やはりこんな地獄の世界でも生き残ろうとするのは間違っていない (神威ツバサ)
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全ての始まり

この世界は平和である。

 

古来、人類は持ち前の知能を駆使する事で自分たちを食物連鎖から切り離す事に成功した。

 

そして現在、人類に天敵は全く存在しないと言えるだろう

 

故にこの世界は平和である。

 

 

 

何て思っていた時期も俺こと、比企谷八幡にもあったまさか何気ない日常がにあんな簡単に崩れるなんて思っていなかった。

 

そんな事を思っていると隣で寝ていた俺の幼馴染である一色いろはが眠りから目覚めてしまった。

 

 

いろは「はーくんどうしたの?眠れない?」

 

八幡「いろは、はーくんはやめてくれ恥ずかしい///」

 

いろは「えー♪まだ慣れないの?はーくんは、はーくんだよ」

 

八幡「・・・///」

 

いろは「あ、照れた〜ww、まぁ〜それは置いてどうしたの?」

 

八幡「置いておくのかよ、少し昔の事を考えてたんだよ」

 

いろは「昔の事?それってこんな事になる前の事?」

 

八幡「そーだよ、だからいろはは気にせず寝てなよ」ポンポン

 

いろは「うん//...すー、すー」

 

俺はそう言っていろはの頭を撫でた、それでいろはは安心したようでまた夢の世界に船を漕ぎ出した。

 

八幡「本当、あんな事になるなんてな...」

 

 

 

 

 

-数ヶ月前-

 

日本政府対策本部発表

第一"保菌者"発症推定時刻 25分前

 

俺達は三年生に進級し、小町も総武高校に進学する事が出来て、奉仕部に加わって四人で活動していた。

 

 

そして、今日は午前中で授業も終わりいつもの様に奉仕部で小説を読んでいた。

 

ガラガラ

 

いろは「はーくん、やばいんです〜やばいんです〜」

 

そう言いながら一色いろはが奉仕部に入ってきた

 

八幡「おい一色、はーくんって呼ぶな、それに二年生になったんだから俺を頼るなよ」

 

いろは「ええ〜、別にいいじゃないですか〜幼馴染が頼んでるのに」ブー

 

そして一色は頬を膨らませて私怒ってますアピールをしてきた

 

八幡「あざとい、それに幼馴染は関係ない、それに俺は今忙しい」

 

雪乃「あら、比企谷君、貴方はさっきから本を読んでいただけじゃない」

 

小町「あっ、お義姉ちゃんやっはろーです」

 

結衣「やっはろー!いろはちゃんどうしたの?」

 

八幡「あれ?小町ちゃんなんかおかしくない?」

 

小町「ごみぃちゃんは黙ってて」

 

八幡「最近、俺の可愛い妹が辛辣な件について」

 

そんないつも通りに過ごしていると

 

ガラガラ

 

静「君達今日もしっかり活動しているかね?」

 

平塚先生は珍しく奉仕部に来ていた

 

雪乃「珍しいですね、平塚先生が奉仕部に来るなんて」

 

静「奉仕部の顧問だからたまには様子を見ないとだからな」

 

結衣「たまになんだ...」

 

何ていつもの日常を過ごしていた

 

 

この世界は平和である

 

この世界が平和で無くなるという事はどういう事だろうか、つまり、

 

人類に自らの生命の危険を脅かす存在が現れるという事になるだろう

 

 

いつものように部屋で本を読んでいると突然校内放送が流れた

 

「校内に残っている生徒に連絡します!校内にて暴力事件が発生しています!校内に残っている生徒は近くにいる先生の指示に従って行動してください!もう一度お知らせします!只今校内にて暴力事件が発生しています!え?うわ!来るな!やめろ!来るな!

うあぁぁぁぁぁぁぁ!」ブッン

 

小町「え?なに?さっきの?」

 

結衣「一体何が起こってるの?」

 

雪乃「とりあえず落ち着きましょう...非常時に焦ると返って危険だから...とりあえず情報を集めましょう!」

 

いろは「みてください‼︎ グランドの方‼︎」

 

俺が窓際からグランドを見てみると、そこには明らかにホラー映画でしか有り得ない光景が広がっていた。

 

グランドでは生徒や先生達の逃げる姿や貪られている光景が広がっており、貪っている奴らの着ている服は総武高の制服を着ていた。

 

静「なんだあれは!生徒が他の生徒を襲っているのか?」

 

いろは「せ、先生これからどうします?」

 

静「とりあえず、職員室に行ってマイクロバスの鍵を取りに行く勿論みんなでだが」

 

雪乃「確かにまず高校から脱出した方がいいですよね」

 

結衣「部屋出よう」

 

荷物を持って部屋の外に出たらおかしな空間になっていた

 

いろは「なんか、異様に静かじゃ無いですか?」

 

小町「確かにそうですね、あれ?そこに生徒が居ますよ?」

 

結衣「あっ、本当だ。ヒッキーちょっと連れてきてよ」

 

八幡「え?俺に?俺が話しかけてきたらキモいって言われるのが落ちだぞ?」

 

いろは「大丈夫ですよ!この幼馴染が保証します‼︎」

 

八幡「え〜(はぁ?)は、はい」

 

八幡「あの、すいません」

 

振り向いた生徒は、明らかにおかしい所があった。それは、普通の人間にはあるはずの目が無いのだ。

 

ただ、無いという表現は違うと思う、本来目がある場所に蛆(?)みたいな物が、沢山うぞうぞうねうね動いて目から溢れていた、口からも大量に出ていて明らかにヤバイと思った。

 

八幡「おっ!おい‼︎大丈夫か?」

 

保菌者「ああああああああああ‼︎」

 

八幡「え?うわ‼︎」

 

俺は生徒(?)の異様性に狼狽して、押し倒されてしまった。

 

落ちてくる蛆(?)から顔を背けたら、隣の空き教室の扉が開いていて、目に入ったのは倒れている生徒に他の生徒が覆い被さっている光景で、覆い被さっている生徒が徐ろに立ち上がるとその手には肉塊を持っていてそれを食べていた。

 

八幡「マジかよ‼︎ど、退け‼︎」

 

俺は急いで自分の上に乗っている生徒を思いっきり突きとばし皆んなの場所に戻った。

 

いろは「はーくん、大丈夫ですか?」

 

