学戦都市アスタリスク〜色々混ざった転生先〜 (アルテミシア)
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prologue of asterisk

どうも、アルテミシアです。

やってしまいました、書きたくて仕方なかったので書いてしまいました。

これからも不定期ではありますが更新していこうと思いますので宜しくお願い致します。


「知らない天井だ。なんて言ってはいるが、実際は2度目なんだよなぁ」

 

「お久しぶりです「またあんたらのミスで死んだのか?」……」

 

違うとは分かっているが。ちょっとからかってみたんだが様子がおかしいぞ。……まさか。

 

「まさかとは思うが……」

 

「はい、ほんと〜に申し訳ございませんでした〜!」

 

まじかい、前世ではミスで死んだのは分かったんだが。今回に関しては、老衰のはずなんよな〜。

 

「間違えて寿命を削ってしまったのです。本当に申し訳ないです。今回もお詫びという事で転生します?まあ、貴方は何度も転生できますが」

 

ん〜。

 

「する。今回は学戦都市アスタリスクの世界で頼む」

 

「了解しました。特典は如何します?もちろん前回と同じで制限はありませんが」

 

「ちょっと待って考える」

 

 

 

 

 

「決めた。先ず星辰力を無限に。次にFate/シリーズからエクスカリバーを片刃の両手剣にただ大きさ的には片手でも持てる様にしてくれ。それと無明三段突きと秘剣燕返しを使える様にして欲しい。あとるろ剣から飛天御剣流の九頭龍閃をあとSAOからエリュシデータと二刀流の技を使える様にして欲しい。あとは、etcetc……」

 

 

 

 

 

 

「次に容姿の方なんですが、こちらで決めますがよろしいですか?拒否権はありませんが」

 

「別にいいよ」

 

「それでは行ってらっしゃいませ」ジャキッ

 

「何それ、何なのそのロープと剣は⁉︎」

 

「また会いましょう♪」スパッ!

 

「やっぱりかあぁ〜‼︎」

 

転生先:学戦都市アスタリスク

名前:人見 伸二 ヒトミ シンジ

容姿:10人がいたら10人が振り向くレベル(アスタリスクの世界て1番)グラブルのルシフェルみたいな感じ

身長:186cm高校1年時 体重:73kg

転生特典

〜能力〜

・星辰力(プラーナ)無限

・永遠の万華鏡写輪眼(NARUTO)白眼の能力+写輪眼系列の術が全て使用可能

・他作品(主にFate/シリーズ)の剣技と体術{NARUTO(忍術あり)}

・他作品の魔法の使用(グラブル、劣等生など)

・グラブルのルシフェルの翼を自由に使用(オンオフ可能)

〜武器{純星煌式武装(オーガルクス)}〜

・エクスカリバー(Fate/シリーズ)真名解放可能

・エリュシデータ(SAO)

・氷輪丸(BLEACH)

 

 

 

 

 

 

〜とある病院〜

 

俺氏2度目の転生完了したなり。生まれたばかりだからかさっきからずっと泣き続けてるけど。

 

 

 

これからが長すぎるので!

 

 

 

キングクリムゾン‼︎

 

 

 

取り敢えず2歳になった。それと妹が出来たぞ!名前は小町になった。

何か突然未来が不安になったんだか、将来目が腐りそう嫌だ目が腐ったらヒッキーになっちゃう。キモいな。

 

 

そしてまだ先が長いのでまたもや!

 

 

キングクリムゾン‼︎

 

 

 

 

10歳になりました。現在必死こいて鍛錬をしています。何故じゃ!何故こんな事に‼︎っと最初のうちは嘆いていたが、最近ではこれが日常となっている。

 

そうそう、最近小町が凄く可愛いのです。何かあっては、「おに〜ちゃん、大好き」と言ってくるのだ!凄く可愛い、羨ましいか!ハッハッハッハー‼︎っとまあ、おふざけも大概にしてっと。

俺には、婚約者がいる、しかも一夫多妻制何ぞ導入されたから結構大変なんだ。今は一人しかいないけど。その婚約者と言うのがなんと雪ノ下 雪乃である。

まじで目が腐ることを覚悟したけど案外大丈夫だった。

ただ、葉山 隼人とかいう奴に睨まれたりすることが多くなったかな?

 

まだ時間があるので!

 

 

キングクリムゾン‼︎

 

 

 

14歳になりました。雪乃との仲は良好です。そして、こんが増えました。その相手は、司波 深雪なんです、なんでこうも早見沙織のキャラが集まるのか。まあ、可愛いからいいけど。

俺の通う中学校では修学旅行は2年生で行くので、行ったのだが、色々と仕組まれそうだったので、終了まで関わらなかった。

そして、今年度の修了式の後に水上学園都市六花(通称アスタリスク)にある星導館学園中等部3年に編入する事になったので、雪乃と深雪とはしばらくお別れである。

 

 

 

 

〜羽田空港 ゲート前〜

 

「伸二君私も来年そっちへ行くわ、だから待っていてくれるかしら……」

 

「当然だよ。ほら泣かないで綺麗な顔が台無しだよ」ニコニコ

 

「伸二さん、私も行きますから!」

 

「ああ、待っているよ」ニコ

 

「お兄ちゃん……。偶に電話しても良い?」ウルウル

 

「構わないよ、何時でもかけておいで」ニコ ナデナデ

 

「うん‼︎」

 

「伸二君、これは私達からのプレゼントだ。受け取ってくれるかい?」

 

「ッ⁉︎で、ですがこれは純星煌式武装ですよね?こんな、物をもらうわけには」

 

「良いんだよ、いずれ私達の息子になるんだ。大した事じゃないだろう」

 

これは、引いてはくれなそうだな。腹を括るか。

 

「では、ありがたく受け取らせていただきます」

 

「ああ、頑張っておいで」ニコ

 

「深雪の事お願いね、伸二さん」ニコニコ

 

「はい、了解しました。深夜さん」

 

「では、行ってきます。父さん、母さん、帰って来れる時はできるだけ帰ってくるから」

 

「ええ、元気でいなさい。頑張ってね」

 

「ああ、頑張ってこい」

 

 

 

 

〜羽田空港見送り組 side〜

 

