時を超えてトキメキの先へ (ランディー/Randy)
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1.トキメキに危機

皆さんに集まってもらったのは他でもありません

穂「ちょっと!!」

千「その前に言わなきゃいけないことない?」

・・・え!?

穂「「輝きが起こす」どこいったの!?」

あ、あれな

あれと並行してこれするわ

上原歩夢「大丈夫です。ゆっくり一歩ずつ着実に頑張ってください!」

歩夢ちゃん!貴女だけだよ!そんなこと言ってくれるの!

崇拝するよ!

上「そこまではちょっと・・・」

他「(ギロッ)」

あ、ごめん

じゃあ内容だけど・・・

で、できた作品です(大嘘)


それは、遠い先のお話

 

「スクールアイドル」

 

という一連の流れが世間に広まってきた頃

 

虹ヶ咲学園にもあらたなスクールアイドル部ができた

 

未来はきっとなにが起こるかわからない

 

例えそれが悪夢の始まりだったとしても‥・

 

「歩夢さん!そろそろライブです」

 

私はそう呼ばれて、一歩ずつ前に踏み出す

 

私は上原歩夢

 

虹ヶ咲学園の2年生で、スクールアイドル同好会のリーダー(?)なのかちょっと分からないけど

 

「トキメキ」を目指して全力で駆け抜けています!

 

念願のスクールアイドルになれたけど、やっぱり忙しい・・・

 

それでも、憧れのμ'sさんやAqoursさんに辿り着くため

 

日々9人で努力してます!

 

「せつ菜ちゃん、今日もお客さんいっぱいいるかな?」

 

「はい!きっといっぱいいますよ!」

 

そう言って、丁寧に返すのは優木せつ菜ちゃん

 

せつ菜ちゃんは、もうスクールアイドルとして実績があって

 

忙しいせいか学校にもほとんど顔を出さない

 

そんなプロのような人と一緒にグループを組んでいると思うと

 

未だに奇跡のような気がする

 

そんな人でも優しく振舞ってくれるのが彼女のいいところ

 

「うわぁ〜、こんなに広いところで歌えるの?」

 

「はい!それにしても、皆さん遅いですね」

 

確かに、皆んな遅い

 

何かあったのだろうか・・・

 

その瞬間

 

時間が止まった

 

自分でも信じられない感覚だ

 

音響を準備してくれる人も、せつ菜ちゃんも

 

まるで蝋人形のように動かない

 

これは夢を見ているのだろうか?

 

きっとそうに違いない

 

と思い込みそうになったとき

 

「やぁ、上原歩夢さんだっけ」

 

と、ひょっこり「その人」は出てきた

 

何故この人は動けるのだろうか?

 

少しばかり気になる所ではあるが

 

今はそんな所ではない

 

「もうそろそろライブが始まるようだね」

 

と、「その人」が話す

 

私は「その人」に対しての疑問を投げかけた

 

「あなたは何故ここにいるの?」

 

すると、「その人」から不敵な笑みを浮かべながら衝撃的な発言をした

 

「もうすぐあなたたちのグループはとある事件をきっかけに破滅するよ?もし、私と契約したらいつまでもスクールアイドルとしてい続けられる。どう?乗る?」

 

突然の言葉に血迷う

 

破滅!?そんなことなんて絶対ない・・・

 

この人は何を言っているのか

 

なにかの未来予知?それとも・・・

 

あれ?

 

確かこの前かすみちゃんと言い合いしちゃったような

 

まさかそれでかすみちゃんが来ないのかな

 

まさかそこから亀裂が生じて・・・

 

「早くしてよ。そうじゃないと帰るよ」

 

と、「その人」に急かされてしまった

 

どうしたら・・・

 

 

 

 

 

すると、私に突如ひとつの言葉が現れた

 

 

 

 

 

「私は仲間を失ったりしない!スクールアイドルは皆んなの物だから!破滅なんて・・・あり得ない!」

 

「!?」

 

すると一筋の光が射した気がした

 

その途端に時間も動き出す

 

「あ、タイムジャッカー!」

 

その放たれた言葉の根源は

 

せ・・・せつ菜ちゃん!?

