東方・裏幻想郷 2章 「裏幻想郷」 (遠藤 瑠理椛)
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1話
「こんなところに裏狂門があったなんて!」
そう思って、椛は祠の中へ入っていった。
祠の中は暗く、あたりにはいくつもの魔法陣が描かれていた。
そして、中央には、一つの台座があった。
「これは・・・」
そうつぶやきながら、椛は台座に手を触れた。その時だった。
「っ・・・・・!!!!」
あたりを囲んでいた魔法陣が紫色に光り、台座からは眩い光が 放たれていた。
その光に椛は一瞬にして包み込まれ、その光が消えたとき、そこに椛の姿はなかった。
「・・・!」
(声?)
「・・・おい!」
(誰だ?)
「おい!お前、だいじょうぶか!?」
「・・・!自分は確か・・・。」
(・・思い出せない。あの時自分は台座に手をかざして・・・)
「おい!大丈夫かって聞いてんだよ!」
「!」
「何驚いた顔してんだ!驚いたのはこっちの方だわ!」
「・・・。」
「たまたま通りかかったから・・な?・・その~・・あれだ・・えっと~・・・」
「会って早々悪いけど、・・・ここは?」
「あ~…ここは裏幻想郷って場所だ。」
(裏幻想郷!?本当なのか?)
「裏幻想郷って・・・?」
「そんなことより・・な? こんなカビくせぇところで話すより・・・い・・家に来いよ。
・・・な?・・そ、そっちの方がいいだろ!?」
「あ~、うん、そうしてもらえるなら。」
「そんじゃ、いこ~ぜ!」
椛とまだ名前も知らない誰かは歩き始めた。
「よぉし!そろそろつくぞ!」
「やけに人里に似たところだね、ここは。」
「まぁ、似てるっつうか、人里だったんだがな。」
「そう・・・なのか・・・?」
「まぁ気にすんな!昔のことだ! お、着いたぞ!ここだ!」
椛は、案内されてついた建物に入った。
「ここは・・・?」
「ここはな、図書館だ!あっちに座敷があるから、そこで話そうか!」
椛は、図書館の奥にあった座敷に座った。
「そんで、まずは自己紹介からだな、えっと~、俺は、狂木小鈴ってゆうもんだ!
お前は?」
「椛です。」
椛は、細々と答えた。
「おい、元気無い奴だな!しょうがねぇ、茶でも入れてきてやるよ!
ちょっと待ってろよ!」
「あ、ありがとうございます・・・。」
そうして、小鈴は、隣の部屋へ行った。
しばらくして、
「すまん、待たせたな!」
こうして出てきたのは、茶色のお茶。
「このお茶、茶色くないですか?」
「ん?なんだ?嫌だったか?」
「いや、なんでなんだろうな~って。」
「このお茶は、裏幻想郷の超絶ポピュラーな、茶だぜ!
えっと~、確か名前は・・・、あ!そうだ!それは狂玄茶だ!
体にいいらしいぜ!飲んでみろ!」
「ああ、うん。」
「なぁ、お前さ、表の世界から来たろ(ド直球)。」
「!!」
「あ、ちょい、落ち着けって!」
「ほっ。」
「それで、どうやってこの裏幻想郷へ?」
「・・・それがあんまり覚えてなくて。」
「そこを何とか!」
「え~っと~、祠?みたいなのがあって・・・。」
「祠!?・・・、もしかしてそれは、裏狂門ってやつだったか?」
「そうだったと思う。」
「そうか!・・・、じゃあ、その中に台座は・・・」
「はっ! 思い出した!自分は、台座に手を触れて・・・!」
「まぁ、事情はわかったぜ。迷いこんだってとらえていいんだよな?こういうの。」
「多分、いいと思うよ。」
「OK。それじゃあ、裏幻想郷について知っといたほうがいいと思うぜ!」
「まぁ、せっかくだし、ね?」
「そうと決まれば移動だ!移動!」
「い、移動!?」
「と言っても、隣だが。それか、呼んでくるか?」
「そうしていただくとうれしいですね~。」
「お、おう。じゃあちょっと待ってろよ!」
そう言って、小鈴は出て行った。
そしてすぐに帰ってきて、
「呼んだんだがな、連れてこいとさ。だからどちらにせよ移動だ!」
「/(^o^)\ナンテコッタイ」
椛は、ゆっくり立ち上がった。
「あ、イテテテ、足がしびれた。」
「あれれれ。」
「ありゃ?もう収まった。」
「はやいなおい!」
椛たちは隣の家へ向かった。
(カラ~ン)
「お邪魔するぜ。」
「あら。いらっしゃい。」
「ついさっき会ったばかりだぜ。」
「それもそうね。 あら?そちらの方は…?」
「こいつが例の奴だぜ。」
「あらまぁ!そうなの!…それじゃ、ちょっとこちらへ…。」
椛は、綺麗で華やかな着物を着た少女の前に座った。
「まずは名前からね。あなたは?」
「私は椛です。」
「そう。私は稗田亜狂。名前の(狂)の文字の読みは、(キョウ)じゃなくて(キュウ)、
そこまで覚えておいてね。」
「はい。わかりました。」
「あそこにいる、(小鈴)って人もたまに間違えるんだから~、ぷぷ~w」
「うわ!腹立つ奴だなお前は!」
「……さてと、では、本題に入ろうかしら。」
「はい。わかr…………」
ドカァァァン!
