最新鉄道俊作  新庄雄太郎鉄道短編集 (新庄雄太郎)
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立秋の北陸本線 蜃気楼で死んだ同級生

乗り鉄探偵南 達仁や公安特捜班で短編俊作を作ってみました

今日は公安特捜班で富山を舞台に事件の捜査します




「おーいっ、スネ夫。」

 

「あっ、達仁だ。」

 

達仁とスネ夫とのび太は、小学校の頃から仲が良かった、あれから俺達は高校生になったが、俺と穂乃果とことりと海未はのび太とスネ夫と一緒の高校だった、ところが骨川スネ夫が親の都合で富山へ転校してしまったのです。

たが、音ノ木坂学院を卒業して今は、国鉄の鉄道公安隊に入隊したのです、達仁がOJTで一緒だった高山と桜井と小海と今泉は卒業後に公安隊に入った、達仁は警戒班や捜査班で数々の事件を担当しました、そして私は富山で

公安班長に昇進し現場の指揮を執った、昨年7月に公安特捜班に配属となり、今年4月達仁は、公安主任に昇進しました。

 

「懐かしいな、のび太とスネ夫はどうしてるかな、スネ夫は富山で何しているのかな、のび太はどうしたかな。」

 

「最近会ってないのか。」と小泉が言う。

 

「うん、その後はのび太が結婚したと手紙が来たよ。」

 

「誰と結婚したの。」

 

「同級生の源 しずかだよ。」

 

「今はどうしてるんだ。」と高山が言った。

 

「ああ、のび太は現在は高岡で銅器メーカーで勤務してるそうだ。」

 

「のび太は高岡で銅器メーカーで働いているのか。」

 

「うん。」

 

「へぇ、達仁の友人がね。」

 

「それで、骨川の方は。」

 

「それがな、今は魚津にいるんらしいよ。」

 

「えっ、魚津。」

 

「うん、今は魚津にすんでるんだ。」

 

「魚津か。」

 

東京中央鉄道公安室・公安特捜班

 

午後6時、公安特捜班 みんなは仕事を終えていた

 

「さてと、今日は事件もないから早めに帰るとするか。」

 

「あっ班長、僕は明日から3日間休暇させていただきます。」

 

「偶には、ノンビリしてきなさい。」

 

「南が休暇を取るなんて珍しいですね。」

 

「南は休暇するってことは、家族旅行ですか。」

 

「それとも、彼女とデート?。」

 

「いえいえ、1人で富山へ旅行しようと。」

 

「へぇー、富山か。」

 

「ロマンチックだわ、南さん。」

 

「南、富山へ行くんだって。」

 

「うん、富山と魚津までね。」

 

ところが、達仁は魚津で事件に巻き込まれるとは、予想はしなかった。

 

次の日、南は上野駅へ向かっていた、南は上越線・北陸本線経由の寝台特急「北陸」に乗った。

 

「あっ、ここだ、ここだ。」

 

南は、B寝台個室のソロの切符を取った、前から乗りたがっていたのだ、富山へ行くんだったら名古屋からはしらさぎと京都からは雷鳥に乗ればいいのにねと南は思った、でも夜行列車で北陸へ行くのも楽しいなと。

 

「魚津は蜃気楼が有名なのか。」

 

色合いと言い広さと言い、中々いい感じです、これならゆったりと夜を過ごせそうです。

 

まもなくーっ、金沢行寝台特急「北陸」号が発車します

 

と、駅内アナウンスが流れた。

 

ピィーッ!

 

達仁達が乗った寝台特急「北陸」は夜の上野駅を発車した。

 

寝台特急「北陸」は、上野を夜に出発して翌朝に金沢に着く、上越線を経由して北陸本線に入り、全長469.5キロ8時間49分で走る、ヘッドマークのイラストはオレンジ色と富山県と新潟県境の親不知が描かれている。

 

また北陸には個室A寝台「シングルデラックス」や個室B寝台「ソロ」が連結され、大変人気である。

 

6時33分、達仁が乗った北陸は終着金沢へ到着した。

 

「えーと、次の北陸本線経由の特急「北越」1号新潟行は6時48分か、魚津には7時半ごろに着くな。」

 

達仁は、新潟行の特急「北越1号」に乗って、魚津へ向かった。

 

「おっ、ここが俺の席だな。」

 

プァーン、ピィーッ!

 

金沢駅から、達仁が乗った「北越1号」は6時48分に発車した。

 

達仁が乗った、金沢、新潟を結ぶ特急北越は日本海側を通って新潟へ結ぶ特急列車である、金沢を6時48分に発車して、高岡、富山、魚津、糸魚川、直江津、柿崎、柏崎、長岡、見附、東三条、加茂、新津、終着新潟には10時20分に着く、北越のヘッドマークには日本海をイメージした波の絵柄になっている。由来は北陸と越後から取った名称で北越と名付けた。

 

魚津駅

 

うおづーっ、うおづーっ、

 

「もう魚津に着いたのか。」

 

「あのーっ、すみません友人を捜してるんですけど知りませんか。」

 

「あの、あなたは。」

 

「骨川スネ夫の友人の堀越と言います。」

 

「私は鉄道公安隊の南です、詳しく話していただきますか。」

 

「ええ。」

 

南は堀越を連れて所轄の魚津警察署へ向かった。

 

魚津警察署

 

「えーと、骨川スネ夫さんですね。」

 

「ええ、昨日から行方不明になってて、どこへ行ったかわからないんです。」

 

「わかりました、早速捜索願いを届け出しましょう、事件に巻き込まれてる可能性もありますので。」

 

「よろしくお願いします。」

 

「堀越さん、すぐに見つかりますよ。」

 

「南さん、ありがとうございました。」

 

堀越は、スネ夫を捜しに魚津署を後にした。

 

魚津しんきろうロード

 

「ねぇ沙綾、しんきろうロードを歩いてみようか。」

 

「いいね、それ。」

 

その時、香澄と沙綾と有咲はしんきろうロードを歩いていると海の近くにやって来た。すると、そこには男性の死体が見つけたのだ。

 

「キャーッ!。」

 

香澄と沙綾は叫んだ。

 

一方、南は魚津警察署の刑事課に来ていた、早速魚津警察署の西原刑事に報告した。

 

「うーん、この骨川スネ夫だけど、去年魚津に引越していますね。」

 

「そうですか。」

 

「ええ、翌日に魚津の高校に転校しています。」

 

「じゃあ、魚津市内を周辺を捜してみましょう。」

 

「ええ。」

 

プルルルルルルル、プルルルルルルルーッ!。

 

そこへ魚津署に電話が入った。

 

「はいっ、こちら魚津署刑事・生活安全課、えっ、男性の死体、場所はどこです、魚津しんきろうロードの海岸沿い、わかりました、直ちに現場に臨場します。」

 

「どうしたの。」

 

「今蜃気楼ロードで、男性の他殺死体があったという事です。」

 

「よしっ、私も同伴しましょう。」

 

「では、車に乗ってください。」

 

南と西原刑事は魚津警察署のパトカーに乗り、魚津蜃気楼ロードへ向かった。

 

「被害者は、骨川スネ夫さん、魚津市在住の21歳です。」

 

「うん、被害者は骨川スネ夫か。」

 

「ええ、今日魚津署で捜索願が出されていたようです。」

 

「間違い、骨川スネ夫だ。」

 

南は、骨川スネ夫が魚津で殺されていたことを高杉班長に報告した。

 

「何、魚津で死体、うん、骨川スネ夫、分ったそちらで調べてみる。」

 

「どうしたんですか。」

 

「高山、今南から連絡があった、骨川スネ夫を調べてくれと。」

 

「わかりました、小海さん、香川さん、水野さん、捜査要請だって。」

 

「えっ。」

 

「骨川スネ夫を調べてくれって、富山県警から依頼があったと。」

 

「わかりました。」

 

「よしっ、小海と香川さんは骨川の足取りを追ってください。」

 

「わかりました。」

 

「俺と水野は、骨川が立ち寄りそうな場所を当たってみよう。」

 

高山と小海達は、骨川の足取りを追っていたが親と一緒に乗ったと考えられる、小海と香川は音ノ木坂学院に行き、南理事長に確認してもらった、その後骨川は3月付で転校していたことが判明した。

 

「小海さん、何か分かった。」

 

「ええ、骨川は今年の3月に転校していたことが分かったんです。」

 

「3月に転校か。」

 

「ええ。」

 

「どこへ転校したかわかるか。」

 

「富山の魚津だそうです。」

 

「よしっ、高山と小海と香川と水野はすぐに富山へ向かってくれ。」

 

「了解。」

 

次の日、高山と小海達は東海道新幹線としらさぎに乗り次いで魚津へ向かった。

 

魚津警察署

 

「高山、骨川の事で何か分かった。」

 

「骨川は今年の3月まで音ノ木坂学院に在籍していたことが分かったんだ。」

 

「そうか、じゃあ骨川は誰かに殺されたって事か。」

 

「ああ、恐らく。」

 

一方、松本と梶山と三輪と菅原はある着服事件の捜査をしていた。

 

「こちら松本、東海道・山陽新幹線ホームに三船が現れました。」

 

「よしっ、近づいたらその場で確保だ。」

 

「了解。」

 

三輪と梶山は、三船に近づいた。

 

「すいません、鉄道公安隊の者ですが、三船登志夫さんですね。」

 

「何でしょうか。」

 

「恐れ入りますが、このバックの中身を見せていただけないでしょうか。」

 

三船は、三輪と梶山を振り切り、ホームへ逃げた。

 

「待てッ。」

 

「何なんだ、君たちは。」

 

「そのお金は何です。」

 

「これは頼まれて明日買ってるんです。」

 

「誰に出する」

 

松本は三船に手錠をかけた。

 

「班長、三船を確保しました。」

 

「そうか、ご苦労さん。」

 

「三船は骨川に預かってくれと頼まれただけだという事です。」

 

「そうか。」

 

一方、南と高山はスネ夫の友人に会い、スネ夫の過去を調べた。

 

「骨川の父が、大金を持ち逃げしたと逃げ回っていたんだそうです。」

 

「なるほど、魚津で夜逃げしていたのか。」

 

そこへ、1台のパトカーがやって来た。

 

「南公安主任ですね、先ほど骨川スネ夫らしき遺留品が見つかったと。」

 

「何。」

 

達仁が乗ったパトカーは魚津しんきろうロードで停車した。

 

「どうも、今日しんきろうロードでスネ夫の遺留品が見つかったんですって。」

 

「魚津高校のネクタイだから関係あると思ったんですが、4日後の者でした。」

 

警官は、達仁にネクタイを渡した。

 

「どこにあったんです。」

 

「魚津のしんきろうロードの見物のところです。」

 

「なるほど。」

 

次の日、南達はしんきろうロードで犯人を確保に向かった。

 

「よしっ、うまく言ったか。」

 

「ああ、あいつが骨川の息子だからな。」

 

「そうか、よくやった 骨川の会社は俺のものだからな。」

 

「金を持ち逃げしやがって、どこへ逃げた。」

 

「そこまでだ。」

 

「誰だお前は。」

 

「動くな、鉄道公安隊だ。」

 

「相談役、すぐ逃げてください。」

 

「はいっ。」

 

「やっぱり、あなたが骨川スネ夫を。」

 

「くそーっ。」

「あなたが、骨川スネ夫を殺害した犯人だな、村上清、そして武田信夫、相原 源九郎」

 

「なぜ、わかったんだ、私の計画が。」

 

南と高山達は、村上と武田と相原を業務上着服と骨川スネ夫殺害容疑で逮捕した。

 

「あああっ、あはっ。」

 

「相談役の増田の指示で、骨川の会社を潰せと頼まれたんだ。」

 

3日後、殺人教唆と収賄の容疑で増田相談役が逮捕された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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劇中の特急「北越」と寝台特急の時刻は平成23年度と平成元年の時刻を使用しています、ご了承ください

この作品はすべてフィクションです


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ハイパー有明 薩摩路ひとり旅

今回は南と高山が寝台特急「あさかぜ」に乗って九州へやって来ました

博多からハイパーサルーン783系に乗ります、今回はレールウォーズ第12話を参考にして書いてみました。


ピィーッ!!

 

南と高山は、東京から博多へ一夜で走る寝台特急「あさかぜ1号」に乗って鹿児島へ向かっていた。

 

「そろそろ、到着たぞ高山。」

 

「えっ、もう博多か。」

 

瀬戸内海に朝日を浴びる高山。

 

「うっ、眩しいな。」

 

「もう朝だぞ。」

 

南と高山は食堂車で朝食をすまし、博多で降りる準備をした。

 

はかたー、はかたー。

 

「やっと、博多か。」

 

「その前に、博多の公安隊へ行こう。」

 

「ええ。」

 

博多鉄道公安室

 

「あっ、南公安主任と高山公安官ですね。」

 

「はい、そうですけど。」

 

「今、高杉公安班長から電話です。」

 

「あっ、はい今行きます。」

 

高山は、電話を取った

 

「はい、高山です。」

 

「ああ高山か、例の殺人犯の2人は寝台特急に乗っていたか。」

 

「それが、あさかぜを捜索したのですが、2人組はどうやらはやぶさみたいですね。」

 

「そうか、今行方不明の捜索願が入った。」

 

「はい、八尾マサオ6歳、小学1年生。」

 

高山は、南主任に行方不明の小学生の連絡が入ったことを知らせた。

 

「南主任、今公安室から小学生の行方不明の入電がありました。」

 

「えっ、行方不明!?。」

 

「ええ、八尾マサオっていう小学1年生の男の子です。」

 

「小学生。」

 

「多分、博多駅内にいる可能性も。」

 

「おっ、僕どこへ行くの。」

 

「あっ、すいません。」

 

「すいませんが、その小学生は。」

 

「ええ、うちの息子です。」

 

「そうですか。」

 

「ねぇ、男の子見なかった。」

 

「うんうん。」

 

と、マサオは知らんぷりをした。

 

「じゃあ、私はこれで。」

 

「そうですか。」

 

マサオは1人の男と一緒に鹿児島本線のホームへ向かった。

 

「今の子は。」

 

「うん、一緒の人は犯人かな。」

 

「うん、調べて見よう。」

 

そこへ、博多公安室の小林公安班長が封筒持ってやってきた。

 

「南公安主任と高山公安官ですね。」

 

「はい。」

 

「先ほど、東京中央公安室から送って来た資料です。」

 

「ああ、ご苦労様。」

 

封筒の資料を見た南と高山は、驚いた。

 

「あっ、あの人は、手配中の広域手配の17号だ、連れの子は八尾マサオ、やられた。」

 