「「うぅっ!ぅぐッ!グスッ」」ポロポロ

 

「大丈夫だ雪乃、頑張ればまた直ぐに会える」

 

「深雪ね。来年には会えるんだから」

 

「グスッ。ええ、分かったわ父さん」

 

「グスッ。分かりましたお母様」

 

 

 

〜アスタリスク 空港出口〜

 

〜伸二 side〜

 

「人見 伸二さん、であってますか?」

 

「あっ、はいそうです」

 

「私はクローディア・エンフィールドと申します。星導館学園の生徒会長をやっております」

 

「えっと、改めまして人見 伸二です。今回は特待生として、お招きいただきありがとうございます」

 

「では、此方の車に乗って下さい。学園の方へと向かいますので」

 

「はい。………失礼します」

 

「そんな他人行儀にならなくても構いませんよ。もっと楽にしていてくださいな」

 

うむ〜。難しい事言ってくれますね。これに関してはもはや癖に近いからなぁ。ありのまま説明するかな。なんか最近、魔王はるのんに似てきた気がする。

 

〜魔王はるのん side〜

 

「伸二君が凄く嬉しい事言ってくれた気がする‼︎」

 

〜伸二 side〜

 

「……という訳なんですよ」

 

「そうなんですか。なら、仕方がありませんね。それにしても……」

 

それにしても。

 

「「何だか僕と(私と)同類の匂いがしますね」」

 

「「やっぱりですか」」

 

「貴方なら心配はいらなそうですが。学園生活に関して一つだけ注意して欲しい事があります」

 

「何となく分かりますが」

 

「問題行動だけは起こさないでください。お願いしますね」

 

 

 

 

 

〜星導館学園 校門前〜

 

「着きましたよ」

 

「ここが星導館学園。思っていたより広いんですね」

 

「ええ、ここが貴方が通う事になる学校です。明日、案内をしますので、今日は寮の部屋に届いている荷物を整理しておいてください」

 

 

 

〜side out〜

 

 

 

これは、長きに渡り伝説として語り継がれる事となる、"白翼の殲天使,,《エルブランシュ》と呼ばれる、史上最強の星脈世代の物語。



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start of new school life 〜初の公式序列戦〜

こんばんは、アルテミシアです。

今回前書きに書くことがないので、このまま本編へどうぞ。


〜星導館学園 学生寮〜

 

〜伸二 side〜

 

ここが僕の部屋か、二人部屋って聞いていたけれど。同居人の姿は見えないな。取り敢えず荷物を整理しよう。

 

 

 

 

「これはここ。これはこっちに置いてっと。さてある程度終わったから実家から送られてきた食材を使って料理でもしますかね」

 

トントントントントントン

 

ジューー

 

料理中

 

 

 

 

「よし一応二人分作ったけどまだ戻っていなかったら冷蔵庫に入れておこう」

 

 

「あれ?」

 

「おっ!」

 

「もしかして同居人の方かな?」

 

「ああ、俺は矢吹 英士郎だよろしくな!」

 

「僕は人見 伸二だ。一応こう見えても三代前までは日本人だけたからね。それと、こちらこそよろしく頼む。『矢吹の一族』のご子息さん」

 

「お前、それをどこで知った?」

 

「どこで、か。矢吹君、君はアリシア家を知っているかい?」

 

「ああ、銀河の幹部がいる家系だろ、それに何のかん…け……い…が。……まさか、アンタの中にアリシアの血が入っているとでも?」

 

「ああ、そのまさかさ。4代前のお爺さんと結婚した女性がアリシア家の当主の長女だったんだ。

それに、僕の血の大半はアリシアの血だ」

 

「はっ⁉︎どういう事だ4代前から血が濃くなるなんて、隔世遺伝でもありえないぞ!」

 

「でも、そういう事だよ。まあ、僕の場合は少し特殊な隔世遺伝だったらしく血まで濃くなってしまったらしい」

 

「ふぅーん。まあ、嘘じゃないだろうし、それにこれからが楽しくなりそうだからいいか!」

 

ずいぶん能天気だね彼は。まあ、それが彼の美点なのかもしれないが。

 

「あっ、夕飯作ってあるけど食べるかい?」

 

「おっ!食べるわ!悪いな、飯まで作ってもらっちゃって」

 

「構わないよ、元々同居人が戻ってこなかったら明日の朝にでも食べようと思っていただけだから」

 

「いや、根に持ってるだろその言い方」

 

失礼だな、根に持っている訳がないだろうに。今の僕じゃあここの食堂を使えるかどうか怪しかったから作っただけなんだかね。

 

「そういえば、転入生なんだよな人見は」

 

「ん?ああ、そうだね。一応特待転入生としてやってきているよ。でも、ここの会長から僕と同じ匂いがして少し興奮してしまったよ」

 

「まさかの変態だった⁉︎」

 

「失礼だな。いや、こちらの言い方が悪かったのかな。正確には、同類の匂いって言ったら分かるかな」

 

「………腹黒?」

 

「本当に失礼だね君は。苦労人という事だよ、彼女からは何か哀愁が漂っている感じがしたからね」

 

「ああ、そういう事なら納得だわ。でさぁ、明日の予定ってどうなってるんだ?」

 

「明日はエンフィールド会長と学園デート?みたいなものをする事になっているよ」

 

「えっ?マジで言ってんのか?」

 

「やだなぁ、冗談に決まっているだろう。正確には学園案内と六花の案内らしいよ」

 

 

〜英士郎 side〜

 

「正確には学園案内と六花の案内らしいよ」

 

えっ⁉︎いやそれ完全にデートにする気満々じゃん。ああ、この優男が腹黒ーディアの餌食に。

 

「…………御愁傷様とでも言っておこう」

 

「それはどういう意味だい?」

 

「その時になれば分かるよ。……多分」

 

「ねえ、君今多分って言ったよね‼︎多分って‼︎」

 

…………記憶にございません。

 

本当に食われない事を祈る事しかできないから、何も言えないんだよなぁ。

 

「はあ、後片付けしなきゃ」

 

なんか、本当に酷い時のクローディアに似てるwい、いや笑っちゃダメだ。……wwwwwwwwwwダメだこれwwwこらえきれねぇwwwwww

 

