ベビーと一緒にフュージョン (アニメ大好き)
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プロローグ

初めての人は初めまして、アニメ大好きと申します。

今回はメトロイドシリーズの一つフュージョンを作りました。最近メトロイドのゆっくり動画を見てハマってしまいその中のスーパーメトロイドでのベビーの死を見て、なんか心が報われなかったので急遽この作品を作りました。

暖かい目で見ていただけると幸いです。



 

僕…ここで死ぬんだ…ゴメンなさい、ママ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕が初めてママに会ったのは暗くて広い洞窟の中だった。卵から孵った僕の目の前にいたオレンジ色の姿をして右手の方に銃を付けている人だった。そして僕は思った。

 

 

この人が僕のママなんだ。

 

 

ママは最初は僕を見て驚いたみたいで銃の先から光る何かを向けたけど、何だか楽しくなって僕が周りをクルクル回ると、光を消して僕に手を伸ばしてくれた。その事が僕は嬉しくて嬉しくて僕はもっともっとママに甘えた。

 

ママは此処(洞窟)から出たいみたいで走り続けて襲ってくる生き物達を倒して進んだ。僕は怖かったけどママと離れる方が嫌だったから勇気を出してママの後を着いて行った。

 

そして外に出ると僕の目に飛び込んできたのは沢山のお山と上一面に広がる空だった。お外ってこんなに広いんだ…。それから暫く歩くとママの頭の形にそっくりで岩とは違うものに辿り着いた。あれは何だろう?これがママの家なのかな?

 

するとその家がイキナリ浮き上がったから僕は興奮して近くで見たくなって近づいた。

そしたら空から今まで洞窟にいた生き物達とは違う大きな鳥みたいな怪物が現れて僕に襲いかかって来た。僕は逃げようとしたけどその怪物に捕まってしまった。

ママはその怪物から僕を助けようとビームを沢山打った。でも怪物も口から火の球を吐いてママに攻撃して来た。

 

でもママの方が怪物のお腹に張り付くとそこにビームを沢山打った。そして怪物は僕を離すとママは僕を抱き抱えてビームを発射。そのビームは怪物の羽根に当たってバランスを崩した怪物はそのまま岩にぶつかって動かなくなった。

 

 

やっつけたのかな?

 

 

でも怪物はすぐに起き上がってまた襲いかかって来た。

 

「此処にいて。アイツは私が倒すから」

 

ママはそういうとまた怪物と戦い始めた。ママはビームやミサイルを使ってダメージを与えていたけど、怪物が尻尾を使ってママを岩にぶつけて手で押さえつけた。そして口から火の球を吐いてママに攻撃した。

 

ママが危ない!アイツは大きくて怖いけど…ママが傷つけられる方がもっと嫌だ!

 

僕はママを助けるために怪物の顔めがけて張り付いてエネルギーを吸い取った。でもすぐに振り払われちゃったけどそのエネルギーをママに与えた。

 

 

見てるだけなんて嫌だ、僕も戦う。

 

 

ママはビームで攻撃して、僕はママが怪物の攻撃を食らって傷ついた時には怪物からエネルギーを吸って回復させる。この行動を暫くやっていると怪物が大きな声を上げて倒れた。やっつけたみたい。

ママは静かに歩き出して僕もその後を追う。家の中にと、物凄い音を立てながらお空へと飛んでいった。

家の中はママが座っている椅子以外はヘンテコなもので一杯だった。ママの目の前に大きな絵が出たり消えたりして面白かった。

 

それからママと一緒にこの広くて黒い空を飛んでいたある日、僕はママに透明なカプセルの中に入ってと言われてその中に入ると変な星にへとやってきた。でもそこは岩や木が全く無くてママの家と同じようにゴツゴツしていた。

すると僕達の前に白い服を着た人が何人かやって来た。その中の1人髪がモサモサしたお髭を生やした人が前に出てきて僕をジッと見ていた。なんだろう?僕何かいけない事したのかな?

 

「ベビー、私はこれからやらなければならない事があるの。でもそれはとても危険だから貴方を連れていけない。だから彼等に貴方を預けるの。でも決して貴方を嫌いになった訳じゃない。必ず迎えに来るから」

 

ママと離れると聞いて凄く悲しくなったけど、ママの大事なお仕事を邪魔しちゃいけない。僕はママが必ず迎えに来るって言った事を信じて良い子で待っているよ。だからママもお仕事頑張ってね。

 

「ベビーをお願いします」

 

ママはそう言うと僕を白服の人に渡して行っちゃった。

 

ママが居なくなって凄く寂しくなった。知らない人達だらけで怖いし、何度も泣きそうになった。でもママが頑張っているんだから僕も頑張らないと思って泣きそうなのを我慢した。

 

でもそんなある日イキナリ大きな音がしたと思ったら、あの時ママに倒された筈の鳥みたいな怪物が現れてママの知り合いの人達をみんな殺してしまった。

怪物は僕の入った入れ物を持ち出すと奥の部屋の方へ進んでいった。もしかしてこれからこの怪物と2人だけで暮らすの…。

 

 

嫌だよ…怖いよォ…助けて…ママ

 

 

僕は心底からママに助けを求めた。するとその思いが通じたのかママが来てくれた。そして僕を助けようと戦ってくれて怪物が僕を離したのを見てすぐに僕を拾おうとしたけど、怪物に先に拾われて僕を連れたまま飛んでいった。

 

そして怪物は暗い暗い空を飛んでいくと大きな星に降り立った。僕はその怪物に地下奥の一つの部屋に運ばれると箱を壊して僕を外に出した。

 

「此奴が最後のメトロイドか。へへへ、だがこのX線を使いお前のクローンを大量に作れば、宇宙は再び我々【スペーツパイレーツ】のものになるのだ」

 

僕には何が何だか分からないけど、怪物は僕に、持っていた銃を向けて撃ってきた。でも当たったのに痛みは感じなかった。けど不思議なことに僕の身体から僕が現れた。そしてそれはドンドン増えていった。本当に何が起こっているんだろう?

 

そんな時イキナリ頭の中に声が聞こえてきた。

 

『メトロイド達よ。私はマザー・ブレイン。お前達の主人にして母だ』

 

僕達のママ……何言ってるの? 僕のママはママ(サムス)だけだよ。

 

『私は少し特殊でお前達の前に出る事が出来ない。だからこうしてお前達の頭に直接呼びかけいる』

 

僕達の頭の中……もう訳が分からないよ。

 

『お前達、今から話す事は重要な事だから、よく聞くように。間もなくこの星に、【ある奴】が侵入して来るだろう。お前達にはその侵入者を排除してもらいたい。いいね?』

 

その声に応えるように皆は「ピー!」と鳴いて何処かに行っちゃった。僕はどうしたらいいのかなぁと悩んでいると、また頭にあの声が聞こえてきた。

 

『オリジナルのメトロイドよ。お前はこの世で最後のオリジナルの個体だからな。お前には沢山エネルギーを吸収して強くなってもらうよ』

 

『強くなって何をするの?』

 

『なぁに簡単だ。さっき言った此処に来るだろう侵入者を片付けほしいのさ。オレンジ色の服を着た憎っくき小娘を』

 

オレンジ色の服……これから来る侵入者って…もしかしてママの事。

 

『お前がより強力な個体になれば、あの憎っくきサムスを倒せるのだ。ハハハハハ!』

 

ママを倒せる!?……僕にママを倒せって言ってるの!?嫌だ、そんなの絶対に嫌だ!

 

『嫌だ。僕はママにそんな事したくない。お前の言う事は聞けない!』

 

『そうかい。だったらしょうがない」

 

その言葉の後に僕の頭が割れるように痛くなった。何、どうなってるの!?

 

『心配ない、すぐに良くなる』

 

段々意識が薄れていって考える事が出来なくなってきちゃった。ママ……。

 

 

 

 

 

 

『聞こえるかい、私の坊や』

 

うん。聞こえているよ…ママ。

 

『それなら良かった。じゃあさっき私が言った事覚えているね?』

 

うん。これから来る侵入者を倒すために周りにいる生き物達のエネルギーを吸収して大きくなる事。

 

『そうだよ。ちゃんと覚えていて良い子だね。じゃあママの為に頑張っておくれ』

 

うん。僕ママ(マザー・ブレイン)の為に頑張るよ。

 

僕はママに言われた通りこの辺りにいる生物達のエネルギーを吸収して多くなっていった。吸われた生物達は皆干からびて砂になってちゃったけど、ママの言う事だから仕方がない。そしてこの場にいた最後の生物のエネルギーを吸収した時誰かが入って来た。右手に銃を持ったオレンジの人…この人が言っていた侵入者か、だったら容赦なく吸う。

 

侵入者は僕にミサイルやビームを撃ってきたけど今の僕にそんなものは効かないよ。僕はそいつにへと取り付いてエネルギーを吸収する。振り払おうと暴れるけど僕は離れないよ。ママの障害になるから此処で倒す。

 

でも何でだろう。この人のエネルギーを吸っていると何だか心がモヤモヤしてきた。でも今そんな事どうでもいい。僕はママ(マザー・ブレイン)のためにこの侵入者(サムス)を倒す。すると侵入者は大きな声である名前を叫んだ。

 

「ベビー!!」

 

 

ベビー…何処かで聞いたことある名前。ベビー…ベビー……

 

 

 

『ベビー。必ず…迎えに来るからね』

 

 

 

…そうだ…思い出した。僕はベビー。そしてこの人は……僕の本当のママ(サムス)だ!!

