神々に育てられた人の子は最強です (こむん)
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プロローグ

 雲の上、神界と呼ばれる場所がある。

 

 そこは美しい場所だった。島は浮き、虹はかかり、山には木々が育ち、湖には神魚(しんぎょ)が泳ぎ、川は透き通っており、木製の家が立ち並んでいて、大抵はずっと太陽が登っている場所。

 

 そしてある夜の日、一人の神様が散歩をしていた。

 

 |神魚(しんぎょ)に餌をやり、花に水をあげ、川で水浴びをしていた。

 

 その神は生命神セラ。女神だった。

 

 すると、その川からある声が聞こえてきた。

 

「ぎゃぁぁぁあ、おんぎゃぁぁぁあ、おんぎゃぁぁあ」

 

 それは赤ん坊の鳴き声だった。

 

 生命神セラは驚いた。ここは神界、神だけが住む場所。他の生物がやってくる筈が無かった。

 

 セラは他の神に相談するため頭の中で声を掛けその子を拾いある所へ向かった。

 

 ついた先には長く大きな机とその上に飲み物とグラスが置いてあり机の周りに十二の椅子が置いてあった。

 そして椅子に座っていたのは鬼神、神祖・吸血鬼、獣神、武神、魔法神、破壊神、龍神、死神、闘神、創造神、そして絶対神様だった。

 

 神には序列があり、一番上の神が絶対神ヴァイヌス様。圧倒的な力を持ち全ての神の頂点に立つ神様だ。

 二番目は創造神ナーラス。全てのものを生み出す神様。

 三番目は生命神セラ。生物に寿命を与える神様。

 四番目は破壊神シヴァ。あらゆるも万物を消滅、破壊する神様。

 五番目は魔法神レーネ。魔法に関する全てを扱う神様。

 六番目は死神コッポロ。生物、物体の寿命が来た時その命を刈り取る神様。

 七番目は龍神バロック。地上にいる生物の頂点に立つ神様。

 八番目は闘神ロズ。闘いでは圧倒的な力を見せる神様。

 九番目に武神テレオス。武器の扱いと武術と体術に長けた神様。

 十番目に獣神ロナウド。獣の神様で気配察知に長けた神様。

 十一番目に神祖・吸血鬼ルドロス。初めての吸血鬼にして神になった者。

 そして十二番目に鬼神グロズ。鬼の神様であり人の体の約三倍の大きさがある。

 

 まだまだ他にも神は存在するがこの十二柱の神が他より頭一つ、二つ突き抜けている者達だ。

 

「おいおいセラ、誰だその人間は。いきなり呼ばれたから来てみれば」

「てかなんで人間がこんな場所にいるんだ?」

「そうね、他の生物はここに入れないはず」

「この赤ん坊は川から流れてきたんです」

「はぁ?そんなことがあるのかよ」

「わかりません。だから皆さんをここに呼んだのです。どうするか相談するために」

「そんなのもう殺しちゃえば?」

「おぉ、その考えがあったのぉ」

「そうだな、人間なんて碌なもんじゃねぇ」

 

 最初に話してきたのは闘神ロズだった。それに続き武神テレオス、魔法神レーネ、龍神バロック、死神コッポロ、破壊神シヴァ、創造神ナーラスだ。

 ロナウド、ルドロス、グロスはギリギリ上位の神に入っているのであまり口を開かない。

 

 何故この神たちは人間をここまで悪く言うのか、それは単純な答えだった。

 

 人間の愚かさを知っていたから。

 

 神たちは神界でずっと人間のことを見ていた。そして気づいた、人間はすぐに人のものを盗み、壊し、他人に罪を擦り付け自分は安全な所へ逃げる。

 神たちは地上を見ている時いつもの人間の闇の部分が映っていた。たまに善の姿を見る人間もその姿は他の人間がいる時だけで裏では闇の顔を持つ。

 だが光の部分もある。他人に頼り頼ってもらい、信頼し信頼する、裏切っても許すという心を。だから多少の闇はいいだろう。その闇を正す者がいれば。

 けれども、もし本当にそんな善意を持った人間がいたとしてもそんな人間が二人はいないと周りの人間がその心を闇に染めるだろう。

 

