主が英雄なら従者はどうなるか? (もふもふ犬)
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プロローグ:ある女神の思惑

よくバグでデータが吹っ飛ぶ作者のスマホ、何故かピンポイントでこの連載が吹っ飛ぶ。なんでさ?

そんなこんなでやっと書き上げ再再投稿。流石に読者様に殴られても文句はいえない。

『それでも構わぬわぁ!』と某我様金ぴかジャイアンのように懐が海よりも深い方はそのままどうぞ・・・!


夢を見る。不思議と何故か懐かしく感じる夢を。

 

その夢は幼い頃から見続けた夢だ。

 

その夢には必ずある人物が出てくる。それは美しい緑色の髪を持つ精悍な顔立ちをした、銀色の軽鎧を纏う青年だった。その青年はいつも人々に囲まれていて、彼はよくその中心で不敵そうに笑うような人物だった。

 

 

ある時は、様々なお店が立ち並ぶ市場のような場所でいろんな人々に声を掛けられると、片手を上げて声を掛け返していたりしている時もあれば、小さな子供たちと戯れていた時もあった。

 

 

そして今日も何て事のないありふれた日常を過ごし、明日に備える為に布団の中に潜り込んで目を閉じた。

 

そして今日も夢を見る──────

 

 

 

 

 

 

 

 

──────はずだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこは白い空間だった。上も下も右も左も前も後ろも全てが白い、ただそれだけの空間。

 

いつもの夢じゃない・・・?と首を傾げた瞬間、思わず咄嗟に目を瞑った。何かが迫ってきた訳でもない、眩しかった訳でもない。ただ漠然と目を瞑った方がいいと感じて目を瞑った。

 

 

そしてゆっくりと目を開けると、いつも通りの夢だった。青年がいて、その周りに鎧を着た男性達が楽しそうに肩を組み笑い合う光景だった。

 

『何だ、いつもの夢か』と小さく息を吐いた瞬間、聞き慣れない幾つもの声が所々ノイズが走りながらも聞こえて来た。

 

 

 

 

──だぁー!今日も──────に勝てなかった・・・

 

──お前があの方に勝てるわけゃねぇだろうが!

 

──何だとぅ!?いいか、いつか俺だってあの方に勝って・・・

 

──へぇ・・・?誰が、誰に勝つって?

 

──ぎゃー!出たぁー!?

 

──いや、出たーって何だよ・・・

 

──あっはっはっはっは!お前、─────様に向かって出たーって・・・あーっはっはっはっはっは!!

 

──お前ら笑いすぎだぞ!?

 

 

 

 

そんな会話に思わず笑っていると、いつの間にか周りの景色が変わっていた。

 

空を覆う分厚い雲から雨が降る戦場にあの青年はいた。青年は槍を携えて、流血によって汚された大地を何かを探すように辺りを見渡しながら走っていた。

 

すると城壁に程近い場所で止まった。青年の前には一人の男性が血を流し倒れていた。

 

 

 

 

──・・・っ!パ──クロ─!

 

──ははっ・・・何て酷い顔を・・・してるんだい・・・?

 

──すまない・・・すまなかった・・・意地を張らずに出陣していれば・・・お前がこんな姿にはならなかったはずなのに・・・!

 

──まあ・・・自分の戦利品を奪われたら誰だってそうなるさ・・・俺もお前も総大将の───────も・・・どいつもこいつも・・・────の人間・・・だからね・・・あの人のした事を全て許してやれとは言わないさ・・・ただあの人も・・・少し反省している・・・よう・・・だから・・・

 

──・・・・・・パ──クロ─?・・・おい、逝くな・・・ッ逝くなってんだろうが!おい、パト─ク──!

 

 

 

 

青年は息を引き取った男性をその場に横たえるとフラフラと立ち上がり、右手に持った槍をギリッと軋む程握り締めて、城壁に取り付けられた門の前に立つ男性に向かっておよそ人とは思えない程の速さで走り出した。

 

そんな光景を複雑な思いで見た後、少し目を瞑り、深呼吸を数回してから目を開けると、先程の白い空間に戻って来ていた。

 

この空間は何なのだろうと首を傾げていると、女性の声が何処からか聞こえて来た。

 

 

 

 

──あの青年を助けたいと思いますか?──

 

──彼を・・・彼を助けたいと思いますか?──

 

 

 

その声は問いだった。その声は懇願だった。その声は願いだった。その声は許しだった。その声は小さな反抗だった。その声は傲慢だった。その声は諦めだった。その声は優しさだった。

 

拒絶は赦されないような声があった。冷静になろうとして、隠し切れない激情がある声があった。答えて欲しそうな声があった。絶望の淵に射し込む一縷の希望にすがるような声だった。そんなものは嫌だという声があった。それなら私がとでも言いたそうな声があった。何も変わる事などないのだろうという声があった。