 

 

〜後片付け終了後〜

 

「笑っていた事は、注告してくれた事もあるから見逃しておくよ。けど、あまり笑われると怒ってしまうかもかもしれないからね。そこは、気をつけてくれよ」スゥー

 

「あ、ああ」

 

バレテルゥー‼︎ヤベェよ何だよ今の殺気だけで死ぬかと思ったぞ‼︎化け物かよ!ていうか、アレってもう殺気じゃなくって死そのものだろ‼︎

 

「それじゃあ、僕はもう寝るね。明日も早いから」

 

「お、おぅふ」

 

 

 

「さ、さぁて俺も寝るかなぁ」ビクビク

 

 

 

 

 

 

 

〜翌朝 校門前〜

 

〜クローディア side〜

 

今日はあの人とデートです。あっ、あの人とは今回特待転入生として来られた人見 伸二さんです。あの人が夢に出てきて以降、一度も悪夢を見なくなったので、たったそれだけの事ではありますがそれでも彼を好きになったのです。

 

「あら?もういらしてますね」

 

もしかして、あの人も楽しみだったのかも。……おふざけはここまでにしておきましょう。ただ、そうであったら嬉しいなと思ってはいますが。

 

「待ちましたか?」

 

「ううん、今さっき来たばかりだよ」ニコッ

 

はぅ‼︎こ、これは反則ですよ。このタイミングを見計らって意図してやっているのかそれとも天然なのか。どちらにせよ、このままではこの方にどんどん惚れ込んでしまいますね。

 

「それで、エンフィールド会長。今日どのような「クローディアとお呼びください」ですがエンフィー「クローディアですよ」いえ、しかし」

 

「ク・ロ・ー・ディ・ア!」

 

「クローディア、今日はどのように回るのかな?」

 

名前で呼ばれましたぁ。えへへ。

 

「ハッ!」

 

「クローディア遅いとっくに漏れてるから心の声」

 

「あっ!そ、その話し方は?」

 

「そっちの素を見てしまったんだしこちらも見せておいたほうがいいかもっと思ってね」

 

「そうなんですか」

 

「あと、僕の事は伸二でいいよ」ニコッ

 

はぁうぁ‼︎ななんという破壊力、これは対女性専用の核弾頭のようなものですよ!

 

「取り敢えず色々と見て回りましょうか」

 

 

 

 

〜学園内散策中〜

 

 

 

「では、このまま六花内の主要エリアの案内をしますね」

 

「ああ、ありがとうクローディア」ニコッ

 

ブパァー!

 

「はっ⁉︎」

 

 

 

 

〜応急処置中〜

 

 

 

「ありがとうございます。それとお見苦しいところをお見せして申し訳ございません」

 

「構わないよ」

 

「それでは気を取り直して行きましょうか」

 

 

 

 

〜六花内主要エリア散策中〜

 

 

 

 

「案内はここまでです。今日は楽しかったですか?」

 

「ふふっ。ああ、とても楽しかったよ。またこういった機会があったら二人で行ってみたいくらいだ」

 

「それなら、良かったです」

 

「それと、来週には、公式序列戦がありますが。貴方に関してはこちらで相手を決めておきましたので、ご注意ください」

 

「了解だ。じゃあまた学校で」

 

「はい!」

 

 

〜数日後 公式序列戦〜

 

〜伸二 side〜

 

転入生という事でHR中に挨拶をしたが結構雰囲気がいい感じだったね。ただ、何というか獣のような視線を感じたんだよね。

 

まあ、それはさておき。公式序列戦での僕の相手はっと。あったあった、ってクローディアかよ‼︎対戦相手をこっちで決めたってそういう事か!ていうか、クローディアって序列1位なんだな。上位だって事は分かったが、流石に1位とは。

 

「ウジウジ考えていても仕方がない。気も引き締めておこう」

 

 

 

〜他選手試合中〜

 

 

 

そろそろだな。今回使う武器はエクスカリバーとエリュシデータだな。

 

コンコン

 

「はい!」

 

「そろそろ時間ですので会場に入ってください」

 

「分かりました」

 

 

 

〜アリーナ〜

 

〜三人称 side〜

 

『さあ、続きましては序列戦最後の試合。先ず入場するのは。才色兼備の序列1位、千見の盟主(バルカ・モルタ)クローディア・エンフィールド』

 

ワァーー‼︎

 

『次に登場するのは。今年特待転入生としてやって来た期待の新星、人見 伸二』

 

ブゥーーー‼︎

 

「凄いブーイングだね。まるで雑音しか発さない壊れたラジオのようだよ」

 

「そうですね。ですがそれではラジオに失礼ではありませんか?」

 

「はは、確かにね」

 

 

シーーーーン

 

 

「私はこの試合に敗れれば生徒会長の座をあなたに譲ることにしました。ですから全力で行きますよ」

 

「そうだね。それならば、こちらも全力で行くよ」

 

 

『Start of the duel』

 

 

「如何したのかな?攻撃して来ないのかい?」

 

(これはダメですね。何処に如何攻撃しても全てカウンターを喰らう事になりますし、かといってこちらから行かなければ……。考えるまでもありませんね)

 

「ハッ!」ヒュヒュン!

 

「フッ!」ガキン‼︎

 

カン!カカカ!カカカン‼︎

 

キンッ!キンッキンッキンッ!

 

「くっ!」

 

「甘い。ハァッ‼︎」キンッキンッガキン‼︎

 

「スターバースト……ストリーム!フッ!ハッ!やぁ!セイ!ヤッ‼︎ハァッ‼︎」ビュン!ビュン!ビュビュビュン‼︎ビュン!ヒュン‼︎シュン!

 

「くっ!」

 

ヒュン!ヒュン!ヒュヒュヒュン‼︎

 

「フッ!ハァア‼︎」ズパァーン

 

スパッ!

