もしも、バンドリ!(元の)世界に戻ったら少年はどうするのか (高坂睦月)
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プロローグ

------------ソウルロスト事件。ある世界に攫われた人々が帰ってきたと同時に魂が抜かれているという事件。

この事件はDISSIDIAFINALFANTASYというゲームの世界にいるイミテーションと呼ばれる敵に倒されると起きる事件だった。そんな中、DISSIDIAFINALFANTASYの世界に無理矢理入らされた少年、名もなき剣士、神坂アレンという少年が神竜と呼ばれる龍を撃破した事で見事解決した。アレンは無論自分が英雄になったことも知らず、いつも通りの生活をしていた。そんな中、今アレンは元の世界でいつもの日常に戻ろうとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

ア「な、なんだってーーーーーー!!!?」

 

 

 

 

悠「うるせーよ!別にそんな気にする事ないだろ!?」

 

 

 

 

 

ア「気にするわ!なんで、よりによって......よりによって.....」

 

 

 

 

 

ア「転校する高校が女子高なんだーーーーー!!!!」

 

 

 

 

 

とアレンは叫んだが、無慈悲にもその叫びは誰にも聞かれる事なく虚空の彼方に消えていくのであった。

 

 

 

 

 

ア「でも、女子高なのは受け止めるしかないとして。」

 

 

 

 

 

 

悠「女子高に転校するのは受け止めるのか....。」

 

 

 

 

ア「しょうがねぇだろ。現実なんだからさ。」

 

 

 

 

 

悠「それもそうだな。」

 

 

 

 

 

 

ア「んで、悠人よ。なんていう高校に転校すんだよ?」

 

 

 

 

 

悠「羽丘女子学園って場所。」

 

 

 

 

 

ア「ふーん。ま、俺たちはそこでどう過ごすかが問題だな。」

 

 

 

 

悠「いつも通り、依頼屋スタイルでいいんじゃね?」

 

 

 

 

 

ア「うん、夜の間だけのだろ?」

 

 

 

 

悠「いや、今回はいつものを含めて学校で起きることも解決できたらしたいなって考えてる。どうだ、アレン。」

 

 

 

 

 

ア「OKやろう。絶対楽しい気がするわ。」

 

 

 

 

 

 

 

悠「わかった、それじゃ一学期の始業式の時からスタートだな!」

 

 

 

 

 

 

 

ア「おう!」

 

 

 

 

ピンポーン。

 

 

 

 

ア・悠「?」

 

 

 

 

 

突如、アレンの家からインターホンの音がした。

 

 

 

 

 

 

ア「ちょいと出てくるよ。」

 

 

 

 

 

悠「うん。」

 

 

 

 

 

アレンは扉を開ける。

 

 

 

 

 

ア「はーい。」

 

 

 

 

 

アレンが扉を開けると、血塗れの女の子がいた。

 

 

 

 

 

ア「おまえ!大丈夫かよ!?」

 

 

 

 

 

悠「どうしたアレン!!」

 

 

 

 

 

ア「女の子が血塗れで倒れてる!急いで運べ!俺が治療する!」

 

 

 

 

 

悠「マジかよ.......とりあえずわかった!急いで運ぶ!アレン、お前は回復魔術の回路作れ!!」

 

 

 

 

 

 

ア「了解!!」

 

 

 

 

 

こうして、二人は血塗れになった女の子の治療を始めるのであった。

たが、二人はまだ知らない。この女の子を助けた後に二人にとって思いもよらぬ事が起きる事を、二人はまだ知らない。

 

 

 

 

 

第1話に続く。




どうもこんにちは!初めての方もそうでない方もこんにちは!
高坂睦月(こうさかむつき)と申します!以後お見知り置きを!!
今回から元の世界、バンドリ!の世界のお話をします!!
バンドリ!のメンバーとアレンはあまり会ったいません。なぜなら、アレンはバンドリ!のメンバーが住んでいる地域からかなり離れた地域の高校生だからです。なのでこれからどんどんバンドリ!のメンバーとたくさんお話させようかなと思います!お楽しみに!
ちなみに、今回解決する事件の名前だけ教えます!名付けるならば、人格を失うと書いて「personalityLose」事件です!ちなみにpersonalityLoseは英語です。
ま、後々の話でこの事がどういう事件かわかります!お楽しみに!
それでは、第1話にてお会いしましょう!この話の前日譚、「もしもDISSIDIAFINALFANTASYの世界に入ったら少年はどうするのか」も是非見てください!
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それではまたお会いしましょう!
さよーならー!!


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第一話 郝玲真白

前回のあらすじ
名もなき剣士こと神坂アレンとアレンの親友時川悠人は羽丘女子学園という高校に転校が決まる。その名の通り女子高だという事に何も聞かされていなかったアレンはショックを受ける。女子高はどんな感じなのか話に花を咲かす。その時インターホンが鳴り、扉を開けると血塗れの女の子が倒れていた。


ア「おい、大丈夫かよ!」

 

 

 

 

しかし、女の子は返事をしない。それどころか血はどんどん広まって行く。

 

 

 

 

ア「悠人!これどうする?一応ケアルジャはしておいたぜ。リジェネも掛けとくか?」

 

 

 

 

悠「うん、一応やっておこう。」

 

 

 

 

ここでケアルジャとリジェネについて解説しておこう。

 

 

 

その前にFINALFANTASYの魔法の階級について解説しておこう。例えばファイアの場合、その上位には「ファイラ」→「ファイガ」と、「ラ」→「ガ」→「ジャ」の変化により上位魔法の威力上昇を表している。FF1では、「ケアルラ」ではなく「ケアルア」、「サンダガ」ではなく「サンガー」といったように、活用形の統一が不完全であった。このような通常の活用形と異なる例は後の作品では「レイズ」→「アレイズ」として残っている。

 

 

 

 

ケアルジャはケアルの最上位互換であり、HPを特大回復し、体力を2000回復する効果を2ターンの間発揮する。

 

 

 

 

リジェネは自動体力回復の効果を持つ。

その二つの白魔法をかけるとかなり体力が回復する。

 

 

 

 

アレンは基本的に悠人に回復魔法をさせていたので、悠人はアレンが怠っているのだろうと思っていたので、アレンがケアルジャを覚えていたのには意外だった。

 

 

 

 

悠「お前、こんな回復魔法いつの間に覚えたんだよ....!」

 

 

 

 

ア「DISSIDIAFINALFANTASYの世界に行った時に仲間を回復させたりしてたからな。」

 

 

 

 

悠「お前、本当にオールマイティーな奴だな....。」

 

 

 

 

ア「そりゃどーも。っと、目覚めたみたいだぜ。」

 

 

 

 

?「う、うーん。」

 

 

 

 

ア「おい、もう大丈夫か?」

 

 

 

 

?「は、はい!助けてくれてありがとうございます!!」

 

 

 

 

ア「いいってことよ。ところで、あんたの名前を聞かせてもらおうか。」

 

 

 

 

 

すると、女の子は答えた。

 

 

 

 

 

真「私の名前は郝玲真白(かくれいましろ)と言います。年齢は16歳です。」

 

 

 

 

ア「郝玲真白さんね。何故、俺の家の前で倒れてたんだ?あんた、俺の二つ隣の家の人だろ。なんでなんだ?」

 

 

 

 

真「それが....よくおぼえてないんです。」

 

 

 

 

ア「え?」

 

 

 

 

真「全部覚えてない訳ではなくて、とりあえず事情を説明します。」

 

 

 

 

と、郝玲真白は答えた。

 

 

 

 

真「まず、話すところは学校の帰りで明日から転勤だから、転校しろと親に言われ転校が決まりショックのあまり家に帰らずそのままゲームセンターに向かっていた時に路地裏に入った途端、人が立っていたんです。」

 

 

 

 

 

ア「人が?確かあの路地裏に人なんざほとんど通らないはずだがな。おかしいな。なぁ、真白さん。聞きたいことがあるんだがよ。」

 

 

 

 

真「何ですか?」

 

 

 

 

ア「あんたが転校する高校ってどこなんだ?」

 

 

 

 

真「羽丘女子学園って言う高校です。」

 

 

 

 

ア「おいおい、冗談だろ!?マジに言ってんのかよ!」

 

 

 

 

真「ええ、ホントに羽丘女子学園に転校になりました。......まさか。」

 

 

 

 

ア「そのまさかだ。ま、この話は別として。さっきの続き、路地裏で人がいた。から話してほしい。」

 

 

 

 

真「わ、わかりました。えっと、私が路地裏を歩いた時に突然、その人が私になったんです。」

 

 

 

 

ア「は?何言ってんだお前?」

 

 

 

 

アレンは思わず言ってしまった。

 

 

 

 

ア「人が変わるだぁ?どう言うことだよ。もう少しわかる説明をしろ。」

 

 

 

 

真「すみません。というか、その人全身が黒いんですよ。」

 

 

 

 

ア「まるで影みたいにか?」

 

 

 

 

真「はい。まさにその通りで、街灯はついているのに、何故かその人は黒いままなんです。」

 

 

 

 

ア「んで、そいつに襲われたお前はここまでやって来たというわけか。」

 

 

 

 

真「はい。」

 

 

 

 

 

ア「なるほど、調べてみる価値がありそうだ。悠人!!」

 

 

 

 

悠「そういうと思ってたぜ、アレン。うし、やるか!郝玲真白さん、依頼はその影の正体を探って欲しい。で構わないか?」

 

 

 

 

 

真「はい、お願いします!」

 

 

 

 

 

ア「その願い、この神坂アレンと時川悠人が承る!!俺たちに任せとけ。」

 

 

 

 

真「あ、ありがとうございます。」

 

 

 

 

ア「どうってことないさ!結果は後日伝える。」

 

 

 

 

真「はい。」

 

 

 

 

ア「とりあえず、今日は帰れ。俺たちも明日から仕事だ。」

 

 

 

 

 

真「わかりました、今回はありがとうございました。それでは。」

 

 

 

 

ア「おう、またな。」

 

 

 

 

そう言って郝玲真白はアレンの家を後にした。

 

 

 

 

 

ア「さて...どうすっかな。」

 

 

 

 

 

悠「とりあえず、動くのは転校してからにしよう。話はそれからだ。」

 

 

 

 

ア「了解だ。」

 

 

 

 

第二話に続く。

 




さて、いかがでしたか第一話!今回から郝玲真白と言うキャラクターが登場します。ちなみにオリキャラです。この少女は後に話の大事なカギを握るかも!?なキャラクターです。是非注目して下さい!
さて、次回は羽丘女子学園に転校するアレン達がどんな生活をするのか、黒い影の正体にも迫ります!お楽しみに!
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それでは第二話でお会いしましょう!!
さよーならー!!!


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第二話 突然の勧誘

前回のあらすじ
アレンの家の前で倒れていた少女、郝玲真白。何故倒れていたかと言うと、黒い色をした人間に殺されかけたと言った。この事件を解決しようとアレンと悠人は立ち上がる。そして、転校の日が決まり、1学期の始業式から学校がスタートするからそれに合わせるという形で、アレンと悠人は羽丘女子学園に転校する。そこで、アレンと悠人に待ち受けるものとは.....!


ア「いやー、まさかとは思わなかったな。」

 

 

 

 

悠「何が?」

 

 

 

 

ア「ほら、女子高に転校するなんて思いもしないことじゃないか。」

悠「ま、そうだな。ましてや、」

 

 

 

 

アレンと悠人は前に進めなかった。

 

 

 

 

悠「女子に囲まれるなんてな。」

 

 

 

 

女子達による行列で。

 

 

 

 

ア「なんてな。じゃねーよ!俺は早く教室に入りたいんだ!なんでトイレから帰ってくるぐらいで5分以上休み時間が潰れるんだよ!いくらなんでもキレるわ!」

 

 

 

 

悠「ま、いいじゃねーの。こんな事多分一生生きても味わえねーよ。」

 

 

 

 

ア「確かにそうだな!だがな!教室に入れないままと、ハーレムどっちがいいんだ!」

 

 

 

 

悠「教室に入りたいな。」

 

 

 

 

ア「そうだろ?」

 

 

 

 

悠「うし、突破しよう。」

 

 

 

 

こうして休み時間ギリギリに教室に入れた二人の前に郝玲真白が現れた。

 

 

 

 

真「早速、囲まれてましたね。」

 

 

 

 

ア「郝玲真白!何故このクラスに!?」

 

 

 

 

真「あ、私のことは真白で構いません。何故と言われましても、私も貴方と同じクラスなので。」

 

 

 

 

ア「そうだったのか、とりあえずよろしくな真白!」

 

 

 

 

真「ええ、よろしくお願いします。」

 

 

 

 

と言い真白は笑った。

 

 

 

 

先「神坂アレン!早く自己紹介しなさい!仮にも貴方は転校生でしょう!」

 

 

 

 

ア「任せてくれ、よし自己紹介する!俺の名前は神坂アレン!好きなものはゲームかな。とりあえず勉強、スポーツもできるかな。ま、そんな感じ。....えっと、よろしく!」

 

 

 

 

全員「よろしくお願いします!」

 

 

 

 

ア(他クラスの奴ら、俺に興味津々かよ!窓見たらめっちゃ集まってるじゃん!!帰りだるいなー。)

 

 

 

 

とアレンは思った。

 

 

 

 

先「とりあえず、転校生の自己紹介が終わったところで今回は放課とします!」

 

 

 

 

ア「え、なんで?」

 

 

 

 

先「始業式が長すぎたので今回はこれで帰ってよし!」

 

 

 

 

ア「マジか!よーし、悠人、真白!帰るか!」

 

 

 

 

悠「おう!」

 

 

 

 

真「了解です。」

 

 

 

 

ア「先生、それじゃあまた!」

 

 

 

 

と言ってアレン達は学校を後にした。

 

 

 

 

真「そういえば、アレンさん。」

 

 

 

 

ア「何だ?」

 

 

 

 

真「最近巷で有名なガールズバンドっていうのがあるんですけど知ってますか?」

 

 

 

 

ア「え、シラネ。」

 

 

 

 

真「ほ、本当にですか!?」

 

 

 

 

ア「興味ないね。」

 

 

 

 

真「説明だけしときますね。女子だけのバンドがあって.....。」

 

 

 

 

ア「それくらいは知ってるよ。どんなグループがいるのか気になるだけ。」

 

 

 

 

真「それなら初めから言って下さいよね。とりあえず説明を続けます。それで今有名なグループがPoppin'Partyと、Roseliaと、Pastel*PalettesとAfterglowとハロー、ハッピーワールド!と呼ばれる計5グループが今のところ有名ですね。自分の中では。」

 

 

 

 

ア「いや、お前の中でかよ。まぁいい、それでお前が言いたいのはこうだ。もしかしたら計5グループの中で誰かが依頼をしてくれるかもしれないとでも言いたいわけだ。」

 

 

 

 

真「何でわかったんですか!?貴方さてはエスパーですね!!」

 

 

 

 

ア「んなわけないだろ!だいたい、お前の話を聞いたら分かるだろ!」

 

 

 

 

悠「そっか、俺たち依頼屋だもんな。あ、そうだ(唐突)真白。」

 

 

 

 

真「何です?悠人さん。」

 

 

 

 

悠「依頼屋のメンバーになってくれないか?」

 

 

 

 

真「いいですよ、減るもんじゃないですし。」

 

 

 

 

ア「マジかよ.....。」

 

 

 

 

アレンは突然の勧誘に何も出来ず、ただ見てるだけであった.....。

 

 

 

 

 

第三話に続く。




さて、いかがでしたか第二話!
次回からバンドリ!のメンバーが登場します。誰が登場するかはまだ内緒です。お楽しみに!
UAが1000件を越えそうなので先にありがとうを言います。
本当に皆様読んでいただきありがとうございます!まだまだ初心者な私ですが、これからも面白いと思えるような小説を作って行くのでよろしくお願いします!!本当にありがとうございます!!
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それではまた次回!
さよーならー!!!


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第三話 パトロール

前回のあらすじ
郝玲真白を依頼屋のメンバーに加入した悠人。そんな中、真白がお泊まり会を提案し、3人はアレンの家に泊まったのである。


ア「ふぁ〜。よく寝たってあれ?」

 

 

 

 

アレンが起きたのは深夜1時の事であった。

 

 

 

 

ア「そっか....俺たちでお泊まり会したんだっけ。....うし、誰も起きてないな。パトロールに向かおう。」

 

 

 

 

アレンは依頼屋の日課であるパトロールを始めた。アレンは以前いた街でパトロールをして人々を助けたりしていたのが身にしみていた。

ア(懐かしいなぁ、あの街。もう一度行こうかな。)

 

 

 

 

とアレンは故郷の事を思い出しながら、パトロールを続けていた、その時である。

 

 

 

 

?「きゃあっ!!」

 

 

 

 

ア「!!」

 

 

 

 

女の子の悲鳴だった。

 

 

 

 

ア「それじゃあ、助けに行きますか!」

 

 

 

 

少女は逃げていた。化け物に約30匹の大群に追われていた。髪型はショートヘアで赤メッシュがトレンドマークの変わった女の子だった。

 

 

 

 

ア「あれはシガイだな。30匹くらいか、5分も要らないな。」

 

 

 

 

そういうとアレンは光のような速さで、敵に突撃した。少女、いや美竹蘭はただただ呆然としていた。何故、自分を助けたのか。ではなく、アレンのスピードに驚愕していた。

 

 

 

 

 

ア(そんな驚くことかなぁ....。あ、以前DISSIDIAFAINALFANTASYの世界に居たからその名残が残ってるのかな多分。)

 

 

 

 

アレンは以前DISSIDIAFAINALFANTASYの世界にいた。その世界での戦いが自分の世界にも経験値として、残っていたのだろう。その経験が生かされたのか、瞬く間に敵を倒した。

 

 

 

 

ア「任務完了。大丈夫か?」

 

 

 

 

蘭「だ、大丈夫です.....。あ、ありがとうございました。」

 

 

 

 

ア「じゃあな。」

 

 

 

 

蘭「待って!」

 

 

 

 

ア「なんだ?」

 

 

 

 

蘭「名前だけ」

 

 

 

 

と言おうとしたが、即答された。

 

 

 

 

ア「お前に教える義理はない。とりあえず無事でよかったとだけ言っておく。....もう用はなさそうだな。俺はもう行く。じゃあな。」

 

 

 

と言ってアレンはその場を後にした。

 

 

 

 

蘭「あ、ちょっと!.....行っちゃった。何者だったんだろ。ま、いいや帰ろ。」

と言い、美竹蘭はその場を去った。

 

 

 

 

悠『アレン!』

 

 

 

 

悠人の声がBluetoothに響く。

 

 

 

 

ア「悠人か。」

 

 

 

 

悠『俺か、じゃない!何一人でパトロールしてるんだ。真白が心配してたぞ。』

 

 

 

ア「パトロールはいつものことだろ?忘れたのか悠人。」

 

 

 

 

悠『忘れちゃいないが、せめて一言言ってから行け!』

 

 

 

 

ア「りょーかい。」

 

 

 

 

悠「はぁ....。」

 

 

 

 

真「彼って依頼屋の時っていつもあんな感じなんですか?」

 

 

 

 

 

悠「真白、悪いな起こしちゃった?」

 

 

 

 

真「いいえ、特に問題は。」

悠「んー、だいたいアレンがパトロールに出かけるとあんな感じだな。ってお前、いつから起きてたんだよ....。」

 

 

 

 

真「アレンさんがパトロールに行った時です。」

 

 

 

 

悠「マジか....。」

 

 

 

 

その頃、アレンはパトロールを終え家に帰る途中であった。

 

 

 

 

ア「ぬぁぁぁん、疲れたもぉぉん。眠いから早く帰るか.....ってお?」

 

 

 

 

アレンが目にしたのは、郝玲真白から聞いた黒い人間だった。

 

 

 

 

ア「.....お出ましだな。」

 

 

 

第四話に続く。




さて、いかがでしたか第三話!今回は話が短すぎました。申し訳ない。今回は美竹蘭が登場しました。次回から他のメンバーも何人か登場させるかもしれない!お楽しみに!
バンドリ!のキャラクター、登場させたいとかのリクエストなどは感想に書いてください。
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それでは第四話でお会いしましょう!
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第四話 The presence of shadow

前回のあらすじ
パトロールから帰ろうとしたアレン。その時、目的の黒い人間に出くわしたのである。


ア「お出ましだな....。」

 

 

 

 

アレンの前には郝玲真白から聞いた黒い人間がいた。

 

 

 

ア「お前は何者なんだ?」

 

 

 

 

?「................。」

 

 

 

 

黒い人間は喋らない。非常に不気味だ。

 

 

 

 

ア「おいおい、やる気かよ?」

 

 

 

 

黒い人間はアレンと戦闘をする構えを見せていた。

 

 

 

 

ア「そんなに闘いたいなら、戦ってやる。悪いが、勝たせてもらう。」

 

 

 

 

と言い、自慢の木刀を構えた。こうして、誰もいない住宅街でアレンと黒い人間の戦闘は始まった。まずアレンが先制攻撃をするが、黒い人間には何一つダメージがない。

 

 

 

 

ア「......ダメージが通らない?どういう事だ?」

 

 

 

 

アレンはその後も斬り続けるも、やはりダメージは通らない。

 

 

 

 

ア「悠人、コイツ攻撃が効かない。どうしようか?」

 

 

 

 

悠『うーん、打撃が通らないのなら魔法で行けばいいんじゃないか?』

 

 

 

 

ア「ここは住宅街だぞ、気づかれたらどうするんだ。」

 

 

 

 

悠『その時はその時で対処しろ、今そっちにいるのはお前だけだ。いいな、あまり魔法撃ち過ぎると騒ぎになる。』

 

 

 

 

 

ア「了解だ。」

 

 

 

 

悠『んじゃ、連絡切るぞ。用があったらまた連絡してくれ。』

 

 

 

 

と言い、悠人は電話を切った。

 

 

 

 

ア「さて、どう攻めるか.....。」

 

 

 

 

実を言うと、魔法は悠人に話す前に試してみたものの、やはりダメージは通らない。

 

 

 

 

ア(魔法も斬撃も通らない......魔法剣ならどうだろう?ホーリーラッシュは効くのか..?検証だな。)

 

 

 

 

アレンは以前DISSIDIAFAINALFANTASYの世界で皇帝と戦った時に使用したHP攻撃ホーリーラッシュを使用することを考えた。ホーリーラッシュ。白き炎を纏った刀で相手を切り裂く近距離攻撃。当たった相手はブレイブ減少、攻撃力が一定時間下がる、技を当てて居る間は技が終わるまで無敵という技だ。弱点としては、リーチはあるものの、遠距離で対処すれば問題ない。打った後、隙がかなりある。と言った所だ。たが、アレンも強くなった為、ホーリーラッシュも強くなっていた。

 

 

 

 

強化版ホーリーラッシュ。白き炎を纏った刀で相手を切り裂く近距離攻撃。当たった相手はブレイブと攻撃力と防御力が大幅に下がる、技を当てている間は無敵、は変わりない。技の発生は早いものの、技を打ち終わるとHP攻撃が確定で入るのが弱点だ。

 

 

 

 

ア「行くぞ。聖なる白刃を喰らえ!」

 

 

 

 

 

ホーリーラッシュは見事に黒い人間にヒットし、黒い人間は消えた。

 

 

 

 

ア「消えただと....!倒した感覚は無い...逃したか!クソッ!」

 

 

 

 

こうして、アレンと黒い人間の戦闘は終わった。後にこの黒い人間はシャドウと呼ばれる影の存在だとニュースで発表された。

 

 

 

 

悠「災難だったな.....とにかく無事でなにより!」

 

 

 

 

ア「うん....。」

 

 

 

 

アレンは考えた、シャドウが何者かを。

 

 

 

 

悠「今考えても意味ないぜ、今は授業に集中しろよ。」

 

 

 

 

ア「わかった。」

 

 

 

 

そして、授業が終わり教室に帰ってもシャドウについて考えていた、その途中である。

 

 

 

 

ク「神坂君!」

 

 

 

 

突然、クラスメイトに呼ばれた。

 

 

 

ア「はい!」

 

 

 

 

ク「君を呼んでる子が居るんだけど。」

 

 

 

 

ア「俺を.....?すぐ行く!」

 

 

 

 

そう言って扉を開けると、

 

 

 

 

ア「アンタは.....!」

 

 

 

美「先日はどうも。」

 

 

 

 

 

美竹蘭がいた。

 

 

 

 

第五話に続く。

 




さて、いかがでしたか第四話!謎の黒い人間はシャドウと呼ばれる存在、シャドウは今回の事件の犯人の一つです。どこから現れたなどは後にわかります。今回の題名The presence of shadowは英語で影の存在と言う意味です。
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第五話 美竹蘭の依頼

前回のあらすじ
羽丘女子学園に転校したアレンと悠人と真白。転校後、依頼屋での日課であるパトロールをしていた時、シャドウと呼ばれる謎の存在と戦い、逃してしまう。その後、学校で美竹蘭に呼ばれるのであった。


美竹蘭に呼ばれたアレンは、羽丘女子学園の屋上にいた。

 

 

 

 

 

ア「それで?なんで俺を呼んだんだ?」

 

 

 

 

蘭「特にはないんですけど.....」

 

 

 

 

ア「じゃあ俺は教室に戻るぞ。用がないんだろう?」

 

 

 

 

蘭「ま、待って!」

 

 

 

 

ア「なんだ?そんな大切な事があるのか?」

 

 

 

 

蘭「はい.....。」

 

 

 

 

ア「言ってみろ。」

 

 

 

 

蘭「......昨日私を助けたのは貴方ですか?」

 

 

 

 

ア「え?」

 

 

 

アレンは回答に困った。美竹蘭は続けて話す。

 

 

 

 

蘭「だから、昨日私を助けたのは貴方ですかって聞いているんです。貴方、化け物達を蹴散らしたじゃないですか。私を助けるために。」

 

 

ここまで来たら認めるしかなかった。

 

 

 

ア「......まぁそうだな。」

 

 

 

 

蘭「ですよね、なのに何故あの時名前を教えてくれなかったんですか。」

 

 

 

ア「あの時は教えなくてもいいんじゃないかって思ったんだ。つーか、なんで俺って分かったんだ?その理由を教えてくれないか?」

 

 

 

 

蘭「......それは教えれません。」

 

 

 

 

ア「は?何でだよ。意味ワカンネ。」

 

 

 

 

蘭「後に教えます。ところで貴方って」

 

 

 

 

ア「アレンでいいぜ。」

 

 

 

 

蘭「ではアレンさん。貴方って依頼屋なんですよね?そこで貴方に依頼です。」

 

 

 

 

ア「なんだ、言ってみろ。」

 

 

 

 

蘭「私のバンドのメンバーに会ってくれませんか?」

 

 

 

 

ア「ファ?」

 

 

 

 

蘭「私たちのこと、知って欲しい。貴方の事だけ知って私の事知らないのは嫌でしょ?」

 

 

 

 

ア「うん、俺の性格上嫌だね。」

 

 

 

 

蘭「だから、教えるんです。私達のバンドを。そして、私達の曲を聴いて欲しい。構いませんか?」

 

 

 

ア「良いよ、乗った。いつになるんだ?」

 

 

 

 

蘭「また後日改めて連絡します。」

 

 

 

 

ア「了解だ。」

 

 

 

 

蘭「それじゃ。」

 

 

 

 

最後、美竹蘭の目の色が金色に変わって、影が睨んだのをアレンは見逃さなかった。

 

 

 

 

ア「もしかして、シャドウが美竹蘭に取り憑いている......まさかな。」

 

 

 

悠「確かに、今の感じかなり変な気配だったな。」

 

 

 

 

アレンの真後ろに悠人と真白がいた。

 

 

 

 

ア「悠人、真白もいたのか。」

 

 

 

 

真「私も依頼屋のメンバーなので。」

 

 

 

 

ア「そっか...。」

 

 

 

悠「それで?行くのか?」

 

 

 

 

アレンは答えた。

 

 

 

 

ア「行くしかねぇな。もしかしたら美竹蘭や他のメンバーがシャドウに取り憑かれてしまっているかもだからな。」

 

 

 

悠「わかった、それじゃお前と真白。二人で行け。俺はいつも通り、オペレーターとしてお前らをサポートする。わかったか?」

 

 

 

 

二人「了解。」

 

 

 

ア「さて、行きますか。」

 

 

 

 

 

こうしてアレンは美竹蘭の依頼を受ける事を改めて決意した。

 

 

 

 

第六話に続く。

 




さて、いかがでしたか第五話!
次回はAfterglowのみんなと出会います。お楽しみに!
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このキャラ出して欲しいなどのリクエストは感想に書いてください!
それではまた次回。
さよーならー!!!


