選択した者のポケモン生活 (怠惰のクソ悪魔)
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第1章 プロローグ
第1話 悪魔の医師


どうも皆様そして見てくださりありがとうございます。怠惰のクソ悪魔です。

今回から新話を投稿する事となりましたがもうお分かりかと思われますが今回はポケモンです。色々と「チート」「反則だろ」「こんなのありか!」「優しい世界=残酷な世界」「お前らクズだ」何て思う所もあるかもしれませんがそこはまぁ特別なんだと思ってください。

そしてこの話は普段から書いている方法とは違う台本形式ですので読みにくかったらすみません。

最後にこれは怠惰さんの「完璧なる気まぐれ」によって作成されますので「不定期更新」である事はお願いします。もしかしたら最悪は‥‥っと考えたくはないですがそこも踏まえて見てくださると助かります。

※後にパスワード形式は止めます。

それでは皆様もこんな長たらしい話も嫌でしょうしそろそろ本編へどうぞ。



もうこれは何年いや5年ぐらい前の話なのか。

 

?「何で君は僕のためにそんことを!」

 

?「俺は許せなかったんだてめぇをバカにする奴が!俺のただ1人の親友として!」

 

?「だからってやって良いことがあるだろ!」

 

そいつと自分は古くからの幼なじみであり親友とも呼べる奴だった。

 

?「それならどうしろってんだよ!」

 

?「話し合いとか!」

 

?「出来ると思ってんのかゴラァ!」

 

?「‥‥なら君のルールに従ってあげるタイマンをしよう僕が勝ったらもうこんな事をするな!」

 

?「良いぜその代わりこっちもやらせてもらうからなぁ!」

 

そいつと自分はとにかく殴りあった。お互いがボロボロになるまでとことんやりあった。そしてその後、そいつとは疎遠となったのだった。

 

?「う~ーーーんはぁ………」

 

朝の日差しが顔に当たり起きる。懐かしくもう取り戻す事が叶わない儚い夢を見た。周りを見ると何時もと何気なく変わらないこの部屋。何時もと変わらぬ日常に戻ってきたと同時に何気ない日曜日が始まろうとしていた。

 

?「………ハクの散歩しなきゃな」

 

ベッドから起き毎日の習慣である顔を洗い歯を磨き終え着替えて部屋をでる。

 

?「ハク!」

 

ハク「ワン!はぁはぁ!」

 

?「よぉし!良い子だな!」

 

真っ白の北海道犬であるハクの首輪にリード着けて家を出て外を歩き出す。

 

?「‥‥あっそういえば今日って彼奴の命日だったけ」

 

ハク「クゥン?」

 

?「お前は気にしなくても良いよ♪」

 

彼奴もとい唯一の親友だった男の命日だった。だが自分は彼奴が死んだとは思っていない。何故なら本当は行方不明だからだ。遺体すら見つかってはないし手掛かりとしてあるのは家に電柱が倒れ穴が空いて倒壊してめちゃめちゃになっていたというありえない事実だけだ。

 

?「………こんな事になるなら言っておけば良かったな」

 

行方不明の友の事を考えながら言えなかった言葉を思い歩いているその時だった。自分の左側面から光が指す。

 

?「えっ?」

 

左を向いたその直後、

 

ドゴンッ!!

 

衝撃と共に自分とハクは宙を舞っていた。そして無様に道路に落下して転がる。何が起こったのだ薄れ行く意識の中で大きなトラックがクラクションを鳴らしながら向かってくる。隣で横たわるハクを見る意識の中で、

 

?「どどどどうするんですか!」

 

?「‥‥奴なら!」

 

なんて聞こえてくるがもうどうでも良い。最後にこんな慌てる声を聞いてこんな何気なく突然死ぬとか滑稽だな。だが彼奴の所に行けるのかな。そんな声が聞こえるなかで自分は眠りについたのだった。どれくらい眠ったのだろうか。

 

?「うぅんここは?」

 

いつの間にか自分は眠っていたみたいだ。そして目に映るのは見慣れない天井、壁が見える。ベッド起き上がり周りを見るとそこは小部屋で扉があるが頑丈な鉄の扉に自分の顔辺りの位置には鉄柵が着いている。するとその重そうな扉はゆっくりと開く。

 

?「ゴクンっ」

 

こんな悪夢早く目覚めてくれと思いながら部屋から顔を覗かせる。右には通路そして左には、

 

獣「ぐぅぅすぅぅぅ」

 

?「………!!?」

 

三つ首の蜥蜴?いや大きさからしてこれは怪物か。そいつが真左で気持ち良さそうに眠っていた。この部屋にいても埒が明かない事実なためソロリソロリと怪物を起こさぬように静かに抜け出し右の通路を歩き出す。そしてまるで誘導されているかのように通路を歩いていると第一診察室と書かれた部屋の前にやって来る。そして案の定で扉は自動で開く。中に入ると1人の男が椅子に座って此方を見ていた。

 

?「座ってくれるかな?」

 

?「………」

 

とりあえずその男の前の診察椅子に座る。その男の特徴は白衣を着ている事から医者ではあろうがその男の頭の両側頭面には捻れた羊のような角が生えているため人間とは違う。すると男はニタリと笑うと、

 

?「ようこそベルベットルームへ私の名はイゴ‥‥」

 

と、名乗ろうとしたその瞬間、

 

ドゴンッ!!

 

と、痛い音をたててその男は何かの衝撃で前につんのめる。何事だと思っていると男の背後に小学生ぐらいの幼女が看護服を着て拳を構えて立っていた。

 

?「ふざけるでないしっかりせんか!」

 

えらく古風な喋り方そしてやはり男と同様に頭には細い枝のような角が生えていた。

 

?「もう‥‥いくらこの体なら許されるとしても容赦がないなぁ千ちゃんは‥‥コホンッ!では改めてようこそ当病院へ俺の名は怠惰のクソ悪魔まぁ長いから気安く怠惰さんとでも呼んでくれそんで隣にいるのが‥‥」

 

?「うむ千じゃ♪それと子供ではないからの若造」

 

何この2人、キャラが物凄く濃いてか濃すぎて怖い。というか悪魔ってまさかあの悪魔か。

 

怠惰「さて君は何故にここに要るのか状況の把握はできるかい?」

 

?「えっいやその‥‥死んだんだよな?」

 

怠惰「覚えてるね♪良かったよ因にだけど‥‥」

 

と、怠惰が言うと千と名乗った看護師はリモコンを渡す。

 

千「ほれ」

 

怠惰「サンキューそれでどうなったかというとね」

 

リモコンを操作するとすぐ近くのモニターに映像が移る。それは自分とハクが赤信号の横断歩道を渡ってしまったがために大型のバイクに跳ねられそのまま道路に投げ出されるとトラックが自分に迫った所で映像が消える。

 

怠惰「とまぁ交通ルール的には2割はお前が悪い訳だね」

 

?「なぁ‥‥もう蘇れないのか?」

 

怠惰「あぁお前だけなら簡単にパパっと治療が出来たが生憎な話でお前のペットの血肉が混ざって合挽肉になってるから蘇生不可能になっちまった蘇生させるとなると犬人間になっちまうんだよねこれが」

 

犬人間とか勘弁してほしい。というか自分と同じように死んだハクを馬鹿にしているのか。

 

怠惰「そこで君には2つの選択肢を上げよう」

 

パチンッ!

 

指パッチンの音が響くと自分の目の前に金の皿と銀の皿の天秤が現れる。するとその内の1つ金の皿へと傾くと、

 

怠惰「1つはこのまま地獄に行って君の罪の重さを計ってから冥界へ生き次の来世の転生まで冥界にある枯れ木となっている西行桜を永遠と見物して待つかまたは」

 

今度は銀の皿の方に天秤が傾く。

 

怠惰「幾つかの特典&君が思い浮かべる容姿そして使命を持って異世界に転生するかのどちらかしかないけれど君はどちらを選ぶ?」

 

また天秤は一定のバランスの位置へと戻る。つまりこれはな(ピー)う小説サイトとかの神様転生的な感じなのか。

 

?「………何でまた俺なんだよ?」

 

怠惰「君を跳ねたバイクのライダーが俺の古くからの仲間だから」

 

?「非常にシンプルな答えだな‥‥」

 

そう思うと結構優遇されているんじゃないか。元来で悪いのは信号無視した自分なのに。

 

千「それで聞くがそなたはどちらを選ぶ?」

 

怠惰「Select Est ad vos(選択は君次第だ)

 

どうと言われても‥‥というか英語全然ダメなのにそんな訳の分からないことを言わないで欲しい。

 

?「前者の金の皿の選択って記憶はやっぱり」

 

千「綺麗に消えるぞ♪更に次の肉体は男か女かなんてのも分からんギャンブルじゃな」

 

?「なら銀の皿の選択の特典っていったい」

 

怠惰「これさ」

 

紙を見せられ内容を読むと、

 

その世界で必要となる最低限の支給品

肉体容姿の変更(1回限り)

無人島&拠点の贈呈

??????????

 

と、書かれていた。何このサバイバル生活をエンジョイしろみたいな内容。だが?が沢山かかれているこれは何だ。

 

?「この?って‥‥」

 

怠惰「それはその選択を選んだら教えてやるよそれで決まったか?」

 

一から本当の赤子からやり直すなんて真っ平ごめんだ。それなら選ぶ選択肢はたったの1つだ。すると目の前の天秤は銀の皿の方へと傾く。

 

怠惰「君の選択‥‥確かに見たぜ」

 

笑うと同時に天秤は消える。すると看護師の千は大きな鏡を持ってくる。

 

怠惰「因みに君は気づいてるかな今の姿を?」

 

千「見て見るがよいこれが今のそなたの姿じゃ」

 

?「なっなんだこれ!!?」

 

鏡に映っているのは自分の体ではなく鬼火いや人魂だった。

 

怠惰「目を瞑って君の理想となる体を考えてみなよ気楽な感じでね♪」

 

?「はぁ?」

 

とりあえず思い浮かべる。イカス感じの色々な服が似合いそうな感じで肌は褐色で髪は白アッシュ系でと色々と思い浮かべて憧れる男性を連想していく。

 

怠惰「良いと思ったら目を開けてみな」

 

言われた通り目を開けると鏡の前には人魂ではなく自分が連想したイカス感じの男性が座っている。しかも自分が右手を動かすと鏡でも右手を動かす。これが俺か?

 

怠惰「それとこれは俺からの最初の贈り物だよ」

 

そう言った怠惰は立ち上がり自分の左目に手を当てる。そして、

 

怠惰「バルス!!」

 

ズジュ!!

 

?「あぁぁぁぁ!!!!!!?」

 

千「うわぁ‥‥鬼畜野郎じゃな」

 

この野郎、俺の左目に滅びの呪文を唱えやがった。痛い本当に痛い殴られ蹴られ鉄パイプとかの鈍器で殴られたりとかはあったがそれより痛い。これ絶対に瞑れてゼリー状の何かが飛び出る奴だ。

 

怠惰「ほら泣くな鏡を見てみなよ」

 

?「ててて‥‥なっ!?」

 

左目が義眼に変わってる。それも何か目のレンズにはゲノム柄の葉っぱが描かれて瑠璃色に輝いている。

 

怠惰「今から行く世界だと貴重な石だ無くされると困るから目に埋め込んでおいた♪」

 

?「ざけんなよこの野郎!?」

 

怠惰「てめぇその石は結構貴重なんだからな無くされても困んだよ!冒険の途中で難なくタダでゲットだぜ♪なんてのは所詮はゲームの流れもとい大人の事情が入るんだよ!実際に手に入れるとなると裏市場とかで最低値で50万は下らねぇんだよ!てめぇのエロ本を買うぐらいのはしたな小遣いじゃ買えねぇんだよこの野郎!」

 

?「わっ悪かった!?」

 

やべぇメチャメチャ怖い。意気がってマジで悪かった。

 

怠惰「たくよ‥‥とりあえずこれらも渡してやるよ」

 

と、言うと千はワゴンを運んでくる。ワゴンの上には時計と5個の赤と白のボールが乗っていた。

 

怠惰「細やかな支給品だ受け取ってくれ」

 

そう言われ時計を填める。すると、

 

「確認中‥‥識別完了ようこそバンクシステムへ」

 

?「しゃ喋った!?」

 

千「怠惰よあれ大丈夫か?確かあれそこいらのジャンク品で作ったんじゃろ?」

 

怠惰「大丈夫1号は不慮の事故になったけど改良して2号は安全面も完備されてるよ」

 

こいつが作ったのかよ。しかも聞きたくない事をベラベラと喋りやがって。

 

怠惰「それと千ちゃんあの子はもう良いか?」

 

千「おっとそうじゃった‥‥そろそろかの?」

 

千は奥の部屋へと向かう。そして怠惰は此方を見ると、

 

怠惰「そして君にはやってもらいたい事があるがまず先に質問等はあるかい?」

 

?「えっと俺はどんな世界に行く‥‥」

 

怠惰「それは順を追って話して恐らく最後に話す‥‥他は?」

 

?「なら使命って何だよ?」

 

先程の言葉で気になり聞くと怠惰は足を組んで座る。

 

怠惰「それも含めて話すが君にはある世界で暗躍している外部の者を潰してきてほしい」

 

?「潰す?」

 

怠惰「そう本来なら俺とか千ちゃんが動ければいいが色々と問題とか誓約があって動けないそこで君に動いてもらうって訳さ」

 

?「えっえぇと?」

 

怠惰「まぁ分かりやすく言えばその世界を体として暗躍してるのが外部から侵入してきた毒としようそれに対して君という血清を打って対抗させるって訳だ‥‥OK?」

 

?「何となくは‥‥」

 

怠惰「なら良しそろそろかな?」

 

と、言っていると奥の扉が開きそこから耳が長く四足歩行の白い毛玉が此方へと走って向かってくる。

 

毛玉「イーブイ!」

 

?「うわとと‥‥」

 

自分の膝に乗っかりニコリと笑う。その毛玉も見たことのない獣だった。するとその毛玉は自分の頬をペロペロと舐める。

 

千「こちらも準備は良しじゃ♪しかし愛らしく可愛いくなったのぉ♪」

 

怠惰「千ちゃんの案を採用したからね‥‥それと君は覚えてるかなその子を‥‥君と同じ時間で同じ場所で死んだ子なんだけど♪」

 

?「えっ?てことは‥‥まさかハクなのか!?」

 

ハク「イーブブイ!」

 

まさかこんな姿になっているとは。前の北海道犬の時も可愛いかったがもっと愛らしくなったな。

 

怠惰「そんじゃ準備も良いみたいだしそこの荷物を持って♪因みにその玉は真ん中のボタンを軽く押せば大きさを変えれるから」

 

言われた通りカチリとやってみると本当にボールが小さくコンパクトに縮んだ。

 

怠惰「そしたらそれをウォッチの画面にそのボールを置いてみてよ」

 

言われた通り置くとボールは一瞬で消えてウォッチにモンスターボールと記入された。同じように残りの4個をやるとモンスターボール×5と記入された。

 

怠惰「それはアイテムを電子化させて持ち運びを楽にさせる機能があってね他にも図鑑とかそういった機能があるからあっちに行ったらじゃんじゃん触ってみてよ」

 

そう言うと小さな手帳を渡してくる。

 

怠惰「それはそのウォッチの説明書とかボールの説明書とかが書いてあるから覚えたら捨てても構わないよ」

 

?「ありがとうございます」

 

そう言い服のポケットに入れる。

 

怠惰「さて君がどう過ごそうが構わないよ使命だって果たさずに放置してくれても構わない‥‥」

 

千「じゃがその選択は世界を滅ぼしかねぬ‥‥故にやってくれると嬉しいワシの友人からの頼みでもあるしの」

 

怠惰「そして使命を果たしたその時は褒美として君が望むどんな願いでも3つ叶えてあげるよ♪」

 

?「どっどんな願いを3つもか!?」

 

千「うむワシと怠惰そしてそなたを撥ね飛ばしてしまったライダーの分それで3つじゃ♪」

 

怠惰「だから決めておいてね君の望む願いをさ‥さぁてと‥そろそろかな?」

 

?「え?‥‥なぁぁぁ!!!?」

 

ハク「イブブブ!!!?」

 

地面が割れていき焦るなか怠惰と千はニコリと笑う。

 

千 「さぁ羽ばたくがよい若造よ新たな世界に冒険という追い風と共にの!」

 

怠惰「あっそういえば君の名前をしっかり聞いてなかったね改めて教えてくれるかい?」

 

?「俺は紫瀾(シラン)賀茂(カモノ)紫瀾だ!」

 

怠惰「そうかなら紫瀾君そしてハクちゃん忘れることなかれよ怠惰のクソ悪魔という名をそしてお前の選択がこの世界の未来を変えるという事をな‥‥そしてようこそポケットモンスター縮めてポケモンの世界へ♪」

 

足場が崩れハクと共に地の底へと落ちると暗い世界がより真っ暗に暗転していく。そして、

 

ドゴンッ!

 

紫瀾「うぉ!!!」

 

ハク「ぶふぅ!!!」

 

俺とハクは見たことのない屋敷のロッカーから出てきたのだった。




怠惰「はいはい始まりましたね~」

千「うむあの若造がどんな事を起こすのか見ものじゃな♪」

怠惰「だね~♪」

千「しっかし怠惰は凄いのあれだけの支給品を揃えるとは天晴れじゃよ」

怠惰「最初に渡された金が50万だった時は唖然したよ絶対に足りねぇもんキーストーンだって最低価格は50万は下らないってのになぁ」

千「それを1日で100倍近くに増やしたのは本当に天晴れとしか言いようがないぞ?」

怠惰「資本主義で金と娯楽を求めて集まる場所であるブラックシティーのカジノ様々なのさ♪」

千「彼処もそうじゃがブラックシティーある意味で治安が悪いのぉ‥‥」

怠惰「だからこそ良いのさ♪スリしてきた奴をバトルでフルボッコにしてお守り小判で金を大量に巻き上げて更には身ぐるみを剥がせばボロ儲けだぜ?警察沙汰になっても金さえ払えば黙っててくれる汚職警官ばかりだしすぐ無罪さ本当に金さえあれば良い街だよね♪」

千「黒い!?流石に黒すぎるぞ怠惰!?」

怠惰「挑んできた奴が悪い‥‥OK?」

千「ぐぬぬそれは反論できんのぉ‥‥じゃがそなたそんな事をしてれば祟られるぞ!?」

怠惰「慣れだよ慣れ♪もうそれに祟られてるし」

千 「そうじゃったわい‥‥」

怠惰「はっはっは‥‥さてとそんじゃ今回はここま
   でかな?」

千「そうじゃな」

怠惰「てな訳で今回はここまで次回はもう投稿してありますので見てくださるなら是非是非見てください♪」

千「それではの♪」


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第2話 屋敷の冒険

こんばんは読者様それでは第2話目ですがよろしくお願い致します。


ロッカーから勢いよく出され尻を打ったため結構痛い。尻を擦りながら立ち上がり乱れた服を直す。

 

紫瀾「つつ‥‥もう少しオブラートに退出させろよなあの知ったかぶり悪魔め‥‥ハクは大丈夫か?」

 

ハク「ブルル!イーブイ♪」

 

体の埃を払い笑顔でそう答えてくれる。しっかし北海道犬の時よりも表情が分かるようになったな。前は尻尾や耳の立て方で見分けていたがこんな風に笑ってくれるとありがたい。

 

紫瀾「確かこの屋敷はプレゼントだったよな‥‥少し冒険しよっか散歩がてらにさ♪」

 

ハク「ブブイ♪」

 

そうしてハクと共に部屋を出る。出た先は右左には長い廊下が続き目の前は大きな窓がある。ハクを持ち上げ窓を覗くと驚いてしまう。

 

紫瀾「本当に‥‥異世界転生したんだな」

 

ハク「ブイ………」

 

映る景色は広大な庭そしてその先には森があり更にその先には海が広がっている見た限りでは凄い広い。

 

紫瀾「やべぇ凄すぎてトイレ行きたくなっちまったよ‥‥ハク」

 

ハク (^_^;)

 

とりあえず冒険しながらトイレを探そう。ハクを降ろし館を探索するとすぐにトイレが見つかりトイレへと入ると、

 

紫瀾「高級レストランのトイレみてぇだ‥‥」

 

あまりにも綺麗すぎて怖い。しかも洋式のトイレの個室が3つもある。とりあえずその中の1つに入り用を足す。

 

紫瀾「緊張して余計にでねぇよ‥‥」

 

ハク「ブブイ!!」

 

紫瀾「ごめんハクすぐに出るから待っててくれ!」

 

ハクに催促されながらも何とか用を足し終えてトイレから出て屋敷を探索する。館は案外にも広く屋根裏を入れて4階建てとなっていて部屋も多様にあった。厨房は勿論の事で大浴場に屋根裏部屋、ダイニングルーム、衣装部屋、物置部屋、地下室、そして幾つもの部屋と物凄く広い。驚くのは1階~3階の全てにトイレが設置されている。そして屋敷を歩いた感じで分かったのは恐らくコの字型の屋敷という感じだ。だが驚くことは、

 

紫瀾「家具があんまりないな」

 

家具が全然ないのだ。キッチンと食堂には冷蔵庫とかテーブルに椅子はあったがそれ以外は何にもない。というか無さすぎて怖い。

 

紫瀾「どうしようか‥‥あっそういえば」

 

ポケットから怠惰に貰った説明書を出す。折角だからこのウォッチについて調べてみるかと思い読んでいきながらポチポチと操作する。

 

紫瀾「えぇとこのボタンを開くと‥‥あっこれは道具バンクかそれでこれがポケモンのテレポート機能?何々‥‥この世界では1人の人間が持てるポケモンは6匹が限度である理由はボールが縮小が出来るといえど傘張るためであるなので7匹目以降はこのテレポート機能を使おうそうすれば自動でポケモンを放し飼いできる‥‥ねぇ」

 

確かに小さくは出来るが傘張るのは事実か。そしてウォッチの機能の1つ文献機能で少し文献を見ているとどうやらこの世界では幼稚園児からポケモンを使うための訓練をすると書いてあった。つまり5歳ぐらいから英才教育が始まるのかと思うとこの世界は進んでいるなと感じた。

 

紫瀾「俺まだぺいぺいだけど行けるかなぁハク?」

 

ハク「ブイ!!」

 

紫瀾「‥‥ふんっ♪だなやってみねぇとな♪」

 

ハクの頭を撫でそう言うとハクはニコニコと気持ち良さそうか顔をする。

 

紫瀾「さてと‥‥そうだ!」

 

折角だから図鑑機能を試してみるか。ハクに向けて図鑑機能を使うとウォッチからボイスとハクの画像が流れる。

 

「イーブイ 進化ポケモンアンバランスかつ不安定な遺伝子を持っており様々な進化の可能性を秘めている」

 

と、音読してくれた。だが気になるのはこの画像のイーブイはハクと色が全然違った。画像のイーブイは茶色に対してハクは真っ白だ。

 

紫瀾「何で色が違うんだ文献違いか?」

 

いやもしかしたら茶色のイーブイがレアなのかもしれない。それでレアなイーブイを載せてるのだろうか。

 

紫瀾「まぁ良いか外を冒険しようぜハク♪」

 

ハク「イブブイ!」

 

そうしてハクと共に外へと出る。外はレンガの道があり目の前には両腕にバラから水を出すポケモンの噴水があった。

 

紫瀾「これはすげぇ‥‥俺って金持ちかな?」

 

ハク「イブ?」

 

紫瀾「ごめん忘れてくれハク‥‥周りを歩いてみようか」

 

ハク「イブ!」

 

金持ち気分になったが返って虚しくなった。そうしてレンガの道を通って左の方へと歩く。そして左側には広大な平原が広がっていた。そしてその平原には遠目だが羊が沢山いた。ウォッチをかざして見てみると、

 

「メリープ わたげポケモン ふわふわの体毛は静電気が貯まると2倍に膨らむ。触ると感電してしまう」

 

紫瀾「マジかよ‥‥」

 

折角、羊がいたからマ(ピー)クラ感覚でベットが作れるかなと思ったが無理そうだ。あんな体毛で寝たら恐らく感電して寝る所の騒ぎじゃない。

 

紫瀾「別の方法を考えるか」

 

何か方法はないかな。このままだとベッド無しで夜を過ごすことになるぞ。そんな事を考えながら歩くと今度は中庭に出る。中庭は寂れていて遊具らしき物があるが錆びてボロボロになってる。だがそんな中庭の中央に羽毛としか言えないような鳥が腰を下ろして丸まっていた。

 

紫瀾「あれは‥‥」

 

ウォッチで照らすとそのポケモンの情報が現れる。

 

「チルタリス ハミングポケモン 晴れた日綿雲にまぎれながら大空を自由に飛びまわり美しい ソプラノで歌う」

 

紫瀾「へぇ‥‥あの子から羽毛を貰えないかな」

 

図鑑で見た感じは危険は無さそうだが問題は交渉だ。変に機嫌をこじらせたら貰えない所かご近所トラブルのような感じになりそうだ。

 

ハク「イーブイ!」

 

紫瀾「ん?どうしたんだよハク」

 

ピョンピョンとハクが跳ねるとハクは腰を下ろしてるチルタリスの元へと向かう。するとチルタリスとハクは何か会話を始めた。

 

紫瀾「こんなの元の世界だと絶対に見れないよな」

 

そんな事を呟いているとチルタリスはゆっくりと此方へと近づいてくる。

 

紫瀾「えっえぇと君の羽毛って貰えるかな?」

 

チルタリス「チルル♪」

 

ハミングしたチルタリスは身体中の羽毛をどんどん倍加させる。そしてその羽毛を切り離すと綿毛の集合体が完成した。

 

チルタリス「チル~♪」

 

またハミングしたチルタリスは元の位置に戻り眠りについた。つまりくれるって事で良いんだよな。

 

紫瀾「ありがとうチルタリス‥‥何かお礼したいな」

 

とりあえず貰った綿毛をウォッチに収納する。これで何とか夜は過ごせそうだ。ペコリとハクと共に頭を下げてレンガの道を歩き始める。そうして歩いていると、

 

紫瀾「何じゃこりゃ‥‥」

 

ハク ( ☆∀☆)

 

右側には果樹園となっていて無数の木の実が木々に実っていた。というかハクの目がキラキラしてる。そういえばハクが北海道犬だった時にちょちょくおやつに果物を与えてたっけ。

 

紫瀾「食べたいか?」

 

ハク「イブ!!」

 

何て強い返事だろうそんなに食べたいなら取るか。1本の木に近づき桃色の木の実を1つもぎ取る。

 

紫瀾「ほら」

 

ハク「イブイブ♪」

 

ハクに与え自分も近くにあったトマトみたいな木の実をもぎ取り食べる。

 

ハク「イブ~♪」

 

紫瀾「かれぇぇぇぇぇ!!!!!!!?

 

ハク「いぶぶぶ!!?」

 

何て辛さだ口がヒリヒリする。というか臭いもツーンと辛い臭いがしてきた。

 

紫瀾「くぅ~だけどもう一口!」

 

だが辛いには辛いがこの絶妙な辛味がまた癖になる。

 

紫瀾「くぅ~辛い!!けどこれで担々麺とかピザに使うタバスコとかにしたら旨そうだよな♪」

 

ハク「イブブブ!!」

 

紫瀾「‥‥食いたいの?」

 

ハク「イーブイ♪」

 

紫瀾「後悔はするなよ?」

 

ハクにトマトみたいな実を食べさせる。そして何回か噛んだ次の瞬間、

 

ハク「イブーーーーーーーー!!!!?

 

やっぱり辛いのか口から火を吹いた。

 

紫瀾「アハハハハハハ♪」

 

いい反応で面白い。そうだ綿毛をくれたチルタリスにこられの木の実をお裾分けしよう。そう考えると何個かの木の実を収穫しウォッチに納める。

 

紫瀾「ハク行こう♪」

 

ハク「イブ~♪」

 

また中庭へと戻るとチルタリスはゆったりと寛いでいた。

 

紫瀾「チルタリス~」

 

チルタリス「チル?」

 

此方に気づくと立ち上がる。ウォッチから収穫した木の実を出すとチルタリスの前に置く。

 

紫瀾「これはさっきのお礼♪良かったら食べてよ♪」

 

チルタリス「チルル♪」

 

綺麗な鳴き声をあげるとチルタリスは木の実を食べ始めた。チルタリスの頭を撫で周りを見渡す。こんなに寂れてるとなると寂しいものだ。

 

紫瀾「そうだ!何時かこの辺の木々を少し貰って遊具でも作るかそうすればポケモン達もいっぱい来て賑やかにもなるし♪」

 

ハク「イブブ♪」

 

それにチルタリスから貰った綿毛だけで寝るのは少しキツい。せめてベットの土台辺りは欲しい。

 

紫瀾「チルタリスゆっくり食べてくれよ♪それじゃ俺達は用事ができたら行くな♪」

 

チルタリス「チル~♪」

 

そうして立ち上がり近くの森の中へと入り手頃の木を探す。

 

紫瀾「これが良いかな‥‥あっでもノコギリないし切ったとしてもどう運ぼうかな」

 

サバイバルに慣れてないためうっかりしてた。どうしようかな。

 

ハク「ブブイ!」

 

紫瀾「うん?ハクどうしたんだ?」

 

と、言った瞬間ハクは真っ白い光に包まれる。

 

紫瀾「なっなんだ!?」

 

光が止むとそこには若葉のような色合いで葉っぱのような尾を持つポケモンがいた。

 

? 「リ~フィー!」

 

すぐさま図鑑機能で覗くと、

 

「リーフィア しんりょくポケモン イーブイの進化系 争いは好まないが仲間を守るためならば尻尾の葉っぱを尖らせ刃に変えて戦う」

 

紫瀾「イーブイの進化系ってことはハクか!?」

 

ハク「リー♪」

 

ニコリと微笑むとハクは葉の尻尾で丸太をなぞる。すると一瞬閃光が走ったかと思うと、

 

ドゴン!ドゴン!ドゴン!ドゴン!ドゴン!

 

木々は斬られ一斉に倒木した。また光がハクを包むと元のイーブイに戻った。そしてまた光輝き出すと今度は二股に別れた尻尾を持つポケモンに変化した。

 

「エーフィ たいようポケモン イーブイの進化系 日光を浴びていると額の玉にサイコパワーがたまっていく。夜の戦いは苦手」

 

また進化したのか。この世界では進化と退化は何度でも可能なのだろうかまったく分からん。だが分かることは、

 

紫瀾「うわぉ‥‥」

 

倒れた数々の倒木が浮力で浮くようにかふわふわと浮かび上がりびっくりする。

 

ハク「フィ~♪」

 

トコトコとハクが歩き出すと一斉に浮いた倒木も一緒に動き出す。まさかハクがこう念力的な何かで動かしているのか。

 

ハク「フィ?」

 

後ろを振り向き自分を見てくる。指示を待っているのか。

 

紫瀾「……ハク…屋敷に運んでくれない?」

 

ハク「フィー♪」

 

そうして大きな倒木をハクが運び屋敷まで持ってくる。

 

紫瀾「さてと‥‥どうしようかとりあえず何かないか見てみようかなハク少し待っててくれない?」

 

ハク「フィ!」

 

物置部屋に何か無かったかと思い物置部屋に向かう。物置小屋に何かないかなと探すと工具箱を見つける。見てみるとトンカチ、釘、鉋、金具などのアイテムが多くあった。

 

紫瀾「これらを持っていくか」

 

ウォッチに納めるだけ納めて外へと出る。

 

ハク「イブ♪」

 

ハクはまた元の姿に戻っていた。さてとどうするか。

 

紫瀾「ハク!モード:リーフィアそして木材を全部木板にカットしてくれ!」

 

ハク「イブ!!」

 

また光輝き先程のリーフィアに変化すると尻尾を刀を振るうかのように扱い倒木を全て長い木板にカットする。

 

紫瀾「ありがとう後は任せてくれ♪」

 

中学の時の9科目、技術、家庭科、保健体育、音楽は学年トップだったんだこんなの楽々だ。えっ他の科目はどうなんだって?‥‥平均以下ばかりだったよ。そんなこんなでノコギリを扱い必要な大きさにカットしていきドリルで穴を開けて金具を挿入する。そうしていくつかのパーツを組み立てる。

 

紫瀾「よしハク!モード:エーフィそしてこれを運んでくれるか」

 

ハク「イーブイ!!」

 

進化しエーフィになると額の宝石が輝きだす。するとベッドのパーツは浮き出す。

 

紫瀾「こっちに来て」

 

そうしてハクを案内し自分達の寝室となる部屋まで来るとその場にパーツを置き元のイーブイに戻る。

 

紫瀾「そしたらと」

 

パーツを繋ぎ合わせていきようやくベッドの土台が完成する。

 

紫瀾「できたぁ~♪」

 

ハク「イ~ブイ♪」

 

因みに余った端材でハクのベッド土台も作った。そしてここにチルタリスから貰った羽毛を出して乗せ、更に物置で見つけた布を被せて端を紐で固定させシーツ完成させる。次に布で羽毛をくるんで枕を作り最後に掛け布団はそのままチルタリスの羽毛を使うため羽毛を乗っけてとりあえずはこれでベッドは完成だ。ハクの場合はモフモコの羽毛を味わってもらうために敢えてそのまま土台に置いて完成させる。

 

紫瀾「こんなもんだな」

 

ハク「イブ♪」

 

窓を見るともう夕暮れ時になっていた。今日はもう夕食を食べて休むか。確かキッチンに食べれそうな物は結構あったし。

 

紫瀾「ハクご飯を食べに行こう♪」

 

ハク「イブイブ♪」

 

そうして夕食を食べ風呂に入ってベットに潜り転生初の1日目は終了したのだった。




怠惰「てな訳で今回は2話連続となりましたが見てくださりありがとうございました」

千「うむ!」

怠惰「そして次回は何時に投稿するかは分かりませんがまた投稿したら見てくださると嬉しい限りでございます」

千「因みに次の投稿までにはパスワード形式は解くのじゃろ?」

怠惰「勿論その時にはパスワードを消しておくよ♪因に何でパスワード形式にしたかと言うとお礼の意味があるからね」

千「お礼?」

怠惰「うん♪ずっと見てくださる古参の読者様そして新規で一気に見てくださった読者様そういった方々に支えれているからそのお礼を含めてポケモンの小説を書きはじめたんだよね」

千「ほうそうなのか」

怠惰「だから敢えてパスワードにしたんだよ♪そうなれば古参または新規の方々も平等に見てくれるかなって♪」

千「つまりそのパスワードを知っている読者様のみの特別にいち速く見れるという事じゃな」

怠惰「そう♪見てくださっているログインユーザー様も非ログインユーザー様が見てくださるなら怠惰さんも嬉しいしね♪」

千「成る程な‥‥」

怠惰「まぁ‥‥その………気に入らななかったらごめんなさい」

千「うむ拙いのは広い心で許してくれると助かる」

怠惰「えぇ‥‥さてとそれじゃ今回はここまでにしますかね♪」

千「メタいかも知れぬが次回は?」

怠惰「う~ん‥‥分かり易くいうと『えっ!?待って待ってまだ3話目だよ!?もう奴が出てくるって可笑しいよね!?』みたいな感じの奴が出てくるとだけ教えておくよ♪」

千「‥‥まさかあやつか!?それは鬼畜過ぎるじゃろ下手したら心が折れるぞ!?」

怠惰「はっはっはっ♪何の事かは分からんな♪それでは読者様!次の投稿まで~」

千「さらばじゃ!」


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第3話 初のポケモンバトル

明けましておめでとうございます読者様、実家で現在過ごしている怠惰のクソ悪魔です。それと本年度も怠惰さん共々よろしくお願い致します。それでは本編へどうぞ。


暗い暗黒のような場所に自分は立っている。ここは何処なのかとキョロキョロと見回していると、

 

ハク「イブブブ!!!」

 

紫瀾「ハク!」

 

ハクがまるで底無し沼ような所に徐々にと沈んでいっている。すぐさま助けようと走るが何故か分からないが一向に近づけない。

 

ハク「イブ‥‥」

 

そしてハクはそのまま底無しの沼に沈んでいった。

 

紫瀾「クソっ!!」

 

そして後ろを振り向くとそこには、

 

?「はぁぁ‥‥」

 

青い隻眼の瞳を輝かせ白い髪のようなものを靡かせる黒いポケモンがいた。こいつがハクを沈めたのか。

 

紫瀾「てめぇ!!」

 

一発ぶん殴ってやろうと走るだが自分の足も底無しの沼に嵌まったかのように動けなくなっていた。そしてハクと同様に底無しの沼に沈んでいった。

 

紫瀾「うぅん‥‥はっ!!」」

 

嫌な夢を見たな。とりあえず起き上がり体をグゥーと伸ばす。昨日はぐっすりと安眠できやはりチルタリスの羽毛はふかふかで気持ちがいいがさっきの悪夢は一体なんだ。

 

紫瀾「ハク~朝だぞ~」

 

ハク「イブ‥‥イブブ………」

 

ハクも少し辛そうな感じがしていた。同じような悪夢を見ていたのだろうか。とりあえず眠い目を擦りながらハクと共に部屋を出ると気づく。

 

紫瀾「ふんふん‥‥これはソースの香り?」

 

先程の悪夢を忘れるぐらいの芳しきソースの香りがする。臭いに釣られて向かうとそこは厨房だ。扉を開けると、

 

怠惰「よっおはようさん」

 

紫瀾「………何してんだお前」

 

昨日、散々と俺を弄りやがった怠惰がいた。しかもフライパンで焼きそばを作ってやがる。

 

?「怠惰~焼きそばはまだかの~」

 

紫瀾「こいつまでいるのかよ」

 

怠惰の看護師の千までいた。しかも2人をよく見てみると怠惰は楽なジャージそして千はスタイリッシュに服を決めていた。

 

怠惰「おばあちゃんさっき食べたでしょ?」

 

千「たわけ!まだ食べてもおらんし誰がおばあちゃんじゃ!ワシはこれでもまだまだ現役のピッチピチじゃぞ!」

 

怠惰「3人の子持ちのくせしてよく言うねぇしかも学年の生徒数を越えるぐらいの孫までいるってのにね」

 

まさかのこのロリは子持ちで挙げ句の果てには孫までいるのかよ。見た目サギだがこれが本当の合法ロリというものなのか。

 

千「ぺっペラペラと言うでないわ!フライパンに顔を突っ込ませるぞ!」

 

怠惰「そしたら俺の顔の油で俺風味の焼きそばになるぞ良いんだな!責任もって食べろよ!?」

 

千「食への冒涜も良い所じゃ!」

 

紫瀾「ストップ!状況が理解できねぇよ!ていうかあんたらは何でここにいるんだよ!」

 

怠惰「何でって‥‥ねぇ?」

 

千「うむ」

 

いや意味わからねぇよ。というかしっかり説明しろよこいつらは。

 

怠惰「まぁまぁそんな不機嫌な顔すんなよそんな顔してると女が出来ても逃げられるぞ?」

 

紫瀾「余計な世話だ!?」

 

なんて事を言いながら焼きそばを完成させ盛り付け隣の食堂へと置く。

 

千「いただきます」

 

怠惰「ほらお前も食えよ食わないとやってらんねぇぞ?あっハクちゃんにはこれね♪」

 

ハク「イブ♪」

 

そう言い棚から昨日の夕晩にハクへと上げたポケモンフードを皿に盛り与える。とりあえず自分も席に座り焼きそばを食べる。

 

紫瀾「案外うまいな」

 

怠惰「そいつはどうも」

 

なんて事を言いながら朝食を終える。

 

紫瀾「で怠惰に千さん」

 

千「何じゃ若造?」

 

怠惰「というか俺だけ呼び捨てかよ‥‥まぁ良いけど何だよ?」

 

いや何かこいつにさん付けは似合わないなと思ったから呼び捨てにしてみたがやっぱりさん付けは似合わないなと確信した。

 

紫瀾「もう一度聞くがどうしてここに?」

 

怠惰「あぁ君にある物を幾つか渡し忘れてね」

 

懐から箱を取り出して此方に見せる。

 

紫瀾「何だよこれ」

 

箱を開けて見てみるとそれは茶色の石が填められたバングルに黒い丸い布が入っていた。しかもその黒い布をよく見てみると白い糸でゲノム柄の葉っぱが刺繍されていた。

 

怠惰「まず簡単な物としては黒いのは眼帯だ俺が与えたその目を隠すのに使いなよここは人間はいないとは言えどもし人間と会うとしたらその目だとやりにくいからね♪」

 

紫瀾「てめぇがそうしたんだろうが」

 

やれやれと思いつつ眼帯をつけるが案外にも視界が映る。内側からは普通に見えるが外からだと眼帯を着けているように見えるアイテムだろうか。

 

怠惰「そんで次はその石だなそれはZストーンと呼ばれる物さ」

 

紫瀾「何だその名前はというかどんな石だよ?」

 

怠惰「1回だけ技をZ技って言う技に変化させる‥‥まぁポケモンの技を1回だけ超強力な一撃または効果に変える石さそれは使うとトレーナーそしてポケモンとお互いに疲労が凄すぎてねバトル中に1回しか発動できないのがネックなんだけども使うだけの価値はあるよ♪」

 

紫瀾「ふぅ~ん」

 

怠惰「そんで使うにも幾つか条件があってなまずその対象となるポケモンとの信頼関係が必要そして次にポーズが必要なんだけど‥‥」

 

紫瀾「ど‥‥何だよ?」

 

怠惰「ごめん‥‥悪タイプのポーズしか覚えてねぇや♪テヘペロ」(・ω≦)

 

ズコッ!!

 

自分や千そしてハクは見事にズッこけた。

 

千「そっそなたはなぁ!その石のポーズはワシがちょこちょこ見せておるじゃろうが!!」

 

怠惰「ごめんそこは千ちゃんが指導して」

 

こいつ散々言っといてこれか。というか悪タイプって何だよ。それにまさか石によってポーズがあるのかよ。

 

怠惰「でまぁ説明を続けるけどそのZストーンはZストーンの中でも特に貴重な石でね名前は『イーブイZ』つまりイーブイ専用のZストーンって事さ」

 

紫瀾「ハク専用の?」

 

ハク「イブ?」

 

一体どんな技なのだろうか。どんな技なのか興味あるし使ってみたい。

 

怠惰「今お前は使ってみたいと思ったろ?」

 

紫瀾「ちっ鋭い奴め」

 

怠惰「アハハハ♪ならポケモンバトルしてみよっか♪こういうのは実践が速いしね♪」

 

何かこいつがバトルをしてくれると言うのか。なら勝ちたいと心から強く思った。こんなヘラヘラしている奴にだけは負けたくない。そんな気持ちが伝わったのか、

 

ハク「イブ!!」

 

紫瀾「気合い充分か♪」

 

ハクもやる気になったくれた。怠惰に一泡ふかせてやる。

 

千「よし!ならばワシがそのZ技のポーズを教えてやろう♪」

 

紫瀾「すまないが頼む」

 

怠惰「まぁ教えるのも良いけど最後にこれだけ忘れてたから使わせてもらうよ」

 

そう言い立ち上がり自分の目の前に来る。そしてウオッチをはめている手を持つと何かUSBカードのような物をウォッチに差し込む。

 

「ファイルを分析アップデートデータを発見これよりアップデートを開始します」

 

そう発声するとデータを読み込み始めた。

 

怠惰「ポケモンはスキャンした?」

 

紫瀾「あぁハクとかその進化形態とか後はチルタリスにそこいらのポケモンを1、2匹ぐらいな」

 

怠惰「ふぅ~ん‥‥この島のチルタリスに会ったんだラッキーだね」

 

紫瀾「えっ?」

 

怠惰「おっとそろそろかな」

 

「アップデートデータのインストール完了データを更新完了」

 

そう言い画面が元に戻ると怠惰はウォッチからUSBカードを外す。

 

怠惰「これでよし」

 

紫瀾「何をアップデートしたんだよ?」

 

怠惰「あぁ~うん図鑑機能で入れ忘れてた機能♪」

 

紫瀾「こいつは‥‥」

 

やれやれどんな機能だと思い図鑑を見ると新しくタイプというのが記載されていた。ハクつまる所のイーブイのタイプはノーマルと記載されていた。だがその進化系であるリーフィアは草、エーフィはエスパーと記載されていた。

 

紫瀾「進化する事でタイプって変わるのか?」

 

怠惰「変わるよ♪例で言えばチルタリスなんかが良い例だねチルタリスの進化前はノーマル・ひこうに対してチルタリスはひこう・ドラゴンに変化するからね♪」

 

あれがドラゴンなのか。イメージしていたドラゴンとは全然違う。

 

怠惰「でタイプには相性ってのがあってね草だったら火に弱い水だったら草に弱い火だったら水に弱いって感じでね君らの言葉で言えばエレメント‥‥まぁ属性と考えてくれていいかな?その他にも組み合わせがあるからそこは新しく追加した機能で調べてみてよ♪」

 

紫瀾「あぁ‥‥なぁ因みにその属性は何属性あるんだよ?」

 

怠惰「確か‥‥確認されてるタイプは全部で18タイプあったかな?」

 

紫瀾「結構あるんだな」

 

怠惰「その中でもイーブイは特殊でね進化することでタイプ技そして雰囲気がガラリと変わるから面白いんだよ♪」

 

紫瀾「確か進化ポケモンだったよな‥‥何種類の進化があるんだ?」

 

図鑑の説明で気になっていたため聞くと怠惰は楽しそうに、

 

怠惰「8種類♪ポケモン界の中だと最も進化の幅が広いポケモンとして有名なんだよ♪その分で見つけるのが大変なのがネックだけれどねぇ~♪しかも特に幸運の白いイーブイを見つけようとトレーナーは探しまわった挙げ句に見つけれなかったことを後悔しながら墓にGoってのがイーブイに魅力された者の最後かな」

 

紫瀾「へぇ」

 

そうだったのか。というかハクってまさか相当なレアなイーブイだったのか。

 

怠惰「そんで次に追加したのは技機能♪早速だが紫瀾くんハクをウォッチで照らしてみな」

 

そう言われ照らすとデータがウォッチから浮き出てくる。技は「みきり」「電光石火」「スピードスター」「とっておき」といった技の構成みたいだ。

 

怠惰「1匹のポケモンが覚える技は基本的には4つまでしか覚えれないからそのつもりでな♪もし思い出したい技とかがあるなら俺がいる時に言えば思い出させてやるからよ」

 

紫瀾「まぁやってみて考えるよ」

 

怠惰「そうか分かったそれとこれが最後だがその状態でウォッチの左のボタンを押してみなよ」

 

紫瀾「これか?」

 

押してみると画面が変わり特性という画面に変わる。その特性には「きけんよち」と書かれていて効果は弱点となるタイプの技を相手が持っている際に警戒するという効果だった。

 

怠惰「バトルでは特性も必要な要素になるから試してみてくれよな♪あっでもポケモンの技とか特性にスキャンは自分のポケモンにしか出来ないから注意してくれな」

 

こういった小さな事も知っていると後々の差でどうにかなるからな。ハクの特性は把握していかないと。

 

怠惰「さてとこんな雑学もここまでにして実践しようぜ♪千ちゃんZポーズ教えてやってくれ俺は先に実践場にいるからさ♪」

 

千「うむ心得た!」

 

立ち上がった怠惰はフラフラと歩きながら外へと出ていった。残った千はニコリと笑うと、

 

千「では教えるぞ見たように真似してみるのじゃぞ」

 

そう言うと千は腕をクロスさせ腕を回すとまた前でクロスさせそのまま右に傾き左手を掲げそして左腕を曲げ次に右腕を曲げてポーズを取った。

 

千「と今みたいな感じでバングルを装着してやってみるんじゃ」

 

紫瀾「結構ハズい‥‥」

 

だがあの野郎に勝つためならそんな些細な事を我慢しなければ。バングルをはめてさっきと同じようにポーズをする。

 

千「うむ♪後は全力の気持ちをのせてやれば撃てるじゃろう♪そしてその技の名は『ナイン エボル ブースト』じゃから覚えておくのじゃぞ♪なおとっておきという技がなければ使えぬから注意するのじゃぞ若造さて教えることは教えたからの外に行くぞ」

 

紫瀾「あぁ‥‥行こうハク」

 

ハク「イ~ブイ!!」

 

そうして外に出て龍神の後を着いていく。中庭を抜けてその先に行くとモンスターボールの絵柄が描かれた長方形の舞台があった。そこに怠惰がスタンバっていた。

 

怠惰「準備は良い?戦いながらレクチャーしてあげるから本気で来なビギナー」

 

紫瀾「ビギナーはビギナーでもただのビギナーじゃないことを教えてやるよ!」

 

ハク「イブ!!」

 

怠惰「威勢が良いなぁ♪これまで見てきた人間とはまた違って良いねぇ♪なら左に行きな」

 

そう言い怠惰は右の方へと向かう。それ続き自分も左に行くとラインが引いてある。恐らくそこに立てという事だろう。

 

怠惰「千ちゃん審判お願いね♪」

 

千「うむ心得た!」

 

首を回しながら千は試合フィールド外の中央に立つ。

 

千「コホンッ!これより紫瀾VS怠惰のポケモンバトルもといシミュレーション戦を始める使用ポケモンは1体まで制限時間はなしじゃどちらかが戦闘不能またはサレンダーするまでやってもらうぞ!では使用ポケモンをお互いにフィールドに出すのじゃ!」

 

紫瀾「頼むぜハク!」

 

ハク「イブ!!」

 

隣に並ぶハクが前に出る。やる気がビリビリと伝わってくる。

 

怠惰「行きなダークライ」

 

ダークライ「はぁぁぁ‥‥」

 

そう言いモンスターボールを投げるとボールが開きそこから黒いポケモンが現れた。

 

紫瀾「あれは‥‥夢で見た!」

 

ハク「イ‥‥イブブ………」

 

怠惰「あっダークライの悪夢を見たんだこれは良い実験データになるよ♪」

 

こいつは何を言ってやがるんだ。とりあえずウォッチを開きスキャンする。

 

「ダークライ あんこくポケモン 深い眠りに誘う力で人やポケモンに悪夢を見せて自分の縄張りから追い出す。」

 