 そしてまだ七柱の神は人間の闇を語っている。そんな中絶対神ヴァイヌスが自分の前に置いてあるグラスを指で鳴らした。

 

 チーーーン

 

 その音に気づき七柱の神はすぐに口を閉ざした。

 

 そして絶対神ヴァイヌスは語った。

 

「世界に存在する人間に光を期待するのは諦めよう。だがこの赤子には周りの闇に負けない力を持たせ普通に生かせよう」

「ヴァイヌス様、それはどういうことですか?」

「なに簡単なことだ。人間の闇から己を守れる力を持たせればいいということだ。それで良いか?」

「「「「「「「「「「「はっ!」」」」」」」」」」」

「では具体的にどうすればいいのですか?」

「それは多くの闇から抗う力を持たせればよい」

「つまり、修行をさせる、ということですか?」

「あぁ、頼むぞ。では名前を決めぬとな」

 

 そこからが長かった。神様全員で一人の人間の名前を決めるのに三時間もかかった。出てきた案の中には、ゲラゲラ、ふわら、アヌビス、ローランなどの名前が出てきた。

 

 そして二時間がたったなか生命神セラはこう言った。

 

「皆さん、この子日本人で男の子ですよ?」と、

 

 それから一時間たってこの名前が挙がった。

 

「黒髪黒目で神界の夜に来たので『黒瀬神夜』でいいんじゃない?」

 

 こうして赤ん坊の名前が決まった。



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成長

 

 十八年が経った。

 

 俺は赤ん坊の頃からの記憶を持っていた。ごく稀にあることだ。

 だから俺の育て親が本当の親ではないことも、神様で人間のことを嫌っているのも知っていた。でも俺は見ず知らずの俺のことを育てようと言ってくれたこの人達が人間嫌いだからと嫌いにならなかった。

 

 俺の主な世話役は生命神セラだった。今思えば俺は女神から母乳をもらい育ってきたというわけだ。思い出しただけでも恥ずかしい。

 

 そして俺が三歳になった頃、生命神セラがここは神界という場所だと教えてくれた。その後セラと手を繋いで神界を散歩していると草原で武神テレオスが剣を振っていた。山に行くと闘神ロズが怪物と戦っており、湖に行くと魔法神レーネが魔法を扱っている姿があった。最初は何をしているのかわからなかった。

 

 俺は生命神セラと一緒に住んでいる家に帰った。中に入るとそこには神の序列一位の絶対神ヴァイヌス様が椅子に座っていた。その姿を見たセラがすぐに膝まづいていたので俺もその真似をした。

 すると「神夜も三歳になったのでこれから修行を始めよう」と絶対神ヴァイヌス様が言った。

 

 そして次の日、神の序列十二位までの神様たちが朝から俺を起こしに来た。なんなのかと聞いてみるとこれから修行を始めると言ってきた。

 

 それからすぐに修行が始まった。それはもうハードすぎた。三歳児にやらせることじゃない。

 

 俺は武神テレオスに武器の扱いと武術と体術、受け身の仕方を教わり、一日一時間ぶっ倒れるまでテレオスと打ち合った。

 その後闘神ロズに山の中を走らされ、また倒れるまで腹筋、腕立て伏せ、背筋、スクワットなどの身体作りと体力作り、あと怪物と戦わされた。

 それから湖に行き魔法神レーネと一緒に足を組んでずっと座っていた。意味は集中力を上げ周りをよく見えるようにし身体の中にある魔力を、自然にある気を、神界にしかない神気を感じ取れと言われた。

 他にも死神コッポロからは生物の身体の作りを教えてもらい、破壊神シヴァからは色々な物体の壊し方を、創造神ナーラスからは勉学を教えてくれた。龍神バロックからは生物の特徴と弱点などを、生命神セラからは生活に必要な技術を、最後に絶対神ヴァイヌス様から他の神の修行よりもハードな修行をつけてもらった。