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第六話 もう一人のアレン

前回のあらすじ
美竹蘭の依頼を受けたアレン。依頼の話が終わった直後、アレンは美竹蘭からシャドウに似た気配を感じた。アレンは美竹蘭がシャドウに取り憑かれていると考える。
一方、依頼の内容は自分のバントのメンバーに会って欲しいという依頼にアレンと真白が受ける事になったのである。


ア「ぬぁぁぁん、疲れたもぉぉぉん。」

 

 

 

 

悠「チカレタ......。」

 

 

 

 

真「いや、貴方達今日の授業ほとんど寝てたじゃないですか。特にアレンさんなんか先生に怒られた後、歴史のプリント3枚仕上げて来いとか言われてましたよね。あれ、終わったんですか?」

 

 

 

 

アレンは答えた。

 

 

 

 

ア「あんな簡単な問題、15分で終わったけど?あのプリントの問題簡単すぎだろ。」

 

 

 

 

真「!!?」

 

 

 

 

真白は驚きを隠せなかった。

 

 

 

 

真「あのプリントの難しさは東大レベルのはず!何故15分で解けたのですか!?」

 

 

 

 

すると悠人が答えた。

 

 

 

 

悠「アレンて昔から頭いいんだ、I.Q350くらいらしいけど実際はそんな事ないらしい。」

 

 

 

 

真「あ、I.Q350!?ほ、本当ですか.....アレンさん。」

 

 

 

 

ア「俺の学校でI.Q検査ってのがあって、俺を測った時、計測器が壊れてたらしくてな。」

 

 

 

 

悠「でも実際お前頭いいじゃん。」

 

 

 

 

ア「お前もだろ。」

 

 

 

 

この時、真白は疑問に思った。

 

 

 

 

真「あの......お二人以前いた高校って?」

 

 

 

 

二人は口を揃えて言った。

 

 

 

 

 

二人「渧皇(ていこう)学園。」

 

 

 

 

真「て、渧皇学園!?」

 

 

 

 

ア「なんだ?どうかしたのか?」

 

 

 

 

と、アレンはキョトンとしている。

 

 

 

 

真「驚くも何も、渧皇学園って世界でも1、2を争うぐらいの偏差値の高さで有名な高校ですよ!?」

 

 

 

 

ア「はぇ〜、そうなんすね。」

 

 

 

 

真「関心してる場合じゃないでしょ。」

 

 

 

 

ア「お、そうだな。.......ってお?誰からなんだ?」

 

 

 

 

アレンのスマホから着信がなった。

 

 

 

 

ア「誰だろ。もしもし。」

 

 

 

 

蘭『もしもし、私です。』

 

 

 

 

電話をしてきた人物は依頼人の美竹蘭であった。

 

 

 

 

ア「あれか?依頼の日が決まったのか?」

 

 

 

 

蘭『はい、明日で大丈夫ですか?』

 

 

 

 

ア「了解だ。」

 

 

 

 

蘭『わかりました、メンバーにも伝えておきます。それじゃ。』

 

 

 

 

といい、電話を切られた。

 

 

 

 

悠「いつになったんだ?」

 

 

 

 

ア「明日。」

 

 

 

 

悠「明日!?ウソだろ.....。」

 

 

 

 

悠人は驚きを隠せなかった。

 

 

 

 

ア「明日なんかあるのか?」

 

 

 

 

悠「俺明日用事があるんだ。」

 

 

 

 

真「奇遇ですね、私もです。明日ばかりは行けないんですよ。」

 

 

 

 

ア(コイツら、初めからこれを狙っていたんだな。クソかよ。)

 

 

 

 

悠「だから、アレン。明日はお前一人で行け。今回はお前一人の方がいい。」

 

 

 

 

ア「何故、一人の方がいいんだ?」

 

 

 

 

 

悠「おそらく、シャドウが見えるのは今のところお前だけだ。シャドウは美竹蘭に取り憑いているという事は、他のメンバーにも取り憑いてないわけがない。それに、真白や俺も二の舞になるのはごめんだ。アレン、大丈夫だろ?」

 

 

 

 

ア「まぁ、俺も取り憑かれてる奴はいるけどな.....。」

 

 

 

 

悠「アイツとは、俺より長い関係なんだろ?大丈夫だろ。」

 

 

 

 

ア「.....アイツなら行けるかな。」

 

 

 

 

真「すみません、アイツって誰ですか?」

 

 

 

 

真白は疑問に思ったので質問した。

 

 

 

 

悠「ああ、済まない。説明してなかったな。

 

 

 

 

アレンにはもう一人のアレンがいる。」

 

 

 

 

真「?」

 

 

 

 

悠「簡潔に言うと違う人格があるんだ。ま、そいつ自体かなりやばい奴だけどな。でも、いい奴だぞ。」

 

 

 

 

真「そ、そうなんですか。ところで名前とかあるんですか?」

 

 

 

 

悠「えーと、確か名前はエグゼだったかな?なんでアレンの体にいるのかは俺にもわからない。だって俺と知り合う前からエグゼはアレンのとなりにいるからな。でも、ある日突然いなくなった。理由はわからない。でも、今帰っているなら頼もしすぎる存在だ。」

 

 

 

 

真「そうなんですか。」

 

 

 

 

悠「ああ。」

 

 

 

 

一方、アレンは二人を無視して歩いていた。そして、人気がないところに移動する。

 

 

 

 

ア「........もう大丈夫だ、出てきていいぞエグゼ。」

 

 

 

 

すると影からアレンと全く同じ姿の人間が出てきた。

 

 

 

 

エ『よう相棒、久しぶりだな。この俺を出すとは、何事だ?』

 

 

 

 

ア「お前に頼みたい事があってな。」

 

 

 

 

エ『何だ?』

 

 

 

 

ア「明日、依頼があるんだ。だから......」

 

 

 

 

エ『わかってるよ、お前のいいたい事はわかるぜ。何年間テメェの中で生きてきたと思ってる。』

 

 

 

 

ア「ああ、そうだな。あの日、契約を交わしてから12年が経つんだもんな。よし、明日は頼むぞ。」

 

 

 

 

エ『ふん、この俺様に任せておけ。』

 

 

 

 

 

ア「当てにしてるぜ。」

 

 

 

 

こうしてアレンとエグゼは明日の依頼を解決する事にした。

 

 

 

第七話に続く。

 




さて、いかがでしたか第六話!今回から新キャラ神坂エグゼが登場します!神坂エグゼはアレンが5歳の頃に出会った悪霊です。強さで言うと、ドラゴンボールのフルパワーのビルスの約50倍の強さかな。
いつもは力を押さえている。と言った感じでしょうかね。後々、エグゼの事も物語で詳しく説明します。次回はようやくAfterglowのメンバーと対面します!おたのしみに!
UAが2000件を超えました!ありがとうございます、これからも精進して行きますのでよろしくお願いします!
お気に入り登録、感想、評価待ってます!
それでは第七話でお会いしましょう。
さよーならー!!!


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第七話 Afterglowのマネージャーになれ

前回のあらすじ
美竹蘭の依頼を受けたアレンと、エグゼ。
依頼の日がやって来て、アレンとエグゼは目的地に到着したのである。


ア「目的地ってここで間違いないんだよな?」

 

 

 

 

エ『ああ、間違いねぇな。ここだ。』

 

 

 

 

ア「....音楽スタジオか。CiRCLEって読むのかあれ?」

 

 

 

 

エ『多分な。それより中に入ろうぜ。人気の多い場所には長くいたくないんだ。』

 

 

 

 

ア「同感。それじゃ、行きますか。」

 

 

 

 

二人はCiRCLEの中に入って行った。

 

 

 

 

 

ま「いらっしゃい!君がアレン君と....もう一人は?」

 

 

 

 

ア「エグゼっていう。」

 

 

 

 

エ『よろしく。』

 

 

 

 

ま「よろしくね、エグゼ君。私の名前は月島まりな。CiRCLEの従業員。よろしくね!」

 

 

 

 

ア・エ「よろしくお願いします。」

 

 

 

 

 

ま「今から、Afterglowのライブが始まるから是非とも見に行ってね!」

 

 

 

 

ア「分かりました。行くぞエグゼ。」

 

 

 

 

エ『了解だ。』

 

 

 

 

こうして、二人はAfterglowのライブを観に行った。

 

 

 

 

ア「人が沢山いるな。あ?あれ悠人じゃね?」

 

 

 

 

エ『.....本当だ。アイツ、用事ってこういう事か。俺らは後ろの方で見るぞ。』

 

 

 

 

 

ア「同感、人が多いのは嫌いだからな。」

 

 

 

 

二人は後ろの方でAfterglowのライブを鑑賞する事にした。

 

 

 

 

そして、5分後。Afterglowがやって来た。

 

 

 

 

ア「うーむ、カッコいいな。これは人気になるわぁ.....コレはァ。間違いない。」

 

 

 

 

エ『お前何様のつもりだよ.....。』

 

 

 

 

 

ア「ほんとそれなwww」

 

 

 

 

エ『いや、何がオモロイし。』

 

 

 

 

ア「それにしてもよ、Afterglowは凄いと思わないか?」

 

 

 

 

エ『話逸らしやがったな。まぁ...良いけどよ。それで?Afterglowの何が凄いんだ?』

 

 

 

 

ア「普通、バンドってさ協調性っていうか、チームワークが大事じゃないか。俺的には“ああいう演奏ができる”ていうのが凄いと思うんだ。」

 

 

 

 

エ『言ってる意味がわかんねーぞ。』

 

 

 

 

ア「お互いのミスを完璧にカバーしたり、カバーした直後にセッションをして盛り上げる。1番の凄いところは、“ボーカル以外の奴らは、ボーカルの背中を信じて、演奏をしていて、こともあろうかその背中を追いかけようとしている”所だな。」

 

 

 

 

 

エ『.....?より訳が分からなくなったぜ。』

 

 

 

ア「だろうな。お前には一生理解出来ないことだからな。お前が人を信じる事なんか、一生かけてもないからな。」

 

 

 

エ『うるせぇやい。』

 

 

 

ア「結論を言うと、幼馴染で組んだバンド。Afterglowは凄いバンドって事。」

 

 

 

 

 

エ『.....ふーん。』

 

 

 

 

そうエグゼが言った後、タイミングよくライブが終わった。

 

 

 

ア「お、ライブ終わった。エグゼ、ここからはオレ一人で行くよ。」

 

 

 

 

エ『了解だ、何かあったら直ぐに駆けつけるぜ。』

 

 

 

 

と言い、エグゼと別れ単独行動をすることにした。

 

 

 

 

ア「やっぱり単独行動はいいな、邪魔が入らない。.....さて、行きますか。」

 

 

 

 

 

こうしてアレンはAfterglowのもとに向かうのであった。

 

 

 

 

ア「ここだな。」

 

 

 

 

Afterglowの楽屋に着いたアレンはドアをノックした。

 

 

 

 

ア「すいませ〜ん。」

 

 

 

 

?「はーい。」

 

 

 

 

と、聞いた事ない声が聞こえた。

 

 

 

 

ア(誰なんだ....?)

 

 

 

 

ドアが開き、出て来たのは羽沢つぐみだった。

 

 

 

 

ア「アンタはたしか.....。」

 

 

 

 

つ「か、神坂先輩!?ど、どうしたんですか!?こんな所で!?」

 

 

 

 

つぐみは驚きを隠せなかった。

 

 

 

 

ア「アンタのバンドのボーカルに呼ばれただけだ。」

 

 

 

 

つ「そ、そうなんですね。ま、ゆっくりしていってください。」

 

 

 

 

ア「そうしたいもやまやまだが、俺も忙しくてな。依頼が終わり次第、予定があるから直ぐ行かないといけない。悪いな。」

 

 

 

 

つ「そうですか、了解しました。お?噂をすればなんとやらですよ!」

 

 

 

 

ア「お、そうだな。」

 

 

 

 

Afterglowの楽屋に美竹蘭が戻ってきた。

 

 

 

 

蘭「お待たせしてすみません。」

 

 

 

 

ア「別に待ってない。とりあえず、何故俺をここに呼んだか教えてほしい。そんなメンバーの紹介とか、分かりやすい嘘はつくな。本当の目的は何だ?」

 

 

 

 

蘭「.....分かりました。お話します。アレンさん、シャドウはご存知ですか?」

 

 

 

 

ア「.....何が言いたい。」

 

 

 

 

アレンは迷わず木刀を美竹蘭に構える。

 

 

 

 

蘭「ま、待ってください。私達は別に戦いわけではありません。ある条件を飲んでくれたら、貴方が追っている事件を一緒に解決しようと思ったので、交渉しにきたんですよ。」

 

 

 

 

ア「......まず、お前らにシャドウが取り憑いてる事も分かってる。答えろ。お前らシャドウは敵なのか味方なのか、はっきりしろ。」

 

 

 

 

すると、美竹蘭は即答した。

 

 

 

 

蘭「それは取り憑いたシャドウによって違います。」

 

 

 

ア「何だと?」

 

 

 

 

蘭「私に取り憑いたシャドウが言いました。

“シャドウは皆一緒ではない、人と同じく人格が存在する。”って。」

 

 

 

 

 

ア「.....なるほどな。その言葉、信じてみる価値はあるかな。それで、ある条件は?」

 

 

 

 

蘭「ありがとうございます、アレン先輩。それで....条件は。」

 

 

 

 

美竹蘭が言った条件は。

 

 

 

 

蘭「Afterglowのマネージャーになってくれませんか?」

 

 

 

 

ア「.........お?」

 

 

 

 

 

 

ありえない条件だった。

 

 

 

 

 

 

第八話に続く。




さて、いかがでしたか第七話。投稿ペースが遅れたとか気にしない。
次回は、Afterglowのメンバーの条件をアレンが呑むのかどうか、そしてAfterglowのシャドウに会えるかも?
乞うご期待!
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それでは第八話でお会いしましょう!
さよーならー!!!


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第八話 協同戦線

前回のあらすじ
Afterglowのライブ後、アレンは単独でAfterglowに会いに行く。そこで知らされた事は、Afterglowのメンバー全員がシャドウに取り憑かれている事、そしてアレンが解決しようとしている事件を共に解決するという事であった。条件として、Afterglowのマネージャーになれと言われたアレンは驚きを隠せなかった。


ア「マネージャー?何で急にそんな事を俺に頼んだ?他の願いの方がいいんじゃないか?」

 

 

 

蘭「いや、マネージャーは無理ならメンバーになって欲しい。」

 

 

 

 

ア「拒否する。」

 

 

 

 

 

アレンは即答した。

 

 

 

 

蘭「.....何故ですか?」

 

 

 

 

ア「決まってる。今俺が入っても、“俺自身に得も無いし、そちら側にも得が無いから”だ。お前らのバンド、Afterglowは幼馴染で組んでいる。そのチームワークこそが持ち味であり、強みである。だから、今俺がメンバーに入ったらそれが無くなる。それに新しいメンバーを入れて音を合わせるのは面倒だろう?だから、俺はメンバーに入る意味は無い。違うか?」

 

 

 

 

モ「なるほど〜。確かにアレン先輩の言う通りですね〜。」

 

 

 

 

と、青葉モカは答えた。

 

 

 

 

ア(そんな事もわからないのかコイツらは。大丈夫か?そんな状態でよく俺にシャドウに取り憑かれていると話せたな。やはり、倒しとくか?いや、ここは.....。)

 

 

 

 

蘭「どうかしたんですか?ボーっとして。」

 

 

 

 

ア「いや、なんでもない。」

 

 

 

 

ア(別にボーっとしてないだろ。)

 

 

 

 

とアレンは思った。

 

 

 

 

蘭「それで結局、条件は飲むのか飲まないのかハッキリしてください。」

 

 

 

 

ア(コイツ.....依頼人のくせに生意気な奴だな。でも確かに蘭の言う通りだ。どうするか......あ、そうだ。相談役なら行けるはず。....やってみるか。)

 

 

 

 

ア「なぁ。」

 

 

 

 

蘭「何ですか?」

 

 

 

ア「俺はお前らのメンバーにはなれない。」

 

 

 

 

蘭「じゃあ、交渉決裂とい.....」

 

 

 

ア「かと言って、マネージャーにもなれない。だからマネージャーの代わりと言ってはなんだが、相談役的なのならOKだ。俺もそんな毎日お前らの練習には行けない。俺もあくまで依頼屋だ。受けた仕事はやり遂げなければならない。そこで、相談役になりたい。構わないか?別に相談役なら、お互いに損は無いと思うがな。」

 

 

 

 

蘭「.......みんなどうかな?私は全然問題ないけど。」

 

 

 

モ「意義なーし。」

 

 

 

つ「右に同じ!」

 

 

 

ひ、巴「「同じく!」」

 

 

 

 

ア「それじゃ、全員意義なしだな。.....よろしくな。」

 

 

 

蘭「ええ、よろしくお願いします。」

 

 

 

こうして、Afterglowと神坂アレンはThe presence of shadowを解決するために協力関係を組んだ。

 

 

 

 

ア「ふーっ、帰るか。やっぱ帰りはバイクに決まってんじゃん!免許?無いに決まってんじゃーん!バレなきゃいいんだよ。」

 

 

 

 

と、アレンは独り言を言いバイクに乗った。

 

 

 

アレンがバイクで家に帰る矢先、高速道路に差し掛かる時に不思議なことが起きている事に気付いた。

 

 

 

ア「.......人の気配がない。そんな馬鹿な。この高速道路、この時間はかなり車が来るはずだぞ。何か、あったのか?」

 

 

 

と、アレンは不思議そうに道路を見ながら、バイクを走らしていると、背後からバイクの音がした。

 

 

 

ア「!!敵意があるな.....!しかも、シャドウかよ!5人くらいか。まとめて片付けてやる。ただ、バイクに乗りながらになるがな。」

 

 

 

こうして、アレンとシャドウの戦闘が始まろうとしていた。

 

 

 

 

 

第九話に続く。




さて、いかがでしたか第八話!次回は5体のシャドウとバイクに乗りながら戦闘します。お楽しみに!
お気に入り登録、感想、評価ドシドシ待ってます!
それではまた次回!
さよーならー!!!


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第九話 謎のメール

前回のあらすじ
Afterglowと協力関係を築いたアレンはバイクで家に帰る途中で、5体のシャドウと闘う羽目になったのであった。


ア「さて、このバイクを乗りこなせるのか.....一か八かの勝負だな。行くか!」

 

 

 

 

と言い、アレンはVMAXというバイクに乗って今、シャドウと闘おうとしていた。

 

 

 

 

ア「シャドウは5体、剣持ちが4、遠距離が1か。こういう時はあの武器が最良だな。」

 

 

 

 

と言い、変わった形の大剣を取り出した。名前はフォースイーターという。

 

 

 

 

フォースイーター。

FF7でクラウドが使用していた武器。持ち主の精神を喰らうという噂のある、禍々しい紫色の刀身を持つ剣。アレンのフォースイーターの刀身は紫ではなく、赤色である。これは、アレンがある刀鍛冶にお願いをし、作ってもらった。いわば、彼専用の武器だ。特殊な効果がある。それは、攻撃をした後しばらくの間ダメージを受けない限り、攻撃力が上がるのと、相手は斬られると、段々と自分自身が重くなり、素早さが下がると言ったデバフがかかる。

 

 

 

 

ア「あー、チクショウ!攻撃が当たらねぇ!どうしたらいいんだ!」

 

 

 

 

アレンはフォースイーターを振るいながら、敵を倒そうとするも、相手が多いしそれなりに強いため苦戦していた。

 

 

 

 

ア「......くっ!あっぶね、今銃弾弾いてなかったら死んでた。相手のスナイパー中々上手いな。」

 

 

 

 

と言いながら、4体のシャドウを攻撃しながら、バイクを走らせる。

 

 

 

 

ア「問題は.....どうやってアイツらを倒すかだ。アイツら、さっきから攻撃しても全然効いてないし、マジにシャドウ厄介だな。」

 

 

 

 

と言いながら、時速190キロのスピードを維持したままバイクを走らせる。

 

 

 

 

ア「かと言って、魔法は使えないしなぁ。ま、地道にやってくか!」

 

 

 

 

アレンはシャドウの体力を地道に減らして行く事にした。シャドウ達はアレンの剣さばきに翻弄されていた。次第に体力がなくなったのか、3体のシャドウが消えた。

 

 

 

 

ア「あと2体.....!....斬り裂く!」

 

 

 

 

アレンは残り2体をまとめて撃破した。

 

 

 

 

ア「よし、任務完了!帰るか!」

 

 

 

 

こうしてアレンは家に帰るのであった。

 

 

 

 

ア「ただいまー。」

 

 

 

 

悠「お、アレン。お邪魔してるぜ。」

 

 

 

 

真「お邪魔してます。」

 

 

 

 

アレンが家に帰ると、時川悠人と郝玲真白がいた。

 

 

 

 

ア「いや、何でいるし.....。」

 

 

 

 

悠「ちょっとお前に用があってな。これ見ろよ。」

 

 

 

 

と言い、悠人はアレンにパソコンを見せる。

 

 

 

 

ア「......あ?」

アレン宛のメールが来ていた。内容はこう書いてある。

“拝啓、依頼屋殿。依頼屋殿に頼みたいことがあり、このようなメールを送った。私の依頼は君達に会いたい。ただそれだけだ。それ以外にもあるが....。会ってから話そう。君達は羽丘女子学園にいるのだろう?なら、話は速い。明日、屋上で待っているよ。”

 

 

 

 

ア「....誰からだ?何故、俺たちの高校を知っている?」

 

 

 

 

悠「それもわからずじまいだ。だから、お前ならなんか知ってると思って聞いたんだ。」

 

 

 

 

ア「俺も知らないよ。」

 

 

 

 

悠「明日全てが分かるということか。」

 

 

 

 

真「そう言うことになりますね。」

 

 

 

 

ア「うし、明日3人でメールを送って来た奴の所に行こう!」

 

 

 

 

悠「了解!」

 

 

 

 

真「わかりました!」

 

 

 

 

こうして3人は明日に備えるのであった。

 

 

 

 

第十話に続く。

 




さて、いかがでしたか第九話!次回は謎のメールの送り主に出会います。果たして何者なのか、お楽しみに!
UAがなんと、3000を超えました!これまで読んでくださった方々、ありがとうございます!これからも頑張ってまいりますので応援のほど、よろしくお願いします!
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それではまた次回!
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第十話 エドガー・ロニ・フィガロ

前回のあらすじ
5体のシャドウと戦闘後、無事に帰ったアレン。アレンの家には悠人と真白が来ていた。
悠人はアレンに謎のメールを見せるも、アレンは知らないという。果たして、メールの送り主は何者なのか!?


メールを送られた翌日、アレン達は羽丘女子学園にいた。

 

 

 

 

ア「よし、授業終わり。」

 

 

 

 

悠「疲れた〜。」

 

 

 

 

真「今日は確か、謎のメールの送り主に会いに行くんですよね?」

 

 

 

 

ア「うん。」

 

 

 

 

悠「それじゃあ、行くか。」

 

 

 

 

真「はい。」

 

 

 

 

と言い、3人は屋上に向かった。屋上には、メールの送り主らしき人物が立っていた。

 

 

 

 

ア「お前がメールの送り主か。」

 

 

 

 

男は振り返ると笑顔で。

 

 

 

 

?「如何にも、私が送った。」

 

 

 

 

ア「名前を教えろ。」

 

 

 

 

エ「いいだろう、ここまで来てくれたお礼に教えてあげよう。私の名前は、エドガー・ロニ・フィガロだ。よろしく頼むよ。」

 

 

 

 

ア「よろしく。」

 

 

 

 

悠「お、おいアレン!大丈夫なのか?」

 

 

 

 

ア「悠人、この人は大丈夫。“信頼できる”人だ。」

 

 

 

 

エ「君なら、わかってくれると思ったよ。」

 

 

 

 

ア「だって、アンタはティナの仲間だろ?違うか?」

 

 

 

 

エ「そこまで見破られるとは、君は凄い人物だね!」

 

 

 

 

ア「そりゃどーも。」

 

 

 

 

ここでエドガーについて説明しておこう。

エドガー・ロニ・フィガロ。FF6に登場する。

砂の王国を治める若き国王。双子の弟がいる。彼は機械に詳しい。そのためか、原作では彼の居城も機械仕掛けであり、城自体が砂漠を潜って地中を突き進むことができるというレベルの代物である。ある意味、「魔法が失われ機械文明が発展した世界」というFF6の世界観を端的に表した人物とも言える。民を思う人格者ではあるが軟派でキザな性格であり、女性に会うやいなや歯の浮くような口説き文句を漏らすこともしばしば。

 

 

 

 

真「何故、私達にあんなメールを送ってきたのですか?教えてください。」

 

 

 

 

ア「.....口説くなよ?」

 

 

 

 

エ「そんなつもりで今日は来たわけではない。今回は、今君達が追っているシャドウについてだ。」

 

 

 

 

ア「.....なんだと?」

 

 

 

 

エ「アレン君、以前君はシャドウと戦闘を行ったね?」

 

 

 

 

ア「....始めにな。あれか?あの全身真っ黒いけど、目だけ赤いやつか?」

 

 

 

 

エ「.....あれと戦ったのか!?」

 

 

 

 

ア「あ、ああ。それがどうかしたのか?」

 

 

 

 

エ「どうしたもこうしたもない!君が戦ったのは、シャドウの親玉だ!」

 

 

 

 

ア「......なんだと?」

 

 

 

 

悠「....え?」

 

 

 

 

真「....そんな!」

 

 

 

 

エ「まさか一足速く君が戦っているとはな。全く、なんて子だ。」

 

 

 

 

ア「アイツ、そんなやばいやつだったんだな。あー、どんな影響及ぼすとかは言わなくていいぞ。大体想定はつく。」

 

 

 

 

エ「理解が速くて助かるよ。私からお願いがあるんだが、聞いて欲しい。」

 

 

 

 

ア「何だ?」

 

 

 

 

エ「私も依頼屋のメンバーに入れて欲しい。私は機械に詳しい。戦力にもなる。どうだ?」

 

 

 

 

悠「どうするアレン。」

 

 

 

 

真「私は賛成です。」

 

 

 

 

ア「.......わかった。」

 

 

 

 

エ「では、決まりだな。改めて、よろしく頼むよ。アレン。」

 

 

 

 

ア「ああ、よろしく頼む。エドガー。」

 

 

 

 

こうして依頼屋に新しいメンバー、エドガーが加入した。

 

 

 

 

ア「ところで、気になったんだが。」

 

 

 

 

エ「ん?何だい?」

 

 

 

 

ア「何でここにいるんだ?」

 

 

 

 

エ「私は今ここの教師をしているからね。」

 

 

 

 

ア「.....ファッ!?」

 

 

 

 

エ「すんなり入れて助かったよ。」

 

 

 

 

ア「マジかよ....。」

 

 

 

 

流石は王様なだけある。とアレンは思うのであった。

 

 

 

 

第十一話に続く。




さて、いかがでしたか第十話!今回からFF6から、エドガーを登場させてます。どんな活躍を見せてくれるか、期待してください!
次回もお楽しみに!
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それではまた次回!
さよーならー!!!


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第十一話 隣のクラスの氷川日菜

前回のあらすじ
エドガー・ロニ・フィガロを新たな依頼屋のメンバーとして迎えたアレン達。それから数週間が経とうしていたある日、学校のテストがあることを思い出したのであった。


ア「あーあ、疲れた。最近、体が休まってないなぁ。誰かいねーのかよ。」

 

 

 

 

と言い、アレンは帰路に着いた。

 

 

 

 

エ「いるとも!私という素晴らしい居候がね!」

 

 

 

 

ア「......そうかい。」

 

 

 

 

エ「どうしたアレン。私がいて何か不満でもあるのかね?」

 

 

 

 

ア「いや、不満しかないから!俺の家の居候なのに、何、人の家の地下にえげつない部屋作ってんの!?馬鹿か!」

 

 

 

 

エ「いいじゃないか、アレン。オペレーター室を作っても。悠人君は喜んでいたよ。それよりアレン。明日からテスト期間だよ。」

 

 

 

 

ア「あ......。」

 

 

 

 

エ「.....忘れてたのか?」

 

 

 

ア「いや?提出物は全部終わらせたから問題ない。」

 

 

 

 

 

エ「もう終わらせたのか....。」

 

 

 

 

ア「まーな。」

 

 

 

 

エ「大変そうだが、頑張りたまえ。」

 

 

 

 

ア「はいはい。」

 

 

 

 

そして翌日。

 

 

 

 

ア「テスト期間が来ちまった。ダルイな。」

 

 

 

 

真「そういえば、アレンさんって部活とか入らないのですか?」

 

 

 

 

ア「入りたいとも思わないな。」

 

 

 

 

何故か、アレンはこう思った。

 

 

 

 

ア(身内や依頼屋のメンバー以外の人と話すのがただでさえ面倒だし、依頼を解決する時間が減るだろうが。何故それが分からない?困ったやつもいたもんだ。)

 

 

 

 

そう考えていたら、扉が思い切り開いた。

 

 

 

 

日「るんってきたー!」

 

 

 

 

ア(めんどくさい奴、登場か。)

 

 

 

 

とアレンはすぐさま思い、トイレに行こうとしたら、突然引っ張られた。

 

 

 

 

ア「お、おい。何をする。」

 

 

 

 

日「君にるんっ♪ときちゃった!」

 

 

 

 

ア(何が、るんっ♪ときちゃった!だ。こっちはアンタから避けたくて逃げようとしていたんだ。勘弁してくれ。)

 

 

 

 

と無表情でそう思った。だが、当然氷川日菜はそれを知る事なく、アレンに話しかける。

 

 

 

 

日「ねぇねぇ、君!天文部に入らない?」

 

 

 

 

ア「.....天文部?」

 

 

 

日「なんか、入りたいって顔してたから、ねぇねぇ!いいよね!?」

 

 

 

 

ア「悪いが、そういう話ならパスだ。他を当たれ。」

 

 

 

 

日「ええ〜、そんな〜。また声かけに行くよ〜。」

 

 

 

 

と言い、諦めて去って行った。

 

 

 

 

ア「また来るのか.....。」

 

 

 

 

真「だって彼女、隣のクラスですよ。」

 

 

 

 

ア「何だと?」

 

 

 

 

真「彼女、確か姉がいるとかなんとか。あと、一度見たものはすぐに覚えて、出来るようになるらしいです。」

 

 

 

 

ア「まさに“天才”か。」

 

 

 

 

真「はい、凄いですよね。ちなみに、私も天文部に所属してますよ。」

 

 

 

 

ア「......そうか。」

 

 

 

 

真「見に行くだけでも、行きますか?」

 

 

 

 

ア「.....わかった。行けばいいんだろう?後々面倒な事になるのは勘弁だからな。」

 

 

 

真「ありがとうございます。」

 

 

 

 

ア「ゲームしたかったんだがな。けど俺は意外にも少しだけ、天文部に興味がある。」

 

 

 

 

真「まさか、そんな事思っていたとは。」

 

 

 

ア「俺自体、星は好きだからな。」

 

 

 

 

真「そうなんですね.....。」

 

 

 

 

ア「天文部は何時頃に活動している?」

 

 

 

 

真「今日は夜に活動します。」

 

 

 

 

ア「了解だ。」

 

 

 

 

こうしてアレンは天文部の活動を見学しに行く事にした。

 

 

 

 

第十二話に続く。

 




さて、いかがでしたか第十一話!今回は氷川日菜を初登場させました。次回はその彼女が所属する天文部の活動をアレンが見学します!
お楽しみに!
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第十二話 天才の妹を持つ姉はストレスがやばそう。

前回のあらすじ
アレンは氷川日菜に天文部に入らないかと、誘われたが、あっさり拒否する。真白からもお願いされた。アレンは仕方なく、天文部を見学しに行くのである。


ア「この街にこんな山があるとはな.....。」

 

 

 

 

アレンが独り言を言っていると。

 

 

 

 

日「あー、あの時の君!来てくれたんだね!嬉しいなぁ。」

 

 

 

 

ア「今日は真白がどうしても来て欲しいと言われたから来ただけだ。」

 

 

 

 

日「それでも、来てくれただけでもありがたいや!」

 

 

 

 

ア「....そうか。」

 

 

 

 

と言った後、後ろから声が聞こえた。

 

 

 

 

紗「日菜、何をしてるの?」

 

 

 

 

日「あ、おねーちゃん。今、部活をやってるんだ。この人、部活の見学に来てくれたんだ!名前は....えっと、なんて言うの?」

 

 

 

 

ア(コイツ....俺の名前も知らずに言ったのか?ふざけるなよ....。)

 

 

 

 

とアレンが思ってる間に、氷川紗夜が挨拶をしに来た。

 

 

 

 

紗「妹がすみません。私の名前ふは氷川紗夜と言います。よろしくおねがいします。あなたの名前は?」

 

 

 

 

ア「.....神坂アレン。」

 

 

 

 

紗「アレンさんですね。よろしくおねがいします。」

 

 

 

 

ア「よろしく。」

 

 

 

 

と、アレンと紗夜は軽い自己紹介を済ませた。

 

 

 

 

日「アレン君!見てみて!」

 

 

 

 

ア「何だ?」

 

 

 

アレンは言われるがまま、空を見るとそこには綺麗な夜空が浮かんでいた。

 

 

 

ア「.....!」

 

 

 

 

アレンは感動していた。こんな景色が観れるのかと。こんな景色をもっと見たいと。だから、アレンは決めた。

 

 

 

 

ア「氷川日菜。」

 

 

 

日「どしたのー?」

 

 

 

 

ア「アンタの部活に入りたい。」

 

 

 

 

日「え!?いいの?」

 

 

 

 

ア「入っては行けない理由はないだろう?」

 

 

 

 

日「ありがとー!これからよろしくね!」

 

 

 

 

ア「フッ、よろしくな。」

 

 

 

 

こうして、アレンは天文部に所属した。

 

 

 

 

ア「アンタはいつからこの部活にいるんだ?」

 

 

 

 

日「いつからだろ?覚えてないや。」

 

 

 

 

ア「.....そうか。もう一つ聞きたいことがある。」

 

 

 

 

日「何?」

 

 

 

ア「氷川紗夜といったか、あの人はアンタの姉か?」

 

 

 

 

日「そうだよー!それが、どうかした?」

 

 

 

 

ア「いや、何でもない。」

 

 

 

 

アレンは思った。

 

 

 

 

ア(こんな天才の妹をもったら、たまったもんじゃないよな.....。)

 

 

 

 

と。

 

 

 

そして、アレンが天文部に入部して数日たった頃のことである。

ア「ぬぁぁん、疲れたもぉぉぉん。マジで勉強やめたくなりますよ〜。」

 

 

 

アレンが自宅で勉強をしていると、パソコンからメールが届いた音がした。

 

 

 

 

ア「何だ?」

 

 

 

エ「依頼のようだ。どれ、読んであげよう。えーと、前略依頼屋様」

 

 

 

 

メールの内容はこう書いてある。

 

 

 

 

“神坂アレンさんでしょうか。私は氷川紗夜と言います。以前お会いして、郝玲真白さんがアレンさんは頭が非常に良いとお聞きしたので、この様なメールを送らさせていただきました。私事なのですが、依頼屋さんに依頼を受けて欲しいです。その依頼は、私のバンドメンバーに勉強を教えて欲しいのです。私以外、勉強が出来る人が全くと言っていいほど、いないので是非ともお願いします。

氷川紗夜

 

 

 

 

アレンとエドガーは思った。

 

 

 

 

ア・エ(氷川紗夜...ストレスとかやばそう。)

 

 

 

 

ア「エドガー、あんたも来てくれ。」

 

 

 

 

エ「悪いがお断りだ。私と君が一緒に住んでるというのがバレたら一大事だ。だから、君1人で行きたまえ。アレン、君は一応それなりに教えるのは上手いからね。ま、頑張りたまえ。」

 

 

 

 

ア「くっ.....。」

 

 

 

 

こうして、氷川紗夜の依頼をアレン1人で受けることになってしまい、アレンは悔しがるのであった。

 

 

 

 

第十三話に続く。




さて、いかがでしたか第十二話!次回はRoseliaのメンバーが登場します!お楽しみに!
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第十三話 戦線布告

前回のあらすじ
氷川紗夜に、Roseliaのメンバーに勉強を教えて欲しいと依頼されたアレンは一人で向かうのであった。


ア「はぁ〜、どうして俺だけなんだ....。」

 

 

 

 

アレンは一人で目的地に向かっていた。

 

 

 

 

ア「氷川紗夜から依頼を受けたのはいいが、果たしてRoseliaのメンバーの頭はいいのか?ちょっと心配になって来たな....。」

 

 

 

 

と言い、アレンが歩いていると氷川紗夜がファミレスの前にいた。

 

 

 

 

紗「アレンさん、来てくれたんですね。ありがとうございます。」

 

 

 

 

ア「俺だけで良かったのか不安だがな。」

 

 

 

 

紗「出来れば他の人もいたら来て欲しかったのですが、忙しいのなら一人でも構わないので。」

 

 

 

 

ア(つまり、俺が暇人と言いたいわけか?ふざけてるのか?コイツ。)

 

 

 

 

 

アレンはそう思いつつも、ファミレスに入って行くのであった。

 

 

 

 

紗「ここです。」

 

 

 

 

そう言って、言われた席の方を見たら数人の女子がいた。

 

 

 

 

リ「あ、来た来た!紗夜〜、こっちこっち!」

 

 

 

 

と、ロングウェーブの髪をしたtheギャルの様な女性が紗夜に話しかけた。

 

 

 

 

ア(ん....?コイツは確か、隣のクラスの今井リサという奴だったはず。コイツもRoseliaのメンバーか。やれやれ、めんどくさい事になりそうだ。)

 

 

 

 

リ「あれ!?神坂君じゃ〜ん!どうしたの今日は?紗夜からの依頼かな?」

 

 

 

 

ア「....そんな所だ。」

 

 

 

 

リ「そっか!今日はよろしくね!」

 

 

 

 

ア「ああ。」

 

 

 

 

友「リサ、そんな奴と話す暇があるなら勉強しなさい。」

 

 

 

 

リ「はいはい。」

 

 

 

 

ア(そんな奴だと...。それが今から勉強教わる奴の態度か?)