 

─────子供の事をただひたすら想う優しい母親の声があった。

 

だからなのだろうか。だから私は────私は、この声に応えようと声をあげたのだろう。

 

 

「ええ、私に彼を助ける力があるのなら私は助けたい。悲しい時は寄り添い、嬉しい時はそれを分かち合えるような、そんな人が必要なら・・・こんな私でも良いのなら」

 

 

──ありがとう。優しい人の子──

 

──ならば与えましょう。神性を持つ者にしか傷付けられない身体を──

 

──与えましょう。彼と同じかそれ以上に速い足を──

 

──与えましょう。神々の叡智を──

 

──与えましょう。様々な分野での才能を──

 

「えっ・・・そ、そこまでして頂かなくても・・・」

 

──いえ、これぐらいしなければあの型月時空では生きて行けないでしょう?──

 

──序でに貴女がある程度成長したら修行場所へいってもらいます──

 

──どうかお気を付けて、妾はいつでも貴女の味方である事を誓いましょう──

 

 

型月時空ってあの型月時空なのか・・・?とか、まさかの人外魔境!?とか、色々と聞きたいことはあるけれど、「貴方の名前は・・・!」と視界が黒く塗り潰される中で聞くと、少し躊躇った後、意を決したように声の主は応えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

──妾は・・・、妾は《テティス》と申します──

 

──どうか、息子を・・・()()()()()をお願いします・・・・・・朔夜さん──




また投稿してみたけど読者様に言葉で殴られるのだろうかと舞台裏でぷるぷる震える作者です・・・(白目)

次回!
『作者、死す!?』
デュエルスタンバイ!(違)


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第1戦:始まりの邂逅

続けて投稿ッ!!

作者は現実(言葉の暴力)から生き抜けるのか?!


どうも、家で寝ていたらテティスさんという女神様に出会って、その後に視界がブラックアウトしたと思ったらなんか見覚えのない森?らしき所の中にある綺麗な川の中で倒れていた朔夜(さくや)です。

 

よく見ると、深いとも浅いとも言えない水深ではあるがとても澄んでいて、流れは緩やかな少し広い川のようだった。

 

取り敢えず起き上がり、川の中で座ったまま自分についての情報を纏めて見ることにした。

 

まず外見の情報は推定4~5歳程の『美少女』と言えるだろう。髪は美しい空色で腰ぐらいまでの長さで、目は海のような青色だった。

 

自分の顔に関する情報はこれ位だろうか。次に自分の身体についてだが、一言で言うならばボロボロだ。

 

元々白かったであろう布服は土と泥と自分の血で汚れており、裾の方も激しく損傷していて服と言うよりは汚れた布もどきを身体に巻き付けただけと言った方が合っているだろう。

 

両手首と両足首には縄か何かで縛った跡がついていて、鋭い木の枝かに引っ掛かったのか身体中に大小様々な傷が出来ていた。

 

特に右足の傷が大きいため、未だにその傷からは血が流れて川の中に混じっていた。道理で痛いわけだ。

 

取り敢えずこの川の中にいても始まらないので、ここら一帯の情報収集するべきだよね?というか超寒い・・・、と考えて川の中から立ち上がろうとした瞬間───

 

 

 

 

「お、おい・・・どうしたんだ・・・?」

 

「・・・ッ!?」

 

 

 

 

息が止まった。こんな所に人などいないだろうと思い込んでいたが為に予想以上に驚いてしまった。

 

取り敢えずゆっくりと振り返り、声を掛けて来た相手をみると驚いた。

 

 

そこにいたのは同じく4~5歳程の少年だったが、あの夢に出てきた青年と瓜二つだったからだ。

 

柔らかな陽光のような金糸雀色の目に、鮮やかな若葉のような髪を持つ少年が心配そうにこちらを見つめていた。

 

 

「えっと・・・取り敢えずそっちに行ってもいいか?」

 

「(小さく首を縦に振る)」

 

どう対応して良いか分からず、首を縦に振ると少年は何故か少し安心したように息を吐くと、ゆっくりとこちらに近付いて来た。

 

背中を向け続けるのも失礼だと思い、右足の傷をできる限り刺激しないように身体を少年の方に向けた。すると少年はこちらを見ると、その金糸雀色の目を目一杯見開き慌てた様子でこちらに駆け寄ってきた。

 

「・・・!お前、怪我してるじゃねぇか!?」

 

「わっ・・・!」

 

「!・・・わりぃ、驚かせた」

 

「だ、大丈夫・・・」

 

「えっと・・・その・・・何だ、取り敢えずその傷の手当てをさせてくれねぇか?痛ぇだろ、その傷。俺の先生なら治せるはずだ」

 

「その、大丈夫・・・?・・・迷惑じゃない?」

 

