魔女教大罪司教の『傲慢』(訂正版執筆済み) (サンタルチア)
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プロローグ
一話 『傲慢』の座
後悔はしていない。
多分時代はエリオールのあれらへんですかね?(適当)
突然だがボクは転生者だ。
だが、これといった記憶が無い。何故なら記憶の中にあるものは自分の名前、自分が転生したということしか分からない。
因みにだけどボクの名前はネウ・へクトールだ。この前転生したばっかりだけどどうやらこのへクトールという名前は『憂鬱の魔人』といわれている魔人と同じ名前らしい。
最初はそれを知った時ナニソレオイシイノ?って思ったけどどうやらそいつは悪い悪い魔女と同じぐらい悪いやつらしい。
それからしばらく経った。(まぁしばらくっていっても十年くらい経ったけどね)ボクはとても大きい森を歩いていると空から(?)何かがボクの目の前に落ちてきた。それを手に取りその何かを見た。
「何コレ?本?だけどタイトルもないし.....まぁ一応貰っとくか」
その本を懐にしまいまたしばらく歩くと今度は前から黒衣の服を着た謎の集団が見えてきた。
「おや?これは新しい教徒ですか?」
教徒って何?っと思い緑髪の優男に聞こうとしたら自己紹介をされた。
「あぁ、これは申し遅れました。私は魔女教の司教でありますジュースと申します」
そういいながらジュースさんは恭しくお辞儀をした。それならボクも自己紹介をしないと....
「えっとボクはネウ・へクトールでs·····」
「!へクトールですと!?あ、貴方はへクトール様とどういう関係ですか?!」
そういいながらジュースさんはボクの肩を掴み思いっきり揺らした。うぇぇ.....吐きそう···。
ボクの顔色を察したのかジュースさんは慌てて肩を離した。
「え、えっと.....ボクの名前にあるへクトールというのは特に関係なくボクの親?に付けてもらいました。そして魔女教とはどういうものですか?」
それからジュースさんはボクに魔女教についてなどを説明し魔女教に進められた。
「魔女教に教徒として?それも早速司教の座?またまたどうして?」
「それはネウ様の魔女からの寵愛が私達司教以上の愛をもらっているからであります。どうか....どうか司教になってください!」
うぅん.....どうしよっかな······。
ボクは悩んだ結果入ることを決めた。
「わかった。ボクも教徒になろう!」
「!左様ですか!でしたら福音書の確認を」
「ふくいんしよ?それってこれの事?」
そう言ってボクは懐からさっき拾った本を出した。
「えぇ、確認しました。.....っと私はフォルトナ様とエミリア様の所に行かなければ.....。それではまたごきげんよう」
そういいながらジュースさんは去って行った。
────────────────────
あれからまた少し経った。またいつも通り森を歩いていると(もうこれ徘徊でいいんじゃないかな?)人影が見えてきた。ボクは近づくにつれて挨拶をした。
「こんにちは。ボクは魔女教の司教の位についています。ネウ・へクトールと申します」
「うんうん。他人を求める時は自分から。いいよ、その心がけ。ああ、すまないね。僕の名前は魔女教大罪司教『強欲』担当のレグルス・コルニアスだ。」
なんと、あのレグルスでしたか。確かこの魔女教最強と謳われている.....あまり関わりたくないな。
「それではボクはこれで」
そう言ってここから離れようとするが.....。
「ねえ、エリオール大森林はどこにあるかな?」
「それはこの先に行くとたどり着きます」
そう言ってボクは立ち去った。
......何か嫌な予感がする。
────────────────────
ボクは内心レグルスを苦手と思っていた。
当然だ。今のこの状況を見るとそういうことがわかる。
「お逃げくださいフォルトナ様とエミリア様!ここはワタクシが足止めをするのデス!」
「誰が勝手に逃げていいと許可をしたのかな?そもそも君にそれを決める権利は無いよ。ジュース.....いやペテルギウス・ロマネコンティ」
ジュース───ペテルギウスは自らの胸を抑え、レグルスは白いロングコートを風に揺らしながら言った。
このままだとペテルギウスが確実に死ぬ。なんとかしないと.....!
その時ボクはボクでありボクでは無くなった。
「おーーいレグルス・コルニアス〜!まずは自分の身の心配をした方がいいぞよ〜!あ、ごめん遅かった!」
「ネウ?君は何を言って.....」
それは最後まで続かなかった。何故ならレグルスが言葉通りに飛んでいった。
「ええっとペテルギウス様よ、ボクは知らないけど助けたい人がいるんでしょ?ほら、ここはボクに任せていてら〜」
「アナタはネウ様?だがそんな傲慢な事.....」
「はーいはーい行った行った〜!何故ならボクが許可をしたからね!」
そういいながらペテルギウスも別の方向へ飛んでいった。
いや、正確にはボクが飛ばしたんだけどねぇ〜!
「相手を気付かすのにその対応は酷いなぁ.....あ!」
「あれ?どうしたの?ボクが輝きすぎて目がどっかいったんでちゅか〜?」
「こいつ....!」
そういいながらレグルスはコートに着いた砂埃を落とし、地面に落ちていた小石をボクに投げた。
するとボクの体に風穴が!