小町「お兄ちゃん大丈夫!」

 

結衣「ヒッキーごめんね、私のせいで大丈夫?」

 

雪乃「比企谷君大丈夫!」

 

静「比企谷!大丈夫か!」

 

八幡「ああ、大丈夫だ、由比ヶ浜も気にすんな、兎に角ここから離れよう!」

 

しかし、下に行く階段の踊り場で奴らが群がって生徒達を貪っていたため降りることが出来ない

 

結衣「うっわ!通れないよ」

 

静「なら屋上に行こう! 屋上なら天体観測部の部室があるから何があるかも知れん、それに屋上に行く扉は一つしかないからそこを封じれば奴らは入ってこない」

 

八幡「ならとりあえず屋上に行こう‼︎」

 

小町「うん!」

 

屋上まで行く途中でモップや刺又それに何故かバットがあったので、それを駆使して屋上を目指した。

 

 

 

 

-屋上-

 

屋上についた俺達はまず天体観測部の部室からバリケードになるものをドアの前に置いてドアが開かないようにした。

 

雪乃「これで少しは安心ね」

 

結衣「そうだねゆきのん!」

 

天体観測部の物置は屋上から梯子を上った所にあるのでバリケードが壊されても登ってこれないので少しは安心である

 

天体観測部の部室にはキャンプなどで使う道具や食料それにバッテリーなどがあったので何日間はここで籠城ができる。

 

すると、服の裾をちょんちょんっと引っ張られ、一色に引っ張られているのに気づいた

 

いろは「ねぇ〜、はーくん?さっき倒れた時隣の部屋見たけどなんかあったの?」

 

結衣「あっ!それ私も気になる!」

 

八幡「あ、あ〜お前らには刺激が強いと思うが聞きたいか?」

 

結衣「私はやっぱやめるよ」

 

いろは「私もやめときます」

 

八幡「その方が良いよ」

 

八幡『てか、言えるわけないだろ。倒れていた生徒は頭の半分を喰われてる地獄絵図なんてさ、それにさっきの踊り場での奴も二人は見てなかったしな』

 

静「何日かはここで籠城して奴らが高校から少し居なくなってから行動するので良いな」

 

いろは「でも服とか臭くなりません?」

 

静「それは大丈夫だ、天体観測部は屋上で泊まり込みとかするにあたって、シャワーや洗濯機がしっかり完備されているから大丈夫だぞ、それに変えの服も中にあったしな」

 

八幡「天体観測部すげーな」

 

小町「本当だね〜」

 

雪乃「取り敢えず現状の把握をしましょう」

 

結衣「そうだ...」

 

ドッカーン‼︎‼︎‼︎

 

由比ヶ浜が話そうとした時に町の方から大きな爆発音がして、町の方を見るといくつかの煙が上がっていた。

 

結衣「うっわ!ビックリした〜町やばくない?」

 

静「町で車とかがぶつかったのかもしれないな」

 

その後はスマホで調べた事や学校から外に出て出たら何処に行くかを話し合ったが夜も遅くなったので今日はお開きになった。




今回はここまでです。

誤字脱字や変なところがあったら教えてください。
お願いします。


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総武高脱出

遅くなってすいません、色々と忙しかったもので

一応設定としては、総武高は仙台市にある設定なので
自然と八幡達も仙台出身ってことになってます。

そこの所はあまり気にしないで下さい。






-次の日の朝-

 

 

八幡「昨日あんな事があったのに全然実感できねーな...」

 

一人で快晴の空を見上げて黄昏てる時に後ろで扉が開く音がした

 

小町「あ、お兄ちゃん...おはよう...」

 

八幡「おう、昨日は寝れたのか?」

 

小町「うん、昨日は色々ありすぎて、疲れちゃってね」

 

小町「でも、やっぱ夢だと思いたいよ、朝起きたら自分の部屋にいると思ってたから」

 

そう言うと小町は俯いてしまったので、俺は何か言おうとしたけど無責任な事は言いたくなかったけどこんな時こそ言った方がいいと思った

 

八幡「こんな世界になっちゃったけど、俺はいつでもお前の隣にいるから」

 

と言ってた小町の頭を撫でた

 

小町「ごみぃちゃんそれはいろは義姉ちゃんに言って欲しかったけど、ありがとうお兄ちゃん♪あっ!これ小町的にポイントたっかいー♪」

 

八幡「はぁ〜、最後のがなければな」

 

小町「あっ!そろそろみんな起きてくるから朝ご飯の準備しよ!」

 

そう言って小町は元気よく部室に戻って行った。

 

八幡「俺も戻るか」

 

 

-朝食後-

 

 

いろは「はーくん今日はどうするの?」

 

八幡「今日は、職員室に行ってバスの鍵を手に入れて取り敢えず学校を出たいな」

 

静「だが、比企谷学校を出た後は何処に行くんだ?」

 

結衣「それ私も気になった〜!」

 

八幡「伊達大学だ」

 

結衣「伊達大学?」

 

雪乃「何故、そこなのかしら?」

 

皆んな頭の上にハテナマークが浮かんでいたが、小町といろはは理由がわかったようだったが意外な顔をしていた。

 

八幡「その大学にはうちの両親といろはの両親が研究をしてる大学なんだけど、そこに行けばこの奴らのこともわかるかもしれないしそれに、信頼できる人も居るからな」

 

そう言ったら、奉仕部の二人と平塚先生が鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしていた

 

八幡「ど、どうしたんだ三人とも?」

 

結衣「ま、まさか」

 

雪乃「信じられないわ」

 

静「そんな事は有り得ない」

 

三人「比企谷君に(ヒッキーに)『比企谷』信頼できる人が居たなんて」

 

この三人めっちゃ失礼な事を言うな、

おっと目から汗が

 

八幡「流石に俺でも信頼できる人くらいは居るぞ!」

 

と、いつもの奉仕部の様な時を過ごしていた

 

 

-校内-

 

 

結衣「思ったより、奴らは居ないね」

 

雪乃「そうね、もっと居ると思ったのだけれど」

 

いろは「もしかしたら、昨日の夜の爆発の音でそっちに行ったんじゃないんですかね?」

 

雪乃「確かにそれは有り得そうね」

 

と、もうすぐで職員室に着くというとこれで奴を見つけた、だが一人だけだったので どうにかやり過ごせないかと思ったがこちらに気がついてしまった

 