「迷惑じゃねぇよ!俺の先生は凄ぇんだ、なんてったって先生だからな!」

 

 

『何だよその先生に対する絶対の信頼・・・!?』そう思った私は悪くないと思う。

 

 

その後、取り敢えず傷の手当てをしようという事で、少年──アキレウスというらしい──が私を背負って身体の傷に響かないように移動することになった。移動している間に彼に現在地について教えてもらった。

 

まずここは彼が父親の英雄ペレウスの手によってケイローンという人物の住む森の東側にある川らしい。

 

そしてアキレウスは、自分の身体についても教えてくれた。彼の母親の女神テティスは、彼を不死身の神々に連なる者とすべく、彼の身体を神聖な炎で炙り、不純な人間の血を蒸発させようとした。けれどそれは、人間としてのアキレウスを滅ぼす行為であるとも同義であるので、父親のペレウスは断固として彼を完全な不死にすることに反対した。

 

女神テティスは故郷に帰り、英雄であり父親でもあるペレウスは考えた末に、友人でもあったケイローンに預け養育を願った。そして現在に至るという。

 

 

そんな話を聞きながら、気が付くと目の前には立派なログハウスが目の前に広がっていた。

 

アキレウスは背負っていた私を近くの岩の上に下ろして、「じゃあ先生呼んで来るからー!」と言うと、「先生ー!せんせー!!」と大声で叫びながらログハウスに向かって行き扉を開け───

 

 

 

 

「何処に行っていたのですか、アキレウス!」

 

ガンッッッ!

 

「ッ~~~!?」

 

 

 

───る前にログハウスから扉を開けて出てきた青年にあり得ない音の拳骨をかまされて悶絶していた。

 

というか何あの音、普通人体からあんな音出ないよね?え?型月だから仕様がない?あ、そっか。此処型月だった(納得)

 

それから痛みに悶絶しているアキレウスに向かって説教している青年──多分ケイローンだろう──が、痛みからやっと解放されて復活したアキレウスに何かあったのかを聞くと、アキレウスはハッとした瞬間「そうだ!それなんですよ先生!」と叫んだ。

 

そんなアキレウスを落ち着かせてから改めて用事をくと、アキレウスは細かく私についての話をして「以上です!」と言ったアキレウスに対してケイローンは「何故それを早く言わないのですか!?」と叫んでいたが、いや貴方が開幕早々にアキレウスに対して拳骨をしたんでょうが・・・。と思った私は悪くないと思う。

 

 

 

 

 

それから治療されているとケイローンから何個か質問されたので答えていたら、気付くと私はケイローンとアキレウスが住んでいるログハウスで生活することになった。そして何故かケイローンの義理の妹になっていた。なんでさ?

 

でも考えるのが面倒になり、内心「まあ、いっか。」と思いつつ私は今日も生きている。




ケイローン「では今回の復習をしましょうか」


・朔夜、姿が変わる

・朔夜、アキレウスとケイローンに出逢う

・朔夜、気付くとケイローンの義理の妹になっている

・朔夜、意外と大雑把?


「ではまた次の投稿でお逢いしましょう」


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第2戦:話の展開いきなりすぎじゃない?

明けましておめでとうございます!(大遅刻)

第2話投稿です!

|ω・`)チラッ・・・ <ミテネ・・・


どうも、朔夜・・・二人共カタカナだし・・・うーん・・・まあ、サクヤです。え?微妙な自己紹介だって?いや、自分で自分の名前を言うと「朔夜」になるんだけど、アキレウスとケイローン・・・もとい兄さんが私を呼ぶと「サクヤ」になるもんだから統一しようかなって考えたらへんてこな自己紹介になってしまった訳だ。

 

まあ、正直な話、漢字で表記するのが面倒だからこれからはサクヤで統一しよう。これなら読者も分かりやすいだろう。

 

ケイローン兄さんの義理の妹兼弟子になり、アキレウスと三人一緒に過ごすようになって三年の歳月が経ち、私とアキレウスは8歳を迎えた。

 

住み始めて暫くは身体の傷を完治するために家の家事を手伝い、ある程度治ると兄さんの代わりに家事するようになった。それを見た兄さんは「これなら今まで家事をしていた時間をアキレウスの授業に使えますね・・・。」と上機嫌になったが肝心のアキレウスは「うわああぁぁぁ!?」と顔面蒼白になった。

 

その日から兄さんの授業から帰ってくるとボロボロだったアキレウスが、さらにボロボロになって帰ってくることが多くなったことは記憶に新しい。

 

その分、アキレウスの励まし&慰めの意味も込めて料理を作ったりなど出来る限り構うようにした。

 

暫くすると「アキレウスが授業を頑張れば、サクヤの美味しい料理にありつけると学習してしまった」と、兄さんに言われるようになってしまった。・・・私はいつの間にかアキレウスの胃袋を掴んでしまったようだ。

