魔法少女リリカルなのは~蒼穹の救世主~ (雨宮ソラ)
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プロローグ〜少女と少年の始まり〜
プロローグ~終わりと始まり~
誤字脱字や話自体意味不明だと思う人もいるかも知れませんがあたたかい目で見てくれるとありがたいです。
時雨said
ああ…やっと終わった
?1「何で…お前が消えなくちゃ行けないんだよ!!」
?2「そうだよ!だって時雨は一生懸命やったのに…」
ごめんね皆…
?3「私、全然恩返ししてないのに…」
もう十分にしてもらっているよ
?4「…っ!」
?5「くそ!!」
?6「…」
もう意識が薄れてきた
最後に言わないと…
時雨「ありがとう」
?全「時雨!!」
そして少女は世界から消えた
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時雨「ここはどこ?」
こんにちは時雨です。皆に別れを告げて消滅したと思ったら周りが真っ白な空間にいました。
所で本当にここはどこだろう?
そんなこんなでしばらく歩いていました
時雨「何もないな、これからどうなるんだろ?」
少女「あ…あの」
独りそう呟いていたら後ろから声をかけられたので振り返ると白い服を着た小学生くらいの少女が立っていた
時雨「えっと君は?」
葵「私は葵と言います、一応神様やらせていただいていますハイ」
時雨「じゃあここはどこなのかな?私確か消滅したはずだけど…」
神様を名乗る少女、葵に訪ねると
葵「ここは天界という私達神々が住まう世界にあるあらゆる生命が死後たどり着き転生させる場所です。しかしあなたは消滅、つまり存在そのものが無となる所を私が存在を固定してここに連れて来ました。」
時雨「つまりあの世って事か」
葵「その認識で間違いありません…時雨さんには感謝と謝罪しなければいけない事があります」
葵は悲痛な面持ちでそう答えた
感謝と謝罪とはどういう事だろう?
葵「時雨さんはどこまで闇人の事をご存知ですか?」
人や動物に至るまでが持つ負の感情が極限まで絶望した時にその者を飲み込み新たに生まれ変わったのが闇人だと答えると
葵「はい、ですが本来どれ程強い感情であろうと闇人にはなり得ません。時雨さんが最後に倒された紅真は元々神であり人間への憎しみで時雨さんの世界に呪いをかけたのが始まりです」
時雨「それってどういう事…」
葵「彼は人が絶望した時の力を自身の物にするため世界覆う程の呪いの結界を外側にはり絶望した時に負の感情を増幅するようにしたのです。そこで私がとある人間に力を与え闇人に対抗する手段としました。」
時雨「まさか!」
葵「そう、時雨さんも持つ「蒼穹の救世主」としての力を。そして長い時間幾度の人達が蒼流の救世主の力に目覚めたが彼らは最終的には世界を救うも一時的な物で封印をするしか無く皆力尽き紅真も封印と復活を繰り返しそして今代の救世主であるあなたが生まれ紅真を自らの消滅と引き換えに完全に倒し呪いも消え去った…」
時雨「…」
余りに衝撃的な事実に言葉を失っていると葵が地面に座り頭を下げた(つまり土下座)
葵「全ての神々を代表してお礼を言います、そして本来私達がしなければいけない事をやっていただきさらに残酷な運命を背負わせてしまい本当に申し訳ありませんでした。」
時雨「頭を上げてよ…確かに最初は何で自分なんだろうとか思っていたけど私が倒していないと次の人がやらなきゃいけないからそっちの方が堪えられない」
葵「ですがあなたは今まで自分を犠牲にし過ぎた!私が言うのも烏滸がましいですが時雨さんはもっと救われるべきです!」
時雨「前にも同じ事を言われたなぁ」
葵「んんっ本題に入りましょう。時雨さんには転生して貰います」
時雨「転生?どこに?」
葵「魔法少女リリカルなのはの世界で幾つかの転生特典もつけます」
リリカルなのはって魔法少女とは名ばかりの砲撃やらビームが飛び交う昔やっていたアニメだったよね
妹が私や姉と弟呼んで一緒に見てたな
葵「時雨さんの特典は七つの大罪の《憤怒の罪》メリオダスの魔力『全反撃』、《無限の剣製》、特典ではないですが元々時雨さんが持っていた能力です」
時雨「随分とチートになるね、元の能力があるのに何で?」
葵「今のあなたの存在は不安定で存在を安定させるには数年かかります。ですので絶対に使うなとは言いませんがどうしてもという時以外は控えて下さい。それと『神器』は完全解放だけはしないで下さい」
時雨「わかった」
葵「それでは今から転生させます。準備はよろしいですね?」
時雨「良いよ、あっそうだ最後に一つだけ紅真から消える直前にもし葵という神に会う事があるならって伝言が…『迷惑かけて済まなかったありがとう』って」
葵「っ!…分かりました確かに受けとりました。ではいきますよ」
その瞬間私の体から暖かい光が出てきて意識が薄れてきた
葵「時雨さんの次の人生が幸せでありますように」
その言葉を最後に私の意識はなくなった…
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葵「本当に馬鹿なんだから…」
