どうやら知り合いみたいだ。

 

 

「いや、貴女のせいじゃないわファルコム。これはボディガードの私の失敗だわ」

 

 

2人の女性はかなり落ち込んだ様子だった。

とりあえず、2人に話しかけようとした時、群衆の中から、息を切らしながらガストが駆け寄ってきた。

小さい身体なので苦労したようだ。

 

「はぁはぁ…やっと着いたのですの。ってケイブとファルコムじゃないですの!?」

 

ガストは2人の女性を見て、驚くように声をあげた。

2人の女性もガストを見て、驚いた。

 

「ガスト!?」

 

「君も見てたのかい!?」

 

ガストとケイブとファルコムは嬉しそうによろこんでいた。

どうやら旧知の仲って感じだ。

 

あれ?俺だけハブって感じ?

 

 

 

三人仲良く話してる女の子達を見て、俺は静かにそう思った。




ケイブとファルコムと5pb.が登場!!

いやぁケイブさん達可愛いなぁ


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第10話 奪還作戦!

はい!前回の続きいきますよ!

今回はあのキャラクター登場!一体どうなるのか!


「なるほど。つまり、世界を救う為にネプギアさん達と旅をした仲間は5pb.ちゃんだけではなく、ファルコムさんやケイブさんもその時の仲間だったんですね。」

 

5pb.が誘拐されてから、一時間後。

俺は今、ガストとケイブさんとファルコムさんと一緒に作戦会議室で話しをしていた。

 

先ほどの一件の後、すぐに5pb.救出部隊が建てられて、ケイブさんがリーダーとして、俺たちも協力する事になった。

ただ、俺は2人の事はあまり知らないので、自己紹介することになった。

 

「うん。そうだよ!因みに私はしがない冒険家さ。今日は5pb.ちゃんが近くでライブをするって言うから、様子を見に来てたんだ。とりあえず、あたしの事はファルコムでいいよ、碧。」

 

 

「私は治安維持組織、リーンボックス特命課に属しているわ。私の事もケイブでかまわないわ。」

 

「うん、わかった!よろしく、ファルコム!ケイブ!」

 

俺は2人と握手をして、簡単な自己紹介を終えた。

 

「まぁケイブ達が居たのは頼もしいですの。で、5pb.の救出作戦はどうするですの?」

 

ガストはケイブ達に言う。

確かに、これから救出するに当たっても難しい事が多い。

 

犯人が一体何の目的で5pb.を誘拐したのかだって分からないし…

 

「大丈夫よガスト。そろそろ、敵の位置がわかるはずだから。」

 

 

「「「え?」」」

 

すると、ケイブさんの携帯から、音が流れた。

着信音かなと感じたが、どうやら違うみたいだ。

 

 

「ケイブ、一体どうしたの?」

 

俺がケイブに言うと、ケイブは不敵に笑い、携帯らしき物を見せてくる。

形てきには携帯にも見えなくもないが、よく見るとレーダーみたいなものだった。

ある漫画でみたことがある!

 

「これはその見た目通り、探知機よ。5pb.には何かあった時や逸れてしまった時の為に発信器をつけてもらってたの。誘拐で使うことになるとは思わなかったけど…」

 

 

そのケイブの言葉に、三人がなるほどとうなづく。

 

「これなら、5pb.の居場所は丸わかりですの。」

 

「だね!じゃあ、みんなで一気に救出に行ける!」

 

ガストとファルコムは立ち上がり、俄然やる気になっていた。

俺とケイブも立ち上がり、四人で外に向かう。

 

 

さぁ!!アイドル奪還作戦、開始だ!!

 

 

 

 

⚫⚫⚫

 

 

 

 

寂れた広野、その広野に一つだけ立っている小屋に5pb.が縛られていた。

意識を取り戻してた5pb.は何とか縄をほどこうとするが、縄はキツく縛られているのでそれはできなかった。

 

 

「おいおい!暴れんじゃねぇぞ!てめーには逃げられたら困るからなぁ!」

 

「大丈夫っちゅ。大人しくしていれば、危害は加えないっちゅ。」

 

すると、その小屋に明らかに怪しい2人組が入って来た。

一人は、ガラの悪い口調で、フードを被っている少女。

もう一人は、人と呼んでいいのは微妙な奴で、見た目は真っ黒なネズミである。

 

その2人組は小屋の5pb.に対して、警告をすると、外に戻る。

 

「んー!!」

 

5pb.は、そんな彼女達になにかを叫ぶが口を塞がれている為に、声を出す事は出来なかった。

 

2人はそんな5pb.を無視して、外でご飯を食べていた。

 

「で、ネズミ。身代金はちゃんと要求したか?」

 

「心配するなっちゅ。ちゃんと連絡したゅよ。」

 

「そうか…へへ。長かった…これで貧乏生活からおさらばできるぜ!それに、新しいマジェコンだって作ることも可能だ!」

 

「まだ諦めてないっちゅか?そろそろ現実を見るべきっちゅよ」

 

「うるせー!私の勝手だろうが!それに、あいつから買ったあのマントのがあればこれから悪い事をし放題だぜ!」

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

2人はそう言いあいながら、悪代官のように笑い出す。

すっごく楽しそうな二人は、完全に誘拐がうまくいったと感じているはずだ。

 

 

だだ、2人の後ろにあの四人組が来ているのに気づかない。

 

「そこの2人組!抵抗するな。大人しくしていれば、撃たれないわよ。」

 

「「へ?」」

 

ケイブの声に2人は後ろをゆっくりと振り向いた。

 

そこには、武装した碧、剣を構えているファルコム、杖をかざすガスト、銃をつきつけるケイブが立っていた。

 

すると、2人組は顔つきが変わり、驚いたように叫ぶ。

 

「お、お前らは…うわああ!またかよ!また邪魔しに来たのかよ!」

 

碧はその言葉に疑問が浮かんだ。またってことは、みんな知り合いなのかと?

すると、ガストがその疑問を解消するように、2人組を見て言い放つ。

 

「はぁ…誘拐犯はまさかの下っ端にワレチューですの。まだ、悪さしてたなんて驚きですの。」

 

「あ、あのさガスト。こいつら知ってるの?」

 

「ええ、ファルコムやケイブも知っているのですの。こいつらは前に私達が旅をして、世界を救う事をしていた時に邪魔して来た、犯罪組織の下っ端達ですの。唯一の生き残りで、今まで姿を見なかったですのよ。」

 

碧は、犯罪組織と聴いて、前にイストワールに話して貰った時に出てきた、犯罪組織マジェコンヌを思い出した。

 

犯罪組織マジェコンヌとは、碧がこの世界に来る数年前にゲイムギョウ界で悪さをしていた奴らであるらしい。

 

「5qb.を誘拐したのはお前達だとわね。さぁ大人しく捕まって。」

 

ケイブが銃を構えて威圧する。

下っ端とワレチューは、逃げ場がないことに焦っている。

 

「ちゅー!どうするっちゅか!逃げられないっちゅよ!あの、マントも小屋に置きっ放しちゅ!」

 

「クッソ!やってやるよ!こ、こわくねぇお前らなんか怖くねぇぞ!野郎ぶっ殺してやる!!」

 

2人は武器を持ち、突っ込んでくる。

だが、一瞬だったろう。

四人に一斉に攻撃をくらい、吹っ飛ばされた。

 

「よわ!?本当に犯罪組織の一員なの!?」

 

「仕方ないですの。下っ端達ですし、戦闘シーンがもったいないですの。」

 

「まぁ誘拐犯だからね。少しはこらしめないと。」

 

「ありがとうみんな。これで任務完了ね」

 

碧はあっさりとした終わり方にポカーンとして、犯罪組織の下っ端達に対して、こいつら、こんな扱いなのかと少し同情して、伸びてる2人組を後にしてみんなと小屋に向かうのであった。

 

 

 

 




下っ端とワレチューでした!w

いやぁーw扱い悪いなw
でもこの2人好きなんですよ

誘拐事件も解決したしね!次回はのほほんと行きます!


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第11話 遊園地でハレンチ

今回はほのぼの回なのかな?

とりあえず、今回は楽しく、そして可愛くいきたいです!

あと、2000UAを超えました!
皆さん、見てくださってありがとうございます!


「ど、どうも…ありがとうございました!」

 

誘拐犯から救出した5pb.は俺を含めた、ケイブ、ファルコム、ガストに対してお礼を言う。

 

 

「あんまり気にしないで。こっちも貴女を連れていかれてしまったのもの。5pb.は気にしなくていいわ。」

 

 

「ううん。それでもみんなは必死にボクを助けてくれたんだんもん。だから、とてもうれしいんだ。」

 

 

5pb.は笑顔で答える。

なんて健気でかわいい子なんだろう。これは俺もこの子のファンになってしまうかも!

 

まぁそれよりも今は自己紹介だな。俺以外のみんなは知り合いだろうけど、まだ俺は面識はない。自己紹介はばっちり決めて、仲良くなりたいもんね!

 

 

「あ…えっと、5pb.さん!はじめまして!俺は士倉 碧です。これからよろしく……」

 

 

と言って、俺がスッと手を5pb.ちゃんに伸ばした時だった。

 

 

「ひゃううう!!?」

 

 

5pb.ちゃんはものすごーい勢いで俺から離れ、ケイブさんの後ろに隠れてしまった…

 

なんで?

 

 

「あー…えっとね碧君。5pb.ちゃんはものすごい人見知りなんだ。」

 

 

ファルコムがそうやって、俺にたいして答えた。

 

 

「ええええええええ!!?人見知り!?スーパーアイドルのこの子が!?じゃ、じゃあなんでステージ場だとあんなに元気で…」

 

 

「え、えっとね…ボクはステージに上がるとスイッチが入って大丈夫なんですけど…こ、こうやって話たりするのはす、すごく駄目なんだ…旅の仲間たちは大丈夫なんだけど…ご、ごめんなさいいいい!は、初めての人でしかも、慣れてない男の人はまだ駄目なんだ!」

 

 

さらにケイブさんの後ろに隠れた5pb.ちゃん。その顔は真っ赤で、ものすごくおびえている。

 

ふむ…なるほどな…まあ嫌われてるわけじゃなくてよかったけど、極度の人見知りか。

俺も人見知りだから、気持ちはわかる。

だったら…

 

俺はちょっと離れて、5pb.ちゃんに対して怖がられないようにできるだけ優しい口調で答える。

 

 

「えっとね…5pb.さん。俺も人見知りだから、その気持ちわかるよ。だからさ、そんなに気にしなくて大丈夫だから。ゆっくりと慣れてくれるといいよ。とりあえず、これからよろしくね。」

 

 

そう言ってほほ笑む。

 

5pb.ちゃんは少しだけケイブさんから顔を出した。

 

 

「ぁ…はい。よろしくおねがいします。士倉さん。」

 

 

まだ怖がっているようだが、すこしだけ笑顔で俺に答えてくれた。

うんうん。よかった。よかった。

 

 

「ふふ、碧は優しいね。まあ少し変わった子だけど、5pb.のこと、よろしく頼むわ。」

 

 

ケイブさんは、優しくほほ笑んで5pb.ちゃんの頭をなでる。その姿はまるで優しいお姉ちゃんのようだった。

ああー和むな。

 

 

「むー!ケイブさん、変ってるって言い方はひどいよ…ボクだってきにしてるんだから。」

 

 

「ふふ、ごめんなさい……さて、事件も解決したわけだけど、これからどうしようね。」

 

 

「…解決といっても、下っ端たちには逃げられてしまったの。」

 

 

ガストはムスーとした顔で腕を組む。そう。あの後、5pb.ちゃんを縄から解いた俺たちは下っ端とワレチューを確保しようとしたのだが、その姿はもうなく、完全に逃げた後だったのだ。

すごい逃げ足の速さだなと、俺も関心してしまった。

 

 

「仕方ないさ。あいつらの逃げ足は前の時からわかっていたしね。でも、今度は逃がさないわ。」

 

と言って、決意を固めるケイブさん。その顔は流石、治安維持組織の人だけあって凛々しい。

 

 

「うーん。俺とガストは買い物の途中だったしね…このまま帰る?」

 

「そうですの…すっかり忘れていましたですの。」

 

俺とガストも買い物してたんだよな。

ぶちゃっけ、このまま帰るのにもなんかもったいない気はする。俺にとっては初めてのリーンボックスなんで…

 

 

 

「あ、そうだ!みんなでリーンボックスに最近できた遊園地に行かない?あたし、ここで来る途中で見たんだけど、楽しそうだったよ!」

 

 

すると、ファルコムが俺たちに提案してくる。

遊園地か。それは楽しそうだな…俺は行ってみたいけど、ほかのみんなはどうかな。

 

 

「えっと…ボクは仕事はもう入ってないから、大丈夫だよ。」

 

 

 

「私も、5pb.のボディガードとしてなら一緒に行けるわね。ちょっとずるいけど。」

 

 

「うーん。このまま帰るのももったいないですし、わたしも行くのですの。碧も行きます?」

 

 

俺はもちろん!と元気よく答える。よかったー!ガストもおんなじ気持ちで…

 

 

 

「じゃあ決まりだね!5pb.ちゃん救出記念に遊園地で遊ぼう!」

 

 

 

 

●●●

 

 

 

 

 

「うおおおお!!すっごい多いい遊園地だ!!いやあっほーい!」

 

 

 

「碧は子供ですか!はしゃぎすぎですの。」

 

 

俺のハイテンションにガストが突っ込む。

そんな姿にケイブさんたちは、ふふと笑っている。

 

うーん!子供っていわれると否定はできないけどさ、こういうのってやっぱりテンションあがってまうんだよ!

 

 

 

「さて、最初は何からやってみる?私的にはジェットコースターに乗ってみたいんだけど。」

 

 

「ケイブ。それは私の身長的にやめてほしいですの。確実に制限がかかるのですの。」

 

 

「あーガストちっこいもんな。しかたないよねwww」

 

 

「がー!!碧は今、確実に馬鹿にしましたの!!」

 

 

ガストは俺に対して怒りをあらわにする。

あちゃ…からかいすぎたかな。

 

 

「ご、ごめんごめん。じゃあ、みんなで楽しめるとこにしない?ファルコムなんかないか?」

 

 

「そうだね。じゃあここがいいと思うよ。」

 

 

ファルコムが指差した場所は、回転して転がる狭い箱のアトラクションだった。素材が柔らかくできていて、子供も安心できる遊びだ。

自分の世界でもこんなのあったな。でも、こっちのはシートベルトついてて、大きい箱だったな。

 

 

「お!いいね!一応、みんなで乗れる場所だね。」

 

 

「ふむ。おもしろそうね。」

 

 

「ぼ、ボクもやってみたい。」

 

 

 

うん。みんなも乗る気だった!よーし楽しむぞ!と思って、乗り込んだのだが、すこし問題点があったことにうかれていた俺は気付かなかった。

 

 

 

「…おう……こ、これは…」

 

 

ギュと俺の体に押し付けられる感触。それはケイブのおっぱい!そして、目の前には顔面まじかに5pb.ちゃんの顔が。で、その横にはファルコムがおれのうでにしがみついている。反対側はもちろんガストである。

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

「こ、これは…この人数で入るのは、思ったよりきついですの。っていうか、なぜ碧が真ん中になってるのですの!」

 

 

「し、しかたないだろ!偶然こうなってしまったんだからって・・・(あわわ、ケイブさん!おっぱいを押し付けないで!こんな、狭い中で息子を大きくしてしまったら!大変だから!)」

 

 

「ああああああ…おおお、男の人の顔がめ、目の前に…はうううう…」

 

5pb.は顔を真っ赤にして、ビクビク震えている。

 

ああ!ごめんね!5pb.ちゃん!これは不可抗力なんだよ!

しっかし、可愛い顔ダナー

 

なんて、バカな事をやっているうちに、箱が回転しだす。

あわわ!まずい!こんな状態で動き出したら!!

 

 

ムギュ!ギュー!グチャアー!!

 

 

ぎゃわああああああ!みんなの柔らかい体がおしつけれられるうううう!!こ、これはうれしいけどまずい!!

 

 

「あん!碧…そんなところを触らないで!」

 

「はぅ!お、男の人の身体がわ、ボクにああ当たってる!?」

 

「ひゃあ!碧くん!そ、それは流石にダメだよ!」

 

「うわ!碧のへ、変態!や、やめるのですのー!」

 

 

 

 

 

こうして波乱の遊園地は、このあとも続いた。

なんだかんだ、楽しめたみたいだったが、俺はみんなから変態のレッテルを貼られることになったのだった。

5pa.ちゃんも初対面の時より距離が開いた…トホホ

 

災難だぜ!!

 




災難だぜ!じゃないだろ!羨ましいわ!

しかし、どんどん印象悪くなる主人公だなw

次回は違うキャラクター達と一緒に主人公が出ます!
お楽しみに!


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第12話 嫌われました

はい!投稿しました!

多分、これから、一話に一枚挿絵をするのでよろしくお願いします!ラノベみたいにしたいので(*^^*)
今までのお話にも、挿絵をするんで楽しみに!

で、今回は話しは女神候補生の話しになるて思います。
初回はエロ全開で行きたいと思います!


「わあ……ここがラステイションか。すっごいなあ。」

 

 

 

こんにちは。士倉 碧です!今回、の俺はネプギアと一緒にラステイションに来ています。

ラステイションはノワールさんの管理している大陸で、機械に発展している場所らしい。

 

前のアイドル誘拐事件の後、色々とありましたが特に平和です。

 

そして、3日後。ネプギアがラステイションに行くと言ったときに、俺を誘ってくれたのだ。

ネプギアさんになんで誘ったかを聞くと、「碧さんにも、他の国を見てもらういい機会だと思って!それに、私の友達も紹介してみたいんです。」とのことだ。

 

わざわざそんなことを考えてくれるネプギアに感動しつつも、俺も気になったのでその話に乗ることにしたのだった。

 

「ネプギアは今日はどんな予定なの?」

 

「今回は、仕事の休暇をイースンさんから貰ってきたんです。で、いい機会だから、女神候補生のみんなで遊ぼうってことになったんですよ。」

 

なるほど…つまり、ラスティションに他の女神候補生も集まると言う事か。

まだ、会った事ないからかなり気になるな。

 

ちなみに、女神候補生の事はイストワールさんに聞いた。

どうやら、ネプギアは厳密に言うと女神ではないようだ。

その為、女神候補生と言う肩書きになっているらしい。

 

 

「みんな、どんな子なんだろう。楽しみだなぁ…」

 

「みんな、可愛くていい子ですよ!碧さんのきっと仲良く慣れますよ」

 

ネプギアか笑顔で答える。

うーん、それだと嬉しいなぁ俺ももっと友達作りたいし!

それに可愛い女の子なら大歓迎だしね!

 

 

「あ、碧さん!着きましたよ。」

 

 

「お、ここがラスティションの女神さんがいる場所か。ノワールさん、久々だけど元気なのかな。」

 

 

再開と新しい出会いにワクワクしながら、俺とネプギアは一緒にラスティションの協会に入っていく。

 

 

 

⚫⚫⚫

 

 

 

 

「あら、ネプギアに士倉いらっしゃい。元気だったかしら?」

 

 

協会では、ノワールさんが出迎えていた。俺たちはノワールさんに挨拶をする。

 

「あ、ノワールさん!ユニちゃん達は来てますか?」

 

「大丈夫よ、今こっちに来るから。」

 

ノワールさんが、そう答えて間も無く協会の奥の扉が開く。

すると、そこから可愛らしい女の子が三人入ってきた。

1人は、ノワールさんと同じような黒い格好の黒髪の女の子。

もう2人は、見た感じ双子のようで、1人が水色の服を着て短かめの髪で、もう1人はピンク色の服を着て、髪の長い女の子だった。

 

「ネプギア!いらっしゃい!元気だった?」

 

黒髪の女の子が答える。

あらやだ、可愛らしいと俺は感じた。

 

「ネプギアちゃん…まってたよ。」

 

「もぅー!遅いよ!わたし達ずっと待ってたんだよ!?」

 

 

双子の方は、水色の服を着た子をは、モジモジとしついて物静かな感じで、ピンク色の服を着ている子はすっごく元気そうな女の子だった。

うーん、双子でも見事に別れてるなぁ。しかし、こっちの子達も可愛らしい。

 

その三人は、ネプギアの所にあつまって楽しそうに話している。

どうやら、仲がいいみたいだ。

確か、ネプギアさんが少し前に旅に出た時に、仲間として戦っていたと聞いたので、それが理由だと思う。

 

うんうん。仲が良い女の子っていいものだなー

 

 

「あれ?そっちの人誰?」

 

ピンクの服を着た女の子が、俺の存在に気づいたのか。こっちに来る。それにつられて、他の女の子も近づいてきた。

さて、自己紹介はしっかりしないとな。

 

 

「あ、始めましてかな。俺は士倉 碧、よろしくお願いします女神候補生のみんな。」

 

俺は手を差し伸ばし、みんなに挨拶をする。

みんなもそんな俺に対して笑顔で答えてくれた。

 

 

「あ、はい!よろしくお願いします!貴方が異世界から来た人物ですね!アタシはラスティションの女神候補生で妹のユニって言います!」

 

 

黒髪の女の子、ユニちゃんが握手をしてきてくれた。ラスティションの女神候補生ってことは、ノワールさんの妹って事か。

確かによく見るとノワールさんに似ているな。

 

ユニちゃんのあと、ピンク色の服の子と水色の服の子が俺に挨拶しようとする。

俺は目線を合わせる為に、ゆっくりと屈む。

 

「そっか!わたしはルウィーの女神候補生のラムだよ!」

 

「わ、わたしはルウィーの女神候補生のロム…」

 

ピンク色の子が、ラム。水色の子がロムか。

いやー幼女ってなんか和むよなぁやっぱり幼女は最高だぜ!!

 

 

「さて…じゃあ、私はクエストに行って来るわ。あなた達はゆっくりとラスティションで遊んでなさい。せっかくの休日なんだし」

 

ノワールさんはそう言うと、協会から出ていく。

なんだぁ仕事だったのか、ノワールさんとはもっと話して見たかったんだけど。

 

と思ってると、ラムちゃんとロムちゃんが俺の袖を引っ張ってきた。

 

「ねぇねぇ!一緒に遊ぼうよ!!」

 

「うん…遊ぼう…」

 

 

「おー!いいよ。って…良いのかな、俺も…」

 

 

ユニちゃんとネプギアに向かって、アイコンタクトをとってみると彼女達は笑顔で返してくれた。

どうやら、了承してくれたみたいだ。

 

よーし!それなら、みんなで思いっきり遊んでやるか!

 

 

「じゃあ、みんなで何をやるか?」

 

俺が答えると、ロムちゃんとラムちゃんが協会でかくれんぼ!!と元気よく答えてくれた。

かくれんぼか!いいなぁ!久しぶりにやると燃えるんだよな

 

「じゃあ、みんなでジャンケンして鬼を決めちゃいましょう!」

 

ネプギアの掛け声と共にジャンケンをする。

結果はネプギアが負けて、鬼に決定!ラムちゃんとロムちゃんが一斉に駆け出す。

俺とユニちゃんもそれに続く。

 

さーて、どこに隠れようかな!

 

 

 

⚫⚫⚫

 

 

 

「くっそー!時間ない!いい場所見つからないな…早くしないとネプギアが来ちまう!」

 

協会の中をウヨウヨしてた俺は、隠れ場所が見つかってなかった。

慣れてない場所ってのはやっぱり難しいな

 

 

「ん?…お!ロッカーがあるな!時間がないしそこに隠れるか」

 

協会の個室にあるロッカー!ちょっと目立たない場所にあるし、人が入れそうなぐらいの広さはありそうだ。

 

ロッカーに隠れるなんて小学校の時ぐらいだあら、懐かしいな

 

なんて考えてるうちに、ネプギアの数をかぞえる音がしなくなった。

しまった!時間が立っちまったか!早くロッカーに!

 

ガチャ!バタン!

 

素早くロッカーのドアを開けて、素早く中にはいる。

ふぅ…危なかった。

 

 

「え…?し、士倉さん?」

 

あれ?おかしいなぁ。自分以外の声がロッカーからするぞ?

 

って…ユニちゃんが俺の目の前に…いる…だと?!

 

 

「ゆ、ユニちゃん?ま、まさか君もロッカーに…?」

 

「え、えっと…はい…」

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

うわあああ!!マジかよ!全く気づかなかった!!

ってこれはかなりやばいぞー!ユニちゃんがめっちゃ至近距離に居るし!!

近いよ!ユニちゃんなんか、顔赤くしてるし!まずい…前の遊園地みたいな状況なんだけど?!

 

と、とりあえず早く出ないと…

 

ガチャガチャ…ガチャガチャガチャ

 

 

「し、士倉さん?どうしたんですか?」

 

「ユニちゃん…ドア空かない。」

 

 

「ええええ!?ま、まずいじゃないですか!!」

 

「わ、わかってるよ!と、とりあえず位置を変えて思いっきり叩いて…」

 

俺は、位置を変えようと動こうとするが、こんな狭い中、女の子と密着した状況で動けば、一体どうなるかもうわかるよね?

 

ムギュ…

 

 

「ひゃう!?し、士倉さん!だ、だめです!そんなところさ、触っちゃ!」

 

 

「え!?ご、ごめんね!じゃあ、こっちから…」

 

 

「にゃ!?そ、そこはお、お尻です〜!!」

 

 

「ああ!ごめん!!」

 

だ、駄目だ…動けば動くほど、ドツボにはまる!!

しかも、ユニちゃんの妖艶な息遣いが、俺の耳元で聞こえるから、かなりやばいいい!!

 

「ん…し、士倉さん…だ、だめ…あん!」

 

ギュウと俺の服を掴んで、ビクビクと震えているユニちゃん!

ぎゃあ!こ、こんなの耐えられない!!

 

 

「ゆ、ユニちゃん…」

 

 

「うう……も、もう…いやー!!!」

 

 

 

どがぁあああん!!

 

 

 

「ゲボラァ!!?」

 

 

ユニちゃんの突き飛ばしが、扉ごと俺をふきとばした。

ユニちゃんの顔は真っ赤になっていて、涙を流していた。

 

 

「し、士倉さんの…変態!!」

 

 

そのまま、ユニちゃんはおれを置いて、部屋から走り去ってしまった。

俺は呆然としながら、それを見るしかなかった。

 

 

18歳、士倉 碧。多分人生で1番異性に嫌われた日であるだろうと感じた。

 

 

 

ああ…どうしよう




ユニ可愛い!
ただ、主人公はきらわれましたねw

さぁ、相変わらずの最悪スタート!今回はどうなるのか碧!

感想お待ちしてます!


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第13話 ピンチ

はい!早めの更新です!
挿絵のほうはできてから、話にぶち込むのでお待ちをw


今回はどんな回になるのか!みなさんお楽しみに


「えっと、ユニちゃん…あのさぁ…」

 

 

士倉 碧は、オドオドしながらユニに話しかける。

かくれんぼをしていた時に、ユニに対して変態な事をしてしまった為、さっきから碧は無視されているのだった。

 

かと言って近づいたり、謝ろうとしようとしても…

 

 

「……来ないでください。」

 

 

と、拒否を喰らい、逃げられる。

碧はそれの繰り返しをずっとしていたのだった。

 

 

「はぁ…やっちまった。流石に今回ばかりは見事に嫌われた。いや、他の女の子にも言えるかもだけど…」

 

ユニに嫌われたと思った碧は、ガクッと肩を落として落ち込む。

そんな時、ネプギアが碧に近づいてきた。

 

「あ、あの…ユニちゃんは許してくれましたか?」

 

ネプギアは気まずそうに碧に聞くが、物凄い勢いで落ち込んでいる碧の姿を見て、失敗した事がわかったようだ。

 

 

「あ、碧さん!大丈夫ですよ!きっとユニちゃんは許してくれますよ!いくら、碧さんがエッチな人でも!」

 

 

グサッ

 

碧の心には、きっとそんな音が突き刺さっただろう。

ネプギアに悪気はない。だが、最後のセリフは要らなかったように感じる。

 

 

「ふふ…どうせ俺は変態でスケベな最低野郎だよ…」

 

「あわわ!ち、違いますよ!元気だしてください!」

 

ネプギアの励ましは続くが、今の碧に届くかどうかはいささか、謎である。

 

そんな時、ラムとロムが絵かき道具みたいなものを持ちながら、部屋に入ってきた。

 

ネプギアと碧に近づいてくる。あの、2人はまだかくれんぼで体力を使っても元気そうだった。

 

 

「碧!ネプギア!一緒にお絵描きしよー!」

 

ラムが元気そうに碧とネプギアに絵かき道具をわたしてくる。

 

「…?碧さん。元気ない?」

 

すると、ロムが碧の様子を察したのか、心配した顔で除きこんでくる。

碧も、流石にロム達を心配させたくなかったのか、ただなんでこうなったのか説明する訳にもいかないのか、2人に笑顔で話しかける。

 

 

「ううん!大丈夫だよ。ロムちゃん!お絵描きだね?ちょっと貸して、描いてあげる。」

 

すると、碧は2人からスケッチブックをかりて、絵を描き始めた。

ネプギアもラムもロムもその様子をジーと見ていた。

何かを描いている碧は、今までの様子と違って、集中した面持ちだった。

 

 

「ほい。出来たよ、みんな。」

 

描けた絵は、そのまま三人にわたす。

三人共その絵を見た後、驚いた。

 

そこには、女神候補生のみんなが漫画チックな雰囲気で描かれていたのだ。

 

 

「わあ!みんな描かれてる!?すっごーい!碧は絵をかけるんだ!」

 

ラムがはしゃいだ様子で喜んでいる。

 

「すごい…(ドキドキ)」

 

「碧さん!いいじゃないですか!」

 

ロムもネプギアも褒めてくれる。

その姿を見て、碧も元気が出たのかニッコリと笑う。

 

「いやー!あっちの世界で絵を描いてたからね。こうゆうのは得意なんだ!良かったら、その絵はあげるよ。」

 

「いいの!?やったー!」

 

ラムがはしゃぐ。嬉しそうに喜ぶ姿は、女神候補生と言ってもまだ子どもである。と碧は思った。

 

そんな中、ロムとネプギアは碧を袖を引っ張る。

碧はなんだと思いながら、ふたりに振り向く。

若干上目遣いでビックリする。

 

「あ、あの…私も描いてほしいなぁなんて」

 

「わ、わたしもお願い…」

 

碧は2人の頭を撫でて、再び絵を描き始めた。

絵があって良かったと碧はホッと胸を撫で下ろした。

 

ユニと仲直りする方法も、考えるかとかんじながらペンをうごかした。

 

 

 

 

トゴァアアアアン!!!

 

 

 

「「「「⁉」」」」

 

 

だが、そんな楽しいひと時に、ラスティションに大きな爆発音が響く。

ネプギアもさっきまで遊んでいた女の子の顔じゃなく、女神のようなキリッとした顔つきになり、ラムとロムもただ事じゃない様子にネプギアに近づく。

 

「ね、ネプギアちゃん!」

 

ラムの声に、ネプギアは2人に言う。

 

「外できっと何かあったんだ!、2人共ついてきて!碧さんもお願いします!」

 

碧は、スッと立ち上がって、気合いをいれる。

ラスティションに何かあったとなればただ事じゃないはずである。

 

 

「ネプギア!行こう!」

 

 

碧達はそのまま、協会の外まで走った。

 

 

 

 

⚫⚫⚫⚫⚫⚫

 

 

 

 

 

 

 

「な!こ、これは…」

 

 

碧は外に出て、驚愕した。外では逃げ惑う人々と、建物などを破壊して回っているモンスターたちがウヨウヨといたのだ。

 

 

「そ、そんな!いつの間にこんな数のモンスターがラステイションに!?」

 

ネプギアはこの外の様子が信じられないようだった。

それはラムやロム、碧も同感だった。さっきまで平和で静かだった場所が一瞬で破壊されている光景は現実味がなかったのだ。

 

だからと言って、このまま茫然としているわけもなく、ネプギア、ラム、ロムはすぐに女神化をした。

 

 

 

 

「碧さん!逃げ遅れている人の避難誘導をお願いします!私たちは、モンスターを退治してきます」

 

 

「お願いね!碧!」

 

 

ネプギアとラムの言葉に碧はうなづいて、自分の持っている力で、変身してその場から駈け出した。

その姿を見た3人も、その場から飛び立って、モンスター退治に向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

「おーい!みんな!こっちだ!速く逃げろ!」

 

碧は逃げ遅れている人を、まだモンスターが暴れていない場所までと誘導する。

その中で逃げ遅れている人。、たとえば怪我をしている人。小さい子供達。お年寄りの人には手を貸して、運んで行った。

協力してくれる人もいてくれて、その人たちの力も借りて、誘導した。

こっちのほうは問題ないかと思ったが、モンスターが逃げている人を追いかけて、こっちまで来ていた。

 

 

「やばいな!みんな!全力で走って!ここは俺が押さえますから!」

 

 

 

と言って、碧は壁になるようにモンスターに立ち向かう。今、この場で戦えるのは碧だけである。かれまで逃げ出すわけにはいかないのだ。

 

 

 

「さて!一気に…ん?あれは……」

 

 

碧はモンスターが来るのを待ち構えていたが、そのモンスターの他に誰かが走って逃げているのが見えた。

 

 

「……まじか。あれはユニちゃんじゃないか!?しかも、周りには子供が数人いる。まさか守りながら逃げているのか!?」

 

 

碧はまずいと感じたのか、一気に駈け出して、ユニのところに駆け寄る。

 

 

 

 

 

 

 

「く!こんの!パラライズショット!!」

 

 

ユニは子供たちを守りながら、戦っている。子供たちは恐怖で泣いている。

 

 

 

「ぅぁぁ!怖いよぉ!お姉ちゃん!!」

 

 

「みんな!大丈夫よ!アタシがついてるから!絶対に助けてあげる!!」

 

 

 

 

 

銃を乱射して、モンスターを撃ち落とすユニ。すごいが、ずっと一人で戦っていた為か、その分疲労も大きいはずだった。

 

 

「はあ!…はあ!…アタシは女神候補生のユニよ!絶対に全部守ってあげるんだから!!」

 

 

ユニは必死の思いで銃を撃つ。ただ、モンスターはさらに数を増やしてくる。守りながら戦うのには限界があった。

 

 

 

 

(く!こんなところで…)

 

 

 

ユニがそう思った瞬間。ユニ立ちの前に飛んでくるくる人影があった。

 

それは碧だ。

 

 

 

「うおらああああ!!ブレイクパンチ!!!」

 

 

 

思いっきり放ったこぶしはモンスターを吹き飛ばし、他のモンスターも巻き込んだ。

ユニはそれを見て、驚いた。

 

 

 

 

「あ……し、士倉さん?」

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

それはそうだ。さっきまで、変態で自分にセクハラまがいのことをしていた人物が、一撃でモンスターを吹き飛ばす攻撃したのだから

 

 

「大丈夫!?ユニちゃん!怪我はない!?」

 

 

碧はユニに言う。ユニは驚きながらも、うなづく。それを見た碧はほっとしたような顔になって、泣いている子供たちにも駆け寄る。

 

 

 

「ほら。みんな!たすけにきたから大丈夫だよ。」

 

 

頭をなでて、子供達を落ち着かす碧。子供達も少し安心したのか、泣きやんだ。

 

 

 

「じゃあ、ユニちゃん、急いで子供達を向こうまで避難させよう。っていうか本当に大丈夫?」

 

 

走りながら、碧が心配するように言う。なぜなら、ユニもあきらかに体力をつかっているのか顔に疲れが出ている。それにモンスターから子供達を守ってたのか、ところどころに傷も目立っていたのだ。

 

 

「あ、はい!大丈夫です!まだまだこれぐらいじゃへこたれません!」

 

 

ユニはそう返事する。ただ、碧にとって、それセリフは明らかに無理しているように聞こえた。

 

 

「それならいいけど…ずっとユニちゃん一人で戦ってたんだ。無理はせずに俺にも頼ってくれよ!」

 

 

 

ユニは、その言葉に少し難しそうな顔をした。

 

 

「わかってます…でも、アタシはラステイションの女神です!お姉ちゃんの変わりに私が頑張らないといけないんです!」

 

 

 

碧はそれ以上言えずに、一緒に走りだす。とりあえず、さっきまでの安全地域までは戻ってこれた。

 

 

「よし!ここから近くに避難所がある!そこまで一気に行くよ!」

 

碧の言葉に子供達はうなづく。もう少しだ…そう、思った時だった。

 

 

 

「グギャぁああああ!!」

 

 

 

横の道から、モンスターが迫ってきていた。ユニは急いで子供たちの前に立つ。

 

 

 

「みんな!ここは任せて全力で走って!!」

 

 

 

ユニの言葉に子供達は必死に走りだす。ユニはモンスターに立ち向かおうとするが、一瞬だった。

 

 

そのモンスターは目にもとまらぬ速さでユニの後ろにまわりこんだのだった。

 

 

 

(な!?うそ!?アタシの眼で追えないなんて…)

 

 

 

ユニが振り向くと同時にモンスターの爪がユニに襲いかかる。

 

 

 

 

ザジュ!!!

貫く音が、その場に不備く。ユニはやられたと思ったが、自分に痛みはなかった。

 

 

 

「え?…」

 

 

 

 

 

 

 

驚くユニ。

 

目の前には、お腹を貫かれている碧の姿があったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

「し、士倉さあああああん!!!」

 

 

 

 




あ、碧いいいいいいい!!!


ユニを守って貫かれた碧!次回、主人公死す!?



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第14話 暴走!?

今回はバトル&エロです!

両方好きな方はお楽しみに

挿絵は今、4話まで入れましたw


「がは…!!」

 

 

腹を貫かれた痛みが、碧の全体に走った。

前面には自分の腹を貫くモンスターの姿。後ろには、自分を見ているユニがいた。

 

 

そんな光景を見た瞬間、碧の意識はブラックアウトした。

 

 

 

 

 

●●●

 

 

 

 

 

 

「そ、そんな…士倉さん!!!」

 

 

ユニが叫ぶ。ただ、その声は碧には届かない。

完全に沈黙した碧の姿は、ユニから見て生きているのかもわかならい。

 

 

 

「くそ!とりあえず、こいつをここから引き剥がさないと!」

 

 

ユニは走りながら、現れたモンスターに連射する。

モンスターは弾幕を食らいながらも、ユニをにらみつける。

 

モンスターからしたら、動かなくなった獲物より、自分に攻撃してる奴のほうが狙うはずだ。

 

モンスターはユニに向かって駆け出した。やはり、かなり速い。

 

 

「く!こいつのスピード、かなり厄介ね!」

 

 

ユニは女神化して、モンスターの攻撃を飛んでかわした。

 

だが、ダメージは蓄積されているユニの体は、フラフラとどこか不安定な感じだった。

 

 

「はぁ!はぁ!本調子なら、こんな奴!」

 

 

モンスターは、ユニの状態に気づいたのか、更に攻撃をしかける。

 

 

 

「調子に乗るんじゃないわ!」

 

 

ユニはモンスターに銃を向けて撃つが、相手は高速で動いて、その攻撃をかわす。

そして、一気にユニの目の前に躍り出る。

 

 

 

「な…!?」

 

 

 

ドガァ!!!

大きなこぶしがユニを取られて、大きな音を出しながら吹き飛ばした。

その攻撃を食らったユニは、女神化が溶けてしまう。

 

 

 

「ぐ…も、もう…身体が動かない…」

 

 

ユニはこぶしを握って、ふらふらと立ち上がる。しかし、モンスターはそんなユニを見逃さず、とどめをさそうと迫っていた。

 

 

「グワアァァァァァ!!!」

 

 

 

「ま、まだ…こんなところでー!!」

 

 

目の前に迫ったモンスターは、再びこぶしを振りかざしユニを…

 

 

 

 

 

 

殴れなかった。その攻撃はもう一つ、ユニの目の前に現れた影に阻まれたのだ。

 

 

 

 

「え…?…うそ…なんで…」

 

 

 

ユニはその影を知っていた。その影は、自分にセクハラをかました男で、さっきまで私や子供達を全力で守っていてくれた人物。

 

 

士倉 碧だった。

 

 

 

 

 

 

「し、士倉さん……?」

 

 

 

ユニの呼びかけに碧は答えない。モンスターのこぶしを受けとめながら、まったく動かない。姿のさっきのヒーロースーツの様な姿ではなかった。

その姿は、右手と左手が黒色と緑色が混じったようなどす黒い色になって染まっていた。その風貌はまるで、対峙しているモンスターに似ていたのだった。

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

「グがあああああああああああああ!!!!」

 

 

 

碧は大きな雄たけびを上げる。その声も、モンスターに負けじ劣らずの凶悪なものだった。

ユニはただ、その姿に驚愕して、固まっていた。碧がなんでこんなことになっているのか、さっぱりわからなかったからだ。

 

 

碧は、モンスターの腕をつかみ、そのまま思いっきり殴り返した。その一撃は重く、モンスターは吹き飛び、大きなビルにめりこんだ。

 

 

碧はそれを見て、大きくジャンプ。

そのモンスターにめがけて、左手と右手をかざした。左手には、赤い閃光が集まり、右手には、青い閃光が集まっていた。

その閃光を碧はモンスターに放つ。強大なエネルギーの塊は砲撃となり、モンスターを直撃した。

 

あたりは一面、炎に包まれた。

 

その中に立つ碧の姿は、悪魔か怪物に見えてもおかしくなかった。

 

現にその光景を見ているユニはその感じていた。

 

 

 

「し、士倉…さん?な、なんなの、あの姿…一体、なんであんなことに…」

 

 

 

碧は、モンスターを倒したのを確認すると、きょろきょろと辺りを見回す。

そしてユニを見つけると、ゆっくりと近づいてくる。

 

 

ユニはビクッと身体を震わせながらも、碧を見つめる。顔をさっきまでと違い、凶悪の顔になって、目も赤くなっていた。

 

 

「士倉さん?…あの…」

 

 

ユニが意を決して話しかけると、碧は素早い動きでユニを抑えつけた。

 

 

「きゃあ!!ちょ、士倉さん!な、何を…」

 

 

ユニはギロリと碧に睨みつけられた。まるで獲物を見定めているようだった。そんな碧の行動に、ユニはさらにビクビクと震えていた。

 

 

「いや…し、士倉さん…やめて…目を覚ましてください!」

 

 

「グルウ…」

 

 

碧はユニの首を舐めて、さらに顔を近づける。そしてに臭いを嗅いでいるのか、鼻を鳴らす。

 

 

(な、なに?…まるで、動物みたいな感じになってる…?)

 

 

 

そう、碧はまるで動物みたいになっているのだ。仲間と思っているのか、それとも確かめているのかはわからない。

顔の臭いを嗅いでいた碧は、そのままユニの頬を舐めて、舌を下へと移動させるように舐めていた。

 

 

「や!?ちょ!そ、そんなところ駄目!?」

 

碧はそんな言葉を無視して、舐める。服のところまできた途端、その服が邪魔だったのか、口でつかんでビリビリとちぎり始めた。

 

 

「ちょおおおお!!?い、いや!!、し、士倉さん、やぁー!」

 

ユニはバタバタと抵抗をしようとするが、怪我をしてる為にまったく抵抗できていなかった。

 

 

 

碧は気にせず、さらに服を破く。そして露わになった肌をなめ始める。

ユニは、顔を真っ赤にして身体を震わせる。

 

 

 

 

「いや!?そ、そこは胸!!??あ、いやだよぉ!やぁーーーー!!」

 

 

 

もう、限界。ユニがそう思った瞬間。

 

 

 

ガン!!!

 

 

 

大きな音がしたと思ったら、碧が気を失ったのか、倒れてしまった。

 

 

 

 

その後ろには、ネプギアたちが顔を真っ赤にしたまま、武器を持っていた。

 

 

 

 

「あ、碧さんのえっちいいいいいいい!!!」

 

 

 

 

ネプギアの大きな叫びが、町に響き渡った。

 

 




次回!主人公の能力が解明!

お楽しみに!


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第15話 ワールドリンク

主人公の能力が解明!

今回は珍しく真面目回!1番長い話しですよ!


「ぐ…な、なんだ…頭が痛い。ってここは何処だ?」

 

士倉 碧は、目を覚ました。

 

うん。どうやら俺は気を失っていたみたいだ。頭が痛いし、腹も痛い。

ってよく見ると、この場所って俺が介抱されてた協会の部屋に似てるな。

もしかして、ラスティションの方の協会なのかな?

 

 

そんな事を考えてると、扉が開いてネプギア達が中に入ってきた。

 

 

「あ、ネプギア!みんなも無事だった!?」

 

みんなに呼びかける俺、だが、ネプギア達は何か困ったような目を俺に向けた。

 

ん?どうしたんだみんな?なんか、ネプギアやユニは顔を赤くして、困ってるし。ロムちゃんとラムちゃんは…あれ?!

なんか、ネプギアの後ろに隠れておびえてる?

 

 

 

「あ、あのさぁ…みんなどうしたの?なんか、あったの?」

 

 

俺がそう答える。

だが、その言葉にユニとネプギアは更に困惑したような顔を見せる。

そして、意を決したようにネプギアが俺に話しかけてきた。

 

 

「あ、あの…碧さん…覚えてないんですか?」

 

 

「え?覚えてないって…たしか、俺はユニを庇って、気を失ったんだよね?むしろ、その後どうなったのかを教えてほしいんだけど…?」

 

 

俺はネプギアの質問の意図がわからず、とりあえず自分が今感じている疑問を、聞き返した。

だけど、ネプギア達はその言葉に更に驚いたのか、更に困ったようにオロオロしだす。

 

 

「ねぇ?みんな?どうしたの?」

 

 

我慢出来なくて、ついネプギア達に聞く。

ネプギアは、そんなおれに対して説明をしだしたのだった。

 

 

 

 

 

 

⚫⚫⚫⚫⚫⚫

 

 

 

 

 

「えええ!!?俺が、変な姿になってユニちゃんを襲ったぁ!?」

 

 

「は、はい…それで、モンスターを退治してきて戻った私が碧さんを気絶させたんです。」

 

 

えー?!う、嘘だろぉ?全く覚えてない!!全身を舐めまわして、服をビリビリに破くなんて!どんなエロ同人誌みたいな展開だよ!!

いくら、女の子が大好きだからってそんな事しないよ?!

 

だが、現にユニちゃんは俺に対して、怯えた様子を見せている。

ラムちゃんやロムちゃんも、さっきまで仲良く遊んでいたとは思えない態度だった。

 

 

俺は、肩をガクッと落として、あたまを抱えた。

 

嘘だろ…?お、俺がそんな事を…あわわ!最悪だぁ!絶対嫌われ者だよ!こ、こんな変態オオカミやろうなんか!

 

「あ、あの…みんなごめん……えっと…と、とりあえず外で空気吸ってくるよ。」

 

 

「あ、あの!士倉さん!まって!」

 

俺が逃げ出そうとした途端、ユニちゃんが目の前に来た。

 

 

「ゆ、ユニちゃん…その…おれさ…」

 

 

「ありがとうございました!士倉さん!」

 

 

「え?」

 

 

俺は驚いた。ユニちゃんには絶対責められると思ってたから。だが、その予想は外れ、ユニちゃんは俺に対してお礼を言ったのだ。

 

 

「あ、あの…確かに士倉さんはアタシを襲いました。メッチクチャに舐めまわして、正直気持ち悪かったです。」

 

「う…」

 

 

「でも…士倉さんはアタシや、子供達を守ってくれました。貴方の事を避けていたアタシを守ってくれた…そのことは最初はびっくりしたけど…今はすごく感謝してるんです!」

 

「ユニちゃん…」

 

 

「だから、気にしないで下さい!あれは貴方の意思じゃなかったと信じてます!あなたはアタシを全力で守ってくれた人なんですから!」

 

 

う、うおおおおお!ゆ、ユニちゃん!!な、なんてイイコなんやぁー!!お、俺はモーレツに感動しているぞ!!

 

俺が感動していると、ラムやロム、ネプギアも俺に近づいてきた。

 

 

「あ、あの…気絶させてすいません!碧さんは変態だと思いますがユニちゃんを襲うとは、私も思ってません!」

 

 

ね、ネプギア?なんか引っかかる言葉を聞いたんだけど?

 

 

「わ、わたしも碧が変態でも友達だよ!?」

 

 

「変態怖いけど…わたしも友達…オドオド」

 

 

ラムちゃん…ロムちゃん…

 

 

ま、まぁいいや!なんか引っかかるけど、みんな優しい子達ばっかりだ!

俺は嬉しいよ!

 

と、何とかみんなに嫌われ者にならなくて良かったと思っていると、部屋にノワールさんとアイエフ、コンパが入ってきた。

 

お!ノワールさん!それに2人も来てくれたんだ!

 

 

「お姉ちゃん!?」

 

「アイエフさんとコンパさんも!?」

 

ネプギアとユニちゃんも驚いていた。

 

「ユニ。ごめんね…私がラスティションを留守にしてる間、頑張ってくれてありがとう。」

 

ノワールさんはユニちゃんを優しく抱きしめる。ユニちゃんは嬉しかったのか、それに答えるように抱き返していた。

 

 

「ネプギア。碧。2人も無事で良かったわ」

 

「私達は、ラスティションの救援しにきたですぅ。ちなみにネプネプやガストちゃん達も来てるですよ!」

 

 

「そうなのか…助かったよ。みんなもうボロボロだったし。」

 

 

「そうみたいね。で、碧。後、あんたに伝えたい事が…」

 

 

「なんだい?アイエフ?」

 

 

 

「あんたの能力。イストワール様がわかったらしいわ。」

 

アイエフのその言葉に、周りのみんなも自分も固まった。

 

 

 

 

⚫⚫⚫

 

 

 

 

ラスティションの協会。

その会議室には、女神、ノワールさんとネプテューヌ。女神候補生のネプギア、ユニちゃん、ラムちゃん、ロムちゃん。その仲間のガスト、日本一、アイエフ、コンパが集まっていた。

 

一通り、ラスティションの修理やら、人の治療やらを終えた俺たちは、俺、士倉 碧の謎の能力について、イストワールさんに聞く為に集まっていた。

ちなみにイストワールさんは向こうから通信してきていた。

 

 

「で、イストワールさん!俺の能力はなんですか!?教えて下さい!!」

 

 

俺は机から乗り出す勢いで、画面越しのイストワールさんに迫った。

その勢いに周りのみんなは少し驚いている。

 

けど、これは仕方のないことだ!なんせ、今まで謎のまま使っていたこの能力がわかるかもしれないんだ!そうすれば、変な姿になって、ユニちゃんを襲ってしまったことも何かわかるかもしれない!