 

 

 

 

紗「湊さん。人に勉強教わる態度がそれですか?もう少し、ちゃんとしてください。あなた、今回のテストは大丈夫なんですか?前回はギリギリだったじゃないですか。」

 

 

 

 

友「だ、大丈夫よ。私は勉強しなくても。」

 

 

 

 

ア(赤点ギリギリの奴が言う事ではないと思うけどな。それにしても、今回教えるのはこの二人だが、あと二人いて合計四人いるのにそれを氷川紗夜単体で教えているのか....。ストレスはとてつもない量で溜まるはずだ。大丈夫なのか?アイツ。)

 

 

 

 

リ「神坂君〜。」

 

 

 

 

ア「アレンで構わない。」

 

 

 

 

リ「アレン君〜、ここがわからないんだけど。」

 

 

 

 

と、今井リサが尋ねた場所は日本史のところであった。

 

 

 

 

ア「.....そこは簡単だろう。教えてやる。ここはこうでな.....。」

 

 

 

 

リ「ふむふむ....なるほど。」

 

 

 

 

ア「....本当に解っているのか?というか、聞いてるか?」

 

 

 

 

リ「ちゃんと聞いてるよ。分かりやすいからもっと教えて。」

 

 

 

 

ア「了解だ。」

 

 

 

 

そうしている間に、時間は経っていった。

 

 

 

 

 

ア「.....もう時間だ。俺は帰るぞ。」

 

 

 

 

リ「え!?もうそんな時間なの?」

 

 

 

 

ア「五時間は経ってるな。」

 

 

 

 

紗「今井さん、湊さん。めずらしく真面目に勉強してましたね。」

 

 

 

 

リ「彼の教え方が良いんだよ!学校の先生が教えるより10倍分かりやすいからね!」

 

 

 

 

ア「そんなに分かりやすくはないだろ。」

 

 

 

 

紗「いえ、アレンさんの教え方は目を見張るほどわかりやすかったです。」

 

 

 

 

ア「アンタらが言うなら、そうなんだろうな。」

 

 

 

 

 

友「また、勉強教えに来てくれると嬉しいわ。」

 

 

 

 

ア「依頼したら、答えよう。それじゃあな。」

 

 

 

 

と言い、アレンはファミレスを後にした。

 

 

 

 

ア(今回はかなり疲れたな.....。帰って休むか。)

 

 

 

 

アレンは帰ろうとすると、見たことある奴をみた。

 

 

 

 

ア「あれは.....いや、あいつは!」

 

 

 

 

黒い人型の影、赤い目。そう、シャドウの親玉である。

 

 

 

 

シ「久しぶりだな。」

 

 

 

 

ア「......。」

 

 

 

 

アレンは何も言わず、木刀を構える。

 

 

 

 

シ「落ち着きたまえ、今日は何も君と戦いに来たわけではないのだ。」

 

 

 

 

ア「何?」

 

 

 

 

シ「今回は君達に戦線布告をしておこうと思ってね。我々の軍は、君を敵とみなす事にしたよ。我々の目的を邪魔するななら、消えてもらう。」

 

 

 

 

ア「アンタも自分の命を俺に狩られないようにしろよ。俺より弱いからな。」

 

 

 

 

 

シ「その言葉、そのまま返そう。」

 

 

 

 

 

こうして、シャドウの戦線布告を受け取ったアレンは事件解決を急がなければと思った。

 

 

 

 

第十四話に続く。




さて、いかがでしたか第十三話!いよいよ、シャドウと対面したアレン。物語は急展開になるかも!?お楽しみに!
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番外編 クリスマスはパーティーをするといいよね。盛り上がる。

今回は番外編!
依頼屋のメンバーと共にクリスマスパーティーをしようと考えたアレンだが、意外な人達も集まり.....!?


悠「クリスマスだな〜。」

 

 

 

 

真「クリスマスですね。」

 

 

 

 

エ「メリィィィィクリスマァァァス!」

 

 

 

 

ア「うるせーよ!朝からマジでうるせぇ!お前ら朝からうるさいんだよ!クリスマスなのはわかるが、はしゃぎすぎ!」

 

 

 

 

?「そうだよ!はしゃぎすぎはよくない!」

 

 

 

 

ア「.....は?」

 

 

 

 

アレンは聞き覚えのない声を聞いて、思わずびっくりした。

 

 

 

 

ア「お前は誰だよ。」

 

 

 

 

ヴ「私?私はね、ヲルバ=ダイア・ヴァニラっていうの!よろしくね!アレン!」

 

 

 

 

ア「誰に連れてこられた?」

 

 

 

 

ヴ「エドガー!」

 

 

 

 

ア「ちょっと来い、エドガー。」

 

 

 

 

逃げようとするエドガーをアレンは逃さなかった。

 

 

 

 

エ「ど、どうしたアレン。顔が怖いぞぅ!」

 

 

 

 

ア「何人さらって来てんだよ!犯罪だよ!?クリスマスプレゼントをお前は罪という形で送るの!?馬鹿か!?」

 

 

 

 

ヴ「違うのアレン!私が原因なの。」

 

 

 

 

ア「へ?」

 

 

 

 

ヴ「私がこの世界に来て、迷ってたらエドガーが助けてくれたの。エドガーは悪くないの。許してくれる?」

 

 

 

 

ア「......。」

 

 

 

 

エ「本当だ、信じて欲しい。」

 

 

 

 

ア「わかった。信じよう。」

 

 

 

 

ヴ「やったー!!」

 

 

 

 

ア「エドガー。ヴァニラは一応、依頼屋の新メンバーって事でいいのか?」

 

 

 

 

エ「そういう事だ。」

 

 

 

 

ア「りょーかい。」

 

 

 

 

悠「んじゃ、クリスマスパーティーとヴァニラの歓迎会も兼ねて、今日は素敵な一日を過ごしますか!」

 

 

 

 

ア「と、言いたいが俺は少し用がある。」

 

 

 

 

悠「何だ?」

 

 

 

 

ア「この街の散策をしたい。買いたいものがある。例のアレだ。」

真「例のアレですか。」

 

 

 

 

ア「ああ。クリスマスに大切なやつを買ってくる。」

 

 

 

 

というと、アレンは買い物に行った。

 

 

 

 

ヴ「何買ってくるの?」

 

 

 

 

悠「クリスマスツリーだな。」

 

 

 

 

エ「クリスマスツリーだと!?アイツ一人であんなの持てるわけがないだろう。」

 

 

 

 

悠「アイツ、物を小さくできるスキルがあるから大丈夫。」

 

 

 

 

エ「果たして、大丈夫で済む話だろうか....。」

 

 

 

 

その頃アレンは商店街にいた。

 

 

 

 

ア「無事に抜け出せた。とりあえず、いつもの場所に行こうかな。あそこなら、クリスマスツリーもあるだろ。......ん?」

 

 

 

 

ふと、商店街を歩いていると見た事ある人物がいた。羽沢つぐみである。

 

 

 

 

ア「おい、アンタ。何してる。」

 

 

 

 

つ「ひゃい!?な、何でしょう!って神坂先輩じゃないですか!こんなところで何してるんですか?」

 

 

 

 

ア「俺は少し買い物にな。アンタは何してるんだ?....クリスマスパーティーでもするのか?おそらく、Afterglowのメンバーと。」

 

 

 

 

つ「何でわかったんですか?」

 

 

 

 

ア「直感だ。」

 

 

 

 

つ「鋭すぎますよ....。」

 

 

 

 

ふとアレンは気になる事があった。

 

 

 

 

ア(コイツ、さっきから顔が赤いな....風邪ではなさそうだが....大丈夫なのか?)

 

 

 

 

一方、つぐみは。

 

 

 

 

 

つ(な、何でこんなところに神坂先輩がいるの!?何で?確か買い物しにきたとか何とか言ってたな〜。本当にカッコいいよ〜!!)

 

 

 

 

 

と考えていた。

 

 

 

 

ア「クリスマスパーティーか、楽しそうだな。毎回Afterglowのメンバーでしてるのか?」

 

 

 

 

つ「ひゃ、ひゃい。ま、毎回やってます!」

 

 

 

 

ア「.....だ、大丈夫か。アンタ。」

 

 

 

 

つ「だ、大丈夫です!」

 

 

 

 

ア「そうか、メンバーと楽しいクリスマスパーティーをしろよ。それじゃあな。」

 

 

 

 

つ「は、はい!」

 

 

 

 

アレンは去っていった。

 

 

 

 

それから三時間が経ち、アレンは家に着いた。

 

 

 

 

ア「ただいまー!」

 

 

 

 

ヴ「おかえり〜!遅かったね?」

 

 

 

 

ア「クリスマスツリー買いに行く場所がこの家からかなり遠いからな。」

 

 

 

 

ヴ「もう始まっちゃうよ!」

 

 

 

 

ア「急がなくてはな!」

 

 

 

 

アレンは急いでリビングに入ると、突然クラッカーが鳴った。

 

 

 

 

ア「な、何だ!?」

 

 

 

 

皆「メリークリスマス!!」

 

 

 

 

そこにはみんながいた。

 

 

 

 

ア「何でみんな此処にいるんだ!?」

 

 

 

 

リ「そりゃあ、クリスマスパーティーだからね。エドガー先生に呼ばれたんだ!」

 

 

 

 

ア「....そうか。」

 

 

 

アレンは滅多に見せない笑顔を見せた。

 

 

 

 

友「嬉しそうね。」

 

 

 

 

ア「たまにはこういうのもいいなと思ってな。」

 

 

 

 

友「あなたの笑顔は人を安心させるのかしら。私もみんなも笑顔よ。」

 

 

 

 

ア「そりゃどーも。さて!みなさん!クリスマスパーティー、是非とも楽しんでくれ!」

 

 

 

 

 

皆「おう!」

 

 

 

 

全員はかけ声をあげた。

 

 

 

 

ア「それじゃあ、クリスマスだから、あれ言うか。乾杯の音頭として、新メンバーのヴァニラを祝う言葉として!」

 

 

 

 

悠「おう!」

真「はい!」

エ「ああ!」

ヴ「うん!」

 

 

 

 

 

皆「メリークリスマス!!!」

 

 

 

 

 

そう言ってる時、外は雪が降っていた。

 

 

 

 

 

ア「綺麗だな....。」

 

 

 

 

 

悠「ああ....。」

 

 

 

 

ア「来年も、楽しいクリスマスになるといいな。」

 

 

 

 

悠「そうだな.....。」

 

 

 

 

ア「その為にも今は....」

 

 

 

 

悠「クリスマスパーティーを...。」

 

 

 

 

ア・悠「楽しもうぜ!」

 

 

 

 

 

こうしてクリスマスパーティーを楽しむアレン達であった。

 

 

 

 

特別編 終了。

 




メリークリスマス!!
さて、いかがでしたか特別編!今更ながらUAか4000件超えた事を報告します!これからも頑張ります!応援のほどをよろしくお願いします!そして、今回から依頼屋の新メンバーのヴァニラが登場します!
ヴァニラはFF13に登場するキャラです。主は個人的に好きなキャラですね。可愛い。次回も登場するかもです。お楽しみに!
お気に入り登録、感想、評価待ってます!!
それでは皆さん、良きクリスマスをお過ごしください!
また次回お会いしましょう!
さよーならー!!!


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第十四話 青葉モカの依頼

前回のあらすじ
シャドウの戦線布告を受けたアレンは事件解決を急ぐのであった。


シャドウの戦線布告を受けて、数週間が経過した。主な事件にシャドウが暴れたと言う報告も無く、事件解決は難航していた。

 

 

 

 

ア「今回もハズレか.....。」

 

 

 

 

アレンは一人でため息をついて歩いていた。事件は解決せず、むしろ未解決になりかけていると言う事実にイライラしていた。

 

 

 

 

ア「クソッ......。このままでは、解決できやしない。」

 

 

 

 

と言い、ビルに入った。そのビルはアレンの知り合いがいるビルである。そのビルの持ち主はゲーム会社でその会社の社長と仲がよかったため、アレンはビルに入る許可をもらっていた。

 

 

 

 

 

受付「いらっしゃいませ。ようこそいらっしゃいました。」

 

 

 

 

ア「全く.....俺は敬語じゃなくてもいいって言ったろ?」

 

 

 

 

受付「そうもいかないわ。だって仮にもお客様だもの。」

 

 

 

 

ア「そうかい。」

 

 

 

 

そう会話をしていると、突然近くから銃声がなった。

 

 

 

 

ア「何だ?」

 

 

 

 

受付「あれ見て!」

 

 

 

 

よく見ると、隣のショッピングモールに武装した人が立て籠もっていた。

 

 

 

 

ア「.....ちょっと行ってくるわ。」

 

 

 

 

受付「ちょ、ちょっと!?アレン君!?」

 

 

 

 

受付の人の制止を無視して、アレンはショッピングモールに向かって走り出した。

 

 

 

ア「ショッピングモールに立て籠もるとかめんどくさい事するなよ....。」

 

 

 

 

敵「何だこのガキ!殺すぞ!?」

 

 

 

と言い、敵がマシンガンで発砲する。

 

 

 

 

ア「素人が撃ってくるな。」

 

 

 

 

アレンは全ての銃弾を手で掴み、あろうことか敵の頭に投げた。

 

 

 

 

敵「ギャッ!!」

 

 

 

 

敵はアレンが投げた弾丸を避けれず死んでしまった。

 

 

 

 

ア「さ....急ぐか。」

 

 

 

 

その頃、ショッピングモールでは。

 

 

 

 

敵のリーダー「テメエら!ちょっとでも怪しい行動してみろ!ぶっ殺すぞ!」

 

 

 

 

敵がショッピングモールに立て籠もっていた。

 

 

 

 

蘭「........。」

 

 

 

 

何とそこには美竹蘭がいた。

 

 

 

 

敵A「リーダー、コイツ使えるんすか?」

 

 

 

 

リ「ああ、コイツはシャドウってヤツが取り憑いてるから、戦闘に関しては問題はない。」

 

 

 

 

敵A「そうなんすか.....。」

 

 

 

 

敵B「大変です!」

 

 

 

 

リ「どうした?」

 

 

 

 

敵B「突然現れたガキがショッピングモールに現れて、部隊を壊滅させてます!」

 

 

 

 

リ「なんだと!?」

 

 

 

 

蘭「......!」

 

 

 

リ「そのガキは今どこに?」

 

 

 

 

敵B「わかりません!しかしたった5分足らずで全部隊の半数を壊滅させました。しかも、そいつは丸腰状態のまま突撃してます。」

 

 

 

 

 

リ「丸腰だと....!?」

 

 

 

 

アレンはショッピングモールの敵を全て倒さんばかりのスピードで敵を倒していく。

 

 

 

 

ア「邪魔だ.....!」

 

 

 

 

 

アレンはショッピングモールの人質を解放しながら進んでいた。

 

 

 

 

ア(このショッピングモールで、シャドウの気配を感じた。アイツではないが、もしかしたらそうかもしれない。なら、行くしかない!)

 

 

 

 

 

アレンは急いでいた。すると。

 

 

 

 

 

モ「神坂先輩〜。」

 

 

 

傷だらけの青葉モカがいた。

 

 

 

 

ア「!!?青葉モカ!何をしている!ここを離れろ!」

 

 

 

 

モ「蘭を助けてください...。」

 

 

 

 

ア「何?」

 

 

 

 

 

モ「蘭のシャドウが暴走しているんです。止めようとしたんですが、戦闘力に違いがありすぎて負けました。お願いします。」

 

 

 

 

モカは今にも泣きそうだった。

 

 

 

 

モ「ダメですか....?」

 

 

 

 

ア「.......。」

 

 

 

 

シ『私からも願います。』

 

 

 

 

突然、モカのシャドウが喋った。

 

 

 

 

シ『彼女を止めれるのは貴方しかいません。頼みます。これは、モカと私の依頼です。』

 

 

 

 

 

ア「どいつもコイツも俺に押し付けやがって.....。」

 

 

 

 

と言いながら、アレンはモカを全回復させた。

 

 

 

ア「わかった。その依頼、確かに承る。この依頼屋神坂アレンにお任せあれ。ただし、条件が。」

 

 

 

 

モ「何ですか〜?」

 

 

 

 

ア「お前らも来い。説得する人物が必要だ。ただ、倒せばいいわけではないからな。最終的にはアイツと、アイツのシャドウを元に戻すことが今回の件の終わりだ。それまで気を抜くなよ。」

 

 

 

モ「........ありがとうございます!」

 

 

 

 

ア「.....大したことじゃない。」

 

 

 

 

 

こうしてアレンとモカは、蘭と蘭のシャドウを止めに行くのであった。

 

 

 

 

第十五話に続く。




さて、いかがでしたか第十四話!次回は美竹蘭が敵としてアレンと戦闘します!蘭のシャドウの能力が判明!?お楽しみに!
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第十五話 強い奴は強い。

前回のあらすじ
知り合いのビルにいたアレンは武装集団がショッピングモールに立て籠もった事を知り、全員を戦闘不能にし、人質を助けようとする。美竹蘭と共にいたと思われる青葉モカとモカのシャドウに美竹蘭と蘭のシャドウを止めて欲しいと依頼され、条件として説得役の青葉モカを連れて行き、止めに行くのであった。


ア「.....何故俺がこんな目に会わなければならないんだ。」

 

 

 

 

シ『何故って貴方そもそも依頼屋でしょう?頼まれた依頼を解決するのが仕事では?それこそ、何故貴方はショッピングモールへ?』

 

 

 

 

ア「武装集団がショッピングモールに立て籠もってたのを見たからな。事を出来るだけ早く終わらせたいからな。」

 

 

 

 

シ『その性格、やはり貴方は依頼屋に向いてますよ。』

 

 

 

 

ア「そりゃどーも。」

 

 

 

 

そう言いながら、アレンは敵を倒していく。

 

 

 

 

その最中、人質も解放する。その役目はモカがしていた。

 

 

 

 

ア「サンキュー。」

 

 

 

 

モ「これぐらいしか出来る事が無いですから〜。」

 

 

 

 

ア「そうでもないさ。アンタは美竹蘭を助けるという仕事が待ってる。頼みの綱ってやつだ。」

 

 

 

 

モ「了解〜。必ず助けてみせますよ〜。それより、さっきから疲れてないんですけど、これなんかの魔法ですか〜?」

 

 

 

 

ア「あー、それな。これ使ってるからだ。」

 

 

 

 

と、アレンは右手首にバングルを見せた。

 

 

 

 

モ「何ですかそれ?」

 

 

 

 

ア「これはATLASバングルと言ってな。これを付けてると周囲の人のスタミナを無限にするという効果が永続で発揮されるんだ。」

 

 

 

 

モ「何て凄いバングル....!」

 

 

 

 

そう喋っているうちに目的地に着いた。

 

 

 

 

ア「.....目的地だな。」

 

 

 

 

モ「どう攻めるんですか?ってアレンさん!?」

 

 

 

 

突然アレンは美竹蘭の方に向かってファイガを撃った。

 

 

 

 

ア「すまない、このショッピングモールに迷子がいると聞いてここまで来たんだが。」

 

 

 

 

蘭「それは先輩の方では?」

 

 

 

 

アレンは即座に蘭がシャドウと一体化してることに気づいた。アレンは目的どうりにする為、蘭と戦闘する構えをした、すると。

 

 

 

 

蘭「先輩、私は貴方と闘いたくはないんですよ。そこで、取引をしませんか?」

 

 

 

 

ア「取引?」

 

 

 

 

蘭「私の下で働きませんか?」

 

 

 

 

ア「拒否する。」

 

 

 

 

アレンは即答した。

 

 

 

 

蘭「なっ......!」

 

 

 

 

ア「アンタの下で働いて何の意味がある?俺にメリットは?アンタの下で働いてどんな旨味がある?ないだろう?だから、入る意味もない。もう十分だろ?御託はいいから、かかって来い。さっさと終わらせてやる。」

 

 

 

 

蘭「せっかく私の下で働いてもらおうと思ったのに。まぁ、いいです。」

 

 

 

 

ア「どうした?何をしている。壁と話してるのか?だったらそのまま壁にでも話してろよ。俺はその間にアンタを倒す。」

 

 

 

 

蘭「.....図に乗るな!」

 

 

 

 

蘭は怒り、アレンに攻撃を仕掛けるも難なく避け、カウンターを喰らう。

 

 

 

 

蘭「何!?」

 

 

 

 

ア「悪いが、ここは戦場だ。アンタ如きなら、魔法も使わずに勝てる。」

 

 

 

 

蘭「言いますね先輩.....!」

 

 

 

 

たが、その言葉の通り魔法も使うこともなければ攻撃自体当たらない。

蘭「何故当たらない.....!?」

 

 

 

 

ア「何故だか教えてやろうか?答えは簡単だ。」

 

 

 

 

蘭「何ですか....!」

 

 

 

 

ア「アンタと俺ではくぐってきた戦場の数も違うし、何より戦闘力にも違いがありすぎるからだ。」

 

 

 

 

蘭「舐めないでください....!」

 

 

 

 

ア「すまないな。だが、相手する以上は全力でお相手しよう。」

 

 

 

 

蘭「.....なら全力で行きますよ!.....ダークホーリー!」

 

 

 

 

ア「!!?」

 

 

 

 

 

アレンの頭上から、黒き闇の柱が降り注ぐ。アレンは対処できずにダメージを追ってしまう。

 

 

 

 

ア「チッ.....。」

 

 

 

 

アレンは驚きを隠せない。何故こいつがダークホーリーを撃てるのかと。何故、美竹蘭が“魔法が使えるのか”と。答えは美竹蘭本人が答えた。

 

 

 

 

蘭「何故魔法が放てるのか、そんな顔されてもね。」

 

 

 

 

ア「何が言いたい?」

 

 

 

 

蘭「私はシャドウと一体化した事で魔法が撃てる様になったんですよ。おかげ様で魔力も沢山ある。アレン先輩、的になって下さいね。」

 

 

 

 

ア「あいにく、的になる気もない。」

 

 

 

 

蘭「そうですか......!」

 

 

 

 

蘭がダークホーリーを再び放とうとすると、右方向から、ブリザガが飛んできた。アレンは即座に避けた。美竹蘭は油断したのかヒットした。

 

 

 

 

蘭「誰だ!?」

 

 

 

 

ア「.....?」

 

 

 

 

魔法が飛んできた方向を見ると。

 

 

 

 

ヴ「アレンさん!助けに来たよ!」

 

 

 

 

エ「アレン君!無事かい?」

 

 

 

 

ア「お前ら....!」

 

 

 

 

そこにはヴァニラとエドガーがいた。

 

 

 

 

第十六話に続く。

 




さて、いかがでしたか第十五話。今回の話でヴァニラをフルに使いたかったのですが、次回にした方がいいなと思ったので次回に期待を。
ダークホーリーですがこの魔法はFFTなどで登場しますが、性能は本作オリジナルです。DFFAC風にいくと、当たった相手にスタミナブレイクとデスペルのデバフを与えるHP攻撃ですね。強すぎ。詳細は次回に。ATLASバングルは本作オリジナルアイテムです!
是非とも次回に期待してくださいまし!
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第十六話 逃げるは恥だが、役に立つ?

前回のあらすじ
アレンとモカは美竹蘭を止めるため、戦闘を行っていたがダークホーリーを覚えいる事を知らず、アレンはダメージを食らってしまう。だが、その後に突然エドガーとヴァニラが現れた。


ア「何でお前達がここにいる!?」

 

 

 

 

エ「私が作ったオペレータールームは君や悠人君、真白さんがどこにいて何をしてるかを任務中把握出来るようにしているのだよ。おかげで、こんな遠いところまで来てしまったがね。」

 

 

 

 

ア「オペレータールーム最強かよ.....。」

 

 

 

 

ヴ「とにかく、無事で良かったよ〜!」

 

 

 

 

ア「ああ。サンキュな。」

 

 

 

 

ここでヴァニラについて説明をしておこう。

 

 

 

 

ヲルバ=ダイア・ヴァニラ

 

 

 

 

年齢19歳。身長161cm。

ツインテールが特徴的な少女。快活でとてもマイペースだが母性的な表情を見せることもあり、その胸の奥に強固な決意を秘めている。コクーンでは珍しい自然な環境を愛し、逃亡中の野宿にも文句一つ言わずに平気で地べたで眠るなど逞しい一面もある。

 

 

 

 

ア「お前戦えるのかよ?」

 

 

 

 

 

ヴ「ふっふ〜ん、お姉さんを舐めてもらっては困るよ〜!」

 

 

 

 

ア「お、おう。」

 

 

 

 

蘭「ダークホーリー!」

 

 

 

 

蘭がダークホーリーを唱えるも。

 

 

 

 

ア「おっと、もうそれは当たらないぜ。」

 

 

 

 

アレンは難なく避けた。

 

 

 

 

ア「HP攻撃しか知らないとは....素人が。」

 

 

 

 

アレンは木刀を構え、蘭に目掛けて有り得ない速さの剣戟をぶつける。

 

 

 

蘭「くっ!」

 

 

 

ア「どうした?もっと本気を出せ。」

 

 

 

 

蘭「言われなくても!」

 

 

 

蘭は5連ファイガを放つが。

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴ「リフレク!」

 

 

 

 

 

蘭「!!?」

 

 

 

 

ヴァニラのリフレクで魔法が反射された。

 

 

 

 

ヴ「ボルテック!」

 

 

 

 

ヴァニラが唱えると、水、雷、氷属性の魔法が降り注いだ。

 

 

 

ア「やべっ、巻き込まれる!」

 

 

 

 

アレンは退避した。

 

 

 

 

蘭「小賢しい!」

 

 

 

蘭は無理矢理払い除けようとするも、ボルテックの威力が高いのか、攻撃を食らった。

 

 

 

 

ア「何て魔力だ.....!」

 

 

 

 

ヴ「それだけじゃないよ!」

 

 

 

 

と言い、ヴァニラは武器を取り出した。

 

 

 

 

ア(あれは確か....ワイヤーロッドか?)

 

 

 

 

ワイヤーロッドはヴァニラの武器。

 

 

 

 

杖の先から4本(スタッフ系とウィング系は1本)のワイヤーが飛び出し、引っ掛けるようにして攻撃する。

 

 

 

 

4本同時に絡ませずに操る様は器用としかいいようがない。

 

 

 

 

移動時は2つに折りたたんで腰の後ろに下げている。

 

 

 

 

ロッドというだけあって魔法特化のものが多い。

 

 

 

 

ア「お前、万能すぎかよ。」

 

 

 

ヴ「えへへっ、すごいでしょ♪」

 

 

 

 

蘭「よそ見をしてる暇があるんですか?」

 

 

 

 

 

蘭が剣で攻撃して来た。アレンは攻撃をいなす。だが。

 

 

 

 

ア「......!?」

 

 

 

突然、木刀が重くなった。それに視界が一瞬黒くなった。

 

 

 

 

ア「何だこれは.....?」

 

 

 

 

蘭「説明してなかったですね。今、このショッピングモールは重力が働いてるんですよ。現に今、アレン先輩身体重いでしょ?」

 

 

 

 

 

ア「.....!」

 

 

 

 

ヴ「まずいよ!」

 

 

 

 

 

エ「アレン!こうなったら、秘策を使うしかない!」

 

 

 

 

ア「アレをやる気か!?失敗したら終わりだぞ!?」

 

 

 

 

エ「だが、今はアレしか方法はない!」

 

 

 

 

 

ア「......わかった。」

 

 

 

 

 

蘭「何ですか?アレって?」

 

 

 

 

ア「見てりゃわかる。史上最強の策。これを見たやつは驚きを隠せないし、呆然とするだろう。」

 

 

 

 

蘭は構えた。

 

 

 

 

蘭「......!」

 

 

 

 

ア「くらえ!俺の必殺!」

 

 

 

 

と言った後、アレンは後ろを向いた。

 

 

 

 

蘭「.......?」

 

 

 

ア・エ「....俺は、逃げるゾ!」

 

 

 

アレンは今まで見せた事ない速さで逃げた。

 

 

 

 

ヴ「え!?ま、待ってよ〜!」

 

 

 

モ「な、待って〜!」

 

 

 

 

 

後の二人も逃げていった。

 

 

 

 

蘭「(・Д・)」

 

 

 

 

蘭はただただ呆然としていた。

 

 

 

 

ア「よし!決まった!」

 

 

 

 

ヴ「決まったじゃないよ!これからどうやってあの人を倒すの!?」

 

 

 

 

ア「大丈夫。この戦い、俺に任せてくれ。重力の弱点も見抜いた。」

 

 

 

 

ヴ「へ?」

 

 

 

 

ア「安心しろ。この戦いは必ず俺が勝つように出来ている。」

 

 

 

 

第十七話に続く。

 




さて、いかがでしたか第十六話!次回もヴァニラが活躍します!そして重力空間の破り方も判明!おたのしみに!
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第十七話 Inverted room

前回のあらすじ
美竹蘭と戦闘中に現れたヴァニラとエドガー。アレンはヴァニラの魔力に驚きを隠せなかった。そして、美竹蘭が重力の結界を張っている事を知って一時撤退する。そのあと、アレンは必ず勝てると豪語する!