 

 

 それから六歳になって魔法の使い方、戦い方、神気の使い方、勉学を覚え高めていった。その姿を見た神様たちはもう戦いなどに関しては地上でお前より強い奴はいないだろうと言われ、勉学は大学卒業レベルまでいってあると言われた。

 

 そしてレーネに転移を使ってもらい地上の学校に行った。俺は学校の授業を受けて本当に全部やり終わった所だと知りながらも授業を受けた。

 

 それは中学校でも同じだった。授業はやり終わった場所などであまり聞いていない。体育の授業では神様たちにお前は周りよりも出来すぎるからいつもの力の一割だけ使っておけと言われたので言われたとおりにしていた。

 

 そして高校生になった頃俺は一人暮らしを始めると言った。今まではずっと神様たちがお金を創りそれで学校に通っていたが一人暮らしを始めたのでバイトをしお金を貯めていった。

 そんなことをしながらも俺はずっと転移を使い朝学校に行く前と学校が終わったあとに修行を行っていた。

 

 

 そして今日高校での修学旅行の日だ。

 

 俺はいつものように布団から体を起こした。自分の人差し指を見てみるといつもの様に指輪がはめてあった。この指輪が何なのかは知らないが神様たちに付けておけと言われたので付けている。

 

 時間は朝の四時。これから転移して神界に行き朝の修行を行った。何故毎回神界に行くかというと地上でやっているとすぐに周りの物を壊してしまうからだ。だが神界ではそんなことは無い。

 

 その後六時半に地上に戻りご飯を食べ、いつもの様に私服に着替え服についているフードを被り目まで隠れるほど長い前髪を上げ顔を洗い家を出た。集合場所は学校でそこからバスに乗り目的地に向かった。

 

 バスが走っている中車内ではクラスメイトがガヤガヤ騒いでいた。そして一旦バスが止まった。休憩だろう。クラスメイトは続々と車内から出ていった。

 

 すると

 

「あれ?神夜くん降りないの?」

「ほんとだ、黒瀬くん降りましょ」

 

 話しかけてきたのは学校で一二を争う二大女神と呼ばれる星乃雫と姫宮愛菜だった。

 

 星乃雫は俺の学校の生徒会長をやっておりモデル並の体で少し茶色のポニーテールだ。

 姫宮愛菜はすこし子供っぽさを持っており天真爛漫な笑顔で黒髪のセミロングだ。

 

 そして二人とも俺の小学生からの幼馴染だ。

 

 だが何故この二人は学校でも今でも普通に話しかけてきて来るのだろうと毎日疑問を覚え、男子からの嫉妬と黒い視線を感じていた。

 

「いや、俺は降りないよ」

 

 と少し笑いながらそう答えた。俺を含めバスから降りていたクラスメイトと先生の足元に魔法陣が現れた。

 

(ふむ、これは召喚用の魔法陣か?)

 

 そう考えている時、魔法陣は激しく光だし俺たちの視界を埋めつくした。

 



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異世界

 

 そこはいつもよく来て見ている所だった。

 

(何故俺は神界に来ている?)

 

 そう、此処は神界。俺が育ってきた世界。

 

「その答えは私たちがお主を呼んだからだ。神夜」

「その声は、絶対神ヴァイヌス様!」

 

 声が聞こえてきた方へ顔を向けるとそこに居たのは神の序列一位の絶対神ヴァイヌス様だった。俺はすぐさま膝まづいた。

 

「よい、頭を上げろ」

「はっ」

「お主は今クラスメイトとその教師と一緒に異世界に召喚されておる。そこに我ら神がお主を呼んだのだ」

 

 我らとは誰だろう?と思いヴァイヌス様の後ろを見てみると俺を育ててくれた神の序列十二位までの神様たちが並んでいた。

 

