Operation Front Line ーGo to hellー (ユウ・アイタル)
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episode1
第1話 絶望の始まり


文才皆無です(。-ω-)zzz


それは 突然だった

 

それは 偶然だった

 

それは ○○だった

 

 

 

 

 

 

 

イージス護衛艦『まや』

 

それは突然だった。

 

「艦長!救難信号をキャッチしました!」

 

「はぁ……」

 

艦長はため息をついた。

ここ最近の日本の領海、主に竹島と尖閣諸島辺りには良く他国の船が現れるようになった。

 

そして、その船が難破したり故障で救援を求めてきたりなどがここ最近になって増えて来ているのだ。

 

今、太平洋を航海中だった護衛艦まやはこの救難信号を無視することはできない。

 

「どこからだ?大方中国の漁船とかだろうが…」

 

「いえ、それが救難信号は海上保安庁の巡視船『しきしま』の物だと思われます」

 

「何?」

 

以外な所からの救難信号に艦長は素直に驚いた。

海上保安庁の巡視船がこんなところで……

と考えて一番最初にでてきた艦長の考えは

 

「…中国にやられたか?」

 

「わかりません」

 

「通信で呼び掛けろ」

 

「了解、こちら海上自衛隊所属護衛艦『まや』、しきしま応答せよ、貴艦の状況をしらせ。繰り返す。しきしま、応答せよ」

 

数回呼んでいるが反応はない。

 

「………応答無し。」

 

「そうか、進路をしきしま方面に取れ。これより本艦はしきしま救援に向かう」

 

これが、地獄の始まりだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『カメラにしきしまが映った時に、現実が非現実になった』 とある自衛隊員の言葉

 

 

「し、しきしまを捉えました……」

 

そう報告した声は震えていた

 

「どうした?」

 

「それが……その、しきしまの所々が()()()()()()()()()()()()()が……」

 

「何だと?」

 

受け取った写真をみて艦長は驚愕した。

写真に写っていたのは、無惨に食い荒らされたような姿をしたしきしまであった。

 

「な、なんだこれは………生き物にでも食い荒らされたようじゃないか………」

 

「艦長!しきしまの艦橋付近に赤い文字がかかれています!」

 

「読めるか?」

 

「やってみます………『即、ここから退避せよ』…と」

 

「退避?一対何が…」

 

その時だった

 

「ソナーに感あり!!」

 

「!数は!!」

 

「10……20……!数50以上!」

 

「魚雷か!?」

 

「わかりません!ただ、気味の悪い鳴き声の様な物が浮上してきます!」

 

「くっ!総員配置に着け!」

 

「浮上まで3…2…1……来ます!!」

 

護衛艦の回りに浮上した無数の黒い塊の様な物。

 

「な、なんだあれは……!」

 

『ギギギギギギ……』

 

艦長は息を飲んだ

 

「……奴らだ」

 

「艦長?」

 

「奴らが、しきしまをあんな姿にした元凶だ……!」

 

「「!!」」

 

『ギャーーー!!』

 

「アンノウン来ます!!距離2500!!」

 

「イージスシステム起動!火器に火を入れろ!責任は俺が取る!」

 

「距離縮まる!」

 

「主砲撃ち方始め!CIWSコントロールオープン!アンノウンを近づけるな!!」

 

まやの主砲とCIWSが火を吹く。が、

 

「アンノウン止まりません!火器の効果が全く見られません!」

 

「馬鹿な!!うぉっ!?」

 

突如船が揺れる。

 

「どうした!!」

 

「左舷で爆発が!!これは……艦砲射撃です!!」

 

「何だと!!」

 

 

もはや何もかもが理解できなかった。

 

 

「左舷の穴にアンノウンが侵入!!」

 

『何だ!!何だこいつ!うわぁぁぁぁぁ!!』

 

『こちら居住区!あいつら人を!人を襲って喰ってる!』

 

『武器が効かない!!救援をぎゃぁぁぁぁぁ!』

 

「……馬鹿な……こんなことが……」

 

ドゴォ『キシャァァァァァ!!』

 

「艦長ぉぉぉぉぉ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

20XX年5月8日

 

巡視船しきしまからの通信が跡絶える

 

同日、救援に向かった海上自衛隊の護衛艦まやが爆発し沈没。

 

生還者0。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー日本 東京ー

 

 

「総理!自衛隊の護衛艦が爆沈したことに一言!」

 

「本当に不備はなかったんですか!?」

 

「護衛艦に乗っていた遺族にどう説明を!」

 

『現在、目下捜索中であります。詳細がわかり次第説明するのでしばらくお待ち下さい』

 

「総理!中国と関係あるんでしょうか!」

 

「………!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「一体どうなっているのだ!調査は進んでいるのか!」

 

机を叩き怒りをあらわにする総理。

 

「それが……これといっていい情報がまったく……」

 

「……これ以上は国民の不安を大きくするだけだ。明日の午後に会見を開く」

 

「それがよろしいかと…」

 

「うむ……」

 

 

「総理!大変です!」

 

「どうした!何かわかったのか?」

 

「いえ、それよりもテレビをお付けください!」

 

「テレビだと?」

 

と渋々つける。

 

「!!な、なんだこれは!」

 

そこに映っていたのは、海岸線に進行する大量の黒い塊。

 

『ハワイで信じられないことが起こっています!突如として現れた謎の生物がハワイ諸島を襲っています!!』

 

「……な、なんということだ……」

 

部屋にいた全員が驚愕し、震えた。

 

「失礼します総理!東北地方太平洋沿岸に謎の生物が大量に出現!!」

 

「な!?」

 

「高知県の沿岸にも大量の生物が!!」

 

「中国沿岸にも出現との大使館から報告が!」

 

「オーストラリア、ニュージーランドも攻撃を受けている模様です!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日、世界は地獄と化した。

 



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