ヴ「え!?本当に勝てるの!?」

 

 

 

 

ヴァニラは驚いた。

 

 

 

 

ア「ああ、弱点も見抜いてる。」

 

 

 

 

エ「私には分からんな。」

 

 

 

 

ア「嘘つくのは良くないぜ。」

 

 

 

 

エ「冗談として受け止めて欲しいな。」

 

 

 

 

ア「はいはい。」

 

 

 

 

ヴ「ところで、弱点って?」

 

 

 

 

ア「重力の結界を利用する。」

 

 

 

 

ヴ「どういう事?」

 

 

 

 

ア「今は“俺たちが重い”。つまり、俺たちは鈍足。足が遅いって事だ。シンプルな効果を与えて来てる。なら、破る方法も至ってシンプルだ。“重力の結界の効果を反転すれば良い”だけだ。」

 

 

 

 

 

モ「つまり....どういう事ですか〜?」

 

 

 

ア「なんで分からないんだ。ま、見れば分かるさ。エドガー、攻めに行くぞ。」

 

 

 

エ「了解だ。あ、ヴァニラ。ちょっとお願いがあるんだ。」

 

 

 

 

ヴ「何かな?」

 

 

 

 

アレン達は、美竹蘭の元に戻って来た。

 

 

 

 

蘭「わざわざ死にに戻って来たんですか?」

 

 

 

 

ア「いいや、勝ちに来た。」

 

 

 

 

蘭「無謀な事をしますね。この重力の結界に、弱点はないというのに。」

 

 

 

 

ア「それはどうかな?」

 

 

 

 

蘭「何?」

 

 

 

すると、アレンは謎のカプセルを取り出した。

 

 

 

 

ア「喰らえ!Inverted room!」

 

 

 

 

蘭「これは.....!」

 

 

 

 

アレンがカプセルを投げると、謎の空間が生まれた。

 

 

 

 

 

蘭「これがなんだって言うんですか?まさか、これが策とは言わないですよね?」

 

 

 

ア「まぁ、今からお前はその策にハマるんだけどな。」

 

 

 

 

すると、アレンはあり得ない速さで蘭に攻撃した。

 

 

 

 

蘭「速い.......!?そんなバカな!重力の結界の中で何故速く動けるの!?」

 

 

 

 

ア「教えないぜ。.....エドガー!俺に合わせろ!」

 

 

 

 

 

エ「了解だ!私の力を見せてあげよう!」

 

 

 

 

と言うと、コンビネーション技が炸裂した。

 

 

 

 

アレンが攻撃した直後に、グレネードを放ち、爆破した2秒後にアレンが槍で蘭を攻撃し、それを援護するかの様に銃を発砲する。

 

 

 

 

リンクアタックと呼ばれる技だ。

 

 

 

 

リンクアタック。これはFF15で使われた技。

仲間と連携する追加攻撃で、パリィで発動したものはパリィリンク、バックアタックで発動したものはバックアタックリンクと呼ばれる。

ちなみに、さっきアレンとエドガーが行なったのはバックアタックリンクである。

 

 

 

エ「私達のコンビネーションは完璧だな!」

 

 

 

 

 

 

ア「ああ!」

 

 

 

 

二人はハイタッチをした。

 

 

 

 

蘭「図にノルナ!」

 

 

 

蘭、いや美竹蘭のシャドウが出てきた。

 

 

 

 

エ「今だ!」

 

 

 

ヴ「うん!喰らえ〜、デス!」

 

 

 

 

ア(即死魔法か!?いや....これは。)

 

 

 

ヴァニラの固有スキルのデスは敵を即死させる事が出来る。もし、即死させる事が出来ない場合は大ダメージを与える。

 

 

 

 

ア「いつのまにこんな技を.....?」

 

 

 

 

エ「さっき話していたろ?あれは、私がヴァニラに向かってデスを美竹蘭に放てという合図を送っただけさ。それより、彼女は大丈夫かな?死んでないだろうか。」

 

 

 

 

ア「即死はしてない!大丈夫だ!」

 

 

 

 

エ「動きが止まったぞ!!」

 

 

 

 

モ「私のシャドウに任せなさ〜い。」

 

 

 

 

シ『私のスキルを使います。.....このスキルは使いたくはないのですが...仕方ありません。』

 

 

 

 

 

ア「美竹蘭と蘭のシャドウは気絶している今がチャンスだ。何が起きるスキルかわからんが、頼む。美竹蘭を救いたい。」

 

 

 

 

シ『........分かりました。行きますよ!』

 

 

 

 

とシャドウが言うと、ひずみが生まれた。

 

 

 

 

ア「このひずみは......!?」

 

 

 

 

シ『このひずみは、人の精神の中に入れるひずみ....。この中に入れば、蘭さんに会えるでしょう。ただ、精神は不安定です。』

 

 

 

 

ア「そんなことは百も承知だ。今俺たちが出来ることは、あいつを救う事だ。」

 

 

 

 

 

エ「私とヴァニラは周りを護衛するよ。」

 

 

 

 

ア「頼んだ。」

 

 

 

 

モ「怖い.....。」

 

 

 

 

ア「大丈夫だ。」

 

 

 

 

モ「え?」

 

 

 

ア「俺がついてる。背中は任せて、前だけみてろ。」

 

 

 

 

モ「......はい!」

 

 

 

 

 

ア「...行くぞ!」

 

 

 

 

こうして二人はひずみの中に入って行くのであった。

 

 

 

 

第十八話に続く。

 




さて、いかがでしたか第十七話!次回は美竹蘭戦もいよいよ佳境を迎えます!お楽しみに!
ちなみにInvertedは反転すると言います。
そして、UAが5000件を超えました!これからも頑張ります!応援のほどよろしくお願いします!
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それではまた次回!
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第十八話 腹が減ったら飯を食べるべし

前回のあらすじ
アレン、エドガー、ヴァニラの3人で美竹蘭を気絶させる事に成功した。美竹蘭をシャドウから救うには、美竹蘭の精神に入り助けなければならないと青葉モカのシャドウに言われ、助けに行くのであった。
美竹蘭戦、完結!





ア「他者の精神、記憶に入る能力か。」

 

 

 

 

モ「え?」

 

 

 

 

ア「いやな、お前のシャドウの能力はそんな感じかなって思ったんだ。」

 

 

 

 

モ「正にその通りですね〜。」

 

 

 

 

ア「.....正直言って、この能力はあまり使わない方がいいってお前のシャドウは言っていたが、その通りだな。他者の記憶や精神に入っても良いことはないもんな。」

 

 

 

 

モ「ですね〜。」

 

 

 

 

そう話しているうちに、白い空間が見えてきた。

 

 

 

 

ア「あれが精神の世界?」

 

 

 

 

シ『その通りです。精神、記憶の世界は個々によって違います。ですが、彼女の空間は、白い空間のみではなかったはず。』

 

 

 

 

ア「アレだろ。シャドウに操られてたから、眠ってるんだろ。多分。」

 

 

 

シ『なるほど。』

 

 

 

 

ア「これは面倒な事になりそうだ。時間はあまりないそのなかで、それと同時進行で美竹蘭を救う。かなり難易度が高いが、行けるかモカ?」

 

 

 

モ「私に任せて下さ〜い。」

 

 

 

ア「.......心配だから、護衛任せるわ。」

 

 

 

シ『わかりました。』

 

 

 

美竹蘭の精神、記憶の世界に入ったのは良いが、肝心の美竹蘭は見つからない。それどころか、体力を一方的に消費していくばかりだ。

 

 

 

ア「何処にいるんだ......!」

 

 

 

 

モ「見つかりませんな〜。」

 

 

 

そう言いながら、探しているとアレンは何かに気づいた。

 

 

 

 

ア「そういえば、この空間少し狭すぎる。」

 

 

 

 

モ「そ〜ですか?」

 

 

 

 

ア「ああ、狭すぎる。以前聞いた事があって、精神、記憶の世界の広さは皆同じって聞いた事があるんだ。」

 

 

 

 

モ「へ〜、そうなんですか。」

 

 

 

 

ア「よし....ちょっと離れてろ。」

 

 

 

 

すると、アレンの周りから魔法陣が出た。

 

 

 

 

ア「かぁっ!」

 

 

 

 

アレンが放った魔法は、白い空間を打ち消した。

 

 

 

 

モ「何をしたんですか?」

 

 

 

 

ア「空間を打ち消した。Cancel spaceっていう技だ。」

 

 

 

 

そして、空間は消えとてもない広さの世界が現れた。

 

 

 

 

モ「この中に蘭が....。」

 

 

 

 

ア「アレ、そうじゃないか?」

 

 

 

 

アレンが指差した先には鳥かごの様な牢獄に美竹蘭はいた。

 

 

 

 

モ「蘭!!」

 

 

 

 

蘭「モカ!先輩!来ちゃダメ!」

 

 

 

ア「何?」

 

 

 

 

シ『危ない!』

 

 

 

 

すると、後ろから銃弾が飛んできた。

 

 

 

 

ア「......ふん。」

 

 

 

アレンは後ろを見ずに余裕で避けた。

 

 

 

モ「!?」

 

 

 

蘭「なっ!」

 

 

 

シ『!!』

 

 

 

ア「何だ?そんな驚くことかよ。」

 

 

 

普通は出来ない行動である。

 

 

 

蘭「アレン先輩!どうして.....。」

 

 

 

ア「誰かを助けるのに、理由がいるのか?」

 

 

 

 

蘭「でも.....私は。」

 

 

 

ア「そんな気にする事じゃねーよ。誰にだってあるよ。そんな事。」

 

 

 

蘭「アレン先輩.....。」

 

 

 

ア「初めて会った時、アンタはの心は独りぼっちだった。なんか、空っぽだった。でも、今はどうだ?独りじゃない。助けてくれる仲間がいる.....。もう少し、俺らを信頼しても良いんじゃないか?」

 

 

 

蘭「.......!」

 

 

 

モ「蘭....。」

 

 

 

 

蘭「モカ....。」

 

 

 

すると、モカは笑顔で。

 

 

 

モ「一緒に帰ろ?」

 

 

 

蘭は感動のあまり、泣き出した。

 

 

 

 

蘭「うん.....帰る。帰るよ。」

 

 

 

 

ア「さてと、Cancel space!」

 

 

 

すると、鳥かごは一瞬でなくなった。

 

 

 

 

モ「ホントにそれ、強すぎません?」

 

 

 

ア「話は後だ。帰るぞ!時間がない!」

 

 

 

 

4人は急いで脱出した。

 

 

 

 

エ「アレン!帰って来たか!」

 

 

 

 

 

元の場所に戻ると、エドガーとヴァニラが待ってくれていた。

 

 

 

 

 

ア「ただいま、敵は?」

 

 

 

 

エ「警察に捕まったよ。事態は解決に向かっている。」

 

 

 

ア「よし、気付かれずに去るぞ。」

 

 

 

 

ヴ「うん!」

 

 

 

 

ア「Transfer space(転送空間)!」

 

 

 

 

そう言うと、アレン達はワープした。

 

 

 

 

ア「よし、戻ってこれたな。」

 

 

 

着いたのは羽沢珈琲店であった。

 

 

 

 

ア「仲間が待ってるぞ。行って来い。俺達は任務を遂行した。帰還する。」

 

 

 

 

と言い、帰ろうとした。その時。

 

 

 

蘭「アレン先輩!」

 

 

 

 

ア「何だ?」

 

 

 

蘭「また.....会えますよね?」

 

 

 

すると、アレンは。

 

 

 

 

ア「当たり前だろ?」

 

 

 

 

と言い、笑ってみせた。

 

 

 

 

エ「アレン、これからどうしようか?」

 

 

 

 

 

ア「今お昼時だろ?飯食いに行こうぜ。」

 

 

 

 

 

ヴ「やったー!」

 

 

 

 

エ「では、悠人君と真白さんを呼ぼう。多い方が飯も美味しいと言うものさ。」

 

 

 

 

ア「そうだな。」

 

 

 

 

ヴ「楽しみだなぁ♪」

 

 

 

 

ア「んじゃ、行きますか。」

 

 

 

 

エ「ああ!」

 

 

 

 

 

こうしてアレン達は美竹蘭を救った後、昼食を食べに行くのであった。

 

 

 

第十九話に続く。

 




さて、いかがでしたか第十八話!ちょっと雑になってしまいましたが、無事に美竹蘭救出成功です。次回は大晦日の話です。お楽しみに!
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それではまた次回!
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第十九話 大晦日ってみんなよく集まるよね

前回のあらすじ
美竹蘭の精神、記憶の世界で無事に蘭を救出したアレン達。それから数ヶ月が経ち、大晦日の日アレン達は何をしているのか。


悠「大晦日!...ついに、今年が終わるんやな。」

 

 

 

 

真「ええ、早かったですね。今年はどんなことがありましたか?」

 

 

 

 

ア「シャドウの事件、テスト。その他色々あった。俺が一番驚いた事を言ってやろう。」

 

 

 

 

モ「何だろう〜?」

 

 

 

ア「何故お前らがここにいる?」

 

 

 

蘭「エドガー先生に呼ばれました。」

 

 

 

ア「は?アイツが呼んだの?何考えてんの?アイツ。」

 

 

 

 

エ「おはよう諸君。全員揃ってるね?」

 

 

 

噂をすれば何とやら、エドガーがやって来た。

 

 

 

ア「なんでAfterglowのメンバーを集めた?コイツらだって忙しいんじゃないのか。」

 

 

 

 

つ「き、今日明日はバンド練習は休みなんです...。」

 

 

 

 

と、つぐみが答えた。

 

 

 

 

ア「そうなのか。....わかった。さてはお前、初詣に行きたいんだな?」

 

 

 

 

エ「ご名答。さすがはアレンだ。そう、今日は大晦日、なら当然初詣に行く。そこで私達と共に初詣に行かないか?と言う提案をしたい。どうかな?」

 

 

 

 

ア「俺寝るわ。」

 

 

 

 

エ「おーっと!寝かせはしないよ。というか君今日依頼あるでしょ。起きときなさい。」

 

 

 

 

ア「わかったよ。ところで、初詣行こうってエドガーが提案したのか?」

 

 

 

 

エ「いいや?彼女がね。」

 

 

 

 

ア「あ?彼女?誰だよ。」

 

 

 

つ「わ、私が提案したんです!」

 

 

 

 

なんと、この初詣に行こう計画はつぐみが提案した事であった。

 

 

 

ア「意外だな。つぐみさん、アンタが提案したのか。みんなはこの計画に賛成か?」

 

 

 

 

全員「賛成!」

 

 

 

 

ア「.....わかった。初詣に行こうか。」

 

 

 

 

つ「い、いいんですか!?」

 

 

 

 

ア「みんなが決めた事だし、何よりお前が考えたんだ。NOとは言えないだろう?」

 

 

 

つ「あ、ありがとう....ございます.....///」

 

 

 

つぐみは嬉しそうに。

 

 

 

つ(やったああああ!アレン先輩誘えたよ!やったやった!)

 

 

 

と心の中で叫んでいた。

 

 

 

 

ア「どうした?顔赤いぜ?」

 

 

 

つ「い、いや!何でもありません!」

 

 

 

 

ア「そっか、俺は依頼を解決しに行ってくる。」

 

 

 

 

エ「気をつけて行きたまえ。」

 

 

 

 

ア「りょーかい。」

 

 

 

 

と言い、アレンは依頼屋の仕事を解決しに行った。

 

 

 

エ「さ、我々も仕事をしよう。」

 

 

 

巴「仕事ってなんですか?」

 

 

 

 

エ「君達の中にシャドウがいるだろう?シャドウ達の能力を知りたくてね.....。」

 

 

 

Afterglow「?」

 

 

 

一方その頃、アレンは。

 

 

 

 

ア「久しぶりに此処に来るな。来たくはないがな。」

 

 

 

 

警視庁に来ていた。

 

 

 

清「せ、先輩!?何してるんですか!こんな所で!?」

 

 

 

 

ア「先輩は止めろ。年上だろう?清水。それに俺は元警察の人間だ。」

 

 

 

清「今は依頼屋の仕事をしているんですか。相変わらずですね。」

 

 

 

ア「ほっとけ。」

 

 

 

 

清「話は伺ってます。こちらに。」

 

 

 

 

そう言われて、アレンは部屋に向かうと。

 

 

 

 

浅「久しぶりだね、神坂元警視。」

 

 

 

 

ア「どうも、浅井警視総監。今回は....。」

 

 

 

 

浅「ああ、言わなくてもわかるよ。シャドウについてだね。」

 

 

 

 

ア「話が速くて助かります。今回の件について.....。」

 

 

 

一方、つぐみ達は。

 

 

 

エ「よし、検証は完了だ。協力してくれてありがとう。」

 

 

 

 

つ「アレン先輩.....遅いなぁ。」

 

 

 

 

蘭「うん...遅いね。」

 

 

 

 

すると、扉が開いて。

 

 

 

 

ア「今帰ったぞー。」

 

 

 

 

悠「お帰り、随分遅かったな?」

 

 

 

ア「ちょっとな。依頼が長くなった。」

 

 

 

 

悠「警視庁でも言ってたのか。」

 

 

 

ア「ご名答。」

 

 

 

 

つ「お、おかえりなさい。アレン先輩!」

 

 

 

 

ア「おー、今帰っ....。おお....。」

 

 

 

 

つぐみは着物に着替えていた。

 

 

 

 

ア「......似合ってるぞ。」

 

 

 

 

つ「あ...ありがとうございます///」

 

 

 

ア「んじゃ、俺も着替えるか。」

 

 

 

 

つ「え?」

 

 

 

アレンはそういうと、着替えに行った。

 

 

 

ア「これで良し。」

 

 

 

 

アレンは着物に着替えた。

 

 

 

 

つ「あ、アレン先輩が着物!?」

 

 

 

ア「ウチは代々初詣は必ず着物を着るんだ。お家柄ってやつ?それじゃ、行きますか!」

 

 

 

 

 

その時、除夜の鐘が鳴った。

 

 

 

 

ア「.....あけおめついでに初詣に行くぞ!!」

 

 

 

 

全員「おう!」

 

 

 

 

第二十話に続く。

 

 

 

 




さて、いかがでしたか第十九話!次回は初詣!お楽しみに!
元旦も投稿しますよ〜!是非見てください!
お気に入り登録、感想、評価待ってます!!
それでは皆様、良いお年を!!
さよーならー!!!


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第二十話 お正月は何かとトラブルが多め。

前回のあらすじ
大晦日、エドガーがみんなと初詣に行きたいと言う願望を良しとし、みんなで初詣に行くのである。


ア「明けまして、おめでとう。皆、今年もよろしくな!」

 

 

 

 

全員「おう!」

 

 

 

 

ア「つーか、皆着物かよw」

 

 

 

 

悠「悪かったな。着物でよ。」

 

 

 

 

ア「悪かねーよ。つーか、皆似合ってるぞ?」

 

 

 

 

悠(コイツ無意識に人褒めるから、ガチに照れるだろうが!)

 

 

 

案の定、つぐみは。

 

 

 

 

つ「........////」

 

 

 

 

蘭「........////」

 

 

 

悠(いや、お前ら照れすぎ!お前らアイツの事好きだろ!)

 

 

 

悠人は今年も苦労が絶えない年になるんだなぁと思い、ため息をついた。

 

 

 

 

真白はと言うと。

 

 

 

真「新年....こんなたくさんの人と祝うなんて初めてですね。」

 

 

 

 

ヴ「私も初めてだよ。こんなたくさんの人と新年祝うのは。」

 

 

 

 

真「ヴァニラさんも同じですか。....改めて凄いですよね。こんなにたくさんいるのって。」

 

 

 

ヴ「うんうん、凄いよね〜!」

 

 

 

真「今年もよろしくお願いしますね、ヴァニラさん。」

 

 

 

ヴ「よろしくね、真白!」

 

 

 

それを見ていたアレンはほっこりしていた。

 

 

 

エ「新年大勢で祝うのも悪くないだろう?」

 

 

 

ア「ああ、悪かねーな。」

 

 

 

エ「やはり新年はこうでなくては。マッシュは元気にしているだろうか.....?」

 

 

 

ア「マッシュ.....?」

 

 

 

エ「私にも兄弟がいてね、マッシュは私の弟さ。とても良いやつで、戦力になる。」

 

 

 

 

ア「ふーん。」

 

 

 

アレンは神社の方を見ていると、見たことある人物を発見した。

 

 

 

 

ア「あれは湊友希那か。初詣に来てんだな。」

 

 

 

エ「挨拶しに行くかい?」

 

 

 

ア「遠慮するよ。」

 

 

 

そう言ってアレンは先にお祈りをして終わった。

 

 

 

悠「何を願ったんだ?」

 

 

 

ア「皆の幸せを願ったよ。悠人は?」

 

 

 

悠「今年もいい年になるといいなって願っただけさ。そういえば、アレン。」

 

 

 

ア「ん?」

 

 

 

悠「お前って警察の階級警視だっけ?」

 

 

 

ア「本当は警部補。浅井さんが俺が辞めたと同時に昇格させたんだとよ。意味ワカンネ。」

 

 

 

悠「お前も大変な奴だな。」

 

 

 

ア「まーな。」

 

 

 

つ「あの.....。」

 

 

 

ア「うわっ、ビックリした。なんだよ急に。」

 

 

 

つ「これ....どうしたら?」

 

 

 

つぐみが見せたのは鼻緒がちぎれた下駄であった。

 

 

 

悠「これじゃ、帰れないな。」

 

 

 

つ「あ、あれ....!蘭ちゃん!」

 

 

 

ア「あ?」

 

 

 

そこには不良に囲まれた蘭がいた。

 

 

 

 

ア「俺行こうか?」

 

 

 

 

悠「いや、お前はつぐみさんを送ってやれ。俺が行くわ。」

 

 

 

ア「OK、気をつけてな。」

 

 

 

悠「ん。」

 

 

 

ア「さ、行くぞ。」

 

 

 

と言うと、アレンはつぐみを安全な場所に連れて行った。

 

 

 

つ「せ、先輩!」

 

 

 

ア「アイツなら大丈夫だよ。」

 

 

 

つ「そう言う問題では....!」

 

 

 

ア「そう言う問題だ。アイツ、一応俺と並ぶくらい強いぜ?」

 

 

 

 

つ「そうなんですか.....。」

 

 

 

 

ア「うん、だからアイツに任せて大丈夫だ。それより、歩けないんだろ?ほら、後ろ乗れ。」

 

 

 

 

と、アレンはつぐみをおんぶしようとしている。

 

 

 

 

つ「せ、先輩!い、いいんですか?」

 

 

 

 

ア「このままじゃ、お前帰れないんだろ?だからほら、乗れよ。」

 

 

 

 

つ「でも、先輩.....。そんな。」

 

 

 

 

ア「誰かを助けるのに、理由がいるのか?」

 

 

 

つ「せ、先輩....。」

 

 

 

 

 

ア「乗れ。」

 

 

 

 

つ「は、はい。」

 

 

 

 

つぐみはアレンにおんぶされてしまった。

 

 

 

 

つ「........。」

 

 

 

 

ア「........。」

 

 

 

 

つ(あああああああ!!!な、何故こんな事に!何故アレン先輩におんぶされているの〜!?)

 

 

 

 

ア「どうした?何かあったか?」

 

 

 

 

つ「い、いえ!なんでもありません!」

 

 

 

ア「そうか。」

 

 

 

 

つ(私重くないよね...。大丈夫だよね。)

 

 

 

 

ア「大丈夫、重たくないよ。」

 

 

 

と言ってアレンは笑った。

 

 

 

 

つ(心読まれてるよ〜。でも、先輩の背中...優しい感じがする。なんか暖かい...。)

 

 

 

つぐみはおんぶされているうちに眠っていた。

 

 

 

 

つ「すーっ.... 」

 

 

 

 

ア「おやすみだな...。」

 

 

 

 

アレンは少し笑うと、つぐみを家に送って行くのである。

 

 

 

 

つ「......むにゃ。は!寝ていた!」

 

 

 

 

ア「お目覚めか?」

 

 

 

 

アレンはつぐみの家までおぶっていた。

 

 

 

 

つ「あ、アレン先輩!わ、私の家まで送ってくれたんですか!?」

 

 

 

 

ア「悪い事でもあるのか?」

 

 

 

 

つ「いや、本当にありがとうございました。あ...お母さんに下駄を直してもらわないと。」

 

 

 

 

ア「“下駄なんて壊れてるのか?”」

 

 

 

 

つ「え!?」

 

 

 

 

なんと、“下駄の鼻緒は直っていた”。いや、“初めから下駄は壊れていなかった”ようだった。

 

 

 

 

ア「じゃあな。」

 

 

 

 

つ「あ、あの!」

 

 

 

 

ア「何だ?」

 

 

 

 

つ「今年もよろしくお願いします!」

 

 

 

 

ア「ああ、よろしくな。」

 

 

 

 

そう言うと、アレンは去っていった。

 

 

 

 

つ「カッコイイなぁ、神坂さん。」

 

 

 

 

アレンはしばらく歩いていた。

 

 

 

 

ア「....さて、新年だな。さてと....。」

 

 

 

 

アレンは走り出した。

 

 

 

 

ア「依頼を解決しに行きますか!」

 

 

 

 

新たな依頼を解決しに。

 

 

 

 

第二十一話に続く。

 

 

 

 




あけまして、おめでとうございます!さて、いかがでしたか第二十話!次回からシャドウの事件解決に戻ります。お楽しみに!
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それでは本年度も頑張りますので、応援のほどよろしくお願いします!
それではまた次回!
さよーならー!!!


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第二十一話 敵は近くに

前回のあらすじ
初詣に行ったアレン達、つぐみの下駄の鼻緒が切れたので、アレンはつぐみの家までつぐみをおんぶしてあげたのであった。それから数日が経とうとしていた!


ア「今日から学校だな...。面倒だな。」

 

 

 

 

悠「まぁいいじゃねーの。別に面白くないわけではないんだしさ。」

 

 

 

 

ア「まーな。」

 

 

 

 

悠人と話しながら学校を歩いていた。

 

 

 

 

真「おはようございます。」

 

 

 

 

ア「おはよー。」

 

 

 

 

悠「おはよう。」

 

 

 

真「最近寒くなりましたね。」

 

 

 

 

ア「そうなのか?」

 

 

 

悠「寒いわ!ホントお前寒いの強いよな。」

 

 

 

 

ア「あー、確かに強いわ。」

 

 

 

 

話していると。

 

 

 

 

蘭「アレン先輩。」

 

 

 

ア「んー?」

 

 

 

 

美竹蘭がアレンを呼んでいた。

 

 

 

 

蘭「理事長が呼んでます。」

 

 

 

ア「はぁ?俺を?」

 

 

 

 

蘭「はい、今すぐ来いと。」

 

 

 

 

ア「あいよ、今行くぜ。」

 

 

 

 

アレンは理事長室に向かった。

 

 

 

悠「.....。」

 

 

 

 

真「どうかしたんですか?」

 

 

 

 

悠「嫌な予感がする......。」

 

 

 

 

この時、悠人は自分自身の予感が当たる事をまだ知らない。

 

 

 

 

ア「失礼します。」

 

 

 

 

理「よく来たね。さ、座りたまえ。」

 

 

 

 

ア「はい。」

 

 

 

アレンは椅子に座る。

 

 

 

 

理「早速話の方に移るが、構わないかね?」

 

 

 

 

ア「はい。」

 

 

 

理「実は、君を転校させようと思うんだ。」

 

 

 

 

ア「!!?」

 

 

 

 

 

突然の事にアレンは驚いた。

 

 

 

 

ア「ど、どこへ.....。」

 

 

 

 

理「花咲川女子学園だ。両校の親睦を深めたいと思い、交換留学をしたくてね。ウチからは君を。花咲川からも生徒一人。交換するというシステムを設けようと考えててね。ものは試しというだろう。君にその役目を果たして欲しい。」

 

 

 

 

ア「なるほど.....。」

 

 

 

 

アレンは思った。

 

 

 

 

ア(.....話ができすぎてはいないか?何故この時期に、何故今なんだ?別に今じゃなくても出来たはず。なのにな......)

 

 

 

 

アレンは思考を止め、理事長の影を見た。そこには、シャドウのボスがいた。

 

 

 

 

ア「!!」

 

 

 

シ「御機嫌よう。」

 

 

 

ア「貴様.....!何故ここに!」

 

 

 

 

シ「このお方は私が取り憑いた人物でね。使い勝手がいいから、しばらく潜んでいたんだ。」

 

 

 

 

ア「........!」

 

 

 

シ「悪いが、君達の戦力分断を図りたくてね。いい策だよ。それじゃ、花咲川でも頑張って。」

 

 

 

 

ア「おい!待て!」

 

 

 

 

しかし、その言葉を言う前に扉の前にワープされていた。扉を開けようとするも、扉は閉まっていた。

 

 

 

 

ア「........クソ!」

 

 

 

 

アレンは悔しさのあまり、壁を思い切り殴った。何故見破れなかったのか。己の無力さにただひたすらにムカついていた。

 

 

 

 

悠「おかえり、話は聞いていた。......なんて事だ。と言いたいくらいだ。まぁ、あっちでも頑張れ。」

 

 

 

真「こっちは任せてください。」

 

 

 

 

悠「今回は予測外の事だ。あまり気にすんなよ?」

 

 

 

 

ア「わかっている。」

 

 

 

 

悠「その調子だ。」

 

 

 

 

 

ア「まぁ、何とかして見せるさ。」

 

 

 

 

ア(.....今回はしてやられた。でも、これでアイツが終わるわけがない。花咲川でも何かしてくるに決まってる。本当に今回の事件ばかりは面倒だな。だが...貴様はいずれ俺が倒さないといけない。待っていやがれ。)

 

 

 

 

悠「どうした?何かあったか?」

 

 

 

 

ア「い、いや。」

 

 

 

 

悠「そっか。」

 

 

 

 

ア(コイツらにも犠牲になるかもしれない....。ここからは俺一人で解決しないとな。しかし、どうしたものか....。)

 

 

 

 

外は青空澄み渡る晴れの天気だが、アレンの心はそれとは逆に曇っていくばかりであった。

 

 

 

 

 

第二十二話に続く。

 




さて、いかがでしたか第二十一話!次回は花咲川女子学園に転校したお話です!お楽しみに!
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Fallout 錬金パパさん
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ありがとナス!
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第二十二話 転校先に知り合いがいるとかなり気まずい

前回のあらすじ
シャドウの罠で花咲川女子学園に転校を余儀なくされたアレン。新たな高校はどんな高校なのか!?