 

僕はエネルギーを吸うのをやめてママから離れた。ママ約束通り迎えに来てくれたんだね。僕は甘えるように声を上げた。

 

「もしかして…ベビー…ベビーなの…」

 

そうだよママ。でもなんでそんなに驚いているんだろう?あれそう言えば僕は今まで何してたんだっけ?確か頭の中に変な声が聞こえてきてそして……!?その瞬間今までの事を思い出した。

 

そうだ。僕はその辺りにいた生物達のエネルギーを吸って大きくなったんだ。その生物達を沢山死なせて…

分からなくなっていたけどママにも襲いかかって。もう少しでママもあの生物達のようになっちゃうところだった……僕はママを殺そうとしたんだ。僕は悪い子だ…ゴメンなさい…ゴメンなさい。

 

 

僕はその場から逃げるようにいなくなった。ママを虐めた僕は悪い子だ。だからもうママとは暮らせない、いられない

…そんな思いが心を締め付け泣いていた時…

 

「アアァーーーーー!!」

 

…突然ママの苦しんでいるような声が聞こえた。

 

ママの身に何か起きたのかもしれない。

 

僕は急いでママの下へと向かった。そこには一つ目の大きな怪物がママを襲っていた。ママも一生懸命攻撃してるけど全然効いていない。するとその怪物がエネルギーを貯め始めると目から物凄いビームがママを襲った。

ママはそのビームを食らって動く事が出来なくなっちゃったみたいでその場に座ったままだ。怪物は動けないママに追い討ちを掛けるように攻撃している。

 

 

止めて、止めてよ!ママを傷付けないでよ!!

 

 

そして怪物はまたエネルギーを貯め始めた。ママにトドメを刺すつもりだ。今度あのビームを食らったらママが死んじゃう。そんなの嫌だ!!

 

僕はそいつがビームを放つ直前そいつの頭に取り付いてエネルギーを吸った。ママを傷付けた此奴は絶対に許さない。お前のエネルギー全て吸い取ってやる。怪物は次第に身体の色が変わっていって遂に干からびた。

僕はそいつの頭から離れて今吸ったエネルギーをママにへと分け与えた。

 

 

ママ…さっきはゴメンなさい。…こんなので許してもらえないかもしれないけど……僕の今まで吸い取ったエネルギー全部ママにあげる。

 

 

でもママにエネルギーを与える間に怪物が復活した。そんなエネルギーは全て吸い取った筈なのに何で…。怪物はそんな僕をお構えなしに目からビームを出して攻撃してきた。

 

 

痛い…痛い…でもママが受けた痛みはこんなものじゃなかった。

 

 

僕は攻撃を食らいながらもママにエネルギーを与える事は絶対に辞めなかった。ママは死なせない絶対に。これは僕を助けに来てくれたママへの恩返しなんだ。

 

怪物は目にエネルギーを溜め始めた。またあの凄いビームが来る。僕はママを離して「せめて少しでもコイツにダメージを」と思って突撃した。

でも怪物の攻撃の方が早く無防備だった僕は身体を撃ち抜かれてしまった。

 

 

意識が段々薄れていく中で最後に目にしたのはママが僕に手を差し伸べているところだった。ママは僕を最後まで愛してくれていたんだ。僕のせいで一度死にかけたのに……。

 

 

ママ…僕を愛してくれてありがとう……そして…さようなら…

 

 

そして僕の身体は砕け散り意識を完全に手放した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…ん?あれ?僕は確かあの時怪物に撃たれて死んだはず。だけど何で意識があるんだろう?

僕が悩んでいると目の前に2人の人間と鳥みたいな顔をした人(?)が現れた。貴方達は誰?

 

『初めましてベビーちゃん。私はバージニア・アラン。サムスの母親よ』

 

『私はロッド・アラン。サムスの父親だ』

 

サムスってママの事だよね。じゃあ2人はママのパパとママなの?じゃあおじさんはママのお爺ちゃん?

 

『いや、違う。儂はオールドバード。サムスの育ての親じゃ』

 

育ての親?ママ達とは違うの?

 

『この2人はサムスの実の親じゃが、儂はサムスとの親子関係はないんじゃ』

 

??どういう事なの?

 

『実はこの2人はサムスがまだ幼い頃に悪い奴等に殺されてしまったんじゃ。じゃから儂は一人になってしまったサムスを育てようと思ったのじゃ』

 

えっ!?ママ(サムス)のママとパパが死んだって…でも2人とも今僕の目の前にいるよ。

 

『それはお前さんも死んでおるからじゃ』

 

えっ…僕が死んでいる…

 

『そうじゃ。お前さんはマザー・ブレインとの戦いでサムスを守り死んだのじゃ』

 

そうだったんだ……やっぱり僕はあの時…死んじゃったんだ。

 

じゃあママ(サムス)のママ達が僕の目の前に居るのはママを危険な目に合わせた僕に何かする為…

 

『違うわベビーちゃん。私達は貴方にお礼を言いたいの』

 

お礼?

 

『あぁ、君は私達の娘…サムスを助けてくれた。そのお礼を言いたいんだ』

 

でも僕はママに迷惑かけてそれにママを倒そうとしたんだよ。悪い子だよ。そんな僕にお礼を言ってくれるの?

 

『確かに貴方はサムスを倒そうとしたわ。でもそれは貴方の意志じゃない。あの子もそれは分かっている筈よ。現に貴方はサムスの危機に助けに来てくれた。それが証拠よ。それに親が息子を助けるのは当然よ』

 

ママのママの言葉に僕は嬉しくて涙が出そうだった。

 

『じゃあお前さんをここに呼んだのはもう一つある。それはお前さんが儂等鳥人族に造られた存在という事じゃ』

 

鳥のお爺ちゃんは全て話してくれた。僕達メトロイドという存在は僕の故郷の星である生物を倒すために造られた存在。でもある手違いでお爺ちゃんの仲間を遅い洞窟にへと閉じ込められた事。

 

そして僕がママの本当の子じゃないって事。

 

『これがお前さんの全てじゃ。辛いかもしれんがお前さんはサムスの本当の子供じゃないんじゃ』

 

ううん。気にしないでお爺ちゃん。僕がママの本当の子じゃないとしてもママは僕のママ(サムス)って事は変わりないもん。

 

『ベビー…』

 

それにママだってお爺ちゃんに育てられたんでしょ?だったら僕もママと同じだよ。それにママは僕を助けてくれた。だから絶対に僕はママを嫌いにならないよ。

 

『ありがとうベビー。やっぱりお前さんは強い子になるのォ』

 

エヘヘ。でも僕は死んじゃったからもう二度とママには会えないよ。

 

『大丈夫よベビーちゃん。実はベビーちゃんを呼んだのにはもう一つ理由があるの』

 

もう一つの理由?

 

『君が今の真実を聞いてサムスをどう思ったのかによって決めようと思っていたんだがこれなら大丈夫そうだ』

 

大丈夫って何が?

 

『今からお前さんを生き返らせるのじゃ』

 

えっ!僕を生き返らせる!?どうやって。

 

『あぁ、儂等の力の全てをお前さんに託す。そうすればお前さんは生き返る筈じゃ』

 

本当に生き返れるの?…もう一度…ママ(サムス)に会えるの?

 

『あぁ。じゃがその姿のままだとまた危ない目に合うかもしれからのォ。お前さんの体を人間に変える』

 

人間に…ママやママのママ達と同じ姿なるって事。

 

『そうじゃ。そうすればお前さんに危険が及ぶことも無いじゃろ。じゃがもしもの為にお前さんの力はそのままにしておくか』

 

『でもこれだけは約束して。もしあの子がまた大変な事になったらその時は助けてあげてね』

 

うん。僕はママ生まれてすぐの僕を助けてくれたし、僕が拐われた時には助けに来てくれた。だからママが大変な事になったら今度は僕が助けるんだ!

 

『ありがとう』

 

『流石サムスの子だな』

 

『では始めるぞ』

 

お爺ちゃんが僕の手を向けるとその手から光が出てきた。光に包まれるとなんだか眠くなってきちゃった。

 

『ベビーちゃん、サムスを宜しくね』

 

ママのママのその言葉を最後に僕は段々意識がなくなって眠りについた。

 




今回はここまで。フュージョン本編に入るのはもう少し先になります。ベビーが転生するやり方は無理があるかなと思いましたが、あの種族なら出来なくないと思いまして…。

因みに一人称が「僕」なのはボクっ娘をイメージしているからです。

宜しければお気に入り登録や感想の方お願いします。


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1話 ママとの再会

今回は短いです。

今回タイトル通りベビーとサムスが感動(?)の再開をします。


サムス視点

 

私はサムス・アラン。フリーのバウンティーハンターだ。

 

今私はスターシップである場所へ向かいながらベビーの事を思い出していた。

 

 

ありとあらゆる生物から生体エネルギーを吸い尽くす浮遊生命体「メトロイド」と言う生物を殲滅すると言う任務で向かった惑星SR388で出会った小さなメトロイド…「ベビー」。あの子は卵から孵ってすぐに見た私を母親だと思い私に懐いて付いてきた。

 

ベビーを連れ帰った私はベビーをスペースコロニーの宇宙科学アカデミーにへと預けようとした。メトロイドの持つ優れたエネルギー特性の平和的利用のために。しかしベビーは本能で私から離れる事を悟ったのか鳴いていた。私はベビーを安心させるために「必ず迎えに来る」と言ってその場を後にした。

 

研究は順調に進んでいきベビーは銀河の希望の光となると思っていた。しかしそれの思いは一瞬して砕け散った。

かつて私が壊滅させたスペースパイレーツが復活し、私の宿敵であるリドリーがベビーを連れ去って行ったのだ。

 

