突然変異個性『魏怒羅』 (鉄仮面さん)
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0話 プロローグ

ゴジラが好きなので前々から書こうとしていた小説を投稿します!!!


全ての始まりは中国だった。

 

“発光する赤子”が生まれたというニュースが世界中を騒がせた。

 

以降、"超常"が各地で発見され、原因も判明しないまま時は流れていった

 

そして、世界の総人口の8割が何かしらの"特異体質"となった現在、"超常"は"日常"になっていった

 

 

大体は個性持ちの両親のどちらかの個性を持っていたり、複合系の個性を持って産まれてくる

 

 

だが…ごく稀に何の個性を持たない"無個性"の子供や

 

どちらの家系にも属さない"突然変異"の個性が生まれてくる

 

 

 

 

 

「やめてよ父さん!!」

 

「いいや、やめないッ!!お前がッ!役立たずだからだッ!」

 

我は幼い頃から父に虐待されていた

 

「チッ!!!貴様の個性が弱いからだッ!!!」

 

父はコスチューム会社の社長

 

我をヒーローにし自分の会社を広めるのを目的に母と結婚した

 

しかし生まれたのはどちらの個性の複合でもない個性

 

2つの金色の尻尾が生えただけの個性だった

 

これを医師は「トカゲなどの個性ですね」と言い、俺の個性は"トカゲ"と言われた

 

父は落胆し、そこから母と一緒に我に対する虐待が始まった

 

この頃3歳になったばかり我はなんで暴力を振るわれているのかがわからなかった

 

そして4歳になった頃

 

父は我のことを好きなだけ殴ると仕事に行くと家を出ていった

 

父がいなくなって

 

我の心の中にある何かが切れた

 

 

突然背中から金色の羽が生え頭には左右に大きなツノ、真ん中には三日月型のツノが生えてくる

 

次第に体も大きくなり家の天井を崩壊させる

 

「キュラララララララ!!!」

 

大きさは15mくらいだったらしい

 

我は無意識に父のことを追いかけ街を破壊する

 

俺の中にあるのは父に対する怒り

 

俺は父の車を右の頭でなぎ倒し踏みつけようとする

 

「や、やめろ!!やめてくれ!!」

 

「キュララララララ!!!」

 

我は左の頭を使い父のことを潰そうとする

 

 

だがそこへ

 

「もう大丈夫!!何故って!?私が来たッ!!!」

 

No.1ヒーローが現れる

 

オールマイトは我の腹を殴る

 

しかしすぐに腕を噛まれ地面に叩きつけられる

 

「くっ!なかなかやるな!!」

 

「ギュラララララ!!!」

 

 

 

 

この後、我はオールマイトと15分間戦い続けついに倒れる

 

それでも我は戦おうと立ち上がり攻撃しようとしていた

 

そこへ何かの匂いをかぎ俺は眠りにつく

 

「オールマイト!大丈夫ですか!?」

 

「あぁ…ありがとうミッドナイト…しかし強敵だった…」

 

2人のヒーローに歓声が巻き起こる

 

「さて!この敵を早く警察へ……子供?」

 

「嘘!?こんなに小さい子が!?」

 

「私の息子だ…そいつは悪魔だ!!今すぐ刑務所へ!!!!」

 

「なっ!?自分の息子だろう!?」

 

「そんなものは息子ではない!!化け物だ!!怪物め!!!!」

 

ミッドナイトは我に毛布をかけ父のことを平手打ちする

 

「それが…自分の息子に対する言葉ですか!!」

 

「くっ…とにかく!うちでは置いておけん!!金でもなんでもやるからそいつを連れて行け!!」

 

父はそう言いながら救急車に運ばれていった

 

我はその後病院へと運ばれ検査された

 

そして個性は"トカゲ"というものから

 

"黄金龍"

 

という名前になった

 

しばらくは病院へ入院していたが両親は迎えに来ず

 

我は孤児院へと送られた

 

俺が孤児院へ送られてから6ヶ月後

 

護国 天龍(ごこく てんりゅう)…くん?」

 

「……誰?」

 

「私は…香山睡っていうの」

 

「かやま…ねむり…」

 

「私の家に来ない?嫌なら断っても」

 

「いく…」

 

「はっやいわね!?」

 

「ここの子達…僕のことを怖がるんだ…先生も…みんな…僕は…怪物だって…」

 

「……大丈夫よ!私はそう思わない!!」

 

我は香山睡…ミッドナイトに抱きしめられ泣き崩れる

 

翌日、手続きを終わらせ晴れてミッドナイトの家で済むことになり教育費などは父は言った通りに父たちに払わせているそうだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから10年後

 

「天龍くーん!!試験遅れるわよ!!?」

 

「……わかっている…眠い…」

 

「眠いじゃない!!ほら早く髪型整えて!!歯ァ磨いて!!」

 

「わかった…」

 

金髪の髪の寝癖を直し鋭い歯を丁寧に磨き

 

制服に着替え玄関に立つ

 

「忘れ物してない?」

 

「あぁ…筆箱もハンカチも持った…」

 

「よし!ならいってらっしゃい!私も後から行くから」

 

「ではいってくる」

 

「試験!!頑張ってね!!!」

 

 

我、護国天龍

 

倍率が300超え、数多くのヒーローの母校である

 

雄英高校に試験を受けに行く

 

 

 

これは1人の少年が

 

"国を護る聖なる龍"になる物語

 







感想、アドバイスがありましたらよろしくお願いします!!!


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1話 天龍、入学試験を受ける

1話です

少し長くなっております!

そして投稿ペースは遅ければ早い時もあるのでご了承ください


我は千葉県に住んでいる

 

だから電車に乗らねばならない

 

「電車がこんなに混んでいるとは……」

 

狭いな…尻尾が邪魔になっていないといいが……

 

我があくびをしながら自分の尻尾が邪魔になっていないか心配していると左側の扉にいるピンク髪の女が少し震えていた

 

どうしたのだろう…?腹でも痛いのか…

 

そして下を向いて見るとその女の腰回りに手がスルルッと動いていた

 

あっ…これ痴漢か…

 

我は携帯を出し動画を撮りながら前にいる人たちにお辞儀をしながら通してもらい手をがっちり捕まえ引っ張り上げる

 

「いてて!なんだよやめろ!!」

 

「お前…この女の腰回りをいやらしい手つきで触っていただろう?」

 

「なんのことだよ!?」

 

「シラを切る気か…まぁ携帯を使い動画を撮っているから言い逃れはできんぞ?」

 

「くっ…!!」

 

電車が止まり扉が開く

 

そして痴漢をした男は全力で走って逃げるがすぐに捕まえ車掌に渡した

 

「大丈夫か?」

 

「うん…ありがとう助けてくれて!!」

 

「いや、我は当たり前のことをしたまでだ。それでは雄英高校に行かないとならないので」

 

我は出口に向けて歩き出す

 

「あの!雄英高校こっちだよ?」

 

何…?

 

※護国 天龍は極度の方向音痴だぞ!!

 

「す、すまない…では」

 

「そっちも違うよ…?」

 

「うっ…」

 

 

 

 

 

「す、すまない….案内をしてもらって…」

 

「いいよー!私も雄英受けにいくもん!それに助けてもらった恩返し!」

 

「すまない…えっと…ピンク髪」

 

「芦戸三奈だよ!あしどみな!!」

 

「あしどみな…か、いい名前だな」

 

「ありがと!君の名前は?」

 

「我は…護国 天龍だ」

 

「ごこく…てんりゅう?カッコいい名前だね!」

 

「ありがとう…」

 

我らが雑談していると目的地だった雄英高校が見える

 

「わぁ…大っきいねぇ…」

 

「あぁ…でかいな…」

 

我らはそびえ立つ天下の雄英高校を見て感動する

 

「健闘を祈るぞ。芦戸」

 

「そっちこそ!お互い頑張ろうね!天龍!!」

 

「いきなりしたからか?」

 

「あ、ダメだった?」

 

「……いや好きに呼ぶといい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『今日は俺のライヴにようこそー!エヴィバディセイヘイ!』

プレゼントマイクが大声で叫び、返事を待っているが誰も返事をしない

 

『おっと!こいつぁシヴィー!んじゃま!急かされたんで実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ!!!!アーユーレディー!?』

 

プレゼント・マイクが我に耳を向けて「イェー」と言うのを待っている

 

「……始めないのか?」

 

『シヴィー!!!!!』

 

 

『実技試験の時間は10分間!!仮想敵を様々な場所に3種類配置したからそいつらを倒していけよな!!ちなみに仮想敵の難易度でポイントが違うから低いやつでコツコツと積み上げていくのもよし!高得点を倒しまくって一気に貯めるのもよしだ!勿論アンチヒーローな行動はご法度だぜ!?』

 

なるほどな…

 

ん?……プリントには4体の仮想敵がいるが…

 

今プレゼント・マイクは3体を配置したって言ってたな…聞いてみるのもありか…

 

「プレゼント・マイク、質問を」

 

「質問よろしいでしょうか!!!プリントには4体の敵が記載されております!これが誤裁であれば日本最高峰たる雄英において恥ずべき痴態!我々受験者は規範となるヒーローのご指導を求めこの場に座しているのです!」

 

男は勢いよく立ち上がり大きな声で質問する

 

「そしてそこの縮毛の君!!!先程からボソボソと気が散る!物見遊山のつもりなら即刻ここから去りたまえ!!」

 

真面目な奴だな

 

『オーケーオーケー受験番号7111くんナイスなお便りサンキュー!プリントに書いてある4種類目の仮想敵は所狭しと暴れまわる『ギミック』!!スーパーマリオで言うところのドッスンだ!』

 

「有難う御座います!!失礼致しました!」

 

ふむ…そう言うことか…ならもう1つ気になった点を聞こうか

 

「先生。我からも質問よろしいだろうか」

 

『おういいぜ!受験番号2001くん!』

 

「この0P仮想敵の数、大きさはどのくらいなのだ?」

 

『それは実技試験を受けてからのお楽しみって奴だ!!』

 

ムゥ…教えてくれないか…それなら仕方ないな

 

「時間を取ってしまった。申し訳無い」

 

『いやいや!質問することはいいことだぜ!それでは最後にリスナーのみんなに我が校訓をプレゼントしよう!!かの英雄ナポレオン=ボナパルトは言った!「真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていく者」と!"Puls u Ultra!!!"それでは皆良い受難を!!』

 

人生の不幸…か…

 

超えて行かねばな

 

 

その後、筆記試験を終わり10分の休憩を取った後それぞれ動きやすい服に着替えEの試験会場へ向かう

 

 

 

 

「町じゃん!!!!」

 

「すげぇ!!!」

 

これは驚いた…人が住んでいると言われても納得してしまいそうなくらい広い…

 

「あれ?天龍?」

 

「ん…?芦戸か、同じ会場だったのか」

 

「うん!よろしくね!」

 

「…試験が始まれば我らは敵同士だ。それに油断をするなよ」

 

「油断?」

 

『はいスタート!』

 

突然の開始の合図

 

みんなが呆気にとられているが我は合図と同時に走り出す

 

地道に少ないポイントを集める…いや手当たり次第に壊していこう

 

入ってすぐ角を曲がると1P仮想敵が3体いた

 

「さぁ…仮想敵よ!どの程度の力か教えてくれ!!」

 

「標的補」

 

我は左腕を龍に変化させ前にいた1P仮想敵に噛み付かせる

 

「サンダースパーク!!!!」

 

仮想敵はビリビリと電気が流れ機能を停止する

 

我は動かなかくなった仮想敵を武器に残っている仮想敵に叩きつけていった

 

「この程度か…なら余裕だ」

 

おっと、止まっている場合じゃ無いな

どんどん壊していかねば

 

 

 

開始9分

 

「1Pを20体、2Pを17体、3Pを10体…合計で84Pか…しかし脆すぎるな。もっと頑丈かと思ってたぞ」

 

これで落ちることはないだろう…それより0P仮想敵は何処にいるのだろう?全く姿を見ないのだが…

 

我がそう思っていると突然地面が揺れる

 

そこに現れたのは約20メートルのロボ

 

「こんなに大きかったのか」

 

戦ってみたいが奴は0P、戦う意味など何もない

 

我は0P仮想敵がいる方向と真反対へと走り出す

 

「きゃっ!!!」

 

誰かが倒れた

 

「いったたた…」

 

あれは…芦戸!?

 

芦戸は怪我をしたのか立とうとしない

 

すぐ後ろには巨大な仮想敵が暴れている

 

「くっ…やるしかないか…!!!」

 

我は急いで芦戸の元へ行き背負う

 

「大丈夫か!?芦戸!!」

 

「足首をひねっちゃって動けない…」

 

「……仕方がないか…芦戸、我の首に掴まれ。だがあまり握りすぎるな?怪我するからな」

 

「えっ?う、うん」

 

芦戸を背中に担ぎ俺は0Pと向かい合う

 

「えっ!?逃げないの!?」

 

「あぁ、今からこのデカブツを破壊する」

 

「えぇ!?あんなに大きいのを!?」

 

芦戸が後ろでワーワーといっているが気にせず我は目を瞑る

 

すると背中から巨大な翼が生え始め尻尾もどんどんと太くなる

 

それに伴い両腕、顔が伸び龍の様になっていく

 

「キュララララララララ!!!」

 

大きさ25m、翼は折りたたまれている3つ首の龍に我は変身する

 

 

《芦戸、無事か?》

 

「う、うん!!大丈夫!!!」

 

《すぐに決着をつけ、元に戻る。だから振り落とされない様気をつけてくれ》

 

我は0P仮想敵に噛みつきこいつが壊してきた道に押し戻しサンダースパークを放つ

 

すると0P仮想敵は体のあちこちが爆発して崩れていった

 

我は0Pが動かなくなったのを確認し元の姿に戻る

 

「ふぅ…さぁ芦戸、早く怪我を見てもらおう。」

 

「…」

 

芦戸は黙っている

 

「……醜かっただろう。あれが俺なんだ。」

 

「……そんなことないよ!!チョーーーーかっこよかった!!」

 

芦戸は目を輝かせキャッキャとはしゃぐ

 

「ねぇ!空とか飛べないの?飛べるなら飛んでみてよ!!」

 

「い、いや…まだ未熟だから飛べないんだ…」

 

「そっか…飛べる様になったら最初に乗せてね?約束だよ!!」

 

普通なら…驚いて我から離れていくのだが…

 

「はっ!そんなことより足を見せにいくぞ!悪化していたら大変だ!!」

 

我は芦戸を背負いながら入口へと走り出す

 

 

 

「……どこだここは…」

 

「すっごい方向音痴だね」

 

「ぐっ…確かこっちだった思うのだが…」

 

「お2人さん。こっちにおいで」

 

我らが迷っていると身長の低いおばあさんが手招きする

 

我らはおばあさんの足元まで行きしゃがむ

 

「あなたは…リカバリーガール」

 

「そうだよ。それより怪我してないかい?」

 

「あぁ、この女が怪我をしている…直してあげてくれ」

 

「任せなさい。チューーー!!」

 

リカバリーガール

 

人の治癒力を活性化させ怪我を治す個性

 

凄い個性だな…

 

「ほれ、治ったよ。2人ともお疲れさん!ハリボーおたべ。」

 

「我は甘いものが苦手なので」

 

「わーい!ありがとうございます!!」

 

このあと我らは無事に入口に戻り

 

服を着替えたあと芦戸と途中まで一緒に帰った

 

 

 

 

 

試験が終わり1週間がたった

 

「ただいまー!天龍くーん!雄英の手紙預かってきたわよ!!」

 

「お帰り。今ご飯を温めるから着替えて待っててくれ」

 

「はーい!でもその前に〜お酒お酒〜!!」

 

「駄目だ。今日は休肝日だと言っただろう?」

 

「えぇ〜ちょっとだけ!!」

 

「ヒーローが約束を破るのはいいのか?」

 

「うっ…わかったわ!我慢する!!」

 

「それより手紙をくれないか?睡さん」

 

「あっ!ごめんごめん!はいこれ!」

 

睡さんは鞄の中から茶色い封筒を出す

 

我はそれを引きちぎり中に入っていた機械のスイッチを入れる

 

『私が投影された!!!』

 

「……オールマイト!?彼がなんで雄英に!?」

 

「彼今度からで雄英(ウチ)勤めることになったのよ」

 

「そ、そうなのか…」

 

『君に関してはミッドナイトが詳しく教えてくれると言うことで短いが勘弁してくれ!!』

 

「全然良い」

 

「オールマイト好きだもんね〜」

 

『護国 天龍少年!実技、筆記共々素晴らしい記録だ!!文句なしの合格だよ!!そして君は0Pを倒し女の子を救った!!よって我々が見ていたもう1つの点…救助活動P49点!!合計で133ポイント!!これは雄英で歴代最高だよ!!』

 

「おぉ……」

 

『君と会える日を楽しみに待っているよ!では!』

 

そうか…合格したか…!!

 

「今日はお祝いよ!だからお赤飯とケーキ買ってきたの!!」

 

「ケーキは何を?」

 

「大好きな抹茶味のロールケーキ」

 

「ありがとう…」

 

「いーえ!ほら早く食べましょ!」

 

 

我はとても嬉しかったが少しモヤモヤとしていた

 

もし…もし父と母が…

 

いや、今はそんなことは考えないでおこう

 

 

 

そして月日が流れ…

 

「よし、睡さん。行ってくる」

 

「いってらっしゃい!気をつけてね!」

 

今日から我のヒーローアカデミアが始まるのだ

 




これから天龍の変身シーンは光に包まれてって言う感じにしようと思います

プリ○ュアみたいです


アドバイス、感想がありましたらよろしくお願いします


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護国天龍の設定と色々な話

設定を出します!



明日は最新話を投稿予定です

追加:一人称、誕生日、怪獣について


名前 護国 天龍

 

個性:(黄金龍(魏怒羅)

大きな3つ首の龍に変身する。

両腕は龍の顔にすること可能

翼があるがまだ飛べない

 

目の色:赤と黒

 

髪の色:金髪と時々銀色混じり

 

 

誕生日 12月15日

身長:195㎝

体重:85.9㎏

 

好きな食べ物:肉系、お茶系

 

嫌いな食べ物:甘すぎる物

 

喋り方:昔から歴史についての本ばかり読んでいたため少し喋り方が古め

 

性格:友達思い、少し天然

 

一人称:幼少期・僕 青年期・我

 

出身中学校:植蘭中学校

 

中学校時代は友達を作らず一人でいた

 

出身県は静岡県(事件を起こした時はたまたまオールマイトとミッドナイトがいた)

 

ミッドナイトの家が千葉にあるので引っ越してきた

 

 

 

ちなみにGMKゴジラの伝承、護国三聖獣のお話みたいなものはあります(けれど作中には出しません)

 

怪獣たちはいない設定にするつもりでしたが

 

本ッ当に昔、ギドラやゴジラ、モスラにバラゴンなどはいることにします

 

※他の怪獣はオールフォーワンとドクターが色々な動物を混ぜ作った感じにします

 

 

 

大戸島もある設定です

 

 

ヒロインは芦戸ちゃんです!

