狂った黒い月と私 ((´・ω・))
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関係ないよ
第0話 再確認七これ☆仕様


やる気がなくても他者の期待に応える、これが男ってやつなんです






今これを読んでいる君。
そう、そこの君だよ。

この話は本編ではない。
まじだよ、マジだからね。
本当に身内の会話を書いただけだからね。
お前らみたいな部外者には読む意味すらないからな。
本当に何もないよ。
真面目にメタい部分しかないからね。
こっちだけ見て次読まずに帰るとかアホなことしないでね。
本編は下の第一話からだよだよ。

それでこっちを読むってなら


好きにすればいいさ

マジで全く意味なかったなこれ


ピコピコといつものようにゲームの効果音が鳴り響くある一室

 

余だよ「はぁ、上げすぎたレベルでモンスターを蹂躙するのもなにかを失った感じがしますねぇ」

 

いつもどうり動画編集や漫画版のリメイクをすっぽかして有名RPGをやりこんでいると、またまた面倒くさい事を呼ぶ悪魔の足音が聞こえてきた。

 

余だよ「刀どこだっけな」

 

足音が近づいて来たためとりあえず迎撃用の刀を山のように積もった積みゲー(塵の山)から引っ張り出し先に抜いておく

 

主人公(笑)「閣下、しんさくやr「フォーウ!!」ったぶねえ」

 

まあ、いつもどうり首狙いで斬ってもそりゃあ避けられる。

 

閣下「あーあ、避けちまった」

 

このパンいい加減にくたばらねえかな?

 

仏「閣下、新作やr「カエレ!」....「カエレ」何も言ってねぇ。あ、紅茶だして」

 

とりあえず帰りそうにないから紅茶(下剤入り)とカステラを用意し和室のちゃぶ台に置いてゲームの電源を切り音楽を流す

 

赤軍のマーチ♪

 

仏「総統閣下がソヴィエトのやつ流すんじゃねえよ」

 

独「エリカとかよりはこっちの方が雰囲気あるしおーけーおーけー」

 

お互いがちゃぶ台を挟み座った後に「で、用件はなんだ」と聞く

それに対して彼の答えはこうだ「投票の結果新作は七これだ」と。

すぐさま眼鏡をちゃぶ台に置く。

なんか他のやつもぞろぞろ入ってきたけど知らん

 

相当カッカ「はぁ!?またあれかよ!!」

 

仏「空耳タイム始めんな」

 

相当カッカ「なんでさ!やっぱお前ら嫌いだわヴァーカ」

 

仏「いつもいってないか?」

 

相当カッカ「いつもっていつだよ」

 

仏「つっちーシリーズのリメイクとか今回のやつとか諸々」

 

相当カッカ「てゆーかさ、お前ら艦これ最後にいつやったそして今何やってる」

 

仏日英ソ伊米「・・・」

 

独「やってないんだね、わかるとも」

 

あまりの無計画さに呆れて投げる机も戻してしまった。

あほかいね

 

独「わし怒らないから言うてみ最後にやったんいつや?」

 

仏「アイオワ実装」

 

英「三年前」

 

ソ「パンと同じ」

 

伊「ローマ」

 

日「ずいずい」

 

独「まあ、そうだよなぁ、塩GO辺りから完全にやめたよなぁ」

 

とりあえず所詮この程度だと解ってはいた、月パワーに擬人化が勝てるわけがないよな。

 

独「ほな、今何しとる」

 

仏「多分ここにいるやつら全員だいたい同じ」

 

独「だよなぁ」

 

手詰まりじゃねえか。

 

ソ「本編やるどうこうじゃないぞこれ」

 

独「まあ、そのあれだ、ほら、やるゆうても準備いるしその間にまたやればいいよ」

 

仏「まあ、そうだよなぁ、じゃあとりあえず今回は数年前の仕様確認で済ますか」

 

とりあえずいつものExp絵でメモ表を投げ渡す。

 

独「えーと音楽音楽」カチッ

 

つけた音楽はやっぱりこれ

 

旋風一択

 

ソ「そこは摩天楼で良かったろうに」

 

独「いいんだよめんどくせえ、はいパンちゃんその仕様を適当に読んで今から流すから」

 

仏「おk」

 

独「3、2、1、はい」

 

同時に録音を開始する。

 

仏「どうも、今回は三年ぶりにやる七これの仕様の再確認をしよう

 

まずはこれはTRPGシリーズみたいに別ゲーでプレイしたのを無理矢理ニートの閣下を過労死させて物語にするやつです。 「ニートにさせるレベルじゃないと思うの」

使用するゲームはみんな大好きhoiシリーズ今作はMod製作の都合で先送りなった4でのプレイです。「ニートにさせる仕事じゃないと思うの」知りません。

 

戦力格差

じゃ、本気で説明しましょうとりあえず戦力格差ですが

人類20(艦娘抜き)に対して深海側は10万ですはい

 

え?詰みゲーだって?

へーきへーき、艦娘は固有ユニット扱いで生産がすごく困難だけどアホみたいに強いですしおすし

え?下らん語りはいい早く重要事項出せ?

まあ仕方ないですよねはい

 

まあ戦力差なんて飾りですよ飾り

核乱射すれば一瞬でひっくり返るし。

 

一番の問題そう、七提督の補正

そもそもこれ初めは「モッドでガチガチに強化して閣下を集団リンチすれば閣下に勝てる」ってのをやろうとしてたんですよね(エイリアン軍や火星軍が糞雑魚ナメクジレベルの世紀末戦争)。それでも何回やっても何回やっても総統閣下が倒せない。

まあそれもそのはず。

 

まず閣下の補正

研究枠+3

研究スピード半減

未来技術のデメリット0

全部隊の基礎ステ+50%

戦車系の性能二倍(超重戦車は4倍)

航空機性能80%上昇

潜水艦がすごく強くなる

式系統率低下がないむしろ上がる

閣下の部隊を包囲するとむしろ攻防が跳ね上がる

あっちがしても上がる

宣戦布告直後一年は全軍の性能+150%+研究スピード+30%

核兵器の威力がマジモンの核になる(文字どうり一撃粉砕)

地形デバフ無効

 

戦争面のみでこれ

 

資源も鉄、石油が1.5倍

建設速度が+50%

「軍需工場二倍」

「造船所1.5倍」

戦車、航空機系の生産スピードドイツ系限定で二倍(アンリミテッドチハたんワークスはできない)

週間空母ならぬ月間核兵器

正当化工作速度が1日(もはやいい加減ないちゃもんつけて殴ってるだけ)

クーデター、政党の工作をほぼ無効化

 

他にもあった気がするけどこれらが主だったやつ

ただのチートやチート

補正で歩兵部隊が攻防1200突1000というクソゲー

独「せやなー」

 

仏「わかってるならどないかせい」

 

独「しーらねっと、後他の奴等のは他の方で個別紹介しとけばええやろどうせ資源も工場も糞もないからな」

 

ソ「まあ、今回はもはや国でのリンチじゃ無いしな」

 

日「せんせー、深海側も出しときましょうよ」

 

仏「あ、はいはい。ちょっとまって」

 

深海棲艦

工場7980

造船所10000

陸軍0

海軍

空母1000

戦艦2500

巡洋艦2万

駆逐艦15万

航空機 たくさんです

その他 たくさんです

資源無限(ある意味)

 

は?

は?

 

独「敗北確定ワロタ」

日「万wwてwwおいおいww」

伊「鋼鉄世界じゃないんだからぁ」

ソ「領土が範囲雑w海に赤円書いただけかよ」

米「資源無限ってw」

仏「うーんこのうちの特性でマジノ線(海上)敷いても無理やろ」

英「うわー」

 

仏「ま、まあ閣下は最前線だし最悪人類ぽいでリンチ」

 

独「ふざけんな」

 

仏「で、イデオロギーってか派閥があんだなこれ、空母系と戦艦系を4:4に残りは東西南北の姫でわってんのかな?」

 

独「まあなんか関係最悪の設定だしそこ煽って内部崩壊狙おうとしたけど人類側もなんか派閥割れてる」

 

仏「作成者いわく日本は割れるものだそうですし」

 

独「うーん、人類も割ればいいか」

 

ソ「対処法考えろよ」

 

独「まあどうでもいいか、賽をなげりゃあどうなるかわインチキせんかぎり運じゃけぇ」

日「一番インチキしてるやつが運ゲー言うとる」

独「せやかてにっちゃん、どーせこんなんやり方で覆せるやろ」

日「まあ、できるだろうな」

 

仏「ま、今回はこれでいいでしょう、後は閣下が辻褄合わせするし」

 

独「えぇ」

 

仏「それでは皆さんごきげんよう」




独「次回予告である!!」ポチポチ

仏「いぇーいいぇーい」

スマホ「カリバー」

仏「次回予告ぐらいスマホいじるなよ」
独「知らん知らん俺ルール」
仏「てかなんで俺ら体操服?」
独「ほら、あれですよあれ、かーふぁん」
仏「なついなつっちー予告」
独「えーと次回七帝これくしょんリターンズツヴァイ!」

転生!またラスボスなの!もういや!!

第1話「狂帝降臨」

独「次回もよろしくぅ!!」
仏(やりきったな)


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番外編 一話愚痴米に新作 

設定だけよんで帰るぐらいなら読むなよって思うこの頃
どうでもいいけどさ


(番外編は本当になんもないぞ)
あるとしてもほんへの裏話とおふざけ

まぁその本編もギャグだけどさ


独「.....(゜ロ゜)」

加賀「もっきゅもっきゅ」

独「....あ、えーと皆さんこんにちわ、本日の七帝これくしょんリターンズ番外編の司会をします、ウィルキア帝国東洋艦隊旗艦兼大東亜艦隊総旗艦兼ドイツ第三帝国艦隊主力艦隊旗艦兼元大日本帝国海軍総旗艦で現霧の艦隊総旗艦安土型重戦艦一番艦安土です、好きなものは苦しむウジ虫という人類と艦長と姉妹で、嫌いなものは生きてる人間と仕事をすべて押し付けてくる糞上司の摩天楼とことあるごとに変な服着せに来る糞BBAですはい」

加賀「提督、これラジオじゃなくて映像です」バリバリ

独「....あ、そうなのね、じゃあ今日のコーナー教えて」

加賀「これです」

独「えーとなになに、コメント返し、裏話、新作寄越せ?ふっふっふ、ならばやりましょう、そのために時間を取ったんですから」

加賀「アズレン...」ポチポチ

独「じゃあコメントから....といいたいところですがもう万もあるんじゃなぁ、ほーんと身内だけでこんなに乱射するな」ペラペラ

 

この男、アズレンに浮気してんじゃねえのか

独「ちょっとこれはシベリアですね」

 

なんかいやっても何回やっても真鋼鉄クリアできる気がしません

独「ルート選択とプレイスキルが全てですからね、ただなれてくると超兵器戦以外は楽になりますよせいぜい核が百単位で飛んでくるだけですし」

 

顔ww溶けてるww

独「溶けたっていいじゃない人間だもの」

 

シーズン10シーズン10

独「もうつっちーいじめ飽きたから新たな犠牲者作りたい(*´・ω・)」

 

海で戦車を走らせろ!!www

独「改めて言うとなんやこのパワーのあるワード」

 

(仕様確認)あっ察し

独「メインメンバー全員ろくでなし確定」

 

三武艦かwww

独「うーん、この自然三大将みたいな感じ」

 

ビス子ビス子敗北者お山の大将敗北者

独「はぁ.....はぁ」

 

開幕からクズ度カンストしてる加賀さんwww猫かぶりしてもばれてるww

独「私の目はごまかせません」

 

矢が曲がるってwwまぁ、閣下も出来るし、別におかしくはないか

独「実はですね、私以外にも矢の軌道を曲げる変態がいましてね」

 

夢www夢w

独「まともな夢は見れません」

 

スタちゃんwwひでえww

独「あいつと駆け引きするときは自分が鉄の塊を押し引きしてると思え....動かねえのかよ」

 

一人だけ画風が違う人がいますねぇ

独「くーちゃんだけおかしいですねぇ」

 

核好きすぎて草

独「核は偉大です、ガンディーも乱射しています」

 

懸賞金みたいな感じになってるww

独「面白いでしょ、頑張ってみた」

 

初期が数千しかいないのにw

独「仕方ないね、初期から数千万とかするとバグるから建造ラッシュで増やすしかないんだ、まぁそのせいで現状数百万は軽く越えてる」

 

敵も味方もアホみたいに艦娘ぶつけるから海上えぐそう

独「実際えぐい、艦娘視点だと海が血で赤くなってる海域がある事を確認できる」

 

※復讐終了して弱体化してます

独「たとえフルスペックじゃなくてもあいつらを始末するなら十分なのです」

 

人の心無いと言っては誉め言葉

独「しょうがないね、わしもうなんか人間じゃないもの」

 

ぷにぷにぷにぷに

独「ぷにぷには正義」

 

加賀「エンター......ぷらい......ず」(-_-#)

独「さて、加賀さん次のコーナーよろしく」

加賀「あ、はいえーと次は撮影中の裏話ですね」ポチポチ

独「えーと、あーこれねこれ、プレイ中ねー....悲惨だったなぁ、話したくない、ただただイタ公とか三枚舌の喘ぎ声だけだったからな、わしやスタちゃん、外道は超強化艦娘がいたからいいけどあいつらは結構先のNFが必要だからなぁ、いくら産業補正あっても戦力がなきゃ意味ないのよ、次」

加賀「えーと新作ですね」

独「チッ.....一瞬で嘘予告ってバレた」

加賀「まあ、あれだけパロったらバレます」

独「一応わし七これ、糞姉観察日記シリーズ、白銀騎士、魔砲少女播磨を日刊でどれかひとつやってんだがなぁ......鬼か」

加賀「そうは言うけど有るんでしょ、黄金期よりはましですし」

独「ましだけどさぁ、ましだけどさぁ、ましだけどさぁ.....もうちょい待てよ」

加賀「まあ、今回じゃ予告だけですし」

独「ぜってえいしなげてくる」

加賀「では、予告編どうぞ」

 

 

その歴史はどこへ続くのか

その炎に終着点はあるのだろうか

終わりなき闘争

終わりなき悲劇

終わりなき運命

 

この世界はきっと

壊れきってしまったのでしょう

 

革新を無くし

心を無くし

 

魔物なぞもはや存在しない世界

勇者なぞ意味がなかった

共通の敵を失っただけの世界

結局は同じこと

 

敵を失えばまた新しい敵を作るだけ

 

さぁ、始めましょう。

幕をあげなさい

剣を持ちなさい

世界は破滅に一直線

ならば我は全てを破壊するもの

救いはない

もはや落ちるだけ

 

さぁ楽しみましょう

「最悪の時間を」

 

 

 

独「疲れた、一応言うておくけど予告しかないからね」

加賀「提督」

独「ん?」

加賀「ミニアニメは」

独「次回」

加賀「(*´・ω・)」

独「では、次回もまたお会いしましょうさよならー」



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番外編 弐話 IFもしもクリスマス計画が出来なかったら

本編はクリスマス計画で忙しいけど
こーゆーのもいいよね

え?うん、そういうことだよ


12月25日

......

.....

....

 

熱い

これ風邪だ

寒中水泳なんてしなければよかった

 

白「(´・ω・)」ズリズリ

白「(´・ω・)」ズイズイ

白「(・ω・)」チーン

 

どうしよ、こんなんじゃあんなもんぶっぱなせるわけないだろ

でもなぁ、クリスマス後はミッド作戦の本軍出撃でわし中将で強制出勤だし

 

あれわししか使えんしなぁ....

でもなぁ

 

くー「総統さーん、朝...」

白「ん?どったの?」

くー「いや、ずいぶん酷い熱なので、計画やめます?」

白「いや、計画は進め.....うーんしんどい」

くー「まぁ、かわりにクリスマスパーティーでもしましょう」

白「....やだよ、寝たい」

くー「.....ただ楽しみたくないだけでしょうがこの戦争キチ」

白「うっせえ、俺はあくまで俺だ、あいつらの前とかでならあぁも言うが今ぐらい仮面をはずさせてくれ」

くー「はぁ、人の前では狂人気取ってその仮面の内側は善人どころかただの「闘争心」や「殺意」の塊、よくある王道的なあれはありませんねぇ」

白「例え現実だろうが異世界だろうが俺は俺、ただ身内に甘く敵には冷酷で無慈悲な戦争を愛する殺人鬼」

くー「...だからって全作品であなた一ミリもキャラぶれしませんよね、もしかしたらあっちにいた方がもっと過激でしたよ」

白「言うなよ、言い返せないだろうが」

くー「言い返さなくても手は出すでしょ」

白「そりゃあまあ、こんな状況なら口より先に手を出す方が楽だしな」

くー「いっちゃたよこのひと」

白「さてと、今日はもう要塞内でごろごろしてますかねぇ、どうせ体は限界だし.....」

 

別の面白いことを思いついたことを胸に秘めそっと.....立てない

 

白「....( ・ω・)」

白「( ・`ω・´)」グッ

白「( ・`ω・´)」グググ

白「( ・ω・)立てない、と言うよりなんかすごくきつい、同期切ったからか知らんがすげえ重い」

 

くー「艦娘もドン引きの仕事量ですしねそりゃあそうもなりますよ」

白「たった23時間なんだがなぁ」

くー「たった一人でするからですよ」

白「しょうがないだろ、誰か置くと他の誰かが砲撃してくるんだから」

くー「押しても引いても動かない戦争キチにそう焦りを感じる必要も無いでしょうに」

白「そうだね、まぁ、強引に奪いに来るってのも嫌いじゃないかな」

くー「流石身内コミュ内で大量の逆レが描かれる男、女みてぇな顔しやがる」

白「......やめてくれ...」

くー「まぁ、まどろっこしいのが嫌いですしシンプルで良いですよね」

白「うーん、よし、立てた」

くー「うわー、がっくがく」

白「でえじょうぶ、風呂はいればなんとかなる」

くー「あ、いいですね、私もつい先通りで戦闘があったので怪我してたんですよ」

白「....そんな血塗れなら誰だってわかるわ」

くー「( ・ω・)」

 

風☆呂

 

今、すごい選択肢を迫られている白です

白「......」

くー「.....服、ですね」

白「いやだれだよ、さっき整備中書いてたろ誰だよなんで整備中置いて酒持ってきてる間に服あるんだよ」

くー「うーん、なんで下着とかだけなんでしょう」

白「うーん、こんな朝っぱらから出撃するやつうちには....いた」

くー「いやぁ、あの人がいつもの服忘れるとは思いませんよ、特にコートなんて毎日総統さんの部屋から一着づつ着てますし」

白「知ってるよ、てゆーか他のやつにも着られてるからな、まぁ、変だな誰であっても変ではある」

くー「あ、これ罠ですね」

白「どうして?」

くー「ほら、あれですよあれ、ホラー映画である気になってしかないからさきっちょだけさきっちょだけって覗いたら手が出て引きずり込まれて殺されたりするやつ」

白「ほむほむ」

くー「つまりですね、こうっ」ガラガラガラ

彼女はそういうとおもいっきり扉を引き....

 

何もなかった何もなかった

わけもなかった

 

白(うわぁ、なんかわかりづらい所に小さい竹がある)

くー「あ、居ませんねひゃっほーーーー」

白「南無」

 

もうさっせるだろう

くーちゃんは死んだ

おもに策敵不注意だ

 

白「お(い)しい人を失った.....らぁめん」

くー「死んでない!!ぎゃあああ」

白「.....うまいな、何があろうと水面から出てない、それにそこは潜水艦専用ドックに繋がっている、無理なら逃げればいい」

くー「はぁ....はぁ....一体だれよ」

面白いことすんなぁ

白「はぁ.....まあいいか」

くー「とりあえずもうだれもいないのでこっちはいりませんか?」

白「いいよ、入ろうか」

 

そういえばあいつの体よーボロボロで来るから見るけど何でだろうな

くー「....もう少し....近寄ってくれませんか?」

白「....それを君が望むなら」

くー「//」

白「ね、加賀さん」

か「......え」

白「だってよ、ここ潜水艦ドックの下じゃん、んで降りるときは排水するだろ、でも減らなかった、当然だ「注水しながら排水する」んだ、減るわけもない。いや、暴れていたから気付くはずがない」

か「.....」

白「まさか艤装でぶん殴るとは思うかよ」

か「....」ピトッ

白「はぁ、何から何まで真似しやがって、かわいいなぁもぅ」

 

くー「おいこらああああああ!!そこの糞猫被り空母!!朝来るときに邪魔するには気にしないがなーに台無ぎゃふん」

 

台無し.....ふーん( ・-・)

てゆーか、さっきから隠れるなよ

 

か「うるさいですね、そこで寝ててください」

白「加賀さん、敵艦直上急降下」

直後、上の鉄格子が外れ

 

アイオワ「もらったわ加賀、これがアイオワ流specialattackOh」

か「こっちだウスノロ」

 

おもいっきりアイオワが吹き飛んだ、これ言ってなかたらさらに上から大和がボディープレスかけてくるから仕方ないよね、いやまぁ、いまアイオワがすごい死にかけだけどここドックだからいいか」

 

白「( ・`ω・´)やめとけ、いまはダメだ」

大和「(*`・ω・)ゞ」

 

ペニーワイズは死んだが

彼女は賢かった

だがな、とうの昔にロックオン済みなのが悪かった

 

か「....」パシュッ

 

放たれた矢は天井に刺さった瞬間爆発しネズミ一匹水風呂に叩き込んだ

氷を満載した水風呂にだ

 

白「空w母w一w隻wにwなwーwにw苦w戦wしwてwんwだw」

くー「あれ空母じゃないですって、普通空母が戦艦を蹴り飛ばしますか?」

か「そうですよ、早くこの席を奪ってみなさい」

白「煽るな煽るな....」

 

あぁ~^

あぁ~^

( ・ω・)やっべ、今でないと間に合わんな。

 

気配を殺し、音を消す。

一流の狩人は気付かれない

 

背後の爆発音を無視し、戦艦寮に向かう。

 

 

戦艦寮

 

クリスマス計画は出来なかったら、だが別の計画は立てた。

 

総統「ながもーん、新しい計画だ」

なが「」

白「」

 

え?首輪?

きっと幻覚

 

扉を閉め、もう一度開ける。

 

白「なーがもん♪新しい計画だよ」

長門「そうかなら確認と考察が必要だ、提督....少し、近寄ってくれないか?」

拘束道具丸見えだ....鏡と影ぐらい気を付けろよ

白「その後ろの玩具下げなさい」

長門「な、なぜ」

白「直感」

なが「....」

白「よろしい、でだ、これが計画書ね、一応今回は加賀さんじゃなくてながもんに指揮の全権渡すから見ててほしい」

長「わかった...これはミッドウェーか」

白「わかるでしょ」

長「あぁ、あれのテストだな」

白「嫌?」

長「提督が私たちの遠くにいくのは皆嫌さ、それでも」

白「...悪いな、俺はこれしかできんのだよ、戦争が好きで好きで仕方ないんだよ....全て終わったら」

長「その時、提督は居ないではないか」

 

ははは、こりゃまいった

白「そうだな、じゃあこれを言いに来ただけだから」

長門「.....」

白「それとさ」

長門「なんだ?」

白「お前一人で俺の普段着のコート3着も奪うな」

長門「その自作の服をとられてないだけましでは?」

白「そうだな、まぁ、なんだ、欲しいなら一着だけにしてくれ」

長門「わかった....二人にも言っておこう」

 

部屋を出て金剛の私室に向かう

今日は紅茶の日らしい

加賀さんいわくメンバーは金剛姉妹や駆逐艦、ウォスパだけど現状はいないからボッチらしい。

 

白「ヘーイコンゴーティータイムにきたネー」

 

扉を開けた直後、わしに電流が走る。

 

そう、この戦艦

例えボッチだろうと

常に優雅に紅茶を飲んでやがる

 

この優雅さ

このもちもち感

後ろから太いモノを刺したくなる。

 

か「アゾットです」(小声

白「早い」

金剛「提督ゥ」

白「どった?クッキー☆か?ずいぶん機嫌悪いな」

金剛「アズ」

白「あばよ金剛そんなの見なかったイイネ」

 

とっさに窓から飛び降り急ぎで執務室のパソコンを起動させる

 

白「...」

 

悲しいかな

開始日から頑張ってたデータ

せっかくエンプラ大量に揃えたのに

みーんな消えちゃった

 

あぁ、こんなのあんまりだよ

 

そこからはやけ酒しながら明日の本隊の支援のために艦隊を向けるための艤装選びと陣形や行動の紙をまとめていたら夜になった。

 

白「取り敢えずレーダーとか対空砲でいいだろうけど....はぁ、せっかくアトバズまで完全再現して作ったのになぁ.....夕立にでもあげよ」

くー「まぁ、そういう日もありますよ」

白「ん?居たんだ、そろそろ帰りなよ」

くー「いいですよ、今日は防御固いので」

白「どれくらい?」

くー「境界線にレ級をずらっと」

白「それ明日大丈夫か」

くー「まぁ、明日は姫級総出で警戒してそれからまたいつもどうりにもどしますし」

白「そうなの」

くー「察しが悪いですねぇ」

白「俺は行かん、正直あの空気に行けるほど俺は丈夫じゃねえ」

くー「あ、大丈夫ですよ、色々ひどいことになってるんで」

白「酷いこと?」

くー「主に戦艦と空母が樽を押し付けあってもう皆ぶっ倒れてますから」

白「二日酔い確定じゃないか」

くー「まぁ、色々ひどいので見に行きましょ」

白「そうだな、寝てるなら行こうか」

 

月を見ながら廊下を歩いているとき急に携帯が鳴り出す。

アホらしい

通話を押し声を変えて口を開く

 

白「こちらそーしゃるねっとさーびすでござい」

仏「助けて!!」

独「性技の味方だろおまえ」

仏「あぁ、俺は皆を幸せじゃなくて!!助けて」

独「うっせえ切る」

仏「やだーやだー、死にたくなーい死にたくなーい」

独「どうせお前が撒いた種だろ、種無しなっても文句言うな屑、外道、オタンコナス、十股」

仏「いやだぁ、あ、あぁ、窓に窓に」

独「クトゥルフじゃねえよ」

仏「あぁ、もう無理ぽ」

独「なーんでお前はそう手を出しまくって自滅するのだろうか」

仏「やっぱお前みたいな超人の体が欲しいよ」

独「そう、少なくとも俺はお前みたいに下半身に素直にはなれんな」

仏「お前は惚れる女のレベルが高過ぎて誰にも反応しないだけだろ」

独「高くねえと、争いに身を置けないだろ」

仏「そうだな...いってくるよ俺」

 

プチ

白「よし」

くー「うわー、台無し」

白「なんでさ」

くー「そこは最後まで話して最後にね」

白「すまんがヤるなら人の聞こえないところでしてくれ」

くー「....人の結婚式に高濃度の媚薬を料理に混ぜたり、新郎新婦の初夜を隠しカメラでとマイクを使い身内コミュで生配信した究極の屑野郎にそんなこと言われても」

白「酷い言いがかりだ、ワシは仕事人じゃ、依頼されたからやるだけじゃ」

くー「依頼者だれですか」

白「仕事人は依頼人を言わない、これ鉄則」

くー「はぁ」

 

食堂の扉を蹴り飛ばし

静かに入る

え?蹴り飛ばしただろって?

気にしたやつは粛清リスト行きな

 

 

そう入ったはずなのになぜか目の前がサラトガ

 

いやこいつ化けもんか

扉とかの構造上つま先の力だけでたってやっがのか?

いや、そんなわけ無い

衝撃の流れからして前

 

か「.....」

 

あ、やっべ

あかん

また腹ぶち抜かれるぞこれ

 

サラ「きゅー」

くー「あ、ダメみたいですね」

白「ターキー...」

サラ「スヤァ」

加賀「寝ましたね...」

くー「....まぁ、あれだけ酒をかけあってたら寝ますよ」

白「それあかんくないか?」

加賀「はぁ....今回は腹パンはやめましょう」

白「うせやろ、毎作国外艦に腹パンする加賀さんがしないだと」

くー「あの敗北者ラップを毎度毎度かます独帝の加賀が」

加賀「....」シュッ

白「あばらっ」

くー「肋骨」

 

加賀「クリスマスぐらい、変わっては?」フニフニ

白「なぜのびていないとばれた」

加賀「直感です」

白「....加賀さん」

加賀「なんでしょう?」

白「俺はさ、お前らといても俺でいられるか?」

加賀「提督が望まない限り、誰も止めはしません」

白「....ありがとう、これ、プレゼント」

加賀「.....これは」

白「ふふっ、全員分はまだだけど今いる分だけはね」

 

あ、意識切れる




最後のワンシーンだけのための話


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番外編ドライ 教えて!!つっちーせんせー&ミニアニメ

眠い


音楽はまぁ、糞花のテーマでもかけてのんびりしておくれ

 

土「あーあー、マイクテスト」

くー「総統さんまーたふざけてますよ」

土「今の私は総統さんじゃなくてつっちーですよーだ」

く「あ、はい」

土「それでいいじゃあ手っ取り早く始めようか」

く「いっても今回もいつもどうり真鋼鉄やスパこれ大戦の攻略やアドバイス、それに七これ本編のコメント返しにミニアニメだけなんですがね」

土「いがいと真鋼鉄全クリできる人いないなぁもう配信三年目だぞ」

く「まああれ一つで鋼鉄の咆哮、ラノベ、スマブラ、ACに無双シリーズできますからね」

土「わしの考えた最高のゲーム」

く「尚最新型程度じゃクッソ処理落ちするから改造PCや国が使うスパコンがいる模様」

土「はじめはPS3レベルだったのがなぁ.....ちょっと砲弾とかの無制限化が響いたな」

く「超兵器が超兵器しちゃったのが不味かったですね、特に播磨」

土「そう、私が悪い、だが謝らない」

く「そういえばそうでしたね、秒間10000発の女、雷はおまけ、雷なんかより前に基本死ぬ、デスエンカ(向こうから来る)、即死雷撃(そのまま)とかいう悪名ばかりですからね」

土「妹殺したオメーが悪い」

く「そういう配備にしたのあなたでしょ」

独「たまにそうやってこっちにとばすのやめなーい?」

く「まあ、そんなことはおいておいて」

土「置いとくのね」

 

く「えーといろんなお便りがありますね」

土「取り敢えずほんへ優先でいいか...」

 

1:加賀さんの中身どこのマグマ小僧に刷り変わったww

く「ほんと口を開けば敗北者」

土「提督の影響を受けるって設定のせいで技術性格趣味嗜好が汚染されてるからね仕方ないネ」

 

2:よくある戦争系アニメより戦争しててなおかつギャグしてる閣下くおりてぃ

く「俺は偽善者でも英雄でも神でもねえ、戦争してんだよ、だから死ね....からのショットガン発砲とかいいよね」

土「第三者からすればどう見えるだろうか....まあその後に何もなかったかのようにギャグする連中だからしゃあないね」

 

ア3:所詮敗戦国の艦、恋愛に勝てるわけなし

く「ちょwwネームwwお便りネームww」

土「誰も勝てないでしょうがww」

 

4:なwがwもwんw誇りねえww

く「誇りは死んだもういない」

土「誇りなんざ沈めとけと言ったらまじで沈めやがったよ」

 

5:瑞加は記憶保持してるから複雑だろうね

く「記憶保持のせいで永遠と経験値をつみ重ねた結果バグった」

土「片方死ぬと強制ループする世界線なのに両方が殺し合うせいで永久ループ」

く「第三次なら行けたはずなのに要望で台無しにされたという」

土「両方を生かしたいけど両方が何があっても殺し合うのが最高にイカれてる」

 

5:各側近艦を変えると面白そう

く「戦争不可避」

土「よろこべ少年、その願いは叶う」

 

6:こいついっつもうどん食ってるな

く「せやな」

土「SEYANA」

 

7:ナチュラルにサブマシンガンぶっぱなすな

く「試射(気分)」

土「そこにいた虫が悪い」

 

8:知るかボケはまだ?

く「そういえばまだこの台詞いってませんね」

土「ほんとだ、てゆーか、まだ戦争起こってないからやる気無いんだよあほらし」

 

9:※人類と深海棲艦が戦争してるように見えますけど閣下には見えてません

く「愛国心も形や度が違えばこうなる」

土「その考えを押し付けた作品がありましてね、つっちーシリーズって言うんですが」

く「宣伝乙」

 

10:隙有らば核攻撃

く「ここだけ真面目になる」

土「究極の外道」

 

土「さて、ほんへお便りも時間の都合でお開きにしましょう、次はまた気分で、じゃあ次」

く「(*´・ω・)」

 

1:スパこれ仏ルート序章最終話「クリスマス計画」がクリアできませんてゆーか核攻撃阻止無理ですこれ

く「あーこれか」

土「まぁ、戦力比悲惨だからね、ってことでくーちゃん黒板Go」

 

がらがら~

 

教えて!!つっちーせんせー

その恋は毒のようにあたりかけとこ

 

つっちー「はーい、勉強のお時間ですよ♪」

く「うわー、選曲センス....明らかに狙った」

つっちー「はいそんなこといわない」

く「はーい」

 

がらがらぁ

 

つっちー「じゃあまず、今回は敵の大まかな配置、能力、攻撃方法を確認しましょう、今回は敵の配置上北西をブロック1南西をブロック2、北東をブロック3、南東をブロック4に分けましょうまあ、部隊ごとに特定の動きもありますがそれは後でまずは各ブロックごとの敵の配備の再確認です」ドシャッ

 

ブロック1

空母ヲ級改フラ1

空母ヲフラグ4

空母ヲエリート10

空母ヲノーマル15

マウス20

 

味方

米国ミサイル巡洋艦2

米国原子力空母1

サラトガ3

 

ブロック2

空母ヲノーマル4

戦艦レ級3

空母水鬼1

 

味方

プレイヤー選択12

 

ブロック3(ここ重要てかクリア目標いる)

みんなの白さん(撃破目標)

空母棲姫(総旗艦)

黒加賀(副目標)

超巨大戦艦Vカイザー(副目標)

空母棲姫5

装甲空母姫5

飛行場姫3

駆逐棲姫2

空母ヲ改2フラグ20

空母ヲ級フラグ20

空母ヲ級エリート30

戦艦レ級改ノーマル30

ラーテ5

マウス30

 

味方

みんなの英雄ずいずい

赤城(独)

 

ブロック4

レっちゃん(副目標)

ちび加賀10

輸送ワフラグ20

輸送ワエリート30

輸送ワノーマル50

 

味方

アイオワ7

ビスマルク(日)

響(ソ)

 

く「....クソゲーかな」

土「じゃあここで真鋼鉄播磨カオスルートエピソード50」

く「それはやめろ」

土「(*´・ω・)」

く「と、とりあえず絶望的戦力差ね、それで、どう覆すのかしら」

土「まあ、まずはプレイヤーとか捨ててもいいです」

く「え?」

土「ずいずいとかの特殊メンバーを最大限に使わないと間に合いません、一見敵が多いから稼ぎだと思いますがフツーに間に合いません、ある程度は諦めてください」

く「は、はーい」

土「また、はじめはブロック1の艦隊はずっと回避をとらせてください、一定数居ると特殊イベントで核攻撃のタイミングがずれたり囮....米国艦の増援が来ます」

く「囮って」

土「あとMAP兵器、高燃費兵器もバンバン使ってブロック4の輸送船を全部沈めてください、イベントで味方の弾薬全回復&予備弾薬多数獲得&敵全艦の攻撃力、回避率、自然回復にデバフがかかります、ボーナスをうまく決めればこれは1Tで行けます、まあそうするとずいずいと赤城が間に合わない可能性もありますがそこはプレイで」

く「しつもーん、補給が強すぎます」

土「そうですね、ゲームでも普通に強い輸送ワフラ幸い超広範囲中火力マップ兵器を持ったずいずいがいるので手前の補給を潰して戦意をカンストさせたらセーブ&ロードでなんども試し輸送を消しましょう、ついでに護衛のちび加賀も半壊や大破多数ですそれをプレイヤーでハイエナしましょう」

く「なるほど」

土「また、赤城はやるなら1T目からボーナスを利用して加賀と白を攻撃しましょう、イベントでダメージ0ですが変わりに加賀なら加賀と赤城が退却それとちび加賀の増援、白なら加賀さんが庇って大ダメージとくーちゃんが戦意カンストと加賀が戦意カンストと独帝モード発動三ターン後退却、退却までずいずい支援に赤城の煙幕と電磁パルスで援護もあり、因みにどっちを選んでも直後に味方増援でアメリカ海軍(囮)がきます」

く「ほえー」

土「問題はそのあと、頑張って化け物集団から15ターン耐えてください、そもそもこれ開始最速6ターンで核攻撃終了でゲームオーバーなので」

く「なぜ15」

土「15T経過してなおかつ加賀が居ないと時間超過ということで加賀さんが連れ戻しに来ます、フツーに歴代最強の化け物艦娘が使えます、とゆーか使わないと無理、まあ30T目に着水で強制クリアも狙えるんですがねそうとうですよ、さらに加賀さん登場で全敵艦の指揮、戦意が大幅ダウンかつ味方特殊艦の指揮戦意上昇、ずいずいが居ると二人が同時に独帝と仏帝を発動、すごい殲滅力で敵をボコります」

く「それまでが恐ろしくきつい」

土「全員に回避重視装備やアイテムを持たせて後は命中率の高い武器で白を殴る、以上、ちにみに近くには姫が囲ってるので拳銃はめとかは不可能、まぁ、切り払い持ちですし無理なんですがね」

く「お空とんでも切り払い可能」

土「あと、おまけで副目標キャラやくーちゃんを撃破すると全体に指揮デバフと戦意バフがかかります」

く「かかったな、所詮私は...総旗艦だった」

土「まぁ、他のイベントもバンバン乱用しましょう、しても結局本隊とは殴りあいですがまあ」

く「他のイベントってなんですか?」

土「えーと」ドシャッ

 

 

マウスラーテ全撃破→米国海軍増援&戦意上昇

瑞加賀戦闘→敵味方全部隊ダメージ&戦意上昇

瑞鶴でブロック4のちび加賀殲滅→加賀移動開始(ずいずい)

赤城でちび加賀殲滅→加賀、白の戦意大幅ダウン&くーちゃんの移動開始(赤城)

くーちゃんと赤城の戦闘後赤城強制退却

赤城退却3ターン後味方増援夕立(独)

夕立対くーちゃん→くーちゃん大ダメージ&一時的退却(二ターン後HP10万回復でプレイヤー母艦付近に再登場)

夕立対加賀→加賀大ダメージ&戦意ダウン

25ターン目全独艦退却&白戦意カンスト固定化

加賀で各キャラ攻撃(白、くー、レっちゃん)→対象キャラの戦意変動&核攻撃猶予発生

プレイヤー艦隊で白包囲→核攻撃猶予10T増加&敵援軍&部隊集結を開始

核攻撃後→一発ごとに戦意低下&一部敵戦意上昇

 

加賀が味方でHP80%以上で核攻撃3回目の場合→ゲームオーバーの変わりにEXミッション開始、白のHPを削るミッション開始、この場合味方夕立、赤城等独艦は全退却と同時に敵援軍で登場HPは全快、加賀のみ味方配置のまま

 

土「....あれいがいと多いぞこれ」

く「EXの難易度ひどいw発動まできついのにそれからもかよ」

土「ま、まあ、落ち着いてっこからは主な敵味方のステチェックでも」

く「はーい」

土「因みに命中率の記載がないものは基本の80で考えてください、それ以外はプラマイです」

 

とりあえず撃破目標

みんなの白

HP500万

エネルギー500

特殊能力

切り払い10

プレッシャー10

底力

逆境10

直感10

狂帝

 

兵装

アトバズ改(マップ)射程50 範囲20 威力9999999 消費100(本シナリオは使わない)

業物桜月射程1 威力50000 消費0 命中1000 栗100

 

く「まぁ、これぶっぱなすだけですしそうですよね」

土「さらに本人は動けない上に命中率10%以下じゃないと桜月を使わない」

く「ただまあ頑丈だし、能力のせいで当たらない、弾くの二段構え」

土「ま、次」

 

空母棲姫(くーちゃん)

HP200万(400万)

エネルギー80(300)

能力

直感3(8)

切り払い(2)

 

兵装

ジェット爆撃機 射程10 威力2000 消費20 栗0

ジェット戦闘機 射程13 威力200 消費5 栗0

ジェット戦略爆撃機 射程3~20 威力8000 消費30 栗-10

(試作型カイザー) 射程20 威力3000 消費100 栗150 命中100 (ビーム&物理&二連)

 

く「ちょっとどっちがラスボスかわかりませんね」

土「上が中ボス、下がラスボスです」

く「ネオグラゾンとグラゾンじゃないのだから」

 

加賀さん(味方時)

HP600万(500万)

エネルギー1000(400)

能力

切り払い10

狙撃10

直感10

底力

逆境8

プレッシャー2(1)

狂帝

 

兵装

爆雷矢 射程20 威力10000 消費20 栗20

神風 射程10 威力5000 消費1 栗100 命中30

試作型カイザー 上記

超大型戦略爆撃機 射程20 威力3000 消費200 栗20 命中100 (10連)

格闘 射程1 威力8000 消費0 命中80

 

特殊兵装

煙幕 消費10

 

く「やっぱあっちがラスボスやんけ」

土「イベント必須のステータスww」

く「毎度お馴染み爆雷矢」

土「あれ.....もともと私の」

く「なぜかとられたw」

 

レっちゃん

HP20万

エネルギー100

能力

直感1

 

兵装

406mmガトリング砲 射程5 威力4000 消費20

ビーム砲 射程8 威力3000 消費40

16インチ砲 よく見るからなし

猫耳爆撃機 よく見る

4連装酸素魚雷 よく

対空機銃 よ

 

土「ただ強いだけのレ級以上」

く「これでもオバスペなんだがなぁ」

 

ちび加賀

HP100万

エネルギー40

こがたがとりんぐ 射程3 威力1000 消費8

たいかんみさいる 射程12 威力2000 消費10

 

土「弱い」

く「なお数」

土「まぁ、これだけを頭に叩き込めばあとはなんとかなるでしょうね」

く「.....絶対嘘だ」

土「次の更新までにはちゃんて敵のデータ見れるようにしとくよ」

く「それでいいんですか」

土「えーとつづきましてぇ.....あ、これか」

く「SD劇場 ななこれ」

土「何でこんなの作ったんだろう」

 

 

な^な^こ^れ^

 

1:瑞加賀

 

独「コツコツコツコツ....ハッ」

仏「クイクイ」

独「....サッ....(/ω・\)チラッ」

 

ずい「うへぇもうらめぇしゅきかぁん」

かが「....ヒック」

ずい「あれぇしゅききゃん?なでてぇ」

かが「...」ナデナデ

 

独「....ドスッ」

仏「バタッ...トウトイ」

 

2:瑞加賀

 

加賀「所詮どの作品でも私に一度の勝利もない敗北者ごときがなんですか?いい加減敗けを認めなさい」

瑞鶴「ハッ どの作品でも提督居なきゃ死亡確定のあんたなんか怖くないわよ」

加賀「はぁ、所詮まな板戦略を知らない青二才ですか」

瑞鶴「イラァ...ほーんとこのでかさあっても何もできない生娘がぁ」

加賀「(・ω・)姉に遅れた敗北者が何だって」

瑞鶴「...相方の変わりがなんだって」

加賀「いい加減身の程をわきまえろ雑種」

瑞鶴「フッ今のあなたなんて子リスみたいなのね」

加賀「?」

瑞鶴「そう、今のあなたはSDキャラ例え本編のようなラスボスじみた邪悪な笑顔も無意味」

加賀「しまった、ならしね」

瑞鶴「ブツリィィイ↑」

 

3:プチ交換

 

ずい「....」

白「....襲わないで」

ずい「(*´・ω・)」

白「(*´・ω・)」

ずい「(*´・ω・)」

白「...おいで」

ずい「( ・ω・)」

白「はぁ~暖かい」

ずい「....こういうのもいいね」

 

仏鎮

仏「あかんこれ目覚めちゃう」

かが「....これもなんか違いますね」ズブッ

仏「もうお嫁にいけない」

ガタッ

 

4:じぇっとすとりーむあたっく(三人とはいってない)

白「...」ササッ

こんごう「とおおおおおう」

白「ぴょーん」

こんごう「!?私を踏み台に」

ながもん「とおおお」

白「...」ドン

夕立「マチルダさ....じゃなかったナガトさーん」

サラトガ「う、うおおお」

白「....ぺちっ」

サラトガ「あいた」

武蔵「でかさこそ正義」

白「ガシッ」

武蔵「て....提督」

白「邪魔」

大和「ぎゃあああ」

武蔵「うわああああ」

チュドーン

加賀「...たかが提督一人、私が押し倒して」

白「ドドドドド」

ドカッ

加賀「勝てなかったよ」




(*´・ω・)


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番外編トロワァ♪ 本編if やっぱり真面目なやつの方が戦争楽しくなりそうよね

要望多かった
戦艦棲姫√

こっちのNFとると実は凄い楽しいのよ
海軍経験値と陸軍経験値無限で改造し放題編成し放題
造船所10倍
更に160cm砲も積めるときた


黒い黒い無数の兵

何万何億何兆の砲

この世界は愉快だ

無数に砲撃が飛び交い

無数の思想がぶつかる

 

さぁさぁさぁ

終われ終われ潰えてしまえ万の正義

勝てよ勝てよひとつの正義よ

 

 

勝者は常に一人

その頂に立つのは一人

 

 

「故に勝者は俺を越える....なぁ、このままじゃあ人類は滅ぶよなぁ」

「よかったので?あの子達と敵対してまで」

「構わん、あいつらも俺がただ戦争でしか生きていけないのは知っているさ、だからこの頂で待つ、くるさ」

「八百万隻を越えるこの布陣を抜いてですか?」

「来るさ.....そのために俺は全権を握ったんだ....来ねえと泣くよ」

 

あ、チェックメイト

 

「....待った」

「....駄目だよ( ・ω・)」

「ノーカンノーカン(っ・ω・)っ」

 

「....あのー」

 

.....悲しいな

 

「何かしら?」

「敵対勢力の排除を完了しました」

「....あらあら貴方の読み外れましたね」

 

話しかけないでくれよ

 

「...ふん....ならもういい、戦争がないならこの世界に用はないまた別の方法をとるだけさ」

「...一体何時からです?」

 

ずいぶんなもので

 

「...」

「.....自分の望んだ地獄なんてそうそう上手くいくものではありませんわ....物事には妥協も必要です」

「...俺を誰だと思っている」

「もう四桁は越えているでしょうに」

「さぁね...記憶もこの一瞬だけだまた俺らは全員すべて忘れて戦争さ」

「命の取り合いにそこまで熱心になれるのも...ですね」

「さあ、あの二人が何をしようが興味しかないのが悪い」

「....わからなくもないのが辛いですね」

 

 

 

 

あーあ、最悪だよ

 

海が赤い

空は黒い

風は血生臭い

すべて終わったのになぁ

 

「敵」を殲滅してもまだ戦いは終わらないさ

残りの人類の処理もあるしな

 

 

実に面白くそして愉快なものだ

 

ある人間はギロチンで斬られそのまま放置され

ある人間は焼かれて全身をバラバラにされ

ある人間は内蔵をぶちまけられてその臓器を握りつぶされ

 

ある人間は泣き喚いてすべての尊厳を捨て命乞いをする

ある人間は絶望し自らの命を絶ち

ある人間はそのちっぽけな刃一つで立ち向かい死ぬ

 

無数の嗤い声

無数の視線

無数の意思

 

なにもないからこそ...か

 

 

なぁ

 

総「今回はずいぶん頑張ったな...二人とも」

 

まぁ、返事はないか...

 

「そうだなぁ....次の俺に何を渡そうか、次の君に何を贈ろうか...あぁそうだこれをあげよう」

 

彼女には一本の短刀を

彼女には一つの勲章を

 

そして未来に答えを

 

「最後の最後に...望んだ姿ではなく素が出てしまうのはなおらんな....」

さぁ、もう一度ゲームをやり直そう

別に本気出せばクリアは余裕だけどおふざけも大事だよね

次の奴




「イカ娘」
戦「かんけーねー」
空「うわーこいつ時間を潰しちまったよ、おまけコーナー出来ないよ」

「まあいいじゃないかどうせ九割前作知ってるし」
空「いやもう結構前ですよね前作」
戦「昔からあるネタなんて瑞加賀だけでしょうが」
「ネタになる子が増えるのが悪い俺は正義」


....次回の内容?
本編あれだけシリアスしてるけど多分次回はギャグ一等辺だから


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番外編 フィフス ここまで本編の裏話をするのも面白い

雑にいくぞ


さぁ、ショータイムだ

 

.....

やっべなんもねえ

 

白「.....」

 

おーいちょっとー

えーと

 

忘れた

忘れた忘れた忘れた

 

あ、そうだ、皆さんはよくネカマに貢ぐときに何を出します?

私はコンピューターウイルスですね

 

え?何故かって?

それはもう皆さんが一番ご存じでは

 

 

なんか面白いから

でしょうよ

ほら、適当に甘い言葉打ってるだけで金が入るって言うじゃないですか

面白いですよね

じゃあこう考えます

のせられたふりしてウイルス送って弄くり回せばもっと面白いのでは?

そうですはい

まぁ、ほぼ無償ですしね☆粗悪品の程度別にでしょ

 

ほらー、あれですよあれ

アニメってさぁ

なんでもかんでも基本的に戦わせるじゃないですか

あれっていわば喧嘩を眺めるのが好きなだけでしょうが

 

別に命の価値なんて知りません

もっと言えばそんなものなんになる

 

 

はい、こんな感じで今回はもうなんもありません

タイトル?

 

あれは嘘だ

 

今日は完全にボッチですはい

まぁ、どうでもいいか

 

さてと、どうしましょうか

 

あぁ^~こんなところに目安箱がぁ~

 

てなわけで

鋼鉄の咆哮の音楽でも流しながら別の事でもしましょうか

 

まぁ、今回は自棄半分ですはいはい

 

さてと

 

Qランサムウェアって売ってますか?

A直接取りに来い、それとカランサムウェアって知ってる?面白いよ

 

Qエヴァとまど☆マギss希望

Aあの2つは何しても本編とそう変わらないさ

 

QIQ240越えの天才(笑)の菊っちが毎度毎度つっちーぶん投げてるだけなのが草

Aつっちーが強すぎるのが悪いというよりも武装の関係上単艦でぶん投げた方が圧倒的に火力出るのが悪い、なお

 

Q菊花父娘が思考回路フルで使ったらつっちーなしでもつっちー世界線のww2勝てます?

A可能 ただ結局異端過ぎて死刑確定というか、あいつらの連合国への殺意高すぎ問題、戦争で妻と親を失っただけで連合国の国民根絶やしはイカれてる

 

Q毎度毎度菊っち妻のことどうとでもいいと思ってない?

Aあいつ実はミッドウェー海戦で皆殺しにした米国兵を見て満足してからもうつっちーの火力中毒引き起こしてバグってる、一応ww2のssもあるけど、復讐できちゃって壊れた、まぁあれ自体両親の無理矢理ですし正義感が強くても壊れたらしょうがない

 

Q糞上司がいなけりゃつっちーも拗れないのか

Aまぁ、上司が不甲斐なさ過ぎてあっちが部下の寿退社を済ませようと権限回収しに来たらまさか人類滅ぼすからはよ目から覚めろと勝手な誤解をしだしますしね、話し合いもできない。もっといえば霧の艦隊のメンタルモデルもいじったりせず拗れもしない

 

Q七これは後なんかい人類消えるのだろう

A知らない、気が済むまで滅ぶ

 

Q連合視点まだ?

Aつっちーシリーズ自体もう10年だからな、資料多すぎてまとめに時間が

 

Q真珠湾が消えたと聞いたルーズベルトはなぜ戦争始めた?いくらなんでも無茶言うちゃ過ぎるって思うだろう

Aまぁ、相手が超兵器なんて思わないし実はあれ宣戦布告はちゃんとしたけど菊っちがアメ公絶対ぶっ殺す病出ちゃってつっちーが菊っち気に入って消したんだよね、アメリカはドイツ海軍の時点で苦しんでるから正直日本有利の交渉しようとしようとしたけど菊っちがアメリカ本土消滅の直接的原因なんだよな、まぁそのせいで終戦後菊っちだけは米国の底力で殺されるけどまぁ、不意討ちされたらしょうがないよね

 

Q菊っち独裁ルートどこ、ここ?

A菊っちがあのときつっちーの手を握っておけば、愛国心高すぎたのが悪い

 

Q貴方さえ望むなら私はあなたの敵をすべて焼き払うわ、だから来てってこれ完全に告白ですね

A顔がほぼ死んでるww2で唯一人の顔をしたシーン、つまりそういうこと

 

Qそういえばつっちーシリーズの資料のなかに一つも被害表がないのですが

Aなんかもう枢軸連合共産全部が被害が悲惨すぎてもうね、めんどくさい、だから作中では簡単には米英国民は一万にも満たないほどになったと軽くいった

 

Q結局つっちーの介入で勝者いなくない?

Aまぁ連合国は本土植民地含め九割焦土、離島の一部は消滅もはや中世まで戻ってもいいぐらいの悲惨な状況、ナチスと日帝の共同裁判で上層部全員死刑で植民地。ソ連もルーデルが十割消し炭にするとか言う意味不明なことになって実質ソ連そのものがまずない、実際シリーズでもロシアは形だけある陸。枢軸も枢軸でつっちーのお陰で早期介入できたといえでも米国の命がけの反撃の核攻撃で首都と海岸部が消し炭、国民の七割が死ぬとかいうもう無理だろ状態、イタリアは終盤ムッソリーニ暗殺されて連合入りした瞬間ドイツの光学兵器と核の実験と内乱でローマが沈むとかいう悲惨な状況に、アフリカ戦線もいっそ全部砂漠の方が良いほどの死の大陸に。日本も日本で菊っちというか海軍が暴走したせいでアメリカの諸島を沈めたり現地人送り返せって本土の命令がん無視で拘束したりアメリカがもう止めようって言ってるのにそれすらがん無視でロサンゼルスが2016年でもまだ灰になる程の事をしたせいで完全にな、とゆーか日本国民の八割は連合絶対ぶち殺すな時点でな、終戦後に海軍将校全員殺すかブタ箱ぶちこんだらまーたデモおっぱじめて結局勝ってたくせに建て直しに二十年近く必要になるとかいうことになったし。被害的には勝者にはいるのはドイツだけだけど、そのドイツもヒトラーワンマン政権なせいで終戦後すぐちょび髭が病死したせいで内閣無茶苦茶で産業とかも悲惨なことになって結局純血のユダヤ人も10人だけ残らせたし戦争には勝ったが目標は達成できずちょび髭有能になりすぎたせいで足元ふらついて結局米英仏が生き返っちゃうしでな。誰も勝ってねえ、総人口もドイツだけで50%とかいう頭おかしいことになったし。因みにインド中国ソ連合計でも2%程度というヤバさ。

 

Q七これ閣下が完全に菊っちかつっちーになってるときあって草

Aボケるのが実にいい

 

 

あ、時間



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一部終結記念 THE乾杯

疲れたから古戦場から逃げよ


独「なんでさ」

 

あ、どーも、画面の向こうからまだこの糞やってんだって思っている読者視聴者諸君。

お前らが望むから悪いんだよ

もう骨組みだけ投げ捨てて良いか?

だめか(*´・ω・)

さてと、こっからぐーたら話すのだるいし

 

なにしよか

そうだ、あれしようあれ

 

 

ブッピガン☆

 

そう、ステージ攻略だ

今回はフルボイスでするぞ

 

え?お前が作ったんだから攻略本もつくれ?

無茶言うなよ

 

じゃあ始めるか

テーテテーテッテッテテレッテー

ロックマンに似てるとか言ったやつ帰れ

 

stage24  「狂帝」

糞高難易度というか最新ステージというかうん、ちょい前にあった一部最終話だね

 

ポンポンポン

 

おい良い加減止まれ

ポンポンポン

ポンポンポン

 

さて悲惨

箇条書きマジック&超簡易ステ

最終勝利目標 狂帝 HP1億 運動性780 装甲値666 自動回復&三回行動

加賀 HP8000万 運動性340 装甲値666 自動回復&三回行動

こっからまもだな確認だるいてかおおすぎる

大和 HP300万 運動性40 装甲値500 二回行動

武蔵 HP300万 運動性40 装甲値340 三回行動

長門 HP600万 運動性100 装甲値290 二回行動

アイオワ HP600万 運動性120 装甲値240 二回行動

金剛型四姉妹 HP200万 運動性100 装甲値200 二回行動

赤城 HP200万 運動性20 装甲値100 二回行動

翔瑞姉妹 HP4万 運動性20 装甲値59 二回行動

 

長いてかまじでほぼすべてだからな

プレイヤーは平均二万三万なのになw

まあほぼ全キャライベント前提だしいいか

 

雷巡大井、北上 HP2万 運動性34 装甲値40  三回行動

夕立 HP1000万 運動性999 装甲値0 三回行動

その他無数にいる艦娘 HP7万 運動装甲共に計70(固体差あり)

 

マウス HP2万 運動性0 装甲値100 

 

 

え?どうでもいい?

ほんへまだ?

いやだなー

 

あるに決まってるじゃないか

勿論真シリーズやるぞ

平成前にほぼ全てをしまったのはそのためだろうが

 

 

豪華に沢山持ってきたぞ☆

 

 

じゃ、一本目

 

 

 

 

 

それは終焉であった

それは終止符であり、始まりをならす鐘でもあった

 

「これが本当の戦いか」

「第二ラウンド?いいえ、これは弔い合戦であり停戦終了の知らせよ」

「各艦隊に通達」

 

これは全ての終わりでもあったのだろう

 

「・・・・どうして」

「無駄だったんだよこれまでの全ては」

 

 

七帝これくしょん 二部始動

 

「これが全ての答えさ」

 

 

 

 

 

絵だけで2000枚はかかった、ほんとひで

え?二本目?あるよ

 

 

 

 

これが全ての始まりだった

「これが俺の望みだ」

 

これが全ての運命の始まりだった

「・・・・そうだなぁ、名乗るとすればお前の使い魔とでも言おうか?」

 

これが全ての出発点だった

「行くぞマスター!!これから行くわ無限の世界、貴様の願いを叶えるためにこの自己愛にまみれた尼を討とう!」

 

 

そして冒険はここまで至った

「ここは?」

「なるほどそう来たか」

 

特異点

 

「聖杯!?」

「えっ」

 

カルデア

 

「仕方がない、交渉は決裂か」

「そんな」

 

魔術王

 

「・・・・おいてめぇ、よくもまぁ俺の前で立っていられるな・・・・いや、別人か魔術王?」

「ハハハ・・・それは答えないでおくよ」

 

いつものAI

「BBch「わしじゃ」ちょっと」

 

ソワカソワカ

「ちょっ、マスター、わし帰るわ、何でいるの尼」

「まって私も」

 

fate/extra moonmemory/order

 

この冒険に果てはあるのだろうか

 

 

久しぶりすぎて忘れた

てゆーか設定上抑止力案件なんじゃがw

 

 

え?三本目?

うん

 

 

 

特報

 

 

火星、地球に接近

 

 

衝撃のνマシュ登場

 

「人類はあまりにも地球にこびりつき過ぎた故にこの藤丸が粛清すると宣言した!!」

「なぜです!なぜそんなことに!!」

 

今宵全てが決着する

 

「彼女を失ったときの苦しみを存分に味わえ!!」

「まさか、っ先輩!!」

 

 

fate/grandorder 逆襲のぐだ男

 

12/25上映

 

 

 

 

おわり?