「僕の権利を邪魔したからだ......何?!」
「あるぇー?そんなのこのボクに効くわけないよ〜!頭のお調子大丈夫ですか〜?そんな攻撃だったら君ィ.....死ぬよ?」
「グボヘッッ!!!!!!」
こっちに来ていたレグルスをボクは何もない所を掴むとボクは掴んでいるところを潰した。するとレグルスはそこに倒れ苦しんでいた。
「な、何をした!」
「え?何をしたって神経の一部をちょっっと壊しただけよ〜?安心しなさい。ボクは心が広いから同じ教徒として情けをかけてやる」
「き、君は傲慢だな.....」
まだ苦しんでいるレグルスはボクに言った。傲慢ねぇ.....
「ククク.....ワーハハハハ!!!!『傲慢』!『傲慢』ねえ!ハハハハハ!!!!いいねぇ、いいねぇ!ボクはじゃあ、これから大罪司教である『傲慢』の座についてやる!というわけでボクはこれから魔女教大罪司教『傲慢』担当のネウ・へクトールとして名乗るぞ!」
大罪司教かぁ.....ククク·····笑える!爆笑!ニヤケが止まらないねぇ!
「じゃあボクは福音書に従って君を回復させるよ.....はい、これでいいでしょ。」
そういいながらボクはレグルスを一瞬の内にして何事もなかったかのように回復させた。
「君は一体どんな権能なんだ?」
「レグルス君、最初に君が言ったではないか。『他人を求める時は自分から』と、まぁいいんだけどね。ボクは優しいから!ボクの権能は『慈悲ある王』と、『調停者』そして『暴虐の破壊王』そして王の権能を二つのあることにより出現してしまった『亜人の王』だよ〜!どうだー凄いだろー!」
権能の内容はそれぞれこうだ。
『慈悲ある王』 己が許可した時のみ他者の回復をする事が可能
『調停者』 ありとあらゆる事象や現象をおさめられることが可能
『暴虐の破壊王』 心情の変化により全てのものを破壊することが可能
『亜人の王』 全ての亜人の血を引いており、亜人の回復力、身体能力を合わせることが可能となる
「そんな権能、僕より出鱈目じゃあないか.....」
「まぁ、少年よ頑張りなさい。というわけで福音書の指示に従いボクはこの場を離れるとする。また会えたらいいですね。それではさようなら〜!」
そう言ってボクはこのエリオールから立ち去った。
レグルスってこんな感じだったけ?
まぁいいや、お気に入りに追加をお願いします。
後評価もお願いします〜!
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零章 遭遇
二話
やり方が分からないのでわかる人は教えてくれるとありがたいです。
「ふぃ〜·····これで427匹目っと」
ボクは今、魔獣───ウルガルムを言葉通りに壊している。
あれから百数十年経った。相も変わらずボクの体は全く老いない。
「いやーそれにしても鬼族のチカラは便利だなぁ〜」
鬼族。それは亜人の一族随一の生命力と身体能力を所持している一族だ。
確か『怠惰』が滅ぼした亜人の一族。もういなくなった一族だけどこんなに強いんだぁー。
「それにしても最近『色欲』に会ってないから暇だな〜。確か「テメーはアタクシだけを見ていればいい!」とか言ってたけど....解せん」
この場にいない変身女の事を思い出しながらボクはウルガルムを滅っしていった。
───────────────────
ボクはウルガルムの討伐を切り上げ、福音書を見てみるとおかしな事が書いてあった。
『黒髪の少年と銀髪のハーフエルフを助けよ』
は?どゆこと?
何でよりにもよってこのボクがそれも人助けをしないといけないの?
ボクは福音書の指示に驚きながらも仕方なくその人達を探しに行った。
いた。
いたけど、今は入っちゃダメな雰囲気が出ている。
何故ならその黒髪の少年はともかく、銀髪のハーフエルフは結構危険だ、精霊使い。それも終焉の精霊がついている。
......あ、じゃあ姿変えればいいじゃん。
というわけでボクは獣人族の血を取り込み、獣人族に化けた。そして二人に近づいた。
「おい、そこの少年少女達よ」
ボクはそう言うと二人は振り向いた。
「どうも、ボクは魔女k....じゃなくて獣人族のフェアリルです。どうやらその子は王選に必要な徽章を無くしてしまったようだね。このボクが探すのを手伝ってやろう」
「え?あ、ええっと....私はサテラよ。そしてこっちが...」
「おう、俺はナツキ・スバルだ」
「!?····っとそうですか。それでしたらあてがあるのでボクに着いてきてください」
ボクは若干、銀髪のハーフエルフが偽名を使った事に驚きながらもこれから先に起こるべき出来事が心配になった。
───────────────────
俺───ナツキ・スバルは驚愕していた。
何故なら今までの『死に戻り』のループの中で起こらなかったことが起きたからだ。
突然の獣人、名をフェアリルと言った。赤い髪に頭に獣人族特有の耳を生やしており背丈に似合わない態度、パッと見、幼さが残る体格、そして妙に大人びている。
最初は女の子かと思ったが多分あれは男の子だろう。
「もうそろそろ徽章の在り処がありそうだな。....うん、当然だ。ボクがいるからね」
いや、自己評価高ぇな!と、内心思ったが、口には出さない。
でも、俺のループ通り、本当に徽章を盗んだフェルトの盗品蔵に着いた。
「多分、ここにあると思うけど.....」
そして、こちらに振り向きコテンっと首を傾け言ってきた。
「そ、そうだな。とりあえず、ここに入ってみるか」
その時俺は何か大切なものを失いそうだった。
───────────────────
うん。どうしてこうなった?
