記憶の力を持つ守護者 (味噌神のスペリア)
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記憶の守護者

現代よりも、少し未来。

人を炭化させ死に至らしめる認定特異災害"ノイズ"によって人類は脅かされていた。

そして、ある街にある探偵事務所【鳴上探偵事務所】

そこにいる探偵はあらゆる事件を解決する有名な探偵だったがある事件の解決以来から事務所は閉店していた。

 

その探偵の名は鳴上翔太郎はとあるバーでお酒を飲んでいた。

 

「…ねぇ、翔太郎ちゃん、飲む気?」

 

おかま口調のバーの店長が翔太郎に言った

 

「…店長、あと一杯だけ頼む」

 

「…わかったわ…翔太郎ちゃん、親父さんが亡くなってから変わったわね」

 

「…親父の話は止めてくれ…」

 

翔太郎は酒を一気に飲み店長の前にお金を置く

 

「…すまねぇが帰る」

 

「…えぇ、またいらっしゃい翔太郎ちゃん」

 

翔太郎は黒色のハットを被り店を出ると

太陽が顔を出していた。

 

「もう朝か…また店長に迷惑をかけたな…」

 

朝まで付き合わせてしまった事に申し訳ないと思いながら翔太郎は自分の家である探偵事務所に帰ることにした。

翔太郎は事務所に帰ると奥の部屋から一人の青年が現れる。

 

「やぁ、おかえり翔太郎!一つ聞いてもいいかい?

僕にもわからないことがあるんだ!それは、ノイズの存在だ」

 

こいつは、ある事件の影響で記憶喪失になってしまった

少し変わった能力を持っている居候だ…名はないから、取り上げライトと呼んでいる。

 

 

「ライト…記憶の本棚を閲覧したな?」

 

「そうだよ?翔太郎…実に興味深い!僕はノイズの存在なのかわからないんだ!」

 

ライトの能力、記憶の本棚は地球の記憶を全て閲覧することが出来る

例えば、人物の名から身長や体重にどんな人物かも分かる。 

ライトは記憶喪失のせいか全ての物が新しい発見をした子供のようにはしゃいでいる。

 

「わかったから…たっく、ノイズは危険な生物だ…そう簡単には会いたくねぇよ」

 

俺はノイズの恐ろしさを知っている…いや、あれは少し昔にある人気組のライブに行った時だ…

それはまた今度にしよう…今は思い出したくもない。

 

「俺は寝るから、ライトは適当にしてくれよ」

 

「そうだね、僕はある物の修理をすることにするよ」

 

ライトはそう言って奥の部屋に入っていくのを見てから

翔太郎はソファーに寝転び取り合えず寝ることにした。

 

俺が…親父の邪魔をしなければ…親父は死ななかったはずだ

 

そうあれは数年前…ある人気がある二人組ユニットのコンサートに行ったことから始まる。

ツヴァイウィング…風鳴翼と天羽奏のコンサート事件

コンサート中にノイズが現れた…俺は親父の付き添いで

そのコンサート場で闇の取引の阻止の仕事をしていた。

取引を始めた時、ノイズが現れ取引の連中はノイズに殺され俺は親父に連れられノイズから逃げていた。

 

そして、親父は取引の物だったデカイスーツケースを持っていた。

親父がスーツケースを開けるとそこにいたのが

ライトだった。

親父はライトを撫でると俺に頼みごとをした。

 

「翔太郎…俺が使う力に呑まれるな」

 

親父はそう言って二つのドライバーと6つのUSBを渡した時、親父はこう言った。

 

「街を守る風の切り札となれ…ダブルドライバーを使いこなせ」

 

親父は俺とライトを押すと俺が見た光景は親父がノイズに殺された瞬間だった。

 

「お、親父!?」

 

俺は泣き崩れるとライトは親父が渡したドライバーの一つを腰に装着した。

 

「お、おい!…何をしてるんだ!」

 

「君は悪魔と相乗りする勇気…あるかい?」

 