 

作者は耳郎推しですが轟音とかぶるからなぁとやめておきましたw

 

原作通りにしていくつもりですが時々オリジナルストーリーを混ぜるつもりです

 

 

ヒロアカ世界の魏怒羅についてですが

 

「護国三聖獣・天の神」

 

 

「星喰い」

 

の名を持っていることにします

 

 

 

 

ここから下は天龍の聞いた昔話!(雄英に入ってしばらくたった程の話です)

 

 

 

 

かつてこの日本には3匹の聖なる獣がいた

 

地の神・婆羅護吽(バラゴン)

 

海の神・最珠羅(モスラ)

 

天の神・魏怒羅(ギドラ)

 

其れ等の神は日本を厄災から守ってくれていた

 

しかしそんな聖獣達でも近づかない場所がある

 

それは小笠原諸島にある大戸島

 

そこには呉爾羅(ゴジラ)と呼ばれる荒ぶる神がいるそうだ

 

 

「そんな昔話があんのか?」

 

「あぁ…我が千葉に来てから初老の男に聞いたのだ」

 

「何でその初老の男の人と話してたの?」

 

「小学生の頃友がいなくてなら公園に座ってたらその初老の男が話を聞かせてくれたのだ」

 

「でもそういうお話ってだいたい迷信でしょ?」

 

「まぁな…だがこういう話は面白い」

 

「ねぇねぇ!そのごこくさんせいじゅうってさ!どんな感じなの?」

 

「さぁ…そこら辺は聞いてなかったが…そうだ、天の神・魏怒羅は他にも"星喰い"と呼ばれていたらしい」

 

「星喰い…?」

 

「何でだろう…まさかでかい怪物だったりな!」

 

上鳴が手を広げて舌を出して遊んでいる

 

「ほら、休み時間は終わりだぞ。席につけ」

 

我の席に集まっていた奴らが急いで席に戻る

 

しかし今思えばあの初老の男は何者なのだろう…

 

しかもあの暑い中黒いスーツを着ていたような…

 

我はそう思っていたが授業が始まるので考えることをやめた




何かおかしな点があればよろしくお願いします

感想、アドバイスもよろしくお願いします


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2話 天龍、雄英へ行く

書き終わりましたので投稿します!




 

AM 7:45

 

「まずいな…寝過ごした」

 

「何を呑気に『寝過ごした』よ!!電車7時55分に乗るんでしょ!?早く行きなさい!ほら!ハンカチに…お弁当!財布!!」

 

エプロン姿の睡さんにパンを口に咥えさせられ外に出される

 

ふははひ(すまない)へはひっへふる(では行ってくる)!」

 

「はぁーい!気をつけてねー!!」

 

我はマンションから飛び降り地面に着地、そして急いで駅に向かった

 

 

 

 

 

「意外と間に合うものだな」

 

我は家から全力で走り駅に7分程度でついた

 

まだ少し時間がある…そうだ生茶を買おう

 

「あ、天龍!おはよー!」

 

「おぉ、芦戸。お早う」

 

すると芦戸の後ろに赤いツンツン頭が見える

 

「ム…其奴(そやつ)も雄英高校の生徒か?」

 

「あ、そうそう!同じ学校の切島!!」

 

「俺は切島鋭児郎だ!よろしくな!」

 

「我は護国天龍、よろしく頼む」

 

「早速友達できたね!2人とも!」

 

「あぁ!」「うむ」

 

《まもなく、電車の扉が開きます。》

 

「あ、やべ!早く行こうぜ!」

 

「うん!!」

 

2人に手を引かれ我は電車に乗る

 

そして3人で席に座り我は大事なことに気がつく

 

「しまった…生茶買うの忘れた」

 

「「いや学校で買えよ!?」」

 

 

電車の中ではいろいろなことを話し合った

 

好きなヒーローについてや

 

アニメや漫画、雑誌など

 

そして芦戸が切島の過去についての話をしようとしていたが切島が慌てて芦戸の口を塞いでいた

 

知られたくないことなのだろう

 

 

我は何も聞かなかったことにした

 

 

そしてついに雄英高校につく

 

 

「うわぁ!桜だー!!」

 

「凄いな…とても綺麗だ…」

 

「おい!ここに何組か書いてあるぞ!」

 

我と芦戸はすぐに切島の元へ行く

 

「え〜っと…お、俺ら同じ組!」

 

「おぉー!」

 

「同じ組か…友が2人もいてくれるなら嬉しいな」

 

「よーし!高校生活たのしもー!!」

 

「おーー!」

 

「……おぉー?」

 

そして我らは校舎の中に入り1-Aへと向かう

 

「どんな奴らがいるんだろうなー?」

 

「楽しみ!!」

 

「そうだ…切島、芦戸。お前の個性はなんだ?」

 

「ん?俺の個性は"硬化"!名の通り硬くなる!……地味だろ?」

 

「そんなことない。凄く強力な個性だ」

 

「私はねー体中から酸出せるの!」

 

「酸…対人では加減が大変そうだな」

 

「それ!」

 

「そういう護国はどんな個性だ?」

 

「"黄金龍"だ。 龍に変化できる個性」

 

「派手だし強いな!!」

 

「凄いカッコよかったんだよ!!しかも」

 

芦戸が我の個性について話そうとしたが我が話を遮る

 

「芦戸、切島。ついたぞ」

 

「す、すげぇな…扉でけぇ…」

 

我らはその大きな扉を開け中に入る

 

するとそこには眼鏡をかけたあの真面目そうな奴がいた

 

「おはよう!!」

 

「おぉおはよう…」

 

「席はそこの黒板に貼ってある紙に書いてある!それぞれの席を確認し着席するんだ!」

 

やはり真面目だな…

 

「我の名は護国 天龍だ。お前の名は何だ?メガネ」

 

「ム!これは失礼した!まずは名乗らねばな!ぼ…俺は私立聡明中学校出身、飯田天哉だ!」

 

「よろしくな飯田」

 

「こちらこそ!」

 

我と飯田が握手を交わす

 

すると扉を勢いよく開らかれ自分の席を確認している爆発頭がやってきた

 

髪がすごいな…

 

爆発頭は席に座り足を机の上にかける

 

「君!机に足をかけるな!!雄英の先輩方や机の製作者型に申し訳ないとは思わないか!?」

 

「あぁ!?思わねぇよ!テメェどこ中だ端役が!」

 

「俺は私立聡明中学校出身!飯田天哉だ!」

 

「おいお前、注意されたならおろせ」

 

「何だテメェ?」

 

「植蘭中学校出身の護国天龍だ」

 

「植蘭…?けっ、ぶっ殺し甲斐なさそうだな!」

 

「ぶっ殺し甲斐…お前は本当にヒーローになりたいのか?」

 

「あぁ!?あったり前だろうが!!」

 

「ならその言動、態度を改めろ。 今のお前はヒーローではなく町の隅にいるチンピラのようだ」

 

「んだとテメェ…今すぐぶっ潰してやろうか!?あぁ!?」

 

爆豪と我が睨み合っていると飯田はそれを止めようとしている

 

 

 

そして我は緑色のもさもさ髪がこっちをじっと見ているのに気がついた

 

確か飯田に怒られていた奴だな…

 

「おはよう!俺は私立聡明中の」

 

「聞いてたよ、僕は緑谷…よろしくね飯田くん」

 

「我は護国 天龍だ」

 

「うん…よろしくね」

 

「あれ?そのもさもさ頭は!!地味目の!!」

 

次は単発の茶色い髪の毛をした女がやってくる

 

「プレゼントマイクの言った通り受かったんだね!そりゃそうだ!パンチ凄かったもん!」

 

粉砕と言いながら手を上下に動かす女

 

なるほど…緑谷の個性は身体能力強化の類いか…

 

「今日って式とかガイダンスとかだけかな?担任の先生どんな人だろうねー!」

 

「お友達ごっこしたいなら他所へ行け」

 

地を這うような低い声が聞こえる

 

「ここは…ヒーロー科だぞ」

 

本当に地を這っていたのか…

 

するとその男は寝袋から出てきて立ち上がる

 

「はい…君たちが静かになるまで8秒かかりました。 時間は有限、君たちは合理性に欠くね」

 

この人もヒーローなのか?

 

だがこのようなヒーローは見たことがない…

 

「担任の相澤消太だよろしくね。んじゃ早速体操服きてグラウンドに出ろ」

 

相澤先生は我らに体操服を配りグラウンドに向かった

 

「な、何するんだろ…」

 

「さぁ…」

 

「天龍、これどこで着替えるんだろね?って着替えてる!?」

 

「早く行くぞ、芦戸、切島」

 

「お前着替えるの早すぎだろ!?」

 

我はその場で着替え誰よりも早くにグラウンドに向かって歩き出した

 

 

 

 

 

そしてみんながグラウンドに集まり相澤先生に何をするか説明を受ける

 

「えーそれじゃ今から個性把握テストをします」

 

「「「個性把握テストぉぉお!?」」」

 

「入学式は!?ガイダンスは!?」

 

「ヒーローになりたいならそんな悠長な行事にでる暇はないよ、雄英は自由な校風が売り文句…そしてそれは先生側もまた然り」

 

「先生、個性把握テストとはどのようなことをするのだ?」

 

「中学校の頃からやっている個性禁止の体力テストあるだろ?護国。中学の頃ソフトボール投げ何mだった?」

 

「78mだ」

 

「なら個性を使ってやってみろ、円から出なければ何してもいい」

 

「わかった」

 

 

さて…どう投げるか…

 

「早よ」

 

我は相澤先生に急かされたので腕をまっすぐ投げたい方へ伸ばしいきなり龍化させる

 

するとボールは押し出される感じで勢いよく飛んで行った

 

「……505.4m」

 

む…

 

「うぉぉ!すげぇ面白そう!」

 

「個性を思いっきり使えるのね」

 

みんながワイワイとはしゃぎ始めるとまた地を這うような低い声だ相澤先生が喋り出す

 

「楽しそう…か…よし、ならトータル成績が一番低かったものは見込みなしとみなし、除籍処分としよう」

 

「ハァァア!!?」

 

「なんと…」

 

「放課後マックで談笑したかったならお生憎これから三年間雄英は君たちに苦難を与え続ける……Puls Ultraさ、全力で乗り越えて来い」

 

そうして始まった個性把握テスト

 

一種目は50m走

 

『3秒04!』

 

「飯田、早いな」

 

「あぁ、だが距離が短いため3速までしか入らなかった。護国くんは?」

 

「我は5秒21だ」

 

二種目 握力

 

手を龍の顔にし思いっきり噛ませる

 

バキバキッ

 

「……砕けてしまったがこれもありなのか?」

 

「ああ、ありだ」

 

「お前個性なんなんだ!?超すげぇ!!」

 

「ほんとに粉々じゃん…」

 

「この場合はどういう感じになるのだ?」

 

「測定不能だな」

 

三種目 立ち幅跳び

 

地面に両手を向けて龍化させる

 

すると我は押し出され前に行く

 

「3m20㎝」

 

「ぬぅ…あまりいい記録が出んな…」

 

「「「どこが!?」」」

 

第四種目目 反復横跳び

 

「天龍ー!何回だった!?」

 

「126回だ。中学の頃とあまり変わらん」

 

「私134回!勝ったー!」

 

第五種目 ボール投げ

 

「我は先に投げたから投げなくていいのか」

 

「あれだけでよくあんなに飛ぶよねー」

 

「いや…もっと行けた」

 

「えっ?」

 

「前にも行ったが我はまだ未熟でな…力を使いこなせていない感じがするのだ」

 

「あれでまだフルパワーじゃねぇの?」

 

「あぁ」

 

我らが雑談していると後ろから突然ドンッ!!という音と風が吹き始めた

 

「なんだ…!?」

 

「緑髮のあいつ!705.3mだってよ!」

 

「やはり身体能力強化の個性か…しかし指が腫れていないか?」

 

「あれ?本当だ…」

 

「どういうことだデクテメェ!!!」

 

爆豪が緑谷めがけて飛んでいくが相澤先生によって抑えられる

 

奴は本当にヒーローになりたいのか…!?

 

 

その後も残ったテストを終わらせついに結果発表

 

1位八百万

2位轟

3位爆豪

4位護国

 

我は4位になった

 

正直もっと上だと思っていたがまぁいい

 

だが緑谷は最下位だ

 

除籍されてしまうのだろうか…

 

「あ、ちなみに最下位除籍ってのは嘘。君たちの最大限の力を知るための合理的虚偽ね」

 

「「「ハァ!!!?」」」

 

「一杯食わされたな…」

 

「あんなの嘘に決まってるじゃない…ちょっと考えればわかりますわ…!」

 

「凄いな…我は全然気づかなかったぞ…」

 

「ま、そういうことだ。教室にカリキュラム等の書類あるから目ぇ通しておけ。それと緑谷、リカバリーガール(ばあさん)のとこ行って直してもらえ。明日からもっと過酷な試練の目白押しだ」

 

我らは教室へ戻りチャイムが鳴るまでカリキュラムや色々な書類に目を通し下校した

 

明日からの授業が待ち遠しい

 

楽しみだ

 

 

おまけ

 

式典のミッドナイト

 

「天龍くんがいない…?」

 

「護国はイレイザーのクラスですぜ?ミッドナイト」

 

「相澤くんの!?心配だわ…」

 

「大丈夫ですって!護国は強いじゃないすか!」

 

「怪獣化して暴れてないといいけど…」

 

「あ、そういう心配ね…」

 

 




次の投稿予定日は土曜日です!

アドバイスや感想があればよろしくお願いします!!

そして良ければ評価も…


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3話 天龍、初めてのヒーロー基礎学Part1

早めに書き終えたので投稿します!!

それとゴジラの映画を見てきました!ギドラカッケェェエエエ!


訂正点がありました!お父さんが建築会社からコスチューム会社になってるのはそっちの方がいいんじゃないかとアドバイスをリアルよ友に言われたので変えました!!



「んじゃ次の英文のうち間違っているのは?」

 

「はい、4番」

 

「よーし正解!この問題はよく2番と間違えがちだが…」

 

午前中は必修科目・英語などの普通の授業

 

先生方がとてもわかりやすく教えてくれる

 

 

 

「天龍〜!一緒に食堂いこー!」

 

「すまん、我は屋上へ行く」

 

昼はクックヒーロー、ランチラッシュが作る料理を安価で食べることができる

 

しかし我はいつも屋上で1人で食べる

 

その理由は広いからだ

 

人がいっぱいいるところはあまり好かん

 

尻尾やツノが邪魔になってしまうからな

 

踏まれると結構痛い

 

 

 

 

そして午後の授業はヒーロー基礎学

 

担当の先生は…

 

「わーたーしーがー!!!」

 

「きっ!!!」

 

「普通にドアからきたー!!!」

 

おぉ…ホログラムやテレビの画面で見るのと全く違う…

 

なんというのだろうか…画風が違うな…

 

「銀時代のコスチュームよ…!」

 

「画風が違いすぎて…鳥肌が」

 

 

「さぁみんな!ヒーロー基礎学はヒーローの素地を作る為様々な訓練を行う科目だ!早速だが今日はこれ!!戦闘訓練!!!」

 

「戦闘…」

 

「訓練!!!」

 

戦闘訓練か…皆の個性や戦い方を確認したいと思っていたから嬉しい

 

「そしてそいつに伴って…こちら!入学前に送ってもらった『個性届』と『要望』に沿ってあつらえた…戦闘服!!」

 

戦闘服…!!

 

「着替えたら順次グラウンドβに集まるんだ!!」

 

「はーい!!!」

 

我らは更衣室へ向かい急いでコスチュームに着替えた

 

 

 

 

 

 

「格好から入るってのも大切なことだぜ少年少女!!自覚するのだ!!今日から自分はヒーローなんだと!」

 

皆コスチュームが格好良いな…

 

「さぁ始めようか!有精卵ども!」

 

我のコスチューム

 

護国’s耳:小型トランシーバー(外部との連絡もでき、携帯での通話もできる)

 

それ以外は体操服

 

「おー護国!ってお前コスチュームは?」

 

「あれ!?本当だ!」

 

「あぁ…実は……」

 

父の会社が雄英高校の専属サポート会社の親会社の社長で我が雄英のヒーロー科に居るのをバラしたくないから

 

だから我は違うサポート会社に作ってもらっているので遅れているのだ

 

「被服控除に間に合わなかった為、別の会社で作ってもらっているのだ。その為時間がかかる」

 

「そうなのか…」

 

「どんなコスチュームか楽しみ!」

 

「確かにな!」

 

芦戸は金髪に黒のギザギザラインが入った男と仲良く喋る

 

「あ、俺上鳴電気ね!よろ!天龍!」

 

「よろしくな、上鳴」

 

「んんっ!話していいかな!?」

 

「「す、すみません!」」

 

「申し訳ない」

 

我らはオールマイトに謝り話を聞く体制になる

 

「さぁ!今からするのは対人戦闘訓練をするぞ!!君たちはこれからヒーロー側、敵側に分かれて2対2での屋内戦をしてもらうよ!」

 

「基礎訓練もなしに?」

 

「その基礎を知るための実践さ!ただし今度はぶっ壊せばオッケーなロボじゃないのがミソだ!」

 

オールマイトがそう言うとクラスメイトが質問をしまくる

 

「勝敗のシステムはどうなりますか?」

「ぶっ飛ばしてもいいんすか」

「また相澤先生みたいな除籍とかあるんですか…?」

「分かれるとはどのような分かれ方をするのですか」

「このマントヤバくない?」

「……建物を壊したりしてもいいのか?」

 

「んんん〜〜聖徳太子ィィ!!」

 

オールマイトは皆を静かにさせ設定を説明し始めた

 

「いいかい?『敵組』がアジトに核兵器を隠してあり『ヒーロー』がそれを処理しようとしている、と言う設定だ」

 

「設定がアメリカンだな…」

 

「『ヒーロー』の勝利条件は、『敵』を二人の捕縛すること!または『核兵器』の回収だ!回収条件は核兵器に触れるだけでいいぞ!」

 

なるほど…ヒーロー側は結構有利になるな

 

「『敵』の勝利条件は『ヒーロー』を二人の捕縛、もしくは制限時間まで『核兵器』を守り切ることだ!捕縛には配布されている『確保テープ』を使うこと、これを相手に巻きつければ捕縛完了となるぞ!制限時間は15分!やばい場合は先生が止めるぞ!」

 

「と言うことは…核に影響が出るため大規模な破壊攻撃は禁止か?」

 

「いや!禁止というわけではないよ!でも大規模な破壊行為の場合核兵器に影響が出てしまうかもしれないぞ?」

 

「なるほど…なら考えて行動する」

 

「それでよし!それでは諸君!早速くじを引いてくれ!」

 

くじ…?適当なのか?