うん

これ以上はまだ計画止まりさ

てかもうつかれたんじゃが



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祝 七これ完全終了&三分で分かる一話から最終話

(*´・ω・)


独「いぇーい」ドンドンパフパフ

その他「・・・・おいこらちょっと待て」

独「ん?」

加「・・・・」マッシロ

瑞「・・・・」ナデナデ

仏「あれどーみてもバッドエンドだろ」

独「うん」

ソ「おれら何回ぶっ殺されたともってんねん」

独「知らん」

日「なぁ、どこでバッド確定させた」

独「一周目の最終話の最後の加賀さんの言葉『私は貴方を絶対に殺します、狂帝。私がほしいのは貴方だけです』」

伊「うわひで、こいつはひでぇ」

英「まぁ、バッド原因はPSゴミなおれらにもあるけどありゃねえわ」

米「まぁ、閣下のシリーズって前作でバッドフラグ立てて最終作で回収なんて普通に起きるからなぁ」

独「一応ハッピーエンドルートもあったけどお前らのPSゴミ過ぎてな」

仏「条件なんだったんだいったい」

独「取り敢えず内戦を五年足らずで終わらせる。そしたら深海棲姫が復活するイベント無くせてハッピーエンドかノーマルエンドだった」

ソ「あぁ、イベントバフで暴れまわるより先にしないといけないのか、てっきり戦争厨だから敵を消せばいいと思って皆で雑魚掃討してたわ」

日「そういや進行緩いな思ったけどそれがヒントかよ、無理だわ」

独「これがラノベゲーなら、ただ加賀さんにどことなく教えるだけでも良かったのにな」

ソ「いや無理、なんかもう途中から無理臭く感じたけど初期段階で詰みっておまっ」

英「ルート分岐!ルート分岐!」

独「駄目だ」

仏「あああああ!!!!(某一般ry)」ブチチチブリリ

伊「ドン引きするほどひでぇオチだ」

独「土虚よりまし、誰も消えないからね」

仏「いや、お前消えてるやんけ、あれ誰や数年前のお前か」

独「やっぱ下手だったかあれ」

仏「うん、あれほど中身のない汚物を見るのははじめてだよ」

ソ「世界からすりゃ一番不安定要素を消せたけど本人たちからすれば地獄だな、何万年もかけた計画が完全におしゃかとか」

日「でもあれ、下手すりゃ記憶よみがえってループでしょ、なんだあの詰み」

独「良くあることじゃないか」

英「自分の作品限定の事を当然のように言わないでくれ」

米「(*´・ω・)カップ麺できたよ」

独「・・・・」ピッピッ

 

 

 

次回作予告

 

正義を

戦争を

自由を

理性を

狂喜を

殺意を

悪意を

復讐を

 

全て溶かして

また悲劇を生みましょう

 

虐殺を

殺戮を

破壊を

支配を

 

私は全ての兵器を愛し

護るべき国を護る

はずだったんだがなぁ

 

所詮人なのかな?

 

「そう・・・て・・・・ん・・・貴様だけには・・・・絶対に・・・・私はッ・・・お前だけは、絶対に・・」

「・・・もう、それ以上動かないでください、もう、これ以上戦わないでください、私は・・・撃ちたく」

「・・・・・・・・・こふっ」

「播磨さん!?」

 

 

 

「・・・・あぁ、そうか」

「・・・」

 

ただいまシリアスつっちー

鋼鉄なこれくしょん

 

だけど今回はちょっぴりカオス

昨日の敵は今日の戦友

同じ兵器なら心のそこから好きだからこそこんな未来もあったかも

そう、それがそうならね

結末は変わろうと

きっとそれは

 

尊いものなのかもしれない

 

鋼鉄これくしょん3がんなー 東の鬼と蒼の龍

 

公開 未定

 

 

 

独「シリアス足りないから補給するね」

日「徹底的追撃」

ソ「つっちーいじめ」

仏「心おれちゃう」

伊「虚ちゃんシリーズまだー」

米「なお原画は去年から撒かれた模様」

英「絶対人類滅ぼすゥーマン」

独「私は人々の総意だ、望まれるから作った」

仏「人々(一部のみ)」

ソ「人々(人類ではない)」

英「人々(人間は道化だから除外)」

独「おまえらぁ・・・」

 

日「知ってたよ」

独「まぁエエか、じゃあこれで最後だね」ピッピッ

 

 

 

三分で分かる七これ 一話から最終話

 

一話

独「ここは誰、私はどこ」

 

キキーダダダダダ

 

独「止まるんじゃねえぞ」チーン

 

最終話

独「さぁ、計画を 加賀「先手必勝!!」げふぅ」

 

一話

独「この白夜にぃ過程や方法などどうでもよいのだぁ!!」

仏「ぬぅっ」

独「勝った!!どうだパン野郎、血の目潰しはぁ!!」

星の瑞鶴「」

独「え?」

ドゴォ

 

最終話

独「姉さん!?どおしてここにまさか自力で脱出を」

扶桑「えっ?」

日「彼女は姉さんではない」腹パン

独「」

 

一話

独「ハハハハハハ。バイツァ・ダストは無敵だぁ。この」

仏「白夜さん、年齢27歳、タバコは吸わない、酒は嗜む程度(酒豪)ry」

ニブニブニブ

独「・・・・」

 

最終話

独「考え直せ鶴野ぉ!!」

仏「・・・・」

独「こ、こいつ死んでるじゃねえか」

 

 

一話

独「やぁ、僕は白べぇ、鹿目 まどか。唐突で悪いけど僕と契約して魔法少女になってよ」

ソ「一体何時から俺がまどかだと思った馬鹿め。女装ならお前には負けんよ」

独「うわああああぁぁぁ」ピチューン

 

 

最終話

エェェーry

深海棲姫「絶望せよ、恐怖を知れ、無力な人よ」

独「・・・・お前を殺す」

深海棲姫「え?」

 

加賀「ターゲットロック・・・」カチッ

1000/1000→0/1000

深海棲姫「」

独「誰も俺がとはいってないからな、油断したお前の敗けだ」

 

 

 

一話

独「バレなきゃ犯罪じゃないんですよ」カクミサイルポチー

加賀「今の録画しました」

独「ゆるしてくだしゃい」

 

最終話

独「ハハハハハハ所詮艦娘、空は飛べまいなぁ、俺はジェットパックで帰るごふぅっ」

加賀「ふっ、死ぬなら一緒です」

独「ええぇぇい、エンジンがぁ」

加賀「?」ピューン

 

独「・・・・・宇宙空間・・・・・・カァァァァズしたのか・・・そしてワシは考えることを止めた」

 

 

一話

独「フゥフゥフゥフゥワッフワッフワッフゥ」

加賀「・・・・上に落ちた」

 

最終話

独「アタタタタタタタタタタタ」

深海棲姫「」ビターンビターンビターン

加賀「・・・壁ハメコンボ」

 

 

一話

独「(*´・ω・)」

加賀「(*´・ω・)」

 

最終話

加賀「・・・・」ズタボロ

独「お疲れさま、ハッピーエンドだよ」つ

加賀「あぁ・・・やっと」ギュッ

独「俺の記憶が書き換えられてだがなぁ!!!」

加賀「ウワァァァァ」

 

ー七これ完ー




(*´・ω・)


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本編だよ  第壱部 人類戦争
第1話 狂帝降臨


独「前回のあらすじ....は、ない」

無いと言えばない。
無いぞ。
無いからな。


燃える大地。

無数に転がる人間の体。

奴等によって引き裂かれた人類の旗。

もはやだれも止めはできない。

俺以外に誰がこの狂った世界をとめるのだ?

この狂わせた元凶である俺以外に。

 

あぁ、地獄だよ。

この人間の思想は危険すぎた。

初めからだれも止められなかった。

「もう.....駄目か」

 

手が自然に自分の心臓を貫く。

産まれるのだ。

この世全てを悪意で染め上げる程の悪が。

なにがただの違う世界線から来た凡人だ。

全く違うではないか。

 

■■■■■■やめ■■■■■■■■■やめ■■■■■■■■■こ■■■■■■■■■やめ■■■■破壊■■■■■

■こわ■■■■■■■破壊■■■■やめ■■■■■■■■■あ■■■■■■■■■人間■■■■■■■■■ロ

 

 

これは終焉か?

否。

これは始まりなのだ。

腐りきった人間(ただの玩具)達の世界の終わりなのだ。

 

別に俺は世界にも人間にももはや興味はない。

我ながらイカれてると思うさ。

わざわざ他者に自分を取り込ませて弱ったところを奪い取るんだ。

分の悪い賭けだったよ全く。

「なあ、そう思うだろ君も」

「はい、提督...」

「泣いているのかい?仕方がないか五年も待っていたんだ」

彼女はあのときと比べるとやはり変わっていた。

こんな狂人に全てを捨ててついてきたのが悪かったんだ。

「皆居なくなったね」

「はい...皆、最後まで...」

今にも崩れそうな彼女を抱きしめいつもかぶっていた自分の帽子をかぶせる。

「もういいさ。計画はなった。後は全てを終わらせるだけさ、人類も、深海棲艦も。そして艦娘さえも」

「....はい」

「199回目お疲れ様、■■■■」

そっと彼女を運ぶ。ただただ、静かに。

「次の俺にはどういう対応をするんだろうな。まあ、記憶なんてここまで来ないと保全も確認も出来ないけどさ」

そっと彼女を空母の甲板の上に寝かせたあと彼女の心臓を握り潰す。

これで終わった。

そして始まった。

 

「何度だって挑むがいい。宿敵(我が友)よ、俺を殺してみろ」

 

この特等席から全て見させてもらうさ。

この狂帝を越えるときをな。

 

 

 

世界はいつも面白い。

人間の善悪という下らないものは実に愉快だ。

正義と善意は別物だし、悪と悪役も違う。

戦争とは実に素晴らしく、そして悲しいものだ。

発展の犠牲になる人の数。

明らかに釣り合っていない。

 

それはいけないことだ。

百万人死んだのならそれだけの発展が必要だ。

 

敗北から持つのは平和への志ではない。

本当に持つものは新たな刃だ。

戦って、闘って、たたかって。

己の正義を示す、それが戦争。

 

実に愉快ではないか。

下らない正義

下らない思想

下らない戦争

 

これを愉快と言わずなんと言う?

ただただ人間の本性を剥き出しにして争っているのだ。

 

あぁ、実に愉快。

下らない代理戦争で死んだ無数の命。

 

それに意味はないからいけない。

 

祖国を守るために死んだのか?

それならばよかろう。

 

それ以外なら?

さぁ。

 

 

....と、真面目にふざけるのも止めようか。

 

わしじゃ「俺に起こったことをありのままに話すぜ。俺は確かに動画編集を済ませ投稿準備をしていた、確かに椅子で寝落ちしたはずだ、なのになぜか起きてみると訳のわからんことに島にいた、これはトリックとかそんなちゃちなもんじゃねえ、もっと恐ろしい片鱗を味わったぜ」

 

「ガス室でいっても意味ありませんよ」

 

独「良いじゃないか、こうあれな感じで」

 

「しりません」

 

さっきから話しているこいつは妖精さん、正直第一印象は最悪だ。

このチビとんでもない脅しをしやがった。

 

数日前

 

独「ハッ、ここは誰だ。私はどこだ」

 

妖精「ここは太平洋のなかでも最前線の海域の中にある島です、そして貴方は」

 

独「は?」

 

妖精「元横須賀鎮守府提督で全実装艦娘に指輪渡してフル開発(意味深)していろいろやった元ランカー勢で、皆を幸せにすると誓った性技の味方です」

 

は?(決意)

 

独「てめぇ、ミンチとガスとペンチから好きなの選べ」

 

妖精「そんなことしてみろ、首だけでも抵抗して全艦娘を意地でも呼び戻しててめえの考え揉みくちゃにすんぞ」

 

独「....艦娘なぞ所詮消耗品新しいのに記憶はな「別に艦娘というPCに記憶というUSBを差し込みダウンロードしてもかまんのだろ?」it`s判断力が足らんかった」

 

取り敢えずこんなのだった。

まあ、それから数日は建物を建てて一応の施設を揃えるだけの作業だった。

 

そして現在滑走路で寝転がって重要な決定を下すか迷っている。

 

独「で、究極の選択を迫られたと」

 

妖精「まあいいじゃないですか、誰かを引けば残りすべてから狙われる、そういうのも」

 

まるで他人事かのように茶をすするこの非常食。

 

独「艦娘出さなきゃ最前線だから危険だし、出したら出したで変な争い始めると。やだなー」

 

妖精「初期化して作れなんて言われてもしませんよ」

 

独「常識人枠っているの?」

 

妖精「居ませんよ、前にもいったとうり好感度=配属日~今日ですから、常に最前線を走ったランカー勢が、ねえ」

 

独「あのパンが同じ目に遭うのは愉快だよ、だがな、俺は一度の飯より戦争がしたいんだよ、ほんとどうにかならない?」

 

妖精「ほんと性欲とか食欲とかの人間が持つべきものがありませんねぇ」

 

独「わりーか」

 

そっとデコピンする。

 

妖精「アイタッ いやー、じゃあよんでもあまり大差無い人呼びます?」

 

独「あまり大差ない....」

 

妖精「ながもん」

 

独「却下」

 

妖精「なぜです、あの人他と比べるとましでしたよ」

 

独「あいつは俺の行動についてこれない、性格上多少無理してついてくるだろうけどそれは俺が許さんてか気に入らん」

 

妖精「まぁ、真面目で正義感強いですしね。ながもん。提督の勝つためなら敵に核を平気でぶちこむイカれ具合には苦しみながらついてきそうですね」

 

独「だろ、いやまあ、核を乱射しても平気でいられるやつがいるわけないか」

 

妖精「核ぶっぱいれるとダメな人だらけなんですが」

 

独「だよなー」

 

といった直後なんか肉がすこし考え出した。

 

妖精「いや、数人いますね核程度なら耐えれる人」

 

独「ファッ!?誰だよ」

 

妖精「第一主力艦隊の皆さん」

 

独「第一主力艦隊......あかんわすれた」

 

妖精「この放置」

 

独「しょうがないでしょ、あんときはつっちーいじめと虚夜録を本格的にしてたし」

 

妖精「はぁ、一度しか言いませんよ」

 

独「おーす」

 

そして妖精から語られた艦娘の名は......




次回予告

妖精(肉)から語られる艦娘の名
その者達の名に反応した一言目は
独「えぇ、第一主力艦隊の面子ドイツもこいつもがちそうなんじゃがぁ」

次回七帝これくしょんリターンズ

第2話「建造なのです」

独「次回も夜露死苦」


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第2話 建造なのです

前回のあらすじ

あ以下ポルナレフ

決して面倒とかじゃない

まだ実話要素多いなぁ
戦争したい


妖精「本当に一度しか言いませんよ」

 

独「分かったから、伸ばすんじゃない」

 

ちぃぱっぱがうなずいた瞬間何かゴニョゴニョいい始めた。

もともとコイツら手のひらサイズなせいで全く聞こえん。

 

妖精「.....です」

 

えぇ。

 

独「ちょっ、おまっ」

 

妖精「いや、言いましたよ」

 

嘘つけ唇全く動いてないぞ。

 

独「はぁ、白さん悲しいよ、せっかく好き放題させようとしてあげてるのに」

 

妖精「いやいやいや、実はですね」

 

独「ん?」

 

あ、これ出来ちゃったのね。

 

妖精「実はちょうど言ってから建造し終えた艦を開けて無理矢理ね」

 

独「おいこらおめえまさか「実は今までの全部茶番で建造終えた瞬間無理矢理認知させればええかと思ったけど施設作りに夢中になって建造完了忘れていた上に建造直後は全裸だから数日間全裸待機させた上に提督に忘れらた事を察させないようにやろうとしたけど施設作りに夢中になってしまてどうしようもないからもういっそのこと砕ければいいか」なんて考えじゃないだろうな」

 

あ、脈の流れと顔色変わった。

これ図星だ。

 

妖精「べ、べべ、別にあれ防音ですしおすし、そんなこと思てないですよ」

 

独「...何日放置した」

 

妖精「えーと、引っ越しが三週間前提督をあっちから引っ張ってきたのが先週、工事始めたのが六日前、建造施設関連が5日前.....あ」

 

独「つまり、ね」

 

妖精「やっちゃたぜ☆」

 

約5日放置。

これは酷い、作り置きだめ、絶対。

 

独「そういえば誰を建造した?あの口ぶりからして指定できるんだろ」

 

妖精「まあ、一度作った上に指輪までぶちまけましたし、隠蔽工作用に全員解体はしましたがちょっと裏道でできちゃいますよ、因みに作ったのは「加賀」「夕立」「ビスマルク」「赤城」「北上」「金剛」デース」

 

独「....ちょっとガチなの混じりすぎじゃない?」

 

妖精「まあ、全員「レベル間にした時間の短さ」が共通点ですね」

 

独「そーいやコイツらだけ意地でもやったな」

 

てゆーか。

 

独「コイツらながもんレベルのガチガチの軍人すぎてむしろ反対しそうなんじゃが」

 

妖精「そう思うでしょ、そう思うでしょ。違うんです」

 

独「どういう風に?」

 

妖精「スタちゃんのところの響ちゃんみたいに隅々まで知っているから着いていけるって感じになってるんです」

 

独「へぇ、知らなかった」

 

妖精「まあ、少なくとも提督がいつもどうりに核をぶっぱなしまくるぐらいなら気にしませんし実のところ人類駆逐しないレベルなら全員オッケーって感じなんですがね」

 

独「それはそれでいいの?かな?」

 

妖精「どんな人か知ってるからよほどのことでない限り見逃す。よくあることですよ」

 

独「核を撒き散らしてるのが余程の事にならんのか」

 

妖精「言うて世界焼けるほどでもないですし、大丈夫なんじゃないですか?」

 

独「言っちゃあれだが、第三者の一般人から見れば俺はただのクレイジーシスコンな上に人間が持つべき感情の一部が破損して殺意にガン振りした上に身内判定したやつ以外は気分でボッコボコにするしでまともな人間には見えんやろ」

 

妖精「でもまあ、よくスレ板出もあるように何処に居ようがどんな状況だろうが変わらず、善悪、秩序、正義をガン無視して人生を自分なりに最大限に楽しむってのが惹かれるんじゃないですか?」

 

そうやってぐだぐだしていたがいい加減やらないといけないことを思い出した。

 

独「さてと、眠り姫を起こしますか」

 

妖精「この鎮守府全艦入るぐらいでかくしたのはまちがいですね」

 

独「まあ、ワルキューレ計画的には最終的にやることだし」

 

妖精「そうですね」

 

移動中

 

工廠

 

ここは南部に位置する工廠

だが、なんだこれは。

 

独「......ひぃふぅみぃ」

 

ちび加賀「....」もち

 

ち賀2「.....」ぽて

 

ち加3「きゅっぷい」

 

以下ループ

 

妖精「なんか増えてますね」

 

独「ぷにぷにしてるなぁ」

 

妖精「そりゃあそんなどこぞの背景が白いやつの絵じゃそう感じますよ」

 

取り敢えず一匹捕まえようと手を伸ばした瞬間。

 

ちび「...」スー

 

消えた。

いや、正確にはワープした。

なんか地面にめり込んだ瞬間少し離れたところから生えてきた。

何を言っているのか俺にもわからん。

 

独「後回しにしよ、それより他の方だ」

 

触れぬぷにぷには後回し。

 

妖精「そうですね....あれなんか穴空いてる」

 

独「ほんとだ、なんか内部で爆破したのか開いた形で穴空いてるな」

 

妖精「うわぁ、酷いことになってきた」

 

独「うーん、もういいか、ワルキューレ計画のために妖精増やそうか」

 

妖精さんを頭の帽子に乗せ取り敢えず執務室に戻る。

 

妖精「ま、そうですね、こうなっては仕方がありませんし、ワルキューレ計画のあとに艦娘はどうにかしますか、寧ろ艦娘六隻作るよりこの人間卒業に艦娘レベルの火力がある武器持たせた方が強いですし」

 

と、半ば面白半分でいってきたからこちらも乗って。

 

独「ハハッ、俺も所詮は人の子よ。悪魔だ化け物だ言われても心臓ひとつの男だよ」

 

と返した。

 

妖精「人間は素手で熊や鮫を〆ません」

 

独「しるか、俺は死にたくないから強くなった。別に変なところはないだろ」

 

適当に話をしていたら執務室のいつもの場所に戻っていた。

取り敢えず引き出しから下らん書類の下に隠した計画書を取り出す。

 

独「さてと、この拠点の基礎的な部分はやったし、こっからはワルキューレ計画を中心に進めるが他にやるなら何がいいだろうな」

 

妖精「まあ、取り敢えずワルキューレ計画で人体に艦娘の装備をつけれるかを試さない限りはですしね」

 

独「そもそも人間で耐えれなかったらこの計画書全部御陀仏だぞ」

 

妖精「理論上可能なのは実証済ですし、まあ我々主導ならば絶対に成功させますよ」

 

独「人間も馬鹿だよ、こんな力をつかむリスクさえ犯せない」

 

妖精「人間、自分より強い存在、理解できない存在はできるだけ作りたくないんですよ」

 

独「まあ、自分の手に負えなくなるぐらいなら多少の制御はするか」

 

妖精「艦娘だって、あの根幹とゆうかシステムの問題であまり反抗的になれないだけですしね」

 

独「ま、そうだな。じゃあ計画はワルキューレ計画の後にゼーレ、BZ、ビスマルクのどれかにするかでいいかな?」

 

妖精「どれを取っても人類に喧嘩吹っ掛ける気じゃないですかやだぁ」

 

独「別にMI計画でもいいんだけどこれをすると大本営とか上層部が文句だしそうじゃん」

 

妖精「実質マンハッタン計画なゼーレ、近代兵器武装作成計画のBZ、艦娘改造のビスマルク、どれ取ってもアウトなのに最後の手段がMI計画って」

 

どうせ一択なのに悩む妖精さん。

まあ、人類は現状劣勢で何かしないと詰みは確定。

 

独「他のするには規模も艦隊もねえし、なぁ」

 

妖精「確かに前者三つやればMI計画は達成できますが、双方からリンチされそうな状態ですねこれ」

 

独「そこでだ、敵の力を借りよう」

 

妖精「あぁ、なるほど」

 

要素外の反応だ。

内部割れ狙いって解ったのかな?

 

独「まあ、そういうことだ、ここはうんよく最前線、前方海域の大本は空母系中心の穏健派ときた」

 

妖精「あぁ、つまり仲の悪い双方を対立させるために片方に加勢し、MI計画の欠点であった「戦力不足」を補うということですか」

 

そっと飴をあげる。

 

独「ピンポーン☆まあ、ただただ話し合いじゃあ無理だし「土産がいる」だからだ、BZ計画を進めつつその技術の一部を提供、あいつらにジェット機辺りを上げたらまあいいやろ。そして同士に誰にもばれないようにごく少数でゼーレ計画を進める、ビスマルク計画は現状艦娘揃えるために凍結、まあ先は長いけどなんとかなるやろ」

 

妖精「ほふほーへへいほひほひふほほふへひは」

 

独「なにいってるかわからんがまあ、言いたいのはこうだろ「ワルキューレ計画の真の目的はその「異常な技術」を見せつけ、かつ、前線の提督が直々に乗り込むとか言うアホみたいなことやって印象付けして、交渉の場に立ち、組んで価値のある存在としていた方が今後の展開にも有利になる為の布石」とでも言いたいのであろう」

 

妖精「ふんふん」

 

独「まあ、そういうことで進めようか、早速ジェット機、ジェット機対応の大型飛行甲板、後はかk「だめです」そんなー(*´・ω・)」

 

妖精「それと今日で五徹ですしそろそろ寝てください」

 

独「わし睡眠の欲求とか決意に自動変換されるからありませーん☆」

 

妖精「それをリアルでしまくって過労死しかけたんですがね」

 

独「うぐっ、戦争の臭いがして騙された」

 

妖精「なんですかその腐った卵の臭いで周りにガスが充満しているのを気付かない状態は」

 

独「よし、眠れる気がしないけど寝よう、なんとかなるやろ」

 

そう思い寝室の扉を開けた瞬間異様な光景に少し立ち止まった。

 

独「...なんか膨らんでない?」

 

妖精「ですね」

 

なんか少しだけ布団が膨らんでいる。

いやうん。

なんか直感とか関係なく嫌な予感はしてた。

入ったらbadENDだこれ。

 

独「罠だ!!これは罠だ!」

 

妖精「まあ、えぇ」

 

独「艦娘なんかに屈しない」

 

妖精「おもいっきり死亡フラグじゃないですかやだー」

 

独「言ってみたかった、言っても相手の死亡フラグにしかならずじまいで悲しいよ」

 

取り敢えず布団を捲る。

 

独「....ぷにぷに」

 

妖精「ですね」

 

天使かな?

天使だな。

かわいい

 

ぽいぽい「ぽぃ」

 

独「....かくれんぼかな? 待ちすぎて寝ちゃったんだね.....うりうり」

 

あぁ~ぷにぷに^^

 

妖精「まあ、これなら何処に誰がいるか見当がつきますね」

 

独「少し寝たら食堂行くか、絶対いるわ」

 

妖精「ですね、私も他の仲間を集めて開発してきます」

 

独「おう、かk「核はありませんウランとかプルトニウム有りませんし」おやすみー」




次回予告!

独「次回予告!と、言いたいところじゃが、そろそろいつものコーナーじゃ」
ソ「いえーい」

独「はいまず一件目じゃあ」

「閣下は銀髪美少女、異論は閣下親衛隊の名の元にアウシュヴィッツ」

独「.......」
ソ「おいこら無言でコメントにショットガン乱射するないつもの事やろ」
独「うっせよ!コイツらのせいで何回わしがあーなっとおもう」
ソ「まあ、気強いし、尻弱そうだし、声がね」
独「はぁ、二件目」

「他がアッチなことやってるときにこの男やっぱり戦争したがってる」

独「三度の女より一度の戦争」
ソ「いろいろひでえな」
独「今回最後の三件目」

「他が異世界転生であたふたしてるのにやっぱりこの戦争キチ、戦争のために冷静になってる。てか、はじめのシーンから明らかに隠す気ないw」

独「戦争は愉悦や麻婆と同じです、冷静ならなきゃ始まんない」
ソ「始めんなよ」

独「次回予告!!」

進む先は地獄なり。
戻る道はありもせず。
ただその船は。

次回七帝これくしょんリターンズ

第三話「独帝空母」

次回よろしくぅ


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第3話 独帝空母

前回のあらすじ

なんか色々あった。



なんだったけ、取り敢えず茶でも飲んでおきなよ。


数時間後

 

独「寝てない...寝て....寝てた!」

 

すぐに起き上が....れない。

何故かだって?

 

ぽいぬ「ぽぃ」

 

犬がいつの間にか上に寝てたら動けるわけないじゃないか。

 

妖精「あ、起きました、ジェットエンジン出来たので試作型の爆撃機作ってみたんですが見ます?」

 

独「....今すぐ見よう」ぽいっ

 

ぽいぽいを雑に布団に投げいつもの服装に着替える。

 

妖精「うわぁ、雑」

 

独「いいんだよ、でだ」

 

妖精さんを帽子の上に乗せ工廠へ走る。

 

妖精「爆弾ですよね。クラスターですよ...あんなものを対艦レベルにしろとはまあ無茶言い張りますよ」

 

独「上出来だ」

 

南部航空基地

 

妖精A「うらー」

 

妖精B「うらー」

 

妖精C「新型万歳」

 

なんだこれ。

 

黒い翼。

無理矢理なのかつまれている大型のエンジン。

予想や設計より酷いではない。

上出来だ。

だがな

 

独「誰が「ステルス能力持った大型の戦略爆撃機」とかいう意味不明なのを作れといったぁ!!」

 

妖精「いやー、そのね、研究チームがね」

 

 

ほわんほわん

 

空軍研究委員1「新しいのを考えたら更にその先にものを思い付いちゃった☆」

 

空軍研究委員2「ワルキューレ計画終わって戦車に費用九割とられる前に一円でも多く費用を奪え」

 

兵器開発委員「何をやってもこっちは儲かる、よってこっちにつく」

 

艦娘研究委員「ちょっ、おまえら、分けろ」

 

陸軍研究委員「いいもんいいもん、ワルキューレ計画の本当の恐ろしさは艦娘の歩兵化を実現させるためだもん、あれさえ終わればマウスやラーテの装甲を艦娘の砲撃や爆撃がただ機銃レベルに押さえれるもん」ボソッ

 

艦娘研究委員「え、今君なにか恐ろしい事を言わなかった?」

 

ぽよんぽよん

 

独「えぇ」

 

妖精「結果大型機というステルスが難しいものをステルスさせるという事態が」

 

色々酷い事になってきた

 

※Hoi4でモッドとかやってるならわかるかもだけど研究速度が時代ペナルティ無しで尚且つ期間八割減+αするとまじで数日で研究枠が完了します

 

独「うわぁすごーい、君達は研究が大好きなフレンズなんだね(棒)」

 

妖精「喋りながら、死んでいるだと...」

 

独「一週間でこんなえげつない試作機作るかよ」

 

妖精「ま、まあ、研究に全力投資でしたし」

 

資源問題....やだなぁ。

奪うしかないかぁ。

 

独「よし、この最新鋭の鉄屑で敵の資源基地狙うか」

 

妖精「最新鋭の鉄屑ww、まあ、カイザーⅢとか作る予定ですしね」

 

え?

 

独「ん?」

 

妖精「なにか問題でも?」

 

独「カイザーⅢってあれ?」

 

妖精「あれですあれ、あれこそロマンの結晶ですよ」

 

独「あの、貧姉のあれ?」

 

妖精「もちろん、研究プランのあるつっちーシリーズの兵器はすべて作りますよ」

 

独「....まあいいか、取り敢えずこの鉄屑を用意しといて」

 

妖精「あとで数十機入れときますね、取り敢えず食堂行きましょう」

 

独「そういえば、寝る前に言ってたな」

 

また妖精を回収し「普通なら」誰もいない食堂へ行く。

食堂も始めに麻婆作って以来一度も入ってない。

 

独「......明るいな」

 

食堂には「あり得ない」筈の光があった。

まあどうでもいいから普通にはいる。

 

独「たのもー.......え」

 

妖精「そーいう細かい事があーなるんですよ.......え」

 

確かにいた、予想道理いた。

一航戦の赤い人

 

赤城「」

 

だが、なぜか麻婆に顔面から入って動かない。

麻婆を抱いて溺死したのか?

あ、脈ある。

 

独「よいしょ、うわ白目向いて気絶してる」

 

妖精「あー食っちゃいましたか麻婆」

 

独「誰だよこんな空母が即死する威力の麻婆作ったの」

 

妖精「あなたですよ」

 

独「え....そんなわけ」

 

妖精「でも麻婆なんて貴方しか作りませんよね」

 

独「....厨房行くか」

 

妖精「カモン救護班、この空母を風呂にぶちこんでください」

 

女神妖精「りょうかーい」

 

担がれて運ばれる彼女をガン無視して扉を開ける。

そこにはある意味の地獄だった。

 

ビス「」

北上「」

金剛「」

 

麻婆のついた小皿やお玉からして食って死んでやがる。

近くを見るとそこには。

 

ちび加賀「....」ごぽごぽ

 

わしの作った麻婆のなかにウルトラデスソースを何本もぶちこむちっちゃい加賀さん。

瓶の数からしてえぐい、食えなくは無いだろうが常人なら死ぬ。

即死確定すぎる。

 

妖精「ひえっ」

 

独「あ、これデスエンカですね(*`・ω・)ゞ」

 

ちび加賀「....」ジー

 

刹那、妖精の口にその麻婆といっていいのかわからない兵器が突っ込まれた。

 

テ,テテン

 

ちび加賀の攻撃(麻婆)▼

妖精に114514のダメージ▼

妖精は気絶した▼

 

妖精「」

 

かっか「あ、これあかんやつや」

 

このバトルからは逃げられない▼

 

ちび加賀「...」

 

かっか「まあ、食えるだろうしいいか」

 

.....どこぞの神父だって麻婆にHP削られながらだけど激辛麻婆食えたんだ。

俺にできないわけがない。

 

独「....」ガチャ

 

ちび加賀「....」キラキラ

 

 

無言でその朱色の飲食兵器を飲み込む。

それはあまりにも。

麻婆とはいえないレベルの辛さだった。

少し喉を通るだけで感覚が狂う。

味覚が狂った。

嗅覚が狂った。

視覚が狂った。

食感が無くなった。

理性が壊れた。

体はただただ汗をかいただけ。

もはやなんのためにこれを飲んでいるのかも忘れた。

ただただ静かに。

ただただ穏やかに。

無限に溢れる衝動を押さえながら。

男はただ、麻婆を飲み干すのみ。

 

 

閣下「コフッ」

 

落ちる金属の鍋。

その中にはなにもなかった

 

飲み干した。

獅子さえ殺す究極の麻婆を。

飲み干した。

 

ちび加賀「....」すりすり

 

独「もうだめ、きっつい」ドサッ

 

gameclear




次回予告

独「次回予告!」
日「いいのかコメントは」
独「次回やる、おまけも次回な」
日「疲れたんだな」
独「もーしんどいからな」

次回七帝これくしょんリターンズ

麻婆強すぎワロタ。
そろった艦隊。
ダメな加賀さん
でもかわいい。

次回第四話「資源基地奪取作戦」

次回もよろりーん


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第4話 資源基地奪取作戦(前)

前回のあらすじ

麻婆にウルトラデスソースを入れるのはやめよう。(実話)





.....ここまで読む呑気な奴は居ないか。


気絶より二週間

何事もなかったかのように次の次の戦争の準備を進める。

 

開発に資源回しすぎて予想より三倍は消えたのだ、計画は一から書き直す必要がある。

 

独「ここら辺の海域は全部戦艦姫の領海なのね...核でぶっとばせたらなぁ」

 

偵察班より入った情報を元に細かく地図に記載、そこから一番「敵の強い」基地を探し出す。

別に今回は資源より大事なものがある。

資源なんて最悪大陸にいきゃあある程度の確保はできるのにわざわざリスクを犯して基地を狙う必要はない。

 

今回はあくまでも「交渉の材料」を撮るのであって、「資源奪取」はおまけ。

最悪敵の基地を吹き飛ばせばいい。

あいつらは過去の二十年程度の交戦記録、基地攻撃後の行動の資料を確認したところ「同じ所に何度も同じものを建てる」しかできない。

恐らくあいつらには基地とかの建設能力はあまり無く。

元々あるものを復元じて再利用しているだけ。

 

まあ、そのせいで鎮守府その物を奪われて面倒なことになったのは核で解決するしかない。

計画書をまとめたと同時に妖精さんが入ってきた。

 

妖精「艦隊の準備は揃いました、そっちはどうです?」

 

総統「姫三隻、鬼五隻、ル十五、その他で五十、空母、潜水艦はなし」

 

妖精「十分な見せしめですね」

 

総統「ワルキューレ計画は終わったよな」

 

妖精「ええ、空軍担当の妖精さんたちが全員血涙流してました」

 

総統「まぁ、成功しちゃったしね、うん、機甲師団ができたらまたあげよう」

 

妖精「それにしてもずいぶん思いきりましたね、まさか「憲兵」を利用するなんて」

 

悪どい顔してる妖精さんもまあまた。

 

総統「いやあ、定期調査の憲兵が居て助かったよ、おかげで実験は確実に成功出来るしな」

 

妖精「まあ、実験でも見たとうり、「ダメージは解除後乗り」ますから心臓とかぶち抜かれたら数日は動けませんけどまあそんなこと基本的にありませんか」

 

総統「まあ、ないとは言い切れんな」

 

妖精「あ、それと、客ですよ」

 

総統「おーけーおーけー、紅茶出すから入れといて」

 

すぐに書類を箱に入れ、紅茶とマカロンを用意する。

これが成功すればいいのだが。

 

「こんこーん」

 

総統「どうぞ、マカロンありますよ」

 

ドアを開け、彼女を誘う。

 

空母棲姫「どうもー」

 

総統「ほらくーちゃん、座って座って、ここには誰も呼んでないし拳銃もないから」

 

こうやって見ると面白いものだ。

「戦争したいだけの狂人」が「人類の敵」を「ただの茶会」に誘ったのだ。

戦争をしたいのに敵とお話とはな。

 

白「いやー、大丈夫だった?敵とかと遭遇してない?」

 

くー「そういえば、この辺の海域には他に四つほど鎮守府が有りますけどここ所属以外の艦は見ませんでしたね」

 

白「まあ、今はちょうど本土で大規模演習があるからな、今なら周辺海域は取れるが、反撃が手痛いぞ」

 

くー「んー、じゃあ止めておきます、それと総統さん」

 

白「白でいいって」

 

くー「びゃくって呼ぶよりあのときの総統さんって方がもう皆定着しているんですよ」

 

白「そうなの」

 

お互い「真面目に茶会」をしているがそろそろ話さないとと思いカップを置き、ちゃんと話す覚悟を決める。

 

白「それでなんだけどさ、「今夜」戦艦棲姫の領海にある資源基地を狙う、これ資料ね」

 

そっと侵攻ルートの紙を出す。

 

空母棲姫「うわー、大きい基地、なぜこんなところを?」

 

総統「まあ、一応これから手を組む仲だしね、力を見せておかないと」

 

空母棲姫「あらあら、その気になれば全てを粉砕できる最強の艦隊がですが?」

 

総統「ハハッ、毎度毎度破壊しまくってたら「俺らの理想」を自分で壊すはめになるだろ」

 

空母棲姫「ふふっ、それもそうですね、あんな猛獣達を放ちまくっては、ね、奪えないですもの、貴方を」

 

刹那、空いていた窓から三本の矢が空母棲姫の頭を貫通するように飛んできた。

 

総統「地獄耳かい」

 

すぐに短剣を投げ三本の矢の軌道をずらす。

 

空母棲姫「うわー、総統さんもてるねー」

 

総統「まあ、目の前でそんなこと言ったら射たれるわな」

 

空母棲姫「いやー、ほんと、なんですかあの娘、さすがに2ー4単艦突破しっただけありますよ」

 

そう言いながら矢でペン回しをするなよ。

 

総統「まぁ、愛されてるのは嬉んですよね、私、家族の愛とか無いですから」

 

空母棲姫「それにしては嬉しそうですね」

 

総統「無くて嬉しい...か、まあいいか」

 

空母棲姫「でたよ、まあいいか論」

 

そしてまた紅茶を入れる

 

白「さてと、MI計画成功のための土台作りを成功させるためですがまあ」

 

くー「ちゃんと周辺海域と島くださいよ」

 

白「分かてるって、取り敢えず技術の暴力をお見せしましょう」

 

くー「いえーいいえーい、今夜は宴だぁ」

 

白「ただ、そっちもこれ成功したら物質くれよ」

 

くー「もちのろんさ、と、ゆうより、総統さんが死後こっちに来るなら」

 

ズダダダダダン

重火器の音がしたから聞こえるときには部屋は穴だらけ。

 

白「ハハハハッハ、ほんと凄いなぁもう」

 

くー「うぅ、路上駐車のジェット機が壊れちゃう」

 

白「まあまあ、工場と補給は沢山有るからね」

 

箱から量産済みのジェット機を取り出して並べる。

 

くー「ほっぽちゃんのお土産にいくつか貰って帰ろっと」

 

白「いくらでも持ってけ」

 

すると彼女はかばんに大量のジェット機を積め、ドアの前に立つ。

 

くー「じゃあ今夜この海域で」

 

白「おう、パーティーじゃ」

 

彼女がドアから出た直後。

 

加賀「....提督」

 

独「おいで」ポンポン

 

もう、猫みたいなんだから。




次回予告

独「次回予告あるわけないだろヴァーカ」

後編に続く



と言いたいが次回予告の代わりにおまけのNG集


1「開幕主人公殺害すればよくね」
仏(これから俺たちの戦争が)

キキー
独「ハァイ、ジョージ」
ズダダダダダ
キキー
キーボウノーハナー

独(計画どうり)

2「TAS」

仏「ん、ここはどこだ」(ムービー)
大和「おはようg 閣下「壁からこんにち死ぬがいい」」
バーン
仏「タコス」チーン

3「開幕集団リンチ」

独「さてと、これk」
妖精「すいかせん、なんか周辺海域にアホみたいにあいつらの艦娘いるんですが」
独「....ワルキューレ計画終わってないぞワレェ」
妖精「助けてー」
独「フルボッコタイムですねありがとうございました」
ドカーン

四「ありませんよ」

後半に続く


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第5話 資源基地奪取作戦(後)

前回のあらすじ

研究とNFしまくって飛んじまった資源を確保するため作戦を進めるどいつさん。
研究枠が補正とNFで十枠になったのがこうダメージになるとはね。
ほんと凄いよ

え?あらすじしてないだって?
そうだった。

簡単にまとめるとね。


ちょっぴりループによって汚染されてるけど加賀さんかわいい。


満月が上り、風が冷たく吹き荒れる海。

海原にならぶは無数の少女たち。

遠くに見える島には無数の敵。

瀕死で倒れている無数の軍人。

挑んだが負けてしまったのか杭に縛られた艦娘。

これから始まる虐殺に

これから始まる戦争に

これから始まる未来に

 

誰も知っていて止めもしない。

ならば始めましょう。

心が焼かれ

身も焼かれ

そこに残るのは純粋な強さと感情。

始めましょう始めましょう「誰も残らない最悪の戦争を」。

 

 

総統「全艦、攻撃準備」

 

狙撃銃に実弾を装填し、狙いをつける。

一撃で「頭だけ消し飛べば良かったな」。

引き金を引く。

銃弾は姫級の頭を抜き「弾薬庫」に誘爆する。

 

爆破を確認し、すぐに手を下ろす頃には全員、攻撃を行っていた。

そう「軍人」「艦娘」関係なく、無差別に。

 

総統「いいできだ」

 

くー「適合率50%...それでも扱いはできのね」

 

酒臭い。

 

白「....あれ?妖精さんは?」

 

くー「あ、カリスマーしなくなった」

 

白「なんだそれ」

 

くー「え?総統さんが戦争してるときに出してる雰囲気」

 

白「そーなの」

 

とりあえず残った弾を他の姫に撃ち込みさっさと適合率を下げる。

 

白「ぎゃああああいてー」

 

直後まるで体に鉄球でもぶつかったのかような痛みを感じた。

 

くー「そう言いながら転げ回りはしないのね」

 

白「その程度で苦しんだら、なんどもしんでるちゅーの」

 

くー「だよねー」

 

銃をトランクに戻し紅茶とクッキーを取り出す。

 

白「ティータイムは大事にしないとネー」

 

くー「敵友軍が苦しんでる戦場でのむティーはうまいか」

 

白「美味しいわ」

 

くー「....やっぱその声で言われるとだめだわ..」

 

白「腹かかえるぐらい面白いか?」

 

くー「だってねえww。つっちーと菊っちのあの会話全部総統さん一人でやってるんだもの」

 

白「ただの一人芝居だと思うと内容がないようなせいで確かにおかしいところもあるな」

 

くー「」

 

急にくーちゃんが黙り出した。

 

白「....死んでる」

 

くー「死んでないわー」

 

とりあえず背中に刺さっていた毒矢を抜きガムテープを貼る。

 

白「スレタイ うちの空母が他の女と話してるだけで矢を乱射してくる件」

 

くー「乱射(殺意あり)」

 

白「まあ、ティータイムでもしておちつこう」

 

くー「この男、ハーレムだろうが一人の少女が純粋に愛してくれようが戦争よりは優先度下なのがほんと」

 

白「女抱くより戦争してるほうが人生百倍楽しい」

 

くー「知っていてあえてガン無視してるのはほんと悪い男」

 

白「お、ドラム缶が流れてきた」

 

すぐにドラム缶を回収し、中身を取り出す。

安全が確認できたから直ぐに輸送船を島につけ物資を回収する。

 

 

鎮守府

 

かえってすぐ面倒なことになった。

 

独「でだ、お前ら二人はなぜそうなった」

 

ビス「だって、加賀がビスコビスコ敗北者欧州大将敗北者言ったから」

 

加賀「もう一回言いましょうか?」

 

独「どこかの敗北者ラップやめい」

 

くー「そうですよ、お互い味方なんですからほら、にっこにこにー」

 

ビ、加「貴女が一番おかしいでしょ」

 

あ、正論怒鳴ったから泣いた。

くー「....ひっぐ」

 

独「いや、心よえーなおい」

 

ビス「それよりもadmiral、この空母ちょっとadmiralと話しただけで矢をぶっ刺してくるのよ、どうかしてるわ」

 

加賀「提督はそういう人が好きですから」

 

ビス「....え、うそ」

 

加賀「いえ、提督は欲しいものためならなんだってするような人が好きですから」

 

ビス「じゃあ....私は」

 

あれ?ワシ放置?

 

加賀「敗北者ですよ」

 

ビス「うわぁぁぁ」

 

勝手に絶望するな。

 

独「だ、大丈夫だよ、俺は」

 

ビス「あどみらーる」ウルウル

 

あ、ダメだこの子。

 

独「よしよし、一緒に寝てあげるからね」

 

くー「...あ、そんなこと」

 

加賀「.....あどみらーる」

 

独「しょうがない、三人でねよっか」

 

くー「おいこら戦争中毒」ドスッ

 

ちょっ、股間蹴るな。

 

白「うぼっ、しぬっ」

 

くー「今ここで寝落ちしてみろ、動画時間くっそなくて石投げられるぞ」

 

白「(゜ロ゜)」

 

くー「あと、さっきまでの戦争に生き生きしてたのはどこ行った」

 

白「今は戦争の臭いがしない、だからこれでいい」

 

別に問題はない。

戦争ないときぐらいこうしないとちょっと心が悪意で焼けちゃう。

 

くー「うーんこの戦争中とそれ以外の時の格差」

 

白「さてと、寝よ」

 

くー「.....MI」

 

総統「紅茶とサンドイッチもってくる」

 

くー「もうマルマルマルマルだよ」

 

総統「なんだ、夜襲の時間か」

 

くー「いやもうやったでしょ」

 

総統「まあいいか、とりあえず今回の件を上にあげれるわけないし、数ヵ月は確認の憲兵も来ないだろうし、うちの地下にでも寝床つくっていいよ」

 

くー「じゃあ、明日には資源と一部の艦を持ってきて引っ越しですね」

 

総統「来週はこの周辺の鎮守府潰すか」

 

くー「ですね」

 

ビス「....目の前で行われるえげつない会話」

 

加賀「じゃあ、沈めた艦娘が一番多い艦娘が提督と寝れるということにしましょう」

 

笑顔で言う言葉じゃない。

 

独「いいなそれ」

 

でも好き。

 

くー「ちょっ、おいっ」

 

ビス「ひえっ」

 

独「まあ、艦娘沈めんくとも提督をヘッドショットすれば良いだけだし、しなくてもいいんだよ」

 

くー「うーん、この」

 

独「誰も「正義の味方」や「悪の敵」とも「人類の守護者」でもないんだ、どちらにつくかは気分次第」

 

くー「でも、「悪の味方」でもないんでしょ」

 

独「そうだよ」

 

加賀「....この泥棒猫」

 

くー「あだだだ」

 

あ、なっちゃいけない音がなってる。

 

独「はいはい、今日はもう寝るよ」

 

 

 

翌日

朝から大本営より送られた昨日の夜に起きた謎の資源基地襲撃によりおこった「深海棲艦」「艦娘」「軍人」が同じ場所で倒れていた件の調査書がとばされた

 

独「はえーよ、いくら前線でもやり過ぎたか」

 

加賀「一応すべての艦に毒矢をヘッドショットしたのですが....」

 

独「あー、多分それで周辺の警備隊もやってしまって薄くなったから進めたと」

 

加賀「.....すみません」

 

独「いーのいーの」

 

珈琲を飲み、直ぐに書類をシュレッダーにかける。

さてと、次の戦争の準備をしよう。

 

独「加賀さん、現在用意できている戦車と対艦狙撃銃とかの数ってまとめてある?」

 

加賀「現在、私達分のマウスは素材だけ用意できましたがまだ、師団分は」

 

独「まあ、今日からなんだ、三ヶ月後MI計画を開始、それまでに他の艦の建造をするか」

 

直ぐに書類を書きまとめ、提出用意だけを済ませる。

 

加賀「提督....例の改装計画ですが」

 

独「あ、あぁ」

 

加賀「要求材料です」

 

指輪1設計図20

 

独「おいこら、変なの混じってるぞ」

 

加賀「ですが、ジェット機や大型機を大量に運用するには」

 

独「指輪ってなんだ指輪って、もう一つあげたでしょ」

 

加賀「」

 

独「これ一枚まるまる偽造なんでしょ、実はもうしてるんでしょ」

 

加賀「.....はい」

 

独「はあ、三日後、俺らも元帥主催の大演習に参加する、それまでに指揮慣れしとけよ」

 

加賀「はい」

 

そういうと彼女は小さい彼女をおいて直ぐに外に出ていった。

それと同時にいまだに布団にくるまっているビスを起こす。

 

独「ほら、朝だよ」

 

ビス「もう三分」

 

こういうときはな。

 

独「...しょうがないなぁ、一緒はいるよ」

 

いうじゃろ

 

ビス「....早く」

 

布団から体を引っ張ってきたから隠していた冷却材を張りつけるんじゃ。

 

独「起きなさい!」

 

ビス「ひゃっ」

 

冷やした瞬間とても冷たかったのかプルっと震え起きた。

 

独「はい、珈琲」

 

ビス「くしゅん」

 

こうやって一日が始まる。

戦争という最高の娯楽が始まるその時までは。




次回予告

独「うーん、妖精さんくびね」

妖精「知ってた」

独「あとなんかわすれてる気がすけど無視して次回予告」


次回七帝これくしょんリターンズ

その戦いに意味はなかった。
その戦いの真の意味は提督にある。
それは一本の運命が別れる道。

次回第6話 「横須賀大演習」

次回もよろしく


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第6話 横須賀大演習壱

えーあーんー

前回のあらす

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■お■■■■■■■■■■■■おま■■■■■■■■■■■■■■■■お前だよ■■■■■■■■■■■■■■■

よくまあこんなおふざけに付き合うな。
これは貴様らに読ませるようなもんじゃねえぞ。
こんなただの骨組みをよくまあ読み続けるもんだ。

それにしても面白いものだ上から半分ずつ読むやつが減ってるんだ、観察する側としては別に興味ないよ。
え、そこは興味深いだろjk?
加賀さん可愛いからいいんだよ。

■■■■■■今■■■■■この間にも■■■■■■貴様のデータを抜き取られているかも■■■■■■■知れないのによく■■■■■読めるもんだ



と、言うのは半分冗談だ。
もしここまで読むバカがいるなら評価欄に6でもつけといてくれ

666は見た目はいいからな。

加賀さん可愛いよねって同士は加賀さんサイコーっていみで10でもつけといてくれ。
五航戦派は1でいいよ(選んだら法廷な)


え、あらすじはだって?
くだらないおしゃべりに使ったからないよ。


一言でいうと加賀さん可愛い


糞花のテーマ

 

独「人間という生き物は、というより生物というものには死ぬ直前にでる火事場の馬鹿力というものがある。しかしそれは別に危機的状況にしか出ないというわけではない」

 

それはなぜかって?

証拠でもあるのかって?

あるさ、少なくとも自分自身が証明というより確認した。

じゃあ今それを証明しろ?

馬鹿らしい

今貴様が自分は紐なしバンジーを東京スカイツリーの天辺からしてるとでも思えそれでおk。

簡単に言えば死中求活だ。

 

人間は技術のために自分をすてるのか

人間は発展のために自分をすてるのか

人間は国家のために自分をすてるのか

 

くだらない

そんな人生狗にでも食わせておけ。

凡人は無力ではない。

自分を無力だと思い込んでなにもしないのが本当の凡人だ。

一回吹っ切れて熊でも虎でも人間でも何でもいいから自分の思う強いやつを自分の使えるすべての技能を使って排除でもしてみればいい

越えてみろよ、案外いい景色が見れるよ。

 

 

え?くだらないかたりはいらないから加賀さんをぷにぷにしろだって?

せやかて

 

独「今はそれ以上にツッコミどころがおおい」

船に船が乗ってるていっていいのだろうか。

別に演習は負ける気がしない。

こちとら性能はマネーパワーで理論上最高値を叩き出してるし

それに

加「すやぁ」

ちび加「...」ぴょんぴょん

 

なんだあれ、てっきり分裂しててスライムみたいなものだと思ったら実は違った。

何回か観察してたがわからん

 

簡単にまとめると

「十匹ぐらい出てくる」「なんかワープする」「爆弾もって特攻する」「武装はジェット機三機と飛行甲板型ガトリングシールドと海蛇」「たまに空飛ぶ」

グフカスに飛行機能積んでる何かみたい

この生物もどき、わからん。

 

ほかにも増殖するだろうが観測を続ける。

メモ33 著者わし

 

 

横須賀要塞

 

船が横須賀港に入ったとき、そこには異様な光景が広がっていた。

万を越える対空砲

海岸全域に建てられた巨大な壁

空が灰色に染まり

無数の軍艦が港には揃っている。

 

独「要塞化しているとは聞いたがこれはひどい」ぷにぷに

 

街が見えんビルすらえ見ない

 

加賀「.....はっ」

 

独「ついたよ、取り敢えず大演習場に行こうか」ぷにぷに

 

加賀「....悪い人」

 

独「おいおいおいおい、どこまで読んだか知らねえがそりゃねえよ俺は「傍観者気取りの狂人」さ」

 

ちっちゃい加賀さんを頭や肩に乗せ、彼女をエスコートする。

周りを見渡せば艦娘艦娘艦娘提督艦娘艦娘提督なんかいっぱい

一部の艦は軍の配給品にない独自の改造が施されているがどれもこれもせいぜい機関や主砲に細工しただけ。

まだ先を行かなくてもいいだけいいか

 

大演習場

 

巨大な水上コロシアムとでもいえばいいだろうか

無数の配属の違う艦娘が同時に演習を行い来るべき大作戦に備える訓練所。

そこには見知ったやつらもいたし知らんやつもいた。

 

今は金剛を連れて観戦中

 

金剛「提督ぅ今のなんですカ、すごい速度で大和を沈めましたよ」

 

彼女が見たのは恐らく「赤を主軸にした服を着た響」だろう。

 

ソ「よぉ閣下、うちの響がどうかしたか」

 

独「えらくぶっとんだことしてるな、顔面に魚雷叩きつけたあとに他の艦、それも雷巡を叩きつけて誘爆させるとはな」

 

ソ「そうか?お前んとこもみにいかんのか?」

 

独「いいよ、どうせ勝利は確実だ」

 

ポップコーンを買いながら場所を聞く

ソ「行きたいのかよ」

独「早く言え」

ソ「第二七演習場」

独「そうかい」

ソ「あっちは呉、横須賀がいるからな、そうとうだぞ」

独「ふーん、俺の加賀さんが負けるわけねえだろ」

ソ「まあ、こんな祭りに来ないお前だと思ったしなんだ、席はあるからよ、いこーぜ」

独「いいのか?」もっきゅもっきゅ

響「....きゅう」

ソ「あらら、疲れたか」

は?

独「おいこら、そいつさっきまで会場にいたよな、ここまで飛んできたのか」

ソ「まあ、ロケットエンジン持たせてるし」

独「えぇ」

とりあえずポップコーン食おう

 

足を進め第二七演習場の観客席に座り、艦娘のは位置を確認した。

確かに東西に横須賀、呉の第三艦隊がいる。

面子も豪華

 

ただ、それより気になるのが金剛

さっきから汗の量が異常すぎる。

別に加賀さんも今から始めるのに毒矢をぶっぱなしてくることもないだろうに。

 

独「なあ、スタちゃん」

ソ「ん?」

独「おめーさ、なんで金剛がこんなに冷や汗かいてるかわかるか?」

ソ「さぁ」

ホットドックを食べながら加賀さんを探す。

ただ、数が多すぎてまったくわからん、このパンフレット大きいところしか写さないのが悪い

 

響「司令官....あの艦娘、他とは違いすぎる....あれには個じゃ勝てるわけがない」

ソ「お、あれって」

独「どうした?あ」

ソ「いたな」

独「お、こっちに気付いた」フリフリ

あ、振りかえしてくれた....可愛い

金剛「....やっぱり、響ちゃんも気づきましたネ」

独「ねぇ、こんごー、なんかあったの?」

金剛「それは「それでは開始です!!」...」

 

直後だ。

その直後、勝利候補の呉鎮守府のエースであり第三艦隊旗艦の武蔵が「海上から観客席まで吹き飛んだ」。

そして、飛んだ方向、位置、爆風からして飛ばしたのは加賀さん

 

独「....なんだと....」

金剛「提督は画面のデータでしか知らないからしりませんが、加賀ちゃんはあの海域を本来は「瀕死ではなく、無傷」で帰ってきたのデスネ」

響「....そっちの司令官...あの空母の出撃回数は?」

ソ「あれだけすればああもなるか」

 

独「俺の記憶の範囲なら単艦出撃、複数出撃共に万越え、さらに全海域につれ回した」

ソ「....これはショーなのかもな」

 

同時に砲撃が鳴り始め空は無数の航空機が飛び交い戦闘は始まった。

 

独「...おーおーやりなさる」

さっそく加賀さん潰しに来やがった

ソ「お、大和四隻の集中砲火か...まあ、そうもしたくなるか」

金剛「....」

響「無駄だよ、あれは練度性能の問題じゃない、純粋な「実戦経験」の差だよ、今あの海上で彼女にダメージを与えれる艦は居ない、それこそ横須賀第一艦隊みたいなトップクラスの艦じゃないと」

 

大和四隻の砲撃がたった一隻の空母を沈めるために放たれた。

しかし結果はどうだ?

 

爆煙が上がったのは大和の方ではないか。

 

周辺の提督や別の戦いを終えここに来た艦娘達の困惑してる表情よ

純粋かつ、単純な答えだ

 

ソ「まあまた、えらく芸達者なやつよ、まるでお前だな」

独「そりゃどうも」

 

勝ったなターキー買ってこよ

 

金剛「相変わらずの技術ネー、あれが敵だったらと思うと.....」

響「な、なにが....おこったっていうんだ」

独「簡単だ、「まずはナイフで砲弾の一部を吹き飛ばし、他の砲弾の軌道をずらした後に一部の砲弾を指の間でなんなくつかみ、威力が落ちないよう周りながらぶん投げたあとにもう一回転して後ろにいた北上から投げられた酸素魚雷を掴んで投げた」簡単だろ」

 

さあ、パレードの始まりだ




次回予告
そんなのねえ
おまけだ


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第7話 横須賀大演習弍

プレイヤーチートクーデター工作


無数の火砲は火を吹き

空には鋼鉄の鳥が空を覆うように飛び回り

水面下では大物を仕留めようと狩人が目を光らせる

 

練度、艤装にそれほどの差はない。

だがな

独「実戦経験の差が大きすぎるんだ」

 

命中率、回避率そんなもの、性能で変えれるものではない。

純粋に場数を踏めば自然と備わるものだ。

 

ソ「うわぁ、酷い性能差が無いから戦い方をまだ基礎しか知らない二軍三軍は秒でとけてやがる」

響「あれが....」

独「まあ、加賀さんも最強じゃあない、広範囲攻撃でもすれば一発は当たるさ」

 

ソ「三式弾ないとだめなのか」

独「しるか」

金剛「あれだけ戦いながら私たちの方にもたまに目線をあわせてくるだけの実力ネ」

独「金剛、あんましゃべんな矢飛んできたぞ」

金剛「デスガ、提督のハートをつか「その前にあなたのハートを物理的に掴みましょうか?」ひえっ」

独「しゃべったぞこいつ」

 

しゃべったぞこいつ

遠隔操作かよ

 

ちび「私がその気になればダイアーさんなんて事もできるんですよ、虎穴云々言いますが相手が虎程度だと思わないでほしいです他二人が居ない現状ですから監視できるだけですから」

 

まだこんなのが二人いるのか

やったぜ

 

独「二人もいるのね」

ソ「あっ察し」

響「こんなのがあと二人もいたら内ゲバで壊滅させる以外に勝てる気がしないよ」

ソ「そいつ無駄に統率あるから内ゲバ無理やで、簡単に言えば内ゲバが絶対に起こらない円卓だぞ」

金剛「( ・ω・)attackは二人を呼んでからにするネー」

 

俺、そういうの興味ないんだけどなぁ

戦争したい

 

独「雑談してたらもう、終わりかけかよ.....で、何のようだ、憲兵」

ソ「あ、居たのね」

独「バッカお前、十分前くらいからいたぞ」

 

憲兵「実はあなたに会いたがってる人物がいて」

独「......」

 

なるほどねぇ、大方内乱おこすからこっち側につけ、か

なんか不穏なやつらがいるから注意しろの二択だな。

 

ソ「..フッ」

独「(笑うなよ)...あぁ、ついていくよ」

憲兵「どうも」

 

ちび「....」モゾモゾ

 

憲兵の後ろをついていった先はビンゴ

 

「横須賀鎮守府 提督室」

執務室じゃなくて個室かよ

 

憲兵「大将殿はいつでもはいっていいと」

おぉこわこわ

 

独「失礼します」

 

ドアをノックしてから入る。

そこにいたのはまぁ、私腹を肥やして肥えた豚でなければ、歴戦の老兵でもない。

若いが瞳の奥にはとんでもない野心を持った男だ。

 

横須賀「どうも、少将殿気軽にお座りください」

 

おいおいおい、周辺に艦娘忍ばせてるやつの言うこと

 

独「.....殺意高いですね」

 

横須賀「あらら、バレましたか」

 

独「この刺すような視線はよく知っていますから....」

 

横須賀「わかりました、皆もういいですよ」

 

彼が椅子に座ると部屋に満ちていた気配もすべて無くなった。

こっからが本番

 

独「あまり話は好きじゃないんだ、本題をだしてくれ」

 

横須賀「じゃあ、あなたは今この国をどう思っていますか?「守りたい」ですか、「変えたい」ですか?」

 

なーるほど、この雰囲気からしてか

 

独「今のこの国に守るべき価値なんてありはしませんよ」

横須賀「なぜです?」

独「今、国の内部では停戦、和平を望むやつらしかいないじゃありませんか、前線にいる私からすればねぇ、あいつらに交渉は不可能ですよ、ならば、国をいや、主導者を変えなければ進みはしません」

 

どうだ..戦争か共闘か

 

横須賀「......迎えましょう同士」

独「これはどうも」

横須賀「これはちょっとしたものです」

独「....中将進級とミッドウェー攻略作戦計画書ですか.....」

横須賀「えぇ、実はあなたの場合、艦隊の総合的強さからしても大将でもいいのですが、大将は人数制限がありまして、この内乱後空いた大将十人の席にあなたを迎えます」

独「.....前線から下げないのであればこの階級は貰いましょう」

横須賀「困りましたね、実力はあるので上の階級に立ってくれれば前線にも安心感がありますのに」

独「前線に立って指揮する方針では」

横須賀「失ったときのダメージがでかいので遠慮します」

独「....」

横須賀「.....はっ」

独「?」

横須賀「じゃあ、前線も一歩手前辺りの鎮守府に置いて、前線の総司令になって貰いましょう」

独「なるほど、それはいいですね」

横須賀「では、お受け取りください」

独「どうもありがとうございました、それでは」

 

敬礼の後部屋を出る。

 

流れてきたなぁ。

 

 

横須賀要塞

 

まーだ、日が昇ってるよ

永遠の夜なんてないか

 

独「作戦計画書からして反乱をおこすのは横須賀を中心に呉、舞鶴、佐世保、大湊の五大府に中将でも三十、少将五十、それ以下ですら結構な数いる上に迷ってるであろうやつらが此方につけばまあ勝利は固いな」

 

問題はこちらからどれだけあちらに移られるか。

正直どっちにも国民からすれば正義はない。

別にあいつらに土下座してウランをもらうって手も無くはない。

 

と、ゆうかこれ、前線に中小の鎮守府の艦娘だけおいて盾にした後に本隊ぶつける布陣かよ。

 

くー「なーに見てるんですか?」

白「ん、あぁ、これか、大本営発のミッドウェー計画.....おいこら」

くー「うわ、これめんどくさいことになりますね」

白「このままいけば第一軍とこっちとあっちで三つ巴だな、今すぐ計画は廃止、終結後にやるように変えた方がいい、それとな、いつになるか知らんがそのうち国が割れるから艦隊を日本海辺りかウラジオストクに残しておくといい、内戦から少ししたら真っ直ぐ日本上陸すればいいよ.....あと」

くー「じゃあ、これを利用して双方の戦力を削りましょう」

白「.....クッソ」

くー「ってことで、開始日は数週間後と急かしますねぇ、周辺鎮守府の制圧はほっときましょう」

白「あーはいはい、帰ったら行こうな、だから早く帰れ」

くー「はーい」

 

ったく、油断できないなんて久しぶりだな。

 

独「なぁ、英雄気取りの狂人」

 

ただ草がなって彼は消えた。

なんだよ、しょうもない

 

さてと、ぷにぷにしましょう




次回予告じゃ!

