やはり俺の運営ラブコメはまちがっている。 (haruGamesJP)
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1話(仮)

「君は客人に何時間待たせるつもりだい?」

とかなり高級なソファーに座った男が手を組み直し話しかけた。

「あ?どうせお前他の会社って言ったら雪ノ下グループだけだろ?」

これまた、高級そうな机で書類に印鑑を押している男が答えた。

「まぁ、そうだけどさ。」

 

「なら、いいじゃないか。顧問弁護士の葉山隼人さん」

 

「辞めてくれ。その呼ばれ方を君にされると寒気がする。比企谷グループ代表取締役社長の比企谷八幡さん」

 

「「ははっ」」

皆さんご存知の通り、この二人は高校時代のクラスメイトで何かと関りがあった。

そして雪ノ下グループの社長副社長もこの二人には親しい仲なのである。

そして、急に真面目な顔つきになり八幡が隼人に声をかけた。

「次は雪ノ下グループの買収予定なんだが、お前どっちにつく?」

そうすると隼人は頭をなでながらひきつった笑い方で

「ははは...難しい問題だね。経営統合という形で建設土木系を雪ノ下系列名、その他を比企谷系列名ではどうかな?」

と答えた。マッカンを啜りながら八幡は、

「なるほどな。お前らしい。...だが、どうするんだ?経営統合ならリストラは難しいぞ?」

と答えた。

 

そう、買収ならば吸収と同時にリストラができるのだが、経営統合なら双方を削るしかないのだ。

そうなってくると、今後不都合ができる可能性が高くなり、赤字になる可能性が出てくるのである。

そうなると、信用が大きく下がり会社の株価暴落や案件のキャンセル、取引先からの一方的な取引契約取りやめ等が起き、最悪経営破綻が起こりそうなると、立て直せなくなる可能性が出てくるのである。

 

 

 

次の日、雪ノ下ホールディングスの社長室にて

「そろそろ、いいかな?」

とまたもや待たされている男が居た。

「あら、貴方此処以外で仕事する所なんて有るのかしら?あぁ、比企谷君の所があったわね」

だが、雪乃代表取締役社長の辛辣な返事が彼を貫いた。

「...そうだけどさ」

彼の取引先が知り合いの二件というのがやはり悔しいのか、苦笑いすら引き攣って返した。

「なら、お茶を出してるのだから今急ぎの分を先に終わらさせてくれないかしら」

と、手を再び動かし始める。

「あぁ。わかった」

この量であれば後一時間は待たされるだろうなと思いつつお茶を啜って窓の外を再び眺め始めた。

 

そして、かれこれ一時間半後

パソコンから目を離して伸びてから、ずっと整理と作成をしていた彼女が立ち上がり彼が座っている対面のソファーに腰を下ろして

「それで、比企谷グループとの件でしょ?それなら、雪ノ下ホールディングスの株を比企谷ホールディングスが大量所持すればいいのではなくて?」

それに対して、隼人はこう答えた。

「比企谷は経営統合という方向を考えていたんだ。だけど、一番は二つ分だと大きすぎるから縮小しないといけない。だが、“経営統合ならリストラがうまく行えないだろう”と彼は言っていたよ」

と。しかし、言葉の中にあった言葉に東大法科卒の貴方は思いつかなかったのという意味を込めて、

「あら。あなたは思わなかったのかしら?」

と言われてしまい、「そうじゃないけど」と慌てて返した。しかし、「あぁそう」と無関心気味に流されてしまった。

「それと、彼に今週中に一日開けるように言っておきなさい。久しぶりに会いたいし、話し合った方が煮詰まると思うわ」

と、次の要件に持っていかれてしまい、

「あ、あぁ。わかった。でも、今週あと二日なんだけど...」

と、困惑して返事をした。しかし、困惑したのにはもう一つ理由があった。今日が木曜日なのだ。そのため、確認を取ると

「彼なら時間を作れるわ」

と、信頼しきっているかのような返事が来てしまい

「あっはい」

と、素っ気ない返事をしてしまった。




こうして、比企谷八幡と雪ノ下雪乃は金曜日即ち翌日に会議を開くことになったのであった。次回へ続くはず!


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2話(仮)

(はぁ、久しぶりに此処来たなぁ。つか、アイツ絶対に会ったら開口一番文句つけてやる。連絡寄越すのおせぇんだよ。お、もう受付じゃねぇか。)

 

「あ、あにょ。ひきぎゃやグループの比企谷なんですが、雪ノ下社長はいらっしゃいますか?呼び出されたのですが」

「比企谷さんですね。少々お待ちください確認します」

(この受付嬢言葉には出てないが、肩震えてたから笑い堪えてるのまるわかりだっつーの)

「確認取れました。社長は4階執務室におります。あちらのエレベータで登っていただきましたら突き当りの部屋ですので」

「ありがとうございます」

 

少し巻き戻って執務室

 

「葉山君そろそろ彼は来るのかしら?」

と紅茶をすすりながら窓の方へ椅子を回して聞いた。

「あぁ。そろそろ来ると思うが」

といい珈琲をすすった途端「ブフゥ」と壮大に噴出し「しょっぱい!!」と叫び悶え始めた。

「あら?どうしたのかしら」

と肩を震えさせながら白をを切った。

「ちょ、雪乃ちゃん!?わざと塩入れたよね!?肩震えてるから笑ってるのバレバレだからね!?」

「あら?私が虚言を吐くとでも?それを入れたのはゆいg

『プルルル』出るから黙っていてね?」

≪はい。雪ノ下です≫

≪あ、社長。比企谷様がお見えです。どういたしましょうか?≫

≪執務室に通してちょうだい≫

≪かしこまりました≫

 

「と言う事よ。比企谷君が昇ってくるまでに片付けなさい」

「はぁ。わかったよ」

と執務室の隅にある掃除道具入れからバケツと雑巾を出してきて執務室横の給湯室から水を汲んできて拭き始めた。しかし、珈琲のにおいは落ちないし比企谷は拭きだした頃にはエレベータを降りていた。そして、机を終えたころ、執務室の扉から『コンコン』となり床を拭けずに終わってしまった。

 

「どうぞ」

「うーっす。お、もう葉山もいたのか」

「あら?久しぶりに会って開口一番がその気の抜けるような挨拶なのね」

「はぁ。雪ノ下久しぶり」

「えぇ。お久しぶり」

「それとは、別に雪ノ下さんよぉ。会議の前日、しかも定時越えてから明日話し合いをしましょうって弁護士を通じて連絡するとは経営者としてどうなんですかね」

と言いつつ、ソファーに座り雪ノ下が自分で淹れた紅茶を啜った。

「あら、私は貴方と葉山君にしかそんなことはしないけれど?」

と、雪ノ下もソファーに座り紅茶を啜った。

「葉山はともかく俺はそんな暇じゃねぇ」

と、今回必要そうな書類を鞄を開けて取り出した。

「ひ、比企谷!?僕は良いのかい!?」

と、床を拭く手を止めて顔を上げた。

「あ?どうせ、どっちかの執務室に居座って仕事してんじゃん」

と、隼人の方も見ずに塩対応をした。

「グフッ・・・ごもっともです」

と、orzポーズで床につぶれた。そんな隼人を見て八幡は、

「それより、床さっさと拭けよ」

と辛らつな言葉を投げたのであった。




こうして、無事に再開を果たした比企谷八幡と雪ノ下雪乃に降りかかる困難の回避策は思いつくのだろうか!次回へ続く(はず)!


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