 

「適当に決めるのですか!?」

 

「プロはその場にいるヒーローとのチームアップが多いから他の人との協調性を高めるためじゃないかな?」

 

「なるほど…止めてしまいすいませんでした!」

 

「いいよ!早くやろー!」

 

そういうことか…

 

「緑…谷?だったか…凄いな。思考力がとても優れている」

 

「え!?あ、あぁありがとう」

 

我はそれだけいいモニタールームへ入る

 

くじの結果

 

A 緑谷 麗日

B 轟 障子

C 八百万 峰田

D 飯田 爆豪

E 芦戸 青山

F 佐藤 口田

G 耳郎 上鳴

H 常闇 蛙吹

I尾白 葉隠

J 切島 瀬呂

 

そして我のくじには何も書いてなかった

 

これはどういうことだ…?

 

「ム…先生、我はどこへ行けば良いのだ?」

 

「あ!それはねこのクラスは21人だろ?だから追加したくじさ!最後って固定されちゃうけど戦いたい人、組みたい人のアルファベットを選ぶのがアリだよ!」

 

ふむ…運がいいな…

 

みんなの個性を見た後、強かった者を選ぶか…

 

我が考えているとオールマイトが箱に手を突っ込みアルファベットの書いてあるボールを2つ取り出す

 

「……よし!まずはAチームがヒーロー! Dチームがヴィランだ!早速だが頑張ってね!!」

 

Aが緑谷と麗日…Dが爆豪と飯田か…

 

爆豪は個性テストでのあの運動神経を生かして攻撃に行くだろう

 

飯田は小回りが利くから守備につくはず

 

対して

 

麗日は個性を見た感じ直接戦闘では厳しいだろう

 

緑谷は恐るべき力を持っているが…あれを室内で撃てば核にも影響が出るだろうな

 

それに正面戦闘では圧倒的に爆豪たちが有利だな…あの2人はどう乗り越えるのだろうか…

 

 

 

緑谷たちは裏の窓から侵入しあたりを警戒しながら敵を探す

 

そこへ爆豪が死角から飛び出し緑谷の顔に爆破を入れる

 

そして緑谷が爆豪の相手をし麗日は核を探しに行った

 

麗日は核を見つけるもなぜか笑い隠れているのがバレる。しかも小物などを片付けられ完璧に不利な状況に陥る

 

途中爆豪が特大爆破を撃ち、ギリギリ凌いでいた緑谷がやられ始める

 

両者向かい合い力を込める

 

「先生!これやばそうだって!!先生!!」

 

「双方…中」

 

「待てオールマイト!緑谷の動きをしかと見てくれ!!」

 

すると緑谷は天井に向けて拳を放つ

 

天井は砕け麗日と飯田の戦っている所まで貫通する

 

麗日は砕けた柱を掴み粉々になった天井の破片を柱で打ち飛ばした

 

飯田はとっさに顔を腕で庇いその隙に麗日は核を触る

 

「おぉ!!?」

 

「緑谷たちが勝った!!!」

 

「ヒーローチーム!WIーーーーN!!!!!」

 

「オールマイト!早く緑谷の元へ」

 

「……あぁ!」

 

我はオールマイト共に緑谷の元へ行く

 

 

緑谷の状態は軽めの火傷を身体中に負い、右腕が折れていた

 

「さぁ爆豪少年。講評の時間だ」

 

爆豪はとても焦っていた

 

少なくとも…我はそう見えた

 

 

 

 

 

「つっても…今回の最優秀賞は飯田少年だけだけどな!!!」

 

「どうして?勝った緑谷ちゃん達じゃないの?」

 

「ンーー何でだろうねぇ?わかる人!」

 

「オールマイト」

 

「はい!オールマイト先生!」

 

「よし!2人とも!教えてくれるかな?」

 

 

「緑谷は大規模な攻撃を撃ったため、これは愚策だ。麗日は中盤の気の緩みそして最後の攻撃。どちらも核がハリボテだとわかっていての攻撃…訓練だと思い甘えていた。」

 

「飯田さんが1番状況を理解し適切な行動をしたためです。飯田さんは相手の対策をこなし且つ"核の争奪"をきちんと想定していたからこそ対応に遅れた。爆豪さんは私怨丸出しの独断行動をし護国さんの言っていた大規模な攻撃は愚策。ヒーローチームの勝利は"訓練"だという甘えから生じた反則のようなものですわ。」

 

(お、思ってたより言われた……!!!)

 

「ま、まぁ飯田少年にも固すぎる節はあったが…まぁ正解だよ!クゥ!!!」

 

「常に下学上達!一意専心に励まなければトップヒーローにはなれないので!」

 

「先生。早く次の試合へ移ろう」

 

「あ、あぁ!次は……」

 

 

この後は派手な大規模攻撃もなく平和(?)に終わった

 

一番驚いたのは轟。奴はビルを全て凍らせて敵側を動けなくして勝っていた

 

「よし!最後は護国少年!戦いたいチームは決めたかな!?」

 

「あぁ、我はBチームの轟、そしてCチームの八百万と戦いたい。轟、八百万よ。いいか?」

 

「あぁ、いいぞ」

 

「私も構いませんわ」

 

「よし!それじゃあ味方は誰にする?」

 

我は皆を見回しオールマイトへ

 

「味方は必要ない。大丈夫か?」

 

皆我の発言に驚く

 

「あぁ、君がいいなら全然いいが…」

 

「ならば敵側かヒーロー側か、くじをしてくれ」

 

オールマイトは早速くじを引く

 

「……結果はヒーロー側、護国少年!敵側は八百万少女、轟少年ペアだ!」

 

我はヒーロー側になり2人と握手をして持ち場に着く

 

「さぁ両者とも!準備はできたかい!?」

 

「あぁ。いつでもいい」

 

 

『屋内戦闘訓練最終試合!開始!!!!』

 

さぁ…お前達の力を思う存分見せてくれ!!

 




最期の切り方が雑です

誠に申し訳ございません!!

次の投稿は明後日の日曜日あたりを予定してます!


感想、アドバイスがあればお願いします!!


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4話 天龍、初めてのヒーロー基礎学Part2/委員長を決めよう

大変遅れてしまい申し訳ございませんでした!

アニゴジのギドラのソフビ…ぱっと見干し芋…


『屋内戦闘訓練最終試合!開始!!!!』

 

「八百万、奴がこの部屋に入ってきた瞬間凍らせる。念のため扉を塞いでくれ」

 

「わかりましたわ!」

 

この部屋まで来い…そうすれば護国…お前の負けだ

 

 

 

 

さて…どうしたものか…

 

先の戦いを見る限り八百万は扉を塞いでいる頃だろう…

 

轟がまだ凍らせないのは我がこの建物の中に入っているかわからないから…

 

きっと部屋に入ってから一気に凍らせ勝負を決めるつもりだろうな

 

「……よし、決めたぞ」

 

我はニヤリと笑い外を眺める

 

〜モニタールーム〜

 

「な、なんで護国のやつ動かないんだ?」

 

「ビビってんじゃね?」

 

「そりゃ建物一瞬で凍らせれる奴相手だもんなー、迂闊に入れねぇよ」

 

「天龍何するのかなー?」

 

「さぁ…でもあいつは漢らしい奴だ!だから何かスッゲェ作戦考えてるはず!!」

 

皆がモニターを眺める観戦していると飯田が異変に気付く

 

「……あれは…一体なんだ?」

 

「どしたの飯田くん?」

 

「いや…気のせいか護国くんの体が大きくなっているような…」

 

すると突然護国の体が光の玉に包まれる

 

「え!?なんだあれ!?」

 

上鳴が指を指すと光の玉から長い尻尾、大きな翼、3つの龍の首が出てくる

 

『キュラララララララ!!!!』

 

「あれが…護国の個性…!?」

 

「どんな強固性だよ!!」

 

 

 

 

さぁて…ヒーローらしくどこの部屋にいるか探そう

 

我は外側から窓を覗いて核がどこか探す

 

3つの首で探すと意外と楽だ

 

視点が多いのが大変だがすぐに見つけることができる

 

すると右首の目に人影が映る

 

 

 

しっかりと見るとそそこには驚愕している八百万と轟がいた

 

我は首を核のない場所へ突っ込ませる

 

《さぁ…お縄につけ敵》

 

「チッ…!!八百万!!」

 

「はい!」

 

轟が合図すると八百万が何かを地面に投げその瞬間あたりが光りだす

 

これは予想外だな…閃光弾とは…!!

 

我の目を眩まし轟は我の首を凍らせる

 

「これでお前は動けねぇ」

 

《くっくっくっ…我の首は1つじゃないぞ?》

 

我はそう言って左、真ん中の首を建物に突っ込む

 

「なっ…!?」

 

「もう一度閃光弾を撃ちますわ!!」

 

《させん!!》

 

我は人の姿に戻り崩れた壁の1部を投げ、八百万の手に当てる

 

「きゃ!!」

 

「2度も同じ手はくらわん」

 

「龍のままだと厄介だったが…人の姿になればこっちのもんだ」

 

轟は建物を凍らせ我の動きを封じる

 

「お前の負けだ」

 

「いや、負けではない」

 

我は無理やり足を動かし氷を破る

 

「我にはな、人の状態と龍の状態を混ぜた龍人形態があるのだ。力やスピードは大幅に下がってしまうが狭いところではこちらの方が使い勝手がいい」

 

※大幅に下がったと言っても龍人形態はフルカウル20%のデクくんより少し弱めくらいです

 

 

我はそう言って八百万に噛み付く

 

「サンダースパーク!!!!」

 

八百万は足を凍らされたままだったので先に攻撃する

 

八百万は痺れパタリと座り込む

 

「仲間ごと凍らせるのは悪手だったな轟」

 

「くっ…!」

 

「仲間を信じて2人で協力して戦うべきだったな。この試合は我の勝ちだ」

 

我は核を触る

 

『ヒーローチームWIN!!!』

 

「轟、戦ってくれてありがとう」

 

「……あぁ」

 

轟はなにも言わずに氷を溶かしモニタールームへと戻った

 

「八百万、すまなかったモニタールームまで運ぶ」

 

我は八百万を背負い歩き始める

 

「これは試合です。本気でやらなければ…」

 

「我は……本気を出さない」

 

八百万は驚いた顔をする

 

「な、何故?」

 

「それは…」

 

俺が怪物だから

 

みんなに危害を加えてしまうかもしれないから

 

我はそんな言葉を押し込み「言いたくない」と言い八百万を連れてモニター室へ行く

 

 

 

「お疲れ!緑谷少年以外は大きな怪我人もなし!しかし真摯に取り組んだ!!初めての訓練にしちゃ皆、上出来だったぜ!」

 

「相澤先生の授業の後でこんな真っ当な授業…なんか拍子抜けというか…」

 

確かにな…相澤先生の授業は除籍されるかもしれない恐怖が襲ってくる

 

「真っ当な授業をするのもまた先生の自由さ!それでは私は緑谷少年に講評を聞かせねば!着替えて教室へお戻り!それじゃあ!!」

 

オールマイトはすごい速さで帰っていった

 

「オールマイトすげぇ急いでるな…かっけぇ」

 

「天龍〜!あの混ざった姿すっごくかっこよかったよ!」

 

「ありがとう。芦戸」

 

 

 

「護国!お前すっごく男らしかったぜ!」

 

「護国くん!すっごくかっこよかったよ!!それにとっても大きかった!」

 

「お前は…葉隠…?だったか?」

 

「せいかーい!葉隠透です!よろしくね!」

 

「お前すげぇ個性だな!俺砂藤!」

 

「おぉ……よ、よろしく頼む」

 

我は皆に囲まれながら教室へと戻った

 

 

 

な、何故かとても疲れた…中学の頃は全く人と話さなかったからか…?沢山の人と喋るのはとても辛いな……

 

我は帰る準備をしトイレに入ってから玄関へ向かう

 

するとオールマイトと緑谷が2人で何かを話している

 

「話したのか…?個性について…」

 

「はい…すみません!!母にもいってなかったのに…何でか言わなきゃって…本当にすみません…」

 

「……幸い爆豪少年も戯言と受け取ったようだし今回は大目にみるが次はナシで頼むぞ。この力を持つという責任をしっかり自覚してくれ!」

 

この力…?個性のことか?……一体なんの話をしているんだ?

 

「知れ渡れば奪わんとする輩が溢れかいるのは自明の理!この秘密は社会の混乱を防ぐためでもあり君のためでもあるんだ…!」

 

奪わんとする輩?

 

オールマイトと緑谷が学校の中に入ったところで我は玄関を出る

 

一体なんの話をしていたのだろうか…

 

だがわかったことがある

 

オールマイトと緑谷は何かを隠している

 

しかも世間には知られたくない

 

我は少しだけ考えたが知られたくないことなのは確かなので心の奥に封じた

 

 

 

 

 

 

「な、なぁ…護国」

 

「なんだ?切島」

 

「またマスコミだぁ…」

 

オールマイトが雄英に就任したという新聞が出てから毎日マスコミが学校に押し寄せる

 

「あ!君たち!オールマイトの授業はどんな感じですか?」

 

「す、すみません!急いでるので!」

 

「ごめんなさい!」

 

「あまり邪魔はしないでほしい。あなた方が学校に押し寄せているせいで我らは困っているのだ。校門を塞ぎ雄英生が来ては引き止め断っても入れてくれない。大人ならもっとしっかりとしてほしいものだ」

 

マスコミは少しポカーンとしてから我らに道を開けてくれた

 

「護国…お前すげぇな…」

 

「いや、思ったことを言わねばああいう輩は退いてくれん」

 

「なんでも正直に言えるなんてすごいなー私できないよー」

 

「あんなに堂々と思ったこと言えるなんてすげぇな!漢らしいぜ!」

 

「お前たちにはそう見えてるのか…」

 

「ん?なんか言ったか?」

 

「いや、なんでもない」

 

 

 

 

 

 

「昨日の戦闘訓練お疲れ、Vと成績見させてもらった…爆豪」

 

やはり呼ばれるか…

 

「お前もうガキみたいな真似するな能力あるんだから」

 

「………わかってる」

 

「で、緑谷は腕ぶっ壊して一件落着か」

 

緑谷がビクッとはねる

 

「個性制限…いつまでもできないで通せねぇぞ…俺は同じことを2回言うのが嫌いだ、ソレさえクリアできればやれることは多い…焦れよ緑谷」

 

「はい!!」

 

「さてHRだが・・・急で悪いが今日は君らに・・・」

 

「学級委員長を決めてもらう」

 

「「「学校っぽいの来たー!!」」」

 

「委員長!やりたいですソレ俺!!」

「ウチもやりたいっス」

「おいらのマニフェストは女子全員膝上30㎝!」

「ぼくのためにあるやつ☆」

「リーダー!やるやるー!

 

峰田が欲望をさらけ出している

 

みんながギャーギャーと騒いでいる

 

だがそんなみんなを止めたのは

 

「静粛にしたまえ!!」

 

飯田だった

 

「〝多〟をけん引する責任重大な仕事だぞ…!『やりたい者』がやれるモノではないだろう!!」

 

飯田…!

 

「周囲からの信頼あってこそ務まる聖務!民主主義に則り真のリーダーを皆で決めるというのなら、これは投票で決めるべき議案!!」

 

確かにその通りだ…だが飯田…

 

「「「そびえ立ってんじゃねーか!!」」」

 

あの発言をした人物とは思えないな…

 

「日が浅いのに信頼もクソもないわ飯田ちゃん」

 

「そんなんみんな自分に入れらぁ」

 

「だからこそここで複数票を獲ったものこそが真にふさわしい人間ということにならないか!?どうでしょうか先生!!」

 

「時間内に決めりゃ何でもいいよ」

 

我はあなたのことを未だ先生と思えんな…

 

そしていいだの言った通りに投票を始める

 

誰にするべきか……芦戸…いや違うな…切島は…ムゥ…難しい

 

我は斜めを見ると飯田は緑谷と書いていた

 

……自分もやりたいのに…その気持ちを抑え緑谷に…?

 

我は思った

 

クラスの委員長にふさわしいのは飯田しかいないと

 

 

 

結果

緑谷3票

護国3票

八百万2票

後は1票

 

「僕三表ー!!!!?」

 

「我にも…」

 

「んじゃ委員長は緑谷、副委員長は護…」

 

「相澤先生。我はそんな器じゃない。辞退する」

 

芦戸と切島、そして葉隠が「えーっ!!」という

 

「そうか、なら八百万。おまえが副委員長やれ」

 

「は、はい!」

 

「というわけで委員長は緑谷、副委員長は八百万になった」

 

 

 

 

the・お昼!!

 

「いい天気だ…気持ちが良い」

 

我は相変わらず一人屋上でご飯を食べる

 

するとそこへ芦戸と蛙吹がやってくる

 

「ここに居たんだ天龍!一緒にご飯食べよ?」

 

「私もいいかしら」

 

「あぁいいぞ」

 

我は高校に来て…いや初めて友と一緒にご飯を食べている

 

「なんで屋上で食べるの?食堂だといろんな料理あるよー!」

 

「そうよ護国ちゃん。それにみんなで食べたほうが美味しいわよ」

 

「確かにそうかも知れんが…ここにも相手はいるんだ」

 

「相手?」

 

「あぁ、カラスやスズメたちが来るんだ」

 

「動物と話せるの?」

 

「いや無理だ」

 

「じゃあどうやって話すの!?」

 

「話すのではなく気持ちを感じ取るのだ」

 

「気持ちを?」

 

「耳を澄まして感じ取る…これは人間でも可能だ」

 

「え!」

 

「つまり…本当の気持ちがわかるの?」

 

「そのようなものだな。例えば我のことを相手がどう思ってるか、其奴がどんな人間かなどもわかる」

 

「すっごーい!」

 

我らは昼飯を食べ終わり教室へ戻ろうとしていると突然ベルが鳴る

 

「なんだ?」

 

「ねぇ!校門のところに人がいっぱい!」

 

「ケロ…何かしら…」

 

「……とりあえずここに居よう」

 

我らはしばらく屋上で待機していて下の人たちがいなくなったところで教室へ戻った

 

だがその前に…黒いモヤモヤに入っていく白髪の男を見たのだ

 

「…ん?あれは…」

 

ゾクッ!!