保菌者「ああああーーーー」

 

結衣「どうしよう、バレちゃったよ!」

 

八幡「俺に任せてくれ」

 

結衣「え?ヒッキーどうにか出来るの⁉︎危ないよ!」

 

小町「大丈夫ですよ、昨日はヘマしてましたけどお兄ちゃんは昔、ある人から一通りの武術は習って居るので」

 

雪乃「あの比企谷君が?俄に信じられないわね?」

 

いろは「確かに、はーくんは見た目は弱いそうですが強いですよ?ほら見て下さい」

 

 

-雪乃side-

 

 

小町さんといろはさんに言われた通りに見ていたけど彼の動きを見たら信用するしかなかったわ。

 

彼はさすまたを持って奴らに向かって走って行ったら、奴の頭を殴っり、流れるように奴の足にさすまたを絡めて足払いをかけ、とても綺麗に決まってたわ、何故って足払いを食らった奴は180度空中で回転してたもの

 

でもそこまでは良かったのよ、もっと驚いたのはそこから後ろ回し蹴りを繰り出していたもの、あれが私の知っている彼ならそんな事は出来ないはずなのに

 

八幡「あ〜久し振りに、後ろ回し蹴りをしたけどうまく決まるもんだな」

 

あんな事をした後なのに、呑気にそんな事を言っていた彼に、私は少し呆れてしまってこめかみに手を当ててしまったわ

 

 

-雪乃side out-

 

 

俺はさっき奴に後ろ回し蹴りをお見舞いしてやったけど多分奴は死んだな、首が変な方向に曲がってたし

 

それに何故か雪ノ下はこめかみに手を当てていたがそれは気にしないでおこう

 

結衣「ヒッキー!さっきの凄かったよ!後ろ回し蹴り映画みたいだったよ!」

 

いろは「はーくんカッコよかったよ♪でも少しキレがなかったね、昔はもっとキレがあったのに」

 

こいつらグイグイ来るな、

 

八幡「いや久し振りだったからだぞ、いろはは最後のは聞きたくなかったよ」

 

静「それでもすごいぞ!」

 

結衣「うんうん」

 

皆んなが純粋に褒めてくるから俺は照れて、顔をそらして話題を変えることにした

 

八幡「それより早く職員室に行きましょう」

 

女性方「話そらしたな....,」ボソ

 

 

-職員室内-

 

 

静「よし!バスの鍵見つけたしいくとするか」

 

八幡「待って下さい」

 

静「どうしたんだ?」

 

八幡「電気が通っているので、テレビが見れるかもしれないので見てみましょう」

 

静「そうだな、よし待ってろ今つけるから」

 

 

-テレビside-

 

キャスター「いわゆる保菌者騒動が起こって1日たちました、私達は今隔離地域でも特別安全な川内地区にいますが、この外ではいまだ多くの市民が命の危機に晒されています!

また安全な場所に避難した方からも食料の備蓄が心もとないと言うか連絡もあります」

 

 

別のチャンネル

 

 

キャスター「最大の問題とは?」

 

評論家「それは同じ地域でも発症していない人もいることです」

 

キャスター「...どういうことでしょうか?」

 

評論家「その人らが今突然発症する可能性がある以上隔離は続けざるを得ない...そして」

 

評論家「原因不明な以上、隔離されていない私たちも発症因子を持つかもしてないのです...」

 

プッツン

 

 

-テレビside out-

 

 

プッツン

 

結衣「あっ、切れちゃった」

 

いろは「基地局が壊れちゃったのでしょうか?」

 

雪乃「壊れたかはわからないけど色々わかったわね」

 

そう、確かに色々わかった奴らは保菌者と呼ばれる奴で、一種の病気みたいなもの。

それに川内地区は安全ってこと、俺らの誰かが発症するかもしれないと言うこと

 

八幡「確かに色々わかったなでもとりあえずバスまで行こうぜ」

 

結衣「そうだね、」

 

それから幸いにバスに着くまで保菌者に合わなかったのが良かったと思う

 

 

-バス内-

 

 

雪乃「まず現状の把握をしましょう」

 

小町「そうですね、今のところわかっている事は...」

 

①川内地区が今のところ最も安全

②どの位の規模か分からないが隔離地域になっている

③奴らは保菌者と呼ばれている

④いつ誰が発症するかわからない

⑤隔離はどのように発症するか分からないと隔離は続く

 

小町「一応このくらいですね」

 

八幡「ありがとうな、小町」

 

小町「気にしないでよ、お兄ちゃん」

 

結衣「それにしても、誰が発症するか分からないのは怖いよね」

 

雪乃「確かにそうだけれど、気にしたってしょうがないわ」

 

いろは「そうですね、それに川内地区は伊達大学もあるので安全らしいので良かったです!」

 

平塚先生は運転席からこっちを見て、少し気まずそうに話してきた

 

静「それより、君たちの両親が大丈夫か気になるが連絡は取れたか?」

 

八幡「いろはとうちの両親は大学の研究室に泊まり込みなので大丈夫だと思います」

 

結衣「うちの両親は県外に旅行中だし、さっき連絡があったので大丈夫です」

 

雪乃「うちの家族は本家が県外だから大丈夫だと思うわ」

 

思ったよりみんなの両親が大丈夫そうで平塚先生は少し安心したようだ

 

静「ならいいのだが、それより川内地区はここから少し遠いいから時間がかかるかも知れないな」

 

八幡「それにこの騒動で道路が塞がってるかもしれないしな、まぁそこはしょうがないでしょ、それに野宿するとしても見張りを付けとけば何とかなるかも知れないですもんね」

 

小町「まぁ〜兎に角、出発進行〜」

 

そして俺たちは総武高校を脱出して川内地区を目指すのだった




感想などを募集しているのでお願いします

誤字脱字の指摘などもお願いします


ではまた次回


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デパートからの脱出

今回は葉山視点です。

葉山グループの会話って難しいですね。

矛盾してるかも知れません。


-保菌者騒動が始まる10分前-

 

-葉山side-

 

今日は午前授業だった為、優美子や戸部・姫菜達と、デパートに来ている。 平日のため人はそこまで居ないのでスムーズに移動ができる。

 

優美子「隼人〜」

 

葉山「由美子どうしたんだい?」

 

優美子「この靴可愛いくない?」

 

