ローゼンメイデン ローズストーリー (MP)
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1話

1話なので初投稿です


この世には数多くの世界があるといい伝えられている。

 

人間、人形、動物、魔物、機械、世界によっては住む者も全く異なっていたりします。

 

生きた人形達がある使命のために戦い続けているという。

 

そんな噂を聞いた事がありますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

「あー!また失敗しちゃったー!」

 

リビングでゲームをしていた幼馴染の女の子が大声でそう叫んでいる

 

「オフェリア、また失敗しちゃったのかい?」

 

「そうなんだよー!ジークベルトなら上手く出来るかもしれないけど」

 

オフェリア、それが幼馴染の名前でありジークベルトは僕の名前だ

 

「そうかな?僕にとっても難しいと思うけど」

 

「ジークベルトでも?じゃあどうすればクリア出来るかなぁ…」

 

「まあ何事も諦めずにチャレンジするのが大切だよ」

 

「そうだね、よーし!次はもっとレベル上げてから挑戦しよっと!」

 

「それよりもそろそろ夕飯の時間じゃないかな?」

 

ちなみに僕とオフェリアは一緒の家に住んでいる。

学校の都合で両親に別れを告げた後二人で東京に引っ越した。

最初は別々の家に住む予定だったが、

オフェリアは孤独に対して何より耐性がないため

こうして一緒に住む事になったのだ

 

「そう言えばそうだね、ゲームに熱中しててすっかり別れちゃった。じゃあ今から夕飯作るね」

 

「うん、お願いするよ」

 

「よーし!…ん?」

 

「どうかしたのかい?」

 

「なんか鏡が光ってる様な…」

 

オフェリアの言う通り鏡を見てみると確かに光っていた

 

「本当だ、どうなっているんだ…」

 

試しに鏡に触ってみる事にした

 

「!?」

 

「すり抜けちゃった!?本当にどうなってるの!?」

 

「どうやらどこかに繋がっているみたいだ…行ってみよう」

 

「行くって…鏡の中に?」

 

「うん、もしかしたら鏡が光っている原因があるかもしれないからね」

 

「だったら私も一緒に行く、いいよね?ジークベルト」

 

「勿論構わないよ、着いていかないとオフェリアが一人になってしまうからね」

 

「じゃあちょっと怖いけど…行きましょう!」

 

「わかった」

 

僕達は鏡の中に入った、すると何やらボロボロの建物みたいな場所に着いた

 

「鏡の中にこんな場所があったなんて…」

 

「とにかく先に進んでみよう」

 

「うん、わかった」

 

僕達は廃墟の様な建物の中をただひたすら前へと進んだ、

 

「?何かいる…」

 

向こうの方から一つの陰がこっちに迫ってくる…

 

「ピキー!」

 

陰の正体は目と口が着いた小さな青い生き物だった

 

「これってスライムじゃないかな!?ゲームでよく見てきたからわかるわ!」

 

「そうなのかい?」

 

「ピキー!」

 

スライムはかなり殺気だった目でこちらを見ているみたいだ

 

「不味いぞ…どうしたら…」

 

「さっき見つけた鉄パイプがあるわ、これで戦いましょう!」

 

「戦うって、どうやって?」

 

「ピキー!」

 

「えい!」

 

「ピキー!!!」

 

戸惑っているとスライムはオフェリアに目掛けて攻撃してきたが、オフェリアが持っていた鉄パイプで反撃した事によりスライムは呆気なく倒れた

 

「凄いね…オフェリア」

 

「もしかしたら他にも魔物がいるかもしれないわ、気を付けましょう」

 

「そうだね、気を取り直して先に進もう」

 

道中さっきも戦かったスライムやスライムベス、ぶちスライム、ノコノコ、バンシー、ゴブリン等の魔物を倒していきながら僕達は建物をひたすら進んでいった

 

「ここが最深部かな?」

 

「あ!あれ見て!」

 

オフェリアが言った先を見てみると眼鏡を懸けた黒いスーツの黒髪の男の子と黒いゴスロリ風のドレスを着た白っぽい銀髪の女の子が倒れていた

 

「誰か倒れてる、すぐに助け…」

 

「グオオオオオ!!」

 

助けにいこうとしたら緑色の巨大なドラゴンの様な機械が襲ってきた

 

「なんだ!?オフェリア、あのモンスターは?」

 

「わからないわ!あんなモンスター見た事がないもん!」

 

巨大な機械のモンスターはこちらに目掛けて口からエネルギー弾を発射してきた

 

「きゃあ!」

 

「危ない!」

 

僕はオフェリアを抱き抱える様にエネルギー弾を避けた

 

「大丈夫かい!?」

 

「あ…ありがとう…∕∕」

 

なぜかオフェリアが顏を赤らめている、どうしてかな?

それよりも気付いた事があるのでそれを話さなければ

 

「さっきあのモンスターの胸に青い宝石みたいな物があったのを見たんだ、もしかするとそこが弱点かもしれない」

 

「じゃあそこを狙ってみましょう!」

 

僕達は一斉に胸の宝石目掛けて鉄パイプで殴りつけた

 

「ギャオオオオ!!!!!!」

 

どうやら本当に弱点だったらしくモンスターは叫び声をあげながら爆発した

 

「なんとかなったね」

 

「そうだね、それより…君達!大丈夫かい!?」

 

「う…」

 

気絶していた男の子と女の子は目を覚ましてくれた

 

「そうだ!あいつは!?」

 

「あいつ?それってさっき私達が倒したあの緑の機械ドラゴンの事?」

 

「嘘ぉ!?貴方達、あのイレギオンを倒したのぉ!?」

 

「あのモンスター、イレギオンっていうの?」

 

「あんた達見たところ人間だよな?」

 

「そうだけど」

 

「人間がイレギオンを倒すなんて…ただ者じゃないな」

 

「なんだか君達は人間じゃないみたいな口振りだね」

 

「ええ、私達は人形だからぁ」

 

「人形!?どう見ても人間に見えるけど…」

 

「まあ人間に限りなく近く作られた人形だからな」

 

「詳しい話を聞かせてくれないかな?後名前も。

僕はジークベルトだ」

 

「私はオフェリアよ」

 

「わかった、僕はジュンだ」

 

「私は水銀燈よぉ」

 

話は家で聞く事になり僕達四人は鏡の世界を後にした




作者のMPです。久々に小説書いたからすっげぇ時間かかったゾ~


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2話

続きなので初投稿です


鏡の世界から帰ってきた僕とオフェリアはジュンと水銀燈から話しを伺った

 

「ジュン達は何故あんな場所にいたんだい?」

 

「イレギオンから逃げてきたんだけど…奴から奇襲を受けて気を失ったんだ」

 

「そもそもなんであんなモンスターに襲われていたの?」

 

「イレギオンは私のローザミスティカを狙っていたからよぉ」

 

「ローザミスティカ?」

 

「僕達人形の中にある宝石みたいな物だよ」

 

「因みにローザミスティカは貴方達人間に例えるなら魂と心臓にあてはまるわぁ」

 

魂と心臓…随分凄い物だな…ローザミスティカは

 

「魂と心臓?つまりあのモンスターは水銀燈の命を狙っていたって事かい?」

 

「その通りよぉ」

 

「ジュンのローザミスティカは狙われなかったの?」

 

「ああ、イレギオン…いや、ほぼ全ての魔物人形は水銀燈のローザミスティカを狙っている事になるな」

 

「魔物人形?じゃあ私達が見たモンスターも全部人形って事?」

 

「そうだ」

 

「なんでジュンは狙わないのに水銀燈は狙われてるんだい?」

 

「それは、私がローゼンメイデンだからよぉ」

 

「ローゼンメイデン?」

 

「そう、私はローゼンメイデンの第1ドール、ローゼンメイデンの事については今は詳しく教えてあげられないわぁ」

 

「そうなの?あ、今第1ドールって言ったけど。ローゼンメイデンって他にもいるの?」

 

「ええ、私も含めて全部で7体いるわぁ」

 

「そうか、結構大変みたいだね」

 

「ええ、それよりジュン。これからどうしましょうか?…」

 

「そうだな…」

 

「ねぇ、もしかして行くあてがないの?もし良かったら私達と一緒に住まない?」

 

「え?いいのか?」

 

「勿論よ!ジークベルトもいいでしょう?」

 

オフェリアがそう聞いてくる、答えは一つしかない

 

「勿論だよ、困った時はお互い様だからね」

 

「ありがとう!これで住む場所には心配しなくてすむわぁ」

 

「なんかすまんな…会ったばかりの僕達にこんな親切にして貰って…」

 

「いいのいいの!気にしないで!」

 

オフェリアがそう言った後また鏡が光りだした

 

「また鏡が光ってる!?なんで?」

 

「おそらくNのフィールドに繋がったんだろうな」

 

「Nのフィールド?」

 

「鏡から行ける別世界の事をNのフィールドって言うのよぉ」

 

「そうか、とりあえず行ってみよう」

 

僕達4人は鏡に入ると墓がそこら中にある墓地みたいな場所に着いた、とりあえず先に進む事にした。

道中テレサ、カロン、シャーマン、くさった死体、がいこつ、スカルゴン等のモンスターが襲ってきたが倒していきながら最深部までたどり着いた。

そこにはピンクのスカーフを首に巻いて赤色の長袖の服に青色の長ズボン姿のスカルゴンが居た

 

「ニョヘヘヘヘ!キサマら!よく来たな!」

 

「なんだ!?お前は!」

 

ジュンがそう叫ぶ

 

「俺様はスカルキッド!ナイスガイな骨男さ!」

 

「その骨男さんがなんの用なのぉ?」

 

「ローザミスティカを貰う為さ!」

 

「貴方は何故ローザミスティカを狙ってるのぉ?」

 

「俺様にはよくわからん!だがローザミスティカを持ってくればローズガードに入れて貰えるんだ!だからローザミスティカは貰っていくぞ!」

 

「やれるもんならやってみろよ」

 

「あれ?でもどいつがローザミスティカを持っているんだ?でもわからなくても全員倒せば問題ないか!と言う訳で…覚悟!」

 

な…なんて理不尽なんだ…僕達はそのまま流れでスカルキッドと戦闘になった。

骨を投げてきたり、毒を吐いてきたり、テレサとカロンを呼んだりしてきたが行動自体は至って単純だった為難なく倒した

 

「なかなか痛いな…キサマら!結構やるじゃないか!今日はこれで帰るよ、じゃあまたね!ニョヘヘヘヘ!」

 

スカルキッドはそう言うと速足で去っていった

 

「なんだったんだあいつ…」

 

ジュンが困惑しているみたいだ、まあ無理はないだろう

 

「とにかくもうやる事は終わったから早く帰ろうか」

 

「そうね、いつまでもこんな墓だらけの場所にいたくないよ…」

 

「それには同感ねぇ…」

 

確かにその通りだ、僕達はやる事は終わったので家に帰る事にした




作者のMPです。後書きなんて書く事なくて困るんだよなぁ…


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3話

敵は出ないので初投稿です


スカルキッドとの戦闘から10日がたった。

今のところ何も問題なく過ごせているが、

また新たな敵が現れるかもしれないかと思うと正直安心して過ごす事が出来ないんじゃないかとヒヤヒヤしている自分がいるのだが、オフェリアやジュンと水銀燈はたいして気にしていないみたいだ。僕の考えすぎなだけだといいんだけど…

 

 

 

 

 

オフェリアは相変わらずリビングでスイッチのゲームをやっている様だ

 

「う~ん…あともうちょっとなんだけどなぁ…」

 

「何してるのぉ、オフェリア」

 

「ゲームだよ。あともう少しでクリア出来そうなんだけど、まだレベルが足りなくてね」

 

「そうなのぉ?」

 

「うん、メタルキングが出てくれれば一気にレベルが上げられるんだけど、でもこのダンジョン、キラーマシン2とキラーマシンばっかり出てくるものだからなかなかうまくいかないのよ」

 

「あら、キラーマシン2やキラーマシンってゲームにも出るの?メタルキングは全然見ないけどぉ」

 

「え?キラーマシン2とキラーマシンって現実にもいるの?」

 