 

我は戦闘態勢に入り後ろへ下がる

 

「ちょ!脅かさないでよー!」

 

「…す、すまん」

 

我が見たものは何かに対する憎悪

 

「蛙吹も驚かせてすまない」

 

「大丈夫よ、それと私のことは梅雨ちゃんと呼んで」

 

「……梅雨ちゃん?」

 

「えぇ、そうよ」

 

「わかった。さぁ、下の階へ降りよう」

 

我は2人を先に教室へと戻し職員室へ行った

 

「失礼する。ねむ…ミッドナイト先生はいるか?」

 

「ん?天龍くん!どしたの?」

 

「いや、それがな…校門のところで不審な人物がいた」

 

「…詳しく聞かせて?」

 

我はこの後の授業の前半だけ参加せずその男の話を先生方にした

 

「なるほど…君は人の心を感じ取れるのか」

 

「あぁ…それでその男のオーラは憎悪に満ち溢れていたんだ…しかもそれはヒーローに対する憎悪…先生方、警備を強くしたほうがいい。奴は何かを企んでいる気がする」

 

「わかったわ。校長に伝えておくわね」

 

「あぁよろしく頼む」

 

我は職員室から出て教室へ戻る

 

教室へ戻ると緑谷が飯田に委員長を代わってくれと言われていた

 

「な、何が起きている?」

 

「い、いや…今日食堂で飯田くんがみんなを落ち着かせてたから…僕よりも飯田くんの方が委員長に向てると思って…」

 

「成る程…ならば良いではないか飯田」

 

「護国くん…」

 

「おまえが統率力の取れた男なのは俺もわかっていた。それに…委員長命令だ、聞くしかないのではないか?」

 

「そうだぜ飯田ー!」

 

「がんばれよー非常口ー!!」

 

「非常口飯田ー!」

 

「ひ、非常口…?」

 

「クラスメイトと委員長の命令とあらばやるしかないな!」

 

飯田が前に出て司会をする

 

「飯田…」

 

「ん?なんだい護国くん?」

 

「委員長、頑張れよ」

 

「……あぁ!さぁみんな!残りの係を決めるぞ!」

 

我はこの日を境に飯田や緑谷と一緒に昼飯を食べるようになった

 

まぁ週に3回は屋上で食べているがな

 




次の投稿予定は水曜あたりです

ですがまた遅れてしまうかもしれません

感想、アドバイスがあればお願いします


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5話 天龍、USJへ行く

おくれました!!すみません!!

ドラクエを…テリワンしてて執筆してませんでした…



マスコミ事件の翌日

 

「おはよう」

 

「お、おはよう!なーなー天龍〜おまえどんな子がタイプだ?」

 

「上鳴…瀬呂…何だいきなり」

 

「いやーね?何となく?」

 

「そうだな…我より身長が低く短髪の女性…これで良いか?」

 

「おぉう…意外と普通…」

 

「て、お前より身長高い女子いないだろ!!」

 

「わからんぞ?2メートル近くの女性がいるかもしれない。この世は広いのだ。可能性は0ではない」

 

我はクラスの男子の代替とは喋れるようになった(爆豪、轟、常闇はまだ)

 

 

 

 

 

「天龍のタイプ…」

 

「芦戸ちゃん、どうしたの?」

 

「え?いやなんでもないよ!」

 

「芦戸、昨日貸したノートを返してもらおうか」

 

「あ、ごめん!今返す!」

 

芦戸は机の引き出しを開けノートを渡す

 

「ありがと!わかりやすかったよ!」

 

「まさかノートを全然書いていないとは思わなかったぞ。今度からは自分でやるのだぞ?」

 

「へーい」

 

我らが話していると教卓に飯田が立ち叫ぶ

 

「あと10分でホームルームだ!席につきたまえ!みんな!!!」

 

「もうそんな時間か」

 

「いや早くね!?」

 

「雄英生になったからには10分前行動が基本だ!さぁ急いで座りたまえ!」

 

「飯田。おまえだけだぞ?座ってないの」

 

「し、しまった!!」

 

飯田は教卓の前から自分の席まで移動座ったタイミングで相澤先生が入ってくる

 

成る程…飯田は相澤先生が早くくると知っていて10分前行動を…さすが委員長だ

 

 

 

 

 

 

 

 

PM0:50

 

「今日のヒーロー基礎学だが俺とオールマイトの二人でするつもりだったが昨日の件もあり三人体制で見ることになった」

 

「なった…?特例か?」

 

「あぁ、先日のマスコミ事件のこともあったからな」

 

相澤先生は我の方を見てアイコンタクトしてくる

 

我の忠告…聞いてくれたか…

 

「はーい!何するんですかー?」

 

瀬呂が身を机から乗り出して質問する

 

「人害災害なんでもござれ、レスキュー訓練だ」

 

「レスキュー…今回も大変そうだな…」

 

「ねー!」

 

「バカおめーこれこそヒーローの本分だぜ!?なるぜ!!腕が!!」

 

「水難なら私の独壇場ケロケロ」

 

「我はどこに適しているのだろう…」

 

「おいまだ途中」

 

垂れた髪の奥から見える鬼のような鋭い目

 

我らはすぐに静かにし、相澤先生は話を続ける

 

「今回コスチュームの着用は各自の判断で構わない、中には活動を限定するコスチュームもあるだろうからな、訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗っていく以上準備開始」

 

相澤先生は要点をしっかり話して壁からコスチュームを出してくれる

 

「ム…我のコスチュームもできたのか…」

 

我の番号のところにもカバンが入っていた

 

遂にできたか…要望通りになっていればいいが…

 

 

 

 

さて、我らはバスの前に来た

 

すると尾白が俺の姿を見て驚いている

 

「あれ?それ護国のコスチューム…?」

 

「ああ、どうだ?似合うか?」

 

護国’sコスチューム!!!

 

耳:小型トランシーバー(外部との連絡もでき、携帯での通話もできる)

 

顔:金色の仮面、目の部分は赤いレンズが入ってる

 

体:和風の着物、意外と動きやすい

 

両肩:龍の顔

 

背中:翼を出している

 

足:聖獣形態の足

 

「な、なんかすごい装備だな…」

 

「意外と動きやすいぞ。それに涼しい」

 

「みんな!バスの席順はスムーズに行くように番号順に二列で並ぼう!!さぁはやく!」

 

「飯田くんフルスロットル…」

 

「その通りだな。緑谷、はやく行こう」

 

「う、うん!」

 

「緑谷くん!護国くん!早くこっちに来るんだ!」

 

((飯田フルスロットル…))

 

 

 

 

 

 

 

「こういうタイプのやつかくそう!!!!」

 

バスの席は後ろの列以外前は向かい合って座るやつだった

 

我は後ろの席の窓側

 

隣には耳郎がいる

 

「ねぇ護国、席変わってくれない?」

 

「いいがどうした?」

 

「ちょっと気持ち悪くなっちゃって…」

 

「そうか、ならすぐ変わろう」

 

我は席を退き耳郎と入れ替わる

 

「ありがと…」

 

「窓を開けるといい、少しは楽になるはずだ」

 

我が耳郎とやり取りをしている最中、緑谷と梅雨ちゃんが話している

 

「ねぇ緑谷ちゃん、私思ったことはなんでも聞いちゃうの」

 

「あ!?はい!?蛙吹さん!!」

 

「梅雨ちゃんと呼んで緑谷ちゃん、それと…あなたの個性はオールマイトに似てる」

 

緑谷は梅雨ちゃんにそう言われとても焦っていた

 

「そそそそそうかな!?いや僕はその!!」

 

「まてよ梅雨ちゃん、オールマイトは怪我しねぇぞ、似て非なるアレだぜ?でも緑谷すげぇ派手だよな!俺の個性の"硬化"は対人じゃ強いんだかいかんせん地味なんだよなー」

 

そこに切島が入り緑谷は不思議とホッとした顔をしていた

 

「僕はすごくかっこいいと思うよ、プロにも十分通用する個性だよ」

 

 

「プロなー!しかしやっぱヒーローも人気商売なとこあるぜ!?」

 

「僕の個性は強さも派手さもプロ並み!」

 

「お腹壊しちゃうのは良くないけどなー!」

 

芦戸のストレートが青山のハートに突き刺さっていた

 

「派手で強えってったらやっぱ轟と爆豪、護国だな!」

 

「金ピカの龍に変身なんてビビるわ!」

 

「我の個性は街中では不便、それにまだ未完成だ。」

 

我がそう言うと芦戸以外が驚く

 

「あ、あれで未完成!?」

 

「たしかに…翼があるのに飛べないしね…」

 

「あれより強くなんのかよ!?」

 

「あぁ、だが今の我は爆豪よりは地味なはずだ、それに爆豪はセンスもあるからな。将来必ず目を引かれる者が出てくるはず」

 

我が爆豪の話をしていると前から梅雨ちゃんが入ってきて

 

「爆豪ちゃんはキレてばっかだから人気でなさそ」

 

 

「梅雨ちゃん…そんなこと言っては…くくっ」

 

 

「んだとコラ!だすわ!てか金ピカ野郎さりげなく笑ってんじゃねぇぞ!!」

 

 

「この付き合いの浅さで既にクソを下水で煮込んだような性格と認識されるってすげぇよ」

 

「くくく…上鳴酷い言い草だな」

 

「テメェのボキャブラリーはなんだコラ殺すぞ!!」

 

皆で騒いでいると相澤先生が覗き込み

 

「もうすぐつくから静かにしろ…」

 

「「「「は、はい」」」」

 

「すまない…」

 

やはり相澤先生の目は怖いな…背筋が凍る感じがするぞ…

 

 

 

我らは目的地に着きドーム状の建物の中へと入る

 

すると我らの目の前に広がった光景は…

 

「すっげーーーーー!」

 

「USJかよ!!?」

 

 

「その通り!水難事故、土砂災害、火事・・・etc、あらゆる事故や災害を想定し、僕が作った演習場です!その名もウソの災害や事故ルーム!!略して…USJ!!!」

 

((((USJだった!!))))

 

成る程…ここならば自分の得意な地形も苦手な場所もわかるな…

 

我が色々と眺めていると緑谷が興奮した感じでヒーローの説明に入る

 

「スペースヒーロー13号だ!!災害救助で目覚ましい活躍をしている紳士的ヒーロー!」

 

「わー!!私好きなの13号!!!」

 

「分かったから静かにしろ。――それより13号、オールマイトはどこだ?USJ(ここ)で待ち合わせたはずだが?」

 

「それなんですが……」

 

13号先生は相澤先生を呼びゴニョニョと話し始める

我は2人を見ていると突然相澤先生が不機嫌そうな顔になる

 

オールマイトがいない…?

 

我はなんとなく察する

 

オールマイトは何らかの理由で遅れているのだな?

 

だから相澤先生はあのように不機嫌な顔を…

 

すると話を終えた13号先生が挨拶する

 

「皆さん!ここでの演習を始める前に僕から…えー始める前にお小言を一つ…二つ…三つ…四つ…」

 

((((増える))))

 

「皆さんご存知だと思いますが、僕の個性は"ブラックホール"。全てをチリにする事ができ、災害現場ではそれで瓦礫などをチリにして人命救助を行っています……ですが同時に簡単に人を殺めることのできる個性です」

 

我は昔…自身がしたことを思い出した

 

父を殺そうとし、周りの人まで巻き込んだ

 

この個性の危険さを…

 

「今の世の中は個性の使用を"規制"する事で成り立っている様に見えます…ですが一歩間違えれば安易に命を奪える力だということを忘れてはいけません」

 

13号の言葉は確実に我らの心に響いていた

 

「そして……この授業では各々の"個性"をどう人命救助に生かすのかを学んでいきましょう。君達の個性が他者を傷付けるだけのものではない…その事を学んで帰ってください!以上、ご静聴ありがとうございました!!」

 

「ステキー!!!」

 

「ブラーボ!!!ブラーボー!!」

 

他者を傷つけない…か

 

ならばもう我には…ヒーローになる資格がないのかもな…

 

13号先生の話を終え相澤先生が我らの前に立ち案内をしようとする

 

「よし、お前ら。番号順に並」

 

相澤先生が何かを感じ取った瞬間

 

芦戸の上に何かが降ってくる

 

「芦戸!!!!」

 

我は芦戸を担ぎ回避する

 

「な、何だ!?」

 

「13号!生徒をひと塊りにして動かすな!」

 

クラスの皆が13号の後ろに集まる

 

「芦戸、我らも行くぞ!ここは」

 

すると虫の羽音のような音が聞こえる

 

我は芦戸を皆の方に投げ飛ばす

 

「きゃっ!!」

 

我は何者かに掴まれ連れて行かれる

 

「お、おい!護国!」

 

「心配するな!お前たちは早く逃げろ!!」

 

我は背中を掴まれたまま山のようなところまで連れて行かれる

 

「くそッ!離せ!!!」

 

我は背中をつかんでいるものを尻尾で引き剥がし地面へ着地する

 

「キシュシュ!!よぉ!ヒーローの卵!」

 

我の前に現れたのは両腕が鎌の緑髮の男

 

「…申し訳ないがお前のような酷い顔をした者と友達にも知り合いにもなった覚えはないぞ」

 

「失敬なやつだな…俺っちの名前は対英雄兵器(アンチヒーローウェポン)"カマキラス"!!」

 

「カマキラスか…1人だけでいいのか?我は強いぞ?」

 

「あぁちなみに俺っちは戦わない!こいつらの練習相手になってくれ!」

 

すると天井から3人のカマキラスが降りてきた

 

「なっ…同じ個性…!?」

 

「違う…クローンさ、俺っちの量産型よ!」

 

ク、クローンだと!?

 

よく見るとクローンの方は左手が槍のようになっており右手が鎌になっている

 

「おまえら、やれ。あのガキと遊びな」

 

カマキラスが命令するとクローンたちが一気に襲いかかってくる

 

我は龍人形態になり初手を回避し後ろに下がる

 

「地面に綺麗に突き刺さっている…直で当たれば死ぬな」

 

「ほら!遊んでやれクローンども!!」

 

3対の怒涛の攻撃に我はどんどんと受けきれなくなってくる

 

「正当防衛には…ならないか…」

 

突っ込んできた1人のクローンの首に聖獣形態になった腕で地面に叩きつけ向こう壁へと放り投げる

 

 

 

そして我は聖獣形態しクローン2体まとめてタックルする

 

「キュラララララララ!!!」

 

カマキラスの方へと顔を向けると笑っていたカマキラスの顔から笑顔が消え睨みつけている

 

「おい、遊びは終わりだ。俺っちらもなるぞ」

 

そう言うとオリジナル含めてクローンがどんどんと大きくなりクローンたちは10m辺りに、オリジナルは15m辺りになる

 

「キシャァァァァア!!」

 

3体は我の元へと飛びかかってくる

 

パワーは我の方が上だがスピードは完全にこちらが劣っている

 

特にずば抜けて早いのがオリジナル

 

あの体格でピュンピュンと動いている

 

《くっ…!!面倒くさい!!!》

 

《おいおい!!でかくなったのは失敗じゃねぇのか!?クローンども!!そいつ抑えろ!!》

 

我はクローン2人に抑えられる

 

クローンにサンダースパークを流しても全く動かない

 

《俺っちの技食らって吹っ飛びな!!ハーケン・クラッシュ!!!》

 

我は思いっきり腹に当てられそのまま壁まで飛ばされる

 

「キュラララ…」

 

我はそのまま地面に倒れ地面に這いつくばる

 

「おい!あぶねぇぞ!!俺らにも当たっちまうところだっただろうが!!」

 

下にはチンピラの男が騒いでいる

 

オリジナルは鎌で男を掴み口の前で喋り始める

 

《……おまえ何様だ?今この作戦でのリーダーは死柄木だ、その次に偉いのがこの俺っち。お前は何も言う権利はないんだよ》

 

「いっ…いてぇ!!わ、わかった!!」

 

《わかっただぁぁあ?わかりましただろうがよ!!》

 

「や、やめてくれ!!う、うわぁぁああああ!」

 

カマキラスは男の頭を口の中に入れ頭を千切り飲み込む

 

《貴様…!其奴は仲間ではないのか!!》

 

《仲間ァ?違う違う、こいつは仲間なんかじゃねぇよ。俺たちは人間だが……ここにいるチンピラ共は俺っちたちのおもちゃだ》

 

おもちゃ…だと!!?

 

我は怒り、立ち上がる

 

《人を…命を…なんだと思っている!!》

 

《あぁ?なんとも思ってねぇよ。ただのおもちゃだ!クローンども!アイツを殺しちまえ!!》

 

我に突っ込んでくる2人のクローン

 

目一杯左手の槍を伸ばし突き刺そうとしてくる

 

しかし我に刺さる散々でクローンの動きが止まる

 

「ギュ…!!?」

 

「キィィイ!?」

 

クローンは震え怯えていた

 

《何やってる!?早くやれ!!》

 

オリジナルが何度も何度も命令するも2人は動かない

 

《チッ!!何がどうなってる!?》

 

我の背中の折り畳まれていた翼が大きく開かれる

 

《……許さんぞ》

 

《あぁあ?》

 

《貴様は…我が倒す!》

 




ひっさしぶりにGMKを見ました

あのゴジラの容赦なさが超好きです!


感想、アドバイスがあればお願いします!!