戸部「べー、似合ってんじゃんね〜、隼人くん〜」

 

葉山「ああー、戸部の言う通り似合ってるね」

 

優美子「でしょー、戸部はうるさい!」

 

戸部「それはひどいっしょー」

 

戸部「海老名さんは、履かないんべ?」

 

姫菜「私は良いよー、それよりトベっち」

 

戸部「なになに?」

 

姫菜「明日は、とべはち見せてくれるの?ぐ腐腐」

 

戸部「え?」ヒキ

 

優美子「姫菜擬態しろし...」

 

こんなたわいのない話をする日常を過ごすのが俺は好きだと思う。社会人になっても彼等とこんな風に過ごせたら良いと思った。

 

 

 

 

 

 

優美子「え?ちょ、どうしたし‼︎」

 

後ろから優美子の驚いた声がして後ろを振り返ると大和と大岡が倒れていた、俺は急いで周りの人に助けを求めようと周りを見たが、他の人達も同じようでパニックになっていた。

 

戸部「ヤバよ、隼人くん!救急車を呼ぼとしても、皆んなが電話をしてるからか全然繋がらないよ!」

 

とゆう事は、こんな事が起きているのは此処だけではなく、他の所でも同じような事が起こっていることになる。

 

姫菜「優美子どうしたら良い?」

 

優美子「あーしも分かんない、隼人!隼人?」

 

葉山「あっごめん、考え事してた」

 

そして、どうしようかと思って居たら向こうから戸塚君と材木座君がやってきた

 

戸塚「葉山君大丈夫?」

 

材木座「皆、集まっているようだな」

 

葉山「君達も大丈夫そうで安心したよ」

 

 

 

-数分後-

それから、今後どうするかと話し合って居たら、倒れた大和と大岡が立ち上がったので俺は彼らの側に駆け寄った。

 

戸部「べー、マジ心配したっしょー」

 

優美子「マジ心配したし」

 

姫菜「具合はどう?」

 

葉山「お前ら大丈夫...(ポタッ)え?」

 

大岡達に駆け寄ると何が落ちて来たのが気になり顔を見たら

 

「あああああっ‼︎」

 

大岡達の目が大量の蛆で埋まっていて、口からも同じように蛆が大量に落ちてきた。

 

葉山「やばい!早く逃げよう!」

 

俺らは奴らから逃げたが囲まれてしまったので、店の中に入ったらそこはスポーツ用品を取り扱っている店だったのでみんなバットやゴルフクラブを武器にして俺達はデパートの出入り口を目指した。

 

-出入り口付近-

 

葉山「みんなもうすぐだ!」

 

出入り口に近づいたら奴らが倒れていてそこに一人の男の人が立っていて、みんな警戒していたが戸塚君が男の人に近寄り男の人が振り返ったら戸塚君と談笑し始めたので僕たちは警戒を解いた、

 

葉山「戸塚君が彼は誰だい?」

 

戸塚「この人は、神城 有さんだよ。」

 

神城「おお、こんなに生存者がいるのか、驚いた」

 

戸部「一人でこんなに倒したのかよベーな」

 

材木座「彼は何者だ?」

 

神城「ああ、自己紹介がまだたったな」

 

神城「俺は神城 有、消防士だ。とにかくここは危険だ川内に行くぞ」

 

優み子「なんで川内なん?」

 

姫菜「なんで川内なんですか?」

 

神城「何故かと言うと、川内は隔離地域で最も安全な場所になるからだ。そして川内は元仙台城、川と崖に囲まれた天然の要塞だ。

そこに繋がる四つの橋を塞ぎ内部の保菌者を捕獲することで安全を確保しつつある」

 

神城「その後ろの山には自衛隊を配備し、山の上の大学と研究所を保菌者研究の前線基地にするからだ」

 

戸部「てことは、仙台城に籠城することだべ!テンション上がるっしょー」

 

材木座「ふむ、ロマンでござるな」

 

神城さんの説明が終わり俺達は外に止めていたファミリーカーで川内を目指した。

 

 




中途半端かもしてませんがここまでです

インフェクションのキャラを出しました

次回は、また八幡達に戻ります

誤字脱字、感想募集してます


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別行動

皆さまお久しぶりです。

あれからリアルで色々ありまして、こんなに遅くなりました。







今俺達は、平塚先生が運転しているバスに乗り、川内を目指している。だが道には車やバスが乗り捨てられていたり、燃えていたりしているため回り道をしながら進んでいるため学校を出てから5時間は経っているが未だに川内に付いていない。

 

 

結衣「あー、お尻痛くなってきた」

 

いろは「私も痛くなってきましたー」

 

雪乃「由比ヶ浜さん一色さん、もう少しの辛抱よ」

 

結衣&いろは「「うーー」」

 

だが、確かにずっと座りっぱなしだと疲れてくるな、もしかしたらこれって歩いた方が危険だが早く着けるのではと思っていると平塚先生も俺と同じ事を思っていたらしく皆んなで話し合うことにした

 

小町「私は危険だけど歩いた方がいいと思います」

 

いろは「私も小町ちゃんと同じです、はーくんは?」

 

八幡「俺も歩いた方がいいと思う、このままバスで行ってもどの位で着くか分からんし、バスのエンジン音で気づかれるかも知れないからな」

 

結衣「でも、歩いてる時に囲まれたらどうするの?」

 

八幡「奴らはそこまで足は速くないから大丈夫だろ」

 

結衣「そっか」

 

雪乃「なら歩くと言う事で良いわね」

 

皆んなが頷き、歩くことに決まった。それから平塚先生は近くにバスを止め俺といろはは一足先にバスを降りた

 

八幡「どうだ?家族とかに連絡着いたか?」

 

いろは「うん、両親共大丈夫だったよ。後はーくんの家族も大学にいるみたい」

 

八幡「そっかなら一安心だな」

 

いろは「でもね、晴輝くんや沙月ちゃん達とは連絡が取れないの」

 

八幡「そっか、でもあいつはそんなにヤワじゃないから大丈夫だろ」

 

いろは「そうだね!」

 

いろはと話に夢中になっていたのがいけなかったと思う。

気が付いたら近くに大型バスが俺ら二人に目掛けて突っ込んできた。

俺は咄嗟にいろはの腕を掴み横に逃げようとしたが、バスが縁石にぶつかり横転して滑りながら向かってきたため横に逃げられないので後ろの橋の下に、逃げ込んだ。

 