 

正直アキレウスがめっちゃニコニコしながら「サクヤ、今日の飯はなんだ!?」とか、アキレウスの好きなものにすると「マジで!?よっしゃぁ!!」って言ってくれるし、食べてる時も「あ~・・・サクヤの飯が今日もマジでうめぇ・・・!」って言ってくれるし、兄さんも便乗して言ってくれるから調子に乗って作っていたので料理の腕は上がっていると思いたい。

 

つまり、『反省はしている、だが後悔はしていない。』という言葉が一番当てはまる。まあ、そのせいでアキレウスに犬の耳としっぽが見えるようになった。かわいい。

 

 

 

そんな日々の思い出は此処までにしておいて、突然ですが問題です。私は今何処にいるでしょーか?答えは簡単、何かよくわからん空間です。

 

何々?そんなの分かる訳がないって?大丈夫!

 

私もよく分からない。(殴)

 

ごほん、済まない。何故かテンションが可笑しくなっていたが、取り敢えず状況把握する為にある程度記憶を振り返ろう。

 

 

 

 

 

今からおよそ10分程前のことだ。夕食を作る為に野菜が必要だったのだが、この身体はまだ8歳なので必要な野菜をキッチンには一度に持って来れないから、兄さんとアキレウスに畑から野菜を収穫するのを手伝ってほしいと頼んで、三人で畑に来たことがキッカケだった。

 

畑についたので野菜を収穫しようと畑に入っていくと、4分割に割った畑と畑の間に作った道の途中に、綺麗な宝石に細やかな装飾が施された首飾りが落ちていた。

 

しゃがみこんで見ていたその首飾りのことを兄さんに伝えるべきだろうと首飾りから視線を外し、少し大きめな声で呼び掛けた。

 

「・・・・・・?兄さん!」

 

「・・・?どうかしましたか?サクヤ」

 

「ん?サクヤ?どうしたー、収穫用の籠ならここにあるぞー?」

 

「いや、籠は持ってる・・・ってそうじゃなくて、此処に何故か首飾りが落ちて───」

 

 

ピシリ。

 

 

『───見つけた───』

 

 

「・・・!?サクヤ、そこから逃げなさい!」

 

 

兄さんに首飾りが落ちていたことを伝えようと話出したその瞬間、()()()()()()()()が首飾りの方から聞こえたと思ったら、兄さんが驚いたような表情をすると、険しい顔ですぐにその場から逃げるように言われた。

 

思わず首飾りの方を見ると、首飾りの上というよりは私の目の前には本来ならば、畑が広がっている筈の空間にヒビが入っており、その中から血の気が感じられない程の真っ白な手が謎の空間の内側から抉じ開けるかのように左右に伸びていて、ある程度広がったのかその謎の空間から大量の腕が私の方に向かって伸びてきた。

 

その大量の腕を見て、なんとなく「これはやばい奴だ」と漠然とした考えが浮かんだと同時にその場から離れようとしたが途中で捕まり、私は敢えなくその場に叩きつけるかのように地面に押さえ付けられた。その拍子に頭を強く打ったのか視界が揺れて意識が朦朧としていく。それと同時に自身の額の辺りから何かが流れるような感覚があった。どうやら頭を強く打ったと同時に額を切ってしまったようだ。

 

その後はアキレウスが私の名前を叫びながらこちらに手を伸ばしていて、その手を掴もうと手を伸ばしたが指先がかするだけで私は謎の空間に取り込まれたようだ。そして現在に至る。

 

上を見ると綺麗な青空が広がっており、下を見ると私は浅く貯まった水の上に立っているようだ。足裏に伝わる感触でもこの下に土や石などの感覚がないから実質的に『水の上に立っている』という表現が正しいのだと思う。前後左右には何も無く、上の青空を下の水が反射していて、それが肉眼では分かりづらい程どこまでも続き、まるで何処かにあるという観光名所を彷彿とさせた。

 

それにしても此処は一体何処なのだろう。ここには動物などの気配はないが、かなり広範囲の魔術的な結界の中にいるようだ。

 

しかし此処でぼーっとしていても何も始まらない。私は取り敢えずただ真っ直ぐに歩き始めた。それから暫くすると結界の端の方まで来たのか目の前には薄い桃色の壁のようなものが視界に映り込んだ。

 

すると沢山の淡く光るものがふわふわと宙を漂いながら目の前に集まっていき、一瞬強く輝いたと思ったらそこには海のような色の美しい髪に真珠のような白い滑らかな肌を持った美し女性が一人静かに佇んでいた。

 

結局その女性はこの時代に私を連れて来たテティスさんだったのだが。

 

テティスさんに此処はどこなのか訪ねると、ここは《守護の試練》という空間らしい。そして私はこの空間で10年もの間修行を積まなければならないらしい。ついでに額の傷はテティスさんが魔術によって治してくれた。

 

まあそんなこんなで私は修行を開始した。え?雑?まあ、細かい事は気にするな。

 

・・・私、死なないだろうか・・・。




ケイローン「さあ、復習の時間ですよ?」


・サクヤアキレウスと8歳になる

・サクヤ、アキレウスを餌付けする(無意識)

・サクヤ、守護の試練で修行を開始する

・サクヤ「雑?細かい事は気にするな。」←new!