「何故、そのようなことを?」

「なに、お主にその指輪古の王国(アトランティス)のことについて教えようと思っての。その指輪は付けている王の武器を保管する王国の宝庫のようなもの」

「つまり、どういうことですか?」

古の王国(アトランティス)の中にお主の使う武器を保管すると言ったであろう」

古の王国(アトランティス)は俺専用の武器庫と言うことですか?」

「うむ、そしてその中には今まで制限をかけていたお主の溜めてきた魔力も入っておる」

 

 俺はその言葉に驚いた。今までとはつまり十八年、十八年分の魔力を保管できるなんて。

 俺が驚いていると、

 

「制限、とはどういうことですか?」

「お主が修行をしている際、魔力は全てを使い無くなるとその上限が大きくなると魔法神レーネに教えてもらったろう」

「はい」

「そして修行をし過ぎたせいでお主の魔力が多くなりすぎたのだ。だから制限をし溜めておった。あのままだと地球が壊れてしまいそうだったのでな」

 

 絶対神ヴァイヌス様はそう語った。

 まさか魔力が増えすぎると地球が壊れてしまうとは思っておらず俺は驚いていた。

 

「な、なるほど」

「では、今からその魔力をお主の中に入れる」

「わかりました」

 

 すると人差し指にはめてあった指輪から黒色のモヤのようなものが現れそれは空へと上り広がっていた。

 まるでその空は夜になったように黒く染まった。

 そしてその黒色のモヤは神夜の身体にまとわりつきそのまま吸収された。

 

「ふむ、やはりお主の今の魔力は神の序列上位までに達しておるぞ」

 

 その言葉を聞き後に並ぶ神も顔を縦に振った。

 

古の王国(アトランティス)の中にはお主専用の装備を向こうのお金は無限収納(インベントリ)に入れておる。そして我ら神の序列上位の者がお主に力の一端を与えよう。では行ってこい」

「はっ!では行ってまいります」

 

 そして俺の視界は光によって埋めつくされた。

 

 

 

 

 目を開け周りを見てみるとクラスメイトが呆然と立っていた。

 床には赤色の|絨毯(じゅうたん)が引かれ壁際には騎士らしき人物が数十人と貴族らしき人が数人がいた。

 

「ちょ、ここどこだよ!」

「え、なんで!?私たちバスの近くにいたのに!」

「そ、そのバスもどこに行ったんだよ!!」

 

 クラスメイトは今のいる場所を見るなりすぐに騒ぎ始めた。

 そしてそこに声を上げた者がいた。

 

「みんな一旦落ち着こう!」

 

 その声の主は秋山光輝だった。クラスではいつも話題の中心にいて顔よし、頭良し、性格良し、運動良しの四拍子が揃ったモテ男だった。

 クラスメイトが声を聞き静まった中その前に一人の美少女が歩いてこちらに近づいてきた。

 

「私の名はルミウス・ローゼス。このローゼス帝国の第一皇女です」

 

 その美少女はこちらに着くなり自分のスカートを少し持ち上げ自己紹介をし始めた。髪は長く金色に輝いており胸は少し貧相だった。

 その姿を見たクラスの男子は大半が顔を赤く染めていた。

 

「これからあなた達がどうしてこんな所にいるのかご説明をします。付いてきてください」

 

 皇女様について行き俺たちは何やら高価そうな椅子に座り頭には黄金でできた冠をかぶっているじいさんの前に行った。

 

「主らが召喚された勇者か、数が多いな。ワシの名はグレス・ローゼス。ローゼス帝国の皇帝である」

 

 そのじいさんは見た目どうりこの帝国の皇帝だった。

 

「お主らを呼び出したのは他でもない、魔王を倒してほしいのだ」

 

 クラスメイトは驚きの表情を見せていた。何故なら王は魔王を倒してほしい(・・・・・・・・・)と言ったからだ。

 

「す、すみません。一つよろしいでしょうか?」

 

 そこでおずおずと手を挙げたのは俺たちの教師の日下部花蓮だ。

 日下部花蓮は大人ながら体は子供と同じような姿をしており生徒からでも人気があった。

 