「ああ、結構出てくる場所に行った事があるからな、あとメタルキングもいるぞ、まあ滅多に会えないうえに直ぐに逃げられてしまうがな」

 

「そこはゲームと一緒なんだね」

 

現実のメタルキングか、なんとなく会ってみたい気がするな

 

「貴方達、暇だったらアニメのDVDがあるから何か観る?」

 

「あら、いいのぉ?」

 

「勿論いいよ」

 

「どんな物があるんだ?」

 

「えっと…確か、魔法陣グルグル、クレヨン王国、赤ずきんチャチャ、ブルードラゴン、エトレンジャーがあったはずだけど」

 

どれも懐かしいな…また議会があったら観てみようかな

 

「あっ、これなんか良さそうねぇ」

 

「何を観るか決まったのかい?」

 

水銀燈にそう尋ねてみる

 

「ええ、このトランスフォーマーって奴なんだけど、結構面白そうだから観てみる事にするわぁ」

 

「わかった、じゃあそこのDVDボックスにDVDを入れたら観る事が出来るから」

 

「わかった」

 

ジュンがそう返事を返してくれた

 

「そうだ、オフェリア、良かったら君がゲームしているところを見てもいいかな?」

 

「うん、いいよ」

 

僕はオフェリアの隣りに座ってオフェリアのゲームプレイを見る事にした

 

「サイバトロン戦士、トランスフォーム!」

 

「おお!?変形したぞ!」

 

「凄いわねぇ」

 

テレビにはトランスフォーマーが映っていてジュンと水銀燈はテレビに熱中している様だ

 

「あ!メタルキングが出て来た!トゲノコとメタルドラゴンも一緒に出て来たみたいだけど」

 

どうやらお目当てのモンスターが登場した様でスイッチからは聞き慣れた音楽、ひるまぬ勇気が流れている

 

「まずはメタルキングに魔神斬りをやってみてはどうだい?覚えているなら会心必中をやってそのあとに残りのモンスターを適当に倒すといいよ」

 

「わかったわ、やってみる!」

 

今日も平和だ、この平和が何事もなく続いてくれればいいんだけどなあ

 

「あ、逃げられちゃった…」

 

オフェリアはメタルキングを倒す前に逃げられてしまったみたいだ

 

「…………どんまい」

 

「なんだか慰めになってないよ…」

 

……………僕はどう言葉を出したらいいか19分位わからなくなった……




作者のMPです。(今回も特に書く事が)ないです


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4話

初投稿です(大嘘)


今日も特に何もなく過ごせている。

ジュンと水銀燈はテレビでサイボーグクロちゃんを観ている様でオフェリアは相変わらずスイッチで遊んでいる。

 

 

 

 

 

 

「これを倒せばこのステージはクリアね、慎重にやらないと…」

 

オフェリアはボスまで進めている様でボスの名前は、

メカ将軍ザボと言う様だ。

 

「ん?」

 

ふと見ると鏡が輝いているのが見えた、

また何か始まろうと言うのだろうか…

 

「また光ってる、今度は何かな?」

 

「何だろうと放っておく訳にはいかないだろうね、ジュン、水銀燈、悪いけど一緒に来てくれるかな?」

 

「またNのフィールドか…まあほっとく訳にもいかないし、いいよ」

 

「ジュンがいいなら私も」

 

「今からボス戦だったのになあ、まあ早く済ませて帰ればいいか」

 

「じゃあ行こうか」

 

僕達は鏡の中に入ると薄暗い洞窟についた。

とりあえず進む事になり道中襲ってきた

ボロドー、シールドこぞう、ひとくいサーベル、つじぎりアックス、フロッガー、リカント等の魔物を適当に倒していきながら最深部までたどり着いた

 

「来た様だな…」

 

そこには黒い鎧を着たライオンの魔物がいた

 

「貴方は誰?」

 

「我はナイトレオ、あのお方の命令でローザミスティカを集める者だ」

 

「ローザミスティカを!?貴方の主は一体誰なの?」

 

水銀燈はローザミスティカと言う言葉に驚きを隠せない様でナイトレオに理由を尋ねている

 

「理由を知りたいか?まあいいだろう、あのお方がローザミスティカを欲している理由、それは…」

 

「それは、何?」

 

ジュンと水銀燈はナイトレオの答えを待っている

 

「……と、思ったが…」

 

「え?」

 

「ええい!めんどくさい!時間の無駄だ!どうせ貴様らはここで死ぬのだ!ぬああああああ!!!!」

 

「はあ!?」

 

ジュンと水銀燈はおもわずそう叫ぶ、

散々焦らしておいて結局答えないのか…(困惑)

 

「おい!そこの黒い服の銀髪のお前!」

 

「な…何よ…」

 

「貴様の様な奴がいる限りあのお方に未来はない!あのお方の悲願達成の為にも貴様のローザミスティカを貰い受ける!いくぞ!」

 

「来るぞ!みんな戦闘準備に入ってくれ!」

 

ナイトレオは槍を構えている

 

「我はあのお方に仕える事こそが喜び!あのお方の為に全員ここで死ねえ!!」

 

ナイトレオは槍を使った攻撃を幾度となく行ってきたがうまくみんなで連携していきなんとか倒す事が出来た

 

「ぬああああああ!!!!まさか…この我がここまで押されるとはな…仕方がないがここは引くべきか…」

 

ナイトレオはそう言うとその場から去っていった

 

「あのモンスター、ローザミスティカを集める者って言ってたよね?だったら気を付けておかないといけないよね」

 

オフェリアは水銀燈にそう答えている

 

「そうねぇ、それにナイトレオが言っていたあのお方って奴の事も注意した方がいいわね」

 

「まあとにかく終わった事だし今日はもう帰ろうか」

 

「そうだな」

 

僕達はNのフィールドを後にした




作者のMPです。駄目だ…まじで後書きで書く事が無くて困るんだよなぁ…


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5話

黒幕登場回なので初投稿です


謎のモンスター、ナイトレオとの戦闘から2週間たった。

今のところはオフェリアがゲームをしたり、ジュンと水銀燈がテレビを観ていたりしたりと平和な日々を過ごしている

 

 

 

 

 

 

 

 

「それにしても気になるよね」

 

「何をだい?」

 

「今まで戦ってきた言葉を話すモンスターの事よ。ナイトレオとあとは、スカルキッドだっけ?あいつら水銀燈のローザミスティカ、私とジークベルトで言うと魂と心臓を奪おうって、一体なんの目的でやってるのかなあって思って」

 

「そう言えば、ナイトレオが言うには自分の主の為にやってるって言ってたよね」

 

「確かスカルキッドはローズガードに入る為って言ってたわよ」

 

「確かに、奴らの目的にはばらつきがあるけど標的は一緒だからね」

 

「あ」

 

オフェリアがそう言うと鏡がまた光るのが見えた

 

「またNのフィールドか!?」

 

「いえ、この感じは…何かこっちに来る?」

 

水銀燈がそう言ったと思うと…

 

「ご名答、ふふ…」

 

鏡から声が聞こえたと同時に鏡から何か出てきた。

金髪のツインテールに赤い服を着ており両目に傷の様な物が付いた女の子だ

 

「お前は!…真紅!!」

 

ジュンが突然叫ぶ、どうやら知り合いの様だ

 

「ねぇジュン、あの娘と知り合いなの?」

 

「私も知ってるわよぉ、何故ならあいつはローゼンメイデンの第5ドール、真紅だから…」

 

「ローゼンメイデンって事は、水銀燈の仲間?」

 

オフェリアが水銀燈に質問したが真紅が何か言ってきた

 

「私とこんな不細工を仲間なんて言わないで頂戴人間、私はこいつとは違って誇り高き薔薇乙女なのよ」

 

「なんかムカツク奴ね…」

 

「それより真紅、何をしに来た?」

 

ジュンがかなり身構えた状態で真紅に問いかける

 

「そんな事決まっているでしょう。アリスゲームよ」

 

「やっぱりねぇ…」

 

「アリスゲーム?なんだいそれは」

 

水銀燈に尋ねてみる

 

「アリスゲーム、それは私達ローゼンメイデンがお互いのローザミスティカを奪い合い姉妹のローザミスティカを全て集めたドールは究極の少女、アリスとなりアリスとなったドールだけが私達ローゼンメイデンの生みの親であるローゼンに会う事が出来るのよ」

 

それって…

 

「まるで殺し合いじゃない!」

 

オフェリアがそう叫ぶ、それはそうだ、僕だって同じ考えだから

 

「真紅、僕がいる限りアリスゲームなんてさせないぞ!」

 

「ジュン、随分と威勢がいいわね。その威勢のよさも貴方がお父様の師匠に作られたドールだから来ているのかしらね」

 

「父さんは関係ないだろ!それに父さんはアリスゲームは無くすべきだって、そう言っていたぞ!」

 

「そんな勝手許される訳がないでしょう、それより…」

 

真紅が水銀燈の方を見る

 

「貴方も随分と久しぶりね、水銀燈」

 

「真紅…」

 

「最後に会ったのは、確か1000年くらい前かしら?その間抜けズラも相変わらずね」

 

「1000年!?貴方達そんなに長生きしてるの?」

 

「あ…ああ」

 

1000年って…ローゼンメイデンってそんなに古い時代からある人形なのか…

 

「水銀燈、貴方から受けたこの両目の傷…ずっと貴方のローザミスティカを貰う事で癒そうと思い貴方を探し続けたわ、そしてとうとう見付けたわ。ふふふ…」

 

「真紅!お願いだからもうやめましょう!」

 

「死んだって嫌だわ、これも全てお父様にお会いする為、そして貴方は神聖なゲームを汚したのよ」

 

「殺し合いのどこが神聖なゲームなんだよ?笑えない冗談だな」

 

僕は真紅にそう言い放つ

 

「人間ごときが私に指図するつもり?そう言えばナイトレオが人間にやられたって言ってたけど…もしかして貴方達の事かしら」

 

「なんだって!?まさかナイトレオとスカルキッドはお前の部下なのか!?」

 

「ええ、あの子達は私の忠実な下僕よ。あと他のイレギオンや魔物人形達もね」

 

「なんて奴だ…」

 

今まで襲って来たモンスター達はみんなこいつの手下だったのか…

 

「まあ今回は顔を見せに来ただけよ、次に会った時には必ずローザミスティカを貰い受けるわ、またね。ふふふ…」

 

真紅は鏡に入り消えていってしまい鏡は元に戻っていた

 

「真紅…いよいよ奴が表れたか…」

 

「あいつの他にアリスゲームをやる気でいるドールはいるの?」

 

オフェリアが水銀燈に尋ねる

 

「アリスゲームを望んでいるのは、真紅と会った事はないけど第7ドールが望んでいたはずよ…」

 

「他のドール達は望んでないって事だね。じゃあその娘達が来たら保護してあげないとね」

 

「ありがとう」

 

ジュンと水銀燈にお礼を言われた。

アリスゲームか…ジュンと水銀燈の為にもこれからの事をよく考えなければならないな…




作者のMPです。真紅の両目の傷はロックマンXのシグマ隊長の物と同じです


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6話

新ドール登場回なので初投稿です


真紅という不気味な人形が表れてから3日がたった。

ジュンと水銀燈はかなり不安になっていた様だが、今はこれまで通りテレビを観ている様だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねえ、水銀燈」

 

珍しくゲームをやらずに漫画を読んでいたオフェリアが水銀燈を呼ぶ

 

「なぁに?」

 

「貴方の妹達ってどういう子なの?」

 

「そうねぇ、まあ簡単に言えば真紅と末っ子以外はみんないい子達よぉ。末っ子はどんな子なのかは知らないけどぉ」

 

「そう、じゃあ今わかる事はこの間会った真紅と末っ子以外はアリスゲームをする気はないって事ね」

 

「……たぶんな…」

 

たぶん?もしかしたら気が変わっているかもしれないとジュンは考えているのだろうか?