葵は先程まで時雨がいた場所を見つめながら親友に対してそう呟いた
その顔はどこか憑き物が取れたように晴れやかだった…
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プロローグ~錬鉄の正義の味方~
プロローグは一応この話で終わりにする予定です。それでは、
魔法少女リリカルなのは~蒼穹の救世主~始まります
アーチャーside
アーチャー「残念だったな。そういう訳だ、今回の聖杯は諦めろ…凛 」
かつての俺の恩人であり今の私のマスターであった少女にそう答える
凛「…」
アーチャー「ふっ…」
そんな彼女の姿が可笑しくて私は笑った
凛「な、何よ!こんな時だってのに笑う事はないじゃない!」
アーチャー「いや失礼、君の姿があんまりにもアレなものでね。お互いよくも此処までボロボロになったものだと呆れたんだ」
凛「アーチャー…もう一度私と契約して」
アーチャー「それは出来ない私にそんな権利は無いだろう…それにもう目的が無い、私の戦いは此処で終わりだ」
衞宮士朗を殺す事も出来ずその過程で私は彼女を一度裏切った。
そんな私に彼女と契約等結ぶ事は出来ない
凛「けどっ、けどそれじゃあんたは何時まで経っても救われ…」
アーチャー「っ!参ったな…」
本当に彼女は魔術師として優秀だが優し過ぎる
アーチャー「凛、私を頼む。知っての通り頼り無い奴だからな君が支えてやってくれ」
凛「アーチャー…うんわかってる。私、頑張るから!あんたみたいにひねくれた奴にならないように頑張るから!きっとあいつが自分を好きになれるように頑張るから!だからあんたも…」
士朗「答えは得た…大丈夫だよ遠坂。俺もこれから頑張っていくから…」
遠坂の言葉に俺は確信した、きっとこの世界の衞宮士朗は俺のようにならないだろうと…
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少年は言った
死んでいく人を見たくない助けられるものなら苦しむ全ての人々を助ける事は出来ないかと
少年が切り伏せようとしていたのは自分自身、信じていくものの為に剣を振るった
戦いは終わり引き返す道は最早存在しない
ただ答えは得た
後悔はある、やり直し等何度望んだか分からない
この結末を未来永劫エミヤは呪い続けるだろう
だがそれでも俺は間違えてはいなかった
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遠坂と別れ座に戻ったと思ったらまた呼び出される感覚を感じたがいつものと違い英霊の分霊ではなく本体が引っ張られた
途中で次の召喚場所の知識と知らない誰かの記憶が頭に入って来た
イレギュラーに戸惑いつつも俺は遠坂と約束したように薄れる意識の中頑張ろうと思った
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時雨side
次に意識が戻ったらどこかの家のリビングと思う場所のソファーで寝ていた
時雨「ここは?」
起き上がると後ろから魔力反応を感じ振り向くと召喚陣見たいなのから人が現れた
アーチャー「サーヴァントアーチャー、召喚に応じ参上した。」
時雨「え?どういう事?」
混乱しているとテーブルに手紙とチェーンを通した指輪が置いてあった
手紙を呼んで見ると以下の事が書かれていた
時雨さんへ
この手紙を見ているという事は転生出来たようですね
まずは謝らして下さい。転生させる際の術式が間違えたのかあなたの性別が男になってしまいました。申し訳ありません。
お詫びにそちらにあなたと何かしらの縁もしくは共通点がある英霊と時雨さんのデバイスとなるパートナーを送ります。
デバイスはインテリジェントで人型になれるようになっています。特典については時雨さんの生前持っていた魔力、気、霊力の量はそのままですが存在が安定するまで制限させて頂きます。神器も同様です。魔力はリンカーコアによるものと前の世界のものと分けて使う事が出来ますが魔力量は二つ含めてなので注意して下さいね。
次にそちらの時間は原作開始の六年前です。
名前は椎名空 10月19日生まれ原作主人公達と同い年でアーチャーさんは従兄弟で両親は亡くなられているという設定です
最後に制限をかけているとはいえ元の能力や神器の使用に気をつけて下さい
葵
一通り読み終えたのでとりあえずアーチャーと自己紹介する事にした
時雨「私は雨宮時雨、今世では椎名空。よろしく」
アーチャー「改めて私はアーチャー衞宮士朗だ。こちらこそよろしく頼むマスター。」
空「マスターじゃなくて空ね、これからは家族だから。」
士朗「了解した、ところでデバイスに名前は決めなくて良いのか?」
士朗に言われデバイスに名前をつける事にした。
空「えっと君の名前は…アルマ、アルマティオス」
名前を告げたらデバイスが光り少女が現れた
アルマ「マスター認証椎名空、個体名称アルマティオス。よろしくです空!」
こうして彼、椎名空の転生生活が始まった。
次回に設定を設けてそこから話を進めていこうと思います。まだ至らないところもありますが暖かい目で見守ってくれるとありがたいです。誤字、脱字があったら遠慮なく言って下さい!