ボクは今、黒い服装をした女性の人の目の前にいる。
何故かって?それはもちろん、福音書の指示に従い二人を守ってるんだよ〜!
「はぁ......すいません、お帰り頂きませんか?」
「いやよ。だって.....あなたの腸を見てみたいのに」
はい、交渉決裂〜。しゃあーない、戦うか。
ボクは獣人族に化けているのを解除していつもの姿に戻った。すると女性の態度が変わった。
「はーい、では自己紹介で〜す!ボクは魔女教大罪司教『傲慢』担当のネウ・へカトールで〜す!ひれ伏せ愚民ども〜!ワハハハハハ!なんつって〜」
「赤髪に金眼....やっぱりあなたは『傲慢』の!」
「うっ!」
「おい、どうした!それに魔女教って何なんだ?!」
「魔女教は主に『嫉妬の魔女』を崇拝する狂った集団なの。そして特に『傲慢』には遭遇したらすごーく危険なの」
「はいはーい、そこにいるハーフエルフの通りボクはそんじょそこらの大罪司教とはじぇんじぇん違いマース!何故ならボクは魔女教....いや、世界最強ですから!ワハハハハハ!」
「イカれてる....『傲慢』.....まさにそうだな」
ボクは皆からの評価を頂きとてもとてもとても嬉しいのである。
「さてさて〜、そこにいるおねぇさん。エルザさんだっけ?どうします?このボクの...『傲慢』の腸見たいですかー?」
そう言うとエルザは手にあるククリナイフを疾風の如く物凄い速さで斬撃を繰り返し肉を抉り、ボクの内蔵をぶちまけさせようとした.....でも.....
「だが、無理なんだよねぇ〜、そんなのすぐに回復しちゃうから!」
無意味。無意味なのだ。
あれから何回も一方的に攻撃されたが一向に傷がつかない。
いや、ついてはいるが治るだけなのだ。
しばらくして、攻撃をやめ、今度は首と胴体がグッドバイした。
「今のは手応えがあったわ。流石に死んだはず.....」
「いや、だからボクは最強だから無理なんだって」
ボクは首と胴体が離れた後に直ぐに繋がり、言った。
今度はこちらからの攻撃をしよっかな〜と、思っていたその時だった。
「そこまでだ」
ボクは声のする方向を振り向くととある、人物がいた。
「ら、ラインハルト」
黒髪の少年が言った。やっぱりそうか。
ボクは内心めんどくさい事になりそうだなぁ〜と思いつつ『剣聖』君の行動を伺った。
「君は黒い服装と北国特有のククリナイフ、『腸狩り』だね」
そして今度はボクの方を向いた。
「!ッ!.....なんという事だ。こんな所に魔女教、それも『傲慢』の大罪司教とは......!」
ラインハルトはその整った眉を曲げ、苦虫を噛み潰したような顔になった。
「とりあえず、先に君から倒すよ。『腸狩り』」
「えぇ、栄えある『剣聖』の腸が見れるなんてこんな事一度もないわ」
こうして、エルザとラインハルトの戦いが始まった。
だが、一方的なラインハルトの蹂躙によりエルザが押されていた。
そして、最後にラインハルトの剣の一振で蔵が木っ端微塵に吹き飛んだ。えげつないなぁ......まぁ、ボクよりかは劣るけどね!