 

「遂に私達のグループまで手を出すなんて・・・

許せない」

 

せつ菜ちゃん、怒ってる

 

こんなせつ菜ちゃん、初めて

 

そして、せつ菜ちゃんはベルトの様なものを取り出した

 

ゲイツ!!

 

その言葉と共に

 

「変身!」

 

せつ菜ちゃんが呟く

 

聞いたこともない音と鋼鉄に包まれ

 

せつ菜ちゃんは得体の知れないヒーローになった

 

さらに驚くべきことに

 

「その人」も得体の知れない怪物になった

 

音響さんは得体の知れない怪物に怖気付いて足がすくんでいた

 

私も思わず悲鳴をあげそうになる

 

声をあげようとすると

 

「ダメ。ここで声を出すとお客さんに怪しまれる」

 

その声は、果林さん!?

 

果林さんは私より一つ年上で

 

皆んなのお姉さん的な存在だ

 

それでも、こんなよく分からない状態でも冷静にいられるのが

 

凄く不思議だった

 

「これで・・・」

 

と、せつ菜ちゃんが更に持ち出したのは

 

洋弓

 

ユミとカタカナで書かれている辺りが印象的に見えた

 

そして、得体の知れない怪物に向けた

 

ほぼそれと同じタイミングで

 

チッ

 

と、「その人」は舌打ちをした

 

怪物はその弓矢の何発かの弾道を避けて

 

そのまま何処かへ煙のように姿を消した

 

「また逃げられましたか」

 

そう吐き捨てるように話しせつ菜ちゃんは元の姿に戻った

 

「これは・・・どういうこと?」

 

私は未だにこの空気を掴めない

 

「話せば、長くなります」

 

せつ菜ちゃんは口を濁らせた

 

「それはともかく、かすみと拗らせてるでしょ?早めに仲直りしといたほうがいいよ。また狙われるし、なんせスクールアイドルの仲間としても友好でいたいから」

 

果林さんはいつも仲間のことを考えてくれている

 

「そうだね。私もちょっと言い過ぎたなって思ってた」

 

ちょっと気が晴れた気がした

 

「あ、かすみさんがもうすぐ来るそうですよ!」

 

「私、迎えに行ってくる!」

 

そう言って、自然と駆けていった

 

私って、意外とメンバーのこと心の底から考えてたんだ

 

そう思うと、なんだか嬉しい

 

でも、せつ菜ちゃんが持ってたのって本当になんなんだろう?

 

やっぱり気になる・・・

 

 

 

 

 

 

「それにしても、歩夢さんがあの誘いを断るなんて・・・」

 

「まさか歩夢、タイムキラー?」

 

「私も一理そう思いました」

 

「遂にこのベルトの装着者が見つかったんじゃない?」

 

「歩夢さんにはダメです!!歩夢さんにこの戦いには参加して欲しくないですし、それに・・・」

 

もう世界を破滅させたくない・・・




はい、こんな感じです

上原歩夢(以下上)「調べてみたけどハーメルン初の私達の登場だよね!」

そだね!俺なんかが初でいいのか!?

上「輝きが起こすもいいですけど、こんな展開も良いですよね♪
それにしても、せつ菜ちゃん・・・」

その話は、次で全てわかるから

それじゃ次回もよろしくお願いします!!