俺にとってはとてつもなく、重大なことなのである。

 

 

「碧さん、落ちついてください。これからしっかり話すので。」

 

 

イストワールさんは、咳払いをしてその場を整えようとする。

 

俺も、あわてても仕方ないと思い、椅子に座りなおした。

そんな様子を見て、場が落ち着いたのをイストワールさんが確かめ、話をし始めた。

 

 

 

 

「では、碧さんの能力について、話します。碧さん以外の皆さんもしっかり聞いてくださいね?」

 

 

その言葉にみんな頷く。

若干1名が、めんどくさそうにしているが……(もちろんネプテューヌである)

 

イストワールさんも気づいているよだが、話を中断するためにも行かないので、そのまま進める。

 

 

「碧さん…まず、あなたの能力を簡単に言ってしまうと、それは世界と繋がる能力です。」

 

 

 

「はい?」

 

 

 

簡単に言ったイストワールさん。だけど、あまりに意味不明である。それは俺だけではなく、周りのみんなもそうだった。

 

そして、その言葉にノワールさんが手を挙げた。

 

 

 

「ちょ…いいかしら?イストワール?」

 

 

「はい、何でしょう?ノワールさん。」

 

 

 

「いや…世界と繋がるってどういう意味よ?さすがにここのみんなも意味がわからないわ。」

 

 

その言葉のとおり、みんな難しい顔をしている。ちなみに日本一とネプテューヌはポカーンとしていた。

 

 

 

「まあ、そうなりますよね。じゃあ、説明に入りましょう。まず、この世界、ゲイムギョウ界があるとしましょう。しかし、皆さんはご存知ですが、別次元にも世界があることはご存知ですよね?」

 

 

 

「はい。それは知ってます。碧さんにも、いろいろと説明しました。」

 

 

ネプギアが答える。

 

そう、世界は1つではない。この次元とは異なる空間にはもう1つ世界があるらしいし、俺が元いた世界も数えると、世界は三つあることになるといろいろ説明をしてもらったのだ。

 

 

 

「はい。現在では世界は三つ確認されています。しかし、世界というのはそれだけではなかったのです。確認されていない世界も合わさればその数はかなりのものになるでしょう。」

 

 

 

その言葉にみんなが驚きを隠せなかった。世界は、そんなにあるものだったのか?と感じたのだ。

 

 

 

「それで、どんな世界があると言うと、例えば魔法が発展した世界。侍や忍者が存在してる世界。超能力者が溢れている世界。ヒーローが活躍している世界。怪獣やモンスターが存在する世界。ロボットが多い世界。未知のエネルギーが満ちている世界と、様々な世界が存在しています。」

 

 

 

「そ、そんなにたくさん…」

 

 

アイエフが驚く。

 

 

 

「はい。世界はそれだけあるのです。私たちが知らないだけで、ぞの世界は確実に存在しています。そして、碧さん…あなたはそんな数々の世界とリンクできる能力があるのです!」

 

 

「リンクって……?」

 

 

 

「具体的に、その世界の一番強い概念を、自分の力に変換してつなげることができるのです。だから、あの最初の姿は、あなたがヒーローの存在する世界とリンクするから変身できた力なのです。」

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

 

「「「「「「「「「「な、なんだってーーーーーー!!!??」」」」」」」」」」

 

 

 

 

 

みんなが驚く。ギャグっぽいが、みんなまじめにおどろいているようだ。

 

 

 

 

「世界と繋がる…あ、碧君の能力が、そんなかっこいい感じだったなんて・・・!!く!なんか主人公としてまけた気がする!!」

 

 

おい!それどころじゃねーだろネプテューヌ!!

 

 

 

「必殺!ワールドリンクってことかな!?碧!」

 

 

 

日本一は必殺技考えるとこじゃないだろ!?

 

 

 

 

 

「それはすごい力ですね…じゃ、じゃあ!アタシを襲ったときの姿って!?」

 

 

 

ユニが気づいたように発言する。

 

 

 

「ユニさん、そのときの碧さんはきっと、モンスターや怪獣と言った世界とリンクしてしまったせいだと思います。その、碧さんがユニさんを…お、押し倒して辱めたのは、モンスターや怪獣の力のせいで理性を失っていたからだと…」

 

 

 

イーストワール!!それは言わなくていいからああああああ!!!

ほら!ユニちゃん真っ赤でしょ!?

しかも、周りの目線がすっごく痛いよ!?ノワールさんにいたっては超こえーよ!!

 

とびびっていると、ノワールさんがイストワールさんに話し始めた。

 

 

 

 

「…しかし、世界と繋がるか…さしずめ、ワールド・リンカーってところかしら。それでイストワール。1つ聞きたいのだけど・・・」

 

 

「はい?何でしょう…ノワールさん。」

 

 

 

「この能力…聞いている分だと、かなり強そうに聞こえるけど、デメリットみたいなのは?」

 

 

 

 

「それは……ふう…隠してもだめですね。このワールドリンクというのは、世界と繋がることで大きな力を手に入れることができます。ですが、制御できないことになってしまえば…」

 

 

 

 

その言葉の前に、間ができる。その一瞬はかなり長く感じた。

 

 

 

 

 

 

 

「碧さん…そのとき、あなたは世界に飲み込まれ、強大な力の塊となって、暴走してしまうでしょう。今回のユニさんの件はそれに近いです。」

 

 

 

 

 

ーーーーーーえ?-----…飲み込まれる?暴走する?

そ、そんな…信じられない。

 

 

 

 

俺はその場でへたり込んだ。今の言葉は聞きたくなかった。強いちからには、かならずしもデメリットがある。ノワールさんだけではなく、ほかのみんな、俺でもそれについては考えていた。

ただ、想像以上のことをたたきつけらた俺は、なんだってー!!??なんていえない状況になっていたのだ。

 

それはもう…絶望的なものだった。ほかのみんなも、どう答えていけばいいかわからず迷っていた。

だけど、ノワールさんだけは、その言葉を予想してたかのように受け止めていた。1人だけ、冷静だったのだ。

 

 

そんなノワールさんは俺の前に立ち、剣を突きつけた。

 

 

 

「ちょ!?お姉ちゃん!!??なにしてるの!?」

 

 

 

「ねぷぅ!?ユニちゃんのこと、まだ根に持ってたの!?」

 

 

 

 

「違うわよ!!あんたは黙ってなさい!!……碧。」

 

 

 

「は、はい!!の、ノワールさん!」

 

 

 

ノワールさんの様子に、俺はノワールさんんを見上げた。一体、この人はどうするつもりなんだ!?

 

そうやって驚いている俺にノワールさんはこういったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私と、勝負しなさい。」

 

 

 

 

 

 

 

その言葉により、さらにその場の空気はおもぐるしいもになったのは言うまでもなかった。

 

 




ワールド・リンカー

世界を繋ぐ力。この力は世界を破壊するのか…それとも…


次回もよろしく!


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第16話 vs女神

皆さん!アニメ野郎です!今まで待たせてしまって申し訳ないです!
やっとリアルのゴタゴタが終わり、小説をかけました!
もし良かったらこれからもよろしくお願いします!

ネプネプ開始!
あ、ちなみに挿絵は全部入れました。見てない人は確認してね!


どうしてこうなったんだろう?

 

碧は、自分と対峙している少女、ノワールの姿を見てそう感じた。

 

ノワールの方は、黒い剣を振りかざしていて、闘う気マンマンみたいである。

一方、碧はいきなりの展開に頭がついていかず、呆然と、立ち尽くしている。

 

ノワールと碧が立っている場所はコロシアム。

そして観客席には、さっきまで会議を行っていたメンバーが一同、集まっていた。

 

後から、ケイブと5pb.も来て、観客席に座っている。

 

 

「さて、士倉?そっちの方は準備いいかしら?」

 

 

ノワールは剣をつきつけ、碧に睨みを聞かせる。

 

碧にとっては冗談だと思いたい出来事だが、ノワールは至って本気だ。

 

 

「…ノワールさん。この勝負は一体何の意味があるの?いきなり戦えって言われても…」

 

 

「いいから、貴方も覚悟を決めなさい。私と戦ってくれればわかるわ。」

 

 

碧は溜め息を吐く。

どうやら、ノワールは本気であると察したようだ。

覚悟を決めた碧は、何時ものようにあの力、ワールドリンクを発動させる。

 

そして、ヒーローのような格好になる。

 

 

 

 

●●●●

 

 

 

 

「わぁ!碧が変身したよ!とうとう始まるのかな?」

 

 

「うるさいですの日本一。気持ちはわかりますが、落ち着いて見て下さいですの。」

 

 

一方、観客席では、ノワールと碧の対決を見ようと沢山のみんなが、集まっている。

この戦いが気になるようだ。

 

「それにしても、ノワールは何を考えてるのかしら?」

 

 

アイエフは腕を組みながら、考えている。

その言葉には、他のみんなも気になっていた。

 

「確かに変です。ノワールさんが怒って碧くんにケンカを仕掛けたとは思えないです。」

 

「ええ、だから、ノワールは何かを考えて戦いを挑んだと思うのだけど…」

 

 

悩むアイエフとコンパ。

その横では、ネプギア達がソワソワしている。

どうやら、かなり心配のようだ。

 

そんな中、ネプギアが何かに気づいたように席を立ち上がった。

 

 

「ん?どうしたの?ネプギア。急に立ち上がって…」

 

 

「あ、えっとですね?お姉ちゃんが見えなくて…」

 

 

「ネプ子が?おかしいわね。ネプ子だったら、こんな時はテンションが上がって、やかましいはずなのに…」

 

 

アイエフたちがキョロキョロと辺りを見回していると、コンパが何かに気づいたように上空に視線を移した。

 

 

「え?あ、あれって…まさか…」

 

 

 

コンパに続いて、他のメンバーも上空に目線を移した。

その瞬間、みんなが驚いた。

 

 

空から、闘技場に降りてきたのは、女神化したネプテューヌとその格好によく似た二人組みが降りてきていた。

 

 

 

 

 

⚫⚫⚫⚫

 

 

 

 

 

「な、なんだ?あれってネプテューヌ!?な、なんで女神化した姿なんだ!?し、しかも周りの人達って…?」

 

 

碧は驚愕し、固まった。

 

ネプテューヌと残りの2人はゆっくりとノワールの近くに降りた。

ノワールはネプテューヌ達に話しかける。

 

「あら、みんな遅かったじゃない?待ちくたびれたわよ?」

 

「悪かったわね。色々と準備があったのよ。」

 

ネプテューヌがそう答え、残りの2人もそれに続く。

 

「てめぇが伝えるのが急にだからだろーが!?こちらと大変だったんだぜ!?」

 

「全くですわ。こうした要件は前もって連絡してくれないとこまりますわ。」

 

 

大きい声を張り出す2人組に、碧はオドオドとする。

明らかにネプテューヌの女神に似た雰囲気を持った2人は、初対面だからだ。

 

その2人は碧をジッと見て、自己紹介を始めた。

 

 

「始めましてですわ、一応話しは色々聞いておりますわ、士倉 碧さん。わたくしはリーンボックスの女神、ベールですわ。女神化の姿ではグリーンハートと言います。」

 

緑髮のおっぱいが大きい、ベールが答える。

その次に、小さい青い髮の少女が前に出る

 

「んで、わたしはルウィーの女神のブランだ。女神化の姿の名はホワイトハートだ。よろしくな。」

 

 

碧は口を開けて、固まった。それは無理もない。今、碧の目の前にはこの世界で1番偉い女神が全員揃っているのだからだ。

 

 

「ちょ!?ちょっと!?ノワールさん?!これは一体どうゆう事!?」

 

「ん?決まってるじゃない。あんたは私達と戦ってもらうのよ。」

 

「はい?!そ、それは無茶振りな気が…」

 

 

「いいから、私のいう通りにしなさい!アクセス!」

 

掛け声と共にノワールは女神状態に変身した。

これで全員、女神状態になった。碧は覚悟を決めるしかなかった。

 

「うぅ…こうなったら、やるしかないか。」

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

碧は軽く構えて、四人と対峙する。しかし、碧はまだわかってなかった。

女神達の実力が…

 

 

「じゃあ、私から行くわよ!はぁ!」

 

1番に飛び出したのは、ノワール。羽をだして、素早い速度で碧に迫る。

 

 

「なぁ!?早い?!」

 

 

「パラライズフェンサー!!」

 

高速の突きを碧に繰り出すノワール。碧はそんな攻撃を何とかかわして、後ろに下がる。

 

だが、その両横からベールとブランが攻めてきていた。

 

 

「まだまだ甘いですわよ!ダージリンローテ!」

 

 

「オラ!喰らいな!アインシュラーク!!」

 

連続の槍攻撃と渾身の斧の一撃が碧に降り注ぐ

 

 

「ぐ、あああ!!」

 

 

2人の攻撃を喰らい、碧は地面を転がりながら、壁に激突した。

碧はその場で膝をついて、息を整える。

 

「はぁ!はぁ!ま、まずい!ここは体制を整えて…」

 

 

立ち上がろうとした碧だが、目の前には、ネプテューヌが既に迫っていた。

 

「な?!ネプテューヌ!」

 

 

「悪いわね、碧。私も本気よ!クロスコンビネーション!!」

 

高速の斬撃を碧に浴びせるネプテューヌ。

碧はその攻撃をガードするが、もたずに吹っ飛ばされる。

 

 

「あぐ…ちょっと、ま、まじかよ。」

 

 

そう、碧は甘かったのだ。相手は借りにも神なのだ。

今までモンスターなら、倒せていた碧だが、その実力でも女神がどれだけ強いか、わかっていなかった。

 

 

「さぁ、碧立ちなさい。貴方の力はこんなもんなの?」

 

ノワールは碧の前に立ち、碧に告げる。

 

碧は逃げられない。さっきの攻撃で彼女達が本気だと理解したからだ。

 

こうなったらやるしかない。彼女達が何を企んでいるかはわからないが、碧は顔を引き締め、四人の女神達を見る。

 

 

 

 

「行きますよ…皆さん!」

 

 

四人の女神と碧の勝負はここからが本場だった。

 

 




まさかのガチバトル?!一体どうなるのか!?


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第17話 覚醒!?

はい!投稿しました!碧の覚醒回!長くなりましたが、真面目にやったのでみんな、見てね!

挿絵はまだw


「ぐあぁああ!!」

 

碧は、爆発から抜け出して、転がりながら逃げ出す。

目の前には既にネプテューヌが迫っていた。

 

 

「今度はこれよ!ブレイブブレイク!!」

 

剣に炎を纏い、思いっきり振り下ろす。

 

ドゴォオオ!!

 

巨大な音を立て、あたりに爆風が舞い散る。

 

 

「うわっと!あぶねぇ!」

 

 

碧は間一髪その攻撃から逃れた。だが、女神達の追撃が迫っていた。

ブランは上から、斧を振り下ろす。

 

碧はその攻撃に気づいて、斧を両手で受け止めた。

 

「やるじゃねぇか!だが、まだまだ!」

 

ブランはその状態から、蹴りを碧に当てる。その一撃を腹に喰らい、碧はコロシアムの端まで吹っ飛ばされる。

これで七回目ぐらいだ。

 

「ぐぅ!やっぱり駄目か…」

 

碧はゆっくりと立ち上がって、四人の女神を見渡す。

全員が凄まじい闘気を放っている。つけいるスキが、碧には見つからなかった。

 

 

(どうする?このままじゃ…ノワールさん達は一体どうしたいんだ?」

 

碧が疑問に感じる。実際この戦いはノワールが提案してきたものだ。何の考えでこの試合が行われているか、碧には知る術もなかった。

 

だが、そんな考えを遮る声が碧には聞こえた。

この声は、今までに碧が聞いた事のある声だった。

 

 

(力が欲しいか?)

 

「?!この声…まさか!?」

 

(使え…このままではお前は死ぬ。)

 

 

(そのまえに奴らを超える力を使え…)

 

 

碧の頭の中には、あの声が響く。まるで何かを引き寄せるようなその声は、大きくなり、多くなり、碧の中に広がっていく。

 

 

「こ、この感覚なんだ!?ま、まるで引き寄せらるように…う、うわああああああ!!」

 

 

碧は頭を抱え、叫び声をあげる。その状況に女神達も驚いた。

 

 

「あ、碧!?どうしたの!?」

 

 

「な、なんだよ!あれ!?まさか、ワールドリンクって能力の暴走か!?」

 

「…ノワール、どういたしますか?」

 

 

「もちろん戦うわよ。ここまでは私の思惑通りよ!」

 

 

四女神は碧の状況を確認しながらも、戦闘を続ける姿勢だ。

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

 

「はわわ…碧さんの様子がおかしいですぅ〜!」

 

 

そのころ、コロシアムの観客席ではコンパ達が、今起きてる状態に驚いていた。

 

目の前では碧が頭を抱え、苦しみながら魔力を吐き出していた。アイエフはそんな様子を見て、カタールを出していた。

 

 

「ちょっ!?アイエフさん?どうしたんですか?」

 

「ネプギア、それに他のみんなも戦う準備、しといたほうがいいわ。」

 

 

「ま、待つのですの!アイエフは碧と戦う気ですの!?」

 

 

「もしかしたら、やるかもしれないわよ。それに、ノワールの意図が少しわかったし。」

 

 

アイエフの言葉に、ネプギア達は驚いた。

ぶっちゃけ、みんなもノワールがこんな戦いをしだした理由がわからないでいたのだ。

 

そんな中、アイエフがそのノワールの考えを見抜いたのだ。ネプギア達は、喉を鳴らしながら碧を見つめていた。

 

そんな碧は、ユニを襲った時と同じような姿になった。ユニはその時の事を思い出したのか、背筋が凍る気持ちだった。

 

「ユニちゃん、あの姿…」

 

「うん。あの時、モンスターを倒した姿よ。まるで獣みたいに、すべての敵をなぎ倒す勢いだったわ。」

 

ユニはギュと、手を握り、碧の方を見る。

ユニは震える身体を守りようにしながら、心配な面持ちでその戦いを見守る。

 

 

 

 

 

「ぐがあああああああ!!」

 

 

碧は叫び声をあげ、ノワール達につっこんだ。

 

 

「みんな、行くわよ!」

 

ネプテューヌの掛け声に、全員が碧に攻撃を仕掛けた。

ベールとブランは、挟み撃ちをするように飛んで、碧に突撃を仕掛けた。

 

 

ガァ!!

 

 

だが、碧は2人の武器攻撃を片手で抑えた!

これには、全員が驚く。

 

 

「な!?わたし達の武器を…片手でとめた!?」

 

「な、なんてパワー!?さっきまでの姿と違いますわ!?」

 

 

驚く2人を碧は、武器ごと投げ飛ばして、次に、ノワールとネプテューヌに突進した。

2人は、武器を構えて、碧と交戦しだした。

 

 

ガキィ!ガキィン!!キィン!ギィン!!

 

 

碧のモンスターのような爪を持った手と、ノワールとネプテューヌの剣がぶつかり合う。

火花を散らしながら、素早い斬り合いが続く。

 

 

「く!?このパワー!本当に碧なの?!」

 

 

「ネプテューヌ!今は目の前の戦いに集中しなさい!」

 

 

碧の攻撃に圧倒されさてく2人、碧はさっきより荒々しい動きで2人にぶつかる。

最初は互角だった2人だったが…

 

 

ガキィィィィィン!!!

 

 

大きな音と共に2人の武器が弾かれて地面に刺さった。

 

 

「な、しまった!?」

 

2人は慌てて、武器を拾いに向かうが、暴走した碧がそれを見逃すわけもなく、ノワールとネプテューヌの前に移動した!

 

「く、まずい…」

 

 

2人に碧が迫ろうとした時だった。

 

 

 

「ソウルズコンビネーション!!」

 

「一文字スラッシュ!!」

 

 

ガキィン!!

 

 

碧を2人の影が吹っ飛ばした。技名からして、日本一とアイエフである。

しかも、それ以外のガスト、ネプギア、ユニ、ロム、ラム、5pb.、ファルコム、ケイブも全員が来ていた。

 

 

「ちょっと!?貴方達?!なんで来ちゃうのよ!」

 

 

ノワールは、全員に対して、抗議の声をあげた。

 

 

「お、お姉ちゃん!水臭いよ!アタシ達も戦う…碧さんを止めて見せる!」

 

ユニは覚悟をしたように、武器の銃を構える。他のみんなも同じ気持ちだ。

 

「それにノワール、貴方、碧と戦う理由は、あの子の修行が目的でしょ?」

 

 

「!?アイエフ貴方…気づいて?」

 

驚くノワールに、アイエフがうなづく。

 

 

「まぁ、色々考えて出した答えよ。女神と戦う事で、ワールドリンクの能力を発動させて、碧が暴走を抑えられるになるまで戦うつもりだった。」

 

「ええ…そうよ。遅かれ早かれ、いつか暴走してしまう能力なら、今のうちに抑える事をしないと、彼は死んでしまうわ。かけみたいな作戦だけどね。」

 

そう言って、みんなにつげる。

ノワールは、碧が嫌いでやったのではなかった。ただ、彼に能力を制御してもらうため、戦うと言う選択をしたのだ。

 

 

「でも、ノワール。このままじゃジリ貧よ。早く碧に目覚めて貰わないと、私達が危ないわ。」

 

ネプテューヌの言葉に、ノワールや他のみんなもそれに同意だった。

 

今の碧の力は絶大だ。このままではどちらが倒れるまで戦うしかない。

 

 

「でも、碧には能力を制御して貰わないことには…」

 

ノワールが頭をひねっていると、コンパが何か思いついたように、閃いた。

 

 

「そうです!戦うだけじゃ駄目です!みんなで、碧さんに話しかけるです!」

 

「話ですの?そんなので碧が戻るわけ…」

 

 

ガストが無理そうな意見を出したが、日本一がそれに反論した。

 

 

「まって!以外と良い意見だよ!ヒーローだって、暴走した時は仲間との絆で正気に戻るパターンだよ!」

 

 

「うーん…以外とやって見る価値はあるかもね…」

 

 

コンパと日本一の意見にアイエフもうなづいて、アイコンタクトを出した。

みんなは、息を吸い込み、碧に向かって大声で叫んだ。

 

 

「碧ー!さっさと目を覚ましなさいよ!あんた、こんなカッコ悪い死に方する気!?」

 

 

「碧さーん!目をさますですぅ!」

 

 

「ヒーローたるもの、きっと目を覚ましてくれるって信じてるわー!」

 

 

「碧さん!頑張ってくださーい!!」

 

 

「碧!あの時の遊園地楽しかったよ!だから、また行こうよー!」

 

 

一斉に、アイエフ、コンパ、日本一、ネプギア、ファルコムの順番で碧に声をかける。

 

 

 

「グルル…」

 

だが、碧は聞こえてないように、ゆっくりとみんなに近づいた。

 

 

「駄目!まだ、届いてないわ!!」

 

ユニは、焦るように答える。

全員が失敗か、と考える中、ガストが思いついたように、大声を碧にかけた。

 

 

 

 

「碧ー!!もし、目を覚ましたら、女神候補生のパンツを全部挙げるのですのー!!」

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

「「「「ええええ!?何を言ってるのガストさーん?!」」」」

 

一斉にネプギア達、女神候補生がつっこんだ。

そりゃそうだ。

 

 

「ってそんなので目を覚ますわけ…」

 

 

 

「グル?………パンツ?」

 

 

 

「「「「「「「「「反応したーーー!?」」」」」」」」」」

 

 

こんどは一斉にに全員の突っ込みがとんだ。

 

 

 

「ふふ、やっぱり、碧は変態!これなら、反応すると思ったのですの!」

 

 

「ぐ、グル?パンツ?…パンツ?……ホシイ…」

 

 

「だぁー!?何よこれ!こんなんで暴走止まるとか、意味わかんないわよ!」

 

 

ノワールは頭を抱えて、落ち込んでいた。真面目に考えていただけにショックなんだろう…

 

 

「で、でも…碧さんまだ苦しそうです!あ、後もう一声欲しいです!」

 

ネプギアが言う。碧はさっきより荒々しい動きが無くなったが、頭を抱えて、苦しそうにもがいていた。多分、自分の能力と戦っているのだろう。

 

そんな姿を見たユニは、決心したように碧に近づいて、話しかける。

 

 

「碧さん!アタシ、貴方に助けてもらったの、今でも感謝してます!貴方はど変態で、今でも思い出すと恥ずかしい事をされましたが…」

 

ユニは息を吐いて、深呼吸をした。みんなもユニに任せたのか、見守っていた。

ユニは碧の手を優しく握った。

 

 

 

「お願いします。碧さん!負けないで!!」

 

 

 

キュイン!!

 

 

 

その言葉と共に、碧に光が集まり、元のヒーロー姿…いや、最初のヒーロー姿より、一段と進化した姿になっていた。

 

 

「あれは…成功かしらね?」

 

 

ネプテューヌの言葉に他のみんなも、安心したようにその場に倒れた。

碧は、覚醒したのだ。今まで、ワールドリンクの能力に振り回されていたが、やっと、自分で制御できたのだ。

 

碧は、意識を取り戻したのか、ビックリしたように、辺りを見渡した。

そして、手を握っているユニを見て、今の状況を察した。

 

 

「ユニちゃん…?それにみんなも、助けてくれたのか?」

 

 

「はい、碧さん!お帰りなさい!」

 

 

ユニの言葉と一緒にみんなが笑顔で碧を迎えた。碧はうれしそうに頭をかいて、笑った。

みんな、自分の為に色々やってくれたのだと、感謝の気持ちで一杯だった。

 

そして、こう言ったのだった。

 

 

 

 

 

「で…パンツくれるって本当?」

 

 

 

 

碧が最後に見た光景はユニのグーパンチだった。

 

 

 

 

 

「あの、バカ…」

 

全員が唖然となるなか、アイエフが一人つぶやいたのであった。

 




パンツほしいです(懇願

なんて、変態主人公なんやろ
見てて悲しくなるよ


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第18話 仲間

今日は!アニメ野郎です!

覚醒回から、今回はのんびり回。碧のみんなからの評価。これから、どうなるか決まります!


「ヤッホー!!碧!元気かなー?美少女ネプテューヌが見舞いに来たわよー!」

 

 

「ん?ネプテューヌか。ヤッホー。」

 

 

俺は、ベッドで寝ながらネプテューヌの挨拶に答えた。

ちなみに俺は、ノワールさん達との戦いでダメージをうけていたので、(因みに暴走していたダメージとユニに殴られたダメージがデカかった)治療中である。

 

 

「ネプ子、一応病人がいるんだから、静かになさい。」

 

病室には、俺以外に、アイエフとコンパもいた。

コンパは俺の治療で、アイエフはその付き添いである。

病室で一人で居るのは暇だったので、アイエフ達と雑談していたのだ。

 

 

「アイエフ…一応って事はないだろー?結構大怪我だぞ、これ。」

 

 

「あら、自業自得じゃない?パンツが欲しいなんて言う変態なら、少し痛い目をあうべきよ。」

 

 

ちょっと!?その言い方はひどくない?アイエフさん!

 

 

「なんだよ!パンツの何がいけないんだ!男がロマン求めちゃ駄目なのか!?」

 

 

「そんなもん、求めてる時点で駄目って言ってんのよ!変態!」

 

 

「わたしもいけないと思うですよ、碧くん。」

 

 

「まぁーなんて言うかドン引きだよね。碧がここまで変態だったなんてさ。」

 

 

三人の言葉にガクッと肩を落とす。

女の子にここまで言われてしまうのってすごいショック。

 

 

 

 

「でも、碧くんが暴走しなくなって良かったです。」

 

 

「それは私も思うわ。もう、あんな感じにはならないのよね?」

 

 

「ん、まぁね。前はワールドリンクを使うと、頭に変な声が聴こえたんだけど、今は聞こえないし、前と比べて変身もスムーズになったよ。」

 

 

そう言って、俺は手をニギニギして、確認する。

 

 

「いやー!碧が暴走した時は焦ったけど、何とかなったね!ノワールとわたし達に感謝だよ?」

 

 

ネプテューヌが笑顔でそう答える。

 

 

「ああ、本当にね。みんなには、感謝しないといけないね。とりあえずありがとう。」

 

今、この場に居る三人にお礼を言う。

 

 

「気にしないで下さいです〜わたし達は友達ですし。」

 

 

「改めてられてお礼言われることはしてないわ。」

 

 

「ははは!女神としては、当たり前の事しただけだよ!これからも何でも頼んでいいからね!」

 

 

「え?じゃあ、パンツ下さい!ここに居る三人から!」

 

 

 

「調子のんじゃないわよ!?」

 

 

 

ドガッ!!

 

 

 

アイエフの拳を喰らい、再びベットに伏した俺。

 

場を和ませるジョークだったのに…ガクッ

 

 

 

 

⚫⚫⚫

 

 

 

 

 

「こんにちはー。あ、アイエフさん達も来てたんですね。」

 

 

少しして、ネプギアも病室に入ってきた。因みに手には料理があった。

 

 

「あら、ネプギア。料理持ってきたのね。」

 

 

「ありがとう〜ネプギア」

 

 

俺はネプギアに手を振って、お礼を言う。

ちなみに、顔はアイエフに殴られたので腫れていた。

 

 

「あ、あれ?碧さん、怪我が増えてませんか?」

 

 

ネプギアが心配な様子で覗き込む。

 

 

「ああ、気にしないで。パンツ下さいって言ったから、制裁を加えただけだよ。」

 

 

「ああ…碧さん、また…」

 

 

ネプギアは、軽く、後ずさって憐れむ目でこっちを見る。

 

あれ?!扱いが雑じゃない?!

 

 

「うぅひどいよ。俺は場を楽しませようとして頑張ったのに…」

 

 

「明らかに努力の方向が間違ってるわよ、あんた。」

 

 

アイエフに飽きられたように言われた。

 

みんなは、少し笑っていた。一応良かったかな?

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

「でさー思ったんだけど、碧はこれからどうするの?一応、客室は自由に使っていいけど、何か考えてる?」

 

 

ネプテューヌが答える。

 

んーそう言われるとどうなんだろ?まぁ思ってる事を言うか。

 

 

「一応、プラネテューヌにこのまま居るよ。ただそれだけだと悪いし、食いぶちを稼ぐ為と、みんなの恩返しを兼ねて、ギルドのクエストをこなしていくよ。」

 

俺は、みんなにそう答える。

 

 

「そう、なら私も色々協力はさせてもらうわ。ギルドでわからないことがあったら手伝うわよ。」

 

アイエフが腕を組みながら、そう答えてくれた。

 

ネプテューヌはその答えにうーんと言いながら、唸っていた。

 

「ん?ネプテューヌどうしたの?なんか、駄目だった?」

 

「いやいや、駄目って事はないよー。ただ、碧は女神全員に恩返しするつもり?」

 

 

「もちろん!この世界じゃ信仰する女神を選ぶみたいだけど、俺はみんなに借りがあるからね。全員のシェアを上げる為に頑張るさ。」

 

俺は手を握って、強く答えた。

 

「碧さん…立派ですね!」

 

 

「それに、一人のルートより、ハーレムの方がいいに決まってるからね!」

 

 

俺がそう言った瞬間、みんなが冷ややかな目になった。

 

 

「あーうん、やっぱ碧ってそーゆー人なんだね。ヒクワー」

 

 

「うう、ちょっとでも尊敬した私が馬鹿でした。」

 

 

「ちょ!プラネテューヌの姉妹さん達ひどくない!?俺は真面目にこたえたよ!」

 

 

「どこが真面目よ。」

 

アイエフとコンパに至っては完全に飽きれてた。

 

あ、なんかみんなからの評価が完全に決まった気がする。

 

 

「まぁなんて言うか、みんなこれからもよろしくお願いします!」

 

俺は、みんなに頭をさげる。

 

少し、呆れた様子ながらもみんなは笑顔でうなづいてくれた。

 

 

 

「あ、碧さん、料理冷めちゃうから、早く食べてくださいね。」

 

 

「あ、そっか。あ、ネプギアが食べさてくれる?あーん」

 

 

「自分で食べて下さい、碧さん。」

 

 

ネプギアは冷たい目で完全に拒絶した。

 

 

「がーん!コンパぁ!ネプギアが冷たいよ!コンパなら、あーんして…」

 

 

「自分で食えアホ。」

 

 

アイエフに叩かれる。

なんて、馬鹿やっていると、病室に今度はノワール達が入ってきた。

 

後の2人はもしかして…

 

 

「あら、碧元気そうじゃない。」

 

 

「あ、ノワールに、ベールとブランもヤッホー!」

 

 

ネプテューヌが返事をした。

 

ああ、やっぱりあの2人は女神のベールさんとブランさんか。変身前は始めて見たからわかんなかった。

 

いやぁ可愛いですな。ぐへへ

 

 

「良かったですわね、碧さん。改めて、わたくしはリーンボックスの女神、ベールです。よろしくお願いしますわ。」

 

 

「あ、はい!俺は士倉 碧っす!よろしくお願いしますベールさん。因みにパンツはくれないのですか?」

 

パァン!!

 

アイエフの平手打ちが、頭に直撃した。

 

 

「あ、ベール様。気にしないで下さい。碧はこんな奴です」

 

 

「あら…なるほど、変態なのですね?」

 

 

ニコッと笑顔のまま、俺から離れるベールさん。

 

ああ…距離が…

 

 

「わたしはルウィのブランよ…よろしくね。」

 

「あ、よろしくね、ブラン。因みにパンツは…」

 

 

「死にたいの?」

 

 

ハンマーを構える、ブラン。

 

全力で土下座しました。ハイ。

 

 

「はぁ、全く、あんたは少ししっかりしなさい。折角強い力をもってるんだから。」

 

 

ノワールは呆れたように呟く。

 

 

「あ、あはは。善処します…ノワールさん、それと、ベールさんにブラン。今回はありがとうございます。」

 

 

お礼を言って頭を下げる。

三人は、いきなり言われたのでビックリしたようになっていた。

 

 

「俺、能力に振り回されて、危ないところでした。みんなが助けてくれなきゃ、どうなっていたか」

 

 

「気にしないで、私は女神として当たり前の事をしただけよ。」

 

 

「はい、そんでも借りは返したいです。だから、これからは、四つの大陸の為に頑張ります。みんなの仲間として。」

 

 

それを聴いて、三人の女神は笑顔で答えた。

 

 

「つまり、なんでもやってくれるのね、碧。」

 

 

「ん?」

 

 

「助かりますわ、仕事が沢山あって困っていましたし。」

 

 

「え?」

 

 

「碧、こき使ってやるから、安心しな。」

 

 

「は?」

 

 

俺は汗をかきながら、思った。

 

ま、まさか俺はとんでなく、大変な事を言ってしまったのでは?

 

 

助けを求めるように、ネプテューヌ達の方に顔を向けるが、みんな、笑顔でかえしてきた。

 

 

ちょっと…まじか!?

 

 

俺たち、仲間だろおおおおお!!?

 

 

 

 

俺の心の叫びが響いた。

 

 

 

俺、士倉 碧。これから、もっと大変な生活になりそうです。




四女神のパシリになりそうな、碧。

扱いがひどい主人公のまま、これから頑張ります

応援お願いします!


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第19話 別次元!

はい!新しい展開になります!今の章は沢山の出会いがある展開です。色々なキャラクターが出ます!
今回は初めてのキャラクターでます!

どうか見てて下さい!!

あと、ワールドリンクの能力なんですが、もしかしたらみんな知ってる世界の能力もでるかもw

ヒーローのは、仮面ライダーやスーパー戦隊の世界と考えて下さい


「はぁ…次は、この場所のモンスターの退治かぁっと」

 

 

俺、士倉 碧は今ダンジョンにいた。

理由は簡単、クエスト中だからである。

 

 

現在自分は、四女神さん達のパシリとして、様々なクエストをこなしていた。

 

 

ちなみに、このクエストはネプテューヌに頼まれた物で、今日はそれを含めれば四回目のクエスト中である。

ネプテューヌ以外には、ノワールさん、ブラン、ベールさんにも頼まれた物もあり、それもやっていた。

 

 

「ふぅー…自分の食いぶちを稼ぐ為と恩返しの為とはいえ、大変だなぁ…」

 

 

俺は軽く伸びをして、歩き出した。

 

 

「しかし、今のところ、自分はこのヒーローの格好しか出来ないな…イストワールさん曰く、他にもできるらしいんだけど…」

 

 

そんな事を考えながら歩く。

あの、戦いから、声は聞こえなくなり、この謎の能力ワールドリンクは安定していた。だけど、出来るとしたら、このヒーローぽい姿だけだ。

モンスターの姿は今の所、出来てない。

 

 

「他の世界っとどんなんだろう。今度試してみるかな…」

 

 

と、考えながら歩いていたら、目標のモンスターが目の前にいた。

 

 

 

「あ、よーしさっさと終わらせて帰りますかな!」

 

 

 

 

⚫⚫⚫⚫⚫⚫

 

 

 

 

 

 

「ふぅ、何とか終わった!」

 

 

俺は汗を拭う。

 

 

「いやいや、ネプテューヌ達に比べたら、まだ楽な感じだな。」

 

 

あいつら、マジで容赦なかったからなぁ

まぁお陰で助かったから良かったけどね!

 

 

「とりあえず、ギルドに戻ってクエストを…ん?」

 

 

俺が戻ろうとしたとき、変な空間みたいなのを見つけた。

 

 

「な、なんだこれ?…よいしょ」

 

 

気になって、手で触れて見る。

すると、俺の手が消えた。マジかよ?!

 

ま、まさか、前にイストワールさんが言ってた別次元のゲイムギョウ界の入り口か!?

 

 

実は、イストワールさんには、前にこのゲイムギョウ界では事件があって、別次元にあったこの世界に似ている世界が、この世界と繋がってしまったって話を聞いていた。

 

そしてその世界の入り口があると。

 

 

「もしかしたら、これがそうなのかもな…まだ話しか聴いてなかったけど…どうしよ。気になるな」

 

 

俺は好奇心が出てきたのか、少し穴に興味を持ち始めた。

 

 

そんな時だった。中から、誰かが出てきて近くにいた俺に激突したのだった。

 

 

ドシーン!!

 

 

 

「あ、いたぁ〜い!?」

 

 

激突してきたのは女の子で、そのまますっ転んでしまった。

 

俺はビックリしながらも、そのぶつかってきた少女に駆け寄る。

 

 

「ちょっ、大丈夫??って…」

 

 

よく見ると、かなり可愛い娘だ。他のみんなに負けない美少女だぜ!

しかも、転んでいるせいでパンツ丸見えだ!やったね!

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

ってやってる場合じゃないわ。とりあえず、立たせてあげないと。

 

 

「ほら、捕まって。」

 

 

「う〜ん、ありがとう〜」

 

 

その娘はゆっくりとした喋りをしながら、可愛らしい笑顔で手を握って立ち上がった。

 

柔らかいな…

 

 

「えっと、君は?あの穴から来たの?」

 

「うん、そうだよ〜あたしはプルルートって名前だよ、よろしくね〜!君はなんて、言うのかな〜?」

 

 

「え?俺かい?俺は、士倉 碧って名前だよ。」

 

 

「ほえ〜!?君が、碧くん?うわぁ初めてみたよー♬」

 

と、言ったプルルートは、うれしそうに俺の手を握ってきた!

ちょっと…やばい可愛い…ってこの娘、俺の事を知ってる!?

 

 

「え?俺の事を知ってるの?プルルートさん」

 

 

「うん♬ねぷちゃんから、話を聞いていたんだよ〜!最近、仲間になった変態な男の子が居るって〜!」

 

 

「へ、変態って…ねぷちゃんってまさかネプテューヌの事?もしかして、知り合いなの?」

 

あいつ、そんな紹介してたのか、今度とっちめてやる。

 

 

「うん、ねぷちゃんとはお友達だよ〜♪しかも、あたしも女神だし〜」

 

 

俺はそれを聞いて、驚いた。

 

 

「え!?女神様!?君が?…まさか、そっちの世界の?」

 

 

「そうだよー!あたしは女神プルルート♪そうだ、碧くん。私があっちの世界を案内してあげるよ〜」

 

 

プルルートは、そう答えると、俺の腕を引いて走り出した。

ちょっと!?いきなり?!

 

混乱する俺を尻目に、プルルートは俺を引っ張り連れて行った。

 

 

 

 

⚫⚫⚫

 

 

 

 

「じゃーん、ここがあたしの協会だよ♡」

 

 

連れて来られたのは、こちらの世界のプラネテューヌの協会。

 

 

「うわぁ…可愛らしい人形が沢山ある。全部、プルルートの?」

 

「そうだよー♡あたしが作ったぬいぐるみだよ〜♪」

 

 

「へぇすごいな。プルルートは器用なんだね」

 

 

「えへへ〜♪ありがとう〜」

 

 

照れるプルルート。うん、可愛らしいね!!

しかし、驚いたなぁ。こっちの世界も向こうと変わらずにプラネテューヌがあるなんて。

しかも、その女神と知り合う事になるなんてなぁー

 

「とりあえず、ゆっくりしてて〜お菓子持ってくるねぇ〜」

 

 

プルルートはパタパタしながら台所に走っていった。

 

なんか、急に連れてこられたんだけど大丈夫かな?

プルルートみたいな可愛らしい女の子に知り合えたのは嬉しいけどね。

 

 

「ん?よく見ると、ぬいぐるみってネプテューヌとかだ…」

 

 

「そうだよ〜ぬいぐるみは、私の友達になった証として、作ったんだよ♪」

 

プルルートはお菓子を置いて、俺の隣に座った。

おー…いい匂いがする…

 

 

「でも、ごめんねー今、協会はあたししか居ないみたいなんだぁ。さっきまで、沢山人が居たんだけど〜見当たらないんだ〜」

 

 

「そっか。いきなり会ったら、驚くかな?」

 

 

「大丈夫だよ〜みんな優しい人ばっかりだからさぁ〜♪後で紹介するねぇ」

 

 

プルルートはどうやら、天然らしいけど、良い娘だ。

後で、知り合う人達も気になるな。

ってクエストはどうしよ。

 

まぁ後でいいかな…

 

 

「ん?くんくん、碧くん、汗くさいよ〜運動でもしてた?」

 

 

「え?ああ、クエストやってたんだよ。ごめんね」

 

「ううん大丈夫だよ♪そうだ〜お風呂あるから入ってきなよ、確か湧いてたはずだから、大きくて落ち着くよ〜」

 

 

プルルートはそうやって、タオルなどを俺に渡してくる。

 

この子は初対面の俺にめちゃくちゃ優しいなぁ

まじ良い娘だ。

って、こんなお世話になっていいんかな?

でも、こうしたご好意を断るのも悪いしな

 

 

「じゃあ、入らせてもらうねプルルート!良かったら一緒にはいる?w」

 

 

「ほえ〜!?駄目だよ〜!そーゆーのはエッチなんだよ〜?碧くんって本当に変態さんなんだ〜!」

 

 

プルルートは顔を赤くして、手をふった。

ふふ、予想通り可愛い反応!からかいがいがあるなぁ

変態扱いされたが…

 

 

「あはは、冗談だよ。じゃあ、行ってくるね…」

 

 

俺はお風呂まで、とりあえず歩き出す。

まさか、こっちにいきなり来てお風呂にはいる事になるなんて…

プルルートの雰囲気に流されたな

 

 

「お、あった。ここがお風呂かな。」

 

確かに広いお風呂だった。改装したてなのか、なんか新しい。

よーし!汗をながして、プルルートちゃんとイチャイチャするぞ!(変態

 

俺は服を脱いで、一気に風呂に突入する。

 

 

 

ガラッ!!

 

勢いよく開けると、目の前には、裸の女の子が七人ぐらいが、入っていた

 

 

…え?

 

 

俺は、裸の女の子を七人見つめながらフリーズ。

 

反対に、女の子達は、裸の俺を見てフリーズ。

 

 

あ、このパターンはまさか…

 

 

 

「「「「「「きゃーーー!!?変態!!??」」」」」」

 

 

 

ドガ!バキィ!グシャ!

 

 

 

女の子達の攻撃が全て、俺にクリーンヒットした。

 

士倉 碧。我が人生に一片の悔いない…ガク

 

 

女の子の裸を焼き付けながら、俺の意識はシャットダウンされた




ぷるるん登場!

お風呂にいた七人はもしかしたら?

しかし、まじで主人公の命シャットダウンさせたいですね
女の子の裸を見るとか!羨ましい!


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第20話 新しい友達

はい!今回は新しい仲間大集合だよ!

みんな、たのしんでくれるとうれしいな!


「あの、本当にごめんなさい…」

 

 

俺は土下座を女の子達にした。

なんなか、この世界に来て、謝ってばかりだな俺は…

 

 

「いやーもう、いいよ?一応、事故だったみたいだしねぇみんな?」

 

 

オレンジ色の髪の女の子が笑顔で答えた。

他の女の子も一応頷く

 

 

「みんな、お風呂にいたなんて気づかなかったよ〜!ごめんね碧くん!」

 

 

プルルートは俺に頭を下げる。

気にしないでくれ、むしろ女の子達の裸を見れて嬉しい気持ちもあるからさ!

 

 

「で、あれか。君達が協会に居るプルルートの友達なのか?」

 

 

「そうだよ〜じゃあ、みんな自己紹介しようよ!折角知り合えたんだしさぁ〜!」

 

 

「そうだね!じゃあ、俺から。俺は別の世界から来た、志士倉 碧って名前だ。みんなよろしくね!」

 

出会いはいつも通り最悪だったけど、仲良くなりたいな!

 

俺の自己紹介が終わり、女の子達の自己紹介が始まった。

 

 

「えっとね、私はマーベラスAQLって言うんだ!気軽にマベちゃんって呼んでね!」

 

マーベラスAQLか…やっべぇなんて乳をしているんだ彼女は!あれか?!爆乳忍者か!?

刀もしてるし!しかし、可愛いなぁ。おっぱい揉みたい。

 

 

「私の名前は、MAGES.だ。よろしく頼むぞ。」

 

おお…なんだか、魔女っ子みたいな女の子だ。なんか、どっかで見た顔なんだよなぁ

とりあえず、可愛いのは確かだ。スカートに顔を突っ込みたい。

 

 

「アタシはサイバーコネクトツーって名前!よろしくね、碧!」

 

おお!ケモノ耳?また、変わった女の子だなぁ。なんだろ、彼女とは仲良くなれそうだ。それと、彼女の耳と尻尾?みたいなのモフモフしたい、ペロペロしたい。

 

 

「わたしは鉄拳だよ。よろしくね〜」

 

わぉ!縞パン見えてる!露出高い!可愛い!最高!

 

 

「ブロッコリーはブロッコリーにゅ。お前、鼻の下伸びてるにゅ、いやらしいこと考てるにゅ」

 

ギクゥ!?このロリッ娘やるな!俺の心を読んでる?!

 

「あはは、嫌だな、誤解だよ〜!」

 

俺は目をそらして誤魔化す。ブロッコリーはすっごい目で見ていた。疑われてるー!

 

 

 

「あたしは、まだ駆け出しの冒険者、ファルコムだよ。」

 

 

「あれ?ファルコム?俺の友達と同じ名前なのか?」

 

 

「ああ、それはそっちの世界のファルコムだね。あたしはこっちの世界のファルコムだよ」

 

 

「え!?こっちのファルコム?!マジかよ!別次元にそっくりの人が居るって聞いたけど!」

 

 

うわー…まさか、違う世界のファルコムに会うなんて…確かに似てるなぁ、こっちのファルコムが若いけど。

他の人達は違うのかな?また会って見たいぜ!

 

とりあえず、ファルコムはおへそを舐めたい。

 

 

「んで!んで!ぴぃはピーシェ!」

 

 

最後に、めちゃくちゃ元気な女の子が出てくる。まだちっさいな。

とりあえず、可愛らしい幼女だ。

 

 

「しかし、沢山仲間がいるんだねー…ネプテューヌ達とも、冒険したことあるんだっけ?」

 

 

「そうだよ!あたし達はネプちゃん達と一緒にこの世界の危機を救ったんだ!」

 

ドンと巨大なおっぱいを揺らしながらマベちゃんが答える。

 

しかし、ネプテューヌ達って沢山の危機から、世界を救ってるんだな。驚きだぜ、本人はそう見えないからな…

 

 

「とりあえず、これからよろしくねみんな!」

 

 

新しい仲間!いいね!しかも、みんな美少女だし!

こっちの世界に来て良かったぁ〜!!

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

「じゃあ、みんなでおやつ食べよあか〜!」

 

 

プルルートはさっきよりの多いお菓子を持って来た。

おー!美味しそう!よーし、早く食べて…

 

 

 

「プルルートさーん!!」

 

 

すると、可愛らしい声がプルルートを呼んだ。

その方を見てみると、小さい物体が空を飛んでいた。

それをよく見ると…

 

 

「イストワールさん!?小さいイストワールさん!?」

 

そう、その小さな物体はイストワールさんにそっくりだった。

ただ、イストワールさんより小さいようだ。声も幼い感じだし

 

 

「あら?貴方は誰ですか?」

 

 

「あ、えっと、自分は士倉 碧って言います。始めまして!」

 

 

「あ、貴方が向こうのイストワールさんが言ってた変態だけど、不思議な力を持って別次元から来た人ですか?」

 

 

い、イストワールさん…あんたまで変態扱いかよ

こんなのってないよ!あんまりだよ!

 

 

「って、向こうのイストワールさんって事は貴女は…」

 

 

「はい、私はこちらの神次元のイストワールです。士倉 碧さん、よろしくお願いします」

 

ぺこりと頭を下げる、イストワールさん!あら、可愛い!

しかし、こっちにもイストワールさんっていたんだな。更にビックリだぁ

 

 

「で、いーすん。どうしたの〜?これから、みんなでおやつ食べるだけど、いーすんも食べたいの〜?」

 

プルルートがそうして、おやつを差し出した。

だけど、イストワールさんは、頭を振って、ため息を吐いていた。

 

 

「プルルートさん、違いますよ!おやつ食べてないでクエストをして下さい!!」

 

「ふえ〜!?いーすん怒ってる〜!?」

 

「そりゃ怒りたくもなります!最近、全く仕事をせず、グータラグータラして!そんなんだから、私達の国のシェアは下がってばかりなんですよ!!」

 

 

プルルートはクドクドと説教をくらっていた。

あー…どうやら、プルルートもネプテューヌと一緒で仕事しないタイプの女神か

 

あっちも、イストワールさんに怒られてばっかりだしな

別次元でも変わらないこともあるとわかった。

 

 

「プルルートっていつも怒られてるの?」

 

俺は、隣にいたサイバーコネクトツーに聞いてみた

 

「いつもだよー…プルルート様は仕事しないで基本は寝てるからね」

 

 

「よくその代わりにブロッコリー達がクエストに行ってるにゅ」

 

 

「あはは…みんなも大変だな……ん?サイバーコネクトツー、その読んでる漫画ってまさか、魔法戦士 ウィーザマン!?」

 

 

「ん?そうだけど、まさか、碧くんも知っているのかい?!」

 

 

 

説明しよう!魔法戦士 ウィーザマンとは、魔法を駆使して戦うヒーロー漫画だ!!20巻まで発売されていて、売り上げは1500万部突破した大人気漫画だ!

 

ん?なぜ、俺が知って居るかって?そりゃ、こっちの世界に来て、暇してた時にネプテューヌとかに色々教えてもらったのさ!

今では、こっちの世界の漫画やアニメやゲームはだいたい触れてオタク街道まっしぐらだぜ!

 

 

「いや、他に読んでる人がいるとは嬉しいぜ!面白いよな!主人公のタケが魔法を使って、蛾霊帝国と戦うの!」

 

「うんうん!絶望的な状況なのに、諦めないタケはかっこいいよね!!私は特に第51話が大好きで…」

 

「ああ!わかるよ!ヒロとライバルの初対決な!あれは燃えたよな〜!」

 

 

どんどん盛り上がる俺とサイバーコネクトツー

いやー!やっぱり趣味が話せる友達もいいもんだよなぁ

 

こっちの世界に来て始めてだ。

前の世界でも、こんなふうに友達と喋ってたなぁ

 

 

「うー!みんなぁ〜!助けてよ〜!」

 

そんな、話しをしていたら、プルルートが助けを求めていた

あちゃー完全に忘れていたわ…

 

 

「あはは、仕方ないね!アタシ達も一緒にクエストしよっか!」

 

 

「仕方ないにゅー」

 

 

「がんばります!」

 

「よーし!やりますか!」

 

 

「わーい!ピーシェもピーシェも!!」

 

 

「碧くんはどうする?」

 

みんな、やる気になる中、ファルコムが俺に聞いてきた。

うーん、あっちのクエスト終わったばかりだから、ちょっと休みたい気持ちもあるが…

 

まぁ乗りかかった船だ!がんばりますか!

