蒼き薔薇と赤き薔薇と朝に咲き誇る華(未完成) (セブンスランス)
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プロローグ (旧)

思いつきで書いてみる

始まります



夢の中

 

「いつか、約束だよ!OO!」

 

「えぇ、これからも一緒よOO!」

 

今井リサの家

 

「…ん…ふぁぁ…なんか懐かしい夢見た気がするな…」

 

目が覚め両手を伸ばし背伸びをする

 

「ん…あれ…ん…?」

 

隣に違和感を感じ、そっと右手を当てる

冷たい感触で肌はすべすべである事を確認する。

 

「…って…え?り…さ?」

 

リサ

「zzz」

 

布団は肩までかかっていなくて、よく見ると肌が露出していたのが分かる。

 

「…やば、出ないと…んん?」

 

今度は左にも感触があり

恐る恐る首を振り返ると

 

友希那

「zzz」

 

「…これは…どういう事なの…」

 

俺は頭を抱えて必死に思い出そうとしている

何をしてたのか、そして何故今この状況なのかを

 

リサ

「んん…あれ?おはようー」

 

「!?り、リサ!?いや、これは違うだその!えと!そう」

 

リサ

「?何慌ててるの?」

 

「えーと?リサ、一つ聞く。

俺、何してた?昨晩」

 

リサの顔は少し悩んだ顔をしてそして

こちらを見る。

 

リサ

「ぁ、あれだけ激しい事やって覚えてないなんて…」

 

「ごめんなさい!!!

まじでごめん!妊娠したら俺責任とるから!」

 

素早く土下座をし、リサに謝る

リサの笑い声が聞こえ顔を上げる

 

リサ

「あはは♪冗談だよ☆

からかってごめんね、朝華♪」

 

朝華

「なんだ〜冗談か…って、ちょっと待て本気で焦ったぞ

マジで。心臓が飛び出しそうなくらいに!」

 

リサ

「ごめんってば♪」

 

その隣にいた友希那も起き目をこすりながらこちらを見る。

 

友希那

「…おはよう、リサ。朝」

 

リサ

「おはよー♪友希那」

 

友希那

「この状況の説明をお願いするわどうして私まで下着姿になってるのかしら?」

 

リサ

「そうだね、って昨日、久しぶりに3人で泊まろうって話したのは友希那で…」

 

その後、リサの話によると

久しぶり3人でリサの家で泊まろうと言うことで、パジャマパーティーをした。

風呂上がり、服を来て部屋に戻ると何故か下着姿でリサと友希那がいた。

その巻き添えで俺まで巻き込まれたようだ

 

朝華

「とりあえず、服着ろ?風邪引くから」

 

リサ 友希那

「了解ー♪」

「わかったわ」

 

2人は隣に置いてあった服を着て、下準備をし部屋を出てリビングへ向かう

俺もリサの部屋に置いてある服を着て、下に降りリビングへ

 

朝華

「(全く、昔から幼馴染だからって下着姿のままでいるか?普通

はぁ…俺きついよこりゃ)」

 

考えてるうちにリビングに到着し

テーブルへ付き、席に座る

 

リサ

「朝華〜食器並べてくれる?」

 

朝華

「了解ー

てか…珍しい友希那が手伝うなんて」

 

リサの隣には友希那が料理の手伝いをしていた。

 

友希那

「やる事ないから手伝おうって思ってね。

…よし、リサ。ちょっと味見してみて?」

 

右手には小皿を持っており左にオタマを持っていた。

スープだろうか?

 

リサ

「うん、丁度いい味だよ♪」

 

小さくしたつもりだろうかガッツポーズをする友希那。

朝華からだと見えてるんですよねそれは。

 

食器をテーブルへ並べて、タイミング良く料理が出来上がる。

それを準備をするのがリサであり、サポートするのが友希那である。

 

リサ

「それでは!」

 

リサ 朝華

「頂きます!」

 

友希那

「…頂きます」

 

ちなみにリサの両親は隣に住んでいる湊の両親と二週間の旅行に行っている感じです。




作者コメ

「仕事中に考えていたものを書きたいって思い、家に帰ったら書くぞー的な感じですね。
ほとんどオリジナルで書くかって頭の中では思いつくのにいざ書くとあれ、なんだっけ?何度かあるんですよね。
次も多分書くと思います。それでは」

オリジナル主人公の名前

黒鉄朝華 (くろがね あさか)

「はな」じゃないです「か」と呼んでください。
名前の由来はないです、思いついた名前で並べてる感じですね。

ストーリーの設定

タイトルの通り
友希那とリサと付き合ってる感じですね
三角関係です。
朝華の昔の夢の中では幼い頃の友希那とリサで何かを語ってました。

まず、なんでいきなり3人で寝てるかって?
ごめんなさい自分でもわかってないです。
良く転校先でたまたま幼馴染達と出会ってというパターンが多いので違う方でやってみるかの思いつきです。
ちなみに最初主人公の名前を「誠」にしようと思ったのですが
そうなると違う作品と被ると思い、名前を変えました。
(だって三角関係関係で最終的、主人公死ぬやん!なんてどこぞの学園アニメですかね)

友希那とリサの関係

2人とも幼馴染で恋人設定にしてます。
恋愛は…作者はそんなにないため完全なる素人です。

主人公をどう呼んでるか
リサは朝華と呼び
友希那は「朝」と呼び名で言います。

それでは次回もよろしくお願いします


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一章
1話 Roseliaのメンバー(旧)


後書き長くて誠に申し上げございませんでした。

それでは、始まります


朝食を食べ終わり、食器洗いを手伝うリサと俺

友希那は一旦自分の家に戻っていき、ライブハウスの準備を進める。

 

休日の朝

 

リサ

「よし、これでお終いっと

ありがとねー♪朝華」

 

朝華

「なんの、それでリサは準備しないのか?」

 

リサ

「一息入れたいところだけどね、今日は早めに行くからなるべく終わらせないといけないしね。」

 

朝華

「それじゃ俺は荷物まとめてくるから。

ライブハウスまでは道同じだし、途中まで送るよ」

 

リサ

「OK〜」

 

ひとまず俺は荷物をまとめ。

いつでも出かけやすいように玄関の所に置いた。

リサの部屋に忘れ物をしたため一度部屋に戻っていく

ドアを開けると着替え中のリサを目撃する

 

リサ 朝華

「あっ」

 

朝華

「わ、わりぃ着替え中だったな、あはは…お邪魔した…」

 

着替え中のリサの姿を見てしまった俺はなにもなかったように

去ろうとしたがリサに笑顔のまま肩を掴まれその場で説教を食らったのであった

 

数分後

 

リサ

「おまたせ〜♪友希那も外で待ってると思うし行こうか?」

 

朝華

「そうだな、行こ」

 

私服に着替えたリサは玄関で待っていた俺と合流して

外に出た。

友希那がヘッドホンをしながら音楽を聴いている姿を確認し

俺たちも友希那の方に向かう。

 

リサ

「おっまたせ☆友希那待ったー?」

 

友希那

「いいえ、私も丁度来た所だから

…って、朝?顔が赤いわよ?」

 

朝華

「え?あ、なんでも無いよ。

壁に思いっきりぶつけたから痛みが引いてないだけ」

 

なんて言うのは嘘だ。

勿論リサの着替え中の時に見てしまった原因でビンタされたことは内緒にしとこう。

 

友希那

「そう、なら行くわよ

少しでも歌の練習したいから」

 

リサ

「そうだね、行こっか?」

 

こうして俺たち3人はライブハウス spaceまで歩いていくのであった。

 

ライブハウス space

 

朝華

「それじゃ俺は一回家に戻ってからこっちにまた来るから。

練習頑張れよ?2人とも」

 

リサ

「なるべく早く来てよねー♪」

 

友希那

「朝、遅れないようにね?」

 

朝華

「分かった、昼頃には着くと思うから、それじゃ」

 

こうして、2人と別れ。

一度家に戻る事になった。

 

リサ

「行っちゃたね、来るかな?

朝華」

 

友希那

「…来るわよ、きっとね。

…そろそろ中に入るわよ」

 

リサ

「了解!」

 

spaceの中に入り、受付を済ませて

スタジオに入る私達。

機材の準備などしているうちに。

 

「おはようございます!リサ姉!友希那さん!」

 

「お…おはようございます…」

 

ロング髪をした黒髪の少女と

紫色の髪をした少女がスタジオに入って来る。

 

リサ

「おはよーあこ、燐子も」

 

あこ

「はい!今日もカッコいい所見せちゃいますからね!

楽しみにしててください!」

 

燐子

「あこちゃん、元気…だね。

わ、私も…が、頑張ります!」

 

「あら、皆さんお早いようですね。」

 

あこ

「あ、紗夜さん!おはようございます!」

 

紗夜

「えぇ、おはようございます、宇田川さん」

 

リサ

「おはよー紗夜」

 

紗夜

「おはようございます、今井さん。白金さんも」

 

燐子

「あ、お、おはようございます!沙夜さん…」

 

Roseliaの全員が揃い。

それぞれの楽器や音などチェックしていた。

そして数分後

 

友希那

「みんな集まったわね?」

 

全員

「はい!」

 

友希那

「それじゃ、一曲目、始めるわよ。」

 

ドラムの音と同時に合図が始まり彼女らの音が鳴り響く。

 

朝華サイド

 

朝華

「…行くか。

荷物も全部置いたし。」

 

靴を履き、外に出る。

 

朝華

「久しぶりに聴くのかな?リサ達の「音」を…」




3話目に続きます。


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2話 彼女らの日常と音楽と演奏(旧)

2話目

お気に入り登録していただき有難うございます!


space スタジオ

 

朝華

「えーと友希那達のスタジオは…あったここか。」

 

店に入り、カウンターで支払いを終え、彼女達がどこにいるのかを聞いて、廊下を歩く。

音がなる部屋に行き扉を開け、中の様子を見る

いろんな機材を使っており、友希那達が真剣に演奏をしていた。

 

朝華

「…すごい熱気だな…」

 

丁度演奏が終わり、リサは俺に気付く。

 

リサ

「やっほー♪朝華ー♪」

 

友希那

「あら、随分と速く来たのね?」

 

朝華

「まぁ、これでも遅めに来たんだけどな

こんにちは、あこ、燐子、紗夜」

 

あこ

「朝華兄、こんにちは!」

 

燐子

「こ…こんにちは…黒鉄さん…」

 

紗夜

「こんにちは、黒鉄さん。

私達の演奏を聞きに来たのですか?」

 

朝華

「そうだよ、友希那達に誘われてな。

あと、差し入れ。持ってきたからみんなで食べて」

 

俺はそういうと左手に持っていた紙袋を紗夜達に渡した。

中身はマカロンだ。

 

燐子

「ありがとうございます…」

 

あこ

「うわぁ!マカロンだ!あこ大好きなんだ〜!ありがとね!朝華兄!」

 

紗夜

「黒鉄さん、いつも差し入れをいつも持って来て頂き今度私も何か差し入れをあげたほうが良いかしら?」

 

朝華

「いや、いいよ差し入れなんて、日頃みんな頑張ってるからさ

今度のライブ楽しみにしてるぜ?」

 

あこ

「うん!あこのカッコいいドラマーの所見せてあげますからね!」

 

朝華

「あはは、楽しみにしてるぜ?あこ」

 

リサ

「それじゃ今から休憩しよっか?朝華からマカロン貰ったし。

いいよね?友希那」

 

友希那

「そうね」

 

リサの提案でRoseliaメンバーは休憩に入った。

あこと燐子はオンラインゲームの課題で盛り上がり

紗夜はギターの音の調整をしていた。

リサと友希那は差し入れに持って来た、マカロンを食べていた。

 

リサ

「これって確か朝華が一人で旅行行ってる時に買ってきたって、言ってたよね?帰りの時に買ったの?」

 

朝華

「そうだな、3日くらい休み取ってた時あっただろ?

旅行…って言うか、親戚の用事の時に貰ったんだよな」

 

友希那

「それにしても、美味しいわね。

このマカロン」

 

朝華

「…え?友希那が美味しいって言うのか…?

い、意外だ。絶対に美味しいものに興味なさそうな顔してたのに」

 

友希那

「あら?そうかしら」

 

リサ

「友希那ー♪こっちのチョコ味マカロンも美味しいから食べてみ?」

 

あこside

 

あこ

「りんりん、今日のイベントに参加するでしょ!」

 

燐子

「う、うん…今日のイベントのボス

かなり強いみたい…だから…頑張ろ…?」

 

あこ

「クックック…我が終焉に纏わる…その…えーと?

と、とにかく頑張ろね!」

 

燐子

「うん…頑張ろ!」

 

友希那

「…時間ね歌の練習をやるわよ?

みんなそろそろ準備お願い」

 

リサ

「んーリラックスしたし、

頑張ろっか!」

 

紗夜

「今井さん、今日は張り切ってますね。」

 

リサ

「そうかな?いつも通りだと思うよ、ねぇー♪」

 

朝華

「え?あ、そうだな。

うん、と、とにかく演奏頑張れ!」

 

リサ

「(もぅ、朝華は鈍感なんだから…)」

 

あこ

「…?ねぇ、りんりん」

 

燐子

「どうしたの?あこちゃん?」

 

あこ

「…私の勘だけど、もしかして…?」

 

紗夜

「宇田川さん、白金さん。

速く持ち場について下さい、始まりますよ」

 

あこ 燐子

「はい!」

 

休憩時間が終わり、再び自分の持ち場に着く友希那達。

演奏の練習をし、気がつけば夕方になっていた。

 

朝華

「はい、そこまで。

そろそろ練習切り上げだ。」

 

リサ

「え?もうそんな時間?」

 

友希那

「あら、今日はここまで。

各自練習をするように」

 

紗夜

「分かりました」

 

あこ

「うーん!!終わった!!

あこ、お腹空いちゃったよ…」

 

燐子

「お疲れ様…あこちゃん。

私もお腹空いたな…」

 

リサ

「それじゃ、ファミレス行く?」

 

あこ

「行きましょ!リサ姉!」

 

リサ

「あはは☆

みんなもそれでいいよね?」

 

友希那

「私は別に構わないわ。

…朝も行くかしら?」

 

朝華

「大丈夫だ。」

 

紗夜

「それでは、時間も惜しい所なので行きましょ。」

 

片付けを終わらせカウンターに行き受付を済ませ。

Roseliaと俺を含むメンバーでファミレスに向かっていった。

 

ファミレス

 

テーブルに着いて、注文をリサが頼み

それぞれ食べたい物を伝えた。

ドリングバーを全部分持ってきて、みんなで乾杯をする

そんな中あこは俺にあることを聞きにくる。

 

あこ

「そう言えば、朝華兄ってバンドとかやってたのですか?」

 

朝華

「…なんでそう思う?」

 

あこ

「えーと、色々機材とか詳しそうだったので。その…少し気になってて」

 

燐子

「あ、あこちゃん…」

 

朝華

「まぁ…一応ギターやってたけど

少なくても音楽の知識とバンドは「昔」やってたとは言えるかな。」

 

紗夜

「昔ですか…今井さん達は何か知っているのですか?」

 

リサ

「えっ?そうなの?それアタシ、今知ったよ?」

 

友希那

「そうね、私も始めて聞いたわ、そんな話。」

 

あこ

「あれ?そうなのですか?」

 

朝華

「まーリサ達が教えてなかったくらいだし、知らなくて当然だと思うよ」

 

リサ

「何よそれ、でも意外だな。朝華はドラムのイメージあったけどギターやってたなんてね☆」

 

友希那

「えぇ、そうね」

 

朝華

「…」

 

雑談をしてるうちに注文を頼んだものが来て

テーブルに並べられる

…真ん中に大盛りフライドポテトが置かれる

 

朝華 リサ

「(これ絶対紗夜が頼んだ物だよね…??)」

 

友希那

「それじゃ、頂きましょ?」

 

あこ

「(あ、もう一つ聞くの忘れた…友希那さんとリサ姉と付き合ってるかの話を…でも…うーんやっぱり気になる〜)」

 

友希那以外

「いただきます!」

友希那

「…頂きます」

 

その後、ファミレスでゆっくりして

お会計を済ませてメンバーは解散した。

その帰り道

 

リサ

「うん、それじゃ明日の夕方にね、了解ー☆」

 

友希那

「あら?リサ、誰と電話してたの?」

 

リサ

「モカからだよ、明日のバイト代わってって可愛い後輩からでね、急遽私が出る事になったの。」

 

友希那

「そう」

 

朝華

「頑張れ、リサ」

 

リサ

「ありがとー☆

…あ、そろそろ着く、ここでバイバイだね。

ここまで送ってくれてありがとうね朝華」

 

朝華

「夜の道は危ないからな

最近じゃ「不審者」も出るって噂だし

それに友希那達が襲われたら危ないしな。」

 

友希那

「…ありがとう。」

 

朝華

「どういたしまして

それじゃまたな」

 

二人と別れて、俺は家に帰って行く。

 

リサ

「またね友希那☆」

 

友希那

「また明日、リサ」




3話目に続きます


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3話目 運命の曲がり角

3話目なのです


ビコンとスマホから通知が来て、寝ぼけながらも内容を確認する。

 

朝華

「…友希那?えーと?」

 

スマホのメールからにはこう書かれていた。

 

友希那

今日、放課後。

スタジオ練ないから私の家に来れるかしら?

リサに教わって、クッキーを作ってみたから試食して欲しいの。

ダメかしら?

 

という内容だった。

今日はリサもバイトで来れないと言っていたので

ベットから降り、下に降り洗面台に行き、シャワーを浴び

朝飯を作り、学校へ行く準備をした。

 

朝華

「あ、そうだ。

友希那にメール送っとかんと…」

 

スマホをいじり、友希那にメールを送った事を確認する。

ふと、時間を見ると8時に回っていた。

 

朝華

「やべ、急がんと!」

 

急いでパンを食い、靴を履き

玄関を出る。

 

朝華

「はぁはぁ…よしそろそろ…ってうわぁ!?」

 

曲がり角に曲がろうとした瞬間

女性とぶつかり、共に尻を打つ。

慌てて立ち上がり、手を差し伸ばす。

 

朝華

「大丈夫か…ってあれ?君は…?」

 

「あれ、もしかして黒鉄さんですか?

うわぁ!おひしゃぶり…お久しぶりですね!

覚えてますか?」

 

噛んだことで彩の顔は少し赤くなっていたが朝華はそれを突っ込まずに話を聞く。

 

朝華

「あれ以来か?みんなで合唱バンドした時以来

アイドルの仕事は捗ってるか?」

 

彼女はアイドルバンド Pastel*Palettesのメンバーの一人

確かふわふわ担当でまん丸お山に彩りをとアピールする特徴をする

いわばリーダー存在だ。

他にもメンバー入るが、そのうち話そう。

 

「うん、大変だけどみんなが支えてくれてるおかげで頑張れてるよ!」

 

朝華

「うん、元気で何より…ってやばい遅刻する

それじゃ気をつけて!」

 

「あ、ちょ…忘れ…って私も行かなきゃ!」

 

学校

 

朝華の友達男子生徒

「よっ、遅かったじゃないか?朝華」

 

朝華

「はぁはぁ…これでも事故んなければスムーズに行けてたんだよ…」

 

友達男子生徒

「へいへい、どうせ女の子とぶつかりましたー的なそんなオチはやめてくれよ…」

 

朝華

「その言葉が現実にあり得るとしたらどうだ?それでも…ゲホッ」

 

友達男子生徒

「マジかい」

 

しばらくして教師が教室に入り

1日の学校での生活が始まった。

 

学校 屋上 昼休み

 

朝華

「うーん?やっぱ売ってなかったか…伝説の、焼きそばパン」

 

昼休みにいつも無くなるという伝説の焼きそばパンを買いに行ったのだが売ってもいなかったためバックに入っていたカロリーメイトとコーヒミルクを食べ飲みし時間を潰す。

 

過去

 

あこ

「そういえば、朝華兄って前にバンドやってたのですか?」

 

現在

 

朝華

「…やれやれ、昔の事忘れてたんだけどな…ギターも俺ん家のどっかにあるはずなんだけどな…ん?スマホからメッセが?」

 

内容を確認する

丸山彩と書かれた文字が来ていた。

 

朝華

「…なんで知ってるんだ…ってあ!ぶつかった時に落ちたのか

メモを…やべースマホを無くした場合に使ってたメモ帳が…」

 

朝華

「ん?さらに誰かからメールが来たって友希那かよ!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

友希那

そちら今お昼?

今日の件について話したいのだけど

 

朝華

いいけど、手作りクッキーを味見してほしい理由だっけ?

 

友希那

そうよ

それで今日一緒に帰ってほしいのだけど、ダメかしら?

 

朝華

ダメじゃないよ。いつでもokだ

それでどこで待ってれば良い?

 

友希那

羽丘学園の入り口で待っててくれないかしら?

 

朝華

分かった。

じゃそこで待ち合わせな。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

午後の授業は苦手な授業ばっかりなのでサボり屋上でサボってると

担任が来て。

放課後まで反省文を書かされるのであった。




4話目に続きます


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4話 湊友希那の手作りクッキー

4話目です

どうぞ!


サボってた事をバレ放課後まで反省文を書かされた俺はようやく解放され、ヘロヘロになりつつも教室に戻り、帰る準備をする

ようやく、学校に出れたのであった。

 

住宅地 道

 

朝華

「急がないと、友希那、困ってるだろうな」

 

友希那のことを考えながら走っていき

学校が見え、校門の前で友希那の姿を確認する。

 

朝華

「わりぃ、待たせたか?」

 

友希那

「あら、ようやく来たのね?

…居残りでもしてたのかしら?」

 

朝華

「まぁな、サボって反省文書かされてたから遅れた」

 

友希那

「そう、まあいいわ

帰るわよ」

 

住宅地 道

 

朝華

「そういえば、スタジオ練は?休みか?」

 

友希那

「ええ、今日は休みよ

みんな都合が悪いみたいで」

 

朝華

「そっか、せっかく友希那の歌、聴けると思ってたのにさ

仕方ないか。」

 

友希那

「…!そ、そうなの?」

 

朝華

「ん?なんで顔赤くしてるの?

熱あるのか?」

 

友希那

「違うわよ、それよりも速く行くわよ!」

 

朝華

「あ、ちょ友希那待ってって!」

 

歩くスピードを上げて一人で先に行く友希那をみて

俺はその後を追いかけて行く。

 

湊の家 友希那の部屋

 

友希那

「少し待ってて、持ってくるから」

 

そういうと友希那はカバンを下ろし、部屋を出て行く。

 

 

数分後

 

友希那

「はい、どうぞ」

 

小さな袋を友希那から貰い、中身を開ける

星型のクッキーや猫の形をした生地が沢山入っていた。

 

朝華

「それじゃ、頂くよ」

 

パクっと一口クッキーを食べる

バランスの良く、食べやすいため。

何より友希那の初めての手作りクッキーだ。

かなり美味しい。

 

友希那

「ど…どうかしら?」

 

朝華

「凄く美味しいぜ?

良く、頑張ったな友希那」

 

友希那

「良かったわ、欲しかったら言って?次も…新しいの作ってあげるわ」

 

朝華

「え?良いのか?」

 

友希那

「もちろんよ」

 

朝華

「それじゃまたお願いするよ、友希那」

 

友希那

「(良かった…喜んでくれた…ふふ、朝の喜ぶ顔、久しぶりに見た気がする。)」

 

朝華

「(美味しかったけど…なんで青汁の味したんだろうか…?)」

 

一時間後 湊の部屋

 

朝華

「ふぅ、ご馳走さまでした。」

 

友希那

「ご馳走様」

 

軽くお茶パーティを開いた

友希那(リサ)が作ったクッキーと一緒に。

 

朝華

「あ、この後さ、予定空いてる?」

 

友希那

「空いてるわよ、どこか行く場所あるの?」

 

朝華

「ちょっとな久しぶりにギターを押入れから出して色々調整してたら弦が切れちゃってそれの買い出しに行くんだけど、来るか?友希那も」

 

友希那

「そうね、いいかもしれないわね。

私も行かせてもらうわ」

 

朝華

「そっか

なら片付けしてからだな。

手伝うか?」

 

友希那

「いえ、一人で大丈夫よ、ゆっくり休んでて、朝は」

 

朝華

「そう言って前に皿割って素手で触ろうとして指切った事があっただろ?

俺も手伝うから」

 

友希那

「あ、あれは手が滑っただけよ…」

 

朝華

「友希那は皿拭いて?」

 

友希那

「…わかったわよ…」

 

湊の家 台所

 

朝華

「よし、これでお終いっと」

 

友希那

「ありがとう、お陰で速く済んだわ。」

 

朝華

「それじゃ行きますか」

 

家事を終わらせ、家に出た俺と友希那

あたりは少し真っ暗で肌寒いくらいだった。

 

朝華

「にしても6月だっていうのに少しひんやりするな、

友希那は大丈夫か?」

 

友希那

「私は大丈夫よ、これくらい…くしゅん!」

 

朝華

「って言ってるそばから…ほら。

パーカー貸すから着ろって」

 

友希那

「あ、ありがとう…」

 

朝華

「これで少しは寒さ和らぐだろう?」

 

歩く事10分くらい

音楽の江戸川楽器店に辿り着く

 

店員

「いらっしゃいませ」

 

朝華

「すみません、実は…」

 

店員

「ふむ、これですね少々お待ちください」

 

友希那

「無かったの?」

 

朝華

「ないか分からないからな、下手に探すよりも店員に聞いた方が時間も効率良いかと」

 

友希那

「そう、なら私はマイクスタンドでも見に行ってるわね」

 

朝華

「了解」

 

待つことに5分くらい

裏からようやく店員が戻ってきた

弦が無いため明日なら受け取り可能と言われたのでその日にしますと伝え友希那の所に向かう。

 

朝華

「ここに居たか」

 

マイクの所に行ってたと思い探したが見つからなかったため雑誌が置いてあるエリアに行くと彼女の姿を見かけたのでその場に向かう。

 

友希那

「あら、目当ての物は見つかったのかしら?」

 

朝華

「残念だけど明日以降になりそうだと

そろそろ出るか?」

 

友希那

「えぇ、見たいものを見れたから大丈夫よ」

 

外に出て、スマホの時刻を確認する

少し歩いたため、お腹が鳴る。

 

友希那

「お腹空いたわね、どこか休憩できる場所ないかしら?」

 

朝華

「この時間だと…ファミレスでいいか?」

 

友希那

「ええ、良いわよ。」

 

目的地が決まり、再び歩き出す。

 

ファミレス 入り口

 

リサ

「あれ、友希那に朝華じゃん

どっか行ってたの?」

 

友希那

「リサ?バイトは終わったの?」

 

リサ

「うん、

それで近くのファミレスに来たわけ。

朝華達もそうなの?」

 

朝華

「そうだね、ここで夕飯を済ませるけど、どうだ?」

 

リサ

「うん!だったら入ろ?アタシお腹ぺこぺこだよ〜」

 

三人でファミレスに入っていき

夕飯を済ませたのであった。




5話目続きます


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5話 小さな魔王とギターを聴かせる男

5話目です


夕方、学校が終わり、江戸楽器店に行き

ギターの弦を買いに行く

品物がようやく届いており、支払いを済ませて帰る途中だった。

 

交差点

 

あこ

「あ!朝華兄〜!」

 

偶然、あこが俺を見つけ、駆け込んで来て抱きついてきた。

体勢整いながらもなんとかあこを受け止めた。

 

朝華

「あこ、相変わらず元気いいな。

部活無かったのか?」

 

あこ

「うん、あるって思ってたのに無かったの!

あこ、張り切って行ったんだけどね、誰も居なかったの」

 

朝華

「そうか、リサはバイトか?」

 

あこ

「そうだよー…って朝華兄、それってギターケースだよね?」

 

後ろにかけていたギターケースに気付いたあこは目を輝かさせていて、ケースに興味津々していた。

 

朝華

「家にあったから久し振りに鳴らしたんだけど、弦が切れちゃてさ

それで今日買いに行ってたんだ。」

 

あこ

「そうなんですね!あこ、朝華兄のギター聴いてみたいです!」

 

朝華

「え?あ、聞くの?」

 

あこ

「え?駄目なんですか…?」

 

朝華

「い、いや別に…だったら俺ん家来るか?そう遠くないからさ」

 

あこ

「いいの?それじゃ速く行きましょ!」

 

張り切るあこの姿を見ながら

家に向かって行くのである。

 

朝華の家

 

あこ

「お、お邪魔します…」

 

朝華

「そんなに緊張しなくていいよ、汚い部屋だけどごめんね」

 

あこ

「いえ、あこは大丈夫です(そんなに汚くないと思うよ…?むしろ綺麗すぎるよ)」

 

あこは朝華の部屋を見回す

リビングの真ん中にはガラステーブルやテレビ

それにソファが敷かれていた

 

朝華

「茶菓子持ってくるからソファでゆったりしててくれ」

 

あこ

「はい!」

 

数分後

 

朝華

「はい、どうぞ」

 

テーブルの上には甘い菓子を置く。

飲み物はオレンジしか無かったためコップにオレンジを入れる

 

あこ

「あ、ありがとうございます。朝華兄」

 

朝華

「え?あぁそうだな。

それじゃ聴くか?」

 

あこ

「う、うん!お願いします!」

 

そういうと俺はギターを持ち、あこの前に立ち。

音の調整をする。

そして、演奏が始まる

 

数分後

 

演奏が終わり、俺はあこの方に向く

あこはびっくりしたような目でこちらを見ていた。

 

あこ

「凄い!朝華兄凄いよ!すごくカッコいいギター演奏だよ!」

 

朝華

「そうか…久しぶりにやったから緊張したけど…」

 

あこ

「もうちょっと聴きたいな朝華兄のギター演奏」

 

朝華

「えぇ…もう一回だけだからな?」

 

あこ

「うん!」

 

その後何回か孤独の演奏をし気がつけば夜になっていた。

 

あこ

「ーうん、心配しないでね、お姉ちゃん。うん

また、あとで連絡するねー」

 

朝華

「あこの姉さんなんだって?」

 

あこ

「帰りが遅いから心配してくれてたみたい。」

 

朝華

「わりぃ、まさかこんな時間になるまで演奏したのは初めてで

ごめん!」

 

あこ

「わわ!そんな、あこは何度もお願いした原因です!

あ、謝るのはあこの方ですから」

 

ピンポーンと音が鳴り

話を一旦中断してインターホンの画面越しを見る

そこにはリサと友希那の姿が映っていた。

 

朝華

「リサと友希那かどうした?」

 

あこ

「え?リサ姉と友希那さん!?」

 

朝華

「え?誰かいらなかって?あこがいるけど…へぁ?

夕飯作るから一緒にか?

うん、分かった。あと、鍵は下に合鍵あるからそれ使って入って」

 

 

通話をきり、あこのところへ向かう

理由を話すとあこは喜んだ。

リビングに友希那とリサが入ってきて夕飯の支度をする

 

リサ

「ごめんね、朝華のキッチン借りてさ」

 

朝華

「別に構わんよ、こっちはこっちでギターの音の調整しながら演奏してたから」

 

リサ

「え?ギターの演奏をしたの?いいな。アタシも聴きたかったな朝華のギター」

 

友希那

「そうなの?あこ」

 

あこ

「はい!凄かったんですよ!朝華兄の演奏!

今度友希那さん達も聴かせたいです!」

 

友希那

「ふふ、楽しみにしてるわね、朝」

 

朝華

「おいおい、頼むからそんなに言い広めんでくれ…こっちが恥ずいから」

 

リサ

「あはは、いいぞーもっと言っちゃえあこー♪」

 

朝華

「頼む、やめてくれ…」

 

夕飯の準備が終わり

食卓にみんな座り

雑談をしながら楽しい夕食をおわらせるのであった。

 

住宅地 帰り道

 

あこ

「あの、今日は、ありがとございました!」

 

朝華

「いやいや、こちらこそ今日は楽しい時間過ごせたし

また、明日circleで」

 

あこ

「はい、それではまた明日です!

リサ姉、友希那さん!」

 

リサ

「またねー☆」

 

友希那

「…また明日ね、あこ」

 

あこを家まで送り届けて

友希那、リサの家まで送る事に

道なりに進み、リサと友希那の家にたどり着く

 

リサ

「それじゃ、明日学校で♪」

 

朝華

「了解と

…ゆき?何か言いたそうな顔してるけど、どした?」

 

友希那

「…明日ギター持ってきなさい。いい?」

 

朝華

「…分かったよ。

それじゃお休み」

 

送り届けた後はそのまま帰って行く

するとどこからか声が聞こえてくる。

 

「離して!」

 

朝華

「ん…この声は…?」

 

俺はその声が聞こえた先に向かって行くのであった。




続きます


注意書き

ギターの演奏について
この作者本人は完全な素人の、ため
カットする場合がございます。
それだけです


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6話 襲われ少女と 強そうに見えて弱そうな不良さん

6話目です


声がした方へ走って行くと男に囲まれて涙目になっているピンク色の髪をした少女が捕まっていた。

 

不良A

「お嬢ちゃんオレ達と遊ぼうぜ〜♪」

 

「ぁ…ああ…」

 

不良B

「へへ、怖がらなくていいぜ〜オレ達とちょっと遊ぶだけだからさ〜」

 

「(誰か助けて…お願い…千聖ちゃん…みんな…)」

 

 

「やれやれ…女の子一人に三人でお相手するとは…随分と性根が腐ってるな?」

 

不良三人組はその声がした方へと向く

 

不良C

「おい!誰だテメェ?」

 

不良Cが近づいてきて、余裕そうな顔をしている が。

隙だらけである。

 

朝華

「…たく…面倒事は、避けたかったけど…なぁ!!」

 

不意を突き、見事に腹を一発、溝を食らわせた。

もちろん手加減のつもりでやったが不良はそのまま倒れこみ泡を蒸していた。

 

不良B

「なぁ!?テメェぇ!?」

 

続いてもう一人の不良が左に隠し持っていたナイフをこちらに突き刺す…が。

扱いに慣れてないためかただ突っ込んで来るだけのマヌケ姿である

 

朝華

「…」

 

軽く相手の攻撃をかわし相手がよろけた瞬間に回し蹴りを食らわす

腰辺りだろうか?そこにクリーンヒットしそいつも倒れた。

 

朝華

「後はお前さんだけだぜ?

強そうに見えて弱そうな不良さんよ?」

 

不良A

「…な、なぁ?話し合うぜ?な?俺はただ、この人が迷子になってたところを案内しようと…」

 

朝華

「…ワンパターンだな」

 

そういうと、朝華はポケットからボイスチェッカーと録画したスマホを不良に見せる。相手が言い訳に考えた時に使える

証拠を女性が嫌がってるところを笑顔で三人で囲む所をバッチリ撮られていた。

 

不良A

「!!!テメェぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

朝華

「よっと!悪いな…!」

 

隙を突き、相手を気を失わせる。

みんなが倒れてる事を確認し少女の所へ向かう

 

朝華

「やっぱり、丸山彩か、怪我ないか?」

 

「う、うん…黒鉄くん、あ、ありがとぉ〜」

 

安心したのか急に泣き出し案の定俺に抱きつく

怖い思いが一気に感情が出てくる。

彼女が泣き止むまでその場に動けない状態だった

 

数分後 近所の人が警察に通報したらしく警察と救急車の音が鳴り響く。

身柄を確保され、何があったかを説明する

説明してる間に証拠を出し、その場でいた不良達は捕まり警察と共に移動をする

警察には後日、お礼をしに来ると言われ、そのまま帰ることになった

警察の車に乗る前、不良のやつは憎んだ目でこちらを見ていた。

 

不良A

「…」

 

朝華

「…ん?あいつ…?」

 

「どうかしたの?」

 

朝華

「…いや、なんでもねーよ。

それより丸山、ここから家近いか?」

 

「うん、ここから数分くらいかな」

 

朝華

「だったら送るよ。

また、襲われたら一大事だからな」

 

「!うん、ありがとう!」

 

その後丸山を家に送り届けやっとの思いで自分の家に帰ってこれた。

遅めの風呂に入り、上がるとスマホからメールが届く

丸山からだった。

 

朝華

「えーと?なになに?」

 

助けてくれてありがとう

今度お詫びに私達のライブに招待します、ぜひ来てください!

今日はありがとうね♪

丸山より

 

朝華

「確か、パスパレのアイドルバンドだっけな?

有難いな。」

 

ふと、ギターの事を思い出し玄関に置いてあったギターを取り出す。

 

朝華

「…あこには「凄いよ!」…って言われたっけな

…初めてだよ、あんな事言われたのは」

 

朝華

「…寝よう、余計な事考えたら友希那達に心配される」

 

ギターをケースに戻して、部屋に持っていく。

部屋に入りケースを置き、ベットに潜るようにと静かにねむるのであった。




ふぅ…疲れた
次回7話目です

あとがき
少しずつですが、主人公黒鉄朝華の過去や秘密を少しずつ明かされていくと思います

それでは


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7話 これからの事 明かされる秘密…?

7話目です

始まります


学校 教室 放課後

 

朝華の友達

「なぁ今日のニュース見たか?」

 

朝華

「いや、みてないけどなんかあったっけ?」

 

朝華の友達

「ほらこれだよこれ!」

 

友達はスマホをこちらに見せてくる

内容はアイドルバンドを不良達から助けた謎の青年の行方を追え!

と書かれていた。

 

朝華

「(あーそういえばカメラマンの人もいたような気がするな…彩…すまん…)」

 

朝華の友達

「いやーかっこいいよな不良三人から助け出すって話

朝華もそう思うだろ?」

 

朝華

「そうだな、どうでもいい話だけどね」

 

朝華の友達

「嘘だー絶対に興味あると思ったのにさー」

 

朝華

「はいはい、それじゃ俺用事あるから帰るよ?」

 

朝華の友達

「了解」

 

友達と別れを告げ教室を後にする。

校門先に出た時、スマホの通知が来て、内容を確認し

そのままspaceへ向かう

 

space 入り口

 

朝華

「着いた…ってあこに、燐子も

先に来ていたのか?」。

 

あこ

「朝華兄、こんにちわ!

そうなんですよ、友希那さん達少し遅れてくるみたいで、あこ達が早めに着いてここでお茶してたのですよ」

 

燐子

「そうなんです…その黒鉄さんも…お茶しませんか?」

 

朝華

「良いよ、友希那達が来るまでここでお茶しとくよ」

 

あこ達と同じテーブルに座り、注文を取る。

二人は楽しそうにゲームの話をしていた

 

朝華

「二人が話してるゲームってどんなのだ?」

 

あこ

「朝華兄も気になります?

ふふ、それはですね…」

 

話によるとオンラインゲームといういわば

仮想世界で自分と違うキャラで操作して、様々なクエストなどをクリアして時にみんなでクエストをやることもあるらしい。

 

朝華

「へぇ、面白そうじゃん

今度そのNFOってゲームやってみようかな」

 

あこ

「是非!一緒にやりましょ!ね?りんりんも?いいよね!」

 

燐子

「う、うん…もし…良かったらフレンド申請…お、お願いします…」

 

朝華

「お、おぅ」

 

しばらくすると、紗夜がspace前に到着し

こちらを見つけて向かってくる。

 

紗夜

「皆さん、こんにちは」

 

燐子

「こんにちわ…紗夜さん」

 

朝華

「珍しいな、いつもなら一番速く来てギターの練習するのに」

 

紗夜

「風紀委員の仕事があったので、少々ばかり遅れて来たのよ」

 

あこ

「いつもお疲れ様です、紗夜さん!