「貴様!グレス王に向かってなんと無礼な!!」

「よい、下がれ」

「し、しかし王よ…」

「よいと言っている!聞こえなかったのか!」

「はっはい、失礼しました」

「それで何かな?」

「あ、あの。いきなり呼び出され魔王を倒せと言われても頭が追いつかないのですか…」

「ふむ、それもそうだな。なら皆の者よ、この者達を各部屋へ案内しろ」

 

 そう王が言うと部屋の扉からメイドらしき人達が俺たちと同じ人数分やってきた。

 そしてそのまま俺たちは部屋に案内された。

 

「あなた様のメイドをさせていただきます。クレハと申します。呼び捨てで構いません。よろしくお願いします」

「俺は黒瀬神夜と言います。よろしくお願いします。」

「では、今日はこの部屋でお休みください」

「あっちょっと待ってください」

「?なんでしょう」

「あのこの世界の本とかありますか?あれば持ってきて欲しいんですが」

「わかりました」

 

 そして俺はクレハに本を数冊持ってきてもらった。

 クレハは俺に本を渡したあとすぐに部屋を出た。

 俺は一人になった部屋でベットに座り本を読んでいた。

 



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ステータスと武器の性能

 ビュン、ビュン、ビュン、ビュン

 

「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ」

 

 朝日が昇る時間、俺は王城の庭で日課の木刀を振っていた。だがただの木刀じゃない。これは神様たちに貰った|世界樹《ユグドラシルの木刀だ。

 剣を振る前にはいつもの筋トレと走り込みを行っていた。

 本?そんなもの昨日のうちに見て全部覚えた。

 そして俺は一足先に神様から教えてもらい自分のステータスを見てみたい。

 

『ステータス』

 

 

【名前】黒瀬神夜

【種族】人族 神祖・吸血鬼&神祖・龍神&神祖・鬼神&神祖・狼族

新たな種族 覇極神・龍血鬼狼族

【性別】男【年齢】18歳

【レベル】UNKNOWN

【称号】最強 人にして神域に入った者 神々に認められし者 神になりし者 戦いを極めし者 魔を極めし者 新たな種族を生みし者 四種の神祖 チート野郎 転移者

【HP】∞

【MP】∞

【攻撃力】UNKNOWN

【魔攻力】UNKNOWN

【防御力】UNKNOWN

【魔防力】UNKNOWN

【俊敏力】UNKNOWN

 

固有スキル:創造 不老不死 龍血鬼狼化 神化 魔眼LvMAX 無限の成長 略奪

 

 

スキル:完全隠蔽 絶対鑑定 無限収納(インベントリ) 盤上の地図(ボードマップ) ロックオン 魔ノ衣 隠密(極) 龍化 吸血鬼化 鬼神化 狼化 覇気LvMAX 殺気LvMAX 分身 感覚強化(極) 潜水 全言語理解 経験値100倍 必要経験値1/100 超絶再生 索敵(極) 魔力支配 即死無効 スキル無効 全魔法無効 物理攻撃無効 瞬間記憶 完全記憶 完璧料理 全状態異常無効 無詠唱 並列思考 瞬間判断 武芸の極み 魔の極み 無音 無臭 テイム リミッター

 

魔法

獄炎魔法LvMAX 炎神魔法LvMAX 水神魔法LvMAX 氷神魔法LvMAX 自然魔法LvMAX 風神魔法LvMAX 雷神魔法LvMAX 聖神魔法LvMAX 邪神魔法LvMAX 龍神魔法LvMAX 重力魔法LvMAX 時空魔法LvMAX 破壊魔法LvMAX 治癒魔法LvMAX 宇宙魔法LvMAX 即死魔法LvMAX 複合魔法LvMAX 消滅魔法LvMAX 血液魔法LvMAX 影魔法LvMAX 結界魔法LvMAX

 

 