 

 

『Badge broken winner 人見 伸二』

 

 

『試合終了〜なんと勝ったのは、期待の特待転入生、人見 伸二。そしてこれで序列1位が交代新たな序列1位としてその人見 伸二の名が刻まれます』

 

「はあ、負けました。私の完敗ですね」

 

「こちらも結構危ないところが多かったし二人ともまだまだ伸び代があるという事で良いじゃないか」

 

「ええ、そうですね」

 

「それと、先ほども言いましたが、この試合に勝ったほうが生徒会長の任に着くことが決まっているのであしからず」ニコニコ

 

「あっ。はは、これは一杯食わされたかな」

 

 

 

 

こうして後の伝説は歩みを始めた。これから先に待ち受けるのは苦難か幸福か。まだまだ先は長く遠い。この男は何を持って伝説と呼ばれるようになるのか。それは、これからの行動次第である。




ク、クローディアのキャラ崩壊が凄いことに。

次回もお楽しみに。


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I'm student council president 〜生徒会長就任〜

今回は閑話擬です。

それではどうぞ。


〜星導館学園 生徒会長室〜

 

〜伸二 side〜

 

や、やっと引き継ぎ作業が終わった。難しい事をやっている訳じゃないから辛いという感情は無いけれど、飽きるという感情は時間が経つたびに大きくなっていくからね。

 

「でも、結構早い方なんですよ、これでも」

 

いや違う、そっちじゃ無い。取り敢えず疲れた、ただそれだけだ。寮の部屋も新しい部屋に移ったし一人でいる分部屋を持て余してしまっているけど。

 

そして、僕に決闘を挑んでくる人のなんと多いことか。なんでかわったばかりであまり情報も無い奴相手に挑むのか。

 

「それと伸二、貴方の二つ名が決まりましたよ」

 

「なにになったのかな?」

 

「白翼の殲天使《エルブランシュ》だそうです」

 

何故フランス語?まあ良いか。白翼の殲天使《エルブランシュ》か、能力的には足りない部分が多そうだが見た目的にはそうなんだろうな。

 

 

 

 

 

 

〜数日後〜

 

無事生徒会長に就任した。僕なんかで大丈夫なのかと思ったりもしたが、就任式は滞りなく進行したからとても安心した。

 

ただ、これから先は仕事が忙しそうなだけなので久々の!

 

 

 

キングクリムゾン‼︎

 

 

さあ、やってまいりました。高等部1年生となる新学期を迎えました。というか、キンクリ中になんかあったような。

まあ、置いておきますか。現在始業式並びに入学式の終了間際、もうほんの2、3分で終わるんだ。この長い地獄が。

ん?生徒会長としての挨拶?キンクリ中に突っ込んだが?

 

さて新たな教室へGo‼︎

 

「うげぇ!」

 

「えっ!ちょっと待って酷くね。見つけてすぐ、うげぇって酷くね⁉︎いつからそんなになったんだよ人見⁉︎」

 

「くっ!何故この大事な高等部1年という貴重な時間を、矢吹なんぞに割かなければならないんだ‼︎」

 

「オイィーーー‼︎それはいくらなんでも酷すぎるだろぉ‼︎」

 

そう言えば、雪乃と深雪はちゃんと来れただろうか?心配だなぁ、ナンパとかされてないよね。

ヤヴァイ超不安になってきた。ソワソワしちゃう!

 

「「伸二君(さん)」」

 

ドクンッ!

 

「深雪!雪乃!久しぶりだね、僕がいなくなってからも元気でやっていたかい?」

 

「ええ、ただ葉山君から執拗に言い寄られたけれど、家の方からの圧力で押さえつけたわ」

 

「私も、伸二さんがいなくなってから葉山君に執拗に言い寄られたりつけまわされたりしましたが雪乃のおかげで減りましたから」

 

フム、あの葉虫野郎は未だに雪乃と深雪を。彼奴ボコボコにしても良いのかな?

 

「それと伸二君、葉山君に関しては聖ガラードワース学園、由比ヶ浜さんがクインヴェール女学園に行ったわ。それと小町さんはここの中等部に入ったわよ」

 

「そうか。ありがとう雪乃」ナデナデ

 

「これ位大したことは無いわ///」

 

「むぅ〜!」プク〜

 

「おいおい人見さんや、自分達の世界に入るのは良いが周りが大変なことになっているぞ」

 

「それは、主に矢吹のせいだから大丈夫だよ」

 

「ちーがーうーだーろー!違うだろ〜!!!!」

 

「矢吹うるさい。近所迷惑だぞ」

 

「それはお前のせいだろ!!!!」

 

「久しぶりの婚約者たちとの再会の邪魔をしないでくれないか?矢吹君。本当に君は失礼だね」

 

「お前まだあの時のネタを、ていうかもうすぐチャイムなるから早く座れ〜!!!!」

 

「分かったよ、雪乃、深雪君達のクラスは?」

 

「「伸二君(さん)と一緒よ(です)」」

 

「了解した」

 

安心した〜。まあ、面倒なことまで把握してしまったがそれでも無いよりはマシな情報だからな。

 

生徒会長って案外慣れると問題が起きなければ楽だと入ることが分かった。ただ問題がが多発すると胃薬が手放せなくなるということも同時に分かった。わかってしまった。

 

全校生徒の皆さんどうかお願いします。問題を起こさないでください本当にお願いしま(バゴォォォォンッ!!!!

 

なんでなのさぁ〜!!?




胃薬が手放せなくなる主人公、ドンマイです。

そして、遂に。
次回、原作突入。

それでは次回もお楽しみください。


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Transfer student came〜原作乖離の音、原作主人公相手にやらかす〜

今回も日常シーンです(大嘘)


〜星導館学園 女子寮付近〜

 

〜??? side〜

 

ここが星導館学園か。

 

それにしても何処なんだろうここ?あんまり地図を見かけないから分からないんだけど。ん?ハンカチ?多分こっちの寮から落ちて来たんだよね。

 

「ええい、こんな時に!」

 

「運が良いね。えっとあそ「おやおや女子寮に覗きに行くのは生徒会長としては見過ごせないね。何が目的なのかな?」!!?うわあぁ⁉︎だ、誰?」

 

「今さっき生徒会長だと名乗った筈だが?それと人を見てお化けを見たような態度をとるのはやめたほうが良いと思うよ」

 

「あ、すみません」

 

「別に構わないよ。それで、どういった理由で女子寮を除きに行こうとしたのかな?」

 

「えっと、このハンカチを届けに行こうと思って」

 