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6話 天龍、USJで戦う

まず投稿がとても遅くなり申し訳ございません

テストが近いのといいお話が浮かばないのでとても時間がかかりました

ですからしばらくの間さらに不定期投稿になっていきます

本当に申し訳ないです…


《許さん?俺っちをか?ただ翼が広がっただけで調子に乗ってんじゃねぇぞ!!!クローン共!止まってねぇであいつのことをぶっ刺せ!!切り殺せ!!!》

 

止まっていたクローンたちは動き始め我に攻撃し始める

 

しかし我は空を飛びクローンの攻撃を回避

 

《チィィイ!》

 

カマキラスは地面を砕き大きな岩を器用に持ち上げる

 

《お前は近距離攻撃しかできねぇだろ?なら俺っちたちは遠距離から攻撃してやるよ!!》

 

《…その程度の攻撃しか出来んのか…!!それに遠距離くらい使える!!》

 

我は口にエネルギーを貯め3つの首から一気に放出する

 

《なっ…!?》

 

クローンたちは避ける間も無く光線をくらった

 

しかし

 

「……あぶねぇ!死ぬとこだった!!!!」

 

爆煙が晴れそこにはクローンたちがオリジナルを庇っていた

 

《貴様…仲間を盾にするか!!!!》

 

《あぁ!勿論!こいつらは本体である俺を必ず守る!どんな命令より俺の命を守る仕組みになってんの!便利な道具になってんだよ!」

 

カマキラスたちは人型に戻り山岳地帯へと戻っていった

 

《なっ!貴様ら何をするつもりだ!!》

 

「こぉーするつもりだよ!!キシュシュ!!」

 

物陰から出てきたカマキラスとクローンたちは八百万、耳郎、そして何故か変な顔をした上鳴を捕まえていた

 

「いや…ほんとよかったよまじで。近くにこの子達いてくれなきゃ逃げれなかったわ!」

 

「ごめん!!護国!」

 

「捕まってしまいましたわ…」

 

「ウェーイ」

 

近くにいたのか…!というかよく巻き込まれなかったな…

 

「さぁ!早速その龍から人になって?」

 

我はいう通りに人に戻る

 

「これで良いか?」

 

「そーそー!それでいい!んじゃ次は〜…」

 

カマキラスはそう言って鎌を我の足に突き刺してきた

 

「いいか?あいつらは俺の指示1つで人質を殺す。人質殺されたくないならお前はいまから俺っちが受けた痛」

 

我は思いっきりカマキラスの顔を殴り地面にめり込ませる

 

「すまん、なんて言ってるか分からんかった。もう一度言ってくれ」

 

「クローン共!!そい」

 

我は喋る前に頭を掴み地面へと叩きつける

 

そして広場の方へと放り投げた

 

すると人質をつかんでいたクローンたちは飛ばされたカマキラスの方へと急いで向かっていく

 

「一か八かだったが…うまくいった」

 

「ありがとう…護国…」

 

「いや、まだだ。お前たちを入り口に戻した後、我は奴らを追いかけ捕縛する」

 

「フッ…フフ…」

 

突然耳郎が笑い出し我は焦った

 

「ど、どうした?我は何かおかしなことを…」

 

耳郎にそう聞くと耳郎はどこかを指差す

 

我はその指先を目線で追うとそこには手をぶんぶんしている上鳴がいた

 

「ウェイ!?」

 

「そうだ……なぜ上鳴はそんな風に?」

 

「個性の使いすぎ…でしょうね…」

 

「ブフッ…この上鳴…面白くて…!!」

 

「そういうことだったか…ほら早く行くぞ」

 

我は聖獣形態になり背中に八百万たちを乗せ急いで入り口へと向かった

 

そして入り口に着く直前、相澤先生が黒色の何かに捕まり頭を地面に叩きつけられているのを見る

 

《…!!!》

 

「ひどい…」

 

「相澤先生が…」

 

「助けに行こうぜ護国!」

 

《…お前たちを送り届けてたからだ》

 

「今行こうよ!数いた方が…」

 

《すまん、お前たちがいると我の本領が出せんのだ…それにもう入り口に着く》

 

 

 

 

 

「あ!あれって護国くん!?」

 

「ほんとだ!てか飛べるようになったんだ!」

 

《麗日、芦戸!八百万たちを頼む!我は相澤先生の元へ行く》

 

「え!?ダメだよ!危ないよ!!」

 

《芦戸、相澤先生が敵にやられている。止めに行かねば彼は死ぬ》

 

「でも…」

 

《お前がなんと言おうと我は行く》

 

我は芦戸の訴えを無視し相澤先生の元へ行く

 

「…カマキラス、お前負けたのか?」

 

「あぁ、だが思わぬ収穫ができた。これは"あの方"が喜ぶぞ?」

 

「……なら帰るか…オールマイトはいないしチンピラどもは役立たず。それに黒霧もやらかしたし…今回はゲームオーバーだ」

 

「今……帰るって言ったか!!助かるんだ俺たち!」

 

「あぁ!でもそこにいる3人殺して鬱憤晴らすわ!」

 

《させん!!!》

 

我は空から降り緑谷たちをかばう

 

「まーた邪魔しに来やがったか金トカゲ!!」

 

我は黒色の巨体から相澤先生を救い戦闘態勢へ入る

 

《緑谷たち!相澤先生を連れて行け!》

 

「えっ…でも」

 

《早くしろ!!》

 

我が怒鳴ると緑谷たちは相澤先生を連れて逃げる

 

《……貴様らをここで捕縛する!大人しくしなければ……痛い目見るぞ?》

 

「うぉぉ…黒霧、プランBだ」

 

「はい」

 

黒霧と呼ばれるモヤモヤは体を大きく広げ5体の頭から脳みそが出ている男を召喚してくる

 

「いけ、脳無ども」

 

顔に手をつけた男が脳無に命令すると脳無は動き出し我に襲いかかってくる

 

しかし我は首を使いなぎ払い脳無を踏みつける

 

「キュァァァァア!!」

 

我は次々と脳無を倒していく

 

「チッ…こいつなんだ?裏ボスか何かか?」

 

「あいつは……多分だが俺と同じだぜ?じゃねぇと普通の個性であんなの出るはずねぇさ」

 

「ということは…彼も仲間?」

 

「いや!今は完全にヒーローの味方だ…だが必ずこちらにこさせる」

 

カマキラスたちが何かをしゃべっているが我は脳無たちを倒していく

 

「おい黒霧さんよぉ、助っ人呼べ」

 

「ですが…」

 

「カマキラスの言う通りだ。カマキラスとクローンのパワーじゃあの裏ボスに勝てないんだよ。逃げるためだ。ほら早く」

 

「……はい」

 

「キュァラララララ!!」

 

我が最後の脳無に噛みつきサンダースパークを流す

 

《これで…終わりだ!!!》

 

我が5人に近づき噛み付こうとすると目の前に黒いモヤが広がる

 

そしてその中から球状の何かが飛んでくる

 

我は回避できず球状の何かがモロに当たる

 

「キュァァァァア!?」

 

そして次に大きな鳥が我の右首の根元を貫く

 

「よく来てくれた、"アンギラス" "ラドン" そして……"キングシーサー"」

 

《死柄木、ワシたちは"あの方"に借りがある。そして君にも…》

 

《こんなピンチになりやがって……だぁから俺たちも連れてけって言ったんだよ。バァカ!》

 

《まぁまぁ…私たちでここから挽回していきましょう》

 

な……なんだ…彼奴ら…?

 

アンギラスと呼ばれる15メートルくらいの獣が中央の我の首に噛みつく

 

「ギュララララララ……」

 

小柄な体とは思えない強力な力は我に抵抗する暇を与えず地面に押さえつける

 

そしてキングシーサーがアンギラスの引っ張っている隣の左の首にかかと落としをしてくる

 

我は引力光線をキングシーサーに放つが右目で吸収され左目から同じ…いや確実に威力の上がった引力光線を我の右胸を撃ち抜く」

 

「ギュァァァ………」

 

我はあまりの痛みに地面に這いつくばる

 

「よし…いいぞ…!!裏ボス攻略だ!!」

 

トドメを刺しに3匹同時に飛びかかってくる

 

「キュルリリリリリ!!!」

 

「グワァアアアン!」

 

我が死を覚悟した瞬間…USJの水の中、地面から新たな獣たちが現れる

 

「……なんだ?」

 

「あいつらは…2週間前にいなくなった奴らだ!!」

 

《ギドラ…あなたは逃げて》

 

《おぉ!我らが王よ!!なんとも痛々しい姿に……貴様ら!!覚悟しろよ!!!》

 

我は人の姿に戻り地面に倒れる

 

王…?それに…ギドラ……?何故昔聞いた伝承話の…

 

我はぼやけた視界の中2匹の獣たちを眺めていた

 

「キュルリリリリリ!!!」

 

「フワァァアアアン!」

 

蝶のような獣はアンギラスを持ち上げ空を飛ぶラドンにぶつけ地面に叩き落とす

 

「グワァアアアン!!」

 

そして一本角で四足歩行の獣はキングシーサーの足に噛みつき角で足に攻撃する

 

「ギュアアア!!!?」

 

たった2匹の獣は3匹の獣を翻弄しどんどんと追い詰めていく

 

「くっ…畜生畜生!!!なんでッ…!!」

 

すると入り口の扉が蹴破られそこからはオールマイトが現れる

 

「うっわオールマイトか…このタイミングで来やがるか…死柄木!ここは逃げたほうがいい!」

 

「死柄木弔、ここはカマキラスさんに従いましょう。今の彼らや脳無たちでは……」

 

「クソッ!!!クソクソクソ!!!黒霧!!早く開け!!」

 

黒霧は大急ぎでワープを開き死柄木、カマキラス、そしてやられかけている3匹を連れて行く

 

「裏ボス……お前は必ず殺すぞ…」

 

そう言って死柄木たちは闇に消えた

 

「護国!!大丈…護国!!?」

 

「あ、し…ど…」

 

我はここで意識を失った

 




今のギドラさんの状態は天の神の力を持ってないので普通のキングギドラです。

ゴジラの熱線を倍にして跳ね返したりで来ません


アドバイス、感想があればよろしくお願いします


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7話 謎の夢と謎の2人

おかしな点があるかもしれないですが許してください!

ヴェノムは日曜に投稿予定です!

護国天龍の設定を少し手直ししました。


我が目を覚ましあたりを見回すと見慣れない場所になっている

 

「……ここは?」

 

我は起き上がりうろうろと歩き始める

 

「森…USJのどこかなのか?それにしては…広すぎる…」

 

我はしばらく歩くと前方から黒煙が立ちのぼっている

 

「なっ!?」

 

我は急いで黒煙の方へと走り出す

 

するとそこにはピンク髪の少女が縛られて座らされている

 

後ろには立派な着物を着た男とその家来たちが仁王立ちしていた

 

「奴ら…何をする気だ…?」

 

「其奴は物の怪使い!儂らの事を物の怪を使い殺そうとしている!!さぁ!その者の首を切れ!!」

 

ザシュ

 

少女の首が切れた瞬間

 

突然空に直径12メートル程の大きな穴が開く

 

そしてその穴からはバチバチと金色に光っている50メートルくらいの龍が現れた

 

「あれは…?」

 

その龍は首の切られた少女を見つめ悲しげな声を放ちながら

 

 

我を含む全てを飲み込んだ

 

 

 

 

 

 

「………夢…か…?」

 

我はゆっくりと起き上がり頭を抑えながら周りを見るとカーテンで囲われた部屋にいた

 

「ふぅ……」

 

我が大きく息を吐くとカーテンが勢いよく開けられ何かが我に飛び込んでくる

 

「我らが王よ!!!起きたんですね!!」

 

「なっ!?だ、誰だお前は!!?」

 

「バラゴン、ギドラは怪我人よ?」

 

「はっ!!!」

 

「はぁ〜ほんと馬鹿ね」

 

「ば、馬鹿って言うな!!馬鹿って!」

 

「お前たちは何者だ?」

 

「おぉこれは失敬、貴方に使える護国三聖獣・地の神!バラゴンです!」

 

身長は150…と行ったところか?

 

とても小さなバラゴンは丁寧に挨拶をする

 

「私は護国三聖獣・海の神、モスラ。貴方には使えてない。でもそれなにり仲は良かったわ…多分」

 

170はある長身の女は椅子に座りながらそういう

 

「多分?…そんなことより敵はどうなった?」

 

「我々が撃退しました!」

 

「聖獣最強が聞いて呆れるわよ…あの程度の"怪獣"に…」

 

「怪獣?」

 

「えぇ"怪獣"…今この世界にいる生き物と昔生きていた恐竜のDNAを混ぜ合わせて作った生物」

 

「……ちょっと待ってくれ…話がいきなり壮大になりすぎだ…我は普通の高校生」

 

「それが違うんです。貴方様は昔この"くに"を守っていた最強の聖獣…魏怒羅様なのです!!」

 

「我が…魏怒羅?」

 

魏怒羅といえば…あの伝承話に出てくる守護獣の名前ではないか

 

それが…我?

 

その話をしていると部屋にオールマイトと警官が入ってくる

 

「失礼するよ、護国少年。それと謎の2人」

 

「オールマイト…」

 

「護国少年、まずは礼をさせてくれ。君があの時、敵達と戦っていたから…皆は救われた。本当にありがとう」

 

「そんな…結局敵は逃してしま「おうそうだぞ!感謝しろ!」おい」

 

バラゴンが腕を組みにっこりと笑いながらこちらを見る

 

「お前が言うのか…」

 

「だって本当のことでしょう?魏怒羅様が戦ったおかげであの人間達は生きていられたんだ。貴方は誇るべきですよ」

 

「いや…確かにそうなのだが…」

 

「んんっ!護国少年には後で敵達の情報を聞くとして…君達2人は何者だ?」

 

「私たちは対英雄用兵器、貴方を殺すために作られた」

 

それを聞いたオールマイトは少し戦闘態勢に入っていた

 

「私を殺しに来たのか?」

 

「違う、逃げてきたの。それに私たちは悪いことをするつもりはないよ。あいつとの約束でね」

 

モスラは我を指差しそう言う

 

しかし我は心当たりがないため目が点になり頭にはハテナを浮かべていた

 

「魏怒羅様が昔した約束です。"我々はくにを守る守護聖獣とやらになる。悪いことはするな"と」

 

昔の我はそれほど強い存在だったのか…

 

「モスラよ、お前は誰に造られた?」

 

我がそう聞くとモスラはすんなりと教えてくれた

 

「オールフォーワン」

 

オールマイトがその名に反応する

 

「オールフォーワン…だと!?」

 

「えぇ、そうよ」

 

「じゃあ何か!?君達のような強力な怪獣達が奴らの仲間にいるのか!?」

 

刑事さんがそういうとバラゴンが刑事の前に行き話し始める

 

「いや?今あいつの下にいる怪獣どもは確認した内では10体と未完成2体含め計12体だ。ちなみに逃げた中で名前がわかるのは俺、バラゴンとモスラ、"マンダ"に"バラン" とあとは名前のわからない怪獣が5体」

 

確認したうち…?つまりまだいるっていうことか!?

 

「そ、その怪獣達は暴れるのか?」

 

「……俺たちみたいに前世の記憶がある怪獣じゃなく新たに生まれた怪獣だからな。暴れる可能性は大いにありうる」

 

「なら急いで探さなければ…!!」

 

我がベッドから起き上がり地面に立ち上がるとバラゴンは慌てて近づいてきて

 

「心配しないでください!我らが王よ!バランとマンダとはまぁまぁ仲が良かったし2人とも『自由になったら思う存分寝たい』と言ってましたしきっと1、2ヶ月は暴れませんよ!」

 

「そうなのか?」

 

「えぇ!それに怪獣達の制御っていうのは難しいんです。今のところはUSJに攻めてきたあの4体が限界なんじゃないかなって俺は思ってます!」

 

「……なら早めに決着をつけなければ…奴らは怪獣どもを制御し我々の元へ攻めてくるということか?」

 

オールマイトが険しい顔でバラゴンとモスラに問う

 

「まぁそういうことね。でも私たちが確認してきた数の怪獣達には貴方達では勝てないわよ」

 

「まぁそうだわな。アンギラスやラドン、キングシーサーの3体でもギリ勝てるレベルだよ」

 

オールマイトはその言葉に驚く

 

「それほどまでに…強いのか…」

 

「だから今からあんたらがすることはな…我らが王、魏怒羅様の記憶を取り戻し本領発揮させること!そして逃げた怪獣を味方につけることだ!!」

 

我の記憶を…?

 

「それが一番手っ取り早い戦力の上げ方ね。逃げた連中も今いる連中に引けを取らないくらい強いし」

 

「ちょ、ちょっと待ってくれ!我の記憶?我はまだ強くなれるのか…?」

 

「勿論でございます!」

 

「ま、それでも私の方が強いけどね」

 

「はぁ〜?お前は俺にすら勝てんだろう!調子にのるな馬鹿者!!」

 

「馬鹿はあんたでしょう?無鉄砲だし」

 

「おい、喧嘩はやめろ。オールマイト、この2人はどうするんだ?」

 

「……警察に引き渡す…という話をしていたんだが…君たちが暴れてしまえば私たちは手をつけられなくなるだろう…」

 

すると扉から睡さんが顔をだす

 

「……私の家、来る?」

 

「ね、睡さん…いいのか?」

 

「今は問題ないようだからね。政府が正式なことを決めてくれる間だよ」

 

「何ですこの人?」

 

「我の育ての親だ」

 

「なっ!!!?魏怒羅様の…育ての親!?」

 

バラゴンは驚き頭を下げる

 

「あなたが生まれ変わった魏怒羅の親…」

 

「う、生まれ変わった魏怒羅?」

 

「そこらへんは気にしないでくれ…」

 

我々は学校を出て睡さんの車に乗り家へと向かった

 

 

 

「こいらはどこに寝泊まりさせるんだ?」

 

「そーだね…物置として使ってる部屋を今片付けるから天龍くんの部屋でちょーっと待ってて!」

 

睡さんは自分の部屋に入って着替えた後物置部屋を掃除し始めた

 

「我も手伝う。モスラ、バラゴン。すまんが我の部屋で待っていてくれ」

 

「はっ!」

 

「わかったわー頑張ってー」

 

2人は我の部屋の扉を開け中に入っていった

 

さて…さっさと片付けねばな

 

この後、結局片付かず2人は我の部屋で寝ることになった

 




もうすぐお気に入り登録をしてくれている人が200人に達します!

ありがとうございます!

不定期ですがこれからも頑張って投稿していきます!!

感想やアドバイスがあればよろしくお願いします!


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番外編 臨時休校の1日/戦闘生命/赤い悪魔とポニーテール

今回の話は前試しに書いていたものを改良して今作に合わせて作ってみたものです!

本編は月曜日を予定に製作中です!


「ふぅ…やっと片付いたな…」

 

今日は雄英校が臨時休校なので我は奴らの部屋を片付けていた

 

ミッドナイトはヒーロー活動でいないので今は一人で掃除をし、たった今終わった

 

「魏怒羅様、手伝うことはありませんか!?」

 

「あぁ、もう終わった。それに魏怒羅とは呼ばないでくれ。我は護国天龍だ」

 

「はい、天龍様!」

 

「モスラは?」

 

「まだ貴方の部屋でぐっすりです。それだけ心地がいいんでしょう!」

 

「そうか…なぁバラゴン。我は…お前たちの王はどのような雰囲気だ?」

 

「今の貴方の聖獣形態よりも一回り大きいお姿で神々しいオーラを放ってました!」

 

「…昔の我は黒色の巨大な穴から首を出したりはしていたか?」

 

「そんなことは一度もされてませんでしたね…」

 

ではあの夢で見たあの姿は一体…

 

我はしばらく考えていたが朝飯を作らないといけないので考えるのをやめキッチンへと向かった

 

バラゴンside

 

「俺はモスラを起こします!」

 

「あぁ、頼む。今朝飯を作るが何が食べたい?」

 

「そうですねぇ…俺は貴方が作る食べ物ならなんでも食べます!」

 

「わかった」

 

さてと…モスラ起こして来なきゃ

 

「モスラ〜朝だぞ〜」

 

「起きてる」

 

「なんで来ないんだよ、天龍様一人で掃除してたんだぞ!」

 

「だって…魏怒羅の前だとどんな態度すればいいかわかんないもの…」

 

「はぁ…素直になればいいのになんであんな悪態ばっかり…」

 

「私だって普通に話したいけど…」

 

「ほら、朝飯を作ってくれるから早く行くぞ」

 

「うん…」

 

そう、モスラは魏怒羅様の前ではトゲトゲしているが実は尊敬し憧れているのだ

 

「バラゴン、起こしてくれたのか。モスラ、おはよう」

 

「おはよう」

 

はいトゲトゲ入りました

 

「朝飯はそれでよかったか?少し多く作ったんだが」

 

「十分よ…」

 

「天龍様は食べないんですか?」

 

「我はもう食べたから心配しなくていい。食べ終えたらシンクに出しておいてくれ、我は勉強してくる」

 

天龍様は忙しいんだな…

 

「……いただきます!」

 

俺は机の上に並んでいる料理をガツガツと急いで口の中に入れていく

 

「モスラ、天龍様の料理はうまいな!」

 

「えぇ…!本当に美味しい…!」

 

俺たちは久しぶりの食事を楽しんでいた

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

USJへ行く2週間前

 

 

富士山の頂上付近

 

「これは一体何なんだ…!?」

 

そこにはキラキラと光る結晶が沢山生えていた

 

「昨日はこの場所には何もなかった…一体なんなんだ…?この結晶は…」

 

私は富士山に登りにきている最中、頂上まで残りわずかというところで謎の結晶を見つけた

 

その結晶は日に当てると七色に光り輝くとても綺麗なものだった

 

私が結晶を拾いしばらく歩いていると拾った結晶の何十倍もの大きさの2つの結晶があった

 

「これはまた大きい…うわっ!?」

 

突然地面が揺れ出す

 

「な、なんだ!?」

 

「キュァァァァアァァァァア!!」

 

そこに現れたのは頭に黄色のツノ、肩には大きな結晶のある巨大な生き物

 

「う、うわぁああ!!!!」

 

その生き物は長い尻尾を地面に3回叩きつけると空を飛び何処かへといってしまった

 

「……!!急いでヒーローに!!」

 

私は急いで下山しヒーローの元へと向かった

 

 

 

結晶の生き物side

 

奴らは俺を諦めたようだ

 

でてきたときにいたニンゲン、あいつは奴らの仲間じゃないみたいだから見逃したが殺した方が良かったか…?