ア「クソ.....。」

 

 

 

 

アレンはイライラしていた。シャドウの罠にまんまとハマってしまった事に、そして。

 

 

 

 

ア「なんでロードバイクで行かなきゃなんねぇんだ....。」

 

 

 

 

花咲川女子学園までの道のりが長過ぎる事にイライラしていた。

 

 

 

 

学校に向かっている中、悠人から連絡がきた。

 

 

 

 

ア「今かよ....。後で返信しよ。ん?」

 

 

 

アレンは二人のヤンキーがカツアゲをしているのを見かけ、助けに向かった。

 

 

 

ア「おい!そこのお前、今更カツアゲとか時代遅れかよ。」

 

 

 

双子の兄「あ?うるせえなあ、俺たちは双子だから金もらえるのも少なぇんだよ。」

 

 

 

アレンは双子の兄に頭突きして。

 

 

 

 

ア「イマドキのヤンキーの生き方ってやつを見せてやろうか?」

 

 

 

とニヤリと笑った。

 

 

 

双子「い、命だけは〜!!」

 

 

 

アレンは双子の命はとらず、急いで学校に向かった。

 

 

 

 

ア「ち、遅刻するかと思ったぜ.....。やっぱロードバイクは最高だな。途中車何台が抜いてやったぜ。」

 

 

 

 

と、口笛を吹きながら歩いていたら。

 

 

 

 

紗「そこの貴方、待ちなさい。」

 

 

ア「おい、おまえ。なんか呼んでるぞ?」

 

 

紗「呼んでるのは貴方です!」

 

 

 

ア「何だよ全く.......って。あっ....。」

 

紗「あ......。」

 

 

二人「.........。」

 

 

ア「学校間違えたかな。帰るわ。」

 

 

紗「いやいや、間違えていません。速く来なさい。」

 

ア「はいはい。」

 

 

 

 

紗「全く、交換留学でまさか貴方が来るとは。」

 

 

 

 

ア「こう見えても頭はいいぜ。一応、今回のテストは全教科満点だからな。」

 

 

 

 

紗「全教科満点ですって?嘘おっしゃっい。」

 

 

 

ア「ほれ、成績表。」

 

 

 

 

紗夜はアレンの成績表を見ると、全てのテストに満点だった事を知り、ゾっとした。

 

 

 

 

紗「凄すぎませんか.....?」

 

 

 

 

ア「これくらい普通だろ。」

 

 

 

 

紗「貴方が普通だと思うレベルは普通ではないんですよ。」

 

 

ア「興味ないね。」

紗「はぁ、とりあえず今から貴方は自分のクラスに向かってもらいます。貴方のクラスは確か、2年A組ですね。」

 

 

 

 

ア「了解、案内助かった。サンキュな。」

 

 

 

 

紗「1ヶ月と短いですがよろしくお願いします。」

 

 

 

ア「ああ。」

 

 

 

 

こうしてアレンは紗夜と別れ、自分のクラスへ向かった。

 

 

 

 

ア「自己紹介とか何喋ったらいいんだろ。適当でいいよな。」

 

 

 

 

先「君が転校生?」

 

 

 

 

ア「あ、はい。」

 

 

 

 

先「入って。」

 

 

 

 

アレンは先生にいわれ、教室に入った。

 

 

 

 

先「今日から1ヶ月間、このクラスの仲間になる神坂アレン君です。みんな仲良くするように。」

 

 

 

 

ア「よろしく。」

 

 

 

 

ア(この高校でも、誰かのシャドウはいるはずだ。それを考えるとかなり面倒だな。はぁ〜。)

 

 

 

 

アレンは1ヶ月間がかなり長く感じるのであった。

 

 

 

第二十三話に続く。




さて、いかがでしたか第二十二話!次回はPastel Palettesのメンバーを登場させます!お楽しみに!
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第二十三話 白鷺千聖は忙しい

前回のあらすじ
花咲川女子学園に1ヵ月いることになったアレン。新たな高校でどう過ごすのか考えていたのであった。


ある日の休日、アレンは公園付近を歩いていた。

 

 

 

 

ア「今日はどうしようか....珍しく暇な日だからな。」

 

 

 

 

今日は依頼屋も休み、まさに暇な日であった。

 

 

 

 

ア「......ん?あれは?」

 

 

 

 

一人でベンチに座り、台本らしき本を読んでいる女の子を発見した。

 

 

 

 

ア「確か同クラスの白鷺千聖....?アイツ女優だったのか。ま、そんな事興味ないがな。」

 

 

 

 

と、独り言を言いながら目の前を通り過ぎようとしたその時である。

 

 

 

 

千「いやっ!誰ですか!ちょっ....いや!」

 

 

 

 

ア「は?」

 

 

 

 

千聖は集中していた為か、人に気づいておらず、今アレンがいることに気づきパニックになったのか、突然叫んだ。

 

 

 

 

千「痴漢ですかあなた!」

 

 

 

 

ア「頭大丈夫か?何をパニックになってる?」

 

 

 

 

千「あ、貴方は確か同クラスの神坂アレン。だったわね。」

 

 

 

 

ア「だったら何だ。」

 

 

 

ア(何だこいつは、急にパニックになったやつの口調か?)

 

 

 

 

千「貴方此処で何してたの?」

 

 

 

 

ア「普通に歩いていたが。アンタこそ何してる、台本を覚えようとしてるのか。」

 

 

 

 

千「ええ、そうよ。私は女優だし、アーティストでもあるの。」

 

 

 

 

ア「あれか、Pastel✽Palettesだっけ。名前だけは聞いたことある。」

 

 

 

 

千「私はPastel✽Palettesベースなの。お詫びで、今度のライブのチケットあげるわ。」

 

 

 

 

と言い、千聖からチケットをもらった。

 

 

 

 

ア「......どうも。」

 

 

 

 

千「どういたしまして。それじゃあね。」

 

 

 

 

 

ア「待て、飲み物を忘れている。」

 

 

 

 

アレンは千聖に飲み物を渡した。

 

 

 

 

 

千「ありがとう。」

 

 

 

 

ア「大したことじゃない。.....またな。」

 

 

 

 

そう言い、アレンは公園付近を後にした。

 

 

 

 

ア「.....チケットか。ライブは....明後日の夕方。行くか。」

 

 

 

 

 

そして、2日後が経過した。

 

 

 

 

 

ア「.....広いな。」

 

 

 

 

 

アレンはドームに来ていた。ライブはすでに始まっていた。

 

 

 

 

 

ア「チケットに書かれた席は....ここか。」

 

 

 

 

そこは歌う人が一番観客を見る席だった。

 

 

 

 

彩「みんなー!盛り上がってるー!?」

 

 

 

 

 

観客「イエー!!!!」

 

 

 

 

 

ア「いや元気かよ....。」

 

 

 

 

アレンは観客の熱気に包まれていたが、テンションは追いついていなかった。

 

 

 

 

 

アレンはべースの方を見ると、千聖がギター弾いていた。

 

 

 

 

 

ア「.....上手いじゃん。」

 

 

 

 

 

アレンの言葉が聞こえたのか、千聖はウインクをした。

 

 

 

 

 

ア「女優にアイドルか....かなり大変だろうな。」

 

 

 

 

 

アレンは二つの仕事をこなす千聖に感銘を受けた。

 

 

 

 

 

ライブはその後も盛り上がった。

 

 

 

 

 

彩「みんなー!今日はありがとう!またみに来てね!」

 

 

 

 

 

こうしてライブは終了した。

 

 

 

 

 

ア「なかなか凄いライブだったな。.....ん?」

 

 

 

 

 

アレンはふと、小さい石ををみた。

 

 

 

 

 

ア「.....召喚石か?」

 

 

 

 

 

アレンは見ていたが、そこまでの事件にならないと考え、見逃した。

 

 

 

 

 

一方で千聖は。

 

 

 

 

 

千「今日も疲れたわね....。速く帰らないと....。」

すると、近くで謎の光が見えた。

 

 

 

 

 

千「!!」

 

 

 

 

 

千聖が上をみると巨大な召喚獣、バハムートがいた。

 

 

 

 

 

第二十四話に続く。

 

 

 

 




さて、いかがでしたか第二十三話。次回はアレンが召喚獣と戦います。お楽しみに!
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それではまた次回!
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第二十四話 召喚されし者

前回のあらすじ
アレンは千聖の所属しているバンド、Pastel Palettesのライブを観に行った。その直後、突如召喚獣バハムートが現れたのである。


千「何よあれ....!」

 

 

 

 

千聖は驚いた。こんな龍はファンタジーの世界にしか居ないと思っていたからだ。

 

 

 

 

千「とにかく逃げないと....!」

 

 

 

 

千聖は逃げようとするも、人々はパニックになっていて逃げようにも人混みが多すぎて逃げれなかった。

 

 

 

 

一方その頃アレンは。

 

 

 

 

ア「見つけたぞ....シャドウ!」

 

 

 

 

シ「君は気づくと思ったよ。流石見込み通りだ。」

 

 

 

 

ア「黙れ。」

 

 

 

シ「まぁ、そんな事を言わずに。頑張って倒したまえ。君の活躍を期待しよう。」

 

 

 

ア「何ッ!?待てこら!」

 

 

 

 

シ「さらばだ。」

 

 

 

 

シャドウは去っていた。

 

 

 

 

ア「クソが......。」

 

 

 

 

アレンのスマホから突然、着信がなった。

 

 

 

 

ア「もしもし。ああ、つぐみか。後で電話するよ。」

 

 

 

 

バハムートはアレンをターゲットにした。

 

 

 

ア「お客様がいらっしゃったから。」

 

 

 

バハムートはアレンに向かって咆哮をした。

 

 

 

アレンは電話を切り。

 

 

 

 

ア「お客様に失礼なく、完璧に対応しろだとよ。」

アレンはそういうと、バハムートに突撃した。バハムートは鉤爪で切り裂こうとするが、アレンはそれより速くバハムートの腕を攻撃し、攻撃を余裕で躱す。

 

 

 

 

 

ブレスを出そうとするも、その攻撃を読んでいたかのように、バハムートの顎にファイガを放つ。

 

 

 

 

ア「なかなかしぶとい奴だな。」

 

 

 

 

アレンはその後も攻撃を仕掛けるが、やはり一人ではキツイのか苦戦を強いられていた。

 

 

 

 

ア「うーむ、弱ったなぁ。」

 

 

 

するとバハムートはアレンを吹き飛ばした。

 

 

 

 

ア「ぐっ!」

 

 

 

バハムートば高く浮き、メガフレアを放とうとしていた。

 

 

 

 

ア「やばっ!」

 

 

 

 

アレンはそうはさせまいと、攻撃を仕掛けようとするも高すぎるためか届かない。

 

 

 

 

ア「万策尽きたかな?」

 

 

 

 

アレンは諦めかけた、その時である。

 

 

 

 

エ「喰らえ!」

 

 

 

突如、バハムートの周辺で爆破が起こり、バハムートはメガフレアを放つのをやめざるを得なかった。

 

 

 

 

エ「大丈夫かね?」

 

 

 

 

ア「大丈夫じゃねーし、来るの遅いし最悪だな。」

 

 

 

 

エ「すまない、私も忙しくてね。」

 

 

 

 

ア「ま、援護感謝するわ。サンキュな。」

 

 

 

エ「お礼は倒してからにしたまえ。」

 

 

 

 

ア「はいよ。」

 

 

 

 

アレンは再びバハムートに攻撃を仕掛ける。その後ろで、エドガーが手榴弾や銃で援護する。

 

 

 

 

バ「グアアァァァ!!」

 

 

 

 

バハムートの体力をかなり削ったのか、バハムートが弱ってきている。

 

 

 

ア「やっと、半分くらいか!?」

 

 

 

 

エ「これなら行けそうだ!」

 

 

 

 

二人が安堵した、その時である。

 

 

 

 

千「た、助けて!」

 

 

 

 

ア「!?」

 

 

 

 

バハムートの右手には千聖がいた。

 

 

 

 

ア「こ、コイツ.....!」

 

 

 

バハムートは千聖を人質にしたのだ。

 

 

 

 

アレンとエドガーは急いでバハムートを倒そうとする。

 

 

 

 

ア「はぁ〜。」

 

 

 

 

エ「どうした?」

 

 

 

 

ア「アイツ助けるのか〜。」

 

 

 

 

エ「それがどうかしたか?」

 

 

 

 

ア「アイツ、以前助けた事あるんだよ。アイツ自身覚えてないと思うけどな。」

 

 

 

 

 

エ「ほう?」

 

 

 

 

ア「また助けるのか....。」

 

 

 

 

エ「好感度を上げるのも悪くはないぞ。」

 

 

 

 

ア「ピーチを助けるマリオの気持ちが良くわかるわ。」

 

 

 

 

第二十五話に続く。

 

 

 

 




さて、いかがでしたか第二十四話!次回は新しいFFのキャラを登場させようかなと思います!お楽しみに!
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第二十五話 マシーナリーは応援を知らない

前回のあらすじ
バハムートを倒そうとアレンとエドガーは戦うも、千聖が人質に取られ苦戦しているのである。アレンとエドガーはどうするのか。


ア「弱ったなぁ....。まさか人質を取るとは。」

 

 

 

 

エ「よほど私の回転のこぎりが気に入らなかったのかな?」

 

 

 

 

ア「回転のこぎりの何処がいいんだよ。まず気にいるわけないだろが。」

 

 

 

 

エ「確かに、いないなw」

 

 

 

 

ア「全く、こういう時にアイツがいて欲しいな。遠距離がもう一人欲しいな。」

 

 

 

 

エ「今は増援の気配もない。とりあえず、あの娘を助けるのを最優先だ。」

 

 

 

 

 

ア「りょーかい。」

 

 

 

 

アレンは再び攻撃を仕掛けようとするも、バハムートは千聖を盾にしようとするためか、攻撃がしにくい。遠距離のエドガーも攻めあぐねていた。

 

 

 

ア「うーん。」

 

 

 

 

アレンは悩んだ。

 

 

 

ア(このまま攻めても構わないが、その場合アイツもダメージを追い、死んでしまう。気にせず闘うとか、愚の骨頂だ。さて...どうしようかな?)

 

 

 

 

バハムートはアレンからエドガーにターゲットを変更した。

 

 

 

 

エ「やっと私と踊る気になったようだね!」

 

 

 

 

エドガーはウキウキで戦い始めた。

 

 

 

 

エ「はっ!」

 

エドガーは槍を使い、バハムートに確実なダメージを与えている。

 

 

 

ア「なるほど...大きなダメージではなくても確実に与える作戦か。」

 

 

 

アレンは感心しながら、作戦を練っていた。

 

 

 

ア(このまま攻め続けれる訳もない。相手は対策を必ず練る。なら俺たちは“対策の対応”をしなければならない。その為にも、まずは白鷺千聖を助ける事最優先だ。)

 

 

 

アレンが立ち止まり考えていると、その行為が仇となってバハムートが攻撃を仕掛た。

 

 

 

エ「アレン!」

 

 

 

ア「!!」

 

 

 

アレンは油断してしまい防御が間に合わなかった、その時である。

 

 

 

 

?「不浄を照らせ!ホーリー!」

 

 

 

突如、聖属性の光の柱がバハムートを攻撃しバハムートは怯んだ。

 

 

 

 

ア「!?」

 

 

 

 

アレンが後ろを見ると。

 

 

 

 

ラ「大丈夫かい、アレン?」

 

 

 

 

ラムザがいた。

 

 

 

 

ア「ラムザ!久しぶりじゃないか。元気にしていたか?」

 

 

 

ラ「僕は元気さ。君の方こそ、相変わらず元気だね。」

 

 

 

 

エ「君がラムザ・ベオルブだね。アレンから話は聞いていた。私はエドガー・ロニ・フィガロ。よろしく頼むよ。」

 

 

 

 

ア「自己紹介は後、まずはアイツを片付けるぞ!」

 

 

 

ラ「ああ!」

 

 

 

エ「了解だ!」

 

 

 

3人はバハムートを倒しに行く。

 

 

 

ア「ラムザ、応援よろしく!」

 

 

 

エ「?」

 

 

 

 

するとラムザは

 

 

 

 

ラ「了解だ!2人とも....僕がついてる!!」

 

 

 

 

ラムザがエールを送る。すると

 

 

 

 

エ「何だ...?力が湧いてくる?」

 

 

 

ア「これがラムザの“おうえん”だ。ラムザ、時間稼ぎしてやろうか?」

 

 

 

ラ「頼んだ!」

 

 

 

ア「りょーかい!エドガー、行こう!」

 

 

 

エ「ああ!」

 

 

 

アレンとエドガーはバハムートに攻撃を仕掛ける。

 

 

 

 

ア「ふっ...!もらった!」

 

 

 

エ「これでも喰らえ!」

 

 

 

エドガーは手榴弾を投げた。爆破すると、毒が出てきた。

 

 

 

ア「ポイズングレネードか。当たったらどうすんだバカ!」

 

 

 

 

エ「その時は自分自身で対処したまえ。」

 

 

 

ア「クソが!」

 

 

 

ラ「待たせた!」

 

 

 

ア「おう、待たせすぎだ.....。」

 

 

 

アレンはラムザを見ると、金色のオーラを纏っている。

 

 

 

ア「おお?」

 

 

 

アレンは驚愕した。

 

 

 

ア「何だそれは?」

 

 

 

ラ「これが僕の力さ。」

 

 

 

第二十六話に続く。

 




さて、いかがでしたか第二十五話!ラムザはツイッターの投票で選ばれたキャラで前作の方でも登場しています。気になった方は是非見てください。
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それではまた次回!
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第二十六話 シャドウはアレンの恐ろしさを知らない

前回のあらすじ
アレンとエドガーとラムザはバハムートを撃破しようと奮闘していた。アレンがラムザを見ると、黄金のオーラを纏っていた。


ア「おお....どうしたラムザ。あれか、遂にイキリだしたか。金持ちオーラ全開ってか?」

 

 

 

 

ラ「ち、違うよ。これは僕の専用EXスキルの力でこうなってるんだ。」

 

 

 

 

ア「“さけぶ”使ったのか。」

 

 

 

 

エ「さけぶ?なんだそれは?」

 

 

 

 

ア「あ、エドガーは知らないんだよなラムザの力。」

 

 

 

 

ここで、ラムザの専用EXスキルについて説明をしておこう。

 

 

 

 

まずは、ためるから。

 

 

 

 

ためる

ボタンを押している間、自身の専用EXスキルゲージを上昇させる。

計3秒の溜めで空からMAXになる。MAX時にSEと大きなオーラが発生する。

中断時の硬直は極めて少ない。モーションはダッシュ以外の行動でキャンセル可能。

また、他の技の後隙をためるでキャンセルすることもできる。

ためるモーション中は通常時でUNIQUE、さけんでいればHEAVYと同等のキープ値が発生する。

一応自然にも溜まるが、非常に遅い(約180秒)ので全くアテにならない。

 

 

 

 

 

つぎにさけぶ。

 

 

 

 

さけぶ

効果時間:25秒

自身を「さけぶ」状態にする。

「さけぶ」中はブレイブ攻撃の性能が変化し、三段ジャンプが可能となり、キープ値・カット値がHEAVYと同等、移動速度がSPEEDと同等に向上する。

入力した直後に効果が発動する。モーション後半から各種行動可能。

さけぶモーション自体にもキープ値が存在するため、さけびながら相手の攻撃を耐えたりもできる。(ブレイブは奪われる)

 

 

 

 

最後におうえん。

 

 

 

 

 

おうえん

効果時間:35秒

自分以外の仲間を「おうえん」状態にする。

攻撃力1.2倍

防御力1.2倍

移動速度1.065倍

徐々にブレイブ増加(1秒につき9上昇、合計315)

ためる同様に通常時はUNIQUE、さけんでいればHEAVYと同等のキープ値が発生する。

 

 

 

 

エ「なるほど....ためる→さけぶしないとラムザは弱いという事になるな。」

 

 

 

 

ア「それは1番言ってはいけないやつ。」

 

 

 

 

ラ「とりあえず、アイツを倒そう。今なら勝てるさ。」

 

 

 

ア「お、そうだな!ッシャ行くぜ!」

 

 

 

 

アレンとラムザはバハムートにとどめを刺しに行く。

 

 

 

 

ア「合わせろよ2人とも!」

 

 

 

 

エ「任せたまえ!」

 

 

 

ラ「ああ!」

 

 

 

 

ここでバックアタックリンクが発揮し、初めてとは思えないチームワークを見せる。

 

 

 

アレンとラムザが華麗な剣戟を見せながら、エドガーは手榴弾、槍、銃を使い援護する。

 

 

 

ラ「アレン!トドメだ!」

 

 

 

ア「任せろ!喰らえ....エクスブレード!」

 

 

 

すると、アレンの木刀が青いオーラを纏う。その後敵に向かってX状に切り裂く。

 

 

 

 

エクスブレードは敵にダメージを与えた後、敵にデスペルの効果と、自身のみ与えたブレイブの20%を回復する効果があるHP攻撃。

 

 

 

 

弱点は隙がデカイのと、無敵時間はないためカット可能、発生が遅いという弱点がある。

 

 

 

 

アレンのエクスブレードが決め手となり、バハムートを撃破した。

 

 

 

 

ア「よっと。」

 

 

 

アレンは落ちてくる千聖をお姫様抱っこした。

 

 

 

 

千「きゃっ!」

 

 

 

 

ア「アンタ、怪我はないか?」

 

 

 

千「だ、大丈夫。ありがとう。」

 

 

 

 

ア「大したことじゃない。気をつけて帰れ。」

 

 

 

 

千「は、はい。」

 

 

 

と言うと、千聖は去っていった。はずだった。

 

 

 

千「い、嫌っ!誰か!」

 

 

 

 

 

シ「やぁ、諸君。さっきの戦闘は見事だったよ。」

 

 

 

 

 

ア「!!」

 

 

 

 

シ「悪いね、今回は君をお呼びではないんだ。」

 

 

 

 

ア「なっ!」

 

 

 

アレンはひずみに落ちていった。

 

 

 

 

シ「まずは彼女を解放してあげよう。」

 

 

 

 

シャドウは千聖をあっさり解放した。

 

 

 

 

ラ「何が目的だ!」

 

 

 

 

シ「この街を黒く染める。つまり、この街の人々を私のような黒い存在にしたくてね。本来は郝玲真白をはじめとしようとしていたのだが、彼が。神坂アレンがそれを止めに行くとは思わなかった。全く計算外の事ばかりするから腹がたつよ。今回は改めて君達にも私という存在を知って欲しくてね。現れたと言うわけさ。」

 

 

 

 

ラ「......要件はそれだけなら、速く失せろ。」

 

 

 

 

シ「アレン君に伝えときたまえ。次あったら殺すと。」

 

 

 

 

エ「了解だ、伝えておこう。だが哀れだな。アレンにケンカを売るとは....お前は何も知らないようだな。」

 

 

 

 

 

シ「何?」

 

 

 

 

 

 

エ「やはり知らないようだな。神坂アレンという人物を、アイツの恐ろしさを、アイツの図太さを、決めた事は決して諦めない不屈の闘志を。お前はそれをいつか知る。そして畏怖するだろう。」

 

 

 

 

シ「忠告感謝しよう。それでは、また会おう。」

 

 

 

 

シャドウは去っていった。

 

 

 

 

エ「次あったら、お前を消してやる。アレンや仲間と共にな。」

 

 

 

 

 

第二十七話に続く。

 

 

 

 




さて、いかがでしたか第二十六話!次回からシャドウを倒す話はさらに加速します。お楽しみに!
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第二十七話 若宮イヴは名もなき剣士にブシドーを伝えたい

前回のあらすじ
バハムートを撃破したアレン達。その後、突如としてシャドウが現れた。アレンはシャドウに転送されてしまうが、エドガー達はシャドウと闘う意思を見せ、シャドウはアレン達に戦線布告をしたのである。


ア「なるほどな....そんな事を言っていたのか。」

 

 

 

 

エ「ああ。」

 

 

 

 

ア「ふーん.....。」

 

 

 

 

アレンは考えていた。

 

 

 

 

ア「なぁ、アイツは俺に戦線布告をしたんだよな?」

 

 

 

 

エ「それがどうかしたのか?」

 

 

 

 

ア「いや....なんか腑に落ちない。本当にアイツは俺に戦線布告をしたのか?アイツの目はそんな事をする目ではなかった。おそらく、敵は他にいるはずだ。必ずいる。」

 

 

 

 

エ「そんなにか。」

 

 

 

 

ア「ああ、いるね。必ず見つけ出してやる。」

 

 

 

 

エ「頑張りたまえ。私は今から仕事だから、今日は休みかい?」

 

 

 

 

ア「ああ休み。頑張ってこい。」

 

 

 

 

と言い、エドガーを送り出した。

 

 

 

 

ア「........。」

 

 

 

 

アレンは考えた。

 

 

 

 

ア(やはり腑に落ちない。いや、そう決めつけるのはダメかな、....今は考えても今はないか。)

 

 

 

 

アレンは歩きながら考えていると人にぶつかった。

 

 

 

 

つ「きゃっ!」

 

 

 

 

ア「あ、すまないな。」

 

 

 

 

つ「こちらこそすみません!ってあ、アレン先輩じゃないですか、こんな所で何してるんですか?」

 

 

 

 

ア「今日は休みだからな。たまには休みらしく出かけようと考えていたんだ。」

 

 

 

つ「なら、私の店に来ませんか?コーヒー代は安くしますよ?」

 

 

 

ア「よし、行こう。」

 

 

 

アレンは即決した。

 

 

 

 

つ「アレン先輩いないから、時川先輩や真白先輩が凄く困ってましたよ。」

 

 

 

 

ア「え、そうなの?」

 

 

 

 

つ「ええ。」

 

 

 

 

ア「別に俺が居なくても大丈夫だろ。」

 

 

 

 

つ「依頼屋が回らないって言ってました。人不足だー!って時川先輩が言ってました。」

 

 

 

 

ア「悠人...俺が居なくてもしっかりしてくれよな。」

 

 

 

 

アレンはため息をついた。

 

 

 

 

つ「着きましたよ。」

 

 

 

 

ア「お、そうか。」

 

 

 

 

アレンがそう言って店に入ると。

 

 

 

 

?「イラッシャイマセー!」

 

 

 

 

聞いた事ない人の声がした。

 

 

 

 

ア「いつもの店員さんの声じゃない?」

 

 

 

つ「最近新しいバイトの子を雇ったんですよ。あの子です。」

 

 

 

つぐみは白い髪の女の子を指差した。

 

 

 

 

ア「あー、あいつ知ってるわ。確か花咲川の1年で、Pastel Palettesの若宮イヴって子だろ?フィンランド人らしいな。」

 

 

 

つ「流石はアレン先輩ですね。」

 

 

 

ア「この前雑誌で見たんだよな、アイツがモデルさんらしいからな。」

 

 

 

つ「イヴちゃん、剣道部の主将やってるらしいですよ。」

 

 

 

 

ア「へぇ、手合わせしたいな。」

 

 

 

つ「アレン先輩は普通の人より100倍以上強いですから、手は抜いてあげて下さいよ?」

 

 

 

ア「多少な。」

 

 

 

つ「ま、手合わせできたらの話ですけどね。」

 

 

 

 

ア「だな。あ、コーヒー1つ。」

 

 

 

つ「イヴちゃん、コーヒー1つ!」

 

 

 

 

イ「分かりました!ツグミさん!」

 

 

 

イヴはそう言うと、コーヒーを持ってきた。

 

 

 

イ「コーヒーです!」

 

 

 

ア「サンキュな。」

 

 

 

イ「あれ?アレンさんですよね?千聖さんと同じクラスの。」

 

 

 

 

ア「まぁ、そんな所だな。アンタは確か1年の若宮イヴだな。つか、なんで俺の名前知ってんだよ。」

 

 

 

 

イ「チサトさんがアレンさんの事を命の恩人と言っていましたから!」

 

 

 

 

ア「なるほどな、とりあえずよろしく。」

 

 

 

 

イ「はい!よろしくお願いします!」

 

 

 

 

ア「ああ、よろしく。っとマズイな、悠人達の飯を作らないと...。」

 

 

 

 

イ「帰る前に私とお話しませんか?」

 

 

 

 

ア「構わないが、何について話すんだ?」

 

 

 

 

イ「ブシドーについてです!」

 

 

 

 

 

ア「それいま話さないとといけないやつ?」

 

 

 

 

 

イ「はい!ではお話しますね!ブシドーとは.....」

 

 

 

 

ア「あ....これ長いやつだわw」

 

 

 

 

 

アレンはイヴの話が4時間続くことを知らず、ご飯を作りに帰るのを諦めて真剣に聞くのであった。

 

 

 

 

第二十八話に続く。

 

 

 

 




お久しぶりです!さて、いかがでしたか第二十七話!今回は若宮イヴちゃんを登場させました!次回もお楽しみに!
これから不定期更新になってしまいますが、私も学生故に忙しく小説を書く時間が無い為、投稿が遅れました。これからは出来るだけ早く投稿するので、是非読んでください!
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それではまた次回!
さよーならー!!!