「化け物の退治は主な仕事ってお前が化け物じゃねえかよ、ラインハルト」
「そう言われると僕も傷つくよ、スバル。......でも、肝心の大罪司教の討伐がまだ.....」
そういいながらボクにいつ抜いたのか『剣聖』の家宝である『龍剣レイド』をボクに向けていた。
「へぇ〜·····いいんだぁー、このボクに剣を向けても......でも止めた止めた。今は戦う義理がない。それにボクはそんな龍の剣如きに殺られはしないからなぁ〜」
「僕もなるべく戦闘は避けたい所なんだけどね。ここに魔女教がいるのは危険だ。だからどんなに実力差があっても戦うのが王国騎士団所属の在り方なんだよ」
「ククク......いいねぇー、そういうとこ。ボクが褒めて遣わすよ。それに応え、ボクはやる事が無くなったから逃げるとしよう」
そういいながらボクは今度は鬼の血を取り込み脚力が強化されいつでも逃げれる体勢を作った...っとその前に
「では、諸君。ボクは行く、それとそこの黒髪の少年。また会うからね!」
「ッ!待て!」
ラインハルトの静止を聞かずボクはここから立ち去った。
誤字脱字がありましたらご指摘お願いします。
カペラの性格が結構変わっています。
ブクマ、評価をしてくれると嬉しいです。
お気に入りに追加もお願いします。
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一章 『亜人の王』
三話 日常
ネ「ボクの日常......やったぜ」
作「うーん·····若干見知ったキャラが出るかも···」
ネ「見知ったキャラ?誰だそれ?」
作「それはまぁ....ヒントを出すと....と言うよりもほとんど答えだね。うん。ヒントは双子の鬼!」
ネ「双子の鬼.....あ、それってもしかして!」
作「はいそれ以上言わない!まぁというわけで」
ネ&作「「本編をどうぞ!」」
ボク───ネウ・ヘクトールの朝は遅い。
ボクは目を開けると太陽がもうてっぺんまで登っていた。
ボクは木の上に登り寝ていたから下にいる王国騎士団所属の騎士にはバレていない。
ボクは王国騎士団所属の騎士に見つからないように音を立てずに木を降り、鬼族の血を取り込み、変化した。さて、ここからはボクの完璧過ぎる演技が大事大事。
「すまない、そこの君。ここら辺で黒い服を着た君と同じくらいの男の子を見なかったかい?」
本当にこの人達は馬鹿だなぁ〜、目の前にいるのに〜。
とは、言わず。
あ、因みに今のボクの服装はアレだ。黒い服とは反対のどっかのレグルス君と似たような服装をしている。
「え、ええっと·····ボク...分かんない.....」
ボクの演技の十八番の一つ、上目遣いだ。
「おい、そんな小さな子に聞いてもわからないだろ。ほら、向こうに行くぞ」
質問をした男をもう一人の男が連れて行った。ばいばいー。
ボクは影が小さくなった王国騎士団所属の騎士に別れを告げあの人達とは逆の方向を歩き、散歩をしに行った。
───────────────────
しばらく歩いた。
ボクは街に行き、果物屋に立ち寄った。
「すいませんー、これ下さい」
「おうよ。このリンガが欲しいのか坊主!」
「はい、いくらですか?」
「おう、こいつは銅貨三枚だ」
「それではこれで」
そういいながらボクは銅色のメダル───銅貨を三枚果物屋のおじさんに渡した。
余談だが、お金の単位はそれぞれ
銅貨
銀貨(銅貨十枚)
金貨(銀貨十枚)
聖金貨(金貨十枚)
という事になっており、一応ボクは略奪、奪取などを繰り返し、結構な大金持ちだ。
果物屋のおじさんは銅貨三枚を確認し、「まいど」と言いながらボクはリンガを受け取った。
「うーん。久々にヴォラキア帝国に行ってみるか」
ヴォラキア帝国。それは多腕族の『八腕のクルガン』がいた国だ。
でもねぇ.....レグルス君が殺っちゃったからなぁ〜。
そういいながらボクは人気のない所へ移動しようとしたその時だった。
「そこのアナタ。止まりなさい」
そういいながらボクの腕を掴んできたのは桃色の髪に片目を隠している女の子だった。そしてその後ろには青髪の女の子だった。
そっくりだなぁ〜。双子の......ん?この血の匂いは.....。
「ッ!何で!」
「?どうしたんですか?」
青髪の子が心配してきた。
でも何で?鬼族が生きているの?
確か『怠惰』によって滅びた.....ってまさか!生き残り?!
「うん。とりあえず大丈夫大丈夫」
「そう、ならいいわ」
「単刀直入に聞くわ」
う!これはピンチか!
「は、はい!」
「卵は何処に売っているの?」
「え?」
「「え?」」
な、なんだよ.....びっくりしたなぁ〜。卵ね。
それからの事、ボクは卵が売っている場所を教え、鬼族の双子と別れた。
「それにしても生き残りがいたとは.....『怠惰』に連絡だな」
そういいながらボクは『ミーティア』を使い『怠惰』と連絡をとった。
『朗報だ『怠惰』。鬼族の生き残りが二名いた。それだけだ』
『!それはそれは誠に勤勉な事をしてくれたのデス。嗚呼、ワタクシはなんというたいd.....』
これ以上はあまり聞きたくないから自発的にボクが切った。
あ、そうだ。
ボクはとある人に連絡をとった。
『『暴食』〜今からヴォラキア帝国行くけどこのボクが一緒に行ってあげよう』
『ヴォラキア帝国?いいね!いいさ!いいよ!いいはずだ!いいだろうとも!じゃあフリューゲルに集合するッ!』
プツンッっと『ミーティア』が切れた。アイツ....暇人かよ〜。
ボクは今、『暴食』───ライ・バテンカイトスの集合場所である『フリューゲル』で待っていると『ミーティア』から連絡が来た。
おっ?今度は誰かな?
『はい、『傲慢』でs....『アタクシよ!テメーの愛しき...』そういうのはいいから』
あーもー·····めんどくさいのが来たよ。切ろっかな?『ヤメロ!』......って
『何で君如きビッチにこのボクの考えていることを読むの?』
『愛のなせる技だn····『要件は何?』えー。ノリが悪ぃーでやがりますね』
こちとら待っている奴がいるんだよ.....
『!そいつは誰でいやがる!メス肉でやがりますか?!』
『だぁもう!君と話すとボクの素が出ちゃうよぉ〜!』
悲報、ボクは全てにおいて演技だった。
じゃないよ!何それ?!何でボクはカペラの前だと素が出てるの?!
『もう!