【加護】 絶対神の加護 創造神の加護 魔法神の加護 武神の加護 破壊神の加護 死神の加護 龍神の加護 闘神の加護 生命神の加護 神祖・吸血鬼の加護 鬼神の加護 獣神の加護

 

 

 何故か俺は神様になっていた。しかも新しい種族も作ったらしい。

 固有スキルは恐らく神様から力の一端を受け取ってこんなふうになったのだろう。他のスキルや魔法は多分神界で修行している際に身につけたものだ。

 それから絶対神ヴァイヌス様が言っていた俺専用の武器とやらも見てみるとこんなのだった。

 

 

黒龍神ノ剣 龍刻天:死神と破壊神、武神の武器、オリハルコン、ミスリル、アダマンタイト、ヒヒイロカネ、神魔石が合成した武器(効果)破壊不可、絶斬、属性魔法付与(エンチャント)、飛斬(魔力を込めて飛ばす)、スキル無効、全魔法無効、略奪 色、黒と少し赤

 

白龍魔ノ剣 白夜光:龍神の鱗と破壊神、武神の武器、オリハルコン、ミスリル、アダマンタイト、ヒヒイロカネ、神魔石が合成した武器(効果)破壊不可、絶斬、属性魔法付与(エンチャント)、飛斬(魔力を込めて飛ばす)、スキル無効、全魔法無効、略奪 色、全部白

 

神刀 タケミカヅチ:武神の武器と龍神の鱗、オリハルコン、ミスリル、アダマンタイト、ヒヒイロカネ、神魔石が合成した武器(効果)破壊不可、絶斬、属性魔法付与(エンチャント)、飛斬(魔力を込めて飛ばす)、スキル無効、全魔法無効、略奪

色、黒と白、赤が混ざってる

 

白刀 凍篭華:凍結、絶斬、飛斬(魔力を込めて飛ばす)、属性魔法付与(エンチャント)、スキル無効、全魔法無効、略奪

色、白く透き通っている

 

雷魔ノ神槍 ロンギヌス:破壊不可、絶対必中、帰還、俊敏力超アップ、スキル無効、全魔法無効、略奪 色、全部赤紫

 

破水ノ神斧 プロメテウス:破壊不可、当たったものを溶かす、攻撃力超アップ、スキル無効、全魔法無効、略奪 色、黒に少し赤

 

双頭龍ノ銃 ウロボロス:破壊不可、絶対必中、属性魔法付与(エンチャント)、音消し、スキル無効、全魔法無効、略奪 色、全部黒

 

黒神覇帝の上着:破壊神と武神と魔法神の装備を合成した服 (効果)破壊不可、温度自動調節、サイズ自動調節、衝撃発散、石化不可、焼却不可、斬撃不可、全魔法無効

メイン黒 少し赤、白

 

黒神覇帝のガントレット:龍神と武神の装備を合成した装備 (効果)破壊不可、温度自動調節、サイズ自動調節、衝撃発散、石化不可、全魔法無効 メイン黒 少し赤、白

 

黒神覇帝のマント&フード付き:破壊神と創造神と魔法神の装備を合成したマント(効果)破壊不可、隠密(極)、温度自動調節、サイズ自動調節、衝撃発散、石化不可、焼却不可、斬撃不可、全魔法無効 色、全部黒

 

黒神覇帝のマフラー:破壊神と創造神と魔法神の装備を合成したマフラー(効果)破壊不可、隠密(極)、温度自動調節、サイズ自動調節、衝撃発散、石化不可、焼却不可、斬撃不可、全魔法無効 色、全部黒

 

黒神覇帝のズボン:破壊神と武神と魔法神の装備を合成したズボン(効果)破壊不可、温度自動調節、サイズ自動調節、衝撃発散、石化不可、焼却不可、全魔法無効

メイン黒、少し赤と白

 

黒神覇帝の革靴:武神と龍神の装備を合成した靴(効果)破壊不可、温度自動調節、サイズ自動調節、脚力強化、衝撃発散、空歩

色、メイン黒 少し白

 

