蜘蛛のような何かの個性はヒーローを目指す‼(改稿中) (コーヒー中毒社会)
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入試
2019/03/22本編大幅改変
『私に...近づかないでよ‼』
『敵《ヴィラン》みたいな個性は俺にボコられときゃいいんだよ‼』
何で、私は助けようとしただけなのに...何で私を責めるの?
『ごめんね、あなたには触れない。だってあなたの個性は人を傷つける物だから』
私は、テレビで見たヒーローみたいに人を助けたかっただけなのに。
「はっ‼」
また悪い夢を見た出来れば思い出したくもないがいつまでも頭から離れない嫌な記憶でもそれも今日で終わりだ、だって私は雄英高校に受験してヒーローになるんだから‼でも雄英高校のヒーロー科は倍率300倍...あぁダメだ不安になってきた。大丈夫だ私...この日のために必死に頑張ってきたんだと自問自答していると、気付くと雄英高校に着いていた。
「流石雄英、お姉ちゃんの言ってた通りだメチャクチャに広いなぁ」
周りを見ていると、緑色のモジャモジャ頭の男の子がいた、震えていて緊張で押し潰されそうだと思ったらグラッとその子の体が傾いた
「危ないっ‼」
とっさに私は近くの木に糸を出して糸で受け止めようとするが、倒れる前に緑色の子の近くに居た茶髪の女の子がその男の子にさわると、男の子の体がフワリと宙に浮かんだ
「大丈夫?私の個性ごめんね勝手にでも転んじゃったら縁起悪いもんね。」
出番を取られた気がするが、あそこの二人に話しかけにいってみよう、未来のクラスメイトかもだし、
「おーい、そこな緑色のソバカス少年、大丈夫か~い」
そう言って私は、先程出した糸を部分的に個性を発動させた爪で切り鞄の中に突っ込んだ。
「茶髪ちゃんの個性すごいね~だって人間がフワッて浮いてたよ~それと緑髪くん怪我はないかい?」
すると、緑髪の少年が勢いよく頭を下げてくる
「お二人ともありがとうございます‼」
すると、先程の茶髪ちゃんが
「緊張するよねぇ、お互い頑張ろう」
と言って手をヒラヒラと振って建物の中に入っていった。そして私は目の前の緑髪の少年に自己紹介を始めた
「初めまして私は影崎蜘蛛、個性は蜘蛛だよ。まぁ普通の蜘蛛じゃないんだけどねそこんところよろしく、そして頑張ろうね~未来のクラスメイトくん」
そう言って私も建物の中に入る
「今日は俺のライブにようこそ―‼エヴィバディセイヘイ‼」
「HEY‼」
と、広い会場内に私の返答だけが響いた。何で私だけ⁉コール&レスポンスじゃないの⁉っと内心焦っていると司会を務めるプレゼント・マイクがそのままのハイテンションで語り続ける
「ご機嫌なレスポンスThank-you‼受験生のリスナー‼そんじゃあ実技試験の内容をサクッとプレゼンするぜ‼アーユーレディ⁉YEAHH‼」
「YEAHH‼」
今度は私とプレゼント・マイクと私の声が響く、後ろの方でさっきの緑髪君がブツブツ言ってる、ちょっと聞こえてくるが緊張以外にもヒーローを生で見た感動もあるななどと他愛のない事を思いつつ、プレゼント・マイクさんの話を聞いていると突然
「質問よろしいでしょうか⁉プリントには四種の敵が記載されてあります!誤載であれば日本最高峰たる雄英において恥ずべき痴態‼我々受験者は規範となるヒーローのご指導を求めてこの場に座しているのです‼」
ここまでは良かった、私の逆鱗に触れなかったここからが問題だった
「ついでにそこの縮毛の君、先程からボソボソと...気が散る‼物見遊山のつもりなら即刻雄英から去りたまえ‼」
私は、我慢できなくなって机に拳を打ち付けた
「さっきから聞いていれば‼そこの真面目メガネ‼確かに真面目なのは良いことよ、でもあなたの今の発言はあの男の子を傷つけるには十分なのものよ‼あの男の子に謝罪して‼」
「HEY、リスナー喧嘩はそこまでだぜBabyそして四つ目の敵だが0ptのお邪魔キャラ、各会場に一体!所狭しと大暴れしている『ギミック』よ!俺からは以上だ‼最後にリスナーに我が校"校訓"をプレゼントしようかの英雄ナポレオンボナパルトは言った『真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていく者』と‼ "Plus Ultra"‼それでは皆良い受難を」
つい、熱くなってしまったと反省しながら試験会場へと案内された私は試験会場をみてつい思ってしまったこの学校頭おかしいと、会場が広すぎるしかもこれとどう規模の物がもう1つあると言うのだから素直にヤバイ。そして、知ってる顔が居ないかと周りを見渡しても、緑髪君も茶髪ちゃんも真面目メガネも居ない。一人で頑張るしかないか、
「ハイ スタートー」
「OK OK スタートでしょ、先生...スタート⁉」
「どうしたぁ⁉実戦じゃカウントなんざねぇんだよ‼走れ走れ‼ 賽は投げられてんぞ⁉」
取り敢えず、近くのビルに糸を出して振り子の要領で移動する、走るよりこの方が早いしね、移動しながら見つけたロボは振り子の勢いの乗ったキックや追加の糸で無力化していく、それと余計なお世話だろうが危ないと思った人もちょくちょく助けていた...何かメチャクチャ爆発音が聞こえるけど気にしないでおこう。56p位稼いだ時にそれは起こった、地面の揺れと共に奥から巨大ロボットがこっちに向かってきた私はビルに糸でくっついて上から他の受験生を見ていたけど、それこそ蜘蛛の子を散らすように逃げていっていたが、逃げ遅れた生徒もチラホラ見える特に近かった耳たぶの辺りが長い女の子が崩れた瓦礫に足をとられて転んでしまった
「大丈夫~?それとちょっと手荒な移動をするから口は閉じといた方がいいよ‼」
声をかけて、そのまま手のひらから出る糸でその女の子を回収して離れた位置に下ろす
「改めて大丈夫?怪我はない?」
「助けてくれてありがと、あんたの個性は蜘蛛?」
「まぁ、当たらずとも遠からず‼蜘蛛みたいな何かしらの個性だよ。じゃあ私はあのロボの足止めしてくるから‼」
「無理だって‼さっさとあんたも逃げなきゃ‼」
「大丈夫‼何とかするから‼危ないと思ったら勝手に逃げるよ」
そう言って、私はロボットのいる方向に突っ込む。そしてビルの間に蜘蛛の巣の様に糸を張り巡らせて自分の足場と巨大ロボの足止めを目論む。そして動きが遅くなったのを見計らって足元のキャタピラに糸を丸めて粘着力を強化した玉を稼働部分に入れてキャタピラの動きを止める
「終~了~‼‼」
とプレゼント・マイクのアナウンスが響く、そして私はやりきった表情を浮かべて試験会場を後にする。ちなみにさっきまで巨大ロボが居た場所には巨大な蜘蛛の巣に捕らわれた巨大ロボがいたと言う話は同じ会場の受験生の中では噂になっているのであった。
-数日後-
私は、かつて無いほど緊張していた。何せたって今私の目の前に雄英高校の合格通知の手紙があるからだ。そりゃ私は実技は自信はあるでも筆記試験は結構不安だ...覚悟を決して私は封筒を開ける
「私が投影された‼」
「うにょあぁぁぁぁ⁉」
あまりに乙女らしくない叫び声をあげたが気にする人は居ないだって我が家には誰も居ないからね。ちっさい頃から一人だったので、あんまり気にしてない。
「私が投影されているのは、今年から私が雄英に勤めることになったからさ、そして影崎少女‼君は文句なしの合格だ‼まぁ、筆記試験は危なかったけどねHAHAHA。しかも君は97p獲得で入試一位だ‼」
あれ?私が取ったポイントは56p位のはず...
「先の入試‼見ていたのは敵pだけにあらず‼救助活動pしかも審査制‼影崎蜘蛛‼救助活動p‼41p‼来いよ影崎少女‼雄英が君のヒーローアカデミアだ‼」
ここが、私のヒーローへの第一歩だ‼
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入学初日‼part1‼
「改めて見ても、メチャクチャデカイ学校だな~」
私は、晴れて雄英に合格し遂に高校生活の始まりを迎えたのである、そして教室について更に驚かされた。
「ドアでか...私のあの姿でもそのまま入れそうなくらい大きいな」
可愛い女の子がいっぱい居ないかな~っと男子中学生のような淡い期待を胸に抱いて教室のドアを開ける
「おはようございまーす」
来てる人はチラホラ見えるが空席が目立つ。でも同時に席についているクラスメイトを見て思ったことがある。全体的に女子の顔が良い‼あわよくば女子全員と仲良く、いやそれ以上になりたい‼などと不純な考えを妄想しているとクラスメイトの中に見覚えのある人が居た。
「あっ、耳たぶイヤホンちゃん?」
「そう言うあんたは、入試の時に助けてくれた蜘蛛の個性の」
「そうだよ‼覚えててくれてありがとう、では改めて私の名前は影崎蜘蛛って言うのよろしくね」
「ウチは耳郎響香、個性はイヤホンジャックよろしくね」
やっぱり私の好み‼このクラスで一番好きかも‼ヤバいヤバい好きっ‼この子にどうやって思いを伝えようか...と幸せな気持ちで悩んでいると教室のドアが空いた。そこから入ってきたのは暗い金髪をした目付きの悪い少年だった。そこから自分の名前のかかれた席を見つけるとふんぞり返って、机に足を置いた。さすがにヒーロー科に来ておいてあの態度は無いんじゃないだろうか
「全くこれだから男子は」
「ちょっと、そこの爆発頭その態度はダメなんじゃない?」
「あぁん⁉うるせぇぞクソモブが‼」
「あんたは、マナーって言うか一般常識がなってない。ヒーローになるきあるの?」
「有るわ‼」
「だったら尚更ダメじゃない、ヒーローは戦闘力だけじゃないの。一般常識や他人を思いやる心そう言うのが伴ってヒーローって呼ばれるの、あなたは自分を見てヒーローって言えるの?」
「てめぇ...」
すると、教室の前の方のドアがガラガラ~っと音をたてて外から緑色のモジャモジャ髪の少年が入ってきた。
「おやぁ?君はあの時の緑髪のソバカス少年じゃないか、いやぁ良かった良かった君も合格していたんだね、会場が別だったからわからなかったけど、何故か君は受かるって確信があったんだ、虫の知らせってやつかな?」
と私が話しかけるとと少年は顔を赤くして
「みっ、緑谷出久です‼」
「おっと、名乗るのが遅れたね。私の名前は影崎蜘蛛だよ~よろしくねっ出久君」
「てめぇ‼クソモブが俺の事を無視すんじゃねぇ‼殺すぞ」
「そこの縮れ毛の君‼入試会場では本当にすまなかった‼」
「ぼ、僕はだ、大丈夫だよ‼僕は緑谷よろしくね」
「ぼ、俺は飯田天哉だよろしく緑谷君」
「あ!そのモサモサ頭は‼地味めの‼」
その、流れでそのまま四人で話しているといきなり後ろから何故か低い位置から声がかけられた
「お友達ごっこがしたいなら他所へ行け、ここは...ヒーロー科だぞ」
何か‼いるぅぅ‼っと思うレベルでなかなか癖の強そうな人が寝袋に入っていた。するとその人は寝袋から出てきて
「ハイ静かになるまで8秒かかりました時間は有限君たちは合理性に欠くね」
もしかして先生ですか?とマジで疑問に思っていると
「担任の相澤消太だよろしくね」
まさかの、担任だった⁉
「早速だが、体操服着て校庭に出ろ」
何をやるんだろうと思い、取り敢えず体操着を受け取って気付いた
(これは‼このクラスの女子のスタイルやその他諸々を確認するチャンス‼)
これから私が更衣室で見る世界は、男子禁制の楽園‼女子として生まれたが故の役得‼非常に楽しみである‼グヘヘヘヘ、おっといけないヨダレが。そんな感じの妄想を繰り広げているといつの間にか更衣室に着いた
(なんだここ‼皆発育の暴力じゃないか‼)
そう言って私は、大きいとは言えない自分の胸を見る。確かにこのクラスは美人揃いでスタイルも良いついつい鼻息が荒くなりそうだが鋼の精神力で抑えるそして目の保養をしていると、皆着替え終わったようなので私も皆に続いて運動場へ向かう。スキンシップはもうちょっと仲良くなってからやろう。今は運動場で何をするのかが気になるしね。
初投稿でUAが100件越えてて非常に嬉しかったです‼感想や批評お待ちしています‼
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入学初日‼part2‼体力テスト‼
個性把握テストォ⁉っと全員の驚きの声が運動場に響く
すると更衣室で名前を聞いて仲良くなったお茶子ちゃんが皆の疑問を代弁してくれる
「入学式は⁉ガイダンスは⁉」
マジでそれ思う‼入学式は良いとしてガイダンスとかは無いのか?と考えていると相澤先生が答えてくれる
「ヒーローになるならそんなに悠長な行事出る時間無いよ。雄英は"自由"な校風が売り文句そしてそれは先生側もまた然り。」
ふむ、と言うと今から何か運動とかするのかな?と考えてるとまた先生が先に答えを言う。もしかして先生の個性はテレパシーなのでは?もしかして私の考えが単純だと考えてるな?うるさいやい‼
「ソフトボール投げ、立ち幅跳び、50m走、持久走、握力、反復横とび、上体起こし、長座体前屈。中学校の頃からやってるだろ?"個性"禁止の体力テスト。国は未だ画一的な記録を取って平均を作り続けている、合理的じゃない。まぁ文部科学省の怠慢だよ。」
と言うと、ここからどんなことをやるのか想像できるな‼つまり個性ありの体力テストか。すると相澤先生が爆発少年に声をかける
「爆豪、中学の時ソフトボール投げ何mだった」
「67m」
「じゃあ"個性"を使ってやってみろ円から出なきゃ何でも良い早よ。思いっきりな」
「なじゃまぁ...死ねぇ‼」
その言葉...死ねという言葉に私は思わず顔がひきつり思わず体がビクりとしてしまう。私はある理由で男性の不機嫌そうで怒鳴るような声が非常に苦手なので今日の朝に爆豪にお説教しに行くときも内心おっかなびっくりの状態でかなり怖かった。
「まず自分の"最大限"を知るそれがヒーローの素地を形成する合理的手段。」
と言って先生が持っていた端末の画面を私たちに見せる。そこには705.2mと表示されていた。
「なんだこれ‼すげー面白そう‼」
「705mってマジかよ」
「"個性"思いっきり使えるんだ‼さすがヒーロー科‼」
私はあまり体力テスト筋力系には向いていないんだけどなぁと考えていると相澤先生が口を開いた
「...面白そう...か。ヒーローになる為の3年間そんな腹積もりで過ごす気でいるのかい?」
虫の知らせだろうか、乙女の勘だろうか嫌な予感がする。
「よし、トータル成績最下位の者は見込みなしと判断し除籍処分としよう」
「はあああ⁉」
どうやら私の勘は当たってしまったらしい。除籍はマジで不味い‼私は体の強化が筋力面では殆ど望めないのだ。スピード系の競技で点を稼ぐぐらいしかない。と考えていると相澤先生が何処か楽しそうにこう言った
「生徒の如何は先生の"自由"ようこそこれが雄英高校のヒーロー科だ」
「最下位除籍って...!入学初日ですよ⁉いや初日じゃなくても...理不尽すぎる‼」
と生徒の中から声が上がる。いきなりコレは理不尽だとごもっともな意見が上がる。でも相澤先生の事だこの事に対する反論もあるのだろう。と思っていたら早速反論した
「自然災害...大事故...身勝手な敵たち...いつどこから来るかわからない厄災、日本は理不尽に溢れているそうしたピンチを覆していくのがヒーロー。放課後○ックでお茶したいならお生憎、ここから3年間雄英は君たちに全力で苦難を与え続ける"Plus ultra"全力で乗り越えて来い。」
確かにごもとっも。でも私はここで落ちるわけにはいかない。絶対にヒーローになって見せるんだからコレぐらい乗り越えなきゃと考えていると相澤先生の口が更なる言葉を告げる
「さてデモンストレーションはコレで終わり、こっからが本番だ」
第1種目 50m走
ここは、ハッキリ言っちゃえば飯田君の独壇場だった。彼の個性は非常に分かりやすかった。だって彼の足のふくらはぎからエンジンのマフラーが生えてるだもの。ちなみに記録は3秒04だった。飯田君の隣で走ってた?跳んでた?少女は5秒58。彼女の個性も非常に分かりやすい、だって顔がカエルさんだったもの。おまけに語尾はケロ、コレでカエルじゃない方が可笑しいわ。ちなみに彼女もかなり良いスタイルも持ち主であった。ちくせう。
「次は、私の番か~一緒に走るのは誰かな~っと」
と言って自分のレーンまで来ると隣には体は大きいけど気弱そうな男の子だった。
「私は、影崎蜘蛛よろしくね‼君の名前は?」
「僕は、口田甲司よろしくね影崎さん」
挨拶もすんだところでちょうどスタートの合図が鳴った。私は手のひらから糸を出してゴールの方向に生えていた木に巻き付けてそれを急速回収することで体を引っ張って進んだ。タイムは4秒95まぁまぁの記録では無かろうか。隣で走ってた口田君は6秒51だった。彼の個性がわからないからコレが個性をいれての全力なのか個性なしの全力かはわからないけど普通に良い記録ではないだろうかと思った。
第2種目 握力
私の記録は29キロこの種目では私の個性は役に立たないのでこのぐらいで精一杯だった。周りを見れば万力で締め上げて計測していたり、腕を増やして計測していたり面白い人たちが多そうである。腕を増やして計測していた人の近くにいた頭がブドウみたいな人の呟きが何故か聞こえてきたのだが内容がタコってエロいなって言うニュアンスの発言をしていてたぶん女性の敵なんだろうなぁと、脳内の要注意リストに追加しておく。クラスの女子の貞操はワタシが守らなきゃ‼(使命感)
第3種目 立ち幅跳び
コレはかなり個性が出てきた。特に面白かったのはお腹からレーザーを出して跳んでいった人がいて面白かったそれに何かキラキラしてた。爆豪君は両手を爆発させて跳んでた。それだけ。私は糸を近くの建物にくっ付けてターザンロープの要領で距離を稼がせてもらった。
第4種目 反復横跳び
コレもなかなかうまい個性の使い方をする人がいてさっきのブドウみたいな人は頭のブドウ?を使ってかなり記録を稼いでいた。私はまぁ普通の回数できて良かったと思っている。
第5種目 ボール投げ
ここでは、麗日ちゃんが大活躍だった。記録無限を出したのである。その時は麗日ちゃんの事なのに嬉しくなって麗日ちゃんに抱き着きにいってしまった
「麗日ちゃん‼無限って‼スゴいよスゴい‼」
そう言って私は流れるようにべた褒めを始めたのだが次の順番は緑谷君だった。私はずっと見てたけどさっきから大記録と言えるようなものがなくてとても心配である。その気持ちは麗日ちゃんも同じみたいで心配そうにかれを見てる。そこで飯田君が口を開いた
「緑谷君はこのままだと不味いぞ...?」
すると爆豪君が信じられない一言を放った
「ったりめーだ無個性の雑魚だぞ‼」
うーむ、この口の悪さやっぱり私は君の事が苦手だよ爆豪君。すると今度は飯田君が信じられないと言う感じでこう言った
「無個性⁉彼が入試時に何をしたのか知らんのか⁉」
ふむ、確かにこの学校にヒーロー科で入ってきてるのに無個性はあり得ないんじゃないかと思ったが爆豪君と緑谷君は幼なじみらしく嘘は感じられなかった。と考えていると問題の緑谷君が1投目を投げていた結果は
「46m」
と冷たい相澤先生の声が響く緑谷は、非常に動揺している様に見えるまるで個性を使おうとしたのに使えなかったみたいに。そして相澤先生が緑谷君に何か言ったが私には緑谷君の声しか聞き取れなかった。でも彼はかなり重要な事を言ってくれた