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設定(人物設定)
それでは、魔法少女リリカルなのは~蒼穹の救世主~始まります。
人物設定《プロローグ時》
主人公
名前:椎名空(雨宮時雨) ※()内は転生前
身長:95㎝(154㎝)
体重:14㎏(y...時雨「死にたいのかな?」...秘密です
性別:男(女)
年齢:3歳(17歳)
性格:基本的に優しい
家族や友達等大切な人達が傷つけられたりしたら怒る
どこか自分を大切に思っていない部分があり大切なものの為に自分を犠牲にする事がある
敵味方関わらず甘い部分がある
称号《テイルズシリーズ的な奴》
・蒼穹の救世主
様々な生物と心を通わせる事が出来、人の心の奥底にある負の感情を祓う事が出来る
・最後の救世主
己の消滅と引き換えに幾度と続いた負の連鎖を断ち切った
・転生者
何らかの原因により死んだ者が神によって記憶を持ちながら新たな世界にて生を受けた者に贈られる称号
特典・技能
紋章術:紋章を使った霊術
術者は発現時に手の甲に紋様が顕れ、極めたら紋様が腕や額にも浮かび上がる。発現している間は霊力を消費し続ける。尚、紋様は発現者によって違う
蒼穹眼:瞳術
開眼時は瞳は澄んだ空色で中央に模様が浮かぶ。各々共通の能力とは別に固有の能力を持つ。中でも自身の精神世界を現実に移す《蒼穹の平原》があるがこの瞳術は主人公含め数人しか発現出来ていない。(fateの固有結界と似たもの)こちらも開眼した者によって瞳の模様や世界の風景が違う。
蒼穹の救世主は上記の二つを発現した者がなっている
《全反撃(フルカウンター)》
七つの大罪《憤怒の罪(ドラゴン・シン)》のメリオダスがかつて師である最上位魔神《おしゃぶりの鬼》チャンドラーから教わった魔力。自分に向けられたあらゆる攻撃的魔力を倍以上にして跳ね返す。物理的攻撃は跳ね返す事は不可能だが、後にエスタロッサの魔力の物理版の《全反撃(フルカウンター)》の再現に成功。
カウンターバニッシュ
《全反撃(フルカウンター)》の応用技
自分に向けられた魔力による攻撃を消失させ無効果させる。
リベンジカウンター
《全反撃(フルカウンター)》の応用技
魔力を解き無防備な状態で受けたダメージを蓄積してそれを一気に放出する加減を間違えたら自滅必須の大技。
《無限の剣製》
衞宮士朗に唯一許された魔術で自身の心象風景を形にし現実をを侵食する型月界でもっとも魔法に近いとされる魔術の最奥にして禁忌である『固有結界』の一つ。発動時、無限の剣を内包した荒野の世界だが主人公の場合は上記の蒼穹眼の瞳術《蒼穹の平原》の世界に無限の剣が刺さった風になる。
《神器》
中に精霊や神霊が宿った武器や道具
中に宿る神霊達の試練を達成する事により各々の武器・道具に宿る。力を使うとき宿った器が神霊や精霊と使用者の能力と性格等にあった武器になる。又、その武器の形状は一つではなく複数持つものもある。そして神器を最強たらしめるものとして《神威》というものがあり使用者が神霊達と絆を紡いだ者が到達できる境地。この状態では膨大な霊力を消費する代わりその身に神霊・精霊を宿し強大な力を得り、その姿は宿した神霊・精霊に似る。各神器にはそれぞれ属性があり人が持つ属性と同じで基本の七属性と天空属性がある。尚、時雨と七人の仲間は1人を除いて全員が神器持ちである。
天空属性はとある一族出身の時雨の仲間だけしか扱えないが時雨は七神器という蒼穹の救世主だけの特別な神器(七つそれぞれが基本七属性の内一つを有している)を使ったある条件下でのみ使用可能となる。
ちなみに属性は火・水・氷・風・雷・光・闇・天空となる。
デバイス:アルマティオス(愛称アルマ)
インテリジェントデバイスに区分される葵特性の高性能な空のデバイス。人型では小学生と高校生位のサイズになれる。
性格は天然で頭は良いが別の意味で少しバカ、ですます口調の時がある。
容姿は艦これの電。
従兄弟
名前:衞宮士朗
性別:男
身長:144㎝
体重:38㎏
年齢:11歳