「じゃあ、さっきの人は。」

 

「追うぞ、高山。」

 

「うん。」

 

南と高山は、鹿児島本線のホームへやって来た。

 

「おっ、到着したみたいだな。」

 

「あれは、特急「有明」783系。」

 

高山は思わずカメラで783系の写真を撮った。

 

「高山は乗ったことはあるのかL特急有明」

 

「うん、門司港から出る583系の有明は乗ったことはあるよ。」

 

「先頭車と後方車にはパノラマカーだから珍しいですよ。」

 

「なるほど。」

 

783系電車は、九州旅客鉄道の交流特急形電車。「ハイパーサルーン」の愛称を持つ。国鉄分割民営化後のJRグループ初の新型特急車両として、1988年(昭和63年)3月13日に営業運転を開始した特急電車である

3月13日:ダイヤ改正により、「有明」(博多駅 - 熊本駅・水前寺駅・西鹿児島駅などに投入。5両編成(実態は2両増結した7両編成での運用が日常化)は博多駅 - 西鹿児島駅間に、3両編成は博多駅 - 熊本駅間の運用とされた。このうち西鹿児島発着の速達型列車を「スーパー有明」と称し、その後「スーパー」を冠する列車愛称のさきがけとなった。また、当時は電化されていなかった豊肥本線熊本駅 - 水前寺駅間にDE10形ディーゼル機関車の牽引・推進によって入線していた。電源車としてヨ8000形(28000番台)も連結していた。これは熊本駅が市街地からやや外れた立地にあり、熊本市の中心部に近い水前寺駅まで直通させることで需要喚起を狙ったものである。このとき、豊肥本線内では普通列車扱いだった。従来の485系電車との格差は大きく、旅客が本形式での運用に集中したため、特に3両編成の運用では大変な混雑が見られた。長崎までは「ハイパーかもめ」、日豊本線では「ハイパーにちりん」として運転されている。

 

「南主任は窓側でどうぞ。」

 

「ありがとう。」

 

「お礼言うのは俺の方です、ハイパーサルーン783系に乗せてもらえるなんて。」

 

「早速、いい旅になりそうだ。」

 

プルルルルルルルーッ。

 

「まもなく、特急「有明13号」西鹿児島行が発車します。」

 

南と高山が乗った783系ハイパーサルーンは博多駅を発車した。

 

そして、車内放送が流れた。

 

「特急「有明13号」にご乗車、ありがとうございます、停車駅は二日市、鳥栖、久留米、熊本、八代、終着西鹿児島には14時53分に着きます。」

 

南と高山が乗ったハイパー有明は博多を発車し、鳥栖、久留米、熊本、八代、終着西鹿児島には14時53分に着く、約3時間40分の旅である。

 

そこへ、ハイパーレディがやって来た。

 

「ようこそ、ハイパー有明号に。」

 

「それはありがとう、実はですねこの子連れの人は見ませんでしたか。」

 

「さぁ、知らないわね。」

 

「そうですか、どうもありがとう。」

 

高山はハイパーレディーに聞いてみたが、全然見当たらなかった。

 

「高山、お昼にするか。」

 

「ごちそうさまです、南主任。」

 

2人は、車内販売で九州の駅弁とお茶を買って、有明海を眺めた。

 

にしかごしまーっ、にしかごしまーっ。

 

「やっと鹿児島か。」

 

「とりあえず、県警に行こう。」

 

「ああ。」

 

南と高山は、鹿児島県警察本部へ向かった

 

鹿児島県警察本部

 

南と高山は、鹿児島県警察本部に来た

 

「どうもお待たせしました、私は鹿児島県警の警部・安藤と言います。」

 

「こちらは、神崎刑事です。」

 

「どうも。」

 

「あっ、どうも私は、南 達仁です。」

 

「ええっ、噂は聞いています あなたの事は高杉公安班長からくれぐれもと連絡がありましたから」

 

「そうですか。」

 

「警部、先ほど岡山駅で子連れの男を目撃したと現れました。」

 

「よしっ、連れてきてくれ。」

 

「あの、岡山駅で2人が事件に関係あるんじゃないかと。」

 

「なるほど。」

 

「あなたが目撃した人ですね。」

 

「そうですがあなたは?。」

 

「東京中央公安室の南 達仁公安主任です。」

 

「同じく高山 直人です。」

 

「では、犯人は見たのか覚えてる。」

 

南と高山は、犯人の写真を見せた。

 

「あっ、あの人よ、岡山駅で見たよ。」

 

「本当か、この男か。」

 

「岡山駅で二人の男と一緒だったは。」

 

「この2人か、間違いないな。」

 

「本当か、間違いないな。」

 

「うん、」

 

達仁は、時刻表を見た

 

「そうか、途中下車したのか。」

 

達仁は、犯人は途中下車をしたと確信した。

 

「そうか、岡山で途中下車し、小郡で乗り返したんだ。」

 

「はいっ。」

 

「よしっ、さっそく手配しよう。」

 

1人の客の証言で、バイクの男は身代金の運び役の男を逮捕した。

 

誘拐犯グループの手下で名前は大野悟(23歳)で金が必要とだったと自供した。

 

そこへ、南と高山公安官は広域手配17号を逮捕した。

 

小学生の八尾マサオ君は無事に救出された

 

そして、特捜班に戻った南と高山は事件の報告した。

 

「うん、そうか、今鹿児島県警から連絡があったよ、その男はマサオ君と一緒に乗っていたことで知り合ったことを自供したそうだ。」

 

「そうですか、後八尾マサオも無事保護しました。」

 

「うん、南と高山もご苦労様でした。」

 

と、南と高山の事件は解決した。

 

 

 

 

 

 

 

 




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劇中の特急「有明」の時刻は昭和63年のダイヤを使用しています


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スーパー特急「かがやき」金沢連続殺人 から紅の脅迫状

紅葉の季節に紅葉見物するなら、列車で行っても楽しいものです

11月には、古都金沢の兼六園が見頃を迎えます。

秋は金沢のほか、長野も紅葉の旅もいいものです。




11月初旬になると紅葉の季節がやって来た、「紅葉の金沢」の取材に行く事になった旅行雑誌の編集者の黒川雄介さんは、朝早く上野から、上越新幹線に乗ることにした。

 

「結構、紅葉色に輝いているな。」

 

ところが、から紅の金沢に事件は起きた、それは一本の電話からだった、昨日黒川さんの自宅から謎の脅迫電話から始まった。

 

「死ねぇ、お前は人間の屑だ、地獄へいっちまぇ。」

 

「これはどういう事なんだ。」

 

黒川が乗った新幹線は「あさひ1号」は7時20分に上野を発車した。

 

公安特捜班の小泉陽一は今月の雑誌を読んでいた。

 

「おお、特急「かがやき」で行く古都金沢の旅か、秋の金沢は見頃を迎えるからな。」

 

「お兄ちゃん、私も凜ちゃんと一緒に特急に乗って長野へ行ったのよ。」

 

「長野、長野のどこ?。」

 

「上諏訪の方よ、凜ちゃんと一緒に車山高原に行ったのよ、「あずさ」に乗ってね。」

 

「あずさ?。」

 

「うん、今年からグレードアップ車が登場したんだって。」

 

「へぇーっ、どうだった、グレードアップしたあずさは。」

 

「凄く乗りごこちが良かったよ。」

 

「そうか、眺めも良かったか。」

 

「凄く良かったよ」と花陽は喜んだ。

 

「そうだお兄ちゃん、今度穂乃果ちゃんと一緒に金沢へ行くのよ。」

 

「おお、穂乃果とことりとか。」

 

「うん、兼六園で紅葉見たり、ひがし茶屋街にも行くのよ。」

 

「そうか、気を付けてよ。」

 

「うん。」

 

昭和63年3月13日にダイヤ改正が行われ、青函トンネルや瀬戸大橋が開通されました、青函トンネルが開通され、日本海とはつかりに函館まで伸ばし、又「有明」に783系が運転開始されました、JR西日本では特急「かがやき」と特急「きらめき」が運転開始されました、かがやきは新幹線あさひ号と連絡し、金沢は4時間、富山は3時間の旅になる、そして「きらめき」では福井には3時間で金沢は4時間で随分早くなったのです。

 

次の日、花陽は、穂乃果とことり上野発7時20分発の上越新幹線「あさひ1号」に乗った。

 

「なぁ、感謝してよ、私が応募したはがきに。」

 

「わかってるよ穂乃果ちゃん。」

 

「でも、天才だね穂乃果ちゃんは。」

 

「本当ね、穂乃果ちゃんは雑誌の応募のクイーンだからね。」

 

「ねぇ穂乃果ちゃん、どうやって金沢へ行くの。」

 

「北陸本線経由の特急「かがやき」だよ」

 

「かがやき」

 

「ねぇ、かがやきって何んなの。」

 

「長岡から金沢へ結ぶ、スーパー特急だよ」

 

「でも、金沢へ行くならL特急「白山」や寝台特急「北陸」でも行けれるのに、なんでわざわざ長岡で乗るの」

 

「実は、前から乗ってみたかったんだよ。」

 

「そう言えば、去年ダイヤ改正されたんだよね。」

 

「そうだよ。」

 

「あさひ1号」は、長岡と新潟まで停車しない。

 

穂乃果達が乗った「あさひ1号」は長岡へ停車した。

 

 長岡へ降りると、新しい金沢行の特急「かがやき2号」に、接続する。

 

8時40分、長岡着。

 

金沢行の新特急「かがやき2号」の出発まで、8分しかない。

 

 達仁と穂乃果とことりと花陽は、在来線のホームに向かって、走った。

 

「かがやきって、あれ。」

 

「ああ。」

 

「早く乗ろうよ。」

 

達仁と穂乃果とことりと花陽が、乗るとすぐ、金沢行のスーパー特急「かがやき2号」は、発車した。

 

スーパー特急「かがやき」は、1988年に金沢駅 - 長岡駅間で運転を開始し、「北越」の速達列車として位置付けられ、停車駅は直江津駅・魚津駅・富山駅・高岡駅のみに限られていた。車両は485系が使用され、普通車のみであるが全車座席指定席で、自由席は連結されていなかった。長岡駅では上越新幹線「あさひ」に接続するように考慮されたダイヤで、金沢駅 - 上野駅間は4時間10分に大きく短縮された。列車名は公募によって決定された。ヘッドマークにも、「スーパー」の文字が誇らしげに書かれている。

 

スーパー特急「かがやき2号」は4両編成で、全て普通車だが、自由席はなく、全車指定席である。

 

達仁と穂乃果とことりと花陽達が乗った「かがやき2号」は長岡を8時48分に発車し、直江津、富山、高岡、終着の金沢は11時31分に停車する、約4時間10分の旅である。

 

「ロマンチックだわ、金沢って。」

 

「紅葉ガイドにも書いてあったし。」

 

「ひがし茶屋街と近江町市場も行って見たいわ。」

 

その時、車内放送で車内販売の案内が流れた。

 

「そろそろ、お昼にしようか。」

 

「そうだね、今車内販売してるみたいよ。」

 

「すみませーん。」と穂乃果は車内販売の店員に声を掛けた。

 

「はいはい、何にしますか。」

 

「えーと、かにめしと幕の内と鮭の押し寿司下さい。」

 

「はい、毎度ありがとうございます。」

 

かがやきの車内販売で、花陽は幕の内、穂乃果は鮭の押し寿司弁当、ことりは直江津のかにめしを買って食べた。

 

直江津を過ぎるとそこから北陸本線に入った、窓の外には海が見えてきました。

 

「うわあ、海だよ。」

 

「本当だわ。」

 

穂乃果と花陽は窓で見る海を眺めていた。

 

金沢駅

 

達仁と穂乃果とことりと花陽が乗った「かがやき2号」は11時31分、金沢に着いた

 

「やっと来たんだ、金沢。」

 

「本当だな。」

 

「最初は、どこへ行こうか。」

 

「兼六園へ行こうか。」

 

兼六園

 

「今、紅葉が見頃なんだって。」

 

「本当、キレイね。」

 

「うわーっ、紅葉もきれい。」

 

「本当だ。」

 

「ねぇ、あれ何かな。」

 

「どうしたの、花陽ちゃん。」

 

ことりと花陽は、何かを見つけたのだ、それは男の絞殺死体だった。

 

「きっ、キャーッ!」

 

2人は、悲鳴を上げた

 

プルルルルルルーッ、プルルルルルルル、

 

「はいこちら公安特捜班、えっ、何ですって、兼六園で絞殺死体、わかりました。」

 

「班長、何かあったんですか。」と小泉が言う

 

「今、石川県警から身元照会の依頼が入った、この山崎の身元を調べてくれと。」

 

「はいっ、当たってみます。」

 

南と香川は、兼六園で殺された山崎の身元を調べることにした。

 

「あっ、ここですね。」

 

「うん。」

 

南と香川は、山崎の身元を特定した。

 

「鉄道公安隊の南です。」

 

「同じく香川です。」

 

「鉄道公安隊、何か事件ですか。」

 

「実はですね、山崎さんが兼六園で殺されました。」

 

「ええ、今日ニュースで知りました。」

 

「そうですか。」

 

南と香川は、山崎の妻に事情を話した。

 

「実はですね、昨日から2通の脅迫状が届いていたんです。」

 

「なるほど、これは犯人の手がかりになりますね。」

 

警視庁から事件の容疑者を4人に絞られたと高杉班長は部下たちに伝えた。

 

川井 典夫 (40歳)

 

松岡 進  (28歳)

 

湯尾 夕子 (25歳)

 

中西 みゆき (30歳)

 

この4人にしぼられた。

 

桜井と岩泉は、松岡に事情聴取を行った。

 

「ええ、私は川井に恨まれることは。」

 

「そうですか。」

 

高山と小海は中西に事情を話した。

 

「そんなの知りませんわ、脅迫状なんて、書いてないし私は山崎さんを殺していません。」

 

「そうか。」

 

南と香川は川井のアリバイ捜査については、石川県警の協力を得ることにした。

 川合が、南と香川に話した北陸旅行の日程は、次の通りだった。

 

11月3日 午前10時、東京出発

    佐渡へ見物 新潟市内のホテルに一泊

 

  7日 午前7時半、ホテルを出発。長岡に出て、

    午前8時48分発の特急「かがやき2号」に乗車

    金沢に1泊

 

  8日 金沢出発。七尾線で輪島へ向い、

          輪島で1泊 

 

  9日 輪島-金沢-京都とL特急「雷鳥」に乗り、

     京都で1泊

 

  10日 京都発、新幹線で帰京

 