『何?!それは嫌でいやがります!アタクシの独り占めした愛は全てネウ・ヘクトールに捧げると決めていやがるんですよ!』
『あ、愛が重いよ〜』
そんな愛は御免だ。ボクは今すぐ切りたかったので早めに話を切り上げた。
『もう!切るよ〜!』
『あ、ちょっt......』
プツンッっとボクはすごい勢いで切った。
はぁ.....何か余計に疲れた。
ボクが木に寄りかかっていると『暴食』であるライが来た。
「なァ、どうしてそんな疲れてるんだ?」
「ん?あぁ、カペ.....『色欲』と長話していただけだ」
「ふーん。っとそんな事よりも行くカ!」
はぁ、本当に疲れた。
ボクはライと共にヴォラキア帝国へ向かった。
作「はい、というわけで正解はレム、ラムでしたー!」
ネ「というよりもさ、卵の場所って普通レムがいるからわかるよね?」
作「まぁそこは.....うん。そだね。······そんなことより!」
ネ「あ、話逸らした」
作「いいでしょ別に。今回は大罪司教を三人出しました」
ネ「安定の作者の駄文流石!」
作「......そして、ネウ君の衝撃事実」
ネ「ん?何かな?」(鬼の血を取り込み鬼化したネウ氏)
作「ナンデモナイッス、ネウサン」
ネ「ならよろしい。じゃあそろそろお開きにするか」
作「おけまる〜」
ネ&作「次回もよろしく〜」
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四話 刈るもの、刈られるもの
ネ「どったん?」
作「この話書くの二回目......」
ネ「またまたどうして?」
作「完成したのに間違えて消してしまった〜!」
ネ「だから更新が遅くなったんだ」
作「そうだよ!だから、倦怠期に入っちゃったから今回むっちゃ短いから!ホントすいません!」
ネ「致し方ない。何処までカットする気なの?」
作「1500文字ちょい.....」
ネ「ほぼ八割じゃん?!何でよ?」
作「だって...戦闘シーンがそこだけだし、ネウ君の新しい姿がそこだけだし....まぁ、ともかく!次回の話はいつもより多めに書くから!」
ネ「はぁ....分かりました!」
作「あ、それとネウ君の技名を募集します!」
ネ「はたまたどうして?」
作「技名思いつかん.....」
ネ「何だ、作者の駄目知識か」
作「.....まぁ、なるべくネウ君の権能に合ったような技名とその能力をお願いします!はい、それでは!」
ネ&作「本編をどうぞ!」
ボク達はヴォラキア帝国へ行きクーデターに巻き込まれたりなどヴォラキア帝国では散々な目にあった。
そして帰り道この状態である。
「あァ?誰だ?」
「ああ、これは失敬失敬、自己紹介がまだだったね。我の名はへリアルだ。汝達は?」
「身の程を弁えろ、ニンゲン如きが思い上がるな。ボクは魔女教大罪司教『傲慢』担当のネウ・ヘクトールだ。そしてこいつは......」
「魔女教大罪司教『暴食』担当、ライ・バテンカイトスダ。オジサン殺る気かァ?」
へリアルの方を見ると大きな鎌───大鎌を構え、戦闘状態をつくっていた。
こいつ.....何かあるな。
ボクは全ての亜人の血を取り込み新しい種族に変化した。
真っ赤に燃えるような赤髪はまるで人外のような銀髪に、豪奢な金眼は全てを見透す翡翠色の眼に。頭にツノ、狼耳に、腰に尻尾、体内には膨大なマナとそれを管理するゲート。そして空中浮遊。
『神亜人族』とボクは名付けた。
安易なネーミングセンスだが、その能力はえげつないと思う。ボクだからね〜!
シュッっと音がなった時にはもうへリアルの目の前にいた。そして攻撃をしたがどうやらすぐ様ガードしていた。
が、ガードした時の衝撃がきたようだ。
「グッ!何だこの力は?」
「僕もいるからね?オジサン!」
そういいながら今度はライが攻撃を仕掛けに行った。
でも、ライが押されてる。あ、こっちに飛んで来た。目を回していた。
いや、弱〜。流石は大罪司教の中でも非戦闘者一位二位を争うだけあるわ!
