クウガ自衛隊と共に (自衛官32号)
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1話 出動

銀座事件とは20××年夏に起きた事件である。銀座事件の内容はこうだ突如銀座の中心に後に「門」と呼ばれる門が姿を現した。門の中からは異世界からの侵略者帝国軍の軍隊が現れ次々と罪もない大虐殺したのだった。銀座事件での被害は1万を超えていると言われている。

 

そんな銀座事件で2人の英雄が誕生した。1人目の英雄は陸上自衛隊2等陸尉伊丹耀司(いたみ ようじ)伊丹はもう1人の英雄と共にプライベートで銀座に訪れ咄嗟の判断で多くの一般市民を救い「二重橋の英雄」と称えられのたのだった。

 

もう1人の英雄は日本に現れたグロンギ未確認生物を倒す為陸上自衛隊と協力して戦っている仮面ライダークウガに変身する青年五代雄介(ごだいゆうすけ)五代は今まで人前でクウガに変身する事は一切無かったのだ。銀座事件では人前でクウガ変身し帝国軍と戦ったのだった。

 

 

 

 

 

 

銀座事件から3ヶ月が経った今日銀座に現れた門の前に陸上自衛隊員が整列していた。何故自衛隊が整列しているのかその理由は日本が門の向こう側に自衛隊を派遣する事を決めたからだ。その中に銀座事件で多くの一般市民を救った自衛官伊丹そしてクウガの力を使い伊丹同様多くの一般市民を救った五代の姿もそこにあったのだった。

 

「北条前総理!!各党の皆様の尽力によってこの法案が可決しそして遂に諸君らを派遣する運びとなりました。派遣部隊の諸君!!諸君らの任務はまことに重大であります!!」

 

門の前に置かれている舞台で銀座事件当時の総理大臣北条重則の後を受けた総理大臣本位慎三がスピーチをしていた。スピーチの内容は自衛官達への激励の言葉だった。

 

「指揮官の狭間である、一ヶ月前から斥候が何度も入っているが特地では何が起きるかなど誰も分からないしたがって門を超えた瞬間から戦闘が始まるかもしれないという心構えでいてくれ」

 

本位の後に舞台に上がったのはこの任務の指揮官を務める陸将狭間浩一郎だった。狭間はこの門が空いた瞬間から戦闘が始まるかもしれないと言い気を引き締めるように呼びかけた。

 

「間もなく突入だ!!」

 

狭間のこの一言で自衛官達は武器の装備を整え1人ずつ戦車に乗り込んで行ったのだった。五代を含めた全員が戦車に乗り込み終わると門が開き1台ずつ門の中に入って行ったのだった。

 

「なぁ、伊丹さん」

 

「あん?」

 

「何で自衛官じゃない俺までこの任務に参加する事になったんでしょうか?」

 

戦車の中では伊丹と一緒に乗っていた五代が自衛官でも無い自分が何故この任務に参加することになったのかと聞いた。

 

「そんなの決まってるじゃないか、お前のクウガの力は戦力になるからでしょ」

 

「そうですよ!!五代一緒に頑張りましょう!!」

 

「あ・・・あぁ、そうだな!!」

 

伊丹は五代の質問に当たり前のように答えたのだった。伊丹の前に座っている自衛官3等陸尉倉田武雄(くらたたけお)が五代に一緒に頑張ろうと声をかけた。それに対して五代も倉田の言葉に同意にした。



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