頭のおかしい爆裂コンビ (ロリコンの人)
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〜EXTRA〜エクスプロージョンじゃないよ?
日刊ランキング記念のifストーリー的な?「俺と彼女とエクスプロージョン(仮)」第1話マイホームエクスプロージョン


日刊ランキング18位達成!という事でちょっとifストーリー見たいなのを書きました。

現実世界を舞台にした主人公とめぐみんのお話になります。

主人公の性格とかも変わってきますが、そこは別の作品みたいな物なので、世界も違うし、まぁ、多少はね?




「はぁ……」

 

通学途中、朝から出るため息。理由のないため息というのもあるのだろうが、このため息には理由がある。その理由とは一緒に通学をしている1人の女の子、紅野恵(コウノメグミ)のせいだ。

 

思春期真っ盛りの男子高生が可愛らしい後輩女子と通学をして、「なぜ」と思うのかもしれないがこれにもしっかり理由がある。

 

この子、紅野恵…通称「めぐみん」は、現在巷を騒がせている連続爆弾魔なのだから…。

 

え?嘘をおっしゃいって?そう思った人手を挙げなさい、先生怒らないから。

 

うん、信じられなくてもおかしくは無いとおもう。

 

学年でトップを争える程の成績。

 

学校中の男子生徒の目を引き付ける程の可愛らしさ。

 

そして…、1部の「マニア」からの支持の熱い中二病…。

 

自分もこんなに可愛い後輩が爆弾魔な訳がない!!って最初は思っていたさ。

 

でもね、そんな甘い考えはあっという間にエクスプロージョンしたのさ、我が家の崩壊を見て、ね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

運命の日、要は家が爆破された日、俺は普段より遅く帰ってたんだ。

 

帰りのバスの中、暇つぶしにネットニュースを見ると気になる見出しがあった。

 

「連続爆弾魔、再び犯行か」

 

連続爆弾魔……、コイツは自分の住んでる街、紅魔市を拠点に犯行を重ねている爆弾魔だ、死者や怪我人をを出さずに建物だけを破壊する迷惑な奴。そいつがまた事件をおこしたというみたいだ。

 

この爆弾魔、家に侵入してから爆弾を設置するので、テレビ等で戸締まりをしましょうと騒がれていたのが少し懐かしい。

自分は戸締まりをしっかりしているので大丈夫…、だと思いたい。

 

それにしても、この街も物騒になった物だ。この爆弾魔があらわれるまでは、パンダがどうのこうと騒いでいた。

 

パンダには欠片も興味はないが、あの平和な頃が懐かしい。やるなら他の街でやって欲しかったものだ。

 

っと、考え事をしてる間に着いたみたいなので、バスのを降りる。

 

バス停からの帰り道、今日は何故かすこしザワついてる、何かあったのだろうか。

 

嫌な予感がする。

 

すこし、歩調を早めて足早に家に向かってかける。

 

家との距離が縮まるにつれ人の密度が上がって行き、感じた嫌な予感も確信へと近づいて行く。

 

ある程度進んで行くと次はスマートフォンをで何かを撮っている人達が爆発的に増える。そんな人混みを掻き分け進むと、そこにはあるのは見慣れたいつのも景色、と、……1つの異物。

 

動悸が早くなり、膝がガクガクと震え崩れ落ちる。

……要約しよう。

 

我が家がエクスプロージョン。

 

冗談でも何にでもなく、親から受け継いだ愛しのマイホームは灰燼と化していた。

 

「……ァ、アハハハハハハハハ……」

 

人前だというのに変な笑いが止まらない。

 

異常すぎる事態だからなのか、妙に冷静でいられる。

 

「これからどうしよう…」

 

思わず口からそんな言葉が漏れる。

 

両親は二人とも既に死去していて、高校生という身で一人暮らしの自分。バイトや両親が遺してくれていた遺産のお陰で暮らしては行けたが、それも家があっての事、家が無いからってホテル暮らしをしたら金なんて一気に吹き飛ぶ。

 

それに家の中に居た嫁達が消えたのも地味にツラい。

 

そして、立ち上がるとそのままフラフラと歩き出す。

 

答えの出ない事を考えながら。

 

あんな光景を見たからだろう、喉が乾いたため飲み物を買おうと近くのコンビニへ立ち寄ると、そこには6月だと言うのにコートを深く着込んだ小柄な人物が居た。

 

普段の自分なら気にせずにそのまま飲み物を買う所なのだろうが、今夜は違う。

家が爆破され、明日のわが身は何処へやら。命の危機に瀕した自分の感は歴戦の兵士の様に冴え渡っていた。

 

そんな自分の感が囁く。

 

「犯人はコイツだと」

 

そして、自分は喉が乾いていたのも忘れソイツに向かって駆け出す。

 

「ひっ!!」

 

いきなり自分に向かって駆け出した俺にびっくりしたのだろう、相手も走って逃げ出す。

 

一瞬聞こえた声が女の声だったが気にしない、我が家を爆破したやつには老若男女問わず鉄拳制裁。

 

相手ノ顔が腫れ上がっても殴り続けるつもりで追いかける。

 

相手への猛烈な殺意によるブーストを受けた俺の脚力は普段とは比べ物にねらないほどの最高速度に到達し、あっという間に相手を追いつく事に成功する。

 

もう、最初にあった冷静さなど何処にもない、爆破された自宅に集まっているのだろう、周りに人が居ないのをいい事にその小さな背中に向かって飛び蹴りを食らわす。

 

もちろん命中。

 

飛び蹴りを食らった小さな背中は女の子が上げてはいけないようなカエルの潰れた様な声をだし、倒れ動かなくなる。

 

もちろん気にしない。

 

「殺したか…?」

 

ゆっくりと倒れた奴に向かいひっくり返す。

 

「……ッ、コイツは……」

フードの中から除く顔は転んで出来た傷があってもよく分かる顔、自分の通う高校の後輩、紅野恵だった。

 

 




皆呼んでくれてありがとうね☆(19歳男性のウインク)

まぁ、冗談はおいといてさ、やたらとお気に入りやPV増えてるなーと思ったら日刊ランキングに乗ってたのよね。お兄ちゃんもびっくり!!

まさか、こんな小説がって思ったんだけど…。

人類みなロリコンってはっきりわかんだね。

一応このif的なやつは連載されるので暇があったらどぞ。


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「俺と彼女とエクスプロージョン」第2話。エクスプロージョンガールーー爆裂娘

外伝ってあんまし読む人居ないのね。

あ、これさ、別作品として読んでね?

性格とかも変わってくると思います。


「……」

 

フード中から見知った顔が出てきた事に驚き固まるが、直ぐに家を爆破されたという事を思い出し怒りがふたたび込み上げる。

 

「さて、どうしようか…」

 

家があれば連れ込むのもアリだが、爆破されており不可能。

 

ならば…

 

「トイレか」

 

俺は近くの公園にある、多目的トイレにコイツをおぶってそこで訊問する事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

公園までの道程は幸いな事に人はいなく、コートを来た少女をおぶりながら歩いていても咎められる事は無く、無事にトイレの中に連れ込むことができた。

 

「さて、まずは生きてるかの確認だな」

 

コートを脱がし首筋に手を当て脈拍を確認する。トクン、トクン、と手に感触が伝わる。

 

「生きてはいるようだな…」

 

取り敢えず、生きている事が分かったので逃げられないように縛る事にする。

 

ズボンのベルトを外し、紅野の腕を手洗い台のパイプに縛り付ける。

 

「改めて見ると酷い絵面だな…」

 

気絶した少女を公園の多目的トイレに連れ込み、逃げられないように縛り付けてる。

 

「……これじゃレイプ犯だな」

 

まぁ、相手は家を爆破しているので遠慮はしないが。

 

スマホで時間を確認すると、意外と時間が立っているのが分かる。

 

「はぁ……」

ため息をついて、便座の蓋を閉めその上に座り、紅野をじっと見てみる。

 

「可愛いんだけどなぁ…」

 

冷静になり改めて、紅野の事を見てみると魅力的に見える。

 

黒く艶のある髪に、艶のある美しい肌。目や鼻、口と言ったパーツも非常に良く整っており、小柄で控え目な胸を持った身体が更に魅力を引き立ててて…

 

「…ッ!!何を考えてるんだ俺は!」

 

ボーッと見つめていたら引き込まれそうになる。

 

乱暴に脱がしたからだろう。少しはだけた胸元も…

 

あれ?

 

怒りのままに飛び蹴りを食らわし、トイレへ連れ込んだのはいいんだが。もし、彼女がただ怪しいだけの人で連続爆弾魔でなければ…。

 

あれ、この状況不味くね?

 

人違いだったら普通に明日からレイプ犯じゃないか!

 

人生終わりだッ!!

 

 

 

 

 

 

 

「ん、ここは何処っ……、あれ私縛られて…?」

 

目を覚ましてしまったようだ。

 

ここからが勝負、か。取り敢えず弱みを見せないようにしなければな。

 

「おい、爆弾魔。良くも家を爆散させてくれたな!」

 

「お、私を縛ってここに連れてきたのは、水神紅夜さん、貴方でしたか」

 

「は?お前なんで、俺の名前を…」

 

おかしい、縛られ、トイレに連れ込まれているという普通なら恐怖で怯えているはずの状況で、冷静で居られること。それに同じクラスからまだしも、学年が1つ上の俺の名前を知ってるもおかしい。紅野とは違って俺は人気者と言う訳ではないし。

 

「調べましたからね。貴方の事。私、人は殺さない主義ですし。巻き込まないようにいつも徹底的に調べてるんですよ」

 

「じゃ、アンタがやったって事で良いんだよな?」

 

「ええ、今日もちゃんと爆破させられて良かったですよ。やっぱり爆発させるなら夜が良くないですか!?」

「知らんがな。それよりどうしてくれるんだ?俺の家、財産が吹き飛んだんだが、お前のせいで1文無しだ。」

 

「あ、えっとすいません?」

 

「……なぁ、巫山戯てるのか?」

 

「え、どうしてですか?」

 

ポカンとした顔をする紅野。全く状況が分かっていないという様子。

 

大丈夫か?コイツ。

 

「お前さ、人の家吹き飛ばしておいて、ごめんなさいで済むわけないだろ、普通に考えて」

 

「あー、確かに冷静に考えたらそうですね」

 

納得した顔で1人で頷く紅野。

 

「はぁ、もういい。取り敢えずお前が爆破したんだな?」

 

こくん、と頷き肯定する紅野。

 

「よし、ポリに通報だ」

 

家に関しては最悪、男友達に居候でもさせてもらおう。

 

「あぁぁ!ちょっと待ってください!通報は無しで!ステイ!ステイ!ステーイ!!」

 

「は?意味が分からんぞ。爆破されたんだぞ?犯罪だぞ?普通に通報するからな?」

 

「ま、待ってください!通報されたら私が捕まっちゃうじゃないですか!」

 

「あぁそうだよ!お前みたいにイカれた爆発女を捕まえてもらうために呼ぶんだよ!!」

 

「嫌ですよ、まだ捕まりたくないです!」

 

縛られたままイヤイヤと騒ぐ紅野。その様子はまるでお菓子を買ってもらえない子供のよう。

 

「なぁ、通報されたくないって言われてもな、こっちは家を潰されてる訳なんだよ。通報するしか無いんだよ」

 

「えっと、家があれば良いんですよね?」

 

「は、え、まぁ、家があれば嬉しいけど…」

 

コイツ…、何を言い出すんだ?家がどうこうと言っても用意出来るはず無いし…。でも、この爆弾魔なら何かとんでもない事をーー

 

「私と一緒に住みますか?」

「は?」

 

聞き間違えだろうか、彼女は今なんと…

 

「だから!私と一緒に住みますか!?」

 

あぁ、どうやら聞き間違えなんかではなかったようだ。

 




こんなのめぐみんじゃない…。

外伝とは言えキャラおかしすぎだろ。

少しはコメディに出来たかな?


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本編
要約すると、長時間居座り無理やりスキルを2つ手に入れる話。


ヒロインはめぐみん確定にしようと思う。

そして誰か…、オリ主でダクネスヒロイン物をください。


人類は平等だろうか。否、そんな事は無い。有史以来人類が平等であったことなど全くと言っていいほど無いだろう。産まれる時点で既に「差」は出ているのだから。

 

だが、もし何か1つ挙げるのだとしたらそれは「死」。

富める者、貧しい者、この世に生命として誕生した時点で「死」とういう終着点は決まっていて、人生は1度きり。セーブもロードもできない、あるのはリセット機能だけ、しかもそれは死ぬ事だ。二度とやり直せない。

 

ゲームだったらクソゲー決定だ。

 

けれども、それも今日で終わり。

 

だって「転生」出来たのだから。

 

1度しかない人生。これを2度も味わえるなんて、しかもこれが選ばれた数少ない人達の特権だなんて。

 

あぁ、やっぱり世の中は不平等で不公平だな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あのさぁ、「今の自分、カッコよくね?」とか思っちゃってモノローグしてる所で悪いんだけどさ!早くチート決めてくれない?」

 

今、目の前に居る青い髪の美しい女性はなんと女神様!(棒)

女神の名前はアクア、この転生の間を担当している女神であり、今から転生する世界に存在する宗教の1つのアクシズ教の女神様だとか…。

 

まぁ、どうでも良いんだけどね。宗教興味無いし。目の前に一応自分を生き返らす事のできる女神様が居るので神様は居るんだなぁと理解する事は出来る。

けど、この女が女神様だという事実を俺は認めたくない。

 

理由としては…、コイツが一般的に言われる駄女神って奴だからだ。

 

「ねぇ、アンタさ凄く失礼な事考えてるわよね。だーれーが!駄女神よ!駄女神!私から溢れるこのオーラと美しさが分からないわけ?」

 

分からん。全く持って分からん。

 

女神とはもっと神聖でおしとやかで美しいものでは無いのだろうか。今のコイツはそれから1番遠く離れた所に居るのでは無いのだろうか。

 

不思議と最初は輝いて見えた青色の髪が今はくすんで見える。

 

「おしとやかねぇ…、アンタさまさかエリス見たいなのが趣味なの?」

 

「ん、エリス?」

 

エリス…、一体どんな女性なんだろう。名前からしてアクアと違って神聖な響きがする様な…。

 

「なぁ、そのエリスってのも女神なんだろ?どんな人なんだ?」

 

「エリスの事?エリス教とか言う硬っ苦しい宗教の女神で、通貨の単位にも使われてて調子に乗ってる女神よ!」

「はぁ…」

 

全く分からん。

 

「もっとなんか無いのか?」

 

「そうねー、あ!1つ有るわよ!」

 

「ほほう、で、それは?」

 

「胸にパッドを入れて傘増ししてるのよ」

 

は?パッド?パッドってあの?