ボクはまた同じようにへリアルに向かって行き同じように攻撃しようと見せかけ、ある事をした。
「エル・ヒューマ」
そう、魔法を放ったのだ。それもゼロ距離で。
これにはへリアルもガード出来ず自身の重心を右にズラしたが避けられず、左肩を負傷した。
「グッ!汝め·····」
「そろそろ終わりにしたいんだけど.....。ほら、『暴食』が倒れちゃっているし。ね?」
「いや、まだだ。我は『刈り手』のへリアルだ。汝の命を刈り取るまでだ!」
そういいながらへリアルは大鎌を構え直し、こちらに向かって来た。
はぁ.....だからさ。
「身の程を弁えろって言ったよね?ニンゲン如きが」
ドンッっと大きな音が鳴ったと思うとまた、直ぐに止んだ。
ボクはへリアルを見た。
いや、正確にはへリアルだったものを見た。
下半身から上が何処にも無かったからだ。
「はぁ.......殴って直撃しただけで粉砕するとは。やはりニンゲンは脆い、脆すぎる。脆い脆い脆い脆い脆い脆い脆い脆い脆い脆い脆い脆い脆い脆い脆い脆い脆い脆い脆い脆い脆い脆い脆い脆い脆い脆い脆い脆い脆い脆い脆い脆い脆い脆い脆い·························脆い!!!」
ボクは無機質の様な声で叫んだ。
「さて、帰るぞ『暴食』〜」
そしてボクは何事も無かったようにまだ気絶しているライを担ぎヴォラキア帝国から離れた。
数日後、『命の刈り手』と言われたへリアルが『傲慢』によって殺られたことが帝国内やルグニカまで広がった。
作「もう一度言います。本当にごめんなさい!」
ネ「まぁ、仕方がないね〜」
作「次回は長めに書くのでどうかお許しを〜!」
ネ「さてさて、次回は確か、あのデスデスさんが大暴れするんでしょ?」
作「えぇ、次回は長めに書くように頑張ります!」
ネ「と、テスト期間真っ只中そう宣言をするコウ氏であった.....」
作「うるさいよ〜。まぁそれではお開きとしますか!」
ネ「おけまる〜」
作&ネ「次回もよろしく〜」
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ペテとボクの日常生活
ネ「ん?どうしたのかな?イキリ作者?」
作「…いや、結構遅れて申し訳なく思いまして……」
ネ「そうだね。じゃあ死んで償え」
作「え?あちょ、待っt……『アル・ヒューマ』ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」
ネ「はぁ……本編どうぞ」
ライと別れて数週間が過ぎ、ボクはジュースに呼び出されジュースのアジトへと訪れていた。
「はぁ……だりぃ…何でこのボクがこんなにも窮屈なアジトにいるんだ?」
「それはアナタをワタシが呼んだからデス」
そして今、ボクの目の前にいるのがジュース……あぁ、今は確か
まぁそんなボクの疑問を答えた『怠惰』はさも当然のように言った。
「そもそもアナタは魔女教の大罪司教である上に大罪司教の中で最強と名高いはずデスのに何故こんなにも魔女の寵愛がないのデスか?」
「そんなものボクに聞かれても知らないよ。兎も角手早く要件を言え。ボクは忙しいんだよ」
殺気を込めて言うと『怠惰』は慌てたように言った。
「分かったのデス……ワタシ達はこれから試練を始めようと思うのですが協力してくr……「断る」……何でデスか?」
「言っただろう?ボクは忙しいんだよ。そんなことをやっているよりボクは『福音書』に従うのが優先順位が上だ。ので、ボクは断らせてもらう。一人でやりな。ジュース」
あ、やべ…
「試練よりも『福音書』に従うのデスか?……嗚呼!なんと勤勉なことデスか!えぇ、それは仕方の無い事。『福音書』の指示を優先する事はワタシ達にとって何よりも優先する事デスから!!!嗚呼、ワタシはなんて怠惰なことでしょう!」
「分かったから落ち着け」
危ねぇ……コイツがこうなって良かった…良かったのか?
まあ過ぎた事だ。
「じゃあボクは『福音書』の指示に従いここを立ち去る。試練頑張れジュ……いや、ペテルギウスよ」
そうしてボクはペテルギウスのアジトから立ち去った。
────────────────────
「さてと……ボクはこれから大変な仕事をしないといけないんだよなぁ……」
ボクは『福音書』に書いてあった指示をもう一度見た。
──────────
『暴食』の魔女が創り出した魔獣──白鯨を討伐せよ。
──────────
はぁ……これは骨が折れそうだ(物理的に)
「にしてもやけにこの草原静かだな……夜だからか」
場所は変わってフリューゲルのでっかい木がある大草原へと来た。それも臨戦状態を維持して『神亜人族』に変身すると待っていたかのように霧がここら辺り一帯を覆った。
「さてと……やりますk…「エル・ヒューマ!!!」ん?何だ?」
…………どうやらボクの他にも白鯨を討伐しに来た者達がいるらしい……まぁ、出来ればボクはめんどくさいから向こうに任せようかな…と、そうはいかないらしい。
「死にたいのか?白鯨の分身体君?」
『グギャャャャァァアアア!!!!!』
白鯨は大きな咆哮を上げながらボクの方へ突進して来た。
「─────へぇ…何だ、
『グギャャャャァァアアア???!!!』
ボクは突進して来た白鯨の頭に拳を当てると刹那、白鯨の分身体が徐々に崩壊し始めた。
何で白鯨が急に崩壊し始めたかと言うと理由は簡単。
『暴虐の王』の権能を使い、文字通り壊した。
「さ、よ、う、な、ら」
『………………………』
ボクが声をかけた頃には白鯨はもう無かった。
どうやら霧が晴れたって事は白鯨を向こうの討伐隊が倒したらしい。
……よっしゃ、殆ど何もしないで『福音書』の指示を達成したぜ。
よし、絶対に攻撃されると思うけど……あ、この姿でいけば大丈夫かな?
まぁとりあえず、挨拶に行くか!