性格:UBWルートで自分自身との戦いと凛との約束を経て答えを得たアーチャー。リリカルなのはの世界に来る前より前向きになり皮肉屋は相変わらずだがどこか柔らかくなった。
見た目は小学生の衞宮士朗で肉体も普通の人間になった。
能力
投影魔術
魔力を使って物質を複製する魔術
本来の投影魔術とは失われた道具を儀式の為に一時的に復活させる魔術でオリジナルに比べると劣化が激しく時間が経つと世界の修正力が働き魔力となり消える。
しかし彼の投影は時間が経っても消えず彼自身が消すか破壊するかでしか消えない。
《無限の剣製》
彼の宝具とも言える切り札
一度視認した武器防具を固有結界にストックし投影魔術で外界に投影魔術として取り出すことも可能。本来、投影や解析、強化はこの固有結界からこぼれ落ちたもの。刀剣類の消費魔力は少なくそれ以外は多くなり宝具の投影では刀剣類以外は宝具のランクが下がる。
宝具の担い手の記憶と経験を解析して自身に憑依経験をさせ使いこなす事が可能。
空自身は投影魔術を最初うまく使いこなせず士朗曰く「生前の自分よりも酷いかもしれない」との事。
神様
名前:葵
性別:女
年齢:7000歳位(見た目は小学生)
性格:真面目で仕事時、プライベート時共にお堅いが面倒見が良い。紅真に対しては特別な感情を抱いてる
見た目:肩より少し下まで伸びた薄い青髪を後ろで束ねており服装は白い肩だしの和服
備考
・少しドジっ子な所があり時雨が男に転生したのもこの為
・時雨を転生させた神様で神々の中でも若手の部類に入るが他の神の相談によくのっている為周りから信頼され神々でも上の立場にある。
・身長や胸が小さい事がコンプレックスで結構気にしておりその事でからかうと激怒する。
・親友であり幼なじみである紅真の事と時雨含めた歴代蒼流の救世主に責任を感じている。
・後の初代救世主に加護を与え初代が現在の蒼流の救世主としての形に発展させる。
名前:紅真
性別:男
年齢:7000歳位(見た目高校生)
性格:誰に対しても明るく接し親友で幼なじみである葵に対して良くコンプレックスをからかうが大抵は逃走の末にボコボコにされる。周りはそんな二人をいつも微笑ましいといった感じで見ている。
葵同様、彼女に対して特別な感情を抱いてる。
見た目:赤髪を後ろで束ね服装は黒い半袖の和服
備考
・ある出来事で人間を深く恨むようになり時雨の世界を呪いの結界で包んだ。
・最後の救世主である時雨に倒されて死に際に葵に対して伝言を時雨に頼んだ。
葵と紅真は生まれてから一緒だった為お互い意識していたが中々言い出せず周りの神々は二人をくっつけようと色々仕掛けたが上手くいかなかった。
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原作開始前〜邂逅〜
第1話 新たな世界での日常
それでは、魔法少女リリカルなのは~蒼穹の救世主~始まります
空said
チュンチュン
「う…うん」
突然閉じた視界から光が差し込んできて『僕』は思わず布団をかぶり直そうとして手をかけると直ぐ隣に誰かの気配と何かの良い匂いに気づいた。目を開けると自分よりも少し歳上の少女が気持ち良さそうに寝ていた、そして今自分の頭は少女の胸に押さえつけられてホールドされていた…
「アルマ、起きて」
「ううん…後、十年…」
「長いわ!」
少女…もといアルマにそう言いながら魔力による身体強化を施し拘束から抜け出し投げ飛ばした
「はにゃーっ!?」どしゃ
これも見慣れた光景なので放ってお「かないで!!」
「おはようアルマ」
「おはようなのです!」
今元気よく挨拶した少女は僕のデバイスの『アルマティオス』、愛称『アルマ』。見た目は艦これの電なんだけど電と違い彼女は明るく少し残念な所がある大切な家族の1人…まぁ恥ずかしいから言わないけど
~
トントントン
アルマを連れて一階に降りると心地好い音と良い匂いがしてリビングに入ると1人の少年がキッチンで料理を作っていた
「ああ、おはよう二人共」
「「おはよう(なのです)」」