石川県警では、金沢と、輪島の温泉と旅館を当たってくれた。

 その結果、報告されてきたが、間違いなく、川井は、7日に金沢のホテルにチェックインし、翌8日には、輪島の温泉に、泊まっていることが、わかった。

 新潟県警と京都府警にも、川合の足取りを、調べて貰った。

その結果、間違いなく、新潟市内のホテルに泊まっていた。

 

「そうか、アリバイがあったか。」

 

「ええ、川合はシロですね。」

 

「そうか。」

 

そこへ、松本はみどりの窓口で川合が乗った新幹線の切符を調べた結果、川合は「あさひ309号」の切符を買っていたことが判明した。

 

「そうか、アリバイ成立か。」

 

「犯人は別にいるんじゃないでしょうか。」

 

「という事は、犯人は金沢に。」

 

「ええ、その可能性があります。」

 

「よし、南、香川、小泉、すぐに金沢へ向かってくれ。」

 

「了解。」

 

南と香川と小泉は、新幹線と特急に乗り次いで、金沢へ向かった。

 

穂乃果とことりと花陽は、ひがし茶屋街の街をまわって見た。

 

「まぁ、可愛い店ね。」

 

「本当ね。」

 

「でもさ、完全に修学旅行みたいだな。」

 

「穂乃果ちゃん、何か昔の街並みみたいだね。」

 

「うん、何か修学旅行って感じね。」

 

「金沢と言えば、きんつばだよね。」

 

「そこでお茶しようか。」

 

「うん。」

 

ひがし茶屋街を見物した後、あめの俵屋に行った。

 

「美味しいね、穂乃果ちゃん。」

 

「うん、何か昔の紙芝居屋さんみたいだよ。」

 

「帰りに行った駄菓子屋さんを思い出すよ。」

 

一方、南と香川と小泉は、金沢中署で山崎の事を調べて見た。

 

金沢中署・兼六園

 

「どうも、ご苦労様です、私石川県警の小沢と言います。」

 

「金沢中署の中西です」

 

「東京公安室の高山です。」

 

「小泉です。」

 

「現場はこちらです。」

 

「被害者の身元は。」

 

「えーと、免許証から山崎 潤一さん、27歳ってことが判明しました。」

 

「そうか、やはり「かがやき2号」に乗ってたか。」

 

「ええ、恐らく。」

 

そこへ、中署で一本の電話が入った。

 

「はい、こちら金沢中署、えっ、玉川公園で男性の死体。」

 

南と高山と小泉は、玉川公園に向かった。

玉川公園

 

「ご苦労様です。」

 

「公安特捜の南です。」

 

「同じく高山です。」

 

「小泉です。」

 

「被害者の身元は。」

 

「害者は、黒川雄介さん34歳です。」

 

「職業はKF出版の編集者だそうです。」

 

「そうか、金沢で兼六園に取材に来てたんだな。」

 

「ああ、金沢で殺されるなんて。」

 

「犯人は、あの人に間違いない。」

 

「ええ、どうしたんだよ高山。」

 

犀川

 

「上手く騙されたね、松岡 進さん。」

 

「何なんだ、あなたは。」

 

「鉄道公安のものです。」

 

「山崎潤一さんと黒川雄介さんの事で、お話が。」

 

「くそっ。」

 

松岡は、際川に逃げ込み、隠し持っていた取り出して、振りかぶった。

 

「そこまでだ、松岡。」

 

と、高山が、大声で、叫んだ。

 

 

 

 




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この作品はすべて、フィクションです

特急「かがやき」と新幹線「あさひ」の時刻は昭和63年のダイヤを使用しています。

なお、花陽ちゃんの車山高原については「公安特捜班俊作集 ひかり最終便の女 」でご覧ください。


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乗り鉄探偵南 達仁 達仁とPrintempsの金沢・能登殺人旅行

紅葉の旅は楽しそうだなと、鉄道の広報誌と鉄道図鑑を見ながら考えました

11月頃には、金沢の兼六園が紅葉が見頃なので、金沢と能登へ旅行に考えました

後、金沢の観光名所は恋愛ゲーム「お嬢様特急」を参考にして書いてみました。


達仁は、幼馴染の穂乃果とことりと花陽と一緒に2泊3日で旅行へ行く事になった。今回の旅行先は石川県である

11月の三連休の日、達仁は穂乃果とことりと花陽の他、草村と高山と札沼と陽一も誘った。

日程は

 

1日目 兼六園 

 

2日目 輪島

 

3日目 能登半島

 

以上この旅行日程である、金沢へ行くなら寝台特急「北陸」や上越新幹線と特急に乗り次いで行こうと思ったのだが、どれで行こうかと迷ったが、朝早く上越新幹線で長岡まで行ってそこから特急で金沢まで行く事にした。

 

「石川♪、石川♪、金沢と言えば兼六園、そして能登半島。」

 

「久しぶりだね、達仁君と旅行するなんて。」

 

「だって、秋の3連休だもん。」

 

「陽一さんの友人も誘ったって言ってたけど?。」

 

「そうだ、紹介しよう、こっちは高山直人と札沼まりだ。」

 

「私は高坂穂乃果、よろしくね。」

 

「南 ことりです。」

 

「そして俺は。」

 

「あっ、思い出したよ。」

 

「確か、静岡発の急行東海6号の殺人事件の時の。」

 

「えーと、今日は高山と札沼だけなのか。」

 

「海未ちゃんは全国大会で、凜ちゃんは風邪だって。」

 

「おお、海未はなぎなたの大会に出るのか。」

 

「おーい、陽一さん、すまんすまん。」

 

「おっ、草村じゃないか。」

 

そこへ、やって来たのは陽一の部活仲間の草村優一であった。

 

「おっ、達仁じゃないか、久しぶりだな。」

 

「こっちも元気そうだな。」

 

草村は、達仁と穂乃果と旅行するのは静岡以来である。

 

「浜名湖以来だね、草村君に会うのは。」

 

「今回はどこへ行くんだ。」

 

「石川県だよ、石川県。」

 

「今はね、紅葉の金沢を楽しむんだって。」

 

達仁と穂乃果と陽一達は、11月23日、7時20分発の「あさひ1号」に乗り込むことになった。

 

3連休なので、車内は、すいていた。

 

達仁と穂乃果達は普通席に乗っていた、その時穂乃果は席を離れた。

 

「あっ、そうだ私、ビュッフェに行ってくるね。」

 

「ビュッフェか、何買うの?。」

 

「私ね朝早かったから、朝ご飯まだなの。」

 

「いってらっしゃい。」

 

 グリーン車に腰を下ろし、岡田は、スーツケースを膝の上に乗せ、その上で、原稿を書くことにした。

 

達仁と穂乃果達が乗った「あさひ1号」は、長岡、新潟市歌、停車しない。

 

 長岡へ降りると、新しい金沢行きの特急「かがやき2号」に、接続する。これに乗れば12時前に、金沢へ着くことが出来る。

 

達仁と穂乃果達が乗った「あさひ1号」は長岡へ停車した。

 

 長岡へ降りると、新しい金沢行の特急「かがやき2号」に、接続する。

 

8時40分、長岡着。

 

金沢行の新特急「かがやき2号」の出発まで、8分しかない。

 

 達仁と穂乃果とことりと花陽は、在来線のホームに向かって、走った。

 

「かがやきって、あれ。」

 

「ああ。」

 

穂乃果と高山は、カメラで特急「かがやき」の写真を撮った。

 

「おっ、485系のグレードアップ車だ。」

 

「早く乗ろうよ。」

 

達仁と穂乃果とことりと花陽が、乗るとすぐ、金沢行のスーパー特急「かがやき2号」は、発車した。

 

スーパー特急「かがやき」は、1988年に金沢駅 - 長岡駅間で運転を開始し、「北越」の速達列車として位置付けられ、停車駅は直江津駅・魚津駅(一部のみ)・富山駅・高岡駅のみに限られていた。車両は485系が使用され、普通車のみであるが全車座席指定席で、自由席は連結されていなかった。長岡駅では上越新幹線「あさひ」に接続するように考慮されたダイヤで、金沢駅 - 上野駅間は4時間10分に大きく短縮された。列車名は公募によって決定された。ヘッドマークにも、「スーパー」の文字が誇らしげに書かれている。

 

スーパー特急「かがやき2号」は4両編成で、全て普通車だが、自由席はなく、全車指定席である。

 

達仁と穂乃果とことりと花陽達が乗った「かがやき2号」は長岡を8時48分に発車し、直江津、富山、高岡、終着の金沢は11時31分に停車する、約4時間10分の旅である。

 

「紅葉ガイドにも書いてあったし。」

 

「金沢の紅葉スポットはね、兼六園と那谷寺だって。」

 

「から紅に染められた紅葉と兼六園、ロマンチックだわ。」

 

「わっ、見て、海よ。」

 

「いいね、北陸本線の特急に乗ると海を眺めるのもいいよね。」

 

「僕、一度はかがやきに乗って見たかったんだよ。」

 

「そうか、車両は485系で、色は白とオレンジと青のラインが入っていて、なかなか、軽快な感じだよ。」

 

「ビジネスや旅行へ行く人には便利な列車ね。」

 

「いよいよ糸魚川に入るのね。」

 

「ねぇ達仁君、かがやきにはどうして「スーパー」がついているの?。」

 

「花陽、それはね新しい特急だから「スーパー」着くんじゃない。」

 

特急「かがやき」は富山と高岡を通り過ぎ、金沢へ向かって走り出した。

 

「ねぇ、知ってる、かがやきの他に金沢と米原を結ぶ「きらめき」も走ってるんだよ。」

 

「そう言えば、あさひ輝く、きらめく光ってCМで言ってたわ。」

 

「うん、

 

金沢駅

 

達仁と穂乃果とことりと花陽と陽一達が乗った「かがやき2号」は11時31分、金沢に着いた

 

「やっと来たんだ、金沢。」

 

「本当だな。」

 

「最初は、どこへ行こうか。」

 

「金沢と言えば、兼六園だよ。」

 

達仁達は、昼食を済ませ、兼六園に向かった

 

兼六園

 

11月になると、兼六園は紅葉の見頃が人気だそうです。

 

「うわーっ、紅葉もきれい。」

 

「本当だ。」

 

「ねぇ、あれ何かな。」

 

「どうしたの、花陽ちゃん。」

 

ことりと花陽は、何かを見つけたのだ、それは男性の絞殺死体だった。

 

「きっ、キャーッ!」

 

2人は、悲鳴を上げた

 

「どうしたの、花陽、ことり。」

 

「池に人が死んでるよ。」

 

「ええ。」

 

数分後、高山の通報で、石川県警捜査一課のパトカーが到着した。

 

「石川県警の小沢です。」

 

「金沢中署の中西です」

 

「死体はここです。」

 

「なるほど、君、名前は。」

 

「俺は音ノ木坂学院の南 達仁だけど。」

 

「何、南 達仁、南って、あの高校生探偵の。」

 

「はい。」

 

「被害者の身元は。」

 

「被害者は、八尾清治さん、30歳、住所は東京在住です。」

 

「そうか、死因は。」

 

「首にロープによる絞殺と思われます。」

 

「絞殺か、犯人は呼び出して、ロープで殺害したと考えるんじゃないのかな。」

 

「うん、多分、それは考えられるよ。」

 

次の日、達仁達は穂乃果とことり達は、七尾線に乗り、和倉温泉へ向かった。七尾線は能登の旅の始発駅である、91年に電化開業され「かがやき」と「スーパー雷鳥」と「しらさぎ」が乗り入れが開始されました。車両は415系で運転されている。

 

まもなく達仁達が乗った急行「能登路」は金沢駅を発車した、急行能登路の他にも能登鉄道も運転されている。

 

次の日、達仁と穂乃果とことりと花陽と高山達は和倉温泉加賀屋で1泊して、能登観光をした。

 

輪島市

 

「こうてくだーっ!」

 

と威勢のいい声がしました、ここは輪島の商店街、輪島といえば輪島朝市。

 

朝市の活気がみえる。

 

「うわっ、海の臭いがするね。」

 

「ホントだ。」

 

朝市の活気がみえる。

 

「うわっ、海の臭いがするね。」

 

「ホントだ。」

 

「達仁君、ここよく来るの。」

 

「うん、ここは2度目かな、能登へ行ったら朝市もよろうと。」

 

「結構大繁盛してるんだね。」

 

「朝市は、輪島の他にもね北海道の函館や千葉の勝浦や岐阜の宮川で行っているんだよ。」

 

「そうなんだ。」

 

「えっ、塩辛ッ。」

 

「アハハ、札沼は辛い物は苦手なんだよな。」

 

「これが有名な、輪島の朝市ね。」

 

「札沼、輪島朝市は能登の伝統なんだよ。」

 

「そうなの、普通のお店とは違うし、でも楽しそう、あっ高山君、魚屋さんだ、見ていく?。」

 

「ちょっとだけ見ていこうか。」

 

「うん。」

 

高山と札沼は、魚屋の販売の様子を見物しました。

 

「偶然だな、高山と札沼も見るのか。」

 

「陽一君、それに達仁君に草村に穂乃果も。」

 

「結構大繁盛してるのね。」

 

俺達は、輪島朝市を見物した後能登を巡った。

 

琴ヶ浜

 

乾いた砂の上を歩くと「キュッ、キュッ」と音を出すことから、昔のおさよ重蔵の悲恋物語に結んで「泣き砂の浜」とも呼ばれています。きれいで固い石英の粒が擦れ合い、空気の作用で音が出ると言われています。

 

穂乃果と札沼は歩いていると砂が泣いていると気づいた。

 

「そう言えば、この砂はなんかキュッ、キュッと泣いているみたいね。」

 

「本当だわ。」

 

「穂乃果、そこはね琴ヶ浜って言うんだよ。」

 

「そうなんだ。」

 

「札沼さん、あれは何かな。」

 

「う、え、やだ、ナニコレ。」

 

「し、ししし、死んでるわ。」

 

「どうしたの、穂乃果ちゃん、はっ。」

 

「キャーッ!。」と穂乃果とことりと札沼は悲鳴を上げた。

 

「どうした、穂乃果。」

 

「高山君、海岸で人が死んでるよ。」

 

「ええ、砂を歩いていたら人が死んでたの。」

 

「ええ、又事件が起きたな。」

 

「うん、恐らく犯人に突き落として殺害したんだな。」

 

「ねぇ、達仁君にお兄ちゃん、その人殴られた跡があるけど。」

 

「本当だ、間違いない。」

 

「犯人は必ず能登に居るはずだわ。」

 

「花陽、犯人分かったのか。」

 