あこ達は友希那さん達が来るまでここでお茶してたんだ」

 

紗夜

「お茶…ですか、私も湊さん達が来るまで皆さんと一緒にお茶しても構いませんか?」

 

朝華

「俺は歓迎するけどあこ達は?」

 

あこ

「一緒にお茶しましょうよ!みんなでお茶した方が楽しいですから!ね!りんりん」

 

燐子

「うん、そうだね、あこちゃん」

 

朝華

「だそうだ」

 

紗夜

「…では、お言葉に甘えて」

 

一つ空いていた椅子に座り、注文を取る

少し経った後、紗夜が頼んだ物が届く。

 

数分後

 

紗夜

「…そういえば、黒鉄さんに聞きたい事があります」

 

朝華

「答えられる範囲なら」

 

紗夜

「前々から気になっていたのですが

湊さんと今井さんとは…どういう関係ですか?」

 

思わぬ質問に俺は少し動揺する

なんせ彼女からそんなことから聞かされるなんて思ってもなかったからだ。

 

あこ

「あこもそれ、ずっと気になってたんですよ!りんりんも気になるよね?」

 

燐子

「う、うん少し…気になるかな?」

 

朝華

「えーと…その…なんだ…あはは…」

 

紗夜 あこ

「どうなんですか!」

「どういう関係ですか?」

 

友希那

「…貴方達…何してるの?」

 

リサ

「お待たせー☆

…って紗夜達、何してるの?」

 

紗夜

「いえ、なんでもありませんよ」

 

朝華

「みんなでお茶会みたいなもんだ。」

 

友希那

「そう、スタジオに入るわよ」

 

全員

「はい!」

 

リサ

「(もしかして、アタシ達が付き合ってることを聞いてたことかな…?)」

 

その後、友希那達は夜遅くまで演奏を続けるのであった




8話目に続きます


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8話 隠し事

始めます〜


朝華 家

 

朝華

「ふむ…これはこうで、それから…」

 

ギターの音調整をしながら

休日を過ごしていた。

スマホから電話が来たのでそれに出る

 

朝華

「リサからか、なになに?」

 

朝華

「…友希那が熱出した?マジか」

 

朝華

「分かった、うん、そこで集合だな了解」

 

朝華

「たく、お見舞いに行ってやるか。友希那の家に」

 

そういうと色々と準備をしてから

玄関に向かい、友希那の家に向かっていく。

 

友希那の家 前

 

リサ

「あ、来た来た。おーい」

 

リサがこちらに気づき手を振る

隣には紗夜の姿が見える

 

朝華

「お待たせリサ、それと紗夜さん?なんでここに?」

 

紗夜

「たまたま湊さんにご用があったので、家の近くまで来てました、そこで今井さんの姿を見たので、黒鉄さんは?」

 

朝華

「リサ呼び出されてさ」

 

紗夜

「…そうですか」

 

朝華

「あー?まさか…聞いちゃった?

隠し事してること?」

 

紗夜

「…黒鉄さんが来る前に軽く話しは聞きました

…三角関係だったのは私も驚きました…」

 

リサ

「あはは…みんなには内緒にしててね?」

 

紗夜

「分かりました。

では、そろそろ湊さんの家に…」

 

紗夜が言い終わる前に扉が開く音がし、みんなそちらに目線を合わせる。マスク姿をした友希那の姿が見える

 

リサ

「友希那!ダメだよ、部屋で寝てないと!」

 

友希那

「ゴホッゴホッ

…リサ、朝華達呼んだの…?」

 

リサ

「うん、二人ともお見舞いに来てくれたんだよ?」

 

友希那

「そうなのね…とにかく家に上がって…ゴホッ」

 

風邪と熱がある、友希那の家に上がらさせて貰い

リサと紗夜と俺はリビングへ。

友希那は部屋に戻っていく

 

リビング

 

リサ

「お粥とスープ作らないとね…ってあれ

材料が少ない…」

 

紗夜

「そういえば、湊さんのご家族は?」

 

リサ

「アタシの親と友希那の親で一緒に旅行行ってるよ

一週間くらい前にね」

 

紗夜

「そうですか…では、湊さんの為にも今日は暖かいスープでも

作るのはどうでしょうか?」

 

リサ

「うん、そうしよっか☆。

朝華はお留守番とお粥は作れる?」

 

朝華

「任せとけって」

 

紗夜

「それでは、朝華さん

湊さんの事頼みましたよ?」

 

リサ

「なんか、あったらすぐに呼んで?

アタシがすぐに戻ってくるから。」

 

朝華

「分かったってとにかく頼んだよ?」

 

リビング キッチン

 

朝華

「良し、出来たっと」

 

お粥が出来て、薬とお水をトレイの上に乗せ

二階の友希那の部屋まで行く。

 

朝華

「友希那入るよ?」

 

部屋に入る前に扉越しで声をかける。

返事がなかったため寝てるのだろうと思い扉を開けると

ヘッドホンで耳塞いでたため寝てるのではなく仰向けの状態のまま

音楽を聴いていた。

 

朝華

「寝てると思ってたがまさか音楽聴いてたとはな…」

 

友希那

「朝…?

あら、それはお粥かしら?」

 

朝華

「起きれるか?

無理だったらそこのテーブルに置いとくけど?」

 

友希那

「…朝…お願い」

 

きゅんとした虚ろな目でこちらを見てくる

起き上がる力はあるか食べる気力がないようだ

 

朝華

「分かったよ」

 

言われがままに俺は友希那のベットの端に座り

お粥が乗ったスプーンを彼女の方に差し出す

 

朝華

「はい、あーんしろ?」

 

友希那

「ぁ…ん」

 

朝華

「どうだ?美味しいか?」

 

友希那

「えぇ…美味しいわ

も、もう一回…お願い出来ないかな」

 

朝華

「(甘えん坊さんだな。前の友希那だったら考えられないよ)」

 

しばらくして、ゆっくりと食べたお粥はなくなり

薬とお水を渡す。

 

朝華

「熱は…うん、少しあるかな

今日は1日休め、無理に動くと体に毒だ」

 

友希那

「ありがとう」

 

薬を飲んだ後友希那を寝かしつける

 

友希那

「少し、寝るわね…お休みなさい…」

 

朝華

「お休み」

 

しばらくして友希那が眠りにつき

俺は茶碗やコップを持ち、扉を開け、ゆっくりと下に降りていく

 

時刻は夕方となり

二人が帰ってくる

 

リサ

「ただいま〜☆」

 

紗夜

「戻りました、黒鉄さん」

 

朝華

「おかえり二人共」

 

リサ

「朝華もお疲れ、今からスープ作るから

紗夜も手伝ってくれるよね」

 

紗夜

「えぇ私も手伝いますよ」

 

朝華

「そんじゃ俺も…」

 

リサ

「朝華は休んでて

友希那の看病してて疲れてると思うからさ☆」

 

朝華

「え?あ、分かった」

 

リビング キッチン

 

あれから30分の時間が経っていた

キッチンにいる二人はダシが効いてあるスープを作ってるそうだ。

 

紗夜

「ふぅ…終わりましたね」

 

リサ

「うん、良いお味だよ

朝華〜ちょっと味見してみて?」

 

朝華

「どれ、…うん美味しい

これなら友希那も美味しいって言うだろうな」

 

リサ

「やったね☆

それじゃ友希那呼んできてくれる?」

 

朝華

「了解っと」

 

ガチャとドアが開く音して

そちらを見ると友希那が降りて来たようだ

 

友希那

「あら、いい匂いね。

リサと紗夜が作って貰ったのかしら?」

 

リサ

「うん、そうだよー♪

今ならでも食べる?」

 

友希那

「お願いするわ」

 

リビング 夕飯

 

友希那

「…ご馳走さまでした」

 

リサ

「どう?味は?」

 

友希那

「えぇ、美味しいわ

ありがとう、私が熱があって何も出来ないところを助けてもらって」

 

紗夜

「いえいえ、私も湊さんにお世話になっているので。それに。頑張った甲斐がありましたね、今井さん」

 

リサ

「うん☆」

 

朝華

「熱はもうないか?友希那」

 

友希那

「大丈夫よ

朝が看病したおかげで、少し元気出たから」

 

リサ

「でも、まだ安定してないとダメだからね?

ご飯食べたらすぐに寝るように、ね?」

 

友希那

「わ、分かったわよ」

 

湊の家 リビング

 

友希那

「ーったわ…えぇ、楽しんでね旅行

それじゃ」

 

リサ

「友希那のお父さんなんだって?」

 

友希那

「そっちは上手くやれてるかって話よ

あっちはあっちで楽しい旅行を満喫してるって」

 

リサ

「そう、良かった。」

 

朝朝

「確か、商店街の商品で当たったって言ってたよね?

そん時だっけ?温泉旅行チケット4枚分当たったの」

 

リサ

「あの時はたまたま買い物帰りの時に立ち寄ったくらいだったからね

ほら、たまにも親にゆっくりと癒して欲しいかなって思ってね☆」

 

朝華

「あの時の友希那の父さんと母さん心配してたからな」

 

紗夜

「そうなのですね」

 

友希那

「あ、朝…それは言わないで…」

 

朝華

「っとわりぃ、つい」

 

友希那

「もう、私はそろそろ寝るわ。

おやすみなさいリサ、紗夜。朝」

 

全員

「お休み」

「ゆっくり休んでください、湊さん」

「お休みね友希那」

 

部屋に戻っていく友希那の姿を見届けてた

時刻を見ると、8時に回っていた。

 

紗夜

「そろそろ帰らないといけないわね」

 

リサ

「うん、今日はありがとうね二人とも♪」

 

朝華

「またなんかあったら連絡よこしてな?」

 

リサ

「了解♪」

 

湊の家 入り口前

 

リサ

「アタシはもうちょっと友希那の様子見てから帰るから

今日はほんとお疲れ様、気をつけて帰ってね☆」

 

紗夜

「はい、お疲れ様でした

それでは帰りましょうか?」

 

朝華

「途中までは帰る方向同じだし、行こう」

 

夜の道

 

紗夜

「…」

 

朝華

「…」

 

朝華 紗夜

「(気まずい(わね)何か話さないと…!)」

 

紗夜

「あの、黒鉄さん」

 

朝華

「ふぁい!!なんでしょうか!?」

 

紗夜

「緊張しすぎですよ?

…その、LI●E交換しませんか?」

 

朝華

「え?良いけど」

 

紗夜

「それでは交換しましょ」

 

お互いにLI●E交換をする

二人はそれを追加した。

 

朝華

「これが、紗夜の連絡先だな?」

 

紗夜

「はい、そうです」

 

朝華

「これで良しっと…ん…氷川…?」

 

氷川という言葉が頭に浮かぶ

どこかで聞いたことある名前だと

俺は紗夜に尋ねてみる

 

朝華

「なぁ、この氷川って確かもう一人妹居なかったか?」

 

紗夜

「…っ!

妹の話題を私に持ち越さないでください!」

 

朝華

「え?あ…」

 

紗夜

「…!すみませんがここから私の家近いので、では」

 

朝華

「…紗夜…お前も何か隠し事が?」

 

不安もありつつ、俺は家に帰って行く

 

紗夜

「…私は…」

 

彼女も反省をしたいた。

自分で何故、あんな事を言ってしまったのかと言う後悔をしていた。




次回もよろしくお願いします


あとがき

誤字報告していただきありがとございます!
また、間違えて紗夜の漢字を沙夜と間違えていました。
あと、お気に入り数が20人超えましたありがとうございます!


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9話 Roseliaとカフェへ

始めます

誤字報告していた方
ありがとございます


昨日の帰り道、紗夜の妹も事を聞いてしまった原因で

本人は怒ってしまい、そのまま帰ってしまう。

俺はそれに気になっていて夜は少しでも眠れなかった。

 

朝 朝華の家

 

朝華

「うーん…眠い…」

 

朝華

「…少し気になるな…昨日の事まだ怒ってるんだろうな紗夜は

…調べてみるか」

 

そう思い、俺はパソコンを開き、アイドルバンドの事について調べた。

 

朝華

「…やっぱり、合唱ライブの時に見かけたなとは思ってたけど、そこまで認識はしてなかったな…」

 

朝華

「…ん?メール?友希那からか」

 

朝華

「…そうか、熱下がったのか良かった

…げっ、俺がサボるのバレてるのか…」

 

朝華

「しゃあない、行くか」

 

学校 放課後

 

朝華

「久しぶりに羽沢カフェに寄っておくかな

っとその前に、友希那達のバンド練に行かないと」

 

そう思い、荷物をまとめ早速、spaceに向かう

 

space スタジオ

 

友希那

「ー♪」

 

演奏が終わり彼女達は一息つく。

 

リサ

「みんな、おつかれー♪」

 

あこ

「リサ姉も紗夜さんもりんりんもお疲れ様!

今日の演奏良かったよね!」

 

紗夜

「えぇ、とても良く出来ていたと思うわ

…今井さんも上出来ね」

 

リサ

「良かった〜精一杯頑張った甲斐があるよー♪

友希那もお疲れ様!」

 

友希那

「えぇ、お疲れ様

朝もお疲れ」

 

朝華

「俺はみんなのサポートしかしてないよ

それにみんなの演奏見違えるように変わっていってるよ」

 

あこ

「朝華兄はみんなの楽器の音が調整とかアドバイスしてもらってるから助かってます!」

 

燐子

「…わ、私のキーボードも…その…直してもらったり色々…ありがとございます…」

 

朝華

「なんか、照れちゃうからそんなに誉めないでくれ…」

 

リサ

「みんな、朝華の事誉めてるんだしさ」

 

朝華

「なんか誉められてる気がしねーよ!

…嬉しいんだけどさ」

 

あこ

「ところで皆さん、今日はこの後予定とかありますか?」

 

紗夜

「いえ、特にありませんが」

 

あこ

「みんなでカフェ行きませんか?」

 

リサ

「カフェってここの?

それとも羽沢珈琲店の所?」

 

あこ

「羽沢珈琲店ですよ!」

 

朝華

「ん?そうなのか?

俺も今日行く予定あったよ、そこに」

 

あこ

「え?ホント?なら朝華兄も行きましょ!

ね、りんりんも」

 

燐子

「う、うん…あこちゃんが行くなら私も…!」

 

紗夜

「珈琲店ですか、

…良いですね。湊さんはどうしますか?」

 

友希那

「私も良いと思うわ、リサも来るよね?」

 

リサ

「うん、それじゃみんなで行こうか?」

 

あこ

「賛成ー♪」

 

朝華

「それじゃ受付済ませてくるから、みんなは

帰りの支度するようにな」

 

紗夜

「それなら私も行きます」

 

朝華

「え?あ、行こうか?」

 

受付

 

朝華

「すみません、次のスタジオの予約を取りたいのですが…

えぇ、はい、ではその日で」

 

受付と次のスタジオを予約を入れ、スタジオに戻るとしようとした。

後ろにいた、紗夜が話しかけてくる

 

紗夜

「黒鉄さん」

 

朝華

「…昨日の事だったら俺が謝るべきだと思う、だから…ごめん」

 

紗夜

「…いえ、こちらこそ私も…すみませんでした」

 

朝華

「…何かあったら俺に相談してくれよな?」

 

紗夜

「…えぇ、分かったわ」

 

その後スタジオに戻りみんなで羽沢珈琲店に向かっていくのであった。

 

羽沢珈琲店

 

店に入ると見た事ある少女が出迎える。

 

「いらっしゃいませ!あ、あこちゃん、皆さんも!」

 

あこ

「やっほーつぐ♪」

 

つぐみ

「うん、いらっしゃい♪」

 

朝華

「久しぶりだな、羽沢さん」

 

つぐみ

「合唱ライブ以来ですね黒鉄さん」

 

彼女は羽沢つぐみ

幼馴染で結成したバンド Afterglowのメンバーの一人だ

 

朝華

「席どっか空いてるか?6人座りたいのだが」

 

つぐみ

「6人様ですね

あちらの席でお待ち下さい」

 

彼女に言われた指定の席に座る

中にはそれほどお客さんはいなかった。

 

朝華

「みんな、注文いいかな?」

 

全員

「あこ、メロンソーダで」

「アタシはオレンジジュースで」

「私は…コーヒーで」

「私は…ホットミルクで。」

 

みんな、違う注文も取り俺はコーヒーとチョコケーキ6人分頼んだ。

しばらく時間がかかると言われたので気楽に待つ事になった

 

つぐみ

「お待たせしました」

 

ドリングがそれぞれのテーブルに置かれる

 

朝華

「あんがと、にしても羽沢さん

家のお手伝いか?」

 

つぐみ

「そうですよ、予定がない時はここでお母さんのお手伝いなどしてます」

 

朝華

「偉いな」

 

つぐみ

「そんな喜ばれるほどじゃないですよ」

 

友希那

「そちらのAfterglowの調子はどうかしら?

上手くやってる?」

 

つぐみ

「はい!みんな色々とありましたけど、上手くやってますよ!」

 

リサ

「(アタシ達も似てるような感じだったからな…)」

 

友希那

「そう、それは良かったわ」

 

つぐみ

「ふふ、あ。

お母さんに呼ばれたので少し席外しますね」

 

そういう彼女はカウンターに行き、みんなが頼んだチョコケーキがこちらに運ばれてくる。

 

つぐみ

「お待たせしました」

 

あこ

「うぁ!これつぐちんのお母さんの手作りケーキだよね?

美味しそう!」

 

燐子

「うん…美味しそうだね…」

 

つぐみ

「あはは、お母さんの手作りケーキです♪

どうぞ召し上がってください」

 

リサ

「それじゃみんなで頂こうか♪」

 

全員

「頂きます!」

 

夜 帰り道

 

朝華

「それじゃ今日はみんなここで解散だな」

 

あこ

「えー?朝華兄、今日は一緒に帰れないの?」

 

燐子

「あこちゃん、ダメだよ

黒鉄さんも用事があると思う…から」

 

朝華

「ここなら人も多いからなんかあった時は助け求めなさいな…」

 

あこ

「うん…でもまた会えますからね!」

 

紗夜

「そうですね、では私は家に帰ります

お疲れ様でした」

 

リサ

「うん、お疲れー♪紗夜」

 

友希那

「…帰るわよ、リサ。

またね、朝」

 

朝華

「あぁ、お疲れ様」

 

友希那

「…」

 

朝華の家

 

朝華

「着いた…はぁ今日も疲れた。」

 

家に帰り、風呂や明日の準備など進める。

ソファでゆったりしてるとスマホが鳴り、確認する

 

朝華

「…今度、久しぶりに家泊まらないか?か

…そういえば日曜日にリサと友希那の親達帰ってくるからか」

 

朝華

「予定は…ないし大丈夫だな。

えーと、今度の土曜は大丈夫だ。っと」

 

朝華

「さてと風呂入って寝るか」

 

湊の家 友希那サイド

 

友希那

「…」

 

リサ

「友希那ー?お風呂空いたよー?

…友希那?」

 

友希那

「…リサ、わかったわ今行く」

 

リサ

「どうしたの?友希那、何もせずただボーとしてるなんて?」

 

友希那

「…考え事よ

…ただ」

 

リサ

「ただ?」

 

友希那

「…私達恋人同士で三角関係なのに…一つも、で、デートの事したことないって思ってね…」

 

その言葉を聞いたリサは少し戸惑う

たしかに、一度も朝華と本格的なデートをした事がない事を改めて知る

 

リサ

「んー?確かに一度もデートというかほとんどみんなと一緒に居たからね、…そうだ、今度の休みの日にみんなで水族館でも行ってみない?アタシと友希那と朝華でさ?」

 

友希那

「…リサ…

そうね、良いかも知れないわね」

 

リサ

「うん!」

 

友希那

「…ありがとう」

 

リサ

「え?何か言った?友希那」

 

友希那

「なんでもないわ、リサ」

 

入浴中 お風呂場

 

友希那

「…(明日直接、朝に聞いてみようかしら…)」

 

どうやって朝華にデートを誘うかを考えていた私は

気がつくと、洗面所にいて、タオルで身体を隠している状況であり。リサが心配した顔をしていた理由を聞くと、私がお風呂場でのぼせてしばらく目が覚めなかったとリサが言うのであった。




あとがき 反省会

ほとんどの話で食事で終わる所が多かったので
そこは以降気を付けます
あと、文についてですが、主な理由は主が勉強、および国語力と
無いだけです。

それでは次回も続きます

誤字報告してくれた方、本当にありがとうございます!


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10話 それは…デートに誘ってる事でいいのか…?

10話目始まります


放課後 space スタジオ

 

朝華

「ふわぁ…眠い…」

 

リサ

「珍しいね?朝華が眠そくなんて?

なんかあったの?」

 

朝華

「いや、昨日家の近くで「不審者」が誰かを刺したみたいで

夜中なのに人がかなり集まっててさ、寝たいのに寝れないという悲しい事がありましてね…あと、あこ、少しドラム走りすぎだ。

前に紗夜に言われたと思うよ?」

 

あこ

「はい!次、気をつけます!」

 

燐子

「…あ、皆さん…時間…過ぎてますよ…」

 

紗夜

「あら、予定よりも遅めに時間が過ぎてますね

皆さん、今日はここで切り上げましょうか」

 

友希那

「そうね

…朝、あとで話があるから片付けと受付済ませてきたらきてくれるかしら?」

 

朝華

「ん?分かった。

とりあえず、片付けして

燐子は…」

 

数分後 カウンター

 

まりな

「はい、OKだよ。

…それにしても黒鉄君、よく頑張るね」

 

朝華

「そうですかね?

みんなのサポートしか出来てませんけど」

 

まりな

「それでも凄いよ。

黒鉄君はRoseliaとか好きな子いるの?」

 

朝華

「え?あっ?い、居ませんから!

それでは、また!」

 

まりな

「(お?反応ありだな〜頑張ってね)」

 

スタジオに戻り、俺とリサ、友希那がスタジオに残った。

残りの3人はspaceのカフェで待っているようだ。

 

朝華

「(何話されるんだ…?)」

 

リサ

「(友希那ファイトー♪)」

 

友希那

「朝、明日…その…」

 

モジモジする友希那の姿を見て、俺は疑問に思う

何故、リサも一緒に居るのかを

 

友希那

「…三人で水族館に行かないかしら…?ダメ?」

 

朝華

「三人って…リサもか?」

 

リサ

「うん、そうだよー♪」

 

朝華

「(つまり…これは…その…で、デートのお誘いなのか…

た、確かに俺は友希那とリサと三角関係で付き合ってるけど…いやちょっと待てよ、本格的にデートなんてした事あるか…家デート?あれはデートじゃなくて泊まり会の時だって!)」

 

友希那

「…朝?」

 

朝華

「はっ⁉︎

…いいよ…明日水族館に行っても…」

 

友希那

「…!そう、良かったわ」

 

リサ

「良かったね友希那♪

実はね、友希那朝からずっと朝華にどういうか悩んでたんだよ

ねぇー♪」

 

友希那

「ちょっとリサ!それは言わない約束よ!」

 

リサ

「あははー♪ごめんってば☆

でも、せっかく、朝華にOK貰ったし、明日は休日だし

楽しもうよ♪」

 

朝華

「そうだな、

ちなみに明日の何時から集合だ?」

 

リサ

「早目に行った方が良いかもね、友希那もそれでOK?」

 

友希那

「私は構わないわ

朝とリサが良いなら」

 

朝華

「決まりだな、明日の朝、駅前で」

 

リサ 友希那

「了解♪」

「分かったわ」

 

朝華

「(友希那も変わったな…前までは音楽の事しか興味なかったっていうか、まぁ時間がないからの理由もあるし、彼女らでしか奏でられない音が友希那達の魅力だと、俺は思うかな)」

 

予定が決まり、スタジオを出る。

カウンターにはまりなさんと違う人が受付をしていた。

外に出るとあこが俺達を見つけて

何話してたの?と質問されたので

適当な理由をつけて話を逸らした。

 

夜 朝華の家

 

朝華

「デートなんて…ちょっと恥ずいな…」

 

朝華

「しゃあない、寝よう、明日に備えて」

 

友希那の家

 

友希那

「…眠れないわね…」

 

その後、リサと通話をしていたらいつのまにか寝ていた。

次の日、朝、ちゃんと起きて、待ち合わせの場所に二人は行くのであった。




11話目続きます


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11話 リサと友希那と三人で

デート…回だと思います

それではどうぞ


朝早くから、駅前にたどり着き、待ち合わせ時間が少しあったので

近くのコンビニにより、あったかい飲み物を、買い彼女達が来るのを待っていた。

 

駅前 7.00

 

朝華

「そろそろ来るはずだな…にしても、デートって聞いた時はびっくりしたな…はぁ…緊張するな…これ」

 

「あ、いたいた。

おーい!朝華ー♪」

 

後ろから声がして、振り向くと、手を振るリサと、頰を赤らめた友希那がこちらに向かってくる。

 

リサ

「おっまたせ☆

待った?」

 

朝華

「いや、俺も丁度来たところだよ

…それで、友希那はなんでリサの後ろに居るんだ?」

 

友希那

「そ、それは…」

 

ゆっくりと前に出て、恥ずかしながらも目をそらす友希那。

いつも着ていた私服ではなく、デート用に買ってあったのか

可愛い服を着ていた。

 

友希那

「ど、どうかしら?に、似合う?」

 

朝華

「あぁ、とっても似合ってるぞ

可愛いぜ?」

 

友希那

「!そ、そう…良かったわ」

 

リサ

「(ふふん♪

昨日帰りに友希那と一緒に服買えに行って、不安になりつつもアタシが選んだコートと友希那自身で買った服を着て、今日はがんばぞってオーラが出てたからなー♪可愛い…)」

 

朝華

「それじゃ行くか?水族館に」

 

リサ

「うんうん♪いこ?友希那♪、朝華♪」

 

友希那

「ちょっと、リサ一人で歩けるから!」

 

朝華

「あはは、元気いいな、二人とも

っておーい!置いてくなー!」

 

朝華サイド

 

電車に乗り、井ノ島にある、水族館を目指す。

何駅が降りていき

そして、一時間くらいかけてようやくたどり着いた。

 

井ノ島

 

リサ

「うーん!!気持ちいいね♪

すぐ近くに海が見えるし、来て良かったね?友希那♪」

 

友希那

「そうね、それで水族館はどっちに向かうのかしら?」

 

朝華

「駅の近くのはずだから…こっから歩いて20分程度の近場だな。

開くまで時間あるし、どっか見に行くか?」

 

リサ

「そうだね?

どっか行きたい場所ある?友希那」

 

友希那

「特にないわ、行きたい場所があるなら、リサ達に着いて行くわ」

 

朝華

「だったらこの近くの店、やってるはずだ、そこに行こうか?

友希那、リサ」

 

友希那

「…良いわね、行きましょ?」

 

リサ

「それじゃ行こう!」

 

井ノ島 屋台

 

リサ

「うわぁ、すごい人、早めに来てもかなりの人混みだね?

友希那、朝華も離れ…ってあれ?二人とも?どこに行ったの?」

 

朝華

「リサ、こっちだ!」

 

声がする方へ向かい

朝華達と合流した。

 

朝華

「人多いな…」

 

リサ

「だったら、手、繋ご?」

 

朝華 友希那

「え?」

 

リサ

「ほらほら♪」

 

リサに言われがまま、俺は真ん中に立ち、その両方に友希那、リサの

左右違う手を繋いだ。

 

朝華

「///(恥ずい…)」

 

リサ

「あれ〜♪照れてる?」

 

朝華

「なぁ!?て、照れてないから

友希那だってほら…って」

 

左に居た友希那の顔が頰が赤くなっていた。

それに気づいた友希那は慌てて距離を保つ

 

友希那

「…!」

 

リサ

「友希那ー?どうしたの?」

 

友希那

「…いえ、なんでもないわよ(朝華と手を繋いだの久しぶりで緊張したなんて言えないわね…)」

 

朝華

「ありゃ…裏では恥ずかしいって気持ちだな…」

 

リサ

「朝華も、友希那も人混みに巻き込まれないように気をつけてね?」

 

朝華

「分かってるよ、手、離すなよ?」

 

その後、人混みを通りながら、目的地に到着するのであった。




次回に続きます


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12話 水族館に入るとそこは水の世界でした

11話の続きです


午前9時頃 水族館 前

 

人が混雑していた屋台の所を手を繋ぎ、離れないように

ずっと繋がったまま歩いていき、そして目的地に到着する

 

リサ

「着いたね♪」

 

朝華

「屋台の所、やたらと人いっぱい居たからなんとか目的地まで辿り着いたな

友希那怪我ないか?」

 

友希那

「私は大丈夫、ただ…」

 

朝華

「ただ?」

 

友希那

「疲れたわ、少し休憩したい気分よ」

 

リサ

「そうだね、あそこのベンチに座ろうっか?」

 

リサが指さすところに休憩用のベンチがずらりと並んでいた。

そこで休憩をすることになった。

 

朝華

「チケット三人分買ってくるからリサと友希那はここで待ってて」

 

リサ

「はーい♪」

 

友希那

「…」

 

リサ

「友希那どうしたの?さっきから黙ってるけど?」

 

友希那

「…え?いや、なんでもないわ

大丈夫だから」

 

リサ

「ははーん?もしかして…?朝華と久しぶりに、手を繋いだから緊張して今でもそれが抜けてないのかな〜♪」

 

友希那

「!?いや、そ、それは…」

 

リサ

「(恥ずかしかってる友希那可愛い…♪

でも、アタシも少し緊張したかな…朝華と手繋ぐの久しぶりだしね)」

 

朝華side

 

朝華

「すみません、大人三人分のチケットを購入したいのですが?」

 

受付の人

「はい、三人分ですね、6200円になります」

 

お金をだし、三人分のチケットを買い

その途中で自動販売機に行き、飲み物買いに行く。

 

朝華

「良しっと、あとはチケット渡すだけだな」

 

休憩場所

 

朝華

「お待たせ、飲み物買ってきたから三人で飲もう」

 

リサ

「お、朝華ありがとう♪

友希那の分も買ってきてくれたようだよ?」

 

友希那

「ありがとう、朝」

 

朝華

「飲んだら、水族館に入ろうか」

 

友希那

「えぇ、そうね」

 

休憩をし、三人は水族館の入り口に行き、スタッフさんにチケットを渡しいざ、中へ入っていく。

水槽の中には魚や生き物など沢山居た。

 

朝華

「どこから回ろうか?」

 

リサ

「全部回ってみない?面白い発見とかありそうだしね」

 

友希那

「私は…あれ…見に行きたいわね」

 

友希那が見ていた先にイルカショウのお知らせする看板だった。

 

リサ

「イルカショーか、いいね。

あ、でも昼頃からやるみたいだよ?」

 

朝華

「それまでは水族館の周りを見物しながら歩いて行こうか?」

 

リサ

「賛成♪友希那、朝華、あっち見に行ってみよう♪」

 

リサが俺と友希那の手を繋ぎ、そのままリサと一緒の方面へと向かう

色んなところを見に終わり、スマホで時間を見るとお昼頃になっていた。

 

リサ

「お昼ご飯どこで食べよっか?」

 

朝華

「確か、この近場にカフェとかなかったか?」

 

友希那

「なら、そこに向かいましょう?」

 

朝華

「了解だ、はぐれないようにな友希那、リサ」

 

友希那

「こ、子供じゃないんだから…」

 

リサ

「心配してくれてるからいいじゃん♪さ?

行こっか♪」

 

カフェの所へ向かうと人がいるがそれほど混んでも居なかったため。

すぐに入ることが出来た。

指定された席に座り、注文を取る

 

朝華

「二人、何か決めたか?」

 

リサ

「アタシは決まったよ?友希那は?」

 

友希那

「私も決めたわ」

 

朝華

「良し、すみませんー!注文を取りたいのですが?」

 

店員

「はーい、ご注文お決まりですか?」

 

リサと友希那は「かわうそサンデー」を注文をし

俺は「カワウソパン」を頼んだ。

 

店員

「はい、それでは少しお待ちくださいませ」

 

しばらくの間、友希那達と雑談をしながら、注文したものを待っていた。

パンフレットを見ながらつぎはどこへ行くかを話しあっていた。

 

リサ

「ねぇねぇ、朝華

夕方の海とか行ってみない?景色綺麗だと思うよー♪」

 

朝華

「夕方の海ねぇ?いいじゃないか?思い出に一つ写真が残るしさ」

 

リサ

「うんうん♪」

 

友希那

「それなら、早めにイルカショウを見たほうが良いかも知れないわね」

 

店員

「お待たせしましたー!

かわうそサンデーお二つとカワウソパンを一つお待ちしました!」

 

リサ

「うわぁ♪美味しそう!写メ撮っとこっと♪」

 

朝華

「これがカワウソパンか、…なんていうか可愛らしいパンでなんだか食いにくい…」

 

友希那

「それじゃ頂こうかしら?」

 

リサ

「うん♪後でモカに写メ送っとこっと♪」

 

その後、カフェでのんびり過ごした後

改めてイルカショウが始まる場所へと向かって行く。




次回も続きます。

元ネタ

井ノ島 おそらく江ノ島の由来ですね一応井ノ島の名前はありましたがあれは駅の名前らしく、実際あるのかわからないくらいでした。
カワウソパン
実際に調べたら出ました、はい。
かわうそサンデー
これもみてみたらあったので是非食べてみたいなとは思ってます

それでは、また。


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13話 思い出に残る夕陽

13話です


カフェでのんびりと過ごし、イルカショウが始まる会場へとやってきた俺達は、席が何処かに空いてないかと探してると一番前に三人分座れるベンチがあり、そこは向かい友希那、俺、リサの順で座ることになった。

 

リサ

「楽しみだね♪朝華、友希那!」

 

友希那

「…そうね」

 

朝華

「もうちょい可愛らしいコメントもらいたいなぁ?友希那さん?」

 

友希那

「た、楽しみね…!」

 

リサ

「(ププッ…)」

 

友希那

「リサ?」

 

視線を感じた友希那はジロ目でリサの方へ向いていた

リサも目を逸らして誤魔化す

しばらくすると人が混んできた。

開演の時間となり、ショーが始まる

 

リサ

「見てみて!凄い迫力だよ!?」

 

朝華

「あぁ、凄い水しぶきと見事なコンビネーションだな

スタッフさんとイルカは!」

 

友希那

「えぇ、凄いわ…きゃ!?」

 

イルカが水からジャンプしその衝撃で半分くらいの水しぶきを飛び、

俺や友希那、リサなどの服に思いっきり水が掛かる。

 

三人

「…」

 

その後、濡れたままイルカショーは終わり、ぞろぞろと人が帰って行く。

 

水族館 お土産コーナー前

 

ずぶ濡れのままで俺は三人用のタオルを買いに行き

買ったタオルを友希那達に渡す。

二人は寒そうにしてたため、俺が着ていたコートを彼女らに着させる。

 

リサ

「ふぅ…流石に驚いちゃったよ…まさかイルカのジャンプの衝撃で水が掛かるなんて…友希那大丈夫?」

 

友希那

「私は大丈夫よ、今は朝が買って来てくれたタオルとコートがあるから」

 

朝華

「ついでに暖かい飲みもんでも買ってくるよ?」

 

リサ

「アタシも付き合うよ?」

 

朝華

「いや、リサはここにいて?

友希那とリサの身体と服を乾かすのを優先的にしないと風邪引くしさ」

 

友希那

「…分かったわ、私達はここで待ってるから

…早く帰って来てね?」

 

リサ

「友希那も心配してるんだからさ、気をつけてね?」

 

俺は飲み物を買いにさっき行った、カフェへと向かう。

三人分のココアを買い、彼女らの所へ戻って行く

 

朝華

「ほら、ココアだ」

 

暖かいココアをリサと友希那に差し出す。

ゆったりしているとふと時間を見る

2時頃になっていた。

 

リサ

「んー♪美味しい!

やっぱり暖かいココアに限るね♪友希那♪」

 

友希那

「そうね、ありがとう。朝」

 

朝華

「なぁに、心配すんなって余分に持って来てるから

飲んだら、海見に行くか?」

 

リサ

「こっからだと電車で一駅の所で夕陽が見える場所があるみたいだからそこに行ってみよ?」

 

朝華

「え?すぐ近くの海じゃないのか?」

 

友希那

「あら、せっかく来たのだし、どうせなら遠い方がいいわ」

 

朝華

「そうだな、だったら休憩がてら行こうか?」

 

井ノ島 屋台

 

再び、屋台の所に来ると朝よりは人は少ない方だった。

いろんなものを食べ歩きながら電車に向かう。

 

リサ

「んー?ここって確か…?」

 

朝華

「ん?どうした?リサ…ってここ有名なパンケーキ屋じゃないか?」

 

友希那

「どうかした?

…あら、パンケーキ屋…見たいね?

ここがどうかしたの?」

 

リサ

「いやさ?

前に井ノ島の特番やっててね、井ノ島に来たらまずここに立ち寄ると良いですよってやってたのを思い出してね?」

 

朝華

「あー?そういえば人気な店って聞いたことあったな

ほとんど、人が混むからなかなか入れないって聞いてたけど。

こっから見る景色もいいって話は聞いた事あるかな?」

 

友希那

「今なら空いてるけど、どうするの?」

 

朝華

「うーん?寄りたいなら良いけど、海の夕陽見に行くか

こっちで時間潰してても入るか?」

 

リサ

「うーーーん?食べたいけど…仕方ない今回は諦めるよ

流石に夕陽見られなくなると勿体無いしね?」

 

朝華

「それじゃこのまま駅まで行くからな?

友希那も良いよな?」

 

友希那

「良いわよ」

 

リサ

「それじゃレッツゴー♪」

 

リサはそういうと俺の腕にしがみつく

それを見ていた友希那は目を逸らしていた。

 

友希那

「…!」

 

朝華

「…友希那、手なら良いよな…?」

 

友希那

「…(コクリ)」

 

静かに友希那の手を繋ぎ、駅まで歩いて行った。

駅前に辿り着くと丁度いい時間になっていた

電車に乗り、一つ先の駅は降りて行く。

 

海 砂浜

 

あたりは赤く真っ赤になっていた。

静かに流れる波の音を聞きつつゆっくりと歩いて行く

 

リサ

「来て…良かったね♪」

 

友希那

「えぇ…凄く綺麗な夕陽ね」

 

朝華

「丁度夕陽が沈む前で良かったな

ここならスマホのカメラで撮影出来るしさ」

 

リサ

「あ、ちょうど自撮り棒持って来たからこれ使ってみんなで撮ろ?」

 

朝華

「賛成だな、俺は左に寄るから、友希那とリサは隣でいいか?」

 

リサ

「だーめ♪朝華真ん中じゃないとダメだよ?」

 

友希那

「…朝、真ん中にいて?」

 

朝華

「あ…はい」

 

いわれがままに俺は友希那とリサの間に入り

自撮り棒はリサが持っていた。

 

リサ

「それじゃみんな笑って〜♪ハイチーズ!」

 

カシャリとスマホのカメラが音が鳴り

リサが撮った写真を見る。

 

リサ

「もぉ〜友希那、目閉じちゃ駄目だよー」

 

友希那

「…こういうのにはあんまり慣れてなくて…」

 

朝華

「ま、誰だって苦手なもんがあるからな。

もう一枚撮ろうか?」

 

リサ

「オッケー♪それじゃもう一枚撮るよー?」

 

その後、何枚か撮ってるうちにようやく納得が行く一枚の写真が出来た。

夕陽が海に沈むタイミングと合わせ、ギリギリで撮った奇跡の一枚だった。

リサのスマホに保存され、チャットにさっき撮った写真が送られてくる。

 

その後は駅に辿り着き、電車に乗る

よっぽど疲れたのか、リサと友希那は俺の両肩に頭を乗せて眠っている。

 

朝華

「今日は、お疲れ様

リサ、友希那」

 

彼女達の寝顔を見ながら夜の電車に座りながら

目的地に到着するまで、友希那達を見守っていた。

 

帰り道

 

リサ

「ふぁぁ…」

 

朝華

「大丈夫か?リサ」

 

リサ

「うん、朝華が隣にいたおかげで安心して眠れたよ♪」

 

友希那

「私も、朝の隣で安心してたのかいつのまにか寝てたみたいね」

 

朝華

「そっか」

 

話しながらリサ達の家まで送って行くと

友希那が、今日は遅いから泊まらないかと誘われたので

久しぶりの三人で泊まる事になった。

 

友希那の家に泊まるのは良いが、少し小さな事件が起きる事になるが。それはまた別のお話である




次回も続きます。


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13.5話 久しぶりのお泊りで起きた、事件

13話のその後のサイドストーリー

13話を見とかないとわかんないかも知れません

ちょいエロあり、絶妙なキャラ崩壊

それでも大丈夫ならどうぞ見てください


これは三人でデートを終わった時に友希那の家で起きたちょっとした事件の話である。

 

友希那の家

 

玄関に着くと、それぞれに買った荷物をまとめて置く。

リサ達は友希那の部屋に向かい朝華はリビングで3人分のコーヒーを作っていた。

 

朝華

「ん?あれ?」

 

物入れに違和感を感じる

扉の開く音が聞こえ、友希那達がリビングに戻って来たので話を聞いてみる

 

朝華

「友希那?