悪魔と相乗り…俺にはよくわからなかった…

だが、親父を殺したノイズを許せなかった

俺は、残ったドライバーを装着すると立ち上がる。

 

「してやるよ…悪魔との相乗りをな!」

 

「なら、君はこれを使いたまえ!」   

 

俺に渡したのは、黒のUSBだった。

 

「この数だと一気に殲滅をする!来い!!」 

 

来いと叫ぶと機械の犬のようなロボットがライトの手に収まると畳むとデカイUSBの姿になった。

 

「…やってやる…親父を殺したお前らを許せるか!!」

 

俺たちはUSBのボタンを押すとUSBから音声が発する。

 

【ファング】【ジョーカー】USBをドライバーに挿入すると【ファング】【ジョーカー】の音声で俺たちの体は

白と黒の姿をした獣の仮面となった。

 

 

それが、俺たちの戦いの始まりだった。

 

 

 

 



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探偵は銀髪の少女を拾う

俺は晩飯の買い物為に近くのスーパーに来ていた。

 

「材料はこれでいいか」

 

翔太郎は袋を持ちながら呟いた。

 

「ライトの野郎…俺のコーヒーを全部飲みやがって…」

 

そう、全てライトの仕業なんだ。

俺は頭の中で考えていると近道の路地に入ろうとすると

地面に倒れた少女がいた。

 

「は?…いや、ちょっと待って!おい!大丈夫か!」

 

「…うっ…」

 

少女は気を失っていた…銀髪の少女を背中におんぶして

取り合えず事務所に連れて行くことにした。

 

連れてきたのはいいが…俺は非常に困っている…

コイツの着替えの服がないことだ…

ソファーに寝かして取り上えず汚れた顔だけタオルで拭いてから、布団をかけたぐらいだ。

 

「ライトが女だったら、ライトに頼むんだがアイツも男だし…何よりアイツは看病の仕方がわからないよな…」

 

翔太郎はため息を溢しながら彼女のおでこに乗せたタオルを水で洗いまたおでこに乗せる。

 

「起きたら、俺の服だが貸してやるか…」

 

「…くっ、あ…こ、こは?」

 

「気がついたか?ここは、俺の事務所だ

嬢ちゃんが路地で倒れてたから助けた」

 

少女は目を覚ますとすぐに返事を返す

 

「…何で私を助けたんだ?…お前は私は他人だろ…」

 

「助ける為に理由はいるか?他人でも家族でも苦しい時に助けるのが当たり前のことだろ…ちょっと待ってな

今、軽い食事を持ってくる」

 

翔太郎は立ち上がり部屋から出ると少女は呟く

 

「何で…パパとママと同じ事を言うんだよ…」

 

すぐに翔太郎が戻る

 

「お粥だ…体調が悪い時はこれがいいからな…あとデカいと思うが俺の服しかないから取り合えずこれを着替えな」

 

少女はお粥を受け取りお粥を一口食べる

 

「う、旨い…」

 

「そうか?家事は得意だからな…お、おい!何で泣いてるんだよ!」

 

少女の目から涙が流れるのを見て翔太郎は焦る。

 

「な、泣いてねぇよ!」

 

少女はお粥を食べた。

 

「じゃあ、俺は食器を片付けるから着替えはそこにあるからな」

 

翔太郎は部屋を出ると少女は着ていた服を脱ぎ

少し大きい服に着替え少女は部屋を出ると食器を洗う後ろ姿の翔太郎を見るとまた涙が流れる。

 

「後ろ姿がパパに似てる…それに…何で私を助けたんだ…」

 

助ける為に理由はいるか?…翔太郎が言った言葉

それは、昔に自分のパパたちが言った言葉

助ける為に理由なんていらないさ…両親が言った言葉と翔太郎の言葉が重なったのだ。

 

「お?起きて大丈夫なのか?」

 

「え、あぁ…ありがとう…な」

 