彼は衞宮士朗、家族の1人。元抑止力の守護者で今は英霊の時のスペックを一部引き継いだ以外普通の人間なのだが、肉体年齢が下がっていて本人曰く解析してみたら普通の人間となっていて成長もするらしい
「朝ご飯出来たから座っててくれ」
「わかった」
~
朝ご飯を食べ終わると士朗は一応11歳なので余り外出したら不信に思われるので平日は午後4時までは基本出ず家で過ごす。今日はとても良い天気だから公園にでもいこうと思い二人に声をかけた
「ちょっと公園にでも行って来るよ」
「気をつけてな(行ってらっしゃい)」
~
公園は家から10分の所にあり最近のマイブームである日陰になっているベンチで寝転がる為にベンチへ向かうと先客がいた…何かすごく見覚えがある少女がいたんだけどそれ以上に少女の顔がどこか寂しそうで視線の先には公園に遊びに来てた子供たちがいた。
僕は放って置けず彼女に話しかけてみた。
「ねぇ、僕今来たんだけど遊び相手がいないから一緒に遊ぼ?」
「ふぇ、私?いいの?」
「君さえ良ければだけど…」
「うん!」
それから彼女と時間が忘れる位夢中になって遊んでいた。
空もすっかり赤くなって公園にも人が少なくなってきた頃彼女が最初の寂しそうな顔でうつむいてぽつりと話始めた
「私のお父さん、今大怪我して病院にいるの。お母さんはお父さんの代わりにお店をしていてお兄ちゃんとお姉ちゃんもお手伝いしていて皆忙しそうだから私がいい子にしないと皆に迷惑かけちゃうから…」
「別に良いと思うよ迷惑かけても」
「えっ?」
「親は子供に甘えられると嬉しいと思うしそれに君は自分の気持ちを家族に伝えたの?」
「自分の気持ち?」
「自分がどうしたいか伝えないと相手にいつまで経っても伝わらないよ。話が出来る内から話しないといつかきっと後悔する」
言えた義理じゃないけど諭すように彼女に言う
「…わかったの、あの…1人じゃ不安だから一緒についてもらってもいい?」
「勿論」
こうして彼女の家に向かう事が決まった…
ぶっちゃけ全く文才が無いので意味不明になっているかもしれない…
話は変わって前話の設定についてですが少し変更しました。アルマと士朗の見た目と年齢、神様である葵の設定を追加しました。
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第2話 訪問高町家
薄暗くなってきた住宅街を空と少女は手を繋ぎながら歩いていた
「この道を真っ直ぐ行った所にあるの」
「じゃあもう暗くなってきたから急ごうか」
~
ー高町家ー
「ただいまなの…」
「お邪魔します」
戸を開け家の中に入ると奥から彼女の家族と思われる男女3人が現れた
「なのは!こんな遅くまで何処に行ってたの、心配したんだから!」
「ごめんなさい…」
「ん、君は?」
少女…なのはの隣に見知らぬ子供がいたので視線を向ける青年
「申し遅れました、僕は椎名空です。彼女が貴方方にお話したい事があり彼女から一緒に来て欲しいと頼まれついて来ました。」
「話たい事?」
此処に来た経緯を話す空に眼鏡をかけた女性が反応する
「あのね、聞いて欲しい事があるんだ…」
それからなのはは一人構ってもらえず寂しかった事、我儘言って迷惑かけたくないから良い子でいた事等自身の気持ちを吐き出すように家族に伝えた…
しばらくたって自分の言いたい事を言って俯いて黙りこんだなのはに対して彼女と同じ茶髪の女性がなのはを抱きしめた
「ごめんなさい、なのはが寂しい思いしてるのに気づいてあげられなくて」
「お母さん…」
女性の言葉になのははふっきれたように泣き出した。
「ありがとう、本当は俺達が気付いてやらなければいけないのに…」
「いえ、僕が勝手にやっただけですので…」
「それでもだ、なのはとこれからも仲良くしてやってくれないか?」
「そのつもりです。所でえっと…」
空はふと気づいた事を尋ねようとしたが
「ああ、まだ名乗ってなかったな。俺は高町恭也だ。」
「私は高町美由紀、よろしくね。」
「よろしくお願いします。それで恭也さんって足を怪我とかしていたりします?」
「どうしてそう思うんだ?」
「歩き方とか少し違和感を感じたのと知り合いが怪我したときと似ていたので。」