 

 いや〜ステータスも十分チートだったのに武器も偉くチートだったのだ。

 名前も神様が勝手に決めたらしい。あの人たちの中には厨二病の人がいるのか?と疑問になった。

 凍篭華だけは俺が神界で作ったものなので破壊不可は付いていない。

 

お金は鉄貨100枚、銅貨100枚、銀貨100枚、金貨100枚、大金貨10枚、白金貨10枚、黒金貨10枚だった

 

 まぁいいや。これらは全部他の人には見せられないものだな。

 それにしても王城の庭を勝手に使ってもいいのだろうか?まぁ誰もいなかったしいいか。

 それから数十分後に修行を終了し部屋に戻った。

 部屋に戻ったあと改めて本を読んでいたらドアを叩く音が聞こえた。

 

「神夜さん、朝ですよ」

「あ、クレハ本を読み終わったんだけどどうすればいいかな?」

 

 その言葉にクレハは驚きながら一緒に図書室に行き本を直した。

 その後俺はクレハに食堂に案内されクラスメイトと共に朝ごはんを食べて、侍女長に王のいる部屋に案内された。



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訓練

 

 俺たちは今皇帝の前にいる。

 

「ではもう一度いう。お主らに魔王を倒してほしいのだ」

「それはどうしてでしょうか?」

 

 質問を出したのは秋山光輝だ。

 

「それは今わしらの国は魔王軍に攻められているのだ。このままだと小さな村や町が魔王軍に人々が殺されてしまうのだ」

「わかりました!!俺が人々を助けます」

「おお、本当か!」

「はい!」

 

 秋山光輝はそう言うと俺たちの方へ振り返って頭を下げてきた。

 

「みんな、すまない俺はこの国の人達を助けたいと思っている。その為にはみんな力が必要だ。お願いだ、手伝ってくれ」

「お前が人助けをするなんて言うのは今更だろ」

「そうね、私は光輝君を手伝うわ」

 

 徐々にクラスメイトは秋山の言葉を聞き手を上げて賛成していった。先生は沈めるように動いているが誰も話を聞こうとしない。

 そのまま勢いに乗って魔王討伐に決まった。

 

「では決まったようだな。ならばステータスと言ってみよ、称号に勇者と書かれてるはずだ」

 

 皇帝の言葉を聞きクラスメイトは続々とステータスと呟き始めた。

 

「あっ、俺でした!」

 

 勇者の称号が書かれていたのはやはり秋山光輝だった。

 

「さっさすが光輝だな!」

「でも、俺でいいのかな」

「光輝以外に誰が勇者に適任なんだよ!」

「そうだよ!光輝くん以外にいないよ!」

 

 少し心配気味になっていた秋山をクラスメイトは励まし、その言葉を聞き秋山は徐々にやる気に満ちた顔になった。

 

 俺は秋山のステータスを鑑定してみた。

 

【名前】秋山光輝

【種族】人族

【性別】男【年齢】18歳

【レベル】1

【称号】勇者 異世界人

【HP】200

【MP】200

【攻撃力】200

【魔攻力】200

【防御力】200

【魔防力】200

【俊敏力】200

 

固有スキル:限界突破 聖剣召喚

 

スキル

身体強化 剣術Lv1 鑑定 アイテムボックス 異世界言語

 

魔法

火魔法Lv1 水魔法Lv1 土魔法Lv1 光魔法Lv1

 

【加護】 剣神の加護

 

 だった。

 

 まぁ強いかどうかはよく知らん。俺の初めのステータスも知らないし。

 そしてクラスメイトが騒いでいるとき一人の女性が声を上げた。

 

「ちょっ、ちょっと待ってください!」

 

 その声の主は俺らの教師、日下部花蓮だ。

 

「何を勝手に決めているんですか!皇帝様はこの子達に戦争をやらせるということですか!!」

 

 いつもはおどおどしていて周りからは可愛いと思われていた先生が大きな声上げたのでクラスメイトは驚きの表情を見せていた。

 