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第二十八話 皇帝再び

前回のあらすじ
若宮イヴと仲良くなった(?)アレン。交換留学は無事に終わり、羽丘に戻って来たアレンは再び依頼屋の仕事を再開するのである。


ア「はー、やっとこさ交換留学が終わったぜ....。」

 

 

 

 

悠「お疲れさん。今日から依頼屋を再開するが、アレン。お前宛にメールが来てる。」

 

 

 

 

ア「誰から?」

 

 

 

 

悠「.....シャドウからだ。」

 

 

 

 

ア「!!」

 

 

 

 

メールの内容はこう書いてある。

 

 

 

 

“御機嫌よう、アレン君。

今回は君を男と見込んで話がしたい。今日の夜、君の高校の屋上で待つ。悠人君と共に来たまえ。今、全てを話すときが来た。必ず来て欲しい。頼んだぞ。”

 

 

 

 

ア「なるほどな....。」

 

 

 

 

悠「行くのか?」

 

 

 

 

ア「当然だ。行って事件解決のヒントになるならな。」

 

 

 

 

悠「了解。」

 

 

 

 

そして、夜になり2人はシャドウに言われた場所に来た。

 

 

 

 

 

ア「来たぜ、出てこいよ。」

 

 

 

 

するとシャドウは目の前に出てきた。

 

 

 

 

シ「君達なら必ず来てくれると思ったよ。ありがとう。」

 

 

 

 

ア「お礼はいい。話ってなんだ?」

 

 

 

 

シ「......君は今回の事件を私のせいと思っているのかね?」

 

 

 

 

ア「はじめはそう思った。でも、アンタの行動は違った。事件を起こす行動ではなかった。真白を襲った理由は多分、自分の体力を回復する為、俺達は初めからアンタと闘う理由なんて無かったんだ。何故なら、本当の敵は、コイツじゃなく他にいるからだ。」

 

 

 

 

 

悠「そんな馬鹿な事があり得るわけ...。」

 

 

 

 

ア「ありえるから今俺達は此処にいる。違うか?」

 

 

 

 

悠「たしかに....。」

 

 

 

 

シ「その通りだ。敵は他にいる。それもアレン君、君が一度戦ったことのある敵だ。」

 

 

 

と言い、シャドウは映像を見せる。

 

 

 

 

ア「何言って.....。.......!!」

 

 

 

 

その映像には、あの皇帝がいた。そう、パラメキア皇帝がいた。

 

 

 

 

ア「な、何故コイツがいるんだ!おい貴様、どうなっている!」

 

 

 

 

シ「話はまだ終わってはいない。よく見ろ、君の知り合いがいる。」

動画をよく見ると、そこには白鷺千聖がいた。

 

 

 

 

ア「そんな馬鹿な!」

 

 

 

 

シ「まだ敵と決まった訳ではない。たが、君の知り合いが皇帝のそばにいると言う事実がある以上警戒を怠るな。殺られるぞ。」

 

 

 

 

ア「.......。」

 

 

 

 

シ「さて、見てわかったろう。私は君達の敵ではないと。本題に移る、私を仲間に入れて欲しい。確かに幾度となく君達と闘い、未だに敵と思っている人もいる。だが、私は間違いなく君達の戦力になるだろう。どうだ?」

 

 

 

 

ア「.......。」

 

 

 

 

シ「家事などは完璧にできる。任せたまえ。」

 

 

 

 

ア「採用!」

 

 

 

 

アレンは即答した。

 

 

 

 

悠「いや、速っ!え、何?採用理由それだけ!?」

 

 

 

 

ア「戦力になる事も含めてだ。」

 

 

 

 

悠(コイツ嘘つきやがったぞ.....。)

 

 

 

 

シ「とりあえず、よろしく頼むよ。」

 

 

 

 

ア「そういえばさ、シャドウってさ。人の姿になれたんだな。前は人型だったけど、全身真っ黒だったのに。」

 

 

 

 

シ「元々はこの姿さ。黒に染まってるときは体力が無い証拠だよ。」

 

 

 

 

ア「なるほどな。」

 

 

 

 

シ「気をつけろ、奴はかなり勢力を伸ばしている。」

 

 

 

 

 

ア「ああ。」

 

 

 

 

こうしてアレンと悠人はシャドウを仲間に入れたのである。

 

 

 

 

ア「ちなみに聞くけどさ。」

 

 

 

 

シ「なんだ?」

 

 

 

 

ア「得意な料理って何?」

 

 

 

 

シ「作れん料理はないな。」

 

 

 

 

ア「神かよ。」

 

 

 

 

第二十九話に続く。

 

 

 

 




さて、いかがでしたか第二十七話。次回はアレンの家にシャドウが現れ、仲間達はどうするかのお話。お楽しみに!
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それではまた次回!
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第二十九話 シャドウは家事が得意すぎる

前回のあらすじ
シャドウを仲間に入れたアレンと悠人。エドガー達をどう説得するか、悩んでいるのであった。


ア「さて、此処が俺の家だ。」

 

 

 

 

シ「ほう、なかなかいい感じの家じゃないか。さぞかしキッチンも素晴らしいのだろう。」

 

 

 

 

ア「それはもういい感じだな。調味料も完璧だ。」

 

 

 

 

シ「楽しみだな。」

 

 

 

 

そう言って2人は家に入った。

 

 

 

 

ア「ただいまー。」

 

 

 

 

ラ「おかえり、アレン。って、アレン!何故そいつがいる!?」

 

 

 

 

ア「後で話す。全員いる時にな。エドガーは?」

 

 

 

 

エ「アレン...何故君はそいつを連れてきている。」

 

 

 

 

と言い、ラムザとエドガーは武器を構えていた。

 

 

 

 

ア「...よし、大分集まったな。それじゃ、話すぞー。」

 

 

 

 

ラ「ああ。」

 

 

 

 

ア「今日からコイツは依頼屋のメンバーになります!」

 

 

 

 

ラ「え!?」

 

 

 

 

エ「なんだと?」

 

 

 

 

ヴ「そーなの!?」

 

 

 

 

真「な、何故そうなったのですか。いくらなんで理解が追いつきません!」

 

 

 

 

ア「先に言っておくと、コイツが犯人じゃなくてほかに敵がいるって事をコイツから聞いた。それで協力関係。詳しくはこれを見てくれ。」

 

 

 

 

と言い、アレンはタブレットを4人に見せる。

 

 

 

 

ア「その間に晩飯作るかな。」

 

 

 

 

シ「仲間に入れてもらえたお礼に私が作ろう。なぁに、任せたまえ。美味しく作るさ。」

 

 

 

 

ア「よし、任せた。」

 

 

 

 

ラ「待て待て、動画を見て納得はした。本当に仲間になったんだと。料理作らすとか、何入れるかわかったものじゃないよ。」

 

 

 

 

シ「君は私をなんだと思っているのかね....。」

 

 

 

 

と言い、料理を作る。

 

 

 

 

シ「食べてみたまえ。」

 

 

 

 

ラ「いただきます。.....。」

 

 

 

 

ラムザはシャドウの料理をいっぱい食べる。

 

 

 

 

シ「どうかな?」

 

 

 

 

ラ「仲間に入れよう。」

 

 

 

 

悠「ちょっと待てや、アレンも同じ理由で採用したゾ。」

 

 

 

 

ラ「今日から君は僕達の仲間だ!」

 

 

 

 

悠「聞いてんのかアホが!」

 

 

 

 

ラ「エドガーも食べてごらんよ!」

 

 

 

 

エ「どれどれ?」

 

 

 

 

悠「ねぇ、俺の意見は?聞いてる?」

 

 

 

 

エ「こ、これは!なんて美味しいんだ!」

 

 

 

 

悠「すみません、もしもーし!」

 

 

 

 

エ「是非とも仲間になって欲しい!」

 

 

 

 

悠「おいいいいいいいい!!!アンタら人の話聞いてんのか!仲間の基準を飯で判断するな!お前らの頭は飯でいっぱいかよ!!」

 

 

 

 

ラ・エ「へ?」

 

 

 

 

悠「シャドウは悪くないけど、とりあえずそこの2人ムカつく。」

 

 

 

エ「さて、余興はこれまでにして本題に移ろうか。本当に君は私達の力になるんだね?今此処でならないと言ったら、君を始末するのは簡単だ。」

 

 

 

 

シ「私もやられに来たわけではないよ。言ったろう?仲間になると。私はあの皇帝が嫌いでね。実はもう1人仲間がいるのだが、今度紹介しよう。」

 

 

 

 

ア「...わかった。」

 

 

 

 

シ「これから仲間として、よろしく頼もう。家事全般任せたまえ。」

 

 

 

 

ラ・ア・エ「オース、お願いしまーす!」

 

 

 

悠「なんなんだお前ら.....。」

 

 

第三十話に続く。




さて、いかがでしたか第二十九話!次回はシャドウの仲間と出会います!お楽しみに!
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それではまた次回!
さよーならー!!!


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第三十話 攫われし少女

前回のあらすじ
シャドウを仲間に入れたアレン達は、シャドウが振る舞う料理を食べて、感嘆していた。
それから3日が経ち、アレン達は学校にいた!


ア「敵は皇帝か....。」

 

 

 

悠「戦った事あんのか?」

 

 

 

 

ア「以前な。トラップばっか仕掛ける野郎だった。」

 

 

 

 

悠「ふーん。」

 

 

 

 

アレンは以前いた世界で一度戦い勝利した相手である。

 

 

 

 

ア「それにしても、シャドウのやつはどうした?仲間を連れてくるんじゃなかったのかよ?」

 

 

 

 

アレン達は下校中だった。その時、アレンのスマホから着信が来た。

 

 

 

 

ア「お?」

 

 

 

 

悠「誰からだ?」

 

 

 

 

ア「噂をすればなんとやらだ。シャドウからメールだ。仲間を呼んだ、今すぐ俺の家に来いと。」

 

 

 

悠「わかった。」

 

 

 

アレンと悠人は家に向かった。

 

 

 

一方その頃羽沢つぐみは。

 

 

 

つ「ありがとうございましたー!」

 

 

 

自分の家兼店の羽沢珈琲店で働いていた。

 

 

 

つ「ふー、もう少ししたらお仕事が終わる。頑張らないとな...!」

 

 

 

と、独り言を言っていると店にある人物が入って来た。

 

 

 

つ「いらっしゃいませ〜!」

 

 

 

千「お邪魔するわね。」

 

 

 

 

白鷺千聖である。

 

 

 

 

つ「千聖先輩!どうかした.....。」

 

 

 

 

千「動かないで頂戴。」

 

 

 

 

つ「え?」

 

 

 

つぐみのお腹近くには銃口があった。

 

 

 

 

千「一歩でも動けば死ぬわよ。」

 

 

 

と、笑顔で言う。

 

 

 

つ「ち、千聖さん。これは一体....。」

 

 

 

千「話は牢獄でするわね、今は眠ってなさい。」

 

 

 

つ「そ、そんな....。」

 

 

 

つぐみは千聖の攻撃を喰らい気絶した。

 

 

 

つ(あ、アレン先輩....。)

 

 

 

アレン達はというと。

 

 

 

ア「!!」

 

 

 

?「どうした?」

 

 

 

ア「呼ばれた。誰かに。」

 

 

 

悠「冗談だろ?」

 

 

 

ア「いや、今確かに呼ばれた。誰かがマズイ気がする。」

 

 

 

シ「アレンの言う通りだ。羽沢つぐみの気が無くなった。どうやら攫われたようだ。」

 

 

 

悠「なら早く行かねーと!」

 

 

 

ア「ああ、事態は深刻だ。行こう。」

 

 

?「了解だ!今すぐ行こう。けど、作戦は?」

 

 

 

ア「あるよ?」

 

 

 

?「どんな?」

 

 

 

ア「それはお楽しみってやつで。いいな?ノエル。今回の作戦はお前が鍵になるからな。」

 

 

 

ノ「任せてくれ。ハンターの力を見せてやる!」

 

 

 

 

こうしてアレン達はつぐみを救いに行くのである。

 

 

 

その頃つぐみは。

 

 

 

つ「う、うーん。.....ここは?」

 

 

 

つぐみが起きると、そこは牢獄だった。

 

 

 

 

日「あ、つぐみちゃん起きたんだ!やっほー!」

 

 

 

 

つ「日、日菜先輩!?な、何故ここにいるんですか!?」

 

 

 

日「つぐみちゃんが千聖ちゃんに捕まったって聞いたから。無事なら良かったよ。それじゃあね!」

 

 

 

つ「ま、待ってください!」

 

 

 

つぐみの制止を聞かず、日菜はその場を後にした。

 

 

 

つ「そんな....日菜先輩まで。」

 

 

 

麻「日菜さんだけではありません。私や、イヴさん以外、敵に操られています。」

 

 

 

 

つ「麻弥先輩まで!?ど、どうして!?」

 

 

 

麻「私達は人質なんです。神坂君を呼び出す為の。」

 

 

 

つ「....そんな!」

 

 

 

麻「彼が来るかどうかは分かりませんが、恐らくは来るでしょう。皇帝は彼に因縁を持っています。少なくとも私達をだしに使い彼に攻撃をさせず倒しに行くと思います。」

 

 

 

つ「アレン先輩.....!」

 

 

 

それを知らずアレンは走り続ける。皇帝の城、パンデモニウム城に。

 

 

 

ア「.....絶対助けるからな!ノエル、失敗は許されないぞ!準備はいいか!」

 

 

 

ノ「ああ!派手に行こう!」

 

 

 

第三十一話に続く。

 




さて、いかがでしたか第三十話!今回からFF13-2からノエルを登場させています!次回も大活躍なのでお楽しみに!
UAが遂に8000件を超えました!これからも頑張って行くので応援よろしくお願いします!
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第三十一話 襲撃

前回のあらすじ
新たな仲間ノエルを加え、アレン達はつぐみを救いにパンデモニウム城に向かうのであった!


ノ「アレがパンデモニウムか!」

 

 

 

 

ア「ああ、トラップに気をつけろよ!」

 

 

 

 

ノ「了解!」

 

 

 

 

アレン達はパンデモニウムに突撃した。

 

 

 

 

部「陛下、賊が現れました!」

 

 

 

 

皇「神坂アレンがやってきたか....。者ども、かかれ!」

 

 

 

 

部「御意!」

 

 

 

 

こうして、約1000万人いるの皇帝軍はアレン達に向かって突撃した。

 

 

 

 

ノ「なんて大群なんだ!」

 

 

 

 

ア「勝てない相手じゃないさ。行くぞ!」

 

 

 

 

ノ「お、おいアレン!」

 

 

 

 

エ「もう無理だ。アレンを止められる奴はいない。アイツは一度決めた事は必ず遂行する。その証拠に、見ろ。」

 

 

 

 

ノ「見ろって言われても....。」

 

 

 

ノエルはアレンを見ると、ありえない光景を目の当たりにした。

 

 

 

 

アレンは突撃しながら、矢を銃弾を全て木刀弾き、あろうことか弾いた矢や銃弾を相手の眉間に全て当てていた。後ろからの銃弾もまるで後ろに目があるかのように難なく弾く。

 

 

 

 

ノ「な、なんて奴なんだ!」

 

 

 

 

エ「さて、私達も負けてはいられないぞ!行こうノエル!」

 

 

 

 

ノ「ああ!」

 

 

 

 

エドガーとノエルはアレンを追いかけた。

 

 

 

 

シ「アレン君、これからどうするのかね?粗方300万は削ったが。」

 

 

 

 

ア「残りは無視する。むしろこれただの囮だろ。なんてわかりやすいんだ。」

 

 

 

 

シ「なら、私が戦おう。アレン君はつぐみさんを助けたまえ。」

 

 

 

 

 

ア「なんだ、お前も闘うのか。」

 

 

 

 

シ「ふん、私を舐めるなよ。一応君とタメを張れる程強いからね。」

 

 

 

 

ア「なるほど、それじゃ当てにしてるぜ。」

 

 

 

 

シ「任されよ!」

 

 

 

 

アレンは3人の味方に任せて、パンデモニウムに向かう。

 

 

 

 

敵「アイツを城に行かしてはならぬぞ、撃てー!」

 

 

 

 

するとアレンはパンデモニウムの城壁を走り出した。

 

 

 

 

敵「な、なんだと!!」

 

 

 

ア「甘いな馬鹿が。」

 

 

 

アレンは砲弾をいなし、更に走り出す。

 

 

 

 

敵「砲弾をもいなすだと!?」

 

 

 

 

悠「当たり前だ!アンタらは神坂アレンを舐めすぎだ!アイツは全ての攻撃をいなす!」

 

 

 

 

ア「魔法とかはいなせないがな。ノエル、城壁がガラ空きだ。」

 

 

 

 

ノ「了解、城壁を破るぞ!」

 

 

 

 

ア「了解だ!」

 

 

 

 

ノ「喰らえ!」

 

 

 

 

ノエルはアレンに向かって爆弾を投げ。

 

 

 

 

ア「シュート!」

 

 

 

 

その爆弾を蹴る。

 

 

 

 

爆弾は見事城壁を破り、道が拓けた。

 

 

 

 

ノ「アレン、敵はガンナーばかりだ。どうする?」

 

 

 

 

ア「そうだノエル、弾に当たらぬ方法を教えてやろうか?」

 

 

 

 

ノ「どうやるんだ?」

 

 

 

 

エ「簡単さ。」

 

 

 

 

そう言うと、アレンとエドガーは敵に向かって走り出した。

 

 

 

 

エ「走れ!銃弾より速く、走れ!背中に迫る死神より速く、そうすれば!」

 

 

 

 

アレン達は敵のガンナーを蹴散らし。

 

 

 

 

エ「こうして道は開ける。」

 

 

 

 

エドガーは笑ってみせた。

 

 

 

 

ノ「なんてめちゃくちゃなんだ....。」

 

 

 

 

 

悠「それが俺たちだからなw」

 

 

 

 

ノ「違いないな。」

 

 

 

 

 

そう言うと、アレン達はパンデモニウム城に入っていった。

 

 

 

 

ア「待ってろよ.....つぐみ、みんな!」

 

 

 

 

第三十二話に続く。




さて、いかがでしたか第三十一話!次回からパンデモニウムの城内を攻略する話になります。お楽しみに!
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第三十二話 遅すぎてはいけない

前回のあらすじ
アレン達はつぐみ達を救いに行くために、パンデモニウム城を攻略しに行くのである。


ア「ここがパンデモニウムか。」

 

 

 

アレンは皆より一足早く着いていた。

 

 

 

 

ア「それじゃ、早速攻略に移りますか。」

 

 

 

 

アレンはパンデモニウム城内を走る。

 

 

 

 

敵「来たぞ!撃てー!」

 

 

 

 

アレンに向かって銃弾を放つ。

 

 

 

 

ア「!、魔法弾か、考えたな。だが。」

 

 

 

アレンは次の瞬間驚くべきことをした。魔法弾を弾き、魔法弾を飛んでくる弾に当て、それを繰り返して相手に当てると言う化け物じみた事をしてみせた。

 

 

 

 

敵「な、なんだと!?」

 

 

 

 

ア「お返しするよ。」

 

 

 

 

敵「ぎゃあああああ!!!」

 

 

 

 

敵はアレンが弾いた弾で殺られた。

 

 

 

 

ア「さて、次だ。」

 

 

 

 

アレンはひたすら前に進んでいった。

 

 

 

 

一方その頃つぐみはと言うと。

 

 

 

 

つ「な、何今の!」

 

 

 

 

麻「恐らくアレンさんが来たようですね。その証拠に見てください。テレビもアレンさんを報道してますよ。」

 

 

 

 

つ「へ?」

 

 

 

 

テレビを見ると。

 

 

 

 

アナウンサー「こちら現場です!ご覧ください!あの謎の城に以前ソウルロスト事件を解決した少年がいます!今回も解決してくれるのでしょうか!期待がかかっています!」

 

 

 

 

つ「そ、そんな....アレン先輩!」

 

 

 

 

麻「大丈夫でしょうか.....。」

 

 

 

日「無駄だよ。どうせ私に倒されて終わりなんだから。」

 

 

 

 

麻「......それはやってみないとわかりませんよ?」

 

 

 

 

日「さぁ〜、どうだろうね?それじゃ行ってこよー!」

 

 

 

 

と言い、日菜は走っていった。

 

 

 

 

つ「アレン先輩...気をつけて。」

 

 

 

 

その頃アレンは。

 

 

 

ア「どっちに行けばいいんだ?」

 

 

 

 

迷っていた。2つ分かれ道がある。

 

 

 

 

ア「よし、左に行こう。きっと何かがある。つぐみの気配も左からするし、もう一人敵の気配がするからな......。」

 

 

 

 

アレンは後々のことを考え、左にした。そのまま道なりに進んでいくと人の姿が見えた。

 

 

 

 

ア「.....氷川日菜か。」

 

 

 

 

日「やぁ、アレン君。元気〜?」

 

 

 

 

と言い、日菜は近づいてくるが、アレンは木刀を構え。

 

 

 

 

ア「近づくな、お前は俺の敵だ。わかりやすい気配出すな。虫唾が走る。」

 

 

 

 

日「そんな酷いこと言わないでよー!」

 

 

 

 

ア「なら聞くが、後ろにいる召喚獣はなんだ?」

 

 

 

 

日「イフリートだよ!君を倒すために用意したんだ!」

 

 

 

 

ア「言っておくが、お前は通過点としか見ていない。さっさと終わらせてやる。」

 

 

 

 

日「生意気なこと言うね〜。地獄の火炎で焼き尽くすよ?」

 

 

 

 

ア「その前に召喚獣生きているのか?」

 

 

 

 

日「!?」

 

 

 

 

召喚獣を見ると、すでに斬られていた。いつやられたのか全く分からなかった。

 

 

 

 

日「なっ.....!」

 

 

 

 

ア「2度は言わない。そこをどけ。」

 

 

 

 

日「調子に乗るなよ!」

 

 

 

日菜は剣を振るが、アレンは退屈そうに避ける。

 

 

 

 

日(何故当たらないの!?)

 

 

 

 

ア「何故当たらないのか教えてやろうか?」

 

 

 

 

日「!」

 

 

 

 

ア「お前が俺より弱いからだ。」

 

 

 

と言い、一撃で日菜を撃破した。

 

 

 

 

日「くっ.....!」

 

 

 

 

ア「まだまだだな。...この戦いが終わったらいつでも稽古はつけてやろう。」

 

 

 

 

アレンはそう言うとつぐみのいる場所へ走っていった。

 

 

 

 

日「マダダ.....!」

 

 

 

 

日菜、いや何者かはわからないがそいつはアレンを追いかけた。

 

 

 

 

ア「...また来たのか。」

 

 

 

日「これで終わりだ!」

 

 

 

 

と言い、日菜はとどめを刺そうとしたが。

 

 

 

 

ア「....ふん。」

 

 

 

 

アレンは腕を掴み、背負い投げをした。

 

 

 

 

日「なっ!」

 

 

 

 

ア「....もういいだろ。これ以上戦っても無意味だ。俺は無意味な争いは嫌いなんだ。」

 

 

 

日「だったらなんで今更助けに来たの?もっと早くきて欲しがっだ!ねぇ、なんで!」

 

 

 

と、日菜は泣き出した。

 

 

 

ア「....すまなかった。」

 

 

 

日「でも、許すよ。今、こうしてここに居る。それだけで十分だよ。ありがとう、助けに来てくれて。」

 

 

 

 

ア「大したことない。任務だからな。」

 

 

 

日「助けに来たお礼につぐみちゃんの居場所教えるよ。こっち来て。」

 

 

 

 

ア「了解だ。」

 

 

 

こうして2人はつぐみの元に急いで行くのであった。

 

 

 

 

第三十三話に続く

 

 

 




さて、いかがでしたか第三十二話!ちなみに操られた日菜の強さは本気になったセフィロス並みです。次回はつぐみを救えるのか!お楽しみに!
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第三十三話 竜騎士と義士との再会

前回のあらすじ
パンデモニウムに入ったアレンはつぐみを助ける為、単独で攻めに行く。氷川日菜を難なく倒し洗脳を解いて、急いでつぐみの元へ向かうのである。


ア「まだ着かないのか!」

 

 

 

 

日「もう少しだから我慢してよね!」

 

 

 

 

ア「無理言うな!かれこれ5キロ以上走ってるぞ!」

 

 

 

 

 

日「アトラスバングルあるから大丈夫でしょ!」

 

 

 

 

ア「確かに大丈夫だが、精神の方は大丈夫じゃない!」

 

 

 

 

日「そんなの自分でなんとかして!」

 

 

 

 

ア「(´・ω・`)」

 

 

 

 

日「そんな顔しないで早く行くよ!」

 

 

 

 

ア「あいよ。」

 

 

 

 

アレンと日菜はつぐみの元へ向かっていた。

 

 

 

 

ア「ここか?」

 

 

 

 

日「うん、この中。」

 

 

 

 

ア「案内ありがとな、日菜。」

 

 

 

 

と言い、アレンは頭を撫でた。

 

 

 

 

日「ど、どーって事ないから。///」

 

 

 

 

ア「そっか。......!」

 

 

 

 

アレンは敵の気配に気づき、木刀を構える。

 

 

 

 

日「どしたの?」

 

 

 

 

ア「離れてろ。」

 

 

 

 

 

日「え?」

 

 

 

 

ア「いいから離れろ!」

 

 

 

 

日「うん!」

 

 

 

 

と言い日菜はアレンから離れた。すると上から人が降ってきた。槍で高く浮き、アレンを突き刺さそうとした。

 

 

 

 

ア「ぐっ.......!」

 

 

 

 

アレンはギリギリの所で防いだ。

 

 

 

 

ア「.....ルォォォォッ!!」

 

 

 

アレンは木刀で敵を吹き飛ばす。

 

 

 

 

?「見事な剣さばきだ。だが、甘いな。」

 

 

 

 

ア「....アンタは!」

 

 

 

 

そこには、カイン・ハイウインドがいた。

 

 

 

カ「久しぶりというべきだな。」

 

 

 

 

ア「アンタ1人か?」

 

 

 

 

カ「もう一人いるぞ。」

 

 

 

 

ア「へ?」

 

 

 

 

フ「やぁ!」

 

 

 

 

ア「.....!」

 

 

 

 

フ「久しぶりだな、アレン!」

 

 

 

 

ア「フリオニール!!」

 

 

 

 

そこにはフリオニールがいた。

 

 

 

 

フ「皇帝がいると聞いてな。アイツとは、俺自身で決着をつけさせてくれ!」

 

 

 

 

ア「なるほど....因縁の敵か。了解だ。」

 

 

 

 

フ「ありがとう、アレン!」

 

 

 

 

ア「皇帝は任せたぞ。俺は人々を解放する。」

 

 

 

 

フ「わかった!」

 

 

 

 

カ「俺もフリオニールと共に行こう。」

 

 

 

 

ア「そうしてくれると助かる。それじゃ、行こう!」

 

 

 

 

 

二人は皇帝を倒しに向かった。

 

 

 

 

 

ア「さて.....。」

 

 

 

 

アレンは後ろを向いた。

 

 

 

 

ア「もういいだろ。出てこい....つぐみ。」

 

 

 

 

 

つ「先輩...。」

 

 

 

 

 

ア「近づくな。」

 

 

 

 

 

つ「何故ですか?」

 

 

 

 

ア「アンタ、牢屋に居たはずでは?」

 

 

 

 

つ「麻弥さんが....助けてくれました。」

 

 

 

 

 

ア「!!」

 

 

 

 

つ「私、怖いです。麻弥さんは皇帝の元に向かいました。嫌な予感がします。」

 

 

 

 

つぐみは今にも泣きそうだった。

 

 

 

 

ア「大丈夫だ、皆を助ける。つぐみ、お前もな。」

 

 

 

 

つ「アレン先輩......。」

 

 

 

 

ア「行ってくる。必ず戻るさ。」

 

 

 

 

 

つ「気をつけて....!」

 

 

 

 

アレンは頷き、先に進むのであった。

 

 

 

 

ア「嫌な予感がする....。」

 

 

 

 

つ「絶対死なないで下さい。必ず帰って来て....。」

 

 

 

 

ア「待ってろよ、パラメキア皇帝。いや.....ほんとにアイツ1人が敵なのか?....早計か。」

 

 

 

 

胸騒ぎがする中、アレンは皇帝を倒しにフリオニール達との合流を急ぐのであった。

 

 

 

 

 

第三十四話に続く。

 

 

 

 




さて、いかがでしたか第三十三話!次回は皇帝が2人!?一体どうなるのか。お楽しみに!
今回からFF4のカイン、FF2からフリオニールが登場しています。
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それではまた次回!
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第三十四話 主人公はだいたいの確率でチート性能を持ってる。

前回のあらすじ
パンデモニウムでアレンはカインとフリオニールと再開する。つぐみを助けた麻弥を助ける為に、アレンはパンデモニウムを駆け回るのであった。


ア「早く追いつかないとな。」

 

 

 

 

アレンはカイン達と合流する為に、急いで走っていた。

 

 

 

 

ア「ん?アイツは...。」

 

 

 

 

アレンは道の真ん中に立っている人物を発見した。

 

 

 

 

ア「若宮イヴだと....?」

 

 

 

 

そこにはイヴがいた。

 

 

 

 

イ「アレンさん。恨みなどはありませんが、覚悟してください。」

 

 

 

 

と言い、剣を構えた。

 

 

 

 

ア「本気で言ってるのか?」

 

 

 

 

イ「ええ。」

 

 

 

 

ア「勘弁しろと言いたいが、戦わない訳にはいかないようだな。」

 

 

 

 

アレンは剣を構える。

 

 

 

 

イ「さぁ、行きますよ。」

 

 

 

 

ア「いつでもいいぞ。」

 

 

 

 

イヴはアレンに突貫する。

 

 

 

 

ア「......!」

 

 

 

 

その時、アレンはイヴの剣を見た。

 

 

 

 

ア(何だ....あの武器は?レイピアか?にしては形状が可笑し過ぎる。どんな性能を持ってるんだ?お手並み拝見と行くか。)

 

 

 

 

アレンは攻撃を受け流そうとした、その時である。

 

 

 

 

イ「shoot!」

 

 

 

 

ア「!?」

 

 

 

 

アレンは魔法に吹き飛ばされた。

 

 

 

 

ア「何だ今のは.....。!」

 

 

 

 

アレンは気づいた。よく見ると、イヴのレイピアにルーン文字が刻まれており、剣から魔法を放つ事が出来るようになっている。なお、その魔法を纏い闘う事も可能のようだ。そう、まるで。

 

 

 

 

 

ア「俺の木刀と一緒だと?」

 

 

 

 

アレンの木刀は魔法は放てないが纏う事は可能である。それと同じ剣を持ってる。相性は最悪と言えた。

 

 

 

 

ア(予想外だった....。まさかあんな力を持っているとはな。でも、これはある意味ラッキーだぞ。)

 

 

 

 

アレンは不敵な笑みを浮かべた。

 

 

 

 

ア「ちょっと本気だすか。」

 

 

 

 

アレンは木刀を振ると、アレンの周りから黒いオーラが出てきた。

 

 

 

 

 

イ「何ですか、そのオーラは?」

 

 

 

 

ア「まぁ、のちに分かる事さ。その時にはお前はボロボロになってるがな。」

 

 

 

 

イ「嘘が下手くそですね。」

 

 

 

 

ア「どう捉えるかはお前次第だ。さぁ、今から俺は一歩も歩かない。どこからでも攻撃してこい。」

 

 

 

 

 

イ「何ですって....?」

 

 

 

 

ア「Come to me!(かかってきな!)」

 

 

 

 

 

イ「舐めないで下さいよ!」

 

 

 

 

イヴが魔法を放つ。だがその魔法はイヴが撃って直後に消えた。

 

 

 

 

イ「.....え?」

 

 

 

 

ア「どうした?もっと本気を出せ。俺を楽しませてみろ。」

 

 

 

 

アレンは余裕過ぎるのか、スマホをいじりだした。

 

 

 

 

イ「くっ......!」

 

 

 

 

幾らイヴが魔法を放っても、アレンに当たることなく消えていく。

 

 

 

 

イ「何故ですか.....。何故彼の前で消えていく!?」

 

 

 

 

その頃悠人はオペレーションルームで、真白と話していた。

 

 

 

 

悠「俺がアレンより強い?バーカ、ありえねーよ。死んでもな。」

 

 

 

 

真「何故ですか?」

 

 

 

 

悠「あ、そっか。お前はアレンの剣術知らないもんな。と言うか神坂流抜刀術って言う流派があってな、昔からこう言われていたらしい。“神坂流は神を殺す力を持っている”ってな。」

 

 

 

 

真「神を殺す.....?」

 

 

 

 

悠「ああ、神を殺す事が出来るらしいぜ。何せ、アイツの父さんは一度神と闘い勝ったと聞くからな。」

 

 

 

 

真「そんなに強いんですか!?」

 

 

 

 

悠「今は居ねーけどな。でも、アイツは親父さんの血を完全に受け継いでる。俺は正直、本気出したアレンに0.00000001秒くらいで殺されると思う。」

 

 

 

 

真「!?」

 

 

 

 

悠「アイツの、いや神坂流は全てを断ち切る剛の剣と、全てをいなす柔の剣がある。剛の剣は斬った物質、存在その物を無き者にするんだ。柔の剣は全ての攻撃をいなす。どんな攻撃もだ。神坂家の人間はこの2つ技を覚えるのに、使いこなすのに、生涯をかけてやっと覚えるらしいが、アレンは1日で全て覚えた。たった1日で。あり得ないだろ普通、絶対無理だ。なのにアイツは1日で覚えた。それが当たり前かのようにな。」

 

 

 

 

 

真「な、何て才能ですか!そんなの私なら使いまくりますよ!何故アレンさんは使わないのですか?」

 

 

 

 

 

悠「アホか。そんなの使いまくったら、最強だろうが。世界征服とか余裕だ。アレンは優しいからな。そう言うのは興味ないらしい。あ、ちなみにだが、アレンが木刀を振るう理由は力を150分の1に力を抑える為。木刀の中身は刀が入っている。いつ斬られるかわかったもんじゃないし、溜まったもんでもない。全く、困った野郎だぜ。」

 

 

 

 

 

真「確かにそうですね....。」

 

 

 

 

悠「アイツは人々を護る為に2歳から剣を振り続けてきた。アイツの剣には誰も勝てない。」

 

 

 

 

その頃、イヴはアレンを倒そうと苦戦していた。

 

 

 

 

イ「....何故攻撃が決まらないのでしょうか。」

 

 

 

 

ア「それは答えられないな。シークレットだ。」

 

 

 

 

 

アレンは不敵な笑みを浮かべる。

 

 

 

 

 

ア「さて、戯れも終わりだな。」

 

 

 

 

 

その笑顔はまるで死神が笑っているかのようだった。

 

 

 

 

 

第三十五話に続く。

 

 

 

 




さて、いかがでしたか第三十四話!次回もお楽しみに!と言うか主人公強すぎですねwヤバイ。
UAが遂に9000件を超えました!これからも頑張っていきますので応援の程、よろしくお願いします!
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第三十五話 俺不死身!