いつもコーヒー袋入ってる場所ってここで良かったっけ?」

 

友希那は首を傾げて朝華がいる場所に向かい

物入れを見る

 

友希那

「いいえ、違うわ

ここじゃなくて、ここよ?」

 

コーヒー袋を持ち、下の物入れを入れる。

 

朝華

「朝、コーヒーとか飲んだか?」

 

友希那

「いえ、飲んでないわよ?

でも変ね?この上に入れた記憶ないのに?」

 

リサ

「友希那が覚えてないなら。

友紀奈の父さん達がそこに置いたとか?」

 

友希那

「…それは違うと思うわ

それより、お風呂入れてあるかしら?」

 

朝華

「風呂?あ、ちょい待ち

すぐ入れてくる」

 

朝華はリビングを出て風呂場へと向かい湯を入れる。

またリビングに戻りコーヒーを作る。

 

数分後

お風呂が沸き、友希那達を先に入っていく。

 

だが、この後、悲鳴が聞こえ風呂場に直行することになるはまだ

知る由もなかった。

 

朝華サイド

 

朝華

「えーと、これが爺に送る土産で、こっちが先輩達の

それから…」

 

井ノ島で買ったお土産を整理していると

風呂場から二人組の女の子の声が聞こえた。

 

友希那達

「キャァァァ!?」

 

朝華

「はっ!?友希那達が危なーい!」

 

朝華は急いで、友希那達がいる風呂場に行く

するとノックをする前に開けてしまい、そこには何も羽織っていない

裸の二人組が朝華と目が合う、挙句にも朝華も二人と裸を見てしまう

 

朝華

「…えーとこれには訳があってな…あ、あはは…」

 

リサ

「この変態!ど変態!

スケベ!出てけぇーー!!」

 

リサが隠しながら物を投げていき

朝華のありとあらゆる所に当たっていく

その様子を見ていた友希那は遠い目で

 

友希那

「朝…最低よ…変態…」

 

と、一言呟き、

しばらく朝華が物ぶつけられる所を、見ていた。

 

数分後

 

タオルを巻いた友希那達は風呂場で何があったのかを

朝華に説明する

 

朝華

「あーと?つまり、窓から誰かが覗いてたと?

なんて言う事だ!けしからん!まるで意味が…」

 

リサ

「朝華ー♪?

もう一回やられたいのかな〜」

 

ニッコリと笑っているリサだったが

目は笑っていないため、朝華はショボーンと凹んでしまった。

 

友希那

「ゴホン、本題に戻すわ」

 

朝華

「となると、さっきのコーヒーの場所違いと

それから風呂場。

そういえば、今日家に出るときは鍵掛けたか?」

 

その言葉を聞いた友希那は少し考え、そして思い出す

…朝家に鍵をかけてくるのを忘れたと。

 

友希那

「…」

 

友希那は目をそらす

それを見逃さないリサは困った表情を見せて

朝華と顔合わせる。

 

朝華

「まあ、友希那のせいに行くわけにはいかないからな

…近くに犯人がいる可能性がある…だったら」

 

朝華友希那達に作戦を練る

彼女達も承認して貰えたので実行する方になった。

 

友希那の家 夜

 

 

……

 

………

 

ガチャと、ドアが開く音がし

謎の男はそっと友希那の家に侵入する

物音を一切立てずにそっと歩いていく

 

謎の男

「うひひひ…」

 

あたりを見回し上で誰か寝てる事を確認し

男は風呂場をそっと開ける

 

謎の男

「にゅほほほ…いいね…すぅーはぁ…んんん♪

これだよ〜♪」

 

パチッと電気がつき

男は慌てて、その何かを隠し、扉の方へ向く

そこにはまるでいつからいたのかというくらいの人

そして私服を着ていた少年を見る男は動揺する。

 

謎の男

「お前いつからいた!?」

 

朝華

「さっきからずっとだよ

それに最近良く聞いた不審者ってあんたか?」

 

不審者

「な?何を言うんだね君は僕が不審者なんて!そういう君こそ!

なぜ女の家にいる!」

 

その言葉を待ってたかとような顔で朝華はその男ににらめつける

男はそのにらめつけられた少年に少し恐怖を感じた

 

朝華

「なんでここが女の子の家だって知ってる?

それに脱ぎたてのパンツの位置と知ってるんだい?」

 

不審者

「知るかよ!たまたま知ってたんだよ!」

 

朝華

「はぁ…残念だけど君が言い逃れできる訳ないんだよ…

ほら」

 

朝華はボイスチェッカーと録音したカメラを不審者に見せつける

それを見た男は顔が真っ青になっていき

そして。

 

不審者

「う、うわぁぁ!!!!」

 

逃げ出した

それを追うように朝華も追いかける

 

友希那の家 前

 

不審者

「に、げないと!!…」

 

「そこまでだ!」

 

不審者

「ひっ!?」

 

目の前にはパトカーがずらりと並んでいた

それを囲うように警察もたくさんいた。

一度戻ろうとするが、目の前には朝華が居た

 

朝華

「観念しな?

お前はもう、ゲームオーバーだ!」

 

その後、不審者は警察に捕まり

パトカーに乗せられる前に朝華がある事を言った。

 

朝華

「それにお前が持ってるそれ

俺のパンツだ」

 

不審者

「…ふぁ??

そ、それじゃ…」

 

朝華

「…つまり、そういうことさ」

 

不審者

「…クソッタレが!!」

 

不審者はパトカーに乗り、そのまま連行されていく。

のちに警察に怒られたりはしたが、証拠の物は全て警察側に渡し、

一件落着したようだった。

 

友希那

「…見事に引っかかってくれるなんて…」

 

リサ

「なんていうか…助かったよ…友希那のために色々と」

 

朝華

「あはは…今度何か奢るから許して」

 

友希那

「…大丈夫よ、それより早く中に入りましょ?

風邪引いちゃうわよ」

 

リサ

「そうだね♪」

 

朝華

「だな」

 

三人は友希那の家に入り、

夜遅くまで三人で話し合いをしたのであった。

 

ちなみに朝華が考え作戦とは

 

朝華が考えた作戦はこうだ

夜、恐らく寝てる間に侵入する

その前に証拠は全部、朝華が使ってないカメラなどをセットしてから

今度は風呂場にもセットする、あとは相手が行きそうな場所にボイスチェッカーなどバレないように隠し

あとは犯人がまんまと引っかかるを待つだけだった。

ちなみあのパンツは朝華の親が間違えて買ってきた物という事らしい。




13.5話はこれでおしまいです

見ていたたきありがとうございます


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14話 Don’t leave me, Lisa!!!! 前編

続きです


デートが終わり、久しぶりに三人でお泊まり会をし

そして、朝になり、帰る支度をし、家に帰った。

 

その日は休日だったため、久しぶりに家でゴロゴロしていたらあっという間に夜になり、ベットで寝た。

 

数日後

 

学校

 

担任

「えー?わかってると思うが、今週の土日は待ちに待った文化祭だ。みんなこの一週間でなんとか終わらせてくれ。頼んだぞ?」

 

生徒の声

「よーし!終わらせようぜ」

「あーあ、せっかくサボローと思ってたのに…」

「でも、文化祭の準備で色々忙しいし、早めにやらないとねー」

 

朝華

「(全く一ヶ月前から準備はしてたとはいえ…残りは一週間後って…はぁ、去年は友希那達が遊びに来てたけど今年も来るんだろうな…)」

 

朝華の友達

「文化祭かー朝華はどうするの?」

 

朝華

「うーん?ギターでも演奏しようかね?」

 

朝華の友達

「マジか、もしかして朝華ギターソロ?」

 

朝華

「できるけど、やってやろうか?

腰抜かすほどやばくなるけど?」

 

朝華の友達

「え?まさか聞いた瞬間に皆倒れるとかないよな?」

 

朝華

「…馬鹿か?

そこまでひどいイメージあったとは…泣けるぜ」

 

朝華の友達

「似合わないな…」

 

朝華

「るっせ!」

 

「こら!あんた達!ちゃんとやりなさい!」

 

朝華達

「あ、はい!イエス!マム!」

 

担任

「何してるんだお前達は…」

 

朝華

「すみません…」

 

文化祭の準備は少しづつ初めて行き。

俺たちのクラスではメイドカフェをやるようだった

 

そして、時刻は夕方になり放課後へ

 

プルルルル、とスマホの音が鳴り電話に出る

そこには友希那の声が聞こえてくる

 

朝華

「友希那か、どうした?」

 

朝華

「…え?リサがバイトで来れなくなったから来て欲しいって…?

ごめん、ゆき!」

 

友希那に文化祭の準備で忙しいと理由を言う

友希那少し不安げな声を上げるが、すぐにわかってくれたようだった。

 

朝華

「終わったらすぐに行こう」

 

と、張り切ってたのは良かったが

ほとんど生徒が帰ってしまったため、朝華本人はやる気満々だったが

他の人が帰ってしまったことを聞くとがっかりして

友希那達のバンドを見に行く事なった。

 

circle スタジオ

 

友希那

「…」

 

紗夜

「ー♪」

 

燐子

「ー♪」

 

彼女ら四人は一人個人の練習を励んでいた

その中であこはそれを見ていた。

 

あこ

「(友希那さんはマイクの設定いじってて…

紗夜さんは自由に音出してる…

りんりんは同じフレーズだけ、繰り返してるみたいだし…

うぅー!みんなと演奏したいのに!)」

 

燐子

「…(どうしよう……黒鉄さんも遅れてくるって友希那さんから聞いてたけど…いつ来るのかな…」

 

友希那

「…(朝、来ないのかしら…)」

 

あこ

「あ、あの!!」

 

友希那

「なに?」

 

あこ

「せっかく、集まってるんだし

みんなでメロディを考えながら演奏しませんかっ!?

…みんなバラバラで、個人練習してるみたいなんです!」

 

燐子

「あこちゃん…」

 

友希那

「…そうね、確かにあこの言う通りね。全員で練習しましょうか?

…紗夜、メロディをどう決めて行くのか良いかしら?」

 

紗夜

「…そうですね…

…すぐには浮かびませんね…」

 

トントンと扉を叩く音が聞こえ、友希那達はその方角へと向く

見覚えのある人がスタジオに入ってきた。

 

朝華

「失礼する…ってあこ達なにやってるだ?」

 

あこ

「あ!朝華兄、来たんだ…良かった…」

 

友希那

「朝?貴方、今日文化祭の準備で忙しいって?」

 

朝華

「それなんだけど、みんな帰ったから予定よりも速く着いたんだけど…演奏の練習する所か?」

 

全員

「…」

 

朝華

「…(なんだこの気まずい空気は!?それとリサは…あ、バイトか)」

 

考えていると後ろからスタッフに話しかけられる。

 

スタッフさん

「あ、すみません、少し手伝って欲しいのですが?

無理でしょうか?」

 

朝華

「え?あ、はい?

何を手伝えば?」

 

スタッフさん

「えぇ、実は…」

 

あこ

「…朝華兄?」

 

朝華

「ごめんみんな、スタッフさんの手伝いしないといけなくなったからら、後でまた来る、それじゃあ!」

 

燐子

「あ…行っちゃったね?」

 

紗夜

「そうですね…

湊さん?」

 

友希那

「…朝はしばらく戻りそうには無さそうね…

あなたたち、何かいい案はないかしら?」

 

すると、あこが大きな声をあげ、友希那に質問をした。

 

あこ

「じゃあ!あこ、提案があります!

さっき受付の人が言ってた機材、借りて見ませんか?」

 

紗夜

「機材?何か借りたいの?」

 

あこ

「あこ、ドラムのハイハットを変えて見たいです!

次の新曲では、シンバルの音を長く響きかせて見たいのですよ!」

 

燐子

「…わたしは…シンセサイザーを…使って見たいかな…

電子音…入れてみると、新しい音になるし…いいメロディを思い浮かぶかも…しれないので…」

 

 

紗夜

「湊さん、どう思いますか?彼女達の意見は?」

 

友希那

「悪くないわ

新曲に合わせて、新しい音を模索してもいいかも知れないわね」

 

紗夜

「もし、借りるのであれば

私は新しいエフェクターを、試してみたいですね

今よりももっと大きな音を歪まらせるとどうなるか、気になりますし、確かめて見たいです」

 

友希那

「なるほどね。せっかくだから、使ってみるのもありかもしれないわ」

 

友希那は壁にかけていたリストを紗夜達に渡して

好きな機材を選ぶように話しかける。

 

あこ

「んー!やったー!

どれにしようかな〜迷っちゃうな〜

りんりんはもう決まった?」

 

燐子

「えっと、わたしは…こ、これにしようかな…」

 

あこ

「うん、いいと思うよ!

あこは…良し!、これに決まり!

友希那さん、決まりましたよ!」

 

紗夜

「では、私はこちらにしましょう

湊さん、どうぞ」

 

友希那

「ありがとう、それじゃ、燐子、受付に電話お願いできる?

電話はドアの隣に備えてつけてあるわよ」

 

燐子

「え?わたしが…電話にです…か?

あ…はい!」

 

燐子

「(電話するの…緊張するな…うぅ…でも…黒鉄さんが電話に出てもらえたら…安心かな…

とりあえず…深呼吸して…)」

 

あこ

「りんりん?何してるの?」

 

燐子

「ひゃ!?あ、あこちゃん…

わたし、電話するのが…苦手で

今さっき…深呼吸して、落ち着こうと…思ってね…」

 

あこ

「そっか!応援してるよ!りんりん!」

 

燐子

「あこちゃん…!(あこちゃんの前だから…失敗しないように…!頑張れ…わたし!)」

 

 

プルルルル…と電話が鳴り響く

 

ロビー

 

スタッフさん

「すまない黒鉄君!電話出てもらってもいいかな?手がいま離せなくって!」

 

朝華

「あ、はい、ただいま!」

 

朝華

「あ、はい、こちらロビー…って燐子さん?

え?機材のレンタル?

あ、はい、分かりました、少々お待ちください!」

 

スタッフさん

「なんだって?」

 

朝華

「機材のレンタルですね…えーと!」

 

数分後

 

スタッフさん

「はい、聞き間違いがあったらまた持ってきて?」

 

朝華

「了解っと!」

 

その後、友希那達のスタジオの中に入っていき

頼まれた機材を運んだが、どうやら手違いにより

もう一度スタッフに話しかけてそれから

スタジオ部屋に機材を届けるのであった。




全2話あたり使っていきす
それでは次回も続きます


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15話 Don’t leave me, Lisa!!!! 後半

後半で続きです


一時間が過ぎた

俺はスタッフさんに頼まれていた仕事の手伝いを終わらし、

外のカフェで休憩をしていた。

カフェで友希那達と出会い、彼女達は先に休憩を終わらせた様子だった。

この後の仕事があると伝えると、それに納得してスタジオに戻っていく。

 

朝華

「ふむ、ブレンドコーヒーは美味いな。

それにチョコケーキも美味しいし」

 

朝華

「…って俺は何やってるんだ、友希那達のバンドの手伝いしに来てたのにいつのまにかここでの手伝いされてたのか…しかもタダ働きで?

ははっ!…はぁ…」

 

スタッフ

「すみません、ここにいらっしゃいましたか。」

 

朝華

「あ、はい。

どうなさいました?」

 

スタッフが来て事情を説明される。

どうやら残りの仕事はスタッフさん達が終わらせてしまったようで

それを報告をしに来たようだった。

 

スタッフ

「それでは」

 

中へ入って戻っていく。

俺はその場でコーヒーを飲んで、チョコケーキも食べ終わり、友希那達のスタジオに、戻るのであった。

 

スタジオ

 

友希那

「みんな、リフレッシュできたかしら?」

 

紗夜

「ええ、気分転換になりました。

集中を切らしてる時に甘いも物はいいですね」

 

あこ

「うん!すごーく!美味しかったです♪

朝華兄と食べたらもっと美味しかったかもしれないですね!」

 

燐子

「今度、また黒鉄さんも誘って…みんなでカフェ行きませんか…?」

 

あこ

「うん!今度はリサ姉も誘ってまた!」

 

燐子

「…行けて…良かった…」

 

友希那

「それは、良かったわ

じゃ、練習を再開するわよ?

残り時間も少ないからやれる曲は2曲、多くても3曲で終わると思って?」

 

友希那

「気を抜かない事を意識して最後までいくわよ!」

 

全員

「はい!」

 

朝華

「(おー?気合い入ってるな…こりゃ最後まで見届けるか…)」

 

扉越しで友希那達の演奏を見ていた。

一人が居ないだけでも彼女達の音は一つにまとまっていた。

しばらくして、演奏が終わる。

 

友希那

「今日はそれぞれの音は悪くなかったと思う

ただ、全体の調和が取れているとはいえなかったかな

音のバランス調整もしないといけないわ」

 

友希那

「あなた達、次の曲に新しい音を使いたいなら

どうするのがベストがそれぞれ、自分達で考えてきて?

最後の演奏のベースとしてね」

 

全員

「はい!」

 

朝華

「入るぞー?」

 

友希那

「!あ、朝?」

 

あこ

「あ!朝華兄♪遅かったね?

仕事終わったの?」

 

朝華

「まぁ終わっちゃ終わったけど、残りの仕事が無くなってさ

扉越しで友希那達の演奏を聴いてたよ、凄いな」

 

燐子

「あ、ありがとうございます…黒鉄さん」

 

紗夜

「ええ、次はもっと完璧な演奏をしてみせますよ?黒鉄さん」

 

朝華

「楽しみにしてるよ」

 

友希那

「…ええ、ありがとう、朝」

 

紗夜

「そろそろ終わりの時間のようですが…片付けますか?」

 

あこ

「本当だー!こんな時間かぁ

リサ姉、まだ来ないのかな…?」

 

燐子

「まだ…バイトの時間掛かってるでしょうか…?」

 

朝華

「(そういえば、リサバイトって友希那から連絡で聞いたけど

この調子じゃまだ来なそうだな)」

 

友希那

「…仕方ないわ

私達で片付けるとしましょうか

朝は、ロビーに行って、次の予約お願いできるかしら?」

 

朝華

「了解っと」

 

紗夜

「頼みましたよ黒鉄さん

レンタルした、機材の片付けを

宇田川さんと白金さんにお願いできるかしら?

湊さんはマイクケーブルを…」

 

紗夜が言い終わる前に友希那はマイクケーブルを片付け用とするが。

ギターのシールドに引っかかり、お尻から落ちていき

その場で転ぶ。

 

あこ

「だ、大丈夫ですか!?友希那さん!」

 

あこが心配し、友希那に近づくこうとするが本人は大丈夫と伝えて。再び立ち上がり、マイクケーブルを取りに行くが。

 

友希那

「きゃあ」

 

今度は下に置いてあったカップを倒してしまい、中からは白い液体が友希那の周りに散らばり

機材にも飛び掛っていた。

 

燐子

「ああっ!すみません

さっき、カフェで飲みきれなかったホットミルクをそのまま持ってきてきたんです…」

 

友希那

「…!」

 

あこ

「うわっ!床一面真っ白になってる!

…ってうぁ!?」

 

友希那を助けようとするあこだったが、彼女も転んでしまう。それを心配した燐子はあこに気にかける。

 

燐子

「大丈夫!?あこちゃん!?」

 

 

あこ

「いったぁー。…うぅ…うっかり滑っちゃたよ…

スカート濡れちゃった…」

 

燐子

「本当だ…ど、どうしよ…えと…えーと!?」

 

紗夜

「白金さん、落ち着いてください

…機材にも飛び掛かってますね…早く拭かないと!

壊れてしまいます!」

 

友希那

「あなた達、急いで片付けるわよ!」

 

燐子

「えっと、わたし…ハンカチとティッシュ持ってます!

使ってください!」

 

燐子はハンカチとティッシュを慌てて取り出すが

あいにくティッシュが切れていた。

 

燐子

「…ど、どうしよう…」

 

朝華サイド

 

朝華

「なんか騒がしいけど、なんかあったのかな?」

 

リサ

「あれ?朝華じゃん♪

来てたんだね♪」

 

後ろから声が聞こえ振り向くとバイト帰りのリサが

spaceのロビーに来ていた。

 

朝華

「リサか、友希那達心配してたよ?

…それにバイトお疲れ様」

 

リサ

「うん、ありがとう♪朝華もおつかれ〜

友希那達はスタジオ?」

 

朝華

「そうだな、丁度、ロビーの予約済んだところだったからさ」

 

リサ

「じゃあ朝華、一緒に行こ?」

 

友希那サイド

 

???

「みんな〜、お待たせー♪」

 

全員

「!!!!」

 

リサ

「丁度、朝華と合流して来たんだよ!

早めにバイトも終わったからさ

もう、練習終わっちゃった?」

 

友希那

「ついさっき、終わらせたわ」

 

朝華

「(ってなんだこの散らかしようは…しかもミルクが機材に飛び散ってるし…)」

 

リサ

「そっか〜ちょっと間に合わなかったか。残念☆

ほんとは今すぐに行くよって連絡入れたかったけど

スマホの充電無くなってさ、連絡出来なかったんだよ〜」

 

リサはスタジオの周りを見て

驚いた表情をし、状況を確認する

 

リサ

「…って、何、この惨状は!?

何をこぼしたの?

シールドに…マイクケーブルもぐしゃぐしゃに…」

 

燐子

「す、すみません!

それは、わたしのホットミルクで…」

 

リサ

「とりあえず、話聞くからまずは片付けよ?

朝華も手伝って!」

 

朝華

「ああ!」

 

その後、リサの助っ人により

なんとか機材に飛びかかっていたミルクやぐちゃぐちゃになった。ケーブル、借りた機材など、綺麗に片付いた。

 

リサ

「これで大体片付いたね

みんな、おつかれー♪」

 

燐子

「お疲れ様…でした」

 

あこ

「うぅ…リサ姉と朝華兄が来なかったらきっとこのままだったよ…

ありがとうございます!」

 

朝華

「全く、次は気をつけろよ?

…特に友希那」

 

友希那

「ええ、次は気をつけます」

 

朝華

「燐子も飲み切れなかったホットミルクを下に置かない

下手してカップが割れてカケラが散らばった状態で転んだりしたら

怪我するからな」

 

燐子

「はい…気をつけます…」

 

リサ

「あはは♪

朝華ってほんとお父さん的な存在だね☆」

 

朝華

「いや、もしもって時考えないといけないからね

あくまでサポートしてる感じだしさ」

 

あこ

「朝華兄…カッコいい!」

 

友希那

「それじゃ、最後に忘れ物ないかチェックしてから

スタジオに出るわよ」

 

リサ

「はーい♪」

 

circle 前

 

あこ

「なんか、あこお腹空いちゃった…」

 

燐子

「わたしも…お腹空いたかな」

 

リサ

「それじゃファミレス行く?」

 

あこ

「良いですね!

紗夜さん、友希那さんも行きますよね?」

 

友希那

「そうね、みんなで行きましょうか?」

 

紗夜

「私も賛成ですね

黒鉄さんはどうしますか?」

 

朝華

「行っても良いぜ?

今日は俺が全部奢るわ」

 

あこ

「ほんと!やった!

早く行きましょ!」

 

ファミレスにつき、指定された席へと向かい

友希那、俺、リサの順で座り

前には燐子、あこ、紗夜の順で座ることになった。

 

朝華

「頼んで良いよ、好きなの選びな」

 

リサ

「じゃ、お言葉に甘えてさせて

…んー?何頼もうか?」

 

店長

「いらっしゃい

ご注文何しましょうか?」

 

リサ

「アタシはオレンジジュースで、友希那は?」

 

友希那

「私はホットコーヒーにするわ」

 

リサ

「おっけー!

燐子は?」

 

燐子

「わたしも…今井さんと同じ物で…」

 

あこ

「じゃ、あこは特盛超お得ポテトにしよっ!

紗夜さん、一緒に食べませんか?」

 

紗夜

「えっ?…なんで私と…?

黒鉄さんと一緒に食べれば良いじゃないですか?」

 

朝華

「あー?わりぃ、あんま脂っこいの無理なんだ。

だから二人で食べてくれ

…太りたくないし…」

 

あこ

「え?何か言いました?」

 

朝華

「気のせいだよ」

 

あこ

「そうですよね、気のせいですよね!」

 

紗夜

「(今、完全に私を見て食べたくないって言いましたよね?)」

 

あこ

「紗夜さん!だからお願い!

美味しいものは一緒に食べた方がいいじゃないですか!」

 

紗夜

「…まぁ、宇田川さんがそこまで言うなら…食べないでもないわ」

 

朝華

「あはは、リサ。俺はメロンソーダで」

 

リサ

「おっけ〜決まったね、オレンジジュース2つとホットコーヒー1つメロンソーダ1つ特産超お得ポテトを1つでお願いします!」

 

店長

「かしこまりました〜」

 

リサ

「ところで、今日は何があったの?

みんな、疲れた顔してるけど?」

 

友希那

「いろいろあって大変だったわよ…

代表してあこ、説明お願い出来る?」

 

あこ

「はい、実はですね…」

 

あこはこれまでに起きたことをリサや俺達に

わかりやすく説明をする

それを聞いたリサは笑いながら涙が少し出ている状態だった。

 

リサ

「あはは〜!!

そんなことがあったの!?

その場に居たかったかも、ねぇ朝華?」

 

朝華

「まぁ、見たかったかな?

そん時は次の予約してたから中までは気にしてなかったし」

 

紗夜

「今井さん!そんなに笑わなくても…それに黒鉄さんも

見たいなんて言わないで下さい…あの時は…」

 

朝華

「わかったわかった、大変だったんだろ?

気持ちだけでわかるから」

 

紗夜

「もう、ほんと調子のいい人なんですから」

 

あこ

「うぅーほんとに、リサ姉や朝華兄がいないスタジオは

大変だったんだからね!」

 

リサ

「もう、みんなアタシや朝華がいないとダメなんだから〜

朝華もいろいろお疲れ様」

 

朝華

「ああ」

 

あこ

「そうだよ、リサ姉と朝華兄がいないとツッコんでくれなくて、

寂しかったんだから〜!」

 

リサ

「そうかそうか、可愛いやつめ〜

可愛いんだからさあこは〜」

 

あこ

「もう、次に同じことしたら怒るからね!

急にリサ姉や朝華兄が居なくなったら…あこ…」

 

朝華

「(涙、こらえてもリサや俺の存在があこにとって必要なんだな…)」

 

リサ

「大丈夫だって!アタシはすぐには居なくならないからさ

今回ばかりは急に抜けてごめんね、朝華にも迷惑かけて、Roseliaのみんなにも」

 

あこ

「うん…」

 

紗夜

「普段、今井さんや黒鉄さんに助けられてる事が良くわかったわ」

 

リサ

「紗夜がそんなこと言ってくれるなんてね

相当大変だったんだね…」

 

紗夜

「そうよ、宇田川さんと意思疎通もできなかったし」

 

紗夜

「それだけじゃない、気付いてるかわからないけれど

Roseliaの雰囲気をより、良くしてるのはあなたよ今井さん

それに私達が使っている機材のメンテナンスをしてくれてる、黒鉄さんもよ?」

 

朝華

「あれは趣味でやってるだけだし

でも、Roseliaのお役に立ててるなら光栄だな」

 

紗夜

「今後は必ず練習に来て下さいね、今井さん、黒鉄さんも」

 

リサ

「紗夜…

うん、今後はちゃんと練習に励むことを約束するよ!」

 

その後は注文したポテトやコーヒーなどが来て

Roselia一同、美味しく頂きました。




あとがき
長めの分とほぼ原作(一部セリフ変えたり)やってたので時間かかりましたがなんとか書き終えました。

次回は主人公の文化祭編が始まります


それと、バンドリ6Liveが当たりました!
初Liveなので楽しみです!


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16話 文化祭

文化祭編です

では、どうぞ!


数日経った、待ちに待った文化祭の日がやってきた。

俺らの学校はほかの学校より、早めに文化祭をやる事が多いい

一昨年までは他の学校と同じようにやってたらしいがあまりにも人の少なさの原因により、校長が文化祭の日を変えたのがきっかけであった。

 

朝華

「それじゃ俺達は人呼びでもしてくるから

2年A組頼んだぜ?」

 

朝華の女子友達

「任せなさい、私達のメイド喫茶も頑張るからさ

そういえば、白音さんは?」

 

朝華

「あいつなら、兄貴の具合悪いから遅れてくるって言ってたけど?」

 

女子友達

「そう、ならいいわ、

あんたも早く行きなさい」

 

朝華

「へいへい」

 

2年A組のクラスを離れ、俺は人呼びをしていた。

それなりに人が多くいて家族連れや、他の高校の生徒や

小、中学生、それにお年寄りもたくさんいた。

 

朝華

「去年はそんなに居なかったのに結構人いるんだな。

っと、すみません…ってお前…青葉か?」

 

パンが入った袋を抱えている少しおっとりした少女

青葉モカだ。彼女は羽丘学園の生徒であり

幼馴染で結成したバンド Afterglowのギター担当している。

 

モカ

「おや〜朝さんじゃないですか〜うちのリサさんがお世話になっております〜」

 

朝華

「いや、いつからリサの保護者になった?

てか、他のメンバーは?青葉一人で来たわけじゃないよな?」

 

モカ

「いや〜人が結構混んでましてですね〜

蘭達とはぐれちゃったんですよ〜

あ、でも美味しいパンがあたしを誘ってくれてオマケに朝さんと会えるなんて〜」

 

朝華

「いや、どう考えてもパン目当てだよな?

しかしはぐれたなら一緒に見て回るか?

いろんなもの見れると思うぜ?」

 

モカ

「いえいえ、自分で探してますので〜

朝さんは、リサさんや友希那さんと一緒にラブラブデートでもして下さいな〜」

 

朝華

「分かったよ、モカ

それじゃ俺の彼女達を探してくるから

あ、それと蘭達だったらさっき学校に入ってくの見たから今から行けば追いつくと思うよ?」

 

モカ

「は〜い

…朝さん、初めてあたしの下の名前呼んでくれたー

嬉しいなー」

 

モカと別れ、俺は再び人呼びを開始する。

プルルとスマホが鳴り、俺は一度人に邪魔にならない場所へ移り

内容を見る。

 

朝華

「えーと、友希那からか

今、校門の前でリサと居るんだけど、迎えに来て貰えるかしら?

。か」

 

朝華

「まぁ、人混みには慣れてないからな友希那はリサは慣れてると思うけど、校門の前か、クラスに行ってから急ごう」

 

校門

 

リサ

「あ、来た!おーい♪

朝華!」

 

朝華

「おまたせ、一回クラスに戻ってまたこっちに来たから…

って、あこ、燐子、ってほぼ全員来たんかい!」

 

俺が友希那達と合流すると、Roseliaのメンバーが揃っていた、紗夜はというと彼女は2日目の時に来るようだ

 

あこ

「わぁ!凄い人。

朝華兄の学校初めて来たけどかなり、でかいね!」

 

朝華

「そうか?いろんな屋台やイベントなどやってるから見に行くといいよ?」

 

あこ

「はい!朝華兄の出し物も期待してますよ!ねぇ?りんりん

早速行ってみよ?屋台に!」

 

燐子

「うん、それじゃ。皆さん先にあこちゃんと行って…来ますね」

 

あこと燐子は先に屋台へと向かっていった

…あこはともかく、燐子はあこを見失いわないように保護者として共に行く

 

リサ

「アタシたちも行こっか♪」

 

友希那

「そうね、それより。朝?」

 

朝華

「ん?どした?」

 

友希那

「屋台とか…その学校とかいろいろ回りたいから…リサと三人で行きましょ?」

 

朝華

「分かった。

リサも寄りたい所あったら遠慮なく言ってくれ」

 

リサ

「おっけー♪

それじゃほらほら行こ?」

 

俺達は三人で色んなところを見に行った。

屋台や、イベントなど

学校に入っていくと食品コーナーやアクセなど販売してる所もあった。

 

リサ

「凄いね、去年よりも人が沢山いっぱいいるね?」

 

友希那

「ええ、これでは迷子になりそうね」

 

朝華

「色々あったからそれを踏まえての今年の文化祭だしな

1日目はみんなに楽しんでもらえるように用のイベントや

体育館にはライブ、ダンスなどやってるからな」

 

友希那

「そういえば、朝の出し物って何も聞いてないけど

…何かするの?」

 

リサ

「あ、それ。アタシも気になるかも?」

 

朝華

「ん?ああ、それは明日のお楽しみだな。

少なくても今日ではないよ?」

 

友希那

「そう…なら仕方ないわね」

 

リサ

「(相当楽しみにしてたんだね、友希那)」

 

リサ

「他の場所も行ってみようよ?

良いでしょ?」

 

朝華

「了解だ」

 

リサ

「友希那♪

明日になったらわかるよ?今は楽しもう♪」

 

友希那

「リサ…ええ」

 

二人を連れてきたのは2年B組が作ったというお化け屋敷と書かれた看板が立っていた。

友希那とリサは当然怖がっていた。

 

リサ

「ね?ねぇ…こ、こここに、入るの!?朝華」

 

朝華

「んー?だって色んな所を見に行きたいって言ったのリサだよな〜?」

 

友希那

「…り、リサ大丈夫よ。

所詮おばけなんて本当にいる…わけ…無いんだから…」

 

朝華

「友希那?ひょっとして怖いのか?」

 

友希那

「別に怖くないわ。『一人』で行っても大丈夫よ」

 

朝華

「じゃ俺とリサはここにいるからさ

一人で行けるんだろ?」

 

友希那

「…え?いや、違う…その…えーと…」

 

慌てている友希那の姿を見て、彼女の目は少し涙目になっていた

少々ばかりいじり過ぎた俺は友希那に謝った。

リサにも、結局は三人で入ることになった。

 

お化け屋敷 中

 

お化け屋敷の中には至ってシンプルな仕掛けが沢山あった。

例えば、コンニャクとか骸骨が動くとか。

その音にびびっている、友希那とリサ

お互いぎゅっと腕をきつく抱きつき

少しばかり腕が痛かった。

 

お化け屋敷 出口付近

 

朝華

「お、出口やな」

 

リサ

「ねぇ?ねぇ!?

もう…怖いのないよね!?」

 

友希那

「早く出ましょう一刻も早く…ね?朝!」

 

二人は相当怖がったのか声が震えていた。

一刻も早く出たいと言う気持ちがある友希那に対して

リサはもう何もないよね?と警戒している状態だった。

 

朝華

「この先に行けば出口だし、頑張れあとちょっとだから」

 

出口のトビラ前に来て、ようやく外から出られると

ドアノブに手をかける…が

 

リサ

「ねぇ?どうしたの?朝華?

早く、開けてよ?」

 

友希那

「朝、早くして…」

 

朝華

「今、開けてるんだけどよ…

鍵穴なんてないのになんで開かないんだ…?」

 

リサ

「え?冗談で言ってるよね?朝華

最後の最後にドッキリなんて無いよね?」

 

友希那

「…本当に開かないの…?」

 

朝華

「参ったな…」

 

しばらくその場で立ち止まっていると

誰かの声が聞こえてきた。

 

「ネェ…アソボー?」

 

友希那 リサ

「きぁぁぁ!?!?!?」

 

朝華

「グッ!?(あれ、こんなギミック聞いたことないぞ?

まさか、七不思議の1つ開かない扉か??)」

 

二人の声が大きかったのか内側から人の声が聞こえ

すぐに扉は開けられる

 

女子生徒

「大丈夫ですか?」

 

朝華

「俺は大丈夫だけど、二人が…」

 

二人はずっと腕にしがみつく感じでいたため。

そろそろ俺の腕が限界に近かった頃だった。

 

その後、女子生徒に聞いてみたが、

出口付近にはそんなギミックは無いと言われたので

それを聞いた、友希那とリサは真っ青な顔になっていた。

 

お昼頃になり

俺は一度友希那達と別れ、昼飯を食いに行く。

下と上の階段を行き来する所で、白音の姿を見かける。

 

白音

「よ、朝華」

 

朝華

「ん?お前か、兄貴どうだった?」

 

白音

「単に熱があっただけだよ

お前も大変だったんだな?」

 

朝華

「ああ、まさか七不思議に関わるなんて思いもしなかったからさ」

 

白音

「おいおい、まじか。」

 

朝華

「マジだよ、それよりお前、飯誰かと食うのか ?」

 

白音

「うん、朝華は?」

 

朝華

「さっき、弁当食ったけどその後の幼馴染と飯食う予定してるから今回は無理だな」

 

白音

「うん、また誘ってな?」

 

二人は別々に別れていく。

白音はずっと朝華の背中を見ていた。

 

白音

「…うざいな…」

 

そう言い残し、白音はそっとその場を離れて行く。




続きます


白音と言う少年
実はたびたび登場してましたが今作で名前呼ばれたのはここから
その前は朝華の友達と名前に書いてあります

次回 少し遅れて投稿かも知れません


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17話 事件に巻き込まれたアイドル

始まります


一旦友希那達と別れ、昼飯を食い終わり教室を出る、その途中で白音と出会い、話してそれから彼女達を探していた。

外に出ると、屋台でかなりの人が来ていた。

俺はその人混みの中を避けながら探すのであった。

 

朝華

「たく、どこだ?連絡もないし

スマホ落としたのか?それとも?」

 

考えているうちに見覚えのある人に声をかけられる。

 

沙綾

「やっほー、朝華

久しぶりだね?」

 

朝華

「彩綾っち、来てたんだな

戸山達と一緒にか?」

 

沙綾

「うん、そうなんだけどね

はぐれちゃってさ、どっか見かけてないかなって?」

 

朝華

「戸山のとこだし、有咲と牛と天然(おたえ)と一緒にいるんじゃないかな?

多分だが、体育館の方に行ってるのかと思われ」

 

沙綾

「体育館か、ありがとございます。

今度うちのパン屋にも遊びに来てくださいね」

 

朝華

「分かった、それじゃあな、沙綾」

 

沙綾と別れ再び行動する俺は

途中であこ達の声が聞こえ、友希那達がどこに行ったのかを聞くと

向こうのお土産コーナーで見たと言うので、その場所に向かう

 

朝華

「いた…って友希那は…猫のキーホルダー狙ってるのかな?」

 

遠くで見てる限り、友希那は商品の上に置いてある猫のぬいぐるみに目がそっちに向いていて、それをこっそりとリサはニヤニヤ顔で友希那のことを見ていた。

 

リサ

「友希那?