 

「その時はその時、そう考えておいた方が良さそうだね」

 

「そうだな、アドバイスありがとう、ジークベルト」

 

「礼には及ばないよ」

 

「カッコイイ事言うね、ジークベルト」

 

オフェリアがそう言ってくる

 

「そうかな?そんなつもりはないんだけどなあ」

 

そんなやり取りをしていると鏡がまた光り出した

 

「鏡が光ってる、またNのフィールド?」

 

「いや、違う、これは…」

 

ジュンが言葉を言い終わる前に鏡から黄色い服を着た緑の髪の女の子とピンクの服を着た金髪の女の子が出て来た

 

「光る鏡を見付けたから入ってみたら知らない場所に来ちゃったかしら。ここは何処かしら?」

 

「うゆー、何処かの家みたいだけど…誰の家なの?」

 

「それがわかれば苦労はしないかしら」

 

「それもそうなの」

 

「金糸雀!雛苺!」

 

ジュンと水銀燈が二人の名前を呼ぶ、どうやら黄色い服の子が金糸雀でピンクの服の子が雛苺と言うらしい。

ジュンと水銀燈の反応は友好的な為、敵ではない様だ

 

「あ!ジュン!水銀燈!久しぶりかしら!」

 

「うゆー!また会えて嬉しいのー!」

 

「この子達はローゼンメイデンなのかい?」

 

「ええ、私の妹達よぉ。金糸雀、雛苺、自己紹介してあげてぇ」

 

「わかったかしら!カナは金糸雀、ローゼンメイデンの第2ドールかしら!」

 

「ヒナは雛苺って言うの!」

 

「僕はジークベルト」

 

「私はオフェリア、よろしくね」

 

金糸雀と雛苺に挨拶をする

 

「ねえ、二人は水銀燈の仲間なんでしょ?」

 

「仲間じゃなくて大切な姉かしら!」

 

「じゃあ私達と一緒に住まない?」

 

「え!?いいの?」

 

「ええ、水銀燈を大切に想ってるって事はアリスゲームをする気はないんでしょう?」

 

「勿論かしら!」

 

「じゃあアリスゲームに反対している者同士助け合っていかなきゃ、ジークベルトもいいでしょう?」

 

「勿論だよ、金糸雀、雛苺、歓迎するよ」

 

「わーい!なのー!」

 

「ありがとうかしら!あ、そう言えば、なんでオフェリアはアリスゲームを知ってるのかしら?」

 

「私から言うわぁ、3日前に真紅に会ったのよぉ…」

 

「真紅に!?それでどうなったのかしら?」

 

「今はまだ様子を見るみたいな事言った後どっか行ったよ」

 

「そんな事が…」

 

「それより二人共、お腹空いてない?」

 

「そう言えば空いて来たかしら」

 

「ういー…」

 

「今から夕飯にしようと思うんだけど、何が食べたい?」

 

「カナお砂糖いっぱいの甘い卵焼きが食べたいかしら!」

 

「ヒナは目玉焼きが乗ったハンバーグが食べたいのー!あとおやつにうにゅーも食べたいのー!」

 

「うにゅー?なんだいそれは?」

 

「苺大福の事だよ、雛苺は苺大福の事をそう呼んでるんだ」

 

「卵焼きと目玉焼きハンバーグと苺大福ね、今作るから待ってて」

 

「私も手伝うわぁ」

 

「カナも手伝うかしら!」

 

「ヒナもお手伝いするの!せっかくだからみんなで作るの!」

 

「僕は料理はあんまり得意じゃないんだけど…」

 

「まあわからないところがあったら僕が教えてあげるから、一緒にやろう、ジュン」

 

「まあそれならいいかな」

 

僕達は6人という大人数で夕飯を作り69分後

 

「出来たわ、それじゃあ食べましょうか」

 

「いただきまーす!」

 

それにしても料理なんて久しぶりにやったなあ、普段はオフェリアが料理をしたがるからなかなか出来ないけど

 

「美味しいかしらー!」

 

「うゆー!美味しいのー!」

 

「本当ねぇ」

 

「この卵焼き、僕が作ったけど、ちゃんと上手く出来て良かったよ」

 

「たまにはみんなで一緒に料理するのもいいかもね」

 

「そうだね」

 

みんなで仲良く夕飯を食べ金糸雀と雛苺の事で盛り上がり楽しいひとときを過ごした




作者のMPです。新しい仲間として金糸雀と雛苺が加わりました


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7話

再戦回なので初投稿です


金糸雀と雛苺が一緒に住むようになってから1ヶ月が過ぎた。

最近非日常的な事が多すぎてゆっくり過ごせなかったがこの1ヶ月間は何事もなく過ごせている。

でも…こんな事を考えてる時に限って何か起こりそうでヒヤヒヤしている自分もいたりする

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねえ、金糸雀。何か作ってるの?」

 

「ええ、もしもの時に画面付きの通信機を作っているかしら」

 

「通信機…しかも画面付きって…そんな物本当に作れるの?」

 

「金糸雀なら出来るぞ、僕が言うんだから間違いない」

 

「金糸雀はヒナ達姉妹の中で一番の頭脳派って呼んでるの」

 

「よすかしら、カナはそんな大それた存在じゃないかしら」

 

「そお?私からしてもそう思うわよぉ」

 

「そう?なんか照れちゃうかしら♪」

 

「確かに金糸雀はそう呼ばれてもおかしなところは一つもない。

2週間位前は完全に壊れて使い物にならなくなった電子レンジを19分で直した程だからね」

 

「そうだぞ金糸雀、もっと自分に自身を持つ事も大事だからな、それはそうと、なんでさっきから水銀燈は僕にくっつきっぱなしなんだ?」

 

「あら、いいじゃなぁい♡」

 

「あー!水銀燈だけずるいかしらー!カナもジュンに抱きつくかしらー!」

 

「ヒナもヒナもー!ジュン登りなのー!」

 

「お前ら…重い…」

 

水銀燈、金糸雀、雛苺の3人はジュンにくっつき始めた(1人頭によじ登ろうとしているが)

 

「ジュンってけっこうモテるのかな?」

 

「多分そうなんじゃないかい?」

 

「まあ私にはジークベルトがいるけどね♪」

 

なんかオフェリアがさりげなくヤバイ事を言ったような気が…

そんな事を考えているとまた鏡が光り出した

 

「またNのフィールド?」

 

「多分そうだろうね、とりあえず行ってみよう」

 

僕はジュンとジュンに引っ付いている3人に声をかけた後鏡に入った

 

「また随分と暗い世界ね」

 

「そうね、さっさと用事を済ませて帰りたいかしら」

 

僕達6人は奥まで進む事にした。

道中襲いかかってきたアークマージ、メイデンドール、りゅうはかせ、くらやみハーピー、ノックヒップ、ウィッチレディ等を倒しながら奥までやって来た。

そこには見知った顏があった

 

「ニョヘヘヘヘ!久しぶりだな!」

 

「お前は!スカルキッド!」

 

ジュンがそいつの、スカルキッドの名を呼んだ

 

「水銀燈、あの骨は何かしら?」

 

「そう言えば金糸雀と雛苺は会った事がなかったわねぇ、あいつはスカルキッド、真紅の手下よぉ」

 

「真紅の!?骨を部下にするなんて…趣味が悪いかしら」

 

「真紅だから仕方ないの」

 

「スカルキッド!またローザミスティカが目的か!?」

 

僕はスカルキッドにそう言った

 

「ニョヘヘ!その通り!今度こそお前達を倒して真紅様に褒めてもらうんだ!てな訳でいくぞー!」

 

「来るぞ!」

 

スカルキッドと2回目の戦闘が始まった。

骨や自分の頭を投げてきたり噛みいてきたり

炎や氷を吐いてきたりアークマージとメイデンドールを呼んできたりとかなりやっかいだったがみんなで協力してなんとか倒した

 

「ニョヘヘ……まさか俺がまた負けるなんて…」

 

スカルキッドの体が黒く光りながら徐々に消え始めた

 

「せめて…生ま変わったら…その時こそは騎士になりたいなあ……ニョヘヘヘヘ………」

 

そう言い残した後スカルキッドは完全に消えた…

 

「スカルキッド…彼はただ騎士になりたかっただけなのかもしれないね…」

 

「そうかもね…ジークベルト」

 

「でもあいつも魔物人形の一体だ。魔物人形はただの人形に真紅が自分の魔力を入れて動かしてるだけにすぎないからな」

 

「それでも心がある魔物人形を倒すのは気が引けるかしら…」

 

「ういー…真紅、酷い事するの…」

 

「悔やんでも仕方ないわぁ、用は済んだし帰りましょう」

 

「そうだね、そうしようか」

 

スカルキッドの事で少し気が引けてしまうがとりあえず帰る事にした




作者のMPです、敵キャラが1人いなくなりました


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8話

新キャラ登場なので初投稿です


前回の出来事から3日がたった。

今のところは問題なく過ごす事が出来ている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヒナ次は魔法少女アニメが観たいのー」

 

「ええ…カッコイイヒーローアニメのほうがいいわよぉ?」

 

「カナは探偵アニメが観たいかしら」

 

「僕はハデなバトルアニメが観たいんだが…」

 

「みんなすっかりアニメにハマっちゃったね」

 

「そうだね」

 

ああいう光景は見ていて微笑ましい

 

 

 

ピンポーン♪

 

 

 

 

そう思っているとチャイムが鳴った

 

「誰か来たのかな?」

 

「僕が出るよ、はーい!どちら様ですか?」

 

玄関まで行きドアを開けた。

そこには見知った顏があった……

 

「はーい!久しぶり!ジークベルト!」

 

「エポニーヌ!?どうしてここに!?」

 

「そんなの貴方とオフェリアに合う為に決まってるでしょ!」

 

「ジークベルト、大声出してどうしたの?……ってエポニーヌ!?」

 

「オフェリアも久しぶりー!元気にしてた?」

 

「まあここで話すのも難だし、とりあえずあがっていかないかい?」

 

「ありがと」

 

とりあえずエポニーヌを家にあげる事にした

 

「あらぁ、お客様なのぉ?」

 

「なんか人がいっぱい居るわね…」

 

「今説明するからまあ座ってくれ」

 

僕はジュン達にエポニーヌの事を話した。

エポニーヌは三つ編みが特徴の女の子で、

僕とオフェリアの幼馴染でもある。

小さい頃はよく3人で遊んでたなあ…

そんな事を考えながらエポニーヌの事を色々話した後、

エポニーヌにジュン達の事とこれまで起きた事を全て話した

 

「…なんか色々大変だったみたいね」

 

「ええ、もう大変だったわ」

 

「それにしても生きた人形かあ…なんだか都市伝説とかに載りそうな感じね」

 

「それよりエポニーヌはどうして僕達のところに?」

 

僕はずっと気になっていた事を訪ねた

 

「そんなの決まってるわ!この家に住む為よ!」

 

「ええええええ!!!??」

 

僕とオフェリアは思わず叫んでしまった

 

「それに、本来ならあたしも貴方達と一緒に引っ越す予定だったんだけど、家の都合でかなり遅れちゃって…ようやくこの東京に引っ越してジークベルトとオフェリアが一緒に住んでる事を聞いたからここまでやって来たって訳よ」

 

「そうだったんだ…君も苦労してたんだね」

 

「そうよ!ここまで大変だったんだから!」

 

「それじゃあエポニーヌも今日からここで一緒に住みましょう!」

 

「ええ!それじゃあ改めて……あたしエポニーヌ、よろしく!」

 

「よろしくかしらー!」

 

こうしてエポニーヌが一緒に住む事になった

 

「エポニーヌ、先に言っておくけど…ジュンは私のだから盗っちゃ駄目よぉ」

 

「そんな心配要らないわよ!あたしはジークベルトの事が好きだからね♪」

 

「ちょっとエポニーヌ!私だってジークベルトの事が好きなんだから!」

 

ちょ…オフェリアとエポニーヌって僕の事が好きだったのか!?