「気にするな…自己紹介がまだだったな

俺は、鳴上探偵事務所の探偵である鳴上翔太郎だ」

 

「私は…クリス…私の名は雪音クリスだ」

 




助ける為に理由なんているか?これは、自分の中であるキャラが言った台詞でお気に入りの台詞です。


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風と切り札

雪音クリスと名乗る少女を看病した翔太郎

この二人の出会いで物語は加速する。

 

 

「なんて言うか…助けてもらってありがとうな」

 

「気にするな…これからどうするんだ?」

 

クリスは少し暗い顔になるがすぐに顔をあげる

 

「私は…」

 

ウーー!と警報が響くとクリスはすぐさま部屋から出る

 

「お、おい!雪音!!」

 

警報が鳴る時はノイズが現れた合図だ。

翔太郎は事務所から出るが逃げ回る人々のせいでクリスの姿を見失ってしまった

 

「くそ!見当たらねぇ!おい!ライト!ハードボイルダーを出せるか!」

 

翔太郎は事務所に入り地下に行くと

そこには、秘密基地のような部屋が広がっていた。

そこにライトの姿があった。

 

「やぁ!翔太郎、ハードボイルダーとガイアメモリの整備は終わっているよ?あとコイツも完成したところだ!」

 

そこには、黒の仮面のようなした姿をしたデカイ車両と黒と緑の色を入れたバイクがあった。

 

「コイツはハードボイルダーと連動でき壁や大きな相手にぶつかっても傷付かない最強の車両 リボルギャリーだ!」

 

「またすげぇな…リボルギャリーはまだだ!ハードボイルダーで出る!ノイズが出たから、お前の力を貸してくれ」

 

ライトは本を置き翔太郎のまえに立つと言う

 

「…僕たちは二人で一人だろ?力を貸すのは当たり前だ」

 

「…そうか…ライト、準備だけ頼むぞ」

 

翔太郎はダブルドライバーを装着をして

ヘルメットを被るとハードボイルダーのエンジンをかけると目の前の壁が開くと一気に発進する。

 

「まずはノイズのいる所に行かねぇとな」

 

ハードボイルダーを走らせると空に巨大なマシンが飛んでいた

 

「な、なんじゃあれは!?」

 

翔太郎はビックリしてハードボイルダーを停止して

空を見上げる。

 

「あれから、ノイズが発生しているのか?…ライト!リボルギャリーを出してくれ!!巨大な戦艦からノイズが発生してやがる!リボルギャリーであの戦艦にぶつける」

 

『巨大な戦艦…ん~ゾクゾクするね!リボルギャリーを走らせてある リボルギャリーのハッチが開いたらその中にハードボイルダーを装着させるんだ』

 

ライトが言い終わると後ろから、リボルギャリーが走って来た。リボルギャリーのハッチが開くとその中に翔太郎とハードボイルダーが入る。

 

『翔太郎!ここは、変身と行こうか』

 

「あぁ…行くぜ…相棒」

 

翔太郎がダブルドライバーを装着すると事務所にいる

ライトの腰にダブルドライバーが自動装着される。

 

『さぁ、半分の力を貸そう』

 

ライトは緑のガイアメモリを取り出し起動する

 

【サイクロン】

 

「…半分借りるぜ」

 

翔太郎は黒のガイアメモリを取り出し起動する

 

【ジョーカー】

 

「『変身!』」

 

ライトがサイクロンメモリをダブルドライバーに入れるとダブルドライバーにセットしたサイクロンメモリが消えると翔太郎のダブルドライバーにサイクロンメモリが現れサイクロンメモリをドライバーにセットしジョーカーメモリをセットし起動する。

 

【サイクロン】【ジョーカー】

 

風が舞い翔太郎の体は変化する

緑と黒の仮面ライダー…仮面ライダーダブル・サイクロンジョーカー

 

「さて、行くぜ」

 

『あぁ…翔太郎』

 

リボルギャリーを走らせる。

向かうは巨大な戦艦らしき場所に



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