「消した...‼あのゴーグル...そうか...貴方の名前は抹消ヒーローイレイザー・ヘッド‼」
イレイザー・ヘッド?私はわからないが周りの反応を見るにどうやらこのクラスにも知ってる人は少ないみたいだ。それよりも私は緑谷君が心配である。
「指導を受けていたようだが」
と飯田君の反応に対し爆豪君ときたら
「除籍宣告だろ」
と冗談でもないことを言う。やっぱり嫌いだ君‼とやっていると緑谷君の2投目が始まろうとしていた。私はもう不安で一杯ですよ緑谷君。...心配は杞憂だったみたいだ‼だって緑谷君の2回目の記録は705.3m‼かなりのぶっちぎりな数字が出ていた。でもよく見てみると緑谷君の人差し指だけかなり腫れ上がっている個人的にはこっちの方が心配だよ緑谷君使うたびに体が壊れるような個性なのかな~と心配しつつ麗日ちゃんや飯田君と話す
「やっとヒーローらしい記録出したよ~」
飯田君も緑谷君の指に気付いたらしく
「指が腫れ上がっているぞ、入試の件と良い..おかしな個性だ」
すると、何故かゾワッと言う悪寒を感じて横を見てみると爆豪君が手を爆発させながら緑谷君に突撃していた
「どーいうことだ‼こら‼ワケを言え デクてめぇ‼」
「危ない‼緑谷君‼」
そう言いながら私は手のひらから糸を思いっきり出して爆豪君を拘束する。
「放しやがれ‼このクソ蜘蛛女‼」
と言いながら私の糸を爆破で燃やして脱出しようとしている。怖くて糸を掴む手が震えるでも私の糸はそんなことじゃ絶対にほどけない。
「無駄だよ‼爆豪君‼私の糸は熱や衝撃にはかなりの耐性があるの‼だから貴方の個性じゃ私の糸は外せない‼」
そして無事かどうか緑谷君を見ると相澤先生が着けていたマフラーに手をかけていた。どうやらあれは相澤先生の武器らしい。すると相澤先生はめんどくさそうに
「時間がもったいない、次準備しろ」
と言って次の人を促している。緑谷君が麗日ちゃん達の所まで言ったのを確認して私は爆豪に拘束を解いた
「いい?爆豪君。次危ない事したらもっとグルグル巻きにして放置だからね」
と念を入れておいた。それでも彼は緑谷君を睨み付けていたがすぐに襲いかかるようなことは無かったから安心して緑谷君や麗日ちゃんの居る場所に戻った。そのまま全種目を終えて結果発表の時間になった。この中で除籍になる人が居ると思うととても不安になる。
「トータルは単純に各種目の評点を合計した数だ、口頭で説明するのは時間の無駄なので一括開示する。」
すると相澤先生が持っていた端末から結果を表したランキングが投影される。私は中の上位他の仲良くなったメンバー特に緑谷君の順位を探そうとすると相澤先生がランキングを消して衝撃の事実を口にした
「ちなみに除籍はウソな」
「「⁉」」
「君らの最大限を引き出す、合理的虚偽」
「「はーーーー⁉」」
私は驚きとクラスメイトが減らない安心感でホッと息を吐くと発育の暴力的な人が
「あんなのウソに決まってるじゃない...少し考えればわかりますわ...」
そして相澤先生は私たちに背を向けながら
「そゆこと これにて終わりだ。教室にカリキュラム等の書類があるから目ぇ通しとけ。それと緑谷リカバリーガールのとこ行って治してもらえ。明日からもっと過酷な試練の目白押しだ。それにお前もだ影崎、念のために相談室に行っておけ、そこにミッドナイトを呼んでおく。ある程度のカウンセリングも出来るだろう」
相澤先生にはバレバレだったみたいだね、爆豪君を拘束したときや爆豪君が死ねと言ったときのからだの震えが見られてたわけか。
「今は、大丈夫です相澤先生。でも念のために放課後に伺っておきますね。」
「あぁ、わかった。ミッドナイトにもそう伝えておく」
そして放課後にミッドナイト先生とお話しして帰ろうと思ったら、校門前に緑谷君と麗日ちゃんと飯田君を見つけたので、そのまま絡みに行った。
「ヤッホー‼そこの3人組~私もま~ぜ~て~」
と言いながら麗日ちゃんに飛び付く
「あっ、影崎ちゃんも大丈夫だった?怪我はしてないみたいだけど。相談室って何かあったの?」
「うん‼大丈夫‼先生にちょっとお話聞いてもらっただけだから。」
他愛もない、話をしながら友達と歩いて帰る。たったそれだけの平凡だけど、とっても大好きになる時間だった。
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戦闘訓練 チーム分け
普通だ...私は失礼ながらそんなことを考えていた。午前中は普通の必修科目の授業。一番驚いたのはプレゼントマイク先生でテンションは高いがかなり普通に英語を教えてくれるのだ。個人的にはテンションが高いので眠くならないし、結構分かりやすいので好きな授業にランクインしている。そしてお昼は大食堂でランチラッシュの一流の料理を格安で堪能できる。『白米に落ち着くよね最終的に‼』とはランチラッシュ本人の弁、個人的には白米大好きなのでそれに合うおかずさえあれば、十分である、ランチラッシュ先生?とは気が合いそうだ。そして午後の授業、ついに来たヒーロー科らしい科目ヒーロー基礎学‼内心何をするんだろうと、カリキュラムを見ていた時から気になっていた授業で周りの皆も気になっている様子だった。
「わーたーしーがー‼」
「来っ」
「普通にドアから来た‼」
かなり濃い顔がドアからニュッっと出てくる。そうあの人気ナンバー1ヒーローオールマイトのご機嫌の登場である。カッコいい‼他のクラスメイトも
「オールマイトだ...‼すげえや本当に先生やってるんだな‼」
「
「画風違いすぎて鳥肌が...」
かく言う私もかなり興奮しているが、一番好きなヒーローではないため周りに比べたら落ち着いている方であるどうやらオールマイトがヒーロー基礎学の担当らしい。
確かに彼が適任だろうなぁと考えていると、オールマイトが授業内容の説明に入っていた
「ヒーロー基礎学!ヒーローの素地をつくる為さまざまな訓練を行う科目だ‼単位数も最も多いぞ」
何か最後小声じゃなかった?まぁ良いか
「早速だが今日はコレ‼戦闘訓練‼」
と言いながらバトルと英語で書かれたボードを私達に見せる。
「戦闘....訓練...!」
うわ~爆豪君かなり燃えちゃってるよ怖いなぁ。彼と訓練で出くわさないようにしたいなぁ。それに私は荒事は苦手なんだけどなぁと考えていると
「そしてそいつに伴って、...こちら‼」
そうすると、教室の壁が動き出して一定間隔で飛び出てくる。何事ですか⁉何ですかコレ?と思っているとオールマイト先生が答えを発表してくれる
「入学前に送ってもらった個性届けと要望にそってあつらえた...戦闘服‼」
すると、クラス全体からおおお‼と歓声が上がるそりゃそうだよね~だって戦闘服ですよ。みんな楽しみに決まってるよね、私もワクワクしてるよ~
「着替えたら順次グラウンドβに集まるんだ‼」
「はーい‼」
そして着替え終わった私達に向かってオールマイトは声をかけてくれる
「格好から入るってのも大切な事だぜ少年少女‼自覚するのだ‼‼今日から自分は...ヒーローなんだと‼」
その言葉で、私の中のなにかがキュッと絞まった感じがする。
「さあ‼始めようか有精卵共‼」
私は、周りの特に女子のコスチュームを改めてじっくり見てみる。すると、後ろから遅れてきたのか緑谷君が小走りでこっちに向かってきた。すると麗日ちゃんと一緒に緑谷君に話しかけにいく。
「デクくん⁉カッコいいね‼地に足ついた感じ!」
「そうだね‼緑谷君は緑のウサギさんみたいでカッコいいね」
「麗日さ影崎さ...うおお...‼」
緑谷君その反応は分かりやすすぎるよ、まぁその反応は分からないこともないよ。だって麗日ちゃん今はすごいセクシーだからね。まぁ私も大概だけど。それにしても緑谷君は純情だなぁ
「要望ちゃんと書けばよかったよ...パツパツスーツんなったはずかしい...」
あぁ~照れてる麗日ちゃん最高に可愛いよ‼
「私は結構要望通りだけどね、似合ってる?緑谷君に麗日ちゃん」
と言って私は二人にスーツを見せる。私のスーツはピッタリとした黒いタイツ状のスーツでかなりボディラインが出てしまっている。
「うっうん、似合ってるよ影崎さん‼」
「うんうん、似合ってるよ影崎ちゃん」
すると、ブドウみたいな頭をした男子がおもむろに緑谷君に近づいて
「ヒーロー科最高」
と言って歩いていってしまった。ふむ彼は女性の敵の可能性がある。あとでしっかりとお話ししよう。すると全身フルプレートの騎士みたいな人がオールマイト先生に質問を投げ掛けた
「先生!ここは入試の演習場ですがまた市街地演習を行うのでしょうか⁉」
えっあれ飯田君なの⁉メッチャカッコいいコスチュームだね
「いいや!もう二歩先に踏み込む!屋内での対人訓練さ‼
ふむ、確かに私が犯罪者でも屋外より屋内の方がやりやすいもんな
「監禁・軟禁・裏商売...このヒーロー飽和社会、ゲフン真に賢しい
「基礎訓練もなしに?」
とカエルみたいな女の子が私も思っていた質問をしてくれる。
「その基礎を知るための実践さ!ただし今度はブッ壊せばオッケーなロボじゃないのがミソだ」
先生の話が一区切りついたあとに、皆が思い思いの質問を先生にし始める
「勝敗のシステムはどうなります?」
「ブッ飛ばしてもいいんスか」
「また相澤先生みたいな除籍とかあるんですか......?」
「分かれるとはどのような分かれ方をすればよろしいですか」
「このマントヤバくない?」
「んんん~聖徳太子ィィ‼」
あぁ~皆が一気に質問するから先生困ってるじゃん。って言うか最後の奴質問授業と関係ないでしょ⁉すると先生が続きを話してくれる。
「いいかい⁉状況設定は
設定がメッチャアメリカンだぁ⁉
「ヒーローは制限時間内に
「適当なのですか⁉それと、クラスは21人なので一人余るのですが?」
そう言えば、そうだ‼誰か一人余っちゃうじゃん。う~ん余りたくないなぁ~なんて考えてると緑谷君が飯田君に先生のフォローをしている。
「プロは他事務所のヒーローと急造チームアップすることも多いしそういう事じゃないかな...」
「そうか...!先を見据えた計らい...失礼致しました!」
あぁ~そういうことなのか~
「いいよ‼早くやろ‼」
結構子供っぽいこと言うなぁ先生。まぁ時間も押してるだろうしね。そして皆順番にくじを引いていく順調にペアが出来ていくなか、一人だけ最後まで残った人がいた。誰かって?私だよ‼ちくしょうさっきのはフラグだったぁ~
「...先生余りました...。」
「そうか、だったらもう一回くじを引いて出たチームと組んでくれ」
「わかりました。先生‼」
爆豪は嫌、爆豪は嫌、爆豪は嫌‼と念じながら出てきたのはIのボール。さーて誰がチームかな~。チームメンバーは尻尾の生えた男の子と透明な女の子だった‼よかった爆豪君じゃない。ではチームメンバーに自己紹介といこう
「2回目のくじ引きの結果このチームになりました。影崎蜘蛛です。よろしくね個性は名前の通り蜘蛛さ、でも普通の蜘蛛とはひと味もふた味も違うけどね」
「俺は尾白猿夫よろしくな、個性は見ての通り尻尾だ」
「私は葉隠透、よろしくね。私も見ての通り個性は透明‼」
あぁ、よかった皆優しそうないいチームだ。と一安心していると先生が初戦の組み合わせを決めるところだった。
「続いて最初の対戦相手はこいつらだ‼」
感想、誤字訂正などバシバシ送ってください‼それではまた続きを書き終わった頃に
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戦闘訓練 緑谷君VS爆豪君
「最初の対戦相手はこいつらだ‼」
おっドコとドコだ?初戦は当たりたくないなぁ
「Aコンビがヒーロー‼Dコンビが
緑谷君と爆豪君か~因縁の対決ってヤツかな?戦闘能力だけを見ると緑谷君と麗日ちゃんのチームが不利だけど、緑谷君はそれをひっくり返せるモノを持ってるしなぁ。この勝負わからないぞう。
「
そのまま私達はオールマイト先生と一緒に訓練会場のビルの地下にあるモニタールームに移動していく。そこにはビルのなかと訓練中の皆を写しているモニターが広がっていた。
「さぁ君たちも考えてみるんだぞ!」
そう言われたので、私もモニターに集中する。今はちょうど潜入して一階を探索してるタイミングだった。すると狭い通路から爆豪君がかなりの勢いで飛び出してきた。
「いきなり奇襲‼」
とブドウ君、もといさっき名前を思い出した峰田君がそのままの感想を口にする、勢いよく拳を振りかぶって爆豪君が緑谷君を殴ろうとするも緑谷君はギリギリで回避に成功している
「爆豪ズッケぇ‼奇襲なんて男らしくねえ‼」
「緑くんよく避けれたな‼」
「奇襲も戦略!彼らは今実戦の最中なんだぜ!」
まぁ、奇襲は戦略としては、当たり前だけど今のはかなり私怨が入ってたと思うよ...そんな事を考えながらモニターを見ていると動きがあった。緑谷君が爆豪君の腕を取って彼を投げたのである。
「へぇ、いい動きするじゃん。あの動きは一朝一夕で出来るような動きじゃないね」
と思わず口から言葉が出る。何かありそうだとは思っていたけどまさかここまでとは思わなかった。モニターを見ると爆豪君と飯田君が首もとを抑えて何か話している。
「アイツなに話てんだ?定点カメラで音声ないとわかんねえな」
「小型無線でコンビと話しているのさ!持ち物は+建物の見取り図、そしてこの確保テープ!コレを完全に巻き付けた時点で捕らえた証明となる‼」
「制限時間は15分間で核の場所はヒーローに知らされないんですよね?」
「YES!」
「ヒーロー側が圧倒的不利ですよねコレ」
「相澤君にも言われたろ?アレだよせーの!Plus ultra 」
「あ ムッシュ爆豪が」
先生の発言をスルーしてモニターの話を始めたマント君、あわわわ先生がなんとも言えない顔になってるよ。アッチにも動きがあったみたいでどうやら緑谷君と麗日ちゃんは別行動で核を目指すみたいですね。すると爆豪君が緑谷君に蹴りを放つがコレもガードされる、しかもよく見たら確保テープを足に巻き付けようとしている。コレもなかなかいい動きだね。カッコいいぞ緑谷君。するとモニタールームでも緑谷君を称賛する声が上がり始める。
「すげえなあいつ‼個性を使わずに渡り合ってるぞ、入試2位と」
おっと、緑谷君は逃げの一手にでたね。悪い戦略でもないし彼はかなり考えて動くタイプみたいだね。でもそれだと...思った通りだ爆豪君はぶちギレてるね。本当にヒーローになるきあるのかな?アイツ
「なんかすっげーイラついてるコワッ」
ほら~爆豪君、クラスメイトからも言われてるぞう。おっと麗日ちゃんにも動きがあるね。どうやら核の隠し場所にたどり着いたみたいだ、動かないって事は緑谷君と合流狙いかな?あっ麗日ちゃん吹き出しちゃった‼一体何があったの?しかも気づかれてるし、状況はかなり悪いなぁ。おっと緑谷君にも動きあり、爆豪君に見つかっちゃったみたいだね、でも微妙に距離がある場所に立ってるね、すると腕を緑谷君に向ける。コレは何かあるなと思ったら凄まじい爆発音が上の方から鳴って、地下のモニタールームもユ揺れる。このレベルの爆発はヤバいなぁ。他の皆からも同様の声が上がっている。
「授業だぞコレ‼」
「緑谷少年‼」
コレもヤバいけどその隙に上でも動きがあるね、麗日ちゃんが核に突っ込んだ‼でも飯田君が目の前に立ちふさがる、すると麗日ちゃんがフワリと浮いた
「まさか、自分まで浮かせきれるのかぁ」
コレは勝ったかな?でも甘くはいかないみたいだね、飯田君がエンジンで加速して核を移動させてしまった。下の戦闘も激しくなってるしヒーローチームが厳しいかな?
「先生、止めた方がいいって!爆豪あいつ相当クレイジーだぜ‼殺しちまうぜ‼」
「いや...」
あのツンツン赤髪の男子、人の心配できるいい人なんだ、見た目と違って。それに私も彼の意見に賛成だねコレは訓練の域を越えてるんじゃないかなって思うし。
「爆豪少年、次ソレ撃ったら強制終了で君らの負けとする。屋内戦において大規模な攻撃は守るべき牙城の損壊を招く!ヒーローとしてはもちろん
あっ爆豪君は先生に注意されたから殴り合いにでたね、おっと⁉今スッゴい変態軌道で緑谷君に一発いれた。爆破で目眩ましして続きながらの爆破で位地調整と攻撃、戦闘に関しては化け物だね彼は。まぁ私が化け物とか言える口じゃないんだけどね...
「目眩ましを兼ねた爆破で軌道変更そして即座にもう一回...考えるタイプには見えねえが意外と繊細だな」
半分氷君が解説を入れる、最後の言葉にはマジで同意だね。
「慣性を殺しつつ有効打を加えるには左右の爆発力を微調整しなきゃなりませんしね」
「才能マンだ才能マン、ヤダヤダ...」
そこから、爆豪君のラッシュで緑谷君はかなりのダメージを負ってしまった、見てらんないなぁ。
「リンチだよコレ!テープを巻き付ければ捕らえたことになるのに!」
「ヒーローの所業に非ず...」
「緑谷もすげえって思ったけどよ...戦闘能力において爆豪は間違いなくセンスの塊だぜ」
うん、爆豪君は戦闘に関してはセンスの塊だと思うね
「逃げてる!」
おや、コレ緑谷くんが急に逃げ始めたね、緑谷君の動きに違和感を感じるし多分何か作戦があるんだろう
「男のすることじゃねぇけど仕方ないぜ、しかし変だよな...
爆豪の方が余裕なくね?」
二人がお互いに攻撃にうつる
「先生‼ヤバそうだってコレ!先生!」
「双方...中止.....」
えっちょマジか緑谷君のパンチ、ビル貫通したよ⁉あっしかも麗日ちゃんが瓦礫を飯田君に当てて隙をついて核にタッチ‼って事は...
「ヒーロー...ヒーローチーム...WIIIIN‼」
「負けた方がほぼ無傷で、勝った方が倒れてら...」
「勝負に負けて試合に勝ったというところか」
「訓練だけど」
その後緑谷君は保健室に運ばれて緑谷君以外のメンバーがモニタールームに集合していた。講評タイムである
「まぁつっても...今戦のベストは飯田少年だけどな‼」
「なな⁉」
本人が驚いてるよ、まぁ減点されるような動きもなくていい動きできてたのは飯田君だから異論はないけどね
「勝ったお茶子ちゃんか緑谷ちゃんじゃないの?」
「何故だろうな~~~?わかる人‼」
「ハイ、オールマイト先生。それは飯田さんが一番状況設定に順応していたから。爆豪さんの行動は戦闘をみた限り私怨丸出しの独断、そして先程先生の仰っていた通り屋内での大規模攻撃は愚策、緑谷さんも同様の理由ですね。麗日さんは中盤の気の緩み、そして最後の攻撃が乱暴すぎたこと、ハリボテを核として扱っていたらあんな危険な行為出来ませんわ。相手への対策をこなしかつ、核の争奪をきちんと想定していたからこそ飯田さんは最後対応に遅れた。ヒーローチームの勝ちは訓練だという甘えから生じた反則のようなものですわ」
むむむ、八百万ちゃんチョット言い過ぎではないかな?でもまぁ言ってることは全部正しいしね、あっなんか飯田君メチャメチャ感動してる。
「ま...まあ飯田少年も固すぎる節があったりするわけだが...まあ正解だよ、くう...!」
先生⁉滅茶苦茶声が震えてますよ⁉
「つねに下学上達!一意専心に励まねばトップヒーローになどなれませんので!」
おおお、カッコいいこというなぁ。
さてさて場所を移して2回戦目、ドコとドコだぁ?