欲しいのあったの?」

 

友希那

「…ないわね、そろそろ朝を探すわよ、リサ」

 

リサ

「分かったよー♪(本当は欲しかったんだろうな、猫のぬいぐるみ)」

 

二人はお土産コーナーを去り、再び探しに行くようだ

ある程度離れたら俺はさっき、友希那達が居たところにいく

 

朝華の友達

「いら…ってあさゆえか。どうしたんだい?」

 

朝華

「あ、さ、か。だ!覚えろ!

…その上に置いてある、猫のぬいぐるみ欲しいんだが?

ただじゃダメか?」

 

朝華の友達

「だめだね〜商品で扱ってるんだい!

あさのかのつゆには渡さねーな

そのに鉄砲とたまたまがあるから一発でこれ(うまい棒)当てられたらあげてもいいぜ?」

 

朝華

「そうか、あと。俺は朝華だ

へんなあだ名みたいなのやめろや!」

 

俺は、テーブルに置いてあった鉄砲と弾を持ち

一個だけ置いてあるうまい棒を集中して…一点に当てる

 

朝華

「ほれ、取ってやったぞ?」

 

朝華の友達

「ぬぐぐ…約束だもってけぇー

朝華」

 

その後、商品を貰い、

友希那達を探すのであった。

 

休憩所

 

朝華

「いた、おーい!」

 

友希那

「あら、朝。

遅かったじゃない

私達も探してたわよ?」

 

リサ

「朝華?手に持ってるそれって…?」

 

リサがさっきお土産コーナーにあった猫のぬいぐるみを指をさす

それを聞いた友希那は一瞬だけ驚いた顔をしていたがすぐにいつもの表情に戻る

 

友希那

「朝?なんで貴方、猫のキーホルダーを持ってるのかしら?」

 

朝華

「さっき探してるうちに俺のダチに一回やらないかって言われたからそれで勝負してたんだよ

お陰で一発で勝負あってさ

…俺は要らないから誰かにあげようと思ってるんだけど

どっかにいないかな…?」

 

友希那

「…!(欲しい…)」

 

リサ

「アタシはいいかな別に。

そうだ!友希那に差し上げたら?朝華」

 

友希那

「え?ちょっとリサ。私は欲しいなんて…」

 

リサ

「(朝華、合わせて?)」

 

リサは片目を閉じ、朝華に、サインを送る

 

朝華

「(ん?ああ、なるほど。)」

 

朝華

「えー、だったらこれ他の人にあげようかな…?」

 

友希那

「…も、貰うわ」

 

リサ

「(素直じゃないな〜もぅ、可愛いんだから友希那は♪)」

 

朝華

「助かるよ、ほら」

 

猫のぬいぐるみを友希那にあげる

友希那本人はかなり嬉しそうな表情をしていた

よっとも欲しかっただろうと

 

朝華

「そういえや、昼飯食べたのか?」

 

リサ

「ううん、まだだよ?

これから友希那と買いにいく予定だったし、朝華はもう食べたんだっけ?」

 

朝華

「まぁ、学校の配分で貰った弁当食ってもまだ腹減ってるかな」

 

友希那

「だったら、3人で行かない?」

 

リサ

「うん、3人で行った方が3人分も早く買えるしね♪」

 

朝華

「いや、昼頃はかなり人が混む

リサと友希那はここにいて?

最悪また迷子になられたら時間ももったないないから」

 

リサ

「うーん、仕方ないか。また迷子になったら困るし

アタシは友希那とここにいるから気をつけて行って来て?朝華」

 

友希那

「お願いするわね?」

 

朝華

「分かった、それじゃ買ってくるから待ってたな」

 

学校 屋台

 

朝華

「ふぅ、やっと買えた。

焼きそばで良かったかな?」

 

「あー!!あさかだー!」

 

大きな声で俺の名前を呼ぶ少女がこちらに向かってくる。

 

朝華

「あー?すまんどちら様?」

 

どこかで見たことはあると思うが念のため名前を確認づつ聞いてみる

 

日菜

「日菜だよー♪

ねね!彩ちゃん見てない?」

 

朝華

「(日菜…氷川の妹か、でもその様子じゃ紗夜じゃなくて

パスパレのメンバーと来てるのか?)」

 

日菜

「?どうしたの?あさか?

あたしの顔に何かついてる?」

 

朝華

「いや、ついてないよむしろ、俺の名前を大声で叫ぶのはやめてくれ…」

 

日菜

「あ、ごめんね♪つい久しぶりに会えたからテンション上がっちゃって♪」

 

朝華

「(いや、絶対に分かってて言ってるよね?)

ああ、そうか。

彩の事は済まないが良く知らないんだ。わりい」

 

日菜

「ううん!そっか、ありがとね

あとはあたしが探すから、それじゃあねー!」

 

そう言うと日菜は人混みの中、一人で行ってしまった。

 

朝華

「…他のメンバーもアイドルだ。

特に彩は目立ちがる癖があるから…あとで探すか。

下手に事件に巻き込まれてなければ良いが…」

 

その後、友希那達がいる休憩所に戻り

俺はすぐさま、リサ達と用事があると伝え

人を探す事になった。

 

朝華

「そうですか…ありがとうございます」

 

俺は屋台の担当をしていた友達や先輩などの情報を聞いていた。

 

朝華

「この辺で見かけた…か。

となると…人が少ない場所…校舎裏か」

 

その場所に向かうと事になった。

 

 

学校 校舎裏

 

他の不良生徒

「へへ、目立つ姿でいたからお陰でうまく捕まえる事出来たぜ?」

 

「んんっ!?(うぅ…これで二度目だよ…)」

 

不良生徒B

「とりあえず、ここの文化祭が終わるまでこいつを誘拐したままでいいんだよな?」

 

不良生徒c

「そうだな、

…おい、後ろに隠れてるやつ出てこい!」

 

そう言うと、物陰から出てきたのは…

 

「んんっ?(え?日菜ちゃん?なんで?)」

 

日菜

「あはは、何してるの?お兄さん達?」

 

不良生徒

「ははっ、こいつは大物だな…アイドルバンドはやくも二人目ゲットだな?」

 

「んー!(逃げて!日菜ちゃん!)」

 

日菜

「ふーん?彩ちゃん探してここに来たけど、捕まるわけにはなー♪」

 

不良生徒B

「あ?てめぇ?ナメてるのかぁ?」

 

日菜

「だって、全然怖く無いんだもん♪」

 

不良生徒

「おい、こいつも捕まえろ。

こいつら二人で人質だ!」

 

不良達

「おう!」

 

「全く…相変わらず、腐ってやがるな?

どうも気に食わねーな?」

 

不良達

「!?」

 

「(このパターン…前にもあった気が…)」

 

日菜

「え?何が始まるの?」

 

朝華

「まさかと思って校舎裏に探しに来たけど、日菜もいたのか

それと…その制服…ここの地域にないもんだな?

おまけにお前ら…女の子を3人で囲み、それゆえ人質に取るとはな?」

 

不良

「チィ!」

 

三人の不良達はナイフを構えてこちらにゆっくりと警戒しずつ

向かってくる。

彩はそのままでいいのかと言うくらいの厳重ではない守りだった。

 

朝華

「全く、日菜

お前は彩を救助して、警察に連絡、それから千聖達、及びスタッフさんにも事情説明、できるか?」

 

日菜

「大丈夫だよ、任せといてよ♪」

 

朝華

「頼んだ」

 

不良

「お別れは済んだか?

突撃いいい!!」

 

三人の不良と一人の生徒の戦いが始まる。

その際に日菜は彩の所に行き

二人は校舎裏を出て行くところを確認する。

 

朝華

「どうした?口で言ってる割には情けないな?」

 

不良達

「くっ!いけぇ!!」

 

その後、不良どもを気を失わせて、警察が来るまで裏で休憩をしてるのであった。




次回もよろしくお願いします


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18話 終わりがあれば明日もあるから

続きます


朝華が不良達を気を失わせてから30分程度で警察が学校まではいってくる。勿論、校長や、担任の先生たちが慌ててこちらに来て、説教を食らった。

不良達は警察の車に乗せられてそのまま連行されていった。

校長や担任の先生達からには何があったのか事情を話し

文化祭が終わった時に反省文書けばいいと言われ、後日話し合いで解決すると前もって約束をした。

 

朝華

「さて、戻らねーと…ん?」

 

気配を感じふと、後ろを振り向く

そこには彩や日菜、それにパスパレのメンバーが揃っていた。

 

千聖

「お久しぶりですね、黒鉄さん

先日は彩ちゃんを一度ならずに二度も助けて貰ったようですね?」

 

朝華

「久しぶりと先に言っとこう。

たしかに前に一回。彩を助けたよ、あの時はお礼も何もせずに失礼した。それにイヴに、大和さんもお久しぶりです」

 

イヴ

「はい!アサカさんもお元気そうでなによりです!」

 

大和

「いや〜合同ライブ以来の再会ですね!

色々とお手伝いとかしてもらってジブン、感謝ですよ!」

 

朝華

「あれは、趣味でやってるもんだったからさ

大和さんにギター直してもらったあの時のお礼も今度させてくれ」

 

大和

「いえいえ、ジブンも黒鉄さんにお礼はしたいので今度しましょう!」

 

「うぅ、黒鉄さん…二度助けてもらって…ありがとぅ〜」

 

彩は朝華の体に抱きつき、涙目で朝華の服に顔を隠し

それを見ていた千聖達は安心した表情で彩を見守っていて

背中を揺すっていた。

 

しばらくして彩は泣きやみ

千聖の所へもどっていく。

 

日菜

「あはは、楽しかったー♪」

 

千聖

「日菜ちゃん、笑い事じゃないのよ?

あと一歩黒鉄さんが来なかったらあなたまで誘拐されてたかもしれないんだから」

 

日菜

「はーい…でも、助けてくれてありがとうね、あさか♪」

 

朝華

「なんの、これでも迷子になった人やお子さんを確実に送り届けるのが俺の仕事だからな。

…ちなみに今日はみんな何の用で来たのかい?」

 

みんなは顔を揃えて朝華に直前に口を開く

どうやら、朝華がやる出し物が初日からやるのではないかと勘違いをしていたことが発覚する。

 

千聖

「つまり、明日の最終日には出し物のやる予定だったのですね?」

 

「明日だと、行けないよね…お仕事あるし…」

 

イヴ

「つまり、アサカさんの出し物が見られなくなっちゃうって事ですよね?チサトさん。なんとかスケジュールずらすことは出来ないのですか?」

 

千聖

「無理ね、明日は明日で、朝からお仕事だわ」

 

日菜

「うーん?かと言ってもサボるわけには行かないよねー?

アタシは全部覚えたけどさ」

 

「日菜ちゃんが覚えてても、わたし達が覚えるの大変だからね」

 

大和

「ふむ、となると明日は来れない感じになりますかね?」

 

朝華

「あーちょっといいか?

俺らの出し物は夕方から夜にかけてやる出し物なんだ。

そっちの仕事が夜までなら少しくらい見られるし

仮に夕方のギリギリで仕事終わるなら、丁度いいタイミングにはなると思うけど?」

 

千聖

「確か、夕方以降の仕事は…えぇ、ないわ

黒鉄さんの言う通り、夕方以降の仕事はスケジュールにははいってないわ

その時、みんなは他の仕事とかはいってなかったはずよね?」

 

「わたしは大丈夫だよ」

 

日菜

「あたしも大丈夫見たい」

 

イヴ

「わたしも大丈夫です」

 

大和

「ジブンも予定が入ってないので大丈夫っす!」

 

朝華

「なら、大丈夫のようだな。

それじゃ、俺。待ってる人いるから行くぜ?」

 

千聖

「えぇ、また明日会えると良いわね?」

 

パスパレとのメンバーと別れ、朝華は、友希那達の所に戻ると

友希那は少し怒っている感じでリサはヘッドホンで音楽を聴きながら待っていたご様子だった。

 

朝華

「わりぃ、色々手間取ってて。」

 

友希那

「遅いわよ?朝

何してたの?心配したんだからね?」

 

朝華

「ごめん、リサ、友希那」

 

リサ

「お帰り、朝華♪

…あら、手に怪我してるけど大丈夫?」

 

俺はリサに手を握られ

手に怪我をした所を見せられる

 

朝華

「いやーさっきの人混みの時に擦りむいたかな

あはは。水で洗ってくるよ」

 

朝華はそう伝えると水道の所に向かうとするが友希那が離してくれそうには無かった。

 

朝華

「あのー?友希那ー?血がくっつくとダメだから離してー?」

 

リサ

「もぅ、朝華って嘘つくの下手だよね?

さっきの怪我といい、警察も来てたけど、あれは朝華が誰かを助けてできた怪我、だよね?」

 

朝華

「…!」

 

友希那

「ダメよ、怪我してるところはちゃんと治さなきゃ?

リサ、絆創膏持ってるかしら?」

 

リサ

「持ってるよ、でもまずは血を拭かなきゃね?」

 

そういうとリサのポケットからには綺麗なハンカチが

朝華の怪我した所を抑えて拭く。

数分くらいで血は少し治り、友希那が絆創膏を貼ってくれた。

 

朝華

「あんがと…」

 

リサ

「ふふん♪

アタシ達は幼馴染なんだからそれくらいはわかるよ〜♪」

 

友希那

「あんまり、無茶はしないで?

私からの約束よ?」

 

朝華

「…分かった。約束するよ。

それより、リサ?

このハンカチは新しいハンカチ買っとくからそれで良いよな?」

 

リサ

「え?あ、良いよ。アタシはハンカチ何個かあるからさ」

 

朝華

「でもな、ちゃんと新しいハンカチ返さないと俺の気が済まないし…」

 

友希那

「せっかくだからリサ、朝に新しいの買って貰いなさい

今度の休日とか、二人だお出かけするのも良いわよ?」

 

リサ

「朝華と友希那にそこまで言われると断れないなぁ〜

分かった、今度の休日一緒にお出かけしよ?朝華♪」

 

朝華

「分かった。

さてそろそろ1日目の文化祭が終わる時間帯だ」

 

辺りを見回すと昼頃に大勢居た、人が夕方になると空いていた。

遠くから手を振る、紫色の髪をした少女と黒髪の少女と青緑色の髪をした少女もこちらに向かってくる。

 

紗夜

「皆さんここにいらっしゃたんですね?」

 

あこ

「朝華兄、リサ姉、友希那さん!」

 

燐子

「戻り…ました」

 

リサ

「紗夜も来てたんだ?それに

あこに燐子、お疲れ。楽しめた?」

 

 

あこ

「はい!あこちょー楽しめました!途中で紗夜さんと合流して色々回ってたんですよ!ありがとうございます朝華兄♪」

 

朝華

「それはそれは…でも明日の二日目からが本番だからな」

 

燐子

「二日目に…何が始まるの…?」

 

朝華

「知らないのか?

また、人混みが5倍になってくる。」

 

友希那以外

「えっ?」

 

朝華

「去年はもかなり人が来て、やばかったから今年来るであろう

人混み地獄。

友希那達は二日の時は用事で来れなかったから知らないだろうな」

 

友希那

「あら?私は知ってたわよ?」

 

リサ 朝華

「えっ?」

 

朝華

「知ってたの…?てか、いつ来た??」

 

友希那

「来たと言うよりも、様子見に来ただけかしら?」

 

朝華

「…そうか。まぁ、明日出し物やるから、それ目的の人がたくさん来るからな」

 

リサ

「でも、明日はアタシ達遅れて来るかも」

 

朝華

「ああ、バンド練習だよな?

大丈夫や、出し物は夕方頃にはやる予定だから」

 

あこ

「そうなんですか?朝華兄」

 

朝華

「おう、だから、夕方頃に来れば出し物を体育館でやるからさ

そん時の席一応、知り合いが来ると思うから25人分は開けてくれとはダチに言ってあるから大丈夫だと思うぜ?」

 

友希那

「やるわね…」

 

リサ

「なんて言うか、すごいね…」

 

燐子

「はい…」

 

紗夜

「ええ、確かに凄いですね、黒鉄さんの行動力は」

 

あこ

「明日楽しみにしてますね!」

 

朝華

「あはは…」

 

その後、しばらく話しているうちに放送が流れ

本日の文化祭1日目の終わりの合図が鳴り響く。

その放送を聞いた一般人はゾロゾロと校門から出て、帰って行く

 

友希那

「じゃ、みんな帰るわよ

また明日ね。朝」

 

リサ

「またねー♪」

 

あこ

「また、明日ね♪朝華兄」

 

燐子

「お疲れ様です…黒鉄さん」

 

朝華

「気をつけて帰れよー?」

 

朝華

「…さてと、片付けして、それから教室に戻るだっけな?」

 

朝華

「今日が終われば、明日もあるから…頑張ろう」

 

ゴミの片付け、清掃をして。

教室に戻る、時間を見ると夜になっており

それから一斉に下校するのであった。




次回もよろしくです



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19話 平和な1日を迎えられますように

続きです

注意 かなり長いです


朝早く学校に来て、材料や品物の確認をし。

それだけでも時間はあっという間に建っていく。

友希那達はバンド練習があるため遅れて来ることは昨日から聞いていた。

朝華は、友達と先輩方と体育館に行き、みんなに出す出し物の準備をしていた。

 

朝華

「よし、色々準備は整ってるよな?」

 

奈銀(なぎ)

「なんとかねぇ〜他の人たちの部もあるから

俺らって夕方頃だっけ?」

 

朝華

「そうだね」

 

工藤先輩

「にしても、朝華良く頑張るな。

彼女さん達に見せたいのか?ギターの演奏」

 

朝華

「ええ、前から決めてましたから…それに最初で最後の先輩方とやれるバンドですから」

 

恵土(えど)

「こいつめ、嬉しいこと言ってくれるんじゃないの?」

 

朝華

「あはは…でもまさか。俺がやらなくなった代表が音奈だったとは

これはまたびっくりしたけど」

 

音奈

「うん…その…色々あってね…あ。リサちゃん達も来るんだよね…?」

 

朝華

「来るけど夕方頃には来るはずだから

それより、恵土先輩、朝から朝練したいなんて言ってすみませんでした」

 

恵土

「ええってことよ。

にしても、朝方連絡来た時はびっくりしたけどな。」

 

工藤

「なんにせよ、今日は最高に盛り上げよう

ライブが終わったら花火の準備しなければな?」

 

全員

「はい!」

 

工藤

「それじゃ、まだ時間あるし、みんなそれぞれの持ち場に着いてくれ」

 

先輩の一声により、朝華達はそれぞれの機材の前に立つ。

朝華はギター、工藤先輩はペース、恵土先輩はドラム

菜銀はキーボード、そして音奈はボーカルを担当する事に。

 

朝華

「それじゃまずは一曲目…音奈!頼む」

 

音奈

「うん!行くよ?聴いてください!私たちの…歌とバンドを!!」

 

軽く朝、練習をしおわり

みんなそれぞれの持ち場に戻る。

そして、時刻は10時になり、第2回目の文化祭が始まった。

 

 

お昼頃 学校

 

朝華

「始まったか…人混み地獄…

にしても去年よりは混みすぎじゃねーか?これ」

 

「あれ、黒鉄さんじゃないですか」

 

朝華

「奥沢か、ん?妹さんと一緒か

こんにちわ」

 

奥沢の妹

「こんにちわ!」

 

奥沢美咲

「こんにちわ、黒鉄さんは今日は何を?」

 

朝華

「フリーで今は人が迷子になってないかうろちょろしてる感じだ。

そういう奥沢は?」

 

美咲

「私は、妹と一緒にここの屋台を色々見て行くつもりですね」

 

朝華

「そうか、ん?となると夜まではいる感じか?」

 

美咲

「いえ、一度妹連れて帰ってからハロパピのメンバーとこっちに来ますよ。

流石にこころ達だけで行かせるわけには行かないので…」

 

朝華

「あはは、それもそうだな、気をつけて。

今日は結構人混みがひどいんで絶対に手を離さないで?」

 

奥沢の妹

「うん!気をつけるね!行こ!お姉ちゃん!」

 

美咲

「あ、待ってよ、それではまた。」

 

朝華

「妹持ちは大変だな…

っと、サボってたから怒られる」

 

朝華は動き出し屋台の周りをみて見回る。

すると、どこかで見覚えのある少女を見かける。

 

朝華

「あれは…松原さん?」

 

花音

「えーと…どこなの…ここ…」

 

朝華

「松原、何してるの?」

 

花音

「ふぇぇ!?

…って黒鉄さん…良かった…」

 

朝華

「(そういえば松原って極度の方向音痴だよな…

誰かと来てたのか?)」

 

朝華

「えーと、誰かと来てたの?松原さん」

 

花音

「は、はぐみちゃんと一緒に来てたんだけどね…

途中で迷子になっちゃて気がついたらここにいたの…」

 

朝華

「あー?わかった

とりあえず、ほら」

 

手を出し松原の手を振る

 

花音

「ふぇ!?」

 

朝華

「はぐみはわかりやすいからおそらく学校の入り口に、待ってるはずだから、行くぞ?」

 

花音

「う、うん!」

 

朝華と松原は学校の入り口まで手を繋ぎ歩いていく

予想してた通り、はぐみの姿を見つけ彼女達の所に連れて行く

 

はぐみ

「あ!かのちゃん先輩!良かった!心配したよ!」

 

花音

「はぐみちゃんごめんね、黒鉄さんにここまで連れて来て貰ったから」

 

はぐみ

「ありがとう!朝華先輩!」

 

朝華

「いいって事よ

それより、他の人一緒じゃないのか?」

 

はぐみ

「うん、今日ははぐみとかのちゃん先輩だけで来たよ?

午後はこころ達も来るからそれまではかのちゃん先輩と見て回わってたんだ」

 

朝華

「なるほど

それじゃ俺は役員あるから抜けるけど、今度は迷わないようにな」

 

花音

「はい…ありがとうございます黒鉄さん」

 

はぐみ

「またねー♪」

 

はぐみ達と別れ、屋台やお土産コーナーなど回っていき

学校の中に入る。

それぞれのクラスの行事でかなりの人達がいる。

人気のお化け屋台やメイド喫茶。

それに動物と触れ合う所もやっていた。

 

朝華

「動物…そういえば、うさぎとか新たに飼育したとは聞いたけど

いるのかな?」

 

「いるよー?」

 

朝華

「ぬわーーーーーーーー!?!?

…って天然(おたえ)か

なんでうさみみつけてる?」

 

たえ

「ふふふ♪可愛いでしょ〜?」

 

朝華

「かわいいなよしよしー(棒読み)」

 

たえ

「朝華がいじめる…」

 

嘘泣きをしているおたえを見た朝華は

頭を支え、おたえに近寄る、デコピンを一発食らわす

 

たえ

「いったぁ…」

 

涙目でおでこを抑えるおたえ

 

朝華

「バーロー

だいたいいじめた記憶するないぞあっしは!」

 

たえ

「そうそう、ここのクラス(3ーA.)にうさぎいるのはほんとだよ?」

 

朝華

「そこは華麗に無視なのね?

…そうらしいけど見に来たか?」

 

たえ

「うん、可愛すぎてつい持って来ちゃったんだ♪」

 

たえはいつからうさぎを持ってたんだと突っ込みたくなるくらい

手には一匹のうさぎを持っていた。

 

朝華

「おいいいいいいいい!?!?」

 

その後、ちゃんとクラスに返して来ました

たえは残念そうな顔をしていたのでもう一発デコピンを食らわせた

 

朝華

「全く…油断も隙もないな…っていつまでついて来るんだ?おたえ」

 

たえ

「うーんとね?

香澄達見つけないといけないからとりあえずついて行く?」

 

朝華

「語尾に疑問形つけるなって…

戸山達探すなら体育館の方に行ってみれば良いじゃないかな?」

 

たえ

「さっき、朝華に会う前に行ったけど居なかったよ?」

 

朝華

「へぁ!?

…マジの…迷子の子かよ…」

 

しばらくすると、有咲と牛、それとほぼメンバーがおたえのことを迎えに来てくれたようだった。

どこに行ってたのかを聞くと、メイド喫茶に行ってたと言われるのであった。

 

朝華

「あぅ…疲れた…」

 

休憩室で休んでいるとスマホの音がなり

メールを見る。

 

朝華

「ふむふむ、予定よりも早く終わったと

なるほどね」

 

紗夜のメールには

バンド練がいつもより早めに終わったのでみんなそれぞれの自主練してからこちらに向かうという事らしい。

 

朝華

「さてと、休憩も終わったし

見回りするか。」

 

学校

 

朝華

「んー?この匂いは…焼きそば…いやただの焼きそばじゃない!?」

 

匂いがする方は向かう、そこには行列が並んでおり

その遠くにある看板…まさか、すぐに売れ切れになる伝説の焼きそばが売っているのである。

 

朝華

「今はまだ…昼じゃない…まだ時間があるし!

えぇーい!奴め…こんな、タイミングで俺の行動を防ぐのか!?」

 

朝華

「ならば!いざ行くぞ!」

 

行列に並んだ朝華はその焼きそばの買うために並んだ。

…が。

 

一時間

 

朝華

「…(全然進まねーじゃねーか!)」

 

その後は諦めて本来の係りに戻る方になった。

 

学校 外

 

「あれ?朝華先輩!」

 

朝華

「んー?上原か。それに美竹。巴につぐみ、モカもか」

 

幼馴染メンバー5人組がやってきたようだった。

相変わらず、モカの手には屋台の食べ物を持っていた。

 

朝華

「昨日はパンで今日は屋台の食べ物、しかも全部買い争ってるとは

太んないのか…?」

 

モカ

「大丈夫ですよ〜全てひーちゃんに送ってるので〜♪」

 

ひまり

「えっ?も、モカ〜やめてよ!

あ、私はそんなには太ってないから!」

 

「モカ、やめなよ。

それにひまり、ここで言わない、恥ずかしいから」

 

「あはは、確かに蘭の言う通りだな

それと、朝華さん。うちの妹がお世話になってます」

 

朝華

「いえ、何の。

こちらも良くあことお話ししてるけど、楽しくやってますので」

 

「それは良かったですよ!」

 

つぐみ

「朝華さんは今、何をしているのですか?」

 

朝華

「ん?あぁ、迷子になってる子がいないかな見回りかな

と言いたいんだけど、そこまで事件は起きてない平和な時間だ」

 

「そうなんですね、

…所で、朝華の出し物って何時からやる予定で?」

 

朝華

「お、早速食い付いて来たな。

…って言いたいが、夕方頃にやるんだよ。

しばらくは待つことになるけど、色々見て回ってくれ」

 

「分かりました、みんな、いこう」

 

蘭達を見送り、朝華はスマホを見る

お昼頃になる時間帯だった。

 

朝華

「んー?昼か

一回教室に戻るか」

 

「おや、君は…」

 

朝華

「…薫さんとこころか?」

 

「やぁ、元気そうで何よりだね」

 

こころ

「やっほー♪お久しぶりね!黒鉄!」

 

朝華

「あはは、元気そうで何よりだね

二人だけで来たのか?」

 

こころ

「そうよ、あとで美咲達と合流するわ

所で黒鉄?

貴方の演奏はいつやるのかしら?」

 

朝華

「ちょっとまて、なんで演奏ってこと知ってるんだ?

誰にも教えてない情報だよ?」

 

こころ

「さっき、音奈に会って聞いたのよ?」

 

朝華

「あー?そうか、他の高校の助っ人だからな音奈

彼女だけ伝わってなかったのか。

この事は他の人には内緒だから広めないでくれよ?」

 

「あぁ、分かってるよ。かの…」

 

朝華

「それじゃ俺、昼飯食ってないから後でな」

 

こころ

「分かったわ、薫。行くわよ!」

 

ここらは薫の手を繋ぎ、二人は人混みのところは向かっていった。

…途中で本人のシェイクスピアを聞かずに話を変えたから本人は驚いていた。

 

朝華

「…平和な1日で迎えられますように」

 

俺はそう思い、

学校へ戻っていき、昼飯を食いに行くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オマケパート

 

もしもおたえがうさみみではなく猫耳だったら

 

朝華

「ぬわーーーー!?!?

って…天然(おたえ)か

なんでうさみみ…あれ猫耳?」

 

おたえ

「うん、うさみみはさっきまで付けてたんだけね

途中でどっかに落としてね、猫耳にしたんだー♪いいでしょ?

。って朝華?」

 

朝華

「ちょっと待ってろ今新しいうさみみ持ってくるからそこにいろよ?いいな絶対だぞ!?」

 

おたえ

「…あれ、うさみみ…私の腰についてた見たい…」

 

 

その後、廊下を思いっきり走っていて担任にバレものすごーく怒られれ。

おたえの腰にうさみみが付いていた事を聞かされるのは

担任に怒られた後に知るのであった。




次回も続きます!


ここでオリキャラの名前

華荒北 奈銀(くあらき なぎ) キーボード担当 2年
朝華の同級生で軽いノリで朝華とは仲がいい
薄い茶髪を入れている

工藤 吉羅 (くどう よしら) ベース、ボーカル担当 三年
朝華達の先輩
面倒見が良く、クラスの人気者
首にはタコさんのネックレスをつけている

円序宇恵土(えんじょう えど) ドラマとギター担当 三年
同じく朝華達の先輩
ドラムを一生懸命にやる人で
後輩や自分と同じ歳でも気楽に話しかけられる人
左手首に金のブレスレットを装着している

音奈 奏 ギターボーカル 二年
朝華と奈銀と同じ歳だが、彼女だけ羽丘女子学園の生徒の一人
昔朝華がバンドを抜けて、その代わりに代表で入った女子。
リサ達の知り合いでもあるそうだが…?
基本、引っ込み事案だがやるときはやる子でもある
眼鏡を掛けていて、外すとかなりの美人らしいが。
本人は否定している


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20話 黒鉄の気持ち

続きですー

注意事項 19話のあと書きに文を追加しました。
と言ってもオリキャラ紹介を簡単に書いただけですが…


昼飯を食い終わり、教室にいると

スマホが鳴り、チャットを確認する。

モカからだった。

 

朝華

「なぁ!?あの伝説の焼きそばが買えたと言うのか?

嘘だろ…」

 

朝華

「場所は…あそこの休憩所か、待ってろ…今食べに!!」

 

学校 外 休憩所

 

モカ

「あ〜♪来ましたねー

待ってましたよー」

 

ひまり

「速!?

来るの速すぎじゃ…?」

 

朝華

「ふふふ…焼きそばのためならたとえ火の中水の中だって通りますよ!

それよりモカ、その焼きそばは!?」

 

「ここにあるよ?」

 

モカとつぐみが座ってるテーブルに6つの焼きそばが置いてあった。

 

「(焼きそばが好物なんだ。なんか意外)」

 

「学校の中で焼きそば販売して作ってるなんて思いもしなかったからさ、結構人、居たけど。なんとか買えたよ」

 

朝華

「すまねぇ、俺なんかの為に」

 

モカ

「もともとあたしが一人で食べる予定だったんですけどねー

これもみんながいたお陰だよ〜」

 

ひまり

「もぉ〜モカ調子良いんだからさ

黒鉄さんも一緒に食べますか?」

 

つぐみ

「あ、じゃわたし、飲み物買って来るね?」

 

朝華

「ちょい待ちつぐみ、場所分かるのか?」

 

朝華はつぐみに尋ねる

もちろん屋台で買うのは良いが。

自動販売機は一度学校に出て行くか

校舎裏まで行かないと置いていない。

 

朝華

「まぁ、その調子じゃ、知らなそうだからな、一緒について行くよ

蘭達は少しここで待っててくれ」

 

「わかった、つぐみ。なるべく早く帰ってきてね?」

 

つぐみ

「うん。

それでは、お願いしますね黒鉄さん」

 

朝華と、つぐみはその場から離れていき

自動販売機がある所まで歩いて行く。

 

ひまり

「二人だけで大丈夫かな?」

 

「大丈夫だ、朝華さんが居るんだし、アタシ達もつぐみの帰りを待とうぜ?」

 

「そうだね

…モカ、またパン食べてるの?」

 

モカ

「あたしのパンが食べ終わるのが先かあーさん達が帰って来るのか先か勝負してるところだよ〜」

 

ひまり

「もう、モカったら。」

 

学校 校舎裏

 

朝華

「良し、これで良いかな。」

 

つぐみ

「すみません、本当なら私が蘭ちゃん達の飲み物を買いに行く感じでした」

 

朝華

「何、気にするな。

半分持つよ?」

 

つぐみ

「ありがとうございます!」

 

お互いにバランスよく飲み物の缶を3つ3つ分けて持ち歩いた。

帰りは来た道に通って蘭達の所へ戻っていった。

 

休憩所に戻ると、モカはパンを食べて待っていたと蘭から事情を聞く

焼きそばは少し冷めてしまっていたが、みんなで一緒に昼飯を頂いた。

 

「ふぅ…この焼きそば美味かったな〜」

 

つぐみ

「うん、今まで食べたこともない焼きそばだったよ」

 

ひまり

「良かったと思うよこれすごく美味しかったし!ねぇ?蘭」

 

「うん、とても美味しかったと思うよ」

 

モカ

「う〜ん♪口がとろけそうなくらいの美味しさだね〜」

 

朝華

「…うまい…これが伝説の焼きそば…」

 

モカ

「えっへん♪あたしのおかげだね〜

あたしに感謝しなさい〜」

 

朝華

「ありがとうなモカ

それに本当は5人で食べるように買って来たのに俺が入った分のお金使ってしまった事をさ」

 

「あ、それなら大丈夫です

あたしたちの5つ買ったんですけど、オマケにって言われて1つ貰ったんですよ」

 

朝華

「そうなのか?

そりゃ、あとで店員にお礼言っとかないとな。

っと、やべ仕事の途中だったの忘れてた」

 

ひまり

「あ、ごめんなさい

すっかり引き止めてしまって」

 

朝華

「いいよ、本当はさぼ…迷子の人が居ないかチェックしてるだけだったし」

 

ひまり

「(今、サボりって言おうとしてなかった!?)」

 

つぐみ

「朝華さん、お仕事頑張って下さいね」

 

朝華

「おう、ちなみに夕方から出し物やるから体育館には来るよな?」

 

「はい、行きますよ」

 

「ここの学校の名物じゃ有名な所とは聞いてたので実際に何やるのか楽しみにしてますよ」

 

朝華

「そうか、楽しみにしててな

それじゃそろそろ戻るか…」

 

「いた!探したよ?黒鉄くん!」

 

言い終わる前にメイド喫茶の、担当していた生徒が

なすごい真剣な表情でこちらに来る

 

朝華の友達

「ちょっと大変なのヘルプ!」

 

朝華

「わかった今、そっちに向かう

それじゃ。また後でな」

 

モカ

「いってらっしゃい〜」

 

蘭達に別れを告げ

朝華たちはクラスのメイド喫茶に足を運ぶ。

クラスの中にはいると一般の人と…おっさん?が喧嘩をしていた。

 

「だからおっさんが悪いんだろうがぁ!

謝れよ!」

 

「ぼくちん何もやってないもん!そっちが謝るべきだとおもうだもん!」

 

朝華

「(一般の人はまともなんだが…なんだあの気持ち悪いおっさん…

何かに悪影響受けすぎじゃねーかな?)」

 

朝華の友達

「朝華か、頼むこの人達を止めてくれないか?」

 

朝華

「いや、俺、迷子の人を探す係なんだけど…?」

 

朝華の女友達

「今はいいからお願い!」

 

友達に助けを求められるので仕方ないと思い

朝華はその喧嘩してる客の所へ向かう

 

朝華

「失礼だが、何があったのか説明をしてもらうと助かるのですが?」

 

「聞いてくれよ!

女性が嫌がってるのにわざとらしく身体やメールとかしつこく聞いてたから、俺はそれを注意した。だけど相手は逆ギレでやめないから力づくでその人から離したんだ、そっからこいつの言い訳が…」

 

朝華

「(つまりこのデブが、セクハラしてたので注意したのにキレたので

今こういうめんどくさいのが起きてるわけか

んでこいつが反省しないため今の現状に移るっと)」

 

朝華

「では、そのセクハラされて人ここに連れて来てください

もし、今の人とそのセクハラされた子の意見が一致したら

おじさん…失礼しますが、最悪、警察呼びますので…?」

 

「ふ、フン!ぼくちんはなにもやってないし知らないし!

ぼくちんを逮捕なんでできないもーんだ!」

 

朝華

「(あ?テメェ一発顔面ぶち込もうか?)

じゃ、その子連れて来て」

 

本音を隠しずつ

しばらくするとセクハラを受けた生徒がやってきた。

朝華は相手が言い逃りをしないようにポイスチェーカーであらかじめ

そのボイスを取っておいた。

 

数分後

 

生徒

「その…おじさんに、…セクハラされました…」

 

女子生徒の発言に発覚し、その場にいたおじさんは後から来た警察によって捕まった。

一般の男性の方は改めて、朝華の所に来てお礼をいい、飴を貰った。

 

朝華の女友達

「やるじゃん、朝華」

 

朝華

「普通なら先生を呼ぶべきだろうに

まぁ、あんまり事件起こしてる俺から言われたらお終いか」

 

教室のドアから女子の声が聞こえ

振り向くと、音奈が息を切らしながらメイド喫茶に来た様子だった

 

音奈

「はぁはぁ…あ、朝華君…そろそろ…練習…」

 

朝華

「わかった。それじゃまた」

 

朝華クラスのメンバーに一言掛けていき

音奈と一緒に屋上に向かった。

 

屋上

 

着いた時には先輩達が早めに着いていた。

これから夕方にかけての最終チェックを行うそうだ

 

工藤

「みんな、集まったな?」

 

恵土

「ほん、みんな集まってるよ」

 

奈銀

「緊張するな…久しぶりだよ…」

 

朝華

「全く相変わらず、緊張するタイプだな…

まぁそこがいつもと変わらない俺たちかな

…音奈」

 

音奈

「はい…私も今日…一生懸命歌います…!」

 

工藤

「本番までまだ時間がある。

練習するぜ?」

 

全部

「おぅ!」

 

30分後

 

工藤

「良し、休憩だ」

 

音奈

「あの!」

 

工藤

「ん?、どうした?」

 

音奈

「う、歌う曲…これはどうかな…?」

 

音奈が持ってきたCDをCDカセットに入れてそして音がなる

 

朝華

「God knows…か」

 

音奈

「ちょうどね、ギター使える人もいるしドラムもいる

キーボードもそれなりの音が出るからこれで良いかなって…

本当は朝の時点で渡そうと思ってて…だめですか?」

 

工藤

「いや、いいと思うぜ?なぁ?みんなもそうだろ?」

 

奈銀 恵土

「ああ、ああと思うぜ?」

 

朝華

「いまからアレンジすると結構時間かかりそうだな…」

 

工藤

「いや、俺達ならうまくいく、そうだろ?朝華」

 

朝華

「…!ええ、そうですね

みんな本番まで時間はある。練習するぜ?」

 

全員

「おぅ!」

 

さらに30分後

午後2時30分 屋上

 

工藤

「良し…これならあとは本番を迎えるだけだ」

 

奈銀

「なんとか終わったね…お疲れ様みんな」

 

朝華

「三曲が限度だな…少なくても最後はGod knowsで終わらせるのが良いかも」

 

音奈

「うん…ありがと…皆さん…」

 

工藤

「なぁに困ったときはお互い様だからな?」

 

朝華

「…いま、思ったんだけど。

バントの、名前って昔からありましたっけ?」

 

工藤

「あー?わりぃ昔と同じで決まっておらん」

 

恵土

「そういえば全く決まってなかったな笑

まぁ、なくても俺たちだって分かると思うしさ」

 

朝華

「あはは、やっぱ昔と変わってないですね」

 

工藤

「朝華、お前は前より変わったな」

 

朝華

「え?」

 

工藤

「昔の頃のお前を思い出してさ

中学の頃はかなり荒れてた時期あっただろ?