突然の爆音。
「まったく、こんな大事な時になんの用なの!?」
「困った奴だぜ。お?ん~、そうだな、椛!折角だから会ってみたらどうだ?」
「あ、はい、そうしてみます。」
「もう!大事な時に来るんじゃないわよ!」
ドカッ!
骨でも砕けたかのような鈍い音。
「イテテテて…、わかったよ。」
そこにいたのは、一人の蝙蝠の翼をもった、少女だった。
どうも、こんにちは、こんばんは、おはようございます、初めましての方は初めまして。
遠藤 瑠理椛と申します!
今回、少し遅くなりましたが、2章が完成しました!
また、前回と同じく、誤字・脱字 あったら教えてください!何でもします!
(何でもするとは言ってない)。
では、また3章で!goodruck!
遠藤 瑠理椛
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東方・裏幻想郷 3章 「裏幻想郷の主」
なぜ、来たのか?そして、なぜ今なのか・・・。
「・・・え~っと、まずは亜狂に。大事な時に来てすまなかった。
そして・・・。」
少女は、椛の方へ向いた。
「もみじ・・・、だったか?」
「はい・・・、あってます。」
「おう、分かった。」
少女はコクコクとうなずいた。
「私の名は裏レミリア・スカーレット。」
「・・・ん?」
裏レミリアさんの下に何かいる?
椛は、話を聞きながら気になっていた。
「・・この裏幻想郷の・・・」
(ㇲ~…)
何かが下りる音?
「ん?」
椛は、ある事に気づいてしまった。
裏レミリアのパ〇ツが膝あたりまで来ていることに。
そして、また動きだした。
(ㇲ~~…)
(サッ!)
あ!パ〇ツが取れた!
「よし!取れた!今夜のおかずはこれ
だ!」
後ろの影が、なんか言ってる・・・。
その時、椛はその影と目が合った。
「は!?しまった!見られた!聞かれた!」
「・・・ん?なんかスースーする・・・。」
裏レミリアもさすがに気付いた様子だ。
(さわさわ…)
(ぷにっ!)
「あ///パ、パ〇ツがない!」
レミリアはすぐに後ろを向いた。
「あ~もう!またあんたなの!?これで何回目なのよ!」
「ああ…怒ってるお姉様もgood…。」
「あんたって奴はー・・・」
バシッ!
「はぁ///最・高♡」
バタッ
レミリアは少女をつまみ上げた。
「来たからには、自己紹介ぐらいしなさい!」
「金髪ひんぬ~のロリサキュバス!裏幻想郷のトップアイドル的な存在!裏フランだよ~!
ヨ・ロ・シ・ク・ね♡」
「よ、よろしくお願いします。」
「ちょ!?なんで引き気味なのよ~!む~!フラン、怒っちゃうぞ~!」
「フラン!あんたが怒ったら、世界が破滅するわよ!」
「Oh…罵・倒♡」
バタ…
「フラーーーン!!!」
「大丈夫かな、これ。」
「多分だけど、大丈夫ではないわね。」
「いや、100%そうだぜ。」
「・・・結局、裏レミリアさんは、裏幻想郷の主なんですよね?」
「おう!そうだぜ。」
「まぁ、いろいろあってな・・・」
小鈴の顔がけわしくなる。
「話は、本人から聞いたほうがいいぜ。重い話だが・・・な。」
「わかりました・・・。」
「まぁ、今は無理そうだから、お茶でも飲むか!」
そう言って小鈴は亜狂に急須を渡す。
「あら?私につくれと?それも急須だけ・・・で?」
亜狂の周りにまがまがしいオーラが見える。
「ひぃ!い、今持ってきま~す!!」
小鈴は走って出て行った。
「たまには、脅しも大切ね★」
「そう・・・ですかね?」
椛は、裏がありそうだと感じた。
「はぁはぁ、とってきたぜ」
「あら、遅かったわね。おかげで喉がカラカラだわ。お詫びにあなたが作って頂戴。」
「え~!まじかよ・・・。」
「さぁさぁ!文句言わないの!」
小鈴はしぶしぶ作り始めた。
こんにちは!瑠理椛です!今回は、休憩ゾーンみたいな感じになりました!