「ヒーローチームB、
私達かい、しかも相手は滅茶苦茶強そうだな。さっきの解説から半分氷君が強いのはわかるし一緒にいる腕がいっぱいある人も中々に強そうだな。油断大敵だね‼楽しみだぁ‼
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戦闘訓練 私達VS轟くん‼and放課後
マジか~、敵さんメッチャ強そうだな。
「尾白くん私ちょっと本気出すわ手袋もブーツも脱ぐわ」
「うん」
あぁ~、尾白くんがなんとも複雑な表情をしてるね。一声かけてあげよう
「尾白くん、彼女はもう手遅れだからあまり気にしない方がいいよ」
と尾白君の肩に手をおき、首を横に振る
「ちょっと、蜘蛛ちゃん‼手遅れってどういうことよ⁉」
「ほら~葉隠ちゃんは見えないからってなんのためらいもなく脱ぐから、普通の男子には刺激的過ぎるのよ。それに今回は手袋もブーツもつけていた方がいいと思うよ、轟くんだっけ?半分氷君がドコまで凍らせきれるかわからないからね、最悪ビルごと凍らせてくるよ」
「影崎さんと葉隠さん、なにか良い案はない?」
「ふふふ...尾白君、私ことこの影崎蜘蛛にお任せくださいな‼私に良い考えがある。コショコショ」
「了解した‼」
「まっかせて‼蜘蛛ちゃん‼」
ふふふ、じゃあ早速相手チームに一泡吹かせてやりますか‼
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
と言うわけで、私は核の保管場所で屋上の2階下の4階に居るわけですよ。
「じゃあ早速で悪いけどお二人さん出来るだけ私にくっついてくれるかな?尾白くんには悪いけどね」
そして二人が出来るだけ近づいた所で私は両手から糸を出して私たち三人がスッポリ入る位の
「やっぱり、こう来たか~」
と言いながら中から
「じゃあ、作戦通りによろしくね‼尾白くん、葉隠ちゃん」
と言いながら、私は蜘蛛の巣を作り上げるために下の階へ行く。そして2階と3階を完全に蜘蛛の巣に仕上げて今か今かとヒーローチームの到着をまつ。コツコツと地面を歩くおとが聞こえてきた。そろそろだね。と考えながら私はドアの真上の天井にくっついて待機中なのだ。
「なんだこりゃ」
まぁ、その反応は正解だよ、だって階層が蜘蛛の巣に覆われてるんだもんね。そして二人ともドアをくぐった所で私は腕?から耳を生やしている人の真後ろに着地して蹴りを放つ
「何⁉」
おっと、かわされちゃった。なかなか動くね
「今のを避けますかぁ、ようこそ私の階層へ。門番を承りました影崎蜘蛛でございます。核の保管場所まで行きたかったらまず私を突破してくださいね」
おおう、凄い眼光。意地でも勝つって言う信念が見えるねぇ
「障子、お前は先に行け」
「ソレを許すと思ってるの‼」
と片手で糸を出して障子くんを拘束しようとするも、轟くんに凍らされちゃった。ここは無線で取り敢えず連絡だね
「敵チーム来たよ‼轟くんは抑えきれそうだけど障子くんまでは厳しいかも‼返事はいらないよ‼」
う~ん、糸での拘束は無理そうだね。接近戦で何とかしなきゃね
「意地でも、君をここから逃がす気はないよ。轟くん」
「俺は、こんなところで止まるわけにはいけないんだ」
「あらあら、私には興味なしですか。傷つくね‼」
そのまま、轟君の懐に潜り込んで手でアゴを狙うフェイントを入れてから胴体に蹴りを入れて、いったん距離をとる
「どう?轟くん私に興味、出てきた?」
「お前は体力テストの時あんまり目立ってなかったからな。」
「まぁ、そうだね‼私の個性は対人戦に特化してるっていっても過言じゃないし‼」
と言ってもう一度距離を詰めて、個性で出した糸で轟君を強制的にこっちに引き寄せる。もちろん凍らされて糸は砕けるけど、ソレぐらいの隙があれば十分‼私は、轟くんの首筋に牙を立てる。すると轟くんは膝から崩れ落ちるようにして倒れそうになるので、支えて壁にもたれさせる
「轟くん、イキナリあんなことしてゴメンね?私の個性は蜘蛛、で私はねいくつか種類の違う毒を持ってるの。まぁ私が解毒剤も持ってるから心配しないでね?」
と言って轟くんに確保テープを巻き付けながら、牙に付いた血を舐めとる
「尾白くんに葉隠ちゃん、轟くん確保したよ。今から障子くんを探しに行くね」
そのまま、私が上の階に上がっていくと4階に上がる階段に障子くんを発見したので奇襲しようとして後ろから接近するとそのまま腕で捕まれて4階に投げ込まれる。
「イッタ~い‼チョット~女子を投げ飛ばす何て酷くな~い」
「お前が居るって事は轟を突破してきたんだろ」
「反論できないわ~」
と言って、両手を障子くんに向けていつでも糸を出せるようにしながら話しかけていく、尾白くんも何時でも戦闘できるように身構えている。すると障子くんの足に確保テープが巻き付けられる。
「葉隠ちゃん‼ナイス‼」
「
「ゴメンね、障子くん。こんな味気ない真似して」
「いや、大丈夫だ。コレも作戦だろう」
「俺、出番無かったな...」
「尾白くんゴメンね‼個人的には私がやられたときの最終防衛ラインだったの、じゃあ私は轟くんに解毒剤飲ませてくるから」
と言って、2階に置いてきた轟くんの元へ向かうと解毒剤を口に含ませる
「大丈夫?轟くん体にしびれ残ってない?」
「ああ、大丈夫だ。お前凄いんだな。ビルの氷溶かすか」
「おおお、熱‼って火も使えるんだね」
そんな事を話ながら私は蜘蛛の巣を解体していく、ある程度強度も落としてあるので糸を切って、糸を回収していく
「じゃあ、皆帰ってきたところで講評の時間だ‼さーて今回のMVPはだーれだ‼」
「影崎さんと轟さんだと思いますわ。ビルごと凍らせて相手の戦力を下げるという作戦は見事なものでした、影崎さんはソレを予想して対策し、また戦闘技術も高く様々な状況に対応できていたからです」
「ソレを言ったら葉隠ちゃんや尾白くん、それに障子くんも個性を理解して良い立ち回りをしてたと思うよ?まぁでも褒めてくれてありがとね」
ってな感じで私の戦闘訓練は終了‼轟くんがぶどうくんに捕まって居るけど気にしないでおこう。そのまま皆が個性のある激戦を繰り広げて演習場から出た。
「お疲れさん‼緑谷少年以外は大きな怪我もなし!しかし
「相澤先生の後でこんな真っ当な授業...何か拍子抜けというか...」
「真っ当な授業もまた私たちの自由さ!それじゃあ私は緑谷少年に講評を聞かせねば!着替えて教室にお戻り‼」
「?、急いでるなオールマイト...かっけえ」
ーーーー放課後ーーーーー
今日の訓練の反省会をやるって言うので皆と教室でおしゃべりしながら、皆で緑谷君を待って状態だ。すると教室のドアがガラガラ~っと開いて緑谷君が入ってきた
「おお緑谷来た‼おつかれ‼いや何喋ってるかわかんなかったけどアツかったぜ、おめー‼」
「へっ⁉」
「よく避けたよー」
「一戦目であんなのやられたから俺らも力入っちまったぜ」
ヒュー‼緑谷君大人気だぜ?羨ましいねぇ
「俺ぁ切島鋭児郎、今皆で訓練の反省介してたんだ!」
赤髪くんの名前はじめて聞いたぜ...良い名前してんじゃん。
「私、芦戸三奈!よく避けたよー!」
「蛙吹梅雨よ梅雨ちゃんと呼んで」
「おれ!砂藤」
わたしの近くには、緑谷君を囲む輪に混ざらない人たちが居る
「騒々しい...」
「まぁこう言うのも良いじゃんか常闇くん」
常闇くんはこう言う雰囲気が嫌いなのかな?私は騒々しいのも好きだけど
「麗日、今度飯いかね?何好きなん?」
「おもち...」
「チョット~上鳴くんナンパ?私も混ぜろ~」
「念のために聞くけど、どっち側だよ~する側?される側?」
「する側で混ぜて貰うぜ、上鳴くん」
「する側かよ‼」
ふふふ、私はバイセクシャルなのだ、男も女も好きだと思ったら関係なしだね‼それになんか面白そうだし混ぜてもらおうかな
「机は腰掛けじゃないぞ今すぐやめよう‼」
「おや?飯田君言い方が柔らかくなったね?」
「む、そうだろうか?」
「そうだよ~でも私は今の方が良いと思うよ~?」
まぁ、前までは威圧感がチョット強かったからね今ぐらいがちょうど良いんじゃないかな?
「あれ⁉デクくん怪我!治してもらえなかったの⁉」
ほんとだ、緑谷君まだ腕を治ってないね
「あ、いやこれは僕の体力的なあれで...麗日さん...それより」
すると、緑谷君は教室から出ていってしまった
「おい‼緑谷どこ行くんだよ⁉」
「まぁまぁ、今はほおっておきな切島くん。彼の男の友情ってやつさ。あれを止めるのはいささかやぼだろう?」
その後、皆で反省会しながらおしゃべりして、参加してたメンバーとは仲良くなった気がする。今日も楽しかったなぁ
感想や評価、誤字訂正などバシバシ送ってください‼
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役員決めは難しい
ヤッホー、影崎ちゃんですよ~。今ね~駅前でたまたま会った耳郎ちゃんと登校途中なのです‼しかも明日から一緒に登校するって言う約束も出来て嬉しい限りですな。
「ん?なんだろ?あれ」
「どうしたの?耳郎ちゃん?ってうえぇぇ」
なぜか、学校の前に人だかりができている。マイクやカメラを持ってるところを見るにマスコミかな?私と耳郎ちゃんの至福の登校時間を邪魔した罪は重いぞ~。まぁインタビューには答えてあげるけどね、無視するのもかわいそうだし
「オールマイトについてどう思いますか?」
「オールマイト先生はとても良い先生ですよ?授業もとても面白いのでとても楽しいです。それでは失礼します」
「おつかれ、影崎。」
「ありがと~耳郎ちゃん、でもちかれたよ。プロの人たちは毎回こんなの相手にしてるんだね凄いやぁ」
そんな感じで駄弁りながら、教室に入ると何名か疲れている様子のクラスメイトが数名いる。どうやら皆もインタビューに巻き込まれたみたいだ。
「いや~ヤバかったな~インタビュー」
疲れた様子で上鳴くんが話しかけてくる、彼もインタビューに巻き込まれたか
「マジで疲れたよ~、そうだ上鳴くん?ガム食べる?」
「なに味~?」
「ミント」
「じゃあ貰うわ~」
上鳴くんにガムを渡してそのまま耳郎ちゃんと朝のホームルームが始まるまで話していた。
「昨日の戦闘訓練お疲れ、Vと成績見させてもらった。爆豪おまえもうガキみてえなことするな、能力あるんだから。で緑谷はまた腕ブッ壊して一件落着か個性の制御いつまでも出来ないから仕方ないじゃ通させねえぞ。俺は同じことを言うのが嫌いだ、それさえクリアすればやれることは多い焦れよ緑谷」
「っはい!」
「さて、ホームルームの本題だ...急で悪いが今日は君らに...」
相澤先生の口が止まった⁉いったい何が始まるんです?
「学級役員を決めて貰う」
「学校っぽいの来たー‼」
学級役員か~めんどいから今はやらないかな~。って言うか皆さんやる気マンマンだね、緑谷君も手上げてるし
「静粛にしたまえ‼多を牽引する責任重大な仕事だぞ...!やりたい者がやれるモノではないだろう‼周囲からの信頼あってこそ勤まる聖務...!民主主義に則り真のリーダーを皆で決めるというのなら...これは投票で決めるべき議案‼」
「飯田君かっこいいぞ~、でもね飯田君...手がそびえったてるじゃん‼何故に発案しちゃったの⁉」
私は思ったことを口にした、本当に飯田君は真面目だな~
「日も浅いのに信頼もクソもないわ飯田ちゃん」
あっ蛙吹ちゃんかなりドストレートだね...
「そんなん皆自分に入れらぁ!」
切島くんソレを言っちゃうか
「だからこそ、ここで複数表を獲ったものこそが真にふさわしい人間ということにならないか⁉どうでしょうか先生!?」
「時間内に決めりゃ何でも良いよ」
あっ先生がまた芋虫になってる‼寝心地良いのかな?今度聞いてみよ、そのまま皆で投票の時間。私は入れる人は決まってるからね~
結果としては、緑谷君に3票八百万ちゃんに2票その他ほとんどの皆は1票と言う結果になった。因みに私は飯田君に入れたんだけど...飯田君が1票となるとさては彼別の人に票を入れたね?この真面目さんめ
「僕 三票ーーーー‼⁉」
「なんで...デクに...‼誰が...」
「まーおめぇに入るよかわかるけどな!」
なかなか言うじゃん瀬呂くん
「1票⁉いったい誰が⁉」
「なんだ飯田お前やりたがってたのに自分に入れなかったのか?」
「ああ、俺は他の人に入れたんだ...誰が入れてくれたのだろう」
ふふふ、それは私さ飯田君‼君はなんだかんだで優しいしいい人だからね、正直耳郎ちゃんに入れたかったけど
「じゃあ委員長 緑谷 副委員長 八百万だ」
その後、クラスには委員長と副委員長を認める言葉がとびかっていた。そしてなんやかんやでお昼の時間だ~‼今日は気分的に食堂にいこう‼
「ヤッホー‼そこの仲良しグループ‼一緒に良いかな?」
「もちろん、良いよ影崎さん‼」
「ありがとね、緑谷君」
緑谷君たちと合流して学食を食べる。因みに今日のメニューは和食セットである。お味噌汁が美味しい
「お米がうまい!」
「委員長無事に勤まるかな?」
「大丈夫さ緑谷くんのここぞと言うときの胆力や判断力は多を牽引するに値するだから君に投票したんだ。そして僕に投票してくれたのは君だろう?影崎くん?」
「およよ?いつの間にバレたのかな?」
「いや、投票が入ってない人に聞いて回ったんだよそして最後に残ったのが君だ。改めて僕に投票してくれてありがとう」
「いや、私がやりたいことをやっただけだよ?お礼を言われる筋合いもないよ」
「僕...‼」
「ちょっと、思ったけど飯田くんって坊っちゃん⁉」
「そう言われるのが嫌で一人称を変えていたんだが...」
どうやら、飯田君はヒーロー一家らしいしかもかなり有名なインゲニウムがお兄さんらしい、その事を話す飯田君はとても誇らしそうで思わず顔が綻んでしまった。
ウウーーーー‼
『セキュリティ3が突破されました生徒の皆さんはすみやかに屋外に避難してください』
「えっ何⁉何が起こってんの⁉」
どうやら、コレは校内に何者かが侵入してきたらしい、私も避難しないと‼でも出口が人で詰まってしまっている。コレは逆にあそこに行く方が危ない可能性がある、と自分でも何故かと疑うくらいに冷めた思考で考える。でも、皆パニックになってて緑谷君たちも人混みに呑まれてしまっている。どうやってこの状況を切り抜けようかと考えていると人混みから飯田君が浮き上がって出口の上に張り付きとても響く声で入ってきたのはマスコミで何も危険が無いと言うことを叫ぶ。するとパニックも収まり無事に教室まで戻ることが出来た。そのまま教室で他の役員を決めようとしたときに、緑谷君が飯田君を委員長に推薦したことで飯田君がクラス委員長になった。ちなみに、八百万ちゃんが緑谷君の横でちょっとだけ不服そうな表情をしていたのは、皆には内緒だ。
むむむ、自分で投稿して改めて他の話を見てると文の違和感と言うかなんかな~‼改訂しようかな~。感想欄に皆さんの意見を書いてくれると助かります‼他の感想や評価、お待ちしてます‼
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救助訓練と悪意とトラウマ
名前 影崎蜘蛛
見た目 白磁のような白い髪に似たような肌の色。水色の目をしている。スレンダーな体型で体に起伏が少ない本人はかなり気にしている
性格 基本的にはノリと勢いで行動してるけど、男性の悪意と大きい声や音が苦手
「おはよー、耳郎ちゃん」
「おはよう、影崎」
やっぱり、耳郎ちゃんは今日も可愛いなぁ
「そう言えば、耳郎ちゃんは何か楽器とかやってたりする?」
「えっ⁉うちが楽器やってるって何でわかったの?」
「う~ん、コスチュームもバンドガールっぽいし後は勘かな?」
「勘かよ⁉」
むむむ、耳郎ちゃんは私の勘を疑っているらしい。私の勘を結構当たるんだけどなぁ
「それで、耳郎ちゃんは何の楽器やってるの?」
「私はベースだけど、この感じだと影崎も何か楽器やってるでしょ」
「ベースも楽しいけど私はサックスやってるんだ」
「サックスかいいね~」
そして、私は朝から言いたかったことを耳郎ちゃんに伝えた
「ねぇ、耳郎ちゃんもし良ければ休みの日に一緒にお出掛けしない?」
「オッケー、大丈夫だよ。何曜日に行こうか」
ヤッター‼決心して言ったかいがあったよ。どんな洋服着けていこうかな?とびっきりお洒落しなきゃ‼
「土曜日でいい?耳郎ちゃん」
「オッケー、じゃあ土曜日の11時に駅前だね影崎」
「うん‼」
デートの約束をすることができて大満足で午前中の授業はいつの間にか終わってました。あれ?でもノートはちゃんと取ってるし...あれ?ヒーロー基礎学はちゃんとしないと相澤センセにコロコロされちゃうから意識をしっかり持たなきゃ...あっ先生来た。相澤先生は教壇の前に立つとオールマイトの時のように手にプレートを持っていたでも、書かれてる文字はバトルではなくレスキューと書かれていた
「災害水難なんでもござれの人命救助訓練だ。今回の戦闘服の着用は各々の自由だ、物によっては活動を制限する物もあるだろう。それと訓練場所はここから少しばかり離れているので移動はバスで行う、準備は急ぐように……」
コスチュームは自由か~私のスーツは色々耐性が付いてるし、視界や呼吸も邪魔しないし着けていこう‼皆が着替え終わってバスの前に集合すると、早速飯田君が仕切り始めた
「バスの席順でスムーズにいくよう番号順に2列で並ぼう」
言われたまま、並んでバスに乗り込むがバスのなかは両側に席がきっちり並ぶタイプではなく、一部が対面式になってるタイプのバスだった。
「こういうタイプだったくそう‼」
飯田君が項垂れてる...でもまぁ仕方ないかな~。今回は運がなかったね飯田君
「イミなかったな~」
ああああ‼芦戸さん言わないで⁉言わないであげて‼Oh...飯田君の纏う雰囲気がさらに暗くなってる...