 

 

「ああ!俺もやるぜ!」

 

 

「うう〜!みんなありがと〜!!」

 

 

プルルートはみんなに感謝しながら、泣きついた。

全く、女の子に頼まれたら仕方ないな。

 

まぁやりますか!こっちの世界のクエスト!!

 

 

 

そして、新しい世界にて、みんなと仕事することになった。




さぁ、みんなとクエストタイム!

全く、仕事しない女神を持つと大変だね!
しかし、碧はハーレム!羨ましい


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第21話 魔法戦士

今回は少し長めです!楽しんで下さい!

次回はなんと愉快な仲間達編の最後!
新しい章の始まりなので、お楽しみに!


「ふぁ〜今日は良い天気だね〜」

 

 

クエストで、森に来たプルルートがそう答えた。

 

 

「全くのんきなもんにゅ、一応クエスト中にゅ」

 

 

ブロッコリーが飽きれた様子で答えた。

まぁ、確かに良い天気ではあるよね

 

 

「わーい♪わーい♪クエスト!クエスト!」

 

 

「ピーシェも元気だなぁ〜ってピーシェはモンスターと戦えるのか?」

 

 

「えへへ!ぴぃは強いんだぞー!何だってぴぃは女神何だぞー!!」

 

 

「え!?ピーシェも女神なのか!?」

 

 

まじか!?こんな小さな子も女神とか、なんだか驚くばかりだな。

 

 

「それより、あおは強いのか!?」

 

 

「ん?あおって俺の事か?…まぁ女神様にはかなわないけど、結構つよいぞ!!」

 

 

ドンと胸を張る俺!

まぁ、戦いの修行とかもしているし、一応自信はあるな!

まだヒーローの力しか使えないけど…

 

 

「碧が強い?なんだか、信用ないですにゅ。女の子の裸見て、鼻の下を伸ばしてる変態が?」

 

 

「ちょっとブロッコリー!?そんな言い方ないだろ!?あれは事故で…」

 

 

「じゃあ、その風呂場を覗いた時の感想を言うにゅ」

 

 

「もちろん最高!マーベラスAQLの爆乳が弾み、MAGES.の綺麗な裸体とサイバーコネクトツーの可愛らしい身体が鮮明に頭に残り、鉄拳ちゃんとファルコムの色白な肌が目に刺さり…………ハ!!」

 

 

あ、しまった!完全に口から本音が…

 

 

 

「碧くん…その…」

 

 

「私達の事をそんなふうに見ていたか…」

 

 

「漫画で仲良くなったけど…ごめん、ちょっと引くよ」

 

 

「碧くん…ごめん…」

 

 

「へ、変態さん…」

 

 

or…みんなの距離がドンドン離れていくぅ

ピーシェだけがよくわからないそうな感じで俺を見ていた。

 

ああ…こっちの世界でも俺は変態のレッテルを貼られてしまうのか…

 

 

「あはは、碧くんは変態さんだ〜!」

 

 

「ちょ!?プルルートさん、そんな笑顔で言わないでよ…」

 

ああ、もうあかん!何がハーレムだ!明らかに空いた空間が、嫌われている証拠だわ!

 

 

「まぁ、碧が変態なのは、会った時から分かったにゅ。みんないくにゅー」

 

 

ブロッコリーの言葉にみんな、歩き出した。

くっそう!この先、前途多難だぁ

 

 

 

 

⚫⚫⚫⚫⚫⚫

 

 

 

 

「あ、あのモンスター、今回の討伐対象だよ!」

 

 

マーベラスAQLが、指差す方にモンスターがいた

クエストに書かれていたモンスターだ

 

 

「よーし!じゃあ、早速やりますか!」

 

ファルコムが剣を取り出して構える。

他のみんなも武器を取り出して、戦う準備をする。

んーみんなもやっぱり強そうだな。

 

なんか、アイエフ達と始めてクエストにいったことを思い出すな。あんときも驚いたしな、女の子達の強さに

 

 

「ほら!あおも行くよ!!一緒に戦うぞー!」

 

 

「ん?分かったよ、ピーシェ!じゃあ見てな、これが俺の変身だ!」

 

 

うーんセリフ的に、仮面ライダークウガだな。

 

俺はクウガの変身ポーズを真似して、いつも通りの変身姿になった。

それを見てたピーシェが目をキラキラしながら近づいた。

 

「わぁ!!あおかっこいい!」

 

「ふ、まぁな。俺を誰だと思ってやがる!」

 

 

「碧は変態にゅ」

 

「碧くんは変態だよ〜!」

 

 

プルルート、ブロッコリー…てめぇら覚えてろ。

 

 

「ほら、みんな行くよ!」

 

サイバーコネクトツーが催促をかける。どうやら他のみんなは既に戦っていた。

 

 

「あ、わりぃ!じゃあ行くかサイバーコネクトツー!」

 

 

「うん!…それにしても碧の格好ヒーローみたいだね、魔法戦士 のタケみたいに戦えるの?」

 

 

「ん?あ、いや…魔法は出来ないな、普通に身体能力が上がってる感じかな?どっちかって言うと、スーパマンや仮面ライダーみたいな感じかな?」

 

 

「仮面ライダー?スーパマン?」

 

 

「ん?ああ!、まぁこっちの話し!とりあえず行くぜ!」

 

 

と言って、近くのモンスターを吹き飛ばす。

よく考えたらこの世界には、自分の世界のアニメやら特撮はなかったんだな。失敗失敗

 

にしても、みんなやっぱり強いな。マーベラスAQLは二刀の刀で、素早く敵を切り裂いてるし、しかもパンツ見えてるし!ありがとう!

MAGES.も、多彩な魔法をバンバン撃ってるし。うん、彼女は黒か

 

ファルコムとサイバーコネクトツーも鉄拳も強い!あっちの世界のみんなに負けず劣らずの戦いっぷりだ。

 

ピーシェとプルルートも変身してない姿で戦ってるし…

ブロッコリーは…目かビーム出してる!?

 

 

「よーし、俺も負けられないな!ブレイクキッーク!!」

 

空高く舞い上がり、モンスターにキックを喰らわす!

やっぱり必殺技はキックだよな!

 

 

「わお♪碧くんやるね!」

 

「へへ!マーベラスもな!やっぱり忍者だけあって、素早い動きだぜ!」

 

 

「えへへ!ありがとう!私も鍛えてるからね!」

 

「ほぅ、そりゃすごいな!あ、それと、マーベラスとMAGES.に忠告な!戦う時、動きと魔法を発動させる魔力のせいで、パンツ見えてるから!」

 

 

「ちょー!?碧くん!?やっぱり変態だよー!?」

 

「碧、先にお前から終焉のレクイエムを聞きたいか?」

 

 

マーベラスは顔を真っ赤にして怒り、MAGES.は杖を俺に向けた

 

だぁー!ごめんなさいぃ!

 

 

「もう、碧くんは…ん?あれは…」

 

サイバーコネクトツーが飽きれたようにつぶやいていたが、空から影が見えて顔を見上げた。

 

すると、そけには巨大なドラゴンの姿が!?

 

 

「グガァァァァァァァァァァァァァ!!!」

 

 

「あ、あれは…エンシェントドラゴン?!」

 

「馬鹿な。エンシェントドラゴンがこの地域に居る筈が…まさか、機関の仕業か!?」

 

「馬鹿なことを言ってる場合じゃないにゅ。とりあえず、戦うしかないにゅ」

 

 

「よーし!まかせて!私がやるよ、秘伝忍法!乱れ咲き!!」

 

 

マーベラスが、火の鳥みたいになって、エンシェントドラゴンに突っ込んだ!

すげぇ!?なんて強力な技なんだ!

 

 

ドゴォオオオオン!!!

 

 

「グァバァァァ!?」

 

 

「おお!すげぇ!マーベラス!やったな!」

 

 

「いや、まだだよ!」

 

 

マーベラスが言うと、エンシェントドラゴンは地面に降りて、咆哮を出す

 

な、なんて威圧感だ!?たしか、エンシェントドラゴンって危険種だってイストワールさんが言ってたな

 

 

「ならばこれだ!くらえ!因果律のフレイム!」

 

 

MAGES.は追撃と言わんばかりに、炎魔法を出す。

これは、効いている!

 

 

「グガァ!」

 

ドゴォ!バギィ!!

 

 

エンシェントドラゴンは苦しそうに、反撃に出る!

爪の一撃がやばい!一発で地面が抉れた!

 

 

「じゃあ、あたし達も行こう!鉄拳ちゃん!」

 

 

「うん!ファルコムちゃん!」

 

 

二人は、両側から攻撃をしかけようとした時だった!

エンシェントドラゴンの姿が急に変わった!

 

 

 

「グァバァァァァァ!!」

 

ドガァン!!

 

 

「きゃあ!?」

 

「ふぁ!?」

 

 

ファルコムと鉄拳は腕を振るったエンシェントドラゴンの攻撃に吹き飛ばされた!

な、なんだ!?さっきより速いぞ!?

 

 

「ファルコム!?鉄拳!?よくもアタシの仲間をー!!」

 

サイバーコネクトツーは怒りを表し、エンシェントドラゴンに突っ込む!

 

 

「待つにゅ!サイバーコネクトツー!あのモンスターはどこかおかしいにゅ!」

 

 

ブロッコリーが叫ぶ!だが、時は既に遅かった!

サイバーコネクトツーはエンシェントドラゴンの目の前までせまり、二本のダガーで切りかかった!

 

 

ガギィィィン!!

 

だが、その攻撃はエンシェントドラゴンに簡単に弾かれた!

 

「な!?アタシの攻撃が弾かれた!?」

 

「グァバ!」

 

 

エンシェントドラゴンはサイバーコネクトツーを蹴り上げて、吹き飛ばした!

 

 

「サイバーコネクトツー!?やろう!」

 

俺が突っ込もうとした時、MAGES.とブロッコリーが止めた。

 

「まて!碧!奴は危険だ!考えなしに突っ込むな!」

 

「だ、たけどよ!このままじゃみんなが!」

 

「大丈夫にゅ!まだ、ブロッコリー達も居るし、女神の2人もいるにゅ!」

 

 

「うん〜!碧くん!あたしとピーシェちゃんに任せて〜!行くよ〜!ピーシェちゃん」

 

 

「うん!ぷるると!おりゃ!変身!」

 

 

すると、光が2人を包み、新たな姿に変身した!

来た!女神化だ!

 

 

「さぁ〜!遊んであげるわぁ!このブタがぁ!」

 

 

「とう!イエローハート参上!!」

 

 

うおおお!?2人共全然面影ねぇー!?とりあえずスタイルがヤバイ!2人ともおっぱいとお尻がプルプルだぁ!

 

しかも、プルルートに至っては性格やばくなってない!?

まぁ美人だし、全然気にしないけどね!

 

 

「さぁくたばりなさーい!はぁ!」

 

 

「おりゃあ!ガードブレイク!」

 

 

ドガァン! バギィィン!

 

 

うお!2人の攻撃が通った!

プルルートは魔法攻撃で、ピーシェは物理攻撃か!?

これなら、あのモンスターを倒して…

 

 

「グガアアアアア!!」

 

 

「な!?二体目のエンシェントドラゴンだと!?」

 

 

プルルートとピーシェがエンシェントドラゴンを押していたと思ったら、もう一体のエンシェントドラゴンが現れたのだ!

 

まじかよ!しかも、あのエンシェントドラゴンも普通の状態じゃあない!?

 

 

「まずいにゅ!ブロッコリー達も援護するにゅ」

 

「ああ、みたいだな」

 

「よし!やってやるぜぇぇ!」

 

ブロッコリーとMGAES.が後方から、魔法で援護して、俺は接近して、エンシェントドラゴンに殴りかかる!

 

「2人とも!一気にいくぞ!」

 

「ふふ!あたしに命令とは生意気ね!碧くん!まぁいいわ!くらいなさーい!サンダーブレードキック!」

 

「うりゃりゃ!カルネージファング!!」

 

 

「ブレイクパンチィ!!」

 

 

三人の一斉攻撃で、エンシェントドラゴンをぶっ飛ばした!

どうだ!ざま〜みろ!

 

だが、倒せてたのは一体だけだった!もう一体は…

 

 

 

「グガア!」

 

 

「ちぃ!一体生きてるわぁ、しぶといゴキブリみたいな奴ね!」

 

 

「あれ?あのモンスター、ぴぃ達の方見てないよ?」

 

 

ピーシェが首を傾げて居ると、エンシェントドラゴンはニヤリと笑い爆煙をぬけて、反対側の方に突っ込んだ!

 

なぁ!?そっちには倒れてるみんなと解放してるマーベラス達が居るんだぞ!?

 

 

「く!?防御が間に合わん!」

 

 

「万事休すにゅ!」

 

 

「く!私は、まだ仲間を…?!」

 

 

マーベラス達三人が一斉に覚悟した時!

 

 

「うおらああああああさせるかよおお!トカゲ野郎がああ!!」

 

 

俺がみんなの前に立ち、壁になった!

こんなドラゴンなんかに、仲間はやらせねぇ!

 

 

「あ、碧くん!駄目ぇ!!」

 

 

マーベラスが叫ぶが退く気はない!なんとしてでも止めてやる!!

 

 

 

「こんのおおお!!!」

 

 

飛び込んでくるエンシェントドラゴンに俺は突っ込む!

頼むぜ!ワールドリンク!

 

 

 

俺に!

 

俺に力をかせぇぇぇぇ!!

 

 

 

<ワールド・リンク モードマジック!!エクスプローション!!>

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

すると謎の声と共に、俺の腕から巨大な魔法陣が現れ、そのままエンシェントドラゴンにでかい砲撃を放った!

 

 

「グァガアアア!!」

 

 

ドゴォオオオオン!!

爆発と共に二体目のエンシェントドラゴンは吹き飛んだ

 

 

「な!今のは、魔法!?」

 

 

「途轍もない威力にゅ」

 

 

「す、凄い!あ、碧くん!」

 

 

「へ、へへ…ナイスタイミングだぜ…新しい技の発動…そうか、ヒーローの世界の次は、魔法の世界か……」

 

 

新しいワールドリンク先は魔法か、偶然の覚醒だっけどまぁおかげで勝てたぜ…で、でもヤバイ

 

身体が…

 

 

俺は、そのまま気を失った。




新たな力発動!

魔法の世界とのリンク!
みんなを守りたい思いが碧を進化させました!


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第22話 これからも

はい!!今回ので、この章はおわりになります!
ここまで読んでくれた人はありがとうです!

次回からはリリィランク編!一体どんな展開になるのか!お楽しみにしてください!


そして挿絵も全部入れたので確認お願いします!^^


「ん?…ここは…ベット?」

 

俺が目を覚ましたら、俺は何度目か知らないベットの上に居た。

 

ああ、パターン化されてるんだなぁ…

 

 

「あ、いてて…やっぱり魔法ぶっ飛ばした腕が痺れるなぁ…無茶したかな」

 

 

俺は腕を確認してみる。腕には包帯が巻かれていてた。

誰かが治療してくれたみたいだな。

助かるぜ…

 

 

すると、扉が空いて、プルルート達が入って来た。

あ!みんなも無事だったか!

 

 

 

「あ〜!碧くん、目を覚ましてたんだね〜」

 

「良かったー♪心配したよ!」

 

 

「やっぱり変態はただでは死なないにゅ」

 

 

「うるせぇぞ、ブロッコリー。マヨネーズかけてやるか?」

 

 

「ぶっ飛ばすにゅ」

 

 

バチバチと火花を散らす、ブロッコリーと俺。

やっぱりこいつとは一度決着をつけるしかないな…

 

 

「まぁまぁ落ち着いて…あ、碧くん、腕の様子どうかな?」

 

マーベラスは俺に近づいて、腕の様子を見る。

 

うわぉ!そんな近づいてこられると、おっぱいが目の前に!?

 

「って、マーベラスか?治療してくれたのは?」

 

 

「うん♪私だよ!薬草とか混ぜて包帯に塗ったんだ!」

 

 

「マーベラスの薬は効くからな、良かったな碧。」

 

 

「おお!マジか!ありがとうな、マーベラス!まだ、傷は痛むけど、何とかなってるよ」

 

 

「そっか!じゃあ、包帯を交換するから、ちょっと腕だしてね?」

 

と言って、マーベラスが腕の包帯をとっていく。

おお!可愛い女の子の治療をうけるなんて!!

うう、嬉しすぎて、息が苦しい!

 

 

とりあえず、落ち着いて呼吸を整えないとな。

 

スーハースーハー

 

 

と、深呼吸を開始した途端

 

 

バチィバチィ!!

 

 

「うわ!?碧くんの腕が光った!?」

 

 

マーベラスが驚いて手を離した

 

 

「な!?な、なんだこれ?…あ、あれ?腕が完治してる?!」

 

 

「まさかにゅ。一瞬で完治する傷じゃないにゅ」

 

 

「ちょっと見せて?」

 

 

鉄拳ちゃんが俺の腕を触って、確認する。

鉄拳ちゃんの腕やわらかーい!

 

 

「ほ、本当だ!完治してる?!」

 

 

「今のは回復の魔法か?魔力は感じなかったが…」

 

 

「いや……MAGES.…これは魔法じゃない…」

 

 

 

「え?碧くん知ってるの?」

 

 

 

ファルコムが聞いてきた。

 

 

ああ、確証はないけど…今の光、見たことがある!

見たことあるんだ!!この光は…

 

 

 

「波紋だよ…今の光は…」

 

 

「は、波紋!?な、何それ?聞いた事ないよ?」

 

 

「はは、そりゃそうだよ…なんせ、それは俺の居た世界のアニメの能力なんだから…」

 

 

「ふぇ〜?どうゆうこと?」

 

 

「ふむ、碧。お前の能力と関係あるのか?たしか、ワールドリンクと言ったが…」

 

 

「ああ、イストワールさんが言うには、俺の能力は他の次元にある、世界の概念みたいなのを結びつけて、その世界にある力を使う事が出来るらしい…」

 

 

「じゃあ、碧くんが放ったあの魔法も、何処かの世界の力を使ったから、出来たって事?」

 

 

「…しかも、碧が言うには、その能力はお前の世界の二次創作ってことにゅ」

 

 

「ああ…つまりだ、他の次元にある世界ってのは、俺の世界のアニメや漫画って事になる…」

 

 

「…な、なんだか凄い事だね」

 

 

「ん〜?あたしわかんない〜!」

 

 

「ぴぃも難しいのわかんない!」

 

 

プルルートとピーシェはまぁ仕方ねぇか…

俺だってわけわかんなし…

まさか、アニメや漫画の世界って実現するって事だもんな…

 

あのヒーローの姿だって、仮面ライダーやスーパー戦隊の奴かもしんないし、魔法の奴だって、魔法少女リリカルなのはやら、マギやら、フェアリーテイルやらとかと考えられるかも…

 

くそ、考えてもわかんないぜ…

 

 

 

「まぁ〜よくわかんないけど、それでみんなを助けてくれたからいいんじゃないかな〜♪」

 

 

「え?プルルート…?」

 

 

「だって、そうだよねぇ〜みんな!」

 

 

「ふふ、プルルートの言う通りだな。私も感謝してるよ碧。むしろ、かっこいい能力じゃないか」

 

 

「だね♪私も感謝してるよ!」

 

 

「わたしもですー碧さん、ありがとうございます」

 

 

「ぴぃもよくわからないけどかっこいいと思う!!」

 

 

「むしろ、碧にはもったいない能力にゅ」

 

 

……けっ!なんだよ。みんな、中々言ってくれんじゃん

 

なーんか、どうでもよくなってきたな

 

 

「ふふ、まぁな!かっこいい能力ではあることに変わりないな!それとな、みんな!感謝してるなら、せめて、おっぱいかお尻の一つは揉ませて欲しいぜ!」

 

 

「やっぱり変態にゅ」

 

 

そんな俺の言葉にみんなが冷たい目で俺を見てきた。

 

ああ、なんかこれがクセになりそう…

 

 

「碧くん…ちょっと見直したと思ったのに…」

 

「はは、碧くんらしいと言うか、なんと言うか…」

 

 

マーベラスとサイバーコネクトツーが呆れたように、頭を抱えていた。

 

なんだよ!いいじゃんかよ!!

おっぱいは正義!お尻は正義!だぜ!?

 

 

「そんなもん、正義じゃないにゅ」

 

うお!?とうとう、ブロッコリーが頭の中を読んで来たがった!?

 

 

なんて、バカやっている時、俺の携帯から電話がかかってきた。

因みに俺の携帯はイストワールさん達がくれました。

 

 

「はい?もしもし?」

 

 

<碧!?あんた仕事もしないでどこほっつき歩いてんのよ!>

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

「きゃ!?ノワールさん?!あわわ!すいませんしたー!!」

 

 

<すいません、じゃあ、ないわよ!さっさと戻ってきなさーい!!>

 

 

ピ!

 

 

あ、切れた…

 

嵐のように、ノワールさんから電話が来たなぁ

はぁ、早く戻るか…

 

 

「たく、仕方ない…みんな、ありがとうな、俺は仕事あるから戻るわ。」

 

 

「えー!?あおもう帰るの!?」

 

 

「ああ、悪りぃなピーシェ。また今度遊ぼうな?」

 

「うん!♪待ってる!」

 

 

「じゃあ〜ね、碧くん!また、来てね〜!」

 

 

プルルートが、可愛らしく、手を降る。

ああ、また来るぜ

 

 

「じゃあな、みんな。」

 

 

俺が急いで出て行こうとすると、みんなが一斉に言った。

 

 

 

 

 

「「「「「「「「またこれからもよろしくねー!!」」」」」」」」

 

 

俺は、その言葉が嬉しくて、みんなに手をかざして去っていった。

 

 

 

こうして、新しい友達との冒険は終わり、新しい力を手に入れた俺は元の次元に戻っていったのだった。




新たな仲間と力、碧の冒険はまだ終わらない!

これからもよろしっくす!


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ゲイムギョウ界〜リリィランク編〜
第23話 ケイブちゃん


はい!新しい話やっと出来ました!

今回から、新しい章になって行きます!
多分、章と今回の話のタイトルを見て貰えればわかるかもどすが、キャラクター達との絡みをおおく書いた話になっていきます!

ぶっちゃけいえばフラグを立てていく感じですw

最初はケイブちゃん!!ケイブちゃんたの話になっています!
次は誰かな?もしかしたら、貴方の好きなキャラクターかも!?

挿絵はでき次第すぐに!


挿絵できました!


「ふぅ…異常はないわね」

 

 

 

私は、治安維持組織「リーンボックス特命課」に種属つしている、ケイブよ。

 

今回も、いつも通りの仕事である、リーンボックスのパトロールを終えて、一息ついていた。

 

 

 

「…最近はまだ平和ね…いえ、油断は出来ないわ。前にラスティションでモンスターが発生した事件や、5pb.が誘拐された事だってあるんだし…気をつけなくてはね」

 

 

私は気を引き締めて、歩き出す。

 

結局、誘拐した犯人は捕まえられず、ラスティションの事件もわかってないことが多い。

その中で、気を抜くのはいけない。これでも、治安維持組織の人間なのだから…

 

 

「ん…?あの店のぬいぐるみ、可愛いわね…」

 

 

私はお店のぬいぐるみをジィと見つめた。

 

ああ…いけないわ。気を引き締めて行こうと思った矢先で

 

でも…可愛い

 

 

「ふぅ……あんまり慌てても仕方ないわね。」

 

 

とりあえず、時計を確認してみる。すると、時間は昼頃だった。

 

 

…この時間なら、今から食事でもしようかしら

 

 

「とりあえず、課長に連絡だけして行きましょう…」

 

 

携帯で、課長にメールをうち、私はお店を決めた。

 

そして、私が食事に向かおうとした時だった。

 

 

 

「あー!ケイブ!ヤッホー!」

 

 

「碧?…リーンボックスに来てたのね」

 

 

私の前には、志倉 碧と言う、友人がいた。

彼は普段、プラネテューヌに住んでいて、こうやって会うことは久しぶりである。

 

こっちに来てるとは知らなかったわ

 

 

 

彼を一言で表すなら…

 

 

 

 

「今日は、ベールさんの仕事の手伝いでこっちに来てたんだ!んで、終わったから街をブラブラしてたら、相変わらずエロい格好をしてたケイブが見えたもんだからさ!」

 

 

「……相変わらずね」

 

 

…変態ね

 

 

「いやー、相変わらずって照れちゃうなぁ♪」

 

 

「悪いけど、褒めてないわよ…むしろ、そんな態度なら逮捕するわよ?」

 

 

「ちょ、ケイブが言うとシャレにならないよ…」

 

 

「ふふ…冗談よ」

 

 

碧は、それを聞いて笑顔になる。

 

…彼の笑顔は羨ましいわね。あんな風に私も笑えたらいいわね

 

 

 

「で、ケイブは何してんの?そっちも仕事?」

 

 

「私はパトロールをしていたわ…で、ひと段落ついたから、ご飯食べようしたの…」

 

 

「おぉ、俺もお腹空いてたんだー!ケイブが迷惑じゃないなら、一緒にご飯食べない?」

 

 

「ええ、私は構わないわ」

 

 

…一人で食べるのも、ちょっと考えてたし、たまには人とご飯を食べるのもありかもしれないわね。

 

 

 

「じゃあ、決まりだな!で、どこで食べる?」

 

 

「あの店なら、安いし、結構美味しいわ。私もよく利用するから…」

 

 

「いいね!そこにしようか!」

 

 

お店を決め、碧と一緒にその場所に向かった。

 

 

 

 

⚫⚫⚫

 

 

 

 

 

「おお!!ここの料理うまいねー!」

 

 

「そう?喜んで貰えて、良かったわ」

 

 

美味しそうにハンバーグを食べている碧。

 

何だか、見てるこっちまで美味しさが伝わってくる食べ方ね

 

やっぱり、感情をこれだけ豊かに出せる人間は羨ましいわ。

 

 

 

「ん?ケイブ、食べないのか?」

 

 

「…ああ、ちょっとね。貴方が羨ましいって思っただけよ」

 

 

「え?羨ましい?俺が?」

 

 

「ええ、貴方はよく笑うし、落ち込む時とかもわかりやすい。感情が豊かって感じるわ。それに比べて、私はよく無表情だって言われてしまうから…貴方の喜怒哀楽が羨ましいの」

 

 

碧は、私の顔をじっくりと見てから、しゃべり始めた。

 

 

「いやいや、ケイブは確かにクールかもしんないけど、笑ったら可愛いですよ?見てて、ドキドキしますし!」

 

 

「ふ…お世辞として受け取っておくわ。」

 

 

「お世辞じゃないのになぁ〜」

 

 

 

と言いながら、ハンバーグを食べる碧

ありがとうね、やっぱり貴方は優しいわ。

5pb.の時も彼女を気遣っていたし

 

変態だけど…

 

 

「とりあえず食べちゃいましょう…覚めてしまうからね」

 

 

「ですね。あ、食事が終わったらどうしますか?」

 

 

「そうね…課長に連絡したら、今日はもう仕事がないから上がっていいわって言われたから…碧、良かったら貴方にリーンボックスを案内したいわ」

 

 

「おお!マジっすか!いやー、一度リーンボックスを回りたかったんですよ!」

 

 

「決まりね…」

 

 

 

 

 

 

⚫⚫⚫

 

 

 

 

「ありがとうございましたー」

 

 

店員の声が響く中、私と碧はお店を出る。

 

やっぱり、中々美味しいお店ね。碧も満足したようだし、良かったわ

 

 

「じゃあ、どこ行く?ケイブに任せちゃうけど…」

 

 

「そうね、とりあえずよく私が行く場所に案内するわ」

 

 

「お、ケイブのオススメか〜どんな所かな」

 

 

「色々とお店が並んでる場所よ。ゲーセンもあったりして、楽しいわ。」

 

 

「おお!ゲーセンがあるのか!そりゃ盛り上がるな!」

 

 

碧が嬉しそうに歩き出した。

どうやら、彼はゲームが好きみたいね。

前にいた世界もそうだって聞いたことはあるけど…

 

 

 

で、他愛ない話をしながら、碧と私はその場所についた。

やっぱり、大通りだけあって人は多い。

 

ただ、私にとってはこれぐらいの人混みはなんともないけど…

 

 

「わぁ人が多いねーお店も多いし、すごい場所だね」

 

 

「ええ、ここには遊び場が多いから、人は多いわ」

 

 

「ケイブはよく来るんだ?」

 

 

「ええ、非番の時はゲーセンでシューティングゲームなどをしているわ。後はぬいぐるみなんかを……あ…」

 

 

私は思わず、口を自分で塞いでしまう。

 

言ってしまったわね…

 

 

「?どうしたのケイブ?急に黙ってしまって…」

 

 

 

「いえ…その、変でしょ?私には可愛いものなんて似合わないもの…」

 

 

 

私は恥ずかしくなった。

自分で無口で、無表情な人間だと自覚はしている。

だから、可愛いものに興味があるとかは似合ってないと思ってる。

出来るだけ隠しているのだけど…

 

思わず言ってしまったわね

 

 

 

「なーに言ってをやだよ!さっきも言ったけど、ケイブは可愛いぜ?んなことないって!」

 

 

「え!?ちょっと…そんなに本気で可愛いって言わないで」

 

 

恥ずかしくなって私は顔を背けた。

普段はおちゃらけた表情してるくせにそんな真面目な表情で言われると困るわ

 

 

「いーや、ケイブは可愛いよ。俺は本気でそう思ってる!」

 

 

「全く…貴方は…まぁなんといようが、私には似合わないわよ。可愛いものなんて」

 

 

 

「うーん。そんなことないんだけどなぁ……よし!」

 

 

碧は何か思いついたように辺りをキョロキョロして、ある店を見つけたと思ったら、その店に入っていく。

 

何をするつもりかしら?

 

 

 

しばらくして、碧が店から出てきて、袋を抱えていた。

 

 

「碧?何を買ってきたの?」

 

 

「ん、これだよ。ケイブ!ほら!つけて!」

 

 

碧が袋から取り出したのは、ハートの絵が描いてある可愛いペンダントだった。

 

碧はそれを首に回しつけてきた

 

 

「こ、これは?」

 

 

「分からず屋のケイブにプレゼント…ほら!かなり似合ってるよ!」

 

 

碧は笑顔で言った。

 

 

私はペンダントをみて、思わず笑みが零れた。

全く、この子は強引な子ね…

 

 

「ありがとう…嬉しいわ。碧」

 

 

私は今できる笑顔で碧に感謝を述べた。

すると、碧は顔を真っ赤にして顔を背けた。

あら?なんか、変だったかしら?

 

 

「ほ、ほら。やっぱりケイブには似合ってる!じゃあ、次の所行こうか?」

 

 

「そうね…じゃあ、次は…」

 

 

 

 

「きゃああああああ!ひったくり!」

 

 

 

すると、向こうからおおきな叫びがきこえてきた。

 

 

ひったくり?こんな時に…

 

 

 

「碧!協力して!」

 

 

「おう!まかせろ!」

 

 

私と碧は一気に駆け出して、走り出した。

 

犯人が逃げ出したのは、あっちね。

確かおおきな川があったはずだから、簡単にとおくには行けないはず!

 

 

 

 

 

⚫⚫⚫

 

 

 

 

 

「くっそ!川かよ!!ちくしょう!回り道なんかしてれっか!」

 

 

 

見つけた!!

やっぱり犯人は川でてこづっているようね

 

 

私は川をわたって逃げている犯人に飛びかかる

 

 

 

「あなた!観念しなさい!」

 

 

 

「うぐ!ちくしょー!くるんじゃねえ!!」

 

 

 

犯人は懐からナイフで取り出して、振り回す。

 

 

ふぅ、そんな動きじゃ私は倒せないわよ。

 

 

ナイフをさばいて、私は犯人を川に叩きつけた。

 

 

バシャン!!

 

 

 

「ぐがぁ…」

 

 

「はい、動かないでね。治安維持組織で身柄を確保してもらうから」

 

 

犯人は悔しそうな表情で諦めた。

まぁ、モンスター退治やら何よりは楽だったわね。

 

 

「おーい!ケイブ大丈夫か!?」

 

 

「あら、碧遅かったわね。もう終わったわよ」

 

 

「あら、さすがはケイブだな。」

 

 

「とりあえず、犯人を拘束するから、協力して」

 

 

「ああ、わかった」

 

 

 

 

⚫⚫⚫

 

 

 

 

「ふぅ何とかなったわね。お疲れ様碧」

 

 

 

「いや、気にするな。あんまり大事にならなくて良かったな」

 

 

 

「ええ…さて、一旦戻りましょうか…ってあら?」

 

 

私は自分の首元を見て気づいた。

…碧がくれたペンダントがない?!

 

 

「ん?どうしたの?ケイブ」

 

 

「あの…ペンダントが」

 

 

 

私としたことが、さっきの犯人と格闘した時に落としてしまったようね…

 

 

ああ…結構可愛かったのに

 

 

 

「落としたのか…よーし!待ってろケイブ!探すから!」

 

 

そう言って、碧は手と足の服をまくって、川に入る。

 

 

「…気にしなくていいわ。碧。ごめんなさいね、貴方が折角買ってくれたのに…」

 

 

「いや、そこは気にしなくていいよ。ただ、このままにはできないだろ?」

 

 

碧は辺りの石を持ち上げたりして、ペンダントを探している。

 

 

「…碧、やっぱり私には似合わないのよ。だから、探さなくても」

 

 

 

 

「………」

 

 

 

 

碧は返事をせずに黙々と探している。

 

 

 

 

 

 

それから、一時間以上たった。

碧はまだ探している。日は少し落ちてきた

 

 

 

 

「碧、もう帰りましょう。貴方が買ってくれた分のお金は払うわ…だから」

 

 

 

「ばーか!ちげぇよ!別に金が勿体無くてさがしてんじゃない」

 

 

 

「…じゃあ、どうして?」

 

 

 

「わかんない?ケイブって、自分で無表情とか言ってるけど、結構わかりやすいよ」

 

 

「わかりやすい?」

 

 

 

「ああ、自分が無表情なのを気にしてるときの顔とか、おれがプレゼントしたときの笑顔とか、みてるとよく分かるよ」

 

 

「そうかしら…」

 

 

 

「そうだよ。ペンダント失くした時の顔、すごい残念そうだった。やっぱりケイブは可愛いのが好きなんだなってよくわかるよ」

 

 

 

「…私は…」

 

 

 

「だから、また笑顔になって貰えるように探すんだよ。ケイブは可愛いのも似合うし、笑顔も素敵ってわかってんだから」

 

 

 

………碧

 

 

なんで、そこまで…

私は可愛くなんかないし。

いつも笑えない事を気にして、鏡の前で練習なんかしてるわ…

 

それなのに貴方は…

 

そんな真剣になって、私のために…

 

 

 

 

 

 

 

「うおお?!あ、あった!あったぞー!ケイブ!やったー!!」

 

 

 

 

碧は…ペンダントを掲げ、嬉しそうに笑った。

まるで、自分の事のように…

 

 

私にはその笑顔が眩しくて…暖かく感じた。

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

 

「ほら、ケイブ!今度は無くすなよ?折角、おれが買ったんだからさ!」

 

 

「……わかったわ。碧…ありがとう…」

 

 

 

碧から受け取ったペンダント。

私はそれをギュと握った。

 

 

ありがとう…優しい碧…

 

 

 

 

 

 

 

⚫⚫⚫

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ…今日は疲れたわね」

 

 

私は自分の家に帰り、荷物を置いてから、自分のベッドに腰をかけた。

 

懐から、今日碧に買ってもらったペンダントを目の前に出して見る。

 

 

「…このペンダント、…もしかしたら…」

 

 

 

私はちょっと気に成って、ペンダントを触る。

 

カチィ

 

 

音と共にペンダントが開いた。

どうやら、これはロケットペンダントみたいに、写真を入れられるみたいになってるわ

 

 

ハート柄からしてもしかしたら好きな人でも入れるみたいね

 

 

私には好きな人なんて…

 

 

 

 

 

 

ケイブは、可愛いよ

 

 

 

 

 

 

「〜〜〜〜?!?!」

 

 

 

 

私は、ある人物を思い描いたら、顔が真っ赤になったのが理解出来た。

 

ああ…まさか、あの男の子が思い浮かぶなんて…

 

 

ちょっと待って…

確かに、今日は色々あったわ

けど、そんなこと…彼は変態でいつもヘラヘラしてるのよ

 

 

 

…私の為に本気でペンダントを探して、優しいところがあったけど…

 

 

 

いやいや…そんなまさか…

 

 

 

 

私は顔を手を当てて、また、顔を真っ赤にした

 

 

 

ああ…そんな……私

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

碧が好きになったの…?




碧の優しい気持ちにキュンとしたケイブちゃん!

可愛くかけたかな?w
今回の話の感想、まってます!


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第24話 マーべラスAQLちゃん

はい!みなさんお待たせしました!

アあ…今回は色々やりすぎましたw今までの中でかなり長く、濃い展開になっていますw
どうしてこうなったと思いますが楽しんでください!
今回は話の重要な部分、この話の敵の一部が現れます。

そして、敵は一体何をしているのかなども…チラとでてきます


それから今回の主役ヒロインはマーべラスちゃんです!彼女の過去などがあったりしたのでやりやすかったのですw

今回の一味違う話を楽しめると思いますwみなさんどうか寛大な気持ちで見てください(切実


「さーてと!調べる場所はここでいいかな?」

 

 

 

どうも!私の名前はマーベラスAQL!こう見えて忍者やってるんだ♫

で、今回も任務で、ある森の奥にある怪しい遺跡を調べて欲しいと、イストワールさんに頼まれたんだよ

 

あ、因みに小さいイストワールさんからだよ?

 

 

 

「あ…あの遺跡か…うん、確かに人の気配がする。とりあえず、侵入開始だね」

 

 

私は忍者スキルを使い、音を立てずに中に侵入した。

忍び歩きは基本!

 

 

 

 

中に入って見ると、外からではわからないような機械だらけの場所だった

 

 

まさか、この中で何か研究でもしてるのかな?

とりあえず、バレないように見なきゃいけないね

 

私はゆっくりと天井をの中に侵入して、歩き出した。

 

 

 

 

 

「あれ?!ま、マーベラス!?」

 

 

すると、後ろから少し抑えたような声が聞こえてきた。

私は驚いて、バッと後ろを向くとそこには、碧くんがいた!?

 

え!?な、なんで、碧くんが!?

 

私は驚いて、思わず後ろに後づさってしまった。

だが、そのままにはできないのでゆっくりと碧くんに近づいく。

 

 

 

 

 

「あ、碧くん?なんでこんな場所に?」

 

 

「それはこっちのセリフだよ。まさかマーベラスもイストワールさんに頼まれたのか?」

 

 

「え?そうだよ、私もイストワールさんに頼まれたんだ、ここの工事が怪しいって!因みに小さい方のイストワールさんにね。」

 

 

「あ、俺は大きい方のイストワールさんだよ。まさか、互いに被ったのかな?」

 

 

「もしかしたら、そうなのかも…」

 

 

「まぁ今考えても仕方ないな。こうなったら一緒にやろうぜ」

 

 

「うん♫そうだね」

 

 

そうして、私と碧くんは一緒に狭い通路を進み始めた。

 

彼は、士倉 碧くん。ちょっと前にお友達になった男の子。

元気があって、前向きな明るい人なんだ!

 

ただ…

 

 

 

「なぁ、マーベラス」

 

 

「ん?どうしたの?」

 

 

「今日のパンツは白なんだね」

 

 

 

碧くんはいやらしい笑顔で、私を見てた。

あ!の、覗かれている!?

 

 

「ちょっと!?スカートの中覗かないでよ!碧くんはが先に進んで!」

 

 

私は顔を真っ赤にして、碧くんの頭を叩いて、前に行かせる

彼は、ヘラヘラとしながら前に移動する。

 

全く…

 

 

そう、彼は変態なんです…

 

 

 

「いやー任務中に良いもの見せてもらったなぁ」

 

 

「全く…次に覗いたら怒るからね」

 

 

「はーい」

 

 

 

頭碧くんは返事をする。

もう、碧くんには困ったよ…

 

普通にしてれば、悪い人じゃないのにね

むしろ、顔は悪くないし…って私は何を言ってるんだろ

 

 

「あ、マーベラス、あの部屋怪しくない?」

 

 

碧くんが、指差した場所には、怪しげな装置が沢山ある場所だった。

 

うーん、確かに怪しいなぁ

周りには人はいないみたいだし、静かに降りて調べようかな?

 

 

「じゃあ、碧くん。ゆっくり下に降りるよ。ついてきて」

 

 

「了解だ、マーベラス!」

 

 

ゆっくりと、鉄格子を開けて、降りる私と碧くん

辺りには機械だけではなく、何かの資料などが、置かれていたりもした。

 

 

「こりゃ当たりだな。ここの資料や、機械にあるデータを調べられたら、イストワールさんに頼まれた任務はだいたい成功かもしんないな」

 

 

「そうかもね。とりあえず、私があっちの資料を調べるから、碧くんはそっちを調べてね」

 

 

「はいよ、まかせてな」

 

 

ガサガサ

 

ゴソゴソ

 

あんまり大きな音を立てずにあたりの物色にはしる。

 

すると、書類をペラペラめくっていた碧くんが驚きの表情になっていた。

 

 

 

「な、なんだこれは…!?」

 

 

「?どうしたの?碧くん。」

 

 

碧くんが見ていたページには、よくわからないようなことが書いてあった。

 

え?なんだろ、これは…

 

その資料に書いてあるのは、聖杯、神器、ロストロギア、螺旋力、グルメ細胞、悪魔の実、ロックシード、光の力、闇の力、ゴジラ細胞…

 

 

だ、駄目だ…全部聞いたこともない単語ばかりで頭が混乱したゃうよ〜

 

でも、碧くんは明らかに顔が青ざめている。

 

やっぱり何か知ってるのかな?

 

 

「ねぇ、碧くん。ここに書いてある単語って何かな?」

 

 

「…前にマーベラス達に説明した、俺の世界のアニメや漫画が自分の能力で出て来たって話をしたの覚えてる。」

 

 

「うん、覚えてるよ。確か波紋とかだったよね?」

 

 

「ああ…で、ここに書いてあるのは、俺の世界のアニメや漫画に出てくる単語ばっかりなんだ」

 

 

「ほ、本当に?!だとしたら、ここで研究しているのって…」

 

 

私が言いかけた時だった。

 

この部屋の扉が急に開き、中に鎧をつけた兵隊らしき者達が入ってきた。

 

な!?しまった!ばれた!?

 

 

「貴様ら!ここで何をしている?!」

 

鎧の連中は、武器の槍を私達に向ける。

こ、これはまずいかな

 

碧くんも、少し焦ってるって言うか、驚いている。

 

 

 

「…てめぇらこそ何者だよ。その姿、アーマドライダー黒影じゃねぇか…」

 

 

「貴様…なぜ、それを知っている?まさか、別世界から来たのか!?」

 

 

 

え?え?碧くんと鎧の連中がなんか変な空気めっちゃ怖いんだけど

 

 

 

「ふん、まぁいい!いくぞ!侵入者を逃がすな!」

 

 

「「「はぁ!!」」」

 

 

 

「碧くん!来るよ!」

 

 

 

「ああ!いくぜマーベラス!」

 

 

 

碧くんはワールドリンクを発動させて、私は二刀を抜いた。

 

 

「おら!!」

 

 

向こうは槍を突き上げ、攻撃をしかけてきた。

相手の攻撃は身軽で、早いけど私は二刀で槍をさばきながら、相手を翻弄。

 

碧くんは槍を弾いて、重い拳を相手に叩きこむ。

 

 

「ぐ!?こいつらつよいぞ!!」

 

 

「ひるむな!数で押せ!!」

 

 

さらに部屋に入ってきた鎧の戦士達は私達に押し寄せてくる。

本当に多いなぁ

 

 

「マーベラス!下がってろ!」

 

 

碧くんは私を後ろに下げて、手をかざす。

手には、魔法陣がうかび、腕に魔力が集まっていた。

 

 

 

「くらぇええ!!」

 

 

 

ドガァァァァン!!

 

 

 

「「ぐぁああ!!」」

 

 

 

腕から、放たれた砲撃は鎧の戦士達を巻き込みながら壁を破壊した。

 

うわぁ!前に使った魔法の砲撃だ!前よりは威力は弱いけど

 

 

 

「へへ!どうだ!まえの時から練習してたんだ!調節も出来るぜ!」

 

 

「やるじゃん!♫碧くん!」

 

 

 

「よし!逃げるぞマーベラス!」

 

 

 

「うん!」

 

 

 

私達は、部屋を抜け出して一気に廊下を駆け出す。

 

 

だが、まだ1人の鎧の戦士が私達に向かってきていた。

 

 

 

「逃がすか!」

 

 

カシュ!

 

<ソイヤ!マツボックリスカッシュ!!>

 

 

軽快な音楽と共に鎧の戦士の槍にエネルギーが集まっていた。そのまま高く飛んで、槍を突く。

 

 

「く!避けろ!マーベラス!」

 

 

「な!?碧くん!!」

 

 

碧くんは私を蹴飛ばして、盾になるように敵の攻撃を受けた。

 

 

 

ザシュ!!!

 

深い音と共に碧くんは肩を貫かれる。

 

 

 

「ぐぁぁあああ!!」

 

 

 

「碧くん!?く、よくも!」

 

 

私は鎧の戦士の後ろに回り、連続で切りつけ倒す。

そのままいそいで碧くんを抱え、走り出した。

 

 

しっかりして、碧くん!

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

「はぁ…はぁ…ぐぅ…」

 

 

 

「しっかり!碧くん!」

 

私達は今、空き部屋の隅にいる

そして、碧くんの肩に包帯を巻きながら治療をしていた

そこまで深い傷ではないけど、ちゃんとしないと危ないからね…

 

 

 

「もう、なんでこんな無茶するのさ!」

 

 

「はぁ…はぁ…そりゃ、仲間だもん…守るもんだろ…」

 

 

「仲間…か」

 

 

 

私はそれを聞いて、ある事件が頭を過った。

 

それは、今でも記憶に刻み込まれている、大切な仲間達の死…

 

 

碧くんのセリフでおもいだした…

 

 

 

「マーベラス?大丈夫か?顔色悪いぞ?」

 

 

「あ…その…ちょっとね…おもいだしたの」

 

 

「おもいだした?なにをだ?」

 

 

私は、思わず下を向いてしまいながらも、話し始めた。

 

 

 

「私にはね…仲間がいたの。その仲間達は私と同じように任務をこなしていたの」

 

 

 

「マーベラス以外にもいたんだね…」

 

 

 

「うん…けどね、私とその仲間達はある任務で、敵の罠にはまったの」

 

 

 

「…それで、どうなったんだ?」

 

 

 

「私以外の2人は、死んじゃった…私を守る為に…この刀はその時の形見なんだ」

 

 

 

私は腰に刺した刀を碧くんに見せる。

彼はそれをジィと見つめていた。

 

 

 

「で…マーベラスは何が言いたいんだ?」

 

 

 

「…もう、これ以上私は仲間を失いたくないの。だから、無理しないで…碧くん」

 

 

 

私は真剣だった。

さっき、碧くんが私をかばった時、嫌なビジョンが頭から離れてくれないのだ。

 

 

それは死のイメージ。大切な仲間が命を落とし、もう会えなくなってしまうイメージ。

 

それが私の頭の中を駆け巡る。

 

 

「…マーベラス…」

 

 

 

碧くんが何か言いかけた時、ガチャガチャと鎧の動く音が近くに聞こえてきた。

 

 

 

「…碧くん、来たよ」

 

 

「ああ…みたいだな…」

 

 

私と碧くんは扉前に立つ。

 

外から強引に扉を開いて、さっき碧くんが言っていたアーマドライダー黒影達が入ってきた。

 

 

 

「くくく…もう逃がさんぞ貴様ら…」

 

 

 

「さぁ、大人しくしろ」

 

 

 

黒影達は、再び私達を取り囲んだ。

さっきよりも数が多い。

 

まさか、こんなにいるとは思わなかった…

 

 

 

「マーベラス…行けるな?」

 

 

「うん!負けないよ!」

 

 

 

 

「ほざくな!ここで終わりだ!」

 

 

 

槍を振りかざし、一気に攻撃を仕掛けてきた黒影。

 

私はスピードで敵を翻弄、碧くんは迫る黒影達に立ち向かう

 

 

 

「おら!はぁ!でゃあ!」

 

 

 

ドガァ!バキィ!ドガ!

 

 

拳と蹴りを黒影にたたきこむ。威力は高く、黒影達はぶっとばすには充分だった。

 

 

碧くんの格闘能力が上がってる…?前に見た時より、明らかに強くなってるよ!

 

それに、碧くんの鎧が黒っぽくなってる。

 

 

 

「ほら!くたばれ!女ぁ!」

 

 

 

「く!」

 

 

私は槍を弾いて、黒影に一太刀入れる

 

あぶない…油断してると危険だね

 

 

 

「よし!マーベラス!一気に逃げるぞ!」

 

 

 

「うん!わかったよ!」

 

 

 

黒影達を蹴散らしながら、私と碧くんは扉に向かって走り出した。

ゴリ押しだけど、これぐらいの敵なら…

 

 

 

「甘いな貴様ら…」

 

 

すると、逃げた先に黒影とは違った、赤黒い鎧の戦士が現れた。

 

 

 

「な!?その姿!?お前!」

 

 

 

赤黒い鎧の戦士は剣を構えた

 

 

 

カシュ!カシュ!カシュ!

 

<ギュイーン!ブラッドオレンジスパーキング!!>

 

 

 

ドガァァァァァンン!!

 

 

 

 

「うわあああ!!」

 

 

 

「きゃああああ!!」

 

 

 

大きな攻撃とともに私たちは吹き飛ばされる。

 

その一撃はさっきの黒影とはケタ違いの差があった。

 

 

 

 

「ふん…貴様ら、こんな相手にてこづっているとはな…」

 

 

 

「あ!ゼウ隊長!も、もうしわけありません!!」

 

 

 

 

ゼウと呼ばれる男は、黒影たちの前にたつ。私は朦朧とする意識の中、なんとか立ちあがろうとする。

だが、ゼウと呼ばれる男は私を蹴りつける。

 

 

 

「ふん。小娘が…捕えろ!」

 

 

 

「は!」

 

 

 

黒影たちは私を押さえつける。

く…駄目だ。さっきの攻撃でダメージが…

 

 

 

「ゼウ隊長、もう一人のガキのほうは?」

 

 

「どうやら、向こうに吹き飛ばされたようだ。まあ直撃だったしな。立ってはいられないだろう」

 

 

「で?この小娘はどうします?」

 

 

 

「ふん…好きにしろ」

 

 

 

私は髪の毛をつかまれて顔を持ち上げられる

黒影たちは鎧の姿から、人間の姿になって、私をにやけた表情で見てきていた。

 

な、なに…こいつら

 

 

 

「くく…なかなか可愛いじゃないかこの女」

 

 

「そうだな…胸もでかいぜ」

 

 

一人の男が私の胸を乱暴にわしづかみにしてくる

な!?こ、こいつら!