悪夢を見せるってだから朝っぱらからあんな悪夢を見たのか。だが今はそんなの関係ない。こんな風にイラつくと前が見えなくなる。ただ目の前の相手であるダークライを倒すだけだ。

 

千「では互いに良いな試合開始!」

 

その一言で戦いの幕が開ける。

 

怠惰「紫瀾くんまずはさっき見た4つの技で「みきり」と「とっておき」以外を選んでみろ!」

 

紫瀾「ならハク電光石火!」

 

ハク「イブ!イブ!イブ~!!」

 

物凄い速度でダークライへと突っ込む。

 

怠惰「ダークライ最小限の動きで避けてハクを掴め」

 

その一言で言われた通り動きあの速度のハクを片手で捕まってしまう。

 

怠惰「そのまま投げ飛ばせ」

 

ダークライ「‥‥!!」

 

ハクは投げ飛ばされる地面に転がるがすぐさま受け身をとり体制を立て直す。

 

怠惰「良いねぇだけど電光石火しただけじゃダメだよやるならその後の動きも必要だからねもう一回電光石火をしてみなそして掴まれたらスピードスターを放ってみなよ」

 

紫瀾「ちっ!もう一回電光石火!」

 

ハク「イブ!イブ!イブィ!!」

 

怠惰「同じ動きで避けて掴め」

 

ダークライ「はぁぁぁぁ!!」

 

ダークライは怠惰の指示に従い素早く動いたイーブイを掴む。

 

紫瀾「そのままスピードスター!」

 

ハク「イッブィ!!」

 

ダークライ「!!!?」

 

ハクが尾を振るい無数の星を零距離で放ち攻撃する。それを受けたダークライはハクを離し後ろへ後退する。

 

怠惰「Good♪良いねそうその動きだトレーナーは相手の1歩2歩先を読みながら戦いそして状況に応じての的確な判断が必要だそれがポケモンバトルの勝敗を左右するからな紫瀾くん」

 

紫瀾「つまりハク達ポケモンだけが戦う訳じゃない‥‥そういう事だろ!」

 

ハク「イブ!!」

 

怠惰「Exactly(そのとおり)♪だからこそポケモンだけが強くなっても意味がないトレーナー自身もレベルアップしなければ意味がないんだよ何故なら互いの信頼関係でバトルは成立するからね次はみきりを使ってみろ!」

 

その言葉を合図にダークライは両腕を構えて黒いリング状の物を作り上げると、

 

怠惰「影分身からの悪の波動」

 

怠惰の指示で一気にダークライが増殖する。そして増えたダークライ達は腕に貯めた黒い物を一気に放ってきた。

 

紫瀾「みきり!」

 

ハク「イッブ!!」

 

無数に向かってくる悪の波動の隙間を見事に避けていく。

 

怠惰「みきりは主に緊急回避の技だと思ってくれれば良い分かったか?」

 

紫瀾「まぁな」

 

怠惰「分かったなら良しそして最後はとっておきだな」

 

紫瀾「そのとっておきってどんな技なんだよ?」

 

少し気になっていたのだ。その『とっておき』とはどんな技なのだろうか。

 

怠惰「とっておき‥‥まぁノーマルタイプの切り札技かな?簡単に言っちゃえばとっておき以外の3つの技を使わなければ使うことが出来ない」

 

紫瀾「もし使うと?」

 

怠惰「爆発する」

 

紫瀾「なっ!!?」

 

怠惰「嘘だよ」

 

紫瀾「嘘かよ!?」

 

紛らわしい事を言うんじゃねぇよこの野郎は、

 

怠惰「まぁ使ったとしても技が発動しないだけさだからもしミスっても大丈夫♪」

 

こいつの説明の後だと凄く不安になってくる。

 

怠惰「とりあえず使ってみなよ」

 

紫瀾「たくよ‥‥ハクとっておき!」

 

ハク「イブ!」

 

と、指示を出すとハクは跳躍しスピードスターよりも大きな星を作り出すとダークライへと発射した。

 

怠惰「悪の波動で相殺させろ」

 

ダークライ「はぁぁぁ‥‥!!」

 

悪の波動を放ち巨大は星にぶつかると爆発を起こし煙が上がる。

 

怠惰「とまぁこんな感じでハクちゃんの使える技についてのレクチャーはしたけど‥‥まだする?」

 

紫瀾「いや良い‥‥寧ろてめぇのその鼻をへし折りたくてうずうずしてんだ!」

 

そう言うと怠惰はニヤリと不適に笑う。

 

怠惰「それならハクの技についてはここまでだな‥‥ここからは本気で来な小僧!」

 

紫瀾「行くぜハク電光石火!」

 

イブ「イブ!イブ!」

 

怠惰「悪の波動で迎え撃ちな!」

 

ダークライ「ふぁ!!」

 

悪の波動がハクに向かってくるがさっきの怠惰のように避けるだけだ。

 

怠惰「ギリギリ当たる所で避けて走り抜け!」

 

イブ「イブ!!」

 

悪の波動が当たるスレスレで避けるとダークライへと高速の体当たりをするが、

 

怠惰「‥‥ハクを受け止めろ」

 

怠惰の一言でダークライは意図も容易くハクを掴み押さえ込む。

 

紫瀾「スピードスター!」

 

ハク「イブブブ!!」

 

怠惰「零距離でダークホール」

 

ダークライ「ふぁぁ!!」

 

右手に黒い球体を作るとはダークライは掴んでいるハクへと当てる。

 

ハク「イ‥ブ‥………」

 

手を離すとハクは地面に倒れ動かなくなる。

 

紫瀾「ハク!」

 

遠くで見て思ったのはまさか死んだのかと思った。だが、

 

ハク「イブブzZzZ‥‥イブブ‥‥zZzZ」

 

寝ているのか寝息を立てていた。

 

紫瀾「起きろハク!!」

 

だが思った何故に眠ってしまったのだといや違うあれは自らが眠ったのではなくダークライに眠らされたのか。

 

怠惰「図鑑で見たから分かってるでしょ♪そうダークライは主に相手を眠らせる技に関してはスペシャリストのポケモンなのさ♪だが単に眠らせるだけじゃない本当の地獄はここからだ」

 

ハク「イ‥‥ブ!イブ!………イブ!」

 

怠惰が言ったその直後にダークライの目の前で眠るハクが突然苦しみ始める。確か図鑑説明だと悪夢を見せる。つまり今、イーブイは眠らされたの挙げ句に悪夢を見せられているのか。

 

怠惰「君が思った通りさダークライの特性『ナイトメア』は眠っている生物に悪夢を見せて精神攻撃を仕掛け徐々に疲弊させていくのさ」

 

紫瀾「なっ起きろハク!起きてくれ!!」

 

怠惰「ダークライ眠っているハクに夢食い」

 

指示を受けたダークライは眠っているハクを両腕で優しく抱きかかえ顔を近づける。するとハクから何か白い霧が現れそれを吸っていく。

 

ハク「イ‥‥イブ‥‥イブ!!!!!」

 

目を覚ましたハクはダークライに気付きじたばたと抵抗をしだした。

 

紫瀾「目を覚ましたか!スピードスターでダークライを退けろ!」

 

ハク「イッブィ!!」

 

ダークライ「!!!?」

 

スピードスターが当たったダークライはのけぞりハクを離す。

 

紫瀾「大丈夫かハク!」

 

ハク「イブブ!!」

 

と、返事をしてくれるが息を切らしかけてる。恐らく次の攻撃をまともにくらえば終わりか。

 

怠惰「‥‥成る程ね」

 

ダークライ「………」

 

平然と息を切らさずにその場で浮くダークライを見る。ここまで実力差があるとは。

 

紫瀾「………ハクやれるか!」

 

ハク「イブ!!」

 

ならばせめて報いってやってやるだけだ。腕を交差させて構える。するとバングルのイーブイZが輝きだす。

 

紫瀾「やってやらぁ!!」

 

千から教えてもらった通りにポーズし構え、

 

紫瀾「ナイン エボルブ ブースト!」

 

と、叫ぶ。するとハクは自分の肩に乗っかると、

 

ハク「イ~ブ~ーーーイ!!」

 

大きく吠え出しフィールドに戻るとハクの体から8つの光が飛び出す。それはカラフルに赤、青、黄色、紫、黒、緑、水色、桃と見ていて綺麗と思える光の中にハクの進化形体のエーフィーとリーフィアの姿があった。その他にも6体のポケモンがいる事からこれらがハクの進化系の6体なのだろう。それら6体はハクに向かって各々の色の光を放つ。それらはハクに当たるとハクの体内に吸い込まれていき、

 

ハク「イッブーーイ!!」

 

先程とは打って変わり猛々しく感じるこれがZ技なのか。だがこれならもしかしたら。

 

紫瀾「行くぜハク!とっておき!!」

 

高く跳躍したハクは先程よりも大きな星を作りだす。

 

怠惰「へぇ~綺麗だこと‥‥どうするって聞くまでもないみたいだねなら君の意見を尊重するよ♪」

 

ダークライ「………」

 

怠惰は指示も出さないしダークライも動こうとしない。これは絶好の的だ。

 

ハク「イッブ~ブイ!」

 

先程よりも巨大となっま星もといとっておきを放つ。それは動かず平然と立つダークライへと直撃すると、

 

ドゴーーーン!!

 

大きな大爆発を起こした。流石のこの威力ならぶっ倒れるだろう。

 

紫瀾「くぅ!すげぇ威力!」

 

ハク「ブブブイ!」

 

だがあの爆発なら勝っただろうと勝利を確信しかけていたがそれは甘いと知らされた。煙が止むとそこにはボロボロとなりながらも平然と腕を組み仁王立ちするダークライがいた。

 

ハク「っ!!?」

 

紫瀾「あの威力を‥‥耐えたのかよ!?」

 

怠惰「………ハハハ凄いや♪まさかダークライをここまで本気にさせるって早々ないよ♪ダークライやるか?」

 

と、怠惰が言うとダークライはコクりと頷く。それを見た怠惰はニコリと笑うとポケットから黒い石を出すと手で掴みながら腕をクロスさせた。

 

紫瀾「なっまさか!?」

 

ハク「イブブ!!?」

 

クロスさせた腕を回転させ前屈みになると徐々にと上半身を上げて腕を上にやる気なくあげると怠惰から目で見えるぐらいのエネルギーがダークライへと流れる。

 

ダークライ「ふはぁぁぁぁ!!」

 

オーラを纏ったダークライは両手で漆黒の玉を作り出す。

 

怠惰「ブラック ホール イクリプス」

 

ダークライ「!!!!」

 

怠惰の一言でダークライは玉を空に向かって投擲する。そしてその玉は空中で止まるとこのフィールドを覆うように拡がり巨大になると唖然する。すると、

 

紫瀾「なんだこの風は!」

 

突然の突風が吹き荒れる。まるで巨大な掃除機に吸われているかのようにあの黒い中へと引き寄せられる。

 

ハク「イッイブ~~!!!」

 

紫瀾「ハク!!」

 

吸引に負けたハクは黒い玉の中に吸われていった。

 

怠惰「さてフィナーレを飾ろうか」

 

ダークライ「………」

 

ダークライは手を握ると黒い玉は鈍い輝きをしたその瞬間、

 

ドゴーーーン!!

 

大爆発が起き爆風の中からハクが飛び出てると地面に激突し転がると動かなくなった。

 

紫瀾「ハク!!」

 

ハク「イッイブブ………」(@_@)

 

すぐさまフィールドに入りハクを抱き抱えるとハクは目をグルグルと回していた。

 

千「イーブイ戦闘不能じゃ勝者ダークライ!よってこの対戦の勝者は怠惰!!」

 

こうして自分とハクは圧倒的すぎる差を見せつけられ負けたのだった。




それでは今回もありがとうございました。いかがでしたでしょうか?‥‥えっ?初手からダークライは鬼畜の所業だろって?いやいや出した理由はしっかりあるんです。
紫瀾君というビギナーに色々とバトルのイロハを教えるのに最適だったんです。攻撃に状態異常そして特性と生かしやすいキャラだったので採用しました。
因みに怠惰さんの手持ちはダークライを含めて3匹いますがどんなポケモンなのかはぜひぜひ予想してみてください。無論で千ちゃんもしっかりと手持ちは揃えております。えっ手持ちのヒント出せ?そうですね怠惰さんと千ちゃんのキャラ設定だったり性格ってのがヒントとしか言いようがないですかね?
さてではこんな拙い後書きとなりましたが今回はここまでです。また次回投稿したらよろしくお願いいたします。それでは次の投稿までグッバイ!


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第4話 ポケモンゲット

こんばんは読者様、怠惰のクソ悪魔でございます。ようやく1話ができたので投稿します。それでは本編へどうぞ。


倒れ気絶するハクをギュッと抱き締める。ほぼ一方的にそれでいて手加減に近い戦いをされていたため悔しい。

 

怠惰「紫瀾くんお疲れ様どうだったポケモンバトルは?学べた事はあったかい?」

 

紫瀾「あぁ悔しさと自分が無力だった事‥‥そして次の目標がな」

 

怠惰「そうか♪」

 

もうこんな戦いはごめんだ。だからもっと強くならなければと感じた。そして怠惰を必ずハクと共に倒すと心の中で決意した。

 

怠惰「ダークライもお連れ様♪」

 

ダークライ「‥‥‥」(*ーдー)

 

無口にクールを決めているが自分は思った。何故にこんなのにも実力差があるのにダークライはとっておきを避けなかったのか。何故に怠惰は避けろと指示をしなかったのかと多分嘗められているとは思ったが気になった。

 

怠惰「千ちゃ~ん回復頼むよ」

 

千「うむ任されよ!頼むぞハピナス!」

 

千はボールを投げると中から丸く可愛らしいマスコットのようなポケモンが出てきた。

 

ハピナス「ハピハピ♪」

 

ウォッチ図鑑でスキャンしてみると、

 

「ハピナス しあわせポケモン 愛情に満ちあふれたポケモン。 トレーナーと心を通わせたラッキーだけが進化できるという。」

 

何その天使のようなポケモンは。というかこの千って結構凄い者なんじゃないかと感じた。

 

千「ハピナス!気絶しておるイーブイとボロボロのダークライに癒しの波動で完治させるんじゃ!」

 

ハピナス「ハッピ~♪」

 

不思議で心地よい何かオーラのようなものが流れる。すると腕の中で抱き抱えているハクの耳がピョコリと反応したかと思うとどんどん傷が消えていっていく。そして、

 

ハク「イブ?」

 

紫瀾「ハク大丈夫か!」

 

ハク「イッブィ♪」

 

大丈夫そうで何よりだ。しかしこうやって回復させる技もあるのだな。

 

怠惰「お前は大丈夫か?」

 

ダークライ「………」

 

怠惰「大丈夫そうで何より千ちゃんもう大丈夫だよ♪」

 

千「ハピナスもう良いぞ♪」

 

ハピナス「ハピハピ♪」

 

癒しの波動が消える。元気になったハクは手元から離れ自分の肩に乗っかる。

 

紫瀾「ありがとうございます」

 

千「うむ♪」

 

紫瀾「所で聞きたいんだが何でお前はハクがとっておきをした時にダークライに避けろって言わなかったんだ?」

 

怠惰「ダークライが受けるって言ったから」

 

ダークライ「………」

 

腕を組み無口を貫いているがどうやってそんな会話を聞いたのだろうか。

 

怠惰「でもダークライが自ら技を受けに行くって珍しいんだよねそれにハクちゃんが眠ってる時に優しく抱き抱えてからの夢食いなんてのもこれまでの戦いの中でした事もないんだよ?」

 

紫瀾「えっ」

 

怠惰「多分だけどダークライはハクちゃんが未来の好敵手となりうると感じたのかもねだからこそ全力のとっておきもわざと受けに行きそして眠ったハクちゃんを優しく抱き抱えて夢を食したのかもね♪」

 

それが本当だとしたら凄い紳士いやイケメンとか言いたくなるんだけど。

 

千「怠惰のダークライは色々と鋭いからのぉその者の才能や力量から大方の近未来を直感で当てれる程じゃ♪胸を張れい若造♪」

 

ハク「イブ♪」

 

紫瀾「………ダークライありがとう♪だけど次こそはハクと共にお前とそして怠惰を破るから覚悟しておけよ!」

 

ダークライ「………♪」

 

腕を組んで目を瞑る。だが不思議とポーカーフェイスに見えるようで笑っているように感じた。

 

怠惰「悪いな表情分かりにくいだろ?こいつひかえめなくせして頑固な奴だから」

 

紫瀾「いや今なんとなく分かった気がするよ」

 

怠惰「そうかい‥‥だが紫瀾に教えておいてやるが俺やダークライに挑むって言ったがそれなら仲間を集めた方が良いぜ?」

 

紫瀾「仲間?」

 

怠惰「あぁ前にやったモンスターボールはあったろ?あれを1個出してみな」

 

そう言われウォッチからモンスターボールを取り出す。一体これをどうすると言うのだろうか。

 

怠惰「モンスターボールってのはポケモンを捕獲して使役させる道具だまぁ所謂、気にいったポケモンをスカウトするための道具と思ってくれれば良い」

 

紫瀾「つまりこれを使って仲間を増やしていけって事か?」

 

怠惰「あぁそうさやり方としては相手の野生ポケモンとバトルして弱らせてからボールを投げてゲットってのが主流なやり方だがただしトレーナーのいるポケモンにボールを投げるのはマナー違反だから気を付けろよ?それと時々だが中には自らの意思で仲間になりたいって奴が出てくる時もあるから一概に戦ってゲットというだけではないと言うのは覚えていて欲しい俺のダークライみたいにな♪」

 

大体は分かったが最後の話的にダークライは自らの意思で怠惰の仲間になったのか。

 

千「本当に何故こやつのポケモンになったのかが未だに謎じゃわい‥‥ダークライそなたは何故にこやつと一緒におることにしたんじゃ?」

 

ダークライ「………」

 

返事がないというかプイッと顔を背けた。

 

千「はぁ………」

 

怠惰「俺の中のカリスマ性じゃないかな♪」

 

千「そなたにカリスマ性があるのなら友達100人楽勝じゃろ?」

 

と、千が言うと怠惰は数秒間黙り混む。そして此方に顔を向けるとニコリと笑う。

 

怠惰「………さぁて紫瀾くんとりあえず実践してみようか♪」

 

千「逃げおったな怠惰め!」

 

ハピナス「ハピピ‥‥」(;^ω^)

 

ダークライ「………」 ┐(-_-;)┌

 

ポケモン達からも呆れられてどうなのやら。というか逃げるためのダシに使われた気がするがまぁ放っておこう。しかし手頃に仲間に出来そうな奴っていたかな。

 

紫瀾「う~んあっチルタリスあたりが良いかな?」

 

ハク「イブブ♪」

 

怠惰「あぁ~うんそれってこの辺で見たチルタリスだよな?なら無理だと思うよ?」

 

紫瀾「何でだよ?」

 

怠惰「彼奴はこの辺一帯のボスだ今の君達じゃボコボコにされるだけだしそれにこの島のボスポケモン達を仲間にするとなったとして困るのは君だぜ?」

 

何が言いたいんだ。あのチルタリスをゲットすると何かが起きると言いたいのか。

 

紫瀾「理由がありそうだな」

 

怠惰「まぁな」

 

ならどうしようかと考えながら辺りを見渡していると、

 

紫瀾「ん?」

 

バトルフィールドの観戦のために儲けられているベンチの足に何か火が見える。少し近づいて確認すると、

 

?「カゲ?」

 

何か尻尾に火が着火している黄色い蜥蜴がいた。何だこのポケモンはすぐにウォッチで確認してみる。

 

「ヒトカゲ とかげポケモン 生まれた時から尻尾に炎が点っている。炎が消えたときその命は終わってしまう」

 

ヒトカゲと言うのか。図鑑説明は悲しいがしかし何ていう愛くるしさだ。ハクのイーブイ系統とはまた違った可愛いさというか愛くるしさがある。というかまた図鑑のヒトカゲとは色が違う。

 

千「ヒトカゲか珍しい奴がおったんじゃなそれにまさかの色違い何ていう運の持ち主じゃ!?」

 

怠惰「紫瀾くんその子にしてみれば?」

 

紫瀾「えっ?」

 

ヒトカゲはベンチの足の影に隠れながらジーと見てくる。

 

紫瀾「……ヒトカゲ…君がよければ勝負しない?僕は君が欲しくなっちゃったからさ♪」

 

単に千が言った色違いだからとかじゃない。この子の‥‥ヒトカゲの目に闘志を感じたのだ。

 

ヒトカゲ「カゲ………カゲ!!」

 

尻尾の炎が強く燃えだす。どうやらやる気充分みたいだ。そういえば転生する前にもこんな事があったな。今目の前にいるヒトカゲのように目に闘志を燃やした奴が。

 

紫瀾「ハク出来るか?」

 

ハク「イッブイ!」

 

こっちもやる気充分かならばやるだけだ。

 

怠惰「俺らは観戦してよっか」

 

千「じゃなハピナスは暫く待機になってしまうが良いかの?」

 

ハピナス「ハッピ♪」

 

怠惰「ダークライはどうするボールに戻るか?」

 

ダークライ「………」

 

怠惰「そうなら一緒にみようか♪」

 

そう言い2人と2匹はベンチに移動する。自分はハクと共にフィールドに立つとそれに続きヒトカゲもフィールドに乱入する。

 

千「では初めじゃ!」

 

初めという合図と共にヒトカゲを勧誘するための戦いが幕を開けた。

 

紫瀾「先手必勝!ハク電光石火!」

 

ハク「イブ!イブ!イッブイ!!」

 

ヒトカゲに向かって素早くたいあたりを仕掛ける。するとヒトカゲは口を目一杯溜め込むと、

 

ヒトカゲ「ふわぁ!!」

 

口から煙を吐き出した。

 

ハク「イブフィ!!?」

 

煙へとハクは突っ込むがヒトカゲには当たらず煙から出てきた。

 

紫瀾「何だ今の煙は」

 

怠惰「煙幕だね♪」

 

千「じゃな」

 

いやお前らは知ってるかもだけだ俺とかハクは知らないんだよ。煙幕が消えると同時にヒトカゲは爪を立ててハクに向かってくる。

 

紫瀾「みきり!」

 

ハク「イブ!」

 

ヒトカゲ「カゲ!?」

 

見事なギリギリみきり回避で避ける。攻撃が外れたヒトカゲは動揺していた。そしてその隙を狙う。

 

紫瀾「スピードスター!」

 

ハク「イッブィ!!」

 

ヒトカゲ「ふわぁ!!」

 

ハクが振った尻尾から放たれた星々はヒトカゲへと向かっていくがヒトカゲはまた煙幕をして逃げる戦法を見せる。

 

怠惰「ありゃりゃ」

 

千「じゃな」

 

何を言っているのだと思っていると、

 

ヒトカゲ「カゲ!!?」

 

煙幕からヒトカゲが何かに弾き飛ばされたかのように出てくる。恐らくスピードスターが命中したのだろう。だがヒトカゲは受け身をとると口に炎を溜め込むと無数の小さなひのこを放ってくる。

 

紫瀾「ハクとどめのとっておき!」

 

ハク「イブブブ!!」

 

跳躍したハクは巨大な星を作り出しヒトカゲへと放った。とっておきの星はひのこをものともせずヒトカゲへとまっすぐ進む。

 

ヒトカゲ「かっカゲ!?カゲェェェ!!!?」

 

ドゴーーン!!

 

爆発が起き爆風で土が舞う。爆煙が消えると目を回すヒトカゲが目を回しながら倒れていた。

 

怠惰「今だ投げてみろ!」

 

紫瀾「いけぇ!!」

 

モンスターボールをヒトカゲへと投擲すると見事気絶しているヒトカゲの額に当たるとボールが開き赤い光線が出るとヒトカゲはボールに吸い込まれていった。そしてボールが地に落ちるとボタンが赤く光り点滅しながら揺れる。そして、

 

ポォーーン

 

と、音が聞こえると揺れが収まる。フィールドに入り落ちたボールを拾う。

 

怠惰「おめでとう紫瀾くん♪」

 

千「うむ見事じゃったぞ若造」

 

紫瀾「どうも‥‥えっとヒトカゲって出せるよな?」

 

怠惰「あぁ出してみたら♪」

 

ボールのボタンを押し空へと投げる。するとボールが開き光線が出てくるとヒトカゲが出てくるが、

 

ヒトカゲ「かっカゲェ~」

 

弱っているせいかフラフラしながら現れる。

 

千「回復させてやるわいハピナス癒しの波動」

 

ハピナス「ハピピ♪」

 

またハピナスから心地のよいオーラが流れてくる。そのオーラに当てられたヒトカゲはみるみると傷が治り元気になる。

 

千「ありがとうハピナスほれヒメリの実じゃ♪」

 

ハピナス「ハピハピ♪」

 

木の実を与えられたハピナスは喜んでモグモグと食べ始める。

 

紫瀾「ヒトカゲ‥‥呼びにくいな」

 

ヒトカゲ「カゲ?」

 

ヒトカゲって種類ネームだし何か違和感あるな。北海道犬に北海道犬と呼ぶような感じで何かパッとこない。

 

紫瀾「そうだな‥‥」

 

千「カゲカゲ言ってるからかげを入れてカゲロウ‥‥決めたお前の名前は陽炎(カゲロウ)だ♪」

 

陽炎「カゲカゲ♪」

 

怠惰「‥‥お前もニックネーム欲しい?」

 

ダークライ「………」(  ̄^ ̄)

 

怠惰「あっそう………」

 

どうやらダークライにはニックネームはいらないみたいだ。しかしでもこれで新たな仲間が加わってくれて嬉しい。

 

怠惰「さてと仲間が加わった所で雑学としてこの島のルールを教えてやるよ」

 

紫瀾「ルール?」

 

怠惰「あぁそうだここじゃあれだし中に一度入ろうか」

 

そう言われ皆をつれて怠惰と千の後に続き屋敷に戻り食堂の椅子に腰かける。ハクと陽炎は大人しくチョコンと座りダークライは椅子に腰掛けハピナスは千にベッタリくっつく。

 

怠惰「でだこの島のルールについて‥‥この島の大きさは並みレベルの大きさだが何よりも特徴的なのはエリアが幾つか存在しているってことさ」

 

紫瀾「エリア?」

 

怠惰「あぁそうだ例で言えばすぐ隣にあるメリープ達がたむろしている平原エリアだったり虫ポケモンとかが多くいる森エリア他にもビーチエリアに氷山エリアや砂漠エリアや廃村エリアなんてのもあって結構ある‥‥まぁマイクラの世界のバイオームを連想してくれればいいかな」

 

紫瀾「そんなにあるのかよ!?」

 

マイクラのバイオームって結構あるがそれと同じようにあるって事かこの島は。

 

怠惰「あるさそんでそのエリアごとにボスポケモンって呼ばれるポケモンが必ず1体いるこのエリアならチルタリスみたいな奴がな」

 

紫瀾「あれがこの辺のボスなのか?」

 

怠惰「あぁあの子は平原エリアのボスなんだよそんで何でゲットしない方が良いかって言うとこの島はボスポケモン達によって統治されいるのさ言わばボスポケモン達の存在あってこそこの島の秩序が守られている‥‥そういったボスポケモンが1体でも欠ければどうなるか‥‥その時は各々のエリアの均衡バランスが崩れかけないのさ」

 

紫瀾「そんなんで崩れるのかよ?」

 

千「うむチルタリスは主に温厚じゃが他のエリアのボスポケモン達はそうとは限らぬのじゃ」

 

紫瀾「そう‥‥なのか?」

 

千「うむ故にもしボスがいなくなれば消えたボスのエリアの支配をしようと進行してきたりして他のエリアのボス達とで衝突し合い戦いになって他のポケモン達にも被害が及ぶ故にボスポケモンは必要なのじゃよ」

 

怠惰「それにボスポケモン達が統治するエリアで蛮行を働くまたは縄張りを犯そうとする奴は容赦なく叩きのめされる‥‥だからこそボスポケモン達は他のポケモン達に恐れられると同時に尊敬されているのさ」

 

聞いていると結構怖いんだが。それだと俺がその縄張りを知らずに入ったら瞬殺されそうなんだが。

 

怠惰「それと他のエリアに行くんであれば裏の果樹園から木の実を何個か持っていきな贈り物を持っていけばエリアに入っても敵とは見なされず客人として敬うからな♪」

 

つまり貢ぎ物をしろと言いたいのか。だがそれで敵と見なされないならマシか。

 

怠惰「とまぁ島の全体的なルールは話したが理解したか?」

 

紫瀾「あぁ‥‥その中で近づかない方がいいエリアとかってあるか?それとここは襲われないのか?」

 

怠惰「そうだなぁここはまず襲われないよ1ヶ月くらい前にダークライとでボスポケモン達を全員フルボッコにして平和協定を結んだから♪」

 

安全なのは分かったがそれ完璧に昔から自分が使ってる脅しのような気がするが気のせいだろうか。

 

怠惰「で‥‥近づかない方が良いエリアはそうだな火山エリアは勿論で砂漠と卓状台地それから雪山と雪原のエリアはよく小競り合いを起こすし結構な数のポケモンが気が立ってるから注意しろよ?」

 

紫瀾「因みにそのボスポケモンってのは?」

 

怠惰「えっえぇと‥‥悪いどいつか忘れた♪」

 

ズコッ!

 

自分を含め怠惰以外のこの場の全員がズッこけた。結局これか聞いて損した気分だ。

 

千「本当にそなたはなぁ!?」

 

怠惰「まぁまぁ‥‥でも目印としてボスポケモン達はリボンとかネックレスみたいな人口物を身に付けてるからパッと見ですぐに分かると思うよ?」

 

紫瀾「そうなのか‥‥あっそれと聞き忘れたけどよ」

 

怠惰「なにかな?」

 

紫瀾「ここ島だよな?なら本島とかもあるのか?」

 

怠惰「勿論あるとも♪ただ本島に行くとしたら飛べるポケモンは必須だね海があるとは言えどこの辺の海域は少し厄介でね海流は速いし岩が結構連なってるからポケモンで海を泳いで渡るのはちょっと危険なんだよねだから飛べるポケモンが推奨かな」

 

紫瀾「そうか‥‥」

 

と、なると飛べるポケモンだから飛行タイプのポケモンを手に入れる必要がありそうだな。待てよ確か進化するとタイプが変わったりするんだよな。もしかしたらと思い自分の足元でじゃれつくハクと陽炎を見る。

 

紫瀾「この手持ちで進化をしたら飛べるポケモンっているか?」

 

千「ほうそうきたか‥‥怠惰よそのぐらいは教えてやっても良いのではないか?」

 

怠惰「そうだね‥‥まぁそのぐらいなら教えてあげるよハクちゃんは出来ても泳ぐとか伐採とかそんぐらいしか出来ないが陽炎は最終進化を人を1人と小さなポケモン1匹を同時に乗せるぐらいなら飛べるようになるよ♪」

 

紫瀾「そうか♪」

 

なら決まりだ。ハクは勿論だが陽炎もしっかり育てよう。

 

怠惰「それと本格的な冒険はもう暫く待っててくれやまだそのための準備が全然出来てないからさ」

 

紫瀾「何でお前にそんな事を言われなきゃならないんだよ?」

 

怠惰「その準備をしないとお前の冒険がちっと酷になるぜ?お前はともかくハクちゃんと陽炎ちゃんが可哀想だよなぁ~♪」

 

紫瀾「‥‥どのくらいだよ?」

 

怠惰「なぁに暫くさ♪」

 

そう言うと怠惰は立ち上がると千とダークライも立ち上がる。

 

怠惰「それまでは自分を磨いておくといいさ」

 

と、怠惰が言うと何もない壁から突然とドアが浮き出る。

 

怠惰「また暫くしたら来るからそれまで少しは強くはなっておけよ?」

 

千「全てはそなたの未来のためにの♪」

 

そう言い怠惰はドアを開けると千とハピナスは中に入っていった。

 

紫瀾「怠惰!もし次に勝負するときはお前を絶対に倒してやるからな!」

 

怠惰「その意気だ紫瀾♪それまで少しは強くはなっておけよな♪」

 

ダークライ「‥‥♪」

 

怠惰とダークライはドアの奥へと入っていくとドアは閉まり何もない壁に戻る。

 

ハク「イブ!」

 

陽炎「かげ!」

 

2体は何か言っている。多分その言いたいことは少し分かった気がする。

 

紫瀾「あぁ‥‥やろうぜ次こそ彼奴に勝てるようにな!」

 

そうして自分とハクと陽炎による新たな一歩と修行が始まったのだった。




怠惰「ではでは今回はここまでとなります」

千「うむ!しかしダークライは何故に怠惰についたのか本当に謎過ぎてのぉ」

ダークライ「………」

千「しかも掃除までこなしておる!?」

怠惰「あっここやったらリビングも頼むね♪」

ダークライ「‥‥」

千「幻のポケモンの威厳やらはないのかそなたは!?」

ダークライ「ふん‥‥」( ̄ ー ̄)

千「何じゃその顔は!?というか今鼻で笑ったじゃろ貴様!!?」

怠惰「こらこら喧嘩しないの」

千「ぐぬぬぬ!」

怠惰「ほらダークライも頑張って」

ダークライ ( ̄ー ̄)

千「何故に怠惰には忠実なんじゃろうなぁ~のぉ怠惰よ♪」(#^ω^)

怠惰「さぁ何でだろうねぇよく分かんないや♪それじゃそろそろ今回はここまでにしようか♪」

千「くぅ‥‥まぁ良いかコホンッ!それでは今回はここまでじゃ!」

怠惰「また次回投稿したらよろしくね♪」

千「それではな読者様!」

怠惰「サラダバー♪」


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第5話 修行そして試合へ

こんばんは読者様、怠惰のクソ悪魔です。そして今回ついにポケモンの既存の町が出てきます。何よりもファンの方ならこの町を見てえっこの町かよ何てあるかもしれませんね。何処が出るのかは是非是非見て楽しんでください。では本編へどうぞ。


怠惰と別れ翌日、自分はハクを連れて木の実を持って屋敷の隣の森に来ていた。

 

紫瀾「ここのボスポケモンは何だやら」

 

ハク「イブブ‥‥」

 

聞いた話によると虫ポケモンが数多くいると言うからもしかしたら兜虫みたいな見た目かもしれない。期待に胸を膨らませて歩いていると近くの森林が揺れる。

 

紫瀾「ハク戦闘準備」

 

ハク「イブ!」

 

何が来ると思っていると草むらからその者が出てくる。

 

? 「………」

 

紫瀾「………着ぐるみ?」

 

見た感じはとても可愛らしいピンクと茶の熊の着ぐるみを着ている人間っぽい。というか昔に着ぐるみのバイトをした事があるため分かるがとても暑そう。

 

? 「ク~マ~」

 

声からしてポケモン‥‥みたいだな。しかも可愛らしく両手を振ってくる。とりあえずポケモン図鑑で確認してみるかと思いウォッチを向けると着ぐるみっぽいポケモンに反応する。

 

「キテルグマ ごうわんポケモン 森の格闘王と呼ばれ大きく手を振る仕草は威嚇と警戒のサイン 一刻も早く逃げないと命はない」

 

紫瀾「ぶふぅ!!!?」

 

ハク「イブブ!?」

 

あのすみません。それ完璧に今の状態なんだけれど図鑑を見るのを止めてチラリとキテルグマを見ると、

 

キテルグマ「ク~マ~」

 

ヤバいよ完璧に両手を振っているよ。あれ近づいたら殺される的なやつだよな。しかも顔が無表情に近く殺気が感じないから余計に怖い。だがふとして気づくキテルグマの右腕にリボンが巻かれているのを。

 

紫瀾「よりにもよってお前かよ‥‥」

 

こいつがここのリーダーかよ。だが図鑑いわくでこれは威嚇であり警告。下手をすれば命はないつまり数時間としないで自分は棺行きだ。無闇に刺激を与えないようにしなければ、

 

紫瀾「あっあぁ~なっなぁキテルグマ」

 

鞄から布を取り出して地面に敷きその上に木の実を多くだす。

 

紫瀾「おっ俺らは決して怪しいものじゃないしお前の縄張りも荒らすつもりはないからな?」

 

と、言うとキテルグマは手を振るのを止めるとノシノシと歩いてくる。そしてゆっくりと座ると木の実を食べ始めた。

 

紫瀾「おっ俺らは友達だ‥‥♪」

 

ハク「イッブイ♪」

 

キテルグマ「………」

 

黙ってキテルグマは自分とハクを見てくるといきなり抱きついてきた。

 

紫瀾「ぐぉ!?」

 

ハク「イブ!」

 

抱きついて来てくれたって事は敵とは認識はされてはいないみたいで良かったが、

 

紫瀾「痛い痛い痛い痛い痛い!!?」

 

ハク「イッブ‥‥ブブ!!?」

 

何て力だ。たかが抱擁されただけで骨がミシミシと悲鳴をあげていて死にそうなんだけど。というかこれ完璧にプロレス技のベアハックだよな。

 

紫瀾「しっ死ぬからいい加減話してくれないか!?」

 

キテルグマ「………」

 

キテルグマはゆっくりと自分達を離す。あやうく全身の骨を折られて死ぬところだった。

 

キテルグマ「クマ♪」

 

危うく死にかけたがしかし友好は結べたみたいだ。

 

紫瀾「なぁキテルグマすまないが少しここら辺りを散策するかもしれないが良いかな?」

 

キテルグマ「クマ♪」

 

声からして「良いよ」と言ってくれている気がする。

 

紫瀾「ありがとうな♪」

 

そうして森を移動すると水の流れる音が聞こえてくる。その場へと向かうとそこには川が流れる川原だった。

 

紫瀾「ここでなら丁度良いか‥‥陽炎!」

 

手持ちのモンスターボールを投げると陽炎がモンスターボールから飛び出てくる。

 

陽炎「かげぇ!!」

 

紫瀾「さてとハク陽炎と一緒に修行するぞ♪陽炎も

   頼むぞ」

 

ハク「イブ!」

 

陽炎「カゲ!」

 

お互いに返事をするがさてどういった修行をするか。悩んでいると草むらがまた揺れる。するとそこから先程のキテルグマが出てくる。

 

キテルグマ「クーマ~」

 

ノシノシと此方に歩いてくると地面を殴って抉るも巨大な岩を地面から出す。

 

紫瀾「まさか手伝ってくれるのか?」

 

キテルグマ「ク~マ♪」

 

どうやら修行を手伝ってくれるみたいだ。キテルグマはハクと陽炎に何やら指示を出すと2匹は少し離れる。するとキテルグマは地面から抉り出した巨大な岩を殴り無数の石を作ると2人に向かって有名ピッチャーをも越える豪速球で投げ飛ばす。

 

ハク「いぶっ!」

 

陽炎「かげ!」

 

投げてきた岩を2匹は避けるとキテルグマは容赦なく次々に投げ飛ばしていく。

 

紫瀾「すっすげぇ‥‥」

 

キテルグマも凄いがそんな攻撃を頑張って避ける2匹も凄いと思えた。だがそんな時に限ってふと思い出す。怠惰のあの言葉を。トレーナーも強くならなければポケモンは強くはならないと。

 

紫瀾「キテルグマ!」

 

キテルグマ「ンマ?」

 

2匹の元に駆け寄りキテルグマの前に立つ。

 

紫瀾「俺も混ぜてくれハクと陽炎と同じように避けるまたは攻撃を弾くからよ♪」

 

ハク「イブブ?」

 

紫瀾「大丈夫だよハク安心しろ♪これでも昔よく鉄パイプとか警棒とかで殴られてもへっちゃらだったんだからさ♪さぁキテルグマ来い!」

 

キテルグマ「クマ♪」

 

キテルグマは先程と同じように超豪速球で石を投げてくる。それをハクと陽炎と共に避けていく。そうして石が無くなるとキテルグマは地面を殴って大岩を抉り出すと今度は砕かずに投げ飛ばしてきた。

 

紫瀾「まっマジか!!?」

 

流石のこれは自分でもただじゃ済まされない気がする。そうだこの時にこそ頭の悪い自分が挑んだ暗記があるじゃないか。

 

紫瀾「ハク!モードエーフィ!サイコキネシスで大岩を止めろ!」

 

ハク「イブ!」

 

ハクに指示を出すとハクはエーフィに変化し超能力で大岩を止めて浮かせる。すると、

 

キテルグマ「ンマァ!!!」

 

ハク「フィ!!?」

 

キテルグマが跳躍したかと思うとハクが浮かせた大岩を思いっきり殴る。すると大岩が砕け無数の石が降ってくる。

 

紫瀾「ちっ陽炎!ひっかくで石を弾き飛ばせ!」

 

陽炎「カゲッ!!」

 

陽炎のひっかくで降ってくる石を全て弾き飛ばし自分とハクを守る。地面に着地したキテルグマは無表情で自分達を見ると、

 

キテルグマ  ( ̄ー ̄)b

 

何故か左親指をたててくれる。

 

紫瀾「あっありがとうな」

 

ハク「フィー♪」

 

陽炎「カゲ♪」

 

2匹が喜んでいるってことはつまり上出来という意味でいいのだろうか。するとキテルグマはノシノシと歩くと今度は近くの木へと来ると、

 

キテルグマ「クマッ」

 

ドゴンッ!!

 

見た感じ軽めのグーパンで薙ぎ倒すと倒れた木を持ち上げ木で殴りかかってきた。

 

紫瀾「なんじゃそりゃ!!?あっえっと!モードリーフィアでリーフブレードで木を切断しろ!!」

 

ハク「フィー!」

 

ハクに指示を出すとエーフィからイーブイに戻りそしてリーフィアにチェンジすると尻尾の葉を刃に変えて凪ぎ払ってきた木を切断してギリギリで当たらずに済む。

 

キテルグマ「クマッ!!」

 

何とキテルグマは凪ぎ払った勢いで木を遥か上空に投げ捨てると一気に間合いを詰めて稲光を纏わせた拳と共に殴りかかってきた。

 

紫瀾「陽炎えんまく!」

 

陽炎「ぶわぁ!!」

 

暗い煙をキテルグマの顔に吐き出すとキテルグマは狙ったであろう場所とは対象外の場所に拳を放ったが、

 

紫瀾「こっこぇぇ」((((;゜Д゜)))

 

何と恐ろしい事に自分のすぐ右隣だったため滅茶苦茶怖いし足がすくみそうになった。キテルグマはゆっくりとこぶしを戻すと顔を擦り自分達を見ると、

 

キテルグマ ( ̄ー ̄)b

 

またグッジョブしてくれる。だが敢えて言いたいのだが少しズレていたら死んでたかもしれないと。昔そこいらにいたチンピラの拳となんかとじゃ訳が違うためビビってしまう。足を見ると生まれたての小鹿みたくプルプル震えていた。

 

紫瀾「まっ負けてたまるかぁ!!」

 

自分達はキテルグマとの特訓を重ねていったのだった。そうして自分とハクと陽炎は何日も何日も修行を重ねていった。時にはボスポケモンと出会い指南してもらったり時には追いかけられ騒動に巻き込まれたり。またはハクと陽炎が喧嘩し時には笑ったりとしていき、

 

陽炎「かげ!!」

 

紫瀾「光!?」

 

陽炎が光に包まれた。これはハクの姿でも見たことのある進化だ。陽炎の形は徐々にと大きくなっていきそして光が止むと、

 

陽炎「リザ!!」

 

ヒトカゲの時よりも立派にたくましくなった。すぐさまウォッチで確認すると、

 

「リザード かえんポケモン ヒトカゲの進化形  鋭い爪で容赦なく叩きのめす。 強敵と向かい合うと気分が高ぶり尻尾の炎が青白く燃え上がる」

 

どうやらリザードと言うみたいだ。まぁ陽炎という名前があるため陽炎で変わりないが。

 

陽炎「リザ♪」

 

ニコニコと笑ってこちらを見る。これからもよろしくって言ってくれている気がした。

 

紫瀾「あぁ改めてよろしくな陽炎♪」

 

ハク「イブ♪」

 

そうしてリザードとなった陽炎と更なる修行を行っていく。そうしてこの島で暮らし初めて約1年ぐらいが経過した。

 

紫蘭「さて今日はどうするかねぇ」

 

ハク「イブブ」

 

陽炎「リザ‥‥」

 

この一年で強くはなったにはなったが敢えて言いたい。修行がマンネリ化してきていると。ハクと陽炎も修行をやるにはやるが前よりも血気盛んな感じではなくなってきている。

 

紫蘭「はぁ」

 

どうするべきなのだろうかと悩んでいると何もなかった壁に扉が現れ扉が開きそこから怠惰が出てきた。

 

怠惰「やぁやぁ紫蘭君2週間ぶり♪いやまてよここだと1年ぶりってのが正しいかな♪」

 

紫蘭「怠惰てめぇ来るとか言ってた割には1年経ってるだろ!?」

 

ハク「イブブ!!」

 

怠惰「まぁまぁ落ち着いてよ♪今日は君にちょっとした朗報を持ってきてあげたんだからさぁ♪」

 

そう言うと怠惰は懐から1枚の丸めてある紙を出すとテーブルに広げて見せる。

 

紫蘭「何だこれ?」

 

見たことのない字なのだが何でか分からないが不思議と頭に入ってくる。

 

紫蘭「え~と何々‥‥カンナギタウンポケモン大会?」

 

怠惰「そうシンオウ地方っていう場所にある小さな田舎町で行われる非公式ポケモンバトル大会さ本来のポケモン大会とかになると博士からポケモン図鑑やらが必要になるんだがこういった非公式大会ではいらない、なおかつ足がつきにくいから今のお前にはうってつけなのさ♪」

 

紫蘭「成る程なぁ‥‥待てよ俺はポケモン図鑑は持ってるだろ?」

 

怠惰「そのウォッチ図鑑はまだ非公式でね純粋に大会受け付けとかで受付しようとすると役員に蹴られるがオチなのさだからそのために俺は努力してんじゃねぇか」

 

紫蘭「ふぅ~ん」

 

まぁポケモンバトル大会に出れるなら出たい。現にこの話を聞いてハクと陽炎は目をキラキラしてる。だが肝心な事を忘れてはいないだろうか。

 

紫蘭「だがよそれ本島での話だろ?飛べるポケモンとかまだ持ってねぇぜ?」

 

ハク「イブ!!?」

 

陽炎「リザ!!?」

 

それを聞き思い出したであろう2匹はどんよりと暗くなる。だが怠惰はやれやれも両手を上げると、

 

怠惰「まだ持ってなかったよかよ‥‥まぁ良いか今回は出血サービスだ送迎はしてやるよ俺から持ち掛けた話だしな」

 

紫蘭「何!」

 

ハク「イブブイ♪イブブイ♪イッブイ♪」

 

陽炎「リザ~♪」

 

めっちゃ喜んでるよ。そんなに出たかったのかよ。というかサービス良いな。

 

怠惰「そんで行くの?行かないの?」

 

紫蘭「それを言うか?行くに決まってるだろ!」

 

ハク「イブイ!」

 

陽炎「リザ!」

 

2匹と言葉が合うと怠惰は笑う。

 

怠惰「なら準備しなエントリーは今日中にして即座に大会スタートだ」

 

紫蘭「よしきた!」

 

ハク「イブイブイ!」

 

陽炎「ぶわぁ!!」

 

そうして自分達はすぐに準備を整える。念のためとしてポケモンの体力を回復できるオボンの実や状態異常を治せるラムの実そしてハク用のブラシに水筒を用意してウォッチに納める。そして陽炎はもし尻尾の炎で何か燃やしたら洒落にならないためボールにしまう。

 

紫蘭「準備オーケー」

 

怠惰「OKすら英語で言えねぇのかよ‥‥さて時間も時間だし行くか中に入りな」

 

そう言い扉の奥へと怠惰は入っていった。

 

紫蘭「行くぜ」

 

ハク「イブイ!」

 

そうして自分達は怠惰に付いていき扉を潜り中へと入るのだった。そうして自分達は暗く不思議な廊下に出る。

 

怠惰「こっちだ紫蘭ここはあらやる空間の裂け目の世界だここで迷子になったら二度とそっちの世界に戻れなくなるぞ」

 

紫蘭「おっおう」

 

迷わないように怠惰の後をついていくと近くの扉が開く。

 

? 「あぁいた!ちょっと後でこのゲームについて教えてちょうだいよ!」

 

青色の長髪に帽子それも桃が乗っている少女は怠惰に向かっていうと、

 

怠惰「はいはい後で行くから千ちゃんともう少し戦ってて」

 

? 「むぅ‥‥分かったわよ」

 

そう言い中へと入っていった。

 

紫蘭「なっなぁ今のって」

 

怠惰「言っただろ空間の裂け目の世界だって色々な場所にアクセスできるんだよここは‥‥っとついたな」

 

1つの扉の前へと来ると怠惰は扉を開ける。手で入れとジェスチャーをしてくるため扉をくぐると薄暗い場所に出た。

 

紫蘭「ここは?」

 

怠惰「カンナギタウンの祠さ」

 

紫蘭「へぇ」

 

陽炎の尻尾の炎で照らされる祠の壁を見ると絵が書いてある。3匹の似ている者同士のポケモン達の中央に何かが描かれている。

 

怠惰「カンナギタウンではシンオウ地方に伝わる伝説のポケモンこの世界の時を司るポケモンディアルガとこの世界の空間を司るポケモンパルキアこの2匹に戦いを見せるためにこの非公式のポケモンバトル大会が行われているのさ」

 

紫蘭「成る程なぁ」

 

怠惰「あぁだが実際はシンオウ地方の伝説ポケモンはディアルガとパルキア以外にもう1匹存在するのさ」

 

紫蘭「もう1匹?」

 

怠惰「あぁ‥‥ってこんな無駄話をしちまったがエントリー‥‥」

 

紫蘭「やっべ!」

 

ハク「イブブ!!?」

 

すっかり忘れていた。ついつい面白くて話を聞いちまった。

 

怠惰「それと後でウォッチのメール機能に俺の連絡先を送っておく!ポケモンの回復とか緊急で買ってきてほしい物とかあったら連絡しろよ」

 

紫蘭「分かった!そんじゃあな行くぜハク!」

 

ハク「イッブイ!」

 