「私思ったことを何でも言っちゃうの緑谷ちゃん」
「あ⁉ハイ⁉蛙吹さん‼」
「梅雨ちゃんと呼んで」
唐突にどうしたのかな?あs...梅雨ちゃんは
「あなたの個性オールマイトに似てる」
「そそそそそうかな⁉いやでも僕はそのえー」
緑谷君...声がガタガタだよ?そこまで不味い話でもないと思うんだけど
「待てよ梅雨ちゃんオールマイトはケガしねえぞ似て非なるアレだぜ。しかし増強型のシンプルな個性はいいな!ハデで出来ることが多い!俺の硬化は対人じゃ強えけどいかんせん地味なんだよなー」
「僕は十分すごくかっこいいと思うよ、プロにも十分通用する個性だよ」
確かに切島君の個性は対人戦だと結構対処できないんだよねぇ
「プロなー!しかしヒーローは人気商売みてえなとこあるぜ⁉」
「僕のネビルレーザーは派手だし強さもプロ並み」
「でもお腹壊しちゃうのはヨクナイね」
おおう、さっきから芦戸ちゃん結構グサグサいくね
「派手で強えと言ったらやっぱ轟と爆豪だな、でも強さで言ったら影崎もだな」
「まぁ、私の個性は派手じゃないしどちらかと言えば切島くんみたいな対人向けだからね」
「でも、爆豪ちゃんはキレてばっかだから人気でなそ」
「んだとコラ出すわ‼」
「ホラ」
「あはははは‼言えてるよ梅雨ちゃん‼」
「この付き合いの浅さで既にクソを下水で煮込んだような性格と認識されるってすげぇよ」
「ちょっちょっと待ってよ上鳴くんこれ以上笑わせないで...苦しい..苦しいから」
「てめぇ‼笑ってんじゃねぇぞ‼白髪女‼」
「もう着くぞいい加減にしとけよ...」
『ハイ‼』
皆のお喋りは不機嫌そうに言った相澤先生の一声で静かになった。まるで軍隊みたいだぁ。そして私たちは外から見てもかなり大きいとわかるドームのなかに入っていく。そこには圧倒的な光景が広がっていた。パッと見ただけで色々な場所があった
「スッゲー‼USJかよ⁉」
「水難事故、土砂災害、火事...etc. あらゆる災害を想定し僕がつくった演習場ですそのなも...ウソの災害や事故ルーム‼」
本当にUSJ...だと⁉
「スペースヒーロー13号だ!災害救助でめざましい活躍をしている紳士的なヒーロー!」
「わーー私好きなの13号!」
宇宙服...かっこいいなぁ
「えー、始める前にお小言を1つ2つ...3つ...4つ」
増えてる、先生お小言がどんどん増えてる⁉
「皆さんご存知だとは思いますが僕の個性はブラックホールどんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます」
「その個性でどんな災害からも人を救い上げるんですよね」
うわ⁉メッチャ首振ってる⁉コワッ‼麗日ちゃんコワッ‼しかも残像見える⁉
「ええ...しかし簡単に人を殺せる力です。皆のなかにもそう言う個性がいるでしょう。超人社会は個性の使用を資格制にし厳しく規制することで一見成り立っているように見えます。しかし一歩間違えれば容易に人を殺せるいきすぎた個性を個々が持っていることを忘れないでください。相澤さんの体力テストで自信の秘めている可能性を知りオールマイトの対人戦闘でそれを人に向ける危うさを体験したかと思います。この授業では...心機一転!人命の為に個性をどう活用するかを学んでいきましょう。君たちの力は人を傷つけるためにある力ではない助けるためにあるのだと心得て帰ってくださいな」
か...カッケー‼滅茶苦茶かっこいい
「以上!ご清聴ありがとうございました」
お話を終えた先生にたいして皆から様々な声がかけられる。そのときに私の背筋を冷たいものが上がってくる感覚に襲われる...二度と味わいたくなかったこの悪寒...まるであそこに居たときと似た雰囲気を靄の向こうから感じる
「いっ...嫌...来ないで...」
「どうした影崎...⁉一かたまりになって動くな‼13号‼生徒を守れ」
私をあの時の記憶が襲う...初めての純粋な悪意...そして殺意...私のトラウマを思い出させるものは、黒いモヤから現れた
「何だアリャ⁉また入試ん時みたいにもう始まってんぞパターン?」
「動くなあれは‼
「ヒュッ..ヒュッ..ハッ...ハッ...」
うまく呼吸ができなくなって、もう見えないはずの傷が痛み始める
「痛い...痛いです...ごめんなさい...ごめんなさい...」
「大丈夫ですの⁉影崎さん‼」
「ちょっと⁉影崎‼落ち着いて‼」
怖い...怖いよぉ...助けて...
感想や評価‼待ってます‼
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友達のために、そして隙間から覗く狂気
2019/2/3一部修正
いつのまにか、私はさっきまでとは別の場所に居るよく見たら耳郎ちゃんと上鳴くんと八百万さんもいる。でも状況は変わらない...だってここにも
「へっ‼ちっけぇガキを四人様ごあんなぁい」
「天下の雄英生だろうがまだガキだ人数で囲めば余裕でやれるぜ」
純粋な悪意が私の古傷、心の傷を抉る。相手はまだただ見ているだけ...それなのに私の心と体は諦めてしまう。ガクリとまるで糸の切れた人形みたいに私は地面に崩れ落ちてしまう
「あ...や..嫌...」
それをきっかけに、相手は一斉に襲いかかってくる
「影崎‼気をしっかりもって‼さっきからどうしたのよ⁉」
「ここで、へたりこむ方がヤバイって影崎‼っべー‼今三途見えたって‼」
「お二人の言う通りですわ‼影崎さん‼どんな事情かはわからないですが、とにかく安全な場所までいかないと‼」
3人が私を守るように動いてくれる。あぁ情けない...情けないでも、体が心が動いてくれない。怖いの...人を傷つけるのが、人から嫌われるのが。皆から嫌われるくらいならいっそ
「畜生‼ここから動けねぇ‼影崎どうしちまったんだよ⁉なんなんだよコイツらは‼どうなってんだよ‼」
「そういうの後にしよ」
「今はこの数をどう切り抜けるかですわ」
「みっ皆...私の事はもういいから、皆だけでも...」
「出来るわけないでしょ⁉友達を見捨てる事何て‼それに一緒に遊びに行くって約束したでしょ‼影崎‼」
「隙だらけだぜぇ‼」
「しまっ⁉」
「⁉くそっ⁉何だよ‼この糸はぁ⁉」
「友達は傷つけさせないよ」
糸でナイフを取り上げて、そこからタックルで耳郎ちゃんから遠ざける。
「影崎‼大丈夫なの⁉」
「おい‼影崎‼大丈夫かよ⁉」
「かっ影崎さん⁉大丈夫ですの⁉」
「ううん、全然ダメ滅茶苦茶怖いよ。でもね私はこんな奴らよりも友達が私のせいで死んじゃうのが嫌なの...だからコイツらは私が相手する」
そう言って、私は3人を繭で守るようにして包む。最後の方は声が震えて、か細くて頼りないけどここで引いちゃいけない
「なっ何を言って⁉」
その言葉は繭に遮られて最後まで聞こえなかった。でもこれでいいんだ。だってあっちからはどうやっても私の事は見えないから。
「ずいぶんと舐めてくれるじゃねぇか‼さっきまで震えてたガキがよぉ‼」
「うるさいよ、クズ」
「んだと⁉このクソガキがぁ‼」
おまけに相手を煽っておく。かなり怖かったがこれが正解だったと思う。だってこれで奴らの視線は私に集中するはずだから。
「やっと本気で戦えるね。本当はやりたくないんだけど...」
そう言うと同時に体に力を込める。すると同時に背中から1対の新しい腕が生えてきた
「コイツなんの個性だ⁉」
まだまだ私の変化は続く、ピキピキと言う音と共に四肢...いや今は六肢か...が変形していく。後から生えてきた腕と足だった部分は一般的な蜘蛛の足のように、そして元から生えていた腕の部分は見ただけでかなりの鋭さと切れ味を持っているとわかる鎌状に変化していく、そして変化は終わらずそのまま体まで到達し、体は白く美しいのだが1部に毒々しい模様を持った甲殻に覆われた
「かかってきなよ、三下さん?私は友達を傷つけられて怒ってるから」
と挑発しながら私は一番近くにいた
「後ろがお留守だぜ‼」
と言いながら
「畜生‼あのガキ何処にいきやがった‼」
「あの化け物どこに隠れた‼」
私は地中に大きめの空洞を作りながら、
「私は化け物じゃない...私は人だ...私は人間だ...だから私はそれを証明する...私は人なんだから...悪いものは除かなきゃいけない...証明しなきゃ」
そう呟いて私は
「終わったよ、耳郎ちゃん上鳴くん八百万ちゃん」
「影崎さんが無事で良かったですわ。ところで
「秘密です」
「ちょっと、影崎怖いこと言わないでよ」
まぁ、彼らは今ごろ土の中ですもがいてますよ
「私は、入り口に戻ってあそこに残った人の救援に向かうけど3人はどうする?」
「私たちはここに残りますわ。変な動きをして迷うのもあれですし」
「じゃあ3人とも、これ持ってて」
と言って私は3人に小さな液体の入った注射器のような物を2つずつ渡す
「なにこれ?」
「私の麻痺毒とその解毒剤の入った注射器だよ。もし襲われたらこれを相手に刺してね。そしたら毒が相手に注入されるから」
「それ大丈夫かよ⁉影崎‼人死なね⁉」
「大丈夫ですよ、死なない程度に薄めてるから...たぶん」
「ちょっちょっと影崎⁉ウチは人殺しになりたくないんだけど⁉」
「フフフ、冗談だよ冗談。じゃあ私は行ってくる‼」
そう言って私は糸をターザンロープの要領で使いゲートへと急いだ
目指せ、週一投稿‼
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蜘蛛は救うために
「見えてきた‼けどっ⁉」
蜘蛛の糸で移動しながら見えたものは、黒い大男が相澤先生の頭に手をかけている様子だった
「やらせるか‼」
そう言って極限まで細く硬くした糸を大男の腕に絡み付け思いっきり引っ張る、すると相澤先生を抑えていた手が宙に舞う。普通だったら死んじゃうけど緊急時だから良いよね?といつの間にか自分がやけに落ち着いているのに疑問を感じながら相手を見据える
「⁉ッ何だ⁉」
すると大男の隣にいた大量の手を顔に張り付けた男が私の事を驚愕の目でみる。その隙を突いて相澤先生を糸で回収して極限まで薄めた麻痺毒を先生に注入して出来るだけ硬くした糸で繭を作って他の皆がいる場所に先生の入った繭を置く
「皆、先生はこの繭の中に居る。私の毒で麻酔に近いことをやってるし大丈夫だと思うけどよろしくね」
「ああああクソックソッ何だよお前?どうやって脳無の腕を切り落としやがった」
「それを
そうして私と顔面手袋
「おい、脳無このガキをやれ」
その言葉と共に私の目の前にいきなり黒い影が現れた。私も危険を感じ体を甲殻で覆い糸で壁を作ったはずなのに、その上から思いっきり殴り付けられた。そして私はそのまま壁まで吹き飛ばされてしまった。
「ウグッ⁉...ゲホッ...ゲホッ...」
あの化けもんめ殴られた部分の甲殻が完全に砕けてるし、中までダメージがきてる...甲殻で軽減できたからそこまで大きいダメージじゃないけどあの黒い奴私の甲殻壊せるのか...と考えているとあの顔面手袋男の隣に黒いモヤが現れた
「死柄木弔」
「黒霧、13号はやったのか」
等と、話始めたため私は二人の会話に耳をすませる
「行動不能には出来たものの散らし損ねた生徒がおりまして......一名逃げられました」
「......は?はーーーはあーーーー黒霧、おまえ...おまえがワープゲートじゃなかったら粉々にしたよ...さすがに何十人ものプロ相手じゃ敵わないゲームオーバーだあーあ...今回はゲームオーバーだ帰ろっか」
マジか、あの
「けどもその前に平和の象徴としての矜持を少しでも」
⁉アイツまだなんかする気かよ⁉
「へし折って帰ろう!」
そうすると、死柄木?とか言う
「⁉ッてぇな‼またこのガキかよ、脳無に殴られて動けんのか?まぁいいや脳無」
⁉ッ嘘でしょ⁉さっき腕切り落としたのに、再生してる⁉ヤバッ‼
「SMASSH‼」
固いものを殴り付ける様な音が響いて私の前に緑色の影が躍り出た。その影の正体は緑谷君だった、彼は私と脳無と言う
「緑谷君⁉危なっ⁉」
そう言って緑谷君に糸を巻き付け糸を巻き取る事で脳無の腕の範囲から逃れる
「緑谷君、あそこで止まるなって」
「かっ影崎さん‼怪我は無い⁉」
「あそこの脳無って奴にね...いい奴貰ったけどまだ動ける範囲内だよ」
しかし、緑谷君をかばいながらだとかなりキツいなぁいっそのこと誰も見てなかったらやりようもあったけどなぁ、と考えながら緑谷君と
ドゴン‼
「もう大丈夫‼」
「私が来た‼‼」
すごい風と同時にいつの間にか私達は移動していて、しかもオールマイトが私達を庇うように立っていた。
「皆、入口へそして影崎少女ありがとうそしてすまない相澤君から聞いたよ私が遅かったばっかりに」
「先生大丈夫ですよ?私は大丈夫ですから気にしないでください」
そう言って先生に微笑んで改めて
「ああああ...だめだ...ごめんなさい...!お父さん...救けるついでに殴られた...ははは国家公認の暴力ださすがに速いや目で追えない、けれど思ったほどじゃない。やはり本当だったのかな...?弱ってるって話.......」
「オールマイトだめです‼あの脳ミソ
「CAROLINA...SMASH」
「脳無」
そう言ってオールマイト先生は脳無に向かって両手でクロスチョップを放つ。でもやっぱり効いてないみたいで脳無がオールマイト先生に掴みかかろうとするけど避けられる。
「マジで全っ然...効いてないな‼」
でも私の糸でアイツの腕、切り落とせたよね?再生したけど...と言うことはアイツの個性は再生系かな?
「効かないのはショック吸収だからさ脳無にダメージを与えたいなら、ゆうっくりと肉をえぐり取るとか効果的だね...それをさせてくれるかは別として」
「わざわざサンキューそう言うことなら‼やりやすい‼」
ズドン
ショック吸収?でもそれは切り落とされた腕が再生するような個性じゃないはず...でももっと気になるのは、なんでなん?バックドロップで爆発音がするのはなんでなん?でも良いこと聞いたな~脳無の攻略法...って地面に黒いモヤってことは⁉
「そういう感じか...‼」
「コンクリに深く突き立てて動きを封じる気だったか?それじゃ封じられないぜ?脳無はお前並みのパワーになってるんだから、いいね黒霧期せずしてチャンス到来だ」
「あイタ‼....君ら初犯でコレは......っ覚悟しろよ‼」
コレは、何とかしないと不味いかも...あのモヤのせいで脳無にダメージ入ってないどころか、利用されてる。
「オールマイトォ‼‼」
緑谷君⁉クッソ‼攻撃が効かないって分かってて突っ込むのかよ...まず⁉
「どっけ邪魔だ‼デク‼」
いきなり爆発音と共に爆豪君が突っ込んで来て、黒いモヤの男を取り押さえたと思ったら、今度は脳無が凍らせられてる⁉ってことは轟君⁉あっ切島くんも突っ込んできた‼この面子なら...足止め位はいけるか?
「くっそ‼‼いいとこねー!」
「スカしてんじゃねえぞモヤモブが‼」
「平和の象徴はてめぇら如きに殺れねぇよ」
このタイミングでこの三人の援軍は頼もしいね、さーてオールマイト先生の補助くらいはできるかな?