私はベビーを奪還する為に敵の本拠地である惑星ゼーベスに向かい侵入した。私はあらゆる敵を倒し続け地下基地を進んでいった。──ベビーを絶対助けると誓い。

 

しかしそんな私の前に現れたのは、巨大なメトロイドだった。

 

そのメトロイド は周りにいた生物からエネルギーを吸い続けていた。私はアイスビームで応戦するが効かず、私もそいつの餌食となってしまった。エネルギーが尽きかけていた時、私はベビーの名を叫んだ。すると、メトロイドはエネルギーを吸うのをやめ私から離れ、まるで甘えるように鳴きだしたのだ。その時私は確信した。この巨大なメトロイドがベビーだと。そしてベビーはその後どこかへと飛び去ってしまった。

 

そして私は蘇ったマザー・ブレインの元に辿り着いた。しかし以前より遥かにパワーアップしたマザーの力の前に、私は追い込まれてしまう。マザーがトドメを刺そうとしたその時、ベビーが現れマザーのエネルギーを吸い取り私に与えてくれたのだ。しかしその間にエネルギーを吸い尽くされたと思っていたマザーが復活。その攻撃受けながらもベビーは私を守りエネルギーを分け与えてくれた。──しかしマザーの攻撃を受け続けたベビーは身体を撃ち抜かれ私の頭上で砕け散った。

私はベビーが分け与えてくれた力のお陰でマザーを倒す事に成功した。その後作動した自爆装置によって惑星ゼーベスは消滅しスペースパイレーツは今度こそ壊滅した。

 

しかし私は素直に喜べなかった。ベビーを救う筈だった私がベビーに救われ──そして失った。両親、オールドバードに続いてベビー…これで私は三度も家族を失ってしまった。しかし涙は出なかった。ただあるのは──「必ず迎えに来る」と言うあの子との約束を守れなかった罪悪感だった。

 

そしてそれから数ヶ月が経ったある日、ボトルシップからのSOS信号をキャッチした私は、かつての上官、アダムと再会した。

そこで連邦軍は、メトロイド唯一の弱点であった「冷気に弱い」と言う欠点を、遺伝子操作によって克服させた状態で再生させ、セクター0と言う場所でメトロイドを大量生産している事を知った。

アダムはそれを世に出させる訳にはいかない、とセクター0を切り離し……メトロイドと共に消えた。

 

 

そして現在、私は現在置き去りにしてしまったかけがえのないものを求めて、スターシップでそのボトルシップへ向かっている。

 

到着した私はそのある物を求めて通路を進んだ。ある巨大な部屋に辿り着いた時、かつてゼーベスにいたスペースパイレーツの幹部にそっくりな生物が現れ襲い掛かってきた。なんとかその生物を倒した私は、更にボトルシップの奥へと進み目的の部屋にへと辿り着いた。

 

そこにはアダムが使用していたヘルメットが地面にへと転がっていた。恐らく私がMBとの会話を見て部屋を出た時落ちたのかもしれない。誰も来なかったならそのままだったのだろう。

私はヘルメットを拾い上げ抱きしめた。私が彼を心から信頼していたように、彼もまた私を信頼していた…それが伝わってくるようだった。だが次の瞬間──

 

 

ガタン

 

 

──物音が聞こえ私は我に返った。音がした方へ視線を向けると、机の下から小さな人間の子供が現れた。何故こんなところに子供が…。

 

 

 

 

 

ベビー視点

 

光に包まれた僕は意識がはっきりとして目を開けるとある部屋の中にいた。でも明かりが弱くて暗い。それに生物の気配が全くない。此処は一体何処なんだろう?

 

目の前には黒い被り物…ヘルメットって言ったけ?が一つ置かれていた。誰のだろう?前はこう言うのを被った事が無かったから被ってみたくなったちゃった。

僕はそれを持ち上げて早速被ってみた。大き過ぎてブカブカしていたけど始めての感触にワクワクして周りを走り回った。

「わーい、面白〜い」

 

はしゃいでいると何か向こうの方から「ガシャン」って何かが開くような音がした。そして「ダン、ダン」って何かが近づいて来るような音も聞こえる。僕は怖くなって急いで隠れようした時に被っていたヘルメットが取れちゃった。取ろうとしたけど足音はもう近くまで来ていたから無理だった。

 

そして扉が開くと誰かが入ってきた。僕は怖くてそのまま動けないでいた。しかも足音が段々大きくなって来てる。

 

こっちに来てるって事。もしかして見つかったのかな…。

 

僕は怖くて怖くて身体が震わせた。声も出そうになったけど見つかっちゃうかもしれないからじっと我慢した。

 

そして僕の目の前近くで足音は止まった。見つかったのかな?恐る恐る見ると僕が被っていたヘルメットをお姉さんが持って抱きしめた。あのヘルメットはあのひとのなのかな?もっとよく見ようと身体を前に出そうとした時、勢いあまって椅子を突き飛ばしちゃった。それに吊られて僕自身も出てしまった。

その音にお姉さんが気付いて僕を見つけると驚いた顔をしていた。

 

「貴方は…!?」

 

どうしよう、どうしよう。なんて言えばいんだろうォ!混乱していると…

 

 

 

ブー、ブー

 

 

 

…なんか物凄い音が鳴り響いた。えっ、何!何が起こったの!?

 

『自爆装置が作動しました。速やかに施設外へ避難してください。起爆まで後5分』

 

えっ!自爆!?もしかして此処凄く危ないところだったの?するといきなり女の人が僕の手を掴んだ。

 

「こっちへ来て」

 

お姉さんの手を引っ張られて急いで部屋から出る。走っている途中で周りのが「ドン、ドン」と物凄い音を立てながら爆発している。その途中で見た事ある宇宙人から襲われそうになると女の人は僕を抱き抱えた。

 

「大丈夫よ。私が守るから」

 

そしてお姉さんはそのまま走り出して宇宙人の攻撃を振り切る。でも何でだろう?このお姉さんを見ていると懐かしく感じるし、この抱えられていると何だが凄く安心する。

 

そしてこの状態まま走り続けると黄色い宇宙船にへと辿り着いた。あれ?これママのお家に似ているような。

 

中に入るとお姉さんは僕にヘルメットを預け椅子に座るとなんか色々弄りだした。

 

「いい?しっかり掴まってて」

 

「う、うん」

 

そして船は勢いよく発進する。その直後僕達がいた場所は勢いよく爆発した。危なかった…。もう少し遅かったら僕はまた死んじゃっていたかも。

 

「大丈夫怪我はない?」

 

「うん大丈夫だよ」

 

「そう。良かった」

 

「ところでお姉さん誰?」

 

「私か?私はサムス・アラン」

 

えっ…サムス・アランって確か僕のママの名前じゃないっけ?それにこの場所なんか見た事あるし…もしかして…

 

「もしかして…ママ…」

 

「えっ!?いや、私は君の母親ではない。それに私には子供がいた事など」

 

「僕だよ、ベビーだよ」

 

「…えっ!?……冗談はやめなさい。貴方がベビーなんて…」

 

「本当なんだよ。僕はママのパパとママと「おーるどばーど」って言う鳥のお爺ちゃんから言われたんだ」

 

僕は今までの事を全部ママに話した。僕がママを守って死んだ後、ママのパパとママとおーるどのお爺ちゃんに会った事。おーるどお爺ちゃんが僕を人として生き返らせてくれた事。そしてママが大変な事になったら助けてほしいと、ママのパパとママに言われた事。

 

「じゃあ貴方は本当に…ヘビーなのね…」

 

その話を終わった時にはママは涙を流していた。

 

「ベビー…ゴメンね。あの時貴方を守ってあげられなくて。私は貴方の母親失格だ」

 

「そんな事言わないでママ。ママはあの時僕を助けに来てくれたんでしょ?だから恨んでなんかいないよ。それに今回は僕をちゃんと助けてくれたでしょ」

 

僕はママのママに言われたのと同じような言葉をママに言う。

 

「ありがとうベビー。もう貴方を一人にはさせないからね」

 

「うん」

 

僕はママと会えた喜びと初めての事でばっかりで疲れちゃったからちょっと寝よう。ママ…お休みなさい…。

 

 

 

サムス視点

 

 

ボトルシップで出会った子供は自身をベビーと名乗った。最初聞いた時何かの冗談だと思ったが、どうも嘘を言っているようにも思えなかった。話を聞いてみるとある場所で私の両親や保護してくれたオールドバードに会って新しい命を貰ったと言う。そして私を助けてほしいと約束したらしい。

そんな話信じられなかったが私の両親の名前やオールドバードの名前を知っていた事から事実だと思った。私はベビーに再び会えた喜びから涙が出てきてしまった。そのベビーは疲れてしまったのか後ろで小さなイビキをして寝ていた。

 

お父さん、お母さん、そしてオールドバード……ありがとう。そして誓う。もう二度とこの子(ベビー)を悲しませない事を。

 




一応ベビーの人間の姿はpixivにある擬人化ベビーを想像しています。


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2話 ベビー ママを助けます!