 

 

「や、やめて…」

 

 

 

私は声をあげるが、こいつらは聞いてくれない…

 

だ、駄目だ…もうやめて…

 

 

 

 

 

 

 

「やめろおおおおおおお!!!」

 

 

 

 

ドガ!ゴシャ!!!

 

 

 

「ぐわ!きさま!!!」

 

 

 

 

飛んできたのは、碧くんだ。彼は怒りの表情で男たちを吹き飛ばしていく

 

あ、碧くん…

 

私、彼のこと初めてかっこいいって思った

 

 

 

 

「てめらああああ!!マーベラスのおっぱいを触っていいのは俺なんだよおおおおお!!!」

 

 

 

 

 

………

 

ごめん。見直したのは一瞬だったよ…

 

 

 

 

だけど、碧くんはものすごい馬鹿力で敵を吹き飛ばす

なんだかんだ言っても彼はすごい…

 

 

 

って…あれ?おかしい…碧くんの顔色が悪い…?

 

 

 

 

 

「ふふふ。やるな小僧…だが、そのような姿で何ができる?傷が深いぞ…」

 

 

 

 

「…うるせ…」

 

 

 

碧くんを見ると、腕からの出血やお腹から血がにじみ出ているのが見えた。

 

ま、まさか…さっきの攻撃で?!

 

 

 

 

「さて…その小娘も貴様も動けないようだが…」

 

 

 

カシュ!

 

<ギュイーン!ブラッドオレンジスカッシュ!!>

 

 

 

 

「はあ!!!」

 

 

 

再び、剣からエネルギーを飛ばす

 

このままだと碧くんにあたる!逃げて!!

 

 

 

「ぐあ!!!」

 

 

だけど、碧くんは両手でガードしてよけなかった

な、なんで!?よけられない攻撃じゃ…

 

 

 

 

「ははは…貴様馬鹿だな!そこの小娘をかばったのか!?」

 

 

 

「え?…碧くん…?」

 

 

ゼウの言葉通り、碧くんがもしよけていたら私にその攻撃が当たっていた。

 

彼は身をていしてかばったのだ

 

 

そのボロボロの身体で…

 

 

 

「あ、碧くん!?な、なんで!早く逃げて!」

 

 

 

「ばかやろ!!仲間を置いて逃げるなんて無理だ!!」

 

 

「そ、そんな!さっき言ったじゃん!私は仲間を失いたくないの!!だから、私を置いて…」

 

 

 

「いい加減にしろ!マーべラス!!その仲間を失いたくたい気持ちがお前だけだと思うな!!!」

 

 

 

「あ、碧くん…?」

 

 

「俺はお前を失いたくないんだよ!!!」

 

 

 

碧いくんは必死に立ちあがり、私の前に立つ。

 

そんな…君は…そこまでして

 

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

 

「それになマーべラス!何も俺が死ぬなんてことはない!勝手に決め付けるな!俺はお前と一緒に生き残る!!」

 

 

 

碧くんの眼は真剣だった。あきらめている様子はなく、相手を私を見ていた。

 

 

今までにない気持ちだった。こころのそこから何かふつふつとこみあげてくる。

 

 

 

 

「ふん。小僧が…そろそろ死ぬがいい!!はあ!!」

 

 

 

ゼウは腰に刺さっている剣と持っている剣を連結させて、斬撃をとばしてきた

 

 

 

「しなない!俺も!マーべラスも!絶対に生き残るんだああああああ!!」

 

 

 

ドガアアアア!!!

 

 

 

斬撃は碧くんにあたり、爆発をおこした

 

 

あ、碧くん!!

 

 

 

 

 

「ふ……ん?な…何だと…!?」

 

 

 

ゼウが驚く先には碧くんが立っていた。

さっきの斬撃は食らったはずだがそのダメージが見当たらない

 

それに碧くんの腕が黒く、変色している…?

 

 

 

 

「はあ…はあ…こ、これはまさか武装色…硬化か…なるほどな次はワンピースか。」

 

 

 

「その能力…ま、まさか貴様があの方の言っていた…」

 

 

 

 

「うおおおおおお!!!!」

 

 

 

ドガア!!!

 

 

 

「ぐ!!?」

 

 

 

碧くんはゼウが言い切る前にこぶしでなぐりかかる。その一撃はかなり重い

 

 

 

 

 

「まだだ!!ふるえるぞハート!燃え尽きるほどヒート!波紋!仙道波紋疾走(オーバードライブ!!!)」

 

 

 

 

 

ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!

 

 

 

 

今度は、腕を黒くした状態から、前に見せた波紋と呼ばれるエネルギーを相手に連続で叩き込んだ!

 

相手はその攻撃すべてを叩き込まれ壁にめり込んだ。

 

 

 

 

「く…これが…世界を引き寄せる……力…」

 

 

ゼウはそのまま力尽きたのか、一気に倒れこんだ。

 

 

 

 

 

「は、ははは!やったぞ!俺の勝ちだ!見たか!マーべラス!俺たちは生きてるぞ!!!」

 

 

 

「は…はは…すごいや…すごいよ碧くん♪」

 

 

 

私は、気付いたら涙が出てきた。はは…なんだだろう…

 

 

 

 

「碧くん…」

 

 

 

「ん?なんだ?マーべラス…」

 

 

 

私は、立ちあがって、ふらつきながらも碧くんにかけよって…

 

 

 

ギュ

 

 

 

 

「うお!?ま、マーべラス??」

 

 

 

「もう…馬鹿…」

 

 

 

かれを私は抱きしめた。思いっきりギューと…なんでかな?

 

わかんない。わかんないけど、彼を今は離したくなかった。

 

 

 

「碧くん…ありがとう…ありがとう…」

 

 

「マーべラス…あ、あのな?」

 

 

 

「なにかな?」

 

 

 

「いや…そのそうされるとまずいっていうか…」

 

 

 

「まずいってなにが…?ってあれ?なんいか固いものが…」

 

 

 

私はそう思った瞬間、顔を真っ赤にして彼を見た。

 

 

 

「あ、あはは?ほら、息子が大人に…なーんちって☆」

 

 

 

 

ドガ!!!

 

彼にこぶしを叩き込む。

 

 

 

 

 

 

もう!空気を読んでよ!!碧くんの変態!!!

 

 

 

 

 

 

こうして、今回の謎に満ちた戦いは幕を閉じた。

 

 

私は今日のこのことを忘れないだろう…

 

 

 

 

 

私にとっては特別な日だからだ

 

 

 

 

 

 




というわけでこんな感じですw

次回はどうなるかな?またお楽しみにしてください

次も結構大事な話かな?それとあなたの好きなキャラクターがヒロインか、楽しみにまってくだい!

では!


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第25話 ノワール 前編

10000観覧突破!
皆様見てくれてありがとうございます!

今回はノワールになります!
前編と後編に分かれていて、今回も濃密な話しになっています!
楽しんでください!


久しぶりの挿絵入れました!


「で…そんなことがあって、またボロボロになって帰ってきたのね…」

 

 

 

「あ、あは…面目ないっす…」

 

 

 

俺、士倉 碧は今、ラスティションの教会にいた。

因みにいつも通り、ベッドの上である

 

もう何回目なんだろ…

 

 

 

とりあえず、どうしてこんな事になっているかと言うと、まず、あの遺跡での戦いのあとボロボロになりながら俺とマーベラスはあの遺跡を脱出。

その後、助けにきたノワール、ラスティションの兵士達が俺たちを助けてくれた。

 

あのわけのわからない連中は、ノワールさん達が全員連行してくれた。もちろん逃げたやつらもいるが…

 

あのゼウって奴は捕まったらしい。

ただ、何も喋らないらしく、黙秘を貫いているって話しだ。

 

 

戦いから3日…

因みに、マーベラスはラスティションの病院にいる。

なぜ、俺が教会で、マーベラスが病院かと言うと…

 

 

 

「にしても、アンタ。なんで、あんな重傷だったのにもう傷が治りかけてんのよ」

 

 

「あはは…」

 

 

そう、ノワールさんの言う通り、傷が少なくなっているのだ。

 

あれだけボロボロだったのが嘘のよう

 

きっと波紋か、もしかしたら他の回復能力かもな

アニメや漫画って言っても沢山あるし

 

 

「まぁ一応無事で良かったわね」

 

 

「本当にね…ノワールさん達が来てくれて感謝だよ」

 

 

「イストワールにも感謝しなさいよ、もしもの事も考えて私達に連絡してたんだから」

 

 

「本当にね…それで、ゼウって奴は何か喋った?」

 

 

「全くよ。口を固くとざして話そうともしないわ」

 

 

ノワールさんはくやしそうに眉を潜めた。

多分、よっぽど尋問がうまくいかないんだなぁ

 

しかし、何者なんだろうな。あいつらは…

 

 

 

「ねぇ、碧。ちょっといいかしら?」

 

 

「なんだいノワールさん?」

 

 

「それよ…それ」

 

 

「それってなんです?」

 

 

「だーかーら!なんで私には敬語でさんづけなのよ!気に気になるじゃない!」

 

 

ノワールさんは目を半目にしながら言う。

そういえばそうかな?

 

あんまり意識はしてなかったなぁ

 

 

 

「なんでそれでノワールさんが気にしてるの?」

 

 

「そ、それは…まるで友達じゃないみたいじゃない?」

 

 

ああ…なるほど。

 

前にネプテューヌが言ってたな。ノワールさんは友達が居なくてぼっちなんだと。

だから、友達がほしくてほしくて仕方ないって

 

 

 

「ノワールさんとは…ともだちじゃないでしょ?」

 

 

 

「え……」

 

 

まるで後ろからガーンって効果音が聞こえてきそうな細、ノワールさんの顔が暗くなった

 

なにこれ超おもしろい

 

 

 

「プ…くく、冗談!冗談だよノワール!」

 

 

 

「な…ななな、あんた!からかったわね!」

 

 

 

ノワールは顔を真っ赤にして、俺を殴ってくる。

あはは、ノワールってこんなかわいいとこあんだな。これはからかいやすい

 

 

 

「まったく!今度やったから怒るわよ!」

 

 

 

「はーい。わかったよノワールちゃん。」

 

 

「ちゃんづけはやめて。恥ずかしいわ」

 

 

 

「じゃあ、ノワたん?」

 

 

「キもい!却下!」

 

 

 

「じゃあ、ノワールぺろぺろしたい?」

 

 

「それもう願望じゃない!!」

 

 

 

ノワールがとうとう切れてしまいました

 

はは、本当おもろいな

なんか、仲良くなった気がするよ。

ノワールとはこんな感じで話したことないからな。

 

 

 

 

「もう…あんたと話してると疲れるわ…」

 

 

 

「そんなこと言って本当はうれしいくせに~」

 

 

「違うわよ!刺すわよ?」

 

 

 

と言って剣を構えるノワール。

ちょ、目がまじで怖いんだけど…

 

 

「わかったよ!もう言わないから!」

 

 

 

「最初からそういえばいいのよ。まったく、ネプテューヌが2人いるみたいだわ」

 

 

 

剣を納めるノワール。いやーびっくりした

 

まあまた落ち着いたらからかってやろうかな。面白いし

 

 

 

 

 

「にしても、碧。あなた雰囲気変わったんじゃない?」

 

 

 

「え?なんだよ、いきなり…変ったか?」

 

 

 

「ええ…ハッキリとわからないけど雰囲気が…変わったわ」

 

 

 

 

「もしかして惚れちゃった?」

 

 

無言で剣を構えるノワール

 

 

 

「ごめんなさい」

 

 

 

「はい、よろしい。」

 

 

 

 

ノワールは剣をしまう

なんだか動きが速くなってきてるな…

 

 

「で、話が変わるんだけでちょっといいかしら?碧」

 

 

「?何かな」

 

 

と、ノワールがすごい真面目な感じになった。

なんだろ?

 

 

 

「ちょっと、これらの物を見てもらいたいのだけど…」

 

 

と、ノワールはそう言いながら、なにやら、沢山の箱を持ってきた。

 

なんだ?沢山あるなぁ…ってまさか

 

 

 

「ノワール…それってあの遺跡にあった物か?」

 

 

 

「そう、それを押収したんだけど…多分、貴方が言っていたアニメや漫画の世界の物だと思うのよ。だから貴方にどんな物を教えて欲しいの」

 

 

「そうか。まぁ俺も全部わからないし、一応見せてな。後、説明も難しいから簡単に言うからな?」

 

 

 

「わかったわ」

 

 

 

ノワールの許可をもらって、箱の中身を開けて出していく。

 

さぁ…なにが入っているかな?

 

 

 

「よいしょ…よいしょ…ん?これは戦国ドライバーか…まぁあいつら使ってとしな」

 

 

「戦国ドライバー?なんか、あの鎧になったやつよね?どんな物なのよ」

 

 

「ああ。これは俺の世界の特撮の物で「仮面ライダー鎧武」って作品にでてくる変身アイテムだよ」

 

 

「変身アイテムね…どう使うのかしら?」

 

 

「ああ、ちょっと待って。これ以外にも必要なんだ。」

 

 

とりあえず、押収品の中にっと…ああ!あったあった

この「ロックシード」ってのがないと変身出来ないんだ。

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

「まずはノワール…変身するにはこの果物や木の実みたいな錠前みたいなのが必要なんだ」

 

 

 

「なにかしら…マツボックリ?L.S.-01って書いてあるわね」

 

 

「これで「ロックシード」って読むんだ。これをこうして」

 

 

<カシャーン!!マツボックリ!!>

 

 

「この錠前を開くとこうして音がして、次は…」

 

 

<ロックオン!ソイヤ!マツボックリアームズ!一撃インザシャドウ!!>

 

 

ロックシードをベルトにはめて、あの男達が使っていた黒影になる。

うおお…まさか、ライダーになれるとは…

 

 

 

「なるほどね…そうやって変身するのね。ロックシードに番号があるってことは他にも種類があるのかしら?」

 

 

俺は変身を解いて、ベルトとロックシードを置いた。

 

 

「さすがノワール。察しがいいな。まぁとりあえずこうやって超人的な力を手にいれられるってことよ。」

 

 

「わかったわ。これについてはまた書類に記載しておいてね」

 

 

俺はかるくうなづいて、また箱を漁る。

お、次は…

 

 

 

「デバイスか…こんな物のあるのか」

 

 

「これは?」

 

 

「これはあれだ。科学版の魔法の杖かな?作品は「魔法少女リリカルなのは」で、魔力のある人間が使えばそのデバイスを通して魔法が使えるんだ」

 

 

 

「魔法の杖ね…色々あるわね」

 

 

「ああ…次は…刀か?いや、弓もあるな?なんだろ…見たことあるよなって」

 

 

その刀を触ると身体が軽くなった…

 

なんだ?この感じ、ヒーロー状態になった状態に近いな

あ、まさか…

 

 

 

「多分、これは「鬼呪装備」って呼ばれるやつだ」

 

 

「鬼呪装備?今度はどんなのかしら?」

 

 

「えっと、「終わりのセラフ」って作品に出てくる武器だよ。持つと、人間の3、4倍の能力になる武器なんだ。これは多分量産型だから、まだ弱いけど…強い武器だと、中に強い鬼の力が入ってて7倍以上の力が出せるらしい…」

 

 

 

「ふぅん…厄介な物ばかりね…」

 

 

 

ノワールは頭を抱えている。

まぁ他のアニメや漫画にあるような物がいきなり、こっちの世界に出たんだもんな

そりゃ混乱するわな

 

最悪、悪用される可能性だってあるし…

 

 

にしても、あいつらどうやっとこれらをこの世界で造ったんだ?

 

それとも…

 

 

「まぁ今は考えても仕方ないわね…じゃあ後は」

 

 

「ん?その箱は?なんか禍々しい感じだけど」

 

 

 

「これも押収品の中にあった物よ。まだ開けてないから確認して?」

 

 

ノワールは俺に箱を渡す。

おっと、結構重いな…

 

さて…これには…

 

 

 

「って!?ま、まさかこれは…赤龍帝の籠手!?ま、まさか…レプリカか!?」

 

 

「?赤龍帝の籠手?それは、どんなかしら?」

 

 

「あ、ああ…「ハイスクールb×b」って作品の物で神様が強力な龍の力を使って造った神器なんだ。使用者の力を10秒ごとに倍にしていく。極めれば神すら倒せる物なんだ」

 

 

「…はぁ…」

 

 

ノワールはまた頭を抱えている。

 

はぁまさか、こんな物まであるとはわからなかったな

ちょっと、あいつらの科学力やばいんじゃないかな?

 

 

「まぁ仕方ないわね…これは私達、ラスティションで保管するわ」

 

 

と、言ってノワールはさっきのを箱に戻していく。

まぁ確かにそれがいいな。こんなのはあったら危険だしなぁ

 

 

 

と、箱をそのまま運ぼうとした時だった…

 

 

バタン!!

 

扉を強く開く音と共に、ノワールの国の人が入ってきた。多分、兵士の人かな?

 

 

「の、ノワール様!大変です!」

 

 

「なによ、騒々しい。」

 

 

「実は…」

 

 

ドガァアアアン!!

 

 

と、兵士さんが言いかけた瞬間、ノワールの部屋とその兵士の人が吹っ飛ばされた

 

 

な、なんだ!?今の爆発は!?

 

 

 

 

「ふん。ここにありましたか…」

 

 

すると、黒い服に身を包んだメガネをかけた男が現れた。

 

な、なんだ!?こいつがやったのか?!

 

 

「な、何者よあんた!こんな事してタダですむと!?」

 

 

 

「ええ…勿論、わかってますよ。ただ無事ですまないのは貴方方も一緒ですよ」

 

 

 

男はメガネを外して、戦闘態勢をとる

 

あの野郎!やる気か!

 

 

 

「碧!行くわよ!」

 

 

「ああ!ワールドリンク!」

 

 

俺は、ワールドリンクを発動して、ヒーロー姿の格好になる。

 

 

 

 

「ふむ…なるほど。貴方が世界者ですか…ゼウがやられたのもわかります」

 

 

「世界者?…お前、俺を知っているのか?」

 

 

「ええ…一応…では、行きますよ」

 

 

男は地面を蹴って、俺に突撃してきた。

 

 

「はぁ!」

 

 

 

ドガァ!バキィ!

 

 

男は拳を叩きこんでくる!

 

ぐ!こいつ!攻撃が重い!?この状態の俺と互角!?

 

 

「く!てめぇ!何者だよ!」

 

 

「私の名前はディーン。そして、私が使っているのは超人血清…エリートソルジャー計画って言えばわかりますかな?」

 

 

 

「く!キャプテンアメリカの世界もかよ!てめぇらは!」

 

 

まさか、その世界の科学力までもこいつらは知ってるのかよ!

因みにキャプテンアメリカって言うのは、洋画だ。

 

 

 

「碧!私も戦うわ!」

 

 

ノワールが剣を構えて、俺の加勢に入ろうとする

助かるぜ!

 

 

 

「そうはさせんぞ、女神!」

 

 

 

だが、後ろからあの男、ゼウが現れた。

勿論、ブラッドオレンジに変身した状態で

 

 

ガキィン!!

 

 

 

「な!?あんた、牢獄から!?」

 

 

「ああ、ディーンに助けてもらった。さぁ今度はうまく行かないぞ…」

 

 

 

ゼウは剣を構えて、ノワールと対峙する。

 

くそ!こいつもかよ!

 

 

 

「碧!こうなったら戦うわよ!負けないでね」

 

 

「そっちもな…行くぜ!」

 

 

 

俺は手に波紋を流しながら、ディーンに殴りかかる

 

 

「ふむ、どうやら色々な能力が使えるようだ…」

 

 

「ああ!これが、ワールドリンクだ!」

 

 

 

「これは素手では分が悪いか…武器を使わせてもらいます」

 

 

すると、男は懐から、銃らしき物を取り出した

 

ん?…あ、あれは!まさか!?

 

 

 

「てめぇ…その黒い装飾銃…13が刻まれている銃!まさか、ハーディスまで持っていたのか!?」

 

 

 

「ええ…確か、「Black CAT」と呼ばれる作品のオリハルコンで作られた武器ですね…中々気に入ってます」

 

 

ディーンはそれを構えて、俺に撃ってくる

く!あぶねぇ!

まじで、こいつらの科学力やばいぞ!?

 

 

 

「こんにゃろ!」

 

 

俺は、弾を弾きながらディーンに殴りかかる。

 

だが、奴は上手く俺の攻撃をよける

 

 

 

「ふむ。ならば、これでいきますか」

 

 

ディーンは後ろに下がって、今度は剣を出した。

 

 

って!嘘だろ!?

 

 

 

「にげろ!!ノワール!?」

 

 

俺はノワールに覆いかぶさって、伏せさせる。

 

 

「ちょっと!?何するのよ」

 

 

 

ディーンは構える。その剣を…

 

神話に今も残る、伝説の武器

 

 

 

 

 

 

 

 

「喰らいなさい…エクスカリバー!!!」

 

 

 

カァ!!ドゴォオオオオオオオオオオオン!!

 

 

 

 

 

光と共に、辺り一面が吹き飛ばされる。

 

 

馬鹿な…あんな…物まで…

 

でも…

 

 

 

ノワール、お前は絶対守る

 

 

 

そう決意した俺の意識も光に飲まれてしまった。




はい、色々出てきましたねw

後半もお楽しみに!

感想お待ちしてます


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第26話 ノワール 後半

はい!後半です!お待たせしました!


皆様今回もすきかってやっておりますwどうか楽しんでくださいね


挿絵はできしだいw


挿絵出来ました!



「あ…いたっ…」

 

 

 

私は混濁する意識をハッキリと回復させていた。

 

もう!さっきの光は何なのよ…一瞬で全てを持っていかれた気分だわ…

 

 

他のみんなは大丈夫かしら?碧は?

 

 

 

と、様子を見る為に目を開けた私は、目の前の光景に言葉を失った。

 

 

 

「な、なによ…私のラスティションが…」

 

 

 

辺りはガラクタの山

火の海とかした場所は、さっきまで盛んだった私の町だとは思えなかった。

 

後に聞こえるのは、人々の叫び声と、うめき声。

 

 

私は唇をギュと噛んだ

 

 

悔しい…女神である私が国を守れなかったなんて…

 

 

 

「うう…ノワール…」

 

 

「!?碧!?」

 

 

 

声の方に振り向くと、そこにはボロボロで倒れていた碧がいた。

 

 

 

 

「ちょっと!碧しっかりしなさいよ!」

 

 

私は碧を抱きかかえる。

 

重い…それに、至るところがボロボロだわ

 

 

まさか…

 

 

 

「あなた…まさか、私を庇ったわけ!?」

 

 

 

「はは…またベッド行きかな?…参ったなぁ」

 

 

「馬鹿な事言ってんじゃないわよ!!」

 

 

 

私は更に悔しくなり、身体を震わせた。

仲間も、私は守れなかった。何にも出来なかった。

 

 

 

ガラッ!

 

 

瓦礫が崩れる音が聞こえ、振り向くと、そこにはこの惨状を作り出した連中が立っていた。

 

 

 

 

「ふぅ…たく、やりすぎだぞディーン」

 

 

「すまない。エクスカリバーの力を試して見たかったんだがな…まだまだだ。本当なら、もっと高い威力だったはずだ…完成品にはまだ遠いな」

 

 

 

あいつら、一体何の話しをしているのよ…

こんな事して、平然としてるなんてどうかしてるわ

 

許せない…

 

 

 

「あんた達!一体何をしたかわかってんの!?」

 

 

 

「ふん…なんだ?切れたのか?女神様」

 

 

 

「ただの実験だったのが、気を悪くしたのなら、謝るよ」

 

 

 

「ふざけんじゃないわよ!!アクセス!!」

 

 

 

女神化をした私は、一気に2人に突っ込む

 

 

こいつらは許さない!!絶対にぶちのめすわ!!

 

 

 

「はぁ!トリコロールオーダー!!」

 

 

連続攻撃を、2人に放つ

 

だが、ゼウとディーンは、自分の持っている武器で私の斬撃を相殺した。

 

く!こいつら…やっぱり強い

 

 

「ふん、怒りに身を任せた攻撃など怖くはない」

 

 

「悪いね。女神よ。ただ君からデータを取らせて貰うよ」

 

 

再び剣を構えた2人は私に向かってきた。

 

負けない!こんな奴らにこれ以上好き勝手やられないわ!

 

剣を握る力を強くし、奴らに向かう。

 

 

 

ガキィ!ギィン!!ザァン!ギィン!

 

 

 

火花が散るほどの剣の打ち合い。

 

必ず倒す!私が!女神として!

 

 

 

「甘いと…言っているだろうが!!」

 

 

 

ガキィィィン!!!

 

 

 

「く!?」

 

 

ゼウの剣撃が、私の武器を弾く。

 

その瞬間を狙い、ディーンがふところに入ってきた。

 

 

 

「もう一撃行きますよ…エクスカリバー!」

 

 

 

ドォアアアアアアアアアアアアン!!

 

 

 

 

「きゃああああああああ!!」

 

 

 

 

協力な一撃を喰らい、私は変身がとけて、地面に叩きつけらた。

 

がはっ…な、なんて威力…さっきの光に比べたらまだマシだけど…身体が…動かない…

 

 

 

 

「おい、ディーン。さっきのエクスカリバーより威力が落ちているぞ?」

 

 

 

「ふむ、やっぱり未完成ですね…威力にムラがありすぎる…まぁまだデータが足りませんしね」

 

 

2人はそう言いながら、私の近くに来る。

 

まずい…捕まる?

それとも…殺される…

 

 

 

ふざけんじゃないわよ…こんな…こんな簡単に倒されるの?

 

まだ、私は何もしてない…

女神として…何にも…

 

 

 

そう考えたら、涙が溢れてきた。

 

悔しくて、苦しくて、悲しい涙

 

 

 

「さて…ディーン…」

 

 

「ええ、終わらせますか」

 

 

 

2人の声が近くで聞こえた。

 

ああ…もう駄目…

 

 

ごめんね…ユニ…

 

私、お姉ちゃんとして何も出来なかった…

 

 

ごめん…ラスティションのみんな…碧…

 

守れなかった…

 

 

 

私が最後を感じ取った時だった…

 

 

 

 

 

 

 

「やめろ…てめぇら…ノワールから離れろ!!」

 

 

 

碧…!?

 

碧の声が響く。

 

私が顔を上げるとそこにはボロボロになった碧が立ち上がっていた。

 

 

あ、あいつ…あんな身体で…

 

馬鹿じゃないの!?早く逃げなさいよ!

 

 

 

「ほう…そんな身体で立ち上がるとはなぁ」

 

 

 

「無駄です。いくら世界者でも、そんな身体で私達にはかないませんよ?」

 

 

 

「うるせー!てめぇらが俺の限界を決めるな!俺はまだやれる!だから、ノワールから離れろ!」

 

 

 

碧は指を2人に突きつけて、目を見開いた

 

 

 

 

「俺はまだ!ノワールにエッチな事してねぇんだぞおおおおおおおおおおお!!!」

 

 

 

 

…は?

 

 

あ、あいつは何を言ってるのよ

 

ばっかじゃないの!?こんなタイミングで言う言葉じゃないでしょ!?

 

 

も、もう…心配して損した…

 

 

損したのに…なんでだろう…おかしいわ

 

 

 

私、わらってる…

 

 

 

 

「ふん、意味不明だな…だいたい、今の貴様に何が出来る?」

 

 

 

 

「できるさ!俺は、てめぇらをぶっ飛ばせる!!」

 

 

 

そう言い切る碧は、何かを懐から出した。

 

 

あれは…さっきの?確か名前は…

 

 

 

「貴様…それを探していたのか…<赤龍帝の籠手>のレプリカを」

 

 

そう、そんな名前だった。

碧が言っていた「ハイスクールd×d」と呼ばれる作品に出てくる物だ…

 

碧はそれで一体何を…

 

 

 

「これを…こうすんだよ!!」

 

 

 

ガチャン!ギュイーン!!

 

 

 

<赤龍帝の籠手を碧は左腕につけた!

 

あ、あいつ!まさか使うつもりなの!?

 

 

 

 

「ふん…馬鹿が…そいつはレプリカだか、強力な力だ。そんな簡単に使える品物じゃない」

 

 

 

「ええ…私達も使えませんでした。だから、仕方なくしまいこんでいたのですよ」

 

 

 

2人は鼻で笑い、碧の行動を否定する

 

 

ちょっと…いきよいよくつけたのに発動しないなんて大丈夫なの!?

 

 

 

 

「…問題ない…例え無謀だろうがなんだろうが、俺はお前らを倒す!町をボロボロにして、多くの人を傷つけた…そして!可愛い女の子をかなしませ、泣かせた!!!そんなお前らを俺は許さない!!」

 

 

 

「ふ…ほざけガキが!」

 

 

「では、そろそろ終わらせますか…」

 

 

 

 

「俺は終わらない!ノワールも、町の人達を守ってみせる!さぁ答えろ!俺の想いに!答えやがれ!!ワールドリンクううううううううううう!!!」

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

 

 

ゴォオオオオオオオオオオオ!!カッ!!

 

 

 

<ワールドリンク!モード・ブースデッドギア!メタモルフォーゼ!!>

 

 

 

 

碧の身体が赤く光る。

 

その姿はどこか、綺麗にも見えた。

 

赤く光ったのは腕に装着した赤龍帝の籠手もだった。

そのまま光は圧縮されるようになった。

 

 

ま、まさか発動したの?!

 

 

 

その様子を見て、ゼウとディーンは驚いたようだった。

 

 

 

「ば、はかな!赤龍帝の籠手を発動させただと!?いくら世界者でも、こんな事が出来るなんて…」

 

 

 

「私の計算を大きくくつがえすなんて…なんだこの男は!」

 

 

 

さっきまでの冷静さが嘘のようね…

それほど碧がすごい事をしたのね

 

 

 

「さぁいくぜ!ブースデッドギア!!発動しろ!!バランスブレイク!!」

 

 

 

<ウェルシュドラゴン!!オーバーブースター!!>

 

 

 

碧が叫ぶと、赤い鎧が身体に装着されていく!

 

す、すごい力を感じる…変身してるの!?

 

 

全てが赤く、まるで人型のドラゴンのような姿の碧がでてきた。

 

 

これが…

 

 

 

 

「これが赤龍帝の力!バランスブレイカー!ブーステッドギア・スケイルメイル!!」

 

 

 

「禁手まで発動させたのか…くそ…小僧おお!!」

 

 

 

 

ゼウは碧に二刀流で迫った。

 

 

まずい!来るわよ!碧!

 

 

 

 

「おせえよ!」

 

 

 

 

ドゴォ!!!

 

 

 

 

 

「ぐわあああああ!!」

 

 

 

 

重いこぶしがゼウの腹部にヒットした!

 

そのままやつは地面に何回もバウンドしてたたきつけられた。

 

 

な!?たった一撃でなんて威力なのよ!?これがあいつとあの籠手の力だっていうの!?

 

 

 

 

 

「く…!ゼウ!己…許しませんよ!!」

 

 

 

 

ディーンがその光景を見て、走り出す!

 

 

 

碧!後ろから来てるわ!?

 

 

 

 

 

「甘い!!」

 

 

 

 

 

ドガ!!!

 

 

 

 

 

後ろからの斬撃をかわした碧は、蹴りをかました。

 

ディーンは血をはいて、地面に転がった。

 

 

 

あ、圧倒してる…さっきまで苦戦してた相手を…あんなに

 

 

 

 

 

「ノワール…無事か?」

 

 

 

茫然としてる私に碧は手を伸ばしてきた。

 

 

わ、私としたことが…完全に固まってたわ…

 

 

私は碧の手を握って、立ちあがる。

 

 

 

 

「無事でよかったよ。心配したぜ…やつらにエッチなことでもされるかと」

 

 

 

「どんな心配してんのよ…まったくあんたは緊張感の欠片もないわね」

 

 

 

「ああ!俺にあるのは性欲だけだ!」

 

 

 

「威張って言うんじゃないわよ!!!もう…」

 

 

 

私は髪をくるくるいじって、碧を見る。

 

ま、まったく…こいつはなんで調子をくるわすのかしら…

 

 

ただ、私は…

 

 

 

 

「あなたにお礼が言いたいの…」

 

 

 

「え?なんだって?」

 

 

 

 

「だ・か・ら!!お礼が言いたいって言ってんでしょ!助けてくれてありがとうーーー!!!」

 

 

 

 

私の声がこだまする

 

あ!?わ、私なんて恥ずかしいことを…

 

 

私が顔を赤くしていると、碧っは笑顔で私に言ってきた

 

 

 

「へへ!どういたしましてな!ノワール!もし、お礼をどうしてもっていうのならノワールとエッチなことがしたいなーなんて」

 

 

 

「だー!あんたにお礼なんて言うんじゃなかったわ!!」

 

 

 

 

も!こいつ…わけわかんない!!

 

 

 

なんて、私と碧が話していたら、ゼウとディーンが立ちあがってきた

 

 

 

 

「なめるなよ!世界者!俺たちがこの程度で負けるわけがないだろ!!」

 

 

 

「ええ…確実に倒します…」

 

 

 

どうやら、奴らもまだあきらめてないようね

 

 

 

「へへ…ノワール。一緒に行くぞ…やつらをぶっ飛ばす!!」

 

 

 

「ふん!あんたに言われなくてもやるわよ!」

 

 

 

 

 

「そうだな…じゃあ、いくぞ!!!」

 

 

 

 

ダン!!

 

地面をよく蹴って、私と碧は敵に向かう。

私はゼウで碧がディーンだ。

 

 

 

 

「くたばれ!女神!!!」

 

 

 

カシューン!カシューン!

 

 

 

<ギュイーン!!ブラッドオレンジオーレ!!!>

 

 

 

 

軽快な音とともに強大な斬撃が私に飛んでくる!

 

そんなもの!もうきかないわよ!

 

 

 

「いっくわよ!!インフィニットスラッシュ!!!」

 

 

 

 

高速で飛んだ私は、すべての斬撃をたたき落として、ゼウにきりかかる

 

 

 

 

「な、ばかな!俺があああああああ!!??」

 

 

 

 

ザシュ!!!!!ドゴォォォン!!!!

 

 

 

 

連続で切りつけた後、すべての力をこまた一撃をやつに叩き込む。

 

ゼウは鎧が粉砕して、戦国ドライバーと呼ばれる品物は粉々に砕けた

 

 

 

 

「どう?これが女神の力よ?」

 

 

 

 

 

 

「く!ゼウが…己!貴様ら…今度こそ終わりです!エクス…カリバーーーー!!!」

 

 

 

 

強大な一撃が、碧に飛んでいく!

 

く!最初の一撃に匹敵するパワーね!!これじゃ…

 

 

だが、碧はその一撃に対して、その場で動かずに構えた。左腕には力がたまっている。

 

 

 

 

「へ!そっちこそ食らいやがれ!!!ブーステッドギア!!!!」

 

 

 

<ブースト!ブースト!ブースト!ブースト!ブースト!ブースト!ブースト!ブースト!ブーストブースト!ブースト!ブースト!ブースト!ブースト!>

 

 

 

 

左腕から「ブースト!」の声が連続で聞こえるたびに碧の力が高まっていた。

 

そしてエクスカリバーの攻撃に向かって、その腕を放つ

 

 

 

 

 

「いっけええええええ!!!ドラゴンブラスターーーーーーー!!!!!」

 

 

 

 

 

ゴオオォォォォォォォォォォォォン!!!!!

 

 

 

 

でかい魔力の塊がエクスカリバーの光とぶつかり合う。

その一撃は光を飲み込んで、ディーンに向かっていく

 

 

 

 

「ば、ばかな!イレギュラーだ!!こんなことがあああああああああ!!うわああああああああああ!!!!!」

 

 

 

 

その一撃にのまれたディーンは、ボロボロの姿のまま、地面にはいつくばっていた

 

 

 

す、すごい。倒しちゃった…

 

 

 

 

 

「どうだ!!!!!やったぞおおおお!!ノワール!!!」

 

 

 

 

と彼は駆け寄ってきくる。

 

どんだけはしゃいでるのよあんたは…

 

 

 

「おらあああ!!!勝利のスカートめくりだ!!!!」

 

 

 

 

「ってなにすんのよばかああああああああ!!!」

 

 

 

 

 

ドゴ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

碧を一撃で吹っ飛ばした私。

 

 

 

もう!信じられない!こいつは…

 

 

 

 

と空を見上げたら、空からユニを含めた女神候補生たちと残りの女神たち、それ以外の仲間が近づいていた

 

 

 

ああ…終わったのね…

 

 

 

 

 

 

 

私は笑顔でみんなを迎えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ありがとう。碧

 

 

かっこよかったわよ…




ノワール編終わり!

まさかの力をつかった碧。これからどうなるのか!


そして、次はどんなキャラクターと多く絡むかな!?お楽しみに!


バトル書くとエロ書きたくなる不思議


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第27話 ユニ

はい!今回はエロ全開です!
かなりきわどいですよw



あと、新たな敵も現れる感じ!

どうぞ今回もよろしくお願いします!
挿絵いれました!


「はぁ…アタシもいればこんな事には…」

 

 

 

アタシは女神候補生のユニ。

 

今私は兵士の人達に指示しながら、ラステンションの復旧に取りかかかっていた。

 

兵士の人や、無事の住民達と他の国のみんなで、何とかなってはいるが、結構キツイ感じ…

 

 

それで、アタシは気にしてる。

まさか、アタシが留守にしてる間にこんな事になるなんて…

 

お姉ちゃんや碧さんもボロボロになってて…

 

 

 

2人共大丈夫かな…

 

 

 

「ユニちゃん!こっちはおわったよ」

 

 

「ああ、ネプギア…お疲れ様」

 

 

 

向こうから、ネプギアが飛んできた。

 

助っ人に来てくれた女神も、今はラステンションの復旧を手伝ってくれていた。

 

 

 

「ユニちゃんの方は大丈夫?」

 

 

「ええ…一応平気よ。あと少しで終わるから」

 

 

 

「そっか…」

 

 

 

私が答えると、ネプギアが私の顔を覗き込んで来た。

 

 

 

 

「な、なによ…人の顔をじろじろ見て…」

 

 

 

「いや、ユニちゃんが浮かない顔してたから…もしかして2人のこと心配?」

 

 

 

はあ…この子にはばればれね…

 

 

 

 

「うん…ちょっとね。碧さんやお姉ちゃんにはすごい悪いって思ってて…もしアタシがいれば、少しでも力にならたかもしれないし」

 

 

 

「…ユニちゃん。後は私がやってるから、ここは任せて、2人のところ行ってきなよ!」

 

 

 

「え?でも…」

 

 

 

「ホラ…いいから♪いいから♪」

 

 

 

ネプギアはアタシの背中を押した。

 

もう、結構強引なところもこの子らしいわね…

 

 

 

「ああ…もうわかったわよ!じゃあ、ネプギア後は任せるわ」

 

 

「うん♪」

 

 

 

笑顔で手を振るネプギアを見送りながら、アタシはお姉ちゃんと碧さんがいる病室まで向かっていった。

 

 

 

 

 

●●●

 

 

 

 

 

 

 

「ノワール…あーーんして♡」

 

 

 

「ちょ!?そ、そんな恥ずかしいことできるわけないじゃない!?」

 

 

 

 

な、なにやってるの…あの二人は…

 

 

アタシが病室についたとき、お姉ちゃんと碧さんが楽しそうに話していた

 

っていうか、あの二人ってこんなに仲良かったけ?前は敬語だった気がするのに…

 

 

 

 

「お!ユニ!やっほー!もう現場のほういいのかー?」

 

 

 

すると、碧さんがアタシに気づいて、手を振ってきた。

 

…包帯だらけの状態なのに元気なんだ…なんか心配して損した…それに…ちょっとムカムカする

 

 

なんでかわかんないけど

 

 

 

 

「2人とも、身体は大丈夫なの?」

 

 

 

「ええ、私は一応平気よ。これぐらいでヘコタレていられないわ」

 

 

 

「ああ!俺も平気。回復力はかなり高くなってるし、少ししたら元気になるよ」

 

 

と言って、碧は腕を回す

 

 

 

「でも、今は腕使えないから、こうしてノワールにご飯を食べさせてもらっているんだ!」

 

 

 

「別に食べさせてないわよ!そりゃ少しは助けてあげたいけど…」

 

 

 

「じゃあ助けてよーノワール♡」

 

 

 

「嫌って言ってんでしょ!ばーか!」

 

 

 

……ほ、本当に仲良くなってるわね…

 

はぁ…なんだからなぁ

 

 

まぁとりあえず2人が無事ならいいかな…

 

 

 

「で、お姉ちゃん。ラステンションをメチャクチャにした犯人はどうしてるの?」

 

 

 

「ん?ゼウとディーンって呼ばれる奴らね。あいつらなら、もう2度と出れないように厳重な牢屋に入れて置いたわ。助けも来ないように国境近くにも兵士とかを配置してるわ」

 

 

 

 

ゼウとディーンか…今回ので、ラステンションを攻撃してきた2人

 

まだ、何が目的であるのは何者なのかも一切わかってない。

 

本当にわけがわからないわね…

 

碧さんがいた世界のアニメや漫画、特撮の武器や装備を所持している事しかわかってない

 

 

 

「まぁ今後調査していくわ。これ以上あんな奴らに好きかってはさせないわ」

 

 

 

お姉ちゃんがやる気になってる…

 

やっぱりお姉ちゃんはかっこいいなぁ

 

 

 

それに比べて…

 

 

 

「そんなことより、ノワールはいつになったら俺にアーンをしてくれんだ!」

 

 

 

「だぁー!いい加減にしなさいよ!!あんたの頭にはそれしかないの!?」

 

 

 

碧さんは本当にもー…

 

戦っていた時はかっこいいのに

 

なんで普段からそうしないのかなぁ

アタシを守ってくれた時だってかっこよかったのに

 

 

 

 

なんて、考えていると部屋に2人ぐらいの女性が入ってきた

 

あ…この2人は

 

 

 

 

「碧くん!?大丈夫!?」

 

 

「見舞いに来たわよ?」

 

 

 

入ってきたのは、マーベラスAQLさんとケイブさんだった。

 

あれ?珍しい2人組だわ…

 

 

 

 

「おお、2人共!俺は大丈夫だよ〜!ご飯が食べづらい事ぐらいだよ!こまってんの」

 

 

 

「も、もう…な相変わらずだなぁ碧くんは…」

 

 

 

「全くね…せっかく、私とマーベラスで急いできたと言うのに…まぁ無事で良かったわ」

 

 

2人もお姉ちゃんの近くにあるイスを使って碧さんの近くに来る。

 

 

 

「貴方達2人が碧のお見舞いに来るなんて珍しいわね?」

 

 

「あはは♫たまたまですよノワール様」

 

 

「ええ…ちょっと近くまで来たから」

 

 

 

 

2人は笑いながらそう言う

 

 

と言ってるけど、マーベラスAQLさんもケイブさんも、結構慌ててた気がするなぁ…

 

 

 

 

「まぁせっかく来てくれたんだ!ケイブとマーベラスにはアーンでもして貰うかな!?そしてあわよくばエッチな事も!」

 

 

 

「いい加減にしなさいよ碧!」

 

 

「エッチなのは駄目って言ったよね!」

 

 

 

「やっぱり逮捕した方がいいのかしら?」

 

 

 

「ちょっ…三人共怖いよ…」

 

 

 

お姉ちゃんとケイブさん、マーベラスAQLさんに睨まれり碧さん。

 

もぅさっきより騒がしくなったなぁ

 

…と言うより、碧さんはこの2人共仲良くなってたっけ?

 

前にはなしてたより、親しくなってる気がする…

 

 

 

 

 

「あ、お姉ちゃん!アタシそろそろ行くね?」

 

 

 

「え?ユニ?」

 

 

 

アタシは気づいたら走り出していた。

病室を抜けて、一気に外まで走った

 

 

 

 

はぁ…はぁ…なんで、アタシ…こんなに胸が痛いのかな…

 

 

わけわかんないよ…

 

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

「ふぅ…やっと終わった…」

 

 

 

あれから少しして、アタシは書類を纏めていた。

 

やっと終わって、今はもう夜である。

 

もうこんな時間かぁ…

寝る前に外で空気でも吸ってようかな

 

 

 

アタシはかるく伸びをして、外に出た。

 

 

 

 

しばらく歩いて居ると、教会の裏から音が聞こえた

 

 

なんだろ?打撃音?なんか、風をきる音も聞こえてくる。

 

 

アタシは気になって、その場所に向かってみる。

 

すると、その場所には、ヒーロー状態になって、身体を動かしていた碧さんがいた

 

 

碧さんがなんで…?

 

 

 

 

「はぁ!せい!…ん?あ!ユニ!?」

 

 

 

「あ…え、えっと覗いちゃってごめんなさい…碧さん何をしてるの?」

 

 

 

碧さんは困ったように頭をかいて、アタシに近づいてきた。

 

 

 

「あはは…まぁなんてゆうか、修行だよ。また最近新しい力が出始めたからさ」

 

 

 

「修行って…こんな遅くに?しかも、碧さんは怪我が治ってないじゃないですか」

 

 

 

「まぁ確かにそうなんだけどさ…ほら、今回の戦いでラステンションがボロボロになったり、ノワールがあぶなかったりしたからさ…俺、もっと強くなりたいだ。強くなってみんなを守れるようになりたいんだ」

 

 

 

碧さんは今までにない、真剣な顔でアタシに言った。

 

守りたいと…

 

 

碧さん…そんな事をいつも考えてたの?

 

 

 

「碧さん…どうしてそこまで?」

 

 

 

「あー…まぁあれだよ!みんなの好感度上げて、エッチな事をしたいからさ!」

 

 

 

いつも通りの碧さんのセリフ

 

 

ああ…もう、かっこつかないなぁこの人は…

 

 

でも、なんでだろ?…嫌じゃない…

 

 

 

 

「ん?ユニ?なんで笑ってんのさ?」

 

 

 

「ふぇ?」

 

 

 

ああ言われて気づいた。顔が笑っていたのだ。

 

な、なんでだろ…

 

 

 

 

「うん…よくわかんないけど、やっぱりユニは笑った顔がかわいいよ」

 

 

 

碧さんはそう言って、アタシの頭を優しく撫でてきた。

 

 

 

ああ…なんでだろ…すごい落ち着く

それに顔が熱いよ…

 

 

 

「あ、碧さん…」

 

 

アタシはそのまま、碧さんに抱きついた。

 

 

 

 

「うぁ?ゆ、ユニ…?」

 

 

 

「………」

 

 

 

 

………は!?わ、アタシは何やってるの!?

 

ど、どうしよ…うごけないよ…絶対今のアタシ、顔が真っ赤だよ

 

 

 

「…なんか、ロッカーの時に隠れたのを思い出すね…」

 

 

 

「あのときの碧さんは最低でしたよね…?」

 

 

 

「だって…あんな状態になったら仕方ないだろ!?ユニみたいなかわいい子と密着状態なら…」

 

 

 

「…じゃ、じゃあ…今もアタシにエッチな事したいですか…?」

 

 

 

碧さんはそのセリフを聞いて驚いていた。

 

そして、しばらく考える仕草をして

 

 

 

「まぁそりゃしたいなぁ…してもいいのか?!」

 

 

「碧さんの変態…」

 

 

アタシはジト目になった状態で碧さんを見る。

 

 

 

「ははは……なぁユニ…そろそろ離れてくれない?ちょっとまずい…」

 

 

 

「…嫌です」

 

 

 

 

アタシはさらに碧に抱きつく…

 

 

今、彼を離したくない…

 

彼を離してしまったら、彼はまたどこかに行ってしまいそうだった…

 

なんでこんな事を考えてしまうのかはわからないけど…

 

 

 

 

「ゆ、ユニ…そろそろまずいよ」

 

 

 

「…嫌です…」

 

 

 

「…………ユニ!!」

 

 

 

ガバッ!!

 

 

碧さんはアタシに思いっきり抱きついてきた。

 

な!?あ、碧さん!?

 

 

 

 

「……ユニ…」

 

 

 

「ひゃう!?あ、碧さん…そこは…」

 

 

 

碧さんはアタシの首筋を舐めながら、アタシの胸に触れてきた。

 

ちょ!あ、碧さん!?本気なの!?

 

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

 

 

彼はアタシの胸をまさぐりながら、スカートに手を入れてきた

 

 

 

「ここ、触るよ……」

 

 

 

「やぁ…そ、そんな…駄目ぇ」

 

 

 

暗い闇の中、私は碧さんから逃れようとするが、逃げられない…

 

 

身体が熱い…あ、碧さんの息が耳元に…

 

 

 

カチャカチャ…

 

 

え?な、なんの音?…金属音がって…ま、まさか!?ベルトを外して…

 

 

 

「あ、碧さん!?そ、それは駄目だよ!!いやぁ!」

 

 

 

アタシは碧さんに後ろから完全に抱きかかえられ、完全に動きを止められていた…

 

 

 

ああ…碧さん本気だよ…

 

 

 

もう…覚悟を…

 

 

 

 

 

「ユニー!?碧ー?!どこにいるの!?」

 

 

 

ビクぅ!

 

 

 

アタシと碧さんはその声で、急いで乱れた服を直した。

 

 

お、お姉ちゃん!?探しにきたの?!

 

 

 

 

「あ!2人共一緒に居たのね?何をしてたのよ?」

 

 

 

「あ、そ、そのね!?アタシと碧さんで散歩してたんだ!ねぇ?碧さん?」

 

 

 

「あ、ああ…」

 

 

 

 

「そう…じゃあ帰るわよ。早く寝なさい」

 

 

 

 

お姉ちゃんはそのまま、戻っていく…

 

 

 

アタシと碧さんは気まずい空気のまま、その場を後にすることになった…

 

 

 

どうしよ…ドキドキが止まんない…

 

 

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暗い部屋の中、あるモニターにて

 

 

 

 

 

 

 

 

「ユミル様…ディーン様とゼウ様が捕まりました」

 

 

 

 

「そう…全く仕方ないわね…」

 

 

 

ユミルと呼ばれる女性は、黒いゴスロリのような姿で立っていた。

 

周りにはアーマードライダー黒影達が呻きながら、転がって居た。

 

どうやら戦闘訓練をしていたようだ。

 

 

 

「どうやらあの2人は、女神と、世界者に負けたみたいで」

 

 

 

「そう…世界者ですか…あの2人を倒すとは…」

 

 

 

ユミルは、マントを装備してそのまま歩き出す。

 

 

 

 

「向かうのですか?ユミル様?」

 

 

 

「ええ…その世界者の実力を調べて見たいわ。そして、新しく出来たこの力達を試したいの」

 

 

 

そう言うと、ユミルの目の前に、何かが現れた。

 

ユミルはまず、自分のゴスロリをなぞるように撫でた

 

 

 

「まずは、このプリキュアの力…そして」

 

 

 

ユミルは、何かの黒い装備に触れた。それは、足にはめるような形をしていた。

 

 

 

「このストライカーユニット…F22・ラプター」

 

 

 

反対側に移動したユミルは、黒い形をした、鎧のような装備な触れた。

 

 

「そして、このIS…黒式」

 

 

 

 

最後にユミルは、黒い色の杖のような物に触れた

 

 

 

「最後に…デバイス…ブラックレイジングハート…」

 

 

 

四つの黒い力は、禍々しく光り、ユミルを照らしていた

 

 

 

 

「この四つの力を使い…試しましょう…世界者…貴方の力を…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新たな戦いが始まろうとしていた

 

 

 




新たな敵ユミル…
ユミルの使う力は…!?