そうして自分達はカンナギタウンポケモン大会のエントリーをするために向かのだった。




怠惰「てな訳で今回はここまでですしかし紫蘭と来たらねぇ‥‥本当に困っちゃいますよねぇお前もそう思わないダークライ」

ダークライ「‥‥」

怠惰「こっそりスゥーと影に入るのは止めろって言ってるだろ‥‥」

ダークライ (´・ω・`; )

怠惰「分かったそんな顔をするな‥‥とりあえず紫蘭君の戦いを見ようか♪それまで暇なら屋台の品でも食いに行こうぜ」

ダークライ ( ̄ー ̄)

怠惰「まったく‥‥そうだ千ちゃんも呼ぼうかな折角だし」

ダークライ ( ̄ヘ ̄)

怠惰「‥‥何その不服って顔はいやだって俺だけ永遠とマシンガントークとか嫌だし無理あるよ!?」

ダークライ ( ̄ー ̄)b

怠惰「いやいや!!?グッジョブされても無理があるからな!?」

ダークライ (。・´_`・。)

怠惰「ため息を吐いて何なのもぅ‥‥あっそれとこれはメタい話だけど実際こんな大会は原作にはなくオリ設定ですのでそこはご了承をお願いします」

ダークライ (_ _)

怠惰さてそろそろ時間だし今回はここまでにしようか」

ダークライ「………」

怠惰「次回もよろしくと言ってるみたいです‥‥それでは次は何時投稿するかは分かりませんが投稿したらよろしくお願いしますそれでは♪」

ダークライ (ー_ー)/~~


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第6話 カンナギタウンポケモン大会(前編)

こんばんは読者様、怠惰のクソ悪魔です。そして今回はリアル御守り小判or幸運のお香‥‥みたいな場面がありますので御了承ください。それと良い子は絶対にマネをしないように。それでは本編へどうぞ。


祠を抜けると目に映る光景はのどかな田舎の町という印象がある村だが屋台がならに並び近所の祭りみたいな感じだ。

 

紫蘭「へぇ~こういう感じの祭りが一番だよな」

 

ハク「イブっ♪」

 

と、言いながら隣をチラリと見ると左右の壁に壁画があった。自分から見て左には青く馬みたいな形をしたポケモンそした右には二足歩行にまるで肩パットを着けているかのようなポケモンが描かれていた。

 

紫蘭「さっき怠惰が言ってたがこれがディアルガとパルキアなのか?」

 

ハク「イブブ‥‥」

 

と、言っていると、

 

アナウンサー「大会エントリーの方はそろそろ締め切りますのでお急ぎを下さい繰り返します大会エントリーの方は‥‥」

 

紫蘭「やべっ!そんな事を考えてる場合じゃねぇ!ハク頭に乗れ!」

 

ハク「イッブイ!」

 

頭の上に乗っかるのを確認し猛ダッシュで大会エントリーをしに向かう。

 

紫蘭「すんません!エントリーお願いします!!」

 

委員「うわぁ!?えぇとお名前をお願いします」

 

紙とペンを渡されとりあえず賀茂紫蘭と書こうとした。だが待てよこの世界って漢字いや自分達の世界の言葉って理解できたっけ‥‥どうするかと悩みに悩みながら考えていると、

 

紫蘭「あれ?」

 

何かいつの間にかこっちの世界での文字で自分の名前を書いていた。

 

委員「えぇと賀茂紫蘭さん‥‥えっと紫蘭さんで構いませんか?」

 

紫蘭「えっあぁ」

 

委員「エントリーありがとうございますもう間もなく開会式が始まりますのでこちらのペンダントを持って中央広場にお進みください♪」

 

紫蘭「あぁありがとうな」

 

まぁ深くは考えないようにしよう。とりあえず指示された場所へと向かうとそこには8人程のトレーナーが集まっていた。しかも周りの観客達はご老体だったり園児ぐらいの子供だったりといった者達が観戦していた。

 

紫蘭「ふぅ~ん」

 

自分の対戦相手となる者達を眺めると中年の人や二十代ぐらいの女性とかだが中には世紀末のヒャッハーな脳筋とか自分があまり好きではないタイプのナルシストみたいな奴とか後は‥‥1人だけ小さい少女がいたな。金髪のブロンドヘアーで見た感じは小学生ぐらいの女の子だ。

 

紫蘭「あんな子もいるんだなぁ」

 

と、呟いているとおばあさんが自分達の目の前に立つ。

 

婆「オホン‥‥私はここの村長を勤めるものじゃよろしくの‥‥ではこれよりカンナギタウンバトル大会を始めるよルールについては使用ポケモンは1匹のみどちらかのポケモンが戦闘不能またトレーナーのサレンダーで勝敗を決するそれと優勝者には景品として少ないが賞金5万円を送る‥‥皆の力を見せ合い時と空間の神に捧げようじゃないか」

 

と、言うと周りのトレーナーはやる気を出す。しかし5万円か元の世界の俺の年玉の合計よりも遥かに多いな。俺の年玉が毎年合計金は1万満たなかったのを今思うと悲しくなってくるな。だがこの5万円あれば拠点の庭にポケモン達のための遊具の足しに少しはなりそうだ。

 

村長「それじゃ対戦表をあそこの掲示板に張り出すよ‥‥それと放送で呼んで10分以内に来ないと失格にするからそのつもりでお願いねぇそれじゃ頑張るのじゃぞ」

 

そう言い舞台から降りる。自分が何時やるのかの確認のため掲示板を見ると第1戦目は今から約1時間後になっていた。まぁ制限時間無しの戦いのためおおよその時間となっても仕方ないか。

 

紫蘭「う~んハク屋台でも見に行こうぜ♪」

 

ハク「イブ!」

 

そうしてとりあえずは屋台の方へと向かう。屋台には色々な物が売られていた。ポップコーンやマトマの実のサルサソーストルティーヤとかモーモーミルクジェラート等々と食べ歩きが出来そうだ。

 

紫蘭「何から食おうかなぁ♪」

 

ハク「イブブ~」

 

ハクと頭に乗せたまま悩みながらふらふらと歩いていきふと値段表を見てとんでもない事を思い出した。

 

紫蘭「はっ!そういえば金ないんだった‥‥」

 

ハク「イブっ!!!?」

 

金がない貧乏人だったことを思い出す。金がなくうっかり食べて無銭飲食とかしたら自分のルールに泥を塗る事になっちまう。

 

紫蘭「‥‥はぁ~」

 

ハク「イブ~‥‥」

 

ハクまでがっかりさせるとはこれではトレーナーとしては失格だな。やりたくもないが仕方ない。背に腹はかえられないが怠惰に借りるか。

 

紫蘭「仕方ない1回祠に‥‥」

 

祠に帰ろうかと思っていると木の裏の方に人影が見えたためソロリと近づくと、

 

少女「汚いわよ貴女達!」

 

あれあのブロンドヘアーの少女ってさっき大会出場者の中にいた子だよな。それから、

 

男性「おいおい勝負に勝ったんだ賞金払えよ」

 

男性「そうだ払えよガキンチョ」

 

女性「何が勝負よ!いきなり2体1になるだなんて聞いてないわよ!それに卑怯よ!」

 

どうやら見ていて思ったのはカツアゲされているみたいだな。

 

男性「あんだとこのガキ!」

 

男性「おいこいつここに縛り付けて大会に出させねぇようにしようぜ!」

 

男性「いいなそれ」

 

と、やってる事が姑息でガキを相手にこの勝ち誇っている顔を見ていると段々とイライラしてきた。

 

紫蘭「ハクお前は少しここで待機していてくれもし荒事になりそうなら呼ぶよ」

 

ハク「イッブ♪」

 

ハクを待機させ草むらから出てこいつらに近づく。

 

紫蘭「お前ら何してんだよ?」

 

男性「あん何だこいつ?」

 

男性「おいおい優男君ここは回れ右手して帰んなよ~お前みたいな奴がしゃしゃり出てくる所じゃな‥‥」

 

1人が自分の肩を触ってこようとしてきたため腕を掴んで思いっきり握りしめると、

 

ゴキッ!

 

と、少しだが鈍い音がする。

 

男性「ギャー~!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!!!!!!」

 

男性「おいゴラてめぇ何してんだゴラ!」

 

握っている男の手を離すと男は手を押さえて下がる。

 

男性「俺の手が!!?」

 

紫蘭「何してるか‥‥てめぇらこそ楽しいか?集団で弱いガキを虐めてカツアゲしてよ♪」

 

男性「あんだと!これはポケモンバトルで勝ったから賞金をせしめようとしてるだけだろ!正当じゃねぇか!」

 

紫蘭「聞いてると2対1とかみたいじゃねぇかそれも無断にやったみたいだしな‥‥おいそこのガキンチョこいつらは勝負前に2対1って言ったか?」

 

少女「誰がガキンチョよ!でもこいつらは言ってないわよそれに勝負しないって言っているのに強引半ばにやられてって最悪よ」

 

紫蘭「そうかそうか♪で?お前らは何か言い分はあるか?あるなら言えよ♪」

 

男性「ざけんなこのヤサ野郎が!」

 

男性「喧嘩売ってんのかゴラぁ!」

 

紫蘭「あぁ喧嘩を売ってるのか?あぁ売ってるさ買うならかかってこいよチンピラ共!」

 

と、言うと男性達はモンスターボールを取り出すと、

 

男性「行けっニューラ!」

 

男性「出番だぜスカンプー!」

 

ニューラ「ニュー~!!」

 

スカンプー「プーー!」

 

スカンクみたいなポケモン二足歩行の猫(ド(ピー)えもんではない)ポケモンを出してきた。喧嘩を買ってかくれて嬉しい。相手もやる気充分みたいだし少しは楽しませてくれるかな。あっでもこの世界はポケモンバトルで物事を決めるんだったな。

 

紫蘭「郷に入れば郷に従えか‥‥ハク出番だ!」

 

合図を送ると草むらから待機させていたハクが飛び出てくる。

 

少女「色違いのイーブイ!?」

 

男性「こいつは良い!俺らが勝ったらそいつを貰おうか!」

 

男性「あぁ!雑魚は負かして悔しむさまを見ながらポケモン奪われるといいぜ!」

 

紫蘭「やってみろ口だけ達者な雑魚共が!」

 

と、言った瞬間に男達は眉間にシワをよせた。

 

男性「上等だ!ニューラ騙し討ち!

 

男性「スカンプーアシッドボム!」

 

ニューラ「ニュ~!!」

 

スカンプー「プーーーーッ!!」

 

ニューラは素早い動きで近づきスカンプーは尻尾の付け根から紫色の玉を出して攻撃してきた。

 

紫蘭「電光石火でかわしてニューラに突撃!」

 

ハク「イブ!」

 

素早い動きでアシッドボムを避けそして、

 

ハク「イッブイ!」

 

ニューラ「ニュァ!!!?」

 

近づいてくるニューラにたいあたりして木に叩きつける。

 

男性「なっニューラ!」

 

男性「大丈夫か!」

 

紫蘭「おいゴラお前の心配をしな!跳躍してスカンプーにスピードスターで畳み掛けろ!」

 

ハク「ブイッ!!」

 

スカンプー「プーー!?」

 

跳躍したハクのスピードスターが見事に決まり煙が上がる。そして煙が止むと、

 

ニューラ「ニュ~~‥‥」

 

スカンプー「ピュ~……」

 

木によりかかる感じでニューラは目を回しスカンプーは地面に倒れて目を回していた。勝負ありだな。

 

男性「嘘だろ‥‥」

 

男性「嘘だイーブイごときがここまで強い訳ねぇだろ!」

 

とか言うがお前らは血が滲むぐらいの努力したのかと言いたい。こっちは凶悪と言っても良いぐらいのボスポケモン達を相手に修行してんだ。この程度なら朝飯前だ。

 

少女「つっ強い‥‥」

 

紫蘭「で?確か勝ったら賞金だったよな払えよ雑魚共がほらほら♪」

 

自分達のポケモンをモンスターボールにしまいソロリソロリと逃げようとしていたため言うと、

 

男性「なっふっふふふざけんな!こっちは右手を怪我したんだぞ!てめぇこそ慰謝料を!」

 

と、言ってきたので胸ぐらを思いっきり掴み持ち上げる。

 

紫蘭「あぁん?ならこっち精神的苦痛で慰謝料を追加して払わせんぞ?さっさと出せや!」

 

男性「ひっ!すんませんした!おっおい!」

 

男性「あっあぁ!」

 

賞金として2人から1000円ずつ合計で2000円を受けとるが、

 

紫蘭「てめぇら嘗めてんのか?精神的苦痛を味わせた分の慰謝料を払えよ?」

 

男性「えっ早く払えば」

 

紫蘭「俺の分じゃねぇよこのガキンチョの分だ勿論だが払うよな♪」

 

胸ぐらを掴みニコリと笑うと2人はビクビクしながら財布を取り出し渡してくる。胸ぐらを掴む男性を軽く投げ財布を取りと投げた男も財布を出したため受け取る。受け取った2人の財布の中には2000円が入っていたため半分の1000円ずつ抜く。さっきのと合わせて計4000円を受け取り財布を投げて返す。

 

紫蘭「次こんな下らねぇ事してるの見たらこれで済むと思うなよ噛ませ犬共が」

 

男性「おっ親分に言いつけてやる!!」

 

男性「覚えてろこの色黒優男が!!」

 

と、捨て台詞を吐いてダッシュで去っていった。凄くダサい連中だ。

 

紫蘭「‥‥やれやれお疲れ様なハク♪」

 

ハク「イブ♪」

 

ハク撫でて自身を頭の上にのせる。まぁこれで怠惰から金を借りる心配もなくなってよかった。とりあえず俺達の方を向いてポカーンとしている少女が気になり近づく。

 

紫蘭「お~い」

 

少女「はっ!えっと頭がこんがらがって‥‥それよりも彼奴等と貴方がやっている事は同じじゃない!」

 

紫蘭「‥‥う~んお前から見たらそうなのかもな‥‥だがな考えてみろここで一度この手の恐怖を味わせればどうなると思う?」

 

少女「えっ?」

 

紫蘭「常人だったら懲りて足を洗うのさ‥まぁ常人だったらの話だがな根本的な悪人は中々足は洗わないが世の常だ‥‥あぁいった中途半端な奴等ならまだ可能性があるのさ」

 

経験談上で強がってる半端な奴ほど一度ボコボコにすると懲りて基本は二度と襲って来ないものなのだ。まぁこれで反抗心があったりすると懲りずに来るがそういう奴は今のご時世ではあんまりいないから悲しいものだ。

 

紫蘭「さてと‥‥これを見たガキンチョには色々と口封じしないとな」

 

少女「なっ何するのよ!」

 

紫蘭「来な」

 

そうして少女を連れて屋台の方へと向かう。そしてモーモーミルクジェラートが売られている屋台の前に来る。

 

紫蘭「好きな物を1個買ってやるから選びな」

 

少女「えっ?」

 

紫蘭「何だいらないのか?」

 

少女「いえ‥‥そうじゃなくて普通なら人気のない場所に連れていかれてエッチな本みたいなあんな事やこんな事をされた後の光景を写真とかに」

 

紫蘭「俺はそんな姑息で汚ねぇ事はしねぇ!それよりお前は年齢いくつだよ!?ポルノ雑誌とか見てんじゃねぇよ!」

 

少女「違うのよ!捨ててあったのを知らずに見ちゃったの!」

 

どうでも良いがな結果的に見てんだろうが。

 

店員「お客さ~ん冷やかしなら帰ってもらえるかい?」

 

紫蘭「うぉっと‥‥とりあえず分かったから選べ店員の顔がマジだから!ハクお前は何にする?」

 

メニューを掲げてハクに選ばせる。

 

ハク「イブイ♪」

 

ハクは前足で食べたいものを選択する。

 

紫蘭「バニラな‥‥俺は良いから2人分でいくらだ‥‥えぇと値段はどれも一緒か?」

 

店員「あぁ一緒だ2人分なら2つ合わせて1000円だ」

 

おいおい高いな。まぁガキの口止め料とハクのご褒美にあげるなら充分‥‥いや贅沢か。

 

紫蘭「あっそうバニラ1つ‥‥ガキンチョお前は?」

 

少女「う~ん‥‥」

 

少女はメニューとにらめっこしていた。早くしてくれよと思い待つこと5分。

 

少女「う~んバニラ‥‥いやでもタポルの実も‥‥」

 

そして更に5分が経過する。後ろに人が並び始めるが、

 

少女「でもモモンの実も捨てがたいのよね」

 

店員  (^ω^#)

 

ヤバイ店員の眉間にシワがよって睨み付けてくる。後ろを向くとまだかと言わんばかりに足を貧乏揺すりしてる。これ以上待たせるのは不味い。

 

紫蘭「あぁ分かった!!バニラ2つ!速攻で頼む!」

 

少女「えっちょっと!」

 

店員「あい毎度」(´∀`#)

 

注文したアイスを作り始めた。

 

少女「ねぇ!これじゃ口止めにならないわよ!」

 

紫蘭「お前は後ろの人と店員の顔を見て言ってるのか?」

 

少女「‥‥あっ」

 

ようやく気づいたかこのガキンチョは。KY(空気読めない)と言われた俺ですらも流石にここは気を使う。それに気づいたガキンチョは黙る。

 

店員「はいよ受け取ったならさっさと列から外れてくれ」

 

紫蘭「言われなくても外れるっての」

 

そうして列から外れるとハクは自分の右肩にのって来る。スプーンにアイスをよそいハクに食べさせる。

 

ハク「イブ~♪」

 

少女「う~んおいしい~♪」

 

紫蘭「そうかい‥‥」

 

ハク達ポケモンや子供は気楽でいいよな。俺も昔みたいに何も考えずにはしゃぎ‥‥いやよそう昔の事になると彼奴の事を思い出してきちまう。

 

紫蘭「そういえばお前さ大会出場者だったろ?準備とか良いのか?」

 

少女「あっ!そうだったわ2回戦に備えて回復させなきゃ私はポケモンを回復させるから行くわねありがとう助けてくれてそれとさっきの事は不問にしてあげる♪」

 

そう言いニコリと笑ってアイスを食べながら早足に去っていった。というか彼奴2回戦って言ったな何か彼奴は2回戦に行ける実力なのかよ。

 

紫蘭「彼奴意外に強いんだな‥‥」

 

と、思っていると、

 

アナウンサー「紫蘭さん賀茂紫蘭さん対戦が始まりますので残り5分以内に来てください」

 

紫蘭「うっそだろおい!?ハク食わせながら走るぞ!」

 

ハク「イブ!」

 

そうして対戦となったためすぐに試合会場に向かうのだった。

 




怠惰「ではでは今回はここまで」

千 「うむ!次回からついにポケモンバトル大会
   が見れるの♪」

怠惰「果たしてどんな戦いをしてくれるのかねぇ♪」

千 「しかしあの小娘は何処かで見たことがあるよ
   うな‥‥ないような?」

怠惰「まぁ誰かは見ていけば‥‥ね?」

千 「うむむ‥‥」

怠惰「それとさどうしようかって悩んでるんだけど
   出てきたボスポケモンとかの情報を出そうか
   なぁ?後書きとか使って」

千 「ふむありではないか?」

怠惰「う~んそこはまぁ考えておこうか」

千 「じゃな‥‥そういえばダークライは?」

怠惰「あぁ~千ちゃんが来たら影に潜んじゃったよ」

千 「うむむ‥‥ワシは嫌われておるのか?」

怠惰「さぉ分からんそこまでは」

千 「ふむ‥‥仲良くしたいんじゃがのぉ」

怠惰「こいつは仕方ないさ」

千 「はぁ‥‥」

怠惰「さてそれじゃ今回はここまで」

千 「うむまた投稿したら頼むぞ♪」

怠惰「それでは読者様」

千 「さらばじゃ!」


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第7話 カンナギタウンポケモン大会(中篇)

こんばんは読者様、アレルギーで夜が寝苦しく悩まされている怠惰のクソ悪魔です。息がしづらくて大変ですね。この時期は。さてではでは今回と次回(予定)はポケモンバトル回なのでよろしくお願いします。それでは本編へどうぞ。


試合会場に行くと役員が立っていた。

 

委員「君が紫蘭くんで良いんだよね?」

 

紫蘭「すまねぇ遅れちまって」

 

委員「構わないよ♪それじゃこのまま真っ直ぐ線の方まで歩いてくれ」

 

紫蘭「分かった」

 

歩き出し線の方まで向かうと人数なりの声援を観客達は発する。目の前には自分の相手となる見た目が世紀末的なヒャッハーな脳筋野郎が立っていた。

 

委員「これよりバトル大会の第3回戦を行います!まず右にいるのは今大会の優勝格の1人ミルズ選手!そして左は今大会の初の挑戦者の紫蘭だ!」

 

と、審判が軽く紹介をすると老人らしい盛り上げを見せる。何か虚しくなってくるなと思っていると、

 

? 「親分そいつっすよ!」

 

? 「やっちゃって下さいよ!」

 

と、声がしたため向くと先程にやられた噛ませ犬の2人がいた。どうやら親分とはこいつみたいだ。親分はこっちを見て睨んできた。

 

ミルズ「お前かうちの子分達を虐めたのはよ負けて恥をかく覚悟をあんだよなぁ!!」

 

紫蘭「ここは何時から世紀末になったんだ?来る世界を間違えてんじゃねぇのか?1回死んで本来いるべき世紀末の世界に戻れや時代遅れなファッションセンス野郎それとよお前とその子分はヒャッハーか?ヒャッハーなんですかこの野郎?」

 

ミルズ「何がヒャッハーだゴラ!!これが格好いいんじゃねぇか!」

 

いやいや。だってガチなカチカチモヒカンにライダージャケットの裾がギザギザ半袖でに肩パットでしかもシャツを着ないで裸とかネタとしてはセンスはあるけどそうじゃないならセンスないぞ。それなら特効服に下はさらしとかなら分かるけどさ。下着を着ないで裸とかは流石の自分ですらないわぁ。

 

紫蘭「ぷっ」

 

ミルズ「調子に乗るんじゃねぇぞ!マジで身ぐるみ剥がせて土下座させてやろうかぁ!」

 

紫蘭「やってみろよお前とお前のポケモンなんて俺達の敵じゃねぇよ」

 

ミルズ「野郎が!行けっサイドン!!」

 

サイドン「ギュァ!!」

 

紫蘭「でけぇな」

 

デカイ二足歩行のポケモンが出てきた。しかも頭には男のロマンとも言えるドリルが角みたくついてる。とりあえずウォッチをかざして見てみると、

 

「サイドン ドリルポケモン サイホーンの進化形 進化して後ろ足 だけで立つようになった。ツノで突かれると岩石にも穴があいてしまう。」

 

ふ~んサイドンって言うのか。しかし大きさもなりには大きいんだなと思っていると、

 

男性「親分のサイドンは最強だ!」

 

男性「恐れ入ったか!」

 

と、外野が発情期の野良猫みたく騒ぐな。ギロリと睨み、

 

紫蘭「外野は黙ってバトルを見とけ

 

その一言にビビったのか一気に静かになった。

 

ミルズ「てめぇ俺の子分に何様だゴラァ!」

 

紫蘭「うるさいから黙らせただけだろうが‥‥下らねぇ事で熱くなるなよそういった奴はすぐ喧嘩で倒れるぞ?」

 

ミルズ「マジで潰す」

 

紫蘭「口達者な奴だ」

 

腕を水平に伸ばすとハクが頭から腕にしがみつくと腕を振りかぶる。

 

紫蘭「頼むぞハク!」

 

ハク「イブイ!」

 

ハクを場へと出す。相手のヒャッハー野郎はケラケラと笑いだした。

 

ミルズ「おいおい嘗めといてそれか?イーブイとか雑魚ポケモンじゃねぇかそんなんで勝てると思ってんのか?」

 

紫蘭「果たしてそう思うのかねぇ‥‥」

 

審判「そろそろよろしいですか?」

 

ミルズ「あぁその嘗めきった態度を修正してやんよ」

 

紫蘭「やってみろ精々その減らず口だけで終わるなよ?」

 

審判「それでは‥‥バトル開始!」

 

審判の合図でバトルがスタートした。

 

ミルズ「サイドン突進しろ!」

 

サイドン「ギュァ!!!!」

 

ドスドスと足音をたてながら迫ってきた。

 

紫蘭「スピードスター!」

 

ハク「イッブイッ!!」

 

尻尾を振りスピードスターを放つがそんなの屁でもないと言わんばかりに進行を止めずに向かってくる。

 

ミルズ「くらいやがれ!」

 

サイドン「ガァッ!!」

 

紫蘭「みきり!」

 

ハク「イブっ!」

 

緊急回避のみきりで避ける。親分といっただけあるさっきの雑魚達よりかは強いな。こいつぐらいならあれを試しても良いよな。

 

ミルズ「くらえ!ドリルライナー!」

 

サイドン「ギュァ!!!!」

 

角のドリルを回転させ一気に跳躍して突撃してきた。

 

紫蘭「ハク‥‥モードシャワーズそして溶ける!」

 

ハク「イブっ!」

 

白い光に包まれたハクは紫色の魚と獣が合体したような姿のシャワーズになると体は液体に変わり地面に平面となり向かってきたサイドンの攻撃を避わす。

 

サイドン「がぉ!?」

 

ミルズ「なっ何だと!」

 

ハク「地面からでてハイドロポンプ!」

 

ハク「シャー!!」

 

溶けた体を元に戻し口から勢いのある水をサイドンへと放出する。

 

ミルズ「アームハンマーで地面を砕いて盾にしろ!」

 

サイドン「がぁ!」

 

ドゴンッ!!

 

だが当たる間一髪で地面を砕き盾にして攻撃を防いできやがった。

 

紫蘭「あんな方法もあるんだな」

 

これは良い勉強になるやはり本島に来てよかった何て思っていると岩が砕け同時に、

 

ミルズ「角ドリル!」

 

角のドリルが回転させてサイドンが突進してきた。

 

紫蘭「っ!みき‥‥」

 

ミルズ「遅ぇ!一撃必殺をくらいやがれ!」

 

ゴンッ!

 

ドリルがハクの体に直撃してぶっ飛ぶ。会場の観客は騒ぎ始めたこれマジでヤバイ奴か。

 

ミルズ「これぞ 一・撃・必・殺!」

 

紫蘭「ハク!!」

 

角ドリルが直撃し倒れたハクを呼び掛けると、

 

ハク「イッ‥‥イブ?」

 

紫蘭「‥‥あれ?」

 

サイドン「ガァ!?」

 

ミルズ「なっ‥‥何‥‥だと」

 

ドリルが当たったには当たったが何にもダメージがないのかハクは普通に立ち上がった。心配して凄い損した気分になった。

 

紫蘭「何が一撃必殺なんだよ?」

 

ミルズ「ばっバカな!」

 

あれ何こいつこんな動揺してんだ。まぁ良いかそろそろ決着つけるか。

 

紫蘭「ハク!ハイドロポンプ!」

 

ハク「シャーーーーー!!」

 

サイドン「ギュァ!!!!!」

 

顔面にハイドロポンブが当たり重いであろうサイドンは吹っ飛ばされ空中に浮くと地面に無様に着地する。

 

サイドン「が‥‥ぁ‥‥」

 

審判「サイドン戦闘不能!勝者は紫蘭!」

 

と、審判の一言で観客達の声が一気に高くなる。そしてハクは白い光に包まれると元の姿に戻り頭の上に乗っかる。

 

ミルズ「ぐっチートだ‥‥こんなのチートじゃねぇか!石もなくシャワーズなんかになりやがって!しかも角ドリルが効かないってどういう事だよ!」

 

紫蘭「チート?何を言ってる俺はハクの力を出しきっただけに過ぎないぞ?」

 

ミルズ「くぅ覚えてやがれ!!」

 

サイドンをボールに戻しヒャッハー野郎はダッシュで逃げていった。そのあとに続くかのように喚いていた子分の男性達も逃げていった。

 

紫蘭「クズはどうあってもクズか‥‥」

 

とりあえず自分も舞台から出ると皆が自分をいや恐らくハクを不思議そうな目で見てくる。

 

紫蘭「お前ら見せんもんじゃねぇぞ?」

 

と、呟くと皆はそそくさと逃げていった。とりあえず次の戦いに備えて回復させるか。人気のない所へと行きウォッチからオボンの実を出す。

 

紫蘭「ほらハク♪」

 

ハク「イブブ♪」

 

ハクを膝の上に乗せオボンの実を食べさせその間に乱れた毛をブラシでトリミングする。やっぱりハクの毛は何時触ってもモフモフだ。

 

ハク「イブ~♪」

 

紫蘭「もう少しで終わるからなぁ♪」

 

そうしてトリミングを終えハクを両手で持ち上げて乱れている毛がないかの確認をして自分の頭に乗せる。

 

紫蘭「綺麗になったな♪」

 

ハク「イッブイ♪」

 

頭を優しく撫でて立ち上がるとバトル場から歓声が上がった。感じ的に終わったみたいだな。

 

紫蘭「案外早く終わるんだな行くか」

 

ハク「イブ!」

 

そうして立ち上がりバトル場へと向かう。

 

委員「あっ紫蘭さんそろそろ始まるので準備はよろしいでしょうか?」

 

紫蘭「あぁ‥‥良いぞ」

 

委員「ならこちらへ」

 

そうしてバトル場へと出るとそこには見た目的に苦手なタイプのナルシスト男がバラを持って立っていた。

 

審判「これよりバトル大会第5回戦目、紫蘭そしてルイのバトルを開始します!」

 

審判による紹介で歓声が上がると対戦相手のナルシストは自分を見つめ微笑む。

 

男性「おや君が相手かさっきはゴロツキを片付けてくれてありがとうね‥‥あぁいう野蛮人はこの場には似合わないと思っていたからね」

 

紫蘭「はいはい‥‥御託は良いから早くやろうぜ」

 

ルイ「ふむ‥‥君も彼と同じで野蛮なのか‥‥まぁ良いか行くよチャーレム!」

 

チャーレム「ココココ!」

 

人に近いようなポケモンが出てきた。こんなのもいるんだな。ウォッチをかざし見てみると、

 

「チャーレム 瞑想ポケモン アサナンの進化形 ヨガの 力で第6感が発達してサイコパワーを操れるようになった。1ヶ月間なにも食べずに めいそうする」

 

瞑想ねぇというかヨガってあれか腕が伸びるインド人みたいに腕が伸びるたかじゃないよな。あったらホラー‥‥いやポケモンの世界だったら普通なのか。まぁ考えても仕方ないしとりあえずさっきはハクを出したから今度は陽炎を出そうかな。

 

紫蘭「頼むぜ陽炎!」

 

モンスターボールを投げるとボールが開き陽炎が出てくる。

 

陽炎「リザッ!!」

 

ルイ「色が違う‥‥色違いかい!?」

 

会場がどよめきだす。そんなに色違いって凄いかと思ってしまう。

 

紫蘭「みたいだな‥‥最初は知らんかったけど」

 

男性「君のそのイーブイといいリザードと言い手持ちは全部色違い構成かい!?」

 

紫蘭「‥‥まぁそうなるなハクと陽炎の2匹しかいないけど」

 

ルイ「くぅ!!羨ましい!というか僕より目立つだなんて!」

 

あぁやっぱりこいつナルシストか。

 

審判「さてでは両者とも良いですね?」

 

紫蘭「あぁ構わんぞ」

 

ルイ「僕より目立ったことを後悔させてやる!」

 

審判「それでは‥‥始め!!」

 

審判の合図によりポケモンバトルが始まった。

 

ルイ「先手だチャーレム グロウパンチ!」

 

チャーレム「コォ!!」

 

拳を輝かせチャーレムは殴りかかってきた。そっちが殴りならこっちも殴りだ。

 

紫蘭「拳には拳だ!炎のパンチ!」

 

陽炎「リザッ!!」

 

陽炎は炎を纏わせた拳でチャーレムと拳と拳によるぶつかり合いが始まる。

 

ルイ「真っ向から来るか!ならばローキック!」

 

チャーレム「ッ!!」

 

ぶつかり合いを止め陽炎の足首目掛けて蹴りを入れてくる。自身の経験上で足をやられれば体制が崩れてしまうのは明確だ。これは防ぐ。

 

紫蘭「尻尾で防げ!」

 

陽炎「グッ!!」

 

陽炎のガッツによる尻尾で何とか蹴りを防ぐ。

 

ルイ「何てデタラメな方法で!」

 

紫蘭「こういうのは臨機応変が必要なんだぜ!チャーレムに向かって火炎放射!」

 

陽炎「ブワァ!!」

 

修行し身につけた火炎放射をぶつける。

 

ルイ「みきり!」

 

チャーレム「コォ!!」

 

だが相手もハクと同じでみきりを覚えていたみたいで火炎放射をヒラリと避けた。

 

紫蘭「ニトロチャージ!」

 

陽炎「グァ!!」

 

大きく1歩踏み出し炎を全身に纏いチャーレムへと突撃する。

 

ルイ「グロウパンチ!」

 

チャーレム「コォ!!!」

 

炎を纏った突進と光を纏った拳、互いの一撃がぶつかり合う。

 

ルイ「燃えてきたよ!」

 

紫蘭「そうこねぇとな竜の波動!」

 

ルイ「みきり!」

 

陽炎「リザァァァ!!」

 

チャーレム「ッ!!」

 

自分達の指示で陽炎は口から竜の波動を放つがチャーレムはヒラリと空中で避ける。

 

ルイ「チャーレム飛び膝蹴り!」

 

チャーレム「コォォォ!!」

 

その指示で空中にいるチャーレムは陽炎に向かって飛び膝蹴りをしてきた。その真っ向からくる戦い方は嫌いじゃない。むしろ大好きだ。

 

紫蘭「炎のパンチで迎え撃て!!」

 

陽炎「リザァァァ!!」

 

炎を纏わせた拳と高速での飛び膝蹴りがぶつかり合い煙が上がる。

 

紫蘭「楽しくなってきたなぁ!」

 

相手のチャーレムは格闘戦闘のプロだとしても指示する側のナルシストはその辺のプロではない。分かり安く言えば実践を経験しているかしていないかの差があるかだ。煙が上がるとチャーレムは足で陽炎は拳でお互いつばぜり合っていた。

 

紫蘭「陽炎!チャーレムの足を掴んで叩きつけろ!」

 

その指示を聞いた陽炎は使っていない片手でチャーレムの足を掴み勢いをつけ地面へと叩きつける。

 

陽炎「がぁ!」

 

チャーレム「ココ!!?」

 

ルイ「サイコパワーで浮かべ!!」

 

と、一言の指示を言うと突然、叩きつける勢いが消えるとチャーレムは宙に浮き出した。

 

ルイ「チャーレムは格闘だけじゃないエスパータイプだって持ち合わせているんだ」

 

エスパータイプつまりはエーフィーと同じで超能力を使えるのか。だがこの状況はラッキーかもしれない。だって陽炎はまだチャーレムの足を掴んでいるのだから。

 

紫蘭「なぁお前は分かってるか?」

 

ルイ「何?‥‥まさかっ!チャーレムすぐにリザードを振り払え!!」

 

紫蘭「離すんじゃないぞ陽炎!そしてそのまま火炎放射!」

 

つまり今の状況は零距離で陽炎がいる事そしてチャーレムの足を掴んでいること。どういう事か、みきりで陽炎の一撃を避けることが出来ないという事だ。

 

陽炎「ブワァ!!」

 

チャーレム「ッ!!!!」

 

放たれた炎は見事に直撃し爆風が舞い煙が再び上がる。

 

紫蘭「くっ!!」

 

ハク「イブブ!!」

 

ルイ「チャーレム!!」

 

煙が上がるとそこには、

 

チャーレム「ココ‥‥」

 

ススを被ったような真っ黒になったチャーレムが目を回しながら横たわりその隣には口に炎を飲み込み陽炎のがいた。つまりこの試合は、

 

審判「チャーレム戦闘不能!よって勝者は紫蘭!」

 

と、審判が戦いの結果を述べると会場は大きく騒ぎ始めた。対戦相手のナルシストはありえないといった顔をするがすぐにチャーレムをボールに戻し、

 

ルイ「ありがとうチャーレム‥‥紫蘭くん君とのバトルとても良かったよ」

 

と、言いながら前へと出て手を差し出してくる。

 

紫蘭「‥‥ふんっお前こそな」

 

同じように前へと出て差し出された手を握る。

 

ルイ「もし次あったらその時は勝つよ」

 

紫蘭「やってみろまた返り討ちにしてやる」

 

そう述べ手を離すとナルシスト‥‥いやルイだったかは試合会場から出ていく。

 

審判「それでは決勝戦と行きたいですがそうですね30分の間は休憩としますそれまでに対戦相手の御二人方は準備をお願いしますね」

 

と、言われ自分達も試合会場を出る。

 

紫蘭「次で決勝戦か‥‥ハクと陽炎どっちを出そうかな」

 

ハク「イブ!!?」

 

陽炎「ブワァ!?」

 

頭に乗っかるハクと隣を歩く陽炎は驚いたような声をする。すると、

 

ハク「イブ!イブブ!」

 

陽炎「リザ!」

 

と、何か言い合いが始まった。恐らくどっちが出るかを言い争っているのだろう。

 

紫蘭「とりあえずどうにもこうにも1回、祠に帰ってハクと陽炎の健康チェックだけ済ませるか万全な状態で決勝に行きたいしなほら行くぞ」

 

ハク「イブ!!」

 

陽炎「リザ!!」

 

そうして2匹はお互いに言い争いながらも自分は2匹を連れて決勝戦を万全な状態で戦うために一度、祠へと戻るのだった。




怠惰「ではでは今回はここまで」

千「うむしかし何故に角ドリルが効かなかったんじゃ?」

怠惰「それは良い質問だそれに答えようポケモンをやっている方なら知っている一撃必殺技まぁドラクエで言えばザキ系の技だけど実はこの一撃必殺には幾つかの弱点があるんだよ」

千「ほうそれは?」

怠惰「まぁおおよそで3つあるけどまず命中率が半端なく低い次にタイプ相性も反映されるそして最後が一撃必殺を使った奴より相手のレベルが高いと必ず失敗するっていうのが弱点だね因みにこれは原作ゲームもそうです」

千「ほうタイプ相性は普通じゃしヒットもしたとなるとやはりレベル差という事か」

怠惰「そだね~ハクちゃんのレベルは約50~60レベルに対してサイドンは40~50レベルまぁ完璧なレベル差だよねぇ」

千「ロマンはあるがこれがあると怖いのぉ」

怠惰「まぁそれでも友人は絶対零度まぁ氷タイプの一撃必殺を通信対戦で3連続当てて相手の心ごと戦闘不能にしたみたいだけどね‥‥あっこれガチなリアル話ね」

千「うわぁそんな戦いは嫌じゃなぁ‥‥となるとやはり絶対零度が一撃必殺の中では最強なのかの?」

怠惰「うんそうなるね角ドリルとハサミギロチンはノーマルタイプの技だからゴーストタイプには効かない地割れは飛行タイプと特性浮遊には通用しないとなるとやっぱり絶対零度は安定して全ポケモンに通用するねけど絶対零度にも弱点があるんだよ?」

千「あるのか?」

怠惰「うん氷タイプ以外が使うと命中率が下がるんだよね」

千「‥‥それ弱点になってないじゃろ絶対零度を覚えるポケモンって殆どが氷タイプじゃろうが!?」

怠惰「そうなんだよねぇ~まぁスケッチ使ったドーブルとか変身を使ったメタモンとかミュウは使えなくはないんだけどね?」

千 「あぁ確かにそうじゃな」

怠惰「だから一概にもとは言えないんだよね」

千「ほう‥‥って怠惰よもう尺を使いすぎておるぞ」

怠惰「おっとそうだねそれじゃ今回はここまでね」

千「ネタバレにならない程度で次回予告はあるか?」

怠惰「う~ん次回は決勝戦だし紫蘭君にとっての強敵出現?みたいな感じかな?」

千「そのぐらいの曖昧さの予告が丁度良いの」

怠惰「だねそれじゃまた次回の投稿もよろしくね」

千「うむでは読者様さらばじゃ!」


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第8話 カンナギタウンポケモン大会(後編)

こんにちは読者様、怠惰のクソ悪魔です。さてそれではバトル大会もついに後編です。気楽に見てくれると嬉しいです。それでは本編へどうぞ。


祠へと戻った自分達は怠惰を呼び出し健康チェックを受けさせていた。

 

怠惰「はいあ~ん」

 

ハク「イブ~」

 

千「ほれ陽炎もじゃ」

 

陽炎「ブワァ‥‥」

 

怠惰と千にチェックを受けると、

 

怠惰「はい良いよ」

 

千 「うむ

 

そう言うと2匹は口を閉じる。

 

怠惰「そっちは?」

 

千「うむ問題ないぞ」

 

怠惰「そう」

 

そして怠惰と千は自分を見て、

 

怠惰「2匹とも何時でもOKだよ」

 

千「元気じゃのう♪」

 

紫蘭「すまねぇな」

 

怠惰「気にすんなこっちもそれなりの見返りはあるからさ♪」

 

見返りって何が見返りなんだ。千はともかくこういう謎めいた所があるからあまり怠惰(こいつ)を信頼したくはないんだよな。

 

怠惰「それで?決勝戦はどっちを出すの?」

 

紫蘭「あぁそれで今悩んでてな」

 

と、言ってると2匹はまた言い争いを始めそうになっている。

 

千「それはトレーナーが決めなくてはならぬからのぉね

 

怠惰「まぁそうだよねう~ん‥‥ならさこれを使おうか♪」

 

そう言い怠惰は懐から6枚のカードを取り出す。そのカードにはグー、チョキ、パーのじゃんけんの絵が描かれていた。

 

怠惰「そんでこれを3枚並べてシャッフルしてこれで良し2匹ともこっちにおいで」

 

その一言で2匹は此方へと来る。

 

怠惰「紫蘭くんどっちにする?1回勝負で勝ちで出るか負けで出るか」

 

つまりじゃんけんに勝ったら出場、負けたら出場のどっちかを選べってことか。そんなの無論決まってる。

 

紫蘭「勝ったらだ」

 

怠惰「OKそれじゃハクちゃんはそっちのカードそれで陽炎ちゃんはそこのカードを1枚選んでみて」

 

そう言われた2匹は並べられているカードの1枚に手を当てると怠惰はその2枚のカードを指でつまむ。

 

怠惰「そんじゃオープン」

 

そう言いめくるとハクが選んだカードはパー、陽炎が選んだカードはチョキだ。つまりこの勝負は陽炎の勝ちだな。

 

紫蘭「陽炎だな」

 

陽炎「リザ♪」

 

ハク「イブブブ‥‥」

 

負けたハクは悔しそうだ。ハクの頭に手をおいて、

 

紫蘭「ハクすまないが今日は譲ってやってくれ」

 

ハク「‥‥イブ」

 

恐らく「分かった」と呟いたのだろう。ハクは自分の肩に乗り定位置となりつつある頭の上に乗る。

 

紫蘭「陽炎!ハクの分もガッツを見せろよ♪」

 

陽炎「リザ♪」

 

ガッツポーズをしてやる気を見せる。これは期待できそうだ。

 

怠惰「さて決まったならそろそろ行った方が良いぜ?そろそろ時間みたいだしな」

 

千「うむ」

 

紫蘭「そうか分かった行ってくるぜそれとありがとうな」

 

怠惰「はいはい行ってらっしゃい♪」

 

千「頑張るのじゃぞ!」

 

そうして祠を出て試合会場へと向かう。試合会場は決勝というだけあってか人がより賑わっていた。

 

委員「紫蘭さんそろそろお願いしますね」

 

紫蘭「あぁ分かってる陽炎頼むな」

 

ハク「イブブ!!」

 

陽炎「リザッ♪」

 

そうして自分とハクは陽炎に激励し試合場へと立つと少し後に対戦相手の者が入ってきた。それはまさかの、

 

少女「あらさっきのここに来たんだ」

 

それはさっきのガキンチョだった。つまりこいつと最後の戦いをする訳か。

 

紫蘭「あぁまさかお前とはな正直ビックリだぜ」

 

少女「私もビックリしてるのよ?だけど貴方とは戦ってみたいって思っていたのよね」

 

紫蘭「そうかい‥‥負けて泣くなよ?」

 

少女「泣かないわよ!」

 

と、言い合っていると審判が中央に立つ。

 

審判「これよりカンナギタウンポケモンバトル大会の決勝戦、今大会初でありその未知数な実力でのしあがった紫蘭そして村長の娘であり優勝格筆頭シロナの戦いを始めます!」

 

審判の一言で会場は更に熱気が上がる。目の前にいるガキンチョはシロナって名前なのか。しかも優勝格筆頭でなおかつあの婆さんの孫かよ。全然似てねぇな。

 

シロナ「あっそういえば名乗ってなかったわね」

 

紫蘭「今さらかよ‥‥俺は紫蘭‥‥賀茂紫蘭だ」

 

シロナ「シロナよお互いに全力でやりましょう!」

 

審判「では両者ともポケモンをお願いしますね」

 

シロナ「えぇお願いガバイド!」

 

ガバイド「グワァ!」

 

投げたボールから背中に背ヒレを持つ二足歩行のサメみたいなポケモンを出してきた。ウォッチでかざして見てみると、

 

「ガバイド ほらあなポケモン フカマルの進化 形光り輝く物が大好きで 洞窟の中で見つけた宝を自分の巣に溜め込む。」

 

へぇまるでカラスみたいなポケモンだな。だがシロナが出すポケモンが決まっているように無論こっちが出すポケモンは既に決まっている。

 

紫蘭「頼むぜ陽炎!」

 

陽炎「リザッ!!」

 

陽炎はフィールドに出ると相手のガバイドを見つめる。

 

シロナ「色違いだなんて凄いわね貴方の手持ち」

 

紫蘭「まぁ偶然だけどな‥‥それとやるからには全力でやるぜ?」

 

シロナ「えぇそれは私もよ」

 

審判「両者ともよろしいですね?」

 

シロナ「えぇ」

 

紫蘭「あぁ」

 

審判の呼び掛けに返事をする。それを聞いた審判は手を掲げると、

 

審判「では‥‥始め!!」

 

と、高々に叫びバトルがスタートした。

 

紫蘭「陽炎ニトロチャージ!」

 

陽炎「ガァッ!!」

 

大きく一歩を踏み出し炎を纏ってガバイドへとタックルを仕掛ける。

 

シロナ「ドラゴンクローで迎え撃って!」

 

ガバイド「ギャッ!!」

 

爪を光らせ陽炎の突進に迎え撃ちお互いはぶつかり合う。

 

紫蘭「火炎放射!」

 

シロナ「こっちも火炎放射!」

 

ぶつかり合う陽炎とガバイドは互いに口を膨らませ口から火炎放射をほぼ同時に放ち爆発が起きた。

 

紫蘭「ぐっ!」

 

シロナ「っ!!」

 

黒煙が上がりその中から陽炎とガバイドは自分達の前へと後退してくる。

 

紫蘭「もう1回ニトロチャージ!」

 

指示に従った陽炎は同じように一歩を踏み出し炎を全身に纏って突撃する。

 

シロナ「もう一度ドラゴンクロー!」

 

そしてガバイドもドラゴンクローでまた陽炎の一撃を迎え撃つがこれはどう対処するかな。

 

紫蘭「陽炎!ニトロチャージの速度を生かして炎のパンチ!」

 

陽炎「リザァ!!」

 

シロナ「速い‥‥けど私とガバイドのコンビは負けないわ!ガバイド 炎のパンチをダブルチョップで受け流しなさい!」

 

ガバイド「ギャッ!!」

 

両手の爪を光らせると左手で陽炎の拳をいなし右手の爪を振り下ろしてくる。

 

紫蘭「炎のパンチでブロック!」

 

陽炎「っ!!」

 

指示に従った陽炎は左手でブロックするとシロナは更なる指示を出す。

 

シロナ「ダブルチョップで押して!」

 

ガバイド「グギャ!!」

 

その指示を聞きガバイドの両手の爪は光輝く。そっちがそうならばこっちも真っ向から迎え撃つ。

 

紫蘭「こっちも炎のパンチで押していけ!」

 

陽炎「ガァ!!」

 

炎を纏わせた両拳と光輝く両爪でのぶつかり合いとなる。陽炎が殴ればガバイドは爪で受け流しまた反対にガバイドが爪を振り下ろそうとすれば陽炎は炎のパンチでブロックしていく。そして互いに決着がつかず自分達の前へと後退する。

 

シロナ「やるわね貴方もそうだけどそのリザードも」

 

紫蘭「お前こそガバイドもそうだがガキンチョとは思えねぇ」

 

恐らく今の自分はシロナと同じ気持ちだろう。まだ見ぬ相手との戦いのワクワク程、興奮するものはない。そしてそれは自分やシロナだけではない。

 

陽炎「リザァァ!!」

 

ガバイド「ギャァァァ!!」

 

2匹は互いに叫びを上げ睨み合う。恐らく陽炎は見つけたのだろう。自分にとっての好敵手(ライバル)となる者を。

 

紫蘭「燃えてきたぜ陽炎ニトロチャージ!」

 

炎を纏いガバイドへと突進していく。恐らくまたドラゴンクローで来ると予測したが、

 

シロナ「穴を掘る!」

 

ガバイド「ギャッ!」

 

ガバイドは穴を掘って地中へと潜られニトロチャージは空振りする。

 

陽炎「ガァ!!?」

 

何処かへと消えたガバイドを探しキョロキョロと探すと陽炎の足元の土が少し盛り出す。

 

紫蘭「後ろに退け!!」

 

陽炎「っ!」

 

後ろへとすぐちバックステップで後退しようとするがそれよりも早くガバイドは穴から飛び出した。

 

ガバイド「ギャッ!!」

 

陽炎「がぁ!!?」

 

ガバイドの右爪が顎にクリーンヒットし上空へと吹っ飛ばされる。だがやられたらやり返す。

 

紫蘭「陽炎!尻尾でガバイドを叩きつけろ!」

 

陽炎「ッ!!」

 

上空に吹っ飛ばされた陽炎は回転し勢いをつけてガバイドへと叩きつける。

 

シロナ「ブロック!」

 

すぐに守りに入り一撃をブロックするがこれだけでは終わらない。いや終わらせない。

 

紫蘭「竜の波動!」

 

陽炎「リザァァ!!」

 

叩きつけからのコンボでガバイドへとブレスを放ちゼロ距離で受けたガバイドと放ったリザードは吹っ飛ばされボロボロになって自分達の前へと戻ってくる。

 

シロナ「行けるガバイド!」

 

ガバイド「ギャンッ!!」

 

紫蘭「お前も行けるよな陽炎!」

 

ハク「ブイブイ!」

 

陽炎「ガァァ!!」

 

互いに激励をされた陽炎とガバイドは声を張り上げる。

 

紫蘭「行けぇ陽炎!」

 

シロナ「行ってガバイド!」

 

陽炎とガバイドが再びぶつかり合ったその時だった。突然、2体を包み込むかのような白い光が包み込んだ。

 

シロナ「まさかこれはっ!」

 

紫蘭「進化!」

 

ハク「イブッ!!?」

 

かつて陽炎が進化した時に見た事がある。その時もこうして白い光に包まれて進化した。だがまさかガバイドも進化するとは。そして光が止むとそこには、

 

? 「ガァァァォ!!」

 

? 「グガォォ!!」

 

カバイドが進化したと思われる鮫みたいなポケモンと翼を生やし尻尾に炎を灯す黒竜いや陽炎が進化した姿がそこにいた。すぐに図鑑を開き見てみると、

 

「リザードン かえんポケモン リザードの進化形、口から 灼熱の炎を吐き出すとき尻尾の先はより赤く激しく燃え上がる」

 

と、陽炎の情報が流れてきた。どうやら種類名的にはリザードンと呼ばれるみたいだ。ついでにガバイドの進化形態もスキャンすると、

 

「ガブリアス マッハポケモン ガバイドの進化形、ジェット戦闘機に負けないスピードで 空を飛ぶ。狙った獲物は逃がさない」

 

マッハってあのスピードのマッハの意味か。だとすると相当早いんだろうな。すると2体は互いに離れ睨み合う。

 

紫蘭「‥‥ククアハハ♪燃えてきたなぁ陽炎!」

 

陽炎「グォァン!!」

 

シロナ「えぇそれはこっちもよ!」

 

ガブリアス「ガァン!」

 

互いのポケモンが進化し会場は更なる盛り上がりを見せ熱気が渦巻く。勝負の高揚感が心地良い。

 

シロナ「ガバイド‥‥いえカブリアス ドラゴンクロー!」

 

カブリアス「ガァァ!!」

 

カバイドの時よりも高速を上げて突撃してくる。陽炎に指示を出そうとすると陽炎は自分の方を向き、

 

陽炎「グワァン!」

 

と、何かを呟くと両腕をクロスさせ開くと陽炎の両腕いや両爪が光輝き刃のように伸びた。これはガブリアスと同じドラゴンクローか。

 

紫蘭「分かったぜ陽炎ドラゴンクローで迎え撃て!」

 

陽炎「ぐぉ!!」

 

両爪を立てて向かってくるガブリアスへと激突し互いの爪を何度も何度もぶつけ合う。

 

シロナ「まさかドラゴンクローをこの戦いで覚えたの!」

 

紫蘭「あぁ俺やハクも陽炎もまだまだ強くなるんだよ!」

 

陽炎「グォォ!!」

 

ガブリアス「ガァァ!!」

 

ぶつかり合いが続き陽炎はガブリアスを空へとぶっ飛ばし進化し生えた翼を羽ばたかせ追撃をするがガブリアスは空中で体制を立て直しまたぶつかり合う。そして2体は空を飛び激突を繰り返す。

 

シロナ「ガブリアスをここまで楽しませれるんなんて‥‥だけど貴方だけじゃない私やガブリアスだってまだまだ強くなるもの!ガブリアス!リザードンを地上に叩き落として!」

 

ガブリアス「クギァァ!!」

 

指示を聞いたガブリアスは渾身のドラゴンクローを振り下ろしてくる。

 

紫蘭「ドラゴンクローでブロック!」

 

陽炎「グァン!」

 

爪をクロスさせ防ぐには防いだが強烈な叩き込みで陽炎を地上へと叩きつけられる。

 

紫蘭「陽炎!!」

 

ハク「イブイ!!」

 

陽炎「グゥゥ!!!」

 

仰向けで倒れた陽炎に呼び掛けると陽炎は腕を動かし立ち上がろうとするが、

 

シロナ「これでとどめよドラゴンクロー!」

 

ガブリアス「ガァァァァァ!!!」

 

真っ直ぐ陽炎に向かって空から特攻を仕掛けてくる。だがこっちも負けられるか。

 

紫蘭「陽炎ガッツを見せろよ!火炎放射!!」

 

ハク「イッブイ!!!」

 

ハクと共に声を張り上げて叫ぶと叩きつけられ倒れた陽炎は目を見開き立ち上がるのを止め仰向けで再び寝転ぶと口を膨らませ、

 

陽炎「ブワァァァ!!!」

 

先程の火炎放射よりも遥かに勢いのある火炎放射を口から放ちガブリアスはほぼゼロ距離の位置で受けた。

 

ガブリアス「グガァァ!!」

 

だがこの凄まじい炎は‥‥そうか陽炎の持つ特性の『もうか』が発動したのか。追い込まれた際に発動し炎技の火力を底上げする。これならばほぼゼロ距離で受けたガブリアスもただでは済むまい。

 

シロナ「こっちも火炎放射で押して!!」

 

だがシロナとガブリアスも諦める気はなさそうだ。ガブリアスは指示にしたがい口から火炎放射を放ち陽炎の火炎放射とぶつかり合い爆発し黒煙がフィールドを舞った。

 

紫蘭「くぅっ!」

 

シロナ「っ!」

 

俺は思った。この黒煙が晴れた瞬間が決着だと。無論これはシロナも同じことを考える筈だ。そして黒煙が晴れ陽炎とガブリアスが現れたその瞬間、

 

紫蘭&シロナ「「ドラゴンクロー!!」」

 

同じタイミングで同じ技の指示を出すと陽炎とガブリアスは両爪を光らせ突撃する。

 

陽炎「ガァァ!!」

 

ガブリアス「グォン!!!」

 

ザシュン!!!!