「ああ、そういう。君の善意は認めるけど。それでも男子が女子寮に入るのはよく無いよ、特にこのハンカチを落とした娘は、多分ミディアムレア以上に焼かれることは間違いなしなんじゃないかな?」

 

「すみません。ありがとうございます」

 

「いや、構わないよ。このハンカチは持ち主にちゃんと返しておくから」

 

 

 

〜伸二 side〜

 

 

 

ん?あれ?ユリス、ハンカチ、女子寮潜入、覗き魔。ああぁ⁉︎忘れてたぁー!!!!やばいいきなり原作乖離が。あっでも今更か、クローディア生徒会長じゃないし。

 

けど、なんかなぁ。まあ、いいや。

もう、吹っ切って仕舞えばいい。もう僕がいる時点でアウトなんですし。

 

そろそろ教室に行きますかね。

 

「伸二さん、おはようございます」

 

「ああ、おはよう深雪」

 

相変わらず、綺麗すぎるなぁ。本当に、葉山以外にも変な虫が付かないようにしないと!

 

「伸二さん、一緒に教室へ向かいませんか?」

 

「構わないよ。一緒に行こうか」

 

 

 

〜星導館学園 高等部1年某組教室〜

 

プシューーン

 

えっとユリスは、といたいた。取り敢えず早く渡しとこう。

 

「ユリス」

 

「ん?ああ、伸二か。すまんな少し朝から機嫌が悪くてな。まあ、理由は簡単なんだ「大事にしているハンカチを外におとしてしまったから(な)」」

 

「だろう」

 

「ッ⁉︎な、何故それを?」

 

まあ、それを渡すためだしね。それにしても、転入当初から大分丸くなったな。何故なんだろう?

 

「ああ、すまないね。朝これを拾った人から渡しておくよと、預かったからね」

 

「なっ!あ、ありがとう。だが、拾った人とは?お前が拾ったわけではないのか?」

 

「うん、まあね」

 

プシューー!

 

「オラオラァ!席につけお前らぁ!」

 

ヤンキー教師八津崎先生が来たようだね。しかも、地に持っているのは相も変わらず釘バットですか。

 

「今日は転入生を紹介する。入ってこい」

 

「はい」

 

ああ、来たね原作主人公。さてと、八津崎先生が席を指定する時に何というか見ものだね。

 

「えっと、天霧 綾斗です。宜しくお願いします」

 

「つー訳で、天霧の席は。そうだな、生徒会長の後ろでいいか」

 

何故じゃ。そこは責めて他の……いや、他に関わったやつがいないんだった。……あ、そうか。もう原作知識必要無いじゃん。適当に荒らしまくろう!そうしよう!

 

「えぇ!生徒会長って同い年なんですか⁉︎」

 

「何だ知らなかったのか?」

 

自己紹介してないもんな、僕。それにしても、そんなに年上に見えるかな?ちょっと悲しいよ。

 

「いえ、朝会った時に大学部の人かと思って」

 

「うんまあ、それはわかる。それと、絶対に彼奴を怒らせるなよ!死ぬぞ!」

 

「先生?」

 

「酷いこと言ってくれますね。八津崎先生?僕の何処を見れば人を殺すような人に見えるんですか?」

 

「全体的にだよ!お前目だけで人を殺せ……る………ぞ……。いえ何でもない」ガクガクブルブル

 

「分かればよろしい」

 

さあ、取り敢えず。気を取り直してっと。

 

「天霧 綾斗君、改めて宜しくね」

 

「あっ、はい。宜しくお願いします」

 

 

 

 

〜休み時間〜

 

〜ユリス side〜

 

朝に会ったという事は、もしかしたら。………なんにせよ、礼だけは言っておこう。

 

「すまない」

 

「ん?何かな」

 

「このハンカチに見覚えはあるか?」

 

「ああ、これは君のだったんだね!朝登校中に落ちてきたから届けに行こうと思ったんだけど……」

 

こいつは、バカなのか。それともただ抜けているだけなのか。男子が女子寮に入ろうものなら覗き魔扱いされ袋叩きにあうだけだぞ。

 

「お前。馬鹿なのか?女子寮の部屋まで届けに行こうとするなど……」

 

「ああ、それは大丈夫だったよ。生徒会長さんに叱られたから」

 

「そうか。伸二すまないな」

 

「大丈夫だよ、こっちは風紀を守っているだけだからね」ニコッ

 

「ッ⁉︎あ、ああ///」

 

ず、ズルいぞその笑顔は。そんな笑顔を向けられたら………。ええい、考えでいたら碌な事がない///………伸二に頼んだら、鳳凰星武祭のペアを組んでくれるだろうか?組んでくれたら、嬉しいな。




ユリスのデレは色々やばいですね。

次回は戦闘シーンがあると思いますのでお楽しみ下さい。


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Phoenixs entry〜殲天使、鳳凰星武祭に出場する〜

アンチ組初登場回です。

いやぁ、何とか鳳凰星武祭まで持っていけそうな感じです。

前書きはこれ位にして、本編をどうぞ!


〜星導館学園 純星煌式武装選定室〜

 

〜綾斗 side〜

 

「フッ!ッ⁉︎」

 

ブォン‼︎ブォン‼︎ブォンブォン‼︎

 

くっ!あともう少し。あとほんの少しなんだ!

 

ヒュン!ブォン‼︎

 

スゥー

 

!動きが止まった?いや、………これはチャンスかもしれない。やってみるか。

 

「スゥ〜」後ろを向く

 

フォン!ブォン‼︎

 

サッ!ガシ‼︎

 

「しつこくされるのは嫌いなんだ!君と同じで、ね!!!!」ブォン‼︎グサ‼︎

 

シューーン!

 

「ふぅ」

 

 

〜伸二 side〜

 

へぇ、あれを御したか。まあ、黒炉の魔剣《セル=ベレスタ》は気性が荒いという訳でもないからな。当然か。

 

それにしても、学園と六花内の案内を昨日していたけど、彼って少し天然過ぎないかな?彼の姉の事を話しても尚、「為すべきことを為すため」とアスタリスクに来た理由が変わらないし。頑固なのか、それとも、天然なだけなのか。

いやはや分からないことが多いね。

 

っと。結果は?