「ねぇ、ボクはお礼が言いたいんだけど…この剣退けて欲しいなぁ…って」
「黙れ、『魔女教』如きにスバル殿の邪魔はさせないぞ」
老剣士が言う。いやーどうしてかこの前会った黒髪の少年───ナツキ・スバルがどうやらボクの正体を知っていたらしくボクが来た途端「そいつの身動きを取らせるな」とか言ってきてボクもう困っちゃう。てへぺろ。
「ええっと……スバルだっけ?覚えてる?前に会ったはずなんだけどなぁ……」
「ッ!お前はあの時の」
「はい、どうやらご名答。ボクは魔女教大罪司教『傲慢』担当ネウ・ヘクトールだ……ってそこの老剣士。ボクは首チョンパされても死なないよ」
「ッ!なんですと?!」
一瞬の隙を見逃さずボクはスバルの懐に入った。
「スバル───」
「ッ!!!───」
「白鯨倒してくれてありがとうございます〜!!!」
『は?』
いや、は?って言うの全員に言われると怖いね。
「何だよ…それ」
「ん?いや、だから皆さんに今回はお礼が言いたかったんですよ。例えば……あ、そこの青髪の鬼族の子」
「レムの正体を……!!!」
そう言いながら青髪の鬼族の子は鉄球に鎖がついた武器──モーニングスターを手にし、ボクに標的を定めようとした。
「──あぁもう。ダメだよ。そんな状態でそんなものを振り回そうとしたら」
「ッ!?」
コンマ千分の一にも満たない速さで青髪の鬼族の子の間合いに入った。
「はい、回復回復〜」
「な、何が…………え?傷とゲートが…治ってる?」
『慈悲ある王』の能力でボクは怪我などをしている人を回復していった。
回復が終わり一息つくとスバルが話しかけて来た。
「なぁ…ネウだっけか?お前は本当に魔女教大罪司教なのか?」
「? 質問の意図が分からないけど少なくともジュ…じゃなくてペテルギウスとかレグルスと同じですよ?」
「ペテルギウス……くっ!」
ペテルギウスの言葉を聞くとスバルは酷く嫌な顔をした。
「まぁ、ボクはもうそろそろここを立ち去るとするよ」
「あぁ……おう。またな」
「えぇ、今度は敵か味方、どっちになるかわかりませんけどね〜」
捨て台詞を残しボクは光速で立ち去った。
作「いやー久々に書いた書いた」
ネ「あれ?どうして死体が喋ってるの?失せてよ」
作「相も変わらず辛辣だねぇ……まぁいいけど」
ネ「で、作者よ。次回はどうなるの?」
作「どうしようか。まだ決めてないからなぁ…よし!読者の人から意見を貰おう!」
ネ「またまた〜……どうせ一通もコメント来ないからやめとけ(´Д` )」
作「酷い!」
ネ「まぁ……いいか。コメントどんどん待ってるよ〜」
作「それと評価とブクマもよろしくお願いします!」
ネ&作「ではまた次回!!!」
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六話 この自己顕示欲の塊に制裁を!
ネ「ん?どうしたのかな?お話の内容のコメントが結局一通も来なかった駄作者」
作「気にしてる事ざっくり言わないで!?」
ネ「まぁ……仕方ないよ。現実でもこんな所でもモブキャラだもんね!」
作「何か最近自分に対しての扱いが君酷いよ……」
ネ「気の所為だ。それよりも今日の内容は?」
作「タイトル通り白鯨の首を王都に持って行っている所を襲撃するちょっと前くらいの時間軸のお話だよ」
ネ「え?いや、心優しきライ君がそんなことする訳ないじゃないか。という訳で作者、失せてよ?」
作「(アレ?何か既視感が……)いや、ちょ待てよ…『ウル・ゴーア!』ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ネ「今度こそ死んだかな?………あ、本編どうぞ」
ネ「あ、因みに今回キャラ崩壊注意かな?」
ボクは今割とイラついている。
「おや、奇遇だね?どうしたんだい?こんな所で?君は雌豚に犯され侵され冒されてるんじゃないのかい?」
「五月蝿い。黙れ下等種族が、貴様こそ何をしておる『強欲』がこんな所に来て?……あ、もしかしてたくさんいる嫁全員に嫌われたのかい?それはそれは仕方の無いことでしょう。貴様ですからwww」
「(オイ!ネウ!アイツの挑発はともかくオマエは煽るな!)」
最終的に煽っていくスタイル。ここ重要だよ。
因みにだが今ボクはマブダチことライ君と
そして今さっきレグルスが変身女の事を馬鹿にしてきたのでちょっと熱くなってしまった。
「──ッ!あのさぁ!君には人に礼儀作法を重んじる事は出来ないのかい?!ねぇ、君?僕は最初に言ったはずだよね?『他者を求める時はまず自分から』って?それなのにどうして君は出会い頭そんな僕を苛立たせる事しか出来ないのかな?!」
はい、瞬間沸騰機ことティ〇ァールと名声が高いクソ野郎とはまさにこのことです。
「(…いいよ、いいね、いいさ、いいはずだ、いいだろうとも!もっとやれ!ネウ!)」
「え?何その恰も守らないと許さないぞ的な契約内容は?いつ約束した?ねぇ?いつ約束したか答えてよ。このボクに。何?まさか忘れてしまった、では済ませないよ。それこそ身に覚えのない出来事ではないのかい?まさに『ミフィーヤの口約束』って所だよ」
「──あぁもう!折角優しくしてあげたのに!本当に君は救いようのない奴だな!!」
「……いや、は?自分でブーメラン発言する奴現実でもいたんだ〜……やべぇ、コイツちょーやべー。てかもう最初から怒ってるやん。ま、ボクもはなっから許す気はないんだけどさ」
「(あ、これはヤバいパターンだ…………一先ず戦略的撤退をしよーっと)」
ライ君が一言も発さず(?)少し離れた位置に移動した。
空気読みあざっす。流石マブダチ!