お久しぶりです。アニメ大好きです。

今年も花粉の季節が来て只今絶賛苦しみ中です。
鼻詰まりの所為で頭が回らないから小説を書く事もままなりません。早くこの季節が終わってほしいです。

今回からフュージョンに入っていきますがあまり進みません(土下座)。流れとしてはフュージョンのオープニングの冒頭へんまで行きます。

それではどうぞ。




みんなメイ・アランだよ。

 

えっ?名前が違う。うん、知ってるよ。これは僕の()()としての名前だよ。

 

ママと再会した後ママが「名前を決めないとな」って言ったんだ。でも僕はママが付けてくれた「ベビー」って名前があるのにどうしてまた名前を付けなきゃいけないのって聞いたんだ。

 

『その名前はメトロイドの姿での名前だ。でも今のベビーは人間。だから同じ名前だと不自然に思われる』

 

…って言われたんだ。そうだよ。今の僕は人間。だから前の名前だと可笑しいよね。それに僕を捕まえにきた悪人達みたいに狙われるかもしれないし。

でもママと二人の時だけは「ベビー」って呼んでくれるって事になったから僕は人間としての名前を決める事にしました。そこで「メトロイド」の名前を縮めて「メイ」とする事にしました。

 

暫くしてママのお家(スターシップ)は雲に覆われた星に向かって入る。雲を抜けるとそこは大きな建物が建っている町が一面に広がった。僕はこんなに沢山の建物を見た事がなかったからビックリした。

 

ママのお家がある場所にへと降りるとママと一緒に外に出て建物の中に入る。廊下を歩いていると大きな身体の叔父さんが前から歩いて来た。

 

「おいおい、どうしたんだプリンセスその子供?」

 

「あぁ、この子は…」

 

「初めまして、ママの子供のメイ・アランです」

 

僕が名前を言った後叔父ちゃんは固まってしまった。

 

「…プリンセス…いつ間にこんな大きな子を…」

 

「ち、違うぞアンソニー!この子は…その…」

 

叔父ちゃんの言葉にママは困ったような顔をしちゃった。僕何かママを困らせるような事しちゃったのかな?そしたらいきなり叔父ちゃんが笑い出した。

 

「ハハハ、悪い悪い冗談だよ。それでその子はどうしたんだ?」

 

ママは僕と再会したことを話した。でも僕が元はメトロイドだと言う事を言わないであの場所にいた子供という事になりました。

 

「そうか…分かった!そういう事なら俺も協力するぜ」

 

叔父さんはニコッと笑うとまた僕を見てきた。怖くなって僕はママの後ろに隠れた。

 

「大丈夫だ。アンソニーは見た目はこんなだが心配ないぞ」

 

「おいおい、こんなはないだろう。」

 

僕はママの言葉を信じてゆっくりと前に出る。すると叔父ちゃんは僕の目線に合わせて…

 

「よぉ、嬢ちゃん。俺はアンソニー・ヒッグスって言うだ。宜しくな!」

 

…ニコッと笑って答えてくれた。どうやらママの言う通り悪い人じゃないみたい。

 

「うん。宜しくアンソニー叔父ちゃん」

 

「おいおい、叔父ちゃんは辞めてくれよ」

 

僕は「アハハハ」と笑う。ママもその光景に少し微笑んでいました。

 

それからママがお仕事の時はアンソニー叔父ちゃんに僕を預ける事になりました。僕も叔父ちゃんだったら安心出来るからOKしました。僕にママ以外に新しい家族が出来ました。

 

 

 

 

それから暫く経ったある日ママに今日もまたお仕事が入って来ました。

 

今度のお仕事は僕が生まれてママと初めて会った星、確か「惑星SR388」だったけ?に行っています。内容は僕を除いた「メトロイド」達が居なくなってからの生物達の調査をしたいみたいでその護衛との事です。

 

でもなんでだろう、今度のお仕事なんか嫌な予感がする。

 

…大丈夫、気のせいだよね。だって僕のママだもん。強いしかっこいいもん。この予感は絶対気のせいに決まってる。するとアンソニー叔父ちゃんが慌てて部屋に入って来た。

 

「叔父ちゃんどうしたの?」

 

「ハァ…ハァ…。嬢ちゃん大変だ!プリンセスが…サムスが…!」

 

僕は叔父ちゃんの話を聞いて直ぐに部屋を出た。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

私はある依頼を受け惑星SR388に訪れている。この星忘れもしない私とベビーが出会った星であり、そしてベビーの故郷でもある星だ。

 

メトロイドの巣窟であったこの星は、以前銀河連邦の依頼で私がベビーを除いた全てのメトロイドを殲滅した事で星の生態は元に戻りつつあった。銀河連邦は【BIOLOGIC宇宙生物研究者】通称B.S.Lに現在の生態系の調査の為調査隊を派遣した。しかし場所が場所の為私を調査隊の護衛に付けた。

 

つまり今回の依頼はその調査隊の警護である。

 

生物の捕獲は順調に進み引き上げようとした時、赤い蛙ような生物に遭遇した。

あれは確か【ナード】と言ったか。だが前に見たナードは緑色の姿をしていたはず。だがあれから数年があっている、その間に進化したのかもしれない。

 

しかし私のその思い込みが最悪な結果を招く事になる。

 

そのナードがいきなり襲いかかってきたので私はミサイルで迎撃した。ミサイルが直撃し倒したと思った瞬間その身体に変化が起きた。身体がグニャグニャと形を変えていき黄色いスライムのようなゲル状に変化した。私はさらにミサイルで迎撃しようとしたが身体を擦りむけ効かなかった。その間に私は不覚にもその生物に襲われてしまった。

 

しかし特に見た目は何ともなかったのでその時は気にも留めなかった。私は調査隊と共にSR388を離脱して帰還した。しかしその帰還の途中に異常が起きた。いきなり身体に激痛が走り自由が効かなくなり意識が段々と奪われていった。

 

なんだ…これは……

 

そして私は完全に意識を失いアステロイドベルトにへと突っ込んでしまった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

僕はママのいる治療室にへと入るとガラスの向こう側に横になっているママの姿があった。でもその身体には黄色いウニョウニョしたものが沢山くっついている。

 

「ママ起きて!ママ!」

 

ガラスをドンドン叩いてママを呼ぶけど全然動かない。

 

『心拍数、血圧共に極端に低下!クランケは依然意識不明、極めて危険な状態』

 

中にいる叔父ちゃん達の言っている事はよく分からなかったけど、ママが危ない事だけは分かった。もしかして死んじゃったの!?

 

「ハァ、ハァ……嬢ちゃん早いなァ」

 

「叔父ちゃん…ママは…死んじゃったの…」

 

「…いやサムスは…嬢ちゃんのママはまだ死んじゃいない。だが……このままだと本当にマズイ」

 

アンソニー叔父ちゃんの話を聞いて涙がで出てきた。このままじゃママが死んじゃう。どうすればいいの…。

その時僕は思った。原因はあのママの身体に付いている黄色いウニョウニョした奴だ。あれを取ればきっと助かるはず。

 

「あっ!?おい、待て嬢ちゃん!?」

 

僕はアンソニー叔父ちゃんの声を無視して治療室の部屋を開けてママの側に行って手でこの黄色いウニョウニョした生物を払おうとした。

 

『き、君!辞めなさい!」

 

周りの人達が止めようとするけどそんな事気にしてられない。僕はママを助ける事しか頭になかったからひたすらママにくっ付いている生物を払おうする。でもその生物は払っても払っても全然取れない。それでも僕は諦めなかった。せっかくママと再会出来たのにママが居なくなるなんて嫌だ!

 

「離れて!離れてよ!」

 

『君いい加減にしない』

 

僕は一人の叔父ちゃんに体を掴まれてママから引き離された。

この後黄色い生物が付いている部分のママの身体をレーザーで斬り落として助けようとした。その姿を僕に見せないようにアンソニー叔父ちゃんが僕を抱き抱えた。そして部屋から一人の叔父ちゃんが出てきた。

 

「どうですか、サムスの状態は?」

 

『…彼女に付着した生物は「X」と言われる寄生生命体である事が分かりました。この生物は凡ゆる生物にへと取り憑いてその体内で増殖していき、最後にはその宿主を死に至らしめる恐ろしい生物です』

 

エックス?あれ?その名前どこかで聞いた事があるような?どこだったけ?

 

「…そんな恐ろしい生物がこの世にいたなんてな…」

 

「それでママは大丈夫なの?」

 

『…残念ですがXは既に体内に侵食し増殖しています。スーツに付着したXは斬り落とした事で侵食を防ぎましたが、体内にまで侵食したXを除去する手立てはありません』

 

えっ…。じゃあママは本当に死んじゃうの?せっかくまたママと会えたのにこんなに早くまたお別れなんて嫌だよ!ママ…僕を一人にしないって言ったじゃん。あれは嘘だったの…。嫌だ…そんなの嫌だよ…。

僕は悲しくなって涙がボロボロと出てきた。もうママが助からないと思っていた時叔父ちゃんがある事を教えてくれた。

 

『しかし一つ気掛かりな事があります』

 

「気掛かりな事?」

 

『さっきそこのお嬢ちゃんが彼女に触れたでしょ?その触れた部分のXが全て消滅していたんです』

 

えっ!?僕が触れた部分にいた生物達が消滅!?どう言う事?

 

『もしかしたらこの子はXを寄せ付けない何かがあるのかもしれません。現にXに触れておきながら侵食されていないのが証拠です』

 

そう言えば僕もあの生物に触れたのにママみたいにくっ付いていないし身体の何処も可笑しくない。

 

「つまり…」

 

『あぁ。お嬢ちゃん、君なら彼女を救えるかもしれない』

 

お医者さんの叔父ちゃんは僕と同じくらいの目線にした。

 

「僕なら…」

 

『そうだ。君の細胞を使えば彼女の体内に侵入したXを除去出来るかもしれない。どうだい?協力してくれるかね?』

 

よく分からないけどそれでママが助ける事が出来るから…

 

「うん。僕やる!ママを助ける!」

 

『分かった。それじゃあ早速準備に取り掛かろう』

 

僕は叔父ちゃんに連れられてママとは別の部屋にへと入った。そしてベットで横になる鋭い針みたいな物を腕にへと突き刺された。凄く痛い。でもママを助けるためこれくらい我慢する。

 

叔父ちゃん達は僕の血の中にあったDNAって言うだっけ?それを基にしてママを助けるための薬を急いで繰り上げて完成させた。そしてその薬を直ぐにママにへと使った。

 

ママお願い…治って…

 

僕がママの無事を祈っていると一人の叔父ちゃんが大きな声を上げる。

 

『成功です!体内のXがみるみる消滅していきます!』

 

大きな画面に赤い太い線の周りに黄色ウニョウニョ動いているものが沢山映し出された。

 

あの黄色いのはママにくっ付いていた奴だ!