「うん、琴ヶ浜の事件は兼六園の殺人と関係してるんじゃないのかな。」

 

「えっ。」と穂乃果は言う

 

「はぁ。」と高山と札沼はいった。

 

「おっ、花陽ちゃんも探偵らしくなったな。」

 

「だって、達仁君と穂乃果ちゃんばっかり事件解決しちゃうんだから。」

 

そして、花陽と達仁と陽一と高山は夜の琴ヶ浜に歩いていると若い男の人が何かを捨てていた。

 

「それは何ですか?。」

 

「な、何なんだ、お前たちは。」

 

「もしかして、それは兼六園で起きた事件の凶器だろ。」

 

「何だてめぇーは。」

 

「南 達仁、探偵だ!。」

 

「そして、私は達仁君の探偵仲間の小泉花陽よ。」

 

「くそーっ。」

 

と、男は兼六園で八尾清治で殺害を自供した、その後琴ヶ浜で起きた被害者は安西 康弘と判明した。犯人は二重帳簿を狙っていた悪徳の総会の人間だった。

 

「またお手柄だな、達仁。」

 

「うん。」

 

「花陽のお手柄だよ。」

 

「うん、達仁君と一緒に汚職事件も解決しちゃうなんて。」

 

こうして、金沢の紅葉巡りは無事、解決した。

 

「達仁君はやっぱり名探偵だね。」

 

「そりゃそうさ、俺は音ノ木の高校生探偵の乗り鉄探偵さ。」

 

達仁と穂乃果達は、輪島を見物した後、金沢駅から北陸本線経由の金沢14時10分発のL特急「雷鳥24号」と東海道新幹線に乗り次いで東京へ帰りました。

 

「おっ、485系のボンネットだ。」

 

高山と穂乃果は、カメラで雷鳥の写真を撮ることにした。

 

「私達が乗るのは、和風車のだんらんなのよ。」

 

「えっ、だんらんって何。」

 

「この車両はね、食堂車を改造したんだよ。」

 

「そうなのか。」

 

和風車「だんらん」は、昭和60年3月14日、485系で運転されるようになった16往復中7往復の485系編成に食堂車サシ481を改造した和風グリーン車「だんらん」を連結。14畳敷きの客室に7ブロックの和風テーブル席とビュッフェコーナーを設置した「だんらん」は、関西から北陸方面へのレジャー客に好評を博しました。  昭和61年12月27日からは大阪〜和倉温泉間に気動車特急「ゆぅトピア和倉」が運転を開始しましたが、大阪〜金沢間は特急「雷鳥」の後部に連結。電車と気動車を連結した珍しい編成で運転されることになりました。

 

L特急「雷鳥」和風車だんらん

 

「帰りはだんらんにしてよかったわ。」

 

「うん、私ね前から乗って見たかったのよ、和風車だんらん。」

 

「そういえば、お兄ちゃんは「かがやき」と「雷鳥」に乗りたいって言ってたわ。」

 

「兼六園の紅葉もきれいだったわ。」

 

「又、旅行に行こうかな。」

 

「うん。」

 

「でも、旅行するといつも事件に巻き込まれちゃうんだよね。」

 

「うん、凜ちゃんと海未ちゃんも行きたかったかな。」

 

「そうだね。」

 

達仁と穂乃果達が乗ったL特急「雷鳥」は京都へ向けて走り去っていった。

 

 

 




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劇中の新幹線「あさひ1号」と特急「かがやき2号」とL特急「雷鳥24号」は昭和63年のダイヤを使用しています、ご了承ください


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乗り鉄探偵南 達仁 夏休み軽井沢旅行殺人事件

夏休みは軽井沢の観光シーズンが多くなり、臨時列車も運転されます

中でも、春から秋にはL特急「あさま」の他、特急「そよかぜ」で軽井沢へ旅行するのも便利です、後は横川で電気機関車の連結も楽しみの一つです


達仁と穂乃果とことりと花陽は、今年の夏休みに兄の陽一と友人の高山と一緒に上信越に出かけました、昨日達仁達は草津温泉に止まった後、信越本線経由の特急「そよかぜ1号」に乗って軽井沢へ行く事になった。

 

「今回は、高山君に誘われるなんて珍しいな。」

 

「うん、今広告で夏休みは軽井沢へのCMでやってたから。」

 

「高山は本当に鉄道オタクなんだから。」

 

「行きは急行「草津」に乗って、今日は特急「そよかぜ」に乗って軽井沢か。」

 

「私、軽井沢行って見たいと思ってたの。」

 

「ねぇ達仁君、そよかぜってどこまで走るの?。」

 

「上野と中軽井沢まで結ぶ季節特急だよ。」

 

「じゃあ、春と夏はそよかぜが走るんだね。」

 

「そうだよ。」

 

「軽井沢へ行くなら便利ね。」

 

信越本線の特急の旅は「あさま」で利用することが多いが、GWやサマーシーズンを中心に利用する人には「そよかぜ」で軽井沢へ行く人もいるのです、「そよかぜ」は冬には運転休止するのです。

 

「おお、もうすぐ横川だよ。」

 

「高山君、横川で電気機関車を連結するのね。」

 

「そうだよ、この運転をね協調運転って言うんだよ。」

 

「なるほど。」

 

高山と小泉と穂乃果は、カメラを持ってEF63型機関車の連結するところを写真を撮ったのです

 

「そうだ、釜めし、釜めし。」

 

穂乃果が一番楽しみにしているのは、横川の釜めしが楽しみにしていたのです。

 

「すいません、釜めしとお茶下さい。」

 

「あいよっ!。」

 

穂乃果は早速、「そよかぜ」に戻ると釜めしを食べ始めました。

 

プァーン!

 

「そよかぜ1号」は鉄橋を渡って、車窓眺めながら楽しんでいました。

 

「いやー、横川の釜めしがうまいっ!。」

 

「そう言えば達仁君、軽井沢へ行ったことがあるの?。」

 

「ああ、野沢温泉と善光寺に行った後、千歌と梨子と一緒にテニスしたんだよ。」

 

「へぇー、そうなんだ。」

 

そして、達仁と穂乃果達が乗った特急「そよかぜ1号」は9時半ぐらいに軽井沢に到着しました。

 

「やーっと着いたよ、軽井沢。」

 

「今日は軽井沢を観光するのね。」

 

「楽しい夏も思い出に使用ぜ。」

 

「うん。」

 

達仁達は、レンタルサイクルに乗って旧三笠ホテルと雲場池を周りました。

 

「夏は、軽井沢もいいね。」

 

「海未ちゃんも行きたかったかな。」

 

「そうよね、夏の合宿で忙しいのよね。」

 

「うん。」

 

ところが、軽井沢を見物に事件が起きることは、予想もしなかった。

 

白糸の滝

 

「川の流れで心が落ち着きそうだわ。」

 

「本当。」

 

うわーっ。

 

と、その時高山の悲鳴が聞こえた。

 

「どうした、高山。」

 

「ひ、人が死んでるよ。」

 

「ええっ!。」

 

達仁と穂乃果とことりと花陽と陽一は事件に遭遇した。

 

「おいっ、警察に連絡だ。」

 

「わかった。」

 

数時間後、穂乃果が通報した長野県警捜査一課のパトカーが到着。

 

「あれっ、君たちは。」

 

「竹村警部。」

 

「又南君達が発見されるとはね。」

 

「誰なの、あの人。」

 

「高山君は知らないの、信濃のコロンボこと長野県警の竹村警部だ。」

 

「えっ、あの人が。」

 

「うん。」

 

「警部、被害者の身元が割れました、害者は速水 小助さん、34歳。」

 

「なるほど、死因は。」

 

「死因は、水死と思われます。」

 

「ねぇ、水死でも何かでもめた跡があるけど。」

 

「本当だ。」

 

「何かのトラブルで巻き込まれたんじゃないのかな。」

 

「ああ、可能性はあるな。」

 

達仁は、部下の木下刑事に言った。

 

竹村と木下は、その被害者の勤務先に向かい話を聞くことにした。

 

「すいません、長野県警の者ですが。」

 

「はい、何か。」

 

「実はですね、速水さんが軽井沢で遺体で発見されました。」

 

「何ですって。」

 

「何か知ってるんですか。」

 

「実は、速水は2年前に交通事故で娘を亡くし、もみ合ってたそうです。」

 

「そうですか。」

 

達仁は、穂乃果と高山で推理してみた。

 

「竹村警部の話だと、2年前に交通事故で娘を亡くされたと言ってた。」

 

「じゃあ、その交通事故に関与してるって事ね。」

 

「そうだな。」

 

「む、そうか、分ったぞ事件の犯人が。」

 

「本当、達仁君。」

 

「ああ、犯人はあの人だ。」

 

「わかったの。」

 

「うん。」

 

そして、達仁は穂乃果と高山と共に、犯人を追い詰めた。

 

「あなた、それは何ですか。」

 

「な、何なんだ君は。」

 

「もしかして、速水さんを。」

 

「その通りさ、あいつは交通事故で速水の娘を信号無視で亡くなったといってたが、俺は正しかったとな。」

 

「じゃあ、速水さんの娘の交通事故の加害者だね。」

 

「貴様、なぜおれが犯人だってわかったのか、何なんだ君は。」

 

「南 達仁、探偵さ。」

 

「そして、高坂穂乃果。」

 

「僕は、高山直人。」

 

「お前らを、始末してやる。」

 

高山と穂乃果は、犯人に襲い掛かった。

 

「のわっ。」

 

犯人の名前は、佐久間 憲治、娘さんの事故は佐久間の信号無視と暴走運転がきっかけだった、その後、穂乃果が通報した竹村警部が駆けつけ、佐久間は逮捕された。

 

「これで、事件解決だ。」

 

「やったね。」

 

「又、お手柄だな。」

 

これが、達仁たちの活躍だ、それが乗り鉄探偵なのだ。

 

 

 




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劇中の特急「そよかぜ」は昭和57年のダイヤを使用しています


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乗り鉄探偵南 達仁 東北新幹線「やまびこ」の殺意

今日は、200系新幹線「やまびこ」で殺人事件の犯人を追うのだ。


達仁と穂乃果達は、東北新幹線200系2000番台「やまびこ」に乗って、東北の旅に出かけた。

 

 

 

「うわーっ、ビルも畑を過ぎていくね。」

 

 

 

「うん。」

 

 

 

「達仁君、、みちのくの旅も楽しいよね。」

 

 

 

「そうだね。」

 

 

 

気づいていると、昼食の時間だ、楽しい駅弁だ。

 

 

 

「じゃーん、穂乃果は牛タン弁当だよ。」

 

 

 

「俺のは、わっぱめし弁当だよ。」

 

 

 

「ことりは、八戸小唄寿司。」

 

 

 

「私のは、達仁君と一緒でわっぱめしだよ。」

 

 

 

達仁と穂乃果達は、楽しく駅弁を食べた。

 

 

 

「いっただきます。」

 

 

 

「うーん、美味しい。」

 

 

 

「いやー、今日も駅弁がうまい。」

 

 

 

「本当だね。」

 

 

 

まもなく、新幹線「やまびこ」は、新花巻駅に到着した。

 

 

 

「やっと、花巻に着いたよ。」

 

 

 

「本当だ。」

 

 

 

「そう言えば、去年は三陸海岸に行って殺人事件を解決したんだよね。」

 

 

 

「ああ、夏の旅行のときね。」

 

 

 

「今日俺たちは、花巻温泉に行くんだぞ。」

 

 

 

「そして、L特急「たざわ」に乗って、田沢湖に行くんだよね。」

 

 

 

「そうだよ。」

 

 

 

達仁と穂乃果達は、釜石線に乗って、花巻駅に着いた。

 

 

 

「うわー、ついに来たんだね。」

 

 

 

「うん。」

 

 

 

花巻温泉

 

 

 

「うわーっ、部屋もすごい。」

 

 

 

「うん。」

 

 

 

「こうして、4人で行くのも楽しいよね。」

 

 

 

「ああ、また一緒に旅行したいな。」

 

 

 

「うん、楽しいね。」

 

 

 

露天風呂

 

 

 

「はぁー、極楽だ。」

 

 

 

「東北の旅もいいね。」

 

 

 

「うん、三陸海岸以来だわ。」

 

 

 

穂乃果とことりと花陽は露天風呂に入った。

 

 

 

旅館にて

 

 

 

「あれっ、穂乃果。」と達仁は様子を見てた。

 

 

 

穂乃果とことりと花陽は、ぐっすりと眠っていた。

 

 

達仁と穂乃果達は、田沢湖と花巻温泉の帰りに東北新幹線東京行きに乗って帰りの出来事でした。

 

穂乃果は、売店で買い物に行くときの事だった、9号車当たりのグリーン個室で1人の女性が倒れていた。

 

「キャー!。」

 

と、穂乃果は悲鳴を上げた。

 

「どうした、穂乃果。」

 

「人がが死んでるのよ、個室で。」

 

「何だって。」

 

「私、車掌さんを呼んでくる。」と、花陽はすぐに車掌を呼びに行った。

 

「どうしたの、達仁君。」

 

「大変だよ、穂乃果がグリーン個室で死体を見つけたんだよ。」

 

「どう、達仁君。」

 

「だめだ、息はない。」

 

「被害者は、人気スターの森元まりか。」

 

「森元まりって。」

 

「去年から人気のモデルだよ。」

 

「ねぇ、死因は。」

 

「恐らく、青酸系の中毒のようだな。」

 

「ねぇ、犯人はまだ車内にいるのかもしれない。」

 

「穂乃果、花陽、手分けして探そう。」

 

「ねぇ、達仁君その人怪しくない?。」

 

「そう言えば、その男の人、何か怪しいな。」

 

「や、やべぇ。」

 

「待てッ。」

 

「その瓶は何ですか?。」

 

「やっぱり、あなたが犯人だったのね。」

 

「くそーっ。」

 

犯人の名前は長谷川登志夫、人気アイドル森元まりのファンで会った。

 

そして、花陽が呼んだ車掌は車掌が駆けつけ、終着の東京に着いた。

 

 

 



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桜内梨子 京都-金沢-輪島 泣きぬれて一人旅

鉄道短編集では書ききれない鉄道の旅を書いてみようと考えていました、今回は桜内梨子ちゃんが京都から金沢と輪島へ1人旅をします 1人旅には北陸路の旅も楽しいかなと思われます


東京駅、彼女の名前は桜内梨子、東京駅の東海道・山陽新幹線のホームで博多行「ひかり3号」に乗った。

 

「母さん、行ってくるわね。」

 

と、梨子は窓を眺めながら、駅を見ていた。

 

「体に気をつけてね、梨子。」

 

「うん。」

 

プルルルルルルルルルルーッ。

 

と、発車ベルが鳴った。

 

「まもなく14番ホームに博多行「ひかり3号」が発車します、お乗りの方はお急ぎください。」

 

梨子が乗った「ひかり3号」ははやてのように走り去っていった。

 

プァーン!