高町家で出会ってからの恭也の歩き方に違和感を感じた空はそう答える
「確かに父さんが大怪我してから剣の訓練を増やして膝を壊したがよくそれだけでわかったな…」
「君、本当になのはと同じくらいの子?」
会って数十分の子供に当てられた事に内心驚きを隠せない二人…
「まぁ色々ありまして、よろしければ診ても構いませんか?」
「構わないが何をするんだ?」
「教えても構いませんが他言無用でお願いします。」
「「「「わかった(よ)(わ)(の)」」」」
いつの間にか戻って来た母娘含めた高町家と空は高町家にある道場に移動した。
~
ー道場ー
「それじゃ膝を出してください。」
「ああ」
空に従い膝出す恭也
「癒しの御手よ」
空がそう言うと恭也の膝を中心に水色の光が集まりしばらく包みこんだ。
~5分後~
「膝が違和感無く動かせる!」
「僕の気を使い体内の気を活性化させ霊力による治療を施しましたがしばらくは激しい訓練を控えて下さい」
「空君すごいの!」
よく理解出来ないが見たこと無い力に興味津々ななのはを宥める
「大怪我したっていうお父さんも診ようと思いますがどうします?」
「ああ、お願いしてもいいか?」
ー海鳴総合病院ー
「それじゃあいきます」
先程と同じ光が男性...高町士郎を包み込んでいく。先程と違うのはその光の大きさと空自身の表情が少し苦痛に歪んでいる事から士郎の怪我の大きさが伺える。それが一時間位続いた...
〜一時間後〜
「う...ここは?」
「あなた!!」
「「「父さん(お父さん)!!」」」
士郎の意識が戻った事に気がついた高町家一同は一斉に駆け寄った。
空は家族の邪魔にならないように病室の端っこに移動して見守る事にしたが疲れもあり椅子に座ると同時に眠ってしまった。その寝顔は穏やかだった。
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第3話 対決!戦闘民族高町家!
それでは魔法少女リリカルなのは〜蒼穹の救世主〜始まります。
空side
士郎「さて、2人共準備はいいか?」
恭也「ああ」
どうも空です。僕は今恭也さんと木刀を持って向き合っています。何故こうした状況になっているのには遡る事1時間前になります...
〜1時間前〜
「う...うん、ふぁぁ...知らない天井だ」
とりあえずお決まりのセリフを言って周りを見る為起き上がろうとすると自分にかかっている布団に明らかに自分のではない盛り上がりがあり布団から何かピコピコ動く物が2つ飛び出していた...
暫くどうするか迷ってると盛り上がりが動いて布団から出てきてベッドから落ちた
「にゃああああああああああ!!!!」
ドタドタドタドタ、バァァァン!
盛り上がり...少女が顔面から思い切り落ち強打して悲鳴が上がると同時に部屋の外から足音が響き扉が開かれた。
「「どうしたなのは!!!!!」」
足音の主である高町士郎と高町恭也が扉を吹き飛ばして部屋に入って来た
その速さ悲鳴が上がって僅かコンマ2秒...「神速」の無駄遣いである。
そして2人が見た状況は顔を強打して床に座り込んでいる涙目のなのはとそれを見ていた空...
「「ちょっと一緒に来てくれるかい?(来てくれるか?)」」
〜回想終了〜
ここで冒頭に戻ります
「始め!」
「はぁっ!」
「うわっ!」
開始早々空に斬りかかる恭也だがすんでの所で躱す空
「これはどうだ!」
御神流 貫
「っ!」
咄嗟に防御をしたが防御の上から突き抜ける衝撃に木刀を握る手を思わず緩める
「木刀を離さなかった事は認めるがこれで最後だ!」
御神流 奥義之歩法 神速
その瞬間、恭也の周りはモノクロとなり神速の領域に入る、そして空の背後に一瞬で周り込み木刀を放たれるかに思われた
「これで最後、それはこちらのセリフだよ」
空は神速で放たれた一撃を後ろを振り返らず素手で掴んでいた、その瞳と右手の甲の変化を伴って
恭也は戦士としての感から空から距離を置いたがその瞬間視界から空が消え首に木刀を添えられていた。
「ま...参った」
こうして空の勝ちという形で試合は幕を閉じた...