「さてと…これで戦いやすくなったかな?いいよ?先手は先に君に譲るよ。だって直ぐ終わっちゃうじゃん?貴様弱いしwww」
「うるさいなぁ!君なんかこれで十分だよ!!!」
そう言うとレグルスは地面の砂粒を取るとボクに向かって投げた。
……敢えて受けるか。
「────何?!」
ま、こんなもの《新亜人族》に変身するまでもない無いんだけどね。
「君の権能は確か『獅子の心臓』と『小さな王』だっけ?どう言うカラクリかは知らないけど…てか知る必要性も見つからないけど大方時間停止の権能でしょ?」
「ッ!?何故それを?!!」
「───無駄口叩いてる暇って貴様に今ある?」
「な……に……………がぁぁあ!!!??」
やはり脆いな。
百数十年経ったとは言っても所詮は人の体。
耐久性が全く…いや、ほぼゼロに等しいくらい無い。
だからこうやって
「君の権能は一定時間《破壊させてもらった》。精々一年近くだから……まぁ、ゆっくりと反省をして、生身での人の身体を楽しみたまえ……これは貴様が変身女──カペラを侮辱した罪だ。しっかりと贖罪していろ」
「……そ…んな……うそ…だ」
レグルスは絶望し切った様に顔を蒼白させ、地面に膝を着いた。
「嘘だ。嘘だ、嘘だ、嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘うそうそうそうそうそusousousousouso…………………………だぁぁぁぁぁあああぁぁああああ!!!!!!!!!!!!!」
嘆くレグルス。
哀れレグルス。
良くやったボク!
「(うわぁ……ネウ…これはちょっとやりすぎじゃねえのか?……まぁ、いいね、いいさ、いいよ、いいはずだ、いいだろうとも!オレはコイツが苦手だったからなァ)」
「さてと……てかライ君?君達本当に何しに来たの?」
ボクがライ君に問うとライ君はずっと引き締まっていた口を開いた。
「あァ、最近お腹が空いてなァ久々の暴飲ッ!暴食ッ!をしに来たんだけどォ…ネウが出てきて気分が削がれたんでなァ。一先ずゆっくりとコイツを引き連れて『水門都市プリステラ』にでも行ってくるよォ」
「やめなさんな、人を何だと思ってるんだい?……まぁ、ボクは人ではないと思うけど」
なるほどね〜。だからここに居たのか。
………でも『プリステラ』かぁ…観光ついでに行ってみようかな?
「まァ、オレはオマエが元気そうにしてて良かったぞォ」
「そうかいそうかい。それはこっちも同じだ……ボクはそろそろここを去るよ。またな」
「あァ、またなァ──」
さてと、とりあえず『プリステラ』へとレッツゴー。
────────────────────
「───あァ。もう姿を現していいぞォ、
そう言われたアタクシは蝿から人型へと姿を戻した。
「で?オマエは何の目的で今回の事をしたんだ?」
「アタクシの目的はただ一つ、アタクシに注がれた全ての愛を、その全てをネウ・ヘクトールという男の為に注ぐのでやがるのですよ」
「(あァ?何だ?何かコイツの目の輝きがもう一段階暗くなった気がする……まァ、オレには及ばないと思うけどなァ)そうかい。オレにはどうでもいいことだなァ。とっととオレはコイツを回収してもう行くわァ」
「──はぁ…今は何処にいやがるんですかね?あ、もしかしてさっき話してた『プリステラ』にでもいやがるんですかね?今度会ったら襲ってやがりましょう。フフフ…キャハハ」
「(あァ?コイツもうオレの話聞いてねェな……頑張れよネウ。生きていろよォ)」
マッテイテネネウ。
ケッシテニゲラレナイカラ。
「───へっくしゅん!……何だろ?風邪かな?」
その時ボクは一年後に起こる出来事を知る由もなかった……。
ネ「確かに口調とキャラが崩壊してたね」
作「そしてレグルスさんの空気感…www」
ネ「アレでも原作ではめっちゃ強いんだよね?」
作「いや、それはまぁ…レグルスさんあれだし……」
ネ「ちょっと何言ってるか分からない」
作「いやだから安定にネウ君言葉辛辣…(´。・д人)シクシク…」
ネ「え?やだキモイんだけど……」
作「──はい。まぁ……とりあえずレムりんの植物状態は回避しました」
ネ「割とすんなり回避してたよね」
作「前話でも回避フラグ立ってたし…必然だと言いますか……ま、とりあえず。ネウ君の日常内容を何時でも感想とかで募集中です。ブクマと評価も募集中です」
ネ「次回は?」
作「内容の感想によっては更新早くなるかもしれないけど…最低一ヶ月必要かな?」
ネ「やっぱりコイツ駄作者だわ」
作「うっさい。とりあえずもうそろお時間ということで」
ネ&作「次回もお楽しみに!!!」
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