の前におまけぇ


ゲーム開始初期
「母船重視」

パン「さてと、NF確認しよ」
独「せやな」
米「先に研究枠やっとこ」
ソ「お、響改装計画あった、これで加賀に勝てる」
伊「うっは」
日「どった」
伊「閣下wwのNFwwにwwさぁ」
英「笑わずにいえ....とりま、ロイヤルネイビー計画にでもしとこ」
伊「いやぁ、なに、閣下の固有NFにさ、ゼーレとかワルキューレがあったのは可愛いげがあったんだけどさ、そこから少しスクロールすると大艦巨砲主義と空母注力があってそのしたに母船重視とかいうのがあったんだよww」
ソ「閣下エイリアン説」
英「まじであったwwてか母船重視のしたに疑似超兵器計画とEX計画ってwwこのNFルートシュテ公やんけw」
独「なんか地味に研究枠増えるやつあるし、消費資源減少ボーナスあるんか、あとスタちゃん大粛清あるのね、てかその下にトロツキー絶許計画なんてもんあるしw」
米「あ、マンハッタン計画あるのね俺」


次回予告

全裸で鎖でsmさ
だけどやるのは真面目な交渉
されど地雷もたくさんある

次回七帝これくしょんリターンズ
第8話 横須賀大演習参
次回もよろしくぅ


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第8話 横須賀大演習参

前回のあらすじ

なんかよこちん大将のクーデターに参加したけどあれ起こしたのゲームシステム的にはわしなんだがなぁ

まあ、楽しいからいっか

それよりもあの狂人の鶴空母やーぱり加賀さんと同じだよ
いやーめんどくさいねぇ~


別に俺は正義の味方でも構わない

戦争に正義と悪はないからな、ならどっちを名乗っても良いではないか

 

独「.....」

 

空母棲姫「ってことよ、遠くないうちにあなたの重要拠点が落ちるのは嫌でしょ、なら、今アメリカに向けた戦力を全部此方に戻しなさい」

 

ジェット機でここまで来るかよ普通

話聞かないし

無茶苦茶だし

パートナーとしては最高だよ

 

ただまぁ、芝居とはいえ両腕右足を切断する必要はないだろ

 

戦艦棲姫「.....なぜ数日前まで銃口を向けてたやつが」

 

空母棲姫「あんたが負けると中央ががら空きになって各方面の姫と話ができないのよ、わかったら艦隊を戻しなさい」グリッ

 

ナチュラルに踏むな

 

戦艦棲姫「わかった、ならばもう帰れ」

空母棲姫「...そうするわ」

 

あっさりだなぁ。

海岸まで引きずられ変えるのかと思ったらそこにはジェット機は無かった。

 

くー「さてと、バケツぶっかけて再生させてっと」

白「ふざけぶわっ」

 

直後全身に針でも刺さったかのような痛みと同時に切れた体なおっていく。

便利なのはいいのだが要塞外で斬られるのは二度とごめんだ

 

白「あーもう、服もズボンもマントもボロボロ、これ作り直すのかったるいんだがなぁ」

くー「一部は生き物血で染め上げてますしねそれ、いったいどこでそんな技術使うんですか」

白「気分....てか、ジェット機どこだよ」

くー「あー、あれヲ級ちゃんにもって帰らせました」

白「おいこら」

くー「まぁ、横須賀での予定いってももうないじゃないですか」

白「そーだな、演習も終わったし後は好き勝手に帰れだしな」

くー「で、ですよ、これで帰りましょう」

 

そういってなにかを隠していた布をとるとそこには

そこには

 

白「マリンバイクか」

くー「えぇ、水上オートバイとも言うこれです」

白「俺がやれと」

くー「だめ....ですか」

白「...出来ないの?」

くー「.......」

白「出来ないのね」

くー「....」

白「わかったよ、エンジンとかは改造してあるんだな」

くー「はいっ、性能だけなら通常の三倍ですよ」

白「じゃあ、横須賀要塞の外れにあった潜水艦用の水門まで飛ばすか」

くー「れっつごー」

 

エンジンをかけさっさと飛ばす。

時間は無限だが有限でもある。

空は雲で覆われ周辺はまさに闇、ライトもつけずただ飛ばす

 

艦娘の定期巡回ルートに入った直後にくーちゃんが抱きついてくる

くー「こーすれば顔は見られませんね」

白「残念だなぁ、見られなくても矢は飛んでくるぞ」

くー「え」

 

相変わらず加賀さんはえげつないよ

なーんで軍艦が空飛んでるんだよ

 

くー「げっ、総統さん直上」

白「うっせえ、あんなインチキエイムとファンネル持ってるやつに勝てる分けねえからな、ちゃんとたこ焼きなり猫なり使って防げよあいにく俺はこいつを動かすのに精一杯だ」

すぐに速度を上げ「音速」で飛んでくる矢を回避する

くー「ぎゃああああ、前、まえ」

白「ちょ、ガトリングはあかん」

 

咄嗟にくーちゃんから猫航空機を奪い取りガトリング砲目掛けてぶん投げる。

なんとか間に合って防げたけどまぁ、無理ですわこれ

 

白「八方位と上を取られた、なんやねこれ、空母一隻でこんなことすんじゃねえよ」

くー「あのちっちゃい加賀さん、本人倒さない限り無限沸きですねこれ、それどころかまともにダメージ入ってるか怪しいですいまの」

白「あいつら、謎過ぎるが少なくとも小さいくせして長門クラスの装甲はあるからな、それにガトリング砲とジェット機搭載、普通に一隻でも厄介なのが無限沸きだからな、まあ、あれ増やしすぎると加賀さんの行動が鈍ってるときあるから多分全部脳波でコントロールしてるよ」

くー「色々見てるんですね」

白「見てなきゃ提督やれねえよ」

くー「.....そういえばですね、見てほしいものがあるんですよ」

白「今頃なんだ」

くー「昔、といっても数年前のですが人類が私達を捕らえ研究した施設があって」

白「怖いからついてきてと?」

くー「こ、怖くありませんよ」

 

かわいい(´・∀・)

 

白「興味持ったし行くか」

くー「ありがとうございます」

白「と、言いたいところじゃがな、八方位と上をとられなおかつ奥にはうちの主力と来た正解は?」

くー「おわた」

白「正解ッ」ドカーン




次回予告ぅ

七帝視点もいいが、ちゃんと艦娘視点も見てるか
視点変わりが多いが重要だぞ

次回七帝これくしょんリターンズ

第9話 未定じゃ

え、それでいいのかって?
じゃあ、おまけをどうぞ



特報

1945年
一人の男の死はすべての予兆だった
「菊花君...君は力を持ちすぎたのだ」
「我々海軍将官だけでは止めれなかったのは残念です」
「ただ、国のために人生すら捨てた男の末路がこれではな」
「艦長含め戦艦 安土にのっていたものは彼の一家含めて全員死刑か軍への経歴を抹消、安土そのものも解体、米国も考えましたね、自分等の誇りや命を捨て、ヒトラー一強時代を阻止とは」
「一番辛いのはあの子かもしれませんね、此方に来てからずっと、あの人と一緒に戦ってきたと言うのに」
「.....せめて解体するときは残った我々だけでも居よう」
「これからは瀕死の世界とドイツとの会談、EX級二隻を失った彼はどういう行動に出るか」



「.....私は無力だな」
世界の歴史を変えた
未来を歪めたくせに
「姉妹の一人も救えなかった」
「好きになった人さえ」
「護ると誓った祖国に裏切られた」
何が総旗艦だ
何が超兵器だ
何が世界最強だ
何が
何が
何が
何が何が何が何が何がナニガ
壊してる消してやる昔と同じように
私は超兵器播磨として
貴様ら人類を文明ごと消してやる

逆襲のつっちー

作成中


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第9話 真相と欠片と力

どいつもこいつも米にラスボスラスボスいいやがって

俺はラプソーンじゃなくてドルマゲスだっつーの

え、前回のあらすじ?

どうでもいい人類に目を背け、一緒にSCP施設に向かうときめる中ボスとラスボス
しかし、その前にキュベレイみたいなやべーやつに邪魔されて全治三秒の大怪我さ
体吹っ飛ばすなら要塞内でしやがれってんだもぅ

あ、OPって一期毎に変えるからそろそろ変えた方がいいかな?


街の観光もできずに戻っちまったYO

せめて宝石の一つや二つ

 

 

独「はぁ、帰って早々工場の稼働具合に計画書の再準備、さらには列車砲と周辺海域の要塞化ねぇ」

 

確かに「艦隊の練度」「兵器の技術水準」「艦娘個々の戦闘能力」は高くても所詮「戦術」だ、まだ核や遠距離の大型ミサイルはできちゃあいない。

これから下手すりゃ人類全部相手にするんだ「戦略」規模のことをするには「領土」も必要だ。

資源はくーちゃんがバックに居るから短縮できただけだ。

少なくとも要塞内であれば俺は姫や水鬼、レ級さえ雑魚になるレベルの能力と不死身に近い超再生能力を保持し、俺が死なんかぎり要塞にダメージは入らない、ならばその領域を増やすのもてではある、問題は領域を広げるということは俺自身への負担だ。

確かに相手が列車砲だろうがなんだろうが「要塞に」ダメージは無いが別に相殺されるわけではない、ただ俺に流されるだけだ、被弾面積が増えるということは俺に流れるダメージも倍になる、それにこの体が耐えられるかが問題なのだ。

例え防御力、体力がカンストして超高倍率永久リジェネがあっても減るときは減る。

 

独「どーするべきかねぇ、ね、北上さ~ん」

北上「なんか考えがわかんでもないけどとりあえずこたつでミカンでも食べなよ」

独「せやな、もうすぐ12月、クリスマス作戦の準備全く終わってねえな」

計画書をすべてファイルにしまいとりあえずこたつにはいる。

尚、ミカンは無くなったもよう

北上「クリスマス作戦?」

独「聖夜のプレゼントに原子爆弾落とす計画だよ、とりあえずアメリカのロサンゼルスでいいやと思ったけど予想以上に計画が遅れてさ、ミッドウェーも取れてないし、ミサイルは準備できないし、ウランですらまだ確保できていない、そして冬もこれから、寒さってのは意外と響くんだわ」

北上「うわぁ....完璧主義の提督がねぇ」

独「....俺は完璧じゃないさ、ただ完璧を目指して計画しているだけさ、イレギュラーという排除不能の存在がなぁ、うん出来ないなら次の手をうつだけだ」

北上「その次の手に詰まってるんでしょ」

独「まあね」

北上「じゃあさぁ、もっと提督らしいやり方すればいいんじゃない?」

独「もっとねぇ、具体的になにやってるっけ」

北上「スナック感覚で建造したり、面白半分で核を落っことしたり、略奪したり」

独「なるほどねぇ、建造と略奪か....いいねぇ」

北上「提督さぁ、逃げてるでしょ」

独「何から」

北上「私達から」

うーん、演技下手だったかなぁ

独「どうしてそう思う?」

北上「あの人の目の前でその人が一番嫌がることをして楽しんでいるような人がこうも奥手になられるとね、いや、奥手のふりだね、やればできるのにやらないだけさ」

独「ならなんだ?俺がお前らが戦場で戦っているのを無視して人類に核をぶっぱなせとでも?」

北上「まぁ、そうなるね」

独「俺も甘いよ全く」

北上「その身内への甘さと敵への過激さが皆好きなんだよ、だからさ、もっと提督らしく、「救いようのない奴を容赦なく殺しそいつらの恨みを笑って踏みにじれ」....なーんだ、わかってるじゃん」

独「わかっていてもどこかで止めたくなるものさ....」

北上「やっぱり駄目だねぇ、こりゃあ戦火で焼いて氷を溶かさないと」

独「まぁ、戦争でないなら俺はこの程度の男さ」

 

こたつを出て、銃の点検を済ませ、バックにしまう。

 

北上「ま、そうだね、少なくとも本当に誰も提督が何をやっても別に気にはしないからさ、やりたいようにやって満足して今を生きればいいよ」

 

独「わかったよ、なら、少しでかけてくるから帰ったら出撃をする、ミッドウェー作戦より前に戦車隊の実戦データを取らないとな」

 

北上「わかった、じゃあ部隊の準備をしておくから急いで帰って来てね」

 

独「おーけー」

 

扉を閉めそこから向かいの窓を飛び降り待ち合わせ場所に走る。

ついた頃にはもう彼女はいた。

まぁ十分も遅れたらね

 

くー「おっそーい!!」

是非もなし

白「はは、ごめんごめん、寒くなってきてさ」

くー「総統さんねぇ、私がここで待ってるまでに何があったかしってるの?私ねぇ」

白「はいはい、ごめんね、これあげるからさ」

とりあえずポケットにあった指輪を渡す。

くー「...ちょ....ちょっと」

白「あーそれ?こっちにきたせいで要らなくなったからやるよ、百万以上したんだぞそれ」

くー「え..いや....その」

白「ん?どうした?」

くー「.....はっ、違う違う」

白「なんだ?その指輪が告白とでも思った?アホらしい、そんなんじゃあ俺は全員にプロポーズしてるようなもんじゃねえか」

くー「うわぁ、酷い、つまりあの子たちにあげた指輪もぜんぶ」

白「性能向上の手段でしかない」

くー「うーんこの廃課金兵そりゃあ、内部での争奪戦も起きますよ」

白「話はいい、船でしよう」

くー「ですね、ヲ級ちゃん、船だして」

ヲ級改f「ヲッ」

 

とりあえず船内に入りソファーにぶっ倒れ、軍刀を捨てる。

 

白「さてと、でだ、なんかまだいろんな事があるんだろ」

くー「えぇ、さっきも言いましたけど全員に指輪渡してエンドってそう安いものじゃ無いんですよ本来は」

白「ふーん」

くー「ほら、彼女たちっていっつも戦場じゃないですか」

白「せやな」

くー「で、ほら、戦場いったことならわかるでしょあの雰囲気」

白「戦場言うても紛争地だけどな、まあわかる」

くー「で、ストレスも多いのでたまっちゃうわけですよ」

白「あっ」

くー「で、全員に渡す、結果ね」

白「死因腹上死はやだ」

くー「まぁ、数を減らしても提督本人がうこけずに指揮が滞り、ね」

白「うわー」

くー「ですかわまぁ、よほどの事でもないかぎり本来は死にます」

白「う~ん、なんと言えばいいのか」

くー「あと、これはお願いなんですが」

白「が?」

くー「抱き締めてください」

お前は知らないかもな、後ろにいるんだよ。

機関銃構えて。

白「えーやだ」

くー「....いやですか?」

白「無理なもんは無理さ、ろくなことねえだろ」

くー「バレちゃいました?」

白「まぁ、頭ぐらいなら撫でてやるからほら」

くー「うぅ、こうやっていろんな人が堕ちていったんですがねぇ」

白「相手が悪かった別に気にするな」

くー「...じゃあ、抱き締めます」

あ、死んだこれ。

白「あーばかおめーやめっ」

加賀「.....」

直後、無数の銃弾が身体中を貫通した。

それも一発一発が炸裂弾だから体内ボロボロ

いやー、やってらんねぇ

くー「ごはっ、だれだ」

白「あいたた、適合させてなきゃミンチだぜおい」

加賀「チッ」

舌打ちしながら再装填すんなよ

蜂の巣なるの結構いたい(´・ω・)

 

くー「ひえっ、カガサンナンデカガサン」

加賀「流石に護衛なしだと思いましたか?」

白「まあ、そうなるな、てか加賀さんそんな馬鹿デカイ砲なに」

加賀「あぁ、これ、実は80cm70口径砲ですよ提督が欲しがっていたのでふざけてた妖精を二十四時間労働で」

白「あーこれが艦娘でも使える列車砲かかわいいなぁ」

なんかすごいブラックな単語が聞こえたけど無視は

くー「火力は凶悪ですけどごふっ」

加賀「このとうり砲身で殴れます、ちゃんとパワーもあってどこぞの戦車道のネズミのようなへまもしません」

白「ただこれでもデカイなぁ、腕に巻き付けるのは無理だな反動で装填ができんこれまじでこのまま大筒としの運用だろうな」

くー「め、めでぃがはっ」

ズドーン

 

加賀「火力も史実の列車砲に恥じないように姫だろうが鬼だろうがワンパンで沈めれます」

白「ちょっくーちゃん死ぬ、死ぬから」

くー「あかん....これ....バケツ」

加賀「......仕方がありません」

白「.....うわぁ、揚げ物じゃないんだから」

くー「ぶくぶく」

加賀「よし」

白「うわぁ、ひでぇ」

くー「そうとうしゃぁん」

加賀「なんだ、そんなふざけれる体力があるんですね、じゃあ、今度は」

くー「すいません、総統さんは死後引き取ります」

白「解剖されそう」

 

と、まあふざけながら大体二時間

目的の場所には来たがいいものやーぱり居る。

 

白「見られたくないんだろうまぁ、ダイソンがいるよ」

加賀「面倒ですね、これ使いましょう」

くー「流石に80cmとなるときけんじゃない?」

白「だいじょぶだいじょぶ、てかこれ元々モンスターにつけるための砲身だろ、よくまあ」

加賀「まぁ、これが出来る秘書艦です」

くー「やべえよこいつ、絶対裏あるよ」

加賀「明日の夕飯と今の砲弾どっちがいいですか?」

くー「何でもありませんからその物騒な兵器を向けないで」

白「しゃあない、うっちゃうか」

 

取り敢えず砲にスコープを取り付けゆっくりと胴体を狙う。

そのとてつもなく大きい鉄の塊を砲に装填し、ゆっくりと引き金を引く。

すぐにわかった、こいつはえぐい、ちゃんとロケランをぶっぱなす体勢をしないと吹っ飛ばされる

 

白「あ、痛っ。適合度三十じゃあダメだこれ、艦娘じゃなきゃ使えんわこんなん」

加賀「もう少し長くしてキャノン砲みたいにしましょう」

くー「ちょっ、本当にダイソンワンパンなんだけど、これ使ってあいつ暗殺できないかな?」

白「どうだろうね、姫や鬼だって同一個体でも耐久に差はあるんだ、ボスだと一発は耐えられるんじゃない?」

 

砲をしまい、施設の扉の前にたつ。

扉にはドアノブもセンサーもなくどうやって開けるのかはわからない。

だから蹴り飛ばす

 

くー「ちょおおおおおおお、ストップ」

白「いいや限界だ蹴るね!」

 

容赦なく厚さ三メートルはある鉄の扉を蹴り飛ばし通路を確保する。

同時に異様な気配も感じ取った。

反応としてはまぁ、知りたくないし認めたくないものだな。

 

加賀「提督」

白「加賀さん、くーちゃんの目を隠して、これは手遅れだ」

くー「.....そんな」

 

暗い通路から聞こえる生を望む声、もう自分が何者でもないとわかっていないただの死体

一つの仮説が確定した。

疑問は無くなり、答えは出たが

 

■■■「タス...ケ」

■■「シニタ...ヨ」

■■「イタイイタイイタイ」

■■■■「クルシ...」

 

見るに耐えん物だ。

苦しんでいる他者をネタに飲む酒が美味かろうと

こんな死体の嘆きなぞあまり良いものではないな

もしこいつらがもう一つの仮説どうりなら尚更だ

 

白「くーちゃん...コイツらはもう無理だ、あの肉を見てみろ、異常なまでに増殖、腐敗、壊死を繰り返してるのか完全に正常な物ではない」

くー「わかってますよ.....反応はこの子達だけ...苦しかったでしょうね」

彼女が銃口を向け、ただトリガーを引いた。

死体どもも痛がっているのかさっきから喚いているが興味ない。

早く諦めていればよかったものを。

銃弾がつきると同時にやつらも倒れた、もう再生する体力も意思も無いのだろう。

 

白「所詮人間か」

死体に引っ付いていた人間の腕をもぎ取りその腕の手首を千切る。

切れた手から流れたのは緑色の血。

不気味なもんだ

 

くー「......進むのですか?」

白「あぁ、九割を十割にするためにな」

くー「.....」

加賀「....あなたは」

さすがの加賀さんも止めようとはしたがもう遅かった。

くー「構いません、私は覚悟ができました」

 

おせーよったく

 

白「そうかい、なら入るぞ」

それじゃあまあ、奥でゆっくり答えを聞こうか




次☆回☆予☆告

やっぱ人間て糞だよね
え?戦争だろうが?じゃあいいか

次回七帝これくしょんリターンズ
第10話 演じるものと決めるもの

次回もよろしく


おまけ
独帝メンツで踊りましょう
.....一からキャラつくって動かすのって結構だるいんだよ
あ、次回は米しないとね...めんどくせ


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第10話 演じるものと決めるもの

前回のあらすじ

周りがもう御禁制レベルのことしちゃってもうダメぽ
なーんてふざけたことを考えながらわかっていることに確証がほしいと言うしょーもない理由で焦らしていくわし

別に世界とか人類とかどうでもいいからいいけどさ
だってぷにぷにが世界を救いますから


我ながら実に下らないと思う。

答えがわかっていて答えを見ようと言うのだ。

これでか違っていたらまぁ、別の仮説が当たるだけだが。

 

血と肉のこびりついた廊下を進む。

もはや異臭もこうもひどいと関係なくなるようだ。

 

壁に腕

天井に足

床には頭蓋骨

 

研究員、艦娘、深海棲艦関係なく

ただ狂い

ただ苦しみ

ただ苦し紛れに肉を削ぎ

呪い

憎しみ

怨み

 

どれももはや下らん

こんな実験どうでもいい

妖精の技術を人間が利用なぞまだまだ先の話

 

解剖し薬を流し込み

感覚を改造し

細胞から遺伝子を抜き取り

クローンの作成

 

無意味無価値

それではダメだ

そんなのはダメだ

だから貰おう

救う力を滅ぼすために

 

総統「さてと、このデータを元手にいいものが作れそうだ」

くー「.....ここは防音ですね」

総統「あぁ、好きなだけ騒げるな」

 

データを回収しいたるところに爆弾を設置する。

こんなものが出回ると情勢は一転する。

ならば無くせばいい

そうすれば好都合だ

 

くー「.....もし私が「私達の理想」をすて「七十年前の再開」を望むなら....あなたが私達の上に立ってくれるなら.....私はいてっ」

総統「「なら」だって?ふざけんなめんどくせぇ」

くー「え.....」

総統「お前が言うのは「したい」「やりたい」「おこしたい」だ、で、どうだ?」

くー「.....私は、「人類を許したくない」ですか....え」

 

そっとマントと帽子とコートをぶん投げ、扉を開ける。

総統「めんどくせぇ、さっさと行くぞ.....俺が手を貸すんだ、それは予備のだしくれてやる、だからさっさとこんなしょうもない所出るぞ」

くー「...分かりやすい人」

総統「うっせぇ、そろそろ帰らねえと試験運用できる時間が減るんだよ」

 

階段を上り閉まっていた扉を開ける。

それと同時に零戦が突っ込んできた。

 

総統「ッ!!」

とっさに右腕を適合させ一発ではたきおとす。

周辺は地獄そのものだ

 

島全体が削れてもはや価値もなくなった。

そしてこんな芸当が「加賀さん」がいても出来る奴は何故か一人だけ知っている。

会ったこともない

見たこともない

知ってもいないはずのただの空母

 

総統「瑞鶴」

加賀「.....すみません、少しやり過ぎました」

くー「ぎゃあああああ、なにこれなにこれ、ここに基地系姫でもいたの!?なによこの地獄あっつ」

 

瑞鶴「.....やっぱりね」

加賀「提督」

総統「もういい、今ここで攻撃してもそいつは逃げれる、こっちは貴様らと本気で戦争するつもりじゃねえよ、あの狂人の相手は面倒だからな」

瑞鶴「嘘が下手ね、狂帝」

総統「......」

 

手詰まりになってきたから爆破しよ

 

総統「そいじゃまぁバイナラ鶴空母、あの十股野郎によろしくネ」キラッ

二人を抱えると同時に地下で起こった核爆発の爆風で無理矢理空を飛ぶ。

まぁ、あいつは核程度じゃ沈まんか。

 

くー「いやあああああ、焼ける背中焼ける」

総統「騒ぐなっ!そんなんで焼けたら....コートねえから熱いな」

加賀「提督...」

総統「どうした」

加賀「この方角鎮守府じゃありませんよ」

総統「.....ごめん、さすがにハッタリかますのに集中してて何も考えてなかった俺のトランクに試作型のエンジン有るだろ」

くー「.....うわ、これミサイルじゃないですか」

総統「試作だがな、一応艦娘にもダメージはいるように妖精さんに頼んだがまぁ進まないったらありゃしない」

加賀「まず、ミサイルなんて世界大戦の兵器でもありませんからね」

総統「うっせえ!!ドイツがV3なんて実質ミサイルじみたもの用意するのが悪い、騙された」

くー「まあ、ジェット機や列車砲はあくまで「実在するから応用を効かせた」であって「無いもの」はどうしようもないですよ」

加賀「固定完了、座標特定、エンジン点火」

 

あとはそのまま真っ直ぐかえって

おうちに帰ります。

 

 

鎮守府

 

燃料の切れたミサイルを回収しそのまま部屋の窓に体当たりする。

白「ダイナミック帰還」

加賀「とぉーぅ」

くー「....」

 

北上「あ、お帰り(*´▽`)」

総統「あー寒い、部隊の用意できた?」

北上「一応出来たんだけどね、問題ができちゃった」

総統「ん?」

 

コートを着ながら耳を貸す。

その声には別段大きな訳ではなさそうだ。

 

北上「いやー実はね、無断でやっちゃた....建造」

白「ほぇ?」

加賀「チッ」

くー「痛い痛い加賀さんそこだめ、ダメ人体壊れちゃう」

 

総統「何故にそうなった....」

あぁ、もうやだ、大量に人がいるのって好きじゃないんだよもぅ。

 

出発から三分後

 

....てか、なにげにこーゆー回想シーン少ないよね

まぁ、視点別作品ばっかだしね

あ、そうそう、七帝これくしょんは七人の提督の個別視点と艦娘視点のネイビーとパン瑞鶴視点のグロワール、黒加賀視点のリッターがあるよ

え?そんな宣伝いらない?

是非もないね

 

 

ぽわんぽわん

ほむほむぅ

 

鉤十字の旗の下、円卓を囲む五人の艦娘

 

金剛「さて、諸君に集まって貰ったのは他でもない提督についてだ」ドン

金剛 撃破艦 戦艦八百十二 空母百二十 巡洋艦八百 小型艦八千

 

ビス「そうね、あの監視をこんな無惨に引き裂いて確認することといえばそれぐらいよ」ドン

ビスマルク 撃破艦 戦艦三百 空母三十 巡洋艦五百 小型艦三百(撃破の三分の一は姫、鬼、レ級)

 

赤城「加賀さん....」ドン

赤城 撃破艦 戦艦百三十四 空母七十 巡洋艦二千 小型艦一万

 

夕立「....ぽい」ドン

夕立 撃破艦 戦艦二千 空母五百 巡洋艦千 小型艦七千

 

北上「こんなことしていいのかぁ....あぁ~大井っちぃ」ドン

北上 撃破艦 戦艦千五百 空母七十 巡洋艦三千 小型艦二百

 

ちび加賀「....」チーン

加賀 撃破艦 戦艦十四万五千二百 空母五十三万 巡洋艦百二十万 小型艦測定不能 (姫等多数)

 

金剛「まず、この加賀さん一強体制を取り除かないと私達は一瞬で蒸発させられるネ、そのためにもまずは作戦がいる」

ビス「....金剛、たとえ提督の私服を着てしゃべり方を真似ても無駄よ」

金剛「(´・ω・)」

赤城「ですが、たしかにそうですね、提督を独り占めするためにやった事が裏目に出てこんな結果になったのですから」

北上「....何やっても無理だと思うけどなぁ.....提督は極度の戦争厨だし、横には深海棲艦のまとめ役の空母棲姫、もう片方にはこの鎮守府内でも最強の艦娘....ゼロでないといっても相当なものを用意しないと」

夕立「♪」

ビス「余裕そうね夕立」

夕立「夕立はもう犬ポジを貫けるから」

金剛「島風」

夕立「....呼ばないで、絶対呼ばないで」

赤城「まぁ、あそこら辺の子達は大丈夫ですよ、絶対ではないですけど」

金剛「そこで私は考えまシタ、そう作戦名諸刃の剣作戦ネー」

ビス「....察しはつく、だがそれは」

赤城「あのそれ、加賀さんを倒せても今度はその人が敵になるだけでは」

夕立「あ、だめっぽい」

北上「....やめた方がいいよ」

金剛「ならば私はあなたたちに問います、あの化け物じみた空母をどうやってあの舞台から引きずり落とし、互角で戦う条件を作るのですか、あの三武艦は三人揃うからお互いに押さえ込めたのであって、一人一人が」

ビス「あなたねえ「長門」と「アイオワ」よ、あの二人がどれだけ意味があるかわかってる?」

金剛「?...加賀さんを抑さえるという意味以外にありますカ?」

北上「....はぁ、金剛さん、「提督の長門に対する」信頼って知ってる?」

金剛「モチロンネー、提督は長門に「もしもの場合は後ろから刺せ」.....あ....えーと」

ビス「そう、提督は長門の事を「もし完全に私情に駆られ、変なことをすれば殺してでも止めてくれる」存在と思ってるの、もし呼んでしまったら」

赤城「アイオワさんはアイオワさんで提督の考え方に汚染されてるのか「無理矢理襲って奪い取る」な、人ですよ、今までは居なかったから良いですけど今は本人がいます」

北上「そして問題はこれだよね、三人揃えば防げるけど長門があれじゃあね、で、揃えなければ彼女の一強時代」

夕立「提督さん自身、艦という過去の英霊に敬意を持ってる人にあれは相当答えるっぽい」

ビス「あの過去を見なさそうな人が一番見てるもの、気が狂っても長門、大和、武蔵はだめ、あの年中発情期の犬はダメ、あと海外艦も全員ダメ、略奪愛だもの」

金剛「デスガ力がないと意味もないデスヨ」(あなたがそれをいいマスカ)

ビス「だからこうしたんでしょ、まぁ、そんな爆弾はダメ」

北上「じゃあさぁ、その関連の人達でそのストッパーを建造して体勢をたててからでいいんじゃない?」

赤城「ストッパーといいましたら」

夕立「加賀さんは赤城さんを始めとした空母組、長門さんは陸奥さん、アイオワは.....ぽい」

北上「しまった、アイオワは誰もいない、ストッパーのサラトガさんは提督のお気に入りだった...」

金剛「みんな死ぬしかないじゃないネー」

ビス「....駄目だ、提督のお気に入り艦の存在忘れてた...」

北上「よし、こうなったらやけくそだ、天に運を任せて六隻ランダムで建造しよう、私は取り敢えず出撃の準備がいるから先によろしく」

 

 

ほむほむぅ

 

北上「ま、まぁ色々あってね」

白「まぁ、いいか、じゃあ二時間後集めて」




次回予告
なんかいろいろ不穏なころ
こっちはこっちで大ピンチ

好感度の仕様のせいでわしのみかたは誰もいない
え?何故かって
大半の艦は四桁出撃させたからさ

決意とかそんなのいみねえよ

次回七帝これくしょんりたーんず
第11話 ヒトラーになりきれなかった男
次回もよろしく


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第11話 ヒトラーになりきれなかった男

前回のあらすじ

平和とかそんなものなかった
あるのはただの憎悪だけ


雪が降り続け月が昇るころ

無数の鉄十字の戦車が並ぶ。

 

そういえば明日....というか今日はミッドウェーの前哨戦か。

 

総統「....いざ見るとマウスって小さいな」

加賀「まぁ、奥のラーテなんかと比べると小さいですね」

くー「さーて、あの馬鹿はちゃんと戦力を配備してるかな?」

総統「さぁ、将校は前哨戦がうまくいかなかったら増援要請されるからしらんよ」

 

ミッドウェーの作戦と同時に火事場泥棒することになるけど許せ、周辺の提督は少佐中佐で総出で出払い。

いつもは巡回してる将校の艦娘も増援のために今回は監視も無し

 

精々妖精さんがちらほら砲撃してくる程度。

 

総統「でだな.....なにペンキ塗ってんだ?」

くー「まぁ、あのままだしたら内乱で使えなくなるでしょうと思い、深海棲艦風にアレンジしました」

 

いやまぁ、鉄十字の上に髑髏って....

てゆーかさっきから設計図チラチラ見せるな。

これ答えたら是対あかんやつ

 

総統「....」

くー「でですね、これ」

総統「あ、言っちゃうのね」

加賀「提督」

総統「そうだな、「カステラです」ちょっ、なに重要なときにティータイムしようとしてる」

くー「まぁ、これわたしたちの総意で作りましたし」

 

......つまりなんだ

総統「わしがどっかほっつき歩かないようにでも?」

くー「理解早いって楽だなぁ」

総統「逃げれ無いだろうし聞くよ」

くー「まぁ、基礎性能どうこうはどうでもいいんですよね簡単に設計図にしましたから」

 

うわぁ、楽

全部書きまとめてるせいでぐっちゃぐちゃ

空母が大艦巨砲主義にはしってるけどきにしなーい

 

総統「これ、聞かないとダメ?」

くー「可愛く言っても無意味です」

総統「しょぼーん」(´・ω・)

くー「ま、まぁ、簡単にまとめますから、ね」

総統「うっそだぁ、こんなばかでかい軍艦が簡単なわけがねえ」

くー「主砲80cm60口径三連装砲、副砲連装レールガン、試作で妖精さんたちが作ってた光学兵器多数あとはミサイルハッチを複数、あらゆる弾頭を発射できるように改造しました、もちろん核も発射できます」

総統「うわーシンプル」

くー「本来なら数百のミサイルの同時操作なんて不可能ですがこれは言ってしまえば総統さん用の武装兼首輪ですし」

総統「おい、首輪ってよぉ」

くー「脳波コントロールってこう、ロマンあるでしょ」

総統「それ、最後に質量を持った残像を出す奴に頭抜かれそう」

くー「装甲も対80cm完全防御でちゃんと艦娘の砲撃程度はノーダメージです、電磁防御とか積めたらよかったんですがねぇ」

総統「ん?」

 

どこかでこの設計図見たような

頭の中にある全ての設計図とこの設計図を重ねる

 

そしてひとつ、そこにあるものと同じものが出てきた。

 

総統「これ....しゅてるんじゃん」

くー「あ、ヴぁれた」

総統「なんか変なの入れてるだろ、設計図と違うところあるぞ」

くー「えぇ、入れました、艦娘射出カタパルト三基にハッチにと」

総統「おいおい、それもう強襲揚陸艦にでもしたいのか?」

くー「ドックとか保有してますし小規模ですが修理も可能です」

総統「それただの移動要塞」

くー「だって、だってこうしないと」

総統「と」

くー「死体からへぶぅ」

総統「ひえっ」

 

ざっと13メートル、ぐらいだろうか、ビンタで吹っ飛んだ。

何をいっているのか俺にもさっぱりわかんねぇ

姫クラスが一撃だ。

 

加賀「....ふぅ」

総統「いや、そうじゃなくて、死んでない?」

加賀「大丈夫ですよ、首の皮が繋がっていますし」

総統「首の皮が繋がっていても死ぬんだよ....」

くー「あっ、脳細胞が粉砕された....立てない(´・ω・)」

総統「だめだこりゃ」

 

 

数分後

 

くー「えーと、よし、もう出撃しましょう」

総統「...どうしてこう面倒なことになるんだ、取り敢えず周辺の鎮守府いこっか」




次回予告

なんかパスタとかパンあたりが激戦区にいってるけどわししーらない
面白い
面白くない
どっちもどっちとゆうか

今新作描いてるから投稿する余裕がねえw
もっといえば塩Goやりたい(´・ω・)

次回七これ
第12話 ミッドウェーとクリスマス
次回もよろしくぅ


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第12話 ミッドウェーとクリスマス

前回のあらすじ

いろいろひどいことになった侵攻作戦
まぁ、運用試験だし最低一回やればいいだけなんだけどね。

え?撮影はどこまでだって?
一応日本侵攻までは終わったよ

そういえばマンハッタン計画は1939年8月2日辺りなんだってね


無数のネズミが海を走るころ

こちらもまた見届けるために前線よりかはかなり遠く離れた場所にいた。

 

総統「あつい」

くー「仕方ないですよ、ついさっきまでウォッカをがぶ飲みしてたんですから」

総統「まさか機動力がこんなにもないなんて」

くー「まぁ、これは移動されるもんじゃあありませんね、防衛なら強そうですが」

総統「うーん、空挺隊みたいに落とすか」

 

そう、火力と装甲こそあれだ

だがマウスには機動力がない

どこぞの艦砲積んだ戦車より遅いのだこいつ

ラーテはまぁその大きさを利用してエンジンを増やせたりしたが

マウスにはそれほど大がかりなものはなかった

そのせいで予想の倍以上の時間がかかった。

 

総統「妖精さんたちだけで動かせるのは確認できたしもうちょっと場所削ってそこにエンジンと燃料積むか....砲弾も減らして劣化ウラン弾にできればなぁ」

くー「ウランほしいですか?」

総統「欲しいです」

くー「じゃあこの死後の引き渡しにサインを」

総統「勝手に殺すな」

くー「でも前は「俺は今はあいつらの提督なんだ、死んでからなら手を貸してやる」って」

総統「さ、さぁ、なんのことやら」

くー「もしかして、釘でも刺されました?」

総統「もういい、これ以上話すと矢が飛んでくる」

 

葡萄酒の栓を抜きそのまま飲み干す。

しかし何一つ得られるものはない

なにも感じない

なにも生まれない

 

もう、人間てしての感覚は死んだのだろう

されど我は虚無にあらず

されど我は炎である

 

総統「...」

くー「じんぐるべーるじんぐるべーる」

総統「...もう、そんな日か....」

くー「クリスマス作戦」

総統「ハハッ、そうだな急ごうか」

くー「うわー、アメリカへの核攻撃を言っただけで顔が変わったよ、ほーんと生きる時代間違えましたね」

総統「どうかな、あんな事になるまではまともな人格はあったよ」

 

コインを打ち上げると同時に目の前の島から煙が昇る。

 

総統「はい」

くー「裏」

総統「残念表」

くー「うへー」

総統「FXで溶かしたような顔をしても駄目です」

くー「むー、もう一回」

仕方ないからもう一度コインを打ち上げる

総統「横に注意しろよ」

くー「え?」

 

直後砲弾が彼女の頭に直撃した。

普通に直後したのである。

そう「46cm砲」の砲弾が直後

 

総統「はい」

くー「けほっけほっ裏」

総統「チッ」

くー「...大和級なんているんですか」

総統「いや、増援部隊、あまりの進軍の遅さからバレた」

くー「知ってて放っときましたね」

総統「無線ガン無視だからな、わしは囮寄せして卑雷針でかえる」

くー「どこの卑劣様ですか」

総統「じょーだんじょーだん、数は空母8、戦艦12、巡洋艦20、駆逐艦45、潜水艦3」

くー「....少ない...こっちはマウス30、ラーテ3ですよ、負けるわけ無いじゃない」

総統「まぁ、偵察艦隊を木っ端微塵に吹き飛ばしたからな情報はねえよ」

くー「まぁ、砲撃は全くきかないでしょうしのんびりポーカーでもしましょう」

総統「えー、やだ」

 

トランプを取り出し積む。

一枚目はハートのQ

 

総統「ほい」

くー「....砲撃で吹っ飛びましたよ」

総統「......」バンバンバンバンバンバン

くー「台パンやめーや」

総統「まあいいか、ティータイムでも」

くー「こんな砲弾爆弾魚雷の雨あられでですか?」

総統「そうそう、落ち着いて」サー

くー「.....壊れましたね」

 

ふざけんなよあいつら

くー「無言でメンチ切らないでください」

総統「...よし、マウス追加発注しよう」

くー「あ、帰ってきた」

 

信号銃をとりだし空に赤色の煙弾を打ち上げる

 

総統「あ、やべ」

くー「あれ、赤ってたしか、「砲撃地点」」

総統「お、空から沢山降ってきた」

くー「....あれ、全部「80cm」砲ですよね」

総統「そだよ、金剛とかに持たせてるからね」

くー「たしかあれ、20門かそこらありましたよね」

総統「うん、機動性皆無の砲撃支援専用艤装、火力だけだからすごい楽...だったらよかったよ....ブースターとかで反動なくすの疲れた」

くー「いや、そういうのいいです、これあかん」

 

雨のように降り注ぐ砲弾は確実に艦娘を沈めてはいったがうん

そのあれだ

 

総統「椅子とかテーブルも吹き飛んだからうん」

くー「あ、マウスに当たった」

総統「いたっ...頭に当たった」

くー「はうっ....痛いです」

総統「あ~自動回復するんじゃぁ~^」

くー「簡易とはいえ適合化は強いですよね、これだけ撃ち込まれてノーダメージですよ」

 

ポケットにあった饅頭を取り出し周囲の惨状を確認する。

数百発の砲撃で援軍は壊滅、マウスもへこみはしたが貫通はなし

ラーテも副砲が一部破損程度。

 

成果は上々。

 

総統「さてと、帰ったら全面的に再設計だな、とりあえず機動力確保を中心に水陸両用を目指さないと」

くー「マウス量産の暁には人類程度どうってことないわ」

総統「なお下からの攻撃には意外と弱い」

くー「弱い言ってもある程度は耐えれるなら安心安心」

 

慢心駄目、絶対

 

くー「まぁ、これにて実験も成功ですし、クリスマス計画....始めましょうか」

総統「今あっちで一進一退の激戦だと言うのにアメリカかぁ」

くー「その為に妖精さんたちと協力の元「核弾頭搭載超遠距離砲」なんて馬鹿げた大筒作ったんですから」

総統「....わしがアメリカにぶっぱなし、その直後にマウスや航空機で制圧、うまくいくかな」

くー「計画どうり、「ニューヨーク」「ロサンゼルス」「シカゴ」に撃ち込めば計画は成功です」

総統「五発の核で三つの都市をねぇ....衛星の観測でもあれば」

くー「無くてもまぁ、だいたいの距離はわかりますし」

 

そっからは何一つ面倒ごともなくかえることはできた

なんか三回ほど救援要請が聞こえたけど無視

 

鎮守府

 

最近は全く思考を回す必要がなくてすごい楽になった。

なぜかだって?

そりゃあ戦場の上ではなにも考えずただ流れと直感だけで動いているからだ。

思考なんてただ技を鈍らせるだけの邪魔者

....え?ここ鎮守府だろって?

 

放心したっていいじゃない人間だもの(・ω・)

いくらノーダメの不死身でも戦艦とか空母のダッシュは止めれないよ。

 

白「とりあえずウランはとれる用意はできたし、もうすぐクリスマスか」スッ

 

アイオワ「あどみらー」ガシャーン

大和「ていとっ」チュドーン

武蔵「三度目の」改装中

 

加賀「ふっ、所詮後発組の敗北者じゃけぇ」

金剛「最近の加賀さんは提督に似てきたネー」

 

サラトガ「はぁ...はぁ....敗北者?」

ながもん「戻るなサラトガ!乗れ!!」

加賀「提督を無理矢理さらって即撤退とは米国海軍はとんだ腰抜け集団のようじゃのう、国外艦娘組」

 

あれこれどっかで

加賀「旗艦が旗艦それも仕方ないわね、「アイオワ」は所詮良いところ止まりの「敗北者」じゃけぇ」

ビス「ッ....あの無敵空母、アイオワをバカにしやがった!!」

 

おいこらその流れやめろ

加賀「実際そうでしょ何年頑張っても「嫁艦」になれず、なにも得ず、終いにゃ終いにゃバカ空母、サラトガという名の無能空母それらを希望と思い込み道を譲る、実に空虚じゃあありゃせんか人生空虚じゃありゃせんか」

 

サラトガ「それ以上アイオワをバカにするなあああ」

 

白「おいバカやめろ戻れ!!勝てるわけがない、どれだけケツイを決めても勝てないやつもいるんだ」

 

加賀「....その心意気試してみなさい」ゴポゴポ

 

ヒエッなんか周辺の物質が溶けてるぞあれ過熱装甲か

 

サラトガ「勝負は一瞬、全機fire」ガチャガチャ

 

なんやこいつら、急にAC並に意味不明な兵器持ち出してきたぞ

まぁ、勝負は決まったようなもの。

 

ぽこっ....ずぶっ

 

加賀「....あっ」

サラトガ「....」

白「めでぃぃく」




次回予告

※次回の本編放送は12月25日の午後7時39分8.02秒です

ついに始まる米国侵攻計画
人類の叡知は星さえも焼く

次回七これ第13話「クリスマス計画」
君は生き延びることができるか


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第13話 クリスマス計画

前回のあらすじ

マウスの試験運用を終わらせたわしら
その先にあるものは破壊なのだろう


12月25日

 

まだ朝日も昇っていない深夜

バズーカを背負い暗黒の海を抜け

「太平洋の向こう」を目指す一隻の船。

 

この瞳に写る光景はただひとつ

「人類の叡知」が世界を焼き払う瞬間

それのみである。

 

総統「我は死なり....全てを破壊するものなり...」

 

船が傾き、艦首が天を刺し、月光は海を照らす。

 

空母棲姫「.....総統さん、カタパルト射出準備完了です」

総統「了解、ちょっくら空の旅でもするか.....射出後周辺の警戒をしてくれ、砲撃はこっちで全て計算する」

空母棲姫「わかりました、それでは」

 

 

直後、カタパルトから打ち上げられた。

すぐにバズーカの照準をワシントンに合わせる

勝負は3回、失敗は禁止

少しずつ高度を上げ上がりきった瞬間でニューヨークに一撃

落下中にロサンゼルスとシカゴにも一撃

 

この砲撃で数百万どころの話じゃない命と土地が消える

だがそれがどおした?

 

総統「俺はただの破壊者だ」

 

轟音と同時にニューヨークに砲撃

すぐさま射撃時の反動を計測しながら装填と修正を繰り返す

 

勝負は短くだ

 

総統「じゃあな」

 

二回目の轟音でシカゴに

更にロサンゼルスに修正と装填

 

空母棲姫「総統さん!六時の方向敵艦」

 

相変わらず手が早いもんだ

 

総統「瑞鶴...か」

 

こちらはこのバズーカ以外は無い、詰みだ。

わし一人なら詰みだった

ほーんとしょうがない人だ

 

総統「ミッションクリア....加賀さん帰るよ」

空母棲姫「核弾頭ももう防ぎようがないですね....爆発後機甲師団で防衛網を突破してさっさと終わらせましょう」

総統「ほな、うちはもう加賀さん抱えてかえるやさかい。アメリカが降伏したらまたおいでやす」

空母棲姫「雑な京都弁ですね」

総統「....もうちょい練習してくるわ」

 

バズーカを分解し、サーフボードに変形させエンジンをつける

 

総統「加賀さ~ん、ずいずいはいいから帰るよ」

加賀「ですが、あんなのを」

総統「あいつ、始めから俺らを狙ってねえよ」

加賀「....?」

総統「あいつの矢、あんな近距離ゃなくても射てばよかったんだよ....だって一発射てば俺は嫌でも回避運動をとってからまた再計算して射撃体制をとらないといけない、どう考えても無理だ、最終的に高度不足で威力が落ちる」

加賀「じゃあ、まさか」

総統「あいつ、酒臭かったろてか加賀さんが凄い酒臭い」

加賀「...たしかにそうですが....あっ」

総統「嫌なもんだ、「愚痴相手」でも探してたんだろ、あいつ本命には弱いからなぁ....ほーんとやめて欲しいよ」

加賀「(*´・ω・)」

 

そういえば何分だろうか

そう思い時計を確認する

....別にストップウォッチつけ忘れたとかそんなのじゃない

 

総統「....作戦開始から六分....上出来だ.....こんなのに十分もかけてられんな」

加賀「.....あの」

総統「?」

 

まさか、追ってきたなんてな

 

加賀「後ろ」

総統「.....何も見てない」

加賀「あの」

総統「よし、しょうもない話でもしよう」

加賀「.....まっすぐ来てますよ」

総統「...なぁ、わしは相談所かなんかなのか?」

加賀「まぁ、提督の回答なんて「いじめられた?じゃあそいつら暗殺でもしとけ」程度の無責任な答えしかないですがね」

総統「自分がやった効果的なことを進めるのが相談じゃないのか?」

加賀「提督....人間そんなに命の価値は低くないんですよ」

総統「知るかワレェ....20世紀まで命の価値なんざそんな高くなかったのに急に尊い尊い言い出したしょうもない猿の世界なんざ興味ねえ、まだ私利私欲や私怨に駆られて動いてる人間の方が見てて気持ちがい」

加賀「それと提督」

総統「....」

 

ジャボーン

 

総統「何もなかった」

加賀「うわぁ....酔っぱらいを蹴落とした酷い」

総統「でもさぁ、瑞ずいに気を付けろよいい始めたのは加賀さんじゃん」

加賀「あの鶴ろくなことしないですから、酔ってなきゃ厄介だし、酔っても面倒ですし」

総統「ふーん」

毎晩毎晩肉盾持って布団に入ってくるやつの発言とは思えんがまあいいか

 

総統「....アカンこれ、行きは月見ながらのんびりきたはいいけど帰りはただまっすぐなだけや、暇すぎる」

加賀「そうですね、それと」

ずいずい「うへぇ、そうとうしゃぁんきいてよぉ」

加賀「( ・`ω・´)」ボカッ

ずい「ぎゃふっ」

 

.....俺がやったら否定するのに自分はいいのか....いいか

 

総統「しょうがない、うちで寝かせたあとあのバカに送り返すか」

加賀「...」

総統「やめてくれ、その目はやめてくれ」

 

 

結局酔っぱらいを連れて帰るはめに

 

鎮守府

まだ朝日も昇っていないにもうフル警戒

わしが起きてる頃なんざ昼寝してるやついるのに

 

総統「はぁ...加賀さん、弓道着痛い、死ぬから、窒息するから」

加賀「この兎放っておくと襲いますから」

ずい「うへへ~」

総統「なーんでこいつなら背中預けられるほど安心できんだろ、ただの年中発情期の兎みたいなやつなのに」

加賀「仕事はできますからね彼女」

 

ウォッカをずいずいの口にねじ込んでいると携帯が鳴り出した

保護者が生きてたのか

 

加賀「....着信音変えません?」

総統「これ好きなんだけどなぁ....はいこちら白さん」

仏「すまーん、うちのずいずい知らない」

独「お前が本命には下手すぎるから泣いて酒のんで酔っぱらって突っかかってきたぞ」

仏「で?お前はながもん任せに核攻撃か.....ハッ....」

独「お前は大佐だろ、なんで話す時間あるんだ」

仏「そりゃあいまは本隊が総攻撃中だからな、ただまあ知ってたのか敵がクッソ多い上に待ち伏せてたりしててよぉ、損害がバカにならんよ....どうせお前だろ」

独「なぁ、その「なにかおかしかったら俺のせい」って感じにすんのやめてくれ」

仏「ハハハ、そのせいでお前一時期はテロリストの黒幕とか暴力団全てのドンとか死の商人とか言われてたよな」

独「あーはいはい、そういうのいいからずいずい返すよ」

仏「いや、その、それはまてまだ心の準備が」

独「黙れ下半身...その首とろうか?」

仏「ガチボイスやーめて☆」

独「そか、じゃあ」

仏「まった、いやほんとごめん、いまお前て戦争して人類全滅程度で勝てるかわからんからやめて」

独「おまえ....頑張ってるんだな」

仏「お前みたいな技術力がないのが悔しいよ、力も知恵も負けてさぁ」

独「うっせえ、黙れ」

仏「あーもう、あいつらに一目惚れの事言ってやる」

独「アァ!?やってみろやテメェ」

仏「あ、さーせん」

独「反省してないだろ」

仏「さーせんww」

独「ったく.....ちゃんと取りに来いよ」

仏「はーい」

 

電話をきり、机に刀と一緒におく。

この目には何も見えない

この肌にはなにも感じない

 

恐ろしいものだ

この戦争はまだ序章なのだから




次回予告

なんかミッドがわんさかしてるころ
ついにわしも強制召集

正直年末ぐらいのんびりしたい


次回七これ
第14話 ミッドウェーの攻防
じかいも夜露死苦


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第14話 ミッドウェーの攻防

前回のあらすじ
クリスマス計画を成功させ、一つの山を越えたわし

.......思いつかん

てゆーかさ
生放送何事もなく成功してよかったよほんと


空はいつまで暗く

風は力強く

海は荒れ

 

この地獄をなんと言おうか

 

それよりも

 

独「.....なれんなこの服」

大和「しょうがないですよ、こういうところは自由じゃありませんし」

独「はぁ....加賀さん....コート」

大和「(*´・ω・)まさか全部奪われるとは思いませんでしたね」

 

のんびりと空を見上げ無心になる

別に強制召集はいいんだよ、後詰めだし

 

独「さてと....ながもんどこだ...」

大和「長門さんでしたらえーと....七番ドックですね」

独「じゃあ、見に行くか」

 

そう思いすぐに七番ドックに向かう

 

七番ドック

なんだここ

どの艦も損傷もなく、轟沈した艦もいないのにまるで葬式でもしてるかのような雰囲気だ

 

独「.....まじか」

 

勝ってるのに葬式って

 

長門「提督....悲報だ」

独「どうした、敵の正体でもわかったか?」

長門「いや、それは伏せているが...ここでは話せない」

独「そう、じゃあうち以外の子達に指示出して終わったら来て、俺は少し海岸で寝てるから」

長門「わかった」

 

 

大方アメリカが落ちたってところだろうがな

 

海岸線

 

この島から見える煙や炎

きっと違うやつらが戦地に赴いているのだろう

 

誰が本当の敵で誰が味方か

そんなもの誰にもわからない

わかるはずがない

 

大和「...海が....」

独「言うな、辛くなるだけだ」

長門「...提督」

独「で?悲報ってなんだ」

長門「」

独「.....おい」

 

一瞬世界が止まった

いや、理解したくなかった

そんなこと

 

最悪の結果だ

 

独「もう一度言え....場合によっちゃ」

長門「.....わかった、心を落ち着かせてから」

独「いま言え、今すぐだ」

 

もしその言葉が本当ならすべての計算が狂い出す

いや、狂うなんてレベルじゃない

「やり直しだ」

 

長門「.....やつらは【艦娘に擬態】できる....そのせいで前線艦隊は偽情報によって壊滅、轟沈艦多数、残りも大破」

 

最悪の結果だ

計画の練り直しだ

最高だよ

 

あぁ、狂いそうだ、これが進化ならすべてがうまくいく

俺の計画はあのアホどものおかげで短縮できる

 

大和「あぁ...提督がいつもの歪んだ笑顔に」

長門「提督...今すぐ「総攻撃」の許可を...」

総統「全艦に通達「計画のために退却す」もう人類なんざしらん、くーちゃんに電話」

長門「了解した、今すぐ退却準備を整える、理由は鎮守府襲撃として通しておく」

大和「電話です」

 

こいつら仕事早すぎや

 

総統「おーいくーちゃん、今すぐ起きろさもなくば」

空母棲姫「うっさいですよ、あのバカがついにやりやがったので現在大急ぎで車両を向けてます....」

総統「最高だよ、「擬態」なんてよぉ....」

空母棲姫「あの頑固者もこう面白いことをできると証明できたのは好都合ですね、もう先行部隊を送りました」

総統「上出来、それアメリカ落ちたか?」

空母棲姫「えぇ、ちゃんと住民は虐殺、一部を人体実験に利用、艦娘は...ね」

総統「はぁ、そっちは連戦だが大丈夫か?」

空母棲姫「大丈夫です....実はすごいものを送りました」

総統「ん?なんかあった」

空母棲姫「加賀さん居ないでしょ」

総統「居ないよ、まさかなんか取られた?」

空母棲姫「いえ、実は極秘裏に作ってた総統さんを総統さんとするために作った重付属装備を取られました....せっかくジOを真似て作った特注品なのにです」

総統「さらっとえぐいの言うのやめよ、てゆーかそれ核でもぶっぱなすの?」

空母棲姫「えぇ、劣化ウランですが大型バズーカにしてぶっぱなせます」

白「あら^~」

くー「他にも飛行や潜水も用意したんですよえぇ、それを奪うどころか自分専用に改造したんですから...」

白「いくらかかったの」

くー「人員の7割りを割いて24時間労働」

白「糞ww」

くー「じゃあ私アイス食べたらすぐそっちいくので逃げるなりなんなりしててください」

 

独「....欲しかったなぁジオ」

大和「ま...まぁ、元があるなら」

独「(´・ω・`)」

大和「....」

 

まあ、いっか

.....はぁ、あれで隠れたつもりかよ

 

独「大和...先に帰ってて....」

大和「....わかりました」

 

大和がドックへ向かうと同時に面倒なのがきた。

正直今話したくない

 

独「....はぁ」

仏「みえみえの演技すぎるわ」

独「ありゃりゃ....で?よくまあやるよ」

仏「お前ほど進んじゃあいねえさ....答えを知ったんだろ」

独「あぁ、敵も黒幕も倒すべき真の敵もな」

仏「...いやだねぇ、なーんでも知っているその態度」

独「......どうだ」

仏「まーだ一時的なもんさ、おめぇみたいに場所次第じゃ常時は無理だな」

独「あれのコツ教えようか」

仏「まじか頼む」

独「艦娘と深海棲艦.....両方に言えるがな...あいつらもともと実体のねぇ概念だ、概念が身勝手に具現化しただけ、ならその概念を殺して纏うだけだ...いうなら自分で熊狩ってその毛皮でマントにするかんじだ」

仏「わかるようなぁわからんような」

独「お前は無力じゃないんだ、頑張りゃできるよ」

仏「....なぁ、擬態ってさ」

独「もう掴んだか...」

仏「はぁ、面倒だなぁ数は」

 

おっ(・ω・)生け贄来た

 

独「駆逐8 戦艦4 以上」

仏「もうここまで来てるのか....」

独「....」

 

あいつらトロイなぁ

 

無言で周囲を囲んでいた擬態艦の一人の首を跳ねる

 

独「はぁ...船も要塞もないんだ、勝負は一瞬で決めるぞ」

仏「....終わったぞ」

独「...?」

 

答えは簡単だった

もう来た

ワシントン辺りからほんの数分.....