だから自分で趣味を見つけてギターに没頭して。俺達がバンドやってたから自分は入るんだって気持ちを持っていた」

 

工藤

「昔の俺もお前の事が嫌いだったな

やる気があるのかないかで良く喧嘩した記憶はあるがな」

 

恵土

「工藤…」

 

朝華

「…たしかに昔の俺だったら先輩とバンドやる気なんてないって

一人でブチ切れてて一人でギターの練習とかしてましたし

でも、俺。先輩達のお陰で気付いたことあるんです」

 

工藤

「ほう?それはなんだい?」

 

朝華

「親友がずっとそばに居てくれたから

だから、どんな辛い事があっても乗り越えられたからなんです

それを教えてくれたのが先輩達です」

 

工藤

「なるほどな、それがお前の素直な気持ちか」

 

朝華

「はい」

 

工藤

「…だったらお客やお前の幼馴染、それに知り合いの人に響きかせようぜ?俺達のバンドをな!」

 

全員

「!!!」

 

恵土

「俺たちの気持ちを1つに、後悔しないバンドをやろう!」

 

音奈

「それなら、掛け声やりません?」

 

工藤

「いいな、組むぞお前ら!」

 

音奈の提案で俺達は円陣を組み手を伸ばし中央に揃える。

 

工藤

「掛け声を…朝華頼む」

 

朝華

「俺が…?」

 

奈銀

「うん!頼む」

 

音奈

「お願いします」

 

朝華

「…あくまでこれは練習だから

…笑わないで頼むぞ?」

 

みんなの表情が真剣なり

そして。

 

朝華

「行くぞ!!」

 

みんなの掛け声が大空に響く

そして、練習が終わり、時間になるまで文化祭を楽しんでいった。




次回も続きます

あとがき

ほぼオリジナルキャラの会話だけで終わってまともにすみませんでした。


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21話 Live そして

続きです

ようやく文化祭編も終わりです

今回も長めです


湊の家

 

友希那

「父さん、行ってくるわ」

 

友希那の父さん

「ああ、気をつけて」

 

友希那は外に出る

入り口にはリサが手を振っていた

 

リサ

「友希那、行こうか?」

 

友希那

「ええ」

 

友希那達は道中であこと燐子達と合流する。

circleあたりで紗夜と合流をし

朝華達がいる学校へと向かっていく

 

学校 校門前

 

時刻は夕方4時頃、メールを見ると朝華の出番は最後あたりだからという内容だった。

それを見た友希那はみんなに伝える

 

リサ

「となると、最初から最後まで見た方が良いかもね

体育館でやる、出し物見てさ」

 

あこ

「きっとそうだよ!

うわぁ今から楽しみだな」

 

燐子

「うん…楽しみだね」

 

紗夜

「それでは、行きますか?」

 

友希那

「そうね、行きましょ」

 

時を同じくして…

 

弦巻こころside

 

美咲

「こころー?おまたせ」

 

こころ

「美咲!待ってたわよ!」

 

美咲はこころ達と合流し

休憩所でハロパピメンバーが一斉に揃っていた。

 

「やぁ、美咲。

君が来るのを待ってたよ」

 

花音

「美咲ちゃん、妹さんを家まで送ってたの?」

 

美咲

「そうですよ

それで出し物は何時から始まるの?」

 

こころ

「あら、Liveだって音奈から聞いたわよ?」

 

はぐみ

「あれ?出し物じゃないの?朝華お兄ちゃんの話だとそう聞いたよ?ね?かのちゃん先輩?」

 

花音

「う、うん…わたしもそう聞いたよ…?」

 

「おや、私も黒鉄から出し物だって聞いたけど?」

 

それぞれの意見が食い違う。

疑問に思った美咲はこころに話を聞いてみる

 

美咲

「ねぇ?こころ?

黒鉄さん、本人はそう言ってたの?それとも音奈さんがそれを知っていたってことなの?」

 

こころ

「確か、音奈が思わず口が滑ったって顔で言ってた気がするわね!」

 

こころの一言によって

美咲は確信をする

 

美咲

「つまり、出し物は夜からで夕方にはLiveをするって事だったのかな?」

 

美咲の一言でこころ達はそれを理解する。

始まるまであと25分後であったので

休憩してから向かうのであった。

 

一方その頃

 

戸山

「うーん♪楽しみだね!朝華達の出し物なにやるのかな?

ねぇねぇ!有咲は何か知ってる?」

 

有咲

「はぁ?知らねーし

そんなの黒鉄達に聞けっつーの!」

 

彩綾

「あはは♪楽しみなんだね香澄は」

 

戸山

「うん!ちょー楽しみ!りみりん、一緒に歌おうよ!」

 

りみ

「えっ?あ、あの香澄ちゃん〜!!」

 

たえ

「あ、ちょっと待ってよーあたしも仲間に入れてー」

 

有咲

「こらぁ!人に目立つ事やるなぁ!!」

 

彩綾

「もう、みんなそろそろ体育館に向かうよ?」

 

戸山

「はーい!」

 

学校 グランド

 

ひまり

「あ、そろそろ始まりそうだね?

行ってみよ?」

 

つくみ

「うん、そうだね」

 

「人も何人か入っていくみたいだからアタシ達も入った方がいいな」

 

モカ

「行こうか〜朝さん達の出し物楽しみだねぇー♪」

 

「そうだね、行こ?みんな」

 

学校 入り口前

 

「ふぅ、なんとか着いた…

まさか、みんな他の仕事でバラバラになっちゃうなんて。

もうみんな来てるのかな?」

 

彩はなんとか朝華がいる、学校へたどり着いた

一歩前に足を踏み出したその時

 

日菜

「彩ちゃん、捕まえた♪」

 

背後から日菜が笑顔で彩に抱きついてきた。

それに驚いた彩は腰を抜かしそうになったが、日菜が支えているため

バランスが保てていた

 

「ひゃ!?

…って日菜ちゃん、今着いたの?」

 

日菜

「そだよー♪

彩ちゃんみかけたからこっそり驚かせようと思ってね」

 

大和

「おや、彩さんに日菜さん。

来てたんですね」

 

「麻弥ちゃん、お疲れ様」

 

大和

「はい、お疲れ様です!」

 

イヴ

「あ、皆さん。来てたのですね!」

 

続けて、イヴと千聖が二人で彩達の所へ向かって来る

 

千聖

「なんとか、間に合ったようね?

あら、みんな来てるって事は私が少し遅かったのね?」

 

「イヴちゃんに千聖ちゃん、良かった…みんな来れたんだよね…」

 

千聖

「ふふ、まだ安心するのは早いわ。

黒鉄さん達がいる体育館へ向かいましょうか?」

 

日菜

「了解♪」

 

学校 友希那side

 

友希那達は人混みに流されずになんとか体育館に入る事が出来た。

中には学生や他の人達が沢山いた。

案内人の人に指定された場所へと向かう。そこでは前がはっきり見える所へと来られた。

 

リサ

「一番前に見られるなんて、良かったね♪友希那」

 

友希那

「そうね…(朝の近く…!)」

 

あこ

「朝華兄の出し物楽しみだね、りんりん♪」

 

燐子

「うん、黒鉄さんの出し物…何やるのかな…」

 

紗夜

「…(何をやるのかしらね、黒鉄さんは)」

 

あこ

「紗夜さん?」

 

紗夜

「どうしましたか?宇田川さん」

 

あこ

「いえ、少し考え事をしてたような気がしたので

心配になって声をかけたんですよ」

 

紗夜

「私は大丈夫ですよそれより今は黒鉄さん達の出し物に期待しましょう」

 

あこ

「そうですね!」

 

すると、後ろから聞き覚えのある声が

聞こえて来る。そこには薄い緑色の髪をした少女がいた。

 

「あれ?お姉ちゃん?」

 

紗夜

「日菜?それに丸山さん

こんにちは」

 

「こんにちわ、日菜ちゃんのお姉さんもここに居たのですね?」

 

紗夜

「そうです、丸山さん達もこちらの場所にですか?」

 

「そうみたいです」

 

リサ

「麻弥も日菜も来てたんだ♪

もしかしてみんなここに呼ばれたの?」

 

千聖

「そうみたいですね、まさか氷川さんのお姉さんもこちらにいるとは思いませんでしたわ」

 

燐子

「こんにちわ…」

 

イヴ

「こんにちわです!今日は一緒の席に見られるなんて嬉しいです!」

 

燐子

「うん…!」

 

「それじゃ、私達もここでいいかな?」

 

パスパレのメンバーも共にRoseliaと同じ場所に居ることになった。

しばらく雑談で時間が過ぎるとまたもや、顔馴染みのメンバーが来る

 

こころ

「あれ?リサに日菜じゃないの!奇遇ね!

貴方達もここに誘われたの?」

 

はぐみ

「わぁ!人がいっぱいだよ!」

 

美咲

「ちょ!?こころ声でかいって!」

 

リサ

「あはは♪、相変わらず元気だね、こころは」

 

友希那

「貴方達もという事は、こころ達もここに?」

 

「そうみたいだね、おや千聖もここに居たのかい?」

 

千聖

「そうよ、貴方も座る?」

 

「もちろんさ、一緒に見ようじゃないか」

 

薫は千聖の横に立つことにした。

 

はぐみ

「かのちゃん先輩!

一緒に立とう!」

 

花音

「うん、いいよ。」

 

はぐみは花音と同じ場所に移動をした。

 

リサ

「これは、他の人も来るのかな?」

 

友希那

「そうね、これだけのスペースが空いてるのだから

まだ、来るわね」

 

友希那の予想通り、他のメンバーもこちらに来る

ポピパの人達がやってくる。

 

戸山

「あーはぐみ、イヴちゃん、リサさん、友希那さん!こころー!

彩先輩、みんな一緒だねー♪」

 

有咲

「ちょ、だから声でかいんだってば!?

あはは…すみません…」

 

リサ

「あはは♪

それはそうと香澄達もここに?」

 

彩綾

「そうですね、案内人の人にそこに行くようにと言われましてですね」

 

友希那

「そう」

 

戸山

「はい!」

 

「香澄に、それに湊さん」

 

Afterglowのメンバーも遅れながらも

友希那達と同じ場所に来た。

 

戸山

「蘭ちゃん!!皆さん!」

 

モカ

「おーなんか勢揃いのメンバーが全員居ますなぁ〜」

 

つぐみ

「うん、みんなもこの指定された場所に来たのかな?」

 

イヴ

「そうですよ!つぐみさん!」

 

「となると、ここで良いみたいだなアタシ達は」

 

ひまり

「そうだね、うーん、黒鉄さんの出し物楽しみだね!」

 

「そうだね

もうそろそろ時間かな?」

 

しばらくすると周りは暗くなり、舞台の所にスポットライトが点灯し

司会のナレーターがマイクで説明をする。

 

リサ

「いよいよだね、友希那」

 

友希那

「ええ。(朝、頑張って…)」

 

マイクの司会人

「それでは…まずは…こちらからどうぞ!」

 

マイクの司会の人はその場を立ち去る

そして暗くなり、幕が上がる。

 

 

開演する、本番前

 

体育館の裏

 

工藤

「…俺たちが出るのは一番最後だ。

他の人の演奏が終わったらすぐにスタンバイいいな?」

 

「応!」

 

朝華

「…友希那達…着いたかな…」

 

そっと、舞台のカーテンの裏に顔を出す

友希那達はちゃんと来てたことを確認する。

 

音奈

「…朝華さん…」

 

朝華

「…音奈?」

 

音奈

「その…お礼を言いたくて…その…その…」

 

音奈

「…ありがとうございます…

言い方が悪いと思いますが…その

朝華さんがバンドを抜けてから。それから私が代わりにやって。それから色んなことを体験しました」

 

朝華

「あー?勝手にやめて色々あったからさ

でも、Roseliaのメンバーになってサポートなどやって行けたからさ

それに向こうで頑張ってたそうじゃないか?」

 

音奈

「…リサさんのお陰です…引っ込み事案だった私を

そして、生きる意味を教えてくれた感謝する人です…

だから、この最後のバンドをして終わったら…私は…」

 

朝華

「そうだな。

だからこそ、後悔しないようにバンドの演奏をする

それが俺の目標だからさ」

 

音奈

「…!頑張りましょ!」

 

恵土

「朝華、音奈、そろそろ最終チェックだ、持ち場に戻れ」

 

朝華

「行こう!」

 

その後、最後の音をチェックし

そして、円陣組む

 

朝華

「最高の演奏をするぞ!」

 

おーー!!!

 

 

舞台に行き、それぞれの楽器の音や調整する

 

工藤

「良し、これでいいな

朝華、そっちは?」

 

朝華

「こっちはオッケーだ」

 

工藤

「うゆ、じゃ…」

 

工藤先輩の合図により、目の前のカーテンが幕を開ける

そして…

 

観客

「待ってたぞー!」「ようやくかー!」「盛り上げてくれよー」

 

観客から歓声の声が出て響き渡る。

それぞれのメンバーの紹介が始まった。

 

工藤

「盛り上がってるかぁぁぁぁ!!!

俺はギター担当工藤だぁ!!!」

 

ギターの音と合わせて自分の自己紹介をする先輩

それにつられて、奈銀もそれに合わせる

 

奈銀

「キーボード担当 奈銀だ!

えーと!頑張ります!」

 

キーボードの音と合わせて奈銀も自己紹介を合わせた。

それについて行くように恵土も合わせる

 

恵土

「ドラム担当の恵土だ

よろしく最後まで盛り上がっていこうぜーーー!!!」

 

ドラムの音が鳴り響き

会場の熱気が上がる。

そして…

 

朝華

「ギター担当の黒鉄だ!

てめぇら!最後まで倒れずにやれるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!??」

 

観客達

うおおおおおおおおお!!!

 

リサ

「(…すごい観客の声が朝華に応えてる!頑張れ!朝華!)」

 

友希那

「(ギターやってたのは薄々わかってたけど。

…なるほどね、だから私達が知らないはずだわ

…朝…見せてもらおうかしら?あなたが奏でる音を)」

 

工藤

「さぁ!最後のボーカル担当!」

 

工藤先輩がギターを鳴らしずつ音奈に合図する

 

音奈

「はい!ボーカル担当の音奈奏です!

助っ人で呼ばれて始めてですが!が、頑張ります!」

 

観客

「良いぞー!!」「ガンバレーーー!」「楽しみにしてるぜー!」

 

それぞれの自己紹介が終わる。

緊張が走る中、音奈がマイクに手を持ち

大声で観客達に聞かせる

 

音奈

「最後まで歌と演奏を聴いていけええええええ!!」

 

彼女のシャウトと

同時に音が鳴り響き

演奏が始まる。

 

友希那

「音奈…強くなったわね」

 

リサ

「うん、最初の頃とは違うよ、だいぶ」

 

一曲目の曲が終わり、次の音を少し合わせる

そして、ドラムの合図と共に先輩と朝華はギターを鳴らし始める。

それを見た音奈は歌い出す。

 

二曲目の演奏が終わりついに三曲目、最後の曲になる。

会場の熱気が収まらないうちに音奈はマイクに声を当てる。

 

音奈

「次で最後の曲です」

 

朝華

「(これで最後だ…くっ、なんだ…急にめまいが…?なんとか持ちこたえてくれ…)」

 

音奈

「では…聴いてください God knows...」

 

ドラムのタイミングで残りの3人もギターを弾く

5人の音が重なり、そして…

 

音奈

「ー♪」

 

演奏終了後

 

工藤

「最後まで聴いていただきありがとうございました!」

 

そして、先輩の挨拶をと同時にカーテンが幕を閉じて行く。観客席の声は、カーテンを閉じても響いて居た

 

工藤

「お疲れ、朝華、恵土、音奈、奈銀!」

 

全員

「お疲れ様!」

 

五人はハイタッチをして

みんながやりきったという満足を味わっていた

 

朝華

「はぁはぁ…」

 

恵土

「どうした?ギターの演奏疲れたか?」

 

朝華

「いえ、のどか乾いただけです

水飲んできます。」

 

工藤

「?あ、ああ気をつけてな」

 

体育館 外側 水道

 

朝華

「はぁはぁ…な、なんだこれ…」

 

気持ち悪くなり、水道で吐いた。

そのタイミングで友希那達が朝華の所に来る

 

友希那

「朝、お疲れ様」

 

リサ

「お疲れ様!っどうしたの?口抑えて?」

 

朝華

「…」

 

友希那

「朝?どうしたの?」

 

朝華

「うっ…」

 

リサ

「!朝華?朝華!?」

 

心配した、友希那とリサは朝華に近寄る

 

友希那

「朝!?」

 

俺は…リサと友希那の声が聞こえたが…そのまま意識を失う。




続きます


ライブの書くときはどういう感じなのかというくらいしかないので
ほぼ、これであってるのかなって思いつつ書いてます。


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22話 花火

続きです
それでは、どうぞ


学校 保健室

 

朝華

「うっ…ここは?」

 

朝華

「そうか…確か…めまいして…倒れたんだっけな…」

 

起きるとそこは保健室だった、Liveが終わった後。

体育館の外で倒れた事を思い出す。

時間を見ると時に回っていた

ふと、誰かがいると気配を感じ朝華から見て右側に

目を閉じ寝ている、友希那の姿を確認する。

 

友希那

「…」

 

ウトウトしている、友希那を見て。朝華は友希那の頭を撫でる。

 

朝華

「…ありがとな…友希那…」

 

しばらくすると友希那が目を覚まし

俺の方を見て、心配した顔で朝華に抱きつく。

 

友希那

「朝、良かった!心配したのよ?」

 

と泣きながら友希那はそう言う。

朝華は泣いている友希那の背中をトントンと優しく叩く事しか出来なかった。

 

数分後

 

友希那

「…その、ありがとうね?」

 

朝華

「なぁに。

ずっと看病しててくれたのか?」

 

俺はそういう時友希那は目を逸らしながらと

ゆっくりと頷く。

 

朝華

「リサ達は?」

 

友希那

「リサ達はグランドの所に行ったわ

何かやるのかしら?」

 

朝華

「あ、ここの学校は文化祭の最後に花火をやるのが決まりなんだよ?」

 

友希那

「そうなの?

去年は途中で帰ってしまったから、知らなかったわ」

 

朝華

「そうだっけ?居たような気がするけど?

それより、花火見に行こうぜ?」

 

友希那

「えっ?」

 

朝華

「ほら」

 

朝華は友希那の手を繋ぎ、保健室を一緒に出て行く。

階段を転ばない程度に走り、屋上へと着く

 

友希那

「はぁはぁ…あ、朝…早すぎよ…」

 

朝華

「ごめん友希那」

 

友希那

「別に良いわ…あら。夜の景色ってこんなにも綺麗なのね?」

 

友希那は街の景色が見える所まで行く。

街はキラキラしていて、真下には大勢の人達がグランドの階段あたりに溜まっていた。リサ達はその前の先頭にいるのを確認する。その前には、打ち上げ花火を飛ばす大砲が5つセットされていた。

 

朝華

「あと、5分くらいで花火が上がる予定だよ」

 

友希那

「…そう、楽しみね?」

 

朝華

「…」

 

友希那

「…」

 

お互い、沈黙が続く。

何を話しかければいいのか全くわからない状態であった。

 

友希那

「…あ、朝華?」

 

朝華

「な、何?友希那?」

 

友希那

「…その…ギター…ソロパート…良かったわよ…」

 

朝華

「あれでも緊張したんだぜ?

でも、友希那とリサが見に来てくれたから…上手くいった感じだよ」

 

朝華

「だからよ…ありがとな。友希那。リサとずっと幼馴染みで居てくれて」

 

友希那

「…私も…朝とリサの幼馴染みで良かったわ

…これからもずっと一緒よ?」

 

朝華

「ああ!」

 

友希那

「(まだ、キス…さえ…してない…リサはしたのかしら…?

でも、リサも朝の事が好き、私も朝の事が好き…)」

 

友希那

「(…だから、もう少しだけ…待ってて。

また…3人が幼馴染みで一緒に居られるように…)」

 

朝華

「そろそろ、上がるよ。

俺らの出し物 打ち上げ花火が!」

 

朝華が言い切ると大砲の音が聞こえ、大きな音が夜空に上がる

色とりどりの鮮やかな色が夜空に舞い、そして少しづつ消えて行く。

友希那と朝華はお互いにくっつき、花火が終わるまでずっと一緒に眺めていた。

 

花火が終わると、朝華達は屋上を後にし。

リサ達と合流する。

リサ達に何してたか?と問い出されていたが、最後の仕事があると

誤魔化し、その場を離れ逃げた。

 

あこ

「あー待ってくださいよ!朝華兄!」

 

燐子

「あこちゃん、走ると危ないよ!」

 

紗夜

「宇田川さん!

湊さん、宇田川さんを連れ戻して来ます。」

 

紗夜はあこ達を追いかけて行く

友希那はリサにある事を聞いた。

 

友希那

「リサ」

 

リサ

「ん?どしたの?友希那?」

 

友希那

「これからも3人ずっと一緒よ?」

 

リサ

「当たり前だよ友希那、3人でずっと…一緒だからね♪」

 

2人は夜の空を見上げて居た。

明日も晴れるといいなと願いを込めて。




はい、文化祭編はこれにておしまいです。

次回はもしかしたら間が空くかもしれません。(前回書いたあれが一日4つも投稿してたのでそれの反省をし、1話づつ書く事に)

それでは、読んでいただきありがとございます。


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23話 休日の過ごし方

続きです


朝方、ベットから起き上がり。スマホの時間を見る。

10時だ…なんで学校に行ってないかって?今日は学校の振替休日だからだ。

文化祭を2日連続でやったため、その日は学校を休ませると理由で必ず次の日は休みになる。

 

朝華の家

 

朝華

「ふぁぁぁ…休日ってどうして暇になるんだか…」

 

友希那達は学校に行ってるため、連絡を取りたいが取れない感じだ。

しばらく考えて、朝華はカフェに行く事に決めた。

 

朝華

「あそこなら、ゆったり出来るし。

ちょうどいいコーヒーやケーキもあったはずだ。」

 

早速家の片付けをして、顔を洗い。服を整える。

30分程度で出かける準備が出来たので、家を出る。

 

朝華

「この先だよな、circleは」

 

川添の先に見える1つのお店、そこはライブハウスであり、カフェテリアの所でもある。

平日は人がそれほど混んでいないためゆっくりとカフェに居られる時間が多いと感じた。

 

席に座り、メニュー表を見る

色んな種類のケーキやコーヒーなどあるので悩んでいた。

数分後にカウンターに行き注文を頼んだ。

 

「あれ?朝華君?」

 

席でゆっくりしていると聞き覚えのある声が聞こえ

朝華は声がする方へ向く

手を振りながら朝華の方に向かってくるまりなさんの姿が居た。

 

まりな

「こんにちわ、朝華君一人?」

 

朝華

「そうですよ、今日学校休日で。

ここで時間潰そうかと思ってまして」

 

まりな

「そうなんだ、昨日はお疲れ様♪隣いいかな?」

 

朝華

「良いですよ」

 

まりな

「朝華君のギターの音すごーく良かったよ!

見てて感動しちゃたよ」

 

朝華

「ふぇ?まりなさんも来てたのですか?」

 

まりな

「うんうん、私一番後ろに居たからね

その時は結構人がいてさ…大変だったよ」

 

笑顔でまりなさんは朝華達の出し物でありライブに来ていたらしい。

もちろん出し物の最後に花火をしっかりと見たそうで

 

まりな

「所でさ〜?」

 

まりなは顔を朝華に近づく

とっさに気づいた朝華は慌てて距離を保つ。

それを見た彼女はクスっと笑っていた

 

朝華

「いきなり顔近づけないでくれ!びっくりするから!」

 

まりな

「あは、ごめんね♪

つい、朝華君の反応見たくってさ?」

 

朝華

「…はぅ…それよりなんか用だったんじゃないですか?」

 

それを聞いたまりなは思い出したかのように朝華に質問する

 

まりな

「朝華君って、友希那ちゃんとリサちゃん。

どっちが好きなの?」

 

それはあまりにも唐突で、朝華は少し戸惑いを感じる

 

朝華

「…えーと…その…」

 

まりな

「ん?どうしたの?」

 

朝華

「…一部の人しか知らない事ですが…誰にも言いません?」

 

まりな

「大丈夫よ♪私は口硬いから言わない言わない♪」

 

朝華

「(絶対に口滑りました〜的な感じやるよねぇ!?最後の語尾に

てへっ☆(舌を出す)ってオチだよね!?)」

 

まりな

「もしもーし?おーい?」

 

朝華

「…はっ!?

絶対に言わないでくださいよ?」

 

朝華はまりなに近寄り、そっとまりなに二人とも付き合ってると言うと、本人はびっくりした顔でこちらに見ていた。

 

まりな

「それって…幼馴染同士の付き合いじゃなくて?

本当の恋愛として付き合ってるって事?」

 

朝華

「流石に引きますよね…あはは…」

 

まりな

「うーん?でも良いとは思うかな?

…あ、でもダメかな?

あ…うん、頑張って!」

 

朝華

「うん、気を使われてる気分だわー

…とにかく俺は二人のことが好きです。何があっても彼女達を守ると誓ったんで」

 

まりな

「うんうん!

がんばって!応援してるから!」

 

朝華

「はい!」

 

しばらくしてまりなと話しているうちに注文したいたコーヒーやケーキなど届いた。

 

店員

「ありがとございましたー」

 

まりな

「あ、そのケーキね?うちのcircleの新作ケーキなんだよ♪

食べたら感想聞かせて?」

 

朝華

「ふぁい…?(ケーキを一口で食う)

…モグモグ」

 

まりな

「(この子食うの早すぎよね!?)…で、味はどうかな?」

 

朝華

「うまいよ、やべーな中はふんわりしてて美味しさ抜群ですよ!」

 

まりな

「良かった〜♪オーナーの手作りケーキなんだ〜

あとで休憩終わったら報告しなきゃ!」

 

まりな

「あ、そうだ。

朝華君、今空いてたら手伝って欲しいのだけど良いかしら?」

 

朝華

「良いですけど。具体的には?」

 

まりな

「えーとね…」

 

説明中…

 

まりな

「で、良いかな?」

 

朝華

「分かりました、とりあえず。壊れてる機材の所に行きましょう」

 

まりなと朝華か、食べ終わった食器をカウンターに返して

circleの中に入る、お客が来る前に機材の修理や音の調整などのメンテナンスの手伝いをする事になった。

 

気がつくと、夕方になっていた。

circleのロビーで休憩をしているとまりなさんが朝華に近づく。

 

まりな

「ありがと♪

お陰でお客さんが来る前に機材の修理とメンテナンスが終わったよ!」

 

朝華

「間に合って良かった、お疲れ様まりなさん。

…ところでスタジオには誰が来るのですか?」

 

まりな

「確か、早めに来るグループが…えーと、あった

あら、Roseliaの人達が来るみたいよ?」

 

朝華

「ん?友希那達が?

…あ、本当だ。

しかももうすぐで来るじゃないか」

 

扉が開く音がし、二人はその先に視線を向く。

白金と紗夜が二人でやってきたようだった

 

紗夜

「あら?黒鉄さん

こんにちわ、今日は休日では無かったかしら?」

 

朝華

「休日にここにカフェできてたけど、まりなさんのお手伝いしてたよ」

 

燐子

「こんに…ちわ…まりなさん…朝華君…」

 

まりな

「こんにちわは、紗夜ちゃんに燐子ちゃん

スタジオ今すぐ入れるよ?どうする?」

 

紗夜

「そうですね…とりあえずはスタジオに先に入ってると湊さんに伝えておいてください。

黒鉄さんに白金さんもスタジオに着いたらセッテングお願い出来るかしら?」

 

白金

「分かりました。」

 

朝華

「友希那とリサ、あこのやつ準備すれば良いんだな。

わかった。」

 

まりな

「気をつけてねー♪」

 

まりな

「さてと、私もお仕事に戻らなきゃね

あ、いらっしゃいませー♪」

 

circleは今日も元気に働いている。

その後、友希那達が来て、彼女達(Roselia)の演奏が今日も響き渡った。




次回…七夕編です

それではまた


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24話 七夕に願い事を

七夕編です
全…2.3話くらい使うかな?

それではどうぞ


商店街は賑やかでお祭り騒ぎみたいになっていた。

子供達の姿をを見ると、手には紙を持って、笹の所に向かっていた。

紙に小さな穴を開け、糸を通してその笹を付ける。

朝華達はそれを見ていた。

 

朝華

「七夕…か…早いもんだな…」

 

友希那

「そうね、朝?

私はスタジオ練しに行くからまたね」

 

朝華

「たまにも友希那も短冊に願い事書いとけば良いんじゃないかな?」

 

友希那

「…興味ないわ」

 

朝華

「全く。

また明日、友希那」

 

友希那と別れ、朝華は一人家に帰ろうとした。

その時、どこかで聞いたことがあるような声が聞こえた

 

日菜

「やっほーー!あさかーーー!!」

 

後ろから思いっきり突進され抱きつかれて朝華はあやゆくバランスを崩しそうだったが、なんとか体勢を取り戻す。

 

朝華

「日菜か…相変わらず元気だな…ごふっ」

 

日菜

「ねね?大丈夫?あたしのおっ…朝華「まてまて言うな!?」ちぇー男の子って好きそうなイメージあったけどな…」

 

朝華

「男が全員そうじゃないからな

…所でリサと一緒じゃ無かったのか?」

 

日菜

「リサちーだったら今日は部活があって一緒には帰れないって

それでここでぶらぶらしてたら朝華を見つけたの!」

 

朝華

「えーと?つまり日菜の るんっ♪が来て、あえて突進していたのか…?」

 

日菜

「え〜?どうだろうねー♪」

 

笑顔で誤魔化す、日菜を見て。

怒る気力も無くした朝華は近くの短冊が置いてある紙を見る。

 

朝華

「願い事…か」

 

日菜

「どしたのー?」

 

朝華

「いや、なんか願い事書こうかなとは思ってたけど…いいや

なんか、奢るけど何かいるか?」

 

日菜

「え?いいの!ありがとー♪

早速行こうよ♪」

 

朝華

「はいはい」

 

日菜と一緒に連れていかれたのはカフェテリアだった。

そこで日菜が好きなものを頼み、朝華は日菜の分と自分の分を支払った。

 

数分後…

 

日菜

「んー♪美味しかったー♪

ありがとねあさか〜」

 

朝華

「はは、お安い御用だよ」

 

日菜

「あ、そうだねぇ?

今度の七夕祭りさ、空いてたりとかする?」

 

朝華

「七夕祭りの日はそん時は用事があったから行けるとしても、夜あたりになるかな、なんで?」

 

日菜

「うん、実はね…」

 

日菜は、朝華に悩み事を相談する

七夕の日、お姉ちゃん(紗夜)と一緒に行きたいのだが本人は

バンド練などと理由でいかないという悩み事だった。

 

朝華

「そうか、一応リサにも聞いてみるけどさ

…もう一回誘ってみたらどうだ?紗夜にさ」

 

日菜

「お姉ちゃんをもう一回誘う?」

 

朝華

「あ、別に無理にとかじゃないよ

自分でどういうタイミングでいうかは日菜次第だよ

…っと、やべ。晩飯作らねーと、ごめん日菜

一人で帰れるか?」

 

日菜

「うん、あたしは大丈夫だよ

またねー♪」

 

朝華は、急いで走っていき、帰って行く。

その姿を見た日菜はしばらくしてから家に帰って行った。




次もよろしくお願いします!


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25話 すれ違う想い

続きです


週末の昼頃、氷川の家

 

紗夜

「人混みは苦手だから

屋台の食べ物もあまり得意ではないから」

 

日菜

「そっか、ごめんねお姉ちゃん、無理に誘っちゃって…」

 

がっかりする日菜の姿をみた紗夜はギターの練習があると良い部屋に戻っていく。

次の日、日菜はもう一回誘おうとしたが紗夜がギターの練習をしてたため。

無理に話しかけずに、家を後にし出かけていく。

 

朝華の家

 

朝華

「ふぁ…眠い…流石にやり過ぎたか…」

 

朝華はパソコンでネトゲを夜遅くまでやっていた

気がつくと昼頃になっており、下に降りて遅めの昼食を頂く。

 

朝華

「モグモグ…」

 

ゆっくりと昼飯を食っていたら、ピンポンと音が鳴り

ホームボタンを押すと、そこには日菜の姿が映し出されていた。

 

日菜

「あさかいるー?」

 

朝華

「…いるけど、今開けるから待ってて」

 

朝華は急いで私服に着替え、日菜がいる玄関まで行き鍵を開けて

彼女。中に入れる。

 

朝華の家

 

日菜

「わぁー!広いね?

一人で住んでるなんて勿体ないくらいだよ?」

 

朝華

「んー?じっちゃんが遠慮なく買ってくれた家だからそんなには広いとは思ってないけどさ。

ところで用があって来たんじゃ?」

 

日菜

「うん♪

商店街の七夕祭り行こうよ?」

 

朝華

「あー?夕方の?そういえば、もう一回誘って見ればって俺が言ったっけな?それで

紗夜は行かないと言われたのか」

 

日菜

「うん、そうだよー

それに人混みが苦手だからって断られたよ」

 

朝華

「そうなのか…しばらく家でゆっくりしとくか?」

 

日菜

「あ、これって前にあさかが演奏した時に使ってたギターだよね?

使っても良い?」

 

朝華

「あの、話聞いてよ…」

 

テーブルの横に立てていたギターに興味を示す日菜

朝華はため息をし、触って良いよと許可を取る。

 

数分後

 

日菜

「うーん♪るんって来たー♪」

 

朝華

「そうか、良かった。」

 

日菜

「あたしもあさかみたいに上手くなりたいなー♪」

 

朝華

「上手く行くよ、日菜ならさ」

 

日菜

「うん♪」

 

しばらくして日菜と雑談で話していると小腹が減ったので

商店街の七夕祭りに行く事になった。

 

商店街

 

朝華

「子供連れの家族がいっぱいいるな、日菜離れるな…ってあ?

どこ行った?」

 

日菜

「朝華ー?こっちだよー?」

 

朝華

「何やってるんだ?日菜…おい待ってって」

 

日菜

「今日は色々見て回ろう?」

 

朝華

「そうだな、日菜はどっか行きたい場所あるか?」

 

日菜

「んー?わかんない♪」

 

朝華

「わかんないって…ん…?」

 

さっきまでは晴れていた空模様が急に曇りだし。

やがては雨が降ってくる。

 

朝華

「ちょ、天気予報だと1日晴れだって聞いたぞ?

日菜これ被れ!」

 

朝華聞ていたパーカーを日菜の頭に被せる

 

日菜

「ん…ありがとあさか♪」

 

朝華

「近くの店で雨宿りしよ…あそこだ」

 

とある、ファーストフード屋の店に入ると

見覚えがある顔なじみの人達がいた。

 

「いらっしゃいませ、…って日菜ちゃん!?

黒鉄さんも!?

 

日菜

「彩ちゃん?なんでここにいるの?」

 

「私はここでアルバイトしてるんだ」

 

朝華

「へぇ、アイドルの仕事の次にここでアルバイトとは

すごいな彩は」

 

「そ、そうかな…ところで黒鉄さん達は?お客さんで来たの?」

 

日菜

「うん、そだよー

というわけでここで雨宿りさせて♪」

 

「うん♪もちろん。せっかくの七夕祭りなのに。

残念だね、黒鉄君と一緒に七夕祭りに来てたの?」

 

日菜

「うん途中で家に遊びに行ってね、一緒について来てもらってるんだ♪」

 

「そうなんだね、お姉さんには誘わなかったの?」

 

日菜

「お姉ちゃん誘ったんだけどね、行けないって断られたちゃった…」

 

「そっか、残念だったね…」

 

日菜

「ま、しょうがないかな〜って

あ、コーラ2つとポテトMサイズ2つお願いね♪」

 

朝華

「え?あ、じゃそれで」

 

「はーい!ポテトとコーラ2つお願いします!」

 

彩の後ろには青い髪をした少女がその呼びかけに応じる。

 

花音

「あ、はーい!

かしこまりましたー!」

 

朝華

「ん?花音もここで?働いてたのか?」

 

「うん、一緒にここでバイトしてるんだ。

あ、日菜ちゃんと黒鉄さん、すぐにお持ちしますので

席でお待ちになっててください」

 

日菜

「了解っと!あさかいこー?」

 

日菜に腕を掴まれて朝華達は空いてる席に向かっていく

席に座り数分後に揚げたてのポテトとコーラが運び出されて来て

それぞれのテーブルに置いて行く。

 

 

ファーストフード 席

 

日菜

「雨はやんだみたいだけど…

とても七夕祭りの気分じゃないな…」

 

朝華

「大丈夫か?日菜?」

 

日菜

「あたしは大丈夫だよ…でも…もぅ、帰ろっかな…」

 

朝華

「…とりあえず外に出て、何かあるか見てから帰ろっか?」

 

日菜

「…そだね…」

 

日菜達は食べた物をしっかりと片付けをしてファーストフード店を

後にする。

外に出ると日が沈むごろの時間になっていた。

 

 

商店街

 

紗夜

「…すごい人とは思ってたけど。

今日は七夕祭りの日なのね…早く頼まれた買い物を終わらせないて

帰らないと…」

 

歩きながら頼まれた買い物をする紗夜

その時にふとある事を思い出し考える

 

紗夜

「…日菜、誰かと一緒にいるのかしら…?

少し…心配ね」

 

紗夜

「…あら?あそこにいるのは…日菜と…黒鉄さん?」

 

二人の姿を確認する紗夜だが人混みでなかなか思うように前に進まない、なんど呼んでも周りの声や音でかき消されてしまう

 

紗夜

「日菜…っ!ダメね

人が多すぎて声が届かない…!」

 

朝華

「ん…?」

 

日菜

「どーしたの?」

 

朝華

「いや、俺じゃないけど、日菜って名前聞こえたんだけど…?」

 

日菜

「うーん?あたしには聞こえなかったよ?