あとユニエロい!


次回からどうなるか!?


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第28話 日本一&ガスト

はい!今回は日本一とガストです!!

ちょっと長めになっていますが見てください!この二人は最初のほうから絡んでいたキャラなのでがんばりましたw


あと新しい能力も!今回はラブコメ&バトルです!


楽しんでください!あと挿絵まだですごめんなさい!


よかったら感想おねがいしますね!


「はぁ…やっちまったなぁ….」

 

 

 

俺、士倉 碧は今ルウィーにいた。

 

理由はもちろん、女神ブランからのクエスト依頼。

今回も、結構きつい感じだった…

 

 

まぁそんな事は今はいいんだ。

 

 

それよりも…

 

 

 

 

「はぁあああ〜!ユニにエロい事しちまったよぉ!!」

 

 

 

そう、前の戦いの後、みんなでラスティションの復旧作業をしていた時、ユニとなんかいい感じになったんだ。

 

 

そしたら、我慢出来なくて…つい

 

 

 

押し倒しちまったんだよぉぉぉぉ!!

 

 

 

 

だってしょうがないでしょ!?あんな可愛い女の子が、俺に思いっきり抱きついてきたんだよ?!

 

そんなもん、健全な男の子には無理なもんですよ!!

 

しかも、俺もこっちの世界来てから女の子と沢山絡んでたせいで、我慢できなかったんだよ!限界なんだよ!下半身が!

 

 

 

「しっかし…ユニの身体柔らかったなぁ…って!こんなんじゃまたユニに嫌われるよ…」

 

 

 

 

ユニの身体の感触を思い出しながら、町を歩く。

 

ああ、前屈みになっちまった…

 

 

 

 

 

「あ!碧だーー!」

 

 

 

ん?この声は…

 

 

 

 

「日本一じゃん!ヤッホー!久々だなぁ!」

 

 

俺の前にあらわれたのは、日本一と呼ばれる業界のヒーローだ。

一緒にクエストに行ったりしている仲間だ。

最近は会ってなかったから久しぶりだ。

 

すると、日本一以外にも、もう一人の仲間がいた。

 

 

 

「わたしもいるですの、久しぶりですの碧」

 

 

 

 

「おお!ガストもいたのか!本当に久しぶりだな!」

 

 

 

ガスト、小さな身体にぶかぶかな感じの服を着た錬金術師の女の子だ。

この子も一緒に買い物行ったり、クエストをやったりした仲間である。

 

2人がルウィーに来てたのは知らなかったなぁ

 

 

 

 

「?碧、なんか前屈みになってるけど大丈夫?お腹痛いの?」

 

 

 

「ああ!?い、いや大丈夫だぞ!?そ、それよりも2人はどうしたんだよ!?」

 

 

俺は手でさりげなく、男の子の象徴の部分を隠した。

 

あかん、あかん、息子がビックボーイになってるところなんて見せたら、また変態扱いされちまう。(もう、手遅れな気がするが)

 

 

 

 

「わたしと日本一は、最近起きてるモンスターの凶暴化について調べていたんですの?碧も見覚えあるでしょ?」

 

 

 

「ああ…俺が能力に目覚めた時や、前にプルルン達とクエストに行った時に凶暴なモンスターと戦ったなぁ…」

 

 

 

俺は、前に起きた事件などを思い出した。

 

ワールドリンクに目覚めた時

別次元に行った時

 

そうあとは、初めてラスティションに行った時だ。

あの時もモンスター達が押し押せてきたんだ…

 

こう考えると、俺も結構モンスターの事件にまきこまれてるな…

 

 

 

「うん…思い出すと、色々あったなぁ」

 

 

「そうですの。だからギルドからも調査依頼が多く出てきていて、私達も協力することになったですの。」

 

 

 

「アタシ達はヒーローだからね!こんな事件、ヒーローとしてほっとけないよ!」

 

 

 

「いつの間にかわたしまでヒーローにしないでほしいですの」

 

 

 

ガストが日本一にツッコミをした。

 

あはは、やっぱりこの2人はおもしろいな

 

 

 

 

「なるほどな!そうゆう事なら、俺も協力するぜ2人共」

 

 

 

「え!?いいの碧!?」

 

 

 

「…碧、何か裏があるんじゃないですの?」

 

 

「はっはは!ガスト!人を疑うのはよくないぜ!俺はそんなひどい男じゃない!ただ、そうだな!2人にはエッチなことでもしてもらおうじゃないかーー!!」

 

 

 

と、高らかに宣言した瞬間、2人のパンチがお腹に直撃したのだった。

 

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

 

「いてて…2人共ひどいよー!んな本気で殴らなくてもいいじゃんか!」

 

 

 

「碧が変態なことをいうのがいけないんだよ!次言ったらヒーローキックだからね」

 

 

 

「まぁ貴方らしいと言うか…って言うか…前より変態になっていませんですの?」

 

 

 

「いやー♡それほどでも!」

 

 

 

「褒めてないですの…」

 

 

 

ガストが呆れたように頭を抱える。

 

今、俺達は、ある森を歩いていた。

 

 

ギルドの情報によると、この場所に凶暴化したモンスターが現れたという目撃談があったらしい。

 

んでクエストの内容はそのモンスターの調査、退治である。

 

 

 

「さて…また前みたいなモンスターが現れたら厄介だな…2人は大丈夫か?」

 

 

 

「アタシは大丈夫!ヒーローが何回負けてられないよ!」

 

 

 

「わたしも対策はしていますですの。前にあった戦いみたいにはならないですの」

 

 

 

 

2人は自身満々に答える

 

2人共強いからなぁ一応安心かな

 

 

まぁ危険だったら俺が守れば大丈夫だ!

 

 

 

 

「それよりも碧は大丈夫ですの?わたしの中では碧はおっぱい揉んでるイメージしかないですの」

 

 

 

「ガスト…お前失礼すぎるぞ!俺はなあれから修行を重ねて、強くなったんだ!みんなを守れるぐらいにな」

 

 

 

 

 

「ふーん…なら、期待してやるのですの…ってきゃ!」

 

 

 

「おっと!」

 

 

 

ガストは草木に足を絡めさせて、転びそうになる。

 

俺はガストを抱えて、転びそうになるのをささえた

 

 

 

「大丈夫か?ガスト?ほら、助けられただろ?」

 

 

 

 

「…う、うるさいですの…碧のくせに生意気ですの…」

 

 

ガストは顔を真っ赤にして、顔を俺から背ける。

 

あら〜照れちゃって可愛いなぁガストは

 

 

 

 

「…って!碧!どこさわってますの!そこは胸とおしりですわ!」

 

 

 

ガストが叫ぶ。

 

あ、どうやら、気づかないでガストのおっぱいとおしりを触っていたようだ。

 

 

 

「あ…悪い。まぁどこがおしりかおっぱいかわかんない身体してるからなぁ!気づかなかったよー」

 

 

 

「あ、碧ーー!!ぶっとばしますのー!」

 

 

 

 

ガストは杖を振り回しながら、俺に近づいてきた。

 

 

 

「あはは!わりぃ!わりぃ!」

 

 

 

 

ガストと俺が追いかけっこをしていたら、日本一が止めに入った。

 

 

 

「2人共ー!そろそろクエストの場所に着くよ〜」

 

 

 

「だってさガスト!ほらほら落ち着いて」

 

 

 

「ぐぬぬ…覚えていろですの碧」

 

 

ガストはくやしそうに顔を膨らませてらいた

 

そんな顔を見て、俺はガストの頭を撫でる

 

 

ガストはまた顔を真っ赤にして、顔をそむけた。

 

 

 

「だから、碧の癖に生意気ですの…」

 

 

 

「ん?なんか言ったか?」

 

 

 

「うっさい!行くですの!」

 

 

 

 

ガストはムスとなりながら、日本一が向かった方に歩き出した。

 

 

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

 

「居た!2人共あいつらだよ!」

 

 

 

日本一が指差す場所にモンスター達がいた。

 

一体だけでかいモンスター周りには黒く目つきが鋭いスライヌがいた。

 

スライヌってあんな感じだったけ…?明らかに見た目が変ってやがるぞ

 

 

 

 

「ふむ…あのスライヌ…前に凶暴化したモンスターに雰囲気が似てますの。あの大きいモンスターも気になりますし、どうしますか?」

 

 

 

 

「よし!アタシがあのデカイモンスターを引き付けるから、2人は黒いスライヌをお願い!」

 

 

 

 

「ちょっと、日本一勝ってに決めないで……って行ってしまいましたの」

 

 

 

 

日本一はやる気に満ちた表情でモンスターに突っ込んでいった。

 

 

なんか、この感じも懐かしいなぁ〜

 

 

 

 

「まぁしゃなぁないな!いくぜ!ガスト!ワールドリンク!」

 

 

 

俺はワールドリンクを発動させて、黒いスライヌに向かっていく。

ガストもため息を尽きながらも着いてきてくれた。

 

 

 

 

「よし!俺の新しい力を見せてやるぜ!!」

 

 

 

俺は、最近新しい力に目覚めた!波紋と武装色、それから赤龍帝の籠手の力!

 

更に、それ以外で使えるようになった力がある!

 

 

 

「さぁ行くぜ!ヒーローの能力を更に解放!!発動しろ!ワールドリンク!」

 

 

 

 

 

<ワールド・リンク!!モード!コズミックエナジー!ロケット!!>

 

 

 

 

声が響いて、俺の腕にオレンジ色のロケットが装着された

 

 

 

 

 

「ピギーー!!」

 

 

 

そんな俺を見て、黒いスライヌ達がとびかかってきた!

 

見せてやるぜ!これが俺の新しい力だ!

 

 

 

 

「うおおおおおおお!!ライダーロケットパンチ!!」

 

 

 

 

ゴオオオオ!!!ドゴォォオオオオン!!

 

 

 

 

ロケットがうなりをあげて、そのままスライヌ達に突撃した!

 

どうだ!仮面ライダーフォーゼの技だぜ!!

 

 

 

そう、最近俺が使えるようになったのはヒーローの能力の新しい力!仮面ライダーの能力!

 

 

元のヒーロー状態の姿をベースに、仮面ライダー達の武器、装備が使えるようになった!!

 

 

 

どうだ!すげーだろ!!

 

 

 

 

 

「わあ!碧!すごーーーーい!♪前より強くなってんじゃん!!」

 

 

 

大きいゴリラモンスターと戦いながら、俺の姿に驚く日本一。

 

 

 

 

 

「なるほど…碧が言っていたのも嘘ではないようですの。ちょっと驚きましたですの」

 

 

 

 

「だろ!でもこれだけじゃないぜ!!超変身!」

 

 

 

 

 

<ワールドリンク!!モード!クウガ!ドラゴンロッド!!>

 

 

 

 

 

 

俺は拾った棒を変化させて、長い碧い棒、仮面ライダークウガにでてきたドラゴンロッドに変化させた。

 

 

 

 

 

 

「おらおら!くたばれ!!」

 

 

 

 

ドラゴンロッドを振り回して、スライヌ達を蹴散らす!

 

よし!この新しい力はいいな!

 

赤龍帝の籠手は強いけど、エネルギーの消費がはげしいからまだうまく使えない。波紋や武装色、魔法などはまだ練習は必要、だけどヒーローの能力は一番最初に使えていた能力の為、慣れてきたから安定してる!

 

 

 

 

「よし!!これで終わりだああああ!!!」

 

 

 

 

ドラゴンロッドにエネルギーをこめて、スライヌたちに放つ。

 

 

スライヌ達は一気に消し飛んだ。

ガストのほうも、スライヌ達を全滅させていた。

 

 

 

 

「ふむ…碧、結構やりますですの」

 

 

 

「お前もな!なでなでしてやる!」

 

 

「なぁー!辞めるですの!」

 

 

俺はガストの頭をなでる。

 

ガストは顔を真っ赤にして、嫌がる。

 

ふふふ、意外とガストってこんな感じの弱いのかな?

 

 

 

 

 

「きゃああああ!!」

 

 

 

 

「!?日本一!!」

 

 

 

 

そんなとき、日本一が俺のほうに吹き飛んできた。

俺はとっさに動いて、日本一を受け止めた。

 

 

 

 

「おい!だいじょうぶか!日本一!?」

 

 

 

「う、うん…大丈夫!でもあのモンスター!急に変な木の実を食ったら強くなったんだよ!」

 

 

 

 

「変な木の実か…とりあえず、俺も戦う。ガスト!俺が時間を稼ぐから日本一の回復を頼む!」

 

 

 

 

「了解ですの!」

 

 

 

 

 

 

俺はモンスターに向かって走り出す。

 

モンスターは今度は俺に目をつけて、向かってきた

 

 

 

「ギォオオオオオオ!!」

 

 

 

「うおおおおお!!!!」

 

 

 

 

ドガアア!!

 

 

 

 

こぶしとこぶしがぶつかり合う!

 

く!なんて思い一撃だ。とりあえずいったん離れて………って

 

 

 

 

ドドドドドドドドドド!!

 

 

 

「うわあああああ!!?な、なんだ!?」

 

 

 

俺はそのまま、10回の衝撃をい味わって、吹き飛ばされた

 

 

 

 

 

「碧!そいつ、後から何回か衝撃を与える技もってるんだよ!アタシもそれで吹き飛ばされた!」

 

 

 

 

「な!?まじか!……確かこの技は…「トリコ」の釘パンチ!?」

 

 

 

俺の世界にある、漫画「トリコ」に出てくる主人公のトリコの技だ。釘を打つように、何回も衝撃を相手に与える技だ。

 

 

それをなんでこの世界のモンスターが!?

 

 

 

 

「グォォォォ!!」

 

 

 

モンスターは声をあげて、俺に睨む。

 

 

くそ…こいつはやべえかもな…

 

 

 

モンスターが俺に突撃してくる!

 

 

だが、モンスターは目の前で思い切りころんだ!?

 

あ、あれ?って地面が凍ってる?ガストか!

 

 

 

 

「碧!何をぼけっとしているのですの!今のうちですわ!日本一と決めなさい!」

 

 

 

 

日本一が、おれの横に立って、いつもの笑顔で俺にほほ笑む

 

 

 

「行くよ碧!あのモンスターを倒す!」

 

 

 

「おう!!」

 

 

 

 

俺と日本一は一気に駆け抜ける!よし!これで!決めるぜ!!

 

 

 

「おりゃああああ!十文字切りーーー!!!」

 

 

 

日本一のするどい攻撃で、ひるむモンスター!

 

俺はそのすきを逃さない!!

 

 

 

 

<ワールドリンク!モード!コズミックエナジー!!ロケット・ドリル!!>

 

 

 

 

「くらええええ!!ライダーロケットドリルキッーーーク!!」

 

 

 

 

 

ドガアアアアアア!!!!

 

 

 

 

 

「ギャォオオオオ!!!?」

 

 

 

 

 

モンスターに大きな風穴を開けた。どうだ必殺のドリルキックだ!

 

 

 

 

 

「やったね!!碧!やっぱり碧もヒーローだよ!♪かっこよかったよ!」

 

 

 

 

「おいおい…日本一俺にほれちまったのかい…?」

 

 

 

俺はちょっとからかってやろうと、日本一の頬をなでてほほ笑んだ。

 

 

 

「うわ!?な、なにすんだよーー!」

 

 

 

照れて、顔をまっかにする日本一。

 

くくく…どうやらこんな接し方に慣れてないようだ。

初々しいぜ。

 

 

 

「もう…そんなことしなきゃ素直にかっこいいって認めてあげるのに…」

 

 

 

 

「ん?なんか言ったか?」

 

 

 

 

「なんもいってないよ!碧のばーかー!」

 

 

 

 

日本一はプイと顔をそむける。いやーかわいいな♡

 

 

 

 

「まったく、碧はもう馬鹿野郎ですの」

 

 

 

 

「なんだよガスト。まあいいや。ありがとうなガスト!おかげで助かった」

 

 

 

俺はお礼にガストを抱きかかえる。

 

 

 

「って!?や、やめるのですの!はずかしいですの!」

 

 

 

ガストは嫌嫌と言って、暴れる。あははかわいいなー!

戦いの後は和むぜ…

 

 

 

にしても…やっぱり、今回のモンスターもおかしかったな…

 

 

まさかとは思うが…あいつらが関係してるのかな…?

 

 

 

 

 

「…ん?ねえねえ、ガスト、碧。あの空に浮いているのってなに?」

 

 

 

 

日本一が空に向かって指をさす。

 

 

なんだ?…ってあれ、人が浮いてる?いや、飛んでいるのか…?

 

 

……ちょっとまて。あいつがつけている装備って…見たことが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さ…世界者…これが耐えられます?…スターライトーブレイカー…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桜色の砲撃が、一気にあたりを包み込む。

 

 

 

ま、まずい!

 

 

 

 

 

 

 

「2人とも!!!ふせろおおおおおおおお!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゴオオオオオオォオオォオオ!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

その一撃は、そっきまであった、森をすべて包み込むようにした。

 

俺はなんとか2人だけは守ろうとするが、それ以上のことはできなかった。

 

 

意識はそこで途絶えたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●●●

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うう…身体が痛い…」

 

 

 

 

 

アタシ、日本一は目を覚ました。

 

目覚めたとき、その光景が一気に目に入り驚いた。

 

 

 

 

 

森が、焼け野原だった…そう、ただ火の元があがっていて、それ以外何も見えなかった

 

 

 

 

「そ、そんな…こんなのって……は!あ、碧!!ガストーー!!」

 

 

 

 

アタシは辺りをきょろきょろと見渡す。

 

2人は!?2人は無事なの!?

 

 

 

 

「うう…日本一…わたしはここですの…」

 

 

 

「ああ!ガスト!!よかった!無事だったんだね!」

 

 

 

 

アタシは勢いよくがれきをどかして、ガストを救い出す。

 

よかった…息してるよ…

 

 

 

 

「日本一…碧は?」

 

 

 

 

「今探してる……ねえガスト…アタシ達が無事なのって…」

 

 

 

「ええ…碧が守ってくれたんですの…」

 

 

 

 

アタシはギュとこぶしを握った…ヒーローである私が…守られるなんて…碧…ごめん…

 

 

 

 

 

「とりあえずさがそ!?もしかしたらさっきの攻撃をした奴がまだうろうろしてるかも…」

 

 

 

 

「そうですの…早く探すほうがいいですの」

 

 

 

 

 

 

アタシとガストは急いで碧を探した。

 

 

無事でいてほしい…彼に…

 

 

ヒーローの私よりヒーローらしい彼に…

 

 

 

 

 

 

 

●●●

 

 

 

 

 

 

「碧…どこですの…エッチなことしてもいいですの…出てきてほしいですの」

 

 

 

 

 

わたしは泣きながら辺りを探す…

 

私は見たですの…碧は、私たちに何かバリアーのようなものを張って、自分だけ盾になるようにして身体をさしだしていたですの。

 

 

そして…わたし達を見て笑っていた…大丈夫だよと言わんばかりに

 

 

そんな馬鹿野郎にはお仕置きが必要ですの…

 

帰ってきたら絶対はたくですの…

 

絶対変態って罵ってやるのですの…

 

 

 

 

また…頭をなでてほしいですの…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だけど、見つからなかった。

 

救助隊も読んで、アイエフ達にも協力してもらったけど、見つからなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、碧が消えて2週間たったのだった…

 

 

 

嫌だよ…碧…

 

 

嫌ですの…碧




行方不明になってしまった碧!


一体どうなるのか!?

次回をまて!


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第29話 サイバーコネクトツーちゃん




今回のヒロインはサイバーコネクトツーちゃんです!
さぁどうなるか、刮目してください!



⚠︎
すみませんが、少し話の内容を変え、特別キャラクターは出さない感じで変更しました!
申し訳ありません。

ちなみに超女神信仰ノワールのキャラクターだったんですが、またしっかりとした形で出したいと思います!
すいません!


「ふぅ…やっとついたか」

 

 

 

 

アタシはサイバーコネクトツー。

 

今アタシは、ある村に来て居た。その場所はプラネテューヌの端っこにある。

 

 

クエストの対象物がこの村の近くにあるので、この村を拠点に進めるつもりなんだ。

 

にしても、空気が良い場所だなぁ

 

ちょっとした気分転換にはいいかもしれないね

 

 

 

 

「さて、とりあえず宿を取らないといけないな」

 

 

 

アタシは、荷物を抱えて宿に向かって歩き出した。

 

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

「いらっしゃいませー♫ようこそ!我が宿へ!」

 

 

 

宿に入ると、可愛らしい元気な女の子が出迎えてくれた。

いいね、これぐらいの元気のある出迎えは、こっちまで元気になるよ!

 

 

 

「あの、宿を取りたいんだけど、いいかな?」

 

 

 

「はい!お客様は1名ですか?」

 

 

 

「はい。1人です。」

 

 

 

 

「わっかりましたー♫じゃあ、この103号のお部屋を使ってくださーい!」

 

 

 

アタシは、部屋の鍵を受けとる。

 

よし、とりあえず今日はこの宿でゆっくりするかな。

クエストは採取のだから、ゆっくりでも大丈夫だし…

 

 

 

「じゃあ、お客様ー!案内します!あ、案内は彼がしますね?」

 

 

 

女の子は、そう言って誰かを手で指差す。

 

まぁまぁ大きい宿だから、流石に1人って事はないだろうしね

さて!部屋がどんな感じか楽しみだな!

 

 

って…

 

 

 

 

 

「こんにちは。宿を案内しますねお客様」

 

 

 

 

 

 

 

アタシの前に現れたのは、宿の制服を着て、営業スマイルをしている士倉 碧くんだった。

 

 

 

ええええええええええええ!?

 

あ、碧くん?!

 

 

 

 

 

 

「ちょ、ちょっと!?あ、碧くん!?どうして?!行方不明になってたんじゃ!?」

 

 

 

「え?ど、どうしました?お客様…?」

 

 

 

 

「ど、どうもなにも…アタシだよ?!サイバーコネクトツーだよ!?」

 

 

 

アタシは、彼の肩をもってゆさぶる

 

だが、彼はまるで意味がわからないような表情でアタシを見てた

ま、まさか碧くん…

 

 

 

「あ、碧くん…君は半年前のルウィーのクエストで行方不明になってるんだよ?…覚えてないの?」

 

 

 

 

「あ、あの…すいません…覚えてないです…僕、記憶がないんです」

 

 

 

 

 

そ、そんな…記憶喪失!?

あ、碧くんが!?

 

 

アタシが唖然としていると、さっきの女の子が来てどうかしたのか?と慌てていた

 

私は驚きのあまりかたまった。

なんせ、半年前に行方不明になったまま見つからなかった友人が、こんな場所で見つかったからだ

 

 

しかも、記憶喪失で…

 

 

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

 

「えっと…じゃあ、彼はボロボロになった状態でこの近くにあった海で発見されたと?」

 

 

 

 

 

アタシは今、宿の女の子から話しを聞いていた。

 

なんで、碧くんが記憶喪失でこの場所にいるかを

 

 

彼女の話しだと、碧くん…名前は忘れちゃてるらしいから、今の名前は彼女がつけてくれて、太郎って名前になってるらしい…

 

 

で、彼女が釣りに海の方に出かけた時に、ボロボロになっていた碧……太郎くんを見つけたらしい。

 

今にも死にそうだったらしく、彼女は急いで村人を呼んだりして、碧…太郎くんを介抱したんだらしい。

 

あお…太郎くんは傷の方は二週間かそこらで治ったらしく、意識もその時に取り戻したようだ。

 

みんなはびっくりしたけど、記憶を無くしている彼をほっとけないってなったらしく宿の店員として雇う事にしたのだった。

 

 

流れとしてはこんな感じらしい…

 

 

 

 

「は、はい!とりあえず太郎はそれから半年間、この宿でしっかりと働いています…」

 

 

 

彼女がはっきりと言う…どうやら、それは本当らしい。彼女が彼を見る感じは尊敬してる目だ

 

 

 

「えっと…すいません、サイバーコネクトツーさん…貴方が友達の事も忘れてしまって…」

 

 

 

「あ、いやいや!あ…太郎くんが悪いわけじゃ…」

 

 

 

な、なんだろ…なんか、碧くんじゃない別人と喋ってる感じ…

見た目は碧くんなのに…

 

 

 

 

「太郎…どうする?サイバーコネクトツーさんに連れて行ってもらうの?」

 

 

 

「えっと…記憶は戻したいと思いますが…京子達に世話になってるから…ちょっとかんがえさせてよ。今の僕が居るのはモルー達のおかげでもあるから」

 

 

 

 

「太郎…」

 

 

 

 

 

 

京子と呼ばれた宿の女の子はうっとりとした表情で太郎くんを見ていた

 

太郎くんもそんな京子を見て、優しい微笑みを浮かべていた。

 

な、なんだろう…この空気

 

 

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

「ああ…これからどうしよ…」

 

 

 

アタシは荷物を置いた後、どうしようか考えていた。

 

とりあえず、他のみんなに連絡して、碧くん…太郎くんを連れて行かないといけないだけど…

 

 

 

 

 

 

 

「太郎!本当に行っちゃうの!?」

 

 

「ごめんねリリス…君と一緒に森に冒険出かけた日々は楽しかったよ」

 

 

 

「なんじゃ?考え直さないのか?」

 

 

 

「ヤミ…俺は知りたいんだ…自分がどんな人間だったのかを…」

 

 

 

「太郎…もう私達にはあわないの?」

 

 

 

「ごめんねヒカリ…でも安心して…また会いに来るよ…」

 

 

 

 

 

…太郎くんは沢山の女の子に囲まれていた。

 

え?こ、この状況は本当になんだろ…

 

太郎くんを見ている女性達はなんだろ…みんな目がハートになってる気がする…

 

彼ってこんなにもてたの?

 

 

まぁ、なんてゆうか、仕方ない気がする…

 

あの変態で、ちゃらんぽらんな碧くんとは思えないぐらいの爽やかさ…

しかも、優しくて、いつもよりカッコ良く見える…

 

人格まで変わってしまったみたいだよ…

 

 

 

 

「あ、あの…太郎くん?一応いいのかな?さっきは悩んでたみたいだけど…」

 

 

 

 

「は、はい!サイバーコネクトツーさん。僕を連れて行ってください…知りたいんです。自分がどんな人間だったのか…何をしていたのか…やっぱり気になるんです」

 

 

 

真剣な眼差しで私を見てくる太郎くん

 

ど、どうしよ…すっごい変態だったなんて言えないよ…

 

 

 

 

 

「じゃあ…アタシは部屋に戻ってるね?聞きたい事があったら聞いてね?」

 

 

 

「あ、はい!わかりました」

 

 

 

 

 

アタシは一旦部屋に戻る

 

はぁ…なんか、居づらい空気だったなぁ

 

 

 

アタシは荷物を広げる。その中には、暇つぶしに持ってきた漫画があった。

 

 

 

 

「…漫画戦士…ヴィザーマン…碧くんと始めて話した会話」

 

 

取り戻した漫画は、魔法戦士ヴィザーマン。碧くんと始めて会話したきっかけだったんだよね…

 

 

これから趣味があって、よく話すようになった…

一緒に漫画やアニメを見たりもした…

 

 

その度に変態発言やらしてきて困ったりもしたなぁ

 

 

 

これ、新刊なんだよなぁ…きっと碧くんなら

 

 

 

 

「…うわー!ヴィザーマンの新刊だ!サイバーコネクトツー!見せてよ!お礼にチューしてあげるから!……とか、いいそうだな」

 

 

 

アタシは、彼との会話を思い出して少し笑みがでる。

 

なんか、変な気持ちだな…

 

彼が見つかって嬉しいのに…

 

 

 

 

トントン

 

 

 

 

と、考えていると扉をノックする音が聞こえた。

誰だろ?

 

 

 

 

 

「はい!どなた…って碧…あ、太郎くん」

 

 

 

「えっと…夜分遅くにすいませんサイバーコネクトツーさん…ちょっとお話いいですか?」

 

 

 

「いいけど…下の彼女達はいいのかい?」

 

 

 

「はい、大丈夫ですよ…」

 

 

 

 

アタシと太郎くんは、部屋に入ってお互いに座った。

 

さて…この空気どうしようかな。何を話すんだろ

 

 

 

 

「サイバーコネクトツーさん、やっぱり変な感じですか?僕を見てから、なんだか浮かない顔をしてましたよ?」

 

 

 

「え?そんな顔してた?」

 

 

 

「はい…なんだか、暗い感じで…それで気になって」

 

 

 

…意外だな…そんな話題が出てくるなんて

 

 

 

 

「アタシ…そんな暗かったかな?」

 

 

 

「はい…」

 

 

 

 

「あはは…そっか。なんかね…太郎くんを見ていたら、そんな気分になったんだ…不思議だよね?」

 

 

 

「僕を…?」

 

 

 

「うん…アタシの知ってる碧くんと重ねると…なんかね。複雑な感じがするんだ…」

 

 

 

「記憶があった頃の僕…サイバーコネクトツーさんとはどんな関係だったんですか?」

 

 

 

「えっとね…良く遊び友達だったのかな?一緒に趣味の話をしながら、笑いあったりして、出かけたこともあったかな?この漫画とかを読んでたりもしたよ?」

 

 

 

「漫画…これですね?…魔法戦士…ヴィザーマン…」

 

 

 

「知らない?」

 

 

アタシが太郎くんに聞いてみると、彼は首を横にふった。

 

知らないか…

 

やっぱり覚えてないんだね…

魔法戦士ヴィザーマンを一緒に読んだことや、アニメや映画を見に行ったり、そんな時にセクハラまがいのことをして、アタシや他のみんなに吹っ飛ばされたことも…

 

 

 

まただ…そのことを考えると胸がチクチク痛む。

 

苦しいような、悲しいような…

 

 

なんでだろ…

 

 

でも、きっとこれって…多分そうなんだろうね

 

 

 

「サイバーコネクトツーさん…大丈夫ですか?」

 

 

 

太郎くんは、アタシの頭に優しくてを置いて、心配そうな面持ちで私を見ていた。

 

 

ちょ!近い!近いよ!

 

 

 

「だ、大丈夫だから!だから…」

 

 

 

「でも、サイバーコネクトツーさん…くるしそうだよ…」

 

 

 

碧くんはアタシの手をギュと握ってきた。

 

な、なんか…前とは違う感じで積極性があるなぁ

 

 

 

「ね、ねぇ…碧…太郎くんはどうして記憶を取り戻したいの?そんなに自分が気になるの?」

 

 

 

私は話をそらして、太郎くんに聞いてみる。

 

太郎くんは一旦考えると顔をあげた

 

 

「僕…ひとつだけ覚えてる感情があるんです…」

 

 

「感情?」

 

 

「はい…守りたい…何かを成し遂げたい気持ちです…この気持ちだけが、浮かんでいるんです」

 

 

 

 

何かを守りたい気持ちか…

 

あはは…碧くんらしいかな…例え変態でも、必死にみんなを守ろうとする…

 

 

碧くんにはそんなところがあった…

 

そこだけは記憶を失っても変わらないんだね

 

 

 

 

「そっか…わかったよ!太郎くん!私が、他のみんなも一緒に記憶を取り戻そう?」

 

 

 

「サイバーコネクトツーさん…ありがとうございます!」

 

 

 

 

碧くんはギュとアタシの手を握ってくる。

 

うう…な、なんかすっごいドキドキする…って!落ち着いて!アタシ!

 

こっちの碧くんもいいけど…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わかちゃったんだ。

 

アタシは、いつも通りの変態で、ちょっとめんどくさくて、おっちょこちょいでちゃらんぽらんな彼が…

 

 

 

 

 

 

好きなんだって…

 




まさかの記憶喪失!?

こっちの方がかっこいいとか…

自分の気持ちに気づいたサイバーコネクトツーちゃん!
さぁ次回からどんな展開になるか、お楽しみに!


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第30話 ネプギア 前半

はい!投稿しました!お待たせしてすいません!

今回のヒロインはネプギアになっていますが、時間的に過去になっています。
話的には、ユニとノワールの間ぐらいです。

まだ至らない点ばかりですが、どうか楽しんでください。

さぁ、いったいネプギアはどうなるのか?


これは士倉 碧が行方不明になる前のお話である。

 

 

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ今日も仕事疲れたなぁー」

 

 

私は、女神候補生のネプギアといいます!

 

今回もクエストやら、書類仕事などをこなしていました。

本当なら、お姉ちゃんも手伝ってくれるはずだったんだけど…

 

 

 

「ひどいよお姉ちゃん…私を置いて、1人で遊びに行っちゃうなんて」

 

 

 

 

そう…私のお姉ちゃんは、仕事をサボって何処かに行ってしまったのだ

そのせいで、仕事が私だけに回ってきてしまったんです

 

もう、いつも通りなんだけど…やっぱり疲れたなぁ

 

 

 

「ふぁ…今日はもう寝よう…」

 

 

 

私は睡魔に逆らわないようにして、眠りについた

 

 

だけど…私は気づかなかった。

この時、私の枕元に何かが居たことを…

 

そして、私を長い悪夢がこれから襲う事になるなんて

 

 

 

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んん…よく寝たなぁ」

 

 

 

7:00。時計にはその時間が記されていた。

ネプギアの起床時間だ。

 

いつもこの時間ぐらいに起きているから、タイマーをかけなくても、自然に彼女は目を覚ます。

 

この日も仕事はあるが、昨日にだいたい終わらせていたのでそんなに慌てなくても大丈夫だ。だからネプギアは何時もよりゆっくりと身体を起こす。

昨日の疲れもあるため、ネプギアは少し身体が重そうに見える。

 

 

 

 

「ふぁ…とりあえず顔を洗って…服を着替えてからいつもの場所に行こう…多分お姉ちゃん達もいるだろうし…」

 

 

 

ネプギアは、ゆっくりと洗面所に向かい顔を洗う。

タオルで顔を拭いて、着替えを始めた。

 

ここまでは朝起きてからいつも通りの行動だ。

 

それら全てを終えた彼女は、部屋からでて、ネプテューヌやイストワール、碧がいるであろう部屋に向った。

 

 

 

部屋の前に立ったネプギアはドアをノックする。

いくら、自分の家の中でもちゃんとノックするのはネプギアの真面目な性格ゆえだと感じる。

 

 

いつもだったら、イストワールか碧の返事が返ってくるのだが、全く反応がなかった。

 

 

「あれ?おかしいなぁ…この時間なら、いーすんさんがお姉ちゃんを叱って、それを碧さんが止めてるはずなんだけど」

 

 

 

ネプギアは、ゆっくりとドアを開けて、部屋の中を見る。

 

中は凄く静かでいつもの騒がしい雰囲気がなかった。

疑問に思いつつもネプギアは部屋に入る。

 

 

なんだか、部屋の空気が凄く重いような感じが、彼女にはわかった。

 

 

 

「…みんなどうしたんだろ…ってあれ?」

 

 

 

ネプギアはさらにこの部屋のおかしい事に気がついた。

 

 

それは、写真がないことだ。

 

 

 

 

「私とお姉ちゃんで撮った写真がない?…それに犯罪神を倒した時にみんなで撮った写真もない…前までちゃんと飾ってあったのに…」

 

 

写真は昨日まではしっかりとあったはずだった。

下に落ちていると言うわけではない…

 

まるで最初からそこに写真が存在してなかったようにその場所には、花瓶などの他の物が置かれていた。

 

 

 

ネプギアがそうやって疑問に思っている時だった。

 

ガチャとドアを開く音が聞こえて、中にイストワールが入ってきた。

 

 

 

 

「あ、いーすんさん!」

 

 

 

「ネプギアさんおはようございます」

 

 

 

イストワールはいつも通りに、礼儀正しい挨拶をする。

 

それを見てネプギアは、ホッとするように胸を撫で下ろす。

さっきまで何故かいつもと違う空気が漂っていただけに、いつも通りの人て会うと安心感があった。

 

 

 

 

「いやぁ、みんなの姿がなくて、ちょっと焦っちゃいました」

 

 

 

「そうですか?ってネプギアさん、みんなってこの場所には、貴女と私しかいませんよ?」

 

 

 

「いやぁ何言ってるんですか。あ、いーすんさん。お姉ちゃん達を見ませんでした?」

 

 

 

 

その言葉を発した時だった。

まるでイストワールは信じられない言葉を聞いたように目を見開いて固まった。

ネプギアはたった一言言っただけだ。お姉ちゃん達はいますか?と…

 

だけど、その一言はイストワールを凍らすには充分だったようだ。

ネプギアはそんなイストワールの様子に首を傾げる。

彼女からしたら、全く意識してないような一言だ。どうしてイストワールがそんなに驚くか理解は出来なかった

 

 

 

「あ、あのいーすんさん?どうしたんですか?」

 

 

 

ネプギアが声をかけると、イストワールは意識を取り戻したようにハッとなった。

 

だが、彼女は困ったような顔になり、何かを戸惑ったように言葉をネプギアにかけた

 

 

「あ、あの…ネプギアさん?…本気で言っていますか?」

 

 

 

「え?本気って…」

 

 

 

ネプギアはイストワールがかけた言葉が、全く理解できなかった。

一体何が本気なのか?

 

 

「いや、その…ネプテューヌさんがいるって言葉は…本気ですか?」

 

 

 

「え?お姉ちゃんがいるって…当たり前ですよね?」

 

 

 

イストワールはその言葉に、顔を真っ青にした。

一体彼女はどうしたのだろうか?ネプギアは不安に思った。

私は当たり前のことを聞いたのに…と…

 

だけどその疑問は次のイストワールの言葉が答えてくれた。

 

 

 

 

 

 

「ネプテューヌさんは…もう、いません…亡くなっていますよ?」

 

 

 

 

「え?…な、何を言ってるんですか?」

 

 

 

 

今度はネプギアが信じられない言葉を聞いたように固まった。

それも仕方ない。昨日まで元気に遊んでいた姉が亡くなっていますよと言われて信じられないし、理解出来ないものだ。

 

なんで、イストワールがそんなことを言うのはネプギアにはかんがえられなかった。

冗談?とも考えたが、真面目なイストワールがそんな冗談を言うには思えなかった。彼女とは付き合いも長いからそう感じる。

 

 

 

 

「え?…いーすんさん?い、一体…」

 

 

 

「ネプテューヌさんは死んでいます…前の犯罪神との戦いで…」

 

 

 

 

 

ネプギアが、イストワールに違うと言いかけた時だった。

 

ネプギアの頭にあるビジョンが流れこんできた。

そのビジョンは、血に染まった剣を持っている自分自身と、血を流して倒れこんで居る、ユニ、ノワール、ブラン、ラム、ロム、ベール…そして、自分の姉ネプテューヌだ

 

 

血に染まり、ネプギアは激しい悲しみに包まれていた。

しかも、その時の感情や感触、全てをネプギアは覚えていた。

さっきまで覚えてなかったはずなのに、一気に思い出したように記憶が流れこんできた。

 

 

 

 

そう、ネプテューヌはイストワールの言うとおり死んだのだ。

しかも、自分が殺した。それもネプテューヌだけではない。他の仲間達も…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、ああ…あああああああああああああああ!!!」

 

 

 

 

「ネプギアさん!?」

 

 

 

イストワールの静止を振り切って、ネプギアは叫びながら、部屋を出た。

 

信じられないと言う言葉を何回頭に流し込んだろうか…

 

半分、混乱しながらもネプギアは自分の部屋に入り鍵を閉めた。

そして息を切らしながら、辺りを物色する。

 

 

 

「あ…あった…日記…」

 

 

ネプギアが手にしてるのは、分厚い日記だった。

 

ネプギアは、今まであった事件や、冒険の数々を日記に書くことを日課にしているのだ。だから今までことを思い返す時にたまに日記を見たりもしていた。

 

今回も、確かめたかった。頭の中に浮かんだ記憶が確かなのか、全く身に覚えがなかったのに、なんで感情や感触までハッキリと覚えているのかも…

 

この日記を見れば、それもハッキリするだろうとネプギアは考えたのだ…

 

 

 

ペラペラ…

 

 

 

日記を捲り、ネプギアは犯罪神との戦いがあった日に書いたであろうと日まで遡る。

 

 

 

「あった…」

 

 

 

その日を見つけ出したネプギアは、読み始める。

 

 

そして、それを見たネプギアは驚愕した…

 

 

 

 

「な、なに…?これ…?」

 

 

 

 

犯罪神との戦いの日記には、こう書かれていた。

 

 

○月×日

とうとう、犯罪神を倒すことが出来た。長かった。マジェコンヌ四天王を倒した後、犯罪神に勝てないと悟ってしまった私達はおかしくなってしまった。

 

ゲババーンと呼ばれる、犯罪神を倒せる伝説の剣。私達はそれに頼ってしまった。噂を確かめて、伝承を調べて、やっとその伝説の剣を手に入れることが出来た。

 

最初は喜んだ。その剣を使えば犯罪神を倒せるからだ。だけど、それは間違いだと言う事に気付いた。その剣は伝説の剣ではなかった。呪いの剣だったのだ。

 

女神の血を吸う事でその剣は力を増す。つまり、女神を殺す事でゲババーンは完成するのだ。それを知った時、私達はこんな力、絶対使わないと決めていた。だけど、犯罪神が復活するにつれ、私達は今の自分達に力が足りないと焦るようになってしまった

 

そこから、全てが狂いだした。剣の存在から、周りは疑心暗鬼になりそして、シェアをどうするかになって揉めてしまい、仲間割れになった。

 

そして…

 

 

 

私は仲間を殺した。

 

後戻りは…出来なくなっていた。

私は他の仲間にも手をかけた。そして、ゲババーンを仕上げた。

 

犯罪神は倒せた。そして、女神は私1人になり、全ての国を私がこれから収めることになった。

女神として、全ての国を私は守っていく。

 

 

 

 

例え、仲間を殺した、この汚れた手でも…

 

 

日記はここで終わっている。

ネプギアは日記をおとし、部屋を出て外に飛び出した。

 

 

 

「嘘だ!嘘だ!嘘だ!こんなのって…!」

 

 

ネプギアは涙を流しながら、協会を出た。

 

 

外に出ると、昨日までみたプラネテューヌとは景色が違っていた。

他の国の情報や雑誌は一切無くなっており、女神として掲げらていたのは、ネプギア1人だけだった。

 

他の女神は存在している雰囲気はなかった。

 

 

 

それもそうだ。

 

 

 

私が殺したんだから…

 

 

 

 

 

「嫌ああああああああ!!」

 

 

 

ネプギアは、周りの人達が、見てくる事をお構いなしに走る。

 

周りな人からは、女神が1人で走ってる姿は一体何があったのか?と疑問に思っているだろう…

 

 

町を抜けたネプギアはもう、頭が真っ白だった。

 

あるはずのない記憶が、ネプギアの頭を駆け巡る。

姉を刺した感触も、仲間を刺した感触も、手に蘇る。

 

 

なんで?私は、昨日まで普通に暮らしてた。犯罪神だって、みんなと協力して倒した。その記憶があるはずなのに、もう一つの記憶が私に纏わり付く。

 

 

今の私には、どれが本当の記憶なのか、わからなくなっていた。

 

 

 

誰か…誰か!…教えてよ!

 

 

ネプギアは必死に走り回った。

そして…

 

 

 

 

ドン!!

誰かにぶつかり、ネプギアは転んだ。

 

 

 

 

「うゔ…いったい…」

 

 

 

ネプギアは当たった場所をなでる。そして、ぶつかった人を見た。

そこには…

 

 

 

「あ、ネプギアじゃん…久しぶりだね」

 

 

 

 

「え?…碧さん?」

 

 

 

 

そこには、いつも通り変わらない様子の志倉 碧が立っていたのだった。




一体ネプギアの見に何が?

そして、こんな状況でも碧登場!
彼はネプギアの今の状況をどうにか出来るのか?!

次回をまて!


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第31話 ネプギア 後半

はい!連続投稿です。

自分の小説では珍しく真面目回です…

ちょっと難しくて、上手く出来てないかもですが、どうかよろしくお願い申し上げます。

感想もお願いします!挿絵はもう少しお待ちを!


「ふむふむ…つまりネプギアは、今の状況が全く身に覚えがないのか」

 

 

 

「…はい…何て言うか、記憶が植え付けられたような感じがして、全く身に覚えがないはずなのに、経験をしたような気持ちの悪い感じがします…でも、私にはお姉ちゃんを殺してない記憶もあって…なんか、別の世界に来たみたいなんです…」

 

 

 

 

ネプギアはとりあえず、今の自分が思っている事を碧に話した。

もぅ自分でも何を言っているのかもわかってない。

だけど、彼女は他に頼る人が居なかった。

誰でもいいから、この話しを聞いてほしかった

 

 

だけど、こんな突拍子もない話を誰かが信じてくれるのか?

ネプギアは、気付いたら自分が歴史の違う別の世界に来たと言っているようなものだ。しかも、記憶が二つもあるなんて更に可笑しい事でもあった。

 

だが、碧から帰ってきた言葉は以外な一言だった。

 

 

 

 

「そうか…わかった。つまりは意識だけか、もしくはパラレルワールドのネプギアが入れ替わったか、こっちに飛ばされた可能性があるな…」

 

 

 

「え?…碧さん?」

 

 

 

ネプギアは碧が、真剣に今の自分の状況を考えてくれていた事に驚いた。

 

今の自分が言ってることなんて、正直に言ってしまえば支離滅裂でわけがわからない事だらけだ…

 

なのに彼は、その言葉を信じている。

 

 

 

 

「あ、碧さん?私の話…信じてくれるんですか?」

 

 

 

「ん?信じてるの何も、ネプギアは俺の仲間だ。だから、助けるのは当たり前だろ?」

 

 

 

と、碧は優しい笑顔をネプギアに向ける。

その顔はネプギアが見たことのないような、優しい笑顔だった。

いつもふざけてて、子どもっぽい性格で、エッチなことを言ってみんなを困らせている碧とはおもえなかった。

 

 

 

 

「さて、じゃあネプギアの記憶がどれぐらい悔い違っているのかを調べるか。ネプギア。お前が元々持っていた記憶の方を話してみてくれ。どれぐらい、今の状況と違うか聞かせてほしい」

 

 

 

「あ、はい…わかりました」

 

 

 

ネプギアは焦る気持ちを落ち着かせて、碧に自分の記憶の事を話し始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

 

 

「なるほどなぁ…そっちの記憶だと、犯罪神はみんなと共に倒した事になっていて、ゲババーンなんて武器は存在してなかった。で、その後特に平和で、別次元に飛ばされた事件以外は特になし。で、俺はその事件から少し経って、ゲイムギョウ界に飛ばされた事になってんのか」

 

 

 

 

「は、はい…どうですか?…ここでは、具体的にどうなっているんですか?」

 

 

 

 

ネプギアは恐る恐る碧に聞いてみる。

実際のところ彼女は今の状況を理解していない。例えこの世界が自分のいた世界と違うとしても、どこがどう違っているのか、具体的にわかってないのだ。

 

だから、こうして、話せる相手が居るのは、自分の状況を考えられるのでありがたい事だ。

 

ちなみに2人は目立たないような場所で話をしていた。ネプギアは色んな意味で有名だから、目立ってしまうからである。

 

 

 

「まぁあれだな。まず違う事は、犯罪神は倒したけど、犠牲が沢山あったって所だ。それはお前もわかってると思うが、ネプテューヌ達だ。みんなはゲババーンの武器により命を奪われた…後は別次元の事件は特にこの世界では起きてないってこと…後は、俺が来た時間だな」

 

 

 

「え?…えっと…こっちの世界では…碧さんは違う時間に飛ばされたってことですか?」

 

 

 

ネプギアがそう言うと、碧はうなづいた。

 

 

 

「こっちの歴史だと、俺はちょうどネプギアがギョウカイ墓場から助け出された時に来たんだ。」

 

 

 

「そ、そうなんですか?!」

 

 

 

 

ネプギアは驚いた。ギョウカイ墓場から助け出された時期は今から数年前だ。この時点でネプギアが持っていた記憶と食い違いがかなり出て来た。

 

 

 

「じゃあ、碧さんはその後どうしたんですか?」

 

 

 

「ああ、こっちの世界に飛ばされた俺は、モンスターに襲われていた所をお前とコンパ、アイエフに助けてもらったんだ。んで、その縁から俺も旅をすることになったんだ」

 

 

 

「碧さんと…旅をしてたんだ…」

 

 

 

 

「ああ…それから、俺は…そっちではなんて言ってるかわからないけど、世界と繋がる力、ワールドリンクを手に入れた俺は、ネプギア達と一緒に犯罪神達と戦った」

 

 

 

ワールドリンク…どうやら、こっちの方でも碧はネプギアの知っている碧の能力を使えるようだった。

 

 

 

 

「で、その結果は分かる通りだ…俺は仲間を失い、女神として残った仲間も、心を閉ざしてしまった。そんで話すのは今回が久しぶりだ…でも、別人らしいけどな」

 

 

 

 

「ごめんなさい…」

 

 

 

ネプギアは碧に頭を下げる。

碧が言っている残った女神とは多分、ネプギアのことだろう。自分に言われてるようになったネプギアは何と無く、後ろめたさがでてしまった。

それと、いつもとは違う、碧の悲しいような、嬉しいような表情が更にそう感じさせるようだった。

 

 

「ネプギアが謝る必要はないよ。俺はお前と話せて嬉しいんだぜ。こうやってお前を助けることもできる」

 

 

 

「はい…あ、碧さん…他のみなさんにはなんて説明したら…」

 

 

 

 

「いや、やめておけ。お前をまだ恨んでる人だっているし…言っても逆に心配かけるだけだ。まぁぶっちゃけ信じて貰えないのが普通だしな」

 

 

 

碧は真剣な顔でネプギアに止める。

そんな表情も見たことがないので、ネプギアはビクと身体を強張らせた。

 

 

 

「えっと…じゃあ、なんで碧さんは私を信じてくれたんですか?」

 

 

 

 

「ああ…俺は、ネプギアみたいな状況になったのを自分の世界の漫画か、アニメで見たことがあるんだ…」

 

 

 

 

「!?じゃ、じゃあ私がこうなったのって…」

 

 

 

「ああ、何か、違う世界の力が働いてるんだ。とりあえずわかってることは…ネプギアがパラレルワールドに来たってことだ…」

 

 

 

「パラレルワールド?」

 

 

 

首をかしげるネプギアに、碧は地面に絵を描いた。

どうやら絵が上手いのも一緒のようだった

 

地面に碧は枝分かれした矢印を書いた。

 

 

 

「説明するとだな、パラレルワールドってのはこんな感じに枝分かれしていてる世界のことで、<あり得たかも知れない世界>なんだ。」

 

 

 

「あり得たかも知れない世界?」

 

 

 

「ああ…別次元の世界とはちがい、存在は認識されてはいるが、一切かかわることは出来ないとも言われてる。まぁネプギアは関わってしまったが…とりあえず、簡単に言うと、もし、ネプギアが犯罪神との戦いでこんな未来もあったかもしれないってこと。それがパラレルワールド。」

 

 

 

 

ネプギアはそれを聞いて、身体が震えた。

 

仲間を家族を殺した世界があったなんて…

自分は、仲間を家族を殺す可能性があった事じたいが、信じられないし、信じたくなかった。

 

ネプギアはそんな自分の可能性に、自分が怖くなったのだ。

 

 

 

 

「大丈夫か?ネプギア…」

 

 

 

「わ、私は…な、仲間を…家族を…いやぁ…私は…」

 

 

 

 

ネプギアは涙を流して、顔を覆った。

自分の醜い部分か嫌だった。仲間を殺してしまう世界が自分が存在したのが許せなかった

 

そんなネプギアを碧は優しい抱きしめた。

 

 

「ネプギア…しっかりしろ…お前はやってない。お前は悪くないんだ」

 

 

「で、でも!私は仲間を殺してしまう可能性があったんですよ!?それがこの世界…わ、私は自分が怖いです!もしかしたら、これから私はみんなを手にかけてしまう可能性だって…」

 

 

 

「ネプギア!!」

 

 

 

碧はネプギアを真っ正面から見た。

その目には強い意志があり、ネプギアはそれを見て、言葉を止めた

 

 

 

「ネプギア…みんな誰だって、正しい心を持っているわけじゃない。みんな、弱い部分だってあれば醜い部分だってあるんだ…だけどな…どんな人も、それに負けないように心と向き合って生きていくんだ」

 

 

「心と…向き合う?」

 

 

「ああ。ネプギアはこの世界では負けてしまったかもしれない…でも、それだけじゃないだろ?お前はみんなと助けて合いながら犯罪神を倒したじゃないか。」

 

 

碧の言葉は深く、ネプギアの心に響いていた。

ネプギアと碧はまだ、こんなに長く会話した事はない。

だけど、その言葉はまるで長い関係の者から受け取るような言葉にネプギアは感じた。

 

 

 

「あ…碧さん…ありがとう…ふふ…変態なだけじゃなかったんですね」

 

 

 

「おいおい…ひどい言い方すんなよ…なるほどな。そっちの世界の俺はそんな感じのままなのか…」

 

 

「え?」

 

 

 

「いや、気にすんな…さて、話を聞いて…とりあえず、やっと思い出した。ネプギア…お前をこっちの世界に連れてきた理由がわかったぞ」

 

 

 

「本当ですか?!」

 

 

 

「ああ、今からそれを取り除いてやるよ…ワールドリンク!」

 

 

碧はワールドリンクを発動させる。世界と繋がる力により、碧の手は変化していく。

 

その手はまるで…

 

 

 

鬼の手だった。

 

 

 

 

「あ、碧さん?」

 

 

 

「ちょっと首ごめんな…ほい!」

 

 

 

グキァャ!?