 

「ええ、そうよ、しかも下界にあるエリスの像は胸が大きいのよ」

 

「そうか、だが、俺は貧乳好きだぞ。大きいのも良いがな。特に自分の胸の小ささを気にしてパッドで傘増ししているのが萌えポイントだな」

 

ちなみに巨乳と貧乳が2人あわさると最強。異論は認めない。

 

「あー、忘れてたわー、アンタの居た国ってあの変態国家じゃない」

 

変態国家とは失礼な…。

 

まぁ、事実なんだがな。

 

ちなみに俺もその変態性を愛している1人だ。

 

「ねぇ、あんたってロリコン?」

 

「何故分かった!?流石女神様だな…」

 

全てを見通す女神の力…、恐ろしいわ!

 

「そんな事で女神としての力を認められても全く嬉しくないわよ!」

 

「少し評価上がったからいいじゃんか」

 

とりあえず、評価は汚水から水道水レベルまで、美味しい天然水までの道程は長いぞ!頑張れアクア!

 

「はぁ、まぁいいわ、私の凄さは後でゆっくり教えてあげるから!そ ん な こ と よ り!チートよ!チートは決まったの?まさかチート要らないなんて事は言わないわよね!アンタみたいな貧弱な日本人なんかチート無しで行ったらすぐに死ぬわよ!」

 

「はぁ…」

 

と言っても、チート決めるの難しいんだよなぁ…。色々よりどりみどりでさ。

 

「言っとくけど、チートは2つあげられないわよ!そういう事すると私が上司に怒られるのよ!」

 

あー!もう!こんなに時間がかかってタダでさえ怒られる事が決定してるのに!とアクアは頭をガシガシと掻きむしる。

 

とうとう女性らしさも無くなったな。

 

…まぁ、今更だがな。

 

「あのねぇ!アンタさ!どれだけ長くここに居るのか分かってんの!?1週間よ!1週間!」

 

「チートが決められないから仕方ないじゃないか、あとお前もオレと一緒にゲームとかして楽しんでたよな?」

 

「それはそうだけど!アンタのせいで上司からの電話鳴りまくりなのよ!怖くてもう出れないじゃない!」

 

「知らん!俺は悪くないぞ、そもそもゲームは俺がチートの本読んで探してる時にお前が誘ってきたんだよな?」

 

ちなみに、アクアのゲームの腕は結構凄かった。

 

「まさか!アンタ私に惚れたとか!」

 

「断言するが、ないぞ」

 

とうとう頭までおかしくなったのだろうか。この女に惚れる要素など1つも無いのに。

 

「あー!分かったわよ!分かった!2つ!2つよ!2つあげるから早く転生してよ!」

 

「まじか」

 

「しかた無いじゃない!後ろにも沢山詰まってるし、無理やり送ったら大変な事になるし…。電話だって鳴り止まないのよぉぉぉぉおおおおお!」

 

そのまま、泣き出す女神アクア。はっきり言って汚い。

 

「よし!2つなら直ぐに決められるぞ!」

 

「ほんと!?」

 

「あぁ、勿論これ以上ここに居るのも可哀想だしな」

 

可哀想だなんて、全くの嘘だがな。そもそもこれを放っから狙ってたのだ。

 

「ぐすっ…アンタ良い奴ね…。で、何にするの?」

 

俺はポケットに入っていたティッシュをアクアに渡しながら答える。

 

「この複製スキルとアイテムBOXチートかな」

 

そう答えるとアクアはビックリした顔になる。

 

「そ、それだけでいいの!?」

 

「あぁ、これが俺にとってのベストだ」

 

「そう、なら良いんだけど…」

 

そう言うとアクアは渡したティッシュで顔を綺麗にすると、最初に出会った時のようなキリッとした感じになる。

 

「それじゃあ、あなたに水の女神アクアの名において、能力をさずけるわ。貴方に祝福を」

 

 

 

 

 

 

こうして俺は異世界で2つのチートを手に入れる事が出来、アクアは天然水に格上げしたのだった。




疲れた。とりあえずこんな感じで誤字とかあったらお願いします。

あと、作者は水が嫌いです。アクアは嫌いじゃないけど。味の着いてない物がすごく苦手で…。


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要約すると、スキルの説明回とめぐみんとの出会い、まぁ読まなくても支障は無いかもしれない。

ふぁぁあああ、幼女のヒモになりたいんや。


さて、チートを2つ無事にゲット出来た訳なんだが…。

 

よし、想定通りで結構使える。

 

まずはアイテムBOXチート、一般的なアイテムBOXと一緒な感じで何でも入るし、重さもなくその上時間が止まるという優れもの。入れたものは頭の中でリスト化!物忘れの多い貴方でも大丈夫!と、言った感じだ。

 

形はシンプルな銀の指輪だから、デザインも変に目立たずいい感じ。

 

そして、もうひとつのスキル「複製(コピー)」はかなり使える。これがあれば大富豪間違いなしなスキル。試しに道端の石をコピーすると成功、何も無いところに生み出される全く同じ形の石を見て凄くテンションが上がった。

さて、何故このスキルを選んだのかと言うと理由は1つ!このスキルを使えば!祖母の作るクッキーのように

通貨を増殖させることが出来るのだ!

 

本物と全く同じ物が作れる訳だから偽装だとバレる心配はなし!まぁ…、不自然にならない程度にしないといけないし、働いたりもしないとだろうが少なくともお金に困る事は無いだろう。

 

だが!この複製スキルはただ物品を複製するだけではなく、同意を得た相手からスキルを一つだけコピーする事が出来るのだ!

 

ふぅ、スキルの事でテンション上がったのは良いがまずはここは何処なんだ?

 

さて、人の居る場所を探してみるかと歩いていると、突如「ドガァアアアアアアン!」と森全体を震わす様な轟音が鳴り響く。

 

「わぁあああ!」

情けない声を出してしまった。ついでに尻もちも。まぁ、誰も見てないから良いけど。

とりあえず何も手掛かりもないし爆発の起こった所へ行ってみようか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、爆裂の音が聞こえた方へ向かってるんだが、目の前に魔法使いっぽい格好の小柄な女の子がうつ伏せで倒れている。

 

どうしようか。

 

人もこの子以外に見つかってないし、とりあえず起こしてみよう。

 

「おーい、生きてるか?」

 

身体をユサユサとゆする。

 

すると、女の子はいきなり身体をガバッと起こす。

 

「うぉ!なんだ!?」

 

すると、女の子はその今にも襲いかかりそうな勢いとは裏腹にへなへなと座り込む。

 

「あの…、冒険者の方ですよね…。街まで連れて行って貰えませんか?」

 

「お、おう。」

 

うつ伏せになっていた時には分からなかったが、凄く可愛らしい子だ。

 

…ただ、眼帯をしているのが気になるけど。

 

「なぁ、その前にいくつか聞きたいことがあるんだがいいか?」

 

「ええ、まぁそれくらいはいいですけど」

 

「ここら辺で大きな爆発があったんだけど知らないか?」

 

すると、女の子はいきなり顔から汗をダラダラと垂らし始める。

 

「は、ははは。爆発ですか。し、知りませんね…。何処かの誰かが爆裂魔法でも打ったんじゃないですかね」

 

オイ、確実にお前が原因だろ。なんだそのバレバレの嘘は。つかなんだよ爆裂魔法って。異世界だから魔法があるのは分かるけどさ。

 

「なぁ、確実に何か知ってるよな」

 

「い、いえ…。知りませんよ?」

 

何故に疑問形…。もうコイツで決定だろ。

 

「なぁ、俺はこの世界に来たばっかりだがな、さすがにアンタがなにかやらかしたのは分かるぞ?」

 

「この世界?何か紅魔族的に見過ごせない台詞が聞こえたんですが!」

 

いきなり目が紅く輝き出す女の子、ちょっと怖い。

 

「あー、それかー。話しても良いけど、ここら辺大きな爆発が起きてるし危険そうだから今は無理かなー」

 

「うぅ…。分かりました!話しますから!話しますから教えてください!」

 

よし、掛かった。

 

「で?何があったんだ?アンタが何かしならに関係してるのは分かってるんだが」

 

「爆裂魔法を打ったんですよ」

 

「爆裂魔法?何だそれは?」

 

「ば!爆裂魔法を知らないんですか!?」

 

「あぁ、知らないな。そもそも俺もいた所に魔法なんて無かったぞ」

 

「魔法がない?それはどんな所何ですか…。いえ!今はそれより爆裂魔法についてでしたね!」

 

そうだけどさ、なんでいきなり元気になったんだろ。まさか異世界の人たちみんなこんな感じ?そうとは思いたくは無いんだが、女神がアレにだったしな…。

 

「爆裂魔法とはですね…。数ある魔法の中で最強の魔法です!極める事が出来ればドラゴンだって屠る事が出来ますよ!」

 

「ほう…。じゃあ、さっきの大きな爆発が爆裂魔法か?」

 

「そうですよ、まさか貴方も爆裂魔法に興味があるんですか!?」

 

「お、おう!結構あるぞ。あれだけの破壊力を自分の手中に収められるのは興奮するしな」

 

すると、女の子がいきなり腕を掴む。

 

「アアアッ!痛い!痛い痛い!」

 

何コイツ、こんな細い身体してんのにスゲー力が強いんだけど。

 

「す、すいません。理解者が得られたのに興奮してつい…」

 

「お前…ボッチなのか?」

 

「ハァ!?ボッチはゆんゆんですよ!私は…まぁソロですけど…里には友達いますし!」

 

誰だよゆんゆん。そしてボッチなのかよ。

 

「あー、ソロって事は冒険者とかなのか?」

 

「はい、そうですけど。ここら辺は魔物が出るので冒険者ぐらいしか近づきませんよ?」

 

「はァ!?おま!それを先に言えよ!近くの街は何処にある!?」

 

「い、いきなりどうしたんですか?これから爆裂魔法について語り合おうかと…」

 

「そんな事してる暇無いんだよ!俺冒険者なんかじゃなからな!逃げないと!」

 

「はァ!?そ、それをどうして早く言わないんですか!!爆裂魔法を極めるまで死ぬなんで絶対に嫌ですよ!ほら!早くおんぶしてください!私は爆裂魔法をうって魔力切れなんですよ!」

 

何だこの幼女。

「あぁ、もう分かったよ!ほら!おぶるから!早く街の方向を…「グルルゥ…」おい。」

 

「ええ、分かってます。そして、街はあっちの方向です。」

 

「よし!逃げるぞ!」

 




アクアとゆんゆんしか人名が出てこない事実。

めぐみんの爆裂魔法を打ちたくなる気持ちは分かる。

ACfaで軽量機体に社長砲つんで、飛び回りながらグレぶち込むの面白いぞ。それだけで1日消えるからな!


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要約するとめぐみんが門番に怒られるのと、めぐみんにお金を借りるて、転生者だと話す話。

最近ゲームのイベントが多くて大変です。

誰かさ、ブレ×ブレやってる人居ないかな…

アズレンはネコネちゃんが出ると聞いてハッスルハッスル。

ぷにロリはいいゾ。

生意気ロリ、おっとりロリ、おどおどロリなどいろいろありますが、皆さんどんなロリが好きですか?


さて、無事にトラブルも無く森にいる魔物から逃げ切り、始まりの街アクセルに着いた俺達だったが()()()()()()訳では無かった。

 

連れの女の子が怒られているんだ、門番さんに。

 

どうやら、さっきの爆裂魔法のせいで怯えた魔物が結構な数来たらしく、冒険者と門番が対処に追われていたようだ…。まぁ、冒険者は何時のもこのと苦笑いしていたようだが…。

 

はぁ…、マジでこの異世界不安になって来たぞ。女神はあんなんだし、このロリっ子は街のみんながキチガイ扱い。まともな人が居ないわけでは無いようだけど。

 

ん?そういう自分はマトモなのかって?人のやった事に巻き込まれるのと、自分から仕出かすのは大きく違うんだぜ?

 

それにしても説教が長い。呆れるほど長い。これほど長い説教は見た事がない。校長のムダな朝礼の方が楽に思えるほど。

 

「あの…、とりあえず俺だけでも入れて貰えませんかね?コイツはもういいんで」

 

ずっと何もせずに説教されてるのを見るのは辛いぞ。

 

「あぁ、すいません。つい説教に夢中になってしまいまして、それではアクセルの街へよう「待ってください!」」

 

おい、そこの小娘よ。嫌な予感がする。黙っていてくれ。

 

「み、見捨てる気ですか!一緒に爆裂魔法を極めると誓った同士を!せっかく貴方のために見せてあげた爆裂魔法なのに!」

 

オイ、確かに爆裂魔法の魅力は分かるよ?でもさ、極めるとか言ってないし、俺も戦犯に追加してんじゃねーよ!