あたし以外にもおんなじ名前の人が居たんじゃないかな?」

 

朝華

「だといいが…って人混みすごいな、移動するよ」

 

日菜

「はーい♪」

 

紗夜サイド

 

紗夜

「はぁ…どこに行ったのかしら?日菜、

少なくても黒鉄さんと一緒にいるのは安心出来ますけど…」

 

「あれ?、日菜ちゃんのお姉さん!」

 

声をかけられ、沙夜はそちらを向く

丸山と松原の二人が居た。

 

紗夜

「丸山さん、それに松原さん

こんにちは」

 

丸山

「こんにちは、誰かを探してた?」

 

紗夜

「いえ、私は母から頼まれた買い物を頼まれていて

それより、丸山さん、日菜に七夕祭りの事について誘われたりしてませんでした?」

 

丸山

「私?ううん。私は元々バイトのシフトだったから花音ちゃん一緒に働いてたよ。

それに、日菜ちゃん、紗夜ちゃんと七夕祭りに行けなくて

残念がってたよ?」

 

紗夜

「日菜が…?そう…」

 

「うん。さっき、お店に来て雨宿りさせてって黒鉄さんと一緒に来てたんだ。

その時に日菜ちゃんからその時に聞いた話だったよ」

 

紗夜

「そう…私は人混みや祭りの雰囲気が慣れてないだけで得意ではないから、丸山さんに達に誘った方がいいっと言ったのだけけど…」

 

「紗夜ちゃん、日菜ちゃんはきっとわたし達じゃなくて紗夜ちゃんと一緒に行きたかったじゃないかな?」

 

花音

「う、うん。きっとそうだよ!」

 

紗夜

「…日菜…」

 

丸山達と別れ、紗夜は日菜を探しに行くのであった。




次回 七夕祭り編最後です。


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26話 夜が来て朝が来る

七夕編は、これにておしまいです
次回から一章の最後あたりまでやります

それではどうぞ


紗夜は丸山達に日菜の事を事を聞いた後、日菜と黒鉄の事を探す紗夜

だが、商店街の七夕祭りでは人混みあるため、思うように探すのに大変である。

 

紗夜

「…(どこにいるの…日菜…)」

 

日菜サイド

 

日菜

「んー?なんか、暇だなー

1日、あさかと居て楽しいって思ったけどさ」

 

朝華

「あはは、まぁ。色々回って見たからな。」

 

日菜

「そうだけどさー。ん?」

 

日菜は机の上にある短冊を手に取り

朝華に見せる。

 

日菜

「ねね?これって「短冊に願いを?だよね?」

なんだか面白そうだね、あさか」

 

朝華

「面白いのかそれ…

日菜はなんかお願い事はないのか?」

 

朝華は日菜に尋ねる

彼女は少し考えてやがて机に向かい何かを書き始めた。

 

朝華

「(日菜の願い事…おそらくあれかな…)」

 

考えいると日菜は短冊にお願い事を書いた様子だった。

 

日菜

「よし、書けた!

あさか、書けたよ」

 

朝華

「良かったな

笹に短冊かけて来いよ」

 

日菜

「えへへ♪、お願い事叶うといいな♪」

 

ノリノリで日菜は笹に短冊をかけていく、すると日菜の名前を呼ぶ声が聞こえ、日菜と朝華はそちらに向く

買い物袋を持った紗夜が日菜達の前にいた。

 

紗夜

「…日菜?それに黒鉄さんも」

 

日菜

「お姉ちゃん?」

 

朝華

「なんだ?紗夜も七夕祭りに来てたのか?」

 

紗夜

「いいえ、私は買い物頼まれただけよ。それより日菜、こんなところで何してるの?黒鉄さんと一緒に?」

 

日菜

「あはは、お姉ちゃんに断られたからさー

あさかと一緒に七夕祭りに見て回ってたよ

…途中で雨が降って全部は見れなかったけどね」

 

紗夜

「…そう

日菜、その手に何持ってるの?」

 

紗夜は日菜が、手に持っている短冊を聞いてきた。

 

日菜

「短冊!

お願い事を書いてたんだー♪」

 

紗夜

「そうなの」

 

日菜

「うん♪」

 

紗夜

「…」

 

日菜

「…」

 

二人は沈黙をしてどっちから声をかければ良いのか迷っている様子だった

しばらくすると日菜から声を出し、紗夜と会話をする。

 

日菜

「お姉ちゃん、あの…ってうわ!?」

 

紗夜

「日菜!?一体何を…!」

 

日菜

「お姉ちゃん、あさか!大変だよ〜〜!!

あたしの短冊、鳥がくわえて持って行っちゃったよ!」

 

日菜が書いた短冊を鳥は空に向かって行き。

商店街と違う方面へ向かって行く、姿をみた日菜は

それを追いかけようとするがそれを止める

 

朝華

「日菜!」

 

紗夜

「待ちなさい、日菜。

また、書き直せば良いじゃ…」

 

日菜

「やだよ!あの短冊にはすっごくすごーく!大事な

お願い事書いただから!」

 

日菜

「だから!取り戻したいの!

お姉ちゃん!朝華!お願い!」

 

朝華

「だったら今、追いかけた方がいい。鳥を見失う前に」

 

日菜

「うん!」

 

日菜は短冊をくわえて持って行った鳥を追いかけていく。

 

紗夜

「日菜、待ちなさい!」

 

紗夜

「…朝華さん、一体どういうおつもりですか!」

 

朝華

「俺に怒る前に、日菜を追いかけなくていいのか?」

 

紗夜

「…すみませんが、私は日菜を追いかけます

それでは!」

 

紗夜も日菜を追いかけて商店街を後にする

 

朝華

「あとは…頑張れ…日菜、紗夜」

 

後の関係は二人の姉妹に任せるとした朝華は

二人の帰りを待つことにした。

 

夜 商店街

 

夜になり、七夕祭りもそろそろ終わりの時間を迎える。

朝華は二人の帰りを待ちながら、商店街を回っていた。

 

日菜

「あ、あさか〜♪」

 

紗夜

「戻りました、黒鉄さん」

 

朝華

「ん、お帰り。

どうだ?見つかったか?短冊は」

 

日菜

「うん♪見つかったよ!」

 

朝華

「良かったな

短冊に笹付けに行かないのか?」

 

日菜

「あたしの願い事、叶ったんだ♪」

 

紗夜

「えっ?」

 

紗夜は驚いた顔をし日菜を見ていた。

朝華は日菜の顔を見て、理解する

日菜は紗夜に笑顔で見ていた。

 

その後、紗夜も日菜に短冊を書こうと言われ

紗夜も書くことになった、しばらく悩んだ末に紗夜も短冊にお願い事を書き入れたようだった。

 

朝華

「二人は帰らんのか?

親も紗夜が買い物行ったまま帰って来ないとか心配してるんじゃ?」

 

紗夜

「そうですね、日菜。

そろそろ帰るわよ?」

 

日菜

「うん♪、あさか。今日はありがとねー♪

また、遊ぼう♪」

 

日菜は朝華にお礼を言って一人で走っていく

その後ろを紗夜も追いかけていく。

 

紗夜

「それでは、またスタジオ練の時にお会いしましょう」

 

朝華

「気をつけて帰れよー?」

 

別れた後、朝華はもうしばらく商店街を

回っていると、聞き覚えのある声がし

背後を振り向くと、銀髪の長い少女と

ポニテをしている茶髪の少女が居た。

 

友希那

「あら?朝?

こんなところでなにしてるのかしら?」

 

リサ

「珍しいね?朝華がここにいるなんて?」

 

聞き覚えのある、声がして

向くと友希那達がいた。

 

朝華

「友希那達か

そっちも珍しいじゃん?普通なら来ないと思ってたけど?」

 

友希那

「たまたまよ」

 

リサ

「友希那と買い物来ててさ

朝華は?」

 

朝華

「んー?さっきまで日菜達と七夕祭りに来てたぜ?」

 

友希那

「そうなの?」

 

朝華

「ああ、それに友希那はあんま興味がないって言ってなかったか?」

 

友希那

「私は興味無かったわ、リサに七夕祭りに行こうって言われたから仕方なく付いて来てるだけよ」

 

朝華

「(ってことはやっぱり興味あったんだろうな…)」

 

リサ

「(良かった、紗夜と七夕祭り行けたんだね)」

 

友希那

「時間も勿体無いし、そろそろ行きましょ?朝、リサ」

 

リサ

「はーい♪」

 

朝華サイド

 

朝華

「…」

 

リサ

「朝華ー?どうしたの?」

 

朝華

「いや、なんでもないよ

って?友希那何してるの?」

 

友希那

「…短冊に少し興味あるだけよ」

 

リサ

「だったらさ三人で書かない?短冊に願い事を書くの♪」

 

友希那

「え?いや、リサ。私は…」

 

リサ

「ねぇ?良いでしょ?朝華もいいよね?」

 

朝華

「せっかくだから、三人で書こうぜ?友希那」

 

友希那

「朝が言うなら…良いわよ…」

 

リサ

「うんうん♪」

 

リサ達はそれぞれの願い事を短冊に書く

そして、三人同時に書き終わる。

 

友希那

「…書いたのね?朝もリサも?」

 

リサ

「それじゃみんなお揃いに笹に短冊を付ける?」

 

朝華

「それ良いかもな、友希那は?」

 

友希那

「いいと思うわ」

 

リサ

「じゃ、付けるよ?」

 

リサは朝華達の短冊を笹に付ける。

友希那は青紙、リサはピンク。朝華は薄い水色の紙を飾れる

 

友希那

「それじゃ帰りましょ?」

 

こうして、日菜から誘われた七夕祭りも無事に終わらせて

友希那達と一緒に家まで送っていき

朝華も送り届けたら自分の家に帰る事になった。

 

朝華

「…友希那達の願い事…あれかな」

 

 

 

友希那 リサ 朝華

「これからも3人の関係がずっと仲良くなれますように」

 

 

 

朝華の家

 

家に着くとポケットに入っていたスマホが鳴り

その内容を見ると紗夜からだった。

朝華はリビングに行き椅子に座りながらスマホをいじる。

 

朝華

「ん?メールが届いてる?

…紗夜からか」

 

紗夜

今日は日菜と七夕祭りに一緒に付いて貰いありがとうございます

日菜も黒猫さんと一緒に居るのが楽しかったと言ってます。

 

日菜は短冊には飾らなかったようでした、

あたしはもうお願い事が叶ったと。

 

私は短冊にこう願い事を書きました

 

「日菜と真っ直ぐ話しかけられますように」と

 

朝華

「…そうか、良かったな。紗夜

…ん?続きがまだある」

 

紗夜

それと、この前の事…あの時は申し上げございませんでした。

もし、良かったら…朝華と呼んでもよろしいでしょうか?

 

朝華

「…ぷ、あはは…なんだよそれ…

けど…」

 

朝華は紗夜にメールを送った

勿論返事は返した。

 

朝華

勿論、下の名前で呼んでも良いよ

 

 

その後紗夜からメールは来なかった。後日改めて本人に聞くと

顔を赤くしながらもしっかりと下の名前で呼んでくれた。




これで、七夕編はおしまいです。

次回もお楽しみに


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27話 散歩すると色々発見ができる日々

続きです


朝華の家

 

朝華

「…あー暇だ…どうしよう」

 

朝華

「…友希那達も最近はバンド練忙しいとは言ってたから

しばらくは無理だって言ってたし」

 

友希那達は今度やるライブの練習をしていた。一週間前からだ。

そのため、サポートに回っていた朝華は出ていたが、友希那達にしばらくはゆっくりと休むようにと言われたからだ。

そのため、本日は出る予定だったスタジオ練は休みになった。

 

朝華

「…ま、機材の調整とかは友希那達も出来るし

多分…大丈夫だろうな…うん」

 

朝華

「ん?スマホが鳴ってる?」

 

スマホが鳴り響き、朝華は机に置いてあった

スマホを取り、内容を確認する。

 

あこ

今日、私達の練習が終わったら

circleに集合です!

今日の夜からですからね!

 

 

朝華

「今日の夜辺りか、にしても

なんでcircleなんだろうか?

別にファミレスで会議やってもいいのだけどな…」

 

朝華

「…まだ昼前出し

そこら辺に散歩するか」

 

歩道道

 

朝華

「良い天気だな…んー?

どっかでカフェでお茶するのも良いかもな」

 

道なりに歩くと子供達が遊んでいる公園にたどり着く。

砂場で遊んでいる、小さい娘が朝華に向かってくる。

 

「おにぃーちゃん!

美咲姉ちゃん!あさおにいがいるよー!」

 

朝華

「美咲?

あー?なるほど美咲の妹さんか」

 

美咲

「あれ?黒鉄さんこんにちわ。

珍しいですね?一人でいるなんて?」

 

朝華

「散歩がてら色々回ってるからさ

美咲は妹さんと遊んでたのか」

 

美咲妹

「うん!そーだよ!

おにいちゃんもあそぼー!」

 

美咲

「あー?今お時間って大丈夫ですか?」

 

朝華

「大丈夫だよ。

時間までまだあるから遊んでやるよ」

 

美咲

「ありがとうこざいます。」

 

公園で美咲と妹とあそんでいると

妹がお腹を減ったという事になり

近くのコンビニで昼食を買ってくる事になった

 

美咲

「わざわざ、すみません黒鉄さん…奢ってもらってしまい…」

 

「ありがとー」

 

朝華

「大丈夫だよ。

それに、みんなで食べた方が美味しいさ」

 

美咲

「そうですね」

 

三人でさっき来た公園に戻り、ベンチに座る

左から美咲の妹、美咲、朝華の順で並ぶ。

 

しばらくして、コンビニで買った昼食を食べながら雑談をしていた。

美咲は妹の口に米粒が付いてたのでそれを注意して美咲自身の指で取り、妹の口差し伸ばす。

 

美咲

「美味し?」

 

美咲の妹

「うん!」

 

美咲

「良かった。」

 

朝華

「さて、俺はそろそろ他の所に行くよ

楽しかったか?」

 

美咲の妹

「うん、ありがとーね!あさにーにー」

 

美咲

「すみません、色々と

今度お会いする時は何か差し上げますね」

 

朝華

「いやいや、大丈夫ですよ。お気持ちだけで十分だから。

それじゃまた遊ぼうな?」

 

美咲の妹

「バイバーイ!」

 

朝華は美咲と妹と別れ。

再び散歩を始める

ふと、スマホを見るとチャットが届いていた。

 

朝華

「…彩から?

お茶しませんか?か」

 

朝華はそのチャットを彩に送る

数秒もかからないうちに彩からチャットが来た。

 

朝華

「早いな…駅前に出来た新作のスイーツ店…か

しゃあね、時間あるしそっち行くか。」

 

駅前

 

「あ、黒鉄君ー!」

 

朝華

「やれやれ、相変わらず元気だな。

それで?駅前に出来たスイーツ店は?」

 

「こっちだよ♪、来てきて」

 

朝華は彩に手を繋げられて

彩と一緒に付いていく。

 

駅 スイーツ店前

 

彩と一緒に行くと人がかなり並んでいた。

そこには女性いわば、男性および、カップルなど沢山いた。

最後尾の看板が見え、急いで並ぶ事に。

 

「はぁはぁ…なんとか間に合った…うぶっ」

 

走りすぎたのか気持ち悪くなり彩口を抑える

朝華は彩の背中を揺すってあげた。

 

「あ、ありがとぉ…」

 

朝華

「全く甘いもん食いすぎるから気持ち悪くなるんじゃないのか?」

 

「えぇ〜私はそんなに食べてないよぉ

…イヴちゃんから貰った羊羹は食べたけど…」

 

朝華

「食べてるんじゃねーか!

それと、千聖にバレたらだいえ…」

 

「ストップーー!それ以上言わないでぇ〜」

 

朝華が言いたいことがわかったのか

涙目になりつつ彩は手を塞いだ。

 

朝華

「あはは、わりぃ

お詫びに好きなだけ頼んでいいからさ」

 

「うぅ〜」

 

しばらくして、並びがスムーズに進み

彩達も無事になんとか入れたのであった。

中に入ると想像してたよりも中は広く

スペースもかなり広かった。

彩達はスタッフに言われた席に座る事になった。

 

「なんか、すごいね…緊張する…」

 

朝華

「んー?千聖達とはこういう店行かないのか?」

 

「うーん?ほとんどはお仕事が入っちゃってね

あ、もちろんたまにスタッフさんがケーキとかそういうくれたりする事があるからね」

 

朝華

「そうか…ん?彩、これはどうだ?」

 

朝華が指を指すメニュー表にイチゴタルトの大盛り付けが書かれた物を見せる。

一瞬で彩の目はキラキラと輝いていた。

 

「いいの?これすごく高そうだよ?」

 

朝華

「さっき言ったろ?

奢ってやるって、遠慮なんかしなくていいよ」

 

「…それじゃお言葉に甘えさせてもらおうかな♪

今日は自分へのご褒美と黒鉄君との初お出かけ記念日に♪」

 

朝華

「(俺は散歩ついでに誘われたんだが…まぁ仕方ないか)」

 

数分後…

 

「そういえば、今日Roseliaのスタジオ練はなかったの?」

 

朝華

「ん?あ、なんか友希那達に今度やる、ライブまでには完璧な演奏したいから朝華はサポートしないで今日はゆっくり休んでって言われたんだよな 」

 

「そうなんだ

私はお仕事お休みだったから黒鉄君でも誘ってみようかなって思ってここに来たんだ。

…迷惑だった?」

 

朝華

「いや、迷惑じゃ無いよ。夜まで予定なかったから散歩してただけだしさ。

それに彩達に貰ったライブチケットも本番当日まで大切に保管してるぜ?」

 

「…!うん!楽しみにしててね♪

私たちのパスパレのライブを!」

 

彩と雑談で会話を楽しんでると

店員が来て、頼んだメニューが届く

 

「わぁ〜!

写メ撮っとこ!」

 

彩はスマホを横にし、

大盛りイチゴタルトを写真を撮る。

 

 

朝華

「良かったな。

それじゃいたたこうか?」

 

「うん♪」

 

朝華と彩はゆっくりと味わいながら

ケーキを食べていく。

少し休憩を取り、お会計をして、店を出た。

 

「ありがとうね黒鉄君!」

 

彩は立ち止まり、朝華の前でお礼をいう。

朝華は頰を赤らめながら彩を見た。

 

「あ、いけない。

そろそろ行かなきゃ。」

 

朝華

「用事か?」

 

「うん、それじゃまたね黒鉄君♪」

 

駆け走る彩は朝華と別れて

来た道を戻っていく。

 

朝華

「さてと、今は夕方か。

江戸川楽器店に行ってくるか」

 

江戸川楽器店

 

朝華

「着いた、ん?」

 

話し声が聞こえ

ギターが置いてあるエリアに行くと

美竹と青葉がいた。

 

モカ

「あれ?朝さん〜こんにちわ〜」

 

「こんにちわ、黒鉄さん

お一人ですか?」

 

朝華

「まぁそこらへんをぶらぶらしてたかな

蘭達は?」

 

モカ

「あたしたちも朝さんとおんなじですかねー?

着いたのは今さっきなんですが、朝さんは今日予定とかなかったのー?」

 

朝華

「あったけど、潰れちまったからな

さっきも言ったがそこら辺でぶらぶらしてるだけだ」

 

「…そうですか。

…あ、モカ。」

 

モカ

「んー?あ、そうだね〜」

 

朝華

「?なんかあったか?」

 

「いえ、用は済んだのであたしたちもこれで

また、会いましょ黒鉄さん」

 

蘭達はそう言い残し、店を後にした。

朝華はなんの話だ?と思いつつ江戸川楽器店の店内を見回すのであった。

 

朝華

「やべ!急がねーと」

 

江戸川楽器店で先輩達と出会い、話していたら時間があっという間に立っていて、約束の時間に遅れそうになり走っていた。

 

朝華

「にしても…手土産にしては…」

 

店に出る前に先輩たちに貰った袋、中身は後で見なさいと言われたためまだ見ていない状態だった

 

朝華

「っと着いた。

ってcircle電気消えてるんじゃん」

 

circleに辿り着くとあたりの電気は消えていて

扉のドアノブには看板がなかった。

 

朝華

「…参ったな、ここでないと他の場所…」

 

まりな

「あれ?朝華君?」

 

突然背後に話からから慌てて振り向く

そのにはまりなさんがなんでここにいるの?の、顔をしていた

 

朝華

「まりなさん!?

どっから出てきて…」

 

まりな

「中に入るんだったら早く入った方がいいと思うよ?」

 

朝華

「えっ?でも空いてないんじゃ…?」

 

まりな

「ほらほら早く♪」

 

朝華

「わかりましたよ…たく。」

 

朝華はまりなに言われがままcircleに入っていく

ロビーあたりも電気が消えており、奥のスタジオから人の気配を感じる

 

朝華

「…なんだろ?」

 

疑問に思いつつ、朝華は扉を開ける

そして…

 

全員 「お誕生日おめでとう!朝華ーー!!!」

 

扉を開けると

Roseliaメンバーや、彩。蘭、モカ、それに美咲達が、朝華にお祝いする

当然、朝華本人は一切聞かされてないため

驚いていた表情をした。

 

朝華

「えっ?えっ?

美咲?、彩?蘭、青葉も…?

え?どういうこと?」

 

リサ

「今日は朝華の誕生日だよ♪

朝華には伝わってないからみんなで準備してたんだ♪」

 

朝華

「…ぁ…あーーー!忘れてた…

あ、ありがとう!みんな!」

 

あこ

「やったー!朝華兄のサプライズ誕生日大成功だよ!」

 

リサ

「やったね♪」

 

燐子

「おめでとうございます、黒鉄さん」

 

紗夜

「おめでとうございます。朝華さん」

 

友希那

「おめでとう、朝」

 

他のメンバーたち

「おめでとうー!黒鉄(君)(あさか♪)(朝さん〜)」

 

まりな

「おめでとう♪

はい、私からのプレゼントだよ♪」

 

まりなから紙袋が入った物を渡された

その流れで他の人達も朝華のプレゼントと渡す。

 

友希那

「それは、私とリサで作ったバースデーケーキよ?…どうかしら?」

 

中央にはバースデーケーキが置いてあり

そこには黒鉄朝華おめでとうと書かれたチョコ板が飾ってあった。

 

朝華

「ありがと…マジであんがと!」

 

リサ

「これからもよろしくね!朝華」

 

友希那

「よろしく…ね、朝」

 

燐子

「これからも…よろしくお願いします…」

 

あこ

「朝華兄!よろしくね!」

 

紗夜

「よろしくお願いしますね?朝華さん」

 

朝華

「ああ!これからもよろしくお願いします!みんなも!」

 

全員

「はい!」

 

その後、誕生日会は無事に成功し

みんなで時間が許す限り、みんなで楽しむのであった

 




次回もよろしくお願いします


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28話 異変

続きです


学校 朝華サイド

 

朝華

「そうか、気をつけてな友希那

うん、それじゃ後で家にお見舞いに行くから」

 

友希那が具合悪くて早退したと連絡を聞いて

少し心配になる朝華

ピコンと音が鳴り、連絡が来た。

 

朝華

「ああ、リサ?

友希那の事だろ?聞いたよ、うん

俺も後、2時間で終わるから。

うん。また」

 

朝華

「…さてと戻るか」

 

朝華は自分のクラスに戻っていく。

中に入るタイミングに雨が降ってきた。

 

友希那サイド

 

友希那

「…早く帰らないと…」

 

友希那は帰る途中に雨が降ってきて、折りたたみの傘を差す

雨は少しづつ強くなっていく。

そんな中一人で帰っていた。

 

友希那

「(早く…家で寝たいわね…)」

 

そう思いつつ友希那は歩いていく

…雨の音が強くて、背後から人が近づくことを知らずに

 

「すみません、落としましたよ?」

 

友希那

「…え?、あり」バチッ!「と…ぅ…?」

 

ばたりと倒れそうになる友希那を支える、人。

その人は少し微笑みを浮かべながら友希那を抱えて近くの車へと連れ込む。

 

「ククク…」

 

その男は車を発進し。彼女をどこかへ連れて行く。

 

朝華side

 

朝華

「ふぅ…ん?雨、止まないな…」

 

白音

「ん?朝華、傘ないのか?」

 

朝華

「…?」

 

白音

「ん?どうした?朝華」

 

朝華

「あ、いや。なんで俺が傘ないのを知ってるのかなって思ってさ

一言言ったっけ?白音に?」

 

白音

「…なんでだろうな?

俺の勘が当たったんだろうな」

 

朝華

「…どのみち俺は居残りだから今日は帰れないしな」

 

白音

「んじゃ、俺は今日用事あるから、またな。黒鉄」

 

朝華

「またな」

 

白音はカバンを持ち、さっさと家に帰っていく

 

朝華

「…友希那帰ったかなちゃんと

…チャットに返事送るか」

 

そう思い朝華は友希那にチャットを送った。

 

朝華

「さてと、職員室向かうか」

 

朝華は職員室に向かっていく。

その時には友希那のチャットには既読すらつかない事を。

 

リササイド

 

リサ

「友希那ちゃんと帰ってるかな…」

 

モカ

「わからないけど、家に付いてるんじゃないですかね〜?」

 

リサ

「そうだね、早くお見舞い行かなきゃね?」

 

モカ

「後でパンも買っとこー

…おや?」

 

モカはリサの前に出て、道路に落ちてるキーホルダーを拾う

 

リサ

「どうしたの?モカ?」

 

モカ

「リサさん、これって見覚えありませんか?」

 

モカはリサに道で拾ったキーホルダーを見せる。

少し悩んだリサはなにかを思い出したかとように

驚く顔をする

 

リサ

「これって、朝華から貰った猫のキーホルダーじゃ…?

え? 友希那落としたの?」

 

モカ

「リサさん、少し落ち着いて。

湊さんに連絡をしてみたらどうですか?」

 

リサ

「う、うんそだね!」

 

リサは友希那連絡を入れるがしばらくしても

応答がなかった。

焦りを隠せないリサは不安と同時にどうすればいいのか迷っていた。

 

リサ

「どうしよ?友希那が連絡取れない…

うぅ、友希那…」

 

涙目になるリサを見たモカ

リサを抱えて近くの公園へ雨宿りする

 

リサ

「友希那…ダメ連絡が取れない…」

 

モカ

「朝さんに連絡してみたらどうですか?

何かわかるかもしれませんよ?」

 

リサ

「うん、…そうだね」

 

朝華サイド

 

朝華

「うーん!終わった。

おや、雨も少し止んできてるな」

 

プルルとスマホが鳴り慌てて朝華ポケットから取り出す。

リサからだった。

 

朝華

「リサ?どうした?

…え?友希那の連絡取れないって?

ちょっとまてどういう事だ?」

 

リサから詳しい事情を聞く朝華

今まで三人ずっと一緒に居たが、これまでに連絡を取れなくなったのは初めてあって、朝華やリサも焦っていた。

 

朝華

「とりあえず、友希那の父さんに連絡入れて

もしかしたら合流して帰ってる可能性もある

あと、近くに人は?モカ?

わかった。モカと一緒に居てくれ、俺もそっちに向かう」

 

朝華はクラスに自分のカバンを持ってリサ達がいる公園へ向かう

 

公園

 

雨は降っていなくて、少し雲の隙間から日が差していた。

走っているうちに公園へとたどり着く

 

朝華

「リサ、モカいるか?」

 

モカ

「あ、朝さーんこっちです〜」

 

モカの声が聞こえてベンチに座ってるリサの所へ向かう。

 

リサ

「あさ…か…」

 

朝華

「リサ!?

友希那は?」

 

質問するとリサ首を振る。

友希那は友希那の父さんとは帰ってるわけでもなかった。

時期に友希那の父さんも家に帰るということだった。

 

朝華

「そっか…

くっ、友希那どこに行った!」

 

モカ

「落ち着いてください、朝さん」

 

朝華

「だけどよ!」

 

モカ

「えい」

 

モカは軽く朝華のほっぺを叩いた

 

モカ

「落ち着いてください、朝華先輩

今はお気持ちはわかります、少しは周りを見てください」

 

朝華

「…ごめん」

 

リサ

「…とりあえず、一旦家に戻ってから友希那の家

行ってみよ?

もしかしたら帰ってるかもしれないから」

 

朝華

「…分かった。

モカ、念のため、リサと一緒に共に居てくれないか?

身近な人がいるだけで安心できるから」

 

モカ

「了解です〜

リサさん、行きましょー」

 

リサ

「うん、それじゃまた後でね」

 

リサはモカと共に一緒に帰っていく。

朝華も自分を反省しつつ、家に帰っていく。

 

友希那の家 前

 

友希那の家前にたどり着くと

リサとモカ、それに紗夜などRoseliaとアフロメンバーがちやほやいた。

 

朝華

「紗夜、それに蘭も」

 

紗夜

「…事情は少し聞きましたよ…」

 

「…」

 

朝華

「そうか、リサ

友希那は…?」

 

リサ

「ううん、ダメ帰ってないみたい」

 

家に帰ってないことを確認すると

後ろから男性の声が聞こえた。

 

友希那の父

「皆さん!

リサちゃん、それに朝華君久しぶりだね?」

 

朝華

「お久しぶりですね。

奥さんはお元気でしょうか?」

 

友希那の父

「元気だよ。

…ここで話しするのもあれだから…中で話そう。

リサちゃん達も良いよね?」

 

リサ

「はい」

 

リサ達は友希那の家に入り

リビングで集まる事になった。

 

リビングで集まると何があったかをリサが友希那の父に説明をする。

友希那の父は真剣に話を聞いていた。

 

友希那の父

「…つまり、今日は具合悪くて一人で早退して

そのまま連絡が途切れたという事だね?」

 

リサ

「はい…」

 

友希那の父

「…帰り道に居なくなったと考えると…もしかしたら…」

 

友希那の父が言う前にピンポンと音が鳴る。

このタイミングで誰かが来たのかと思い、友希那の父はホームを見る。

だが。

 

友希那の父

「誰も居ない?」

 

朝華以外

「えっ?」

 

朝華

「誰も居ないって?

…まさか?」

 

朝華はソファから立ち上がり、扉を開け、玄関に急いで出る

外には誰も置いていないが、置き紙が置いてあった。

 

朝華

「…」

 

朝華はその置き紙を拾い

封鎖されてるところを切り、手紙を見る。

 

リサ

「朝華!

…って?あれいない?」

 

紗夜

「今井さん、朝華さんは?」

 

リサ

「わかんない、どっか行っちゃったみたいだけど…

ん…?これは?」

 

後から追いついてきたリサ達は広げられた手紙を見る。

リサが見た後にリサは震え出して、それを友希那の父がそれを見る。

 

友希那の父

「…!友希那…今から24時だと…ふざけてる!そんな大金準備できるはずが…!」

 

手紙にはこう書かれていた

 

湊友希那は預かった。警察に頼ったらお前の最愛の娘が死ぬ

24時間に身代金5000万準備しろ。

場所は…

 

リサ

「どうしよう…」

 

モカ

「リサさん!大丈夫ですか!?」

 

紗夜

「今井さん!気をしっかり!」

 

「リサさん!?」

 

リサ

「アタシのせいだ…アタシが…友希那と一緒に帰ってたら…うぅ

ごめん…ごめんね…友希那」

 

リサの目からは涙が出ていて、顔を手で隠して膝をついて泣いていた。それを蘭とモカがリサを抱きしめて落ち着かせる。

 

紗夜

「…朝華さん、貴方…まさか?」

 

友希那の父

「…朝華君無茶だけはするなよ…」

 

 

朝華サイド

 

朝華

「ッ!」

 

朝華

「(待ってろ…友希那!

必ず…助ける!)」

 

朝華は一度家に戻り、バイクに乗り。指定された場所へ

向かっていくのであった。




次回もよろしくお願いします


一部予告

「久しぶりだなぁー♪」

「お前は!?」

「助けて…」

「友希那ぁぁぁぁぁぁ!!!」


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29話 必ず 見つけ出す 絶対に 護ると

29話ですあと1話で一章完結します

長くなって誠にすみませんでした。

それではどうぞ


友希那の家

 

友希那の父

「…頼む…」

 

友希那の母

「あなた…」

 

友希那の父は両手を握り、祈っていた。その手を友希那の母もそっと乗せる。幸いの娘が無事に帰ってくることを祈って。

それを見守るリサ達も朝華が無事に帰って来るとかをただ待つことしかできなかった。

 

リサ

「(朝華…本当に友希那を助けに…お願い…友希那と朝華が無事にいる事を…)」

 

リサの隣にはモカが慰めていた。

紗夜と蘭はそれを見守っていた。

 

紗夜

「…朝華さん…」

 

 

朝華サイド

 

朝華はバイクで特定の場所へ向かっていく

ただ1つの理由、それは友希那を助けに行くためだ。

港区の海が近くある倉庫あたりであるからだった。

 

時は遡り、朝華が手紙を拾い上げた時に戻る

 

朝華

「場所は…港の近く…倉庫?

…そこにいるんだな」

 

リサ

「朝華!」

 

朝華

「(ごめんな、みんな…危ないのは分かってる

…行ってくる…)」

 

朝華は友希那の近くで、

バイクを乗り走り出す。

 

 

今現在 道路

 

朝華

「(くそ!間に合ってくれ!)」

 

港 倉庫

 

友希那

「…こ、こは…?」

 

目がさめると薄暗い場所にいて、あたりを見回すと

コンテナなど沢山置いてあった。

友希那は動こうとするが身体には縄で身動きが取れないようにきつく縛っている状態だった。

 

友希那

「…(そっか、私は、男の人に話しかけられてそれから気を失ったんだわ…でも)」

 

友希那

「(体調崩して帰ってる時に攫われちゃうなんてね…

…父さん…母さん…心配してるんだろうな…リサも

あこ、紗夜、燐子に美竹さん、朝も)」

 

友希那は、身近には沢山の人に支えられていたことが友希那にとっての支えでもあった。

 

「おやおや?お目覚めかなぁ〜?」

 

友希那の前に誰かがやってくる

友希那を誘拐をした、男だろうか?

手には刃物らしき物も、男の後ろにはカメラが設置されていた。

 

友希那

「…私を誘拐して、何が目的なのかしら?」

 

友希那は相手の様子を伺う

それを聞いた男は顔を少しにやける。

 

「さぁ〜?何やるんだろうなぁ〜少なくても、友希那くんの大切な物や人が壊れていくのを観察するためかなぁ〜」

 

友希那

「言ってる意味がわからないわ

私にとって大切な物は歌と完璧な演奏することだけよ?」

 

「…それは君自身の大切な物だろ?

湊友希那?」

 

友希那

「?」

 

「まぁいい、お前がその余裕で居られるのは今のうちだけだ

…あぁ〜そうだ…友希那くんの頭上に君をあの世に送るのがあるんだ〜みてみて〜」

 

相手は真面目に話していたが途中から、ふざけているモードに入る

友希那は自分の頭上に恐る恐る、上を向く。

 

友希那

「…!」

 

コンテナがロード4つ端っこに吊るしだされた状態で友希那を

潰せるような大きさがあった。

それをみた友希那は怯えていた。

 

友希那

「ぁ…ぁ…」

 

「いいね〜その怯えた顔、死の恐怖を味わうってこの感じをさぁ〜

あとであいつにも見せてやりたいよ〜」

 

友希那

「(朝…みんな…嫌…こんな所で…)」

 

「あ、そうそう、仮に君が縛ってる縄が解けて抜け出そうとしても

周りに君をすぐに殺せる物があるからねー♪

逃げるなんて考えるなよ?」

 

友希那

「…!

あなたはなぜ、そこまで私を殺したいのか説明出来るのかしら?」

 

男は少し考えた後、

友希那に近づく

その人の目はとても孤独を感じさせるそんな目をしていた。

 

「復讐するためだよ」

 

と、男は友希那の側から離れて

不気味な笑い声をしながらどこかへ去っていく

 

友希那

「…復讐…?」

 

朝華サイド

 

朝華

「夜か…なんとか辿り着いた…

…時間もない、急ぐか!」

 

立ち入り禁止の看板を無視して朝華は

港にある倉庫を目指していく。

 

港 倉庫

 

朝華

「…どこだ…っ!」

 

何かが近づく音が聞こえ、とっさに朝華は間一髪で避ける

すれ違いざまに刃物をもった男達が朝華を囲んでいた。

 

朝華

「おいおい…なんだ?

随分と歓迎なパーティじゃねーか?」

 

「へへ、お前を殺せば俺達に金が入るからなぁ?

野郎共!敵は一人だ!行くぞ!」

 

おおーと声が重なり、一斉に朝華に襲い掛かる。

朝華は腰につけていた木刀らしき物を構える。

 

朝華

「…行くぜ?」

 

朝華はその集団に一人で立ち向かう

 

一斉に飛び掛り、男達が朝華と戦っていた。

一人は背後につき、朝華を突き刺そうとする

が、それを回避し。

朝華は木刀らしき物を一振りで相手を叩きつける

 

「おいおい!たかが一人だろ!!」

 

朝華

「一人だからって油断すんなよ!」

 

一人ずつ、男を顔面を殴り潰してゆき朝華

接近戦には無理だと判断したのか、男達は拳銃

いわば飛び道具を構え、朝華を狙う

 

「撃て!」

 

リーダーの指示により、一斉に銃弾を

放つ男達、朝華それを避ける。

避けて当たりそうになった時は一旦距離を取り、周りの障害物を盾にしながら、身を守って行く

銃声が鳴り響くのを収まってから、朝華はその一瞬をつき。

その人達のところへ駆け込む。

 

朝華

「ッ!くたばれ!

 

「くそ!足を狙え!!」

 

朝華

「甘いんだよ!」

 

襲いかかる男達をなぎ払いつつ、朝華は男達に向かっていく

刃物の先が朝華の身体にあたるが、その痛みを忘れ

ただ目の前の奴らを叩きつける。

 

「なんなんだ!?」

 

朝華

「(待ってろ、友希那!)」

 

朝華は立ち止まらずに

向かって行く。

 

港 倉庫 友希那サイド

 

私は倉庫にいて、椅子に縛られながらただ。目の前を見ていた。

そんな中、外では音きな音が鳴り響く、誰かと戦っているようだった

 

 

友希那

「…誰かが戦ってるのかしら?」

 

目つきの悪い人

「やれやれ、想像してたよりもうざいな…

やぁ。誰か戦ってるのか気になるかい?湊友希那」

 

さっきの男の声とは違うもう一人の人が

友希那に近寄ってくる。

黒いマスクをして、顔は見えないが目はくっきりと見えていた。

 

友希那

「あなた…さっきの人じゃないわね?

それに…どこかでお会いしたかしら?」

 

目つきの悪い人

「さぁ?どこかでお会いしたとは思いますよ、それに名前くらいは聞い、彼氏から聞いてないかな?」

 

友希那

「…いいえ、見覚えもないし、聞いたことないわ」

 

目つきの悪い人は頭をかく、

それはそうかと諦めな表情を友希那に見せてく。

 

「まぁ、兄貴のくだらない、遊びに付き合ってるくらいだしな。

…この顔に見覚えないとは言わないぜ?黒鉄の恋人さんよ?」

 

黒いマスクを外し、彼は友希那を見る

友希那は驚いた表情で彼の顔をみた。

 

友希那

「…!貴方は…」

 

朝華サイド

 

大勢居た男達は全員倒れていた。

そんな中服がボロボロになりつつある朝華が血だらけのまま一人

立っていた。

 

朝華

「この先に友希那いるんだな…」

 

朝華は奥にある扉が開いている倉庫へと向かっていく

血を垂らしながらも、ひたすら前へ進む

 

倉庫前

 

朝華

「ここか、ん?」

 

倉庫から誰かが出てくる

顔は黒いマスクで隠れているため、その人が出てくるのを待った。

 

「4時間ぶりだね、黒鉄」

 

やがてその男のマスクは外されて

マスクは投げ捨てられる。

 

朝華

「…薄々は判ってたはずなんだけだな…

お前だったのか白音 優殺」

 

白音

「なんだ、判ってたのか

つまんねーな、お前」

 

朝華

「お前は…何故、友希那を誘拐した?」

 

白音

「誘拐?

あぁ、兄貴のくだらない誘拐の事か」

 

朝華

「…兄貴?白音お前じゃないのか?」

 

白音

「俺じゃないよ、むしろその誘拐に付き合ったのは事実だけど

君と別れた時から友希那は攫われていたけどな」

 

朝華

「別れた後…そうか、俺がまだ学校にいる時か」

 

白音

「そうだね、まぁ、俺は学校から帰り道に知ったんだけどね?

丁度乗せてもらったんだ、後ろに友希那が寝てたのは事実さ」

 

朝華

「その先に友希那はいるんだな?」

 

白音

「そうだね

…それじゃ俺は帰るよ」

 

朝華

「…戦わないのか?」

 

朝華の後ろを通り過ぎる前に

白音は立ち止まる。

 

白音

「…君が俺に負けないくらい強くなってからかな?