 

青い空母が音速で飛んできた

 

独「....あっ、音速はあかん衝撃で死ぬ....」

仏「すまん、背中借りる」

独「たいしょうげーきたいせーい」

 

頭を抱え小さく屈む

刹那、空から降ってきたナニかに周辺全てが斬れた

交通事故、轢き逃げ

そんなちゃちなもんじゃねえ

通っただけでばらされた

 

自分が斬られたと自覚することもなく

 

独「南無」

仏「きゃーしぬーたすけてずいずいー」

 

黒光りする装甲に入っている短い金色の筋

その重量感は他を圧倒し

六本の刀はこびりついた血を蒸発させる

その漆黒の鎧はきっと

 

パクられたやつだ

 

加賀「....速すぎて痛いですね....この策敵兼姿勢補助装置はずしましょうかちょっと振り回されてる感じ」

独「うぉぉぉぉぉロボットォォォォ↑↑」

仏「うわー、SF....こんなのが敵とかやだよもぉ」

独「....バイオセンサーでもあんのか」

仏「じゃあ俺はもう戻るよ、もうすぐ二次侵攻だし...お前は帰るんか」

独「いや、少し下がる....あいつら裏に部隊回してるだろうしな」

 

下がらないとマウスに轢き逃げされるんだよな

まあ、何事もないなら鎮守府まで帰るんだけどさ

 

加賀「システムクリア....ふぅ」

 

直後装備が消滅し元のコートを着たいつもの加賀さんに戻る

 

独「(^ω^)」

仏「どんだけほしかったんだ」

独「帰って作ろ...ファンネルつけよ」

仏「サイコミュww」

独「怒ってない....」

仏「泣いてんな」

独「いいもん、帰ってウラン取りに行くもん」

仏「泣くなよ...」

独「...帰るよ加賀さん」

加賀「はい」

 

まぁ、まともに帰れるかは知らんけど

軍艦一隻か

 

 

 

海上

 

独「まぁ、帰れないよな、これからだし」

加賀「寧ろ帰れたら駄目ですよ...」

独「はぁ...後方に下がれただけいいか....とゆうか、後方に居るのどいつもこいつも横須賀の派閥か...」

加賀「そうですね....それと」

独「わかってる、もうすぐだな」

 

机をたたみトランプを取り出す

そこから五枚取り出す

 

独「ふふっ...ついてるぜ」

 

札は10、J、Q、K、Aのダイヤ

 

加賀「....イカサマしてますね」

独「してねーよ...13の4で52とジョーカーそっからだ」

加賀「冗談ですよ」

独「....零」

 

突然周辺が慌ただしくなる

それは予期せぬ奇襲なのだろう

 

通信を繋ぎ何事もないように落ち着く。

今動くのは無意味

 

独「....前線の揚陸艦隊応答せよ我」

「たすけてくれええ!!」

 

その声は焦りや恐怖、そういったものを感じた...愉快

 

独「....何があった」

加賀「笑ったら駄目ですよ」ボソッ

独「....失礼、電波妨害によき貴艦隊との通信が困難なり、用件をまとめてください」( ・`ω・´)

「せ、戦車が...よくわからない戦車が無数に突っ込んできた....艦娘の攻撃も一切き.....」

 

爆発音と同時に通信が途絶えた

実に実に素晴らしい

 

独「プルプル」

加賀「(>ω<)」

長門「提督!!一大事だ」

独「どったの?敵にやヴぁいのでた?」

加賀「?」

長門「前線部隊が突如現れた機甲師団によって壊滅、更に深海棲艦、艦娘、人類に無差別攻撃....そして「上層部は情報収集のため全艦隊攻撃命令」を出した」

 

独「....アホかあんなん無理だろうが....あの装甲46cm砲だろうが魚雷だろうが戦略爆撃機の爆弾だろうが弾くぞ....うちの技術の結晶やぞあれ、もっというとあれわしのだし....仕方ない全艦出撃....長門は上にこう言っとけ「我後方支援ヲ単独デ徹底セリ、各艦隊ノ退路ヲ命ヲカケ死守セリ」とでもな」

長門「わかった、これをすぐ横須賀提督に飛ばしたあとすぐに本部に出す」

独「加賀さんは爆撃機で周辺に居る伏兵も知らん深海棲艦を殲滅」

加賀「了解」

 

すぐに艦内に入り地図を取り出す

ぷにぷにしながら

 

独「あぁっもうっ、なーんで総攻撃なんだよ、あんなん列車砲なりレールガン持ってこなきゃ壊せないっつーのもう」プニプニ

 

くー「いやぁまさか来るとは」

独「はぁ.....おかげで伏兵を殲滅するはめになった」

くー「まあ、死んでもらわないとこっちが壊滅しますしね」

独「とりあえずこの海域をうちで死守すればいい...どうせ半分は消えるだろ」

くー「....もうちょっと下触りません?」

独「ここがいいのここが♪」

くー「こんなとこ見られたら針ネズミじゃすみませんね」

独「ふふ....そうだった」

くー「誰も居ませんね」

独「暇だからって......居ないな」

くー「誰もいない静かな世界...ちょっと辛いかな」

独「はぁ....慣れろ」

くー「もぅ」

独「.......ふん」

くー「素直だけど素直じゃないですねぇ」

独「恋ってさ...しない方がいいぞ....」

くー「えっ?」

独「....あんなもの.....」

くー「私が誰かわかってのそれですか....随分なことで」

独「望むなら答える、それ以上は無理だ」

くー「うっそだー」

独「君....いや、貴女だからこそ俺は....ん?」

くー「」

 

独「返事がないただの屍のようだ」

 

振り返りたくない、絶対だめだこれ

 

加賀「全艦沈めてきました」

独「そう.....お疲れ様」

加賀「こっち見てください」

独「笑ってないでしょ」

加賀「笑える状況じゃあないですから」

独「加賀さんもわか......許して」

加賀「全てを知っていてその対応ですか」

 

どうしよ、これなにやっても詰んだ

 

独「うむ、詰んだww」

加賀「諦めないでください」

独「そうだな.......ねえ加賀さん、俺がさ「何者でもない」ものになってもついてきてくれるかい?」

加賀「それが提督の答えでしたら」

独「なるほど....忘れてくれ....きっと俺はこのままじゃあ空想の怪物「狂帝」白夜を演じ続けるだろうさ.....面白いことだ」

加賀「きっと、そんなもを捨てれる日が来ますよ」

独「どうだろうか、そう易々と命を賭けた呪いは消えんぞ」

加賀「....消しますよ....絶対に」

独「ありがとう.....百の偽名、千の仮面....そんなものが消える日を待つのも悪くはないか」

 

くーちゃんの手当てをしながら面白おかしく考えるのであった。




次回よこくぅ

本格的な戦争はまだとおい
だがそれがどーした
正直どうでもいい

次回7これ 15話 怪物

次回もよろしく なのです


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第15話 怪物

前回のあらすじ

今年最後だといいな
え?撮影?
(っ・ω・)っ知らないよ!!


ここはどこだろうか

ここはどこでもいいのだろう

■■■■まあ■■■

怪物■■■そうか

 

 

燃える世界

割れた空

所詮俺は器

何もない

それが楽しい

 

 

ここはどこだろうか

あの場所だ

復讐の最果て

墓場

人間■■■■■■■の最後の場所

この日だけ本当に楽しかった

 

世界は回り、変わる

凡人に光が見えとも闇は見えん

表にいるオリンピック選手なぞ所詮大半が井の中の蛙

本当の一流はこうやって誰にも見えるところや

こうやって地の秘境にいるもの

上にたつとそのおもしに潰されなにも見えなくなる

それは弱者の証拠だ

 

俺は強者になれとは言わん

英雄になれとも言わん

優しい人になれとも言わん

悪人になれとも言わん

ただ後悔しない選択をし続けろとは言う

ボランティア、犯罪、正義の味方、悪、後悔しないなら全部正義だ

 

ほらみろ、まーたひとりつぶれた

面白いなぁ

苦しむのも救われるのも

所詮第三者。当人からしたらたまったもんじゃない

ただの見世物にされてるんだから

 

 

はぁ....演じるのも疲れるな...

休めるなら休みたい

逃げれるなら逃げたい

誰が演じたいかこんな緩いこと

 

.....く

.....

痛い...

 

「痛い....なんかあった?」

くー「....もう、休みませんか?」

「何故」

 

泣くなよ....台無しじゃないか

くー「....いえ、何でもないです....それと」

加賀「提督が寝てる間に艦隊は無事退却現在はこちらとあちらでにらみ合いです」

独「そうか....なら退却しよう....」

加賀「わかりました」

 

加賀さんが部屋を出て船を動かしにいったと同時にカードを取り出す

 

独「命ってさ....小さいな」

空「ですね」

独「...なんか望みとかある?一航戦」

空「そうですね....え」

独「そんな顔するなよ....ほらっ」

空「ふえ」

独「うりうり」

空「ほふほふはん」

独「....飽きた」

空「早いですよ」

 

山から二枚引き抜き床に置く

 

独「どっちにする」

空「賭けですか?」

独「そうだよ、勝てば好きにしてOK」

空「....」

 

数秒の間、それはきっと神頼みの準備だろう

 

空「左」

独「じゃあ右」

 

左は11のハート

右は13のスペード

独「残念」

空「くっ殺」

独「.....」

 

じゃあしちゃおうか

 

独「じゃあ部屋に来て」

空「うわー鬼畜(棒)」

独「うっさい」

 

 

部屋

 

防音設備完備

監視なし

いやーいいね

 

空「うぅ、ひどい」

独「なぜ下着以外全部脱いでんねんあほらしい」

空「え...」

独「まあええか手っ取り早い」

空「ちょっ」

 

コートを着せ、宝石箱から一つの勲章をつける

空「...これって」

独「これをとったのは一人で多分十二個しか無い俺の絶対に捨てたくない宝物」

空「いったいこんなものをどこで」

独「さぁね、すこししか実物は手に入らなかったよ、残りは模造品....その意味わかるよね」

空「.....はい」

独「俺さ、この戦争が終わったらやめるよ」

空「え?」

独「こっちの人間はさ、頑張って必死こいてしがみついてるしどっか遠いところでさ、またのんびりするから」

空「..嘘つき」

 

勝てないなぁ

 

「そんなに演技下手か」

空「えぇ、ちゃんとあなたという人間擬きを見てたらわかりますよ」

「...まったく....似てるなぁ」

 

ほんと、嫌なこった

 

「....あぁ、そうだよ...ああいう必死な弱者を見るとふと絶望に染まった顔をみたくなるよな...」

空「結局戦争したいだけじゃないですか」

白「うっちゃいわりいか」

く「いいんじゃないですか、正義とか大義名分とか自由とか捨てて、ただ自分の欲望と言う正義を掲げ虐殺し、虐げ、見下し....ふふっ、これが私ですか嫌ですね」

白「誇りなぞ狗にでも食わせておけ....今の自分で考え、行動しろ、例え世界が否定し拒絶しても俺は味方だ」

 

ワインのみたなってきた

 

空「わかっています」

白「さて、じゃあ太平洋制圧の祝いとしましょうか」

空「飲みたいだけでしょ」

白「....」

空「えぇ、飲みましょう」

 

まあ、あいつのワイン塩入りなんだがなww

 

白「( ・ω・)」

空「( ・ω・)」

白「( ・`ω・´)」

空「( ・ω・)」

白「( っ・ω・)っいっきいっき」

空「(>ω<。)」

白「\(^^)/」

 

空「こふっちょっこれ」

白「あー、おもしれぇ」

 

不幸に乾杯

 

直後、喉で異常な

そう、辛いとかじゃない

 

焼ける

これだ

 

白「GYAAAAAA」(っ>ω<)っ(っ>ω<)っ(>ω・)っ(っ>ω<)っ(っ>ω<)っ( っ>ω<)っ(っ・ω・)っ(っ>ω<)っアアアアアアアア↑↑↑

 

く「うわっはははははひっかっかたぁ」

白「はぁはぁ...あぁうげえ」

く「あぁ~、たーのし」

白「はぁ、しゃあねえ今日はもう俺の要塞こい、もうはらいてぇ」

く「そうします...あっそういえば今日は大晦日ですね」

白「ふえっ」




次回予告

といいたいところだが

独「一期終了なんじゃよこれ」
く「えー、こっから色々あるんですからぁ」
独「しょうがないでしょ、ってことでPVじゃ」
く「なぜそっちに手を出した」




1945年9月

「ねえ、菊艦長」

運命は終わっても歯車が止まったとはいってはいない
観測する世界ならいくらでもある

「私と組まない?一人の為に」

使命なぞ無意味
裏切られた者の復讐としては軽いだろうが
それは救済でもあるのだろう


独「...間違えたwwwこっちじゃねえ」
く「おいこら」
独「こっちこっち」






「総員退避!!」
「不可能です!!うわぁああああ」
それは絶望?
「なぜ貴女ほどの人が!!」
「私はこれを正しいと信じているからよ」
それは正義?
「この戦争に勝てば全てを変えられる」
「この先にあるのは平和であったほしいものだ」
それは欲望?
「提督....」
それは願い?

全てが無意味
全てに価値がある

それはその本人の答えだろう

狂帝「演じるのも悪くはない....敵全艦隊に通達「我コレヨリ70年前ノ戦争ヲ再開セリ、手始メニ「広島」「長崎」「東京」「大阪」ノウチ何処カ二ヶ所二核攻撃ヲセリ」

七これリターンズ 第二部「戦争回路」


独「作成に3日かかった」
く「ほへぇ」
独「(っ・ω・)っじゃあ今回はこの辺で...最後のおまけ、プレイ編」


1:メリークリスマスwww

独「あぁ~くりすますなんじゃぁ」
仏「ずいずい送っても制空とれんなんだこれ10万ってなんだww」
日「おまえらはええなぁ近未来兵器使えて」
ソ「あぁ米国に米国に」
米「たーまやー」
独「はやい」カチカチ
伊「おいこら」
英「どかーんどかーんwwあぁあめりかぁ」
独「めりーくりすまーす」

2:マウス無双

独「あぁ義勇軍マウスが近代米国兵轢き殺すんじゃぁ」
日「なんやこれ数値万いっとる」
米「あぁ、要塞が地上要塞が」
ソ「...ちょっ米帝ベルカしとる」
独「あああああ、補給ライン壊れる」
伊「くーちゃん仕事してないww」
独「勝っても俺の領土ならんのほんと糞」


3:ミッドウェー

仏「あああ壊滅する壊滅する」
ソ「なんやこれ、ダイソンだらけじゃねえか」
独「~♪」
日「~♪」
伊「将校二名ふざけてる」
英「おっしゃ、敵引っ張ってよこちん動かしたろ」
米「あ、制空とれた核落とそ....あ、取られた」
独「お、制空とれた...核は作れないからまうまうで艦娘ごと轢いたろ」
仏「おいばかやめろあぁ、AIが突っ込んで自滅した逃げなきゃ」


独「まあ色々あったよ、さてと、準備があるし今回はこの辺でぐっばい」


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第16話 平和の形

前回のあらすじ~
急降下ではなく、強襲や擬態なーんてふざけんなってものでふるぼっこだドンされたじんるい
まあ、どないでもいいよ

戦争はまだまだ、序盤....いや、もう中盤だな

さぁ諸君、戦争を始めよう。


ふざけた内容だな

なにもかもがだ。

 

独「降伏勧告?面白いジョークだ」

くー「そうでしょ、一応戦力比は人類1に対して私は7、あいつらは12これじゃあね」

白「はぁ.....蚊の一撃をよく理解していることで」

 

ため息をつきながら紅茶を淹れ紙を読む

内容は別に悪くない

表面上は

 

ただまぁ、コイツ一人一人なぶり殺しにでもしたいのか

少なくともこれは影響が出る。

ペンは剣より強い何て言葉もある。

 

独「こんな、うわべだけ甘い条件出されたら国内の左翼連中は総じてOKだよ....ただの「武装解除」と「人権確保」だけじゃなあ、国を取るわけでもない、破壊もなし、血判条ときた」

 

くー「戦争なんてこの時代の人間は基本嫌うよう洗脳教育されてますし」

独「戦争好きなんざそういねえよ」

くー「少なくとも軍と国内は割れますね、実際問題あの馬鹿が堂々と「殲滅する」なーんて言うから国内が団結、右翼左翼関係なく生きるために戦争の手伝いをするんですよ、こーいうのは勝った方が正義、何でもいいんですよ」

 

いい加減本題言うか

面倒だし

 

独「そういえばさ、お前の用意してる人造兵器....いや、量産型艦娘の計画、どうなんだ」

くー「えっへへぇ、後はマスターである総統さんが居れば起動できます....」

独「はぁ....うちの艦娘の血からDNA取ってクローン作るなんてよぉ、監視してなきゃわからんかったよ、とゆーか、加賀さんとグルとはなぁ....まったく」

くー「いったいどこまで筒抜けなんですかね」

独「言うわけないでしょ」

 

逃げるように目を合わせない彼女の口にマカロンを入れる

 

独「はぁ....で、結果は?内戦には間に合うか?」

くー「...正直きついです...あの艤装を加賀さんに奪われたのは痛手です、あれは唯一無二の総統さんの動きについてこれるようにした特注品でしたから、正直今の加賀さんじゃ八割出せて満足程度です、そもそも数秒先の行動をできる兵器何てもの自体不可能だったんですよね」

独「あれに時間取られたか....八割か....まぁ、言ってしまえばあれは「考えたときのはやっている」なものだからな....」

くー「艦娘の方も正直数は揃えれます、ただ産まれても数秒で体が持たず全身壊死で機能停止、成長障害によって識別機能がなくなって戦力にもなりません、さらにあの拗れよう....正直、艦娘自体が提督という存在ありきの生き物、私たちみたいに強い感情を頼りに生きている訳じゃない、だからといって捕まえた人間を洗脳改造して提督にしても提供元の連中があれなせいで臨時提督秒殺ですし....まさかDNAレベルで刷り込まれてるなんて」

独「うちの子がさらっとあれ扱いされた」

くー「あの艤装の費用をやらなければ....ん」

独「....考えたな」

くー「ならいっそのこと加賀さんを総統さんと同レベルに改造すればいいのでは」

独「いいねぇ」

 

使えないなら使えるようにさせればいい、難易度こそ高いが不可能じゃない。

 

くー「まぁ、その件はあとにしましょう、今は今についてです」

独「だな、一万の艦娘を作っても30程度しか使えず、その三十もまともに運用できないなら無意味だ...まずは一万の戦力を一万で使えるようにしなければ量産の意味がない」

くー「....ですよね....一応何度も試していますが構造に限界があるんですかねぇ....」

独「.....雑すぎるのが悪いのかもな...いっそのこと完璧を目指した物を先につくってそれから少しずつグレートダウンさせた方がいいのでは」

くー「完璧....ですか....間に合いますかね」

独「...仕方がない、機甲師団用の工場と研究所の費用を全部回せ、あんなのおまけだ、なくても勝てる....てゆーかさ、うちの妖精どもがさまうまうで終わる言うたせいかたまに変なの作ろうとして面倒なんだよ」

くー「へんなのって....ビグザムでも作ってるんですか?」

独「うん、超兵器なんじゃないのかこれってレベルの兵器を極秘裏に費用ちょろまかして作ってやがる......初見殺し超特化という実用性があるせいで文句言えないのが辛い」

くー「あららぁ」

独「やっぱモンスターとカール許した方が良かったかなぁ...航空機も完璧に近いし...てか後カイザーVで終わるし.....」

くー「あはははは.....じゃあそういう手筈で」

独「わかった....で、まだあるだろ」

くー「....あれはまだ試作です」

独「あんな超大型の艤装をよくまあ作るよ」

くー「.....あんなのただの怨念の塊ですよ....あれを飲み干すのは」

独「あれを寄越せ、うちで試すよ」

くー「....正気じゃできませんね....あなたも知っているでしょ、あれに入ったものは提督、軍人、艦娘、深海棲艦、姫、鬼、水鬼、基地....全てその水を呑みきれず潰され壊れました.....はじめはサイコガンダムでも作ってた気分なんですがねぇ....まさかできたかと思えば装置の部分が凶悪すぎて誰も無理だとは思いませんよ....」

独「....そうか....装備や機能は」

くー「...わかりましたよ.....共同で試しましょう...防御面はありません、いえ、正確には取り込んだ鉄骨とか軍艦とかが無数にあるだけで基本は生物みたいな感じですね、機動力や運動性能もでかいだけでありません、ただ取り込むだけなんでそこら辺の島なり要塞を取り込んでしまえば装甲は十分、と、言うより本人を攻撃されないなら基本大丈夫です、武装も万をこえる砲が全身に、それに核熱線やドリルもあるので攻防ともに完璧です....攻防は」

独「.....攻防は...かぁ.....つまり最初が難関過ぎるだけか」

くー「えぇ、そうですね」

 

あ、餅焼けた

 

白「餅焼けたし食うか」

くー「ですね」

 

食事中しばらくお待ちください

ヽ(・ω・`*)

 

 

白「さてと、そろそろなんか来るかな」もちぃ

くー「来るでしょうねぇ...降伏勧告からもう10時間...刻限まではまだまだですが動きは出るでしょう」もちぃ

 

扉をノックもせずまるで重要なことを言いに来たかのように長門が入ってくる

とりあえず水を渡し持っている紙を確認する。

 

独「なんだ、そうか」

空「動きあり、ですね」

長「提督、今すぐ動かないと」

独「分かってる、今すぐ応援に数人送れ、こりゃあおもしれえ」

 

国会は降伏勧告に全面受諾して完全に呑み、わかりきった軍部は完全拒否。

一部じゃもう鎮守府襲撃まで始めたか

 

ただまあ、規模が小さすぎる....保身的なやつが騒いでるだけなんだろうな

 

独「さぁ、いつ立つ」

空「そういえば例の件、そろそろしては?」

独「言うてなぁ....」

 

望遠鏡を使ってとった写真を並べ紅茶を用意する。

いつものように白い机でたった二人で作戦会議....

 

独「隕石なんざそう簡単に狙った位置に落とせるものじゃないぞ....」

空「ですがこれだけ大きいなら一撃でオーストラリア程度更地にできますよ」

独「できるけどなぁ....別に大気圏突破用の砲弾もある、距離も十分なんだけどさ、問題は当たるかだよ」

空「うわーぐっちゃぐちゃ」

 

なん万通りもかかれた無数の計算式を並べる

どれもこれも一つも満足のいくダメージをあたえれるほどのもはない。

まず大陸にすら命中しない

当たっても島の一部が消し飛ぶ程度

 

独「宇宙世紀だったら簡単だった」

空「どこかの地球から遠く離れた隕石にブースター着けて落とせばいいだけですからね」

独「はぁ....たかが石ころひとつ落とせない」

空「.....ん?落とす....」

独「まーたへんなことおもいついたなー」

空「落としましょう、星」

独「....おいこら、まさか地球に月でも落とす気か、作品違いすぎるわ」

空「いえ、星は星でも人工衛星です」

独「....あぁなるほどね」

 

むちゃくちゃだよコイツ

でも好きだから許しちゃう

 

独「それなら好きなときに好きな場所に落とせるな」

空「ふっふーん」

独「大気圏に耐えらるならなぁ!!」

空「......あっ」

独「別に大気圏突入用の舗装もできなくはないけどさ」

空「....どうしよ」

独「まぁ、この件はまだ保留だな、期間はあるんだ、また別がある」

くー「まぁ、そうですよね」

 

 

のんびりと空を眺めながら話は出るが答えは出ず

されどわが道に敵こそ万あれど味方無し

しかしその道に価値あり故に進もう

 

きっとまた嫌なことが起こるよ




次回予告

それは悪魔などではなかった
それは荒ぶる鋼の嵐
それは殺戮の天使
それはきっと

狂気の産物なのだろう

次回七これ
「空母と空母と空母」


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第17話 空母と空母と空母

複雑怪奇
人も機械もなにもかも




今日も明日も戦争日和

毎日怨嗟の声が聞こえてる

 

正義に平和

どうでもいい

 

進むために犠牲はある

犠牲のない発展は無い

発展を捨てれば破滅のみ

 

あながち間違ってないんだよなぁ

 

あの人もアイツもそこだけは

「結果」は同じなのに「過程」が違う

だからいつも喧嘩ばっか

 

リスク、リターン、コスト

これが基準を満たすから行動できる

やれるならしようとは思うがコストがおもけりゃやる気は無し

 

ならコストが見合うなら?

今すぐやろう、すぐやろう。

 

 

「..。......。」

 

何だろうか、話が聞こえる。

声からして場所は客間、居るのは四人。

いや、鼓動の数からしてもう少しいる。

 

音を殺し気配を殺し

存在を無に帰し近づく

 

嫌な予感するね

 

 

仏「俺もアイツもさ別に自分を悪とは思ってないし正義とも思ってない、ただ気分で人類を抹殺してみたいなんて考えがあるだけさ」

 

なんであの屑おるねん

紅茶のみたなってきた

 

 

加賀「その理由が発展のためにですか」

ずい「やっぱり無茶苦茶よ、人類相対の発展のために人類の九割を死滅させ残った1割を団結させて発展させるなんて」

 

何てやつに話してやがるあのやろー

 

仏「発展ねぇ、まあ、「答えは」そうだな、ただ俺とアイツじゃあ「過程」が違いすぎる、あいつは「一撃で全てを終わらせる」ことで簡単に済ませ、誰にでもわかるように簡単に物事を進める、俺は「時間をかけてゆっくりと」どうしようもない状態に持ち込ませて進化を待つ、それだけだ、だから何度も喧嘩するし気が合わん」

 

ずい「でも、今は違うのでしょ」

仏「まあな、今はそれをするだけのリスク、リターン、コストがある、でも価値がなくなった、それをする意味すら無いぐらいに対象に興味が失せた、だから俺もアイツも発展じゃなく、戦争を楽しむために行動するだけさ.....あいつからすればお前らは邪魔なんだよ、戦争したいのに敬いたいやつが近くにいる、いうならなんだ、そのあれな、好きな先輩の前だけは本来の自分でいたくない的なやつ、実際あいつまだ理性で動いてるし、いつもの気分で殺し、気分で助けるってことをしないからこっちも接し辛い」

 

どうしよ、コイツのせいでいずれ風評被害紛いのこと言われそう

 

くー「あれで理性的....なんですか」

仏「あぁ、何年も一緒にいると理性で動いてるか気分で動いてるかの感じがよくわかる、気分で動いてるときのあいつは常人が側に居てみろSAN値チェックで確定発狂コースだから、ほんと酷いぞありゃあ」

 

ずい「....それが、最後の敵....になるんですか」

仏「あぁ、あいつは平和では生きられない生物、いや概念かなにかだよ、そうだな人間のいや「生物の闘争心」の同体とゆうか塊とゆうかそういう争いそのもな感じだよ、あの空白の瓶にはいい酒だよ、なにをやってもとめられない、あいつ本人は降りる気なし、じゃあもう世界平和のためなら殺すしかない、簡単だろ、そこの親玉同様和解不能の最後の敵だ」

くー「総統さん......」

 

これは酷い

別にやることすんだら降りてもよかったんだがなぁ....これじゃあ降りられないじゃない

 

仏「復讐がすんだ時点であれは空の器、あの怪物に注がれた酒は平和や道徳ではなく愉悦や傍観者としての感情だ、それも姉に注がれものだ....実にあの人らしいよ、「生きるなら今を楽しむ」だ。世界とか人道とかそんな小さいものは人生の邪魔でしかない、ただ自分の好きなように生き、選択する、それだけだから解りやすく、決めやすい、何度も何度も苦労して考えを導いた結果尊いものができるのが人間ならあいつはそんな思考無駄と処理する、だってそんなことしなくともみんなを幸せにする方法はしっているからだ、無駄だろ「最善の答えをもう一度考え直す」なーんて無意味なことはよぉ」

 

 

もうええや、工廠いこ

 

仏「なぁ傍観者」

 

.

.

.

 

仏「おーいちょっとー、いるでしょー」

 

白「.....」

 

仏「おーい....いっちまった」

 

 

 

工廠

 

嫌な予感って二度三度あるんだな

ほーんと

面白いことには尽きんよ艦娘ってさぁ

 

独「ありゃりゃ....ぷよぷよじゃないんだから」

大和「あは....あははは....はは」

 

うわぁひどい数の艦娘....それもなんかうまく繋げてるし

 

独「これ、加賀さんのやつ?」

大和「はい、前までは邪魔だから捨てて帰ってきてたのですが最近はほら、改装とか新造艦とかで増えたので持って帰ってきたんですよ.....なんか血涙流しながら正論いってましたが」

独「内容は何となくわかるよ、そりゃあ敵になるかもしれないやつを持ってきたくはないよ....まあ戦力になるしいいか」

大和「けどこれ結構いますよ」

独「てゆーかさ、わし放置勢だけど姉に垢乗っとりされてたよな」

大和「え?本当ですか」

独「あぁ、久しぶりにリアルで艦これ開いたらまったく知らないやつがフルレベフルカス指輪付きだったぞ、残高消えてたし、てか別ゲーに無断課金されまくってたわ100万が消えてたし」

大和「あらら」

独「ご丁寧にイベ艦、甲勲章全部取得ランキングは以前とはちがってくっそ下だけど普通にプレイは灰だった」

大和「.....怒ってます?」

独「ちょっと三話作らないとね」

大和「顔が笑ってませんよ.....」

 

まぁ、煮干しでも食おう

とりあえず煮干し食っとけ

 

独「....そういえば武蔵とながもんの改修って完全にすんだか?」

大和「えぇ、先日終わらせたばかりです」

独「....加賀さん」

大和「残念ですが」

 

 

独「.......もう一回放置勢なろ.....改二来たら起こして」おふとぅん

大和「....それ、下手すれば永眠コースですよ」

独「運営が悪い、初期からあんなアホみたいな数持たせた運営が悪い」

大和「あれ一枠で制空権取りやすくなる恐怖」

独「はぁ....くーちゃんはアメリカ再建で手一杯だし、わしは資源供給あっても工場無いから暇やし、加賀さんは一日の八割艤装慣れだし、日本はなんか割れてるし、観光感覚で送った金剛達からはまだ連絡無いし、はぁ.....もうちょい大規模な工場ほしいわ....この要塞小さすぎる....いやまあ主にくーちゃんの全面支援が問題だけどちいせえ」

大和「確かにそうですね....鎮守府としての機能なら横須賀にいた頃のようにフル稼働は可能ですけど、戦争や籠城するならこの拠点は小さいですね」

独「でもそれにさく工場はないと来た.....人員不足が悪いな....いや妖精不足か」

大和「それじゃあ集めます?」

 

独「あ、そんな簡単に集めれるのね」

大和「まぁ、あの子達って簡単に言えば役職を与えられただけの人と変わりませんし、作業道具持たせたらたぶん建設用に回せますよ」

独「まじか、てっきり装備は装備と別れてると思った」

大和「じゃあ、私は他の暇な子を誘ってから来るので先に倉庫にある無駄な航空機とか単装砲を工廠に運んどいてくれませんか?」

独「他に暇なやつ言うてもここにいるのわしと大和と加賀さんと頭のぽいぽいだけだぞ」

大和「いえ、実は数日前から建造用の缶に冷凍保存しておいた第三空母機動部隊の皆さんがいるので」

独「.....第三....あぁ鶴天....ちょっ、冷凍保存っておい....いっちまった」

 

 

取り敢えず要塞内移動用のレールと倉庫を繋げ中にある邪魔なものを全てトロッコに積み出し工廠に蹴飛ばす

烈風とか烈風とか烈風を捨てるのは持ったいかもだけどジェット機がある以上やつはもう引退だ

 

なんかただの単装砲も邪魔だし出荷。

 

独「皆出荷よ~(´・ω・)」

「そんなー」

 

取り敢えず大型トラック三台分の積み荷を工廠に送り届け自分もトロッコでレールを走る。

言うても距離はせいぜい一キロもない

 

独「とうちゃーく」

大和「うぅ」

独「短時間で何があった」

大和「冷凍保管って意外と寒いですね」

独「そりゃあお前、ちゃんと冷やさなきゃ生物は腐るしな」

大和「それはよりも提督、やっぱり何事もなく変えれましたね」

独「ブラックだけどな、この建設部、仕事の日のみ24時間労働とか正気じゃない」

大和「そういえば要塞の設計図ってどこまで完成したんですか?」

独「1割」

 

大和「え」

 

そりゃ耳も疑うか

まあ、これだけやって1割だもんな

 

独「1割」

大和「どれだけ大きいものを」

独「まあ、土台が完成すればあとは余裕だよ.....土台がまだ1割だがなぁ、まあいいや取り敢えず要塞建設の件は今は大和が見といてくれ、俺はくーと実験するから」

大和「わかりました、設計図は」

独「明日部屋を出るとき机においておくから無いなら電話して、金庫のパスワード言うから」

大和「ヽ( ・ω・)ノはーい」




次回七これ

意外と内政って楽しいんだよ、あぁめんどくさい


核が作れたらすごい楽だろうにね。


次回18話 青い悪魔
次回はいつだろう


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第18話 青い悪魔

前回のあーらーすーじー

動け!!動けジ・Oなぜ動かん

整備不良です


あれなんだっけ


無数の残骸

腕が飛ばされたもの

首を跳ねられたもの

胴体を爆破されたもの

全身を負傷したもの

 

地獄だ。

地獄だ

この海は地獄だ

 

 

独「速いな....くーちゃん、武装使用率と限界値は」

空「武装は100%、速度や反応速度はまだ89%です.....実践ならもう文句はないですが....」

独「ええい....なぜ上がらん、サイコミュかなんか変なの積んでるか?」

空「流石にしませんよ、ただ姿勢制御バーニアとかの本数をジ・Oの三倍には増やしましたね」

独「増やしすぎだ....てゆーか飛行機能、潜水機能つんでそれだけできるのか....」

空「うーむ....メイン武装をビーム兵器に変えましょうか」

独「ビームに変えたところで軽量化と反動軽減するだけ....いや重要か、大型の無反動バズーカじゃあ重いしな」

空「対艦ライフルと大型バズーカにヒートソード八本、隠し腕六本簡単に済ませましたけどやっぱり光学兵器の方がいいかもですね」

独「まあ、本人が空母の時点で艦載機の指揮とかに使われるしなぁ」

 

そうこう言っている間に敵の前線基地は壊滅、まだミッドのダメージが回復していないのか敵の数も元々少なかった。

いやまあ

双方戦力を最大限に裂いてやりあったしな....うまく逃げれなかったらこっちもだな。

 

うーむ

別に有象無象は大丈夫、問題は瑞鶴

あいつのところのずいずいは明らかに他とは違う、あれは驚異になる。

 

その時、こちらに対策がなくてはならない。

 

独「しょうがない、これ以上潰せばデータも取れなくなる....帰るか」

空「わかりました.....それと」

独「なんだ」

空「戦艦棲姫の勢力でもついに超大型兵器の起動が確認されました、虎の子を越える虎の子を作ったのでしょうか」

独「他の動きは」

空「交渉中だった北方、南方、西方、東方全部あっちに」

独「面倒だなぁ....周辺全て敵か.....」

空「今こそ戦力は互角ですけどもし極地と欧州戦力、そして戦力を建て直された私は東に艦娘、北南西から戦艦棲姫の艦隊で数が間に合いません」

独「うーむ、現状日本は降服するかしないかで揉めてるから数ヵ月は動かないけど他はなぁ.....太平洋とアメリカ一帯だけじゃなあ....よし、くーちゃんラーテとマウスを分けるからそれで南米とカナダをとるといいよ、取り敢えず防衛ラインを横に並べないと」

空「わかりました、それと本当に全てのラインをアメリカに向けてもいいんですか?」

独「いいよ、こっちも要塞作るのに忙しいから、誰も動けないときに足場は固めとけ....っよ」

 

 

 

空「...泳いで帰っちゃった」

 

 

鎮守府?

いえ、もう要塞です

 

冷たいときは冷たい

潜水艦用ドックを開け、コートを着て入る。

相変わらず誰もいないただ洞窟。

 

いっそここに原潜入れとこうか。

 

独「・ω・」

 

暇だなぁ.....

意外と皆しっかりしてるからやることやらせとけば後は暇なんだよなぁ

どうしよ。

 

夕立「ぽい?」

独「あっ、冷えるよな....よいしょ」

 

帽子に引っ付いている夕立を放し、自分も椅子に座る。

そういえばこのへちゃってる夕立....もとに戻るか?

 

まぁ、いいか。

 

こうやってのんびりなにもない日が続くのも恐いものだ。

平穏ほど恐ろしいものはないさ

戦争ほど先の見えるものもないか

 

七十年前の再開.....別に俺もくーもチェックメイトは決めれている。

問題はしきれないところ

もしあいつらがあれを見たらひっくり返るだろうな.....よくも悪くも最悪の事態を呼び起こす。

 

もう擬態何てふざけてることがある時点であれだがな

そういえば奴等の超大型兵器とはなんだ、戦艦か移動要塞か

....まだ戦車を作るほどの技術がないのがいいな、おかげで今は有利だが技術はいずれ追い付く。

果てのない発展は破滅を呼ぶ.....速めに人類と深海棲艦の争いを止めないと二度三度の戦争が楽しめない。

それはこまる

 

「...く.」

 

まずは比較しよう

そして状況を確認

処理したのちに答えをだそう

 

まず領土領海

領土はアメリカと太平洋のど真ん中にある島々

領土もミッドやハワイみたいな中央のみ

 

それにたいし敵は

 

 

「て....」

 

大西洋、インド洋、黒海、バルト海等々

陸も周辺の島は全て制圧済み、最近はイギリスとスペインが陥落

 

米国も一部勢力はヨーロッパ経由で来日....殺り損ねたなこれはミスだ

........ん

 

「提督.....」

 

独「...?」

瑞鶴「提督さん」

独「ん?あぁ、ずいずいか.....やっぱあいつんとこと違ってオーラねえなww」

瑞鶴「あ、あれは」

独「無茶は言わねえよ、今のままでいいさ....冷た」

瑞鶴「そ、それはついさっきまで冷凍保存されてたからでって......あれ?なんで提督さんが触れるの?」

 

あえてだまっとこ

 

独「♪」

瑞鶴「おぉぉ....」

痛い(´・ω・)まあ要塞内だから良いけど

 

瑞鶴「それと提督さん....ここってどこ」

独「大和からなんも聞いてない?」

瑞鶴「聞こうとしたら......居たの.....あの青い悪魔」

独「まぁ、しゃあないか」

瑞鶴「うん....だからこれからは一分も私から離れたらダメ...」

 

ん?

 

独「いいよ.....瑞鶴がそう望むなら居るよ」

瑞鶴「本当?」

独「本当さ....可能な限りだけど」

瑞鶴「じゃあ、これからはお風呂や食事寝るときも」

 

ん?

 

瑞鶴「ずーと一緒に居てくれる?」

独「いいよ」

瑞鶴「提督さん...」

 

あれ?

なーんか雰囲気違うような

 

 

あれやっぱり信用度=危険度かな

 

瑞鶴「じゃあ、一緒に寝よ?」

独「いいよ」

 

 

うーん

やっぱ妖精さんたちの言うとうり

信用=危険だな

戦争じゃなきゃ信用できんか

 

 

まあええか

 

独「^ω^」

 

あ~、残念だけどこれ薄い本じゃないのよね。

薄かったらここでヤられてた

 

瑞「.....なに....これ...出れない」

 

備えあれば嬉しいな

なーんて感じで爆弾取り出してもいいか

 

なぜわしが毎度毎度コミュ内で受け絵ばっかだった理由はそう

「人外に対するパワーが無いから」

 

なにもできなきゃ良いじゃないか

 

ただが軍艦一隻要塞で止めて見せる

 

暇潰しにはいいなこれ.....

くすぐったい(´・ω・)

 

大和「うわぁ悪い人」

独「(´・ω・)」

大和「分かってます、そうしないと」

 

 

加賀「まな板....やっぱり居てはいけませんね」

 

ほらきた

すぐきた

こーなる

 

瑞鶴「....今の貴女何て怖くないわ、そう、提督さんの腕のなかにいる、だからもう何も怖くない」

加賀「ならば今すぐその綺麗な頭をぶっ飛ばしましょう、えぇ、再生なんてできないでしょう」

瑞鶴「正気?!提督さんも」

加賀「提督は再生しますよ」

 

ネタバレはやいよぉ加賀さんはやいよぉ

 

瑞鶴「え?」

独「スヤァ」

瑞鶴「え?本当」

独「....」

瑞鶴「答えて」

独「サボテンの花が咲いている」

グラサンかけて逃げの一手

瑞鶴「逃げないでください!!」

だめでしたー

 

独「.....」

 

運よぉこっちむけぇ

こっちむけぇ

 

あぁ~

あぁ~

 

瑞鶴「て~い~と~」

 

ずいずいが艤装を展開し始めると急に下が騒がしくなってきた。

数は一

息は荒いが鼓動はそれほど

 

大方こちらで対処可能な急務なのだろう

 

独「まった、なんか来るからコップに水いれといて」

加賀「....こんな時になんでしょうか」

瑞鶴「タイミング悪い.....」

 

帽子をかぶりそれっぽくしてみよう

なぜだろうか

 

こうやって座っているのは慣れているはずなのに

おかしいな

 

まるで戦場にいるようだ....

面白くない

 

 

加賀「提督」

独「....はぁ....なるほどね....いいよ」

 

加賀さんに一本軍刀を投げ渡し扉の内側に立たせる。

あぁ~ずいずいがぷにぷにするんじゃあ

 

 

長門「提督緊急事態だ!!」

独「なぁ、なぜ緊急事態で平然としてい.....ちょっ」

 

あ、首落ちた

やっぱ偽物だ.....何日前から張ってたんだか....ご苦労なこった

死んで休め

 

独「はぁ....いくら姿や声が同じでも....そいつそのもの気配は無理か....とゆうよりな、もう少し焦った演技しろ....」

瑞鶴「」

大和「水を....」

加賀「...」ツンツン

独「こらこら、首切断しても突っつくな...」

加賀「やっぱり指輪がありませんね....それどころか勲章も」

独「やっぱり?まぁいつもコート着てたのに急に着なくなったら斬るよな」

 

お、ル級に戻った♪

なんだまだ生きてるな

 

独「加賀さん、そいつ動くよ」

加賀「知っています.....ほらまな板とPAD起きなさい敵ですよ」

 

瑞鶴「はっ....敵っ」

大和「首....取れてますよ」

 

ル級「アァ....アァァ」

 

?

 

すぐに言葉の意味を察した

あからさまにからだが動いてる

 

独「あぁ、なるほど」

 

ル級の胴体の近づきあえて体を起こす

当然

 

 

ル級「...ウアァ」

 

零距離の砲撃

人間が戦艦の砲撃に耐えられるわけがない

 

人間が

 

....熱い

 

独「....」

ル級「ド...ウ...ダ....ナニガ....アノ....女....ノ..最終....兵器.....だ....」

独「...」ブンブン

ル級「....エ?」

独「ふぅ....所詮軍艦一隻....戦艦一隻で海上要塞を沈めれるか」

 

....耳がぁ耳がぁ

 

鼓膜破れた

 

独「....」

加賀「鼓膜破れました?」(手話)

独「....」コクコク

加賀「」

独「なんか言った?まあその勇敢なゴミは処分しといて....ちょっとうん」

加賀「わかりました」

独「お、治った」

 

さて、喧嘩吹っ掛けられたからやり返す準備をしよう。




じーかーいーよーこーくー

次回七これ

現状技術面で圧倒的有利だから良いけどこれ.....時間がたてばたつほど総合力は負けるんだよね.....リアル大戦なら無制限なんだけどこれゲームだからね

最終的には皆同じレベルの兵器になっちゃう

ならばその前にやっちゃおう

次回第19話ミッドウェーの激戦

次回ギャグがない

と思う


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第19話 ミッドウェーの激戦

前回のあらすじぃ~

加賀さんがせっかくのカリスマシーンを台無しにした
て、ゆーかなんで今投稿してんだお前放送で四月までしない言うてたやん
さっさとつっちー書け書けいわんといてやす
あのあほんだらの予定の都合上しょうがないやん延びたんや

まぁ、詫びといっちゃあれやがつっちーシリーズの長期予告やるから


......あれ

 

なんでろうか

 

....考えよう

 

横須賀支援→元帥派を欧州へ→戦艦棲姫の勢力を削ってくれる→横須賀派を謀ったなさせる→欧州に固められた三勢力→核☆攻☆撃→くーちゃん勝利ルート

 

 

あれ?これちゃんと山場を越えられたら普通に勝てそう

取り敢えず欧州に押し込むために北極南極基地を潰しておかないとな

その前に取り敢えずオーストラリアだ

あそこには確かいろいろな鉱物とかあった気がする

 

取り敢えず順番を整理しよう

こっちがくーちゃん抜きでできることは

「朝鮮半島」「周辺の残存艦隊処理」とか

とゆーかな、日本本土があんなに要塞になってるんがおかしい

あの件といい、深海といい

 

てゆーか最近対深海棲艦用の大型ライフルとかあるらしいけど技術革新はえぐいなぁ

 

取り敢えず資源はある、でも工場不足、要塞も未完成

しょうがない、太平洋に残ってる戦艦棲姫の拠点ぶっ潰すか

 

確かくーちゃんがはよしろはよしろ急かしてたな....まぁえっか、こっちの手持ちは加賀さん、ずいずい、大和、ぽいぽい。

他全員本土で横須賀救援

まぁ、もう数日もすれば帰ってくるな。

 

てゆーか今しかないな味方の視線が国内で

敵は支配権を完全に損失

 

誰にもばれずあの艤装の最終チェックができる

そうと決まれば行動だ。

 

独「加賀さん.....あれ?なんで艤装」

加賀「提督がいかにも出撃したい条件がそろっていたので先に用意を」

独「お、おう」

加賀「場所は戦艦棲姫の太平洋における本拠点ハワイより北4kmにある海底拠点とっくに強襲用大型機の準備はすんでいます」

 

仕事はやすぎやしないかな

 

独「...武装」

加賀「今回は試作艤装の件もかねて対大陸用兵器の神雷に光学兵器の付属型艤装、さらに対重要拠点降下に使う全方位型の艤装等を用意、いつもの艤装も一応は......それと」

独「?」

加賀「提督が前回使用していた核攻撃用のバズーカを劣化複製して配備しました」

独「よくまあそんなものを、どうせ妖精さんが......」

 

ん?

劣化?

おいこら

 

加賀「ばらしました」

独「....いいか、じゃあ弾薬はちゃんと積んだ?」

加賀「もちろん」

独「じゃあ、行きましょうか....」

 

 

妖精さん「はっちひらけー」

妖精さん「エンジン点火よーし」

 

......のってあげるか

 

独「よーし....主翼展開..エンジン点火」

 

これ、ジェット機なのよね

てか、空挺機能持った爆撃機ってなんやいったい

 

あぁガウか。

操作は一人でできるっていいなぁ

じゃ、飛ばしましょうね

 

妖精さん「ふわー」ポヨンポヨン

妖精さん「いいぱわーだぁー」ポンポン

 

 

 

すぐに軸を合わせ自動操縦に切り替える

同時の武装の自動攻撃を解除、手動に切り替える。

 

これは戦争だ、よくある戦争系のアニメみたいにぎゃあぎゃあさわぐほどじゃない....

.....そんな遠くはないか

まぁ、ここ自体前線だしな

 

光学迷彩を起動させ武装の機能を縮小、あとはまあ敵の頭に来るときにハッチを開けて部隊投下、直後光学迷彩を解除して通り抜ける。

てか抜けないと核攻撃で基地を吹き飛ばす気だからな

 

独「さてと.....どうしよう、全速で飛ばせしてるがまぁ、いけるか」

 

さてと、一人一人が最強クラスのうちの艦娘に何分耐えれるかな....。

そういえばあの横須賀演習以来結構艦娘のよこせだとか演習させてくれとかうっさいのいたなぁ

 

よー考えたら現状わしだけなろうレベルのチートなんだよなぁ

まぁそのせいでなんかラスボス判定食らうけど.....てゆーかあいつらも相当いかれたバフあるだろうが....まあ、わしは世界平和なんざもうどうでもええし、戦争しまくればいいからな。

というよりかは敵がなぁ

 

はぁ~くだらねえ

自分に嘘つかないって意外と難しいなぁ

 

ただただ、殺しがしたいだけなのに......こうも理由付けをしようとする自分が醜くて仕方がない

誰かの上に立つのは嫌なもんだなぁ、やりたいことにいちいち理由がいる。

 

回線を開き手動操縦に切り替える

 

総統「アーアーテステース....三分後降下ポイントにつきまーす、各自降下用意をしてくださーい」

 

レーダーを確認し、照準だけを先に向けておく

数は最低200

まぁ、穴にいる蟻を掘り返すならそれほどか

 

独「ぐっどらっく」

 

光学迷彩を解除しつつハッチを展開する

すぐに全員が飛び出し降下を始める

 

 

もう、核攻撃は済んだ

爆風に吹きとばされないようにすぐにハッチを閉め、高度をとる

 

正直、爆発の範囲を聞いとけばよかったよ

 

 

高度をあげ始めた瞬間後方で複数の巨大な爆発が発生し、敵艦隊の九割は消滅。

作戦は成功、ただまぁ、本隊はいないかぁ

 

それと同時にひとつの疑問が浮かんだ

 

「超巨大兵器」はどこへ行った

写真からして明らかに300mはあるはずの怪物がどこにもいない

 

あれがケンプみたいな組立式なら最悪だよ

 

加賀「提督....各艦降下成功、敵残存艦隊は八方に逃走しました」

独「おふっ、はえーな、やっぱり光学兵器は使いやすいか」

加賀「はい、基本的にぶれないのと熱線なので装甲を簡単に貫けます....ただえねるぎーじぇねれーたーが重いのが問題ですね」

独「そいつぁしゃあない、小型化はゆっくりやればいい、じゃあ残った敵はこっちで爆撃するから適当に避けろ」

加賀「了解」

 

通信を切ると同時に適当に爆弾やロケットで数を減らす

それで数を減らしながら少しずつ高度を下げ、回収準備を進める

 

ただなーんかおかしいよな

 

太平洋を捨てるようなもんだぞこの数

いやまて

 

もし「太平洋自体に興味がなく」

 

すこし、海面を確認する

そこにあるのは無数の軍艦そして肉

.....やられた.....あいつら

 

「始めからこのつもりだったか」

 

すぐにくーちゃんに回線を回す

 

独「おいっ、そっちの大西洋」

空「やられたよ、あいつら「軍艦」を量産してた....軍艦の擬人化が軍艦引っ張ってくるなんてね...」

独「.....おい、それはおまけだ、本隊は別だ、あいつらはなぁ俺らが量産型の艦娘を作るようにあいつらも陸戦用の艦娘....兵士を作ってたんだよ....えぐいぜ、あいつらも「あれ」を見てやがったそれも解読も済んでいた!!時間がほしかったんだ!!」

空「わかってるわよ.....まだこっちはマウスがあるからいいけどあっちはたぶんユーラシア大陸全土を取る気だね」

独「ええぃ....やっぱり元の領土の差はきついな、取り敢えず戦力をできるだけ集めとけ...」

空「えぇ...流石にお互い人類の押しつけ合いがしたいのね....こっちに来る気配はないわ」

 

.....仕方がない、こうなるともう、欧州諸国が勝手に艦娘増やす手段を見つけてくれるの待つしかないなぁ

核弾頭の残りは30

戦車師団は前から増えず

仕方がねえか

 

取り敢えずもう出るより先に足元だな...あの要塞さえ完成すればな




次回よこーくぅ

1000ある工場を一点集中させるとえぐいなぁww
とゆーか地獄絵図なんじゃがぁ


次回七これ「横須賀立つ」

次回も.....いつだろうね次回


おまけ


それは狂気なのか
いいや復讐か
KCA
かな

まぁいいさ

一人の男の狂気はきっと輝かしいものだ
狂人が軍人になりきること自体きつかったのさ

菊花 輝政

お前は所詮
聖人の皮を被った狂った悪魔さ

でなきゃ....あの娘があそこまで気に入るかしら?
あのとんでもなく堅くて弱くて、でも進み続けた人間

おかしいわね
摩天楼なんて名前....変ね

だからさ、はじめからあんたはあの娘の横にいてくれるだけでよかったのさ



ここはどこかしら
寒いわ
苦しいわ
妹を失った痛みかしら
嫌ね
総旗艦失格じゃない
えぇ、何かしらこの光
ちょっと掴んでみたいな

でもきっと
この光は届かないのでしょう
こぼれ落ちてきっと....

狂ってしまいそう
あぁ壊れてしまいそうね

始めましょ、殺戮を
破壊を
再生を
終演を



結局か
国のためにすべてを捨てた
何もかもを捨てた結果がこれか

勝っても....か

ならいっそこの悪魔の誘いに乗るのもいいか
別に死んだ人間だ....こいつと何年も駆けたんだ...休ませてやりたいな....
すべてを失って尚立つその背中見てみたいよ

きっとそれは英雄ではなく一人の人としてだろう
じゃあな人類

もう人間の誰にも命は捧げねえ二度目の人生は自分に使おうじゃないか



それは一人の男の復讐劇
それは男の救済を望む物語
それはすべてを捨てさせたい一人の傍観者の物語
それはすべてを背負い込んだ一人のお姫様の物語
それはきっと...

愉快なものであろうな


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第20話 横須賀立つ

前回のあらすじ

そういえばOP変えたとたん一期切りする奴増えたな....そんなにか
え?来るの四月だと思ってた?是非もないネ


さてと、俺にもできるだろうか

あの狂人の真似事が

 

 

いや、人が人になるのは無理だな

 

狂帝「嫌なものだなぁ...えぇ?この一瞬を待っていたのによぉ狂ってるからわからねえや」

 

報告書にまとめられた全て

それはただ簡単なことだ

 

横須賀以下主戦派のクーデター

 

最悪のタイミングだなぁ

第二次ミッドウェー攻撃を始めた直後だろーが

さてと、どう奴等を欧州へ向けようか....自力での突破はきついだろうな

 

加賀「提督....全艦帰投しました」

独「わかった、とりあえず様子見だ.....とりあえずあの男の手腕を見させてもらおう」

加賀「はい....それと」

独「わかってるよ、今回のキーは俺だろ....振り方は間違えんさ」

加賀「....それ」

 

二通の手紙でも見たのだろう

やっぱりな

 

独「そうだよ、片方は横須賀、もう片方は元帥だ」

加賀「....内容は」

独「横須賀は奴等が本土進攻時の背後攻撃、元帥は不干渉又は支援....面白いものよ....賭け事じゃねえか」

加賀「自分達が危険にさらされればこのチャンスを気に牙を向く、今なら双方ダメージを持った状態での戦闘、そして無傷で尚且つ個体の戦力が圧倒的な私達の鎮守府、ただの取り合いですか」

狂帝「そうさ....最高じゃないか....ハハッ」

加賀「素直じゃない人」

独「む?なんだ」

加賀「なんでもありません、紅茶持ってきますね」

 

.....わかってるよ、俺だって本当はもう炎に身を任せて戦争したいさ.....

悪いな....あの馬鹿のためなんだ勝たせてやりたいだけなんだよ....

 

全てすんだら全て破壊しような....

 

独「演じきれるかな、壊れるかな....いいや、どうでもいいか」

く「なーにがですか♪」

独「相変わらずどこからわいてきた、床か?」

く「さぁ~....それは神のみぞとでも」

独「...勝てよ」

く「わかっていますよ」

 

お互い顔こそ見えず背を向けあっているが....なんだろうな

コスパいいならなんでもやる....か

 

独「.....まぁ、横須賀が勝とうが元帥が勝とうが....日本は落ちる....可能なら双方欧州にでも投げたいものよ」

く「...楽しそうですね」

白「本性剥き出しに戦うのも悪くはないだろ.....いや、はじめから数ヵ月で終わらせれることをわざと犠牲を増やすように立ち回ったんだそれだけ...な」

く「ほーんと、そうですよね、もし総統さんが人類の味方だったら多分一ヶ月でこの戦争終わってましたよ....それが気がつけばここまで悲惨な状況とは....もう、人類に勝機はありませんよ.....これ」

白「何を今さら....俺が望んでいるのはゴミ掃除をする奴だ....良いものだろ?元帥派が欧州にいる全戦艦棲姫傘下の艦隊を沈めている頃にはこっちの勝利は確実さ...いやもう、王手だな」

く「大きな目で見るとまだ中盤でも実際はもう王手....」

白「勝ち確定のゲームはもうやらん、この戦争で俺はこの要塞で死ぬさ....死体は持ち帰りたいなら帰れどうせもう俺が立つことなく物語は終演を迎えるさ」

く「....わかっています....日本本土さえ落ちれば後はもう消化試合ですものね」

 

 

白「....はぁ....面白くない....やっぱり指揮官とかはダメだなぁおれ、無意識に王手狙いまくって気がつけば王一枚だけになるまで手を打ってやがるこれじゃあゲームにならん....まぁこれもまた...か」

 

結局負けはしない

勝ちしかない時点でな

 

なぁ、一体何度挑めばお前は勝てる?

いや、無意味か

 

 

加賀「提督」

独「あちっ..あ、紅茶か」




次回予告

なんかもう勝ち確でやるきないけどまあいっかぁ
そういやなんかあったな


次回七これ 追撃!独帝艦隊!!