 

「おい水銀燈、僕はお前の物になった覚えはないぞ」

 

「そうかしら、ジュンはカナのだからそれは間違いかしら!」

 

「違うのー!ジュンはヒナのなのー!」

 

「ジュンは私のだって言ってるでしょお!」

 

「だから違うって!!」

 

そんなやりとりをしていると鏡が光り出した

 

「鏡が光ってる…もしかしてさっき言ってたNのフィールドって奴?」

 

「その通りだよ、とりあえず行ってみよう」

 

僕達7人は古びた城みたいな場所に着いた。

先に進む事を決め道中これまでに出てきた全てのモンスターに加えヘイホーやヘイパー、チョロプー等のモンスターを撃退していきながら最新部までたどり着いた。

そこには前に倒したはずの者が居た…

 

「ニョヘヘヘヘ!又々久しぶりだな!」

 

「スカルキッド!?」

 

「ねえ、あのハデな色合いの服着た骸骨と知り合いなの?」

 

「奴はスカルキッド、前に僕達が倒したはずの真紅の手下の魔物人形だよ」

 

「ニョヘ!今は真紅様には仕えてないんだよね」

 

「なんだと!?じゃあ今は誰に仕えているんだ!?」

 

「教えないよーだ!それと俺の新しい主君からお前達を倒す様に言われてんだよね、と言う訳だからくたばって貰うよ!」

 

「みんな!来るぞ!」

 

スカルキッドは行動自体はこれまでに戦ってきた時と同じだった為対象のしようはいくらでもあった。

ただ呼んで来る仲間がキラーマシン2にキラーマシンと凶悪なメンツになっていたが…

協力してなんとか撃退した

 

「ニョヘ…折角騎士としてあのお方に復活させて貰えたのに…ニョヘヘヘヘ……」

 

スカルキッドは黒い光りに包まれ今度こそ消えた

 

「流石はお姉様方とその付き人さん達ですね♪」

 

突然聞こえてきた声と共に現れたのは白い服を着ており服と同じような色の髪の長い女の子だ

 

「誰だ!?」

 

「私は雪華綺晶、ローゼンメイデンの第7ドール」

 

「第7ドールですって!?それじゃあ貴方が最後のローゼンメイデン!?」

 

「その通り、私もアリスになってお父様に会いたい。その為に紅薔薇のお姉様の部下のあの子を使った、でもうまくいかなかった。今日はご挨拶だけして帰らせていただきますわ。シーユーアゲイン♪」

 

「待て!…消えたか…」

 

「ねえ、とりあえず家に帰らない?ここじゃあ落ち着けないでしょ?」

 

エポニーヌがジュンにそう伝える

 

「そうだな」

 

「じゃあ家に帰ろう」

 

雪華綺晶…帰ったらあの謎深き存在について話し合うとするか…




作者のMPです。今日はスマブラスペシャルの発売日なのでテンションMAX高状態です


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9話

スマブラにハマっているけどちゃんとサボらずにやるので初投稿です


雪華綺晶と言う謎のドールが現れては消えてから2ヶ月が過ぎた。

みんな今のところは何事もなく過ごしている様だ。

オフェリアとエポニーヌはゲームで対戦していたり、

ジュン達はテレビを視ていたりといつもの日常通りになって来ているが…だいたいこういう事を考えている時に限って何か起こるんじゃないかとゾッとしている自分も居る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アッー!!また負けたー!」

 

「また勝っちゃった」

 

「オフェリア強すぎよ!」

 

「そうかな?エポニーヌの方が強いと思うけど」

 

「みんな、次は何観るんだ?」

 

「私はロボットアニメが観たいわぁ」

 

「あ、カナもそれが観たいかしら!」

 

「ヒナもなのー」

 

「じゃあロボットアニメにするか」

 

「そうだ!エポニーヌ、今度はジークベルトも入れて3人で対戦しない?」

 

「それいいわね!ジークベルト、一緒にやりましょ!」

 

「わかったよ」

 

僕はオフェリアとエポニーヌと一緒にゲームをやろうとしたが、その時鏡が光り出した。またか…

 

「またNのフィールド?今度は何があるって言うの…」

 

「いつもこんな感じでNのフィールドとかに行ってるの?」

 

「そうさ、とにかく行ってみよう」

 

「これからテレビ観るところだったのに…さっさと元凶をぶっ潰してやるか」

 

僕達は鏡を通してNのフィールドに入り砦みたいな場所に着いた。

最上階まで登る事にして道中ドラゴン、バトルレックス、キラーパンサー、アームライオン、ダッシュラン、コングヘッド、ドラゴンマッド、ヤミラミ、クチート等(たまにはぐれメタルやメタルスライムも出てきたりした)のモンスターを倒して行きながら最上階までたどり着いた。

そこには見知った厳つい顏が居た

 

「久しぶりだな!貴様ら!」

 

「ナイトレオ!」

 

「鎧を着たライオンって…随分アンバランスな組合せね」

 

「しかも顏が恐いのー」

 

「あいつとは知り合いかしら?」

 

「ええ、あれはナイトレオ、真紅の手下の魔物人形よぉ」

 

「真紅の!?」

 

「どうやらそこの黄色い服の緑髪と桃色の服の金髪の奴もローゼンメイデンの様だな、貴様らのローザミスティカも真紅様に捧げてくれるわ!」

 

「そうはさせると思うか?」

 

「そうよ!」

 

「貴様らは前に眼鏡と銀髪と一緒に居た人間共か、何やら1匹増えている様だな」

 

「1匹って…人間はそんな風に数えないわよ!」

 

「へ!雑魚が何匹増えようが問題ない!覚悟しろ!」

 

ナイトレオと戦闘になった、まあ流れでこうなるとは思っていたが…

槍を振ったり投げたり雷を纏って振り回したり、

ケンタラウスやソルジャーブルを呼んだりしてきたが。

結構苦戦したけどなんとか撃退出来た

 

「糞…またしても負けてしまうとは…」

 

「まだやるか?」

 

「へ!今日はこの位で勘弁してやる、だが次こそはないと思え!」

 

ナイトレオはその場から居なくなった

 

「随分小物臭い台詞を残して言ったわね」

 

「今回の異変は終わった筈だ、もう帰ろうぜ」

 

「そうだね、そうしようか」




作者のMPです。スマブラが楽し過ぎて病みつきになりソース(肉丸)


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10話

勝ち抜き乱闘を全キャラでクリアしたので初投稿です


前回から1ヶ月がたった。

オフェリアとエポニーヌはゲームで遊んでいて、

ジュン達はテレビを視ている。

いつも通りな日常であるがまた真紅か真紅の手下が来るんじゃないかと正直不安だ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「エポニーヌ、そこはそうやるのよ」

 

「おお!なるほど」

 

「次は怪獣アニメにするか」

 

「賛成!」

 

そんなやり取りを見ていると鏡が光り出した、

やっぱりこうなるじゃないか(呆れ)

 

「またNのフィールド?1ヶ月たってるとはいえ流石にキツイんだけど」

 

「言っても仕方がないよ、エポニーヌ」

 

「とにかくほっとく訳にもいかないから行ってみよう」

 

鏡に入ると蜘蛛の巣がやたら多い森に着いた。

先に進む事になり道中襲って来た

ハブネーク、メガヤンマ、アリアドス、ムーチョ、デクババ、スタルフォス、あおバチ騎兵等のモンスターを撃破しながら最奥地まで来た

 

「あんた達が真紅様が言っていた連中ね」

 

そう問い掛けてきたのは上半身がピンクの服を着た紫髪の人間の女性で下半身が紫と黒の毒々しい色をした蜘蛛の姿のモンスターだ、確かあれはアラグネと言う種族だったかな

 

「そう言うお前は誰だ?」

 

「あたしはスパネク!美しい真紅様に仕える美しい女よ!」

 

「自分で美しいって言うなんて、ナルシストじゃない」

 

「ふん!あんたなんか全然美しくないわよ!おばさん!」

 

エポニーヌがスパネクと言うアラグネを大声でおばさんと呼んだ、するとスパネクも大声で叫び返してきた

 

「だーれがおばさんだあ!?あたしはまだ!お・ね・え・さ・ま♡だよ!!!」

 

「なんてばかデカイ声なんだ…」

 

「うわ…めっちゃキレてるわね…」

 

「うっさいわね!おばさんはおばさんでしょ!」

 

「おばさんじゃないでしょ!お姉様とお呼び!!」

 

「なんだよ、本当の事だろ?おばさん」

 

「そうよぉ、おばさぁん」

 

「チンケな事で騒ぎすぎかしら、おばさん」

 

「やーい!オバハーン!」

 

雛苺だけ呼び方がさらに最悪なのは気のせいだろうか?

 

「もう許さねえ!てめえらぶちのめしてやる!!!」

 

スパネクはキレながら襲って来た、口から糸や毒を吐いたり尻から毒針を飛ばして来たりハブネークやメガヤンマを呼んで来たりしたがなんとか倒す事が出来た

 

「糞!なんであたしがこんなガキ共に!」

 

「そんなのあんたが厚化粧のおばさんだからでしょ」

 

「いや、それは関係ないと思うんだが…」

 

「カッチーン!まだだ!まだ勝負は終わって…」

 

「……勝負は終わった、貴方の完全敗北…」

 

「!?」

 

「ああ!?なんだてめえは!?」

 

突然現れたのは雪華綺晶によく似た紫の服を着た女の子だ

 

「どこのどいつだか知らないが、あたしの邪魔をしようってんならまずあんたから!…」

 

「邪魔…消えて」

 

「ギャアアアア!!!!!!」

 

「!?」

 

女の子が手を掲げると無数の水晶が現れスパネクの体に降り注いだ、スパネクは悲鳴をあげながら消滅した

 

「貴方、何者?」

 

水銀燈が女の子にそう尋ねる

 

「私は薔薇水晶、アリスになる為にお父様に造られたドール」

 

「アリスに!?でもローゼンメイデンは7体までしかいない筈じゃ…」

 

「私はローゼンメイデンではない…でも私のお父様は私がアリスになる事を心から望んでいる…今日は大人しく帰る、けど次は容赦しない…」

 

薔薇水晶はどこかに姿を消した

 

「薔薇水晶、あいつはいったい何者なんだ…」

 

「確かにあんな事言われたら気になるわねぇ…」

 

「まあこんなところで考えても仕方がない、とにかく家え帰ろう」




作者のMPです、あい変わらずスマブラにどハマりしています。あ~これは病みつきになるなあ(バルカン大先輩)


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11話

戦闘回ではないので初投稿です


薔薇水晶と言う人形が現れてから2週間が過ぎた。

みんないつも通りゲームで遊んだりテレビを観たりしていて楽しげな様だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アッー!ちょっと!昇竜拳ばっか使わないでよ!」

 

「そう言われても、勝負は勝負だし」

 

「確かにそうかも…でもオフェリア凄いよね、波動拳も昇竜拳で避けるんだもん。正直驚きを隠せないわ」

 

「何でもコツさえ掴めばどうとでもなる物よ」

 

会話の内容を聞くとどうやらオフェリアとエポニーヌはストリートファイターをやっていた様だ、勿論スイッチの奴でキャラはオフェリアはリュウ、エポニーヌはケンを使っていたらしい

 

「何やってるんだ?」

 

「ゲームよ、そうだ!せっかくだしみんなもやってみない?」

 

「え、いいのぉ?」

 

「じゃあお言葉に甘えちゃうかしら!」

 

「うわーい!ヒナもー!」

 

「それじゃあ順番にやろうか」

 

僕がそう言うとやる順番を決めてやり始めた。

まずはエポニーヌと金糸雀に決まった様だ

 

「えーと…じゃあこのバルログってキャラにするかしら」

 

「じゃああたしはザンギエフにしよっと」

 

エポニーヌはザンギエフ、金糸雀はバルログに決めて試合が始まった

 

「ヨラヨロレイヒー!」

 

「そのままアタックかしら!」

 

「ラリアット!」

 

「アッー!カウンターされたかしらー!」

 

「よし!必殺ゲージがたまったわ!今よ!」

 

「ふん!ファイナル!アトミック・バスター!」

 

「ウーワウーワウーワ……」

 

「アッー!負けたかしらー!」

 

「やったー!勝ったー!」

 

「じゃあ次は私と水銀燈ね」

 

「格ゲーなんて始めてだけど、まあ頑張ってみるわぁ」

 

それぞれキャラを選択しオフェリアはガイル、水銀燈はベガに決めた様だ

 

「あら?攻めてこないのぉ?」

 

「ガイルにはガイルの闘い方があるって事よ」

 

あ(察し)もう展開が読めた気がする

 

「じゃあ遠慮なく攻めちゃおっと!」

 

「サイコクラッシャー!」

 

「サマーソルト!」

 

「うわ!だったら遠くから…」

 

「ソニックブーム!」

 

「きゃあ!ええい!こうなったらおもいっきりやるまでよぉ!」

 

「ソニックブーム!ソニックブーム!サマーソルト!」

 

「ウーワウーワウーワ……」

 

やっぱり待ちガイルじゃないか(呆れ)

 

「ええ!?そんなのありぃ!?」

 

「これこそがガイルの闘い方なのよ」

 

「なんかめっちゃ呆気なく終わったな…」

 

「じゃあ次はヒナとジークベルトの番なの!」

 

「それじゃあよろしく頼むよ」

 

次は僕と雛苺の番となりキャラは僕はリュウ、雛苺は春麗に決めた

 

「よーし!先手必勝なの!」

 

「スピニング・ザ・キック!」

 

「波動拳!」

 

「アッー!飛び道具で攻撃されたの!じゃあジャンプしながら近付くのー」

 

「昇竜拳!竜巻旋風脚!」

 

「近接戦の方がもっとヤバくなったのー!」

 

「あ、必勝ゲージがたまったよ」

 

「新!昇竜拳!」

 

「キャアキャアキャア……」

 

「負けちゃたのー!」

 

「ゲームなんて久々にやったけど、やっぱり楽しい物だね」

 

「でしょ?ジークベルトもこれから一緒にゲームやろうよ!」

 

「うん、そうするよ。オフェリア」

 

「じゃあ次は僕と誰だ?」

 

「僕とやろう、ジュン」

 

「おう、よろしく頼むぞ」

 

みんなでゲームをやるのはけっこう楽しいな、たまにはこういうのもいいかな




作者のMPです。アミーボ強すぎぃ!!!