と醜い声が響いたと思ったら、碧の鬼の手には、醜い容姿をした怪物のような存在が捕まっていた

 

 

 

 

「な、なんですか?!これは…!?」

 

 

「これは…妖怪、枕返しだ。こいつは枕を返すことで別世界に人間を送り込むような事が出来るんだ。んで、それを見て楽しむゲスな妖怪だ。パラレルワールドに来たのはこいつが原因だよ。さぁ枕返し…死にたくないなら、わかるよな?」

 

 

碧は枕返しと呼ばれる妖怪を、握りつぶそうと力をこめる。

枕返しは焦りながら姿を消した。

 

 

「ふむ…これでネプギアは元の世界に帰れるはずだ」

 

 

「あ、あの…碧さん…ありがとうございます」

 

 

「気にすんな…お前はお前の世界で頑張れよ。こっちはこっちでなんとかするからさ」

 

 

碧はまた、見たこともないような優しい笑顔でネプギアにほほえむ。

 

 

そして、ネプギアの身体はしばらくすると光だした。

 

 

「あ…」

 

 

 

 

「じゃあなネプギア。そっちでも元気にやれよ?」

 

 

 

「あ、碧さん……あ!」

 

 

 

帰る瞬間だった。またネプギアに記憶が流れ込んできた。

せされは、碧とこの世界で出会った記憶、そして、共に戦った記憶。

そして、仲間を失い悲しんでいた私を慰めていた記憶。

 

そして、碧さんに恋に落ちた記憶…

 

 

それがネプギアの頭に流れ込んだ。

 

碧がなぜ、悲しそうな、嬉しそうな表情をしていたのか、理解出来た。

それは…

 

 

 

 

ネプギアは目から、涙を流していた…

 

 

 

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「碧…さん…」

 

 

 

 

目を覚ますと、そこはベッドの中だった。

時刻は7:00

 

外からは、ネプテューヌがイストワールに怒られている声が響いていた。

 

 

 

 

「…うぅ……ううう…」

 

 

 

ネプギアは知らず知らずのうちに泣いていた。

なぜ、泣いてしまったのかはわからない

 

だが、涙が止まらなかった。

その日はずっと泣き続けた。

 

 

 

まるで、パラレルワールドの自分の分まで涙を流したようだった。

 





ネプギアの流した涙…
そこにはどんな想いがあったのか


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第32話 コンパ&アイエフ

はい!みなさんお待たせしました!
リリィランク編!最後のアイエフとコンパです!
また次回から新しい章になります!コロコロ変わってすいません…

リリィランク編は全キャラやりたかったんですが、難しいので、次の章からら混ぜていく感じでやります!

リリィランク編では、絡みが少なかったのがこの小説の特徴だったので、それを補うためにやってました。
一応は、新展開の布石とフラグを立てる目的だったんですが…やっぱり難しいですw

これからも頑張りますが、至らない点などは許してください


「碧が…記憶喪失!?そ、そんなぁ!とうとうわたしのネタをパクってきたよ!」

 

 

 

 

「ネプ子…あんた、ちょっと黙ってなさい」

 

 

 

ネプテューヌは大袈裟なリアクションをとりながら大声を上げる。

それをアイエフに注意された。

 

まぁそれも仕方ないとも言えるかもしれない。

前まで行方不明だった、士倉 碧が記憶喪失で見つかったのだから。

 

その碧は、キョトンとした表情でイスに座っていて、ネプテューヌとアイエフを含めた多くの人間に囲まれていた。

 

 

その中のマーベラスAQLが碧な話しかけた。

碧は、マーベラスに対しても、まるで始めてあったかのような、他人行儀の礼をした。

それを見たマーベラスは悲しそうな顔をした。

 

 

「あ、碧…いや…今は太郎くん?だっけ?ちょっと落ち着かないかもだけど、この場所が君の部屋だからね?」

 

 

「はい。ありがとうございます…えっと…マーベラスさんでしたね?」

 

 

マーベラスはそれにうなづく。

初対面のような感じに、更にマーベラスは顔を曇らせる。

 

それを見ていた、ケイブとユニ、日本一、ガストは複雑な表情をしていた

 

 

「えっと…で、これから記憶を無くした碧…太郎をどうするかかんがえましょう?」

 

 

何と無く、変な空気を感じたノワールが、話しを持ち出した。

 

 

 

「じゃあ、作戦タイム!」

 

 

 

ネプテューヌが高らかに叫ぶと、碧を残して残りのみんなで輪になってコソコソと話し始めた。

 

 

「はい!じゃあ、碧くんの記憶復活作戦なんだけど、なんかいい案ない?じゃないとそろそろ私の主人公としての立場がないよ!」

 

ネプテューヌの言葉にみんながスルーして、その中で鉄拳が手を挙げた。

 

 

「はい!じゃあ鉄拳ちゃん、意見をどうぞ」

 

 

「えっと…こうゆうのってやっぱりショック療法がいいと思います。わたしが殴れば…」

 

 

 

「それ却下。そんなんやったら碧くんが放送事故の状況になるから」

 

 

ネプテューヌが青ざめた顔でガタガタ震えながら、鉄拳の意見をやめさせた

 

まるで、鉄拳に殴られた事があるかのような反応である。

 

次はベールが手を挙げた。

 

 

「碧さんは確か、アニメや漫画が好きでしたよね?だったら、アニメや漫画を沢山見せた方が効果的なのでは?」

 

 

それには、サイバーコネクトツーが意見を言った。

 

 

「ベール様、それは試しましたが駄目でした」

 

 

ベールは、そうですかと答え、また考える仕草をした。

 

 

ネプテューヌは腕をくんで考える。かなり頭を振り絞るがどうやら考えがでないようだ。

 

 

「もー!頭を振り絞るのはわたしのキャラじゃないよ!絶対!なんでこんな時にネプギアはいないのさ!」

 

 

ネプギアはこの場にはいなかった。何故だかはわからないが

 

今現在、この場にいるのはネプテューヌを含めた四女神、ユニ、日本一、マーベラスAQL、サイバーコネクトツー、ガスト、ケイブ、コンパ、アイエフだ。

 

 

で、根を上げたネプテューヌにアイエフがやれやれと言った感じで言った。

 

 

「とりあえず、もう色々試すしかないわ。みんなでやるだけのことをやりましょ?」

 

 

「そうですぅ!碧さんがこのまま記憶が戻らないなはかわいそうです」

 

 

コンパもアイエフの言葉に続く。

 

 

 

「まぁそれもそうだよね!じゃあ、記憶復活作戦はとりあえずみんなで色々試してみるってことで!」

 

 

「ちょいまち、ネプ子。碧の世話はどうすんのよ。記憶ないんじゃまずいでしょ?」

 

 

 

ネプテューヌはアイエフに言われて、うーんとかんがえて

 

 

 

「じゃあ、言い出しっぺのあいちゃん!と医者さんがいたら安心だからコンパもって事でよろしく!」

 

 

と、完全に丸投げな答えに、アイエフは頭を抱えることになった。

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

結局、碧はアイエフとコンパが面倒を見ることになった。

マーベラスや、ケイブ、日本一とガストが少し、渋っていたが、やっぱり医療関係の者も居た方が安心だし、碧はプラネテューヌに滞在していた期間が長かったので、記憶を取り戻すならプラネテューヌだ。だから、プラネテューヌにいる2人の方がやりやすいと考えたからだ。

 

アイエフは、マーベラス達が渋った事に少し驚きながらもその事を説明させて、みんなを納得させたのだった。

 

 

 

「しっかし、あんたが記憶喪失になるなんて思わなかったわ…」

 

 

「あ、えっと…ごめんなさい」

 

 

アイエフの言葉に碧が頭を下げる。別に謝らなくていいわよとアイエフは答える。

 

 

「で、碧さん…太郎さんは本当に何も覚えてないのですか?」

 

 

コンパの言葉に碧は頭を横にふる。

 

 

「あ、あの…コンパさん、アイエフさん…僕ってどんな奴だったんですか?」

 

 

 

その言葉に、コンパが困ったようにオロオロして、アイエフにアイコンタクトを送り、助けてサインを出した。

 

アイエフはしかたないような感じで、ため息を吐いた。

 

 

「あれね…一言で言えば変態ね…救いようがないぐらいに」

 

 

 

「な、なんですって…」

 

 

碧はアイエフの言葉に、青ざめた。

どうやらかなりショックだったようだ。

 

アイエフはお構いなしにさらに続けた。

 

 

「平気で女の子にセクハラ発言してくるわ、触ってくるわ、そして困った女の子の顔を見て喜んだりして…最低だったわね…」

 

 

「さ、最低…」

 

 

 

碧は、それを聴いて、バタンと倒れてしまった。

 

 

「まだあるわよ…他には」

 

 

さらに続けるアイエフに、コンパが止めに入った。

 

 

「あ、あいちゃん!ストップ!碧さんのライフはもうゼロですぅ!」

 

 

碧はまるで魂が抜けたかのように真っ白だった。

 

 

「止めないでよコンパ。こうすれば何か思い出すかもよ?それに否定する個所ないじゃない」

 

 

 

「う…それは…」

 

 

コンパは困ったようにアタフタと慌てる。

どうやら、アイエフが言った言葉に反論できないようだった。

 

コンパにそう思わせるぐらい、碧は変態だったのだ。

 

 

 

「ああ…僕は死んだ方がよいのでは…」

 

起き上がった碧は絶望がゴールかのような表情でうなだれていた

 

よっぽど自分が変態なのが嫌だったようだ。

 

 

 

「落ち着きなさい…確かに変態だったけど、一つだけ誇れる所はあったわ」

 

 

 

「…それは?」

 

 

 

「仲間を全力で守ろうとしようとするとことか…」

 

 

 

アイエフはほめるのが恥ずかしいのか、少し顔を赤くする。

 

 

 

「そうですぅ!碧さんはどんな時も明るくて、元気で、全く怯まないでみんなを守ろうとするすごい人なんです!」

 

 

 

コンパも、勢いを戻して、アイエフの言葉に続く。

どうやら、2人共、本気でそう思っているの、目に嘘は感じなかった。

 

 

碧はそんな2人を見て、考える仕草をした。

 

 

「…えっと…コンパさん、アイエフさん、ありがとうございます」

 

 

 

そう言って、碧は2人にお礼を言ったのだった

 

 

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

 

「よいしょ…よいしょ…」

 

 

 

 

碧を預かって、その夜、コンパはご飯などをのせたトレイを持って、廊下を歩いていた。

 

どうやら、碧に対してのようだ。

 

バランスが取れたような、食べ物でコンパが作ったようだ。

 

 

 

「喜んでもらえたらいいです…」

 

 

 

コンパは嬉しそうに、トレイを運ぶ。

自分の作った物を食べてもらうと言うのは楽しみなんだと思う。

 

 

 

部屋の前に来たコンパは、とんとんと叩いた。

今は8時半ぐらい。この時間なら碧はまだ起きているはずだ。

 

ちなみにアイエフは今はいない。

用で出かけているため、コンパだけで面倒を見ていたのだった。

 

と言うわけなんだが、部屋から反応がなかった

 

 

 

「碧さーん?どうしたんですか?ねてるんですか?」

 

 

コンパは呼びかけるかま、反応がない。

コンパはさらに疑問に思ったが、とりあえず不安になり、扉を開けた。

 

 

「あ、碧さん、大丈夫…って、え!?」

 

 

 

扉を開けたコンパは驚愕した。

部屋の中は散乱していて、いたるところはボロボロに崩れていた。

 

碧は、そんな部屋の隅に布団を被ってガタガタと震えていた。

 

 

コンパは、トレイを落として碧に駆け寄った。

 

 

「碧さん!碧さん!どうしたんですか?!しっかりしてくださいです!」

 

 

 

「はぁ!はぁ!…こ、ここコンパさん…こ、怖いよ…助けて!助けてよ!」

 

 

 

碧はガタガタ震えながら、コンパにしがみつく。その目にはうっすら涙も見えていた。

 

コンパはこんな状態の碧はみたことがないため、混乱していた。

まるで、一気に碧に恐怖と言う感情が押し寄せてきたような感じだった。

 

碧は、一旦深呼吸をして、コンパに向き直した。

 

 

「ご、ごめん…取り乱して…」

 

 

「いいんですよ〜一体何があったか、教えてくれます?」

 

 

碧は、被っている毛布をギュと握りながら話し始めた。

 

 

「自分…あることを思い出したんです…誰かを守らないとって気持ち以外に、どうしようもない不安があったってことを…」

 

 

「不安ですか?」

 

 

「うん…違う場所に来て、不安な気持ち…自分が全く知らない場所でわけのわからない力に怯えていた自分がいたんだ。怖くて怖くてしょうがなかったみたいだ…どうしようもなくて、誰にも頼れなくて…でも、それを認めたら壊れてしまうような…そんな感情が何故か蘇ってくるんです」

 

 

 

コンパはそれを聴いて、愕然とした。

碧がそんなことを思っていたなんてわからなかったからである。

 

 

こっちの世界に来た時も、むしろよろこんでいたようだったし、仲間達とも仲良くしていた。

ワールドリンクと呼ばれる能力だって、まるでアニメや漫画に出てくる主人公みたいでかっこいいと叫んで喜んでいた。

クエストに行った時も

強力なモンスターに出会った時も…

 

本当は碧は怖かったんだ。

 

本当は…強がってただけだったんだ…

 

 

 

「碧さん…」

 

 

 

コンパは優しく、碧を抱きしめた。

彼女は悔しかった。気づいてあげれなかった。

仲間として、友達として…彼がこんな思いをしているなんて知らなかった

 

いつも明るくて、笑顔でみんなの中にいた彼がこんなに苦しんでいることに…

 

 

 

「碧さん…今はゆっくり休んでください…わたしがそばにいます…」

 

 

 

碧はコンパに優しくだかれ、そのまま眠りに落ちたのだった。

 

そして、その部屋の外の廊下で、アイエフが扉の前に立ち尽くしていた。

 

 

 

「バカ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

「んん…ああ、もう朝ですか…」

 

 

コンパは朝になり目を覚ました。

昨日は碧を落ち着かせてから、自分も眠りに落ちてしまったのだった。

 

しかも、一緒のベットで…

 

 

 

 

「ほにゃーー!?」

 

 

 

コンパは慌てて、ベットのから碧を突き飛ばす

大きな音が響いて、碧は頭から真っ逆さまに落ちてしまった。

 

 

 

「いってー!!な、なんなんだよ!!ってコンパじゃん!?」

 

 

 

「え?…あ、碧さん?」

 

 

 

 

 

 

 

士倉 碧が記憶を取り戻した瞬間だった。

 

 




記憶を取り戻した碧!


次回からは、新しい展開です!どうか、お楽しみに!


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ゲイムギョウ界〜本当の始まり編〜
第33話 真の強さ 前編


新しい章に移行します!本格的に話しが進みます!長くなります!どうか皆さん、これからもよろしくお願い申し上げます!!

挿絵遅れてます…すいません


「えーと…とりあえずみんな、久しぶり!!士倉 碧、ただいま復活いたしました!」

 

 

 

 

記憶喪失から半年、私士倉 碧はただいま復活いたしました!これはコンパのお胸…じゃなくて、皆様のおかげだと思っています!!

まぁ…記憶喪失だった記憶なんて、全く覚えてないんだけどね…

 

 

とりあえず、記憶喪失だったのは確かみたいだったから、こうやって高らかに宣言したんだけどね…

 

な、何故だろう…みんなが俺を見る視線が痛々しい感じなんだけど…

辺りを見回してみると、ネプテューヌ達が無言で俺を威圧していた。

 

 

 

「碧くん…記憶喪失が戻ったのってコンパのおっぱいが原因じゃないの?」

 

 

 

ネプテューヌのジト目になりながらの一言は、完全に図星で軽く俺の胸をえぐる!

な、なんでばれてんだよ…俺は一言もおっぱいなんて言ってないぞ!?

 

 

 

「あ、いや、まてまて…そんなわけないだろ?俺が記憶喪失から復活したのは、みんなのおかげで…」

 

 

 

すると、またジト目になっていたガストが俺に対して鏡を渡してきた。

俺はそれを恐る恐る見てみると…

 

な、なんだと…鼻血が溢れ出てる!?

まさか、コンパのおっぱいに埋れていたからなのか!?

 

 

 

「碧!言い逃れはできませんの!さっさと白状なさいですの!」

 

 

「そうだよ!こっちはすっごく心配してたのにさ!何が鼻血だよ!ヒーロー失格だよ!馬鹿!」

 

 

 

ガストと日本一がものすごく剣幕で俺につめより、睨んでくる。

お、おいおい…どうしたんだよ二人とも!?心配してる感じじゃないじゃないですか?!完全にやる気の目だよ!?

 

俺は二人の圧力に押されて、後ろに下がるように退散するが、その後ろからは更にすっごい剣幕で迫っていたケイブとマーベラスAQLがいた。

 

ちょっ!?ふたりまでそんな怖い顔で迫ってくるの!?

 

 

 

「碧くん…本当に心配したんだよ?記憶喪失になったからものすごく悲しい気持ちだったのに…」

 

 

「貴方は見事に私達の悲しい気持ちをぶっ飛ばしてくれたわね。悪い意味で…」

 

 

マーベラスは刀を取り出して、迫り、ケイブも拳銃を取り出して、俺に迫ってくる。

ふ、二人とも?なな、なんでそんな物騒なものを…?!

 

俺は、チラッとネプテューヌ達を見て助けを求めるが、完全に見守るスタイルだった。

ノワールとユニに至っては同んなじような目つきで俺を睨んでた。

なんでだよ!?みんななんでブチ切れモードなんだよ!?そんなにコンパのおっぱいがいけなかったのかよ!?

 

 

 

 

「「「「さぁ碧くん…貴方の罪を数えなさい!!」」」」

 

 

 

後ろからまるで鬼神が出て来てるような勢いで俺に迫る四人。

だ、誰か…た、助けてくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!

 

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

はい…あの地獄から、何時間か立ちました。僕、士倉 碧は見事みんなにフルボッコされて、いま、蓑虫みたいに宙にグルグル巻にされて吊るされていました。

 

 

 

「お、おーい…そろそろおろしてくださーい」

 

 

俺は悲痛な叫びを呼びかけるが…ガスト達は全く反応なし。完全にスルーされています

 

なんだよ!そんなに怒らすようなことをしたか!?

 

 

「…おーい。ユニ、ノワール…助けてよ」

 

 

近くにいた、ノワールとユニに話しかけて、助けてもらうとするが…

 

 

「駄目…碧さんなんて、ずっとそんな風になってればいいんですよ!」

 

 

「そうね…変態には、もってこいの罰よ」

 

 

ユニはツーンとそっぽを向く。ノワールはジト目のまま碧を見つめていた。

ダメだ…こちらの方々も完全にお怒り状態だよ…本当に俺が何したってんだ…って言うか、前にも変態なことをしてよくみんなに怒られたが、前よりひどくなってないか?俺の扱い…

 

 

 

「なぁ…ネプテューヌ…俺はなんかしたのかな?」

 

 

「ねぷ?さぁねーなんかしたんじゃない?」

 

 

ネプテューヌはどーでもよさそうにこまった表情をしていた。彼女も、この変な空気の理由がわかってないのだろう…

 

 

で、こんな空気をぶち壊してくれたのは、真面目に定評のある二人。アイエフとイストワールさんだった。

 

 

「皆さん、お取り込み中に申し訳ありませんが…そろそろ本題に入ってもいいですか?」

 

 

「そうよ…碧に関しては後にして、みんな聞きなさい」

 

 

 

部屋に入ってくるなり、二人は真面目な空気を作ってくれる。ああ…少しは助かるかなぁ…

 

イストワールさんは俺に近づいて、縄を切ってくれた。

やった…やっと自由の身だ。

 

 

 

「ありがとう、イストワールさん」

 

 

 

「構いません。とりあえず、碧さんお帰りなさい。記憶喪失とは聞いていましたが、早く戻って良かったですね」

 

 

 

「いやぁ…ありがとうございます…なんとか復活したんですよ…記憶喪失だったことなんて覚えてないですけど」

 

 

イストワールさんはそうですかと言って、俺にたいして微笑む。

いやぁ殺伐とした状況の中でこんな笑顔は癒されりなぁ

 

俺の縄を解いたイストワールさんは、そのまま咳払いをしてみんなに向き直した。

多分、新しい話をしようとしているから、意識を切り替えたんだ。

 

 

 

「さて、皆さん…あなた方に話したい事は、最近のシェアについてです」

 

 

 

シェア…その一言を言ったら、四女神のみんなは重い表情になってしまった。

おいおい、どうしたんだよ…いつも明るいみんながめずらしい。何があったんだ?

 

俺は気になって、横にいたサイバーコネクトツーに近づいて、話を来てみることにした。

なぜか俺が近づいたら、顔が赤くなった。熱でもあんのか?

 

 

「なあ、サイバーコネクトツー…一体何があったんだ?シェアがどうかしたのか?」

 

 

「えっとね…実は碧くんが行方不明になっている間、各国のシェアが著しく低下しちゃったんだよ。」

 

 

 

サイバーコネクトツーの言葉に、俺は驚きが隠せなかった。シェアというのは、前にも聞いたことがあるがそれは女神に対しての信仰のエネルギーなのだ。

四女神の国には、シェアクリスタルと呼ばれるものが存在しており、そこから女神のみんなは国民たちの信仰を受け取り、自分のエネルギーにしているのだ。

その力で女神はより大きな力を手に入れて、国を発展していくってことなんだけど…

 

どうやらそのシェアが下がっているようなのだ…

俺は理由をイストワールさんに聞いてみた

 

 

 

「イストワールさん、なんでシェアがさがってるんですか?自分がいるときはそんなことなんてなかったのに…」

 

 

「…碧さんもご存じのはずです。最近の事件、それが立て続けに起きているせいで、国民の一部が女神に対して反感をもつようになったのです。そのせいで暴動など起きていて、今ゲイムギョウ界は深刻な状況になっているのです。」

 

 

最近の事件…?

俺は記憶を振り絞って、今までのことを思い出した。

初めて、クエストに行ったときと俺がプルルートのいる次元に行ったときに会った、凶暴化したモンスターの襲撃。

ラステンションに行った時に会った大勢のモンスターが押し寄せた事件。

ある遺跡を調査した結果、謎の実験をしてる連中を見つけたこと

それと、ゼウとディーンと呼ばれる襲撃者が現れたこと

 

そして、日本一とガストと一緒に行ったクエストで、謎の人物に襲われたこと。

俺はそこで記憶喪失になったんだ…

 

ここまでのことを考えると、こんなに事件があったんだな

 

なるほどな。まさか国民がそんな風になっているなんて思わなかったぞ…でも仕方ないことか。

あの連中もモンスターも一般人なんてお構いなしに襲ってやがった。

 

しかもこっちはその状況を打破できていない。そうなれば、国民は不安や悲しみであふれて、女神にたいして抗議をするだろう…

 

 

 

「ですので、これからシェア回復のための会議を行いたいと思うのです…どうかよろしくお願いします。」

 

 

イストワールさんは頭を、女神全員に下げた。ネプテューヌ達もそれにうなづいて部屋を後にした。

どうやら別室に移動するようだ。

他のみんなも、部屋を後にした。きっと話を聞くのか、いったん席を外したのかな?

 

さて、俺はどうしよう…でもシェアに関しては俺は何とも言えないからな…

 

と気づいたら部屋に残っていたのは、俺とコンパだけになっていた。

 

 

「?コンパはネプテューヌ達と一緒に行かないのか?それとも、俺に愛の告白?」

 

といつもの調子でコンパにからかいの言葉を告げる。高確率でコンパは俺のからかいに対しては顔を真っ赤にして照れるか、怒るかのどっちかである。うんうん、女の子をからかうと面白い。

ちなみにからかうと面白いのは、ユニとノワール、ガスト、5pb.、ネプギアとかだ。他にもいるが、それをあげるときりがないので黙っておく。

 

とコンパが照れると思ってた俺だが、予想外の反応だった。真面目な顔のまま、俺に近づいてきたのだ。

 

 

 

「いえ、後でいくです。それより碧さんに聞きたいことがあって…」

 

 

 

「うえ?俺に聞きたいこと?なんだ?」

 

 

俺はコンパに聞くと、彼女は俺の手を握って語りかけた。

 

 

 

「碧さん…本当は…怖かったんですか?この世界に来てから…本当は不安だったんですか?」

 

 

 

 

「--------!!」

 

 

 

 

 

なんだと…?

コンパ、今何ていいやがった?俺が…不安がっているって?

 

 

なんで…なんでそんなこと知ってるんだよーーーーー

 

 

 

「お、おいおい…何が不安がってるんって?そんなことないさぁ!俺はこちの世界に来てからウルトラハッピーなんだぜ!?」

 

 

 

「で、でも碧さん、記憶喪失の時、言ってました!こっちの世界に来て本当は怖かったって!本当はワールド・リンクって能力だって、怖かったって…」

 

 

 

……くっそ…記憶喪失の俺の馬鹿野郎…なんでそんなこと口走ってるんだよ…

 

絶対、そんなこと言いたくなかったのによ…

それになんでコンパはこんなやさしくしてくれてんだよ…どうしたんだってんだ…

 

 

 

「わ、わたし…力になりたいんです。碧さんの。だから…」

 

 

 

やめろ…やめてくれ!!!!

 

 

 

 

「お前には関係ないだろ!!!ほっといてくれよ!!!」

 

 

 

俺は思わず叫んでいた。

触れてほしくはない場所だった。そこに触れてしまったら、今の自分が崩れてしまいそうだった。

コンパは俺が大きな声に出してしまったので驚て腰を抜かしていた。

 

 

 

 

 

「……わり…俺出かけてくるわ」

 

 

 

「あ、碧…」

 

 

 

 

呼びとめるコンパを無視して、俺は部屋を出てそのまま外に向かって歩き出した。

くっそ…なんでだよ…やめてくれ…それだけは…言わないでくれよ…コンパ…

 

 

 

 

 

●●●

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふう…やっちまったな」

 

 

 

 

部屋を飛び出した俺は、ベンチに腰をかけてジュースを飲んでいた。

あーあ、なんでこんなことになってまったんだろう…しっかしコンパはなんであんな態度になったんだ?

俺の心のうちがばれるなんて思いもしなかったぜ…

 

 

 

「くっそ…考えないようにしていたのによ…」

 

 

 

そう、コンパが言う通り、俺は本当は怖かった。わけの分からない世界に来て、家族や友達と離れてしまったこと。

 

帰る方法が全くわからない状況で…右も左もわからないで、生活の為にモンスターと戦わなければならなかったのも本当は怖かった。

 

で、いきなり目覚めた力も怖かった。なんで暴走なんてするんだよ…あれは本気で怖かった。

 

だから俺は、その事は考えないようにしていた。

 

それ以外のこと、この世界に来て、俺を助けてくれたみんなに恩返しが出来るようになることだけを考えていた。

ワールドリンクの能力だって、アニメや漫画の能力みたいだと考えるようにして、他の事は考えないようにしていた。

 

それは怖かったから…考えれば考えるほど不安にしかならなかったから…

 

 

 

「はぁ…でも、コンパには謝らないとな…」

 

 

ジュースの缶を捨てて、俺は歩き出した。

とりあえず、何とかするか…

 

 

 

と歩き出した時だった。前から見たことのある三人が見えた。

あの可愛らしい三人は…

 

 

 

「おーい!ネプギア!ラムちゃん!ロムちゃん!」

 

 

前に居たのは、女神候補生のユニ以外の三人だった。まさか、ここにいたのか

俺を見つけたロムちゃんとラムちゃんはこっちに走り出した。

ネプギアは…あれ?顔そらされた?!ま、まさかまた何かやったのか!俺は!?

 

 

「碧さん…久しぶり…」

 

 

「元気だった!?わたし達も今きたんだ!」

 

ロムちゃんは相変わらずオドオドとしたようすで、ラムちゃんは元気ハツラツに話しかけてきた。相変わらず可愛らしいなぁ

 

 

「久しぶりだな…ネプギアと一緒に遊んでたのか?」

 

「うん…ネプギアちゃんにプラネテューヌを案内してもらってたの」

 

 

「えへへ!楽しかったんだよ!」

 

 

「そうか、良かったなぁ」

 

俺は二人の頭を優しく撫でる。二人はくすぐったそうに目を細める。あー癒されるなぁ

 

ネプギアは…やっぱり顔を背けてる

 

 

「ネプギア?大丈夫か?なんか、あったか?」

 

 

「え?…あ、いや…大丈夫ですよ。碧さん」

 

 

ネプギアは笑顔で俺に答える。うん?なんか笑顔がぎこちないぞ?なんて言うか、切なそうに見えるぞ

 

 

「ねぇねぇ!碧も一緒に遊ぼう!」

 

ラムちゃんは俺の袖をグイグイ引っ張る。

うん、確かに三人と遊んだら楽しそうだ。

気も晴れるだろうし…

 

 

 

「んじゃあ…行こうか。俺もみんなと遊ぶよ」

 

 

「わーい!久しぶりに碧と遊ぶ!」

 

「楽しみ…」

 

二人は嬉しそうに飛び跳ねる。

ネプギアはやっぱり難しい顔をしているが…

とりあえず、みんなで歩き出した。

行く場所はどこなんだろう…

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

 

俺たちが来たのはプラネテューヌにある、大きな広場だった。

そこには沢山ので店があり、人も多く盛り上がっていた。

ここなら確かに楽しもそうだ…

 

あいつらがいなければな…

 

 

 

 

俺たちの目の前には人だかりが出来ていた。

その人だかりは何かを聞いているようだった。その目の前には、女神反対と書かれた旗を持っている連中が、なんか演説を始めていた。

何を言っているのかと言うと…

 

 

 

 

「われわれは、最近の女神達の失態には目に余るものがある!!自分の街を守れていないし、その原因を取り除くこともできていない!!これでは彼我の生活は悪い方向へ行くだけだ!みなさんもそう感じているのでは!?」

 

 

ザワザワ…

 

それを聞いている民衆の反応は、それに同調し拍手をするものや、戸惑っているもの、不愉快な顔をして去っていくもの、ただ聞いているもので分かれていた。

ちなみのに俺たちはどっちかっていうと、不愉快なほうだった。まあそれは当り前だ。

なんせこっちには、その批判している女神の妹達がいるんだ。

それを聞いているネプギアはちょっと落ち込んだような表情をしていて、ロムちゃんは泣きそうな顔、ラムちゃんはむかむかとした表情で見ていた。

みんなも複雑だろうな…

 

ちなみに俺は…かなりイラッとしています。

 

俺にとって、女神が仕事しているかどうかは正直どうでもいい。っていうか仕事もしてない女神さんがいるからな…

 

でも、あいつらは俺にとっての恩人でもあり、友人でもあるのだ。

散々こっちの世界に来た時、俺は助けられた。食いぶちを与えてくれたり、居場所を与えてくれたり、不安でしょうがなかった俺をなんとか平常でいさせてくれたんだ…

もし、みんながいなかったら俺はどうなっていたのかと思う。

 

だからそんな優しいみんなのことなんか知らずに…

 

 

 

「だから!我々は断固、女神に抗議する!国民のピンチに一体何をしているのか!これではただの無能ではないか!?もしそうでなないなら、もっと我々を助けてほしい!」

 

 

 

そんなことをほざいている連中がムカついてしょうがない…

 

……よし

 

 

 

「3人とも、ここで待ってて…」

 

俺はネプギア達に買い物袋を渡して、ほほ笑みかける。

 

 

「え?あ、碧さん?」

 

 

「ど、どうしたの?」

 

 

「ちょ!?どこ行くのよー!」

 

3人は俺に呼びかけるが、俺は一切気にせず、民衆の中を進んでいく。

いきなり俺が通るから、なんだなんだとした目で俺を見てくる。それも気にしない。

 

で、そのまま演説をかましている連中がいるところまで一直線に駆け抜けた。

 

 

「でーあるからして…ってな、何だね君は!?」

 

と演説していた連中は、いきなり入ってきた俺にぶっくりして、少し身体が固まっていた。

まさかこんな堂々と入ってくるなんておもわなかったろう?

 

で、俺はそいつの持っている拡張機を奪い取る。

 

 

 

「あー!はいはい!みなさんちょっとすいませーん意義アリなんでちょっとわりこませていただきましたーーー!!」

 

 

 

「おい!お前何のつもりだ!返せ!」

 

 

拡張機を奪われた男は奪い返そうとするが、俺はそれを脚でひっかけ、転ばせて、再び民衆の前に向いた。

 

 

 

「あー!すいません!女神に対して不満を持っているものもいると思いますが少し、言わせてください……てめーらざけんじゃねーぞおおおおおおお!!!!!」

 

 

 

俺は一気に深呼吸して、今出せるありったけの声を出した。全員がビクと身体をこわばらせた。

俺は大きな声には自信があるんだ

 

 

 

「一体!女神の何を知ってるって言うんだ!!あいつらはな!みんなの…国のことを思ってるんだよ!誰よりも!苦労もしてるし!うまくいかない時もあるかもしんないけど、誰かを人々を救おうとしてんだよ!!俺だって救われた!!このなかにだっているだろう!!」

 

 

 

と叫んでいると、さっきの男が拡張機を奪い取り、スイッチをきった。

あ!くそ!いいところだったのに!

 

 

「お前!何なんだよ!いきなり邪魔して、何が女神に助けてもらっただ!?馬鹿にしてんのか!お前は何者だあ!?」

 

 

男はかなり興奮気味で俺に詰め寄る。

あたりは、いきなりの展開にざわついていた。中には、この男に同調するような「そうだ!そうだ!」よか「えらそーになにってんだ!」とか聞こえる。お前ら、まさかサクラか

 

で、俺はまた息を吸い込んで…

 

 

 

「俺は…みんなの友達だ!!!!」

 

 

 

言った。はちきれんばかりに、自分こえを張り上げた。きっと明日にはのどがつぶれているだろう…

男たちは唖然として、言葉を失った。

まあ、友達とかいえばかなり驚くだろうな。だって女神と友達って…俺は某リーゼント頭の学生ライダーかよ

 

 

 

「と、友達なら…なんとかしろよ!俺たちは女神が助けてくれなかったからな!家も!家族だって、友達だって失ったやつらがいるんだぞ!!!」

 

 

と男も言い返してくる。

なるほどな…そっちにはそっちの言い分があるってか…

 

 

 

「わかってるよ!あんたらは俺達がちゃんと助ける!!!だから女神のみんなを信じてくれ!!だから…もうこんなことやめてくれ…」

 

 

最後にその言葉を言い残し俺は男のそばを抜けて、そのまま民衆をきりわけてネプギア達の場所まで戻る。あーあ…色々やっちまったな。民衆も俺のほうを見てくるし、さっきの抗議してた連中も固まっちまってる。

 

 

「あ、碧さん…」

 

 

帰ってくると、びっくりした表情のネプギアが俺を出迎えてくれた。

まあそんな表情になるようね普通。何やってんだろうな俺…

 

 

 

「3人とも、帰ろうぜ…俺お腹すいたよ…」

 

というと、ロムちゃんとラムちゃんが、

 

 

「うん…碧さん」

 

 

「えっへへ!かえろー!」

 

 

うれしそうに2人は俺の手に抱きついてくる。

なんだか2人ともすっきりしたような顔である。きのせいかいつもよりべったりしてるように感じる

 

 

ネプギアも、今日は暗い表情だったが、少し笑顔になっていた。

 

 

「ふふ…碧さんってこっちでもやっぱり碧さんですね」

 

 

 

「ん?何言ってんだ?ネプギア?」

 

 

 

「なんでもないです…」

 

 

ネプギアは前を向いて、歩いて行った。

なんだ?なんかネプギアも最近変だな?なんかあったのか?

 

 

 

まあ、とりあえずなんとかなったかな…ちょっと思いつきで色々言ってしまったけど、後悔はしてない…俺はこれからこの世界で頑張っていくしかないんだ…この、ワールド・リンクの力も含めて…

 

 

と俺は決意をあらわにする…

 

だが、俺はこの時気付かないでいた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の身体に異変が起きていたことなんて…

 

 

 

 

 




新たな決意をする碧

次回、どうなるのか!?


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第34話 真の強さ 中編

皆さんおひさしぶりです!

やっと続きが書けました!これから、どんな展開になるか、お楽しみにしてください!


「みんな、ただいまー」

 

 

俺、士倉 碧はロム、ラムちゃんとネプギアちゃんと一緒にみんなの居場所に帰ってきた。

 

 

 

「あ、碧さん!一体何をしてるんですか!?」

 

 

出てきたのは、イストワールさんだった。彼女は慌てて、俺に詰め寄ってきた。うおっ近い近い。

 

 

「な、なんですか?イストワールさん?どうしてそんなに慌てて…」

 

 

「どうしたも何も、これを見て下さい!!」

 

 

 

イストワールさんが指指す場所には、テレビがあった。

そしてそこに映っていたのは、さっきまで、演説に対してめちゃくちゃ文句を言っていた自分が映し出されていた。

 

タイトルてして、「演説中に変な男が乱入」と書かれていた。

 

 

 

うお…い…まじかよ!さっきのがニュースになってるじゃねぇか!?

うわああ!!自分の目線に線が入ってるから犯罪者みたいになってるぅぅ!

 

 

 

「うわー!碧お兄ちゃんテレビに映ってる!いいなー!」

 

 

「羨ましい…」

 

 

ラムちゃんとロムちゃんは純粋な感じにそう答えてきた!

いやいや、2人共!そんないい感じのテレビ映りじゃないからね!?

 

 

 

 

「もう!こんな目立つようなことして!碧さんはもう少し落ち着いて下さい!もし、これ以上国民との間が悪くなったら…」

 

 

 

イストワールさんは頭を抱えてしまう。どうやら俺はやり過ぎてしまったみたいだ

 

まぁたしかに、怒りに身を任せてしまった所はあるなぁ

俺にとっては恩人である女神のみんなに対して、不満があるとは言え、好き放題言ってる連中が気に入らなかったのだ。

 

だけど、イストワールさんの言う通りだ。俺のやったことは、あの女神に不信感をもつ連中にケンカをふっかけているようなもの。

もしかしたら、奴らはもっと過激になってしまうかもしれないのだ。

 

そう考えると俺は申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

 

 

 

「ごめんなさい…イストワールさん。俺、ちょっと考えてなかったです…」

 

 

 

「う…そ、そんな素直に謝られると…」

 

 

イストワールさんは困ったような表情をした。

彼女も、自分がこんなにちゃんと謝るとは思わなかったんだろうな。

 

 

 

 

「まぁまぁ、そろそろ許してあげなよ!いーすん!」

 

 

と、俺とイストワールさんの間にネプテューヌが入ってきた。

 

 

 

「いーすんさぁ、碧くんがやったことは確かに大胆だったけど、私は感謝してるんだよ?」

 

 

ネプテューヌはそう言って、俺に優しくほほえみかける。

そして、それに続くように部屋にベールさんとブランが入ってきた。

 

 

 

「ネプテューヌの言う事にわたくしも賛成ですわ。彼に対しては少し感謝してます。」

 

 

「ええ…わたくも。ただの変態じゃないみたいね」

 

 

ベールさんとブランはどうやら、俺をかばってくれているようだった。

な、なんて事だ!前まで扱いが存外だったのがびっくりなぐらいだ!こんなに嬉しいなんて!

 

 

「うう…ありがとう!三人共!こんなに嬉しい事はないよ!…どうかな?今夜は素敵な夜景と共に、朝まで一緒に熱い夜でも過ごさない?」

 

 

 

そう言った瞬間、三人の目は冷たくなった

 

 

 

「あはは、やっぱり変態な碧くんであった」

 

 

「あらあら、キモいですわね」

 

 

「感謝したわたしの気持ちを返せ、この変態。死ね」

 

 

 

ああ…結局そうなるんだ…

とほほ…なんで俺は一言多いんだ…

 

 

「もう…碧さんったら」

 

 

ネプギアも顔を膨らませ、ポイと顔を背けてしまった

 

ああ…また飽きられてしまったぜ…折角、評価あがったのに…

 

 

馬鹿なことやっていると、イストワールさんか咳をして、間に入ってきた。

 

 

「とりあえず、私もあんまり責めるつもりはありませんが…碧さん…とりあえず、今日の事はもう終わりにします。次は気をつけて下さいね!」

 

 

イストワールさんはフワフワと移動しながら部屋に戻っていく。

うーん…イストワールさんやっぱり色々大変な立場なんだよなぁ

今度、ちゃんと謝んないとな…

 

 

 

「じゃあ、わたし達は行くね!とりあえず、ありがとうね碧くん!」

 

 

ネプテューヌは笑顔で手を降って、部屋を出て行く。

ブランもベールさんもそれに続く。

おお…女神のほほえみってか!?嬉しいな!!

 

 

「ねー!ねー!碧!そろそろ遊ぼうよ!」

 

 

「一緒にお絵描きしよ?」

 

 

ラムちゃんとロムちゃんは俺の手を引っ張り、部屋まで連れていく

 

ははは、全くしょうがないな〜

とりあえず、今日はみんなとトコトン遊んでやるぜ!

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、行くわよ!碧!」

 

 

 

「よーし!こいや!アイエフ!」

 

 

 

イストワールさんにおこられてから、2日ぐらいがたった。

今、俺はある洞窟にて、アイエフと一緒に戦闘訓練をしていた。

 

今まで、ワールドリンクの力を使う時は、1人で確かめていたか、アイエフに協力して貰って何とか強化したりしていたのだ。

 

アイエフは教えるのが上手い奴なんで、いつもお世話になっている。

 

 

 

 

「それにしても、久しぶりの訓練だな…多分、記憶喪失から回復して初めてかもしれないわ」

 

 

 

「そうね…あれから身体は大丈夫かしら?怪我人相手には、ちょっと私気が引けるわよ?」

 

 

 

「へへん!遠慮は要らないぜ?アイエフ!本気でこいよ!」

 

 

 

 

そういうと、アイエフはニヤリと笑い、愛用してる武器、カタールを構えた。

相変わらず、可愛らしい見た目の割りにはかっこいい武器だなとかんじる。

 

しかも、アイエフはただ剣が強いだけではなく、体術も優れている。その二つを織り交ぜることで予測不能な動きをしてくるのだ。しかも厄介なのは、アイエフのスピード。

彼女は小回りが効いて、動きが速い

 

だから、戦う時も、翻弄される事が多く、連続で攻撃を叩きこまれてしまうのだ。

 

 

だけど、こっちはワールドリンクの力で、純粋な火力だったら、アイエフよりかなり強い。

だから、それを当てるようにすればアイエフに勝てる!

 

今まで、アイエフの太ももばっかりに気を取られてしまい、勝てる事が出来なかったけど、今日こそは何とかやってやるぜ!

 

アイエフの太ももをいつも思い浮かべ、慣れるように頑張ったんだ!やってやるぜ!

 

 

 

「行くわよ!碧!カオスエッジ!!」

 

 

 

アイエフは一瞬で近づいて、重い一撃を放ってきた!

 

よし!行くぜ!ワールドリンク…発動!!

 

 

 

ゴォン!!!

 

 

 

「え?」

 

 

 

「がっ…うぐぁ」

 

 

 

ワールドリンク…が発動しない…?!

 

俺はアイエフのカタールの峰打ちをモロにくらい、一瞬で意識を失った。

アイエフの俺を呼ぶ声と、綺麗な太ももだけが俺の頭によぎっていった。

 

ああ…やっぱりアイエフの太ももは最高やな…

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ!?ワールドリンクが使えなくなった!?」

 

 

アイエフがかなりびっくりした様子で俺に言ってきた。

ちなみに俺はアイエフが連れてきてくれたコンパに治療して貰っている。

かなり頭が痛い。また記憶喪失になるかと思ったよ

 

とりあえず俺はアイエフの言われた事に答える。

 

 

「ああ…わからないけど、なんか力が使えない…使う時ににある不思議な感覚がないんだ」

 

 

「そう……全く?」

 

 

 

「全くだ…こ、これじゃ俺は普通の一般人だ…」

 

 

 

俺は、そうかんじると同時に身体がふるえているのがわかった。

今まではこの不思議な力のおかげで何とかなっていた。最初はわけわからない力に怖かったが、失ってしまう事っまた別の怖さが俺に襲いかかっていた。

 

 

「と、とりあえず碧さんの事はいーすんさんに聞いてみる事にしましょう?」

 

 

コンパがそう答える。

た、確かに、イストワールさんなら、何かわかるはずだ。

このままじゃなんとも言えないし。

 

俺たちはとりあえず、洞窟を抜けてプラネテューヌに戻る事にした。

 

だが、その途中…アイエフの携帯が鳴り響く。

 

 

 

「ん?なにかしら……はい?もしもし。」

 

 

アイエフは電話にうなづいている。最初は冷静に聞いていたアイエフだったが、徐々に顔色を変えていった。

 

な、なんだ?アイエフの顔色が悪くなってる?どうしたんだ?

 

 

 

「た、大変よ!コンパ、碧!急いでプラネテューヌに戻るわよ!変な連中がプラネテューヌを襲い始めてるらしいわ!」

 

 

 

「な、なに!?へ、変な連中?!まさか…あいつらか!?」

 

 

 

 

また、奴らが襲ってきた…くそ!またかよ!奴らは一体何が目的なんだ!?

 

 

 

俺の身体は一層震えていた。

くそ…俺は…俺は…もう戦えないのかよ!?




力を失い、それと共に、敵が現れた。

碧は一体どうする!?


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第35話 真の強さ 後編〜影の兵士〜

力を失ってしまった碧!

彼はどんな選択をするのか!?


「こ、これは…そんな信じられないです…碧さんにあった力が一切感じられません」

 

 

 

イストワールさんは俺の身体をしらべて見ると、驚愕したような顔をした。

 

力の存在に気付いたイストワールさんが言うなら、本当に俺は力を失ったのだ…

 

 

 

「って事はイストワール…俺はもう、戦えないのか?」

 

 

「はい…残念ながら…」

 

 

「そんな!?だって、今プラネテューヌには敵が居るんですよ!?俺はここで見てるしかないんですか!?」

 

 

 

俺はイストワールさんに駆け寄る。

 

窓の外の光景は、まさに戦場だった。あたりには、爆発や、破裂音が鳴り響き、人の様々な声が飛び交っている。

 

一緒にいたアイエフとコンパはもう戦場にむかい、プラネテューヌにいた女神、女神候補生、メーカーキャラのみんなはすでに戦場で戦っていた。

 

このネプテューヌとネプギアが住んでいる教会に残ってるのは、非戦闘員の一般市民と、イストワールさんと俺だけだった。

 

 

「無理言わないでください!碧さん!冷静になってください!」

 

 

「でも!だって!…このままじゃ…!」

 

 

「力を失い、戦闘経験が少ない貴方が行っても足手まといです!今の貴方の実力は、私達の仲間の中で一番戦闘力が低いコンパさんよりも弱いんですよ!?」

 

 

 

俺は、その言葉に何も言い返せなかった。

今まで、チート級に強かったワールドリンクの力だけで、なんとかなっていたのだが、それが無くなってしまった俺は一般人に毛が生えた程度の実力しかない。

 

今まで戦っているコンパよりも弱いのは目に見えていた。

 

フラフラと俺は壁に寄りかかりながら、体躯座りをした俺は自分の無力さに悲しくなった。

 

 

イストワールさんはそんな俺に優しく頭を撫でてくれた。

 

 

「貴方は今まで良く頑張りました。だから、今は休んでください…」

 

 

俺は、涙を流しながら、小さい身体のイストワールさんに抱きついて…身体を震わせるしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ!クロスコンビネーション!!」

 

 

 

迫り来る敵をバッサリと切りさいていく女神状態のネプテューヌ!

敵はまるでミイラ見たいな怪人達だった。

一体一体は弱いが、数はかなりの物だった。

 

 

ネプギアとアイエフとコンパも、それに続いて包帯だらけの怪人達を倒していく。

 

 

 

「く、すごい数ですぅ!」

 

 

「コンパ!貴方はサポートに集中して!ネプギアと私はコンパを守りながらてきを蹴散らすわよ!ネプ子!他の組みはどうなってるのかわかる?!」

 

 

 

その言葉にネプテューヌは敵を蹴散らしながら、アイエフに答える。

 

 

「ノワール、ユニちゃん、マベちゃん、鉄拳ちゃんの四人は東の方で、魔法使いのような格好した連中と戦ってる。ブラン、ラム、ロム、ガストは西で岩の人形と戦っているわ。ベール、ケイブ、サイバーコネクトツーちゃん、日本一の四人は北で変なマスクをした連中と戦ってるらしいわ!残ってるみんなは街のみんなを避難させているわ。」

 

 

それを聞いて、アイエフは一応この現状を抑えられていると感じた。まだ、油断は出来ないがなんとかここで踏ん張れば耐えられると。

 

 

 

「よし…みんな、なんとか抑えるわよ!」

 

 

アイエフはカタールを連続で切りさいて、支持をだす。

コンパもネプギアもそれにうなづいた。

 

 

 

だが…そんな四人のまえに2人の男女が現れた。

 

 

1人の男は鏡の前に立ち、謎のケースのような物を鏡にかざした。

すると、腰にベルトのような物が男に装着された

 

そして、男は構える

 

 

「変身!!」

 

 

巻かれたベルトにケースをはめ込むと、男は黒い鎧にみを包んだ戦士になった。

黒い鎧に網のような仮面、仮面の中では真っ赤な瞳が浮かび上がる。

 

 

 

「な、なんですか!?貴方は!?」

 

 

ネプギアの叫びに男は振り向き、答える

 

 

「俺の名前はトオル…そしてこの姿は、仮面ライダーリュウガ!黒き龍の戦士!」

 

 

 

男の隣に居た女もマントを脱ぎ、姿を表す。白い髪型をしている女性の格好は、星が二つついたような学生服を着ていた。

 

 

 

「あんたは?」

 

 

 

アイエフの言葉に、女性は髪をなびかせながら答えた。

 

 

 

「私の名前はロキン!この服は生命繊維で作られた、戦闘強化型二つ星極制服だ!さぁ勝負だ!」

 

 

 

トオルとロキンはネプテューヌ達に迫って来た。

 

 

(く…まさか、他のみんなにもこんな敵が迫っているの!?まずいわ!)