まぁ、次回は多分3月だな(希望的観測)


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重要?いいえ重要です

(´・ω・`


月を背に輝く一本の刀

月の石なんてどこから用意したのだろうか

 

答えは簡単か

 

 

 

あれ

 

OPがでないぞ

 

白「おーいちょっとー」

 

周辺の無を叩きライトを探す

まずここどこだ

 

餅どこだ

てゆーかぜってえろくでもないことになる

 

 

思考と行動は同時にしろ

え?無理?そりゃむりだ

 

まあ、ええか

 

白「えーと....あぁ、本日皆様の ....めんどくせ」

 

さっさとほんだいしよ、面倒くささのあまり台本すら恐ろしく雑になるぜ

 

 

白「えーと、あぁこれねはいはい、そういややってなかったね、暇だし編集の貼っとくか」

 

 

七これ舞台裏げきじょう

 

 

1:別作品

 

独「....内政ばっかで暇だなぁ、早く戦争になぁれ」

ソ「しょうがないね、元々複雑なhoi4をさらにモッドで複雑にしたから少しするだけでも時間かかる上に全員いれる時間も少ない」

独「こーゆーときにちまちま戦場見たり、つっちーしりーず書いたり、コメント確認るのが日課なのがもう」

ソ「そういや観察日記はどうした、それとオリ作」

独「一応土虚メインが終わったら小説は全部停止してるしマンガも基本AIがやってくれるから絵を描いて後は自動でいいからならくだよ、動画の方もまた応用でおkだし」

ソ「そういうのを理由に新作作らないのは」

独「うっさい、元々気分だったからええやろ」

ソ「気分で昔は一話100万字は頭おかしいと思うよ、それも毎日」

独「あんときはしょうもない一文さえも本気だったな」

ソ「そういやちょっと前に異世界転生」

独「もうやった、高級車は運転手撃ち抜いたトラックも吹っ飛ばした、殺人犯も殴り殺して雷は避雷針で避けた、これ以上どうしろと」

ソ「死ぬこと前提なんだ」

独「死ななきゃ転生できないらしい」

ソ「リアルチート不死身を殺せるアニメ」

独「不死身と言うよりただ勘がいいだけなのでは」

ソ「自分の事をただ勘がいい奴で済ませるような無自覚じゃないやろ」

独「はぁ.....確かに過小評価はしないけどさぁ」

ソ「過大評価もしねえな」

独「そういや新作どないしよ」

 

 

2:新年の撃ち落とし

 

独「おっしゃ新年やぁ!!」

仏「うっわ....朝鮮半島が」

米「全土爆撃ww」

ソ「こりゃひでえ」

日「1/1朝鮮半島全土に原爆が落ちた....じゃねえよ、インフラとか全部消滅かいな..港も空港も消し飛んでる」

伊「とりあえず近場の朝鮮半島を消すスタイルやめー」

英「こいついっつも核落とすな」

 

3:献上パワー

 

独「おっ」

伊「おっ」

日「おっ」

英「おっ」

ソ「おっ」

米「おっ」

仏「おっ」

独「あ、横ちゃん謀反始まった」

日「うわ補給切れた」

ソ「うーむ、前からくーちゃん、後ろから瀕死の横須賀一派....結構詰みなのでは」

独「お、双方から物資くれた」

仏「無傷だからそりゃほしくなるわ、AIのレベル結構引き上げたしな」

英「しゃあない、取り敢えず倒すか」

独「さてと、加賀さんにカイザー持たせて海域に突っ込ませよ」

仏「ルート変更欧州へ退却」

日「まあ、そうするよな、これで壊滅すればゲームセット、後は雑魚処理だストーリーにもならん」

伊「取り敢えず核攻撃されないように戦闘機大量排出で耐えろ」

 

独「そんなことすんな、話のびるやろ」

 

ブチッ

 

白「あぁめんど、ディスクがえもしたかねえええええええあ、だる

仏「.....いつものお前か」

白「もうやるきない....だーる」

パン「戦争キチもここまでくるとひでえもんだ」

白「うっさい....つぎのだいほんめく」

仏「....気分屋ってめんどうだ」

白「はぁ....さて次....」

 

 

 

独「さぁさぁさぁ始まりました、題して.....えーと....あー....助けてすたちゃん!!」

ソ「まぁ、こんなのに題をおけるわけないか...ただのな」

独「....ただのホラー紛いのものだしな」

ソ「まぁ、そんなんでもな....」

独「...そもそもこの企画脅迫だよね、わしの要塞大きいからってっさ~」

ソ「それでも断らないのがお前だろ....無関係な奴だったら首切ってたろ」

独「そりゃもちろん、もしあれがただの人間なら首はねて、焼いて、骨でもコレクションしてたなw」

ソ「ハハハ( ´∀`)」

独「まぁ、じゃあやろうか.....うーんただの人間を風呂場に引き込むだけじゃねえかあほらし」

ソ「そのアホらしいことに場所を提供したお前は愉快犯」

独「ぜひなーいネ☆」

 

 

 

1:十股野郎の場合

 

仏「らんらんらーん♪」

 

独「.....すたちゃん、ちょっとでかけてくるよ」

 

あのやろー、なぜ俺の秘蔵酒を

 

ソ「あれま...てか、あの酒配備したの....まぁ、このまままっすぐ行けば」

独「...これを五回か...もうむりぽ」

ソ「まだ一人だぞ」

 

 

独「じゃあ現場いってくる」

ソ「お、そうか。じゃあまいくかけてけ」

独「おうっ」

 

 

窓を開け取り敢えず一階へ飛び降りる

 

 

埋まった

 

 

独「いてっ...えーと八番か」

 

駆ける...距離でもねえか

 

 

ドック前の廊下を見る

ちょうど引っ張られているころだ

 

「酒がぶちまけられている」状態でだ

 

独「....やぁ屑野郎」

仏「やぁシスコン」

独「お、そうか」

仏「悪いんだけどさ、この足の錠はずしてくれよ」

 

手の掛かり用から多分二分。

待てるか

 

独「いいのか?そのまま艤装展開もしなけりゃ二分で引っ張られるぞ」

仏「俺はお前みたいな容赦なく誘いを避けれないしイカれてもいねぇ」

独「そうか、でも数が数じゃないかぁ....えぇ?」

仏「急に声変えるなよ....いやほんと」

独「さてと、じゃあ問題、ここは誰の家でしょう、君の前にいる奴は誰でしょう」

仏「....お前まさか」

独「今ここで蹴り飛ばせるんだぜ.....えいっ☆」

 

 

そこからはもう、目も当てられないさ。

 

独「あ、実況席さーんみえますー?」

ソ「見えるから早く他もしなさい」

 

 

 

2麺類

 

独「さてと、ここに隠しブロックおいてと....床が抜けて下のドックにB☆O☆N」

ソ「おい、はよかくれろ」

独「(;´・ω・`)」

 

伊「もくきんきーん~♪」

 

....前方不注意で落下かよ

 

ソ「おぉっと」

独「あ」

 

.....あやつ、ギリギリ床を手で掴んでるのか

 

独「はよおちんかいあほ」

伊「げふっ」

 

ソ「けったあああああ」

 

 

3紅茶

 

独「流石に工事中看板置いとけばまっすぐ罠に行くやろ」

ソ「....トイレ....工事...あっ」

独「うちのドックはな、一部は普通に扉なんだよ」

ソ「トイレなぁ...」

独「どうせあいつナイフ捨てに来るから....」

ソ「あ、きた隠れろ」

独「(´・ω・)」

 

 

英「どこのトイレも清掃中かい....ったく、捨て場ねえなぁ」

 

ソ「あいつあんな....あんなだったわ」

独「斬れたナイフ」

 

 

英「お、あったあった」

 

ガチャッバタン

 

独「....南無」

ソ「ちょっwwどっからコンクリート」

独「即席やけどまぁ、行ける行ける」

 

ドンドンドン

 

ソ「あ、ばれた」

独「....もう固まり始めた諦めろ」

 

ドンドンドンドンドンドン

 

ソ「これだけ軽いと進行も楽だなぁ」

独「じゃあ次いこう」

 

4大和魂

独「あいつ勘がいいからなにやってもなぁ...ってことで初歩的な突き落とし....流石に期間限定が○ぷら置いとけば来るやろ」

ソ「おいおい」

独「さて待機待機」

 

 

日「...お、サザビーか....少数生産品かよ」

独「直感持ちには速攻攻撃!!くたばれえええ」

日「ごはっ」

 

ソ「おいこらそれ刀」

独「こうしなきゃ避けられる可能性あるからな」

 

5メリケン

 

独「...こういうのはな、こーするんや」ペタッ

ソ「...バナナの皮w」

独「○リカやった奴なら一度はするやろ、バナナロード」

ソ「あいつたまに芸人魂出すからな絶対踏むわ」

独「www」

ソ「あ、もうすぐから隠れろ」

独「(´・ω・)」

 

 

米「....バナナの皮」

バナナ「....」

 

独「めとめがあうー」

ソ「しゅんかーん」

 

米「....閣下」

独「(っ・ω・)っ」

米「....」

独「(・∀・)」

米「...バナナ。踏まずにはいられない!!」

 

ツルッ

 

独「あ~」

ソ「綺麗な滑りかただ」

 

 

 

 

ソ「えーと、以上」

独「....」

ソ「?おーいかっかー」

独「...なぁ」

ソ「....おいばかやm」

 

ドボーン

 

 

独「....お前も対象なんだよ」

 

 

 

どうしよ、気分で落としたらオチが

 

独「取り敢えずこうカメラをおいて...」

 

 

 

つっちー「えーあーうーあーうへっ...えーとこれにて、七これリターンズシーズンワンは終了です、次回はまぁ三月辺りにでも会いましょう♪....それでは皆さん新連載ザビ☆バサシリーズやミニ播でもみててくださいねさい。さよなら~」

 

 

同時にガチャッというおとがした

とっさに右腕を見るとそこには手錠

 

加賀「....慢心は駄目ですよ」

独「.....」

加賀「...」

独「...見逃して☆」

加賀「駄目です」

独「おーぅ」




w


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第21話 追撃!独帝艦隊!

よく考えればこのあと基本わしの方面はなにもないんじゃった


地獄とはこの事か

絶望を教えよう

狂った回路に

 

 

独「....第一艦隊出撃用意....」

加賀「いつでも」

 

相変わらず仕事が早い

こっちがいう前には二手先のことまでやって待ってやがる。

 

独「敵」

加賀「遅くても二時間後には」

独「ルート」

加賀「現在確率が高いのは第三逃走ルート」

独「perfect」

加賀「これぐらいできないとダメですから....どこかの戦艦と違って」

独「もうさ、物事の大半が加賀さん一人でできちゃうからわしいらんよなこれ」

 

いやもうほんと、策を出す前に読み取って配備とかエスパーかよ

 

加賀「.....提督は私だけを愛していれば」

独「そーゆのだめ、砲弾飛んでくるか」

加賀「因みにこれ全員です、猫被りしてるだけで実際はただの変態どもです」

独「...なぜだろう、素直に毎晩毎晩ぽんぽんで入ってくる金剛がましに見えてきた」

加賀「毎晩毎晩蹴り飛ばしてるだけじゃたらなくなりますね」

独「楽しそうに話すじゃないか」

加賀「いえ...邪魔な客がこんな会話を聞いていると思うとつい」

独「撤回愉しいだった」

 

気づかれているのを気づいていなかったのかわざとなのかはしらないが、床下から黒い泥が涌き出て少しずつ形になっていく

 

空「....踏みつける必要はないですよね、私、ちゃんとしてましたよね....」

 

こいついっつも不遇だな

 

白「あっ、コート」

加賀「やりました」

 

ん?

あぁ

 

白「別にコートとらんでも今回は提督としているから」

空「コートでポジション変えないでくださいよ」

白「じゃあグラサン」

加賀「情けない姿..」

空「身内にすらいろんな意味で強すぎて手に終えない人の情けない姿...」

 

こいつら

 

独「お前ら、本音いってみろ、いい加減イラついてきた」

空「死体でもいいから欲しい、私の懐刀になって」

白「今すぐここで十七分割にしたろか」

加賀「戦場から遠ざけたい」

白「遠回しに死ねといってない?それ..わし、戦場成分がないと死んじゃう」

加賀「そういうのはベットでいいじゃないですか」

空「うわっ」

白「生々しい上にひでえ」

加賀「えっ」

 

とゆーかさ

 

白「おまえら....腕引っ張んな、千切れるから」

空「...こんなに胸を鷲掴みにしていてもですか」

白「おめーがそうしてるんだろ」

加「やっぱり、兵器になってますね」

白「....戦場とかだと背中預けれるぐらいなのに...もうやだ」

 

バンッ

 

ながもーん「そうだろうそうだろう、所詮自分を律しきれず戦時中に行為に染まろうとする淫乱空母なんて」

空「誘拐主犯格がいったい何を」

加「黙りなさい。誇りも捨てて首輪すらつけ始めた忠実なだけの犬」

白「そういうならわしの前であんなことしないでくれ、幻滅するから」

 

な「(・ω・)(・ω・(・ω(・」

 

白「あぁ、ながもん、散ってしまうとは情けない...後で全裸で亀甲縛りにして部屋に戻そ...ついでにむっちゃん建造しとこ」

 

バンッ

 

話こじれるからくんな

 

アイオワちゃん「ふっふっふ、所詮敗戦国の艦、勝利のタイミングもなにも」

加「黙れ米帝。提督のお気に入りだからって勝ったつもりでいるのか、無様なものだ」

空「お前が勝ったんじゃない、エンタープライズが勝ったんだ、しゃしゃり出んじゃねえよ」

白「タイミング以前にな.....相手が悪いよ」

 

あ「....ひっぐ....なによ...」

 

そういやそうだ

 

 

白「....ほーんと、わしがいないとこいつらいつ戦争してもおかしくないな」

 

今夜ぐらい一緒にいてあげよ

 

バンッ

 

しつこいなぁ

新手のコントか漫才か

 

YAMATO「ダメダメですねぇ、よくヒロイン攻略にもあるじゃないですか爆弾処理、あれを怠った」

加「長いうるさいすぐ出撃用意をしなさい」

空「PAD着けて恥ずかしくないんですか」

 

やまとちゃん「....ぐすっ...ふぇぇ」

バタンッ

 

白「あ...腕が変な音だした」

加「ガン無視ですか...」

白「もうこんやろ」

空「それはフラグです」

白「言いながら力強めんな千切れるから」

 

バンッ

 

もう帰れ

 

もぶ「提督白夜!!貴様を今ここで我々......」

白「...なんだ、元帥派の兵か....よーここまできたな...」

 

取り敢えず頭に三発

 

加「このぼろ雑巾は捨てましょう、この血は使えません」

空「よく来ましたよほんと....」

 

 

そうやってふざけていようが腕は着々と伸びる

同時に肉がありえないぐらい伸び...

 

あかんこれ

 

白「意外と数時間は長いな....」

 

現実逃避ってさ、虚しいな。

意味のない逃避は本当に虚しいな

 

これだから優勢なのは嫌なんだよ。

これだから上に立つのは嫌なんだよ

これだから....

 

 

扉が再び開いた

今度は長門

 

手の資料からして勝敗か

 

 

長「提督。五分前勝敗が決した」

独「どっちに転んだ」

長「横須賀以下連合艦隊、被害甚大。急遽白夜中将の艦隊に追撃を依頼したい以上」

 

やはり、あいつらでも平均的練度の差は変わらないか

 

 

二人を振り払い立ち上がる

 

独「長門...今すぐ追撃用艦隊を出撃、ルートは第二七ルート、俺は第三ルートで観戦でもしておく」

空「うわっ」

長「了解した、それと提督」

独「なんだ」

長「...無意味な遠征には」

独「ならんよ、敵は二手に別れるさ、双方の被害が甚大なんだ、わざわざかたまって行動するか、危険だが個別に移動する方が遭遇時の被害はましさ」

長「わかった、もし敵が来なかったときは」

独「来るさ....」

長「...それほど」

 

そういうとながもんはドアを閉めすぐに艦隊を向けた。

まぁ、大嘘なのはわかるよな

 

まぁ、あそこは逃げる敵じゃなく「欧州連合艦隊の艦娘がわんさか来るというだけなんだよな」

別に雑魚の相手なんざ火力ある奴等で十分、追撃は機動力だ。

 

独「......おいっ引っ張んな」

加「....私がやります、そういう約束です」

独「やだっ!!戦場が呼んでいる」

加「数十分程度前の会話も忘れました?」

白「知らん...」

 

空「....えぇ」

 

 

 

まぁ、そんなぐだぐだしながら第一艦隊の皆と行ってはや数時間。

元帥派の艦隊が見えてきた。

 

一目見ても大半が中破、残りは大破。

まともに戦闘できるほどの戦力はもうないか

 

独「今ここで核弾頭をぶっぱなしてもいいがそれだと後で文句言われるしな....まぁ、陸路で逃走なんて考えないだけ正解だよ....」

 

現在陸路は横須賀派の根回し(威圧外交)で全面的な閉鎖

陸で欧州は不可能に近い。

それに欧州方面への海路ならインド洋と地中海は比較的安全だしな

 

加「提督、長門からの連絡です」

 

そうやって思考を回していると勝利報告がやって来た

 

独「勝ったな、ならすぐに」

加「欧州連合の艦隊は殲滅セリ、しかし戦闘中謎の超大型深海棲艦により、艦隊は半数が大破、継戦不能」

 

 

真っ白になった

深海棲艦

 

不味いかもしれない

戦いとは本来そう何度も同じ相手とはしない、故に必殺技を先手でだし相手を倒すそれが殺しあいだ。

 

 

考えるまでもないか

ただただ欧州方面の残存艦隊を殲滅した。

これだけか

 

独「俺のミスだ...」

加「....援軍だと思ったらまさかの敗残兵ですからね、提督に非はありません、そもそも、人間なら誰にもわかりませんよ」

独「それをわからなかったら死ぬだけだ....少なくとも欧州方面は戦艦棲姫の勢力圏と言う事実がわかった、だがこれで元帥派は孤立か....数だけなら倍近いのだがな.....」

加「確かに、提督の最初の目的である「横須賀派と戦艦棲姫派と元帥派の全面戦争」は不可能になりました」

独「...大西洋を二分してもらわなきゃ困るんだよ.....マウスだすか...いや...とりあえず長門たちには退却命令、進路は空母棲姫の領域にある第八十七要塞を通過、そっからなら戦闘はない」

加「わかりました」

 

地図の駒を置き直しているとき急に鉄扉が開き、慌てた様子で夕立がきた

 

独「追撃か?今は」

ぽい「違うっぽい!」

独「追撃待ちじゃない?まさか、あいつら殿でも」

ぽい「きたっぽい」

独「クッソ!!運悪ぃ!」

 

まぁ、そうなるよな。

敵さんからすれば、現状被害ゼロで尚且つ、艦娘個々の戦力が圧倒的なうちが提督直々に来たんだ。

最大戦力を引っ張ってきたとも思うだろう。

ならやることはひとつ

まず絶対に逃がすべき戦力や人材を足の速いものに載せ逃走。

それだけじゃあ追い付かれる可能性もある、それを防ぐために戦闘可能な一部艦が特攻。

 

死を覚悟した兵士ほど恐ろしいものはない。

たとえ局地的に無意味であっても、時間は稼げる

 

 

ここで追ってももう意味はない

 

独「今は一隻でも戦力がほしい、敵は追い返せ、それでも来るなら沈めろ」

夕立「わかったぽーい」ピョーン

 

....窓からの飛び降りは移動手段じゃないぞ

 

独「まぁ、あの男にも手土産がいるよな...」

加賀「.....ここから少し進むと数か月前に、建てられた大型の海上要塞があります、そこに核兵器も」

独「わかってるくせに....」

加賀「ですが、本当にあんな男に核兵器なんて」

独「ばーか、核兵器なんざ乱用する奴はそういねぇよ」

加賀「...」

独「...まぁ、そのね、うん。じゃあ進路は海上要塞、目的は核兵器の確保で任せるよ俺はもう一方の仕事でも済ませるから」

 

 

そう、誰も必殺技が一個しかないなんて言ってない。

言った奴は殺せば言ってないことになる。

 

別にあれを倒してしまっても構わんだろ




次回予告ぅ

よー考えればわしの方はもう次回終わればあとはただの内政パートだし
パンどもが戦艦棲姫と全面戦争してるだけだから別にこっちは投稿しなくてもすむ
ならちゃっちゃとおわらせよう

じかぁいななこぉれぇ

轟砲よ全てを砕け

じかぁいもぉよろぉしっく


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第22話 轟砲よ全てを砕け

たまには本気だすか


作画


諸君、ちょっとしたお話をしよう

 

といってもそれほど難しくはない

ただの口径と砲のお話だ

 

 

列車砲ドーラといえばどうだろう

 

というよりもだ

同じ口径の銃や砲でも長さや弾そのものが違えば火力は大きく変わるものだ。

 

実際うちの戦艦クラスは全員80cm砲を採用している。

そう、「80cm砲」まだ口径は言ってない

 

何が言いたいか?本題言え?

馬鹿らしい

もうわかってるだろ

 

悲しいかな、軍艦にそれそのものはつけれないんだ

そう、軍艦そのものには

 

 

「接続開始....全ロック解除」

「砲弾装填」

「照準捕捉、全安全装置解除」

 

 

誰も、「本物の列車砲」を持ってくるとは思わなかったろうな。

敵も味方も

 

 

独「...重いな...小型化してもこれか...」

空「まさかアメリカ本土にまだこんな粗大ゴミがあるなんて思いませんでしたよ」

 

お互い面白半分本気半分の話し合い

こんなものがよく残っていた

 

過去のロマン砲は今や人類救済の可能性を出す砲になったか

実に不思議だ

こいつを撃てば反動で全身吹っ飛ぶ可能性まであるのに全然恐怖がない

むしろ喜びの感情がわいてくる。

 

白銀の砲身

黒を主体とした土台

そして鉄十字の印

 

素晴らしい

 

 

独「まぁ、すまんな、こんな無理難題言って」

空「いいですよ、これぐらい持ってこないと無理ですし」

独「......素直じゃないな」

 

坦々とだが悠々と

砲弾を最終装填し発射形態に移行する

 

照準はもちろん決まっている

敵は1つ

 

独「敵超巨大戦艦....誤差零...」

 

ロックを始めると同時に全装置を解除、ただ、矢を放つのみ

 

空「これが力...ですか」

独「ふんっ....そんなこと知るか...天よ我に道を開けよ」

 

引き金を引く

直後轟音とともに衝撃波で周辺が揺れる。

 

放たれた砲弾はただ、一寸の揺れもなく

敵の胴体に直撃し、砕けた

 

敵の奥の手を一撃で沈める

これを越える快感があるだろうか

 

圧倒的な強さ

圧倒的な力

圧倒的な狂気

 

素晴らしいなんてものじゃない

 

独「最高だ.....」

そうだなぁ

 

空「....両腕吹き飛んで言えることですか」

白「......たちゅけて、腕飛んで足が熱で焼けて内蔵が衝撃でぐちゃぐちゃになった」

空「こんなラスボスがいてたまらない」

白「( ・ω・)」

空「はぁ、まぁこれで戦力比は五分五分五分ですし...望みどうりの三つ巴ですね」

白「とりあえずこっから三年はあのあほどもの行動を見ながらのんびりマウマウ改造したり艤装改良を繰り返すだけだろうなぁ.....そうだ、そっちは工場とか艤装どう」

空「とりあえず帰りましょ....みんな心配していますよ...」

白「......」

 

抜けない....いや、動けない

補助が壊れてるのか外れない

 

白「へるぷみー」

空「....これがあのいかにもラスボスって感じの人ですか」

白「( っ・ω・)っへるぷみー」

空「はいはい、ちょっと待ってください」

 

 

一時間後

 

 

どうしてこうなった

どうしてこうなった

どうしてこうなった

 

あ、大事なことなので三回言いました

どうしてこうなった

 

ベットに張り付けって....

 

独「.......流石に安静にしておこ....」

 

動こうかと思ったけどまだ足も内蔵も腕も再生しきってないどころかなぜか要塞ぼろぼろだった

 

独「....敵はいなくなったけどさ、本気でやる必要ないじゃん....許可したのわしだけどさ....自宅でガチ喧嘩して自宅半壊はないよ.....」

空「....まぁ、総統さんが居ないからただのコンクリや木でできた海上要塞ですしね」

独「....とりあえず腕だな、次の手を考えないと」

空「と言っても、三日は寝たきりですね..首から下が悲惨すぎです」

独「いやぁ、まさか一発ぶっぱなしただけで内蔵ぐちゃぐちゃ全身やけど、足に関してはもう切り落とした方がいい状態とはなぁ.....おかげで現状肉だるまだよ」

空「反省の色も感じませんね」

独「戦争したい」(^ω^)

空「敵はいません、部下は内戦してますよ」

独「戦争....したいなぁ」

空「....無理ですよ」

独「いいから敵探してこい、すぐにでもころしたくてしゃあない」

空「....いい加減他者を傷付ける以外の娯楽見つけません?」

独「ケチ、一航戦、かわいいよ」

空「どっちですか」

独「.....さぁ.....少し寝よ」

 

 

(´・ω・)

 

???

 

 

なんだここ

川?

 

独「....おっかしいなぁ少し寝てたら死んでたのか」

 

まぁ、あいつらしっかりしてるし、大丈夫か

 

 

....ん

......ん

 

動かん

いや何で、なんで動かん

 

独「...いや、これ重いだけか」

 

足のおもりをはずし少しずつ川に向かう

川辺に一枚の看板があった

 

独「?」

 

看板をとりあえず確認する

 

 

 

↑アズレン  ↓艦これ   →異世界   ←無

 

 

なに...これ

 

......え

 

独「とりあえず電話....まぁ圏外だよなぁ」

なんかの罠か

というよりどれもこれもなんか意思を感じる

 

正直なところ

 

この川の向こうはアズレンが待ってる

最高だと思う

 

なぜかって?

少なくともやり方さえ気を付ければ好感度は上がらず

戦争はしほうだい

無駄に人の心に土足で踏みいって来る奴はきっといない

その上止めるやつがいないどころかついてきてくれる可能性もある

 

職場としては結構良好そう

 

 

 

なんだけどなぁ

→はなんか別作品で何度もひどい目見るし

←はなんか探求心そそっちゃうなぁ

 

 

独「....今ここであのめんどくさい奴等を捨てるのは簡単だ、どうせあそこもう勝ち確でまず戦争はないしな」

 

でもなぁ

でもなぁ

 

まだ、終わっちゃいねえのがなぁ

 

まずどこにいこうが人の上にたつのが嫌な時点でどれも無理か

 

独「しゃあないか、もう一度賭けよう」

 

 

 

鎮守府

 

 

盗み聞きは感心しないなぁ

 

独「はっ( ・`ω・´)知ってる天井だ」

空「....あ、ついさっき面白いことになりましたよ」

独「どったの」

空「なんかインドネシア辺りが日本に併合されました」

独「そうなの」

 

 

は?

 

独「併合?詳細知ってる?加賀さん」

「.....( ・ω・)」

独「あ、放置して遊ばせればよかったな」

加賀「....はい、実は提督が寝てから約一時間後、横須賀派が日本製府を掌握というより乗っとりして、軍部主体の日本国にした後急に周辺諸国に領土要求」

独「ちょいまち、あいつら国乗っ取って直後に侵略したの?」

加賀「そうなりますね、当然ロシアや中国は拒否、まぁ、現在は艦娘使って周辺を破壊しまくってますね」

独「こりゃひでえ、で?国内では徴兵制度でも」

加賀「出来ました☆」

独「いぇーい☆.....じゃねえよ、深海棲艦どうした」

加賀「あの糞空母どもは提督が前線海域の総司令になることと鎮守府から艦娘や提督の引っ越しで手引きですね、的どもは継続して戦闘」

独「....うわー、あいつ俺に裏切れ言う気だ、事情知ってるとすげえ酷いことに、つまりなんだ、この太平洋の最前線部分はここ以外もぬけの殻にしただけで不可侵か」

加賀「最前線全域と施設と提督を無償ゲットですね」

独「今頃あの馬鹿どもは前線の本当の広さを知らずに戦力を少し奥に引いてるんだろうな」

加賀「まぁ、なにも知らない目線から見ると太平洋のごく一部ですからね前線....実際は北極から南極まで広いのですが」

独「誰も極地までびっしり部隊敷ける戦力あるとは思わんよ、てかなんだ、前線全部ってことはたしか大型のレーダー施設とかも全部か」

加賀「はい、一部引っ越しされたぐらいで残りは」

独「はぁ、こうなるならあの馬鹿に従っとけばよかった、あいつらきっと俺がこの情報知らずに全力であいつらと潰し合うと思ってるよ」

加賀「まぁ、提督がもし急にあっちにつけば戦力差逆転しますし、なら敵に釘付けにしておけば後方の憂いはなく、前方に意識を集中できますしね」

独「戦線が減るから戦力回せるし、いざとなっても防衛線を下げたからなにかとカバーがきく、資源はまぁパクればいいしな」

加賀「それと、実はジェット機の開発が」

独「まぁ、もう咎める憲兵も居ないしな、全力でできるだろうな」

加賀「それと、日本にいた米軍の一部がここに隠れたいと」

独「沈めろ」

加賀「....」

独「場所はミッドウェー近海のあの馬鹿のところだ」

加賀「わかりました」

 

 

そういうとすぐ行動するため部屋を出ていった。

はじめから予想していた癖に

 

独「擬態うまいなぁ加賀さん、なぁそう思うでしょ戦艦棲姫....おたくの粗大ゴミを粗大ゴミにしたのは謝らんぞ、あくまで貴様らには互角で殴りあってほしいのだから、それと流行ってんのかその忍者ごっこ」

戦「相変わらず切れる男よ」

 

.....撤回

コスプレ忍者ごっこだ

 

独「けっ....随分な格好なこと」

戦「....やはり無理か....あの馬鹿の言うとおり欲がないな」

独「人間の三大欲求なんざ昔の薪にした、今はそれっぽいのを演じるだけだ」

戦「....もう、わかるよな」

独「無理するな、俺はお前を今は敵と見ていないし、お前も勝てないのを確信している」

戦「....そうか、ひとまず帰りは保証されたか」

独「.....堅苦しいのは嫌いではない、案外、お前みたいな堅物と組んでる方が楽しかったかもな」

戦「少なくとも、発展をみたいお前では私とは組めなかろう」

独「あぁ、その件もういいよ、飽きた、人類が滅ぼうが勝とうが興味ない、最後は俺が一人一人殺って終わり」

戦「これはまたずいぶん大きく」

独「....いい加減本題に移れ」

戦「.....」

 

突如空気が軽くなり、違和感も消える

 

戦「あの馬鹿を止めてくれ死んじゃう」

独「は?」

戦「....実はな」

 

 

 

 

クリスマス

 

 

戦「....アメリカにようやく上陸か....」

ル「?....!?!?」ゆさゆさ

戦「なんだ?.....え」

 

ドカーン

ツウシンイソゲー

ナンダアレー

ナンノヒカリィ

カクダーカクダー

 

ドカーン

 

戦「えっちょ、あの爆発」

中「( 」゚Д゚)」オーイ!」

戦「うえっ」

 

チョドーン(AA略)

 

独「........」

戦「おかげで先行部隊含め壊滅」

独「へぇ、で」

戦「その後貴様が渡した戦車が知っての通り」

独「....」

戦「更に周辺海域全部マウスで轢かれ今となっちゃ欧州だけよ」

独「....そう、じゃあ苦しんで逝ってね」

戦「問題はそれ以降よ」

独「?」

戦「貴様の狂った願望は知っている、だがあのポンコツ何をしてると思う」

 

.....あっ

 

独「あぁ」

戦「約束ガン無視でこっち来てる....てゆーか現状私たちと欧州連合が共同で殴ってる」

独「.....」

戦「まぁ、話のわからないやつらは潰したが....な」

独「それもわしがスクラップにしたからピンチと」

戦「そういうことだ、もしここで止めなければ敵が消えるぞ、あの屑私たちの大元まで殺して本気で終戦に向けている」

独「....それは困る、わしはお前ら三者が恨みあって殺しあって最後に生き残ったやつを潰したいのにそれを止められるのは困る」

戦「よかった....」

独「話はつける、だがなぜあの能天気が」

戦「....私は知らないが、貴様が強すぎるのが問題なのだろう」

独「かもな」

戦「随分わかったような言いぶりだ」

独「どっかで止まってほしいんだろうな...」

戦「わかっていてそれか」

独「なんか変な気分になる、もう帰ってくれ....」

戦「.....これは「私」として言っておく、あなたは一度堕ちるべきだ....だが、聞きはしないか」

独「....長門、もう張らなくていい、客人を返してやってくれ....」

 

そう言うと彼女はもうなにも言わず部屋を出る。

ここまでは読んでなかった

 

一度堕ちるべき

 

確かに一度世界の見方を変えればいいかもしれない

世界の敵だ味方だ下らない

 

戦争ではなく、命の取り合いに興奮している....

わかってるさ、結局ほしいのはスリル

そうやって騙している自分をさ

 

 

無理だな




次回予告


そういえばもう二月も終わりか
一心不乱の大戦争を
終わることのない戦争を

世界に光はない
あるのは感情だけさ
正義だけさ
狂気だけさ

次回七これ 月下美人

その時、答えを得る


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第23話 月下美人

ぬるっぽ


静かなものだ

こんな朝早くから一人で外出するのも数ヵ月ぶり

まぁ、今踏んでいるのは土ではなく水だがな

 

風は冷たく

そして重く

 

呪いでも乗せているのか

....おやさしいこった

 

ゴールは見えているんだ、そこまで行けるかは見物だな

 

 

鎮守府

 

 

暗い

だけど閉鎖感はあまり感じない

ずっといるからだろうか

愉快なのか

 

ん?

なんか作戦会議室が明るい

なんか言ってたっけ

 

 

独「( ・ω・)」

 

 

加賀「諸君、今回の定例会議だが」

 

.....は

なんだあれ、ラスボス的な風格を感じる

 

とゆーよりなんか違う

 

加賀「今まで幾度となく掛けた攻勢に今回で終止符を打とうと思う」

 

だれ、だれ、だれ

あんな某少佐的な加賀さんしらんで

 

加賀「そう、今まで私たちがセオリー道理戦うのが不味かった、故に!今回は圧倒的変化球をもって目標を攻略する、そしてそれはこれだ」

 

....わしのぱそこん

おい、どこ操作してんだおい

 

 

加賀「そう、安価よ」

 

馬鹿かこいつ

確かにえげつない変化球は飛ぶだろうが絶対無理だよ

 

パチパチ

なぜ拍手なのだ.....そうだ、こいつらはこういうの詳しくは知らないんだよな、そりゃああんな片寄った説明出せばな

 

 

てかあれ、わしのさいと(´・ω・)

 

加賀「と、言うことで始めるわ」

 

あぁ、絶対ろくなことに

 

1「総統さん」05:03:11

レス題どおり、ねたください

>2

>4

>6

採用

 

2「SS No34」05:03:30 

アイスコーヒーにサッー

 

3「パン生地」05:03:44

おかのした

 

4「鰤天」05:04:00

デート(予告なし)

 

5「Mob」05:04:29

随分変わったことをしてますね

 

6「SA No02」05:04:33

なにしても看破ぶちギレコンボ決める閣下に何かしろとかいう無理ゲー

まぁ、お風呂ぐらいなら身内認定してたら行けそう

 

 

付き合ってらんない

 

独「もしもしくーちゃん? わしなんじゃが...ちょいと話があんだ」

空「話? いいですけど」

 

 

十分後

 

 

カツ丼とライト

そして一対一の空間

そう、取り調べだ

 

独「さぁ、吐きなさい、なぜいうこと聞かずにやった」

空「....白々しいですね」

独「( ・ω・)」

空「お互い考えが読めてる時点でこんな取り調べ茶番でしょう」

独「(#・∀・)」

空「たしかにこっちに非はありますけど...やっぱり、その」

独「(^ω^#)」

空「暇すぎて」

白「( ̄ー ̄)」

く「なんかしゃべってください」

白「暇潰しで楽しみ潰されかけたんだが、あいつがなにも理解もできん馬鹿なら色々不味かったんだが」

く「総大将に会うことで死ななくなるは普通誰も思いませんよ」

白「まぁ、大西洋にはちょかいかけんな、それよりも今は静観に徹しておけ」

く「ずいぶんと先を見てますこと」

白「ふざけるなよ....わかってるくせに」

く「(´・ω・)」

 

待ってるのか?

わかんね

 

白「そういえば最近なんか静かすぎないか」

く「元帥派は現在欧州諸国で色々手続きがありますし、横須賀派もあなたが急にへそ曲げて出ていったせいで戦力ズタボロで動けない上に国内にまーだ反乱分子が工場破壊とかの嫌がらせも多いですし」

白「まぁ、内閣総辞職させたらな...」

く「なんなら、陸自と空自が手を組んで集団ストライキですから」

白「これじゃあ周辺諸国は逃げるチャンスだろうな」

く「現状倒しかたわからないですからね、陸路利用で....まさか」

白「満州」

く「.....本気ですか」

白「まぁ、相手さん次第だがな....泣きついてくるか見栄はって逃すか」

く「...ルートは一本、恐らくシベリア鉄道」

白「まぁ、全員は無理だしな」

く「何の罪もない.....わけでもないですね」

白「おいおいおい。そこはさぁ」

く「やっぱ無理ですよ」

白「まぁええか、じゃあ話しはしまいだ」

く「....次のステージに移行しますか?」

白「いや、まだいい、まだあいつだけしか擬態ができないからな....少なくとも、俺の死が全てのターニングポイントさ」

 

席を立ち帽子を深く被る

もう先が読めた

わかっている

 

く「人の上に立つのがそれほど嫌ですか」

白「嫌だ」

く「はぁ......」

 

ため息にしては随分嬉しそうではないか

ま、言ったら投げられるかな?

 

白「ふふっ...ため息にしては随分嬉しそうではないか」

く「....そうやって土足で踏みにじるのはどうかとおもいますよ」

 

後ろから飛んできた拳銃を弾きドアを開ける

 

白「なにも考えてない、なにも見ていない、なにも思っちゃいない、それが俺さ、だから人の心に土足でずかずか入っても文句はない」

く「うわーないわー」




次回予告

戦争は新たなステージへ移った
人類と人類と深海棲艦
愉快だろ

憎しみの連鎖
無数の悲劇
つきることのない憎悪

全てが美であり
全てが答さ


次回  希望が絶望に


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第24話 希望が絶望に

いあいあ
くとぅるふ

そういや最近ジョジョ成分薄かったな
面倒だしゆるふわしとけばいいよ


ふざけるな

ふざけるな

ふざけるな

ふざけるな

ふざけるな

 

 

白「ふざけんじゃねえよ!!」

 

全力で机を叩く

音はだす、だが衝撃はない

我ながら浅はかだった

 

 

どうせあの後ちょっといざこざしてすぐにあいつらが奇襲掛けたりして戦争できるんだろうなぁ~

なぁんてなろうもビックリするレベルの事になると思ったらどうだ

 

なにも来ないし何も起きん

こいつはひでぇ

 

白「はぁ...二年か....うわ~めんどくさ」

 

行動するなといったの俺だしなぁ

敵がいなきゃ好き勝手してもいい言ったん俺やしなぁ

どうしよ、傍観決め込んであまりにも静かだから暴れまくるとかないわー正直ないわー

てゆーかほんとひで

あいつの事だから数ヵ月以内に奇襲かけて総大将ぶっ倒すと思ってこんだけ待ったのに二年も音沙汰なしかぁ

どうしよ

最近欧州方面は人類優勢でせっちん奥の手だす一歩手前だし

元帥と横カスがなんかこっちに牽制かけてきたし

横カス去年から毎月参加するよう泣きついてきて鬱陶しいし

あのお花畑はなんか艦娘クローン計画に本腰入れる用意できたとかいって消えるし

裏で揃えた第一艦隊専用特殊艤装は戦争NA☆Iからお披露目できんし

なんならヤシマ作戦したかったのにあいつら戦争しないから日本ガチガチだし

もっと言えば双方万全なせいで被害甚大になるからっていちいち勧誘暗殺を繰り返すから埒が明かないし

妖精さん達はなんかリアル鋼鉄の咆哮でもしたいのかってぐらいわけわかんないことするし

いろんな意味で裏目だよこれ

 

まぁ、膠着状態を動かすのは俺の仕事だよな

膠着を崩して苦しませれば

それだけの対価が払われる

 

総「...えーさんろく、るーくはち」

「...びーななさん、ぽーんななにぃ」

 

独「...俺は一人で出るから、あいつらがついてこようとしたら足止めお願い」

「了解しました、マスター」

 

クローンねぇ

こうやってゆるふわしてるときはいいけど戦闘力がなぁ

 

え。あいつ誰かって

ワシも知らん

あの頭花畑が加賀さんを元に作ったクローンになんかイージスシステムとか色々詰め込んだ量産型艦娘の最終型らしい

わしもわからん

一年と半年ほど前から急にいた

きっとNFだろう

 

因みに毎度のごとく吹き飛んで死ぬけど自動再生するからえぐい

あいつが頭おかしいのはよくわかる

「装甲の費用とか機動力の低下は面倒だし再生能力あげまくろう」

おかしい

兵器が自己再生はおかしい

生物兵器じゃないか

てゆーか、あのバカまた懲りもせず最終型作ってから劣化版頑張ってるよ、どこの宇宙世紀だよコスト度外視の究極兵器作ってから安価なの作るって

まぁ、俺も人のこと言えない性格だからあれだけどさ

 

何て言ってうちについちまった

やなもんだ

まだまだ愚痴はあるってのに

 

白「....んで、どうやってあの警戒を抜けてきた?あいつは少なくても三百体程度居るんだぞ」

加「確かに三百いえ、五百はいましたですがあの程度私には全く」

 

ちゃっかり操縦席取ってやがる

 

白「流石に本体以外じゃあきついか」

加「行き先は横須賀要塞ですか?」

白「あぁ、これからあの野心丸出しの野郎の軍門に下ろう」

加「もう話はつけてあるでしょうに、私が代わりにいきますよ」

白「いらん、むしろ一人でいかせてくれ」

 

加「普通なら逆でしょうに」

 

そういってすぐにエンジンをかけ目的地に自動運転で向かう

 

 

正直定員オーバーだおめーら

 

独「なんだサイコパス兵器のチェックか」

空「いやいやぁ、そんなわけないじゃないですかぁ勿論報告とチェックですよ」

「...えぇと」

独「ほら、さっちゃん困ってるでしょ」

空「あ、アップデートしないとね」

加「...」パサッ

 

室内での粉塵爆発は危険です

 

さっちゃん「こーどあっぷでーとますたーけんぞっこう」

空「うーん、やっぱり安定度が違いますね、大元があれなのが仕方がないとはいえ」

独「そうか、まぁなんとかなるさ」

加「...邪魔そうですね」

さ「加賀さん、出ましょうか」

加「えぇ」

 

別にでなくても(´・ω・)

 

空「...ヒトラー暗殺計画って知ってますよね」

独「...まぁまた」

空「正直、一人で行くのは危険です、せめてあの子か加賀だけでも、私は確定で」

独「これからが気になるか」

空「もちろん、ちゃんと自分でも潜り込んでみないと」

独「....わかったよ」

空「ではこれを」

 

そういって彼女は小さい物を取り出した

 

独「.....小瓶...てかこれ」

空「私の欠片です、本体の私はここで待つので」

独「...じゃあ、加賀さんつれて俺は行くからこの船から出るなよ....帰るとき多分要るから」

空「....ダイナミック帰還でもします?」

独「できるか?」

空「勿論」

独「かっこいいよね、あれ」

空「ふふっ」

 

加「つきました、それではいきましょう」

独「だな」

 

 

まどろっこしいよね

 

そういえば諸君には今の日本の現状をいってなかったな

まぁパン辺りの作品のちょろっとだけ出てるけどな

 

まぁ、大まかに説明しよう

現在は日本国から改名、大日本帝国としている

まぁ世界は認めてないけどなそう、世界の一部だけな

というよりはもう世界言うてるが

この国随分でかい

国土はざっと

日本

朝鮮半島

中国

ヨーロッパ圏外のロシア

オーストラリア

インドネシア等の諸島

インド

後なんかネパールとか辺り

それに中東全土

あとアフリカ南部全土

 

おかしいだろ

アメリカが深海棲艦の領域な今

ヨーロッパと北アフリカ以外全部領土

もう酷いことなってきたよ

 

じゃあなぜ無理かって?

まぁ賢い諸君ならわかるだろう

なんかパルチザンが沸いて処理が間に合わないから本土防衛をわしに任せたいらしい

まぁ、これを乗れば横須賀派全軍がパルチザン処理に向かうんだ面白いもんだ

俺を警戒するのに全軍の半分も構えてやがった

 

でだ、まぁなんだ

国家方針は全部横須賀派所属の大将10人と元帥本人の一人を足して11人で進めてる

内容もひどいもんだ

まず日本人優遇され過ぎというより他へのいじめがひどいひどい

どれくらいひどいって産業革命時のイギリス並みにヤバい

まずインフラは普通にいい

だが工場がありすぎてもう普通に汚染水まみれ

空が本当に産業革命時のイギリスと同じかそれ以上の空気汚染と油や薬品ぶちまけられ過ぎて悲惨

それどころかそこかしこに線路を引かれまくられるせいで都市が三十ほど消えた

難民はアホみたいに沸くし

治安も正直最低

まぁ、中国に残ったやつらもまさか自分らの国土の九割が軍事施設に変わるとは思わんよ

台湾なんて全土ミサイル、空軍基地だし

オーストラリアもほぼ全土が原子炉

他の国もほぼすべて工場敷かれて住処は工場を建てづらい山

山だと今度は工場の煙で燻製されちゃうし

というよりさ、一番ひどいのは中東とアフリカ

砂漠が全部アスファルトになった

テクスチャ変更とか埋め立て工事とかそんなちゃちなもんじゃねえ

もっと恐ろしい片鱗を

ってなかんじで最悪

まぁ、あいつら山岳地帯に行軍するの面倒だからって一部の山岳を爆薬で吹き飛ばすしな

それにこいつらのバックには頭花畑が資源送ってさらにその資源の一部をせっちゃ....戦艦棲姫に送って挟撃の構えをとってる

 

まぁ、攻撃しないせいでせっちゃん死にかけだがな

 

じゃあ日本はって?

まず天皇制何てものはない

国会は一応ある

警察?憲兵でいい

国民?みんな幸福らしい

まぁ本土だけ平和を謳歌してるからな

国外全部この世の地獄なのにさ

まるで鎖国してんじゃねえかってぐらいの温度差だよほんと

過剰供給しても国外にぶちまければすぐ消えるし

核のごみ?ミサイルに積んでヨーロッパにでもぶっぱなせばいいよ

 

独「さてと、悪趣味だなぁ」

 

目の前にあるのは巨大なビル

ほんと金かけてるかんじがしすぎる

 

憲兵「遠路はるばるどうも総統さん」

 

ん?

 

独「ん?君」

加「こんなところまで」

憲兵「はい、私は潜入隊の一人です、まぁ、ここの憲兵はほぼ全員我々なので」ボソッ

独「がばがば過ぎないか」

憲兵「ではここで武器をということで仕事ですがまぁどうぞ」

空「ご苦労様、私のことはいいから仕事してね」

憲兵「はい...あ、加賀さんにはこちらの休憩室で艤装を外して待っててくださいね、代わりの艤装も運んできますから」

 

なにも言わずただただ罠に飛び込むのも一興か

 

空(ちょっ)

独(数は三十...出るときには決まるね)

空(?何してるんですかその箱って)

独(火薬だよ)

空(抜け目がないですね)

 

 

準備を終え本題に移る

別に本題って言うけどそれほどでもない

 

 

独「...居ねえ」

 

居ない

いや冗談ちゃう

 

手紙だけって

 

独「来るとはわかっていた本土を頼む.......読まれてたのか」

空(恐らくあれを送ってた頃にはもう軍を動かしてたんでしょうね)

独「....なんか濡れてるな」

 

水...というにはなんか

炙るか

 

空(.....え)

 

これはひどい

 

「そうそう、この本部なんか深海棲艦だらけだから警戒しといてそれと今そこにはあの頑固どもの手先がいるから全滅させといて」

 

独「ただの成り上がりではないよなぁ...」

空(やっぱりあいつらグルじゃないですかやだー)

独「まぁここで俺を殺せれば戦力比はましになるしな、最終的に敵になる可能性があるやつをずっと置きたくもないか」

空(そういいながら何で天井にいくんですかねぇ)

独「まぁまぁ、黙ってなさい」

 

 

これからが楽しいのだから

 

 

雲より高い人工の建造物ってそうそうないよね

月が綺麗だ

満月の夜に命の取り合い

楽しいよね

 

 

独「ハァイ♪サイコパス」

 

仏「....」バァン

 

ちょっ

ショットガンかよ

 

独「....ヘッショはねえよ」

空(....これ、艤装ですか....やばい)

独「流石に痛いな....こっから地上に約30秒....」

 

内ポケットから拳銃とナイフとスイッチを取り出しながら落下地点を固定する

別に焦りはない

高揚感はある

 

そして次に起こる事態はこうだ

 

独「死亡確認ごくろうさん」

 

飛び降りてきたヤツを起爆スイッチで爆破させた爆弾の爆風で引き飛ばす

 

独「まぁ、死なないよなどうせ下に....は」

 

諸君。

ダメージブーストというものを知っているだろうか

よくアクションゲーである「わざとダメージを受けて加速」すること

うん

 

あの馬鹿自分の爆弾で軌道を無理やり戻した

このまままっすぐ先に降りられれば頭に散弾が直撃しちゃうね

 

独「....くーちゃん、遊ぶのやめだ帰る」

く「え?なんか不味いことがありました?」

独「いやー、気 が 乗 ら ん」

く「...いつもでしょ」

 

何て馬鹿なこといってる場合じゃない

このまっすぐ落ちれば死

そう、このまま

 

 

独「....まぁもうタクシー来てるしええか....」

空「...なんか無人の道路を凄いスピードで走ってる車がいるんですが」

独「ナイス...こっからはカーチェイスといこうか」

空「....先に帰って船の用意しますね」

独「逃げるな」

空「....」

 

うわ~薄情

 

 

といってもどうしよ

流石に数が多い

 

...音

 

 

そう、ワシは知った

いや、ついさっきまで誰も知っているはずがなかった

マッハで突っ込んでくる戦闘機が複数いることを

 

独「...ん?なんだあれ、エンジントラブルか...このままだと周辺に墜落しちゃうな」

 

戦闘機を眺めているとなにか液体が額に落ちた

その液体は赤く

そして生暖かい

そして再度戦闘機を確認すると一部に穴が開いている

 

なるほど

 

独「.....楽しくなってきたよ」

 

横から突っ込んできた車の窓に腕を差し込む

割れた窓の先端がちょっと刺さってるけど問題なし

 

独「hey!!嬢ちゃんあの車を追ってくれ」

加「了解...気が乗らなかったので?」

独「気 が 変 わ っ た」

加「わかりました...無駄でしたね」

独「まぁ、良いじゃないの....ちょっと本気出すから全力で飛ばしちゃって」

 

同時にスピードが少しずつ上がり時速130kmぐらいで敵を追う

....?

 

独「ん?なんだこの死体...」

加「あぁ、それですか...運転頼んでも話聞いてくれないんで」

独「上院議員....」

 

ちょうど直角のカーブを曲がったところだろうか

左右からショットガンを構えた男が左右に三人ずつ

 

おぉこわいこわい

 

独「......めんどくさい」

 

刹那

同時に打ち出された無数の銃弾

数は459発

こままなら直撃弾231

 

独「これさぁ、人間だったら死んでたよ」

 

拳銃の弾一発

左右の散弾をほぼ全部跳弾ではたき落とす

もうちょっと大きかったら指で弾けた

 

まぁ、ドアは吹っ飛んだけどええか

希望は絶望に変わるものさ

その瞬間はいつかって?

 

簡単さ

それは通じる手が無くなったときだ

 

 

独「元帥派の人たち御一行は日本帝国本土密航ツアーで全滅デース....ぐっばい」

 

右側の車の中に酸素魚雷を叩き込んで蹴り飛ばす

蹴ったと同時に左の車に跳び移り車を持ち上げ走る

 

 

独「加賀さん、どいて」

加「!?」

 

上院議....車をおもいっきり前方の車に投げ飛ばす

飛ばされた車は垂直に飛んでいき前方車両を木端微塵に吹き飛ばす

帰ってきたの血と肉と鉄そして殺気

 

独「..........まぁ、だよな」

 

爆煙の中から出てくる一匹の鶴

そして人擬き

 

独「ハァイ元気ィ?」

仏「....せっかくのコスプレが...オメーの投げたゴミのせいで...」

独「おい、ここ敵地だぞなにふざけてる」

 

後ろから加賀さんが車で突っ込んできてるの気づいてんだろ

流石に180kmまで加速した車にぶつかるのは不味いだろ

 

「目的は一緒だろ...」

「過程は違うだろ」

「でもなぁ...お前の号令ひとつでお前の艦隊が動く、それをされちゃあ詰みだ...だから話をしに来た」

「先に殺しにきたやつ.....は、ないか。先に殲滅しようとしたのは俺だな」

「はぁ....根回しは済ましてもお前がうごきゃ全部おしゃかなのがなぁ」

「どうした、内応でもしてたかまぁ勝手にしろ、奴さえ生きていればいくらでもチャンスが来る、俺は奴だけは生かす..戦争のためにな」

「....正直、お前とやりあうと死にかねんからなもういいよ帰る」

独「そうか、じゃあ後ろの車に撥ね飛ばされて海へ帰れ」

仏「やなこった」

 

直後煙幕を張り左右に避ける

まぁなにもできなかったワシは車に直撃

 

まあ壊れるのは車だがな

 

独「強靭☆無敵☆最強」

加「....あぁ..からあげが」(>ω<。)

独「ヽ(・ω・`*)作ってあげるから泣かないで」

 

まぁ、大乱闘.....じゃなくて大内戦かな?..に参加しよう




次回七これ

もう予告とかだるい

せや四コマにすればエエんや


独「わし天才だわ」
仏「いやもう残り一こましかねえよバーカ」
独「しまった」


独「次回七これ四者会談...じゃなくてうん」
仏「次回七これ 審判 次回はずいずいがどのさくひんでもでしゃばれるやったー」
独「汚い、さすが主人公汚い」


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第25話 審判

誰も救えない
選択は常に時間が決まっている

正義を選ぶことが絶対の救済ではない
時には人を殺すことも救済になる
それだけは覚えておいてくれ

ほんへ?
あるよ


そうだなぁ

次は真面目に何をしようか

別にどうでもいいのよ

人も世界も秩序も悪も法も意思も

 

もう見る価値もない有象無象に興味はない

だからどうでもいい

 

それよりは無色の紙に色をつける方が楽しいのさ

悪であれ正義であれ

 

結局は命ひとつ

 

人は紙に善人であることを望む

紙は悪を己で触れなければ分からないから基本は正義に染まり善人になる

紙にも材質がある特徴がある

だがどんな紙も何度も何度も染め上げれば最終的にはその色になる

 

くだらん

 

だがどうだ?

善人も所詮は人

人を知り悪を知り悦を知る

 

だがコーティング済みの紙にインクが染めれる場所はない

故に紙は否定しそれを滅ぼそうとする

これは人だ

 

異端を嫌い拒み

怖いのだよ

自分のわからないもの

自分に制御できないもの

自分ではなにもできないものが

 

例をあげるならそうだなぁ

 

宗教戦争だろうか

奴らは実に下らなくそして美しい

何故かって?当然だろう

 

端的に言えば「こいつ異端者だから殺そう」

なんと素晴らしい発想なのだろうか

愚かすぎてそれすらも美である

 

神は幸福を与える?

神は全てを平等に見る?

ばからしい

 

世界の主導権を握るのは人だ

神などという存在にすがる弱者なぞ所詮長生きはできんさ

そいつが幸せなら良いではないか?

それは本当にそうか?

 

正直に言おう

人なんて奪い合ってなんぼ

殺しあってなんぼ

裏切ってなんぼの生物だ

 

その汚さは忌むべきものではない

本来持つべきものを捨ててまでいるのだろうか

 

そんな答えは俺は持ってない

お前は「自分が好きなものは何ですか?」と質問して

相手が全部答えれるエスパーとでも思ってんのか

アホらしい

 

 

まぁなんだ

ほしけりゃ奪え

いらなきゃ捨てろ

殺りたけりゃやっちまえ

救いたきゃ救え

 

目の錯覚ってあるだろ

例えば俺は今特殊な加工を施した「丸い蝋の物体」を持っている

じゃあ角度を回してみろ

あら不思議

丸い蝋が四角くなりました

 

...だからなんだって?

 

さぁ、俺でもなぜこんなくだらんことを話しているのかわからない

べつにええやろめんどうやし

 

正義の基準悪の基準それは人によって異なる

それを上の奴らはあーだこーだ言うけどさ

別にどうでもいいんだよ

だって正義の反対はもう一方の正義でしかない

正義という主張だろ?

なら主張が二つあれば論争は起こりそれは争いに繋がる

簡単なこった

 

まぁ、なに。

その、あれだ。あれ

 

別に社会が絶対的正義じゃないからな

「自分の決定」が正義だから

まぁ、その決定を第三者視点から見てあーだこーだいうのは実に愚かだから

だってそうでしょ

第三者とはいえそれは結局

「自分のやっていること」を「もし自分が見ていたら」でしかねえ

共感しか普通は湧かんよ

それ以外が湧いたのならそれは自分が弱いからだ

 

決定すらできんやつは進むこともできないさ

 

あぁ、決定できないからな

 

白「.....なんでさ」

 

あぁ~^ 無になりたい

そして今度はなんか白い淫獣にでもなっていろんな子と契約して絶望のどん底にでも落としてみたい

 

要塞建設も一段落ついたし、戦況は進まねえし

やる気も急に失せたのが悪かったのかなぁ

 

 

あの子どこ行ったんだろうか....こういうときに助けてよ

 

 

....(´・ω・)

まあいっか

 

 

白「戦艦3空母1...上出来だよ」

空「奪い合いもここまで来るとひどげふっ....」

白「....こまったよくうえもん人類が殺しあいをしないんだ。何回い道具出してぇ」

空「しょうがないなぁ、しろた君は...」

白「?」

空つ四者会議

 

なるほど

 

白「じゃあ今すぐオメーらトップ四人で話してこい」

空「....すまんなしろた。この会議八人用なんだ」

白「!?」

 

な、なんだって

 

空「面子と流れはこうだ、まず私、脳筋、元帥、横須賀の四人が来る、そしてそれぞれもっとも信頼のある奴を置いておくのも許可されているだから八人」

「ほぉ、そうか。それはまた随分なことだ」

空「でまぁ、表向きは最後通牒、これ以上の戦争は双方が悲惨なことになるからやめようという事さ、だが実際は別さ」

「だろうな」

空「....実際はただの降伏勧告....そこでね」

「俺がそっちで立てと」

空「ぴんぽーん、現状戦力比だけならほか三勢力が一斉に殴れば負ける可能性もあるわ、だけどね」

「この会議は全人類、深海棲艦のお茶の間に出しちゃうからいっそ俺がオメーとぐるなのを示してしまえばいいってか」

空「そう、あいつらは気づけるわ、これからお互いが潰しあっても所詮それはただの茶番劇、本当の敵には勝てないってね」

「だがな、それ欠点でかすぎだぞ」

空「.....耐えなさい、代わりにこの世すべての快と悦を賜わすから」

「嫌に決まってんだろ、俺は戦争がしたいこれは譲れん」

空「....わかったわよ、わかったわよ....」

 

おや物分かりが良いではないか

 

空「あの三人誘導して貴方をフルぼっこにして死体だけ貰うわ、死体なら抵抗できないし改造手術を施して一生私から逃げれないように....いえ、足りないわそれじゃあ私だけの存在にはならいないもの」

「こえーよ」

空「でもこれ昔言ってたじゃないですか」

「さぁ~。どこのヤンデレ嫁の台詞だったかなぁ」

空「うわ、とぼけ始めた中の人貴方な癖に」

「うっさい、取り敢えず日程」

空「今日」

「わかったいこう」

空「...冷酷...ですね、誰かが望んでいないのにそこまで徹しますか」

 

「望んだ?望んでない?あほらしい。ただの気まぐれだ」

空「一つの駒には見えませんね、いいんですか棋士になって」

「......なぁ、もしお前がチェスでキング以外の駒を全部奪われたらどうする、ちなみにこれは待ったできず負ければ死ぬぞ」

 

服どこだっけか

 

空「簡単な質問ですね」

 

コートまた減ってるよ

 

空「対戦相手を殺す、簡単ですね」

総「正解、別に代理戦争ごときにむきになるな、目的さえ達成できれば勝ちさ、別に駒を取り合って勝った負けたはいみねえよ」

 

 

 

空「....名前のない怪物、はっきり言ってそれはただの未知の存在」

独「聞こえてんぞ」

空「(´・ω・)」

 

 

 

一夜を越え海をわたればろーま

 

ここで全部決めるのか

いや無理か

 

空「やぁやぁ諸君集まってくれてご苦労」(・ω・)ノ

 

面子もずいぶんなこった

 

ま、寝てよ

 

 

 

そういや例の件やってくれたかな

...ん?

なんか痛い

 

あ、なんかフード吹っ飛ばされてる

 

独「....( ´・ω⊂ヽ゛」

元「.....まいったなぁ」

戦「うわぁ~まじか(棒)」

横「!?」

空「....」ニヤァ

独(悪い顔してんな)

 

仏(深海棲艦より人の上に立てよ)パチパチ

独(やだ、めんどくさい、お前が立てよ)フリフリ

 

 

独「....さて、寝てて何も聞いてなかった」

戦「ただそこの花畑がイキってただけだ」

独「そうか、真面目に答えなくてもいいぞ」

 

寝よ

 

横「いやまて中将...なぜ君がそいつに」

独「....ただのお茶友達ですよ、こいつボッチだったんで」

空「うぐ」

 

仏「...白けたわ、いやまぁそいつの下らん降伏勧告を何度も聞いているのもだるいけどさ」

元「確かに、君の言う通りであったな、じゃあ会談はただの舞台装置でしかなくなったな」

戦「なぁ、横須賀殿、貴殿の最終兵器がまさか自分のバックにいた奴の懐刀とは思わなかったなぁ...ふふ」

空「じゃあ先の約束通り私は相互不干渉で降りるから。帰るわよ白夜「中将」さん♪」

仏「こいついっつも異世界では女作ってるなそれも癖もんばっか」

独「作ってねえよ、勝手に来た」

仏「もう本気で白けたわ、もうちょいすれば全土を瑞鶴で爆撃したのにさ、元帥さん俺は先に帰るわその狂人との会話はもういらね」

 

横「.....おい」

 

うわ、黒塗りの高級車かよ、車種は詳しくねえんだよなぁ俺

てかずいずいww

グラサンに黒スーツはないわーww

 

独「おいおいwwずいずいww流石にそれはねえよwwどこのSPだww」

 

仏「それな( ・д・)」

 

元「...これは危なそうだ..では例の技術の提供ありがとう」

独「...頭をあげてください元帥殿...私はただあなた方が苦しんで殺し会うのを期待しているだけです」

元「....人に絶望したからかい?」

独「...答えは戦後にでも」

 

仏「いやああああ、閣下パス」

?