 

そして2匹は互いにドラゴンクローを受け吹っ飛び地面へと倒れる。

 

紫蘭「陽炎!」

 

ハク「イブ!!」

 

シロナ「ガブリアス!」

 

倒れた2匹はゆっくりと立ち上がり互いを睨む。

 

陽炎「フワァ‥フワァ‥グッ!!」

 

ガブリアス「グガァ‥グガァ‥ッ!!」

 

また爪で攻撃しようとした。しかし互いに攻撃をし合おうとしたその瞬間、

 

陽炎「ガッ‥‥」

 

ガブリアス「ガァァァ‥‥」

 

ドサッ!!

 

2匹は糸が切れた人形みたく地面へと倒れ目を回した。それを見た審判は、

 

審判「リザードンそしてガブリアス両者共に戦闘不能!よってこの勝負引き分け!!」

 

と、高々に宣言するがそんなの知ったこっちゃない。すぐに陽炎へと駆け寄るとシロナもガブリアスに駆け寄る。

 

紫蘭「おい陽炎!大丈夫か!」

 

シロナ「ガブリアス!」

 

自分達は首を持ち上げ膝の上に乗せ聞くと陽炎とガブリアスはうっすらと目を開け自分達を見る。そして互いに陽炎とガブリアスは見つめ合うと、

 

陽炎「ガァ………」

 

ガブリアス「ガウッ………」

 

2匹は手を出し空い互いの爪を当て合う。これは自分も経験したことのある仕草だ。その意味は「良い勝負だった」という意味合いのある行動だ。それを見ていた会場の観客達は拍手喝采を送った。

 

紫蘭「よく頑張ったぜ陽炎にガブリアス」

 

シロナ「えぇとってもね♪」

 

2匹は微笑むとまぶたを閉じた。今度こそ本当に気絶したみたいだ。

 

紫蘭「たくお前は‥‥ご苦労さん」

 

シロナ「ありがとうガブリアス」

 

ポケモンをしまうと自分達は立ち上がる。そして審判は此方へと向かってくる。

 

審判「えっえぇと引き分けですが表彰授与はどうすればよろしいのか‥‥」

 

シロナ「‥‥貴方の勝ちで良いわ♪」

 

と、シロナは言うが自分は首を横に振る。

 

紫蘭「いいやこれは引き分けだお前が勝手に決めるなよ‥‥う~ん‥‥なぁトロフィーみたいのあんの?」

 

審判「えっえぇと賞金そして小さい表彰盾を送っております」

 

表彰盾ねぇそうだ良い事を思い付いた。

 

紫蘭「ならそれと賞金を持ってきてくれよ」

 

審判「はっはぁ?」

 

と、疑問を持ちながら審判は表彰盾と賞金を取りに向かう。

 

シロナ「何するの?」

 

紫蘭「まぁ見とけって」

 

そう言っていると審判は表彰盾と賞金を持ってくる。

 

審判「これですが‥‥」

 

紫蘭「あぁ貰うぜ‥‥そらっ!」

 

審判から表彰盾を受けとるとそれを空へと放り投げる。

 

審判「なっ!?」

 

シロナ「何を!?」

 

紫蘭「見とけって言ったろ?よしハク!モード:リーフィアそしてリーフブレードで真っ二つにしろ!」

 

ハク「イッブイ!」

 

ハクは自分を足場にして跳躍しリーフィアへと変化すると葉っぱの尻尾で表彰盾を真っ二つに切り裂く。

 

紫蘭「そんでモード:エーフィでサイコキネシス!」

 

地上に降りたハクはリーフィアからイーブイへと戻ると今度はエーフィに変化しサイコキネシスで浮かせ自分の元へと持ってくるとそれを受けとる。

 

紫蘭「ありがとうなハク♪」

 

エーフィからイーブイに戻ったハクは自身の肩に乗っかると頭を撫でながら礼を述べると、

 

ハク「イブブ♪」

 

と、嬉しそうに鳴く。「どういたしまして」と言っているのだろうか。とりあえずシロナに向かって、

 

シロナ「それとほらっ」

 

真っ二つにした表彰盾の半分を投げ渡すとシロナはギリギリでキャッチした。

 

シロナ「おっととと‥‥」

 

紫蘭「ついでに賞金も‥‥」

 

5万円の賞金を半分、2万5千だけを取り自分のポケットに入れると残りをシロナに渡す。

 

シロナ「さっきから良いの!?」

 

紫蘭「あぁ俺達とシロナ達は引き分けだったんだ当然だろ?」

 

シロナ「でもそれだと‥‥」

 

紫蘭「ならよ次に対戦する時に俺はそれをお前はこれを賭けて勝負しようぜ♪その時が白黒ハッキリつける時だぜシロナ♪」

 

それを聞いたシロナは驚いた顔をするとニコリと笑う。

 

シロナ「良いわその時までに私達は今よりも強くなってみせるわ!そしてこの半分を貰い受けるわよ!」

 

紫蘭「やってみろその時までには俺達も強くなって返り討ちにしてやるよ♪」

 

互いに笑いそして握手をする。何年後かまたは数ヶ月後になるかは分からない。だが次に出会い勝負した時には今度こそ決着をつけてシロナに渡した半分を貰い受けてやると決心する。

 

審判「それではカンナギタウンポケモンバトル大会の表彰式はドタバタになりましたが終了とさせていただきます!」

 

と、審判の一声で会場は盛り上がり自分とシロナは笑いながら握手をし続けるのだった。




怠惰「ではでは今回はここまでです」

千「うむ!しかしここで進化するとはのぉ」

怠惰「ついでにドラゴンクローも覚えてね♪あっそれと今更だけど性格だとかの補正は関係なくやっておりますのでご了承ください」

千「今、言うか!?」

怠惰「まぁ何となくねぇ」

千「そういえば陽炎とハクの性格は何じゃ?」

怠惰「う~んハクちゃんは素直で陽炎は勇敢って感じがするよねぇ」

千「確かにそうじゃのう勇猛果敢に挑むあの姿は勇敢としか言えんわい」

怠惰「だよねぇそれに紫蘭とも相性は良いみたいだし良い感じだよね」

千「うむ♪環境の変化にも慣れてくれてワシからしても嬉しい限りじゃ」

怠惰「これからも頑張って欲しいよね♪そういえばクライアントからは何かあった?」

千「ふむ‥‥今は何もないぞ?」

怠惰「そうなら良いんだけど」

千「しかし奴も皮肉じゃのう人間が嫌いで世界にも憎悪を燃やすにも関わらず人間に頼るしかないのじゃからのぉ」

怠惰「まぁ無理もないよねクライアントは人間に裏切られただけじゃなく殺されかけたんだもんねぇ」

千「うむ‥‥奴の心の傷を癒してはやりたいがの」

怠惰「まぁ無理な話だと思うけどね~さてこんな話が長引くのもあれだしそろそろ終わろうか」

千「うむ♪また次を投稿したらよろしく頼むぞ読者様♪」

怠惰「そんじゃまた次の投稿まで」

千「さらばじゃ!」


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第9話 花火と誓う約束

こんばんは読者様、怠惰のクソ悪魔です。ポケモンの新作も出るとの事なので新作のポケモン達もやっぱりちょこちょことは出していきたいと思っていたりしています。最初の御三家は誰を選ぼうか‥‥おっと失礼それではそろそろ本編へどうぞ。




皆の拍手喝采が聞こえる。結果としては1人勝ちという事にはならなかったが、それでも暴れられて陽炎にライバルが出来てと自分からしたら充分満足な結果に終わった。

 

審判「それでは村長お願いします」

 

そう言われ村長、確かシロナの祖母だったかが出てくる。

 

村長「コホンでは優勝者のシロナそして紫蘭よここまで良く頑張ったねぇ‥‥お前さん達の戦いはシンオウの神々を楽しませたであろう‥‥そしてバトル大会は終了じゃがこの後の午後から花火大会をするから是非とも参加をよろしくの」

 

審判「はいありがとうございましたそれでは花火大会まで解散です!」

 

そう言いペコリと頭を下げて村長と共に降りていった。花火大会か俺にとっての花火大会は屋台でバイトして金稼ぎの一貫としか考えた事がなかったな。

 

シロナ「ねぇ貴方は参加するの?」

 

と、シロナが聞いてくる。顎に手を当てて考えて、

 

紫蘭「う~ん参加しても待ち時間あるしなぁそれまで暇なんだよな‥‥だから帰ろうかなとかって思ってたりしてるんだよなぁ」

 

シロナ「ふ~んそれなら私の家に来ない?そこでなら暇を潰せれると思うわよ?」

 

紫蘭「おいおい‥‥お前は見ず知らずの男を家にあげるのかよ」

 

シロナ「見ず知らずじゃないと思うけど?それに私とガブリアスは貴方と貴方のポケモンを認めたからそう言っているんだけど?」

 

紫蘭「‥‥どうするよハク?」

 

ハク「イッブイ♪」

 

どうやら「行きたい」と言っているのだろうか。ならまぁ行ってみるか。島に帰った所でやることなんて修行とか手に入れた賞金で材料を買って広場の遊具を作るぐらいだし。

 

紫蘭「なら行かせて貰うぜ」

 

シロナ「そうならこっちよ♪」

 

そうしてシロナに付いて行くとこの町にしては少しずつでも大きめな家へと辿り着く。シロナは何の躊躇いもなく扉を開け入ってこいと手招きしてくる。それに従い中へと入ると、

 

村長「お帰りシロナ♪」

 

シロナ「ただいまお婆ちゃん♪」

 

お婆ちゃんねぇ。何かこんな光景を見ているとついつい彼奴と被るんだよな。

 

村長「それで‥‥おやさっきシロナと戦った若造か」

 

紫蘭「あっあぁお邪魔します」

 

村長「ほっほっほ♪何もない所じゃがゆっくりしていくと良い♪」

 

本当に彼奴の家での光景と重ねちまう。ここは別の世界そして彼奴は死んだんだだから会える筈なんてないのにな。

 

ハク「イブ?‥‥イブ!」

 

紫蘭「あっあぁ悪いな」

 

思い出にふけるのはよろしくないよな。ハクのお陰で何とか戻ってこれた。

 

村長「シロナ、ガブリアスを出しなさいそうじゃそなたのリザードンも出すとよい回復させてやるわい」

 

泥棒って訳ないよな。まぁシロナもガブリアスが入っているボールを差し出してるし俺も腰に付けているボールを取り出しシロナの祖母に差し出す。

 

村長「ほいきた‥‥それと自分の家と思って気楽にするのは構わんがシロナに手を出すんじゃないぞ?」

 

この腐れBBAは何を言い出すんだ。ここは変な勘違いを生まぬために敢えて言おう。

 

紫蘭「出さねぇよ!?言っておくが俺の許容範囲内にガキはいねぇよ!?」

 

シロナ「誰が幼女ですっ!?」

 

紫蘭「お前だよ!?」

 

シロナ「失礼ね私これでも成人迎えたばっかりよ!」

 

はっ?お前が成人って嘘だろ。因みに年齢っていくつなんだよ。

 

紫蘭「聞くけどお前‥‥年いくつだよ?」

 

シロナ「10歳よ!」

 

嘘だろこの世界って10歳で成人迎えるって事かよ。何て世界だよ。ロリコン好きな奴からしたら天国なんだろうな。あくまでロリコンならの話だが。

 

シロナ「そういう貴方はいくつよ?」

 

紫蘭「俺か!?」

 

何か成人が10歳って聞くと言うのが滅茶苦茶恥ずかしいんだけど。あっでも待てよ確か肉体を新しく作ったから元いた世界の年齢とは違うのし実際どうなんだろうか。

 

紫蘭「えっえぇと‥‥少し待ってろ!」

 

四隅に移動しウォッチの電話機能で怠惰の番号にかけると着信音が鳴る前に怠惰が出てきた。

 

怠惰「はいはいどうしたの迎え?」

 

紫蘭「いや違う聞きたいんだけどよその‥‥俺の年齢ってこの世界だと幾つなんだ?」

 

怠惰「あっあぁ~うん10代前半は無理あるよな‥‥面倒だし16歳って言っておけよ」

 

面倒だしって‥‥それを言うなよ。つまり元の世界よりも6代近く鯖を読んでることになるんだけどそれで良いのかよ。

 

怠惰「そんでそのぐらいか?」

 

紫蘭「あぁ」

 

怠惰「あっそう‥‥そんじゃ切るぜ」

 

そう言い怠惰は電話を切った。2人の方向を向き、

 

紫蘭「えっえぇと16歳みたいだ」

 

シロナ「みたいって何よみたいって………」

 

紫蘭「16歳だ」

 

疑いの目で見てくるがすぐに止めてため息を吐く。

 

シロナ「まぁ良いわ貴方が変な気を起こさないってのは分かっただけ充分ね」

 

村長「変わり者ではあるが面白い奴じゃ」

 

紫蘭「変わり者で結構だ」

 

シロナ「はいはいこっちよ」

 

そうしてシロナに付いていき部屋まで案内される。

 

シロナ「先に言うわね私の部屋はその‥‥少し散らかっているのよね」

 

紫蘭「おいおい‥‥まぁでも少しぐらいなら別に言わねぇよ」

 

仲間の部屋に集まった時も汚い部屋はそれなりに見慣れてるから少しぐらいなら大丈夫だとこの時はそう思って後悔することとなる。部屋の中へと入るとその光景いや惨状を見て言葉が出ないほど絶句した。

 

紫蘭「なっなんじゃこりゃ」

 

ハク「イッ‥‥イブブ………」

 

それは書類の山積みだらけまたは書類が散乱している部屋だったからだ。一言に簡潔的に言えば「汚い」の一点張りレベルの部屋だった。流石の仲間の部屋もここまで酷くはなかった。

 

シロナ「少し散らかってるって言ったわよね?」

 

紫蘭「HaHaHaHaHaこれが少し?ほざけやこれは少し所の話じゃねぇ滅茶滅茶散らかってるの間違いだ」

 

シロナ「さくっと傷つくわね‥‥何よ貴方は私が片付けできない女とでも思ってたりしてる?」

 

紫蘭「あぁ」

 

シロナ「本当に失礼ね!私だって片付けぐらいできるわよえぇ!その内に‥‥

 

こいつこの調子だと絶対に片付けはしないだろうな。

 

紫蘭「‥‥ふっ」

 

シロナ「あっ今、鼻で笑ったわね!」

 

紫蘭「笑ったが文句あるか?」

 

シロナ「いっ良いわよ片付けて見返してやるわよ!シロナ今度こそ片付けるのよ!」

 

そう言うとシロナは、せかせかと資料を整理し始めるが5分後、

 

シロナ「………ふぅ♪」

 

やりきったかのような息を吐き額を拭うが、

 

紫蘭「おいまさかそれで片付けたと言う訳じゃねぇだろうな?」

 

シロナ「えっ?」

 

紫蘭「…‥…………」

 

何でそう言うのか?敢えて言おうシロナは紙束を1つ作っただけなのだから。まだまだ乱雑された書類は山となっており割合的にも僅か0.0001割程しか片付けれてないのだ。

 

シロナ「なっ何よその哀れみを込めた目は‥‥」

 

紫蘭「‥‥ハク、モード:ブースター」

 

ハク「イブ!」

 

一言でハクは薄茶色の毛並みを持つブースターへと変貌する。

 

シロナ「石もないのに進化した!?」

 

紫蘭「そんでもってこの乱雑したゴミに向かって火炎放‥‥」

 

シロナ「待ちなさいよ!?そんな事したら私の部屋ところかこの家全体がクリーンナップされるじゃないの!?」

 

紫蘭「じゃかましい!お前のその片付けぶりを見たらこの方が手っ取り早いだろうが!」

 

いちいち片付けるよりこの方が手っ取り早いのは事実だ。火事?そんなもん気にしたら負けだ。まぁ酷くなる前にハクに鎮火して貰うから問題ない。だがシロナは止めろと言わんばかりに組みついてくる。

 

紫蘭「離せや!?というかお前はこういう言葉を知ってるか!」

 

シロナ「なっ何よ!」

 

紫蘭「汚物は消毒」

 

シロナ「酷い!?というか汚物じゃないわ!私の研究成果やシンオウの歴史だったりをまとめてあって私にとって貴重な宝物よ!このリングマ!ギャラドス!」

 

紫蘭「それならしっかりまとめろや!?というか誰だそれ!?」

 

本当に誰だよそれ。というか今の言葉ってつまり鬼、悪魔って意味なのだろうか。そんなのに例えるポケモンってどんなポケモンだよ。

 

シロナ「やらせない~~!」

 

紫蘭「だぁ~分かった!ハク元に戻ってくれ」

 

イブ「ブ!」

 

元のイーブイに戻るとシロナのベットにちょこんと座る。

 

紫蘭「たく‥‥」

 

シロナ「出会ったばっかりでいきなり部屋を燃やそうとしてくるとか人としてどうなのよ!?」

 

何故だろう。今の言葉が凄く懐かしく感じる。あぁそうか昔にもこんな事があったな。

 

紫蘭「……‥はぁ仕方ねぇ手伝ってやるからさっさと片付けるぞ」

 

シロナ「えっ!?どういう風の吹き回しよ?」

 

紫蘭「お前を見てたら昔の親友を思い出しただけだ」

 

屈み乱雑となっている書類を拾い上げまとめていく。

 

シロナ「ちょっそれはそっちよ!」

 

紫蘭「はぁ!?面倒臭いな‥‥」

 

と、掃除を始めるとシロナのベットに座るハクはエーフィーに変化しサイコキネシスで散らばっている書類を浮かし始める。

 

紫蘭「おっサンキューなハク♪」

 

ハク「エフィ~♪」

 

シロナ「今度はエーフィーに‥‥そのえっとハクだったわよね?そんな進化と退化を繰り返すイーブイだなんてこれまで見たことないしポケモンの常識を覆すようなポケモンだけどそれって‥‥」

 

紫蘭「えっあぁ~こいつは‥‥あ~あれだこう‥‥」

 

ヤバイ言葉が思い付かない。どう説明すればいいんだろうか。クソ、こうなるなら国語をもっと勉強しておけば良かった。

 

シロナ「‥‥生まれつきとでも言いたいの?」

 

紫蘭「そうそれだ!だから色々な進化形態になれてなおかつ元のイーブイに戻れるんだよ」

 

こいつのお陰で助かった。このままいったら変に怪しまれるところだった。

 

シロナ「ふぅ~ん‥‥でもそんな子がいるだなんて‥‥何時出会ったの?」

 

紫蘭「えぇ~と俺がまだ若い頃だったからかれこれ8、9年ぐらい前かな?家の前にこいつが倒れていてなそこから家族として迎え入れたんだよ‥‥なっハク♪」

 

ハク「ふぃ~♪」

 

頭を撫でながら思い出す。最初に会った時はボロボロで瀕死になりかけていてビックリしたが病院やらに連れていきやがては家族に迎え入れてという経緯がある。だがそのお陰で今ではこうして欠け換えのないパートナーだ。

 

シロナ「そうなのね‥‥」

 

紫蘭「あぁ」

 

シロナ「そういえばさっき親友って言ってたけど」

 

紫蘭「‥‥昔にな親友まぁ幼馴染みがいてな良くそいつと遊んだもんだ‥‥だがある時に俺が起こした事件で絶交しちまって‥‥それ以来から音信不通になってな、そんで何年間してニュースでそいつが取り上げられたんだよ見たらそいつが行方不明になっちまってるってな‥‥家に行ってみれば家は解体された後だったし本当に行方不明になっちまった訳さ」

 

シロナ「そんな」

 

紫蘭「結局は仲直り所かそいつに謝罪することすら出来なくなっちまってな今でも心残りさ」

 

だからこそ心から思うのだ。彼奴に会いたいとそして自分がバカだったと心から謝りたいのだ。

 

紫蘭「湿気た話になっちまったな‥‥ほらさっさと片付けねぇと火炎放射でこの部屋を焼くぞ?」

 

シロナ「もう!だからそれはしないでって言ってるわよね!」

 

そんな悪態をつかれながらも掃除をしていき何とか並レベルの部屋まで進化した。

 

紫蘭「まぁこのぐらいなら充分かまだ書類やらは乱雑してるが」

 

シロナ「本当に失礼ね貴方は‥‥」

 

と、言っていると部屋の扉が開きシロナの祖母が入ってくる。

 

祖母「ほれお主らポケモンの回復が‥‥ってシロナの部屋がかっ片付いておるじゃと!?」

 

紫蘭「婆さんもこっち側の人間か」

 

やっぱりこういう反応するよな。これが普通の反応だよ。だからこっち側つまり常識側だ。

 

シロナ「おっお祖母ちゃんったら」

 

紫蘭「それよりも陽炎を貰っても良いか?」

 

村長「おっとそうじゃったなほれ♪」

 

そう言い陽炎の入ったボールを手渡される。同時にシロナにも恐らくガブリアスが入っているボールが手渡された。

 

紫蘭「ありがとうな」

 

村長「構わんぞ♪それにそろそろじゃぞお前さんら屋根に登るとえぇぞ」

 

シロナ「あっもうそんな時間ねほらこっちよ」

 

紫蘭「おっおい」

 

ハク「イブ?」

 

そう言われるがままにハクと共に屋根へと登ると村長は木の実が乗った皿を持って登ってくる。見た目の割に元気な婆ちゃんだ。

 

シロナ「冷えたモモンの実は美味しいわよ♪ほらあげるわ♪」

 

ハク「イブ~♪」

 

シャクシャクと音をたててハクはモモンの実を食べ始める。そして自分にも手渡してくるため受け取り、

 

紫蘭「そうかい‥‥いただきます」

 

そんな事を言いながらモモンの実を齧っていると地上から一直線に光が空へと登り大きな花を夜空に咲かせた。どうやら花火が始まる数分前だったがために屋根に登ったみたいだ。

 

紫蘭「へぇこうして間近で見るとデカイもんだな」

 

シロナ「ふふっここは一番の特等席なのよ♪」

 

村長「うむ昔からシロナとはここでよく花火を見ておるものじゃ」

 

紫蘭「一緒にか‥‥」

 

昔を思い出すな。昔はよく彼奴と一緒に‥‥いや止めよう。どんなに思ったって彼奴には会えないんだから。昔にすがるのは止めて今を見つめなければな。

 

紫蘭「た~まや~!」

 

シロナ「どうしたの急に!?」

 

紫蘭「ん?俺らがいた場所だとこう言うのさ」

 

村長「ほうそうな風習があるのじゃな」

 

シロナ「ふふっ♪なら‥た~まや~♪」

 

ドンッ!

 

大きな音と共に火薬の臭いが辺りに漂い始める。そうして花火は上がっていく。

 

シロナ「ねぇ紫蘭」

 

紫蘭「ん?」

 

シロナ「貴方は旅をしているの?」

 

紫蘭「いいやもう少ししたら出る予定だが?」

 

シロナ「そう‥‥」

 

何を思ってそんな事を言ったのだろうか。シロナは打ち明ける花火を見ながら、

 

シロナ「私はね‥‥やりたい事がいっぱいあるのトレーナーもそうだし考古学者だってそうだし‥‥紫蘭だったらどうする?こんなに沢山あったら」

 

どうするね。そんなもん答えなんてすぐに出る。

 

紫蘭「そんなもん全部やれば良いだろ?どれか1つだなんて勿体ないさ俺だって色々な才能があればどんな事でもしてみたいと思うしな‥‥まぁ現に色々とやったけどな」

 

工事現場のバイトからライフガードだったりはたまた工場員だったり屋台でバイトしたり無免許でバイクに乗ったり他校の奴達と喧嘩したり警察と鬼ごっこしたりと色々としてきたから言えるが興味があったらやるそれが大切だ。

 

シロナ「っ!?‥‥ふふっ♪そうね‥‥そうよね♪」

 

そう言いうち上がる花火を見つめシロナは黙るのだった。そうして大きな花火がうち上がり花火は終了した。

 

村長「さて終わりじゃなワシは挨拶をしに行くが」

 

紫蘭「あぁなら俺も帰る迎えを待たせてるしな」

 

村長「そうか」

 

立ち上がりハクを頭にのせる。すると、

 

シロナ「紫蘭」

 

紫蘭「ん?」

 

笑顔のシロナは決意を示したかのような顔へと変わり、

 

シロナ「決めたわ私は考古学者にもなってポケモントレーナーにもなるわ!そして神話や歴史を調べながら私はチャンピオンを目指すわ」

 

紫蘭「そうか」

 

シロナ「えぇそして私やポケモン達も今よりももっと強くなって絆も深めて今度こそ貴方を倒して表彰盾の半分を貰うから!」

 

つまりこれは未来への戦線布告って事か。その戦線布告を買ってやろうじゃないか。ニヤリと笑い拳を突きだし、

 

紫蘭「あぁその時までに俺もハクも陽炎もお前達に負けないぐらいに強くなってやるよそんで表彰盾は俺が貰うからよ!」

 

ハク「イッブイ!」

 

シロナ「えぇ!約束だからね!」

 

そう言いシロナも拳を突きだし自分の拳と小突き合う。

 

村長「シロナにライバルかワシは嬉しいぞ」

 

ライバルか‥‥マブダチは沢山いたがライバルはいなかったからか新鮮だな。

 

紫蘭「さてと俺はそろそろお暇するぜ」

 

屋根の端へと向かい最後に振り返り、

 

紫蘭「じゃあなシロナ!それとババア!後、飯ごちそうさん!」

 

村長「誰がババアじゃ!?可愛げのないガキじゃわいまぁまた来るがよい」

 

シロナ「まったく‥‥でもまた会いましょうね!」

 

紫蘭「あぁまたな♪」

 

そう言い屋根から飛び降り地面へと着地し祠へと向かう。

 

紫蘭「さてと」

 

ウォッチの通信機能で怠惰へと連絡をすると着信音が鳴り怠惰に繋がる。

 

怠惰「はいはい紫蘭君お帰りですか?」

 

紫蘭「あぁ頼むぜ」

 

怠惰「あいよ」

 

そう言い通信が切れると目の前に扉が現れる。つまり中へと入れって事か。扉を開け中へと入るとここに向かう途中で通った長い廊下へと出る。そして目の前には、

 

怠惰「よぉお疲れさん」

 

千「うむ!」

 

怠惰と千が立っていた。扉を閉めて数歩前へと出る。

 

怠惰「良い経験になったか?」

 

紫蘭「あぁお陰さんで陽炎もパワーアップしたしな」

 

ハク「イブブ~♪」

 

それを聞くと怠惰と千はニコリと笑う。

 

怠惰「そいつは結構だ♪なら時間も時間だし帰るとしますか」

 

千「じゃなその方がこやつのためじゃしの、ほれワシらに付いてくるのじゃぞ」

 

怠惰「迷子になって境界の淵を永遠にさまよいたいなら別だけどな♪」

 

誰がいつさまよいたいだなんて言った。そんな気は毛頭ない。

 

紫蘭「言われなくてもついていくっての!」

 

ハク「イブ!!」

 

怠惰「はいはいそんじゃいくぞ」

 

そうして自分とハクは怠惰と千に案内されながら自分達の屋敷へと戻るのだった。そしてこの僅か1年後にシロナという少女はチャンピオンへと登り詰め考古学者としても地位を確かにし何年とチャンピオンの座を守る事となる。それは1人のライバルと交わした約束のためずっとそこに居続けるのだ。だがそのライバルはシロナの前に一向に姿を現すことがないというのをこの時の紫蘭そしてシロナは知るよしもなかったのだった。

 

運命の日まで後‥‥1年




怠惰「ではでは今回はここまで」

千「あやつは色々と可笑しな部分が出てくるのぉ」

怠惰「まぁ紫蘭って我が道を行くっていう言葉通りの性格だからねぇ」

千「見ていて本当に分かるわい」

怠惰「それはある意味で千ちゃんの息子君にそっくりだよねぇ~♪」

千「ほっほっほ♪そうかの♪嬉しいのぉ~♪」

怠惰「鈍感かつ図太い所とかは特にさ♪」

千「誰が図太いじゃと!貴様は楽観過ぎなんじゃからな!」

怠惰「はいはい楽観的ですよ~」

千「はっ腹が立つのぉぉ怠惰よポケモンバトルじゃ!ワシと勝負せい!」

怠惰「えぇ~面倒くさいなぁ」

千「早くこんか!ワシを怒らせた事を後悔させてやるわい!

怠惰「本当に息子君とそっくりすぎて‥‥まぁ良いやではそろそろ時間なので今回はここまでまた次回もよろしくお願いします」

千「うむ!ではの者様達よ!」

理「さらだばー!」


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第二章 異界冒険記
第10話 島の秘密


こんばんは読者様、気だるい感じが抜けない怠惰のクソ悪魔です。それでは久々の投稿ですがよろしくお願い致します。


カンナギタウンバトル大会からかれこれ1年近くが経過する。時がたつのは年々早く感じてはいたがこの体になってからというものより早く感じるのは気のせいだろうか。

 

紫蘭「ふぅ‥‥」

 

ハク「イブ?」

 

紫蘭「ん?あぁ大丈夫さ早くこの作業を終わらせようぜハク♪」

 

因みに自分が何をしているのかというと大工と言えば良いのか。森に生える木を何本かいただき中庭である物を作っていた。

 

紫蘭「長さはこうだから‥‥木が後少し足りねぇかハクさっきの森からまた木を2本ぐらい調達してきてくれ」

 

ハク「イッブイ♪」

 

ニコリと笑いながらジャンプしハクは森へと向かっていった。だがこうなると1人で組み立てるのは大変だな。

 

紫蘭「なら頼むとするか」

 

腰にぶら下げているボールを取り出し空高く投げ、

 

紫蘭「出番だ陽炎!」

 

と、言うとポンッという音と共に陽炎が姿を現す。

 

陽炎「グワァ~!」

 

雄叫びをあげ自分を見てニコリと笑う。陽炎のボールをキャッチし、

 

紫蘭「すまないがこれを作るのを手伝ってくれ」

 

陽炎「バゥ♪」

 

紫蘭「とりあえずこれをその地面に刺してくれ」

 

そう言うと陽炎は進化しパワーアップした肉体で加工した重い木を持ち上げ地面へと突き刺す。

 

紫蘭「そしたらその木を持ってそこの木にくっつけてくれ」

 

陽炎は指示にしたがい立てた木に木をくっつける。

 

紫蘭「もうちょい右‥‥そう‥‥良いぞそのままな」

 

釘と金槌で的確に素早く打ち付け固定させる作業を一通り終わらせる。

 

紫蘭「よし」

 

とりあえずハクが戻るまでに粗方の細かい作業はやってしまおう。防腐剤が入ったバケツを近くおき刷毛で木材にムラがないように防腐剤を塗っていく。

 

陽炎「がう」

 

紫蘭「‥‥お前もやるか♪」

 

陽炎「♪」

 

自分の持つ刷毛はなりには大きいが陽炎からしたら少し小さいため自分のよりも大きな刷毛を陽炎へと渡す。

 

紫蘭「やり方はたっぷりつけて少しだけバケツの縁で落としてから木材に刷毛を当てて伸ばしていくように塗るんだ分かったか?」

 

陽炎「ガウ」

 

そうして防腐剤を塗り終え今度は燃えないように防火液を染み込ませたローブを繋ぎ合わせクモの巣作りそうして、

 

紫蘭「これでアスレチックの一部は完成だな」

 

これで一部は完成だ。後はハクが来ればと思っていると森の奥からエーフィーとなったハクが大木を5、6本程サイコキネシスで浮かせて持ってくる。

 

紫蘭「結構な量を持ってきたな‥‥」

 

大木を庭に置くとハクはニコニコと笑いながら頭を近づける。どうやら撫でて欲しいのだろう。そのご要望に答えて頭を撫でる。

 

紫蘭「ありがとうなハク♪」

 

ハク「フィ~♪」

 

頭を撫でられ満足したハクは離れエーフィーから元のイーブイに戻る。

 

紫蘭「良しハク、陽炎もうひと踏ん張りだ頼むぜ」

 

ハク「イ~ブイブ」

 

陽炎「がぅ!!」

 

そうして大木を加工し組み立て防腐剤や坊火材そして塗装を施しついに、

 

紫蘭「完成だぜ!」

 

ハク「ブイ♪」

 

陽炎「バウッ♪」

 

作った物はポケモン達が遊ぶためのアスレチックだ。クモの巣やジャングルジムと併合した滑り台を作りそして木から木へと飛ぶ移るアスレチックやシーソーやブランコだったりと自分にしては案外にも多く作ったものだ。更には、

 

チルタリス「チルルルZzZzZzZ」

 

ハクが持ってきた木材が余りに余ったちめについでだったからチルタリス専用の寝床スペースも作ったが気に入ってくれたのか即寝落ちしていた。というか彼奴はよく寝るな。だがこれだけ作ったからこそ思うことがある。

 

紫蘭「野生のポケモン達がここで遊んでくれると良いんだけどな」

 

それは野生のポケモン達が遊んでくれると良いなと。でなければ作った意味がない。まぁ最悪は自分が捕まえたポケモン達を放し飼いにして遊ばせるのにも使うか。

 

ハク「イブ!」

 

陽炎「ガウ!」

 

2匹は遊んでくれると言ってくれているのかな。2匹の頭を撫でながら、

 

紫蘭「ありがとうな♪」

 

と、お礼をのべて体をグゥ~と伸ばす。

 

紫蘭「さて日も暮れてきたし飯を食って寝るか」

 

ハク「イブ!」

 

陽炎「ガウ!」

 

そうして自分達の今日という1日は終了するのだった。そして翌日、自分達は起床し朝飯を食べ終えて中庭が見れる窓へと向かう。窓から射し込む日向に当たりながらボーとしながら向かうとそこには、

 

ポケモン「ちゃもちょも!」

 

ポケモン「コォーン♪」

 

ポケモン「アウン!」

 

昨日までチルタリスしかいなかったこの中庭にポケモン達が集まり自分達が作った遊具で遊んでいてくれていた。それも楽しそうに跳ねたり登ったりして楽しそうだ。

 

紫蘭「‥‥作った甲斐があったな♪」

 

ハク「イブ♪」

 

中には面白いことにチルタリスの羽毛に潜り込んでいるポケモンもいたりしたがチルタリスは全く気にしてないのか眠っていた。彼奴はよく寝るな。

 

紫蘭「さてと俺達は冒険といくか」

 

ハク「イブ!」

 

実は今、自分達はある冒険をしているのだ。それは何処かというと、

 

紫蘭「ハク、モード:ブラッキーそして月の光で照らしてくれ」

 

ハク「ブイっ!」

 

姿をブラッキーに変えて額の輪の模様を輝かせる。実は住んでから1年近く住んでいたが冒険していない場所がこの屋敷にはあったのだ。それはこの屋敷の地下室の更に下にまだ地下通路が存在していたのだ。何故かは分からないがこの屋敷の地下室の更なる下に地下通路があったらしくこれまで見落としていたのだ。まぁあんまり地下室に向かう事がないから仕方ないが、これが俗に言う灯台下暗しって事なのだろうか。

 

紫蘭「準備は万端か?」

 

ハク「ブラッキ!」

 

紫蘭「良しいくぜ」

 

そうして地下への階段を降りていくと若干だが広い通路に出る。やはり地下だけあって日が当たらないためか結構カビ臭い臭いがしてくる。顔にマスクを着けハクの顔にも布を当ててあげる。

 

紫蘭「今日はもう少し奥へ行こうぜ」

 

ハク「ッ♪」

 

ここの地下を冒険し初めて今日で2週間が経過しているが中々の品々が見つかっている。爪みたいな物や光輝く石みたいな物はたまたボクシングパンチが付いたマジックハンドだったりとふざけた物まで出てきている。今回も何かしらの物があるだろう等と思いまだ進んでいない奥へと向かうと、

 

紫蘭「ありぇ?」

 

その先にはまさかの壊れた扉の部屋しかなかった。どうやら地下はここが最後みたいだ。

 

紫蘭「何だよ全く‥‥期待したのにな」

 

そんな事を呟きながら部屋へと入ろうとした時に気づく。倒れている扉は重い鉄の扉なのだがその鉄の扉は強い力でねじ曲げられたような後があった。何があったのだろうと思いながら部屋へと入るとそこには大きな壁画があり更には幾つも本棚が倒れていた。

 

紫蘭「何じゃこりゃ‥‥」

 

その壁画には大きな裂け目から何かポケモンなのだろうがこれまで見てきたポケモンとは類を見ないポケモン達が飛び出している絵が掘られており更にその下には人間達はたまた無数のポケモン達が逃げ惑い時にはそのポケモン達は穴から出てくる何か達とで戦いが起こっていた。

 

紫蘭「………」

 

こんな場所があったとは驚きだ。数歩前へと出ると足に何かが当たる。ハクの光で照らされている地面を見るとそこには1冊の本いやこれは日記帳が落ちていた。広い見てみると、「この島の秘密」と書かれていた。

 

紫蘭「……‥ハク一旦戻ろう」

 

ハク「ブラッキー!」

 

自分達は一度地下から出てダイニングルームに戻り机の上に本を置く。

 

紫蘭「ゴクンっ」

 

日記を広げると文字は時代と共に古びてしまい破れていたりしていて見えない所があったが何とか一番下は無事だったため読むと、

 

紫蘭「これを読む者へこれはこの島での秘密を知るために私はこれを書き記す。もしこれを読む者がいたならどうかこれを後世に残して欲しい‥‥ねぇ」

 

何か厨二病臭い本だな。こういうのは俺じゃなくて彼奴が専門なんだけどなぁ。とりあえずページをめくると見開きよりもボロボロで読める所が全然ない。

 

紫蘭「うわぁ酷いなのこれ‥‥」

 

何とか頑張って読んでみると、

 

○月の冬

 

漂流し●の島に流●つき早●●2年●過ぎた。調●て分かった事はこ●島にはど●●ら先●民がいたみた●。何せ寂れた廃村があり●らかの形で●人島●化したようだ。そして古ぼけたこの●●を住みかにしていて地下●眠るこの壁画を調べ●●く内にど●●らこ●島には何●●密がありそうだ。

 

紫蘭「古ぼけた?」

 

古ぼけた●●の地下というのは恐らくはこの屋敷で間違いないだろう。しかしここの何処が古ぼけているのだろうか。設備は全然新しいし庭の手入れは行き届いていて古ぼけたはないの思う。だがどうやら自分が来る前に誰かがここに住んでいたというのは理解した。続きを見るためにページを捲るとページの大半はは破られていた。

 

紫蘭「ここまでとはなぁ」

 

仕方ないためページがある所を開き見るともう最後に近いページになっていた。残りのページは何処にいったのやらと思いながらページを見ると、

 

秋の季●

 

今日、自●の唯一の手持●●あるチルットはチ●●リスに進化した。そ●●とても嬉しい事だが何故か●分からないが●●までのデータに●い程の力を秘●ていた。恐らくそれの原因は●の島に流れる龍脈の影響●●●と考察している。この島の真下には巨●な龍脈が流れて●る。その●響で●の島のポ●●ン達は本島のポケモン達よりも遥かに強いのは確かだ。だが自分は思うの●●●の島の存在そして本島よりも強●ポケモン達これらが合わ●●ことに何かしらの運命があるのではないかと。

 

と、書かれていた。待てよチルットから進化って確かチルタリスだからもしかしてあの中庭で寝ているチルタリスはこの日記の所持者のポケモンなのか。

 

紫蘭「って次で最後かよ」

 

ページを捲るともう最後のページだ。内容を見てみると比較的に損傷が少ない感じだ。

 

冬の季節

 

この島の秘密が分●●と共にこの島の運命も見●てきた。この島には大きな龍脈が流れている。その龍脈の力に引かれてなのかこの●●に存在しないポケモン、いやポケモンと言えば良い●●すら分からない異形なる生物達がこの島の龍脈に引か●何年かの周期で現れるみたいなのだ。その生●達は必ずと言って●良い程に現れる際に●空に不思議な穴が開かれそこから現れる。それはあ●壁画そのままの姿なのだ。そしてそれを見て経緯がある程度の考察はできた。この島にいた先住●達の全ては恐らくこの生物達によって●害されたもしくはその力に恐れ海を渡り逃げたというのが壁画からの考察だそして龍脈の力に影響さ●●この島のポケモン達●中でも最も強いポケモン達はその異形なるポケモン達と争いを起こす。そ●が今、自分が壁画や状況から考えた全ての考察でありこの島に生きるポケモン達の運命なの●ろう。実際どうなるのか是非ともこ●目で見てみたいものだ。

 

と、書かれていた。最も強いポケモン恐らくはエリアのボスポケモン達の事を指すのだろう。そしてそのボスポケモン達はその異形なるポケモンと戦うか。そしてページを巡り裏を見ると先程の字よりも乱雑に文が書かれていた。

 

今、私は危険な状況にある。昨日までの自分をバカだったと罵り殴り●い。何故ならば異形なるポケモン達が空に突然できた穴から攻めてきたのだ。屋敷の窓から異形なポケモンの1体と目が合う。すぐさ●地下室に避難したが鉄の扉に衝撃が走っている。この部屋の外に●る異●なるポケモンが壊そうとしているのだろう。もう鉄の扉も外にいる異形な生物達によって壊れそうだ。何とかチルタリスは逃がし●が果たして無事なのか。せめてあの子●けは生きて欲しい。もうじき私は●●だろう。だからこれを読む者へ伝えたい。早くこの島から   逃げろ

 

最後の文字だけは黒く血が滲んだかのような文字で描かれていた。しかもよく見てみるとこのページの周りに黒い点々と染みが出来ていた。恐らくこれはこの日記を書いていた者の‥‥いやよそう。

 

紫蘭「ふぅ‥‥こぇぇよ!!?」

 

思いっきり日記を地面に叩きつけて叫ぶ。なんだこれ今は夏じゃねぇぞ。何でこんな背筋が凍らなきゃならないんだよ。マジでふざけんな。

 

ハク「イブブ?」

 

紫蘭「あっあぁ大丈夫だ」

 

しかし最後の逃げろという文字。この日記を含めて怠惰に相談しないとな。

 

紫蘭「‥‥」

 

だが俺も気になった。その異形なるポケモン達は何なのかを。この時の自分はまだそんな考えが浅はかであるという事を知らないのだった。

 




怠惰「ではでは今回はここまで」

千「うむ1ヶ月いや2ヶ月近くぶりじゃな」

怠惰「まぁちょちょこと書いてる感じだからね」

千「それで怠惰よこの島での研究レポートを発表せよ」

怠惰「えぇ~はいはい分かったよ‥‥この島での研究レポートはまず1つ目はこの島にいるポケモンは本島のポケモン達‥‥分かりやすくメタ発言で言えばこれまでゲームで出てきたカントーやらシンオウやらジョウトだとかが本島な訳だけどそれら島にいるポケモンよりも強い」

千「メタいがまぁ良いじゃろう更に分かりやすく言えばどんな感じなんじゃ?」

怠惰「う~んどう説明しようか‥‥まぁガチ勢なら分かる言葉だろうけどそこまでの方はちょっと分からないかもしれないから出来る限りで解説を入れたいなぁ‥‥千ちゃん解説だとかをいれてくれない?」

千「構わんぞ♪」

怠惰「OKそれでえぇと何処が凄いかっていうとまぁ種族値が普通よりも高いって事だよ」

千「種族値とはポケモンの種類によって決められておるステータスじゃろ?」

怠惰「そうそうHP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さの6つのステータスはポケモンによって決められているんだよ千ちゃんは600族って聞いたことない?」

千「あるぞあまり意味は分からんがな」

怠惰「まぁ600族ってのは6つのステータスの合計が600あるそれが所謂600族って言われてるんだけど」

千「それだと伝説やら幻もそうじゃろ?」

怠惰「そうそこで更に細分化されるんだよ♪まず伝説、準伝説、幻を除いた一般的に手に入るポケモンであること」

千「ほうほう」

怠惰「そして進化前が2つあること例で言えばカイリューは、ミニリュウ→ハクリュウ→カイリューって感じでミニリュウとハクリュウっていう進化前が2つあるでしょ?それが2つ目の条件なのさ」

千「成る程のぉ」

怠惰「まぁ大きな条件はそれなんだよ」

千「ほうほう‥‥それでそれとこの島と何の関係があるんじゃ?」

怠惰「ではどう関係するか‥‥例えばの話でこの島で生まれ成長したカイリューがいたとしようそのカイリューと本島で生まれそして育ったカイリューと比べてみた場合の種族値合計は本島のカイリューが600ならこの島のカイリューは約630だ」

千「ふぁ!!!?」

怠惰「更にボスポケモンのキテルグマに限っては本来の種族値合計は500なのにも関わらずボスキテルグマの種族値はまさかの560もあった訳さ」

千「待て待て怠惰よそうなるとキテルグマでいえば全ステータスが10も上がっておる計算になるぞ!?」

怠惰「だからそういう事だって言ってるじゃん?」

千「きっ鬼畜レベルじゃ!?」

怠惰「だからある意味でこの島のポケモン達を使えば世界征服も………」

千「止さぬか!?」

怠惰「冗談だよ♪」

千「まったくしかしワシの予測じゃと恐らくじゃが」

怠惰「やっぱり思う?ね

千「うむ龍脈の影響で間違いはないじゃろうな‥‥これで何か起こらなければ良いがの」

怠惰「まぁ何なら紫蘭くんの所に遊びにいこうよ」

千「じゃな♪って怠惰よもう時間が」

怠惰「おっと!?それじゃ長くなったけど今回はここまで!」

千「また次回投稿した際にはよろしくの!」

怠惰「それではサラダバー!」


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第11話 異形襲来

こんばんは読者様、怠惰のクソ悪魔です。そして今回は注意点として以下の事があります。
『インフレ』『安心と信頼のゴリマッチョ』『チキンレース』『夢に出てきそうなバトル』『こいつらのレベルって』『御可愛いこと』『‥‥リノ………!!』
と、いった事がありますのでご注意下さい。それでは本編へどうぞ。


地下で恐怖の日記を見つけて数日が経過する。

 

ハク「イブブ?」

 

紫蘭「………やっぱり連絡するか嫌々でもな」

 

実は迷っていたのだ。怠惰に即刻電話するべきか否か。あんな日記を読んでしまったら嫌でも知らせたい。だがそれをしてしまえば自分のプライドが許さない。正直に述べよう。彼奴に頼るのは結構、癪に触るからだ。

 

紫蘭「だぁクソ!!」

 

ハク「イブ!?」

 

紫蘭「本当にどうするんだ俺!!?」

 

というか彼奴が中々こっちに来ないのがそもそもの原因だ。いや何で恋人を待つような境地にいるんだ俺は。考えただけでも反吐が出そうだ。どうする‥‥そうだあのロリ看護師の千さんを呼べば良いんじゃないか。彼奴から怠惰にそう伝えるように指示すれば完璧じゃないか。

 

紫蘭「‥‥って駄目だそれやったらただのロリコンの変態じゃねぇか!?」

 

だって考えてみろ。相手は俺よりも年下の幼女だぞそんな事をすれば俺がロリコン認定されたみたいじゃねぇか。それを知った怠惰からは確実にこうなるぞ。

 

千 「という事じゃ」

 

怠惰「あれれ俺じゃなくて千ちゃんに頼むんだ成る程ね紫蘭くんはロリコンの変態さんか‥‥お可愛い事で♪

 

と、なるのがオチだから故に出来ない。待てよこれじゃ永遠の泥沼ルートじゃないか。

 

紫蘭「俺は本当にどうすれば良いんだぁぁぁぁ!」

 

伝えたいがプライドが許さないし絵面的にもアウトだしもう本当にどうすればいいのこれ。どのルートを通っても自分が損してるじゃないか。

 

ハク「イブブ‥‥」

 

怠惰「だよな‥‥するしかないよな」

 

ウォッチに手をかけて電話をしようとしたその時だ。

 

怠惰「うっす紫蘭くんとハクちゃん生きてる?」

 

千「怠惰よそれは失礼じゃぞ」

 

何とまさかの怠惰と千がいたのだ。奥を見てみると扉が出来ておりどうやらその扉を潜って来たみたいだ。

 

ハク「イッブイ♪」

 

怠惰「元気みたいだな♪」

 

紫蘭「よっ良かったぜ

 

これならプライドも傷つくことなく話せそうだ。

 

怠惰「何か言った?」

 

紫蘭「いいやなぁ怠惰に千さんこれを見てくれないか?」

 

そう言い問題の日記を出し2人に渡す。

 

怠惰「何この汚い本?」

 

千「ふむ‥‥」

 

2人は日記を読み暫く黙る。

 

千「怠惰よこれは」

 

怠惰「どうやら事態は色々と面白くもなさそうな展開にいってそうだね」

 

2人はそう言いながら自分に日記を返してくる。受け取りテーブルに置き、

 

紫蘭「なぁこの屋敷ってよ元々はボロかったか?」

 

怠惰「あぁ窓は割れてたし床や壁の木は腐ってたなそんで流石にこれは住めなと思ってリフォームしたんだよ」

 

紫蘭「お前達はこの事は」

 

怠惰「知る訳ないだろというか地下室に奥の通路があったこと事態が初めて知ったよ」

 

千「ワシもじゃしかしこの島の真下に龍脈が流れておったのは分かってはおったぞ。その影響でこの島のポケモン達も本島のポケモンよりも長寿であり比較的にも強いポケモンであったというのも分かってはおったがまさかその龍脈に引かれる異形のポケモンがおるのは知らなかったぞ」

 

2人も知らなかったのか。

 

怠惰「これは早急にここから立ち去るのが吉なのかもしれないね」

 

千「じゃなその辺りはワシ達で調査じゃな」

 

どうやらこの2人が動いてくれそうだ。これなら安心かもしれないな。

 

紫蘭「そうか‥‥」

 

ハク「イブブ」

 

怠惰「まぁ安心しなよ♪それにこれには何年周期って書いてあるんだしそうそうすぐに来ないだろうよ♪」

 

千「じゃな‥‥ってたっ怠惰よ」

 

怠惰「えっ?あっ‥‥」

 

おいこれフラグだよなと思ったその時だった。突然、外から不協和音が響き渡る。それと同時に飛行ポケモン達はざわめきながら翼を羽ばたく音が聞こえだし窓を見ると小さなポケモン達は大慌てで逃げ出していた。もしやと思い外を見ると驚愕する。

 

紫蘭「嘘だろ‥‥」

 

ハク「イッブイブ!!?」

 

青い空に本来あるべき筈のない場所に巨大な白い穴が開いていた。するとそこから無数の何かが溢れだしてくる。よく見てみるとそれはこの島では見たことのない異形の怪物達だった。こいつがフラグを建てたせいで完璧にフラグ回収しやがった。

 

千「たっ怠惰よこれは」

 

怠惰「言えることはただ1つだ‥‥逃げるぞ」

 

と、言い怠惰は不思議な回廊へと続く扉を開けるために近づいたその瞬間、

 

バリンッ!!

