生存論破 (緋影真央#無印)
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0章0話ある二人の絶望前話

▼希望プログラムを絶望プログラムに書き換えます。

 

▼書き換え完了。

 

▼未来機関職員五名の生存を確認。

 

▼未来機関職員五名の死亡を確認

 

▼黒幕の生存を確認。

 

▼黒幕の捕獲を確認。

 

▼元超高校級十六名の入場を確認。

 

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カタカタと鳴らせていたキーボードの音が止み、

エラーが出ている画面を見ながら少女は言う

 

「あはっとても素敵ですわねこれはとても絶望的ですわ」

 

▼参加者の人数の変更を確認しました。

 

▼これより絶望プログラムを開始します。

 

 

プログラムが始動し、建物中の監視カメラが一斉に作動を始めた

彼女は次々と倒れていく元超高校級達を眺めながら

自分達が絶望として始めるゲームに心を躍らせながら彼が帰って来るのを待っていた。

 

 

「楽しそうだね」

何かを引きずる音と共に少年が全身を血で染めながら

自らも同じように笑いながら部屋に入ってくる

「勿論楽しいわ会長もでしょう?」

彼女は少年が連れてきた者の側に行くと

キョロキョロと辺りを見渡して

「あれ?あの女は何処なの?」

と少年に尋ねていた。

少年は少し考えて

「あの希望、希望煩い奴は切り刻んである部屋に閉じ込めて置いたよ」

と、歪んだ笑顔で楽しそうに彼女に話す

「じわじわ死ぬなんてなんて絶望的なのかしらっあ、それより会長早く着替えますわよゲームが始まってしまいますわ!」

そう言い彼女は少年を連れて部屋を出ていく

残されたのは引き摺られてきた者のみ。

 

 

 

 

その者は画面に写る者を見てポツリと言う。

 

「希望は消えてない」と

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自己紹介パートは次回



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