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12話

前回同様敵が出ない日常回なので初投稿です


みんなでゲームをした日から3日がたった。

今日も平和な1日になってくれる事を願っている自分がまたいたりする。

だって…人形とは言えモンスターが居たりする世の常になったからなあ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よーし!今日はみんなで料理をしましょう!」

 

「急にどうしたんだい?オフェリア」

 

オフェリアが突然大声でそう言った為思わず質問してみる

 

「なんとなく、たまには良いかなって思って」

 

「みんなで料理か、あたしは賛成よ!」

 

「まあ僕も別に構わないぞ」

 

「ジュンが良いなら私もぉ」

 

「カナも料理するかしらー!」

 

「ヒナもヒナもー!」

 

「みんながやるなら僕もやるよ」

 

「決まりね!」

 

かくしてみんなで料理をする事になった。

調度夕飯の時間だしタイミングとしては最適だと思うしね

 

「じゃあ何を作るかだけど…」

 

「あたしは目玉焼きが乗ったハンバーグがいいわ!」

 

「はなまるハンバーグの事?そう言えばエポニーヌは全然食べてなかったよね」

 

「ヒナもはなまるさんが食べたいの!後デザートにうにゅーも食べたいの!」

 

「オカズに玉子焼きも作りたいかしら!」

 

「野菜はキムチにしましょ♪乳酸菌は常に取るようにしないとねぇ♪」

 

「僕は別になんだって良いぞ」

 

「ジュンと同じく、じゃあ作る物は目玉焼きハンバーグと玉子焼きとキムチと苺大福に決定だね」

 

「せっかくだからハンバーグの中にチーズも入れよっと、よーし!それじゃあ早速作りましょう!」

 

それぞれ担当を決めてから料理作りに取り掛かった

 

「良い感じに焼けて来たかしら!」

 

「味付けはどうするの?」

 

「もちろんお砂糖かしら!甘い玉子焼きにするかしら♪」

 

「ええ、あたし塩入りの玉子焼きの方が好きなんだけどなあ」

 

「じゃあお塩が入った玉子焼きも別に作るかしら」

 

「へえ、チーズ入りハンバーグってそうやって作るのねぇ」

 

「うん、こうやって細かいチーズをハンバーグの窪みに入れてから焼くのよ」

 

「うにゅーいっぱい作るの!」

 

「僕らは簡単にパンを焼こうか」

 

「まあそれなら僕でも出来そうだな」

 

数時間後、随分と豪華な料理の数々が出来上がった

 

「わーい!美味しそうなのー!」

 

「それじゃあ食べようか」

 

全員で食事前の言葉を言うと料理を食べた

 

「美味しいの♪」

 

「乳酸菌取る為にキムチだけじゃなくヤクルトも飲まないとねぇ♪」

 

「水銀燈ってそんなに乳酸菌好きなの?」

 

「ええそうよぉ、エポニーヌ」

 

「玉子焼き美味しいかしらー♪」

 

「やっぱこうやってみんなで食事が出来るのはありがたいな」

 

「何か深刻な事でもあったのかい?」

 

「まあ僕の過去は酷い思い出ばっかりだからな」

 

「じゃあ私達と一緒の一時を大切にしないとね」

 

「そうだな」

 

ジュンの過去の事が少し気になったが…まあ今は食事に専念する事にしよう




作者のMPです。コンピューターのスネークがC4からのサイファーによる無限ジャンプをやって来て草生やしまくった


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13話

話の内容なんて簡単には思いつかないので初投稿です


前回の出来事から4日が過ぎた。

現在のところは変わらず平和な一時を過ごしている。

どうにかしてこの平和な毎日を送れるようにしたいが…

その為にはアリスゲームを完全に終わらせる以外に方法はないだろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんか面白いアニメないか?」

 

「それなら私が小さい頃に観ていたアニメでも観る?」

 

「どんなアニメなのぉ?」

 

「ロザリオとバンパイアかエルフェンリートだけど、どっちがいい?」

 

どっちも深夜アニメじゃないか、たまげたなぁ…

 

 

 

※ローゼンメイデンも深夜アニメです

 

 

「わあ、懐かしいなあ、これ」

 

「綺麗な女の子がいっぱい居るかしらー」

 

「早速観てみるの!」

 

みんなでそれぞれのアニメを観始めたようだ

 

「うわ!腕や足がもげたぞ…」

 

「凄い出血ねぇ…普通死んでるわよ…」

 

「こっちはエッチなシーンがいっぱいあるかしら、ほとんどのシーンがパンチラな気がするかしら」

 

「このリザードマンの委員長、フリーザみたいな声と喋り方してるのー」

 

実際中の人が一緒なんだけどね

 

「だってそういうアニメだもん」

 

「あたしにとってはどっちとも神作だと思うけどなあ」

 

そんなやり取りを見ていると、鏡が光りだした。

随分久しぶりな気がするが…正直起きて欲しくないところなんだけどなぁ…

 

「またNのフィールドか…みんな、一緒に来るかい?」

 

「当たり前だ、逆に僕達が行かなきゃいけないからな」

 

みんなで鏡に入るとかなり暗い場所に付いた。

例のごとく先に進む事になり道中きりさきピエロ、ひとつめピエロ、おおめだま、ミミック、おどる宝石、きとうし、ツボック、おばけキャンドル等の魔物が襲って来たが倒して行き奥までたどり着いた

 

「またあったね…」

 

「お前は!薔薇水晶!」

 

「今回の件はお前の仕業か!?」

 

「その通り、さあ…始めましょう、アリスゲームを…」

 

「どうして?貴方はローゼンメイデンじゃないんでしょお?」

 

「私がアリスになる事が私のお父様の望みだから…だからアリスゲームをするだけ…」

 

「言っても聞かないようだな、行くぞ!」

 

薔薇水晶との戦いが始まった。

水晶から作った剣を武器にしたり

水晶を飛ばして来たり

怪しい光を宿した目で睨まれたオフェリアとエポニーヌが眠ったりと厄介だったが…

なんとか倒す事が出来た

 

「く…ローゼンメイデンにはともかく人間に負けるなんて…」

 

「人間だからって甘く見てるとそういう目にあうのよ」

 

「まだ…負けて…」

 

「そこまでだ、薔薇水晶」

 

突然聞こえて来た声と共に現れたのは金髪の男だった

 

「誰だ?」

 

「お父様…」

 

「お父様!?薔薇水晶の!?」

 

「そうだ、僕は槐。僕の娘、薔薇水晶をアリスにする事が僕の望み」

 

「どうして貴方は薔薇水晶をアリスにしたがるのかしら?」

 

「それは次に会った時に話してやろう、帰ろう、薔薇水晶」

 

「…はい…」

 

「あ!おい!」

 

ジュンが後を追おうとしたが、奴らはすでに消えていた

 

「ジュン、気になる気持ちはわかるけど、逃げられた以上どうしようもない、とにかく今日は帰ろう」

 

「…そうだな」

 

僕も気になる事があるが…まあ今日は帰る事にしよう




作者のMPです。最近寒すぎてヤバいっす


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14話

新キャラ登場回なので初投稿です


薔薇水晶とその父、槐と接触してから1ヶ月が過ぎた。

この1ヶ月間は何事もなく平和に過ごせている。

出来ればこのまま一生平和でいたいが、そうはいかない事はもう百も承知な事実だから本当に困りものだよ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「エポニーヌ、次はなんのゲームで遊ぶ?」

 

「最近格闘ゲームばっかりやってるから、RPGにするわ」

 

「アニメも一通り観終わったな」

 

「次は何にしようかしらー」

 

「探偵物なんてどぉ?」

 

「ヒナそれがいいのー!」

 

そんな平和なやり取りを見ていると鏡が光り出し中からやたら長い髪をした緑の服を着た女の子が出てきた

 

「うう…ここはどこですぅ?」

 

「うわ!鏡から女の子が!?」

 

「翠星石!?翠星石じゃないか!」

 

「うよーい!久しぶりなのー!」

 

「ジュン!?それに水銀燈に金糸雀に雛苺も!久しぶりですぅ!」

 

「ジュン、この娘は一体誰だい?」

 

「なんか人間が3人も居るですぅ」

 

「ああ、彼女はローゼンメイデンだよ。翠星石、自己紹介してやってくれ」

 

「解ったです、翠星石はローゼンメイデンの第3ドールで翠星石と言うです」

 

「自分の名前が一人称なの?なんか随分変わってるわね」

 

「そうですかあ?翠星石は別に普通だと思うですよ?」

 

「それより翠星石、貴方はアリスゲームに対してどう思っているの?」

 

「なんで貴方がアリスゲームの事を知っているですか?」

 

「ああ、実は…」

 

ドール説明中…

 

「成る程、翠星石はアリスゲームには絶対反対です、あんなもの無くなればいいんですよ」

 

「それならこの家に一緒に住まない?そうすれば水銀燈達とも一緒に居られるわよ」

 

「じゃあお言葉に甘えさせて貰うです」

 

「翠星石、ところで蒼星石は一緒じゃないのぉ?あの子はいつも貴方と一緒に居たはずだけど…」

 

「蒼星石とは80年前位にはぐれてしまったです…」

 

「蒼星石って?」

 

「ローゼンメイデンの第4ドールで翠星石とは双子なのかしら」

 

「双子の人形…つまり同じ瞬間に作られたって訳か」

 

「まあ蒼星石の事だからその内ひょっこり現れると思うのー今までだってそうだったんだし」

 

「そうですかねえ…翠星石は不安です…」

 

「まあその蒼星石って娘の事が気になる気持ちは解るけど、とにかく夕食にしましょう」

 

「わーい!晩御飯なのー!」

 

「夕食ですか?なら翠星石にも手伝わせて欲しいですぅ」

 

「翠星石は料理は出来るのかい?」

 

「ええ、翠星石の料理は最高よぉ」

 

「じゃあお願いするわね」

 

「はいですぅ!」

 

こうして僕達の元に新しい仲間、翠星石が出来た。

彼女の双子の妹だと言う蒼星石の事が気になったが…今は夕食が出来るまで待つとするか




作者のMPです、翠星石は公式で人気1位でしたけど、
ツンデレってそんなに人気出る要素ですかねぇ?