前回のあらすじ
イヴと戦闘中のアレン。その頃、悠人からアレンの剣術の秘密を知った真白はアレンに畏怖するのであった。


真「え、やっぱりアレンさん強いですよ。最強じゃないですか。」

 

 

 

 

悠「ああ、最強だな。」

 

 

 

 

真「そんな簡単に認めますか、普通!?」

 

 

 

 

悠「認めざるを得ないんだよ。あの剣術の前には全てが無力なんだ。」

 

 

 

 

真「それ程までに彼が強いと言う事ですか?」

 

 

 

 

悠「まず、アイツ自体剣術無くても強いからな。」

 

 

 

 

真「!!?」

 

 

 

 

悠「武器なしでも強い。今度戦ってみようかなって思う。武器なしでもアイツ柔術や合気道なんかしてたらしいからな。」

 

 

 

 

真「ところで、質問したいのですが。」

 

 

 

 

悠「ん?」

 

 

 

 

真「アレンさんって何者なんですか。正体を知りたいです。」

 

 

 

 

だが、悠人は

 

 

 

 

悠「悪いな、そればかりは俺の口から答える事は出来ない。依頼屋の秘密ってやつ。ていうか、俺も知らない。アイツと出会ったのは8歳の時だ。それ以前の事は知らない。アイツ以外誰も知らない。」

 

 

 

 

 

真「いつか聞かないと、ですね。」

 

 

 

 

悠「今回の戦いが終わり次第聞くとしよう。」

 

 

 

 

その頃アレンはイヴと闘っていた。

 

 

 

 

ア「もう終わりにしよう、お前にしては頑張った方だ。」

 

 

 

 

イ「くっ.....!」

 

 

 

 

そう言い、アレンがトドメを刺そうとしたその時である。

 

 

 

 

ア「!!」

 

 

 

 

突如青い光がアレンの脳内で光、映像が流れた。

 

 

 

 

ア(何だ....この映像は?イヴが瓦礫に潰される.....。それにこれは....俺か?....死んでいるだと?いや、それよりも助けなければ!)

 

 

 

 

アレンは急いでイヴの元へ駆け寄った。

 

 

 

 

ア「危ない!」

 

 

 

 

イ「キャッ!」

 

 

 

 

アレンはイヴをお姫様抱っこし、降ってくる瓦礫を回避した。

 

 

 

 

イ「何故瓦礫が....いや、アレンさん。何故“瓦礫が降って来るという事”を知ってたんですか?」

 

 

 

 

ア「へ?」

 

 

 

 

イ「いや、何故瓦礫が降って来ることがわかったんですか?」

 

 

 

 

ア(さっき俺が見た映像......イヴが瓦礫の下敷きになる未来を変えた。だけど、俺が誰かに殺される未来は変わらない。)

 

 

 

 

そうなのだ、アレンは自分の心臓に剣が刺さって死んだという未来を見た。

 

 

 

 

ア(それってさ、逆に考えてみ......?)

 

 

 

 

 

突如、アレンは笑い出した。

 

 

 

 

ア(俺が死ぬ寸前まで、俺は不死身!!!)

 

 

 

 

ア「アハハハハハハハハハハ!!!」

 

 

 

 

イ「ア、アレンさん?」

 

 

 

 

ア「さて....計画変更だ。お前を討つのはやめだ。つーか、もう戦う気力ないだろ?」

 

 

 

 

イ「は、はい....。」

 

 

 

 

ア「正直でよろしい。俺もお前と闘うのは避けたい事だからな。お前はつぐみと共にパンデモニウムから脱出してくれ。アイツを護るんだ。いいな?」

 

 

 

 

イ「わかりました!」

 

 

 

 

イヴは全速力で走っていった。

 

 

 

 

ア「さて....先に進もうか。ってあれ?こんな道あったか?」

アレンの前には謎の道があった。パンデモニウムであってそうではない道が。

 

 

 

 

ア「......何が起きている?」

 

 

 

 

その頃、フリオニール達は着々と皇帝の元へ向かっていた。

 

 

 

 

フ「......おかしい。」

 

 

 

 

カ「何がだ?」

 

 

 

 

フ「ここは確かにパンデモニウムだ。だが、何かがおかしい。俺達の世界に現れたかつてのパンデモニウムとは違う。」

 

 

 

 

カ「それは、アレンの世界だからという事はあり得ないのか?」

 

 

 

 

 

フ「ありえない。」

 

 

 

 

フリオニールは断言した。

 

 

 

 

カ「何?」

 

 

 

 

フ「絶対にありえない。あの皇帝がそんな真似事をする事はない。幾らアイツが極悪非道でも、城内は改造はしない。いかなる事があってもだ。」

 

 

 

 

カ「では、今回....皇帝以外の敵がいると?」

 

 

 

 

フ「わからない......。ただ、これだけは言える。」

 

 

 

 

カ「何だ?」

 

 

 

 

フ「アレンがヤバイ。アイツは今恐らくだが、俺達とは違うルートに行こうと....導かれている。気づいてない内に俺達は分断されたんだ。」

 

 

 

 

カ「アレン....。」

 

 

 

 

その頃アレンは。

 

 

 

 

ア(何がどうなっていやがる......。敵は皇帝だけではないのか....?まさか、他に勢力を持ってる人物がいると?....それはありえない。今この状況の中、不可能だ。他に考えれる事なんか....あ、そうだ。悠人に聞いてみよ。)

ア「悠人!」

悠『何だ?』

ア「パンデモニウムのマップって表示出来るか?」

悠『ほい。』

悠人はパンデモニウムのマップをアレンのApple watchに転送した。

ア「サンキュー......。......!」

アレンは驚くべきものを見た。

悠『どうした?』

ア「.....何故だ?」

 

 

 

 

悠『?』

 

 

 

 

ア「何故、パンデモニウムの中に別世界への境界がある。よく見るとそのワープ先、今俺の目の前にあるが...よく見てみろ。」

 

 

 

 

悠人はまじまじと見ると、驚愕した。

 

 

 

 

悠『馬鹿な......。ありえない!何故、何故なんだ!?』

 

 

 

 

そのマップに映っている建物の形はまるで。

 

 

 

 

悠『“パンデモニウムと同じじゃないか!”』

 

 

 

 

パンデモニウムと瓜二つの城があった。

 

 

 

 

ア「誰だ......一体真犯人は誰なんだ!!!誰がこの城を創ったんだ!?」

 

 

 

 

第三十六話に続く。

 

 

 




さて、いかがでしたか第三十五話!次回からアレンルートとフリオルート、何が起きるのか是非たのしみにしていて下さい!
ちなみにFF2をやっていた人なら、もう一つのパンデモニウムの秘密がわかるかも?ちなみにですが、DFFNTの世界にいた頃、アレンは未来を見る力を覚えていましたが、元の世界に帰ったと同時に失われています。では...アレンが突然見えた未来とは....何の力を手に入れたのか....後々わかります。お楽しみに!
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長くなってしまいましたがまた次回お会いしましょー!
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第三十六話 決戦の時は近い

前回のあらすじ
アレンはフリオニールに合理しようとしていたが、その途中でワープ装置を見つける。ワープの先をマップで見るとパンデモニウム瓜二つの城を確認した。アレンとフリオニールは新たな敵がいると予測したのである。


ア「おい、どうなってる!?何故こんな事になってる!?」

 

 

 

 

悠「俺が知るかよ!というか、ついさっき此処に来た俺に聞くな!」

 

 

 

 

悠人はアレンに呼ばれ、テレポで入れるポイントを探し、無事に見つけやってきた所であった。

 

 

 

 

ア「はー、困った。まさかもう一つパンデモニウムがあるとはな。って悠人、聞いてるのか?」

 

 

 

 

悠「......。」

 

 

 

 

悠人はマップをみて気づいた。

 

 

 

 

 

悠「アレン、これを見てくれ。」

 

 

 

 

ア「何?」

 

 

 

 

悠「この城は確かにパンデモニウムだ。でも変じゃないか?城が反転している。」

 

 

 

 

ア「確かに。」

 

 

 

 

悠「気をつけろよ、アレン。俺は時間だから戻る。」

 

 

 

 

ア「おう、サンキュな。」

 

 

 

 

悠人は去っていった。

 

 

 

 

ア「さぁ、行くか。」

 

 

 

 

アレンは謎の城を探索し始めた。

 

 

 

 

ア「場所は大体城の中間らへんか。今7階か。」

 

 

 

 

アレンは7階の探索を始めた。

 

 

 

 

ア「それにしても誰が真犯人なんだ?皇帝ではないのか?いや、それは無いんだ。だってアイツの行動が最早答えだ。アイツはこの街を支配しようとしている。それを止めたいが.....出来ない。あのワープ装置、俺が通った瞬間消えたからな。分断された訳だ。」

 

 

 

 

とぶつぶつ言いながら敵を倒していく。

 

 

 

 

ア「....コイツら強くないか?パンデモニウムにいた敵より何倍も強いな。」

 

 

 

 

と、敵の強さに感嘆していた。

 

 

 

 

ア「さぁて、先に進もう。」

 

 

 

 

アレンは7階の敵を難なく倒し、8階へ向かうのであった。

 

 

 

 

その頃フリオニールはパンデモニウムの8階にいた。

 

 

 

 

フ「アレンは大丈夫だろうか......。」

 

 

 

 

カ「アイツなら大丈夫だ。」

 

 

 

 

フ「何?」

 

 

 

 

カ「さっき、時川悠人というアレンの友人からアレンは無事だと聞いた。」

 

 

 

 

フ「そうか.....!」

 

 

 

 

カ「だから、心配しなくても大丈夫だ。」

 

 

 

 

フ「そうだな。」

 

 

 

 

カ(アレン.....殺られるなよ。)

 

 

 

 

フ「もうすぐ皇帝の所のはずだ。」

 

 

 

 

カ「行くとしよう。」

 

 

 

 

カイン、フリオニールはそう言いながらも、秘かにアレンを心配していた。

 

 

 

 

フ(アレン....油断はするなよ!)

 

 

 

 

その頃アレンは、謎の城の9階に来ていた。

 

 

 

 

ア「......かなり歩いたな。」

 

 

 

 

アレンは城の安全な所で休んでいた。

 

 

 

 

ア(さて....敵は本当に何者だ?さっきからこの事ばかり頭の中でぐるぐるしてる。皇帝なのは確かなんだ....ん?皇帝?)

 

 

 

 

すると、アレンは閃いた。

 

 

 

 

ア(待てよ.....皇帝なのは確かなんだ。例えば皇帝にもう一つの人格があったら?アイツが悪だとしたら善が必ずあるはずだ。だったら真犯人はそいつ。いや、そいつと皇帝!)

 

 

 

 

ア「よーし、謎は全て解けた。後は解決するだけだ。」

 

 

 

 

アレンは自分の頭の回転の速さに自画自賛したくなっていた。

 

 

 

 

ア「さて....フリオニール達、気をつけろよ。敵は強力だ。俺も頑張るからさ、お前も頑張れ。」

 

 

 

 

その頃フリオニールは10階にたどり着いていた。

 

 

 

 

皇「遂に来たな、虫けら共。」

 

 

 

 

フ「パラメキア皇帝!!」

 

 

 

 

皇「神坂アレンはどうした?もしや、転送されたのではあるまいな?」

 

 

 

 

フ「.....貴様に答える義務などない!」

 

 

 

 

皇「そう答えると言う事は図星だな。」

 

 

 

 

フ「くっ.....。」

 

 

 

 

皇「あのワープ装置は私にもどこへ行くか分からん。だが、神坂アレンがそこで倒れるのなら好都合だ。」

 

 

 

 

フ「アレンは倒れたりしない!」

 

 

 

 

皇「何故そう言い切れる?」

 

 

 

 

フ「それは皇帝、お前が一番知っているはずだ。」

 

 

 

 

皇「.....虫けらが、一度私を倒したからと言って図に乗るなよ。」

皇帝は杖を構える。

 

 

 

 

皇「ここまで来たのは褒めてやる。だが、私を倒すことはできん!」

 

 

 

 

その頃アレンも謎の城の10階にたどり着いていた。

 

 

 

 

ア「........玉座にいるのは?」

 

 

 

 

そこには変わった人物がいた。

 

 

 

 

?「ようこそ、神坂アレン。」

 

 

 

 

ア「ま、まさか.....。」

 

 

 

 

皇「私は、パラメキア皇帝である。」

 

 

 

 

そこには何故か皇帝がいた。

 

 

 

 

第三十七話に続く。

 

 

 

 




さて、いかがでしたか第三十五話!アレンがいる城の名前は次回明かされます!お楽しみに!
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それではまた次回!
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第三十七話 善き皇帝

前回のあらすじ
パンデモニウムから謎の城に飛ばされたアレン。探索を続ける内に、最上階へと到着した。フリオニールも皇帝の元に辿り着き、最後の戦いを始めようとしていた。アレンが辿り着いた場所にいたのは、なんともう一人の皇帝だった。


ア「ば......馬鹿な。」

 

 

 

 

謎の城にて最上階に着いたアレンは、その先の玉座に座っている男に驚きを隠せなかった。

 

 

 

 

皇「よく来たな.....少年。」

 

 

 

 

ア「な、何故アンタがここにいる!?」

 

 

 

 

皇「決まっている。私がこの城の主だからだ。」

 

 

 

 

ア「なっ....!」

 

 

 

 

皇「改めて、よくここまで来れたな。聖なる戦士。」

 

 

 

 

ア「......皇帝なのか?」

 

 

 

 

皇「いかにも。だが、君達の知る彼ではない。」

 

 

 

 

 

ア(確かにそうだ......。以前戦ったアイツとは全くと言っていいほど違う気配を感じる。)

 

 

 

 

皇「彼の非礼は私から詫びよう....。.....私は一度私の世界でフリオニールに倒された。そして分れたのだ。」

 

 

 

 

 

ア「分れただと......?」

 

 

 

 

皇「そうだ.....分かれたのだよ。善き私と悪き私に。」

 

 

 

 

ア「!.....善き私だと?」

 

 

 

 

皇「そう、悪き私は、地獄に落ちその力を手に入れ、パンデモニウムの主になった。」

 

 

 

 

ア「やはりここはパンデモニウムではないんだな。」

 

 

 

 

皇「その通りだ。パンデモニウムと似ているが、天界の宮殿アラボトという。」

 

 

 

 

ア「......。」

 

 

 

 

皇「善き私はこのアラボトの主になった。そして此処へ私が用意していた装置により、此処に現れたアレン。君に謝りたいのだよ....。」

 

 

 

 

ア「何のためにだ.....。」

 

 

 

 

皇「もちろん、許しをこうためだ。悪き私がした行いは善き私が許しをこわねばならぬ...。」

 

 

 

 

ア「.....許しをこうだと?あれだけの事をしておいて許すだと.....?ふざけているのか貴様....!」

 

 

 

 

アレンは激怒した。

 

 

 

 

皇「許さない。と言いたそうだね。だが、それが人間の限界なのだよ。人は罪を犯すものだ。その罪に力に報復すること.....。それは罪でないと言うのか?」

 

 

 

 

ア「......。」

 

 

 

 

皇「許してくれれば、君をこの天界に留まらせ、永遠の命をあげよう。そして、永遠に生きるのだ.....。この楽園でね.....。今こそ、悪き私の非礼をわびよう。そして、君たちは、許すのだ.......。」

 

 

 

 

ア「....永遠にか。此処で.....。」

 

 

 

 

アレンは一人呟いていると。

 

 

 

 

蘭「何言っているんですか!アレン先輩!」

 

 

 

 

ア「!?」

 

 

 

 

突然、皇帝の後ろから蘭、モカや巴、ひまり、そして丸山彩、大和麻弥、白鷺千聖がいた。

 

 

 

 

 

千「フリオニールさん達はまだ戦っているわ!」

 

 

 

 

その頃フリオニール達は悪しき皇帝と戦っていた。

 

 

 

 

フ「喰らえ.....!」

 

 

 

 

フリオニールがアルテマを放つ。

 

 

 

 

カ「かぁっ!!」

 

 

 

 

カインが皇帝に向かって槍で攻撃する。

 

 

 

 

皇帝はいんせきを放ち、フリオニール達を迎撃していた。

 

 

 

 

蘭「私達はコイツに倒されました。死んではいない。ただ、コイツを倒さない限り私達も復活しない。アレン先輩.....お願いします。これは、私達、いや、全世界からの依頼です。」

 

 

 

 

ア「.......。」

 

 

 

 

蘭「アレン先輩なら、出来ると信じています。」

 

 

 

 

そう言うと、みんなは消えていった。

 

 

 

 

 

ア「........。」

 

 

 

 

皇「どうした?永遠の命が欲しくないのか?」

 

 

 

 

するとアレンは答えた。

 

 

 

 

ア「いらない。というか、まず死んでないのにもらうのがいやだね。」

 

 

 

 

 

皇「何?」

 

 

 

 

 

ア「俺はみんなからもらった依頼を解決しなくちゃあいけない。それは、アンタを倒すこと。依頼屋はどんな依頼にも答える、必ずだ。そして俺は今、アンタにイライラしている。」

 

 

 

 

 

皇「何故かな?」

 

 

 

 

 

ア「まず、許しをこうなら、普通は上から目線じゃないし、何より此処は天国でも何でもないじゃないか。アラボトの1階のワープ装置の先を見た。小さい町があった。良いのか人を小さい町に人々を閉じ込めて。しかも町に2つワープ装置があったが、1つはここ。もう1つは魔物だらけの巣窟。悪い奴、たまたま迷い混んだやつは全員そこから出られない。もはや、天国というより、天獄の方か相応しいんじゃないか?そんな所に人を閉じ込める.....挙げ句の果てにはアイツを許して欲しい?生意気にも程があるな。所詮、善いやつでも、人が人だからな。皇帝は皇帝に変わりない。やっぱクズだ。そんな奴を生かしては置けない....此処で仕留める。.....安心しろ。これからやることは全てアンタに対する八つ当たりだ。」

 

 

 

 

 

皇「断るか.....良かろう、永遠の眠りに着くといい!!」

 

 

 

 

 

ア「お前が眠りにつけ、クズ野郎。」

 

 

 

 

 

こうして、本当の最終決戦、語られる事なき戦いが始まった。

 

 

 

 

 

第三十八話に続く。

 

 

 

 




さて、いかがでしたか第三十七話!次回から善き皇帝とアレンが戦います!お楽しみに!!
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それではまた次回!
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第三十八話 クリムゾンブリッツ:ゼノ

前回のあらすじ
天界の宮殿アラボトで善皇帝と、戦闘を始めようとしたアレン。果たして勝つことができるのか!?


天界の宮殿アラボトでアレンは皇帝の攻撃を避けてばかりであった。

 

 

 

 

ア「くっ......!」

 

 

 

 

善「どうした?さっきから攻撃をする気配が見られないが?」

 

 

 

 

ア「今からやるさ!」

 

 

 

 

と言い、魔法を放つもあまり効いていない。

 

 

 

 

ア(アレかな、ファイラとかはやめとくべきかな。もう少し威力の高い魔法を放とう。)

 

 

 

 

即座にアレンは放つ魔法を変えた。

 

 

 

 

 

だが、放つ前に皇帝の魔法の方が早かった。

 

 

 

 

善「食らうがいい!」

 

 

 

 

 

ア「いんせきか!!」

 

 

 

 

ここでいんせきについて説明しておこう。

 

 

 

 

皇帝の専用EXスキル。

リキャストタイム60秒。

サーチ系ブレイブ攻撃で、目標の半径5m圏内へ隕石の雨を降らせた後に巨大な隕石で押し潰す。

動作開始後31F以降に発生保障が付き、52F目までは移動操作(グライド)可能。

攻撃時間が約6秒と非常に長く、最終段ヒット時にはデバフ(2.5秒間スタン)が付与される。

ブレイブダメージは 60 * 10 + 320の最大480。

となかなか厄介な技である。

 

 

 

 

いんせきの雨がアレンを襲う。

 

 

 

 

ア「くっ、ウザすぎるだろ。」

 

 

 

 

アレンはいんせきを避けながら戦っている。

 

 

 

 

ア「喰らえ、アルテマ!!」

 

 

 

 

すると、皇帝の周囲に広範囲の聖属性の爆発が起こる。

 

 

 

 

善「ほう.....少しはやるようだな。だが、その程度では私を倒せはしないと君がよく知ってるのではないか?」

 

 

 

 

ア「......!」

 

 

 

 

皇帝の言う通りであった。

 

 

 

 

確かに魔法ばかりだが、このまま戦ってもロクに勝ち目はない事はアレン自体わかっていた。

 

 

 

 

ア(どうすればいいんだ.....。本当にアイツは強い。どうしたら....。)

 

 

 

 

善「よそ見をしている暇があるのか?」

 

 

 

 

ア「!!」

 

 

 

 

アレンの頭上から隕石が降ってくる。

 

 

 

 

善「斬り裂けるのなら、やってみるがいい。」

 

 

 

 

皇帝は上に逃げていく。

 

 

 

 

ア「逃すか!」

 

 

 

 

だが、隕石がアレンの頭上にゆっくり降りてくる。

 

 

 

 

ア「.........やるしかない!」

 

 

 

 

アレンは新たな武器をとりだした。その形はライトニングが持っていた、クリムゾンブリッツそのものだった。色がライトニングのは赤だが、かれのクリムゾンブリッツは緑であった。

 

 

 

 

ア「クリムゾンブリッツ:ゼノの力、見せてやる。」

 

 

 

 

アレンはそう言うと、ふわっと浮き、隕石を次々斬り裂いていく。その速さはまるで光と同じ速さで斬り裂いていく。

 

 

 

 

ア「オオオオオッ!!!」

 

 

 

 

ここでクリムゾンブリッツ:ゼノについて説明しておこう。

 

 

 

 

クリムゾンブリッツは元を辿ればLRFF13でライトニングが使っていた武器である。

解放者ライトニングが振るう真紅の長剣。初期装備。

冒頭のムービーでルミナに折られてしまい、ゲーム中では先端が欠けた状態で使うことになる。

 

 

 

 

折れた切っ先から漏れる光が残像を彩る様は美しいが、アンビバレンスに会わせた様な無骨なフォルムをしているので、

ドレス系のウェアと合わせると浮くこと請け合い。

 

 

 

 

アレンのクリムゾンブリッツは、自ら作った武器なので、ライトニングが持っている部器と同じとは知らない。性能はライトニングの方が上だ。

 

 

 

 

詳しく知りたい人は是非ともLRFF13をプレイするか、動画を見るといいだろう。

 

 

 

善「ほう.....多少は出来るようだな。いや、成長したと言おうか。新たな武器を携え、ここにやって来たと言うことか。」

 

 

 

 

ア「わざわざ、以前のままでこないから。自殺行為にも程があるだろ。」

 

 

 

 

善「ふん......。確かに強くなっている。だが、それだけでは私を倒すことは出来ん!」

 

 

 

 

ア「それはどうかな?」

 

 

 

 

善「.........何ッ!?」

 

 

 

 

アレンは皇帝が放つ魔法を全て斬撃で消滅させて行く。そして、皇帝の方へ走っていく。次々に皇帝のトラップを無き者にし、皇帝の目の前まで迫った。まるで、その速さはまるで閃光のようだった。

 

 

 

 

善「き、貴様.........!」

 

 

 

 

アレンは皇帝に向かって剣を向けると。

 

 

 

 

ア「アンタは傲慢な皇帝だ......民の事を考えれば良かったものを.....それを良しとせず、ただ己の為に支配しようとした。今なお、天獄で支配している。民の意見を聞かずに。」

 

 

 

 

善「民如きが何になる?」

 

 

 

 

アレンは激怒した。

 

 

 

 

ア「馬鹿なのか?アンタは?馬鹿でなけりゃこんな事は言わないだろうな!いいか、よく聞けクズ野郎!“民あってこその国家!民あってこその俺らなんだよ!!”」

 

 

 

 

善「..........。」

 

 

 

 

ア「そしてアンタは仲間自体存在しなかった。必要としなかった。この力は仲間が鍛えてくれて強くなった。仲間がいたから強くなれたんだ。アンタは最悪だな、民や仲間の大切さを知る気もない。そんな事も解らず、理解しない奴はここで倒す。二度と現れないようにな!」

 

 

 

善「図に乗るなよ......!」

 

 

 

 

皇帝はアレンの真下にトラップを仕掛けていた。

 

 

 

 

善「死ぬがいい!!」

 

 

 

 

ア「逃げなくては.....!」

 

 

 

 

だが、逃げようにも体は限界を迎えていたのか、脚から崩れ落ちた。

 

 

 

 

ア「!!?」

 

 

 

 

善「.....此処までのようだな。」

 

 

 

 

ア「くそっ!動け、動けよ!!」

 

 

 

 

アレンは自分の体に呼びかけるが、当然答えるはずもなかった。

 

 

 

 

 

ア「くっそォォォ!!」

 

 

 

 

アレンの周りで爆発が起きた。それを中継を見ていたつぐみと日菜はへたりと倒れた。

 

 

 

 

つ「あぁ........、」

 

 

 

 

日「そ、そんな!」

 

 

 

 

つ「アレン先輩ーー!!!!」

 

 

 

ア「.......あれ、何で.....。」

 

 

 

 

アレンは生きていた。

 

 

 

 

善「な、何だと!?」

 

 

 

 

?「此処までよくぞ頑張ったな、後は我らに任せてもらおう。」

 

 

 

 

アレンは後ろを見ると、白魔導士がいた。

 

 

 

 

第三十九話に続く。

 

 

 




さて、いかがでしたか第三十八話!次回はFF2から新たなキャラが登場します!お楽しみに!今回文章がダメダメだぁ....もっと精進します!
つ、遂にUAが1万越えました!本当にありがとうございます!これからも頑張っていきますのでご愛読のほどよろしくお願いします!!
お気に入り登録、感想、評価待ってます!
それではまた次回!
さよーならー!!!


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第三十九話 勝路は見える

前回のあらすじ
善皇帝と戦闘していたアレン。だが、心身ともに限界を迎えていた。皇帝の攻撃を食らったかに思われたが、謎の男に助けられたのだった。


?「よくここまで頑張ったな、怪我は治しておいた。」

 

 

 

ア「えっ.......?」

 

 

 

アレンは自分の体をみると、傷がなくなっていた。

 

 

 

善「貴様は.......ミンウ!アルテマの封印を解いた時に魔力を使い果たし、亡くなったはずでは!?」

 

 

 

ミンウは笑う。

 

 

 

ミ「私はすでに死んでいる。お前が1番その事をよくわかっているのではないか?何故なら此処は死者しかいないのだから。......そこにいる少年は例外だが。」

 

 

 

と言い、アレンを見る。

 

 

 

ミ「.....なるほど、どうりでフリオニールが頼りにしていると言う訳だ。」

 

 

 

ア「どう言うことだ?」

 

 

 

ミ「フリオニールが私達の世界に戻った時、君の名前を聞いたのだよ。頼り甲斐のある仲間だと言っていたよ。」

 

 

 

ア「そ、そうなのか。アイツ......。」

 

 

 

?「聞いたのはミンウだけではないぞ?」

 

 

ア「誰だ!」

 

 

後ろを見ると、3人が立っていた。

 

 

ス「私の名前はスコット。カシュオーンと呼ばれる国の王子だ。よろしく頼むよ。」

 

 

と言い、握手をした。

 

 

ヨ「儂の名前は、ヨーゼフ。若いの、よろしく頼む。」

 

 

最後に竜騎士がやって来た。

 

 

リ「俺の名前はリチャード。竜騎士だ。よろしく。」

 

 

アレンはこの4人の頼もしさを知った。彼らには死してなお、次に託したという、命を繋げるという覚悟があった。それをアレンは見た。

 

 

リ「アレンといったな、君は下がっていろ。此処は私達がやる。」

 

 

ア「待ってくれ、俺も闘う。多分だけど、あの皇帝どうやらアンタらが知らない力を持ってる。」

 

 

ミ「何だと?」

 

 

ア「おそらく、剣技を使えるんだ。俺の時代に来た影響で歴史が少し変わってるんだ。だから、アンタらの知る皇帝ではない。」

 

 

リ「なるほど.....それはかなり厄介だな。」

 

 

ア「俺とリチャードさんとヨーゼフさんが前に出る。ミンウさんと、スコットさんは援護任せた。」

 

 

ミ「任されよ、援護は得意だ。」

 

 

ヨ「では、行くとするかな!」

 

 

3人は前に出る。すると、アレンの予想通り、剣を取り出した。

 

 

3人(やはりか!!)

 

 

はじめにアレンが皇帝に攻撃を仕掛ける、皇帝は不敵な笑みを浮かべながら、アレンの攻撃ををいなし、カウンターを仕掛ける。そうはさせまいと、リチャードが華麗な槍捌きを見せ、それを援護するかのようにヨーゼフが皇帝のみぞおちに拳を一撃入れる。その隙を突いて、ミンウとスコットは魔法で援護する。

 

 

皇帝は態勢を立て直すと、いんせき、ホーリー、ほのうと呼ばれる魔法を同時に出した。

 

 

アレンはそれを読んでいたかのように、地面スレスレの低さで滑りながら魔法をいなしながら移動する。

 

 

ス「あの少年......何て奴だ!あんな剣の使い手は見たことがない!」

 

 

ミ「上には上がいるのだな.....。」

 

 

と、2人は感嘆していた。

 

 

それを知らず、アレンは皇帝に攻撃を続ける。皇帝は杖から剣に持ち替え、攻撃を防ぐ。この時、アレンは気づいた。

 

 

ア(こいつ......もしかして同時には使えないのか?魔法と剣、同時に。そういえば、こんな事も言っていたな。確か、普通に倒してはいけない。トドメを刺すときは君が初めて相手を倒した決め手で倒さなければ、そいつは、違う次元から来た相手は倒れない。)

 

 

アレンは見出したのだ、あの皇帝の弱点を。

 

 

倒し方を。アレンは確信した。今此処で確信した。

 

 

ア(コイツを倒す事は出来る!勝つ事は出来る!!)