 

そして、門番さん。そんな目でこっちを見ないで下さい。

 

「あの、この子の言ってる事はでた「酷いですよ!やるだけやったらポイなんて!」」

 

あ、こ れ は マ ズ イ

 

「「門番さん!聞いてください!」」

 

「…、あ、ハイ、ワカッテマス。ドウゾオフタリトモオハイリクダサイ。」

 

……あぁ、終わった。

 

「なぁ、お前さ、俺を危険人物にして楽しいか?」

 

周りの目が凄いんだ。ロリコンだとかキチガイだとか。

 

「仲間が出来て嬉しいですよ!一緒に爆裂魔法を極めましょう!」

 

「あ、危険人物って自覚はあるのね」

 

「そんな事より、早く爆裂魔法を覚える為にギルドへ行きましょう!!」

 

はぁ、見た目は凄く可愛いのになぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギルドに着く。ロリと一緒に入ると物凄くザワザワする。爆裂魔法がどうとか、またやらかしたとかとか。

 

登録するためにカウンターへ向かうと並んでいた人や近くに居たか人が離れていく。男も女も関係なしに。

 

どんだけ嫌われてんだよコイツ。

 

とりあえず、避けられてるのは置いといて、カウンターで手続きを行う。

 

「それでは登録料としてまずは1000エリス頂きます。」

 

1エリスもないぞ!

 

(なぁ、1エリスでもいいから貸してくれないか?1000倍にして返すからさ)

 

(は、はぁ?1エリスだけ?しかも1000倍って何ですかその詐欺みたいなヤツ。1000エリスぐらい普通に貸しますよ。同士ですし)

 

こちらを向いてニコリと笑う。…やべぇ、ちょっとドキッとしたぞ。

 

「あー、この人の登録料は私が払いますので。」

 

そう言ってサラリと1000エリスを払うロリ、その行動に好感度の上がる音がする。上がるのは勿論自分の好感度。

 

「はい、1000エリス確かに頂きました。それではここに触れてください。ステータスを見ますので」

 

言われた通りに指定された場所を触る。

「おぉ!ステータスが幸運と体力以外、高い数値ですよ!これならいきなり上級職にだって付けますよ!」

 

おぉ、流石異世界チート。これでステータスがダメだったら…、泣くぜ?

 

「お、そうなんですか。ちなみにどんな職業に?」

 

「そうですね、今つける職業だと…、上級職で…アークウィザードに、ソードマスター、アークプリースト、…最後に暗殺者ですかね」

 

この職員のアークウィザードと言う台詞を聞いた途端、ギルド内がザワつく。

 

具体的な内容は「また、頭のおかしい奴が増えるのか!」と言った内容が殆ど。

 

「やりましたよ!アークウィザードじゃないですか!やはり私の目に狂いはありませんでしたね!さぁ!これから私と一緒に爆裂魔法を極めようではありませんか!」

 

ばさり、マントを翻し眼帯に手を当てるロリ。その姿はまるで厨二病のよう。まさかこの病が異世界にまで蔓延しているとは…。年齢的にはおかしくは無いのかも知れないだろうが。

 

うん、でもね?厨二病ロリも可愛いくて素敵。

 

「んー、暗殺者ってどんな職業なんですか?」

 

「えっと、暗殺者ですか。隠密に毒薬の精製、拷問など、徹底的に対人に特化した職業ですね。あまり人気はありませんが」

 

んー、ソウル的には暗殺者とか引かれるんだよなぁ、多分この子はアークウィザードだろうし。

 

「あの、まさか…アークウィザードを選ばないとか言いませんよね?」

 

目 が 笑 っ て な い 。

 

(あのなぁ、俺は特別なスキルを持ってて他職業のスキルを覚えられるんだよ!)

 

(はぁ…、またなんか怪しい事を言ってますね。そもそもそんな事転生者でも無い限り…。あれ?まさかその変な女の子の絵の書かれた服…)

 

(あぁ、そうだよ。俺は転生者だ)

 

「え、えぇぇぇぇええええ!」

 

静かにしてくれ。

 




めぐみんは戦争で活躍出来るかもね。

えのゲシュタルト崩壊が起きて文字に見えなくなった。

ちなみに2人はまだお互いの名前を知りません。

主人公の名前も決まってません。

性癖は決まってますが。


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要約するとめぐみんとパーティーを組み、宿が馬小屋という事にカルチャーショックをうける話。

感想を貰うと嬉しいですね。可愛い小中学生を見つけた時ぐらいニヤけます。

あ、そこの画面の向こうの君!通報しないで!待って!おねが(ry


ちなみにですね、本当は前話は次の日に投稿するハズだったんですよね。


「はぁ…はぁ…」

 

目を紅く光らせ顔を赤くし肩で息をする、ロリ。

別にやらしいことをした訳ではないし、現在進行形でしている訳でもない。ただ、俺が転生者という事に何か琴線が触れたのだろうか、物凄く興奮しているのだ。

 

「あー、なんだ。落ち着いたか?」

 

「ええ、落ち着きましたが、貴方の事が紅魔族的に物凄く気になるので後で教えてください!!」

 

「あぁ、分かった、分かったから!」

 

ロリよ、顔を赤くしてハァハァ息をするな。()()()()()()()()()()捕まりたくはないぞ。

 

…それに皆が見ている。そういう顔はベットの中で(ry

 

「あの…、もう大丈夫でしょうか?」

 

「あぁ、はい大丈夫です。すいません…」

 

苦笑いをしている受付嬢。

 

「あはは…、お二人は仲が良いんですね」

 

仲か…、まぁ異世界に来て半日も立ってないが確かにそうかも知れない。

 

「まぁ、そうなりますね」

 

「ええ!初めてできた同士ですから!」

 

「うふふ、良かっですねめぐみんさん」

 

ん?めぐみん?め ぐ み ん?

 

「なぁ、聞きたいことがあるんだが」

 

すると、めぐみん(仮)は何かを察したのだろうか。いきなり凄む。

 

「ええ、本名ですがなにか?私の名前に何か文句があるんなら聞きますよ」

 

「い、いや、めぐみんって名前俺は可愛いと思うぞ」

 

確かに、元の世界の基準で考えるとめぐみんって名前は物凄く個性的だが、ここは異世界。元の世界の常識はあまり通用しないだろう。だからそういう物だというふうに考えると、めぐみんという名前だって可愛いものだ。

 

よし、めぐみんに萌えポイント1追加!

 

「そ、そうですか。名前を外の人に褒められるのは初めてで照れますね…」

 

そう言って帽子の唾を使い、照れて顔を赤くしたのだろうか、顔を隠すめぐみん。

 

さらに1ポイント!

 

「めぐみんさんは紅魔族と言う種族で、名前や文化がとても特徴的で、里に住んでいる殆どの人達がアークウィザードの素質を持っている凄い種族なんですよ」

 

何そのチート種族。

 

「なら、めぐみんも結構強いんだろうな」

 

若干ネタに走りすぎてる感があるけど、あの爆裂魔法は素人目に見ても強い魔法。それが使えるめぐみんと出逢えたのはかなりの幸運なんだろう。

 

「え、ええ。勿論ですよ。紅魔族随一の魔法使いですから」

 

自信満々なセリフとは裏腹に目を逸らすめぐみん。

 

「……」

 

まぁ、いい。まずはギルドの登録が終わってないからな。

 

「では、これで全ての作業が終了しました。お二人で頑張ってくださいね」

 

「ん!?もう終わったんですか?」

 

「はい、お二人がお話している間に終わらせておきましたよ」

 

「そ、そうですか。ありがとうございます」

 

「大丈夫ですよ。よくある事ですし。私としてはめぐみんさんに仲のいい人が出来て安心しましたよ」

 

やはり貴様もボッチか。ゆんゆんとやらをバカに出来ないぞ。

 

「ついでにパーティー登録などいかがですか?」

「パーティーか、めぐみんはどうする?」

 

俺としては何も分からないのでパーティーを組んでくれると有難いんだが。

 

めぐみんをチラリと見る。めぐみんはチラチラと見てくる。

 

「……」

 

あぁ、この無言。空気で色々察したよ。コイツ絶対なんか地雷抱えてるな。パーティーって単語出た途端ギルド内が一気に静まって皆がこっちをチラチラ見てくるもん。

 

「ハァ…、なぁめぐみん」

 

「は、はい!何ですか!」

 

そんなにビクビクするなよ。

 

「めぐみん。良かったらパーティーを組んでもらえないか?」

 

「ほ、本当ですか!嘘だったらこの街に爆裂魔法を打ち込みますからね!!」

 

オイ、やめろやテロリスト予備軍。そして、異常にザワつくギルド内。

 

「嘘じゃないぞ」

 

「ふっふっふっ…、やりましたよ!ゆんゆん!どうせ貴方はまだボッチでしょうが私はパーティーを組めましたよ!」

 

そのままハッハッハ…と高笑いをするめぐみん。コイツが避けられてる一端がわかった気がする。

 

「あー、めぐみん。嬉しいのは分かるんだがそう言うのは後でもいいか?それでもう行っても大丈夫でしょうか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カルチャーショック。

 

意味を簡単に説明すると、異文化との交流などにより発生した常識のズレが作り出す心理的ショック。

 

俺は今それを馬小屋の前で感じている。

 

 

 

 

「なぁ、めぐみん。紅魔族は馬小屋で過ごす風習でもあるのか?」

 

「ハァ?バカにしてるんですか?」

 

「まぁ、ないよな…」

 

馬小屋で過ごすのが風習のアークウィザード…。

 

「じゃあさ、なんで泊まるところを紹介してと言って連れてこられたのが馬小屋なんだよ!」

 

「あのですね…、どんなのを想像していたかは分かりませんが、この街の冒険者は収入がそんなに多くありませんし、大体は馬小屋止まりですよ」

 

「は?めぐみんさ、お前アークウィザードだろ。もっと金があるんじゃないか?」

 

流石に馬小屋は無いだろう。二十一世紀のコンクリートジャングル生まれの文明人としてこれは許し難い。

 

つか、汚い。

 

「いえ、私爆裂魔法しか撃てませんので」

 

真顔でキッパリと言い張るめぐみん。

 

「何発撃てるんだ?」

 

「…1発ですかね…」

 

あぁ、確かにこれは厳しいな…。

 




めぐみんと一緒に爆裂魔法を撃ちたい。

この時の主人公はまだマトモ。爆裂魔法を撃つことによってタガが外れます。


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要約すると要約すら読む価値のないクッソ長い前置きと複製チートによる金策の馬小屋脱出大作戦その1。

読まなくてもいいと言う作者の鏡。

ロリコンとか言う人間のクズの鏡。

どっちも同じ人なんだぜ?


「なぁ、めぐみんよ」

 

「ん?何ですか?」

「金策だ」

 

「は?金策?」

 

金策の手段については既に思い付いている。そもそも複製スキルとアイテムボックスは金策の為に貰ったスキルなのだから。

 

「めぐみんは俺が転生者だって事は話したよな」

 

「はい!まさかそれについて…」

 

「あぁ、それについてちょっとな。俺のいた所は魔法が無くてな。空想の存在だったんだ」

 

「ええ、それは聞きましたよ。信じられませんが」

 

「まぁ、そうだろうな。よし、少し話をしようか、めぐみんよ。この例えばこの世界に火をつける魔法ってあるか?」

 

「ええ、ありますよ。初級の魔法ですが。点火(ティンダー)ですね」

 

「お、あるのか。でもさ、そのティンダーを使わなくても火を付けることってできるだろ?」

 

例えば、自然現象の雷による副次的な発火。摩擦による発火。同じ1つの現象をとってもそれを成す現象はひとつでは無い。それが魔法か科学かの違い。

 

魔法と科学。過程が違うだけで火をつけるという結果は同じ。

 

人類にとっては文明を発達させるツールでしか無いのだ。

 

「確かにそうですね…。とう言うことは貴方の居た世界はその魔法ではなく科学と言うのが発展したんですね。でそれが何の関係が?」

 

「さて、次は科学と魔法の違いだが。なんだと思う?」

 

「魔法と科学の違いですか…。そうですね、魔力とかでしょうか」

 

「あぁ、そうだな。科学は適切な知識と結果を起こす為の材料が用意出来れば人を選ばずにできるだろ?だがな、恐らく魔法は違う。そもそも魔法はスキルを覚えることによって使用ができる。だからな、スキルを覚えられなければそもそも使えないんだ。覚えたとしても内包する魔力によって使えるか使えないかが決まる。そうだろ?」

 

「ええ、確かにその通りですね。アークウィザードやアークプリーストはその職業と言うだけでそれなりの待遇を受けられますし」

 

ただし、めぐみんを除く。

 

「さて、めぐみんよここで問題だ。そのまほうとは違い誰でも扱える科学がメインの世界はどうなったとおもう?」

 

「科学がメインですか…。うーん…」

 

悩むめぐみん。よし少し助け舟を出そう。

 

「じゃあ、めぐみん。科学を魔法に置き換えて考えてみな。誰でも職業に関係なく魔法が使える世界を」

 

「誰ても、魔法が使える世界ですか…。そうですね。多分今よりは文明が発展してると思います」

 

「あぁ、そうだな。それで馬小屋の話に繋がるんだが…」

 

「は?この話がどう馬小屋の話に?」

 