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15話

初投稿です、他に言う事は(ないです)


翠星石が一緒に住むようになってから1ヶ月が過ぎた。

オフェリアとエポニーヌは相変わらずゲームをしていて、翠星石はジュン達と一緒にアニメを観るようになった。

一緒に住む者が増えてからはかなり賑やかになったが、こういうのはかなり心地いいものだな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱりヒーロー物は最高ねぇ♪」

 

「確かに見所も満載で面白いですね、気に入ったですぅ♪」

 

見所さん!?不味いですよ!!

 

何か聞こえたような気がするが…たぶん気のせいだろう

 

「エポニーヌ、うまく進めそう?」

 

「ちょっと待って、後はそこの引き出しを調べた後に冷蔵庫を覗いて…」

 

オフェリアとエポニーヌはどうやら探偵ゲームをやっているようだ。普段は格闘ゲームやRPGしかやらないから珍しいかもしれないな

 

「そうだ、ジークベルト、翠星石は腹が減ったです、おやつか何かないですか?」

 

「おやつかい?そう言えばもう3時か…」

 

「ヒナもおやつ食べたいの!」

 

「おやつかあ…何もないから何か作るわね」

 

「オフェリア、あたしも手伝うわ」

 

「僕にも手伝わせてくれ」

 

「ありがとう、ジークベルト、エポニーヌ」

 

810秒後

 

「出来たよ、ケーキとクッキーを作ってみたの」

 

「美味しそうかしらー!」

 

「へえ、見事な物だな」

 

「うわーい!苺ケーキなのー!」

 

「どっちもうまそうですねえ」

 

「これが手作りかと思うと、改めて凄いと思うわねぇ」

 

「それじゃあ食べようか」

 

食事中

 

「甘くて美味しいのー!」

 

「あら?このクッキー、中にジャムが入っているのねぇ」

 

「ああ、僕の提案で入れてみたんだ」

 

「ナイスチョイスですよジークベルト、因みこれはリンゴのジャムですかねえ?」

 

「ええ、せっかくだから新しいのにしてみようかなって」

 

「ところでジュンとジャムってなんとなく似てるよね」

 

「エポニーヌ、僕とジャムのどこが似てるんだよ?」

 

「ほら、ジュンってローマ字にするとJUNになるでしょ?」

 

「確かにその通りかしら」

 

「このJUNのNをMにするとJUM、読み方はジャムになるから、JUNとJUMは文字が似てるでしょ?だからジュンとジャムは似てるなあって思っただけ」

 

「……しょうもないな」

 

「正直自分でもそう思ってる、でも後悔や反省はしてないわ」

 

「ねえねえ!苺ジャムのクッキーはあるの?」

 

「ええ、この赤いジャムが乗ったのがそうよ」

 

「どっちも美味しいわねぇ、たまらないわぁ♪」

 

「ところで翠星石の好きな食べ物はなんだい?」

 

「ハンバーグですね、後お菓子はチョコレートやポッキーが好きです」

 

「そうか、覚えておくよ」

 

みんなで食べるお菓子もまたいっそう甘く感じたような気がした




作者のMPです、後書きで言う事?そんな物(ないです)


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16話

とりあえず初投稿です


前回の出来事から1ヶ月が過ぎた。

家では相変わらずの日常が続いている、しかし…本当にいつから毎日が平和じゃなくなったんだろう?あ、ジュン達が来てからか(確信)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「エポニーヌ、そこにさっき手に入れたバッジをはめてみて」

 

「あ!道が開いたわ、これで先に進めるわね」

 

「次はなんのアニメを観ようかな…」

 

「ヒーロー物なんてどお?」

 

「推理物も捨てがたいかしら」

 

「可愛いものがいっぱい出てくるアニメも良いのよー」

 

「ど派手な物ならなんでも良いですぅ」

 

そんな光景を見ていると…鏡が光り出した、またこのパターンか、壊れるなあ…

 

「またNのフィールド?もういい加減にして欲しいわね」

 

「言っても仕方ないよエポニーヌ、ジークベルト、どうするの?」

 

「放って置いたら面倒なことになりそうな気がするから、行ってみよう」

 

「まあそれが良いかもな」

 

僕達は鏡を抜けると、そこは紫の水晶がそこら中に生えている場所についた、例の如く先に進むことになり道中ホイミスライム、さまようよろい、よろいのきし、デビルアーマー、ゴールデンゴーレム、ナイトリッチ、シーゴーレム、パックンフラワー等のモンスターを倒していきながら最新部までたどり着いた、そこには…

 

「よく来たな」

 

槐と薔薇水晶が居た、まあなんとなく予想は付くが…

 

「さあ、始めましょう…アリスゲームを…」

 

やっぱりな(レ)

 

「話しは通じないことはもう解りきったことだし、さっさと倒すか」

 

「僕の薔薇水晶を倒すだって?何を馬鹿なことを」

 

「そんなエセドールなんかに負けたりしないですぅ」

 

薔薇水晶と戦闘になった、前にも取って来た戦法の他に口から炎や氷を吐いて来たり、眼帯を外した目から無数の水晶を飛ばしたりして来たが、翠星石の回復で受けたダメージはすぐに回復して、後は勢いでごり押ししたら倒すことが出来た

 

「そんな……どうして……」

 

「馬鹿な!?薔薇水晶が負けただと!?そんなことがあり得るか!!」

 

「残念だけど、それが現実よぉ、ちゃんと受け止めることねぇ」

 

「お父様…ごめんなさい…私…アリスに…なれ……なかった…………」

 

どうやら薔薇水晶はそのまま死んだようだ

 

「薔薇水晶!?薔薇水晶!!糞!貴様ら!!ぶち殺して…うがあ!!?」

 

「!?」

 

「全く、よく吠える汚物ね、全くもって汚らわしいわ」

 

槐を剣で串刺しにしたソイツは…

 

「お前は……真紅……」

 

「消えなさい」

 

「ウギャアアアア!!!!!!」

 

「な!?槐がバラバラに弾け飛んだ!?」

 

「真紅!ソイツに何しやがったです!?」

 

「あら?翠星石じゃない、随分久しぶりね、でも私はこれでもけっこう忙しいの、今日はこれで失礼させて貰うのだわ」

 

「まて!糞!逃げられたか!…」

 

「ジュン、気持ちは解るけど、今日は帰ろう」

 

「…ああ、そうだな」




作者のMPです、後書きって本当に書くことなくて辞めたくなりますよー


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17話

初投稿です(こいついっつも初投稿してんな)


薔薇水晶を倒し、槐が真紅に殺されてから2週間がたった。

あれからいつもの平和な日常を送れているが…ジュンとローゼンメイデンのみんなは心に不安を持ってしまっているようだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「真紅の野郎…まさかあんな事をしやがるとは…思いもしなかったです……」

 

「翠星石、真紅は女だから野郎じゃなくてアマだと思うけど」

 

「涼しい顏しながらどうどうと殺しをするとは…ただでさえ恐ろしいのに、さらに恐ろしくなっちまったです……」

 

「翠星石、真紅は君達のローザミスティカを狙ってるんだろう?それって君達の事を殺そうとしている事だよね?」

 

「…そうですけど…」

 

「それなら、計画の邪魔になる存在は僕達のような本当の命を持つ者も平気で殺す事も出来る、だからあの時槐をなんの躊躇いもなく殺したんだろうね」

 

「確かにジークベルトの言う通りねぇ」

 

「でも…あんな奴でも翠星石にとっては実の妹です、だからやっぱりショックです……」

 

「…そうか」

 

「翠星石、僕らは真紅に会った時は殺すか殺されるか、その中のどっちかしか道はないんだぞ」

 

「解ってるです、でも…翠星石は戦いたくないです…」

 

どうやら翠星石はそうとう参っているみたいだな…

 

「翠星石、気晴らしにアニメでも観るかしら?」

 

「そうですね、いつまで悩んでても仕方ないですね、じゃあそうするです」

 

「じゃあ今日は翠星石が観たいアニメを決めるの!」

 

「良いんですか?それじゃあ…」

 

「話しはなんとか無事に終わったようだね」

 

「でも事態は全然無事に終わってないよね?」

 

「ああ、翠星石達に不安な思いをさせない為にも、真紅を完全に倒す、つまり殺すしかない」

 

「でもあいつも金糸雀達と同じ人形なんでしょ?いくら生きてるとはいえ、人形を殺すなんて出来るの?それに真紅の奴、無駄に強そうだし…」

 

「事実、えげつない程強いだろうね、Nのフィールドに徘徊しているモンスター達は全員真紅の手下らしいからね」

 

「え?あのかなり強いモンスター達って全部真紅の手下だったの!?」

 

「そう言えばエポニーヌは知らなかったんだっけ?」

 

「そんな大事な事はもっと早く話して欲しかったわ」

 

「済まない、こうも非常識な事ばかり起こっているとそういう事を忘れてしまってね」

 

「まあこれから気を付けてくれるなら別にいいわよ」

 

「そうして貰えると助かるよ、エポニーヌ」

 

「本当にこれからは大事な事が起こった時はちゃんと話してよね」

 

「ええ、解ったわ、充分に気を付けるから心配しないで」

 

「ああ、肝に命じておくよ」




作者のMPです、真紅って今だに不人気なんすかね?


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18話

新しいキャラが出るので初投稿です


前回から1ヶ月が過ぎた。

皆何事もなく平和な生活を送れている。

本当にいつかはこんな平和な人生を取り戻したいものだなあ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………」

 

「翠星石、どうしたんだい?随分浮かない顔をしているようだけど」

 

「ジークベルト、いや、ちょっと蒼星石の事を考えていたです」

 

「蒼星石?確か前に言っていたローゼンメイデンだったね」

 

「はいです、もう随分長い間会ってないもんだから、心配になって来たです…」

 

「蒼星石は強いから大丈夫なの!」

 

「本当にそうならこんな心配しなくてもいいんですけどね」

 

「蒼星石って具体的にどんな娘なの?」

 

「まあ良くも悪くも真面目な性格をしているかしら、後自分の事は僕って言っているかしら」

 

「僕っ娘か、なんて言うか…珍しい感じだね」

 

「まあ自分の事を僕って言ってる女の子なんて、そうそう居るものじゃないからねぇ」

 

「あ…」

 

「どうしたの?エポニーヌ」

 

「鏡が光ってるわ」

 

エポニーヌが指差した先には、光を放った鏡があった

 

「またNのフィールドか、なんかこうも何度も来られると、いい加減面倒くさくなって来たな」

 

「まあジュン、放っておくとややこしい事になるかもしれないから行くだけ行ってみよう」

 

「…解った」

 

鏡に入ると、やたらと暗い屋敷みたいな世界についた。

例のごとく先に行く事になり道中襲いかかって来た

パペットこぞう、キングスライム、クイーンスライム、スライムジェネラル、キングリザード、ワイトキング、ゲッソー、デュラハーン等のモンスターが襲いかかって来たが、難なく倒していき、奥につくと、シルクハットを被った青い服の人形がいた

 

「蒼星石!」

 

「蒼星石?彼女がそうなの?」

 

「蒼星石!やっと会えたです!」

 

「待つんだ翠星石、何か様子がおかしい」

 

「え?」

 

「………」

 

蒼星石はこちらに振り返って来た、目に光が宿っていなくて虚ろな感じだった

 

「……ローゼン…メイデン…は…みんな……倒す!」

 

「蒼星石!?何を言っていやがるですか!?」

 

「……お前達もローゼンメイデン……ローゼンメイデン…は……全…員……殺す!…そして……僕が………アリスになる!!」

 

「どう見ても正気じゃないな、翠星石、気が進まないだろうけど、ひとまずおとなしくさせよう」

 

「…解ったです」

 

蒼星石と戦闘になった。

かなりデカイ鋏を振り回したり、両目からレーザーを発射したり、シルクハットから雷を発っしたりして来たが、みんなで協力していきながらなんとか倒す事が出来た

 

「……僕は、今まで何を?」

 

「蒼星石!」

 

「翠星石!?それに他のみんなも!一体どうして?」

 

「それは僕から話すよ」

 

「…貴方は?」

 

「それも踏まえて話すよ」

 

ジークベルト説明中…

 

「そういう事だったんですね、ごめんなさい…」

 

「いいんだ、君は悪くないよ」

 

「蒼星石、正気を失う前に何かあったですか?」

 