バキッ‼バガッ‼
「「⁉」」
なにかが砕ける様な音がして、その方向を見ると轟君に凍らされたはずの脳無が凍った部分が砕けるのも構わず起き上がってきた。
「身体が割れてるのに...動いてる...⁉」
「皆 下がれ‼なんだ⁉ショック吸収の個性じゃないのか⁉」
そう言って緑谷君とオールマイト先生が動揺している間に黒い大男の体に変化があった。まるで一から作り直してるかのように砕けた部分の体がかなりのスピードで治ってきているのだ。ここで私はある仮説に行き着いた。あのような実験をされてる人間をあの忌々しい施設で見たことがるから。
「まさかショック吸収と再生の二つの個性持ち⁉」
「あぁ、正解だまったくてめぇは戦闘も出来て頭もいいのか...そしてオールマイト、この怪人脳無はお前の100%にも耐えられるよう改造された超高性能サンドバック人間さ」
顔面手袋男がそう言うと同時に黒い大男がかなりのスピードで突っ込んくる。方向は...爆豪君⁉不味い‼
ブオ‼
と言う音と共に黒い大男が拳を振り抜いた状態で立っていた。そして近くにいた私たちに拳の勢いでできたと思われる風が襲う、それは拳でできたとは思えないほど強い風で思いっきり力を入れて立たないと飛ばされてしまいそうだった。
「加減を知らんのか」
そう言って防御の姿勢をとっていたオールマイト先生が血を吐く、先生の足元を見ると先生の足の部分の地面が削れていたことで改めてあの大男のパワーがわかる...私よく無事だったな⁉そうこうしてるうちにオールマイト先生と顔面手袋男が話始めた...今はオールマイト先生に敵も見方の視線が集まってる。その隙を突いてどうにかあの大男を行動不能にするために私は動くことにした。まずはやっぱり両手両足の切断だろう、そう考えて細く硬い糸を大男の両手両足の付け根辺りに巻き付けた所であの顔面手袋男が私達に襲いかかってきたそれを合図に大男の四肢を切断して、手袋男の横をすり抜けるようにして大男に接近する。
「「⁉」影崎少女⁉」
そのまま再生が始まる前に懐から注射器を取り出して四肢に突き刺す、そして今度は硬度はそのままで太く硬くした糸で大男の全身をグルグル巻きにして、糸の端をドームの天井に伸ばして私は大男の簀巻きと一緒に天井近くまで上がっていく。そして上昇しながら剥き出しになっている脳に麻痺毒を纏わせた牙を突き立てる。すると大男は白目を剥き全身が弛緩してピクリとも動かなくなった。それは奇しくも昔教え込まれ私が忌み嫌う施設で繰り返し続けた動作だった
「コレでおしまい」
そう一人で呟いて上から皆を見下ろしていたが取り返しにくるような動きもなく、オールマイト先生にそのまま襲いかかるが丁度のタイミングで到着した先生達に妨害されて撤退していった。
感想と評価‼バシバシお願いします‼こんな駄文を応援してくれてありがとうございます‼それではよいお年を‼
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優しいお姉ちゃん
とあるbar
「っってえ...両腕両足撃たれた...完敗だ...脳無もやられた手下共は瞬殺だ...子どもも強かった...平和の象徴は健在だった...!話が違うぞ先生...」
『違わないよ。ただ見通しが甘かったね、うむ...なめすぎたな
「子どもに捕らわれました何度か取り替えそうとしましたが常に密着していたうえに私の弱点まで知られていたのでワープとはいえ回収できませんでした。」
『せっかくオールマイト並みのパワーにしたのに...まァ...仕方ないか...残念』
「脳無を捕まえたガキはなんか蜘蛛みたいだったなぁ...そう言えば...パワー...一人...オールマイト並みの速さを持つ子どもがいたな......」
『死柄木君...きみ脳無を捕らえた子は蜘蛛みたいだったっていったねぇ』
「それがどうしたんだよ先生」
『いやなに、随分懐かしい子が出てきたねっと思ってね、確かにオールマイト並みのスピードを持つ子も気になるけど...蜘蛛かぁ』
「あのガキの邪魔さえなければオールマイトを殺せたかもしれない...って言うかなんか気になるガキでもいたのかよ」
『昔無くしたオモチャが見つかったってだけさ...もう他人の物だから手を出そうとは考えてないけどね。あんまり面白くなかったし、まぁ悔やんでも仕方ない!今回だって決して無駄ではなかったハズだ、情報を集めよう!じっくり時間をかけて!我々は自由に動けない!だから君のような"シンボル"が必要なんだ死柄木 弔‼次こそ君と言う恐怖を世に知らしめろ!』
ーーーーーーーーーUSJーーーーーーーーー
「なんてこった...」
「ちょっ、ちょっといいかしら⁉影崎ちゃんはドコにいるかわかる⁉」
「ミッ、ミッドナイト先生⁉かっ影崎ちゃんは天井に‼」
「私はここだよ、お茶子ちゃん。それに睡お姉ちゃん」
と言ってミッドナイトもとい睡お姉ちゃんの後ろに天井から着地する
「影崎ちゃん⁉無事だったの⁉って言うかお姉ちゃんってどう言うこと⁉」
「まぁ、色々あったのよ私にも彼女にもね」
そう言って睡お姉ちゃんがお茶子ちゃんと話してくれる。
「影崎...お前は大丈夫なのか?」
そう言って相澤先生がいつの間にか繭から脱出したのか、私に話しかけてくる。
「私は大丈夫ですよ?私より相澤先生の方が怪我してるじゃないですか」
「はぁ、そっちの事じゃ無いんだがなぁ。俺が言っておくのでミッドナイトさん、影崎と一緒に帰ってあげてください」
ため息をつきながら私を睡お姉ちゃんと一緒に帰れるようにしてくれる。正直とてもありがたい提案なのでその提案に従って、そのままUSJから出て睡お姉ちゃんの車に乗り込む。
「今日は久しぶりに私の家に泊まる?」
「いいの?お姉ちゃん」
「当たり前じゃない、蜘蛛ちゃんが居なくなって寂しかったんだからね」
そうこうしているうちに睡お姉ちゃんの家に着いた。そして家に入るとそのまま睡お姉ちゃんが私に抱きついてきた
「蜘蛛ちゃん、ここは私と蜘蛛ちゃんの二人だけよ?だから無理しなくてもいいのよ?」
そう言ってまるで子どもをあやすように背中をゆっくりトントンとしてくれる。それで私の中から色んなものが溢れてきた
「うっ...グスッ...お姉ちゃん...恐かったよぉ恐かったよぉ」
そのまま泣きじゃくりながら、睡お姉ちゃんの胸元に顔を埋める。そのまま一時間位時間がたって、やっと泣き止んだ私に睡お姉ちゃんが優しく頭を撫でてくれる
「蜘蛛ちゃんは偉いね、お姉ちゃん聞いたんだよ?皆を助けるために恐かったけど頑張ったんでしょ、優しくて可愛い蜘蛛ちゃんがお姉ちゃんは大好きだよ」
「あのね...お姉ちゃん、私ね1番最初に私の事を探してくれて嬉しかったの...私もねお姉ちゃんの事大好き」
そのまま、久々にお姉ちゃんの手料理を食べて一緒にお風呂に入った。一緒に背中の流しっこをして湯船に浸かって、お風呂から出たらそのまま髪も乾かして貰った。
「蜘蛛ちゃんは今日はスッゴく甘えてくるわね、私は結構嬉しいんだけど」
「今日はね、何故か甘えたくなっちゃうの何でかな?」
そのまま、睡お姉ちゃんちゃんとリビングで色んな話をした。学校での事や友達の事や恋ばなもしてとても楽しかったからもっと話したかったけど、時間も遅くなったのでもう寝ようと言うことになって昔私が使っていた部屋をまだ残してくれていたからそのまま寝室に向かう。お姉ちゃんが私に昔やってくれたように、一緒に布団に入って私を抱き締めてくれる。お姉ちゃんからはとっても優しい甘い香りがして、ふわっと私を包んでくれる。そして近くで聞こえるお姉ちゃんの心臓のトクトクと言う音がとっても心地よくてだんだん眠くなってきて、今日は悪い夢なんか絶対見ないなぁ、なんて考えながら夢の中に落ちていった。
今回はちょっと短めでしたかね?あとミッドナイトと主人公は血の繋がりは一切ありません‼感想や評価ドシドシ待ってます‼
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蜘蛛ちゃんの日常
ぬくもりと美味しそうな匂いで目を覚ましました私は寝ぼけ眼のままリビングへ行くと睡お姉ちゃんが朝ごはんを作っていた
「お姉ちゃんおはよ~」
「おはよう蜘蛛ちゃん、昨日はぐっすりだったわね」
「ところでお姉ちゃん、今何時?」
「今?九時くらいじゃない?あと今日は昨日の件で臨時休校よ」
どうやら今日は学校が休みになったらしい、休みなのは嬉しいが少し寂しい
「今日学校お休みなの~じゃあお姉ちゃんは今日はお仕事ある?」
「私も今日は休みを取ったのよ、一緒に病院に行くわよ。その後一緒にショッピングでもしましょうか」
ということでお昼を食べてまずは精神科の病院に向かう影崎だったが、影崎には一切の不安が見られないのである。
「お姉ちゃん、今日ビリー先生いるかな?」
「アイツだったらたぶんいると思うわよ?」
私は病院と言うか研究所のような雰囲気を持つ施設は基本的に苦手なのだがビリー先生のいる病院は何故か大丈夫なのだ。ビリー先生は結構な有名人で私が個人的に親交のある珍しい男性の一人だ。私は軽度の男性恐怖症やPTSD等を発症しているのだが、彼は雄英高校に来るまでは殆んど唯一の親しい男性だった。理由としては何故か彼に対しては恐怖もなにも感じなかったからである、男性だとわかっているのだが何故か一切の恐怖を感じないのである。どうやら他の男性恐怖症の患者さんも同じ認識らしく、それが彼の個性ではないかと聞いたが全く違うのでどうやら彼には個性とは別の特殊な何かがあるらしい。何て考えていると病院に着いたので車から降りる。どうやら睡お姉ちゃんが予約しておいたらしくすぐに先生に会うことができたのだが、入れ違いで部屋から出てきた男性は何か大切な何かを失ったような顔をしていたのは何故だろう。
「久し振りダネ蜘蛛ちゃんダラシネェ
そう私を気遣いながらも優しくほめてくれる先生の言葉に少し照れながら私が思っていた先生への感謝を告げる
「ありがとう先生、でもね私があの時動けたのは先生やお姉ちゃん達が私に優しくしてくれたから、私を救ってくれたからあそこで動くことができたんだよ。だからね私はどれだけ感謝しても足りないくらいなのありがと先生」
何て話をして、何も異常はなかったみたいで今日の診察は終わった。でも最後の方でビリー先生とお姉ちゃんが二人でお話ししてた。私には聞こえないくらい小さな声で話してたからわかんなかったけどいいかな
「お姉ちゃん次はドコにいこうか?」
「う~ん蜘蛛ちゃんは何処か行きたいところあるかしら?」
お姉ちゃんもまだ決めてないっぽいから私が行きたかった場所をお願いしてみよう。
「お姉ちゃん、最近できた大きいショッピングモールに行きたいのいい?お姉ちゃん」
「あそこね、勿論良いけど何か欲しいものでもあるの?」
「新しい洋服とサックスの備品がそろそろ切れかかってるからその補充にね」
よっしゃ‼次の休みの耳郎ちゃんとのデートのために目一杯お洒落用品用意しなきゃね‼
感想や評価ください‼
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恋の進展⁉命短し恋せよ乙女‼
「お~これが新しいショッピングモールか~めっちゃ広いね~お姉ちゃん」
なんてお姉ちゃんと話ながら私たちが入ってきた入り口から上の階を見上げる。私が事前に知ってる情報は、屋内だけで4階あって+屋上や周りにいくつかのお店がある超大型ショッピングモールと言うことと、楽器店があると言うことしか知らなかったのであまりの広さに少々唖然としてしまった。
「結構広いわね、じゃあまずは何処に行こうかしら?」
そう言えば結構オシャレなカフェがあるのを見た気がしたので次の目的地は決まった‼
「まずはカフェでお茶でもしながら考えようよ」
「そうね、確かに喉も乾いてたしちょうどいいわね」
そう言って先ずはカフェに行くことになりましたやった‼って思ったらあそこに見えるはうちのクラスメイト‼メンバーは誰だ~上鳴くんに緑谷くんに...っ⁉轟くん⁉なぜ⁉轟くんああ言うのに混ざるイメージないんですけど⁉
「お姉ちゃん、あそこ見てよめっちゃ謎のメンバーしてない?」
「なに?どれどれ本当に接点がよくわからないメンバーしてるわね」
「って言うか女子メンバーもなかなか接点のわかんないメンバーしてるよ、お姉ちゃん」
あのグループには女子メンバーもいてメンバーは八百万ちゃんと葉隠ちゃんと耳郎ちゃん‼に蛙吹ちゃん...う~んうちの女子は全員結構仲がいい気がするんだけど、あのメンバーはめっちゃ仲良しってレベルではなかったと思うけど...
う~ん、あのメンバーに合流したいけどお姉ちゃんと一緒にカフェにも行きたい...う~どうしよう。そう思ってチラッっとお姉ちゃんをみる。
「あっちに合流してもいいわよ、私はゆっくりしとくから。それにね妹の初恋を邪魔する訳にはいかないもの。妹の初恋を応援しない姉はいないわよ?」
「⁉お姉ちゃんいつ気付いたの⁉って言うか誰かわかるの⁉」
「あなたの事だったら何でもわかるわよ、あなたが好きなのは耳郎ちゃんでしょ?」
まさかここまでバレているとは思わなかったなぁでもなんでわかったんだろう?って言うかここまでお姉ちゃんにバレてるって恥ずかしいし、私今日はそこまで気合い入れてメイクとかやってないし‼
「ほら早くその真っ赤になった顔色治して合流しなさい。急がないと見失っちゃうわよ?そして何に不安になってるかわからないけど、私の妹はどんな格好でも可愛いわよ」
「ちょっちょっと‼そんな歯の浮くような事いきなり言わないでよお姉ちゃん‼とりあえずまた後でね‼」
そういって私は皆のいる方向に走っていく。
「お~いそこの謎メンなにしてんの~?」
一番最初に私の言葉に反応したのは緑谷くんだった
「くっ蜘蛛さん⁉大丈夫だったの⁉昨日は大変だったね」
「うん私は大丈夫、皆心配かけてゴメンね?」
私がそう言うと皆安心したような表情で話しかけてきてくれる。そして私はこのメンバーを見たときから思っていた疑問をぶつけることにした
「って言うか皆はどういう経緯でこのメンバーになってるの?」
そう私が聞くと皆はここでたまたま合流したらしい。それぞれ目的は違うらしいが会ったんだから一緒にまわろうと言う話になったらしい。と言うことなので私もこのメンバーの中に混ざって一緒に行動しようと思う。
「皆は今からどこ行くの?」
「う~ん、僕は特に考えてないなぁ」
「あっ、じゃあさあ皆でゲーセン行こうぜ‼ゲーセン‼」
「私あんまりそういう場所にいったことないのですけれど」
「じゃあ、尚更だよ百々ちゃん‼蜘蛛ちゃんも耳郎ちゃんもいいよね?」
「もちオッケーだよ‼葉隠ちゃん‼緑谷くんに轟くんもオッケーだよね」
「あぁ俺もいいぞ」
「ぼっ僕も行きます」
よっしゃ皆もオッケーだし、それじゃあ早速ゲーセンに突撃~
ーーーーーーーーーゲーセンーーーーーーーー
「まずは何しようかな~?」
ゲーセンは結構広くて多種多様なゲームが揃っていた音ゲーやクレーンゲーム、プリクラに他にも様々なゲームが大量に並んでいた。
「早速だけど皆でプリクラ撮ろうよ‼プリクラ‼」
「それには賛成だけどそれを言い出すのが葉隠ちゃんだとは思わなかったよ。」
と言うわけで最初のゲームはプリクラを撮ることになった。六人もの人数になると撮影ポイントの中もかなり狭くて皆でくっついて撮影した。轟くん以外の男子は顔が赤くなっていたけど何でだろう?
「じゃあ次はどこ行こうか?」
「ウチは楽器屋に行きたいかな楽器とか見たいしね」
「私も楽器の備品が足りないし一緒にいこうよ耳郎ちゃん」
コレはチャンスなのでは⁉一緒に行動して少しでも好感度を高めていかなきゃ‼
「耳郎ちゃんが得意な楽器はベースだったよね?それでさお願いがあるんだけど、私がメロディーを担当できる楽器をやるから何時かは一緒にセッションしようよ」
「いいね、ウチも大歓迎だよ。予定があったら一緒にセッションしようね蜘蛛」
「うん‼約束だよ?耳郎ちゃん‼」
マジで⁉耳郎ちゃんが私の事名前で呼んでくれた‼ヤバいヤバいめっちゃ嬉しい‼それにセッションの約束も取り付けた‼よっしゃ‼あぁヤバい死にそう...いま私顔赤くないよね⁉
「ん?蜘蛛顔赤いけど大丈夫?熱でもあるの?」
そう言って私のおでこに耳郎ちゃんが手を当てて熱がないか確かめてくれる。ふわぁぁぁ耳郎ちゃんの手少しヒンヤリしててスベスベしてるぅぅぅ‼ヤバいヤバいナニとは言わないけどヤバい‼
「少し熱いけど大丈夫?」
「わっ私は大丈夫だから」
「ほんと?昨日の事もあったからウチも心配してるんだよ?」
そんな感じのラッキーハプニングがありながらも皆で洋服を見たりお茶したりして午後も目一杯楽しんでそろそろお開きにしようかと言うことになって私もお姉ちゃんと合流してお姉ちゃんの家に向かう車内でお姉ちゃんに散々からかわれたけどそんな時間がとっても楽しくていいなって思えた。
感想や評価などビシビシお待ちしています‼
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学校復帰と体育祭
「おはよ~お姉ちゃん...眠い~」
「ほら、蜘蛛ちゃん顔洗って目覚ましてきて寝癖もついてるわよ」
「ふわぁぁぁ...ねむねむ、うえっ!水冷たい」
「ほらほら朝御飯食べて一緒に学校行くわよ」
「りょうか~い」
おはようございます、私です影崎蜘蛛です今日もお姉ちゃんに起こしてもらいました。実は私かなり朝が弱いのです。目が覚めさえすれば早いんだけどそれまでが長いとお姉ちゃんからも言われちゃってるしね。おっといつの間にか学校に到着してるね
「皆おは~それとなんか心配かけちゃってゴメンね?」
「影崎ちゃん‼だいじょうぶだったん?あの後すぐにミッドナイト先生と一緒に帰っちゃったから何かあったのかと思っちゃったよ」
「ありがとう、麗日ちゃん私は元気だから大丈夫だよ~ほらほらハグしよ?ギュー」
「ほえっ⁉じゃじゃあ失礼しま~す」
ファッ⁉なっ何ですか⁉この魅惑のぼでーはフワフワしてて柔らかいながらも良い感じの弾力がぁぁぁ、あっヤバい病み付きになりそう
「朝からあなた達は何をしてるの?」
「あっ梅雨ちゃん、おはよ~梅雨ちゃんもギューしよ?ギュー」
「何やっとんの?蜘蛛?」
「あ~‼耳郎ちゃん‼おはよ~耳郎ちゃんもギューしていい?お願い、ギュー」
「ウチは良いけど今日は朝から色んな人にくっついてるよね蜘蛛」
はふぅ、耳郎ちゃん暖かいよぉ。ふわぁぁぁ耳郎ちゃんが頭撫でてくれてるぅ、ふへぇへ。それに制服越しから感じる小ぶりながらも柔らかく弾力を感じる感触...ふへぇ
「う~ん、昨日から何故かわかんないけど人肌恋しいと言うか誰かとくっついていたいって言うか」
「皆ーー‼朝のHRが始まる席につけーー‼」
おおう、今日も声でかいなぁ飯田くんはまぁ今の私は大丈夫だけど単純に耳にくるなぁ
「お早う」
そう言って教室のドアを開けて入ってきたのは全身を包帯でぐるぐる巻きになっている相澤先生だった
「「相澤先生復帰早ぇぇぇ‼‼」」
すると飯田くんが何時ものように鋭くビシッと手を上げて
「先生無事だったのですね‼」
なんて言ってるけどあれは絶対無事じゃないよ...ほらヨロヨロしてるし若干体震えてるじゃん⁉
「無事言うんかなぁアレ.....」
うんうん、普通はそう思うよね麗日ちゃん。私もそう思うし何であの重体で学校に先生しに来てるんですか...
「俺の安否はどうでも良い何より戦いはまだ終わってねぇ」
戦いかぁ、私はそう言うのあんまやりたくないなぁ。絶対爆豪のヤツがヤル気出すじゃん。って言うか戦いって何やるんだ?
「戦い?」
「まさか...」
「まだ
「雄英体育祭が迫っている!」
「「クソ学校っぽいの来たああああ‼」」
体育祭だったら私が気にするようなことも無いよね? でもアレ? 確かこの学校の体育祭の最終種目は──
「待って待って!
「逆に開催することで雄英の危機管理体制が磐石だと示す...って考えらしい。警備は例年の五倍に強化するそうだ。何よりウチの体育祭は......最大のチャンス
むっ、上鳴が耳郎ちゃんと話してるな~隣の席なのが羨ましい! そして妬ましい!
「当然名のあるヒーロー事務所に入った方が経験値も話題性も高くなる時間は有限プロに見込まれればその場で将来が拓けるわけだ年に一回だけの...計三回だけのチャンスヒーロー志すなら絶対に外せないイベントだ!」
ふむぅ確かにヒーローを目指すならここで結果だした方がいいよなぁ
ーーーーーーーそんなこんなで昼休みーーーーーーーー
「なんだかんだテンション上がるなオイ! 活躍して目立ちゃプロへのどでけぇ一歩を踏み出せる!」
おぉ~切島くんテンション上がってるねぇ。やっぱ行事だから盛り上がるよね~
「皆すごいノリノリだ...」
「君は違うのか?ヒーローになる為在籍しているのだから燃えるのは当然だろう⁉」
「ふはははは、飯田くん変な燃え方してるねぇ...ふふふ」
ついつい私も声を出して笑ってしまう。でもねコレはしょうがないと思うのだってスッゴい変なポーズしてるんだもん
「飯田ちゃん独特な燃え方ね...変」
ほら~梅雨ちゃんも変っていってるじゃん
「あっ、梅雨ちゃん三奈ちゃんお弁当一緒に食べよ?」
「いいわよ、蜘蛛ちゃんほら机くっつけましょ」
「もちろんいいよ~ほらほら合体‼」
飯田くんが緑谷くんに話しかけてる...まぁ確かにあんまり乗り気じゃ無さそうだったしね
「デクくん飯田くん...頑張ろうね体育祭」
「顔がアレだよ麗日さん!!?」
「おおう、ほんとに名前と真逆の顔しちゃってるよお茶子ちゃん」
「どうした?全然うららかじゃないよ麗日」
「生──」
スパァン
あっまたブドウくんがセクハラ発言して梅雨ちゃんにビンタされてるね、ふっ草生えますね
「皆! 私! 頑張る!」
「おおーーけど、どうしたキャラがフワフワしてんぞ‼」
私も皆に合わせて手をあげてるけどほんとに豹変してるなぁ麗日ちゃん...そこまで体育大好きってキャラでもなかったし~まぁいいか、理由はあとで聞こうそれよりもお弁当! 睡お姉ちゃんが久しぶりに作ってくれたお弁当! さ~て何が入っているのかな~?