〜高町家リビング〜
死合(誤字にあらず)後、軽く汗かいたのでシャワーを浴びさせてもらい髪を乾かしながらリビングに入るといい歳した大人と少年が正座していた...
「恭也、貴方空君から暫くは激しい動きはダメって言われてるでしょう!」
「いや、彼が中々やるもんだからつい...イエ、ナンデモアリマセン」
「貴方も退院したばっかりの体で無茶した挙句部屋の扉を壊すなんて」
「いやだけどいくらなのはと同い年でも一緒の部屋に寝かせるのは...「あなた?」スイマセン」
2人が反論して桃子さんが論破する構図が1時間程続いた
〜
「空君、なのはの件を始め色々とありがとう。感謝しても仕切れないよ」
「い、いえ...」
「恭ちゃん、あれ完全に空君引いているよね」
「言うな、美由紀」
高町兄妹が話しているのは士郎の顔の事で先程の桃子の説教で士郎が食い下がってそれにキレた桃子により平手打ちをくらい顔が腫れている。
「...失礼だけど聞いた所によると保護者がいなく色々不便にしているそうだね?」
「まぁ、はい」
「お礼といっちゃなんだけども僕に保護責任者を任せてくれないか?」
「...少し家族と話しても良いですか」
自分だけで決めるのもどうかと思うのとあれから家に電話してないので一度連絡する事にした
因みに2人の返事を要約すると士郎(衛宮)は好きにすれば良いさ、アルマは良いと思うのですとあっさりと納得した。士郎(衛宮)からの報告でアルマはゲームに夢中で碌に話を聞いてない事が分かり今日の晩飯はアルマだけナス料理にしてやろうと誓った空であった。 (そんな!?)byアルマ
「えっと士郎さん、これからよろしくお願いします。」
「ああ、こちらこそよろしく。なんならお父さんって呼んでも良いんだよ?」
「考えておきます」
苦笑しながら答え高町家を後にする空の後ろ姿は少しだけ嬉しそうに見えた...
因みに、椎名家の晩御飯にてハンバーグを食べている空と士郎を恨めしげに見ながらナスと格闘するアルマの姿があった...
「ナスは嫌いなのです!!」
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第4話 車椅子の少女との邂逅
美由紀said
「うわぁ!やばいやばい遅刻しちゃう!」
まさか日直の日に寝坊するなんて、しかも今日は転校生が来る日なのに〜!
キーンコーンカーンコーン♪
チャイム鳴ったけど3秒ルールだぁ!
「そこの人どいてーー!!」
「え?」
前方で歩いていた赤銅色?の髪で私と同じくらいの男の子を通り越して教室の扉を開け勢いよく入る。
「間に合った〜」
「アウトだ!」
シュッ、パーン
「あいたぁ!」
「高町、週明け早々遅刻とは良い度胸だな」
突然白くて細長い物体(チョーク)が眼前に映り当たると同時に砕け散り若干ドスの効いた声を出す担任の教師である「葛城先生」がいた。
「まぁお前さんの説教は後だ、とっとと席に着け。」
「はい...」
私は先生が早く切り上げたのを喜ぶのと後から説教が待っている事を考えると複雑な気分になりながら自分の席に座る
「さて先週言った通り今日からこのクラスに新しい仲間が増える、入って良いぞ。」
「はい」
そう言いながら入って来たのは先程の男の子だった
「衛宮士郎です、よろしくお願いします。」
「衛宮の席はあそこの馬鹿者の隣だ、高町!学校の案内を含めて衛宮の世話を頼んだぞ、それで遅刻の件はチャラだ。1時間目は自習だ!質問なり自習なり好きにやるよう以上だ。」
先生はそう言い教室から出て行った後私は衛宮君に話しかけた
「私は高町美由紀、よろしくね。」
「改めて衛宮士郎だ、よろしく高町さん」
〜
空said
今はスーパーに買い物の帰りに図書館に寄っています。いつもの道を歩いていると道の端の溝に車椅子の車輪がはまったのか動けないでいる子がいる。そのまま見捨てるという選択肢はないので助ける為彼女に近づき車輪を溝から引き上げる。
「あっ」
「大丈夫ですか?」
「はい、ありがとうございます」
〜
「いや〜本当にありがとうな。」
「偶々見かけたから気にしなくても大丈夫だよ。」
あれから話していてお互いに敬語じゃなくてもいいという事になり初めより素で話している
「でも良いんか?図書館まで一緒に来てもろうて。」
「自分も今借りている本を返して新しい本を借りようかなと思っていたから」
他愛もない話を図書館に着いてもしてお互いの読んでいる本について話したりと時間が過ぎるのも忘れ気づけば16時になっていた...