「確か…白い服を着た右目に白い薔薇が付いた女の子に見つめられている内に気を失ったような…」

 

「あいつか」

 

「とにかくもう大丈夫よぉ」

 

「そうだ!蒼星石も一緒に暮らすの!」

 

「え?いいのかい?」

 

「勿論かしら、ジークベルト達もいいでしょ?」

 

「ああ、今日からは君も仲間だ」

 

「仲間なら助け合わないとね」

 

「これからよろしく!」

 

「はい、こちらこそよろしくお願いしますね」




作者のMPです。今回から蒼星石が仲間に加わりました


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19話

今回はジークベルトではなく水銀燈視点なので初投稿です


この家に来てみんなと再会出来てから随分たった気がする。まあ実際かなりたってるけど

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……こんな月がきれいな夜空を見ていると思いだすわぁ…」

 

 

 

 

1000万年程前の事…

 

 

暗い…辺りを見渡しても暗闇だらけ、それに私以外誰1人いない…寂しい……

 

「う…うう…」

 

「あ、気が付いたか?」

 

「あな…たは?…」

 

「僕はジュン、しがないドールさ」

 

「ドール…私と同じ…」

 

「そうだな、君も僕もドールだ、だがただのドールじゃない」

 

「どう…言う…事?…」

 

「まあ、とりあえず君に会わせたい人がいる、これを観てくれ」

 

ジュンはテレビ電話の画面を付けた

 

「おおジュン、その娘が見つけた娘かい?」

 

「はい、父さん」

 

「ジュンの…お父様?」

 

「ああ、儂はガンダー、ジュンのうみの親だよ」

 

「ガンダー様…貴方に聞きたい事があります…私は…何者ですか…」

 

「うむ、君はローゼンメイデンと言う儂の助手だった者に作られたドールだ、だが…奴は君や他のドール達を作りあげたが…どれも満足のいく仕上がりにならず、放置したらしい」

 

「……酷い……」

 

「父さん、あの事は水銀燈に話すつもりですか?」

 

「ああ、水銀燈よ、よく聞いておくれ」

 

「はい…」

 

「君達ローゼンメイデンは、アリスと言う究極の少女になるように、君の妹達と殺し合いであるアリスゲームと言う物を君の父親は望んでいる」

 

「アリス…ゲーム…」

 

「しかし、君には、そんな事はして欲しくはない」

 

「解りました…私は…アリスゲームは…したくないです…」

 

「そうか、ありがとう」

 

「それでは父さん、また何かあれば連絡します」

 

「ああ、頼んだよ、ジュン」

 

「さて、水銀燈、君はこれからどうする?」

 

「……私には行くあてがないわ…貴方と一緒に居てもいい?…」

 

「ああ、勿論いいよ」

 

「ありがとう…ジュン…」

 

それからは私はジュンと一緒に過ごす事になった。

アリスゲームや今の事を詳しく教えてくれたり…

うまく歩く事が出来ない私を歩く事が出来るまで付き合ってくれたり…

そんな事が続いている内に私はジュンの事が男の人として好きになって、彼の為に料理をしたり掃除をしたりして彼の手伝いを進んでやった、毎日が幸せだった。

でも、あんな事が起きるなんて……

 

「ジュン?何処?出掛けてるのかしら……」

 

ドガーン!!

 

「!?今の音は!?」

 

私は家から出て音が起きた場所まで行った、そこには…

 

「ジュン!!」

 

「水銀燈!来るな!…」

 

「あら?貴方が水銀燈なのね」

 

「……何者?」

 

「私は真紅、誇り高きローゼンメイデンの第5ドールよ」

 

「ローゼンメイデン…」

 

「水銀燈…逃げろ…」

 

「煩いわね」

 

「うぐ!?」

 

「やめて!!ジュンを蹴らないで!!」

 

「ならば、貴方のローザミスティカをさっさと渡しなさい」

 

「駄目だ…水銀燈…言う事を…聞いちゃ…駄目だ……」

 

「ジュン……」

 

ジュンをこんな目に……許さない………

 

「はあああああああ!!!」

 

「な…何!?」

 

「だあああああああ!!!」

 

私はそいつの両目をおもいっきり引っ掻いた、そいつの両目には醜い傷が付いた

 

「き…貴様ああああああああ!!!!よくも…私の目をおおおおおおおおおお!!!!」

 

「今だ!オラァ!!」

 

「ぐ!?」

 

「水銀燈!逃げるぞ!」

 

「え…ええ!!」

 

 

 

ジュンの家

 

 

「そうか、ついに始まってしまったのか…」

 

「はい、申し訳ありません…」

 

「お前が謝る事はないよジュン……」

 

「父さん!?」

 

「……どうやらテレビ電話の寿命が来たようじゃな…恐らくもう会う事は出来ないじゃろう…」

 

「父さん!僕は必ずしアリスゲームを終わらせてみせます!」

 

「ああ、勿論儂もそう信じているよ…さらばだジュン…儂の……世界の希望…………」

 

「……」

 

「ジュン…」

 

「…月が綺麗だな」

 

「…そうね」

 

 

現在

 

 

 

「ふう…」

 

「水銀燈、珍しいな、こんな夜遅くに」

 

「ジュン、ええ、ちょっと月を見ててねぇ」

 

「月を?……綺麗だな」

 

「ええ、もう寝る事にするわ」

 

「ああ、お休み」

 

「ええ、お休み」




作者のMPです。ガンダーはライト博士だと思ってくれればけっこうです


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20話

なんだかんだでかなり続いているので初投稿です


今日もみんな平和な時間を過ごしている。

本当にいつになったらこんな平和な毎日を送れるようになるのだろうか…やっぱり真紅をどうにかするしか方法はないんだろうなあ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「エポニーヌ、今日はパーティゲームで遊びましょ!」

 

「いいわね!やりましょやりましょ!」

 

「今度はなんのアニメを観ようかな」

 

「次はヒーロー物なんてどぉ?」

 

「探偵物も捨てがたいかしら」

 

「可愛い動物さんのもいいのよー!」

 

「ロボットアニメも最高ですぅ」

 

「僕は刑事物がいいかな」

 

みんな趣味の事をやっていて平和そうにしている。

しかし、鏡が突然光りだした。

やっぱりこうなるじゃないか(呆れ)

 

「またか…みんな、どうする?」

 

「無視する訳にはいかないし、行こうぜ」

 

「ああ、解った」

 

僕達は鏡に入り、機械的な世界にやって来た。

最深部まで進む事になり、道中襲って来た

スーパーキラーマシン、キラーマシン3、キラーマシン2、キラーマシン、キラーポッド、プロトキラー、メタッピー、メタルドラゴン、ドラゴンマシン、デスマシーン等のモンスター達を倒していきながら最深部までやって来た

 

「HEY!よく来たな!」

 

そこには派手な紫の衣装を着込んだピンク色のメタルドラゴンが居た

 

「君は、誰だい?」

 

「僕かい?僕はドラゴンディスコ!音楽をこよなく愛するスーパースターさ!」

 

「そのスーパースターがこんな所で何してやがるです?」

 

「実はね、真紅様からローザミスティカかっさらってこいって頼まれてんだよね、君達ローゼンメイデンっしょ?そう言う訳だからローザミスティカを渡してくれないかな?」

 

「予想はついてたけど、お前やっぱり真紅の手下だったんだな」

 

「勿論あげる訳ないわぁ」

 

「そうかい、それじゃあ力づくでも頂くよ!SHOWTIME!」

 

ドラゴンディスコと戦闘になった。

口から炎や氷を吐いたり、胸部のスピーカーから大音量の超音波を出したり、背中のハッチからミサイルを発射してきたり、キラーマシン2とキラーマシンを呼んできたりしたが、なんとか倒しす事が出来た

 

「OH…なんて事だ…まさかこの僕が負けてしまうなんて…」

 

「信じたくはないだろうけど、これも現実よ」

 

オフェリアがドラゴンディスコにそう言う

 

「どうやらそのようだね、僕の人生はこれで終わりだね、僕に勝ったからには君達にはちゃんと目標の為に頑張って貰わないとね、GOOD-BYE!」

 

そう言うとドラゴンディスコは爆発し、跡形もなく消え去った

 

「ドラゴンディスコ、彼は良いモンスターだったかもしれないわね」

 

「そうだね、もうここには用はない、帰ろうか」

 

僕達は家に帰る事にした、どうかドラゴンディスコには安らかに眠ってくれる事を祈る事にしよう




作者のMPです、ドラゴンディスコのイメージはメタトンです、因みにナイトレオのイメージはアンダインです


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21話

前書きに書くことが(ないです)。でも初投稿です。


ドラゴンディスコとの戦いから3ヵ月が過ぎた。

今のところ、何事もなく平和に過ごす事が出来ている。

いったいいつになったらこう何の心配もいらない平和な日々を過ごす事が出来るんだろうか…

まあ考えても仕方ないか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よーし!ここで必殺技よ!」

 

「アッー!また負けたー!」

 

「今度はなんのアニメを観るんだ?」

 

「ヒーロー物がいいわぁ」

 

「カナは推理物がいいかしら」

 

「ヒナは可愛い者がいっぱい出てくるのがいいの~!」

 

「翠星石はギャグ物がいいですぅ」

 

「僕は、まあなんでもいいかな」

 

そんな平和なやり取りを見ていると…また鏡が光り出した。ふざけんな!!(声だけ迫真)

 

「またNのフィールドかよ…めんどくせぇなあ…」

 

ジュンが軽くキャラ崩壊しているようだが、まあ気にしないでおこう

 

「まあ放っておく訳にもいかないし、とりあえず行ってみよう」

 

「解ったわ」

 

鏡に入ると綺麗だけど、かなり不気味な雰囲気の屋敷についた。

先に進む事になり道中襲って来た

あくましんかん、きとうし、なぞのしんかん、しにがみきぞく、ぼうれい剣士、サイレス、イビルビースト等のモンスターを倒していきながら最深部までたどり着いた。

そこに居たのは…

 

「久しぶりですね…」

 

「雪華綺晶!」

 

「私はアリスとなってお父様に会いたい…お姉様達には悪いですけど…ローザミスティカを譲って頂きますわ」

 

「そんな事させると思ってるのぉ?」

 

「そうです、大事なローザミスティカをオメェみたいな不気味な奴に渡す訳ないですぅ」

 

「……仕方ありませんね…」

 

「来るぞ!」

 

雪華綺晶と戦闘になった。

尖った白い薔薇の花びらを飛ばしてきたり、

毒の霧を吐き出してきたり、

白い茎で拘束してきたりしてきたが、

みんなでうまく立ち回って撃破する事が出来た

 

「ハア…ハア…まだ…私は負けて……!?」

 

そこまで言いかけた時、雪華綺晶の体に剣が突き刺さり、雪華綺晶の体からローザミスティカが出てきた…

 

「ふふ、これで1つめね」

 

「真紅!」

 

「あら、これはみんな揃って。相変わらず不細工な連中ね」

 

「なんですって!?真紅!もうこんな事はやめなさい!」

 

オフェリアが真紅の前に出てそう叫んだ

 

「うるさいわね…そうだわ、せっかくだからこれを使うのだわ、ふん!」

 

「キャアアアアアアア!!!」

 

「オフェリア!」

 

真紅はオフェリアに向けて黒い光を放ってきた

 

「これは私が住んでいる所にある凄い物でね、貴方はこれに耐えられるかしら、楽しみね」

 

暫くして黒い光が消えると、そこには真っ黒に染まったオフェリアの姿があった……

 

「ワタシノ使命ハローザミスティカヲ集メテアリスヲ誕生サセル事、ローザミスティカハ、ローゼンメイデンハドコニイル?」

 

「ふふ、成功ね。貴方、私と一緒に来て貰える?」

 

「何ヲ企ンデイル?女ヨ」

 

「今の貴方なら解っている筈よ、心の底まで邪悪に染まった貴方なら」

 

「……ヨカロウ、案内スルガイイ」

 

駄目だ…オフェリアと真紅を止めないと!