ドーーーン

 

バスは前後が柱にぶつかりバスは止まったが出入り口が塞がってしまった。

 

小町「お兄ちゃん!いろはさん!大丈夫!!」

 

結衣「ヒッキー!いろはちゃん!」

 

八幡「俺らは大丈夫だ!でも、そっちに行けなくなった!」

 

八幡「だから、俺らは別のルートで向かうから先に行ってくれ!」

 

雪乃「わかったわ!気をつけて!」

 

すると隣にいたいろはが鼻を摘みながら

 

いろは「はーくん、なんかガソリンの匂いがしない?」

 

そこで俺はガソリンの匂いに気づいて、下を見るとガソリンが漏れているのとバスから火花が飛んでいる事に気がついて

 

八幡「バスから離れろ!ガソリンが漏れて爆発するぞ!」

 

小町達にそれを伝えた後に、俺はいろはの手を引っ張って向かいの出口に向かって走り、出口に出る時に爆発が起こり後ろを振り向くと炎が迫ってきたので、俺は咄嗟に出口の横に飛んだ。

 

そのすぐ後に炎が出口から噴き出してきた。

 

いろは「はーくん危なかったね!死ぬかと思ったよ」

 

八幡「ああ、火傷とかしてないか?」

 

いろは「うん、大丈夫だよ!はーくんが守ってくれたから!」

 

八幡「そっか、良かった」

 

俺はさっきまで居たところを見ると、まだ地面が燻っていてよく助かったものだと思った。

 

いろは「みんなと別れちゃったけどどうしよう」

 

八幡「さっき携帯電話持ってただろ?それで連絡すれば」

 

いろは「ごめん、電池が切れて使えなくなったよ」

 

八幡「そっかしょうがない、多分他の奴らは大丈夫だろうから俺らも川内に向かうか」

 

いろは「そうだね、キャーー!!」

 

俺はいろはの悲鳴に驚き、俺が振り向くとライダーの格好をした保菌者に押し倒されていた、保菌者がヘルメットを着用していたので噛まれはしないが、さっきの爆発の音で保菌者がこっちに来るかもしれないので俺は、近くにあったブロックで保菌者の頭を思いっきり叩きつけた。

 

叩きつけたら保菌者の被っていたヘルメットの後頭部は大きく凹んでいて保菌者は動かなくなった。

 

八幡「おい、いろは!大丈夫か!」

 

いろは「はーくん、怖かったよー」

 

いろはは、泣きながら俺に抱きついてきたので、俺はいろはを落ち着かせるためにいろはを抱きしめ、頭を撫でた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

八幡「落ち着いたか?」

 

いろは「うん、落ち着いた」

 

いろは「ありがとう」

 

いろはが落ち着いたのでこれからどうやって行くか考えていると、俺はさっきの保菌者の事を思い出して、堤防の上に向かって階段を登った。

 

いろは「はーくんどうしていきなり堤防を登ったの?」

 

八幡「さっきの保菌者の格好覚えてるか?」

 

いろは「ライダーの格好をしてたね、まさか?」

 

八幡「ああ、そのまさかだ、お!あったぞ」

 

そこには、さっきの保菌者が乗っていたであろうバイクがあった、俺はバイクにキーがささっている事を確認してエンジンをかけたら、エンジンが始動したのでこれで移動することができる。

 

いろは「え?はーくんバイク運転できるの?」

 

八幡「免許は持ってないけど、ある人に仕込まれたからな」

 

あの人との特訓を思い出すと身震いがしてくる

 

いろは「でもエンジンの音でバレるってはーくん言ってたじゃん、大丈夫なの?」

 

八幡「バイクはバスと違って細い道も通れるしスピードも出せるか大丈夫だ」

 

八幡「それに、このバイクはエンジンの音がそんなにしない奴だから心配すんな」

 

いろは「そっか!これで川内に行けるね!」

 

八幡「いやまだ川内には向かわない」

 

いろは「え、なんで?」

 

八幡「一旦家に帰って、携帯の充電やら食料の回収を済ませたいからな」

 

いろは「わかった、よし!行こう!」

 

そして俺たちは、バイクをはしらせた

 

 




誤字脱字の報告よろしくお願いします


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一時帰宅そして捜索

ものすごく久しぶりです。
こんなに遅くなるとは思っていませんでした。
すいません。

誤字指摘ありがとうございます


俺らはそこから保菌者達を避けながらバイクを走らせ家に着いた。

 

家に着いて幸いな事に、電気や水道、ガスは止まっておらずテレビをつけて情報を集める事も出来た。

 

いろは「水道とか諸々止まってなくて良かったね!」

 

八幡「本当になこれで携帯の充電も出来るし」

 

いろは「携帯を充電してる間に、お風呂入って来るね」

 

八幡「了解」

 

いろは「覗かないでよ」

 

八幡「アホ、覗くか」

 

-30分後-

 

いろは「お風呂入れて本当に良かった〜」

 

八幡「お、出たか」

 

いろは「うん、次ははーくん入って来なよ、その間に私は簡単なものでも作ってるから」

 

八幡「わかった」

 

-風呂と食事後-

 

八幡「携帯の充電は完了したからそろそろ川内に向かうか」

 

いろは「そうだね、ゆっくりし過ぎてもみんな心配してるかもしれないしね」

 

小町達には携帯の充電が終わって連絡を取ったら、途中で神城さん達に会ってもう既に川内に到着しているらしい、それに神城さんから川内に着いたら俺の所に来いと伝言を貰ったらしい。やだな、怖いな、行きたくないな

 

いろは「はーくん...元気出して!」

 

八幡「でも、神城さん直々となると嫌な予感しかしない」

 

いろは「あはは...それは否定出来ないよ」

 

八幡「はぁ〜」

 

憂鬱な気持ちを奮い立てて、玄関に向かおうとしたらいろはの携帯電話が鳴った、いろははすぐさま携帯電話を取り出し相手の名前を見たら少し驚いたようだが直ぐに通話を開始した。

 

いろは「もしもし、紗月ちゃん?」

 

〜電話〜

 

いろは「もしもし、紗月ちゃん?」

 

紗月「あっ、繋がった!いろはちゃん其方は大丈夫?」

 

いろは「うん!こっちは大丈夫だよ!其方は?」

 