「もうめぐみんも分かってると思うがな、そんな科学によって作られた俺の居た国はここよりも生活が天と地ほどの違いが出るほど発展していてな…」

 

「はぁ…、でつまり?」

 

何故かこちらをジト目で見つめてくるめぐみん。

 

「こんな馬小屋で寝泊まり出来る訳が無いだろッ!」

 

…辺りを静けさが包む。今目の前に居るめぐみんの息遣い間でもが聞こえそうな程。

 

「えっと…、さっきの話はこの馬小屋のために?」

 

「あぁ、勿論だとも。めぐみんよ!ふかふかのベットを手に入れる為!いざ!Let’s金策!」

 

それを聞いてため息をつくめぐみん。

 

「はぁ…、さっきの話を聞いて頭が良いんだなと感心したんですが…。いえ、頭は良いんでしょうが…。で、そもそも金策とはどうやるんですか?」

 

「複製スキルを使う。」

 

「複製スキルですか。聞いた事がありませんよ?」

 

「ここに転生した時にな女神から特典として2つスキルを貰ってな」

 

「で、その2つのスキルをの1つが複製スキルですか」

 

「あぁ、複製スキルはな、指定した物品と全く同じ物を作り出すのと、同意を得た相手から任意のスキルを1つコピーする事が出来るんだ。スキルポイントを消費せずにな」

 

「な!そうですか!そのスキルを使えば爆裂魔法を覚えられる訳ですね!」

 

「あぁ、そうだぞ。だが、今回のメインは金策だからな?スキルを覚えるのは宿が取れてからだな」

 

そう言って興奮するめぐみんを抑える。

「でだ、めぐみんよ。何か売れそうなものは持ってないか?」

 

「売れそうなもの物ですか…。複製して売るんですよね?」

 

「あぁ、そうだぞ。だからその物が無くなったりはしないから安心してくれ」

 

「となると…」

 

めぐみんが懐からゴソゴソと石の様な物を取り出す。

 

「これの石はなんだ?」

 

「マナタイトですよ。魔力の塊の様なもので間力を回復したり出来るんですよ。魔法使いは必須のアイテムですね」

 

「へー、マナタイトか。で、それおいくら?」

 

「そうですね、結構純度もありますし200万エリスでしょうか」

 

「は?200万?めぐみんそれ盗んだんじゃないよな…」

 

「し、失礼な!買わせたんですよ!ゆんゆんに!」

 

また出た、ゆんゆん…。よく分からないがゆんゆんは泣いていいと思う。

 

「あ、じゃあそのゆんゆんとやらに感謝して売りまくるぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後…

 

「なぁ、めぐみんよ!どうして誰も買わないんだよ!」

 




世界最大の宗教は科学だと作者は思います。

マナタイトの値段は結構適当。
値段のアドバイスあったら教えてくださいませ。




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要約するとめぐみんにセクハラをして金的をされ全く進まない申し訳程度の馬小屋脱出大作戦その2とシリアス回。

ポリスメンに2回通報された。

未だに捕まっていないロリコンの鏡。

作者はロボっ娘も大好きです。デザイン的にはメダロット的なやつは結構どストライク。

え?何故こんな事を言うのかって?メダロットスマホ出るんだってさ。

ちなみに作者は結構真面目に人の顔の区別が付きません。興味無いので。幼女とロボっ娘なら大丈夫だけど。


ちなみにシリアス回。


「なぁ、めぐみんさ、ここって魔法使い居ないのか?」

 

「え?そんな事はないと思いますけど…」

 

ハァ?じゃなんで売れないんだよ!元手は0だけどさぁ…

 

「とりあえずさ、このマナタイト誰も買わないし閉まってもいいか?」

 

「良いですけど…。結構量がありますよ?どこに仕舞うんですか?」

 

「ん、アイテムボックス」

 

「アイテムボックス?」

 

あぁ、めぐみんには話してなかったか。

 

「2つ貰ったチートの残り1つだよ。生き物以外無限に入る袋とでも思ってくれ。」

 

「おぉ!結構使えそうですね…。流石転生者…」

 

変な所で感心してるめぐみん。俺としては爆裂魔法のみで生き延びてきためぐみんの方が凄いと思うけどなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、本当にどうしようか。馬小屋で寝るのは避けたいし…。いっその事クエストを受ける?いや、この世界についてまだ全然分かってないし、戦力になるのはめぐみん1人だしなぁ…。

 

あ、そ う だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし!めぐみんよ!クエストを受けに行くぞ!」

 

「ハァ?もう爆裂魔法を撃って疲れたのでイヤですよ」

 

…えー。嘘でしょ。このロリっ子やる気無さすぎじゃないか?

 

「なぁ、めぐみん。今さマナタイトってのが沢山有るんだよ。売れ残りの。」

 

「はぁ…、確かにありますけどあれ売るんですよね?」

 

「いや、アレをクエストに使おうかと思う。めぐみんの火力で全て吹き飛ばす!!」

 

その言葉にめぐみんの表情が固まる。

 

「貴方は神か!」

 

いきなり神格化した俺。訳が分からん。

 

「やはり私の目に狂いはありませんね!爆裂魔法の良さを理解してくれる上に、1日1発しか撃てない爆裂魔法を何発も撃たせてくれるなんて…」

 

そのまま「ぐへへ…」と笑いながら内股でモジモジしてトリップするめぐみん。

 

うん、そうだね君は頭に狂いがあるね。

 

爆裂魔法の良さは分かるが。流石にそこまで入れ込むことは出来ないぞ。

 

とりあえずトリップしためぐみんを戻さなくては話が進まないので、意識をこちらに戻そうとほっぺをムニムニしたり引っ張る。

 

むぁにをふるんでふか!(何をするんですか!)

 

やべぇ。これは気持ちいいぞ。なんなんだこの柔らかさは!あぁ、お手手がふやけちゃぅぅぅ…。(路上です)

 

「あぁ、めぐみんのほっぺやわわぁッ」

 

突如、股間に衝撃が走り、俺の意識は闇へと沈んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぅぅぅ…なんだ。夢、か」

 

目が覚めたのは見覚えのある場所。最初めぐみんに出会った時に案内された馬小屋だった。

 

「確か、俺はあの時…」

 

めぐみんと付き合い出して初めてのデート。お互いに惹かれ始めて付き合う迄に様々な困難があった。2人でこういうふうにデートが出来るなんてあの頃は思ってもいなかった。

 

それ程までにあの戦いは激しい戦いだったんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事の始まりってのがあったのかはよく分からない。何しろ事故で死んで転生してきた時には既に魔族と人族の戦争が始まっていたからだ。

 

…まぁ、何が理由だろうと戦争が始まれば関係が無いからな。

 

異世界転生ラノベでよくある様な魔族が優勢で人族が滅ぼされる寸前って事も無かった。お互いの勢力は拮抗していたんだ。

 

だけど、拮抗しているから良いってもんじゃない。勝利目前なら笑っていられただろう。敗北寸前なら諦められたかも知れない。拮抗している戦力バランス、それが不利にならないように兵士や冒険者達は死力を尽くして戦った。拮抗していると言う状況が諦める事をお互いに許さなかったんだ。

 

影響が出た兵士や冒険者だけでは無かった。市民達にもあったんだ。戦争に駆り出されて居なくなった兵士や冒険者には役目があった。

 

兵士は治安維持、冒険者は魔物退治だ。

 

街から殆どの冒険者が消えた。でも、冒険者が消えても魔物は現れる。独自の戦力を持たない街や村は混乱に陥った。

 

俺が転生して初めてやってきた辺境の街アクセル、そこもそんなに街の1つだった。

 

普通の人なら絶望したかも知れない。日本人なら尚更。

 

でも、俺は運が良かった。いや、個人的には運命の出会いってより、必然の出会いの方が良いんだけど。

 

まぁ、とりあえず、 めぐみんと出会ったって事だ。

 

初めに出会った時は変な奴だと思った。現代日本で言う厨二病患者そのままだったからだ。

 

でも、俺はそんなめぐみんと触れ合っていくうちに惹かれて行ったんだ。

 

隠密を得意とする俺と爆裂魔法しか使えないめぐみんは結構相性がよかった。俺が隠密を使い、めぐみんが爆裂魔法を放つ、最高のステルス性能に最高の火力。俺達は最高のコンビだった。

 

順調にギルドでの立場をあげた俺達に等々戦争への参加が義務付けられた。確かに戦争めぐみんの放つあの魔法は戦略手に価値を持つだろう。戦争にだって勝てるかも知れない。

 

けど、そこにめぐみんの意思は存在しない。戦争に行けば兵器として人を殺す、その事にめぐみんの小さな身体は耐えられない。

 

俺はめぐみんに戦争に言って欲しくない。

 

だから聞いたんだ、「戦争に行きたいか?」って。

 

そしたら、めぐみんはこう答えたんだ。「行きたいわけがないと、でも行かなければ貴方に迷惑がかかるから。理解者も居なく爆裂魔法を1発しか撃てない1人私と一緒に居てくれた貴方を…」と泣きながら微笑んで。

 

めぐみんは覚悟を決めたんだろう。

 

だから俺も覚悟を決める事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、俺とめぐみんはギルドを抜けた。

 




プロットとかないんでシナリオが暴れ出す。シリアス回なんて予定になかった。

そして、名前の決まっていない主人公。

紅って字が含んでるのでいい名前思いついたらくださいにゃ。


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要約すると茶番で大嘘。そして馬小屋脱出大作戦その3じゃなくて恋愛回。

好きなように書いて、好きなようにエタる。誰の為でもなく。それが俺達の書き方だったな。

うん、まぁそんな事は置いといて。多分昨日の話に疑問を持った人はいると思う。

けど、まぁそもそもこの話サブタイトルで大まかな内容は分かるようになってるし。

まぁ、面倒だったら本文読まなくてもいいよ。

それに!俺の読者には女子小学生しか居ないしね!




ギルドを抜けてからの生活はそんなに苦しいものでは無かった。冒険者の居ない街では戦力が不足しているからだ。俺達は2人で旅をし様々な街や村を回った。意外に思われるかもれないが結構歓迎された。その理由は簡単、魔物による困り事を解消していたからだ。

 

そんな旅を続けてると、幾つか変化があった。

 

1つ目は戦争が終わった事。これは噂として流れてきた話だが。アレだけ混乱を招いた戦争の終わりとしては呆気なく。解決したのは勇者などではなく。これ以上の長期化を懸念した指導者による和平交渉だったと言う。これはかなり信ぴょう性の高い話だと思う。何故ならギルドに少しずつ冒険者が戻ってきていたからだった。

 

2つ目は俺とめぐみんが付き合い始めたという事だ。ハッキリとしたきっかけと言う物があったらロマンチックだったんだろうが、そんな物は無かった。強いて言えば出会った時って奴だろうか。まぁ、2人で旅をして同じ飯を食べ、同じ寝床で寝る。お互いに思春期である程度の好意を持っている。こうなるのはきっと必然だったんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すいません、金玉蹴っ飛ばした私も悪いですが、その気持ち悪い話何時まで続きます?」

 

そう、今までのは全部空想の産物。女神アクアにも言われたのと同じ奴。俺の悪い癖だ。

 

あれ?でも喋って無くない?アクアは頭の中読んでたけど…。

 

「全部話してましたよ」

 

「え、マジ?」

 

「はい」

 

あ、オワタ。ハイ!人生オワタ!

 

「蹴ったあと、泡を吹いて倒れた貴方を見て沸いた罪悪感が全て吹き飛びましたよ」

 

「あ、はい…」

 

やべぇ、めぐみんの目怖い。あの紅い目がこんなに恐怖を与える物だなんて!

 

「えっと、本当にごめん…」

 

見ろ!コレがJapanesedogeza!!日本人の本気だッ!!

 

「あ、いえ。そこまでしなくて大丈夫です。私も悪い事しましたし…」

 

まぁ、金的される事実を作ったのは俺なんだけどね。

 

マゾでもないし、ご褒美でもない。

 

「あ、じゃあ…その無かったことにしないか?」

 

きっとこの選択肢が2人を幸せにするはず。妄想のように。

 

「ええ、そうですね。私しても恥ずかしいですし、それより…、えっと…」

 

突然モジモジするめぐみん。おトイレかな?可愛い。

 

だが、俺は(ゲス顔)ジェントルマン。きっと言い難い事なんだろう。無理には聞かない。(ゲス顔)

 

これにより、無理して言うパターンと、そのまま言わないで好感度が上がる2パーンがある。

 

これをその場でサッと思いつく俺。流石天才。

 

「あ、えっと言い難い事なんだろう事なら聞かないでおこうか?」

 

「い、いえ、そ、その…。おちん…、その!股間は大丈夫でしょうか!!」

 

やべぇ、すげぇ興奮する。あえて全部言い切らないのがよし!恥ずかしがりながら、顔を赤くし俯きながら股間を大きな声で言うめぐみん。

 

控え目に言ってすげぇ可愛い。

 

控え目に言ってこの場で襲いたいレベルに。

 

でも、俺はジェントルマン。そんな事はしない。

 

 

 

 

 

 

 

愛と同意無しではね☆

 

ほら、俺って意外とロマンチストなんだぜ?

 

と、まぁ、こんな事は棄てといて、めぐみんに答えてあげなければ。

 

「あぁ、大丈夫だよ。流石に蹴られた時は死ぬかと思ったけど」

 

オイ、笑ってる奴がいるかもしれんが笑い事ではない。

 

「そ、そうしでしたか…」

 

そのまま黙ってしまうめぐみん。

 

きっと恥ずかしいのだろう。無理もない。同性の同士でのバカ話と異性と二人っきりで話すのはまったく意味が違う。

 

よし、じゃあ口説こうか。(唐突)

 

「なぁ、めぐみん。怒ってるか?」

 

「い、いえ怒ってませんが」

 

「そっか、それとも嫌われたかな」

 

ハハハ…まぁ、しょうがないかと苦笑いをする俺。

 

「いえ、その嫌っている訳ではありませんが…」

うん、顔観れば分かるよ、何となくこの空気分かってるんでしょ。照れてるんでしょ?