 

「待つんだオフェリア!一体どうしたんだい!?」

 

「ジャマダ!!」

 

「うがあ!!?」

 

「ジークベルト!!」

 

止めようとしたが、オフェリアに凄まじい力で吹き飛ばされた…エポニーヌが僕を呼んでいるようだが…駄目だ……意識が………




作者のMPです。まさかのオフェリア闇落ち、闇落ち状態のオフェリアはデモンオフェリアと言う名前です


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22話

いよいよ終盤なので初投稿です


「………ん…」

 

「あ!気が付いた?」

 

「エポニーヌ、ここは?」

 

「家のリビングよ、3時間眠りっぱなしだったから本当に心配しちゃったわ」

 

「そんなに気絶していたのか、すまない…」

 

「ジークベルトが謝る事ないよ」

 

「そう言ってくれてありがとうエポニーヌ、それよりオフェリアと真紅は?」

 

「目が覚めたのか、よかった」

 

「真紅の行方は今金糸雀が調べてくれてるわぁ」

 

「そうか」

 

「ジークベルト、大丈夫?」

 

「ああ、なんとか大丈夫だよ。雛苺」

 

「みんな、真紅の居場所が解ったかしら」

 

「本当ですか?」

 

「それで、どこに居るの?」

 

「魔界って言う異世界に居るかしら、恐らくオフェリアもそこに居る筈よ」

 

「魔界か…随分物騒な所に居やがるじゃないか」

 

「それとジークベルト、真紅がオフェリアに浴びせた黒い光りについて調べたかしら」

 

「あの禍々しい奴か、何が解ったんだい?」

 

「あれはマ素って言う魔界の物かしら」

 

「マ素?」

 

「ええ、マ素は魔界の生物の源。正しい心を持つ者が浴びた場合邪悪な存在になってしまう恐ろしい代物かしら」

 

「…オフェリアを元に戻す方法はあるのかい?」

 

「それならジークベルトが気絶している間に用意しておいたこの聖玉をオフェリアに掲げるかしら、そうすればオフェリアのマ素がこの聖玉に吸収され元に戻る筈かしら」

 

「…よし、じゃあ今すぐ行こう」

 

「ジークベルト?動いて大丈夫?」

 

「心配ないよエポニーヌ、絶対にオフェリアを助けてみせる」

 

「そうね、絶対に助けてあげましょう!」

 

「それじゃあNのフィールドを通して魔界に行くかしら」

 

僕達はNのフィールドから魔界にやって来た。

そこは禍々しい光景がひたすら写っていた。

暫く先に進んでいくと、そこにオフェリアが居た

 

「ウゴゴ…ジークベルト、何ユエニココニキタ?使命ヲ遂行スル為真紅ハ同士トナッタ。

邪魔スルト言ウノナラ例エジークベルトデアッテモ…容赦ハセヌゾ!」

 

「オフェリア!これを見るんだ!」

 

「!?ヤメロ!ソノ石ヲ私ニ近ヅケルナ!ウゴオオ…マ素ガ…マ素ガ消エテイク…オノレジークベルト!ソノ石モロトモ葬ッテクレル!!」

 

「やはり戦いは避けられないか…いくぞ!」

 

オフェリアと戦闘になった。

闇を纏った腕で殴って来たり、

闇の魔法を唱えて来たり、

闇を纏った炎を吐いて来たりしてきたが、

苦戦したがなんとか撃破出来た

 

「ウゴオオ…オノレエ……」

 

「今よ!ジークベルト!」

 

「ああ!」

 

僕は聖玉をオフェリアに掲げた、オフェリアからマ素が抜けていき、元の姿に戻ってくれた

 

「ここは?私は今まで何をしていたの?」

 

「オフェリア!良かった…本当に…」

 

「ジークベルト、みんな…そうだわ!早く真紅を止めなくちゃ!」

 

「どう言う事?」

 

「真紅は私に使ったマ素を世界にばらまくつもりでいるの、このまま放っておいたら世界が滅んじゃうわ!」

 

「なんだって!?あの糞アマ!どこまで迷惑かけたら気がすむんだ!」

 

「オフェリア、真紅はこの魔界に居るのかい?」

 

「ええ、あそこの城に居る筈よ、今すぐ向かいましょう!」

 

「ああ、早く真紅を止めないと!」

 

僕達は真紅の城に向かう事になった




作者のMPです。なんだかんだでけっこう続いていて自分でもビックリしました


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23話

ストーリーもいよいよ終盤なので初投稿です


オフェリアを無事に元に戻した後、魔界にある真紅の城に潜入した。

城の中は主に赤い薔薇等で埋め尽くされている場所だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「真紅の奴はこの城のどこかに居る筈よ、早くあいつの計画を止めないと!」

 

「そうだね、急いで先に進もう!」

 

僕達は真紅を見つける為に城の中を走り回った。

城の中にはボストロール、だいまじん、かげの騎士、闇の司祭、エビルマージ、デスマドモアゼル、ドラゴビショップ、ダークサキュバス、カメック、ハンマーブロス、トゲノコ、ベヒーモス、ドラゴントイズ、キラークリムゾン、タイプG、レッドハンター、グレイトボンバー、コアトル、にじくじゃく、ナイトリッチ、サタンジェネラル、デュラハンナイト、ハデスナイト、べリアル、バズズ、アトラス等凶悪な強さを誇る魔物がうじゃうじゃ居たが、

みんなで協力しながら倒していった。

因みにさっきの魔物達の中にメタルキングも混じっていたりもした。

先に進んでいくとそこには…

 

「来たか」

 

ナイトレオが居た

 

「ナイトレオ!」

 

「貴様らのような汚らわしい連中が無断でこの神聖なる城に土足で入り込むとはな」

 

「随分言ってくれるなあ、おい」

 

「前の時みたいにさっさと片付けてやるですぅ」

 

「随分舐めてくれるじゃないか、だがな…我を前までと一緒だと思うなよ」

 

そう言った瞬間、ナイトレオの回りに黒い光りが集まり、ナイトレオは邪悪な雰囲気と黒いオーラを纏った姿になった

 

「それは!?マ素か!?」

 

「その通りだ、人間の小僧よ、真紅様から授かったこの力で…貴様らを跡形もなく消し去ってやる!その後にローゼンメイデン共のローザミスティカを根こそぎ奪い真紅様に捧げてやるのだ!」

 

「そんな事させると思うぅ?」

 

「そうだ、お前は…ここで倒す!」

 

「戯けた事を抜かすでないわ!!」

 

ナイトレオと戦闘になった。

マ素の影響による物か、今まで戦って来た時より格段に強くなっていて苦戦を強いられたが、

協力して戦っていった末、勝利する事が出来た

 

「ウガアアアアアアアア!!!!……我は…命令を達成する事が出来なかったのか…我は…敗れたのか…我は…ここで…死ぬのか……」

 

「………嫌…死んでたまるか!!我は…真紅様に仕えし最強の戦士!!…その我が…こんな…汚らわしい連中に敗れる等…あってはならない事だ!!…」

 

「真紅様の為にも…こんなところで…死んでたまるかああああああ!!!!ウガアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!………………………………」

 

ナイトレオはひとしきり叫んだ後、跡形もなく消え去った、どうやら完全に死んだようだ

 

「…ジークベルト、いきましょう」

 

「…ああ、急ごう」




作者のMPです。こんなに続いてるのに今だに感想が1つも無くて辛い……


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24話

24話。初投稿です(迫真)


ナイトレオを倒した後、更に城の奥へと進み始める事にした。

ダークランサーやアスタロト等のモンスターを倒していきながら城の屋上まで行くと、そこに真紅が居た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あら?貴方のその姿はどうしたのかしら?貴方には魔界に来たローゼンメイデン達のローザミスティカを持って来るように言っておいたのだけれど」

 

「それは残念だったわね!ジークベルト達の力を甘く見すぎたみたいね」

 

「ジークベルト?ああ、すっかり忘れていたのだわ」

 

「真紅!いい加減こんな事はやめなさぁい!」

 

「ふふ、そんな事より上を見てみなさい」

 

真紅に言われた通り上を見ると、上空に大きな黒い穴が広がっていた

 

「素敵でしょう?あの穴からマ素がいくらでも降って来るようになっているのよ。さあ、貴方達もマ素を浴びるといいのだわ!」

 

真紅は手に持った黒い玉からマ素を放って来た。

僕は持っていた聖玉でマ素を吸収した

 

「?なんなのそれは?」

 

「カナが作った対マ素用の聖玉かしら!」

 

「へえ、まあどんなに良く作っても所詮はガラクタ。今度は最大パワーでいくのだわ!」

 

真紅はマ素をより強く放った、しだいに聖玉はマ素に耐えられなくなり、聖玉は粉々に砕け散ってしまった…

 

「アッー!!カナの作った聖玉があああ!!」

 

「やっぱり壊れちゃったみたいね、改めてもう一度いくのだわ!」

 

「これまでなの!?」

 

真紅はマ素を…放とうとしたがマ素は出てこなかった

 

「あら?もしかしてガス欠かしら?まあいいわ、マ素ならいくらでも足せるし、貴方達はマ素が溜まるまでの間この子達の相手でもしてるがいいのだわ」

 

真紅がバッファロンとモヒカントを差し出して来た。

2匹共なかなかの強敵だったが、無事に撃破出来た。

しかしそれと同時に真紅の持っている玉にマ素が溜まってしまったようだ

 

「このくらいでいいわね…ん?……キャアアアアア!!?」

 

黒い穴から大量のマ素が真紅に降りかかった

 

「あら?なんだか目の高さが違うわね」

 

そこには、全身ピンク色の芋虫のような下半身、頭部に指のような物が生えたこの世の物とは思えない姿になった真紅が居た

 

「この手!?この体!?私は、魔物人形に?」

 

「うぎゃああああ!!気持ちわりぃですうううう!!」

 

「なんだか吐きそうになるのぉ…」

 

「ちょっ…いくらなんでもキモすぎでしょ!!」

 

「そう言う事ね!マ素は魔界の源、より適合した者が浴びればこのようになる訳なのね。さあもうすぐよ、貴方達。もうすぐで私はアリスとなりお父様に会う事が出来る、その為に貴方達には消えて貰うのだわ!」

 

「甘いわね!貴方を倒して全て終わらせてみせるわ!いきましょうジークベルト!みんな!もはや真紅に情けなんてかける必要はないわ!」

 

「ああ、全て終わらせてみせるさ!」

 

モンスターになった真紅と戦闘になった。

頭部の指のような物で握り潰して来たり、炎と氷を吐いて来たり、暗黒と爆発の呪文を唱えて来たり、キラークリムゾンとタイプGを呼んで来たりして来たが…

みんなで強力して全力を出しきった事によりついに真紅を倒した

 

「……何故なの……何故私は貴方達に勝てないの……こんなのおかしいわ……」

 

「おかしくなんかねぇぞ真紅、おかしいのはお前の方だ」

 

「その通りだ、お前は何もかもが間違っていたのさ」

 

「勝手ね!……いいわよ、こうなったら私の中にある自分と雪華綺晶のローザミスティカごと消えてやるのだわ……どう足掻こうがお前達は誰一人アリスになる事も出来ないしお父様にも会う事は出来ないのよ!いい……きみ……よ…………………」

 

真紅はそう吐き捨てると、跡形もなく消え去った

 

「これで、全てが終わったのかい?」

 

「ああ、全部終わりだ。父さん、僕は貴方の願いをようやく叶えてあげられました」

 

「これでようやく何の心配もなく生活出来るようになるわぁ」

 

「もうアリスゲームなんかしなくても良くなったかしらー!」

 

「うわーい!ヒナ達やったのー!」

 

「蒼星石!帰ったらパーっと盛り上がるですよぉ!」

 

「あはは、解ったよ」

 

「オフェリア!帰ったらゲームの続きやりましょう!」

 

「解ったわ、ねえジークベルト」

 

「なんだい?オフェリア」

 

「これで、やっと平和に暮らせるようになるね」

 

「そうだね、ようやく全てが終わったんだって実感出来るよ」

 

「さあ、帰りましょう!私達の家に!」

 

「ああ!」

 

 

 

END




作者のMPです。今回で最終回となりこの小説はこれで終了となります。最後まで読んでくれた方もそうでない方も本当にありがとうございました!!!


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