 

「私は1人で旅に出るものいいかな、私は京都へ旅に出る、京都と言えば修学旅行の場所。」

 

梨子は、ガイドを見ながら京都へ行く事になった。

 

梨子の1人旅の日程は、次の通りだった

 

11月23日

 

午前7時半、東京出発

 

午前8時発新幹線「ひかり3号」に乗車

 

京都へ1泊

 

24日

 

金沢へ観光、金沢から七尾線で輪島へ向い、輪島で一泊

 

25日

 

輪島-金沢-名古屋でL特急「しらさぎ」に乗り、名古屋から新幹線「ひかり」で帰京。

 

「京都と金沢か、ちょっと楽しいかもね。」

 

東京中央公安室・鉄道捜査班

 

私の名前は南 達仁、音ノ木坂学院を卒業し、国鉄に入社し公安隊に配属になりました、私が配属先は警戒班から

鉄道捜査班に配属となりました、私は私服で捜査する班に配属されていた。

 

「南、例の件はどうなったんだ。」

 

「ええ、昨日でスリは逮捕したけど。」

 

「そうか、後ひったくりの方は。」

 

「昨日は私が逮捕しました。」

 

南の上司、捜査主任の榊に報告をした後、一本の電話が入った。

 

「はい東京公安室、はいっ、捜索願、ええ、横領事件の重要参考人が逃走してる。」

 

と、中野は電話でメモを取り、榊主任に報告した。

 

「主任、今警視庁から横領事件の重要参考人が逃げ回っていると入電が入りました。」

 

「そうか、星野、南、横領事件の逃亡者を追ってくれ。」

 

「わかりました。」

 

「コンピューター、次の新幹線「ひかり」はあるか。」

 

「主任、午前10時発の博多行「ひかり5号」があります、それに乗れば逃亡者が乗ってるはずです。」

 

早速、星野と南は「ひかり5号」に乗り、京都へ向かった、南と星野は横領事件の捜査を追う事になった。

 

京都駅

 

10時39分、「ひかり3号」は京都に到着した。

 

「やっと、京都に来たわ。」

 

梨子は、新幹線ホームで1人の青年に会った、彼の名前は速水啓介だ。

 

「お前、ひとり旅か。」

 

「ええ、京都へ見物するの。」

 

「へぇ。」

 

梨子は速水と一緒に河原町通と木屋町を歩くことにした。

 

「あなたは、個々の出身の人。」

 

「いや、俺は大学生だけどね、出身は東京なんだ。」

 

「そうなんですか。」

 

「京都へ行くのは2度目何です。」

 

「そうか、じゃあ法雲寺に行きませんか。」

 

「法雲寺?。」

 

「速水さんと一緒に行くと、まるで中学の時の修学旅行を思い出すわ。」

 

「えっ、そう思うか。」

 

四条大橋を通ると、梨子と速水は鴨川の流れを見ていた、そこへ速水に声を掛けた人に会った。

 

「速水啓介さんですね。」

 

「ええ、あなたは。」

 

「鉄道公安隊の星野です。」

 

「同じく南です。」

 

「あの何か事件ですか。」

 

「ええ、実はですね渋谷の会社で横領事件の重要参考人を追っているんです。」

 

「ええ、横領。」

 

「桜内さん、俺はここでお別れだ。」

 

「そう。」

 

南と星野は、速水を東京へ連行する事になった、梨子は速水を別れた後、京都を旅をした。

 

京都駅

 

次の日、梨子は京都市内のホテルで泊まった後、金沢へ向かった。

 

「えーと、金沢行のL特急「雷鳥」は8時55分か。」

 

梨子はホームでL特急「雷鳥5号」金沢行を待つことにした。

 

ピンポーン!

 

「まもなく、2番乗り場にL特急「雷鳥5号」金沢行が参ります、危ないから白い線までお下がりください。」

 

と、駅内アナウンスが流れた。

 

8時55分、ホームにL特急「雷鳥5号」が入線してきた。

 

梨子は、バックを片手に雷鳥5号に乗った。

 

「私の席は窓側ね。」

 

梨子は指定席の窓側に座り、駅を眺めた。

 

プルルルルルルル。

 

「まもなく、2番乗り場から湖西線経由L特急・雷鳥5号金沢行きが発車します、ドアが閉まりますご注意ください、お見送りの方はホームの前でお見送りください。」

 

プァーン!

 

梨子が乗った雷鳥は、京都を出発し琵琶湖を眺めながら金沢へ行くのだ。

 

「すみません、乗車券を拝見させていただきます。」と車掌さんがやって来ました。

 

梨子は車掌に切符を見せた。

 

「まぁ、キレイな琵琶湖。」

 

窓の外には、琵琶湖を眺めながら近江塩津を通過し、右手から北陸本線の線路が見えてきた。

 

L特急・雷鳥は湖西線から北陸本線に入る、終着金沢には午前11時18分に着いた。

 

かなざわーっ、かなざわーっ、と駅のアナウンスが流れる。

 

と、梨子は金沢へ下車した。

 

「ここが古都金沢ね。」

 

梨子は、犀川橋と兼六園を周ることになった。

 

兼六園

 

「今、紅葉が見頃なんだって。」

 

 

「本当、キレイね。」

 

 

 

「うわーっ、紅葉もきれい。」

 

 

 

「本当だ。」

 

 

と梨子は紅葉の金沢を満喫した、その後梨子は、桜橋と犀川の見える場所を周ることにした。

 

桜橋

 

「春になると、個々の桜が咲くのね。」

 

梨子は、桜橋を歩いていると、秋風が吹いていた。

 

「風だわ、私は風を見つけたのね。」

 

梨子は、桜橋と犀川を見た後、金沢駅へ向かった。

 

「えーと、七尾線はここだったわね。」

 

七尾線のホームへ行くと能登線の輪島行の列車が停車していた。

 

プァーン

 

梨子が乗った七尾線は金沢へ発車し、能登路へと旅立っい言った。

 

「私は京都から金沢、そして最後の旅先は輪島朝市で有名な輪島へと行く。」

 

金沢から1時間で穴水に到着、梨子が乗ったのは輪島行の七尾線である。

 

「七尾線に乗ったら、いよいよ輪島ね。」

 

梨子が乗った輪島行の列車は終着輪島へ到着した。

 

「やっと輪島ね。」

 

梨子が泊まる場所は輪島温泉である。

 

輪島温泉の旅館にて

 

梨子は千歌と曜とルビィに手紙を書いて、宿で1眠りし輪島朝市へ行く事になった。

 

「まぁ、朝市ってこんなに賑わっているのね。」

 

梨子は、朝市の店を見物する事にした。

 

「こうてくだぁ。」

 

と、店の威勢の声が聞こえた。

 

「あっ魚屋だわ、ちょっと見ていこうかな。」

 

梨子は魚屋の刺身作りを見物する事にした。

 

「えっ、今はのどぐろとブリが旬なんだって、ちょっと食べてみようかな。」

 

梨子は、早速のどぐろとブリの刺身を食べて見た。

 

「うわっ、美味しい。」

 

輪島朝市を見物した後、輪島-金沢-名古屋まで特急に乗り、帰京した。

 

金沢駅

 

「私の1人旅は、哀しい女の1人旅でした、今度はいつ旅に出ようかな?。」

 

駅のアナウンスが流れた。

 

「まもなく、1番乗り場に米原経由L特急「しらさぎ8号」名古屋行が参ります、危ないですので黄色い線に下がってお待ちください、この列車の到着駅は小松、加賀温泉、芦原温泉、福井の順に止まります。」

 

と、アナウンスが流れていると梨子は少し涙を流していた、少し泣きそうだった。

 

「まもなく、1番乗り場に14時18分発L特急「しらさぎ8号」名古屋行が到着します、ご注意ください。」

 

14時17分、帰りは富山発名古屋行のL特急「しらさぎ8号」に乗って帰りました。

 

「今度は、千歌と曜とルビィと一緒に北陸旅行しようかな。」

 

梨子は、窓際の席に座り金沢駅を見晴らした。

 

「まもなく、名古屋行L特急「しらさぎ8号」間もなく発車します。」

 

プルルルルルルル。

 

プァーン!

 

と、「しらさぎ8号」は警笛を鳴らし、金沢駅を発車した。

 

梨子は、車窓を眺めながら金沢を別れを告げた。

 

「千歌ちゃん、今度は一緒に北陸へ行こうかな。」

 

と、梨子はつぶやいた。

 

 

 

 

 




ご意見・ご感想をお待ちしています

劇中の時刻は昭和63年のダイヤを使用しています、ご了承ください。


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心の旅路 果南とダイヤ鹿児島へ

第2弾は松浦果南と黒澤ダイヤは寝台特急「さくら」とL特急「有明」と観光列車「はやとの風」に乗り次いで九州の旅に出ます


浦の星学院の3年生、松浦果南と黒澤ダイヤは、最後の夏休みに鹿児島へ行く事になった。

 

「ダイヤ、静岡から寝台特急「さくら」に乗れば博多には7時06分に着くって。」

 

「そうね、夕食は食堂車で済ませて、博多から鹿児島までの特急に乗ればいいのね。」

 

「うん。」

 

19時03分、長崎・佐世保行寝台特急「さくら」が静岡駅に入線しました。

 

「長崎行か、これに乗ればいいのね。」

 

「行こう。」

 

「ええ。」

 

ダイヤと果南は、2段式のB寝台です。

 

「そう言えばダイヤ九州の観光列車に乗りたいって言ってたわね。」

 

「ええ、私ははやとの風に乗って見たいのよ。」

 

「結構人気見たいわね。」

 

そこへ、車掌がやって来た。

 

「すいません、乗車券を拝見します。」

 

ダイヤは、寝台券と乗車券を出すと、博多までの乗り換えの列車を教えてもらった。

 

「博多へは、午前7時06分ですよ、博多からL特急「有明」に乗り換えて下さい。」

 

「わかりました。」

 

若い車掌さんは親切に乗り換える列車を親切に教えてもらった。

 

ガタタン、ガダン、ガタン。

 

食堂車はブルートレインの魅力の一つ、2人は夕食を取ることにした。

 

「私は御膳定食。」

 

「私はハンバーグ定食。」

 

と、注文しました。

 

2段式B寝台はいつ寝ても、いつ起きても自由なのだ。

 

「あっ、誰か来たみたいよ。」

 

「誰かしら?。」

 

寝台特急「さくら」に乗っていたのは鉄道公安隊の高山直人と南 達仁だ。

 

「すいません、警乗しています。」

 

「公安隊の方ですか。」

 

「はい。」

 

「何か事件ですか。」

 

「ええ、この男見ませんでした。」

 

「さぁ、知りませんわ。」

 

果南とダイヤは、すぐ眠ることにしました。

 

「じゃあ、お休みなさい。」

 

「お休み。」

 

そして山陽で朝を迎えた。

 

「おはよう、ダイヤ。」

 

「果南さん、おはようございます。」

 

下関から門司港までは関門トンネルを通り、そこから九州に入り、もうすぐ博多に着く。

 

午前7時06分、博多に到着した。

 

「次の鹿児島線、7時半の熊本行の「有明3号」に乗ればいいのね。」

 

「熊本から普通列車に乗ればいいんじゃない。」

 

ダイヤと果南は、熊本行のL特急「有明3号」に乗り、熊本から鹿児島へ向かった。

 

「熊本から鹿児島へは普通列車で行けるのよね。」

 

「ええ。」

 

熊本駅に着くと、西鹿児島行の列車に乗り鹿児島へ向かった。

 

西鹿児島駅

 

「やっと鹿児島に来たわ。」

 

「鹿児島へ来たら錦江湾ですわ。」

 

錦江湾を見物した後は、肥薩線に乗り霧島へ観光しました。

 

9時26分、果南とダイヤが乗った「はやとの風2号」が発車した。

 

「うわーっ、桜島が見えてきた。」

 

 

「本当ですわ。」

 

 

「ダイヤ、車内販売でお菓子買ったんだけど食べる。」

 

 

「ありがとう。」

 

 

そして、「はやとの風2号」は吉松駅に11時11分に到着した。

 

 

「霧島と言えば霧島神宮だよね。」

 

 

「よしっ、そこへ行って見よう。」

 

 

ダイヤと果南は霧島神宮を見物した後、霧島温泉で泊まって肥薩線と鹿児島本線に乗り次いで高千穂と桜島を見物して高校生活最後の青春の旅をした。

 

 

 




ご意見・ご感想をお待ちしています

寝台特急「さくら」とL特急「有明」の時刻は昭和63年のダイヤを使用しています

なお、はやとの風は2018年のダイヤを使用しています


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達仁とPrintempsの金沢の旅 あさひとかがやきに乗り次いで

達仁は穂乃果達と一緒に紅葉の金沢の旅をしてみました


達仁は、11月23日から25日にかけて2泊3日で石川県の金沢へ旅行する。

 

「達仁君と旅行するのは恵那峡以来だね。」

 

「うん。」

 

「本当に朝は早いのね。」

 

「秋の金沢は素敵だよね。」

 

午前7時20分、上野発新潟行の上越新幹線「あさひ1号」が入線してきました。

 

「えーと、私たちはここね。」

 

達仁は、席の向きを変えて穂乃果の横に座った。

 

ジリリリリリリリリリ。

 

「まもなくー、新潟行「あさひ1号」が発車します、ドアが閉まりますご注ください。」

 

とアナウンスが流れた。

 

7時20分に上野駅を発車し、越後へ向けて走り去っていく。

 

3連休なので、車内は、すいていた。

 

達仁と穂乃果達は普通席に乗っていた、その時穂乃果は席を離れた。

 

「あっ、そうだ私、ビュッフェに行ってくるね。」

 

「ビュッフェか、何買うの?。」

 

「私ね朝早かったから、朝ご飯まだなの。」

 

「いってらっしゃい。」

 

穂乃果はビュッフェで缶コーヒーとサンドイッチを買って朝食を済ませました。

 

「いやー、今日もパンがうまいっ!」

 

「穂乃果、朝食まだだったのか。」

 

「だって、朝早かったもん。」

 

「そうだな、出るのは早かったんだからな。」

 

「そして、長岡から北陸本線の特急に乗り換えて金沢へ行けるんだって。」

 