 

と、ガラスの割れる音が響くと共に何かが自分達の前を横切り扉の前で止まる。

 

紫蘭「なっ!?」

 

それは一言で言えば異形の言葉に尽きる生物だ。大きく膨張した筋肉はさながらボディービルダーのようであり下半身にそ4つの足に虫を思わせるかのような羽そして頭は外の世界の蚊を思わせるような感じで目は複眼になっており口は細長いそんな異形な生物は自分達を見ると、

 

筋肉虫「マッシブ!!」

 

し何故か筋肉を必要以上に見せてくる。これには、

 

怠惰「気持ち悪っ!?」

 

紫蘭「おぇ!」

 

千「お巡りさん!ここに変質者が!」

 

怠惰達共々についつい述べてしまう。その瞬間、

 

ブチッ!

 

と、何かがプッツンする音が響く。

 

筋肉虫「シブシッ!」

 

巨大な体格に相まったその拳で異次元の回廊へと続く扉を破壊し扉は消滅する。

 

筋肉虫「マシブシッ!!」

 

そしてマッスルポーズをするとタックルを仕掛けてくる。

 

紫蘭「なっハク!」

 

ハク「いぶ!?」

 

慌ててハクを抱き抱え回避すると異形の生物は壁を破壊し外へと出ていった。そして避ける最中で偶然にも見たが怠惰と千は当たるギリギリで回避していた。俺よりも強い筈の奴達が何であんな遅く‥‥いや待てよ彼奴達まさか、

 

怠惰「よっしゃ俺の方が遅く避けたな♪」

 

千「何を言うか!遅く避けたのはワシじゃ!」

 

怠惰「はぁ?何を言ってるのかな千ちゃんは俺だよな紫蘭くん♪」

 

千「いやワシじゃろ童よ?」

 

こいつらこの状況にも関わらずチキンレースしてやがったよ。どんだけ今の状況を楽しんでやがるんだよ。

 

紫蘭「遊んでる場合か!?」

 

怠惰「遊んでないよふざけてるのさ♪」

 

千「寧ろこれよりも酷い惨状となるぐらいのピンチになる機会は多かったからの‥‥こんなのまだ気は楽じゃ」

 

本当に何なのこいつらと思っていると自分の後ろから、

 

筋肉虫「マッシブン!!」

 

さっきのゴリマッチョモスキートが出てくる。しかもそれだけではない。

 

筋肉虫「マッシブ!!」

 

筋肉虫「マッシブ!!」

 

筋肉虫「マッシブ!!」

 

筋肉虫「マッシブ!!」

 

さっきよりも数を増やして後ろから現れ5体になる。こんだけいると本当に気持ち悪くなりそうだしあまりのインパクトで夢でこいつに追いかけられる悪夢を見そうだ。

 

怠惰「仕方ねぇな紫蘭お前は廃港の場所は分かるか?」

 

紫蘭「あの寂れてる所か」

 

怠惰「あぁ先にそこまで逃げろ千ちゃんはこいつのサポートしてやれ後で合流するから」

 

千「お主だけで‥‥って訳でもなさそうじゃな」

 

と、千が言うと怠惰の陰から何かが現れる。それは怠惰の手持ちの1匹のダークライだ。

 

怠惰「ダークライこのゴリマッチョ共に向かってダークホール!」

 

ダークライ「っ!!」

 

怠惰の指示でダークライは両手にダークホールを作り出しゴリマッチョモスキート達に向かって放つと全弾直撃し、ゴリマッチョモスキートは地に落ちて苦しみながら眠りだす。

 

怠惰「今だ行け!」

 

千「行くぞ若造よ!」

 

紫蘭「掴まってろよハク!」

 

ハク「イブ!」

 

悪夢を見て苦しむゴリマッチョモスキート達の横を通りすぎ平原に向かって走るのだがその行く手を阻むかのように球体の頭を持つ道化師のような異形が立ちふさがる。

 

千「こやつも異形の怪物か!」

 

道化師「‥‥‥‥」

 

すると驚きな事に道化師は頭の丸い球体を取り外し手で持つと回転させる。

 

紫蘭「なっなんじゃそりゃ!?」

 

道化師「‥‥っ!」

 

そしてその頭を此方へと投げると頭は光出す。あれこれまさか、

 

怠惰「避けろ!!」

 

紫蘭「ばっ爆弾か!?」

 

千「不味い!」

 

避けようにももう手遅れだ。その時、

 

?「チーールッ!!」

 

淡い光の玉がその頭に直撃し相殺する。上を見るとそこには、

 

チルタリス「チルル‥‥」

 

この屋敷を守ってくれているチルタリスがいた。どうやら助けてくれたみたいだ。

 

チルタリス「チルッ!!」

 

道化師「っ!!」

 

すると道化師とチルタリスは戦闘を開始する。

 

千「今がチャンスじゃ!」

 

紫蘭「あぁ!」

 

自分達はすぐにその場を離れる。そして残った怠惰とダークライそしてチルタリスは、

 

怠惰「一時はどうなるかと思ったが何とかはなったな‥‥さてと‥‥邪魔者はいなくなったし俺達を相手に群れバトルを挑んだお前等の身の程を教えてやるよ♪」

 

ダークライ (* ̄ー ̄)

 

チルタリス「チルッ!!」

 

ニヤリと笑った怠惰の声は離れた紫蘭達には聞こえることはなかったのだった。そうして先へと進み平原へと出ると平原には既に異形の生物達が跋扈する場所へと変わっていた。先程のマッスルモスキートや球体道化師、細く白い人の形に近い虫、更には巨大な城みたいな奴までいる始末だ。

 

千「こっここまでおるとはのぉ‥‥」

 

紫蘭「どっどうするんだよ迂回するにも遠くなるぜ」

 

千「仕方ないワシが囮になるその間に港へ迎え童よ」

 

そう言うと千は3つのモンスターボールを取り出し空へと向かって投げるとボールが開きそこから

 

ハピナス「ハピハピ♪」

 

怪獣「ガ~ル!!!」

 

チビ「ガウン♪」

 

竜?「ガァァァ!!」

 

ハピナスから優しそうな顔をしたドラゴンみたいなポケモンと大きな怪獣みたいなポケモンしかもおまけか何かなのか腹のポケットには小さな怪獣までいた。ウォッチを照らすと、

 

ガルーラ 親子ポケモン お腹の袋で子供を育てる。 子供を守るためにならどんな相手にも立ち向かっていく。

 

カイリュー ドラゴンポケモン 心優しいポケモンで海で溺れた人間やポケモンを助けたという話をよく聞く。

 

ガルーラにカイリューか。何か見た目的に強そうだな。

 

千「童よそなたはそこの茂みに隠れておれそして合図したら後ろを振り向かず先に行け」

 

そう言われ茂みに隠れると、

 

ガルーラ「ガルラァ!!!!!!」

 

カイリュー「ガァァァァァァ!!!」

 

ガルーラとカイリューは大きく叫びだす。それに合わせ平原に跋扈する異形の怪物達は千達に向かっていく。

 

千「今じゃ行け!!」

 

その合図を聞き茂みから離れダッシュで向かう。後ろを振り向かずにとは言われたがチラリとだけ見るとそこには、

 

ガルーラ「がぁ!」

 

カイリュー「ブワァ!!!」

 

ハピナス「ハピッ!!」

 

3匹のポケモン達は異形の怪物達を相手に無双していた。これなら本当に心配することもなさそうだな。そうしてハクを抱き抱えながら走り何とか港まで到達する。

 

紫蘭「ふぅ‥‥」

 

ハク「イブブ?」

 

紫蘭「あぁ大丈夫だ‥‥」

 

と、言い廃港となった灯台によりかかり座る。本当にどうなってやがるんだ。そんな事を述べ空を見上げると空には白い穴が無数に出来ておりそこからまだまだ異形の怪物達は降り注ぐ。

 

紫蘭「どうなっちまうんだよこれ」

 

ハク「イブ……‥」

 

紫蘭「心配するなお前は俺が守ってやるからよ」

 

頭を撫でてそう言うと突然、ハクは警戒の体制に入り自分の方へと飛び出す。一体なんだと思っていると灯台の後ろから黒い触手のような物が現れる。そしてそれに続きその本体であろう者が現れる。

 

紫蘭「なんじゃこりゃ!?」

 

その本体の頭は発行するトゲトゲした玉みたいになっていて形的には人みたいな形をしているが実際は黒い触手の集合体である。しかも黒い触手のようなものはよく見てみるとケーブルだ。

 

触手「デンショック!!」

 

するとその異形の怪物は頭のトゲトゲをより発行させ火花を飛び散らせると放電する。

 

紫蘭「っ!モード:リーフィア!」

 

ハク「イブ!!」

 

ハクはすぐさまリーフィアになり放電を受けた。だがリーフィアとなったハクには電気はあまり通用しなくなる。

 

ハク「フィーーーン!!」

 

電気をはねのけ異形の怪物と対峙する。

 

紫蘭「本当にどいつもこいつもハク!リーフブレード!」

 

ハク「リ~リッ!!」

 

触手「‥‥っ!!」

 

尻尾の葉を硬化させ異形の怪物へと攻撃するが異形の怪物は黒い触手のようなケーブルをしならせハクの尻尾に向かってケーブルをぶつけてくる。

 

紫蘭「あれはパワーウィップか!」

 

ボスポケモンの1体が使っていたのを知っていたためあの技が何かはすぐに分かった。ということはこいつは電気と草タイプの複合か。

 

紫蘭「モード:ブースターそして火炎放射!」

 

ハク「フィッ!」

 

すぐさま空中へと離れブースターに変化すると口から火炎放射を異形の怪物へと放つ。そしてそれに合わせ異形の怪物も両手を合わせ巨大な電気の塊もとい電磁砲を放ってくる。火炎放射とぶつかり合い相殺され爆発し黒い煙をあげる。

 

紫蘭「ちっ!モード:サンダースからのミサイル針!」

 

一度イーブイへと戻りサンダースへと変化しその固い体毛を固めた無数のミサイルを放つ。だが相手の異形は放電を放ちミサイル針を防いでくる。

 

紫蘭「中々やりやがる」

 

ハク「ザスッ!」

 

さてどうするか。本来なら炎技ならリザードンの陽炎の専売特許なんだが相手は電気技を使ってくる。飛行がある陽炎には不向きも良いところだ。それに相手は表情がまったく分からない相手だ。今もクネクネと動いてるし。仕方ないやるかあれを。

 

紫蘭「ハク!イーブイに戻れ!」

 

ハク「ザッ!」

 

元のイーブイに戻し自分は両手を交差させ構えをとる。

 

紫蘭「行くぜハク!」

 

そして何度も何度も練習を重ねてきたポーズを流れるように行い、

 

紫蘭「行くぜ!ナイン エボルボ ブースト」

 

ハク「イブ~ーーー!!」

 

ハクが大きく吠えると空にイーブイの進化形態のブイズ達が全種並ぶとブイズ達は自身達が纏うオーラをハクへと送る。

 

ハク「イブブブ‥‥イッブイ!!」

 

そしてハクがオーラを纏うとブイズ達は消えるがハクは超強化された。

 

紫蘭「モード:ニンフィア!」

 

ハク「イッブイ!」

 

姿を変えニンフィアへと変化させる。そしてすぐに耳を塞ぎ、

 

紫蘭「ハイパーボイス!」

 

ハク「フ~‥‥フィーーーーーーー!!!

 

大きく息を吸い込み大地が揺れるかのような咆哮を放つ。

 

触手「!!!!?」

 

とてつもない咆哮に触手は吹っ飛ばされ近くに偶然にも空いた穴の中へと消えていった。

 

紫蘭「何とかなったぜ」

 

ハク「ニンフィ‥‥っ!」

 

紫蘭「どうし‥‥

 

本当に突然だった。突然に出来た穴から何かが飛び出す。それは先程の触手とは違い真っ黒でカクカクとした鋭角的な体を持つがそれよりも目立つのは小さな胴体と足には似合わない程に巨大な腕と頭を持つそんな怪物だ。

 

?「…………………」

 

怪物はその眼で自分達を見てくる。しかしこの怪物から先程の触手やゴリマッチョモスキート達のような感じとは一味も違う。何よりも幾つもの死線を潜り抜けた自分の直感が告げているのだ。こいつはそんな異形達よりも遥かに危険でありこの世界には存在してならない怪物だと。

 

?「‥‥リノ………!!」

 

その怪物は何かを呟くと突然の暴風が巻き起こる。

 

紫蘭「ちっこいつもか!ハクもう一度ハイパーボイス!」

 

ハク「フィッ!」

 

ハクがもう一度、ハイパーボイスを唱えようとするが、その前に黒き怪物は無数のレーザーを放ってくる。

 

紫蘭「ぐっ!!」

 

ハク「フィフッ!?」

 

レーザーに直撃したハクは吹っ飛ばされる。

 

紫蘭「ハク!!」

 

すぐさま跳躍しハクをキャッチするがその隙を狙い黒き怪物は自分の目の前に高速でやって来る。

 

紫蘭「まずっ!?」

 

?「………ッ!!」

 

すぐさまハクを庇うように後ろを向くと同時に巨大な腕によるパンチが直撃する。

 

紫蘭「ガハッ!!?」

 

何て重い拳だ。鉄パイプで殴られた時よりも遥かに痛い。そして薄れ行く意識の中で自分が吹っ飛ばされた先にはあの白い穴が見える。

 

紫蘭「ちっちきしょうめごめんなハク……‥」

 

と、呟くと同時に自分はハクと共に穴の中へと入ったのだった。そしてそれから数10分後が経過する。

 

千「童よいるか!」

 

怠惰「たくあのマッチョモスキート共め‥‥」

 

怠惰と千は何とか灯台へと辿り着く。戦っている最中に突然、奴等は穴に吸い込まれるかのように穴へと入り消えていってしまった。そのためここまで簡単に来れた訳だが、

 

千「童よ!!」

 

怠惰「あの脳ミソ筋肉野郎は何処に‥‥」

 

ふと見ると灯台に何かを見つけ拾ってみると、

 

怠惰「千ちゃん」

 

千「何‥‥これは?」

 

それはモンスターボールだ。見た感じからしてこれはハクのモンスターボールだな。

 

怠惰「何かあったなこれは」

 

千「っ!童よどこじゃ!!」

 

怠惰「あのガキが‥‥まさなあの穴に………まさかな」

 

そうして怠惰達は紫蘭を捜索するのだった。




それでは今回もありがとうございました。紫蘭君は果たしてどうなってしまうのか次回にご期待を下さい。
そして作品に出てくる怠惰さんと千ちゃんはチキンレースして遊んでいたりしましたが実際、過去に色々なピンチを乗り越えているため色々と狂っていますので良い子の皆様は真似をしないように。ついでに2人の活躍は怠惰さんが投稿する別作品でどうなのかも分かるかなとは思われます。
次に出てきた異形達ですがオリポケではなく当然、既存ポケモン?達です。詳しくは『ポケモンUB』と検索すれば出てはくるかと思われすので良ければ見てください。当然、順次名前も分かってはきますのでご安心を下さい。書いて思ったのは最後の黒い鋭角さんはやり過ぎたかなと思ってはいますがこれも伏線なんです。許してください(何でもするとは言ってません)。
それでは作品を読んでくださりありがとうございました。


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第12話 迷いに迷って

こんばんは読者様、怠惰のクソ悪魔です。1、2ヶ月ぶりとなりましたが出来上がりましたので投稿を致します。黒く鋭角的な異形にぶちのめされた紫蘭とハクははたしてまうなるのか‥‥それでは本編へどうぞ。


寒く冷たい。これは一体なんなんだ。目を開けてみるとそこは真っ暗な洞窟のような場所で所々に水晶のような物だったり珊瑚のような物が生え輝いている場所だ。

 

紫蘭「つつ………っ!」

 

背中が痛い。そうだあの黒い鋭角的な体を持つ怪物に殴られたんだ。って考えてみるとハクがいないのに気づく。

 

紫蘭「ハク!!」

 

ふらふらするが立ち上がりハクの名前を呼び掛けながら捜索する。

 

紫蘭「ハクいるなら返事をしてくれ!!」

 

そうして歩いていくと近くに白い何かが倒れているのに気づく。あれは、

 

紫蘭「ハク!!」

 

モフモフとした白いあの毛並みはハクだ。すぐさまハクに近づくとハクはぐったりとして眠っていた。

 

紫蘭「待ってろ!」

 

すぐに元気のかけらと回復の薬を取り出しハクの治療を開始する。怠惰の支給を素直に受け取っておいて良かったぜ。すると、

 

ハク「イ‥ブ……?」

 

紫蘭「ハク良かったぁ‥‥」

 

ハクが目覚めてくれた。このまま目覚めなかったら流石にどうしようかとも思ったが生きててくれて良かった。そうして回復の薬や元気のかけらの影響が出たのか数分もしないうちに、

 

ハク「イブイブ♪」

 

何時もの元気なハクに戻った。もふもふなハクの頭を撫でながら辺りを見渡し、

 

紫蘭「本当にここは何処なんだ?」

 

ハク「イブブ‥‥」

 

そういえばあの怪物にぶっ飛ばされた時に近くに穴があったよな。まさか、

 

紫蘭「ここ‥‥あの穴の先か!?」

 

ハク「イブイッ!?」

 

そうなると不味いぞ。というかどうやって帰ればいいんだ。いやそれ以前に帰れるのかこれ。 

 

紫蘭「とっとりあえず帰る方法を探さねぇと」

 

立ち上がろうとすると背中がズキリと痛む。

 

紫蘭「つつ‥‥あの野郎」

 

何時かあの黒い怪物野郎を絶対にボコしてやると心から誓う。今よりも強くなってやると決意した。

 

ハク「イブ?」

 

紫蘭「あぁ大丈夫だこの位ならな心配するな♪」

 

心配させたくないため空元気だが振る舞う。とりあえず今の状況で不安を招くような事だけは止めなければ。じゃないと精神が持たない。

 

紫蘭「先へい行こうぜ」

 

ハク「イブ♪」

 

そうして自分達は先へと進む。そうして進んでいくと、

 

紫蘭「凄いなこりゃ」

 

ハク「イブブ」

 

自分達の前には果てしない闇が広がり所々にゆらゆらと白い何かが蠢くのが良く分かる。これは島では味わえない雰囲気だ。

 

紫蘭「どうなってんだろうなこれ」

 

ハク「イブ‥‥」

 

と、呟いていると空から何かがふわふわと此方へと向かってくる。それは現世で言うクラゲのような見た目の生物だ。ゆらゆらと足の触手を動かしながら自分達の前で止まる。

 

クラゲ「‥‥‥‥」

 

本当に現世のポケモン達とは大違いな見た目だよな。何て言うか本物のモンスターを見ているみたいだ。するとクラゲはただ触手をゆらゆらと動かしてその場から去って行った。

 

紫蘭「何だったんだ‥‥今の?」

 

ハク「イブ‥‥」

 

互いに首を傾げとりあえずハクを頭に乗せて歩き出す。そうして暫く歩き続けるが、

 

紫蘭「こっこんなにも裂け目はないものなのか」

 

恐ろしい事にどれだけ歩いても道は暗い道で正直な話で同じ通路を何度もグルグルと回っているかのような感覚に陥りそうになる。

 

紫蘭「どうにかして通路を見つけないとな‥‥」

 

ハク「イブイ!」

 

しかしこうなってくると本当に不安になってきてしまう。どうなるんだろうなこれ。

 

紫蘭「はぁ‥‥」

 

ハク「イブッ!イブッ!」

 

紫蘭「どうかしたのかハク‥‥」

 

叫ぶためチラリとハクを見るとハクは前足で右を指していた。右を向くとそこには、

 

紫蘭「あった‥‥」

 

それは紛れもなく探していた裂け目の穴だ。これで家に帰れそうだ。

 

紫蘭「行くぜハク!」

 

ハク「イブッイ!」

 

そうして裂け目へと向かってダイブし中へと入るのだった。不思議なまるで怠惰に連れられて入った無限回廊に近いようなそんな場所にハクと共に放り出される。

 

紫蘭「何じゃこりゃ!!?」

 

ハク「イブブブイ!!?」

 

すぐさまハクを抱き抱え離れないようにするが本当にどうなっていやがるんだこれ。というか凄い体が軽いまるで深い底無しの水に浸かっているかのような感じだ。そんな場所をただ浮遊し流れに流されるまま漂うと自分達の前に真っ白のワープホールが現れる。

 

紫蘭「またかっ!?」

 

ハク「いぶ!?」

 

そうして自分達は穴の中へと吸い込まれるように入る。そして放り出される。

 

紫蘭「どわっれつつ‥‥ここは?」

 

ハク「イブ?」

 

立ち上がり見渡してみるとそこは木々が生い茂る場所だ。どうやら元の世界に辿り着けたのか。

 

紫蘭「かっ帰ってこれたぁ‥‥」

 

ハク「イブ♪」

 

もうあんな暗い場所は懲り懲りだ。というか何であんな所みたいな場所が存在するのやら。だが不思議な事に気がつく。

 

紫蘭「何か暑いな」

 

それは何故か暑苦しい場所なのだ。というかよく見てみると、

 

紫蘭「マッスルポーズ!?」

 

木の形が知っている物とは全然違う。だって立ち並ぶ木々が揃いも揃ってマッスルポーズしてるんだぞ。こんなの見たこともない。すると空から何かが自分達の前に落ちてくる。

 

紫蘭「げっこいつは‥‥」

 

それは自分達の屋敷を襲撃してきたあのゴリマッチョモスキートだったのだ。

 

筋肉虫「マブシッ!」

 

しかも暑苦しいのにも関わらず暑苦しいマッスルポーズをしてきやがってそういうのはプロテインのCMだとかジムのCMでやれってんだ。

 

ハク「イブイッ!」

 

ハクは殺る気満々に臨戦態勢を取るが制止させる。

 

紫蘭「待てハクこいう筋肉野郎とはガチのぶつかり合いが1番だろ?」

 

そう言い腰にぶら下げているボールを取り出し思いっきり空へと投げる。

 

紫蘭「来い陽炎!」

 

モンスターボールが開き中からリザードンの陽炎が姿を現す。

 

陽炎「ガァァァァ!!」

 

両手の指をならし筋肉虫を睨む。恐らく彼奴は物理的な攻撃を仕掛けてくるのは間違いない。ならば殴り合いで強い陽炎を出したのだ。

 

紫蘭「ハクはすまないが観戦していてくれ」

 

ハク「イブブ‥‥」

 

少し残念そうにし自分の頭に再び乗っかる。そして筋肉虫を睨み、

 

紫蘭「おいそこのボディービルダー!俺達と勝負しやがれ!」

 

と、叫ぶと筋肉虫は少し止まると拳を構える。どうやらやる気みたいだ。

 

紫蘭「とりあえず様子見だドラゴンクロー!」

 

陽炎「がぁ!!!」

 

両手の爪を輝かせゴリマッチョモスキートを引き裂きに向かう。だが相手のゴリマッチョも拳を構え殴りかかり互いの一撃がぶつかり合い凄まじい衝撃波が向かってくる。

 

紫蘭「ぐっ!ハクしっかりつかまってろよ」

 

ハク「いぶ!」

 

紫蘭「陽炎!そのまま押し返せ!!」

 

陽炎「グワァァァァ!!!」

 

押し返しゴリマッチョモスキートの体を引っ掻き吹っ飛ばす。

 

紫蘭「そのまま火炎放射!!」

 

陽炎「ぐぅ!ブワァァァァァ!!」

 

口から炎を吐き出しゴリマッチョモスキートは火だるまにになる。

 

筋肉虫「マッマッシッ!!」

 

火を消そうと転げ回る。どうやらゴリマッチョモスキートは炎が弱点みたいだな。それにあの体格から恐らくタイプは格闘・虫だろう。

 

紫蘭「もう1発火炎放射!!」

 

陽炎「ブッブワァァァァァ!!」

 

再度、火炎放射を放つ。直撃したゴリマッチョモスキートは動かなくなる。

 

紫蘭「ハク!モードシャワーズからのハイドロポンプ」

 

ハク「ブイッ!!」

 

シャワーズとなったハクは頬を目一杯に膨らませる。

 

ハク「シャーーー!!」

 

そして口から大量の水を噴射しゴリマッチョモスキートに直撃させ鎮火させる。

 

紫蘭「丸焦げで死んなれても後味が悪いからな」

 

ウォッチからオボンの実を取り出し近くに置く。これで勝手に食うだろう。

 

紫蘭「さてと次なる地に行くか戻れ陽炎」

 

陽炎を戻しハクは元のイーブイに戻ると自分の頭の上に乗っかる。そうしてこの森を散策を開始する。

 

紫蘭「ふぇ~暑いぜぇ‥‥」

 

ハク「イブブ‥‥」

 

かれこれ何時間と放浪と歩いているが一向に戻れそうもない。本当にどうすればいいんだよこれ。

 

紫蘭「はぁ………」

 

ハク「イブ?」

 

紫蘭「あぁ大丈夫だ」

 

せめてハクには心配かけないようにしないとな。何時もの自分らしくいないと。そんな事を思っているとまた足に違和感を感じる。

 

紫蘭「ん?‥‥はっ!?」

 

その違和感はすぐに的中する。なぜなら今、自分があるいていた地面は足元にはなく白い裂け目の上を歩いていたからだ。これギャグだとお約束のあれだよな。

 

紫蘭「なんでだぁぁ!!?」

 

ハク「イブ~ーーー!!?」

 

そのまま足元の裂け目に自分達は落ちていったのだった。そしてとある場所の海岸そこに1人の少年が座り混んでいた。

 

?「これもありかな?」

 

と、砂浜に落ちている石を眺め言っていると突然のことだった。

 

紫蘭「うぉ~ー!!?」

 

ハク「イブ~ー!!?」

 

ドゴンッ!!

 

裂け目に落ちた紫蘭とハクはその少年の間近に落ちる。

 

紫蘭「いてて‥‥ランダムとかふざけんなよ‥‥ハクは大丈夫か?」

 

ハク「ブブブブ!!イブ!」

 

毛のゴミをブルブルして落としたハクは笑顔で鳴く。しかしここは何処だ。見た感じで青い空に海そして自分達がいるのは砂浜というのは分かるがふと何かの気配を感じ後ろを向くと、

 

?「ひっ人とイーブイが空から落ちて‥‥」

 

そこにはどうみても人間それもシロナと同い年ぐらいのガキがいた。しかも落ちてきた自分達を見て少しパニックになっているみたいだ。

 

紫蘭「おっおい!まっ待て!お前は人間か!?」

 

?「えっえぇ人間ですが‥‥」

 

紫蘭「よっしゃ~ーー!!!」

 

あまりの嬉しさにガッツポーズする。やっと人間に出会えた。

 

紫蘭「なぁお前さここは何処か分かるか?」

 

?「えぇとここはホウエン地方のミナモシティです」

 

紫蘭「ホウエンのミナモシティ‥‥」

 

ウォッチで調べてみると自分達がいた島から大分離れた場所みたいだ。だがまぁ途中で休み休みで行けば帰えれなくはない距離だ。これで希望が見えたな。

 

紫蘭「帰れそうでよかったぜ」

 

? 「えぇとその貴方もそこのイーブイも大丈夫ですか?」

 

紫蘭「ん?あぁ俺は全然だハクも大丈夫だろ?」

 

ハク「イブ!」

 

元気な笑顔を見せているから大丈夫だ。ハクは素直だから無理な時は無理っていう顔や鳴き声を出すからすぐに分かるんだ。

 

?「そうですか」

 

紫蘭「あぁ‥‥なぁお前それは何だ?」

 

その少年の手に握られている物を聞くと少年は恥ずかしそうにして、

 

?「えぇと石ですえっと好きなんですよ」

 

紫蘭「ほうそうなのか‥‥」

 

?「変‥‥でしょうか?」

 

紫蘭「いいや良いんじゃね?誰かにどうこう言われて納得するんじゃなく自分の好きな物は好きな物だろ?」

 

?「‥‥!!」

 

少年は驚いた顔をするとにこやかな顔になる。見た感じから彼奴と同じで他人にどうこう言われて悩んでいる感じだな。1つここはアドバイスしてやるか。

 

紫蘭「もしどうこう言われたらその時は誇れ笑われようが関係ない自分は自分だって言ってやれもしもそれで何かされたらぶっ倒してこう言ってやれお前らよりも俺が強いってな♪」

 

?「えっあっはぁ?」

 

今は、からかわれるだけだろう。だが言葉でカチンときた奴は何をしでかすか分かったもんじゃないからな。そのために言ったのだ。

 

紫蘭「まぁ今のお前には少し分からねぇかもな」

 

立ち上がりズボンの砂を払う。

 

紫蘭「あっそういえばお前の名前は?」

 

?「僕はダイゴ‥‥ツワブキ・ダイゴです」

 

紫蘭「ならダイゴとりあえず強くなれそうすれば色々と変わると思うぜ?お前もそう思うだろハク?」

 

ハク「イブ♪」

 

現に俺の周りで色々と変わったしな。さてここで長居するのもあれだし家まで旅立つか。

 

紫蘭「さてと俺達は元の場所に帰るか」

 

陽炎の入ったボールを取り出そうとすると、

 

ダイゴ「待ってください!」

 

そう言いダイゴは肩に掛けてあるポーチバッグから赤くそして中央に炎のようなマークのあるまん丸の玉を取り出す。

 

ダイゴ「よく分からなかったけどよければ」

 

そう言い玉を差し出してくる。ご厚意で渡してくれているため、

 

紫蘭「おうありがとうな♪」

 

ありがとうと言い受け取る。だが正直な話で玉なんて何に使えるのかよく分からないんだよな。まぁ貰えるのなら貰っておくか。

 

ダイゴ「それから‥‥」

 

ダイゴは海を眺め言葉を溜めだす。

 

紫蘭「ん?何‥‥」

 

と、言おうとしたその直後に突然の浮遊感を感じだす。

 

紫蘭「っ!!?」

 

ハク「イッ!?」

 

何とまた地面に裂け目が出来ているのだ。また何も出来ぬままに紫蘭とハクは裂け目へと落ちていった。そして残ったダイゴは海を眺めるのを止め紫蘭達がいた場所を向き、

 

ダイゴ「貴方の名前を‥‥ってあれ?」

 

消えた紫蘭とハクを探しキョロキョロとするが何処にもいない。

 

ダイゴ「………名前を聞きそびれたな‥‥だけどお前らよりも俺の方が強いか‥‥うんもしも僕がチャンピオンになれたら使ってみようかな♪」

 

と、呟きまた海を眺めるのだった。そして落ちた紫蘭とハクはといと、

 

紫蘭「またこれかよ!ちくしょうめぇ!!帰れたと思ったのによぉぉ!!?」

 

ハク「イブ~ーーー!!?」

 

また終わり見えぬ最果ての旅へと出たのだった。




怠惰「ではでは今回はここまで」

ダークライ  (*-ω-)

千「うむ♪」

怠惰「いやはや紫蘭くん達いないねぇ」

千「じゃな‥‥って本当にこれどうするんじゃ!?」

怠惰「知らないよそんな事‥‥」

千「知らないとは何じゃ!?これが知られればあやつがうるさいぞ!」

怠惰「クライアントAの事?」

千「うむ!」

怠惰「安心しろその時は俺が対応するからさ」

千「じゃからダメなんじゃ!お主と奴は仲がよろしくないじゃろうが!?」

怠惰「うんだって嫌いだもんお前もそう思うだろダークライ?」

ダークライ ( ´ー_ゝー)

怠惰「ほらこの顔だよていうか彼奴はうるせぇし傲慢だしよ知ったこっちゃねぇよ」

千「しかし‥‥」

怠惰「千ちゃんは気にやむなベストは尽くしてこれなら仕方ないよ」

千「すまぬ‥‥」

怠惰「やれやれさてと色々と報告しなきゃいけないし今回はここまでだね」

千「うむまた次回もよろしくの!」

怠惰「それでは読者様」

千「さらばじゃ」

ダークライ  (-_-)/


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第13話 あれからどのぐらいの月日が

こんばんは読者様、怠惰のクソ悪魔です。因みに今回は既存のキャラでかつ片言を言うキャラがいるため見にくくなるかもしれませんがご了承下さい。それでは本編へどうぞ。


ダイゴと別れてからどのぐらいの月日がいや下手したらどのくらいの年月が経ったのだろうか。それすらも混乱し脳が麻痺して分からなくなってきている。

 

紫蘭「ここは何処なんだ‥‥」

 

ハク「イブ‥‥」

 

あれから幾つもの場所を渡り歩いている。時には光輝く砂漠を歩きジョージとか言いそうな人型のゴキブリみたいな異形が物凄い速度で迫ってきたり、時には無数のクレーターの大地そしてロケットのような異形がいる世界を歩き、時には暗く深海のような雰囲気の洞窟へと戻って歩き海月のような異形を眺めてと幾つもの場所を渡り歩き時には数多の場所で異形の生物達と戦いまた修業をしながら過ごし元の世界に帰るために幾つもの裂け目を通った。しかし一向に元の世界に戻れる気配がない。

 

ハク「イブブ‥‥」

 

紫蘭「悪いなハクお前のボールを何処かに落としてきちまったばっかりに」

 

本当ならハクをボールに戻してやりたいが何処かにハクのボールを落としてきたみたいでボールにいれられないのだ。そのため頭に乗せたりして休ませている。本当に気苦労をかけてしまうよな。

 

ハク「イブブイ♪」

 

だがハクは空元気な笑顔で大丈夫と言ってくれているのだ。本当に申し訳ねぇと思いながらハクの頭を優しく触り撫でる。

 

紫蘭「さて本当にここは何処なんだろうな」

 

今、自分達は何処にいるのかという一言かつ簡潔的な言葉で言うのであるのならば荒廃し人の気配を感じない廃墟いやゴーストタウンの中と言えば良いのだろうか。

 

紫蘭「それにしてもひでぇ有り様だな」

 

ハク「イブブ‥‥」

 

周りにあるのは瓦礫に瓦礫に瓦礫。いやもう全部瓦礫なんだ。それ以外に言葉が思い付かない。

 

紫蘭「本当にここは何処なんだか」

 

と、思っていると錆びついてボロボロになっている看板らしき物を見つける。読んでみると『……オ…役…あ…た……のなんで……る…』と書かれていた。

 

紫蘭「知るか分かるか!!!?

 

何で肝心な事が読めないんだふざけんなよ。せめて街名ぐらいは書いておけこの野郎。

 

紫蘭「はぁ‥‥本当に何時になったら帰れるんだ」

 

ハク「イブブ‥‥」

 

何て述べながら瓦礫となりかけているビルに背中を当てて座り込む。もう世界を渡り歩いてどのくらいが経ったのか。数日かまたは数ヶ月かはたまた数年なのか。もう感覚が狂っていて分からない。ただ分かるのは、

 

ドスン‥ドスン‥

 

ハク「‥‥イブ」

 

紫蘭「ちっ‥‥」

 

渡り歩く世界の殆どに異形の怪物が住み着いているという事だ。立ち上がり何が起きても良いように構える。今の音からして遠いのは確定だが中には数Kmの距離をたったのひと蹴りで一気に距離を縮めてくる異形もいたため油断ができない。

 

紫蘭「‥‥離れるぞ」

 

ハク「イブ!」

 

とりあえず気づかれないうちに離れる決心をして静かに離れようとしたその時だ。

 

?「キャー~ーー!!?」

 

紫蘭「何だ!?」

 

突然の悲鳴が聞こえた。声からしてポケモンではないのは確かだ。恐らくは人間または大きな地響きの足音をたてながら移動している異形の叫びかのどちかだろう。

 

紫蘭「ハクお前だったらどうするよ?」

 

ハク「イブブ!」

 

紫蘭「だよな‥‥行くしかねぇよな♪」

 

そうして声のした方向へと向かって走り出すのだった。そうして暫く走るとどんどん地響きが大きくなっていく。そして廃墟ビルの角を曲がると、

 

?「ぐっ!!」

 

紫蘭「おっと!!」

 

何かが此方に向かって飛んできたため受け止める。それは身体中がボロボロになり額からも血を流している少年だ。

 

少年「にっ逃げ‥‥て」

 

と、言いかけてうっすらと開いていた目をつむり気絶した。

 

紫蘭「やっぱり人間か」

 

ハク「イブ‥‥イブブブブ!!」

 

突然ハクが頭から降り少年が飛んできた方向を向きうなりだす。

 

紫蘭「どうし‥‥っ!?」

 

飛んできた方向を見るとそこには黒くそして巨体な体を持ち全てを飲み込むんじゃないかと思うぐらいの大きな口があり更にその上のにも小さな頭がある。そしてその口から2本のハサミというより口と言えば良いのか、がついている触手を伸ばす異形が大きな地響きをたてながらこちらに向かってきていた。

 

紫蘭「地響きの正体はこいつか!」

 

黒く巨体な異形は此方を見ると口から伸びる2つの口つきの触手をうねらせ、

 

異形「アクジキーー!!!」

 

大きく叫ぶと2つの触手が自分達に襲いかかってくる。

 

紫蘭「ハク避けるぞ!」

 

ハク「イブッイ!!」

 

少年を抱き抱えすぐさまハクと共に後退し異形の触手を避ける。

 

紫蘭「やられたらやり返す!ハクモード:サンダース!そしてミサイル針!」

 

ハク「イブ!!」

 

進化しサンダースへと進化すると体の毛を逆立て目の前の異形めがけ無数のミサイル針を放つ。だが、

 

異形「グォォォォ!!」

 

何とおりえない事に放ったミサイル針をとんでもない吸引力で口に取り込むとモグモグと口を動かす。こいつミサイル針を食べやがった。

 

ハク「ザッ!?」

 

紫蘭「おいおいマジかよ‥‥」

 

まさかミサイル針を食べられるだなんて思うはずもないだろ。そして口を開くと、

 

異形「アクジキーーン!!!!!」

 

大きな口から黒いリングが重なりあった波動を放ってくる。あれは怠惰のダークライが放ってきていた悪の波動だ。

 

紫蘭「10万ボルト!」

 

ハク「ザァァァッァァ!!」

 

帯電させ10万ボルトを放ち悪の波動と相殺させる。だが今の悪の波動からして恐らくこいつのタイプは悪タイプであるのは間違いないだろう。ならば話しは簡単だ。

 

紫蘭「ハクモード:ニンフィア!」

 

ハク「ザァッ!」

 

サンダースからイーブイに退化しそしてまた光に包まれニンフィアへと進化する。

 

ハク「ムーンフォース!!」

 

ハク「フィー~‥‥フィッ!!」

 

光輝く玉を放ち目の前の異形へとぶつけると、

 

異形「アックッジッ!!」

 

光の玉が直撃した異形は少し後ろへと吹っ飛ぶがす後ろへと下がるが奴は踏ん張りだしその場に止まるり口から伸びる触手を揺らめかす。

 

紫蘭「なんてガッツだよ」

 

だが今の感じからしてこいつの弱点はフェアリーか。それにあの効き方と風貌からして恐らく彼奴のタイプは悪と龍といった所だろうな。だがいくら大弱点を当てたとはいえど、

 

異形「アクアク!!!!」

 

目の前の異形は今のでブチキレたのかその場で地団駄を踏む。見た目通りのとてつもないガッツの持ち主だな。これハクや陽炎で勝てるのか不安になってきたぞ。それに、

 

?「うっうぅ」

 

怪我人をこのままにする訳にもいかない。こいつがいなければ戦うという選択しもあったがこれでは無理だしどうするべきか。そう考えていると、

 

紫蘭「あれは」

 

目の前の異形の後ろに何時も裂け目があった。何とか目の前の異形を足止めして彼処に逃げ込むしかなさそうだ。

 

紫蘭「ハク奴の後ろにある裂け目まで何とか逃げるぞ」

 

ハク「フィン!」

 

紫蘭「頼むぜ相棒!電光石火で撹乱しろ!」

 

ハク「フィン!!」

 

ハクの電光石火で目の前の異形にたいあたりしそのまま周りを電光石火で駆け巡り撹乱を始める。

 

異形「アッアク!?」

 

やはり体格からしてスピードはとろいな。ハクが気を引いてる間に少年を離さぬようにギュッと抱き抱え自分も駆け出す。

 

異形「アクッ!!!」

 

目の前の異形は自分が走って向かって来ているのに気づくと口から伸びる触手で攻撃を行ってくる。

 

紫蘭「甘い!」

 

当たるギリギリで横に跳び攻撃を回避し走り続ける。だが2本目の触手が自分に向かって迫ってくる。

 

紫蘭「っ!」

 

当たりそうなギリギリの所で、

 

ハク「フィ!!」

 

ハクが電光石火で目の前の異形の上にある小さな頭に体当たりをかます。

 

異形「アククク!!?」

 

相手はよろめいたため触手の攻撃が横すれすれで当たりそうになったが何とか当たらずに助かった。

 

紫蘭「ありがとうなハク!」

 

ハク「フィーー!」

 

奴の足止めはハクに任せそのまま前を向き突っ走る。

 

紫蘭「ハクお前もこっちに来い!!」

 

ハク「フィン!!」

 

撹乱を止めて此方へと電光石火ですぐに辿り着く。裂け目まで後少し。だがそのタイミングで、

 

異形「アァァァァァ!!」

 

何とあの異形は大きな口からとんでもない悪臭を放つどろどろとした物を出してきた。あれは確かヘドロウェーブだったか。あんなのに当たったりしたら病気所かヨーグルトになっちまうぞ。

 

紫蘭「野郎!最後まで逃がさないつもりか!!」

 

ハク「フィン!?」

 

紫蘭「ちっ!仕方ねぇすまないがハク抱き抱えるぞ!」

 

少年を肩に背負いそしてハクを片腕で持ち上げる。

 

紫蘭「そしたらモード:エーフィで光の壁!」

 

ハク「フィ!!」

 

イーブイへと退化しそして新たにエーフィへと進化すると透明の壁を張り巡らせるとヘドロウェーブはその壁に阻まれ押さえ込まれる。だがエーフィになると速度が一気に下がるため自分が担ぐしかなくなるんだよな。それよか結構重い。しかしそれでも何としてでも今は逃げ延びるしかない。

 

異形「アクッ!!!」

 

バリンッ!!

 

紫蘭「マジかよ」

 

あの野郎、折角ハクが張った光の壁にたいあたりして破壊して此方に向かって一直線に走って追いかけてくる。

 

紫蘭「クソォォォォガァァァァ!!」

 

左右の足を交互に素早く動かし全力疾走で逃げる。だが異形の歩幅は大きく徐々にと迫ってくる。

 

ハク「エフィン!!!」

 

もう奴の触手の範囲内となり触手が伸びて襲いかかる。だが、

 

紫蘭「オラァァァァ!!」

 

触手に食われそうな後一歩の所で裂け目へと入ると同時に裂け目は閉じたのだった。そして裂け目を通った紫蘭は、

 

紫蘭「オッシャ~ーざまぁみやがれ!!」

 

ハク「イッブイ♪」

 

逃げ延びそのまま怪我を負っている少年を担ぎながら不思議な空間をさまようのだった。そしてさまよっている途中でまた裂け目へと吸い込まれ、

 

紫蘭「とっ‥‥」

 

また別の世界へとワープした。

 

紫蘭「ここは‥‥って竹?」

 

今度は初めて見る世界だ。そこら一帯は見る限りでは松の木が生えており竹だったり緩やかな川だったりとまるで自分がいた日本の世界のような雰囲気だ。

 

紫蘭「松に竹か‥‥」

 

ここで梅があれば縁起が良いんだけどな。何て事を言いながら周りを見渡して気づく。少し先には何と修学旅行で行った京都を思わせる枯山水までもがあるのだ。

 

紫蘭「おいおいおいおいマジかよ!」

 

近づき見てみるとそれはもう立派な枯山水だ。これを見るのは京都以来だ。

 

少年「うぅぅん」

 

紫蘭「あっやっべそうだった手当てしないと!?」

 

ハク「イ~ブイ‥‥」

 

ため息を吐きながら「おいおい」と首を振る。これはハクも呆れてる始末だ。

 

紫蘭「まったく呆れんなよ‥‥」

 

とりあえず治療をしようとしたその時、

 

ガサッ!