 

「お、そう言ってくれると嬉しいよ、めぐみんは結果は優しいんだな」

 

「わたしが優しいですか?そんな事は無いと思いますが…」

 

「いや、そんな事は無いと思うぞ。あんな事しちゃったら普通の女の子なら怒ってどっか行くと思うし。めぐみんはちゃんと連れてきてくれたろ?普通なら自分の住んでるところにこんな奴連れてこないよ」

 

ちゃんと「好きでも無ければな…」と付け加えておく。

 

そして、めぐみんをチラリと見る。黙ったまま顔を赤くし逸らす。

 

「ハァ…、そんなに照れるなよ。こっちまで恥ずかしくなるだろ。冗談だよ」

 

「な、なら言わなければいいじゃないですか!冗談だなんてドキドキして損しましたよ!」

 

そのまま向こうを向くめぐみん。

 

そして、掛かった!!と思う俺。

 

心理戦において空気と言うのはかなり重要だ。そして、今その空気は最高の状態に高まっている。

 

「なぁ、めぐみんさ。いいか?」

声色を低くし真剣なイメージでめぐみんに語りかける。

 

「多分さ、俺とめぐみんが今お互いに思っている事って同じだと思う」

 

「……」

 

何も言わないめぐみん。

 

「ここで気持ちを伝えるのも良いと思うけど。出会ったばっかりだし、まだ言わないでおく」

 

「…分かりました……」

 

そう答えるめぐみん。殆ど答えてるような物だが…。

 

「だからさ、もう少し落ち着いたらしっかり話さないか?」

 

コクン、と頷くめぐみん。

「…貴方の名前はなんて言うんですか?」

 

あぁ、確かに名前も教えず告白か。

 

水神 紅夜(ミナカミ コウヤ) コウヤって呼んでくれると嬉しい」

 

すると、めぐみんはこっちを振り向き。

 

「…これからよろしくお願いします。コウヤさん」

 

少し赤みの残った可愛らしい笑顔でそう言った。

 

 

 




ちなみにこのシリアス回。コレがめぐみんが戦争に行くルートだった場合戦争には勝ってます。まぁ、クソ空想のクソ茶番なんだけどネ。

なんか最終回みたい。

個人的流行語に、おトイレかな?可愛い。を推したい。モジモジJSにぜひ!

来年の流行語大賞目指しましょう。

あ、口説きたかとかについては何も言うなよ。参考にして振られても知らんぞ。

ちなみに主人公のゲス行為はめぐみんを愛するがゆえの行為です。ちゃんと幸せしますよ。

恋愛?シーンは苦戦した。


豆知識ね、作者はリアルで語尾ににゃあとかつけるタイプ。




それにしても金玉蹴られて発展する恋愛って。

あとあと!名前は結構適当。センスはアレ。これよりいいのあったら教えて。


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要約するとちゃんとした馬小屋脱出大作戦

綿パンツ(コットン100%)


さて、前話(メタ)の出来事で出会って直ぐにめぐみんと仲を深める事の出来た俺だが、世の中いい事ばかりではない。

 

 

 

 

 

そう、グダグダしてまだ馬小屋脱出出来ていないのだから。

 

 

 

「なぁ、めぐみんさ、もう奥の手使わないか?」

 

「奥の手ですか?」

 

なんの事なのかというふうに首を傾げるめぐみん。

 

「…馬小屋の事忘れてないよな」

 

目を逸らすめぐみん。可愛い。可愛い。可愛いけど!

 

馬小屋では寝たくない。

 

絶対ダニとかノミ居るじゃん!めぐみんの白雪のような素敵な肌が傷ついてしまう!

 

ダニめ…、めぐみんの肌を直接ちゅーちゅーするなんて…羨ま(ry、許せん!

 

このままだと娘や妻を攫われた元工作員のように、怒りのままに馬小屋を燃やしてしまうかも知れない。ダニとノミ相手なら俺だってハリウッド張りの活躍が出来るはず。

 

 

俺だって男だ、好きな女の為ならどんな敵(ノミやダニ)だって…。

 

「あの、好きだと言ってくれるのは嬉しいんですが…スケールの小ささにどうツッコミを入れれば…」

 

あ、や ら か し た☆

 

1度ならず2度も!

 

まぁ、めぐみんの表情を見る限り大丈夫なのは分かるけど。

 

「そもそも、この藁そんなに汚くは無いんですよ?馬小屋と言ってもちゃんと人が泊まることを考えて、煙で燻してますし」

 

「藁を燻すのか?」

 

なんだろう。新手の燻製かなにかかな?イチゴのショートケーキの燻製とからな知ってるけど。

 

「あ、知らないんですか。煙で燻すとコウヤさんの言っていたダニやノミを退治出来るんですよ。だから馬小屋ファイヤーはしなくていいんですよ」

 

なんと!怒りの馬小屋ファイヤーしなくて良いのか!流石めぐみん賢くて可愛いなぁ。

 

んー、でもなぁと、渋る俺を見てかめぐみんが魅惑的な条件を提示してくる。

 

「そんなに広くありませんし、い、一緒に寝ても良いですよ。エッチなのはまだダメですけど…」

 

「まだ、か…」

 

「ッ!!どこに反応してるんですか!」

 

顔を赤くするめぐみん。恥ずかしがるめぐみん可愛い。

 

まぁ、アレについては置いといて。めぐみんが一緒に寝てくれると言うのは物凄い嬉しい。具体的に言えば、ガチャでなけなしの石狙い通りの単発最高レアが当たった気分。

 

あぁ、明日きっと黒塗りの高級車に…、いや、辞めておこう。ここは異世界。黒塗りの高級車なんて無いんだ。

 

「んー、めぐみんと一緒に寝れるのは嬉しいだが、出来ればさフカフカとまでは行かなくてもベッドで寝たくないか?」

 

「私も藁よりはベッドの方が良いですけど…、そもそもどうやって泊まるんですか?」

 

「奥の手を使う」

 

「奥の手?あぁ、言ってましたね。で、どんな方法なんですか?」

 

「よし、興味を持ってくれたか!その前にめぐみん。袋とお金はあるか?」

 

「はぁ、ありますけど。このお金じゃ泊まれても一部屋で1泊ですよ」

 

「大丈夫、1エリスあれば十分だからな、簡単な話だよ、マナタイトみたいにこのエリス硬貨を袋に入れて複製するんだ。そうすればあら不思議、なんと2倍に」

 

ドヤ顔をする俺と黙るめぐみん。

 

「…えっと、それ犯罪ですよね」

 

「めぐみん。俺のスキルはまったく同じ物を作れるんだ。偽造では無いぞ。違う人が作った本物だ。そもそもバレなければ犯罪ではないぞ」

 

「ッて!それ!犯罪って認めてるのと同じじゃ無いですか!」

 

「…、めぐみん。お布団暖かいぞ」

 

「わ、私は嫌ですよ!ここの領主にバレたら大変なんですから!」

 

「そんなにヤバいのか領主?」

 

「ええ!クソですよクソ!」

 

「…あぁ、分かったからそんなに興奮するな!」

 

「そもそもお金は普通に貯めるんじゃダメなんですか?」

 

「いや、それだと何時になるか分からないぞ」

 

「確かにそうですけど…。バレたりした時の事を考えると私は絶対に嫌ですよ!」

 

う、めぐみんがそんなに反対するとは…。辞めておこうか。

 

「じゃあ、2人で暫くは馬小屋暮らしか…」

 

「そんなに馬小屋暮らし嫌なんですか。私は家が貧乏だったのでそんなには気になりませんが」

 

「めぐみんは貧乏だったのか?」

 

「ええ、でもそんなに辛い暮らしではありませんでしたよ、何かあれば妹のこめっこと一緒にゆんゆんに奢ってもらえばいいですし」

 

なんだ?ゆんゆんってめぐみんのお財布かなんかなのか?災難だな。

 

「大変な思いをしてたんだな…」

 

「ん、同情なら要りませんよ?コレからはコウヤさんも居ますし貧乏生活なら直ぐに脱出出来るはずです」

 

「お、めぐみんには何か案があるのか?」

 

「いや、案と言うより普通にクエスト受けて魔物を退治するだけですよ?魔力に関してはマナタイトが無限に作れるので大丈夫ですし」

 

「あ、ホントだ」

 

なんで、こんな事に気づかなかったんだろうか。

 

「そっか、なら結構めぐみんに頼りきりになっちゃうかもな」

 

正直、男としてはめぐみんにかっこいい所を見せたい。ダニも居ないしね。

 

 

 

 

 

 

はぁ、明日クエストを受ける事になったがめぐみんに養殖と言うMMOなどで言うパワーレベリングをしてもらう事になったが、うん、男として情けない事この上ない。

 

 

 

 




スポブラっていいよな(唐突)


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要約すると衣装選びにめぐみんレビュー

ロリパンツ被ってロリコン仮面!

最近はロリパンツ被るのってめっちゃカッコよくね!!と思いだした作者です。

戦隊やりましょ、戦隊。

そう言えば、ブレブレがまた貢ぎイベやりますね。

投稿遅くなったらお嬢様方に貢いでいると思って貰えたら幸いです。


「さぁ!私がコウヤさんに相応しい装備を選んで上げましょう!」

 

今、俺達が居るのは武具屋の前。これから冒険するのにお気に入りのアニメキャラが描かれたTシャツと、ジャージと言う装備では問題ありなので、めぐみんが相応しい装備を見繕ってくれると言うのだ。

 

まぁ、冒険って言ってもエクスプロージョンで倒しきれなかったやつに、トドメをさすのが目的なんだけどね。

 

「ふふふ、これなんてどうでしょうか!」

 

めぐみんがオススメをして来たのは黒いフード付きのコート、日本で着てたら速攻で不審者のレッテルを貼られそうな奴。

 

確かにね?カッコイイんだけどさ、日本人の感覚としては結構恥ずかしくてさ…。ほら、武具屋のオッサンも苦笑いしてるし。

 

「一応聞くけどさ、ネタとかじゃなくてさ、本当にそれが良いと思ったんだよな」

 

「えぇ、勿論ですよ!!紅魔族として磨かれた私のセンスを疑うのですか!?」

 

顔を詰め寄ってくるめぐみん。柔らかそうなお口が…。おっと、今は自重、自重。prprは我慢我慢。

 

まぁ、中2的ではあるがカッコイイのは事実だし…、そもそもめぐみんに買って貰ってる立場だしな…。あまり文句を言うのも良くないか。

 

それに、アニメTシャツきて外歩いてる俺も俺だし。

 

「よし、上着はそれで良いとして、スボンとシャツはこのままって訳じゃないよな?」

 

「その、女の子の絵が描いてあるシャツは兎も角…、ズボンは誰が見てもダサいと思いますよ」

 

確かに!!そもそも今の格好に黒コート着たら、チグハグだよなぁ格好が。

 

「なら、見繕って貰えるか?」

 

「はい!!」

 

楽しそうに服を見繕うめぐみん。見ているとなんか恋人になってデートをしている気分だ。

 

いいね、デート。まだ付き合ってる訳じゃないけど、いつか2人で街中をブラブラしてみたいもんだ。よし!!その為にも頑張らなきゃな。ロリっ子に奢ってもらう為に転生した訳じゃないし。

 

まぁ、ロリっ子のヒモも魅力的ではあるんだがな。

 

「なぁ、めぐみん。買ってもらうのは嬉しいんだが。お金は大丈夫か?」

 

「あ、大丈夫ですよ。マナタイトと物々交換しましたし」

 

「あ、そうなの?え、じゃあ…」

「奢っている訳ではありませんね」

…なんだろう。この気持ち。人の心って複雑ね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「エクスプロージョン!!」

 

地面が爆ぜる。

 

空気が爆ぜる。

 

敵が爆ぜる。

 

「これが爆裂魔法…」

 

予想以上だった。これだけの火力。めぐみんが惚れ込むのも分かる。俺だって撃てばきっと惚れ込むだろう。

 

それだけの魅力がこの魔法にはある。

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、俺が今やっている事はめぐみんを背負いながら、ジャイアントトードとか言うクソデカガエルの打ち漏らしに短剣でトドメを刺す事。

 

冒険とは真逆と言える行為。

 

でも、俺は別に嫌と思っている訳ではない。

 

だって…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

めぐみんのお胸がすっごいから♥

 

本当にすっごい♥

 

めぐみんの軽めの体重によって俺の背中に押し当てられる、大きくはないが確かな柔らかさを持った胸。

 

小さいからこそ感じられる物があるんだ。

 

アクア様!!感謝致します!!今だけは。

 

それにめぐみんの体温。凄く暖かくて心地いい。一緒に寝たから既に分かってはいたんだが、あの時とは違う温もりを感じられる事が出来る。

 

トクン、トクン、と背中に伝わってくるめぐみんの心臓のリズムはまるで時計のよう、この時計によって俺は今めぐみんと同じ時を感じてると実感出来る。

 

「今!俺は異世界を生きているんだッ!!」

 

「わっ、ビックリしましたよ…。いきなり叫ばないでください」

「あ、すまんすまん」

今回は聞こえていなかったみたいだな。

 

「なぁ、どうだ?1日に何回も爆裂魔法を撃つ気分は」

 

「最高ですよ!」

 

「そうか、マナタイトはまだあるか?」

 

「はい、足りなくなったら言いますし」

 

「了解、俺も早くめぐみんに爆裂魔法教えて貰わなきゃな」

 

「あれ、まだ教えていませんでしたっけ?」

 

「あぁ、昨日はそのまま寝ちゃったしな、まぁそのうち頼むよ。ある程度レベル上げなきゃ」

 

「ですね!!私も爆裂仲間が出来るのは楽しみですし」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ…」

 

「どうしたんですか?」

 

「疲れた、少し休まない?ほら、そこの木陰とかで」

 

女の子1人背負って走り回りながら、カエル殺してんだぜ?いくらめぐみんからヒーリングを受けてても重労働過ぎるわ。

 

木陰になっている所にめぐみんを下ろし、隣に俺も座る。

 

外に出てお互いに少し汗をかいたのだろう、めぐみんからいい匂いがする。勿論、めぐみんにはそんな事は言わないが。

 

「マナタイト、複製お願いできますか?」

 

「お、いいぞ」

 

めぐみんから渡された、めぐみんの体温の残るマナタイトを複製する。

 

ほら、とめぐみんにマナタイトを渡す。

 

「本当に便利な能力ですよね」

 

「めぐみんも1回死んで見れば貰えるかもな」

 

「い、嫌ですよ!爆裂魔法を極めるまでは絶対に死にませんから!」

 

「分かってるよ。それに、めぐみんに死なれたら俺が困るからな」

 

「うふふふ、分かってますよ」

 

 




ヒャッハー!!ロリパンツだぜぇ!!