達仁と穂乃果達が乗った「あさひ1号」は長岡へ停車した。

 

 長岡へ降りると、新しい金沢行の特急「かがやき2号」に、接続する。

 

8時40分、長岡着。

 

 金沢行の新特急「かがやき2号」の出発まで、8分しかない。まもなく金沢行スーパー特急「かがやき2号」が入線してきました。

 

「金沢行かこれに乗ればいいのか。」

 

「早く乗ろうよ。」

 

達仁と穂乃果とことりと花陽が、乗るとすぐ、金沢行のスーパー特急「かがやき2号」は、発車した。

 

スーパー特急「かがやき」は、1988年に金沢駅 - 長岡駅間で運転を開始し、「北越」の速達列車として位置付けられ、停車駅は直江津駅・魚津駅(一部のみ)・富山駅・高岡駅のみに限られていた。車両は485系が使用され、普通車のみであるが全車座席指定席で、自由席は連結されていなかった。長岡駅では上越新幹線「あさひ」に接続するように考慮されたダイヤで、金沢駅 - 上野駅間は4時間10分に大きく短縮された。列車名は公募によって決定された。ヘッドマークにも、「スーパー」の文字が誇らしげに書かれている。

 

スーパー特急「かがやき2号」は4両編成で、全て普通車だが、自由席はなく、全車指定席である。

 

達仁と穂乃果とことりと花陽達が乗った「かがやき2号」は長岡を8時48分に発車し、直江津、富山、高岡、終着の金沢は11時31分に停車する、約4時間10分の旅である。

 

「紅葉ガイドにも書いてあったし。」

 

「金沢の紅葉スポットはね、兼六園と那谷寺だって。」

 

「から紅に染められた紅葉と兼六園、ロマンチックだわ。」

 

「わっ、見て、海よ。」

 

「いいね、北陸本線の特急に乗ると海を眺めるのもいいよね。」

 

「僕、一度はかがやきに乗って見たかったんだよ。」

 

「そうか、車両は485系で、色は白とオレンジと青のラインが入っていて、なかなか、軽快な感じだよ。」

 

「ビジネスや旅行へ行く人には便利な列車ね。」

 

「いよいよ糸魚川に入るのね。」

 

「ねぇ達仁君、かがやきにはどうして「スーパー」がついているの?。」

 

「花陽、それはね新しい特急だから「スーパー」着くんじゃない。」

 

特急「かがやき」は富山と高岡を通り過ぎ、金沢へ向かって走り出した。

 

「ねぇ、知ってる、かがやきの他に金沢と米原を結ぶ「きらめき」も走ってるんだよ。」

 

「そう言えば、あさひ輝く、きらめく光ってCМで言ってたわ。」

 

「うん、金沢の紅葉は奇麗だからな。」

 

 

金沢駅

 

 

達仁と穂乃果とことりと花陽と陽一達が乗った「かがやき2号」は11時31分、金沢に着いた

 

「やっと来たんだ、金沢。」

 

「本当だな。」

 

「最初は、どこへ行こうか。」

 

「金沢と言えば、兼六園だよ。」

 

達仁達は、昼食を済ませ、兼六園に向かった

 

兼六園

 

11月になると、兼六園は紅葉の見頃が人気だそうです。

 

「うわーっ、紅葉もきれい。」

 

「本当だ。」

 

兼六園を見物した後、あめの俵屋に行った。

 

「美味しいね、穂乃果ちゃん。」

 

「うん、何か昔の紙芝居屋さんみたいだよ。」

 

「帰りに行った駄菓子屋さんを思い出すよ。」

 

尾山神社

 

「神門に来たな。」

 

「まるで、修学旅行の班別行動みたいね。」

 

「うん。」

 

ひがし茶屋街

 

「まぁ、可愛い店ね。」

 

「本当ね。」

 

「でもさ、完全に修学旅行みたいだな。」

 

達仁と穂乃果達の旅行は、まるで高校の修学旅行みたいだ。

 

「秋は、紅葉だし、金沢はいいね。」

 

「うん。」

 

11月頃には、紅葉の季節になると金沢の観光の多くなりつつある。

 

そして、穂乃果とことりと達仁と花陽は浅野川大橋を散策する事にしました。

 

「まるで中学校の班別行動ね。」

 

「うん、見て穂乃果ちゃん浅野川の流れも美しいわ。」

 

「うん、本当だわ。」

 

穂乃果は、楽しそうに金沢を楽しんだ。

 

「いやー、金沢はいいところだ。」

 

と、達仁は浅野川橋を眺めながら歩いた。 

 

 

 

 

 




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あさひとかがやきは昭和63年のダイヤを使用しています

他にも那谷でもの紅葉が見られます 紅葉の旅もいいもんですね


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特急あずさ 星空凜と西木野真姫の松本・浅間温泉の旅

今日は、星空凛と西木野真姫と一緒に信州・松本へ旅に行きます、途中で東條希と園田海未と合流して信州の山登りに行きます、中央本線の特急「あずさ」で信州の旅もいいと思います 今回は信州の温泉も行って見ました、浅間温泉の他白骨温泉や下諏訪温泉等も楽しいと思います



凛と真姫は秋の信州の旅に出かけた、1泊2日で長野県の松本へ旅に出かけた

 

2人は新宿発L特急「あずさ5号」に乗り、8時に新宿を発車した。

 

L特急あずさは、新宿とアルプスを一直線で結ぶ人気特急であり、甲府や松本へ出張や仕事で往復する人や、安曇野や白馬へ遊びに行く人たちで、いつもにぎわっています。又松本からはローカル線の大糸線に入り、糸魚川へ行くのも便利になっています、あずさ3号はグレードアップで乗り心地が良くなっています。

 

プァーン

 

「松本は楽しいにゃー。」

 

 

「ホントに。」

 

 

「今日はいい天気で良かったわ。」

 

 

「うん。」

 

 

「ねぇ、知ってる。」

 

 

「何を知ってるの。」

 

 

「昔、あずさ2号がはやったでしょ。」

 

 

「うん。」

 

 

「ダイヤ改正であずさ5号で同じ列車なのよ。」

 

 

「へぇー。」

 

L特急あずさとは、長野県に流れる梓川から名付けられたのです

 

ガタンガタンガタンガタン ファーン

 

「ねぇ見て見て、八ヶ岳よ。」

 

「本当にゃー。」

 

あずさは、鉄橋渡って、山を越えて、松本まで入って行く、

 

「秋の長野は紅葉もきれいだね。」

 

10時55分、L特急「あずさ5号」は定刻通り松本へ到着。

 

「ねぇ、旧開智学校に行こうにゃ。」

 

「うん、行って見るか。」

 

2人は、旧開智学校へ見物する事にしました。

 

「まるで音ノ木坂に居るみたいだにゃー。」

 

「うん、そうだな。」

 

真姫と凜は旧開智学校を見物した後、浅間温泉に1晩泊って上高地へ行く事にした。

 

「結構温泉街がいっぱいだにゃ。」

 

「凜、明日は海未と希と上高地へ行くんでしょ。」

 

「もちろんだよ。」

 

浅間温泉

 

「ここで泊まろう。」

 

「いいね。」

 

凛と真姫は露天風呂に入ると北アルプスを眺めていた。

 

「見て、アルプスよ。」

 

「明日は、希ちゃんと海未ちゃんと上高地へ登るんだにゃ。」

 

「私、山登りは初めてなの。」

 

「そうかにゃ。」

 

次の日、凜と真姫は海未と希を待つ上高地へ向かった。

 

「凜、真姫も一緒なのか。」

 

「ええ。」

 

「せっかく長野へ行くんだから、松本を見物して行かないとね。」

 

「そうなんですか。」

 

「さぁ、はよ行こか。」

 

上高地は、手付かずの自然が多く残り、リゾート観光地としても注目される山岳景勝地。梓川の清流沿いに観光スポットや旅館が点在し、それらを巡るウォーキングコースも整備されているのでハイキングや、キャンプを楽しむ人で賑わっています。年間を通して自家用車が入ることができないため、手前の「沢渡駐車場」「平湯駐車場」などか設けています、10月になると紅葉が見頃です

 

「空気が美味しいにゃ。」

 

「本当、海未って山登りが趣味なんだね。」

 

「私は長野へは白馬と上高地って決まってるんです。」

 

「私はあずさに乗って山登りに行って見たかったの、又希と山登りに行こうかなと。」

 

「あら、いいやね。」

 

「海未ちゃん、希ちゃん誘ってくれてありがとうにゃ。」

 

「そうやね。」

 

こうして、凛と真姫の秋の信州の旅は無事終えました。

 

 

 

 

 




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劇中のあずさの時刻は昭和63年のダイヤを使用しています

秋は紅葉と高原の旅も楽しいし、後観光列車に乗るのももっと楽しくなると思います


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寝台特急「出雲」浜田行 

今回は、公安特捜班の短編を書いてみました 寝台特急出雲の個室寝台で殺人事件が発生した 犯人はダイヤのケースを奪って逃走した、犯人はどこへ逃げたのか、そして殺害方法は。


ピィーッ!

 

東京と山陰を結ぶ、寝台特急「出雲」は1日2往復があり、夜の山陰の旅へ行く人には便利な列車である。

 

浜田行の寝台特急「出雲1号」は東京を18時50分に発車し、横浜、沼津、静岡、名古屋、京都、豊岡、鳥取、米子、出雲市を得て、終着浜田には午前9時57分に着く。

 

「ねぇダイヤ、秋の山陰楽しくなってきたわ。」

 

「うん、秋の山陰は紅葉もきれいだし。」

 

「果南、ダイヤ、後は出雲大社も忘れてない。」

 

「そう言えばそうですね。」

 

浦の星学院の3年生のダイヤと果南と茉莉は秋の3連休で山陰の旅へ出かけていた。

 

出雲1号には、個室A寝台とゆったりとした2段式B寝台の近代化のブルートレインである

 

山陰への旅は、四季を通じて利用者が多く、食堂車も大繁盛。

 

「いらっしゃいませ、ご注文はお決まりですか?。」

 

「あのーっ、私はうなぎご飯1つ。」

 

「私は、カレーライス。」

 

「じゃあ、私はビーフシチュー定食で、パンに変更させてください。」

 

「かしこまりました。」

 

この日、公安特捜班の南 達仁は同僚の高山直人と一緒に警乗していた。

 

「すいません鉄道公安隊です、失礼ですがどちらへ行かれますか。」

 

「私たちは、秋の山陰に行くのです。」

 

ダイヤは南と高山に出雲の特急券と寝台券を見せてもらった。

 

「わかりました、最近青少年の家出が多いので気を付けて下さい。」

 

京都から、山陰本線に乗り入れた出雲1号は、山陰の名山大仙の付近で朝を迎える。

 

出雲1号は、鳥取、米子、松江、出雲市、終着駅浜田へ到着する

 

寝台特急出雲1号・個室寝台

 

「お客さん、もうすぐ終点ですよ、起きてください。」

 

「えっ、死んでる。」

 

車掌は、慌てて走り出した。

 

「どうしました。」

 

と南は車掌に声を掛けた。

 

「個室寝台に人が、人が殺されています。」

 

南と高山は、個室寝台に行って見た。

 

個室寝台に行って見ると男の人が注射に刺されて死んでいたのだ。

 

「物取りの犯行ですかね。」

 

「ああ、可能性がある。」

 

達仁は、鉄道公安官と駅員の姿を見た

 

「どこだ、死体が見つかったのは。」

 

「5分前についた、寝台特急出雲1号の個室寝台に。」

 

「死んでるのは、宝石商のようです。」

 

現場には既に応援の公安隊と島根県警の刑事が来ていた、捜査は開始されていた。

 

「被害者は、宝石商の有澤浩一郎さん51歳です。」

 

「うん、住所は東京都の池袋の方ですね。」

 

「高山、現場にこの針は何ですかね。」

 

「これは、注射針ですかね。」

 

「犯人はインスリンを使って殺害した可能性が高い。」

 

南と高山は、目撃者を捜していた。

 

「あのー、私個室寝台に1人の男が宝石のケースを持って逃げていくのを見たけど。」

 

「どんな人でしたか。」

 

「20歳か35歳ぐらいの男をね。」

 

数分後、京都で20歳か35歳ぐらいの男性が新幹線でに乗ろうとしたところ、公安隊に確保され京都で逮捕した。

 

 

 

 




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劇中の寝台特急「出雲1号」は昭和63年のダイヤを使用しています


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寝台特急「日本海」車窓に消えた目撃者

今日は公安特捜班で寝台特急「日本海」で殺人事件が発生しました、目撃者は1人の女子高生だった、犯人を目撃をしていたのだ、そして犯人はどこで目撃したのか


日山朝子は、大阪駅に停車している寝台特急「日本海3号」に乗っていた。

 

寝台特急「日本海3号」は、大阪を20時20分に発車し、終着青森は翌朝の11時42分である。

 

「朝子、気を付けてね。」

 

「ええ、着いたら電話するね。」

 

「うん。」

 

8時20分、日本海3号は大阪駅の夜を発車した。

 

ピィーッ!