紗月「大丈夫!今いろはちゃん何処にいるの?」

 

いろは「今?今ははーくんの家にいるよ」

 

紗月「そっか、少し頼み事していい?」

 

いろは「良いよ、それで頼み事って?」

 

紗月「今、ハル君と離れちゃって少し前に電話が繋がったんだけどね。まだハル君まだ学校にいるみたいで助けに行きたいんだけど行く手段が無くて行け無くて代わりに助けに行って欲しいんだけどどうかな?」

 

いろは「うんいいよ!助けに行くね!」

 

紗月「本当!ありがとう。気おつけてね」

 

いろは「其方もね」

 

〜電話終了〜

 

いろは「と言う事でこれからハル君を助けに行きます!」

 

いろはは、さっきの電話が終わるといきなりそんな事を言って来たので驚いたが電話の内容を教えてもらって承諾した、まぁ〜紗月は昔からよく晴輝と遊んでいて妹みたいに思っていたから妹の頼みなら聞いてやるか。

 

八幡「ならいろは準備しろ、それと靴箱の上の袋の中にヘルメットがあるからそれを持って来てくれ」

 

いろは「はーい」

 

5分後俺たちは仙台高校を目指してバイクを走らせた

 

ー仙台高校付近ー

 

八幡「そろそろ着くが、なんか変な匂いがするな」

 

いろは「本当だ、臭い」

 

そして最後のカーブを曲がったらさっきの匂いの原因が直ぐにわかった

そこには道路を塞ぐくらいに車があり事故でも起こしたのか煙が出ておりそして、人らしき物もあったが食われていて原型を留めていなかった。

 

いろは「え?なんでこんな事に?」

 

八幡「俺の憶測だが、保菌者騒動が起こり保菌者から逃げたがそこでみんな捕まり食われたのだと思う。」

 

いろは「な...なるほど、でも向こうには行けなくなったね」

 

八幡「そうだな、これからどうするか。」

 

今後の方針を考えていると、俺はふと高校の奥にあった小山を見つけある事を閃いた。

 

八幡「なぁ〜いろは」

 

いろは「何?」

 

八幡「もし、お前がこの高校にいたとして保菌者騒動が起こり逃げようと外に出たがこのように道が通れなかったらどこに逃げる?」

 

八幡「そして、この校舎は保菌者だらけだとしてだ」

 

いろは「えーと、校舎には戻れないとすると。」

 

いろは「わかった!」

 

5分くらい考え込んでいろはは、わかったらしい。

 

いろは「奥にある小山に逃げます!」

 

八幡「お!そうだよな。だから晴輝だったら多分小山に向かうぞ」

 

いろは「了解〜、そういえばこの小山の向こうに香里ちゃんが通ってる小学校もあるからついでに見に行こ!」

 

八幡「わかった、先に小学校に向かうか」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

バイクを走らせ小学校に向かう途中で保菌者たちが数人いたが無視して走り続けた。小学校に到着したら、小学校の校門あたりで人を見つけその人は俺たちに気がつきこっちに向きその顔に俺は見覚えがあった。と言うよりは探していた本人だった。

 

八幡「え?晴輝?」

 

晴輝「八幡にいろはちゃんここで何してんの?」

 

八幡「いや、それはこっちのセリフだ。なんで小学校にいんだよ」

 

晴輝「今さっき香里から電話があってまだ小学校にいて、まだ沢山の生存者達と逃げてるらしい」

 

いろは「なるほどそれで助けに来たって事だね」

 

晴輝「そうゆう事だよ。」

 

八幡「お前一人か?」

 

晴輝「違うよ、他の生存者はこの小山に隠れてるよ」

 

八幡「よしわかった、取り敢えず救出しに行きますか」

 

晴輝「ああ!」

 

そして俺らは香里達を助けるために小学校に入って行った。

 

 

 

 

 

 



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脱出の時間

誤字 脱字の報告ありがとうございます。

評価もして下さると嬉しいです






いろは「どうやって助けに行くかだね」

 

八幡「どうやら一階は保菌者に占拠されているようだからあるとしたら二階だな」

 

ここからでも保菌者達に襲われている悲鳴がきこえてくる。

 

「ぎぁぁぁ」「いだいいだい!」「許してえええ!」

 

-香里side-

 

「私の名前は天宮香里!今、小学校でゾンビみたいな奴らからみんなで逃げてます!」

 

香里「って誰に言ってるんだろ」

 

なんて思ってたら向こうで先生がピンチだあの先生何やってんだか。

 

香里「先生!何やってんですか!」

 

先生「!」

 

私は先生に近づいてきた二人のゾンビに近付きながら

 

香里「さすまたはこうやってッ....!」

 

香里「頭か!」ドッ

 

香里「足を狙って...転ばせる!」

 

私は、知り合いのお兄さんに教えてもらった技を使ってゾンビ達を倒してきた。あの人生きてるかな?でもあの人はめっちゃ強いから大丈夫だと思うな。

 

先生「ありがとう、天宮さん」

 

「うあああああん おがあざああああ」

 

「........」

 

先生「この子達は?」

 

香里「親とはぐれたみたいで」

先生「また助けて来たのか!?」

 

先生驚き過ぎだよ。

 

香里「何年生か言える?」

 

「いぢいいい!」うっ..うっ..

 

「三年生...」

 

香里「そっか じゃあ、君の方がお兄ちゃんだね!この子の不安な気持ちわかるよね?励ましてあげて」

 

三年生の子は一年生の子の頭を撫でて落ち着かせてくれて、一年生の子も笑ってくれたから私は一安心した。

 

香里「皆!移動するよーお姉さんについて来てね!」

 

「うん!」 「はーい」 「あい!」

 

先生「どこに行く気だい?どこかに籠城した方が?」

 

香里「扉壊されるだけでしょ 脱出です脱出!」

 

先生「でも二階からどうやって?」

 

香里「このまま二階を玄関と反対方向に進んでベランダの避難器具で校庭にあります」

 

先生「校外に逃げても安全な場所もわからず、逃げても子供の体力では」

 

香里「わかってますだけど、校舎から逃げないと誰も助かりません!」

 

私は脱出をするのに焦り前に集中し過ぎたのかもしれない

 

「ああああっ‼︎」

 

後ろの教室の窓から大人が子供に飛びかかって来た

 

香里「皆!逃げて!」

 

「おかあさん!」

 