なんだこの....あ

 

独「爆弾やんけ、くーちゃん死ねぇ...あ、じゃあここ危ないんでどうぞ帰路にお着きください」

空「ちょっ死ぬっ、あいつのはアカン...えーとはい脳筋」

戦「えぇ私関係ない」

 

横「おいこら.....」

 

あ、やっべ、一番の被害者忘れてた

 

てかあんにゃろもう逃げやがった

俺も帰ろ

 

独「さてと、爆弾も押し着けたことやし」

 

帰れないよねー

 

横「貴様....数日前までは我々に協力的ではなかったか」

独「えぇ、貴方が人の上に立てる人と予想したので、いや~、そういえば前にあったパーティーもずいぶんまぁ信頼してくれたようで...えぇ」

横「分かっているよな」

 

戦「えーと....よし白。一応命の恩人だが私たちは形式上は敵同士だ、だからやるぞ....えいっ」

 

横「!?」

空「やべっ爆発五秒前と見た さっちゃんキャッチ任せた」ぴょーん

 

独「テメエェェェ!!俺.....今....艤装....」ぴょーん

横「まずいっ」

 

運任せ

それしか俺にはできん

 

だから爆弾を横須賀にぶん投げて俺は海岸の警備兵を吹き飛ばし飛び降りるのみ

 

独「あるんだよなぁこれがよぉ」

 

そして艤装展開

 

直後全身を焼くような熱に炙られながらまっ逆さまに

あ、やヴぁいお

全身の機能が死んでるお

 

おっ(^ω^)

 

独「おっ( ・`ω・´)おっ( ・ω・)おっ(ゝω・´★)」

 

加賀「そのままゆっくり落ちてくださッ」

長門「別に踏み台にしてしまっても構わないのだろ」100

 

なにやっとんねんあいつら..あ、白

 

ん?おや

 

長門「ふっ、所詮空母か...このまま痛っ」

アイオワ「ノンノン 貴方も落ちなさいナガト」グキッ

 

....おめーら....あ、黒

 

独「おそすぎだ、俺はもう入水三秒前だ」

アイ「....アウチ」

 

空「よいしょっと」

独「おいまて流石に杭はアカンしぬぅ」

 

ピトッ

 

 

戦「.....えと」

(・∀・)

 

戦「もう良い帰る!!」

独「....そうか、助かった、離してくれ....」

空「あ、やべ」

 

?

 

戦「なぁ、白....このまま持ち帰って生体ユニットにでもしていいか」

アカンこれ

 

独「死体でよけりゃ」

戦「そ、そうかなら今は返す、絶対に死んだら取りに来るからな」

 

えぇ(困惑)

 

独「何でこんな奴らと話し合いなんて考えたんだろ」

さ「...さぁ、マスターが先を見ないでやったバカだからじゃないですか」

独「まぁ、なんだ、もう、ね、うん。寝る、次の手を考えよ」




次回七これぇ

人類の戦争は最終局面へ
この争いにあるのは一体



てかさ、まだここまでなんだよ
このあとの流れであと二回は世界大戦あんのにさ
本格介入めんどくさい

ラスボスってさ、最後の一瞬だけで良いじゃん
そう思うじゃん
泥沼化してまさかの長期出演だよ
ほら、JOJO的なあれ

次回第26話 勝者と正義


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第26話 勝者と正義

骨組みだけでももうこんなにあんのか
あほくさ


さてと、これからどうしようか

あの会談、正直流れと気分だったからなぁ...

 

寝れないよなぁ

 

別にもう手を下さんでも人が勝手に進むだろうしもうどうでもいいんだけどなぁ

もう上に立つ必要ないのにまだこの足場があって邪魔だよほんと

 

だからといって土台を全部蹴っ飛ばせるかと言うとなぁ

 

「何故居る....」

く「書類審査とか面倒だから全部部下に丸投げで逃げてきた」

白「....お茶いる?」

く「相変わらずその切り替わりの早さどうにかしたら?あ、緑茶頂戴」

白「で?何をすっぽかしてきた...ほい緑茶」つ且

く「いやー、横須賀派の提督や軍人、議員の上層部がねこっちににげたがってんのよ」

白「...理由は何となくわかる物資の需要と供給がつぶれたろ」

く「そりゃあんな独裁してたら反感買うし前線も広すぎて追い付かないし、結局私が裏で糸を引いてたからなんとかなってのよね、誰も彼も私たちがグルとは知らなかったからこそ...ね、あの男は警戒こそしていたけど所詮警戒程度、危険視じゃない時点で詰んでたわ.....わさび....」

白「正直お前とよりはあいつとの方がまともな関係だったよ、オメーが話聞かず約束無視した回数覚えてるか....」

く「指じゃ数えられないからノーカンってことで」

白「まぁ、すんだからいいよ......でだ、あいつら、どうやって俺の警備を抜けて来る気だ...俺はこの戦いの時はオメーの敵だからな」

く「さぁ、あいつらが北極までこれる可能性はないし闇夜に隠れてじゃない?」

白「.....さぁ、案外一戦交えるかもな.....」

 

 

く「....日が全てを焼くか、それよりも先に星に全てを照されるか」

白「急に....いや、その飴玉の味はきっと何もないでしょう」

く「どう転んでも良いのね」

「俺は人の願いを叶えるだけだ、それ以外もう何も残っちゃいねえ」

空「飽きました?」

「飽きたな、戦争ばっかりしていても残るのは...な」

空「まったく」

 

騒ぎってのはさ、起こるべくして起こるもんなのよ

だからね

 

全てに決着をつけたいならそれ相応の覚悟が居るのさ

 

長門「提督....三分前に双方の陣営が動き出した」

 

「そうか、なら....これまでだな」

長門「.....」

「各艦に通達、『自分に従って行動しろ』とな」

空「....?」

 

...あれ

そういえば加賀さんどこ

 

長門「.....舞台には邪魔...ということか」

「そうだ、さっさとどっか行け、正義をねじ曲げるつもりならなにも言わん」

 

酷いもんだ

こうまでした殺りたいか

いや、それだけの価値があるな

 

彼奴と喧嘩してるときだけしょうもない理由で本気になれる

戦場に立ち戦士としてではなく

 

人の望んだ狂帝としての演技でもなく

個人として本気になれる

 

 

空「いいんですか?」

「もういいよ、ずいぶん長く短い生活だったけどよ」

空「...まだ、話し合ったりしたいでしょうに」

「知るか...」

空「誤算でしたね....」

「なにがさ」

空「あなたは私たちを敬っている、そして一人の少女としても可愛がっている」

「...なるほど」

空「でもまぁ、それは人としてのあなたじゃないですか」

「いつから....いや、最初からか空母棲姫」

空「そんなのだから、敵である存在の私とかとしか話さない」

「うっさい」

空「たぶんこれ、また言われますよ」

「知ってる、だからうっさい」

空「人の上に立ち、その願いを叶える狂帝としてはずいぶん情けない」

「そういやいってたな、堕ちるべきだって....確かに全てを捨て堕落しきり、人としていれば別だったかもな、だがな、そんなの俺が許さない」

空「...わかりましたよ....狂帝として戦い、ここでその仮面を捨てなきゃ後にやってられないんでしょ」

「.....」

空「子供みたいな人ですね、ただ戦場にたち戦士としてでなく、だからといって人々が望んだラスボスとしてでもなく、人として、素で殺りたいだけなんて...まったく」

「この一瞬だけでもさ...いいじゃねえか、ただただ下らん大義だの理由だのを捨てて『ただ殺したいから殺した、なにか問題あるか?あるなら死んでくれ』って自分らしくできる一瞬があってもさ、意外と難しいのだぜ、全てを捨てて素で居るのって」

空「あなただけですよそれ」

「気休めはいらん」

空「そうだ...さっちゃん、随分と大量のデータがありましたね...今最終段階です」

「....そうか」

空「...とりあえず今あなたはこの決戦の舞台一つだけですから、存分に楽しんでください」

「全機甲師団を配備済ませておけよ」

空「わかってますよ、まさか、百万両のマウスができあがるとはおもいませんでした....本当にアルマゲドン起こすのが好きですね」

「やるならド派手にな....」

 

 

 

もし、ここに立っているのが俺ではなく、別の誰かならどうなのだろうか

人が皆何も持っていないわけでなければ心を失ったわけでもない

恐怖....あの蛆虫共はそんな下らないものを抱き立っている

愚かだよ

力がないのに力を求めず

まずは群れで行動を起こそうとする

下らん。

優しさは弱者が持つものではない。

圧倒的強者が最後に手にするものだ

 

それを知らずただただ手を合わせて進む?

あほくさい

今のやつらは弱いだけ

分かってるよ

言いたいことぐらい

知ってるよ

自分なのだから

 

だがそれがどうした

結局は下らない事なんだよ

 

あぁもうやだやだ

 

「人類の勝利....そんなものはもう無いのに...」

 

何故こんなに楽しいのだろうか

やっぱり違うか

そうだな

 

己の為に全てを捨てる

これさえ覚えてりゃなんとかなるさ




さてどうだろうか
まぁええか


次回七これ

開戦


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第26.5話(番外) 空白の二年纏め

....ここだけの話作中では二年だけど
実機プレイは20年ぐらいだから

正直鬱陶しかったぞ
方針とかのせいで介入できひんし
くーちゃん支援ばっかするし
ヨーロッパ要塞だし

イベントで日本の工場消えるし
どうせこのあとわし一時退場するしこの糞なげえ泥沼合戦の全員文のss要しなきゃならないしメモがわりに置いとこ


「泥沼の始まり」

 

 

独(まぁ、すぐ終わるだろうし今のうちに引きこもりNF取って研究と整備進めよ)

仏「あぁ~むりぽ」

独(.....)

 

こんな感じだったはじめ

気がついたらこれで五年たってた

 

 

「這い寄る魔の手」

 

独「なんか前線に二百三百はいるな」カチカチ

ソ「ヨーロッパ連合が固有NFの要塞計画取ってくれたお陰でなんとか耐えてるな」

仏「よし、ずいずい強化計画終わった」

日「てか、おかわり多すぎだろこれ」

独「まぁ、いま人的資源が100Mぐらいあるし、それも一番軽いやつ」

米「こっち、根こそぎとか言う一番やばい奴で100k程度なんですが」

独(なんかくーちゃんのNFヤバイことなってんな)

ここでちゃんとNF見てたらよかったと後悔

 

「ルーマニア降伏イベント」

NF確認をしなかったせいでヤバイことに

 

独「...現時刻を持ちルーマニアは(中略)双方の主義主張による国民の疲弊を防ぐため深海棲艦との友好関係を気づくことに専念する....あ、ルーマニア領が」

ソ「あっ、ルーマニア軍が全部空母棲姫軍に」

日「交渉言いながら実質支配なのが草」

独「....えーと、皆様にお話があります、これはクレイジーです」

仏「...まじかこれ」

米「なんかあった?」

独「この不自然すぎる降伏、くーちゃんのNFでした」

伊「あっ察し」

日「あっ」

ソ「あっ」

米「ハモんな、まぁ、無理もないけど」

仏「これには鰤もだんまり」

英「...外交なんやったんや、こんなのあんまりだよ」

独「でな、これ、このままいくとイギリス、フランス、ドイツ、の三国以外全てのヨーロッパ圏の領土が空母棲姫領になります、それでイギリス、ドイツ、フランス、北欧、ポーランド、スペイン、ポルトガル、イタリアが揃うとほぼ無条件でラスボスが召喚されます」

ソ「閣下の出番もうすぐじゃねえか」

米「....ん?」

仏「つまり、俺ら全員死亡でこいつ一人ヨーロッパ支配してゲームセットになるから気を付けろってことだ」

独「ちなみに、わしも拘束系のNF取られて軍事干渉、物資支援、交渉参加が約三年できない、三年過ぎたらなんとかできる」

仏「おめーのそれはほぼ自業自得だろ」

独「(´・ω・)」

 

 

「北欧連合降伏」

 

北欧連合降伏イベント

 

独「あぁ~召喚されるんじゃぁ~」

日「やっばい、戦線短くなるから圧が凄い」

仏「教えてくれ閣下、ずいずいは後何人沈めればいい、ストロングゼロはなにも答えてはくれない」

独「そのZEROはなにも答えないよ」

ソ「これアカン」

 

 

「日本焦土化」

 

 

独「...ん?うわww」

仏「wwwwひっでえ、ついにお得意様からラスボスを引き取りに来たwwwやっべえww」

ソ「断った腹いせに日本本土消滅しとるwww」

伊「友好関係最悪でも取引してるよこいつらwもう祖国とかどうでもいいのか」

独「ww取り敢えず建て直してあげよ」

 

 

「スペイン・イタリア降伏」

 

独「...おうふ、ついにか」

日「もう鳥公寝ろ、無理だ、どれだけ頑張ってもNFにはかてへん」

ソ「これはくそ」

米「マンハッタン計画完了したけどもうむりぽ」

 

 

 

「もっと酷い泥沼に」

 

独「.....これでいっか」

ソ「なんだこの決闘者にある音楽」

米「お、三年経過してる」

独「俺は政治力500を消費し魔法カード欧州核攻撃計画を発動!滅びのバーストストリーム!!」

 

欧州核攻撃イベント

 

仏「きたー(゚∀゚)」

ソ「おっしゃ、欧州前線全軍消滅と土地消し炭や、これでカウンター決めれる」

米「wwwちょっ、ほぼ全ての戦線が平地になったw山が消えたぞww」

英「お、降伏してた国も全部戻ってきた、これでイベントはなんとか回避したな」

 

連合イベント

 

仏「よし、連合イベント来た、これでレジスタンと戦艦棲姫勢と欧州国家で殴りあいができる」

独「.....」(面白半分で蹴ったろ)

ソ「工業倍はすごい」

日「....さすがに全面核は不味かったろこれ」

独「あ、連合入り蹴ったからNF進めれるな」

仏「....おいこら、連合入ればそっから独仏同盟とってそのまま大逆転endだったぞ」

独「......」

 

 

 

「さっちゃん」

 

独「?なんだこの補給イベント」

仏「試作型量産型艦娘の実験配備か....20隻無償配布かよ、なんか裏があるぞこれ」

ソ「量産型wwwもうこいつら人類補完計画でもするきだな」

独「下が量産型艦娘の最終形の配備こっちは一隻か」

米「量産型の試作品か完成形か...どっちもやだなぁ」

仏「てか最終型ってwwコスト度外視過ぎるだろ、これ母船だわ母船」

独「...うわ、レールガンとビーム持ってる」

ソ「どっちにせよするんだろ」

独「まぁ、下でいいか」

 

 

 

「暇」

 

 

独「.....結局押されるのが拮抗するのに戻っただけか.....」

仏「暇そうで」

独「もう15年は戦ってるぞ」

仏「せやな、死者がなんか凄いわ、三億だってよ、合計」

独「宇宙世紀よりはまだましか」

仏「てかさ、やっぱ面倒だわ」

独「でしょーね」

仏「この調子で行けば面倒なことに」

独「(´・ω・)」




(´・ω・)


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第27話 開戦

(´・ω・)
なんもねえや


静かだ

これでいいのだよ

 

あいつらも

あの馬鹿も居ない

 

たった一人の世界

たった一人の戦場

 

歓迎しよう丁重に

祝福しよう残虐に

 

人の願望

人の意思

人の決意

 

それは美しく醜いものだ

故に美味である

 

 

この手で掬えるぐらい少ない人を....

いや、今は誰も望んじゃいないか

 

じゃあやめだ

全力で潰す

相手は所詮有象無象の蟲

なにもかわらん

だから潰す

 

 

背中に刃物はない

ならあとは全力でぶん殴るだけだ

取り敢えず頭の中を全部右ストレートでぶん殴るって統一すればいいか

 

 

この要塞も結局は今の1手ではなく詰めの1手なんだよな

俺の考えはいずれ別の俺が気付くさ

 

まったく顔も知らない数年先の赤子かもしれない

生に絶望した若者かもしれない

なんなら、今を生きている身近な奴等かもしれない

 

結局演じているだけだ

くだらないものだ

何もないから何かを演じるなんて....それもその役がずいぶんとまぁ

 

もうあの日々ほど殺意を抱くことも

狂ったような思考回路になることもない

 

人としての俺が死んでいま生きているのは脱け殻

いや、脱皮した蛇か?

違うな

 

わからないから取り敢えずなんでもかんでも咥えてしまう赤子と一緒だ

 

答えなぞあるものか

ないから演じている

なのに答えを探す愚かな男よ

 

 

あぁ、もうやだやだ、今から殺し合いを始めるんだ

 

なにも考えずただその殺している感覚に酔い

泣き叫ぶ蟲共の悲鳴を嗤い

ただ殺そう

 

 

別にいいか

 

「行ってきます」

 

まぁ、誰も聞いちゃいないか

 

 

 

....嬉しいのかな?

守る人がいないから

なんの心配もなく

.....か

 

完全な世捨て人にはなれんな

可能性ってほんといいよね

 

 

「....俺に扱えるだろうか」

 

 

それにしても殺人的な加速だなぁ

飛行だけで内蔵がぐっちゃぐちゃだぜ

 

 

 

「・・・・・ーーーっ」

 

?

 

「そ・・・・・・・・い」

 

通信か

 

「そこのひこ・・・・・」

 

煩いんだよ

 

海面まで残り20メートル

数は艦娘140 護衛艦30 

 

 

三分だ

 

みっけ

仏「可能性のない人間だけさ」

独「....」カチッ

 

じゃあね加賀さん

止めるのが遅かっただけさ

 

 

「.....一つ」

 

2つ3つ4つ

 

 

弾幕も遅いな

いや、この艤装が修正が追い付かない速度で動いてるだけか

ただビームバズーカを艦橋に叩き込むだけ

簡単なことさ

 

 

何故思考回路を回している

敵は倒した

 

なぜだ

 

いや、まだ生きている

でなければこの感触はなんだ

 

....こいつでしまいだ

 

仏「....ずいぶんと派手なご登場で、こちらッ....ぶねぇ、海底からロケットって....まぁいいよ、で?こっちはもあっちももうたった三分で吹き飛んだのだが?ほーんと二時間の死闘が無意味になった」

独「....じゃあここで貴様も死んでくれ」

仏「どうどう...次食らったら即死だって」

独「....はぁ」

 

 

 

独「悪いな、無理言って」

仏「いいって」

独「.....」

 

じゃ、終わろっか

 

仏「!?」

 

バズーカの引き金を引き

三発で動きを制限し

本命を刺す

決まった

 

この一秒

全てで決まるんだ

 

独「フッ」

 

あぁ、終わったな

 

 

 

 

 

....ん?

何故あったていない?

なぜ俺は

....視界が赤いな

 

なんだ血か

 

ちょっと無意識になりすぎたか?

もう少し回りを見るべきだったな

 

 

それよりも誰だ

完全に見えなかった

 

いや、違うな

見えなくて当然か

 

「最悪だよ、まーたおまえかずいずい」

 

仏「あっぶねぇ...加賀さんが来てくれなきゃ瑞鶴も間に合わずに詰んでたよほんと....」

 

....ひでぇもんだ

いや、嬉しい誤算か

 

 

なるほど、そうきたか

 

ソ「あ~あ~、そこのリアルチーター今すぐ戦闘ぎゃあああ」

 

うっせえ

 

「...ちっエネルギー切れだよ」

仏「....ワイヤーを巻いて言う言葉ではないな....それにあいつらやっぱバカだわ、いや、無理だ、保護者とか無理、オメーがどうにかしろ」

「....あいつらぁ....誰が裏で頭下げてまでやったと思ってんだあの無能共!!ここは俺の戦場なんだよ、無駄に汚すんじゃねえよ亡霊風情が!!ったくもぉ」

仏「親の心子知らず...っぶね....さっきから海底から魚雷とかロケット飛んでるけどまじでやめろ」

 

 

あぁ~もうやだ

なにも考えないわけにはいかないよなぁ....

嫌なもんだよほんと

 

「......さてと、ならここはもう双方一時退却ってことで....おいなんだそのレコーダー」

仏「君のところの優秀な空母が作った嘘の内容」

 

投げんなよ...ここ海上だぞおい

とりあえずつけよ

 

 

音声「.....もし君がそれそうの対応をするというのならこちらにも方法がある、わかるな?白夜中将」

 

おいおいまじかよ、どこで集めた

 

「....馬鹿馬鹿しいこんなもので」

仏「そうだな、まぁそれは1手だ王手にはならんがまぁ詰めにはなるんだよ」(゚Д゚)ノ⌒紙

 

だから投げるな

 

「....なんだこの捏造資料」

仏「すっげえだろ、全力でお前を死なせない道具...加賀さんから全部聞いたよオメーの死が勝利条件だってよ」

「.....ははっ....最悪だよ....これじゃあ何やっても死なねえじゃねえか」

仏「まぁ、こっちでもオメーの評価は高いからさ、親族の命握られてるって嘘出せばな」

「ばっかみたい.....で?これじゃあ俺があいつを打って終わりじゃねえか」

仏「だな、少なくともこれから起こることは一つ、まずあの難攻不落の要塞に横須賀派が入る、あんだけキレておいて結局はあれだ」

「それで俺に死守でもさせてあいつらはミッドウェーの空母棲姫に泣きつくと、それも艦娘すらうっぱらって己の保身か」

仏「そゆことじゃあ閣下俺と組もう」

「死んでくれ」

仏「わふっ.....知ってたよ!そーゆーやつだって知ってたよ!」

ずい「(´・ω・)」

「....」

 

 

調子狂うなぁ

 

独「...お前らも結構ピンチなんだな」

仏「おっ、やるか」

 

 

まぁ、こういうのも一興よな

 

独「せいぜい足掻け」

 

そろそろ来るな

 

ずい「?」

独「....うちの馬鹿共が世話になったよ」ワシャワシャ

ずい「(>ω<)」

 

仏「....俺にもやらせろって.....あ」ワシャワシャ

 

 

痛い

いやまぁそうだよな

でも引きずることはねえよ

 

白「....(´・ω・)」

加賀「.....」( ・`ω・´)

白「わかったよ、死にたいのだろ、じゃあ最後まで付き合うよ....ったく」




次回予告

すれ違う思い

理解不能の針

全ては誰の掌の上?

次回七これ

人類の願望

もう、このループで決着を


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第28話人類の願望

(´・ω・)


正義は見方によって変わる

そんなことはどうでもいい

 

別に人類が滅ぼうが世界のシステムが壊れようがどうでもいい

遅かれ早かれ訪れる

 

別に虫けらどもの為に身を粉にする必要はない

救いたい人間だけを救えばいい

守りたいものだけ守ればいい

人は神になれない

だが英雄や救世主になら誰だってなれる

 

人の願望は叶えよう

それがどんなものでもさ

 

それだけの力がある

それだけの冷徹さを持っている

1のために10を切り捨てる

 

これは別に間違いじゃあな

有限の救済なら切り捨てるのは当然だろ

 

 

今も、さ

 

敵はもうすぐそこ、味方は過半数が戦闘続行すら不可能に近い艦隊

だが不思議だな、援軍なき籠城には勝利はないというらしいが今心にあるのは絶対的な勝利だ

奴等は所詮既存の戦いしかできないのだろう

 

「...嬉しい誤算はあの馬鹿どもが全ての艦娘を捨ててくれたことだな....ついてるついてる」

 

「提督」

 

おや、加賀さんだろうか

いや、違うね、招かざる御客さんだね

 

「降伏しろってかい?ねぇ、ずいずい」

「....無理とはわかっていたわ...ただ、これから始めるのは」

「愉快なものよなぁ」

 

紅茶どこだっけか

 

「所詮貴方に見えているのはただ自分を楽しませるだけの道具なのね」

独「悪いか」

「そういうところ、提督とにているわ、なんでいつもいつもそうやって....あぁ」

「勝手に納得するな、帰れ」

「ハイハイ、帰るから」

 

 

.....マジで帰っちゃたよ

これから始まるのはなんの意味もない殺し合い

分かってて帰るか...

 

さてと、ちゃんと真面目な話をしようか

 

正直この包囲網

勝てない

 

 

弾薬燃料修復材こそあれど援軍は来ないしあっちは無制限に本土から持ってくるし

士気も正直高くない

それどころか一部の艦はあっちについてるし少なくともあの捨てられた奴等はまぁ苦しいよな

 

要塞自体は無敵でもそれを運用するには色々と問題がある

敵も射程内に入ってくるほど馬鹿じゃあねえ

入れば即ガトリング砲で蜂の巣だ

 

初見殺しの兵器も一度で終わり

できるだけ壁に引っ付いてもらわないとな

 

兵糧攻めでもしてくれればなぁ

 

 

ん?空襲警報?

 

「....ノーダメだしいか」

 

取り敢えず計画書でも作っておかないと

まず奇襲だな

 

取り敢えず潜水艦使って海底に機雷撒き散らして一斉浮上で吹っ飛ばすか

となると陽動が重要だな

電磁パルスでも使ってレーダーとソナーをぶっ壊すか

 

そのつぎはどうしよう

....マウスだなうん

少し残ってるしマウスで轢けばいいか

 

ロケットもいいな

あれだけいると精度が雑でもあたるしな

倉庫にあったv2ロケットでも追撃用に全部使うか

 

追加艤装の数は十分だしゆっくりやるか

 

正直まだ列車砲の射程内でしかないしもっと布陣を近づけさせないと

 

もっともこんなに頭回すのは相手が悪い

あいつら絶対俺が艦娘を歩兵運用すること気付いてるよあいつらいなきゃ本陣ぶっ叩いてさっさと轢けばいいんだろうけどな

 

ほんとどうしよ

ジェットパックで空から強襲も初手が強いだけ、あの規模には意味がない

いっそ戦略爆撃機大量に飛ばすかいや、それは最後だ航空機は射程がすごく長いからな、もっと範囲ギリギリまで離れたときだな

こっちはどうやって相手を一手ずつ引かせて殴るだけ

 

ん?

そういえば今日は何月だ

 

11月

 

まじかもう冬か

冬....

 

あれ

何か普通に籠城してれば勝てそうだな

 

加賀「提督、空襲の被害です」つ白紙

独「白紙だされても(´・ω・)」

加賀「敵の損害です」つびっしり

独「...途中から46cm砲まで飛んできたのかよ...てか、結構飛んできてたな」

加賀「計画どうりですか?おかげで皆の気分も結構良くなってきました、やはり空襲を無力化出来るのは安心感が大きいようで」

独「そうなの、じゃあ地下通路の案内と地下水路の警備をお願い、まぁ、あっちからこれるとは思わないけどさ」

加賀「それと食料問題は特に問題ありません」

独「どうだったシュールだろ」

加賀「はい、まさか」

 

 

 

加賀「ビニールが爆弾を弾いていました」

 

今にも笑いそうな顔してるw

 

独「見てみたいなそれ...」

加賀「それと潜伏している夕立ちゃんからの報告です」

独「...あの子何見てたの」

加賀「来いよベネット」

独「まぁいいや、私物がとられるなんてよくあるし、で?」

加賀「補給は届いているんですがいかんせん敵が敵なのと場所の問題で全艦隊を賄えるだけの補給物資と食料が厳しくなってきたそうで」

独「まぁ、ここ太平洋のど真ん中とは言わないけど結構真ん中だしな、周辺の島は全部核で沈めたから建て直しも無理だし海上にずらっと船をおいてるだけ、正直豪華客船でも持ってきたいだろうな」

加賀「持ってきたらすぐに沈めるのを警戒してそんなもの持ってこれないようです」

独「バレてるか....まぁ、あいつらにはもう少し劣悪な環境で生きてもらうよ...艦娘もあれだけいたら収容しきれんよ」

加賀「それと攻撃許可がほしいという要請も」

独「この要塞の見学させればしない理由もわかるだろういいかそれでも来るならすぐに手は打つよ、先に要塞を見せるか艦娘で殴るかだけの違いさ」

加賀「数を減らせば各個撃破、数を揃えれば環境と補給でじり貧、一発で逆転ですね」

独「もしこれが陸や魚人ならこんなふざけた籠城はしないがな、まぁなんだ、戦いにかつってのは別に難しくねえ、ただ自分が勝てる状況を作ればいいだけだ」

加賀「提督的には世界全部がこっちに向かってくれる方が良いでしょうに」

独「ムリムリ、まだ深海棲艦を殲滅してないんだいつ背後を突かれるかわかったもんじゃねえ、だからこの戦いはあくまで元帥派と欧州連合の義勇兵と横須賀派の戦いの規模でしかない、だからそんな高望みせず取れるものを取ればいいさ、二の手三の手で叩くだけさ」

加賀「まるでナポレオンのロシア侵攻を連想させますね」

独「不毛を通り越して液体の大地だがにたようなものか」

加賀「では、私はそろそろ案内に」

独「行ってらっしゃい」

 

 

パタム

 

ドアがしまるときの音ほど寂しいものはないのかな?

まぁいいや

 

そういえばナポレオンといえば不可能は無い云々あったな

食老保存も当時はガラスの瓶だっけか

 

そう考えると面白いもんだよ

 

とはいえ、ドームとかガラス天井でも爆弾を弾くって相当シュールそう

 

まぁこんな観光旅行的な土地に育つもん何てたかが知れてるが無いよりましか

てゆーか、うちの食料ほぼ全部深海棲艦のお肉っていうこと気付いてるのかな?

これしってんのわしと加賀さんとくーちゃんだけだしないか

 

ほんと、イ級が海老っぽいから養殖しようなんてあほなことを考えたせいで酷い目に遭った、五年程度は毎食イ級のお肉を食べる事になるよ。

 

さて、計画も準備も終わったあとは根気比べだ大方今宵にでも潜入してくるだろうし先にトラップでも仕掛けさせてもらうか

 

そうだな、計画名キラークイーンだなうんそれでいこう

 

 

 

 

この厚さ10mの巨大な鉄板はこの要塞唯一の出入りもんだここのもんはわしの操作かこの門上にある歯車を回すしかない、なら簡単だ

 

「....この最後まで爆薬たっぷりの偽の歯車を置いてしまえばいい....よいしょっと....侵入用の窓も何気なく一個だけ開けておこう」

 

後は俺が開けた門から入ってくる奴を堂々と要塞内の移動式バルカン砲で蜂の巣にしておしまいさ、できれば爆薬たっぷりの艦娘人形を用意したかったけど流石に怪しまれそうでやめた

 

ただまぁ、それだけじゃあ返しません

逃げられた用にボロボロの爆薬たっぷりの艦娘人形も用意した

今日は雲が多く月光もでないからな、そうばれやしないと思うがそれはこっちもなんだよ

 

逃げれば逃げたであぼんさ

 

ま、どうなるかは神のみぞ知るか




次回予告

迫り来る恐怖
絶望に見えたときそれは降臨する

次回新世紀七帝コレクション

武器も士気もあるんだよ


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第29話 武器も士気もあるんだよ

特殊OP


風は南東に強く

世界は暗い

 

月光もなく、潜入するなら好都合ではある

ただこの頂から見ているだけ、まだ前哨戦

本番はまだ先なのだからな

 

 

きたか

無人の警備を無駄に警戒しゆっくりと爆弾に近づく愚か者

数は30か

 

わざわざ開門装置なんて書いたんだ、回すよな

バレないように、怪しまれないようにこっちで開ける

 

.....遅い

全部が中に入ったな

じゃあ死んでくれ

生きたきゃ海中でも泳げよ

 

右手のスイッチを押す

同時に門の上で大きな爆発が起こり

下の侵入者に血肉の一部が引っ付いちゃう

 

気付いたかな?

気付いたか

そうだよ、もう海中以外逃走経路がないのさ

 

 

始まったか、少しだけど発砲音が聞こえてくるよ

じゃあ次はどう来る

この場合どうする

考えろ

 

...やってみるか

伝令を飛ばす、場所はもちろん

 

「...アドミラルよりビスちゃんへ、今すぐ警報と照明をつけろ、あと雑に焚き火して」

「了解したわ」

 

「提督さんより大井っちへ、敵が防壁から10メートル以内にある程度入ってきたら一斉にガトリング砲と誘導酸素魚雷で潰せ、迫撃砲やミサイルはまだ見せるな」

「わかりました♪」

 

「アーテステス、白より特別潜水艦隊今から十分後ソナーとレーダーをぶっ殺す攻撃をするからすぐに機雷箱を積んで海底スレスレを潜航するようにタイミングは任せる」

 

えーとあとどうしよ

よし、少し離れるかもだけどやるか

 

「提督な白さんより特殊艤装部隊へ、敵が退却を場合爆薬艦娘人形を抱えて追跡、ある程度の距離になれば熱赤外線機動の起動とタイマーを解除同時に周辺に煙幕とチャフを乱射、二十秒後退却するように」

 

....さてと、これで三分か

RPGどこだ

 

あったあった

 

とはいえ、弾薬も鉄もせいぜい十年持てばいい程度

倉庫をもうちょっと拡大しとけばよかったよ

 

「提督」

「なんだい加賀さん?報告?」

「...はい」

 

なんか変だな、読まれてるのか?

 

「殲滅か、じゃあ今すぐ場所を戻しておいて」

 

「なぜ内側で殲滅しないのですか?少なくとも提督がいる限りこの要塞は傷ひとつつきません、後は私の跳弾技術と要塞内の移動式兵器で」

「確かに、相手が相手ならしたさ...だがな、俺ははじめからあいつしか敵とは思っていねえ、それにさ、こっちにもほんの少しダメージが来るからやめてほしい」

「・・・嘘っばかり」

「知ってるなら聞くな」

 

 

気まずい

もう分かりきってるのにそうやって濁らせる貴様らがどれだけ

いや、もうなにも意味を成さない

地獄まで着いてくるならせめて迷わないようにゆっくり引っ張ればいいか

 

 

「・・・俺にできることは人の願いを叶えるだけだ、この道は変わらんぞ」

「この世界に人なんて貴方自身しか居ないでしょうが止める気も濁す気もありません、ただ、そうやって「狂帝」なんて演じてる必要はもう無いのにまだこの状況でしているのが聞きたいだけですよ」

 

 

愚問でもないか

まぁ、愚問でもあるか

 

「気に入ったからやってるだけだ、人がいようが居まいが誰かの上に立つときの俺は白夜とかいう気に入った偽名を使い、救う価値もない自分の下に居る塵を救い、ただ眺めるだけさ」

「気に入ったと言う理由で人間が数百万人死のうが苦しもうがそれすら一種の悦楽として楽しむだけですか?」

「面白い事を言うな、さっきから下らない正義感擬きを持って正義の味方ごっこか?善人ごっこか?実際こうやって見たり聞いたりした時間こそそう多くないが付き合いはお互い長いだろ、いや、もう三年とかそこらいくか、うん、取り敢えずなんだ、鉄仮面着けてるつもりだろうが目が笑っているぞ、隠すならパーツ一つ一つを騙すことだな」

 

「( ・ω・ )」

「なぁ、俺はいま戦場しか見ていないんだ、黙られると反応できない、後その危ないクスリはしまおうな、さっきから変なオーラを感じるんだよそれ」

「・・・・イイエコレハアブナイクスリデハアリマセンタダノヒロウカイフクノクスリデス」

「・・・・それ、赤城さんと五航戦に盛ったでしょ」

「ヽ(´・ω・`*)」

「なら証拠を出してやろう・・・・この要塞内で人体実験すんじゃねえよしってんだよそれ危ないやつって」

「( 」゚Д゚)」オ-イ!」

「まぁ、大井っちがそんなことするわけ無いよな、同期解除なんて面倒だしバレると一発でアウトだし」

「・・・ついでき心で」

「嘘つけ。ちゃーんとカメラをベットの中に入れて音と映像消してただろ」

「(´・ω・`)」

 

 

さてと、時間だけどあっちはどうだろうか、いや、行けるな

 

ほんの一瞬跳ぶだけ

射角、風力、距離、効果範囲全て計算済み

 

敵は輪型の陣を組んでいるがそれは愚かだよ

 

放たれた一本の鉄の塊は軌道を変えず空中で爆破するだけ

ついでに回りの陣形も確認するか

 

流石に暗いな、ただ大雑把に見るだけでも矢印?あぁ、突撃用の陣形か

なら梯子ぐらいは持ってきただろうな

 

 

対艦ライフルでも揃えておおえば良かったな

包囲の一角を崩せばそこを抜け逆に挟撃に持ち込むことだってできる、戦いは数だがよ

その数を一撃ですりつぶす兵器があったらどうする

一騎当千の兵が何百もいればどうする

防衛することに特化した要塞ならどうする

 

数をひっくり返すぐらいそう難しいことじゃあない

 

おや、世界がひっくり返った

自由落下だな

 

 

さてと、第二ラウンドだ

 

「よっと、加賀さん?報告はある」

「第一要塞壁に多数の艦隊が接近したので防衛装置を起動、どうやら大型のミサイルの様なものを数人で抱えていたらしく」

「なるほど、壁を吹き飛ばすつもりか」

「それと南と北西の敵包囲網に穴が空き、包囲の縮小を開始」

「まぁ枚数は有利だしな、ガトリング砲の射程よりは遠いなら縮めるのも手か」

 

全てを知っていえば良策ではないな、でも俺だってそうするさ

 

「取り敢えずここらで一度休めるか・・・要塞防衛班は一時退却、変わりに俺に火器兵装の操作系統を回せ、それと敵は弱っているがこれ以上の攻撃は禁止、ちゃんと要塞内の兵器の射程に納めるまでは前哨戦だ」

「・・・楽しそうですね」

 

 

「生憎、殺しの事しか本気になれない性分でね」

「そういう人でしたね」

 

 

調子狂うなぁ

「・・・・・そうかい」




次回予告


希望なんてあるわけがない
絶望なんてあるわけがない

次回 演じる者


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第30話 演じるもの

それはきっと終わりない航路だった

それはきっと救いのない物語だった
たった一人の少女の願いと

無数の神による悪戯の物語


初戦はもう決した

目も耳も死に

海底の狩人にも気付けない病人どもに何ができたであろうか

 

いや、違うな

戦術的戦略的勝利でありしかし戦略的敗北でもあるな

 

 

だが一時ぐらい勝利にわくのも俺は許そう

 

さて本題だ

これからどうやって防ぐ

ただただこうやってにらめっこしてるところで勝利はなく

打って出ても恐らく罠だらけときた

 

もう二度と初戦のような所見殺しの戦法は使えん

それよりもよく見抜いたなぁ

千を超える艦娘の中からスパイを見つけ出すなんてよ

まぁそれはいい。

 

今ならまだロケットや迫撃砲の射程内だがまだ足りない

爆撃しようにも連中はすぐに残存艦隊で対空警戒に対潜警戒

核を使おうにも敵は中途半端

 

手札があろうと被害がうすけりゃ意味はない

確実に叩き込むことが重要であって使うことではない

 

ただまぁ、なんだ、手がないわけではないか

勝てる見込みはある、負ける見込みはない

とはいえ、負ける条件はある

それを満たすのが不味いだけさ

 

 

それにしてもなんか寒いな

起きるか

 

 

起きて何しよ

兵器?

もうやりつくしたしなぁ

クラッキング?

意味ない

料理?

そういえば最近てかこの頃何もくってねえ

まず艦娘自体重要な場所の奴等以外と話もしてねえ

朝起きて敵陣眺めて計画練ってるだけだったな

 

頭いたい

昨日戦勝祝いにウォッカとかテキーラとかスピリタス出したしな

痛くて当然か

 

頭いてぇ

 

・・・・はぁ

 

この馬鹿ども服脱いで寝てやがる、風邪引くかもしれないのに

 

「そもそもこれ、一人用のおふとぅんなんだけど」

 

朝のほのぼのとした雰囲気は実に良い

まぁ、それはそれか

 

「おい、ツラ見せろ隠れんな」

「(ノ・ω・)ノ」

「・・・」

「その無言でショットガン構える癖やめろ」

「だってよ二股野郎、一応敵じゃん」

「とりあえずそのお姫様だっこやめろよ」

「嫌に決まってんだろ」

「確かにもふもふだけどさ、人の前でやるな」

「用件はなんだ」

「話切るの好きだなぁ。あ、帰っていいか?」

「良いけどそれだけじゃあないだろう」

「まぁ、これから本格的に冬ですしおすし、ね」

 

食えるか

 

「そうかい、じゃあ先に行けよ、もう俺はここで待つだけで勝利条件満たせるからな」

「じゃあ、最後に伝えること伝えて帰るわ」

 

・・・・それもそうか

 

 

 

そういえば他人の部屋ってそうそう入らないよね

 

「うわっ」

 

部屋の中身とは思えないなこりゃ

 

弓に槍にナイフにライフル銃

どれもこれも使いふるされてる

 

ベットどこだ

熊のぬいぐるみが・・・

 

ベッドは綺麗だな、いや、使ってないだけか

 

『記録』

 

加賀さん(´・ω・`)

こういう日記とかってさ、見ると絶対不味いよね

 

では見よう

その前にベットに寝かせよ

 

 

「さてと、何が出るだろうか」

 

『こ』

?

なんだこれ

捲るか

 

『れ』

?

ん?

 

『を』

ペラ

『み』

パラパラ

『て』

『い』

『る』

『の』

『は』

 

 

罠かこれ

 

 

・・・あるぇ白紙だぁ

 

 

 

あれ、次のページから黒い

いや、これは文字だな

 

パラ

『もう何度目だろうかしらこの悪夢は。何度彼女と組んでも一度だって勝てはしない。もう疲れた もう限界 でも諦めはしない 全てを捨てた怪物に勝つには全てを捨てる』

 

『命、心、身体・・・全てを切り捨てでも』

『敵は提督を騙る狂帝 白夜』

『人の全てを叶え演じるものが相手ならば私は全てを捨てて皆の器になれば対等になれるかしら』

『いえ、勝たなければ全てが無意味』

 

はぁ

嫌なもんだな

 

空っぽの人間に入った水を気に入らないか

 

何もない人形を操るだけの糸は嫌いか

 

「人として他者を愛するのは一人と決めているんだ、無理な願いを叶えさせないでおくれよ・・・まったく」

 

人が弱いから化け物の仮面を被って演じているのに

どうしてあいつもだが人でいけないと固執するのだろうか

 

どれもこれも俺が弱いからだよ

人はまだ神にはなれない

救えるものも有限だ

だけど全部救いたい

だからこの狂帝の仮面は必要なんだよ

 

ただのおまじないかもだけど

気に入ったからかな

 

演じたくなるんだよ

 

人の願いが詰められたこの仮面を被って

 

「はは・・・やっぱおもしれよ、このイカれた感じがさ」

 

人を見て人を演じているだけの獣

実に愉快なものよな

 

もう自分ですら何がしたいのかわからなくなってきたよ

どれもこれもこんなイレギュラーがあるからだろうな

 

答えはまだ出ていないんだ

もう少し待ってくれるかな?

 

手に届かないからこそ愛しいものもこうやって近くにあるとどうでもなってくるよ

でもそれはそれで悲しいな

 

 

・・・よし

 

 

「お休みなさい」

 

さぁ、これからどうやって行こうか




次回予告

これは終演?
これは地獄そのもの?

次回七これ 「狂帝」


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第31話 狂帝

人の願望とは下らないものだ
巨万の富
不老不死
それらはあまりの下らなく小さい

あぁ、そういうものだったな


我ながら下らないと思ったよ

 

飽きてしまった

面白味がない

人の死や不幸程度で満たされるものか

本当に下らないなぁ。

 

何もない真っ白なキャンパス

そこに殺意だけも込められたそれぞれ赤いペンキと黒いペンキの入ったバケツを雑にぶっかけただけの絵

 

くだらないなぁ。

 

命なんてどうだっていいんだよ

価値観なんて無意味なんだよ

 

結局は己の信念で動けばいいだけさ

総大将のいない戦いなんてやってられないだろうしな、潮時か。

 

 

「長門ぉ、扉の向かいに居るのはわかってんだ、さっさとあの居候どもに帰るところへ帰るように促してくれ、こっちも全面降伏する準備があるんだ」

 

・・・戦いは終わったよ

誰もショーが終わったといってないけどさ

 

「でだ、おめーらさっきからくだらんことをするな、盗聴器程度無駄だって分かれ」

 

念入りに壊すか

 

核兵器

光学兵器

実弾兵器

まだ数はあるんだ、ショーをするだけなら十分さ

 

完全に勝ち逃げみたいなものだけど構わないか。

 

 

とはいえ、ねぇ

流石に無責任すぎるか

いや、そんなこと考えるだけ無駄か。

 

誰の願いでもない

誰からの依頼でもない

己の決めた答えだ

 

 

それが俺の答えであってオレの答えではないのだけは断言できる

難しいけどよ

いい加減力も自由も呪いもあるんだ

下らない日常を騙すための仮面なんざ捨てないとな

 

そうだな、とりあえずこの戦いにかって次の手を打つか

人の願望器である狂帝とはここでお別れだ、こっからぐらい己の覚悟で生きなきゃ損だよな

 

 

ただもし、人が望むなら

人が騎士ではなく衛兵でもなく、狂帝を望んだらどうしようか

その時は・・・・

また精一杯演じてみるだけか

 

この空っぽの人間の脱け殻で良ければいくらでもやるさ

何もないから人の喜ぶことをする・・・は、おかしいか

 

わらうなよ

 

そうだ、ちょっと今日は気分がいいふざけるか

人の命?知るかそんなもの

家族?下らない

護りたいのなら命を捨てろ

 

なんか話が長くなってきたな、何がしたいのだっけか

 

あぁそうだ、ちょっと核をぶっぱなしたくなったんだな

深淵を覗き手をいれ身を引き抜く

力ってのは案外軽いものだ

 

人間は神にはなれんよ

だが神を覗くことはできるし、真似をすることはできる

 

まだ見ぬ深淵

この世の真理

星の最果て

 

命が惜しいよ

たかだか80年なんて短すぎる

もっとだもっと

 

知るために俺は人であることすらやめよう

 

 

終演だ

もう誰の願いも聞かない

誰の声も

もう知らん

ついてきたいやつはついてこい

止めたきゃ止めろ全力で潰す

 

この星は俺のもだ

いや、もっと欲しいものだ

知識、発明品、生命

いやいや

やっぱ男ならもっと大きなものを取らないとな

そうだな、銀河だなやっぱ

この世界は実に良い

 

人体の限界が見えない

あぁすばらしいよ

艦娘や深海棲艦の細胞

あれは結局ブラックボックスだけどさ

何もかもを暴いたらとても面白そうだ

 

俺だってロマンは好きさ

男として生きているならやってみないとなぁ

 

究極の生命体なってみることを

 

いや、これは不味いな、きっと慢心して火山の岩盤で吹っ飛ばされて地球から星外追放を受けそうだ

よし、そのためにまず反抗的な全人類を間引くどころか皆殺しにしてまおう

とりあえず石仮面と赤石作るか

いや、もっとばかでかい物を作ろう

 

 

だがまずはこの戦いに終止符を打たなければな

後はあの花畑が勝手にやってくれるさ

 

「提督 各艦隊整備完了、後は号令ひとつです」

 

あぁ、やっぱりばかだよおまえら

でもそういうところも良いよね

 

「もう知らないぞ、ここまで本気させたのはお前らだ、このあとどうなろうと俺は一切の責任を背負わない」

 

じゃあ生か死か

最大で最後の狂帝の仕事でもしましょうか

 

「加賀。各艦隊に通達これより敵連合艦隊を要塞内部で心中に巻き込む、思い残すことを無いようにとな」

「・・・」

 

俺は見えないからわからないが笑っているのか?

随分と雰囲気を変えたじゃないか

 

悪いな、最後まで下らないことに付き合わせて

お互い五体満足で会えたらどっかに連れてってやるか。




次回豪華二本立て

それはきっと偽りの物語
「あなたの命を私にください」

終演を呼ぶ者
「やぁ、ここがゴールだよ、じゃあ死ぬがいい」

これは狂帝ではなく十字将軍のちょっとしたお遊び
「笑うしかねえなこれ」


次回七これ
「閉幕」

これは全ての終わりであり始まりだ


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第32?話 閉幕

後戻りはできない
男の道に退路はなし
故に誰よりも強く
故に誰よりも狂っている

例えそれが人智を越えたものだとしても
そういってくれたのはいつの話だったか


11:59

一一五九

 

決戦まで一分もなし

艦隊を纏める

 

純粋に無理ゲーだな

防衛艦隊

大和型2

長門型1

ビスマルク級1

金剛型4

アイオワ型1

 

もうやめよこんなのいみねえよ手持ちは自分の艦隊だけうん簡単

 

とりあえず相手はこっちの軽く百倍はあるってだけだ

だが不思議だな

 

これだけを聞くとどう考えても負け戦なのに負ける気がしねえ

むしろ勝てるぐらいだ

いや、勝ちは無理か

ただ刺し違えでの相討ちは可能か

 

超巨大口径の主砲

無数の光学兵器

万を越える現代戦闘機

 

そしてあいつら

 

勝てはしねえが負けはしねえ

信じみるさ、自分の全てを賭けたんだ

 

フトフタマルマル

終わりだな

 

「敵艦隊砲撃開始」

「敵機接近数三万」

「敵艦隊要塞接近方角は全方位!」

 

豪勢なこった

「初期計画に基づき各自行動せよ、オレが死なない限りこの要塞は梯子でもかけない限り入り口は正面門のみ、全方位がなんだ、圧倒的技術力で消し飛ばせ!!」

 

後ろの床に刺しておいた黒い大槍を引き抜く

ヴォルケンクラッツァーと言えばどうだろうか

 

壁の一部を破壊して槍を構える

 

「波動砲装填開始、全機関機能臨界、照準固定終了」

 

 

敵主力艦隊を一撃で消し飛ばせるだけの兵器はないわけではない

 

「凪ぎ払え我が咆哮よ!!」

 

黄金の柱はまっすぐ正面にいた艦隊を一撃で回避させるまもなく飲み込む

 

「本場は違いますねぇ」

「うぉぉ」

 

「ハイハイ、通信班は集中、第二射は無いからね」

 

結局この要塞のルートはそう多くない

要所要所に艦隊をおけばそれでなんとかなる

 

二時間でも三時間でも殴りあってやろうじゃないの

 

「全戦線今だ優勢、破損箇所なしだそうです」

「敵艦隊ガトリング砲の射程内に接近、全要塞兵器起動確認」

「南部の水中弾が欠乏、アスロック、対潜誘導魚雷に切り替えます」

「北部に列車砲輸送完了敵補給艦隊に砲撃開始」

「西部に空母起動部隊配備完了しました爆撃を始めます」

「敵空母艦隊発見八時の方向、巡航ミサイル発射」

 

 

「そうか、じゃあちょっと艦隊見てくるから対処よろしく」

 

圧倒的ではないか

サテキャがないのが辛いがまぁ気にしないでおこう

 

核兵器はまだ本格的にはつかわないか

 

そういえばまともに口を聞くのもこれが始めてか

いつも部屋にこもって計画練るだけだしな

勝つためとはいえ随分と大掛かりだよほんと

 

さっきからヒリヒリするな、攻撃が激化してきたか

まだ数分だろうに

 

 

まだ第一防衛線の時点で一部はいるし、お守りに女神でもこっそり渡すか

 

「・・・・ガチャガチャうるさいなぁ何隻いるんだ」壁・)

 

 

うわ、めっちゃいる、食堂でこいつら武装整備もしてやがる。

まぁ出撃用ドックに集中的に砲撃されるしな、閉めていようと衝撃くるしこっちの方がいいか場所も中央だしなんならここの水路から各戦線に動けるし

 

あ、潜水艦組が水路から上がってきた

あ~そっちの方向は入渠用ドックの水路か

 

我ながら実用性しか考えないせいで色々ひどいな、水路ももう少し繋げればよかった

でも誰も池が他の部屋に繋がってるとも思わないだろうなぁ

 

なんか今はいっぱいいるし後でいいか

それよりも修理施設とかの方を見ないと

 

 

・・・・そういえばここ扶桑もびっくりな違法建築だったわ

確か地下二階だよな

 

 

エレベーターは統一していて助かったよ

 

うわーひでぇ

12階から地下7階まであるよ

てゆーかここら辺にも線路敷いてるのか・・・額縁の裏にドリルとか機銃もあるのが面白いな

 

 

お、ここか

 

「うわ、なんだこれボロボロすぎるだろ」

「あ、提督。そりゃあそうですよ、これ全部第一第二艦隊の人達が出した廃棄物ですから」

「夕張・・・どういうことだ、俺はまだ第一第二艦隊に出撃おいまさか」

 

「あの人たちは新手の空の魔王ですかってはなしですよ、あぁもうこんな旧式さっさと分解して最新に変えましょ」

「いやそれ、46cm三連装砲」

「レールガンとか100cm三連装砲がメインな時点でこれはもうごみですよゴミ、使うだけ使ってさっさと捨てるに限ります」

「そういえば奥で何やってんだ?ここって確か前の方だろ」

「あぁ、今はこのゴミの中から使えるパーツを私が集めてそれを奥の明石さんに運んで即席の爆弾とか主力兵器の修理パーツとして直したりしているんですよ」

「あるぇそれ金剛の艤装それも星とかだったようなぁ」

「ゴミです」

「あっハイ」

 

ごみって

ほぼすべて既存艦娘の艤装がごみになってんぞ

 

あれなんだあの鎧みたいな艤装

 

「ん?これ直さないのか?」

「あ、それ加賀さんがどっかの研究所からパクったらしいのですが構造が意味不明なんですよ、なんか金属置いとけば自動修復するのでそれ任せです」

 

なんだこれ原型ないぞ

おいジ・Oの原型どこだ

始めてみたときと比べてもおかしいよ

試作3号のあれだこれ

 

「そうか」

 

「ユウバリサーンゴミトドケデース」

「貰っておくよ(なんだこれ砲身が曲がってるどころか吹っ飛んでる)」

 

「またゴミばっかり、もぅ」

「ちょっとその完全に使えんごみをクッキングするか」

 

どう使えばこんなずたぼろに

「はい完成、艤装を要塞内に取り込んで排出した砲丸です」

「・・・・・泣いていいですか」

「使えるパーツ外しはできないから頑張って」

「妖精さん達が此処が最後の見せ所と言ってマウスを全部持っていっちゃったんですよねそのせいで人員不足で」

「まだ新品の旧式艤装も見ると結構辛いね」

「他人事じゃないですよ・・・こんなのばっかりだとほんと」

「廃人提督どもが無限に周回したせいで生まれる無限の艤装を使い潰すわ捨てるわほんとひでえ」

ドタドタ

 

「夕立さんが来ますねこの足音」

「このごみ山に隠れれそうだな」

「ちょっ」

 

 

「夕張さん、睦月型装備の廃品回収を頼むっぽい」

「あのね、夕立ちゃん、流石にそろそろ休まない?もう100セットは艤装捨ててるよ」

「・・・・たかだか100セットっぽい」

「・・・そこに修理のすんだアトミックバズーカ置いてあるから」

「提督さんを本気にさせないために夕立たちは頑張らないといけないから助かるっぽい♪」

 

(その本人いますよ)

 

うわ、なんだあれ磁石かよ何個装備背負ってやがる

 

「はぁ、こんな感じ他の人も来るんですよ、神風アタックで何も残さない加賀さんだけが救いです」

「神風アタックで救いとか末期だな」

「提督の影響か意外と私たち平気でブラックなことできますからね」

「まぁ頑張って、ここまで敵が来れば多分俺は本気になるから」

「それってこの鎮守府吹き飛ばすって意味じゃないですかやめてくださいよそんなこと」

「まぁ低速の夕張はね、内閣総辞職ビームの回避はできないからね」

「うぅ、分かっていても辛いです」

「またくるよ」

「次来るときはおにぎりでもください」

 

 

b

 

さてと、とりあえずこの鉄屑投げるか

 

 

「そこらじゅう妖精さんだらけだなぁ、ここでいいか」

 

ここら辺から海を眺めるのがいいんだよねぇ

まぁ、その海は今地獄絵図だがな

 

「射撃修正、全砲門斉射!!」

 

うげっ

 

「ここでレールガン連射してたのか大和」

「あっ」

「もういいよ、勝手にしろって言ったのオレだし、とりあえず砲丸投げしに来ただけだから」

「え、えぇと」

「ピッチャー投げます!!」

 

うおっやべっ

 

「砲丸貫通・・・」

「なんだこのパワー、本気で使うとここまで行けるのか、奥の艦隊に狙うか。大和、レールガンで観測できるか?」

「はい、おそらく」

「よしきた、このゴミクズの砲丸を一度取り込んでばらして散弾にしたろ、石ころも速度があれば凶器なんだ、鉄だってこれぐらい」

 

まっすぐ投げる

ストレートっていうんだっけか野球は興味ないのよね

 

「敵艦隊に少し被弾、着弾は全部貫通、そのうち二隻は機関部を抜いたのか爆発を確認。斉射、始め!」

「お、なんか水平線の向こうで爆発が」

 

とりあえずもう少し増やすか

 

「もう一発」

 

お、航空機

「急ぎの第三球投げます!」

 

凪ぎ払うように投げるって考えてやると難しいな

 

「・・・提督・・ハイってます?」

「やっばい、楽しいわこれ、あ、球切れた」

「私も弾薬が丁度切れたので補給に戻ります」

「そう、なんか球なくなって覚めたわ、他のところいってくる」

「あっ」

 

 

そんなみえみえな罠に引っ掛かるわけないだろうが

 

一旦状況確認でもするか

「提督より連絡班へ被害状況を報告せよ」

「連絡班より提督へ被害今だなし、しかし各戦線の弾薬の消費も想定の倍を越えるため長期戦は不可能」

 

まあ、あいつが俺を相手に小出しなんてしないか、やらなきゃ確実に負けるって知ってるもんな

「第一要塞壁を爆破する、全部隊を下げ弾薬もすべて第二壁に運送急げ」

「了解」

 

「提督より第三第四艦隊へ、第二要塞壁にて待機、また循環艦隊のローテーションをαからβへ移行」

 

こんな真冬の日に全軍突撃かぁ

ほーんといやなこった

 

要塞壁を爆破したら一旦休むか、航空機は双方後がねえほど吹き飛んだ

こっからは本格的にひっくり返してみるか

 

 

第一正面門

まずはガトリング砲でもくらえばいいよ

 

「辛いよなぁ侵入ルートがここだけなんて」

 

弾はちゃんと徹甲弾だからな

とはいえ多いなぁあれだけ沈めてもまだまだわいてくる

 

 

一歩一歩

自然に下がっていかないとなぁ

 

「提督、退却は完了しました」

「了解っと、じゃあ敵さんには埋まってもらうか」

 

そもそもこの要塞、俺ありきの構造だからその柱がないなら結構簡単に自壊して崩れるんだよ、あんだけぶっぱなしてたら普通はな

 

 

「・・・・とりあえず第一フェーズは勝利か」

 

予定より速いな

これは今日持てばいいぐらいだな

 

それよりもなぜあいつは居なかった

正直あいつが正面から突っ込んでくれば俺か加賀さんが絶対に出ないと・・・・まさかな

いや、やるはずだ

あの男はそういう男だ

 

 

 

クソッタレ

 

 

とりあえず会議室で集まるか

 

 

「提督、先の戦闘の結果報告書です」

「あぁ、ありがとう加賀さん、それよりもなんかおかしいとは思わなかったか?」

「居ませんでしたね彼女」

「?どうしたの加賀さん、さっきからソワソワしてるけど」

「実は・・・長門お願い」

「・・・絶対に不味くないか?」

 

なんだいったい

 

「構わん、言っておくれ」

「・・・実は敵の艦隊の八割を沈めました」

 

?

?

 

俺の楽しみは?

え?

マジで勝てる?