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要約すると筋トレとめぐみんヌルヌル丸呑みプレイ

戦闘描写とかわけわかめ

最近、オリジナルで新作の案が出来上がったけど内容的にセーフかドキドキ。

勿論、ヒロインはロリっ子よ?


「あの、私、そこら辺で爆裂魔法撃ってきていいですか?」

 

あぁ、めぐみんには暇だったか。結構アクティブな感じがするしな。俺は結構日向ぼっことか好きなんだけどね。

 

「それにしてもな…」

 

爆裂魔法の音が凄い。騒音レベルとしては基地の隣よりうるさい。結構距離は離れてるのにここまで爆音が響いて来るし衝撃や風だって凄い。まぁ、こんな状況じゃ日向ぼっこは出来ないし。俺も少し運動するかな。

 

「めぐみん!少し走ってくるな!!」

 

離れた所で爆裂魔法を撃っているめぐみんに声を掛ける。聞こえてると良いんだがな。

 

「分かりましたー!!」

 

マナタイト鉱石の山の隣で爆裂魔法を撃ちながら答えるめぐみん。ちゃんと聞こえてた見たいで良かった。

 

うーん、爆裂魔法を撃つのは良いんだが…。隣にあるマナタイトの山。まさか、あれを全部使う気か?数千万円が吹っ飛ぶぞ。まぁ、タダなんだけどさ?日本に住んでた頃は金持ちって訳では無かったし、ああやって数千万円が吹き飛ぶのを見ると、何か恐ろしさが込み上げてくる…。

 

めぐみんって凄いな。本当の意味で我が道を行ってる気がする。めぐみんのこう言った性格は凄くカッコイイと思う。

 

「まずは走り込みでもするかな」

 

筋トレの手段には幾つかあるが、今回行うのは走り込み。他にも腕立てや腹筋などのメジャーな物もあるが、それは外で無くても出来る上、これからはめぐみんを背負いながら、という事も増える事を予想してだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ…、はぁ…、はぁ…」

 

キツイ、酸素が足りない。今まで運動をしてこなかったせいだろう、めぐみんを背負いながらの時は軽いランニング程度だったし、背中に当たるお胸のお陰で何とかなったが、それがない今は死ぬほどキツイ。

 

未来が分かってれば戦闘系のチート選んでたのに…。

 

でも、このチートのお陰でめぐみんに会えたんだよなぁ。

 

さて、時間も経ったしめぐみんはどうしてるかな、とめぐみんの居る方を見ると…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

口からめぐみんのお脚の生えたクソデカガエルがいた。

 

「めぇぇえええぐみぃぃぃいん!!」

 

なんで喰われてんだよ!!

 

腰にある短剣を確りと確認してから、めぐみんの元に全力で駆け寄る。

 

「めぐみん!!大丈夫か!」

 

声に合わせてめぐみんが足をバタバタさせる。

 

良かった。無事みたいだ。

 

まだ呑み込めてないと言う事は恐らく呑み込むのにはある程度の時間が掛かるはず、恐らく歯も無いだろう。少なくともある程度の時間はめぐみんの安全は確保されてるはず。

 

腰から短剣を引き抜く。

 

呑み込んでいる最中だからだろうか、武器を持って近くによっても反応しない。

 

「これなら…」

 

ジャイアントトードの巨体を支えている前足。それを短剣で思いっきり切りつける。

 

痛みを感じたのだろう。巨体が少し揺らぐ。

 

「よし…」

 

目的は前足の切断。それを目指して何度も切りつける。

 

「おっ!」

 

片足を切断した時だった。もう片方の脚だけではあの巨体を支えきれなかったのだろう。ジャイアントトードが地面に倒れ込む。

 

「めぐみん!!」

 

倒れ込んだ事により、カエルの口が低くなりめぐみんの足に手が届く様になる。

 

「今引っ張るからな!」

 

声に合わせてめぐみんの足を掴んで思いっきり引っ張る。

 

「うおッ!」

 

カエルは足を切られた事により呑み込むの力も少なくなったのだろう。

 

思ったより抵抗が無く、めぐみんを引き抜く事が出来た。

 

ここまでは良かっただろう。ヒロインがピンチで、主人公が助けた。よくあるけど、飽きられず、幸せになれる。そんな話だ。

 

でも、状況を考えて欲しい。

 

思ったよりの抵抗が無かった為に発生した反動。

 

めぐみんが逆さまで足を引っ張った事によりめくれあがった服。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

要約しよう。

 

ほとんど上裸のヌルヌルめぐみんが俺の体に覆いかぶさって来たんだ。

 

勿論!!俺にとっては最高な出来事だ!!ヌルヌル上裸のロリっ子に抱き着かれるなんて妄想すらした事も無かった想像の範疇を超えた幸せが俺に降り掛かって来たのだ!!

 

上裸ヌルヌルロリっ子が上に乗り、ハァハァしてる…!!

 

これってまさかッ!!

 

事後!!

 

いや、ヤってはいないんだよ?雰囲気雰囲気。

 

「ふぅ…」

 

これ以上めぐみんを上に乗せてたらまずいのでゆっくりめぐみんを下ろす。

 

「おっと」

 

眼福、眼福。

 

何がとは言わんが、物凄く眼福。

 

「おい!おい!」

 

このまま見てるのもアレなのでめぐみんを揺すって起こす。

 

「んぁ、コウヤさん…?」

 

「お、めぐみん、目が覚めたか」

 

「えぇ、助けて貰ったみ…」

 

喋っている途中でめぐみんが固まる。

 

多分、気付いたのだろう。今の状況に。

 

「なぁ、めぐみん。言っておくが俺のせいではないぞ。俺はめぐみんに変なイタズラとかしてないからな?」

 

「ほ、本当ですか?目がいやらしいんですけど」

 

急いで胸を隠しためぐみんがジト目でこちらを見てるくる。

 

「本当だ、何もしてない。俺はめぐみんに嫌われたくは無いからな」

 

しっかりと相手の目を見ながら真剣な顔で答える。

 

「そ、そうですか…。疑ってすみません。服もこんなになりましたし帰りませんか?」

 

「あ、めぐみん。そこの川で汚れ落としてからにしたらどうだ?(次回予告)」

 

 




TSと男の娘が苦手。

2018/12/17 活動報告更新したお!わんわんお!!



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要約すると、川でめぐみんが全裸で水浴びと魔剣使い

久しぶりに曲聞きながら書いた。聞く曲はだいたい電波曲とか…。

そういや、プレステ3の純正コントローラー壊れてアルトネリコ三クリア出来てないんだよなぁ…。
まぁ、いつの話だって訳だ。

きりたんのお陰で書く気力が湧いてきたのん。

ちなみに、エロゲメドレー聴きながらかいた。

作中のめぐみんの後の「かわいいよ」は語尾とか句読点と同じだと思ってください。


「い、いいですか!?絶対にこっち見ないでくださいよ!?」

 

「あいよ、了解、了解(生返事)」

 

アクセルの街からすこし離れた所にある小川。そのすぐ側でめぐみんは今、全裸で立っている。

 

俺はたっている。

 

さて、外で全裸になっているめぐみんだが、露出に目覚めたとか、そういうプレイをしている訳でも無い。

 

ただ、憎き仇敵ジャイアントトードによる丸呑み攻撃で、全身ヌルヌルとなっためぐみんとそのままの状態で街に入ると、あらぬ疑いを掛けられるため、ヌルヌルを落とす為に小川でヌルヌルを落としているだけなんだ。

 

まぁ、ヌルヌルを落とす事に関しては俺だって賛成、そのまま街に行けば憲兵さんが群がって来るだろうし、ジャイアントトードの体液が恐ろしく臭い。鼻が曲がるとかそういった刺激臭では無いんだが…、この上ない不快感を与えてくるのだ。

 

臭くなければ、ちょっとだけヌルヌルを楽しんでも良いんだけどね☆

 

ヌルヌルロリっ子大好きだし!!

 

 

 

あ、そうだお洋服洗ってあげよ(唐突で純粋な善意)。

 

 

 

「めぐみん、洋服洗っておくぞ」

 

俺がそうめぐみんに声をかけると、何故かめぐみんは驚きと焦りの混じった感じで答えを返す。

 

「え、あ、あぁ!!ちょ、ちょっと待ってください。自分で洗えるので大丈夫です!」

 

「そうは言っても、身体のヌルヌルを落とすのに結構時間経ってるし、そのまま服だけ洗ったら風邪引くぞ?」

「う、そ、そうかも知れませんが…(変な事とか…)」

 

恥ずかしがってるのだろうか、後半の声がかなり小さくなっているめぐみん。

 

だが、確りと聞こえているぞ?

 

「めぐみん、変な事ってなんだ?」

 

アクア様…、貴方のおかげで夢が1つ叶いました。

 

幼女に「変な事って何かな?」って聞く夢が…。

 

「き、聴こえてたんですかッ!変な事は変な事ですよ!そんな事聞かないでください…」

 

顔を赤くしもにょもにょ言い出すめぐみん。

 

めぐみんかわいいよめぐみん。

 

「はぁ…めぐみん、俺の事を信用してくれよ…。俺はめぐみんが風邪を引かないか心配で言ってるんだぜ?何を想像したのかは分からんが変な事はしないぞ」

 

したくても今のめぐみんの服や下着はカエルの粘液だらけ。これじゃ、ジャイアントトードの服や下着にイタズラをしてるのと一緒になってしまう。

 

そんな事はしたくないし、絶対にしない。だから、俺は嘘はついてない。

 

風邪引くのが心配なのも本当だし。風邪から肺炎に悪化する事だってあるんだ。油断はならない。

 

「本当に、変な事したりしないんですよね…」

 

ジト目で此方を見てくるめぐみん。

 

全裸ロリジト目頂きましたッ!!

 

「ああ、しないぞ(紳士の顔)」

 

「そ、そうですか…、じゃあ、信用するので洗濯お願いしますね」

 

「確りと脱水もしとくからな」

 

めぐみんが川のほとりに置いてある服を持ってくる。

 

「じゃあ…、お願いしま…」

 

服を渡す状態で固まったままのめぐみん。

 

はて?どうしたんだろうか。

 

じっとそのまま、固まっためぐみんの顔を見てるとどんどん顔が真っ赤になっていく。

 

「……?」

理解出来ないので思わず首をかしげてしまう俺。

 

すると…

 

 

 

 

 

 

 

「きゃああああああッ!!」

 

いきなり大きな叫び声を上げためぐみんに持っていた服を顔に投げつけられた。

 

解せぬ。

 

服の当たった顔がカエル臭い。

 

「なぁ、めぐみん。いきなり投げないで欲しいんだが…」

 

「なんで、私の裸を平然と見てるんですか!!」

 

「え、なんでって…」

 

そりゃ…ね?

 

「そこに裸があるから?」

 

「そ、そこに裸があるからって!何を言ってるんですか!!」

 

「は?いや、山があれば登るのと同じ様に裸があれば見る!!それが男だろ」

「……まさか変態だったとは…」

 

手を上手く使い大事な所を隠すしてジト目のめぐみんかわいいよ

 

ちなみに山にはあまり興味はない。興味はあるのはなだらかな丘だ。

 

「そ、そのまま私の裸なんか見て楽しいんですか?認めたくはありませんが…、ゆんゆんの方が身体は凄いですし…」

 

これはいけない。めぐみんは自分の魅力を分かっていない。

 

お し え て あ げ た い(物理)。

 

「めぐみん。めぐみんの身体は充分魅力的だぞ。勿論身体だけじゃない、その意外と恥ずかしがり屋な所とか。独特な雰囲気とか。性格とか。爆裂魔法を撃ってる所とか、みんなみんな魅力的で大好きだぞ」

 

「え、あ、そうですか…」

 

圧に押されたのだろうか、少し怯むめぐみん。

 

「まぁ、裸見たのは事実だしなゴメンなめぐみん」

 

「ま、まぁ、それはもう良いですけど…、は、早く洗ってきてください!!」

 

落ちた服を拾って押し付けるめぐみんに、俺はコートを脱いで渡そうとするが受け取る前にめぐみんは向こうへ行ってしまう。

 

はぁ…、と思わずため息をついてしまう俺。服を持っていかなかったのだがどうするのだろうか。

 

「じゃあ、俺はすぐそこで洗ってくるからな」

 

聞こえてはいないだろうがそう言ってめぐみんから少し離れた所に服を洗いに行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そこのキミ!!どうして服を着てないんだ!!まさかそこの男に…」

 

めぐみんの居る所から男の大きな声が聞こえるのでどうしたんだろう、とめぐみんの方を見ると女を数人連れた、いかにも勇者といったやつがめぐみんに絡んでいた。

 

………

 

「よし、アイツ裸見たみたいだし」

 

 

 

 

 

これはもう…ね?