「今日は此処まで。あまり面倒くさがるのも駄目ですよ?」


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第3戦:ある女性の日記01

第3話投稿です!


○月●日 晴れ

 

《守護の試練》に来てからはや5年が経った。あと残り5年で此処から出られるのを記念して不定期だが日記を書くことにした。そこ、微妙な記念とか言わない!

 

だが、今日はあまり書いておくような出来事はないので、今回は此処までにあった出来事を書いておこうと思う。

 

此処に来てまずやられたことは私がいつ、どんな状況でも、何をしていても敵の攻撃を受けても生き残れるように24時間敵から逃げ、返り討ちにし、罠に嵌め、此方から攻撃を仕掛けたりとひたすら様々な方法で戦い続けることだった。ついでに天気と武器も日替わりで変わった。めっちゃしんどい。

 

最初の一年は目も当てられない有り様だったが、5年経った今ではたとえご飯を食べていたり、水浴びをしていたとしてもある程度は対処できるようになった。水浴びをしてるときに襲われたことがあったのだが、武器が無かったから、慌てて近くに落ちてた木の棒で戦って勝ったときは思わず「何処の円卓の騎士(ランスロット)だよ・・・」と思った私は悪くないと思う。自分のことだけど。

 

ああ、そうそう。此処に連れて来られてから二年目ぐらいだったかな?テティス──そう呼べと言われた──に「必ず役に立つし、覚えておいて損は絶対にしないですから!」と言いながらぐったりとしたボロボロの医術の神であるアスクレピオスの首根っこを引っ掴んで引き摺ってきたときはマジでビビった。えっと、神様の扱いってそんな雑でいいの・・・?

 

まあ、今日も今日とて日替わり武器を振り回しながら医術の勉強を同時進行で頑張る私を誰か褒めて欲しい。

 

アキレウスー、お兄ちゃーん・・・(´・ω・`)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○月●日 珍しく晴天

 

今日は珍しく晴れていた。

 

けど何となく嫌な予感がする。なんだろう、また何かテティスがやらかしそうな気がする・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○月●日 曇り

 

テティスがやらかした。

 

この間連れて来られたアスクレピオス(苦労人)に薬草について学んでいると、テティスが首根っこを引っ掴んではいなかったがまた誰か連れて来た。

 

一体次は誰を連れて来たんだとアスクレピオスと一緒に相手を哀れに思っていると、相手はまさかの魔術の女神のヘカテーだった。二人して( ゚д゚)ポカーンみたいな顔をしてしまった。

 

何でもヘカテーとお茶会をしている最中思わずポロッと私のことを話してしまったらしい。その話を聞いたヘカテーは私に魔術を教えに来たそうだ。「何、覚えておいて損はしないだろうよ。我の暇潰しにもなるからな」と言うヘカテーだが、あのさ、神様って暇人ならぬ暇神なの?・・・まあ必要になるだろうから習うけどさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○月●日 曇り

 

アスクレピオスから医術を、ヘカテーから魔術を習いだしてはや二年目になる。アスクレピオスとヘカテーが「どちらが教えるのが上手か」という謎の競争のせいで分かりやすいが超スパルタな授業にひーひー言いながら頑張って覚えた私を誰か褒めてほしい(半ギレ)

 

そして気付けば教えることがなくなったからこの授業も終わりらしい。アスクレピオスは「教えることはなくなりましたが、いつまでも元気で。でもたまには一緒に遊びましょうね?」と言いながら帰っていった。

 

ヘカテーも「我がそなたに教えることはなくなってしもうたが何時までも元気であれ。我はいつも新しい魔術を開発しているが、他の神々に何かされたならば遠慮なく呼ぶと良い。我はそなたの魔術の師匠であり・・・と、友達・・・で、あるから、な!」と照れながら帰った。かわいい。

 

あと忘れてはならないことが一つ、アスクレピオスとヘカテーの授業を受けながら、七年間色んな武器を使って鍛練していたが、ふと「そういえばこの世界に来る前にテティスから『様々な分野の才能』というのを貰っていたような・・・」ということを思い出した。今思えば水浴びのときにあった敵襲を退けれたのも、アスクレピオスとヘカテーのスパルタ指導についてこれたのも、この才能のお陰というこになるのか・・・。なんて考えて何となく近くにあった木から落ちる葉を全て落ちきる前に打ち落とせるかなぁ、と思ってやってみると、本当に出来た。