 

と、草が不自然に揺れる音が響き向くとそこには、

 

傘人「‥‥ナニヤツ」

 

明らかに人らしき者が出てきた。言葉がカタコトなのは置いておいてここに来て人に会えるとは幸運だ。

 

紫蘭「人?あっそうだ!なぁあんた!ここに怪我人がいるんだ!何処か安全な場所とかないか!」

 

もしまた異形に出会うと逃げれるかの保証はない。そのために安全な場所を確保する必要があるため聞くと傘を被っている男らしき者は黙る。そして、

 

傘人「コイ‥‥」

 

そういわれ舞われ右をして奥へと進んでいく。

 

紫蘭「行くぞハク」

 

ハク「イブッイ♪」

 

少年を背負い傘人の後を追うのだった。後を追っていくと開けた場所へと出てくる。そこには後を追った傘人と同じ服と傘を被った者達がいたが、

 

紫蘭「なんだこれ」

 

村の民家の全てが何か鋭利な刃で斬られ破損している家が多かった。それを傘人達がせっせと修繕していたのだ。そんな様子をまじまじと見ていると、

 

傘人「コッチダ」

 

と、後を追った傘人が呼んでくる。とりあえず周りの様子を見ながら後をついていく。そうして傘人の家へと来ると暖簾をくぐり中へと入ると、

 

異形「‥‥‥‥」

 

紫蘭「‥‥‥‥はっ?」

 

そこには明らかに人ではない生き物がいた。その姿はまるで折り紙を折って作られたかのような体で大きさは小さくふわふわと浮く何かだ。しかも見てみると傘人達の着ている服と類似している異形だ。

 

傘人「ソコニ、オロセ」

 

紫蘭「あっあぁ」

 

こいつは襲ってこないのか。まじまじと様子を伺いながら抱っこしている少年を下ろすと紙のような体を持つ異形が両手で箱のような物を持ってくるとそれを傘人へと渡すとフワフワと浮き奥へと向かっていく。そして傘人は箱を開け治療道具を取り出すと少年の処置が始まる。

 

傘人「オヌシタチノ、フクナドカラシテ、ココノモノデハ、ナイトミタ」

 

紫蘭「あぁここじゃない世界から来たのさ俺とそれからこのイーブイのハクとで色々な世界をさ迷っていてな」

 

ハク「イブイ♪」

 

ハクを見つめ頭を撫でスキンシップをしながらまた倒れ気絶している少年を見つめ、

 

紫蘭「そしたらこいつが俺に激突してきてなしかもその世界でデカイ化け物に追われたりしていたら偶然できた時空の裂け目に逃げ込んだらここに来たって訳さ」

 

傘人「ナルホド」

 

紫蘭「‥‥なぁ聞きたいんだがこいつはポケモンか?それともポケモンじゃない異形なのか?」

 

と、言うと傘人は手を止めるとゆっくりと此方を見つめ、

 

傘人「イギョウ?ポケモン?チガウゾ‥‥ソコニイルノハ、カミツルギ‥‥ソシテワレラハ、カミツカイ」

 

紫蘭「カミツカイ?」

 

傘人「カミツルギト、トモニイキルモノ」

 

紫蘭「成る程な」

 

要はポケモントレーナーって事だな。ただそれがカミツルギ専門というだけの。カミツルギ使い‥‥いやまぁ傘人で良いかはまた処置を再開する。

 

紫蘭「ならカミツカイに聞きたいんだが何でどの民家もボロボロでお前達カミツカイも怪我してる奴とかがいるんだ?」

 

と、言うとカミツルギ使いは少し黙る。そして、

 

傘人「ヨウトウ‥‥キタ」

 

紫蘭「ヨウトウ?」

 

傘人「ソウダ」

 

ヨウトウ‥ようとう‥妖刀‥‥あぁ妖刀か。ってそれ明らかに名前からしてヤバいものだろ。

 

傘人「ヤツハ、ドノ カミツルギツカイ ノイウコトヲキカズ、タダタダソノチカラヲフルイ、イクアマタノ、カミツルギ ヲヤブッタモノダ」

 

紫蘭「ほう強いのか?」

 

傘人「アァワレのカミツルギ‥‥イヤコノムラノカミツルギタチハゼンインヤラレタ」

 

紫蘭「ほう‥‥」

 

しかし本当に分かりにくい片言だな。つまりはカミツルギの中でもヤバくて一言で言うならカミツルギの番長的な奴という事で良いのだろう。

 

紫蘭「そいつは面白そうだ」

 

傘人「ヤルキカ?」

 

紫蘭「さぁ会えたらな?」

 

笑いながら言ったその時だ。目の前にいる傘人と同じ傘人が暖簾をくぐり抜け家へと入ってくると、

 

傘人「ヨウトウガキタゾ!」

 

傘人「マコトカ!」

 

と、傘人が驚くと同時に奥へと向かったカミツルギが颯爽と現れる。

 

カミツルギ「ヤンタタタン」

 

両手を合わせて構えるとそれはまるで日本刀を構えた武士のような佇まいだ。恐らく「今度こそは」と言っているのだろうがここは俺がやりたい。カミツルギの前に手を出しゆっくりと立ち上がる。

 

紫蘭「楽しくなりそうだ」

 

お目当ての妖刀とやらはあっちから来てくれたみたいだし探す手間が省けた。ハクを見つめ、

 

紫蘭「やれそうか?」

 

聞くとハクは笑顔で笑いやる気の顔を見せて、

 

ハク「イブイ♪」

 

と、返事をする。やる気もあるみたいだしなら一丁やるか。

 

紫蘭「オーライ‥‥なぁお前らそのカミツルギ俺が退治してやるよ」

 

傘人「シヌキカ!」

 

紫蘭「さぁなただ世話になりっぱなしってもの味気ないからなまぁそれに負けたら負けたでその時はその時だぜ」

 

ハクを頭に乗せると入ってきた傘人に、

 

紫蘭「案内してくれ」

 

傘人「シカシ」

 

紫蘭「お前らじゃもう飽きられてるだろうしな微々たるもんだが異世界人の力を見せてやるよ」

 

傘人「‥‥ショウチシタ、ツイテマイレ」

 

そう言い傘人は家の暖簾を潜る。それに続き自分も潜ろうとするが後ろを振り向き、

 

紫蘭「そいつは頼んだぜ」

 

傘人「アァ」

 

と、だけ言い外へと出て例の番長の元へと向かう。案内されるとそこには、

 

カミツルギ「‥‥‥‥」

 

その風貌からして村で見たカミツルギなんかよりも気迫がありそしてその堂々とした出で立ちのカミツルギが浮いていた。

 

紫蘭「成る程なお前が番長か」

 

カミツルギ「タン?」

 

紫蘭「俺とハクのタッグでタイマンしてくれるよな?」

 

と、言うとハクは頭から飛び降り前へと出る。目の前ノカミツルギは両手を合わせ構える。

 

紫蘭「成る程‥‥やる気があるみたいで嬉しいぜ‥‥なら一変ぶっ飛ばされろ!!」

 

ハク「イブイ!!!!」

 

カミツルギ「ヤ・ターン!」

 

そうしてカミツルギとの戦いが幕を開けたのだった。




怠惰「ではでは今回はここまで」

千「うむ‥‥」

怠惰「何を気にやんでるの?」

千「すまぬな怠惰よそなたまで怒りの矛先を向けられるとは」

怠惰「良いの良いの気にしない気にしない♪」

千「しかし」

怠惰「別に構わんよ」

千「‥‥それよりもそなたやるのか?」

怠惰「言ったでしょ俺は彼奴が‥‥クライアントAは嫌いだってだからやらないよあっ別に千ちゃんは仲良くしてくれて良いからね?」

千「本当は奴とそなた2人が仲良くなってくれたら良かったんじゃがな」

怠惰「俺は信じるのさ‥‥だが奴は逆だよ」

千「昔はあぁではなかったんじゃがな」

怠惰「友達に裏切られて総攻撃を食らって心身痛めつけられて世界の狭間に隠居しかも自分じゃ何も出来ないから魂だけ抜け出して依頼それも上から目線での対応とか仲良く出来るわけないじゃないか♪」

千「はぁ‥‥」

怠惰「俺は千ちゃんの頼みだから聞いてるだけさそれ以上でもそれ以下でもない‥‥分かったかい?」

千「うむ」

怠惰「なら良しそれに質より量を求めればその後で最悪な事態になりかねないからね」

千「そうじゃよな」

怠惰「だから俺は1人だけ引き受けたのさ」

千「分かっておるわい」

怠惰「はぁ本当にあのガキ何処に行ったんだか」

千「じゃな」

怠惰「ってこれ後書きだったよすいませんね読者様」

千「とりあえず今回はここまでじゃな」

怠惰「だね♪また次回投稿が出来たらよろしくね」

千「うむそれでは読者様」

怠惰「サラダバー♪」


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第14話 新たな仲間と共に

こんばんは読者様、徹夜をしたら偏頭痛にみまわれている怠惰のクソ悪魔です。ゲームしつつポケモンアニメを見てました。さて、それでは今回はついにカミツルギとのバトルですね。また後は題名通りです。それではそろそろ本編へどうぞ。


カミツルギとの戦闘が始まると共にカミツルギは目にも止まらぬ速度で飛び回りだす。

 

カミツルギ「ヤーーー!!」

 

紫蘭「ハク油断はするな‥‥そして俺の声だけを聞き動いてくれ」

 

ハク「イブ!」

 

確かにカミツルギは速い。だがカミツルギに比べれば砂漠で襲いかかってきた白ゴキブリの方が断然速い。カミツルギは両手を構えハクへと襲いかかる。

 

紫蘭「電光石火で回避!」

 

ハク「イブイッ!」

 

一気に駆け出したハクは当たるギリギリでカミツルギの攻撃を回避するがハクがいた地面はカミツルギの一閃により大きく綺麗に割れる。

 

紫蘭「おいおい何て切れ味してんだよ!?」

 

あんなの当たったらバラバラになる所の騒ぎじゃないぞ。ここの傘人共はこんな奴と共存してるのかよ。

 

紫蘭「モード:サンダースそして10万ボルト!」

 

ハク「イッブ!!」

 

サンダースへと進化し体を帯電させ10万ボルトを放つ。だがカミツルギは放たれた電撃を回避する所かその小さな体を活かして電流と電流の間を回避して向かってくる。

 

紫蘭「高速移動!」

 

ハク「ザッ!」

 

サンダースとなったハクに指示を出すと一気にその場を離れ高速で移動をする。それを追いかけカミツルギは両手を煌めかせ追いかける。

 

紫蘭「跳べ!」

 

ハク「イッブイイ!!!」

 

大きく跳び上がるとカミツルギはハクを追いかけて飛び上がる。

 

紫蘭「モード:シャワーズそしてハイドロポンプ!」

 

退化しイーブイへと戻ると今度はシャワーズへと進化し口を膨らませ、

 

ハク「シャーーーー!!」

 

ハイドロポンプを放つ。だがカミツルギは即座に両手を合わせ、

 

カミツルギ「ターー!!」

 

と、叫び大きく斬り上げ斬撃波を放ちハイドロポンプを真っ二つにしながら斬撃波は真っ直ぐハクへと向かって進んでいく。

 

紫蘭「溶ける!」

 

ハクは体を即座にどろどろの液体へと変質させ斬撃波を回避し地面へと落ちると元の個体に戻る。カミツルギの技を見ると使ったのはスマートホーン、サイコカッターか。こいつのタイプはエスパーと鋼か。いやでもエスパーといった感じはしない。何というか見たまんま紙だな。待てよカミ‥‥そういえば紙って草から作られてる筈だ。となるとこいつのタイプはと思っているとカミツルギは両手を発光させ斬りかかってくる。

 

紫蘭「イーブイに戻ってみきり!」

 

ハク「シャ!!」

 

イーブイへと戻りみきりでカミツルギの二刀による攻撃を避ける。

 

紫蘭「スピードスターで弾き飛ばせ!」

 

ハク「イ~ブッイ!」

 

大きく尻尾を振るい無数の星を放つが、

 

カミツルギ「ヤーーター!!

 

 

カミツルギは両手を素早く振るいそれを一瞬でバラバラにしていく。だがそれこそ狙ったチャンスだ。

 

紫蘭「ハクやるぞ!」

 

腕のゼットストーンを構えるとハクは頷きカミツルギを見つめる。そしてゼットストーンに触れ大きく腕を回し大の大人がやるにはダサくて恥ずかしいが我慢してゼットポーズをすると自分の体から不思議なオーラが現れそれは光となりハクへと当たると、

 

ハク「イッブーーーイ!!」

 

ハクを囲うように8体のイーブイの進化形態のブイズ達が並びそれぞれがハクに光を当てるとハクはオーラを纏うと共にブイズ達は消え凛々しく立つハクの姿が残る。

 

紫蘭「やれるかハク!」

 

ハク「イブ!」

 

と、言うとスピードスターを切り捨てたカミツルギは此方を向くと刃を煌めかせ一気に此方へと向かってくる。

 

紫蘭「モード:ブースター!」

 

ハク「イブ!」

 

自分の見立てが正しいのであれば恐らく紙である事から草そしてあの剣のような鋭さから彼奴のタイプは草と鋼。それならば使う技は一択の炎のみ。ブースターへと進化したと同時に

 

カミツルギ「ヤーーー!!

 

カミツルギは両手を振り下ろしてくる。その瞬間に、

 

紫蘭「火炎放射!!」

 

ハク「フゥッブワァァァァ!!」

 

カミツルギに向かって火炎放射を放つと見事に命中する、

 

カミツルギ「ヤーー!!?」

 

そして炎を浴びて火だるまとなったカミツルギは勢いが弱まり地面へと落ちると、

 

カミツルギ「ヤーー!!ターーー!!」

 

火を消そうと転げ回る。やはり炎が一番の弱点だったみたいだな。しかし転げ回るカミツルギを見ていると呆れてため息を吐いてしまう。

 

紫蘭「仕方ねぇなハクモード:シャワーズそんで加減しながらハイドロポンプで消火してやれ」

 

ハク「ブゥ!」

 

退化しそしてまたシャワーズへと進化したハクは口に水を貯めて勢いを弱めて放出しカミツルギを鎮火させる。

 

紫蘭「ありがとうな戻って良いぞ」

 

ハク「シャ♪」

 

退化して元のイーブイに戻るとハクは自分の肩にジャンプし頭に乗っかる。本当にここが好きだな。とりあえず鎮火したカミツルギの元へと向かう。

 

紫蘭「おーい大丈夫か?」

 

真っ黒こげとなり倒れているカミツルギに聞くと頭の紙をパクパク動かし両手を広げ大きく大の字になる。こいつは何をしたいんだ。そう思っていると、

 

傘人「カミツルギハ、カクゴヲキメタ」

 

と、声からして少年を処置してくれた先程の傘人が此方に近づきながら言ってくる。

 

紫蘭「はぁ?覚悟だ?」

 

傘人「カミツルギ‥‥ソレハ、ブジンノココロモツモノ‥‥ユエニカミツルギはオヌシニクップクシタ」

 

紫蘭「屈服って‥‥」

 

傘人「ツマリコロスナリ、ナンナリオヌシニマカセルトノコトダ」

 

殺すなりって物騒な事を言うな。大の字に寝て動かぬカミツルギの横に屈み、

 

紫蘭「カミツルギお前に言っておくが俺は負けて戦う気のない奴に止めをさす程のシャバ僧じゃねぇだからいい加減に起きろ」

 

その言葉を聞くとカミツルギは動きだしフワフワと浮き出す。

 

カミツルギ「ヤータター!」

 

何を言ってるのか全然わからねぇ。けど傘人は武人とか言ってたから恐らく俺の首はいらないのか的な事を言っているんだろうな。

 

紫蘭「ならよお前にする命令は1つだ合意なしに喧嘩するんじゃねぇやるなら合意してからやれ‥‥それともしも助けを求める声があったのならその時は助けてやれ強くそして威張って弱者をないがしろにせる奴は斬れそして弱者を守れ良いな?」

 

カミツルギ「‥‥‥‥‥‥‥‥」

 

黙るとカミツルギは頷き上空へと飛び去っていった。

 

紫蘭「たく‥‥」

 

傘人「シカシミゴトダッタアノヨウトウヲオイハラッタノダカラナ」

 

紫蘭「別に良いってのそんなもん誇るようなもんでもねぇからな」

 

と、言っているその時だ。

 

グゥーー

 

紫蘭「‥‥‥‥」

 

ハク「いっイブブ!!」

 

やっぱりハクの腹の音か。ハクは恥ずかしいのか頭の上で地団駄を踏んでくるため結構痛い。

 

傘人「ソナタラガヨイナラ、トマッテユクトヨイ」

 

紫蘭「良いのか!?」

 

傘人「ムラヲスクッテクレタヤツヲ、ムゲニハセンソレニケガニンモオルシナ」

 

紫蘭「まっまぁそれなら言葉に甘えるぜ」

 

ハク「イブ‥‥」

 

そうして自分達は傘人の家へと着いていき1日世話になるのだった。そして翌日、

 

傘人「オキロソレトチョウショクハソコニアルスコシセッシャハデル」

 

と、言い自分達を傘人は起こすとそのまま外へと出ていく。

 

紫蘭「‥‥」

 

ハク「‥‥」

 

傘人に叩き起こされた自分達は眠いが仕方なく起き上がり朝食を食べる。

 

ハク「イブ~♪」

 

陽炎「がうっ♪」

 

2匹は美味しそうに出された食事を頬張っていく。見ていて実に微笑ましい光景だ。

 

紫蘭「なんかこういう食事も久々だな」

 

この世界に来てからの食事はストックしてある木の実ばかりだったため久々の和食は良いものだ。そうして食事を終え陽炎をボールへと戻し自分とハクは寝ている少年の元へと向かう。

 

紫蘭「おうおう気持ち良さそうに寝やがってうらやましいなちくしょうめ」

 

未だに寝ている少年の隣に座り顔を見る。しかしこうしてよく見てみると整った顔をしてるな。見るからに男だが女装でもすれば女とか言っても誤魔化せるな。そんな事を思っていると、

 

少年「うぅん‥‥ここは?」

 

頭を抑え少年は起き出す。やれやれついに起きたか。

 

紫蘭「よっ」

 

ハク「イブ♪」

 

少年「えっイーブイにそれから貴方は?」

 

イーブイを知っているって事はポケモン世界の住人のようだな。まぁその方がある意味で都合がいい。

 

紫蘭「俺か?俺は紫蘭、賀茂紫蘭だそんでそのイーブイは俺の相棒のハク」

 

ハク「イッブイ♪」

 

少年「そうですか」

 

紫蘭「お前の名前は?」

 

少年「えっと僕はリラと申します」

 

リラか。それに僕という単語からやはり男だな。しかし何でまたこいつこんな含みのある言い方をするんだ。

 

紫蘭「なぁリラお前に聞きたいんだが」

 

リラ「えっと紫蘭さんまずは僕からよろしいですか」

 

紫蘭「えっあぁまぁ構わんけど」

 

リラ「ならその1つは僕と貴方は今日初めて話しますよね?面識はないですよね?」

 

紫蘭「そうだな」

 

こいつ何を急に当たり前で可笑しな事を言い出しているんだ。キョロキョロと周りを見渡すと、

 

リラ「‥‥どうして僕はここにいるんでしょうか?」

 

紫蘭「どうしてって俺が知らない世界をさまよっていたらお前が吹っ飛んできてそれをキャッチしてデカくてしつこい怪物からお前をおぶって逃げてそんで気づいたらここだった‥‥オーケー?」

 

リラ「なっ成る程‥‥そうだ!確かあの時に怪物に吹っ飛ばされて‥‥あの時うっすらと男の人がやはり貴方が‥‥となると僕のいた所は分からないですよね」

 

紫蘭「なぁ待てよさっきから何を‥‥」

 

リラ「その‥‥記憶がないんです」

 

紫蘭「はぁ!!?」

 

こいつまさかの記憶喪失しているぞ。

 

紫蘭「お前なにか覚えてないのかよ?」

 

リラ「えぇと‥‥僕はホウエンの出身でそれから大きな塔を守っていた事ぐらいしか‥‥」

 

ホウエンってあの石集めしていた少年がいた地方だったよな。となるとあの荒廃した世界の住人ではないのは確かだな。しかし覚えてる事が少なすぎるな。

 

紫蘭「次に俺が聞いていいか?」

 

リラ「えっと答えれるかは分かりかねますが」

 

紫蘭「別に良いさ‥‥お前はどうしてあの荒廃した世界に?」

 

リラ「そのごめんなさい何でいたのかまでは‥‥ただ覚えているのはさっき言った事そしてあの黒いポケモンに成すすべなく吹っ飛ばされた事ぐらいです」

 

紫蘭「成すすべってお前ポケモンは?」

 

リラ「それがその持っていなくて」

 

紫蘭「成る程な」

 

リラ「えっと覚えてはいませんが助けて下さってあ

   りがとうございます」

 

紫蘭「気にすんなそんな事を気にするならまずは寝

   て怪我の治療を優先しろ‥‥」

 

怪我人には何よりも安静が一番だ。そう言うとリラは横になる。すると、

 

ハク「イブ!」

 

紫蘭「そうかいなら頼むよ」

 

と、言うとハクは眠るリラの布団に潜り込みそしてリラの右隣に顔を出す。

 

リラ「えっえぇと良いんですか?」

 

紫蘭「イブイッ♪」

 

何と言ったかそれはリラの看病がしたいとの事だ。その看病方法は昔から変わらず横で寝るというものだ。まだガキの頃に風邪をひくとよくハクが今みたいに潜って一緒に寝てくれるのだ。

 

リラ「ふふっ‥‥ならお言葉に甘えますね」

 

ハク「ぶい~」

 

そうしてリラとハクは再び眠る。やっぱり何か言葉に言い表せないがリラに不思議な違和感を覚えながら座りながら目を瞑るのだった。そうして数日後、

 

傘人「ケガモヨイミタイダ」

 

リラ「お世話になりました」

 

数日もするとリラの怪我は治り普通に立つ、座る等の動作も行えるようになっていた。頭に怪我を負っていたいたため不安だったがこれなら何とかなりそうだが、

 

リラ「‥‥‥‥」

 

紫蘭「やっぱり思い出せなかったか」

 

リラ「はい」

 

リラの記憶は未だに喪失したままだ。相当大きな衝撃を頭に受けたんだろうな。

 

ハク「イブ!」

 

リラ「‥‥そうですね気にしたら駄目ですよね」

 

ハクの頭を撫でて優しくそう言う。ハクもここまで懐くとは思わなかったためビックリだ。俺以外で懐いたのは彼奴だけだったからな。しかしリラを見ていてある確信が出た。リラは恐らくハクの言っている事を理解している。前々からそんな素振りは見せてはいたがやはりか。

 

紫蘭「お前、ハクが何を言っているか分かるんだな」

 

リラ「えっえぇ‥‥」

 

面白い力を持っているな。俺にもそんな力があればな。そしてそろそろ言わないとな。

 

紫蘭「リラ」

 

リラ「何ですか?」

 

紫蘭「お前はこれからどうする?」

 

リラ「えっ?」

 

紫蘭「元の世界に帰るために歩くのかそれともここに移り住むのか」

 

リラ「どうしてわざわざ?」

 

紫蘭「俺はもう今日ここを去るつもりだからだ」

 

俺の今、達成すべき目標は元の世界に帰ることそれだけだ。

 

傘人「ハヤイナマダノコッテモヨインダゾ?」

 

紫蘭「いいや俺には帰ってやる事があるからな♪」

 

とりあえず帰って修行してあの真っ黒鋭角野郎に落とし前をつけ更にはイラッとくる怠惰達をぶちのめす。それが今の所で目標だ。

 

紫蘭「どうするつもりだ?ただ元の世界に帰るのは至難の技だ黒デカの怪物がいる世界に辿りついちまうかもしれないしな」

 

と、聞くとリラは真っ直ぐな目で、

 

リラ「僕も帰りたいと思っています記憶は失ってはいますけれどホウエンに行けばもしかしたらと思いまして」

 

紫蘭「そうか‥‥なら一緒にくるか?」

 

リラ「えっ」

 

紫蘭「俺も帰りたいしなそれに色々な世界を飛ばされている時にホウエンに1度だけ行ったことがあるだからもしかしたらと思ってな‥‥別に嫌なら来なくても‥‥」

 

リラ「いいえ紫蘭さん僕からもお願いしようと思っていました一緒に行っても構いませんか?」

 

と、言ってきた。やはり考えることは同じか。

 

紫蘭「なら頼むぜ」

 

リラ「はい♪」

 

とりあえずお約束の拳を作り前に出す。だがリラはキョトンとした顔をする。あれこれ知らないんだ。

 

紫蘭「あぁ~‥‥まぁお前も拳を作れそして軽く拳と拳を当て合うのさ、え~とまぁハイタッチみたいなもんだよ」

 

リラ「あぁ成る程」

 

そう言うとリラは同じように拳を作り自分の拳に当てる。これで同じ目標を達成する仲間だ。

 

紫蘭「そんで歩けるか?」

 

リラ「舐めないで下さい流石にもう歩けます」

 

そう言い立ち上がる。こんだけガッツがあれば充分か。

 

紫蘭「なら良し」

 

傘人「イクノダナ」

 

紫蘭「あぁ世話になったな」

 

傘人「カマワンマタココニキタトキハタチヨレ」

 

紫蘭「あぁ♪」

 

ハク「イブ!」

 

そんな会話をしながら暖簾をくぐり外へと出る。

 

傘人「デハナ」

 

紫蘭「ありがとうな」

 

リラ「お世話になりました」

 

ハク「イブブ♪」

 

そうして傘人は家へと入っていこうとしたその時だ。突然、何かがすぐ隣に落ちくる。土煙が止みその姿が露になる。それは、

 

傘人「ヨウトウ」

 

数日前に倒したカミツルギだ。何故またここに来たんだ。もう無闇やたらに襲うなと言った筈なのだが。

 

紫蘭「何しに来たんだ?」

 

カミツルギ「‥‥‥‥」

 

両手を合わせるとお辞儀してきた。どういう意味なんだ。すると傘人は、

 

傘人「ヨウトウガ、ミトメタトイウノカ‥‥」

 

認めただと。リラは此方を見ると、

 

リラ「もしかしたら同行したいんじゃ」

 

紫蘭「へっ‥‥そうなのか?」

 

と、聞くとカミツルギはコクリと頷く。どうやらリラの言うことは本当みたいだ。

 

ハク「イブ!イッブイ!」

 

ハクは自分に語りかけてくる。恐らくこの子を連れていけとでも言っているのだろうか。

 

紫蘭「‥‥俺に着いてくるって意味はコキ使われる覚悟はあるんだろうな?」

 

カミツルギ「ヤーー!!」

 

大きく返事が返ってくる。それにニコリと微笑み、

 

紫蘭「なら来な歓迎してやるよ」

 

ウォッチからモンスターボールを取り出すがふと思う。こいつモンスターボールに入るのかなと。まぁ物は試しだしやってみるかと思いカミツルギにボールを向けるとカミツルギはボタンに触れるとボールが開き赤いレーザーが当たるとボールの中へと入っていった。そして赤く点滅し何度か振動すると、

 

グポーーン

 

と、音がなる。これでカミツルギは今日から俺の仲間だ。というかモンスターボールに入るんだな。つまり異形達はポケモンと捉えるのが良いのだろうな。とりあえずボールを投げて、

 

紫蘭「出てこい!」

 

と、言うとボールが開きカミツルギが出てくる。

 

紫蘭「さて俺のポケモンになったんだ何かネームを考えないとな‥‥そうだ『村雨』はどうだ?」

 

カミツルギ「ッ!!」

 

大きく回転し両手を広げる。どうやらこの名前が気に入ったみたいだ。

 

紫蘭「よろしくな村雨」

 

ハク「イブ!」

 

村雨と名付けたカミツルギは両手を合わせ再びお辞儀をする。

 

傘人「オモシロキモノヨ」

 

紫蘭「そうか?」

 

傘人「オヌシニハナニカコトバニデキヌチカラガアルノヤモシレナイナ」

 

そんなもんなのかな。よく分からねぇや。

 

傘人「オヌシノセイチョウキタイスルゾ」

 

紫蘭「へっ‥‥」

 

そう言いカミツルギ使いは家へと入っていった。

 

紫蘭「さてとよろしくな村雨」

 

村雨「ター」

 

カミツルギをボールに収納し腰のベルトにボールを引っ掛ける。そしてハクを定位置の頭の上にのせる。

 

紫蘭「そんじゃ行こうぜ」

 

リラ「はい」

 

ハク「イッブイ!」

 

そうして自分達は村を後にして森の中を歩き出すのだった。そして暫く歩くが、

 

紫蘭「‥‥」

 

リラ「‥‥」

 

会話なく歩き続けていた。ヤベェ‥‥会話がないってこれどうするんだ本当にどうするですか。そんな事を考えていると、

 

リラ「えっえっと紫蘭さん」

 

紫蘭「ん?」

 

リラが自分の名前を呼んでくる。流石はリラだこの無言に終止符を打ってくれるのか。

 

リラ「気になっていたんですが貴方のその目って」

 

恐らくこの眼帯の事を言ってくるのだろう。無理もないこんなの着けたがる奴なんて厨二病患者ぐらいだからな。

 

紫蘭「あぁこれな‥‥見るか?」

 

リラ「えっえぇ」

 

眼帯を取り見せるとリラは驚いた顔をする。

 

リラ「目が‥‥」

 

紫蘭「まぁな‥‥これをやった奴をぶっ飛ばすのが今の目標なんだよ」

 

怠惰の野郎はマジでぶっ飛ばす。そのためにもここから速く帰らなければ。

 

紫蘭「あぁそれと俺にさんとか君とか付けるな普通に呼び捨てで良いよ俺もお前を呼び捨てにするからよ」

 

リラ「分かりましたなら紫蘭」

 

紫蘭「おうリラ♪」

 

何て会話をしていると目の前に突然、何時もの白い裂け目が現れる。

 

紫蘭「さてと覚悟は良いか?」

 

リラ「はい」

 

ハク「イブ!」

 

紫蘭「良しなら行きますか!」

 

そうして自分達は裂け目へと入り次なる地へと向かうのだった。




怠惰「それでは今回はここまでね」

ダークライ「‥‥‥‥」(=_=)

千「うむ所で怠惰よ」

怠惰「なに?」

千 「お主のポケモンは今の所でダークライだけじゃが他にもおるのか?」

怠惰「あぁ~‥‥‥‥いるよ?」

ダークライ (*^-_ゝ-)

千「なら折角じゃし見せてくれぬかの?」

怠惰「そうだね~まぁ良いとは思うけど」

千「ほうならば‥‥」

怠惰「だが断る

ダークライ「‥‥‥‥フッ」

千「こやつしかもダークライにまで鼻で笑われた!?」

怠惰「秘密だもんなぁ~♪」

ダークライ「‥‥♪」(  ーωー )

千「こやつらは‥‥」

怠惰「まぁ教えても良いけどさその時はバトルオンリーだぜ?」

千「言うではないか‥‥ならばポケモンバトルじゃ!」

怠惰「良いけどその代わり初手はダークライ出して6戦全勝するけど良いんだね?」

ダークライ ( *´ー`)

千「‥‥‥‥止めておこうかの眠らされ特性による精神攻撃で疲弊して終わりじゃしの」

怠惰「まぁそういうこったねまぁまぁ近い内に1匹2匹は出してはいくからさ」

千「ならばせめてヒントを出さぬか!」

怠惰「前にも言ったと思うけどまぁヒント位なら良いかな‥‥う~んヒントとしては1匹は電気タイプ2匹目は毒タイプ3匹目はゴーストタイプ4匹目は鋼タイプ5匹目は虫タイプかな?そして最後はまぁこいつだけどな♪」

ダークライ「‥‥‥‥‥‥‥‥♪」

千「それらは皆、単タイプか?」

怠惰「いや複合もいるよ?ただ複合タイプは2つ目のタイプを言っちゃうとすぐ分かるから面白くないでしょ?」

千「それでは分からぬわい!?」

怠惰「まぁついでに言うとこの5匹の内の1匹は千ちゃんのがルーラみたいな枠がいると思ってよ」

千「まさかお主もか!?」

怠惰「勿論さ♪さてさてヒントは述べたからもしかして!と思った方は是非とも言って頂けたらなと思います合っていたら合ってるよと返信させていただきますので♪」

千「露骨なコメ稼ぎを」

怠惰「してないから!?さてでは長くなったしそろそろ終わろうか」

千「じゃなそれでは読者様今回はここまでじゃ」

怠惰「また次回もよろしくね」

千「それでは読者様!」

怠惰「ばいにゃら♪」

ダークライ ( ー_ー)/


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第15話 荒廃した世界 再び

こんにちは読者様、予告通り投稿をした怠惰のクソ悪魔です。そしてポケモン新作が今月に出るみたいですね。メガ進化とZ技が廃止されるとか‥‥この小説ではそれを出そうと思っていたためどうするべきか。失礼それではそろそろ本編へどうぞ。


新たにカミツルギの村雨を仲間にした自分達の世界へと帰るためハク達そしてリラと共にあれから色々な世界を渡り歩いていた。そして旅路の果てに現在はとある洞窟にいた。

 

紫蘭「‥‥‥‥‥‥」

 

自分は目を瞑りずっと無心になって座禅を組みながら滝に打たれる。するとその真上から巨体な岩が落ちてくるが、

 

ジャキン!

 

と、音が鳴ると岩は真っ二つになり自分を避けるように地面へと落ちる。実はこの特訓どういうものなのかというと、

 

ハク「フィ!!」

 

まずハクが巨体な岩をリーフィアとなって丸く切り刻み、

 

陽炎「がぁ!」

 

陽炎がそれを持ち上げ滝へと落としそれが滝に打たれる自分の真上へと流れていき、

 

村雨「ッ!!」

 

村雨が一刀両断するという修行だ。自分は何にも動じないように、ハクは更なる繊細な事が出来るように、陽炎は筋力を上げるために、村雨はその一撃の威力を上げるためにというトレーナーとポケモンの2つを鍛え上げる特訓なのだ。

 

リラ「‥‥紫蘭」

 

紫蘭「何だ?」

 

目を瞑り黙祷しているとリラが呼んでくるため聞くと、

 

リラ「これ意味ありますか?」

 

と、聞いてくる。当然この意味はしっかりとあるのだ。

 

紫蘭「あるぞポケモンの鍛練そしてトレーナー自身を鍛えるのは大切だからな」

 

リラ「トレーナー自身って」

 

紫蘭「いくら強くてもトレーナーがダメなら本来の力なんて出せないんだ‥‥俺はその一例をよく知っている」

 

カンナギタウンのバトル大会で戦ったトレーナー達の殆どはポケモンの実力を発揮させれていない。唯一発揮させていたのはシロナとガブリアスのコンビ、そして何よりも怠惰だ。彼奴とダークライに限っては最早、色々と常識を逸しているのだ。そのため彼奴達を倒すのなら同じ土俵に立つしかないそう思って修行しているのだ。

 

リラ「‥‥成る程でもそれは確かにトレーナーの心技体を鍛えるのは良いかもしれません‥‥ですが何よりもポケモンはパートナーであり心を通わせる事こそが大切なのではないでしょうか?」

 

紫蘭「心を通わせるか」

 

確かにそうだ。心を通わせポケモンいやパートナー達を信じる事それこそがトレーナーとして大切な事だ。そこは重々承知している。だからこそ俺は信じているんだ。こいつらが、

 

リラ「っ紫蘭!」

 

紫蘭「うぇ?」

 

俺を守ってくれると思っていたんだがな。

 

ゴンッ!

 

紫蘭「ごはっ!?」

 

上から大岩が頭に直撃し大きくたんこぶが出来る。打った頭を優しく擦りながら上を向くと、

 

村雨「ヤーヤー」

 

村雨が手を合わせてペコペコと謝っていた。

 

紫蘭「たくよ気を付けろよな‥‥」

 

リラ「なっ何ともないんですか!?」

 

紫蘭「俺はそこまで柔じゃないんでな」

 

リラ「‥‥普通なら大怪我な気がするんですがたんこぶって

‥‥‥‥」

 

いやそれは痛みはあるぞ。だが昔に受けたダメージに比べれば全然痛くはないな。

 

リラ「意外にも頑丈なんですね」

 

紫蘭「頑丈な所には定評のある紫蘭様だからな♪」

 

どの位だって?拳で殴られ鉄パイプで殴られ竹刀で殴られ警棒で殴られても生きてるんだ。ただ流石にバイクとトラックには勝てず死んだけどな。

 

リラ「ふふっ紫蘭は面白いですね」

 

紫蘭「そうか?」

 

リラ「えぇ」

 

何て事を言っているとハクと陽炎そして村雨が降りてくる。

 

紫蘭「終わりか?」

 

ハク「イブ!」

 

陽炎「ガウ!」

 

村雨「ター!」

 

どうやら岩はもう無さそうとみた。立ち上がり岸までジャンプし着地する。

 

紫蘭「ならそろそろ飯にするか」

 

ウォッチからハク達の食事となるポケモンフードを取り出し皿に盛り付けると3匹はすぐに食べ始める。

 

紫蘭「俺達も飯にするか」

 

リラ「まさかまた‥‥」

 

紫蘭「仕方ないがそうなるな」

 

そう言いウォッチからヤカンと木の枝を幾つか取り出しまずは木を地面に並べ次に流れている水を汲み、

 

紫蘭「陽炎いつもみたく軽く火をつけてくれ」

 

陽炎「ガウ!」

 

口かは小さな火の粉を放ち木を燃やし火をつけるとその上にヤカンを乗っけて沸騰させる。

 

紫蘭「そしたら‥‥なぁ今日は何味が良い?」

 

リラ「えぇと‥‥塩で」

 

紫蘭「なら俺は醤油にしよう」

 

ウォッチから2つの容器を取り出す。そして蓋を取り中から調味料、かやくを取り出す。そうこれは時々なんかこう無性に食べたくなるカップラーメンだ。かやくと調味料を入れるとお湯が沸騰し湯気が出るのを確認しお湯を注ぎ蓋をして落ちている手頃な石を上に置く。

 

紫蘭「これで3分だな」

 

リラ「紫蘭その流石に毎日カップラーメンは体を壊してしまいますよ」

 

紫蘭「俺だってカップラーメン以外を食えるなら食いてぇよ‥‥だけどねぇんだよ肝心な食材が」

 

リラ「木の実は‥‥いえ愚直な言葉でしたね‥‥すいません」

 

紫蘭「いや良いんだ」

 

木の実だとかは確かにウォッチにはある。だがもしも手持ちのポケモン達が傷を負ったり毒だとか麻痺だとか火傷だとかになってすぐ治す事が出来るの市販の薬または木の実のみ。つまり手持ちの市販の薬が無くなれば次は木の実を使わざるえないという事だ。それにこのサバイバルが何時まで続くか何て分かったものではない。そのため少しでも節約できるなら節約したいのだ。

 

リラ「はぁ‥‥」

 

紫蘭「う~ん‥‥」

 

そしてその話は前にリラにも話していたためすぐに分かってくれるが正直な話でこの生活はキツいんだよな。

 

紫蘭「何とかしないとな」

 

リラ「そうですね」

 

カップ麺やポケモンフードだって有限な食料だ。なくなれば自分達も木の実を食べての生活になるがそうなるとより一層で食糧難となりハク達もそうだが自分達もただでは済まされない。そんな事を思っていると丁度3分が経ったのを確認する。

 

紫蘭「食うか」

 

リラ「そうしましょうか」

 

そうして自分達も食事にありつくのだった。食事を終え皆の食器を片付け荷物をまとめて、

 

紫蘭「よしお前達そろそろ行くぞ」

 

陽炎「ガウ!」

 

村雨「ター!」

 

ハク「イッブイ!」

 

陽炎と村雨をモンスターボールへと戻しハクは何時もの定位置に乗っかる。

 

リラ「所で紫蘭」

 

紫蘭「なんだ?」

 

リラ「その重くないんですか?」

 

紫蘭「いや全然?」

 

リラ「そっそうですか‥‥確かイーブイって7kgはあったと思ったんですが‥‥気にしたら負けですね」

 

そんな事を述べながらも自分達はまた前へと歩き出すのだった。そうしてまた途方もない旅を続けた。ある時にはコードが絡み合い雷が落ち続けそしてかつて灯台で戦った電球の異形が楽しそうに集団でフォークダンス?をしている世界や時には前に戦ったゴリマッチョモスキートの世界に舞い戻ったりとしたが一向に元の世界には辿り着けないでいた。そして穴を通りまた不思議な世界を漂っていった。

 

リラ「今日も駄目‥‥何でしょうか」

 

紫蘭「さぁな‥‥‥‥」

 

もう何年何ヵ月と世界を渡っているのかそれとも数日なのかやはり色々と麻痺してる。頭がこんがらかってるのか麻痺しだしているのか分からないがここ最近になってカミツルギ以外の異形達が可愛く見えてきてる始末なのだ。発狂する寸前なのかそれとも既に発狂はしているか。下手したら末期に到達しているのかもしれない。

 

ハク「イッブイ‥‥」

 

紫蘭「あぁ心配するなすぐ帰れるさ」

 

岩場とか草むらとかで寝るのにも慣れてはきたが速く帰ってチルタリスの羽毛布団に体を沈めたくなってきているのだ。あの布団で寝ると全てが駄目になるような感覚が凄く恋しい。

 

リラ「‥‥‥‥紫蘭」

 

紫蘭「何‥‥どうやら次はあそこになりそうだな」

 

目の前に大きな白い裂け目が広がる。その中へと自分達は突入する。そして出てきた場所は淀んだ暗い空にビル郡は崩れ朽ち果てた荒廃した世紀末のよつな世界。その光景はとても見覚えがある場所だった。

 

リラ「何なんですかこの世界は‥‥」

 

紫蘭「ここは‥‥‥‥まさか!」

 

リラ「紫蘭!」

 

ハク「イブイッ!?」

 

たしかここの右隣にあった筈だ。そしてそれはそこにあった。『……オ…役…あ…た……のなんで……る…』と書かれている意味不明で朽ち果てた看板。やはりここはリラと出会ったあのゴーストタウンの世界だ。

 

リラ「紫蘭どうしたんですか?」

 

ハク「イブイブ!」

 

自分を追ってきたハクとリラは何事かと聞いてくる。真剣な顔で、

 

紫蘭「ハクそれからリラ‥‥ここは危険だ!すぐに離れるぞ!」

 

リラ「それはどういう?」

 

紫蘭「良いから!」

 

そうここにはとんでもない体躯を誇る化け物の異形がいるのだ。ここにいたら自分達の身が危ない。すぐさま離れようとしたその時だ。突然、自分達のいる場所が暗くなる。まさか、

 

紫蘭「このっ!」

 

リラ「なっ!?」

 

ハク「イブ!?」

 

すぐさまハクとリラへとタックルをしその場を離れた瞬間、自分達がいた地点に何かが落ち土煙が上がる。

 

リラ「いったい何が‥‥」

 

紫蘭「立てるか!」

 

リラ「えぇ何とか」

 

リラを起き上がらせそして何かが落ちてきた方向に向かってハクは唸りだす。どうやらハクも気づいたみたいだな落ちてきた何かを。

 

紫蘭「ハク構えておけよ」

 

ハク「イブイッブイ!」

 

リラ「何がどういう事で‥‥すか!?」

 

ようやくリラも気づいたみたいだな。落ちてきたそれは黒い体躯を誇り全てを食べ尽くすかのような大きな口そしてその口からは2つの太い触手に顎のようなぶっといハサミがついている異形。かつてリラに怪我を追わせ逃げるだけで精一杯だったあの異形だ。

 

異形「アァァァァーーーーー!!!」

 

リラ「嘘あれは!」

 

地団駄を踏みながらその大きな口を開き口から2本の顎のある触手でリラに向かって攻撃を仕掛けてくる。

 

紫蘭「あぶねぇ!」

 

またタックルしてリラを守るとリラがいた地点は大きく抉れる。やっぱり潰すきか。

 

紫蘭「走れるか!」

 

リラ「えぇ!」

 

異形「アァァァァーーーーー!!!」

 

大きな叫びをあげて口から悪の波動を放ってきた。

 

紫蘭「ハク!ニンフィアになってムーンフォース!」

 

ハク「イブ!」

 

ハクは進化してニンフィアへと変化しムーンフォースを放ち悪の波動とぶつかり煙が上がる。

 

紫蘭「今だ足を全力で交互に動かして逃げろ!」

 

ハク「フィン!」

 

リラ「えぇ!!」

 

そうしてダッシュをして逃げ出すと黒い異形は逃がさない気なのか再び顎の触手で攻撃を仕掛けてくる。

 

紫蘭「しつこい野郎だ!ハク景気付けにハイパーボイス!」

 

ハク「ふぅ~‥‥‥‥フィ~ーーーーー!!」

 

紫蘭「ぐおぉ!?」

 

リラ「っ紫蘭!確かにハイパーボイスは火力はありますがノーマル技ですよ!?」

 

やはりハイパーボイスの余波はトレーナーの鼓膜にも響くな。ここで普通ならリラと同様に思うだろ悪と龍の複合(仮説)にノーマル技のハイパーボイスなんてあんまり効くと思うのかと。普通なら威力は等倍であるため決定打に欠けるのはリラの言う通りだろう。しかしハクの特性はニンフィアになる事でフェアリースキンとなりノーマル技は全てフェアリータイプに変換される。つまり、

 

異形「アァァァァーーーーー!!!!!?」

 

悪と龍の複合にとっては絶対に受けたくないタイプになるという事だ。現にあの異形が放ってきた触手は止まったかと思うとうねりだし本体の方も苦しそうにもがきだしたからだ。

 

リラ「ノーマル技のハイパーボイスが効いている!?」

 

紫蘭「こっちだ!」

 

リラの手を引っ張り走り出すとハクもその後を付いていき自分達はすぐに後退するのだった。視点は代わりここシンオウ地方のコトブキシティのとあるビルの最上階のオフィスへと視点は移る。

 

怠惰「ふぅ~‥‥‥‥コトブキシティのてっぺん的なビルから眺め景色は最高だねぇ」

 

ゆったりと寛げるThe社長椅子に座りながらグラスのミックスオレを飲みながら寛ぐ。

 

千「ここまであっという間じゃったのぉ怠惰」

 

怠惰「まぁねぇ~てか千ちゃんここではCEOって呼んで欲しいんだけど?」

 

千「お主を社長なんて言ったらこのビルが倒壊するわい」

 

怠惰「うわぁ酷いなぁ」

 

クルリと椅子を回転させ前を向く。そこには千ちゃん以外にも自分のポケモン達がテレビを見たりしながら寛いでいた。すると扉が開きエプロンを着けたダークライがお茶をトレイに乗せて運んできてテーブルにお茶をのせる。

 

千「やはり結構インパクトがあるのぉその姿は‥‥」

 

怠惰「そう?似合ってると思うけどね」

 

ダークライ (*/ー\*)

 

何故にトレイで顔を隠すんだ。

 

千「しかし本当にお主のポケモン達は個性が強すぎるわい」

 

まぁそこは否定しないな。常に眠っている奴もいれば恋愛ドラマを見るのが楽しみな奴がいたり見た目に会わず内気な奴だったりクールだけどこうして色々な家事をしてくれるダークライとかいるからな。

 

怠惰「まぁ約5年近くあったからねそんだけあればポケモンも揃うさ」

 

千「そうかあやつがいなくなってもう5年近くか‥‥」

 

怠惰「なぁ~あのバカどこに消えたんだかねぇ」

 

何てぼやいていたその時だ。突然周りの空気が冷ややかになる。それに感ずいた自分のポケモン達は臨戦態勢に入りダークライもエプロンを投げ捨て悪のエネルギーを手に集め玉を作る。しかしこの感じからして恐らく会いたくないクライアントだな。

 

怠惰「あぁ~止せ止せお前らじゃ無理だ」

 

手を掲げながら言うとポケモン達は臨戦態勢を解く。すると小さな光の玉が出現する。

 

怠惰「久しいじゃないかクライアントA」

 

と、言うとその玉から、

 

A「‥‥久しぶりだな」

 

そう声が聞こえてくる。クライアントAそれこそが紫蘭をこの世界へと連れてくるきっかけとなった者であり俺達に依頼をしてきた奴だ。

 

A「あれから5年だが成果はどうだ?」

 

怠惰「良いか悪いかだったら悪いな目をつけたガキが行方不明になっちまってね」

 

A「貴様まさか5年近く何もしていない訳ではないだろうな?」

 

怠惰「何もしてないといったらしているさ現に今じゃこの地位だからよ♪」

 

「そう言う意味ではない!!!」

 

大きく叫ぶと共に部屋が揺れる。やはり相変わらずの短気のようだ。

 

A「貴様、私は言った筈だぞ成果を出せと」

 

怠惰「はぁ?そんな事を言ったか?なぁダークライに皆こいつそんな事を言ったっけ?」

 

と、聞くと皆はプルプルと首を横にふる。ほら何も言ってないじゃないか。

 

怠惰「あれれ?ごめんね俺達には分からんわ~♪」

 

A「‥‥‥‥なら言おう成果が出せぬなら新たに連れてこい!」

 

怠惰「つまり転生者の数を増やせとでも?」

 

A「無論だ」

 

怠惰「おいおいあんたバカか?質より量を取った所でどうなる?悪いが俺はあのガキ以外で見る気はないな」

 

A「何?」

 

怠惰「そのままんだ2人目以降は面倒を見る気はないと言っているんだ」

 

1人でさえ大変なんだ。2人目以降は見る気にはなれないんだよな。

 

A「貴様、私を愚弄するか?」

 

怠惰「はぁ今さら?」

 

A「貴様!!」

 

あんな小さな玉から凄い殺気を放ってきたな。するとそれには我慢が出来なかったのか、 

 

千「止めぬかお主達!」

 

千ちゃんが割って止めに入った。

 

A「しかし!」

 

千「すまぬが怠惰の意志も汲み取ってはくれぬか」

 

A「‥‥‥‥ふんっ古き友がそこまで言うなら下がろう次、愚弄したら許さぬからな?」

 

怠惰「愚弄もなにもないだろこっちはてめぇの我が儘を聞いているんだろうがそれよか支援も何もないんじゃやる気にもならねぇんだよ50万ちょっとで足りる訳ないだろうが」

 

A「支援をするならやると?」

 

怠惰「残念やる気にならねぇや迷子のバカが死んだら考えるが生憎な話でまだ死んではなさそうだからな」

 

A「量より質を取り続けるというのだな?」

 

怠惰「あぁ悪いがな」

 

A「そうかならば良い貴様がやらぬというなら我だけでもやるぞ?」

 

怠惰「やりたきゃやれよただし千ちゃん巻き込んでやるんじゃねぇぞ?てめぇ1人でやれもしも千ちゃん巻き込んでみろよそれやったらてめぇのいる次元まで赴いて殺りに行くからな?」

 

A「‥‥良かろう今宵をもって貴様とは縁を切る」

 

怠惰「どうぞどうぞご勝手に‥‥それと最後に忠告しておくあまり人を招くなよ?招いて二次被害がきたらたまったもんじゃないそれにその見返りは必ず返ってくるからな?」

 

A「忠告を感謝しようしかし貴様の戯れ言など守る気などない!」

 

そう言うと玉は発光しその眩しさで目をくらませる。そして光が止むとそこにはクライアントAの姿は消えてなくなっていた。

 

千「怠惰よ‥‥」

 

不安そうな顔で千ちゃんが見てくる。まぁ大丈夫だろ大抵こういうのって何とかなるんだから。

 

怠惰「まぁ俺が運命どうのというのもおかしな話だがここはその流れに乗るしかないな‥‥とりあえずあのバカを探すのを続行するか」

 

千「じゃな」

 

そうして自分達は消えた紫蘭の行方を探すために今一度、策を考えるのだった。




怠惰「ではでは今回はここまで」

千「うむ‥‥」

怠惰「まだ気に病んでるの?」

千「まぁそれはのぉ‥‥」

怠惰「やれやれ‥‥あればっかりは仕方ないよ」

千「しかし」

怠惰「気にしてたら先には進めんよ今はあの馬鹿を一刻も早くに探すしかないんだから」

千「そうじゃな」

怠惰「にしてもあのバカは何処に行ったんだが」

千「早く見つかれば良いがの」

怠惰「まぁねぇ‥‥それと千ちゃん確かに俺は彼奴との縁を切ったけど千ちゃんは切った訳じゃないんだ千ちゃんは千ちゃんの思うように行動しなよ」

千「怠惰よ‥‥うむそうさせてもらうぞ」

怠惰「さてそれじゃ今回はここまでにしようか」

千「うむそれでは読者様また次回もよろしくの!」

怠惰「それじゃバイバイ♪」


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第16話 退廃したショッピングモール

こんばんは読者様、怠惰のクソ悪魔です。そして書いていて後書きが後書きらしくないような感じがしてなりませんがお許しください。それでは本編へどうぞ。


黒く巨体を誇る異形から逃げた自分達は近くにあった大きな建物へと逃げ込んだ。

 

紫蘭「はぁ‥はぁ‥ハクにリラ大丈夫か?」

 

ハク「イッブイ!」

 

リラ「えぇ何とか平気です」

 

紫蘭「そうか‥‥」

 

なら良かった。早くここからおさらばしないと命が幾つあっても足りないぜ。そういえばふと思う。村雨(カミツルギ)は異形の1体であるはずだ。それならばもしかしたらボールで捕獲できるのではと。村雨はモンスターボールに入った事からあの黒く巨体な異形もポケモンの一種であるという事になるはずだ。それにもしかしたら、

 

紫蘭「なぁリラ‥‥」

 

リラ「何でしょうか?」

 

紫蘭「あの黒い巨体の異形の言葉は分からないか?」

 

そう、リラはポケモンの声を聴くことの出来る力がある。それならばあの黒い異形が何を思って行動をしているのか分かるはずだ。するとリラは難しい顔をしだす。

 

リラ「何となくですが‥‥腹が減ったとしか‥‥後はご飯を見つけたとかぐらいしか」

 

つまり俺達は彼奴の食事という事か何か釈然としないな。だが行動しない訳にはいかない出来ることからやっていかないとな。まずはここから逃げることを最優先しないとな。

 

紫蘭「とりあえずこの世界から逃げるために裂け目を見つけようぜ」

 

リラ「それには賛成ですね」

 

ハク「イブイッブ!」

 

だが問題は裂け目がどこにあるのかだ。あの時は偶然にも見つけたが次は簡単に見つかるとは思わない方が良いだろう。それに、

 

 

異形「アァァァァァァァァ!!