次回から、普通の話になります!
ではまた次回!
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漆黒の館
椛は、裏レミィを呼んだ。
「・・・少し話したいことがあるんですけど・・・。」
裏レミィはうなずいて、
「わかった。じゃあ場所を変えるか。」
「どこに行くんですか?」
椛は聞いた。
「私の館だ。」
椛たちは、歩き出した。
・・そのころ・・・
「チッ、裏世界に表のやつが迷い込んだな。」
「どうするかね。」
「まぁ、ぶっ放せば済むことだろ!」
「・・・、しかもあの主が館に招いたということは・・・。」
「また、戦争かもしれんなぁ。」
「戦争なら、受けて立つぜ?」
「お前は引っ込んでいろ。」
「わかったよ~。」
「とにかく、あの表のやつは戦争の種になってしまう!」
「なので、暗殺部隊を送り込む。賛否は?」
「了解した。」
「別にいーよ。」
「よし、決定だ。」
「では、会議をやめとする。以上、解散!」
「「おう!」」
椛たちは館についた。
「少しまってろ。」
裏レミィは言った。
「はい。わかりました。」
椛は返事をした。
「なぁ、なんか変な感じがしねぇか?」
小鈴が言った。
「そうですね、何かに見られてるような・・・。」
亜狂も言った。
「!」
「そこです!」
亜狂は落ちていた石を拾って投げた。
すると・・・
石が空中で止まり、黒い煙が出てきた。
「よくここがわかったな。」
煙の中から声が聞こえる。
「誰だ!」
亜狂は怒鳴った。
「名乗る名はない。」
煙がどんどん薄くなっていく。
「なんでだ!言え!」
亜狂はまた怒鳴った。
「生きのいいやつだ、決めた、まずはお前からだ。」
煙が消え去った。
そこにいたのは、全身が黒く、白いどくろのような仮面をしていて、
右手は包帯でぐるぐるまきになっている謎の男だった。
「お前からだ?生意気な!」
亜狂は、だいぶおこっているようだ。
「特別に見せてやろう。」
そういうと、男は包帯を外した。
中から、オレンジ色をした長い腕が出てきた。
「なんだ・・・、それ・・・」
強がっていた亜狂が、その腕を見た瞬間座り込んだ。
「ふん、この世界のやつはこんなものなのか。」
そういいながら、男は近づいてくる。
「やめろ。くるな!」
亜狂は叫ぶ。
しかし、その手はもう亜狂の胸にあてられていた。
「ひぃ!?」
亜狂は聞いたこともないくらい高い声で声を出した。
「宝具・ザバー・ニーヤ」
(グチャあああぁぁぁああぁぁ!)
破裂したような音があたりに響く。
「亜狂ーーーーー!!!!」
小鈴は叫んだ。その時。
「解体するよ?」
後ろで声が聞こえた。
「なんだ・・・?」
小鈴は振り返った。
その先には、小さい少女が、ダガーをもって切りかかってきていた。
「おわ!?」
小鈴は素早くかわした。
「あーあ、よけられちゃった。せっかく殺そうと思ったのに、ざんねーん。」
少女は、詰まんなそうな顔をしていった。
「そんなことより、亜狂はどうなった!?」
小鈴は、あたりを見回す。
そんな小鈴の前に例の男が現れた。
「これをみろ。これがなんだかわかるか?」
男は右手を開いた。
「これは!?」
それは、亜狂の心臓だった。
「ちゃんとみていろ。これがどうなるかを。」
男は右手を閉じていく。
「や、やめろー!」
小鈴は止めようとする。
「ふん!」
ぐしゃあああああぁぁあぁぁぁ・・・
「ぁぁぁあああぁっぁぁっぁああああ!!」
遠くで亜狂の悲鳴が聞こえた。
「そんな・・・、亜狂が・・・。」
小鈴は座り込んだ。
「そんなにかなしまなくてもいーよ?」
背後で声がした。あの少女だった。
「あなたも一緒だから、ね?」
少女はダガーを構える。
「え?」
小鈴は何のことかわからなかった。
「今から、あなたを解体するからね?あの人とは、お空の上で楽しく暮らしなよ?