 

正直に言うと『様々な分野の才能』というのを舐めていた。なにこれすごい。(小並)

 

ということで、この才能を使ってよくあるバトル漫画やアニメ、ゲームの動きが出来るっぽいので色んな作品の真似をする事にした。

 

それでも様々な武器があるように、その武器での最強の人物もいる訳なので、取り敢えずその武器の達人達を目標にする事に決めた。

 

例えば、仮想現実の黒の剣士とか、七武海の最強の剣士とか、オレンジ髪の死神代行とか、英雄伝説の灰色の騎士とか、時計を使ってもう一つの世界を破壊する兄弟とか、剣士のキャラクターだけでもたくさんいる。目標はあればあるだけいい。果たして私はどれか一つでも辿り着けるだろうか。

 

取り敢えず、剣が音を置き去りにしていくのは出来たから、斬撃を飛ばせるようにしよう。その次はその斬撃が螺旋を描くように上に向かうか試してみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○月●日 雨

 

気が付けば前回の日記の日付が一年前という事実に思わず口の端が引きつった私は悪くないと思う。

 

私の心の安寧の為に一年前の日記の後から現在までの経緯を箇条書きにして書くことにした。

 

 

・やったね斬撃飛ばせたよ!

 

・トロイア国の王女のカッサンドラが精神体で此処に来たこと。テティスが言うには此処は神々が導かないと来れないらしい。何故此処に来れたかは不明。(なお友達になる)

 

・月の女神アルテミスの恋愛相談にのる。すまないオリオン、私にはどうすることも出来なかった。(なお友達になる)

 

・鍛治の神ヘパイストスと武器の話で盛り上がる。(以下同文)銃とかの近代武器やガ○ダムの話で盛り上がった。神様でも男のロマンとかあるらしい。

 

・女神ヘラと浮気駄目ゼッタイ的な話で盛り上がる。(以下同文)

 

・春の女神であり冥府の女王であるペルセポネーと冥府の神ハデスの痴話喧嘩の仲裁。(以下同文)なお、今度お礼と友達の証として冥府のさらに奥にある神の園エリュシオンに招待してくれるらしい。だけど目の前でイチャイチャするのはやめてほしい、口の中が甘ったるい!

 

・女神アテナと軍略の話で盛り上がる。(以下同文)

 

・トロイア国の王子ヘクトールと軍略の話で盛り上がる。(以下同文)貴方アテナと話が合うと思う。あとトロイアに招待された。ここから出たら会いに行くことにした、そして私だと分かるように合言葉を決めた。「全は一、一は全」某鋼の兄弟ネタにした。理由は長いのは覚えづらいから。

 

・海の神ポセイドンとその妻アンフィトリテの痴話喧嘩の仲裁。(以下同文)

 

・炉の女神ヘスティアと料理の話で盛り上がる。(以下同文)

 

 

・・・いや、私神様の友達多すぎない?あと痴話喧嘩し過ぎじゃね?嗚呼、神様だからか・・・(諦め)

 

トロイアの二人に関しては良く家族で話し合うということを注意しまくったし、何かあれば助けることを約束した。まあ、あとは本人達の努力次第だろう。

 

さあ、修行を再開しよう。その後は、魔術で英雄王のゲートオブバビロンみたいに色んな物が仕舞える空間が欲しいなあ。頑張ろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○月●日 濃霧

 

出来たー!ゲートオブバビロン(偽)が出来たー!!私頑張った、超頑張った!ふう・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○月●日 曇り

 

あと残り一年になった。後は何をしようかなと考えていると、テティスと最近ちょくちょく来るようになったヘカテーとアテナ、少し遅れてポセイドンが慌てて此方に走って来たことに気付き、どうかしたのだろうかと声を掛けると「サクヤさん、そこから離れて!」とテティスが叫ぶのと同時に足元に魔方陣が現れたと思ったら視界がブラックアウトした。

 

 

ことを思い出した私は何かすっごく廃れた街道らしき道の真ん中にいるのだか、どうすればいいのだろうか・・・。

 

 

 

 

 

私はまたなんだか面倒な事に巻き込まれたらしい。取り敢えず此処を使うといい、と言われて案内された部屋で状況整理の為に何かあったか此処に書く事にする。

 

突然の事にフリーズしたが、いくら考えても埒があかないので取り敢えず移動する事に決めたのだが、さあ動こうとした所で「おい、いたぞ!」という聞き慣れない声がした瞬間、内心警戒レベルをMAXにすると、赤黒い茂みの中から六人の男達が気持ち悪いぐらいニヤニヤしながら出てきて武器を構え出したと思ったら、どこからか女性の声がした瞬間、私の周りを囲んでいた男達が雨のように降ってきた赤黒い槍が男達を刺し殺した。