 

そして画面が少し緑色になるとママを苦しめていたあの黄色ウニョウニョは段々小さくなっていって最後には全部いなくなった。

 

「やったぞ嬢ちゃん!サムスは助かったぞ!」

 

「本当?ママもう大丈夫なの?」

 

「あぁ!ハハハハ」

 

本当なんだ…ママもう大丈夫なんだ!僕は嬉しくて叔父ちゃんにへと抱き着いた。

 

「後はサムスが目覚めるのを待つだけだな。目を覚ましたらその元気な姿をしっかり見せてやれ」

 

「うん!」

 

ママ早く起きてね!僕待ってるよ!

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「ん〜ん……ここは一体」

 

朦朧とする意識の中私は目を覚ました。確かSR388で見たことない生物と遭遇し襲われて、その帰還の途中に急に意識が薄れて…そうだ!その後私は意識を失ったんだ!あれから私はどうなったんだ?

 

意識が覚醒した私は身体の違和感を覚え自身の身体を見た。その姿に私は驚いた。何と右腕の銃とスーツの一部以外…パワードスーツの大部分がなくなっておりゼロスーツ姿の時の水色の格好になっていた。

何故だと疑問に思っていると扉が開いた音がしたので振り向くと笑顔で泣いているベビー…メイと微笑んでいるアンソニーが入って来た。

 

「ママ!」

 

メイは泣きながら走り出し私の体に飛び抱きついた。声を出して泣き続けるメイを左手で頭を撫で慰める。そこにアンソニーが近づいて来た。

 

「プリンセス、無事で良かった。そこの嬢ちゃんが居なかったら今頃あの世行きになってたぜ」

 

「どういう事だ?」

 

私はアンソニーから自信が意識を失っていた間に起きた事を全て聞いた。私を襲ったXと言う寄生生命によって私が生死の境を彷徨っていた間メイが私を助けるために頑張ってくれたみたいだ。この子はまた命懸けで私の命を救ってくれたのね…。

 

「すまない。心配を掛けてしまったがもう大丈夫だ」

 

「ママ、もう僕を置いていなくなったりしないでよ」

 

「あぁ、勿論だ」

 

私は今度こそ誓う。もう二度とこの子を悲しませないと…。しかしそんな思うを無視するかのように思い掛けない緊急報告が入ってきた。

 

『緊急事態!ステーション内 特別保管庫にて原因不明の爆発事故発生!』

 

この時新たな任務でメイ…ベビーを悲しませることになるとは思っていなかった。

 




ベビーがいるのでメトロイド 細胞からではなく、ベビー本人から細胞の入手しワクチンを作りました。



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3話 ベビー B.L.Oに行く

お久しぶりです。
アニメ大好きです。

平成も遂に終わりの時が近づいてきました。
皆さんはやり残した事ありませんか?
私は沢山あるけど最後に家族と一緒に過ごせた事で全てが報われた感じです。

今回からやっとフュージョン本編に入っていきます。
寄生生命体【X】によって命を失いかけたサムス。しかしベビーのお陰で一命を取り留めた。しかし再開も束の間サムスに緊急指令が入る。

平成最後の投稿…どうぞ。



サムス・アランは任務中惑星SR388で「X」と言われる未知の寄生生物に寄生され神経中枢を侵され命の危機に達してしまった。

だがそれを彼女の娘であるメイ・アラン…ベビーメトロイドの細胞を使って開発されたワクチンによって何とか一命を取り留める事に成功しベビーと感動の再会を果たした。

 

しかしその再開の喜びも束の間【BIOLOGIC(バイオロジック)宇宙生物研究所】ーー通称【B.S.L】で原因不明の爆発が起きたとの緊急報告が入り現場に向かう事になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「メイこれは遊びじゃないんだ。だから連れて行くわけにはいかない」

 

「やだ!僕も連れて行って! それに今度のママのお仕事は嫌な予感がするんだ」

 

僕は今ママに今回のお仕事には連れてってほしいと頼んでいます。ママが護衛していた人達のいる場所で爆発が起きたからその調査に行くみたいだけど何だかさっきみたいな嫌な予感がしてしょうがない。

 

勿論危険なのは分かっているけど、さっきの治療でママは力の殆どを無くしちゃった。だからもしあの時の鳥みたいなの(リドリー)がいたらママは今度こそ死んじゃうかもしれない。そんなの嫌だ!

 

「ママお願い!絶対迷惑かけないから!」

 

「…ダメだ、メイ!」

 

ママはさっきよりも大きな声で僕に言ってきた。その声の大きさにビックリしたのとママを怒らせたと思って涙が出てきちゃった。

それを見たママは身体を僕と同じ目線まで下ろして優しく抱きしめてくれた。

 

「メイ、私はメイを嫌っているわけじゃない。心配だからここに置いていくんだ。それは分かってほしい。大丈夫。絶対帰ってくるから」

 

ママはそれを言うと僕から離れていった。「絶対帰ってくる」って言ってたけどやっぱり心配だ。でも頼めば絶対さっきみたいに「ダメ」って言われちゃうし…。

 

あっ、そうだ!

 

 

 

サムス視点

 

 

私は今【B.S.L】に向かっている。私のスターシップは先の任務の途中で私が「X」に寄生され意識不明になった時「アステロイドベルト」に突っ込んで大破してしまったため新しいスターシップが支給された。

その形は前のよりスマートは見た目をしており一番最初のスターシップに似ていた。因みに色は紫色だ。

 

私達は早速新たなスターシップに乗り込みエンジンを起動させ目的地に向かう。

 

今回は私が消え失っている間に捕獲した生物、そして「X」に寄生されたパワードスーツは【B.S.L】に運び込まれた。その【B.S.L】で原因不明の爆発事故が発生した為その調査が今回の目的だ。

 

『間もなく【B.S.L】に到着する。速やかに着陸体制に移れ』

 

そして今回の任務ではこのスターシップのコンピュータが全て管理するようだ。この無愛想な感じのコンピュータに従い事を条件に連邦は新しいスターシップを支給してくれた。司令官の下での任務はこれが二度目だ。

 

その事に気付き私は…ある人物を思い出した…。

 

『ところでそこに隠れている子供は何だ?』

 

…えっ!?

 

コンピュータのその言葉に私は一旦思考が停止したがすぐに立ち直り後ろを向いた。すると奥の椅子の後ろから私の娘であるメイことベビーが現れた。

 

「メイ!?どうしてここに!?」

 

「ご、ごめんなさい。でも僕ママが心配だからついて行きたくて…」

 

全くこの子は…。本当なら一旦引き返したい頃だが間もなく目的地に到着してしまうから引き返そうにも無理だ。かと言ってこの子を一人で待たせるのも心配だ。

 

「…分かった。しかし私の言うことをちゃんと聞くんだぞ」

 

「!うん!」

 

ベビーは笑顔で元気に返事をした。実の子ではないが、まだ両親と暮らしていた頃の私にそっくりだな。

 

そんな最中次第に丸い円に囲まれた細長い大きな岩が見えてきた。あれがB.S.Lの施設だ。

 

「ママあそこが「もくてきち」ってところ?」

 

「あぁ、そうだ」

 

私は一気にスピードを上げ施設にへと向かった。

 

 

 

 

ベビー視点

 

 

内緒でママの新しい家(?)に乗ったけど「もくてきち」ってところに着く前にママに見つかっちゃった。物凄く怒られると思ったけどママは一緒に行く事を許してくれました。そして長くて大きなお岩さんが見えてきた。あれが今からお仕事する場所みたい。ママは機械を操作してスピードを上げる。

 

すぐ近くまで来ると大きな扉が開いて船はその中に入ってゆっくりと着陸した。

 

するとママの船のモニターに何かが色々映し出された。複雑な形をしている。一体なんだろうこれ?

 

『爆発は特別保管庫で起きたもようだ。そこで保管されていたものは、今回調査隊がSR388で捕獲した生物が入れられたいくつかのカプセル、そして【X】に侵され大幅に切り取られた君のスーツが入いったカプセルだ』

 

この沢山ある四角い部分の内一つに丸くて光るボールみたいなものがチカチカしている。もしかしてこれって此処(B.S.L)の地図だったのかな?

 

『何故爆発が起きたのかは未だに不明だ。だが先ずは被害状況を確認する必要がある』

 

『特別保管庫はここにある。速やかに向いたまえ。但し…今の君は「潜在能力」の殆どが失われた状態だ。この事を肝に銘じておいてくれたまえ』

 

…そうだ。あのXって生物のせいでママは持っていた力の殆どが無くなっちゃんだ。だからママが無茶をしないように僕が一緒にいないと!