 

 

 

 

そんな予想をしながら、ネプテューヌは迫り来る2人の敵を迎え撃った。

ちなみにネプテューヌの予想は完全に的中していたのだった…

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

 

「碧さん…落ち着きました?」

 

 

イストワールさんに慰めらていた俺はやっと落ち着いていた。少し冷静そを取り戻した。

そして、思いついた。俺にはまだあれがあった事を…

 

 

 

「イストワールさん…ありがとうございます…俺、行きますね」

 

 

 

「え?行くって…あ、碧さん?」

 

 

 

おれはイストワールさんに微笑んでそのまま走り出した。

 

 

 

「あ!?あ、碧さん!?待って!行っては駄目です!?」

 

 

後ろからイストワールさんの声が俺に向かって呼び止めるが、俺は止まらず、そのまま、自分の部屋に入り、ある物を持ち出した

 

 

 

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

「うぅ…だ、だれか応答してください…だれか…」

 

 

ガレキの中を私、ルウィー兵はあるいていた。私はブランさんの護衛としてプラネテューヌに来ていたのだが、このままでは、私はもう立ち上がれない。

 

 

 

さっきまで、謎の連中の攻撃を受けていた。なんとか退ける事は出来たが、てきの数に圧倒されてしまい、何とか逃げて来たのだ…

 

 

「く…連絡が切れてる!これじゃ私ももう駄目だわ…」

 

 

インカムを投げ捨てて、私は地面に崩れ落ちた。

 

もう…歩く気力もない…街の人達は避難したかな?

あの女神反対運動してた人達も逃げていたけど

 

 

「ああ…私は死んじゃうのかな…嫌だなぁ…」

 

 

 

そう言う私のまえには、さっきまで街を襲っていた連中の残党が迫っていた

 

はは…ああー…本当にやられちゃうんだ…悔しいなぁ

ルウィーでは兵士として頑張ってたんだけど…

こんな終わりになるなんて……

 

 

私が絶望している時だった。

 

私と怪人達の間に、ある男の人が立っていた。

 

 

「あ、貴方は…」

 

 

私がその人物に呼びかけると、彼は私の頭に手を置いて、優しく微笑んでいた。

 

その笑顔は何処か辛そうな感じにも見えたが、すごく温かい感じもした。

 

 

彼は怪人達の方に向くと、手に持っていた何かを腰にはめた。それはベルトみたいに、彼の腰に巻きついた。

 

 

もう片方の手には、何か錠前のような物を持っていた。

彼はそれをかざして、高らかに声を挙げた

 

 

 

「変身!!」

 

 

<カシューン!マツボックリ!!>

 

 

片手に持っていた、錠前から謎の音声がなり、それを腰につけたベルトにはめ込んだ

 

 

 

<ロックオン!!…ソイヤ!!マツボックリアームズ!!一撃インザシャドウ!!>

 

 

 

 

男の頭上に何か、球体のような物が現れてスーツのような物に身を纏った男に、鎧のような形になって装着された

 

片手には槍が装着されて、まるで戦国時代の足軽のような姿になったのだ。

 

 

な、なんだ?彼は何者なんだ?!

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

「さぁ!ここからは俺のステージだ!」

 

 

 

俺は気合を込めて、声を上げる。目の前には、沢山の怪人達。

 

それに対して俺は、前にノワールと一緒に確認を取っていた時に預かった、戦国ドライバーとマツボックリロックシードが部屋にあったのだ。

 

今、俺が戦える力があるとしたら、これしか残っていなかった。

 

けど!これだけでも、俺は戦いたい!人々を守るって誓ったんだ!

 

俺はみんなと一緒に戦うんだ!

 

 

 

 

「うおおあああああああ!!」

 

 

 

 

槍を構えながら、怪人達の群れに入り、振り回していく。

 

黒影はパワーは少ないが、スピードは高い。

上手く翻弄しながら、敵を撹乱!そのまま槍をなぎ払って行く。

この戦い方出来るのは、アイエフみたいなスピードタイプと何回も戦っていたおかげでもある。

 

 

槍で敵をさばきながら、素早く攻撃を回避していく。

奴らは屑ヤミーと呼ばれる、仮面ライダーオーズに出てくる量産型のザコ怪人だ。

スピードはさほど速くないから楽に翻弄できる。

 

 

 

「はぁああ!!くたばれ!」

 

 

<カシューン!カシューン!カシューン!マツボックリスパーキング!!>

 

 

自身を回転させて、屑ヤミー達に槍攻撃を繰り出す。

奴らは一気に穴を開けて、粉砕する!

 

 

 

 

「よっしゃあ!どうだ!俺はまだたたかえるぜ!!」

 

 

 

屑ヤミーの残骸を見ながら、俺は声をだした。

 

そうだ、まだ戦える!ワールドリンクなんか無くても…

 

 

 

 

「アクセルシュート」

 

 

 

その瞬間、謎のエネルギー弾が俺に当たった。

連続で5発!俺はその攻撃に吹っ飛ばされ、転がった。

 

 

 

「ぐぁ!…く…だ、誰だ!?」

 

 

 

 

「久しぶりです…世界者…まさか、生きているとは思いませんでした」

 

 

 

その声は、何処か優しくでも冷たいような声の少女

俺は彼女に見覚えがあった。

 

 

 

「お前は!あの時に襲ってきた女の子!?」

 

 

「ええ…あの時は貴方に攻撃を防がれて驚きました。それに貴方は世界に繋がる力を私に摘出されたはずです。まだ戦うのですか?」

 

 

 

俺はその言葉に目を見開いた。

そして、思い出す。あの時、スターライトブレイカーを食らった俺は意識が朦朧としていた中、あの時にあの女に注射を打たれていたのだと。

 

 

そのせいだ…俺が力を失ったのは…!

 

 

 

 

「もう、貴方には力は残ってません。あの力はこちらで有効活用させて頂きます」

 

 

 

「…ふざけんな!てめーらみたいな奴らにそんな力は渡さない!いくらお前が強くても俺はお前をぶっとばしす!!」

 

 

「ふぅ…いいでしょう…私が相手です」

 

 

 

 

 

諦めない!例え力を失っても俺は戦う!

心だけは屈しちゃならない!諦めなければ絶対に勝負は着かない!

 

 

見せてやるぜ…やってやるぜ!!

 

 

 

 

 

 

仮面ライダー黒影、士倉 碧!絶対…街を守る!!




諦めない!

彼は新たな決意を胸な仮面ライダー黒影になった。

今ここに、影の兵士が誕生した


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第36話 激戦 ワールドリンク

みなさんお待たせいたしました!

今回は戦いを中心に書いてみました!
主人公がどうなるのか!?と楽しみにしてください

多分次回から、やっとイチャイチャさせたいと思います


後挿絵なんですが、かけましたがちょっと諸事情で載せられません(⌒-⌒; )
もうしばらくおまちを…すいません


「はぁあああ!シレットスピアー!!」

 

 

ベールの横から魔法陣が展開され、そこから巨大な槍が現れて、敵を一斉に貫いた。

 

マスクをしたような黒服の怪人達は次々は吹っ飛ばされる。

 

 

「ふぅ、なんとかやっつけましたわね…なんだったんでしょうか、この仮面武道館みたいな連中は」

 

 

 

ベールは倒れた怪人達を見つめながら言った。

他の場所ではサイバーコネクトツー、ケイブ、日本一も同じ怪人達を倒していた。

 

「ベール様…私達の方も終わりました。これからどうします?」

 

ケイブがベールに言うと、少し考えるような仕草をした。

 

 

「とりあえず、ここは大丈夫だと思いますわ。日本一ちゃんとサイバーコネクトツーちゃんは避難出来てない人が居ないか確かめてください。わたくしとケイブで他の場所に行きますわ」

 

 

と、指示をだす。日本一とサイバーコネクトツーはコクリとうなづいて、その行動を取ろうとした時だった。

 

 

ドガァァァァン!!

 

 

 

「な、なに!?」

 

 

突然の爆発音。日本一が驚いたように声を上げ、四人が一斉にその音の方に顔を向けた。

 

 

 

その方角には、機械のような杖を装備した女の2人組が迫っていた。

 

 

 

「な、なに?誰だ!?」

 

 

サイバーコネクトツーは剣を構え戦闘態勢を取る。残りの三人もそれに続く。

 

現れた2人組はそれをみて杖を構えた。

 

 

「こちら、テトとランです。緑の女神とその仲間と思われり人物達に遭遇。これから戦闘に入る。行くわよラン」

 

 

「ええ…私達のデバイスの威力見せてやりましょう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

「うおおらあああああ!!」

 

 

黒影に変身した俺は敵と思わしき女の子に槍で攻撃する。

 

だが…

 

 

「無駄です、ワールドリンカー」

 

 

槍の攻撃は全く彼女に届かなかった。何重にもかさなったシールドがそれを防いでいたのだ。

 

 

「くそ!なんだこれは!攻撃が全くとおらない!?」

 

 

 

「当たり前です…デバイス、ストライカーユニット、ISの力を使い、防御のシールドを極限にまで高めているのです。そのような攻撃では私は倒せません」

 

 

 

女の子は全く微動だにしない。

ダメなのか?!でも諦められるか!!

 

 

「まだだ!いくぞ!」

 

 

 

 

<カシューン!!マツボックリスカッシュ!>

 

 

ドライバーのナイフをおろし、必殺技を発動。槍にエネルギーが集まり、俺はそれを一気に女の子のシールドに突いた。

 

 

バチィィィィィィィィ!!!

 

 

巨大な音、火花が飛び散るが彼女のシールドにはビクともしなかった。

 

 

「だから、無駄だと…」

 

 

「うおおおおおおおおおおおおお!!!」

 

 

<カシューン!!マツボックリスカッシュ!>

 

 

俺は身体を回転させながら、更にナイフを振り下ろし、必殺技を発動。エネルギーの溜まった槍を突いた。

 

更に火花を散らすがシールドは動かない

 

 

 

「…しつこい…ですよ」

 

 

「へ!まだ…だぜ!」

 

 

<カシューン!!マツボックリスカッシュ!>

 

 

 

ズガァアアアアアアアン!!

 

 

 

三度目の攻撃!一気に貫く為に力を込める!

 

 

 

ビキィ…

 

 

 

「な!?」

 

 

少し…たった少しだったが、女の子のシールドにヒビが入った。

それを見た女の子が若干声をあげ、焦った。

 

 

「どうだ!!」

 

 

 

「ふん…ならば」

 

 

 

彼女は俺の攻撃を弾き、空に飛んだ!

 

あいつ!空に逃げる気か!?

 

 

 

 

「逃がすかよぉぉぉ!!」

 

 

 

<カシューン!カシューン!カシューン!マツボックリスパーキング!!>

 

 

俺は一気に飛び上がり、回転を加えた槍攻撃を繰り出した!

 

 

ガギィイイン!!バキィ!!

 

 

よし!シールドを貫いた!!このまま行けぇええ!!

 

 

シールドを貫いた槍はそのまま女の子の足に装備していたストライカーユニットに当たった。

 

 

「く…」

 

 

 

女の子はストライカーユニットを脱ぎ捨てて、地面に着地した!

 

少し動揺したようだったが、彼女は自分の服の埃を軽く払って、冷静な表情に戻った。

 

 

 

「ふむ…意外と、執念だけでここまでやれるのですね…少し驚きました。ストライカーユニットを破壊するとは…」

 

 

 

「はぁ…はぁ…!へへ!どうだ!これでも俺は戦えるんだ…」

 

 

 

「……」

 

 

 

彼女は片手に持っていた大剣をゆっくりと構えた。

 

まだ戦う見たいだな…なら、こっちだって…

 

 

 

ヒュン…

 

 

 

「…え?」

 

 

 

 

一瞬だった。彼女の姿が見えなくなったと思ったら、俺の身体が宙にまっていた。

 

そして、そのまま地面に叩きつけられた。

 

変身が解除された姿で…

 

 

 

「な!?…へ、変身が…なんで…」

 

 

俺はベルトを見ると、マツボックリのロックシードがズタズタになっているのが目に入った。

 

く…今の一撃で!?ふざけんな…な、なんにも見えなかったぞ!?

 

 

 

「所詮はこの程度です。貴方は無駄な努力をしただけですよ」

 

 

彼女は…そのままゆっくりと…歩き出した…

 

 

 

 

 

ふざけんな…俺は…こんな所で負けるのか?

嫌だ!例え力を失っても、俺はみんなを守るって決めたんだ!

だから…絶対に負けられないのに…

 

 

俺はそのまま、意識が真っ黒になった…

 

 

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

 

 

「起きなさい…起きなさい…士倉 碧」

 

 

ゲシ!

 

 

「痛い?!な、なに?」

 

 

目を覚ますと、俺はまるで見たことない場所にいた。

あたりは、白い色の背景に沢山の地球儀が置かれていて、そして俺の目の前には、銀髪のツインテール少女が立っていた。

ミニスカートなのでパンツがいきなり目に入った。

 

 

 

「…水色か」

 

 

「死になさい!」

 

 

バキィ!

 

 

少女の足蹴が顔に決まった

ありがとうございます!って…そうじゃなくて…

 

 

「き、君は!?一体誰?それとここはどこだよ?俺は…敵と戦ってて…」

 

 

 

自分の身体を見て見ると、身体にあった傷はなく、ベルトも無かった。

 

な、なんでだ?

 

 

「ここは貴方の精神世界よ…士倉 碧」

 

 

「精神世界…?俺の心の中って事か?」

 

 

「ええ…貴方の精神世界…そして、貴方の力の源…ワールドリンクって呼んでるのね?そのワールドリンクの源の場所でもあるのよ」

 

 

「ワールドリンクの源!?…マジかよって…確か俺は力がなくなったんじゃ?」

 

 

「たしかに、貴方は力を奪われたわ。でもね。この力が無くなるって事はないわ。なんせこのワールドリンクの力ってのは遺伝子に組み込まれてるの。例え奪われても完全に失うわけではないわ」

 

 

彼女はそう言った。まるでワールドリンクの力をかなり理解しているようだった。

 

 

「君は…一体何者なんだ?」

 

 

「私?私は繋ぐ者…貴方と世界を…だけど、あの女のせいで外れちゃったの」

 

 

「繋ぐ…?外された?」

 

 

彼女の言葉は理解出来なかったが、何と無く、彼女がワールドリンクの力に関わっているのは理解出来た。

 

 

 

「まぁそのせいで、今貴方は力を失ってるの…で、士倉 碧。ここからが本題なんだけど、またワールドリンクの力を使ってみたいとは思わない?」

 

 

 

「え!?ま、またワールドリンクを使えるようになれるのか?…なら、早速」

 

 

と言うかけた時、彼女の指が俺の唇にあたる。

 

 

 

「話は最後まで聞いて?…たしかに力は使えるようになったわ。けど、リスクは前よりも大きくなったわ」

 

 

「リスク…?リスクってなんだよ…」

 

 

 

彼女はスタスタとあるきながら、地球儀の場所をクルクル周りながら俺に話しかけた。

 

 

 

「今まで貴方が使っていた力は他の世界から来る力を私を通して使っていたの。私はいわばケーブルみたいな役割だったの。それなら直接、世界の力を使わずにすむからね」

 

 

 

「直接…使わずにいるとなんかいいのか?」

 

 

 

「ええ…だって、世界の力を使うにもリスクの高い力があるじゃない?そのリスクを抑えて発動する事が出来たのよ。私を通す事でね…でも」

 

 

地球儀を止め、彼女は俺の方に見据える。

 

 

 

「今は私が外されてしまった。もし力を使うなら私を通さず、力を使わなければならない。ならば、リスクもダイレクトにかかると言うわけよ…それでも貴方は」

 

 

「やるよ。それぐらいで仲間が救えるならな!」

 

 

俺は彼女の言葉を遮った。彼女はそんな俺を見て、目を見開いていた。そうとうビックリしたようだった。

 

 

「あんたバカなの?一体自分がどうなるかわからないのよ?」

 

 

「わかってる…だけど、いまの俺にはあの女の子を倒すだけの力がいるんだ。なら、それにかける。町を仲間を守りたいんだ!!」

 

 

俺は彼女の肩を掴み、見つめる。

彼女はそんな俺を見て、溜め息を吐いて、俺の手を払いのけ、歩き出した。

 

 

 

「まぁ頑張りなさい…見せてもらうわよ…士倉 碧」

 

 

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

 

 

「!!…こ、ここは…現実か…戻ってきたのか…?」

 

 

 

目を覚ました俺の目に入ったのさ、さっき気を失うまでの光景だった。

 

荒れ果てた町に、あの女の子が俺に迫っていた。

 

 

 

 

 

「おや…まだ意識がありましたか?ビックリですね」

 

 

 

彼女は大剣を構え、向かってきた。

 

俺はゆっくりと立ち上がり彼女と対面する

 

 

 

「君に聞きたい。一体何が目的でこんなに町を襲うんだ?」

 

 

 

 

「簡単な話です…我々は実験をしているのですよ。他の世界の力を使い、世界を収める為には研究が必要ですから」

 

 

 

彼女のあまりにも淡々とした喋り方に俺は唖然とした。

 

実験?…ただそれだけのためにこんな事をしたのかよ…

 

ゆるさねぇ…やっぱりこいつらは俺が倒す!!絶対に!

 

 

 

「その目…まだ諦めてないのですか?いまの貴方に一体なにが…」

 

 

 

 

 

 

「うおあああああああああああ!!」

 

 

俺は、再びワールドリンクを発動する要領で力を込める。

 

思い描いた力がもし…使えるなら!!

 

 

 

カァ!!

 

 

 

 

 

自分のマツボックリロックシードが光だし、オレンジロックシードに変わって、ボロボロになった傷も回復させた。

 

 

 

 

 

「な!?ロックシードを強制進化させた!?…ま、まさか」

 

 

 

 

 

 

「まだだ!」

 

 

 

更にオレンジロックシードが光り、カチドキロックシードに変わり、反対の手には、極ロックシードと呼ばわるロックシードが現れた。

 

 

 

 

「ば、バカな!?禁断の果実の力を…一部とは言え作り出した!?」

 

 

 

 

 

俺は、新たに作り出したロックシードを構える。

 

 

 

「変…身!!」

 

 

 

 

<カチドキ! ロックオン! ソイヤ!カチドキアームズ!いざ、出陣!エイエイオー!!>

 

 

進化させたロックシードで俺は新たな変身をし、更に極ロックシードを発動させる

 

 

<フルーツバスケット!! ロックオープン!極アームズ!大・大・大・大・大将軍!!>

 

 

 

 

 

 

「馬鹿な!…馬鹿なぁああああ!」

 

 

彼女は大剣を振りかぶり、俺に攻撃してきた。

俺はその攻撃をさけて、無双セイバーと呼ばれる武器で応戦する。

 

 

ガキィン!キィン!ギィン!!

 

 

 

打ち合うたび、彼女は顔を歪める。俺は攻撃の手を緩めず、彼女を追い詰める。

 

 

 

 

 

「うりゃあああ!!」

 

 

ガキィ…バキィン!!

 

 

 

無双セイバーを使い、彼女の大剣をへし折った。

彼女は顔を更にゆがませて、折れた剣を捨て、後退した。

 

俺はその隙を見逃さない

 

 

 

「まて!!逃がす…かぁ!?」

 

 

追いかけようとした俺は、急に苦しみに襲われた。

その瞬間、極ロックシードが消えて、カチドキロックシードが元のマツボックリロックシードに戻ってしまった。

変身は解かれてしまった

 

 

 

「ぐ…な、なぜ…」

 

 

 

 

「ふ、ふふ!やはりその力はあまりにも負担がかかる!焦りましたが、終わりです!」

 

 

彼女は残った武器、黒いレイジングハートを構え、魔力を集めた。

 

 

くそ!ならば!

 

 

 

 

「発動しろ!ブーステッドギア!オーバーブースト!」

 

 

 

 

<ウェルシュドラゴン!オーバーブースト!>

 

 

 

俺は前に発動させた、バランスブレイクを発動。鎧を装着。彼女に突っ込む。

 

 

 

 

「く!バランスブレイクですか!?このぉ!」

 

 

 

彼女は圧縮した魔力を放った。

 

 

 

 

「うおおお!!!いっけえええええ!!!!」

 

 

 

<ブースト!ブースト!ブースト!ブースト!ブースト!ブースト!ブースト!ブースト!ブースト!!>

 

 

 

 

 

「ドラゴンブラスターああああ!!!!」

 

 

 

 

 

 

ドゴオオオオオオオオオオオオ!!!!!

 

 

巨大な砲撃で女の子が作り出した砲撃を飲み込み、そのまま一気に彼女に迫る

 

 

 

 

「く・・・!」

 

 

 

彼女はなんとか砲撃を避けようとする。直撃は免れたが、黒いレイジングハートはその砲撃に飲み込まれたしまった。

これで彼女は武器を失った!もう戦える力は残ってないはず…

 

 

 

 

 

「ふ…舐めないでください!!」

 

 

 

彼女は地面を大きく蹴り、俺に突撃してきた。

 

な!?早い!?

 

 

 

俺は、なんとか彼女の打撃をうけつつ、後ろに下がった。

ま、まさか生身なのにこの力!?…いや、きっとなにか別の力が残っているんだ!

 

 

 

 

「ふ!この黒い服はただのゴスロリ服ではありません。これは闇の精霊を使役し、変換した…いわばプリキュアの力なのです!」

 

 

 

 

「プ、プリキュア!?まさかそんな力も持ってんのか・・・!?」

 

 

 

 

プリキュアの力をまとった彼女は人間離れした力で殴りかかってくる。その猛攻にバランスブレイクした鎧すらも悲鳴をあげていた。

 

 

 

 

「糞・・・!?・・・うう!?」

 

 

 

 

急に体の力が向けて、俺はまた変身が解けてしまった。くそ!?また限界かよ!?

 

 

 

 

 

「ははは!もう終わりのようですね!では止めです!!」

 

 

 

 

 

 

 

「負けて・・・たまるかああああああ!!!!」

 

 

 

 

 

ゴォ!!!

 

 

 

 

 

彼女の打撃は・・・俺の左腕に塞がれた。その腕は、まるで甲羅のようなものがついたモンスターのようになっていた。右手は黒く、ことらもモンスターのようなツメに変化していた。

 

 

そう、話を聞いただけだが、ユニちゃんを襲ってしまった時に現れた力、つまり怪獣の力だ。

 

 

 

「く・・・何だその腕は…己!己!ワールドリンカーあああああああ!!!」

 

 

 

 

 

わかる…今の俺にはこの腕の力も原点がわかる…そうか、これこそが世界と繋がるってことなのか。極ロックシードを使ったとき、その作品の主人公の葛葉 紘太、バランスブレイカーを使ったとき、兵藤 一誠、そして怪獣の力を使った時にゴジラ、ガメラ達の記憶が俺に流れ込んでくる。

 

これこそがワールドリンク!世界と繋がる力!!!

 

 

 

 

 

 

「くらえええええええ!!!」

 

 

 

 

真っ赤なエネルギーと青いエネルギーを合わせ、それを彼女にぶつける!

 

 

 

ゴォ!!ドゴォォォ!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

「ああああああああああああ!!!!!!!」

 

 

 

 

 

彼女は、その攻撃をくらいそのまま地面に叩きつけられた。

 

 

 

 

 

 

「はあ・・・はあ・・・勝ったのか・・・?」

 

 

 

 

勝利を確信した瞬間、俺の意識はなくなり始めた。

 

 

 

とりあえず、勝ったんだ…もう限界だぜ…

 

街は…女神やほかのみんなは大丈夫かな…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

意識を失う前に鏡越しに見えたのは、赤い目をした自分と、さっき助けた女の子の兵士が駆け寄っている姿だった。

 

 

 

 

 

そう…俺はもう戻れない…

 

 

 

 

 




先に進む覚悟を決めた碧。


彼はどうなるのか…


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第37話 ワールドリンクと謎 全編

お久しぶりです!
ヒャハアアア!シャバの空気は最高だぜ!

と言うわけでアニメ野郎!帰還しました!
長く待たせてすいません。

久しぶりに再会します!


「ん…ここは…」

 

 

目が覚めるとそこは、知らない天井…ではなく、プラネテューヌの教会のベッドだった。

どうやら、あの女の子の戦いの後、力尽きた俺はいつも通りの場所に運ばれたみたいだ。

 

 

「はぁ…いてて…またこんな場所にいるなんてな…もう、ずっとここでいいかも」

 

 

と、考えた後、ベッドから身体を起こす。痛みはあるが、そんなことを気にしている場合ではなかった。

 

俺は窓を思いっきりあけた。

さっきまで、戦場だった場所は、静かになり、復旧作業を行っている、最中だった。

 

 

「これは…たたかいが終わったのか?」

 

 

 

俺が、そう感じていると部屋の扉がガチャリと空いて、俺が良く知る人物。治安維持組織の特命係、ケイブが入ってきた。

 

 

 

 

「あ、ケイブ…」

 

 

「!碧!目を覚ましたの?!」

 

 

 

ケイブはいつもの無表情な顔が一転。涙目になり俺に駆け寄り…抱きついてきた!?

 

 

 

「わぁ!?ケイブ!?ど、どうしたの!?」

 

 

「心配したのよ…」

 

ギュと抱きつくケイブは本当に切なそうに声を出していた。

ケイブ…こんなに泣くほど俺を心配してくれたのか…

ありがとう。嬉しいよ…

 

でもごめん…こんな感動的な場面なのに、ケイブのおっぱいの感触に興奮してる自分と息子が居るんだ…

まじ申し訳ない…

 

「ケイブ…あの…そろそろ離してくれないと…このままおっぱいの感触を味わい続けちゃうよ?」

 

 

「!?ご、ごめんなさい…嬉しくて…つい…」

 

 

真っ赤になって離れるケイブ…

ヤベェかわいすぎやろこの子。あと少し遅かったら襲ってるよ

 

なんて、相変わらず馬鹿な事をやっていると病室にイストワールさんを筆頭にしたメーカーキャラメンバー達、他の女神、女神候補生のみんなが入ってきた。

みんなも怪我があったり、疲れている様子だったが無事だったようだ。

安心したぜ…

 

 

「碧くん…碧くん!」

 

 

するとマーベラスがケイブみたいに涙目になり、俺に抱きつく。

やめて!僕の息子は限界よ?!デュエルスタンバイ状態だよ!?

 

 

「碧さん…良かった…」

 

ネプギアは安堵したように涙を流す。ユニやノワールも表情に笑みが出て、俺が目を覚ました事を喜んでいた。

日本一もガストも俺に優しく微笑んでくれていた。

 

みんな…そんなに俺を心配してくれてんだね…

嬉しくて涙目になるぜ!

と、感傷に浸っている俺にイストワールさんがグイと顔を近づける。

 

おっと他のみんなと違ってめっちゃ怒ってる顔してるよ…

まぁ怒った顔もかわいんだけどね。

 

 

「碧さん…私に何か言う事は?」

 

 

う…流石の迫力…普段からネプテューヌに多大な説教をしてる事はあるな。

 

 

「えっと…イストワールさんの忠告を聞かず飛び出してすいませんでした…」

 

俺は素直に頭を下げた。

怒ってる理由はすぐに分かった…イストワールさんは優しいから、きっと俺の事を思って怒ったんだと思う。

 

イストワールさんはため息をついて、俺の頭をその小さな手で優しく撫でた。

 

 

「もう…本当に無茶はやめて下さいね…」

 

 

うぅイストワールさん…なんて優しいんだ…

もう滝のように涙が出ちゃうよ!

 

なんて、感動してると、ブランが俺の顔をジッ睨む。

ちょ、顔が怖いよブラン。

 

 

「碧…貴方、目は赤かったかしら?」

 

ブランが言うと、みんな揃って俺の顔を覗く。

やだ、恥ずかしい。

 

 

「あ、本当だ…碧君…目が赤くなってるよ…前はこんな色じゃなかったよ?」

 

 

サイバーコネクトツーはそう言って俺に鏡を渡して、俺はそれで自分の顔を見る。

 

あ、本当だ赤くなってる…それにやけに身体が熱い…なんなんだ…これ

 

 

 

すると、イストワールが俺の頭に手を置いた。

 

「い、イストワールさん?なに?どしたの?」

 

 

「これは…やはり、碧さんの力が元に戻ってる…きっとそやの影響が身体に出てるんです。」

 

 

「え?碧の力ってワールドリンクのこと?」

 

 

 

ネプテューヌが驚いたように聞く。

 

そうだ。ネプテューヌの言う通り俺の謎の力。ワールドリンクの事だ。

前にワールドリンクを失った俺だったが、謎の少女が俺にワールドリンクを使わせてくれた。

かわいい女の子だったが、何者だったんだろう?

 

 

俺から手を離したイストワールさんが考えるような仕草をしていると、何かを決意したように俺の方に顔を向ける。

 

 

 

 

「碧さん…すいません…やはり本当の事をそろそろ話しないといけませんね…」

 

 

 

「え?本当の事…?」

 

 

 

イストワールさんのただならぬ空気にみんなが息を飲む。

四女神のみんなだけ、イストワールさんが何を言うかわかってるようだ。

 

な、なんだ?イストワールさんと四女神のみんなしか知らない秘密があるのか…?

 

 

 

「碧さん…今まで黙っていてすいません…話します。なぜ貴方にワールドリンクなどと言う不思議な力を宿ったのかを…」

 

 

「え?ワールドリンクって俺についた理由あったんすか?」

 

 

 

そんなまの抜ける反応をした俺の反応にその場のみんなが凍りつき、何を言っているんだこいつと言う顔で見る。

あ、なんかやっちまった?

 

すると、ノワールがずいと顔を近づけてきた。

あーいい匂いがするんじゃ〜

 

 

 

「あ、あんた…まさか今まで疑問に思わなかったの…?ワールドリンクの力に関して全く考えてなかったの!?私たちは今までずっとあんたが気にしてると思って黙ってたのに!?」

 

 

 

「えっとね…」

 

 

ノワールに言われて、改めて今までの事を思い返して見る。

あー確かに疑問に思わなかったなぁ…不思議な事に。

能力の説明は確かに第15話ぐらいにされていたけど、なんでそんな能力が俺についていたのか、聞かされてなかったし全く考えてなかったよ。

 

しかも、そこから22話たっているのに、自分の心の中って女の子の感想しかなかった気がする。

 

 

 

「碧…さん…申し上げにくいのですが、普段は何を考えて生きてます?」

 

 

「ふふ…ベールさん。そんなの決まってるじゃないですか!ネプテューヌのお尻!ネプギアのパンチラ!イストワールさんの可愛さ!ノワールのツンデレ!ユニちゃんをぺろぺろしたい!ブランのパンツ!ロムちゃんのキュートさ!ラムちゃんの天使さ!ベールさんのオッパイ!日本一の無い乳!ガストのロリロリ!アイエフの太もも!コンパのエロさ!ケイブの服のエロさ!ファルコムのおへそ!5pb.ちゃんのアイドルパワー!プルルートのS!マーベラスの爆乳!サイバーコネクトツーの褐色!などなど、常にそんな事を考えてます!」

 

 

 

バキィ!

 

 

一瞬だった。全員の無言の一撃がおれに襲った。

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

「さて、では改めて説明しますね碧さん…」

 

 

「はい。お願いいたします。すいませんでした。」

 

顔が腫れ上がった俺は、みんなに睨まれながら、ワールドリンクの説明を受ける事になった。

 

 

 

「私たちも気になっていたんです。碧の不思議な力の出どころ。ネプ子に聞いたけど黙秘されちゃって…」

 

アイエフがジロとネプテューヌを見る。ネプテューヌはテヘペロとしていた。

こいつは…

 

 

 

「すいません…あまり大事にしたくなかったので、言えませんでした…碧さんの精神面も考えての事だったのですが…心配しすぎのようでしたね」

 

 

イストワールさんのジロとした目に俺は笑うしかなかった。

 

 

「さて…では話します…まず碧さん…ワールドリンクと言う力、それは生まれつきとか、こちらの世界に来た時に神様につけて貰った力ではありません!」

 

 

 

「違うのか…俺はてっきりそんな感じだと思ったんだけど…」

 

 

 

「いえ…碧さん…覚悟してこちらのデータを見てください。私が貴方が身体を独自に調べた結果です。貴方の身体の中身の絵が描いてあります…」

 

 

俺はそれを受け取り、まだ事情を知らないネプギア達とアイエフ達と見た。

あーみんなからも良い匂いがするんじゃ〜

 

 

「って…なんだ…これ?俺の全体図…ん?心臓にディスクみたいなものが…」

 

 

それを見た瞬間、みんながゾッと身体を震わした。

 

 

「ま、まさか…これって俺の身体にディスクが…入ってるってことか?!」

 

 

 

「はい…そうゆうことになります…貴方はそのディスクと完全に同化しています。貴方はゲーム機のような働きになっていて、そのディスク自体にワールドリンクの力が備わっており、そのディスクから貴方は力を引っ張っていたのです…」

 

 

そ、そんな知らなかった…

こんなやばそうなものが…俺の身体に入ってるなんて…

でも…なんで…元の世界にいた俺はレントゲンを取ったりしたことあるけど、こんなもんなかった…

まさか…

 

 

 

 

「多分…このディスク、貴方がこちらの世界に来た時に、誰かに埋め込まれたんですよ。このディスクは誰かにに作られたものです。」

 

 

 

 

「いーすんさん!そ、そんなこと…一体だれが…」

 

 

ネプギアの言葉にみんなも反応する。

もちろん俺も気になる。一体誰が何の目的で俺にこんなやばい力を埋め込んだのか…

 

 

 

「目的は、さすがにわかりません。ですが、このディスク…いや、こんなディスクを作れるのはあの人達しか居ません。今回の件で確証しました。」

 

 

 

 

 

 

イストワールさんは再び口を開く。

 

 

 

 

「それは古代の女神族。ゲイムギョウ界が出来上がるキッカケになった、ネプテューヌさん達の遥かご先祖の一族です。そして、今回の襲撃、最近の事件、全てに関係している、私達の共通の敵なのです。」

 

 

 

 

「な…古代の女神族!?」

 

 

 

 

 

今までの敵、その全貌が今、明らかになろうてしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい!
今まで明かされてなかった謎が明らかに!
後半が終われば、バトル中心だった1部が完!になります。

それからは少なかった、日常とエロエロを増やして行きたいです。
では皆様また!


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第38話 ワールドリンクの謎 後半?

さぁ後半に入りました。

今回は碧の暴走具合が半端ないです。

あと新しいキャラクターも出ます。

ちなみにネプテューヌのVⅡはやりましたか?僕はやりました!うずめやらなにやら可愛すぎてちょっとビンビンでしたね。
よかったら小説に出したいなぁ

とりあえず、ブラン主役とアイエフが主役の新しいゲームやってシコシコしたい


「碧!さぁ特訓を始めるわよ」

 

 

「こい!アイエフ!ワールドリンクなしで勝って、お前をぺろぺろしてやる!」

 

 

 

「誰がやらせるか!悪いけど素ならあんたなんかわけないわよ!」

 

 

 

アイエフが自慢のカタールを構え、俺はネプテューヌとノワールに貰った太刀と西洋剣を二刀流にして構えた。

 

ちなみに、貰った理由はワールドリンクなしで戦う為の武器が必要って事と後もう一つ理由がある。

 

 

 

まず言いたいのは、いきなり前回の話から進んですいません。

実は古代の女神族の話をしてから3日たっています。

 

 

とりあえず、自分の身体の中にディスクがあり、それは古代の女神族が作ったものであったのがわかった。

で、今からその話の続きをお見せします。

 

 

 

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「古代の女神族…?イストワールさん、それって一体…」

 

 

「古代の女神族と言うのは、このゲイムギョウ界を作り上げた言わば、創造神の一族なのです。」

 

 

まじかよ…つまり、実際の神話の神様で言うと、ガイア、オーディンみたいみたいな存在ってわけか。

あ、ちなみに神話には結構詳しくよ。

 

何故かって?

ふ、それはみんな必ず通る道だよ。特に中学生か高校生のあたりにね。

 

 

 

「このゲイムギョウ界が生まれたのは、ゲームと言う概念が生まれた時に誕生しました。そして古代の女神族もその時に誕生したと記録にはあります。古代の女神族はゲイムギョウ界を発展させる為に、様々なゲームを開発させたのです。そしてその中の一つに様々な世界からデータを回収して使えるようにするディスク、つまり碧さんの心臓に埋まっているディスクを開発したと言われております。」

 

 

 

 

「なるほど。つまり他の世界のデータを回収…でそのデータで新たなゲームを作り出すためのものだったのか…」

 

 

 

俺は自分の心臓に手を置いてシミジミと感じた。

 

 

 

 

 

「はい。ですが、そのディスクを碧さんに埋め込んだ理由まではわかりません…すみませんがそれはもう少し調査が必要です…」

 

 

 

 

「いや、そこまで分かれば大丈夫だよ!ありがとうイストワールさん!」

 

 

 

 

 

 

●●●●●●

 

 

 

 

 

とまぁこんな感じで話は終わり、みんなも街の復旧もあり、仕事に戻った。

ちなみに今はその合間で、アイエフに修行をつけて貰っている。

ブランが言っていた俺の身体の異変。やっぱりワールドリンクのせいだ。もしこのまま行けば自分はワールドリンクに飲まれてしまうかもしれない。だからこそ、自分自身の力を高めていかないと駄目って話になり、今に至る。

 

でアイエフと戦ってはいるんだが、やっぱりワールドリンクなしだと押されるわけで…

 

 

 

「はい終わり。アンタの負けよ。碧」

 

 

「あー!くそ!アイエフの太ももに気をとられすぎて、集中出来なかった!」

 

 

 

「あ、あんたって奴は…もう!戦いの最中にそんな事気にするんじゃないわよ!」

 

 

 

アイエフは怒りながらも、恥ずかしかったのか顔を赤くして自分の太ももを長いコートで隠す。

 

なんかもーその仕草が逆にそそられます!ありがとうございます!

 

 

 

 

 

「さて…とりあえず、今日の修行はここまで、私達も町の復旧に戻るわよ?」

 

 

 

 

「おう!…あ、そうだアイエフ。町を襲った連中はどうなった?」

 

 

 

「ん?そういや、あんたにはまだ伝えてなかったわね。街を襲った連中。捕まえたのは下っ端連中ばっかりで、幹部クラスの連中は大体は撤収しちゃったみたいよ。あんたが戦った女の子ものね。」

 

 

 

 

 

 

 

…そうか。下っ端だらけなら、情報の収集は難しいかもな…幹部クラスの連中はゼウとディーンって奴だけだし。奴らの規模さえわかれば色々わかるんだろうけど…

 

 

 

「まぁ悔やんでも仕方ないわ。今は私達に出来る事を…ん?ってあの子達は…」

 

 

 

アイエフが遠くを見ると、3人ぐらいの女の子がこっちに走って来ていた。

俺も見ると何だか見た事ある子が2人ぐらいいた…

あれって…

 

 

 

 

「お〜〜い!碧く〜〜ん!久しぶり〜〜」

 

 

「碧ー!元気にしてたー!?」

 

 

「いたいた!あたしの嫁のアイエフー!」

 

 

 

「ぶ、プルルート!?ピーシェ!?RED!?」

 

 

 

アイエフが叫ぶ。まぁびっくりするわな。いきなり神次元の仲間にプルルートとピーシェが来たんだし…

3人目は…誰だ?俺は初めて会う女の子だな。アイエフはREDって呼んでたから知り合いみたいだ…

とりあえず、一言

 

 

 

 

 

 

 

「ロリ巨乳って素晴らしいな!はぁはぁ…」

 

 

 

「うお?!このお兄さん、初対面なのに気持ち悪いってすぐわかった!」

 

 

REDと呼ばれた少女は俺を見てひいた。

ふ、ここまでくるともはや才能かな?俺の嫌われっぷりは。仕方ない。ロリ巨乳は頭の中で好きにしよう。あとでティッシュ買わなきゃ。

前にケイブとマーベラスをオカズにしてかなり消費したからな。

 

 

 

「あはは♪碧くんはいつも通りだね〜〜安心したよ〜!」

 

 

「あはは!碧はいつも通り!バカ!」

 

 

 

 

「ははは…2人とも、褒めてもなにも出ないぜ。出るとしたら白いもんしか出ないな〜」

 

 

後ろからアイエフに殴られた。

痛い。手で触るなら股間だけにして欲しいな全く!

 

 

「このバカ!ほめられてるわけないじゃない。しかし、3人がこっちに来てるなんて、知らなかったわ」

 

 

「うん♪ネプちゃんから、ちょっと手伝って欲しいって頼まれてきたんだよ〜みんなの力になりたくて…」

 

 

「ぴぃは遊びに来たの!!」

 

 

「いやーあたしも嫁達がピンチだって聞いたからさー!すっ飛んできたんだよ〜」

 

 

 

「おっと、REDちゃんだっけ?嫁ってなんだ?」

 

 

「ん?なに?お兄さん。嫁ってのはあたしの嫁の事だよ。アイエフやコンパ、女神様達や、女神候補生様。他のメーカーキャラクター達もだよ!」

 

 

 

な、なん…だと!?

 

 

 

「ふ、REDちゃんよ。それは違うぞ!」

 

 

 

「え?!な、何が違うのさ!」

 

 

 

「君の嫁じゃない!ここの女の子達はみんな俺の嫁だぁああああ!!」

 

 

 

 

「な、なんだってー!!」

 

 

 

 

「いや、RED。驚く必要ないわよ。あんなのがみんなを嫁にしてるわけじゃない」

 

 

 

アイエフが呆れたように答える。

なんだよ!あんなのってあんまりだ!ちくしょー!決めたぞ!今日はアイエフもオカズにして、頭の中で陵辱してやるわ!

 

 

 

 

 

「そっかー安心したよーじゃあやっぱりみんなはあたしの嫁なんだね!」

 

 

 

 

「いーや、違うぞ!みんな俺の嫁だ!そしてREDちゃんも俺の嫁だあああああああああ!」

 

 

 

 

「え、えぇ!?あ、あたしも!?初めて言われたよ…いや、そんなことより、あたしの嫁だからね!」

 

 

「いや、俺のだ!」

 

 

 

「あたしの!」

 

 

 

「いや、俺だ!」

 

 

 

俺とREDちゃんの睨み合いが続く。

REDちゃんは可愛いが、譲れないものがあるのさ!

みんなは俺の嫁。だからいつも頭の中でご奉仕して貰ってます!それを渡すわけにはいかない!逆にREDちゃんを入れてやるぜ!もちろんパイ◯リでなぁ!

 

 

 

 

「あんた達はもう…なんて低レベルな争いをしてるのよ」

 

 

 

アイエフは呆れた様子で、俺とREDを見る。

ピーシェとプルルートはニコニコと俺たちのやり取りを見ていた。

 

 

 

 

 

「アイエフ!これはくだらないことじゃない!俺の全てがかかっている戦いなんだ!だから、REDちゃん、勝負だ!」

 

 

 

 

 

「勝負?!一体何の…」

 

 

 

 

「もちろん、嫁を決めるバトルだ!どちらが多く嫁を見つけられるか勝負だ!もし俺が負けたらなんでも言うことを聞く!だがREDちゃんが負けたら俺の嫁になってもらうぞ!」

 

 

 

「なにをー!だったらやってやろうじゃん!あたしが勝ったらみんな嫁宣言は私だけにするからね!絶対負けないよ!」

.

 

 

 

 

REDちゃんと俺の新たなバトルが今、幕を開けようとしていた

 

 

 

「ちなみにアイエフはどっちの嫁だ!」

 

 

 

 

「あんたよりはREDの方がまだマシね。」

 

 

 

 

はい、まずREDちゃんに一票。

 

ちくしょー!やっぱりアイエフは頭の中で犯してやるぅぅ!太ももの間に挟んでやるぅぅ!!

 

 

 

「じゃあ!プルルートとピーシェはどっちの味方だぁああ!」

 

 

 

「ピぃよくわかんない!」

 

 

 

「う〜ん。女の子同士は嫁になれないから、碧くんかなぁ」

 

 

 

よーーし!!ピーシェはしゃあないがプルルートの一票が入ったぜ!これで同点だあ!

 

 

 

 

「ぐぬぬ…やるねお兄さん…でも」

 

 

 

「ああ!まだバトルは始まったばかりだああ!」

 

 

 

 

と、俺とREDちゃんは走り出した

さぁ戦いは始まったばかりだ!

 




「あいつら行ったわね…」



「わたく達も行こうか〜〜」




「うん!ねぷてぬに会う!」




続く!


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第39話 決戦!ハーレムを作り、嫁とイチャコラするのはだれだ!?

主人公、暴走状態。

シンクロ率、400%までいきました!




「ふむ…とりあえず、嫁にするにあたって、だれから行くか。とりあえず、片っ端から声をかけるか。みんなはどこかな?」

 

 

嫁探しの旅に出た俺はとりあえず、街の中をグルグルと歩き回る。

街では今も復興活動にあたっていて、それを手伝いながら、歩いていた。

 

 

 

「あ、碧さ〜ん!なにしてるですかぁ?」

 

 

 

お!あれはコンパではないですか!

よーし!さっそく、嫁候補の1人にしようではないかぁ!

さぁ頼むぜコンパちゃーん!

 

 

と、その前にコンパには言わなきゃ行けない事があるな…

 

 

 

 

「よぉコンパ。ちょうどよかった。色々話したい事があるけど、とりあえず…このまえはごめん。あんなに心配してくれたのに、あんなひどい事言って。出来れば許してほしいけど…」

 

 

 

 

「ふぇ!?そ、そんな事は気にしないでください〜わたしは大丈夫ですから。碧さんの力になりたかっただけですぅ」

 

 

 

 

 

 

笑顔で俺のてを握って優しく微笑むコンパ。

くぅ!なんて天使なんだ!

 

なんだか、看護師プレイでコンパを妄想して抜いてたのを全力で謝りたいぐらいだよ!

 

 

 

「そっか、ありがとうな…コンパ。じゃあこれからも心おきなくコンパをオカズにしてもいいかな?」

 

 

 

 

「え?わたしは食べ物じゃないから、オカズには出来ないですよ?」

 

 

 

「ははは。そりゃそうだー(棒」

 

 

 

おっと、とりあえず謝罪も終わったし、本題に入らないとな。

 

 

 

「さて、コンパ本題に入りたいのだが、もし…良かったらで構わない。俺の嫁になって欲しい!」

 

 

 

 

 

「…え…お、お嫁ですかぁ?」

 

 

 

 

 

コンパはいきなりの俺の発言に固まり、一気に顔を赤くした。

 

 

 

 

「えぇえぇ!?よ、嫁っていきなり言われても困るですぅ!」

 

 

 

 

 

「頼むよコンパ!俺の為に是非嫁になってくれ!」

 

 

 

 

そう!この勝負に勝てば俺はREDちゃんを嫁にする事が出来、あのロリオッパイを好きなだけ頬張ったり、挟んだり、吸ったり、摘んだりする事ができるのだぁぁぁ!

絶対にそれはかなえてみせる!例え儚い夢だとしても!

 

 

 

 

 

「頼むよ…コンパ…」

 

 

 

 

 

「………わ、わかったです。ちょっと考えておくです…」

 

 

 

 

 

 

よっしゃあああ!!嬉しいな!これはもう最高だね!

神様ありがとう!!

 

 

 

「そっか!ありがとうな!じゃあまた後でなコンパ!」

 

 

 

 

 

 

俺はそのまま全力でスキップしながら、その場を後にした。

いやー今夜は良い夢が見れそうだー!アイエフとREDちゃんをオカズにしたら、次はコンパだな。ウエディングドレスのコンパをバックからパンパンしなきゃ!(使命感

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……男の人に初めて告白されたですぅ…どうしようです…」

 

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

 

「ケイブ!」

 

 

 

「あら?碧?どうかしたの?そんなに急いで走ってきて。」

 

 

 

 

 

よーし。2人目発見だぁ!次はケイブ!さぁ早速お嫁にしてやるぜ!

ちなみにケイブは服従プレイなどがいいね!もしくは囚われの身になって、犯されちゃうパターン。

おっと、やめとこう。これ以上考えると息子に毒だ…

 

 

 

 

 

「いや、ケイブに話したいことがあるんだ。ちょっといいか?」

 

 

 

 

「ええ、ちょうど私も休憩してた所よ。で、何の話かしら?」

 

 

 

「ああ…ケイブ。是非頼まれてくれ!俺の…俺の嫁になってくれ!」

 

 

 

 

「………え?」

 

 

 

ケイブは珍しく目を見開いて、呆然とした表情になる。

そして、その顔はみるみるうちに真っ赤になっていく。

わぁなんて可愛い反応。苛めたくなるな!

 

 

 

 

 

「頼むよ!俺の為に…ぜひ、ケイブに嫁をやって欲しい!」

 

 

 

「……い、いきなりそんな事困るわ…」

 

 

 

 

「ケイブ……ダメか?」

 

 

 

 

く、やっぱりそんな簡単にはいかないか。俺は基本嫌われてるしな…コンパやプルルートはうまく行ったが…

 

と、目を閉じていると、身体全体に柔らかく暖かい感触が広がった。

 

こ、これはまさか…

俺が目を開くとケイブが俺に抱きついていた。

 

 

 

 

「…いいわよ…よ、嫁になって上げるわ…よ、嫁になるって事はこんな事をするんでしょ?」

 

 

 

 

うひょおおおおお!!ケイブの感触が直にぃぃ!!やわらかあああい!!オッパイ!オッパイ!

 

ま、まさかこんな事までしてくれるなんて!?ケイブは真面目だなぁ!

とりあえず、これは感触を楽しまなきゃ損!いや、ケイブにもっとやって貰わなければ!

よーし!俺はやるぞ!やらいでか!

 

 

 

「ケイブ!まだだ!まだ足りない…次は…俺に熱いチューを!」

 

 

「ちゅ、チュー!?…そ、そんな事まで…」

 

 

「俺の嫁になるって事はそうゆうことなんだ!(大嘘」

 

 

「…わかったわ…………えっと……ん……ちゅ…」

 

 

 

ケイブは目を閉じると、俺の唇に軽く触れた。

 

来たぁぁぁぁ!?ふぁぁぁ!!神様!!女の子の唇って柔らかいんですねぇ!!まさか本当にキスしてくれるなんて!!ありがとう!ケイブ!ファーストキスがケイブだなんて嬉しい!