 

外には黒く巨体で全てを食い散らかすあの異形がいるため無暗やたらに外には出れない。外に出たらバトルは避けれないし下手したら食われるがオチだ。

 

紫蘭「考えていても埒が明かないからなここを探索するぞ」

 

リラ「はい」

 

ハク「イブ!」

 

そうして逃げ込んだ建物を探索しだす。辺りを探索してあったのは無数の数年前に賞味期限切れを起こしている缶詰の山に退廃し寂れた幾つもの部屋そしてボロボロとなっている看板、見た感じからしてここは大きなショッピングモールのようだな。

 

リラ「数年前に賞味期限が切れている缶詰を見ると食べ物には期待できませんね」

 

紫蘭「あぁそれにこの淀んだ空気の中で食事とか体を壊しそうだ」

 

淀んだ空気に混じって変な匂いもするこんな場所で食事はしたくはない。食事をするのだったら村雨がいたあの枯山水のある風景そして綺麗な空気の中で食事をしたい。

 

リラ「ただもしかしたら缶詰なら食べれ……」

 

ハク「イブ!イブイ♪」

 

紫蘭「いや止めておけ保存状態がしっかりしているなら食べても問題ないがここは最悪だ下手したら食中毒になるぞ」

 

リラ「ですがカップラーメン以外の食べ物ですよ!このチャンスは無下にする訳には」

 

それには同感だな俺もカップラーメンには飽き飽きしている。仕方ないここは試してみるか。

 

紫蘭「貸せ」

 

リラ「えっえぇ‥‥何を?」

 

前に聞いたことがある。シュールストレミングという世界一臭い缶詰が放置され続けた結果、爆発物と同等という事で警察沙汰になり更には爆弾処理班が現場に入り撤去するのに尽力したとかいうニュースがあった。つまりこれも下手したら爆発するかもしれないという危険性がある。現に何年も放置されてきているにだから。そのためリラとハクから離れ地面に問題の缶詰を置いてゆっくりと蓋を少し開ける。

 

プシュッ!!

 

と、明らかに鳴ってはいけない音が鳴るが爆発の危険性はなさそうだな。一応は手で仰いで臭いを確認する。

 

リラ「どっどうでしょうか‥‥」

 

ハク「イッイブイ‥‥」

 

心配して声をかけてくるがもう遅い。

 

紫蘭「バクストレン!!!!?」

 

名状しがたく酷い刺激臭はまるでアンモニアと腐った牛乳を足したかのような刺激かつ悪臭のあるゴミの臭いを嗅いでいるみたいだ。恐らく永らくの酷い保存状態での放置で発酵して腐敗したのだろうか。本当にただ酷い匂いとしか言えない臭いだ。すぐさま離れ淀んでいるが空気を深く吸う。

 

紫蘭「うぇ!!」

 

気持ち悪いし頭がクラクラしてきた。爆発はしなかったが俺の鼻が爆発したぞ。

 

リラ「だっ大丈夫ですか!?」

 

紫蘭「あっあぁ‥‥これは食わない方が良いぞ」

 

鼻が痛いし気持ち悪い。どこぞのゲームの状況説明文に紫蘭は毒状態になったとか出てきそうだ。

 

紫蘭「うっうぇ!!」

 

リラ「紫蘭!‥‥仕方ありません休みましょう」

 

紫蘭「だがよ‥‥」

 

ハク「イブ!」

 

リラ「ハクちゃんの言う通りです紫蘭に何かあっても困ります」

 

ハクが怒った表情で見てくるしリラも真剣な顔で言ってくる。やれやれと思いながら頭を掻き、」

 

紫蘭「分かった‥‥少し横になるよ」

 

リラ「それが一番です」

 

ハク「イブイブ」

 

うんうんと頷いてきた。本当にハクは昔からこれだしリラもお節介焼きだしな。まぁそうした所で救われているんだけどな。

 

紫蘭「ならその言葉に甘えるぜ‥‥数分だけだからよ」

 

そう言い壁に背中を当てて座り目を瞑り少しだけ眠るのだった。そんな眠りについた時、紫蘭は夢をみていた。

 

? 「何で君は僕のためにそんことを!」

 

これは時々になって見る彼奴との唯一の親友だった奴との縁をたってしまった過去、

 

紫蘭「俺は許せなかったんだてめぇをバカにする奴が!俺のただ1人の親友として!」

 

?「だからってやって良いことがあるだろ!」 

 

紫蘭「それならどうしろってんだよ!」

 

?「話し合いとか!」

 

紫蘭「出来ると思ってんのかゴラァ!」

 

こいつは前々からお人好し過ぎて人からよくバカにされていた。それが俺からしたら許せなかったこいつの凄さを知らないくせしてバカにするやつが。

 

?「‥‥なら君のルールに従ってあげるタイマンをしよう僕が勝ったらもうこんな事をするな!」

 

?「良いぜその代わりこっちもやらせてもらうからなぁ!」

 

親友を守りたかった。だがそれがきっかけでそいつとは親友と呼べるような仲ではなくなり疎遠となった。それが今でも悔いとして残り続ける。

 

紫蘭「俺は‥‥ただお前と!」

 

過ぎ去った過去に憂いながら手を伸ばすがどんどん離れていく。

 

紫蘭「行くな頼むから行くな!!」

 

叫び止まれと言うが目の前からその光景は消え闇が広がった。

 

紫蘭「はっ!!」

 

目を覚まし改めて周りの景色を見る。そうか俺はたしか気分が悪くなって寝たんだっけ久々に嫌な夢を見たな。なんて思いふと思う。あれ俺はたしか壁によりかかって寝たよな。なのに何で横になってる何で頭の部分が暖かく弾力あるような枕がなんて思い上を向くとそこには、

 

リラ「すぅ‥‥すぅ‥‥」

 

リラがうつりうつりと寝こけていた。どうやらリラに膝枕してもらっていたみたいだ。しかし何でだろうかリラの顔が可愛いらしく‥‥

 

紫蘭「‥‥‥‥いやいや俺はノンケだからな?」

 

これを見ているであろう奴等に念を押して言っておかないと変なかけ算しだすからな。中学の時はもういない親友と俺とで腐女子共が変なかけ算するもんだからそれで悩まされたものだ。するとうつらうつらしているリラが目覚める。

 

リラ「あっ起きましたか?」

 

紫蘭「まず聞いていいか何故に膝枕なんだ?」

 

リラ「凄くうなされていたので‥‥それに僕が力添えできるのはこのくらいですからね」

 

紫蘭「そうか‥‥すまないな」

 

起き上がり首を回す。少し横になったらスッキリしたな。

 

リラ「もう大丈夫なんですか?」

 

紫蘭「あぁ‥‥だいぶなそれとリラお前は充分なくらいに力になってるよ‥‥俺とかハクだとかのポケモン達とかだと寂しかったしないでくれるだけでも心強いぞ?」

 

リラ「ふふっありがとうございます」

 

そういえばハクの姿が見えないな。キョロキョロと探していると、

 

リラ「ハクちゃんなら見回りしに行きましたよ」

 

紫蘭「見回り?」

 

リラ「はい紫蘭や私に危険がないようあの子はそういった事をしてくれているんですねそういえばこのポケモンの世界に来る以前もハクは時々、寝ないで窓の外を見ていたよな。それってもしかしたら他の連中の殴り込みされないように監視していたのか。

 

リラ「ハクちゃんと紫蘭は強い絆で結ばれているんですね」

 

紫蘭「まぁな俺とハクは昔からこれだからな♪」

 

と、言い笑っているその時だ。

 

異形「アァァァーーーーー!!」

 

先程の黒く巨体である異形の叫びがこだまし辺りが揺れだしたかと思うと震度4ぐらいの自身が起こる。

 

紫蘭「っ!!」

 

リラ「なっなんですか!」

 

突然の事で動揺してしまう。するとこの揺れのせいなのか上から瓦礫が降ってきた。

 

紫蘭「なっ!村雨!!」

 

リラをこちらへと引っ張り近づけすかさずにベルトの村雨が入っているボールを真上へと投げるとボールが開きそこから、

 

村雨「ヤーーー!!」

 

村雨が飛び出し落ちてくる瓦礫に向かって回転しながら向かっていくと、

 

ジャキンッ!

 

と、鋭利的な音が響き渡ったかと思うと瓦礫は真っ二つになり自分達を避けて地面へと落ちる。そして村雨は右手をまっすぐ前へと伸ばし、

 

村雨「ヤタ‥‥‥‥ヤヤヤタヤタタヤタ‥‥」

 

と、決め台詞?的な事を述べて伸ばした腕を払う。こう見ると何か五右衛門みたいだな。だがよくやってくれた。

 

紫蘭「ナイスだ村雨」

 

村雨「ター!」

 

修行しておいて良かった。でなかったら今ごろはこの落石物が落ちてきていたかもしれないしな。

 

リラ「あっああの!」

 

紫蘭「ん?あぁ大丈夫か?」

 

引っ張ってこちらに寄せたには寄せたが何か無意識に抱いている感じになっちまった。すぐに離すとリラもすぐに離れ、

 

リラ「えっえぇと‥‥ありがとうございます」

 

顔を若干赤くしてお礼を述べてくる。うん敢えて言うが誰得だよ男と男って腐ってる奴達しか得しねぇよ。

 

紫蘭「ありがとうな村雨」

 

村雨「タッ!」

 

そう言い落ちている村雨のボールを拾い村雨をボールへと戻す。そして立ち上がり、

 

紫蘭「とりあえずハクを探そう」

 

リラ「えっえぇ‥‥」

 

ハクを探すために行こうとするが、

 

リラ「しっ紫蘭」

 

紫蘭「ん?どうかし‥‥」

 

何故かリラは動けず座っていた。さてはさっきので腰が抜けたのかな。とりあえず手を差し出すとそれにリラは掴まると立たせるが、

 

紫蘭「腰が抜けてるか?」

 

リラ「ぬっ抜けてなんか‥‥」

 

紫蘭「にしてなへっぴり腰になっているんだよな‥‥仕方ねぇな‥‥」

 

リラ「キャッ!!?」

 

抱き抱えて走り出す。もうかけ算だのなんだの言ってる場合じゃない。そんなことよりも今はハクを探すことが先決だ。そうしてリラを抱きかかえてハクを探すのだった。

 

紫蘭「ハク~!いるなら返事をしてれ!!」

 

抱きかかえながら走ること数分、ハクの名前を呼びながら探すがどこにもいない。いったいどこにいるというのだ。

 

リラ「しっ紫蘭‥‥」

 

紫蘭「何だ」

 

リラ「いい加減、降ろしていただけませんかね?」

 

紫蘭「歩けて走れるのか?」

 

リラ「もっもう大丈夫です!」

 

なら降ろすか。俺も手が使えないと不便だしな。止まってリラをゆっくり優しく降ろす。降ろされたリラの腰も治ったのか普通に立てていた。

 

リラ「面倒をおかけしました‥‥」

 

紫蘭「気にすんなそんなことよりもハクを‥‥」

 

と、言いかけた瞬間、

 

ハク「イブ~------!!」

 

ハクの叫びが聞こえてくると大きく地面が揺れる。

 

紫蘭「っハク!!」

 

リラ「紫蘭!!」

 

こんな揺れごときに負けてたまるか。踏ん張りながら先へと進むとかつては人々が行きかい交流しあう場所であっただろうとても広いエリアに出てる。そしてその先には、

 

ハク「イ‥‥ブ‥‥」

 

ボロボロになっているハクと、

 

異形「アァァァァァァァァ!!!」

 

黒く大きな異形がそこにいたのだった。




怠惰「ではでは今回はここまで」

千 「うむ所で怠惰よ何しておるんじゃ?」

怠惰「ん?あぁこれね‥‥これは色々な企業だとかの
   裏情報さ♪至る所に内通者を通して情報を集
   めてるのさ」

千 「お主はこっちに来てもやってる事がゲスいと
   きたら‥‥」

怠惰「ハッハッハ情報を制する者が勝つのさ」

千 「やれやれ‥‥これは‥‥?」

怠惰「あぁこれはカントーで色々と厄介事を起こし
   ているロケット団の情報だねこの辺はあらか
   たは熟知してるよ」

千 「ほう‥‥こっちは?」

怠惰「これはアローラ地方で活動しているエーテル
   財団の情報なんだけれど‥‥」

千 「ど?」

怠惰「表向きの情報しか今の所ないんだよ‥‥自棄に
   裏の情報が手に入らなくてねぇ」

千 「何々‥‥慈善団体活動にポケモンの保護うむ‥‥
   これに裏を求めた所で表裏一体じゃろ」

怠惰「いやこの社長の顔を見てよ」

千 「ルザミーネ‥‥これの何処がおかしいと?」

怠惰「何かねぇ俺の歴戦の勘が囁くんだよヤバくて
   頭のネジがぶっ飛んでる女って感じがしてな
   らないんだよねぇ‥‥それに会談した時なんか
   ダークライが自棄に警戒してたもんでね」

千 「あのダークライがのぉ」

怠惰「まったく困るよねぇ国際警察も俺の裏を探そ
   うと必死みたいだしねぇ」

千 「完璧に悪人の台詞じゃ」

怠惰「ハッハッハ悪魔だからな♪おっと時間も時間
   だし今回はここまで」

千 「うむまた次回もよろしくの」

怠惰「ではではサラバダー♪」


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第17話 代償の果てに

メリークルシミマス読者様、怠惰のクソ悪魔です。皆様はクリスマスはどうでしたか?私は毎度ながら小説を書きつつゲームしたりゆっくりゲーム実況を聞いたりニコニコ動画でTRPGの動画を見たりしていました。さてそれはともかく注意事項としては‥‥怠惰さん史上初レベルの文量というのと、こんなのクリスマスに出すもんじゃねぇみたいな内容ですがお許し下さい。それでは本編へどうぞ。


大きく黒い巨体を誇る異形が目の前にいてその前にはボロボロとなったハクがいる。これはつまり、

 

リラ「やっと追いつい‥‥ってハクちゃんそれにあれは!紫蘭!‥‥紫ら!?」

 

紫蘭「野郎が‥‥」

 

人が寝ている間に随分と俺の相棒を傷つけてくれたじゃねぇか。絶対にタダでは済まさん。

 

紫蘭「ハク!!」

 

リラ「待って紫蘭!」

 

ハクへと近づくとハクは自分に気付くとこちらを見てくる。

 

ハク「イブ!?」

 

紫蘭「大丈夫か」

 

ハク「イッブイ‥‥」

 

ダメージを相当なまでに負っているのは一目見ただけですぐに分かる。そのくらいボロボロなのだ。彼奴は許さない俺の親友であり唯一の相棒を傷つけたあの野郎は、

 

紫蘭「ハクお前は下がってろ‥‥」

 

ハク「いっイブイ‥‥ブ!」

 

ハクからはあの異形に向けての闘争心いやそれ程までに近い反骨心を感じる。だがその傷では流石に無茶をしすぎだ。

 

紫蘭「ハクお前の仇は俺が討つ俺の相棒はお前でありお前の相棒は俺だ‥‥だから頼む無茶はしないでくれ」

 

ハク「イブ‥‥」

 

ハクは頭がいい。自分の状況にだって気づいている筈だ。だからこそ無茶をするんだ。自分の思いが通じたのかハクは悔しそうにするがリラの元へと向かう。

 

紫蘭「リラ‥‥ハクを頼む」

 

リラ「紫蘭あなたは!」

 

紫蘭「俺はあの野郎を叩き潰す‥‥完膚なきまでにな!怒鬼と言われ恐れられた俺の怒りを憤慨を受けやがれ!!やるぞ陽炎!!」

 

ベルトに装着されている陽炎のモンスターボールを投げ陽炎を出す。

 

陽炎「グワァァァァァ!!!!!」

 

ボールから出た瞬間に陽炎はその炎で回りを燃やし炎のフィールドを作りだす。陽炎からも俺と同じように怒りが伝わってくる。そうだよなハクは陽炎にとって姉のような存在だもんな。そのハクがボコボコにされたんだ黙っていられる筈がない。

 

紫蘭「やるぞ陽炎あの野郎を丸焦げにしてやる」

 

異形「アアァーーーー!!」

 

黒き異形はその大きな顎を持つ触手を伸ばし攻撃してくる。

 

紫蘭「避けて火炎放射!」

 

陽炎「グワォン!」

 

ギリギリで攻撃を避け陽炎は火炎放射を放つ。だが、

 

異形「ブワァァァァ!!」

 

火炎放射をその大きな口で吸い込むと口を閉じ動かす。こいつ火炎放射を食いやがった。

 

紫蘭「悪と龍だよな彼奴のタイプは!それならドラゴンクロー!」

 

陽炎「ガウ!!」

 

腕をクロスから一気に開きその爪を輝かせ異形へと突っ込む。だが相手はその巨大な口を開き、

 

異形「アァァァーー!!!!」

 

口から悪の波動を撃ってきた。

 

紫蘭「っ!地面に向かってそのままドラゴンクローで瓦礫を壁にしろ!

 

陽炎「ッ!!」

 

ドラゴンクローを地面へと突き刺し大きな瓦礫の塊を掘り起こすとそれを盾にして悪の波動を防ぐ。

 

紫蘭「そんでそれを投げつけろ!」

 

陽炎「グァァァ!!」

 

その怪力で持ち上げ異形へとぶん投げるが異形はそれを口から伸び顎を持つ2つの触手が瓦礫の塊を掴み本体の大きな口で貪り始める。これを改めて間近で見ると凄い悪食だ。

 

紫蘭「ひでぇ悪食!?だがこの隙にドラゴンクローを叩き込め!」

 

爪を輝かせ一気に異形へと詰めより、

 

陽炎「グワォン!」

 

その爪で異形を引き裂き少し吹っ飛ばすが、

 

異形「アァァァ!!!!」

 

異形は足を動かし大きく地団駄を踏むと大きく地面が揺れ動く。

 

紫蘭「っ!」

 

まるで大きな地震のようだ。すると地面に亀裂が入っていき、

 

ズドン!!

 

大きく地面が割れた。

 

紫蘭「なぁっ!?」

 

リラ「紫蘭!!」

 

陽炎「グワッ!?」

 

ハク「イブ~ー!!」

 

異形「アァァァ!!!」

 

陽炎は飛んでいるため無事だが自分は異形と共に下へと落ちていく。この下は奈落か何かか何て思っているのもつかの間、

 

紫蘭「ぐふっ!?」

 

思いっきり地面とキスする。起き上がり周りを見てみるとそこには錆びていてもう動きそうにないくらいに劣化している車が並んでいた。どうやらここは地下駐車場みたいだな。だが目の前には、

 

異形「アァァァ!!!」

 

自分と共に落ちてきた異形が大きく咆哮を上げる。

 

紫蘭「っ流石その図体だけあって結構なタフネスだな‥‥ってあれは」

 

異形の後ろに白い光が見える。あれは間違いない自分達が探していた裂け目だ。よりもよってこんな所に出来ているとは予想外にも程がある。

 

異形「アァァァ!!」

 

異形は口から伸びる顎のある触手を用いて襲いかかってくるが、

 

紫蘭「陽炎あの触手に向かって火炎放射!」

 

と、大声をあげ叫ぶと落ちてきた穴から炎が触手に向かって放たれ直撃する。

 

異形「アァァァァァ!!!?」

 

熱いのかすぐさま触手を引っ込めると空から陽炎が降りてくる。

 

紫蘭「タイミング良いじゃねぇか」

 

陽炎「ガウ」

 

返事をすると陽炎は異形を睨み付けるが、

 

異形「アァァァ!!!!」

 

炎を受けても弱点のドラゴンを受けてもあの調子か。流石の実力をつけた陽炎もあのガッツを見せる彼奴を相手するには分が悪いのは事実だ。どうにかするしか‥‥そうか一か八かになるが彼奴をあの裂け目へと吹っ飛ばせば何とかなるかもしれない。

 

紫蘭「陽炎!これは一か八かの賭けだ彼奴をあの穴の果てまで吹っ飛ばすぞ!」

 

陽炎「ガウッ!」

 

悪食「アァァァ!!」

 

地団駄を踏みながらもこちらへと向かって顎のある触手を伸ばして攻撃をしてくる。

 

紫蘭「避けてニトロチャージ!」

 

陽炎「ガウッ!!」

 

炎を纏い触手にたいあたりして下がるのを確認し、

 

紫蘭「火炎放射!」

 

火炎「スゥゥ!ガァァァ!!」

 

その指示で口から炎を吹き出す。だが異形は前屈みになり攻撃を耐え炎を弾き飛ばす。

 

紫蘭「ニトロチャージ!」

 

陽炎「ガァッ!」

 

再び炎を纏い突撃する。ニトロチャージは使えば使う程、使ったポケモンは速度をあげる。そのため、

 

異形「アァァーー!!?」

 

あの異形は陽炎の素早さについていけなくなる。そしてニトロチャージは異形の大きな口の少し上にある小さな頭を目掛けて突進するが、

 

異形「っ!!」

 

小さな頭のすぐ近くにある両腕を交差しブロックされるが、

 

紫蘭「そのまま龍の波動!」

 

陽炎「ブワァァァ!!」

 

龍の波動をほぼ零距離で放つ。それには耐えきれなかったのか、

 

異形「アッアァァ!!」

 

ろへと異形はぶっ飛び後1歩で裂け目に入りそうな所で口から生える触手を地面へと突き刺して踏ん張り入りそうな所で耐えてきやがった。

 

紫蘭「しぶてぇんだよ!!ドラゴンクロー!」

 

陽炎「グワンッ!」

 

爪を輝かせ黒く巨体な異形の大きな口の上にある小さな2つ目の顔に目掛けてドラゴンクローが炸裂する。

 

異形「アァァァ!!!!」

 

大きく叫び異形は後ろへとふらつきそのまま裂け目へ入りそこから吸い込まれるかのように裂け目へと消えていった。

 

紫蘭「どんなもんだぁ~ー!!」

 

陽炎「ガァァァァ!!」

 

勝利の雄叫びを上げる。どんなもんだこんちくしょうめ。誰しもガッツがあれば何だって出来るんだよ。そんな事を思いながら雄叫びをあげていると、

 

リラ「紫蘭!!」

 

ハク「イブブ!」

 

と、リラとハクの声が聞こえてくる。声のする方向を見るとハクを抱き抱えてリラが此方へと駆け寄ってくる。

 

リラ「大丈夫でしたか!」

 

紫蘭「あぁ何とかな‥‥というかどっから来たんだよ?」

 

こんな退廃したビルの地下駐車場への道なんてあったのかと聞くとリラは来た方向を指差す。そこには開いた扉がありどうやらそこから来たみたいだ。

 

紫蘭「なるほど‥‥」

 

リラ「それとハクちゃんの治療は応急にはなりますがオボンの実で回復させてありますよ」

 

ハク「イブイッブイ♪」

 

リラの手から離れ地面に足をつけると元気な姿を見せてくれる。見た感じからして怪我はまだ治ってはいないが少しはマシになったみたいだな。

 

紫蘭「ありがとうなリラ」

 

リラ「いえ♪」

 

紫蘭「とりあえずここから出よう丁度入り口もあることだしな♪」

 

先程あの巨体な黒き異形を入れた目の前の裂け目を指差す。段々と閉じていっているためすぐにでも行けば間に合うだろう。

 

リラ「そうですね‥‥そうしましょうか」

 

紫蘭「とりあえず陽炎はボールに戻ってくれ」

 

陽炎「ガウ‥‥」

 

陽炎のボールを取り出し陽炎をしまおうとしたその時だった。

 

ドゴン!!ドゴン!!

 

と、変な音が聞こえ出す。それは段々とこちらへと近づいてきているような感じだ。それに合わせ足元が揺れる。

 

紫蘭「なっ今度はなんだ!」

 

リラ「っ!」

 

何が起きているのか分から身震いしている次の瞬間、

 

ドーーン!!

 

リラが下ってきた階段が爆発を起こし土煙を上げる。そして、

 

異形「アァァァ!!!!」

 

土煙の中から先程の異形が出てくる。

 

紫蘭「っ!!?」

 

リラ「嘘!」

 

ハク「イブ!!?」

 

陽炎「ガッ!?」

 

裂け目へと吹っ飛ばした巨体な黒き異形と同じ姿をしているが、色が全然変わっていた。黒かった色は真っ白になっているのだ。つまりこいつは色違い個体だ。

 

紫蘭「こいつもう1体いたのか!!」

 

異形「フゥ~アァァァァァ!!!!」

 

大きく吸い込み先程の異形とは桁違いレベルの悪の波動を放ってくる。

 

陽炎「がっ!」

 

ハク「イブ!」

 

紫蘭「うっ!」

 

リラ「キャァァッ!」

 

吹っ飛ばされたハクと陽炎は壁に叩きつけられ自分は車のボンネットへと叩きつけられリラは自分がクッションになる形で激突する。

 

紫蘭「ガハッ!」

 

リラ「っ!」

 

何て威力なんだ。さっきの黒い奴とは桁違いのにも程があるぞ。

 

紫蘭「っ‥‥大丈夫かリラ‥‥‥‥!」

 

リラ「うっえっえぇ‥‥って紫蘭!!」

 

紫蘭「問題‥‥ない‥‥っ!」

 

何とか立ち上がり立つが足元がふらつくし左足が半端なく痛いし力が入らない。これは折れているのか。だが目の前の白く巨体な異形は地団駄を踏むと口にエネルギーを貯め始める。こいつ容赦なさ過ぎだろ。

 

紫蘭「村さ‥‥なっ!」

 

腰につけておいた村雨のボールがない。辺りを探すと数m離れた場所にボールが転がってる。吹っ飛ばされ衝撃でボールが落ちたのか。このままではと思った瞬間、

 

異形「アァァァァァァ!!!」

 

破壊光線を俺とリラに目掛けて放ってきた。

 

紫蘭「っ!!」

 

何とか避けて村雨のボールを取らなければだが足がふらついて動かない。このままだと当たる。こうなればリラだけでもと思った瞬間にリラのいる位置から体に衝撃がきて吹っ飛ばされる。吹っ飛ばされると同時に見てしまう。それはリラが自分を押し飛ばしたのだと。そしてリラは微笑み、

 

リラ「紫蘭‥‥貴方だけでも‥‥生きて」

 

と、言った瞬間に異形の放った破壊光線がリラへと直撃し爆風が起こり吹っ飛ばされる。

 

紫蘭「リラ~ーーーーっ!!!!

 

リラの名を叫び地面へと激突する。上半身だけ起こし目の前をみるが爆炎が上がるだけでその先にはリラの姿はなかった。

 

紫蘭「嘘だ‥‥嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だぁぁぁ!!」

 

信じない信じたくない。ふざけるなこんなの夢そうダークライのナイトメアによる悪夢に決まっている。そうなると怠惰が家に来ていて俺は寝ているんだそうに決まっている。だがそれを忘れさせるかのような生々しいぐらいの冷ややかに冷たいコンクリートの触感に負っている怪我の痛み‥‥これは現実なのだな。

 

紫蘭「リラ‥‥‥‥」

 

白く巨体な異形の顎ある触手が口を開き向かってくる。このまま奴に八つ裂きにされるのか。だがそれに否と答えるかのように、

 

陽炎「ガウッ!!」

 

ハク「イブイ!!」

 

陽炎とハクが触手に向かってたいあたり、ドラゴンクローで弾き飛ばすとその触手はそのまま本体に直撃し白き異形は怯む。

 

紫蘭「ハク‥‥陽炎‥‥」

 

ハク「イブイッブイ!」

 

陽炎「ガウッ!!」

 

この2匹の言っている事はよく分からない。だけど何となく「目の前に集中しろ」「うつむいてんな」と言っている気がする。そうだよなリラの仇を打たずして何となる。残された俺達のこのやるせない気持ちを全て奴にぶつけなければ俺の怒りが‥‥俺の怒りが治まらねぇんだよ。

 

紫蘭「全身‥‥全霊の‥‥怒り、憤慨を全て出してめぇをここで潰す!!

 

怒りを力に起き上がりそして落ちている村雨のモンスターボールを取り上空へと投げ村雨を出す。

 

村雨「ターー!!」

 

紫蘭「‥‥お前達、彼奴をあの野郎を徹底的に完膚なきまでに叩き潰す!そしてリラの無念を晴らす!!」

 

ハク「イブッ!!」

 

陽炎「ガウッ!!」

 

村雨「ターー!!」

 

掛け声をあげると怯んでいた異形は立ち上がり、

 

異形「アァァァァァ!!」

 

咆哮を上げる。彼奴はこれまで戦ってきたポケモンとは比較にならないぐらい強い。だからこそ力が‥‥彼奴を潰せる程の力が欲しい。そう力だ‥‥怠惰の言っていた意味がようやく理解し分かってきた。トレーナーも力がなければ意味がない。なら簡単じゃないか力に貪欲になればいい。だからあの野郎を潰す力が欲しい。そう願った瞬間に左目が、義眼になっている筈の目がズキリと痛む。そしてウォッチから炎が吹き出し手のひらサイズの紅い玉がウォッチかて出てくる。

 

紫蘭「これはあの時の‥‥」

 

それはホウエン地方に飛ばされた時、少年から貰ったあの紅い石だ。こんなもので何を、

 

陽炎「ガウッ!!」

 

陽炎がそれを寄越せと言っている気がする。頷き紅い玉を取るとジュッという音が鳴り響く。それはやけどするかと思うぐらいに熱い。だがこれこそ俺の怒りの炎を象徴する。それを陽炎へと投げると陽炎はキャッチしニヤリと笑う。

 

ハク「イブイブ!」

 

そしてハクは右足で自分自身の左目と左手をポンポンと叩くとハクと陽炎そして村雨は前を向く。ハクが言いたいことは‥‥左手はZリングにイーブイZなら左目はあの石だ。一か八かでやるのみだ。

 

紫蘭「よく分からねぇ‥‥けれど俺にいや俺達に力を寄越しやがれ!!」

 

眼帯を思いっきり外した瞬間に左目から光が放たれる。陽炎は紅い玉を持ち掲げるとそれからも光が放たれ互いにぶつかり合いそしてその光は陽炎を包み込む。

 

紫蘭「ハク!!」

 

ハク「イブイ!!」

 

Z技を放つために構えたると白き異形は咆哮を上げ此方に向かって突撃してくる。

 

紫蘭「村雨あの野郎を足止めしてくれ!」

 

村雨「ヤーー!!」

 

村雨は白き異形へと接近し得意のリーフブレードの斬撃をぶつける。

 

異形「アァァァァァ~ー!!!」

 

攻撃によるヘイト集めのお陰でこちらに向かってくる異形は村雨に釘付けになる。その間にZポーズを決め、

 

紫蘭「行くぞナインエボルブースト!」

 

ハク「イッブーーーーー!!」

 

ハクの進化形態であるブイズ達が現れその力をハクへと一転集中で分け与える。そして、

 

ハク「イッブイ!」

 

輝きを増した全力のハクが声を上げる。更に先程、光に包まれた陽炎は、

 

陽炎「ガァァァァ!!」

 

その姿を変えて現れる。その姿は一見変化はないように思えるが実は違う。2角は1角へと変わり翼はより猛々しい感じの黒竜に変化していた。

 

陽炎「グワァァァ!!」

 

叫びをあげると空から強い日の光が差し込む。これは確かにほんばれだ。昔にリーフィアになっているハクが使ったのを覚えている。でも陽炎はそんな技を持っていない筈‥‥いや覚えたのかそれとも‥‥いやそんなの今はどうでもいい。

 

紫蘭「ハク、陽炎‥‥行くぞ!」

 

ハク「イブ!」

 

陽炎「ガウ!!」

 

そう言うと2匹は白き異形へと向かって走る。

 

紫蘭「村雨!奴の上の頭に目掛けて連続斬り!」

 

村雨「ター!」

 

回転し乱舞で頭を切りつけるが異形は頭のすぐ横で生える腕を交差させ攻撃をブロックされる。だがそれを狙っているんだよ。

 

紫蘭「下がれ!」

 

村雨「ッ!」

 

その指示を聞き下がった瞬間に異形へと向かっていくハクと陽炎に、

 

紫蘭「陽炎はニトロチャージ!ハクは電光石火!」

 

ハクは高速で突撃し陽炎は炎を纏い異形へと突撃し2匹の攻撃はヒットし異形は軽く後ろへと吹っ飛ぶが先程の黒い異形と同様にとてつもないガッツですぐに体勢を立て直すと白き異形は地団駄を踏みながら、

 

異形「ァァァッ!!」

 

触手を地面へと叩きつけると地面から大きな岩が飛び出しこちらへと向かってくる。

 

紫蘭「かわせ!」

 

ジャンプし2匹は攻撃を防ぐ。そしてその隙を目掛けて、

 

紫蘭「ハクモード:ブースターそしてフレアドライブ!陽炎は火炎放射!村雨はエアカッター!」

 

ハク「ブゥスッターーー!」

 

陽炎「フゥ~ブワァァァァ!!!」

 

村雨「タァ!!」

 

村雨のエアカッターは異形の皮膚を切り裂き小さな頭を守る腕を怯ませつつダメージを与えそして陽炎の炎の炎を纏いより強い炎を纏ってハクは異形の小さな頭へと突撃し大爆発が起こる。

 

異形「アァァァ~ーーーーっ!!!」

 

爆煙が止むと異形は火だるまとなり地団駄を踏み暴れまわりながらのたうち回る。そして此方を睨むと突進してくる。

 

紫蘭「しゃらくせぇぇ!」

 

怒りに身を任せ動けない足を何とか動かして横へと思いっきり飛んで避けると異形はそのまま白い裂け目へと突撃し中へと入ると消えていった。そして同時に裂け目は消えてなくなった。

 

紫蘭「‥‥‥‥何とかなった‥‥」

 

力がもう入らずその場で座り込む。そして、

 

ハク「イブイブ!」

 

陽炎「ガウ!!」

 

村雨「タァ~!!」

 

ハク達が此方へと駆け寄ってくる。皆は心配そうな顔で此方を見てくる。すると陽炎は光を放ち元のリザードンへと戻ると手を貸してくれる。

 

紫蘭「不思議だな‥‥」

 

手を借りて何とか起き上がる。

 

紫蘭「少しいいか‥‥」

 

そして陽炎に支えられながら動かない足を引きずりリラがいるであろう場所へと向かう。黒焦げとなっている場所へと来てリラを探す。だがリラの姿は見つからない。

 

紫蘭「リラ‥‥」

 

もう満身創痍だよ。こんな力があるのを知っていれば、村雨をボールにしまわずに出していれば、もしかしたらリラが死なずに済んだのかもしれないのにな。

 

紫蘭「リラ‥‥すまねぇ‥‥本当にすまねぇぇ‥‥‥‥!!」

 

力がないのが凄く悔しくてたまらない。みんな‥‥そうみんな俺の前から姿を消していく。かつての仲間も友達も親友すらも俺に力がないからみんな俺の前から姿を消していく。俺にもっと力があればそんなことにはならなかった。それをずっと否定してきた俺はバカで愚かでアホだ。

 

紫蘭「ハク‥‥俺はどうすれば良いんだろうな‥‥」

 

ハク「イブイッブイブイ!」

 

本当に何を言っているのか分からねぇや。だがハクは何となくの表情が凄く悲しそうで陽炎も村雨も悲しそうだ。

 

紫蘭「‥‥‥‥バカな主人でごめんなお前達‥‥本当にグゥ‥‥」

 

ハク「イブブ‥‥!」

 

陽炎「ガウッ!!」

 

村雨「タァ‥‥」

 

そうして俺達はリラを失った悲しみで泣くのだった。そして3日後、足の怪我は信じられない速さで回復し動けるようになり今はこの廃墟郡の中にあった高台に来ていた。

 

紫蘭「‥‥‥‥」

 

なぜ来たのかそれは俺達は瓦礫のコンクリートを使いリラの墓を建てたからだ。あの後もリラの遺体結局は見つからなかった。辺りをくまなく探したが見つからずじまい。恐らくあの攻撃で塵を残らず消えたのかもしれないな。だからせめて墓だけでも建ててやりたかった。

 

ハク「イブ‥‥」

 

陽炎「ガウン‥‥」

 

安らかにと俺達は祈りを捧げていると、

 

村雨「タァー!」

 

村雨が奇怪な声を上げる。何だと思い見ると村雨は一輪の花を両手で持ってこちらに差し出してくる。

 

紫蘭「村雨‥‥ありがとうな」

 

こんな廃墟ばかりで花がないこんな場所でわざわざ探してくれた事にお礼をのべ墓の前に花を置く。そしてふと思い出す。リラが最後に言ってくれたあの言葉を。「生きて」というあの言葉を。

 

紫蘭「俺達はお前の分まで生きてやる‥‥だから見ていてくれリラ‥‥」

 

ハク「イブ!」

 

陽炎「ガウン!」

 

村雨「タァー!!」

 

そう言い後ろを振り返り歩き出す。それについてくるかののようにハクと陽炎そして村雨も自分の後を付いていく。もうこんな思いは絶対にさせない。力を追い求めてやる。そう決意し自分は陽炎と村雨をボールへとしまいハクを頭に乗せて歩きだすのだった。そうして暫くさまようと目の前に白い裂け目が開かれていた。

 

紫蘭「行くぞハク」

 

ハク「イブ!」

 

その中へと自分とハクは入り不思議な回廊をさまよう。そして白い裂け目に吸い寄せられるように別の裂け目へと入る。裂け目を出ると暗い場所に来ていた。だが周りは建物と建物の間の路地裏といった感じだ。そしてその先には光が漏れていた。そこへと歩き路地裏を出るとそこには夜の世界に浮かぶ街で周りには人やポケモンが歩いていた。

 

紫蘭「ハクどうやら‥‥」

 

ハク「イブ‥‥イブ!」

 

紫蘭「やっと帰ってこれたんだな俺達の世界に‥‥」

 

そしてようやく俺達は元の世界へと戻ってこれたと実感をしたのだった。




怠惰「ではでは今回はここまで」

千「うむうむ‥‥しかし怠惰よワシは思うじゃよ」

怠惰「ん?」

千「お主‥‥出世しまくりじゃろ!?何じゃお主は社長になるわ研究して博士の称号とるわしておるんじゃ!?」

怠惰「アハハこの世界では必要なのさ‥‥そう表面を少しでも良くするために‥‥ね?」

千「交渉だとかで有利になったりする‥‥それらは分かるが‥‥」

怠惰「現にそのお陰でこの世界の連中は俺達の本当の裏を知る事は叶ってないのだから‥‥表向きは博士でありその助手であるが裏では‥‥」

千「別世界から来てこの世界を救おうとしておるからのぉ」

怠惰「まぁどこの誰だか知らねぇけどよ根も葉もない噂を流すのは即刻に止めて欲しいよねぇお陰で国際警察は存在しない俺の犯罪歴を探そうと躍起になってる始末だし‥‥ほら張り込んでるよ」

千「‥‥‥‥確かに見た感じ6~7人じゃな」

怠惰「えぇとどれどれ‥‥ん?彼奴は見たことあるな‥‥えぇと‥‥あったあった‥‥コードネーム:ハンサムねぇ‥‥ぷっハッサムからもじったみたいな名前だな面倒だからハッサムでよくないww」

千「草をはやすでないわい‥‥それよりも慌ただしいぞ」

怠惰「だな‥‥この気に乗じて去りますか」

千「うむ‥‥触らぬ神に祟りなしじゃ」

怠惰「‥‥‥‥えんがちょ」

千「それはどういう意味かの♪」

怠惰「冗談だよ冗談‥‥とりあえず勘定は置いておくぜそれから釣りはいらねぇからよし帰るぞ」

千「うむそれでは今回はここまでじゃ」

怠惰「また投稿したらよろしくな♪」

電話だよ!電話だよ!電話だよ!