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2.時の王と成す

前回の話で皆さんも思った事があるでしょう

それは・・・

「いや、せつ菜ちゃんキャラ崩壊してね?」

そうです。まさにそうですよね

せつ菜ちゃんは確かもう少しというか凄く明るい性格のはず

何故?という方

理由は、仮面ライダージオウ側のゲイツの性格にあります

ちょっと暗めなんですよねー

なので、せつ菜ちゃんはラブライブとしての性格と仮面ライダーとしての性格を持ってもらう事に(それって多重人格やん)

そして、第2回の作戦会議を行ったところ(もちのろんで一人ですが)

話が意外とシリアスで残酷なラストになるかもしれません

それが嫌なら「輝きが起こす」の方をお願いします

それでも良いならこれからも宜しくお願いします

では、長くなってしまい申し訳ありません

どうぞ


「あの、せつ菜ちゃん?」

 

「はい?」

 

ライブが終わって、余韻に浸っているメンバーだけどまだ私はあのことについてずっと気になっていた

 

「スクールアイドルが無くなるって本当なの?」

 

「・・・歩夢さんには関係ありません」

 

先程の元気とは裏腹に少し俯いてそう言った

 

せつ菜ちゃんは、口を閉ざしたままだ

 

「本当なの!?私、狙われたんだよ!?」

 

私のことながら少し強く言い過ぎてしまった

 

すると、

 

「せつ菜。歩夢にも聞くぐらいの権利はあるんじゃない?」

 

果林さんが、仲介に入ってくれた

 

「・・・はい。確かにそうですよね。では少しお話しします」

 

 

「闇の支配者・・・ですか?」

 

私は、理解できないその言葉を口にした

 

「うん。私も知ったのはつい最近だけど・・・。スクールアイドルがそいつに狙われてる」

 

果林さんは重くそう話してきた

 

「それにしても、何故スクールアイドルが狙われるんですか?」

 

「私もそれは分からない。でも、このまま放置してるとスクールアイドルごと・・・

 

 

消える」

 

 

そんな・・・

 

でも、果林さんがこの表情をしているとどうも嘘をついていると思えない

 

「果林さん、どうすれば良いんですか?」

 

と、私は問いた

 

すると、私にとって驚きな答えが返ってきた

 

「ゲイツシステムを使うしかないわ」

 

「ゲイツ?」

 

私はこの言葉を知らない

 

初めて聞いた時、その重要さをあまり理解していなかった

 

「そう。これが、スクールアイドルを救う唯一の手段」

 

と、よくわからない物体を見せられた

 

「相手は人間じゃない、怪物。だから、これをつけて戦う。スクールアイドルを守る為にはもうこれしかない」

 

私は、突然の話で頭がこんがらがった

 

果林さんが言うからには紛れもなく事実なのだろうが

 

信じたくない自分がいた

 

なんでだろう?

 

「果林さん?何処かの悪い人達に使われてるんですか?私で良ければ・・・」

 

「そんなんじゃないよ。信じらないなら他の誰かに・・・」

 

と、果林さんが立ち去ろうとした

 

確かに、スクールアイドルの危機ならば私が出来る事をしたい

 

でも、その一言が出ない

 

何故?何故?

 

自問自答してるうちにある答えが導かれた

 

思い出したくないもの・・・

 

私を守ってくれたヒーロー

 

でも

 

敵を倒した後に激しい攻防のせいか力尽きた

 

まさかその人が大事な人だったなんて・・・

 

私でこのスクールアイドルを守れるの?

 

初めてだろうか、いやこれまでもあったけどこんなに自分に自信を持てないい ことはなかった

 

「せつ菜ちゃん!」

 

と、と肩をポンと叩かれて後ろを振り向くとそこには

 

歩夢さんがいた

 

「どうしたの?そんな暗い顔して」

 

そうやって私に光が差した

 

暖かい光

 

「私たち9人もいるんだから困ってたら相談してね」

 

歩夢さん、みんな

 

そうだ

 

自分は一人じゃない

 

スクールアイドルは、虹ケ咲はみんなのもの

 

みんなの為にも守らなくちゃいけない

 

やってみようかな、この挑戦

 

私がもう失わない未来をつくる・・・

 

 

「まさかあの人の言ってる事が本当だったなんて・・・」

 

私は黙るしかなかった

 

「その闇の支配者は「ジオウ」というベルトを使って何年後かにやってくる。その前にどうにかしないと」

 

すると、建物の外から悲鳴が聞こえた

 