これはオカズが、いや!馬鹿か?!ここまで来たらやるしかない!これ以上を!ビバ!童貞卒業!!

 

 

 

 

「ケイブ!まだだ…次はオッパイを揉ませるんだぁぁぁ!」

 

 

 

「お、オッパイ!?え…う………や、優しくね…?」

 

 

 

 

いよっしゃあああああ!!承諾きたぁぁぁ!ちょっとかなりやばいとかどうでもいい!

お、俺は男になるんだぁぁ!いざ!南無三!!

 

 

 

ムニュン…

俺は手を震わせながら、オッパイにを触る。

 

 

「んぅ……あぁ……やぁ…」

 

ケイブのエロボイスが耳元に荒い息遣いと共に流れる。

ぐわぁぁぁ!?やばい!オッパイってこんなにも素晴らしいのですね!!前はよくわからない状況って言うか、自分の意思でもんでなかった!まさか、自分の意思で揉める日が来るなんて…生きて来て…良かった…(ちなみにユニな時は緊張が強すぎてあんまり記憶に残ってない…)

 

 

 

「ケイブ…も、もちろん…この先も…」

 

俺はハァハァと息を荒げ、目と鼻を見開いて、そのままケイブの大事な所に手を伸ばし…

 

 

 

 

「ぃ…嫌!!」

 

 

 

 

パーン!!

デカイ音とともに俺はケイブから平手打ちを食らう。

ケイブは涙目になりながら、その場から走り去ってさしまった…

 

ば、馬鹿な…い、いけると思ったのに…思ったのにぃぃぃ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ…はぁ…碧の…馬鹿……か、身体が…熱い…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

 

仕方ない…とりあえず、ケイブには嫁許可を貰ったし、これで3人目だ。

 

俺は立ち直り、いきり立った物をなんとか気合いで収めた。

はぁ…冷静になるとやりすぎかなぁ?

もうケイブとは話せないかも…とほほ…

 

いや、俺は諦めないぞ!いつか必ずケイブの身体を物にしてみせる!

でも、これで当分のオカズにはこまらないな!うん!

 

 

 

 

さて、次は誰にしようか。くまなく探していたら時間がかかるな。手取り早く探す方法…

 

 

そうだ!あの手があった!

 

 

 

 

「よし。発動しろ!ワールドリンク!」

 

 

<ワールドリンク!スキル!テレポート!>

 

 

 

さぁ!皆様!俺の新しいワールドリンク、見せてあげましょう!

ワールドリンクで俺が使ったのはテレポート!だが、ただのテレポートではない!

 

実はワールドリンクはもう少し、うまい使い方があった。

それは能力の重複。つまりだ!

 

今俺は、[ドラゴンボール]の[孫悟空]の瞬間移動。[絶対可憐チルドレン]の[野上 葵]のテレポート。[機動戦艦ナデシコ]のボソンジャンプ。[城下町のダンディライオン]の[櫻田 修]の全てを重複し、完全なるテレポートをワールドリンクで発動させたのだ!

 

移動距離は勿論、座標固定、凡庸性、戦略性は完璧!

さぁ行くぜ!最強のテレポートだぁぁぁ!

 

 

 

 

 

ヒュン

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

一瞬で移動した俺の目の前には、オレンジ色の光景が広がっていた。

なんだ?これは?

気になって触ってみると、感触は柔らかい。そして暖かい。

だが、何故か暗い。俺は顔を上げると、別の布が顔にかかっていた。

なんだ?邪魔くさいな。

ひょいと手で掴み、それをめくる。すると、目の前に広がるオレンジ色の正体がわかった。

それは…オレンジ色のパンツ!しかも女の子の!しかも正面からの!?

じゃあ、まさか今触ったのは…

 

俺は恐る恐る顔を上げると、顔をまっかにしたマーベラスがふるふると震えていた。

 

 

 

 

「何…してるの?碧くん…」

 

 

 

「ふ…何って、テレポートしたんだよ。ちなみに座標固定は完璧。一度見てみたかったんだ。女の子のパンツを、こんなふうにね。まさか、マーベラスに行き着くとは…まぁ狙ってやったんだけどね!」

 

 

 

 

 

「このスケベぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

 

 

 

バチィーン!!

ケイブとは反対側の頬にデカイ平手打ちを食らった。

 

 

 

 

 

ふ。俺の嫁習得の戦いは始まったばかりだ。さぁ覚悟しなぁぁ!REDちゃーん!!




「ぅぅ…碧くんのバカァ!人のパンツばっかり見て!遺跡の時だって!最初の時だって!」



「そりゃパンツがあるから仕方ない!マーベラス!とりあえず、ありがとう!」



「バカァ!」


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第40話 世界を敵に回しても、世界の中心で嫁と叫ぶ。

はい!記念すべき、40話です!

あ、それと以前、サイバーコネクトツーちゃんの話を少し変えました。あの時は記憶を失った主人公の方がかっこいいと演出したかっただけにして、新キャラはなしでモブに変更しました。勝手ながらすいません。

ので、今回からしっかり、<激神ブラックハート>のキャラクターと、<超次元ゲイムネプテューヌU>のキャラクターを出して行きたいと思います。どうか、感想やら指摘やらお願いいたします。

オリジナルストーリーですが、実際の原作の部分も混ぜているので、皆さんが知ってる展開も話に絡んでいく流れになると思います。

これから、更に新展開になります!
これからも応援お願いいたします!


「で、マーベラス。唐突なんだが、ぜひ俺の嫁になって下さい!」

 

 

 

 

「いや、いきなりそんな事言われても…どうせ下らない理由があるんじゃない?」

 

 

 

と、マーベラスは言うので、とりあえず理由を話してみた。

 

 

 

「なるほど。そうゆう事ね。全く碧くんはくだらない事ばっかりしてるね」

 

 

 

 

 

「なんだと!?マーベラスよ!これはくだらない事なんかじゃない!ハーレムと言う素敵空間を掛けたバトルなんだぞ!」

 

 

 

俺は拳を強く握りしめ、講義する。

 

だけどマーベラスはため息をついて、ジト目で俺を睨みつける。

あーマーベラスのジト目にゾクゾクするんじゃあ。興奮しちゃうね!

 

 

「まぁ私は関わらないから好きにやるといいよ。じゃあね!碧くん!」

 

 

 

「あ!まてよ!マーベラス!待ってくれぇぇ!!」

 

 

 

 

「馬鹿…」

 

 

 

マーベラスはムスとした表情で小さく呟いた。

俺はそんなマーベラスの後ろ姿を寂しく見つめることしかできなかった。

 

だが、飛び去る時にワールドリンクを使って千里眼発動。

しっかりパンツを確認だけさせてもらいました!

パンツありがとうございます!はぁはぁ。

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

 

 

「…はぁ今の所3人かぁ。くそ!まだだ!まだ足りない!」

 

 

 

俺は地面に拳を叩きつけた。

ダメだ!このままじゃREDちゃんに勝てない!

どうする?もっと嫁を増やさないと!

 

 

ん?あれ?あっちの方に人が集まってるな。なんだろ?

 

とりあえず俺はその人だかりがある方に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「みんなー!今日は私達のライブ楽しんでってね!」

 

 

 

 

「ワタシ達の歌…最後まで楽しんでください。」

 

 

 

 

 

 

「「「ワァアアアアアアアア!!!」」」

 

 

 

 

「5pb.ちゃん最高ー!!」

 

 

 

 

「ツネミちゃん可愛いいいい!!」

 

 

 

 

 

沢山の男の歓声が響き渡る。大きなドームがまるで揺れてるような感じだ。

そんな中に俺はいる。まさか、普通に入れるとは…

 

 

しかし、すげーな。5pb.ちゃん。まさかこんなに人気だとわな。

あ、そっか。確かプラネテューヌの為に復興ライブを行うってツイッターであげてたな。

ふふ、そんな5pb.ちゃんと友達だんて、股間が膨らむ…おっと、胸あつだな。

 

 

にしてもあのツネミちゃんって子誰だ?5pb.ちゃんと一緒に歌ってるけど…うん。ツインテール可愛いし、エロい衣装だし美少女だな!

 

よし。ワールドリンク発動!透視能力!

 

俺はワールドリンクを発動させ、どこかの世界に繋げて透視能力を発動させた!

 

ちなみにさっきの千里眼と今回の透視能力は一体どこの世界のものかわかってない。

わかってなくても、どっかの多重世界にあれば使えるみたい。

…1番使いたかった時間を止める能力だったんだけど、どうやらまだ自分のスペックでは足りないみたいで使えない。

 

後、ワールドリンクで繋がった世界の事をわかっている場合に能力を使うと、上手く発動させられるらしい。

だから、千里眼と透視能力は発動する時間が短い。わからない世界からだから。

 

 

で、透視能力を発動させた俺はステージ場に居るツネミちゃんと5pb.ちゃんの服の中、ちなみに全裸を拝んだ!

 

うおおお!

可愛い女の子、ちなみにアイドルの裸!乳首までハッキリ見えるぜ!

やったね!まじワールドリンク最高だわぁ!

 

ふぅ…帰ったら2人の裸を思い出して夜を過ごそう。うん。

 

 

 

 

 

って感じの事をしていると、ちょっと群衆から抜けていたおれに、カメラを持った取材陣が押し寄せてきた。

 

え!?まさか取材か?

 

 

 

 

 

 

 

「はーい!こちらプラネテューヌ通信局、リポーターのデンゲキコと!」

 

 

「私はファミ通。」

 

 

 

「そして!みんなのアイドル!アブネスちゃんよー!」

 

 

 

3人の可愛い女の子がおれにマイクを近づける。

アナウンサーか…?3人共可愛いなぁ

 

 

よし!ワールドリンク発動!透視能力!全裸確保!

 

やったぜ!

と、やばい、近いから、3人共くっきり裸が見える!ぐ!静まれ息子!テレビの取材中にモッコリはやばいよ!

 

 

 

「あの〜質問よろしいですか?取材したいのですが!」

 

 

 

と、デンゲキコちゃんと言う女の子が、俺に言ってくる。

 

おっと危ない。とりあえず、取材はかっこよく決めないとな。

 

 

 

 

 

「あ、はい!大丈夫ですよ!で?質問はなんですか?」

 

 

 

 

「あなた、あの2人のファンですか!?今のお気持ちはどうですか!?アイドルの5pb.ちゃん、そして、最近人気急上昇の歌姫、ツネミちゃんとのコンサート!きっとすごい盛り上がっていますね!」

 

 

 

 

 

おっと、つまりファンにインタビューか。うーんどうしよ。5pb.ちゃんの事は良いが、ツネミちゃんはよくわからないし、しょうがない。正直に答えるか。

 

 

 

 

「あー5pb.ちゃんはわかるんですが、ツネミさんは見るの初めてですね。」

 

 

 

「お!では、5pb.ちゃんのファンですか?」

 

 

 

「あ、違います。友達です。でも嫁にしたいと思ってます。」

 

 

 

「え?…嫁?」

 

 

 

 

「はい!あんな可愛い女の子を嫁にしないなんて、まちがってます!もちろん、ツネミさんも嫁にしたいっすね!いやーほんとに!嫁になったらあんな事やこんなこと、してもらいたいっすよ!もちろんアイドル衣装でね!」

 

 

おっと、ついつい本音で語ったなぁ

まぁしょうがないな!本当の事だしな!

 

 

 

「あ、すいません!熱くなっちゃいましたね!出来れば今の所はカットで…」

 

 

 

と、言うと3人は困ったような顔をした。

あれ?なんだ?

 

 

と、アブネスちゃんが俺の肩を叩いて、後ろを指差した。

後ろを振り返ると、大画面で俺が写っていた。

 

ん?あれれ?おかし〜ぞ!

 

 

「アンタ…これ、生放送よ。」

 

 

 

「あー…なるほど…」

 

 

 

 

で、いつの間にか、固まった空気はコンサート全体を包み込んでいた?あれ?なんで?

 

 

 

すると、ステージ場では顔を真っ赤にした5pb.ちゃんが突っ立ていた。

 

あー…いまの聞かれたんですね〜

まさか、ステージ場では全く緊張しないはずの5pb.ちゃんが人見知り発動状態になってる。

 

 

 

 

「あ…あ、あう。全国ネットで…お嫁発言って…あ、碧さんの…バカァ!」

 

 

 

5pb.ちゃんは真っ赤になったまま、ステージ場から離れてしまう。ツネミちゃんはそれを追いかける。

 

で、会場にいたファンは怒りのオーラを纏って、俺を睨みつけていた。

 

あ、やばいなこれ。

 

 

「アイツ…5pb.ちゃんの友達だって?」

 

「嫁にするとかほざいてたぞ?」

 

「しかも、5pb.ちゃんを泣かせたぞ。あのやろー…」

 

「俺らのアイドルになに言ってんだぁ…アイドルはけがしてはいけないんだぞ…」

 

 

ザワザワ…ザワザワ…ザワザワ…

 

 

ふぅ…うん。やばいなぁこれ。逃げるか。

 

 

 

俺はワールドリンクの能力を使い、瞬間移動した。

 

 

 

「あ!消えたぞ!?」

 

「くそ!逃すなぁ!」

 

 

 

ファンは暴動を開始。

リポーター3人はポカンと口を開けたまま、いまの状態にびっくりしている。

 

アブネスは頭をかかえていた。

 

 

 

「だぁー!なによ!あのバカァ!なんかコンサートどころじゃなくなってるじゃない!」

 

 

 

「あはは…なんか、すごい人だね…」

 

 

アブネスとファミ通がそう答える中、デンゲキコがムムと考える仕草をしていた。

 

 

「どうしたの?デンゲキコ」

 

 

「ん?いやー…あの人どっかで見たなぁと思ったら、前に女神に関するデモ運動の時に、女神は友達だぁ!って言ってた人だったんですよ」

 

 

「あ、そういえばデンゲキコちゃんはその時に現場に行ってたんだよね…」

 

 

 

「ええ…それにしても、女神の友達…アイドルと友達…嘘だと思いましたが…先ほどの5pb.さんの反応を見ると…」

 

 

 

デンゲキコちゃんはニヤリと笑い、懐から、カメラを出した。

 

 

 

「ふふ、女神と友達と言い張る謎の人間男性…そして、今まで女神さん達は男性と関係をもった事がないはず…となるとあの男性はなにかある?…これはスクープの予感ですよ。アブネスさん、ファミ通さん」

 

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

「ふぅ…危ない…危ない…」

 

 

 

瞬間移動した俺は深呼吸して落ち着いた。

さて、ガムシャラに飛んだからどこについたやら…

 

 

俺はゆっくり目を開けると、そこは楽屋のような場所で、5pb.ちゃんと、ツネミちゃん、そして下着姿の女の子達が俺をみて、固まっていた。

 

あ、やばい…

これは瞬間移動を…あ、ダメだ。女の子達の下着が目に入って集中出来ない。

 

よし!諦めて、下着を見よう!瞬間移動より、そっちが大事だぁ!と気合を入れた瞬間、女の子達の拳が飛んできた。

 

 

 

ああ…またこのパターンなのねぇ

でも、ありがとうございます…

 




「あー碧くんがテレビに出てるぅ…」


「わぁ!本当だ!ぴぃも映りたい!」


「あ…あのバカァ」

アイエフは胃が痛くなった。


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第41話 ティッシュがいくらあっても足りない

はい!皆様!絶好調でございます!
今回は新たな敵

そして、新たな仲間でございます。さぁ色々な展開になります!どうか皆様期待してください!

で、今回の新たなキャラクターは(激神ブラックハート)のキャラクターになります!わからない人は公式サイトで見るか、ゲームしてみてください!面白いよ!


ある1つの部屋、巨大なオブジェに包まれた神秘な空間のようなその場所で、1人の女性が退屈そうに知恵の輪を使い、遊んでいた。

 

 

 

そして、その女性の前に、1人の女性が現れた。

 

その女性は前に士倉 碧と激闘を繰り広げた少女、ユミルであった。

彼女は知恵の輪で遊ぶ女性に頭を下げてた。

 

 

 

 

 

 

「ただいま戻りました。ゲームマスター様。申し訳ありませんでした。ワールドリンクにやられた傷がようやく癒えました。」

 

 

 

「あ、お疲れ様。いいわよ〜貴方には実行部隊として頑張ってもらったんだからさ…それにワールドリンクの能力も解析して貰ったんだし…まぁ後は私と四天王にやって貰うつもりだから…」

 

 

 

「四天王!?では、あの方達がとうとう…」

 

 

 

 

「ええ…前にこの世界にマジェコンヌ四天王っていたでしょ?こっちはゲイムギョウ界の四天王、つまりゲイム四天王よ…さぁ出て来なさい!ゲイム四天王!」

 

 

 

知恵の輪の女性の声に反応して、四人の女性が後ろから現れた。

 

 

 

 

「ゲイム四天王の1人、オデッセイここに参りました。」

 

 

白髪の長髪。赤い目。俗に言うアルビノのような儚い美しい姿の女性が現れた。

 

 

「ゲイム四天王の1人!テレビテニス!さぁ今日もテニスよ!テニス!」

 

 

テレビテニスと言う少女は金髪のツインテール、テニスプレイヤーの格好をしてテンション高めにラケットを振り回していた。

 

 

 

「ゲイム四天王の1人〜ブロック崩しよ〜ワールドリンカーだろうが、女神だろうが、わたしが崩してやるわー」

 

 

 

ブロック崩しと言う少女は二ヒヒと悪そうな顔をして、四角い箱で遊んでいた。ショートの青髪に、カラフルな格好をした少女

 

 

 

 

「ゲイム四天王の1人、アルカディア…ゲームマスターの為に必ず全世界のゲーム化を…」

 

 

 

 

長い黒髪、黄色の瞳、ゴスロリに身を包んだ、一番小さい少女はぬいぐるみを抱えたまま、ゲイムマスターと呼ばれた女性に答える。

 

 

 

 

 

「ふふ、さぁゲイム四天王よ!我等は行うわ!世界全てのゲーム化よ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で…あ、碧さんは、覗く為に入ったんじゃ…ないんですね?」

 

 

 

「あはは…そうだよー逃げた先にみんながいただなんだ〜いやーそれにしても5pb.ちゃんゴメンねーあんな事になっちゃって…」

 

 

 

「はぁ…碧さんらしいですよ…でも、もうやめてくださいね?恥ずかしいですし…」

 

 

 

5pb.ちゃんはモジモジとして恥ずかしそうにしてる。ヤベェこの表情だけでご飯3杯行けるな!うーん、5pb.ちゃんで最近妄想してなかったし、今度久しぶりに妄想しちゃうかな…

 

あ、とりあえず周りの女の子も紹介して貰いたいな。

 

 

 

 

 

 

「で、周りの女の子達は一体誰なの?みんな知らない子達ばっかりだし」

 

 

 

と、5pb.ちゃんの周りの女の子6人が前に出て来た。

 

 

「ワタシは…ツネミと言います…えっと、話は5pb.さんから聞いてます。ヒーロー…なんですよね?」

 

 

 

 

「え?ヒーロー?」

 

 

 

ツネミさんがヒーローと言ってビックリした。え?俺ってヒーローだと思われてんの!?初耳だったんだけど。

すると、後ろから褐色の猫耳少女が抱きついてきた。

 

 

「うん!うわさを聞いてるよー!わたしはモルー!人知れず、町や人を救った謎なヒーローって世間ではいわれてるよー!」

 

 

 

 

うおお!!褐色猫耳の少女が俺の背中に抱きついてるぅ!モルーちゃん?だっけ?ちょう可愛いな!

あー背中にモルーちゃんの柔らかい感触が広がってるぅ!

 

 

 

「ってモルーちゃん、俺って世間でなんて言われてんの?」

 

 

 

すると、モルーが俺にしんぶを見せてきた。で

それを受けとり、開いてみた。

 

 

すると、新聞の記事の一つにヒーロー特集と呼ばれた欄があり、そのヒーロー特集の写真が赤龍帝の鎧を纏った俺とノワール。アーマードライダー黒影に変身して、女の子と戦っている姿。が写っており、この謎のヒーロー逹は誰だ!?言う言葉がでかでかと書かれていた。

 

うおお、まさかこんな風に記事になってるなんて!まさか、あの戦いが写真に移されているとは…

でも、見る感じ俺の正体はばれてないみたいだな…多分、ツネミちゃん達が知ってるのは5pb.ちゃんが教えたからか。

 

 

「なるほど…ちなみにモルーちゃんはいつまで抱きついてるの?」

 

 

 

「うん?だめ?」

 

 

 

「いや、もっとお願いいたします!」

 

 

 

そういうと5pb.ちゃんは溜息をついて呆れていた。まさかアイドルにも飽きられるなんて…

なんか、すごく興奮しますね!

 

 

 

 

「で!他の4人とも自己紹介したいんだけど。」

 

 

 

 

すると、もう1人、まるでドラクエシリーズの勇者のような格好に、スライヌの盾を装備した、ショートの活発な女の子が前に出た。

おーまた特徴的な子が来たな。まぁ可愛いからいいや!

女勇者か…レイプ本が似合いそうだな。あー犯したい。犯して、調教して一生飼いたい。

 

 

「じゃあ、僕から紹介するね!僕はエステル!伝説的な勇者さ!よろしくね。最初は伝説的な変態かと思ったよ…とりあえず、ごめんね碧!」

 

 

 

「いやいや、構わないよ。エステルちゃんだね?よろしく頼むよ。かっこいいね。まさに伝説の勇者みたいだよ」

 

 

 

「え!?そうかなぁ…えへへ」

 

 

 

よし、チョロい。

 

 

 

で次に出てきたのはクールそうな、美人、鉢巻と、片目にスコープをつけた、まるでスネークにような格好をしたオッパイがエロい女性がきた。

ダンボールに隠れるのうまそうだな…

うん、あれだな。スパイ活動してたら見つかってエロい拷問受けそうな見た目だな。あーエロ拷問して、体を開発したいんじゃあー

 

 

「アタシはリッド。隠密は得意な方だ。よろしくだ。士倉 碧。これからもアタシの力をたゃりゅと…頼るといい」

 

 

 

うわ、噛んだ。最後カッコつけて早口したら噛んだ。なにこの子可愛い。

マジ犯したい。

 

 

で、次は…お、すごいアイドルらしい子が来たな。さっきのステージだといなかったが、もしかして後で出るのかな?

見た目は可愛らしいアイドル衣装に茶髪のサイドポニー。へそ、わき、胸チラが素晴らしい女の子。

うん、いいね!枕営業しちゃうパターンとか素晴らしいな。あー屈辱と後悔、でも売れるために涙目になって抱かれちゃう展開にならないかな?

相手はもちろん俺!

 

 

「えっと…噂はかねがね聞いてます、碧さん!私は増嶋 愛(ますじま あい)と言います…先ほどは出ませんでしたが、これからは私のステージになります!碧さんも応援お願いいたしますね!」

 

 

 

 

「おー!すごい!増嶋ちゃんめっちゃアイドルっぽいよ!俺、ファンになっちゃうよ!?」

 

 

 

「え…?嘘…」

 

 

 

増嶋ちゃんは持っていたマイクを落として、ギャグ目になったまま泣き出してしまった。

 

 

「うわぁああん!アイドル初めて、やっとファンが出来た!わざとらしすぎるとか、滲み出る腹黒アイドルみたいな事言われてたけど、アイドルやっててよかった〜!」

 

 

 

「お、おう。そこまで喜んでもらえるなら…って増嶋ちゃん?その右手に持ってる目薬はなんだい?」

 

 

 

「ギック?!い、いやいやいや、こ、これは違うんです!この涙は本物で、べべ別に目薬を使ったわけじゃあ!」

 

 

 

わぁ面白い。自分からボロボロになるな。きっとこの子腹黒なんだけど、なんか爪が甘い腹黒アイドルなんだろうな。これはこれで可愛いが…

 

 

 

「あーあ…残念だな…せっかくファンになっちゃうよとか思ったのに…嘘だったなんてー」

 

 

 

「いやぁ!違うんです!これは違うんです!どうか、ファンになってくださーい!」

 

 

 

「うん…まぁ構わないよ。で、増嶋ちゃん…ファンを傷つけたって事は…どうしたらいいと思う?このままじゃ俺、ファンじゃなくなっちまうよ…」

 

 

 

「は、はい!な、なんでもします!だから辞めないでー!」

 

 

 

ふ…計画通り

ニヤァ

 

 

 

で最後に、ピンク色のツインテールにエルフ耳をした、少女、ロリコンホイホイな少女が前に来た。やば!可愛い!しかも顔がかなり危ない位置にあるなぁ

あー咥えてもらいたいなぁ…そして、無知な少女にエロいもん教え込みたい!

ふ、今日は大量だな。

 

 

 

「えっと…初めましてワールドリンカーの碧さん。わたしはレストアって言います。これからは5pb.さんの護衛兼ダンサー、そして本業は地区の武将を務めさせて貰ってます。よろしくお願いします」

 

 

 

あらら、なんて礼儀正しい。こん中で一番しっかりしてるかも。見た目はラム、ロムちゃんと変わらないのにな。

うん、より犯しがいがありそうなロリだな!

 

 

って…護衛?それに武将?どういう事?

 

 

 

俺が疑問に思ってると、5pb.ちゃんが、前に出てきて説明してくれた。

 

 

 

「あ、碧さん、彼女達は最近各地区に誕生した、武将と呼ばれる人達なんです。最近起きる事件に、教組の皆様が、国を更に分けて、その地域に武将と呼ばれる女神様達の新たなサポート要員なんです。多分ネプテューヌ様以外はもう知ってるはずだよ。で、戦闘も強いし、各地区から選挙で選ばれた存在で、彼女達もシェアの影響を受ける存在になったんです。で、僕は前に誘拐された事もあり、ベールさんとケイブが今の忙しい時期に狙われたら大変だから、彼女達を警護に回してくれたんです。」

 

 

 

おーなるほどな…つーか、俺は全くしらなかったんだけど!なんで誰も教えてくれなかったんだよ!

明らかに大切な事じゃん!

 

 

 

 

「…碧くん、ベールさんとケイブが武将はみんな可愛い女の子だから、合わせるとなんかやばそうだって事でずっと黙ってたんだよ…」

 

 

 

な、なんだと!許さん!許さんぞ〜!ベールさんにケイブ!

必ず犯してやるかなぁー!無理やり犯してやるからな!

 

 

まぁとりあえず、色々わかったから大丈夫か。

 

 

「そうか…ま、とりあえずよろしくお願いします!みんな!」

 

 

 

「「「「「「はい!」」」」」」

 

 

 

 

 

と、新しい女の子達との出会いに輝いてた俺だったが、ひとつ失念していた…

 

 

 

そう、新しい出会いをした俺は話を見返してもらえればわかるが、何時も事件に巻き込まれていた事を…





「…で、増嶋ちゃん、わかってるよね。後で部屋に来なさい…優しくしてあげるから」



「は、はい…そ、そのアイドルとして輝かせてください!」



「な、何してるの!?碧さん!やめてー!」



5pb.ちゃんのギターが後頭部に直撃。

ちょ!それ…ダメ…


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第42話 怒りの赤き炎

今日はバトル回!

あれだね。視点が変わると、碧が誰?!ってなるね!


碧はかなり熱血漢だから、変態要素ないとかなり真面目なんだなーって回です。

お楽しみに!
感想お待ちしてます!


「はーい!みんな、待たせてごめんねー!」

 

 

 

 

ワアァァァァァァ!!!

 

 

再び会場に現れた5pb.ちゃんに会場のボルテージか一気に上がった。

俺はそのステージの裏でその盛り上がりにビビりながら、その熱気にドキドキしていた。

 

隣では出番を控えた、ツネミちゃんと増嶋ちゃんが緊張感をだして、ステージをジッと見ていた。

 

 

「2人共やっばり緊張している?」

 

 

 

俺が2人に聞くと、ツネミちゃんも増嶋ちゃんもうなづく。

 

 

 

「はい…ワタシもまだステージに立つのは…慣れて居なくて」

 

 

「いやぁ…私は初めてなのでガチガチですよー」

 

 

 

 

「にしても、良かったの?なんか俺までスタッフみたいな感じになったけどさ?」

 

 

 

 

「はい…碧さんのおかげで…人手に余裕ができました…本当にありがとうございます…」

 

 

ツネミちゃんが優しく微笑む。

くぅ!女の子に素直にお礼を言われるなんて、久しぶりだ!やっぱり嬉しいなぁ罵られるのもありだけどねー

 

 

とそんな事を考えてると、会場のボルテージが上がり、5pb.ちゃんが客に笑顔を振りまく。

あーいつか、ベッドで5pb.ちゃんの違う顔を拝みたいもんだよなぁ。

で、5pb.なら隣で寝てるよ?って言いたい。

 

5pb.ちゃんが、ステージの真ん中に立ち、周りのライトアップな色が変わる。

 

お、これはツネミちゃんと増嶋ちゃんの出番だな!

 

2人はマイクを握り締めて一気にステージに走り出す。

モルーちゃんやエステル達は後ろでバックダンサーとして現れた。

いやーもうみんな目立つからアイドルで良いんじゃないかな?

 

 

 

「にしてもみんな可愛いな…やっぱり女の子は可愛いぜ!本当、この世界は2次元ばりの美少女ばっかりだよなー

まさか、本当に2次元の世界に来たのか?俺?」

 

 

なんて、ヨダレを垂らしながら見ていると、反対側のスタッフ道から、黒い服の男が現れた。

なんだ?スタッフにしては怪しげな奴だな。

 

すると、奴は懐ろから、カードケースを取り出して、鏡の前にかざした。

 

 

あ?あれって…ま、まさか!?

 

まずい!!みんなが!!

 

 

俺は走り出す!だが、男は止まらない!

 

 

「変身」

 

 

その掛け声止まらないともに、腰についてるベルトにカードケースをはめ込む。

その瞬間、黒い鉄仮面の竜騎士のような戦士に変身した。

 

俺はその戦士を知っている!

俺の世界で放送されていた、[仮面ライダー龍騎]の劇場版に現れた、ダークライダー[仮面ライダーリュウガ]!

 

仮面ライダーリュウガに変身した男は一瞬で走り出し、ステージ場に現れた!

 

 

 

まずい!…やるしかない!あいつが仮面ライダーリュウガなら…俺は…

 

 

俺は懐ろから、真っ白なカードを取り出し、そのカードをもとにワールドリンクを発動させた。

 

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

「そこまでだ。お前達は俺が連行する。」

 

 

 

「な!?だ、だれ!?きゃあ!」

 

 

5pb.は、仮面ライダーリュウガに腕を掴まれ、捕まってしまう。

 

 

 

「「「5pb.ちゃーん!!??」」」

 

 

「な、なんだあいつ!?いきなりステージに現れて5pb.ちゃんを!」

 

 

「ふざけんなー!5pb.ちゃんを離せぇぇ!!」

 

 

 

混乱と怒りに包まれる会場。

ファンの何人かが、5pb.ちゃんを助けようと会場に乗り込もうとしている。

 

 

 

 

 

「ふん、うるさい連中だ。だが、貴様らに用はない。消えろ」

 

 

男はカードケースから、カードを抜き取るとそれを左腕の龍の小手にカードを差し込んだ。

 

 

 

[アドベント]

 

龍の小手から低い音声が響く。すると、会場のステージを壊して、黒い巨大な龍があらわれた。

 

 

 

グァガアアアアアアアア!!

 

その龍は雄叫びを上げ、会場の人間を威嚇する。

その迫力に会場の人間は恐怖し、体をこわばらせる。

 

龍は会場を飛び上がり、会場の人間めがけて、黒い炎を打ち出した。

 

 

 

 

「ウワァアアアア!!」

 

「逃げろぉお!!」

 

 

会場はパニックとなり、一斉に逃げ出す。

会場に来ていたアブネス達も機材を置いて逃げようとしていた…

 

 

 

だが、その前に赤い鉄仮面の戦士が現れ、黒い炎を全て弾き飛ばした。

 

 

 

「な、なんだ!?」

 

 

 

「あ、赤い…戦士…でも、今度もまた違う…戦士…あなたは何もの?!」

 

 

 

パニックの起きた中で、デンゲキコが、その戦士をビデオに撮っていた。

 

 

 

 

「ふ…きたか…ワールドリンカー…いや、今の姿は…仮面ライダー龍騎…」

 

 

 

 

仮面ライダー龍騎と呼ばれり戦士は、リュウガに向き直り、構える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「悪いがこれ以上はさせねぇ…5pb.を離せ!このクソ野郎!!」

 

 

 

仮面ライダー龍騎は、真っ白なカードをワールドリンクで仮面ライダー龍騎のカードに作り変え、変身した、碧だった。

 

 

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

「仮面ライダー…龍騎…?ワールドリンカー…?まさか…碧さん…?」

 

 

 

ツネミは仮面ライダー龍騎…碧の姿を見て驚いている。

 

5pb.もリュウガに捕まりながら、碧の姿を見る。

 

 

 

 

「あ、碧…さん…」

 

 

 

 

5pb.は驚いていた。それは仮面ライダー龍騎の姿になった…だけではない。

それは碧の雰囲気だ。

 

いつもの雰囲気ではない。おちゃらけたような空気が一切感じられない。

まるで燃え上がる炎のように怒りが彼を纏ってるように見えた。

 

 

 

 

「5pb.を…離せ…クソ野郎!」

 

 

 

「ふ…こいつらは計画に必要な存在だ…渡すわけはない。ワールドリンクを使えるが、それと貴様がユミル様を倒したとは信じられない。だから、ここで貴様を倒す。」

 

 

 

仮面ライダーリュウガはさっき出した龍で5pb.達を拘束させ、ステージ場から降りてきた。

 

 

 

周りにはまだ逃げ遅れた人間や、動画を撮り続け、ファミ通とアブネスから怒られてるデンゲキコがいた。

 

 

だが、リュウガはそんな事、御構い無しに、人を蹴散らし仮面ライダー龍騎に変身した碧に迫る。

 

 

 

 

「また、関係ない人達を!キサマァァァァ!!」

 

 

 

碧は突き飛ばされた人間を受け止めながら、リュウガに殴りかかる。

 

 

 

 

ガァ!ドガァ!バギィ!

 

 

 

 

リュウガの黒い拳と龍騎の赤い拳が、交差し、ぶつかり合う。

リュウガの攻撃に、圧倒されつつも、碧はその攻撃をガードし、拳をリュウガに叩きこむ。

 

 

 

 

「ぐぅ?!格闘術は素人なはずでは!」

 

 

 

「うおおおおおおおおお!!」

 

 

 

 

ガァ!ドガァ!ガァ!ドゴ!

 

 

 

 

一撃を入れた碧はそのまま追撃を仕掛ける。リュウガは龍騎の迫力ある攻撃に押され始める。

 

 

(く!ばかな!ユミル様を倒したのはまぐれではなかったのか!?…ならば…)

 

 

 

 

リュウガは、使役している黒い龍に指示を出す。

龍は黒い炎をビデオを撮っていたデンゲキコ達に向けて放った。

 

 

 

「げぇ!?こっちに攻撃が…」

 

 

 

「!?あぶない!!」

 

碧はデンゲキコ達の前に出てきて、その炎を食らう。

 

 

 

 

 

 

「グアアあああああ!!」

 

 

直撃を食らった碧はフラフラとリュウガに向かう。

だが、リュウガは鼻で笑い、碧の首を絞め、パンチを繰り出す。

 

 

 

「ほら!どうした!ワールドリンカー!」

 

 

 

「.ぐ!があ!うわぁ!」

 

 

さっきまでと違いリュウガに一方的に殴られりる、碧。

 

デンゲキコはそんな碧の姿に驚く…

 

 

 

「ま、まさか、あの赤い戦士、私達をかばって…?」

 

 

 

デンゲキコは持っていたビデオをおとして、その戦士の背中を見ていた。

アブネスとファミ通も同じような気持ちで碧の姿を見ていた。

 

 

 

 

「ひ、卑怯だ!会場の人間を人質に取ってる!」

 

 

 

「あ、碧さん…」

 

 

 

5pb.やツネミは碧の姿を見て、顔をゆがめる。

助けたい。本当だったらここのみんなが戦うはずだった。でも、碧が代わりに戦うことになっている。

今は私達は人質なのだ。

それがとても悔しかった。

 

 

碧は見る見るうちに攻撃を喰らい、さらに追い込まれる。

 

追撃を仕掛けたいが、使役している龍が逃げようとする人間に狙いを定めているのだ。

つまり、会場の人間を人質に取っているのだ。

 

 

 

 

「ふ…ワールドリンカーも人質が出来たら形無しだな…」

 

 

 

「…は…テメェは偽物だな…」

 

 

 

「なに?」

 

 

 

「本物の仮面ライダーリュウガはこんなもんじゃないぞ。テメェみたいなクソ野郎が扱えるわけじゃないなぁ…」

 

 

 

 

「黙れ!貴様は計画の邪魔だ!消えろ!」

 

 

 

 

リュウガが殴りかかる寸前、黒い龍に赤い龍が体当たりをかまし、ステージのいる5pb.達から引き離した。

 

 

 

「なに!?アドベントのカードをいつの間に!?」

 

 

 

「は!殴られてる最中にだよ!」

 

 

 

 

リュウガの拳を受け止めた碧は、リュウガに拳と蹴りを打ち込む!

 

 

 

「ぐ!おのれぇぇ」

 

 

 

 

 

「終わりだ!」

 

 

碧はカードケースから、カードを抜き取る。

 

その姿を見たリュウガは同じくカードケースからカードを抜き取る。

 

 

そしてそのカードを龍の小手にお互いに装填する。

 

 

 

[ファイナルベント]

 

 

 

[ファイナルベント]

 

 

 

 

互いに同じ音声が響き、

リュウガ、碧の周りを龍が飛び交い、互いにポーズを構えた。

 

 

そして、宙に舞い、龍の炎を見に纏い、その勢いでキックを繰り出す。

 

 

 

 

「はぁあああああああ!!」

 

 

 

 

「があああああああ!!」

 

 

 

 

「あ、碧さーん!!」

 

 

 

 

 

5pb.の叫びとともにライダーキックが炸裂。赤い閃光と黒い閃光が飛び散る。

 

 

 

 

 

 

 

 

「が…ばか…な…」

 

 

 

 

リュウガはカードケースが壊され、その場に変身を解かれ、倒れる。

 

 

 

碧は息を切らしながら、変身を解いて、5pb.達の前に向かう。

 

 

「あ、碧…さん…」

 

 

 

5pb.と、ツネミ、増嶋が碧に駆け寄る。

碧は笑顔を見せたまま、その場に倒れた。

 

 

 

デンゲキコ、ファミ通、アブネスはその状況を見て、固まっていた。

もう、会場には彼女達だけだった。

 

 

まさかだった。あらわれた赤い戦士は先ほど取材して、女神をかばった少年だったのだ。

 

 

 

 

「まさか…あの少年が…」

 

 

 

デンゲキコは少年と、それを介抱する少女達を見て、これからの事を決意するのだった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






「あ、あれは碧…さん!??」


「またあいつは…行くわよ!ユニ!」



「うん!お姉ちゃん!」






無事でいて…碧さん!


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第43話 僕に出来る事

はい!43話になります!

今回はちょっと今までと話が違う展開です!

さぁ楽しみにしてください。


[ワールドリンク…レベルアップ確認。更新プログラム作動…ワールドリンク…能力解放…これより以下の能力が使用可能…ただしオリジナルより…ランクダウン…]

 

 

 

[無限の剣製…アンリミテッドブレイドワークス…B+」

 

 

[二刀流スキル…スターバストストリーム…C]

 

 

[闇の魔法…マギアエレベア…B]

 

 

[異能…黒焔…ダークアンドダーク…A]

 

 

 

[精霊魔装…魔王殺しの聖剣…C]

 

 

[栄光の手…A+]

 

[文殊…A]

 

 

[憧憬一途…リアリス・フレーゼC+]

 

 

[速攻魔法…ファイアボルトB]

 

 

[滅龍魔法…炎のドラゴンスレイヤーA]

 

 

[神々の義眼…C]

 

 

[直死の魔眼…C+]

 

 

[ガイアメモリA+]

 

 

[サバイブカードA]

 

 

[ヒステリアモードA+]

 

 

 

[幻想殺し…イマジンブレイカーC−]

 

 

 

[念能力…C]

 

 

 

[テイルブレス…テイルレッドB+]

 

 

 

 

[六式…C]

 

 

 

[骸殻…B+]

 

 

 

 

[心を読む程度の能力…サイコメトリーD]

 

 

 

 

[□間□□…B+]

 

 

 

 

[以下の能力、使用可能…回数制限あり…]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…知らない天井…じゃないな……ああ、またこの展開かよ…」

 

 

 

俺、士倉 碧は、いつも通りの場所で目を覚ました。

プラネテューヌの協会…まぁ一番近いもんな…

 

 

ん…しかし、ビビったな…まさかワールドリンクの解放がされるなんて…

 

頭の中に色んな情報が流れ込んで来てきて頭がクラクラするなぁ…

うーん…それにしてもだいぶ使えるようになったなぁ…

ビビったのは大体が知ってる能力って事だな…

 

でも、最後の能力だけ、見えなかったな…なんでだ?

 

 

とりあえず、かなり危ない能力もあったし、使えるかどうか試す機会もしっかり作らないとなぁ。

 

と、俺が考えていると部屋に、5pb.ちゃんとツネミちゃん。増嶋ちゃんが入ってきた。

 

あ、3人とも怪我が無いみたいだ。よかったよかった。

 

 

 

 

「碧くん!良かった!?無事だった!?」

 

 

 

 

5pb.ちゃんが心配そうに俺に駆け寄る。

いやー美少女に心配されるだけで元気出ちゃいそう。

 

 

「大丈夫だよ。ありがとう、5pb.ちゃん。心配してくれて」

 

 

とお、俺が5pb.ちゃんの頭を撫でてあげる。

それにビックリしたのか、顔を赤くした5pb.ちゃんが俺から離れる。

 

 

「や、やっぱり碧くん変だよ!?な、なんかそんな爽やかキャラじゃないはずだよ!?」

 

 

 

 

え?そんなに変かな…?

あ、あれか、これなんか[ヒステリアモード]発動してるのか…

 

 

あ、知らない人に説明ね。

[ヒステリアモード]って言うのは、ライトノベル小説[緋弾のアリア]の主人公、[遠山キンジ]の持ってる能力、性質で性的興奮がトリガーで正確が女性をどうしても守りたくなるスケコマシになり、身体能力が異様に上昇する力なんだ。

 

あ、そういえば俺はいつも性的興奮してるから、常時[ヒステリアモード]になってんのか!?

しかも、本来の性格より、あんまり変わらないのはオリジナルよりランクダウンしてるからか。

なんか、変な気分だな。

女性を守りたくなるのはいつも通りな気がするけど、なんか変わったかな?

 

 

 

「5pb.ちゃんが心配だったんだよ。ごめんね。もし、傷つけたらごめんね。夜のベッドでしっかり可愛がってあげるから」

 

 

 

「わああ!なんか変態なのはいつも通りなのに、なんか爽やかだあああ!大丈夫!?碧くん?!」

 

 

 

失敬な…

 

とツネミちゃんが俺の頭に手を置いた。

 

 

 

「ツネミちゃん?なにしてるの?」

 

 

 

「その…体調が気になったので…」

 

 

 

君もか…

 

 

 

「ツネミちゃんがキスしたら治るよ」

 

 

 

 

「え…?」

 

 

 

 

ツネミちゃんは顔を真っ赤にして、下を向いてしまう。

ふむ、可愛い反応だ。

思わず、犯したくなっちゃうね!!

 

 

あ、[ヒステリアモード]切れた。時間制限ありか。

 

 

 

 

「ま、冗談……ん」

 

 

 

冗談だよと言おうとしたら口がツネミちゃんの柔らかい唇で塞がれた。

 

 

 

「……あ、あのこれで良いですか…?」

 

 

 

 

ツネミちゃんの行動に、5pb.ちゃんも増嶋ちゃんも固まり、俺も固まった。

 

 

あ、うん。わかった。この世界の女の子ってちょろい!って言うよりは恋愛に疎い!!

 

 

 

「うおお!!ツネミちゃーん!チュチュ!さぁここのみんなで4Pだあぁぁぁぁあ!!」

 

 

 

 

「「「きゃあああああ!??」」」

 

 

 

 

俺が本能に任せて、みんなを襲うと、剣が飛んできて頭に刺さった。

 

 

あべし!?

 

 

 

 

「あんたはなにやってんのよ。折角様子みてきたのに…」

 

 

 

「もう、碧さんの…バカ…」

 

 

 

部屋にはノワールとユニ、その後ろにネプギア、アイエフ、プルルート、ピーシェ、REDが入ってきた。

 

お、まさか俺の様子を見にきてくれたのかー

 

 

 

 

「いや〜ビックリだよ〜…モニター見たら碧くんが変身して戦ってるんだもん〜」

 

 

 

「ぴぃもビックリ!碧、赤い戦士になってかっこよかったよ!」

 

 

プルルートとピーシェが嬉しそうに俺に話しかける。

アイエフは「またイストワール様の胃が…」とつぶやいていた。

 

REDちゃんは腕を組んで、「うーん、これはあたしの負けかも…」

とブツブツ言っている。

 

 

 

 

ネプギアはすごく辛そうな顔のまま、俺を見る。目を合わせようとすると、顔を背ける。

 

…やっぱり最近のネプギアは様子がおかしい…

前はあんなに明るい表情が多い女の子だったのに…

最近では、暗い表情が目立つ様子に見える…

 

うーん…人道的にはあまりよろしくはないが、さっきワールドリンクな更新で手に入れた、サイコメトリーを使ってネプギアの心を読んでみるか。

 

 

 

 

ワールドリンク!サイコメトリー!発動!

 

 

 

………

 

 

 

 

 

………………

 

 

 

………………………………

 

 

 

…………………………………………まじか…

 

 

 

 

俺は、ネプギアがパラレルワールドで見てきたものを知ってしまった…

 

 

 

 

 

 

 

 

⚫︎⚫︎⚫︎

 

 

 

 

 

 

 

 

「もう!碧、聞いてるの!?話!」

 

 

 

 

「え?あ、なに?」

 

 

 

 

碧の気の抜けた返事にアイエフはため息をついた。

 

 

「全く、アンタは少ししっかりしなさいよ…いい?女の子にはもう少し優しくしなさい!冗談でもキスとか頼まない事!いいね!」

 

 

 

 

「………」

 

 

 

 

アイエフの言葉に碧は答えない。

アイエフはなんだか様子がおかしい碧に眉をひそめる。

 

 

 

 

すると、碧はニヤリと笑って、みんなの方を見た。

 

 

 

 

 

「何言ってるのさぁ?こんな簡単にキスしてくれる子達ばっかの場所でそんな事できるわけないだろ?」

 

 

 

 

「…は?アンタ何言ってるの?」

 

 

 

ノワールが、碧の言葉にピクリと反応する。

他のみんなも同じように反応した。

 

 

 

「なにってそのままの意味だよ〜いや〜本当にこの世界にきて良かったぁ。ツネミちゃんも頼めばヤらせて貰えるぐらいチョロい子だったしねぇ?」

 

 

 

 

「え…?…あ、碧さん?」

 

 

 

碧の言葉にツネミは戸惑う。

それは他のみんなも一緒だった。

変態な発言なのは一緒…だが、明らかに碧の口から出そうもない言葉に聞こえたのだ。

 

 

 

 

「ユニもそうだったよね?あれは惜しかったなぁ。もうちょっとでユニを犯せそうだったのにさぁ…ノワールが邪魔するから」

 

 

 

 

「な、碧さん!?」

 

 

「ちょ、ど、どういう意味よ!ユニをアンタ…」

 

 

 

ノワールが身を乗り出しそうになるのも、ユニが止める。

ユニは碧の方を見るが、碧はまだ表情が笑ったままだった。

 

 

 

 

「いやーちょっと助けただけでこんな美味しい思いできるんだよ?アイエフ?最高だと思わない?」

 

 

 

 

「ちょっと…碧、アンタ良い加減に…」

 

 

 

 

「あー!そう言えば!ネプギア!」

 

 

 

 

「え…?わ、わたし?」

 

 

 

 

ネプギアは碧が近くに寄ったのにビクリとした。

碧はそんな状態のネプギアを気にしないように肩を抱いて、話しかける。

 

 

 

 

 

 

「ネプギアー最近元気ないじゃん?なんかあった?もし、ネプギアがエロい事をしてくれるなら、悩み聞いてあげるよ?」

 

 

 

「あ、碧さん…?さっきから…何を?」.

 

 

 

 

 

 

「いやいや、ネプギアならきっと助けたら、それを口実にエッチが出来そうじゃんか?だから、聞いてるんだよ!それに今回の事件だって、5pb.ちゃんとツネミちゃんと増嶋ちゃんとかが、エッチな事してくれると思ったから助けたんだよ?」

 

 

 

 

「あ、碧さん?…」

 

 

思わず、目を見開くツネミ。

 

 

「そんな…」

 

 

泣きそうな表情になる5pb.

 

 

 

アイエフ、ノワール、ユニは限界に近かった。

 

 

 

 

 

 

それでも碧は止めなかった…

 

 

 

 

 

「あはは!だって俺は変態なんだよ?それぐらいの理由がなきゃ助けないって!命かけるなんて馬鹿馬鹿しい!女の身体があったから守っただけだって言うのに…」

 

 

 

 

 

 

パァァァァァン!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

静寂を破る破裂音。

それはネプギアが碧の頬を叩いた音だった。

 

 

ネプギアは顔を真っ赤にして、沢山の涙を流してその場から走り去った。

 

 

 

 

 

 

「あー!いってぇな!チクショ!なんだよ!やらせてくれねーのかよ?全くネプギアはケチな女だなぁ」

 

 

 

 

「いい加減にして!!碧さん!アンタって最低よ!」

 

 

 

 

ユニも同じように涙を流しながらネプギアを追いかけた。

 

 

「ユニ!…く…碧……見損なったわ」

 

 

 

 

「なんだよ?ノワール、お前まで面倒くさいの?たく、可愛げがねぇの」.

 

 

 

 

ノワールは碧を殴りたくなる衝動に駆られるが、そのままユニ達を追いかけて行った。

 

アイエフも、碧を睨みつけてからその場から走り出した。

REDもそれを追いかけて、ピーシェ、5pb.、ツネミ、増嶋も困りながら、ネプギア達の後を追いかけていった。

 

 

その場所に残ったのはプルルートと碧だけだった。

 

 

 

 

「お?なに?プルルートだけは俺とエッチな事してくれんの?最高だねー!」

 

 

 

「…ねぇ〜碧くん…いきなりどうしたの?そんな事言うキャラじゃないよね〜〜?」

 

 

 

 

「はぁ?いつも通りだよ?何言ってるのさ?」

 

 

 

プルルートは何かを言いたそうにするが、碧は聞く耳も持たない様子だった

 

 

 

 

「も〜〜!碧くんのお馬鹿〜〜」

 

 

 

 

プルルートはプクと顔を膨らませて、碧をポカポカ叩く。

それでも反応がない碧に業を煮やしつつ、ネプギアを追いかける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うん…これで良いんだよな…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







「も〜〜!絶対碧くん変だよ〜!あんな事言わない子だもん…碧くんは優しくて仲間思いで…うん…やっぱり、おかしい…あれ?なんで、わたしこんなにイライラしてるんだろ〜?」


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