「あああっ良かった!早く逃げましょう!」

 

なんださっき泣いてた一年生のお母さんか良かったと思っていたけど、そのお母さんは自分の子供を抱いて上に行ってしまった。

 

先生「上に行ったら絶対助からないとは限らないんだ」

 

先生の言葉で私は、切り替えてオリルー袋のある教室のベランダに出たけが、袋の近くには奴らが人を喰べていて周りは血の匂いが充満していた。

上の階の袋もベランダから確認したがそこは袋のが赤く染まっていて外に出ることが出来なくなってしまった。

 

香里「もう小さい子が安全に逃げる方法はなくなりました」

 

「お姉ちゃん」 「僕たちもう助からないの?」

 

「噛まれて死んじゃうの?」 「...........ッ」

 

「うっ...うぐっ...ううっ」 「やだよぉ...やだぁ」

 

皆、絶望で下を向いちゃったので前を向いて貰うために昔教えてもらった事を少し変えてみんなに伝えた

 

香里「私達は子供だけど子供じゃなくなっちゃったの」

 

「え?」

 

香里「子供は大人に守られないと生きていけないなのにこの場所に投げ出された子供じゃなく弱い一人の人間として」

 

香里「それでも諦めちゃだめなんだ生き残るんだよ一人の人間として!全力で!!

 

良かった皆、前を向いてくれた

 

先生「でも」

 

香里「きっと大丈夫 私は 信じてますから」

 

先生「信じる?何を」

 

「香里ー!」 「香里ちゃーん!」 「香里ー!」

 

その声は私がよく知っている人達の声だった

 

香里「さあ皆! 脱出の時間だ!

 

 




タイトル回収ですね

今回は香里目線です

次回もよろしくお願いします


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合流

皆さんお久しぶりです。
遅くなってすみません。
就活やら研究室やらで書く暇が無かったので
こんなになってしまいました。
久しぶりなので違和感がぱないと思いますが.....



ー数分前・校門前ー

 

八幡side

 

八幡「二階にいるとしてどうやって侵入するかだな」

 

いろは「そうだね、三人だけじゃこんなに沢山の保菌者達を捌き切れないよね」

 

学校の門は車や大きなタンスで壁を作っていたであろう残骸が残されていた。そして、校庭には保菌者が溢れていてどうやって侵入しようか話し合っていた。

 

「三人じゃない、六人だ」

 

後ろから知らない女性の声が聞こえた。

 

晴輝「らぎ姉!皆どうして!?」

 

この巨乳美人の人がらぎ姉って言うのかと、思っていたら後ろからいろはに殴られた。なんでだよ!?

 

千佳「天宮を追いかけて来たんだ!」

 

譲「ここに避難してきた香里ちゃんから助けてって電話がきたんだね?」

 

晴輝「違うんだ...」

 

きらら「え?」

 

晴輝「香里は、電話で助けてなんて一言も言わなかった...優しい奴なんだよ俺に心配かけさせないようにって...いつも...一人でなんとかしようとして...」

 

きらら「知ってるよ」

 

きらら「倉庫で沢山話してくれたじゃん

で?どうすんの?」

 

晴輝「俺一人じゃたすけられない!力を貸して欲しい!」

 

いろは「話の途中にごめんね、ハル君此方の方は?」

 

晴輝「あ、ごめん紹介するね。譲の事は知ってると思うけど一様紹介するね。彼は同級生の高木 譲(たかぎ ゆずる)

 

譲「二人共久しぶりだね、八幡はなんか雰囲気変わった?」

 

八幡「え?そうなのか?久しぶりだからだろ」

 

譲「それもそうだね」

 

晴輝「ここから初めましてだよね彼女は同級性の木皿儀 千佳 (きさらぎ ちか)通称らぎ姉って呼ばれてる」

 

千佳「よろしく、らぎ姉は天宮にしか言われてないが好きなように呼んでくれ」

 

いろは「こちらこそよろしくね、ハル君と同級生って事は私と同じだね」

 

千佳「という事は彼は先輩なのか?」

 

八幡「そうだが、タメ語でいいぞ」

 

千佳「わかった」

 

晴樹「そして彼女は一年生の磯波 きらら(いそなみ きらら) 倉庫に一日閉じ込められた時に出会ったんだ」

 

うん?倉庫に閉じ込められた?え?晴輝苛められてんの? なんて事を考えていたらいろはも同じ事を思ったらしく控えめに晴輝に聞いていった。

 

いろは「ハル君もしかしていじめられてるの?」

 

八幡「おい、そんなにストレートに聞くなよ!」ボソ

 

俺はいろはにしか聴こえない声量で耳打ちをした。

 

晴輝「違う、違う色々あったんだよ!その件については追々話すよ」

 

きらら「あはは、あー笑った。私は磯波 きららよろしくね」

 

いろは「うん!よろしくね、きららちゃん私達には敬語じゃなくてタメ語でいいよ」

 

きらら「ありがとう、敬語って慣れてなくて」

 

晴輝「次は八幡達の紹介すね彼は比企谷 八幡目は腐ってるけどいい奴だよ」

 

八幡「おい!なんてこと言うだよ!えーと、比企谷 八幡だ 三年だがタメ語でいいぞ、よろしく」

 

晴輝「それで彼女は一色 いろは二人は俺の親と仕事仲間で子供の頃はよく遊んでたんだ」

 

いろは「一色 いろはです!よろしくお願いします」

 

自己紹介も終わり俺たちは香里達救出作戦を開始した。

 

 

 

 

 

八幡&いろは「「所で何故、磯波は(きららちゃんは)スカート履いてないだ?(のかな?)」」

 

 

俺といろはの呟きは誰にも聴こえなかった。

 

 

 




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脱出開始

もの凄くお久しぶりです。皆さん投稿が遅れてすいません。

あの後からCODにはまってしまい、小説を書いている暇がありませんでした。

久しぶりに書いたので書き方が変わっているかも知れませんが気にしないで下さい。


ー現在ー

 

香里side

 

 私は皆にそう言うと、お兄ちゃんに電話をかけた。

 

香里「お兄ちゃーん!」

 

晴輝『おおお!香里、無事か!良かった!』

 

 久しぶりのお兄ちゃんの声だけど今は時間が無いから急ぐ!