「なっ!貴様!それはどういうことだ!!」

 

 その言葉を聞き昨日注意していた貴族が怒りをあらわにした。

 

「そのままの意味です!この子達に戦争をやらせるなんて危ないことはさせません!」

「日下部殿、これは勇者たちが決めたことなのです」

 

 皇帝にそう断られながらも話をするが全て断られていた。

 そしてクラスメイトが静まった中俺は誰も聞かなかったことを聞いた。

 

「すみません、皇帝様。一つ聞いてもいいですか?」

「む、なんだ」

「俺たちは元の世界に帰れるんですか?」

 

 俺の言葉を聞きクラスメイトのハッとしと表情をした。

 

「そ、そう言えばそうだよ!俺たち帰れるのかよ!」

「そうよ!そこはどうなのよ!!」

 

 クラスメイトの声を聞き皇帝や貴族たちは少し顔が暗くなり、その表情を見た瞬間みんなが不安を抱き始めた。

 

「すまない、帰還が出来るのは魔王を倒したらなのだ」

 

 皇帝の言葉で帰れると知ったクラスメイトは希望を持った顔をした。

 

「ではこれから勇者たちには訓練をしてもらう!強くなって魔王を討伐してくれ!」

『はい!』

 

 とクラスメイトは元気よく返事をし兵士に連れられ訓練場に行った。

 訓練場には一人の男が立っていた。

 

「俺の名前はクラウス・レフト。この帝国の騎士団長をしていてお前たちを強くするものだ!ではさっそくこの訓練場を20周だ!」

 

 一周500mはしそうな訓練場を俺たちは20周走らされた。

 俺は余裕が全然あったが余り目立ちたくなかったので終了は真ん中ぐらいにした。一位はもちろん秋山だ。

 その後も木剣を持たされ1000回素振りと終わったあとは腕立て伏せと腹筋を二百回と言われた時はみんなが絶望のような顔をしていた。

 訓練が終わり残りは自主練と言われたのがクラスメイトはみんなヘロヘロで帰って行き、太陽はまだ空の上にあったので俺は一人でこの広い空間でいつものメニューの二倍の量をしていた。

 修行が終わったあと部屋に戻り中でも出来る修行を行った。

 翌日俺たちは魔法の練習をやりにまた訓練場に来た。

 

「これからあなた達の魔法の先生をやらせて頂きますルーチェス・クロールと言います」

 

 彼女は自己紹介を終えたあと魔法の使い方の説明に入った。

 内容は魔力が体の中にあるということを感じとりそれを動かすのが魔力操作だということで、魔力操作ができるようになると魔法が使えるという。

 そこでルーチェス先生は俺たちの前でお手本として魔法を使った。

 

『我が魔力よ、火の姿となりて、我が手に集え、火球(ファイアボール)!』

 

 すると先生の手のひらから火の玉が現れた。

 

「うわぁ〜」

「綺麗だな」

「私も使ってみたい!」

 

 初めての魔法を見たクラスメイトは感動していた。

 まぁ、俺も初めて魔法を見せられた時は同じように感じたな。

 

「この程度のことならすぐにあなた達も使えるわよ」

 

 先生の言葉を聞きクラスメイトはすぐに魔力操作の練習をするため集中し始めた。

 俺はもう出来るので練習をしているふりをした。

 それから数十分後、一人が詠唱を始めるとその者の手のひらから火の玉が現れた。

 

「うわぁ!」

「さすが光輝くんだね!」

「あぁ、やっぱり勇者はすげぇな!」

 

 と初めての魔法を成功させた秋山をクラスメイトは羨ましそうに見て練習に励んでいた。

 翌日もそのまた翌日も魔法と接近戦の訓練を二週間行いどっちに向いているか先生達に教えられ言われた方に練習を重ねていった。

 そんなある日俺たちは王様に呼ばれ王のいる間に行きこう言われた。

 

「お主たちには明日ダンジョンに向かってもらう」

 



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