 

これまた突然の出来事に呆気にとられる私の前に現れた朱槍の持ち主はおっぱいタイツ師匠こと影の国の女王スカサハその人だった。

 

どうやらスカサハに指事を仰いだものの、あまりの修行の辛さに逃げた男達は仕返しのつもりで城の中にあった魔導書の内容の中から適当に選んだ魔術を半信半疑でやったら私が召喚されたらしい。男が来たらスカサハと殺し合いさせて、女が来たら慰み物にするつもりだったらしい。ひえぇ・・・、助けてくれてありがとうございます・・・。

 

「破門にしたとはいえあやつらは私の弟子だったものだ。故に、師匠だったものとして、この国の女王としてそなたに謝罪しよう。帰還の方法が見つかるまで我が城に滞在するといい。」と言って城に止めてくれるらしい。わーい、九年振りのベッドだー!!(歓喜)

 

 

そんなこんなで帰還方法が見つかるまで影の国の城で過ごすことになったサクヤなのであった。

 

 

・・・なんちゃって。




ケイローン「さあ、今回の復習を始めましょうか」

・サクヤ、ランスロもどきになる。

・意外と雑に扱われる医術の神アスクレピオス

・(´・ω・`)顔で武器を振り回すサクヤ(第三者目線では無表情)

・アスクレピオス=苦労人

・ヘカテー参戦

・痴話喧嘩の多い神々

・ゲートオブバビロン(偽)が出来る

・サクヤ、影の国に招待(強制)される


「今日は此処まで。後、大概神々はそんなものですよ?」(苦笑)


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第4戦:あ■女■■日記■2

続きをどうぞ

感想ください、作者が泣いて喜びます


○月●日

 

影の国に招待(強制)されて二週間が経過した。

 

正直に言うと今までずっと守護の試練の結界の中で戦っていたからか、身体を動かしていないと落ち着かなくなってしまった。やだ、まさか私って戦闘狂・・・?

 

なので城の中の訓練場の一部を借りてゲートオブバビロン(偽)が出来てからヘパイストスに押し付けられた剣や弓矢、槍やらをちまちまと出して練習していたら、その様子をチラチラ見ていたスカサハの弟子の人達が手合わせをしてほしいと言ってきた。

 

取り敢えず自分は弱いですよーアピールしたのだが、それでもいいからと言われ渋々手合わせしたら意外と弱いなと思ったのだがよくよく考えれば守護の試練でレベルを60ぐらいに設定したバイコーンやFGOの種火周回でお世話になるお手々パイセン、デーモンなどの他に、最終的にレベルを80ぐらいにしたシャドウサーヴァントや自我はないけど本人のように攻撃してくるサーヴァントもどきと戦って勝っているのだから私は弱くはない・・・のか?

 

なんかよくわかんなくなってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○月●日 曇り

 

これから暫くの間お世話になることが決定してから鍛練以外に何もすることがなくなった為に手持ち無沙汰になってしまったから暇で暇でしょうがない。

 

だからお礼の意味も込めてスカサハとお弟子さん達に手料理を振る舞うことにしたのだが、スカサハ曰く「完全に男共の胃袋を掴んだようだな・・・。そういう私も掴まれてしまったがな」とかなんとか言っていた。

 

まあ、美味しかったなら別にいいんだけどお弟子さん達が「・・・お袋の味がする・・・。」「お袋ぉ・・・」「サクヤから溢れるようなお姉ちゃん感・・・いや母性は・・・一体・・・?」「母性×サクヤ、略してサクヤママ・・・?」「・・・何だか母ちゃんに逢いてぇなぁ・・・」といった声がするのだが、誰だよ私のことママ呼びする奴、こんなデカい筋肉ダルマ共を産んだ覚えはねぇーよ馬鹿ぁー!?

 

 

 

 

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一方その頃

 

怯えてカタカタと震える兵士を見かねた一人の男が、周りの兵士達から距離を取られているのにも気付かず何故か殺気を出し続けている一人の男に近寄り声を掛けた。

 

「おい、どうしたアキレウス?そんな殺気立つと周りの兵士が怯えているぞ?」

 

するとその声が聞こえたのか、漏れ出ていた殺気をふと消すとアキレウスと呼ばれた男は声が聞こえた方を向いてバツが悪そうにボリボリと頭を掻きながら言葉を返した。

 

「パトロクロス?ああ、いや・・・、何か()()サクヤが誰かに取られそうな気がした」

 

「(サクヤって・・・確かアキレウスの師匠のケイローン殿の義妹であり、アキレウスがどの女にも手を出さずにただ一途に想っている初恋の相手・・・だったか?それにしても・・・)」

 