 

香里「そんなことより、今小学校の何処?」

 

晴輝『そんな事ってひどいな、音楽室のある小さい校舎の外だ香里は何階だ?』

 

香里「二階..飛び降りるね あと......」

 

 これ言ったらお兄ちゃん驚くかな?

 

香里「一緒に小さい子11人いるから!」

 

晴輝『はぁ!? 11人!?

 

 私はそれだか言うと電話を終了した。そしてすぐみんなに指示を出す。

 

香里「先生!この渡り廊下で奴らを食い止めるので、机を持ってきてバリケードの代わりにします!」

 

香里「みんなは防火扉を閉めるの手伝って!階段を塞げば奴らは渡り廊下からしか来れない!」

 

 準備バリケードの準備が終わり、トイレの窓から脱出するため相似用具室からバケツを見つけ、窓の前まで持って行き台にして窓を開けた。

 

香里「お兄ちゃん!」

 

「「「!」」」

 

晴輝「香里!」

 

 あは、お兄ちゃん泣きそうになってる。お!、ハチ(にい)といろはちゃんもいる。

 

香里「やっほー♪ 今から小さい子降ろしていくからキャッチしてねー」

 

晴輝「任せろ!

 

 

 

 

八幡side

 

 「任せろ!

 

晴輝「八幡は俺と一緒に子ども達の確保、みんなは保菌者の足止めを頼む!」

 

 「「「「OK!」」」」

 

千佳「しかし...本当に年下の子を守っていたのか」

 

きらら「凄すぎですよね」

 

いろは「私も時々思ってたよ、本当に小学生なのかって」

 

晴輝「そりゃー、自慢の妹だから!」

 

 晴輝がそう言うとなぜかみんな俺の方を向いてき。え? 何で?

 

 

 

香里side

 

 「任せろ!

 

 お兄ちゃんに降ろす事を伝えてみんなに説明をする。

 

香里「いい?下にいるお兄ちゃん達はトランポリンの何倍も頼れる人だから安心して!」

 

香里「勇気出して 頑張れるかな!?」 

 

 「「「「「はい!」」」」」  「?」

 

 あ、なんか一人だけまだよくわかってない子もいるけどまぁ~いいか!

 

香里「ようし!じゃあ早速!」

 

 「?」ガッ

 

 私はまだよくわかってない子の脇の下をつかみ窓の外に出した。

 

ぎゃあああああ!怖い(ごわい)落ぢるああ!

 

香里「はいはいごめんねー♪」

 

ぎゃあああああ!

 

八幡side

 

 香里のやつ、何で笑いながら小学生を降ろしてんだよ。Sっ気あったのか?

8人を降ろしたが、しばらくここは大丈夫そうだ。だがこの子達がいたら柵は越えられない校舎から外へ...校舎の中はまだ安全なのか?

そもそも全員脱出する前に保菌者がトイレに来たら...これは時間との戦い!

 

 晴輝がキャッチした子達を誘導しながらそんなことを考えていると

 

晴輝「皆!上に気をつけろ!!!」

 

 晴輝の言葉につられて上を見たら上から女性が頭から落ちてきた。

 

 

 

香里side

 

 残り三人になったことを渡り廊下で奴らの対処をしている先生にタイミングを見て来ることを伝えトイレに戻ったら

 

 「皆!上に気をつけろ!!!」

 

香里「お兄ちゃん...?」

 

 お兄ちゃんの言葉を不思議に思い、上を見ようとしたらさっき会った母親が子どもを抱え落ちてくるのが見えた。

なぜかその時だけは、ゆっくり時が進んでいるように思え、私は母親と一瞬目が合った。

 

 

ドパジャ

 

 

  「きゃああ」「うわっ うわああ!」

 

香里「.....ッ」

 

晴輝「香里 急げー!!」

 

香里「皆! 急いで!!」

 

 残り私と先生を入れて三人になり、最年長の子は一人で平気だと言うので一人で降りてもらい、11人全員完了したと先生を呼びにトイレの扉を開けた。

 

香里「11人全員完了しました。先生も早く!!」

 

 

 ゴトン

 

 

 そこには、首を噛みちぎられ息をしていない先生と奴らがたくさんいた。

私は急いでお兄ちゃんを呼んだ。

 

香里「お兄ちゃん!!」

 

晴輝「来い! 香里ー!!」

 

 

 

八幡side

 

晴輝「来い! 香里ー!!」

 

 子ども達全員の脱出が完了し、残りが香里と先生だけになった。香里が晴輝を呼んだので、下で待ち構えていると窓から香里が出てきて皆一安心したが、そこで香里の動きが止まってしまった。

 

晴輝「どうした!早く飛べ!! 香里!!」

 

 その瞬間、香里姿がトイレに消えてしまった。

俺と晴輝はすぐに何が起きた理解した。だが俺は隣にいる晴輝が今にでも校舎内に突入しそうなのを止めた。

 

八幡「落ち着け晴輝!!」

 

千佳「そうだ!!落ち着け!!二階のトイレまでたどり着けるわけないだろ!」

 

晴輝「それがどうした!」

 

 

 

香里side

 

 脱出できると思ったら奴らに足首を掴まれてトイレに戻されてしまった。

 

晴輝「それがどうした!」

 

晴輝「何と引き換えにしたって俺は!!」

 

 お兄ちゃんが心配している声が聞こえ、私は足首で体を持ち上げられている状況から力を振り絞った。

 

香里「放してよ...これ以上!」

 

香里「お兄ちゃんに心配かけさせないで!

 

 私は咄嗟(とっさ)に地面に足を付き捕まれていない足で奴の頭を蹴り手を放すことに成功して窓から飛び降りた。

 

 

 

八幡side

 

 晴輝を押さえていると香里が窓から出てくるのか見たから晴輝から手を放してしまった。あ、すまん。

 

晴輝「え!?」

 

 晴輝が前に倒れ、晴輝の代わりに俺が香里をキャッチした。

 

香里「ナイスキャッチ!ハチ(にい)

 

八幡「心配かけんな...」

 

 そう言いながら香里の頭をなでた。

 

香里「..うん//」

 

晴輝「よし!!皆!脱出だ!校庭へ向かう!! 絶対に生き残るぞ!」

 

「「「「おおーーー!!!」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きららside

 

 いい感じに締まってるけど!!

 

きらら「誰かこっち手伝えーー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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次の投稿はなるべく早くしたいと思います。


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