 

『現場に向かう途中に「ナビゲーションルーム」と言う部屋がある。そこから私へのアクセスが可能のだ。到着次第アクセスしたまえ。理解出来たか?』

 

「…分かった」

 

『では直ちに特別保管庫へ迎え』

 

それだけ言うとモニターは消えちゃった。コンピュータさんは自分では何もしないのにママに全部任せるなんてなんか嫌だなぁ。でもこれもお仕事だから仕方ないだよね。

 

「ベビー絶対に私から離れないでね」

 

「うん」

 

僕とママは船から出て「とくべつほかんこ」だっけ?向かう事になりました。入り口に入ると少し長い廊下でママが僕より少し前に進んで安全を確認。大丈夫だと分かると僕もママの近くにと向かいます。

地図があるから迷う事はないけど途中で高いところに登らなきゃいけないところがありました。でも僕とママはそれを軽々と登っちゃったけどね。

 

えっ?ママは分かるけど僕はどうやって登ったのって?僕は前の姿(メトロイド)の力を使えるんだよ。だから僕は飛んで登ったんだ。

 

それから更に進んだけど誰にも会わなかった。ここはママが前に僕を預けた人達みたいな人達が居るはずなのに…何でだろう?

そんな事を考えていると大きなモニターがある部屋にへと着きました。ママがボタンを押すとコンピュータさんからの声が聞こえました。

 

『…その子は何だサムス』

 

「この子は私の娘のメイだ』

 

『そんな事を聞いているんじゃない。何故ここに子供を連れて来たと聞いているのだ』

 

えっ!?もしかしてコンピュータさん怒ってるのかな!?

 

「ごめんなさい。僕が勝手に付いて来ちゃったんです」

 

『…何故かね?』

 

「僕は嫌な予感がしたんです。可笑しいと思うかもしれないけど、さっきママが死んじゃうかもしれなかった時も僕は嫌な予感がしたんだ。そしてそれは当たった。だからもしかしたらまたママが危険な目に会うかもしれないから着いて来ちゃったの。お願いします!僕も一緒にお仕事に参加させてください!僕もママの力になりたいんです!」

 

『……分かった。今回は特例と言う事で特別に許可する』

 

「ありがとう。コンピュータさん」

 

僕はコンピュータさんにお礼を言った。

 

『この先が特別保管庫だ。保管庫内で生体反応が確認された。注意しろ』

 

コンピュータさんはそれだけ言うとまた切っちゃった。せっかちなのかな?僕とママは気を取り直して「とくべつほかんこ」にへと向かいました。

 

「とくべつほかんこ」前まで来るとなんか壁に皹が入っていて地面には石が沢山落ちていました。

 

「ここが特別保管庫だな。ベビー準備はいい?」

 

「うん」

 

「じゃあ、入るわよ」

 

ちょっと怖いけどママがいるし僕は勇気を出して部屋に入った。中に入ると壁や箱が沢山ボロボロに壊れていた。

 

「これは!?」

 

「酷い…」

 

ここにあったものは全部ボロボロになっちゃっていて、僕はその光景に言葉が出ませんでした。すると奥の方から何か物音が聞こえた。その音はドンドン近づいてくるように大きくなっていって目の前にカエルさん?みたいな生き物が現れました。

 

「あれはナード!何故ここに!?」

 

なーど?ママはあのカエルさん?の事知っているのかな?そしたらいきなりそのカエルさんが僕達に向かって襲いかかって来た。ママは急いで僕の前に来て銃でカエルさんを倒しました。やったねママ。

でも突然そのカエルさんの姿がグニャグニャと変わっていって黄色いウヒョウヒョしたものに変わりました。あれはママにくっ付いていた生き物にそっくり!?

 

そのウヒョウヒョはその後何もしないで何処かに飛んで行ってしまいました。なんでカエルさんを倒したらあのウヒョウヒョになったのかな?

 

「何故Xがここに!?兎に角今はこの事を知らせなくては。ナビゲーションルームに戻るぞ」

 

「うん」

 

僕とママは今の出来事を教えるためにさっきの大きなモニターがある部屋にへと向かいました。

 

急いでこの事をコンピュータさんに教えなくちゃ!

 




ベビーはまだ純粋な子供だから誰構わず「さん」を付けます。(コンピュータに「さん」は可笑しいかな…?)

令和になっても頑張りますのでよろしくお願いします。


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4話 ベビー「X」の恐ろしさを知ります。

こちらの作品ではお久しぶりです。
いよいよ今年もカウントダウンが始まりましたね。
今年は平成から令和になったり、ラグビーがあったりと色々イベントが沢山ありましたね。

来年もまたよろしくお願いします。



皆さんこんにちは。ベビーです。

 

僕とママはコンピュータさんのお願いで「とくべつほかんこ」に行くと、中はボロボロに壊れていてカエルさんみたいな赤い生き物が襲いかかって来たの。ママはすぐに銃で倒してくれたけど、そうしたらカエルさんの身体がママを襲った黄色いウヒョウヒョした生き物に変わってどこかに行っちゃった。どうしてあの生き物がいたのか分からないけど、この事をコンピュータさんに教えるためにモニター室に戻って来ました。

 

ママがボタンを押して動かすとコンピュータさんに話しかける。

 

「…特別保管庫はボロボロに破壊されていた。しかもそこには私がSR388で遭遇した「X」がいた。これはどういう事だ?」

 

『…どうやら調査隊がSR388から持ち帰った生物は「X」だったようだ。彼らが捕獲したのはSR388の生物そっくりに『擬態』したXだったんだ』

 

「…ママ「ぎたい」って何?」

 

「簡単に言うとある生物や物そっくりに姿を変える事だ」

 

「姿を変える?…変身するって事?」

 

『そう思ってくれて構わない。先の爆発の際に、カプセルから逃げ出したXの姿をカメラが捉えていた』

 

画面の右上にあの黄色いウニョウニョした生物が映し出される。

 

『ゲル状の生命体Xは他の生物の体内に侵入し、寄生して増殖しその生物に大きなダメージを与え最終的に死に至らしめる。そしてその際に得たDNA情報などを元に「擬態」するようだ』

 

『サムス、君はXに寄生され命を落としかけた。だがその君を救ったのがそこにいる子のDNAから作られたワクチンだ』

 

『どう言うわけかはその子に触れられたXが消滅した。つまりその子にはXに対して何らかの耐性があるのだろう。ワクチンが効果的だったのはそれが大きい』

 

『そしてそのワクチンの副作用なのかは不明だが君の体質は変化した。君はその子と同様二度とXに寄生される事はない』

 

じゃあママがまたウニョウニョにくっ付かれても死んじゃう事はないんだ。良かった…。

 

『その上君は「擬態していないX」触れるだけで、Xを体内に吸収出来るようになった。この事は体力の回復などという形で色々な影響を及ぼすはずだ。更に潜在能力の覚醒にも影響をするだろう。常にXの吸収を心掛けてろ』

 

『そしてこのステーションには様々な生物が飼育されている。中には凶暴なものもいる。飼育エリアにXを侵入させてはならない。何としても阻止しなければならないのだ!』

 

『このマップが示す辺りに大きな生体反応がある。Xが集まっている様子だ。一気に片付けるチャンスかもしれない』

 

沢山ある四角い絵の中の上の方にある左側の方に丸くてチカチカしているのがある。あそこの事かな?

 

『しかし、今の君は体力及び攻撃力は本来の10%程でしかない。戦闘時の死亡確率が桁が非常に高い。細心の注意を払え!任務完了まで君は倒れてはならないのだ。理解できたか?』

 

「…了解した」

 

『では行動に移れ。レベル0のハッチのロックは解除しておく。点滅しているハッチがそれだ』

 

コンピュータさんは最後にそれを言うとまた画面が真っ暗になった。

 

「…ママ急いでコンピュータさんが言っていた場所に行こう!」

 

「…そうだな。これ以上被害を拡大する訳にはいかない」

 

僕達はあのウ二ョウ二ョした生き物ーーーXを倒す為にコンピュータさんが言っていた何かいる場所にへと向かう事にしました。

 

地図によると確かこの先の奥の方にいる筈だったよね。

 

進んでいくとなんか変な服を着た紫色の人(?)が現れ襲い掛かってきた。ママはすぐにビームで攻撃して助けてくれたから怪我はありませんでした。ビームが当たるとその人(?)の身体はボロボロに崩れて中から黄色ウニョウニョが飛び出してきた。

 

「あの人達も「きせい」されちゃったのかな?」

 

「多分そうだろう。ベビー危険だから絶対に私の側を離れないでね」

 

ママは僕を守るために襲ってきた沢山の紫色の人達を倒しながら進んだ。

 

そしてまた大きなモニターがある部屋に入るとママはコンピュータさんのスイッチを押した。

 

『先程本部から連絡が入った。君を支援する為のデータが完成したった今転送されてきた。それをデータをダウンロードすれば【ミサイル】を使用出来るようになる。ビームによる攻撃が効かない敵に遭遇しても【ミサイル】を使用すれば使用出来るだろう』

 

『だだちにデータルームに向かい【ミサイルデータ】をダウンロードしたまえ。データルームの場所はここだ』

 

モニターの上の方がチカチカしている。あそこに行けばいいのかな?

 

『ミサイルが使用出来るようになれば君の生存確率は20%程改善するだろう』

 

コンピュータさんは最後にそれを言うと消えちゃった。

 

「ママ、その【みさいるでーた】の【だうんろーど】する為に【でーたるーむ】に急ごう!」

 

「…そうだな。ミサイルが使えるようになれば私も心強い」

 

僕達は部屋を出てコンピュータさんの言っていた【でーたるーむ】に急いで向かいました。

 

途中でまたあの紫色した怖い人達が襲ってきたけど全部ママがやっつけていきました。そしてエレベーターを見つけて乗りママと一緒上にゆっくりと登っていきます。

 

さっきまで慌ててたから気付かなかったけど、あのウニョウニョの名前聞いた事があるような。

どこだったけ?……あっ!思い出した!