トロイア軍を倒す為に入ったアカイア軍で出会い、今では親友とも呼べるこの男に一時期の間サクヤという少女の話を出逢いやら何やらをのろけられながら聞かされていたことがあった為、パトロクロスはある程度サクヤという女の子のことを知っていた。

 

そしてその話はアキレウスがあちこちで兵士に話していたため、アカイア軍は「サクヤ」という単語を聞くと、「アキレウスが一途に想っている初恋の少女」という文章が一緒に出てくるようになった為、アキレウスの言葉を聞いた兵士達は「嗚呼、アキレウスの恋煩いか」と言わんばかりに呆れたような顔をして持ち場に戻っていった。

 

だが、パトロクロスは知っている。アキレウスのサクヤに対する想いは時を重ねるにつれて少しずつ黒く変化していることを───。

 

 

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○月●日 今日も曇り

 

今日も今日とてお弟子さん達と手合わせをした。

 

 

書く事なんもない・・・。(´・ω・`)

 

 

 

何だか最近無性にアキレウスに会いたくなる。

 

・・・アキレウスのことを思い出すと胸の辺りぽかぽかするのに、会えないことを思い出すともやもやして何か不快な気持ちになる、なんなんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・会いたいなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○月●日 曇り

 

今日は不思議な事がおきた。

 

訓練場に行く為に城の廊下を歩いてたら突然白っぽい幽霊もどきに襲われた。二体いたけど弱っていたのか私一人でも倒せた。それでもかなり強かったけれど。

 

片方は短い杖・・・っていうより指揮棒みたいなものを持っていて、氷の魔術・・・魔術って書いていいのかな、よくわからなかったけど氷で攻撃された。ちょっと寒かった。

 

もう片方は逆に熱かった。暑いっていうより熱いの方が文字にすると合っているような気がする。

 

すっごいぱちぱちと燃えている剣を振り回して攻撃してくるスタイルだった。でも燃えてるっていうか・・・焔そのものが剣の形をしている感じだった。

 

 

二体を倒したあと、何だったんだと一人茫然としているとバタバタとスカサハとお弟子さん達がやってきて、何があったか聞かれたからカクカクシカジカと説明するとなんかすっごい微妙な顔をされた。

 

どうやら私に()()()()()()()()()()()が宿っているらしい。

 

 

 

 

・・・・・・ふぁっ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○月●日 曇り

 

幽霊もどきを倒したせいで物騒な力が宿ってから四ヶ月と三週間が経過。

 

神殺しの力と人外殺しの力・・・まあ、ざっくり言って人外特攻の力を扱えるようにスカサハからその力について色々と教わっているうちに此処に来てから五ヶ月が経過していることを思い出した。

 

今日は重要な話があるとスカサハに言われて案内された部屋で大人しく待っているとスカサハが来た。

 

どうやらあとである獣を狩って来いというものと、一ヶ月後の今日の正午頃に元にいた場所に帰れるらしい。

 

するとその話を何処で聞いたのか、お弟子さん達がこぞって手合わせを頼みに来た。

 

爆笑してないで助けてよスカサハァ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○月●日 曇り

 

元の場所に戻るまであと一時間を切った。取り敢えず時間が来るまでその場に立って待っていると、お弟子さん達に「元気でなぁ!」「楽しかったぜぇ!」ともみくちゃにされた。

 

しばらくすると、城の奥からスカサハが現れて、「餞別だ、持っていくがいい」と言いながら私が狩って来た獣・・・クリードの骨で出来た槍をくれた。けれど私の狩ったクリードではあるものの、このクリードは毛色が違うらしく、この槍はクー・フーリンの持つ血のような朱槍ではなく、水晶のような少し青みがかった無色透明な槍だった。

 

し■も色が反対なだ■■■なく、クー・フ■■ンの槍は心臓を穿つ槍■が、この槍は狙■た場所を穿■槍で不幸を与え■■ではな■少し■■幸運■与■てくれ■■しい。

 

そ■でもスカ■ハ■ら貰った■■だ、こ■■器■大■に使■■■もら■とし■■───。

 

 

 

 

───(此処から先は破れていたり赤黒い何かのせいで読めなくなっている)───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ケイローン「さあ、今回の復習ですよ?」

・サクヤは戦闘狂?

・サクヤ、スカサハとお弟子さん達の胃袋を掴む

・お弟子さん達、サクヤに母性を感じる(そのうち幼児退行してサクヤにバブみを感じてオギャる可能性 大)

・アキレウスの恋煩い(ヤンデレ予備軍)

・サクヤ、物騒な力を手に入れる

・スカサハにゲイ・ボルグ(青)を貰う


ケイローン「やはり、こ■から先は・・・。■■ター■頼ん■英霊■喚にて・・・■■や、■んな■とをす■ればあ■子を危険な■に・・・で■■■子が■れば彼を制御■■る・・・。やはり、■って貰■■かないですか・・・」


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