慌てて外を見ると、わけのわからない怪物がうろついている

 

「まさかまた!?懲りないわね」

 

果林さんが少し動揺しているように思える

 

「だったら鎮めるまでです」

 

と静かに呟いて、せつ菜ちゃんは再び「ゲイツ」となった

 

そして、窓から飛び出していった

 

「もう失いたくない!全部私が・・・」

 

ゲイツはその怪物が発生させた部下を一つずつ丁寧にさばく

 

スクールアイドルで培った体幹力をフルで活かしている

 

しかし

 

「クッ」

 

部下を全てなぎ倒したものの怪物に押され一歩引き下がる

 

「せつ菜ちゃん!!」

 

私は反射的に叫んでしまい、窓から乗り出す

 

しかし

 

「ダメ。歩夢が行っても何も出来ない」

 

果林ちゃんが静かに私を止める

 

「でも、せつ菜ちゃんが危ないよ!?どうにかしないと・・・」

 

このままじゃ、せつ菜ちゃんが・・・

 

 

 

「歩夢ちゃ〜ん、そんなにせつ菜ちゃんを助けたいの〜?」

 

 

 

この声ってもしかして・・・

 

「彼方!?どうして!?」

 

「別にいいじゃ〜ん。で?どうしたいの?」

 

私のスクールアイドルの先輩である近江彼方さんだ

 

私はコクリと頷いてこう言い放つ

 

「せつ菜ちゃん一人で抱える必要ない!私も戦わせて」

 

すると、彼方さんが身に覚えのあるものを出現させる

 

「歩夢ちゃんには魔王の素質を感じる。祝え!全ライダーの力を受け継ぎ、時空を超え、過去と未来を…( ˘ω˘ )スヤァ…」

 

相変わらずの様子で、何処かへ消えてしまった

 

「歩夢!!それはジオウのベルトよ!?貴女、スクールアイドルを壊すつもり!?」

 

「大丈夫。私はスクールアイドルを絶対に壊したりしない。未来はどうなるか分からないんだよ?私がせつ菜ちゃんを守る!」

 

ジオウ!

 

吸い込まれるようにしてベルトが装着して、円形の"ライドウォッチ"がそう鳴った

 

「変身!!」

 

すると、私に不思議な事が起きた

 

鋼鉄に包まれ、奥深くに眠っていたような力が溢れ出る気がする

 

突拍子もなく、私は窓から飛び出して競り合っているせつ菜ちゃんの間に入った

 

「ジ、ジオウ!?どうして!?」

 

「せつ菜ちゃんを傷つけるなんて許せない!スクールアイドルは私が守る!」

 

ジオウの力は果てしなく強かった

 

ひと突き、ひと蹴りが相手に堪える

 

タイミング良く手にした剣を鮮やかに使いこなしてどんどん押していく

 

あれ?なんで他人事のように見てるんだろう?

 

自分の体のはずなのに意思を持って動いている気がしないのだ

 

ジオウ、ギリギリスラッシュ!

 

ジオウは飛び上がって必殺技である剣技をくらわせた

 

流石の力で怪物は倒れた

 

「大丈夫!?せつ菜ちゃん!?」

 

意思がようやく見えてきてせつ菜ちゃんの駆け寄る

 

しかし、彼女の発言は

 

「歩夢さん

 

 

 

 

 

 

どうゆうつもりですか?」




歩夢「久しぶりの更新お疲れ様です!」

「どうもどうも」

歩夢「それにしても、彼方さんもこの件に関わっているなんて・・・
!?まさか、ジオウのベルトを持ってるってことはスクールアイドルを・・・?」

「さあ、どうだろうかね」

歩夢「そんな・・・」

「まあ、皆が思っているよりもシリアスな話にするつもりだからなぁ。それでも、見てくれている人の意見によってはちょっとマイルドになるかも。もし何かあればよろしくお願いします。
次回は歴代の仮面ライダーを出そうかな?まずはビルドから!」

歩夢「誰がビルドに?」

「それは、お楽しみに!!」


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