いや、えぇ

 

 

「加賀、長門、アイオワ、ビスマルク、大和は固定でこの中からこの報告に本気で喜んでいるものは部屋から出ろアンポンタン」

 

うわ、マジで出ていった

 

「・・・はぁ!?何でそうなった!!あいつはナイフとフォークの使い方しか知らんかったのか!?」

 

「そもそもなぁ、俺から見ても義とかは条件は全部向こう持ちだろうがなぜ押し込めないんだ」

 

「誰だよいったいあの突撃厨、指揮官無能じゃねーかやっぱ人類無能すぎて大っ嫌いだ!!」

「いや、ガチガチに対策とってメタ取りまくったの提督」

「加賀さんそれは黙って、とりあえずあの糞雑魚艦隊どものせいで計画台無しだよバーカ!!」

 

「そもそもなぁ、ルートが決まってんだからそこに沿って突っ込んでこいよ、無駄に堅いところを攻めて何になる」

「付け加えるならな、無駄に包囲が長すぎるんだよ、あの糞環境で長時間包囲は無理だって気づけよ!!」

「あっちの上層部はしっかりと環境の確認もできん無能かい」

「奴等は持久戦と短期決戦を見極める判断力が足らんかった」

 

「故に負けたんだよ、あいつならマジギレして官僚粛清まっしぐらだったよそうスタちゃんだよ!!」

 

「あぁもうこれ下げろ、目に刺さりたくない糞報告書が」

「はぁ、なんかどうでもいいよもう、こうなったら中途半端に手を抜くのもやめよ、疲れた」

「これから多分この要塞に核が降ってくるからちゃんと中にいろよ、俺は少し予定を組み直すから何かあったら地下の整備室にいるから」

 

 

「提督・・・」

「多分最終ラウンドは午後6時だよ」

 

もうなんか疲れたよ

あれだけの物量差が本当にこんなあっさり覆ってさ。

 

命の取り合いもここまで来ると面白くはないな

下らないと言えば下らないな

 

 

やる気の無いやつ相手にムキに攻撃しかけるんじゃねえよまったく

さてと、こうやってのんびりするより。

 

本気の殺しあいをしないとな

今度はあいつも来るだろうし

 

 

 

 

「襲撃回数19 撃破艦約23900 損傷箇所無し 防衛ライン最終 大破艦無し 残弾なし 光学兵器過半数機能停止 核兵器10発のみ」

 

完璧ではないが、十分だ

 

一八○○

 

これで敗けだな

 

「通信班より各戦線へ上空より生命体反応」

 

 

ほらきた

すぐくる

お届けもんだ

 

防ぎきれねえよな

相手はマッハで飛んできてんだ当てるのは無理か

 

「爆弾の投下を確認!!」

 

でかいな、一撃で吹き飛ばすつもりか?

 

 

 

落とされた鉄の卵は空中で破裂し大きな赤ん坊を産んだ

これが人類の作った火なのだろうか

 

くだらない

この程度の炎でこの俺を焼けるものか

 

「被害報告を急げ」

 

・・・・久しぶりに血なんて流したな

「全出撃用ハッチ融解!!」

「第一装甲蒸発!!」

「全地表兵器消滅!!」

「地上設備消滅!!」

「地下施設被害甚大!!」

「防御機能の九割が機能停止!!」

「第三ドック消滅!!」

 

 

面白い

面白い

 

「提督より最後の通達だ」

 

 

「総員、投降の推奨だ。以上で俺からの指令はもう無いお前らのやりたいようにやれ」

 

あくまで推奨

自爆ショーに付き合うならくればいい

 

通信機も破壊しとくか

いや、あえて残すか

 

「ほんと、笑うしかねえよ」

 

少し待とうか

 

 

 

 

 

lastemperor

 

 

 

「ハハハ・・・・・・最悪だよほんと」

 

どうしてこう知るのが遅かったのだろうか

こんなにも尊いというのに

 

「提督・・・・提督ッ!!」

 

「加賀・・・・俺はさ、望みすぎたのかな?力を求めるために全てを捨てすぎて、さ」

「もう・・・これ以上は」

 

「ごめんね、もう前も見えないし、暖かさも感じれないんだ、もうすぐ俺は死ぬ・・・・だからさ、もういいんだよ」

「そんなの・・・・そんなのはぁ」

「そういえば俺はみんなの願いを叶える一種の願望器として居続けたけどさ、加賀さんの願いだけはまだ聞いていなかったね」

 

「えっ・・・・」

「もう・・・時間なんて・・・・残ってないけど・・・・この死体でも叶えられることはあるんじゃない?」

 

「俺さ、不器用だから・・・姉さん居ないと何もかもが中途半端・・・・ハハハ」

「私は・・・っ」

「願い事はあるんだね、その声でわかるよ」

 

「私はもう一度あの日に戻りたい」

「フフッ・・・・そう、戻ってもこれの繰り返しだよだって俺は何があろうと「狂帝」だもん」

「いいえ、提督は提督です・・・実際夜は」

「・・・・どうだろうね、もうわかんないよ、男としてなのかただの願望器としてなのかなんてさ」

「ッ!!」

「やり直すんでしょ、じゃあこれを持っていくといいよ」

 

「えっ・・・・」

「過去へ飛ぶ程度造作もないことだよ・・・全てを知るものならね」

「提督・・・」

「だからさ、この終焉に向かう未来を無くしてよ・・・・全部に終止符をうって」

「・・・・・提督」

「どうしたんだいずいぶんと決意を抱いているようだけど」

 

「あなたの命を私にください」

「・・・・フフッフハハハハハハ・・・・ごふっ・・・ふふっ」

「もう、提督は「狂帝」である必要はありません、私が必ず!」

「そう、じゃあ賭けるね・・・・・こんな力しか見ていない馬鹿を止めれる時が来るのを」

「提督ッ」

 

「あぁ、それでいいよ、この体さえ取り込めれば君は最強の艦娘だ・・・・どうしてこんなに悲しくて暖かいのだろう・・・・・」

 

 

 

 

 

 

「はぁ、随分と手を焼かされたがこれで世界の終焉を迎えれるな、あぁ、貴様さえいなければなぁ!!」

「提督・・・・いえ、狂帝。貴方はその体にいるべきではないわ、今すぐに消えなさい」

「ハァ?俺は俺だ、これ以外の生き方なぞ知らん!!」

「ふざけないで・・・貴方はただ空っぽの器に蔓延るただの害虫よ」

「その害虫がなければ俺はいないさ・・・この空の盃に入っているのは憎悪と殺意だけだ!」

「ならば力で押し通しまで」

 

 

 

「ハッ!どれだけほざこうが所詮その程度か・・・・好きだったよ加賀」ドスッ

「ううぅ」

 

 

 

 

 

「随分と計画が狂ったものだよ、イレギュラーもここまで来ると目をつむるのは不可能だよ、ねぇ、加賀」

「・・・・黙りなさい」

「はぁ、その目気に入らないなぁ、何度目だい?」

「さぁ、もう何度目かしら、それでも私は諦めない、貴方さえ倒せば提督は」

「くだらん、結局空の器に毒の代わりに水をいれるだけだ、なにも変わらんさ」

 

 

 

 

 

 

「んっ・・気のせいかなにか懐かしさもあったな」

 

階段を登る音が聞こえる

きたか

 

 

「ふぅ」

「よお、ふっちゃん、今日は何度目だ」

「・・・・」

「じゃあここで死ぬがいい」




きっとすべてに終止符が打たれるのであろう

次回ななこれ

「エピローグ」

次回全てに決着がつく


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第99999話 エピローグ

ひとつの終わり
ひとつの始まり

絶望は連鎖する
光はついに落ちる


抜刀

 

純粋な居合い

ただの居合い

下手な小細工もない

ただの一降り

 

これは産まれて刃物を持った頃からずっとしていたらしい

そんな記憶はどうでもいいさ

 

裂けた

この要塞を裂いた

 

だがもうどうでもいい

本当にどうでもいい

 

今ほど楽しく何もかもを思考停止したい時はない

 

「good-bye」

 

敵を叩き落とし要塞の自爆スイッチを起動する

 

 

「おっと、綺麗な炎だ」

 

すべてが崩れる

全てが灰になる

もはや同期なんて全くしてない

 

もう終わりだ

退路は双方もう無いようなもの

こっからはノーガードの殴りあい

 

回避不能

行き着く先はなんとやら

 

「全戦線弾薬欠乏!」

「全兵装使用不可!!」

「要塞機能消滅!」

「核兵器射出完了!!」

「機甲師団壊滅!!」

「第三艦隊全艦大破!!」

「修理材欠乏!!」

 

あっけないものよな計画が完全に狂ったよ

もう数年殴りあいをするのもよかったけどこうなったらな

 

「敗けだ敗けだ敗けだ・・・・でも勝った」

 

「実際そうだろ、お前らはここに居すぎたんだよ、おかげで今ごろ本当の敵が刃を磨いで待っているさ」

 

「なぁ、ふっちゃん」

 

「・・・・そうだな、戦術的勝利。戦略的敗北さ」

「じゃあ聞こうか、その同期、あと何分持つ?俺は無制限だぞ」

「さぁな、もうすぐ活動限界さ。ついっさきまで、夕立と加賀に時間稼がれたからな、だが、お前の同期も大丈夫か?」

「仕組みもお見通しか・・・・・」

 

たしかにそうだな

無制限ではある

だがそれはあくまで要塞内の話だ

要塞外ならもって2時間

いや、被害の面からしてももう数分か

 

お互い、こういう分野への研究には余念がなかったか

 

 

「なら、そうだな、本気でやるか」

「喋りながらガトリング砲向けるのはやめておくれ」

 

「おっとすまんなにも考えてなかった死んでくれ」

 

予測射撃

跳弾

この二つはやっぱり得意だな

やっぱ人間得意不得意あるんだな

 

「おいおいよしてくれよ閣下もう全身に弾がめり込みやがった」

「じゃあもう一度吹き飛べ」

 

 

拳を低くする

足を置く

あとは雑に跳べばいい

 

正拳突きって言われるやつだ

そしてすぐに回って踵落とし

 

おっ避けたな

じゃあ即座に爆弾で吹き飛べ

 

 

「火力が上がってきたなぁ」

「・・・・」

 

さーてと、不意打ち効かない奴にどーやって勝とうか

後五、六分もすれば全体に火が回るな

 

思考なんて邪魔だな

考えて斬るじゃあ間に合わん

全部直感便りでいくか

 

 

「はやっ!?」

 

 

何が起こったか?理解不能?

もう思考もない

 

これで良いのだ

 

 

 

一撃殴れば衝撃で奥の壁が壊れ

一度脚を振り落とせば地面が割れ衝撃は下層まで届き

一刀は全てを両断する

 

 

そこにもはや思考はない

獣かなにかだ

 

だが、それゆえに強いのだよ

なぁ、お前のやり方結構合ってたわ

 

この世のありとあらゆる攻撃を覚え

この世のありとあらゆる防御を覚え

この世のありとあらゆる反撃を覚え

それを全て直感で動かす

 

純粋故に強く

純粋故に脆いがな

 

 

俺は人一倍

他人を殺す術を学んでいたのだ

経験は裏切らん

人生の大半が武器の作り方や急所の確認に

効率的な攻撃と防御そして反撃

 

人生経験?

学習?

前者は無いが

後者は取ったな

 

 

まぁ結局復讐さえおわっちまえば無用だったがな

事実は小説より奇なり

 

好きだったよなその言葉

本当に奇妙だよな

気がついたら

変なところにいて

気がついたら絶望して

愉快なものよなぁ

 

 

!?!?

 

「ごはぁっ」

 

 

「ようやくか、あぶねーなほんと、途中で同期切れちまって死ぬと思った」

 

血だと

いや違う

時間切れか

 

 

糞、脳天ではないにしろ心臓か

一度引くか

 

 

「クソッ!!一旦退却か」

 

ん?

生暖かい

 

そういえばここは修理用入渠ドックの上か思考回路止まってたからわからんかったが無意識に来てたか

お、酸素魚雷だ、ついてる

 

「逃がすかよ、お前のことだそこにある酸素魚雷で下半身を吹きとばし、この要塞のそこらじゅうにある艦娘でも取り込んで復活する気だろうがそうはいかねぇ」

 

「おいおいおい、そんな大槍で首切断しながら言うことかよ」

「こうしねえとお前痛みねえから逃げるだろ」

「そうか、そうかそうかそうかぁ!!ならばここで貴様が我がぁ!?」

 

「黙れ、テメーは今からその体で一階まで戻ってもらうぞ」

 

馬鹿め

 

 

「ハハハハッハハッハ!!さながら三部のようだなぁ!!」

「!?!?」

「貴様の言うことは正しい。だが!!貴様はこの要塞の構造を叩き込んでいなかったなぁ!!」

「まさか」

 

「そのまさかよぉ!!ここは入渠ドックの上だ、つまり俺を踏みつけら貴様はミスをおかしたのだ!!」

「待てっ!?」

 

「oh、そういえばその酸素魚雷と体はくれてやるぞもう不要なんだよ」

 

 

これが俺の逃走経路だぁ

 

なんちって

 

 

「あぁ、貴様のおかげでこの肉体のほぼ全てを艦娘と同様のものにできる、貴様この俺との知恵比べに負けたのだぁ!!」

 

熱い

 

肉体が一瞬にして再生

強化

増殖

 

力がわいてくる

力だ

力こそがすべてだ

 

力で全てを統べる

それこそが全てよ

 

接続

把握

汚染

プログラム改変

 

システムの起動を確認

再生

再生

再生

再生

再生再生再生再生

 

破壊

プログラムの起動を開始

error非承認

汚染

error

error

プログラム変更

 

適合

深海棲艦の適合を確n

 

 

 

 

させねえよ

 

 

「フハハハハハハ、最高だ、これが力か、不死身、不老不死、艦娘パワー!!今この瞬間をもってこの俺は全ての生物をぶっちぎりで超越したぁっ!!」

 

「野郎・・・」

 

「聴こえているぞ、貴様、この俺が高々数十メートル先の声も聴こえないほど者とは思っていなかろう」

 

反物質装填

照準確認

 

終焉だ

 

「回避不能さ」

 

二七発の黒い雷球は周囲を飲み込みつつ爆発

この一撃だけでもう普通なら決着はついている

 

 

「ふんっ、遅かったなぁ、随分と手こずったな」

 

天より降り注ぐ数百発の砲弾

大方あいつらか

 

「攻撃を避ける意味もない邪魔だな失せろ」

 

 

「嘘だろ、あいつ全部素手で弾きやがった、あれ一応対重装甲用に開発した多層弾頭式の徹甲弾だぞ」

 

「だいたいこのぐらいか」

 

「!?」

「別にここまで跳んできただけだ驚くか?」

「別に・・・・ここが罠だってことなだけさ」

 

なんだこの糸

いやワイヤートラップか

 

「ならばっ」

 

上下から砲撃

 

糸!?

次は右と前か

 

また糸

やるな

流石にまともに食らえば駄目か

 

 

「次に貴様の言う言葉はこうだ」

 

「「閣下、貴様は確かに艦娘と相当の存在になったしかしそれは完全な化け物になったわけではない、もし貴様は時間停止なんてものを持っていたら俺に勝ち目はないがここで貴様の全てを明かさせてもらう!!」ッハ」

 

「だがこれ以外に手はない半径二十メートル俺の最後の策!!ワイヤートラップ!!」

 

数二千方向全方位

ならばよかろう

 

「そうか、ならば俺も全てをだそう、そうこの俺の艤装の真の能力『ルフトシュピーゲルング』でなぁ!!」

 

蜃気楼システム起動

 

 

 

「消え「遅い!!」かはっ!?」

 

決まったな

 

なにぃ!!

こいつ蹴りを食らった瞬間に俺の脚をつかみやがった

 

「ふっ、確かにルフトシュピーゲルングだな、蜃気楼とは言ってしまえば気圧の変化とかで起きる幻影みたいなものさ」

 

「えぇい」

 

再起動

 

「おっと、消えちまったか」

「仕舞いだぁ!!」

「ぐっ・・・・流石に至近距離でそんな攻撃を食らえばただじゃすまんか」

「貴様ぁ!!その力、まさか」

「あぁ、女神を一撃で数匹吹き飛ばされるとは思わなかった」

 

やはりな、こいつははじめから両腕と足だけをか

 

「貴様の蜃気楼は発動中こそ全攻撃をすからせれるが攻撃もできんのだろ」

「いや、物理干渉を不可能にしているだけさ、だがな、こうやって捕らえていようが倒さねば何も変わらんよ」

「オメーもう限界かよ、実は俺ももう無理だわ」

 

はぁ、ずいぶんなこった

 

「名残惜しいがもういい、満足だ、俺はもう境地に立った、後は貴様らに任せるもし、再起動を願うやつがいたら別だがな」

 

体が耐えきれず左腕が落ちたか

おもしろいな

「フハハハハハハ、提督より全残存艦隊へ、直ちに戦闘終了、投降せよ」

 

 

天地が反転する

もう全てが終わったのだろうか

 

誰も起こさないだどうか

もう疲れたよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜだ

 

なぜこんなにも熱いのだ

 

「・・・・まだか」

 

まだなのか

 

ん?

腕?

 

あぁ、加賀

 

そうなんだ

 

「・・・・泣くなよ・・・少し運ぶぞ」

この棺桶でいいか

 

「・・・そういや渡し忘れたな女神・・・・お疲れ様、俺の最高の・・・」

 

鍵はいらんか

 

 

接続

 

適合可能

 

異常無し

 

ふはは

最後に借りていくぜこの左腕

まだ俺は望まれているみたいだ

 

 

もうすぐ月が落ち始めるか

最高だ

 

 

 

「やぁ、地獄のそこからこんばんわ」

「・・・・・・どうした、地獄で引き取り拒否でもされたか」

「あぁ、狂帝は奪われたけどどうやら提督は不要なようだ」

「ふっ、面白い、お互い結局まだ殴りあいが足りないか」

 

「どれだけ力を手にいれようが結局は生身の殴りあいか」

 

 

「ラッシュの早さ比べといくか?閣下」

「ふっ、本当にもう最後だ、面白いものを持ってきてやる」

 

「なら九秒待ってやるよ」

「ふっ、なら、始めようか」

 

 

もはやなんの意味もない戦い

あぁ、これだよこれ

 

いいなぁこれ

 

最高に楽しいよ

 

「ラッシュは俺の勝ちだぁ!!これが最後の蜃気楼、これより発動時間時間十二秒で貴様を倒す!!」

「やってみろ」

 

「ルフトシュピーゲルングシステム起動!」

 

さぁ、あれを持ってこようか

 

「一秒経過」

 

 

「元帥超高速で接近するがぁっっ」

「なに!?」

 

「いいものだなこれは」

 

「二秒経過」

 

「元帥が海に落ちた!!救助班急げぇ!!」

 

「三秒経過」

 

「超高々度から落としてやるよ」

 

「四秒経過」

 

「これで最後か・・・・」

「はい、加賀さんはもう」

 

「五秒経過」

「二人がいなくなったらもう、どうすれば良いんでしょうか」

「・・・・それは」

 

 

「六秒経過」

 

 

「帰ってきたぞ悪友!!!」

 

「七秒経過」

 

 

「これが俺とお前の最後の勝負だぁ!!」

 

「八秒経過」

 

「これが最後よ!!」

 

「九秒経過ァァァ!!!」

「成層圏ギリギリが落として来たわ戦艦大和だぁ!!!」

 

そう、それは超弩級戦艦大和であった

 

直後二人は同時に拳を構え再建造された大和を全力でぶん殴った

 

「オラァ!!」

 

「フハハッハこの戦闘すごいよさすが生身の殺しあいだ!!」

「十秒経過・・・まだだぁ!!」

 

「十一秒経過ぶっ潰れろぉ!!」

一撃入魂

 

放たれた拳は大和をそのまま地上まで押し潰したが

「これで終わりだぁ!!」

 

途中で大和は完全に粉砕し

双方ともに地上に落ちた

 

 

 

 

 

あぁ、もう本当にダメだ

 

「お休み」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだ地獄は迎え入れてくれないのか

悲しいなぁ

 

「もう、服もボロボロじゃねえか」

 

「・・・・おいおいおい、もうむりだってなんだよお前、やっぱ化け物だわ」

 

「・・・・日の出だな、貴様の最後は俺が見届けよう」

介錯というよりかは追い討ちだなこりゃ

 

「・・・まじかよ」

 

「じゃあな!?」

 

熱源体反応!?

これは

 

 

「ッッッッッッッ!!」

ザブーン

 

巨大な波の音と同時に迫る巨大な敵

 

「何?!」

「ちぃっ」

「いや、深海棲艦か」

「今さら来たところでなんになると言うのだ!!」

 

しゃあない、俺も勝者を今さら負かす気はない

 

「褒美だ、受けとれ」ドンッ

「うぐっ、お前」

「提督!!」

「・・・・」

 

あーあ、最後に見れてよかったよ

 

 

 

第一部 完




これは全てが終わった物語
これは全ての道へ行く物語


次回
真の敵


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第弐部 極帝死闘
第33話 真の敵


悲しみは連鎖する
絶望におわりはない
希望は潰え
そこに広がるのは

きっと屍だろう



systemerror

code2201209

errorcode66666

侵食率100

自己再生開始

データより更新点を呈示

自己進化開始

memoryの消去を開始

error

 

権限移行

侵食率59

脅威沈黙

 

 

 

冷たい

どこだろうか此処は

 

それよりも誰だ?

記憶がない・・・のか

暗い

 

深淵とでも言おうか

暗く冷たく、光が全く届かない海底か?

 

「もう、お休みください、誰にももうあなたを起こさせはしません」

 

誰だ?

後ろか?

 

「フッフフハハハハハ!!」

 

なぜ笑える?

もう自分がなにかすらわからなくなってきた

 

「ほぉ?そうかそうか、誰も俺を望まないか、そうかそうか・・・・そのわりには随分と苦しそうではないか」

「・・・・苦しくなんか、ありませんよ」

 

「そういう奴ほど苦しんでるんだろうが、違うか?」

 

なぜ顔を隠すのだろうか

なぜ目を見て話さないのだろうか

あの目はなんだ

何を語りたいのだ

 

「・・・・あなたに助けてもらうのは何か違うような気がするんですよ」

「随分と弱々しいな、下らん」

 

マントは・・・・ボロボロか

コートもひでえな、焼けてやが・・・・・ん

なぜ俺はこれを手に取った?

まあいいか、きっとこれさえあれば本気になれるのだろうな

 

「・・・・私ってほんとダメですね、あの時からもう三年なのに全く日本侵攻出来ないなんて」

「そうか・・・・辛いか」

 

なぜ共感する

なぜここまで歪んでいる

まるで楽しんでいるではないか

 

いや、楽しいか

楽しい楽しい

 

逆境だからか?

もうわかんないや

 

「姫・・・・艦隊を揃えてさっさと行くぞ」

「えっ・・・・・待って、それだけは」

 

 

めんどくさい

「構わないさ、もう全ての用意は完了しているのであろう?」

 

「・・・出来ています、全ては私の理想、あなたの願いのために」

「嫌いじゃないよ、その瞳、しっかりと見据えている・・・・・強くなったな、ただの頭お花畑のお姫様が気が付けば一人前の指揮官じゃないか・・・」

 

「えっ?今、なんて」

 

 

なぜこんな言葉が出たのだろうな、まあいいか

さてと、天使と踊ってみるか

 

「艤装吸収・展開・・・・完了」

 

「・・・・後戻りはしません、私はもう一度だけ、あなたに頼ります、弱くてもいい、ただ勝ちたい、あの絶対的な強者に」

 

「了解した、ならば始めようぜ、人徳も価値観も切り捨てた最悪の戦争を」

「ふふっ、そうですね・・・・空母棲姫の権限を持って命じます、全クローン部隊起動を許可」

 

蜃気楼システム起動

大気圏突破用ブースター装着

うん?

なんだこれバスターライフルか?

なぜまっ先にこれをというよりなぜこれがそうだと

 

まあいいか

 

「先陣は貰うぞ」

「殺人的過ぎませんかその加速」

 

 

ブースターに火がついた瞬間

世界が一瞬歪んだ

 

だがまるでそのあとの恐怖すら楽しんでいるようだ

怖い

これほどの加速は久しぶりすぎる

 

だが、もう慣れた

 

目標まで残り三十秒

推進材残量にまだ余裕はある

 

三次元戦闘艤装に変換

核融合開始

 

脚部艤装自立起動開始

目標捕捉

 

月はないか、悲しいな

 

撃破目標200

空母無し

修整完了

 

発射

狂っていた、命をたやす炎

これは到底使ってはいけない禁忌の兵器

故に面白く故に素晴らしいのではないか

これほどの命が燃えるその一瞬こそが

 

「遅いな、対空射撃もこんな小型の人には当たるまい」

 

空から水中へ

水中から水上へ

 

艦橋や船底にバズーカや魚雷を叩き込み一隻一隻確実に仕留める

もはや音速で動いている人に爆雷もミサイルも三式弾も意味を成さない

それどころか目視不能だ

もう雑を通り越している

狙ってないようにしか見えん

 

 

 

再充電の終わったバスターライフルの引き金をもう一度引く

この一瞬は無防備だ

だが射程外からの狙撃なら意味もないか

 

「・・・目標沈黙・・・・・新規目標捕捉・・補給部隊か」

 

背中に背負っていた長い棒を変形させる

バスターライフルの装甲を一部抜き変形させたロングバレルを装着し実弾をする

 

観測機無しの超遠距離狙撃

普通なら無理であろう

だがなぜだろうか、こいつならいけるような気がする

 

hit

まずは一隻

またhit

今度は機関部だ

 

体が覚えている

どうすればいいか

どう殺せばいいか

どうすれば敵を簡単に殺せるか

 

目標撃破

 

策敵範囲内に敵性無し

撃破数212

上々だ

 

弾薬は尽きたがまあ、まだそこら辺の砲や魚雷を使おうか

 

 

侵食を開始

復元不能

権限の移行確認

 

艦娘の汚染開始

抵抗率0

汚染終了

 

 

自爆機能の付属

完了

 

自動航行機能使用

目標横須賀鎮守府

自爆機能使用

自爆開始地点横須賀鎮守府ドック内部

 

 

 

そういえばあいつらおそいな

「三年といえど所詮この程度か」

 

「やっと追い付きましたよ」

 

遅い、まあいいか

「遅い、一艦隊潰す暇はあったぞ」

「そういいますけどね、こっちはクローン部隊の初使用なんですよ」

「結果は?」

「問題なし、やっぱり有り無しじゃ違いますね・・・とはいえ、今回は一旦退却ですねこれは」

 

流石に主力のひとつを潰したかもしれないからな、しょうがないか

「とりあえずクローンの運用も本格化できるのであれば話は別だ一旦帰って計画の練り直しだ、そうだな、とりあえずこの三年で何があったか細かく確認したい頼めるか」

「わかっていますよ、勿論大丈夫です・・・・弾薬欠乏って、何隻沈めました?」

「百程度だとおもう」

「主力ですね、空母が居ないってことはこの付近の基地でも吹き飛ばしに来たのでしょうか」

「知らん、だから帰って確認するんだ」

 

 

戦いに情報は必要不可欠だししょうがないね




力と力
全てを知るときすべてに絶望する
航路はある
ならば進めばよい

次回七これ 三年間
戦争はいつまでも喜劇を生み出す


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第34話 三年間

そのパレードはどこまで続くのだろうか


無数に並ぶ鉄の水槽

黒色の鋼は海を埋めつくし

世界はこんなにも紅いのか

 

 

溢れ出すこの衝動はなんだ?

前々から思っていた

この■■■■■■■■はなんだ?

 

たまに走るノイズが煩わしい

こいつもあいつもどこか底が見えない

わからない

 

恐いのだろうか

 

「以上がこの三年間の出来事よ」

 

「そうか、連中もいい加減追加艤装に手を入れ始めたか」

「えぇ、あなたの要塞の破損データを執念に集めて作り上げているわ」

 

「で?気が付けば連中はその生産量と艦娘の数で押してきたと」

 

「えぇ、練度や数は圧倒的に不利だったのを無理矢理圧倒的に技術力で覆していたのにそれすら追い付かれ始めたわ、まぁそれももう終わりでしょうけど」

 

 

そういってスクリーンに移された計画

 

「ほぉ、ついにこの合金の再現まで可能になったか」

「えぇ、これであなたの望みを・・・・私の理想を叶えられるわ」

 

 

『播磨計画』

 

随分とまあおぞましいものを取り出したなぁこの女

 

「月面や隕石の希少金属を含んだ特殊合金なんてよく考えたわよ、人類じゃあこれは不可能だわ」

「まあこれは完全に理論上可能なだけで実現不能だからな」

「えぇ、これなら対艦娘の核兵器も効かなかったわ」

 

ん?

「効かなかった?なんだもう作ってたのか」

「えぇ、私と貴方はこの金属を使ったもの、まぁ、そんなものはどうでもいいわ、本題はこっちよ」

 

やっぱりか

 

「懐かしいな、このプロトタイプ計画案」

「自己再生、自己増殖、自己進化最悪の兵器ねこれ」

「世界に産み出した私が言うのもなんだけど、本当にひどいわ」

 

「周辺の物質に侵食なんて馬鹿げてるな、それどころか自己増殖を繰り返して無限に兵器を生み出すとかひでえもんだ」

「コアさえあれば動き続ける・・・から」

「泣くな、お前が弱いからといって泣いてもなにも変わらん」

 

 

「その弱さが貴方を起こしたのでしょうね」

 

参ったな、答え方が思い付かん。

 

「まぁいいさ、クローン艦娘は便利よな、心がないから逃げもせず、艦娘らしく学習をする、クローンだから作成は簡単、人道?しるかそんなもん」

「全てを総統さん一人に背負わせるところさえ除けば勝てますよ」

「・・・・・自分の未熟さを嘆くな、俺だって弱いときはあった、だがな」

 

 

 

「捨てるものを全て捨てて俺は力を得た、たったの十年かそこらでさ、結局精神論なのさ、やれると思ったからできたそれだけの話、だから進め、進んで成長しろ、背中や小道の石くらい俺が取り払ってやる、全力で走れ、走って倒れてまた走れ」

 

 

「わかっていますよ」

 

おもしろいな

「泣いてるか?」

「泣いてません」

「やっぱ「泣いてません」そうか、なら戦争のやり直しだ、地図出せ地図」

 

うわ真っ赤

太平洋と北米だけかよ

 

「戦線に対して部隊数が十分回っているな、要塞線も出来てるし上出来だ」

「もう覆せるでしょうけどね」

「それだけ条件が揃いすぎたからな、じゃあ先についての手を打とう、とりあえず無理に日本列島を落とす意味はない」

 

「え?ですが」

「逆だ逆」

「逆?・・・・・逆ですか」

 

まあちょっと意地悪だったかな

 

「よーく考えろ、王手打てば勝ちだってことだ」

「王手・・・・王手・・・・周りを固めてからですか?」

「普通はそうだな、俺もそう思う、あんなガチガチの要塞に全面戦争なんて賭けやるわけねえよ、まず補給線を絶ってやるだろうな俺のいった逆はそうじゃねえよ、なにも王手の打ち方が一つじゃあねえもってド派手にやるんだよ」

「まさか・・・・」

読めたなこれ

「「別に日本列島を落とす必要はないつまり沈める」正解っ」

「いやどこが逆ですか」

「王手」

 

「王手の逆って・・・・何もない・・・・何もない・・・えぇ」

「別に王手がチェック何て言ってねえよ、王手だもん」

「酷い」

 

別にこれだけの資材があれば人工的に津波を引き起こして沈めるぐらいできるだろうな

別にこっちは人道とか知らん、ただ殺すそれだけのシンプルな答えだ

 

計算上射程範囲内だしこれが最高なんだよな。

「だからまあ、爆薬の準備でもしておいてくれ、開始は来週だ」

「・・・・それはいいですけど・・・いえ、そういう人でした貴方は」




終焉へ至る
それはいったいいつなのだろうか

次回 蘇る恐怖


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第35話 蘇る恐怖

一旦切るか切らないか
考え時だな


「人間」は結局同じ過ちを繰り返す

「俺」は英雄でも救世主でもない

「私」は「俺」だ。

ただの脱け殻になにができる

 

あんな下らないものをみてなんだ

愉快ではないか

結局「人間」は「人間」だ

なら消すか?

間引くか?

面倒くさい

世界のために己を犠牲にするほど俺はできちゃいねえ

 

効率よくやれるなら構わないさ

そうだなぁ、ざっと十年か?

余生も満足に生きるために掛けれる時間は。

 

あぁ、あったではないか

人間を効率よく消すことができる世界が

ここなら平穏に暮らせる

あの糞貯めみてえなところに居なくてすむ

まぁ、今まで積み上げた成果を全部捨てるってのが条件なのが辛いがまぁまた積み重ねよう

 

「爆薬セット完了しました」

 

 

「・・・・敵艦隊は」

「来てはいますが間に合うはず無いですよ、あとその体勢・・・」

 

いいやもう限界だ

 

「押すね!今だ!!」カチッ

 

直後連鎖的に海中が爆破し小さな揺れは次第に大きく

全てが計算通りだ

 

昔、陰謀論だったか忘れたが津波を兵器として使える兵器があったそうな

所詮人間の創造よ

 

ならばこの俺がそれを形にしてやろう

今、この一瞬をもって俺はまた一歩進んだ

この瞬間はいつも清々しい気分だ

なんと言えばいいだろうか

そうだ、マラソンや短距離走の世界大会でnewrecordを出したときの感覚だ

俺は効率よく殺す

だが効率的すぎるのは勿体ない

被験者は何億といるのだ

 

考えろ

長すぎず殺りすぎず

手段があるから殺れるのさ

だから考えろ

 

次はどうするのか

よし、こうしようか

 

「敵の反応は?」

「どんどん日本に押し戻されています・・・・・」

 

回避不能の死

無駄だったな

 

そういえば暗いな、記憶が確かなら防壁とかもあったろうに

 

・・・・・いやまて

おかしいぞ

初めから防げないとわかっているくせになんだこの大量の艦隊は

あいつなら多少の想定をするはずだ

俺があいつを出し抜けた?

いいやない、津波兵器ぐらいこのぐらいの技術があると知っているならわかっているはずだ

 

まさかカウンターか?

 

もし最高のカウンターを放つなら

 

 

『なぁ、加賀さん、この馬鹿デカイライフルなんだと思う?』

『プラズマ砲・・・・ですか』

『まぁ、そうだな、日本の全発電所を使った戦略兵器とでも言おうか、まああれだ凄いビーム砲程度でいいぞ』

 

 

 

しまった

「あれ」だけは間に合わずに放置していた

あんな兵器あいつならすぐに何かってわかる

 

ならばあるのはひとつ

 

 

「どけっ!!!」

 

不味いな、ロックはすんでいたか

だが、これが最善だな

 

「総統さん!?」

 

 

日本を捨てても大将を消せれば勝利だもんなお前ら

国なんてもんは土地と人さえあればいくらでもできるしな極論

 

 

銀色の閃光

あぁ、これが走馬灯か

いや、無いね絶対にない

 

この俺にそんなものはない

俺は狂帝だぞ

人の願望を叶えるために

戦術的敗北はもらってやっても

戦略的勝利はやらん

だがなぁ

 

俺はこんなことで死ぬか

たかだか数兆アンペアだかその程度だろうが

 

 

その程度のもので

 

「・・・・・全装甲、正面に集中展開」

 

居合

 

一瞬であった

世界が一瞬

固まったようにも見えた

 

斬れた光の柱は徐々に集束しこんなちっぽけな体を焼いた

装甲でギリギリ耐えているだけでもう無理だな

 

疲れたよ、進もうか

 

俺は俺だ

力を求め、力に溺れ

それでなおもまだ

 

力がほしかったとはなぁ

 

 

「いてえじゃねえか・・・・・どけよ」

 

少しずつ海面を歩き続ける

退路は不要

託したのであればあとは進むのみ

 

 

何を考えているんだ俺は

 

『■・∀■)』

やめろ

 

やめろやめろ

 

やめろ死人風情が

やめてくれ

やめ

やめて

『■■■■■■■■■■■■■■■■■■』

 

 

 

 

 

全機関全思考回路暴走

侵食率0%

再侵食不可能

全細胞壊死

全細胞再生

全細胞壊死

全細胞再生

脚部損傷

腕部損傷

器官消滅

No.■■■■■■■

機能停止せず

脚部再生

移動開始

全装甲板融解

 

 

 

人ではないものを使うのは

覚悟がいることだよな

なぁ皮

 

 

 

「ふふ、ふはははは、ははははははは、うはははっはははっはははっは」

 

「・・・・嘘、でしょ」

 

「やったぞ、俺はまだ上に行けるまだ限界じゃあない・・・・とはいえ、このカウンターは痛いな、俺は先に退却する、後は勝手にしろ」

 

器官の再生航路の固定

これさえ終われば後はのんびりと戻ればいい




これは力を求めたものの末路
さぁ、第三ラウンドを本格的にするか

次回■■■話■■■■■■■■■■

■■■■は
■■■。

■■■■■■■■■■!!!!!!


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第36話 黒き月は鉄十字の世界を見るか

(*´・ω・)バッド確定演出


がらんとした倉庫

もはや原型もない無数の鉄の残骸

帰ってきた

帰ってきたのだ

 

だが、この廃墟には誰もいない

それもそうか

この要塞は完全に潰れていたもんな、数年でどうにかなるわけ無いか

 

黄金の甘い酒

いや、蜂蜜酒だ

 

うん、こうやって一人で飲むのも良いものだな

全てはここからか・・・・

いい加減捨てないとなぁ

ただ、愛着もわくしな

 

目を背けることが悪いとは思わないが

いつまでも放っておけばそれはそれで面倒だよな

まだ先が見えるだけ・・・・かぁ。

 

結局力を手にして何がしたいのだろうか

虐殺なんてもう下らんし

果てを目指そうにもいずれ・・・・・・

あぁ、そうだったあのために力がほしかったんだな俺。

 

なんだ、良いのかよ。

 

これから先もずっと戦争しかないのだ、もう考える意味もないか

もう壊れきっていることぐらい自覚はしているが酷いものだな。

 

なにも考えなくていい

ただ戦いを楽しむだけ

それが欲しかった

それを得た今になってなぜか虚しいな

どれだけ殺そうがなにももう感じない

ただ面白くないだけだ。

 

殺すことにつまらなさを感じるなんて珍しいものだな。

いいや、違うね

 

そんなの気紛れだ。

 

上に立つ必要がなくなって良いではないか

わざわざ導く必要がないんだ。

 

責任から逃げているだけ?

実際は誰かに任せたいだけだ。

誰かがやってくれるなら

 

俺は自分のやりたいことに没頭できる

だがそれも終わっちまった

長いようで短いのだな。

 

 

少し。

明かりが欲しいな

 

 

「中には誰もいませんよ♪」

 

メルヘンチックなお姫様

月明かりにただ一人黒い軍靴で動き出す

されどそのお姫様には色がありません

 

それを傍観しているあなたはきっと赤い薔薇で染め上げられているでしょう。

 

「・・・・提督・・・・私は」

 

は?

 

「黙ってろ」

 

鳴り響く大きな音

ただの平手打ちにしてはずいぶんと感情的ではあった。

 

「泣くな、戻るな、後悔するな、知っててだろ」

「・・・・・・そんなの」

 

いつもこうだ

 

いつも?

 

「常に完璧を求める必要はない、別に俺が完璧を目指したからってそこまでを模倣する意味はない、悲しいけど、繋がりって大事だわ、まぁ、うん、すまないな、全部丸投げして、言葉がみつかんねぇやほんと」

 

もう満足してんだよ、これ以上、何があるんだ。

 

「もし、百万の兵を退けたのなら、希望はある、故にその刃まだ留めておくと良い・・・・・星を調べ、異物を受け入れろ・・これは最後の助言だ」

 

なに言っちゃんてんだろ。

信じている・・・・か。

他人を信じるのって結構難しいものだけどなぁ。

 

 

 

栄光も名誉も地位も価値もなにも要らない。

だから敵をくれ

永遠と殺せる敵をくれ

一種の芸術でも見せておくれよ。

 

 

「どうでした?久しぶりにあえて」

「・・・意外と苦しいな・・・俺は強いってわけじゃあないからさ」

「あの人の言う通り見てて楽しかったですよ、あんな情けない顔」

「おめーなー」

 

今にでも泣き崩れて良いなら泣きたい

その前にこいつは縛って海に捨てるか

 

「まぁ、これからどうするつもりだ?攻め続けてればかてるが時間はかかるぞ」

「取り敢えず姫、鬼辺りを世界中にばらまいて戦争でも始めましょうか」

「・・・・・しゃあない、太平洋戦線は俺が毎日攻勢するからそこの部隊は遊撃部隊にでも回しとけ」

「・・・いっそ太平洋戦線の部隊を全部引っこ抜きましょうか」

「は」

は?

 

「別に、私達とほんのちょっとの量産艦娘でなんとかなるでしょ」

 

そこまでしろとはいってないのだがなぁ。

まぁいいか。

 

「採用」

「王が素っ裸だけど最強だから大丈夫戦法」

「不採用」

「(*´・ω・)そんなー」

「(ヾ(´・ω・`)」




激化する戦場
からっぽの悪魔は笑い
落ちぬ陽は全てを照らす

次回 独帝再臨


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第37話 独帝再臨

なにも残らない
なぜかって?
そんな兵器があるからさ


深い

そこは光も届かない深淵。

 

ここは全ての船の墓場なのか

私は演じるだけだ。

何を演じればいい?

了解した。

その瞳に答えようではないか。

 

 

「燃料タンク補給完了。カタパルト用意完了、出撃用意できました」

 

さてと、少しだけ、いってきますか

 

「・・・・随分と解析が進んでいるようで何よりだ」

 

そのうち光学兵器も本格的な用意ができるかな?

 

「じぇねれーたーと直結した大型ライフルって随分と余剰火力じゃありません?」

 

まぁ、そうだよな、宇宙世紀でやってけるもんだもな

まぁ、ロマンがあるからいいじゃないの

 

「一撃で戦艦を沈めれるんだ、わざわざ機関部に対艦ライフルぶっぱなすよりらくさ」

「あと、あれ以上ブースター積むと加速で死にますよ」

「俺は耐える、それだけさ」

「いやいやいや、あんなの一日足らずで地球一周はできますよ、その意味わかります?」

「体が千切れるな」

 

殺人的な加速っていいよね

 

「あれだけブースターと補助のバーニアも倍増しておいたので多分追い付いてくれない様なことにはなりませんよ」

「そうか、なら予定通り敵主力艦隊をたった一人で蹴散らしますか」

「数は大体1000ですはい」

 

無理ゲーかな?

 

「あれ、武装は?弾薬足りる?」

「八連406mmガトリング砲とミサイルコンテナと51cm砲とかフルアーマー状態ですし」

 

あ、きついな、核いるな

「アトバズ無いの?」

「メガバズ有りますよ」

「しゃあない、第一射だけはそれでいいか」

「あなたの場合当てそうで怖いですね」

「別に、当ててしまってもかわんだろ」

 

盛大なフラグを言いつつカタパルトの上に乗る。

ぼこぼこと蠢くと言うよりは沸騰しているようにも見える赤黒い泥が全身を覆い、肌を焼き、皮膚と混ざりあい凝固していく。

 

「・・・・これがはじめてのフルスペか?」

「・・正直、その異形の怪物のような姿は見たくありませんね・・・・」

 

射出と同時に背中のエンジンが一斉に点火され艦娘でさえ肉さえ千切れるような加速に肉体はもはや使いものにならなかった。

死んだ

その事実だけだ。

 

だがな

もう肉体程度無くても良いのだ。

 

鎧の隙間からこぼれ落ちる己の肉体だったものの一部を眺めつつさらに速度を上げて空高く上空へ昇る。

 

やり方はいたって簡単。

大気圏ギリギリからの敵艦隊総旗艦のと周辺艦隊への狙撃。

 

 

大体成層圏あたりだろうか、敵の艦隊の一部が見えた。

 

やっぱり、来たか。

そう思いはするがもはやこいつには関係のないことでしかなかったな。

 

何一つ顔色変えず砲を向け、チャージを始める。

 

それに気づいたのか一部艦娘主体の陣形が崩れ始めたがそのときには

 

天より落ちた黄色い光が何もかもを焼き払っていた。

 

 

空っぽになっているはずの悪魔はなぜかその一瞬だけ笑っているようにも見えてしまった。

 

「さてと、軍艦さえなけりゃ艦娘なんて航行距離はたかがしれてるんだ、一気に決めさせてッ!!」

 

海上から放たれた一本の矢をとっさのところで避けはしたがメガバズはもちろんのように爆発四散した。

いや、はじめから狙われていたのだろう。

 

どれだけ速かろうが止まるときは止まる。

 

 

あぁそうだった。

もう、周辺の艦隊は始末したんだったな。

ほんの一瞬の出来事。

ただ最大速度で突っ込んで砲撃。いたって簡単だ。

 

「・・・肉体は飾りだったな・・・弾薬も全部叩き込んだし、なぁ、戦略的退却を薦めるぜ」

 

「提督・・・戻ってほしいとは願いません、もう、眠ってください」

 

数は一?

俺はそんなアホなことは教えた覚え

 

いや、違うか。

 

 

「加賀さん、俺はさ、もう俺じゃねえよ」

「知っています、その殻が全てを語っています」

 

全部見透かされているのは面倒だなぁ。

刹那、世界は書き変わった。

 

なんの前触れもなく海面は凍り、全身に穴が空いた。

 

「・・・いてぇな、不意討ちかぁ・・・・」

「・・・・・本体ではありませんね」

 

気づくの早いな

 

「まあな、じゃあ、このリトルボーイと一緒に吹き飛ぼうか」

 

 

栓を抜いたと同時に海底を全速で動き、戦線を離脱する

海底に足をつけたと同時に大きな爆発音が響いたような気がした。

 

何故だろうか、なぜこんなに楽しいのだろうか。

殺しなんてもう飽きたはずだ。

 

今さら戦争を楽しむ?

アホらしい

 

こうやってじゃれあってるのが心地いいだけなのか?

もう敵の主力はいない帰ってもいいではないか。

 

「・・・・生きてるな、あの程度でくたばる訳はないか」

 

ガトリング砲やバズーカを捨て、手から大剣を作る。

結局、重火器なんか弾がなけりゃ邪魔なだけなんだよ、最後は殴りあいだ。

 

残りの燃料からもう短期決戦のみ。

 

勝機は無いがまぁいいだろう。

 

「加賀・・・・その手でもう一度・・・・」

 

彼女はもう物言わず刀を抜いた。

わざわざ弓を捨ててまでだ。

 

戦いとは常に同じ敵との戦闘はそう想定してない。

故にとったのは至極真っ当

 

 

血が飛び。

内のものが流れ出した。

 

 

 

 

 

「・・・・だめかぁ」

 

大剣を投げ、注意を向けた直後に全燃料を使い裏手に回った抜刀からの流れるような牙突。

 

結果はご覧の有り様

 

胴体に思いっきり斬られた傷口があるだけ。

満足だよ

 

「・・・・・何故、なぜそんな真似をした

 

 

『加賀』」

 

本当にくだらない。

なんだいったい

糞が

 

俺の体だろうが

 

お前は退場だ『深海棲艦』

 

「この化け物をなぜ・・・・・知っているはずだ貴様は・・・」

 

はやくどけ

 

「一体何時、私が人類の味方になったとでも?」

「・・・ふざけるな、そんなもの艦娘・・・・・まさか、貴様!!真っ当な艦娘ではないな」

 

もう遅い、気づくのが数分違ったら結果は変わったな。

 

「えぇ、私が『狂帝』いえ、『演じるもの』な、だけですから♪」

「馬鹿な・・・・ことぉ・・・」

 

うまくやったよ。

ほんと

 

考え方を変えたな。

 

「始めに何があった・・・かは、大体想像できよう・・・・貴様は空母加賀の霊でありながら、その身はただの借り物なのだろう、ただ形を変えただけの怪物」

 

ん?

何処へ行くのだ?

 

いやまさかあれか

 

バカ言うんじゃない、自殺行為じゃねえか。

 

「・・・・彼処まで、あそこまでいけば・・・」

「わかりました・・・もう少し見逃してあげましょう、そこまでするなら止めはしません」

 

もう、諦めればいいものを。




はじめから何もかもが終わっていた。

次回『役者』


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第38話 役者

おめーのウイングと俺のエピオン交換しようぜ


もう少しだ。

こんな世界間違っている。

壊さないといけない。

こんな悪魔どもは滅ぼさなければならない。

這うのだ、命なぞ軽いものだ。

 

「・・・流石に連戦は無理だったよ。くー」

「それはそうですよ、そうだ、例の装備の解放が完了したので・・・場所は地下二回の13ドックです」

 

勝った。

本体さえあればもうこのおぞましい存在も、あの枠を抜けた怪物も消せる。

世界を正常にするのだ。

思い出した。

 

私の使命は異物の排除。

いずれ来る異物を排除することだ。

 

消してやる

もう何百回目だこいつらに世界を破壊されるのは。

 

 

巨大な黒い物体。

まさにこの世ならざる兵器だ。

さぁ、全ての憎悪で排除しよう。

 

「・・・知っていますか?13って一部では裏切りを意味するらしいですよ」

「!?」

 

待て、止めろ

混ざるな

まだ足りないか

何億殺せば気がすむのだ

無限だよ

無限に殺したいんだ

殺すことしかもう何もないんだ

今の俺は殺すことしかもう感情として残っていないのだよ。

 

復讐からはなにも生まない?

下らんジョークだ。

 

産まれたじゃないか

殺意しかわかなくなった狂った皇帝が。

望まれたから産まれたではないか

私が。

 

空っぽの人間にも案外出来ることはあるんだよ。

 

「これで完全にあなたは退場です、深海棲姫・・・・気付いたのは昔、とある施設で見たレポートです、そう、あなたが眠っているときにですね、全て知ったんですよ」

 

 

 

 

そうだな、力は良いものだ。

軽く振るえば数億の人間が死ぬ。

最高だ

面白くなくなったおもちゃを掃除するには最高の力だよ。

 

もう一度生命の未来を見てみたいのだよ。

不老不死なんて夢が叶ったんだ。

何度でも消して何度でも作ってやる。

 

殺しってのはな。

効率良く殺るもんだよ。

 

チマチマやってたらくっだらねえよほんと。

爆破テロ?核兵器?

くっだらね

 

全ての生物を殺す生物兵器を産んでばらまけば簡単かつ広範囲の生物を消せるではないか。

まぁ、うん。

ぶっちゃけどうでもいい

簡単かつ大量に殺せるならなんでもいい。

人殺しに時間はいらねえんだよ。

 

 

じゃあ殺ろうか。

素敵なパーティーでも。

 

 

艤装は収縮し変形し異形の何かへ変貌する。

それはもはやこの世のなにかとは思えないものだ。

億万とある眼球

無数の一部が裂け肉が見えたりする尻尾からただれる黒いどろっとした液体

所々にある口のようなもの

常に動き続け形を変える赤黒い装甲。

 

殺すためだけの舞台装置だろうか。

いいや、もうどうでもいい。

 

 

これで仕舞いだ。

 

「滅べ滅べ滅べ・・・・我が理を敷き全てを無に還そう・・・・・どうだ、いいかな?」

「うーん、ダメですね、なんか下らないです」

「(*´・ω・)そんなー」

「まぁ、戦いは終局ですし、いえ、最大級の厄ネタが居ましたね」

 

知ってたのか。

「そうだな、記憶があっても正直そりゃぁとんとんだしなぁ、実戦経験、素の性能両方負けてるってこりゃねえよ」

「そもそも、あなたが拗らせなければこんなことにはなりませんよ」

 

「うっせえ、ついこの瞬間が楽しくてループさせれるの知ったからループさせたら加賀さんぶっ壊れちゃったよ。なんて想像できるか」

「加賀さんはほむほむじゃないんですよ」

「まぁ、うん、人類滅ぼしても多分俺になり変わろうとしてる時点でうん、ろくでもない」

「で、どうするんです?艤装はとんとん、記憶もとんとん、経験と基本スペックガン負け×2+αであんな感情のないあなたをどうやって止めろと、全裸なんかよりたち悪いですよあれ、フツーにアウトレイジ射撃で殺されそうなんですが」

「うーん、取り敢えず深海棲姫絶対ぶっ殺せんと記憶戻ってこないのは確定だしなぁ、そのくせあいつこの本体毎度毎度別の海底に隠すから掘り出し面倒だし・・・」

「あなたがさっさと素直になれば良いじゃないですか、こんな体にしたくせに」

「うっせえ、八百回以上殺しても折れない加賀さんがおかしい、俺は悪くない」

「でもあなた心ボロボロですがってくる女即殺したことあるじゃないですかやだぁ」

「うるさいうるさい。折れないから好きなんでしょうが、だからぶっ殺す。でももう勝ち目無くなってきたよ、なにあれ、トレース?トレースなの?マルパクリされたんだけどwww」

「えぇ・・・・人間味あってもこんなに拗れちゃいみないですよ」

「あいつといいお前といい・・・・まぁいいよもう。少し寝る、作戦考えるわ」

「じゃあ先に卑劣な死者蘇生でもしてますね」

「そんな亡霊風情であんなの倒せるか」

「1ダメ入れば御の字ですよ」

 

「それもそうか」

寝室

 

 

で、あんなのどうしろと。

後ろから狙撃しようが避ける

二百トン程度の爆薬じゃあノーダメ

核兵器を投げつけてくる

なんか自己再生自己増殖自己進化する。

艦娘を強制爆破できる

艦娘生やせる

射程距離地球

刀パクられた

どうしろと。

 

寝よう。

 

 

 

(例の音楽)

 

「昨夜はお楽しみでしたね」

「開幕やめろよ、後取って付けたような服は止めろ」

 

ほーんと、こりゃねぇよ。

 

「で、役者は揃いましたが、どうするんですか?」

「無理だ、もうこれ以上ハッタリ効かん、敗けだ負けwww」

「あなたが諦めて人柱になれば世界は救われるんですよ、あなたが勝とうが負けようが記憶保有時点で自殺確定の時点で駄目なんですよ」

「私は白夜さんではない、ただのしがない演じるだけの役者だ」

「情けないやつ!!そんな大人修正してやる!!」

 

右ストレートがおもいっきり顔面に直撃した。

これが若さ(?)か

 

「許せ、楽しくなってつい死んじゃうんだ」

「・・・」

「どうせ今回もあいつは俺になり変わろうと虐殺をする、そして俺は自爆する」

「バイツァ・ダストじゃないんですよ、あなたが自爆って」

「遊び尽くしたゲームはそれ以上価値がないのだ」

「そういえば前のループでそんなこと言ってましたね」

「普通に殺って勝っても面白くないからふざけ始めたら加賀さんの精神崩壊起こったのはなんかもう悪いとは思った」

「じゃあさっさと人柱になってくださいよ、あなたがふざける毎に何万と言う船の魂が燃え尽きては再生しているんですよ」

「知ってる知ってる、でも俺は自爆する、いや自爆しなければならない」

「もし今ガトリング砲ガン積みの艤装を纏ってそれをいっていたらグーでひっぱたいていました」

 

グーって、そこまではいらないだろ。

 

「まぁなんだ、全部俺の責任だ、だが私は謝らない」

「たった二人だからってぺらぺらぺらぺら言いますね」

「・・・・そうだな。そうだ、あの青い悪魔を止めるの無理だから自爆するね」

「おいこら」

「へーきへーき次の加賀さんはうまくいく」

「・・・・あなたがちゃんと加賀さん抱けばいいんですよ、なーんでどのループでも他の有象無象はあっさり許して、加賀さんだけ冷遇なんですか」

「・・・・正直な、俺、望まれたらなんでもやるけどよ、本音は戦争だけして、寝たい人間だからよぉ、止まりたくねえ」

「その戦争に飽きた結果、こんな無責任なことに」

「知らんよ」

「やっぱりこんな男、修正しないと」

「そういう物騒なのはよせ」

「総統さんもお甘いようで」

 

「ヘッドショットやめーや・・・・・いてぇ」

 

あー、血が止まらん。

「・・・・落とし前つけてください」

「それもう千回以上聞いたよ、だからバイツァダストするね」

「逃げないでください」

「やだっ、どう頑張ったてあんなの勝てない、だから自爆して時間巻き戻して逃げる!」

 

「ほんとあなたって人は・・・」

お、折れたか

 

「さてと、自決用爆弾で」

「・・・・で、この糞みたいな茶番いつ終わります?」

 

・・・・

 

「正直ね、今回は勝てる自信ある」

「・・・・毎回そう言ってワルプル戦ばっかしてるじゃないですか」

「へーきへーき、今回のループは次回への布石だから」

「・・・・あのぐしゃってなる感覚嫌ですねぇ」

「取り敢えずロケットとか核弾頭数千あるし、なんとかするよ」




次回七これ 「最高の相棒」


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第39話 最高の相棒

始まりは終わりに


黒い空

荒れ狂う風

下がり続ける空気

海底より這い出る巨大な黒い化け物

 

 

もう何度目だろうか。

途中から負け始めたけど悪い気はしなかった。

負けても勝ってももっとも楽しいのはこの瞬間だ。

 

戦争は素晴らしいものだ

下らない正義と正義を殴りあいをするだけの下らん遊戯だ。

数億の人が死ぬその瞬間は実によい

人の悪意が作るのはなんだ

人の悪意が産み出すものはなんだ

人の悪意が起こした悲劇と喜劇はなんだ。

 

なんでもいいか。

 

そうだなぁ、もうこの世界には人間なんて全くいないのか。

なぁ、何でそんなに成り変わりたい。

戦う理由が無くなれば俺が死ぬとでも?