 

 

第四十話に続く。

 

 




さて、いかがでしたか第三十九話!ミンウ、スコット、ヨーゼフ、リチャードはFF2のソウルオブリバースのメインパーティの4人!今回は彼等を登場させました!次回も大活躍!
次回を楽しみにしていてください!
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それではまた次回!
さよーならー!!!


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第四十話 依頼屋はピンチの時に駆けつける

前回のあらすじ
善皇帝との戦闘で苦戦していたアレン。そこにフリオニールの世界でフリオニール達とかつて共に仲間として闘い、戦死したミンウ、スコット、ヨーゼフ、リチャードが現れた。アレンと4人は力を合わせて皇帝を倒そうとする。しかし、肝心のトドメをさす方法が見当たらない。しかし、アレンが閃き!?


ア「なぁ、4人共。」

 

 

ミ「どうしたのだ?」

 

 

アレンは4人を呼んだ。

 

 

ア「あのさ......もしかしたら皇帝にトドメ刺せるかも。」

 

 

ス「!?」

 

 

ヨ「何だと!?」

 

 

リ「して、どんな方法なのだ?」

 

 

ア「おそらくアイツは次元を超えた影響で新たな技を手に入れた。しかし、ある奴が言っていたんだ。“時空や次元を越えようとも、必ず最期はいつの時代も変わらない”って。」

 

 

ミ「....つまり?」

 

 

ア「俺が皇帝と初めて戦って倒した技なら、アイツにトドメを刺せる。というか、おそらくこれしかないと思う。」

 

 

ヨ「だが、その為にはかなり時間はかかるぞ?」

 

 

ア「問題はそこなんだ。どうやってアイツから隙を作ればいいか、悩みどころだ。」

 

 

リ「それなら、問題あるまいよ。」

 

 

リチャードが言った。

 

 

ア「何故だ?」

 

 

リ「我々のチームワークを舐めてもらっては困る。まぁ、即席だかな。安心しろ。それなりにはできる。(苦笑)」

 

 

ア「ホントかよ......。」

 

 

ミ「だが、それが勝つ為の術ならやるしかあるまい。」

 

 

ヨ「頼りにしているぞ!」

 

 

アレンは再びクリムゾンブリッツ:ゼノを構えた。更に。

 

 

ア「二刀流も悪くはないな。」

 

 

木刀を構える。左手は普通に木刀を構え、右手でクリムゾンブリッツ:ゼノを逆手持ちするという変わった二刀流だった。

 

 

ス「変わってるな....その持ち方。」

 

 

とスコットが呟くほどである。

 

 

ア「悪いな、これが俺の二刀流の持ち方なんだ。」

 

 

アレンは変わっているのかこの持ち方がスタンダードなのだ。というか、物心ついた頃からこの持ち方であった。

 

 

善「たかが二刀流で何が出来る?」

 

 

ア「アンタの攻撃がほとんど斬れる。前以上にな。」

 

 

アレンはニヤリと笑い答えた。

 

 

善「面白い.....かかってくるといい。」

 

 

ア「言われなくても!」

 

 

アレンは一人で突貫する。皇帝がメランコリアの檻を放つ前に皇帝に一撃入れようとするが、皇帝は更にそれを読み、フレアを放つ。それを今度はアレンが読んでいた。アレンはフレアを斬り裂き、皇帝に蹴りを入れる。

 

 

善「なかなかやる......!」

 

 

ア「速くアンタを倒して、皆の元に帰らないといけないからな。」

 

 

善「.....なら、これはどうかな?」

 

 

皇帝が杖を振ると、アレンやミンウ達の周りからありえない数のトラップ魔法が張り巡らされていた。

 

 

ア「....しまった!」

 

 

ミ「いつの間に.....!」

 

 

皇帝は更にメランコリアの檻、リテンペンスの棘、フィアートルネードを同時に発動させた。

 

 

ア「.....何!?」

 

 

アレンは予測外の事に対応が遅れてしまった。

 

 

ア「逃げろーーーーー!!!!!」

 

 

しかし、間に合う訳も無く、アレン達は皇帝のトラップを喰らってしまった。

 

 

皇帝に囚われていた蘭はその瞬間を目撃していた。

 

 

蘭「アレン先輩ーーー!!!」

 

 

皇帝は笑っていた。

 

 

善「ついに......ついにあの男を倒した。倒したのだ!あの忌々しい小僧が居るから私の支配の邪魔などするからこうなるのだよ。」

 

 

蘭は怒り狂いそうだった。大切な人の事を馬鹿にする皇帝の事と助けれない自分に、ただただイライラしていた。

 

 

善「さて.....次は貴様らだ。」

 

 

蘭は体をビクッとさせた。

 

 

善「何.....安心しろ。私の力の一部になるだけだ。」

 

 

皇帝は蘭に向かって手を差し伸べようとしていた。

 

 

善「......神坂アレンは助けには来ないぞ?先程私が殺したのだからな。」

 

 

皇帝は不敵な笑みを浮かべた。

 

 

蘭(お願い先輩.......)

 

 

蘭の頭の中にはアレンや皆との記憶が遡ってきた。走馬灯とやらなのだろう。

 

 

善「......私の力になるが良い!!」

 

 

蘭「.......嫌!誰か!」

 

 

蘭が叫んだ、その時である。

 

 

?「フレアストーム!!」

 

 

誰かがそう叫ぶと、皇帝の真下から炎の竜巻が発生した。

善「何!?」

 

 

皇帝は間一髪で躱した。

 

 

善「何者だ!!」

 

 

男は答えた。

 

 

?「何者......決まってんだろ。そこに居る赤メッシュ野郎の先輩であり、剣士であり、そして.....。」

 

 

爆風から人影が現れる。

 

 

ア「そいつらのヒーローであり、依頼屋だ。」

 

 

男、いや神坂アレンがそこにいた。

 

 

第四十一話に続く。

 




さて、いかがでしたか第四十話!!皇帝戦もいよいよ佳境に迫りつつあります。是非刮目してみてください!
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それではまた次回!
さよーならー!!!


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第四十一話 託した者、託される者

前回のあらすじ
皇帝の強大なトラップを喰らったアレン達。全員倒し、喜んだ皇帝は蘭の力を吸収しようとする。しかし、それを止めたのはトラップを喰らい、死んだと思われたアレンであった。


善「馬鹿な......貴様は私の魔法で消し去ったはずでは。」

 

 

ア「俺の剣術は魔法も断ち切ることができる。だけど、あんたの魔法はかなり強力で断ち切るのには時間がかかってしまった。」

 

 

善「くっ......!」

 

 

ア「悪の皇帝の方がまだそんなクソみたいな油断はしない。その点においてはアイツよりは強くないな。」

 

 

善「黙れ.....!」

 

 

ア「あくまでもアイツの一部だが、実力はアイツよりは下のようだな!」

 

 

善「黙れ!」

 

 

アレンに皇帝は攻撃しようとするも、動けない。

 

 

善「な....何だその力は。」

 

 

アレンの周りには赤いオーラがアレンに纏っていた。

 

 

ア「この力は....ミンウ、スコット、ヨーゼフ、リチャード、フリオニール、カイン。.....そして仲間達からもらった力だ。アンタには味方なんぞいないからわかりはしない。いや、わかれない!!」

 

 

アレンは断言した。

 

 

善「.....小僧如きが。」

 

 

アレンは木刀を構えた。

 

 

ア「.....この刀、少し変わっていてな普通は木刀が物を斬るなんて事はできやしない。しかし、俺の剣術ならアンタを斬る事は出来る。....俺が何を言いたいかわかるな?」

 

 

善「.......。」

 

 

ア「アンタを倒す事が出来る。だから、アンタは俺が討つ。悪いが、ここで眠ってもらう。」

 

 

と言い、ぼろぼろの体でアレンは言う。

 

 

善「その体で何が出来ると言うのだ?その傷だらけの体で。」

 

 

ア「こんな傷だらけでも、アンタを倒す事は出来る。大切な仲間と共に。」

 

 

ミ「.......そうだ。」

 

 

アレンの後ろにはミンウやスコット。

 

 

ヨ「我々には想いを託した者達がいる!」

 

 

ヨーゼフやリチャードがいた。

 

 

ミ「我々の死は意味のない死ではない.....!命を次に繋ぎ.....未来を託す為なのだ!それを貴様はわかるまい。」

 

 

善「ふっ.....小賢しい奴らよ。」

 

 

ア「小賢しくて結構だ。」

 

 

ス「何とでも言うがいいさ。」

 

 

ヨ「若いのに未来を託せたのなら、悔いなどない。後はお前を倒し、全てを終わらせる!」

 

 

ア「行くぞォォォ!!!」

 

 

アレン達は最後の攻撃に入る。

 

 

善「来るがいい!下賤の者め!」

 

 

アレンはリチャードの槍を高く高く投げる。

 

 

リ(カイン.......お前なら必ず竜騎士を継ぐだろう.....頼んだぞ!)

 

 

リチャードは己自身の子に竜騎士の想いを託した。その想いと共に高く飛ぶ。

 

 

リ「天に果てろ!......竜の爪牙に....全てを懸ける!!」

 

 

とてつもなく高い場所からリチャードが槍と共に降ってくる。

 

 

ス(ゴードン.....ヒルダを、カシュオーンを任せたぞ!)

 

 

スコットは弟に全てを任せた。国を、大切な王女を。

 

 

ス「おおおおおおおお!!!」

 

 

スコットは剣戟で皇帝に攻撃しながら魔法を剣の一撃の後に放つ。

 

 

ヨ(ネリー.....ワシが居なくても、幸せに暮らすんだぞ!)

 

 

ヨーゼフは大切な娘の身を案じる。

 

 

ヨ「我が格闘の極致......見せてやろう!」

 

 

ヨーゼフはとてつもない速さで皇帝に拳の乱舞を繰り出す。

 

 

ミ(フリオニール......ヒルダ王女を、皆を.....頼んだぞ。お前なら、託せる。)

 

 

ミンウはフリオニールに新たな光を、未来を託す。

 

 

ミ「食らうがいい.....!.....アルテマ!!」

 

 

ミンウはかつて己自身が身を呈して封印を解除した究極魔法を放つ。

アレンはその前に魔法が避けられると思い、木刀を高く投げる。

 

 

善「バカめ!そんな事をして意味などないぞ!」

 

 

ア「それはどうかな!?」

 

 

皇帝の注意を見事に惹きつけたアレン。聖属性の爆破が皇帝にダメージを与える。

 

 

4人「行け!アレン!」

 

 

4人はアレンに力を託した。

 

 

ミンウはアレンを皇帝のすぐそばまで転送した。

 

 

ア「......アンタが俺に勝てない理由を教えてやる。」

 

 

善「!!」

 

 

アレンが投げた木刀は皇帝の目の前に降ってきて、刺さり、それをアレンが取る。

 

 

ア「......お前は俺の大切な仲間を傷つけ、あろう事か魂まで閉じ込めた。.....お前は俺を怒らせた。ただ、それだけだ。......喰らえ!」

 

 

この状態はかつてアレンが皇帝を倒した時と全く同じ状態であった。

 

 

善「神坂アレン........貴様に....貴様なんぞにィィィィィィ!!!」

 

 

ア「聖なる刃よ......不浄を照らせ!ホーリーラッシュ!」

 

 

アレンは目にも留まらぬ剣戟で皇帝を攻撃する。かつてアレンが、あの場所でDISSIDIAFAINALFANTASYの世界で皇帝を倒したように。

 

 

ア「これで.......終わりだぁぁ!!!」

 

 

アレンは皇帝の心臓に木刀を突き刺す。

 

 

そして白い光がアラボトを包む。

 

 

第四十二話に続く。

 

 




さて、いかがでしたか第四十話!次回もお楽しみに!
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それではまた次回!
さよーならー!!!


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第四十二話 闘いは流される血で終わる

前回のあらすじ
善皇帝と戦闘をし、遂にその闘いに終止符が打たれようとしていた。
(後、今回はお話が長いよ。)


リ「や、やったのか.....?」

 

 

リチャードはミンウに聞いた。

 

 

ミ「分からん.....。」

 

 

すると、人影が見えた。

 

 

ヨ「あれはアレンではないか!」

 

 

アレンがフラフラの状態で帰って来た。

 

 

4人「アレン!」

 

 

4人はアレンに駆け寄る。

 

 

ア「皆.....」

 

 

アレンも向かおうとした、その時である。突然、ドスッと言う鈍い音がした。アレンが体を見ると、アレンの心臓近くに剣が刺さっていた。

 

 

ア「ど.....何処から?ゴフッ!!」

 

 

アレンは口から、心臓近くから大量の血が流れた。

 

 

4人「アレン!!」

 

 

蘭「アレン先輩!」

 

 

ア「来るな!!」

 

 

蘭達が駆け寄ろとするが、アレンが止める。

 

 

善「ぐ......ただの餓鬼と甘く見ていたか。」

 

 

何と、ホーリーラッシュを食らって倒したと思われた皇帝がいた。

 

 

ミ「な....。貴様.....生きているだと?」

 

 

善「生憎、まだ死ねんのだよ。」

 

 

と言っていると、皇帝の心臓に剣が刺さる。その剣は皇帝の物だった。

 

 

善「こ、小僧....!」

 

 

ア「ハァ.....ハァ.....」

 

 

ア(今この状況でアイツを倒せるのは、この神坂アレンただ一人だ。この瞬間......エグゼのように、タフなセリフを吐いてみせたい。)

 

 

お互い、立っていられるのがやっとの事である。

 

 

ア(こんな俺にも....希望という物があるなら....存在してるなら。決着をつける権利は......)

 

 

善「貴様如きを倒すなら決着は時が止まる時よりも....」

 

 

ア(俺にだけある!)

 

 

善「速くつくだろう!」

 

 

アレンはクリムゾンブリッツ:ゼノで皇帝を攻撃する。皇帝もなけなしの力でアレンに攻撃する。お互い体力がないなか、攻撃を続ける。

 

 

蘭「やめて!アレン先輩!」

 

 

リ「やめておけ。」

 

 

それを見ていられなくなった蘭が止めに入ろうとするが、リチャードがアレンの元に向かう蘭を止めた。

 

 

蘭「何故止めるんですか!」

 

 

リ「あの中に入ってはいけない。というか、入れない。」

蘭「.....え?」

 

 

リ「おそらく、アレンが結界を張ったのだろう。なけなしの力で。つまり、俺達は見ている事しか出来ない。アイツらの闘いの終わりを見ている事しか出来んのだ。」

 

 

蘭「悔しくないんです.....か......。」

 

 

リチャードは拳をただ握りしめていた。拳から血が流れている事にも気づかずに。

 

 

蘭「リチャードさん......。」

 

 

アレンはその事を知らず、ひたすら皇帝を攻撃する。

 

 

ア「アンタは何でこんな最低な皇帝に成り下がった!?昔のアンタはこうではなかったと聞く!!何故だ!何故なのだ!?」

 

 

善「それを言って何の意味がある。」

 

 

ア「アンタは昔は誰よりも民の事を考え、国の事を考えていたんだろ!!早く元に戻りやがれ。昔は心優しき皇帝だったんだろ。戻ってやれよ。民達がお前を待ってる。」

 

 

善「....貴様如きに.....貴様如きに何が判る?お前如きに私を諭せると思うなよ!!」

 

 

ア「.....そうか。もうアンタは元には戻れない。なら.....此処でアンタという人間の人生を、アンタとの闘いを此処で全て終わらせる!!」

 

 

そう言うとアレンは皇帝に向かい新たな技を繰り出す。クリムゾンブリッツ:ゼノを構えると、裏と書かれた文字のオーラが一瞬アレンを纏う。

 

 

ア「これが俺の新技!!」

 

 

アレンは一段目を両手持ち、2段目から逆手持ちで多段斬りを繰り出した。

 

 

これがアレンの新HP攻撃、「裏超究武神覇斬」。突進から連続斬りを放ち、一気に振り下ろす。通常時は5回斬るが、専用EXを使うと15連撃に増す。

ちなみに此処でアレンの専用EXスキルが変更されたので説明しておこう。

 

 

二刀流開眼。

アレンの専用EXスキル。二刀流になり、一定時間攻撃、防御、スピードが1.25倍上がる。

そしてリーチが伸び、あるHP攻撃の攻撃回数が増える。対象はホーリーラッシュ、裏超究武神覇斬。イクスブレードの場合は特に何も変わらない。フレアストームの場合はタメが短縮される。

弱点としては、ガードが出来ない。ダッシュゲージの減りが少し速くなる、しかし、5回だけならタイミングよくL1のボタンを押せばカウンターができる。ある程度のブレイブ攻撃をカウンター出来る。ダメージ(HP攻撃のような)は与えられず、カウンターはHP攻撃判定ではなく、ブレイブ攻撃判定になる。

キャスト時間は70秒。リキャストも同じ。

更に、カウンターも使い勝手はあまり良くはない。連続して使えない。拾えないブレイブ攻撃が多い。

(ヤ・シュトラのストンガや、ケフカのコアもどきや、ティナのトルネドなど。)

当然、HP攻撃はカウンター出来ない。とかなり使い勝手は悪い。状況によって使うといいかもしれない。

専用EX発動中は全てのブレイブ攻撃のリーチがセフィロスより少し短いくらいのリーチでキープ値がガーランドより少し低いレベルまで上がる。以上で説明を終わる。

 

 

アレンは裏超究武覇斬を皇帝にあてていた。

 

 

ア「これで......終わりだ!!」

 

 

最後の一撃を皇帝に決める。

 

 

善「ぐあああああああ!!」

 

 

皇帝は倒れた。同時にアレンも力を使い果たした。

 

 

ア「俺の......勝ちだ。」

 

 

アレンはそう呟いた後、倒れた皇帝のそばに行く。

 

 

善「終わったな......。」

 

 

ア「ああ.....アンタの望みも此処で終わる。」

 

 

善「....私の本当の目的は達成されている。」

 

 

ア「...何だと?」

 

 

皇帝はフッ、と笑みを浮かべた。

 

 

善「私はな......君の覚悟を知りたかったのだ。君自身の覚悟を。」

 

 

ア「......覚悟だと?」

 

 

善「そうだ......人々は己の利益を求め、争いを続ける。その争いをいつか、君が止めてくれる。そんな気がしたのだ。たとえ君がいる町で争いが起きても、止める覚悟があるのか....私はそれを見たかった。だが、この戦いでそれを見た。君の覚悟を見た....私は満足だ。」

 

 

ア「皇帝.....アンタと言う奴は。本当に.....。」

 

 

アレンが喋ろうとするが、皇帝が止める。

 

 

善「それ以上は良い....話さなくても判る。....少年よ、いつか.....この世界に....光をもたらすのだ.....。...これが私が君に託す最初で最後の依頼だ.....。」

 

 

アレンはしばらく黙ると。

 

 

ア「.....その依頼、確かに承りました。必ずご期待に添えるように頑張らせてもらいます。

 

 

......皇帝マティウス。」

 

 

善「!!.....フッ、小僧に出し抜かれたか。.....しかし....本当に愚かよな人間とは....いつまで続けるのか.....血塗られた争いの歴史を......。ウボァァァァァァ!!!」

 

 

断末魔を叫び、皇帝は消滅した。

 

 

ア「終わった......終わったんだな。」

 

 

アレンは独りごちていた。

 

 

すると、突然城が崩れ始めた。

 

 

ミ「まずい!城が崩れるぞ!!」

 

 

イ「みなさん!!」

 

 

すると、ひずみが現れ、若宮イヴと羽沢つぐみか現れた。

 

 

つ「このひずみを通れば脱出出来ます!急いでください!」

 

 

リチャード達は急いでひずみに入った。

 

 

つ「アレン先輩も早く......アレン先輩?」

 

 

アレンは動かない、いや、傷だらけのなか動けなかった。

 

 

つぐみは一生懸命にアレンを運ぶ。

 

 

つ「......重い。アレン先輩、帰りましょう!皆の元に!」

 

 

ア「......そうだな。」

 

 

と言うと、アレンはつぐみをひずみに押し出した。

 

 

つ「......え?」

 

 

ア「.....いつか帰るよ。」

 

 

アレンはそう言うと、前に歩いていく。

 

 

つ「待って下さい!アレン先輩!!!」

 

 

しかし、悲しい事にひずみは閉じた。

 

 

ミ「アレンはどうしたのだ!?」

 

 

つ「.....アレン先輩は、私達を脱出させた後私をひずみに押し出して行きました。多分、今アレン先輩はアラボトの中にいます。」

 

 

ミ「助からないのか!」

 

 

イ「それは......」

 

 

つ「イヴちゃん!何とかならないの?」

 

 

イヴは首を横に振る。

 

 

つ「そんな.......!」

 

 

アレンは崩れゆく城の中、一人でいた。

 

 

ア「皆は無事だろうか......外からアイツらの気配があるから大丈夫だろ.....。」

 

 

アレンは体力が限界なのか、倒れてしまった。

 

 

ア「後は任せた......悠人、真白....エドガー....皆...すまないな。」

 

 

 

 

アレンの頭からかつての記憶が蘇る。

 

 

ア(これが走馬灯ってやつなんだろうな.....アホみたいな日常だったが......楽しかったなぁ....)

 

 

アレンは笑顔で倒れていた。

 

 

ア(あばよ......皆。)

 

 

アレンはそう思うと、城は完全に崩れた。

 

 

つ「!!」

 

 

ス「アラボトが崩れ落ちたぞ!!」

 

 

ヨ「ミンウ!アレンの気配は....!」

 

 

ミンウはアレンの気配を探知する....しかし。

 

 

ミ「......アレンは死んでいる.....気配が完全になくなった....。」

 

 

リ「そんな馬鹿な....!」

 

 

つ「......アレン先輩?」

 

 

つぐみは驚きを隠せなかった。そして叫ぶ。

 

 

つ「アレン先輩ーーーーー!!!!」

 

 

しかし、その声にアレンは応える事なく叫び声は今のつぐみの心の暗さとは真反対の青空の彼方に消えていった。

 

 

第四十三話に続く。

 

 




さて、如何でしたか第四十三話!裏超究武神覇斬は前々から決めていました。ツイッターでも少数ですが裏超究武神覇斬に投票が多かったのでそちらを採用しました。
前日譚の方にも専用EXスキルがありましたが、こちらの方に変更しました。HP攻撃や専用EXスキルについての質問などは感想にしていただくと嬉しいです。
さて、次回はアレンはどうなったのか!果たして生きているのか!お楽しみに!
お気に入り登録、感想、評価待ってます!
長くなりましたが、それではまた次回!
さよーならー!!!


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第四十三話 もう1人の英雄

前回のあらすじ
ついに皇帝を撃破したアレン。しかし、城の脱出の際につぐみを庇い、1人アラボトに残ったアレンだった。その後、瓦礫の下敷きなったアレンだが!?


ア「ん.......。」

 

 

アレンは起き上がると、周りは白い空間が広がっていた。

 

 

ア「此処は......?」

 

 

アレンは白い空間を歩き回る、しかし、人の気配は感じられない。

 

 

ア「誰もいないのか.......?」

 

 

人を探し歩くも、やはり居ない。

 

 

ア「......あ、そうか。」

 

 

アレンはふと思い出した。

 

 

ア「俺......死んだんだっけ。」

 

 

自分がアラボトが崩れた時、つぐみを助け、瓦礫の下敷きになったことを思い出した。

 

 

ア「此処が天国ってやつかな?」

 

 

と、独り言を言いながら歩く。

 

 

?「いいえ、違いますよ。」

 

 

すると、前から光が現れた。

 

 

ア「何者だ?」

 

 

アレンは人影から見て、思わず木刀を落とした。

 

 

ア「な、何故.....神坂祈里....いや、母さん。何故貴方が此処にいるんだ。」

 

 

祈「さて、何故でしょう?」

 

 

ア「そこを退いて欲しい。俺はそちらに行かないといけない。」

 

 

と、アレンがい 言うも、

 

 

祈「なりませんよ、アレン。」

 

 

と、断る。

 

 

ア「何故だ?」

 

 

祈「貴方にはまだやるべき事が残っています。あれをご覧なさい。」

 

 

後ろを見ると、つぐみや真白達が泣いている映像が見えた。それと同時に、自分の記憶が戻ってきた。

 

 

ア「そうか......俺は。」

 

 

祈「ようやく理解したようですね、アレン。」

 

 

ア「すまない母さん、俺は大切な何かを忘れていた、俺....やっぱりそっちには行けない。忘れ物が出来た。取りに帰るよ。」

 

 

祈「ええ、いってらっしゃい。アレン。」

 

 

ア「ねぇ、母さん。」

 

 

祈「何かしら?」

 

 

ア「父さんは....今何してるんだ?」

 

 

祈「あの人なら大丈夫よ、元気にしているわ。さぁ、行きなさいアレン。貴方は私達と交わした約束、護ってくれるかしら?」

 

 

ア「.....俺はアンタ達の生きた証、己自身の役目を終えるまで死ぬな。......だろ?」

 

 

祈「よく出来ました。さぁ.....行くのですアレン。」

 

 

祈里はそう言うと、アレンの背中を押す。

 

 

ア「ま、待ってくれ母さん!俺、あの時のことまだ....。」

 

 

祈「良いのです、アレン。その気持ちは話していてわかりました。良いですか、貴方は帰るのです......貴方の日常に。」

 

 

ア「......わかった。なら、これからも見守っていてくれ。天国でな。」

 

 

祈「ええ、見守っていますよ。ずっと。」

 

 

ア「行ってきます!」

 

 

アレンはひずみの中に入って行った。

 

 

祈「行ってらっしゃい.....。」

 

 

謙「何だ、行ってしまったのか。」

 

 

祈「遅すぎですよ、あなた。」

 

 

そう言われた、祈里の夫、神坂謙続は少しショックを受けた。

 

 

謙「アレンは言ったのか....しかし、最後のひずみに入る時の姿は見たぞ。......立派になったな.....アレン。」

 

 

祈「ええ.....。」

 

 

その頃アレンは。

 

 

?「起きてください!お願いです!起きてください!」

 

 

身体が何者かに揺らされている。

 

 

ア「ん......。アレンは眼を開けると、そこにはつぐみやリチャード、ミンウ、スコット、ヨーゼフ達がいた。

 

 

ミ「アレン!!」

 

 

ア「あれ......何で此処に?」

 

 

ミ「分からぬ、脱出して数分後に謎の男がお前を担いで此処まできた。」

 

 

ア「何?」

 

 

ミ「男はこう言ったぞ。“アイツをよろしく頼む”とな。」

 

 

ア「父さん.......。ありがとな。」

 

 

アレンは立ち上がった。

 

 

ア「さて!改めて、帰りますか!」

 

 

皆「おう!」

 

 

こうしてアレン達は闘いが終わり、それぞれの仲間の元へ帰っていった。

 

 

遂に長い闘いに終止符が打たれた。皇帝を倒したフリオニール達は英雄と称えられた。皇帝が倒された事でシャドウの事件も起きなくなった。再び、平和の日々が訪れたのだ。人々はフリオニール達を英雄と思うだろう。しかし、忘れてはならない。たとえ語られる事無くとも、仲間と闘い勝利したもう1人の英雄が居ることを。忘れてはならない。

 

 

エピローグに続く。

 

 

 




さて、いかがでしたか第四十三話!アレンの母親の名前は「いのり」、父親は「かねつぐ」と呼びます。この2人は後々現れるかもです。
さて、次回はいよいよ最終回です!戦いが終わった後のお話。お楽しみに!
お気に入り登録、感想、評価待ってます!
それではまた次回!
さよーならー!!!


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エピローグ

フ「ありがとう、アレン。お前のおかげで皇帝を倒す事が出来たよ。」

 

 

ア「俺は何もしてないよ、どうせ元の時代に帰ったら、歴史が元に戻ってもう一度アイツと戦うだけだからな。頑張れよ、フリオニール。」

 

 

フ「ああ、必ず皇帝を倒して平和な、のばらの咲く世界を作ってみせるよ。」

 

 

ア「.....出来るといいな....その世界。」

 

 

フ「大丈夫さ、アレンの世界もそれくらい平和な世界になったんだ。俺の世界でも出来る。」

 

 

ア「ああ....!」

 

 

ミ「時間だフリオニール。行くぞ。」

 

 

ミンウがフリオニールを呼ぶ。

 

 

フ「わかった、今行くぞ。元気でな、アレン。」

 

 

ア「ああ、またな。」

 

 

フ「覚えておけ、次俺に会うとき、この合言葉が必要だ。」

 

 

ア「合言葉....?」

 

 

フ「そう.....合言葉は「のばら」だ。覚えておけよ。わかったな。」

 

 

ア「わかった。その言葉忘れないよ。じゃあな.....フリオニール。」

 

 

フ「ああ!」

 

 

こうしてフリオニール達はひずみの中に入り、元の世界に帰って行った。

 

 

真「帰っちゃいましたね、皆。エドガーさん達も居なくなってましたし。」

 

 

悠「アイツらは目的を果たしたら、戻るって言っていたんだ。アレンもそこは承知している。」

 

 

真「そうなんですかって、すみません。私、これから用事があるので失礼します!」

 

 

と言い、真白は走って行った。

 

 

悠「さて.....アレン。これからどうする?暇つぶしにゲーセン行くか?また、あの世界に行くか?」

 

 

ア「いや、もうあの世界に行くのは面倒だわ。行かない。」

 

 

悠「素直じゃねぇなぁ、おい。じゃあ、何する?」

 

 

ア「うーむ、悠人何がしたいよ?羽沢珈琲店に行きたいってのもあるけどさ、超遠いじゃん。」

 

 

悠「俺か......俺なら当然、アレだな。アレしたい。」

 

 

ア「お、奇遇だな。俺も同じこと考えてたわ!」

 

 

悠「やっぱ幼馴染って考えてる事は同じだよなぁ〜!」

 

 

ア「それな〜!!」

 

 

と、つまらない会話をしていると、あるニュースがながれてきた。

“ニュースです、つい先程、銀行で強盗が現れ逃亡しているとの事です。”

 

 

と、アレンはニュースを切った。

 

 

ア「なぁ、俺達で解決しねぇか?」

 

 

悠「お、良いじゃん。」

 

 

ア「この事件は前から依頼されていた事だからな。以前にもコイツらに強盗されて困ってるって聞いたからな。」

 

 

悠「そうか、なら決まりだな!アレン、準備はOKか?」

 

 

アレンはアトラスバングルを付けると。

 

 

ア「おお!」

 

 

悠「依頼解決だ!」

 

 

 

ア「依頼屋出動!」

 

 

 

アレンと悠人は走り出した。依頼解決をしに、まだ見ぬ未来へと。

 

 

 

もしもバンドリ(元の世界)へ戻ったら少年はどうするのか。

 

 

完結。

 




さて、無事に完結する事が出来ました。一応、本編は終わりですが、この小説をバンドリのアニメ2ndseasonに合わせて行きたいなと考えてます。今のところは、新しい作品は今はSAOの世界へ行こうかなと考えています。構成などはまだ内緒で。言えるとするならば、キリトとは基本的に会いません。本編の裏側みたいな感じで序盤は話が進んでいくと思います。まぁ、各々はまた次作で!
それでは長くなりましたが、もしかしたら次回もしくは次作でお会いしましょう!ここまでご愛読ありがとうございました!
さよーならー!!!


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