 

いやそれよりもこの姿だと目立つな

 

あんな小さく醜い姿になるのは嫌だが…

 

仕方ない

 

結晶の生き物は体を結晶で包み込む

 

すると結晶はどんどんと小さくなっていき

 

180センチくらいになった

 

「ふぅ…ニンゲンは嫌いだがニンゲンの暮らしには興味がある。しばらくはおとなしく街をウロウロするか」

 

だが逃げた連中はどこに言ったんだかな

 

俺は自由に生きたい

 

マンダとバランはしばらく寝たい…だったか?

 

ビオ姉は山にこもるで…

 

オルガはガイガンと海の中へ

 

ケッ、みんなアホだな

 

「俺も街行くのやめて山行くか…そうだな…ビオ姉んとこ行くか」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

天龍が雄英に入る3年前、つまり中学1年生の年

 

 

 

くそ…

 

河原の橋の下

 

そこには赤い体の100センチくらいの生き物がいた

 

頭が痛ぇ…

 

目が眩む……

 

「まぁ!!大変!」

 

上から誰かが降りてきたが俺は顔を見る前に気絶してしまった

 

 

 

ここは…

 

足元がふわふわしている…?

 

「あ、目を覚ましたのですか!?」

 

俺は声を聞くとそのニンゲンと距離を取り威嚇する

 

「ギュィイイイイイイ!!!」

 

「お、落ち着いてください!何もしませんわ!」

 

信用できん

 

ニンゲンは俺を攻撃してくる

 

我は人間に飛びつき押さえつける

 

「ギュィイイイイ…ギィイ…」

 

しかし足を痛めていたためすぐに地面に倒れこむ

 

「あっ!大丈夫ですの!?まだ安静にしていてください」

 

ニンゲンは手から毛布や枕を出して俺の元へと持ってきた

 

そんなことをしたって意味がないのに

 

「お腹は空きませんか?」

 

そう言ってニンゲンは機械を取り出し何か喋る

 

俺は姿を変えニンゲンのような姿へと変身する

 

「今じいやを…」

 

「オドロイタカ?ニンゲン。イイカ?オレハアクマダ。セカイヲホロボセル"カンゼンナセイメイタイ"ダ!ハラナド」

 

「凄いですわ!!」

 

「……ハ?」

 

「それがあなたの本当のお姿なのですか?それとも人からあの節足動物のような姿へ変身する個性…?」

 

「イヤ…セッソクドウブツミタイナホウダ…」

 

「ということはあなたは個性を持ったカニさんなのですね!!」

 

カ、カニ?

 

な、なんだこのニンゲン…

 

なんかはしゃいでる…

 

「オレガコワクナイノカ?」

 

「…怖いですがあなたは怪我をしていましたから…」

 

「オレハニンゲンジャナイゾ?」

 

「あなたのような生き物は見たことがありませんでしたから異形型の個性の方かと思ったのです」

 

「…ソウカ」

 

「貴方、お名前はありますの?私の名前は八百万百。掘須磨大付属中学校に通っている…ってこんなことを話してもわかりませんよね」

 

「…ナマエハ"デストロイア"」

 

「デストロイアさん、あなた住処はありますか?」

 

「…ナイ」

 

「なら私のお家に来ませんか?」

 

「…イカン。オレハニンゲンガキライダ」

 

「そう…ですか…」

 

「ダガアシタモココニイル。シバラクノアイダハココニカクレテル」

 

そう言って俺は川の中に入り穴を掘って地面に空間を作った

 

「はい!」

 

それから毎日、ヤオヨロズは俺の所へ来た

 

そしてヒーローの良さ、将来どんなヒーローになりたいか、学校であった出来事などを話していた

 

次第に俺もそれが楽しみになっていたのだ

 

2年後、俺が寝ていると上が何だか騒がしい

 

そっとのぞいてみると八百万がニンゲンの男3人に囲まれていた

 

「おい、お前のせいで俺高校退学になったんだけど?」

 

「あなたが万引きなんて卑劣な行為をしていたからです」

 

「は?たかがシャーペン1本だろうが!!」

 

男はヤオヨロズの髪を掴み殴ろうとする

 

「ギュィイイイイイイ!!」

 

俺は地面から飛び出しオトコ3人持ち上げる

 

「う、うわ!!何だこいつ!!」

 

「ギュィイイイイイイ!!」

 

俺は口から光線を吐きつけようとするがヤオヨロズに止められる

 

「ナゼトメル!?」

 

「傷つけてはいけません!!」

 

「「「うわぁああああ!!!」」」

 

ニンゲン3人は慌てて逃げていった

 

「ありがとうございます…デストロイアさん」

 

「モウココニハイラレンナ…」

 

「…そんな…」

 

「…ダカラ…ソノ…オマエノ家ニ行ッテモイイカ?」

 

「…はい!いま母と父に相談しますわ!」

 

この後俺はヤオヨロズの家へ(ニンゲンの姿に変身せずに)行き最初は驚かれていたがヤオヨロズが自分を助けたと伝えると「ありがとう」とお礼をしてくれて俺を歓迎(?)してくれた

 

そしてここからはヤオヨロズが雄英の初ヒーロー基礎学を終えた後

 

「どうだった?雄英」

 

「…凄い個性の方がたくさんいましたわ!!一番驚いたのは3つ首の龍に変身する方がいらしたことです!!」

 

「そりゃ凄い。それより友達はできたか?」

 

「ま、まだですわ…」

 

「……オマエはまじめすぎるんだ。ちょっと羽目外したってイイじゃないか」

 

「いえ、立派なヒーローになるためですもの!まじめでなくては!!」

 

「…楽しそうで何より。ほら早く着替えろ。洗濯んとこ出してきてやる」

 

俺は毎日楽しく暮らしている

 

日本語もしっかりと喋れるようになったし力も元に戻った

 

これで…

 

奴と戦える

 




これよく見たらほとんどデストロイアの話やないか…

ちなみに人化したデストロイアの身長は190㎝、スペースゴジラは186㎝くらいです

最初に出てきたデストロイアは分裂体のつもりです

デストロイアは果たして誰に襲われたのか…


感想、アドバイスがあればお願いします!


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8話 迫る体育祭に向けて

テストが終わりやっと投稿できることができます!!

次のお話からやっと体育祭

のんびりペースですが頑張って投稿していきます


USJが襲撃され2日

 

「天龍様、怪我はもういいんですか?今日は休んだ方がいいんじゃ?」

 

「過保護過ぎるぞ…怪我など当日に治っていたではないか」

 

「それもそうですが…」

 

「とにかく、大人しく待っていてくれ?」

 

「心配しなくていいわ。私がこの阿保見とくから」

 

「誰が阿保だ!!!」

 

2人は家で待機

 

なんでも政府がちゃんとした案を出すまでは外には出すなとのこと

 

こいつらを置いていくのはなんとなく心配だったが我は駅へ向かった

 

 

 

 

 

「もう直ぐホームルームだ!みんな席に座れ!!」

 

「座ってるよ座ってねーのお前だけだよ」

 

「相澤先生…しばらくお休みになるのかしら…」

 

「あの怪我だ…流石に今日は」

 

「お早う」

 

「「「復帰はえぇ!!」」」

 

相澤先生はフラフラと教卓の前に立つ

 

「先生!!無事だったのですね!!」

 

「無事っていうんかなアレ…」

 

「あの重症で歩いているのが信じられん…」

 

我らが心配していると相澤先生が喋り始める

 

「俺の安否はどうでもいい、何より戦いは終わってねぇ」

 

「戦い?」

 

「まさか…」

 

「また敵が…!!」

 

「雄英体育祭が迫ってる」

 

「「「クソ学校ぽいのキタァアア!」」」

 

皆が叫ぶ中葉隠が皆をなだめ先生に質問する

 

「待って待って!敵に侵入されたばっかりなのに大丈夫なんですか?」

 

 

「逆に開催することで雄英の危機管理体制が盤石だと示す。警備は例年の5倍。何より雄英の体育祭はお前たちにとって最大のチャンス…敵ごときで中止していい催しじゃない。うちの体育祭は日本のビッグイベントの1つ、かつてのオリンピックに代わるのが『雄英体育祭』だ」

 

体育祭か…

 

 

〜HR終了後〜

 

「あんなことあったけどよ…なんだかテンション上がるなおい!!」

 

「活躍して目立ちゃプロへのどでけぇ一歩踏み出せる!!」

 

「…………」

 

「ん?どしたの天龍?なんか暗いよ?」

 

「ん…いや、なんでもない…」

 

 

 

〜四限目現代文終了後〜

 

皆がワイワイと食堂へ向かう中我は席に座って悩んでいた

 

正直、この力が怖い

 

一昨日バラゴン、モスラの話を聞いて自分が何者かわからなくなってしまった

 

我はカマキラスやあの3体、そしてモスラやバラゴンのような改造された生き物なのか…?

 

我が悩んでいると頭を芦戸が我の肩を揺さぶり話しかけてるくせ

 

「ねぇ天龍ってば!!ご飯食べに行こー!!」

 

「あ、あぁ…すまん」

 

我は心にモヤモヤを残したまま食堂へ向かっていった

 

 

 

 

〜食堂〜

 

「2人は何食べるの?」

 

「俺は勿論スタミナ丼だ!!!」

 

「我は…蕎麦だな」

 

「私は〜!ハンバーグ定食!!」

 

食堂へ行く途中、切島がいたので我と芦戸は

切島も誘い3人で昼飯を食べている

 

「なぁ天龍、お前なんか悩み事あるのか?あるなら聞くぜ?」

 

「んぁ…なんでもないんだ」

 

「無理しちゃダメだよ?」

 

「あぁ、本当にどうしようもなくなったら相談させてもらう」

 

「おう!任せろ!」

 

2人はとてもいい笑顔で了承してくれた

 

本当にいい友を持った

 

我のことをこれほどまで心配してくれる人なんて睡さんしかいなかった

 

「ん…?あれは轟か?」

 

「あ、本当だね…1人で蕎麦食べてる」

 

「…ちょっといってくる」

 

我は席を立ち上がり蕎麦を持ちながら轟の元へ移動する

 

そして椅子を引きドスンと轟の前に座る

 

「なんだ?」

 

「………蕎麦、好きなのか?」

 

「だったらなんだ。用がないならどっかいけ」

 

「いや、1人で食うより2人で食ったほうがいいだろう?我も最近そう気づいた。だから一緒に食べようとおもってな。いいか?」

 

「あ、なら俺も!」

 

「私もー!!いい?」

 

「好きにしろ」

 

最初は嫌そうな顔をしていたがしばらく一緒に食べていると話にも混ざってくれた

 

ついでにその時轟と連絡先を交換に成功

 

これでまた友が増えた

 

※ちなみに天龍様と連絡先交換した人たち

 

・芦戸

・切島

・緑谷

・麗日

・飯田

・上鳴

・蛙吹

 

これだけです

 

 

我らは食事を終えると教室に戻り次の授業の準備をし始めた

 

 

 

 

 

そして放課後、事件は起こる

 

「うぉぉ…!何ごとだあ!?」

 

「他のクラスの連中か…?」

 

「出れねぇじゃん!何しに来たんだよ」

 

「敵情視察だろザコども」

 

爆豪は峰田に大きな言葉の槍を峰田の小さな心に突き刺す

 

峰田は泣きそうになりながら緑谷の方へ向く

 

「かっちゃんはあれが通常運転なんだ…」

 

爆豪「敵集合に耐え抜いた奴らだもんな

体育祭(たたかい)前に見ときてぇんだろ」

 

そういうことか…だが寄りたいところがあるので退いてもらいたいんだが…

 

「意味ねぇからどけモブ共」

 

「おい爆豪それは失礼極まりないぞ」

 

「護国くんの言う通りだ!!知らない人をとりあえずはモブって言うのやめなよ!!」

 

飯田も注意するか爆豪は止まらない

 

「思ったこと言って何が悪りぃんだよクソが」

 

すると紫の頭をしたやつが爆豪の前に立ち話し始める

 

「どんなもんかと見に来たが随分と偉そうだなぁ、ヒーロー科に在籍する奴らはみんなそんななのかい?」

 

「あぁ?」

 

違うぞ紫髪、爆豪だけがこんなに口が悪いんだ

 

「こういうの見ると幻滅するなぁ、普通科とか他の科ってヒーロー科から落ちた奴が多いの知ってた?体育祭のリザルトによっちゃヒーロー科に編入させてくれるんだってその逆もまた然りらしいよ…」

 

「つまり何が言いたいんだ?紫髪」

 

「……俺は敵情視察に来たんじゃなくて、調子に乗ってると足元ごっそりすくっちゃうぞっつー宣戦布告しに来たわけ」

 

紫髪が宣戦布告をすると後ろから銀髪の男が顔を出す

 

「隣のB組のもんだけどよう!敵と戦ったって聞いたから話聞きに来たんだけどよう!えらく調子付いちゃってんなおい!!」

 

爆豪はそう言われても何も言わずに人をかき分け帰ろうとする

 

「爆豪、お前のさっきの発言や態度は周りを不快にする。そういうのは」

 

「うっせぇんだよ!!金ピカ野郎!!」

 

爆豪はそう叫び帰っていった

 

「すまん…不快な思いをさせてしまった」

 

「えっ…いや…な、なんか悪かったな」

 

銀髪の人が謝ると紫髪以外の人は皆頭を下げふ

 

「それとそろそろ退いてもらってもいいか?クラスの皆が出れず困っている」

 

我がそういうと周りの奴らはすぐに退いてくれた

 

「ありがとう。体育祭、共に頑張ろう」

 

我はそういい職員室へと向かった

 

 

 

 

 

 

「え?トレーニングルームやグラウンドの使用許可?」

 

「あぁ…睡さんが帰るまでの間使わせてくれないか?」

 

「うーん…私一人じゃ決められないしねぇ…」

 

「使ってもいいよ!」

 

声の聞こえる方を見るとそこにはオールマイトと肩に小さなスーツを着たネズミがいた

 

「ね、ネズミ…?」

 

「ネズミじゃないよ、校長さ!!」

 

「校長、いいんですか?」

 

「いいとも!君みたいに自分から言いに来てくれる子は久しく見ていなかったからね!」

 

そういうと校長はオールマイトの肩から降りトレーニングルームの鍵を我に渡してくれた

 

「多分先輩方も来ると思うから鍵でトレーニングルームを開けておいてね!」

 

「…承知しました」

 

「私と一緒に帰る?」

 

「あー…そうする」

 

「了解!頑張って特訓するのよ!!」

 

「あぁ!」

 

 

我は毎日トレーニングルームに通い詰めた

 

「はぁ…くそッ!!バラゴンやモスラに言われたようにできない!!」

 

今日、学校へ行く前にバラゴンとモスラに言われた

 

「天龍様!学校で特訓しているんですよね!だったら俺も一緒に」

 

「ダメだ」

 

「ですよねぇ…」

 

「魏怒羅、貴方は敵から受けた攻撃を自らの力に変えることができる。だからとんでもない威力の攻撃を受け続けて見るといいわ」

 

「なっ!?モスラ!!」

 

「だって取り戻すのならその方がいいでしょ?」

 

「…?一体どういうことだ…?」

 

「そのままの意味よ。学校にいる友達にでも手伝ってもらいなさい」

 

 

 

 

「くそッ…どうすればいい…」

 

我が悩み地面にあぐらをかいて座っていると

 

トレーニングルームの扉が勢いよく開く

 

「あ…?なんでテメェがいる」

 

「……」

 

ここで我は思い出した

 

"とんでもない威力の攻撃を受け続けてみるといいわ"

 

「爆豪!!我を何度も爆破してくれないか!?」

 

「はっ…?何言ってんだテメェ…」

 

「わ、わかりやすく引かないでくれ…!頼む!!」

 

「なんでわざわざ俺が敵の手助けしなきゃなんねぇんだよ!」

 

「これは我だけではないぞ!爆豪は爆破をし続けることで爆発に強い耐性を持つ皮膚を手に入れれる!」

 

「…!!」

 

「それにこれからの特訓をしていけば何か新技なども身につけれるかもしれん!我をも倒せるすごい技を!!!」

 

「………いいか。これは俺のためだ。テメェのためじゃねぇ!!!」

 

「爆豪!!すまない!」

 

こうして俺と爆豪の合同特訓が始まった

 

毎日先生に見てもらいながらスパーリングをし続け

 

互いのダメなところを出し合い訓練していった結果

 

「爆豪、今日はどうする?明日は体育祭だから休むか?」

 

「ンなわけねぇだろ護国。明日体育祭だからこそ特訓するんだろうが!!!!」

 

苗字で呼んでもらえるようになった

 




かっちゃんがなんかおとなしい

そしてキングオブモンスターズの予告がかっこよすぎた

アドバイス、感想があればよろしくお願いします!!