確かあの時「おーるどばーど」のお爺ちゃんが!?ママにその事を教えてようと顔を見ると、マスクでよく見えなかったけどママは何か思いつめたような顔をしているように見えた。

 

「ママどうしたの?」

 

「いや、何でもない。それよりどうかしたのか?」

 

「うん。僕あの「エックス」って言うあのウニョウニョ「おーるどばーど」のお爺ちゃんから前に教えてもらったんだ!」

 

「何!?どう言う事だ!」

 

僕がママ(サムス)のママとパパとおーるどばーどのお爺ちゃんの3人にあった時にお爺ちゃんが僕達メトロイドがどうして生まれたのかを教えてくれた。

僕達メトロイドはあのSR388である生物をやっつける為に生まれたんだ。その生物があの「エックス」だった。

 

「メトロイドはXを駆除する為に生まれたと言うのか」

 

「うん。お爺ちゃんがそう言ってた」

 

「じゃあ、ここ(B.S.L)が今の状態になったのは私の所為なのか。私がメトロイドを絶滅させたから「違うよ!」…ベビー?」

 

「ママの所為じゃないよ!メトロイドをあのままにしてたらママを襲った僕みたいになっちゃうかもしれなかったから仕方なかったんでしょ?だから絶対ママの所為じゃないよ!」

 

ママが僕の仲間達にやっつけちゃったと知った時は悲しかったけど、でもあのまま放っておいたらママを襲った時みたいに沢山の人が苦しんでいたかもしれない。だから僕はその事でママを恨んだりしない。

 

エレベーターが到着してママと一緒に部屋に入ると大きなお部屋に出た。沢山大きな窓があって外が見える。

 

「【データルーム】は…あの部屋の先か」

 

ママは地図を見て確認すると走り出した。僕もその後を追って走り出す。

 

さっきみたいなここになモニターがある部屋を向けて【でーたるーむ】に入ると大きな機械があった。ママがその機械に背中を付けると「ピロロロン」と音がしてそれが終わるとママは機械から離れる。

 

「よし、これでミサイルが使えるようになった」

 

「やったね、ママ!」

 

これでママの武器の一つが使えるようになった。じゃあお仕事に戻ろうと【でーたるーむ】を出てモニターのある部屋に入った時いきなり部屋が暗くなっちゃった。

 

「あれ?ママ、なんか暗くなっちゃたよ」

 

「大丈夫だ。心配ないぞベビー」

 

そう言ってママは僕を優しく抱きしめてくれました。そしてモニターの電源を入れてコンピュータさんを呼びんでます。

 

『電気系統の故障だ。予備電源に切り替わったようだが、こことメインデッキを繋ぐエレベーターが停止した。これもXが関係しているのかもしれない。私は原因の究明と改善に努める』

 

『君達は抜け道を見つけ出し、生体反応がみられるポイントへ急いでくれたまえ。ターゲットをもう一度示しておこう。かなり巨大な生体反応だ。おそらくミサイルが効果的だろう』

 

『そのミサイルだが通常とは違う【特殊なタイプのX】を吸収する事で回復が出来るようだ。いずれ目にするだろう。試してみたまえ』

 

【とくしゅなたいぷ】って事はあの黄色いウニョウニョじゃなくて違うって事だよ。どんなのだろう?ウニョウニョじゃなくてボールみたいな丸いのとかかな?

 

『サムス、今の君にとってミサイルは非常に頼もしい武器だ。惜しまず大いに活用したまえ。理解できたか?』

 

「…了解した」

 

『…では抜け道を探し出しターゲットへ向かいたまえ』

 

コンピュータさんのお話が終わって部屋から出ると来た時よりも暗くなっていました。

 

「ママ「抜け道を探し出せ」ってコンピュータさん言っていたけど、そんな所あるのかな?」

 

「ン……ッ!あそこから入れそうだな」

 

ママは近くにあった網の壁に向かって走ると、ビームが出る銃からミサイルが出て網の壁が壊した。するとその奥に道が出来ていました。ママ凄い!!

 

「よし、これで通れる筈だ。ベビー暗いから足元気を付けね」

 

「うん!」

 

僕達はこの出来た穴を進んでコンピュータさんが言っていた【たーげっと】の所に向かって進み出す。

 




なんかベビーの対話が曖昧になってきてしまっているかもしれない。子供の対話は難しいな…。

最近忙しくなってきたのでまた更新が遅れてしまうと思いますが、心長くお待ちいただけると幸いです。


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5話 Xの脅威 忍び寄る影

どうもアニメ大好きです。
久々のメトロイド 作品の更新です。

約2年近く更新していなかったのに、今月中旬辺りになって登録者が増えたのにビックリしました。これも「メトロイドドレッド」の発売の影響かな?

今回は第一のボスと戦います。そしてベビーに異変が!?

それではどうぞ。


こんにちはベビーです。

 

今僕とママはXを倒す為にコンピュータさんに言われた場所に向かっています。

 

僕達が乗ってきたエレベーターが使えなくなっちゃったからママが通れそうな所を見つけて【みさいる】で入り口を壊してそこに入るとここも真っ暗で何も見えない。

 

途中で丸くて大きな卵(?)みたいなのをママが【みさいる】で倒してしたら黄色じゃなくて()()ウニョウニョしたXが出てきた。それをママが近づいて吸収する。

 

「これは!?」

 

「ママどうしたの?」

 

「ミサイルの残弾が増えている。成る程今のが特殊なタイプのXか」

 

今のがコンピュータさんが言ってた【とくしゅなたいぷ】のX、形じゃなくて色が違うんだ。でもこのXを使えば【みさいる】が無くなる心配もないね。

ママに守ってもらいながら進んで行くと光が見えてきました。

 

「あっ!ママ出口だよ!」

 

「ッ!ベビー、待って!」

 

やっと暗いところから出られると思ってママの声に気づかないで外に出ちゃった。そしてその先には大きな一つ目のお化けがいた。何これ……怖い。

そのお化けが僕に気付くと目を光らせるとビームを発射してきた。

 

「危ない!」

 

怖くて動けない僕に、ママが走って来て僕を抱えてビームを躱して助けてくれた。

 

「ベビー、ここで待っていてね」

 

ママが目のお化けに向かっていくと右手(ビーム砲)から【みさいる】を出して攻撃する。するとお化けも目からビームで攻撃してくる。

お化けのビームを避けながらママもビームや「みさいる」で攻撃をする。そして「みさいる」の一つがお化けの目に当たると痛かったみたいで目を閉じて「う〜」って声を出した。ママ今だよ!

 

でもママが【みさいる】を発車しようとした時、紫色の人達が一斉に襲いかかってきた。ママはお化けへの攻撃は辞めて紫色の人達にビームで攻撃する。

ビームが当たった人達は粉々になって動かなくなっちゃった。これならママの勝ちだ。でもその倒された紫色の人達の身体にXがくっ付くと元に戻ってまたママに襲いかかってくる。

 

ママはまたビームで倒すけど、また別のXが来て元に戻っちゃう。ママ負けないで!そんな時ママの後ろから何かが当たって吹き飛ばされちゃった。

 

ママは起き上がって後ろを振り向くと、さっきの目のお化けがママを睨みながら見ていた。

 

あの人達に気を取られていて目のお化けの事を忘れちゃってた。またお化けの目が光りだして、ビームが出てママに攻撃する。危ない!

 

「ママァ!!」

 

僕は飛び出してママを抱え上げて力一杯飛び上がって攻撃を避ける。

 

「ベビー!?危ないから離れていなさい!」

 

「やだ!ママは今僕を守るために戦っているんでしょう?だから僕もママを助けるために戦う!」

 

もうママが怪我してほしくないし、それに目の前でママが死んじゃうのをもう見たくない!

 

「…分かった。でもベビー、無茶はしないでね」

 

「うん!」

 

僕は大きな声で答えるとママを抱えてお化けのビームを避ける。上空(ここ)なら紫色の人達は来られないもん。

 

お化けのビームを避けながらママが隙を突いて「みさいる」で大きな目を攻撃する。するとお化けが目を瞑ってまた「うぅ〜」って唸ってる。きっと【みさいる】が効いているんだ。もう少しだよママ。そしてお化けが目を開いたところにママが【みさいる】を一つお見舞いした。

 

すると【みさいる】が当たった目のお化けは段々姿が変わっていって()()()のXになってイキナリ僕に向かってくっ付いてきた。ママはXが僕にくっ付いたことに慌ててるけど何ともない。その逆で疲れが取れて元気になったよ。なんでだろう?

 

「そうか!ベビーは元々はメトロイド 。だから私と同じでXには寄生されないのか」

 

そうか。僕もママと同じであの目のお化けがいた場所に一つの扉があった。きっとこの先にコンピュータさんが言っていたXがいるんだ。

僕とママは扉を進むとさっきの場所と違って何だか君の悪い場所に出ちゃった。先に進んでいくと床が空いて明るくなっている。

 

X(奴ら)はこの下ね。ベビーいい?」

 

「うん!」

 

ママを抱えてゆっくり降りてみると、少し大きいXの周りに黄色いXがたくさん集まりだした。そしてそれが合体するとあの蛙さん達とは違って背中に甲羅がある大きなアルマジロみたい生き物になった。

 

「あれは【マルカラ】!?」

 

「【まるから】って?」

 

「私が前に【SR388】で戦った生物だ。アイツもXに寄生されていたのか」

 

その【マルカラ】は鳴き声を上げると丸まってきて襲いかかってきた。僕はママを抱えて飛び上がる。ママはビームや【みさいる】で攻撃するけど背中に弾かれちゃって全然効いていないみたい。

 

「クッ、やっぱりあの硬い甲羅に弾かれるか。ベビー、私を降ろして」

 

「エッ!でもあんな大きい奴相手にママ1人じゃ危ないよ」

 

「私は前にマルカラとは戦っている。だから大丈夫だ。私を信じろ」

 

「…うん!」

 

僕はママを下に降ろして上にへと飛び上がる。【マルカラ】はママが降りてきたのを確認すると手から火の玉を投げ飛ばしてきたり、鋭い爪のビーム(斬撃)攻撃してきた。ママは早い動きで全部避けて()()()()()()()【マルカラ】のお腹に向けてビームを発射させる。でも確かビームは効かないんじゃ。

 

 

ドカーーーン

 

 

『グギャァァーーー!!』

 

僕が不安に思っていると【マルカラ】は苦しいような声を上げた。あれ?もしかして効いているの?さっきは全然ダメだったのに何で?