「蜘蛛ちゃんのお弁当可愛いわね、蜘蛛ちゃんの手作りかしら?」
「ほんとだ可愛い~! 蜘蛛ちゃん料理上手なんだね!」
おぉぉぉ、コレは猫の顔をしたおにぎりにだし巻き玉子に鮭の切り身! そしてお姉ちゃんの最強メニューの唐揚げだァァ! それにちょっとしたサラダもついて彩りも綺麗にまとめられている...流石は私の愛するお姉ちゃん...やりおるウーマン
「いやいや二人とも私は料理は日常的なものなら作れるけど、コレは私の作ったお弁当じゃないの‼」
「えっ!? 誰に作ってもらったの!?」
「ふふふ、気になるでしょ気になりますよね! コレを作ってくれたのは私の愛しの睡お姉ちゃんことミッドナイト先生なのです!」
「嘘ぉ‼ミッドナイト先生こんな可愛いお弁当作れるの⁉って言うか蜘蛛ちゃんミッドナイト先生と一緒に暮らしてるの⁉」
「今は別々に暮らしてるけどついこの間までは一緒に暮らしてたんだよ、高校に合格すると同時に私が別の家に移ったんだけどUSJ事件の日からお姉ちゃんの家に泊まってたんだよね。今日の朝も一緒に学校に来たんだ‼」
「凄く仲が良さそうね、ちょっと羨ましいわケロケロ」
ふふ~ん私とお姉ちゃんの仲は不滅なのだ!
「そう言えば今年の体育祭ってどんなことやるんだろうね?」
「確かにこの学校の体育祭って毎年やること違うもんね~」
そんな感じでぐだぐだ他愛の無い話をしながらお昼休みは終わってなんやかんやで放課後に~
「何ごとだあ!?」
なんか教室の前が騒がしいなぁ、なんかあったんかなぁ? そう思って窓から教室のドアの前を見ると色んな科の生徒たちがドアの前で何かガヤガヤしてんな。あっ爆豪が突っかかってる。う~んウチのクラスのメンバーだけだったら別にいいんだけど他クラスまで悪印象持たれたくないなぁ、可愛い子も多いしね。本命は耳朗ちゃん一筋だけど可愛い子が怖い思いするのはいただけないぁ、メッチャ嫌だけど爆豪止めにいくかぁ
「そこら辺にしときなよ爆豪無駄に他クラスにまで威嚇して、狂犬め」
そう言って私は爆豪を教室の内側へ引っ張ってドアの近くに立って爆豪が威嚇していた人達に謝るために口を開いた
「いや~ごめんね? ウチの狂犬がアイツはクラスメイトにも迷わず噛みつく真性の狂犬だからさ怖かったでしょ? 本当にごめんね?私から言っておくからさ?」
「いや~どんなもんか見に来たが随分偉そうだなぁヒーロー科に在籍するやつは皆こんなやつなのかい?」
「ああ!?」
「少しは大人しくしときなよ? 爆豪くん、わざわざ要らない敵を作るものじゃないよ? えーと君もごめんね? ウチのクラスの狂犬バーサーカーが」
「いやね? 今はクラスメイトが止めてくれたけど止めなかったらもっと酷くなってたんでしょ? 正直ちょっと幻滅するなぁ、そしてさ普通科とか他の科ってヒーロー科落ちたから入ったってやつけっこういるんだ知ってた?」
「私は知ってるけど?実際にそう言う人見てるしでも今の話に関係あるかい?」
「まぁ最後まで聞けって、体育祭のリザルトによっちゃヒーロー科編入も検討してくれるんだって、その逆もまた然りらしいよ...敵情視察? 少なくとも俺は調子のってっと足元ゴッソリ掬っちゃうぞっつー宣戦布告しに来たつもり」
おおう、結構大胆不敵に来るなぁこの人。でも確かにこの人の言うことも一理ある。
「確かに君の言うことも一理ある、所で君のな──」「隣のB組のモンだけどよぉ!
また爆豪の噛みつきに反応する人が出てきたよ...はぁぁぁぁぁ面倒だぁ
「本番で恥ずかしい事んなっぞ!」
すると私の横をなんも感じてなさそうな爆豪が通って普通に帰ろうとしているではありませんか
「待てコラどうしてくれんだ! 今は蜘蛛が表に立って謝ってくれてるがおめーのせいでヘイト集まりまくっちまってんじゃねぇか!」
おおう、切島くん私のことをそこまで...やっぱり君は本当にいい人だよマジでそれに比べて爆豪は...
「関係ねえよ......」
「はあーーーー⁉」
「上に上がりゃ関係ねえ」
ちょっと!? そう言う理屈じゃないでしょ!? 上に上がれば関係ないって
「く......! シンプルで漢らしいじゃねえか」
「上か...一理ある」
なんでウチの男子は乗せられちゃってるの!? 切島くん私は君を常識人だと信じていたのに結局ソッチ側かい!
「騙されんな! 無駄に敵増やしただけだぞ!」
上鳴くんの言う通りだけど、ウチの男子はこうなっちゃうと止められないしなぁ。全くやれやれだよ
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女子会と恋バナそしてカミングアウト
体育祭前のある日、三奈ちゃんが唐突に女子会を開こうと提案してきた。そして私も含め皆女子会に乗り気でその二日後の放課後に女子会を開くことが決定した。場所は私が個人でよく利用している個人経営の喫茶店を紹介した。
「ねぇ蜘蛛が言ってたお店ってどこなの~?」
「ホラ、あのお店だよ? 皆」
そう言って私が指差したのは木製でちょっと時代を感じるお店だった。そしてドアには本日貸し切りと言う掛け看板が掛けられていた。
「結構オシャレな感じのお店だね‼」
「ほんと、時代を感じるわケロケロ」
「ふふふ、中もお洒落だから期待していてよ皆さん」
そう言って私はお店のドアを開けた。すると来店者を知らせるベルの音が優しく店内に響きと共に艶やかな髪と豊かなお胸を持つこのお店のマスターが奥の厨房から出てきた。
「いらっしゃいませ皆さん。皆さんの事は影崎さんから聞いてますよ」
「もう! マスター私のことは名前で呼んでって来るたびに言ってるでしょ?」
「ふふふ、ごめんなさいね」
マスターはそう言いながら私達を席まで案内してお冷やを入れに行ってくれた
「そう言えば蜘蛛さん、このお店をよく貸し切りに出来ましたわねお店を貸し切りするなんてかなりかかったでしょう?」
「ううん、実はね女子会ここでやって良いかマスターに聞きに来たときにマスターがどうせなら貸し切りにしちゃいましょ? って」
「へー、そう言えば蜘蛛ちゃんってマスターさんとスッゴク仲良いんやね、このお店はいつ頃知ったん?」
「それ、私達も気になる~」
「う~んそうだね、マスターとこのお店との馴れ初めは中学生頃だったんだ。あの頃の私は相当荒んでてね、ちょくちょく学校から逃げちゃうような子だったんだ。それである日学校から逃げ出した日にがむしゃらに走ってたら、雨が降ってきてねお店の前で雨宿りしてたら、マスターがお店の中に入れてくれたんだ。その時もマスターはとっても優しくてね、私の事を学校に連絡もしないで私にご飯とか食べさせてくれて、私の話をとっても親身になって聞いてくれてねその時からこのお店には時々通ってるんだ」
「そんなことがあったのね、今の蜘蛛ちゃんからは全然想像できないわ」
「懐かしい話をしてるわね、蜘蛛ちゃん?」
「そうそう、マスターとの馴れ初めを...って...マスター‼今私の事名前で呼んだ⁉もう一回もう一回呼んで‼」
「そうだ皆さんはご注文決まりましたか?」
「蜘蛛、何かこのお店のオススメとかってある?」
「このお店は料理も飲み物も全部美味しいからねぇオススメなんて決められないんだよね~因みに皆はお昼済ませてきた?」
そう聞くと皆まだお昼を食べてないらしいので、あのメニューはあるか私はマスターに聞くことにした
「マスター、今日ってランチの裏って出せる?」
「あら? 裏? 出せるわよ? 何人分かしら?」
「全員分お願いマスター」
「わかったわ、お姉さん腕によりを掛けて作るわね」
「蜘蛛‼裏って何⁉裏って‼」
「実はね、このお店のランチメニューにはABCのセットメニューと日替りの他に一部のお客さんしか知らない裏のメニューがあるんだよ」
「裏メニューかぁ楽しみだけど私そんなにお金持ってきてないよ⁉」
「お金に付いては気にしないでも良いよ?今日は私の奢りじゃ~」
「そんな悪いよ私もお金出すよ?」
「いいのいいの、お茶子ちゃん私が出したくてお金出すんだからそれにあんまり使わなかった給料の使うだけだし。だから今日はお金の事は気にせずに色々食べようね! それに私って実はかなりお金持ってるんだよ?」
そう、実は私かなりお金は持っているのだ。ある日お姉ちゃん経由で私の糸の特性がコスチューム会社に伝わって、私の糸をコスチュームに使いたいと言って私の糸を買ってくれる会社が出てきた。そのため私はそこら辺の高校生よりはかなりお金があるのだ
「給料って蜘蛛ちゃん働いてたの⁉」
「いやいや、私の糸をコスチューム会社が買ってくれるからそのお金がね」
「裏メニューのタンポポハヤシお待たせしました~」
話で盛り上がっているとマスターがほんわかした声と美味しい匂いと共に私達の席に料理を持ってきてくれた。そして皆の目の前に置かれた料理に皆の目が輝いた。このお店の裏メニューとはハヤシライスの上に半熟のオムレツが乗ったものである。半熟オムレツの黄色がタンポポの花みたいだからとタンポポハヤシと言う名前がついているのである。
「おおおおお、スッゴい美味しそうだよ‼蜘蛛‼」
「これはとても美味しそうですわ...」
「ふふふ当店オススメの逸品よ是非冷めない内に食べてね」
そう言ってマスターが私達に向かってウインクしてくる。可愛い鼻血でそう
「それじゃあ、皆食べよ食べよ?」
「「いただきま(すわ)(ーす‼)」」
やはり今日もタンポポハヤシは絶品だった。まずハヤシライスだけでも十分一流の腕で、ルーは濃厚だがくどく無くどこか優しさを感じる味をしており、それにフワフワの半熟オムレツがハヤシライスを包み込みより上質な物へと価値を引き上げるのだ。それにこのタンポポハヤシの作り方は門外不出で蜘蛛も何度も家でこの味を目指そうとハヤシライスを作っていたがどうやっても再現できず諦めた代物である。蜘蛛も含めみんな無言でタンポポハヤシを食べ続ける時間が過ぎていった。
「ふ~美味しかった」
「とても美味しかったですわ」
「幸せや~」
と全員食べ終わってもハヤシライスの余韻に浸かりながら他愛の無い会話をしていると時間は3時になっていた。そこでまた蜘蛛が口を開いた
「そう言えばここってスイーツも美味しいんだよねぇ...」
その言葉を耳にした、全員が目の色を変えた
「スイーツ‼ここってスイーツも美味しいの⁉」
「うん、そうだよ~ほんとにここのスイーツは魔性の魅力を持ってるよ」
それを聞いたマスターが笑顔で女子たちに優しく声をかける。それは女子にとっては甘く逆らえない悪魔の囁きであった
「ちょうど良い時間だしスイーツの時間にする?」
その言葉に逆らえる女子などこの場にいるはずも無く、甘い時間に身を落とす事になった。
「じゃあスイーツはそこのメニューに乗ってるやつから選んでね♪」
このまま女子全員がメニューとにらめっこすること数分、どうやら注文が決まったようである
「マスター私はブレンドコーヒーと、きな粉と黒蜜のフレンチトーストでお願いしまーす」
「私は紅茶とフルーツのタルトをお願いしますわ」
「私は紅茶とショートケーキ」
「ウチはコーヒーとガトーショコラで」
とこんな感じで全員が別々の注文をしてそれを受けたマスターはまたも笑顔で厨房へ行った。話をしながら待つこと数分用意を済ませたマスターが飲み物とスイーツを全員の目の前に置いた。そして全員がほぼ同時にスイーツを口に運んだ感想を口からこぼした
「「「おいしい」」」
そして、スイーツと飲み物を堪能しつつ葉隠ちゃんが急にこんなことを言い出した
「そう言えば、ヒーロー科に来てヒーロー科の生活に慣れてきたけどさ皆は気になってる人とかいる?」
「ま、まさかそれって...」
「そう‼恋バナをしよう‼」
そんなこんなであっという間に恋バナの流れになってしまった...
「やっぱり顔が良いのは轟くんだよね~爆豪くんも顔は良いけど性格がな~」
「それはわかる、爆豪はキツいなぁ」
「そう言えば、麗日ちゃんって緑谷くんとかなり仲良いよね、よく一緒に歩いてるし」
「ぜっ全然!?仲は良いけどそんな風に思ったことは...」
「ほんとぉ~」
「私も麗日ちゃんと緑谷ちゃんの事気になるわね」
「わ、わたくしも気になりますわ...」
うわぁ、皆女子だね~私も気になるけど...あわわ麗日ちゃん顔真っ赤になってるね、可愛いなぁ
「そうそう! 蜘蛛ちゃんは気になってる人とかいないの?」
おっと私に話が回ってきたね、まぁ隠すつもりもないし言っちゃうか
「私はいるよ、好きな人」
「!? ほんと!? 誰!? ウチのクラス!?」
「うん、ウチのクラスだよ。それ以外はヒミツ」
「じゃあ蜘蛛ちゃんはその人のどこが好きになったの?」
「私は最初は一目惚れみたいな感じでね、入試会場で初めて見かけたんだけど初めて見たときからとっても気になってたの。それで私が雄英に受かって真っ先にその人を探してさ、それでクラスに来たらその人がいてね。すかさず話しかけに行ってさ」
「それでそれで⁉」
「その人はとってもいい人でさ会場でちょこっと話しただけだけど私の事を覚えていてくれてスッゴク嬉しくてね、そして改めてあぁ私はこの人の事が好きなんだなぁってそう思ったんだ。そして今でもねついつい授業中とか休み時間の度にその人の事を目で追っちゃうし話す度に新しい魅力や新しい一面を見てどんどん好きって気持ちが大きくなるの」
「蜘蛛ちゃんは本当にその人の事が好きなのね...聞いてるコッチが照れてきちゃう位だわ」
そう梅雨ちゃんが言うと皆その通りと言うように首を縦に振っている。特にやおももちゃんと麗日ちゃんなんて顔真っ赤になってるし、よく見たら耳朗ちゃんの耳が少し赤くなっててスゴく萌えました。こう言うところで可愛くなって惚れさせてくるのズルいなぁ~耳朗ちゃん
「あらあら、甘酸っぱい恋してるわね蜘蛛ちゃん」
「もうっからかわないでよ、マスター」
「ふふふ、からかってなんか無いわよ」
そう言いながらマスターはコーヒーを飲んでニヤニヤしながら私を見てくる。その後も恋バナや色んな話をしながら1日とても楽しく過ごすことが出来て私はスッゴク楽しかった。でもいつの間にかお開きの時間になってた時計を見ながら今日はお開きにしようか?そう言うと皆も同意してお開きの流れになった
「マスター! 今日はごちそうさま、また来るね」
「蜘蛛ちゃんも他の皆もいつでも歓迎してるわ、時間があったら何時でも来てちょうだい」
そうマスターと話したあとお店から出る。そして皆が別れて帰る前に皆にひとつカミングアウトをしようと思う
「ねぇ皆、私皆に言いたい事があるんだ」
「ん? なあに?」
そんな感じで私が急に呼び止めたことに疑問に感じているそのタイミングで私はカミングアウトと言う名の爆弾をおとした
「私の好きな人って、男の子じゃ無いかもよ?」
そう私が含みを入れた笑顔で言うとエッ!? と言う声と驚きの表情が見えてスッゴク面白かった
「ちょっちょっと⁉それってどういう事⁉」
「ヒミツ~それじゃあ皆、また明日ね~」
その次の日ちょっとだけ顔を赤くしている蜘蛛と女子クラスメイトを見て男子勢が疑問に思ったことはまた別の話
主人公はどちらかと言うと女の子の方が好きなんだ~そしてほんのり変態なのである。いつも更衣室では襲いたいって言う欲望をガマンしてる。そう言う子
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雄英体育祭開幕‼
遂にやってきました、雄英体育祭本番‼私は今みんなと一緒に自分のクラスの控え室で出番を今か今かと待っている。
「ちょっと緊張するね~耳朗ちゃん。あっグミ食べる?」
「グミ?食べる食べるグレープ味ちょうだい?確かにウチも緊張するわ」
「皆、準備は出来てるか⁉もうじき入場だ‼」
「コスチューム着たかったなー」
確かにコスチューム着けたかったなぁ、なんでつけちゃダメなんだろう?
「公平を期す為着用不可なんだよ」
ふ~ん確かにコスチュームには動きをブーストするようなヤツがついてる人もいるから着けれないのは当然なのか、なんて考えてると轟くんが緑谷くんに話しかけていた
「客観的に見ても実力は俺の方が上だと思う」
「へ⁉うっうん」
「おまえオールマイトに目ぇかけられてるよな、別にそこ詮索するつもりはねぇが...御前には勝つぞ緑谷それに影崎」
「ふえっ⁉私⁉」
「おお⁉クラス最強が宣戦布告!!?」
「ちょっと、影崎アンタ轟になんかしたの?」
「わっ私なんもしてないよ耳朗ちゃん‼」
「急に喧嘩腰でどうした⁉直前にやめろって...」
「仲良しごっこじゃねぇんだ何だって良いだろ」
おお、そうだよね切島くんもそう思うよね‼って言うか何で私は轟くんに目つけられてるんだろう?あんまり話したこともないしなぁ...
「轟くんが何を思って僕に勝つって言ってんのか...はわかんないけど...そりゃ君の方が上だよ...実力なんて大半の人に敵わないと思う...客観的に見ても...」
「緑谷もそーゆーネガティブな事が云わねぇ方が...」
「でも...‼皆...他の科の人も本気でトップ狙ってるんだ僕だって...おくれを取るわけには行かないんだ僕も本岐で獲りに行く!」
おぉ緑谷くん良いところでガッツ見せたねいいじゃん最初の頃と比べると成長してるね
「.......おお」
「轟くんが何で私に勝つって意気込んでるかはちょっと分からないけど私もやるからには上を目指すからね」
私はそう言って私はじぶんの列にならんだ。すると程なくしてプレゼントマイク先生の入場アナウンスが聞こえてきた
「雄英体育祭‼ヒーローの卵たちが我こそはとシノギを削る年に一度の大バトル‼どうせてめーらアレだろこいつらだろ!!?
ヒーロー科‼1年!!!A組だろぉぉ!!?」
おおおおお人が滅茶苦茶いっぱい居るね~お?あそこに居るのもしかしてビリー先生とマスター⁉めっちゃ手振ってる‼私も振り替えしとこ
「蜘蛛ちゃん、さっき手振ってたけど知り合いでもいたの?」
「うん、睡お姉ちゃんのお友だちと前女子会した喫茶店のマスターがいたの」
そんな感じで近くに並んでた耳朗ちゃんと話しているとプレゼントマイク先生のアナウンスが続いていた
「B組に続いて普通科C.D.E組...!!サポート科F.G.H組もきたぞー!そして経営科...」
そして1年生が全員並んだところで睡お姉ちゃんこと18禁ヒーローミッドナイト先生が台の上に登って選手宣誓を促す
「1ーA影崎蜘蛛‼」
「えっ⁉蜘蛛って入試一位だったの⁉」
「そうだよ~ニヒヒ」
そう言って私は台の上に登る
「宣誓‼我々選手一同はスポーツマンシップに則り一位を目指すことを誓います‼...」
「何か普通だね~」
なんて聞こえて来てるけど、まだ私の挨拶は終わってないぜ‼
「そして普通科以外の奴らども‼自分でネガティブになって勝手に諦めてんな‼個性が弱い?知るかんなもん‼知恵やら何やら何でも使って私も含めて上を喰いに来いよ‼以上‼これで影崎蜘蛛の選手宣誓を終わります‼」
そして退場しながら小声でお姉ちゃんに「これで良かった?」って笑いながら退場した。
「さーてそれじゃあ早速第一種目行きましょう!いわゆる予選よ!毎年ここで多くのものが
そう言ってお姉ちゃんが指差したディスプレイに書かれていたのは障害物競争の文字
「計11クラスでの総当たりレースよ!コースはこのスタジアムの外周約4キロ!我が校は自由さが売り文句!ウフフフ...コースさえ守れば何をしたって構わないわ!さあさあ位置につきまくりなさい...スタートーーーー‼」
次回から本格的に体育祭が開幕します‼待っててくださいね‼頑張りますからあと...感想評価よろしくです‼
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第一種目‼白熱バトル‼
うわ~ゲート狭いな~多分誰かが妨害しかけてくるし人が多すぎて絶対つっかえるよね、ゲートに糸使ってターザンが妥当かな?