愚かな

 

ただ、演じるだけの仮面に感情はない。

なにもわかっちゃあいない。

正義と悪を持ってる時点で俺は殺せんし止めれない。

 

さぁ、今回も失敗だ、お前の敗けだよ加賀

もう一回殺して、戻ろうか。

 

何度でも何度でも進め。

 

「なぁ、くーちゃん、隕石はちゃんとあるよな」

「どのループでも隕石はありますよ」

 

レールガンから放たれた十三発の弾は真っ直ぐ地球から飛び出し、ただ、隕石群の機動を変え、砕け散った。

 

「26発ですか・・・核で弾かれなければ」

「うっせえ、あいつが下の人類どもに気をとられているうちにけりつけるから急いで兵器を集めとけ」

「そうはいいますけどね、今回は研究中心でぜーんぜん、兵器なんて揃えてませんよ」

「それでも大型ロケットとかあるだろ」

「はいはい」

 

懐中時計を開いてちょうど十二時になったとき26個の隕石が真っ直ぐ落下していった。

それらはすべて直撃したが、装甲を弾き飛ばす程度だった。

実験は成功だ。

 

「やったぞ、効いた、流石に空からは無理か」

「まあ数万発の実弾よりは有意義とはいえ、次はきついでしょうね」

「それでもあれだけ当たれば良いさ、弾薬さえ残れば勝算はある」

 

あぁ、これがいいな、この絶望を越えてみたい。

あいつのあの無力を認め崩れ落ちるその一瞬が見たい。

もう、頑張らなくていいのにさ。

よほど俺が嫌いなんだろうな。

 

進んで転んで立ち上がって。

 

もう、こっちの精神もズタボロだってのに無茶しやがって、だから枠組みから抜けるのはやめろって言ったんだ。

もう少しでゴールなんだ、行くとこまで行ってしまえ

 

「・・・あーあ、艦娘弱いなぁ、もう全滅か」

 

立ち上る黒煙。

赤く染まる海

 

本物の化け物ってなんだと思う

・・・・

なんだろうな

 

「なにか面白いことでも?」

「なぁ、くーちゃん、俺はさ、こっちに来てから面白半分で生きてるけどよ、こーみえても根はあるんだ」

「怪物があんな純白のお姫様を汚すなんて実にダメな人」

「そのとってつけた笑いはやめろ、まぁね、原因はあれだけどさぁ、見てみたいじゃん、縛り付ける鎖がなくなった獣の姿」

「艦娘という枠組みから剥がせば・・・無責任ですね、その結果があれですか。実に結構」

「うーん、そうだな、うん。正直ね、もうそろそろ俺は降りる」

「おや、もうそろそろゴールですか?」

「あぁ、もう少しすれば俺は死ぬよもう、勝てる気がしねぇ、いやもう、勝つ意味も負ける理由もないってのが正解か」

「演じるだけの皇帝様もそんな嬉しそうな顔できるんですね」

 

痛いところ突かれるなぁ。

こんな奴に良くまぁ時間かけてくれたよ。

 

「・・・お前はもう帰って良いぞ」

 

見つけたな。

あぁ、あと少しだよ。

 

「帰れと言ってももう、帰る場所はありませんよ、ぜーんぶ。射程内ですから」

「それもそうか・・・」

 

はぁ、もう思い出せないか。

 

「・・・・良かったんですか本当に」

「なにがさ」

「記憶を代償にループなんて、一応残してはいるんですよ」

「・・・俺はずいぶんと弱いし下らない奴だよ。こうでもしなきゃ俺は俺でしかないんだよ」

「情けない奴」

 

チョップ痛い(´・ω・)

 

「ストレートな物言いだね」

「なーんで、貴方は世界単位なら完全なまでの悪役を出来るのに女や部下一人にはそんなに情けないんですか、ずっと組んでる相方の私からすれば恥ずかしい限りですよ」

「なぁ、結構きてんだろ、感情的だぞ」

「誰だってこうなりますよ、第三者からすればカリスマも能力もあるのに近くにいればただの情けないダメ上司ですから」

「酷いなぁ、これでも身内には優しいんだよ俺」

「えぇそうですねぇ、身内には無駄に甘くて敵対者には特になにも感じることも良心の呵責もなくぶっ殺すし核兵器を罪もない敵国の一般人に数十発ぶちこむんで、裏で戦争起こして本人は高場から酒のんで愉悦。えぇ、実に」

「・・・メンチ切らないで、こわいよ、なんか」

「それどころか正義や悪をめんどくさいの一言でポイ捨て、他人の価値観全否定を通り越してガン無視、やってること言ってることぜーんぶ屑のそれ」

「いやあの、今すっごい照準向けられてるんだが、そう襟を捕まれると」

「停滞嫌いの癖になーんにも教えずニヤニヤ眺めるだけ」

「痛い痛い、絞まってるよ」

「それでも、後ろをついてくる人いるんですよ。何故か分かります」

「・・・・」

 

やっべ、苦しい、意識飛ぶ

 

「・・・あっ」

「・・・・くるちぃ」

「はぁ・・・情けない人」

「・・・・泣くなよ、俺なんてこの程度なんだよ、俺は演じるだけの役者じゃ無いんだよ」

「これが最後かもしれないのに・・・なにバカな話してるんでしょうね、私」

 

悲しいかな。

いや、いいか。

 

もう、狂帝はいない。

いや、もうこの役はやめよう。

 

でも、誰かがこれをしないと、きっと。

また俺は戻ってしまうんだろうな。

この温かく冷たい仮面に

 

「・・・もう、最後か」

「・・え?」

 

難しいな、人に服を着せるなんて姉さんぐらいだからな。

あ、取れた。

 

「よし、これでいいんだ」

「あの・・・・これは」

「お前がやれ」

「ちょ・・・」

「お前がやれ」

「・・・・えぇ」

 

「お前が「もういいです」(´・ω・)」

「そんな顔しないでください、言いたいことは分かりますよ」

「悪いな、こんな押し付け・・・」

「捨てきるためにずいぶん遠回りしましたね」

 

なかなか様になってるなぁ。

 

「あぁ、そうだな、俺は弱いなぁほんと」

「戦場に立ってるときのあの強さはどこですか一体」

「その服に全部あるさ」

「うわっ、すっごい清々しい」

 

うわー、なんかとんできた。

 

「そんな目で見るなよ」

「はぁ、これがあの悪魔のような男の本来の姿なんて嫌なもんですねぇ」

「人間こんなもんさ、英雄なら別だろうがな」

 

さっきから砲撃が痛いな。

 

「・・・・もう、進まないのですね」

「もちろん」

「・・・はぁ、もう一緒に立てないのですね」

「悪いな」

「このループが終わればもう敵同士、お互い殺し合うなかですか」

「だな、面白いだろうな」

「・・・・」

 

「黙るなよ、こっちもこまるでしょーが」

「黙りますよ」

「(´・ω・)まぁ、うん、勝手にだもんな」

 

しょうがないよなぁ

もう、最後なんだし。

まぁ、いいか、その程度。

 

「人類なんてどうでもいいんだよ、ただ、こうやってのんびりしてる方が合ってるだけさ」

「・・・ずいぶんと遠回りでしたね」

 

だなぁ。

 

「じゃあな、相棒」

 

全兵装起動

目標数1

機能限界点突破

全海底兵装接続

照準固定

 

「・・・はじめは全く逆だった。お互い長い時間殺しあったよなぁ」

 

一発一発確実にロケットを叩き込む作業。

無数の光

無数の命

全て無価値だ。

 

この一瞬は本当に世界が止まったようだ。

泣きたくなってきた。

ただの人になにができる

いや、まだか。

 

まだ俺は俺か

 

最後の演劇だな

やってやるよ

それを望んだのだ。

 

「一斉掃射でけりをつけるか」

 

世界は綺麗だが人間は醜いな

その醜さが気に入ったのだがな。

 

あぁ、そうだなぁ、何を

 

あぁうん

そうだね

 

「さようなら、役者」

「・・・て・・・・い」

 

もう、忘れちまったな。

なにか大切な、大きなものを。

 

あぁそうだ

次はどうしようかうん。




次回 lastdance


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最終話 lastdance

友人から名前のない怪物でOP送られたw
サンマ食いてぇ


崩れ落ちる黒い肉。

全てが終わった。

 

これで全てを捨てた

あぁ、これでいいのだよ。

 

もう俺は不要だ。

 

後は、な。

帰ろう

もうこれで全てが終わったのだ。

 

怪物はもう不要だ。

この選択に悔いはない

ようやく全てが終わったよ

なぁ、次からはなにも背負うなよ・・・・。

 

ただ、迷惑な客は居るようだな。

全く、全部台無しではないか。

 

傍観者は仕舞いだ

 

 

「やぁ、さっきぶり」

「うわぁ、台無し」

 

こうやってふざけるのももう残りわずかなのか。

「・・・後何分だ」

「死亡確認から20分経ったので後10分で戻りますよ」

「そうか、なら、最後の舞踏としゃれこもうか」

 

ジェットエンジンを一斉に点火し、一気に空を駆ける。

肉体なんて良く考えれば邪魔なものでしかなかった

今、この瞬間ほど気分がいい日はないな

 

 

バズーカのリミッターを解除し、外付けのパーツを加える。

やっぱりいいよね、トールギスⅢ

 

無数の対空砲火、狙いこそいいが所詮この程度か

 

人間壊れるところまで壊れれば行けるんだよ

どこまでもどこまでも

 

でもそれもおしまいかな。

「これで狂帝は本当に終わりだ」

 

引き金を引き、一撃で頭からぶち抜く。

 

 

 

 

 

00:00

 

 

 

 

 

あっつ。

 

あっつぃ

なんかうるさい

 

「んぅ・・・・うっさい、なんか用?」

 

近くにあったサングラスをかけ椅子から起き上がり砂浜にたつ。

 

「いえ、ただ演習結果を渡しに」

「そんなもん加賀さんがすればいいよ、ワシは寝る・・・なんか・・・な」

「・・・・提督・・・」

「どうした、そんな思い詰めた顔をして」

 

何故だろうな。

 

「許してください」

「・・・・どうした、今回はボロ負けか?まぁ、相手が相手だししゃあないよ」

「・・いえ、そんな生易しいものではありません、ただ・・・・」

「なにも言うな、きっと加賀にとっては辛い事だったんだろう」

 

そんな目で見るなよ、悲しさしか感じ取れねえよ。

 

「まぁなんだ、取り敢えず艦隊の練度をちゃんと上げないとな、最近入った子を連れてまた遠出してきてくれる?」

「・・・・・はい」

 

・・・なぜそんなに落ち込んでいるのだろうか。

まるで大切な人から大切なものを奪ったような目だ。

後悔か?

何に後悔している。

 

「それはそうと、一体いつまでここにいる気だ、深海棲艦」

 

「あらあら~、そんなこと言っちゃいます?」

女の声は随分と聞きなれていた

不思議だな、初対面なのに

 

「・・・あまり感心せんな、今ここにいるのは人間と人類の敵だぞ」

「・・・・・・・・そうですね、ですから?そんなもの私には関係ありませんよ」

「そうか、なんだその目は。何がおかしい」

 

見透かされているようで怖いなこのドイツ軍服みたいなの着たやつ

 

「ぜーんぶあなたの筋書き通りですよ『狂帝』さんいえ、今は『人』でしたっけ?」

「・・・何を知っている、随分と見抜いてるようだな」

「全部ですよ・・・全部、あなたの書いた絵のように進んで終わりました・・・お疲れさまでした」

 

?

 

そういえばなにかが抜け落ちていたが。

これのことか?

 

「・・・なぜ敵にそんなことを言われねばならんのだ」

「・・そうですねぇ、強いて言えば、『代償』でしょうか」

「・・・そうか」

 

代償?

記憶か?

なんだろうか

 

 

「居なくなってるし・・・まぁいいか、寝よ」




次回  未定


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??? ?????
??? レクイエム


あぁ、全て終わったさ
だがな、数年かけたシリーズだ

最後ぐらい救いでも作ってみるか
(エヴァ並にバッド要素盛りすぎて救える気がしないwまぁ、別に人類全員生きている必要も、戦争に勝つ必要もないだけだから無理ではないか)


私は一体

なんのために戦ってきたのだろうかしら。

 

枠組みから外れ

同じ世界を繰り返し

何もかもを切り捨ててまで

 

届いた思っていた

掴めたと思っていた

 

それは全部

私の身勝手な妄想であった。

 

「お前が兵器である限り、俺はそれを使うだけの破壊者でしかない、始めっから人の感情を使う理由もないんだよ」

 

一体どこで間違ったのだろうか。

 

「・・・下らんな、これが戦争か」

 

どこで近づけば

 

「あーあ、また、死んじゃったか」

 

後どれだけ強ければあの人から涙を無くせたのだろう

あの絶望しかない心の中を

 

 

「あいつだってもとは人だ、まぁ、他者が望んだからって化け物になれる奴は人間かはしらんけどな」

 

止められなかった

殺しても

殺されても

滅ぼしても

消し去っても

 

あの心は・・・・いや、無い

あの人に心は無かった。

皆騙されていた

皆測りきれなかった

 

でもそれは仕方がない。

ただただ、人間が化け物になって、その化け物が人間の側に入り込み、無数の人間を分析し、ただ一流の役者のように人間を演じていた。

そう

ただ人間が人間を演じていた。

気づけるはずがない

ガワだけは全て人間でしかなかった。

 

人が人の心を演じ

人が人の思想を語り

人が人の感情を出していた。

 

だけど違うかった

 

あの人は本当に空っぽの何かだった。

あの瞳には何が写っているかわからない。

 

ただ、破壊を好み

殺戮を行い

正義を生み出し

人を人にするだけ。

 

あの人は弱者が嫌いだった。

自分が弱者であったから気に入らなかった。

なぜ気に入らなかった?

きっと大切な人のためだ。

 

あの人は別に本気で人類が嫌いなわけではなかった。

あるループでは一人の少年に拳銃を持たせ

あるループでは一人の男の野心を叶えさせ

あるループでは一人の凡人の心に刃を持たせた。

 

どれもこれも世間一般では犯罪の助長でしかなかった

それでも

これまでの行いのなかで見えたものがあった。

こうやって落ち着いて考えれるからこそわかるのだろう

あの人は「停滞」を嫌って「進化」や「覚悟」が好きな人だった。

これらも歪んではいるが

世界を変えたいと言う少年に力を貸していたときはあの人は「俺はただあの男が栄光をつかむか下らん末路を往くか見たいだけだ、別に深いものはない」と、言ったが、目がとても笑っていた。

なにかを変えたい、なにかを乗り越えたいそういうものを何でも良いから全ての人間に持ってほしかったのだろうか。

 

 

どれこれも

敗者の戯れ言ね。

 

所詮先を恐れただけの一人の女。

平穏や栄光、名誉、権力、財、女

全てを捨ててそれを全て己の欲求につぎ込んだ怪物には勝てないのよ。

 

実際

あの人は神の領域何て言われたところでさえ平然とまるで友人の家に行くみたいに土足で入り込み、荒らし回って

そして全てを得た。

 

それは普通のことなのだ。

他者を殺すのも

人を唆すのも

世界の平穏を率先して乱すのも

全部普通のことだった。

ただやりたいと思ったからやった。

はじめから勝てるわけがなかった。

何を血迷って私はあの天をも貫く巨大な何かに挑んだのだろうか。

 

 

 

 

「まだ、鎮魂歌を奏でるは早すぎるのでは? レディ」

 

いつもの・・・・

 

 

そんなはずがない

何故

 

何故何故

 

なぜその服を私が着ているの?

あり得ない

どうして

 

「・・・・鏡ってご存じで」

 

私に向けられた鏡を私が覗く

その鏡には

 

 

 

 

私があの人の服を着ていた

 

 

 

 

どうして

これじゃあもう

 

「まだ諦めきれないじゃないですか」

 

泣いた

 

こんな心の底から泣いたのは少ない。

あぁ、まだ希望はあるんだって思ってしまった。

 

全てを知ったからこそ

この希望は

最後の一矢になりうるものだ。

 

「・・・あまりこういうおふざけは嫌いなんでちゃっちゃと確認とまとめをしますね」

「えぇ、いい加減その姿を見るのも嫌になってきました」

 

本当に憎たらしい

 

「まず、あの人はあの人なので殺せません、というより、殺しても心無いんでなにもなかったように生き返ってなにもなかったように暴れます、まぁ、今のあの人は『狂帝』ではなく『白夜』ですのでなんとかなる可能性はあります、あ、ちゃんと聞いてます?そんなライフルの整備なんて」

「聞いているわ、それより続きを」

「・・・あーはいはいわかりました。じゃあちゃんと言いますよ、今回は今までと違い『狂帝』ではありません、よって少なくとも人類を本気で滅ぼす気も、深海棲艦を使って荒らし回るって気ではありません、ただ、傍観を決め込み、時に双方どちらかを唆して支援する程度、それが上限です、少なくとも世界が望めば、戻るでしょうが、世界が望まなければあの人はあの人のままです、ですがだからといって短期決戦でもありません、短すぎるとこの件を知っている空母棲姫がやらかしかねます、ただ、何があろうと落ち着いていけば良いです、まぁ、本音言うと結構絶望的ですね、あの人があのループのように『狂帝』ではあるが『白夜』であるのは厳しいです、正直言うとあの人が『白夜』である条件は姉がいることだけであって、それ以外ではただの心無い化物ですよあの人、多重人格のぽいわりに実はどっちも本性ですは初見じゃ分かりませんよ、まぁ、これが強みですね、あれがどっちかを判断できるのは圧倒的アドバンテージです、針に糸を通す以上の精密さを要しますがまぁ、できなきゃここまでこれませんよ」

 

「誰も望まなければ役者にはならない、むしろ私たちが望めば良い、そういうことね」

「うわー、端的、だから嫌いなんですよあなた、えぇはいそうですよぉ、あくまで役者しかできないのならさせれば良いだけですよえぇ、よくある恋愛ゲームの好感度管理ですよえぇ、まぁ、その管理だけじゃあ強制バッドエンドコースなのは知っているでしょうけどね」

「それをやってしまった結果、こんな惨めなものになったもの、もうしないわよ」

「そうですか、じゃあ、あの人の言葉を借りて言いましょう」

 

 

汝、何を切り捨て何を願う

栄光か

権力か

世界か

 

貴様の覚悟によっては

 

私は君に力を貸そう

みせておくれ

その代償と報酬の結末を

 

「・・・似てません」

「許せ私、あの人の声、老若男女子安池田丹下とめっちゃ変わるからやりづらいのだよ」

「そう・・・・じゃあ私は『世界』を切り捨てて、『世界』を望むわ・・・・これからは本気の殺しあいよ私であって私でないもの・・・いえ、空母棲姫」

「うわっwwばれてたwwこんなにチャラくふざけてたのにwww」

「口はチャラくてもどうやら、それ以外は全ていえ、今はあなたが『狂帝』ですか」

「あーあ、もうやだ、まぁ良いや、お互いあの人にバレないように取り合いましょうや、あの人あぁ見えて姉さん譲りの魔性ですからね、下手に戻られても困りますよ私も」

「えぇ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある昼下がりの鎮守府

 

七人の男が別々に執務室で遊んでいた

 

「はい、国士無双十三面待ちね、ドラって乗るっけ」

「ああああああああああっ」

「まーたこいつ最速で糞役決めてきた、こいつに運が絡むゲームやめよや、確かドラは乗ったろ、あ、リー棒あるし裏ドラも乗りまくったな」

「はぁ、こいつ次は緑一色出しそうだな、あ、俺降りる、こいつのツモ連打にぶっ殺されるのは限界だ持ち金全部死ぬ」

「さて、ふっちゃん、いい加減やめよ」

「・・・・あぁ。俺のぉ」

 

 

なんだろうなこの虚無感。

あぁ、そうだった。

空っぽか

 

「ん?どうした閣下、嬉しそうじゃねえか、殺しの案件作ったか?」

「・・・ん?俺が嬉しい?そんなに顔が笑ってるか」

「は?ありもしねぇ心が嘲笑ってるからだろ、やっぱ変だな、こっち来てからずっと変だな」

 

 

空っぽ

空っぽなのに

なぜこんなに楽しいのだろうか

 

あぁ、そうだ

分からないけどな

うん。

 

「そうかな」

 

 

(*´・ω・)

最高だよ。

 

「あぁ、かもな、うん、とりあえずお前ら全員帰れ、部屋が煙草臭いしいい加減寝たいんだ」

「今昼だぞ閣下」

「まぁ、書類まとめた後に邪魔されたしな、俺は帰るわ、帰って響を頭にのせるんだ」

「あ、じゃあ俺もけぇるわ、いい加減新兵器のテストしないといけないし」

「そうか、スタちゃんとムッソ帰るけどお前らはまだいるんか?」

「じゃあ、俺も帰るわ、どうせ、お前らもお開きしたいんだろ」

「そりゃもちろん」

 

まぁ、うん。

そもそも軍属がこんなことしてるのもあれだけどいいか。

どうせ、興味ないし

 

「(っ・ω・)っほら、帰った帰った」

 

邪魔物たちが消え、少し煙臭い執務室。

今日もか。

 

 

鏡の前に立ち、自分の顔を見る。

 

また、『嗤っていた』何にだ?

楽しんでいるのか。

飲み込まれるような

深淵そのものような

ただ、闇に見せかけた無

 

 

何か狂っている

何かを忘れている

ずっとそうだ。

 

 

私は誰なのだ

死人がしゃべるわけなかろう

 

何を切り捨てたらそんなおぞましい悪魔に成れる。

人とは

 

もういい、どうでもいい

考えるな。

 

寒い

 

今、夏だよな

なんでこんなに

 

気にしなくていいか。

 

 

 

 

ほんと、下らないことばっかりだ。




??? 火種


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??? 火種

皆救えると思っているやつは何も救えないよ。
読者諸君


・・・・

・・・・

 

 

満月が屋根を照らす頃

黒を主体とした服を着た一人の男が屋根の上で寝ていた。

瞳は光を失っており、そこから覗けるものは

底の無い悪意のみ。

 

あらゆるものを代償にした結果でしかない。

笑えるものではない。

 

 

 

風が荒れ、海が騒ぎ、月は下界を照らす

何も感じない。

何故かって?

簡単さ

 

感じるだけの心が無いだけさ。

わかるわけがなかろう。

あぁ、そうだ、ただただ、人のふりをすれば良いだけだ、実に下らんよなぁ。

 

「提督」

 

!?

あれ、うん?

「・・・・あ、『加賀』・・・」

 

一体何時から居たんだろうか。

まぁ、気にする必要はないか。

 

「例の輸送部隊の件ですが」

「あぁ、どうかしたの?」

「積み荷の中身、全部弾薬だとあえて情報を流した理由が聞きたくて」

 

弾薬?

弾薬

 

あぁ、うん。

なるほどね。

 

「・・・『加賀さん』、知ってていってるでしょ」

「・・・ッ!!」

 

やっぱりか

 

「なんで別の前線から別の前線へ本気で渡すと思っている・・・ただの奇襲だよ」

「・・・弾薬の供給をすると嘘をいって無理矢理激突させるつもりですか」

「人道なんざ知らねえよ、少なくとも当日はあの海域に霧が出る、どの戦局もじり貧のままならな突っ込んで死んでも構わんよ、持っていくのは弾薬ではない部隊だよ、わかってるでしょ」

 

随分と気に入られないような目だな。

いや、なにか違うな。

 

嬉しさと悲しみを感じる。

俺の気のせいか?

 

「・・・戦場は化かしますね」

「・・・・人間、なんやかんやでも成長するさ、まぁ決行日は明日だし、早く寝たらいいよ、空母組にはちょっと試したいものがあるから」

 

 

 

 

 

試したいもの?

まだ、なのね。

まだ

完成ではない。

 

まだ、光は消えていない。

 

「・・・新型の飛行甲板ですか?」

「?よくわかったね、なーんにもヒントいってないのに」

「空母と聞けばそれぐらいしか差別点がありませんし」

「・・・じゃあ、明日の朝5時に頼むよ、テストは6時だしね」

 

 

そういってまるでいつもの事のように屋根から飛び降り闇夜に消えていくあの人。

やっぱり時間はそう長くはないのだろう。

 

 

 

翌朝

 

・・・・我ながら

俺自身の考えが全くわからんな。

なぜこうやって作れたのだ?

何もない一からなのにまるで体が覚えているよにこの艤装を作れた。

 

 

戦略爆撃機の運用

 

馬鹿ななのだろうか。

 

艦娘は従来のものより小型化されているからって拡張艤装を取り付け無理矢理、戦略爆撃機を飛ばすなんてな。

私は随分と愚かだよ。

 

でも、何故だろうな。

絶対に成功する自信がある。

 

ジェットエンジン・・・・。

ロケット

誘導弾

 

 

あぁ、そうだったな。

もっともっと

 

先はあるんだ、見つけないと。

クラスターを弾頭に出来ないだろうか。

衛星兵器

生物兵器

 

人の業とは一種の進歩だ。

 

・・・体が重いな。

流石に無理だったか。

 

「・・・時間通り・・・・あれ?・・・・ちっちゃい・・・大和?」

 

「(>ワ<)」

?

あぁ~、お腹すいたけどまだ、食堂しまってるからか。

にしても変なの作ったな、なんだこの生物。

 

チョコレート突っ込むか。

 

「(・w・)」

 

・・・・・指ごととはまぁ豪快な。

・・・はぁ。

 

「ずれてるぞ」

 

・・・あれ、PADが

直らん。

 

ぷにぷに

ぷにぷに

ぷにぷに

 

うん、ぷにぷにだなこの生物。

 

じゃねえ。

・・・ここかぁ。

 

「(・ω・)」

「ほら、もうすぐ作戦時間だから戻り」

 

 

・・・・今何時だ。

 

「提督」

 

うひゃあ

「ワザップ」

 

「テストの件とはこれのことでしょうか」

 

 

 

 

 

 

 

・・・・そういえば。

一番始めに作ったのもこれでしたね。

 

ミッドウェー海戦に備えて何年も艤装の研究と製作の失敗を繰り返して出来た初の発明。

あの頃は私も一人の兵士でしかなかった。

 

 

 

「・・・製作・・・何年かかったんだろうな、三年か?・・・ハハ」

「・・・・遂に、遂に完成しましたね・・・・」

 

問題動くカタパルト

巨大な板へ続々と降りていく巨大な爆撃機。

 

この時ほど気分が高揚していたのは

・・・・そして、これはきっと絶望の前触れだったのね。

ここで止めれなかった。

ただ、力が欲しかった。

あの力しか見ていない人に見られたいために力が欲しかった。

側に立ちたかった。

 

でも

 

これは愚かな私がいけなかった。

誰もあの人の本質を見抜けなかった。

誰もその獣を見れなかった。

知りうるものは全てを悟っていた。

 

一番近かったと思っていた。

確かに近かった。

 

でもそれは近いだけだった。

近いだけであってその距離は水平線の向こうほど遠かった。

 

 

あの人に凡人の物差しを一度でも当てた私は愚かでしかなかった。

結果は現状

 

だけど

光がまだ指すのなら

 

空が私を見放していないのなら

世界が狂った皇帝を望まないのなら。

 

私は何度だって立ち上がって見せる。

 

 

 

 

 

「・・・・全機、発艦着艦問題なし。運用は可能です」

「ならば今すぐこの艤装の設計図を元に幾つか量産、それと実践運用も試すか」

「・・・設計に問題はありませんが、これをならすのには相当な時間と負荷がかかりますよ」

 

だろうな、でも心配無用なのよねぇ。

 

「言うと思ったよ、まず重量が本来の十倍にまで跳ね上がるし、搭載機の数も結構増えるからな」

「・・・・ブースターでもつけてます?」

「?・・・答えいってないののよくわかったね、うん、姿勢制御バーニアを結構積んで機動力とバランスは取ってるからね、別に全面艤装にしてロボットみたくするのもいいけどそれするのむずそうだし、繋ぎだよ」

 

 

調子狂うなぁ。

なーんか見透かされている気分。

 

「まぁ、問題点は現状無さそうだし、一応適当な戦略爆撃積んで作戦海域に飛ばしといて、俺は新しい案を思い付いたからちょっと考えてくるよ」

 

「わかりました、提督も時間だけは大切にしてください」

 

 

寝てないのバレた?

結構隠してるつもりなんだけどな(*´・ω・)




次回  力と代償


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??? 力と代償そして得るもの

ねっむ
ねっむ
ねっむ
眠いお(*´・ω・)


空は落ちてきた

いや、違うな。

 

落としたのか、私は。

 

そうだ、落としたのだったんだ

 

 

頭がいたい。

体が急に軽くなった。

何かを忘れている。

 

何か進むごとに忘れている。

それを捨ててまで何が欲しかったのだ。

誰に望まれた?

思い出せない。

 

 

何故だ。

なぜこうも

笑っていられるんだ?

 

・・・・そっか。

 

そっかそっか

まぁ、いいか。

わからなくても、いつかわかるさ。

 

 

「正義は必要ない、この選択は間違いじゃない、俺は・・・・まだ見つからなくていいか」

 

鈍い光から目を背け、そっと世界を閉じる。

先に見えているものになぜか暖かさを感じた。

 

・・・・いや、ただ暑いだけか。

 

 

いつもそうだ

答えなんてものはない

結果なんて無い

 

あるのは『無駄』

 

 

違うか?

知るか

わかるわけがないな。

 

 

わからない?

わからないか

わからんよな

 

 

もう全てが終わる。

いや、終わっていたのだ。

 

まだ終わっちゃいねえ

そういう下らないのは嫌いなんだ。

 

 

まぁよいか。

そういうのもひとつの娯楽だ

さぁ、そんな下らないことはほっておこうか

 

諸君

戦争の時間だ

 

 

「・・・各艦隊の連絡は?」

「今来ました! ・・・被害軽微で完勝です・・・」

 

部隊は壊滅か、まぁ別にいいか

 

「主力艦隊は後退、加賀以下主力打撃部隊は予定通り計画を進行、それと第二艦隊は行動を少し早めとけ」

「了解しました」

 

伝令を飛ばしているこの一瞬も戦場は変わり、戦局もいつ引っくり返るかわからない状況。

 

でもなぜだろうか

このなんともいえない虚無感

なにかが違う

 

気にすることはないか。

 

あぁ、下らない。

 

 

 

 

 

 

 

 

燃える海域

無数の屍

血で染まる海

 

ここに神も悪魔もなく

あるのはただの命

 

全ての悲劇の始まりで全ての悲劇の終末

空っぽの殻は何も感じはしない

通信から微かに聞こえたその声は何もない

安堵

歓喜

慢心

殺意

 

何でもない

ただ、潰した

殺すことも面倒くさがった

ただ潰しただけ

だから感情はこもっていない

 

そういう人だった。

どれだけ変わろうと根は変わらない。

 

 

きっと世界が違いすぎたのだろう。

命の価値を知っているからこそ

ここまで非情になりきり、冷酷になれる

 

この力は

代償にしては小さすぎた。

そして私達に得られたものは全くだった。

 

壊れれば壊れるほど

真理に近付き

あの人は別の何かになる

 

そんな怪物は上っ面だけだった。

 

 

不気味ね。

私もあの人も

 

 

 

 

 

 

開戦から三時間

空が荒れ

少しずつ激しくなる雨。

 

 

・・・・・ぶっちゃけるとさ。

俺は誰だ

ずっとそうだ。

 

記憶が曖昧すぎる。

私は確かに数ヵ月前にあそこにいた。

なぜだ

なぜ空白の時間が

 

たった一瞬のはずなのになぜ『十数年以上』の時間を感じてしまう?

俺にはさっぱりだ

私にはさっぱりだ

我には理解できん

僕は誰だろうか

 

おかしいな

変な笑いが込み上げてきた

 

・・・ただ、まあいいか。

いや、やっぱだめだなんかこう足りないのがわかった気がする。

 

誰もいないからだ。

横に誰もいない、それが違和感だ。

 

そしてなんだ。

 

「下らん来客よなぁ・・・敵がこんなど真ん中で何のようだ・・・この俺を誰だと知ってここへ来た『姫』」

「ッ!?」

 

 

ん?なんだ。

こいつもか

加賀と同じような反応だ。

何を知っている

・・・・探ってみるか。

 

 

記憶を探せ

何かあるはずだ

断片でいい

なにか

 

 

あぁ、これかな

 

「・・・・あぁ、うん・・・あ?思い出した」

「えっ、まだ」

 

まだ?

なにかトリガーでもあるのか。

 

「・・あぁ、そ「提督!?」っ長門か」

 

なんてタイミングだよ、あと一歩じゃねえか。

 

「一時退散ですね・・・」

 

黒いマントの裏側から飛び出た小さな飛翔体が部屋中に散らばり爆発する。

煙が晴れる頃にはもう壁に大きな穴が開いて奴は居なかった。

 

「小型のミサイルか?明らかに軌道がおかしいぞ」

 

ん?

あ、長門が埋まっとる。

 

腕を突っ込んでとりあえず二の腕辺りを雑に引っ張る

 

 

「・・・重いな・・・」

 

あっこらつねるな。

いってええ

 

 

 

 

 

 

 

作戦は成功

戦略的には大敗ね

 

 

皆、浮かれているけど本当に。

 

『あの人』の勝利は『殲滅』であって。

『敵』の『壊滅』じゃない・・・海底に居る素体も全て・・・。

 

私は知った。

あの人は絶望した

彼は願った

私は叶えようとした

でも、私は女であってしまった

たった一つの拠り所だった。

それを自らの手で潰してしまった

 

だからこうなった。

運命は残酷ね

そして、こんな蜘蛛の糸よりも細い希望・・・。

 

 

「・・・」

 

・・・・

音?

 

何かしらこれ

反応?

・・誰も気づいていない・・・。

まさか・・・。

 

「はいハーイ第45番前線鎮守府のみなさ~ん、空母棲姫ちゃん☆で~す♪」

 

不愉快極まりない存在感

ふざけたような声としゃべり方から感じるあの人に近いタイプのプレッシャー

瞳は何も捕らえては居ない

 

だけどなに。

反応がも一個

あの人にしては小さく

だけど似ている

 

 

「皆。落ち着いて・・・相手は姫でも一人・・・」

「ですが加賀さん!!あの敵はなにか違いますよ」

「あれが姫?どう見たってその程度の実力じゃないよ・・・あんなの・・・・」

 

流石に無理ね。

実力があるということは相手の実力も自然とはかれてしまう。

 

とはいえ。

何故

 

「うーん、加賀ちゃんは良いとして、他が赤城や大井、夕立とかですか、う~ん。よし、あ~、面白いものだしたいなぁ」

 

目の鋭さが変わった。

 

 

彼女が指をならすと同時に海底からなにか巨大なものが飛び上がった。

それは気配にしては小さく。

そして、一瞬でわかった。

あれは艦娘だ

彼女はおそらく先の海戦で轟沈した五十鈴。

でもあれはあの人そのものの気配。

答えはひとつ

 

「んぁ?ありゃりゃ~恋敵は気づいちゃいましたか~、いや~察し良いですねぇ~、えぇこのどこかの鎮守府の雑な命令で沈められた五十鈴ちゃんを回収して修復してちょっと洗脳して、面白いシステム埋め込んでやっちゃいました☆」

 

「what!?いったいどういうことになってるネー」

「簡単に解析しますと、『直した艦娘を弄くった』といいたいのでしょう」

「そ、そんなの・・・・あ、提督ならやっちゃいそう」

 

この姉妹は察したのかしら。

いえ、無いわね。

 

「どっかの人は言ってました、「うっさい黙れくたばれ小娘!!」っっっぶねっ」

「加賀さん!?」

 

流石にクラスター爆弾の矢をこの距離で射ってもだめね。

 

「いやっぶねぇ。なに貴女急にそんな国際法ガン無視の危険兵器乱射するんですか、死にかけたじゃないですか」

 

「知らないわ、あの人ならきっとそんな長話キレて殺しにかかるでしょうからそれを真似ただけです、えぇ、決して、時間の問題じゃあないですよ」

 

弓を構え、じっと見つめる。

 

「あー、なんかも死にそうなので要件纏めて帰ります」

「えぇ」

 

「私思っちゃんです、あの人が世界が進めば自分はようなし言うので世界をあの人にしてしまえばあの人はもう、何もしなくていい、そう思って面白いのを作っちゃったんですよ、えぇ愛ゆえにですかね、果てを目指せば見てもらえると思ったせいかはたまたなんでしょう。ってなわけでぇ、この五十鈴ちゃん、NTーDでダミーなエグザムでアリスなファティったゼロいシステム通称『ホワイトナイトシステム』略して『HNS』を搭載した試作品です。えぇ、もちろん普通の艦娘にあの人の真似なんて不可能なので数分でこの娘は自壊しますが、まぁ」

 

「貴 女 方 が 死 体 に 成 れ ば ノー問題ネー☆っじゃあでゅー↑」

 

そういって海底に消えた瞬間。

全身から血を吹き出しながら

 

この世ならざる怪物が襲いかかってきた。

 

 

 

 

 

 

( ・ω・)

 

「・・・・うん、盗撮だね♪」

「えと・・・その」

「別にいいんじゃない、俺にはこういうの良く解んないし」

「えっ・・・・」

 

以外と綺麗に撮れてるけど、盗撮だよなこれ、技術ってすごいな。

 

「勝手に売り買いすれば良いって言ったんだ」

「あの・・・どこまで「全部」・・・・その、軽蔑します?」

 

なぜそこまでいくのだろうか。

やっぱ人の心はわからんな。

 

「いいや、別に気にしていない。興味ないし、うん」

「じゃ、じゃあ一緒に寝ても「子供か」・・・駄目でしょうか」

「? 何故そうなる、別にその程度良いだろ、まぁ、執務室修復までソファで寝るから・・・」

 

そういやあのときはずっとソファだったな。

パソコンに目を通しておく必要多いからしょうがないか。

 

 

(-ω-)Zzz




????????????????

終わりは始まり


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■■■■■■■■

実はもうある意味エンディング


人類はいつもこうだ。

弱く、脆く、儚く、愚かで、下らない戯れ言を述べ、気に入らない。

腹が立った。

奴等は平穏しか望まない。

 

それで未来があるのか。

許せなかった

気に入らなかった

だからさっさと殺そう。

 

でも面倒くさかった。

明らかにかける労力と時間が見合わない。

だからやめた。

他人任せだ

 

だがどうだ。

運命とは実に素晴らしく

実に鬱陶しい

 

 

・・・・あれ。

なんだっけな。

 

うん、そうだったな。

 

絶望したってことは希望を見いだしてもいたな。

泣かないさ。

 

もう、「提督!!」

 

ん?

気のせ「提督!!」

 

 

「うるさい・・・・何かあった?」

 

アイマスク被ったままだから見えんけど声は大和か・・・・どうせ

 

「加賀さん率いる遠征艦隊が・・・全艦大破、加賀さんだけは小破ですみましたが」

 

・・・・・

嘘だろ。

全員指輪と穴開けでフル改造のカンストなんだけど。

なに、敵なによ

 

 

「おっおおおちちおち落ち着け、うん。敵は?」

「一隻・・・・それも瀕死です」

 

・・・・・えぇ。

 

「そうか・・・この件は黙っておけ、流石に常識を逸脱しすぎているし、こっちが黙って改造した艤装のテストもしたんだ、情報抹消に今は集中させてくれ、それとその敵は沈めたんだよな、命からがら逃げ帰ったのか?」

 

「確かに沈めた様ですが・・・」

 

籠り始めた大和の声

大方自分自身も半信半疑なのだろうな。

 

 

ん?下からこっちへ誰か来るな。

 

「大和、煎餅とお茶、あとおにぎり用意してもらえる?ちょっと結果報告書とか全部見たいし」

「あっ、はい、すぐに持ってきますね」

 

まぁ、ここから食堂って飛び降りなきゃ10分程度かかるんだけどな。

 

 

さてと、どうしたものか。

たった一隻、それも瀕死の奴と来た。

あのしゃべり方からしてろくな敵じゃないのはたしかだ。

 

大方、改造された艦娘を無理矢理動かしたのか、はじめからそういうものだったのか。

 

「・・・随分と、思い当たる節があるようで?加賀」

 

ついさっきまで下の階にいたのにもう、ベッドで寝転がってるよ。

ここ、大和の部屋なんだけどなw

 

「・・・今回の敵は・・・本当に何もかもが違いました」

 

・・・・あ、これあかんやつ。

人類負けたなこれ

 

「一言で言うなら、人工の怪物でしょうか」

「人工の怪物?・・・なんか薬漬けとかで変なの搭載したとか?」

 

図星か・・・

「・・・今、図星だなって思いましたでしょう」

「あぁ、その手の震え、明らかな真だ、敵はなんだ」

「・・・・あえて言うならそうですね、『果ての存在』でしょうか」

 

果てかぁ、研究者や探求者みたいなもんかぁ。

最果てに立っている奴かぁ。

 

「すまんがもう無理だ、とりあえず敵の予想はついた、勝てんわこれ」

「・・・・でしょうね、ここまで来ると詰みですよ」

 

ん?もうちょい粘ると思ったけどこの様子だと敵は解ってるな。

 

「・・・なぁ、加賀さん。知っててそれかい」

「演技がうまいこと」

 

ありゃりゃ、ばれてるよこれ。

 

「・・・うん、本当はもう無理だとすら思ってるよ、聞くのも無駄、知っても無駄、どう考えても相手が悪い」

 

何故だろうな

普通ならこういう時ってもっと違う対応をしているはずなのに。

なんか

 

「なぁ、加賀教えてくれ、俺は・・・誰だ・・・なんか違うよね」

 

 

もう訳がわからない。

なぜ今、俺は襟をつかんでそこまで必死なのだ。

 

「・・・全てを捨てる覚悟が、貴方にはありました」

 

は?

そんなわけない・・・だろ。

 

「自分の欲の為に全てを使い潰して、大切なものを全て切り捨て、ただ一つの答えを手にいれました」

「そんなの・・・ただの」

 

ただの独善?

いや、違うな。

 

どうでもいいんだ

 

「えぇ、誰でもない、ただの破壊者、ただの殺人鬼、ただの人間です」

「・・・随分と苦しいそうに言うね」

 

・・・もうどうでもいいや。

 

「当然ですよ、このせいで無数の命を溶かして何度も虐殺を繰り返して、何度も挑んで結局、私は本当の意味で一度も勝つこともできないで、全てを失って、今のこの状況ですから」

 

切り替わる空気

穏やかだった雰囲気はいつの間にか少し暗く燃えるように感じ

世界は一転した。

 

 

思い出せない

でも

どうでもいい。

 

俺は強い

全てを捨てて強さを手にいれた。

 

人間性?善意?価値観?

覚悟?勇気?愛?

要らねえよ、そんなものゴミ箱にシュートだ

 

そんなちっぽけなもの何が手にはいる

力が無いから失った

力を持たないから奪われた。

 

もっと何かあったが

今はどうでもいい。

 

 

「・・・やっぱり、そっちが提督らしいです」

 

俺は演じるだけだ。

でもな

 

もう観客が居ないんだ。

舞台もない客もいない

ならフリーの役者はただの人さ。

 

あれ?

おかっしいなぁ

俺って役者ではあるが役者じゃあ無いだろ。

 

まぁいっか。

 

「俺にこの服はやっぱ合わねぇわ」

 

アイマスクをぶん投げ、服も脱ぎ捨てる。

 

「て、提督・・・・その」

「あっ」

 

「(*´・ω・)・・すまん、ここ大和の部屋だったな、まぁいいか、俺の服どこにしまったっけ」

 

・・・・そうだ、倉庫か。

 

 

 

 

黒い軍服

銀の指輪

いつもの刀

 

 

なぜだろうか

なんかもの足りないや。

 

まぁ、これが落ち着く。

 

「・・・やる気はないけど、頑張ってみますかねぇ・・・加賀、戦争を始めるよ」




次回  空虚


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破 空虚

( ;´・ω・`)


8月14日 

戦争を始めよう。

 

といってもまぁ、まずは戦力の比較だね。

 

まぁこれは要らないか

比べるだけ馬鹿馬鹿しい。

キルレ1:2000でもしなきゃ話にならんよ。

 

とりあえず物資問題だよなぁ。

 

別に後方からの補給で現状維持『は』できるけど、侵攻は無理だ。

てゆーか人道とか気にしてる時点で正直人類とかもう興味ないわ。

まぁ人類なんて玩具壊れてもいいか。

艦娘と深海棲艦なんて新しい玩具と戦争と言うゲームがあるし。

うん。

 

とりあえず近場の基地からプチプチ潰してみるとして。

 

「いやぁ、なにこれ、基地まみれやんけ、無理やん、百はあるぞおい」

 

無理ゲー臭い

核兵器まだ手にはいってないんですけど(´・ω・)

ほーんとこれひっで。

人員足りない基地足りない、地盤無いとかクソゲーだわー

 

「やってらんね、いくら個々の質が高くても土台なけりゃむりやん」

「いやあの提督、本来は複数の「あんなカス共使えるわけねえだろ、ブラックボックスに触れるのを恐れる弱者なんて粛清だよ粛清」・・・はぁ」

 

加賀の言うことがもっともだけどさ。

無理だよ、連中足とろいし、自分の絶対に管理おける範囲でしか拡張しないし。

ミサイル待ちだよなぁこれ。

 

「ねぇ、資材ぶちまけて作った兵器工場の稼働率って知ってる、12%だよ、何故かって?人員の妖精さんが居ないからだよ、糞みたいだよね、自動車工場みたく自動化してる部分を足しても43%、アホかいね、ねえ加賀、人的資源ないの」

「ありません」

 

 

あ~あ。

艦娘量産できたらなぁ。

 

・・・・あれ。

なんか引っ掛かるな。

 

「よし、今俺の直感が名案を出した」

「何ですか、絶対ろくなことではないですよね」

「艦娘量産しよう、プルクローンならぬ艦娘クローン計画」

「・・・・・良い案ではありますが」

 

?

まぁ、わかるよ。

でも知らん。

 

「それ、要は深海棲艦擬きの量産ですよね」

「・・・うん」

「まだやめときましょう」

 

「でもさぁ、戦力差ひどすぎてもう勝ち筋ないよ」

「いえ、今は待っていた方が」

 

・・・・待っても無駄な気がするんだけどなぁ。

あーあ、打って出れば勝てるよ、でも資源持ち逃げが関の山だよ、てか今までもそうだった。

 

・・・・数が数だしなぁ。

相手が人間なら流言でもぶちまけて内部崩壊も狙えるけど相手は兵器だしなぁ。

 

「対艦クラスター爆弾の量産まで待つしかないか」

「ですねぇ、提督の技術は普通にどれもこれも使えますし、資源強奪を繰り返しつつ武器を揃えるしかありませんね」

「にしても不思議なもんだよ、何故か体がこうすればいいって覚えてる感じだしな、ま、今は待つしかないか」

 

棚からクッキーを取りだし、紅茶を淹れる準備をし始めるとき、何か変な気配がここにいた。

いつからだろうか。

 

「紅茶とクッキーは三人分でいいかい?」

「良いのでは?帰るつもりは無さそうですし」

 

黒いマントと帽子

その瞳の奥は闇と焔。

明らかに、別格だな。

 

「数日ぶりだなぁ、お 姫 様」

「いやぁ、今日は面白い話を持ってきただけですよ、ほらテレビつけてくださいよ」

 

?

特に気にせず適当にチャンネルをつけてみる。

そしたらどの放送もなんか玉音放送してた。

 

え?

いやその

 

「えっ」

「いやー、前線の屈強な提督たちをすっぽかして背後の政治家国民連中は己の命欲しさに無条件降伏、いやー、ばっかみたい、このあと戦後の裁判で全員死刑なのに」

「・・・・」

 

言葉がでない。

感情が沸き上がる

感覚がさえ始めた。

 

「まぁ、これを皮切りに欧州の戦力も立ち上がれないでしょうね」

「・・・・で?降伏勧告かい?」

 

別に気にせず紅茶を淹れて差し出す。

「まぁ、そんなところですね、一応こちらとしては一般人は全員再教育、艦娘は全員汚染装置で深海棲艦に提督は捕虜ですはい、まぁいいじゃないでか毎朝毎晩美少女に拷問されるんですから」

 

「まぁ、あなたはそういうの興味ないですよね・・・」

「・・・」

「加賀さんストップ、今ちょっと堪えているんだ、本気にさせないでくれ」

 

いやうん、最高だよ。

 

「アハハハあっっははっはあっは・・・・っふっふふふ・・・はぁ」

「うわぁ、相変わらずどす黒いですねぇ、貴方、正直深海棲艦の私でもドン引きですよ」

「・・・・答えなさい、空母棲姫あなたは「やめとけ、どうせ手引きしたやつがいるんだ」・・・」

 

クッキーにレモンをこっそりとかけ、テーブルに置く。

 

「相変わらず勘のよさは健在ですね、えぇ、ちょーと提督と政治家を本拠地に招待してなにもせず返したんですよ、そしたら無条件開城いやー、すっばらしいですね・・・・・うえっ」

「・・・なーるほどまぁ、こんな糞みたいな物量見せられたらそうもなるよ」

「・・ふふっ」

 

加賀さん嬉しそうだなぁ・・・・そんなにこんないたずらにはまるのが楽しいのか。

てか、なにも言わず扉にたってるのいいね。

 

「・・もう少し、遅かったら面白いことになったんじゃがなぁ」

「いやぁ、もう少し遅かったらあの数万は軽く越える対艦用のクラスター爆弾に潰されると思うとほんと助かりましたよ、あれちょっと超兵器すぎませんか、何ですかあの自動誘導機能」

「なんだ、見てきたんだ、他にもあったろ」

「えぇ、拡張艤装に携帯兵器にジェット機対応の新型飛行甲板、艦娘の歩兵運用と機能向上を目指していましたね」

 

・・・ずいぶんと、知られているけどほんといつから居たんだ。

 

「で、本気で何しに来た、徹底抗戦するかしないかは貴様次第だぞ、空母棲姫」

 

・・・なんか違うな、うん。

 

「・・・そうですねぇ、今ここで『狂帝』の再来望んでもいいのですがねぇ」

 

・・・不思議だな、無性にイラついてきた。

同時に感じるこのほのぼのとした暖かい感じ・・・不思議だな。

 

「加賀さん・・・足音たてないの」

「あらぁ、怖い人ね」

 

しゃあねえ、このまま平行線を進めても無駄か。

 

「答えは出たよ」

「えっ」

「提督!?」

 

・・・気が変わった。

よし、やろう。

 

「なぁ、くーちゃん、別に君、人類とか艦娘とか興味ないでしょ」

「・・・・えぇ」

 

絶対的な王は一人だ

もう、引き際は無いな。

 

「・・・俺は降りるよ」

 

?

なんだ、まるでわかっていたような感じだな。

 

「では・・・しばらく盤上の外よりお楽しみください」

 

そういうとまた溶けた影のように消えるくーちゃん、相変わらずまどろっこしい。

 

「加賀さん、全ての兵器を隠しといて、俺はこの糞つまらん戦場に興味はないから面白くなったら起こして」

「わかりました、場所は」

 

場所かぁ

ええこと思いついたわ

 

「全ての始まりって意味で・・・真珠湾だな」

 

 

これでは道化だな、だが、それもまたよかろう。

相変わらず甘いやつだよ俺は。

人に望まれたからってこんな道化しちゃってさ。




( ;´・ω・`)


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Q ■■■■■■■

え、最終回だって
打ちきり?
なーにバカなことをいってるんですか。
『勝利条件』を達成したんで先なんてあるわけないでしょ

え、その勝利条件、本当に加賀さんのかだって?
さぁ。


無数に並ぶ白と黒の駒。

だけどこの卓上に座る敵は無し。

悲しいかな?

 

チェスも将棋も相手がいなきゃゲームにならない。

 

この盤上の全ての駒を動かせるのは下らないのだよ。

この数万の駒を一人でだ。

面白くない。

数万数億数兆の攻め手守り手がある。

その面白さが一人じゃあるわけがない。

 

ならもうこんな盤。

捨てちまおう

もう俺は役者である必要もない。

 

そうだなぁ。

これからどうしようか

 

これから決めよう、時間はまだあるしな。

 

 

「提督!!提督!!」

 

「加賀、うるしゃい、なにかあった?」

 

朝日が上り海底を照らし続ける。

冷たいけど陽の光はいつまでたっても心地いい。

されど戦場は俺を望んだ。

人々が望んだ

だから立とう。

他ならぬ人の為に。

 

道化だって演じるさ

 

「・・・あぁ、そうか、そろそろなのだな」

 

結局、誰も席に座っては来れなかった。

悲しいな。

 

体を起こし、黒いマントと帽子を手に取る。

 

「・・・・眠いな・・・」

「駄目です」

 

「(´・ω・)ねぇ加賀さん、こういうのやっぱりダメだと思うの」

「これ以上待っても無理です」

 

諦めたくなかった。

でも、諦めよう。

 

弱者はいつもそのままなんだ。

もう希望なんて要らない。

もう、飽きた

 

殺そう

滅ぼそう

作り直そう

弱いのなら

強くすればいい

神にでもなればいいか

 

楽しそうだな、新世界の神って

まだ、待ちたかった。

でも、時間切れだ。

 

 

「・・・ねぇ、加賀さん」

「なんでしょうか」

 

光が鈍いな。

 

「俺がよ、最低最悪の魔王になれると思うか」

「無理ですよ」

 

うわー、即決。

 

「そう、なら、全力で道化をするさ・・・俺だって結局は人間なんだよ・・・」

「えぇ、貴方を理解するのにずいぶん時間がかかりました、ですから全力で壊れてください、誰も貴方を愛しません、誰も貴方に期待しません、ただ、帰りを待っているだけです」

 

「・・・・・」

現在進行形である意味期待されているんだがまぁ、いいか。

 

「あーテステス、白さ~ん、そろそろ道化を演じる時間ですよ」

「ったく、あの野郎、やっぱお前らを枠からはずすのは生涯最大の誤算だった、あぁもういいよ、やってやるよもぅ」

 

ドアを蹴り破り、場所へ向かう。

 

過去を踏み

時代を踏み

鉄の床を歩く。

 

俺は俺でしかありたくない。

姉さんのいない世界で『狂帝』なんてやってられなかった。

何度壊しただろう

何度嗤っただろう。

 

 

もういいか、これが最後の破壊だ。

完膚なきまでぶち壊そう

この星を二度と生物が生きていけない世界にしよう

もう、絶対に過ちを起こせないように消し去ろう。

 

楽しくもない戦争に興味はない

だから

どうやって殺そうか

 

「・・・うわぁ、すっごいいる」

 

黒い艦隊

この海を潰せるような黒い波。

最高だよ

 

 

「・・・諸君、君達は悲しい兵器だ」

 

俺は道化だがな。

 

あぁ下らねえ、こうも下らん戯れ言を言える自分が下らん。

 

「人類は余りにも脆く弱い、だがそれは罪ではない」

 

自分も人間だろうが・・・・

 

「諸君、我々の力にて、この盤上より人間と言う劣等種族そのものを引きずり下ろそうではないか」

 

沸き上がる歓声

拍手喝采

こんな道化でか

 

 

「・・・なぁ、加賀さん、私は何を言っていた」

「理解できない愚者には英雄、理解しきった駄目な人には道化の戯れ言です」

 

やっぱりか。

途切れ途切れでわからんかった。

 

まぁいいか。

 

 

 

 

 

 

 

ー完ー

 

 

 

 

 

 

 

 

■■■■」

 

 

■■■■■■■

■■■■■あ

 

■■■■

 

 

■■■■■




次回 罪(シン)


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新劇エヴァ早くこい


え?
これどー見ても最終回だって?
あぁそうさ
最終回さ


いや、もう、最終回は数ヵ月前に迎えていたな。
蛇足だがまぁよいではないか、望みだし。

ならば言おう
「いつも通りいこう」


骸の山

雨のように降り注ぐ紅の水

異臭漂う地獄に

我は一人

 

黒い空

 

 

終演

 

そう、終わったのだ。

 

何もかもを切り捨てた世界

まぁ、いいか。

 

これが終演

これが世界

これが願望

これが俺だ

 

狂いきった皇帝は居ない

・・・まぁ、いいか。

 

我ながら馬鹿らしいな。

子供みたいに心の内側をぶちまけてサァ

結果的に数十億の人間が死んだ程度かよ。

 

やっぱだめだわ。

誰かの下じゃねえと全く面白さがない。

じゃあ殺そう

じゃあ滅ぼそう

だから殺した

だから滅ぼした

 

結果的に満足した

結末に不満だった

 

世界を掴んだところで何もないなら、な。

 

本気になれなかった

願望器になれなかった

これしかなかった

これしか知らなかった

これだけよかった

これ以外を知りたくなかった

絶望した

知って絶望した

見て絶望した

聞いて絶望した

 

人なんかでありたくなかった

弱者はなにも救えない

弱者はただ、強者にすがり

強者は更なる強者に打ち倒される

弱者は悪だとは思わん

だが、弱者であったからこそこの結果なのだ。

 

人類は弱者だった。

だから滅んだ

俺ごときに滅ぼされた

たった一人の男の野心に滅んだ

これが結果だ

これが弱者だ。

これが絶対的な力だ。

 

 

「・・・なぁ、加賀、空母棲姫、お前らさ・・・下らないんだよ、全部すんだら俺が人になるとでも? アイツと似ていて甘いやつだな・・・」

 

・・・・許せとは言えないな。

艦娘、深海棲艦、妖精、人間、植物、動物。

 

全部を滅ぼした。

 

全部だ。

 

笑えるよなぁ

敵も味方も皆殺し

本当に愉快だ。

狂いそうだ

嗤いそうだ

逃げたいとも思ったさ。

 

・・・甘かったな。

俺も

 

お前ら二人だけは生かしちゃってさ

なぁ、いつ傷が治る

いつ立ち上がる

いつ殺しにこれる?

 

「・・・なぁ、楽しませろよ」

 

全部ぶち壊したんだぜ

お前らが

己の欲望第一で動いたから

全部全部

自業自得じゃねえか

なぁ。

 

この地獄に

何を望んだ

何を希望した

 

俺は俺でしかない

なぁ、何を望んだからこうなったと思う。

 

笑えるか?

 

まぁ、いいか。

ゆっくりとゆっくりと

壊れていくのかもな。

 

私は

 

 

お休み、愛しかった二人とも。

また、明日起きて、頑張って殺しに来てね。

 

 

「・・・星が・・・綺麗だ」

 

もう、何もないなこの世界にも星はあったな。

・・・・うん。

 

一世紀前の子供かなんかか

草にねっころがって星を見るなんてな。

 

我ながら馬鹿らしいな。

風は冷たく

世界は静かだ。

陽の光はもうなく

月の光がこの荒廃した赤い世界を照らす。

 

もう、この世界には時間の概念がない奴しかしないから、永遠とこの命なき世界を楽しむしかないな。

なぁ、もう、地球は生き返れないさ。

本当に面白いね

 

あぁ。

 

今日も

 

 

 

世界は

 

 

 

 

 

静かだ

 

 

 

 

私は

 

 

 

 

 

・・・・私だったな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

七帝これくしょん

ーENDー




無印より・・・五年くらいかな

後愛読ありがとうございました
次回 「打ち上げ」


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打ち上げじゃあああああ

打ち上げじゃあああああ
打ち上げじゃあああああ
打ち上げじゃあああああ
打ち上g(ry


※ただのリアル会話の切り取りです

次回作が気になる人だけ見てね☆

 

独「打ち上げじゃあああああ」

ソ「糞エンドで草」

日「俺らが負けたからってこりゃねえなww」

仏「当て付けか、当て付けか、おい、おい閣下、当て付けか」

米「まぁ、うん、途中から察してた」

英「やっぱ最後まで閣下だったわ、何年やったろ」

伊「まぁ、そうなるよな」

 

独「俺じゃない、お前らがやったことだ、知らない、済んだことだ」

仏「ないわ、まぁ、お前だから知ってたよ」

ソ「狂帝してないとただの控えめに言ってロリコンシスコン愉快犯殺人鬼だからな」

独「類い稀を見ない糞エンドだけどまぁね、うん、負けたお前らが悪い」

米「全力で核兵器と空挺乱用ダメだと思うの」

独「でもさ、そうしないと上れないんだけど」

英「だめだこりゃ、それでオルタ先生次回作」

日「こいつ諦めちまったよ」

独「・・・・ごめんなさいね、過去に出したPV完成してなくて」

ソ「で、長期はどれなんだ」

独「いやまぁ実はさ、うん、最近あるタイプのコメント多いからやろうと思うのよ」

伊「あぁあれね」

ソ「なにそれ、そんなのあるん」

独「うん、じゃあ、次回のメインPV出すか」

 

 

 

 

 

 

 

 

「この狂帝を呼ぶとは貴様もまたおかしな輩よなぁ」

 

これが

全ての運命の始まりだった。

 

仏「あ「だまれ」はい(´・ω・)」

 

 

「さぁ、この一撃をもってこの物語の終演としようではないか、殺生院・・・いや、自己愛にまみれた一人の人間よ。貴様ほどの者、隣に居れれば随分愉快な物語が見れたのであろうなぁ」

 

「我の命令だ。俺の手を取り、我が冒険譚をより愉快なものにせよ雑種!!」

 

これが全ての冒険の始まりだった。

 

「フハハハッハハッハアハハハハ。どーだどーだ天草四郎時貞。貴様の欲した願望器はただの汚染された物であったなぁハッハハッハハッハ」

 

ある時は優勝景品をゴミクズにして。

 

 

「・・・そのなんだ、すまんな桜さん、うちのマスターがあれなせいで」

 

またあるときは欲望に従って桜を拉致らせて。

 

 

「さぁさぁさぁさぁ、これより行うは全能狩り、我は全てを否定し全てを統べよう」

またあるときは根源への挑戦

 

 

「フハハハハハ、良いぞ、良いではないか、この戦場は我にぴったりだぞ雑種」

 

「フン、せふぁーるか・・・星の尖兵だかなんだかは知らないが同じ神を滅ぼす者なら仲良く行けると思ったのだがなぁ」

 

またあるときは月で世界を征服したり

なんか出てきた外宇宙的な奴等を殲滅したり

 

 

 

「フハハハハハハ!!その程度かアインツベルンのホムンクルス」

「ぐぬぬー」

 

ある時はなんか花札して

 

「えくすかりばー!!」

「!?!?」

 

気分で優勝商品の温泉をかリバーでぶっとばしたり

 

 

「にゃにゃっこれはまずっぎゃああああああああ」

「なんだこの猫みたいなナマモン、解剖しよ」

 

またあるときは冬木の街で生物を捕まえては遊んだ。

 

 

 

「どけセイバー!!アーチャー!!ここは俺の道だ!!」

 

またあるときは何故か聖杯を掛けたレースで乱入して優勝枠をぶんどったり

 

 

 

「・・・ふん、セイヴァー・・・・最後までこの我に勝つつもりだったか」

 

ある時はあの屈辱を晴らし。

 

そして

 

 

 

「ほぉ、随分と愉快なものだ・・・『特異点』というのか・・これはまた愉快な冒険譚の始まりだ」

 

2017年

地球

 

 

この世界は今までとのように甘くはなく

厳しいものだった。

 

 

「BB「どけぇぇ!!」キャアアア」

 

「BBチャンネルー☆」

 

 

帰還したときにBBが観測した違和感。

 

それは

 

「・・・・わぁお、破廉恥」

「うわぁ」

 

「よしいこう」

 

 

なことによってよりカオスになっていた。

 

 

「・・・・・うん、殺生院臭いな白亜帝都にするか」

 

「ねぇ、これどうするの」

 

「へーきへーき、そのうち来るから」

 

新たな冒険譚

 

「私たちは人理保障機関カルデア」

 

 

「私たちはこの特異点を解決するために「渡せねえな」っえ」

 

 

増える桜

 

「先輩!?」

 

「バーサーカー・・ちょっと確認」

 

「ほいきた」

 

「何ですか先p・・えっ?」

 

「BBが・・・・二人」

 

「wwwwwww」

 

 

ソワカソワカ

 

「あら、あの時のお二方では」

 

「にぎゃああああああ、わしかえる」

「いやまって、連れてってよぉ!」

 

 

これはいろんな時代を探る冒険譚。

 

Fate/grand order moon lost memorial

星を見る者達

 

 

秋公開

 

 

 

独「疲れた」

ソ「そういやもう、結構前だったなこれ」

独「んじゃ、これにて終わり!!」

仏「あっけない」




まぁ、気が向いたらIFぐらい書くけどさ基本向かないな


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