 

「私はやっぱりB寝台にしてよかったわ、よく眠れるかな。」

 

隣には、30年配の男が坐っている。背の高いエリート風の男である。

 

「あたし、幸せよ。」

 

と朝子が言う。

 

「あなた、どこへ行くんですか。」

 

「私は青森まで。」

 

「そうですか、私は日本海で函館まで行くんです。」

 

「そうでしたか。」

 

「最近、青函トンネルが開通したからね。」

 

「凄く便利になりましたわね。」

 

「ああ、私もよく北海道へ行くときは「白鳥」や「日本海」に乗り次いで行きましたからね、忘れてはならないのは青函連絡船ですよ。」

 

「私も、高校の頃に乗りましたわ。」

 

「そうですか。」

 

「ええ、私も日本海に乗って、函館へ行くのは何年ぶりですかね。」

 

そこへ、車掌がやって来た。

 

「すみません、乗車券を拝見させていただきます。」

 

朝子と男の人は乗車券と寝台券を拝見した。

 

「セイントスノーに会うのは久しぶりだね、曜ちゃん。」

 

「うん、ゲストに呼ばれるなんて。」

 

新大阪から乗ったのは、高見千歌と渡辺曜と黒澤ルビィである。

 

「八角弁当美味しいね。」

 

曜は駅弁を食べていた。

 

「曜ちゃん、夕食まだだったの。」

 

「うん。」

 

男の人は、時刻表を読んでいた。

 

朝子と千歌達が乗った寝台特急日本海は湖西線から北陸本線に入った。

 

福井は23時01分。

 

金沢は23時57分。

 

高岡は0時35分。

 

千歌達は、3段式B寝台でぐっすり眠っていた。

 

そして、朝を迎えた。

 

ピィーッ!、ガタタン、ガタンガタン、ガタタタン。

 

「日本海3号」は奥羽本線に入り、終着青森へ目指して走る。

 

千歌は、トイレへ行こうとしたら、そこには女性の刺殺死体が見つけたのだ。

 

「キャーッ!、し、しし、死んでるこの女性。」

 

「どうしたの、千歌ちゃん。」

 

「曜ちゃん、ルビィちゃん、大変よそこのトイレに女性の刺殺死体がいるの。」

 

「ええ、何だって。」

 

「ピギィ!。」

 

と、ルビィは叫んだ。

 

「私、車掌と警察を呼んでくる。」

 

「お願いね。」

 

まもなく、青森公安隊と警察と駅員が駆けつけてきた。

 

数分後、公安特捜班に青森駅で起きた事件の被害者の身元を調べてくれと依頼が入った。

 

「はい、日山朝子、分りました調査します。」

 

と、高杉がメモを取り、電話を切った。

 

「おい、高山、今野、寝台特急「日本海3号」で女性の身元を調べてくれと青森県警から要請があった。」

 

「わかりました、早速調べて見ます。」

 

と、高山と今野は早速女性の身元を調べて見たが、どうならその人は大阪の人らしい。

 

「その日山朝子は、大阪の人らしいんです。」

 

「そうか、すぐに大阪府警に調べて貰おう、二人は早速、青森へ向かってくれ。」

 

「わかりました。」

 

高山と今野は、東北新幹線とL特急「はつかり」に乗り次いで青森へ向かった。

 

「やっと青森か。」

 

「はるばると来たな。」と今野は言う。

 

「どうもご苦労様です、私は青森県警の椚谷と言います。」

 

「青森西署の青山です。」

 

「同じく平沢です。」

 

早速、高山と今野は青森運転所へ停車している24系客車の中に入った。

 

「被害者の免許証です、大阪在住の日山朝子さん、36歳です。」

 

「うん、凶器は。」

 

「恐らく、アイスピックで殺害したと考えられます。」

 

「なるほど、それで目撃者は。」

 

「今公安室に事情聴いています。」

 

一方、千歌は青森公安室に公安隊と青森西署の刑事に事情聴取を受けていた。

 

「青森西署の汐崎だ、早速事件の状況話していただきますか。」

 

「はい、私がルビィちゃんと曜ちゃんにトイレに行くと一言言って、トイレに入ると女性の人が背中に棒のようなもので刺されて死んでいたのを見つけたんです。」

 

「なるほど、するとあなたはトイレに入ったらその女性の人が死んでいたんだね。」

 

「はい、亡くなっていたのは事実だから。」

 

千歌は汐崎に事件の状況を話した。

 

千歌はセイントスノーに会いに行くため、寝台特急「日本海3号」に乗っていたとことが分かった。

 

「じゃあ、とにかく函館行の快速「海峡」で函館まで急ぎましょう、私がホームまで送ってあげましょうか。」

 

「はい。」

 

「何か思いついたら、又公安隊の方で。」

 

「わかりました。」

 

「千歌ちゃん、大丈夫なの。」

 

「うん、曜ちゃん、ルビィちゃんごめんね遅れて。」

 

「早く急ごう、セイントスノーが待ってるよ。」

 

「うん。」

 

千歌と曜とルビィは、函館行の快速「海峡」に乗り、函館へ向かった。

 

次の日、高山と今野は目撃者を捜していた。

 

「事件が起きたら、目撃者がいるはずだけどね。」

 

「ああ、必ずいる筈だ。」

 

「よし、俺は青森西署の刑事と一緒に不審者と目撃者はいなかったか捜してみます。」

 

「よし、僕は青森西署で状況を報告するかな。」

 

「わかった。」

 

高山は、捜査本部を設置されている青森西警察署へ向かった

 

「被害者の日山さんはスビックのようなもので殺害したと思われます。」

 

「スピックで、そうか目撃者の高見という女子高生はスピックの事を長い棒と言っていたのか。」

 

「ええ、犯人を目撃をしています。」

 

「そうか、早速探そう。」

 

高山は、朝子の叔母に話をして、遺体を確認した。

 

函館から盛岡行L特急「はつかり」に乗って青森へやって来た千歌たちは、早速高山と今野に声を掛けた。

 

「あの、公安隊のお兄さん、私、友達が犯人を見たのです。」

 

「えっ、それ本当か。」

 

「はい、私がトイレに行く途中、若い男とすれ違ったのを見たんです。」

 

「その犯人は。」

 

「ええ、30年配で背の高い男でした。」

 

「わかった、早速似顔絵を書きたいのですが、公安室によろしいですか。」

 

「はい。」

 

高山と今野は、青森公安室で犯人の似顔絵を書いてもらい、千歌に確認した。

 

「この人に間違いないね。」と女性公安官は言った。

 

「ええ、この人によく似ています。」

 

と、早速手配書作り、各公安隊に配布した。

 

「なっ、ちくしょう放せっ。」

 

数日後、千歌の目撃証言で犯人は青森行の特急「白鳥」で発見、福井で逮捕された、名前は鬼怒川 賢児35歳

 

鬼怒川は、彼女の元マネージャーだったのだ。




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劇中の寝台特急「日本海」は平成24年のダイヤ改正で廃止されました

ゲスト

高見 千歌

渡辺 曜

黒澤 ルビィ


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東海道新幹線・高級ダイヤ紛失事件

公安特捜班でも、宝石泥棒を追うことはあるのかと思うが特捜班は追跡をすることはあるのか、今回は公安特捜班で描き切れなかった事件を書いてみました。
何と犯人はあの世間を騒がせたあの面相が登場するのです 果たして逮捕は出来るのでしょうか。



この日、公安特捜班の南と高山は東海道新幹線・300系「のぞみ」を警乗中、グリーン車を警乗していると何かもめごとが起きていたのを気付いた、居合わせた高山は南と一緒に様子を覗う事になった。

 

「こ、これは模造品だ、私が持ってきたダイヤじゃない。」

 

「えっ、まさかそんな!?。」

 

その時、南と高山は騒ぎを止めに来た。

 

「南主任、様子がおかしいですね。」

 

「ああ、行って見よう。」

 

南と高山はとにかく現場へ行って見ることにした。

 

「ああすいません、鉄道公安隊です何かあったんですか。」

 

南は手帳を見せ、話を聞いた。

 

「ああ大変なことが起きたんです、8000万のダイヤが偽物にすり替わったんです。」

 

「8000万のダイヤがすり替わった!。」

 

「この車内ですか。」

 

「はい、早く、はやく探し出してください。」

 

「では、早速事情聴取を行いますので、到着したら公安室まで来てください。」

 

「わかりました。」

 

南と高山は、早速公安室で被害者に事情聴取を行った。

 

「私は宝石店オーナーの域島と言います、私は神戸の宝石店から8000万円のダイヤを提供に行く途中にですね、うっかりして忘れてたら、その男の人が「探し物はこれですか?。」と貰ったんですが、このダイヤは模造品のダイヤを渡されたんです。」

 

「なるほど。」

 

「一刻も早く、捜してください。」

 

「ああちょっと待ってください、実はですね同様の手口の似たような事件も2件ありましてね。」

 

と、香川は言う。

 

「4件も起きてるんですか。」

 

「はい、恐らく犯人は警察庁重要手配中の怪人23面相の仕業ではないかと。」

 

「怪人23面相だって。」

 

「ええ、横浜から博多で宝石の紛失事件が起きたんだ、恐らく犯人は23面相とみて間違いない。」

 

南は、高山と香川と桜井は伴って23面相の追跡をすることにした。

 

「23面相は列車に乗り込む可能性もあるから、気を付けるように。」

 

と、公安特捜班の高杉班長は次のように指示した。

 

「了解。」

 

南は、香川と高山と桜井は23面相が乗る100N系グランドひかりに乗り、乗客に成りすまして潜入捜査をすることにしました、香川は出張するサラリーマン、高山と桜井は新婚旅行の夫婦、南は新幹線の車掌に変装しました、果たして逮捕できるのか。

 

「そうか、犯人は犯人はグリーン個室に乗ってたのか。」

 

南は、早速グリーン個室に乗車券の拝見しに行く。

 

「すみません、乗車券を拝見。」

 

「はい。」

 

男は乗車券を拝見した。

 

「すみませんが、そのトランクの中身、見せて戴けませんでしょうか。」

 

「はいっ。」

 

と男は南にトランクを見せると、中身は宝石のようなものがいっぱいでした。

 

「この宝石はどうしたんですか?。」

 

「あっ、それは。」

 

南は男の人の正体は23面相と見抜いた。

 

「あっ、お前は23面相。」

 

「や、やべえ。」

 

南は無線で23面相を発見したと連絡した。

 

「待てぇ、23面相!。」

 

桜井と高山は、南主任と合流。

 

「かかったな、23面相。」

 

数分後、グランドひかりは新大阪駅に到着した。

 

「くっ、くそっ。」

 

そこへ、香川は23面相を挟み撃ちして確保した。

 

「23面相、もう逃げられねぇぞ。」

 

香川は23面相を手錠をかけた。

 

翌日、域島宝石店の8000万円のダイヤが戻って来た。

 

「どうも、ありがとうございました、犯人が23面相だったとは。」

 

「いえいえ、こちらこそ、ダイヤも無事でなによりです。」

 

「結構、高いダイヤですね。」

 

「ええ、結構人気だそうです。」

 

犯人23面相の正体は広域手配されていた新田憲治だった、横浜と博多と神戸の宝石窃盗を自供した。




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現在、東海道新幹線の車両は700系で運転されています。

次回もご期待ください


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殺意の「函館本線」 大沼で死んだ高校生

今回は、十津川警部の短編作品殺意の「函館本線」を参考にして書いてみました




「はい、こちら東京中央公安室、はい、ええ。」

 

と、香川は受話器を取った。

 

「班長、奥さんから電話です。」

 

「しょうがないな、電話するなって言ってるのに。」

 

高杉は、舌打ちして見せてから、受話器を受け取った。

 

「あなた、これから、北海道へ行ってきます。」

 

と、妻の楓がいきなり言った。

 

「北海道へ、何しに行くんだ。」

 

「今ね函館署から連絡が入って、安藤君が亡くなられたって。」

 

「えっ、安藤君が!。」

 

「えっ!。」

 

と、達仁は驚いた。

 

「安藤君って言ったら、今井リサの同級生じゃないか。」

 

「えっ、本当か。」

 

と、高杉は驚いた。

 

「知ってるんですか、南主任。」

 

「ああ、昔俺の花咲川にいた先輩だ。」

 

「そうなんですか。」

 

次の日、南と高山と香川は高杉と共に、やまびことはつかりを乗り継いで函館へ向かった。

 

「あっ、あなた。」

 

「楓も来ていたのか。」

 

「ええ、今函館中央署にいるけど、今霊安室に。」

 

「そうか。」

 

高杉は霊安室で安藤の遺体を面会した。

 

「どうも、函館中央署捜査主任の仙道です。」

 

「どうも、公安特捜班の高杉です、では、状況説明してください。」

 

「現場は、大沼の分岐線辺りで安藤の死体を見つかったという事です。」

 

「なるほど。」

 

「班長、我々で捜査してみます。」

 

「うん。」

 

南と高山と香川は、大沼付近に到着し、松山刑事に説明した。

 

「安藤は、函館行の特急で転落して亡くなったと言っています。」

 

「じゃあ、函館発着の特急で殺害されたんですね。」

 

「ええ、列車から転落したと言っています。」

 

プァーン!

 

「何だあれは。」

 

「函館本線ですよ。」

 

「ここは気動車ばかりですか。」

 

「ええ、北海道は気動車王国ですからね。」

 

高山は南に行った。

 

「犯人は列車で突き落として殺害したんじゃないのかな。」

 

「それはどういう事、高山。」

 

「それは考えられますね、明日に函館本線に乗って見ようか。」

 

「よしっ、乗りましょう。」

 

次の日、南と高山と香川は長万部行の列車に乗って犯行は可能かどうか、列車に乗り次いで見た。

 

「犯人は下りではなく、上りの列車ではないでしょうか。」

 

「そうか、犯人は上り列車に乗ったって事か。」

 

「恐らく犯人は札幌発の特急で。」

 

「なるほど、そこで殺害したのか。」

 

札幌に着いた南と高山と香川は札幌発の函館行の特急を待っていた。

 

「次の函館行特急「北斗8号」に乗ればわかるかも。」

 

「よしっ、乗って見よう。」

 

南と高山と香川は、函館行の特急「北斗8号」に乗って函館へ戻った。

 

「でも、どうやって殺害したのか高山。」

 

「何だ、これは。」

 

「非常用ドアだ、緊急の時に使うんだ。」

 

「そうか、犯人はそれを使ったのか。」

 

「その通り。」

 

「その非情ドアを開けて、安藤を殺害したのか。」

 

「そう言うこと。」

 

達仁達は函館中央署に戻り、高杉公安班長と仙道主任に報告し、犯人が殺害方法を説明した、三日後犯人岩本を逮捕した。2年前のひき逃げを目撃し特急・北斗で口封じで殺害したと自供した。

 

翌日、氷川星人と今井リサ、湊友希那が現場に花を供えた。

 

「本当にありがとうございました。」

 

「安藤が自殺する奴じゃないと信じてたよ。」

 

「犯人は函館で逮捕しました。」

 

と、南と高山は言った。

 

 




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ゲスト

湊友希那

氷川星人

今井リサ



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公安特捜班・指名手配捜査指令

今回は、L特急「あさま」に乗って妙高高原で指名手配犯の追跡をします



日夜拳闘する鉄道公安官、彼らの激務は終わらない。

 

「今月からは、指名手配犯検挙強化月間により、駅内と車内の警戒を強化する。」

 

大湊は全員に指示した。

 

「今日から、指名手配犯の検挙が多くなりますな。」

 

「そうだよ、俺達は平凡な公安官に休みはないのだ。」

 

そこへ、高杉班長がやって来た。

 

「みんな聞いてくれ、実は今警察庁から指名手配犯のリストだ、手分けして捜査してくれ。」

 

「高山、この人って殺人犯なのかな。」

 

「ああ、この人は暴力団員だから凶器持ってる可能性があるな。」

 

「こっちは詐欺だな。」

 

「うん。」

 

この日、岩泉と桜井と高山は、公安官4人で東京駅ホームで詐欺犯を逮捕した。

 