 

 

 

 

 

 

 

「殺すか(次回予告)」

 

 




あ、そうそうアンケ、アンケートな。

めぐみんをヒロインするのは確定なんだけどさ、ゆんゆんもヒロインにするかどうかを聞きたいのよ。
まぁ、ロリコン的にはゆんゆんをヒロインにする事により日常とかでのめぐみんとの絡みがもっと出来たりするかなと思うんだけど。

あ、期待してないだろうがさ、真っ当な純愛みたいなの期待するなよ?


アンケの答えは活動報告に書いといてな。

あ、そうそう、宜しければ感想や評価お待ちしてますよ。


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要約すると「魔剣使い死す!!」エクスプロージョンは最強って訳よ

もうそろもろ色が着きそう。

みんな、コミケは行ったかな?
いきたかったけど俺はいけなかったぞ。

ちゃんとカズマも出てくるよ?あとで

()は小声で喋ってる感じな。


「あー、そこのお方、俺の連れに何か?」

 

殺意を抑えて勇者(仮)達に話しかける。

 

もう、なんかね?ほら、お約束的に面倒な事になる予感しかしないけど仕方ない。

 

「コ、コウヤ!!遅いですよ、なんか変なのに絡まれちゃったじゃないですか!!」

 

「う、すまんな」

 

「キミはこの子とどんな関係なんだい?」

 

「パーティーだよ、パーティー。そっちはどんな用で?」

 

「クエストを終えた帰りにこの子が1人で身体を洗ってるのを見てね…」

 

「はぁ…、もう大丈夫だし、帰ってもらっても大丈夫ですよ」

 

ありがとうございます。と、精一杯の殺意とお帰りくださいオーラを押し付けながら軽く頭を下げる。

 

「ほら、めぐみん、行くぞ」

 

めぐみんの手を掴んで、直ぐにその場を立ち去ろうとするが、勇者(仮)に道を遮られる。

 

「待ってくれ!!」

 

「…なんでしょうか…?」

 

「そこのめぐみんちゃん?どうだろうか、僕と一緒にパーティーを組まないかい?」

 

「「はァ!?」」

 

殴りたいこの笑顔な、イケメンスマイルで凄いことを言い出す勇者(仮)。

 

こいつには、パーティーを組んでいたという言葉は聞こえていなかったのだろうか、それともあの短い間で忘れてしまったのだろうか。

 

この言葉には勇者の連れの女の子も困惑。

 

「あの…、私既にコウヤさんとパーティーを組んでいるんですが…」

 

「でも、キミから感じるその魔力は恐らくアークウィザード。それに比べて、そこの男は魔力も乏しくまだレベルも低いだろう。幸い僕はレベル37のソードマスターだ、その男より活躍した出来るし、どうだろうか」

 

「「え、えぇ…」」

 

(コウヤさん、私、あのナルシストっぷりがどうにもダメなんですが…。なんでしょうか、見てると寒気がしてきます。生理的に無理です)

 

(まぁ、実力はあるんだろうけど…、そもそもさ、めぐみんが爆裂魔法しか撃てないの知らないしなぁ…)

 

まぁ、それについては知らなくても仕方ないのだろう。爆裂魔法しか撃てない才能に溢れたアークウィザードがいるなんて誰も想像しないだろうし。

 

(どうしましょう、アレ、人の話聞かないタイプですよ…。今も1人でブツブツ喋ってますし)

 

そう言われて、勇者(仮)の方を見ると俺達が話を聞いていないのは明らかなのに、1人で喋っていた。

 

なにこれ、こわい。

 

(とりあえずさ、めぐみんから断ってみてよ)

 

最悪、めぐみんが爆裂魔法しか撃てないのを相手が知れば…

 

「あの、私コウヤさんとパーティーを組んでいるので…」

 

めぐみんにしてはやんわりと断りを入れるが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「決闘だッ!!」

 

なんでだよ。

 

おかしいだろ、なんでこの会話の流れで決闘が出てくるんだよ!!

 

おまえ、アレか?遊戯王の世界からやって来たのか?

 

こいつ、絶対に決闘者だろ。

 

「この子は、アークウィザードだ。キミのような男には相応しくない。それに僕は女の子を裸のままにして置くような変態でもない!」

 

「…ッ」

 

コイツ…、言わせておけば…。

 

実力差故に何も出来ない俺が解決案を考えていると…

 

「ええ、良いでしょう。この決闘、紅魔族最強の爆裂魔法使いのめぐみんが引き受けましょう」

 

「めぐみんッ!!」

 

(おい!めぐみん、決闘なんて簡単に受けても良いのかよ!)

 

(大丈夫ですよ、私の爆裂魔法であのナルシストを吹き飛ばしますので)

 

それに…

 

「私の爆裂魔法は最強ですから」

 

 

 

 

 

そうだな…、めぐみんの爆裂魔法は最強だ。

 

まだ、少ししかめぐみんと一緒に戦えてない俺だけと、分かる。

 

「じゃあ、めぐみん。頼んだぞ」

 

「なっ、キミはそんなちいなさ女の子に戦わせるというのか!やっぱりキミは僕と…」

 

「黙ってください、それ以上言われると怒ります。コウヤさんは確かにまだ弱いですけど、いずれは私と一緒に英雄の道を駆け上がる人です。それに、コウヤさんは私の支えになってくれてますから」

 

「くっ、でも僕はキミを諦らめた訳じゃない。決闘でもし、キミが勝ったら僕のこの魔剣をあげよう。これは女神様から貰った特別な剣だ。」

 

女神様…、コイツ転生者か、なら今までの言動にも多少は納得が出来るな。

 

「でも、キミが負けたら…」

 

「そこから先は言わなくていいですよ、勝つのは私ですので。あ、でも、1つハンデを貰えませんか?私はアークウィザードなので先に魔法を打たせて欲しいのです」

 

「わかったよ、キミにハンデをあげよう。でも、容赦はしない」

 

2人とも離れていてくれ、とキョウヤが連れの2人を離れた位置に移動させる。

 

そして、爆裂魔法を行使するのに十分な距離をめぐみんがとる。

 

「コウヤさん、行きますよ」

 

渡したマナタイトを使い、めぐみんは魔力を高めていく。

 

 

 

 

「紅き黒炎、万界の王」

 

 

 

 

「天地の法を敷衍すれど、我は万象昇温の理」

 

 

 

 

「崩壊破壊の別名なり」

 

 

 

 

「永劫の鉄槌は我がもとに下れ!」

 

 

 

 

「エクスプロージョン!」

 

空気が弾けた。

 

 

爆発の影響だろう。音が聞こえない。土煙で視界も悪い。

 

少し時間が経ち、耳が機能を取り戻してからめぐみんに話しかける。

 

「めぐみん、大丈夫か?」

 

「大丈夫ですよ、それよりアレを見てください…」

 

めぐみんの指差す方を見てみると、そこにはボロ切れのような奴がいた。

 

「見ましたか!我が爆裂魔法の威力を!!」

 

うん、うん。見たし凄かったしカッコよかったし最高なんだけどね?

 

 

アレ、死んでないよね?

 

 

 

 




なんだろう、ただ魔剣使いをエクスプロージョンするだけの話なのに、なんかクライマックス感が…。

キョウヤが死んだ、この人でなしー

ちなみに、めぐみんはちょっとモードが入ってます
ね。


めぐみんの呪文はコピペ。デュラハンの城に撃ち込んだ時の詠唱を使用してます(他意は無い)

コウヤ君の呪文はオリジナルを考えますのでお楽しみに。


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要約すると、めぐみん全裸卒業に追い剥ぎめぐみん

お○○○!!(挨拶)


感想欄が通報欄になってる件。作者的にはもっと通報してもいいんだぜ…?

あと、評価もな?

そう!!この作品に色を付けるのは!!

画面の向こうにいるキミかもしれないゾ☆

…朝だけど寝てなくてね?

深夜テンションって怖いね。


「コウヤさん、魔剣を持ってさっさとかえりますよ」

 

俺を置いてさっさと丸焦げ勇者の方へ向かっていくめぐみん。

 

「ちょ、ちょっと!!めぐみん待ってくれ!」

 

これだけは…。

 

これだけは…、言わなくてはならない。

 

「どうしたんですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「めぐみん。服」

 

その言葉を聞いて、あ、と口を開けためぐみん。

 

そう。めぐみんは前話は全裸だったのだ。

 

現丸焦げ勇者と対峙する時も。

 

エクスプロージョンを撃つ時も。

 

全裸だったのだ。

 

大事な事だし2度言おう。

 

 

 

 

全裸だったのだ。

 

 

「ど、どうして早く言ってくれなかっですか!!」

 

顔を真っ赤にして怒るめぐみん。まぁ無理もない。お外で見知らぬ変態ナルシストに全裸を晒していたのだから。

 

めぐみんの乙女な部分が許さなかったのだろう。

 

まぁ、男でも怒るけど。

 

「いや、仕方ないだろ。服も乾いてなかったしさ、あの状況じゃ言い難かったんだよ。めぐみんがカッコイイこと言い出すしさ」

 

カッコイイ、と言う言葉に反応して顔を赤くするめぐみん。

 

「カ、カッコイイですか…」

 

全裸で顔を赤くしてるめぐみんかわいいよ。

 

まるで…(ry

 

おっと、このままめぐみんを愛でるのもいいんだが、いい加減何か着せてあげなければ。元来ていた服はまだ乾いていないし、コートでも着せてあげようか。

 

ほい、とめぐみんにコートを脱いで渡す。俺の体温で温まっててめぐみんの素肌にも優しいはずだ。

 

「あ、ありがとうございます」

 

受け取ったコートを早速着るめぐみん。俺との身長差がかなりある為、コートの裾が素足をほぼ隠してしまっているのが可愛らしい。

 

彼Tシャツならぬ、彼コートってやつか。

 

…彼Tシャツってさ、そんなにエッチな感じしないのに、どうして彼コートなめぐみんはエッチな感じがするんだろうか。

 

あ、中身が全裸だからだ。

 

俺☆天才☆

 

さて、めぐみんに貸したコートはあとでhshsするとして…、丸焦げ勇者はどうしようか。

 

前にぶっ殺すとか言ってたけどさ?今の状況を冷静なってみると、凄く痛々しい。

 

特に、鎧や身体はボロきれの用で真っ黒なのに、魔剣だけ以前と同じ輝きを灯しているのが痛々しい。

 

…少し自分でも引いてる。

 

やったのは自分ではないが。

 

それにしても、堂々と戦利品として魔剣を取りに行くめぐみん。もしかしてかなりメンタルが強いのではないのだろうか?

 

コートをはためかせながら魔剣を取りに行くめぐみんを見て、俺はそんな事を考えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「見てください!!コウヤさん!!この魔剣カッコイイですよ!!どうしましょうか!」

 

かなりのハイテンションで魔剣を持ってきためぐみんはそのままのテンションで俺に話かける。

 

その様子は、小さな子がずっと欲しかったおもちゃを手に入れる事が出来たときのよう。

 

「んー、どうするって。めぐみんが剣を使えるならめぐみんが使うとか?俺は全然だしなぁ…」

 

「うっ…、私も使えませんね…。体術などはからっきしですし…」

 

ゆんゆんなら何とかなるかもしれないですね…、と考え込むめぐみん。

 

「…売るとかはどうだろうか。家の資金にもなるかもしれないし」

 

「でも買い取ってくれるでしょうか、あのナルシスト野郎、女神様がどうとか言ってましたし、それが本当ならこれ、神器ですよ。買い取れる所があるか分かりませんよ?」

 

「あー、そっかぁー。この剣お荷物になるかもしれないな」

 

こんなんなら、金でも要求しておけば良かったと後悔する俺達。

 

すると、めぐみんが名案を閃いたと言うふうにいきなり顔をカバっとあげる。

 

「コウヤさん!!名案を思いつきましたよ!!」

「名案?」

 

めぐみんの事を信用してない訳ではないが、何か、嫌な予感がする。

 

 

 

 

 

「この剣置いてきて、有り金むしり取りましょう」

 

どうやら嫌な予感は的中したようだ。

 

いつの間にか追い剥ぎみたいになってしまっためぐみん。

 

将来が心配です。

 

ま、将来は責任持つけど。

 

「なぁ、めぐみんどうしてそんな事思い付いたんだ?」

 

「この魔剣は女神様から貰った物みたいですし、換えの効かない魔剣より、稼げば再び手に入るお金の方が嬉しいでしょう」

 

…まぁ、まぁさ、その通りなんだろうけど…。

 

なんだろう。この違和感。

 

「なぁ、めぐみん、交換はまぁいいとして…。あの二人組はどこに行ったんだ?姿が見えないが」

 

あの2人とは、丸焦げ勇者にくっついていた女2人のことだ。めぐみんがエクスプロージョンを撃った後から姿が見えないのだ。

 

「あ、あの二人組ですか、どうやら私の爆裂魔法に恐れをなして逃げたようですね」

 

さすがめぐみん。

 

さすめぐ!!