スターーーーート‼
おっと、やっぱり妨害してきたね地面が凍ってるから轟君かな?それよりも私もだけどA組は結構抜けてくるね。そして入試のロボットが滅茶苦茶いっぱい居るね。
「さぁいきなり障害物だ‼まずは手始め...第一関門ロボ・インフェルノ‼」
っと皆叫んでるけど私は先に抜けるね~⁉下から急に冷気が⁉
「ヤバッ⁉」
そう言いながらロボットに付けた糸を手放すと同時に巨大ロボが完全に凍りついた。そして糸を手放したことで地面に着地したタイミングで巨大ロボ達が倒れこんできた。
「全く轟君は危ないね」
そう言って周りの木々を使って糸でネットを作って、私はネットと地面の隙間を通り抜けた。わざとちょっと低めの位置に作ったから他の人達は少しめんどくさいと思うけど頑張ってね。
「ヤッホー、轟君色々とやってくれたね」
「アレぐらいで止まるんだったらそんだけの奴らだったって事だろ」
「ははは、言うねぇ~まぁ私には関係ないけどねっと次の障害物が見えてきたね」
トップを走る私たちに見えてきたのは大量の足場とそこを結ぶように繋がった縄そして足場と足場の間には奈落が広がっている。
「オイオイ第一関門チョロイってよ‼んじゃ第二はどうさ⁉落ちればアウト‼それが嫌なら這いずりな‼ザ・フォール!!!」
「コレは私の独壇場だね、まぁ馬鹿正直には綱渡りなんかしないけどね」
そう言って私は足場と足場の間を何時ものターザンロープで移動しつつ轟君の足元に空いてる手で粘着性の糸玉を発射して妨害にも勤しむ
「てめっ、蜘蛛‼邪魔だ‼」
「フフフ、お姉ちゃんが言ってたでしょ?コースさえ守れば何をしたって構わないってね。それに私はお姉ちゃんに良いとこ見せたいからね邪魔させてもらうよ」
「さぁ先頭は難なくイチ抜けしてんぞ‼」
というプレゼントマイク先生のアナウンスに紛れて後ろの方から連続した爆発音が近づいてきた。
「くそがっ!!!」
後ろをチラッて見ると爆豪が突っ込んできてたので、取り合えず粘着性の糸玉を爆豪を狙って何個か飛ばす。
「テメェ‼このくそ虫が‼」
ああもう、こう言うところが嫌いなんだよ私はまぁ今は私がトップだし多目に見てやろう。それに轟君も渡りきってるしこれ以上爆発魔には時間を割いてられないし
「先頭は一足抜けてダンゴ状態!上位何名が通過するかは公表してねえから安心せずにつき進め‼そして早くも最終関門‼かくしてそも実態はーーーーー...一面地雷原!!!怒りのアフガンだ‼地雷の位置はよく見りゃわかる使用になってんぞ‼目と脚酷使しろ‼ちなみに地雷!威力は大したことねえが音と見た目は派手だから失禁必至だぜ!」
おっともう最終関門かって言うか周りに高さのあるものが無いから走るしかないねしっかり避けなきゃって、おおう後ろで爆発したぁめっちゃ音でかいしさっさと抜けたいね
「はっはぁ俺はーーー関係ねーーーーー‼」
くっそ、あんの爆発魔うるさいし爆風も邪魔‼
「うっさい‼爆発魔‼」
そう言って前を飛んでいった爆発魔の服に糸を付けて後ろに放り投げる
「おっと先頭で激しい攻防‼喜べマスメディア‼おまえら好みの展開だああ‼後続もスパートをかけてきた‼だが引っ張り合いながらも先頭3人がリードかあ!!!?」
中々轟君の前に出れないし出ても追い付かれる。
BOOOOOOOOM!!
「ヒュイッ⁉」
思わず私の脚が止まって轟君に追い越されるとすぐ私の上の方をすごい勢いで何かが飛んでいった
「先頭爆豪・轟・影崎‼最終関門を今抜けそうだがーーーッ後方で大爆発!!?何だあの威力⁉偶然か故意かーーーーA組緑谷爆風で猛追ーーーー!!!?っつーか!!!抜いたぁぁぁぁぁぁぁー!!!」
「ええ⁉あの飛んでったの緑谷君なの⁉って言うか脚止めちゃった‼」
やばい地味に差ができてる。急がなきゃ‼追い付くのは難しそうだけどこれ以上順位を下げられたくない‼
「元・先頭の3人足の引っ張りあいを止め緑谷を追う‼共通の敵が現れれば人は争うのを止める‼争いはなくならないがな!」
足元に糸玉巻きながら前にいる爆発魔と轟君の足元にも糸玉を発射して邪魔をする
「さァさァ序盤の展開から誰が予想できた⁉今一番にスタジアムへ還ってきたその男ーーーー...緑谷出久の存在を‼」
そのまま、私の妨害も先頭二人は気にせずそのままゴールして私は4位でゴールした。いや~なまじ一位を狙える距離にいたから少し悔しいかな?でもまぁ爆発魔が一位じゃないだけいいか。っておっと結果が出たみたいだね
「予選通過者は上位42名!!!残念ながら落ちちゃった人も安心しなさい!まだ見せ場は用意されてるわ‼そして次からいよいよ本選よ‼ここからは取材陣も白熱してくるよ!キバリなさい!!!さーて第二種目よ‼私はもう知ってるけど~~~~...何かしら!!?言ってるそばからコレよ!!!!」
蜘蛛ちゃんは爆豪君が嫌いらしいですね~。感想評価くださいね、あと誤字訂正もバンバンください‼
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騎馬戦だよ‼(前編)
騎馬戦、そうモニターには書かれていた。
「個人競技じゃないけどどうやるのかしら?」
「確かに気になるね梅雨ちゃん」
近くにいた梅雨ちゃんと話していたら壇上で睡お姉ちゃんが騎馬戦のルール説明を始めた。話をまとめるとまずは基本は基本の騎馬戦と同じだけど、さっきの障害物競争の結果に応じて各個人にポイントが割り振られる事らしい。そしてそのポイントは上位に行けば行くほどポイントが高くなっていくらしい。4位の私は180ポイントだった
「予選通過1位の緑谷出久くん‼持ちポイント1000万‼」
うわ~、皆緑谷くんの事獲物として見てるねアレは堪えるね緑谷くん汗ダラダラだし。おっとまだルール説明終わってないね
「制限時間は15分振り当てられたポイントの合計が騎馬のポイントとなり騎手はそのポイント数が表示されたハチマキを装着!終了までにハチマキを奪い合い保持ポイントを競うのよ。取ったハチマキは首から上に巻くこととりまくればとりまくる程管理が大変になるわよ!そして重要なのはハチマキを取られてもまた騎馬が崩れてもアウトにはならないってところ!」
つまり、フィールドには常に全員集合しててポイントを狙い合ってるって事かめんどいなぁ。わざとポイント取られてから奇襲かけるのもありかな。
「個性発動ありの残虐ファイト!でも......あくまで騎馬戦‼悪質な崩し目的での攻撃等はレッドカード!一発退場とします!それじゃこれより15分!チーム決めの交渉タイムスタートよ!」
「「15分!!?」」
マジか⁉時間短いなぁ~私は正直爆豪とチラッと見かけたB組の男の人以外だったら誰でも良いけどね。あのB組の男の人目が苦手なんだよねぇ
「くっ蜘蛛さん‼」
「んあ?どうしたの緑谷くん?」
「あのっ僕と騎馬を組んでくれないかな⁉」
緑谷くんからのお誘いか、断る理由はないね私も正直チーム決まってなかったし
「いいよ、そのお誘い受けるよ一緒に頑張ろうか緑谷くん。それで私以外は誰と組んでるの?」
「えっと、麗日さんとあとサポート科の発目さんって人と組んでるんだ。」
「オッケー、じゃあ皆のところに案内してよ緑谷くん」
緑谷くんに案内してもらって麗日ちゃんと発目さんと合流してもらって作戦会議を始めた
「発目さん以外は知ってると思うけど私の個性は蜘蛛、手から蜘蛛の糸を出せるわ、強度も粘度も自由自在にね他にも出来ることはあるけど騎馬戦で役に立ちそうなのはこれくらいかな?それで私の糸は手からしか出ないから騎手か後ろ騎馬になろうと思うんだけどどうかな?」
「う~ん、後ろ騎馬は発目さんと麗日さんにやって欲しいから僕が前騎馬になって影崎さんが騎手かな?」
「なんで後ろ騎馬がうちと発目さんなん?」
「いざというときに、麗日さんの個性で僕たちを浮かせて発目さんのサポートアイテムで飛んで逃げれるからね」
「結構いい作戦なんじゃないかな?私が騎手で糸を使ってポイントの確保と相手の妨害、そして緑谷くんが前騎馬で皆に指示を出す、そして麗日ちゃんと発目ちゃんが緊急回避要員ね結構上位狙えそうね」
私たちの作戦会議が終了すると同時に作戦タイムが終了して私達も騎馬を組んで待機場所に並んだ
「よォーし組終わったな!!?準備はいいかなんて聞かねえぞ‼いくぜ‼残虐バトルロワイヤルカウントダウン‼3!!!2!!1...!START!」
「まずは前から二人‼来ます‼影崎さん‼」
「了解‼緑谷くん‼まぁ最初は逃げるよね」
私はそう返事して私は、私達に突っ込んでくる二チームの騎馬の足元に地面に付く直前に広がるようにした糸を使って地面と足をくっ付けてやった、流石にずっとくっついたままではないけどね。
「!!!沈んでる!あの人の個性か!麗日さん発目さん影崎さん‼」
「あいよ‼後ろ二人‼顔避けてよ‼」
そう言って発目さんから渡されたバックパックのスイッチを入れて宙に浮かぶ
「耳郎ちゃん‼」
そう聞こえたと思ったら耳郎ちゃんがこっちの騎馬にイヤホンを伸ばしてきたから、糸を何本か束ねて作った鞭で迎撃する
「スゴいよ影崎さん‼僕らに足りなかった近中距離をカバーできる‼やっぱり流石だよ‼」
「そんなに誉められると少し照れるなぁ」
「そろそろ着地するよ!」
ボワッて感じで着地すると発目さんが緑谷くんに話しかけ始めた
「どうですかベイビーたちは‼可愛いでしょう⁉可愛いは作れるんですよ‼」
「機動性バッチリ‼すごいよベイビー!発目さん‼」
「でしょー!!?」
「浮かしとるからやん...」
麗日ちゃん...私涙出てきましたよ
「さ~~~~~~~まだ二分も経ってねぇが早くも混戦混戦‼各所でハチマキ奪い合い‼1000万を狙わずに2位~4位狙いってのも悪くねぇ‼」
おっと全身鉄っぽい人が突っ込んできた‼
「ハチマキの防衛は任せて‼麗日ちゃんと発目ちゃんと緑谷くんは周りの警戒頼んだ‼」
「「「了解‼」」」
「おい、てめぇいい奴だからって手加減はしねぇぞ‼」
「ふふふ、それは厳しいね」
そう言いながらハチマキを狙ってくる手を糸で網を作って防御しながら相手のハチマキを狙うけどそれもかわされた。
「影崎さん‼横から別の騎馬が‼って障子くん⁉アレ⁉一人⁉騎馬戦だよ⁉」
「よっしゃ‼足動かして‼逃げるよ‼」
「アレ⁉何⁉取れへん!」
「峰田くんの‼一体どこから...」
あんの、ブドウ一体どこから投げてきたの?
「ここからだよぉ...緑谷ぁ...」
何処からともなくブド...じゃなかった峰田くんの声がする。声の聞こえた方を見ると障子くんの腕の中から顔を除かせている峰田くんがいた。結構ホラーだね。
「なぁぁ⁉それアリぃ!!?」
「⁉危なっ」
今の鞭みたいなやつは一体どこから?...まさか
「さすがね影崎ちゃん...」
「梅雨ちゃんまで中にいたの⁉マジですごいね障子くん⁉ってうおお⁉」
障子くんの騎馬に突っ込みをいれていると急に体を持ち上げられる感覚に陥った、発目ちゃんが「ベイビーが引きちぎれたあ‼」という声と麗日ちゃんの「ごめん‼でも離れられたよ!」って声が聞こえたから峰田くんのもぎもぎをブーツの噴射で無理矢理引き剥がして空中に脱出したんだろう。
「調子のってんじゃねえぞクソが‼‼」
「煩いよ‼黙ってろよ狂犬...」
下から狂犬が爆破で上がってきたので全身を包めるレベルのネットを射出して被せてやった、瀬呂くんにテープで回収されてるけどネットを取るのにもがいてるのが見える、しかもB組の何か嫌いな人にハチマキ取られましたねいい気味です。
こっちも更新遅いけど頑張っていきます‼
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騎馬戦だよ‼(後編)
私達が着地して、周りを見ると以外に私達を狙っている相手は少なく結構逃げ切り安いのでは?と感じていると緑谷くんもそう感じたらしく
「皆、逃げきりがやりやす...」
と言う緑谷くんの発言をかき消すように私たちの前に人影が現れた
「そう上手くは...いかないか」
「みたいだねぇ、緑谷くん」
そう言葉を漏らす私たちの前に現れたのは
「そろそろ奪るぞ」
私の勘だけど、騎馬戦の中では最後にして最大の敵だと思う、轟チームだった。
「来るの結構早かったね、あのチーム。まだまだ後でバトルかと思ってたけど...緑谷くん!!指示は頼んだよ‼」
「了解‼そして時間はもう半分!足止めないでね!影崎さんも警戒を強化して!仕掛けてくるのは...一組だけじゃない‼」
緑谷くんがそう言うとほぼ同時に全てではないがかなりの数のグループが私達を狙って突っ込んできたが、突然全身を突き抜けるような電流が近づいていた全グループを襲った。
「ぐぎぎぎぎ、この電撃は、かっ上鳴くん」
私達が放電で痺れてるうちに、私達以外の騎馬を凍らせて尚且つ氷のフィールドで私達を囲って逃げられなくする作戦らしい。素直にそんな勝負に乗るわけないと考えてバックパックで離脱しようと考えていると、バックパックからショートするようなバチバチっと言う音をたてていてしかもスイッチを押しているのに作動しないと言う面倒な事態に陥っていた
「発目さん‼バックパックがイカれちゃった‼」
「ベイビー!!!改善の余地アリ」
「強すぎるよ!逃げられへん!」
「牽制するよ‼」
そう言って、轟くんチームの足元に向かって糸を放つも、百ちゃんの作り出した大きい板で受けられてしまった
「百ちゃんの個性...ちょっとめんどくさいなぁ。糸が全部防がれちゃったよ、やっぱり一筋縄じゃいかないね」
「......蜘蛛さんは今までと同じように糸による妨害を続けてほしい、たとえ防がれても牽制にはなる...!大丈夫...!何としても1000万は持ち続ける!」
そう言った緑谷くんの言葉には、なんと言うか覚悟があった‼これは私も本気で行かないとね‼
「残り時間約1分‼轟フィールドをサシ仕様にし...そしてあっちゅー間にポイント奪取!!!とか思ってたよ5分前までは‼影崎なんとこの狭い空間を5分間逃げ切っている‼」
そう、先ほどの5分間の勧告から私達は必死に1000万ポイントを守りきっている。私達は緑谷くんの指示である程度常に距離をおいて尚且つ左側に回り続けているこれには理由があって私達が常に左側に陣取ると凍結させようにも飯田くんを巻き込んでしまうためできない。こうする事で轟くんの凍結を防御できる。そして放電されそうになっても私が糸を使って妨害をし続けているため動きを止めるわけにはいかない轟くん達は避け続けないといけない。糸を凍結で止めようにも常に左側から糸が来るので凍結が出来ないのだ。
「奪れよ轟くん!トルクオーバー!」
そう飯田くんが叫ぶと私達の横を強い風が通り抜けたと思ったら、頭からハチマキの感触がなくなっていた。
「え?ッ⁉不味い‼緑谷くんハチマキ取られた‼」
「なーーーーー!!?何が起きた!!?速っ速ーーーー‼飯田、そんな超加速があるなら予選で見せろよーーーー!!!ライン際の攻防!その果てを制したのは...」
「言ったろ緑谷くん君に挑戦すると‼」
「逆転‼轟が1000万‼そして緑谷急転直下の0ポイントーーー‼」
これは不味い⁉私達は1000万に固執しすぎて、他にポイントを持っていない、騎馬戦を突破するには上位の騎馬を打倒する必要があるが時間がない‼
「突っ込んで‼」
どうやら私と同じ考えだった緑谷くんが叫ぶ
「ポイントの散り方を把握できてない今‼狙えるのは轟さんの所しかない‼」
「よっしゃ!取り返そうデクくん‼影崎さん‼絶対!!!」
「麗日ちゃん...」
そうだよね、自分の分だけじゃない‼発目ちゃんも麗日ちゃんも緑谷くんも私を信頼して騎手にしてくれた‼私はその期待を裏切らない‼
「うああああああああああああ!!!舐めるなぁぁぁぁ‼」
叫んで気合いをいれて、轟くんの左手を流して内側に滑り込む。ここまで来たら私の間合い‼取るよ‼轟くん‼まずは首にかけてある他の人から取った裏返しにしてあるハチマキに手を伸ばし1000万ポイントを結んだ少ししたの方のハチマキを取る。そしてすれ違いつつ、頭に結んだハチマキに細くて丈夫な糸を付着させる。
「とった‼とったあああ‼」
「残り17秒!こちらも怒りの奪還‼」
裏返しのハチマキが1000万ポイントと言う確証はないけど、頭のハチマキに細工をしてある
「待ってくださいそのハチマキ違いませんか⁉」
私の手の中にあるハチマキに書かれているポイントは170ポイントのハチマキ‼急いで轟くんの頭に巻いてあるハチマキに着けた糸を巻き取る‼
「轟さん⁉頭のハチマキが‼」
「しまった‼蜘蛛の糸か⁉」
「ここで影崎チーム‼轟チームのハチマキを奪ったああああ!!!そしてそろそろ時間だカウントいくぜエヴィバディセイヘイ‼10!9!8!7!6!5!4!3!2!1!TIME UP!!!早速上位4チーム見てみよか‼1位轟チーム‼2位爆豪チーム‼3位鉄て...アレェ⁉オイ!!!心操チーム!!?いつの間に逆転してたんだよオイオイ‼」
と私が順位を聞いていると何故か緑谷くんがスッゴい位しょげていた
「ねぇ、緑谷くんどうしたの?そんなへこんで...」
「だって...僕の作戦だったのに最後に轟くんに1000万取られちゃって、それで...」
「おいおい‼緑谷くん‼何を勘違いしているんだ?確かに1000万は取られたし轟くんから取ったハチマキも1000万じゃなかった」
「だから‼僕の作戦のせいで通過できなかったから‼」
「だから緑谷くん、さっきから勘違いをしているね。私はポイントを取られたからと言ってタダでは転ばないよ?」
「どう言うこと?影崎さん...」
「ふっふっふ最後の最後に警戒の薄くなった頭のハチマキを頂戴したのさ‼」
「4位影崎チーム‼以上4組が最終種目へ...進出だあああ‼」
最終種目進出のアナウンスを聞いた緑谷くんは噴水なんか目じゃない位の勢いで涙を流して、その涙の勢いで膝が地面にめり込んでいた。そして緑谷くんの涙で架かった虹を見て、少し綺麗だなと思った。
緑谷の涙腺は一種の個性として活用できると思うのは私だけでしょうか...