「家族おらんくなってからこんなに楽しいのは初めてや」
「・・・あのさ、はやてが良ければだけど家に来て晩御飯食べてかない?」
「え、でも悪いんとちゃう?」
「大丈夫、材料も家の食い意地張った家族が沢山食べるから多めに買ってあるし。」
「なんや空君の家族って本当に面白そうやな、それじゃご馳走になります。」
〜その後〜
「なんやねん!これめっちゃ美味しいわ!こう見えて料理は得意なんやけど男の子にここまで差をつけられると凹むわ。」
「は…はやて?」
その日の椎名家の食卓にて士郎が作った中華料理のフルコースを食べ女として色々負けた気がして落ち込むはやての姿があった。
「弟子にして下さいm(_ _)m」
「なんでさ…」
本文を最低1000文字以上って意外に思いつかない(~_~;)
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第5話 とある転生者の始まり
覚えているか怪しいところですが最新話投稿しましたのでこれからもこの作品をよろしくお願いします!
葵side
あの子を送り出してから私はいつもと同じで仕事に追われる毎日を送っています、目の前の子の相手もその一環です。この文だけ見てもまた私達が死なせてしまったみたいに思いますが私達、神々は何も神のミスで死なせてしまい転生させる事だけではなく天寿を全うしたりあるべくして死んでしまった魂の選別もしてます!だからこの作品見てる貴方達もドジっ子神様なんて言わないでくださいね!
っと、話がずれてました、仕事しなきゃ!
「……」
「では貴女のこれからを説明しますね?まずはこの状況を理解できてますか…?」
そう言い、目の前の彼女に目を合わせて話かけましたが…こちらを映す瞳は虚ろで生気を感じられません…一体何が…
「すみませんあれを持ってきて貰えますか!」
私は直ぐに部下の天使にある物を持ってきてもらった
あるものとは人々の生前の行いや経歴を記した書物です、○○ゴンボ○ルの閻魔大王様が見ているのと似たようなものですね
「なっ…これは…!?」
なんとそこに書かれていた彼女の経歴は長い時間を生きた私ですら驚愕するような事ばかりでした、まず両親が目の前で殺された事に始まりいじめ、虐待、ネットからの批判、ある時は強姦されたりと信じられない事ばかりで彼女の最後は同級生に駅から突き落とされて電車に轢かれるというものでした。
「……私は死んだんですか…?」
しばらく見ていると彼女から聞かれました
その声は全てを諦めているような…そんな感じでした…
そんな彼女の痛々しい姿に私は思わず俯き、しかし仕事の為に事実を伝えるのでした…
〜しばらくして〜
「…そうですか…」
「はい…本題に入りますが貴女には転生という形になりますが…」
「私は生きても良いんですか…?」
彼女の虚な瞳の中に僅かに光が灯った気がした
「生きたいかどうかは貴女自身が決める事です…私は貴女が生きたいと強く望むなら出来る限りのサポートをします…」
「私は……」
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ふぅ…と息をつき椅子に座り先程転生させた女の子を思い浮かべる
「貴女が今世では幸せになれるように祈ってます…___さん」
先程まで彼女がいた場所を穏やかな顔で見つめて今度こそ幸せになれるように祈る
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___side
目を開けるとそこは部屋のようでした
いかにも女の子らしい部屋で端っこに姿見があるのを見て移動して自分の姿を見る、そこに写っていたのは3歳ぐらいの少女…見た目は幼くなりましたが前世の私自身でした…
ふとテーブルの上に見ると手紙と宝石が埋め込まれたネックレスがあり見てみると私を転生してくれた女神様…?から宛てられたものでした
一通り読んだ私はとりあえず外に出ようと出かけしばらくこの『海鳴市』と呼ばれる街を歩いていました。
そしたら前方から2人の男の子と女の子が走ってきてそのまますれ違いましたが何故か男の子の方が気になりその澄んだ水のような空色の瞳に目を奪われて見えなくなった後もその場で立ち尽くしていました…
これが私…___と彼を始め長い付き合いとなる友人との出会い…
久しぶりに書いたけどやはり1000文字以上は難しい(苦笑)
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