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9話 始まる体育祭

ゴジラ映画をレンタルしたりブロリー を見に言ったりでサボってました…




 

「はぁ…はぁ…爆豪、いつもすまないな…」

 

「っせぇ!俺は俺のためにやってんだ!お前のためにやってねぇ!」

 

「そうか…爆豪。体育祭、俺は必ず決勝に上がる。だからお前も必ず決勝にこい。そして今日の決着をつけよう」

 

「……テメェなんかに言われなくとも俺は必ず決勝に行く。それで俺はてめぇを捻り潰して1位に立つ!!!!」

 

「…楽しみに待っているぞ」

 

「テメェも決勝行くまで負けんなよ」

 

我と爆豪が演習場で話していると入り口にいる睡さんがくねくねしながら「あぁ!青臭い!!!良い!!!」と叫んでいた

 

 

 

 

そして翌日、ゆっくりと眠り良い朝を迎えることができた我はバラゴン、モスラに見送られ学校に行く

 

 

 

 

 

 

 

『群がれマスメディア!今年もおまえら大好きな高校生達の暴れ馬…雄英体育祭が始まディエビバディアァユウレディ!!??』

 

その頃の1-A控え室

 

「みんな準備はできてるか!!そろそろ入場だ!!」

 

「コスチューム着たかったなー」

 

「公平を期すため着用不可なんだよ」

 

皆話をして緊張を紛らわしている

 

我は隅で壁にもたれかかって入場までの時間を待っていた

 

「ねーねー、天龍って親とか見に来るの?」

 

「……さぁな…」

 

「おい緑谷」

 

「と、轟くん…どうしたの?」

 

「客観的に見ても実力は俺の方が上だと思う」

 

「へっ!?う、うん」

 

「お前オールマイトに目ぇかけられてるよな、別にそこを詮索するわけじゃねぇが…

お前には勝つぞ」

 

轟が突然緑谷に宣戦布告をした

 

「おぉ…!?クラス2位が宣戦布告!!」

 

「おい轟!いきなり喧嘩腰でどうした!?直前にやめろって…!」

 

「別にお友達ごっこじゃねぇんだなんだって良いだろ」

 

「轟君が何を思って僕に勝つって言ってるのかわかんないけど……そりゃ君の方が上だよ、実力なんてこのクラスの人や他のクラスの人に敵わないと思う…客観的に見ても…」

 

「緑谷もそういうネガティブなこといねぇ方が…」

 

「でも!僕だって遅れを取るわけにはいけないんだ!!僕も本気で獲りにいく!!」

 

緑谷の意気込みに我は感動した

 

「ククク…ハハハハハ!!」

 

「ど、どうした?」

 

「いやぁすまん。青春していると思ってな。こういう話、好みでな。だから我からも言わせてもらうぞ。我は選手代表として前に立つのだ。そして他のクラスの連中を不快にさせないため真面目な言葉を並べたいたって普通の宣誓を言うつもりだったが…」

 

我は手に持っている紙を破り捨てゴミ箱へ入れる

 

皆が驚いた顔をしこちらを見る

 

「轟、緑谷、爆豪、そしてクラスの皆よ。我はこの体育祭で1位になる。皆、1位になりたいのなら……我を止めてみろ!!!」

 

我がそういうと轟を止めていた切島が両手を拳にし胸の前でガンと合わせる

 

「上等だ!!俺はお前を倒して1位になるぜ、天龍!!!」

 

「私も!!」

 

「俺もだ!!」

 

クラスのみんなは立ち上がり、緊張を吹き飛ばし控室から出る

 

 

 

 

 

『雄英体育祭!ヒーローの卵たちが我こそはとシノギを削る年に一度の大バトル!!』

 

プレゼントマイクの声がドーム中に広がり観客の声はさらに大きな声でドームを震わせる

 

『どーせテメェらあれだろ?お前らの目的は敵の襲撃を受けたにも拘らず鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星!!』

 

『ヒーロー科!1年!!!A組を見にきたんだろぉぉおお!?』

 

「うへぇ…また緊張してきた…!!」

 

「大丈夫だ芦戸。その緊張もすぐに消えるはず。深呼吸してみろ」

 

「スー……ハー…」

 

「そうだその調子だ」

 

我らは2列に並び合図を待つ

 

すると前の朝礼台に成人向けの格好をした女性が立ち手に持った鞭で合図する

 

「選手宣誓!」

 

「おっ!あれって…」

 

「18禁ヒーローミッドナイトだ!」

 

そう。睡さんだ

 

あの姿、我は見慣れたが今思えば18禁ヒーローなのに高校にいても良いのか…?

 

「18禁なのに高校教師してていいのか?」

 

「いい」

 

いつも通りの峰田を我は尻尾で叩く

 

「しずまりなさい!!選手代表!!1-A護国天龍!!!」

 

我は名前が呼ばれると前の朝礼台に登りマイクを自分の高さに合わせる

 

「ンンッ……宣誓、我々生徒はスポーツマンシップ…いやヒーローシップにのっとり、体育祭までの間積み重ねてきた努力を最大限発揮させ、正々堂々戦うことを誓います」

 

他のクラスの連中を含め皆が手を叩く

 

「さて…ここからは我の本心を言わせてもらおう」

 

そう言った瞬間拍手が止まりざわざわし始める

 

「この場にいる誰もがここに立ちこうして選手代表として話すチャンスがあった…しかしその中で選ばれたのは我だ。それ即ちこの場にいる誰よりも我が強いことを意味する。だから…」

 

我は龍人形態になり翼を広げる

 

「我はこの体育祭で1位になり誰よりも輝かせてもらう」

 

ミッドナイトは隣で少し頰を赤らめ「はぁ…!!」と言っていた

 

我は気にせず朝礼台から降り自分のいたところへ戻る

 

皆が静まっているのは驚いているからであろう

 

不快に思っている人もいるのに…

 

我は堪えきれずに言ってしまった

 

「さぁ!選手宣誓も終わったことだし早速第一種目行っちゃおー!第一種目は…!!」

 

 

ー障害物競争ー

 

「計11クラスによる総当たりレースよ! コースはこのスタジアムの外周、距離は約4㎞!!ルールはコースを守れば何をしたって構わないわよ!!さぁさぁ位置につきまくりなさい!」

 

あの縦長の細い入り口…通るのは時間がかかるな…それにあの入り口から行けば轟に凍らされる…ならば

 

「第一種目、障害物競走…」

 

『スターーーーーーート!!!』

 

大きな音ともに我は入り口の上を飛び、細い入り口を抜ける

 

『さぁまず先陣を切って走り出したのは護国!!輝く翼でどんどんと差をつけていくー!!!』

 

「おい待てよ!!護国!!!!」

 

「やはり来るか!爆豪!!」

 

爆豪は爆破で空を飛び我の背中を爆破させてくる

 

「ぐぅう…!!」

 

我は地面に着地する

 

爆豪は上から爆発しながら我に迫ってくるが

 

我は翼で爆破を防ぎ爆豪の首を掴み後ろに投げ飛ばす

 

「なっ!?おい!!戦えや!!」

 

「ここで手の内を見せるつもりはない!我はひたすら前に進む!!」

 

そういい我はまた翼を広げ進んでいく

 

すると前に巨大な影が現れる

 

「雄英には無限の資金でもあるのか…?あの巨大な0ポイント仮想敵がこれほどまでいるとは」

 

我は0ポイントをすり抜けながら道を進んでいくが3体の0ポイントが道を阻む

 

「くっ…引力光線!!!!」

 

我は両腕と口から雷のようなビームを3体に当てる

 

すると0ポイント達は爆発して真ん中に倒れ始める

 

 

 

『おいおい!ロボ・インフェルノがたやすく攻略されちまってるよ!!誰も護国を止められないのか!!!?』

 

我が一呼吸おいて進もうとすると轟が後ろで我を凍らせてくる

 

「ぐぁああ!?」

 

「悪りぃな。しばらくそこでおとなしくしてろ」

 

「……なめるなよ轟!!」

 

我は氷から無理やり出て轟の下まで急降下する

 

「なにっ!?」

 

我は轟を掴みサンダースパークをくらわせる

 

「うぁああああ!」

 

轟は痺れ地面に伏せる

 

「すまんな。我は先を急ぐので!」

 

「ま、まて…!」

 

『おっとぉ!?轟ここでリタイアか!?』

 

いや…あの程度の痺れなら数十秒で解けるはず

 

このままスピードを維持すれば確実に1位になれる

 

第二関門 ザ・フォール

 

ここに関しては空を飛んでいる我には関係ないようなものだ

 

だが…

 

雄英が対策をしていないわけがない

 

我は地面に降りて空に向けて木の枝を投げ込む

 

すると左右から球が飛んできて枝に当たるとべちゃっとくっついていた

 

「なるほど…空から行こうとしたものを落とす罠か…だが下手すれば死んでしまうぞ?」

 

『その点に関してはご心配なく!下にはネットが3重になって貼ってあるから万が一落ちても死にはしないぜ!!』

 

やれやれ…ならばワイヤーから少し上を飛ぶとしよう

 

だがここで大幅な時間ロスだ

 

後ろからは轟、爆豪が迫ってくる

 

「おい護国!!待てやコラぁぁああ!!!」

 

「追いついたぞ…!!」

 

くっ…低空飛行をしているから攻撃が当たってしまうな…

 

我は少しスピードを上げザ・フォールから抜け出した

 

しかし爆豪たちとの差は縮まってしまい我のすぐ後ろに2人は迫っていた

 

第三関門 怒りのアフガン

 

我は空を飛び爆豪の攻撃を回避する

 

そして地面に着地すると何かを踏み地面が爆発する

 

「うおっ!?」

 

『地面には虚仮威し爆弾が大量に埋まってるぞ!!怪我しねぇが時間が奪われるのは確かだ!』

 

「ならば空を…!!」

 

「「させねぇよ!!!」」

 

我が飛ぼうとすると轟が我の足を凍らせ動きが取れなくなったところを爆豪が我を爆破させられる

 

『ここで轟、爆豪の怒涛のラッシュが炸裂!!護国は怯んで地面に倒れこんだ!!』

 

我はまた爆発の餌食になり前に一向に進めなかった

 

しかしそれは轟、爆豪も同じ

 

我を足止めすることに気を取られすぎて足元の爆弾を踏んでいた

 

我ら3人は前へ進みながら戦っているため全然速さが出ていない

 

『おいおい!先頭の戦い激しすぎて誰も前に進めてねぇぞ!!』

 

我が2人を押しのけやっと前に進めそうになった瞬間

 

後ろからとんでもない爆発音が響いた

 

『おぉ!?後ろで大規模な爆発が発生!?』

 

皆が驚いて止まった瞬間爆豪は前へ進み始めた

 

我と轟は動くのが遅れたがすぐに爆豪の後を追い始める

 

なぜ爆豪は爆発した瞬間前へ進み始めたのか?

 

それは感じ取ったから

 

"こんなことするのは1人しかいない"と

 

我らの前に1人、空から降りてくる

 

『ここでまさかの大逆転!!!?先頭に躍り出たのは…!!先頭の3人ではなく、緑谷出久だぁああああああああ!!!』

 

緑谷は後ろにあった地雷を一箇所に集めそれをロボインフェルノで我か轟が倒した仮想敵の装甲を使い爆速ターボを起こしたのだ

 

しかしそれは一瞬のこと!!

 

すぐに失速し差はすぐに詰まる!!!

 

我は翼を広げ緑谷を抜かそうとするが緑谷は空中で一回転しまた爆発を起こす

 

その爆破は我らを後退させた

 

『緑谷、また爆発を起こし後方と差をつけた!!!!』

 

「チッ!!クソナードがぁああああ!」

 

「そんなこと言ってはる場合じゃねぇだろ!早く進むぞ!!」

 

「いや、進ませない。サンダースパーク!!」

 

「我は地面にサンダースパークを放ち地面の中の地雷を全て起爆させる

 

「1位は諦めん!!」

 

我は再び翼を広げ緑谷を追いかける

 

「緑谷!!」

 

ギリギリのところで我は緑谷に追いつけず結果2位になってしまった

 

 

「くっ…緑谷…すごいな」

 

「えっ!?いやそんなことないよ、運が良かっただけ…」

 

「"運も実力の内"だ。ここで1位になれたんだ。もっと誇るべきだと思うぞ?」

 

「護国くん…!!」

 

「だが次の競技では我はお前に戦いを挑ませてもらう。そして今度こそ我が1位になってみせる」

 

「……うん」

 

「予選通過は上位42名!そして次からが本番!!取材陣も白熱してくるよ!気張りな!さぁて、第2種目目は私はもう知っているけどーー!!騎馬戦!!!」

 

騎馬戦……?

 

「2〜4人でチームを組んで相手のハチマキを奪うって言うチーム戦よ!」

 

「入試みたいなポイント稼ぎ方式か!わかりやすいぜ」

 

「やっぱ上のやつが高い得点もらうのかな?」

 

「まぁそうだろうな」

 

「1位には得点1000万!」

 

1000万……ん?

 

「1000万だと?」

 

「これは上位のやつほど狙われちゃう!下克上サバイバルよ!」

 

体育祭はまだ始まったばかり



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10話 大乱闘 騎馬戦!

こっちのが先にかけたので投稿します!!

ベヨネッタ使ってオンラインしてますが僕があまりにも弱すぎて相手になりません

そして青山くんが予選落ちてます


「これは上位のやつほど狙われちゃう!下克上サバイバルよ!」

 

いや…だからといって1000万はどうなんだ?

 

「さぁ!早くチームを決めなさい!時間は5分!」

 

そう言われた瞬間、A組のほとんどが我の元に来た

 

「なぁ俺と組もうぜ!!護国!!」

 

「私と組もうよ!!」

 

「ま、まて、一旦落ち着け…」

 

我は囲まれた中から抜け出し爆豪を探し始める

 

「いた…爆豪。我と組まないか?」

 

「あぁ!?誰がテメェなんかと組むかよ!!言ったよな?俺はテメェを!!」

 

「1位になる…目標も標的も同じだ。それに約束を果たすため2人が必ず残れる良い案だと思うのだがどうだ?」

 

「……勘違いすんなよ!俺の1位になるための選択肢の中にいたお前が誘ってきたからのってやるだけだからな!!」

 

「これが俗に言う"ツンデレ"ってやつか?」

 

「ちげぇわ!!ぶっ飛ばすぞ!!!」

 

「爆豪、残り2人は決まってるのか?」

 

「んなもん決まってるわけねぇだろ!」

 

「決まってないなら!私たち入れて!!」

 

そこに来たのは切島と芦戸

 

「爆豪!俺を前騎馬にしてくれ!!俺の個性は硬化!ゼッテェブレねぇ馬になれる!!」

 

「私は酸!」

 

「クソ髪はともかく黒目!お前はいらねぇ!」

 

「いや、芦戸の酸は轟の氷結対策として有効なはずだ。芦戸、左側を頼む。我は右側だ」

 

「何勝手に進めてんだ!!」

 

「いいではないかこの2人は強い、それに時間がない」

 

「…ったよ!!さっさと組め!!」

 

我らは急いで騎馬を作り爆豪がその上に乗る

 

爆豪チーム

 

爆豪195ポイント

護国205ポイント

切島170ポイント

芦戸120ポイント

 

合計690ポイント

 

順位は2位

 

「いいかお前ら、俺が取るのは完膚なきまでの1位だ!!ヘマすんじゃねぇぞ!!」

 

「了解」

 

「がんばろー!!」

 

「爆豪…!お前やっぱ漢らしいな!!」

 

『さぁお前ら準備はできてるな!!!?第二種目!!!騎馬戦スターーーーート!!!!」

 

プレゼントマイクの大声で始まった第二種目

 

狙うは緑谷の持つ1000万

 

「爆豪!緑谷は囲まれる!出てきたところを狙え!!!!」

 

「言われなくともわーっとるわクソが!」

 

すると緑谷が空を飛び逃げているのが見えた

 

爆豪はそれを見ると手を爆破させ緑谷を追いかける

 

「お、おい!お前落ちたら」

 

「安心しろ切島、我がいる!!!!」

 

我は翼を広げ2人を持ち上げ爆豪の真下へ行く

 

「今度からはしっかり合図をしてから行ってくれよ爆豪」

 

「お前らが気付け!」

 

「爆豪、今は緑谷よりポイントだ」

 

「あぁ?んでだよ!」

 

「奴のポイントばかり狙っていて一発逆転を狙うより…周りからもポイントをむしり取って圧倒的な1位を目指す方が良いとは思わんか?」

 

「思わん!クソデクを狙え!!!!」

 

「はぁ…了解」

 

我らは緑谷を追いかけ続けるが何度も何度も回避されポイントは2位のまま

 

しかし7分経った時

 

事件は起こる

 

『やはり狙われまくる1位と猛追を仕掛けるA組の面々!!んじゃ!7分たった現在の順位は……あれ?7分経ってるが…あれ?爆豪も0P!?』

 

そう、我らはポイントをB組のやつにとられたのだ

 

「単純すぎないか?A組」

 

「しまった!!」

 

「んだテメェコラ返せ!!!」

 

「ミッドナイトが第一種目と言った時点で予選段階から極端に数を減らすとは考えにくいと思わない?」

 

「…?どういうことだ?」

 

「我にもわからん」

 

「はぁ…ここまで言ってわからないなんて…A組は馬鹿だね。おおよその目安を仮定しその順位以下にならないよう予選を走ってさ後方からライバルになる者たちの性格を観察させてもらった。その場限りの優位に執着したって仕方ないだろ?」

 

「クラスぐるみの作戦か…!!!」

 

「まぁ全員の総意ってわけじゃないけどいい案だろ?人参ぶら下げた馬みたいに仮初の頂点を狙うよりさ」

 

爆豪がその言葉にピクッと反応する

 

「あー後爆豪くん?だっけ?君有名人だよね?「ヘドロ事件」の被害者!今度参考に聞かせてよ、年に一度的に襲われる気持ちってやつをね」

 

我はこの言葉にカチンときた

 

「爆豪…」

 

「護国ぅ…!!」

 

「デク(緑谷)の前にこいつら全員殺そう(倒してやろう)…!!」

 

「ちょ、お前ら落ち着けって!!冷静に何ねぇとポイント取り返せねぇぞ!!」

 

「俺はすこぶる冷静だ…!!切島ァアア!」

 

「我もだ…!」

 

「いや2人とも顔怖いんだけど!!」

 

我らはB組の奴らに近づき爆豪は手を爆発させようと近づける

 

しかしなぜか爆豪が爆発させられた

 

「なっ!?」

 

「え!?なになに!?爆豪の個性と同じ!?」

 

「お前もだだ被りか!!」

 

爆豪が右手でもう一回叩きつけるが

 

次は切島と同じ個性を使ってきた

 

「俺の!!またかぶった…!!」

 

「違うぞ切島、あいつの個性だ」

 

「えっ…?」

 

「…あいつコピーしやがった!!」

 

「正解!まぁバカでもわかるよね」

 

「とことん煽ってくるな…!」

 

我らが睨み合っていると横から半透明の液体が足にかかる

 

「凡戸!仕掛けてきたな」

 

「物間!あとは逃げるだけだ!このP数なら確実に4位以内に入る!!」

 

そう言って物間は我らから離れていった

 

「うお!?固まった!!動けねぇ!!」

 

「ちょい待ち!!私の個性で溶かすから!!」

 

 

「あ、怒らないでね?煽ったのは君達だからほらそれにチーム組む時2人の約束とかいってたけど…守れそうにないね!じゃ、お疲れ」

 

「……約束は必ず守る」

 

芦戸がボンドを溶かして動けるようになった瞬間我は爆豪に問いかける

 

「爆豪、我は近づいて奴を小突く、ハチマキしっかり取れよ」

 

「あぁ?」

 

我は皆を持ち上げ飛び上がる

 

『何だ?爆豪チームが光の玉に包まれたぞ?』

 

「キュァアアラララララ!!!!」

 

『おぉぉ!?護国がここで変身したぁぁあ!!?』

 

《さぁ…第2ラウンドだ。コピー男!!》

 

「おいおい…なんて個性だ…」

 

我は物間を頭で壁近くまで吹き飛ばす

 

「くっ…!!」

 

しかし透明なにか阻まれ威力が下がった

 

《まだまだ行くぞ!!引力光線!!》

 

引力光線は龍人形態の時に皆に見せたが威力はありえないくらい跳ね上がっている

 

物間は硬化して何とか耐えたが下の3人がギブ寸前だった

 

「みんな、今から守りを固めて」

 

《そんな暇は与えんぞ》

 

我は頭で爆豪を物間たちの前に持っていき中くらいの爆破で取られたハチマキを奪い返した

 

『爆豪チーム容赦無し!!あれだな!彼は完璧主義だな!!!さぁ残り時間一分!!』

 

《爆豪!このまま緑谷のところに突っ込む!ハチマキを奪い取ってこい!!!》

 

「言われなくともわかっとるわ!!はよ飛べ!!」

 

我は空を飛び緑谷を囲む氷をぶち壊す

 

「うわっ!?」

 

「一番厄介な奴が来やがったな…!」

 

「お前らぁぁあ!ハチマキよこせやぁああああ!!!」

 

「ねぇ!轟か緑谷、どっちが1000万持ってるの!?」

 

「わ、わかんねぇ!」

 

《爆豪!!どっちだ!?》

 

「半分野郎だ!!デクが慌てて取りに行ってる!!」

 

我が方向転換しようとするも足を凍らさせて動けなくなる

 

《くっ…!爆豪!》

 

我は爆豪を咥え轟の方へ放り投げる

 

《とってこい!!1000万!!!》

 

爆豪はにかっと笑い轟の元へ行き爆発を起こす

 

そして一番上のハチマキを奪い取ることに成功した!!