今の君じゃ俺に勝てないよ?」

 

朝華

「…」

 

白音

「ふふ、怖気ついちゃたかな?それと俺は今日限り学校をやめる

それは君には知ってもらいたかったからね」

 

朝華

「…最後にいいか?」

 

白音

「…答えられる範囲なら」

 

朝華

「…ありがと」

 

白音

「…やっぱ…うざいなお前」

 

白音はそう言い残し、朝華と別れる。

 

朝華

「待ってろ…助けにいく」

 

朝華は一人、倉庫へと入っていく。

中に入ると薄暗く、左右には大きなコンテナが沢山あった。

一つ、月の光が差しているところがあり、その場所へ向かう

 

朝華

「友希那!」

 

友希那

「朝!来ちゃ駄目よ!」

 

椅子に縛られている友希那を見つけ

その場に向かうとした、その時

 

「にひぃ♪」

 

一瞬の隙を突かれ、朝華はその場で倒れこむ

腹には長さ4cmのナイフがお腹あたりに突き刺さっていた。

 

朝華

「ごふっ!」

 

朝華のお腹には長いナイフが内部に突き刺さった状態で

あり、血がそこから流れて来る

 

「いいザマァだねー

ヒヒヒヒハハハハハ!!!!

久しぶりだなぁ〜黒鉄朝華ぁぁぁぁぁぁ!!」

 

大声で叫び、朝華の名前を叫ぶ男

頭を抑えながらも叫び声は何かを自分を崩壊させた狂いな目つきだった

 

朝華

「お前…は!?」

 

「あぁああああああああああ!?!?

忘れたなんて言わせねーぞ!黒鉄ええええええええ!?!?」

 

「てめぇに、殴られた以来ずっと復讐してやるって誓ったあの日からてめぇを復讐する事だけの日々!刑務所に入れられた!二週間

そして!ようやく!てめぇに復讐する時がやってきたんだぉぉぉぉ!!」

 

朝華

「あん時の…不良か…お前…」

 

「そうだヨォォォォォ!?!?

テメェにボコられたあん時の不良だぁぁぁ!?」

 

狂い男は朝華が突き刺さっているナイフを足で踏み潰す

その衝撃が強く、さらに血が溢れてくる

 

「てめぇのせいで人生は狂ったさ!

親にも捨てられてな!ゆういつの頼りだった弟が俺の理解しゃだったんだよぉぉぉぉ!」

 

朝華

「お前が女にナンパするからいけね…ん…だろうが…ぁ!

それに…それは復讐じゃね…ただの逆恨みだろう…が!」

 

「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!???!?

てめぇにとっては逆恨みだろうなぁぁ!??

俺にとっては復讐なんだよぉぉぉぉぉぉ!?!?!」

 

男は何度も朝華の顔や胸あたり蹴ったり暴行を振るう

さっきの戦闘で朝華の怪我したところはさらに悪化する

 

朝華

「はぁ…はぁ…」

 

「はヒャヒャヒャヒャヒャ!!!?!?

どうした?さっきの勢いはどうしだよぉぉぉ!!!」

 

友希那

「朝…お願い…やめて…」

 

朝華

「…ゆ…きな…」

 

友希那

「助けて…」

 

友希那は自分が何もできないため涙を流していた。

その光景を見た、男はさらに朝華を暴行しながら

さらに大声で叫んだ

 

「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!?!?!

いいね!その絶望しためぇぁぁぉ!?

こういうの見たかったんだよなぁぁぁ恋人が死ぬところを間近で見られる絶望感をおおおおおお!!!」

 

朝華

「(駄目だ…意識が…俺は友希那を守ることさえ

リサの約束も…)」

 

朝華

「…だ…から…ッ!」

 

「なぜだ、なぜだ、なぜだぁ!なぜだぁぁ

なぜだぁぁぁ???」

 

朝華はゆっくりと立ち上がり、男の前に立つ

その男は理解できない表情を見せ頭をかく。

 

「んぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

死ねぇ!黒鉄朝華ぁぁぁぁぁぁ!」

 

もう一つのナイフを突き刺そうとする。が。

朝華はそれを拳で手に持っていたナイフを折る

折れたナイフの破片はコンテナに突き刺さる

男は更に発狂して、一瞬だけ動きを止め、それを朝華は逃さない

 

「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

朝華

「眠りやがれッ!!」

 

力を込め、朝華は男の顔面に一発殴りつける

その衝撃で男は吹っ飛びコンテナにぶつかり、気を失う。

コンテナの上に居た人たちはその男を置いて逃げ出した。

 

朝華

「はぁ…はぁ…友希那!今、行くから…待ってろ!」

 

朝華は最後の力を振り絞って

少しずつ友希那の側まで近寄る

 

友希那

「朝!」

 

朝華

「いま、縄切るから」

 

朝華は男が持っていたナイフを取り出し

友希那を縛っていた縄を切る。

彼女は朝華にしがみつく

 

友希那

「朝…朝ぁ…」

 

友希那は朝華の服にしがみつき泣いていた。

朝華は友希那の背中をさすってあげた。

しばらく、この状態が続いて、落ち着いた頃にはその場から動こうとする。が

 

「まだだ…てめぇらだけでも…!」

 

朝華

「嘘だろ!?気を失ったんじゃ…!?」

 

男は完全には気を失ってはおらず

朝華の頭上にあるコンテナを落とす、縄を切ろうとしていた。

 

友希那

「朝、上のコンテナを落とすつもりだわ!」

 

男は隠し持っていたナイフを友希那達に吊るしあげているコンテナに

繋いでる縄を切る。

 

「ふははは!俺様の…勝ちだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

朝華

「チッ!友希那!」

 

朝華はとっさに友希那を突き飛ばし、

コンテナに潰されない所まで出された。

 

友希那

「いや!朝!」

 

朝華

「ごめんな…友希那…」

 

死を覚悟した朝華は友希那に

謝りそっと目を閉じる。

 

「…ぁ?どういう事だ?ナゼダ!ナゼコンテナが落ちない!

ナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼナゼダぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」

 

男の叫び声聞こえ、目を開ける

4つのロープは一つの縄を切ったはずなのに落ちないコンテナ

相手の意識がそっちに向いてるうちに

朝華はコンテナの範囲から抜け出した。

友希那が側に居るため、支えながら

倉庫の出口付近は立ち止まる

また、あの男が駆け寄ってくる

 

「黒鉄ぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

朝華

「友希那!離れてろ!」

 

腰につけていた折れた木刀を構え

男が持っていたナイフを蹴り飛ばし

一瞬の隙を突き、木刀を食らわす

 

「っ…ぁ…」

 

男は、そのまま倒れこみ。再び気を失う。

起きないことを確認し

朝華たちは倉庫から出た。

 

 

立ち入り禁止の看板が見えてきた。

朝華が沢山の相手をした男達は警察に捕まっていた。

その中でリサと友希那の父と母が友希那の所に向かって来て

友希那の側に抱きついた。

 

友希那

「父さん…ママ…」

 

友希那は静かに顔を隠し泣いていた。

リサは友希那を見た後に朝華に近寄った

 

リサ

「朝華!すごい怪我…

大丈夫!?心配したんだからね!」

 

朝華

「あはは…なんとかね…

にしても誰が連絡したんだ?」

 

リサ

「なんとかねじゃないからね!」

 

朝華

「はい…」

 

リサ

「なんでここに来たかって言うとね…」

 

リサが言い終わる前に緊急の人達が来て

治療することになった。

 

緊急の人

「君、凄いね。

普通の人ならこんなのは怪我どころじゃないよ」

 

と、言われて驚いた顔をし、

緊急車に乗る事になった朝華。リサが側に近寄り

 

リサ

「明日、お見舞いに行くからね!

だから…それまではお休み…朝華」

 

朝華

「ああ、友希那の事…頼んだよ?」

 

リサに見守られながらも朝華

移動ベットに乗り、緊急車に運ばれていく

 

友希那

「リサ、朝は?」

 

リサ

「運ばれて行ったよ。

友希那、ほんと無事で良かったよ…友希那ぁぁ」

 

友希那

「ごめんなさい…リサ」

 

リサ

「ううん、謝るのはアタシだよ

一緒に帰れなくてごめんね…」

 

友希那の父

「二人とも、家に帰ろう」

 

リサ 友希那

「うん!」

 

こうして、友希那の誘拐事件は、

無事に解決し、後日、病院生活をして、警察やいろんな人にお見舞いをされた

怪我の治りも早く済み、4日程度退院することになった。




次一章最終話です

一部予告

「始めるわよ」

「Roseliaのライブか」

「また、明日!」


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一章 最終話 また、明日

一章の最終話です。
最後まで見て頂いた方々、感謝します!

それではどうぞ


注意 後書きが長く書いております
それでもいい方はどうぞ見てってください


朝華が病院に送られてから、あれから4日の月日が流れた。

本人は怪我もあっという間に治ったという状態で

普通に元気に登校しているようだった。

 

学校 朝華side

 

朝華

「ふぁぁ…今日から学校かよ…

はぁ…休日も含むとあれから一週間学校に行ってないのか…」

 

入院生活はほぼ、暇な時間を過ごしていた

お見舞いに来てくれた先輩達や、友達

それから、友希那、リサ、Roseliaのメンバーや

Afterglowメンバーやポピパの香澄、天然(たえ)が来てくれたから

楽しい4日間になった。

 

あの事件以来、白音とその兄貴である、白音殺戮(さつりく)は

行方不明のまま姿をくらましている。

 

白音は学科をやめたと先輩達から聞いた。

もちろん、彼の連絡も無くなっており

家に行っても新しい人が住んでいたので親に捨てられた事ははっきりわかった。

 

そして、4日が過ぎた頃。

無事に退院され、久しぶりに友希那達に会いに行くと

あこ達が喜んでこちら側に来て、抱きつく

あれから朝華が居ない一週間はほぼ音楽に伐倒していたと事。

 

あこ

「それでね!」

 

あこの話によれば、今日の夕方からRoseliaのライブを始めると言うことで、それを知ったのは昨日の朝の頃だった。

 

今現在 学校 放課後

 

リサ

「あ、朝華ー♪遅いよ!もう!」

 

学校の入り口でリサ達が朝華を待っていたようだった。

友希那は相変わらず目を逸らしながらも挨拶をする

 

友希那

「みんな、集まってるみたいだから私達も行くわよ?

朝、遅れた分しっかりと機材のセッテングを任せるわ」

 

朝華

「了解っと!

ほら、さっさと行こうぜ?」

 

リサ

「あ、待って!朝華!

行こ?友希那♪」

 

リサは朝華の後を追いかけるように走っていき

友希那もその二人を後を付いていく。

 

circle カフェラテア

 

circleに辿り着くとあこ達が

友希那達を待っているようだった。

 

あこ

「遅いよー!

あこ達が早めについて待ってたんだからね?」

 

紗夜

「本当は早めに練習などしたかったのですが

宇田川さんにみんな集まってから入ろ?と言われたので湊さん達を待ってましたよ」

 

燐子

「うん、黒鉄君。

元気で良かったよ…」

 

朝華

「遅れた分きっちりとやってやるからさ

みんな!頑張れ!」

 

全員

「はい!(ええ!)」

 

circleに入り、ライブの向けての練習が

始まる、Roselia達のライブが始まるのは5時30分頃

つまり一番最後の組みだった。

 

楽屋で休憩していると他のメンバー達がやってくる。

勿論、他のメンバー達も練習をした後休憩していた。

 

Roseliaサイド

 

あこ

「本番まで…うぅ〜緊張して来たよ!」

 

紗夜

「宇田川さん、落ち着いてください」

 

あこ

「だってぇ〜りんりんもそうだよね?」

 

燐子

「そ、そうだね…」

 

リサ

「あこ、落ち着きなってば☆

本番になれば緊張も解けるって♪。ねぇ?友希那♪」

 

友希那

「ええ、そうね」

 

朝華

「(俺が居ない間、みんな練習頑張ってたんだな…

すごい、友希那達のライブがうまく行きますように…)」

 

友希那

「朝?どうしたの?熱あるの?」

 

朝華

「は?はぁ!?

熱なんてないからな!」

 

リサ

「プッ、あはは〜

朝華何、恥ずかしがってるの?

そんなにアタシ達の事気になってたの〜?」

 

紗夜

「そうなんですか?、朝華さん?」

 

朝華

「違うからな?

なぁ?あこは信じてくれるよね?」

 

あこ

「りんりん!頑張ろうね!」

 

燐子

「うん!頑張ろ!」

 

朝華

「うぁぁぁぁん!!

見捨てられた…」

 

友希那

「ふふ、冗談よ?

元気出して?朝」

 

友希那は落ち込む朝華に手を差し伸ばす。

朝華は友希那の手を掴み、彼女達の側に近寄り、そして

 

朝華

「知ってたよ」

 

と、一言言うと。

そのタイミングでスタッフさんが来て、遂にRoseliaのライブが

始まろうとしていた。

 

circle ライブスタジオ

 

朝華は舞台裏の所でRoselia達と円陣の中に入り

気合いを入れていた。

 

友希那

「…みんな、行くわよ!」

 

全員

「おおー!」

 

みんなの声が重なり、円陣が終わったあと、友希那達はスタジオの前に行く、観客の声が裏の所まで響き渡る。

 

朝華

「Roseliaのライブか」

 

朝華はそう言い残し、

友希那達のライブを見届けることにした。

 

友希那

「…始めるわよ!」

 

友希那の掛け声で、共に音は鳴り

そして、Roseliaと言うメンバーの演奏が、始まった。

 

数分後、観客の声がさらに熱気を高めて行き

Roseliaの最後の一曲となった。

 

友希那

「…次は最後の曲になります

みんな、最後まで行くわよ!」

 

友希那の掛け声と共に

最後の曲が演奏される。

 

演奏終了後 スタジオ舞台裏

 

朝華

「お疲れ!友希那!リサ

みんな!」

 

友希那

「朝、ありがと」

 

朝華と友希那は手を上げハイタッチをする。

その流れでリサ、あこ、紗夜、燐子の順で

ハイタッチをした。

 

あこ

「どうだった!?

あこ達の演奏かっこよかったでしょ!?」

 

朝華

「ああ!良かった、

特にあこのラストスパートの所に痺れたよ」

 

あこ

「やったー

この調子で頑張っちゃうぞー!」

 

朝華

「紗夜と燐子

共に最後まで真剣に演奏してた所良かったよ

特に紗夜のギターの音もしっかり出てたし

燐子のキーボードの音が素敵な音出してたぞ」

 

紗夜

「ありがとうございます、朝華さん」

 

燐子

「ありがとうございます…わたし上手く弾けて良かった…」

 

友希那

「朝もお疲れ様、さぁ

みんな楽屋に戻るわよ?」

 

全員

「はい!」

 

楽屋

 

朝華

「(楽屋に戻ったのはいいが…やばい甘かった…)」

 

楽屋に戻り、更衣室で着替えるはずだったが

更衣室ではかなりな人が居たらしく、挙句にもお手洗いの所も混雑しており、ロビーの廊下にも人が居たため、楽屋に戻り着替えることになった。

女五人、男一人

俺以外全員下着になっている事を…

つまり…そういうことさ

 

紗夜

「朝華さん?絶対に私達が着替えてる所見たら許しませんからね?」

 

あこ

「あこ達が着替え終わるまで見ないでくださいね!」

 

燐子

「うぅ…恥ずかしい…」

 

リサ

「ほら、さっさと着替えないと朝華が倒れちゃうからさ?」

 

友希那

「そうね、リサ

そういうことだから絶対に見ないようにね?」

 

みんなのプレッシャーを浴びつつ朝華は

何もない壁の前に立ち、友希那達の着替えが終わるまでずっと見ないでいた。

 

数分後、リサ達の着替えが終わり

紗夜の一声かけてもらい、ゆっくりと彼女達の方を向く

 

朝華

「…」

 

友希那

「朝?」

 

朝華

「…きついわ…流石に…」

 

全員

「…ごめんなさい…」

 

帰る準備をして、circleのロビーでまりなさんと出会い

演奏良かったよと褒められた。

circleから出るとあたりは真っ暗になっていた

 

あこ

「あこ、お腹空いちゃった…」

 

リサ

「ファミレス行く?」

 

紗夜

「そうですね、私もお腹空きましたし。そこに行きましょうか?」

 

燐子

「はい…」

 

友希那

「それじゃ、みんな行きましょ?

朝も」

 

朝華

「そうだな」

 

その後ファミレスに行き、今日の演奏について

語り、気がつけば2時間もファミレスに居て

お会計を済ませて。

Roselia達を家まで送ってゆく

 

帰り道

 

友希那

「ありがと、朝

わざわざ家まで送って貰って」

 

朝華

「いいって事よ。

リサも気をつけて帰れよ?」

 

リサ

「はーい♪

友希那、朝華!」

 

友希那 リサ 朝華

「また、明日!」

 

三人はそれぞれの道へ帰っていく

3人は新たな道に歩み始めた想いを乗せていく

 

第二章 へ続く…




はい、これで第1章はこれにて終了です!

疑問に思ったこと言います!

恋愛要素全くないですね(自分でも苦笑い)
あと、ほとんどが言葉不足により、所所なぜそうなってるの?的な感じはありましたが、無事になんとか終えることができました。
お気に入り押してくれか人達や誤字報告など
して頂いた方々の皆さん!本当にありがとうございます!
最後になりますが、この話は第2章に続きますがここで報告

2章迎える前の外伝つまり 一章では出せなかった原作二つを
30.5話 30.8話の予定しております

さらに…いや、これ言っていいのか
朝華達の出会いの始まりを0章、つまりプロローグの前の話を書こうと思ってます。
いきなりベットシーンから始まるのはちょっとあれだったので。


あと、オリジナル主人公の設定を書き忘れてました(昨日でようやく気づく)
なので、しばらくしたら書くと思います

それでは、長くなりましたが
〜バンドリ〜三人の幼馴染を読んでもらい誠にありがとうございます

それでは次回 1章外伝および2章でお会いしましょう


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一章 外伝
一章 外伝 1話 秋時雨に傘を重ねて


秋時雨の傘編
1話で終わります

時間列は七夕が終わり数日経った日の話です

第1章では、語らなかった裏話であります
一部、矛盾してるところがあるかもしれませんが
そのうちに直します

それではどうぞ

注意事項
オリジナル入っており、ほとんどが原作沿いです。が
原作を一部無視してそのまま話を進めております。
苦手な方はプラウザパックしてください。
それでも構わないという人はどうぞ見ていってください


とある日

朝華は近くの音楽店の帰り、一人で帰っている、

紗夜の姿を見かけた。

朝華は紗夜に声を掛けていく

 

 

紗夜

「…朝華さん?」

 

紗夜は朝華の方を向く

少し落ち込んでいる様子だった。

 

朝華

「紗夜?どうした?

スタジオ練で何かあったのか?」

 

朝華は心配になり、スタジオで友希那達と何かあったのかを

聞くと、紗夜はしんみりした声でなんでもないと答える

 

朝華

「…とりあえず、どこかで休もう」

 

と、朝華は紗夜の側に付き

近くの公園で休む事になった。

 

公園

 

屋根のある所へ行き

ベンチに座り、朝華は近くの自動販売機に行き

暖かい飲み物を買い、紗夜の所へ戻る

 

朝華

「ほら、飲め」

 

朝華は暖かい飲み物を紗夜に

差し出し、一緒に飲んだ

少し落ち着いたのか、紗夜は、安心した顔で飲み物を見つめていた。

 

朝華

「落ち着いたか?」

 

紗夜

「はい…ありがとございます」

 

朝華

「良かった

また、飲みたくなったらいつでも言ってくれ」

 

紗夜

「…そうですね…」

 

紗夜 朝華

「……」

 

紗夜

「…朝華さん、私は…」

 

紗夜

「…弾けない…」

 

朝華

「…え?」

 

紗夜

「ギター…弾けない…です」

 

朝華

「紗夜?…何か理由があるんだな?」

 

紗夜

「…実は」

 

紗夜は朝華に話す

日菜と一緒にTVを見て、日菜が出ていたライブに夢中になった事。

それのキッカケにより、Roseliaでの練習も何回も同じ所ミスり。

みんなにも心配されてた事。

そして、自分の演奏が弾けば弾くほどつまらなくなる事を話す

 

朝華

「自分の演奏がつまらない…か

つまり、あれか?

日菜と自分の演奏を比べてしまって、妹と自分の立場が違うって事か」

 

紗夜

「ええ…」

 

朝華

「(そういえばあこも姉さんがドラマーの姿カッコいいからと理由でドラマー始めたとは言ってたな…

紗夜の場合、日菜が紗夜の後ろ姿を追いかけていたが

紗夜は自分と同じ事をする、日菜に自分の苛立ちを覚えただ感じか)」

 

紗夜

「…朝華さん?」

 

朝華

「…俺からアドバイス

…真剣に妹と話し合ってはどうかな?

お互いの気持ちをしっかり言いそってさ?

勿論今じゃない、紗夜がタイミング見て、だ。二人だけで話合う感じに」

 

紗夜

「私の想いを日菜に?」

 

朝華

「あくまでアドバイスだ。

そこからどう考えるのかは自分で決めるもんだな。」

 

紗夜

「…私は…」

 

数日後

朝華はcircleに向かい友希那達が使うスタジオを取っていく途中で

紗夜と、あこの姉さんが話し合ってるとこらを見かけた。

 

「それじゃアタシはこれで!

…っとと!

黒鉄さん?こんにちわ」

 

朝華

「こんにちわ、

急いでるなら行った方が良いよ?」

 

「!すみません、それでは!」

 

巴は走っていく。

その場にいた紗夜と合流した。

 

朝華

「巴と何か話してたみたいだな」

 

紗夜

「ええ、宇田川さんと色々と」

 

朝華

「そっか」

 

紗夜

「スタジオ入りますか」

 

朝華

「了解」

 

紗夜

「…たった一人の、妹…」

 

紗夜とスタジオ入り、

紗夜はギターの弦を調査する。

すると扉から友希那がスタジオに入ってくる

 

友希那

「朝、紗夜…!

随分早く来ていたのね?」

 

紗夜

「…ええ、先日のぶんを取り戻そうと思って

…だけど…見つからないんです…」

 

友希那

「紗夜…?」

 

紗夜

「見つからないんです…。私の音が」

 

紗夜はこれまでのことを友希那に、話す

それを聞いた友希那も納得した表情で紗夜の話を真剣に聞く

 

友希那

「…そう…不調の理由は、そういうことだったのね?

朝、貴方も知っていたの?」

 

朝華

「俺はあん時家に帰る途中で話を聞いたくらいだったからさ」

 

友希那

「そう。」

 

紗夜

「日菜に負けないことでしか、自分を信じられなかったのです

でも、そのせいで私の音は、何もならない、つまらない音に

なってしまった…」

 

紗夜

「私は…私は……、自分のことを音楽も、

自分の信じようとする道具にしか使ってない事です

…最低ですよね…私は」

 

友希那

「…それは、私だっておんなじ事よ。父の為にRoseliaを

結成して、貴方達を、巻き込んでいて、朝。貴方にも当たった事にも

そんな自分に己の嫌悪したわ。今でもそう感じる時がある」

 

朝華

「(あん時か…Roseliaが結成して間もない頃か…)」

 

しばらくして、友希那達は、話し合い

紗夜は練習を休む事にした。

そして、他のメンバーが揃い、演奏を始める

 

リサ達も紗夜が練習に来ない事を友希那から聞くと

彼女らも納得いく。

 

数分後

日菜が息を切らした状態で友希那たちの練習スタジオに入ってくる

右手には傘を二つ持っていて

それは自分用と紗夜用の傘を届けに来たようだった。

紗夜は帰ったよと友希那が伝えると

分かったと言い残して、スタジオを後にする

 

夕方

 

友希那

「今日はここまでよ

みんな、それぞれの課題を明日まで済ませる事」

 

全員

「はい!」

 

スタジオを片付けて、ロビーに行く

窓を見ると雨が降っており、友希那達はcircleで雨宿りするとこにした。

 

朝華

「…頑張れ紗夜。」

 

不安をありつつ、雨宿りをしていると

雨は止んできて、空は夜になっていた。

外に出て、友希那達の送り迎えをして。

朝華も自分の家に帰っていく

 

そして翌日

スタジオに入ると一番早く来ていた紗夜が

友希那達に挨拶をしていた

 

紗夜

「こんにちは、朝華さん」

 

彼女の雰囲気もいい感じになっていた

 

朝華

「こんにちは、紗夜」

 

そして、Roselia五人は演奏を

開始して、休憩に入る。

 

スタジオ

 

紗夜は友希那と朝華に

あのあと何があったのかを話してくれた。

紗夜は日菜から傘を受け取った。

 

 

家に帰り、二人は真剣に話し合い

そして、認め合った。

紗夜の見つけた答え。それは

 

紗夜

「私の…「氷川紗夜の奏でる音」なのだと、胸を張って言えるようになるまでは、私はギターをやめるつもりはありません」

 

紗夜

「それが…妹との…日菜の約束ですから」

 

その後、友希那の会話が続き

話が終わった途端、扉が開く音が聞こえ

あこが来て、みんなでお茶にしませんかと誘って来た。

紗夜達はそれを承認し

Roselia6人でカフェに行くのであった。




ごめんなさい

ところところカットしてしまい
すみませんでした。

次回 事情により。
書くペースが遅れます。


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一章 外伝 2話 NFOクエスト 前編

前編後編で分けたいと思ってます

最後あたり終わり方が雑ですがそこはどうが暖かい目で見てください…

では、どうぞ

追記

この話は友希那が誘拐される前の話です
あらすじを言いますと
予定もなく、ただ暇を潰したかった朝華はあこたちに進めまれたゲームをやっていて、それにはまりしばらくしてソロでゲームやってるときに
初心者向けをやる人の様子を見ながらって感じですね(説明不足)


???

 

洞窟

 

あさかさん

「ふぅ…これでおしまいかな」

 

朝華…もとい別の世界の名前はあさかさんと名をつけていた。

とある、クエストでゴブリン達を退治してれと依頼を受け取って

いざ、行ってみると大量のゴブリン達が居たのでバッサバッサと

なぎ倒していた、魔法を使った剣で倒していたため

MPが切れ気味の状態だった

 

あさかさん

「しゃあない、一旦MP回復したいし戻るか」

 

ちなみにこのゲームの名前は NFO というファンタジーオンラインゲームであり、手軽にパソコンなどで自分とは違う仮想世界を体験できる感じだ。

 

始まりの村

 

村に戻ると、どこかで見たことがあるメンバーを見かけた。

どうやら、二人が3人に色々と教えている様子だった。

 

あさかさん

「あいつらは確か、毎度レイドの時にお世話になってるけど

珍しく初心者さん3人もここに誘ってきたのかな」

 

「では、この手紙を洞窟の所へ向かいましょうか?」

 

5人は、始まりの村から外に出ていき

西にある洞窟へと向かっていった。

あさかは村人にいる青年にクエスト、いわば依頼の事を説明する

 

村人

「はい、ありがとうございます!

少ない報酬ですが…」

 

と、目の前にメニュー表示がされ

報酬を受けとった。

それを確認したあさかさんは

左手の薬指にフリックして閉じる

 

あさかさん

「…心配だな、少し様子見に行ってみるか」

 

そう思い、あさかさんは

その人達の後を追うように向かっていった。

道中で魔物に出くわすが、そのまま突っ走って

目的地に到着する

 

洞窟

 

あさかさん

「…いたけど…初心者向けのクエストだな、ありゃ

恐らくだけど、招待すれば限定のアイテムが貰えるとか聞いたけど

まさかな?」

 

岩陰に隠れつつ、彼女達の様子を伺う

一瞬だけ、薄緑色の髪をした少女はあさかが隠れてる岩陰に振り向く

 

「…」

 

「どうしました?サヨさん?」

 

サヨ

「いえ、なんでもないですが、

誰かに付けられると思いまして…」

 

聖堕天使あこ姫

「そうでしたか?

私達以外誰もいないとは、思いますけど」

 

あさかさん

「(サヨ…紗夜?

…前々から思ってたけど、まさか…?)」

 

ユキナ

「そろそろ行った方がいいと思うわ」

 

RinRIn

「そうですね…もう少しで目的地に着くと思いますよ」

 

リサ

「それじゃ行こっか♪」

 

5人は再び歩き始めて行き

洞窟の奥の最深部まで潜っていく

その道中で白髪の少女の手にはスケルトンソルジャー(頭)を持っており、彼女達は驚いていた。

その後なんとかやり過ごしたようだったが。

 

聖堕天使あこ姫

「あーー!!!」

 

突然と大きな声で紫少女は叫ぶ

それに驚いたのか、みんながそれに注目する

 

RinRIn

「あこちゃん、あれ…」

 

あこ

「レアポンだぁ!」

 

ユキナ リサ サヨ

「レアポン?」

 

あこが目をキラキラしている隣で

RinRInが説明に入る。

 

RinRIn

「はい、極稀に生息すると言われている激レアのモンスターで

以前に私たちが捕獲しようとして、出来なかったレアなモンスターです(`_´)ゞ」

 

リサ

「そ、そうなんだ…凄いレアなモンスターなんだね?」

 

あこ

「はい!なので後ろからから捕獲しないとダメなんですよ…」

 

サヨ

「どうしてですか?」

 

RinRIn

「あのレアポンは音に敏感なので、気づかれてしまうと直ぐに逃げ出してしまうのです…(~_~;)」

 

それぞれの二人の話をみんなにしていると

どこからともなく音が少しづつ聞こえてくる

天井を見上げると砂が少しづつ溢れて行き

そして、その音は彼女達に近づいて行く

 

あさかさん

「(フィールドボスか?)」

 

「グオォォォォォォォ!」

 

サヨ

「あれは…?」

 

堕天使あこ姫

「フィールドボスだぁ!?

どうしようりんりん!」

 

RinRIn

「落ち着いて、あこちゃん!

皆さん私の近くに寄ってください!」

 

ユキナ

「判ったわ」

 

4人はRinRInの近くにより、彼女は魔法を唱えていた

幸いにもフィールドボスには気がつかれていない状態だったが

激レアのレアポンを逃してしまったことを残念そうな顔で堕天使あこ姫は、見ていた。

 

しばらくするとフィールドボスはそのままどこかへ行ってしまい

堕天使あこ姫達の姿も見えなくなったことを確認して

あさかさん岩陰にから出る。

 

あさかさん

「さて、どうしようかな…

後につけてもいいけど、この先に確か女の人が居たはずだけどな

…そういえば、白髪の長い髪…そうか、友希那達か。

名前が似てたからまさかなとは思ってたけど」

 

あさかさん

「仕方ない、様子見に行ってくるか」

 

あさかさんはそう言って、堕天使あこ姫達と違う方向へと

向かうのであった。

 

洞窟

 

ユキナ

「みんな、どこに行ってしまったのかしら?」

 

ユキナは、みんなと違う方向に居た

その足音で誰かが近づいてくる音に気づく

 

あさかさん

「…ユキナ…?」

 

ユキナ

「…えっ?」




次週 12月に、投稿する予定

次回もよろしくです


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一章 外伝 3話 NFOクエスト後編

続きです


洞窟

 

ユキナ

「…なるほど、それで朝は、私達が心配だから

後ろからついて来てたのね?」

 

あさかさん

「ああ、でも正直驚いたよ

まさか、あこのお手伝いを一緒にやるなんてな」

 

ユキナ

「あれは…仕方なかったのよ

あこがどうしてもって言うから」

 

目を逸らし、ユキナは朝華と目を向き合わなかった。

朝華は、やれやれと呟きながら友希那の近くによる

 

ユキナ

「!急に近づくとびっくりするわよ」

 

あさかさん

「まぁまぁ、それより早くあこ達と合流しようぜ?ほら」

 

朝華は友希那の手首を掴み、一緒に歩いていく

左にいる友希那の顔は頰を赤らめながらも朝華の後についていく

その道中で、友希那が急に止まりだし。朝華も少し反応が遅れながらもその場に立ち止まり、背後を振り向く

彼女の視線は違う方へと向いていたため、話を聞いてみる

 

あさかさん

「どうした?友希那」

 

ユキナ

「…あれ、あこ達が言ってた…」

 

あさかさん

「む…あれは…」

 

友希那が指す方方面には毛がふさふさ状態で。

体が黄色く光っている得体の知れない動物が居た。

 

ユキナ

「レアぽん…だったかしら?」

 

あさかさん

「狙うか?友希那?」

 

ユキナ

「…そうね、そのレアぽん捕まえてあこ達のところへ行きましょうか?」

 

その時だった、大きな音が近付いてきて、その音に敏感なレアぽんは

そのまま逃げ出していき、再び見失ってしまう。

 

「グォオォオオオオオオオオオ!!」

 

ユキナ

「あれは…むぐっ!?」

 

友希那は朝華に口を押さえられて

近くにあった岩陰に隠れる事にした。

 

ユキナ

「む…は…

いきなり何するの?びっくりしたじゃない」

 

あさかさん

「ごめん、咄嗟の事でつい、怪我ないか?」

 

ユキナ

「大丈夫よ、その前にあの巨大なモンスターはやり過ごすのかしら?」

 

あさかさん

「無駄なエンカは避けたいからな。

このままやり過ごしたらすぐ奥に行くぞ」

 

フィールドボスをなんとかやり過ごした朝華達は

そのまま奥へ進んでいく

 

洞窟 奥

 

奥へ進むとあこ達がNPCの人と話してるところを見つけ出し

彼女達の所へ向かう、それに気がついたあこ達は友希那の事を

心配な表情をして、向かっていく

話を聞く限りだと、手紙を渡して、村にいるもう一人の人に手紙を

差し出す事だった。

 

あこ

「えーー!?

あさかさんって朝華兄だったの!?」

 

あさかさん

「いや、気づくの遅くないか?

RinRinはとっくのとうに知ってたよな…?」

 

Rin Rin

「うん、あこちゃん気がついてると思ってたから

てっきり、私知ってると思って、聞かなかったんだよ?」

 

あこ

「むぅ〜知ってたら教えてよ RinRin!」

 

ユキナ

「…なんだかとっても楽しそうね、あこ達は」

 

背後であこ達の姿を見ていたユキナは呟く

あとは、手紙を届けて村に戻るだけだった。

 

あさかさん

「む…?」

 

サヨ

「どうしましたか?あさかさん?」

 

あこ

「あ!あれは!

ねぇ! Rin Rin!」

 

あこの声がユキナ達の周りに響く

何かに気がついた様子で指を指す方へ向くと

 

あこ

「レアぽんだ!」

 

Rin Rin

「本当だ、今度こそ捕まえられるはずだよ!」

 

あこ

「うん!よーし!捕まえるぞー!」

 

あこはそっとレアぽんに近づこうとしたが

大きな揺れが起き、その場で立ち止まるあこ

 

あさかさん

「!またか…」

 

目の前にはフィールドボスが朝華達と出くわしてしまい

それに気づいた Rin Rin達は逃げ出す事に

あこはレアぽんが!って悲しそうな表情をしていたが

ユキナ達はMMOの初心者のため。

諦めざるしかなかった。

 

草原 道

 

洞窟から抜け出しなんとかフィールドボスを撒いた、あこ達

一息つこうとするとリサが一人足りない事に気がつく。

 

リサ

「ちょ、ユキナは?ユキナはどこ?」

 

サヨ

「まさか、さっき逃げてる時にまた剥がれたのでは?」

 

あさかさん

「おいおい、まじか」

 

あこ

「大変だ!すぐにユキナさんを探しに行かないと!」

 

Rin Rin

「あこちゃん一人じゃ危ないよ!」

 

あこ

「でも!」

 

あさかさん

「念のため俺が行ってくる、あこ達は村に戻って手紙を渡して来てくれるか?」

 

Rin Rin

「あさかさん。一人で大丈夫ですか?」

 

あさかさん

「なぁに、すぐに戻って来るさ

それじゃ!」

 

朝華は再び洞窟に戻っていき

あこ達は村に戻っていく

 

リサ

「…気をつけてね…あさか、ユキナ」

 

洞窟入り口

 

あさかさん

「とは言ったものの、ここの洞窟結構広いからな…

ん?誰かが近づいて来る?」

 

人影を見つけこちらに向かって来る姿を見たあさかは

剣を構える。

そこに現れた人は見慣れた姿をしていたユキナだった。

 

ユキナ

「あら、あさ。

…探しに来たの?」

 

あさかさん

「あぁ、はぐれたからな心配になって探しに来た。

…てか、ゆき?その手に持ってるのって?まさか」

 

ユキナ

「これの事?

さっき逃げてる最中に偶然捕まえたわ

あこがずっと欲しかってたみたいだし。」

 

あさかさん

「そうだな。

んじゃ行こうか」

 

 

村に辿り着くとあこ達の姿が見え、合流する

あこがユキナの手に持っていた、レアぽんを欲しがっていた目をしていて、ユキナはあこにレアぽんを上げた。

あこ本人は大喜びで Rin Rinと会話を楽しんでいた。

 

依頼を頼んだ男性(NPC)の所へ向かい

手紙を渡す、お礼を言われ、アイテムを貰い、依頼を終えた。

 

後から聞いた話だが、ユキナ達はあの後の二人がどうなっていくのかあこや Rin Rin達が語り出していた。

するとどっかから音が鳴り響き、あこは指をなぞり

メニューを開く、どうやら初心者向けの限定アイテムが

貰えたらしく、早速あこはアイテム欄にある防具を装備して

みんなに見せる。

 

あこ

「みんな!ありがとうね!」

 

あこ達とゲームの世界で別れを告げて

ログアウトをして、5人は消えていった。

あさかもログアウトをするのであった

 

現実 朝華の家

 

朝華

「…さてと、寝よっと」

 

その後、朝華は夜まで

ベットで寝ていたのであった。

 




次回からようやく2章始まります。

あと、久しぶりの投稿なため、かなり文書があやふやになってます。

それでは次回もよろしくです


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2章
2章 31話 再開 これから


本日から第2章が始まります

では、どうぞ


友希那の誘拐事件が起きて一週間が経った。

時間の流れは早くて、いつもと変わらない日常へと戻った

朝華は学校を終え、早めにcircleへたどり着き。一息を着いてから

中へ入って行く

カウンター越しにはまりなさんが笑顔で挨拶を交わし

受付を済ませ、スタジオに入り。彼女達が使う部屋を掃除をした。

ガチャっと扉が開く音がして、朝華はそちらに振り向く

薄緑色の髪をした少女がギターケースを肩に背よった状態で

中に入り、朝華を見つけ挨拶を交わす

 

「あら、朝華さん。

今日は早めに手伝いに来たのかしら?」

 

「そうだな、思ってたより紗夜よりも早めに来ちゃったから

色々準備をしてたからな。

ギター掛けそこに立ててあるから使って良いよ」

 

朝華は親指を指し、ギターを置く用具に示す

それをみた紗夜はそちらに向かっていきギターケースの中からギターを取り出し、用具に置く。

少ししてから廊下越しに元気な声が聞こえてきて、扉が開く

紫色の髪をした少女、大人しい感じの黒髪の少女

あこと燐子達がスタジオに入ってくる。

 

「朝華兄ぃ〜」

 

あこは勢いよく朝華に抱きついて来て慌てて燐子はあこの所へ向かい

くっ付いているあこを離そうとする燐子。

少しバランスは崩しそうになったが、なんとか体勢を取り

あこの頭を撫でてゆっくりと引き下がる。

 

「あこちゃん、ダメだよ?