千「なっ何じゃ」

怠惰「これは‥‥さっさと帰って電話に出ないとねそれじゃまたね」

千「さらばじゃ!」


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第18話 カロスの大都市ミアレシティ

明けましておめでとうございます読者様、ポケモン小説を仕上げる事に成功した怠惰のクソ悪魔です。もうある意味で徹夜して書いてます。はい‥‥何してんだろ。失礼それでは徹夜明けですが本編へどうぞ。


路地裏を出て見える人やポケモン達の姿それはついに自分達はこの世界に帰ってきたのだという事に歓喜した。

 

紫蘭「ついに‥‥ついに‥‥帰ってこれたんだな」

 

ハク「イブイブ!イブッイ!」

 

何日なのかまた何ヵ月いや、それとも何年なのか分からない。分からないがやっと帰ってこれたのだ。

 

紫蘭「とりあえず情報収集しないとな‥‥」

 

まず自分はどこのどの場所にいるのか。そして今が何時なのかだ。だがまずは‥‥

 

紫蘭「ううっ‥‥」

 

ハク「イブ‥‥‥‥」

 

腹が減った。リラを失った悲しみで忘れていた空腹感が出てくる。とりあえず飯を食わないと。

 

紫蘭「どこか店‥‥はっ」

 

だが忘れていた金がないんだった。まさかこんな事になるとは思ってもなかったため持ってきてなんかいない。

 

紫蘭「どうするか‥‥」

 

ハク「イブブイ‥‥‥‥」

 

もう木の実も少ない。俺はともかくハク達の飯だけは絶対になくしてはならない。だが本当に腹が減ったな。

 

紫蘭「はぁ‥‥」

 

コーヒーの芳しく良い香りそれに合わせてサンドイッチなどを食べている客達が羨ましい。

 

客人「ひっ!?いっ行こう!」

 

ポケモン「カラカラ!」

 

何故か俺を見た客はそそくさと逃げていく。そんなに怖い顔をしているのか。というかそんな事を考える余裕がないぐらい腹へった。

 

紫蘭「こうなればどこか森で木の実を集めないと‥‥」

 

だがここが何処だかも分からないし出たとしても森だとかがあるのか。そして木の実も取れるのかすら分からない。マジで詰みかけている状態だぞ。

 

紫蘭「うぅ腹が‥‥」

 

自分の頭から降りたハクは心配そうに見てくる。

 

紫蘭「大丈夫‥‥大丈夫だ‥‥」

 

何て言うが実際は空元気みたいなものだ。リラを失って精神はやられ肉体的には空腹で飢餓になっていっているしでキツい。本当にどうするかと思っていると、

 

?「君、大丈夫かい?」

 

と、声が聞こえてくると共に何か良い香りがしてくる。声のした方を向くとそこには白衣を着てその下には青いシャツ、顔は20代後半ぐらいの男性が紙袋を片手に心配そうに見てくる。

 

紫蘭「もっ問題ない」

 

?「いや問題なくはなさそうだけど‥‥」

 

紫蘭「いやいや大丈夫だからお構いなく‥‥」

 

何て言っているとハクが目の前の男性に駆け寄り、

 

ハク「イブ!イブ!イッブイ!」

 

と、吠える。それを見ていた男性はニコリと微笑むと、

 

?「この感じからして‥‥うん君よければ僕の家に来ないか?」

 

紫蘭「‥‥‥‥はぁ?」

 

何でまたこいつはそんな事を言うんだ。

 

?「顔色も悪そうだしそれに僕はそういうの放っておけないのさ‥‥このイーブイも凄く心配そうに訴えかけているからね」

 

紫蘭「いやだから別にそんなんじゃ‥‥」

 

と、言いかけたその時、

 

グゥーーー

 

腹から音がなる。それを間近で聞いていたであろう男性は笑いながら、

 

?「成る程お腹が空いているのか」

 

紫蘭「そんなんじゃ!」

 

?「やっぱり来なさいそれに僕達はトレーナーをサポートするのも仕事だからねほら」

 

そう言い男は自分の手を掴み歩き出す。

 

紫蘭「いやだからなぁ!?」

 

?「遠慮するな♪それと君もおいで」

 

ハク「イブ♪」

 

紫蘭「何なんだよ本当に‥‥」

 

そうして男性に連れられて歩かされ一件の大きな家?らしき場所の前に連れてこられる。

 

?「さぁここだ入ってくれたまえ」

 

紫蘭「よく分からん奴だ‥‥」

 

ハク「イブ!」

 

ハクは怒ったように自分を見て吠える。何か素直に従えなんて言っているような気がする。

 

紫蘭「はぁ分かったよ」

 

ハク「イブイ♪」

 

やれやれと思いながら玄関を通ると目の前には大きな階段が広がりそのすぐ隣には沢山の本が棚に納められていた。というかここ土足なんだな。そう思っていると、

 

?「博士お帰りなさいそれ持ちますよ」

 

?「あぁソフィア君ありがとう」

 

と、言いソフィアという女性は紙袋を受け取る。というか博士って何だよ。するとソフィアという女性は自分とハクを見ると、 

 

ソフィア「所でその方達は?」

 

?「あぁお腹が空いているみたいだからね夕飯を一緒にと思ってね」

 

ソフィア「成る程‥‥」

 

紫蘭「なぁさっきから博士、博士って言ってるけど何の博士なんだよ?」

 

と、言った瞬間ソフィアは驚いた顔をして、

 

ソフィア「あっ貴方は知らないの!?」

 

紫蘭「知らん」

 

俺の名前だけにな‥‥すまん今のは忘れてくれ。

 

ソフィア「この方はカロス地方のポケモン博士でありメガ進化を研究する第一人者ことプラターヌ博士よ!」

 

紫蘭「‥‥‥‥悪いな俺はド田舎から来たもんだから知らねぇんだよ」

 

だが分かった事はここはカロス地方という場所みたいだな。確か昔に怠惰から貰った世界地図で見たことあるが拠点の島から結構遠い場所だった筈だ。そんな所に飛ばされていたのか。

 

プラターヌ「へぇ~そういえば君の名前を聞いてなかったね名前は‥‥」

 

紫蘭「賀茂紫蘭」

 

プラターヌ「紫瀾くんだね何処から来たんだい?」

 

紫蘭「‥‥‥‥無人島」

 

プラターヌ「無人島か‥‥んっ?」

 

いや本当にそれしか言えないんだよな。まぁ無人島でもポケモンは沢山いたけどな。

 

ソフィア「あっ貴方‥‥どうやってここへ?」

 

紫蘭「気づいたらだが?」

 

間違ってはいない。裂け目を移動していたらいつの間にかここにいたんだからな。というか2人共そんな何とも言えないような顔をするのは止めてくれよ。

 

プラターヌ「そっそうかい‥‥ユニークな子だね」

 

紫蘭「そいつはどうも‥‥」

 

ソフィア「アハハ‥‥とっとりあえずご飯にしましょうか!作ってきますね」

 

そう言いソフィアは奥へと向かっていった。

 

プラターヌ「さてそれじゃ食堂に行こうか♪それとポケモン達は庭の方でディナーで大丈夫かい?」

 

と、聞かれハクと目を合わせる。

 

プラターヌ「あっ大丈夫だよここの庭にはポケモン達が沢山いるからね1人ボッチではないよ」

 

ハク「イブイブイッブイ!」

 

ピョンピョンと跳ねて楽しそうだ。ならお言葉に甘えさせてもらうか。

 

紫蘭「ならそうさせて貰います」

 

プラターヌ「分かったならこっちだ♪」

 

そうして案内されガラス張りになっているドーム状の庭へと出る。そこには多種多様のポケモン達がいた。

 

プラターヌ「君のポケモンはイーブイだけかい?」

 

紫蘭「いいや‥‥ほらお前ら出てこい!」

 

そうしてモンスターボールを投げ陽炎と村雨を出す。

 

プラターヌ「へぇ君のポケモンはイーブイといいリザードンといい色違いなんだね‥‥そして」

 

村雨「‥‥?」

 

プラターヌ「このポケモンは見たことがない僕‥‥いや恐らく師であるナマカマド博士かの有名なオーキド博士すらも見たことがないポケモンだ‥‥このポケモンはいったい」

 

紫蘭「カミツルギって言ってたよ」

 

プラターヌ「カミツルギ‥‥」

 

紫蘭「あぁ‥‥それからそいつは全身が鋭利な刃になっていてな無闇に触ると肉どころか骨すら切断して指が吹っ飛ぶぞ」

 

プラターヌ「っとと」

 

触ろうとするプラターヌにそう言うとすぐさま手を引っ込める。

 

プラターヌ「実に興味深いポケモンだこれを何処で?」

 

紫蘭「さまよっていたら成り行きで」

 

プラターヌ「そっそうかい‥‥」

 

現にさまよって竹林だらけの世界でカミツルギ使いなる奴等と出会って色々とあって仲間になったからな。

 

紫蘭「それと種類名で呼ぶのは止めて貰ってもいいか?一応、右からハク、陽炎、村雨って呼んでいてな」

 

プラターヌ「そうなのかそれは失礼したね」

 

ハク「イブイブイ」

 

陽炎「ガウ‥‥」

 

村雨「‥‥‥‥」

 

感じからしてお構い無くなんて言ってそうだよな。プラターヌはハク達を撫でながら、

 

プラターヌ「君のポケモン達はとても面白いね」

 

紫蘭「そいつはどうも‥‥」

 

何て言っていると自分達が入ってきた入り口から、

 

?「は~い皆さんごはんですよ~」

 

?「ポケモンフードだよ」

 

と、言いながら2人組の男女が配膳ワゴンカーにポケモンフードを沢山のせてやって来る。それを見たドーム内のポケモン達は一斉に駆け寄りごった返しになる。

 

?「キャー~!!?」

 

?「うわぁー~!!?」

 

巻き込まれた2人はごった返しになっているポケモン達から何とか脱出し出てくる。

 

プラターヌ「デクシオ、ジーナお疲れ様」

 

デクシオ「プラターヌ博士そんな所にいらっしゃったんですか」

 

ジーナ「えぇこんなの楽しくてやっておりますので苦ではありませんよそれよりもそちらの方は?」

 

プラターヌ「あぁ今日いっしょに食事することになった‥‥」

 

紫蘭「賀茂紫蘭よろしくな」

 

デクシオ「ご丁寧にどうも僕はデクシオそれで」

 

ジーナ「ジーナです♪」

 

手を差し出されたためとりあえず2人と握手をする。するとポケモン達がハク達に群がり出す。

 

紫蘭「‥‥お前達も気分転換に少しは遊んでおいで疲れてるだろ」

 

ハク「イブ!」

 

村雨「‥‥タ」

 

陽炎「フンッ♪」

 

その一言で3匹はポケモン達と遊び出す。見ていて和やかな光景だな。

 

プラターヌ「さて僕達も食事にしようか」

 

デクシオ「分かりました♪」

 

ジーナ「は~い♪」

 

そうして自分達は庭を出て食堂へと向かうと食欲をそそる良い香りが漂う。これは何だろう。そう思いつつも食堂に来ると、

 

ソフィア「あっ皆さん来ましたねちょうどできましたよ♪」

 

そう言い料理を見ると驚く。並んでいるのはキッシュにガレットそしてグラタンにこんがり焼いたフランスパンといった料理だ。空腹な自分にとってはごちそうを越えた大ごちそうだ。

 

プラターヌ「それじゃ座って食べようか」

 

紫蘭「はっはい‥‥」

 

並べられている椅子に座ると皆は手を合わせ、

 

全員「いただきます」

 

そう言うと食事にありつく。自分も手を合わせ、

 

紫蘭「いただきます」

 

と、言い食事にありつく。久々に食べるであろう手の込んだ料理はもう美味しくて美味しくて涙が出てくる。

 

ソフィア「なっ泣いてまさか不味かったですか!?」

 

紫蘭「いや‥‥久々に手の込んだ物を食べたなと‥‥ここ数ヶ月近くはずっとカップラーメン時々は木の実を食べて生活していたもんでな」

 

ソフィア「えぇ~‥‥‥‥」

 

プラターヌ「かっ体に悪そうな生活を‥‥」

 

デクシオ「うわぁ‥‥」

 

ジーナ「流石にそれは引くわよ‥‥」

 

そんな会話をしながら食事をしていき食事を済まして横の壁をふと見るとそこに飾られている写真に目をやる。

 

プラターヌ「気になるのかい?」

 

紫蘭「えっまぁ‥‥」

 

プラターヌ「これは去年に行われた学会の集合写真だよ」

 

紫瀾「ふぅ~ん‥‥ん?」

 

その集合写真を見ていて気になる人物に目をやる。席から立ち上がりその写真をジーと見る。

 

プラターヌ「どっどうかしたかい?」

 

紫蘭「なぁこの男‥‥」

 

プラターヌ「あぁアケディア博士か僕の親友の1人だよ♪それで隣が助手のオルビスさんだね最初は驚いたもんだよ」

 

爽やかな笑顔そして角だとかはないが間違いない。これは怠惰と千だ。

 

紫蘭「なぁ!こいつらに連絡を取る方法はないか!」

 

プラターヌ「えっあぁうん出来るけど」

 

紫蘭「頼む連絡させてくれ!」

 

プラターヌ「分かったついてきてくれ」

 

そうしてプラターヌに再びついていき書斎に入る。そしてパソコンを操作すると、

 

?「はいはいもしもし」

 

と、久々に聞くあの憎たらしさ満載の声が聞こえてくる。これは怠惰の声だ。

 

プラターヌ「やぁアケディア博士、僕だよ」

 

怠惰「おっミスタープラターヌ!お久しぶりだね去年の学会以来だった筈だよね元気にしているかい?」

 

プラターヌ「あぁお陰さまでねそれよりも君に会いたいって人がいて」

 

怠惰「ん?」

 

手招きされパソコンの画面を見て、

 

紫蘭「よぉ久しぶりだな怠惰」

 

と、挨拶をすると怠惰は驚いた顔をしたかと思うとニヤリと笑う。

 

怠惰「おやおやこれはこれはまさかのサプライズだよ‥‥こっちでは年ぶりかに見るな紫蘭くん♪」

 

紫蘭「あっあぁ」

 

何年ぶりか。つまりは俺は何年もの間、あの世界の数々で生きてきたって事か。

 

怠惰「所で図鑑の通信機能とかに何か不備はないか?」

 

紫蘭「あぁ通信機能はイカれているみたいだな」

 

原因は分からないが通信機能を使おうとしてもノイズ音が出ていてしまっていたため使えなかったのだ。

 

怠惰「成る程‥‥どおりで連絡もつかないわけだ‥‥」

 

紫蘭「すまないな」

 

怠惰「良いよ過ぎたことださて‥‥色々と積もる話はあり話したいけれど話しすぎはミスタープラターヌに失礼だしどうしたもんか‥‥仕方ない‥‥ミスタープラターヌ」

 

プラターヌ「何だい?」

 

怠惰「すまないけど明日の12時頃、俺が迎えに行くまでそいつを預かっててくれないか?」

 

プラターヌ「構わないよアケディア博士♪だって僕と君との仲じゃないか♪」

 

怠惰「そう言っていただけると助かるよ‥‥おい紫蘭しっかりと礼は言っておけよ」

 

勿論な話で言うっての。そこはマナー的にもあるだろうが。

 

怠惰「すまないけどミスタープラターヌ頼むよ‥‥」

 

プラターヌ「あぁ任せてくれ♪」

 

怠惰「ありがとうなそれじゃ♪」

 

そう言い怠惰は画面から消える。とりあえずプラターヌ博士の方を向き、

 

紫蘭「とりあえずよろしく頼む」

 

ペコリと頭を下げる。プラターヌ博士は笑いながら、

 

プラターヌ「こちらこそ♪それにしてもまさかアケディア博士から出ているトレーナーがいたとはビックリだよ」

 

紫蘭「何でだ?」

 

プラターヌ「彼の元からトレーナーを出したなんて話は聞いたことがなくてね過去にアケディア博士から図鑑を貰いたいってトレーナーがいたけれど彼は断ったりしていたからね」

 

紫蘭「ふぅ~んつまり俺は特別ってことになるのか?」

 

プラターヌ「かもしれないね‥‥さてと君の事を皆にも伝えないとねとりあえず君の部屋も用意させるよ」

 

紫蘭「本当に色々とすみません」

 

プラターヌ「気にしない気にしない♪少し待っていてくれ」

 

そう言いプラターヌ博士は部屋から出ていく。残った自分は部屋の資料に目をやると、

 

紫蘭「‥‥ん?これって」

 

その資料はメガ進化と書かれておりキーストーンとメガストーンによる共鳴で一部のポケモンは一定の間、更なる進化をして特性、タイプそれらにも変化をもたらす。そしてメガ進化は元の状態に戻る不思議な奇跡とも書かれていた。だかこれには覚えがある。ウォッチから陽炎に渡した石を取り出す。

 

紫蘭「これがメガストーン‥‥そして」

 

左目を触り、

 

紫蘭「これがキーストーン‥‥」

 

この事にいち早く気づけていればもしかしたらリラを‥‥駄目だ駄目だ忘れないとな。窓に写る夜空を見上げ、

 

紫蘭「力を‥‥絶対的な力を手に入れてやる」

 

再度の決心をするのだった。

 

 

 

 

そして翌日の朝、カロス地方のミアレ空港では2人の人物がカロス地方へと降り立つ。

 

?「ここに例の反応が?」

 

?「はい情報局の測定器に確かに反応がありました」

 

2人の男女で男性はブラウンのコートに下にはスーツを男、そして女性はレディーススーツにボトムスを着た長い髪の女性だ。

 

?「アローラ地方で観測されていたものが何でまたカロス地方に‥‥貴方はどう捉える?」

 

?「分かりませんただ例の生物はいるかもしれないという憶測があるといった感じですね一応は情報局からの情報ですし」

 

?「そうね‥‥そういえば例のターゲットはどうだったの?」

 

?「それが助手と楽しく食事しているだけで情報局から連絡があった際に少し目を離したら逃げられまして‥‥」

 

それを聞いた女性は残念そうに溜め息を吐く。

 

?「そう‥‥」

 

?「‥‥失敗続きですが次こそはやってみせます!」

 

?「えぇ期待しているわ‥‥そういえばもう10年近くになるのよね‥‥貴方とクチナシさんに会ってから」

 

かれこれ10年前になるがあの時のことをよく覚えている。自分にとって大切な人となりつつあった人との別れそして気づいたら沖に流され保護されと色々とあった。今ではこうして人のために自分がやれる仕事をできてはいるが。

 

?「そういえばボス‥‥例のその人物はまだ諦めれきれませんか?」

 

?「えぇ‥‥」

 

この年月で大切な人となりりつつあった人の顔は段々とぼやけてきていて思い出せなくなってきている。けれど彼の名前だけは今でも覚えている。忘れることすらできない彼の名前だけは。だからこそ会いたい会って淡く色あせていく記憶を失いたくない。

 

?「貴方は今、何処にいるの‥‥」

 

そう呟き朝日を眺めていると通信音が響く。それにすぐさまコートの男はケータイを取り出し、

 

?「はいこちらハンサム‥‥えっ!?」

 

?「どうかしましたか?」

 

ハンサム「ボスそれが‥‥」

 

こうしてこの2人もまた事件に巻き込まれていくのだった。




怠惰「ではでは今回はここまで」

千「ついにでおったなプラターヌ博士‥‥」

怠惰「えぇ因みに俺とプラターヌ博士はこの中では親友ですし怠惰さんの博士友達、実はまだ数名いたりしています」

千「え~とジョウトのおっちょこちょい博士とかイッシュの女博士とかアローラの褐色博士じゃとかじゃったよな?」

怠惰「あれもう答えが出てるんですがそれは‥‥」

千「正直に言おうこやつ若手の博士達とは仲が良いと思っておってくれ‥‥因みにワシはその助手達と親睦を深めておるがな♪」

怠惰「良いじゃん助手の集まり会なんて俺達の常日頃の文句だとか愚痴をお菓子を食べてお茶を飲んで述べてるだけでしょ?博士達の集まりなんて堅苦しい話ばっかだよ?唯一の楽しみなんてオーキドの生川柳が聞けるぐらいだよ」

千「しっ失礼な奴じゃなというか生川柳は羨ましすぎるからな!そしてそれ以外にも博士達をどう支えるか等で議論したりもしておるんじゃからな!」

怠惰「愚痴だとかについては否定しないんかい少しは否定してくれよ!?」

千「仕方ない事実なんじゃから」

怠惰「はぁやだやだ‥‥もう学会行くならゲームしたい‥‥」

千「よくこんな奴がポケモン博士になれたもんじゃそういえば小僧の迎えは‥‥」

怠惰「明日の朝で良いでしょうどうせ回廊使えるんだし」

千「じゃな‥‥しかし夢も旅のワクワク気分もないの」

怠惰「良いの俺達はゲームでワクワクできるんだから」

千「こやつ‥‥」

怠惰「さて時間も時間だし今回はここまで」

千「うむまた次回もよろしくの!」

怠惰「それではバイバイ♪」

千「さらばじゃ!」


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第19話 ライディング ポケモンバトル

皆さんこんにちは怠惰のクソ悪魔です。出来たので投稿しますが、先に言っておきます。『戦闘はゲームのポケモンではなくアニメ&漫画のポケモンの戦闘を採用』しています。なのでこんなのありえん!何て言うかもしれませんが上記の通りなのでお願いします。それでは本編へどうぞ。


プラターヌ研究所に宿泊して翌日、自分達は朝食を取っていた。

 

紫蘭「やっぱり旨い‥‥」

 

この味には感動せざる得ない。2日連続でしっかりとした料理なんだからな。

 

ソフィア「そんな簡単な料理で大袈裟な‥‥」

 

プラターヌ「アハハ‥‥喜んでくれているなら何よりだよ」

 

トーストに木の実の数々そして何よりもバターがありジャムがありとそれだけでも満足だ。カップ麺は飽き飽きなんだよ。

 

デクシオ「それで今日お迎えなんですよね?」

 

ジーナ「アケディア博士かぁ良いなぁそんな人とお知り合いだなんて」

 

紫蘭「そうか?」

 

ジーナ「そうよアケディア博士って言えばポケモンの伝説や幻といった神話とポケモンの関係性そして過去の道具と人間とポケモンの生態を研究している凄い方なのよ」

 

デクシオ「彼がこれまで発見してきた物の数々はとても貴重な品が多くてね彼はよくそれを博物館に献上してくれたりもしているんだよ」

 

そうだったのか。しかし彼奴が博士ねぇ似合うような似合わないような何とも言えないな。

 

プラターヌ「そうだ紫蘭くんまだ時間もあるし良ければミアレシティを観光しないかい?僕が案内するからさ♪」

 

紫蘭「えっ良いのか?」

 

プラターヌ「あぁ今日はすることもないしねどうかな?」

 

紫蘭「是非とも頼みたい!」

 

プラターヌ「分かったなら食べ終えたら準備しようか」

 

紫蘭「あぁ」

 

そうして朝食を終えハク達がいる庭へと向かうと、

 

ハク「イブイブ」

 

陽炎「グワォーーン!」

 

村雨「ター!」

 

3匹は楽しそうに過ごしいた。ハクはこの庭のポケモン達と遊び陽炎はこの庭にいたガブリアスと腕相撲をしていたり村雨は日々の鍛練なのか落ちてくる葉を切るといった事をしていた。

 

紫蘭「お前ら集合!」

 

と、叫ぶとそれに気づいたハク、陽炎、村雨は此方へと集まる。

 

紫蘭「今から少し出るからしばらくボールに入っていてくれ」

 

陽炎「ガウ!」

 

村雨「ター!」

 

ボールを取り出し2匹をボールへと入れハクは肩に乗り頭に前足をのせて定位置につく。

 

紫蘭「行きますか」

 

ハク「イブ!」

 

そうして自分達は庭を出て玄関へと来ると、

 

プラターヌ「おっ来たね」

 

紫蘭「すまない待たせたか?」

 

プラターヌ「今さっき来たところだよ」

 

何この人あれか俗に言うイケメンって奴なのか。

 

プラターヌ「それじゃ行こうか」

 

紫蘭「あぁ」

 

そうして外へと出ると昨日の夜の景色とはまた違った景色が広がる。そして気づかなかったが少し遠くの方では大きなタワーが建っていた。

 

プラターヌ「あれが気づかなかったのかい?」

 

紫蘭「あぁ‥‥」

 

プラターヌ「あれはミアレタワーって言ってねここミアレシティのシンボルなんだよ」

 

紫蘭「へぇ~」

 

プラターヌ「そしてミアレシティのポケモンジムでもあるんだ」

 

ポケモンジムねぇ。確か昔に渡された資料で見たことあるな。何でもジム巡りなるものをしてバッチを8つ集めてポケモンリーグに出場する的な感じだったよな。そんで現チャンピョンを倒して新チャンピオンになるとかだった筈だ。まぁ別にチャンピオンになる気なんてないけどな。

 

プラターヌ「とりあえず何処から行こうか‥‥そうだ博物館なんてどうかな?」

 

紫蘭「博物館?」

 

プラターヌ「あぁ君に図鑑をたくしたアケディア博士が見つけた古代の遺物だったり有名なアーティさんを始めとした画家達が思考して作り上げた絵や写真家そしてここ、カロスのジムリーダーとしても有名なビオラさんの写真だったりも展示したりもしているんだ」

 

紫蘭「ほう‥‥」

 

ハク「イブブ‥‥」

 

展示の幅が広いなぁ。正直な話で博物館とかそんなのって眠くなるんだよな。小学生の時なんかあまりにも暇すぎて展示物で遊んだりとかしていた。まぁだいたいそれで死んだ親友に止められたりとか先公から職員室に呼び出しくらったりとかしたんだけどな。

 

プラターヌ「それに今はイッシュ展示会ってのをやっていてねイッシュ地方のシッポウシティの博物館の展示物が期間限定で展示されているんだよだから是非とも見てみたいと思っていてね」

 

紫蘭「そっそうなのかー‥‥まぁ良いんじゃないかこれといって行きたいなんてのもないしな」

 

プラターヌ「そうかなら行ってみようか♪」

 

そう言いプラターヌはノリノリで歩き出す。

 

紫蘭「ハク‥‥俺が寝たら起こしてくれ」

 

ハク「イブ!」

 

紫蘭「頼むな‥‥」

 

そうして自分もプラターヌ博士の後をついていくのだった。ついていくと人だかりが出来ている事に気がつく。

 

紫蘭「へぇこんなに人が集まるんだな」

 

ハク「イブブ‥‥」

 

プラターヌ「いやおかしい‥‥確かに期間限定の展示だけれど初日でもないしかといって最終日すらでもないのにも関わらずこの人だかりって‥‥それに今日は平日だそんなに混む筈はないんだけどな‥‥」

 

紫蘭「そうなのか?」

 

プラターヌ「うん‥‥」

 

何て言っていてもよく分からないため、

 

紫蘭「近づいてみないか?」

 

プラターヌ「そうだね」

 

そうして人を避けながら進むとその先には金髪の眼鏡をかけ悔しそうにする少年そして、

 

少女「お兄ちゃん助けて!!」

 

少年「っ!このっ!!」

 

フード「おい動くな!動いたらこのガキ共々に殺るからな!」

 

灰色のローブにフードを被った声からして男。その男性が小さな女の子を腕で挟んでそう叫んでいた。何だこれ何かのパフォーマンスか。そう思っていると、

 

婦警「そこの男性!速やかにその子を離して投降しなさい!さもないとライボルトの電撃をくらうことになるわよ!」

 

メガホンを片手に明らかに俺の中ではワースト1位の仕事をしているポリ公の格好をした緑髪の婦警は言うが男性は、

 

男性「やれるもんならやってみろ!そしてらこのガキ共々道連れにするからな!」

 

これどう見てもパフォーマンスじゃないよな。だって顔はガチだしポリ公もいるし。

 

プラターヌ「ってあれジムリーダーのシトロン君に捕まっているのは妹のユリーカ君じゃないか!」

 

あの眼鏡が例のジムリーダーかよ。それに妹ってこれ本当にヤバいやつじゃないか。

 

プラターヌ「ジュンサーさんこれは!」

 

と、婦警に話しかけると、

 

ジュンサー「プラターヌ博士!実は博物館に強盗団が入りましてそれであの女の子が人質に‥‥」

 

プラターヌ「やっぱりそうなのか!」

 

ガチでヤバい感じみたいだな。まるでドラマみたいだ。そんな事を思っていると博物館の中から同じローブを着た奴が出てくると人質をとっている男の耳元で何かをささやく。

 

フード「了解したぜ‥‥良いか!動くなよ!何がなんでも動くな動いたら殺るからな!」

 

これどうするかな。とりあえず、

 

紫蘭「ハク‥‥俺の後ろに降りてシャワーズになれ、そんで溶けるを使って彼奴の足元に行け合図したらあの子を救出しろ」

 

ハク「イブ!」

 

そう言いハクは上手く足元に行くとシャワーズへと進化し溶けるを使って男性の足元へとこっそり移動する。そしてタイミングを見計らい、

 

紫蘭「アクアテール!」

 

ハク「シャーー!」

 

飛び出したハクのアクアテールは見事、人質を取っているフードの背中に直撃し少女を離す。すぐさま少女をキャッチする。

 

紫蘭「とと‥‥大丈夫かガキンチョ?」

 

ユリーカ「あっありがとう‥‥」

 

紫蘭「ほら行ってやんな」

 

とりあえず離すとシトロンといった少年の元へと駈け、

 

ユリーカ「お兄ちゃん!」

 

シトロン「ユリーカ!」

 

2人は抱き合う。こうみると妹思いのお兄ちゃんって感じがするな。そんな事を思っていると、

 

フード「てめぇ!よくも!!」

 

先程の男性は起き上がりこっちを見てくる。ハクはすぐさま自分の元へと戻ると俺はニッコリと笑い、

 

紫蘭「アハハハハ♪楽しかったか弱い者いじめはさぁ?」

 

男性「なっ何だと」

 

紫蘭「こんな小さなガキを人質にして?挙げ句の果てに恐怖に落としてよ‥‥」

 

指をならしながら近づき、

 

紫蘭「次は俺達がいじめるからお前がいじめら役な?」

 

こういう輩は徹底的にボコさないと付け上がるからな。

 

ジュンサー「貴方!人質を助けてくれた事には感謝するけどここからは警察の仕事よ!」

 

ポケモン「ライライ!!」

 

と、婦警いやジュンサーだったかが言ってくるが、警察なんぞにまかせらかってんだ。

 

紫蘭「お前みたいな奴等に任せられるかよ!おい速く来いよこっちはぶちのめしたくて仕方ねぇんだからよ」

 

ハク「シャー!」

 

フード「舐めやがって!」

 

と、フードはモンスターボールを構えるがもう1人のフードに肩を掴まれ抑えられる。

 

男性「ちっ!」

 

紫蘭「何だ?来ないのか腰抜け」

 

フード「残念ながらお前みたいな奴に構ってる程、暇じゃねぇみたいなんでな!」

 

そう言った瞬間、トラックが裏路地から飛び出しドリフトして止まるとフードの連中はその荷台へと乗り込み、

 

フード「あばよ~!」

 

そう言うとトラックは多量の排気ガスを吹かせ走っていった。吹いてきた排気ガスは見事に顔面に直撃する。

 

紫蘭「ごほっ!ごほっ!あの野郎!」

 

ハク「ケホッ!ケホッ!」

 

人の顔をすすだらけにしやがってしまいにはハクの毛にまで彼奴等は絶対に許さん。追い詰めてぶち殺す。とりあえず追いかけれるものはないかと思い辺りを探すと、

 

紫蘭「良いもん見っけ!ハク!」

 

ハク「シャー!」

 

見つけた物それは良い感じのサイドカーがついたバイクだ。それに乗り込みエンジンをかけるとハクもイーブイへと戻り自分の胸へと飛び込む。

 

ジュンサー「ちょっと!貴方それは私のバイク!」

 

紫蘭「借りてくぜ税金泥棒」

 

ジュンサー「なっ誰が税金‥‥」

 

面倒くさいからアクセルを踏み思いっきり駆け出す。だが、

 

紫蘭「‥‥‥‥サイドカーが邪魔だなハクそのサイドカーの接続部分を破壊してくれ」

 

ハク「イッブイ!」

 

スピードスターで接続部分を壊しサイドカーを離すとそのまま更にフルスロットルでスピードを出す。速度は軽く70Kmを越える。だぎ久々‥‥そうこの風だかつてまだ青臭かった頃はこうやってバイクに乗って嫌な事も忘れていたな。いや今はそんなのんきな事を考えてる場合じゃないな。

 

紫蘭「見~つけたっ!」

 

さっきのトラックを見つけすぐさまトラックの横へとつくと運転席には先程のフードの奴と同じ格好した奴が運転していた。フードの1人は俺と目が合うと、

 

紫蘭「よっ♪」

 

ハク「イブ~♪」

 

とりあえず喧嘩は挨拶からだ。そのため挨拶をすると運転手は黙って此方を見ると、

 

フード「‥‥‥‥‥‥なぁ!!?」

 

驚いた声をあげた直後に思いっきりトラックを蹴飛ばしガードレールにおしつける。トラックはガードレールにぶつかり大きく擦れ火花が散るがすぐに体勢を立て直す。

 

紫蘭「とりあえずこれは挨拶だ‥‥少し付き合ってもらうぜ!」

 

と、言うとトラックは此方へと向かってたいあたりを仕掛けてくる。すぐさまブレーキをかけて回避するとトラックはガードレールに再び直撃し火花を散らす。しかしこのバイクよく手入れされてるブレーキの効きといいスピードといい最高だ。するとトラックの荷台から、

 

フード「てめぇさっきの!」

 

紫蘭「よぉぶちのめしに来てやったぜ!」

 

フード「ちっ!」

 

フード「おい彼奴を殺るぞこのまま野放しにするとこっちにとっては障害だ」

 

フード「分かってるっての!来いスピアー!」

 

フード「行きなさいフォクスライ」

 

モンスターボールから2体のポケモンが姿を現す。1匹はよく森で見かけていたスピアーか。ウォッチをかざして見てみると、

 

スピアー どくばちポケモン 両手とお尻にある3本の毒バリで相手を刺して刺して刺しまくって攻撃する。

 

改めて見ると怖い説明文だな。そしてもう1匹の狐みたいなポケモンは見たことないな。ウォッチをかざして見てみると、

 

フォクスライ きつねポケモン 身軽な体と鋭いツメでエサやタマゴを盗んでまわる。パルスワンが天敵。

 

と、書かれていた。盗むという単語から恐らく彼奴のタイプは悪タイプだろうな。何て思っていると、

 

フード「スピアーミサイル針!」

 

フード「フォクスライは悪の波動!」

 

フォクスライ「フォー――!!」

 

スピアー「ビー―!!」

 

悪の波動とミサイル針がこちらに向かって飛んでくる。すぐさま車体を傾け悪の波動と連発してくるミサイルを避ける。

 

紫蘭「フハハハハハ!!そんなちんけな攻撃がこの紫蘭様のバイクテクで当たると思っていたのか!!」

 

ハク「イブイ!!」

 

おっハクも最高潮みたいだな。そういえばまだ小さった頃はよく乗せてもんな。

 

フード「しぶてぇ野郎が」

 

フード「是速力で撒け」

 

黙っていたフードが叫ぶとトラックは更に加速していく。

 

紫蘭「何、逃げてんだよてめぇら!ハク、スピードスター!」

 

ハク「イッブイ!!」

 

尻尾を大きく振りスピードスターを放つ。放たれた星はトラックの後ろに何発か当たりトラックを大きく揺らしてスピードが落とさせる。

 

フード「この野郎!おいお前のポケモン貸せ!」

 

と、言うと荷台から木のような見た目をしたポケモンが出てくる。ウォッチを開き見ると、

 

ウソッキー まねポケモン 襲われないように木の真似をする。水が苦手で雨が降り出すといつの間にか姿を消す。

 

ウソッキーというかあの見た目で水が苦手って何なんだよ。草タイプじゃないのかよ。そう思っていると、

 

フード「岩石封じ!」

 

ウソッキー「ソッキー!!」

 

何処からともなく大きな岩が自分の動きを抑制するかのように目の前に落ちてくる。

 

紫蘭「ナメるなぁ!!」

 

岩と岩との隙間をギリギリで通り抜けながらトラックを追いかける。

 

紫蘭「てめぇゴラ!危ねぇだろうが!!」

 

フード「ひっ!?ごめんなさい!‥‥って何で俺が謝るんだよ!!」

 

そんな事なんぞ知るか。とりあえずさっさと彼奴等を片付けないとな。ベルトにかけてある陽炎と村雨のモンスターボールを取り手に持ったまま、

 

紫蘭「陽炎!村雨!」

 

スイッチを押すとボールが開き陽炎と村雨が飛び出す。

 

陽炎「ガウッ!」

 

村雨「ター!!」

 

2匹は飛び出すと陽炎はその翼を羽ばたかせ村雨はよく分からないがフワフワと浮き走るバイクに並走する。

 

紫蘭「陽炎は火炎放射!村雨はサイコカッター!」

 

陽炎「フゥ~ブワァァァ!!」

 

村雨「ヤーターー!!」

 

火炎放射とサイコカッターがトラックに当たり大きく揺れて煙をあげる。

 

紫蘭「へっどんなもんだい!」

 

だが、上がった煙が消えるとそこには光るネットが何重にもトラックに張り付きトーチカされていた。そしてボロボロになりながらもトラックは少しの損傷で済んでいたのだ。

 

紫蘭「なっ」

 

フード「スピアーのエレキネットはどうだ?普通は相手の動きを制限するだけの技だが使い方を変えればこんな風に盾代わりにも使えるんだぜ?」

 

そんなのありかよ。こいつただのバカかと思ったがどうやら違うみたいだな。エレキネットが消えると、

 

フード「フォクスライは悪の波動!」

 

フード「スピアーはミサイル針!ウソッキーはロックブラスト!」

 

フォクスライ「フォ~フォ!!」

 

ウソッキー「ソッキー!!」

 

スピアー「ビー!!!」

 

3匹は自分に達に向かって一斉攻撃を仕掛けてくる。すぐさま、

 

紫蘭「全員攻撃を見極めて回避!!」

 

と、指示をし陽炎は見事な身のこなしで、村雨はその鋭利な体を利用し攻撃を一刀両断し、そして自分は運転技術で回避する。攻撃が一度止むと空かさず、

 

紫蘭「もう一回、同じ技を放て!」

 

村雨「タ~ターー!!」

 

陽炎「ふぅ~ブワァァァ!!」

 

サイコカッターそして火炎放射を再び放つが、

 

フード「エレキネット!!」

 

スピアー「ビー~ー!」

 

それらは見事にトラックに直撃するにはすふがスピアーがその直前でエレキネットを張りトラックを守るためダメージがそこまで通らない。マジであれをぶっ壊す気でやらねぇとな。

 

フード「無駄無駄てめぇのそんな攻撃が通ると‥‥」

 

その余裕ぶってるのが腹立つしムカつく。野郎に教えてやる。俺がぶっ壊すと思えば必ず何がなんでもぶっ壊すんだよ。

 

紫蘭「陽炎!」

 

ウォッチからメガストーンを取り出し陽炎へと投げ渡す。それをキャッチすると陽炎はニヤリと笑う。それには俺もニヤリと笑い、

 

紫蘭「やるぞ!」

 

左目の眼帯を思いっきり外し閉じている左目を開く。

 

紫蘭「限界を越えろ!メガ進化!!!

 

左目のキーストーンと陽炎の持つメガストーンが共鳴し輝くと光と光がぶつかりあう。そして、その光は陽炎を包み込み、

 

陽炎「ガァァァァ!!!!」

 

陽炎の姿を変える。大きく猛々しい翼を羽ばたかせ咆哮をあげると空から降り注ぐ日の光がさらに強くなる。やはり陽炎がにほんばれを使っているような気がするんだよな。

 

フード「なっなんだ!」

 

フード「メガ進化‥‥っまずい!早く逃げるぞ!」

 

と、言うとトラックは更に速度をあげようとするが、

 

紫蘭「陽炎は火炎放射でエレキネットを破壊しろ!!破壊した瞬間を狙って村雨はスピアーに向かってサイコカッター!」

 

陽炎「ふぅ~~ブワァァァ!!」

 

村雨「タ~ターーー!」

 

火力が上がった火炎放射は何重にも張られたエレキネットを燃やし破壊する。しかし破壊するもスピアーが再びネットを張ろうとするが即座に村雨のサイコカッターがスピアーを切り刻む。

 

スピアー「ビーー!!?」

 

フード「なっスピアー!」

 

切られて気絶したスピアーは目を回しながら地面へと落ちていく。だがすぐさまフードがスピアーをボールへと戻す。

 

フード「てめぇよくも俺のスピアーを!!」

 

紫蘭「これでエレキネットはなくなった!!」

 

トラックのエレキネットがなくなりこれで防御手段はなくなった。後はトラックを破壊してでも奴等をぶちのめす。すると、

 

フード「フォクスライはそこの電柱に向かって悪の波動」

 

フード「ウソッキーは壁を張るように岩石封じ!」

 

フォクスライ「フォー!!」

 

ウソッキー「ウソッキー!!!」

 

悪の波動が電柱に命中し電柱が倒れ障害となるが、

 

紫蘭「掴まってろよハク!!」

 

ハク「ブイ!」

 

勢いをつけて大きくジャンプし電柱を飛び越える。だがその次の障害としてウソッキーの岩石封じが地面に積み重なり壁となる。

 

紫蘭「っ!」

 

ブレーキと思ったが隣を見るとそこには1本の裏路地があった。これは一か八かの賭けでやるか。

 

紫蘭「陽炎と村雨は奴等を追いかけろ!俺とハクは裏路地から追いかける!それと陽炎は一定の感覚で空に向かって火炎放射!」

 

陽炎「ガウッ!」

 

村雨「ターー!!」

 

指示を出すと2匹は岩石封じの壁を上から越えて追いかける。そして自分はドリフトからの急旋回で裏路地へと入る。

 

紫蘭「ハク先に言っておくがミスったら‥‥悪い!」

 

ハク「イブ!?」

 

細く狭い裏路地を通っていると、

 

男性「うおっ!?」

 

女性「キャ!?」

 

紫蘭「どけどけ!」

 

人とぶつかりそうになるがすぐさま避けてくれるためぶつからずに済む。とりあえず許せあのゴミ共を片付けるまでは。すると、

 

紫蘭「ん!?」

 

横道から2人の男女が出てくる。1人は40歳の男性そしてもう1人は癖っ毛みたいな髪型の女性だ。

 

紫蘭「どけぇ!!」

 

女性「なっ!?」

 

男性「ボス危ない!!」

 

すぐさま男性が女性を引っ張り避けてくれる。そしてその男女を通り過ぎる。だが少しだけだがその女性と目が合い感じる。何処かで見たことがあると何よりも死んだ異世界の仲間に似ているような不思議な感じだ。だがゴミ野郎達を追いかけるため無視して通りすぎる。

 

ハク「イブ!イブイブ!イッブイ!」

 

紫蘭「悪いハクお前の言ってる事がよく分からんねぇ‥‥」

 

リラはもう死んだんだ。いる訳がないそれにリラは男だから女性な訳がない。

 

紫蘭「しかし何処まで続くのか」

 

何て言っていると開けた広場に出る。すると少し遠くで炎の柱が建つ。どうやら彼処にいるみたいだな。

 

紫蘭「しゃーー!!!」

 

広場の階段をバイクで駆け上がり火柱が上がった方向へとバイクを走らせる。そして再び狭い路地裏を通り抜けると、

 

陽炎「ブォォ!!」

 

村雨「ターー!」

 

トラックを追わせてる2匹の声が聞こえてくる。どうやらもう近くか何て思っていると、

 

紫蘭「おっ!」

 

通っている路地裏の先の出口の方で何と追っているトラックの先端が見えたのだ。

 

紫蘭「行くぞ!!」

 

ハク「イブ!

 

アクセス全快で走りながらハクを抱き抱え、

 

紫蘭「くらいやがれ!!」

 

ハク「イッブイ!!」

 

バイクから飛び降りると全快のアクセルで走っていたバイクはトラックの運転席へと向かっていき、

 

ドゴン!!

 

と、大きく鈍い音をたててぶつかりバイクが運転席へとめり込むとトラックは大きく揺れだし転倒するとビルの壁へと突っ込む。

 

紫蘭「どんなもんだい!」

 

ハク「イッブイ!!」

 

と、言っていると陽炎と村雨も近づいてくる。

 

紫蘭「ありがとうな陽炎に村雨」

 

陽炎「ガウ!」

 

村雨「ヤー!」

 

この2匹がいなかったら恐らくここまではいかなかったな。すると倒れたトラックの荷台から3人のフードが倒れたスピアー以外の各々のポケモンを引き連れて現れる。

 

フード「てめぇ‥‥よくもやりやがったな!!」

 

紫蘭「へっやられてばかりなのは性に合わないんでな」

 

フード「教祖様の大切な貢ぎ物が‥‥」

 

フード「貴様‥‥ノーブンデウス教団に盾ついた事を後悔するといい」

 

フード達のポケモンが臨戦態勢をとる。どうやら相手もやる気みたいだな。それなら喜んで相手をしてやるよ。俺のポケモン達も暴れたくてうずうずしているみたいだしな。

 

紫蘭「来いやゴラ!」

 

と、言った瞬間に無数のパトカーが自分達を取り囲む。

 

フード「ちっ警察がもう来たぞ!」

 

フード「‥‥撤退する」

 

フード「ちきしょうが‥‥てめぇの顔は覚えたからな!」

 

フード「フォクスライ地面に向かって悪の波動!」

 

フォクスライ「フォーーー!!」

 

フォクスライは悪の波動を地面へと向かって放つと煙が上がる。そして煙が消えるとフード達3人とそのポケモン達はいなくなる。

 

紫蘭「っ逃がしたか!」

 

ちきしょうめ。一発もぶちのめせなかったな。そんな事を思っていると陽炎はメガ進化から元の状態へと戻る。

 

紫蘭「不思議だなメガ進化ってのは‥‥

 

と、言った瞬間、

 

警察「確保!!!」

 

警察がそう叫ぶと一斉に俺に向かってボディープレスを仕掛けてくる。

 

紫蘭「なっなんだ!?」

 

こいつらまさか俺達を捕まえる気なのか。警察達は一斉にボディープレスをしてきて自分の腕は押さえ込まれ後ろに手を固定され手錠をかけられる。そしてハク達には警察のポケモン達が威嚇しながら近づいてくる。こいつらを捕まらせる訳にはいくか。

 

紫蘭「お前らは逃げろ!!」

 

ハク「イブ!イブイブ!!」

 

陽炎「ガウ!!」

 

村雨「タァーー!!」

 

と、言った瞬間にハク達は悔しそうな顔をしつつも陽炎がハクを掴み村雨が撹乱のためにサイコカッターで全体に威嚇攻撃をすると3匹は空へと逃げていった。

 

警察「追え!!」

 

警察の指示で飛行ポケモン達は3匹を追いかけに向かう。そして手錠をかけられた自分は立ち上がらせられると目の前に先程の婦警いやジュンサーだったが立っていた。

 

紫蘭「なっこのアマ!」

 

ジュンサー「公務執行妨害に器物破損罪およびに公共物の破壊に名誉毀損罪おまけに交通違反の諸々で逮捕するわ!」

 

紫蘭「このクソアマ!!!」

 

ジュンサー「連れていって後は署で話すから」

 

と、言うと護送車に投げ入れられる。そしてその鉄格子の窓から外を覗き、

 

紫蘭「この税金泥棒共がぁぁぁ!!」

 

そんな怒りと悲痛の叫びをあげつつも紫蘭は連れていかれるのだった。そして少し時間は戻り路地裏では、

 

ハンサム「ボス!大丈夫ですか!」

 

先程の暴走バイクを何とか回避したハンサムはボスの安否を聞く。

 

ボス「‥‥‥‥問題ないですありがとうございます」

 

ハンサム「なら良かった‥‥ボス?」

 

ボーとするボスを呼ぶと、

 

ボス「褐色の肌に眼帯そして白い髪の毛‥‥まさか生きて!」

 

何て言っていると遠くの方で物凄い音が響きわたる。

 

ボス「行ってみましょう!」

 

ハンサム「はい!」

 

路地裏を進み、ちょっとした広場へとつくと、

 

ハンサム「なっボスこのレーダーを!」

 

ボス「これはウルトラビーストが近くに!」

 

どこにと思っていると影が2人に覆い被さる。空を見上げるとそこには、

 

ハンサム「黒いリザードンに‥‥あれは間違いない!Ub:SLASH(スラッシュ)!やはりカロス地方にUBが!」

 

ボス「黒いリザードン‥‥それにSLASH‥‥やっぱり生きているのね紫蘭‥‥」

 

ハンサム「それって例の?」

 

ボス「えぇ行きましょうあの子達の進む先へ!」

 

そうして2人はリザードン達が向かう方向へと進むのだった。またとある路地裏では不思議な扉が現れそこから2人の男女が現れる。それは紫蘭を迎えにきた怠惰と千だ。

 

怠惰「いやはやこれなら飛行機のチケットとか紙屑だよね」

 

千「いやワシ的には飛行機の方が‥‥」

 

怠惰「Shut up(おだまり)!」

 

千「うるさいわい!単純にお主が飛行機に乗れないだけじゃろうが!?」

 

怠惰「仕方ない乗り物酔いが激しいんだもん」

 

何て言っていると何処からかざわつく音が聞こえてくる。何だと思っていると空から何かがこちらへ落ちてくる。

 

怠惰「千ちゃん!」

 

千「分かっておる!」

 

すぐさま避けると自分達のいた地点に何かが落ち土煙をあげる。

 

怠惰「なっ何なんだ」

 

千「ん?これは!」

 

それは久々に見る黒いリザードンその背には白いイーブイそして初めて見る謎のポケモン?らしき生物がいた。すると、

 

リザードン「がう!!」

 

イーブイ「イーブイ!!」

 

黒いリザードンとその背に乗っているイーブイが驚きながらもすぐに満面な笑顔で千へと向かってやって来る。

 

千「うぉ!?こやつ達まさかハクに陽炎か!」

 

怠惰「‥‥なんで紫蘭の手持ちのお前らがここに‥‥それに‥‥」

 

? 「‥‥‥‥」

 

見たことのないポケモンこれはデータにない。これも彼奴の手持ちという事になるのか。

 

怠惰「実に興味深い‥‥ん?」

 

未開のポケモンを眺めていると空が騒がしい。それを聞いた3匹は空を睨む。見てみるとそこには、

 

千「なっ何じゃあの数のヒノヤコマ達は!?」

 

怠惰「‥‥確かヒノヤコマは警察の手持ちポケモンとしても有名だった筈‥‥さては彼奴、何かやりやがったな」

 

ハク「イブ!イブイブイ!」

 

千「ふむふむ‥‥なったっ怠惰よ紫蘭の奴‥‥警察に連行されたみたいじゃぞ」

 

怠惰「あのヒノヤコマの群団ですぐ予想できたよ‥‥」

 

本当にすぐに予想ができてしまう。まったく彼奴はトラブルしか起こさないよな。

 

陽炎「グルル!!」

 

? 「ター‥‥」

 

2匹は臨戦態勢を取るが俺は手を出し2匹を止める。

 

怠惰「お前らは何もせず見ておきな♪」

 

ニコリと笑い前へと進み、

 

怠惰「しかし本当に千ちゃんのバカ息子みたくトラブルメーカーなことで」

 

千「息子の悪口を言うでないわ!?」

 

怠惰「はいはいまったく‥‥やるならバレないように無力化させないといけないじゃんかよ面倒くさいなぁ‥‥」

 

数歩だけ進みそして影が出るような立ち位置まで来て止まり、

 

怠惰「出番だダークライあのうるさい群団を黙らせろ」

 

と、指示を出した瞬間、自身の影に潜んでいるダークライは飛び出し空を飛ぶと、

 

ダークライ「フワァァァァ!!!」

 

巨大なダークホールを作り投擲するとそれは大きく広がり群団となっているヒノヤコマ達を包み込むとヒノヤコマ達は眠らされ地面へと落ちていった。

 

怠惰「さながらヒノヤコマの雨だな」

 

千「止めんか変な想像をしてしまうじゃろ!?」

 

怠惰「あいあい文句ばっかりだなぁ」

 

何て言っているとダークライは自分の前へと降りてくる。

 

怠惰「お疲れさんまた何かあったら頼むな」

 

ダークライ (。-`へ´-。)

 

若干、照れながらダークライは再び自分の影に潜む。

 

怠惰「さてと‥‥」

 

3匹は此方を見て驚愕的な顔をしてくる。そんな顔をするなよな楽しくて興奮してしまうじゃないか。

 

怠惰「まぁとりあえずプラターヌ研究所に預けて、あのバカを迎えに行くか」

 

千「じゃなお主達、ついてこい」

 

ハク「イブ!」

 

陽炎「ガウ!」

 

? 「ター!」

 

そうして怠惰達は紫蘭の手持ちを一度、プラターヌ研究所に預けるため向かうのだった。

 

 




怠惰「ではではこんな状況だけど今回はここまで」

千 「うむ!」

ハク「イブ!イブブ?」

怠惰「え~千ちゃん何て?」

千 「しかたないのぉ‥‥翻訳するぞ、これは何の茶番かと」

怠惰「え~と後書きコーナーってやつだよ‥‥」

ハク「イブ~」

千 「そうなのか~と‥‥」

怠惰「ハクちゃんは喋るけど他の2匹は喋らないの?」

ハク「イブ‥‥イブイッブイ‥‥」

千 「紫蘭の事が心配で‥‥そのあまり話す気になれないと言っておるそして村雨はよく分からんと」

怠惰「村雨あぁあの新種の子ね‥‥そうまぁ大丈夫でしょう彼奴、コイキングみたくしぶいといからね」

ハク「イブ~イ」

千 「だよね~と‥‥って意外に淡白じゃなぁ」

ハク「イブブ」

千 「もう慣れたっておいおい‥‥」

怠惰「下手したらこの子の方が肝が座ってるね」

千 「じゃな‥‥そういえば発表するお知らせがあるんじゃろ?」

怠惰「あぁそうそうこんな時にって感じなんだけど実はこれなんだよね」


【挿絵表示】


怠惰「どうこれ?」

ハク「イブイブ!!?」

千 「これは私とご主人様と言っておるな‥‥これはやはり小僧とハクのイラストなのか?」

怠惰「はいそうなんです紫蘭とハクちゃんを撥ね飛ばしたバイク乗りのリアルの方が描いてくださいました」

千「暴食氏がか凄いの!」

ハク「イブブ?」

千「何でまたと聞いておるな?」

怠惰「まぁね怠惰さんから依頼して彼が描いてくれてるって感じかな♪彼もイラストの練習にもなるし描いてくれれば少ないながらも俺は報酬も出すそれで俺はこれを使えると互いにWInWInな関係な訳よ」

千 「ほう」

ハク「イブ~」

怠惰「とりあえずこれは発表したかったから発表しました」

千「うむ天晴れじゃ!」

怠惰「ねぇ~さてそろそろ時間だから今回はここまで」

千「うむそれでは読者様また次回もよろしくの!」

怠惰「それでは読者様!」

ハク「イブ~!」

千「うむさらばじゃ!」


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