 

「思った通りだ。オリジナルと同じように甲羅に覆われていない正面から攻撃には弱いみたいだな」

 

そっか!ママは前にあの【マルカラ】って生物と戦っていたんだよね。だから弱点も知ってだんだ。

 

怒った【マルカラ】は爪ビーム(斬撃)をしてきた。ママはビームや【みさいる】で【マルカラ】のビームを撃ち落としている途中で、【マルカラ】が丸まって突撃してきた。でもママはジャンプで避けたから【マルカラ】はそのまま壁に当たった。その後もママは【マルカラ】の攻撃を避けながらお腹に攻撃を当てて少しずつだけどダメージを与える。

 

やっぱり僕のママは強いしカッコいい。

 

「食らえ!」

 

ママの【みさいる】が【マルカラ】に当たると今までの中で一番大きな声を上げるとその身体が段々と溶けていくみたいに変わっていくと、さっきの大きなXと黄色Xに戻った。その周りには白いバリアみたいものがあった。そして大きなXは僕に向かって襲ってきた。

 

「うわわ!!」

 

「ベビー!!クッ、食らえ!」

 

ママはビームを撃つけど全然効いていなかった。

 

「ッ!?ビームが効かない!?」

 

ビームが効かなくて動かなくなっていママに大きなXは向かっていく。それに気付いてママは避けると今度は【みさいる】で攻撃する。その【みさいる】が当たると後ろにへと下がって周りのバリアの色が黄色に変わって黄色いXと緑のXが飛び出してきた。

 

「あのバリアには【ミサイル】が有効のようだ」

 

今の【みさいる】が効いたことが分かると、大きなXは何か慌ててるみたいにもう一度ママに体当たりをしようとする。もう一回【みさいる】が当たると色が赤く変わった。

 

「これでトドメだ!」

 

ママは3回目の【みさいる】が当たるとバリアが壊れて中にいたXがフヨフヨと浮かんでいる。そのXは僕に向かって体当たりしてきた。

 

「うわ!?」

 

「ベビー!!」

 

Xが僕にぶつかったけど全然痛くない。それどころかXは僕の身体に吸い込まれて消えちゃった。すると頭の中に何かが流れ込んできた。

 

 

それは身体を丸まめてボールみたいになる映像。

 

 

よくわからないけど僕は頭の中に流れてきたのを頼りに身体を丸める。すると身体は小さなボールになっちゃった。でもこれで移動出来るのかなっと思って動かしてみると、自由に動き回ることが出来きた。何か新しい力を手に入れたみたいで楽しくなってきちゃった。

 

「このボールになる仕草…まさか【モーフボール】!?」

 

ママがいきなり大きな声を出したからビックリしてボールの姿から元の姿に戻ってママに質問する。

 

「【もーふぼーる】って何?」

 

「あぁ、【モーフボール】は私がスーツを着用している時に使うことが出来た能力の一つだ。身体をボール用に丸まることで狭い道を進むことが出来たんだ」

 

つまり僕があの大きなXを吸収したからその力を手に入れることが出来たんだ。でもこれはママの力、だからママに返したいけどどうしたらいいんだろう…。そうだ、もしかしたら!あることを思い付いた僕はママに抱きついて力を入れる。すると僕の身体が光り出してその光はママにへと流れていく。

 

「ベビー、一体何を!?」

 

「ママ、ジッとしてて」

 

僕の言葉を信じてママはそのまま動かないでいてくれた。それから少しして光は消える。僕はママから離れてこう言った。

 

 

「ママ丸まってみて」

 

 

「エッ!?こんな時に一体何を「いいからやってみて」…分かった」

 

ママは何か戸惑っていたけど僕の言葉の通りに丸まる大勢を取ってくれた。するとママの身体はさっきの僕のように丸くなってボールの姿になった。

 

「これは【モーフボール】!?どうして私にこの能力が!?」

 

「それは僕が今手に入れた【モーフボール】の力をママにへと分けたんだよ」

 

僕は前に戦った脳みそお化けの悪いやつのエネルギーを吸い取って、そのエネルギーをママに分けたことがあった。だからそれと同じように分けることが出来るかもしれないと思ってたけど上手くいってよかった。

ママはそのボールの姿で近くを転がると元に戻って僕を優しく抱きしめてくれた。

 

「ベビー。貴方のお陰で私は力の一つを取り戻せた。ありがとう」

 

「うん。僕もママの役に立ててよかった。あっ、そうだ!さっきの大きいのを倒したのをコンピュータさんに言わないと!」

 

「そうだな。早くここから出よう」

 

僕とママはお部屋に空いてた小さな隙間からボールになって出てコンピュータさんがいるお部屋にへと戻ろうとした。真っ暗で狭い道だけどママがいるから全然怖くない。途中にまた紫色の人達が襲ってきたけどママがビームでやっつけてくれた。

 

そして僕達はコンピュータさんのいるお部屋に入るとママはボタンを押してコンピュータさんを呼ぶ。

 

『サムス、恐れていた事が現実となった。飼育エリアにXが侵入してしまったようだ。セクター1【SRX】で異常が確認された。直ちに現場に向かえ。セクター1とは惑星SR388を忠実に再現したセクターだ。SRXに向かうためには、まずメインエレベーターで中継エリアへ移動し、そこの1番のエレベーターで降下するのだ』

 

コンピュータさんがここ地図を移動させると左下の方に1〜6までの数字が書かれている場所が出る。

 

『目的地の入り口にもナビゲーションルームがある到着次第アクセスしたまえ。まだ不明だが何者かがXの侵入を促した可能性が高い。最初の爆発もそいつの手によるものだろう』

 

コンピュータさんはそれを言うといつものように消えちゃった。

 

「ママ、早くしないとその【せくたー1】にいる動物さん達がみんな死んじゃうよ」

 

「あぁ、これ以上Xを野放しにしておくのは危険だ」

 

僕達は入った扉とは反対の扉を開けて目的地の【せくたー1】に急いだ。えっと、地図によると確かこの高いところを登る扉があって、そしてこの下を降りると一番最初に見た【とくべつほかんこ】だからこの道を真っ直ぐ行けばいいんだね。でもその先には壁があって道なんて何処にもなかった。

 

「あれ?この先のはずなのにどうして壁になってるよ?どうして?」

 

「恐らく爆発の所為で壁が崩れて道を塞いでしまったのだろう。ミサイルなら破壊できるだろうが、今この場所でミサイルを使えばこの場所全てが崩れかねない。しかし今使えるビームではビクともしないだろう」

 

どうしよう。このままだと【せくたー1】の動物さん達がXにヤラれちゃうよ。何かしなくちゃと考えていると、その壁の下の方に小ちゃいボールが入れそうな穴を見つけた。

 

「ママ、ここに穴が空いているよ」

 

ママは僕の声に反応して急いでこっちに来てその穴を確認する。そして少しその穴をジッと見続けていると何を思い付いたみたい。

 

「この大きさなら【モーフボール】で通れるかもしれない」

 

ママは丸くなってボールになるとその穴の中にへと入って行った。そっか!さっき手に入れた能力で丸くなれば僕も通れるかも。

僕もママみたいに小さく丸くなって穴にとへ入り込む。うん、何とか通れそう。僕達はその小さな穴を通ると扉があった。その扉を開けて進むとエレベーターがあった。

 

「よしこのエレベーターを降れば飼育エリアの入り口だ」

 

僕はママと一緒にエレベーターに乗って下にへと降りる。待ってて動物さん達。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サムスとベビーがエレベーターを使って飼育エリアのフロアへと降りて行ったその時……

 

 

 

 

ドカーーーン

 

 

 

 

 

…突如壁が爆発し煙の中から「コトン、コトン」と足音を立てながら誰か出て来る。不気味な足音と共に現れたが、何とその者はサムスのパワードスーツを着用していた。

そいつは【スクリューアタック】でエレベーターの隙間を跳ぶと【スーパーミサイル】を使い閉まっていた出入り口を破壊し無理矢理開けると、再び足音を立てながら歩き出す。

 

果たしてこのパワードスーツを着用した者は何者なのか?そしてその目的とは…。

 




最後に登場した人物。フュージョンをプレイした人なら分かるはずです。プレイヤーの皆様のトラウマ…。

そして今回サムスだけでなくベビーもモーフボール能力を手に入れました。本来ならサムス1人なのですが、私の作品にはベビーがいるのでサムスと元にコアXから能力を手に入れる設定にしました。
今後もコアX戦ではベビーはサムスと共に能力を手に入れて行く予定なのでサムス級のチートになると思います。(まぁ、サムス程技術がないのでまだまだだと思いますが…)

次回の更新はまた遅れてしまうと思いますが、必ず完結させるのでお待ちください。


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