 

我は急いで爆豪を頭に乗せ距離を取る

 

「やったな爆豪!!」

 

「はぁ…はぁ…ダメだ…!!!」

 

「なんで?1000万とったんでしょ?」

 

爆豪が手を広げるとそこには105ポイントと書かれたハチマキがあった

 

《なっ、なんだと!?》

 

「クソがぁあああああああ!!!!」

 

『TIMEUP!!!』

 

爆豪の怒号とともに試合終了の合図がなった

 

結果としては

 

1位 轟チーム

2位 爆豪チーム

3位 心操チーム

4位 緑谷チーム

 

緑谷たちはギリギリ入れたみたいだ

 

爆豪は我の背中を何度も叩いていたが落ち着くと「早よ下降りろや!!」と言ってきた

 

『これから1時間ほど休憩をしてから午後の部だ!じゃあな!おいイレイザー、飯行こうぜ…!』

 

 

 

第三者視点

 

「おめでとう三奈ちゃん、悔しいわ」

 

「いや…正直私何もしてないよ。天龍と爆豪は私を轟対策で入れてたみたいだし…」

 

「俺もだぜ…正直護国と爆豪天下だったじゃねぇか!!」

 

「その護国くんは?」

 

「あれ?緑谷と轟もいねぇ…爆豪もだ」

 

「トイレだろ?早く飯行こうぜ〜?」

 

「……私ちょっと探してくる!」

 

「あちょ、芦戸!!…わり!上鳴!後でそっち行くから…!」

 

「え!?おいお前ら!!」

 

この時芦戸は少し嫌な予感がしていた

 

そしてその予感は的中する

 

 

 

 

 

 

護国side

 

「何しにきた…父さん、母さん」

 

「いやぁ!さっきの戦い見たよ!流石は私の息子だよ!!」

 

そこには車椅子に乗った父さんとそれを押す母さんの姿があった

 

「強くなったわね!」

 

「………何しに来たと聞いているんだ」

 

「お前を迎えに来たのさ!今日からまた家族になろう!」

 

「我を捨てた親が何を言うかと思えば!そのようなふざけたことを言いにくるとはな!!」

 

「ふざけてなどないさ…さぁ、あの二流ヒーローなんかのとこでいるのは苦しかっただろう?この体育祭が終わったらまた」

 

「黙れ!!睡さんは…ミッドナイトは二流なんかじゃない!!それにここまで我を立派に育ててくれたのは睡さんだ!!馬鹿にす…」

 

我が2人を怒鳴ると父さんがスイッチのようなものを出しボタンを押してきた

 

すると突然頭痛が我を襲う

 

「ぐっ…!!ぁあああ!!」

 

頭が割れそうだ…!!

 

我がその場でうずくまり頭を抑えていると父さんは

 

「せっかく元の関係に戻ろうとしてやっているのに!!言うことを聞かんか!!」

 

「あなたが私たちの息子に戻れば会社はもっと伸びるの!!」

 

とことん…クソ野郎共だ!!

 

「い…嫌だ…!!」

 

「なんだと!?このッ!!!」

 

父さんは我のことを車椅子から出した警棒のようなもので叩きつけて来ようとした

 

しかし我には当たらない

 

我はゆっくりと目を開けると前に爆豪がいた

 

「何してんだ…?」

 

「な、なんだね君達は!!」

 

「テメェに名乗る名前なんざねぇ!!」

 

爆豪は警棒を粉々に爆破させる

 

「ちょ!何してんすか!!」

 

すると後ろから芦戸と切島が来る

 

「天龍、大丈夫!!?おじさん達誰!!」

 

「これは家族の問題だ!部外者は黙っていろ!!クソ!!警備は何をしているんだ!ここには誰も入れるなと…」

 

「天龍の叫び声が聞こえたから隙ついて抜けてきたの!!家族って…それなのにこんなことするなんて信じらんない!!」

 

「芦戸…関わることない…!これは我らの」

 

「関わるよ!友達だもん!!!!」

 

芦戸と切島は我に肩を貸して立たせてくれる

 

「まて!!話はまだ」

 

後ろで何かを言っている2人を無視し我らは部屋を出る

 

「大丈夫か!?保健室行くぞ!」

 

「あぁ…頼む…2人とも…見苦しいところを見せてしまったな…」

 

「護国、テメェまだ頭痛むんだろうが!!喋ってねぇでいいから休め!」

 

我は保健室へ運び込まれ、すぐさま見てもらった

 

切島はこのことを相澤先生に報告しに行き芦戸は我の近くにいてくれた

 

爆豪は保健室まで我を送るとすぐに何処かへ行ってしまった

 

「……切島が帰ってきてから話す…お前たちには…話させてくれ」

 

しばらくして切島は相澤先生と睡さんを連れて入ってくる

 

「あれ爆豪は!?」

 

「先に戻ったよ」

 

「天龍くん!!大丈夫!!?」

 

「睡さん…えぇ…無事です…」

 

「相澤先生呼んだ時に一緒に来てくれたんだ!」

 

「お前を攻撃してきたのは…」

 

「元父と元母です…」

 

「今、周りを警備しているヒーローや警備員に連絡を入れる。お前にはもう近寄らせない」

 

「ありがとうございます…」

 

「ごめんなさいね…天龍くん」

 

「いいんです…芦戸、切島、我は…あの2人に虐待されていたんだ」

 

「え…」

我は過去の話を2人に話した

 

「そんなの…おかしいでしょ!!」

 

「あぁ!!理不尽すぎるぜ…」

 

「そして終いに両親は我を捨て、会社を大きくした…その会社が王龍コスチュームグループ」

 

「あのおじさん大手コスチューム企業の社長!?」

 

「あぁ…それとこの話はクラスの皆に話さないでくれ…」

 

「え?」

 

「皆にも余計な心配はかけさせたくないんだ…頼む」

 

2人は顔を合わせると首を縦に振って了承してくれた

 

我が立ち上がり扉を開けようとすると相澤先生が前に立ちはだかる

 

「護国、お前しばらく休んでろ」

 

「相澤先生…」

 

「このあとはレクリエーション、無理に参加する必要ないからな。リカバリーガールにしっかり検査してもらって休め」

 

「すみません…」

 

「ほら、お前たち行くぞ」

 

「はい…」

 

2人はすごく心配した顔で我を見るが我は手を振ると少し安心したようで部屋を出て行った

 

「睡さん…心配しないでください」

 

「心配するわよ!!家族じゃない!!」

 

我は睡さんに抱きつかれる

 

そして泣きそうになっている睡さんを見て

 

「……ありがとうございます…」

 

そう言い睡さんを離す

 

このあと睡さんを落ち着かせ会場に向かわせた

 

「我は…やはりダメな奴だな」

 

「何言ってんだい。君は頑張ってるよ」

 

しばらく我はリカバリーガールと話し頭に異常がないとわかり我はトイレに向かう

 

「はぁ…まだ少し頭が痛むな…」

 

「頭痛薬でもいるかァ?ギドラ」

 

我は大急ぎで振り返る

 

するとそこにはサイクロプスサングラスをかけ頭にヤイバのようなツノの男が立っていた




親クズすぎましたかね?

瀬呂くんは青山くんの代わりに心操くんに操られてもらってます…

そしてトーナメント戦にも出ます!


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11話 激闘トーナメント

漫画の本がやっと友達のところから帰ってきたのでペースを上げるつもりで頑張ります!


 

 

「誰だ…!!」

 

「おー待て待て!何もおまえを攻撃しにきたわけじゃねぇんだから!」

 

「……何の用だ…?」

 

「ふぅ…まずは自己紹介、俺の名前はガイガン、お前に言わないといけないことがあってな」

 

「言わないといけないこと…?」

 

「お前今頭痛いみたいだから簡潔に説明させてもらう。お前この後ギドラの姿にならないほうがいい」

 

「なんだと??」

 

「お前今巨悪に狙われてんだよ。そいつはお前を連れ戻したがってるんだ」

 

「巨悪?連れ戻したがってるって…」

 

「まぁ体育祭では仕掛けてこねぇとは思うが……これから先お前は狙われ続けることになるだろう…」

 

「なぁ…我はもう龍になったぞ…?」

 

「ふーんそうか…あ!?!?何ィ!?!?」

 

「騎馬戦でもうなったぞ?」

 

「馬鹿野郎!!これでお前がどこにいるかバレた!!」

 

サングラスをかけた男は我の鼻先まで顔を近づけてくる

 

「お、落ち着け…巨悪とはなんなんだ?」

 

「あー記憶ねェのか…オールフォーワン。個性を奪い、与える個性を持っている悪の権化さ!」

 

「奪い…与えるだと!?」

 

「あぁ!奪った個性は自分の思うがままにでき、奪った個性同士を合わせ新たな個性を生み出すことのできるとんでもねェ個性だ!」

 

「そんな…そんな桁違いの個性を持っている者がいるのか…?」

 

「おう!」

 

「そいつがなぜ我を?」

 

「お前の秘められた力のためさ」

 

「秘められた力?」

 

「そ!どんな力かしらねェがオールフォーワンはお前の力を欲しがってる。だからギドラにはなるな!またヘンテコな機械で頭ズキズキにされちまうぞ?」

 

「それに関してはもう大丈夫だ…ご忠告、ありがとう」

 

「……何があっても後悔すんなよ?ギドラさん?」

 

そう言ってサングラスをかけて男は出て行った

 

「何が後悔するなよなんだ…?全く何だったんだ…早く保健室に戻らねば…」

 

我は奴が"何があっても後悔するな"と言った意味を考え保健室に戻った

 

 

 

そして昼休み終了後

 

トーナメント戦の戦う組を見せてもらった

 

第1試合 緑谷VS心操

第2試合 轟VS瀬呂

第3試合 塩崎VS上鳴

第4試合 芦戸VS護国

 

第5試合 飯田VS発目

第6試合 常闇VS八百万

第7試合 鉄哲VS切島

第8試合 麗日VS爆豪

 

爆豪とは別ブロックか…良かった、これで決勝で戦える

 

しかし油断してはいけないな、第1試合の芦戸…あいつの酸と運動神経は脅威に値する

 

それに轟、緑谷も…

 

しっかりと休んで必ず勝たなければな

 

我は保健室の布団で横になり天井を見つめていた

 

そしてあっという間に時は過ぎて行った

 

 

 

『ヘイガァアイズ!!!アァユゥレディ!?いろいろやってきましが、結局これだぜガチンコ勝負!頼れるのは己のみ!ヒーローでなくてもそんな場面ばっかりだ!わかるよな!?心・技・体・知恵・知識!総動員して駆け上れ!』

 

 

 

 

1回戦第一試合

始まった瞬間…いや始まる前に心操が尾白のことを侮辱し緑谷がそれに対して怒り声を荒げた反応したことにより、心操の個性"洗脳"が発動。緑谷の動きが止まる

 

「ど、どうなってんの?」

 

「心操の個性だな…自分の声に反応した相手を操る…と言ったところだろう」

 

「てことは…緑谷はもう負け?」

 

「あのクソナードがこんなとこで負けるわけねぇだろうが」

 

「爆豪の言う通りだな…奴はあのまま負けるほどおとなしいやつではないはずだ」

 

緑谷は場外ギリギリで指を暴発させ止まる

 

この後は心操の会話に反応せず投げ飛ばし勝利した

 

結果

緑谷○VS心操●

 

 

1回戦第二試合

 

開始とともに瀬呂が轟を縛り上げ場外へと引っ張り出そうとしたが轟が大氷壁を繰り出し瀬呂は行動不能になった

 

その時の観客席からはドンマイコールが巻き起こっていた

 

結果

轟○VS瀬呂●

 

1回戦第3試合

 

上鳴が初手で電撃を放つもいばらのツルで防がれそのまま焦って電撃を放ち続けた結果、アホになり負けた

 

結果

塩崎○VS上鳴●

 

 

1回戦第4試合

 

「ふぅ…さぁ行くか」

 

『さぁ4試合目!金色に輝くその姿!目に焼き付いて離れねぇぜ!!ヒーロー科!護国天龍!!!』

 

「目に焼き付いているのか……観客の人々にも焼き付いているとありがたいな」

 

『バーサス!!俊敏な動きで相手を惑わす!同じくヒーロー科!芦戸三奈!!』

 

「勝たせてもらうよ!護国!!」

 

「さぁ位置についたね?START!!!!!」

 

始まった瞬間、我は引力光線を放つが芦戸は酸を出して地面を滑り回避する

 

「なるほど…そう言う使い方か…」

 

「今度はこっちの番!!」

 

そう言って芦戸は我の足元に酸を出してきた

 

「くっ!!」

 

「ほらほら!足場が無くなるよ!!」

 

「……我が空を飛べることを忘れたか?芦戸」

 

「あっ…」

 

我は空を飛び芦戸の真上まで飛んでいき芦戸を掴んで場外へ置く

 

「芦戸さん場外!!護国くん二回戦進出

 

「悪いな、だが飛べない我だったら負けていたかもしれん」

 

「やっぱり強いなぁ…!!悔しいぃいい!」

 

我は芦戸と握手をし1-Aの席に戻る

 

 

 

1回戦第5試合

 

なぜか飯田がサポートアイテム付きで登場したが双方の同意だと言うことで特別に許可された。まぁ睡さんが好きそうな展開だったからな…しかし発目は飯田を使い自分のアイテムの凄さ、説明を事細かく説明して自ら場外へと進み出た

 

結果

飯田○VS発目●

 

 

1回戦第6試合

 

常闇が黒影で攻撃するが八百万が盾を創造し防ぐことに成功した。しかし黒影の1発1発の攻撃の重さに八百万は耐えきれず場外まで吹き飛ばされた

 

結果

常闇◯VS八百万●

 

1回戦第7試合

 

切島は硬化、鉄哲はスティールと似た個性なのでなかなか決着がつかずクロスカウンターで両者気絶

 

「クロスカウンター!!」

 

瀬呂がとを握りそう叫ぶ

 

皆はポカンとした

 

「……ダヤッカの真似か?」

 

「わかる人にはわかるよなー!」

 

「なにそれ?」

 

「あーやっぱ女子しらねぇかー!」

 

「ロボットアニメだ。見る人は見ると思うが…」

 

目覚めてから腕相撲をすることになりギリギリで切島の勝利となった

 

結果

切島◯VS鉄哲●

 

1回戦第8試合

 

麗日が低い体勢で爆豪に突っ込むが爆豪は容赦なく麗日を爆破。

 

「うわ思いっきり当たってたぞ!!」

 

辺りが砂埃に覆われ爆豪は完全に視界が悪くなっている

麗日は後ろから忍び寄り浮かせようと試みるが爆豪は恐ろしい反応速度で麗日を爆破させる

 

「見てから動いてんのか…?」

 

「あの反応速度じゃ煙幕関係ねぇな…」

 

「麗日の触れなければ発動しない個性と爆豪の反応速度…分が悪いな…」

 

麗日はその後も間髪入れず再突進する

 

だが爆豪は容赦なく何度も何度も麗日を爆破し続ける

 

「もう見てられねぇ…!おい!そんだけ実力差あるなら場外へ放り出せよ!女の子いたぶって遊んでんじゃねぇー!!!」

 

観客のプロヒーロー達がブーイングし始める

 

『まぁ俺もそうおm(((』

 

『おい、今遊んでるっつたのプロヒーロー何年目だ?本気でそう言ってんなら帰って転職サイトでも見てろ。ここまで上がってきた相手の力を認めてるから警戒しているんだ。本気で勝とうと思ってるから手加減も油断もしてねぇんだろ』

 

相澤先生がそう言うとブーイングが止まった

 

「ねぇ天龍…麗日はなんであんな突進し続けるの?」

 

「芦戸、お前は麗日がなんで低姿勢で突進し続けていたかわかるか?」

 

「わかんない…」

 

「上を見てみろ」

 

上には大小様々な瓦礫が浮いていた

 

「これって…!」

 

「捨て身の作戦だが見事だな…低姿勢で間髪入れずに攻撃をする事で爆豪にこのことを悟らせなかったのだ」

 

麗日は瓦礫を落とし爆豪に向けて最後の突進をする

 

だが爆豪は麗日の捨て身の策を一撃で防ぐ

 

麗日は爆風で後ろに吹き飛ばされる

 

(あの威力…あれが最大出力だといいが…)

 

麗日はまた立ち上がり突進をするも膝から崩れ落ち睡さんに戦闘不能と判定され爆豪の勝利となった

 

結果

爆豪◯VS麗日●

 

 

『あぁ…麗日…爆豪一回戦突破…』

 

『やるならしっかりやれよ…』

 

こうして1回戦全ての試合が終了した

 

 

二回戦試合表

1試合 轟VS緑谷

2試合 護国VS塩崎

3試合 飯田VS常闇

4試合 爆豪VS切島

 

 

 




トーナメントの描写はやっぱりこう言う方がいいかと思って轟音の書き方をしました



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