「この野郎!。」

 

「観念しろーッ。」

 

桜井は犯人に蹴り一発くらった。

 

「アハハハハ。」

 

「詐欺の常習犯、木島大介逮捕しました。」

 

「そうかご苦労さん、松本、木島大介逮捕。」

 

「了解。」

 

松本は、指名手配犯にバツ印をつけた。

 

「はい公安特捜班、えっ、指名手配中の強盗殺人犯の乾 竜二が逃走中。」

 

と、1本の電話が特捜班に入った。

 

「何ですって、乾が。」

 

「ああ、東京駅構内に目撃されていたんだって。」

 

「乾 竜二って、拳銃を持ってる強盗殺人でしょ。」

 

「そうだよ、東京都内で住宅や商店街や銀行で現金を強奪して逃亡中の凶悪犯だって。」

 

「よしっ、乾は拳銃を所持している、各自拳銃を携帯するように。」

 

「了解。」

 

装備室で、南と高山達の拳銃を取り出し、弾丸を込めホルスターに収めた。

 

「くれぐれも気を付けるように。」

 

「はいっ。」

 

南と高山と小海の他、香川と水野と小泉を連れて乾の逮捕に向かった。

 

「乾は現れますかね。」

 

と、小海が言う。

 

「いや、分らん。」

 

高山は行った。

 

「よしっ、奴はどこへ逃げるんですかね。」

 

東京駅構内で、新幹線ホームへやって来た。

 

「奴はいないな。」

 

「南主任、乾は見つかりません。」

 

そこへ、高山の無線が入った。

 

「こちら乾を発見、現在小海と小泉で尾行中。」

 

「了解、我々も追い着ける。」

 

「南主任、今高山が乾を追ってるって。」

 

「ああ、奴は長野へ逃げていることがわかった。」

 

南と小海と香川は、直江津行のL特急「あさま9号」に乗り追いかけた、そして妙高高原で下車した。

 

達仁と水野たちは高山達と合流した。

 

「奴はこの隠れ家に乾が。」

 

「よしっ、高山と水野と小泉は裏から回れ。」

 

「了解。」

 

南と香川と小海は、拳銃を片手を握り、突入した。

 

「動くな、鉄道公安隊だ。」

 

「に、くそーっ。」

 

バンバン、

 

乾は、22口径の自動拳銃を2発発砲した。

 

「動くな、乾。」

 

水野と小泉と高山は、裏から回り乾を挟みを撃ちした。

 

「こんにゃろー。」

 

バーン。

 

香川は1発発砲し、乾を確保した。

 

「逃げても無駄だ。」

 

高山は手錠をかけた、南達は信越本線に乗り妙高高原で乾を逮捕した。

 




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鉄道公安隊・拳銃紹介

高山直人 コルト・ローマン4in

香川輝明 コルト・ローマン4in

水野凌平 コルト・ローマン2in

南 達仁 S&W・M36

小海春香 S&W・M104in

小泉陽一 S&W・M104in


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はつかり・やくも 強奪宝石の怪

今回のゲストはバンドリのロゼリアに続き、今回はポップンパーティーのメンバーが登場します


プァーン!

 

青森発8時20分のL特急「はつかり4号」が上野へ向かって走っていた。

 

「すいません、乗車券を拝見させていただきます、お客さんどうかしましたか。」

 

と、車掌は客を起こそうとした、その時。

 

「うわっ、し、ししし、死んでる。」

 

「はつかり4号」は17時10分に上野駅に到着した。

 

「どこだ、死体が見つかったのは。」

 

そこへ、特捜班も臨場した。

 

「被害者は久保 勇太か。」

 

「主任、被害者のポケットにこんな物が。」

 

「出雲行のL特急・やくもの切符ですね。」

 

「被害者はどうして出雲行のやくもを持っていたのか。」

 

公安特捜班

 

捜査会議が行われた。

 

「被害者の久保は仙台で宝石強盗の一味と判明しました。」

 

「何だって、本当か水野。」

 

「はい、3週間前になりますが仙台市のデパートで宝石強盗があったんです、犯人は3人組、1人は45歳ぐらいの男性、うち2人は20代から30ぐらいの男性、デパートへ移転の頃に忍び込み、1000万円相当のダイヤからエメラルドまで奪い、警備員を重傷負わせ、現在逃走中です。」

 

「そうか、で被害者が飲んだコーラに入ってた毒物は。」

 

「班長、被害者が飲んだコーラには青酸系の化合物を判明しました。」

 

「なるほど、犯人は仲間割れって事か。」

 

「はいっ。」

 

「よしっ、この2人の行方を追ってくれ。」

 

「了解。」

 

東京駅

 

次の日、花咲川学園のガールズバンドPoppin`Party は出雲公演に行くため、午前8時発の新幹線「ひかり3号」に乗った。

 

桐生昴はPoppin`Party のマネージャーとして出雲へ引率する事になった。

 

「おたえはひかり号は初めて。」

 

「ええ、私は初めてよ。」

 

そこで、公安特捜班の南と高山と桜井が「ひかり3号」に乗り岡山へ向かった。

 

プルルルルルルル

 

午前8時、昴とたえ達が乗った新幹線「ひかり3号」は岡山まで乗り、やくもに乗り換えるのだ。

 

12時10分、岡山に到着。

 

「出雲か、なんかワクワクしてきたよ。」

 

と、香澄は言った。

 

「今回は、出雲公演だからね。」

 

沙綾は言った。

 

「なんか、緊張してきたよ。」

 

りみは言う。

 

そして、13時発のL特急「やくも9号」に乗り、出雲へ向かった。

 

16時35分、「やくも9号」は出雲市へ到着した。

 

次の日、出雲市の文化ホールでガールズバントのライブが行われた。

 

「みなさん、私たちは。」

 

「ポップンパーティーです。」

 

そして、ライブが始まった。

 

「おいっ、たえを狙ってるよ。」

 

「さぁ、渡してもらおうか。」

 

「いやよ、放してっ。」

 

「そこまでだっ。」

 

「何だ、てめぇは。」

 

「鉄道公安隊だ。」

 

「なめんじゃねぇ。」

 

「女の敵っ、ゆるさねぇ。」

 

と、パンチと蹴りを一発喰らった。

 

「くはっ。」

 

もう1人の男は、逃げようとしたが南と高山が拳銃を構えていた。

 

「あーっ、やめろーっ、撃つなーっ。」

 

犯人、剛田と清川を逮捕した。

 

昴とたえは、犯人が狙っていた宝石を南公安主任に渡した。

 

「はい、強奪したダイヤです。」

 

「ありがとう、協力感謝するよ。」

 

こうして宝石強奪事件は解決した、Poppin`Party のライブも何事もなく無事公演を終えた。




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劇中のはつかりとひかりとやくもは昭和54年と昭和57年のダイヤを使用しています

ゲスト

戸山 香澄

山吹 沙綾

花園 たえ

市ヶ谷 有咲

牛込 りみ

桐生 昴


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L特急しらさぎ8号 南 達仁・北陸路に犯人を追う

今日は、公安特捜班・指名手配犯捜査指令の続きを書きました


東京公安室の公安特捜班の南 達仁は、高山 直人と桜井 あおいである重要容疑者を追って富山へ来ていた。

 

「犯人はこの2人じゃないかな。」

 

「うん、奴は富山から逃げるつもりだ。」

 

「ええ、奴を捕まえるのよ。」

 

「よしっ、1人は行方不明の少年もいるからな。」

 

「了解。」

 

南は今、高山と桜井と共に富山県警から指名手配中の碓井一雄53歳と遊部卓也27歳を追跡していた。

 

「犯人は恐らく名古屋行のL特急しらさぎに乗る可能性がある。」

 

「なるほど、犯人は富山から特急で逃げるのね。」

 

「ああ、とにかく我々もL特急しらさぎに乗って見ようじゃないか。」

 

南は高山と桜井と共に、名古屋行「しらさぎ8号」に乗り、犯人を追った。

 

「奴は現れるかな。」

 

「必ず乗ってるはずだと思うけど。」

 

「高山、奴はどこへ下車するかな。」

 

南と高山と桜井が乗ったL特急「しらさぎ8号」は富山を13時34分に発車し、高岡、金沢、小松、加賀温泉、芦原温泉、福井、武生、敦賀、米原、大垣、岐阜、尾張一宮、終着名古屋には17時16分に着く。

 

「よしっ、車内を聞き込みだ。」

 

「了解。」

 

高山と桜井は普通車からグリーン車まで聞き込みをした。

 

普通車(指定席)

 

「すいません、この2人見ませんでしたか。」

 

「いいえ。」

 

「その人がどうしたんですか。」

 

「実はですね、手配中の容疑者何です、見ませんでしたか。」

 

「さぁね、知らんな。」

 

一方、高山と桜井は車内を捜索したが見当たらなかった。

 

「入たか。」

 

「いいえ、普通車にもいません。」

 

「南主任、グリーン車に乗ってるんじゃないでしょうか。」

 

「よしっ、高山はグリーン車を周ってくれ。」

 

「了解。」

 

グリーン車

 

L特急・しらさぎと雷鳥にはグリーン車が2両連結している。

 

「えーと、えーと、この2人の男と小学生、小学生と。」

 

「すいません、鉄道公安です。失礼ですがその小学生は。」

 

「ああ、これは私の孫です。」

 

「孫娘さんですか。」

 

「はい。」

 

「そうですか、では気を付けて。」

 

「ええ。」

 

L特急「しらさぎ8号」は福井に到着した。

 

「どうだ、乗ってたか。」

 

「だめ、指定席も探したけどいなかったわ。」

 

「本当か。」

 

「ええ。」

 

そこへ、福井県警の刑事がやって来た。

 

「あっ、南公安主任ですね。」

 

「ええ。」

 

「東京公安室から送られてきた資料です。」

 

「あ、ご苦労さん。」

 

達仁と高山と桜井は、再びしらさぎに乗った。

 

「犯人は自由席に乗ってるんじゃないのかな。」

 

「多分な。」

 

自由席

 

「すいません、この小学生は。」

 

桜井は、2人の男に近づいた。

 

「お、おい、この女は。」

 

「やべぇ。」

 

「待ちなさい。」

 

そこへ、携帯で桜井が犯人を発見したと連絡があった。

 

「何、2人組の男と小学生を発見した。」

 

「ええ、自由席に乗っていたわ。」

 

「わかった、南主任、桜井が発見したと。」

 

「そうか、自由席に乗っていたのか。」

 

南と高山は、桜井の応援に向かった。

 

「動くな、お前を強盗致傷と未成年者拐取の容疑で逮捕する、観念しなさいっ。」

 

「くそーっ!。」

 

桜井は碓井に手錠をかけた。

 

遊部は南と高山を見たすきに逃げようとしたが、達仁に確保された。

 

「動くな、鉄道公安隊だ。」

 

南と高山と桜井は、名古屋から新幹線「ひかり」の東京行に乗って東京公安室に連行した。

 

「さぁ、立つんだ。」

 

「暴れるなよ。」

 

遊部は小学生がカメラで何かを撮っていたところを見られ、そこから連れ去ったと自供した。

 

「そうか、何かを取引をもくげきしていたんだな。」

 

こうして、公安特捜班の指名手配捜査は無事終えた。




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劇中のL特急「しらさぎ」の時刻は昭和63年のダイヤを使用しています

なお、L特急「しらさぎ」は平成27年のダイヤ改正で金沢発着になりました

ご了承ください


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夜行列車・彼女の待つ終着駅

私が書いた鉄道短編集はいよいよ最終回を迎えました、次回は鉄道短編企画集を書こうと思います 3か月間本当にありがとうございました。


達仁は、愛しの恋人に会いに行くため、夜行列車に乗った。

 

「えーと、下着と今人気の音楽と。」

 

トランクの中には、下着と今流行の曲をレコードを一枚がある。

 

「待ってろよ、梨子。」

 

達仁はジャンパーを着た後、マンションを出た。

 

大阪駅

 

「えーと、えーと、次の湖西線は日本海1号はここか。」

 

達仁は函館行の「日本海1号」に乗り、北国へと旅立った。

 

ピィーッ!

 

達仁が乗った寝台特急「日本海1号」は夕方の大阪を17時45分に発車した。

 

達仁が乗った寝台特急「日本海1号」は大阪(17:45)→新大阪(17:51)→京都(18:20)→敦賀(19:34/19:41)→福井(20:24/20:24)→加賀温泉(20:56)→金沢(21:29/21:31)→高岡(22:03/22:04)→富山(22:19/22:19)→魚津(22:38/22:39)→糸魚川(23:18/23:19)→直江津(23:48/23:50)→新津(1:19/1:29)→鶴岡(3:31/3:31)→酒田(3:55/3:58)→羽後本荘(4:54/4:54)→秋田(5:34/5:36)→東能代(6:25/6:25)→鷹ノ巣(6:51)→大館(7:10/7:11)→大鰐温泉(7:39)→弘前(7:52/7:53)→青森(8:30/8:47)→木古内(10:29/10:29)→函館(11:16)に着く。

 

達仁は、夕食に八角弁当を買ってたべた。

 

「もぐもぐ、うん、うまいな。」

 

達仁は、窓に眺める日本海縦貫の旅もいいものだ。

 

「梨子、今頃は函館かな。」

 

「すみせん、乗車券を拝見させていただきます。」

 

そこへ、車掌さんがやって来た。

 

「はい。」

 

達仁は乗車券と寝台券を拝見した。

 

「ふぁー、何だか眠くなってきたな、一眠りするか。」

 

達仁はジャンパーをハンガーをかけて、浴衣を着て函館まで1眠りをしました。

 

日本海は2段式のB寝台である、うち1往復はA寝台が連結されています。

 

そして、奥羽本線の秋田で朝を迎えました。

 

「ふぁー、もう朝か、雪がいっぱいだ。」

 

奥羽本線に入った、寝台特急「日本海1号」は青函トンネルを通って函館へ向かうのだ。

 

「北国はもう冬か、梨子は寒くないのかな?。」

 

一方、梨子は函館駅でコートを着て改札口で待っていた。

 

「達仁君、まだかな。」

 

ピィーッ!

 

「もう、函館か。」

 

達仁が乗った寝台特急「日本海1号」は終着函館に11時16分に到着した。

 

「達仁君、やっと来たのね。」

 

「ああ、今日の夜行の「日本海」でね。」

 

「もう千歌とセイントスノーも待ってたそうよ。」

 

「そうだな。」

 

達仁は、梨子と共に函館を巡った。




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劇中の寝台特急「日本海1号」の時刻は平成7年のダイヤを使用しています


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