 

「て、適合率98%コンディションオールグリーンです」

 

98%か。凄まじいな、それは。さてと、純星煌式武装の貸出に関する書類を纏めて彼に渡さなきゃね。

 

「あっ、胃薬買っておかないと」

 

 

〜ユリス side〜

 

あんな巫山戯た真似をする奴らに、……いや、一人で行こう。この事に伸二を巻き込みたくはない。

戻ってきたらペアの申請でもしてみようか。

 

 

 

〜六花 再開発エリア 廃墟ビル〜

 

「何処だ!」

 

「本当に一人で来ますとはねぇ。貴方も馬鹿な人だ」

 

何を言っている?こいつ、頭のネジが緩みきっているんじゃないのか?

 

 

 

4階まで登って来たが…。………彼奴か。何を企んでいる?あの人数をどうやって揃えた?………まさか‼︎

 

「ようこそ、我が城へ」

 

「フッ!こんなチンケな城などあってたまるか。それと、そこにいる奴らは、自律式擬形体《パペット》か?」

 

「如何にも、これが我が力、メルフェル・コープスです!」

 

ほう、パペットを操る能力か。然し、こんなもの焼いてしまえば。

 

「行きなさい我が駒よ!」サッ!

 

ガシャン!ガシャン!

 

「咲き誇れ、ロンギ・フローロル‼︎」ブォンブォンブォン‼︎

 

ドシューーッ‼︎

 

ダン!ダン!ダム!

 

フワァ

 

「なっ!!!?」

 

「このパペットは、貴方と炎の対策として1500℃まで耐えられるように、作られていますからねぇ」

 

 

「サイラス!!!!テメェ、何をやってやがる!!!!」

 

「ああ、漸く来ましたか。レスターさん、貴方は襲撃犯としてユリスさんと相打ちという事になってもらおうと思いましてねぇ」

 

 

〜レスター side〜

 

野郎何言ってやがる!!!!俺はそんな卑怯な事はしねえ!!!!

 

「巫山戯んじゃねえ‼︎グフッ!!!?ガァ‼︎く、クソ。」

 

動けねぇ、俺はこんなところで、終わっちまうのか。

 

 

〜ユリス side〜

 

グゥッ!まずいな完全に捕まってしまった。こんな時に…………いや、ダメだ伸二に頼りすぎちゃダメなんだ、

 

「フンッ!こういう卑怯な手を使ってでしか相手を倒せないなど、その程度なのか、拍子抜けだな」

 

「くっ!いいでしょう貴方にはもっと苦痛を与えてあげますよ!」ゲシッ!

 

「くっ!グゥッ!」

 

「ほら、もっと泣き叫んでくださいよ!ほら、ほらぁ!」

 

クソこのままでは、すまない、伸二……。

 

 

 

「おい、貴様。誰に手を出している」ゴォォォォォッ!!!!

 

 

〜伸二 side〜

 

ユリスが一人で何処かに消えた?まさかとは思うけど。自分が狙われていることを知っていながら何故?買い物?いや、それはない。ユリスが買い物に行くこと何て滅多にない。そうなると………!!!!

まさか、襲撃犯に会いに行った?何をしてやがる、大切な人を助けたいと言っていながら自分を犠牲にするなんて!

急いで行かなければ‼︎

 

ダッ!

 

 

 

「あれ?伸二、そんなに慌てて何処に行くんだい?」

 

「説明している暇はない、お前もついて来い」

 

「!!?っ!分かった‼︎」

 

 

 

クソッ!!間に合え!

 

 

 

 

「ほら、もっと泣き叫んでくださいよ!ほら、ほらぁ!」

 

 

!!?

 

 

「おい、貴様。誰に手を出している」ゴォォォォォッ!!!!

 

「伸二……。」

 

「なっ‼︎何故貴方がここに!!?」

 

「説明する義理などない、すぐさま消え去れ。さもなくば………」

 

 

「死ぬ事になるぞ」スゥー

 

 

〜綾斗 side〜

 

ん?あれって。

 

「あれ?伸二、そんなに慌てて何処に行くんだい?」

 

「説明している暇はない、お前もついて来い」

 

ッ!!?感情が、表情が見えない⁉︎

 

「!!?っ!分かった‼︎」

 

どうしたんだろう、こんなに慌てた姿を見るのは初めてだ。それに、何時も飄々としている感じかあったから尚更。

 

 

 

ここは。再開発エリアの廃墟ビル?どうしてこんなところに……。何か事件でもあったのかな?

 

 

 

「ほら、もっと泣き叫んでくださいよ!ほら、ほらぁ!」

 

⁉︎確かにこれは一大事だ。ッ!!?あ、あれ何で体が震えて?

 

「おい、貴様。誰に手を出している」ゴォォォォォッ!!!!

 

!!!!何て殺気だ。これ程まで凄いとは思わなかった!不味い、息が、出来な!

 

「……すぐさま消え去れ、さもなくば………」

 

「死ぬ事になるぞ」スゥー

 

グゥっ!!?身体が重い、全身が鉛になったようだ!

 

やっぱり八津崎先生が言っていたのは本当だったのか!!!!

 

 

〜伸二 side〜

 

一応警告はした。これで消えないのなら、ここで、コロス!

 

「!い、いくら貴方とて我がメルフェル・コープスの前では無力同然、ここで貴方も排除しておきましょうかねぇ‼︎」

 

此奴は馬鹿なのか?いや、頭がイカれているだけか。まあ、いい警告はしたんだ。死んでも文句は受け付けないぞ。

 

 

「そうか、なら。ここで死ね」

 

「始祖の王たる、ルシフェル・ド・アリシアの名において、我が肉体に掛けし戒めの封印を解き放つ」

 

「今こそ我が肉体を真の姿に変えよ!プロミネンス・ウイング!」

 

フォン、ヒュィーン!

 

バサバサバサ!!!!

 

「さあ、貴様の罪を数えろ。一つ一つ丁寧に断罪してやる」

 

「‼︎い、行きなさい!我が駒達!」

 

「甘い。フッ‼︎」ズパパパパッ!

 

ガラガラガラ、ガコンガンドシャ!!!!