 

「じゃあ、私身ぐるみ剥いでくるんで、コウヤさんは待っててくださいね」

そう言って再びスタスタと、向こうへ行くめぐみん。

 

…身ぐるみ剥ぐって…。

…なんかさ、めぐみんって少しワイルドってか、タフな所あるよね。

 

めぐみんの魅力をまた1つ見つけられた1日だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「コウヤさーん」

 

めぐみんが向こう側から大声で呼ぶ。

 

「どうしたー」

 

俺も大声で返す。

 

「コイツ全然お金持ってないですよー」

 

 

「え?」




めぐみん男前。

大丈夫。全裸なだけだから。

ふと、思ったけど。読者さんは作者のロリコンの人を頭がおかしいとか思っているのだろうか…。

前書き書いてて思ったんだよ。

あ、あとね。




あけおめ。


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要約すると、魔剣の代わりに家を買わせる話。家を買う男その1。

待たせたな。

冷戦をしてて書けなかったぞ。

いつも通報に評価ありがとうな!

これからも頼むぜ!!


うん、じゃ、本編ね。


勇者(笑)との一方的な対決が終わって数日、俺達は珍しくアクセルの街の冒険者ギルドでダラダラしていた。

 

手に魔剣グラムを持って。

 

そう、結局あの後全くお金を持っていなかったのでめぐみんが約束通りに魔剣を奪ってきたのだ。

 

魔剣をゲットした事で得をしたかと言うとそんな事はは無い。

 

魔剣グラムの能力は貰った本人しか使えないので店に売っても安いから売るのは割に合わない。

 

剣が手に入ったので練習をしてみようかと思ってやってみたが断念。

 

全くと言っていいほど才能がなかった。

 

女神から授けられた神器「魔剣グラム」は自分立ちにとって完全にお荷物だった。

 

重いし。

 

「なぁ、めぐみん。今日は爆裂魔法を撃たなくて本当に良いのか?」

 

いつもの様に馬小屋でラッキースケベ(不可抗力ではない)を堪能しつつ起きると、めぐみんがこう言ったのだ。

 

「コウヤさん、今日はギルドでのんびりしまょう」と

 

当然驚いた。

 

あのめぐみんが!!

 

あのめぐみんが!!

 

「ギルドでのんびりしまょう」なんて絶対に言わないであろう事を言ったのだから。

 

もちろん、熱が無いかや体調が悪くないか、アノ日じゃ無いかをめぐみんに確認した(何故か叩かれた)がそんな事は無く全くの元気。

 

のんびりする理由を聞いてみると、「秘密です」とはぐらかされ結構そのまま今に至る、と。

 

まぁ、これはこれでいいんだけどね?

 

めぐみん眺めるの最高だし。

 

めぐみん可愛いし。

 

可愛いし!!

 

と、のんびりめぐみんを眺めていると、ギルドの扉が開く音がした。

 

今の時間、皆はクエストで出払っていて居ないのでで扉が開くのは珍しいと扉の方を向くと、見た事のある奴がいた。

 

具体的に言うと勇者(笑)。

 

「は?」

あ、思わず声が出てしまった。勇者(笑)の方を見ると勇者(笑)もこちらを見てくる。

 

……。

 

目が合った。

 

俺を見つめてくる、勇者(笑)の顔が何故か綻ぶ。

 

ホモかよコイツ。

 

どうした物かとめぐみんを見ると、めぐみんはいつの間にか魔剣を俺から奪い、勇者(笑)を見てニヤニヤしていた。

 

「はぁ…、はぁ。キミたち、そこに居たのか」

 

勇者(笑)がこちらに駆け寄ってくる、どうやら俺達を探していたみたいだ。

 

また、めぐみんを勧誘しに来たのだろうか、断って爆裂魔法を撃ち込んだのに。

 

「なぁ、勝負はついたよな?また強引に引き抜きをするつもりか?」

 

勇者(笑)に言うと意外な事に否定する。

 

「ち、違うんだ!!勝負には負けた訳だし、キミたちの噂は聞いて仲が良くて、僕の考えていた様なことは全く無いのも分かったんだ!」

 

なら、何故来た、と言おうとすると…

 

「「コレ」が目的ですね?」

 

めぐみんが魔剣を抱えて勇者(笑)に言った。

 

「そ、そうだ!!その魔剣を返して欲しいんだ!!」

 

「は?」

 

何都合のいい事言ってるんだコイツは…。

 

「勘違いして突っかかって勝負に負けた僕にこんな事を言う資格が無いのは分かってる、でもその魔剣は僕にしか使えなくて女神アクア様から直々に頂いた魔剣なんだ」

なら、何故賭けの対象に?

 

「な、なぁ、アンタ…」

 

「あー、えっと、コレを返して欲しいんですよね?」

 

「めぐみん!?」

 

いきなりの返却宣言にびっくりする俺。確かに魔剣は必要無いものだが返す必要も無い。

 

「か、返してくれるのか!?」

 

思わぬ言葉に泣きそうになる勇者(笑)。

 

「ええ!返しても良いですが、条件があります」

 

「あ、あぁ。元よりタダで帰ってくるとは思ってないさ、僕に出来ることなら何でもするよ」

 

ん、今何でもす(ry

 

「ふふ、今何でもするって言いましたね?」

 

めぐみん…。

 

…いや、何でもない。

 

「あぁ、だから何でも言って欲しい。で、でも。僕と一緒にいた子達には手を出さないで欲しいんだ」

 

「大丈夫ですよ。コレを返す条件は…」

「じょ、条件は?」

…なんでめぐみんは焦らすの?

「私達に家を買ってもらいます!!」

「「い、家!?」」

 

あ、ヤバ。勇者(笑)と声が被っちゃった。なんか屈辱。

 

「ええ、私達が馬小屋で暮らしてるのは知ってますよね、だから買ってもらいたいのです」

 

……、スゲー暴論。馬小屋暮ししてるのを知ってるから家を買えって、現代社会なら分からなくもないが、一般的な冒険者が馬小屋なのを考えると異常な発言だな。

 

勇者(笑)の顔を見てみると少し、笑顔が引きつってる。

 

…まぁ、無理もない。

 

「い、家か…。何でもって言ったし、ま、まぁ良いけど。どんなのが良いのか決まってるのかい?」

 

「ええ、勿論です。あ、あと家具もお願いしますね」

「あ、アハハ…」

 

壊れたように笑う勇者(笑)。

 

少し同情する。

 

それにしてもコイツの金は足りるのだろうか、この世界にローンは無いという。家も家具も一括で買うしか無いのだ。いかに高レベル冒険者と言えども一括で全て買うは難しいのでは無いのか?

 

めぐみんに聞いてみると…?

 

「ああ、その事は大丈夫です。足りなかったら働かせるので」

 

可愛らしい顔で恐ろしい事を言うめぐみん。

 

日本のブラック企業を知るものとしては、ものすごく恐ろしく感じた。




ふと、書き終わったあとになんか今回も書き方違うなーと思った。

あ、活動報告にアンケートあるので良かったらどうぞ。

あ、通報もどうぞ。

あ、評価もどうぞ。



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要約すると、魔剣の代わりに家を買わせる話。家を買う男その2と、ベルディアの見せ場。

待たせたな!

更新遅くなってごめん。

新作書いてたりしてました。

ごめんね?

今回はコメディ少なめ


結論から言おう。

 

家は買えた。

 

でも、未だ馬小屋暮らし。

 

何故かって?

 

それはねーー

 

 

 

 

 

 

 

魔剣の代わりに家を買わせることになった訳だが…。

 

少々面倒なことになった。

 

「あ、あのさ…、本当にこれを買うのかい?」

 

「もちろんですよ、魔剣に比べれば安いですし」

 

今、いるのは元の世界で言う不動産屋のような所。この街で1番の物件を扱ってると噂の場所だ。

 

そして、買うのも1番の物件。アクセルの町外れにある、大きな古城だ。

 

え、なんで城を買おうってことになったのかって?

 

めぐみんが、「爆裂魔法を存分に撃てる家が良いです!」と言ったからだ。

 

勿論、反対したぜ?想像出来る家の規模からして勇者君が可愛そうだし、維持できるのかってね。

 

ま、結果は今ここに居る時点でお察しだな。

 

「なぁ、めぐみんさ、この城やたらと安くないか?」

 

「え、そうですか?値段を見てなかったのでわからないです」

 

…めぐみんよ。いや、何も言うまい。

 

「なぁ、勇者君、この値段どう思う?」

 

「あの、僕には、ミツルギ キョウヤと言う名前があるんですが…」

 

「どうでもいいんだが、これを見た感想が欲しいんだが」

 

「すごく…、安いです」

 

「だよなぁ」

 

怪しい…。城っていうのは普通の物件とは違い、ボロボロの廃墟でもかなりの値段がする。城であるという事に大きな価値が発生するからだ。それにあてはまる城が安いって事は…。

 

「なぁ、めぐみんさ、やっぱり他の奴買わないか?これさ、ぜったい訳ありだし」

 

「何を言ってるんですか?せっかくタダで家が手に入ると言うのに他のに変えようなんで思いませんよ」

 

だよなぁ…。爆裂魔法が存分に撃てるし、城と言うのがめぐみんの琴線に触れてるし。

 

まぁ、何とかなるか。最強の爆裂魔法もある訳だし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…どうにかならなかったよ…。

 

 

 

なんで我が家(予定)に魔王軍幹部がいるんですかねぇ!

 

 

ーー俺とめぐみんは勇者君を連れて購入した城へ行ったんだ。

 

結構な距離を3人で歩き辿り着いた城。そこからは明らかに邪悪と言ったオーラが漂っていたんだ。

 

「こ、このオーラは…」

 

城から漂う邪悪なオーラに真っ先に反応したのは勇者だった。

 

「なぁ、めぐみんさ、今からでも帰らないか?」

 

「いえ、帰りませんよ!さぁ!私たちで城にいる不届き者を倒してしまいましょう!」

 

そうして入った城の中。そこにはーー

 

ーー首のない騎士。

 

デュラハンが居た。

 

「ほう…ここまで来るとは、この街の冒険者にも優秀な者が居るのだな」

 

言葉と共にデュラハンから発せられる壮絶オーラに屈せず、ミツルギが話しかける。

 

「貴様、そのオーラ…、只者では無いな?」

 

「フッ…、よくぞ気付いたアクセルの冒険者よ!我が名はベルディア!魔王軍幹部ベルディアだ!」

 

「な、ベルディアだと!どうしてこんな辺境の街に…」

 

ベルディア?誰だ?

 

「魔王様から特命を受けてな。さて、勇敢なる冒険者達よ!元とは言え、俺も騎士だ。無益な殺生は好まん。このまま帰ると言うなら見逃すが?」

 

「舐めるな!貴様の様な者をここで見逃す訳が無いだろう!ベルディア!貴様は僕がここで倒す!」

 

「な、勇者君、返すって言ってくれるしさ、帰ろ「待ってください!」」

 

めぐみん!!嫌な予感がするからやめて!

 

「そこの勇者、魔王軍幹部、ベルディアを倒すのは紅魔族1の魔法使い!めぐみんです!」

 

うん、やっぱりだよなぁ。めぐみん我慢出来なかったか…。

 

「さぁ!ベルディアよ、我が一撃喰らうがいい!エクスプ…むぐぅ!」

 

隣にいるめぐみんから、魔力が高まるのを感じ急いで口を塞ぐ。

 

「っぷはぁ!いきなり何をするんですか!」

 

「それはこっちのセリフだよ!こんな所で撃ったら皆死ぬだろうが!」

 

「う、それはそうですが…」

 

「死んだら、爆裂魔法極められないぞ?」

 

「うぅ、それを言われると…。分かりました。今は引きます。ですが!次はありませんよ!」

 

ふぅ、取り敢えずめぐみんはこれで大丈夫。あとは勇者君だけだ。

 

「おい、勇者君、お前も帰るぞ」

 

「な、待ってくれ!コイツは今ここで倒さないと…」

 

「倒さなくてもいいだろ!そう言うのは俺達が居ない時にやってくれ!こんな所で死にたくないんだよ!」

 

「で、でも…」

 

「でもじゃねぇよ!戦うにしても準備した方がいいだろ!」

 

「た、確かに…。分かった。今は引こう」

 

よし、勇者君も何とかなった。

 

「じゃ、帰るぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ、めぐみんよ。やっぱり別の家を買った方が良くないか?」

 

「そうですか?」

 

魔王軍幹部を間近で見たと言うのに、ケロッとしているめぐみん。それに比べて勇者君は、かなり焦ったような表情をしていた。

 

「二人とも、僕は街に着いたら一旦王都へ行くとこにするよ」

 

「なんで王都へ?」

 

「魔王軍幹部がここに居ることを王都に報告しなきゃ行けないからね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「次回予告」

 

 

 

トラクターをトラックと間違えてショック死した、ヒキニートの青年カズマ。死んだはずの彼は転生の間で青く澄んだ水の様な美しさを持つ女神アクアに出会う。

 

なんと美しい女神アクアはカズマを流行りの異世界転生させてくれるようだ!

 

転生の特典として青年カズマが選んだ物とは!

 

そして、関係なしに唐突に繰り広げられるめぐみんとのイチャイチャ!

 

次回!「めぐみんぺろぺろ」

 

 

※カズマ君とは出会ってないだけで、コウヤが転生した後にこちらに来てます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あと、1話か2話でカズマが出ます。

なんか、コメディ入れにくい話だったな。

あ、良かったら他のやつも呼んだりしてみてね。

評価通報感想待ってるお。


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