それじゃあ・・・さようなら。」
ジャキィィイイイィン!
「アああぁぁぁあああ!!!」
悲鳴が響く。
それを、椛は見ているしかなかった。それと同時にあることに気づいた。
次殺されるのは私だ、と。
どうもこんにちは!瑠理椛です!この度は投稿が遅れてしまって申し訳ございません!
テストとかあって・・・。
まぁでも、これからまた頑張るのでよろしくお願いします!
あと、東方だけではなく、fateのキャラをいれました!
どうだったでしょうか?
ではまた!
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「新たな力」
もみじはどうする?
私は殺される。こんなよくわからない世界で。
私は殺される。もうどうでもいい。早く死んでしまおう。
私は....
あきらめかけたその時、頭のなかで声が聞こえた。
(ぉ―ぃ、あれ、おーい、聞こえるか、おーい!返事、返事しろー!)
誰?しかも新頭のなかに直接?...返事はしとくか。
もみじは返事をした。
(あぁ、よかった。まだ生きてるな。なんかお前の『あぁもう死んじゃえセンサー』が反応したから怖かったぜ)
もみじは思わず笑ってしまった。
(で、そっちはどういう状況だ?)
この言葉でもみじは今の状況を思い出した。そして声の主に伝えた。
(なるほど、殺されかけていると...てことは、人がいるのか...よし!体貸せ!ソイツらを倒す‼)
もみじは戸惑った。体を知らない人に貸せと言われたからだ。
しかし
そのとき、もみじの意識は遠退いていった。
「さぁ、死ぬ覚悟はできたか?」
男はもみじに問い詰めた。
「ああ、いつでもこい。覚悟はできている。」
もみじは答えた。
「ふん、小癪な。」
男は鼻で笑った。そして短剣をとりだした。
「では死んでもらう。」
そう言って男はものすごいスピードで襲いかかってきた。
「所詮は人間、この私に勝てるわけがないのだよ。」
短剣は、もみじの胸に刺さっていた。
「人間?勝てるわけない?なにいってんだ?いいか?俺は人間じゃない。そして、『勝てるわけないのだよ』はこっちのセリフだ。」
そう言ってもみじは、胸の短剣を抜いた。
「何っ!?生きているだと!?おかしい。なぜだ?」
「なぜか?答えは簡単、あんたが俺より弱いからだ。」
そう言ってもみじは男に短剣の刃先を首に当てる。
「お前は、何者なんだ?さっきのもみじとやらとは違うようだが。」
男は問う。
「最後に教えてやろう。俺の名は、虚狐亞だ。」
そう言って虚狐亞は男の首をはねた。
「ふぅ、疲れた。そろそろ返すか。」
虚狐亞は、もみじを心の中で呼んだ。
(もみじ~、かえってこ~い!終わったぞ~)
(??終わった?何が?)
もみじがかえってきた。
(なにってあの男をぶちのめしたんだけど。)
(えぇ!?本当!?すごいなぁ)
(じゃあ、お前戻すから、さよなら~)
(えええ!?ちょっと待ってよ、名前は?)
(俺の名は虚狐亞だ。もう一度だけ言ってやる、ここあ、だ。俺はお前の裏の部分だ。裏もみじ的な感じだ。じゃ。)
(私の、裏....)
「う~ん...あれ、ここは?」
目を覚ますと、もみじはベッドの上にいた。
「お、起きたかもみじ、大丈夫か?」
隣には裏レミィが座っていた。
「大丈夫ですけど...なんで私はベッドの上に?」
「お前が倒れてたんだよ、扉の前で。それを私が運んできた。」
「あ、それはどうもです...」
「そういえば、さっきフランがこの部屋からでていったけど大丈夫?」
「え?そういえばなんかすごいスース―するような....」
もみじは恐る恐る下半身の方に手を伸ばす。そして触ってみると...
(くちゅっ)
「はう///パンツがないです!返して~!フランちゃーーーん‼」
もみじはノーパンで走り出した。
どうも、瑠理かです!本当にすみません。だいぶ期間が空いてしまって。
今、スマホで打ってるんですが、スマホだともみじの漢字がでてこなくて。
後で直して置くので大丈夫ですけど。
ということでまた次回!
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