 

「なっ‼︎で、ですがまだ私の駒はいます!行きなさい!」

 

「チェスの要領で動かすならもっと上手くやった方がいいんじゃないか?ハッ‼︎」スパンッ!スパパッ‼︎

 

「くっ!まだです!」

 

諦めが悪いな此奴は。はあ、使う予定はなかったが予定変更だ。

 

フィーーン!バサッ!

 

「光ある生の為この力を振るおう。容赦はしない」

 

「パラダイス・ロスト!!!!」

 

キュイーンッ!

 

ズドドドドドドドドド!!!!

 

「なっ!!!?なら、行きなさい!私のクイーン!」

 

まだ諦めないのか。鬱陶しい奴だ。

 

「王たる我に絶対の勝利を!」

 

"約束された勝利の剣,,《エクスカリバー》!!!!

 

ザンッ!!!!!

 

「あ、ああぁ。」

 

「終わりだ。地獄に落ちろ、サイラス・ノーマン」

 

「まだ、まだ!こういった場面では逃げるが勝ちなのですよ!ハッハッハッハァ‼︎」

 

「何を勘違いしている?空は貴様の領域ではない」

 

「俺の領域だ!!!!」

 

スパーン‼︎

 

「ぅあああぁ!!!!」

 

 

〜ユリス side〜

 

終わった…のか?

 

「ユリス、無事か?」

 

「ッ⁉︎あ、ああ!お前も………いや、聞くまでもないか」

 

「そう言ってくれるのは嬉しいが。ユリス、俺は君に怒らなければならない事がある!分かっているな?」

 

「ああ。何も言わずに飛び出してしまってすまなかった。これからはちゃんと、ちゃんと伝えてから」

 

ギュッ!

 

「ふぇ!!?な、何をいきなり!//////」

 

「良かった。君が無事で本当に良かった」

 

ああ、そうか、私はこんなに心配を掛けていたんだな。伸二がこんなになるなんて、滅多にないぞ。

!そうだ、あれを頼まなければ。

 

「伸二」

 

「どうしたんだユリス?」

 

「わ、わた、私と一緒に鳳凰星武祭に出てくれないか?//////」

 

 

〜伸二 side〜

 

!!?まさか、ユリスから誘ってきてくれるとはね。雪乃と深雪は二人で出るらしいし。これは、当然。

 

「ああ、もちろんだよ。ユリス」ニコッ

 

「ありがとう///」

 

ふぅ。これにて一件落着かな?

さて、放っぽり出した仕事の再開をしないとな。面倒臭いが、やらなきゃいけない事だしね。

 

 

 

 

 

〜アンチ組 side〜

 

〜聖ガラードワース学園〜

 

やあ、僕は葉山 隼人っていうんだ。知ってる人も多いと思うけど僕は本来なら雪乃ちゃんと深雪ちゃんの婚約者になるバズだったんだけどね。

 

あの卑鬼見とかいう奴が洗脳や、マインドコントロールをしたせいで、彼女らを奪われてしまったんだ。だから、あいつが六花に行った後に何とか洗脳を解こうとしたんだけど、解いてあげられなかったんだ。

 

だから僕もこっちに来てあいつを叩き潰してあいつ自身に洗脳を解かせようと思って鳳凰星武祭、という大会にエントリーしたんだ。

 

今僕は、序列59位だからね。この学園でこれ位なら彼奴くらい軽くひねれるだろうしね。

 

「葉山、練習再開するぞ!」

 

「あ、わかったよ」

 

待ってなよ、卑鬼見。必ずボコボコにしてやるから。

 

〜クインヴェール女学園〜

 

やっはろ〜!

 

私は由比ヶ浜 唯ってゆーんだ!

ひとみんが、あすたりすく?って所に転校しちゃったからそれを追って来たんだ。だってあんなにカッコよくて、優しいんだよ!それなのに、いつも周りに集まってるあの二人がそれに入り浸って邪魔するの。

だから私はね、ひとみんがあのうざい二人に騙されてるからあんな奴とは別れて、私と付き合って欲しいんだ!

 

私の方が100倍いい女だし!あんな奴より全然いい女なんだからね!待っててねひとみん、あの二人からたすけてあげるから!




やり過ぎましたかね?


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Prologue of Phoenixs〜綾斗幼馴染と鳳凰星武祭に出る〜

投稿が遅れて申し訳ありません。

本日は、綾斗の鳳凰星武祭エントリーについてです。

どうぞ。


〜アンチ組 side〜

 

「隼人君、ふぇすた?だっけ」

 

「うんそうだよ」

 

「そうそう、そのフェスタになんかとんでもない人が出るらしいんだ!」

 

「へぇ。どんな人なんだい?」

 

「えっとね〜!星導館学園 高等部1年生で序列1位なんだって、それに生徒会長だって書いてあるよ!」

 

「どれどれ………。なっ!!?」

 

覇王にして星導館の生徒会長も参戦!

星導館学園 高等部1年 "白翼の殲天使,,《エルブランシュ》

 

序列1位 人見 伸二

 

「えっ!ひとみんスゴ!何これえ、えっとー、しろつばさのせいてんし?何か強そうな名前だね!流石あたしのひとみん」

 

「唯、読み方が全然違う、(説明したくは無いが仕方が無い)これは、二つ名で、《エルブランシュ》と読むんだ。………本当に忌々しい」ブツブツ

 

「へえ〜、やっぱりひとみんはズゴイんだね!だったら尚更あの2人から救い出さなきゃ‼︎」

 

 

(くっ!絶対にお前をボコボコにしてやるからな‼︎待っていろ人見!)

 

 

 

〜星導館学園 《冒頭の十二人》専用訓練場〜

 

〜伸二 side〜

 

「フッ!ハッ!ハァー‼︎」ガキン!キンキンキン!ギィン‼︎

 

スッ、スッ

 

「はぁー!咲き誇れ!《ロンギフローラル》!!!!」

 

ブーーーーー!