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お昼ご飯はお肉がいい
「一時間程昼休憩挟んでから午後の部だぜ!じゃあな!!!オイ、イレイザーヘッド飯行こうぜ...!」
「寝る」
「ヒュー」
と言うわけでお昼休憩に入ったのだが私は今食堂ではなく、先生達の控え室になっている職員室に足を運んでいた。
「ヒーロー科、1年A組影崎蜘蛛です。ミッドナイト先生に用事があってきました入ってもいいですか?」
「いいわよ~蜘蛛ちゃん、所で私に用事って何かあったの?」
「お姉ちゃん、審判お疲れ様そしてお弁当‼お姉ちゃんったら靴箱の上にお弁当忘れていったでしょ?」
「蜘蛛ちゃんわざわざ届けに来てくれてありがとう。これで午後も頑張れるわ‼」
お姉ちゃんが笑顔で私にお礼をいってくれる、これで私も午後も頑張れそう‼そう考えながら私は目的を果たしたので職員室を後にする
「失礼しました~」
お姉ちゃんは職員室でご飯を食べるからお弁当だけど、私は皆と食堂で一緒にご飯を食べる予定なのです‼そして食堂に近づくにつれて漂ってくる、この胃袋を直に刺激してくるいい匂いお腹の虫が鳴きそうです...
「お~い‼蜘蛛~‼こっち席取ってあるよ~‼」
「ありがと‼耳郎ちゃん‼芦戸ちゃん‼梅雨ちゃん‼3人は注文今から?」
「そうだよ~」
どうやら3人ともまだ選んでいないらしい...私は来るときにチラッと目に入った唐揚げおろしポン酢定食にしよう。お肉食べたいけどちょっとサッパリしたいから丁度いいしね。そうと決まれば早速注文しに行こうかな?
「そう言えば蜘蛛は、さっきどこ行ってたの?弁当箱持ってたのに今持ってないし、一緒に注文しにいってるから食べたわけでも無いんでしょ?」
「さっきはね、職員室にお姉ちゃんが忘れたお弁当を届けに行ってたんだ。お姉ちゃんがお仕事があるからって先に出たんだけど、私も家から出るときに玄関の靴箱にお弁当忘れててね、それで」
「ふ~ん、やっぱり蜘蛛とミッドナイト先生って仲良いよね、本当に姉妹って関係だけですんでる?」
「あれあれ~?もしかして嫉妬してるの~耳郎ちゃん?」
「別にそういうのじゃないよ」
「そっかー残念...」
「何が残念なの⁉」
「ホラホラ、もう着いちゃったよ?注文しよ?」
「影崎...堂々とスルーするね...あっ私はサンマの塩焼き定食で」
「私は唐揚げおろしポン酢定食でお願いしまーす、それにしてもまだ体が痺れてるなぁ体の違和感が凄い」
「?何で痺れてんの?確かにあの電撃はヤバかったけど、ウチは試合中には痺れ抜けてたよ?」
「イヤね、何故かわかんないんだけど私の個性って蜘蛛何だけど異様に電気に弱いんだよね...何でだろ?」
なんて、耳郎ちゃんと話してると峰田と上鳴が話しかけてきた
「おい、耳郎‼影崎‼聞いたか⁉」
「なんのことかわかんないけど、どうしたの?」
「いや午後は女子全員ああやって応援合戦しなきゃいけねぇんだって!」
そう言って峰田が指差した先には外国から来たと思うチアリーダーの人達が走っていた
「私、聞いてないけど...」
「信じねぇのは勝手だけどよ......相澤先生からの言伝だからな」
ふうん、さっき職員室に行ったけどそんな話聞いてないけどなぁ...まぁそんなことよりチアですよ‼チア‼私もやらないといけないのはちょっと恥ずかしいけども何よりクラスのメンバーのチアユニフォーム姿がみれる‼ウチのクラスの女子は美形揃いでしかもスタイルも良いときた‼これはどうにかして写真に納めなければ‼特に耳郎ちゃん‼想像するとヨダレが...ふへへ耳郎ちゃんのおへそ...生足...
「...っと...ちょっと蜘蛛大丈夫?ボーッとしてたけど?」
「へぇっ⁉あっ大丈夫だよ⁉」
「ほんと?あんまり無理しちゃダメだよ?心配するから」
「ふうん、私の事心配してくれるんだぁ...ふふっ嬉しいな」
「うるさいなぁ、まぁ心配するのは本当だから無理しないでよ?」
はぁん、耳郎ちゃんマジで優しい、こんなん反則だよね最後言いながらちょっと赤くなってんの‼ちょう可愛い‼今すぐにでも押し倒したいけど我慢よ‼私‼焦ってはダメ‼
「あっ、百ちゃーん峰田から聞いた~チアの話」
「ええ、聞きましたわ蜘蛛さんでも本当でしょうか?なんだか少し怪しいような気がするのですが...」
「まぁまぁ、そんなことよりももちゃんも一緒にご飯食べよ?耳郎ちゃんも早く早く」
「そんな焦んなくても良いじゃん、席もまだ空いてるしさ」
「私はもう滅茶苦茶お腹空いてるの~」
「ふふっ、じゃあ急がないといけませんわね」
そんな感じで話ながら三奈ちゃん達が取ってくれた席に合流する
「三奈ちゃ~ん、百ちゃん拾ってきたけど一緒にいいよね?」
「もちオッケーだよ、ほらほら百ちゃんはこっち座って」
全員が席についた所で、早速私は唐揚げにかぶり付く。最初の1個はなにも付けずに食べるのが私流。外はサクサク中はしっかりジューシーで一口かじると中から鳥の美味しいエキスが溢れてくる。
「んんんん~美味しい~」
「あ~蜘蛛ちゃんの唐揚げ美味しそ~1個ちょ~だい」
「じゃあそのハンバーグ1切れと交換ね、はい唐揚げ」
「ありがとー‼じゃあ私もハンバーグどうぞ」
ハンバーグも美味しい‼噛んだそばから肉の美味しさが感じられる‼このハンバーグもかなり美味しい‼ではではメインのおろしポン酢唐揚げを戴きましょう。さっきの時点でかなり美味しい唐揚げが上の次元に昇華した‼熱々の唐揚げから噛むたびに出てくる肉汁とおろしポン酢が絡まって極上のハーモニーを奏でている
「いつも思うけど、蜘蛛ってほんと美味しそうに食べるよね」
「だって美味しいんだもん耳郎ちゃん‼ほらほら耳郎ちゃんも一個お食べ、あ~ん」
「ちょっ、ちょっと蜘蛛⁉」
「ほらほら照れてないで、あ~ん」
「あ、あ~ん」
ふふっ、照れてる耳郎ちゃん可愛い。ほんのりほっぺが赤くなってるのが非常にキュート‼はぁはぁやっぱり襲いたい‼っておお⁉耳郎ちゃんに夢中になっていたら唐揚げが...ない?満腹感と美味しかったって言う感覚が残っているのに食べた記憶がない...恐ろしい魔性の耳郎ちゃん...‼
そのうち、峰田くんと上鳴くん交えて男子高校生みたいな話させるから待っとけよぉ
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トーナメントまでの一幕
やっぱり百ちゃんとか麗日ちゃんとか透ちゃん三奈ちゃんとか胸大きいよね羨ましいなぁ、えっちぃなぁ、それに梅雨ちゃんも常に前傾姿勢だから少し分かりにくいけど中々の物をお持ちになっているしこれが胸囲の格差社会ってやつですかそうですか。耳郎ちゃん?小振りでとてもかわいい胸ですよ。
「やっぱこの格好恥ずかしいんだけど...本当に着なきゃダメ?」
衣装のお腹の部分やスカートの部分を下の方に引っ張りながらちょっと赤くなってる耳郎ちゃん最高‼でもその衣装を脱がれるのは困るまだ耳郎ちゃんの写真撮れてないもん
「ダメだよ耳郎ちゃん‼こう言うのは雰囲気から入るものなんだよ‼似合ってるし可愛いよからそのまま着ようよ耳朗ちゃん‼」
「わぁぁ、分かった分かった着るから、ちゃんと着るから」
「何だかんだ言ってちゃんと着てくれる耳郎ちゃん優し~大好きだよ~」
「おいコラ蜘蛛そう言うこと気軽に言うな、まぁ蜘蛛も結構似合ってるよ地が白いからカラフルな衣装が映えてる」
「ふぁっ⁉きゅっきゅうにそんなこと言わないでよ‼耳郎ちゃん」
「ん~?どしたの蜘蛛まさか照れてる?」
「ッ‼てっ照れてないし‼」
「ふふふ、何時もの仕返しだよ蜘蛛」
じっ、耳郎ちゃんがまさかここまでやるとは、マジでキュンとしたよさすが耳郎ちゃんだ。普段は襲いたいとか言ってるけど逆になるのも有りかも
「どしたの~耳郎ちゃん早く行こ?」
「あっ、ついボーッとしちゃったごめんね三奈ちゃん」
「大丈夫だよ、さぁ行こっか」
「そだね」
そのまま三奈ちゃんと話ながらA組の皆が待機してる入場門に到着するとA組の男子が疑問を浮かべた顔で女子を見ている。
「なっ何で皆チアの格好をしてるの?」
「次のレクの時間に応援合戦やるらしいんだよね、だからチアの服着けてるの百ちゃんに作ってもらってね。所で緑谷くんお茶子ちゃん似合ってると思わない?」
「くっ蜘蛛ちゃん⁉」
お~お~お茶子ちゃん慌ててるね~前からうっすら思ってたけどこれは確定かな?
「うっうん‼とっとても似合ってると思う‼」
「あっありがとう、デク君」
ふふふ青春してるね、二人とも初々しくて面白いなぁ
「最終種目発表の前に予選落ちの皆へ朗報だ!あくまで体育祭!ちゃんと全員参加のレクリエーション種目も用意してんのさ!本場アメリカからチアリーダーも呼んで一層盛り上げ.......ん?アリャ?」
マイク先生のアナウンスと共に入場した私達が見たのは普通に体育着で入ってくるB組や他の組の皆だった。やっぱりそうだったか峰田‼
「どーしたA組!!?」
私は結構大丈夫だったが、チラッと横を見てみると完全に私以外の女子の表情が死んでいた...
「峰田さん上鳴さん‼騙しましたわね⁉」
二人ともナイス‼マジでグッジョブ‼二人のお陰で皆のチア姿が見れた‼...さて私も写真ゲットのために少し動きますか
「何故こうも峰田さんの策略にハマってしまうの私...」
「百ちゃん...大丈夫だよ元気だして、アイツ等は私がしちょっとお仕置きしてくるから」
「蜘蛛さん...ありがとうございます」
「アホだろアイツら...」
「まァ本戦まで時間空くし張りつめててもシンドイしさ...いいんじゃない!!?やったろ‼」
「透ちゃん好きね」
「まぁその前に最終種目の発表からだね」
「さァさァ皆楽しく競えよレクリエーション!それが終われば最終種目進出4チームからなるトーナメント形式‼一対一のガチバトルだ‼」
「それじゃあ、組み合わせ決めのくじ引きしちゃうわよ!組が決まったらレクリエーションを挟んで開始になるわ!レクに関しては進出者16人は参加するもしないも個人の判断に任せるわ。息抜きしたい人も温存したい人もいるだろうからね。じゃあ一位のチームから順に...」
「あの...!すいません。俺 辞退します」
辞退⁉何で?尾白君は特になにも悪いこととかはしてないはず
「騎馬戦の記憶...終盤ギリギリまでほぼボンヤリとしかないんだ、多分奴の"個性"で...チャンスの場だってのはわかってるそれをフイにするなんて愚かな事だってのも...!でもさ!皆が力を出し合い争ってきた場なんだ!こんな...こんなワケわかんないままそこに並ぶなんて...俺にはできない」
「気にしすぎだよ!本戦でちゃんと成果を出せば良いんだよ!」
「そんなんいったら私だって全然だよ⁉」
「違うんだ...!俺のプライドの話さ...俺が嫌なんだあと何で君らチアの格好してるんだ...!」
「尾白君‼チアに関しては気にしちゃいけない‼」
そしてその尾白くんの発言にB組の人と常闇君も同意してミッドナイトお姉ちゃんがそれを認めてB組のチームが繰り上がりで入ってきた、前クラスに来てた鉄の人と美人で髪の毛が茨の人それと何か歯が出ててちょっと顔の怖い人だった
──────────────────────
さて峰田と上鳴の所に行こうか、ついでに二人と私の話し声が聞こえずいい感じに撮影できるスポットへ誘導だ
「おい峰田、上鳴」
「「はっはいなんでしょうか‼」」
「こっちコイ」
「「りょ了解です‼」」
さてここなら聞かれないそれに私のカメラの性能ならイケる‼
「二人とも......マジグッジョブ‼」
「「へ?」」
「まさか、全員がスタイル抜群のA組女子のチア姿が見れるなんて思ってなかったからさ‼二人にはマジで感謝してるよ」
「何いってんだ...蜘蛛...まさかお前⁉」
「そう‼私は‼バイです‼ただし殆ど女性好きだけどね」
「つまり?」
「今、この時は同盟を結ぼうじゃないか同志峰田同志上鳴私に協力してくれ多少の礼はする」
「協力っつてもよぉ俺達は何をすりゃいいんだ?」
「私にいい考えがある、まずは私が君たちを私の糸で頭まですっぽりと簀巻きにする。」
「「ふむふむ」」
「そして、コイツを君に預ける」
そういって私はポケットに隠していた物を峰田に渡す
「かっ影崎‼コイツは⁉」
「そうだ、峰田これは高性能小型カメラだ。」
そう私が渡したのは先日購入した高性能小型カメラだズーム倍率や画質もかなりの物のカメラを用意した
「私の糸で簀巻きにする際に顔のところにそのカメラのレンズより少し大きめの隙間を作る後は解るな?」
「ああ、解ってるぜ影崎‼これで写真を撮りまくればいいんだな‼」
「そうだ、峰田‼後、些細な我が儘だが写真は幾ら撮ってもいいが耳郎ちゃんを少し多目に撮ってくれないか?」
「お安いご用だぜ‼影崎オイラに任せな‼」
「頼んだぞ峰田‼上鳴‼」
「なぁ、俺には何か無いのか?」
「特には無いから隙間からゆっくりチア見ときな、写真は体育祭後に金を出しあって現像しような」
「「あぁ」」
そして私は打合せ通りに簀巻きにしてちゃんと写真がとれるかを確認して皆のもとへ戻るのだった
今後から上鳴君と峰田君との絡みがじわじわと増えていくでしょう...なんか主人公の行く先が不安だぁ
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トーナメント1回戦‼VS八百万 百
「次は私か~じゃあ行ってくるね耳郎ちゃん」
「行ってらっしゃい、頑張ってきてね蜘蛛」
「任せてよ耳郎ちゃん、それと応援しに来てくれてありがと」
「当たり前じゃん、私はあんたの友達なんだからさ」
「ふふっ嬉しい。じゃあ改めて行ってきます」
そう言って私はステージに向かった
「さて、初戦の相手は百ちゃんか色々出されると面倒だし速攻でケリをつけたいなぁ、糸とか毒まで見せちゃってるから対策考えられてそうだけどなぁ、う~んまぁ何とかなるでしょ‼」
「お待たせしました‼続いては~こいつらだ!
生き物以外何でも作れる‼クリエイティブガール‼八百万百‼
トリッキーに相手を翻弄‼スパイダーガール‼影崎蜘蛛‼
私は遠距離攻撃の手段を持っていないからどうにか近距離戦に持ち込みたい。でも百ちゃんは接近を許してくれるともわからないし、巣を作って攪乱する感じで行こう。
「いったい何をする気ですの⁉」
私が掌を上に向けたと同時に警戒した百ちゃんがテーザーガンを大量に作って私を狙って連射してくる。お昼の話で電気が弱点なのがばらしちゃったから電気系の物で攻めて来てるね。私はそれを避けながら客席とステージの間に足場になる巨大な蜘蛛の巣を作り上げた
「惜しかったね百ちゃん、でも残念。なんとか完成したよ」
そう言って私は巣に糸を巻き付けて巣の上まで上昇を開始する
「くっ‼行かせませんわ‼」
と上昇中の私を狙ってテーザーガンを撃ってくるけど体を振り子みたいに揺らして回避してそのまま巣の上に到着できた。後は巣を使って不意を突いて毒をいれて終わりかな?まぁまずはどうにかして不意討ち決めないとね
「くっ、狙いが定まりませんわ‼」
さっきから触れるか触れないかの距離を糸を使って振り子みたいに揺れて、その拍子に片手だけ鎌状に変化させてチマチマ攻撃狙ってみたり百ちゃんを中心に円を描くように動いて背後を取ろうとしてみたり、巣の上から手だけ出して糸の塊を百ちゃんを狙って打ち出してみたりして
「おっと‼影崎‼あっという間にでかい蜘蛛の巣を作り上げたかと思ったら巣を基点に接近しては離れてを繰り返したり巣の上からチマチマ攻撃を重ねている‼イレイザーどう思う?」
「ふむ八百万は作る物次第だがどんな状況からでも逆転できる可能性があるからな、影崎としては接近して毒を入れて抵抗するまもなく速攻で戦闘不能で終了させたい、だが接近するにしても真正面からじゃ八百万の作った物で攻撃や拘束される危険があるだから巣を作り上に逃げると言う手段を取りつつ巣を基点に動き回れると言うアドバンテージを作り。それを活かし狙いを定めさせない為に変則的に動き続けたり1ヶ所に留まれない様にしつついつ攻勢に入るか見定めてる感じか」
大正解だよ相澤先生。さてそろそろ百ちゃんが私の動きに目が慣れてきたかな?かなり私の事を目で追えるようになってる。
「そこですわ‼」
「残念‼外れだよ‼」
どうやら百ちゃんが振り子の終わりで巣の上に戻る場所を先読みして狙ったみたいだけど私は振り子の途中で片手で糸を切り離してもう片方の手で百ちゃんの後ろに糸を放って、一気に巻き取って背後を取ることに成功した
「なっ⁉」
「ハハッ‼もらった‼」
背後を取ることに成功したからそのまま百ちゃんに糸を放つものの避けられて距離を詰めてきた
「そこですわ‼」
「チッ‼」
百ちゃんが懐に隠しておいたであろうスタンガンで私を狙ってきたので全力で回避を試みるが百ちゃんを押さえていた右腕に少しかすってしまった。
「中々やるね、百ちゃん」
「そう簡単に負けるつもりはありませんわ‼」
ここは巣の上に戻りたいところだけど、さっき散々慣れさせるように動いたのが裏目に出て簡単に上に戻れないしスタンガンがかすった右腕が動きにくくてあの機動をやるにはちょっと難しいかもしれない
「どうやら右腕は今のところ使えないようですわね」
「それがどうかした?百ちゃん。片腕くらい使えなくてもどうってことないさ」
そうして、左半身を前に出して糸を百ちゃんの後ろに糸を放つ
「外れですわ?いったい何処を狙っていますの?」
「あ~外れちゃった......な~んてね‼」
そして私は百ちゃんの後ろに放った糸を巻き取る。そして私が放った糸の先にはステージの小さい瓦礫がくっついている。そしてその瓦礫が飛んでくるのに合わせて私も百ちゃんに接近する
「なっ⁉」
「どっちを対処する‼百ちゃん‼」
「もちろん、両方ですわ‼」
そう言って百ちゃんは盾を創造して瓦礫を防いで私に向かってスタンガンを突き出してくる。私は片手でその手を掴んで思いっきり引き寄せて首筋に噛みついて動けなくなる程度の麻痺毒を注入した
「八百万さん‼行動不能‼二回戦進出影崎さん!」
よし‼一回戦突破‼このまま勝ち抜いていきたいな。そんなことより百ちゃんの首筋真っ白で少し汗ばんでて最高でしたご馳走さまです。それに色々柔らかかったなぁ。ご馳走さまです
個人戦はやけに強い主人公、流石です。変態な所も変わってないや
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