黒鉄さん、すみません。お怪我などまだ治ってないはずなのに…」

 

「あー、大丈夫ですよ

怪我なんて入院して4日で治ってますから

心配してくれてありがとうな、燐子」

 

「…はい!」

 

あこ達も自分達で使う機材などの準備をして

残りのメンバーも来るのを待っていた。

また時間に皆、それぞれの個人練習をするなか

朝華は自分で持って来てたギターの弦の調整をしながら

音を鳴らしていた。

 

「よし、音の調整終わりっと」

 

朝華はギターの音の調整し終わると

扉が開くと音が聞こえ、茶髪の髪型と銀髪の少女達がスタジオに入ってきて、カバンをテーブルの上に置き

朝華達の方へ向く

 

「朝、久しぶりね。」

 

「怪我の調子はどうなの?」

 

友希那から声をかけてもらい、その後にリサが

心配をしてくれた。

 

「まぁ、完全に治った感じかな

一週間間、みんなの練習見られなかったけど、サポートは任せろ」

 

「ええ、お願いするわ」

 

「では、始めましょうか?」

 

紗夜の一声により

4人はそれぞれの持ち場にいき、セッティングをし

そして。

 

「それでは…行くわよ!」

 

友希那のかけ声に合わせて音がスタジオに鳴り響く

彼女達の演奏を聴く朝華、それを見守っていた。

 

1時間が過ぎたからだろうか

友希那達は演奏を中止をして、片付けをしていた。

 

「今日の練習はこれでお終い

みんな、自分が苦手な所を完璧に練習して、明日までに覚えてきて?」

 

「はい!」

 

「朝」

 

「ん?」

 

友希那は朝華に次のスタジオの予約を入れてくるようにと伝え

朝華はそれを了解をして、その場を後にする

残ったメンバーはスタジオで使った機材を片付けを終え

スタジオを出る

ロビーに行くと朝華が次の予約を入れ終えたところだった。

 

「良し、って紗夜達か?」

 

「朝華さんも、予約終えたようですね

お疲れ様でした」

 

「おうよ」

 

「ねね!カフェラテアでお茶しませんか?」

 

「サンセー☆

友希那は?」

 

「そうね、たまにはいいと思うわ」

 

「それでは、行きましょうか?」

 

「はい…!」

 

そういうと紗夜達は先にcircleを後にしカフェラテアに向かって行く、友希那もその後についていこうとすると

朝華に呼び出される。

 

「友希那」

 

「ん…どうしたの?朝」

 

「タイミング悪いけどこれ、返すよ。」

 

そういうと朝華は友希那の手に星型のペンダントを彼女に渡す

それを受け取った友希那は驚いた表情でこちらを見ていた

 

「…入院してる時に返してよ…」

 

「わりぃ、返す余裕なくて」

 

外で待っていた紗夜の声が中まで聞こえて来て

朝華達は二人で外に出るのであった。

 

カフェラテア

 

「えっ?紗夜さんクッキー作ってるのですか?」

 

あこは驚いた声をあげテーブルの上を両手で叩き

紗夜の方へ向く。

それに驚く紗夜は慌てながらもリサに話しかける

 

「今井さん、それは内緒にしててと言いましたよね?」

 

「あれ?そうだっけ?てか

もうみんなにバレちゃってるから今更隠しても駄目かもねー☆」

 

と、リサは舌を出し片目ウインクをして

紗夜達を見る。

その話に食い付き、友希那もその課題に入る

 

「二人のクッキーはRoseliaのパフォーマンスを

引き立てる効果があるわ、私も楽しみにしてるわ、紗夜のクッキー」

 

「み、湊さん…そ、そこまで言うなら

こ、今度皆さんのために頑張って作って来ますわ」

 

「(ちょろあまだな…紗夜)」

 

「朝華さん?」

 

ジロ目でにらめつけてる紗夜の顔をみて

朝華は目をそらしながらもコーヒーを口に含み飲む事だけを集中した。

 

お茶を楽しんでいて

背後から女性の声が聞こえてきた。

友希那達は声がする方へ向き

女性の姿を見る

眼鏡をかけてスーツ姿で左にはカバンを背負っていた

 

「すみません、Roseliaの皆さん…でしょうか?」

 

「はい、そうですか…

失礼しますが、貴方はどちら様でしょうか?」

 

「あ、すみません。

私、こう言う者で…」

 

財布から名刺を取り出す女性

それを受け取った友希那は名刺を目に通すのであった。




すみません、本当は3日前には完成してるくらいでしたが
ところところ書き途中で飽き癖がひどかったため
だいぶ遅れました。

ちなみに本番中では語られる事がなかった話もちょくちょく出てきますが
前と同じ外伝扱いにはなると思います。

次回からはなるべく早めに投稿します。

それでは最後まで見ていただきありがとうございます。


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2章 32話 LIVEに向けて

遅れましたが
なんとかやってます
それではどうぞ


「…凄いお話を伺いましたね…」

 

Roseliaのメンバーはcircleのカフェラテアで音楽関係の人と

話を伺っていた、それはSWEET MUSIC SHOWERのイベントに

お呼ばれをされた事だった。

 

「アタシ軽く調べてみたけど

SWEET MUSIC SHOWER …だっけ?

すごいイベント見たいらしいよ?」

 

「確か、凄腕の人達だけしか選ばれないと言われてるイベントだっけな?それに選ばれたって事だろ?友希那達は?」

 

「…そうね、SWEET MUSIC SHOWER で

繋げられる演奏するわよ?」

 

意気投合する友希那をみた紗夜もやる気充分な状態であり

それにあこ達も気合を入れていた。

 

「しかしまぁ…本番まで3日後…って学校終えた、夜あたりか」

 

「問題ないわ、朝」

 

前に出ていた友希那がクルッと

向きを変えて口が開く。

 

「私達は不可能を成し遂げるは

たとえ、どんな道が険しくても、ね?」

 

「そうか、ちなみに俺は用があって来れないその日は」

 

「朝華兄、あこ達のカッコいい所

テレビでも見ていてよね!」

 

「分かった。」

 

「それでは、家に帰って練習をして、明日からみんなで

SWEET MUSIC SHOWERに響き渡るようなRoseliaだけの演奏をしましょう?」

 

「はい…頑張ろ!あこちゃん」

 

「うん!」

 

「今井さん、クッキー作りは…

SWEET MUSIC SHOWER …SMSが終わった後でよろしいでしょうか?」

 

紗夜はカフェテリアで話していたクッキーの課題をし。

リサに確認する。

本人はそれを了解と伝え。

クッキー作りはSMSが終わった後にする事になった。

 

「みんな、体調には気をつけて。

3日後の本番まで練習するわよ」

 

「はい!」

 

あこ達と別れた後、いつも通りに朝華友希那達を家まで送っていくが

リサは、早く練習すると言って、先に家に帰っていい。ゆったりと歩いてそして、友希那の家に辿り着く。

玄関の扉をドアノブに手をかけたが、友希那はそのまま向きを変え話かけられる、

 

「朝」

 

「?どうした?」

 

「…頑張るわ…だから

応援してて」

 

「分かった、頑張れよ、ゆき」

 

お互いに話をし

今度こそ友希那と別れた。

 

朝華サイド

 

家に帰り、ポストの中を見るも一通の手紙が入っていた。

リビングに行き、カバンを置き

手紙を開ける。

 

「…なんで、今更これを…」

 

中には昔、父さんが使っていた古いピックが

手紙と共に入っていた。

宛先人は朝華であって、送り主は

 

「おじいちゃん…はぁ…」

 

朝華はそう呟き、夕飯の支度をするのであった。

 

友希那サイド

 

友希那は部屋こベットで仰向けの状態で

ヘッドホンの音楽を聴いていた。

 

「…」

 

スマホが鳴り、友希那手を伸ばし

メールを見る。

朝華からメールが来ていて

友希那はそれを見る

 

「…ありがと、朝」

 

友希那はヘッドホンを外し

部屋の電気を消し、眠りについたのであった。




次回もよろしくお願いします


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33話 SWEET MUSIC SHOWER

お久しぶりです

それではどうぞ!


SWEET MUSIC SHOWERに参加したRoselia達は楽屋に待機していた。

「いやー、遂に来ちゃったねーなんかアタシ緊張してきたよ」

 

「わ、わたしも…緊張してます…」

 

「うー!早く演奏したいよ」

 

「もう少しで私達の出番ですから、もう少し待ちましょうか」

 

「はーい、

…朝華兄さん、あこたちの演奏観ててくれるかな?」

 

「うーん?どうだろうね

用事があるって言ってたから、観てないかも知れないね」

 

「えー!」

 

「だ、大丈夫だよあこちゃん

黒鉄さん観ててもらってるよ!」

 

「りんりん〜」

 

「あはは、友希那大丈夫?」

 

友希那は真剣な表情で目を閉じていた

 

「…大丈夫よ、私達だけの演奏をするだけよ」

 

「…そうだね」

 

トントン、と扉が開く。スタッフさんが友希那達がいた楽屋に来て

そろそろ本番ですよと呼ばれた。

 

「いきましょうか」

 

友希那達は楽屋を後にし

スタジオへと向かって行った

 

朝華サイド

 

「そうですか、ありがとございます」

 

朝華はとある病院に来ていた

理由は朝華の事を育ててくれたおじいちゃんが倒れたからと理由で

お見舞いに来ていたからだ。

 

病室

 

「じっちゃん

大丈夫か?」

 

朝華はお見舞い用にフルーツバスケットを持って花瓶の隣に置いた

ベットを傾けさてた、状態で話をしていた

 

「すまんの、朝華

本来なら、葉子が来るはずだったのに、お主も用事があったんじゃなかったのかい?」

 

「…本当はあったけど流石ほっとけなくてさ

…葉子さん、後から来るって」

 

「そうか、どれTVでもつけるか」

 

そういうとおじいちゃんはリモコンのボタンを押して

TVを。つける…ちょうどRoseliaのライブ演奏をしたい

…が、なんだが会場の盛り上がりが暗く感じた

 

「…ゆき?なんだ?緊張してるのかな」

 

「友希那ちゃんかい?

あの子も元気じゃな」

 

「そうだな」

 

しばらくして、演奏が終わり

友希那達は少し暗い表情をしたまま会場の裏側に戻って行く

すると、病室のドアが開き、女性の人が息を切らした状態で中に入ってきた

 

「おお、葉子

すまんの」

 

「大丈夫ですか、陣萊さん

…朝華君も久しぶりね」

 

「久しぶりです、葉子さん」

 

一息ついた葉子は朝華と違うイスの所に座りおじいちゃんと

話をしていた。

朝華はその場を抜けて、スマホを見て、友希那にメッセを送った。

 

「…大丈夫か、ゆき…」

 

友希那サイド

 

私達の演奏は観客の人達には響かなかった

…何故、誰も私達の演奏を聴いてくれないの

私達の演奏が響かなかったから?

…そんな事を思いつつ私達の演奏は最後まで続けて

そして、終わり楽屋に戻っていく

 

「なんで…あこ達の演奏…聴いてくれなかったの…」

 

あこは落ち込んだ表情をしていて隣には燐子が支えていた

紗夜は、落ち着いている表情をしているが、おそらく本当は彼女も悔しさを隠している状態だ。

リサは私達を励まそうとしているが、リサ本人も落ち込んだ表情をしていた。

 

楽屋にスタッフさんが入ってきて、

彼女たちの方を視線を向く

 

「お疲れ様でした、Roseliaさん」

 

「…ありがとうございます」

 

「すみません、皆さん。緊張してましたか?

以前に聴いた時の印象が違かったような…」

 

「あはは…もしかしたら緊張してたかも知れせんね」

 

「そうですか、Roseliaさん達はまだ高校生ですからね

まだ、慣れてないとはいえ、今日のライブはお疲れ様でした

この後は自由にライブなど聴いてもらっても構いませんので

それでは失礼します」

 

そう言い残しスタッフさんは楽屋を、出て行く

残った友希那達は顔を見合わせて、これからどうするかを考える

 

「…今日はここで解散しましょう

みんな、それで良いわね?」

 

「そうですね、反省会はまた次の日にしましょうか」

 

「そうね、あまり冷静に振り返る事が出来なそうとは思えないわ」

 

「はい…」

 

「みんな、お疲れ様」

 

友希那の家

 

家に着くと私は沈むようにベットに横になり

スマホを見る、一件のメッセが来ていて

差出人は朝からだった

 

「…ごめんね…」

 

私はそう呟くと

そのまま眠りについていった。




次回も続きます


あとがき反省

他の新作を書いてて(言い訳)

理由はいたって簡単
書く暇がなかった(血涙)

なので、なるべく早めに載せます、はい


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34話 喧嘩

続きです


友希那達がSWEET MUSIC SHOWERに出てから数日が過ぎ

あの日から友希那の様子は少し落ち込んでいる様子でもあった。

 

本人に聞くと、"大丈夫よ"と答えて

そのまま練習に励んだ。

 

あの夜、俺は友希那にメッセを送ったが

朝になっても彼女から連絡は無かった

最初はライブの疲れで寝てたのかなと思い

連絡が来るまではスマホを見ないことにした。

 

家でのんびりし過ぎたのか

次に目が覚めたのは夕方頃だった

 

「ん…やべ、寝てたのか

友希那達のスタジオ練もう始まってるのか?」

 

連絡が来ていないかとスマホを見る

すると、一件だけメッセが来ていて

送り主が 氷川紗夜からだった。

 

「あー?相当怒ってる気がするな…

急がないと!」

 

そう思い、バックを持ち

急いで、circleに向かっていく。

 

circleへ辿り着き

カウンターに向かい、受付を済ませて

友希那達のスタジオへ入ろうとした瞬間

 

バンッ!とドアを思いっきり開け中から飛び出したのは

涙目になって勢いよく走り込むあこの姿が朝華の目に移り出す

 

「あ、あこ?

…友希那達に何かあったのか…?」

 

そう思いスタジオの中へ入る

するとしんみりした空気の中、友希那は

マイクの前に立ち、口を開く

 

「練習始めるわよ」

 

そんな時だった

今までに聞いたこともない叫び声が

キーボードの方へ聞こえて来る

普段は大人しく引っ込み思案だった白金が

大声を出し、友希那に始めて反抗をした。

 

「(すごい剣幕だな…初めてか?白金が友希に対して反抗したの)」

 

考えていると、白金も涙目のままスタジオを後にし

その場で残された友希那、リサ、紗夜はただ黙ってる事しか出来なかった。

 

「…朝華さん…

見てたのですか?」

 

「途中であことすれ違った時、涙目…と言えば良いのか

circleを出て行ったけど…なんかあったのか?」

 

「…なんでもないわ

…今日のところはここでお終いよ」

 

そう一言いい、友希那は荷物をまとめていき

帰っていく。

 

「あ、友希那!

…ごめん、朝華。」

 

リサも友希那の後を追うように

この場を去っていく、残されたのは

俺と紗夜の二人だけになった

 

「…何があった?」

 

「…実は…」

 

この最近、友希があこに強く当たっていたという事は

リサや、紗夜から話を聞いていたくらいで

実際に俺はたまに目に入るくらいの時だった。

 

「それで、俺が来る前に

友希があこに対して強く当たっていて、我慢が出来なくなって

今の状況になったって訳か?」

 

「そうです

…しばらくは私に任せては貰えないでしょうか?

今井さんや湊さんにもしっかりお話をしたいので…」

 

「…分かった

俺も気になるけど、今はそっとしておきたいからな。

話してくれてありがとう、紗夜ん」

 

「それでは、失礼します」

 

そう言い、紗夜はギターケースを背負い

スタジオを出ていく

 

「…大丈夫だろうか?」

 

心配する朝華はスタジオの中を綺麗にした後

circleに出て、走ってとある場所へ向かって行った。




次回
しばらく第二章を休止します(Roseliaの2章をもう一度見て来る感じで)

そのかわり、リメイク版第1章(全14話)を予定してます

次回もよろしくお願いします!


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リメイク版
プロローグ (新)


新にリメイク版として書く感じです
最初の始まり方が変わってます


???

 

薄暗い場所、ひんやりした冷たい床

俺は、誰かに刃物をお腹に突き刺されてその場から倒れこむ

その人は微笑みを浮かべならが

俺のそばに近寄り、頭を掴み光さす方へそちらに視線を向けさせた

 

「」

 

長い髪で銀色に輝く、少女が

椅子に縛られた状態で怯えた表情をしていた。

するとその人は「上を見てみろよと」俺に指示をして

上を向く、そこにはロープで繋がれているコンテナが

椅子に座ってる彼女の真上にあった。

 

俺はなんとか必死抵抗する、が。

腹に刺された痛みが強すぎて思うようにと力が出なかった

そいつは俺を見た後に投げ飛ばし

彼女の方へ向かい、もう一つの刃物を一本のロープに繋がれている縄を切りかけようとしていた。

 

「ーー!」

 

声を出そうにも出せない

立ちたいが、足が思うように動かない

俺は彼女を守ると決めた、決めたはずだった

 

そして…

 

「はい、終わり♪」

 

「やめろぉぉぉぉ!!」

 

意識はそこで途切れた

 

今井リサの家

 

「やめろぉぉ!?」

 

目が覚めばっと、ベットから上半身だけ身体を起こし

気がつくと朝になっていた。

 

「はぁはぁ…なんだ…夢か?」

 

とんとん、と扉を叩く音が聞こえ

エプロンを着た茶髪の髪をした少女が部屋に入ってくる

 

「…?り…さ?」

 

リサ

「大丈夫!?朝華!

大きな声が聞こえたから慌てて来たけど…

って、すごい汗!すぐにお風呂入ってきて!」

 

心配する表現で近くに駆け寄るリサの姿を見て

朝華は顔の半分を手で押さえて、出来事を理解しようとした。

 

朝華

「あ、あぁ、その前に起き…ん?」

 

隣に置いてある服を取ろうとして手をかけたら

むにゅ!と肌触りの感触が朝華の手に触れる

恐る恐る、横を見ると

 

友希那

「zzz」

 

朝華

「…これは…どういう事なの…」

 

俺は頭を抱えて必死に思い出そうとしている

何をしてたのか、そして何故今この状況なのかを

 

朝華

「!?り、リサ!?いや、これは違うだその!えと!そう」

 

言い訳を言う前にリサは手にスマホで写真を撮り

笑顔でさっき撮った写真を俺に見せる

 

リサ

「(ニコ♪)」

 

朝華

「それだけは勘弁してください

お願いします!リサお姉さん!

見せられたら俺が!俺が友希に!?」

 

リサ

「大丈夫大丈夫♪、

友希那には見せないから♪」

 

笑顔ではそう言っているリサだが

いずれ見せそうで怖いんだが…

そう思っていると

その隣にいた友希那も起き目をこすりながらこちらを見る。

 

友希那

「…おはよう、リサ。朝」

 

リサ

「おはよー♪友希那」

 

友希那

「所で…朝?

なんで上半身だけ裸なのかしら?

まさか、私を襲う気だったのかしら?」

 

ジロ目で友希那は朝華をみる。

 

朝華

「あ、後で話すから…

とりあえず、そこの服とってくれないだろうか?」

 

指をさし、友希那の隣にある朝華の服を取ってもらい

服を着る。

友希那も目をこすりながら、ベットから起き上がり

スリッパを履き、下に降りていく

 

リサ

「そうそう、朝華

ご飯まだ時間かかりそうだから

先にーー」

 

朝華

「わかったって」

 

その後、リサの話によると

久しぶり3人でリサの家で泊まろうと言うことで、

リサの家に泊まったとの事。

 

朝華

「…あの夢…なんだったんだろうか」

 

 

考え事をして、リサ家の風呂場を借り

朝風呂に入る。

汗をかいただけなので30分程度で風呂から上がり

顔を洗い、二人がいるリビングへ向かう

 

リビングに入ると、

リサが俺に声をかけてきた。

 

リサ

「朝華〜食器並べてくれる?」

 

朝華

「了解ー

てか…珍しい友希那が手伝うなんて」

 

リサの隣には友希那が料理の手伝いをしていた。

 

友希那

「たまにも私だってやる時はやるわよ…あっ」

 

手に持っていた皿を落としてしまい、割ってしまった

リサは慌てた様子で割れた皿の片づけをする間

友希那は、しんみりした表情のまま固まっていた。

 

朝華

「何やってるんだよ…

怪我は?」

 

友希那

「な、ないわよ…」

 

朝華

「たく、朝飯。

俺とリサで作っとくから友希那はそこで座ってろ」

 

俺は友希那に伝えると

分かったわといい、席に座った。

その間にリサが戻ってきて、一緒に朝飯の準備を開始し

数分後で完成をし、友希那がいるテーブルへ向かい

食器を並べた。

 

リサ

「それじゃ、頂こうか♪」

 

こうして、朝から少しハプニングはあったが

いつも通り、朝食を済ませたのであった。

 

ちなみにリサの両親は一週間の仕事で帰ってこれない理由と

友希那の両親も仕事で帰って来れない理由で

しばらくの間は共に暮らす事になっている。




リメイク版です

前に書いた本番と少し内容が変わってます
いわば、違うルート的なそんな感じです

ん?第2章の続きはどうしたかって?
…そのうち書きます…


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1話 準備 (新)

色々と前に書いたやつとは違うストーリーとなります
タイトルも変えてます
それでも大丈夫ですって方はどうぞ!


朝食を食べ終わり、食器洗いを手伝うリサと俺

友希那は一旦自分の家に戻って行ったが。

数分後くらいで戻ってきて、心配したリサが"どうしたの?"と

友希那に尋ねると、「家の鍵、こっちに忘れてたみたい」とリサに伝え。

自分の家の鍵を見つけ再度、戻っていった

 

休日の朝

 

「よし、これでお終いっと

ありがとねー♪朝華」

 

「はいはい、リサ

手濡れてるだろ?ほら、タオル」

 

台所の取っ手にかけているタオルを持ち

リサに渡した。

 

「ありがと〜☆

朝華が居てくれると色々助かるよ♪」

 

片目を閉じウィンクで

朝華の事を褒めるリサ

本人は顔を赤くして目を逸らした

 

「そ、そうか

…ところで朝からスタジオ練だろ?

準備しなくていいのか?」

 

 

「そうだね、アタシは上で着替えてくるから

朝華は?どうするの?」

 

リサにこれからどうするのかを尋ねられてきた

ひとまず俺は荷物をまとめ役としてとリサに伝え

いつでも出かけやすいように玄関の所に置いた。

 

リサの部屋に忘れ物をしたため一度部屋に戻っていく

ドアを開けると着替え中のリサを目撃する

 

 

『あっ!』

 

「わ、わりぃ着替え中だったな、あはは…お邪魔した…」

 

下着姿のリサの姿を見てしまった俺は何も見なかったようにとそっと

去ろうとしたがリサに笑顔のまま肩を掴まれその場でビンタを思いっきり頰へと叩かれた。

 

数分後

 

「もぅ、次

除いたらダメだからね?」

 

「はい…反省します…」

 

「偉い♪偉い♪

良し!、友希那も待ってると思うし行こ?朝華」

 

意気投合でリサは靴を履き、玄関の扉を開ける

そこには友希那がヘッドホンをしながら音楽を聴いている姿を見つけて、彼女の元へ向かう。

 

「おっまたせ☆友希那待ったー?」

 

「いいえ、私も丁度来た所だから

…って、朝?顔が赤いわよ?」

 

 

「え?あ、なんでも無いよ。

壁に思いっきりぶつけたから痛みが引いてないだけ」

 

なんて言うのは嘘だ。

勿論リサの着替え中の時に見てしまった原因でビンタされたことは内緒にしとこう。

 

「そう、なら行くわよ

少しでも歌の練習したいから」

 

「そうだね、行こっか?」

 

こうして俺たち3人はライブハウス spaceまで歩いていくのであった。

 

ライブハウス space

 

目的地に、たどり着くとカウンターではまりなさんが、出迎えをしてくれた、受付を済ませて朝華達はスタジオに入っていく。

 

「それじゃ、俺は機材とかの準備するから

リサ達も何か困ったらこっちに遠慮なく話しかけてくれ」

 

「了解〜♪

さて、アタシはベース出す準備っと♪」

 

リサはベースケースから

ベースを出し、音のチェックをして

友希那は歌の練習をしていた。

 

それぞれの個人の練習をしていると、入り口から扉の開く音が聞こえ

二人はその先の視線を、向ける

 

 

「おはようございます!

友希那さん!リサ姉!」

 

「お、おはようございます…」

 

そこには、ロング髪をした黒髪の少女と

紫色の髪をした少女がスタジオに入って来て、元気に挨拶を

友希那達にする

 

「おはよう、あこ。燐子」

 

「おはよー♪あこ、燐子も」

 

「はい!スタジオ練

頑張ろうね!りんりん!」

 

「う、うん!頑張ろ…」

 

「来たのか、あこと燐子

キーボードとドラムは準備してあるから増分に使いな!」

 

朝華の指差す先にはしっかりと並べられている

ドラムとキーボードが置かれていた。

 

「わぁ!ありがと!朝華兄!」

 

「あ、ありがとございます…黒鉄さん」

 

「あとは、紗夜だけだね♪」

 

リサがそう言っているうちに

噂をすればなんちゃらというタイミングで

ドアが開き、ギターケースを背おった

薄エメラルド色の髪をした少女がスタジオに入ってきた。

 

「あら、皆さんお早いようですね。」

 

「あ、紗夜さん!おはようございます!」

 

「えぇ、おはようございます、宇田川さん」

 

あこにしっかりと挨拶を交わし

 

「お、来たね、さーよ♪」

 

「おはようございます、今井さん。白金さんも」

 

「あ、お、おはようございます!紗夜さん!」

 

リサや燐子にも挨拶をした後

ギターケースを床に置き、ギターを取り出し

音を出し始める。

 

「相変わらず真面目だな、氷川」

 

「あら、至って、私は真面目よ?

黒鉄さん?

それと、3人のご関係の事、私や白金さんが知らないと思いましたか?」

 

「…それは忘れてくれ…

それと、おはよう氷川」

 

「…ええ、おはようございます」

 

「(あちゃ…相変わらず紗夜は朝華に対して

ああいう態度取ってるけど、うーん?どうしたらいいかなー?)」

 

「…リサ?」

 

「え?あ、ううん!なんでもないよ!

それより早く始めようっか!」

 

「…?そうね

みんな、持ち場について!」

 

Roseliaの全員が揃い。

それぞれの楽器や音などチェックしていた。

そして…

 

「みんな集まったわね?」

 

「はい!」

 

みんなの声が一つに重なり

4人がマイクスタンドの前に立つ、友希那の姿が目に入った

 

「それじゃ…行くわよ!」

 

ドラムの音と同時に合図が始まり彼女らの音が鳴り響く。




リメイク版で新たに追加した設定

前のは何だかんだで色々話など聞いていた紗夜と朝華でしたが
3人の秘密を最初から知ってしまったになってます

一応、あこ以外は全員、友希那とリサとの関係を知っている設定になっています(そのうちに仲良くなりますが)

以上です


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2話目 演奏と響きあう音(新)

前に書いたタイトルを変えてます
あと、かなり長文です!


space スタジオ

 

「はい、ここで休憩だ」

 

Roseliaの演奏を聴き終わり

ちょうどいい時間であったため、朝華は

友希那達に休憩をするようにと指示をした

 

 

「お疲れ様ーりんりん!」

 

「うん、お疲れ様、あこちゃん」

 

あこと燐子はすぐ近くの椅子に座り休憩を挟む

テーブルの近くの席に座り、燐子と会話を弾んでいた

 

「…」

 

「友希那?

休憩だぞ?」

 

目をつぶりながら、友希那はマイクスタンドの前に立っている

イメージトレーニングだろうか、呼びかけても反応がなかった

 

「リサ、例のアレやってもいいか?」

 

「良いけど、ほどほどにねー?」

 

「それじゃ、遠慮無く!」

 

朝華は友希那の横腹をこしょぐり始めた

すると、身体が一瞬だけ反応があり、パッと目を開け

背後を振り向く

 

「…なに…してるのかしら?」

 

「何って…あはは〜」

 

その後、朝華は友希那に説教を食らい

それを見ていた紗夜はクスクスと密かに笑っていた事を。

 

「紗夜、なんで笑った…!」

 

「あら、私は何も見てないですよ

湊さんに怒られる所なんて」

 

分かっている口調で紗夜はテーブルの方へ向かい

椅子に座り、イヤホンをし、集中力を高めていた

 

「たくっ

リサ、友希那、何か飲みもんいるか?」

 

「うーん?アタシはお茶でいいかな?

友希那は?」

 

「そうね、ミルクティーお願い出来るかしら?朝」

 

「お茶に、ミルクティーな

了解、あこと燐子は?」

 

念のため、向こうに座っているあこ達にも何か欲しい物があるかと

尋ねてみる。

あこは甘いものと、燐子はできればホットミルクがあればとの事だった。

最後に紗夜に話かけた。

 

「私は、ココアをお願いするわね

黒鉄さん」

 

「ココアな」

 

捨て台詞みたいな言葉を発して、朝華はスタジオを後にする

ロビーに行き、カウンターにいるまりなさんに注文をした。

 

しばらくして、注文した品物が届き

料金を払い、スタジオに戻ろうとしたが。

まりなさんに呼び戻されてある箱を渡された

 

「これは?

…マカロンじゃないか?

良いんですか?」

 

まりなさんは、親指をグッと朝華の方へ向けて

片目ウインクなどをしてくれた。

 

スタジオ

 

スタジオに戻り、それぞれの頼まれた飲み物を順調に渡した。

意外だったのは、紗夜が朝華にお礼を言ってくれた事だった。

普段なら、「あら、持ってきてくれたのね?」とまでしか言われなかったが。「ありがとうございます」と伝えてくれた事。

 

「あ、ついでに」

 

後から思い出しました感じで

みんなの前で白い箱を見せる。

それに反応したあこが朝華に近づき、目がキラキラした状態で

箱の中身を確認したいがままに落ち着かない顔をしていた

 

「さっき、まりあさんから頂いたものだ

みんなに分けて食べてね☆って言ってたぞー?」

 

「うわぁ!マカロンだ!あこ大好きなんだ〜!ありがとね!朝華兄!」

 

「黒鉄さんやまりなさんにしっかりとお礼を言ってくださいね?

宇田川さん」

 

「はーい!

あっ!この色、あことりんりんの色に似てる!

貰ってくね!朝華兄!」

 

「あはは、良かったよ

今度のライブ楽しみにしてるぜ?」

 

「ふふふ…あこの闇の力に困難…えーと?」

 

あこの中二病のネタが来て、困ってる様子であり

それをサポートするのが燐子でもあった。

フォローが入り、あこもしっかりとセリフを言えたのか満足して

燐子の所へ戻っていく。

 

「それじゃ、せっかくだし頂こうよ

ね?友希那♪」

 

「そうね、ありがとう、朝」

 

友希那にお礼を言われた後

リサ達の席の近場に座り、休憩を楽しんでいた

 

「朝華、ちょっと良いかな?ベースの音の響きが悪いんだけど」

 

「ん…どれ、見せて」

 

リサのベースを音の調整をして

数分も経たないうちに、いつもの音が響き渡り

彼女に返してあげた。

 

「〜♪うん!バッチリ、ありがとうね朝華♪」

 

「また、悪くなったら頼め

…それと、リサ、手見せろ?」

 

何かに気が付いた朝華は

リサの右手を調べる、手の甲や指先にには薄っすらと血が流れていた

 

「あ、あれ。アタシいつ怪我してたんだろ?」

 

「それほど練習に集中してたって事だろ?

動かないで、今手当てするから」

 

朝華は、近くにあったバックから緊急箱を出し

絆創膏と血を拭くためのティッシュなど

リサの右手を触り手当てを始めた

 

「リサ、大丈夫?」

 

「あはは…ちょっと無理しすぎたかな?

アタシは大丈夫だから♪」

 

「そう、無理はしたいようにね?」

 

「そういう友希那も、さっき持ってきた飲み物を飲んだか?

歌姫は喉を痛めないようにしないといけないんだからさ」

 

買ってきた、ミルクティーを飲んだのかを確認する

朝華、友希那はこくりと頷く。

 

「…ま、無理はしないような」

 

あこ視点

 

 

あこと燐子は、ゲームの話で盛り上がっていたご様子だった。

 

「りんりん、今日のイベントに参加するよね!」

 

「う、うん…今日のイベントのボス

かなり強いみたいだね…頑張ろ、あこちゃん」

 

「良〜し!!

練習終わったら頑張るぞ!」

 

それを聞いていた紗夜があこに注意をした。

 

「宇田川さん、ゲームの話で盛り上がるのは良いですが

練習もしっかりやるように」

 

「はい!」

 

「(…わたしもあこちゃんや紗夜さんみたいに頑張らなきゃ!)」

 

友希那視点

 

休憩の時間も過ぎて行き

友希那の一声で練習が始まろうとしていた

 

「…時間ね歌の練習をやるわよ?

みんなそろそろ準備お願い」

 

「んーリラックスしたし、頑張ろ!」

 

「今井さん、今日は張り切ってますね?

何が良いことでも?」

 

「えっ!?いやいや、特に何にもないよ!?

ベースの音が響くからとても良いなって思っただけだよ!ね?

朝華♪」

 

朝華にウィンクをして、手を振りながら

持ち場に着くリサ、何の事?と思いつつ朝華は適当に返事を返した

 

「あーそうだな…演奏頑張れ!」

 

「(あー…気づいてない感じかな?)」

 

「…?ねぇ、りんりん」

 

「どうしたの?あこちゃん?」

 

「ずっと前から気になってたけど

朝華兄とリサ姉、それに友希那さんって…」

 

あこが燐子に、何かを伝えようとしたが。

途中で紗夜の声が掛かった。

その声に反応して、あこと燐子は自分の機材の前に立ち

スタンバイをした。

 

休憩時間が終わり、再び自分の持ち場に着く友希那達は再び

演奏を始開始して、気がつくと夕方の時間になっていた。

 

演奏が終わり、朝華の声がスタジオに響く

 

「はい、そこまで。

そろそろ練習切り上げだ。」

 

「え?もうそんな時間?」

 

「そうみたいね、みんな、今日の練習はここまでよ

各自練習をするように」

 

「分かりました

時間も時間ですし、皆さん、片付けをして下さい」

 

「はーい!」

 

自分達で使った機材などを片付けをして

数分も経たないうちにスタジオなど綺麗になっていった

 

「ふぅ、みんなお疲れー☆」

 

「お疲れ様です、今井さん」

 

「お疲れ様でした!リサ姉!

友希那さんも、紗夜さんも!」

 

あこはみんなにお疲れ様と、元気よく伝えていた

 

「相変わらず、宇田川さんは元気ですね」

 

「良いじゃない、あこは元気で

…あら?朝はどこに行ったのかしら?」

 

「俺が何だって?」

 

噂をしていたら丁度、

朝華がスタジオに戻ってくる

 

「黒鉄さん、どこに行ってたの?

湊さん心配してましたけど?」

 

「あーわりぃ、次の予約入れたけど

もしかしてマズかったか?」

 

「いいえ、それは問題ないわ、でも

勝手に居なくなるのはダメよ?朝」

 

「次からは気をつけるよ」

 

その言葉を聞いて、友希那は

ゆっくりと頷いた。

 

「それより、みんなお腹空かない?」

 

「あこ、お腹空いちゃってるよ…」

 

「わ、わたしも…お腹空いてて…」

 

どこかにご飯を食べに行こうと話になり

なんだかんだで断っていた、紗夜と友希も行く事になった

 

ファミレス

 

中に入り

指定された場所へ向かい

3人3人ずつバランスよく分かられた。

 

イメージ図

 

燐子、あこ、紗夜

 

友希那、朝華、リサ

 

 

しばらくして、頼んだ注文が届き真ん中に山盛りポテトを置かれた

テーブルに並んだ後、みんなで食べる事になった。

すると、あこが朝華に、ある質問をした。

 

「そう言えば、朝華兄ってバンドとかやってたのですか?」

 

不意に言われた、バンド

それを思い出すかのように朝華はあこに尋ねる

 

「…なんでそう思う?」

 

「えーと、色々機材とか、さっきリサ姉にベース直してたりしてたから、そうかなと思ってまして…」

 

「あ、あこちゃん…」

 

最後辺り敬語になっていたが

あこの姿、それを心配するように燐子はあこを気にしていた。

 

「まぁ…昔、バンドやってたよ、専門はギター

機材関係の仕事とか、そういうのもやってたから色々サポートとか回れてた感じかな?」

 

「昔ですか…それにしても、黒鉄さん、ギターをやっていたのですか。

始めて知りましたが、今井さん達は知っているのですか?」

 

紗夜はリサに朝華の過去を知っているのかを聞いていた。

 

「えっ?そうなの?それアタシ、今知ったよ?」

 

「そうね、私も始めて聞いたわ、そんな話。」

 

「あれ?そうなのですか?」

 

本人達も驚いていた

そして、一斉に朝華に視線を向く

 

「そりゃ、教えなかったから知らなくて当然だろ

…騙したわけじゃないからな?」

 

「何よそれ、でも意外だなー

朝華はドラムのイメージあったけどギターやってたなんてね☆」

 

「今度、私達に見せてもらおうかしら?

朝のギターをね?」

 

「…いつか、見せてやるよ」

 

気が付いたら山盛りポテトが、あっという間に空いてる事に気がつく

それを見た、朝華とリサは、紗夜の方を見ると

何事もなかったようにとポテトをもぐもぐしていた。

 

「(これ絶対紗夜が頼んだ物だよね…??)」

 

「?どうしたの?朝、リサ」

 

「いや、なんでもない

それより、早く食べよう」

 

「(あ、もう一つ聞くの忘れた…友希那さんとリサ姉と付き合ってるかの話を…でも…うーんやっぱり気になる〜)」

 

その後、ファミレスでゆっくりして

お会計を済ませてメンバーは解散した。

その帰り道、友希那とリサと朝華は帰る同じ方面へ

帰っていき。

すると、リサのポケットから携帯が鳴り響き、電話をした

 

リサ 朝華視点

 

「うん、それじゃ明日の夕方にね、了解ー☆」

 

「あら?リサ、誰と電話してたの?」

 

「モカからだよ、明日のバイト代わってって可愛い後輩からでね、急遽私が出る事になったの。」

 

「そう、朝」

 

「なんだ?友希」

 

「今日はありがとう

今回、リサのベース直してもらったり、機材の手伝いとかしてもらって」

 

今日の出来事を思い出すように、友希那は話しをする

 

「良いよ、それに

友希那達の演奏かなり良くなっていたしさ」

 

「おー♪

友希那、褒められたよ〜」

 

「べ、別に…私達は頂点を目指してるから

…ここで立ち止まるわけじゃない…きゃ!?」

 

歩きながら、喋っていた友希那だが

何かに躓き、転びそうになり、とっさに朝華は自分をクッションにし、衝撃は朝華に走る。

 

「ゆ、友希那!?

朝華も大丈夫!?」

 

「いてて…」

 

「あ、朝…ご、ごめんなさい」

 

「別に大丈夫だ。

こんぐらい」

 

「す、すぐに退けるわ」

 

友希那は、朝華の上にどけた

 

「大丈夫?朝華」

 

「何とかな

…それにしても友希那に怪我無くて良かった」

 

「…あ、ありがとう」

 

そんな事がありながら

朝華達は家にたどり着き

リサと友希那を見送った後、朝華も自分の家に帰って行った。




かなり、全体的の台詞など変えました。

疲れました…
誤字報告などありましたら、報告お願いします!

それと、ここから話の展開が変わるので
注意を!


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