 

 

「お疲れユリス」

 

「ああ、ありがとう。……なあ、伸二。やはり私はお前と戦う資格は無いのだろうか」

 

「どうして?」

 

「相手に遅れを取ることは無いが、明らかに伸二か合わせてくれているのが分かるのでな。やはり、どうしてもそう思ってしまうんだ」

 

「そっか。………ねえユリス、タッグ戦に置いて一番重要なことって何だと思う?」

 

「………互いの行動を合わせることではないのか?」

 

「少し違うね」

 

(やっぱり分かっていなかったか。ユリスは、独断専行をするタイプでは無いし、自分よりも圧倒的な力を持つ相手に無茶をするタイプでもない。

そして、それはタッグ戦に置いてユリスの一番の武器になることでもある。)

 

「ねえユリス。例えば僕が、スーパーで売っているようなリンゴと、高級店でしか買えないリンゴ、どちらを買おうか悩んでいる時に僕はどちらを選ぶと思う?」

 

「安い方だろ?」

 

「そうだよ。そして、今の会話にさっきの質問の答えがある。何だと思う?」

 

「行動を読む?それなら少し練習すればある程度分かるようになるから違うな。……………考え、そうか!パートナーの考えを読める事が出来れば」

 

「そういう事だよ。行動を合わせる、行動を読むなんて事は少し練習すれば誰だって出来る。けど、互いを信頼していないパートナー同士は思考を読んだり、トレースしたりする事は不可能に近い。

例え出来たとしても、もう片方のパートナーが出来なければそれは意味をなさない」

 

「タッグ戦に置いて、強者同士が練習して合わせるコンビネーションより、互いを信頼し状況に応じた考えまで読む事が出来る弱者の方が僕からしてみれば厄介だからね」

 

(分かってもらえたかな?)

 

「な、なら。伸二、明日はオフにして色々なところをまわらないか?」

 

(ふふっ。ちゃんと答えなきゃね。)

 

「うん、いいよ。明日はどこからまわろうか?」

 

「あそこはどうだ?それに…………」

 

 

〜綾斗 side〜

 

(皆久しぶりだね。今僕は、鳳凰星武祭までの特訓をしているんだ。

えっ?パートナーは誰かって?それはね、幼馴染の沙々宮 紗夜だよ。こっちに来て紗夜に会った時は本当にびっくりしたけど、変わってなくてよかったな。

けど、俺が転入した日にはいなかったからなぁ。まだ朝に弱いのも変わっていなかったみたいだからね)

 

 

時を遡る

 

 

〜先日 星導館学園教室〜

 

「おはよう、ユリス」

 

「…ああ、おはよう」

 

ざわざわ、ざわざわ

 

(何だろう、何でこんな騒がしくなったんだ?)

 

「あのお姫様が挨拶を返した!!?」ヒソヒソ

 

(えっ?ユリスってそこまで酷いの?会長といる時はとてもそうは思えないけど。)

 

ダンッ‼︎

 

「うるさい!私とて挨拶くらいする!」

 

(ははは………。おっと、今日はお隣さんがいるから、挨拶しておこう。……それにしても、何処かで見た事があるような気が。)

 

「えっと、おはようございます。昨日転入してきた天霧 綾斗です」

 

「ん…んぅ〜」

 

えっ!!?

 

「も、もしかして紗夜⁉︎紗夜なのかい!!?」

 

「あ。綾斗だ、ちょー久しぶりだね」

 

「どうしてここに?」

 

「お父さんの作った銃を宣伝しに」

 

(へぇ〜。おじさんまだ元気にしてるかな?)

 

「おじさんは元気にしてる?」

 

「元気過ぎるくらい。少し自重して欲しい」

 

「あはは」

 

(何はともあれ、元気ならよかった。あの人結構無茶をするからね。)

 

ガラガラガラ

 

「オラオラァ、お前等席につけ!ん?おぉ、沙々宮じゃねぇか。お前昨日何で遅刻した?ん?怒らないから言ってみろ」

 

(それって怒る人が言う台詞ですよね!!?)

 

「寝坊〜」

 

「そうか、寝坊かあ」

 

ガツン!

 

「うぅ〜、痛い」

 

「寝坊なんかしてんじゃねえ!!!!」

 

スタスタスタ

 

「相変わらず朝には弱いんだね」

 

「だって、お布団には勝てない」

 

「あはは……」

 

 

〜先日 星導館学園食堂〜

 

「そう言えば綾斗」

 

「ん?どうしたんだい?紗夜?」

 

「綾斗は、鳳凰星武祭にはでるの?」

 

(鳳凰星武祭か。正直出ようか迷ってるんだよね。パートナーも見つかってないし………。あっ、それなら。)

 

「ねぇ紗夜。鳳凰星武祭に一緒に出てくれないかい?」

 

「綾斗がいいなら」

 

(よかった。紗夜が出てくれるなら俺も戦える。そうすると、コンビネーションの練習もしなくちゃね)

 

〜先日 星導館学園訓練場〜

 

ドンッ‼︎ドォォォン!

 

シュッ!ヒュッ‼︎ビュン‼︎

 

「紗夜、右の方頼むよ!ハッ!やあ!」

 

「ん。りょーかい」カチッ

 

ドォォォン!

 

ブーーーーー!

 

 

 

(ユリスの一件から1週間近く過ぎたけど、やっぱり封印を解くのはここぞの時だけにしたいな。

まあ、セル=ベレスタが許してくれないんだけどね)

 

「疲れた。綾斗〜、おんぶして〜」

 

「紗夜そういう事はあんまり!!!!」

 

(現在俺と紗夜は序列外だから、あんまり注目されていない。けど序列を上げることにはあんまり興味がないんだよね)

 

「じゃあ、もう少しやろうか」

 

「ん、りょーかい」

 

 

〜現在 星導館学園〜

 

(ていう事があったんだ。そして今日は、伸二とユリスと一緒に練習することになっているんだ)

 

「って、やばい!遅れる!」

 

(あの2人ってそういうのに厳しそうだからなぁ。急いで行かなくちゃ)

 

 

ドンッ!

 

「きゃっ!!?」

 

「うわっ!!?」

 

(誰かにぶつかったみたいだけど。相手は大丈夫かな?)

 

「あ、あの。大丈夫で……す………か…………」

 

「はっはいぃ!」

 

(なんか、色々と不味そうな事に!)




いやー、最後に出てきたのは誰なんでしょうかね?(ほとんどの人は分かると思いますが)

次回は綾斗の序列入りまで書こうと思います。

お楽しみに!


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